【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。
【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
乙!
スレ立て初なんで駄目なところあったらすまん
全力で保守
11 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 17:00:35 ID:2fR+lf5Y
GJ
13 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/06(土) 19:41:29 ID:QBwd8xWQ
hoshu
15 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/08(月) 21:43:59 ID:nXtUc4TO
ageとく
保管庫は停止中なのか?
GJ!
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/09(火) 23:57:12 ID:BcifJWhl
あげぽ
18 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/10(水) 23:57:58 ID:IQln4qkj
ほ
スレ立てお疲れ。
けど新作はまだきてないなorz
クリスマスに投下しそこねたのがあるが、どう見ても次期はずれ・・
クリスマスなんて迷信なんだから、別にいいんじゃない?
>>21 別に在庫一掃セールでも、11ヶ月半先取りでも良いじゃん。
あるなら出してよ。
25 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 22:28:56 ID:Gg7q3gxE
コネー
26 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/12(金) 23:42:17 ID:d9gg/HU+
前スレ終了間際のhiroshiさんの投稿ってアレで終わり?
妙に中途半端に思えるんだけど。
投下中に容量オーバーと思われ
うん
だから続きは無いのかなーと思って
漏れからも続ききぼん。
呼び水代わりに↓置いとくから是非
「ねえ、Hしてみない?」
突然こんなことを行きずりの男にいってくる女に本気になる男はいない。
しかし、どんな顔をしているのか見てみたい位は思う。
そこで、俺は声のしたほうへ振り向いた。
すぐに逃げ出すつもりで。
「え…お…小野…さん?」
その顔には記憶があった。
中学時代に同じクラスだった子。
そこそこ親しくはしてたが、別に彼女というほどでもなかった。
彼女が少し離れた女子高に進学してからはとんと会うこともなく、顔を見てもすぐには名前が出なかったくらいだ。
「そう、小野由美子。苗字だけでも覚えてくれてうれしいよ」
名前をすぐに思い出せなかったことは気にしていないらしい。
「そんなことより、さっきのはなんだ?久々の挨拶だっていってもタチが悪くないか?」
久々に会う相手にぶつける挨拶とは思えない発言。その真意くらいは問いただしたいのだが。
「うちに来ればわかるよ。そして、経験させてあげる。少しは興味あるんじゃないの?女の子の体」
半ば強引に俺を引っ張ってゆく。
知らない顔でもないし、久しぶりとはいえ名前を思い出さなかった弱みもある。
かくして彼女の家へ引きずり込まれる。
彼女の家の場所は知っていたが、上がりこむのは初めてだった。
彼女の部屋へ案内されて、部屋の中の小物を片付ける彼女とあてどもない話を繰り返し…
紅茶とケーキを出してきたのはそんな雰囲気の中だった。
この家についてから突然関係を迫られるのではないかと思った俺の不安はその雰囲気の中で忘れ去られていた。
ケーキの種類や店について自慢めいた話を続ける彼女の邪気のない笑顔に安心してケーキを食べ、紅茶を飲み…
視界が暗転したのはその後だった。
意識のどこかで「さあ、経験させてあげるよ。女の子を」とつぶやく彼女の声が聞こえた。
気がついたら、もう窓の外は夜だった。
どこかぼやける視界の中、目を開けると、目の前にあったのは鏡に映った俺の顔だった。
鏡に映る俺は、ぼんやりと起き上がる俺を興味深げに覗き込み、そのまま俺のほっぺをつねった。
「おはよ〜、よく寝てたね。由美子ちゃん」
え?なんだ?俺は…
ぷるん
起き上がる俺の胸に、なにか妙な感触があった。
「な、何…え?なんか声が甲高い」
「女の子だから当たり前だよ。ほら、鏡見せてあげる」
そういって目の前の「俺」は鏡を出して、俺の前に見せる
「お、小野さん?」
そこに映っていたのは小野由美子そのものだった。
あわてて俺は自分の体を見下ろす。
そこに見えるのはそこそこ大きな膨らみと、腰を覆うスカート、そして、丸みを帯びた足だった。
「そ、いったでしょ。女の子の身体を経験させてあげるって」
得意げに言う「俺」はおそらく、いや間違いなく小野由美子だろう
「正解。」
そういいながら服を脱ぎだす俺のからだの由美子。まて、俺は別にセックスしたいなんていってないぞ。
ましてや男、それも俺自身なんて絶対いやだ
「そう?これでも?」
そういってやおら由美子は俺の胸をわしづかみした。
片手を服の下へもぐりこませ、手馴れた手つきで俺の乳房をほぐしてゆく。
さっさとを服を脱ぎ終えた由美子に手伝ってもらって、必死で制服と下着を脱ぐ。
そこに現れたのは、生まれたままの由美子の裸。
思わず生つばを飲む。
「さ、さっそくやろう。あたしの体の感じるトコ、全部攻めてあげるから」
最後に残ったショーツを引き剥がす由美子。
「あ、濡れてる。えっちなんだぁ。うわぁ…パンツグショグショだよ。」
女の反応を示している自分の体について論評されて顔を赤らめる俺。
それを見て、由美子はあらわになった乳房に舌を這わせる。
「ひゃんっ」
つい上げてしまう声。
「どう?ここ、あたしの弱点なんだ」
乳首を集中的に責められ続ける。
今までなかった器官から浴びせられる快感に、思わず体中が震える。
「あ…あぁん…いい、いい」
小声で声を漏らさないように喘ぐ。
「もっと大きな声で喘いだ方がイけるよ。女の子になったつもりで「あたし」っていってみてさ」
そういって由美子は俺の充血したクリトリスを舌で舐め上げる
「あぁぁっ…ん…あ…あたし…あぁぁん…」
女言葉で喘ぐ自分。漏れてくる女の声。
奇妙な感覚に襲われる。まるで自分が喘ぎ声を出させているような。
男と女がごっちゃになるような感覚。
「いいのぉ、あたし、イきそぉ…」
そういった瞬間、股間から猛烈な波が押し寄せた。
ビクッ、ビクッ
達してしまったのだ。胸だけで。
息を荒げる俺の股間に顔をうずめ、舌を這わせる由美子。
びくんっ
はじかれるような刺激が走る。由美子は割れ目のふちを這わせるように舌をなぞる。
さっきイったばかりの俺の割れ目は熟れた果実が芳香を放つように俺の身体に女の悦びを染み込ませる。
「な、何かヘンなのぉ…あ…あたしの…アソコから…あふんっ」
いつしか女言葉で喘ぐのに違和感を感じなくなっていた。
むしろ、その方が自分の体に「女」という快感を染み込ませてくれていた。
いつのまにか由美子は俺の体にまたがってシックスナインの体勢になっていた。
目の前に、俺のモノがぶら下がっている。
いつも見慣れているはずのモノが、こんなときに見ると、何か違うもののように見える。
女の視点から見ると、こんな風に見えるのか。
「あ…あぁんっ」
その間も続けられる由美子の責めに悶えながら、目の前で揺れる肉棒を見て…
俺は、それを口の中にくわえ込んだ。
どうせ女になりきるなら徹底的にやってやろう。そんな気持ちだった。
「ん…んぐ…はぁ…」
自分のモノなんだ。そう思いながら俺は自分の口の中に納まったモノに舌で奉仕する。
「あぁ…気持ちいい。もっとやって」
俺の声の由美子がねだる。
俺が俺のだったモノをしゃぶって由美子を感じさせている。
女として男のモノをしゃぶるのが当然のことのように思えはじめたのだ。
そう思うと、しゃぶっているモノの味まで変わったような気がした。
「おいひい…おいひいよ」
思わず出た本音だった。
その言葉に口の中のものがさらに大きくなった。
それに負けじと由美子は由美子で俺の肉壷を舌と指で刺激し続ける。
繰り返し襲う快楽。もう、俺の心が女の悦びで埋め尽くされそうだった。
「あふんっ…あたし…イきたいのぉ…だから…はやく…お…」
いつのまにか壊れていた羞恥心の壁がここで頭をもたげる
「お…何?」
由美子はそこを聞き逃さなかった。
「はやく何して欲しいの?」
舌で秘裂をほぐしながら問い詰める由美子の顔には意地の悪そうな笑みが浮かんでいた
「わ、わかってるだろ…この…」
「言葉戻ってるよ。女言葉でおねだりしてごらん」
責められながら崩れる男の心。
いいか、今だけだし。
そう思った瞬間すべてが崩れた
「あ、あたしのおまんこに…この、おチンチン…いれてぇ」
口からモノを出してそうねだる俺。
それは、俺の唾液と先走り汁でぬらぬら光っていた。
それを見て由美子は俺の太腿を大きく開かせ、その間に割って入った。
「わぁ、すごい。あたしでもこんなにはなったことないよ。じゃ、さっそく…」
ゆっくりと俺のだった肉棒が俺の股間に割り入ってくる。
とうとう、挿入されるんだ…
ドロドロに濡れた俺の女性器が俺のペニスを迎え入れる…
「ひぎぃっ!」
思わず体が引き裂かれるような破瓜の痛みに涙が浮かぶ
「や、やだ、はやく、早く抜いて!」
泣き叫ぶ俺。もう、なりふりなんてかまっていられない。
熱いペニスが俺の身体を侵食する。
それを押さえつけて奥へ奥へと押し入ってくる
「やめて、やめてよぉ…うっ」
女の声ですすり泣く俺。
しかし、由美子のグラインドは止まらない。
内臓をえぐるような痛み。下腹部に感じるペニスの圧迫感。
何度も身体を突き上げられる度にえぐるような痛みが鈍痛に変わり…
その圧迫感が徐々に変化していった
「ふぅ…う…ぁ…」
声の変化に気づいたか由美子は俺への突き上げを一層激しくした。
パン、パンと腰がぶつかる音が聞こえる。
痛みを押しかぶせるように、今まで体感したことのない快感が襲い掛かった。
そう思った刹那
「あ…もうだめ…」
俺の子宮に熱いものが注ぎ込まれる。
由美子が達してしまったのだ。
「う…あぁ…ふあぁっ…」
身体の中が熱いもので満たされる感覚。
俺の精子を受けて、俺の中で女の悦びがハレーションを起こす。
モウスコシダカレテイタカッタ。
俺の中で急速に小さくなるペニスの感触を味わいながらそんなことを思った。
そのまままどろむように由美子の胸に抱かれて一夜を明かした。
しばらくしてから続きは落としますので
今日はこの辺で勘弁してくださいませ。
GJ!続きを期待して待ってます。
ほす
更にほす
hiroshiさん続きマダー?
今日もほす
46 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/20(土) 22:46:41 ID:lP6ARUvR
さらなる保守
このまま保守を続けると女性化する恐れがあります
それでも保守しますか?
→する
しない
ほむ
理不尽とはこういう事を言うのだろうか?
腕、頭の上で縛られている。
体、全裸で床に寝かされていて、全くいうことを聞かない。
周囲、目が慣れて来たのか、暗いけどある程度見える。
そして、目の前にそびえる肉の饅頭、通称おっぱい。
訳がわからん。俺は部屋でヌクヌク寝ていたはず………!?誰だ!
だれ……や、やめろ!なんだお前らは!
寄ってたかって人のおっぱいを弄り回すな!
触んな変態ども!どっか行けよ!行けひゃあっ!なんで?俺ちんちんも無くなってる!?嫌だ!そこはダメだって!触るな!やめ、イヤーっ!
っていう所で目が覚めた(25歳♂)。
忘れないうちに捕手。
保管庫更新してる。乙です。
(・▽・)
ある日俺ふと思いついたんだけど
みんな頑張って投下とか雑談とかしてたスレ1桁の頃
リンク張って紹介されてたのあったよね
確かアルタンだったっけ?
英語でよく分からない部分もあるけど
あれを…自力で和訳→ストーリー把握して自分なりに二次創作
とかやったらまずいかな?
ネタバレしてて面白くないかも知れないけどアルタン視点で
大丈夫ならこれから頑張って年内にw
>>52 漏れ的にはOK
アダルトTSF支援所の替わりでも構わないから
保守代わりにちょくちょく投下して欲しい
>>53 52の4文字目の意気込みでやってみます(=゚ω゚)b
>>52 まあ、本編がよく分からんがそこに刺激されて作ったと言う部分で敬意を払えば良いんじゃない?
アルタンにインスパイヤされて作製した、2次創作的な作品だと
>>54 その前に、アルタンの和訳は既にここでかなり進んでいる事を知ってるか?
翻訳物なら寝取られ系やって欲しい。
和訳したものをさらにライトノベル風に味付けしたような二次創作ならいいんじゃないかなーと思う
原作より更にエロ風味増加なら嬉しいね。
俺もそういうことでひっかかってることがある。
好きなTS物の翻訳をしてみようかと思うんだけど、
一部改変したいなと思う部分もあるんだよね。
あちらのTSものって、オサーンが多いからせめて20代にしたい、とか。
(その点、Altanは主人公の年齢としては若い部類だけど)
ただ、それでまるまる設定を日本に置き換えたりするのも何か違うというか、
海外では髪や瞳の色の違いで個性を出せるから、
全キャラ日本人にしてしまうのもどうかなぁ、と思ってたりします。
意見があれば、聞かせてもらえるとありがたい。
>>60 キッチリ原作に敬意を払い
○○氏作の×××の日本風アレンジ作品ですって断わってやるんが良いんでない。
原作にアレンジが加わってる事を断わって書けば問題にならないだろう。
アメリカにはパロディ法もあるし。
そういや文庫にそういう断りなしに
翻訳して名称等を変更しただけのやつが投稿されてたことあったな。
何か意図しない方向に話を進ませたようで、ごめん。
一回直訳して、それをまたさらに自分なりの物語に……と思ってたんだけど
議論スレとかに書き込んだほうが良かったのかも知れない。
>>56 アルタンが紹介される前から常駐しているので知っています。
52は縦読みでふざけたかったので紛らわしくなっています。
確かに海外の小説は人物の年齢が高いですね。
アルタンはヒゲ面のオサーンだけど、TS後は18歳くらいの女の子だっていう表現があったような……
(鏡に映った自分を見るところで)
将軍→アルタンらぶ〜
(1章の冒頭)
「やっと捕まえたよ、アルたん♡」
「うっさいわ!テメェ気持ち悪ぃんだよ、このホモ野郎。大体俺の名前はアルタンだ、変な発音すんな、ボケが。」
「嫌よ嫌よも好きのうちってやつだね。そんな奥ゆかしい君も素敵だよ。ア・ル・たん♡」
みたいな電波を受信したからついカッとなってやった、今は反省しいている。
けど後悔はしていない。
賛否両論あるっぽいのでやめときます。
>>63 その電波がとてもとても読みたいです、私は。
おれもやってほしいなぁ
確か「Maid to Please」は訳されていなかったような……
と思って読んでみたら未完だった、orz
>>58 あー、私のバーチャルラバーズも元はあちらのネタが発端でしたし。
なわけで、全面書き換え中なんですが、完全新作に近くなりつつあるのが恐い。
今年中には終わるといいかなあと、がんばれ、俺、みたいな。
とりあえず出典さえ書いておいて、後は独自の方向に進むのでもオッケーなんじゃないかと。
前スレでぶつ切れになった部分を投下します。
直前部分を読む手段が無い時点で落とすのも気が引けるのですが
保管庫の更新を待つのもなんなので。
70 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:03:38 ID:JeKWZtO2
「あん・・・あぁん、はぁ、はぁん」
今度は孝のペースでアソコから全身に官能が回りだす。
「きもちいい、あぁん」
前かがみになって、胸をもまれて、腰を掴まれて・・・
自分でも、体が、顔が桜色に染まっていくのが分かる。
「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
目を丸くして見つめている真優と目が一瞬合った。
弟であるはずの孝とセックスして、本気で感じている僕を見て真優は何を思うのだろう。
僕は、禁断の行為を強制されながら、それを楽しむ自分を
真優に・・・親友であって憧れの女性だったその人にさらけ出している。
恥ずかしい・・・その恥ずかしさから逃れるには、そのことを忘れて
目の前の快楽に集中するしかない。
「ああん・・・すご、すごぉい!」
そして、いつしかあることに気づく。
ぜんぜん、全然勝負にならないほど前田くんよりも気持ちいい!
僕は、いつの間にか自分の大事な彼氏と目の前にいる禁断の男とを比較し
そして、比較にならないほどの大差で、孝に軍配を上げていた。
「あぁん、あぁん!」
「あぁ、いっちゃう、いっちゃうよ!」
孝がそう言った。
「大丈夫だからそのままだしなさい!」
明日香ちゃんがそう叫んだ。
「あぁ・・・あたしも・・・いっちゃうぅ!」
ひときわ、孝の腰使いが激しくなり、僕も、今まで味わったことの無い感覚を得る。
次の瞬間、動きが止まる
「はぁん・・・はぁ・・・」
僕の息も荒れていた。
「あゆこさん、とてもきもちよかった。」
僕の中で果てた孝は、ゆっくりと肉棒を抜く。
71 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:04:11 ID:JeKWZtO2
「あは・・・あん・・・」
何が起きたのか分からないほど、僕は朦朧としていた。
顔にかかっている髪を顔から払って、そして、天井を見上げる。
「きもちよかった・・・」
口をついて出た言葉が、全てを物語っていた。
「さすがだな。あゆこ。初めての相手にここまでさせるなんて。」
「そん・・・なぁ・・・」
僕は急に、恥ずかしさがよみがえってきて、何も答えることが出来ない。
「次はあたしがやりたい!」
立候補したのは、明日香ちゃんだった。
ベッドまでやってきた明日香ちゃんはすぐに孝のコンドームを取って、
精液にまみれた肉棒をつまんで、決定的な一言を放つ。
「君、なくなった梶原くんの弟さんだよね。」
心臓が止まりそうになった。
ベッドの上でまだ動けなかった僕と、真優の目が合った。
反応しちゃ、だめ。
真優の目がそう言っているのが分かった。
「はい、そうです・・・」
真優は、孝のことを知っている。でも、明日香ちゃんまで知っているとは・・・
「このまま、もう一回出来る?」
孝に抱きついて、股間に手を伸ばす。
孝の肉棒はまだ勃起したままだ。
「ねえ。孝くん。あたし、ぶっちゃけちゃうと、亮くんのことが好きだったんだよ。」
どきっ、と僕の胸に何かが突き刺さった。
「中学校の頃から、お兄さんのことが好きで、一中の友達に亮くんがどこの
高校に行くか探ってもらったの。」
明日香ちゃんは、中学校も違ったはず・・・そうか・・・
塾が一緒だった。
僕の記憶が激しく展開する。思いもよらない告白。
男だった僕の無念は突然高まる。真優と並ぶ学園のアイドルが・・・
「地元の高校に入るって聞いたから、あたしそれから猛勉強したの。
でも、結局あんまり仲良くなれなかったけどね。」
「明日香!もうやめなよ。」
真優の声がかかった。
「真優・・・」
僕はあまりのことに呆然とするばかりで、真優が涙を流していたことの意味を
考える余裕もなかった。
72 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:06:27 ID:JeKWZtO2
「ふふふ。真優・・・真優もあたしとおんなじ。サッカーに一途な亮に手が出せなかった。
それがいつの間にか・・・こうしてる。高校時代も、ずっと好きだった、
大学に入ってからも、忘れられなかった。
お兄さんを誘惑しようと思って、真優に勝とう思って女を磨いたのに、いつの間にか・・・」
そこまで言うと、彼女はしゃべりすぎたと思ったのか、問答無用で孝の肉棒をしゃぶり始めた。
「明日香・・・」
真優は涙を浮かべたまま、切なそうな表情のまま見つめている。
孝が何を考えていたかは分からない。
でも、切ない傷をえぐられるような思いは、その目を見れば分かる。
「う・・・うぅん・・・」
低くうなるような孝のあえぎ声を聞きながら、
僕は、自分のいくつも罪の、それぞれの大きさを心の奥底で感じた。
大きな罪と、自分の中の男を無神経に蹂躙される屈辱を感じていた。
しかし、同時に、感じてしまった。
孝のアソコをしゃぶっている、明日香ちゃんに向けて、嫉妬を感じてしまった。
彼氏のことなど、どこかへ消えてしまっていた。
孝とのセックスは、きっと、相性の問題で、最高の快楽を僕にもたらした。
「あたし・・・どうしよう・・・」
真優のところに戻った僕はぽつりとつぶやく。
真優は僕を抱きとめて、何も言わなかった。
「きもちよかった・・・」
その一言に真優は驚いたような表情に変わる。
次の・・・次のチャンスを僕は早くも狙っていた。
自分が男だったから、そんなに一晩で何度も出来ないことくらい知っているのに、
もう一度、孝くんとしたい・・・そんなことを考えてしまっていた。
ベッドの上では、明日香ちゃんが容赦なく孝の肉棒をしゃぶっていた。
「ねぇ・・・おねがい、入れて。」
デビューしていきなりレンタル店のランキングで軒並み上位に現れた
「清純派」が誘惑している。
「あぁん、あぁん」
孝は求められるまま、明日香ちゃんのアソコに挿入し、
バックから突きまくっていた。
何かを振り払うように、一心に腰を振っている。
兄、亮に対して孝がどんな感情を持っているかは僕には分からないし
知りたくも無い。
でも、容易に想像できる。いつも比較され、簡単に勝つことの出来ない兄の
同級生のアイドルと、思いっきりセックスしているその夢中さの意味が・・・
「すごい・・・初めてなのに。」
隣で真優も、いつの間にかモノほしそうな目をする。
その姿が切ない。この部屋には、いったいどんな魔法がかかっているのだろう。
僕も、ごくんと息を呑む。
息を止めて二人のセックスを見ていた。
弟と、学園のアイドルが、目の前でバックで、結合している。
73 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:07:05 ID:JeKWZtO2
そして、心のどこかでは、その行為をうらやましく見つめる。
孝が、ではない・・・明日香ちゃんが・・・
孝とセックスしている、明日香ちゃんがうらめしかった。
時間はあっという間に過ぎていく。
僕は舞台を降りたまま、孝の後でほかの男の子と
セックスを続ける明日香ちゃんをうらやましそうに見つめていた。
きもちよさそう・・・
僕の心は、初恋の男と何も考えずに毎日のようにエッチしまくっていた
ある意味純真な少女から、
目の前の快楽に負け、男を求め、本能のままに荒れ狂う
淫乱女・・・メスのそれに変貌していた。
明日香ちゃんへの羨望も、
孝とセックスしていたことのうらやましさから、
何人もの男の子と・・・気持ちよさそうにセックスしていることへの
うらやましさに僕の羨望は変化していく。
いつしか、みゆきちゃんや真優も舞台に上がり、
誰彼ともなく交わり始めていた。
孝も、休み休み何人もの女の子とセックスした。
そして、僕も舞台に再び呼ばれるときが来る。
「あゆこ。お前も参加しろ。」
先輩の命令で、僕は奥田くんとのセックスを始める。
「あん・・・きもちいい。」
きもちいい・・・でもなぜか集中できない。
人間の心なんて、勝手なもので、
今度は、孝の目が気になっていた
弟の目の前で、他の男に犯されて・・・感じるなんて
そんな・・・いやだ。
「あぁ・・・ん・・・いい・・・」
だが、そんな、快楽への躊躇も長くは続かない。
弟の目の前だろうがなんだろうが、
奥田くんというテクニシャンの前では僕のカラダは抵抗など出来なかった。
74 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:08:17 ID:JeKWZtO2
「あ・・・はぁん・・・だめぇ・・・」
羞恥心・・・突然思い出す彼氏の存在・・・感じてはだめだ・・・
そんな思いが何度も僕の頭をよぎる。
でも、次の瞬間には官能がそのためらいを消し去る。
「いやぁ・・・きもち・・・いい」
その繰り返しだった。僕は、アソコに顔をうずめて
弱い部分を集中的に攻める奥田くんの頭を
強引にどかそうとして、力が足りずにあきらめる。
「あはぁん・・・いい・・・よぉ」
次の瞬間には力の抜けた手が、奥田くんの頭を優しくなでている。
どうにもならない・・・この気持ちよさには・・・勝てない・・・
そこからの、主役は僕になった。
「奥田、ストップだ。」
「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
先輩の命令で奥田くんが行為をやめる。
僕は荒れた息を戻そうと懸命だった。
「孝に、女のカラダのことを、よく教えてやろう。」
えっ?それってどういうこと?
「まず、あゆこのアソコの毛をそるんだ。」
「えっ?なんですか!それ?」
僕は驚きのあまり大きな声を出す。
「わからないか?せっかくだからお前の卑猥なおまんこで、孝に女の扱い方を教えてやろうというんだ。お前の毛はけっこう薄いとは思う、でも、無い方が見えやすいだろう。いやか?」
「・・・そ・・・そんな・・・」
「いやなのか?」
先輩の冷たい目つきが僕をにらむ・・・反抗できない。
「いや、じゃ・・・ないです・・・でも・・・」
そんなことをされたら・・・あしたから彼氏に会って、
どう説明すればいいのだろう・・・
いや、説明など出来ない・・・
「それじゃ、いいんだな。その後もう一回、あゆこにぶち込んでやれ。」
今度は孝に向かってそう言った。
「・・・」
僕は、新しい誘惑に心を揺らされる。
誘惑にどう応えるかはともかくとして、先輩の命令を拒否することなど出来ないのだが
明日からのことを考えると・・・心が重い。
75 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:11:00 ID:JeKWZtO2
「さぁ、足を開くんだ。」
市川くんがかみそりをもって、現れた。
「い、いやぁ・・・」
せめてもの抵抗だった。でも、口だけだ。
それ以上の抵抗も出来ない僕は、心のどこかで戸惑い
泣き叫びながらも、カラダに走る快楽をいつも受け入れてしまっていた。
足を閉じようと、僕はしなかったし、彼氏よりも、
目の前の快楽を・・・むさぼったと言っていいと思う。
「はずか・・・しい」
羞恥すら、官能の種だった。
じょり、じょり、そんな音を立てて毛がそられていく。
「はぁ・・・ん」
それで感じてしまうのだから、僕は、ヘンタイといっていいかもしれない。
そして、アソコの毛を剃られながらはっきり確信した。
今日のパーティも、孝とのセックスも、先輩が僕に与えた罰なのだと。
前田くんと、あたしの仲を裂こうとして行われていることなのだと。
それが分かりながらも、目の前にある官能にもう心を奪われている僕は
反抗することも出来ず、じっと剃り終わるのを待ってしまう。
「さぁ、孝くん、ここを見て。」
明日香ちゃんが僕の後ろに回って、背中から僕を抱きとめ、
毛をそり終わったアソコに手を伸ばしてきた。
「あっ・・・」
しなやかな、細い指が僕の割れ目を襲う。
孝がその目を丸くしてこっちを見ている。
「あゆこちゃんは、エッチね。それもすごく。見られてるだけで感じちゃうのね。」
「だめぇ・・・」
明日香ちゃんの腕を軽く掴む。
「ああん・・・」
両手で僕のアソコをひらく明日香ちゃん。耳元から説明の声が聞こえる。
「分かったでしょ。ここにおちんちんをいれるの。
孝くんが初めて入ったのはここ・・・」
「ふぅ・・・ん」
指が、少し穴の中に入る。
「ここの大きなびらびらの中に、小さな穴があって、そこに入るの。
女の子も一人一人微妙に違うところにあるから気をつけてね。
あゆこちゃんは、ここね・・・」
「あ・・・だめぇ・・・」
軽くかき回される。
それでも、新しい汁がでる。それを見られてしまうのが恥ずかしい。
「でも、女の子が一番気持ちいいのは、もっと上にあるところ。」
「あぁん・・・ああん」
クリトリスに明日香ちゃんの指が伸びる。
僕への初恋を戸口博した清楚な少女は
同じ女の子とは思えないほど淫乱に変わり果てた。
そう・・・僕自身と同じように。
76 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:11:35 ID:JeKWZtO2
「そう、ここがクリトリス。エッチなあゆこちゃんでも、こんなに小さいの。
これでも、大きくなってるの。女の子は、ここが一番気持ちいいの。
優しく、優しく、気持ちよくしてあげてね。」
「あぁん・・・いやぁ・・・」
体から力が抜ける。朦朧とする意識。
細くて優しい指が僕の一番弱いところを攻め立てる。
明日香ちゃんのおっぱいが背中に当たって、柔らかく、温かい。
弟の前で陵辱される・・・ほとんどレズ行為で。
「さぁ、今度は孝くんが触ってみて。」
「いやあ・・・」
孝が、ぼくのアソコに手を伸ばす。
「そうそう、さぁ、ここに指を入れてみて。」
「あぁん・・・」
ぎこちない指が、明日香ちゃんよりもずっと太くて
大きな指が僕の大事なところに入ってくる。
その指を・・・締め付けるように迎える。
「あゆこさん、きもちいい?」
「きもち・・・いい」
孝の質問にそう答えてしまう。
「クリトリスにも、さわってごらん。」
「あぁん・・・だめぇ・・・」
そんな言葉におかまいなく、彼の指は僕の弱いところにも触れる。
「今度は、舐めてみるの。やさしく、やさしくね。」
そんな・・・まだ続けるの・・・?
心のどこかでそう思う僕。
ところが、目は潤んで、本能が孝の舌を悦んで迎える・・・
くちょ、くちょ・・・
いやらしい音が、目を閉じた僕の耳にも届く・・・
「うぅん・・・はぁ・・・」
そして、同じタイミングで官能が体を駆け巡る。
僕はあえぎ声でその官能を逃がすことしか出来ない。
「いい・・・きもちいぃ・・・の・・・」
「そう、うまいうまい。そして、女の子が十分に感じてきたら、聞くの。
次はどうしてほしいの?って」
「あゆこさん・・・次はどうしてほしいの?」
「おちんちん・・・おちんちん入れて・・・」
「あゆこちゃん、それじゃどこに入れるのか分からないでしょ。」
77 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:14:18 ID:JeKWZtO2
「あぁ・・・いやぁ・・・」
「あゆこさん、教えてよ。どこに入れるの。」
「あぁん・・・あゆこの・・・おまんこ・・・ぐちょぐちょの、おまんこ・・・
いれて・・・孝くんの、おちんちん・・・」
調子に乗って僕のアソコをかき回し続ける孝に、僕は心からお願いする。
もう、兄でも弟でもなかった・・・
一人の淫乱な女の子と、普通の男の子との本能のままの求め合いだった。
本当ならば・・・許されない・・・孝は知らないが、僕は知っている。
無垢な孝にも、罪を犯させてしまう・・・しかし、淫乱な僕には歯止めがかからない。
「それじゃあ・・・」
「あ、まだだめ。あゆこちゃんみたいなエッチな女の子には、
ちゃんとおしゃぶりもさせてあげるの。そうそう、こうやって・・・」
目の前に差し出された肉棒を明日香ちゃんが握って、僕の顔に近づける。
ふたたび、孝の肉棒をしゃぶることになる
切ない・・・まだエッチは先になる。
「あぁん、はぁん・・・」
そして、僕の前に仁王立ちになる孝のアソコを、口だけでしゃぶる。
「はぁん・・・いい・・・」
僕のアソコは、明日香ちゃんがもてあそんでいる。
されるがままの僕・・・追い討ちをかけるように明日香ちゃんが言う。
「孝くん、どう?あゆこちゃんはね、今こう思ってるの。この、立派な孝くんのおちんちんが、あゆこちゃんのおまんこの中で暴れまわるんだ、そしたら、どんなに気持ちいいだろう、って。」
「あぁん・・・あぁん・・・」
ごくん、と孝が息を呑んだのが分かった。
モニターに映るアソコはいやらしく湿り、眼下にはその女が目を潤ませ、上目遣いで
自分の顔を見上げながら肉棒をしゃぶり、湿ったアソコにぶち込まれることを待っている。
明日香ちゃんの言ったことは正しかった。
「あゆこちゃん、そろそろいいわよ。」
僕は、言われるがままにフェラチオをやめて、孝に懇願する。もう一度・・・
「孝くんの、おちんちん・・・あゆこのおまんこにいれて・・・そして、かき回して・・・」
そして、再び弟とつながってしまう。
「あぁん・・・あぁん・・・」
やっぱり、この肉棒はいい・・・病み付きになりそうだ・・・
「いい・・・きもちいい・・・」
孝の肉棒が、僕の中であばれまわる。子宮に届くほど、奥まで刺さり、
締め付ける僕のアソコの中の柔らかい壁とこすりあう。
「はぁ・・・ふぅ・・・ん」
僕は、縮んで、膨らんで・・・いつしか高いところへ向かっていく。
「あぁん・・・いい!」
バックで、騎乗位で、松葉崩しで・・・
何度か射精した後の孝の肉棒は、長持ちし、
そのうえ、体力はまだ有り余っているようだった。
女の子には・・・淫乱な女の子には、たまらない、きもちいい。
78 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:14:55 ID:JeKWZtO2
「あぁん、あぁん・・・」
このままいつまでも突かれていたい。そう思ってしまう。
カラダの相性・・・きっと、最高に合ってしまったのだ。
運命のいたずらだった。
「あん・・・いぃ・・・きもちいぃ・・」
頭の中では、片隅にある、彼氏が・・・前田くんが膨らみだしていた。
あたし・・・最低だ・・・どうしよう・・・
「あぁん・・・あぁん・・・」
その、悪いことをしている感覚・・・また官能を高めてしまう。
淫乱な自分・・・いやらしい自分・・・
弟だった孝に、それを存分に教え込まれてしまう・・・いやらしい僕。
そして、顔は桜色に染まり、瞳は官能にむせび泣き、
男を誘うようにカラダはうっすらと汗でにじんで、髪を振り乱して
軽く鼻にかかったあえぎ声が、ずぅっと色っぽく変わっていく
「はぁ・・・いや・・・だめぇ!」
僕は・・・自分が今まで知らなかった世界に足を踏み入れたことを知った。
美しく、かわいくて、エロい女。
極上の名器を持ち、極上のあえぎ声で男を誘う。
淫乱な運命に逆らえない・・・僕の造られたかカラダの持つ
淫乱女の才能が、花開いた。
「あ、あぁ、いっちゃうよ、あゆこさん!」
ようやく、といっていいほど長い時間をかけて、孝はようやく
果てた・・・
「はぁ・・・はぁ・・・いやぁ・・・ん」
罪悪感と快楽・・・僕の両目から涙が流れていた。
「くすくす、泣いちゃうほど気持ちよかったんだって。」
明日香ちゃんの言葉は、ほとんど正しい。
だが、僕のことを冷静に見ていられたのは女の子たちだけで
男の子たちは、みんな僕の乱れる姿を、あっけにとられるように見ていた。
全員が、股間を膨らませてみていた。
すこしだけ・・・明日からのことが心配だった。
そして、この2ヶ月間夢を見てきた自分が、
淫乱な・・・作られたAV女優・・・セックスするための女の子としての
現実を目の前に突きつけられた瞬間でもあった。
そして、次の瞬間、誰かが僕を次に抱こうとして、名乗り出たのが聞こえた。
盛り上がった感情・・・僕も早く次の肉棒を迎えたかった。
だが、一人だけではすまない。
次の瞬間、僕のカラダは三人の男にあっという間に陵辱されていく。
「あぁ・・・ん・・・いや・・・」
左手、口、そしてアソコ・・・
それから先はもう夢中だった。
僕のカラダは、まったく解放されることなく、この日の主役は完全に交代した。
男の子たちは、飽きることなく僕のカラダを味わう。
79 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:15:46 ID:JeKWZtO2
「あぁん・・・ふぅ・・・ん・・・きもち、いぃ」
誰かにまたがって上下に腰を振り、右手が誰かの肉棒をしごいて
あえぎ声を全開にして官能に浸る僕をみて、
「あのこ・・・まるで怪物・・・」
明日香ちゃんのそんな呟きが耳に入った。
怪物・・・そんな表現がはしいかもしれない。
僕がどうしてこんなに男の子たちを魅了し、飽きることなく次々と・・・
しかも、「パーティ」で明日香ちゃんや真優ともエッチできる彼らを・・・
6人の女の子とセックスした孝までも、
3度目を望んで、僕のカラダを奪う隙をうかがっていた。
どうして、性欲をみなぎらせた男たちが僕に群がるのか
どうして、この場にいる真優や、明日香ちゃんや、居並ぶ美女たちよりも
僕を選ぶのか、女の子に生まれ変わった僕自身にも分からない。
「せん・・・ぱい・・・」
そして、中野先輩が僕を抱く。
こんな汚れたカラダを・・・僕は先輩に抱かれることを少し躊躇した。
「いやぁ・・・ん・・・だめ・・・」
それでも、カラダは弱いところをいじられると、反応してしまう。
「やさしくして・・・もっと・・・」
切ない乙女の気持ちを、先輩にぶつける。
「あゆこ、四つんばいになるんだ。さぁ、バックから突いてやる。」
「はい・・・」
その気持ちはかなえられることなく踏みにじられる。
だが、肉棒が入ってくる。天国がまた始まる。
僕は道具でしかない・・・そのことが、心に突き刺さる。
突き刺さった切なさは、いつの間にか官能に変換され・・・あえぎ声に昇華する。
「あはぁ・・・いい、気持ちいいのぉ」
あっという間に時間は過ぎる。入れ替わり、他の男の子とも
何度も何度もセックスしながら。
自分の感じる気持ちよさだけではなくて、男の子たちを誘惑することについても
僕のカラダは・・・僕の意思に関係なく、目覚めてしまった。
男たちのおもちゃにされて、それを悦びながら、
新しい世界に足を踏み入れた僕は、明日からのことまで
考える余裕がなかった。
80 :
hiroshi:2007/01/27(土) 00:18:20 ID:JeKWZtO2
ということでとりあえず終わります。
続きは近いうちに。
そのうち保管庫が更新されれば、つながるでしょう。
続きを読みたいといってた方、お待たせしました。
まだ続きます。
フォォォォォォオオオオオオ!誰よりも早くG!J!
もう完全に魔性と化していますね、展開が気になる……
スレ違い気味かもしれないが、三国○大戦で女の子劉備が新たに出ました。
誰の呪術で女性化してしまったんだろう(*´Д`)ハァハァ
52=63です。
とりあえず1章やってみて反応を見てみる事にします。
これから和訳始めるので気長に待っててください。
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 23:02:12 ID:/zzz3RcY
とりあえずage
♂♀画像CG工房みたいな感じの名前の女体化エロCGサイト知らないかな
検索しても♂と♀が検索にひっかからないから見つからないんだよね
yaysとかのリンクからいけないか。
保管庫の管理人さん居るかな?
588氏の「魔薬 〜輝〜」の09が消えてる気がするんだが。
気に入ってる作品なんで修正お願いします。
88 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 18:45:57 ID:fmSN7Se3
それかなり良いよ
今中学3年の子供に、小学校の時から
ずっとつけてるけど、胸がBカップくらいになって
体型もひょうたん型になって、声変わりも髭も無くて
私服になると、普通の女の子にしか見えないよ
そろそろ男で通学させるのは無理がありそうなんで
高校入る前にタイ旅行に連れてって、そこで完全に女に変えて
女子校生として進学させようと考えてるよ、中々良い感じに仕上がってる
誤爆?
>>90 なんて欲望に忠実で卑猥な親なんだ。
しかし貴方もラベンダーに触れているから、もしかしたら……?
前スレのdatいらないかもしれないですけど
htp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime9211.dat.html
passは強制
95 :
263:2007/02/06(火) 22:46:35 ID:3v/OlFjs
俺は鬼になった。
頭には二本のツノが生え、八重歯が発達し、虎の毛皮(これは後付)をまとっている、
鬼門の方角──艮(うしとら)の名を体現した姿。
今日は2月3日──節分。
節分には鬼が必要だ。絶対というわけではないが、あるならあるに越したことはない。
それに日本人だから豆をぶつける対象をほしがる理由はわかる。
「だからって女にすることはないだろうが!」
ただ問題なのは、俺が女になってしまったということだ。前後の繋がりも理由もまっ
たく全然ひとつも見えてこない。
視線を落とすだけでおがめる胸の谷間から、胸についている物体が大きいことがわかる。
それから全身この季節にあるまじき太陽によく焼けた小麦色の肌になっていた。健康
的といえば健康的だ。顔は微妙に“俺”が残っていた。パーツごとにこの身体に合うよ
うカスタマイズされでもしたのか妙にしっくりくる。しかし──別人であることには変
わりがない。
「だって相手が男じゃつまらん。それにあんまり背が高いやつだと面白みに欠ける……
というわけで、そんなに背が高くないお前に白羽の矢が立ったわけだ。てかお前だって
喜んでたじゃん」
背の低さと体格は俺──楠木未晴(くすのきみはる)の人生で一番深刻な問題だった。
二十歳目前で150台、どうやっても筋肉のつかない身体。だからこの話が持ち上がり
、「身体に劇的な変化が起こる」と聞いたとき、鬼というくらいだから劇的な変化=背
が伸びて猛々しいと解釈し、この薬を飲むことを了承した。
しかしそれは完全な誤算だった。背も体格もそのまま変わらなかった。唯一劇的に変わ
ったのは性別。なんだこのオチは。
「結果的には分相応な身長になったんじゃないか? 女でその身長なら文句ないだろ」
「論点をずらすな!」
俺を納得させる方向で話を進めようとしているのが気に食わない。鬼の特徴は承知の
上で許容できるが──、女にまでなったことまでは無理だ。
しかし、こいつは俺がこうなっても動揺ひとつ見せなかった。重村俊樹(しげむらと
しき)という男はもともと計算高いやつだが、まさか──
「お前……、俺がこうなるってわかっててやっただろ」
「うん」
疑念を、こいつはあっさり肯定しやがった。
「じゃあなんでこうしたかったのか、その理由を言ってくれ」
「嗜虐心をそそられるから」
とんだSもいたもんだ。しかも隠そうとか一切なく明朗に言い切った。変態だ。世の
中の女子を惑わす甘いマスクを持っていたとしても、中身は変態だ。いつか捕まれ。
96 :
263:2007/02/06(火) 22:48:46 ID:3v/OlFjs
「とりあえずお前の頭をこの金棒でかち割りたいから、そこに座って頭差し出してくれ
るか」
破壊の衝動に襲われた。そうだ俺は鬼だ。だからこの最初からクライマックスな殺意
も自然なことだ。鬼は破壊の権化といっても言い過ぎじゃない。そして幸いにもそれを
行うに足る武器も持っていた。鬼に付き物──金棒だ。
この金棒の名称はエスカなんとかで、致命傷になるまで叩いても一瞬で復活できるマジック
なアイテムとかいう設定らしい。なんのことだかさっぱりだが。
「ミハルちゃん、そんな物騒なこと言わはらんと。仲ようしよう、な? それよりそこ
に立ってポーズ取ってくれはります? せっかくそんな可愛く巨乳になったんゲフゥ!」
「お前は黙って恵方巻きでも食ってろ! それからちゃんづけするな」
馴れ馴れしく肩を抱いてきた関西人の脇腹に体重を乗せた肘を打ち込んで静かにさせる。
さっきからカメラを構えていたが、そんな邪念を持っていたのか。
関西人(エセ)である寺田健吾(てらだけんご)の言うとおり今の俺の乳はでかい。
密かに計測したところ88もあった。アンダーは65。つまりはFカップ。夢のような大き
さだ。ヒップもほどよく発達していて背の割に体つきは成熟の段階に達している。
「……ふう」
金棒を持ってないほうの手で指通りがよくなった髪をかき上げながら大きくため息の
ような深呼吸をした。なってしまったものはしょうがない。今さら過去の追及や責任の
なすり付け合いをしたところで話は前に進まない。前向きだ、前向きに行こう。
「それより本当に1日で元に戻るんだろうな」
「大丈夫だって。ちゃんと説明書には効果は24時間って書いてあるし、そんなに心配す
るなよ」
それにしてもいったいどこからそんな怪しい物品を持ち込んだんだ。購入担当の俊樹
からはネットで買ったと聞いているが。
『米国製SETSUBUNセット』
節分の日から3日前に届いた20×30センチのパッケージ表にはどう見ても男鹿半島のナ
マハゲな絵が劇画調に描かれ、右下あたりに「NASA謹製」とプリントされていた。裏面
のところどころカタコトで間違った日本語で説明書きがしてあるあたり怪しさ大爆発だ。
こんなパチ物のようなものにNASAとなんの関係があるんだか。実は中国製でロゴも
MASAとかNÅSÅとかじゃないのか、これ。
箱の中身は厳重に緩衝材(プチプチ)で囲まれた薬ビンと鬼の衣装(虎の毛皮)と取扱
説明書。
俺はパッケージとは違いALL英語で書かれた説明書を読むのを放棄し英語に長けた(自
称)俊樹に一任。後日(今日)、4人で俊樹の家(1LDK)に集まり、解読された用法で
怪しい薬を飲んだ。
で、効果はこの通り。
劇的な変化という点では確かに起こった。さっきも言ったように俺の望んだ結果は得
られず、鬼娘という奇怪なジャンルにカテゴライズされるような姿になったが。
黄と黒という自然界なら警告を意味する色合いの大事な部分だけを覆った下着のよう
な布切れをブラとパンツのように身に着け、手にはトゲトゲのついた金棒を持ち、周囲
を威嚇する。パーフェクトだ。色んな意味でパーフェクトだ。……悪い意味で。
97 :
263:2007/02/06(火) 22:50:19 ID:3v/OlFjs
「よし、始めるか。──おーい、持ってきてくれ」
俊樹はキッチンに向かって呼びかける。すぐに重低音な声で「おう」と返ってきた。
声の主は撒くための豆を煎っているのだ。その豆も、本格的にやるなら豆も本格的にと
いうコンセプトでわざわざ国産の大豆を大量購入したのには頭が下がる。
区切りの戸が少し開いただけで濃密な豆の匂いが漂ってきた。キッチンに長戸武蔵(な
がとむさし)が消えてから1時間半。ずっと作業していたのには恐れ入る。いつも思う
が、長戸という男は、その名前が示すように寡黙で無骨で誠実な古きよき日本人を体現
したようなやつだ。一度結んだ約束は絶対に違えない。
そういえばこの金棒は長戸の私物と言っていた。なんの思う所があってこんなものを買っ
たのかわからない。夜な夜なこの金棒を振り回したり愛でたりして悦に入っているわ
けでもないだろうに。寡黙で自分語りをしないやつだから謎が多い。この件も迷宮入り。
「……持ってきた」
引き戸が全開にされ、両手に豆でパンパンになったスーパーの袋を持った長戸の巨体
が現れた。
節分には豆を撒く。なぜなら、追い払うべき鬼は豆が嫌いだからだ。遺伝子組み換え
がそんなのに怖いのか、鬼は。健康志向だが臆病だ。ヒイラギの枝の先にイワシの頭を
突き刺すハッタリも効く。金棒という凶悪な得物と剛健な肉体を持っていても精神的に
弱ければどうしようもない。
今日はそんな鬼をイジメ抜く日だ。イコール鬼になった俺がそんな憂き目に遭う日だ。
おのおのに豆が配られる。スーパーの袋に詰め込まれた大量の豆がこれからを物語る。
情景を簡単に思い浮かべることができた。あれが俺にぶつけられる。ぶつけ……
──!?
背筋がゾクっとした。なんだこれは。手が──いや全身が細かに震えている。
「どうかしたか?」
「い、いや、なんでも……」
口ではそう言ったが──一体全体どうなってるんだ? あの丸い物体を見るだけで怖
気が走る。
「それ、鬼は〜外、福は〜内」
「鬼……外、福……内」
定型句のコピペか携帯の予測変換しているみたいに同じ句が繰り返される。今日に限って
は全国各地で話される言葉のうち、挨拶に次ぐ頻度で使われていることだろう。
それにしても馬鹿な光景としか言いようがない。男3人が女(俺)に向かって豆を投
げつける。ホンモノの鬼に豆をぶつけようと考えたやつは誰だったか。俺じゃないこと
は確かだ。
犯罪チックに豆がそれなりの勢いでもって俺に降りかかる。軽いが硬い豆が点描のよう
に小麦色の肌をさらに日焼けさせるみたいに赤くしていく。次第にえもいわれぬ不快感
が吐き気のように身体の表面に込みあがってきた。
「お前ら……強……!」
レバーを左下に入れて(右向き時)小さく縮こまって豆から身を護る。しかしそれは
精神に対してはなんの妨げにもならなかった。悪寒は増殖し続ける。
そしてとうとう──耐え切れなくなった。
「やめて! いや、まめ怖い、怖いの!」
俺は、ひとりでにそんなことを口走っていた。
98 :
263:2007/02/06(火) 22:51:25 ID:3v/OlFjs
──いや、本当に俺が叫んでいるのか?
男の俺が叫ぶにはファンシーで幼児的だ。子供のように怯え、ガタガタと震える。言葉
遣いといい、これじゃまるで本当の幼女だ。
しかしそんな俺を見ても演技だと思ったのか3人は意も介さず豆を投げ続ける。
「やめて、お願い! まめはいや! いやあああああっ!」
恥も外聞もなく俺は泣き叫んでいた。そして感情の正体がわかった──恐怖だ。怖く
てたまらない。ただの物体に過ぎないものが殊のほか恐ろしい。過去に暴力的に投げつ
けられるとか食あたりで死に掛けたとか先物で失敗したとかトラウマがあるわけでもな
い。それなのに、天敵であるかのように思考とは別のところで恐怖する。
鬼は豆が怖い。
その価値観を俺は共有しているらしい。──って、そんな馬鹿な!
「未晴、鬼なんだからもっとちゃんとしてくれよ」
むせび泣き、ちゃんとどころか平静でさえいられない“俺”と乖離しまくった俺に、
非情とも思える叱咤が飛ぶ。
「そうですよ。もっとしっかり鬼やってくれはらんと」
「…………」
「もう……やめてくれ」
豆の攻撃が途切れて、本来の俺が戻ってくる。しかしあふれ出た情動の中からわずか
に顔をのぞかせただけにすぎない。いつ再開されるか暗い未来を予測して、震えは止ま
らなかった。
「そんなに豆は嫌か?」
俊樹の問いかけに俺は首を縦に振った。あんな恐怖はもう味わいたくない。チキンと
罵られてもいい。だから豆だけは、駄目だ。やばすぎる。
「なんでもするんならやめてもいいぞ」
なんでも、という言葉に引っかかった。その言葉の意味するところは膨大だ。たとえ
ばパシリだったり、たとえばレポートの代筆だったり、思いつくだけでも多種多岐にわ
たる。それでも──首を縦以外に振ることはない。
「じゃあフェラしてくれ」
「そ、そんなこと──! できるわけ……ないだろ」
「じゃあ、続きをやってもいいんだな」
おさまりかけていた恐怖が再燃した。もう理性なんか吹き飛んでいた。
「や、やるから! やめて……くれ」
突き出されたペニスを舐める。竿に舌を絡め、刺激を与えていく。豆の恐怖が頭から離
れない。もう一度あれをされるくらいなら、男のを舐めたって構わない。どっちも嫌だ
が、どちらかと選ぶなら比べるべくもない。
99 :
263:2007/02/06(火) 22:54:15 ID:3v/OlFjs
先走りの苦味を感じながら男をイカせるために奉仕を続ける。感じるところはどこか
探る。裏スジを舐め上げると、ビクンと竿が震えた。手でしごきながら裏スジを責める。
「その大きな胸も使ってくれよ」
さらなる要望があった。パイズリ。拒否権のない俺は毛皮を脱ぎ、胸を露出させる。
そのとき聞こえた口笛は健吾のものか。その気持ちもわからなくもない。自分のものだ
が、この大きさには感心してしまう。
ずっしりと重い胸を持ち上げてベッドに座る俊樹の前にひざまずいて──動けなくなっ
た。男の俺が拒否していた。普通に考えればできることじゃない。
「どうしたんだ? なんでも言うことを聞くんじゃなかったのか?」
何も答えられずにいると、俊樹は実力行使に出た。
まずベッドに押し倒された。それから強引に馬乗りにされ、マウントポジションを取られた。
「な、なにを──」
「できないんならこっちでやろうと思ってさ」
カチカチになったペニスが谷間に収まる。不可解な光景だった。あるはずのない胸に男
のを挟んでいる。意識と認識が乖離していた。現実味がなく、夢のように思う。
俊樹が腰を動かす。俺の唾液でぬめったペニスはスムーズに胸の谷間を滑る。胸から
飛び出てきた亀頭を舌と口腔で受け止める。
「あむ……むふ……」
何度も往復する。ベッドがギシギシ軋む。ふと自分がなにをしているのか把握できな
くなる。まるで夢でも見ているみたいに現実感を失う。
「しっかり口の中で受け止めろよ」
その声の一瞬あとにどろりとした液体が喉の奥に放たれた。口内射精。生臭い、あの
臭いが口の中いっぱいにわだかまって、なんともいえない気分にさせた。
蜜がたれて内股を濡らしていた。どうしてだか脳が興奮していると勘違いしていた。
隠したいところを健吾が下を脱がすことによって晒した。
「すごい濡れてますよ。もしかしてミハルちゃん、フェラして感じはったんですか?」
「そんなわけ……ひゃっ! はっ……ん、ああ……」
俺の言葉は途切れさせられた。馬乗りになったまま俊樹が俺の膣を弄る。熱っぽい声
が抗議の代わりに漏れ出て慌てて手で塞ぐ。しかしそれも胸に愛撫の手が伸びると用を
為さなくなった。俺の胸は粘土のようにこねまわされた。そのときなにか化学反応でも
おきるのか痺れが胸の表層に生まれ、特に乳首のあたりは反応が活発だった。付近を触
られるだけで声を出さずにはいられなくなる。
「そんなに気持ちいいのか? すげーとろけてるぞ、お前」
「はぁ、はぁ……んん……」
気持ち悪いわけがなかった。上も下も感じまくっていた。特に下からは下腹部あたり
のシーツに水溜りができてしまいそうなほど蜜が滴っている。なんでこんなに気持ちい
いんだ?
100 :
263:2007/02/06(火) 22:55:14 ID:3v/OlFjs
「そろそろ、メインといくか」
仰向けにされた。力なく開いた股の間から俊樹の顔を見る。喜色に染まっていた。こ
れからすることを考えればそんな顔になるのも無理はない。
じらすように先で膣口を弄られる。いつまで経っても中には入ってこなかった。もど
かしい。俺のはもう準備ができているというのに。
「どう…して……?」
俺の口から切なげな声が漏れた。それから俺はなにを言った?
なぜ挿入してくれないのかと疑問を投げかけたのか、あるいは挿入してほしいと懇願
したのか──
どちらにしても、結果はひとつだった。
「ああっ、はいって……くる……!」
異物が本来そこにあるべきようにと俺の膣内に納まろうとする。そして最後の引っか
かりを突き抜けて──俺は女になった。
初めては痛いと聞いていたが、俺の場合、最初から快感を覚えていた。それも前戯の
とき以上の快感。数度動かれただけで喘いでいた。
「おいおい、お前初めてだろ? なんでそんなに感じてるんだ?」
「だ、だって……」
気持ちがいいんだからしょうがない。初めてだろうがなかろうが、そんなことは瑣末だ。
「もっとぉ、もっとしてぇ! 奥までもっとぉ!」
体格の差もあってペニスは最奥まで届いた。奥が押し上げられると測定不能なくらい
の快感が身体を埋め尽くした。もしあの薬で背が伸びていたとしたら、届かなかったか
もしれない。そう考えるとこの小さな身体のままでよかったと思える。こんなに気持ち
よくなれるんだから。
その気持ちよさも頂点にたどり着こうとしていた。
俊樹の動きも速度を増し、俺の膣内をかき回す音も大きく室内に響いた。
そのとき、パシャパシャっと断続的なフラッシュに見舞われた。すぐ横で報道カメラ
マンさながらに健吾がファインダー越しに俺を見ていた。
俺の淫靡な記録が残されようとしている。ハメられ、よがり、喘いでいる俺の痴態を。
「撮っちゃ…いやぁ……」
拒絶の合間にも俺は快感に打ち震えていた。さぞかしエロい顔をしているんだろうな
と思う。
その顔を想像するのと、俊樹がラストスパートをかけたのはほぼ同時だった。外と内
からの攻撃であっという間に俺は上り詰めた。
「だっ、俺……イクぅ──。んんーーーーーーーー!!」
イってしまった。その上…………失禁までしてしまった。シーツに広がるシミを呆然
と見送る。
うつろな視界の中、様子を見る。撮られていたのは写真だけじゃなかった。ビデオも
回っている。しかしそれをどうでもいいと思ったのは、女の快感が男のを数倍上回って
いたからだ。まだ痺れている。すべてが初めての経験だ。破瓜のことも絶頂のことも。
いやがっていた女の身体もいいかもと思い始めていた。どうせ1日で戻れるという保身
が前提条件だが。
101 :
263:2007/02/06(火) 22:57:05 ID:3v/OlFjs
「よーし、第2回戦だ」
「まだ…やるのかよ……」
「とりあえずは全員な。2番バッターはもう準備万端みたいだから早くやってやれよ」
仰向けに寝た長戸の上に跨る。布団のように面積が広い。俺があと数人乗っても大丈
夫そうだ。イって震える腰を保ちながら太いペニスに膣口をあてがい──腰を沈めた。
「んんーーーー!!」
見た目どおりだった。そそり立ったペニスは無機物のように硬かった。しかしお腹の
中の脈動と熱がそれが無機物でないことを知らせる。接合部分で俺の膣口は驚くほど拡
がって剛直を飲み込んでいたが、全部入らなかった。ぎちぎちに埋まり、動くこともで
きない。
「……動いていいか」
確認とも伺いにも取れる一言の直後に真下から衝撃があった。
「あっ、くぅ…っ!」
俊樹とはまた違ったリズムとペース。俺の両腰を持って上下運動がゆっくり大きな動
きで繰り返される。
表情ひとつ変えない長戸。でかい手がでかい俺の胸をすっぽり覆った。手のひらで乳首
ごと潰され、痛みとそれ以上の快感が生まれた。
「あんっ、おっぱい、イイ! もっと、おっぱい、いじってぇ」
だから求める。卑語を連発して求めるものが得られるなら何回だって言う。俺の肉欲
は我慢の限界にきていた。
「──もぉ、ガマンできません! オレも混ぜさせてもらいます」
我慢の限界にきていたのは俺だけじゃなかった。突然俺の背後に回った健吾にアヌス
を拡げられた。そこに肉棒が押し当てられる。
「だめっ! そんなのはいらないよぉ!」
もうすでに太いのが1本入っている。それなのに、また新しいのが入ろうと──!
「だ、だめえええええ!!」
感じるのは痛みのはずだった。痛みもあったんだろうと思う。
「な、なに、これぇ!?」
各々違ったタイミングで抽挿が行われる。もう俺のマ○コは成熟した性器だった。そ
こから感じるのは快感しかない。そしてアヌスもそれに引きずられるように快感を吐き
出し始めた。これも勘違いだ。痛みを快感と錯覚するただの勘違い。しかしそれは身体
にとって好都合だった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、だめ、そんな、うご、いちゃ…!」
細切れになった嬌声が、強く鋭く息継ぎのように断続する。
「奥で太いのが、うんっ、こすれてぇ! いいの! すっごくきもちいいの!」
吐き出されるひとつひとつの声が艶っぽくなっていた。感じて感じて感じて──それ
でもなお感じようとわずかにしか動かせない腰をひねる。貪欲に、とにかく貪欲に。
「…………!」
長戸の顔がほんの少し歪んだ。
「もうアカン……出る…ッ!」
図ったように二本同時に俺の中で弾けた。
俺もイった。
102 :
263:2007/02/06(火) 22:58:12 ID:3v/OlFjs
それから替わる替わる犯され続けた。3人が3人とも絶倫だったのは幸か不幸か。かけ
られたザーメンが乾く間もなかった。3人同時にされたときはどうしようかと思った。
上の口に下の口ふたつに
今またふたつの穴を同時に犯されている。もう俺が男だとかそんな考えはまったくない。
「い、いくううううううう!!!」
何度目かもわからない絶頂で俺の意識に黒い緞帳が下ろされようとしていた。
次目が覚めたときにはもうタイムアップだろう。鬼とも女ともアリーヴェデルチだ。
結局、鬼娘になっている間の思い出は豆への恐怖とセックスしかなかった。
──なにやってんだ、俺。
自分にツッコミをいれながら、ブラックアウト──。
103 :
263:2007/02/06(火) 22:59:37 ID:3v/OlFjs
翌朝。
「なんだこれええええええええええ!!!」
薬の効果が切れて男に戻れたと思っていた。しかし俺は断崖の上に建つ霧の城に生贄に
捧げられそうな姿のままだった。なにも着てないからよくわかる。性別も女だ。どうなっ
てるんだ? 効果は1日で切れるんじゃなかったのか? 説明責任だ、説明責任がいる。
「あ、悪い。説明書をよく読んだら24YEARSって書いてあった。HOURSじゃなかったんだな。
24って書いてあるからてっきりそうだと勘違いしてたよ、あははははははは」
俊樹を問い詰めると、最初から用意してあったようなテンプレ的答えが返ってきた。
しかも棒読み。
「見間違いようもないだろそれ! それにどう責任取るつもりだ?」
「まあそう言うなよ。責任だって俺たちが一生可愛がることで取ってやるから安心しろ」
「そうです。心配しはらんでええって」
「お前らなにを言って──!」
言いかけでの俊樹唇が俺の言葉を遮り、唇が離れた次の瞬間にはまた俺の膣にペニス
が埋め込まれた。
「くふぅっ! おまえ、ら……また……ああん」
こうなってしまったらまた、俺は全面的に男を受け入れることしかできない。レイプ
みたいな挿入のしかたでも何回かの抽挿で濡れてきた。
立ったまま壁に背中を押し付けられて、される。足に力が入らない。接合部分に体重が
かかって深くに埋もれる。こうなるとますます力が入らなくなる。俊樹の肩で支えると
いうことも思いつかずに、止まらない快楽に身を任せていた。
そして、動きが途切れた直後にまたお腹に熱い感覚。
「ふー、すっかり病みつきになっちゃったなこれ。またやらせてくれよな」
──こんなに中出しして、妊娠したらどうするんだ。
艶々の笑顔の俊樹に毒づきながらも、可愛がってくれるならこのままでもいいかなと夢
見心地で思っていた……。
終
GJ!
初めてリアルタイム更新で読んだぜ。
豆に怯える鬼娘に萌えた。
105 :
263:2007/02/06(火) 23:03:34 ID:3v/OlFjs
というわけで3日遅れの節分ネタでした。
あんまり鬼が関係ないですが、ご理解いただきたいと思いますorz
2月3日に投下するものを2月3日に書き始める計画性のなさもあって、
結局クリスマスものも完成が年明けに持ち越しみたいなことに。
次はバレンタインですが、ネタと時間があれば投下したいと思います。
ノシ
>>105 GJ
これも十分面白いけど
せっかく節分だから、豆を受けて邪気抜きをしないと
薬が抜けきらないという落ちでも良かったかも。
薬の効き目が、女体化+鬼化で鬼化だけ抜けたんだけど
女体化部分が豆不足で解除されないとかいうのも面白かったかも。
24年後にはオカマのおっさんの誕生か。想像したくもないwww
>だからこの最初からクライマックスな殺意も
部屋のすみでしゃがみガードしてるモモタロス想像して吹いたwww
>>最初からクライマックス
仮面ライダー電車男ワラタ
110 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 23:55:01 ID:EBHZz5ks
a
g
e
111 :
52:2007/02/12(月) 01:46:14 ID:5qsWvcVT
いじってたら原型が分からなくなりすぎたので普通にオリジナルを書くことにします。
期待させてごめんね。
バレンタインネタ来るかな?
あゆこちゃんが彼氏に手作りチョコとか見たいっす
毎年チョコ貰えないから通りすがった教会の前でバレンタインなんか溶けてまえ!って叫んだら変な神父に捕まっておにゃのこにされちゃうっていうような話が読みたいぽ
ここはパロはどんな扱いだっけ
闇の声のなんだけど
>>115 強制ならOK、総合TSスレで、の両方の意見が出てたと思う。
まあ二次創作自体ほとんどなかったわけで決まってないんじゃないか。
俺はここでもいいんじゃないかなと思う。
過疎気味だし別にいいと思う
プロット書いてみたら女性化するまでに作品内で5日以上かかりそうだ
どないしょw
つ[小説的ご都合主義]
>>119 それを短くすることで面白くなる方が多いよ。
どうしても説明したくなる気持ちはわかるけど、SSなんだからさくっと行こー。
まー、数日まちなー。
>>119 そのプロットを名刺サイズのカード1枚にまとめるんだ
そうすれば、本当に必要なシーンと無くても良いシーンの区別ができる
そして米粒に俳句を書くほどの達人になる119。
さらに米粒一つに1レス分のSSを書くように方向修正する119。
>>126 その設定だと見事に女性化してしまう俺成人。
むしろそんな世界に行きたいよダディ。
そのスレは非エロ推奨みたいだから、エロありをこっちで読みたいな。
128 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 23:33:30 ID:748JKi4J
俺がageる!
130 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 23:54:58 ID:OPhKE0VX
あげ
十五、六歳までにセックスをしていないと女になってしまう。
そんな話を聞いたことがあるだろうか。
高嶋祐(たかしま ゆう)も、この話を耳にしたことはあるが忘れていた者の一人
だった。
――自分に「それ」が降りかかってくるまでは。
合コンで吐きそうになるほど飲まされ、ふらふらになりながら家にたどり着いた
時には、時計の針はとっくに0時を回っていた。
友人は酔った合コン相手の女の子とホテルに行ったりしていたが、祐は一人で帰
宅した。もちろん、彼は一人暮らしだ。
酔いもあって、頭が膨れ上がったような気がする。
小さな台所に向かうと、部屋の角から黒い物体が床を舐めるようにしながら出口
の方へ向かうのが見えたが、放っておいた。酔った状態でかなう相手ではないから
だ。
皿やコップが乱雑に積まれたシンクの中から汚れが少なそうなコップを取り出し
て軽くすすぎ、水をたっぷり入れて口へと運んで、一気に飲み干す。
「ふう……」
少し口の渇きが癒されたような気がする。
もう一杯飲もうと蛇口をひねりかけたが、何杯飲もうとこの渇きがなくなること
がないのを彼は経験として知っていたので、そのまま万年床の方へと向かった。
部屋の明かりを常夜燈に切り替え、ジーンズだけを脱いで寝床に倒れこむように
して潜り込んだ。
明日の朝には、この酔いが少し良くなっていることを祈りつつ、祐はすぐに眠り
込んでしまった。
***
体が動かない。
最初は金縛りかと思ったが、手も足もえらく重い感じはするが、動く。
どうやら風邪でもひいてしまったらしい。
重い体を動かして、なんとか毛布を布団の中に引きずり込んだ。体を毛布で包も
うとしたが、猛烈に熱があることに気がついた。汗が服を濡らしているのがわかる。
着替えたいところだが、体がいうことをきいてくれない。携帯で友人を呼び出し
て助けを求めようとも考えたが、どうやら声も出ないようだ。メールを打とうにも、
どこに置いたかおぼえていない。
しかたがないので、祐はそのままじっと毛布と布団にくるまって休むことを選択
した。今日一日じっとしていれば、少しは良くなるだろうと思ったからだ。
だが、その考えは間違っていた。
翌日になっても熱は下がらない。それどころか、ますます体のだるさは増し、身
動き一つとっても重労働になりかけている。
こんなことになるなら昨日のうちに誰かに助けを求めるべきたったと祐は悔やん
だが、後の祭りだ。
丸一日以上何も口にしていないのだが、体がだるく熱っぽいために、食欲すら涌
かない。何か口にしなければと思うが、体が動かない。もっとも、冷蔵庫にはペッ
トボトル飲料くらいしか入っていないのだが。
救急車を呼ぼうと布団の中から這い出ようとしたのだが、そこで祐の意識はぷつ
りと切れてしまった……。
***
ドアを叩く音がする。
「おーい、高嶋! どうしたんだぁ? まさか死んでないか?」
悪友の鷹上(たかがみ)の声だ。
「……やべぇな。ほんとに死んでるかもしれねぇな」
生きているぞと声を上げようとしたが、喉がからからで声が出ない。手を上げる
力すら残っていなかった。
「どうしようかな。おっ!」
ドアが開く音がした。酔って帰宅してから、鍵を閉めるのを忘れていたのだった。
「高嶋ぁ〜? おーい、生きてるかぁ?」
無遠慮に部屋の中に入ってきた鷹上は、布団にくるまっている祐を見つけて近寄っ
てきた。
「どうやら死んではいないようだな。どうした? 一週間も音信不通だったんだぜ。
心配してるやつもいてさ。家が一番近い俺が様子を見に来たんだけど……って」
祐は鷹上を見た。
「誰? キミ」
「ぁ……」
口をぱくぱくさせて手を口に持っていく仕草をする。
「水? わかった。ちょっと待ってて。……ってきったねぇ〜! 俺も人のこと言
えないけどよ」
などと言いつつ、鷹上はすぐにコップに水を汲んでやってきた。
「大丈夫? 起きられる?」
心配そうな鷹上に、手で大丈夫というように制すると、祐はうつぶせになって枕
元に置かれたコップを手にし、顔を起こして水を口にした。
何か胸のあたりに妙な感触がするが、とりあえず水を飲むのが先だ。ゆっくりと
口を湿らせ、少しずつ水を喉へと送り込む。普通の水道水のはずなのに、砂糖を溶
かしこんだ清涼飲料水のような味がした。
「ねえキミ、高嶋のカノジョ? あいつ、どこにいんの?」
「何言ってるんだよ……俺だよ」
「いや、だってキミ、女の子でしょ」
「え?」
一気に目が覚めた。
自分でも思いがけないほどの力が沸いて、上半身を持ち上げて正座した。
頭がくらくらした。伸ばした背骨が痛い。関節がぐらぐらする。
「ほら、急に起き上がるから」
鷹上が妙に親切そうに、背中を手で支えてくれた。そういえばこの男、合コンの
帝王の異名をとるナンパ大王で、コマした女は二百人、移された性病は両手に余る
(ただしエイズは除く)という奴だった。
「……胸」
「形良さそうだね」
「なんで胸があるんだろ」
「だってキミ、女の子でしょ。かわいいし」
「俺、男だよ。高嶋祐。二十歳」
「へ?」
二人が同時に固まった。
「本当にキミ……おまえ、祐?」
「そうだけど、なんで俺、こんなになってるんだろ」
不意に、鷹上が笑い始めた。
「ひゃははははっ! そうか! お前、童貞だったんだろ! 高校の時に済ませる
どころか、ヤラハタだっただろ。それだよ、ひゃははっ! お、お前、それで女に
なっちまったんだよっ!」
「え……?」
理解できずに、祐は馬鹿笑いする鷹上をぽかんと見つめていた。
「ひゃははははははっ! こいつは傑作だ。今時、はたち過ぎの童貞も珍しいっちゅ
うのに、女になっちまう奴なんて初めて見たぜ! はははははっ!」
「冗談じゃない。どうにかならないのかよ」
と祐はつめよるが、鷹上は馬鹿笑いを止めない。
「無理だよ。一度女になっちまったら、もう二度と男には戻れないとさ! 諦めろ
よ、ひゃはははっ!」
「いいかげんにしろよ!」
祐が声を張り上げると、鷹上はようやく笑いを止めた。
「とにかく……これからどうしよう。親になんて言えばいいんだろ」
「でも、その前によ」
鷹上が祐を布団に突き飛ばした。
「何すんだよ」
「セックス」
立ち上がった鷹上がズボンを脱ぎ、トランクスまで一気に脱ぎ去った。
「男から女になった奴とやったことはなかったんだ。お前、かなりかわいいしな。
ここで脱処女……童貞か? ま、どっちでもいいか」
股間の物をぶらぶらさせながら、起き上がろうとした祐を再び布団に押し倒す。
「やめろぉぉぉっ!」
しかし、祐の抵抗は彼には通用しなかった……。
***
「ふぅ〜っ。やっぱ、一発後の一服はいいね」
「一発どころか……五回もやったじゃないか……」
毛布を素肌に巻いた祐が、恨めしげに鷹上を睨みつけた。
「ま、いいってことよ。お前もすぐに感じ始めただろ。な?」
「よくない。さっさと出て行け」
鷹上はもう、下着もズボンもはいている。いつでも出て行ける体勢だ。
「ん、いいのか? お前、下着とかどうするんだよ」
「どうするって……」
「ま、俺に任せとけ」
というと携帯を取り出し、誰かと話を始めた。
「ん。ミルちゃん、今時間空いてる? 俺オレ。誰だかわかるぅ? ……違うって、
シンジじゃないよ。タロちゃんだよ、タロ。……って! 金太郎って言うなって言っ
たダロガッ!」
と叫んだように、鷹上の名前は優男の似合わない、金太郎というものだった。
鷹上金太郎。なんでも、曾祖父が死ぬ前につけた名前だそうである。流行のタレ
ント風の顔に似合わない名前だけにインパクトは抜群で、ほとんどの人に一発でお
ぼえてもらえる。
「あー、金太郎でもいいよ。でさ、ちょっとお願いがあって。……ん。女の子の下
着揃えてくれるかな。……違うよ、俺の彼女はキミだけだって。またまたぁ……い
や、話を戻すけど、下着を……んー、上下十セットくらい。サイズは60のC、ヒッ
プが80くらいで……いや、もうちょっとあるかも。……そっ。背がちっちゃい子。
言っておくけど、年は二十だよ」
身振り手振りを交えて電話の向こうの女性と話をしている最中、祐の方をちらり
と見て、ウインクをした。
「とりあえず、シャワーでも浴びてきな。垢がすっごいぜ」
携帯の通話口を手でふさいで祐に言った。
「あ、うん。お金はあとで払うから。……いやー、ミルちゃんに貸し作るの怖いなー。
でも、ミルちゃんだからお願いできちゃうんだよね」
鷹上が背を向けたので、その間に祐は立ち上がってユニットバスへと向かった。
関節にゼリーでも詰まっているように足がぐらぐら安定しないが、なんとか持ちこ
たえることができた。
「うわ……」
太腿に何かが垂れるのがわかった。もちろん、たっぷりと中出しされた精液だ。
恐々と股間に目をやると、まず膨らんだ胸が目に止まる。生で見る女性の胸は初
めて……正確には母親の胸以外では初めてということになるのだろうか。
「自分でなきゃ万歳なんだけどな」
はあ、と溜め息をついて、さらに股間を覗きこむようにする。
それなりに存在感はあった物は消え去り、薄い恥毛だけが見えていた。腰の骨盤
が左右に張り出しているのも見える。
「本当に女になっちまったんだなあ……」
現実を目にしても、まだ実感が涌かない。
「あー、やっぱり血が出てるな」
がにまたになって太腿に垂れている体液の筋をたどると、太腿に薄い血の跡が残っ
ているのがわかった。あまり出血はしなかったようだが、少しは血が出たようだ。
「あまり痛くなかったんだけどな」
頭をぶるぶるっと振って、バスタブをまたぐ。
シャワーのコックを捻ると、最初は冷たい水が出て身を縮める思いをしたが、す
ぐに暖かな湯が出てきた。体を指でこすると、ぼろぼろと垢が出てきた。指で体を
掻くと、爪の間に垢がこびりつくのがわかった。
うげげと小さな声で叫ぶと、ナイロン製のタオルに石鹸をこすりつけて体をごし
ごしと洗い始めた。
「ひゃっ!」
痛いのとくすぐったいのを同時に感じて、手を止めた。
今度はゆっくりと体をこする。
角質がぼろぼろと剥がれ、泡がすぐになくなってしまう。何度も石鹸をこすりつ
け、体をゆっくりこすってゆく。
胸を洗った時に乳首がナイロンにこすれて痛みを感じたが、目をつぶって無視を
して、そのまま体を洗い続ける。
セックスすらしたというのに、まだ自分が女になってしまったいう実感が涌かな
い。状況も把握できないまま半ば強姦のような形でしたからか、自分に実際に起き
た事という気がしないのだ。
やがて股間にたどり着いたタオルを持つ手が止まった。
少しの間迷い、腰を浮かせて後から前へゆっくりとこする。
「ひやっ!」
びりびりと痺れて腰を落してしまう。
まったく未知の感覚だった。
そのままの姿勢で固まっていた祐だが、先に太腿を洗うことにした。内腿をこす
ると、股間にびりびりと快感が走る。
「ん……あっ……」
無意識のうちに甘い喘ぎ声を出していたことに気がついて、口をきゅっとつぐん
だ。まったく、自分は男だというのに何をしているんだろう、と。
二十回近くも石鹸をこすりつけて、ようやく全身を洗い終わった。股間が残って
いるが、ナイロンたわしでは刺激が強すぎるだろう。シャワーのコックをひねって、
弱い水流で股間にシャワーヘッドを持っていった。
「ふ、んんっ……!」
ペニスに水流を当てた時とは比べ物にならない、すさまじい刺激が祐を襲った。
「ああっ!」
部屋の中に鷹上がいることも忘れてしまうほどの、頭が真っ白になるような快感
だ。
祐はたまらず股間に指を這わせ、姫裂を指でこじ開けて中の粘膜をあらわにした。
そこに水流が当たる。
びくびくっ!
体が震え、背筋がぴん! と伸びた次の瞬間、祐はくったりと崩れ落ち、ユニッ
トバスの壁にガン! と頭をぶつけてしまった。
「あ、痛ぁ……」
「おーい、大丈夫か?」
ドアの外から鷹上の声がする。
「あ、だいじょうぶ。心配しないでいいから」
と答えておく。こうして改めて感じたのは、声がまったく違うということだった。
とにかく、こんなところでシャワーオナニーをしているわけにはいかない。下手
をすると、また鷹上に犯されるかもしれない。と考えた所で、気がついた。
バスタオルを持ってきていなかったのだ。ドアの前までは毛布を巻いていたのだ
が、替えを持ってくるということをすっかり忘れていた。。
「……おーい、鷹上?」
「なんだ? 着替えでも持ってきて欲しいのか?」
「あ、うん。あと、バスタオルも……できれば」
「ふうん……バスルームプレイってのも一興かもな。トイレ付きだし、排尿プレイっ
てのもできるか」
鷹上の物騒な言葉に、祐は身震いした。
冗談じゃない。童貞、いや処女も奪われた上にファーストキスも、アヌスのヴァー
ジンまで一気に奪われたのだ。このまま調教されたのでは洒落にもならない。
「来るな。来たら殺す! 剃刀もあるんだぞ」
「冗談だって。ほら、ドアの前に着替えとバスタオル置いといたから。下着はちょっ
との間がまんしろ。パンツはブリーフでなんとかしのげるだろ。お前、ブリーフ派
だったんだな。やっぱ、童貞だから?」
「ほっとけ!」
祐は股間を慌ててこすり、さらにゆるめた弱い水流で精液を洗い流す。全部流せ
たかどうかはわからないが、とりあえずはすっきりした。
バスタブをまたぎ、ドアをそっと開けてみると、確かにバスタオルと着替えが揃っ
て置かれていた。手早く引き込んでドアを閉じ、バスタオルで体を拭って服を身に
着けた。
「……悲しい」
元々の身長は182センチとそれなりに長身だった祐だが、どうやら三十センチ
近くも低くなってしまったらしい。まるで大人の服を無理矢理着た子供のような格
好になってしまっている。
トレーナーですらなんとかずり落ちないですむといった具合で、もちろん裾は大
きく折り返している。上はTシャツに、トレーナー。下着はブリーフだ。履いた感
覚がまるで違うのに驚いた。
着替え終わってユニットバスを出ると、鷹上は通話を終えて煙草に火を着けたと
ころだった。
「医者の美咲さんも来てくれるってさ。ちょっと見てもらえよ」
「その人も鷹上の彼女?」
「お? もしかして妬いてるのか?」
咥え煙草でにやりと笑った鷹上の頭に、手刀でチョップを見舞う。
「男同士で気持ち悪いだろうが」
「お前はもう名実ともに女だって」
「うっ……」
つい三十分ほど前まで目の前の男に犯されていたことを思い出して、げっそりと
なる。されていた時は頭もぼんやりしてあまり実感はなかったのだが、思い出すと
胃の中を素手でかき回されたような不快感が込み上げてきた。
「……許さないからな」
「ま、許せ♪」
軽く言い放って、殴りかかってきた祐を片手で軽くいなす。
「悔しい」
まるでかなわない。まさに大人と子供の勝負だ。非力になってしまった今の自分
は、目の前の男にはまるで歯が立たなかった。
「わはは。かわいいぞ、お前」
「かわいい、言うな!」
祐が声を張り上げた時、ドアをやや乱暴に叩く音がした。
「金太郎、来てやったぞ」
「お、美咲さんだ。早いなあ」
鷹上はなおも挑みかかってくる祐を軽く突き飛ばして、ドアへと向かった。簡単
に転がされて、祐は思わず涙が出た。
「情けない……」
「おお、彼女が噂の……。ふむ、なかなかの美人だな」
「でしょ」
「どうせお前のことだから、もうお手付きなのだろう?」
「美咲さんの目はごまかせないなあ」
「褒めとらん。ああ、心配するな。私は神堂大病院付属病院の外科に勤務している、
鎌之美咲(かまの みさき)というものだ」
最初は鷹上に、次は祐に向けた言葉だ。
祐の前にしゃがみこんで、美咲はジーンズのポケットから身分証明書を出して見
せた。
「女性変異症の患者は私も何人か診ている。公的なサポートもあるから、安心する
がいい」
「もとには……戻れないんですか」
祐の言葉に、美咲は首を左右に振った。
「男から女への一方通行の変化だ。それは永久的で、決して男には戻れない」
「そう、です……か」
じわりと涙が溢れ出てきた。
「大丈夫だ。私がついている」
美咲に抱きしめられて祐は硬直したが、やさしく背中をなでられて全身の力が抜
けていくのがわかった。
こうして、高嶋祐の女性としての日々が始まったのだ。
……続く?
たぶん、続くと思います。
タイトルは2話以降になるまで、保留にしておきます。すぐには思いつかない。
何かいいタイトルがあったらこのスレに書いてくれると嬉しいかも。
本当はもっとブラッシュアップしてからにしたかったけど、勢い優先ってことで。
続きは今年中に……ってくらいにしておきます。少なくとも4月まで余裕無いので。
ああ、バレンタインの話を忘れていた。これも気力があったらということで。
すまん。
うげげ。間違い発見。
神堂大病院付属病院>神堂大付属病院ってことでよろしく。
まあ、頑張れ。
しかし可哀想だなあ、女になったとたん
こんな友人にいきなりケツに至るまで処女奪われちまうなんて・・・
>「やめろぉぉぉっ!」
> しかし、祐の抵抗は彼には通用しなかった……。
>
> *** ←なんでここを略すの.。・゚・(つД`)・゚・。.
>
>「ふぅ〜っ。やっぱ、一発後の一服はいいね」
祐ちゃんの色々な初めてを見たかったです(´・ω・`)
そこはきっと、もまいらの妄想にまかせるってことだろ?
よし! 脳内補完OK!!!!!!
>>145 そのへんは次回にご期待ということで。
直接ではないけど、ちゃんとやらせていただきますんで。えへへ。
このスレの基本は、屈辱・恥辱ですから。
たっぷりと虐め……たらまた長くなっちゃうなあ、どうしよう。
宿題溜めすぎだよ、俺。
>>147 脳内妄想の段階が、一番エロいんですよね。
それを表に出すのが大変で。
みなさんの脳内で、祐をたっぷり虐めてやってください。
それを上回るよう、こちらも努力しますんで。へへへ……。
えー。
ブロッケンブラッドを読んだら、どっかスイッチが入っちゃいました。
とりあえず、ある程度まで完成させちゃうんで。
乞うご期待! ってことで。
スイッチ入ったて・・・(;´Д`)ハァハァ
頑張って!
151 :
名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:58:59 ID:MPe+M1Yf
↑
152 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:26:09 ID:QMppKkp1
3月だからage
久々にあゆこのお話の続きです。
ちょっと長くなってしまいました。
読むのにつっかえないように単純に作ってあるつもりですが、
まぁ、読みたい人はゆっくり読んでください。
「あゆこ、疲れたでしょ。」
嵐のような夜が明け、パーティが終わると、参加者たちはそれぞれに帰るなり、その場で寝るなりする。
信じられない回数のセックスを楽しんだ僕は、
呆然とその快楽の余韻に浸り、裸のままベッドに座っていた。
そんな僕に真優が、コーヒーをもって話しかけてきた。
「あり・・・がとう。」
エアコンの効いた部屋で、裸の僕には、真優の入れてくれた熱くて、
ミルクたっぷりの、甘いコーヒーが染み渡るようだった。
「おいしい・・・」
まだ、処理できていなかった。
彼氏のこと、孝のこと・・・セックスが気持ちよかったこと・・・
じわっと、目に涙が浮かんでくる。
「あゆこ、どうしたの?」
男物のTシャツ一枚の真優が、隣に座る。
「なんでもない・・・なんでもないの・・・」
首を横に振って気丈に振舞おうとする僕。横に座った真優はそんな僕の
手を握ってくれた。
「う・・・真優ぅ・・・」
僕は真優の胸に顔をうずめた。
何もしゃべらず、音をたてずに泣いた。
彼氏がいる身なのに、一晩中たくさんの男の子とのセックスを楽しんだ。
弟だった男ともセックスした。
そのセックスを心から楽しんでしまった・・・
パーティにいる女の子はみんなAV女優・・・
セックスのプロの中で、ひときわ目立つような女になってしまった自分を
処理できずに泣いた。
コーヒーの温かさも、真優の温かさも、この切なさから僕を救い出してはくれない。
エアコンの効いた朝の部屋の冷えた空気は、生きる人間の持つ
ぬくもりを僕から奪っていくようだった。
真優の温かさが、ほんの少しだけそんな僕を暖める。
「あゆこ、実はね・・・」
ようやく泣き止んだ僕に真優が話しかける。
「みんなにあゆこのケータイを教えたから、覚悟しておいてね・・・」
「・・・どういうこと?」
今まで、パーティの参加者たちから、僕に直接連絡があることは無かった。
だが、男の子たちは、今日、中野先輩の指示で、
僕のケータイの番号と、メールアドレスを教えられたのだという。
「そんな・・・」
僕には、それがどういうことかすぐに分かった。
孝や、奥田くんや・・・他の男の子たちが、僕のカラダ目当てに「会いたい」と、いってきたら、
断る自信がない。
いや、断ることは出来る。でも、彼氏といるときに不自然に何人もの
男の子から連絡があったら・・・
改めて思い知った。今日の出来事が、「彼氏」を作って
普通の女の子としての生活を楽しんだ、僕に対する
中野先輩の「罰」だと。
なぜ、なにがいけなかったのかは分からない。でも、
「彼氏」との生活は・・・幸せな生活は、
もう、終わってしまいそうだった。
僕の生活は、今日を境に、永遠に変わってしまった。
弟との・・・そしてたくさんの男の子とのセックスで
今までとは違う快楽を知ってしまった僕が、彼氏とのセックスだけで
満足できるはずも無いことは、本能的に分かっていた。
甘い日々は終わったのだ。
でも、認めたくは無かった。
「そ、そう。わかった・・・」
真優の通知に、しばらくほうけるように考え込んで、僕は生返事を返した。
「あゆこ。おつかれさま。」
部屋の遠くでそんな声が聞こえた。
中野先輩が帰っていくところだった。
「は、はい・・・」
先輩と僕はしばらく見つめあった。その冷たいような、温かいような
包み込むような魔力を持った目が、僕に訴えかける。
彼氏と別れろ、そう言ってるように聞こえる。
たしかに、聞こえる。そして、昔から僕は先輩の目が語ることを
正しく読み取ることが得意だった。
今回も、間違いない・・・そう確信した。
彼氏と別れて・・・たった一人の男の子とではなく
もっと乱れた性生活に、身を投げろ、そう、命令しているように聞こえた。
はむかうことなど出来なかった。
そして、今から考えれば、僕自身、そんな生活を望んでいたのだと思う。
まじめに、男など作らずに女子大生として過ごしていれば、
先輩はこんなにはやく僕を、他の男の子たちに解禁しなかったかもしれない。
彼氏を作って、男遊びを覚えてしまった僕の目の前に
突然現れた新しい世界は、
女の子に生まれ変わったこととおなじくらい、
いや、ひょっとすればそれ以上に、僕にとって劇的な変化になった。
先輩の思ったよりも、ずっと早く女としての自分を受け入れ、
彼氏まで作って、カラダをつかって男の子を魅了することを覚えてしまった僕・・・
次のステップは、もっと、ずっと、刺激的だった。
このカラダ・・・明日香ちゃんが「怪物」と表現したこのカラダ。
僕はそのカラダが感じる官能を我慢できない女だ。
初めて女の子として目覚めたあの日から、いつも、
セックスの気持ちよさに負けて、女の子としての生活の楽しさに負けて
男だった自分を記憶の片隅に追いやってきた。
でも、まだ先があった。
一晩かけて僕が味わったものは、天国だった。
天国の快楽だった。
でも、この世にいながら天国を見ることが、同時に地獄を見ることだと
思い知らされていた。
そして、今自分がいる世界は、男だった自分が住んでいた自分とは
まるで別世界だと考えた。
僕は、亮、と呼ばれていた男の子じゃない。
孝の兄でも、真優の幼馴染でも、先輩とコンビを組んで活躍したサッカー選手でも
明日香ちゃんの初恋の男でも、なんでもない。
ただの女子大生だ。普通の女の子だ。亮とは関係ない。
眠ることの出来ない朝。僕の頭の中は、前田くんのことでいっぱいで、
どうしたら言い訳できるか、どうしたら別れずにすむか、
答えの出ない質問を自分の頭の中で繰り返していた。
口を半開きで、自分の部屋で呆けている僕に、真優が話しかけてきたのは、
もう午後二時過ぎのことだった。
「あゆこ、さっきからケータイがずっと光ってるんだけど・・・」
音を切っておいたケータイにどれだけ着信があるか、メールが来ているか
はっきり言って見たくも無かった。
彼氏からの連絡でも、他の男の子たちからの誘いでも
バイト先でも、友達でも・・・
とにかく、どうしたらいいか分からなかった。
「真優・・・どうしよう。あたし、どうしたらいいんだろう・・・」
「彼氏のこと?」
僕はこくんとうなずいた。
「あゆこの彼氏が・・・あゆこのことが本当に好きだったら、
別れることなんかないと思うよ。だって・・・」
真優の話は、僕の胸にそれなりに響いた。
でも、なにか話がずれていることに気がついた。
僕は、自分の気持ちに気がついていた。
「あゆこは、どうしたいの?」
真優に、そう聞かれて、自分の気持ちに気がついた。
「あ・・・あたしは・・・」
そこで口をつぐんだ。僕はその気持ちを真優に伝えることを躊躇した。
「あ・・・あたし」
一度うつむいた僕が真優の目を見て話そうとすると、
真優は人差し指を僕の唇に押し当てて話を止めた。
「あゆこ・・・あなたは普通の女の子だよ。」
・・・僕は、涙をにじませながらうなずく。
「でもね・・・あたしもおんなじ。あたしも・・・それから明日香も、
普通の女の子だった。
でも、でも・・・いつかあゆこが言ってたように、
神様に選ばれた・・・選ばれてしまった。」
「まゆ・・・ひっく・・・どういうこと?」
「いい?あなたもきっとあたしと同じ。あたしも、明日香も、亮のことが好きだったのに、
中野先輩には勝てなかった・・・
たまたま、中野先輩が近くにいて・・・たまたまちょっとかわいかったから、
セックスして全国の男にオナニーされる女になってしまった。
でも、それは、神様に選ばれたことだから、しかたないの。」
「真優・・・」
涙がとまった。真優の話はなおも続いた。
「先輩に、あの目で説得されると、あたしも明日香も反抗できない。
きっと、あゆこも一緒でしょ?だから、せめてあたしと一緒に、
この運命を生き抜いてほしい・・・の。」
「真優・・・」
僕は、いま、初めて気づいた。
真優の心の中では、あゆこは、いまだに「亮」のままだと。
男の体こそ持っていないが、どうしても近くにいてほしい、と
本気で願っているのだ、と。
「あゆこ・・・あなたは普通の女の子だから、彼氏と付き合っても、
普通の生活を楽しんでもいいんだよ。でも・・・
きっと、普通の女の子だから、それで、ちょっとかわいいから
先輩がそう求めたら、AV女優になることも拒否できない。
だから・・・」
そこまで聞いて、僕は反対に、真優の唇に人差し指を押し当てた。
「分かった・・・分かったよ。真優。
もう、これ以上言わなくてもいい。あたし、
自分の運命、受け入れる。そして・・・」
「そして・・・何?」
「真優と一緒に生きる。ずっと、真優の近くにいるから・・・
だから、安心して。」
真優の涙から大粒の涙があふれた。
「わぁ・・・ひっく・・・ごめん、ね・・・あたしのせいで・・・
こんなことに・・・ごめんね・・・」
全てを語る真優の涙・・・先輩の毒牙にかかり、
AV女優になりながらも、どうしても僕を求めた真優は、
先輩の提案・・・僕を女の子に変えて「理想のAV女優」として
プロデュースすることに賛成した。
今、僕は、真優の気持ちが全て理解できた。先輩の魔法のような・・・逆らえない力
そして、僕への思い・・・
悲劇をいくつも経て、僕と真優は始めて心の底から愛し合っていることを知った。
「きっと、ずっと、一緒だよ。」
僕が泣きじゃくる真優を抱きしめてそう言った言葉に嘘はなかった。
抱きしめた胸より、腕より、背中にまで流れてくる涙が、温かかった。
そして、自分が次にするべきことを知った。
彼氏とは・・・前田くんとは、別れなければいけない。
女の子・・・普通の女の子として、彼氏を作ることはとても楽しいことだったし
彼氏を心の底から愛しているつもりだった。
でも、決定的に・・・彼を裏切ってしまったことは
女として許されることではなかったし、
真優との愛を、心の中で誓った僕にとって、彼氏の存在は、矛盾するものでしかなかった。
夜、眠い目をしながら、でも少しも寝ることの出来ないまま
僕は前田くんに会いに行った。
「さ、うちにいこう。」
「待って、ちょっと。」
いつものように駅でまち合わせて、自分の部屋に向かおうとする彼を止めた。
「大事な話があるの。」
真顔で振り返った彼の不安そうな顔が、あたしは忘れられない。
公園で、別れ話をするはずだった。
でも、意を決したはずのあたしの口から出たのは思わぬ言葉だった。
「ねぇ、あたし・・・あの・・・」
彼は、あたしの不安そうな姿を見ても、決して動じず、温かい目で
話し始めようとするあたしを見つめていた。
これから、話すことを聞いたら・・・彼はどうなってしまうのだろう・・・
彼を失いたくない・・・この幸せを自ら捨てられない・・・
「あたし・・・あの・・・昨日・・・」
「どうしたの?なに?」
「ア、アソコの毛、そっちゃった。この前、見たいっていってたでしょ。
つるつるにして・・・その・・・おまんこを・・・」
「えっ?そんなことしたの?」
「・・・見られてる前で剃るのは、ちょっと恥ずかしいから・・・
でも、そってほしいっていうから・・・だから・・・」
罪作りな僕だった。
顔を赤くして、目を節目がちにして、昨日アソコの毛を剃られたことすら
彼の希望のせいにしてしまった。
このいじらしさに、彼の欲望に火がついた。
「ねぇ、それじゃ、早く帰ろうか」
彼があたしの耳元でささやく。
顔がますます赤くなる。
淫乱な女でも、彼とのセックスはその度に新しい。
胸をときめかせて、愛し合う。テクニックの問題ではない。
気持ちの通じ合いで、あたしは感じる。
そのことを思い出してしまったら、次の行動は止められない・・・
早く帰っていやらしいことをされたい、という淫乱な欲望と
彼の前ではかわいい女の子のまま、綺麗な女の子のままいたかったという勝手な思いが
次の悲劇の引き金になってしまうことは知るはずも無かった。
どこまでも自分勝手な僕は、家が近づくにつれて、心が弾みだしていることに、
彼から逃げるためではなくて、早くいやらしいことをされたくて走っていることには
気がついていた。
そして、彼との思い出が頭の中を駆け巡る。
あたしは、彼の前でだけ、本当に女の子でいることが出来た。
男としてではない、作られた女としてでもない、ただの女の子として
彼の前でだけは、そうなることが出来た。
それは、きっと、甘い夢だった。
僕は、自分が、セックスのために男から帰られた女だということ
そして、セックスにおぼれていく自分をどこかで嫌悪しながら
それを止めることは出来なかった。
体中を走り回る官能には決して勝てないことを
男に支配され、カラダをもてあそばれ、与えられる快楽には勝てないことを
はっきりと自覚していた。
「あぁん・・・あぁん・・・」
あたしは別れ話をしようと思っていた一時間後には
いつものように彼のベッドの上で腰を振っていた。
「この前、剃ってみたいって言ってたでしょ。でも、目の前で剃るのは恥ずかしいから・・・」
アソコの毛が剃られていることも、適当な言い訳でしのいだ。
「あぁ・・・いぃ・・・ふぅん、あぁん」
昨日の夜は孝や他の男の子とのセックスの気持ちよさで心の底から犯されていた。
でも、孝ほど気持ちよくなくても、気持ちが・・・
あたしの心は女の子として、この人に恋しているから
抱かれているだけで、肌が触れているだけで、心が温かくなる。
彼を裏切っていることをつらく思わないわけではなかった。
でも、彼をかなしませることがどうしても出来なかった。
それに・・・どうしても欲望を抑えることができなかった。
エッチな欲望を抑えられるような女じゃない。僕は彼の部屋で朝を迎える頃
自分の浅ましさを悲しく思い、一人で泣いていた。
淫乱な欲望を持つ女と、彼に恋する乙女。二人の自分がいた。
感情が整理できなかった。きっと、この涙は、
自分の中で二人のあゆこが戦っているしるしだとおもう。
誰も勝負を決めることが出来ない悲しい戦い。淫乱な自分と乙女の自分。
乙女のあたしは、とにかく大好きな彼氏を失いたくないから、嘘をついてでも
淫乱なあゆこを隠そうとしている。
それが彼を裏切っていることだということも分かっていた。
あゆこは、いったい、どうすればいいの?
そんな思いが駆け巡る。
そして、目の前にある愛をいつも受け入れてしまう自分を嫌悪する。
真優の涙を目の前にすれば真優を・・・
前田くんを目の前にすれば前田くんを・・・
しかも、その愛は、カラダの求める快楽とは、必ずしも関係ないことが厄介だった。
だから、涙が止まらない。
セックスが終わって・・・隣で幸せそうにすやすやと眠る彼を見ていると
自分の罪の大きさと、運命の残酷さを思い知る。
彼を、巻き込みたくない・・・この残酷な運命に・・・
そう思っても、なかなか踏み出せない。
そして、その日から、本物の淫乱女の生活が始まっていたのだった。
朝、家に帰った僕を待っていたのは、真優と2人の男の子だった。
「お帰りなさい。あゆこ。」
「真優、それに、市川くん・・・奥田・・・くん・・・どうしたの?」
「今日、暇だよね。出かけるから準備して。」
そして、僕は2対2のデートに連れ出された。
行き先は、映画館やら、ショッピングやらで、女の子の普通の一日を、
真優と一緒に楽しんだ。
そして、夜になると、ラブホテルに連れて行かれた。
「真優・・・あたし・・・」
「あゆこ、どうしたの?今日一日楽しんだでしょ?」
僕の中に残っている男に、昨日はあれほどすがっていた真優が、
女の子の僕の気持ちなんか何も考えていないことがショックだった。
「さぁ、今日もたっぷりかわいがってあげる。」
奥田くんが耳元でささやくと、僕の胸はきゅん、となる。
「あぁん・・・」
それだけのことで、軽いあえぎ声が漏れてしまう。ホテルの駐車場。
僕はパーティでの行為のうち、奥田くんとのセックスの記憶を
正しく頭の片隅から取り出して、反芻する。
「かわいがってあげるよ」という言葉は僕に魔法をかける。
望もうと望むまいと、男の子たちは僕のカラダを求め、
僕は求められるとそれに応じてしまう。
とろん、とした目つきにはや代わりした僕は、
真優と二人手をつないで、男の子たちに連れられ、エッチなことをするための
部屋へと向かう。
「あたしたち、シャワーに行ってるね。」
真優が僕の服を脱がせて手を引っ張って、バスルームへと誘う。
「あゆこ、今日はごめんね。」
「真優・・・」
さっきまで楽しそうだった真優の目が急に寂しそうに変わった。
「あたし・・・ごめん・・・でも、これも・・・」
しばらく見つめあったあと、真優は何かを言いかけて飲み込んだ。
「真優、どうしたの?あっ・・・」
真優は突然僕の前にひざまずいて、これから二人の男の子とのセックスを待ちわびる
僕のアソコを癒すように舐め始める。
「あぁ、ん・・・まゆぅ・・・」
温かいシャワーが僕の胸にかかっていた。あっという間に僕の肌はピンク色に染まる。
足に真優の柔らかい胸があたって、気持ちいい。
「あは・・・あぁん」
僕の気持ちいいところを分かっていて、丁寧に舐めてくる真優。
その下の動きは、しなやかで、男の子たちとは違う方法で
僕を天国へと連れて行くようだった。
「あぁん・・・まゆ・・・いい・・・」
僕の持つ女のカラダと目の前で奉仕する真優、
真優はきっと、レズ行為をしながらも僕の中に男を求めている。
でも、僕の口から漏れるあえぎ声は、美少女のそれでしかない。
「あぁん・・・あぁん・・・」
真優の頭を抱えて精一杯なでる。僕を天国に連れて行こうとする真優を
僕の中の男が、精一杯かわいがろうとする。
「あはぁん・・・あぁん・・・」
真優もそのことにきっと気づいている。
そして、二人の行為に、二人の男が乱入してくる。
「何二人で始めちゃってるの?」
この瞬間、僕は完全に女に変わる。
真優にとって、僕は、都合のいい存在だった。
二人でいるときには男のフリをしなければいけない。
男の子が入ってくると、二人で並んで犯される。
そのことに応えてしまっている僕が、彼氏を裏切っていることも
少しずつ気づき始めていた。
肉体的に、完全に裏切っていることに加えて、
真優との精神的な交わりは・・・彼氏との関係とは両立しない。
裏切りの・・・言い訳のできない4Pが始まる。
「入れて・・・ください・・・」
真優の見ている前で市川くんに懇願する僕の目はメスのそれだった。
鏡に映る自分の姿は、発情するメスそのものだった。
僕は、目の前にいる真優さえも裏切っていた。
男の子の手がふれると、その瞬間僕は、真優の前での
優しい男の目をどこかに忘れたように、メスへと変貌する。
「あぁ・・・ぁん・・・」
女の子に生まれ変わって4か月とちょっと、
女の子に生まれ変わったその日に初めて味わった快感と苦痛と屈辱と官能が
また、僕に繰り返される。
「はぁん・・・ふぅ」
目を閉じて、淫裂を割って僕のカラダへとねじ込まれる温かい肉棒を感じる
気持ちいい・・・感じる・・・
「ぃゃ・・・だめぇ・・・」
屈辱と均衡していたはずの官能が、いつしか僕の中で大勢となっていく
「あぁん・・・あぁん・・・」
覚えてしまったこの感覚・・・男に陵辱され、
感じてしまうこの感覚・・・セックスの度ごとに堕ちていくこの感覚
女として、男を失ったものとして、僕はたまらない感覚を得ていた。
「あぁん、あん、はん」
隣で真優も犯されている。いや、楽しんでいる。
真優もまた、僕を裏切っていた。
本当の、淫乱女の生活が始まっていた。
「ねえあゆこちゃん。どこかに旅行に行かない?」
「えっ?」
夏休みを直前に付き合い始めたあたしと前田くん。
お盆が終わる頃、突然こんなことを彼氏が言い出した。
「えっ・・・どこに?」
あたしは正直言って戸惑いながら、拒否することは無かった。
どこかへ逃げたい。一瞬でもいいからどこかへ連れ出してほしいという
気持ちがはたらいたのだろう。
「うん、どこがいいかなと思って。急だから海外はムリかな。」
「お金あんまり無いでしょ?」
「はは、そんなことは・・・でも、どこかいこうよ。」
あたしは、お金は何とかするから、どこかに彼が連れ出してくれることが
うれしくてたまらなくて、
「うん、いいよ。いつ?」
場所はどこでもよかった。この東京から、淫乱女の生活から逃げ出せるなら。
「それじゃ、来週の火曜日くらいにしようか。」
二泊三日の日常からの逃亡。
旅に出る。そんな、日常を抜け出すことのできる魔法のような言葉に
すっかり浮かれていた。
彼がバイトをしている昼間は毎日のように彼を裏切っていた。
僕のバイトは夕方からだから、朝から昼は、体が空く。
その隙間は、男の子たちが有無を言わさず埋めた。
「んふぅ・・・・あぁん」
そんな毎日から、三日間だけでも抜け出すことができる。
義務のように与えられる快楽にも、そう思うとおぼれずに済むような気がする。
明日から旅行ということは、真優以外には話していなかった。
そんな日、久しぶりに中野先輩が僕とセックスするために僕を呼び出した。
「あゆこ、お前は何をするために生まれてきたんだ?」
「えっ?なん・・・ですか?いきなり。」
「最近のお前は、毎日いろんな男とセックスしてるらしいが、
適当にこなしているようじゃないか。それでいいと思っているのか?」
「・・・」
僕は突然の問いかけに頭の中が真っ白になった。
初めて知った。毎日のように僕を犯しにやってくる男の子たちは、
そのことをいちいち先輩に報告していたのだ。
「セックスの気持ちよさに飽きたのか?」
「そ、そ、そんな・・・」
下を向いて僕は動けなくなる。答えられなかった。
「今日は、徹底的に再教育してやる。覚悟しろ。」
胸がきゅん、となる。答えられなくなったのは、この展開を予想していたからだ。
先輩が一対一のセックスで「徹底的に再教育」することを僕に宣告した。
何が始まるのか、想像もつかなかった。
「は・・・い・・・」
自分の知らない・・・いや、知っていたけれども久しぶりに現れた
もうひとりのあゆこが僕の心に生まれた。
「それじゃ、まずはオナニーしてみろ。」
「えっ?」
僕は、オナニーなんかしたことが無かった。いつ以来だろう。
男に飢えることも無く、いやらしい気持ちを溜め込むこともなかった僕には
オナニーする必要もなかった。
でも、先輩はいきなり、僕に目の前でのオナニーを要求した。
「聞こえなかったのか?ほら、ベッドにいけ。いやならそこのソファでもいいぞ。」
「は・・・はい。」
先輩に抱いてもらえることをせめてもの救いと思っていた僕は
自分の指で自分自身を慰めることに一種の屈辱を感じていた。
「せ・・・んぱい・・・みててください・・・」
それでも、ソファに座ると、スカートをたくし上げて、足をまげて、
先輩にパンティが見えるようにして、上からアソコを刺激し始める。
「ふぅ・・・あはぁ」
自分のしなやかな指がいきなりパンティの上からクリトリスに触れる。
僕の全てを支配するという不思議な輝きを持った先輩の目が見つめている
そのことが僕の興奮を高める。
「いやぁ・・・ん」
エッチな汁が少しずつにじみ出てくる割れ目をやさしく刺激する。
僕は、自分がどうすれば気持ちよくなるか、そのことに集中しようとする。
でも、いろんなことが頭をよぎる。
彼氏のこと、真優のこと、男の子たちのこと、
「あはぁ・・・ん」
いつの間にか、頭で考えることとは関係なく、指が勝手に動き出すような気がする、
パンティの上からいやらしい汁をにじませることに飽き足らなくなった僕は
自分でも気づかないうちに、パンティの中に手をいれ、クリトリスを直に
指で刺激しだした。
「はぁん・・・あぁん・・・いい・・・」
その僕に、先輩が近づいてくる。
いや、近づいてこないで・・・僕はそう願った。
いま、頭の中では彼氏のこと、真優のこと・・・いろんなことが駆け巡っていた。
先輩の手が僕にふれれば、その瞬間から、そんな全てが吹き飛んで
先輩の体とのふれあいで僕は天国へと導かれてしまう。
自分が望むと望むまいと。
だから、近づいてこないで、やめて。
「あぁん、いや・・・あぁん」
そう思うときほど、拒否の言葉はあえぎ声にすらでてこない。
すぐに先輩に口付けされ、全てを忘れて、先輩とのセックスが始まってしまう。
「だめ・・・だめぇ・・・」
僕の華奢な体に似合う小さなアソコの入り口が、
先輩を受け入れるために悦んで広がり始めると、ようやく拒否の言葉が口からでる。
「あぁん、だめぇ」
でも、かわいくうわずった、あえぎ声まじりの言葉では説得力などない。
「だめ?やめてもいいのか?」
先輩の冷たい目で見つめられると、僕の心がとろけてしまう。
「い、いや・・・ぁ・・・続けて・・・あはぁ」
その言葉をきくと、先輩はゆっくり動き始める。
「いい・・・あぁん、あぁん」
結局従順に従ってしまう淫乱な僕は、心の片隅に明日からの逃亡のこと
彼氏のことを抱えながらも、結局これ以上ないいやらしい声を出して
体中を桜色に染めて感じてしまう。
計算するようになっていた。
女の子になって、最初のうちは、女の子のカラダが生み出す快楽がいちいち
気持ちよくて、ただただ夢中でよがり声を上げていた。
先輩や、パーティの男の子たちとセックスしても、それはセックスするための
関係だったから、何も無邪気にあえいでいれば、相手も僕が感じているのが分かって
それで次の行為へと移っていったのだと思う。
あたしは、彼氏とセックスするようになってから少し変わった。
前田くんは・・・先輩たちほどセックスがうまくなかったから
胸をもむ手つきも、腰の振り方も、ぎこちなかったから、
先輩たちとするときほど、無邪気にあえぐことができなかった。
あたしは、彼氏を喜ばせたいとおもった。
「あ・・・あぁん・・・」
だから、そのために・・・そう言い訳していた。
そんなことを思い出していると、先輩の動きが急に止まる。
「ふぅ・・・ん・・・とめないで・・・」
僕はカラダ中を駆け巡る官能がストップしたことの不満を訴える。
先輩は体位を変えて、僕を四つんばいにする。
「いやぁん・・・」
焦点の合わない目で軽く息を乱して、先輩を誘う。
彼氏を喜ばせたいとはじめて思ったあの日から、計算することを覚えた。
最初は、ただ、先輩たちよりももっと大好きな前田くんとのセックスが
先輩たちとのセックスよりも気持ちよくないことが悔しくて
前田君とのセックスの方が気持ちいいと、自分に言い聞かせようとしていただけだった。
「あはぁ・・・ん、あん、あぁん」
先輩が後ろから僕をつき始める。立派な肉棒が僕の狭いアソコの中で暴れまわると
演技するまでも無く、勝手に声が出る。
「いやぁん・・・あぁん・・・・・・きもちいい!」
先輩とのセックスの方が、彼氏とするよりも気持ちいい。
そのことが今は悔しい僕は、なんとかしてその声を止めようとする。
でも、その思いは「いや」とか「だめ」という言葉にはなっても、
あえぎ声自体は止まってくれない。
「あぁん、あん、あん」
腕を掴まれてカラダが離れないようにされると、さらに激しさを増して先輩が動く
先輩相手でも、指でアソコをいじられたり、胸をもまれたりすると、感じている以上に
声を上げて演技しようとするじぶんと正反対の
このセックスで感じたくないのに、どうしても狂ったように感じてしまう自分が
止めようとしても止められない。
「あぁん・・・」
先輩は再び動きを止め、僕を転がすと、次の行動の準備をする。
「はぁ・・・いやぁん・・・」
理性は感じすぎることをあれほど嫌がっていたのに、一瞬でも解放されると
そのことを不満に感じてしまう正直な自分がいやだった。
成長し続ける女の子としての僕。彼氏を大切にしようとしていた。
でも、カラダは止められない。悔しくても、先輩は
太くて、先がぐるぐると動くバイブを握って僕に近づく。
「さあ、あゆこ、足を開け。」
言われるままに足を開く僕。屈辱と、快感への期待。
恐ろしいほど矛盾した二つの感情は、実は同じ方向を向いていることを知っていた。
「はい・・・あぁん・・・」
僕の秘裂を割って、ずぶずぶと侵入し始める大人のおもちゃ・・・
先輩との交わりで分泌された蜜が、おもちゃの横から湧き出る。
これ以上ないほど卑猥な光景は僕の目にもしっかりと映る。
先輩もしっかりとそれを見ている。
「いやぁ・・・だめ・・・」
抱き起こされた僕は目をそらすように、快感を逃がすように、上を向く。
知っていた。その動作がセクシーで、先輩の性欲を増してしまうことを。
屈辱と期待という二つの感情は矛盾し、心の中で敵対しながら
僕のカラダを、快楽の高みに上らせようと協力する。
理性は対抗することができない。彼氏の存在はその瞬間吹っ飛ぶ。
「うぐぅ・・・あぁん・・・」
上を向いていた僕の髪を掴んだ先輩は、正面に戻した僕の口へと
肉棒を突っ込む。
今まで自分の中に入っていた肉棒・・・自分の蜜と先輩の体液の混ざった
いやらしい汁の味が口いっぱいに広がる。
「あぁん・・・ふぅ・・・ん」
屈辱と期待は、また僕の感情の中で対立し、和解し、
先輩の腰が動きはじめるとともに外部からの侵入を受け入れ
舌を先輩の裏すじに這わせるように配置するように命令する。
「あぁん・・・あん」
アソコのなかにはおもちゃがぐるぐると動き回っている。先輩は僕の口に
肉棒を突っ込んだまま横になり、シックスナインの体勢になって
僕のアソコをバイブでかき回し始める。
「はぁ・・・ああん」
口の中を陵辱され、アソコをかき回され、僕は官能の絶頂にいた。
きもちいい。理性の吹っ飛んだ後の僕はいつも官能の奴隷になる。
バイブも、先輩の肉棒も、極上の世界を僕に見せてくれる。
抵抗などできない。受け入れるしかなかった。
先輩の調教は・・・パーティでの行為に比べれば普通のことしかしない。
でも、女の子としての僕に、いつも決定的な何かを教え込む。
僕は、快楽だけではない、逃げ出すことのできない大きな力に抑え込まれて
それでいながら抵抗することもできない、淫乱な自分を
結局はさらけ出してしまうだけだった。
先輩に抱かれたまま眠り、朝、早くに家に帰り旅行の準備を急いだ。
彼氏以外の男に抱かれた後は、いつも、ひどい自己嫌悪に陥る。
そのつらさから逃れたくて、何か仕事を始める。
そして、時間がたてば、いつの間にか彼氏と会う時間になる。
今日は、朝から旅行だから、彼氏と会う時間早くやってくるのが
救いだった。
「それじゃ、真優、いってきます。」
「・・・あゆこ。気をつけてね。」
「うん、お土産買ってくるから。」
「・・・」
真優が何かを言いかけて言葉を呑んだのが分かった。
「なに・・・?」
「あのね・・・これ、もって行って。」
差し出されたのは、一枚のキャッシュカードだった。
「なに?これ。いいの?」
「これ、お金は結構入ってるから。あたしの・・・暗証番号は、亮の・・・誕生日だから。」
「えっ?」
いまさらながら、真優が、僕の、亮としての誕生日を
暗証番号に使っていたことに驚いた。
「でも、いいの?」
「あゆこ・・・あのね。もう時間が無いから言うけど・・・」
「なに?どうしたの?」
僕は不安になる。どんな告白が待っているのか気になる。
「中野先輩が、あなたのデビューの時期を考え始めてるの。それでね、
デビューしちゃうと、なかなか彼氏との関係も厳しいと思うの。だから・・・」
真優はそこで言葉を止めた。
「あ、ありが・・・とう。うん。」
僕はとりあえずこのカードの意味を考えながら、お礼だけ言った。
「あたしにできるのは、これくらいなの・・・あゆこ、じゃあね。」
そういうと、真優は部屋の奥へと去っていった。
「・・・いって・・・きます・・・」
僕は意味深な真優の言葉に引きずられながらも、とりあえず彼との
待ち合わせ場所に向かった。
彼氏にとっては、あたしの心の中の悩みなどは関係ない。
付き合い始めて間もない彼女との、旅行
19歳の少年にそのことが何を意味するのか、分かりきったことだった。
無邪気な少年との旅行は、セックスのためのものに違いなかった。
そしえ、内心あたしも期待していた。
もし、これが最後になってしまうとしても、彼氏との愛のひと時を
女の子として生まれ変わって、女の子として成長している自分の
胸の奥底に、思い出として刻み付けたかった。
どこかで、ただの女の子ではなく、AV女優として生きることを宿命付けられた
セックスのための女であることを受け入れ始めていながらも
そのことをかたくなに拒否したがる自分もいたし
いつか淫乱な自分が純真な自分を完全に塗り替えてしまうなら
最後の抵抗を試みてみたいと思っていたのかもしれない。
「ねぇ・・・はやくぅ・・・」
観光を楽しんでいる間から、僕はこれ以上なくエロく、かわいく振舞った。
ずっと笑顔でいるようにつとめたし、
そうすることで彼氏の欲望を溜め込んで、夜になったら爆発させようと思っていた。
計算するようになった女の子は、成長した女の子は、
淫乱女の道のりに立っていることもどこかで気づいていたし
そのことはあきらめている部分もあった。
淫乱さをさらけ出してでも、この旅行を楽しめさえすればよかった。
あたしの、女の子としての欲望が、3日後、とんでもない結末に至ることを
まだ無邪気なあたしは知らなかった。
「きもちいーぃ」
お日様が沈みかける夕方の海。夏の暑い空気に海風が吹きぬける。
あたしはがけの上にある展望台で、女の子になって以来伸ばし続けていた髪と
黄色いストライプの入ったノースリーブのワンピースを風になびかせて
夏の夕方を楽しんでいた。
今日が、楽しい旅行の二日目。明日で終わる旅の最後の夜が近づく。
遠くまで来たかいがあった。海の向こうに沈む夕日を眺めながら、
あたしは最高の気分だった。
ずっと、手をつないで彼と観光地をめぐり、
暑くなったら休憩。アイスクリームのような甘い二日間だった。
「きゃっ。」
いきなり、後ろから抱きしめられた。
抱かれなれた、いとしい腕。彼氏の優しい腕。
首筋に彼の吐息を感じる。
しばらく、こうしていたい。そう思わせるような温かさだった。
「あゆこ・・・好きだ・・・」
そう、うわごとのように耳元でささやく彼氏の言葉が
単純にうれしい。
日常からの脱出。一人の女の子としてはじめての経験。
誰もあたしのことを知らない土地で、一人の女の子として
彼氏との一日を楽しむ。夢のような二日間だった。
夜は、ホテルでいつものようにセックスを楽しむ。
「あぁん・・・いい・・・きもちいい・・・」
少しずつ、あたしと彼氏のエッチはお互いのことを分かり始めて
前よりもずっと楽しくなっていた。
その中で新しい発見をお互いに重ねていく。
「あっ・・・も・・・もう・・・いっちゃう・・・」
あたしのアソコを扱う彼の指も、舌も、格段に技術が上がっていた。
なにより、彼の腕に抱かれているときがあたしは一番幸せだった。
その幸せに別れを告げ、明日からは現実に戻らなければいけない。
そう考えるのもいやだった。
だから、あたしは半分冗談のつもりで言った。
「ねぇ、もう一日帰るの伸ばさない?」
軽い気持ちの一言だったけれど、彼はその場で真剣に考え始めた。
「うーん。予定は無いから大丈夫だよ。でも・・・」
あたしはまさか、OKされるとは思わなくて、浮かれた。
「ほんと?じゃ、そうしよう!お金は、あるからさ。もう一日、そうしよう!」
あたしは出発のときに真優から渡されたキャッシュカードのことを思い出した。
積極的に彼氏を誘って、自分が主導で話を進めた。
もう一日だけ、現実から逃れていたい。この幸せを味わいたい。
それだけのことだった。たったその程度の幸せを味わいたい。
それだけのことだった。
一日伸ばした次の日は、あたしにとって最高の一日だった。
もう終わるはずの天国が、一日延びた。
自分が女の子であることを幸せに思った。
ずっと、二人でいて、二人で歩いて、
ちょっとしたことで機嫌を損ねてみたり、
「ごめん、あゆこ、ごめんってば。」
そんな言葉に笑顔で振り向いてキスして
「許してあげる。」
そんな言葉を言ってみたり、とにかく楽しくて仕方が無かった。
ただ、普通のホテルが見つからず、ラブホテルに泊まった。
彼氏とラブホテルを使うのは、これが最初で最後だった。
前田くんにしてみれば、ラブホテルを使うこと自体が冒険だったのだ。
あたしは、見るもの聞くもの全てを、「見たこと無い」様なフリをしながらも
最後の夜を楽しんだ。
一度セックスして、シャワーを浴びて、ベッドに戻ると、
前田くんはテレビでAVを見ていた。
「ねえ、なにみてんの?」
「えっ・・・?AV。みちゃだめ?」
「別にいいけど・・・あたしにも見せて。」
画面の中であえぐ女優は、明日香ちゃんだった。
知ってる人とは意識しなかった。まるで別世界の出来事のように
「いやらしい・・・」
そんな感想を口にしながら僕は画面に見入った。
彼氏の隣にちょこんと座って、画面の中の淫乱な女の子を見る。
本当に、別世界の出来事としか思えない。
そのくらい、僕は幸せの真っ只中にいた。
「あぁん・・・」
そんな画面に見入る僕に、彼氏が手を伸ばしてきた。
こっちも、心の準備はできている。
幸せな夜は、まだ続いていた。
若い体をお互いに何度も求め合う、幸せな夜が。
明日こそは帰ろう。そう心を決めていたあたしだったが、
この幸せな時間がまだ続いてほしいと思っていた。
もう一日・・・そんなことを頭の片隅で考え始めたそのときだった。
がちゃがちゃ、と入り口の方で物音がした。
「なに?」
「さぁ?なんだろう。」
次の瞬間だった。
「あゆこ、今日には戻るはずじゃなかったのか?」
ベッドのむこう、部屋の入り口から入ってきたのは中野先輩と
奥田くん、明日香ちゃん、そしてもう3人の男だった。
「せ、せんぱい、きゃあ!」
「うわ、なにをする!」
二人の男が力ずくであたしから前田君を引き剥がした。
「あれ、あたしのじゃない。」
画面に映るAVを見て、明日香ちゃんがそういった。
「前田くん!」
あたしは二人の男に押さえつけられ、奥田くんによって縛り上げられる彼氏に
叫ぶことしかできなかった。
体が動かなかった。
「せんぱい・・・」
憎しみをこめた目で中野先輩をみた。
先輩はニヒルな笑いを口元に浮かべた。
「あゆこ、お前は自分のことがまだ良くわかっていないようだな。」
「な、なにをする、はなせ、はなせ!」
前田くんはしばられて、なお抵抗する。
「うるさいぞ!」
その場にあったタオルを、一人の男が前田くんの口に突っ込んだ。
「んーーー!んーーー!」
「は、はなして!前田くんは関係ないの!」
僕は、後悔した。
一日旅行を延ばしたことを。
そして、どうして居場所を知られたのかも分からないまま、
先輩に向かって、裸のまま飛びついた。
「せんぱい、おねがい。前田くんは関係ないの。あたしが勝手に。」
「お前は黙ってろ!」
先輩の恫喝に、僕は黙ってしまった。
「お前が女として成長するのは、いいことだ、だから多少のことは見逃してきた。
でも、逃げ出すような真似は、許すことができない。」
「せんぱい、だから、それは・・・」
たった一日の油断が・・・とんでもない方向に動き始めていた。
「あゆこ、お前は自分の立場が分かっていないようだな。何度教えても
まだ分かっていないようだ。」
「せんぱい・・・ごめんなさい、でも・・・前田くんは・・・」
涙を目に浮かべて、懇願する僕に、先輩は冷たく言い放った。
「大事な彼氏をどうするか、それはお前にかかってるんだ。あゆこ。わかるな。」
「そ、そんな・・・」
大体の意味を理解した僕は、うつむいてどうすれば言いか分からない。
「んーーー!」
前田くんはまだ抵抗を続けている。
「うるさい。」
先輩が一言言って前田くんに近づいた。
「久しぶりだな。前田くん。こんな形で再会するとは思わなかったよ。」
「んー!」
「おや、前田くんは俺が誰か分からないようだ。あゆこ、教えてやれ。」
「・・・」
「さぁ、早く教えてやれ。お前の行動次第だぞ。」
卑怯な・・・なんて卑怯な振る舞いだろう。
でも、あたしに・・・前田くんを何とかして助けたい気持ちに、選択肢は無かった。
「その人は・・・○○高校でFWをやってた、中野駿・・・さんです。」
前田くんは驚いたように目を丸くした。
「君には試合では苦しめられたよ。なるほど、君ほどの男なら
あゆこが惹かれるのもわかる。でも、君はあゆこの正体をしってるのか?」
「せ・・・せんぱい・・・それは・・・」
あたしはもう、涙が止まらなかった。
全てが一気に崩れ去るような気がした。
「お前が自分で言うか?」」
「そ・・・そんな・・・」
知られてはいけない真実・・・それを言ったら彼氏の運命はどうなるの?
「まぁいい。それはとりあえず許してやる。」
「先輩・・・お願い、前田くんは関係ないの、許してあげて。」
「それは、お前次第だといっただろう。」
「そんな・・・」
先輩は奥田君に目配せをした。
「さぁ、お前がどんな女かを彼氏に見せてやれ。」
奥田くんがあたしを手招きする。
「どうした、あゆこ。お前次第だぞ。」
「は・・・い・・・」
裸のままの僕は、毛布でカラダを隠したまま、奥田くんのほうにむかう。
「何をしてる。そんなものはいらないだろう。」
「きゃっ!」
あたしの大事な部分を隠していた毛布は、奥田くんの近くに行く途中で剥ぎ取られた。
「さあ、分かるな。」
前田くんが見つめる中、奥田くんはあたしにひざまずくように促す。
前田くんの方を見ないようにして、僕は無言の要求に屈する。
「はい・・・」
ズボンを下げて、トランクスの上から、奥田くんの肉棒をさする。
全身をあらわにした僕の髪を、奥田くんがなでる。
こんなときでも、そうやって優しくされると、感じてしまう自分がいやで
涙がとまらなかった。
「さぁ、いつものようにしゃぶるんだ。」
少しずつ大きくなる奥田くん・・・そんな様子を見て
先輩が命令する。いちいち、いつものように、とか、
あたしの前田くんへの思いを踏みにじるようなことを付け加えながら。
「は・・・い」
まだ、彼氏の方を見ないようにして、僕は「いつものように」
奥田くんの肉棒を口に含む。
「あぁん・・・」
僕は、フェラチオがすきだった。男が自分の口の中で暴れるのが
うまく言葉で説明できないけど、好きだった。
口の中を犯されると、それだけで感じてしまう。
奥田くんはそれを知ってるから、自分で腰を動かす。
「あぁ・・・ふぅん・・・」
彼氏に見られている・・・そのことが頭にあるから涙が止まらない。
でも、「いつものように」奥田くんの腰の動きに従順に従って、
舌を使って彼に奉仕してしまう。
「いや・・・ぁん」
目を閉じて奥田くんをしゃぶっていると、太ももに手が伸びてきた。
他の男が、僕の下半身をもてあそび始めようとしている。
「あぁん・・・」
肉棒と唇の狭い間からあえぎ声が漏れる。僕の太ももに伸びた手が
アソコに近づくにつれて、処理できないほど深い羞恥心の中に期待が混ざり始める。
「いやぁ・・・ぁん」
きもちいい・・・声にも艶かしさが加わっているのがわかる。
そして、油断した。目を開いた。
「あぁん・・・」
大きく目を見開いて、血走った目で僕を見つめる前田くんが目に入った。
大粒の涙が瞬時にあふれた。目が合ったと同時に、
僕の視界は涙で遮られた。
「あぁん・・・いやぁ・・・」
僕の腰はいつの間にか浮かされ、男が下からアソコを舐め始めている。
口は相変わらず奥田くんが暴れている。
二人の男に同時にもてあそばれる・・・淫乱女としての幸せは
愛する彼氏に見守られながらでも変わることが無かった。
「いや・・・だめ・・・あぁん・・・」
奥田くんが腰の動きを早める。
「ごほっ、ごほっ・・・」
のどの奥に肉棒が当たって僕は咳き込む。
「わかったか?前田くん、君の彼女がどんな女かを。」
「んーーー!んーーー!」
「ごほっ、ごほっ」
アソコを嘗め回す男からも逃れて、僕はしばらく咳き込んでいた。
「先輩・・・おねがい・・・ゆるして・・・」
落ち着くと、声にならない声で先輩に再び懇願する。
「それはお前次第だといっただろう。」
「ひどい・・・そんな・・・」
僕はどうにもならない地獄にいることを悟った。
先輩に全てを握られていた。
裸のままなきながら・・・言葉にならない目線を彼氏と交し合った。
「ひどい?彼氏に見られながらもあんなに感じていたのにか?」
「・・・」
淫乱な僕を嘲笑する先輩の言葉を否定することもできない。
彼氏の目が「嘘だといってくれ」とかたっているように思えた。
それでも否定できない・・・それは真実だからだった。
「さぁ、もういいだろう。とってやれ。」
先輩が言うと、奥田くんが、前田くんの口に突っ込まれたタオルをとった。
「う・・・あゆこ・・・あゆこを放せ!」
僕の髪を掴んで前田くんの方を向けさせる先輩に向かって、彼はそう叫んだ。
「まだ、そんなことを言うか。しょうがないな。」
先輩はそういうと、また何か合図をした。
「まえだくん、だったね。あなたももう無理することなんか無いんだよ。」
明日香ちゃんがそう言って、前田くんの前にひざまずいた。
「あたしもね、あゆこちゃんの正体を知ったら驚いた。
あなたもおどろくわよ。きっと。でも・・・」
僕は、心臓が止まりそうだった。
いつの間にか、明日香ちゃんや奥田くんも、僕のことを知っているようだった。
「前田くんも意地をはりさえしなければ、あたしたちの仲間にしてあげる。」
「な・・・なにを・・・」
しばられたままの前田くんの肉棒を、明日香ちゃんはその白くしなやかな手で
もてあそび始めた。
「あなたも見てたんでしょ。あのビデオの中の私を。あなたさえ良ければ、
あゆこちゃんだけじゃなく、あたしとも、他のAV女優ともエッチできるんだよ。」
急速に彼の肉棒は大きくなる。
そして、明日香ちゃんはそれを口に含んだ。
「あぁ・・・やめろ・・・」
あたしは、眼を背けようとした、
「見てるんだ、あゆこ」
そんな僕に先輩が命令する。逆らうことができない・・・
「前田くん。このあゆこは、もともとは・・・」
「やめて・・・先輩!」
僕の最後の懇願にも先輩は一言も断ることなく続けた。
「もともとは、俺の後輩、梶原亮だった。知ってるだろう。君も。」
「そ・・・そんな・・・」
事態を飲み込めない前田くんは、それでも、大きくなったアソコを
AV女優の明日香ちゃんにしゃぶられ、快感に顔をゆがめ始める。
「あゆこは、AV女優として育てるために、女の子になってもらった。
君が惚れるのも無理はない。だが、そんな女に彼氏はいらないんだ。」
すべてを説明し終えた先輩・・・
僕はついに訪れた破滅の瞬間に・・・涙を流すことしかできない。
顔を上げればその目線の先には、明日香ちゃんのフェラチオを受ける
いとしい彼氏・・・目を背けるなというほうが無理だった。
目を合わせることなどできなかった。
「うぅ・・・ん・・・」
聞きなれた、彼氏の低いあえぎ声が耳に入ると、叫びたくなる気分だった・・・
「君さえ良ければ、僕らのグループに入れてやろう。そうすれば、あゆこだけじゃない。
他にもいい女がたくさんいる。セックスし放題だ。どうだ?悪い話じゃない。」
「!・・・」
僕は先輩の方を見上げた。それですむなら・・・
前田くんがその話を受け入れてくれることを祈った。
「な・・・なにを・・・」
「・・・あゆこ、彼はまだ良く分かっていないようだ。」
そして、先輩は彼の元へ向かえ、と僕に命じる。
「あゆこ、お前がどんな女か、彼氏に教えてやれ。」
「・・・」
「どうした、早くしろ!」
選択の余地は無かった。明日香ちゃんの隣に座った裸のままの
淫乱な少女は、自分のことを彼氏に話し始めた。
「ごめんなさい・・・あゆこは・・・淫乱女です・・・」
信じられないという風に、目を丸くする前田くんの視線が痛かった。
「さぁ、あゆこちゃん、どうぞ。」
明日香ちゃんはフェラチオをやめて、僕にしゃぶれ、と促す。
「手を使うな。二人で両側からなめてやれ。」
先輩が明日香ちゃんと僕に命令する。
「は・・・い・・・」
目を閉じて、舌を伸ばして、何度もしゃぶった彼の肉棒に触れる・・・
次の瞬間、明日香ちゃんも右側から同じことをする。
「んん・・・ぅ・・・」
低い彼のあえぎ声が耳に届く。
「どうだ、前田くん、夢のような光景だろう。君が、あゆこと別れてさえくれれば、
セックスには不自由することはもうなくなる。」
「だ・・・誰が・・・」
「受け入れないなら、君には消えてもらうぞ。」
!
僕は先輩の言葉に一瞬舌の動きを止めた。
「止めるな、あゆこ、続けるんだ。」
「だ・・・だれがそんなことを・・・あゆこ、お前は俺の彼女だ・・・
ずっと、大切にする・・・愛してる・・・だから、やめてくれ・・・」
「やめるな・・・あゆこ・・・」
彼氏の願いと先輩の命令・・・僕は彼氏の願いに答えることができなかった。
「おねがい・・・いいといって。でないと・・・」
あたしは初めて、顔を上げて、彼氏に逆にお願いした。
「だれが・・・そんなことを・・・」
信じられない、といった表情のままの彼氏・・・
僕は、何とか納得してもらおうと、再び気合を入れて舌を使い始める。
「どれ・・・」
先輩が近づいてくる。僕の体を持ち上げた。
「い・・・いや・・・」
「フェラチオは続けろ。腰だけ上げるんだ。」
いや、いや、といいながらも先輩の命令には従ってしまう自分・・・
いつの間にか明日香ちゃんは彼をしゃぶることをやめ、
あたしの口の中には、いとしい彼氏の肉棒が納まった。
「さあ、尻を上げろ」
先輩の要求にも従ってしまう。
「はい・・・」
「これが最後だ。君も僕らの仲間にならないか?」
「ふ・・・ふざけるな!」
前田くんは頑なに拒み続ける。
あたしは何とか受け入れてほしくて、一心不乱に彼をしゃぶる。
「そうか・・・それならしかたがないな」
「あぁん・・・」
そして、下半身は持ち上げられて、そこに、バックの体勢で、先輩が入ってくる・・・
「あぁ・・・ふぅ・・・ん」
あっという間にいつものように僕の肌はピンク色に染まる。
充分にぬれていた僕のアソコに先輩の肉棒は難なくおさまって、
した無を向きながらもぴん、と立っていた乳房が、
先輩の腰が動き始めるとともに揺れ始める・・・
「あぁん・・・はぁ・・・」
艶っぽいあえぎ声が、唇と前田くんの間から漏れる。
「いぃ・・・きもちいい・・・」
地獄の真っ只中のはずだった。
でも、あたしのいとしい彼氏と、僕を心の底からしばる支配者である先輩・・・
ふたりの男の肉棒にカラダを貫かれ・・・感じないはずが無かった。
「あぁん・・・あぁん・・・・あぁん・・・」
「あゆこ・・・そんな・・・」
本気で感じてくる・・・僕はもう、彼氏のことも、自分のことも、
羞恥心も全て吹っ飛んで、一心不乱に二つの動作・・・
前田くんの肉棒をしゃぶることと・・・先輩の腰の動きに合わせて
腰を振ること・・・二つの動作に集中していた。
「あは・・・ぁん・・・ぁん」
淫乱女・・・前田くんがフェラチオを受けながら見たものは、
ホンモノの淫乱女だった。
裏切り・・・彼氏を完全に裏切ったあたしは、それでも、
前田くんが、先輩の申し出に、うん、といってくれることを祈っていた。
そして、二つの動作に集中した。
「あぁん・・・いく・・・いくぅ!」
僕のカラダから、力が抜けた。
「あぁん・・・ふぅ・・・ん」
僕はその場に崩れ落ちて四つんばいの姿勢で息を荒らす。
その瞬間が彼氏のおちんちんと、最後の別れとなった。
「さぁ、前田くんはあたしがイかせてあげる。」
明日香ちゃんがあたしの彼氏の肉棒を再びしゃぶり始めた。
「あぁ・・・!やめろ・・・やめろ!」
彼氏は、一瞬にして果てた。勢いよく出たスペルマが
あたしの顔にもかかってきた。
「あ・・・あゆこ・・・ごめん・・・あゆこ・・・」
次の瞬間・・・先輩が再び腰をふりはじめた・・・
「あぁん・・・あぁん・・・」
先輩は床にあたしを転がして、いつの間にか正常位に体位を変える。
「あは・・・あぁん・・・あぁん・・・」
半開きの目にゆれながら彼氏が飛び込んでくる。
全身を突き抜ける快感と、それを彼氏に見られる屈辱・・・
すこしだけ、顔にかかった彼氏のあのにおいが・・・
「あぁん・・・あぁん・・・」
「いくぞ!あゆこ!」
「いや・・・だ・・・だめぇ!」
そして、先輩は僕の顔めがけて男の劣情を全て吐き出した。
「ぅ・・・あぁん・・」
イかされたところを見られて、感じているところを見られ、
先輩の白い液体を顔いっぱいに受けたところも見られてしまった。
彼氏に対して・・・これ以上ない屈辱・・・僕はどうすることもできない
感情を抱えたまま、涙をとめることができなかった。
「これが最後だ。前田くん、僕らの仲間にならないか?」
これ以上ない屈辱にまみれた彼女を目の前にして、この問いかけに、はい、と
いえるような男でないことはあたしが一番良く知っていた。
「ふ・・・ふざけるな!」
「おねがい!前田くん・・・うん、といって!」
スペルマにまみれたままの顔で、それでも真剣に訴えるあたし・・・
あたしの切ない願いは彼の意地を曲げることができなかった。
「ふざけるな・・・あゆこ・・・お前が好きだ・・・あゆ・・・こ・・・男だったとしてもかんけいない・・・今のお前が・・・すべ・・・て・・・」
一人の男が、前田くんの腕に何かを注射した。
そして、次の瞬間・・・前田くんは意識を失った。
「いや・・・いや・・・いやぁ!」
泣き叫ぶあたしを奥田くんと明日香ちゃんが抑える。
前田くんは3人の男に運び出され、その後に明日香ちゃんと奥田くんも服を着て
ついていった。
部屋には、僕と先輩だけがのこされた。
「これで、全てがすんだ。」
「せんぱい・・・」
憎しみの篭った視線を僕は先輩にぶつけた。
「おっと、忘れるなよ。全ては、お前次第だ。」
「・・・」
なんて、卑怯なんだろう・・・
先輩は今、あたしにもう一度、自分のアソコをしゃぶれと促している。
そう、前田くんの運命は「あゆこが決める」と、
彼の運命を人質にして・・・
「ん・・・んぐ・・・」
涙が止まらないまま、彼の無事を心から願って、
僕は先輩の目の前にひざまずいた。
「そうだ・・・いい子だ。あゆこ。自分のことが分かってきたな。」
「あぁん・・・はん・・・」
そう・・・僕は、そんな状態でも、今まで自分の中で暴れていた肉棒を
支配者である先輩の肉棒をしゃぶって、感じてしまっていた。
心の中では・・・早くもう一度犯してほしい・・・そう願い始めていた。
認めたくない・・・でも、確かに願っている・・・
作られた淫乱女・・・僕の運命・・・
せめて・・・命だけでも・・・
前田くんの運命を、変えられるのは自分だけ・・・そう信じてしゃぶりながらも
次の行為に期待を抱いてしまう、淫乱な僕。
こうやって、先輩に奉仕しても、前田くんが助かるかどうかなんてわからない。
でも、フェラチオを続けたのは・・・期待していたからだった。
気持ちいいからだった。
前田くんの悲劇を、生み出してしまった、いやらしい僕の欲望・・・
女の子としての欲望、
そして、普通の女の子ではない・・・
「お前はセックスするために生まれたんだ。わかるな。」
先輩の言葉に深くうなずいていた。
そんなこと・・・分かっているつもりだった。
でも、だからこそ、あたしの女の子としての・・・
普通の女の子としての心を支えてくれる彼氏に・・・いつの間にかおぼれていた。
そして、現実からの逃亡が、予想もつかない結果を生んでしまった。
逃げようの無い、僕の・・・セックスするために作られた女の子としての
淫乱な運命・・・
その淫乱な運命に、罪の無い一人の男の子を引きずりこんでしまったことを
まだ僕は知らなかった。
***
「あゆこ・・・ごめんね。」
東京の家に帰りつき、その日は疲れていつの間にか眠り込んだ。
丸一日ぼうっとして過ごして、次の日の夕方、
まだ呆けていた僕に、外出していた真優が帰ってきて、泣きながらそう話しかけてきた。
彼氏との2泊3日の旅行・・・現実からの逃亡は、
もう一日逃亡を続けたいという僕の欲望のせいで、とんでもない結果を生んでしまった。
「いいの・・・真優は、悪くないから・・・」
真優は、旅行に先立って、キャッシュカードを貸してくれた。
僕の逃亡を手助けするかのように。
でも・・・分からなかった。
「これ・・・返す。」
「あゆこ、ごめん、あたしのせいで。中途半端にやさしくしたせいで」
「言わないで!」
僕は、真優の言葉を遮った。
「いいの、あたし、わかった。あたしは、エッチなことするために作られた女の子だって。
そのことから逃げてただけ・・・もう、覚悟が決まったから。いいの。」
「あゆこ・・・ごめん。」
そう言って泣く真優を、守ることこそ、本当は僕がしなければいけないことのはずだった。
「真優・・・」
僕は精一杯、亮だったころの優しさを思い出しながら、
泣き続ける真優を抱きしめた。
「ごめん、彼氏との幸せを・・・あたしが奪っちゃった・・・ごめん。でも
知らなかったの、本当に。」
「えっ?」
真優は、僕が考えても分からなかったことを知っているようだった。
その疑問とは・・・どうして先輩は僕のいるラブホテルを突き止めて
あの部屋に踏み込めたのかということだった。
「どういうこと?何を知ってるの?真優!」
「・・・あなたは、中野先輩・・・駿から逃れられなかったの。」
「どういうこと?」
「あなたのその体には、GPSが埋め込まれていて、それで、
駿はあなたのいる場所がいつでも分かるんだって・・・だから、あなたは逃げられない・・・
そんなこと知らなかった。だから・・・ごめん・・・」
「・・・」
知らなかった。
僕の作られた淫乱な体は、心だけじゃなくて、物理的にも
中野先輩にしばられていたのだ。
「それじゃあ・・・でも、どこに?」
「それは、教えてやることはできないな。」
中野先輩が部屋に入ってきた。
「せん・・・ぱい・・・そんな・・・あたしの体は・・・」
「どこにいても分かるってことだ。だから、逃げようなんて考えるなよ。」
そんな・・・いったいどこに・・・
体中を触る僕を、先輩は笑った。
「分かるようなところには入れてないからな。探すだけ無駄だ。」
「そん・・・な・・・」
どこまで行ってもしばられる自分の運命・・・・しかし、不思議と嫌悪は感じなかった。
「じゃあ、いままでもずっと?」
「そうだよ。」
彼氏と会っているときも、学校に行っているときも、
先輩は知ろうと思えば僕がどこにいるかすぐに知ることができたのだ。
かぁっ、と顔が赤くなった。
先輩にも・・・彼氏の部屋に入り浸っていたことを知られていたのだ。
いまさらながら、そのことに恥ずかしくなった。
「真優、今日だそうだから呼びにきたんだ。あゆこもいくぞ。」
「もう?あゆこのときよりも、はやいのね・・・」
「なに?どこにいくんですか?」
僕は、まだ、彼氏の運命が「お前次第」といわれたことを忘れていなかった。
だから、先輩に反抗的な態度はこれっぽっちも取れなかったし、
おそるおそる「どこに行くのか」を聞いた。
「お前の彼氏の通夜だ。」
心臓が止まるかと思った。
結局、彼を・・・先輩は殺してしまったのだろう・・・か・・・
「そう・・・わかりました・・・」
それでも、泣き叫んだりしなかったのは、そう・・・
彼の命をつなぐ最後の可能性に賭けていたからだった。
「さぁ、出かけるぞ。着替えろ。」
亮の葬式・・・自分の葬式以来の喪服に着替えた僕は
先輩の車に乗り込んだ。
なぜか真優も一緒だった。
お通夜は、葬式とちがって、帰ろうと思えばすぐに済む。
あたしとの関係はまだ誰にも公になっていなかったから、
あたしも「交通事故」でなくなった彼の霊前に手を合わせて、
大学の友人たちと二言三言言葉を交わして
それですぐに帰路につくことになった。
先輩の車は、ちょっと離れたところで待っていた。
「さぁ、行くぞ。」
先輩がそういうと、ようやく僕は全てを察した。
「う・・・うぅ・・・」
涙があふれ出てきた。
「あゆこ、大丈夫?」
「大丈夫・・・あたし・・・」
真優の胸に飛び込んで、後部座席で泣いた。
そして、車は、いつも「パーティ」が行われるマンションへと向かった。
「さぁ、ご対面だ。あゆこ、いとしい彼氏の変わり果てた姿だ。」
僕の予想の通りだった。
「あゆこ・・・こんなことになって・・・ごめん。」
真優に手を引かれて、ベッドのある部屋に入った。
「まえだくん・・・」
目の前に、眠ったままの裸の美少女がいた。
「お前が名前をつけてやるんだ。お前の妹だ。」
確かに・・・確かに前田くんは死んでいなかった。
僕のときと同じだった。
男としての人生を奪われて・・・でも、これはこれで幸せなことを
知っていた僕は・・・一度はあきらめた前田くんが
女の子としてでも、目の前にいることに、うれしさを覚えた。
そして、自分と同じ世界に来たことを、不思議にうれしく思った。
「ほら、起こしてやれ。そのあとは、お前のときと同じように、
優しくしてやるからな。」
一人の淫乱女の誕生だった・・・
それでも、僕はやっぱりうれしかった。
僕を女の子に変えたときの、真優の気持ちが分かるような気がした・・・
「あ・・・あゆこ・・・」
口調は確かに前田くんのものだったが、ずっとかわいらしい声で、
目を覚ました「彼女」は目の前にいる僕を呼んだ。
その美少女を裸のまま、僕は抱きしめ、目に涙を浮かべて、こうかたりかけた。
「おはよう、まいちゃん。はじめまして。」
新しく生まれ変わった彼女に、僕はそう名づけたのだった。
淫乱な僕の、女の子としての生活は
彼氏がいる限り、裏切りを続けなければいけないようなものだった。
その生活は、彼氏を永遠に奪われることで終わりを告げた。
悲しい別れを経験することもなく。
そして、その彼氏はいま、淫乱女の仲間となるべく、目の前にいる。
もし、男のまま彼が中野先輩たちの仲間となっても、
あたしの気持ちは簡単には消えなかっただろうから、苦しみは続いただろう。
まいちゃんは、最初は戸惑っても、すぐに淫乱な体を持った女の子に
順応するであろうことは僕自身が一番良く知っていた。
中野先輩と、真優は、結局は、僕が一番悲しまなくていい形で
彼氏との関係と、セックスするために作られた自分の体のことで
悩み続けていた僕に応えてくれた。
次は、この「まい」ちゃんを僕と同じように育てなければならない。
悲劇ではあっても、受け入れるしかない、そんな生活が彼女にも待っている。
僕は、目の前に生まれ変わった前田くんの姿を見て、
心から安心したのだった。
広いベッド・・・数限りない大人のおもちゃに、
大きなプラズマにつながるカメラもある。
淫乱な女の子を育てるには最高の環境で、まいちゃんの
女の子としての最初の一日が始まったのだった。
というわけで、今回はここまでです。
次はまだできてないです。
まいちゃんの調教を丹念に描くか、
AV女優としてデビューするあゆこの話を続けるか、
いずれにしても、そのうちまたきます。
個人的にH方面はちと好みではないので脇に置いといて、読み物としてはかなり圧巻です。テラGJ!
また一人先輩の魔の手に……ここから話の広げかた次第で昇るも堕ちるも自由自在ですね。wkdk
わからない場所にGPSとあるが、人の身体は電波の遮断性能が高いから体内に発信機を入れると無意味になるはず。
そしてすぐには見つからない場所といったら……どこだ?
髪の毛だな
体温で電力を発電して
187 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 23:57:31 ID:MYRG+VFL
ho
188 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 23:37:30 ID:MAIXheBh
ひな祭りage
>>189 相変わらずクオリティが高い、一気に最後まで読んだ。
これから読むぜ
待ったよ……四年半>セイジャクノイバラ
TSに関心を持つきっかけになった話の完結? 編だけに感慨もひとしお。
「鏡と首輪」はマジ衝撃だったな
「ふたなり」もよかったがあれはTSじゃないか
NightTalker投稿の二次創作モノなんだが
GS美神の横島がTSする「無賃の住人」がエロないけど面白い
>>193 クレクレ君で申し訳ありませんが
「ふたなり」ってどこに載ってますか?
教えてください。
イタイイタイ
>>189 ありがとぉぉぉ!!
お陰でええもん読めた。
「鏡と首輪」シリーズ内でも最高傑作じゃない? TSではないが
>>194 「ん〜べ〜鈴木。」でぐぐって下さい。たぶんそれです。
でもって、例の話の第二話行きます。直接のエロなしです。
恐らく次もセクースなしです。当分セクースなしです。
そのかわり、もう徹底的に遊ばれますので、その方面が嫌いな人は読まない方がいいかもしれません。
題名はまだ無いです。
「(題名未定)」第2話
万年布団を畳んで、座布団を出して美咲に座ってもらった。
彼女は湿っぽい薄汚れた座布団に、無造作に正座をして座った。鷹上が外に出て
もらっている。
「それで、体の具合はどうだね」
長い黒髪の彼女は、医者というよりもキャリアウーマンと言った方が似つかわし
いように見えたが、肩に掛けていたキャンバス地の大きな鞄から白衣を取り出して
着ると、なるほど確かに医者の風格が漂っているのがわかる。鞄の中から取りだし
た三十センチほどの大きさの黒いケースのジッパーを開くと、中に聴診器などが入っ
ていた。注射器をみとめて祐は小さく身震いをした。
「金太郎は外に出した。さあ、服を脱いで」
「え?」
「服を脱がねば診察ができん」
ケースを自分の横に置き、聴診器を取り出しながら真面目な顔をして美咲は言っ
た。
「何を遠慮している。私は医者だし、なにより女同士だ。恥ずかしいことなどある
まい」
「いえ、俺は男ですし」
「だが、肉体は女だ。いずれは戸籍も女に切り替わり、法律上も立派な女になる。
今のうちに慣れておかんと、後で辛い思いをすることになるぞ」
とは言われたものの「異性」の、それもかなりの美人を目の前にして服を脱ぐこ
とにためらいを感じないではいられない祐だった。
「金太郎に押し倒されたのだろう?」
「え? ええ……」
美咲の口の端が歪んだ。どうやら笑っているらしい。
「あいつの下半身は獣並に抑制がきかないからな。だが、女の本能を感じる才能で
も持ち合わせているのか、あれにかかると正直な話、私でも濡れてしまう」
「は?」
正直、何を言っているのかよくわからなかった。
「なかなかよかっただろう」
「いえ、いや、まあ、その……」
美咲はくくく、と低い声を漏らして祐の肩に手を置き、軽く揺さぶった。
「変異症によって女性に変わった直後、数日は感覚がかなり敏感になる。特に皮膚
感覚がな。あいつの舌使いはよかっただろう?」
ぶかぶかのトレーナーからのぞいている肌に直接、美咲の指が触れる。祐は、び
くっと体を震わせた。
「君も感じたはずだ。肌……いや、乳首やクリトリスもこれ以上はないというくら
いに刺激に敏感になっていただろう。そこに、金太郎の絶品の舌だ」
美咲の指が祐の首筋をゆっくりとたどり、耳へと向かってゆく。
「そうだ。ここもあいつが舐めただろう?」
「はい……」
「どうだった? 首筋も耳たぶも、しゃぶられた気持ちは。そして……」
彼女が体を寄せて、祐の胸をゆっくりと服の上からつかんだ。
「ここもあいつに愛撫されたな。生まれ変わったばかりの敏感な肌、乳房いや、乳
首を攻められた気分はどうだったかね」
「あ……い、嫌……だめです……」
言葉とは裏腹に小さくあえぎ始めた祐から、美咲はあっさりと体を離した。
「ふむ、拒絶反応は無しか」
「え?」
「問診だ。まあ多少は私の趣味もあるが、女性に変異した初期は精神に異常をきた
し、肉体を拒絶し、最後には心停止や脳死に至ることもあるのだ」
「ええっ?」
美咲に触れられた胸が、ずきずきと痛む。いや、内側から何かがこみ上げている
ような、不思議な感触が祐をさいなみ始めていた。
「あいつに犯されてよかったのかもしれんな。変異する男性の精神はおおむね脆い。
だから女性に手を出せなかった……違うか?」
「そ、そんなこと……」
祐はうつむきながら反論する。
「セックスなんか、いつでもできる。そんなので人間の価値が決まるわけじゃない
……と思います」
「では、これからは誘われるままに誰にでも股を開く淫売にでもなるかね?」
「それとこれとは……違い、ます」
「では、その心を強く持つことだ。やけになって手当たり次第に男を漁りまくる例
も少なくないのでな」
美咲は祐の肩を、ぽんぽんと叩いた。
「童貞が必ずしも女性になってしまうわけではない。『女性になってしまうのは、
そうなる“必然性の精神”を持った者だ』という説を唱えた者もいる……。今のと
ころは戯言と受け流されているが、この変異はあまりにも自然の摂理に反している。
魚類などでは性転換する例が知られているが、高等生物である人間が、こうも簡単
に劇的な性転換をしてしまうなど到底考えられないことだ」
祐は自分の右手で、美咲に触られた左胸をきゅっと握りしめた。
彼女に触れられた場所が熱い。
――胸が、疼く。
乳首がじんじんと甘く痛む。甘美な震えが全身を駆け抜ける。
「医者がオカルトじみた考えを語るのもどうかと思うが、私は――どうした?」
滔々と語り始めた美咲が、祐の異変を感じて彼、いや彼女の顔をのぞき込んだ。
「胸が……苦しい、です。でも、気持ち……よかった。女の子って、こんなにも気
持ちが……いいって。お腹の中がじんじんと熱くなって、それで、硬いので奥まで
突かれて……」
下半身の奥の奥が蕩けてゆく。これが『子宮が疼く』ってやつなんだろうかと思
う。
「最初は、キスをされて……それで頭が真っ白になっちゃって。そして、あそこを
舌で一杯舐められて。よだれが一杯、じゅぶじゅぶって音がするまでたらされて、
ひげがこすれるほど奥まで舌を入れられて、かき回されて。それで前から処女、奪
われて……」
服の裾に手を伸ばし、下から直接胸を揉み始めた。自然に谷間ができるほどのボ
リュームはないが、丸く形よく盛り上がった乳房の下の輪郭が見え隠れする。
「どうした、しっかりしろ!」
「最初は痛かったけど、すぐに……気持ちよくなって。それで、次は犬みたいにバッ
クからされて……んっ!」
乳首を直接いじり始めただけで、達してしまった。
だが、まだ頂きにはほど遠い。
最初の、あのエクスタシーの前には、まだ……。
「胸を揉まれて、奥まで挿されたまま、くいっくいっと腰を捻られて……それだけ
で、何度もイッちゃって……中に出されても抜かないで、今度は松葉崩しだって…
…」
祐の顔はだらしなく崩れきっている。
「しっかりしたまえ! ……くっ、催眠状態か。以前にこんな症例の論文を読んだ
ことはあるのだがな……」
美咲は祐の両肩をつかんで揺さぶるが、彼女の意識は戻ってこない。まだ、桃源
郷をさまよっている。
「すごいの。奥の、奥まで、硬いのが。足も舐められて……」
「戻ってこい!」
胸ぐらをつかんで、鋭い勢いの往復ビンタを食らわす。
祐の頭が左右に激しく揺さぶられるが、惚けた表情にかわりはなかった。
「お尻も叩かれて、でも、気持ちよくて……」
「あのバカ男が……ッ! いや、私の誘導がまずかったのか?」
美咲はぎちぎちと歯を食いしばった。適度な刺激どころか、女の絶大な快感を一
気に味わってしまった祐の脳は、簡単な誘導だけで催眠状態に陥り、快楽のフラッ
シュバックで過剰な脳内麻薬を分泌して自家中毒におちいっているようだった。こ
のままだと最悪の場合、一生廃人となってしまう可能性があることを美咲は論文で
知っていた。
「ひりひりとしたお尻、舐められて……はぁ……お尻の恥ずかしい穴まで、舐めら
れ……て……」
「そうそう。あんまり綺麗なアヌスだったんで、そのままずっぷりと入れちゃった
んだな、これが」
鷹上が美咲の肩越しにのぞき込んで言った。
「いやー、普通は入れるとき相当準備してないと痛いとか切れたりとか大変なんだ
けど、こいつ、最初っからよがって、お尻をふりふりと振ってさあ。奥までずっぽ
りと挿れて、そのまま中出し。いやー、今までの中で三本指に入るアナルセックス
だったかも」
「そ、そのあと、また前から、今度は上から乗っかかるようにして……」
「そうそう。んで、まんぐり返し……」
「いい加減にしろ、この馬鹿者めがッ!!」
美咲が立ち上がって、鷹上の背中に思い切り蹴りをかました。彼はうおっ! と
叫んで吹っ飛び、祐をクッションにして無様に着地した。
「大丈夫か!」
「ああ、美咲さん、俺を心配してくれるんだ」
「愚か者! お前ではなく、彼女だ」
抱きついてこようとした鷹上を無情にもふりほどき、また蹴飛ばして祐から遠ざ
ける。
「しっかりしたまえ! 私がわかるか?」
「あ……はい」
鷹上がのしかかってきたショックが効いたのか、祐の意識が戻ってきたようだ。
「ふう、戻ってきたか。一時はどうなることかと思ったぞ」
「美咲さん酷い……」
鷹上は腕をさすりながら、ぶうたれた。手の甲に引っ掻き傷ができていた。
「金太郎、お前、いつから部屋に入ってきた」
「祐が美咲さんの前でオナニーしながら初体験を甘く語り始めたと……美咲さん!
メス! メスはまずいよ、殺人だよ!」
美咲が長い髪を前から後ろに掻き戻し、メスを片手にゆらりと立ち上がった。
「安心しろ。医療事故として問題なく処理してやる」
「それ、医療事故なんかじゃないしっ!」
「わ、え? あの!」
「祐君、いや、祐ちゃん。安心してね。この女の敵を葬ってあげるから。……やっ
ぱりこの男は生かしておくと、ろくなことになりそうにもないわね」
「わあっ! 祐! お前も助けてって言ってくれ!」
女言葉になった美咲が危険なことを、彼は熟知していた。だが鷹上の言葉に、祐
はふと、彼にされたことを改めて思い直した。
「……よく考えてみたら、いきなり犯されるし、中出しされるし。とんでもなく酷
い奴だよな」
「いや、それって俺にとっての女の子とのスキンシップ? みたいな? とか、う
わ! ほら、美咲さん、流血はまずいよ流血は!」
「出て行け……」
低く冷たいアルトボイスが床を這って響いた。
「診療中に勝手に入って来るとは……何事だ!」
手に持ったメスを振り下ろした。
メスはヒュッ! と鋭く空気を切り裂き、鷹上の髪を数本切り裂いて宙に舞い上
がらせ、背後の床に突き立った。
「え!」
服を元に戻した祐はびっくりした。
「若いですよ。見た目だって、せいぜい俺より五つくらいしか上に見えませんし」
「お世辞は素直に受け取っておこう」
それでも顔に微笑が浮かぶのは隠せない。鞄を探りながら、美咲が言った。
「君にはまだ化粧は必要ないだろうが、それでも日頃の手入れは大切だぞ。肌のピー
クは二十前後。後半になるともう衰えが始まる。化粧とは即ち、自分の肉体との戦
いでもある。さて」
鞄から別のバックを取り出して美咲が言った。
「乳首がひび割れを起こしていたようだな。軟膏を塗るので、すまんがまた胸を出
してくれ」
「あ、はい」
確かに、左右の胸の頂きが甘くちりちりと痛む。服に擦れて痛いのかと思ってい
たが、そうではなかったようだ。
「ようするに冬のあかぎれみたいなものだな。刺激でふくらんだ乳首の表面がひび
割れてしまったというわけだ」
軟膏をこすりつけられるたびに、祐はひゃあ、とかひゃん! などと小犬のよう
な声を上げてこらえている。まだ女になってしまったという実感をもてないでいる
のに、どうにもこの声と反応は抑えられない。
「しかし、なんだ。何度か他の患者を見てはいるが、やはり変異した女性の乳首の
色は赤ん坊のそれよりも桜色に近いな。色素の沈着がまるで見られん。生まれたて
と言ってもいいのだから当たり前といえばそうなのだが、モンゴロイドとは到底思
えん。実に不思議だ」
はあ、と返事を返すしかない祐。美咲はその後、黙々と乳首や乳輪に軟膏を塗る
作業に没頭した。
「よし、上はこれでいい。今度は下を脱いでくれ」
「えっ?」
>204
ごめんなさい、204と205の間にこれが入ります。
「はいっ! ごめんなさい!」
バネ仕掛けの人形のようにぴょん! と立ち上がり、大股で出口に向かい、何度
かドアを開けるのに失敗してから、ようやくノブを回す事に成功し、転がるように
外へ逃げ出した。
「さて、女の敵は去った」
美咲は先程までの低い声ではない、それでも魅惑的な深いアルトの声で祐に告げ
た。
「診察を続けようか」
口が笑いの形に曲がるが、目が笑っていない。
「ひやっ……」
どうやら、診察とやらからは逃れるわけにはいかないようだ。
***
上半身をはだけ、冷たい聴診器の感触に小さな悲鳴を何度もあげながら、祐は頭
に浮かんだ疑問を素直に口にした。
「あのー、鎌之先生は外科の先生ですよね」
「そうだが?」
「聴診器って、普通は内科の先生が使うものじゃないんですか?」
「一通りの技術は身に着けておる。専門が形成外科というだけでな。これでも町の
個人病院の娘だ……ああ、もう服を下ろしていいぞ」
聴診器を耳から外しながら美咲が言った。
「兄が家を継ぐつもりもないようなのでな。もしかすると私が婿をとって家を継が
ねばならないかもしれない。そんなわけで、内科や小児科ものぞかせてもらってい
る」
「へえ……鎌之先生、若いのに立派ですね」
「ん? これでも三十二だが」
「陰部、手っ取り早く言えば女性器の診断だ。心配ないとは思うが、膣や外性器に
裂傷を負っている可能性もあるのでね。それから、これも変異症診断の一つだ。完
全に変化できずにいる場合は、手術が必要な場合もある」
「手術?」
「例えば、陰茎……ペニス、またはちんちんでもチンポでもいいが、それが完全に
変化しきれず、未成熟の――まあ、子供のペニスのような状態で残ったりすること
もある。稀にはヴァギナ――女性器だな。これが形成されない場合もある。こうい
うのは形整手術をほどこして、ちゃんとした形にしてやらないといけない」
「残ってるのなら、そのままにしておいた方が……」
祐の言葉を、美咲は途中でさえぎった。
「その方が残酷だな。どんなに変化が中途半端でも、男性としての機能は失われる。
ペニスは決して勃起しないし、精液も出ない。尿道や前立腺が残ったという例はあ
るそうだがな。しかし、卵巣と子宮の形成は必ず起きる。外見は男のようでも、内
臓機能は女性だ。それに、変異症の人間に男性ホルモンを注射すると、拒絶反応が
起きる」
美咲は諭すように言った。
「男性に戻ろうとする行為に体が反発するのだという仮説もあるが、よくはわかっ
ていない。だが、死ぬようなことはないが、死んだ方がましだというくらい苦しむ
そうだ。間違っても、そんな考えを起こすんじゃないぞ」
彼女が祐を見つめる目は、慈母のそれを思わせる優しさと厳しさが同居していた。
「これも何かの縁(えん)だ。君が女性として自立できるまでは、私ができる限りサ
ポートしてやろう」
「あ、はい……ありがとうございます」
この異常な事態には、確かに個人的にも医者のサポートがあった方がいいだろう。
鷹上の知り合い(彼女の言葉から察するにセックスフレンドのようでもあるみたい
だが)というところに不安を感じないわけでもないのだが。
「私が勤めている大学病院では、女性変異症の公的な補助も請け負っていることだ
しな。産婦人科や心療内科もある。ここからも近いだろう?」
「そうですね」
「そういうわけだから、早く下を脱ぎたまえ」
「……話に繋がりが見えませんけど?」
「別に私はかまわんぞ? どちらにせよ、医者に行って診断書を書いてもらわねば
ならんのだ。その時に産婦人科で男性医師に大股開きであそこを見られるのと、どっ
ちがいいかな?」
「難しい問題ですね……」
祐は考え込んだ。
しかし美咲は悩んでいる祐に近づくと、ひょいと彼女の体を持ち上げて、ころん
と転がしてしまった。
「軽いな。四十キロ台前半くらい、いやそれよりも少ないかもしれん。もっと肉を
付けないと冷えるぞ。適度な脂肪は女性に必須だ」
「うわ、四十キロって……」
体重を計ったのは大学の健康診断の時くらいだが、その時は七十五キロだったの
で、三十キロほど痩せたことになる。ダイエットで苦しんでいる人から見れば驚異
の成果だ。
簡単に寝転がされて、祐はじたばたと抵抗する。
「やめっ! やめてください!」
「ほら、尻を上げて。でないと、パンツごと一気に脱げてしまうぞ?」
「げ」
美咲の言葉に祐は硬直した。その隙に彼女は素早くトレーナーのズボンを剥がし
てしまった。
「ほう……なかなか倒錯的だな」
美咲が素直な感想を漏らした。
「美少女のだぶだぶブリーフ姿、しかも上半身は男物のトレーナーとTシャツ。最
近ではこれを“萌え”とか言っているのか?」
「そんなこと知りません」
もじもじしながら祐は答える。
「股間が湿っているな。問診で興奮でもしたのか」
「そんなこと……ないです」
「下着は自分で脱いだ方がいいだろう。それとも私に赤ん坊のように脱がして欲し
いか?」
「自分で脱ぎます!」
と言ってから、美咲にまんまとのせられたことに気がついたがもう遅い。寝転ん
だまま足をふんばって尻を浮かせ、のろのろと下着を脱ぐ。そういえば、鷹上に犯
された時には彼に剥がされたような記憶もあるのだが、よくおぼえていない。
「脱ぎました」
脱ぐ時には横を向いていた美咲に、祐は言った。
「布団に仰向けになって寝て、膝を立てて足を開くように」
「はい……」
避けられない事態とはいえ、相当に羞恥的な姿勢だ。
無我夢中でよくおぼえていないのだが、鷹上にも同じような姿勢をねだられたよ
うな記憶もある。つくづく、女の敵である。
祐は目をきつくつぶって、ゆっくりと足を開いた。
美咲の手が太腿に触れた瞬間、祐はぴくっと体を震わせて目をさらにきつくつぶ
る。
「ひゃぅっ!」
「ああ、すまん。汚れていたので拭かせてもらった」
いつの間に用意したのか、黄色の濡れタオルを手にして美咲が答えた。精液と愛
液の混合物が流れ出ていたことは黙っていた。女になりたてのまっさらの処女にな
んということをするのだと心の中で呟き、後で金太郎を二、三発ド突いてやろうと
心に決めながらてきぱきと準備を進める。
ビニールを破る音がしたので不安に駆られた祐がそっと覗くと、見慣れぬ膨らん
だ胸と股間のVの字を通して美咲が何やら物騒な器具を手にしているのが目に止まっ
た。
「それは何ですか!」
「ああ、これはクスコというものだ」
アヒルのくちばしのようなベージュ色の樹脂製器具は、ペニスよりもはるかに凶
悪に見えた。
「膣口や内部に傷を負ってないか見るために必要なのだ」
「いりません!」
「いや、診ておかないといかんのだ」
どこか微笑んでいるようにも見えるのは気のせいだろうか。
「冷たくないし、消毒も済ませてあるから安心したまえ」
「いや、そんなの安心もなにも!」
「私が信頼できないか?」
と真顔で言われると祐もうなずかざるをえない。それに、足を広げたままなので
すうすうと冷える。さっさと診察を済ませてもらうのが得策だろう。
「お願いします」
とだけ言って祐は頭を元に戻し、早く終わりますようにと心の中で呟きつつ、横
を向いて目をつぶった。
「ほう……同性の私から見ても魅力的な形状をしているな。恥毛は控え目に形良く
生えているし、ふっくらとした大陰唇もなかなかそそる。手入れの必要もなさそう
だな」
美咲はそろりとクスコを挿入しながら言った。
「んくっ……て、手入れって?」
「いわゆるビキニラインとかいうものだ。水着によっては陰毛がはみ出てしまうか
らな。君の場合は性器周りにほとんど陰毛がない。実に羨ましいことだ。ここの手
入れは大変なので蔑ろにしがちな女性が増え、嘆かわしいことこの上ないのだがな」
「……」
童貞の祐にとってはちょっと鼻血ものの話だが、悲しいことに勃起する器官を今
は持たない。
「ふむ……」
濡れてきたのをみとめて、美咲が一言呟いた。どうやら、体は思った以上に順応
しているようだ。もちろん、彼女(祐は「彼」だと主張するだろうが)はそんなこ
とはないと言うだろうけれど。
「外国人の場合は剃っている者も多いのだが、これは毛が生える場所には匂いの元
にもなる組織が多いからでね。元々体臭が強めの上に、肉食中心だと、やはり体臭
はきつくなる。手入れをしないと発酵臭、いわゆるチーズ臭のようなものが強くな
る。これがなかなか強烈でな……」
ペンライトで中を照らしつつ、美咲は続ける。
「アメリカに留学している時に同居していた彼女がそうでね。いつもそれで喧嘩を
していた。『ミサはミソスープとソイソースの匂いがするじゃない!』とか言われ
たりしてな。自分では自覚がないのだが、案外本当にそうなのかもしれんと最近は
思っている」
体の中を広げられている器具の奇妙な感覚に体を固くしていた祐だが、美咲がしゃ
べっているのは単に蘊蓄(うんちく)を語るのが好きなだけではなく、会話すること
で少しでも緊張を和らげてやろうという意図があることを感じ取ることができた。
「……ありがとうございます」
「ん? 診断はまだ終わっていないぞ」
だが、すぐにクスコが抜けてゆくのがわかった。
「もういいんですか」
「特に異常や外傷は無いようだ。多少の裂傷はあるが、これは数日のうちに治る」
クスコとペンライトをしまいつつ美咲が言った。要するに、セックスの時にでき
た傷だ。処女膜も破れているが、一月以内に月経も始まるだろうから感染症などの
問題もおきないだろう。
「私が見た所は正常だが、病院でCTなどを撮る必要があるな。できれば今日明日
中にでも時間を工面して、大学病院の方まで来てくれ。あと、だな……」
「はい」
もそもそと服を着直している祐を前に、美咲は言った。
「遅くとも三か月以内に生理が始まるはずだ。そのためのレクチャーが必要なので、
筆記用具を忘れないように。あとは、健康保険証……コピーでもかまわんが、それ
と印鑑。御両親は健在かな?」
「はい。隣の県に住んでますが」
「近いのなら、一度御両親にも来ていただいた方がいいだろう。DNA検査と戸籍
の変更などの手続きもあるからな」
「はあ……」
両親にどう言って切り出せばいいのだろうか。祐は心の中で深い溜め息をついた。
「私からは以上だ」
やっと終わったと祐が胸を撫で下ろした、その時だった。
「じゃっじゃあぁ〜ん♪ お待たっせぇ〜!」
ドアが派手な音を立てて開いたかと思うと、一人の見慣れない女性が、疲れきっ
た顔で大きなトランクを何個も持っている鷹上を従えて立っていたと。
「わあ、その子? かわいいじゃん。見立てがいがありそうねえ」
「……金太郎のアレか」
美咲が声の主の方に視線を向け、ぽつりと言った。
「うん、タロちゃんのセフレだよ。いちお、ブティックみたいなのを経営してるけ
ど」
「ほう……」
見た目は二十なかばだろうか。軽くラメの入ったアイシャドウと、派手目の、い
わゆる現代風メイク。ルージュもきついピンクだ。だが、その年で一国一城の主人
を名乗っているのだから、見た目ほど軽薄な女性ではないことがわかる。
「私の方の診察は一応終わった。もっとも、精密診断はここではできないのであく
までも外見的なものに限るがな」
「じゃあ、やっぱり女の子になっちゃったってのはホント?」
「確定したと言っていいな」
「いや、俺は男です」
祐が言った。立ち上がった拍子にトレーナーがずれ落ち、男物のブリーフが丸見
えになった。
「うわー、最悪ッ!」
玄関に突っ立ったままの女性が大袈裟に、目に手を当ててのけぞった。
「もう見てらんない! ほら、タロちゃん下の車に積んでる荷物も持っておいで」
「まさか全部売りつける気じゃ……」
「なんか放っておけなくなったわ。大丈夫! あたしが責任を持って、下着から普
段着、おしゃれ着に勝負服までぜーんぶ面倒見てあげちゃう!」
いかにも重そうなトランクを4つ、両手に軽々とぶら下げてサンダルを蹴散らし
てずかずかと彼女は上がり込んできた。
「ひえっ!」
祐は息を飲んだ。
「せいぜい女を磨いてもらうといい。それでは、私はここで失礼する」
無情にも美咲はさっさと退散してしまった。
「さぁ〜って、おにゃーのこになった童貞クンってのは初めてなのよねぇ〜。うふ
ふふふぅっ♪」
顔全体が笑み崩れている。ただ、ひたすら怖かった。
外からは鷹上の悲鳴と、階段を転げ落ちる派手な音が響いてきた。恐らく、美咲
の鉄槌が下ったのだろう。
「た、助けて……」
「大丈夫大丈夫! タロちゃんと違ってずこばこしたりしないから。最初はみんな
抵抗するけど、すぅぐ良くなるからね」
「良くなるって……はぅっ!」
トレーナーと下着を剥がされ、たちまち全裸にされてしまい、祐は身を縮めた。
――祐の災難は、まだ終わったわけではないようだった。
「(題名未定)」第2話:END
ほほぉ新境地ですか。続きに期待大です。
催眠誘導のあたりから興奮し出した俺バンザイ。
色んな意味で新境地www
女性としての階段を嫌々ながら登っていく祐ちゃん(*´Д`)'`ァ,、ァ
(*゚∀゚)=3
217 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:00:40 ID:5AShGVdw
age
218 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:01:29 ID:5AShGVdw
age
219 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 00:02:15 ID:OSeW6ASs
age
どこかで見たTS小説なんだけど。
海外ので、バスケットをやってる青年が、彼女とセックスする時とかに、黒人の女の子と意識が入れ替わって。
それが頻発するようになって、最終的には完全に入れ替わってしまうみたいな。
そういうTS小説の翻訳したものを探してます。
どなたか知りませんかね?
保管庫に行ってみるといいよ
223 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:51:37 ID:fFjhImmF
ho
224 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:21:47 ID:hhRblKXS
過
225 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 00:23:04 ID:hhRblKXS
疎
226 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 01:06:12 ID:23U1Fd9H
ほ/しゅ/
380 ◆PKEHY060jYの叔父さんw
続きマダー? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
すっかり寂れたな。職人はどこへ消えたんだ?
229 :
263:2007/03/19(月) 22:17:04 ID:D/Yme7MF
VIPに流れたんじゃないか?
コテ消し忘れorz
「ひょんな〜」と「15,16歳で〜」にはたまに投下したりしてる
職人の殆どが支援所に流れたんじゃないの?
長文書かなくても(書けなくても)、絵にちょこっと書くだけで感想もらえるし
図書館の保守も完備で
荒し、粘着、叩きは管理されているしで
上手も下手も書き手が向こうに流れない理由が見当たらないw
232 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:34:35 ID:0jIsrrSw
あ
233 :
名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:35:10 ID:0jIsrrSw
げ
まとめサイトの「蘇芳 卓哉」が俺的にツボ
続きみてぇよ
どうなったの?
>>234 俺にとってもお気に入りの一つだがずっと前から止まってる
俺は橘悠が最高。続き読みたい。
俺も橘悠の続きが読みたい
もうすぐ3年経つが
回顧スレか。
真性の粘着電波が一度でも住み着いたスレに再興は無い。
オワタ?
何のそれしき
橘悠は良かったね
文章は滅茶苦茶だったけどそれを上回るエロパワーだった
がんばって書くわ
忙しいのと、インフルエンザ感染のダブルパンチで投下できないの。
ゴールデンウイーク頃まではたぶんむりぽ・・・
380 ◆PKEHY060jY 氏。
私はいつもあなたを師匠と思ってます。
気長に待ってますぅ〜
間違えた。
・・・こっちだった。
蘇芳 卓哉の作者ってもう消えたのかな?
近所のおばさんと入れ替わってしまって、熟女の性欲を抑えきれずに、
元の自分の身体に、悲鳴をあげながらも涎をだらだら垂らして犯されまくる。
そんな小説って需要ある?
いや、俺が読みたいだけだが。
俺はおばさんには興味は無いがええんじゃないの。
ただ最近男から女に変身しても順応してセクロス〜で終わってるのが多い気がする。
なんか急に変化したのにすぐに慣れて女になりきっちゃってるから読み応えが薄い。
面白いけど。
男の心から戸惑いながらも女の心に段々変化していくのが好きなんだが。
課程が多くなればなるほど話が長くなっちゃうから仕方ないのかな?
こういう事書くと更に投稿しづらくなるかな?
過疎っている今がチャンス
支援所なんて書き手多すぎて読んで貰えんって不満が出てるくらいなのに
確かに支援所ではなくこっちに投下して欲しいな
こっちは投下しても叩きしか来ないからどっちもどっち
投稿しま
俺の名前は 佐野 春喜 公立高校の1年だ。
最近平凡な暮らしに飽き飽きしている。
中学校の頃はどっかんどっかん色々やったが、
義務教育が終わった今ではそうはいかない。
「あ〜あ、暇だなぁ・・・つまんね〜」
学校の帰り道、夕暮れにむかって俺は嘆いた。
「だよなああ・・・、なんかおもしろいことねぇかな〜」
俺と一緒に嘆いているのは、小学校からの悪友のタカこと 石井 高広 だ。
身長は185pもあり、170あるかないかの俺と同じ吹奏楽部とは思えない
ような体つきだ。
こいつと俺は仲が良すぎて、ホモなんじゃないかと学校で噂されるほどだ。
だが俺は 断 じ て ホモじゃない、女が大大大好きだ。
もちろん彼女も・・・・と言いたいところだけど、実はいない。
それもあって、とにかく毎日が暇で暇でしょうがないのだ。
「そろそろお分かれだな。ハルちゃん、じゃあな〜」
「おう」
家路の分かれ道でタカと分かれてからしばらくして、
一人冗談交じりで呟いた。
「どうにかしてくれよ、、、神様」
家に帰ると俺は部活の疲れもあって、晩飯を食った後に
風呂にも入らずベッドに倒れ込んだ。
ちなみに俺の両親は海外で仕事をしていてしばらく帰ってこない。
自分で食いたいときに食って、寝たいときにねればいいのだ。
「あ、やべ〜洗濯してねぇや・・・・まぁいっか」
そのまま俺は眠りにおちたのだった。
ジリリリリリリ
携帯のアラームが鳴った
「ぬぅうう」
寝ぼけ眼で携帯を手に取りアラームを止めた。
・・・・着替えるか
布団の中でもぞもぞ服を脱ごうと、体をまさぐった
「ん」
胸のあたりで何かに触った・・・・
「なんだ?」
もう一度触ってみる・・・ぷに・・・
「!!??」
ガバッ
俺は布団をはいで自分の胸を見た。
あれ?・・・妙に膨らんでいる。
確かめようと服を脱いだ、
そして絶句した・・・
「ええええええええええ!?」
そこにあったのは大きく膨らんだ俺の胸だった。
なんだなんだ?病気か!?何病!?
これじゃあまるで・・・そう・・・・女性の乳房みたいだ・・・
あれこれ悩んでいると、朝の尿意が俺の思考を邪魔した。
「とっ、とにかく小便してから考えよう・・・」
トイレに入り、便座の前にたった。
ズボンを下ろす。
ん?また妙な違和感が・・・・
自分の股間を見下ろして俺はまた絶句した
「え」
そこには、いつも朝立ちでそびえ立っている筈の
my息子の姿が無かった。見えるのは薄い毛だけ・・・・
!? 嘘だよな・・・股の裏にでも隠れているんだ!
そうさ、つーかそうであってくれ!
恐る恐る股の間に手を伸ばす。
・・・・・しかしそこに感じなれた感触は無かった。
ここまでしか書いてナス(^ω^)
空気よめなくてスマソ
続きも今書いてるんで、今日中に投稿したいと思います
久々のリアルタイムだ♪いいねいいね、続きに期待したい。
いまいちだな。支援所に修行しに池
触ったのは柔らかな割れ目だったのだ。
絶望と恐怖に苛まれながらも
ゆっくりとその割れ目を触り確かめてみた。
「んあっ・・」
割れ目の上部分を触ったとき、感じたことのない感覚が俺の体を走った。
なんだ?・・・・しかも・・・俺の声高くなってないか?
俺は考えを冷静に整理した
大きくなった胸
無くなった息子
代わりについている割れ目
高くなった声
・・・・・・もしかして、俺は・・・・女に・・・
いや!そんなことはない!ありえない!つか無理!!
嫌でも浮かぶ考えを頭をぶんぶんと振ってかき消した
叩かれても投稿します
すいません
他に投稿して下さる方いるなら
やめますので、言ってください
あ、そういや俺小便したかったんだっけ・・・
でもどうやって?もしも・・・もしも女になっていたなら
座ってできるはずだ、きっとできないさ
できなかったらそれはそれで辛いが・・・・
俺は恐る恐る便座を下げて座った。
そしていつものように膀胱の緊張を解いた。
ちょろろろろ・・・・
聞き慣れた水音が俺の頭にガンガン響く
まじかよ・・・・嘘だろ・・・
用をたしおえ(一応拭いた)俺はフラフラと自分の部屋に戻った。
部屋に入ったとき鏡が目に入る
ん?
鏡に見慣れぬ誰かが映っている
誰だ?
肩まで伸ばした黒髪
整った鼻筋
適度に大きな目
綺麗な輪郭
少し小さめの背丈
そこに映っていたのは、可愛らしい女の子だった。
思わず身構える俺、するとその女の子も身構える。
「え、あれ?」
その女の子が、自分だと気づくまでそう時間はいらなかった。
「うそだろぉおお!夢なら覚めろ!覚めてくれ!」
ベッドに倒れ込み目をつむって強く祈った 。
・・・・が、何も変わらない。
俺は目をあけて鏡の前に立ち、所々を調べた。
「なんてこった」
溜息をひとつつき
どうやら女の子になってしまったらしいという現実は
しぶしぶ受け入れることにした。
でも何故?新種の病気か?自慰のしすぎか?
「考えても無駄か・・・」
兎に角、まずは病院にいかなければ・・・男に戻らないと。
俺は休みを伝えるため学校に電話することにした。
ぴっぽっぱっぽ
プルルル プルルル ガチャ
「はい、○○高校です」
「すいません、1年A組の佐野ですけど・・・」
「はい、じゃあ今担任の吉崎先生に代わりますね」
「もしもし」
担任の吉崎の声だ、いつ聞いても渋い。
「あ、佐野ですけど、俺今日病院行くんで休みます」
「ん? 佐野ぉ? うちのクラスの佐野か?」
あたりまえじゃないか、何いってんだ
「え、はい、そうですけど・・・」
「その声どうした?
そうだった・・・・今俺の声は女の子の声なのだ。
「え、はい、そうですけど・・・」
「その声どうした?
そうだった・・・・今俺の声は女の子の声なのだ。
「あー・・・すいません、私佐野の母です〜」
我ながら苦しい嘘だ
「ん?、さっき俺って言ってなかったか?」
う・・・やっぱりか・・・・
「すいません、俺が佐野春喜なんです」
「???」
「実はかくかくしかじかで」
俺は今朝の出来事を吉崎に話した。
「ん〜、そう言われてもなぁ・・・」
「と、とにかく病院に行ってしらべてきますんで・・今日休みます」
「・・・・わかった、まぁ嘘か本当かは明日にでもわかるしな」
・・・・信じていないらしい それも当然か・・・
「えーっと、じゃぁそういうことでお願いします」
ガチャッ ふぅ〜〜〜〜
電話を切ると俺は大きく溜息をついた。これでよしと
・・・・よしじゃないか・・・
・・・保険証もって病院に・・・・あ、
そういえば俺、昨日風呂はいってないな・・・
どんな状況だろうと、清潔は保つ。それが紳士というものだ。
衣類を脱ぎ、風呂場に入る。
風呂場の鏡にはやはり「小柄な女の子」の俺がうつる。
よく見てみると本当に可愛い、こんな彼女欲しかった!
だが皮肉にも鏡にうつる理想の彼女は俺自身なのだ。
・・・・そういえば・・・・
少し気持ちが落ち着いてきたからか、
自分の体をまじまじと観察する余裕がでてきた。
大きめのハリのある形の良い乳房・・・
美しくくびれた腰・・・
・・・・そして・・・薄い毛に覆われたマ○コ・・・
勢いで書いたけど、小説投下すんの初めてだからハズい
過疎ってるしもっと書くよ(^ω^)
PCや無修正AVとかで見たことあるし
初めて見るわけではないけど・・・
俺も男だ、生のマ○コを見て興奮しないはずがない。
・・ゆっくりと手を・・・・
いやいやいやいや、俺はなにをしてるんだ。
自分の体に欲情するなんて、いくらなんでもそれは嫌だ・・・
ムラムラと沸き上がる気持ちを洗い流そうと、
暖かいシャワーを頭からかぶった。
ザーーーーッ
風呂場にシャワーの音だけが響く。
・・・まったく、なんだって女なんかに・・・
・・・・どうせなるんだったら、
チョー背の高いイケメンがよかったな・・・
シャンプーとリンスで髪を洗う。
髪をゆすぎ終わって鏡を見ると・・・
「お、」
綺麗な黒髪だな〜・・・・
鏡にうつった濡れて艶やかになった自分の髪を見て関心する。
次は体、ソープをスポンジにつけてごしごしと強く体をこする。
首まわり、肩、腕、脇・・・・・・
・・・そして胸。
胸を他の部分と同じように強くこすった瞬間
むにっ
「んふっ・・・」
トイレの時同様、感じたことのない感覚が体を走った。
き・・・気持ちいい・・?
もう一度胸を強くこする ごしむに
「あっ、・・・うぁ・・・」
男の時には感じなかった淡い快感が、体全体にジンジン響き渡る。
「あ・・」
気づくと、ふたつの先端が硬く立っていた。
そういえば、AVとかだと女は乳首を触られてすごい喜んでたよな・・・
泡の付いたスポンジで先端部分をつんつんとつつく
「ひゃうっ」
・・・すごい敏感になってる・・・・・
・・・・・つか変な声だすなよ俺・・・・
今日はここまで
よくある展開になりました
おやすみなさい
ガンガレ!
直接打つとエラーとかで消えたときすげー萎えるからテキストエディタに書いてからコピペで投下したほうがいいぜ
272 :
269:2007/03/25(日) 01:13:34 ID:R4jBYiZM
ふたりともありがとん
神が来るまで俺にかかせてください
そしておやすみ
規制解除されてるかな
52→111でオリジナルを書く事にしたものの、なんだかあれだったので形になっているTSするあたりまでを保守がてら落としてみます。
思いつくままに打ち込んだだけで、いじっていないのであまり期待しないで下さい。
寝ちゃったのかな
支援所では最近レスが少ないとか嘆いてる人がいるみたいだけど
日本どころか世界最大手のFictionmaniaでさえ余程の傑作でもない限り3レスもらえれば良い方だぜ
>274
がんがれ大いに期待
専用ブラウザか何かのエラーか、でなければ規制が発動した予感。
期待させておいて申し訳ない。
第1章
人の歴史は、即ち闘争もしくは競争の歴史。
確かこんな言葉だったように記憶している。
しかし誰の言葉だったのかまでは憶えていない。
……というか、こんな世の中だ。戦争の歴史だった、と言い換えてもいいかも知れない。
戦争はいつもくだらない理由で始まり、同じくくだらない理由で終わる。
片思いの相手が敵対国の王族だったから戦争をしかけて国ごと支配した、などという二流のジョークにもならな
い笑えない話もある。
と、すると……この戦争も、くだらない理由で終結するのだろうか?
謁見の間に入ると、既に将軍が待っていた。
部屋に入ってきたこちらを見ると嬉しそうに近づいてきた。
それはそうだろう、ほぼ一年の間抵抗を続けてきた敵の司令官を捕らえたのだから、嬉しくないはずがない。
「やっと捕まえたよ、仲間の裏切りにより指揮していた部隊に壊滅的な打撃をうけて敗走し、惨めに逃げる途中
にバナナの皮を踏んで転んだところを捕らえられたアルタン王子(独身・彼女募集中)……」
「……嫌な肩書きだな?」
一体どこからツッコミを入れるべきなのか?それとも新手のボケでなく真面目なのか分からないが……どの部分
にという訳でなく、とりあえず文句を言っておく。
「見解の相違だな。私はそうは思わん……」
いつか、バナナの皮を道に捨てた奴は死刑にする法律を作ってやる。
「さて、本題に入るが。先日アロリアが降伏を申し入れてきた。――まぁお前が捕まったんだ。無理も無い事だ
がな。」
主力だった自分の部隊が負けたんだ。まぁ当然の結果だろう。
今さら何を言う気も起きないが、裏切りがいなければこんな事にはならなかったはずだ。
結局自分にできた事は、少しの間の時間を稼ぐことだけだったか――
「そこで私は彼らを全員殺してしまおうかと思っている。一年もの間反抗してきた奴らだ。新たに開発される魔
法や兵器の実験台にでもなってもらうか……それともいっそまとめて焼き殺すか……」
「なっ――」
言葉を失った俺に構わず、淡々と将軍は続ける。
「兵士だけじゃない。国の発展と繁栄のため、これまで頑張ってきた人たち。彼らの尊い命も、ただ戦争に負け
たというだけで、一日にして露と消えてしまう。彼らの中に、望んで戦争に身を投じた人が一体どれだけいるの
だろうか?彼らにだって愛する家族や恋人がいただろう。もしかしたら新婚の家庭もあったかも知れない。彼ら
はこの残酷な運命をどのような気持ちで受け止めるのだろうか?いや受け止めることなどできないだろう。受け
止めきれずに精神がおかしくなる者や、絶望に自殺を図る者も出てくるかもしれない。しかし大部分の者は思う
ことだろう。何故自分が?彼らにはただやり場の無い怒りと怨嗟の呟きのみが残され、自分が死ぬその瞬間まで
思うのだろう。戦争さえなければ……死によって思考が停止するその瞬間まで、思い続けるに違いない。彼らの
どこにそんな罪があったというのだろうか?死ななければいけないほどの責任があったのだとしたら、それに見
合うだけの何かがあったのだろうか……いや違う。彼らはただ、とばっちりを受けただけだ。そう、彼らはただ
の被害者。運命に翻弄されただけの――」
「やめてくれ……もうやめてくれ!」
今まで戦ってきた俺だから分かる。
コイツは本気だ。
例え何千何万という数であっても、皆殺しにすることを、今さら躊躇するような奴じゃない。
考えろ、考えるんだ、俺。
「お前の目的は達成されたんだろう?降伏して、もう抵抗する気の無い人間を殺して、何になるというんだ!」
「……確かに、そう思わないでもないんだが、第二第三のアルタンが現れないとも限らないからねぇ……私は心
配性なんだよ。」
馬鹿な。
もう既に抵抗する力をなくした国を……
「頼む。アロリアの民を見逃してくれ。彼らの命が保障されるのであれば俺はどうなってもいい。お前の言う事
なら何でも聞く。」
将軍の口元にいやらしい笑みが浮かんだ。
目は笑っていないが……
つぶやく様な声が聞こえる。
「確認するが、私の望みを全てかなえてくれると?何でも言う事を聞くというのだな?」
瞳には邪な輝きがあったが、頷かないわけにはいかなかった。
「あぁ、俺の誇りに賭けて誓う。二言は無い。」
生きていれば――そう、生きていさえすれば、いつかまたチャンスは巡ってくる。
「いいだろう。しかし約束を違えたら……分かっているな?」
「もちろんだ。国民が、他の民と同様に扱われるのであれば、俺は何をされてもどんな運命であっても、それを
受け入れる。俺自身の名に賭けて誓う。」
多分、俺は将軍の指揮下に入り、領土拡大のために戦わされるのだろう。
昨日まで敵だった奴の下で働くなど屈辱以外の何者でもないが、まず何よりも国民の事を第一に考えなくてはな
らない。
それが上に立つ者の義務だ。
将軍は、苦悩する俺を眺めていたが、突然笑い出した。
「私の言う事を何でも聞く。しかし、その約束が破られたら……お前の国民はこの世から一人もいなくなる。よ
く憶えておくことだ。」
上等だ。
「お前の望み、確かにかなえてやろう――が、その前に――」
将軍が何やら合図をすると召使が何やら運んできた。
テキパキと作業をこなし、去った後にはテーブルの上に並んだティーセット……
「おい、何だよこれは?」
「見て分からんか?午後のティータイムだ。」
わけの分からない俺の質問に、当然のように返してくる。
「んなもん見りゃ分かるわ!俺が聞きたいのは、何で今だって事だよ!」
「ふっ……笑止な。英国紳士たるもの、常に心にはゆとりを持たんといかん。」
温められていたカップからお湯が捨てられ、ガラス製のポットに茶葉が入れられる。
「君も飲むかね?」
「いらん!」
確信した。
こいつは人を怒らせる才能を持っているに違いない。
一瞬本気で呪殺能力が欲しくなった。
「まぁそんな事言わずに飲みたまえ……って言うか飲め。」
「選択権が無いなら最初から聞くなよ!」
「はっはっは。これは私としたことが、失礼した。――という訳で飲め。」
ポットにお湯が注がれる。
俺としては、このお湯をそのままコイツの口に注ぎ込んでやりたいのだが、そうもいかない。
「それで?俺の処遇はひとまずおあずけか?」
ポットのふたが閉じられると、将軍が合図をした。
「そんな訳が無かろう。――やれ。」
将軍の掛け声と同時に、周囲の魔術師が呪文を詠唱する。
何かの儀式魔法を始めるつもりらしい。
……俺に魔法をかけるつもりか?
多分恐らくきっと……どうせ将軍へ反抗できないようにする魔法か何かなんだろう。
精神を鎖に繋ぐ魔法があるとか無いとか聞いたような気がしないでもないかも知れない。
……それとも発掘された文献にそんな記述があったとかいう話だったか?
どちらにしても今は関係の無い事だ。
将軍は、足を組んで椅子に座りながらこちらを見ている。
いつかこのニヤケ面に拳を叩き込んでやる。
――それは突然始まった。
突然始まった儀式に驚きながら、一体何をする気なのか?
と、小一時間問い詰めようと思ったが急にのどが詰まるような感覚に襲われた。
「ァが――ナ、……に――ゲホっ――!!」
言葉は分かるのに話し方が分からないような……とても奇妙な感覚。
何か言おうとしても、口から漏れるのは弱々しい息だけだった。
「ぐぁ、あ……頭が……」
自分の体に異変が起きたのが分かった。
頭が猛烈にかゆい〜!!!
ぼりぼりぼりぼりぼりぼり――
必死に頭を掻き毟っても痒みはとまらず、それでも引っ掻き続ける事をやめることはできなかった。
指に髪が絡みつく。
――いやそれはおかしい。
俺の髪はこんなに長くはなかったはずだ。
「髪が……伸びてる……」
そう。
伸びた髪を掴んでみると絹糸のように細いブロンドだ。
ろくに手入れもしていなかった髪が手の中で綺麗に流れている。
何だ?
一体何が起きたんだ?
ポットの中がまぜられ、白いカップに紅茶が注ぎ分けられる。
コポコポ――
「喉が渇いているのではないかね?今の魔法をかけられるとそうなるんだ。遠慮なくこちらに座って飲みたまえ。」
そういえば、緊張のせいもあるのか、喉がへばりついている。
唾を飲んだ程度では済まないだろう。
――なるほど、お茶の用意――そういう事か。
こちらを睨むような周りの視線を感じながら席に着く。
なにやら熱心にもたっぷりと敵意のこもった視線をこちらに向けている奴が数名……
「どうやら、俺が生き延びることを快く思わない者もいるらしいが……」
「それなりに大きな軍隊だ。一枚岩とはいかないさ。色々な者がいるだろうし、色々な考えがある。……砂糖や
ミルクもあるが?」
「いらん。」
ズズッ……
ドクン
視界が暗転した。
膝がガクガクと笑い、そのまま崩れると……吐き気がした。
違う、これは吐き気なんかじゃない。
内臓が軋んで悲鳴をあげている。
まるで細胞の一つ一つまでが拷問を受けているような感覚。
「うぎゃああああああああああああああああ――!!」
喉が枯れてしまうかの様な声で叫ぶ
「ぐおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
「超神水。苦痛を伴うが、飲んだ者にかけた魔法の効果を確固たるものにする。通常は使われる事などめったに
ないが、魔法の補助としては素晴らしい力を持つ水だ……劇薬だがな。こんなもの私が飲むわけが無かろうが。」
そう言うと、将軍はティーカップごと紅茶を投げ捨てた。
自慢げな将軍の声は聞こえるが、意味を理解する余裕も無く、どたんばたんともがき続ける。
(カリン様。助けて……)
自分でもわけの分からないボケをかましながらその場に倒れた。
倒れた時に床に頭をぶつけたが、痛がるような余裕は無い。
「――ぁ、あ……はぅ……ぁ、ぐ……」
あばら骨が拉げる。
内臓がかき回される。
息ができない。
何かが体の中を這いずり回っている。
ありえない、こんなの……もみくちゃにされて……
全身が引き攣れるっていうか――物を売るってレベルじゃねーぞ!
手足がピクピクと痙攣している。
いつの間にか苦痛はなくなっていた。
それとも気づかず意識を失っていたのか?
「――ぅ、はぁ……けほっごほ!」
咳き込みながらも何とか起き上がる。
まだ脱力感はあるものの……妙に体が軽い?
こんな感覚、拘置所ダイエット3ヶ月コースをやった時(8kg減)以来だ。
立ち上がったが、足元がふらつく。
後遺症か?それともただの立ち眩みか?
グイッ
強引に引き寄せられ、顔を覗き込まれる。
その時、腰から落ちたズボンを引き上げようとしたが、見慣れないものが視界にあった。
……何、これ?
胸?
俺の、胸。
――そして知った。
ズボンがずり落ちて、やたらと風通しの良くなった股に、何もない事を――
「な、なんで……?」
大き目のワンピースのようになってしまったシャツの上から、両手で触ってみても何も感じられない。
……というかあるはずのないものがそこにもあった。
「ふ、ふははは。どうやら成功したようだな。気分はどうだ?」
混乱していた。
俺は男なのに女の胸があって、股間には何も無いし――いや何も無くはないんだけど、何か背も縮んでいる気が
するし――
「こっ――股間にハイパー兵器がないです!……え?」
今の声。
俺の声じゃない。
な〜んだ、この体は俺の体じゃなかったのか、安心安心♪
――って違う!
何だ?今の声は?
まるで女じゃないか。
「戸惑う顔も可愛いよ、帰蝶ちゃん。」
……いやさすがにそのネタは誰も分からんだろ……
とか心の中でツッコミを入れてると、腕を掴まれたまま胸を撫で上げられた。
というか揉まれた。
「痛ッ!」
胸に走った痛みに思わず叫びをあげる。
押し返そうにも、将軍の力はやたらと強く、全く抵抗ができなかった。
「一体、何が……?何をした!?」
涙を滲ませながら叫んだ。
泣いてない。
痛くないもん。泣いてなんかいないんだから!
と、思いつつも、涙が滲んでいたのは内緒だ。
「アルタン……いや、アルたん………………萌え萌えだよぉ〜〜〜!かわいいよアルたんかわいいよ!」
ガバァァッ
と将軍が飛び込んでくる。ルパンのように。
ガンッ
いきなり抱きつこうとした将軍のあごを、鋭く振りぬいた俺の肘が熱烈歓迎する。
「うっさいわ!テメェ気持ち悪ぃんだよ、このホモ野郎。大体俺の名前はアルタンだ、変な発音すんな、ボケが。」
「嫌よ嫌よも好きのうちってやつだね。そんな奥ゆかしい君も素敵だよ。ア・ル・たん♡」
全国の男性諸君、想像してみて欲しい。女性のみんな、分からなくてごめんね。
筋骨隆々とした男に抱きつかれて嬉しい男などいない。
そして中の人などいない!
「大丈夫だよ、アルたん。愛があれば年の差どころか性別だってきっと乗り越えられるさ。そろそろ私の愛を受
け止めて、そしてそう…そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー…」
将軍が俺の頭をしっかりと掴み、ものっ凄い形相で唇を突き出してくる。
顔がじりじりとアップになり、その血走った目の細かいところまで観察できる――が、今はそんな事をしている
暇があるわけは無く、ただ必死に将軍の顔を押し返すので精一杯だ。
怖い、はっきり言ってマジ怖い。
ただでさえちょっとアレな顔が、変形してえらい事になっている。
「やめぇ〜!離れろっ俺はそんな妖しいのが好きなナイトじゃねぇ!!」
「今の僕はまだ誰にも抜かれていない聖剣エクスカリバー……そしてそれを抜くのは君さ、アルたん♡―
―私の気持ちを分かってくれ。」
「分かんねぇよ!そんなもん!――やめっ!お前、変なとこ触んな!!っつか他人の目くらい気にしろ!俺はお
前の事なんて何とも――」
抱きついていた腕が急に離れる。
?
何やらショックを受けたような?変な顔でこっちを見つめている。
「そうか……そうだよな……」
そんな捨てられた子犬のような目で見ないでくれよ。
何かデジャヴのような幻が……雨の日の路地裏。ダンボールに入れられた子犬……そして張り紙も……「あなた
が拾わなかったらこの子は死にます」
何だか俺、悪者?って空気になるじゃ――
「いや、分かればいいんだけどな……」
すると将軍が落ち込んでいた顔を急に上げて言う。
「他人に見られたら恥ずかしいんだね♪では向こうの部屋で。二人きりで激しく燃え上がろう♪アルた〜ん♡」
「うわっコイツ分かってねぇ!最低だ。だから、抱きつくなって言ってんだろが!」
やめぇ……他人の胸で『の』の字を書くな――
「お前らも止めろよ!いや、止めて下さい。お願いします。」
恥も外聞も無く、周りにいる兵士に助けを求める。
「いや……しかし……なぁ」
「手を出すな、とのご命令ですので。我々には何とも……」
マジか!?
このキチ○イども、国が滅ぶぞ?
「このイエスマンが!お前らは『YES』という答えしか持っていないのか!」
すると先ほどとは別の兵士が答える。
「いえ、決してそのような事は――」
「もちろん違います。」
ホッ――どうやらこの国にもまともな奴がいるらしい。
「将軍の意見が『NO』ならば我々も『NO』と言います。」
「当然ですな。」
だめだあぁぁぁ!
この国、腐ってやがる。
このままじゃ4発目で腐り落ちちまうよ……助けてママン……
「ふふ……助けを求めようとしても無駄さ。例えどんな趣味を持っていても、軍事的に無能でなければ部下はつ
いてくる。精神分裂を起こし、電波が入っていても連載が続く漫画家のようにね――」
だからそんな危険なネタはやめろと……
体を撫で回しながら将軍の手があごを持ち上げると、にやにやと胸くその悪い顔が近づく――
何かが唇に押し付けられる。
一瞬――自分が何をされたのか分からなかった。
唇に押しつけられてる――
視界には顔のどアップ――
……え?
前から抱き疲れていて、目の前には将軍の顔があって、そして唇に――
何をされたのか段々分かると、胸の奥から熱いものがこみ上げてくる……だめだ!
「ぅおえぇぇぇ……」
たぱたぱたぱたぱ――
――痛いほどの静寂の中、半ゲル状のものが床に落ちる音だけが響く。
いや、ある意味この光景も痛いのだけれど……
こみ上げたマイゲロが、俺の唇を奪った将軍の顔にクリティカルヒット!
ていうかマウストゥマウスで流入!……思わぬ反撃が成功だ。
心の中でガッツポーズを取った俺のことを誰が責められようか?
跪いた将軍はゲロまみれの両手を眺め……恍惚とした顔で見上げた。
「――――ぅほっ……むっはー。これが、アルたんのかほり……アルたn」
ゴスッ
体重を乗せた踵が、体をくねらせている奴の鼻っ面にめり込む。
「死ね!手前ぇ、今すぐ死ね!」
ガスッガスッガスッ
「あぁン♡……一踏みごとに目の前に閃光が走る。そして徐々に湧き上がってくる新しい感覚ぅ〜♡」
駄目人間だ――
「何しやがる!っつ〜か俺に何しやがった!?」
とにかく、自分が何をされたのかが知りたかった。
「いや、ただ自分の気持ちと本能からの衝動に素直に従って熱い口づけをだな――それに何をというかナニをす
るのはこれかr」
「やかましいわっ」
微妙に鼻の曲がった将軍が、それでも落ち着いた口調で答える。
「自分から質問しておいて、我侭なやつだな。」
「いきなり真面目になるなよ。それから、顔が近すぎだ。臭い息がかかって気持ち悪いんだよ。」
「ぁあん♡その蔑むような眼差しも最高だよ。」
「で?変な勘違いはどうでもいいからさっさと答えろ。……俺に何をした?」
「ふふ……自分でも覚えているはずだ……君の変化は、自らの意思で同意していることだ。」
唇を吊り上げながら答えた。
何か企んでいる――と言うよりは、獲物が罠にかかったのをニヤニヤと眺めているような笑い。
俺は……嵌められたのか……?
『彼らの命が保障されるのであれば俺はどうなってもいい。お前の言う事なら何でも聞く。』
――愕然とした。
「っ違う!俺は同意なんてしていない!――そんな事してないし……できなかったじゃないか!」
「違わない。君には選択肢があったし……数少なくはあったけど、自分の意思で選択したではないか?」
恐ろしいほど静かな口調だった。
何でこいつはこんなに落ち着いてるんだよ。
そりゃ自分に被害が及んでないからだろうけど……いやそうじゃなくて……
「君の望んだ事だよ。自分から――そして私の望むままに。強要したわけでもないし、自由意志である以上は、
もちろん取り消す事もできるが――」
言葉を途中で止め、こちらの顔をジロリと睨んだ。
俺は、要求を受け入れざるを得ない……もしここで断ったりしたら、宣言通りに虐殺が行われる。
目が、やばい。
俺のことを冷たく見下ろしている。
胃が引き絞られる。
胸の奥から喉もとに、熱いものが逆流する。
狂ってる。
――いや、こいつは正気だ。
であればこそ、前言が撤回されたら間違いなく、そして躊躇無く国民は皆殺しになる。
何か方法は――こんな条件なんて飲みたくない。
俺は男だ、戦士なんだ。
女なんかじゃない。
……必死に考えても何も思いつかない。
将軍の目は本気。そして言葉では認めるようなことを言っているけど、変更は認めないだろう。
目の前が真っ暗になり、足元――地面の感覚が無くなる。
負けた。
引き返せない、片道切符だ。しかも押し売り。
「女性も、実際になってみると結構面白いかも知れない。まぁ縁の無い私には分からないけどね、プゲラ」
手をパタパタと振り、無責任な事をほざきながら笑っている。
人の気も知らないで……
「大丈夫だよ。ちゃんと似合う服を用意してあげる。サイズも、デザインもね。素直な可愛い子になってくれ―
―私のために。」
将軍が何事か合図をすると、侍女が二人、寄ってきた。
「王女を今日のパーティーでお披露目する。私好みに仕上げるんだ。……萌えを忘れるなよ。」
あごが持ち上げられた。
何か企んでいるような眼差し――というか萌えって何だよ。
「そして――王女様らしく振舞えるように、な。」
「――かしこまりました。」
微妙な声のトーンが気になったが、この時はそれに構っている暇というか余裕が無かった。
以上、おそまつ。
らしい形になってるのはこんなところです。
エロくなくてごめんね。
…これは有りなのか?
何か将軍が可愛らしいなwww
あ、アルた〜〜〜〜〜〜ん!!!
'`ァ,、ァ(*´Д`)'`ァ,、ァ
何故戦国ランスネタが入ってるんだw
しかしネタの大半がわからんが、取り合えず乙
ア・ル・たん♪かわええ(;´Д`)ハァハァ
>>290 乙です。
文章を読んで気が付いた。
貴方はもしかして・・・・九重氏?
名門女子高に手違いで入学するはめになり、針のむしろな日々を送る主人公。
だがある日、主人公含む学校中の人間が性転換してしまう異常な現象が起こる。
その学校は生徒は勿論、教師や職員も全てが女性であったため、それが反転した今、
主人公は学校で唯一の女性ということになってしまった。
慣れない男の性欲に逆らう術を持たない元少女達はその捌け口を主人公に求めてくる。
肉体的アドバンテージを失い、唯一の異性ゆえ孤立していた主人公はたいした抵抗もないまま犯され、性処理用の奴隷になることを義務付けられる。
というネタを思いついた。
自分の妄想とネタだけで一本抜けるようになれば一人前w
それを文章に出来て、他人まで抜かせればプロw
>名門女子高に手違いで入学するはめになり、針のむしろな日々を送る主人公。
お嬢様組曲かよw
最初の方はエロくないのでさくさくと投下します。
ジャンルは
【強制】【和姦?】【精神陵辱】【爆乳】【孕ませ】
です。
NGワードは【閉じた】でお願いします。
302 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:42:49 ID:zxuSKoOO
■■「閉じた世界で生きる意味」〜交配と繁殖〜■■
■■【1】■■
――真っ白な部屋だった。
横を向いても、上を見上げても、どこもかしこも真っ白だった。
およそ、影というものが無い。
だが、「影が無い」ということは「明るい」ということであり、
それ光を生み出す“光源”が存在するということの筈なのだが、
部屋のどこにもどこにもそれらしいものが見当たらなかった。
天井や壁、建材そのものが発光しているとしか思えなかった。
手を宙に翳(かざ)してみても、その下に影が出来ないのだ。
部屋の広さは5メートル四方ほどで、数十分前に入ってきた壁には、
その時はまだ入り口だった窪みがある。
今はその窪みも壁と一体化し『目的』を果たさない限り、
この部屋からは出られないようになっていた。
そして、部屋の中央にはベッドが1つ在るだけだ。
しかも大きい。
この部屋の調度品はそのベッドが1つきりで、まさしくこの部屋は、
このベッドのためだけに誂(あつら)えられたものだと思えた。
ベッドの真っ白なマットレスに、シーツらしきものは敷かれていない。
柔らかく、それでいてしっとりとした肌触りのそれは、スプリングとも低反発素材とも違うもので、
更に言えば“あえてマットレスのように見せかけてはいるものの、実はマットレスではないもの”であった。
だが、若干硬いハンペンとか、強度と柔軟性を得た汲み出し豆腐というか、
そんな素材を民間のベッドのような日用家具に転用出来る技術はまだ、
地球には存在していないのではないだろうか。
そのベッドの端と端に、歳若い男女が素裸のまま、背中合わせに腰掛けていた。
男は、年の頃18から20歳くらいだろうか?
アジア系黄色人種の男は、まだ幼さが少し残るものの、
短く刈り上げた銅色の髪と鋭い眼光が、彼をただの少年とは思わせなかった。
それなりに盛り上がった背中と腕の筋肉は、だが、よく日に焼けた皮膚と相俟(あいま)って、
肉体労働に日々従事している者のソレと同じだった。
それに対し、女は不思議なほど、その年齢を窺い知ることが出来ない。
顔付きは少年と同じ頃だろう…と推測出来るものの、
その肉体はそれを裏切るかのように、成熟した大人のソレだったからだ。
肩で切り揃えられた黒い髪に覗く項(うなじ)は白く、
それに連なる細い肩や滑らかな背中は流れるような美しいラインを描いている。
腰から尻にかけては下品にならない程度に適度な肉が付き、健康的で脂ののった肌は、
まるで保湿クリームを塗った直後のように艶やかだった。
303 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:43:39 ID:zxuSKoOO
充実した太腿や腰付きは、十分に男を知ったオンナのように妖艶ささえ感じさせる。
その匂い立つような色香は、ほっそりとした腕や首からは似つかわしくない、目を見張るほど発達し、
重力に負けず前方へと突出した重量感たっぷりな乳房にも纏い付いていた。
男の手を大きく広げ、下から掬い上げたとしてもまだまだ余るほどの、
重たげで柔らかそうなその乳肉は、上質のレアクリームチーズケーキのような白さで、
うっすらと血管さえ透けて見えていたし、それに対して鮮やかなサーモンピンクの乳暈は、
ぷっくりと膨れてツヤツヤと光を弾いている。そして赤ん坊の小指ほどの乳首は、
今すぐ男に嘗めしゃぶり、千切るほど強く噛んで欲しそうに“ふるふる”と豊乳の上で震えていた。
彼女の、全体的に見れば細身であるのに、出るところは思い切りよく出て、
引っ込むべきところは素晴らしく引っ込んだバランスの良い豊満な肉体は、
どう見ても十代の、まだ「青い」青年期の体ではない。むしろ、毎日のように夫に愛され、
可愛がられ、精をたっぷりと注がれて充実し磨かれた25〜30歳くらいの人妻の柔肉が、
丁度こんな感じではないだろうか?
だが、妖しいほどの色香を放つ豊満な肉体の、
その首から上にあるのはどこか“可愛らしい”とさえ言える18〜20歳程の、少女のものなのだ。
目はぱっちりとして睫(まつげ)が長く、瞳はあどけなささえ感じさせるほど大きい。
鼻筋は通っているものの、ちょっとだけ上を向いている鼻先のおかげで愛嬌を感じさせていた。
そして、リップクリームを塗っているわけでもないのに艶やかなピンクの唇は、
“ぷっくり”“ふっくら”として実に『美味しそう』だった。
アジア系黄色人種…十数年前には「日本」と呼ばれていた島国の種族に、
北欧系コーカソイドの血が混じっているようにも思える。
が、その身体のしなやかさや手足のラインはニグロイドを思わせた。
その他にも、2〜3の多種族的特徴が感じられる顔と身体だった。
まるで、地球人類の様々な種族の美的要素を混ぜ合わせ、
最もセックスアピールが得られる形に作り直したかのようだ。
―なんのために?
それはおそらく、“相手”となる男のためなのだろう。
“ここ”は、“そういう場所”なのだから。
「…じゃあ始めようぜ」
男は頭をガリガリと掻くと深呼吸を1つしてベッドに上がり、女の細い肩を掴んだ。
それだけで、女の胸元でたっぷりと重そうに実った乳肉が“ゆさり”と揺れる。
が、女は硬く唇を引き結んだまま正面の壁を睨んでいた。
「おい」
男は苛立ちを隠そうともせずに、女を強引に振り向かせた。
304 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:44:31 ID:zxuSKoOO
“ぶるんっ”と乳房が派手に揺れ動き、
女は慌てて両手で胸を押さえて逃げるように視線を逸らせる。
「いつまでそうしてるつもりだよ」
「…いや、ちょっと待ってくれ。まだ心の準備が」
「そう言って、この部屋に入ってもう何十分も経ってるんだぜ?」
「時計も無いのにわかるもんか」
「そろそろ腹が減ってきたからわかるんだよ」
「…お前の腹時計なんか当てになるわけないだろ?」
「……あのな、オレたちはセックスしないとこの部屋から出られないんだぜ?
このままだと下手すりゃオレもオマエも昼飯が抜きになっちまうだろ?」
「…ッ…」
男の言葉に女の白い背中が波打ち、薄い皮膚の下の筋肉がうねったと思う間もなく、
彼女は観念したように溜息を付き、不承不承でベッドに仰向けに転がった。ベッドの、
材質が不明の柔らかなマットレスが彼女の体を優しく受け止め、
豊満な乳房が飛び跳ねるようにして“ゆさゆさ”と揺れ動く。
それだけで男の股間の男根が“ぴくり”と反応した。
「…手早く済ませてくれ」
女の声がわずかに震えているように聞こえるのは、気のせいだろうか?
だが男はそれを無視し、男性であれば誰であろうと奮いつきたくなるような
素晴らしく豊満で美しい女の体に覆い被さっていった。
唇へのキスはしない。
それが“ここ”での暗黙の了解になっていた。
顔を近付け、吐息を感じ、至近距離で互いの目を見ると、どうしても思い出してしまうからだ。
意識したくなくても意識せざるを得ない、決して忘れる事の出来ない事実…。
それは…。
「あのよ…いい加減、慣れろよなオマエ…」
女の首筋に舌を這わせて乳を揉み、肉体反射で勃起した乳首を指で捏ね回しながら、
もう片方の手で股間に開く、湿った肉の亀裂を撫でさする。
男は自分を興奮させるため、そして“仕事”を円滑に進めるために、懸命に彼女を愛撫していた。
だが、女は時折“ひくん”と体を反応させるだけで、目を瞑りただベッドに横たわるだけだ。
いわゆる“マグロ状態”というヤツだった。
河岸に水揚げされた、または船舶の冷凍庫から引き出された、
これから競に掛けられる直前のマグロのように、女は無反応に天井を見詰めるだけなのだ。
「どうせやるなら楽しもうぜ?」
「…慣れるかよ」
「慣れろよ」
「俺を妊娠させるだけの“作業”だろうが。だったら、俺がどうしていようが関係無いだろうに」
女の、可愛らしい顔付きに似合わない蓮っ葉な言葉遣いを、男は特に気に留める様子は無い。
305 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:45:31 ID:zxuSKoOO
「あるさ、そんなつまんねー反応の女相手じゃ、チンポ起たねーんだよ」
むしろ男の口調には、まるで同性に対するような遠慮の無さがあった。
「女じゃねぇだろ」
「“今は”女だ」
「子供を産んだら…すぐに男に戻るんだ」
「戻れるかよ」
「戻るんだ!」
「はいはい。でも、“今は”女だ」
男の言葉に、女は悔しそうに唇を噛んだ。
そう。
意識したくなくても意識せざるを得ない、決して忘れる事の出来ない事実…。
それは、男にとっての相手が、そして女にとっては自分自身が、元は“男”なのだという事実だった。
■■【2】■■
女は、名を「神那岐優一(かんなぎゆういち)」と言う。
名前からも窺い知る事が出来るが、社会的にも生物学的にも、れっきとした男だった人間である。
ほんの、数日前――長い長い眠りから目覚めるその時までは。
けれど今の彼は、特殊な趣味で無い限り男であれば大抵の者が「抱きたい」と渇望するような、
豊満でありながらバランスの取れた妖艶な肉体を持つ「女」であった。
ただ、同時に彼には、およそ『人権』というものが無かった。
そもそも『人権』というものは、
人類が文化的で平穏な社会生活を営む中で、初めて認められるものだ。
そういう意味では、
今の地球上に『人権』を認められる人類はただの一人も存在していないと言えた。
「お、お前は嫌…じゃ、ないっのか?我慢…出来るの、か?
な、なんでこんな…状況で勃起出来るんだ?」
優一は、自分の乳房を一心に嘗めしゃぶる男に、
身体を震わせながらしゃくりあげるような口調で聞いた。
男は何時間吸っていても飽きない豊乳の乳首から口を離し、
唾液で濡れ光るそれをペロリと嘗めてから顔を上げる。
「いっぺんに聞くなよ。しかも昨日も聞いたろ?それ」
「こっ…答えろ…」
自分の股間を“くちゃくちゃ”と嬲る男の左腕を掴み、
優一は上擦った声で懸命に男へと問い掛けた。
「後にしろよユウ。気分が削がれるだろ?」
優一は、“ここ”では「ユウ」と名乗り、そして他者からはそう呼ばれている。
“彼女”が「男に抱かれ、受胎するためだけに存在する」この部屋の中では、
二人ともそうする事が義務付けられていた。
「答えろよ!レッカ」
「わぁーった!わぁーったよ!!」
降参したように、「レッカ」と呼ばれた男は両手を上げて身を起こす。
彼の男根はこれ以上無いほどに勃起し、赤黒い先端は先走りの粘液でぬるぬるとしていた。
「昨日と同じ答えで期待外れかもしれんが…オレは別にイヤじゃねーよ。もうこの世界にゃ、
純粋な女は数百人しか存在してねーんだ。我慢するもなにもねーよ」
306 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:46:18 ID:zxuSKoOO
レッカの言葉に、ユウは気色ばった表情で身を起こした。
重力に引かれて椰子の実ほどもあるたっぷりとした乳房が“ゆらり”と揺れ、
肩までの艶やかな黒髪が“さらり”と流れる。紅潮した頬や首筋、胸元などが、
例えようも無いほどに色っぽい。そして、彼の唾液がてらてらと光る首筋や乳房、
そしてサーモンピンクの硬く勃起した乳首が、
今が“男と女の”情事の最中だということを強烈に匂わせていた。
「そういう事じゃない!こんな…こんな虫篭か水槽みたいな部屋に入れられて、
それで我慢出来るのか?って聞いてるんだ」
「別に」
レッカは濡れた左指をわざとユウに見えるようにして“べろり”と嘗めた。
指を濡らすべとべとしたその粘液は、“彼女”の性器から染み出した甘露だった。
「こうしている一部始終を“ヤツら”に見られて…観察されてるってのにか?」
ユウは椰子の実さながらにずしりと重たく“ゆさゆさ”揺れる乳房を両腕で抱くようにし、
そして汗とは明らかに違うぬめりを見せる股間の赤い亀裂を、
腰を捩(よじ)って『周囲』から隠した。その視線は、装飾や調度品が何一つ無い、
目が痛くなるほど真っ白な天井や壁を何度も何度も、探るように走る。
彼女は今回のこの“役目”に入る前に、同じく何度目かの“役目”に就くのだという、
非常に美しい北欧系の女性と話す機会を得た。
その時、翻訳機を通してその女性に聞かされた言葉が、ユウの脳裏に浮かんでいた。
それは“ヤツら”が、ただ単に人類を増やすためだけに
こうした“役目”を自分達に課しているわけではないという、まだ想像の域を出ない噂話だった。
そしてそのために、内側からはあらゆる電磁波が決して透過出来ない部屋が用意され、
人間が行う生殖行為を何体もの“ヤツら”が記録しながらリアルタイムに「観察」するのだと。
――性行為を大勢の他者に観察されながら行う。
たとえ、男から強制的に女へと変異させられた体であっても、
快楽に溺れ身も世もなく喜びに咽び泣く姿を衆人環視(しゅじんかんし)の前に晒すというのは、
耐え難い羞恥をユウに感じさせた。“ヤツら”が人類と意思疎通が可能な知的生物であるという以上、
それが人類とは全く違う生態を持つというだけでは、簡単に羞恥が拭い去れるはずも無い。
「オレたちの生殖活動そのものが原種の『研究対象』として興味そそるってんだから
仕方ないだろう?それにもう慣れたよ」
「慣れた!?」
ベッドの上で股間を隠すこともなく胡坐をかいた男の、
その天井に向けてそそり立った男根を、彼女は眉根を寄せて見た。
307 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:47:09 ID:zxuSKoOO
元は同じ男である自分に対して、何の躊躇いも無く勃起してしまえる鈍感さが有る男だからこそ…
いや、そういう鈍感さが性機能に直結していると“ヤツら”が判断したからこそ、
この男はここにこうしているのだろう…と、妙に納得してしまった自分を発見してしまったのだ。
それはつまり、
「この男は自分を確実に妊娠させるだろう」という予感めいたものと確実に直結していた。
「ああ。別に“ヤツら”が、セックスしてるとこに姿見せてジロジロ見るわけじゃねぇ。
こうして部屋の外から360度、あらゆる角度から観察されているとしても、
それをオレたちに感づかれるのを“ヤツら”自身が注意してる以上、いないのも同じだろう」
「だ、だからって…」
「オレたちが魚やカエルの交尾見て興奮するか?
魚やカエルが、オレたちが見てるからって恥ずかしがるか?
“ヤツら”にとっちゃ、オレたちのセックスなんてのは
生物学者が希少生物の交配を見てるのと同じなんだよ」
「…俺達は人間だ。知恵も知能もある。だから」
「“羞恥心が生まれる”…ってんだろ?昨日も聞いたぜ。それで?」
「え?」
「それで、どうする?どうしたいんだ?」
「ど…どうって…」
「もう一度昨日みてーに、いちいち噛んで含めるみたいに説明しねーとセックスしねーつもりか?」
「…お、俺は…」
「“薬”飲んでんだろ?だったらその時点で今の状況を受け入れてるってコトじゃねーか。
だったら今更グダグダ言うなよ」
「あっ…」
レッカはユウをベッドに押し倒し、再びそのむっちりとした太腿の間へと強引に手を差し入れた。
「こんだけぐちゃぐちゃに濡らしてて、それでよくそんなセリフが言えるもんだ」
「…あっ!やめっ……ぅあっ!ああっ!…」
ずっしりと重みを感じさせる乳を捏ねられ、熱くとろけたあそこを指で掻き回されるだけで、
“男の体では絶対に得る事は出来ないであろう感覚”に脳があっけないほど簡単に揺さぶられた。
女性体へと変異させられた際、新たに創り出された器官が、
“自分とは生物学的に違う個体を求めろ”という、
意思とは全く関係の無い場所からの命令に“きゅうん”と啼いた。
その器官とはずっしりと重たい豊かな「乳房」であり、
ぬるぬるとした熱い粘液でとろけた「膣」であり、男の精を受け止め子供を授かる「子宮」であり、
男より何倍も敏感に反応してしまう全身の皮膚であった。
しかも、この男とは昨日も肌を合わせているのだ。
308 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:48:47 ID:zxuSKoOO
性感を高め、相手に対する嫌悪感などを和らげる効果を主にした“薬”によって、
急速にレッカの体に馴染んだユウの肉体感覚は、
彼女をたちまちのうちに彼との交歓でしか得られない、
効し難い激しい快楽の波へと容赦無く放り込んだ。
“薬”は、この“役目”の期間を含めて5日間毎日、食事の度に配給されている。
薄緑色をしたそのカプセルを「飲む」「飲まない」は女性の自由とされているが、
前者を選択する女性は数少ない。
ここで『妊娠するために』毎日何度も男に抱かれる“女性”は、
全てが“ヤツら”に性別を変えられ変態した“男性”だ。
バイではない男が、『男の男根を胎内に迎え入れて射精され
精液にまみれるおぞましさ』から逃れるには、生体粘膜に前立腺液
(前立腺から分泌される弱アルカリ性の液体)に含まれる「スペルミン」という
“直鎖脂肪族炭化水素の一種”を直接付着させる事で得られる
激しい性的快楽に埋没していくしかなかった。
つまり簡単に言えば、
膣内に射精されることで得られるオルガスムスに狂うしかないということだ。
――昨日は、3回も膣内で射精された。
膣内射精のたびに何度も何度も何度も絶頂へと導かれ、乱れに乱れて、
最後には自分から喜んでレッカの男根にむしゃぶりつき、
体の奥深くへと迎え入れて喜びにすすり泣いた記憶が、細部に渡って急速に蘇る。
それは醜悪で、嫌悪に満ち、羞恥にまみれた…そしてこの世のものとは思えないほどに得難い、
『悦びの記憶』だった。
受胎期間にある自分は、今日を合わせてあと2日間、この男に抱かれなければならない。
それが自分に課せられた“義務”であり“責任”であり“役目”だからだ。
でなければ代謝凍結(フリーズ)から目覚めさせられる事もなく、
今も地下80メートルの暗い凍結槽(シェルター)で、
この地区の残存人類13000人余りと共に眠りに付いていただろうから。
“義務”の代償として“権利”が。
“責任”の代償として“自由”が。
現在の地球においては、この二つを得られるだけでも、かなり幸運だということを、
ユウ自身よくわかっている。
その“権利”とは、“管理者(ヤツら)”の監視の元ではあるが、
人間らしい生を謳歌することの出来る権利。
その“自由”とは、半径50キロという限定範囲とはいえ、
コロニー内を自分の意志で行動出来るという自由。
数十年前のある暑い夏の日。
突然訪れた“管理者”を名乗る者達から、
何の前触れも無く“第63島銀河の知的生命原種保護法による種族統治”という『侵略』を受けて、
地球人類は全人口の9割近く…およそ58億3千万人を失った。
その時点で、本来であれば人類はこの二つどころか生存権さえ剥奪されて当然とも言えるのが、
今の地球の状況なのである。
それを前提とするのであれば、定期的に冷凍睡眠から目覚めさせられ、
ランダムに選ばれた一定数の少年は性別を変えられ、
種族維持のために妊娠させられ出産することさえ、甘受してしかるべきなのかもしれない。
…そう、ユウは自分に言い聞かせていた。
309 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:50:01 ID:zxuSKoOO
■■【3】■■
「んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!」
口元を手で覆い、艶声が漏れないように顔を背けているユウを、
レッカは面白半分に嬲り、揺らし、そして“いぢめる”。
無理矢理四つん這いにされたことで、
そのどうしようもなく重たい自重によって体の下で砲弾状に垂れ下がった“椰子の実おっぱい”を、
レッカに片手で野卑に弄ばれながら、同時に彼に、
右手で後から尻肉を分けて股間のモノを好き勝手に弄くられた。
尻の穴に親指を浅く潜らせたまま、膣内に…火傷しそうなほど熱く火照った身体の胎内に、
彼の節くれ立った太い指が二本も侵入し、粘膜に覆われたデリケートな内壁を、
何度も何度も擦り上げる。
「ひっ…いっ…ひんっ…」
“じゅぶじゅぶ”と「男には無い器官」から、
まるで愛液を掻き出すかのようにして軽く曲げられ、ゆっくりと出入りを繰り返すレッカの指が、
泣き出しそうな声でひしりあげるユウを翻弄した。
「ぐちゃぐちゃに濡れてるじゃねーか。指がふやけちまうぜ」
「…くふぅんっ…ひっ…くぅ…」
滑らかな額からふっくらと上気した頬へ滲んだ汗が伝い、木目の細かい背中の白い肌がうねる。
太腿の内側は綺麗なピンク色に染まり、
その狭間からは濡れて捩れた陰毛を伝ってポタポタと熱い愛液がベッドへと滴っていた。
「んっ!あっ!…んっ!…んっ…!あっ!んっ!…」
充血して熱を持ち、硬く勃起した乳首を捻り上げられて、
ユウはついに身体を支えていられず両肘を付いてしまう。
が、ベッドに突っ伏す事は許されなかった。
“ゆさゆさ”“ぶるぶる”と揺れて、震えて、跳ねて踊る熟れ切った椰子の実おっぱいを
掬い上げるようにして、レッカが彼女の身体を支えたからだ。
肩も、首も、手首も足首も腰も折れそうに細いのに、
こうして彼の大きな手からも零れ落ちてしまいそうになっている豊満な乳房は、
ユウの身体の横からすごいヴォリュームではみ出し、汗ばんだ肌でキラキラと光を弾いている。
そのずっしりとした乳房をレッカは逞しい手で包み込み、
女性らしさの象徴のような珠肉のやわらかさ、あたたかさ、まろやかな丸みを心から楽しんだ。
「…んぅぁひっ!…」
彼の指が、ユウの一番感じる部分を優しく優しく何度も撫でるようにして擦り上げる。
決して乱暴にはしない。
時に強くはしても痛くはしない。
それがレッカの指使いだった。
膣口から程近い、恥骨の裏側、コリコリとした膣壁の筋肉のうねりを、
彼は乳を嬲りながらゆっくりとゆっくりと指で刺激し続けた。
「あっ!っそ…そこだ…めぅあ…」
自覚も無く腰がうねり、揺れる。
それは彼の指を拒んでいるのか、それとも“もっともっと”とねだっているのか。
『ああ、こういうことなのか』
レッカに身体を嬲られながら、ユウは熱く鈍くぼんやりとした意識の片隅で、唐突にそう思った。
あの、とてもとても美しい北欧系の女性が言った言葉を思い出したのだ。
彼女は言った。
――身体がね、馴染むんだ。
馴染む。
溶け合うように、混じり合うように、相手の男の息遣いや、愛撫のタイミングや、声さえもが、
身体の様々な部分を刺激し、撫で、嬲って、染み込んでくる。
310 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:51:33 ID:zxuSKoOO
「よいしょっ…っと」
掛け声と共にひどく簡単に身を起こされ、
ユウはレッカにだっこされるようにベッドへと身を起こした。身を任せたくなんかないのに、
身体に力が全く入らず、彼女は彼のするがままに重く揺れ動く熟れた乳房を与え、
綺麗なピンク色に染まった太腿を大きく広げてしまう。
レッカの右手が右乳を揉み立て、“じんじん”と硬く尖った乳首を捻り上げ、
そしてするりと太腿に間に滑り込んだ左手が、前からとろとろに濡れた陰核と膣口を
“くちゅくちゅ”と粘液性のいやらしい音を立てて弄んだ。
それと同時に後から首筋を“べろり”と野卑に嘗め上げられ、軽く甘噛みされ赤く歯跡を付けられる。
脚の間に男の手がある。
自分のものではない男の手がある。
そしてその手が自分の、今まで有ったものが無く、
無かったものが存在している部分を丹念に弄られる。
その感覚に、ユウは涙した。
「ぁ…ああっ!…ああっ〜ぁあ〜〜ぁ〜〜ぁ〜…!…」
消え行くような、泣き咽ぶような声でユウは“いやいや”と首を振った。
悦んでいる。
身体が、悦びの声を上げている。
悦びの涙を流している。
相手は“自分と同じ”男なのに。
自分は今、男に抱かれているというのに。
“女の悦び”に、熱く火照った全身が涙を流して悦んでいる…。
「あっ…あっ…あっ…あひっ…あっ…ぅあっ…」
コンドームの中に粘性の高いジェルをたっぷり詰めたような質感と、
やわらかくずしりとした量感を感じさせる椰子の実のようなおっぱいが、
レッカの思うままに自由に姿を変える。
そして彼にはそれをひどく面白がっている節があった。
「ユウ、オマエ、孕むのは何度目だっけ?」
「…ぁっ…んっ…な、なに…?…」
「妊娠するの、何度目だって聞いたんだ」
「ばっ…ばか…まだ…一度も……きの…いった…だろ?…んぅううううううっ〜〜〜っ!!」
“ぶじゅるっ”と、二本の指が根元まで蜜液にぬかるんだ膣内に挿し込まれ、
“ぐちゅぐちゅ”と湿った音を盛大に立ててバタ足のように交互に動かされると、
ユウは押し寄せる激しい快楽と羞恥に、頭が真っ白になった気がした。
本当に意識が一瞬“跳んだ”のだ。
“びくびく”と全身が震え、ほっそりとした足首に繋がる、長く美しい形の両脚が跳ねた。
「へぇ…初モノかよ」
「…ちょ…せぇい…はぁ…うけぇ…たぁ…」
「“調整”?…“調教”だろう?」
レッカの口調は、明らかに面白がっていた。
“男性”から“女性”へと変態させられた者は、
凍結解除される数日前から変態処理と同時に“管理者”の設定に添って脳に手が加えられる。
311 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:52:35 ID:zxuSKoOO
特殊性癖で無い限り、本来ならば同性である男性に対して当然抱くであろう
“性的接触する事に対する精神抵抗”を減らし、
そして受胎への生理的嫌悪を封じて妊娠・出産をよりスムーズに行う事が出来るようにするのである。
また、子供を出産するまで、
“彼女”達はパートナーとなった特定男性からの接触に対し過敏に反応し、
性的快感を過剰に受けるようにも“調整”される。
その感度は男性との接触を重ねる度に飛躍的に増してゆき、
性交の必要の無くなった妊娠中でさえ、
パートナーからの口付けや軽い愛撫――乳房や性器を撫でられたり、吸われたり、
嘗められたりは言うに及ばず、髪を軽く撫でられるだけでも
ゆるやかなエクスタシーを感じるようになり、やがてはパートナーの声や体臭、
視線を感じるだけで脳内麻薬が大量分泌され
オルガスムス(orgasumus)に達するようになるのである。
しかもその進行は、あの“薬”によって急速に進んでゆく。
いかに元男であっても、やがてほとんどの女性が“役目”たる3日間の最終日には、
自分から相手を求め、悦んで腰を振るようになるのが通例だった。
それはきっと、ユウでさえ例外ではないに違いない。
そして、やがて妊娠し3ヶ月を過ぎる頃には、いつでもどこでも、フェラチオや、
パートナーの肛門を嘗めるエイナリンガス(analingus)なども何の抵抗もなく…
むしろ深い満足感や充足感を伴った喜悦を持って行えるようになり、
彼から与えられるものであればそれが何であろうとも陶酔の中で甘受し、
簡単にオルガスムスへと登りつめるようになるのだ。
彼の唾液や精液を口に含み舌に感じるだけで身体が震え、彼の愛撫だけで絶頂を迎える…。
それは、遺伝的に優良とされたパートナーとの間に、より多くの子供を自然状態で自発的に、
積極的に、ストレス無く作る事が出来るように施される“生体改造”であった。
“管理者”はそれを“調整”と呼ぶのだが、
一部の人類はそれを“調教”という言葉を自嘲気味に使用する。
人類という、“第63島銀河の知的生命原種保護法”によって種族管理統治される種を、
適正文明を築けるくらいにまで増やすために創り出された“システムのための一環”
という題目はあるが、要約すれば“優良血統の『繁殖』のための交配に必要な調教”
というのとなんら変わりはしないからだ。
レッカが口にしたのは、そういう意味なのである。
312 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:54:28 ID:zxuSKoOO
■■【4】■■
すでに、人類には「人権」というものは存在しない。
“管理者”によって生殺与奪権は握られ、減れば増やされ、増えれば間引きされる。
――かつて、人類が希少な野生動物たちに対してそうしたように。
数十年前、あの夏の日の『侵略』の際、
“管理者”が全世界規模で使用した“ヒトゲノムの性染色体のみに影響を及ぼすウィルス”によって、
世界中のXX染色体を持つ個体―つまり「女性」が数百人を残し、悉(ことごと)く命を落とした。
しかしその結果は“管理者”にとっても誤算であったらしく、
“ヤツら”は慌てて残存した人類を隔離された地下に“代謝凍結”し、
一部の人類を地球上に点在する10箇所の、
コロニーと呼ばれる無菌居住区(人類にとって害となるウィルス類が
極限まで減滅された保護ドーム)に集めた。
そして現在、今度は広域銀河にとって有用な文明を築けるまで
『繁殖』させようとしているのである。
“知的生命原種保護法”という、宇宙規模の『野生動物保護法』によって。
「さて…と、そろそろか」
「…ふぅえ…あ?…」
再び四つん這いにされ、そのままバックで腰を両手でしっかりと掴まれて、
ユウはレッカに身体の奥深くまで一気に…だがゆっくりと男根を挿入された。
彼女の尻肉の狭間にある濡れた唇が、ゴムのような感触の亀頭を感じてすぐの事だった。
とろとろにとろけ、たっぷりといやらしい淫蜜を垂れ流した膣穴は、
彼の逞しい激情を根元まで“ぬるるるるっ…”と余すところなく呑み込んでゆく。
「ぅっんっ―ぅくぅふぁあ〜〜…」
淫部に満ちた男根は、熱く、太く、“ビクビク”と脈動して、
括約筋の弛緩した膣口の入口をいっぱいに広げていた。
あっけないほど簡単に男根の全てが尻肉の狭間に消えたものの、柔軟性に富んだ膣壁は、
その凶悪な肉棘の表面に浮かんだ血管の凹凸まで克明に捉えている。
「ふうっ……入ったぞ…」
彼の陰毛がユウの尻肉の狭間を撫で、“ひくひく”と蠢く肛門を撫でる。
膣内の、充血した壁面を海綿体のカタマリがみっちりと押し広げていた。
「……ぅふぇっ…えぇ…」
その、気が遠くなるほどのあまりの気持ち良さに、
ユウはシミ1つ無い真っ白な背中を強張らせ、そしてすぐに全身を弛緩させた。
「んっうっ…はぁああ〜〜〜…」
思わず声が漏れ、それが温かいお湯に全身を浸したときのような、
非常にリラックスした時の悦びの吐息に似ている事に気付き、
ユウは“ぼっ”と一気に可愛らしい耳たぶや汗の滲んだ首筋までを赤く染めた。
「なんだよ…もうチンポ突っ込まれただけでイったのか?」
「ち…ちがっ…」
慌てて否定しようとするユウを、
レッカは腰を揺すりたて膣内を縦横に刺激しながらゲラゲラと笑った。
そして、手を伸ばしてユウの身体の下にぶら下がり“ゆさゆさ”“たぷたぷ”と揺れ動く
ずっしりと重たいおっぱいを、まるで酪農の乳牛の乳房にするように“ぴしゃり”と叩き、
男根と女陰の接合部を親指でなぞる。
313 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:56:16 ID:zxuSKoOO
「いいさ。これからもっともっとどんどんオマエのここに“オレ”を覚え込ませてやるよ。
自分からオレを求めて泣くくらいな」
そうニヤニヤと笑いながら
“きゅっ”と収縮を繰り返すココア色をした可愛らしい後の窄まりを眺めた。
「そんな…ことぅはっんっ!」
レッカが“ずにゅっ”と、一旦カリの部分まで引き出した男根を再び根元まで挿し入れると、
ユウは美しい稜線を描く顎を反らせ、身を震わせた。言葉では否定していても、
彼のモノを咥え込んで“ぐにぐに”と蠕動し、奥へ奥へと誘う込むような動きをする膣穴が、
それを全て裏切っている。
「今日もたっぷり注いでやるよ。オマエの膣も子宮も、オレの精液でどろどろにしてやる」
「…あぁ…やだ…やだぁ…」
――身体の中を、男の精液が汚す。
それは身の毛がよだつほどの嫌悪感と、それと相反する、それ以上の甘美感をユウに与えた。
その全く異なる感情に彼女は混乱し、“いやいや”と首を振りながら腰をくねらせる。
打ち付ける彼の腰が、豊かでありながら引き締まった柔尻にぶつかり
“ぺちぺち”と肉打つ音を立てるのが、たまらなく恥ずかしいのだ。
身体の中でみっちりと詰まり、膣壁を擦り上げる肉棒を驚くほど鮮明に感じてしまうのが、
たまらなく恥ずかしいのだ。
そして、恥ずかしいと思いながらも“もっと深く、もっと激しく”と
請うような腰の動きを止める事が出来ない自分が、一番恥ずかしかった。
それは男だった頃の記憶から生まれる、男としてのプライドを削ぎ、砕き、
少しずつ少しずつ…だが確実に風化させてゆくようだった。
「おら『もっと』って言えよ。言えばもっとしてやる。ちゃんと孕ませてやる」
「ぁあっ!ああっ!!ああぁ〜〜〜…」
豊満な尻肉の中を“ぬるぬる”と行き来する剛直な肉棒が、
凶悪な硬さで今にも熱いシロップを噴出しそうに猛っている。
それがハッキリとわかるから、ユウはベッドのマットに爪を立てていやいやと首を振った。
膣内にたっぷりと射精される喜びを、子宮をいっぱいに精子で満たされる悦びを、
ユウはいやがうえにも自覚させられてしまったからだ。
「妊娠させてやる。オレの子を。オレの精子で」
「いやっ…いやぁあだぁ〜…」
悦びながら、悲しみながら、恐れながら、泣きながらレッカに責められ続けるユウの、
重力に引かれて下方に垂れる“ずしり”とした重さの椰子の実おっぱいが、
後から突かれる度に“ゆっさゆっさ”と面白いほど盛大に揺れる。
その揺れの与える痛みさえもが、今のユウの全身には甘美な刺激となって走り抜けるのだ。
――満たされる。
レッカの男根で、自分の身体の足りない部分が満たされる。
それどころか、身体の中全部が彼の男根でいっぱいになってしまったような感じさえした。
それはなんと魅力的で、そしておぞましい想像だろうか。
「いつも思うけどよ…オマエが前は男だったってこと、忘れちまいそうだぜ」
「あひんっ…ふうっ…ぁあっひっく…」
「もうオレの言うことも聞こえねーか?」
“ぼぶっ”“ぶりゅっ”“ぶちゅっ”と、濡らした布を詰めた瓶に棒を突っ込んだ時のような、
湿った濁音が二人の繋がった部分から聞こえてくる。レッカはユウを貫きながら圧し掛かり、
右手で掌にとても収まりきらない“ずしり”と重たくやわらかいおっぱいを揉み立て、
左手を前から回して彼女の包皮に包まれたクリトリスを中指で“くにくに”と捏ねた。
314 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:58:04 ID:zxuSKoOO
「うあ〜…ぁあっ…ぁあ〜〜ぁ〜…
強過ぎる刺激は痛みにも似た感覚をユウにもたらしたが、
それよりもその刺激によって自分の意思とは無関係に括約筋が収縮し、
そのために膣内を進退する太い肉幹の動きを膣口周辺でより鮮明に意識する事が出来た。
狭い淫口を強引にくぐり、広げ、蹂躙する肉の槍が、身体の奥深くを何度も突き、責め立てる。
それは今まで感じたことも無いほどの、強く、激しく、
たまらない充足感と幸福感をもたらす「女だけの快感」だった。
「ってゆーか、もう本物の女だよな。オマエ」
乱れ、ベッドを掻き毟り、髪を振り乱しながら白い尻を振りたくるユウを、
レッカは満足げに見下ろした。
首筋から肩甲骨、背骨の凹凸や腰から豊かな尻肉の線まで、
全てがユウを極上の「女」だと示している。
そしてその『極上の女』は、今は『レッカだけの女』でもあるのだ。
『オレの女…か…』
彼は、“本物の女性”など、もう何年も見ていない。
生まれてからずっと、一度も実際にお目にかかった事など無い男がいる現在、
彼はまだマシな方かもしれないが、それでも代謝凍結される数十年前に数回だけ抱いた事のある
「本物の女性」がどうだったか、彼だとてもうハッキリと覚えていなかったから、
似たようなものかもしれない。
それにしても…と、レッカは思う。
ユウの肉体は、レッカにとって『最高』だった。
何もかもが自分の好みであり、何もかもが自分のためだけに存在しているように感じた。
その想いが、昨日よりもずっと強くなっている。
「オマエはオレのモノだ」
耳元でわざと声を低くして囁いてやると、
ユウの膣口は“きゅうううぅ”とレッカの男根をキツく締め付けた。
■■【5】■■
変異者が男性から女性に変態される時、
その肉体は数十年前に『侵略』によって死亡した女性の肉体が(正しくは女性の組織と遺伝子が)
使用されると言われている。
全世界から集められた生体サンプルと遺伝情報が“管理者”によって繋ぎ合わされ、
合成され、変異者の肉体が種族維持のための“役目”に選ばれた男性の「好みの女性」
となるよう反映される…というのだ。それは髪の色や長さ、肌の色や顔付き、
そして肉体的な特徴をはじめとした外観は言うに及ばず、声や体臭、
唾液の味や愛液の量などにおいてまで、徹底されているらしい。
それも全て“パートナーの男性が抵抗無く勃起(性的興奮)出来るようにするため”だけに。
そこに、在来の地球のテクノロジーが介在する隙は無い。
どうやって男性を女性に変態させるのか?
脳はどうしているのか?シナプスは?
代謝機能は?
免疫系は?
ホルモンバランスは?
315 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 14:59:01 ID:zxuSKoOO
それらは一切、開示される事無く、人類はただ“ヤツら”のテクノロジーで調整され、
繁殖させられるだけの存在なのである。
だが、なぜ人類の『繁殖』方法に、“管理者”はこんな面倒で手間の掛かる方法を取るのか?
そこには、およそ「効率」とは言い難い方法しか存在しない。
だが、“管理者”によって行われるプログラムは、
人類の繁殖方法が確立されてから数十年、ほとんど変わることが無かった。
それはまず、代謝凍結した現存する人類の大多数から、
肉体労働に従事するメンバー(ワーカー:worker【労働者】)と
種族維持に従事するメンバー(プロダクター:producer【生産者】)
――もちろん、この呼称も命名者も地球人だが、その人間は相当にセンスが無いか、
または相当に皮肉屋に違いないと言われていた――を、種族維持のために必要な数だけ選出し、
それぞれ“役目”に従事するための肉体改造を施して、
厳重な管理下に置かれた地表のコロニー(保護ドーム)で生活させる事から始まった。
プロダクターに施される肉体改造は強制的な性別の転換を主として、
その変異させた“変異者”の中から定期的に『受胎者』が選ばれ、
代謝凍結が解除された後に子供を出産することを義務付けられる。
プロダクターのパートナーには同じプロダクターから選ばれる事が多いが、
ワーカーの中で肉体的に頑丈で、健康で、そのうえ遺伝的にも問題の無い個体から選出され、
あてがわれる場合もある。
女性に変態した男性は“管理者”の調整によって、
代謝凍結から目覚めて数日の内に受精可能な身体となる。
受胎期間は、パートナーとなった相手と午前中と午後に一度ずつ、一日に2回、
専用に用意された個室でセックスを強制され、パートナーの男性は、
女性に“変態”した男性(変異者)の膣内に射精するまで、部屋を出る事を許されない。
そして膣内射精された変異者は、受精確立を高めるため、パートナーの射精後、
完璧に温度・湿度・細菌管理された部屋内で30分以上ベッドで安静にする事が義務付けられていた。
やがて、変異者の受胎が確認されると、
“彼女”は“管理者”によって調合された成長促進剤によって、
およそ半年という短期間で乳児を出産するのである。
“役目”の間、パートナーと変異者は擬似的な『夫婦生活』を送り、
パートナーとなった男性との間におよそ4人程度の子供を出産するが、
出産した乳児はすぐに“管理者”の育成管理部によって引き離され、
育児に特化調整された別の擬似夫婦へと与えられる。
出産を終えた変異者は、再び“管理者”による肉体調整を受けて全身の細胞がリフレッシュされ、
疲弊した子宮や産道も修復されて、すぐに次の子供を孕む“役目”へと移行することとなる。
その際に、過剰に分泌された脳内麻薬により自家中毒を起こした
脳のホルモン機能も正常化されるのだが、「男に与えられた快楽の記憶」は残る。
そのため、男性とのセックスに対する抵抗は最初の“役目”とは比べ物にならないほど
無くなっているというのが通例だった。
それどころか、役目を終えた変異者が再び男性に戻る事を希望するのはまれだった。
以上の『繁殖方法』は、効率を重んじ、機能的に物事を推し進める“管理者”にしては、
ひどく非効率的で、無駄の多い方法と言えた。
単純に『人類を繁殖させる』『女性を増やす』ためであれば、
男性を女性に変態させる事が出来るテクノロジーを用いることで事は足りるはずだからだ。
半年に渡りプロダクターを妊娠状態にしておく必要も無く、卵子を成熟させ、
排卵を促した時点で摘出し、人工授精の後に“管理者”自らの手で細胞分裂をコントロールして
赤ん坊を文字通り『生産』すれば良い事なのだ。
316 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 15:00:39 ID:zxuSKoOO
だが実際は、こうして1つの部屋でプロダクターがパートナーと性行為を行い、
膣内射精され、妊娠する過程を観察し、克明に記録している。
確かに、出産の度に肉体はリフレッシュされ、
プロダクターに選ばれた人間は何人子供を産んでも肉体の老化は無い。
そして、子供を産んでいる限り代謝凍結される事も、実験素材として「潰される」事も無い。
しかしそれは、繁殖のための“役目”を果たす事で得られる延命でしかない。
「いくぜ…」
「いやっ…あっ…いやぁ…くっうっ…くぅああぁぁ〜〜ん…――」
身も世も無く、息も絶え絶えに喘ぎ狂ったように首を振りたくりながら悦びに咽び泣く
ユウの豊かな尻を掴みつつ、その“ぬるぬる”としてあたたかな膣内奥深くに思い切り、
そして気持ち良くたっぷりと射精する。
昨日と合わせて、これで4回目の膣内射精だった。
たった一回の射精でも、レッカはユウを孕ませる自信があった。
それくらい彼の精液は精子密度が濃く、量が多いのだ。
「…ひっ…ぃ…」
膣内粘膜が、内部で迸り拡がった精液を感知し、
「スペルミン」がユウの脳に快楽物質を大量に放出するよう速やかに命令を下すと、
彼女は“びくびく”と全身を痙攣するように震えさせ、
白痴のように白目を剥いたまま可愛らしい唇から涎を“てろり”と垂れ流した。
男根を根元まで咥え込んだユウの膣が、
まるで精液を搾り取ろうとするかのように“きゅうう”と締め付ける。
その括約筋の締め付けの中、レッカは愛液と精液とを潤滑液にして、
“ぬるぬる”と男根を前後させた。
そうしながら、レッカはふと思い出していた。
人類の、存在している意味。
――それは…繁殖のためだけに生かされている命。
『そんな人生に意味はあるのか?』
そういう問いが、プロダクターのパートナーを中心として蔓延しつつあることは知っている。
だが、その問いに答えられる人間は、今の地球には存在しない。
「楽しめればそれでいいんだよ。なあ、ユウ」
“びゅくっびゅくっ”と、尿道の中に残った精液を押し出すように男根を弾けさせ、
レッカはベッドに崩れ落ちたユウのシミ一つ無い白い身体を撫で回した。
背中から引き締まったウエスト、そしてそのために殊更豊かに見える
逆ハート型のお尻を優しく撫でると、ユウは溜息のような声を漏らして
繋がった女性自身を“ぬるぬる”と蠢かせた。それは、尿道に残った精液の、
最後の一滴まで搾り出そうとするかのような、淫猥で貪欲な動きだった。
膣内の男根は、射精したというのにまだその硬さと太さを失っていない。
この部屋に入る前に、レッカもユウと同様に“薬”を服用していた。
それは勃起を維持し、精巣内の精子を残らずプロダクターの胎内に注ぐためのものであったが、
かつて人類が使用していた血管拡張を主とした興奮剤・勃起促進剤とは違い、
循環器系や脳にダメージを与えるような事は全く無かった。
317 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 15:01:39 ID:zxuSKoOO
「…ぁま…まだっぁあ…」
精液のたっぷりと注がれた膣内で再びレッカが進退を繰り返すと、彼女の脇で、
身体の線から大きくはみ出した豊かな乳房がゆらゆらと揺れた。ユウが振り返り、
赤く紅潮した顔でレッカを見上げたのだ。
その大きな美しい瞳は涙に濡れ、目元は赤く染まって、
すっかり“性的な満足感を十分得たオンナの顔”をしていた。
筆で軽く刷いたような眉は優美な線を描き、抗議するように顰められている。
昨日と今日、二日に渡って与えられた「女としてのオーガズム」は、
ユウの心を乱暴なまでに鷲掴みに捕らえ、彼女の心を急速に変えようとしている。
男という「奪う側」だった者が、女という「奪われる側」へと転落し、男に自由にされ、
男が好きな時に好きなだけ性的な戯れに応えなければならない自分を自覚することで、
過去の自分と自ら決別しようとしているのだ。
その証拠に、感じ過ぎて“じんじん”と痛いくらいに勃起した乳首を、
レッカが手を伸ばして摘むのを、ユウは拒めなかった。
“ひくひく”と痙攣するようにひくつく肛門を、右手の親指が浅く潜っても、
それを拒む事が出来なかった。
どうしようもなく火照った体が、それを拒もうとする心を容易く捻じ伏せてしまったのだ。
レッカはそれを十分に確かめると、
“ぬるり”と彼女の淫穴から男根を抜き出して彼女の身体をひっくり返し、脚を大きく開かせた。
ユウの、腱の浮き立った白い太腿の内側が紅潮し、美しいピンク色をしている。
その中心にレッカに激情を突き立てられ、滅茶苦茶に責め立てられて形の崩れた小陰唇が、
充血してぽってりとした厚みを見せたまま、“くぱぁ…”とほの暗い空洞を見せていた。
「…ぁ…」
吐息を吐くような、すっかり観念してうなだれた子供のような声を漏らし、
ユウは荒い呼吸で上下する自分の豊満なおっぱいの間からレッカを見た。
――ぶっ…
湿った音と共に、何かが尻の方…肛門の方へとゆっくりと垂れ落ちるのをユウは感じた。
それは、膣内に注ぎ込まれたばかりの、
健康的に活動する精子がぎっしりと含まれた、レッカの精液だった。
膣内にたっぷりと満ちていたそれが、
性交によって胎内に入り込んだ空気が外へと噴出すと共に流れ出したのだった。
精液は時間が経つと粘性を無くし、さらさらとしたものへと変わってゆく。
ねっとりと粘性の高い、糊のような精液は、
それがまだ彼の尿道から射精されたばかりの新鮮なものだということを証明しているのだ。
「おっと…もったいねーよな」
「うっ…んっ!」
ユウが何か言う前にレッカは彼女のやわらかくて豊満なおっぱいを右手で掴み、
左手を濡れた男性自身に添えて、ゆるく拡がり精液と愛液でぐちゃぐちゃになった彼女の女性自身を、
再びゆっくりと割り開いていった。
「あっ…ああぁ〜〜〜…」
ユウは一瞬、息を詰まらせたように顎を引いたが、
すぐに大きく喘いで滑らかな腹を大きく上下させた。それはユウが過去の男だった自分を手放し、
記憶の奥へと封じ込めようとした最初の自発的な行為だった。
318 :
【閉じた】:2007/03/29(木) 15:03:35 ID:zxuSKoOO
彼女は自分の胸にぶら下がる、母性の象徴のような重たくずっしりとしたおっぱいを揉み立て、
愛撫し、揺らして、時に持ち上げる彼の手を、初めていとおしいと思った。
その想いは、ユウが自分でレッカの二の腕を優しく撫でさすり愛撫する事が示していた。
粘膜と粘膜が擦れ合い、膣の奥の奥まで何度も何度も突き立てられた事で、
自分が今は女であること、
女としての役目に甘んじてさえいればいつでもこの快楽に身を浸す事が出来るという事実を、
意識の底にハッキリと刷り込まれてしまったのだ。
「…ぅ…はぁあああぁん…」
ユウは声を上げた。
それは悦びの声だった。
ベッドに仰向けに横たわり、男に両脚をいっぱいに開かれ、
その間にその彼が身体を割り入れている。
レッカが、屹立した男性自身をぬかるんだ女性陰部に突き立てている。
無防備に彼を迎え入れ、ユウは涙に咽(むせ)びながら、
上で前後する汗ばんだ彼の身体に揺らされ、翻弄されていた。
――身体の中を、蹂躙されながら満たされる。
耐え切れずユウはレッカを自ら引き寄せて抱き締め、彼の汗に濡れ光る首筋にキスをした。
彼の汗の匂い、味、肌の感触が、
彼に遠慮無く責め立てられている股間の臓器を、もっともっと熱くする。
目に涙がいっぱいに溜まり、ただ泣きじゃくるしかない自分の無力を感じる。
それが例えようも無いほどに心地良く、幸福だった。
これがオンナなのか。
これが『オンナである』ということなのか。
これが、『男のモノになる』ということなのか。
役目を終えたら…子供を産んだなら、もう一度男に戻る。
その考えは、いつしかユウの頭から綺麗サッパリと消え去っていた。
まるで、そんなものは最初から存在しなかったかのように。
−おわり−
■■「閉じた世界で生きる意味」〜交配と繁殖〜■■
319 :
301:2007/03/29(木) 15:07:17 ID:zxuSKoOO
以上です。
エロ無し部分が多いので一気に投下しました。
お疲れ様でした。
機会がありましたらまた御邪魔させて頂きたいと思います。
失礼します。
リアルタイム投下キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
エロいよ、エロすぎるよ(;´Д`)ハァハァ 続きも楽しみにしてます!
>>301 グッジョブ!
おっぱいの描写のエロさにこだわりを感じるなぁ
藤子の短編っぽいSF設定も面白かった
>>301氏
一気に読んでみて一介のROMからの感想。
エロ部分の話はぬったりとしていて好きです。
SF世界部分の説明が言い訳じみてるような気がしたのは
なんか複雑な用語を使われてまとめて延々と書かれているからかな、と感じた。
でも確かにこういうのも小説と言えば小説だよな、と。
まあ何にせよ本当にGJです。
>>301 エロい、エロいですよ。
お昼に保管所を見て「最近投下が無いな」と思っていたら
その2時間後に上がってたとは。
GJ!
色々考えてしまった
GJ
>>301 おまいみたいなタイプの書き手大好きだ。
GJ。
>>301 この設定をこの程度で終わらせるのは勿体ないと思う。続編希望。
329 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 15:23:45 ID:ylhboZ0J
age
>>296 期待を裏切って申し訳ないですが、違います。
331 :
301:2007/04/02(月) 10:05:31 ID:ccU4Ac7P
唐突な投下と長文であるにも関わらず、過分な御言葉、ありがとうございました。
>321 326
とてもとても嬉しい褒め言葉です。
ありがとうございます。
>322
豊かで美しいおっぱいは人類の至宝です(大袈裟)。
一番こだわりたい部分です。
仰るとおり、藤子F不二夫の短編「絶滅の島」がイメージソースです。
>323
背景部分の描写は、ついつい書き過ぎてしまう部分で、私の課題でもあります。
書いていてエロ部分より熱くなってしまう時もあり…。
基本的に一作のみで終わらせるのが信条のため、書き切ってしまおうという意識が働くのだと思います。
>324 325
投下の隙間に御邪魔しました。
こういうのは、さくっと一気に投下するのが荒れなくていいかもしれないと思いました。
バックグラウンドを考えると実に寒々とした話です。
>320 327 328
同じ設定、同じ人物で二度書く事は、余程気に入るようなものでなければしないと思います。
請われるのは書き手冥利に尽きるのですが…経験上、同じものを長く書いても良いことは無いので。
申し訳ありません。
ただ、アプローチを変えて書く事はあるかもしれません。
その時は、またお付き合い下さい。
どうしようもなく書きたくなったら、また御邪魔するかもしれません。
その時はよろしくお願い致します。
失礼します。
まぁ、同じ人物でなくても、この設定はいいと思う。
催促するつもりはないが、気が向いたら、頼む。
>>331 設定的に、TSが1人に特異的に行われるんじゃなく
普遍的に行われている設定だから
同じ世界の設定で、別のTSキャラのケースを描くのにむいてるんじゃないかな?
>>333 設定が気に入ったなら
君がそれを書いたっていいんだぜ
しかしどこか見覚えのある文体というか語り口調というか・・・
よく思い出せないけど初投稿じゃないよね
ピンキーさんの黒姫心って48話以降は無いのかな?
続きがめっちゃ気になる・・
>>335 GJ!GJ!!!
なかなか熟女TSモノってないですよねぇ。
やっぱり需要が少ないのかな?
なるならどっち?
A:色気ムンムンの美熟女
B:未発達な清純女の子
>>337 B! B! B! 激しくB! 狂おしくB!
339 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 03:16:17 ID:21xvWLf3
愚問だ。Bにしておけば、いずれAになりうる。
自分がなるとすれば、Bだが
SSであれば、Aの方が面白いかなぁ
純粋、真っ直ぐの童貞が美熟女になってしまい
身体のアンバランスから次第に仕草が女性化し
完璧な女性を演じているのか、本性なのか判らなくなってしまうとか
ま、実際の女も演じてるのが多いから
熟女ってどれ位の女を指すんだろう?
35〜45位だろうか?
ちょっと垂れてきた乳房とか、黒ずみ始めた外陰部とかか?
子供2人持ち位が一番エロイかもな
普通に、ここの住人の嗜好を考えると
Bになった男が強制的に調教され
女として目覚めさせられて
Aに変わっていくのが良いんじゃ?
やっぱりこの手の「精神の変化」が
強制スレならではの楽しみだと思う
というか、久しぶりに来たんだが
本当に過疎ってるねw
まぁ今の方が好みだが・・・・・
>>344 なんというか、最悪なセンスだなそのサイト
SSも挿絵も非常に堪能できた。
が、その配色はどうにかならんもんかと俺も思う。
347 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 03:24:58 ID:DtWNHoux
酷い言われようだなw
ネット黎明期にはこの手のサイトは
よく見掛けたもんだが…
真っ赤な背景見た瞬間すっげー目がバシバシした
激しくセンスが狂ってるっつーか歪んでるっつーか、常軌を逸してるw
どこかの某病院のサイトみたいだ
って東航氏のサイトだったのか・・・w
絵はエロくて良いねっ!
>>337 別にロリじゃないけどB
何も考えずに恋愛とか出来るのは中高生の特権
トンコウ氏のサイトのもう一個のTSのSSが最高にツボにキタ
354 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:02:13 ID:QUAcKdUO
俺がageる!
355 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 23:02:59 ID:QUAcKdUO
俺がageる!
最近ネタないのぅ・・・
絵柄が古いだけで下手じゃねぇぞ?
あれだな、荒れる元になるかも知れないが、名作SSランキングとか欲しいな。
他スレと共同企画で、過去の名作を最うpしたり、殿堂入り作品を決めたり。
かえって職人さんたちの創作意欲を刺激するやもしれん。
カイトとアルタンが出て即終了の予感
個人的にはノウブルが一位だが
ここで流れを無視して投下しますよ。
風邪で寝込んでいる時に暇だから書いた。
今読み返すとちょっとあれだなぁと思うところが無いわけじゃないけどそのままにする。
うんよく言われるんだ「空気嫁」って
でも空気みたいでもいいから嫁が欲しいなぁって思ったりする。
関係ないね、ごめん。
一応>289の続き
立ち直れないまま手を引かれ、連れて行かれた先は風呂だった。
手を引いたのはさっきの侍女。
将軍はどこかに行ってしまった。
多分戦勝パーティーの用意か何かの用事があるんだろう。
風呂――
もちろん水着で入浴するような習慣は無いので、脱がなくてはいけないのだが……
認めたくは無いものの、服を脱ぐと嫌でも自分の体が意識される。
部屋に入ったときから、張られたお湯は何かいい匂いがするが、泡立っているので色とかは分からない。
今までこういった入浴剤とかに縁が無かったからなぁ……
将軍は、何を考えているんだ?
捕まってすぐに殺されなかった時、目の前で嬲り殺されるか、それとも部下として前線に送られるか……そのどちらかだと思っていたのに。
しかし、よくよく考えれば、いつ反旗を翻すかも分からない相手に武器を持たせるわけも無い。
そしてこの扱いは……正直、殺された方がマシだ。こんな事は想像もできなかった。
そう、俺は自分でこの選択をした。
知らなかったとはいえ、自分の意思で。
自分が作り変えられてしまったという恐怖があったが、時間と共に思考が戻ってきた。
まず何よりも国民を救うために、この条件を受け入れ、誓いを立てた。
そして、神聖な誓いを破る事などできない。
そう――受け入れざるを得ないのは分かっている。
選択の余地が無かったのだとしても――
堂々巡りになってる。考えがまとまらない。
体の変化という未知の出来事への恐怖で混乱しているのか――それともこの不安定な情緒は女性の特徴か何かなのか?
「あなたのために用意されたのよ?さっさと入りなさい。」
視界が反転……というかこれは……
ザバンッ
投げ込まれたらしい……のか?
それとも突き飛ばされたのか……
え?――何で?
「ゲホッ。ケホ、コホン……何すんだよ?」
訳分からねぇ、この女。俺が一体何したってんだか。
もう一人は、離れて見てるだけだし。
てか何で二人とも裸なんですか?
姉さん達、俺……目のやり場に困ります。
「うるさいわね。ぼーっとつっ立ってるから手伝っただけじゃないの。」
バシッ――と、何か顔にぶつけられた。
「スポンジ?」
「あんた、お風呂で何するか知らないの?」
腕をつかまれると、スポンジで擦られる。
ワシワシッワシワシワシ……
「いたた、ちょ――痛いって。」
正直なところ、強すぎです。
ほら擦られたところが赤くなっている。
こいつは手加減って言葉を知らないのか?
?
前は適当にやっててもスポンジで擦られる程度でこんな風に赤くなることなんて無かったのに。
肌が弱くなっている。いや、この場合は繊細と言った方がいいのか。
「手伝ってるだけでしょう。嫌なら自分でやりなさいよ。このっこの!」
いや……あんた離す気、ないでしょ?
ちょっと強く擦りすぎなのはあるけど、案外まともに扱われている。
敗軍の将の世話をするのは嫌だけど、将軍の命令だから仕方ない――そんなところか。
いや、しかし……凄い量だ。
「あの……これって垢?」
思わず尋ねてしまう。
我ながら間の抜けたことだ。
「はぁ?あんた馬鹿ぁ?体を擦ったら垢が出るのは当たり前でしょうが。」
「いや、そうなんだけど……ちょっと多いような気が……」
垢ってこんなに出るものなのか?
そんなに不潔にしてきたつもりは無いのに、恥ずかしくなってしまう。
「今まで垢すりとか、やった事が無いのでしたら……確かに驚かれるかも知れませんね。皆さん最初はその量に驚かれますよ。」
もう一人の侍女さん。喋れたのか――てっきり無口キャラかと思ってた。
「あ、そうなのか。……あの、じゃぁあとは自分でやるから……」
今まで自分の事は全部自分でやってきたんだし。
他人の手を煩わせるのも――
「いいえ、私達は将軍から命令されたんです。隅々まで磨き上げて差し上げます。――隅々までね。」
勘弁してください。
言いなりになると誓約した手前、何を思ったところで……たとえ言ったところでどうしようもないが……
「では、早速――」
押さえつけられて、再び体中を擦られる。
腕が細くなり、やっぱり力が落ちてる。女一人を押しのける事もできない。
それともこいつの力が強いのか?
「ちょ、お前レズかよ!?変なとこ触るなって――」
「何言ってんの。じゃ、どうやって隅々まで綺麗に磨けっての?いいから大人しくしなさい――大丈夫よ、痛くしないから。」
十分痛いです。いやマジで。
っていうか、目が怖いです。
「生意気に、結構大きいじゃないの。」
「わっちょ……馬鹿、やめ……嫌っ」
「大丈夫ですよ。女同士なんですから、間違いなんて起きません。」
間違いって何ですか?
そこはかとなく言葉に妖しげな響きが――
「ほら、終わったよ。ったく、騒ぎやがって。」
散々もてあそばれ、ようやく開放された時には体中がヒリヒリするほどになっていた。
「中途半端な仕事で済ませたらみっともないだろ?」
「いや、体中に擦った跡が赤く残るのもみっともない気がするけど……」
――この糞アマ本当に隅々まで磨きやがった。
しかし、おかげで本当にさっぱりした。
風呂に入っただけではなく、体中の垢を擦り出してくれたおかげだろう。
確かにこれは、気分がいいものだ。
さすが、オプション追加料金40分5300円……
「大丈夫ですか?」
「いゃ……まぁ何とか。」
この二人、随分と性格とか言葉使いが違うのは、何か狙いでもあるのか……考えすぎか?
飴と鞭でジワジワといたぶる気なのか――?
「ちょっと擦るのが強かったかも知れませんけど――跡は残らないと思います。」
「敵国の人間に対して良い感情を持てというのは無理があるだろう。」
そう、俺はつい先日まで敵だったんだ。
もしかしたらこいつらの家族や恋人を直接殺したのかも知れない……
直接ではないにしても、そんな相手に接するんだ、多少の事は覚悟しなくては――
「そんな。私はあなたの事、好きというか――興味を持っていますよ?」
思いがけない返事が返ってきた。
含みのあるかもしれないセリフだけど……興味か……
「それは以外だ、どんな風にか聞いてもいいか?」
「ええ……負け犬のくせに必死になってかつての栄光にすがりつこうとしている辺りが素敵です♪」
「ぐふぅ――強烈なボディブローだ。まるで満員電車の中で痴漢に間違われたような気分……」
満面の笑顔で続ける。
「そのプライドですが……いえ、確かに何か拠りどころは持った方がいいのかも知れません。降水確率10%と発表したのに大雨になった時の気象予報士とか、鉛筆の粉で黒ずんだ消しゴム位には役に立つのかも知れませんしね。」
こいつら……飴と鞭なんかじゃない……鞭と蝋燭だ……ここは、アァン女王様もっとぶって下さいって返すところなのか?
「さぁ。次はマッサージをしますから、ここに横になって下さい。」
「――もう好きにしてくれ。」
男の尊厳、というか色々なものが粉々に打ち砕かれた気分だ。
……とまぁ、ここまで。
うまくまとまらなくてここまでなんです。
うん、寸止めなんです、ごめん。
そういや翻訳?していてくれた本家の方は何処にいったんだろ。
確かラストまでもう少しだったような・・・
そろそろ陽の続きも読みたい
あゆこの続きを待ち続けます
唐突にサキの続きを読みたい……と言ってみる
俺は滝田鈴の続きが読みたいな。
もう書かれたりしないのかな…。
蘇芳卓也はもう望み薄か?
慎の続きー
SSの文章だけなら復旧できますが……勝手にやったらまずいかな
思いがけずアルたんに萌えてしまった(*´Д`)ハァハァ
続きカモン
>>375 ログは一切飛んでないですよと
そこの上2つは後で微調整入っただけで投稿されたのは1月以前
2月以降に投稿されたのは最新作品集のところに入ってる
今はページデータが壊れてぱっと見は確認できないが、作者名で検索かければちゃんと見れるよ
377です
>380
よく確認していなかったです。すみません。
アルたん王子バロス 続き期待してます
>>367 ぶっちゃけあの後はエロ無いので訳す気無いんじゃないかね
投下します
次はそんなに時間かからずに投下できると思います
アルタンは部屋で身なりを整えていた。
ここで生活しているうちに、彼の化粧や髪を整える手際は大分板に付いてきていた。
滑らかな髪を梳かしながら、彼は先日の出来事を思い出していた。
あの日、目隠しされたまま客の相手をした後の事だ。
客と入れ替わりで入ってきたセラナにより、彼は縛られたまま弄ばれた。
彼女の女性的で柔らかな愛撫により、彼は何度も快感を極めたが、
男に体の内側を荒々しく擦られる悦びには及ばなかった。
自分の体、そして心さえもが女として抱かれる悦びを覚えてしまった事は、
彼にとって恐ろしいことだった。
彼は自分の感情を持て余していた。
確かに、セラナのような美人の何気ない仕草に男として引き付けられる時もあった。
しかし、彼の心にはまた、女性としての感情も生まれ始めていた。
アルタンがそれを意識することは無かったが、
彼はここでの生活を快適に感じていて、女の体、女の生活を楽しんでいた。
彼は頭を振って取り留めの無い考えを振り払うと、今日の準備を進めた。
今日の客は重要な人物で、彼には入念な準備が命じられていた。
身繕いを切り上げると、彼はエメラルドのドレスを纏った。
他の女達に言わせると、緑色のドレスは彼の赤い髪とよく似合っているそうだ。
彼も、自分が女として性的魅力に溢れている事は既に認めていた。
そのドレスは肩紐が無く、
スカートはストッキングで包まれた脚の大部分を見せる短い物だった。
ドレスの下の下着も肩紐のないタイプであり、
彼はこのタイプのドレスを着る度に、ドレスがずり落ちる心配をしていた。
ドレスを着終わると、彼はハイヒールを履いた。
ハイヒールでの歩き方にはまだ慣れていなかったが、初めて履いた時よりは格段に様になっていた。
約束の時間にやや遅れていたので、彼はマデリーンの部屋へと急いだ。
部屋へ入り、マデリーンに向かって優雅に礼ををすると、
彼女はその女性らしい仕草に満足して微笑んだ。
アルタンのそばへ歩み寄ると、彼女は彼の髪を撫でながら話し掛けた。
「こんばんは、とても素敵よ。」
「ありがとうございます。」アルタンは滑らかに答えた。
「今夜のお客様は非常に重要な方です。粗相が無いように。」
「分かりました。」
マデリーンは彼から離れると、別の部屋へと彼を連れて行った。
彼女は部屋の中に立つ軽く男の肩に触れて言った。
「バロン様、エラナを紹介します。」
男が振り向いてアルタンに微笑むと、アルタンは衝撃で固まった。
目の前にいるバロンこそ、彼の幼馴染であり、彼の親友でもあった。
バロンを前にまず思った事は、女の姿の自分を見られることへの恥だった。
しかし、当然ながらバロンは彼に気づく様子は無い。
次にアルタンが考えた事は、バロンの力があれば
この状況から彼を助け出すことができるのではないか、という事と、
このままだとバロンはこの体を求めてくるだろう、という事だった。
マデリーンが軽く咳払いをすると、アルタンはバロンを失礼なほど見つめていた事に気づいた。
彼はすぐに気を落ち着けて、マデリーンの前では事を荒立てない事に決めた。
バロンは手を伸ばし、そっと彼の手を取ると軽くキスをした。
鋭敏な手の甲に唇が触れた感触で、彼の頬は少女のように真っ赤になった。
バロンはアルタンとの挨拶を終えると、個室への通路を身振りで示した。
まだ顔の赤いアルタンは頷くと、バロンの手を取り寝室へと向かっていった。
バロンと歩きながら、アルタンは彼に全てを打ち明ける決心をした。
彼の身に何が起きたか、バロンに説明するのはとてつもない恥辱だったが、
このチャンスは是非物にしなければならず、
バロンであれば彼を確実に助けてくれることを確信していた。
ドアが閉じるとすぐに、彼は話を始めた。
自分が王子アルタンだと彼に納得させるのは容易ではなかったが、
二人にしか分からない話をいくつかすると、バロンも彼を信じたようだった。
アルタンは大きく息を吐いた。
この姿になってから初めて、アルタンは道が開けたように感じた。
「じゃあ・・・アルタン。まずはここから出よう。」
「女主人に話をつけてくる間に君の荷物を取ってきてくれ。」バロンは言った。
「今の私には何も無いんだ。」アルタンは神経質に返した。
「分かった。そのうちに服屋を呼んで君に似合うドレスを作らせよう。」
アルタンが作るのならドレスでは無く男物を、と頼もうとした時、バロンは既に部屋から出ていた。
彼はバロンが自分を女性として扱っているように感じた。
その部分はバロンとよく話し合う必要がありそうだった。
「ほら。」数分後、バロンは長い緑色のローブと共に戻ってきて、アルタンに手渡した。
「外に馬車を待たせてある。」
馬車での移動はかなり長い物になった。
アルタンは彼が思っているよりずっと疲れていたが、それに気づく前に彼は眠りに落ちた。
目を覚ますと、彼はバロンに抱きかかえられる様に城へと運ばれていた。
彼は女のように抱かれる事に抵抗を覚えたが、
バロンと自分とが気まずくならないように降ろして貰うように頼む方法は思いつかなかった。
バロンは彼を寝室まで運び、ベッドの上に下ろした。
アルタンが話し始めようとすると、バロンは夜遅いことを理由に部屋から出て行った。
バロンが退出した後、二人のメイドが絹のナイトドレスを持って現れた。
当然アルタンは断ろうとしたが、彼の事を単なる主人の客の若い女としか思っていない
メイドには説明のしようが無かった。
彼女らの助けを借り頭からドレスを着ると、彼はベッドに潜り込み、眠りについた。
以上です
うっひょ
アルタンってストーリはぶっちぎりで流れていくのに
着衣の描写だけが異常に細かい所がまたイイ
おおお!アルタンきてた゚+゚.(・∀・*).゚+゚
アルタンやっぱイイわ
続きも楽しみに待ってます
前回の終わり方がセラナとの濃厚な緊縛レズプレイを予感させたのに
淡泊な回想による描写のみなのは残念だなぁ
アルタンの人気に嫉妬
10年近く前の作品だけど色褪せないね、アルタンは
英文だから翻訳しだいってのもあるけど
しかし、このタイプのTS物は本家のfictionmaniaでも
あまり書かれなくなったのが残念だなぁ
たまに似たようなのが投稿されると偉い勢いでコメントが付くから
みんな飢えてるんだなぁって感じで笑えるw
やっぱオーソドックスなのがイイよねw
398 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:29:22 ID:P/9rzLJs
398
399 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:30:00 ID:P/9rzLJs
399
400 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:30:33 ID:P/9rzLJs
400
401 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:32:14 ID:P/9rzLJs
では次どうぞ!
402 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:33:13 ID:C/GA2/GV
CherryBlossomは?
fictionmaniaの話題を出すのはスレ違い?
斜め読みしかしてないんだけど、
このスレの住人的にTaborシリーズってどういう評価?
橘悠の続きが読みたい
>>403 スレの主旨からは外れてないけど本気で語るなら別のスレを立てたほうがいいかもね
406 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 15:19:24 ID:tVSY+pz4
>>403 Taborは、まぁ強制女性化の話なんだから
別にスレ違いでも何でもないよ
というか、別スレでなく『ここで』話すのが良いと思う
今までのスレの傾向を見ても、英語だからといって
特に毛嫌いはされてないみたいだし
みんなからの反応が良ければ、アルタンのように
翻訳してここに載せるという手もあるしね
ただ、Taborシリーズはかなりの長編なんで
どうせ紹介するなら、もっと短編で読みやすい
良作TGFictionをネタにした方が良いような気もするw
408 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 23:58:26 ID:Pzi967m3
age
>>404 オレもだよ
リアルにプリンさんカンバック…
410 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:09:08 ID:cY63x/DM
あ
411 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:10:40 ID:cY63x/DM
げ
て
く
414 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 12:10:13 ID:RgumObr1
れ
あれだけ居た職人さん達、皆さんどこへ言っちゃったんだろう(´・ω・`)ショボーン
まぁ、終了ってことだな
GWでみんな海外か?
俺はラス・ベガスとハワイのオアフ島を行ったり来たりしてる
ネタが無いね〜・・・
ふと思ったんだが、アルたんはこのスレでも大人気なわけだが
逆にカイトシリーズを英訳して向こうに発表したらどうなるだろう
などとそんな英語力もない俺が言ってみる
俺もちょっとモロッコへ
生きてますが、まだTSに割ける余力がない(´・ω・)ス
エロはパワー勝負でスからネ……
422 :
名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 22:54:55 ID:IPxcnITZ
カイトはちょっとストーリーの矛盾が多くね?
まとめて整合性つけたらいいかも
というか今小説書いてんだけど、難しいな
自分の文章力のなさに驚いた
>>422 俺も書き始めた。
すごく楽しいね。
自分の妄想が現実のように感じられるようになっていくとか、
小説の中のことが自分のことのように感じられるとか。
424 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:24:29 ID:aFJEN3mJ
投下します。
初めてなんでよろしくお願いします。
425 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:25:33 ID:aFJEN3mJ
0.はじまり
「ふああ・・きもちいいよぉ。。」
「はあはあ。由衣、オマエって、ほんと感じ易いよなぁ。」
季節は春。学生は春休みを満喫出来るこの時期。
アパートの一室で、愛し合っている男女がいた。
男の方は大塚志乃、女の方は八幡由衣。同じ高校で今年から3年生。
志乃の両親は仕事で海外にいっているため、今は自由のきく一人暮らし。
今夜は幼馴染の彼女に、泊りがけできてもらっている。
もちろん、彼女の方は友達の家に泊まっていることになってはいるが。
「あんっ!!」
「由衣ぃーー!!どうだー!?」
「いい〜!!とってもいいよぉ。。はあぁ・・!!」
志乃は彼女の上に覆うようにかぶさり、本能のままに挿入を繰り返していた。
もう幾度となく続けてきた由衣とのSEX。
「由衣・・。そろそろ出そうだよ。。」
「はぁはぁ・・。んっ、はぅ・・。 き、きてっ・・。私の中で・・!」
「いくよ・・! うぅ・・!!」
どぴゅっ、どぴゅっ・・ドクドク〜〜。。
「はあはあ。出たよ・・。由衣の中、すごく気持ちよかったよ。」
「・・しぃちゃん、私も。。とっても幸せ。。」
しばらく余韻に浸る二人。志乃は身体を起こし、
彼女の中から自分のモノを取り出し、いつもようにゴム外そうとしたとき、初めて違和感に気づいた。
「あれ?なんだこれ?」
「どうしたの?」
「いや、ゴムの中にさ、精子にまざって、なんかちっちゃな赤い玉が入っているんだよな。
してる最中にこんなのあったの、気づかなかったけど。。」
「もしかして、しぃちゃんのおちんちんから出てきたとかー!? うふふ〜。」
「まさかなー。こんなの初めてみたぜ。」
「もうやだーあれじゃない? 男の人がHしすぎると、最後に赤い玉がでて、
もう白いのが出なくなっちゃうっていうヤツだったりしてー!?」
「おいおい、怖いこと言うなよなぁー。マジでそんなんだったらシャレんならねえよ。」
「私だってこまっちゃうもん。そんなことになったらっ!」
このときは特に気にせずに冗談を言い合う二人。
しかし、朝起きたとき、まさかあのような異変が起きていようとは。。
426 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:26:30 ID:aFJEN3mJ
「じりりりりりぃぃんん!!!」
鳴り響く目覚まし、外はもう充分に日が昇っている。
まず先に目を覚ますのは、いつも由衣の方だった。
「ふぁあ。。5月だというのに、まだ朝はさむいねぇー」
半分寝ぼけたような声で志乃に話しかける由衣。しかしまだ布団に潜ったままの志乃は微動だにしなかった。
これもいつものことだが、完全に目覚ましの音を意識からシャットダウンしているのだ。
(もう、いつものことだけど、ここまで目覚ましを無視できちゃうものかしら?)
呆れたようにつぶやき、由衣は志乃の身体を揺すって起こそうとする。
いつものように起きない志乃。そしていつものように布団をめくったところで、
由衣の叫び声があがった。
427 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:27:32 ID:aFJEN3mJ
「き、きゃあーーーーー!!!!」
「うわっ!なんだよ!!どうした!!??」
あわてて起き上がる志乃。しかしその瞬間、志乃の前で大きく揺れる二つの膨らみがあった。
横を脇をみると、後ずさりする由衣いた。明らかにこっちをみて驚いている。
「だ・・誰・・??」
「だれって・・、俺にいってんの??」
その声は明らかに女性の声だった。
「あれ?なんか声が・・。変???」
志乃はまだ状況が飲み込めず、喉をさすっている。
由衣はおそるおそると口を開く。
「あ・・あなたは、誰・・・?」
「誰って、どうしちゃったんだよ由衣。俺にむかって誰ってことはないだろう?」
「まさか・・、しぃちゃんじゃないよね!?」
「志乃って、志乃は俺じゃん。」
まだ寝起きの志乃は状況が飲み込めていなかった。
由衣は素直に、みたままに指摘した。
「だって、あなた・・、女の子でしょ!??」
「は・・? うむ。。ん??・・・・ぎゃああーーー!!!!!」
志乃はこのとき初めて、自分に女性のような胸があることに気づいた。
「なんだこれ!??おっぱいみたいなのがついてる!??しかもなんか手が小さい!!」
「志乃・・!?しぃちゃんなの?? いったいどうしちゃったの?私、全然状況がわかんないんだけど!!」
「俺だってわかんねーよ!!どうしちゃったんだ!?」
「そんなこと言ったって。。あなた、まるで別人よ。。!!」
志乃は自分では普段使わない、由衣のためだけに置いている大きな置き鏡の前に出た。
「は・・!?なんだこれ??この子だれよ!? 俺・・???」
428 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:28:19 ID:aFJEN3mJ
鏡に移っているのは明らかに女の子だった。
こぶりの顔に大きな瞳。短かった髪はなぜかキレイな黒のストレートで、肩よりもさらに伸びている。
キシャな肩幅と、それにくらべ大きな胸。それでいて控えめでかわいい乳首。
そしてウエストからは細くくびれて引き締まっている。
そして・・、いつもの股間にあるべきものが消えており、
陰毛が薄く恥じらい程度に生えているだけだった。
「めちゃくちゃ可愛いんだけど。。。これが俺??」
呆然自失する志乃であった。そこへまた恐る恐る訊ねる由衣。
「やっぱり・・しぃちゃんなの??」
「うん、俺は志乃のはず。。でもいったいなんで・・!?はっ!まさか昨日の赤玉!??」
「うっそー!? 男の人って、種切れになるとこうなっちゃうの!? いやぁああーー!!!」
「た、種切れっていうなぁー!!ていうか、こんなことがおきるなんて聞いたことない!!」
二人とも突然ふってわいたような怪奇な出来事に、驚きと動揺が隠せなかった。
さんざんあーだこーだと話あった結果、まずは現実を受け入れる、話はそれからだ、という結論に達した。
429 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:28:51 ID:aFJEN3mJ
「ていうかさ、いつまでそんな格好でいる気なの?」
「そ、そんなこと言ったって・・とりあえずなんか着るか。うわっ、ぱんつがずり落ちてるし!」
「もうっそんな男モノの下着なんてムリよ! 私の着替え貸してあげる!」
「わりーな。。って何いってんだ! 女もんの下着なんて着れるかよ!!」
「女もんって、女じゃん!」
「いや、見た目はそうだけどさー。やっぱ男としてやってはいけないラインってあるじゃん!」
「そんな格好でいっても、説得力ないわよ!さあ早く!
別に男が女装するわけじゃないのよ、女の子が女の子の格好をするだけよ!」
「うぅ、そう言ったって。。でもたしかにいつまでも裸じゃ落ち着かないし、仕方ない。。」
志乃は由衣からショーツを受け取るとはいてみた。
(こんな小さいパンツ、きつくないか?)
足をとおし、はいた瞬間、予想以上に伸びる生地、
そして男の時では思いもよらなかったフィット感、そして安心感。
(へぇーー。以外といい感じだな。。)
「じゃあ次はブラもね。あ、まって。その前にサイズは合うかなぁ?」
「へ・・、ちょ、ちょっとまった!!さすがにブラジャーつけたら変態じゃん!!」
「ブラつけないと、透けるし、動いたときに揺れやすいし、すっごくイヤな感じよ?」
「うぅ・・、そんなものか。。でもサイズあうんかな??なんか俺方が胸大きくない?・・うっ!」
・・瞬間、殺気を感じた。。
「・・ちょっと待って。。メジャーがあったはずだから・・。」
「はいっ」
なんとなく素直に従うしかない志乃だった。
430 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:31:21 ID:aFJEN3mJ
「あった。えーと、ちょっと脇を通すね。」
「うん。 ひゃっ、ちょっとくすぐったいよ!」
「ちょっと動かないで。。えーとバストは、 わっ、85cm!私より2cm大きい」
「はあ」
「えーとウエストは、ぎゃ、57cm!私より1cm細い!」
「ほう」
「最後にヒップ、83cm。。」
「そっか。。ん?どうした?」
「・・。なんで私より胸が大きくて、ウエストが細いのよ!!」
「わっ、そんなこと言ったってしらねぇよ!」
「私なんて!どんなだけ毎日苦労してこのスタイルを保ってるの思ってんのよっ。。ううぅ・・」
「まあまあ、ほら、どうせ俺男じゃん。あんま関係ないって3サイズなんてさ!」
「はあああぁーー。 まあいいわ。はいブラ。少しヒモを伸ばしたから大丈夫だと思うけど。」
志乃は由衣からブラをうけとった。早速試着。。
「あ、あれ??これどうやるんだ?後ろに回すのか!?」
「あーんもう、へたねー。まず腕を通してから、胸をカップに収めるの。
少し前かがみの方がやり易いわよ。 そう・・、そんな感じ。そして後ろ手で止めるの。」
「こ、こうか!??」
意外と肩が回るようになっていてびっくりする志乃。たどたどしい手つきでどうにかホックを止めた。
「あと、ブラに手をいれて、少し胸を持ち上げるようにすると、キレイに収まるわよ」
431 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 00:32:39 ID:aFJEN3mJ
「できた。。どう?へんじゃね?」
「あーんやだもう!!なんて可愛いのかしら?しかもすっごくえっちぃよぉ。」
「なんだよえっちぃって。。つか、この胸、何カップあるんだ?」
「さっき、アンダーも計ったけど、私よりちょっと大き目のEカップって感じかな。」
「そっか。。やっぱりいわゆる巨乳っていうやつになっちゃうのか。。」
「そうね。どっからみてもねぇ。」
「うーん。さて、あとはTシャツきてと。おっとこれもでかいな。」
「私の服も着ていいよ。」
由衣からブラウスとスカートを受け取り、これもまた慣れない着かたでどうにか着ることができた。
「すごい!!どっからみても女の子よ!!」
「そ、そうか?」
微妙に照れ笑いをする志乃。でも傍目からははにかんだ美少女にしかみえない。
「身長も少し縮んだんじゃない??」
「ほんとだ。160センチの由衣とたいしてかわんないや。。」
「じゃあ・・、これからどうするの?」
「うーん、どうしていいかさっぱりだよ。。」
「とりあえずうちにくる? 少し服とか貸してあげるから。」
「服か。なんか気が進まないけど、当面、着るものがないのも困るしなぁ」
「じゃあいこうか!今頃はお母さんたちも仕事で出ているから、家には誰にもいないと思うよ。」
少し不安は隠せなかったが、二人で外に出ることにした。
432 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:35:39 ID:aFJEN3mJ
稚拙な文章ですが、こんな感じです。
またしばらくしたら続きを投下しようと思います。
一応、気をつけてますが、なんかに似てたらすみませんw
GJ!wktkしてるよ
>>432 我々は君のような逸材を待っていたのだ
存分に腕を振るいたまえ
432です。
>433 >434
ありがとうございます。励みになります。
だいたいプロットはできていますんで、地道に書いていきます。
一応、今夜また投下予定です。GWはいまんとこ暇なんでw
ちなみに裏設定。
志乃は小学校の頃から武道をやっていたんで、武道家女子高生という設定です。
こういうのがツボなんでw
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!! すげー期待してるよー
432です。
では続きを投下します。
438 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:50:49 ID:aFJEN3mJ
志乃は当然、あう靴もなく、仕方なくサンダルを履くことにした。
由衣の家はご近所さま、歩いて10分くらい。
ただし、繁華街を通るので、どうも人通りが多いのが気になってしょうがない。
「なあ由衣・・。」
「ん?なあに?」
小声で由衣に話しかける志乃。
「なんかさー、過ぎ行く人がみんなこっちみてねー?」
「うーん、そうかもしれないけど、別に気にすることないんじゃないの?」
「俺、ヘンじゃね?」
「はははー!なに言ってんのよー!あの人たちはね。しぃちゃんが可愛くてみているよ!」
「はぁ・・、そうなのか??こんなに視線を感じたことってないから、よくわかんねぇよ。。」
「あら? 女の子って、けっこうみられちゃうものよ?私だって、よく視線とか感じちゃうもん。」
「え?由衣もよくみられているのか!??ストーカーとかじゃなくて!?」
「きゃはは!やあねぇーそんなわけないじゃん!
いい? 女の子はね、特になにもなくてもみられちゃうんだよっ!」
「そ、そうなのか・・!?」
「まあ私だって、ガン見されたらイヤだけど、別に視線感じてもあまり気にしないようにしているよ。」
(もしかして、俺が男んときによく周りの女みてたの、バレてたのか!?)
内心、少し冷っとする事実だった。
「ふふふっ。そんなこと言ってるうちについたね。ちょっと待って鍵あけるね。」
繁華街からちょっと外れたところにある一軒家が、由衣の家だった。
ここも両親が共働きのため、このくらいの時間になるともう仕事に出ているはずだった。
439 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:51:45 ID:aFJEN3mJ
パタン!!
「きゃっ、あ、お母さん!」
「あら由衣、今帰り ?ちょっとお母さん忘れ物しちゃってね。これからまた会社なの。そちらは?」
突然、ドアの前で母親と鉢合わせしてしまったようだ。
「あ、うん。しぃちゃんっていって・・・」
「あら?志乃くんと同じ呼び方なのね。」
「うん!そうそう! こっちは山田さんだけどね。山田しぃちゃん。
昨夜、裕美子のうちで一緒に泊った友達なの。」
「あら、そうなの。しぃちゃんよろしくね。」
「は、はい!よろしくお願いします!」
妙にかしこまる志乃だった。お母さんは一言二言、由衣に言伝をすると出勤していった。
「おい、由衣。なんだよ山田って・・。」
「はは!とっさに思いついたのってそんくらいなのよねー!」
(まあ、完全に見た目変わっているんで、なんでもいいんだけどな・・。)
志乃は何度か上がったことのある由衣の部屋に入った。
(相変わらず、かわいー系の部屋だなぁ。)
2階の由衣の部屋は、明るい色調で統一されており綺麗に整頓されていた。
昔から見覚えのある人形が、部屋の隅にいくつも置かれていた。
(人形だけは昔からあるよな。。)
部屋の隅にはベッドが置かれており、
ふと、このベッドでもよく由衣とやったなーと思い出し、つい苦笑いしてしまった。
440 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:52:38 ID:aFJEN3mJ
「なにニコニコしてんのよ?とりあえずシャワー浴びたら? 昨日はそのまま寝ちゃったし・・」
「うーんそうだなぁ。じゃあちょっとシャワー借りようかな。」
「じゃあ、着替え出しておくから、先に入ってきていいよー。」
志乃は勝手したたる家の中を移動し、2Fの由衣の部屋から1階の脱衣所に移動した。
(さて、この服を脱ぐのか。なんかまだ違和感ばりばりあるんだよなー。)
志乃はまずスカートを脱いだ。横のフックを外せば簡単にすり落ちた。
(さてと、ブラウスってなんでボタンが逆なんだ?とりずれぇー)
赤いチェックのブラウスは、今まで左前の服しか着たことがないため、ボタンがとても外しづらかった。
ブラもショーツも脱いでところで、向かいの鏡が目に入る。
(はあ・・。ほんと女の子だよなあ。しかもこんなカワイクてスタイルも抜群じゃねえかよ。。)
鏡に映っている少女は、その綺麗な顔立ちとはうらはらに、
グラビアアイドル並のスタイルだった。大きな胸なのにとても形がよい。
くびれたウエストは引き締まっていて無駄肉もなく、そしてお尻は柔らかそでいて、ツンって張っていた。
マジマジと自分の身体に見入っている自分に気づき、志乃はあわてて風呂場に入った。
なぜか何もないはずの股間を隠しながら。
441 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:53:15 ID:aFJEN3mJ
(さて、相当昔に入ったことはあるけど、そんなに変わってないよな。)
シャンプー、ボディソープの位置を確認しながらゆっくりと蛇口を開ける。
ジャーーーーーーーー。
頭上からお湯が注がれてきた。志乃は流れる湯をそのまま浴び続けた。
(はあ。なんか妙に気持ちいいなぁ。シャワーってこんなに気持ちよかったっけ・・?)
水弾きのよい、きれいではりのある肌にじっくりとお湯を浴びる。
ただそれだけのことなのに全身がとっても気持ちよかった。
お湯が胸の間を流れていくのが分かる。
ずっと浴びていてもしょうがないので、スポンジにボディソープをつけて身体を拭き始めた。
(うちと違ってスポンジ使ってんのか。スポンジだとずいぶん柔らかいな・・。)
スポンジの柔らかさが、敏感な肌にちょうどいい感じだった。
(全然筋肉質じゃないよなぁ。でもキシャな身体にみえるけど、どちらかというと締まった感じだな・・。)
まず手を洗っていく。いつもの順番どおりだ。そして次は胸。
(おっきなおっぱいだよなぁ。女の子はいつもおっぱいをどんな風に洗ってるんだ?)
などとどうでもいいことを考えながら、胸をまんべんなく洗う。
442 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:54:03 ID:aFJEN3mJ
(なんか、このスポンジで乳首を擦れると気持ちいいかも・・)
シャワー浴びたときから気にはなっていた。とても自分の身体が感じやすいことを。
(なんか乳首だけじゃない。。おっぱい全体を触っているとだんだん気持ちよくなっていく・・。)
胸からだんだん身体中にゾクゾクと感じてくるもがあった。
(おっぱいって、やっぱり気持ちいいんだ。。)
いつのまにかスポンジが手から離れ、両手で双乳を揉みはじめていた。
(はぁはぁ・・んっ、やべ・・。なんか気持ちいいいよこれ・・・。)
「あっ・・」
たまにビクッてくるものがあり、思わず声が出てしまう。
(いつのまにか乳首が立ってきてる・・。この固くなったところを弄るとますます気持ちいいな。)
「はああ・・・・んんっ」
だんだんと喘ぎ声が漏れはじめた。
なのに自分自身の声が出ていることにまだ気づかないほど、志乃は夢中になっていた。
(もっといろいろ試したい・・!)
当然の欲求だった。
志乃は左手で胸を揉みながら、右手は股間の方に近づけていった。
(そういや、ここってまだちゃんと触ったことないんだよな。。どうなんだろ・・。)
陰毛の下の方、クリトリスがあるであろう位置を撫でてみた。
「ひっ・・!」
ビクンッって感覚が全身を通った。
「なんだこれ・・今の・・。」
志乃はいままで以上の感覚に戸惑った。
(いまビクッってきたけど、クリトリスってそんなに敏感なのか。。)
志乃はまた恐る恐るクリトリスに指を伸ばした。
さっきよりもさらに優しく、触れてみた。
「はぁ、あ・・、ふぅ・・。 すげぇ・・なんだよこれ。。あんっ」
クリトリスを軽く撫でるだけでビクンっビクンっと感じてくる。
その気持ちよさは今まで味わったことのない感覚だった。
443 :
大塚志乃:2007/05/01(火) 22:55:44 ID:aFJEN3mJ
志乃はだんだん足に力は入らなくなっていき、壁に寄りかかるように座り込んだ。
(触るたびにどんどん気持ちよくなってくる。。もっと感じたい・・!)
触ってくるうちにどんどん気持ちよくなっていき、そしてもっと気持ちよくなるためにだんだんと力が入っていく。
「ひゃあ・・あんっ、なんか・・、あっ・・ダメだ。。こ、声がでちゃう・・んんっ!」
左手はもうほとんど胸を鷲づかみの状態で、今はひたすら右手でクリトリスを刺激するのに没頭していた。
(な、なんか・・、割れ目からぬるぬるしてきてる・・。俺、濡れちゃっているよ・・。)
自分の身体がどんどん高調していき、興奮しているのがわかる。
身体が熱くなってきている。クリトリスから身体全体にジワジワと広がるものを感じる。
今自分が、何かにいきたとうとしていることが自然とわかった。
「あんっ、あっ、あうっ、す、すごい・・! 頭の中が痺れちゃう・・!」
もう自分がその何かに達することだけに夢中になっている。
「気持ちいいよぉーー!!!あんっ!!もっと・・もっと・・はぁあんっ!!」
グチュグチュグチュグチュグチュ・・・。
自分から湧き出た愛液とお湯が混じり、その上から志乃の指が激しく刺激する。
「あああぁんっ!!!くるっ!くるっ!、だめーーーーーーっ!!」
大きく指で押すように擦った瞬間、志乃の身体を貫くような快感が走り抜けた。
あまりの衝撃に、よりかけていた壁から背中が離れ、胸を突き出すように反りあげる。
「ああああああぁぁーーーーーー!!!!!」
志乃のアソコからはさきほど以上の液がほとばしっている。
しかもその快感はなかなか過ぎ去らず、志乃の全身をずっと駆け巡っていた。
そのたびに志乃の身体は不規則に痙攣し、全身をビクッ、ビクッ、と揺らしていた。
志乃は女として、自慰行為にて初めて「イク」、ということを経験したのであった。
432です。
投下完了。
お約束な展開ですが、
とりあえず女になったらまずお風呂に入らないと、ということでw
GW中にはもう一回くらい投下します。
期待して待ってますww
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!わくわくですな期待してますがんがってください
きちんとエロを挟むってのはすごく大事だと思うんだけど
少し展開速くない?
448 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 13:50:48 ID:bsJDZ48V
>>447 そうか?いい感じに展開していると思うが。
449 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 21:57:59 ID:NsHfaVEb
>>449 そういう解凍やDLパスで遊んでるスレって久しぶりに見た気がする
っていうかいつのまにかうpスレになってたんだなw
451 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 19:44:52 ID:sRkRM6Xe
452 :
b fgn:2007/05/03(木) 20:48:09 ID:0TJeJvm5
でも、PS3って高いじゃないですか?
どうやってお金tめたんですか?
453 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 20:57:09 ID:EI6sCtQ/
どうやってって、
お父の肩たたいたり、
お母の乳揉んだり。
投下します
次で最後なんですが、Warload氏が翻訳進めているかもしれないので
様子を見ながら翻訳していきます。
翻訳進めているならレスお願いします<Warload氏
アルタンは目覚めると、大きく深呼吸をした。
ついに長い悪夢が終わったのだ。
バロンへの借りはかならず返さなければならないだろう。
室内を見渡すと、それはまさに女の子のための部屋だった。
ぬいぐるみがいくつも置いてあり、ベッドはレースとフリルから出来ていた。
なぜバロンがこの部屋を彼にあてがったか不思議だったが、自分の正体を隠すためだろうと納得した。
ベッドから出ると、ナイトドレスの滑らかな絹が彼の素肌を撫でたが、、
彼がその感触に違和感を感じることはほとんど無くなっていた。
何をするべきか考えた後、まずはこのナイトドレスを脱ぎ、適当な服(できれば男物の)に着替える事にした。
彼は衣装棚を開いたが、そこには女物の服しかなかった。
バロンに悪気が無いのは分かっていたが、それは彼をとても苛立たせた。
メイドがノックと共に部屋に入ってきたとき、彼は未だに何を着るか決めかねていた。
「おはようございます、エラナ様。」
彼女の挨拶に、彼はどう答えていいか分からなかった。
やはりバロンは自分の正体を使用人らに話していないようだった。
メイドは風呂の準備を始め、洋服を衣装棚から出して広げた。
彼女が広げたドレスには、レースの袖があり、ボディスには小さな花の刺繍があった。
それにげんなりしながらも、アルタンは初めて口を開いた。
「ええと、着替える前にバロンに会うことはできませんか?」アルタンは尋ねた。
女性が寝巻きのまま男性に会う、という考え自体にメイドは驚いているようだった。
「残念ながら、バロン様は今朝早くアロリアの協議会へお出かけになりました。」
「これからしばらくあなたのお世話をさせていただく事になります。」
「バロン様からお手紙を預かっています。」
メイドはエプロンから封筒を出し、アルタンに渡した。
アルタンはすぐにそれを開けると、中身を読んだ。
「友へ
私はアロリア協議会のメンバー達との会議に出かける。
上手くいけば彼らは君の存在を認め、君は以前の立場を取り戻せるかもしれない。
ともかくはしばらくの間、君の存在は隠す必要があるだろう。
私の城から出ずに過ごし、目立たぬようにしてもらいたい。
悪い噂を抑えるため、失礼を承知で、君は僕の婚約者だということにした。
恐らく二週間以内には戻るだろう。
バロン」
アルタンはため息をついた。
バロンの意図は理解できたが、将軍から逃れるためとはいえ、来週までバロンの恋人であるかのように振舞うのは苦痛だった。
彼はベッドの上のフリルのピンクのドレスを再び見た。
二週間くらいすぐに過ぎるだろう、そうすれば協議会も彼を元の体に戻す方法を見つけ出すに違いない。
彼はメイドに頷くと、風呂のためにゆっくりと服を脱ぎ始めた。
次の週はとてもゆっくりと過ぎた。
彼はとても退屈していたが、メイドに薦められるままに女性的な暇つぶしを始めると、
いつの間にか花の柄をペチコートに縫う作業に熱中していた。
彼は乗馬に出かける夢を見た。それは男性的な欲求ではあったかも知れないが、
夢の中での彼は女性用の乗馬用上着を着て、サイドサドル(横乗りできる女性用の鞍)に乗っていた。
メイド達は、エラナは新しいドレスのために採寸をすべきだ、と主張し、
アルタンは気づくと下着姿でメジャーを持ったメイドの前にいた。
彼はしばしば自分がメイドの前で女を演じているのか、それとも自然に女として生活しているのかが分からなくなった。
男としての人生ははるか遠くへと行ってしまい、彼の夢であったかのようにすら思えた。
柔らかな絹のドレスとレースの下着に慣れてしまうと、皮の硬い鎧の感触を思い出すことは難しくなった。
メイド達はまた、とても話好きだった。
彼女たちは毎日のようにバロンとアルタンの関係を噂し、
アルタンの答えを求めた。
彼はバロンの情熱的なキスの話や、彼がいかにバロンが帰ってくるのかを心待ちにしているのか、
などといった話をでっち上げる必要があった。
次の週、アルタンは活発に洋服のデザイン作りに参加していて、どこを改良すべきかの提案すらしていた。
様々な服を着て、女たちと噂話に花を咲かせることは、これまでに考えもしなかった楽しみだった。
メイドは彼の髪を様々にアレンジし、化粧の技術を教えあった。
自分が男である、という事を丸一日考えてなかったことに気づいたとき、彼はかなりショックを受けた。
二週間目はあっという間に過ぎ去り、メイドがバロンの帰還を彼の部屋に知らせに来た。
アルタンは急いで美しい青のサテンのドレスを着て、ペチコートが許す限りの速度で階段を下りた。
バロンの前に立つと、彼は強くアルタンを抱きしめてキスをした。
「エラナ、とても君のことが恋しかった。」バロンは言った。
アルタンは突然の情熱的なキスに動転したが、
離れ離れになっていた婚約者との再開の場面では普通のことだ、とも思った。
バロンが彼を解放すると、彼の膝は小さく震え、息も上がっていた。
バロンはアルタンの赤くなった顔を見て微笑んだ。
「君は僕が覚えているよりずっと綺麗だ。」
アルタンが恥ずかしがる様子はバロンにとって素晴らしいものだった。
抱擁からやっと抜け出したアルタンは彼へと尋ねた。
「ねぇあなた、協議会はどうでした?」
バロンが首を振ると、使用人たちは静かにドアから出て行き、
彼はアルタンへと向き直った。
「失礼な事をしてすまない。彼らに信じさせるにはああするしかなかった。」
アルタンは首を振ったが、まだ頬は紅潮していた。
「悪いニュースだ。」バロンは続けた。
「アロリアの魔法使いによると、君にかけられた呪文は永遠に解くことができない。」
「残念ながら君が元の姿に戻ることは無い。」
アルタンは全身から力が抜けるのを感じた。
恐れていた事が現実になってしまった。
深呼吸をしようとしたが、コルセットによって阻まれた。
全てものが暗く、遠くなり、彼はバロンの腕の中へと倒れこんだ。
バロンは声を出して笑うのを止めることができなかった。
ここにいるのは王子アルタンではなく、ドレスに身を包み、可愛らしく気絶している女エラナだけだった。
ここまで女のような反応を示すとはバロンは予想してなかった。
彼は女王子を抱き上げ運ぶと、寝椅子に降ろした。
アルタンはゆっくりと目を覚ました。
彼は寝椅子に横たわっていて、バロンがそばにいた。
「何が起こった?」
彼は起き上がりながら弱々しくしく尋ねた。
「君は気絶していた。」
「君にとってとてもショックな事だったろう。僕にとっても残念だ。」バロンは答えた。
「どうすればいいんだろう?」
彼は呟いた。
バロンはこの時を待っていた。
今のアルタンなら、元の生活へ戻るためならなんでもするだろう。
「それでも、君は王族の唯一の生き残りだ。君はまだ我々の国を率いることができるかも知れない。」
「私が君を支持しよう。」
アルタンは頭を横に振った。
「ありがとう。しかし協議会は女の統治者は認めやしないだろう。たとえ彼女が以前男であったとしても」
と悲しげに答えた。
バロンはしばらく間を空けて言った。
「別の案も一応ある。」彼は言った。
「言ってくれ、これ以上悪い状況になんてならないだろう。」
「分かった、まず、君の言ったことは事実だろう。協議会は女に従うのを嫌がるだろうし、国民もそうだろう。」
「そこで、必要なのは君の前に立ち、政治を代行できる男だ。
君が信頼できる人なら誰でもいい、君は裏から彼に指示を出せばいい。」
アルタンは考えた。悪くない考えだったが、彼の周りに信頼できるような男はいるのだろうか。
誰かの裏切りによって彼は将軍との戦いに負けた。
裏切り者が協議会にいるはずなのだ、協議会の人間は信頼できない。
バロンはどうだろうか?
彼はアルタンを救い出してくれたし、彼の復権に協力してくれている。
「しかし、協議会はその男に従うのか?」
「統治者にはなんらかの形式的権限が必要だ。」
「協力な権限を持った王族がいなければ、国は小さな派閥に分かれてしまうだろう。」
「人々を纏める為に、その男には王族との繋がりが不可欠だ。」バロンは言った。
「私が最後の王族だ。王族に繋がりのある人物はもういない。」アルタンは混乱して言った。
「その通り、しかし居ないなら作ればいい。」
「アルタン、君がその男と結婚するんだ。」
「結婚?!」アルタンは叫んだ。
「冗談だろう?私は誰の妻になるつもりも無い。」
「分かっている。」バロンは答えた。
「当然それは名目上の物だ。結婚した相手は王族との繋がりを持てるし、君は再び国へと関与することができる。」
アルタンは頭を振った。
「分からない。考える時間が欲しい。」彼はゆっくり答えた。
「もちろん、君は好きなだけここに居てもいい。しかし、君の決断が遅れれば遅れるほど、
我らの国はばらばらになってしまう。」
「そうなれば元に戻すのは至難の業だ。君には国民の事を第一に考えて欲しい。」
あまりに急な話で、彼は考えがまとまらなかった。
「私はどうすればいいんだ?」
バロンはアルタンの大きな緑色の目を見ていった。
「私と結婚するんだ。」
「私は君の意見に従うし、君もしかるべき立場に据えよう。」
アルタンは未だに戸惑っていた。
「この国を復興させる事は君の王族としての義務だ。」バロンは言った。
「義務」という単語はアルタンの心に響いた。
あの日、国民へ対する義務のため、全てが始まった。
ここでそれを曲げる事はできない。
彼は言った。
「分かった。結婚しよう。」
待ち望んでいたアルタンのリアルタイムとは嬉しいですね。
以上です
468 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 14:26:50 ID:2i6tZoUq
気体age
432です。
今回はちょっと長くなっているので、2回にわけます。
残りはもう少し練って推敲してから、夜か明日に投下します。
展開は相変わらずエロまっしぐらですw
470 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:45:59 ID:rpBhTyU6
数10秒ほどして、やっと快感の波が引き始めてきた。
「はぁ、はぁ・・。やっぱりこれが、女のイクってやつかな・・。」
あまりに快感だっただけに、まだ動くことが出来なかった。
志乃はすごいと思った。それは男の時の射精とは比較にならなかった。
まさに麻薬をやったらこんな感じじゃないだろうか、と思うような快感だった。
(すごいな。あんなに夢中になってオナニーしちゃうなんて・・。
男の時でも、こんな我を忘れて夢中になってしごいたりしなかったぞ・・。)
徐々に力が入るようになり、ちょっと気恥ずかしさがあったが、
いつまでも風呂にいたらさすがに不信に思われそうなので、早く洗って出ることにした。
(今度はあまり刺激を与えないように、早く洗って出よう・・。)
志乃はおそるおそるとシャワー浴びて、すぐさま風呂場を出た。
脱衣所に出ると、篭にバスタオルと着替えが用意されていた。
志乃は身体を急いで拭き、着替えを始めた。
(やっぱり女モノの下着なんだな・・。当たり前か。。)
志乃はもうあまり躊躇せず、ショーツを履き、ブラをつけた。
つける前はなんとなくまだ抵抗があったのに、
つけ終わるとなぜか下着を身に着けることで安心感が出てきて不思議だった。
スカートはジーンズのミニ、上着はピンクのキャミソールだった。
キャミソールに合わせてか、ブラの肩紐は透明なやつだった。
(なんか妙にエロかわいい服だな。
別に由衣が着てるときは似合っているなーってぐらいしか思ってなかったけど、
まさか自分が着るなんてな・・。)
全て着終わると、また脱衣所の鏡をみてみた。
471 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:47:03 ID:rpBhTyU6
(やっべー、なんかカワイイし俺。しかもこのミニ、足がモロに出ているよ。。)
すね毛があった男の頃とは違い、すらりとしたとても綺麗な足だった。
鏡を見るたびに、未だに自分の姿に慣れてない感じがした。
(しかもキャミソールって、おっぱいがでかいとなんかやらしー服だよなぁ。
胸の谷間とか見えそうだし・・。
この服、外にでても恥ずかしくないんか? 足なんかこんなに露出してていいのだろうか?
うわ、前かがみするとすげー谷間がみえるよ・・!)
一通り自分批評をすると、とりあえず志乃は風呂場を後にして、由衣の部屋に戻った。
472 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:47:57 ID:rpBhTyU6
カチャッ。
部屋に入ると、由衣はベッドに座っており、雑誌を眺めていた。
「由衣、サンキューな。サッパリしたよ。」
「あーしぃちゃん、長かったねー。どうだった?女の子の身体でお風呂って?」
由衣は少し笑いしながら、イタズラっ子のような目で話してきた。
(うっ、こいつ、知ってて聞いてねえだろうな・・。)
志乃は由衣の隣に座った。
「あ、うん、まあ。きれいな肌だなあーって思ったよ。うん。」
「シャワーとか浴びているうちに、感じてきちゃったんじゃないのー!? ふふっ」
「えっ!まあ、ちょっとね・・。ははは・・は。」
「・・・。」
「・・・。」
「しぃちゃんの声。すごかったよね。」
「なに!? お前聞いてたのか!??」
「着替えもっていったときにねー。
いくらシャワーの音がしてるからって、もっと声を抑えないとダメだよ!
あれじゃいくらなんでも、脱衣所まで聞こえてるって!!ふふふ〜♪」
「マジか・・。ばれてたのか・・。」
「うん♪なんかしぃちゃんも女の子だしねー。どう?イケた?気持ちよかった!?」
なんかこう、聞かれたくないことをズバズバと聞いてくる由衣だった。
女の子同士だと、こういう話ってよくするものだろうか。
「うん。まあ。 なんというかその、 すごかった。。」
「でしょう!!女の子の身体ってすごいのよ♪ ・・・ところでしぃちゃん。。」
「ん、なんだ・・?」
このとき、由衣の目が妖しく光ったような気がした。
473 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:48:36 ID:rpBhTyU6
由衣は隣に座っている志乃の腰に手を回してきた。
そして身を寄せ合うようにくっついてくる。
「ん?どうしたんだ? 由衣?」
「さっきねー。風呂場でしぃちゃんのHな声聞いてたら、私もチョットね・・。」
「ん??」
突然、自分の唇に、由衣の唇が重なってきた。
「むぅ!うぅ。。おいっ」
「しぃちゃん、ちょっとえっちぃことしようよ・・。」
「なに言ってんだ! 俺、今は男じゃないんだぞ!?」
「うん。だから女の子同士でってことになるよね。あ、でも安心して!私、レズとかそういうんじゃないから!」
「そんなこと言ったって・・。」
首に手を巻きつけたまま、由衣は志乃を諭すように話し続ける。
「なんかしぃちゃんだったら、女の子同士でもいいかなー、って思えちゃって・・。
それに、しぃちゃん一人だけ気持ちよくなっちゃってずるいよぉ・・。」
「で、でも・・。」
由衣はそのまま志乃に身体をあずけるようにベッドに倒れこんだ。
「おいおい、由衣・・!つか、俺さっき一人でしちゃったばっかだし!!」
「大丈夫・・。女の子は何度イッてもいいんだよ・・。ねぇ・・私も気持ちよくなりたい・・。はぁ・・。」
由衣はまた唇を重ねてきた。唇をあわせていると、だんだん身体が熱くなっていく感じがした。
由衣とはさんざんキスしたことはあるが、男の時とはまた違った感覚だった。
474 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:49:23 ID:rpBhTyU6
「由衣・・。」
志乃も由衣も、だんだんと舌を絡ませ始めた。
お互いの胸が押し付けあっている。
志乃もだんだん興奮してきていた。
「んん・・。はぁあ。。むぅ・・」
「しぃちゃんとのキス。なんかいつもと違う感じ・・。」
「はぁはぁ・・。んっ。なんか・・もう体が熱くなってきた・・。」
由衣が服の上から、志乃の胸を触ってきた。
「あっ・・・、由衣。胸触っている・・!?」
「しぃちゃんのおっぱい、大きいね・・。」
由衣は、志乃の上にまたぐように座った状態で、志乃の胸を優しく触っている。
「そ、そんなに触ったら・・、なんかヘンな感じ・・。」
「私の胸も触ってよぉ・・。」
由衣は着ていたTシャツを脱いだ。由衣も大きい胸をしている。
そのまま後ろのホックも外すと、由衣の形のよい大きな胸が目の前に現れた。
「しぃちゃん・・。お願い。私のも触って・・。」
「ああ。。」
志乃は下から上に跨っている由衣の胸に触れた。
下から持ち上げるように握る。その大きな胸は志乃に揉まれるたびに形を変えていく。
「はあんっ・・。しぃちゃん・・、私のおっぱいも気持ちいよぉ・。んっ・・。」
由衣も志乃のキャミソールもまくりあげ、ブラを外す。
すると志乃の大きな胸も開放される。由衣も直接志乃の胸を揉み始めた。
「あんっ・・、由衣・・、そ、そんな直接触ったら・・・。」
「ひゃんっ、しぃちゃぁん・・、私も感じてきたぁ・・・。」
お互いがお互いの胸を揉んでいる。
自分が触っているのとは違うタイミングで、相手が自分の胸を刺激する。
一人で慰めているいる時と大きな違いは、自分が分からないタイミングで刺激くることだった。
由衣が固くなった乳首をコリコリ摘んでくる。
「ひゃぁ・・。それ・・、気持ちいっ!!」
「しぃちゃん・・・っ私にもしてーーっ!!」
475 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:50:17 ID:rpBhTyU6
由衣が唐突に、志乃のスカートに手を伸ばした。
「あっ!! ゆ、由衣・・、そこはっ!?」
「しぃちゃん、私のアソコ、もう濡れてきている・・。しぃちゃんのはどうなっているのかなぁ・・。ふふっ」
由衣がショーツ越しに志乃の割れ目に指を伸ばす。
するともうだいぶ濡れてきている志乃のアソコに、ショーツ越しに由衣の指が押し込まれてくる。
「あっ!! ダメ! それちょっと・・。ああんっ!」
思わぬ刺激で体を反る志乃。由衣はグイグイと押し込んでくる。
ショーツに引っ張られて、同時にクリトリスにも刺激がいっているようだ。
「そっ、それ・・。感じ過ぎちゃって・・。俺、絶えられない・・・。あんっ!!」
由衣はそっと手を離して、志乃に諭した。
「しぃちゃん、ダメだよ「俺」なんて言っちゃ・・。女の子なんだから「私」って言わないとね・・。」
「えっ・・、そ。そうか・・!?」
そう言いながら由衣は、志乃のスカートを脱がし始めた。
「もうショーツもこんなに濡れちゃって。。脱がしちゃうよ・・。」
「うん・・。」
由衣は優しく志乃のショーツを脱がした。
志乃も脱がされ易いように少し腰を浮かす。
すると志乃は、上半身はキャミをたくしあげられて胸がむき出しになっていて、
下半身は何もつけていない状態となった。
由衣もショートパンツとショーツを脱いで、こちらは一糸纏わぬ姿となった。
476 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:50:58 ID:rpBhTyU6
「しぃちゃん・・。「私も気持ちいいの」って言ってみて・・。」
「えっ・・、え・・と・・。私も、気持ちいぃ・・の。」
志乃は自分を「私」と呼んだ瞬間、さらに熱くなるものがこみ上げてきた。
「しぃちゃん・・かわいいー!! 一緒に気持ちよくなろうね・・。」
「うん・・!」
「ねぇ・・。アソコのなめっこしようよぉ〜。」
そう言うと由衣は、後ろ向きで志乃を跨いだ状態になり、自分のアソコを志乃の眼前に持ってきた。
志乃は目の前にある見慣れた由衣のアソコに少し見とれていると、
由衣の方から早く、と催促される。
志乃は由衣のお尻を両手で引き寄せ、顔を埋めるように舌で触れ始めた。
クリトリスを舌先でレロって舐める。
「ひゃっ・・あぁ・・。それ気持ちいっ・・。いつものしぃちゃんに舐められている時と同じだぁ・・んっ。」
志乃は舌先でクリトリスを刺激しながら、たまに口全体で覆うようにして吸い付く、
そうすると由衣の喘ぎ声がより大きくなる。
(由衣はこうやって、舌で舐めつつ、たまに吸ってあげるとすごく感じちゃうんだよな・・。)
「はぁはぁ・・。んっ! あ〜ん気持ちいいよぉ・・はぁんっ。」
477 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:51:34 ID:rpBhTyU6
いつもみたいに夢中になって由衣のアソコをしゃぶる志乃。
それにたいして反応する由衣だが、
「あんっ! はぁ・・。しぃちゃんも気持ちよくしてあげる・・。んんっ〜」
「ひゃぁんっ!!」
突然、志乃は股間に感じた快感によって、声をあげてしまった。
由衣が志乃のアソコを舐め始めたようだ。女性の繊細な舌使いで丹念に舐めている。
今、志乃と由衣の身長はほとんど変わらないため、女性同士の69でちょうど位置が合うようだ。
「由衣っ・・!ち、ちょっとそれ。あんっ」
男の時は自分のモノを咥えられていても、別に平気で攻め続けることができたが、
女の身体は感度がよすぎて、向こうからこうも攻められると何もできなる。
由衣は行為をやめ、志乃に甘えるように言った。
「しぃちゃん・・、私のアソコも舐めてよぉ・・。」
「あ、うんわかったよ。。」
志乃はまた由衣のアソコを舐め始めた。
「ああんっ私も気持ちいい〜っあっ、あっ!」
負けずと由衣も志乃のアソコに舌で攻め始めた。
志乃にもすごい快感がせめてくるが、その快感に必死に耐えながら由衣のアソコを舐め続けた。
お互いが一心不乱に69に夢中になっている。
478 :
大塚志乃:2007/05/04(金) 14:52:09 ID:rpBhTyU6
突然、志乃が耐え切れず、声をあげた。
「だ、ダメっ、な、なんかまたイッちゃうっ!! あああっ!!」
先に昇りつめるようとしたのは志乃の方だった。
「しぃちゃん、これが気持ちいのね。。イッていいよぉ・・。うぅんん・・」
由衣のクリトリス攻めがだんだん激しくなっていく。
志乃は由衣のウエストを抱きかかえるようにしながら、襲ってくる快感の波に耐えている。
「あんっ!!はあっ! ダメっ!!い、イきそう!!」
身体の中でこみ上げてくるものが頂点に達した時、
志乃の全身を快感の渦が襲った。
「いやぁあああ!! イクぅーーー!!!!!!」
志乃は由衣の下半身を抱きながら、ビクンッビクンッと痙攣しだした。
「きゃっ しぃちゃんのアソコから、おつゆが飛び出しちゃったよぉ。アソコがヒクヒクしている・・。」
「はぁはぁ・・・。ん・・・。はああ。。」
由衣はまだ身体に残っている快感に身を委ねながら、ゆっくりと呼吸を落ち着かせようとしていた。
こんな感じです。
話的にはまだ真っ最中でなんですが、
続きは早めに投下します。
GJ!
481 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 15:41:06 ID:MGJCMAhw
大塚志乃とアルタン王子でまさにゴールデンウイーク
432です。
志乃ちゃんの続きを投下します。
483 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:33:40 ID:9RMqdNo1
由衣はこちらの方に向き直って、志乃に優しく話しかけてきた。
「しぃちゃん・・。すごく気持ちよかったでしょ。私も気持ちよかったよ・・。」
「・・あ、でもゴメン。なんか俺、いや私だけ先にイッちゃったみたいで・・。」
「いいの。気にしないで。まだまだこれからだから・・。ふふふ♪」
「へ? そうなの?」
由衣はベッドからおり、ベッドの下から何かを取り出したようだ。
それをみて、志乃はハッとした。
それは男性器を模したものだった。しかもそれは両端ともに男性器の形をしている。
女性同士のご用達、双頭のディルドーだった。
「おいっ! それって、まさか・・!?」
雑誌とか人づてで、そういうものがあることは知っていたが、
こうして目の当たりしてしまうと、少したじろくものがあった。
「しぃちゃんみてこれっ! ちょっと興味な〜い!?」
「お、オマエ・・。やっぱりレズだったのか・・。」
志乃に指摘され、由衣はハッとなった。
「ちょっとちょっと、違うって言ったじゃん!!
これはねぇ、私の誕生日の時、裕美子がシャレでプレゼントしてくれたんだよ!」
「へ? 冗談だろ? 裕美子がくれたなんて・・?」
裕美子のことは知っているが、普通の女の子だったと記憶している。
「ホントよ!女の子同士だとね、シャレでこういうのプレゼントとかってあるのよ!」
志乃は少し呆然とし、女性同士の交流の不思議な一端を垣間見た気がした。
「でもそれって。。そんな大きいのが入るのか・・?」
「そんなのって、いつもしぃちゃん、こんくらいの、私の中にいれてたじゃん・・。」
「そりゃそうだけど・・。自分の中にそんなの入るなんて、想像できないよ。」
志乃の目は、そのディルドーを凝視したままだった。
484 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:34:18 ID:9RMqdNo1
「実は私も、これ使うの初めてなの。しぃちゃん、一緒に使ってみようよぉ♪」
無邪気に話す由衣。志乃はこういう由衣に弱かった。
由衣はベッドにあがり、志乃と向かい合うようにしてお互いの股間を近づけた。
二人の距離はだいたい30cmくらい。
そのとき、ふと由衣が顔を曇らせた。
「どうしたんだ?」
「私、いままで興奮していてすっかり忘れていたけど、
もしかしたらしぃちゃん・・、初めてなのかな・・?」
由衣のいう「初めて」というのは、「処女」か、ということだった。
「それは・・、私だってわかんないよ・・。」
「しぃちゃんの初めてを、こんなことでしちゃまずいよね。。」
さっきまで明るかった由衣が、急にしんみりとした表情になった。
女の子にとって、初めてというものがどれだけ大事だということが、女の子の由衣にはよく分かるのことなのだ。
そんな由衣をみていると、志乃は由衣のために自分の出来ることをしてあげたいという気になっていた。
「気にするなよ由衣。いいよ。やろうよ。」
「でも・・。」
「いいて! だって由衣の処女だって私がもらったんだから、私の処女だって由衣にあげるよ!」
「いいの・・?」
「いいて!さあやろうぜ!」
485 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:34:56 ID:9RMqdNo1
俺は由衣からディルドーをとって、自分のアソコにあてがった。
実は少し怖かったが、でも由衣と繋がりたい、男の時とは違った形だけど、本当にそう思っていた。
ゆっくりと割れ目に挿入していった。
アソコはしっかりと濡れていたが、まだ如何なる侵入も許したことのないその入り口は、
なかなかその口を開こうとしなかった。
ゆっくりと先を濡らしながら、陰唇を広げていくように挿れていく。
すごいきつさで、先が入っただけでも痛みがあったが、それに耐えるように挿入していく。
「うっ、やっぱ痛いかも・・。」
「しぃちゃん・・、大丈夫??」
「だいじょうぶ・・。濡れているし、ゆっくりやれば結構感じてきているし・・・。あっ・・!」
心配そうにみつける由衣。志乃はそのままゆっくりと挿入していった。
「うぅうう・・! あっ・・、 はあはあ・・・。お、奥まで入ったみたい・・。何かに当たっている・・。」
「大丈夫・・?」
由衣が心配そうに見つめる。
「平気・・。でもすごいっ・・。なんか大きなモノで貫かれたような感じだよ・・。とてもじゃないけど動けない・・。」
なんともいえない、異物が身体に入っているといことが、ひしひしと感じた。
486 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:35:34 ID:9RMqdNo1
「じゃあ、私も・・。」
由衣もゆっくりと腰を近づけた。
互いの足が交差するようにして、ディルドーを自分の秘部に近づけた。
「んっ・・、あんっ・・。あ・・入ってくる・・。」
由衣が入れようとすると、その反動は志乃の方に帰ってくる。
「あんっ! なんか押されて・・。中に・・。ぐあっ!」
「あ、ごめん・・。んっ、ゆっくり・・、挿れるから・・。」
由衣は慎重に自分の深いところに挿入していった。
自分のアソコをいたわる以上に、志乃のことをいたわりながら。
そうして、お互いの深いところまで達したようだった。
「しぃちゃん、私のアソコにも入っているよ・・。今しぃちゃんと私、繋がっているね・・。」
「そうだな。でも由衣、私、ちょっと動けそうもないよ・・。由衣の方で動いていいよ。。」
「うん・・。」
487 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:36:21 ID:9RMqdNo1
由衣は志乃の片足を抱くように持ちながら、自分の股間をゆっくりと前後し始めた。
「がはぅ!! うっ動いている・・!!はぁあん!!!」
「んんっ! はああぁ・・。しぃちゃん・・大丈夫?」
「だ、だいじょうぶ・・。なんか、奥に当たって、それがすごい衝撃で・・。」
志乃は初めて子宮を突かれる衝撃を感じた。
「あぁんっ!!私も気持ちいい・・・! しぃちゃんが反応すると、こっちにも反動が・・。ひゃんっ!!」
お互いがよがって動くたびに、その反動が相手に伝わって、さらに快感を呼び起こしている。
志乃はたまらず、目の前にある由衣の片足に抱きついてた。
その瞬間、お互いがまた深いところに挿入された。
「ああああっ!!! また奥に、奥に当たっているぅーー!!!」
「しぃちゃあん!!私も当たっているよぉ・・・。あぁあんっ!!」
お互いの足を抱えながら、だんだんと激しく腰を動かしていた。
ふとみると、志乃の股間から赤いものが滴り落ちていた。
それをみて、由衣はあわてて志乃に気遣った。
「しぃちゃん・・それ・・。 痛くない・・!?」
「はぁはぁ・・。大丈夫。最初は少し痛かったけど、今はそれ以上に気持ちよくなって、もう痛みなんてないよ・・。」
志乃の膣内は、破瓜の痛みはとうに薄らぎ、今は快感がひたすらこみ上げてくるだけだった。
「い、今はすごいよぉ・・。アソコの中がめちゃくちゃ掻き混ぜられているようで、すっごく気持ちいーー!!」
「はぁはぁ、でしょうぉ!! こんなに気持ちいいのよぉ・・ああんん!!!」
二人はまた激しくお互いの股間をすり寄せるように動き出した。
488 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:36:56 ID:9RMqdNo1
最初に変化が訪れたのは、またもや志乃の方だった。
「ゆ、由衣、、あんっ! なんかまたイキそう。。あっ!!」
さきほどイッたばかりの志乃の身体は、簡単にも高みに昇っていきそうだった。
「んんっ・・。しぃちゃん、わ、私も・・。私ももうすぐイけそう・・・!」
「わ、分かった。。一緒にイこうよ・・。あんっ!!」
ただでさえ感じやすい身体の志乃は、耐えるように苦悶の表情になった。
さっきも自分だけイッてしまったに、また自分だけイクなんて、由衣に申し訳ない気持ちがあったのだ。
しかし由衣に気持ちよくなってもらおうとすればするほど、ひとつに繋がっていることによって、
その快感は志乃にも返ったくるのだった。
「ひゃ・・あっ! しぃちゃんっ、なんか・・私ももうすぐイクかも・・。ああん!!」
由衣の身体も徐々に高まってきたようだ。しかし志乃はもう限界だった。
「ああん!!!あっ、あっ! ダメ〜!!ゴメンっ・・・! もうイきそう・・っ!!」
「いいよぉ。。はぁはぁ・・。しぃちゃんイッてーー!!!」
突然、志乃の中でこみあげていたもの爆発した。
「やあああっ!!!!! イクぅーーー!!!!!!」
全身を一気に快感が駆け巡る。
本日、志乃の3度目の絶頂だった。
その後10秒くらいして、今度は由衣が絶頂を迎えた。
「あああぁっ!!!! 私もぉー!! はあああんーーー!!!」
由衣もイッたようだった。二人ともヨダレを垂らしながら、だらしなく動かなくなった。
時折訪れる痙攣が、まだ二人の中で快感が残っていることが分かる。
3分ほど、二人は肩で息をするだけで、そのま動かなかった。
489 :
大塚志乃:2007/05/05(土) 00:37:31 ID:9RMqdNo1
さきに口を開いたのは由衣だった。
「しぃちゃん・・・、気持ちよかったね。」
「あぁ、こんなにすごいんだもんな。こんなにすごいのに、何度もイけちゃうなんてすごいよ・・。」
「ふふふ♪ まあねー。」
お互いが併せたようにゆっくりと身体を起こし、
ディルドーをゆっくりと抜いた。
「んんっ・・。あ・・・。」
二人の股間の間には、赤いのもが混じった愛液でぐっしょりだった。
志乃は股間に違和感を感じた。
「なんか、だんだんアソコが痛くなってきた・・。」
「初めてなんだから仕方ないよ。だんだん慣れてくるから。」
お互いが同じ方向に向き直ると、二人で抱き合うように寝転がった。
「ふふふ〜女の子のしぃちゃんとHしちゃった〜♪」
「なんか嬉しそうだなぁ・・。」
「女の子はね、こうしてHが終わったあと、好きな人とイチャイチャするのがすっごく好きなんだよ・・。」
(そういってもなぁ。)
いつのまにか二人は抱き合ったまま寝てしまった。
疲れた二人はそのまま眠ってしまい、気がついた時はもう昼を回っていた。
432です。
投下完了です。
今回までずっとエロエロ展開でしたが、
今後しばらくはエロ少な目になりますw
続きが出来たらまた投下します。
GJ!
のんびりとお待ちしています。
今投下があるとは
うれしいです
続きはのんびり待ってます
続きが楽しみです。のんびり待ちます。
494 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 17:09:48 ID:uIyoctrG
ツマンネアゲ
ツンデレ乙
496 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 23:58:34 ID:HQY9lwo5
まあage
497 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 09:19:14 ID:MNf5YILZ
スレの流れから外れるようで悪いんだがちょっと質問
fictiomaniaでMultiSearchとかでカテゴリー検索すると実際は1000以上ヒットしてても
999までしか表示されないんだが
これは古い方はもう削除されてますってことなのかな
AdvancedSerch使え
432です。
志乃の続きを投下します。
予定通り今回はエロが少ないですw
まあ、つなぎということで。
500 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:09:23 ID:8uJiF6pS
「しぃちゃんそろそろ起きてよ〜。」
「ん・・。あ、由衣か・・。」
時計の針はもう正午を回っていた。由衣に起こされて、志乃は目を覚ます。
妙に身体がだるかった。
股間がスースーするのを感じる。朝、由衣と行為をしてからそのまま寝てしまったからだ。
「しぃちゃん、私、これからシャワー浴びるけど、一緒に入る?」
普段は一緒に入ろうなんて自分からは言わないのに、誘ってくる由衣。
「いや、私はいいよ。夜に入るし。」
「でも、結構汗かいちゃったし、さっぱりした方がよくない??」
「今朝も入ったし、そう何度もいいよ。由衣は入ってきなよ。」
「じゃあいってくるね。」
着替えとタオルを用意して風呂場に向かう由衣。ついでに志乃の下着も出してくれた。
「はい。さっきのは結構シミついちゃったし、新しいのね。」
「おぉ。サンキューな。」
そして由衣は部屋を出ていった。
志乃もいつまでも下半身裸のままではいられないので、ショーツをはいた。
上もキャミソールを脱いで、ブラをつけてまた着なおした。
上はブラとキャミ、下はショーツだけの格好になった。
501 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:10:02 ID:8uJiF6pS
ふと気がつくと、女のなってから初めて一人になった気がする。
志乃は由衣がシャワー浴びている間、一人で物思いにふけっていた。
(なんか、今朝からずいぶん慌しかったな・・。起きたら女になっていて、
女モンの服を着ちゃって、そして風呂場で一人H、最後は由衣とレズちゃったんだぜ・・。)
なんとなく夢でもみているかのような感覚に陥りそうになるが、
この現実は絶対に覆ることはない。
そして由衣とのSEXで感じたあの快感、あの衝撃、
今でも思い出すと身震いがしてきそうだった。
今のところ、女になって戸惑うことがあっても、けして嫌なことは感じてなかった。
むしろ女になったことで、男の時には絶対着ることのない綺麗でカワイイ格好をして、
そして男の時では絶対味わえない快感を知ってしまっのた。
でも、最後の最後、男だった時の誇り、といっていいのかわからないが、
譲ってはいけないようなものが残っており、
それがずっと魚の骨となって喉の引っかかっているような感じだった。
(でも、女のとしての快感に没頭していると、だんだんそんなことどうでもよくなっていくんだよな・・。)
502 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:10:54 ID:8uJiF6pS
あと不思議だったのは由衣だった。
(元々俺とHな関係だからって、女の姿になった俺とやりたいと思うものか??
女同士だと、あまり抵抗ないんかな? 仮に俺が男のままで、由衣がもし男になったら・・・、
俺は絶対由衣とやれねぇよな・・。つかそれじゃホモじゃんかよ!キモ過ぎる・・)
(ていうか、由衣が男になるなんて、想像もできんな。あってもほしくない。)
ふと、志乃はベッドの上で、座ったまま足を大きく広げ、前に身体を倒してみた。
足は180度近く広がっていて、胸がベッドにぴったりとくっつく。
(うわぁ柔らかい・・。元々柔らかい方だったけど、段違いに柔らかい。)
次はベッドから降りて、前屈を試みた。
(うぅ、ちょっとまだ股間が痛いな・・。)
微妙に股間に痛みを感じながら、手を床に伸ばしていった。
以前は床に手のひらがつくほどだったが、、
今はそれを通り越して、自分で自分の足を抱きかかえるほどになっていた。
(すげー、体操選手なみじゃんこれ。)
503 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:11:31 ID:8uJiF6pS
そうこうしているうちに、由衣が戻ってきた。
すっかりドライヤーで髪を乾かしていた。
由衣は入ってくるなり、
「さっき思い出したんだけど、しぃちゃん、髪乾かしてなかったでしょ。
ちゃんと乾かさないと髪痛むよ。せっかく綺麗な黒髪なのに・・」
「つか由衣なんか少し茶、いれてんじゃん。」
「私は茶いれた方が似合うの! でもしぃちゃんは黒髪の方が絶対いいの!!」
(まあ、別に染めたりしないけどな・・。)
「それと、ゴム使う?」
由衣のいうゴムとは、髪を結わくゴムのことだった。
髪が長いくてどうも慣れないので、借りることにした。
それはただのゴムでなく、周りが白いふわふわした形状で、なんとなくかわいらしいのだった。
志乃が適当に髪を纏めて結わこうとすると、また由衣のマッタ!が入った。
「あーダメよ!こうやってちゃんととかしたから・・」
由衣のは志乃の長い黒髪を後ろからブラッシングしてから、綺麗に髪を一つに結わいでくれた。
「うん、かわいいよ♪」
という由衣。
試しに首を左右に動かすと、髪が大きく揺れた。
504 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:12:56 ID:8uJiF6pS
「冷蔵庫の中みたけど、なんかおかずになりそうなのがなくて、こんな時間だし、なんか食べにいかない?」
志乃もだいぶおなかが空いていた頃だ。由衣の提案にのり、外に食べに行くことにした。
志乃は今朝借りたジーンズのミニをはいた。
由衣は黄色のタンクトップで、その上に薄手の白いパーカーをはおった。
下はジーパンをはいていた。
「あ、俺、いや私もジーパンがいいな。」
「だめ〜! しぃちゃんはそっちの方が可愛いのよ!」
志乃の意見はあっさり却下。どうも女になってから、由衣に主導権があるようだった。
裸足のまま、今朝はいてきたサンダルをはこうとすると、由衣が別なサンダルを出してきた。
「そんな地味なのじゃなくて、こっちにしたら?」
由衣のだしたサンダルは、小さくて、踵が少し浮いていて、
ヒモで固定する、いわゆるレディースサンダルだった。
「なんか、踵が浮いているし、不安定な気がする・・。」
「別に走り回るわけじゃないからいいでしょ?すぐ慣れるから。」
そうして二人は外にでた。
505 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:18:01 ID:8uJiF6pS
「ところで由衣、何食べる??」
「そうねー。この近くでもいいんだけど、
電車で一駅いったとこに行きたいお店があるんだけど、そこでいい?」
「いいよ。何食べるの?」
「イタリアン系なの。雑誌にも紹介されているお店で、一回いってみたかったんだ〜!」
志乃は同意し、二人はそのまま駅に向かった。
ところがホームに入ると予想以上の人ごみに驚いた。
「なんだこれ・・。なんで平日の昼過ぎにこんな人がいるんだ・・!?」
「そういえば、今日は近くの百貨店でアイドルかなんかのイベントがあったはず・・。そのせいかも・・。」
「マジかよ・・。そういえば心なしか、妙にオタっぽいヤローが多い気がする。」
ちょっと気後れしたが、二人は電車に乗り込んだ。
中は案の定、かなりの混雑だった。
志乃はいつも混雑した車内では、由衣を隅の方に立たせて、
壁になるように立つようにしていたので、今回も自然とそういうポジションにしていた。
(なんか。。車内が熱い気がする・・。こいつら、妙な熱気おびているし。)
「しぃちゃん、だいじょうぶ?結構キツキツだね・・。」
「でも、一駅の辛抱だ。」
といってもこの一駅は意外と長い。
すごい混雑のため、必然的に志乃と由衣は、身体を密着させるような格好になった。
お互いの双乳がつぶれるようにくっついている。
(やべー。なんか今朝のこと思い出してきちゃったよ・・。)
「しぃちゃん。なんかすごいくっついちゃったね♪」
(なんかコイツ喜んでいるしし・・。ていうか普段、男の状態でこのシチュエーションだったら、
ぜってー立っているよなきっと。)
506 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:18:36 ID:8uJiF6pS
突然、志乃のお尻の辺りに、何かに触れられるような感触がった。
(うっ、なっ、なんだ・・?)
一瞬、離れたかと思いきや、また撫でられたような感じがした。
(おいおい・・。まさかな!?)
今、確実にお尻を撫でられた感覚があった。ジーンズ越しでも確実に触られている。
志乃を後ろ振り向いたが、数人の男が立っており、誰が触ったかわかなかった。
「どうしたの? しぃちゃん・・?」
「いや、なんでもないよ・・。」
(まさか痴漢なんてな・・。いくらなんでも・・。 ひっ!)
今度は二つの手で触られている。二つの手がバラバラに動いて志乃のお尻を撫で回している。
(うっ! おいおいマジかよ。痴漢なんてホントにいるのかよ・・。)
今まで痴漢なんてものはテレビの中だけの話だと思っていた。
自分はそんなことしないし、している人だってみたことない。
しかも今、電車に乗ったと思いきや、いきなり痴漢に遭遇していることに驚いている。
(マジかよ・・。どうしたらいいだ!? 誰がやってるかわかんねぇし・・。くっ・・。)
痴漢は女が抵抗しないと確信するや、その行為はだんだんとエスカレートしていった。
志乃の短いスカートが、少し後ろに持ち上げられていた。
痴漢は直接、志乃の下着をまさぐり始めた。
(ひゃっ・・、やべ・・声でそうなった・・。勘弁してくれっ・・!)
痴漢は張りのある志乃のお尻を、下着越しに撫で回してきた。
(くっ、マジかよ・・なんか鼓動が早くなってきている・・。あっ・・。)
志乃は俯いた状態で佇んでいる。。少しの沈黙の中、向かいで由衣が少し怪訝な顔する。
「どうしたの?しぃちゃん、具合わるいの・・?」
「い、いや、なんでもない・・。」
なぜか今、志乃の中に、自分が痴漢行為にあっているということを周りに知られたくない感情があった。
(くっそー。俺は男だったんだぞ! それなにこいつら、俺の身体に触ってきている・・。)
507 :
大塚志乃:2007/05/08(火) 00:19:31 ID:8uJiF6pS
痴漢の手がだんだんと下の方に忍び寄ってきた。
(おいっ、まさか・・!?)
痴漢の手が志乃の大事のところに触れようとしていた。
下着の上からお尻の間を沿うように指先が秘部に到達する。
「んんっ・・」
志乃の口元から、わずかに声が漏れた。
そのとき、突然、由衣が声をあげた。
「やめてください!!」
志乃の敏感なところに侵入してきた手は急に引かれた。
それに併せてちょうど電車の扉が開いたため、由衣は志乃を手を引いたすぐに電車を降りた。
しばらく小走りに移動してから、歩みを弱めた辺りで、志乃が口をひらいた。
「由衣・・。俺・・。」
由衣はこちらに向きなおし、志乃を諭すように、言った。
「いい?しぃちゃん! 今、痴漢にあってたでしょ!?
そんときは恥ずかしがらずに堂々と拒否らないとダメだよ!」
「ゴメン。なんか気恥ずかしくて、何も言えなかった・・。」
「ううん。私こそすぐ気づいてあげられなくてゴメンね・・。」
「いや、由衣が言ってくれて助かったよ。」
「ふふふっ、私一人だったら、絶対駅員に突き出してやるもん!」
「そうだよなー。ていうか由衣に痴漢なんてしたら、ただじゃすまなそうだよ!ははは。」
「ていうかー! また俺っていったでしょ!」
「あ・・、つい動揺しちゃってさ、ごめんごめん!」
二人は徐々に落ち着いていき、気がついたら目的のお店に到着したようだ。
432です。
投下完了。
なんかエロ少ない方が書いていて難しいですねw
今週から仕事なのでペースは落ちると思いますが、よろしくお願いします。
乙&GJ!
>>508 キャラが生き生きしてるね。今日は嫌な事があったんだけど、楽しく読んだら忘れちゃったよ。
ありがとね。
非常にGJ
しぃちゃん意地悪したくなるわ
454> 翻訳進めているならレスお願いします<Warload氏
第6章と第7章の翻訳ありがとうございました。 >> GLAY氏
私もそれぞれの章を翻訳したいと思っていたのですが、どう翻訳すべきか
悩むところが多く2〜3割しかできていないところで停滞し、困っていた
ところでした。
GLAY氏の訳を読ませていただいて、なるほどこう訳せば良かったのかと
とても勉強になりました。
第8章は悩んでいるところが数箇所残っていますが、なんとかなりそうです。
たぶん今月中には投下できると思います。
508です。
>509 510
ども。そういわれるとこちらも励みになります。
>511
いまのとこ、お風呂、一人H、レズ、痴漢と、
順調にステップアップしているしぃちゃんですが、
最後はかなり苛められちゃう予定ですw
>>513 激しく期待してますが、ご自分のペースでがんばってくだされ。
515 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 21:55:49 ID:5sKilkL2
ヽ( ・∀・)ノウンコー
516 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 00:02:14 ID:uDKmggU/
ヽ( ・∀・)ノマンコー
>>498 規制でレスが遅れてスマン
AdvancedSerchってグーグルの?
どうにも使い方が分からんのだが
陽たんカモン!
519 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:32:26 ID:bX5CuPNH
A
520 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:33:05 ID:bX5CuPNH
G
521 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 01:33:46 ID:bX5CuPNH
E
>>517 Advancedじゃ判りにくかったかな
ようは単純に検索するんじゃなく
オプションとか語句とか指定してやれって事だよ
CategorySearchも、KeywordSearchも
日付指定も出来るし、古いもの順に
並べ替えしてリストに出来る、SuperSerchで
もっと細かく探すことも出来るしFileSize等でも探せる
というかお前さん、英語ちゃんと勉強してるか?
普通にサイト見たら、一発で判ると思うんだが
この程度でつまってたら、SS読むのも辛いだろ
翻訳サイトに通して機械翻訳するんじゃなく
辞書サイトや辞書ソフト(PopUpがお勧め)使って
生のまま理解していくようにした方が良いよ
>>522 自分でも色々試してみたけど結局Daterangeで1998年辺りの日付を入力して
最古のブツを発掘できたよ
今までもfictionmaniaの検索は色々使ってたけど
下のShow Storiesが全ての作品のリンクを表示していないのに
最近まで気が付かなかったのはつくづく迂闊だったなぁ・・・
とにかく丁寧にどうもありがとう
英語はネトゲで外人と会話するのに困らないぐらいには出来るんで
安心してほしいw
>>523 最近の向こうのネトゲは
コミュニケートにスカイプ等が必須なんで困る
戦争とかでも指示が全部スカイプで飛んでくるし
あんまり日本人向けじゃないかなぁと・・・。
キーボードなら会話もいけるんだがねorz
526 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:54:54 ID:M32y7U0S
A
527 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/13(日) 23:56:09 ID:M32y7U0S
GE
528 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 07:31:15 ID:6RgDfdT3
どういうスレが有るのかわからんからここに書いておくわ
dxbeat.comがレジストラに止められたっぽい。
んで、tsadult.s7.dxbeat.comもDNS引けなくなったわけだ。
x-beatの方は生きてるみたいだから、dxbeat.comをx-beat.comに置き換えてDNS引くとIPアドレスを得ることができる。
ex)tsadult.s7.x-beat.com
んで、その得られたIPアドレスをhostsファイルに書いておけば一応まだアクセスはできる
216.75.58.119 tsadult.s7.dxbeat.com
この1行書いておけばおk
508です。
さすがに仕事始まるとペース落ちましたが、
これから投下します。
ちょっと最近、エロ少ないですw
530 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:05:29 ID:DTMLPA79
「ここか・・? 由衣。」
「うん。ここよ。カワイイ感じのお店でしょ!」
たしかに由衣のいうようにイタリアン系のお店のようではあったが、
ちょっと志乃には抵抗がある店だった。
どうにもこういにも、可愛いらし過ぎる店なのだ。
喫茶店のように軽食が食べれそうな感じで、それはそれでいいんだが、
白を基調にしたインテリアで、かわいらしくもありとても上品な感じがする。
店内も女性客ばかりだった。
「ここね、雑誌に紹介されてたんだけど、デザートとかがすっごく評判いいのよ!」
「そっか。でもデザートってあまり食べないんだよな・・。」
志乃は甘いものはキライではないが、外でデザートというものは食べたことがなかった。
「でも、フツーにパスタもとっても美味しいらしいよー!」
「うーん、なんか女の子だらけだなぁ。」
「あら?私たちだって女の子同士だし、よくなくて?」
由衣がいたずらっぽく笑う。
「まあそうだな・・。入ろうか。」
531 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:06:19 ID:DTMLPA79
中に入ると、すぐに店員が応対してくれて、奥の席の方に通された。
メニューをみると、パスタとドリア、あとはデザートや飲み物だった。
基本的にパスタが多いメニューで、その種類は豊富だった。
気になったのは、値段表示のところに、MとSが表記されていた。
「なにこれ?SとMって、サイズなのか?」
「そうよ。Sサイズはハーフサイズなの。デザートも頼みたい時にはちょうどいいのよ。」
「へぇ。細かいんだな。でもLはないの?大盛りみたいな?」
「そういうのはないなぁ。でも、これだったら食べすぎたりしないし、女性には人気があるのよ。」
志乃はおなかが空いていたので、ペペロンチーノパスタのMを頼むことにした。
「じゃあ私は和風ツナパスタのSとエッグタルトにしよっと! あとダージリンティーのセットで!」
「あ、じゃあおれもホットコーヒーつけよ。」
「デザートはいらないの?」
「うーん、せっかくだから頼んでみようかな。」
志乃は、ペペロンチーノのM、レアチーズケーキ、ホットコーヒーのセットで注文した。
しばらくしてパスタが運ばれてきた。
由衣の方はハーフサイズ、志乃のは普通の一人前の量だった。
532 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:08:07 ID:DTMLPA79
パスタを食してみたが、ちょうどいい辛味とまろやかなオリーブオイルがパスタがうまく絡み、とても美味しかった。
「なるほど。たしかに美味しいな。評判いいのもわかるよ。」
「私の和風パスタも、しその葉とツナがとっても美味しいよ!」
「そっちもうまそうだな。 うわっ!」
いつものつもりで食べていたら、パスタが胸についてしまった。
「あーしまった! 落ちるかなぁ・・。ゴメン由衣。」
「いいのよ。はいお手拭。これで拭いてみて。」
志乃は渡されたタオルで、胸についたシミを拭き始めた。
普段だったら、こんなミスはしないのに、前にでている胸のせいで、ついにやってしまった。
(胸がある分、食事は気をつけないといけないのか・・。ふう・・。)
どうにか拭いて目立たなくなったので、また食事を再開した。
「しぃちゃん、胸がおっきんだから、気をつけたほうがいいよ。ふふふっ」
「ああそうだな・・。」
そういいながら下を向くと、すぐに大きな胸が目に入り、
キャミソールからみえるその谷間から、胸の大きさがよく伺える。
(自分の胸にこんなおっきなおっぱいがついているのって、なんか不思議だよな。。)
志乃は苦笑するしかなかった。
そして二人はご満悦な様子で食べ終わった。
533 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:08:59 ID:DTMLPA79
「ふう。普通の一人前のサイズなのに、おかながいっぱいになっちゃったよ。」
「Mサイズなんて頼むからよ。デザート、食べれるの?」
「うーん、たぶん入ると思う。」
身体が女になったせいで、さすがにたくさん食べれなくなっていた。
(男の時はこれくらい食べても、どってことなかったのにな・・。)
しばらくするとデザートと飲み物も運ばれてきた。
志乃の前にレアチーズケーキ、由衣の前にエッグタルトが並ぶ。
「うわぁ美味しそう〜!」
由衣は美味しそうにタルトを食べ始めた。
志乃もおなかはふくれていたが、チーズケーキを口に運んでみた。
「ん? これ、結構うまいな・・。」
チーズケーキにほのかな甘さが口の中に広がる。
志乃は素直に美味しいと思った。
おなかはいっぱいだったが、美味しくてチーズケーキも全てたいらげてしまった。
「ふぅ・・、もうおなかいっぱい・・!!」
「ふふっ。私はちょうどいい感じよ。」
最初は女性客ばかりのお店でどうかと思ったが、
入ってみると料理は美味しいし、志乃はとても満足だった。
534 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:09:56 ID:DTMLPA79
志乃が満足気に落ち着いていると、ふと尿意を覚えた。
「ちょっとトイレいってくるよ。」
「うん。いってらっしゃい。ちゃんと女子トイレに入るのよ!」
「わかってるってっ!」
志乃は店を見回し、トイレを見つけて向かっていった。
この店は男女でお手洗いが分かれている作りになっている。
(女子トイレ・・女子トイレ・・、よしこっちだな。)
間違えようもないのに、なんとなく頭の中で復唱している。
ふとトビラに近づいたところで、別の若い女性がトイレから出てきた。
(わっ!)
心の中で驚く志乃。でも女性の方は特に気にせず、軽く会釈をして横をすり抜けていった。
気を取り直しながらトビラを開けて中に入った。
(ふぅ。なんかびっくりした・・。さすがに向こうはなんとも思わないよな・・・。)
早く済ませてしまおうと、志乃は慣れないしぐさでスカートの中の下着を脱いだ。
「ええと、オシッコでもちゃんと後ろ向きだよな。」
志乃は下着を足首まで脱がすと、軽くスカートを両手で抱えるように持ち上げながら便座に座った。
「はぁあ、なんかトレイで用を足すだけなのに、ドキドキしてくるよな。。」
あそこの力を抜いた瞬間、だんだんと陰唇に隠された尿道からお小水が流れ出してきた。
閉じられたあそこから、つつっ・・って流れている。
全部出し終わると、まだあそこに少し漏れるように残っていた。
(女だと、こうやって残っちゃうんだな。つか、ほんとは割れ目を手で開いてした方がいいのかな?)
ちょっと恥ずかしいが今度由衣に聞いてみるか、と思いながら、
志乃は紙をちぎり、自分のあそこを丁寧に拭き取った。
535 :
大塚志乃:2007/05/15(火) 00:14:12 ID:DTMLPA79
終わると志乃は下着を持ち上げ、トイレを出て洗面台で手を洗った。
そして鏡に映る自分の姿に気づき、なんとなく自分の姿を見ながら表情を作ってみたり、
前かがみになって上目遣いになったりしてみた。
(うーん、カワイイ・・・。って何やってんだよ俺は・・。)
自分の姿がかわいく、つい鏡の前で表情を作る自分に思わず照れてしまった。
席に戻ると由衣が尋ねてきた。
「さて、これからどうする−?」
「うーん、いつもならどっかぶらぶらしたいとこだけど、今日はなんか疲れたよ。」
「そうね。じゃあかえろっか。」
二人は会計を済まして、店を後にした。
しかし、まだ二人は気づくことはなかった。
店の外から二人を待ち伏せていた男たちがいたのだった。
仲良く店をでる二人の女の子が出てきた瞬間、男たちが後を尾けはじめる。
529です。
投下完了、こんな感じです。
あー、もっと早くエロかきたい!(笑い
うわ。ここまで!?
続きが気になるー
GJです
投下乙です。
続きが気になる終わり方ですね。
次回も楽しみにしてます。
次の展開にも期待できそうだ。
エロシーンは日常があると余計にあると盛り上がるから
作者の人には期待してる。
540 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 11:43:01 ID:flaA4B0Y
アゲ
536です。
どうもありがとう。
今日は早く仕事から帰ってきたので、早速続きを書いています。
本日中に投下予定です。
>エロシーンは日常があると余計にあると盛り上がるから
たしかにそうなんですよね。
でも日常が長いと書いていてフラストレーションもたまるし、
バランスが難しいですよね。(笑い
おいお前ら!
明らかにこのスレ向きのラノベが出てたぞ!
宣伝するつもりはないので教えてあげませんが。
541です。
しぃちゃん投下します。
544 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:45:10 ID:+MB959DP
駅に向かって歩いている途中、背後から視線を感じるようになった。
最初は気にしないようにしていたが、その露骨なほど感じる視線には嫌悪感を感じずにはいられない。
たまらず志乃が後ろを振り向くと、すぐ5メートルほど後ろに3人の男がいた。
なにか見覚えのある顔だった。
「どうしたの?」
由衣も一緒に振り返る。
一人は細身の長身にロンゲ、というわりにはケアがされてない不潔そうな髪を束ねた男。
一人はまだ春だと言うのに顔に汗が滲んでいる暑苦しそうなデブ。
最後に背が低く、いかにもオタっぽさが漂うAボーイ。
3人はねぱっこい視線で志乃たちのことをみている。
この3人の男に相対し、志乃は男の時とはまた違った嫌悪感を覚える。
突然、由衣が気づいたように口を開いた。
「あなたたち、さっき電車にいた人たちでしょ!?」
由衣の言葉で、志乃もハッとなった。
(そうだこいつら、俺の後ろに立っていた連中じゃねえか・・。まさかあの時の痴漢!?)
由衣も連中が志乃の後ろに立っていため、直接はみていなかったが、
それでも志乃と同じようにあの時に痴漢だと思っている。
ロンゲの男が臆することもなく応える。
「電車? んーこっちにくるとき一緒だったのかな?よく覚えてないよ〜。」
「そんなこと言ってっ・・。」
男のいけしゃあしゃあとした返事に、確信はあっても証拠のない由衣は、
それ以上何も言えなかった。
545 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:46:53 ID:+MB959DP
「由衣、もういこうぜ。」
志乃はこれ以上、こいつらと一緒にいたくないので、痴漢を追及するよりも早くこの場を去りたかった。
するとロンゲの男が引き止めてきた。
「ちょっとまってよ! キミたちさ、かなりイケてるよね?ちょースタイルいいしさ!
思わず声かけたんだけど、これから俺らとあそばねー?」
この3人、ナンパしてきたのだ。
(なんだこいつら・・。最近はこんなにもずうずうしくナンパ出来るヤツがいるのか・・。)
志乃は驚いた。さきほど痴漢してきたかもしれない男から誘われるとは・・。
しかしここは女としてナンパは経験済みの由衣、相手にしないことが一番だということは分かっている。
「ごめんねー。私たち、もう帰るとこなのよね。せっかくだけどじゃあね〜。」
由衣は相手の返事も聞かずに志乃の手をとって踵を返した。
しかしロンゲが突然、由衣の腕を掴んできた。
「いいじゃんかよ。俺こうみえても結構金もってんだぜ? 絶対たのしーって!!」
由衣もさすがに腕を掴んでくる輩までは相手にしたことがなかった。
平静も装うことも出来ず、暴れるように腕を振り切ろうとした。
「ちょっとっ!? なにすんのよっ! 離して!! ・・っきゃ!」
どうにか腕を払うことはできたが、反動でバランスを崩して地面に倒れてしまった。
「由衣! 大丈夫か?」
志乃は慌ててかけよったが、ショックで由衣は呆然としていた。
それをみて白けたような感じでロンゲが呟く。
「あーあ、何ムキになってんだよー。別にちょっとくらいいいじゃん?
少しくらいかわいくて巨乳だからって、もしかして自信過剰女? へへー!」
3人の男たちがヘラヘラと笑っている。
546 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:48:17 ID:+MB959DP
ぷっ つぅーーん。
志乃の中で糸が切れた。
「ねぇあなたたち、私じゃダメかな??」
志乃が微笑みながら喋る。しかし目が笑っていない。
「お、こっちのコは素直じゃん! いいねぇ。キミもすっごくかわいいよ!どっかいこうぜー!」
しかし単純なやつらだった。
志乃が続けて言う。
「とりあえずもう少しお話したいことがあるんだけど、そこの路地裏にきてもらってもいい・・??」
「おーなんでもいいぜ? 先に金がほしいのか?それともさっそくってか?はっはー!!」
男たちは卑下た笑いをする。
志乃はニコって微笑むと、率先して路地裏の方に進んでいった。
それをみて男たちが小声で盛り上がっていた。
「おいおい、誘ってみるもんだなー!!あの巨乳チャン、もしかしていきなりヤレちゃうんじゃね??」
「お口だけかな? どうせなら下のお口もぶちこみてーよ!!」
「おいおい焦るなって。ぜってー金の交渉とかしてくるに決まってんだからよ。」
しかし座り込んでいた由衣が、突然、我に返り、志乃を止めようとした。
「しぃちゃん!!やめて!!」
しかし志乃は優しく由衣に言う。
「由衣、ちょっと待っててね。すぐ戻ってくるからさ。」
「しぃちゃん・・。」
不安そうに見つめる由衣。
由衣には分かっていた。志乃が何をする気でいるのかを。
547 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:50:38 ID:+MB959DP
志乃が先頭を進み、後ろを3人組がついてくる。
そこは狭い路地を抜けた先の袋小路。周りは工場の壁に囲まれており、全く人の気配がない。
ここは何をしても誰にも気づかれないような場所だった。
「おいおい!もうこの辺でいいじゃんよぉ。」
デブの男が我慢出来ず、後ろから志乃の左腕に組んできた。
その刹那、左腕に組んできた相手の右腕を右手で固定し、
右足と左足を入れ替えながら志乃の身体が大きく左周りに回転をする。
その回転運動の全てが、志乃に絡めてきた相手の右腕に、逆手に作用する。
「ぎゃあ!」
デブはたまらず側面に回転し、腰からおもいっきり地面に叩きつけられた。
合気道「腕絡み」の技だった。
「てめぇ・・なにすんだ!」
ロンゲとAボーイがうろたえる。
志乃は悠然と二人の方に向き直り、相手を見据える。
そのまま剣道と同じように右肩が前にくるように立ち、
左手を鳩尾に位置し、右手を胸の前に出すように手刀で構えた。
548 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:51:47 ID:+MB959DP
「そういうつもりかよ・・。てめぇ、ぜってー犯す!!」
ロンゲが言葉を吐き棄てながら志乃に向かってきた。
志乃の技は後の先。相手の動きによって次の動きがきまる。
ロンゲの右手が志乃の胸ぐらを掴もうとするが、それに併せるように志乃は半歩後ろに間合いをあけようとする。
「おっとっ!」
しかし動きにくいサンダルでいたため、下がりきれずロンゲに胸元を掴まれてしまった。
「武道やってんだかしらねぇが、女なんて捕まえちまえばこっちのもんだよ!」
ロンゲはキャミソールの胸元に4本指を押し込み、キャミソールを引っ張ろうとする。
「早速ひん剥いてやるぜ!」
志乃の大きな乳房がわずかにあらわになる。
しかし志乃は慌てない。相手に引かれる力に併せて前に踏み込む。
同時に右手、で胸元の相手の手の甲を掴み、右側に捻る。
それに併せて志乃は相手に右側面に回りこみながら、
左腕で相手の肘に被せるように抑え込む。
合気道「肘締め」だった。
「ぐわっ!!」
瞬時に右手の肘関節が極められ、ロンゲの顔が苦痛に歪む。
そのとき、志乃がわざと関節を緩ます。相手は思わず肘を逃がそうとする。
その隙を利用して、相手が逃げる方向に小手を返す。
合気道「小手返し」。ロンゲはそのまま側面に一回転しながら地面に落ちた。
「二人目。」
志乃が軽く呟く。
549 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:52:40 ID:+MB959DP
Aボーイは少し後ずさり気味だったが、脇に鉄パイプを見つけ、それを手にとった。
「このアマっ!!」
躊躇なく鉄パイプで志乃に殴りかかってきた。
だが、対武器戦闘を想定した武術、合気道には、
当然、剣をもった相手に対応する技もある。
志乃は相手の振り下ろしに併せて右側に半身でかわす。
そのまま相手の左側面に踏み込み、左手で鉄パイプをもった相手の腕を制しながら相手に密着し、
右腕を相手の喉下にもぐりこませる。そのまま大きく相手の後方に踏み出す。
合気道「側面入り身投げ」だ。
「ぐわっ! うぅ・・。」
後方に飛ばされたAボーイは後頭部から倒れた。
「女の子に鉄パイプなんて、サイテーの男だな!」
志乃は余裕でかわしながらも、嫌味の一言を言ってやった。
そのとき、由衣が駆け寄ってきた。
「しぃちゃん!!」
由衣は半分涙目だった。
「だいじょうぶだって。私が強いの、由衣だって知ってんだろ!?」
「でもでも! 女の子なんだから無茶しちゃダメだよ!!」
「・・・ゴメンゴメン。もう行こうぜ。」
「うん・・。」
志乃は由衣を連れてこの場を去ることにした。
550 :
大塚志乃:2007/05/16(水) 23:53:24 ID:+MB959DP
しかし、志乃たちが去っていくのを、地面に伏せながらもじっと睨み付けている男がいた。
「くそっ・・。あの女、ぜってーゆるさねぇ・・。おい、タク! 大丈夫か?」
ロンゲがAボーイを呼び起こす。
「なんとか・・。まだ頭がクラクラする・・。」
「おまえはあいつらを尾けろ。おれはこの白目をむいたデブを起こすから。」
「わかった。後で連絡するよ。」
タクと呼ばれたAボーイはなんとか立ち上がると、
志乃たちに気づかれないように追いかけていった。
それを見送ったあと、ロンゲことシンジは、デブをゆすり起こした。
「おいジロー、いい加減目に覚ませ!」
「あぁ・・・。いってぇ・・・。」
ジローと呼ばれたデブもどうにか起き上がった。
「くっそ・・もうただじゃすまさねぇ。ぜってー泣かしてやるよ・・。」
シンジは吐き棄てるように呟いたとき、その眼は復讐と、
そして欲望の色に染まっていた。
543です。 投下完了です。
ついに以前言ってた、
武道家巨乳女子高生という萌え設定のシーンを書けましたw
つか格闘シーンって書くの難しいですねぇ。
でも、だんだんとキケンな方向に話が進みますw
面白いです
オタク達の野望は成就するのでしょうか!?(笑
いやー楽しみですね
酷い目に遭って欲しくないなって気持ちが強くなってきた。キャラに感情移入してるなあ。
正直この3人にやられると思うと不快感しか沸いてこない
俺もキャラクターに思いいれ入っちゃってるなぁ
GJ! しぃちゃんは俺の嫁
酷い目にはあってほしくないけどエロい目にはあってほしいね
543です。
いろいろ意見サンクスです。
やっぱり普通の人や半端に常識あるようなキャラだと、
異常な展開にもっていきづらくいてw
このくらい変態なダメキャラの方が、
しぃちゃんを徹底的に苛めてくれるかな?とw
投下乙です。
確かに真人間だと無理ですねw
次回、いよいよHかな?
GJ。
この展開だとまわされちゃう?
期待でwktk
野郎側の細かい描写は要らない気がする。
変に具体的だと萎えるし。
細かい描写はあった方が良いだろ。
具体的な描写をしないなら
単にエロシーンだけ見てるのと変わらん。
それぐらいならエロ漫画読む。
というか、作者の好きにさせりゃ良い
変に注文つけるなよw
>>559 (・_・`)読者の意見について論争を始めるなってば
おおっと、こっから先は議論スレでやってもらおうか
主人公普通に女だと思ってスルーしてしまた。
しばらくヲチしよう。
>>563 おと×まほは、読んだ感想として
じつはこの主人公女で産まれて物心つく前に男になって今にいたるんじゃないだろうか?
という疑念が浮かぶ内容だった
そんな事欠片も考えてないで、偶々そうも取れるようになってる可能性の方が高いだろうが
え?おと×まほ書いたのってこのスレの住人なんでしょ?
そうだと言ってよママン!
文庫の住人(読者or作者)かと思われ
おと×まほって女装してるだけなん?
女性化してるようには読み取れんのですが
しぃちゃんの続きに期待
流れぶった斬るけどごめん
某第二掲示板の最強魔法少女シリーズって感想で絶賛されてるけどさ
皆ああいうのが好きなのか・・・?正直な感想が聞いてみたい
第二掲示板って・・・どこ?
支援所じゃないよね
文庫
文庫ってエロないんだよね?
じゃあ興味ないや
>>567-568 女性化していると断言してる描写はない
イラスト見る限り胸も全くないし、胸について振れてもいない
スパッツはいてピッタリとしてるというのが唯一女性化を想起させる描写
確実に女装ではあるが、女性化してるかどうかは不明
エロ猫(♀)が変身シーン見て喜んでる描写からして性転換無しの女装っぽいよな
556 です。
毎回番号で名乗るのもなんだし、
名前つけました。(チョット前にやったネットゲーのキャラ名w)
これから投下します。
とりあえず男の描写はほどほどに書くかな?って感じです。
ある程度あった方が自分は妄想し易いけど、
あまり男の描写は書いていて楽しくないしw
577 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 21:53:58 ID:NIw01oX+
「はぁ・・ホントびっくりした。あんなヤツらがいるなんて、ほんとサイテー!!」
由衣はだんだん落ち着きを取り戻してきた。
「でもしぃちゃん、女の子になってもやっぱり強いね!」
「まあな。小学生の頃からやってるしな。」
志乃は近所の合気道道場に、小学生の頃から通っており、
いまはもう二段の実力だった。
高校でも合気道部に所属しており、主将を任せられているほどだった。
余談だが、由衣も高校に入ってから志乃に勧められて合気道部に入ったが、
相手の腕を自分の胸に固定して極める技が多い合気道には抵抗があり、
袴の稽古着まで購入したのにも関わらず、すぐに辞めてしまった経緯もあった。
(しかし、女になってから初めて主導権を得たような気分だな・・。)
女になってからずっと由衣に振り回され気味だった志乃は、ちょっと気持ちいいものがあった。
「しぃちゃん、帰る前にまたうちによっていきなよ。下着とか服とかもっていっていいからね。」
「そっか。ありがとな。つか、いつまで女モノの服にお世話になるんだろう・・はあ。」
「そうだね・・。」
由衣もつられて少し落ち込んでしまいそうになる。
志乃はあわてて話を変えようとした。
「まあまた突然戻るかもしれないしな。それまでは女の服でやってくよ。
ていうかいつまでも借り物じゃなんだし、今度服買いに行くの、つきあってよ!」
「あ・・、うん!いいよ! 可愛い服や下着、たくさん買おうね♪」
「まあ、かわいいかは別にして・・ハハハ。。」
578 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 21:54:45 ID:NIw01oX+
由衣の家に戻ると、さっそく衣類をみつくろってくれた。
「じゃあ、このかばんに適当にいれておいたからね。」
旅行用の大きなカバンに詰め込まれていた。
ていうかこんなに服とかもっているのか、と半端呆れそうになる。
「私のお気に入りも入れてあるから、大事にしてね!」
「おっけーそうするよ!じゃ、また連絡するよー!」
「うん!またねー!」
志乃は苦笑しながら、由衣の家をあとにした。
大きなカバンをもって家路に向かう志乃。
(ん・・?)
ふと後ろの振り返ったが、特にかわったことはない。
(なんか、少し神経質になっているのかな・・。)
このときは気づいていなかった。志乃の後を尾けている男がいたのだ。
その男は尾行なれしているのか、必ず志乃の視界から外れた位置に立っていた。
(もう一人の家はわかったし、後はこっちの女の家さえ突き止めちまえば・・。)
その男は今後の成されることを想像すると、股間が膨らみっぱなしだった。
志乃はアパートに戻ると、1階の自分の部屋に入った。
部屋に入るなり、疲れた感じでふとんの上に倒れこんだ。
今朝から敷きっぱなしでて出て行ったからだ。
「あー、今日はいろいろあったなー。女になって、由衣とあんことしちゃってさ、
ていうかあんな最低なヤツにナンパされるなんて、女も楽じゃねー。」
579 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 21:55:43 ID:NIw01oX+
ゴロゴロしているうちに、外はもう暗くなっていた。
志乃はいい加減、だるそうに起き上がり、シャワーを浴びることにした。
「今朝から汗かくようなことばっかやってたしなぁ。」
バスタオルを用意、服を脱いだ。
キャミソールを脱ぎブラをとる。次にスカートを脱いでそのままショーツもおろす。
あっというまに一糸纏わぬ姿となった。
「うーん、さすがに裸になると、まだちょっと見慣れてないっていうか・・。」
いまだなれずに、キレイな肌をした自分の身体をまじまじとみてしまう。
そしてどことなく恥ずかしさを感じ、誰もいない部屋なのに右手で胸を、
左手でアソコを隠しながら浴室に入っていった。
ジャァアーーーーーっ!!!
「ふうぅ、きもちぃーー!!」
自分に身体に降り注ぐシャワー。瑞々しい肌が水を弾く。
(シャワーって、ほんと気持ちがいいだな。なんか風呂好きになりそう・・。)
なんとなく女の風呂好きが少しわかったような気がした。
志乃はそのまま身体を洗って、由衣から借りてきたシャンプーとトリートメント使って髪を洗った。
(由衣にちゃんと髪を洗えって言われたしな。)
身体を洗うときに、やはり気持ちよさもあったが、さすがに今朝みたいな感情は抑制し、
志乃はさっさと洗って風呂をでた。
580 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 21:56:59 ID:NIw01oX+
(こんだけ髪が長いと、ドライヤーも大変だよなぁ。)
手早くドライヤーで髪を乾かし、そして着替えを探すため、由衣に渡されたカバンの中身を開けてみた。
「・・・なんか下着が多いな。あとはシャツとかスカートと・・ズボンねぇよ・・。」
志乃はカバンに入っている衣類をだして、分類づつに片付けようとしていた。
「えーと、下着類はこっちにしまってと・・。うわっなんだこれ!?」
ちいさな布に紐がついている。
「まさかこれ、ヒモパン? 由衣のやつ・・こんなの俺にはかせる気かよ・・・。」
一見、妙に面積の少ない、白い生地に紐がついだけのそれは、
よくみると俗に言うヒモパンであった。
それを手にしたまま少し考えた志乃は、
「おれは今女なんだよな。だからこんなHな下着をはいてもいいんだよなぁ・・。」
これは今朝の時は考えもしない発想だった。
一日女として過ごすうちに、自分のことを魅力的な女であると認識しだし、
さらに女らしさを引き立つような格好がしてみたくなったのだ。
志乃は適当に身体を拭き、そのショーツをはいてみることした。
(えーと、これってはきながら紐を結わくのかな・・。)
股の間を通し、片方の紐を結わく、そして反対側の紐も結わいてみた。
(うーん、フツーの下着とはまた違った感覚だな・・。)
志乃は大きな鏡の前に立ってみた。
そこにはショーツ一枚のみ、上半身裸の少女の姿であった。
(うわぁ・・。すげーやらしい・・・。)
581 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 21:57:39 ID:NIw01oX+
そのショーツは、アソコを申し訳ない程度に隠しており、そして腰周りは紐で留めているだけ、
ある意味裸に近く、そして裸とはまた違ったいやらしさがあった。
志乃は後ろ向きになり、鏡をのぞいてみた。
(こっちもお尻をちょっと隠しているだけで、形がモロにわかっちゃうじゃん・・。)
志乃は胸のうちからドキドキしてくる衝動を感じた。
志乃はまた正面を向き直し、足をM字に開いて座ってみた。
鏡には当然、足を開いたまま座っている女の子の姿、
上半身には形のいい双乳が映り、アソコはわずかのヒモパンで隠されているだけ。
それ姿をみて、ゴクリ、と生唾を飲み込みながら魅入ってしまう。
(すげーイヤラシイ格好・・。これが私・・。)
志乃はだんだん、身体の芯が熱くなっていく感じがした。
自然と両手が自分の大きな乳房を包むように触れる。
鏡に映っている女の子も同じように胸に乳房に触れる。
自分の姿、行為がそのまま鏡で分かることで、より興奮し、高まっていく志乃だった。
(やばい・・。このまま止まらなくなりそう・・。)
わずかに残る男の理性か、または女としてどんどんと深みにはまっていくことに対する恐怖か、
志乃は自分の行為に躊躇を覚えそうになる。しかし、
(はぁはぁ・・ダメだ・・。なんかもう・・。)
ぴろろろりぃぃん〜♪
そのとき突然、携帯のメールが着信したようだ。
582 :
大塚志乃:2007/05/21(月) 22:00:05 ID:NIw01oX+
「うわっ! メールか・・。ふぅ、誰からだ?」
着信をみていると由衣からだった。
「なんだ由衣か・・。どうしたんだ?」
由衣からのメールで、少し落ち着きを取り戻してきた。
「なになに? え、大事な話があるから今から会えないかって!?」
内容は、大事な話があるからいまから会いたいという。
アパートの近くの通りまで来てほしいって内容だった。
しかし、外はもう暗くなっている。こんな時間に外で会いたいとはどういうことだろう。
携帯で話せばいいのに、しかも近くにきているならくればいいのに。
志乃は思わず、着信履歴から発信してみた。
ルルルルゥ・・、ルルルルゥ・・、カチャッ。
「もしもし?由衣か? どうしたんだよこんな時間に・・。」
「チッ、素直に出てくると思ってたのによ・・。」
その声は野太い男の声だった。
志乃は電話口から聞こえる声を聞き、一瞬、耳を疑った。
そして背筋に冷たいものが走っていった。
リアルタイムキタ━━━━━━━━!!!!( ^-^)⊃旦~
投下完了です。
まだまだ引っ張っています。(笑い
次回からいよいよ3馬鹿登場ですかね。
ホントはまだいろいろ書きたい逸話もあるんですが、
早くエロシーンに突入したくてw
>>584 女の子ワールドの描写がいい感じなので、続きを楽しみにしています。
投下乙です。
激しく期待!
早くエロシーンに突入して欲しいと思いつつも、話の展開も結構楽しみだったり。
楽しみにしてくれてありがとー。
現在、執筆中。
この3馬鹿に外道っぷりに自分でぴっくりw
589 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:45:41 ID:wp8WNuiU
_,..-──- 、、
,、-'"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、
,r'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、
/::::,r'゙ァー-ー'ア"リijk´ ̄``""´``i::::::::i
,!::::::! ,!トゝ、 l:::::::|
|::::::! ,!ヾ、,,_ ゙i:::::!
|::,::l ,ィニニニ二r'´ ゞ二ニニニゝ、 ,!:::j 感動した!
,rゝ;l. ´ ,ィ=≡'´レ '`ヾ==-、 .! !^i
.i r、i;i ' ´:; ` ` リイ^!
| ソii j l!ヽ l
i ,!( ,! `ゝt''´ | j!,!
`、. `i _,,_ __ ,!レ'/
\! ィ-‐ーー-ゝ ,!,イ
i、 ー一 / i/
|`、 / 'i
| \ ; ,イ |
| \ ___,__, ィ´/ |
_,! / l、_
,,、-‐ ''"´ i ; ! !  ̄``''ー- 、
l ; ,' ,' ! ;
それは期待大ですなw
強気な武道家タイプが墜ちそうな展開にwktk
>591
たしかに強気な武道家タイプはいいですなw
ちなみに気づいている人は気づいてそうだけど、
由衣が高1になってから合気道の稽古着(袴)を購入したって余談は、
それがちょうど志乃に合うサイズの袴になりそうだったから。
男の時のはサイズ合わないしね。
まあ、着る機会は当分先になりそうだけど。
では今日、もう少ししたら投下します。
593 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:03:31 ID:sbMOGakW
「お・・おま、え、誰だ・・!?」
志乃の声は狼狽しきっており、絞るようにやっと声を出せた。
しかし、男の方はそんな志乃を小バカにするように応える。
「あーおれおれ、昼間、あんたにのされたやつだよ。覚えているか? ん?」
「まさかてめえら・・。おい!なんで由衣の携帯を持ってるんだ!」
「まあまあ落ち着けって。つか見た目と違って口の悪い女だなぁ。
いいか?オマエのお友達の携帯を俺が持っている。つまりはそういうことさ。」
志乃の表情に焦りの色が出てくる。まさか由衣・・・。
「おい!由衣は・・由衣は無事なんだろうな!!」
「たぶんな。今は俺の仲間と一緒さ。ほんとはオマエも拉致るつもりだったけど、先に気づかれたようだな。」
志乃は一生懸命、悪い方向に想像しないようにしているが、男の言葉でどんどん嫌な予感が頭を過っていく。
「こんなことして、警察沙汰だぞ!わかっているのか??」
「べっつにぃ・・。関係ねぇよ。今までも女の方が泣き寝入りだったからな。」
「てめぇ・・・。」
志乃の怒りは頂点に達する勢いだった。
しかし男の方は構わず続ける。
「別にオマエが警察に言うのはいいが、傷つくのはそのお友達の方なんだぜ?その事をよく考えてみろよ。」
男の発言に対し、完全に狼狽している志乃は、何がどうすればいいのか混乱している状態だった。
(くそ・・。いったいどうすりゃいいんだ・・。)
男はゆっくりした口調のようで、実は畳みかかけるように喋っていく。
「別にほんとうは、オマエのお友達にここまでする気はなかったんだよ。」
「どういうことだ・・?」
「俺らが報復したいのはオマエだよ・・。そのお友達を無事助けたかったら、オマエが出てこい!
別に嫌ならいいんだぜ? そのお友達がオマエの代わりにヒドイ目に遭うだけさ。」
「こ・・この人でなしっ・・!」
「15分だけ待つ。さっきメールに連絡したところに一人でこい。それを過ぎたら俺は帰るからな。」
「ちょっと待て!!・・」
ピッ・・、プゥープゥー。
594 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:04:38 ID:sbMOGakW
「ちくしょー。切られた・・。」
相手は志乃に冷静に判断をする暇を与えないようにしている。
(俺が助けないと・・。)
志乃は大慌てでカバンから適当に服を出す。
裾フリルで黒のミニスカートをはき、白のTシャツを着て部屋を飛び出した。
(たしかこの先の路地に・・。)
指定された路地に進むと、そこは人気も車通りもない道。
待ち構えたかのように、1台の車が停まっていた。
そのセダンタイプの車は、窓を黒のフィルム張りで、夜だとなお更、中が見えない。
志乃が近づくと、中から昼間の男。ロンゲの男が現れた。
「お、きたな。たっくおせーよ。」
志乃は走ってきたため、息をきらせつつ男を睨み返す。
「はあはあ・・。おい! 由衣を返せ!!」
男はこちらに手招きしながら、
「じゃあこっちきて車に乗れ、由衣っていったか、その女んとこに連れてってやるよ。」
「くっ・・。」
志乃は一瞬、躊躇する。こんなやつの車に乗ってもいいのだろうか。
しかし、由衣を助けなければならない。
志乃の頭の本能は、女としての危機感より、男の時の使命感が優先された。
「てめぇら、絶対ゆるさねぇからな・・・。」
吐き捨てるよう言いながら、開けられた後部座席に乗り込もうとする。
すると車に乗り込んだ瞬間、突然、全身に衝撃が貫き、
志乃は意識を失った。
その背後にはスタンガンを持ったロンゲがいた。
「オマエみたいな腕の立つ女、そのまま連れて行けるかよ・・。ククッ。」
595 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:05:51 ID:sbMOGakW
車はそのまま夜の街を走り続けている。
その過剰なまでの安全運転は、決して事故を起こすことも白バイに止められることもなかった。
突然、車が段差に乗り上げる振動で、志乃は意識を取り戻した。
どこかの建物に入ったようだ、志乃は自分が車に乗ってから記憶がないことに気づいた。
(ここはどこを走っているんだ・・?)
動こうとすると、身体の後ろの方で、手が動かせない。
手首の辺りで、何かで固定されている。
(まさか・・。)
志乃がどうにか身体をねじって確認すると、後ろ手で拘束されていた。
その黒い皮できた拘束具のようなもので、志乃の両手首がしっかり拘束されている。
「うっ・・くそっ・・。」
男は志乃が目を覚ましたことに気づき、後部座席を覗き込んできた。
「お、もう気がついたのか、早いな。まあツレを呼び出す手間も省けたな。」
そこはどこか建物の駐車場のようだった。特に人気もない。
「ここはどこだ? この両手を固定しているものを外せ!」
「おいおい騒ぐなよ。おとなしくしてないと、ただじゃ済まさないぜ?」
このただじゃ済まないということが、自分に意味しているのか、由衣のことなのかわからない。
ただし、由衣がこいつらにつかまっている以上、へたなことは出来なかった。
「おとなしくついてこいよ。」
志乃は車から降ろされると、男物の上着をかけられた。
後ろに回された拘束具を見えないようにするためだろう。
ロンゲに連れられ、駐車場から抜ける。どうやら安っぽいホテルのようなところだった。
(こんなところに由衣がつかまっているか・・。くそっ。)
596 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:06:33 ID:sbMOGakW
中を進みながらロンゲが話しかけてくる。
「つか、ほんとに出てくるとはね・・。フツー自分の身がヤバイって思わねえの?」
「関係ねぇ。由衣に酷い事してみろ!ぜってー殺すからな!」
「あーあ、黙ってればカワイイのによ。つかオマエ、今の状況、分かってんのか?」
「う、うるさい!!それよりどうやって由衣を・・。」
「あー別に簡単だよ。張り込んでいたら、ちょうど近所に回覧回しに出てきたんだよな。
そこを背後から車で近づいて、いきなり飛び出してスタンガン!!」
「てめぇ・・由衣にまでそんなことを・・・。」
「後はばれねぇように、その女の携帯から友達んとこ泊るってメールしたんだよ。
メールってホント便利だよなぁ。ちなみにオマエんちに行ってることになっているから。」
「くっ・・。よくも・・。」
「オマエの場合、スタンガンといえどさすがにキツイと思ったけど、あんな素直にでてくるとは思わなかったよ。
そんなに大事なお友達なんだな・・はっはっは!」
これ以上、このゲスな男と話しても不快感しかでてこない。
志乃はロンゲを無視して歩き続けた。
そのまま進んでいくうちに、ある部屋の前に連れて来られた。
「さあ入れ。」
ロンゲが扉を開ける。中に入るとオートロックで自動的に閉まった。
入った瞬間、志乃はその部屋の異質に戸惑いを覚えた。
その部屋は普通のラブホとは違う。
壁には拘束具、縄、鞭等の卑猥な道具が飾られている。
産婦人科にあるような足を開かせられる拘束台や、X型の拘束台も置いてある。
そして、部屋の隅にあるベッドに目をやった瞬間、数秒・・、志乃の思考が停止した。
訳が分からなった。
目の前のあることが信じられなかった。
597 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:07:50 ID:sbMOGakW
「はぁはぁ・・。あ・・、 いっ・・いやああー!!!みないでぇーーっ!!!」
由衣の絶叫が部屋に響く。
ベッドには服を全て脱がされ、全裸にされている由衣が、
バックの状態でAボーイに犯されていた。
しかも由衣の手は後ろ手に縛られている。自由を奪われ、無理やり犯されてるのだ。
その顔は涙でクシャクシャになっていた。
しかしあろうことか、もう一人のデブがハンディフォンのカメラを持ってその姿を撮影していた。
「いやぁ・・いやぁ。。みないでぇ。・・あぁ・・。」
由衣が後ろから突かれるたびに大きな乳房が揺れ、由衣が声をあげて泣く。
「やっ、やめろおおー!!!!」
志乃がたまらず駆け寄ろうする。
「うっ!!」
突然、後ろから長い髪を引っ張られて無理やり止められた。
「勝手に動くなよ。つかタク、気がはえなぁ。」
「はあはあ。まあな・・。こんないい女、ほっとけるかよ。。」
タクと呼ばれた男が腰を振りながら応える。
「やめろ!!由衣を離せ!! つぅ・・・っ!」
長い髪を掴まれ、思うように動けない。
ロンゲがカメラをもっているデブを呼んだ。
「おいジロー、手伝ってくれ。この女を特等席に迎えようぜ。」
「OK!」
ジローと呼ばれたデブは、カメラをいったん止めると、端においてあったX型の拘束台を部屋の中央に移動させた。
その真っ赤な拘束台は志乃の身長より高く、それぞれの部位に拘束するために皮の器具が取り付けられていた。
「ま・・、まさかそれに・・。」
志乃の顔が青ざめる。
598 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:08:44 ID:sbMOGakW
志乃は二人がかりで拘束台の前に連れられた。
サンダルを脱がされ、両足を無理やり開かせられ、それぞれの足首をがっちり固定された。
そして次は手の拘束を一時的に外さる。
「やっ・・やめろ・・・。」
手の拘束具を外されても両足がすでに固定されているため、
合気道の体捌きによる力の伝達ができない。
純粋な腕力では完全に叶わなず、志乃は無理やり万歳の形で両手首をがっちり拘束された。
志乃は両手両足を大きく開いた状態で、完全に身動きが出来なくされてしまった。
「く、くそっ・・。どうする気だ・・。」
ロンゲが笑いながら応える。
「まあ待て。オマエはまだそこで見学してな。」
すると、デブがまたカメラをもって由衣の方に向かった。
由衣の目の前で、またカメラを構える。
由衣はそれに気づき、必死に懇願する。
「い、いやあああ! もう撮らないでぇ!!!」
由衣の必死の願いも空しく、無常にもカメラは回り続ける。
それをみて志乃はたまらず叫ぶ。
「やめろ!!もういいだろ!由衣を離してくれ!!」
タクと呼ばれた男は腰を振りながら応える。
「・・だから待てって。もうすぐ出すからよ。それまで待ってろって・・はあはあ。」
由衣はそれを聞いて、顔が一瞬で真っ青になる。
「あんっ・・あっ、ちょ、ちょっと!!な、中に出さないでよぉ!!」
タクは笑いながら由衣の切望を打ち砕いた。
「ばーか。中出しに決まってんだろ! オマエのマンコの奥にたっぷり出してやるよ!!」
599 :
大塚志乃:2007/05/24(木) 23:11:01 ID:sbMOGakW
「いやあああーーーー!!!!やめてえええーー!!!!」
由衣はありったけの声で叫ぶ、そしてその行為から逃げるため、必死に暴れようとする。
しかし両手を縛られ、腰をがっちり掴まれているため、どうにもならない。
志乃もたまらず叫ぶ。
「おい!!やめろ!!そんなことするな!!!」
しかし両手両足を拘束されている志乃は全く四股が動かせず、首を振るのがせいいっぱいだった。
「くくっ・・いい絵が撮れるぜ・・。」
デブは一部始終、その姿を映すため、カメラを回し続けている。
「オラー出すぜ!!巨乳女子高生に中出しだー!!出るっ!出るぜー!!!」
「いやぁー−!!!許してぇええ!!!」
どぴゅっ!!どぴゅ!!ドクドクドク・・・。
「あ・・・あぁ・・。」
由衣は膣の奥に生暖かいモノを感じ、自分の中で出されたことが分かった。
「ふう。気持ちいいぜ! やっぱ女犯すときは中出しが最高だぜ!」
じゅるぅ・・。
タクが自分の肉棒を抜き取ると、大量に放出された精子が膣から溢れ出してきた。
アソコから白い精子が太ももを流れていく。
しかし由衣は呆然とし、その状態から動くことができない。
「うぅ・・う。。うぁあ・・。」
由衣の両目から、さらに涙が溢れてきた。
どうする事も出来ない志乃の眼前で、由衣が完膚まなでに陵辱され、汚されたのだ。
投下完了です。
賛美両論ありそうですがこんな展開になりましたw
GJ
だがしかし賛美ではなく賛否
投下乙〜。気分は複雑。
603 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:34:25 ID:9iKjuxUl
むむむ・・俺は駄目だ。
趣旨通りでは有るが。
悲惨すぎて、ちよっと楽しめ無かったよ。
あ、いけね。<賛美
とりあえず最初の犠牲者は由衣チャン。
由衣チャンも好きなキャラなので、まずは苛めてみました(わらい
>>602 603
わるい。でもこういう大好きなんですよw
606 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 23:45:32 ID:9iKjuxUl
そりゃそうだよな。
せ、せめて最後はカタルシスを満足させて欲しいと(W
GJとしか言いようがないですよ。
早く続きが読みたいですね。
うはぁ、これは強烈な展開だ。
ふたりしてまわされちゃうのかと思うとw
けどその後どうなるかとか、目が離せないな。
どん底から這い上がるハッピーエンドが見たいけど、
作者のやりたいようにやってほしい。
超GJ
主人公だけなら耐えられるけど、
これはなかなか来るな…。
ここまで来たら彼方の好きにするがいい。
鬼畜 ヒドス 由衣ちゃん巻き添え カワイソス
せめてしぃちゃんだけは、徹底的に陵辱してください
久しぶりに興奮しますたGJ
志乃たんはドップリ種付けされて頂きたい。
いろいろ意見、感想サンクスです。
やっぱいろいろ反応があると、書いてて嬉しいですね。
Happy ED か Bad ED か、いろいろ想像して頂けると幸いです。
(この時点で充分BADだけどw)
週末はおでかけなので、次の投下は来週になると思います。
がむばって最後まで書き上げてください。
どんな最後であれ、楽しみに待っております。
うーむ。ここではラブコメよりも残酷系が好まれるのか。
メモメモ・・・φ(・・;)
>>615 あんまり陰惨にならない程度なら好まれるんじゃないか?
617 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/25(金) 23:59:33 ID:a4WjmZdG
充分陰惨と思うがどうか・・
避けようの無い残酷な現実とか、回避できない陰惨な部分とか。
あと、本人も承知の上で受け入れる辛い事実とか。
それらを飲み込んだ上で精一杯健気に生きる姿を見たりすると激しく萌える訳でw
ただ、何となく惰性で流れてて、無気力の塊みたいになった姿は全く萌えない。
ラブコメも残酷もシリアスも全部好き
でも支援所とかだとラブコメ>>>>>シリアス>>>残酷ぐらいの割合だから
あんまり見られないから反応が大きくなりがちではある
志乃は一応処女じゃないとは言え、まだ自分は男だって気持ちが強いし、
単に強姦されたら可哀想なだけで後味が悪いように思う。
由衣が先に犯されたことで、志乃は自責の念を感じざるを得ないし、
拒否はするだろうけど、自分も同じことをされないと気持ちのバランスが取れないはず。
しかも、由衣への感情移入が、これから自分が同じことをされる側、
犯されるメスなんだっていう理解につながる。
チンコに対する嫌悪よりも自責と自分は女なんだっていう意識の方が強い状況で、
3人に入れ替わり立ち代りネチネチと犯され続けて志乃がトロけていくとすれば、
これはもう楽しみとしか言いようがない。
つまり何が言いたいかというと、しぃちゃんは俺の嫁。
俺はラブコメ派
でも結局は読んでて面白くなるかどうかだよな
話の途中だから割と酷めの展開でもおkみたいな。
ラストが酷めだとさすがに堪えるけども。
ようは最後がラブコメならw
志乃ちんには由衣が居るし、大丈夫じゃないかなと楽観視してたり。
ラストで死オチやって酷評されたケースもあるしねw
最後だけ取ってつけたかのように幸せってのは
いくらなんでもひどくないか
俺たち観客にとって物語はそこで終わりだけど、
登場人物たちにはその後の幸せな毎日が待っているのさ
626 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 17:45:34 ID:ZemLOdkG
死オチは辛いな・・
たぶん、自分の中(いままでの経験上)でBAD EDの定義は、
・死ぬ
・心が壊れる(or廃人)
・一生監禁
・自殺
上記になったらBAD ED、それ以外ならHappy EDって感じですね。
一応、最後は決めています。
あと将来的に、EDをいろいろ分けて書くのも楽しそう。
螺旋回廊(エロゲー)みたいな感じでw
架空の話しなんだ・・・・と、頭でわかっていても陰惨なエンドだと凹む。
想像の世界よりはるかに残酷な『現実』の事件が多いせいかもしれないけどね。
どんなに柔い話しでも良いから、少なくとも希望の持てるエンドで無いと、なんだそのつまり、困る。
>>623 離脱宣言の某氏のこと?
どっちかと言うと、書き下ろした別バージョンの方で誘い受けした事の方が酷評だと思うが。
話しの流れとしては死亡エンドの方が、救いきれない絶望的な現実って風味で良かったんじゃないかと今でも思うけど。
でも、やっぱハッピーエンドの方が後味は良いよな。
戻ってきてくれないかなぁ・・・・
物語をキチンと作れる稀有な職人だったんだけどなぁ・・・・
しののんの続きまだぁ?
ちなみによく話しにでる支援所ってどういうところですか?<助けてエロイ人
ぐぐったけどちょっといまいち。。
あとそうそう。
>>618 武道家少女なので、どんなに攻められても堕そうになっても、
最後まで凛とした志乃ちゃんにしていきたいです。(わらい
それに、
>>620 一応、由衣タンと志乃タンが二人いるので、
元々女である由衣タンの方は、女としての屈辱的な行為にみまわれ、
逆に突然女になった志乃タンは、初めて感じる女としての刺激に、
戸惑いながら必死に抵抗するという、
両極端なアプローチにしようかなと考えていました。
まあだいぶキャラが一人歩きしてきているんで、まだまだ展開はわかりませんが(ぉぃ
つまり何が言いたいかというと、しぃちゃんはまだお嫁にだせませんw
634 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 23:40:01 ID:WWM0kfkF
アダルトtsf支援所
たまには True END のことも思い出してあげてください。
支援所>
宣伝・誘導になるから言わないが、某支援所のことかな・・・?
どもです。
なるほど。ここにいる作者さんでそちらへ流れた人がいるってみたので、
ちょっと気になってました。
自分が感銘(わら)を受けた蘇芳さんの作者さんもそっちかなーって思ったもので。
638 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 01:05:59 ID:S1L9tp67
設定として。
政府機関の科学者である父親が作った、老化遺伝子改善薬(別の試薬が混ざってしまう)を間違って飲んだ双子の兄弟(シスコン気味)。
若干若返りと性転換。
異様に明るい妹が一人(ブラコン気味)。
日本の裏側で連綿と続く、裏甲賀の末裔。
兄弟は当主候補(あまり物語の主幹には絡まないが滅茶強い設定)
ひょんな事で思わずレズってしまう双子。
拉致されXXされる妹。
怒りに燃えて助けに行く双子の美少女姉妹。
ってプロットを持っているのだが、制作次第投下しても宜しいかの?
TSなら投下はいつでも歓迎
640 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 08:35:21 ID:KsZxFSjR
基本は
>>629と同意見だが、まぁ仮にBADだったとしても
その時はその時で受け入れる覚悟はある…と思う。
どんな形にせよ、結局出たもんが全てなんだから。
とにかく、作者さん頑張れ。
wktkしながら続きを待たせていただきます。
どもです。
今回は短いでけど、続きです。
投下します。
「さてと、そろそろ本番といこうかね。」
ロンゲが待ちくたびれた感じで言う。
「てめぇら!!由衣になんてことしやがんだ!!」
志乃は怒りにワナワナと震えていた。
しかし、この鬼畜な3人組は、そんなことちっとも意にかえさないようだった。
「あーちょっと待ってな。オマエのお友達、由衣ちゃんだったか?
これから暫く相手にしてあげれないからな、その代わりといっちゃなんだが・・クク!!」
「な、何を・・?」
こいつらのすることにろくなことはない。志乃はもうこれ以上、由衣に手を出さないでほしかった。
「さてと。ジロー、また手伝ってくれ。」
「あー、この女はアレだな。ヘヘヘっ」
ロンゲのシンジとデブのジローが意味深で不気味な笑いをしている。
二人はぐったりとして由衣の左右の脇ににそれぞれ移動し、
それぞれ片手は由衣のももの裏に手を回し、片手は背中を抱き、二人がかりで由衣を抱えあげた。
「きゃっ・・。」
由衣は子供にオシッコをさせるような格好で抱えあげられ、思わず声をだす。
そのまま産婦人科にあるような足を広げて固定される椅子に座らせられた。
由衣の手の縛りはそのままで、そのまま由衣が台から動けないように、更に上体をロープで椅子に縛りつけた。
「いやっ・・いやぁ・・。」
由衣は小さな声で抵抗するが、男たちはそのまま由衣の足も大きく開いた状態で固定した。
由衣は下半身丸見えの屈辱的な格好で椅子に縛り付けられてしまった。
動こうにも足がしっかりと固定され、上体も椅子から動けないように縛れている。
しかも大きな胸が絞られるように上下から挟みながら縛れている。
「いやぁ・・。もう許してぇ・・。うぅ・・。」
由衣は嗚咽混じりの声で許しを請うが、それは叶えてもらえない。
「さて、しばらく俺たちはあっちの子と遊ぶんでね。キミはこれで楽しんでてよ。」
ロンゲはニヤニヤしながら身動きできない由衣に近づく。
その手には電動ローターが握られている。
しかもトリプルショッカーといわれ、胸と秘部の3点攻めが出来る代物だ。
「ひぃっ!! い、いやっ・・。もう苛めないで・・。」
それをみて、由衣がまた悲鳴をあげる。男から逃げようと思っても、
身体はしっかりと椅子に固定され、抵抗するすべはなかった。
「んんっ・・。」
開いた足の間に近づき、由衣の膣にローターをねじこれた。
そしてそれぞれの乳首にもテープで貼り付ける。
「いや・・いや・・っ」
由衣が首を振って拒むが、男は淡々と準備を進める。
「そらスイッチオン!!」
ロンゲがスイッチを入れた瞬間、
由衣が特に感じる3箇所に、同時に振動が発生した。
その振動により由衣の身体は強制的に感じさせられる。
「いやあー!!!いやっ!いやっ!!お願い許してぇぇぇーー!!!!」
強制的に襲ってくる刺激に、由衣はたまらず首を振りながら叫ぶ。
アソコの刺激はもちろん、胸も縛れているせいか通常以上に敏感になっている。
「これじゃさすがにうるせぇよな・・。」
ロンゲは無常にも、そんな由衣の口にボールギャグを噛ませた。
「うぐっ!!うがっ・・。フーフー・・。」
由衣は叫ぶことすらも許されないのであった。
志乃はそんな由衣をみていることが苦痛でならなかった。
「てめえら!!もう由衣を開放してくれ!!目的は俺なんだろ!?
俺にやればいいじゃんか!!」
志乃が必死に懇願する。
しかし、ロンゲは志乃を絶望させることしか言わない。
「ばあか。拉致った女を簡単に返せるわけないだろう?
徹底的に犯しまくって、写真もビデオも撮って逆らえないようにしないとな。後がこええし。へへっ」
「そ・・そんな・・。」
ロンゲの非現実的で、とても理解し難い言葉に、志乃は思わず言葉を失った。
突然、由衣が大きく呻きだした。ギャグの間から声が漏れる。
「ふぅっ、ふぅっ・・。うがっ、う"ぁあーーーー!!!!」
由衣が大きく顔を天井に背ける。全身がビクッビクッとふるえる。
ローターを動作させてから間もないにも関わらず、早くも絶頂を迎えたようだ。
ギャグを噛ませられた口からはヨダレがダラダラと垂れている。
しかも、イッもローターはそのままである。
由衣は目をつぶり、苦悶の表情を浮かべながら必死に耐えている。
「もう許してやってくれ!由衣がおかしくなっちゃうっ!」
志乃が叫ぶ。しかし、
「だいじょうぶだって。女って結構丈夫だしな。
それにあれをやっているとそのうちイキっぱなしの状態なって、最高に気持ちよくなれるんだぜ。
おっと、タク。今の姿も写真に撮っといてくれよ。」
「狂ってやがる・・。」
志乃が力なくつぶやく。
「そんなこと言ってていいのか? 次はオマエなんだぜ。」
ロンゲたち3人の男が近づいている。
そしてタクの手にはまたハンディカメラが握られていた。
「ひっ! や・・、やめろぉーー!!」
自分がこれからあうであろう行為が容易に想像でき、
志乃の顔は恐怖で引きつっていた。
投下完了です。
そろそろしぃちゃんへの陵辱開始か、と思ってたんですけど、
やっぱり自分、由衣ちゃんも可愛くて好きなので、ついもう少し苛めみました(笑い
期待高まるってヤツか
乙であります
649 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 11:45:41 ID:S1L9tp67
投下乙。鬼畜だ(´Д`)興奮もしたが・・それじゃ救い様が無い気もするな。
ちと遣り過ぎ感ははっきり言って感じる。
すまない、俺はちと引いた。
まったくけしからん!ハァハァ
この鬼畜め!ハァハァ
651 :
301:2007/05/27(日) 13:12:29 ID:WJbI5ZTi
お久しぶりです。
301です。
書きたくなったので書きました。
最初の方はエロくないのでさくさくと投下します。
ジャンルは
【強制】【レイプ】【強制破瓜】【爆乳】
です。
会話を重ねていくより、事実を淡々と重ねて行く傾向のSSです。
直接表現や卑猥台詞が好きな人向けではありません。
NGワードは【僕オマエ】でお願いします。
652 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:13:38 ID:WJbI5ZTi
■■「僕はオマエを許さない」〜不本意な戸惑いと哀しみに〜■■
■■【1】■■
――パンツを、盗られた。
『彼女』は、熱っぽく上気して腫れぼったい頬に流れる涙を、少し乱暴にセーラー服の袖で拭うと、
脱兎の如く逃げた相手を追って夕焼けのオレンジ色の光が満ちる長い廊下へと飛び出した。
“それ”はほんの、20分ほど前のことだった。
誰もいない美術室で待ち伏せていた“ヤツ”に足を引っ掛けられて転ばされ、
腰をしたたかに打ち付けて怯んだところを、まるで警官が犯人を取り押さえる時のように
後ろ手で組み敷かれ、それでも負けじと腰を上げて立ち上がろうとした瞬間に、
スカートを捲り上げられてパンツを“ずるり”と膝まで引き下ろされた。
その間、およそ4秒と少し。
「きゃぁっ」と“女らしく”可愛らしい声を上げてしまった事を自覚した時の、
その驚きと羞恥はたとえようも無い。
まさに『屈辱』だった。
岡島直人。
それが相手の…『彼女』のパンツを引き下ろし、乙女の、
シミ1つ無いすべすべのお尻を外気に露出させた男の名前だった。
ヤツは『彼女』が罵声を浴びせようとすると、後に回した細い腕を掴み上げ、
捻り上げて、折れそうなほどの痛みでその声を押し潰した。
そして『彼女』は左手で右手を掴まれて捻り上げられたまま、
ヤツの膝立てた左脚の腿に覆い被さる形で、まるでパパが悪戯をした娘のお尻を
お仕置きに叩くような形で固定された。
唯一拘束されず自由なはずの右手は、彼の左の肘で首筋を後から押さえ付けられたことで
動きそのものを封じられていた。そしてヤツは、もがく『彼女』の丸くて白くて
引き締まっていながら女性らしいやわらかさに満ちたお尻の肉のその間へと、
岡島直人はいとも簡単に、そして無造作に右手の指を挿し込んで、
今まで誰も触れたことの無いふっくらとしたやわらかな性器を“くにゅり”と嬲った。
腕の痛みと屈辱と羞恥と、荒れた皮膚のガザガサした指で
まだ濡れてもいない繊細な粘膜を弄繰(いじく)り回される刺すような激痛に
息を呑み身を強張らせた『彼女』へ、岡島は嘲笑混じりにこう呟いた。
「本当に“ここ”も“オンナになった”んだな」
それから5分以上に渡り、誰も助けに来てくれることもない夕暮れの美術室で、
大切で繊細な『彼女』のあそこは直人の無礼極まりない指によってオモチャのように嬲られ、
広げられ、挿し込まれて捏ね回された。
653 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:14:35 ID:WJbI5ZTi
セーラー服に包まれた、高校生にしてはいささか…ひどく大き過ぎるおっぱいが、
重力に従って紡錘状に垂れ下がり、彼女の身じろぎにゆさゆさと揺れた。
そしてその量感たっぷりな重みが、直人をさらに喜ばせたのだ。
5時間目の体育の授業の後、面倒臭がってブラをしていなかったのが裏目に出たようだ。
暴れたり声を上げようとすると、脱臼してしまうのではないか?とさえ思えるほど
右腕をひねり上げられ、痛みで息が止まった。
痛くて苦しくて哀しくて怖くて、『彼女』の体から、あっという間に抵抗の炎が消えていった。
やがて直人は、薫の膣内があまり潤わないと知るとすぐに指を引き抜いて、
そこに白い恥垢が付いたのも構わずに自分の口に入れた。そして、ねっとりと泡立って
べとべとした唾液をたっぷりと纏わり付かせ、時間をかけてゆっくりと
根元まで彼女の胎内へと押し込んでいったのだった。
「やっ…やめっ…ひぃいぐぅっ!…」
“ぐっ”“ぐっ”“ぐっ”と、周囲の小陰唇までも巻き込むように、直人の指が膣内へと分け入る。
それは、膣内にタンポンすら入れたことの無い『彼女』にとって、地獄の苦しみに等しかった。
「ひぐっ…ぐぅうっ…いだっ…いあだぁ…」
カエルを轢き潰したような悲鳴が薫の唇を割り、全身を痛みで痙攣させても、岡島は容赦しなかった。
ヤツの太い指は少女の狭い膣道を押し広げ、純潔を示す膣壁の些細な皮膜を千切るように切り裂いた。
その時、薫は身体の奥底で大切な何かが“ぶちり”を音を立てて引き裂かれたのを、
確かに感じたのだった。
薫の「はじめて」は、クラスでも有名な変人の、右手の2本の指だった。
■■【2】■■
香坂薫(こうさか かおる)が「オンナ」になって、かれこれ一年が経とうとしていた。
「オンナ」になる…とは言っても、無垢な少女が「破瓜」を経験し女性となったわけでも、
誰かの「彼女」となったわけでも、ましてやヤクザ者の「情婦」となったわけでも、もちろん、ない。
薫は、西暦2026年に主要先進8ヶ国(アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、
日本、フランス、ロシア)がほぼ同時に実施した『再生計画(リヴァース・プロジェクト)』の、
国内でも20人しかいない第一期被検体の一人だった。
『再生計画(リヴァース・プロジェクト)』
それは、処置の施しようが無い重病患者の、病巣に犯されていない健康な脳髄を取り出し、
健康な部位から取った遺伝情報を元に肉体を再構成(クローンニング)して再び頭部へと移植する
という、21世紀初頭ではSFか夢物語でしかなかった技術を用いた、世界規模の臨床実験である。
654 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:16:27 ID:WJbI5ZTi
一片の脳細胞を損傷する事無く、頭蓋から活動したままの脳を取り出す技術。
取り出した脳を肉体のクローンニングが終わるまで正常に活動凍結する技術。
遺伝子クリーニングを施した細胞を培養し、短時間で肉体を再構成する技術。
クローンニングした肉体から空脳髄を取り出し、再び元の脳を移植する技術。
それらの複雑でデリケートで魔法がかった技術は、地球人が自ら編み出したものではない。
実は13年前に地球を訪れた、刺胞動物(簡単に言えばクラゲやイソギンチャクなどのことだ)
に良く似た知的生命体「フィルコス」からもたらされた『免疫等による拒絶反応を全く起こさずに
他者との生体組織適合を行う事が出来るようになるテクノロジー』を始めとした、
数種の医療技術が基となっていた。
この世界規模の再生計画は、それにより医学界の技術が飛躍的かつ劇的に変化し、
2年前に脳髄移植が民間人適用レベルで可能となったために発動したとされている。
その異星人「フィルコス」は、重力制御された、水槽のような抗重力スーツ内に身を置かなければ
5分と地上にいられない身体(地球の0Gでさえ、彼等には高重力なのだ)でありながら、
地球人より遥かに優れた理性と道徳によって律せられた文明と、300年は先を行く科学力を有する、
実に理知的で紳士的な銀河文明古参の知的生命体であった。
もちろん、彼らがそのテクノロジーを「武力」として行使すれば、
地球人類などひとたまりもなかっただろう。
だが「理性的」な彼等は、銀河文明圏に接触すらしていない地球と、
『銀河通商条約』に乗っ取った「交渉」を行った。
そのためテクノロジーの提供対価として、彼等が地球上の海水総量の3.57パーセントに当たる
500万平方キロメートルに含まれる「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」「硫酸マグネシウム」
「硫酸カルシウム」「塩化カリウム」などを要求し、提供する事になっても、
人類には拒む権利を行使出来ようもなかったのだった。
彼等「フィルコス」は、地球には物資補給と人類の進化程度の調査に訪れたと言われている。
そんな彼等も5年前の大流星群の夜を境に、一切の接触を絶っていた。
その「フィルコス」からもたらされたテクノロジーが、技術的に信用に足るものであり地球人類にも
十分転用出来るものとして確認されたのが、およそ12年前の事である。
民間人適用レベルでの実用が2年前だと思えば、彼らから与えられた技術を租借し、理解し、
そして地球人の手によって再現されるまでにかかった10年間という時間は、おそろしく長いとも言えた。
だが実際には、その月日はむしろ驚くべき短期間だとも言える。
単なる知能的な問題ではなく、たった10年で、人間の尊厳にまで踏み込んだ「実験」が
行えるようになったというその一点のみに着目すれば…であるが。
655 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:17:44 ID:WJbI5ZTi
地球には地球の「神」が民族の数だけ存在し、そして世界の先進諸国に蔓延した現存する
“やっかいな”一神教の教義では、『神の御業』を人間が真似ることを善しとしないからだ。
それでも、その宗教理念を飛び越えて異星人のテクノロジーが人類に適用される事を
先進諸国が率先して承認したのは、「あらゆる病から人類を解放する」という
世界規模の大義名分があったからだと言われている…。
そして、香坂薫である。
薫は、被検体に選ばれなければ、あと数日も持たないだろうと言われた重度の癌患者であった。
病巣は全身に転移し、脳と泌尿器を除くほとんどの内臓を癌細胞に犯されていたのだ。
だから薫は、日本国内の余命幾ばくも無い重病患者リストから無作為に選出された
第一期再生計画(リヴァース・プロジェクト)候補への打診が政府からもたらされると、
一も二も無くそれを受諾した。
そして彼の両親は――ただゆっくりと死に逝く息子を見ている事しか出来なかった彼の両親は、
むしろ喜んで息子を政府の研究機関へと送り出したのだった。
すぐさま彼は「施設」へと移送され、そこで該当年齢までの肉体クローンニングと脳髄移植を経て、
1年後には、完全に病を克服した状態で両親の元へと帰ってきた。
――だがその時には、彼はもう『息子』ではなく、『娘』となっていたのである。
■■【3】■■
元は男であった薫が、どうして女となってしまったのか?
それは被験体20人の内、半数の10人がランダムに選ばれ、“染色体反転”されたことによる。
つまり、薫が男から女になったのは偶発的な要因によるものではなく、
最初から計画に則った人為的な実験の結果なのだ。
端的に言えば「フィルコス」からもたらされた技術を転用する際に、
更なる『実験』が行われたのである。
即ち、
『男性体から取り出された脳を、「転体」(女性に遺伝的転位)した肉体に移植するとどうなるのか』
異なる性別の「脳」と「体」は、正常に適合するのか?
脳内の神経シナプスは今まで通り正常に機能するのか?
全身の代謝機能はどうか?
免疫系に異常は発生しないか?免疫不全や、過剰免疫は起きないか?
ホルモン分泌のバランスはどうか?
その詳細なデータが取られ、分析され、蓄積されていった。
それは『これから先、男と女のどちらかが不足する…または生殖能力を失った際に、
子孫を残す手段』としての研究実験だと言われた。
男が不足したら女を男にして子供(精子)を作れば良い。
女が不足したら男を女にして子供(卵子)を作れば良い。
つまりは、そういうことなのだろう。
もとより、そのままでは確実に死を迎えたであろう薫に、
“染色体反転”実験を拒否する権利は無かった。
第一期再生計画への参加を両親が承認した時点で、例え彼が実験中にそのまま死亡したとしても、
承認した両親はもちろん、親族に至るまで誰も文句が言えないよう、
十数枚もの誓約書・契約書・承諾書へのサインが義務付けられていたからだ。
656 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:19:29 ID:WJbI5ZTi
そして『転体』された10人の被験体(男女5人づつ)は、一般の社会に戻された。
その上で、通常の生活を送りながら彼等の詳細なデータが国際研究所へと随時送られてゆく。
男から女になった者達。
女から男になった者達。
それぞれがそれぞれの新しい人生を送りながら、長期的、かつ詳細に――。
そうして薫は、16歳の9月に「オンナ」になったのだ。
女になった以上、地元の高校に通う訳にもいかず、薫は父親の提案で、
彼の生家がある中部地方の片田舎へと引っ越した。
政府が新たな戸籍を作り、過去を作り、薫はやがて普通の「女の子」として
学校に通う事となったのだが、それは、『彼女』が女性へと『転体』してから数ヵ月後の、
高校2年生を迎えた17歳の春の事だった。
女性となった香坂薫は、特に美人というわけではなかった。
性別反転したと言っても、そもそも基本的な遺伝形質は両親から受け継いだものであるから、
リヴァース・プロジェクトにおいては「女性になったら美人になった」という事は、
ほとんど起こり得ないのである。
だが、元々子供っぽい顔付きであった『彼女』は、天真爛漫な笑顔が印象に残る、
可愛らしい女の子になっていた。
ただやはり、脳は――精神的には――男であるため、アイデンティティの根幹は
そう簡単には女に染まる事は無く、転入した高校では、男性的な気安さと大らかさ…
悪く言えばデリカシーの無さが、男の目には「無防備で無警戒な危ういエロ可愛らしさ」
として映り、女性には「子供っぽくて少年のような純粋さ」に映って、
いつしか男女問わず人気を集めるようになっていた。
薫は自分の事を「リヴァース・プロジェクト」の被験者だという事実は
誰にも漏らしていなかったが、誰にも話していないにも関わらず、
いつの間にか秘密は漏れていたのである。
つまり、クラスメイト達にとっては丁度良い特別な「おもちゃ」だったというわけだ。
美人では無かったが、その代わり…と言ってはなんだが、日に日に胸が目を見張るほど
大きくなっていったことも、無駄な人気(特に男子から)を集めた一因となっていた事は否めない。
三年生になった今年の6月に、全校健康診断が行われた。
その時にクラスの女子に興味津々で見詰められる中で測ったサイズは、
アンダーが65センチでトップが89.5センチという、Gにとても近いFカップだった。
身長147.5センチで体重が41.36キロは、数値だけ見れば少しふくよかな感じもするが、
その華奢な体躯からは有り得ないほど豊満なおっぱいの重量が、
左右両方を合わせて2キロ弱ほどもあることを思えば納得も出来た。同年代の女の子より
若干ミニマムな薫の体は、おっぱいの分だけ余計に重かったのである。
転入当時は、そうでもなかったのだ。
だが、もともとそういう要素があったのか、はたまたクラスメイトの女子に挨拶代わりに
毎日揉まれ続けた(「リヴァース・プロジェクト」の被験者だと知られた後、
『薫のおっぱいを大きくする会』が密かに結成されていたのは当人には秘密である)のが原因なのか、
薫の胸は転入してからというもの、(一部の女生徒と大多数の男子生徒の期待通り)
すくすくと日に日に大きくなっていったのである。
657 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:21:10 ID:WJbI5ZTi
転入した高校二年生当初はAに近いBカップだったのが、たった1年二ヶ月余りで、
カップサイズが5段階もアップしようかというほどの成長ぶりだったのだ。
――巨大化した。
そう、まさに『巨大』だった。
『巨大な乳』――『巨乳』という言葉がこれほどふさわしい乳を、
同級生達は学校内で見たことがない。
なにしろ、薫自身、胸で足元が見えないのだ。
勉強していると机に“のしっ”と乗るのだ。
『机に乗せられる乳』
……いったい何の冗談だろうか?
そして体育の授業中のみならず日々のふとした情景の中で、子供の頭ほどもあるおっぱいが
年齢より2〜3歳は下に見られる華奢で小さな体躯の胸元で“だぷんだぷん”“ぼよんぼよん”
と揺れ動く様は、毎日鬱々と性欲を持て余す男子達の熱い欲望の対象として注目を浴びるのは
当然の帰結であった。
『女性歴』は、まだ、たったの一年の薫である。
同年代の…いや、およそ性欲を持つ男達の欲望と好奇の視線に晒される経験が全く無かった
『彼女』は、自分に向けられるドロドロとした欲望にまみれた視線に戸惑い、恐怖さえ感じていた。
クラスメイトの女子達が率先してフォローしてくれなければ、
登校拒否の一歩手前まで行ってしまっていたかもしれなかった。
■■【4】■■
自分がかつては男であった記憶を持ちながら、その男だった頃のアイデンティティが
誰あろう自分自身の“肉体の裏切り”に会い、どんどん儚く揺らいでいく…。
そんな稀有な経験を、薫はこの一年余りでいやになるほど味わっていた。
女になって二ヶ月後、初冬を迎えた11月のある寒い日の朝、
薫は研究所付属の病院の真っ白いベッドの上で『生理』を迎えた。
それは男の脳でも全く問題無く、女性の体に馴染み、
女性ホルモンのコントロールが可能である事を示していた。
翌年の1月1日には、両親に振袖を着させられて憮然としながら写真を撮った。
その時の『彼』は、うっとりするほど綺麗な振袖を着られる事を
心の奥底で嬉しく思っている自分を発見していた。
それだけは、これっぽっちも認めたいとは思わなかったが。
4月に今の高校に転入し、少しずつクラスに馴染んでいくにつれて、
薫が「リヴァース・プロジェクト」の被験者だと知った女子から「オンナの子の心得」を
毎日のようにレクチャーされるようになっていった。
下着やコスメや服やお菓子やスウィーツや…とにかく女子達は、
外観は可愛らしい女の子でありながら中身は未だ少年のような薫を
「立派なオンナの子」にしようと、誰も彼もが躍起になっていた。
そして、彼女達に挨拶代わりに毎日のように揉まれ続けたおっぱいは、
いつしか梅雨の季節にはCに近いBカップになっていた。
658 :
【僕オマエ】:2007/05/27(日) 13:22:21 ID:WJbI5ZTi
それからは、両腕の間に重たく実ったその豊満な乳肉が、
いつもいつでも自分がオンナだということを薫に突きつけていた。
そう、『彼女』は思う。
夏休みには、クラスで仲の良い女子と、気がね無く話せる男子数人とで海に行った。
持っていったセパレートの水着は女子達に没収され、可愛いけどひどく際どいビキニを着せられた。
更衣室でその水着以外を盗まれて、そのビキニしか与えられなければ
それを身に着けるしかなかったのだ。
そして、その頃には細い体には似つかわしくないほど育ったDカップおっぱいが、
歩くたびに“たぷたぷ”と揺れて、男子達の熱い視線が容赦無く突き刺さり、
薫は一時間もしないうちに恥ずかしさと気持ち悪さと奇妙な心地良さに混乱して、
普通の女の子のように泣き出してしまったのだった。
自分でもどうしてだかわからなかった。
だがそれは、男だった時には考えられないくらい、
涙腺がゆるくなっているのを自覚した一件だった。
12月になり、いつものメンバーで行った24日の『クリスマスカラオケ大会』で、
それまで、まるで男同士の悪友みたいにふざけ合っていた気の合う高山という男子に、
トイレに席を立った廊下で、突然…
――告白された。
キスしてこようとした高山を張り倒し、薫は『気持ち悪い』と吐き捨てて
そのまま家に帰ったものの、胸の動悸はおさまらず、その日はなかなか眠れなかった。
すくすくとEカップまで成長していたおっぱいが、
パジャマの下で重く張り詰めていたのを認めたくなかった。
周囲が、そして何よりも自分の身体が、自分をどんどん「オンナ」にしていく。
自分の「オンナ」の身体が、自分の心を裏切ってゆく。
朝、洗面所に立つたびに『もう男には戻れないんだから、素直に女の人生を受け入れなさいよ』と、
毎日もう一人の自分に鏡の向こうから告げられているように感じていた。
そしてその夜…薫は「オンナ」になって初めて、自慰をした。
クリスマスの夜に、涙で濡れた頬のままベッドで自慰をした。
重たく張り詰め、敏感でデリケートな紅い先端がパジャマの裏地を擦り、
それがそのまま甘い刺激となって立ち上がるのを、どうしても止めようがなかった。
大きくてやらわかくて重たいおっぱいを、カラオケボックスで告白してきた高山が揉み立て、
嘗め、口付ける姿を想像しながら…いけないと何度もその想像を否定しながら、
ショーツの上から中指でクリトリスを優しく撫でるのを止められなかったのだ。
彼とは、それっきりだった。
薫に拒絶された事で、彼はもう2度と薫に近付こうとはしなくなっていた。
哀しいと、思った。
拒絶したのは自分なのに、薫は彼が自分を諦め、
話しかけても以前のようには屈託無く笑ってはくれなくなった事が、ひどく哀しかった。
「気の許せる友人」として「好き」だったのだと、何度も自分に言い聞かせた。
「女として好きだったのではない」から「気にすることはない」と自分に言い聞かせた。
それが単なる言い訳に過ぎないのだと気付いたのは、彼が別の女の子と付き合い始めたと聞かされた時だった。
それは薫が女になり、女として恋をし、そして男相手の初めての恋に破れた『認めなくないけれど認めなければならない』現実だった。
以上です。
エロ無し部分ばっかりなので一気に投下しました。
お疲れ様でした。
今回はここまで。
前振り長いですね。
TSを書く時、どうしても下準備をしないとその先のエロが書けないです。
次回から、エロに入ると思います。
で、次回で終わると思います。
失礼しました。
660 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 14:03:54 ID:S1L9tp67
投下乙〜。
願わくば救いの有る結末で有りますように。
投下乙です。
>ふう@ピンキー氏
しぃちゃんの心の描写がもうちょっと欲しいかなぁとか思いましたです。
次回いよいよですね
>301氏
いきなりヘヴィーなスタートですが、この先どうなるのか(汗
期待と不安が…。
おまえら俺様の愚息を摩擦熱で黒焦げにさせる気ですね的にGJ
663 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:12:33 ID:S1L9tp67
望月龍一(二十才)
望月龍二(二十才)
双子の兄弟。
妹・弥生(十五才)
父・龍太郎(五十才)
母・五月(三十九才)
兄弟の若干の若返りと性転換
ジャンルは主に
【レイプ】【レズ】【3Pレズ】
最初は殆んど説明的な感じで進みますし、前置き長いかな。
性転換のシーンはやや遅めです。
主人公の美少女双子は馬鹿強いです(W。
なんたって当主候補ですから。
若干、しぃちゃんと強い点で被っちゃいますが陳謝。
では投下します。
忌憚の無い意見をお聞かせ下され。
664 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:14:04 ID:S1L9tp67
TWIN・DRAGON
「教授、高等霊長類でも望む結果は出ましたね」
助手がビーカーから残りの試薬を瓶に移し替えながら語り掛ける。
しかしその時、助手も教授も、瓶の蓋が以前こぼして拭ききっていなかったXY遺伝子変換試薬が付着していた事に気付いていなかった。
「うん・・後は臨床実験が出来れば良いんだが・・君、どう?」
政府機関の研究所所長である望月龍太郎は、隣の助手龍作の顔を覗き込み、助手から渡された瓶に入った薄いピンク色の液体をちゃぷちゃぷ振りながら尋ねる。XY遺伝子変換試薬が液体に溶け込んでいった事も知らずに・・。
「や、やですよ!信用していない訳では無いですが・・教授がしてみれば?」
龍作は両手を顔の前で降って後ずさる。
「僕でか・・最悪それも考えているがね・・先ずは臨床を受け入れてくれる患者を探すとするか」
腕を組んで溜め息混じりに呟いた。
「もう少し霊長類で、試した方が良くないですか?若返り自体はすぐ始まる様ですが、どれ位若返るのか様子を見ないと」
「そうだな・・まぁ慌てる事でも無いし、今宵は此処までにして帰るか」
「分かりました、あ・・教授、この試薬此処に置いていったら危ないですよ」
「ん?何でだね?」
「ほれ、あの滝川一派が・・何か嗅ぎ付けてるみたいなんですよ」
「君に何か言ってきたのかね?」
「はい・・でも私も裏甲賀の端くれですから・・へたな事は言ってませんよ」
「じゃ私が持って帰るか・・うちにはあの双子と娘が居るから安心だろ」
「そうですね、私では物の役にたちませんから」
「では帰るか・・じゃ後は頼んだよ」
「はい、お疲れさまでした、教授」
龍太郎は試薬を胸ポケットに大事にしまい込み帰途についた。
665 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:15:10 ID:S1L9tp67
TWIN・DRAGON
龍太郎が極秘試薬について語っていたその日・・。
双子の兄弟龍一と龍二と妹の弥生は、望月家の修練場で汗を流していた。
「きゃ!」
弥生が床に転がされた。
双子の兄達にほっぺを膨らませながら弥生がじたばたと抗議をする。
「お兄ちゃん達ぃ!もっと手加減してよぅ!」
龍一が優しい笑顔で妹の頭を撫でる。
「弥生、お前強くなったよ?」
龍二が弥生の前にどっかり座り頷く。
「うん・・僕達二人相手にあれだけ渡り合ったんだ、自信持て」
膨れていた弥生の表情が一瞬で崩れた。
「へへぇ・・そ、そうかしらぁ」
「僕達、いつでもお役にたてるようにしないとな」
「はぁ・・あたし年頃なのにぃ、何て可哀想な美少女なの」
「言ってろ、お前の方から修練に来たんじゃないか」
実は妹の弥生も双子の兄も、一緒にやる修練が楽しくて仕方がない。
「あたしちょっと出掛けてくるけど、良いぃ?」
「ん?良いよ、しかし、あいつらには気を付けろ」
「分かった・・」
弥生は真顔で頷く。
この望月家は、戦国時代の甲賀五十三家筆頭望月出雲守の末裔。
江戸時代の頃、幕府の裏側に周り陰から治安維持に従事する事になる。
それは平成の世まで連綿と続き、裏甲賀望月家として存在してきた。
修練場から戻って来た時、父龍太郎が帰ってきていた。
「おう!修練ご苦労」
母の五月も笑顔で息子達を労う。
「あら、お疲れさま」
その時玄関のチャイムが鳴り、五月が小走りに走っていった。
龍太郎が冷蔵庫にピンク色の液体の瓶を入れる。
龍二が思わず尋ねた。
「父さん、それ何?」
父が一瞬言葉に詰まる。
「あぁ、研究所で開発した栄養ドリンクだよ、でも」とその後『飲むなよ』と続けようとした所で、妻の五月が駆け込んできた。
「あなた!当主様よ!」
「え!兄貴が?通して」
「はい」
偶然に偶然が重なりながら、双子の兄弟の人生に影響を与えていく。
666 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:16:16 ID:S1L9tp67
TWIN・DRAGON
龍太郎の実の兄である、龍造が居間に通される。
「龍君達!しっかり修練しておけ!」
いつものほほんとしてる当主龍造が、その日に限って深刻な顔をしていた。
双子の兄弟は顔を見合せた後、しっかり返事を返す。
「はい!分かりました」 「はい!分かりました」 両親と龍造が居間に消えていく。
龍一が首をかしげた。
「何か変だったな」
龍二が首を竦める。
「僕達が心配しても仕方ないさ・・それよりもさすがに疲れたな・・」
龍一が椅子に座り込みながら同意する。
龍二がぽんと手を打って何かを思い出した。
「龍一、父さんが持ってきた栄養ドリンク!あれ効きそうじゃない?」
「父さんが作ったんだから、威力満点な気がするね」龍二が冷蔵庫からドリンクを出してコップに半分ずつに分け、瓶を専用のゴミ袋に捨てた。。
何の疑いもなく兄弟がコップの液体を口に流し込む。龍一が口の中で液体を転がす。
「んー?効きそうな効かなそうな・・」
龍二も微妙な味に首を傾ける。
「なんか、ポカスエットみたいな味だな・・まぁ良いや、父さんが作ったんだから大丈夫だろさ」
龍一が囁いた「しかしさぁ、龍造さん何か深刻そうだったよな・・」
「うん・・あんな当主初めて見たよ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「「ドクン!!」」
「あれ?なんか体が重い」
「お前もか?僕も変だ」
龍一が体を引きずりながら龍二に呟く。
「龍造さん達に調子が悪いから横になるって言ってくる・・」
「あぁ・・」
兄弟が二人の部屋に入るやいなや、ますます体が動かなくなってきた。
這いずる様に壁にもたれかかる二人。
「「はぁ・・はぁ・・」」荒い息を吐き出しながら、猛烈な吐き気が二人を襲ってきたが、最早身動き一つ出来そうに無い。
脳内を何かが塗り替えて行く感覚に身を震わせる。
そしてそれが始まった。
667 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:17:27 ID:S1L9tp67
TWIN・DRAGON
二人の体が圧縮機にかかった様に頭一つ縮んでいく。喉仏が小さくなっていき、消滅する。
「あ・・う・・あれ?」 二人は自分の声が一オクターブ高くなっていくのを感じた。
新陳代謝の異常が為せる技なのか、髪の毛が伸びていき、髪質が細くなる。
顔の輪郭が丸くなり、目が若干大きくなり、睫毛が伸び、眉毛が細くなる。
しっかり通った鼻筋は小さめに変化し、唇もサイズが小さくかりふっくらと紅をさしたような色艶に変る。胸に何かが集まり始め、むくむくっと二つの山が隆起していった。
「う・・はぁ・・うふぅ」二人はようやく自分の体が何に変化しつつ有るのか、理解した。
腰がきゅーっと絞られていき、それに反して尻が大きく張っていく。
股間では、兄弟の最後の男の証が体内に吸収され、同時に左右に肉が二重に分離し、その間に、膣孔が穿たれていくのをはっきり感じていた。
「あ・・あぁ・・は・・」そして吸収されていった所に、とてつもない存在感の有る器官が形づくられていく。
何とも言えない感覚が下半身の体内を駆け巡る。
「うぅん・・あふ・・」
二人の体内に女で有る証、子宮が産声をあげた。
「「はぁっはぁっはぁっ・はぁっ・・」」
あれほど激しかった吐き気が消えていき、精神が正常に働き始める。
恐る恐る元兄弟、今や姉妹が互いを見合わせ、同時に目を丸くして驚愕する。
目の前に、妹とそれ程年齢が変わらないコケティッシュな美少女が居た。
「龍一・・か?」
「龍二・・だよな?」
その鈴を転がす様な声にまた改めてびっくりする。
「父さんの・・薬か」
「とんでもない薬を飲んだみたいだ・・」
我が身に起きた理不尽な出来事に暗澹たる気持ちになりながら、目の前の美少女から目を話せない二人だった。
668 :
京丸@ピンキー:2007/05/27(日) 18:22:46 ID:S1L9tp67
とりあえずここまで投下完了ですが、こんなもんでどうでしょ。
次回あたりからエッチィ感じにはなると思う。
最初ネタふりが続くのが申し訳ないですが・・。
あまり鬼畜にはならないかもしれません。
次回から主人公の二人は名前を変える事になります。
なんでここ最近ドMな内容ばっかりなんだろ・・・
イイヨイイヨー
>>651 GJ!
前振り長くて初め引いたけど、読んだらとても良かった
薫タンにラブラブ陵辱展開がありますように
【鬼畜教師】 教え子の女子小中学生6人や教え子の母複数人と性交しまくり、鬼畜先生に懲役7年求刑
・18歳未満の小中学校の教え子計6人にみだらな行為をしたとして、強姦(ごうかん)罪
などに問われた群馬県太田市の元市立小中学音楽教師 岩井彰人(旧姓 吉田彰人)被告(31)の論告
求刑公判が10日、前橋地裁(結城剛行裁判長)であり、検察側は懲役7年を求刑した。
検察側は「被害に遭った教え子らは、好意を抱いていた教師から性欲のはけ口とされた」
と指摘した。
論告によると、岩井被告は昨年3月から11月にかけて、12−16歳の教え子に計24回、
県内のホテルなどでみだらな行為をした。被害者には小学校教諭時代の教え子だった
当時12歳の女児もいた。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070510-196611.html
674 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/28(月) 05:12:05 ID:M0BwgkQ0
>>651 「美少女ではないけど爆乳」とか相変わらず
マニアックなツボのつきかたしてくるねw
設定凝り性も持ち味ってことでいいと思うよ
エロ編の方も楽しみに待たせてもらいます
いやぁ、神が降臨する時って立て続けになるもんだね
>>669 支援所がライト系の流れになってきてるからかなぁ
ここはもともとダーク系がメインみたいなところもあるし
まぁ基本ダークだよね
そもそも「強制」なわけだし
んんっ!?以前は本人の意思と無関係にTSの強制と本人の意思でTSの非強制があったはずですが。
TS女子に何かを強制するスレという主旨ではなかったと思います。何より作家さんの自由な発想第一です。
俺はTS法シリーズがかなり好きだな
読んでてなんか切ないってゆーか
現実にも起こりそうなふいんきが好きだ
679 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 14:20:54 ID:Q0kas5L5
夜にまた投下予定。
まだライトな感じなりますが陳謝です。
どうしても鬼畜な感じにするのが難しくて。
双子の脳は女の脳に変わりつつあるみたい・・。
休日に双子が外出先で、とある流れに巻き込まれていきます。
本筋とは関係なく、事件でも無いですが、目くるめく初体験になっていく予感が・・。
流れが切れない様にしたいと整理中。
うーん、あくまで個人的には
途中陵辱されたりして悲惨な目にあっても、ラストでは幸せになって欲しいね。
たとえフィクションの人物であっても、不幸な結末を迎えるのは可哀想に思えるので。
確かに結末が悲惨だと後味が悪いのはわかる。
が、展開を作者に押しつけるのはやめようぜ。
好みを述べる程度なら問題ないとは思うが。
>>669 だが、女性化して男を喰いまくって喜ぶ痴女展開なんざ、俺はいまいち好きになれない。
>>京丸氏
今夜の分も楽しみにしてますよ。
682 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 22:48:40 ID:Q0kas5L5
遅くなりました。
下書きに矛盾が有ったので・・。
めくるめく体験まで、なんか伸びてしまった・・。
次回から、容子と祥子にうまく乗せられていきます。容子と祥子は危ない二人では有りませんので。
明日は気合いを入れてカキコしなきゃ。
双子のプロットを少々。
肩甲骨までのストレートロングの髪。
大きめの少しつり目。
鼻はごく普通。
ふっくら唇。
唇の真ん中が少し上に上がってます。
では投下。
683 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 22:50:01 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
互いの目の前に居る少女は、妹の弥生に似ていた。
似てはいるが、弥生はコケティッシュ・・言わば色っぽく艶やかなと言うタイプでは無く、明るさが前面に出ている様なおきゃんで能天気な少女である。
顔の微妙な造形の違いで雰囲気は変るのだなと、どこか冷静に分析する自分が居た。
姿形の変容は終わったが、脳内の精神構造が、女へと置き変わって行ってるのを何となく感じる二人。
男の感覚が片隅に追いやられていく。
それと比例して、暗澹たる思いは消えていき、不安な気持ちは小さくなる。
こうなる運命だったのだろう・・受け入れようか。
精神修養も欠かさなかった二人は落ち着いていた。
「ねえ・・姉妹になっちゃったんだね」
「そだね・・何かそれも良いんじゃない?って思ってしまってるんだけど」
「同じ気持ちだよ・・」
目の前の少女を観察しあう二人。
胸は大きい方では無いが、お椀型に膨らみ、Tシャツ越しに小さなぽっちが伺える。
腰はよくしまり、尻の安定感より際立たせていた。
サイズが小さななってしまった短パンから、密度を増した筋肉を詰め込んだ素足がすらりと伸びている。
未だに見つめ合うのが止められない。
少しずつ胸が疼きだし、じんわりと下半身の一部が熱くなってくる。
口から漏れる吐息が荒くなってきていた。
何故だか分からないが、そうしなければいけないかの様に互いの唇を見つめながら二人の顔の距離が近づいて行く・・。
男だった時はそんな目で相手を見なかったし、第一考えもしなかった。
二人の距離がゼロになり、頭を交差させながら唇が静かに合わさっていく。
「む・・う・・ぅ」
「ぅ・・ふ・・」
瞬間身体中に電気が走る。自然に互いの舌を求め合い、絡まっていく。
体が震えた。
新しく備わった女の部分が熱くなる。
静かに唇が離れ、解放された唇から甘い吐息が漏れた
684 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 22:51:29 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
「あ・・ごめん・・なんか思わず・・」
龍一が真っ赤に頬を染めて俯く。
「ううん・・こっちも同じだったから人の事言えない・・」
龍二も負けずに頬を染めている。
そんなしっぽりした雰囲気が突然の嬌声で破られた。「おーい!お兄ちゃん達ぃー!居るぅ?」
遠慮会釈無く弥生が飛び込んで来て・・三人はそのまま固まった。
「貴女達・・誰?」
弥生は双子の姉妹に目を奪われながらも尋ねた。
「「信じられないかもしれないけど僕達、龍一と龍二なんだよね」」
苦笑いを浮かべながら弥生に見事にシンクロしながら答える双子の少女。
「はぁ??意味分からないんだけど?」
経緯を必死に説明していく。
龍太郎の作った薬。
弥生はその一点で納得しつつあった。
「じ、じゃあさ!あたし達の合言葉の乱数を言ってみてよぅ」
双子は又もや一糸乱れぬシンクロ率で答えた。
「間違い無いのね・・はぁ、三人姉妹になっちゃったのね・・」
弥生が頭を抱えたが、ふと二人を見て呟いた。
「悔しい・・」
ぷーっと頬を膨らませる。「な、何が悔しいのさ」
龍一が尋ねた。
「あたしより、おっぱい大きいぃ!悔しいぃ!」
弥生がじだんだを踏みながら拗ねる。
「そんな事言っても、私困るわよ」
龍二が普通に女言葉で返してしまい、自分の台詞に驚いていた。
「お兄ちゃ・・じゃなくて、お姉ちゃん達、頭の中まで女の子になっちゃったんじゃないの?」
「そ、そうかしら・・」
龍一も思わずそう言ってしまう。
「うーーむ・・まぁ良いや!可愛いお姉ちゃんが出来てあたし嬉しいぃ!」
元来能天気な弥生が真っ先にこの事態を受け入れた。「「弥生ちゃん?それで良いの?お兄ちゃんは消えたのよ?」」
「お姉ちゃん達、昔よりシンクロ率増してない?・・あたしは気にしないよ?だって元お兄ちゃんには変わり無いんだしぃ」
双子姉妹の前ではしゃぐ弥生だった
685 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 22:53:07 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
「それよりもさ、パパ達に言った方が良くない?」
「何か言いにくい・・」
「よし!あたしが先に言ってあげるよ・・お姉ちゃん達後で来てね」
パタパタパタパタパタ。
言うが早いか、弥生が駈けていった。
「「弥生ちゃん!」」
顔を見合わせる二人。
弥生が居間に飛び込んだ。「あ、当主!こんばんわ」母の五月が弥生を嗜める。「弥生・・はしたない」
当主龍造が笑顔で応えた。「良い良い、弥生ちゃんはこうでなきゃ」
弥生が思い出したかの様に切り出した。
「ねぇ、パパ?双子の姉妹欲しくない?」
龍太郎は訳が解らない。
「急になんだ?訳が解らんぞ、おい」
それを聞いていたその双子姉妹が、弥生の大事な事をすっ飛ばす性格に呆れながら顔を出した。
龍太郎達は居間に現れた双子の美少女に一瞬心を奪われた。
話をややこしくさせる弥生を黙らせて、二人は又説明を始める。
さすが科学者でもある龍太郎は納得した。
「あれを飲んでしまったのか?父さんの不注意だったな・・すまない」
五月がおろおろしながら龍太郎に尋ねる。
「あなた、この子達、元に戻れるの?」
「わからん・・何が混ざったのか見当もつかん・・調べてみるが、期待はしないでくれ」
双子姉妹は既に自分の運命を受け入れていた。
「「わたし達、このままで良い。女になっても使命は変わらないもの」」
父と母はその覚悟に黙るしかなかった。
当主龍造が双子姉妹に語り掛ける。
「龍君達が運命を受け入れているのなら俺は何も言うまい・・」
弥生がようやく会話に参加してきた。
「ねえ、当主様?何か有ったの?」
龍造は暫く考えた後、重い口を開いた。
「俺の息子、時期当主候補の龍光が・・癌で余命宣告された」
「え・・そんな」
弥生が尋常無く震えているのを双子姉妹が訝しげに見ていた。
それほど弥生と龍光が仲が良いと言う話は聞いていない・・
686 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:09:30 ID:Q0kas5L5
「それで、龍君達のどちらかに時期当主候補になって貰いたい」
龍造が二人を静かに見つめながら語った。
弥生は俯きながらまだ震えていた。
双子姉妹は驚愕する。
「ええ!わたし達のどちらかが?当主候補に?」
「当主様の命令なら仕方ないけど・・どちらかが・・」
「取り敢えず二人で話し合ってくれ・・」
「俺としては、兄龍一が当主、弟の龍二が副当主と考えているが・・長老達が何と言うか」
「「分かりました、仰せのままに」」
龍太郎が三人姉妹に声をかける。
「お前達二人、本当にそのままで良いんだな?」
「「はい、女として生きていくのが運命だったのでしょう」」
二人はほほ笑みを浮かべて父に応えた。
「分かった・・後は名前と戸籍欄の性別等が有るが、それは父さんに任せろ」
「こう見えても政府の中枢に居るから心配無い」
能天気な弥生がそのまま年齢を重ねた様な五月は、双子美少女に興奮しきり。
「じゃぁ、龍一はこれから龍子、龍二は龍美にしなさい、今一可愛くないかしら?良いわよね?」
「後二人に可愛い服を買ってこなくちゃね!下着も要るわねぇ・・楽しみ」
「おい五月、その話はまた後でな・・下がって良いぞ・・弥生?大丈夫か?」
「「弥生ちゃんの事は任せて」」
「そうか・・頼む」
「「はい、では当主様、失礼します」」
双子姉妹が弥生を抱き抱えながら下がっていった。
龍造が感嘆しながら呟く。
「しかし・・なんと美しい・・龍太郎・・手を出すなよ」
龍太郎は憤慨する。
「ば、馬鹿!どう変わっても我が子には変わらん!変な事言うな!」
「すまんすまん、つい羨ましくなってな・・じゃまた後の話を詰めようか」
両親と龍造は深刻な顔に戻っていく。
687 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:13:59 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
「弥生?どうした?」
弥生の瞳が涙が零れた。
「あたし・・龍光さんと・・お付き合いしてたの・・もう深い関係・・」
「「え!?ほんと?」」
「うん・・最近逢えなかったんだけど」
「その訳が今分かっちゃった・・うぅ・・う・・」
双子の姉妹が何も言わずに弥生を抱き締める。
女の子特有の柔らかく暖かい感触、そして母性の証でもある四つの乳房に包み込まれ、弥生の心が優しい温もりで癒される。
「お姉ちゃん・・暖かい・・まだ暫く・・このまま・・」
双子姉妹は震える最愛の妹を左右からぎゅっといつまでも抱き締めていた。
龍子が囁く
「お姉ちゃん達が居るから、安心して?」
龍美も囁いた
「兄ちゃん達も同時に居てるからな、安心しろ!」
「うん・・へへへ、何か変な感じね」
笑顔で二人の顔を見る。
ふかふか絨毯の上で、双子姉妹に包まれながら、いつのまにか三人姉妹は深い眠り入っていく。
母の五月がそんな三人姉妹を微笑ましく見ながら、タオルケットを掛け部屋の電気をそっと消した・・。
◆◆吹っ切れた休日◆◆
「ふわぁ〜あ・・あれ?いつのまにか寝てたんだ」
弥生が目を覚ます。
自分を守る様に左右から二人に抱かれている事に気が付いた。
『う〜ん・・何か幸せ・・起こさないようにしようっと』
暫くしてから双子姉妹も目を覚ました。
「「弥生ちゃん、おはよう」」
優しく美しい微笑みが弥生に降り注ぐ。
「お姉ちゃん達&お兄ちゃん達、おはよー・・それと・・ありがと・・さあ!起きて顔を洗おう」
自分に対する愛情に感動し、泣きたくなる思いを必死に抑える弥生だった。
台所に行き、朝食を食べながら五月が双子に今日の予定を告げる。
「今日はお兄・・じゃなくて、お姉ちゃん達の買い物に行くわよ・・どんなお洋服を着せようかしらぁ」
「あたしも行くぅ!」
双子は自分の意志は?と突っ込もうと思ったが、無駄なんだろうなと諦めた。
688 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:16:41 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
「ママ?お店までの下着はどうする?」
「そうねぇ・・下は弥生、上はママって所かしら」
「「え!?弥生と母さんのを僕達が履くのか?」」
「あたしは構わないよ・・ってお姉ちゃん・・男に戻ってる」
どうやらびっくりすると男が顔を覗かせるらしい。
五月が胸を張る。
「当たり前でしょ?ノーブラとトランクスで出掛けるの?はしたないわ」
双子は覚悟を決めた。
あまりにも恥ずかしがるので、双子は一人ずつ五月に下着を付けて貰った。
五月が弥生に囁くと弥生まで頬が赤くなる。
「お姉ちゃん達、良い体だわぁ、ママ羨ましい」
上着は弥生のブラウス、下は五月が若かりし頃履いていたミニスカートを嫌々ながら履かされる。
「うー・・なんかすうすうする・・」
龍子が下半身が頼りないのを嘆いた。
龍美が更に嘆く。
「風邪ひきそう・・」
五月が二人の背中をぽんと叩く。
「貴女達、本当に可愛いわ?自信持って!」
靴は幸い弥生のサイズとぴったり合った。
初めて外に女の子として出る二人は、変に思われそうで緊張しまくっている。
五月の車に乗って街の中心部に到着。
パーキングに預け、双子は人混みデビューをした。
確かに見られている。
母親の後ろをくっついて歩く美少女三人を皆振り返っていく。
純粋な可愛さで言えば、弥生に軍配が上がるが、双子の方は色気が前面に出ていた。
尚且つ三人姉妹は前を歩く母親にそっくり。
「ね?お姉ちゃん・・皆見てるでしょ?自信持った?」弥生は何か嬉しそう。
「「そ、そうなのかな」」少し安心した双子を連れて店に入る。
洋服売り場で五月と弥生が購入した服を二人押しつけ、有無を言わせず二人を試着室に別々に押し込む。
外に出てきた龍子と龍美が切ない抗議をした。
「か、母さん?これ、着るの?」
「これで歩くの!?」
「そうよ、大丈夫!すぐ慣れるわよ」
そこにはピンクのタンクトップに空色のミニのフレアスカートを履いた二人が所在無げに立っていた。
689 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:17:58 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
その後、ランジェリーショップで固まる二人を引き摺って、サイズを計り下着を大量購入した。
靴も新しい靴を買う。
小さな色違いのポーチも買う。
双子の美少女は自分が女の子になったと言う事を改めて思い知った。
同時に胸の奥から沸き上がるワクワクドキドキ感が抑えられない。
視線を感じ、囁く声を聞き、女になっていく自分。
店の地下で食事を楽しんだ後、外に出てきた。
しかし五月と弥生が信じられない事を二人言った。
「貴女達、暫く二人で遊んできなさい」
「あたしとママは先に帰るからねぇ〜、ゆっくりしてきてね」
「「え?放流されちゃうの?私達!」」
「放流って・・貴女達なら襲われる心配は無いでしょ?・・はいお金」
龍美が龍子に聞く。
「ど、どうする?大丈夫だよね?」
「ん・・大丈夫じゃないかなぁ」
二人は女の子として楽しみたい気持ちも沸き上がっていた。
それに例え男が何十人襲ってきても、二人居れば全員ぶちのめす自信は有る。
「お兄ちゃん、じゃあねぇ〜!」
二人は帰っていった。
龍子も龍美もこうなったら女の子を楽しみたいと思った。
「じゃ、行こうか?」
「うん・・行こ」
暫く二人でアーケード街を歩く。
当然の如く男どもに声をかけられたが、そこは当主候補、一睨みしたら全員そそくさと立ち去った。
「ふぅ・・根性の有る男って居ないわね」
「居たらどうするのよ・・付いていくの?」
「あ、そうか、あはは」
「ね?手を繋がない?」
「良いよ?繋ごうか」
二人仲良く手を繋ぎながら歩く双子に、綺麗な女性二人が声をかけてきた。
「ねえ?貴女達双子よね?仲良いわね」
「お姉さん達さ、仲の良い女連れの親友を探していたんだけどさ・・思わず声をかけちゃったんだ」
龍子と龍美がその女性の心を覗き込む様に目を見つめる。
その眼光に身が竦む。
「どう?龍子、良い人だと思うんだけど」
「うん、大丈夫、嘘は無いみたいね」
690 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:19:14 ID:Q0kas5L5
TWIN・DRAGON
龍子が女性に尋ねた。
「用事は何ですか?」
「私、容子・・立ち話も何だから、私達に付いてきてくれるかな・・そして仲の良い所を撮らせて欲しいの」
容子は双子に気圧されるのを我慢した。
「「良いですよ」」
双子はにっこりとあっさり応える。
「あの・・私は祥子・・良いの?声をかけておいて何だけど、ほぼ逃げられちゃうのよね・・店頭に並ぶかもしれないよ?」
祥子は逆に心配になって本音を吐いた。
龍子が眼光鋭く語り掛けた。
「私達が特定出来ない様にしてくれるなら、良いです・・でも万が一の事が有ったらお姉さん達無事では済みませんよ・・」
龍美が言葉を繋げる。
「モザイクは信用出来ないから、何か考えてね・・何をされるのかは分からないけど」
容子と祥子はとんでもない娘に声をかけてしまった気がしたが、双子の素材の魅力に勇気を振り絞る。
「じゃあ、目と鼻を覆い尽くす仮面じゃどう?これなら分からないよ?」
「「はい、何をされるか不安は有りますが、信用します」」
断られるか無視されると確信していた祥子は飛び上がって喜んだ。
「ほ、ほんと!?逆転満塁ホームランだわ!絶対貴女達を特定できる様な要素は入れないから信用して」
双子が容子と祥子に連れてこられたのは、綺麗なシティホテルの最上階のスイートルームだった。
「「わぁ!すごーい」」
「じゃ、まずは仮面を付けてね」
双子は容子が取り出した仮面パーティーに使う様なバタフライ型の仮面をつけた。
「カメラ回して良い?」
「「はいOKです」」
「では・・名前は仮名ね・・年齢は?」
一瞬見合せた二人
「「18才です」」
「18才?もっと若く見えるわ・・良いわねぇ」
実際の二人の年齢は若返りで、実質16才になっていた。
「よく二人きりで遊に出掛けるのかな?」
「「はい・・一番安心出来るから・・」」
打ち合わせも無いのに、二人の出任せシンクロ率は神業の域に達していた。
691 :
京丸@ピンキー:2007/05/28(月) 23:27:21 ID:Q0kas5L5
ダークにならなかったですね。
主人公は基本的に真面目で、やはり馬鹿強です。
でも女の子になったのが何か嬉しそうな・・。
次回は・・ひどいめには会いませんが、目覚める・・みたいな(笑)
期待していた投下キタ━━━━ヽ(・_・`)ノ━━━━エロは次回ですか、楽しみにしています。
693 :
名無しさん@ピンキー:2007/05/29(火) 06:34:53 ID:sjvIb630
どうした?反応が少ないぞ
SSを読んだらちゃんと感想文を書いておけよ
・・・自演を疑われるから、そういうのはやめたほうがイイ。
感想なんてものはな、SS書いた御褒美でもらうおひねりみたいなもんなんだよ。
強制するなんてもってのほかだ。
695 :
京丸@ピンキー:2007/05/29(火) 10:15:52 ID:IWgXUF4q
私ゃ作品を発表出来るだけで満足しておりやす。
感想を求めるなんて野暮な事は思ってませんので、どうかご安心をば。
しかし、自由に書ける場所って案外少ないね。
主人公が一人歩きするくらいに上手くなったらなったら良いなと思います。
どうしても百合っぽくなるのが気になる所ではございまして。
このスレで強制されるのは女性化であって(ry
ところでいつからage進行になったんだ?
投下乙です。
百合っぽく云々はそれが京丸氏の作風だ、ということで良いんじゃないですかね。
しかし、精神までいきなり女性化したんですなw
>>696 あんまりageない方が良いよねぇ、やっぱり。
>>661 たしかにそうですね。つい由衣ちゃん苛めるのに一生懸命で、
しぃちゃんがおざなりになっていました(笑い
699 :
京丸@ピンキー:2007/05/30(水) 01:09:33 ID:gn4bQzY+
>697
はい、やはり女性化するんだから、脳も女性脳になるんじゃないかと思いましてね。
男性脳と女性脳って有りますから・・。
でも心の底に男性が残っていると思って下され。
尚、投下は明日ってもう今日か・・の予定。
だからsageろと
申し訳ない。
下げ進行で気を付けまする尚、夜に投下します
>>699 脳まで完全な女性化をやると叩かれやすいかも。
過去の例を見ると、体だけ女性化で脳(思考or精神)は男のままってのが好まれる傾向。
強制が主で女性化が従と言うわけでなく、女性化が主で強制は従なんだよなぁ。
自意識は男だけど、内面からジワジワと女性化していって、それに戸惑いを覚える展開が好きだな、俺は。
そんでもって、ツンデレ系のラブコメだと転げ回る。
まあ身も心も女性化したら、それは普通の女性とそう変わらないからなぁ。
表層が女っぽくなった、ならまだしも。
過程まですっとばされたら醍醐味がなぁw
なるほど・・。
ちょっと手直ししてみますね。
書いてる方もなんか百合小説になってきたので、良いのかなぁと思ってましたから・・。
ご指摘感謝!
投下は明日にします。
こんばんわ。しぃちゃん投下します。
今回はちょっとねちねち系かなw
707 :
大塚志乃:2007/05/30(水) 22:21:56 ID:QCrFbLFD
ホテルの一室、大の字に磔にされた美少女が、
これから3人の男たちに犯されようとしていた。
3人の男は、逃げることも出来ない志乃を囲うように立っていて、
物色するような目つきで志乃の全身をくまなく見ている。
(うぅぅ・・、コイツらの目、やば過ぎる・・。全身に突き刺さるようだ・・。)
志乃はいつのまにか震えていた。
「白のシャツに、黒のフリルのミニか。昼と違ってシックな感じなのに、これはこれでエロイよなぁ。」
そう言いいながら、タクは志乃の姿をカメラを撮り続けていた。
「タク、ちゃんと使用前と使用後も両方撮っとけよ。」
「まかせろって。つか服着たまま縛られているのって、なんかソソるぜ・・。」
タクがイヤらしく呟きながら近づき、いきなりスカートを掴み、上に引っ張るように持ち上げた。
「うっ、や、やめろ・・。」
スカートを簡単にもめくられ、志乃が思わず顔を背ける。
志乃の秘部を、わずかな布切れで隠しているその白いショーツは、
家を飛び出したときに、そのままはいてきてしまったヒモパンだった。
「おぉー!!!! コイツ、ヒモパンだぜ!! ちょーえろいじゃん!!!」
当然、男たちが騒ぎ立てる。
708 :
大塚志乃:2007/05/30(水) 22:22:39 ID:QCrFbLFD
「おいおい、それだけじゃないぜ。ちょっと待ってな。」
シンジ、飲みかけのビール缶をもってくると、突然、志乃の胸元にかけはじめた。
「つっ、冷たい!!」
まだ冷えているビールをかけられ、志乃は身体ををこわばらせた。
かけられたビールはシャツを濡らしながら地面に滴り落ちる。
それをみて男たちがまた歓喜の声をあげる。
「おいおい!!こいつ、ノーブラじゃねぇかよ!!乳首がきっくりうつってやがるよ!」
「だろう? 車で運ぶときに気づいたんだよな。」
ビショビショに濡れたTシャツは、志乃の大きな胸にべったりと張り付き、
その形、大きさ、乳首の位置までもが、くっきりと分かるようになっていた。
「くそー!!てめえらいったい、何がしたいんだこの変態!!」
男たちのねちねちとした行為と、何も出来ずにされるがままにいる自分に苛立ちを覚える志乃だった。
そのをみながらシンジが感心しながら言う。
「オマエってさ、すげーカワイイのに、めっちゃ口が悪いし、そう思ったらノーブラヒモパンの淫乱女だぜ?
もしかしてツンデレかよ!?俺らを萌え殺しにする気か!?はっはー!!」
シンジの冗談に、他の二人もゲラゲラと笑う。
「だよなー!!こんなにいきがってるくせにこのパンツだぜ。ツンツンしながら後で肉棒咥えちゃうタイプじゃね?」
「んなわけねえだろ!! あ・・・っ」
目の前にハサミをもって近づくジローをみて、志乃は思わず声を失う。
「もうガマンできねぇ。早く剥いじゃおうぜ・・。」
「うわっ、やっやめろ!!!」
709 :
大塚志乃:2007/05/30(水) 22:23:24 ID:QCrFbLFD
志乃が拒絶しようとも、ジローはお構いなしに濡れたTシャツを切り裂いていった。
ジョキ・・、ジョキ・・。
切られるたびに、志乃に背中に悪寒が走る。
脇から切り裂かれ、Tシャツを剥ぎ取られると、いままで覆い隠されていた志乃の乳房が男たちの前に現れる。
「おお!! コイツ巨乳でいてすげーいい形してんじゃん!!しかもけっこーカワイイ乳首じゃね??」
男たちの卑猥な言葉に、志乃は思わず俯いてしまう。
そしてそんな男たちの眼前に晒されている自分の大事な胸を、
少しでも隠したい気持ちでいっぱいになっていた。
続きけてスカートも切られ、剥ぎ取られた。
志乃はショーツ一枚のみで、秘部だけを隠しているだけの姿になってしまった。
男たちに視姦され、志乃の顔が赤く染め上がる。
(・・あれ? 俺はなんでこんなに恥ずかしいんだ・・。)
そのとき、志乃は自分の中で芽生え始め、そしてうずまいている感情にふと気づき、戸惑いを覚えた。
恥ずかしい姿のまま拘束され、男たちの視線に晒されることで、
女としての羞恥心が芽生え始めていたのだ。
「んー!!うぅーっう"ぁあああああ!!!」
そのとき、突然、一際大きな叫び声が聞こえた。
志乃は慌てて由衣の方をみると、
由衣は動けない身体でせいっぱい反り、ギャグの隙間から叫び声とヨダレが溢れていた。
その両目からも涙が溢れたまま、
そして電池が切れたように気を失ってしまった。
「あーあ、どうやら深くイッって、そのまま気絶したようだな。」
シンジが淡々と事実だけを言う。
「おい!!もう由衣にひどいことしないでくれっ!!」
志乃は由衣のことを思うと辛くたまらない、必死に哀願する。
710 :
大塚志乃:2007/05/30(水) 22:24:24 ID:QCrFbLFD
それをみて、シンジがニヤリとし、イヤらしく答える。
「じゃあさ、口の悪いオマエがさ、一言、女らしいしゃべりかたが出来たら、あの由衣って女のローター止めてやるよ。」
それを聞き、志乃はなんにでもすがるような気持ちになっていた。
「なんでも言う!!だから由衣を・・。頼む!!」
そうだな。じゃあさ、オマエ、志乃っていうんだろ? じゃあこう言えよ。、
”お願いします、私のヒモパンを剥ぎ取って、Hな志乃のオマンコをみてください。”
ってな! クククッ」
「なっ・・、そんなこと・・。」
それを聞き、志乃は真っ青になる。
「言えないならいいぜ。気を失っているなら、また無理やり起こすぜ?」
「わ、わかった。」
志乃はなりふりかまっていられなかったのだ。
「え・・と、お願いします。わたしの、 ひ、ヒモパンを剥ぎ取って・・・え、えっ。」
「はーやーく。あの女また苛めるぞ。」
「まっ、ぅ、えっちな志乃のおまんこをみてくださいー!! あぁぁ・・・。」
志乃は一気に言い切った。そして自分の言葉に、顔が熱くなるのを感じる。
自分を「私」といい、卑猥な言葉を言うことで、志乃の被虐心が徐々に燻り始めてきている。
「はーい。よくできましたー。」
シンジは満足げに由衣に近づき、ローターを外し始めた。
両乳首から剥がし、アソコに詰め込んであるローターを抜く。
すでに股間の部分には、さきほど放たれた精液にまざった愛液で、グショグショに濡れていた。
711 :
大塚志乃:2007/05/30(水) 22:25:49 ID:QCrFbLFD
このとき、シンジの中でドス黒い欲情がふつふつと燃え上がっていたのだ。
それは、気の強い志乃に恥ずかしい発言をさせたことで、征服感が芽生え始めていたのだ。
(この気の強い女をもっと屈服させてやるぜ・・。)
「さてと、次はオマエの番だな志乃。よしジロー、左右から引っ張ろうぜー。」
ジローとシンジが志乃の左右に移り、それぞれショーツのヒモを掴んだ。
それに併せて、正面にタクがカメラを持って構える。
それをみて、志乃は怯えたように言う。
「イヤっ、と、撮るな。や・・やめてくれ・・。」
「それ!」
掛け声とともに、左右の結びが外れ、志乃のショーツが外れ落ちる。
志乃の、まだ由衣にしかみせていない一番大事で恥ずかしい部分を、
えたいの知れない男たちに晒してしまったのだ。
「ひょー!!オマンコ開帳!! いいねぇ!いい感じ!!」
「淫乱女だと思ったけど、あんまり使ってなさそうだな!」
「タク、ちゃんと撮っているよな?」
「おぉーまかせろ!今アップで撮るぜ。」
志乃の恥ずかしい箇所に、タクがカメラで近づく。
志乃はたまらず、下半身で撮っているタクから顔を背ける。
(全部撮られている・・。私の裸が・・。いやぁ・・。)
志乃は羞恥心で顔を赤らめていた。
しかも無意識に自分を、また「私」ということで、余計に被虐心が増しいる。
そんな恥ずかしがる表情も、全てくまなく撮られていた。
投下完了です。
今回は羞恥プレーって感じですかねww
次回、志乃タンは彼らの攻めにどうなるか!?(笑い
リアルタイム乙!
これはwktk!
いいよいいよー(・∀・)次回も期待
投下乙です。
わ、私ゃとてもここまで書けないよ・・。
こちらはソフト系だから仕方ないけどね。
せめて最後は男どもを痛め付けてくれぇ\(`Д´)ノ
TS!…じゃなかった!GJ!
志乃タン編ちょーいいです。次は胸責めかな?
もっとねちねちじらして!
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
俺は>301-651氏の続きを待つぜ
俺は密かに陽の続きを待ち続けるぜ
投下乙です。こういう精神的な責めは良いものですな。
わんさか投稿があって盛り上がってるなかですが
ひっそりと私も、あゆこのお話の続きが出来上がってます。
ただ、例の如くとっても長いので、たぶんこのスレには投下できません・・・
次スレがたったら、またお邪魔します。
マジっすか?は、早く次スレをっ!
待ちきれんぞうぅぅぅ
制限は500KBだっけ?
あと40もないよ
投下が続くとあっという間だなぁ
726 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 15:25:05 ID:fZzP5Cpi
最近保管庫に動きがないな
早く次スレにいって
あゆこの続きを落としたいので、前に書いてぽしゃったやつを投下します。
ぶつ切りだから、この後どうしようかとか考えてもないんだけど、
いい意見があったら考えてくれるとそれはそれでうれしいかな。
たぶん、もうスレは終わりになるから、誰か立ててください。
僕はプロバイダがでかくて、立てられたためしがありません。
「母さん、なんだかおなかが痛いんだけど・・・」
その一言が全ての始まりだった。
14歳、中学3年生の春。
僕、下山和宏は東京の有名中高一貫私立男子校に通う
160センチ、57キロ、見た目も特にさえない、かといって
ブサイクでもないと思う・・・そんな
成績だけは普通の男子よりちょっといい普通の中学生だった。
とはいえ、男子校なんかに来てしまって、
2年ちょっとの間、ほとんど女の子と触れる機会は無かった。
二つ下の妹は、家に友達を連れてきたりもするが
相手は小学生だったし、特に学校の外で塾などにも行っていなかったので
学校が終わって、部活が終わると、家に帰る。
次の日はまた早く起きて学校に行く。その繰り返しの日々だった。
ちょっと、気になっていた下腹部の鈍い感覚・・・
「痛い」と表現するのはあまり適切ではないというのが本音だった。
ずる休みをしようとしていると思われたくなかった。
だから、今まで黙っていた。
「うーん、ちょっと・・・分かりませんね・・・」
医者に仮病のように言われた気がした。
写真をとってもなお「分からない」といわれたのだ。
大きな病院への紹介状をもらわされた僕は、二日続けて
学校も、部活も休むことになった。
「この時期に、休むなんて・・・」
中学生としては最後の大会が直近に近づいているというのに、
正直、痛みというよりただ鈍いだけの感覚で休むことには抵抗があったが
気になって仕方がないほど、「鈍さ」が増しているのも事実だった。
「君・・・下山君、だったね・・・」
大きな病院の先生は、診察室で、深刻そうな顔をしていった。
「お母さんか、家族の方はいらっしゃっていますか?」
どき、とした。
「それって・・・」
この若さで、不治の病?だが、運命はそんなに単純ではなかった。
ちょっと、服を脱いでもらえますか?
「は、はい・・・」
先生は、立ち上がって僕の上半身をくまなく触った。
聴診器が登場するものとばかり思っていた僕は、べたべたと触られて
ちょっと気持ちが悪かった。
少し伸びた髪の毛を首筋でかきあげて、「うなじ」を確認した後、
うなずいて、僕の前に座って、話を続けた。
「下山君・・・君の体は、女の子の体へと変化しようとしているみたいだ。」
「はっ?」
どんな言葉にも驚かないようにと身構えていた僕は、ちょっと拍子抜けした。
「・・・言いにくいことだけども・・・君の感じた、下腹部の痛みね・・・
それは・・・」
先生は僕の下腹部を写したCTやレントゲンを指差しながら説明した。
「急速に・・・子宮って言うんだけど・・・女の人が子供を生む器官が発達して・・・」
僕はあっけにとられたまま、このSFのような話を聞いていた。
「同時に女性ホルモンがものすごい勢いで作られている。君の肌の質がすこしずつ
変わっていることに、気づかなかった?」
いわれてみれば・・・
「筋トレしても、なかなか筋肉がつかなくて・・・それで・・・」
「うん・・・それはもう今までのようにはきついだろうね。君の体は
もう、女性への変化を始めている。」
「なんですか、それは・・・なおせるんですか?」
先生は、少し考え込んでからこう答えた。
「治す・・・治すか・・・何をもって治すというかだね。」
先生の説明では、本来男の体である僕の中に、女性ホルモンが間違って異常なほどはたらくことで、結果的に死ぬことになるという。
それを避けるためには、選択肢は二つ。
「女性化を止めるような手を打つか、それとも、進んで女の子へと変化するか、
考えられるのは大きく分けてこの二つです。」
それじゃ、選択肢じゃないじゃん。
選ぶのは、女性化を止めるような手立てに決まっている。
「ところが・・・」
せんせいは、僕の返答を遮って話を続けた。
「女性化を止めようとしても、止めきれるかどうかは分かりません。
おそらく成功率は4割・・・いや、20パーセントがいいところでしょう。それでも、
普通に男性としての機能を果たせる体に戻れるかどうかは分かりません。
正直、健康な成人男子へと成長できる可能性は、ゼロに近い・・・」
「な・・・それって・・・」
「一方、女性化をこっちで、医療の手でちょっと手助けしてあげれば、
この状態なら、ほぼ完全に女性として生まれ変わることができるでしょう。
外見も、そして、おそらく・・・この症例は極めて少ないのですが、
下手な手を打たなければ、子供すら生めるような完全な女性へと
スムースに変化することができます・・・」
「・・・」
「男子校に通ってらっしゃって、今まで男の子として生きてきたあなたには
つらい選択かもしれません・・・でも、はっきり言って、そういうことです。
男性としての人生にこだわって、死んでしまう可能性が高い方にかけるか
女性に変化することを受け入れるか・・・
最終的にはあなたが、ご両親とよく話し合って決めてください・・・」
「は・・・い・・・」
とはいえ、先生によれば、選択のリミットは「3日後」だという。
僕のからだの女性化のスピードは速くて、想像がつかない。
もし、何の手を打つことなく、子宮が完全に構成されて、
女性としての生殖機能が体の中で完全に出来上がってしまったら、
僕の体の中で初潮が起きて・・・体のなかに行き場を失った血がたまり、
そうなると、生命の危機は避けられない。
3日、3日の間に決めてくれ、ということだった。
男であることにこだわるなら、男性ホルモンの過剰投与で「毒をもって毒を制す」
上に、すでにできてしまった女性としての生殖機構を外科手術で摘出する。
しかし、そのあと、男性としての機能が生き残っているかどうかは分からないし、
とにかく、リスクが大きい。
女性化を受け入れるなら、むしろ女性ホルモンを投与して
女性化を促進する。初潮が起きる前に血を出す方法だけは確保しさえすれば、
数少ないこの症例では、「男性器は、きわめて自然に女性器へと変化する」
という。
そして、その他の体つきや、外面的な変化も、「自然に」進行するというのだ。
「原因は・・・原因はなんなんですか?」
ようやく口にできた言葉は・・・原因が分かれば、何とかなるのではという
わずかな希望をこめた質問だった。
「原因?それが、分かっていないんだ。ただ、ガンとか、ウィルスとか
そんな単純なものじゃないことは間違いない。あえて言えば・・・」
「あえて・・・いえば?」
先生は一瞬僕から目をそらして、深呼吸をしてから、僕に告げた。
「この症状を、病気、と私が言わないのは、いままで何人かの男の子が
この症状を経て、ある人は死に、ある人は意地で男としていき続け、
そして、最近はほとんどが女の子に変わっているが・・・
女の子として生まれ変わる決断さえすれば、まったく普通に生活できるからなんだ。
つまり・・・からだが女の子になりたがってるというしかない。
我々が、医者が、医療が助けてあげられると思うのは、
様々な障害を抱えた男性に留まることではなく、
普通の女性となって健康な体を再び得て、新しい人生を始めることだと、
思うんだ。」
「じゃあ・・・原因は・・・」
「人間は、不思議なんだ。畑の大根だって、同じところで同じように育てているのに、
二股になったり、曲がったりするだろう。君の体は・・・
女の子へ変化するように、育ってしまったんだ。きっかけは、まだ分かっていない・・・」
「分からないんですね・・・」
「そうです。残念ながら。」
要するに、先生は僕が女の子になることを薦めているのだった。
われを失ったまま、待合室で待つ僕に、父と母が飛んできて、声をかけた。
「和宏!」
「あっ・・・」
両親を目の前に、僕は突然涙が止まらなくなった。
はっきり言って、情けなく、そして申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
原因となるような出来事が次々と思い浮かぶ・・・
2週間前に食べた、賞味期限の切れたプリンのこと、3週間前に転んで頭を打ったこと・・・
父が先生に説明を受けている間、僕は母の胸で泣き続けた・・・
それも、そんな風にずっと泣き続けたことも、きっと、女の子へと
僕が変化しつつあるひとつの兆候だったのかもしれない。
かえって、ゆっくりと家族で話し合ったが、
選択肢はひとつしか無かった。
数字や資料は雄弁に語っていた。僕の進むべき道がひとつ、女の子としての人生だと。
釈然としないまま、納得しないまま、僕もとにかく
「女の子になるための」治療に同意したのだった。
だが、その決断は悪夢の始まりでもあった。
普通の男子中学生だった僕の、転落の始まり・・・
お医者さんの言うことは、単に体の健康のことであって
女の子に生まれ変わった僕がどんな人生を送るのかとは無関係なことだと
このときはまだ知らなかった。
「治療」はスムースに女の子に生まれ変わるためのもので、
その日から、女性ホルモンの投与など、「女らしい」体を
積極的に作り出すという、男としては屈辱的なものだった。
ただ、即効で効果が現れてくるというものでもない。
ゴールデンウィークをはさんで、6月の中旬までは、男として
学校に通っても問題ないほどの変化しか出ないという。
そして、予定では6月の下旬に・・・
僕は入院して、「集中治療」と「手術」をうける。
そして、女の子として生まれ変わるのが7月にはいったころだという・・・
その後は、男子校である中学校に通うことはもちろんできない。
今の友人たちとも、あと1ヵ月半でお別れだ・・・
だが、感傷に浸っている暇も無かった。
「これは、女の子として生まれ変わった後の、君の幸せを思ってなんだが・・・」
先生が言うには、当然のことながら、「女の子としてのあれこれ」
を学ぶ必要があるという。
ぎりぎりまで、今の学校に通うことを望んだ僕。
しかし、自分が女の子になることが次第に現実的になっていくにしたがって
男の子たちの中にいることが不思議に、そして苦痛になってくるのだった。
周りには、僕は変わらず男でしかないのに、次第に女の子のそれへと変化していく
僕の体と、心。
少しずつ膨らんでくる、胸。
お尻が少しずつ大きくなってくるのも分かる。
肌は柔らかく、白くなっていって、生えるようになってきたひげも生えなくなっていく。
産毛、としか呼べないようになっていく。
外から見れば、それほど気にならないかもしれない。
でも、自分では少しずつ変わる自分の体が、悔しくてたまらなくなっていった。
そして、男の子たちの中ですごすことがつらくなっていって
毎日、帰ってから泣くようになってしまった。
少しずつ変化していく、僕の心と体。
「和宏、やっぱり最近、調子悪そうだ。」
親友の豪がそんなことをしきりに言ってくる。
「あ、うん。ちょっとな。」
自分の声が、どんなにおさえても少しずつ高くなっているのが分かる。
もう、限界であることは分かっていた。
「豪、俺、しばらく学校これないかもしれないな・・・」
「おい、本当に大丈夫なのか?どこかわるいのか?」
「はは、冗談だよ。」
豪は、同じ小学校から中学受験で入ってきた、大親友だった。
でも、そんな豪にすら、本当のことを打ち明けられなかった。
僕は、一人ぼっちのような気がしていた。
そして、男として生きていくことが完全に限界であると感じた
その日を最後に僕は中学校に通うのをやめて
2日後には、最終的な「手術」のために入院した。
手術の朝、眠ることができずに、親友の豪に「本当のこと」を綴った手紙を残した。
「もし、生まれ変わった俺をかわいいと思ったら・・・」
その先を書くことができないまま、手術の時間がやってきた・・・
「明日の朝、起きたら、それからが君の新しい人生だよ。」
僕は2ヶ月間僕を苦しめたこの病気との闘いが、とにかく終わることのうれしさと
男としての自分が、少なくとも肉体的には完全に消えてしまうことの寂しさを
両方感じながら、オペ室のベッドの上で小さくうなずいた。
上に光るいくつものライトがまぶしい。そう感じた次の瞬間
全身麻酔が僕の記憶を突然中断させた。
そして、次の瞬間、僕は、完全な女の子へと生まれ変わっていた。
そして、その日から、「女の子」として生きるための教育がはじまるのだった。
「これ、着るの?」
母が用意してくれていた、女の子の服。
病院の中できるものだから、ただの女の子用のTシャツと、
女の子用のショートパンツだったけれど、
初めて着る・・・女の子の服は抵抗があった。
「なんだか・・・はずかしいな」
僕は、白いパンティに続いて、女の子用の短パンに脚を通すと、
体が女のこのものであることや、声が女の子のものであること以上に
自分が女の子になってしまったことを実感した。
と、ここまでしかありません。
どうしたらいいか分からないので、この次の展開は
まだありません。
エロなしのまま投下するのは初めてです。
この先、どんな展開を想像しますか?と
読んでくれた人に聞いてみたい気もします。
次のスレができたら、また来ます。
>>734 ある種の魚は、群れにオスが居なくなると、
メスの中からオスになる個体が現れるとか
和宏の女性化の要因は、それと同じように、
男子校と言うメスが居ない環境に隔絶された事により、
遺伝子に刻み込まれた種の保存のシステムが発動したからだと推測
だからどうしたと言われても困るけど、のちの進展のヒントになればw
そろそろ新スレの時期っぽいので
>>1-3 を直した
・dat落ちを削除
・新スレに移行したものを修正
・気づいた新しい関連スレを追加
をしてある。見逃し、間違いあったらツッコミよろしく
742 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 10:48:37 ID:zfRO132K
>>735 乙〜♪えろ一直線だとあゆこ本編と被るので展開がゆっくりなお話が読みたいですね。
>737-741
乙、今480ってとこか
そろそろ次スレ?
>>745 乙
罰として女体化な
しまった、このスレではごほうびだ
ならば皆でレイープだ
じゃあ俺のアナルを使え!!
OK。
>>748を女性化した上でその穴をいただこう。
ウメハラ
751 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 12:24:32 ID:e1d8jbY1
梅
うめ
ここを埋めるの待ってくれたら、穴埋めSS一本書いて投下するよ〜。
15〜6Kならいけそうなので。
女性化の原因、どうやったってその説明の部位が浮いてしまう。
もういっそのこと、そこらへんノータッチだぜとヤケになりそうな今日この頃。
>>753 期待
>>754 不要だと思うなら削るのもひとつの手。
ご都合主義にならないには、裏づけや伏線は必要だけど。
でもまぁ、難しいよなぁ。
説明パートなら浮いても仕方ないんじゃないか?
プロが書いてる訳じゃないんだし。
続き物なら徐々に経緯を書いていっても良いかもね。
背が高くなりたいと思っていた。
クラスでもっとも身長の小さい彼にとって、背丈はコンプレックスの源だった。な
にしろ、女子の誰よりも低い。百四十センチに届かないのだ。
そんなことだから、朝起きたときに妙にベッドが小さく感じたのも無理もない。
「え?」
いつもとは違う寝間着。まるで女の子のようなピンク色のかわいらしいパジャマ。
飛び起きようとして、ベッドから転げ落ちそうになる。
「わわっ!」
胸がぷるんと震える、なんともいえない奇妙な感じが伝わってきた。
「むっ、胸っ!」
鏡を見ると、そこには……。
「誰だ、って、僕か……!」
髪の毛がぼさぼさの、可愛いが、縦に伸び過ぎた感のある背の高い少女の姿が、そ
こに映っていた。
***
部屋のレイアウトは、一晩でがらりと変わっていたが、壁に埋めこむ形のクローゼッ
トは共通だった。
ベットから降りて壁に近寄り、ゆっくりと引出を開けると、カラフルな布地が目に
飛び込んできた。
幸いなことにスポーツタイプのブラが多かったので、なんとかブラジャーを着ける
ことができた。肩紐付きのブラは女の子初心者の彼にはまだ敷居が高いようだ。何と
なく見ては行けないような気がして目をつぶったままブラを着けたのだが、ふるふる
と震える感覚は何というか、実におぞましいものだった。
「この身長って、でかすぎ……」
どう考えても百八十センチはありそうだ。クローゼットの中にあったブルマやサポー
ター、背番号付きのユニフォームから考えると、どうやら自分はバレーボール部に所
属しているらしい。
高校一年で百八十センチ越え。将来が期待……いや、思いやられる。
次に困ったのはパンツだった。ショーツでもランジェリーでもいいが、とにかく下
着のことだ。女の子らしく、きっちりと畳んできれいに敷き詰められた引出しのパン
ツを見て、彼――瀬尾純(せのお・じゅん)は目眩を起しそうになった。
「もう、いやだ」
女になったことだけでも頭が痛いのに、下着にまで悩まなければならないとは。
「純〜! そろそろ朝練のじかんでしょ!」
階下から姉の声がする。身長のことでいつも彼をからかう、嫌味な姉だった。
「うー……きょ、今日は休み!」
「一年が勝手に休んでいいのかしら?」
「い、いいんだよっ! お姉は黙ってろよ!」
「んまー、なんか今日はいつにも増して御機嫌斜めね」
と言うと、どかどかと足音も高く階段を駆け上がって来た。
「ほら、ぐずぐずしてないでさっさと着替える!」
「うわあっ! お姉、俺の部屋に入ってくるなよ」
「俺だなんて女の子らしくない! パンツなんかそのまんまでいいから、制服に着替
えて! ほら」
無理矢理パジャマの下を剥がされ、持っていかれてしまう。ちなみに、着ているパ
ンツは白とピンクのストライプだった。
制服を放り投げて渡され、早く降りてこないとくすぐるわよと釘を刺してから姉は
軽やかに階段を駆け降りていった。
「うう……み、見られた……」
肉体的には女同士であるものの、純がくらった心のダメージは大きかった。
***
高校は、家から歩いて二十分ほどの距離にあった。
純と同じ中学校から通っている生徒も多く、本当はもう少し遠くの私立高校に行き
たかったのだが、家庭の事情もあってかなわなかったのだ。
「純にゃん、おはにゃーっ!」
ぼてぼてと重い足取りで学校へ歩く純の背後から、突然誰かが飛びついてきた。持っ
ていたカバンを落してのけぞってしまう。
「おわっ、だれ、誰っ!?」
「にゃー。吹雪を忘れるとは純にゃんも冷たくなったにゃー」
吹雪と聞いて思い出した。
高峰吹雪(たかみね・ふぶき)。剣道部の次期エース候補という、同じ中学から通っ
ている子だった。名前は知っていたが、一度も話たことがないので何をどうすればい
いのか、さっぱりわからない。
「お、おはよう」
「うん。おはにゃあ」
といいつつ、背後から純の胸を揉みしだく。
「うひゃああっ!」
「おおっ。今日の純にゃんは敏感にゃ?」
「いい加減にしておきなさい」
また違う声が背後から聞こえてきた。 たぶん、学級委員長の大塚真仁(おおつか・
まさみ)だ。通称、大魔人。怒らせると怖いのだ。
「ほら、純さんも困っているじゃないの」
「困ってないよね? 喜んでるよね?」
純は黙ってぶるぶると首を振った。
見下ろすという角度から人を見るのは初めてだ。
まるで景色が違って見える。吹雪の身長は百五十センチ程度。頭一つ以上違うとい
うことに気がついて、純は驚いた。
「む! 純にゃん、今あたしがちびっ子だと思ったわね?」
「おっ、思ってない。ないっ!」
「ほらほら、部活動の練習時間が迫っているんじゃありませんか?」
「にゃっ! それを早く言うにゃ! 純にゃん、走るにゃっ!」
「う、うん」
吹雪にカバンを手渡され、一足先に走り出した吹雪の後を追いかける。
そして思った。
スカートって、すごく走りにくい……と。
***
バレーボール部で何をすればいいかドキドキものだったが、新入部員がすることは
道具の設置とボール拾い、あとは後片付けだ。
堂々と着替える先輩達に背を向けて、背中を丸めるようにしながら着替えた。
とにかく、恥ずかしかった。下着姿を見られるより、見る方が恥ずかしかったのだ。
ボール拾いとはいっても、かなり体は動かさなければならない。思った以上に体が
動くが、同時に胸や太腿が気になって足が時々止まってしまう。そのたびに、先輩に
注意されて顔を赤くする。
後片付けの時も声をかけられたが、なにしろ名前がわからない。あいまいにうなず
いたりあいづちをうって、適当にごまかしておいた。
「純ちゃん、シャワー浴びてく?」
「え? 俺、あの、私はいいから。着替え持ってきてないし」
「ふーん。背中流してあげようと思ったのに」
「いっ!? いい、いいよ、そんなの!」
顔を真っ赤にして両手を伸ばし、手をぶるぶると振った。
「純ちゃんって恥ずかしがり屋なのね」
などと先輩に言われたが、その表情からは悪意を感じることができない。
なんとも不思議な気分だった。
「あなたには期待をしてるんだからね。将来のエースさん!」
「県大会も狙えそうな逸材だものねー」
などと名前の知らない先輩が下着姿で寄ってくる。甘酸っぱい体臭が純の鼻を襲う。
「失礼しますっ!」
純は制服とスポーツバッグ、そして教科書などが入ったカバンを抱えると、目をつ
ぶるようにしてダッシュで更衣室を出た。
「……純にゃん、ストリップでもするつもり?」
慌てていたので下着姿だった純を困ったような目で見つめていたのは、朝練帰りの
吹雪「たち」だった。
***
(うう、見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた……)
その日一日中、純は下着姿を剣道部員達(男を含む)に見られたことを頭の中で反復・
増幅して延々とリピートし続けていた。
気がつくと、放課後になっている。
授業などろくに頭に入っていなかったが、今日も部活動があるのはわかっている。
参加すべきかどうか悩んでいると、
「純ちゃん」
「あ、先輩……」
男子バレー部のキャプテンが教室に入ってきた。名前はちょっと思い出せないが、
高い身長と今風の甘い顔立ちもあって、かなりの人気者であるということくらいはお
ぼえている。
体の奥、お腹の下の方がじゅわっと熱くなった。
あれ? と思う間もなく、純は近寄ってきた先輩に抱きしめられた。
「今日も待っててくれたんだね」
「え?」
何がなんだかさっぱりわからないが、先輩の腕が制服の裾から上に入ってきてブラ
の上から胸を揉み始めると、パニックは極限まで達した。
「だめ、先輩……誰かに見られたら……」
「この時間は、誰も来ないよ」
「でも……」
理性は否定しているのに、体はいうことを聞いてくれない。すっかり力を失った体
は、先輩の愛撫を受け入れている。甘い声が漏れだし、彼のなすがままに服を剥かれ
てしまう。やがて純は、ころんと床に転がされてよつんばいにさせられる。
「あう、う……」
太腿に何か熱いものがたれるのがわかった。そして背後から、ゆっくりと大きな物
が侵入してくる。
「あ、ああっ! くる、きちゃうっ!」
体の中に異物を突っこまれるおぞましい感触が、純の胸に酸っぱい物を込み上げさ
せた。たまらず床に吐いてしまう。
「うえっ、ええっ……」
「大丈夫かい、純ちゃん! 無理矢理すぎたかな。ちょっと待って」
何かを探す音がして、全裸の純に大きなタオルがふわりとかけられた。
「ちょっと待って。すぐに掃除するから。純ちゃんは服、着れる?」
まだ吐き気はしたが、なんとかなりそうだ。こくりとうなずく。
先輩の方を見ると、学生服ではなくユニフォームに着替えた彼が、掃除道具入れか
らバケツと雑巾を取り出しているのが見えた。
「ごめん、純ちゃん」
「……」
純は黙って首を振った。
ショックだったのはいきなりセックスを求められたというだけではなく、この体が
既に処女ではなく、それどころか何度も彼を受け入れていたらしいということだった。
また吐き気がこみあげてくる。
先輩が床を拭いているそばまで顔を近づけ、また吐いた。
「今日はもう、帰った方がいいね」
「でも……」
「俺から虹村(にじむら)さんに言っておくから。彼女なら、俺と君のことも知ってい
るから」
虹村とは、女子バレー部のキャプテンだ。まさか彼女までこのことを知っていると
は。これもショックだった。
結局、先輩(名前はまだ知らない)に校門まで見送ってもらい、純は早々に家路に就
いた。
***
「ショックだ……」
まだ状況がよく把握できないが、自分が女になってしまったというのは間違いない。
あらためて今入っているお風呂の中で、股間にあるはずのものがなく、あるべきもの
がちゃんとあるのを確認したばかりだ。
生の女性器を見たのは初めてで、その生々しさに純はショックを受けた。それから、
毛の薄さにも驚いた。どうやらこの体は無毛体質に近いようで、産毛のような薄い陰
毛がちょっと生えている他はつるつるだった。
しかし興奮はできなかった。
興奮するよりも、気持ち悪さの方が強かった。
それに、今日の教室でのできごとだ。思い出すだけでまた吐き気がしてきそうだっ
たので、湯船のお湯を手ですくって顔に掛け、嫌な思い出を追い払う。
純は童貞だった。だからこの、「女の純」も処女なんだろうとなんとなく思いこん
でいた。だが、実際にはそうではなかった。いつ、どのような形で初体験をしたのか
はわからないが、この事実も純にショックを与えていた。
それでも、身長は高いが、かなり可愛いといえる顔は本当に自分なのかちょっと疑
いたくなるほど魅力的だった。四肢には適度な筋肉が乗っていて、力を入れると力こ
ぶができるほどだ。なるほど。これなら今朝、吹雪を軽々と追い抜いて学校まで一息
に駆け抜けることができたのも納得だ。
それよりも謎なのは、どうしてこんなことになってしまったのか、だ。
小説などで書かれている異世界の肉体への転位とか、そんなのだろうか。だとした
ら、 この体の元の持ち主である「女の純」の精神はどうなったのだろう。 やはり、
「男の純」の所に行ったのだろうか。
考えても正解にたどり着くはずもない。熱目の湯に長いこと浸かっていたために、
頭がぼうっとしてきたので風呂から上がり、恐る恐る体を拭いて、小さなパンツをは
く。どうしてこんな小さな布切れなのか、理解できない。
リビングを横切って自分の部屋へ行こうとすると、玄関のチャイムが鳴った。
「純ちゃん、ちょっと出てくれる?」
夕食を作っている母親が顔を出して言った。
「はぁい」
バスタオルを肩に掛けて、ジャージ姿のまま玄関へと向かう。他にも部屋着はたく
さんあったのだが、どれも着るには抵抗があり過ぎたので、悩み抜いた末に選んだの
がこれだった。
ととっと廊下を駆け抜け、玄関の扉を開けた。
「こんばんわ。調子はどうかしら?」
そこにいたのは三年生の、虹村キャプテンだった。
***
「こんな時間にごめんなさいね」
「いえ……」
女の子を自分の部屋に上げたのは初めてだった。今は自分も同じ女なのだからかま
わないはずなのだが、純の心臓はどきどきしていた。
キャプテン――虹村ゆかりもまた身長が高い。純よりやや高いだろうか。既に大学
などからいくつものスカウトの声がかかっている。もし、男である純が知っている通
りであればの話だが。
親が持っ てきてくれた紅茶と、先輩が持ってきてくれたシュークリーム(成長期に
は、 ご飯の前の甘いものは当たり前と押し切られた)が目の前の小さなテーブルに並
べられている。
ゆかりはミルクティーを半分ほど飲んで、カップを手にしたまま言った。
「純ちゃん……いえ、純君と言うべきかしら」
「え?」
彼女の言葉に純の心臓が跳ね上がった。
「やっぱりあなたも、女の子になっちゃった口なのね」
「……も?」
「ええ」
先輩はにこりと笑って言った。
「私も、元々は男だったのよ」
「ひえ……あ、すみません」
大きな背を丸めるようにして謝る。
「ほら、男の子ならもっと堂々としてなさい。あ、今は女の子か。どちらにしても、
その体でびくびくしているのはみっともないわよ」
先輩の話によれば、どうやら自分達は平行世界に精神を飛ばされたとかそのような
ものらしい。
「私とあなたが同じ世界から来たかどうかはわからないけれど、同じ境遇の人には何
人か会っているわよ。あなたもね」
「え? そんな人いるんですか」
指折り数えてみたが、両手の指で足りてしまうくらい知っている名前が少ないのが
悲しい。
「えっとね、あなたの彼氏よ。司郎君はね、元・女の子」
「うぶっ……!」
純は口に含んだ紅茶を吹き出した。鼻からも紅茶が垂れ、咳き込んでしまう。慌て
てティッシュペーパーを引き寄せ、散った紅茶と鼻を拭く。
「女の子としての経験はなかったみたいだけど、男の子の快感にはまっちゃったみた
いね。新入部員の純ちゃんを口説き落として、もう毎日のようにエッチなんかしちゃっ
て」
「毎日、ですか」
「毎日よぉ。日曜日なんか、一日中ベッドでしてたみたい。四月のうちに手をつけちゃ
うんだから、司郎君も手が早いわよね」
三つめのシュークリームを一口で口の中に放り込んだ。食べるというより、呑みこ
むと言う方がふさわしいような食べ方だ。
「ほら、残り食べちゃいなさい。でないと成長しないわよ」
「もうこれ以上伸びなくていいです」
男だった時とは正反対の望みを口にしたことに気づいて、純は内心を悟られまいと
シュークリームに手を伸ばした。
「あの……先輩は、男としてその……経験、あったんですか?」
その問いに対して、ゆかりはにっこりと笑って言った。
「それはね、乙女の秘密なのよ」
***
日曜日のデートの帰り道に引きずり込まれたのは、こともあろうにラブホテルだっ
た。顔立ちこそ少し幼くはあるが、化粧をすればなんとか二十歳以上に見える。司郎
先輩(名字は栗本だった)は、そのままで十分大人に見えた。
年上に見えるのがなんか嬉しくもあり、嫌でもあり、なんか複雑な気持ちだ。
「恥ずかしがる純ちゃんは可愛いよ……純粋な女の子の純ちゃんより、ずっと恥じら
いがあっていい」
「そんなこと、言わないでください……」
たっぷりと手や口で愛撫され、身体中が蕩けきってから挿入された。吐き気がまた
こみあげてきたが、前ほどひどくはない。
「せ、先輩って元女の子だったんですって?」
「ああ、ゆかりちゃんから聞いたのか。うん、そうだよ。僕は小学校四年生の時だっ
たな。いろいろと苦労したけど」
ゆっくりと腰を動かし始められると、びりびりとした痺れに似た感覚が体の奥で弾
け始める。
「……んっ」
股間が温かい。喉の奥に何か詰まったようで、息苦しい。それでも、男だった時に
していたオナニーとは全く別の快感がわきあがってくるのがわかった。
ゆっくりと出し入れされているだけで、気持ちがいい。
でも、どうして男に身を任せているのか、自分でもよくわからない。もともと意思
は弱い方だし状況に流されやすいとは自覚していたが、自分でもこれはないだろうと
思う。
「他のこと考えてるだろ」
「……はい」
答えるが早いか、キスをされた。また吐き気がこみあげてくる。その様子を見て
「体は女の子だけど、心は男か。やれやれ、やっかいだな」
「だったら、もうやめてください」
しかし司郎は上に乗っかったまま、退こうとしない。
「でも純ちゃんのここは、きゅうきゅうと締めつけて離さないみたいだけど」
「んふっ」
体を密着されて腰を揺すられるだけで、奥できゅんっと甘い痺れが走る。
「だいぶ奥も良くなってきたみたいだね」
「よくないです」
開かれている足を司郎の下に回して閉じようとするが、彼が股の間に割って入って
いるので、うまくいかない。かえってその動きが、純を気持ち良くさせてしまう。
結局、二時間もの間すっかりと疲れきってしまうまで、純は司郎にもてあそばれて
しまった。体の方はすっかり快感を得ることに慣れているためか、抵抗する気力さえ
奪われてしまったのがなんとも悔しい。
シャワーを交代に浴びて(一緒に入ろうと言われたが、断固拒否した)、服を着る。
時間はまだ一時間以上残っている。まだする気まんまんな彼とちょっと距離を置いて、
椅子に座る。
「俺……というか、女の子の純じゃなくてもこういうことするんですね」
「ん? 純ちゃんは女の子だろ」
「心は男です。それに先輩が好きになったのは女の子の純でしょう? そこに入りこ
んできたよそ者を、変だとか、出て行けとか思わないんですか」
コップに注いだコーラをがぶ飲みし、彼に注がれた唾液の余韻を洗い流す。
「んー。あまり変わらないよ。そりゃあ、ちょっと雰囲気とかは変わったけど、純ちゃ
んは純ちゃんだ。思い出はまた作っていけばいいし」
「……おかしいですよ。先輩も、虹村キャプテンも」
「そうかな。君も家族とはちゃんとやっていけただろ。それと同じだよ。君は純ちゃ
んで間違いない」
「純ちゃんって呼ばないでくれます?」
「じゃあ、純君」
「……瀬尾でお願いします」
司郎は肩をすくめた。
「了解。では瀬尾君。君は家族から怪しまれなかっただろう?」
「ええ、まあ」
「もっとも身近な家族でさえ気がつかないくらいだ。出会ってからまだ半年ほどの俺
に違いがわかるとおもうかい?」
「それはそうですけれど……」
「まあ、いい。これから虹村君のところに行くんだろう?」
「何で知っているんですか」
「彼女から連絡を受けてね。ちゃんとその時間までには送り届けてくれって念を押さ
れているんだ。虹村君は怒らせると怖いからね」
そう言って司郎は純の手を取って立ち上がらせた。
ラブホテルを出る時の気まずさはかなりのものだったが、虹村先輩の家に連れてい
かれて、
「お揃いの匂いなんかさせちゃって。もう」
なんて言われたから、純は顔を真っ赤にするしかなかった。
その後、彼女から何度か受けている女の子講座の中で、司郎にさせられてことを根
掘り葉掘り聞かれ、男が言ったら間違いなくセクハラという言葉を何十回と無く聞か
されて、純は家に帰ると精根尽き果て、そのまま眠ってしまった。
***
「はあ……」
「何を溜め息ついてるのよ」
教室で一緒に弁当を食べながら、吹雪が言う。
季節はすっかり冬モード。
県大会では1年生でレギュラーに抜擢され、ベスト8進出に貢献。クラスの注目も
集めている。
クラスの女の子の名前は全員おぼえたし、一緒に弁当を食べる仲間にもこと欠かな
い。以前と比べれば泣きたくなるほど友人には恵まれている。
男子からも声はかかるが、やはり栗本先輩の存在は大きいようで、つきあってくれ
などと言う人がいないのは精神的にも助かる。
コンプレックスの元だった身長は、逆にまた微妙にコンプレックスを刺激するのは
困りものだが。
「身長が伸びるのがそんなにイヤ?」
「うー。そんなことないけど」