少林寺拳法と北禅

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38名無しさん@1周年
少林寺ではないけど、武道と禅と両方嗜む方といえば、剣の達人、大森曹玄老師が居られました。
また鎌倉松ヶ岡文庫の鎌田茂雄博士も、合気道をやっておられました。
既にお二人とも亡くなられましたが、著書を読むと良いのでは?

それと北宗禅、南宗禅についてですが、南宗禅=曹洞系というのは誤りです。
勿論、日本道元宗の元である曹洞宗をはじめ、五家七宗は全て慧能門下の南宗禅ですが、
中国宋時代を代表するのは曹洞宗ではなく臨済宗です。
日本曹洞宗は、現在末派寺院数が最も多い伝統的仏教の包括宗教法人ですが、
禅思想、禅文化的には見るべきものは特にありません。

それと23も随分と勘違いしているが、天台智ギの『摩迦止観』や『天台小止観』が
様々な禅宗の『坐禅義』の大本になっているのは事実だが、智ギは597年に没している。
一方、菩提達磨が一人の人物かどうかは別として、基本的には536年没説が一般的である。

また日本天台宗の最澄が持ちかえった禅は、黄梅弘忍から玉泉神秀の系統、
つまり北宗禅の系列であり、嵩山普寂、瓦官道セン、行表と続いた流れである。
であるからこそ、最澄は比叡山に大乗戒壇の設立を悲願としたのであり、
彼が持ちかえった大乗戒は達磨の一心戒に他ならない。

つまり禅が密教の一部であるというのは勘違い、正確には日本には先に密教が入って
きただけの事。
仏教は本来、瞑想により自分の心を見つめて行く教えであり、むしろ護摩を焚いたり、
水をかぶったりするような、ヒンズーにも似た密教的儀式こそ後に加わったもの。

10数年前嵩山に登った、その当時も少林寺近辺には拳法の学校が沢山あったよ。
日本少林寺拳法が禅であるとは、多度津の連中を見ていてもとてもそうとは思えないが、
中国少林寺に拳法があることは事実。

南禅は黄梅弘忍より曹渓慧能に伝わった流れですが、中国禅五家七宗はすべてこちらになります。

それから、最澄が持ちかえった禅は、基本的に北禅です。
その為、最澄は