強制女性化小説ない?Part22

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1名無しさん@ボビー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で意思に反して女性化
されるSSを楽しむスレッドです。SSへのコメントや、その他TS系サイト
の情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

■暫定ローカルルール
このスレにおいて適用します。

☆レズスキー及びレズスキーネタは、下記2つの議論スレで。

☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。

※最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、
  暫定措置としてこのスレにおいては、このローカルルールを適用します。
※その他、注意事項は>7を参照。

■議論はこちらへ。
【エロパロ】 強制女性化小説ない? 議論スレPart2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126236723/
【ぴんく難民】 強制女性化小説ない? 論議スレ  2nd
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1126103099/

【前スレ】
強制女性化小説ない? Part20
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122706289/

過去スレ、保管所などは>>2-7を。

2名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:21:29 ID:Rl7rFXzf
【保管所】
投稿SS・イラスト保管庫(※更新停止中?)
http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
強制女性化SS保管庫
http://yellow.ribbon.to/~tseross/

【関連サイト】
画像うp/お絵描きサイト(他TS系スレと共有)
http://tsadult.s7.x-beat.com/
3名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:23:40 ID:Rl7rFXzf
4名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:26:05 ID:Rl7rFXzf
【過去スレッド(2)】
強制女性化小説ない? Part10
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1073483120/
強制女性化小説ない? Part11
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082118582/
強制女性化小説ない? Part12
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086265602/
強制女性化小説ない? Part13
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089199625/
強制女性化小説ない? Part14
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091754078/
強制女性化小説ない? Part14(実質Part15)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091754078/
強制女性化小説ない? Part15(実質Part16)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102851738/
強制女性化小説ない? Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107616523/
強制女性化小説ない? Part18
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112115915/
強制女性化小説ない? Part19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116141918/
強制女性化小説ない?Part21
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127230752/
5名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:35:45 ID:Rl7rFXzf
【TS関連スレッド】

〈エロパロ板〉
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】3話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128085762/
□■□男体化総合スレ□■□
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082339743/
もし理想の女性に生まれ変わったら… その7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116472258/

〈エロ漫画・小説板〉
TSF(性転換)のネット小説について語ろう
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1072090628/
〈エロゲー板〉
性転換(TS)ネタ統合スレッド Part11
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1129980838/
〈半角二次板〉
朝起きたら女の子になっていました Part7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1128748447/
〈フェチ板〉
■ 女に生まれ変わったらやってみたいこと3 ■
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1130061554/
6名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:40:31 ID:Rl7rFXzf
【TS関連スレッドその2】

〈創作文芸板〉
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 13■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103361528/
【リアル?】性転換(TSF)小説【フィクション?】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080607968/
【女性化】少年少女文庫・2作品目【TS/性転換】 dat落ち
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1079268531/
〈ライトノベル板〉
ライトノベルは女装・性転換作品の宝庫♪2冊目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1078005555/
沖田 雅 「先輩とぼく」 part2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1108457321/

〈SF板〉
性転換SFを語ろう
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028624552/
♂♂♂性科学SF♀♀♀工口じゃないよ科学だよ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076908089/
7名無しさん@ボビー:2005/12/07(水) 23:41:08 ID:Rl7rFXzf
【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
 自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
8ボブ富井:2005/12/07(水) 23:42:14 ID:Rl7rFXzf
手間取ってスマソ
不慣れなものでご勘弁を…
9ボブ富井:2005/12/07(水) 23:43:04 ID:Rl7rFXzf
『ひとりぼっちになっちまったな、堀田?』
顔にシニカルな笑みを貼り付けたままバーの奥のカウンターに座り込んでいる堀田を見据
える健さん。顔は笑っているものの目は怒りの炎に満ちている。ちなみにカウンターには
さっき健さんがブッ飛ばした男が2人ほど尻を高くあげた間抜けな格好で倒れ込んでい
る。
『なにもんだてめえ…?』
堀田は凶悪極まりない、まるで狂犬病にかかった犬のような表情で健さんに吼える。
こちらもどうやらかなりご立腹のようだ。違うところは顔がまるで笑っていないところだ
ろう。
『人間にお前は人間か?って問いかける馬鹿はいねえだろ?犬にお前は犬か?って問いか
ける馬鹿もいねえだろう?犬は喋らねえしな。
強いてお前の問いに答えてやるとすれば、俺は俺、須々木健だ。文句あるか?』
『そんなこと訊いてんじゃねえ!』
サングラスを捨て怒鳴る堀田。目が怒りに血走っている。
『俺はお前みたいな悪党を倒すために異次元世界からはるばるやって来た光の戦士ってと
こだ。
宇宙刑事ウルトラミラーヤッターセーラー勇者王仮面V3とでも呼んでくれ』
ちょ、健さん…それいろいろ混じってる。セーラーは駄目でしょうセーラーは…
『てめえ…人のこと舐めるのもいいかげんにしやがれ…っ!』
『舐める?舐めたら汚いだろ。お前みたいなのは舐めたくないね、食中毒になりそうだ』
小学生かよ。こんな男を目の前にしてここまでボケるとは流石健さんだな。
つうか健さんやけに性格変わってないか…もっと物静かというか寡黙な人だったのに…
母さんの影響かな…?
『…ま、つまりはお前んとこの組長から依頼受けたんだよ。
「うちの組の下っ端に女クスリ漬けにして体売らして小遣い稼ぎしているクズがいるらし
い。すまないがワシのところに連れてきてもらってはくれないだろうか」ってな。
向こうさん今いろいろと忙しいらしくて、お前にかまっている暇はないが、かと言って放
って置くわけにもいかないってので俺に依頼がきたわけだ。
最初はもう少し穏便に、出来るだけ荒立てずに事を済ますつもりだったが、
俺の友達に手を出したとなると話は別だ。腕の1本や2本で済ますつもりはさらさらねえ』
穏便に事を荒立てずに、ってのは嘘だろう。健さんがそんな悪人を無傷で捕まえたりする
わけがない。
10ボブ富井:2005/12/07(水) 23:43:59 ID:Rl7rFXzf
『…と、言っても別に殺しはしないから安心しな。
悪党ってのは生かしておいて、傷が治ったらもう1度ブチのめす。
そしたら1人で最高3回は楽しめるからな。学習能力のない野郎は4回目になっても更正
する気がねえから、その時は正当防衛に見せかけて速やかにブチ殺してやるのが基本だ』
心底嬉しそうな口調で語る健さん。健さん…恐い人ッ!
すごい理論だ。世界の平和と自分の趣味をミックスした理論だな。
仏の顔も三度までってこと…いや、すでに一度目から仏じゃないけど。
『あのクソオヤジが…ッ!くだらないことしやがってぇ…!
今時ヤクザがカタギの仕事だけでやっていくなんざ、馬鹿馬鹿しいにも程があんだよ!
何のためにヤクザになったのか分かんねえだろうが!小遣い稼ぎして何が悪い!』
『悪いね。とことん悪い。あそこのオヤジさんはカタギの仕事だけでちゃんと暮らしてい
ってるじゃねえか?ま、だからこそ俺の依頼を受けたんだが。
だいたい自分の楽しみの為だけに罪のない女の子を無理矢理犯すゲス野郎が言ってもまっ
たく全然一片も説得力がない。てめえみたいなのがいるから昔気質のヤクザまで暴力団呼
ばわりされるんだよ』
まったく同意です。翔をこんな恐い目にあわせたゲス野郎が悪くないはずがない。
『黙りやがれクソ女がぁ!!てめえはこれで腹ん中抉りまわした後、死体をバラバラにき
ざんでやらぁ!!』
完全にプッツンしたのか堀田は上着のホルスターからナイフを引き抜いた。
さっきのチンピラが持っていたチャチなバタフライナイフとは違いかなり立派な代物だ。
アーミーナイフ…いや、コンバットナイフってやつだろう。なんの飾りもない無骨なハン
ドルから刃渡り9pはあろうかという長い刃が突き出ている。
まったく褒める気にはならないが、さすがヤクザというところか素人目に見てもチンピラ
とは明らかに構えからして違う。
『…ったく最近の若いもんはどいつもこいつもすぐに光り物を持ち出すよな。
そんなもんに頼る前にまずは自分の体を少しは信じてやったらどうだ。
人間の体ってのはな、鍛えたら武器に頼らなくても充分強くなるんだよ。武器使った方が
弱くなるくらいにな』
確かにそうかもしれないが、それは人間の限界を明らかに超えた健さんのような超人だか
らこそ初めて言えるセリフだろう。そもそもこいつらには(俺もだが)自分の体をそこま
で強くしようて気もないし、忍耐力もないし、度胸もない。
『くたばれぇぇぇ!!』
そんな言葉をまるで無視して健さんに刃を突き立てようとする堀田。かなりすばやいし正
確に胸を狙っている。ただ今までの経緯からいっても…
『人の話はよく聞いておくもんだぜ』
…そんな程度で健さんをどうにかできるはずもなく…
“ボキボキィ!!”
『ぎゃひぃあああああああああっ!!!』
獣の咆吼の様な悲鳴をあげる堀田。
健さんは流れるように堀田の突きを避け、そのナイフを持った右腕を捻った。
まるでドアノブを回すような気軽さでただ単純に、なんの技巧もなく、なんの工夫もなく
ただ捻っただけだ。
それだけで堀田の腕の骨は音を立てて折れた。ものの見事に堀田の右腕は軽く360度以
上は回転し、それと同時に小気味いい音が響いた。
11ボブ富井:2005/12/07(水) 23:44:44 ID:Rl7rFXzf
まるでボロ雑巾のようになった堀田の右腕。それでもナイフを離さないところだけは尊敬
に値するかもしれない。いや、もしかしたら離さないのではなくて離せないのか。
『ひぎぃぃ!てめへぇええ!』
痛みのせいか呂律がうまく回ってない。口からは舌をだらしなく出し、その表情はとても
人間のものとは思えない。
それに対して健さんは涼しげな笑みを浮かべている。
『喋らねえ方がいいぞ。舌噛むからな』
今度は堀田の左手を握る健さん。
『きゃ、男の子と手をつないじゃった♪』
“ベキィ!”
手を握ったまま左足を蹴る。これまた小気味いい音を立てて骨が折れる。
『ぎひぃぃぃッ!!』
体を支える足が折られたんだから普通ならここで倒れるのだが、健さんが左手を強く握っ
たままなので倒れるに倒れられない状態だ。これは逆に辛い。
『おいおい、せっかく手をつないでやったんだからもう少し嬉しそうにしろよ。
まあ、俺がお前の好みじゃねえんだったらしかたねえが、それでも少しは気を利かせるべ
きだろ』
パッっと握った左手を離す健さん。堀田は床に崩れ去る。

『もうこれで勘弁してやるから大人しく俺についてこい。片足でも何とか歩けるだろ』
そう言って背中を向ける健さん。ちょっと…それは無防備なんじゃ…?
『ひ…ひひ、油断してんじゃねーぞクソアマァ!』
案の定、堀田はナイフを左手に持ち替えて健さんの背中に襲いかか…
“ベキ”
『ああ??』
…ろうとしたが何故かナイフを持った瞬間、ナイフの刃がボロボロと崩れさった。
まあ、何故かって言っても理由は1つしかないが。
『ああ、言い忘れてたけど、そのナイフ使えないようにしておいたから…』
いつの間にか健さんは振り返って、呆然としている堀田の前に仁王立ちしていた。
拳をポキポキとならしている。
『ひッ!!』
健さんは右腕をゆっくりゆっくり振り上げる。ギロチンの刃がゆっくりゆっくりと上がっ
ていく。そのギロチンの柱の間に寝かされた堀田にとっては悪夢の様な光景だ。
『…ま、ま、待て!もう勘弁するってさっき…』
『自分を知れ。そんなオイシイ話が……あると思うのか?
お前のような人間に…』
堀田の弁解とは関係なしにギロチンは最上段までつり上がった。あとは落ちるだけだ。
健さんは堀田に向かって極上の笑みを浮かべて…
“グシャアァァ!!”
…ギロチンを振り落とした。
12ボブ富井:2005/12/07(水) 23:46:07 ID:Rl7rFXzf
てなわけで再投下
つうかさっさとエロ書いてください俺!



全裸で
13名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:47:36 ID:TIibVgd+
あんたも全裸かよ!
14名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:48:14 ID:Stv5nQi9
新スレ乙

アンドGJ!
15名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:48:23 ID:LXG5fM1O
即死防止

全裸で
16名無しさん@ピンキー:2005/12/07(水) 23:57:38 ID:OD2i46Gv
神GJ!
スレ立て乙!


全裸で
17名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:01:16 ID:6jPE9pr/
ミストバーン乙


半裸で
18名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 00:33:59 ID:d34Pt8pF
ボブ氏、スレ立て乙&GJ!!
エロ楽しみにしてます。

全裸で。
19名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 10:31:37 ID:X25sC3hM
ボブ氏乙ですっ。
つ、次がエロ展開ですか?待ちます。

全裸で。
20名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 12:22:21 ID:8YQwNUIn
続きがでないな、と前スレ必死に更新してた('A`)
21名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 17:15:13 ID:E9/VY2qQ
同士( ´_ゝ`)´_ゝ`)

全裸で更新してたよ・・・
22名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 17:57:20 ID:UV09d/1d
じゃあ、私はこれだね。







っ メイド服 フリルつきで
23名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 19:33:56 ID:ZFmqjgF8
あと3時間くらいか。
そろそろ脱ぎ始めておくか。
24名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 21:00:33 ID:hUWbx1pt
俺も必死に更新&感想書き込もうとしてた…
スレ立て乙!
投下超GJ!
これからが楽しみ
ずっと待ってます

全裸で
25ボブ富井:2005/12/08(木) 22:04:26 ID:kmziZlC6
『てへ…やりすぎちった♪』
舌をペロっと出してお茶目に笑う健さん。やりもやったり14人。周りには男たちの無惨
な亡骸(生きてるけど)が転がっている。バーの微妙に薄暗い雰囲気と相まってまるで墓
場のようだ。ちなみに堀田は…その、表現するのも難しい顔になっている。鼻の形は変わ
り、頬を真っ赤に晴れ上がり、目の下には無数のアザが出来ていた。お金のかからない整
形手術は後遺症が激しいな。あまりオススメできない。
…重ね重ね言うが、みんな生きてますよ…たぶん。
『「てへ」とか言わないでください…』
『たまに俺もお茶目したい時があるんだが…やはり似合ってないか…?』
申し訳なさそうに顔を伏せる健さん。似合ってる似合ってないというか…
『いえ、すごく可愛かったです!』
ものすごく、最高に、すばらしく、美しく、綺麗で、これ以上ないくらいに可愛かった。
案外こういう少女みたいな仕草も似合うんだな。さすが絶世の美女。
そこに痺れる!憧れるぅ!
『そうか…いやなに、先生や雪彦の奴にもう少し女性らしい仕草をしたほうがいい、と言
われてな。それで、女性らしい仕草ってのはどんなものなのか今は勉強中なんだ』
なるほどね、たまにはいいこと言うじゃないか母さん。でも俺は今の男らしい健さんも好
きだけどな。それと…
『言うのが遅くなりましたけどありがとうございました。また助けて頂いて…本当に助か
りました。お礼を言っても言い尽くせないくらいです』
『いいってことよ。俺の方も仕事がいっぺんに2つも片づいて助かったからな。
逆にこっちがお礼言いたいくらいだよ』
『そんな、とんでもない。
……それより2つって?』
堀田のことは分かるが、あともう一つはなんのことだろう?それに関しては俺はなにもし
てないと思うけど…
『堀田のこととは別件に、ある女子高生を娘に持つ親御さんから
「娘がレイプされたみたいなんだが、どうしても詳しいことを話してくれない。やった犯
人を見つけてはもらえないだろうか」って依頼を受けてたんだ。
まあ、話たがらないのは当然だろう。おそらく写真を撮られて、「警察に喋ったらバラま
く」とでも言われたんだろうな。最近はインターネットってもんもあるから、ヘタをする
と世界中に自分のあられもない写真を公開されることにもなりかねない。
恐い世の中になったものだ…』
つまり…
『それがこの連中の仕業だった…と?』
『そういうことだな。まさかこっちの一件にも堀田が絡んでるとは思ってもなかったけど
な。やれやれ、ホントにゲスな野郎だよこいつは…』
そう言いながら健さんは気絶している堀田の顔を靴の先でコンとつく。
26ボブ富井:2005/12/08(木) 22:06:04 ID:kmziZlC6
『ま、そんなことより…』
健さんはシニカルな笑みを浮かべてくいっと俺の横を指さす。何だ?
“がばっ”
『うわっぷ!?』
いきなり翔に抱きつかれた。これはいったいどういう…??
『バカ野郎!あぶねえマネしやがって!』
“ぎゅ”
『いた、いたたたた!』
まだ体の方は全身軋んでるのにそんなに強く抱きつかれたら…あ、でもちょっと胸があた
って気持ちいいかも…って何考えてんですか俺!
『あっ!わ、悪りい…』
俺が痛がってるのに気付いたらしく離れる翔。ふと、見ると顔に涙の筋がいくつも出来て
いた。
『…い、いや大丈夫だ。でもあんま強く抱きつかないでくれ』
『じゃ、じゃあこれくらいでいいか…?』
『あ、ああ…』
そう言うと今度はさっきより優しく俺を抱きしめる翔。
暖かいな。それになんかいい匂いがする。これが女の子の匂いってやつか…
『なんであんな無茶なことしたんだよ…俺がどうなろうがお前には知ったこっちゃないだ
ろうが…』
『そんなわけにはいかないだろ。お前は俺の大事な家族だからな』
『だからって無茶しすぎだ。もっと自分を大事にしやがれバカ!』
『そりゃ自分のことも大事だけど…翔の方がもっと大事だ』
…って何言ってるんだ俺。ちょっと今のセリフはくさすぎるぞ。
こいつはくせぇ!キザ野郎の匂いがプンプンするぜぇ!
こんなこと言ったらまた翔に…
『………バカ』
さっきよりも少し力を入れて俺を抱きしめる翔。
……あれ?
そんな俺たちの様子を見ていた健さんが意地悪な笑みを浮かべている。
『しかし今日のお前はなかなか格好良かったぞ。“愛しの彼女”を助けるためとはいえ、
勇敢にもあんな危ない連中の中に突っ込んでいくとはな。
助けが来ると分かっていてもなかなか出来ることじゃない』
“愛しの彼女”の部分を強調して言う健さん。な、なにか勘違いなさっているようで…
『な!なな…!?』
それを聞いて俺をがばっと離す翔。何故か顔が真っ赤だ。
『ち、ちち…違いますよ。俺はこいつの彼女なんかじゃなくて!』
『そ、そうですよ!彼女じゃなくて妹です!さっき電話で話したじゃないですか』
俺も妙に顔が熱い。ボコボコに殴られたせいだろうか…
27ボブ富井:2005/12/08(木) 22:06:45 ID:kmziZlC6
『しかし彼女を妹って呼ぶだなんてお前もずいぶん変わった趣味してるな…』
『なんで彼女を妹なんて呼ばなくちゃならないんです!』
『…なんだ?違うのか?』
『『違います!!』』
思わず翔とハモってしまった。しかし健さん…彼女のことを自分の妹だ、なんて言う人な
んて普通いないでしょう。なんでそんなことを…
『ふむ。おかしいな?以前電話したとき、
「貴志がこの年になって彼女が出来ないのはきっと近親相姦が好きだからだわ。
でも私に興味はなさそうだし。おそらく実の妹か姉ってシュチエーションが好きなんでし
ょうね。良かったわ、娘生まなくて…あ、でもそれはそれで…」と先生が話していたから、
てっきり彼女のことを「妹」と呼んで自分の性欲を満足させているのだと思ったんだが』
母さん……アンタって人は…相変わらず…
「それはそれで」って…なんだ?何を言おうとしたんだ!?
『あの人の言うことを真に受けないでください。口から出る言葉の80%は嘘ですから…』
つうかそんなに実の息子に恥じをかかせたいのか!もしかして最近近所のおばさんが俺の
ことを変な目で見るようになったのは、また母さんがくだらないことを吹き込んだせいな
のか!?やってくれる、やってくれるぜ、あのおばさん!
旅行から帰ってきたら俺がたっぷり説教してy……出来ない。出来ないよそんなこと…俺
死ぬじゃん…畜生!なんて理不尽な世の中だ!
『80%嘘ってことはないだろう。俺はあの人からたくさん大切なことを学んだしな。
すごい人だよ、あの人は…』
遠くを見るような目で語る健さん。
そうなのだ。始末が悪いことに健さんは母さんのことを尊敬している。昔いろいろあったみたいなんだが、詳しい理由は俺には分からない。
でもそのおかげで健さんと雪彦さんいう素晴らしい人たちと知り合えたわけであって…感
謝すべきなのかどうなのか…
28ボブ富井:2005/12/08(木) 22:07:36 ID:kmziZlC6
『それじゃ、そろそろ次の作業に移るか…』
次の作業?
『次の作業って何ですか…?』
『さっきもう1つの依頼のことについて話しただろ。確かにここにいる連中が犯人だろう
が、これで全員とは思えない。今日ここに来てねえ奴も何人かいるはずだ』
なるほど。言われてみれば確かにそうですね。全員がきっちりここに揃っているとはかぎ
らないもんな。
『なあ?お前、そうだろ?』
健さんは倒れている男の1人に話かける。あれは確か…最初に健さんに投げ飛ばされた奴
か…
『三倉…』
翔が呟く。
『へえ、三倉って言うのか…なあ、三倉くん、話聞いてただろ。
もし知ってたら教えてくれねえかな?』
男はピクリとも動かないが、健さんはかまわず話を続ける。
『後で話を訊こうと思ってお前とあともう1人は気絶させずにしておいたんだ。お前が答
えてくれないならもう1人の方でもいいんだが…
そうなるとお前を起こしておく意味がねえから、もう一発いれてきっちり気絶させるが、
それでもかまわねえのなら?』
『ひっ!?話ます話します!』
そう健さんが言うとさっきまでの沈黙とは一転して顔をあげて声を出す。なんとも情けな
い声だ…
『じゃあまずはそいつらの名前をお姉さんに教えてくれるか?』
三倉と言われた男はペラペラと必死な声喋りだす。ここに来てないものの名前、電話番号、
住所を知ってるものは住所も。健さんは懐から取り出したメモ帳にそれを記入していく。
『俺が知っているのはこれで全員です…』
『そうか。助かったよ』
“ゴン!”
健さんは笑ってそう言うと、当然と言うべきか不要になった道具をすぐに始末した。
こう表現するとまるで健さんが悪党みたいだが、これ以外の表現が思いつかなかったもの
で、あしからず。
そして今度はバーの中央らへんに倒れている男に同じように拳骨をくらわした。
どうやらそいつが「もう1人」だったようだ。
『さて…じゃあ俺は行くわ』
よっこらしょ、と堀田を肩に担ぎ、バーの出口に目をやる健さん。
『もう、ですか…』
『ああ、聞いてのとおり後始末をしなくちゃならないんでな。
俺の素敵な友達が住む町だ。綺麗にしとかなきゃ、駄目だろ?』
健さんは素敵にウインクして微笑む。俺もその素敵な友達に含まれているのだろうか?そ
うだと嬉しいな。
29ボブ富井:2005/12/08(木) 22:08:44 ID:kmziZlC6
『…そういや貴志、歩けるのか?けっこう非道いことされてたみたいだが…?』
『まあ、歩くくらいなら…まだ少し痛いですが、思ったほど酷くはないみたいです』
『骨は折れてないみたいだが…でもそれで家まで帰るのはキツイだろ。送ってやるよ』
確かにここから家までけっこう距離あるもんな。うん、健さんがそう言ってくれるのなら
素直に好意に甘えようかな。
『だったら…』
『ちょっと待ってくれ!』
お願いします、と言おうとしたら横から翔に遮られた。
『その、貴志は俺が背負って帰ります』
『え?でも、健さんが折角送ってくれるって言ってるんだし、それにそんなことしたら翔
がしんどいだけだろ』
健さんは車だろうし、別にそんなことしてくれなくても…
『お、俺は借り作ったまんまってのは嫌なんだよ。
それに俺のせいでそんなになったんだから、お礼ぐらいさせろ』
『だってよ。折角言ってくれてるんだから素直に従ったらどうだ。俺のことは気にするな』
『あ、ええ…だったらお願いしようかな。悪いな翔』
『お、おう。まかせろよ』
だったら翔にお任せしよう。…う〜ん、でも普通これ男女逆だよな。
『ひひ…』
俺たちの様子を見て、愉快そうに笑みを漏らす健さん。
『何かおかしいですか…?』
『いや、なんでもねえよ』
何かおかしかっただろうか…?
『では行こうか?そろそろ雪彦が警察呼んでる頃だろうし、ここのことは警察にお任せし
よう。少年課にも何人か知り合いがいるからこいつらをこってり絞ってくれるように頼ん
どくわ』
さすが健さん。交流関係が深いな。
『にしても貴志、今日はよく頑張ったな。
他の人間からしたら一見して無謀といえるような行為だったかもしれないが、大切な人を
守るために、自らが傷つくことも恐れずに連中に立ち向かった行為は紛れもないお前が持
つの本物の勇気、立派な強さだ。
本当によくやったよお前は。ほっぺにチューしてやりたいくらいだ』
『ほ、ほっぺにチューですか……是非!』
『………』
“ぎゅううっ”
横から翔に思いっきり頬をつねられる。
『いたた!?…じょ、冗談、冗談だって!』
『ふふ、そうだな。ほっぺにチューは妹さんにして貰った方がいいよな』
それを聞いて翔の顔がボッと一瞬で真っ赤になった。嫌そうな顔だな。
しかし健さんも冗談きつい。翔がそんなことするわけないじゃないか。
30ボブ富井:2005/12/08(木) 22:09:29 ID:kmziZlC6
『そう言えば名前を聞いてなかったな。俺は須々木健。君は?』
『あ、えっと上村翔です』
『では翔ちゃんこれからもよろしく。貴志のこともよろしく頼むぞ』
健さんは優しく微笑んで翔に手を差し出す。
『はい』
翔も笑顔でその手を握る。
『しかし「翔」ちゃん、ね。素敵な名前だけど女の子には珍しい名前だな』
そりゃ元々男なんだからしかたない。それに…
『だったら「健」も女性では珍しい名前だと思いますけど…』
綺麗で格好良い健さんにはピッタリな名前だとは思うけど。
『そうなんだが。ま、それには理由があるからな』
理由?
『なんですか?』
『訊きたいか?』
今まで見たこともないような凄みのある笑みを浮かべる。
『いえ、止めときます…』
どうやら訊いちゃいけないことだったみたいだ。人には絶対に訊いちゃいけないことが1
つや2つはあるからな…にしてもちょっと恐かった。
『ま、いつかは話してやるよ。
じゃあな、俺の素敵な友達に新しく出来たこれまた素敵な友達。
次会えるのを楽しみにしてるぜ。お互い今夜は良い夢を』
健さんは歌うように言い残して、来たときと同じく颯爽と俺たちの視界から消えた。
しばらくして車のエンジン音が聞こえ、徐々に遠ざかっていった。
名残惜しいがまた次会えるんだから我慢しよう。
それにしても、相変わらず疾風のような人だったな。
『じゃあ、俺らも帰るか』
俺に手をさしのべる翔。
『ああ、帰ろうか』
俺たちの家へ。
31ボブ富井:2005/12/08(木) 22:10:06 ID:kmziZlC6
あと2、3日でエロまでいけると思います。ホントすいません。それと寒いですから全裸
はおやめ下さい。暖房もない部屋で全裸になるのは俺だけで充分
つうかあんま全裸全裸言ってたら本当にヌーディストと思われるからもう止めとく
32名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:14:00 ID:EOBJ/5LA
GJ!GJ!GJ!
33名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:22:00 ID:IEmWDfTe
いいねいいねいいね〜。翔ちゃん激カワイイ。次回も楽しみナリよ。
34名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:26:06 ID:9XOYwG7e
駄目だ、エロまで焦っては
俺を焦らしてくれ
35名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:30:06 ID:hUWbx1pt
GJJJJJKKJJJ!
36名無しさん@ピンキー:2005/12/08(木) 22:30:55 ID:hUWbx1pt
入力ミスだorz
37名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:21:03 ID:W/2rtkd5
GJ!
もしかして昔健さんも翔みたいに…と考えたのは俺だけか?
38名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 00:40:08 ID:yd7kxX9R
おれもれも
39名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 01:36:41 ID:3wwY4zvD
神乙!GJ!!
40名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 10:55:29 ID:+PIRYkvY
貴志と翔ちゃんのエロエロ
期待してます

GJっ 乙!
41ボブ富井:2005/12/09(金) 22:01:50 ID:AdnpZYeK
申し訳ありませんが今日は投下できません
日曜には一気に投下するつもりですからご勘弁を
つうか職人さん来ないかな。俺もSS読みてえよ…

え?とぅはーと?なにそれ?食える?
42名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:03:33 ID:RqIl5Uaj
俺は東鳩プレイ中ですよ。


全裸で
43名無しさん@ピンキー:2005/12/09(金) 22:43:20 ID:0lQaZzIr
おれもれも

半裸で
プロテクトカカッテナイ… orz
44名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 05:13:50 ID:GkGEyZOs
そこでGALZOOとぱすチャC++ですよ
45名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 19:27:18 ID:abpympW0
そろそろ待機の時間?

全裸で。
46名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 19:29:39 ID:huEH4xE5
昨日駄目で日曜日に一気に投下って書いてるから、明日じゃないのか?
47名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 19:35:21 ID:/LKx5EmT
そうだろうね。大人しく明日まで待っていよう……

全裸で
48名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 19:36:10 ID:5o/R8zRf
いや、今日は普通に投下して、明日に大量投下だろう
そうだと信じたい
49ボブ富井:2005/12/10(土) 20:31:51 ID:n1NpgICR
“おすめす☆たいむすりっぷ”をプレイ中であります。半裸で
エロゲするために死にものぐるいで予定を早く切り上げてきた俺は駄目人間
エロゲするために今日投下出来ない俺は駄目人間
東鳩は知人に勧められ購入考え中であります。PS2版は未プレイであります
50名無しさん@ピンキー:2005/12/10(土) 20:42:54 ID:ZwMUGi68
全裸で投下を待つ男たち。しかし、待ちわびた時間は今日は訪れないようだ…
待っていた者たちのおよそ半分は落胆した。残り半分は胆以外のモノを落として
それどころではなかった。そう、彼らの股間で期待にそそり立っていたモノが
投下ならぬ落花…いや、落下していたのである。

落下した後の股間に残るのは、このスレのお題に沿った器官…そこまで目にしたところで
先ほどまで男だった彼女は、自分が異様な視線で包囲されていることに気づいた。
そうだ、ここには自分以外にも何人もいたんだ。男のままの者も、男を辞めてしまった者も。
そして全員が全裸なのだ……。

#ボブ富井様。エロゲで更に磨き上げられた煩悩の結晶、気長にお待ち申し上げております。
51名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 02:33:21 ID:w+IvyxVK
ほしゅ
52名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 06:46:57 ID:JqFf1KWm
保守age

全裸で
53名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 10:46:26 ID:sSAGrpmm
私も「おすめす」やってます
因みに今はCG、シーン全回収済み。達成率約90%です

感想としてはヒロとのEDが欲しかったです
杏美は最後にしか攻略できないみたいですね(非処女も条件かも)
54ボブ富井:2005/12/11(日) 21:09:14 ID:gJT3TLSK
こうして2人一緒に帰宅するのなんて随分久しぶり…つうか初めてだ。一緒に登校するこ
とはあっても一緒に帰る機会なんて今までなかったからな。
と、翔の背中でしみじみ思う。つうかそれ以前の問題だ、この奇妙な光景は…
(外見的には)か弱い女の子が大の男、しかも自分の身長よりも10p以上は背が高い男
をおんぶしている。
『やっぱり歩くよ。俺、重いだろ』
翔の背中に話しかける。細い背中だ。俺よりもずっと小さくて細い体だ。こんな女の子が
男を背負って息を切らしているなんて理不尽にも程がある。何やってんだ俺…
『へーきだっての!馬鹿にすんな。お前は大人しくおんぶされてりゃいいんだよ』
そうは言っているものの翔の体は小刻みに震えている。声も少しつっかえ気味だ。無理も
ない俺を背負って500メートル近くは歩いているからな。男でもこの距離はつらい。
しかもその間道行く人に好奇の目で見られていたんだから、本人は二つの意味で辛かった
だろう。それに俺も正直恥ずかしいし…
『もう充分だ。痛みもほとんど引いてきたし、なによりこれ以上お前に迷惑をかけたくな
い。お前が降ろすつもりがなくても俺は勝手に降りるぞ』
ユサユサと翔の背中を揺する。まるでだだっ子の様だが俺の体は翔の腕でがっちりと固定
されていて、力ずくで降りようとすれば翔がバランスを崩して倒れてしまう可能性がある。
格好悪いが、こうでもして翔にギブアップさせなくてはならない。
『ちょ、揺するなっつーの!大人しくしてろ!あ、危ないって…わわっ!?』
翔はたまらなくなって俺を固定している腕を放す。よし、作戦通り。
『よいしょっと』
そのまま地面に着地する。約15分ぶりの地は懐かしいぜ。
『ほら、もう大丈夫だろ。折角人間には足があるんだから歩かないとな。
あんま翔に無理させても悪いし…でもありがとうな。正直助かったよ』
『俺は大丈夫だっての!それにこれは俺が借り返してるだけなんだからよ、お前こそ変な
気使うんじゃねーよ!』
荒い呼吸でそう言われてもまるで説得力がない。息が上がってるじゃないか…
やっぱり無理をさせすぎたな。もっと早く降りておくべきだった。反省。
55ボブ富井:2005/12/11(日) 21:10:09 ID:gJT3TLSK
『もう借りなら充分に返して貰ったよ。むしろ俺の方がまた借りを作っちまった…
だから今度は俺に返させてくれ』
『え?』
“ガバッ”
『………!!』
翔を抱き上げる。いわゆるお姫様抱っこってやつだな。しかし思った通りけっこう軽い。
本人は突然のことで声が出ないようだ。
『こ、こら!なにやってんだよ馬鹿!とっとと降ろせ、降ろせって!』
ジタバタと暴れる翔。う〜ん、俺が怪我人だってこと忘れてないか…まあ、本当にもうあ
まり痛くはないけど。
『だから今度は俺が翔をおぶって帰る。これで平等だろ』
『こりゃおんぶじゃなくて抱っこだ馬鹿!いいからとっとと降ろしやがれ!なんで俺が男
に抱っこされなきゃなんねえんだよ、キモイっての!』
もっともらしい意見だが…キモイってのは少しショックだな。
『別にかまわないだろ。今の翔は女の子なんだし、普通は男の俺がこれぐらいするもんな
んだよ』
翔には悪いが実を言うと俺もけっこう恥ずかしかったんだよ、おんぶされて。
大の男が女の子におんぶされてるなんて言葉にするだけでも恥ずかしいのに、実際にけっ
こうな人数に見られたからな。ほんの少しだけ、ほんの少しだけだけどお返しの意味もあ
ったり。
『女扱いすんじゃんねー。それにこんなとこ誰かに見られたら…』
『大丈夫だって。この辺り誰も人いないだろ』
もう町中ではないので幸い辺りには人影はない。けっこう暗くなってるし遠くからじゃ何
やってるかは分からないはずだし。
『そういうこっちゃねえ!ごちゃごちゃ言ってねえで降ろせ、頼むから!』
『じゃあ、大人しくおんぶされてくれるか?』
『う…だ、だからそれじゃあ俺のメンツってもんが』
今の翔にこれ以上俺を背負って歩くなんてことは体力的に無理があるだろ。それに俺の方
はもう大丈夫なんだからそんなことしてもらう意味もないしな。
『だったらこのまま抱っこして帰ってもいいんだけどな。翔は軽いから家までぐらいなら
充分俺も大丈夫だし…』
『…ちっ、分かったよ。分かったから降ろしてくれ。マジで恥ずかしんだよ』
『はいはい、了解』
翔を地面に降ろす。なんかものすごく不満そうな顔してるな。ちょっとやりすぎたか…
でも鉄拳が飛んでこないだけそんなに嫌だったんじゃないのかもしれない。ってそれはな
いか…俺も男にいきなり抱っこなんかされたらすごく嫌だからな、翔が嫌じゃないはずは
ない。
『ほら、どうぞ』
乗りやすいようにしゃがんで背中を差し出す。
『…お、おう』
翔もおずおずと乗る。よし、これは本来の正しい姿だ。やっぱり男が女の子をおんぶする
もんだからな。これは男女差別とかではなく一般論だと俺は信じている。男が女の子にお
んぶされて大人しくしているなんてホント格好がつかない。自分が格好いいとか思って
いるわけじゃなく、単純に人として格好がつかない。
『では参りますか』
我が家まで後約1qほど。暗くなってきたし早く帰ろう。お腹も空いたしな。
くうくうお腹が鳴りました。
56ボブ富井:2005/12/11(日) 21:10:45 ID:gJT3TLSK
『…ったくよ。変なトコで意地っ張りだよなお前は…
俺が珍しく気を遣ってやってんだから、大人しく甘えてたらいいのによ』
背中で翔がグチを言うように呟く。珍しく、って自分でも自覚あったのか…
『まあ、翔の好意は素直に嬉しかったけど、やっぱり男が女の子に頼りっぱなしってわけ
にはいかないだろ』
『…っ、だから…女扱いすんなって!こう見えても俺は正真正銘男なんだからな。
お前背負って帰るぐらいへっちゃだったっての』
『そのわりには膝が震えてたし、息もあがってたみたいだけど?』
“ゴン”
『つつ…こら、この体勢で殴るのはよしてくれ』
後ろから後頭部を殴られる。一応翔は軽く殴ったつもりだろうけど、ちょっとこの体勢で
はきついものがある。
『う、うっせー。今日は調子が悪かったんだよ。いつもなら楽勝だ!』
翔が少し怒ったようにユサユサと俺の背中を揺らす。
『危ないっ、翔、大人しく…』
このままでは今度は俺が翔を降ろしてしまう。
『…あ、すまん』
翔は素直に大人しくなる。てっきり「やっぱり俺がおぶる」とか言うのかと思ったが杞憂
だったみたいだ。翔も本当は楽だから降りたくなかったりして。
『…………』
『…………』
これといって話す話題もなくなりお互い無口になる。いや、話す話題なんていくらでもあ
るんだが、なんか翔の方が黙りこんでしまったので、俺もなに話していいか分からなくな
ってしまったのだが。
う〜む、なに話したらいいのか…
さすがにこの翔が密着したこの体勢でずっと沈黙ってのはいささか居心地が悪い。
『今日は…ありがとな』
『え?』
先に口を開いたのは翔だった。しかも「ありがとう」って…
そんなセリフ、翔の口から初めて聞いた。
『なんだかんだ言っても、お前が助けに来てくれなかったら俺はあいつらにヤられてた。
俺がこうして無事なのもはっきり言ってお前のおかげだ』
『…俺は何もしてない。お前を助けたのは全部健さんだよ』
俺がしたのは誰にでも出来るただの時間稼ぎ。健さんも俺のこと褒めてくれたが、俺自身
そんなすごいことをしたなんて思えない。
『でも、あの人を呼んだのはお前だ。お前がいなきゃあの人は助けに来なかったし、もし
来たとしても俺がヤられた後だったかもしれない。
やっぱり俺を助けてくれたのはお前だよ』
『そんなことないって!俺、何もしてねえもん』
翔がそう言ってくれるのは嬉しいが、結局のところ俺がしたのは連中にボコられたことだ
けだ。
『いや、した!』
『してない!』
『したっていってんだろボケ!』
“ガン”
いてっ!また後頭部を殴られた…
『人が素直に褒めてやってんだから、もっと喜べってんだ。
まったく分かんねえ奴だよな…』
『そりゃ悪かった…』
褒められるのは嬉しい。でも自分で実感が持てないのはしかたないと思う。
俺ってけっこう捻くれた人間なのかな…
57ボブ富井:2005/12/11(日) 21:11:25 ID:gJT3TLSK
『だから俺がその礼をしてやろうって思ったのによ…
お前がああだこうだ言うせいで、結局また俺が面倒かける状態になってるしよ…』
『お礼なんて別にいいって。何度も言うけどそんな大したことしたわけじゃないし…』
正直なところもうおんぶとかされるのは嫌だからな。あれはあまりお礼になっていないし、
見方を変えるとイジメと言えないこともないかもしれない。
『それじゃあ、俺の気が収まらないんだよ!なんか礼させろ!なんでもいいからよ、なん
かあんだろ?』
そんな命令形で言われましても…
「是非、お礼させてください」とかはあるが「なんか礼させろ」とは…言葉と態度が矛盾
してるというかなんというか…
これといって翔にして貰いたいこととかないし…
いや、まてよ…
『これなら…』
ふと、意地悪な考えが浮かぶ。
『本当になんでもいいのか?』
『おう、ドンとこい!』
お言葉通り、ドンと行かせてもらおうか。
『じゃあ、キスしてくれ。ほっぺでいいから』
少し翔をからかってみた。
翔の表情が一瞬にして凍結する。いや、ここからは見えないのだがなんとなく雰囲気とし
て伝わってくる。
『お、おお、お前…っ!?』
停止してから約5秒後、後ろから切羽詰まった声が聞こえてくる。
そうとう混乱しているみたいだな。
『健さんもお前がしてくれた方が俺が嬉しがるとか言っていたしな。
だからほら。…なんでもいいんだろ』
『い、いや…それは』
困ってる、困ってる。ちょっと意地悪しすぎたか…
いくらなんでも男に、しかも俺なんかにキス出来るはずなんてないからな。
無理がある、無理が。
それを分かって言ってる俺もそうとう性格が歪んでいると思うが。
『つ、つうかなんでキスなんかしなきゃなんねーんだよ、この俺が!
変態かお前は!』
まあ、そりゃ変態だと思うわな。マジで言っているのなら。
『冗談だって、冗談。翔がそんなこと出来るハズないと思って、ちょっとからかってみた
んだ。ごめんな』
実はちょっとしてもらいたかったり…
…っとっと、やばいやばい本当に変態か俺は。
翔は男だ、男。外見は可愛い女の子でも中身は男なの。
『…このクズ野郎!人が真剣に言ってやってるのに』
“ゴス”
3発目。相変わらず痛い。
『ごめん、って言ってるのに』
『うっせ馬鹿!』
そんなにポカポカ殴ることないと思うのだが…
58ボブ富井:2005/12/11(日) 21:11:56 ID:gJT3TLSK
『お、いつの間にか…』
気がつくとすでに自宅の前まで帰ってきていた。いろいろやってたから気がつかなかった
が…
自分で歩いといてなんだが、案外早く着くものだな。
『もう家の前かよ…早えもんだな』
翔も同じ感想みたいだな。時間が経つのは早い。
『んじゃ降ろせ。まさか家の中までこのままで行くつもりじゃねえだろ』
『ああ、よいっしょと』
しゃがんで翔を背中から降ろす。お、体が少し軽くなった。
『お疲れさん』
『それはこっちのセリフだっての!
…そういや、俺、結局お前になんもしてねーじゃん』
『最初、背負ってくれたじゃないか。あれでいいよ』
そういうのは気持ちだけで充分だ。何事もまず大事なのは気持ち。どうやら翔は本気で俺
に何かしてくれようと思ってくれてるみたいだから、本当にそれで充分、お腹一杯。
『…あんなもんじゃ何も返せてねーよ』
俺に意地っ張りとか言っていたわりには、翔もけっこう強情だな。
『だから別にいいって。何も返さなくても』
俺は植木鉢の下に隠してある家の鍵を取り出し、がちゃがちゃと鍵穴を回しながら答える。
『俺はよくねーんだよ』
『じゃあキスで』
『……う』
翔があんまりしつこいから冗談を言ってはぐらかす。本当に何も返してもらわなくてもか
まわないのに。
『開いたな』
ガチャ、という音がして鍵が開く。俺は翔の方を振り向いて
『まあ、その話はまた今度ってことd…』
『…ちゅ』
qあwせdrftgyふじこlp!!!!???
『こ、これで…いいのかよ…』
59ボブ富井:2005/12/11(日) 21:12:27 ID:gJT3TLSK
「世界(ザ・ワールド)!!」時は止まった。
これが…「世界(ザ・ワールド)」だ。もっとも「時間の止まっている」おまえには見え
もせず感じもしないだろうがな…

『おい、貴志…?』

い…いったい…何が起こったのだ…やられてしまったのか…?う…動けない…
だめだ…致命傷のようだ。声も出ない。指一本さえ動かせない…

『貴志…?どうしたんだよ、おい?』

今、カイロは…何時か分かんねーや。母さんと良夫さんは今なにをしているのだろう…も
う眠っているのだろうか?ヨーロッパの方と日本って何時間ぐらい違うんだ?

『おい!貴志ってば!』

小山貴志が最後に思うこと…それはヨーロッパのどこかにいるであろう母親と義理の父親
のことではなかった。
両親のことはそれなりに深く思っていたが、最後に浮かんだ「疑問」の前に、両親たちへ
の思いは頭から吹っ飛んだ。

『貴志ー!』

俺の体は多少傷ついているにしろ、誰かに触れられれば感覚で分かる。そもそも傷の痛み
はもうほとんどない。だが、今、翔が俺に何をしたのか、俺の体に触れたのかどうかさえ
分からなかった。
いや、確かに触れたのだ。だが何故俺には…
触れた…誰が…翔が…誰に…俺に……?どこが…唇が……どこに唇に…「唇」

“ドドドドドドドドド”

わ…わかった……ぞ。な、なんて…ことだ…
それしか考えられない……
「キス」だ…翔に…「キスされたのだ」…しかも「唇」に…

『貴志!しっかりしろ、貴志!』

俺は呆然としてしばらく玄関のドアの前に立ち竦んでいた。
60ボブ富井:2005/12/11(日) 21:13:39 ID:gJT3TLSK
現在自分は達成度36%であります。この時点でレズあり男ありで俺のTS魂は満足した
マスターは変態ロリコン性犯罪者。つうかヒロとのエンドはないんですか…残念

ジョジョはもう、なんか…大好きなんで…うん、吊ってきます。半裸で
あと保管庫更新乙です、管理人様

明日修羅場なんでもしかしたら投下できないかもしれません…吊ってきます。全裸で
61名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:21:05 ID:JqFf1KWm
ボブさんGJ!! ずっと待ってたぜ。

全裸でな。
62名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:21:37 ID:+dIwjnWv
マジキスグッジョブ!
合言葉は全裸で!
63名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:48:31 ID:tM4f9E37
64名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:55:09 ID:+/gsWPIc
<丶`∀´>
65名無しさん@ピンキー:2005/12/11(日) 21:55:35 ID:9MOEcQnJ
全裸でキタコレ!GJ!
ザ・ワールドの使い方がイイ!
66 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 01:53:40 ID:V6AOgz7M
ボビー氏に影響されて書いてみました。
このスレの住人の皆さんの好みとは少し違うかも知れませんが、御容赦下さいませ。

67 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 01:54:57 ID:V6AOgz7M
なんか股間が凄く痛かった。
 女の子なんだからそんな直接的な表現しないで、オブラートで包むとかしろよとか言われそうだけど、痛いんだからしょうがない。
 こんなに股間が痛いなんて、そう、わたしがまだ男の子だった、あの時以来だ。
 ☆
 あの時、わたしは、友達から借りたエロ本を見ながら、必死におチンチンを擦っていた。
 あの時のわたしは物凄く必死だった。何故なら、中学の2年生にもなって精通がまだたったからだ。
 友達はみんな、声変わりがすんで骨ががっちりとしてきて筋力も強くなって、無精髭を生やす奴もいたっていうのに、わたしときたら、
チン毛こそ生えてきていたけれど、声変わりもまだで女の子みたいな声だったし、顔も小学生みたいにつるんとしていて鬚なんか生えてくる
気配もみせやしない。もともと華奢だった身体はますます華奢になってきてたし、顔も女の子みたいで、友達と街へ遊びにいくと1日2回は
ナンパされる始末。
 そういうのは全部、今になって考えれば、わたしは女の子なんだから当たり前のなんだけど、当時のわたしには凄いコンプレックスで、
人並みに勃起するんだからせめて射精くらいしないとおいてけぼりになってしまう、そんな恐怖心にかられて、わたしは毎晩必死に
オナニーに励んでいた。
 わたしの身体が、どうも普通の男の子と違うらしいというのは、なんとなく分かっていた。
 例えばオナニーにしても、他の男の子達は、チンチンを擦りはじめると一気にカーっとなって、イって射精すると急に醒める感じみたい
なんだけど、わたしの場合、ゆっくりと気持ち良さのゲージが上がって、一定のピークを越えるとまたゆっくりとゲージが下がっていく、
そんな感じで、それは射精出来て無いからだと思っていたんだけれど。
 そんな感じだったから、あの日、おチンチンが痛くなった時もあんまり気にして無かった。
 あれ、膀胱炎かな?オナニーする前にはちゃんと手を洗って清潔にしてためどなぁ………くらいにしか考えていなかったんだけど、突然
股間を襲ってきた強烈な痛み。
 家中に響き渡ったわたしの悲鳴。
 その時、股間のあまりの痛さに霞んだ目でわたしが見たのは、ぼろっと崩れ落ちたわたしのおチンチンと金玉だった。
68 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 01:56:26 ID:V6AOgz7M
 その後、もちろんわたしはそっこーで入院。
 わたしが実は女の子だったこと、理由は分らないけれど5〜6000人に1人くらいの割り合いで、わたしみたいに本来の性別とは違う
外性器を持って生まれてくる子供がいること、etcノノノを教えられ、2ヶ月の入院。
 退院した後も、『今日から女の子になりました、宜しくお願いします。』なんていってそれまで通っていた学校に通える訳も無く、
たまたま父さんの妹が教師をしている某女子大付属の中学校(もちろん女子校)に転校した。
 そして、そのままエスカレータ式に女子高、女子大に進学して19歳になったんだけど。
 ☆
 なんでこんなこと思い出したのかな。初めて飲んだお酒のせいなのかな。
 ぼんやりとした頭で目を開けると、そこには、裸の女の子がいた。
 緩いウエーブのかかった長い髪、くるくると良く動く大きな瞳、小さくてぷくっとしていて友達に『食べちゃいたいくらい可愛い』なんて
言われる唇、控えめな胸の膨らみ、生理は先週終わったのにアソコから一筋赤い血が………って、わたしぃ?
 わたしは、慌てて跳ね起きた。
 な、なに?ここどこ?わたし、なんで裸なの?
 きょろきょろとまわりを見回すと、この部屋は天井だけじゃ無くて壁も鏡張りで、お風呂とトイレは一応仕切られてはいるけど、何故か
壁がガラスで中が丸見えで………、って、ここって、噂に聞くラブホテル!?
 そして、わたしの隣には、いかにも人畜無害ですっていう顔をして幸せそうに眠ってる男の子が1人(全裸)。年齢は、そう、わたしと
同じくらいだから、19歳か20歳か、そのくらい。身体は細いけれど、ひょろひょろとかガリガリとかじゃなくて、ぜい肉や無駄な筋肉を
そぎ落としたような、しなやかで強靱そうな、スポーツマンタイプ。どこかで見た事ある顔だけど、え〜と、誰だっけ?
 脳味噌をフル回転させて記憶の糸を辿ると、そうだ、尾崎君だ。
 今日、大学の友達に『人数合わせで座ってるだけでいいから』って引っ張って行かれた合コンで知り合った………。
 って、ええ!?わたし、初対面の男の子とHしちゃったの?
 元男なのに!?
69 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 01:57:46 ID:V6AOgz7M
 ☆
 わたしは、男の子が怖い。元男のわたしがこんな事をいうのは変かも知れないけれど。
 友達の中には、『男の子って何を考えてるのか良く分らなくて怖い』って言う子もいるけど、わたしの場合、男の子が何を考えてるのか
分り過ぎるくらい分かってるから怖い。
 男なんて、結局、Hしたいだけの生き物だ。どんなに人畜無害に見えても、酔っぱらってわけが分らなくなってる女の子がいたら、初対面
だろうがなんだろうがホテルに連れ込んで犯ってしまう、そういう生き物だ。
 もちろん、お互いに深く愛しあい信頼しあい、それだけじゃない関係を作り上げているカップルは沢山いるだろうけど、そういうカップル
だってHはする。
 わたしには、それが耐えられない。
 男の子にキスされる、男の子に胸を揉まれる、身体中を舐め回される、、、、そんなの考えるだけでも気持ちが悪い。吐き気がする。
 実際、そうなってしまったのに、今、気持ち悪くもなければ吐き気もしないのは、それは多分、覚えていないから。もしちょっとでも
覚えてたら、わたしはきっと自殺かなんかしちゃうに決まってる。
「う〜ん、双葉ちゃん、そんなこと、いけないよ……むにゃむにゃ………」
 なんだか幸せな夢を見てる人間のクズを起こさないように、わたしは股間が痛いのを我慢しながらベッドからそっと降りた。もし起こして
しまったら、『1回やったんだから、2回も3回も一緒だろ』とか言われて、何度も何度もレイプされちゃうのが目に見えてるから。
 わたしは、バスルームにあったハンドタオルを濡らして、太股に着いた血を拭き取った。ベッドサイドのゲーム機や通信カラオケの端末
なんかが置いてある机の上に、綺麗に畳んで置いてあったわたしの服(当然下着も!)…………これ、尾崎君が畳んだんだろうか(汗)、
………酔っぱらった女の子をレイプするようなクズがこんなことするのかな………?あどけない、赤ちゃんみたいな顔をして寝ている尾崎君を
見てると、なんでだろう………、ああ、男なんか信用しちゃ駄目だよ!実際、犯られちゃったじゃないか!………服を手早く身に着けて、
なんかまだ血が出そうだったので念のため座布団をつけて、バッグと携帯を掴んで部屋から飛び出した。
 ☆
70 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 01:58:52 ID:V6AOgz7M
 夢中だったからどうやってホテルから家まで帰って来たのか良く覚えていないけど、家に辿り着いたのは門限前の11時半だった。
「どうだった?いい人いた?」なんて聞いてくるママとか、「なあんだ、折角ゴムあげたんだからお持ち帰りされちゃえば良かったのに」
とか言ってるお姉ちゃんに、『人間のクズが1匹いました』『お持ち帰りなんかされたら、わたしの精神が持ちません』とか心の中で応えて、
苦虫を10匹くらいまとめて噛み潰したような苦い顔をしたパパの視線を背に受けて、トイレに直行する。
 個室のドアを閉めて鍵をかけ、座布団を確認。うん、変なオリモノは無い。
 よかった、中出しはされないで済んだみたいだ。
 使用済みの座布団を汚物入れに捨てて、洗面所へ。一刻も早く身体を洗わないと。
『あなたも男でしょ。こんなに可愛い女の子をホテルに連れ込んでおいて、本当に休憩だけで終わっちゃうつもり?』
 服を脱ぎながら、洗面台の鏡に映った顔を見た時、そんな声が聞こえたような気がした。
 えっ?
 ☆
 うわぁ。ホテルでの事をどんどん思い出す。
 目の前の尾崎君はものすごく困った顔をしていた。
 初めて飲んだカルアミルクっていうカクテル1杯でベロンベロンに酔っぱらってしまったわたしをどう扱っていいのか分らないみたい
だった。
 実際、あの時のわたしは砂浜に打ち上げられたクラゲのほうがマシだっていうくらい正体を無くしていたから、ホテルで休憩っていうのも
尾崎君にしてみたらそうせざるを得ない選択だったのかもしれないし、それが正解だったのかも知れない。
わたしの酒癖があんなに悪くなければ。
『あなたも男でしょ。こんなに可愛い女の子をホテルに連れ込んでおいて、本当に休憩だけで終わっちゃうつもり?』
 わたしは、確かにそう言った。
 わたしをベッドに寝かせた尾崎君が、何もしないでベッドから離れようとしたから、尾崎君の襟首を捕まえて。
71 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 02:01:02 ID:V6AOgz7M
 なんでこんな事を言ってしまったのか聞かないで欲しいあの時のわたしは、酔っぱらってて、これを言ったのはわたしであって
わたしじゃ無いんだよ〜。
 でも、わたしは、もっと凄い事を言って、やってしまうのだ。
「ちょっと、双葉ちゃん、落ち着いて」
「おっぱいの小さな女の子は嫌い?律子ちゃんみたいにFカップじゃ無きゃ嫌?」
 あの時、わたしはそう言って、真っ赤になりながらもわたしをたしなめようとする尾崎君の手を捕って、わたしの胸に押し付けた。
「ほんのちょっとだけ小さいけど、形と感度だったら律子ちゃんにだって負けないよ?」
「だから、ちょっと落ち着いてって!」
 ここまでされても、まだ、わたしをたしなめようとする尾崎君。
 ゴメンね。人間のクズなんて言って、ゴメンね。あなたは、すっごくいい人でした。
 でも、酔っ払いのわたしは止まらない。
「実物見ないと、分らない?」
 そう言ってわたしは、尾崎君目の前でまずセーターを脱いで床に放り投げた。次にブラウスのボタンを外し始めた時、尾崎君は
「双葉ちゃん、駄目だってば」って、わたしを止めようとして、そして、わたしはそんな尾崎君の頭を抱きかかえて胸に押し付けて
ベッドに押し倒した。
 ここまでされたら、どんなに偉い修行をした人だって理性がぷっつんしちゃう。だから尾崎君も………。
 尾崎君はわたしの身体をひくりかえして、わたしの上で四つん這いになった。
 真っ赤な顔でわたしにキスをして………一回目はわたしの反応を確かめるように軽く触れるだけの、二回目は唇を強く押し付けて、
三回目は舌をいれてきて………わたしの口の中を犯しながらブラウスのボタンを外して胸をはだけさせると唇を離した。
 尾崎君はわたしのブラジャーを脱がそうとしたけれど、ブラジャーのホックの構造が今一つ分り難いみたいで、苦戦しているから、
わたしが自分でホックを外してあげた。
 すると、尾崎君はものすごい勢いでわたしの胸にむしゃぶりついた。
「きゃぁ!」
 わたしは、くすぐったくって思わず声をあげる。
 右の乳首を舐めながら左の乳房を揉んで乳首を手で擦り、左の乳首を舐めながら左の乳房を揉んで乳首を手で擦り、そのたびにわたしも
「ひあぁ」「きゃはっ」とか声が出てしまって。
 キスされて、左右の乳首を乳首を交互に攻められ、それを何回も繰り替えされて、全身が熱くて熱くて仕方が無くなった頃、尾崎君は
わたしのショーツを脱がせて、「すごい濡れてる。」とかそんな事を言ったような気がするけど、頭がぼうっとしてて、その辺は良く
覚えていない。
 クリトリスを舐められて指で弾かれて、軽くイかされたあと、カチャカチャと尾崎君がズボンのベルトを外す音がして………そして
わたしのバージンは尾崎君に奪われた。
72 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 02:02:13 ID:V6AOgz7M
続くかも知れません。
73名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 02:42:09 ID:JJng6KAo
スレ違いでは?
74名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 04:21:37 ID:t62exiu+
オナりながら女になったんスか。
女の状態で女にハァハァしてオナるのなら萌えるなあ。
さすがに男の身体が女にハァハァしても楽しくないもん。
75 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/12(月) 05:53:51 ID:MbHrjxe1
>>73,74
自作を解説するのもアレですが。
一応、主人公の双葉は、5年前の14歳の時に女性化しちゃって現在は19歳。で、合コンで知り合った男の子とセクースして
しまって悩んでいる。
そういう話を書いてるつもりだったのだけど、そういう風に読めませんでしたか?読めなかったら、ダメダメな文章ってことで
するーして下され。
76名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 07:51:36 ID:HudXQvzg
とりあえず
>71 のえろしーんの続きキボンヌ 2発目3発目があると尚良し(・∀・
77名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 12:11:24 ID:+WIZi3Ln
ヒカルタンの大人バージョン?
78名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 13:26:12 ID:DRBfIqpu
>71
強制の要素が見当たらなかったけど、その辺はこれから分かってくると信じて待ってます。
79名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 13:30:36 ID:DRBfIqpu
>78
>67-68で書かれてんじゃん。
どこ見てるんだよ俺…orz
ごめんなさい
80名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 18:00:00 ID:usvYxxz1
>>75
うーん、多分貴方自身が言うとおり需要がないSSだと思う
女性化が過去描写で淡白だから、受け手には主人公が女性化した
男というより、女性として認識してしまう
81名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 18:07:51 ID:S3ujv3Nt
◆fwEqM5TUkg様
GJJJJJJ!!
いえいえ、わかりやすかったですよ
ヒカルたんと似た境遇の人物なんですね
続きも激しく希望です
82名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:10:29 ID:VkhhKPge
>>67-68
仮性半陰陽という設定だったら、外性器が落ちてしまうって事はまずないと思う。
……ちと気になったもので。
83名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:18:04 ID:rHmr5th/
職人が増えるのはよい事でつな(;´Д`)ハァハァ
84名無しさん@ピンキー:2005/12/12(月) 22:25:24 ID:iY0rzZ8m
ここって文字数制限何文字くらいですか?
85名無し@ボビー:2005/12/12(月) 23:44:17 ID:4jPgmVfW
◆fwEqM5TUkg様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
>>75
全然OKですよ。素晴らしくGJですたい
それを言うならボブ富井のも最近のは
TSなのか、ただのツンデレなのか微妙な表現になってますし…
86名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 00:03:18 ID:ZbVUSYah
>ここって文字数制限何文字くらいですか?
約4kbで、全角2048文字(改行は全角3文字分)。
最大行数は60行。
一行の最大文字数はわかんね。
専用ブラウザ使うと、書き込めるかどうかわかって便利だよ。
87380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 01:25:29 ID:GO4U40Ga
壁|・ω・`)コソーリ
88名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 02:06:37 ID:7cwOFI02
おお、懐かしい人が・・・
今年もクリスマス期待しています。
89名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 03:08:26 ID:oXLxTiZA
>>80
同意。
これって最初から女性だったんじゃ???
もう一度、>1を読むことをお勧めする。
90名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 04:28:08 ID:/ZUnpgei
いや、元々女性でもそれまでは男として育った(肉体的にも男だった)んだから、そういった意味ではスレ違いでは無いのでは?

まあ、その辺の主人公の葛藤部分があまり感じられなかったのは同意ですが…
91名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 05:13:24 ID:7cwOFI02
俺もスレ違いではないと思う。
ただまぁ、確かに一番おいしい部分が無いようにも思う。
書かれていない部分が読みたかった・・・
92名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 10:28:04 ID:FruLbfQV
>>90
それは強制女性化じゃないのでは?
93名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 10:35:21 ID:nVpvtiM3
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】3話目
こっちに転載キボン
94 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/13(火) 10:58:27 ID:vslYn5tv
概ね不評ではなかったようでなによりです。
ボビー氏の投下が無い時の繋ぎくらいにはなりましたか。

>>77, 81
 双葉はひかるとは、ちょっと趣が異なるキャラです。
 むしろ、尾崎君が小太郎と同種のキャラです。
 微妙にスレ違いスマソ。>ALL

>>82
 普通は確かにそういうことはないですが、明治時代にそういう例の報告があります。
 もっとも、現実の問題を引き合いにだしてしまうと、仮性半陰陽の人が子供を作る事が可能になる事は
まず無いわけで………、まぁ、ファンタジーですから。

>>85
 他人の作品を引き合いにだすのは良く無いですよ。それに、翔ちゃんがツンする原因はTSだから、
全く無問題でしょう。

>>91,92さんの御不満はごもっともですが、次回投下分以降にその辺のことは盛り込まれる予定です。

>>93
ここじゃなかったら常駐スレ
もし理想の女性に生まれ変わったら… その7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116472258/l50
の方に投下しますので………
95名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 12:31:13 ID:NtG7+2s/
保管庫が充実。管理人さんありがとう〜。
携帯からだとヴァーチャルラヴァーズ13と14、〜天使か悪魔か〜の14と15が3行開けになるる〜(><)
既存作が表示範囲から外れていく辛さ。そろそろPC買おうか。
96名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:01:31 ID:KpnM3U44
97名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 20:31:50 ID:fDvNiEHd
>>94
変性男子、変性女子とかの話であれば、物理的にポロリと取れたってのはないだろう。
変性男子側は、海外の例で女にしか見えない外見だったのがちゃんと男に成長し
子孫を残してる例も報告されてたりする(未発達器官の発達だけで可能)が

変性女子の場合に、存在した男性器が自然になくなるのは、ファンタジー過ぎる。

仮性半陰陽の人が子供を作るのは、見た目上の誤った性としてはありえないが
本来の性別であれば十分にありえるよ。
殆どの女性仮性半陰陽・男性仮性半陰陽は十分に発達した卵巣・精巣を持ってるから

まあ、この辺は本題ではないんだけどな。
せめて、本人は嫌だけど周囲に押し切られて手術する事になって女になったって過去があれば
強制女性化に該当して問題なかったと思うが
誰も強制していない点が、このスレには沿わず、>>93にならあう部分だ。
98名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 21:24:51 ID:s7slTaz/
>>72
男が嫌なら女相手すればいいじゃない。
というわけで次回から女相手を・・・
99ボブ富井:2005/12/13(火) 21:56:55 ID:/zsbpAke
「キス」「口吻」「接吻」
等々、言い方は様々だが基本的には「相手に自分の愛情や尊敬の気持ちを表す」行為だと
俺は思っている。おそらくは世間でもそう思われているはずだ。
しかも「キス」した場所が「唇」ならば、そのキスの意味はほぼ「愛情」に限定される。
愛しい人に自分の気持ちを「キス」という形で伝えるわけだ。
ちなみに俺は今までに異性に「キス」をされたことはなかった。もしかしたら幼い頃に母
さんに「キス」されたことがあったかもしれないが、おそらくそれは「頬」や「おでこ」
にであって「唇」ではないと思う。
俺が言っている「キス」と言うのは「異性として愛している」場合の「キス」であるため、
そもそも仮に母さんが俺の「唇」にキスをしていてもそれはカウントされないわけだが…

ここで本題に戻ろう。問題はつまり「翔」が「俺」に「キス」をした、ということだ、し
かも「唇」に。
翔は俺に助けられたお返しだと言っていたが、それだけで済む問題ではないことぐらい俺
にも分かる。
もし「キス」された場所が「頬」や「おでこ」ならただのお礼、ないし冗談で片づいたか
もしれない。そこなら男が男に対しても冗談でしたりすることもある。実際、俺は以前に
酔った稔に頬にキスされたことがある。あの時は自分でも信じられないほどの速度の連続
攻撃で稔を半日再起不能にしたが…
翔は「男」だ。いや、今は「女」なのだが(しかもとびっきり可愛い)。
いくらなんでも「男」が冗談で、俺つまり「男」の唇にキスしたりするだろうか…?
俺だったら天地がひっくり返ってもしない。仮に相手が外見は美少女でもしない。だって
男だから…
ホモやゲイでもないかぎりそんなことはしない…そして翔はホモやゲイではない。
いや、でも今の翔は女の子だ。頭の中は男だが、身体的には混じりっけなしの女の子だ。
手術をして切り落としたわけでも永久脱毛したわけでもなく、初めから女の子。
…いや、初めからではないのだが…
だったら逆に「女の子」がお礼や冗談で唇にキスしたりするだろうか…?
アメリカとかだったら「キスは挨拶代わりだ」とか聞いたことがあるが、生憎ここは日本
だ。日本の女の子にそんな風習はない。しかも翔だ。翔の性格からしてそんなことが有り
得るはずがない。絶対にない。100%ない。
じゃあ、なんで翔が俺にキスしたかと言うとそれはつまり…
100ボブ富井:2005/12/13(火) 21:57:41 ID:/zsbpAke
『う〜ん…』
俺は玄関前で何分ぐらいフリーズしていたか分からない。頭の中はこれ以上ないくらいヒ
ートだったがフリーズしていた。
本当に俺の中で時が止まっていたのだと思う。間違いなく世界は停止していた。
スタープラチナ・ザ・ワールド。
しばらくしてやっと頭がヒートからホットに戻った(まだクールではなかった)俺はまず
唇に手を触れてみた。翔の柔らかい唇の感覚がまだ残っていて、なんとも言えない気分に
なったわけだが…それも束の間、一気に現実に戻る。
何者かのスタンド攻撃かと思ったが、どうやらそうでもないらしく、しばらく翔のことを
見つめること十数秒、翔はトマトのごとく真っ赤になって先に家の中に駆けだしてしまっ
た。そして部屋に飛び込んだ翔を、合い鍵で部屋を開けてを捕まえて今に至る。
ちなみに翔は抵抗らしい抵抗をすることもなく大人しく俺に捕まった。顔は真っ赤なまま
だ。俺の顔もそうとう赤いと思うけど…
で、現在台所のテーブルに向かい合って座ってるわけです。無言で…
『『あ、あの』』
いかん、声をかけようとしたらハモってしまった…
『どうぞ…』『いや、お前から言えよ』
『『……………』』
双方再び無言になる。さっきからこれの繰り返しだ。お互い何かしら言いたいことはある
のだが、うまく言葉に出来ないというか切り出すタイミングが見つからないというか…
翔は膝の上で手を組んでモジモジして、たまに俺の顔を伺っている。なかなか可愛い仕草
だ。
どうやらこれは本当に…
101ボブ富井:2005/12/13(火) 21:58:22 ID:/zsbpAke
寝子神の言葉が思い出される。
「親愛の感情を愛に変えるために上村翔を女に変えた」
俺は今まで女になった翔が誰が好きなのかとかイマイチよく考えたことがなかった。
おそらくは翔の友達の誰かだと思っていたのだが…もしかして、もしかしてだが…
『あ、あのさ…!』
そんなことを考えていると翔が意を決したように声をかけてきた。まっすぐな視線で俺を
見つめている。
『な、なんですか!?』
思わず敬語になる。
『そ、その…い、今から俺が言うことは全部冗談とかじゃなくてホントのことだからな!
お前も変なチャチャとか入れねえで聞いてくれると嬉しい。つうか俺が喋ってる間は一言
も喋らねえでくれ!すげえビビると思うけど…なんとか何も言わず我慢してくれ!!』
『は、はい!』
翔はものすごく真面目な表情だ。相変わらず顔は真っ赤だけど…
俺もゴクリと唾を飲みこむ。妙に大きい音が耳に響く。うわ、やべ…すげえドキドキする。
『え、あ…あの、だな。その…なんだ…えっと…うん』
翔も俺と同じ、いやそれ以上の状態らしく、うまく言葉が出てきていない。
『う…その、…ああっと…え……あぅ!』
俺と目があった瞬間、ボシュウ(本当に聞こえた)というような音を立てて、翔の顔だけ
でなく耳から首筋から、とにかく全てが真っ赤に染まった。
仮に今までの経緯を見ていない人なら病気だと思うくらいに…
『…翔!?』
『あ、ああ…や、やっぱなし!!今のなし!じゃ、じゃあな!』
椅子からすごい勢いで立ち上がり、ダッと逃げようする翔の腕を思わず掴む。
『ちょ、ちょっと待った!いくら何でもそこで止めないでくれ!』
こればっかりはここで止められるわけにはいかない。
『あ、明日!明日言うからさ!今日はお互い疲れてるみてえだし、も、もう寝ようぜ!』
『今、ここで、お願いします!』
グッと翔の体を抑えて再び椅子に座らせる。肩が小刻みに震えていて、息も荒い。
『ど、どうしても明日じゃ駄目か…?』
『駄目です!』
うう、と唸る翔。いや、俺だってすげえ緊張しているけど、いくら何でも今日こんな気持
ちを抱えたままで眠ることなんて出来ない。
『前田香澄が…』
へ?前田さん…?なんでここで前田さんの名前が出てくるんだ…?
『…お前のことが好きだって』
102ボブ富井:2005/12/13(火) 21:59:14 ID:/zsbpAke
「ACT3 FREEZE!!射程距離5メートルに到達しました。S・H・I・T!」
「……………な!?
このクソカスどもがァ――――――ッ!!」
「“スタープラチナ・ザ・ワールド”!!」
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァッ!!

「そして“時”は動き出す」


『は、はい――――!!!???』
今、なんと仰いましたか!?前田さんが…俺のことを…好き?スキ?suki?
『本人から直接聞いたから間違いねえ。良かったな。月曜にでも告白してやれ。
じゃあな…』
それだけ言うと再び椅子から立ち上がり、台所から去っていこうとする翔。
『ま、待ってくれ!お前が言いたかったのは本当にそのことなのか!?』
そうじゃないだろう!いや、俺にもはっきりとは分からないけど、言ってみれば他人のこ
とであそこまで言い淀む必要はないからな。
『そ、それだけだっての!』
『本当に…?』
『ったりめえだ!』
そのわりにはものすごく満足してなさそうな顔だ。
『じゃあ、なんで俺にキスしたりなんかしたんだ…?』
『う!…そ、それは…その…』
『…翔は俺のことどう思っているんだ!』
言ってしまった。あまりに気になったもので…つい、言ってしまった。たぶん俺も今、顔
が真っ赤だと思う。
『…ど、どう思うもクソも……男のことなんてどうも思わねえよ!俺男なんだからよ…
お前は兄貴、俺は弟。それだけだっての!』
『…今は妹だろ』
『と、とにかく!月曜にはきちんと前田に告白すんだぞ!!絶対だからな!
あと、俺、明日は一日寝とくから起こすなよ!じゃあな』
そう言って今度こそ台所から去っていく翔。心なしか目が潤んでいたような気がする。
…気のせいかもしれないが…
『………嘘つくなよ』
呟いてみた。翔はもうここにはいない。
103ボブ富井:2005/12/13(火) 22:01:11 ID:/zsbpAke
続きます。いいかげんジョジョ止めろ俺
>>85 =俺です。ミストバーンですいません…私が魔王軍最(ry

104名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:02:22 ID:7LD7MPdS
ト・ウ・カ・チュ・ウ
GJ!GJ!
105名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:18:28 ID:Dk2vHjpo
翔ちゃんもACT2から3になるのかねぇ。
106名無しさん@ピンキー:2005/12/13(火) 22:22:30 ID:85QEyDWn
デレ分増加中か。

待ってたよ。全裸で
107380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:25:21 ID:h68zrc70
∧_∧
( ´・ω・) 投下中のようなので、私はお茶を飲みながら待ちますね。
( つ日O
と_)_) _
108380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:49:03 ID:h68zrc70
こないようなので投下開始します。

【警告! 警告!】

 次のレスから始まるSSは、TS物の要素に加えて、

『男による愛撫』『拘束』『淫語叫びまくり』

 などの表現があります。これらの要素がダメな人は読まない方が無難です。
 警告にも関わらずに読んで不快になっても、当方としては責任は負いかねます。

 でも本番は無しです。


 以下、ちらしの裏。
 エロの神様(ほんのちょっとだけ)脳内にキター!
 この「暮内研究所」はシリーズになるかも。このままかもしれないので、なんか中途半端な状態から始まって、中途半端に終わります。
 放り出したままの「因果応報のレイプ魔(仮)」や、鈴の話もなんとかしたいけど、没ばかりがたまってゆきます。いろいろと、とほほー、です。

 今年はクリスマスものをパスしていいかな? そのかわり、お年玉ってことで。
 結構というかかなり相当めっちゃくちゃにヤバイ状況だったり(コミケがらみじゃなくて)するもんで……だめ?
 またしばらく潜行します。では――ぶくぶくぶく……がぼぶぐばっ! がぼぼばっぶばはぐんぁぉッ………(沈黙)。
109380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:49:39 ID:h68zrc70
「博士……暮内(くれない)博士……」
 白衣を着た美女が、無数の書類やディスクの類が乱雑に積まれた、ダブルベッド
ほどもある巨大な机の縁に突っ伏している男の肩をつかんで揺り動かした。体を揺
さぶる度に、机の周りに七つも設置されている液晶ディスプレイのアームがゆらゆ
らと揺れる。ディスプレイだけではなく、キーボードやカメラ、トラックボールな
どのデバイスの他に、何だか正体不明の物も合わせて数十本のアームが、枯れた樹
木のように机から枝を広げていた。部屋はかなり広いようだが、天井近くまでうず
たかく積まれた書籍や謎の機械が視界を塞ぎ、実質的には四畳半程度の広さしかな
い。
「うーん。あ、あと三日ほど寝かしてくれ……」
「そんなに寝たら体が溶けます! 起きてください!」
 背中を平手で叩かれ、机に突っ伏した小柄な男がゆっくりと体を起こした。
「それでは、一週間……一週間だけ寝かしてくれないか」
「伸びてるじゃないですか! いいかげんにしてくださいッ!」
 恐らくは四十代半ばから五十歳くらい。女性と同じ白衣を着ているが、全体的に
薄汚れ、ほころびができている。頭はぼさぼさでフケだらけ。団子鼻に小さな目は、
まるでモグラのようだ。決してハンサムと言える顔ではない。
 対して女性の方は二十代前半。切れ長の澄んだ目をした、息を飲むような美女だ。
ざっくりと着こなした白衣が大部分の体のラインを隠しているが、突き出るような
豊かな胸とヒップは、隠そうとしても隠しきれないボリュームだ。美女コンテスト
に出れば、どこでも入賞間違いなしだろう。
 男は眼鏡を机の上から手探りで探し当ててかけ、しょぼついた目を瞬かせて言っ
た。
「おお、宮坂君か。今日は何日だね」
「九月の三日です」
「……何年かな?」
「二〇××年ですっ!」
110380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:50:06 ID:h68zrc70
 本気で言っているのはわかっているが、天然ボケもここまでくると犯罪的だ。
「いつも思うんだが、宮坂君は怒り過ぎだ。美容に悪いよ?」
「余計なお世話ですっ! ……別に、美容なんかに関心ありませんから」
 バンッ! と両手で机を叩いてから我にかえり、頬をひくつかせながら、長い髪
の毛をうっとうしげに後へ掻き戻す。
「もったいないなあ」
「そんなことはどうでもいいんです。ラボに篭って、もう半月ですよ。そろそろ何
か指示してくれないと、こちらとしても困るんですけど」
 目を細め、低い声で詰め寄る。
 男は、あははと愛想笑いをしてみせるが、彼女には通用しなかった。
「まあ、私としても、また妙なことをしでかされるよりは、篭っているだけの方が
ありがたいんですけどね」
「じゃあ、もう二日ほど寝かせてくれてもいいじゃな……冗談だよ」
 無表情で文鎮がわりに使っている削り出しのチタンインゴットを頭上に振りかざ
されては、さすがに真剣にならざるをえない。
「ところで宮坂君。どこか怪我でもしているのかね」
「いえ、怪我などしていませんが……ちょっと体調が悪いのは確かですけれど。昨
日辺りからお腹のあたりがなんか重くて。さっきの昼食にとった、一昨日の夕食の
残りがいけなかったのかもしれません。さすがにちょっと酸っぱかったですし」
「……ああ!」
 男は何を思いついたのか、左手の平に右拳を叩きつけて大きくうなずいた。
「なるほど、これはめでたい。グレッグにぜひ、赤飯を炊いてもらわねば」
 そう言うが早いか机の上を乱雑にかき回し、コードの付いた電話を土砂崩れした
書類の中から発掘した。ダイヤル式の、しかも恐ろしくレトロな代物だった。
 グレッグとはフルネームをグレッグ・ベイツマンという初老の男性で、彼の秘書
兼執事である。今回の話にはあまり関係ないので、どのような人物かは割愛させて
もらう。
111380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:50:36 ID:h68zrc70
 彼はがしゃがしゃとダイヤルを回し、数秒後に大きな声で話し始めた。
「あー、そう、私だ。宮坂君がね……そうか、うん。さすがはグレッグだ。相変わ
らず、いい仕事をしているね。え? うむ、わかっている。宮坂君には早めに休ん
でもらうことにしよう。それでは、よろしく頼むぞ」
「あの、話が良く見えないんですが。それに――話を逸らさないでくださいッ!」
 彼女が机を手の平で、バンバンと何度も叩いて言った。
「ああ、いや大丈夫だ。それより宮坂君、おめでとう」
「別に祝ってもらうようなことはありませんが。……何か、ごまかそうとしてます
ね」
 立ったまま腕を組んで、じろりと男を睨みつける。
「別にごまかそうなんて思っていないよ。指示書はね、もうできているんだ。詳し
い指示書をメールで送っておくから後で確認してくれ」
 アームに設置されたキーボードの一つを手繰り寄せ、素早くコマンドを打ち込む。
「できているのなら、私の用事は済みました。ですが、たまにはまともに食事をし
てください。あと、臭いです」
 白衣から薬品臭だけではなく、汗や垢じみた肌が醸し出す体臭が鼻を刺激する。
「いや、君も匂うよ」
「臭いませんっ! 毎日シャワーか風呂に入ってますから」
「それでも、下着は替えた方がいいと思うな。いや。その前に、シャワーでも浴び
た方がいい。清潔にしておかないといけない……おお、そうだ。後で診察をしなけ
ればならないね」
「診察?」
 嫌な言葉を聞いて、彼女は眉をしかめた。
「診察って、何を……うわっ! な、なんか足が血ぃっ、血まみれですっ!」
 腿に伝う血にようやく気がついた彼女は、男に背を向けてスカートをまくりあげ
た。そして血の跡を指で触って股間にたどり着き、そこから血が滴っているのを発
見して大声を上げる。
112380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:51:06 ID:h68zrc70
 男は何度もうなずいて、言った。
「生理が始まったのだよ。君は今日から、名実ともに真の大人の女性になったのだ。
おめでとう」
「何ですってぇぇぇぇっ!?」

 -/-/-/-/-/-/-

 彼女の名は宮坂夕樹(みやさか・ゆうき)。二十三歳にして既に博士号を取得し
ている、天才機械工学者だ。大学は飛び級で十四歳の時に某国の名門校に入学し、
十六歳で卒業。博士号を取ったのも三年前の二十歳。正に天才と呼ぶに相応しい。
機械工学だけではなく、人工知能の研究やプログラム技術にも精通しているマルチ
タレントの持ち主だ。
 だが、実は彼女は本当は女性ではない。
 男性なのだ。
 事情を説明するには、まず彼女……いや、彼が師事している人物のことを語らね
ばならない。
 彼の名は、暮内清久郎(くれない・しんくろう)。世紀の大科学者にして、千年
に一人の大天才とも呼ばれている、とてつもない人なのだ。
 彼は何が専門とくくるのがバカらしくなるほど、様々な分野にその才を発揮して
いる。子供の玩具の発明をしたかと思えば画期的な内燃機関の概念を発表したり、
生命科学の神秘の一端を解き明かしたと思えば、大宇宙の真理に思いを馳せつつ健
康食品を開発し、うるさ型の評論家も唸らざるをえない大作の絵を描くといった具
合なのだ。
 まさに、歌って踊れる科学者なのだ。インド人もびっくりである。
 しかし困ったことに、彼は天才にありがちなことではあるが、非常に気まぐれで
あった。一つの研究や分野を極めたことなど、一度もない。何かを極めれば世界が
一転どころか百転するほどの発見をするだろうと期待されているのだが、誰も彼を
コントロールできないでいる。
113380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:51:28 ID:h68zrc70
 そこで白羽の矢が立てられたのが、宮坂夕樹ら、各界の天才達であった。それぞ
れが暮内に働きかけ、研究を進めようというわけだ。様々な国の政府の思惑もあっ
て、多種多様な人材が暮内研究所に送り込まれた。
 だが、彼らのほとんどが三日もたたずに研究所を逃げ出したのだ。
 そのわけは、天才達のプライドがズタズタに引き裂かれてしまったたからである。
彼ら天才達も、超天才の暮内博士に比べれば凡人同然。並外れたプライドの持ち主
である彼らに耐えられるはずがなかった。
 そんな中でただ一人残ったのが、夕樹であった。
 今にして思えば、あの時にさっさと逃げ出していればよかったと思うのだが、も
はや後の祭りである。ちゃんと任期を務めた後に政府から与えられるはずの莫大な
報酬も、彼の頭にあった。
 夕樹は助手として暮内の研究を助けた。博士号を取ったばかりで、まだ二十歳と
若かった彼は、暮内のでたらめなまでの奔放な研究に魅了され、彼の知性に一歩で
も近づこうと努力したのだ。
 天才が努力をしたのだから、その進歩は目覚ましいものがあった。今では畑違い
の生化学や分子工学の分野でも認められつつある。
 しかし、師を信頼し過ぎてしまったのが災いした。
「宮坂君は実に優秀な助手だ。君がいなくては、私の研究が進まないよ」
 などと、間違いなく歴史に名を残す世界的な頭脳に言われて自尊心をくすぐられ
ない者などいるだろうか? ここで舞い上がってしまったのがまずかった。間違い
だった。
 何度か人体実験の検体として博士の実験に協力して、安全性に信頼をおいていた
夕樹は、ある実験で女性へと性転換させられてしまったのである。その後も、必ず
男に戻すからという言葉を信じて、博士の手頃な実験台としていいように使われた。
そして様々な実験や投薬を重ねているうちに、類希なる美貌とスタイルの美女になっ
てしまったというわけである。
114380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:51:55 ID:h68zrc70
 博士の癖を完全にのみこんだ今では、事前に念を押してからでなければ絶対に博
士の実験の被験者にはならないが、女になって三ヵ月間は、ショックのあまり、博
士の言うがままに様々な実験を受けてしまったのが痛恨の極み。おかげで、どこか
らどう見ても完璧な美女になってしまったのだ。
 女から男に戻すことは可能なようだが、今のところきまぐれ極まりない博士の興
味は、まったくそこには無い。夕樹はあの手この手で博士をその気にさせようと手
立てを尽しているが、今のところ彼女、いや、彼の努力は徒労に終わっているので
あった。

 -/-/-/-/-/-/-

「まったく、なんてことだ」
 夕樹は快適な温度に保たれたシャワールームに飛び込み、白衣と服、そして下着
を脱ぎ捨てると、頭から熱いシャワーを浴びた。体中にわきおこるピリピリとした
刺激に、唇を引き締めてぐっと堪える。
 最初はこの刺激だけで頭が真っ白になってしまったものだが、今ではなんとか耐
えることができるようになった。この敏感な肌も博士の作り出した薬の作用による
もので、不感症を改善する薬の実験によるものだった。
 健康体の人に不感症を改善する薬を投薬すれば、当然感覚過敏になる。最初はベッ
ドに寝ているだけでも、シーツとの摩擦で何度も絶頂を感じてしまっていた。身を
よじれば更に気持ちよくなり、悶えれば声を押し殺すのが難しいほど感じてしまう。
おまけにそのシーンが映像として記録されていたのだから、よけいに腹が立つのだ。
 さすがに効果が強すぎると判断されて過剰な感覚は無くなったが、それでもなお、
夕樹の肌は刺激に対して敏感なままだった。完全に薬の効果を消すこともできるは
ずなのだが、投薬の経過を見る必要があることと、博士の興味が別の分野に行って
しまったことが夕樹の不幸であった。
115380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:52:19 ID:h68zrc70
 これに限らず、バストアップをする薬品や食欲を押さえる療法の開発、万人に通
用するセックスアピールの研究や、外科的手段によらない後天的要素によって自然
に容貌を変化させる研究など、様々な実験が夕樹の体によって行われた。
 その結果が、過剰な色気を発散するこの体である。
「自分でなけりゃ、結婚したいくらいなんだけどな……」
 童貞のまま女になってしまった彼にとって、このモデルとも超人気AV女優とも
言える見事な女体は目の毒であり、そして欲求不満の原因にもなった。
 男として欲情してしまっても、どうしても燃え上がらない。ホルモンや脳内分泌
物のバランス、脳のわずかな構造の違いなどがその原因のようなのだが、体のもや
もやとした欲求だけは自慰によって解消することはできる。
 もちろんペニスなど無いから勃起などするはずもなく、男としての妄想を発散す
ることはできない。これは、博士が以前に開発した妄想消化マシーンによってなん
とかなっていた。
 この機械は一種の明晰夢を見せることによって海馬に偽りの情報を伝え、疑似体
験を与えることで欲求不満や精神の問題を解決させるものである。個人に合わせた
調整が必要なことなど諸所の問題があってまだ世には出ていないが、少なくとも夕
樹の役には立っていた。
 記憶の中ではあまたの美女とセックスをした、百戦錬磨の千人斬りの大性豪であ
る夕樹だが、現実は厳しい。限りなくリアルな記憶ではあっても、あくまでも妄想
上での体験だとわかっているだけに空しさもひとしおだ。
「はあ……早く男に戻りたい」
「いやあ。本当にいい体をしているねえ、宮坂君」
「ひぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 背後から突然聞こえてきた声に夕樹は悲鳴を上げた。
「なっ、なっ、何をしにきたんですか、博士っ!」
「ナニってもちろん、診察に決まっているじゃないか。宮坂君が服を脱ぐのはここ
か寝室くらいだからね」
116380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:52:42 ID:h68zrc70
 眼鏡の奥のどんぐり眼(まなこ)が、ぎらりと鈍い光を放つ。
「最近の宮坂君はこうでもしないと、なかなか診察に応じてくれないから。さあ、
そこのマッサージ椅子に座りたまえ、ささっ、ずずずいっと」
「そりゃ、こんな体ですから……って、はっ、博士! 私はシャワーを浴びている
んです。出ていってください」
「君だって男だろう。恥ずかしがることはないんじゃないのかね」
「それもそう……ではありません! プライバシーの侵害です」
 一瞬納得しかけたが、すぐに顔を左右に振って手近にあったタオルを体に巻きつ
ける。胸から膝上くらいまでの長さのある大きなタオルなので、少なくとも隠した
い部分は完全に隠すことができた。
「安心したまえ。君が眠っている間に、何十回となく診察をしている。それに、私
が研究にのみ淫していることは、君もよく知っているはずだ。これは性欲の解消の
ためではなく、研究のため、科学の発展、ひいては人類の明るい未来のためなのだ。
さあ、宮坂君」
「そりゃまあ、博士が私を襲ったりしないことは十分理解していますが」
 夕樹はすすめられるままに、ついうっかりと博士がすすめるマッサージチェアー
に座ってしまった。
 がしがしがしッ、ばちばちぱちんッ!
 軽快な音と共に椅子からベルトが何本も飛び出し、あっと言う間に夕樹を完全に
椅子に拘束してしまった。
「何をするんです博士!」
「こうでもしないと宮坂君は診察させてくれないからね」
「こんなことをするから診察されたくないんですっ!」
 どっしりとしたマッサージチェアーは、夕樹が全力で体を揺さぶってもびくとも
しない。それどころか、暴れるたびに体を締めつけるベルトが増え、ぎちぎちに縛
り上げられてゆくのだ。
 気分はほとんどSMプレイだ。
117380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:53:41 ID:h68zrc70
「博士、これちょっと変じゃないですか」
 無駄だと思いながらも抵抗をしつつ、夕樹は尋ねた。
「ああ。それはだな、先月に……何だったかな、縄師とかいう職業の人と話す機会
があってね。その方に人間の拘束についてレクチャーを受けたのを応用してみたの
だ」
「SMですか! SMですね!? ベルトなのになんで亀甲縛りなんですかっ!」
「まあ、宮坂君。興奮しないでくれたまえ。なんなら洋風モードもあるから、試し
てみるかね。または、瞬間硬化ジェルによるラバープレイもあるが? これはアメ
リカの顧客によるものなのだが、是非とも体験して宮坂君の意見が聞きたいのだ」
「結構です、遠慮します!」
「ふむ、残念だ。では、診察を再開することにしよう」
 あっさりと説得を諦めた博士は、夕樹が座っている椅子の右側にあるボタンを操
作した。背もたれが地面と水平に倒れた。そのままバスタオルの裾をめくり、夕樹
の体の状態を観察する。
「ふんふん。恥毛の発毛状態は変わらないが、ラヴィアはだいぶ発達してきている
ようだね。以前と比べると外部に常時露出するようになっている。色はやや赤褐色
気味に濃くなっているようだな。陰核も格段に発達しているように見えるが……宮
坂君、自慰は週に何度するのかね?」
「してませんっ!!」
「……まあ、後で映像をチェックすればいいことだが」
 ポケットから薄汚れたメモ帳を取り出し、何やら書きつける。
「またですか。また勝手に人の寝室に監視カメラを取りつけたんですか! 二度と
カメラは取りつけないと約束したじゃないですかッ!!」
 夕樹は足をよじらせて抵抗しながら言ったが、すぐに別のベルトが伸びてきて、
今度は両脚を広げた状態にされてしまう。
118380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:54:07 ID:h68zrc70
「カメラは設置していないよ。宮坂君の部屋の壁全体にマイクロマシンを応用した、
可視外光線による微弱発電と無線送信機能を持った映像素子を撒布しただけだ。だ
が、どうも情報処理デバイスの調整がうまくいかなくてね。恐らくプログラムに冗
長な部分があって、処理に過大な負荷がかかって情報伝達が期待値を下回っている
のだろう。宮坂君、後でチェックをよろしく頼む」
「あ、はい……じゃなくてぇっ!」
 博士はしゃべりながら、薄いゴム手袋を両手にはめ、指をわきわきと動かした。
「恥ずかしがることはない。医師の診察に身を任せているだけだと思いたまえ」
「思えません! それに博士は医師免許は持っていないはずです!」
 博士の言葉がいい終わらないうちに即答する。
「宮坂君は最近、どうも短気で困るなあ。ふむ、これも薬の副作用なのかもしれな
いな。どの薬なのだろうか……宮坂君はどう思うかね」
「そうですね。ん、やぁん! は、博士……ちょっと、そ、そこあはぁっ! だ、
ダメですっ、ダメですって、やぁあはぁぁぁぁんっ!」
 ゴム手袋をした指でラヴィアとクリトリスをたっぷりと刺激してから、夕樹のラ
ヴィアを左右に広げ、博士は膣内部の粘膜を指でぐりぐりと擦り始めた。
「はあぅっ!」
「うむ。陰茎との摩擦を補助する、粘度の高い潤滑液が分泌され始めているな。宮
坂君、どうかね」
「どうかって、そのぉ……き、気持ち……いい、です……って、博士、やめ……や
めてください……」
 内腿がぴくぴくと震え、顔ばかりでなく全身が上気してピンク色に染まっている。
はだけたタオルから顔をのぞかせている乳首も、固く隆起していた。
「ふぅむ。性感もだいぶ発達しているようだ。半月前の触診の時よりも反応が早く、
大きい」
「半月、前ってぇ……」
 快感を感じる神経がもっとも集中している部分をこすられているために、夕樹は
息も絶え絶えだ。
119380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:54:37 ID:h68zrc70
「うむ。週に一度は、君が寝ている間に触診をしていたのだよ」
「道理でっはぁ……へ、変な夢を……んっ! そ、こは……み、見るはずだ、とぉっ!
 だ、ダメです博士、そこはぁぁぁぁぁっ!」
「グレーフェンベルグ・スポットと呼ばれる部分だが、どうかな。いや、訊くまで
もないか。非常によく反応している」
 指の第二関節を曲げて、 ドイツの産婦人科医エルンスト・ グレーフェンベルグ
(ちなみに、女性だそうである)が発見したという、略称をGスポットと呼ばれる
部分を二本の指でぐりぐりと刺激している。
「い、ふっ! いやぁっ! は、博士っ! 怖いっ!!」
 体をのけぞらせようとしてもベルトで拘束されているので、顔を左右に振ること
しかできない。
「ひっ、あっ、あひっ、ひっ、ひっ、ひっ……」
「ふむ。その反応は快感によるものからなのか、それとも純粋な恐怖心か。どうか
ね、宮坂君……返事もできないか。困ったものだ」
 と言いつつも指を動かし、Gスポットを刺激する手を休めない。おかげで夕樹は
息も絶え絶えで、しゃっくりのような呼吸しかできないでいる。
「うむ……襞の構造は、触診では際立った変化は感じられないか。いや、薄いとは
言えゴム越しでは微妙な差異を感じるには無理があるな」
 椅子の脇で何やらごそごそしているかと思ったら、銀色に光る器具を取り出した。
いわゆるクスコ――膣内を診察するための器具である。どうやら椅子の中には怪し
げな道具がいろいろと詰まっているようだった。
 ちなみに処女膜は、とっくにこのクスコによって破られている。器具で処女を失っ
たこと自体はショックではないが、それを少し残念に思っている自分に気付き、自
己嫌悪におちいったこともある。
「ちゃんと足を開いていたまえ」
「……やっ!」
120380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:55:01 ID:h68zrc70
 いつの間にかベルトから解放されていたのに気づいて脚を閉じようとしたが、下
半身からすっかり力が抜けてしまって抵抗もできない。博士が当てた冷たい金属の
感触に一瞬体がぴくっと跳ねるが、スムーズに奥へと突っこまれてしまう。
 指とは違う圧迫感と奇妙な挿入感に、ぞくぞくぞくっと背筋を震わせる。クスコ
は何度も挿入されているが、慣れることはない。恐らく、一生慣れないだろう。
「男性との性経験はあるかね?」
 クスコを開いたまま固定するためにネジを回している博士が、膣口を覗きこみな
がら言った。
「あっ……あるわけ、ないじゃないですか……」
「美人なのにもったいない。女性は男性に抱かれると世界が変わるそうではないか」
「気持ち悪いだけです」
 何しろ、心は男である。同性愛者でもない限り男性とセックスをすることに抵抗
があって当たり前だが、ややこしいことに今の夕樹の肉体は完全に女性なのである。
「うーむ。宮坂君くらいの年頃では、平均して十数人の男性と性経験があるという
ことのようだが」
「どこでそんな情報を仕入れたんですか」
「妻が購読している婦人雑誌と、娘が読んでいる若者向け雑誌だが? うむ、健康
的なピンク色でよろしい。陰茎を挿入したら、さぞや心地好いことだろうな」
「い、陰茎だなんて言わないで……ください」
 いつものきつい口調ではなく、声が甘く柔らかいのは、博士の触診が止まらない
からなのは、言うまでもない。
「陰茎がいけないのならば、ペニスでも魔羅でも男根とでも言い替えるが……宮坂
君。診察の邪魔になるから、その、粘液を分泌するのをやめたまえ」
「止められるものなら……と、止めてます……」
121380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:55:23 ID:h68zrc70
 ラヴィアを撫でられ、クリトリスやGスポットを指でさんざんいじられ、ヴァギ
ナにクスコを挿入された上に試験管のような透明な筒を挿入されて刺激されている
のだから、快感を感じない方が難しい。ましてや夕樹は、博士による数々の人体実
験によって、男性との性経験が皆無でありながら極めて感じやすく、そして魅力的
な肉体を持つに至っている。下着の上から撫でる程度のソフトなオナニーしか経験
していない夕樹でさえ、それで充分に熟れた体の欲求を発散できるのだ。
 しかし、博士が性的な欲望で診察をしていないのは、まったく勃起をしていない
ことからも明らかだ。ちなみに博士は不能者ではなく、ちゃんとした一男一女の父
親である。
「うむ。今回はこのへんでやめておくとするか。ここでは充分な検査ができない。
今度はきちんと検査器具を揃えてからにしよう」
 博士は白濁した愛液をあふれさせている膣からクスコを抜き取り、バスタオルで
夕樹の股間と器具を拭ってから椅子のボタンを押し、夕樹の体を拘束しているベル
トを外して立ち上がった。
「は、博士……?」
「宮坂君、無理を言ってすまなかったな」
 拘束は解かれたが、夕樹は立ち上がることができない。体は火照り、顔は薄く紅
潮している。白くなめらかな肌もうっすらとピンク色に染まり、乳首は乳輪ごと、
いつもよりツンと突き出ている。身動きするだけで、体が痺れる。
「おお、そうだ。これを忘れていた」
 部屋を出て行こうとした博士が、白衣のポケットからなんとも冷たそうな銀色に
光る、長さ二十センチほどの物体を取り出した。
「宮坂君、これを試してみるかね?」
「い……嫌ですぅっ……」
 何とか気力を振り絞って夕樹が言った。
 形状は先の丸いルージュケースにそっくりだが、想像通り、博士が取り出したの
はバイブレーターであった。
122380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:55:47 ID:h68zrc70
「とりあえず渡しておこう。これはだね……」
 再び夕樹の座っている場所までやってきて、しゃがんで股間にそのバイブの先端
を軽く押し当てた。
「微弱な電気信号が表面を流れ、快感を一層高める。なにぶん理論だけなので、効
果があるかどうかは今一つ確証が持てないのだが」
 博士の説明も聞かないうちに、夕樹は目をきつく瞑ってうめいた。
「あ……いひぃぃっ……」
 太腿がびくびくっと震えて、夕樹の体が小刻みに震えた。軽く挿入された瞬間に、
エクスタシーに達してしまったのだ。
「ふぅむ……想像以上の効果があるようだね。どうだね、宮坂君?」
「だ、だめ……だめです……あそこが……あそこが痺れてぇっ!」
「あそことはどこだね。具体的に説明してくれたまえ」
 夕樹の手を握って問いかけるが、返事は返ってこない。
「困ったな。こればかりは私が自分自身で確かめるわけにもいかんのだが。肛門で
試してはみたが、感覚が違い過ぎてわからんのだよ宮坂君」
 真面目な顔をして言う台詞ではないが、本人は真剣そのものだ。
 不意に夕樹の手に力が入り、博士の手を振りほどくとバイブを両手で握り、自ら
奥へとバイブを挿入した。
「あ、あ……ああああああぁぁぁぁっ!」
 太腿がビクビクと痙攣する。あやうく博士は夕樹の脚であごを蹴られるところだっ
た。
「危ないではないか、宮坂君。君も科学者ならもっと冷静に行動してくれたまえ」
 だが、返事はない。
 夕樹は股間を両手で隠すようにして、快楽に蕩けきった表情で悶えている。
「う、動かしていないのに、中で――中でぇぐりぐりぃ、動いて、ますぅ……」
「それはだね、新開発の流体突起構造を採用しているのだ。表面の突起が滑らかか
つランダムに動き、単に挿入しているだけでも十分な快感を期待できる……以前に
開発して忘れていた流体金属が、こんなところで役に立ったよ」
123380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:56:10 ID:h68zrc70
「う、あ……」
 口の端からよだれを垂らしながら、どこか遠くの世界へ行ってしまったような表
情で、夕樹は喘ぐ。
 膣口を刺激する突起は縦横無尽に回転し、奥深く挿入されている部分の突起は、
前後運動に似た動きをしている。しかも突起の大きさは、どんどん大きくなってい
る。
「埋めこまれたマイクロチップのAIが、最も膣の反応が著しいポイントを探り出
すようになっている。突起の大きさや位置、微弱電流による刺激などはおおむね二、
三分で最適化が完了するはずだが、何分試作品なものでね。実地試験は今回が始め
てだ」
 博士の台詞通り、無作為に動いていた突起が動きを止め、再び動作を始める。
「あ、い、やはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 夕樹の全身が風呂上がりの直後のように赤く色付く。額には汗が浮いているほど
だ。
「すごい、すごいのぉっ! おっ、おま○こに吸い付くのぉっ! チ○ポ、チ○ポ
がしびれて、おま○こにぃぃっ!」
 挿入したまま、手の平を奥に捻りこむようにして前後左右に動かす。
「あたまっ! あたまがおかしくなっちゃうぅっ!」
「悪くなってもらっては困るんだが。ふぅむ……快楽による過剰な脳内分泌物が、
精神と知性に与える影響にも着手する必要があるか。これも宮坂君のためだ」
 博士は愛液に濡れたままのゴム手袋をはめた手でポケットからメモを取り出し、
何かを書き留め始めた。
「どうだね、宮坂君。そのバイブレーターはいけそうかね?」
「イクっ! イケますっ! もぉ、最高ですッ!」
 強烈な電気ショックを与えられたように体をびっくんびっくんと震わせながら、
夕樹は未知の強烈な快楽に溺れている。バスタオルはいつの間にか完全にはだけ、
仰向けなのにほとんど形を崩していない美乳が、ぶるんぶるんと大きく震えている。
124380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:56:33 ID:h68zrc70
「ぐり、ぐりってぇっ、おま○こぉっ! あたっ、頭にっ! おま○こから頭に、
突き抜けっ! じぇんぶぅ、全部がぁ……からっ、からら(体)が痺れぇっ! ぜん
ぶ、じぇんぶぅおまっおま○こほぉぉっ!」
「ふむ……理解不能だな。宮坂君、もう少し要点を整理して言ってくれたまえ」
 真面目な顔をして夕樹に顔を寄せる。
「奥ぅっ、奥までぇっいいっ! いいのぉっ!」
「宮坂君。それはもしや、ポルチオ性感帯とかいうものかね? 妻が購読している
雑誌でしか読んだことがないので今一つ理解しにくいのだが、本来鈍感である子宮
口部で、君はどのような感覚を感じているのかね」
 返事を待つが、夕樹ははっはっと小刻みに呼吸をするだけで返事をしない。目は
虚ろになり、それでいながら手の動きはしっかりとしている。
「宮坂君……宮坂君。宮坂君?」
 反応がない。
 屍(しかばね)ではないが、視線はあわず、息も荒い。
「気をやってしまったようだな。しかし、なんだ。宮坂君もずいぶんと女性になじ
んでいるではないか。以前は自慰をする時も、最後まで女らしい言葉など言わなかっ
たものだが――興味深い。脳の活性部位に何らかの変化が起こったのだろうか、そ
れとも……」
 博士はぶつぶつと呟きながら、そのままドアも閉めずにシャワールームから出て
いってしまった。数分後、バイブレーターが最終モードへ突入することを知らせる、
小さなビープ音を発した。
「あごぁおぉぉぉぉっ! イぐぅッ! イ゛ッちゃう゛ぅッ!! おまっ、おま○
ごで、おま○ごでぇイッちゃぶうぅぅぅぅぅぅっ!!」
 バイブレーターが新たな動きを始めると同時に、夕樹の体は海老反り、廊下まで
響く大声を上げながら盛大に潮を吹きつつ気絶してしまった。バイブレーターは膣
内の強烈な圧力に負けてすぽんと抜け落ち、一メートル以上も宙を飛んで壁際まで
転がっていった。
125380 ◆PKEHY060jY :2005/12/13(火) 22:56:54 ID:h68zrc70
 だがそれだけですんだわけではなく、続けてマッサージ椅子が発するバイブレー
ションによって、夕樹は再び快楽の波に囚われてしまう。タイマーによって全身マッ
サージが終了した頃には何十回もエクスタシーに達していて、体は汗と愛液にまみ
れ、すっかり足腰が立たなくなっていたのだった。

 -/-/-/-/-/-/-

 この日の夜、暮内家に招かれた夕樹は博士の家族に「初潮」を祝われることにな
る。その後、遅い初潮による体調不良と湯冷めしてしまったことで、夕樹は十日も
寝込んでしまった。
 夕樹が身を以って体験した新型のバイブは、半年後に商品化されて記録的な大ヒッ
ト商品になるのだが、製品化にあたって、夕樹が動作試験に応じることは二度と無
かったという。

 END
126名無しさん@ボビー:2005/12/13(火) 23:01:42 ID:/zsbpAke
ちょっと覗いてみたら、
まさか380 ◆PKEHY060jY様のリアル投下に立ち会えるとは…
相変わらず貴殿はなんて神。ここまでエロい文章が書けるとはマジで尊敬します
これからも気が向いたら是非良作投下を、是非!
127名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 00:47:08 ID:wV4bbKrV
乙。

前スレは容量オーバーか・・・。
今日まで気づかなかった。
128名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:00:05 ID:GlBWU94b
(;´Д`)イイネ!イイヨ!!
エローイよ、せひともシリーズ化おねがいします
129名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 01:32:21 ID:xun5Fzqj
久々に賑やかになって参りました
神々乙!
130名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 08:33:46 ID:tTCy1fX0
380さん
ありがとー( ´Д⊂ヽ
131名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 09:58:34 ID:a+/Yzbj9
>>125
続編キボン(*´Д`)
132名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 10:33:38 ID:c+PbcOGX
コソーリ覗いてらしたので投下来るかと思ってたらやはり
神乙です
133(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:48:01 ID:YmA+pvkz
バシュッ!!!
大きな音とともに、私の喉は血飛沫を上げた。
私は喉を抑えることもできず、ひざから崩れ落ちた。
「小隊長!!」
部下の声が聞こえる、
「あきらめろっ!!そんなやつは放っておけ!後退だ!後退しろ!」
中隊長が大声で叫んだ。
(そんな、私はまだ生きている!行かないでくれ!置いて行かないでくれ!
嫌だ、私はまだ死にたくない!)
私は大声で助けを求めたかったが、喉からヒューヒューと空気の
抜ける音が聞こえるだけだった。
中隊長と目が合った、腕を動かし助けを
求めたが、恐怖に慄いた奴は、私がまだ息があるのに気が付いていたが
私とは、逆の方向に走り出した。

私は、まだ流れつづける喉の血を感じながら
眠気を感じるとともに、もう目を開けることは無いだろうと
感じた。



目を覚ますと強力なライトに照らされていた。
そのまぶしさに目がくらんだ。
だんだんその状況に慣れてきて少し冷静になった私は、自分の置かれた状況を把握しようとした。
どうやら、金属製のイスに後ろ手に縛られ座らされているようだ。
大きく深呼吸をすると冷たい空気が喉をとおった。
(グッ!!)
喉に強烈な痛みを感じると、とっさに喉を手で抑えようとした。
しかし、両手が後ろで固定されている状況では、もちろん無理である。
激しく咳き込みながら私はあごを胸に着け、少しでも痛みが
収まるように、体を小さく小さくした。
喉の痛みが治まってくると、どこからかは分からないが
小さなノイズとともに男の声が聞こえた。
「気が付いたかね、少尉」
私は、その訛り混じりの言葉を聞き、この男は
外国人だと判断した。
もともと、大学では言語学を専攻していた。
「ヒュッ!」
私は、誰だ!と叫んだつもりだったが
声帯が傷ついているのか、全く声が出なかった。
「ああ、安心したまえ。君の喉は、傷は深いが
一生声が出ないというわけではないから。」
私は、その男にこの状況の説明を求めようとしたが、結局声の出ないまどろっこしさと、
もがくことにより起こった喉の痛みに、体力を削るだけであった。
男の声が聞え無くなってから何もすることが出来ないとうな垂れていると、
何の前触れもなく小さな機械音とともに、私の両腕を固定していた金属の輪が取れた。
私の拘束していたものがなくなったので、この部屋の全体を見回してみた。。
134(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:48:25 ID:YmA+pvkz
私が居たのは、6畳ほどの小さな部屋で、中央に金属の
イスがあるだけだった。壁は、全面鏡張りで無限の私を映していた。
合わせ鏡の中で、私は、自分の体の異変に気が付いた。
私は、軍人にしては、そんなに筋肉質ではないが
鏡に映った私は、どう考えても異様であった。
少尉の襟飾りをつけた私の軍服は乱れてはいなかったが、
なぜか丸みのついた肩を見ると少し女性的に感じた。
まさかと思って胸元を開くと、胸板と言った感じであった
胸は、小さくはあるが乳房があった。
それは、成長しきっていない乳房ではあったが
女性の物であることは間違いなかった。
混乱した私は、慌てて股間に手をのばした。案の定私の股間には男性器ではなく、
全く毛の生えていない女性器があるだけであった。
私は、最初に座っていたイスに腰をおろした。
顔を手で覆い、頭の中で 大きく散らばった
点と点を結ぼうとした。
(これは、どういうことなんだ??何故こんなことに
、あの時迫撃砲の破片が喉にあたりその場に崩れ落ちたはずだ。
しかし、私は今こうしてここにいる。そして、私の体はなぜか女性の物になっている。
頭がどうにかなりそうだ。この体は、果たして私のものなのであろうか。
しかし、この喉の傷は正しくあの時のもののようだ。)
結局なにもわからず、考えることに疲れた私は、焦点の合わない目で虚空を見つめていると。
またさっきの男の声が聞こえてきた。
「大体分かりましたか?まあ、あなたに危害を加えるつもりは無いので安心してください
、精々私たちを楽しませてくださいね。」
私は、慌ててこの状況を尋ねようと
135(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:48:56 ID:YmA+pvkz
したが
先ほどと同様に、ヒューヒューと空気を揺らすだけであった。

それから20分ほど部屋の角で
頭を抱え、小さくなって座っていた。
私は、考えの尽きた頭を抱えながら
そっと体を横に倒し疲れた瞳を閉じた。

目を覚ましたそこは、
私の希望を裏切るも、予想を裏切らず瞳を閉じたそこであった。
寝起き特有の尿意を感じ、私はトイレを探してた。
部屋は、すべて鏡張りで、どこにもドアが無い
下腹部を押さえ、必死で何か無いか探したが、とうとう何も見つけることができなかった。
もうだめだ、と感じるとともに、私の尿は、カーキ色の軍服をぬらしていった。
足を伝ったそれは、地面に大きな水溜りを作っていった。 
自分のした粗相を恥じ、そして急激な体の変化によるものか、
私の頬を涙が伝っていった。
(男の私が、こんな見っとも無い姿をさらけ出しているなんて、
軍学校だって、きちんと卒業したし、今では、8人の部下を持つ
小隊長のはずだ。なのに、なのに、いったいこれは、どういうことなんだ。)
私は、悲しみと恥ずかしさに反した怒りを感じ、鏡張りの壁を何度もたたいた。
(ここはどこなんだ!!早く出せ!!)
ドンッドンッ!!と何度も力いっぱい壁を叩いたが
何の反応も無かった。先ほどの男は、私のこの姿を見ているのだろうか?
それを思い出し、さらに怒りが込み上げてきた。
私は、大声で不平を叫ぼうとしたが、喉に力を入れたとたんに
激しい痛みで床を転げまわることになった。
痛みに耐え切れず出た涙を感じると、
私は、自分の不甲斐なさに嗚咽を漏らした。
136(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:49:16 ID:YmA+pvkz

数分後、足元の不快さに耐え切れず、
泣いてばかりでは、どうにもならないと自分に言い聞かせ、
なにか脱出の足がかりになるものを探した。
壁をよく見回すと、鏡の壁に正方形のラインが引いてあるのを見つけた。
私は、その正方形に手をかざすと、突然シューッ、という機械音
を出したかと思うと、鏡が上に吸い込まれるかのように上がっていった。
そのむこうには、高級ホテルにある様なトイレがあった。
(トイレあったのか、、、)
トイレがある部屋で粗相をやらかした自分を自嘲的に笑いながら
しかし、おかげで冷静を取り戻せた。
私は、粗相で濡れたズボンを脱ぐと、洗面台にある蛇口ですすいだ。
(水は、でるんだな)
水が出るならどうにかなるかと、少し安心すると。
綺麗になったズボンを干してその部屋をでた。
その部屋には他にもうひとつ正方形のラインがあった。
やっぱりそれもタッチセンサー式のドア開閉装置であって
その部屋には、毛布と食料の入ったダンボールがあった。
よく考えると半日以上何も食べていなかった私は、ダンボールから食料と思わしきものを取り出した。
それは、12・3cmの固形食糧で、噛んで見ると
バキンッ!という音がして、やっとの事で、一口大にすることができた。
それは、お世辞にも美味いとは言えるものではなかった。

それからの私の生活は
目を覚ますとトイレに行き、硬い固形食糧を無理やり食べると
鏡の私を見てすごした。初日から三日ほどは、部屋中を探し回ったが
結局トイレと食糧庫以外は何一つ無かった。
(この生活は退屈すぎる。頭がおかしくなりそうだ)
私は、あぐらをかいて頭をかかえ声の出ない声で
一人言をつぶやいた。

とうとうここでの生活は14日に達していた。
私は、いつものように焦点の合わない目をしながら
左右にゆれていと ふと、視線を感じた。
正面を向くと、そこには今にも泣きそうな、軍服の少女がいた。
彼女は、とても美しく、
しかし、触ったら傷つけてしまいそうな繊細な感じがした。
私は、彼女に性的な興奮を覚えた、
彼女の幼さはあるが艶のある姿をみて、
私の体は、熱
137(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:49:42 ID:YmA+pvkz
を篭らせていた。
私は、彼女の唇に私の唇を合わせると
冷たいが平たい彼女を、愛を込めて舐めまわした。
彼女は、私の方を見つめうるんだ瞳を向けてきた。
(おねがい、私を触って………。)
彼女の美しさに絆された私は、股間に手を伸ばした。
そこは、温かく、そして湿っていた。
私は、全く毛の生えていない一本の筋を、上下にゆっくりとさわさわと擦っていった。
最初は、あまり濡れていなかったそこは、
いつの間に、すこしねっとりとした液体に覆われていた。
滑らかになったそこにある小さな突起に
軽く触れてみると急激な快感が私を襲った
ピクッ……ピクッ……
「ふぁっ、、ヒュュ、ヒュッ、、んッ」
(あぁ、駄目だ、これ以上は、、)
しかし、一度押し寄せた快感の波は中々消えてはくれなかった。
私は、部屋の中央にあったイスが目に入った。。
(あそこでこれを・・・。)
すでに快感だけが私の絶対になっている状態では
その提案を押しのけることなど、もちろん不可能であった。
私は、這ってイスに近づいていった。
中腰になってイスの角に、私の中心を当てた。
「んっ、ふぅっ、、んッ!」
私は少しずつ、しかし強く体を上下にゆすった。
何度も何度も、いつのまにか床には、イスの足を伝った
私の体液でできた小さな水溜りが合った。
体の上下がだんだん大きくなっていった。
「んっ、、、ふぅ、んっんっ、、、んっっっ、ふぅっ!!!」
イスの角が私の小さなつぼみをこすると、その一際強烈な
刺激によって、最後の堤防が切られたように、
私の背筋を何かが通っていった。
私は、背もたれに体を覆いかぶせると、体が自然に緊張して
小刻みな痙攣が私の体を這いまわった。
体の緊張が解けると、床に大の字に転がった。
冷たい右腕で目を冷やしていると、体からもだんだん熱が発散していった。
寒さを感じた私は、まるで幼児のようにまるまり小さくなって眠りについた。
138(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:50:26 ID:YmA+pvkz

とうとう、この生活は、数え切れない位の日数になってしまった。
髪も肩のあたりまでとどく長さになっていた。
大量にあった固形食糧も、もう半数近くになっていた。
もっとも、あの硬い固形物を噛み砕く力は、すでに私の中には残っていなかった。
その粉っぽい固形物を、歯で削ると、呼吸とともに入ってきたその破片が
喉に張り付き、慌ててせきをした。ゴホゴホと何度もセキをしていると、
目に涙が浮かび、吐き気を催した。到底良くなっているとは思えない喉の傷が
ジンジンと痛みで自己主張した。
合わせ鏡の部屋は、無限に広がっているように見えるが、実際は小さい部屋である
いつものようにボーと鏡の中の私を眺めていると、どこからかクスクスっといった
可愛らしい、しかし、癇に障る笑い声が聞えてきた。
周りを見渡すと無数の知らない女がこっちを見ている。
大勢の女が私をクスクスと笑っていた。
私は、それがとても不快に思った。

いつまでたっても彼女の笑いは止まらなかった。
私は、それを不快に思う一方で。私に関心を持っていてくれることを嬉しく感じた。
しかし、いつまでたっても彼女はあそこからでてこないし、何も語りかけてくれない。
私も、彼女に話したいことが沢山あるのに、喉の傷が、それを許してくれない。
(私は、この生活にはもう耐えられない。いつまで
ここに入れておくつもりだ。誰が、何のために、誰でもいい、
ここから出してくれ。出してくれないなら、私をもう殺してくれ、
もうこんな状況には耐えられない。お願いだ、そこから出てきて、私の首を絞めて
私をこの世界から解放してくれぇぁぁぁぁああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああ
あああああああああああああ
あああああああああ
ああああああああ
あああああああ
あああああ
あああ
あ)
私は、鏡に何度も何度も強く強く頭をぶつけた。
彼女を、そして私を傷つけようと
ゴシュッゴッシュと大きな音をたてて強く強く頭をぶつけた。
私の額に一筋の赤い線がたどった。
その一筋の血液が、とても綺麗に見えた私は、その赤い液体を顔に塗りたくった。
鏡でいつも私を見つめていてくれた彼女は、いつのまにか真っ赤な悪魔になっていた。
私は、突然の悪魔の登場に混乱し、部屋の中央にあった
イスを鏡に投げつけた。
ガッシャンッ!!!!
大きな音とともに悪魔はこなごなになった。
139(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:51:02 ID:YmA+pvkz
しかし、地面に散らばった鏡の破片の中に小さな悪魔が何人も何人もこちらを見て笑っていた。
(見るな、私をみるな。やめてくれ、私のことをこれ以上
見ないでくれ、ぐぅぅぅぁぁぁぁぁぁああああぁあ!!!)
私は、そこにあった鏡の破片を握って、私の右目に突き刺した。


私は、その痛みで麻痺したフワフワした精神を胸に
正気を逸した。


気が付くと私は、四方白い壁に囲まれた部屋の、中央にあるイスに座っていた。
私の右目には、白いガーゼを押さえるために、白い眼帯が巻いてあった。
体は、私にあつらえたと思えるくらいぴったりな敵軍の真っ白な仕官服を着ていた。
喉には、相変わらず包帯が巻いてあった。
白い部屋に、白い軍服、白い眼帯、白い包帯。
私の髪はいつのまにか真っ白に脱色していた。
残念なことに、ただ一点、左眼の奥だけが、気に障るほど
吸い込まれそうなほど黒く深かった。
しばしの間、私はその自分の姿にほうけていると、
どこからか空気が細い管を通り抜ける音がしたと思うと
抑えられない眠気が私をつつんだ。イスから転げ落ちると同時に、
ギギッという摩擦音とともに白い部屋に男が入って来た。
しかし、私にはどうする事もできず、眠りに落ちていった。

気が付くと私は、冷たい雪の上に倒れていた。
目を閉じた場所と、目を開けた場所が違うのは、
もう何回目だろうか、とうんざりした。
140(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:52:07 ID:YmA+pvkz
(ん?ここは、外なのか?開放されたのか?)
私は、大空を仰ぐと自分があの部屋から開放されたと確信した。
長期間続いた謂れの無い監禁から開放された感動を神に捧げた。
ここは、どこだろうかと思い、見覚えのある山と太陽を頼りに、一応の
現在位置はわかった。一刻も早くキャンプに戻りたかった。
今の自分の体力と山の地形は、楽なものではなかったが、
半日ほど歩いたところで、偶然にも私の小隊の部下達を見つけた。
私は、嬉しくなって彼らに早足で駆け寄った。

パァァァアンッ!
私は、乾いた銃声とともに山路に崩れ落ちた。
「動くな!うつ伏せになって腕を頭の後ろに回せ!」
あの私を見捨てた中隊長の声だ。
どうやら今は、奴が私の代わりのようだった。
中隊長は、私を見て私の部下にいった。
「この軍服は、どうみても反政府軍高官だぞ」
しまった、私は、自分が敵軍の軍服をきていたことをすっかり忘れていた。
いや、私は、皆は私を見れば以前の上官であることに
当然気が付いてくれるだろうと無意識に考えていた。
しかし、私は、彼らの知っている私ではなかった。
変わってしまった姿を見て、誰も私だと気がつきそうな様子も無い。
声をあげて抗議しよにも、私の喉は機能きなかった。
(気が付いてくれ、私だ!何故わからない!!)
「中隊長、こいつ大佐みたいですよ」
小隊の一人が、誰のかは知らないが、私の着ている敵国の軍服のきらきらとした襟飾りを見て言った。
「反政府軍は、ここら辺からは、とうの昔にに撤退しているはずだぞ。
なぜ大隊長クラスの奴が敵地のど真ん中にいるんだ?」
「しりませんよ、でもまあ、高級将校となると捕虜収容とかいろいろ面倒なのでで適当に処理して、先を急ぎましょう。どうせこの山の中です、誰も見ていませんよ。大体的の敵の将校なんて一人でも少なくなった方が、早く戦争終わりますからね。」
「ああ、そうだな」とまるで鳥を締めるのと同じ事といわんばかりの顔で、奴は言い放った。
私は、一度ならず二度までも味方に殺されるのか、そんな恐怖を感じたが、実際のところ
ここで殺されていたほうがましだったのかもしれない。
奴は、先ほど撃った私の足が、
141(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:52:36 ID:YmA+pvkz
銃弾が肉をえぐった程度だとわかると
私に腕を後ろに回し膝立ちになるようにいった。
私は、顔全体を涙で濡らしそれを拒否した。
いらついた奴は、私のわき腹を、硬いブーツで思いっきり蹴りつけた。
思わず転げまわる私をみて、奴は下卑な笑いを浮かべた。
「なんだ、こいつ女かよ。」
いやらしく笑う奴に、私は身の危険を感じた。
身を翻し、足の痛も忘れ、必死に立ち上がった私は、少しでも奴から遠くに逃げようとした。
しかし、それは、冷酷にも私の部下達によって阻止された。彼らは、奴と同じように下卑た笑いを
浮かべている。私の運命は、この時決定した。
奴は、私の白い軍服の襟もとに手を伸ばすと、両手で襟をもって一気に左右に開いた。
私は、開いた胸元をニヤニヤと見つめる奴に、耐え切れず、後ずさると
私の部下の一人が強く肩を抑えてきた。
その拘束をなんとかして逃れようとするも、男女の力の差では、どうとすることもできない。
ましてや、相手は歴戦の軍人である。
中隊長は、私を雪の積もった地面に叩きつけると、ベルトに手をかけた。
私は、それに気がつくと、無駄とは分かっていても必死にもがいた。
しかし、やはりそれは、彼らの嗜虐心をそそるものでしかなかった。
私のズボンに手をかけると、一気にそれを引き抜いた。
あらわになった私のそれを見て、彼らは、一瞬驚いたもののすぐに、ククッと笑い出した。
「反政府軍の大佐殿は、まだまだお子様のようでありますな」
私の毛の生えていない性器をみて奴はいった。
それを聞いた私の部下達も、腹を抱えて笑い出した。
私は、笑われたことよりも、部下達が、この下種な中隊長と同類だといことが辛かった。
「大佐殿は私が大人にして差し上げましょう」
奴は私の反応を見るかの用に、絶対優位について、組み敷いた女にいった。
しかし、私は、部下達への思いと、自分の不甲斐なさで頭がいっぱいになり、
その言葉に何も反応することができなかった。
奴は、反応しない私に腹をたて、白い包帯の巻かれた私の首を強く絞めた。
「せっかく殺る前に大人にしてやろうってのに、感謝の一言ぐらいあってもいいんじゃねーのか!?」
首を絞める手が緩められると
私は、大粒の涙を流し、喉の痛みに咳き込んだ。
声を出すことができず、相変わらずヒューヒューと間抜けな音を出す私をつまらなそうににらんだ。
「喋ることのできない女をヤルのは、気持ち悪いが、まあ、いいだろう、敵に情けはいらねーな。」
そういうと、奴は私の全く準備のできていない性器に、自分の怒張したそれを、ねじ込んできた。
私は、足を打たれたときの痛みとは違う、内面的な酷く鈍い痛みを感じた。
大粒の涙を流すも、喉はヒューヒューと鳴りつづけ許しをこう事すらできなかった。
当然その経験の無い私のそこは、
ブチブチという、太い筋肉の筋繊維を何本も一気に引きちぎったような音とともに奴のそれが私の体内を汚していった。奴は、私の右目の眼帯をはがすと、もう開くことの無いまぶたをなめ始めた。
その行為に吐き気を催すものも、すぐに痛みの方へと神経はむかっていった。
ものの数分もしないうちに、奴は、大量の精液を私の中にはきだした。

それから長い間
私は、奴と、部下達に、代わる代わる何度も犯されるた。
私は、まるで自分に今起きている事が、対岸の火といったように
ただただ虚空を見つめるだけの壊れた人形のようになっていた。
私は、この体になってからのお決まりの、焦点の合わなくなった目で、
森の針葉樹の枝にかかっている白く美しい雪を眺めていた。

「大佐!!」
どこからか大きな叫び声が聞こえると同時に、バシッバシッという
142(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:52:59 ID:YmA+pvkz
細い銃声がしたと思うと
私の周りにいた人間達は、ものの数秒でただの肉塊となった。
三度目の精を私に注ぎ込もうとしていた中隊長は、逃げようとしたところを
その醜い腹を打たれ、のた打ち回っていた。
反政府軍の人間と思われる兵士達が駆け寄ってきて、彼らの国の言葉で言った
「大丈夫ですか大佐!?」
私は、彼らの言葉を聞き取り。白く小さく息を吐きながら、微かにうなずいた。
彼らの何人かが、中隊長に向かって罵声を浴びせた。
「よくも大佐にこんなことを、楽には死なせない!」
そういって彼は奴の体から飛び出した臓器を足蹴にした。
とても慕われていたのと思われる「大佐」は、私の姿に良く似ているのだろうか
私は、彼を制止すると紙とペンを借りた。
不思議そうに見る彼を少しおかしく思いながら、穏やかな気持ちで紙にペンを走らせた。
奴に<私は以前あなたの見捨てた少尉ですよ>といった文面を書いて見せた。
奴は、それを見て驚くとともに、命乞いをはじめた
何度も「あの時は、悪かった。許してくれどうか命だけは!!」と惨めな姿を私に見せた。
しかし、私に彼への怒りなど、もう無かった。
私は、さっきの彼に銃を借りると中隊長のこめかみに当て一度だけ引き金を引いた。
メモを彼の腹に空いた穴に突っ込むと、針葉樹の枝を見ながら血のついた指を舐めた。
吐く息は白くそして輝いていた。
私は、「大佐」を助けに来た彼にもたれ掛かった。
すると、先ほどの陵辱の証が体の中からドロっと逆流してきた。


私は、足を伝うそれに薄い赤色が混り、
この白一色の世界を汚しているようで残念でならなかった。
143(´(工)`)ノ:2005/12/14(水) 18:55:08 ID:YmA+pvkz
(´(工)`)ノ
強制スレは4くらいからROMってましたが
職人の苦労を始めて知りました。
うへへ
144名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 19:28:31 ID:1oGkZtxJ
>143
乙!
うっはやべぇ、バトルフィールド2 を思い出した。
もちろん脳内TSつきで。

あのゲーム、人数多いと、敵方に切り替わるから、焦る。
切り替わった瞬間TSして… ってそんな想像をしたよ。

>143氏、正直面白い。続編プロットがあるなら読んでみたいでうs。
145名無しさん@ボビー:2005/12/14(水) 20:39:12 ID:YgypprpD
GJですたい!
軍人がTSってのも珍しいですし、
何より白髪のTS美女ってのが俺的にモロストライク

俺も続きがあるのなら読んでみたいです
146ボブ富井:2005/12/14(水) 20:40:17 ID:YgypprpD
昨日は結局一睡も出来なかった。いろんな事が頭の中をぐるぐると廻ってパンクしそうだ。
時刻はすでに夕方の5時。翔はまだ起きてこない。いや、起きているのかもしれないが部
屋からはでてこない。かく言う俺も今日は朝食も昼食もとらずに部屋に引き籠もっている。
折角の日曜なのだが、今日はもう何もやる気がしない。外に出るつもりも、勉強をするつ
もりもない。明日の朝は小テストがあったと思うが、そんなことは今はどうでもいい。

前田さんは俺のことが好き……あの場面で翔が冗談や嘘ついたりするわけがないから本当
なんだろうな。
あの前田さんが……俺のことを、好き。信じられないと言えば信じられない。
当たり前だ。学年1の美少女で性格も良い前田さんが俺のことを好きだなんて…
俺なんて正直、なんの取り柄もない平々凡々な男。運動もそんなに出来る方じゃないし、
頭もそれほど良くない。ましてや顔の造りも極々普通だ。
いったい俺の何処に魅力なんてものがあったんだろうな…?
『俺って以外とモテるのか?実は超色男?』
自分で言っておいてアレだがそんなわけがない。なんせ今まで女の子に異性として好かれ
たことなんかなかったからな。
まあ、でも嬉しい。嬉しいのは確かだ。すごく嬉しい。
なんと言っても、あんな美少女と付き合うことなんて一生に二度とないチャンスだろう。
奇跡としか表現のしようがない。あまりに奇跡。
『それで…』
翔もおそらくは俺のことが好き。はっきりとしたことは何も聞いてはいないが、いくらニ
ブい俺でも態度を見ていれば分かる。
そういえば今までも翔はそれらしい素振りを見せていたような気がする。今の今まで気が
つかなかった俺も俺だな。
寝子神が言っていた「信用を寄せている男」ってのは俺のことだったのか…はは、今頃気
がついたよ。
147ボブ富井:2005/12/14(水) 20:40:53 ID:YgypprpD
『…でも、あの翔がな』
これも信じられない。
翔は元々男、けど今は女の子。しかも前田さんに負けず劣らずの美少女。そして俺の弟、
今は妹。
今まで俺は翔に散々邪険にされて(と、思っていた)事あるたびに殴られた。罵声も浴び
せられたし、一度も兄と呼ばれたこともない。
俺のことなんか道端に落ちているゴミ程度に見ていないと思っていたが、俺の一方的な勘
違いみたいだった。まあ、あれだけ世話を焼いた努力が報われたと思えばものすごく嬉し
い。
『今はそれでころじゃないけど』
そう、それどころじゃない。何度も言うが、女の子に好かれるのは非常に嬉しい、これ以
上ないくら、最高に嬉しい。
けど、嬉しいことばかりでもない。俺は選ばなくてはならないから…
『翔か、前田さんか…』
どちらかを選ばなくてはならない。どっちもは不可。2人ともは無理。二股は男として最
低の行為、だと俺は思っている。
でも、どちらか片方を選べばもう一方は選ばれないことになる。当たり前だが…
では選ばれなかった方はどうなるのか?
『ショックだよな〜』
当然ある程度のショックは受けるだろう。それがどの程度のものか分からない。一瞬だけ
かもしれないし、一日だけかもしれないし、一週間かもしれないし、一年かもしれないし、
まず無いと思うけど一生かもしれない。
男としてはそりゃ、深く想って貰っていたほうが嬉しいのは当然だが、そのせいで選ばれ
なかった相手が傷つくのは可哀想だ。自分のせいで傷つくのは…
『つうか、俺は結局どっちが好きなんだ…?』
自問してみた。答えは返ってこなかった。
148ボブ富井:2005/12/14(水) 20:41:36 ID:YgypprpD
気がつくと、どこかで見たことがある場所に立っていた。
花畑。日差しの強さは真夏なのに、秋の花と春の花が一緒に咲いている。
ここは、確か…
『神様ですにゃ』
…そうだ。夢の中だ。いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
俺は寝子神の声のした方を振り向く。
『寝子神…』
そこには相変わらず不細工な猫のヌイグルミの様な姿をした寝子神が座禅を組んで宙に浮
いていた。昨日出会った時のネコミミ少女の姿ではない、本来(?)の姿だった。
『答えは出たかにゃ?』
その言葉を聞いてハッとなる。
『アンタ…翔が俺のこと好きなの知っていたんだよな!
何で教えてくれなかったんだ!』
寝子神は全て知っていたはずだ。いや、当然知っていたのだ。何せ翔を女に変えたのは寝
子神なんだから。
『やっと気付きおったか。教えるの何も、私はお前に何度もそれらしい事を言ってきた。
ニブいお前が悪いにゃ』
俺がニブいのは認める。認めるが、寝子神の言葉に些かの苛立ちを覚えた。
『でも俺が気付いてないと知ってのなら、教えてくれてもいいじゃないか!』
もっと早く翔が俺のことを好きだということを知っていたら……
知っていたら、何がどうなっていたんだ…?
『そうだにゃ。仮に知っていたところで、お前は何が出来た。女になった弟が自分のこと
が好きだ、などと言われてお前はどう思う?』
それは……
『おそらくは今の状態と変わるまい。「俺はお前のことなんてどうも思っていない」と拒
絶するのか?それとも「俺もお前のことが好き」だと受け入れるのか?
なんの後悔もせずに、なんの疑問も持たずに…』
『………』
言葉を失った。確かに寝子神の言うとおりだ。俺には結局、決めることは出来なかったと
思う。今のように思い悩み、翔にはっきりとした答えは出せなかっただろう。
『上村翔本人が自分の気持ちを伝える覚悟が決まるまで待っておく必要があったのにゃ。
その間、お前は女になった上村翔と普段と変わらぬ生活することが重要だったのにゃ。そ
うした生活の中で、お前が上村翔のことをどう思うのか、それを見極める為に…
まあ、あの堀田とかいう男が起こした事件のせいで、私が予想していたよりもずっと早く、
上村翔がお前に間接的ながらも気持ちを伝えてしまったのだがにゃ』
なるほどな。日常生活の中で俺が異性として翔に興味を持つかどうかを試していた訳か…
『しかしまさか、こんなタイミングで恋敵が現れるとは思っていなかったにゃ。
だからまあ、ある意味、私にとっては堀田がやったことは都合が良かったとも言えなくも
ないにゃ。あれが一種の区切りになっておったからな、お前に気持ちを伝える…』
それは絶対に違うと思う。翔にあんな怖い想いをさせた堀田達の事件は初めからなかった
方が良かったのは当たり前だ。それに前田さんが俺を好きだと翔から聞かなかったら、お
そらく俺は前田さんの気持ちにも気付かなかっただろう。まさか向こうから俺に告白する
なんてことは有り得ないだろうし…
149ボブ富井:2005/12/14(水) 20:42:22 ID:YgypprpD
『都合のいい話かもしれないが、当然私としてはお前に上村翔を選んで欲しい。
上村翔が女になったのもお前のことを異性として好きになったのも全て私の責任だからに
ゃ。
それに上村翔に恩を返せなかったら、私にもペナルティはあるのにゃ。
とは言ってもお前に強制することは出来ない。神もそこまで傲慢にはなれないにゃ。
だからお主が前田香澄を選ぶのであっても私は何も言うことはない』
『強制は出来ない、って…翔を強制的に女に変えといてよく言うよ!』
『…本当にそれはすまなかったと思っているにゃ』
『謝るのは俺じゃなくて翔にだろう!』
『それは無理なのにゃ。私は直接本人に出会うことは出来ない。これも掟でにゃ…』
掟、掟と、神様のくせに…
まあ、でも俺に寝子神をあまり責めることは出来ない…何故なら…
『実を言うと、もう答えは決まってるんだ』
『にゃに?』
そう、もう答えは決まっている。眠りに落ちる前に決めたんだ。
『そうか…にゃらば最早私が語ることは何もないにゃ。もうそろそろ朝だし…ここらでお
別れだにゃ。
お主がどちらを選んでも、もう会うことはあるまい』
もう会うことはない、か…
それはそれで少し寂しい様な気もするな…
『じゃあ、さよならだな』
『うむ、さよならにゃ』
周りの景色が眩い光に包まれていく。徐々に視界が狭まっていく。
夢の終わり、枯れることがない花の楽園に別れを告げる。
―――もう、ここに来ることはない。
150ボブ富井:2005/12/14(水) 20:43:45 ID:YgypprpD
続きます。以前の宣言よりだいぶ遅れてしまいましたが、
あと2回ほどでエロに行けると思います。と言ってもたぶん明日は投下できませんが…
最近は珍しく忙しい…
しかし職人さん大量にやって来てくれてこりゃ、
よよよい、よよよい、よよよいよい、おい、めでてぇな!
151名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 20:50:23 ID:JQSVZpVv
>>150
乙ー
エロまだー(AA省略)


最近は職人さんが帰ってきて嬉しいものだな
152名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 20:56:57 ID:y1trhGZB
職人が多いことは嬉しいことだ
これからも投下して言って欲しい
153名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 21:01:25 ID:UU2n18pn
ボブ氏、乙です。
遂にクライマックス!続き楽しみに待ってますYO!

あれの元ネタわかる人何人いるんだろう<よよよい
154名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 21:56:38 ID:psRlu26+
おまいら職人さんたちを大切にな
自分はもう書けないがあの頃の活気が戻ってきて嬉しい
155名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 22:00:47 ID:nEeJbV+c
ボブ神GJ!
エロ楽しみ。もちろん全裸で。
156名無しさん@ピンキー:2005/12/14(水) 23:12:32 ID:fGEpPPN0
GJGJ
職人さんがたくさんで嬉しい限りです。
最近寒くて辛いから全裸では待機できませんが、投下をお待ちしています。

・・・半裸でw
157名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 02:04:03 ID:tBm7FfD9
超お疲れ
ほどほどに頑張ってください
158名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 02:20:58 ID:1g8RbLCT
神殺到で嬉しい悲鳴!
どれも高レベルで漏れカンゲキ
159名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 10:19:11 ID:gRSutfRx
>>150 へいっ
って言わないとね

しかし、白髪で声出ないって設定は…まいったです
160名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 21:21:54 ID:Fv1w4VNP
そうか今日は投下ないのか(´・ω・`)
161名無しさん@ボビー:2005/12/15(木) 23:20:53 ID:rEv3H4XW
今日は投下出来そうにないですね。すいません
しかし、伝七分かる人なんてそうそういないでしょうね…
俺の時代劇好きは最早病気。TSとツンデレと時代劇は大好物。TSツンデレ時代劇
162名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 23:23:09 ID:tBm7FfD9
>>161
顔出しだけで乙
その分期待して待ってます
163名無しさん@ピンキー:2005/12/15(木) 23:45:41 ID:5cVEEGpq
伝七は20代後半なら知ってるんじゃないかなぁ
TSツンデレ時代劇待ってます
164名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 00:44:07 ID:09RQB/eP
>>163
二十代後半……(;゚д゚)
気付きたく無かったよ……
165ボブ富井:2005/12/16(金) 21:51:49 ID:YjOHKxp1
目覚ましは鳴らないが起きることは出来た。時刻は6時。本来の起床時間より1時間早い。
でも、ちょうど良かった。昨日は風呂にも入らずに寝てしまったから、今から朝風呂にし
よう。
少し寒いのが嫌だが、汚い体のままで学校に行くよりはマシだな。それに今日は俺にとっ
ては大事な日だ。身も心も綺麗にしておかないと。
タンスからパンツとカッターシャツを取り出し、ハンガーから制服とズボンを取る。
衣服類を手に持ってタオルを頭の上に乗せ、準備完了。
『ランラララ〜ラ、ヘイヘイヘイ〜♪』
鼻歌交じりで階段を降りる。朝風呂なんてするのは久しぶりだな。
重大なことを決心したおかげか、なんとなく今日は心が晴れやかだ。
洗面所に到着する。ふと見ると翔の衣服類が籠の中に入れてあった。やっぱり翔は昨日風
呂に入ったみたいだな。まあ、翔もけっこう汚れてたみたいだし、あのまま学校に行くの
はマズいと思ったんだろう。
『さて、とっととシャワー浴びるか』
タオルで前を隠してバスルームのドアを開ける。誰もいないと分かっていても、ついつい
くせで前を隠してしまうのだが、今回はそれが幸いしたようだ。
『…へ?』
ドアを開けたその先でシャワーがお湯を出していた。独りでにシャワーが動くはずがない
ので、正しくはシャワーを使ってお湯を出していた、となる。
では当然シャワーを使っている人間がいるわけであって…
『てめえは…っ!何度同じことすりゃあ…』
いたのは翔でした。うちには2人しかいないから、他の誰かだったらそれはそれで大変だ
けど…
白く透き通った肌に雫が垂れてものすごく綺麗だ。大事な部分はうまいこと見えていない
が、それでも俺の息子が一瞬にして反応してしまった。
『あれ?まだ俺夢の中…?』
なんとなく現実逃避してみる。目の前の少女の顔がみるみるうちに怒りと恥辱で真っ赤に
染まっていくのを見ないように目をつぶっていたいところだが、残念ながら目の前の美し
い体を凝視したまま動かない。
『勘弁して?』
出来るだけ可愛く言ってみる。端から見たらキモいだけ。火に油を注いでしまったかもし
れない。
『死ね!』
引きつった笑顔で答えるくれるお嬢さん。嗚呼、さよなら人類。
“メキィィッ!”
166ボブ富井:2005/12/16(金) 21:52:31 ID:YjOHKxp1
『…ったく、てめえはどうしてこう抜けてやがるんだ』
『面目ない…』
さっきから文句の絶えない翔を前にしてパンを囓る。口を開けば俺に対する不満が滝のよ
うに流れ出てきている。まあ、俺が悪い訳なんですけどね。
『ホントに目が腐ってやがるのかお前は?台の上に俺の着替えが置いてあったろうが…
それすら見えなかったのかクズ』
『すいません…』
確かに言われてみれば制服とかが置いてあったような、なかったような…
何で気がつかなかったんだ俺は…やっぱり起きたばっかりだったから、まだ寝ぼけていた
のか?いやいや、そんなことないと思うが…じゃあ、何で?
『だいたい普通シャワーの音がしてるんだから誰か入ってるってことぐらい分かるだろう
が。なんだ?耳まで聞こえなくなったのか?耳クソたまりすぎなんじゃねえの?』
『ごめんなさい…』
そういえば音もしてたな。つうか人の気配あったもんな。
でも、女の子が耳クソなんて言うのはいかがなものか…
『1回だけなら間違いで済むかもしれねえが、まさか2回もやるとは思ってなかったぜ。
男の裸見て何が嬉しいんだ?この変態』
『ごめんn…』
ん?男の裸見て嬉しい、だって?
それは違う。それは多大なる間違いだ。安○高知と安○なつみくらい違う。ヤ○ジュンと
一緒にしたらあまりに失礼。アレ初めに見たときは笑い以前に吐き気を催したからな…今
はそんなことどうでもいいが。
『ちょっと待った。変態とは失礼な。いくら俺でも男の裸見て喜ぶ趣味はない!
それにそっちこそ「男」なんだったら、裸見られても怒る必要なんてないんじゃないか?』
ちょっと反撃してみた。反撃の狼煙を上げてみた。しかし自分で言っておいてなんだが「い
くら俺でも」って発言は自分で自分が変態だと言っているようで少しマズかったと今更思
う。
『う…うぐ、そ、それは、いきなりだったからよ…』
『いきなりでも何でも、男だったら別に裸見られても平気なんじゃないのか?』
『うう〜〜〜』
頬をフグみたいに膨らまして可愛らしく唸る翔。ほら、その仕草からして女の子だし。
男がそんな仕草したら気持ち悪くてしょうがない。
167ボブ富井:2005/12/16(金) 21:53:11 ID:YjOHKxp1
『そ、そんなことは今はどうでもいいんだよ!』
翔は旗色が悪いと思ったのか、話を切り替えようとする。「どうでもいい」と仰いまして
も、始めたのはそっちからなんだけどな。
『どうでもよくない』
『いいの!』
光の速さで却下された。俺に発言権はないのかもしれない。
『じゃあ、他になにか話があるんですかね?』
あ…
発言してから自分の愚かさに気がついた。その話題を出さないようにしていたというのに

正直な話、翔の朝風呂を偶然にも覗いてしまったことは吉だと思っていた。
誤解ないように言っておくが別に単純に裸が見れて嬉しいとかではなく(いや、嬉しかっ
たけど)そのことによってしばらくはその話題で持ちきりになると思ったからだ。実際さ
っきまではそうだった。
『ああ…』
翔がやや暗い表情で言葉を紡ぐ。やっぱりあの話題か…
『一昨日も言ったよな。前田香澄がお前のことが好きだって…』
『ああ、聞いた』
『だから善は急げだ。今日きっちり告白しとけよ。絶対OK貰えるからよ』
『…翔はそれでいいのか?』
翔が俺のことを好きなのは間違いない。俺の思い上がりや勘違いなどではない。当事者で
ある寝子神から事実を聞いたときにその可能性はなくなった。
自分から身を引き、前田さんに俺を譲ろうとしている。翔……
『なんで俺にんなこと聞くんだよ。なんか俺に都合の悪いことでもあるってのか?』
そんな震えた声で言われても、まるで言葉に説得力がない。
『変なこと気にしてねえで、お前は前田に自分の気持ちを伝えりゃそれでいいんだよ!』
『…うん、確かに今日、前田さんに自分の気持ちははっきりと伝えるつもりだ』
自分の気持ちは伝える。そう心に決めた。決心した。迷いは、ない。
たとえそれが誰かを傷つけることになろうとも、自分にだけは嘘をついてはいけないと思
うから。
『だ、だったらいいんだ。
…俺、もう学校行くからよ。お前はちゃんとやれよ…』
そう言い残して駆け足で家を出て行く翔。自分で訊いといて自分で傷つくなんて…本当に
不器用だな。
『…俺も行かなくちゃな』
168ボブ富井:2005/12/16(金) 21:53:54 ID:YjOHKxp1
矢のような速さで授業が終わった。今までこれほど学校での時間を短く感じたことはなか
った。残すところはホームルームだけだ。担任が教室に入ってくるのをじっと待つ。
もっとも今日はこれからが勝負なのだ。すでに昼休みに前田さんに「放課後、校舎裏まで
来て欲しい」と伝えてある。校舎裏とはまたベタな場所だが、気の利いた場所を思いつか
なかったのでしょうがない。
『それで明日はあっちの女子呼んでくれるってことになってよ〜。ラッキーだよな』
稔が浮かれた声で話している。明日の予定のことらしい。
明日は火曜日なのだが学校は創立記念日で休みだ。だからか、なんとなくクラスの雰囲気
が明るい。
『それでさ〜。お前らも行かない?』
『悪い。俺パス。部活あるからな』
『じゃあ…しゃあねえな。んで貴志は?』
『………』
『貴志?』
『…へ?…ああ、悪い。何だっけ?』
いかんいかん。ついつい自己に埋没しすぎていた。まあ、要するにぼうっとしていただけ
だけど…
『明日のカラオケだよ。なんか女子も呼んでくれるってことになってよ。軽い合コンみた
いなもんだ。で、お前はどうする?』
『明日か……分からん』
今日のことでいっぱいいっぱいで明日がどうなるかなんて今の俺にはさっぱり分からな
い。
『分からんって何だよ?』
『分からんもんは分からん。はっきりと予定分かったらメールするわ』
『ああ、出来るだけ早くしてくれよ』
今は合コンとかそれどころではない。だいたい俺には合コンなんてする必要もない、と思
う。まあ、まだ何とも言えないけど。
『つうかさ、今日お前変だぜ。なんかあったのか?』
稔が怪訝な顔して訊いてくる。
それほど変だっただろうか?今日はイマイチ記憶がないので分からない。いや、すでにそ
の時点で変か…
『確かに俺もそう思う。変というかぼうっとしているというか…その割には顔はしゃっき
りしてるけど』
順次も珍しく稔と同意見だ。微妙な表現だが、やっぱり俺、変だったのかな?
169ボブ富井:2005/12/16(金) 21:54:39 ID:YjOHKxp1
『なんか悩みでもあるのか?』
悩み…悩みはもう解消されたんだけどな。あとは実行に移すのみ、というか…
『もしかして女の悩みですかな旦那?』
ニシシシと笑いながら俺に話しかける稔。お前は冗談のつもりだろうが、ずばりビンゴ、
その通りだ。
『まあ、そんなところだ…』
『『なにィィィィィ!!??』』
ジョジョばりのリアクションをとってくれる2人。あれ?なんか俺変なこと言ったか?
『お前が…女のことで悩んでる、なんて…』
『嘘だろ…』
『え?なんで?そんなに変か?』
『変に決まってるだろうが!《レディースディ導入、ただし女子禁制》みたいなっ!』
『『は?』』
今度は俺と順次が2人で稔を見つめる。
『何訳の分からんこと言ってるんだお前…』
『なんだ、お前ら。巫女子ちゃんも知らねーのか?』
知らねーよ。誰だよ、その無駄にファンシーな名前の人物は?巫女子なんて名前が現実に
あってたまるか。病院坂黒猫なみに有り得ない名前だ。
『ってそんなことはどうでもいい。それよりお前が女の悩みだと…』
『悪いか?』
『いや、別に悪くはねーけど。てっきりお前、あんま女に興味ねーのかと思ってたから…』
失礼な。人をまるでホモかなにか見たいにいいやがって。女に興味ないわけないだろ。
『だよな。お前が彼女欲しいとか言ったの聞いたことねーもんな…』
『俺も人並みには女に興味はある!つうか無いわけ無いだろ!』
『いや、そりゃ悪かった』
『面目ない』
まったく人を何だと思ってるんだこいつらは…
170ボブ富井:2005/12/16(金) 21:56:08 ID:YjOHKxp1
続く。
【チラシの裏】
スレ違な話題だが、ぱにぽに見てつい、新・仕置人のBOX買った。5万近い出費になっ
たが後悔はしてない。酔ったらすぐ時代劇語り出すのでよくウザいと言われます
171名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 22:00:10 ID:QgSmKVPo
(・∀・)乙
172名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 22:11:42 ID:3/m84oU7
(゚Д゚)
173名無しさん@ピンキー:2005/12/16(金) 23:15:09 ID:JY6mwWkd
GJJJJJ!

次回も期待待ち
全裸でと言いたいが風邪ひいてますorz
174名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 01:57:12 ID:OVUEjre6
GJ!
半裸で、下半身裸で待ってたら冷えたらしい。
今朝から熱がある。
仕方が無いので靴下だけは履いて待とう。

ネタが分かる俺も一応二十代・・・
175名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 02:26:40 ID:ZNpqLUnX
GJ!GJ!
176名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 04:35:26 ID:bdGGI4O6
>>170
GJ!
オレも「ぱにぽに」のあの回のEDには感動したよ。
177名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 05:53:56 ID:M70mRrvy
俺、ベッキーは本当にオメガカワイイと思ってる
178名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 10:50:55 ID:bA12iqAz
エロまで34時間くらいか
俺もう脱ぎ始めとくよ。
179名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 17:06:22 ID:rjoHnwcW
>>178
十二単でもお召しなのか?
180名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 19:47:27 ID:YPX7F//d
あたしは、これから徹頭徹尾、全裸でいきます。
服なんて一切着やしません。
181 ◆fwEqM5TUkg :2005/12/17(土) 20:43:20 ID:61fHjBUk
>>180
では今後は裸王を名乗ってみては?
182ボブ富井:2005/12/17(土) 21:55:58 ID:vKkhAuMR
校舎裏で待つ。誰を待つかと聞かれたら当然前田さんだ。
周りに人がいないことは確認済み。この時間はほぼみんな部活しているし、俺みたいな帰
宅部はすでに帰り始めているか、まだ教室にいるかで、ここに人が来ること自体がないの
だが…
もし誰かに見られたら(特に男)恥ずかしい以前に俺は殺されるかもしれない。前田さん
と2人で校舎裏にいるなんてシチュエーションは誤解を招く。いや、案外それほど誤解で
もないのだけれど。兎にも角にも誰かに見られるのは美味しくはないという話。
『もう少しかな』
前田さんのクラスの2組は毎回ホームルームが終わるのが遅い。よって来るのに時間がか
かるのはしかたがないことだ。
前田さんが来るまでの間、少し哲学的な思考でもしてみるか。
「人を好きになること」それ自体は正直言ってはっきりとは分からない。
一目惚れした、などという話を聞くが、そんなものは嘘だと、俺は思う。1回出会った程
度、見かけた程度、目があった程度、話した程度でその人を好きになることなんかまず有
り得ない、と俺は思う。
無論、その人が可愛いだとか、美人だとか、気さくだとか、それぐらいは分かると思う。
ただそれで=好きになる、感情は俺には分からない。あくまでもある程度付き合ってから
こそその人の良さが分かるものだ、好きになるのはそれからだろう、と思う。
だから一目惚れなんてのは認めない。いや、俺が認める認めないの問題ではないのだが…
それに実際、本当に誰かに一目惚れした人には失礼な話だ。
『ん?』
気がつくと真下の草を見るくらいに視線を落としていた。いかんいかん、端から見たら怪
しい男だ。
そう思って視線を正面に戻す。すると誰かがこっちに向かってきてるのが見えた。
『ごめんなさい。遅くなってちゃって…』
誰かは前田さんだった。当然だ。
長い黒髪が風に揺れていて相変わらず綺麗だ。走ってきてくれたのか頬がほんのりと上気
していて息も少し荒い。俺のために急いできてくれたのかと思うと申し訳ない。
『ごめん、前田さん。突然呼び出したりして』
『うんうん、全然かまわないよ。今日は何も用事なかったし…
それで、話ってなにかな?』
183ボブ富井:2005/12/17(土) 21:56:29 ID:vKkhAuMR
ついに来た、この時が。覚悟を決めていたはずなのだが、胸が非常に痛くなってくる。心
臓の鼓動に合わせて体全体が大きく脈打つ。
『あの、ですね…』
何故か敬語になる。
『驚かないで聞いて欲しいんですが、いや驚くとは思いますけど…』
前田さんもなんとなく雰囲気で俺が何を言おうとしているのかを察したのか、真剣な表情
になる。
『その翔から…弟、いや妹から聞いたんですけど、前田さんは俺のことを、その…』
さすがに「好きなんですか?」なんて本人の前で口に出すのは抵抗がある。
『う、うん…言いたいことは分かるよ。そ、その…そのことで呼び出してくれたんだね…』
言葉に詰まって視線を宙に泳がしている俺を前田さんがフォローしてくれた。
前田さんも頬が朱色に染まっている。前を見るのも辛いのか、目線は下に向きっぱなしだ。
『…そ、そうなんです。いや、翔のことを悪く思わないでくださいね。
あいつは俺のことを考えて話してくれたわけでして…』
『あ、別にいいですよ。私も何時かは話さなくちゃいけないことだと、思ってたし…』
お互いに言葉もつっかえ気味だ。何してるんだ俺、ちゃんとはっきり言う覚悟をしただろ
う。
『それで…その返事になるんでしょうか…これは…』
ちゃんと、ちゃんと言わなくては…
『は、はい。こ、小山くんは…私のこと、ど、どう思っているんでしょうか…?』
前田さんも顔を上げ、真っ直ぐに俺を見てくれている。向こうも覚悟を決めてくれている。
俺もちゃんと、やるべきこと、言うべきことを言わないといけない。
『その…俺は、ですね…』
息が詰まる。言葉を紡ぎ出すのが辛い。

それは重い。

それは思い。

それは想い。

『俺は――――――
184ボブ富井:2005/12/17(土) 21:57:19 ID:vKkhAuMR
『ただいま』
帰宅。家の鍵は開いていた。つまり翔はもう帰ってきている。
とりあえず靴を脱いで上がる。普段は洗面所で手洗いうがいをしたら自分の部屋に直送す
るのだが、今日は翔の所に行くのが第一だ。他のことは全部後回し。
『翔ー。いるかー?』
台所に入る。ここにはいない。と、なると…
『翔、いるのか?』
翔の部屋の前で声をかけてみる。台所以外だとするとまずここしかないだろう。トイレに
行っている場合は除く。
『翔ー?』
返事がないのでトントンとドアをノックしてみる。たぶん部屋にいると思うのだが、違う
のかな?
『だー。うっせー!何の用だよ!』
やっぱりいるじゃないか。いるんだったら返事ぐらいしてくれてもいいと思うのだが。
『話したいことがあるんだ。入ってもいいかな?』
とは言いつつも、返事を待たずにドアノブを捻る。おそらく「入っていい」とは言ってく
れないと思うからな。よし、幸いにも鍵はかかっていないようだ。
『ちょ、なに勝手に入ってきてんだよ!誰も入ってきていいとは言ってねえだろうが!』
やっぱりね。でも今の俺はそれであっさりと引き下がるようなことはしない。
『悪い。でも、どうしても今話したいことなんだ』
翔の部屋の中は以前よりも遙かに整然としていた。床にはゴミも落ちておらず、ベッドも
きちんと整っている。机を上や棚も少々散らかっているものの以前よりはマシだ。
やっぱり女の子になってからちょっと感覚が変わったのかな。前は夢の島状態だったもん
な…今はそんなことどうでもいいが…
『だからって勝手に入ってくんじゃねえよタコ!プライバシーの侵害だぞ』
翔は制服を着たままベッドに寝転がっていた。さっき帰ってきたばかりなのかもしれない、
ベッドの下の床には鞄から飛び出した教科書類が散乱している。
『今日、前田さんと会ってきた』
翔の言い分を無視して勝手に話を進める。あんまり無益な言い争いをしてもしかたないか
らな。
『そ、そうかよ…』
起き上がってベッドに腰掛けている翔が少し辛そうな表情になる。とりあえずは順を追っ
て説明しないといけない。
『…それでちゃんとコクったのかよ?会っただけじゃ意味ねえからよ…』
『俺の気持ちはちゃんと伝えてきた』
そう、俺の気持ちはちゃんと伝えた。正真正銘、俺の気持ちは。
『お、おう…やったじゃねえか。ヘタレのお前にしては良くやったよ…
良かったな。これで、あの前田の彼氏になれたんだからよ。すげえじゃんかよ…』
翔の声が震えている。俯いていて表情は見えない。けど…
ああ、もう…いいや。翔にも悪いし、まどろっこしいのは嫌いだ。
“ぎゅ”
『…え??』
翔の表情は見えない。けどきっと目を丸くしているに違いない。
『翔…好きだ』
なんの躊躇いもなく、この小さな体を抱きしめることが出来た。体が自然に動いた。
なんの躊躇いもなく、この言葉を口にすることが出来た。もう心は決まっていた。
『え?え?ええ??』
翔が疑問の声を連発する。うまく状況が理解できてないらしい。まあ、今までの流れから
していきなり抱きしめられるとは思っていなかっただろうからな。
『お、おおお、お前は何を、何をしやがる!』
我に返ったのか手で俺を突き放す。
『何って?抱きしめてたんだけど』
以前の俺からは考えられないほど冷静に言葉を口にする。前田さんとの一件でもう覚悟が
完全に決まったせいか、何故かあまり恥ずかしいとかいう感情はない。
185ボブ富井:2005/12/17(土) 21:57:54 ID:vKkhAuMR
『そ、それに…さっき、さっきなんていいやがった!?』
『好きだ』
やっぱりこの言葉も抵抗なく口に出来る。俺って人間的に成長したのかもしれない。
『す、好きって…お前…』
『翔は俺のこと嫌いか?』
『え?…き、嫌いなわけないけど…』
打って変わって、消え入りそうな声で呟く翔。嫌いじゃないか、それは良かった。
『で、でもさっきお前、前田にコクったって言ったじゃねえか!な、なんでこんないきな
り…』
『気持ちは伝えたけど、コクってはないよ。ちゃんと俺は翔が好きだってことを伝えて、
断った。悪いことをしたと思うけど、やっぱり自分の気持ちに嘘はつけない』

【『俺は他に好きな人がいるんです。だから、ごめんなさい』】

あの時、俺は嘘偽りのない気持ちを前田さんに言った。そうじゃないと失礼だと思った。
真剣な気持ちには真剣な気持ちで返さないといけない。

【『…そ、そうなん、ですか…』】

【『はい。ゴチャゴチャ言い訳をしても失礼なだけだと思うから…俺がハッキリ言えるの
はこれだけです。
そいつのこと最初は好きだ、なんて考えたこともなかったんです。でもちょっとした事が
あって自分の気持ちに気付きました。いや、気付かされました。だから…』】

【『…ありがとう。真剣に答えてくれて…やっぱり優しいね。
…私は大丈夫。こう見えてもけっこう神経図太いですから、また新しい恋を見つけます』】

【『前田さん…
…ありがとう。ごめんなさい』】

彼女には悪いことをした。それなのに何も言わずに俺の気持ちを受け入れてくれた前田さ
んはやっぱりすごくいい人だ。俺にはもったいないくらい。でも…

『お前…なんてもったいないことしやがるんだ。相手はあの前田だぞ』
そう言われても、自分の気持ちに嘘はつけない。俺は翔のことが好きだ。翔が女の子にな
って一緒に暮らしていくうちに好きになってしまたようだ。
『でも、俺は翔のことが好きなんだ』
いや、正直言って好きなのかどうかははっきりとは分からない。
ただはっきりしていることは翔のことが何より、誰より大事だってことだ。
失いたくはないってことだ。手放したくはない。
これは俺のワガママだ。人の気持ちを考えない自己中心的な答え。
それによって前田さんを少なからず傷つけたと思う。前田さんには心から謝りたい。
けど、それでも、自分の気持ちにだけは、自分の気持ちにだけは嘘はつけない。
『そんな好き好き言うんじゃねえよ…は、恥ずかしいだろうが…』
『でも、好きなもんはしょうがない。翔が俺のことどう思っていようと俺は翔のことが好
きだ。翔も俺のこと好きだとすごく嬉しいんだが…どうかな?』
分かっていて訊いてみる。しかしさっきから自分でも恥ずかしいセリフ連発してると思う。
恥ずかしいセリフ禁止です、とか言われてしまいそうだ。誰にかは分からないが…
『「どうかな?」って…んなこと訊くなよボケ…』
翔は顔を真っ赤に染めて、蚊の鳴くような声で呟く。
可愛い。改めて見ると翔はものすごく可愛い。これ以上ないくらいに可愛い。
俺は何で今までこんな可愛い子を放って置いたままだったんだ…どこまで奥手なんだ俺。

186ボブ富井:2005/12/17(土) 21:58:35 ID:vKkhAuMR
『なあ、翔…その、キスしてもいいかな…?』
思わず訊いてみた。キスしたい、ものすごく。これはどうしようもない衝動だ。
『え?キスって…?』
『俺からもキスしたいんだが…翔がしたみたいに』
『あぅ…』
自分が以前俺にキスしたことを思い出したのか思い出したのか、翔の今でも充分真っ赤な
顔が更に赤くなる。
『あー。もう待てない。キスするぞ!』
さすがに我慢の限界が来た。もう、駄目だ。これ以上待てない。
『あ!ちょ、ちょっと待て!』
無理矢理近づけようとする俺の顔を翔が手で止める。何だ。
『わ、分かったよ。いいぞ…』
翔も覚悟を決めたのか目を閉じる。では…
『ん……』
『んっ……』
口を合わせた瞬間、胸がドクンと大きく鼓動する。柔らかい唇の感覚が全身に染み渡るよ
うな感じがする。翔もピクっと震えた。
唇が離れる。ドキドキはまだまったく収まらない。
『な、なあ翔?』
『な、何だよ…』
名残惜しい。1回じゃ全然足らない。
『もう一回してもいいか』
『お、おう…』
今度はすんなりOKを貰えた。翔の肩を優しく掴み、再び唇を近づける。
『ん……』
『ちゅ……』
さっきよりも長い時間唇を重ねる。翔の体温が唇から伝わってくる。心が温まる。
『んん〜』
いかん。これでは全然満足できない。もっとしたい。
『もう一回いいか?』
『うん…』
それは翔も同じのようで。ではもう1回…
『…んんっ!?…ん…ちゅ…んむ…』
さすがに何度も唇を合わせるだけではあれなので、舌を入れてみた。翔は少し驚いたよう
だったがすぐに自分の舌を俺の舌に絡ませてくれた。翔の腕も俺の首にまわる。
正直今までディープキスなどしたことがない。いや、キスでさえ翔にされたあの時が初め
てだったのだが、どうやら俺はそれほど下手ではなかったようだ。安心した。
舌を通じて翔の唾液が俺の口の中に流れ込んでくる。不快ではない。むしろすごく嬉しい。
ちゅぷちゅぷという卑猥な音が耳に突き刺さる。
『ふぅ…はぁぁ〜』
長い長いキスが終わり、至近距離で翔が俺を見つめてくる。潤んだ目がまるで宝石のよう
に綺麗だ。ものすごく可愛い。
187ボブ富井:2005/12/17(土) 21:59:20 ID:vKkhAuMR
ここまで来れば、最早最後まで行くしかないだろ俺!据え膳食わぬは男の恥。いや、意味
が違うけど…
『…あ!』
軽い放心に陥っている翔を肩を掴んだままゆっくりとベッドに押し倒す。
『ま、待った!』
翔は我に返ったのか声を上げて俺を制止する。
『やっぱ、ここまでいったら駄目か?』
ちょっと不安になる。俺もう抑えが効かないんですけど…やっぱりいきなり最後までいっ
たらマズイか。
『駄目じゃ、ないけどさ。本当にお前はいいのかよ。俺、元々男だし…
…そんな俺にこんなことして気持ち悪くないか…?』
何だ。そんなことか…
『今の翔は正真正銘立派な可愛い女の子だ。俺はなんの不都合もない!
翔が嫌なら止めるけど、俺はものすごくしたい!すごくしたい!』
『そ、それならいいけどよ…その、俺もしたいし…』
横を向いて恥ずかしそうに言葉を紡ぐ翔。ああ、もう可愛いな。反則的に可愛いよ。
『じゃ、じゃあ行きます』
『お、おう…ただ、その、優しくしてくれ、よな…
女の体でするのは初めて、だからよ…』
そんなこと言ったら俺も初めてだって。まあ、でも翔を不安にさせちゃいけないし、やっ
ぱここは俺がリードしないとな。
『…分かった。できるだけ努力してみる』
今すぐ服をはぎ取って襲いかかりたいのを我慢して、ゆっくり、ゆっくりと翔の制服に手
をかける。
綺麗で、可愛らしくて、小さな少女に手をかける。
188ボブ富井:2005/12/17(土) 22:00:38 ID:vKkhAuMR
続く。少年誌レベルで止めとく。正直明日は投下できないと思う
全裸待機している香具師には非常に申し訳ない。吊ってきます。全裸で

>>180
裸王様!世紀末覇者裸王様じゃないか!
189名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 22:03:24 ID:o7gSzkBj
キタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!
(*´д`*)ハァハァハァアハァ
190名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 22:03:47 ID:b8+MdGQ+
わざわざ呼び出して断る必要性が感じられない
191名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 22:16:05 ID:Ben13hmF
>>190
誠意ってものだよ。相手はエロゲのキャラじゃないんだし
192名無しさん@ピンキー:2005/12/17(土) 23:06:19 ID:Kfypkthb
わざわざ言う>>190の必要性が感じられない
193名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 00:06:03 ID:1aMJfQuO
神、いや第一神!!
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!
うおおおぉぉぉぉぉぉ!
感動したあぁぁ(/_;)

194名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 00:28:39 ID:K7O/62CN
恥をかかせたくないから後者裏でよび出しての断り。
男をみたきがした。やさしい男ってやつだ。
どうしよう、後半読んだだけで「おっきおっき」状態なんだか。
静めるため、今月の漫画タイムきららの「さんどうぃっち」読んでくるっ!!
195名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 00:45:19 ID:KhE2ZP3J
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やっぱあの一件のおかげか成長してるぜ

>190は人間が未熟だな
196名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 10:28:19 ID:SBHdeNaI
God━━━━(゚∀゚)━━━━Came!!!

197名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 17:07:17 ID:RsGIkLD7
180は170での新仕置人をうけての台詞ではないかと。
198名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 17:20:31 ID:3Fb+DDQm
 |/|     (´⌒(´⌒`)⌒`)
  |  /  /  |文|/ // /  (´⌒(´もうすぐボブ氏祭だ!!`)⌒`)
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/    (´⌒(´∧ ∧⌒`)`)`)⌒`)
/|\/  / /  |/ /     (´⌒(´(,゚Д゚ )つ `)`)
/|    / /  /ヽ  (´⌒(´⌒  (´⌒( つ ) /⌒`)⌒`)
  |   | ̄|  | |ヽ/| 出遅れるな!!   ( |  (⌒)`)⌒`)
  |   |  |/| |__|/.   ∧_∧ ⌒`).ドし'⌒^ミ `)⌒`)ォ
  |   |/|  |/  (´⌒(´( ´∀` )つ  ド  ∧_∧⌒`)
  |   |  |/    (´⌒(´( つ  /    ォと( ・∀・ ) 全裸で突撃――!!
  |   |/        ( |  (⌒)`)  ォ ヽ( ⊂ )`)
  |  /         (´ ´し'⌒^ミ `)`)ォ (⌒)  |
  |/                     .   ̄ (_)`)`)
199名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 17:26:44 ID:z+s63K4B
>>198
本日はこの冬一番の寒さだそうな。全裸の衆、風邪ひくなよ…って
これだけ熱く萌えてれば心配ないか。
200名無しさん@ピンキー:2005/12/18(日) 18:40:15 ID:3Fb+DDQm
俺のIDが危うくDQNだった事に気付く・・・
201名無しさん@ボビー:2005/12/18(日) 22:38:59 ID:XbeoSQyi
現在執筆中であります。明日あたりたぶん投下できるかと
今日は一日吹雪いてましたね…
ゆきだるまつくろうかとおもったけどおにわがないからやめました

>>190
話の展開上急いでケリをつける必要があったってことで、ご勘弁を
202名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 09:59:23 ID:Oupy6CJ9
GJ! 会社だから全裸待機できな〜いっ
鼻唄は魔女っこメグですか?
203名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 20:45:37 ID:ya50quCr
>>202
全裸とは身体で表現するものじゃない、心で表現するものだ。
服は着てても心は全裸だ。
204名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:51:28 ID:QeaR5UwQ
(´ー`)…今日は来ないのかなぁ…寒い、
205ボブ富井:2005/12/19(月) 22:51:33 ID:yQXdXl0o
ブレザーのボタンを一個一個外す。微妙に手が震える。武者震だろう。
少し時間がかかってしまったが、なんとか全部外し終えた。最初からこの調子では先が思
いやられるな、と自分で思ってみる。
『…お、俺、脱ごうか?』
その俺の様子に見かねたのか、翔が心配そうに声をかけてくれる。いかんいかん、何事も
初めが肝心だと言うのに…
『いや、大丈夫だ。不安にさせたのならごめんな。
でも、俺に脱がさせてくれ』
こう、女の子の服を脱がすという行為は男的(いや、俺的には)ものすごく嬉しいという
か大事というか…
何にしろ俺がしたい。
『お、おう…そう言うのなら頼む…』
弱々しい声。やっぱり不安にさせてしまったか?それはマズい。俺がリードしてやろうと
誓ったばかりなのに…
『うっしゃ!』
パン、と頬を叩き気合いをいれる。男は度胸、腹をくくれ俺。神様仏様、我に力を。
そのまま翔に少し手を挙げて貰い、ブレザーを脱がす。真っ白なブラウスと真っ赤なリボ
ン、そして豊かな膨らみがはっきりと目に映る。
リボンをしゅるしゅると解き、いよいよブラウスのボタンに手をかける。
『あっ…』
ボタンを外し、翔の柔肌を外気に晒した。相変わらずの白い肌だ。俺の肌とは比べものに
ならない、いや比べるのさえおこがましいほど綺麗だ。
小さなリボンのついたブラジャーに包まれている膨よかな…胸、おっぱい。なんて素晴ら
しい。嗚呼、世界はこんなにも美しい。
『スカートも脱がしていいか?』
はやる気持ちを、ぎりぎり残っている理性で抑え込み、翔に訊ねる。
『…う、ん』
恥ずかしそうに小さく頷く翔。可愛い、可愛いじゃないか。普段の勇ましい翔はいったい
どこへ行ってしまったのか?
とりあえず許可が出たので、ホックを外し、スカートを捲る。細い足をするするとスカー
トが徐々におりていく。
『おお!』
下着姿を見て思わず感嘆の声が漏れた。上半身と同じくシミや不純物のない純白の肌。
何より脚線がものすごく綺麗だ。
『恥ずかしいから……あんま見んなよ…』
見るなと言う方が無理だ。あまり無理を言わないで頂きたい。仮に此処に100人の男が
いたら100人が100人とも翔を凝視するに決まっている。
無論、仮に100人いても絶対に翔を見させはしないが。
206ボブ富井:2005/12/19(月) 22:52:11 ID:yQXdXl0o
『触らせてもらいます』
遠慮無く手を伸ばす。触りたい。すごく触りたい。
『あぅ……』
翔のお腹やへそのあたりをなでなでとさする。ゆっくりと、出来るだけ優しく撫でる。
『どんな感じかな…?』
『ん……なんか…くすぐってえ』
だろうな。まだ全然、肝心なところは触っていないのだから。まずは緊張している翔の体
をほぐしてあげないと。俺、初めてのわりにはがっつかないところが自分でも中々立派だ
と思う。褒めてくれ世のみんな。
『翔、あんま堅くなるなよ』
『んなこと……言ったってよ…』
焦らずにお腹や太股を撫でる。徐々に翔の体も汗ばんできて、女体の香りが漂ってくる。
そろそろ俺もこんな焦れったいこと止めたい。
『そろそろ…他のところも触ろうと思うんだが、大丈夫か?』
言いつつも翔の返事を聞く前に手は自動的に動いている。まずは胸へと向かって。
『……んっ』
軽く胸を揉む。それだけで翔は桃色の声を上げた。今まで聞いたことのない可愛らしい声
が俺の辛うじて残っている理性をマヒさせる。
『ん…ちょ、ちょっと待って…』
たまらずおっぱいを揉みしだく。布の上からでも充分に弾力があり、柔らかいのだが…そ
れでも直に触りたい。直に揉んでみたい。
『ブラジャー、取るぞ』
もはや翔に訊ねるようなマネはしない。そんな余裕はない。
ブラジャーのホックに手をかけ、肩ヒモもずらす。なんで外し方知ってるかってのは秘密
だ。
『…やっ!』
たぷんと、擬音が出そうなくらい大きな乳房が揺れながら零れる。やっぱり大きい。
巨大とまではいかないと思っていたが、直に見てみると充分巨乳。自他共に認めるおっぱ
い星人の俺には嬉しい限りだ。
『では…』
下から持ち上げ、包み込むように揉む。手のひらにおっぱいの柔らかな感触が直に伝わる。
ふにゅりとしたマシュマロのような大きな胸。その感触に胸が高まる。
『んんっ…ん……』
色っぽい息を漏らす翔。翔も感じてくれてるのかな?
『感じてる?』
言葉に出して訊いてみた。
『へ。こんなの…まだまだ……』
まだまだ、か。ならば致し方あるまい。
207ボブ富井:2005/12/19(月) 22:53:07 ID:yQXdXl0o
『……ひぅっ!?』
胸の先端にあるピンク色の突起を指でそっとつまみ上げる。そのまますりすりと指の腹で
擦っているうちに乳首は固くなってきた。
どうやら感じてくれてるみたいだな。嬉しい限りだ。
『そ、そんなとこばっか触んなよ…』
『でも、気持ちいいんじゃないのか?』
少しイジワルを言ってみる。乳首が立ってるってことは少しは感じてるってことだからな。
『違げーよ!全然気持ちよくなんか……んあっ』
“ちゅ…”
言葉が終わる前に、ピンクのぽっちを口に含む。唾液でぬるぬるした舌先で、まるでアメ
を嘗めるように何度も口の中で転がす。なんか甘い味がする。こいつは美味なり。
まるでトニーの料理のようだ。億泰が泣いて喜ぶぞ。でも翔は俺の。
『ふぁっ……あっ……あううっ』
切なそうに喘ぎ声を上げて、体を少し震わす翔。
乳首嘗めはわりと効果があるようだな。
俺は翔のサクランボを充分に味わうと、こんどは下に手を伸ばす。そろそろこっちにもい
かないとマイサンが保たない。もう十二分に大きくなっており、ズボンを突き破らんとす
る勢いだ。
『あっ、そっちは……』
翔もそれに気がついたようで声を出す。
『駄目かな?そろそろこっちも触ってみたいんだけど…』
『いいけど……まだ脱がしちゃ駄目だからな。パンツの上から触るだけだぞ!』
ショーツの上からだけですか…
『ん〜、しょうがないな』
ブラジャーと同じく白くて小さなリボンのついた可愛らしいショーツに目をやる。ほんの
少し下着を観察してから、ちょっとだけ膨らんでいる部分に指を置いてみる。
柔らかい肉の感触が下着越しに伝わってきた。
『……ん』
『痛くないか?』
『…ああ、こんぐらいなら、ん、へーきだ』
平気だそうなのでほんの少し指に力を入れてみる。強く押すと下着越しにでも縦のスジが
分かる。それにそって指を動かしてみる。ここも中々柔らかいな。
208ボブ富井:2005/12/19(月) 22:53:50 ID:yQXdXl0o
『ふ……う…んん…』
ゆっくりと擦っていると徐々に白の下着が透けてきている。これは…
『濡れてる…』
『…ば、馬鹿なこと言うんじゃねえ!濡れてるわけなんかねーだろ。
だいたいそんなこと口に出すなよ、は、恥ずかしいだろ…』
だって濡れてるもんはしょうがないだろ。
しかし、そうか、そうか俺の愛撫で感じてくれてるわけか。男としての自信がついてきた
ぞ。さしあたっては…
『…ひんっ!て、てめえ!まだ駄目だって言ったろう…んんっ』
ショーツの中に手を突っ込み、直に局部に触れる。
ショーツの中はほかほかになっていて、秘部からは熱い体液が染み出ている。愛液が付着
した指でアソコをくにくにと触ってみる。するとさらに液体が流れ出てくるのが分かる。
『ちょ、ちょっと…止めろバカ!止め…ろって…あうう』
“クチュ…チュ…クチュ”
『ひ…んあ…あぅんっ……だ、だめだっての、や、めろよ…』
そんな声出されたら止めるに止められない。止められない止まらない。
つうか、ああ、もう駄目だ。もう限界!
『きゃっ!』
翔のショーツをずり下ろす。もう我慢の限界だった。翔のアソコが見たいの俺は!
『や……やあぁ…』
『うぉぉ!素晴らしい』
翔のヘアも、そして秘裂も全てが剥き出しになった。
なんて、綺麗なんだ…ディ・モールト、ディ・モールト(非常に、非常に)綺麗だ。
『だ、だめ!見ちゃだめぇ!』
俺がもっとよく見ようと顔を近づけると、翔はふとももをぱっちりと閉じてしまった。
これではよく見えん。翔には悪いがじっくりと見させてもらうぞ。
『ごめん、翔』
謝りつつも、翔の足を掴みぱっくりと開く。そして足に引っ掛かっていた下着もはぎ取る。
『あっ…やぁ……』
初めて見る無修正のアソコ。それはエグいとか全くそんなことはなく、本当に綺麗なもの
だった。薄いヘアに覆われており、中からはとろとろと蜜が流れ出ている。
よっぽど恥ずかしいのか、両手を広げて自分の顔を覆う翔。頭隠して尻隠さず状態。すご
く可愛い。あまりに可愛いから少しばかりイジワルをしたくなった。
『綺麗だなぁ…それにいい匂いがするぞ』
鼻を近づけてクンクンとまるで犬のように鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。それだけで翔のアソ
コはヒクヒクと動く。
『ううぅ……やだぁ…』
俺が鼻を鳴らす音が聞こえたのか、翔が可愛らしくイヤイヤをする。顔を覆う手にも力が
入ってるみたいだ。
『味も見ておこうかな〜』
わざとらしく声に出してさらに顔を近づける。俺かなり余裕だなホント。童貞のくせに…
そのまま舌を出してさらに近づ…
『ばかぁ!!』
“ドゴォン!!”
…こうとしたら顔に鈍い衝撃が……ナイス、パンチ…
209名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 22:56:44 ID:u96kRbJP
この話は結婚まで続くよな
そうに違いない、いやきっとそうだ
210ボブ富井:2005/12/19(月) 22:57:08 ID:yQXdXl0o
出来てるとこまで投下。エロは難しい。俺の力では資料がないとエロは書けません
「全裸」とは!!暗闇の荒野に進むべき道を切り開く事だッ!と、師匠が仰ってます

>>202
ちなみに鼻歌はBUMPのsupernovaです。僕らの時計は止まらないで動くんだ
211名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 23:45:50 ID:oCU2Y47x
<丶`∀´> ??
212名無しさん@ピンキー:2005/12/19(月) 23:49:30 ID:ivUk6m0D
毎度ながらGJ!
翔が可愛い!可愛いよ!!でも、Hシーンにまでネタが入るのは、恐らく賛否両論だろうな…俺は楽しめたがww
ていうかオッパイ星人かよ兄貴www
213名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:19:15 ID:8CeBCj/X
GJ 最後まで殴られそうだねw
214名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:19:47 ID:ygW/uzW/
GJJJJJJJJJ!!
>>ディ・モールト、ディ・モールト(非常に、非常に)
吹いたw
215名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:28:52 ID:3j79RDge
ベネ!
ディ・モールト・ベネ!
216名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 00:28:59 ID:QNE3wNOW
○| ̄|_ >>204だった俺は負け組かぁ…チックショー!!

ボブ氏乙!! あぁ、素晴らしいよお兄ちゃん…
217名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 01:42:11 ID:QbgCod8v
神ボブ乙!

楽しく読めればなんでもおk!
218名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 02:12:42 ID:yusrTdBl
いい感じに蕩けてきました
GJっ
219名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 03:06:41 ID:ASpd7Ive
ディモールトグラッツェ!
220名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 09:06:27 ID:3ZAFVHGr
ボブ富井氏>
ボブ富井氏の翔ちゃんの話は、初出は前スレ492から でよろしかったでしょうか?
いや、自分でまとめて、りなざうをつかって電車の中とかで続けて読みたいなぁ〜と。

たぶん492で間違いないと思うんだけど…
221名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 19:17:39 ID:kMKI2X4W
21スレの492から今までで31回だと思うよ。
222名無しさん@ピンキー:2005/12/20(火) 20:27:25 ID:KAoppo2e
かすみん大活躍の特別篇とかないかにゃあ?
223名無しさん@ボビー:2005/12/20(火) 22:40:48 ID:BqZAw8DC
本日は投下出来そうにありません。申し訳ない
初出は492からであっていると思います
読みたいと言って頂けると、書き手としては感激の極みです
特別編等は今のところ予定してはおりません。すいません
224名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 00:02:22 ID:fy83mmcF
ディ・モールト(非常に)いいところで寸止め…
続き楽しみにしてまつ
225名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 00:05:47 ID:9g/nDvlM
ごめんなさい
下げ忘れました
226ボブ富井:2005/12/21(水) 22:24:07 ID:RETiOl65
『ほんっっとごめんなさい!』
ベッドの上で土下座する。端から見れば非常に情けない格好だ。あまりにみっともない。
どこの世界にえっちの途中で相手の女の子に土下座をする男が……けっこういるか…わり
といそうだな、そんな男。少なくとも俺だけってことはないだろう。
『む〜〜〜』
翔は布団から頭だけ覗かせて、じと目で俺を見つめている。そんな姿でさえ可愛いのだが、
今はそれどころではない。
『正直、調子に乗ってました。でも、ほら、なんかあるだろ?あんまり可愛いからちょっ
と苛めたくなる時とか』
『ねーよ』
間髪入れずに否定された。しかも一言で…厳しい。手厳しいですねお嬢さん。
『初めてで緊張してるってのにあんなことするか普通?匂い嗅いだりとか嘗めようとした
りとか有りねーだろ。そんぐらい考えろボケ』
さっきとか打って変わって、普段の調子で俺を罵倒する。えっちの時のしおらしい翔はい
ったいどこへ消えてしまったのか?帰ってきてくれ…
それにどうやら相当ご立腹の様子。確かに初めての女の子にするにはちょっと度が過ぎて
いたのかもしれない。でも俺、童貞ですから…よく分かりません。
『うう、すみません…あの、でも再開させて頂きたいのですが…
よろしいでしょうか…お嬢様?』
これで終わりだなんてあまりに酷すぎる。自業自得なのかもしれないが、それでも酷すぎ
る。生殺しもいいとこだ。この虫ケラどもがぁ!じわじわと痛めつけてくれるわ!、状態。
『…しゃあねえな。もう、あんなことしないって誓うんなら続けさせてやってもいいぜ』
あんなこととは…?
『アソコ嘗めたりとか、匂い嗅いだりとか?』
『そうだ』
むう、嘗めるもNGか。それは中々厳しい条件だな。まあ、しかし背に腹はかえられない。
逆に考えて、それで済むなら安いものだ。
『分かった。絶対に約束する!』
しかたがない。今回は我慢しよう。俺はじっと我慢の子であった。
『…絶対だぞ』
『ああ、絶対だ』
『……じゃあ、指切り』
そう言って翔は布団から右腕だけ出して小指を俺に預ける。
指切りだなんて…可愛い奴だな、ホント。あんまりその様子が微笑ましかったので、思わ
ず笑みをこぼしてしまった。
『『指切りげんまん嘘ついたら針千本の〜ます♪指切った』』
『…約束だからな』
『了解しました。我慢する(今回は)』
指切り完了。約束完了。では、いよいよ…
『では、やらせて頂ます』
まずは翔の体を隠している布団を取る。改めて見る翔の肢体。何度見ても綺麗だな、何度
見ても飽きない綺麗さだ。
『やっぱり綺麗だな』
考えが声に出た。それを聞いた翔の顔が再び朱に染まる。
『…からかうなよ。そんなことねーよ』
『そんなことあるって。からかってなんかないよ、素直に感想を述べただけだ』
何度でも言う、綺麗だ。うっすら汗ばんだ白い体、見てるだけでクラクラする。
『そ、そんなに綺麗か?』
『ああ、とっても』
『…へへ、嬉しいな』
にっこりと微笑む翔。
『翔……』
お互いにゆっくりと唇が近づく。まるで誰かに操られているかのように自動的に体が動く。翔の顔が眼前まで迫る。翔が目を閉じるのが見える。
『ん…うんっ……はん…ン…ちゅむ…ちゅ…』
互いに舌を絡め合う。絡め取った舌をそのまま吸い始める。ディープキスなんてまだ2回
目なのだが、思ったよりも普通に出来るな。なかなかやるじゃないか俺。
『ん!?…んぁっ…ふぅん…』
翔の上の口を自分の口で閉じたまま、手を下の口に向かわせる。触れるとそこはすでに充
分に濡れており、指に愛液が絡みつく。
227ボブ富井:2005/12/21(水) 22:24:42 ID:RETiOl65
『ふうぅ…んんっ……ううん…ぷはぁ…』
上の口は解放する。舌から唾液の糸が引いて、顔を離していくと切れた。
翔の顔を見ると、目が涙で潤んでいる。ううむ、綺麗だ。
『すごいな…どんどん溢れてくる』
湿り気のある粘膜が指に吸い付き、離すと弾力でクチャと音を立てる。
『あぅん…音、立てちゃ…んん…恥ずかしいよぉ…』
そう言われても音は立つ。濡れてるんだから音が立つのはしかたないことだ。
『んんっ…ふぁ…ああ…』
少し力を入れて秘裂を弄る。この柔らかな感覚が中々に素敵だ。弄ってて飽きない。
『んっ…ふぅん…あ、うぅん…ふぁぁ…』
ぴちゃぴちゃと水音が耳に響く。まだ入り口付近を弄っているだけなのに、とろとろと愛
液が零れてくる。この小さな器官にいったいどれほどの蜜液を溜め込んでいるのだろう?
女体って本当に不思議だな。まさに神秘の結晶だ。もっと調べてみたい。
『翔の中…すごい』
『あ…ぅ…だ、だめ!そ、そんな…ひろげないでぇ…うぅ…』
翔は肩を震わせて俺の手を押しのけようとする。俺もさせまいと腕に力を入れる。
割れ目をぱっくりと指で開くと、膣内に溜まっていた大量の液体が溢れだしてきた。
『すごいな、アソコの中ってこんな風になってるんだ。中も綺麗なピンク色だよ』
『そ、そんなこと…言わなくて…いい、っての…』
恥ずかしそうに顔を横に向ける翔。こんなに綺麗なんだから恥ずかしがることなんかない
と思うのだが…
『そう言えば、こっちはまだ触ってなかったよな…』
そう言いつつ指をアソコの上部に……可愛く露出している小さな突起に指を持っていく。
『…ひゃうぅ!?』
そこ…クリトリスに軽く指が触れた瞬間、翔の体がまるでブリッジするように跳ね上がっ
た。すごいな…ここまで感じるものなのか、これは…
『そ、そこ…さわっちゃ…や、やだぁ……』
『気持ちよさそうだけど…?』
割れ目をさすりながらも、親指で軽く突起を引っ掻く。それだけで翔はビクンビクンと反
応する。翔が感じてくれていると俺もなんだか嬉しい。
『だってぇ…そこ、さわられたら……んん…なんか…へんにぃ…』
変に、か…俺的にはもっと変になって欲しいところだな。どんどん変になって欲しい。
そう思い、今度は指を秘裂の入り口にあてがい、力を入れて押し込む。
“ジュ…クチュ…”
『はひっ…ん、あぅんんっっ…』
秘裂を裂いて膣内に指を一本侵入させる。すごい、な…
ぬるぬるに濡れた膣内はこんな細い指一本でも充分にぎゅうぎゅう締め付けてくる。まる
でその箇所が独立した生物かの様に蠢いている。
ここに俺の息子が入るわけか…すごく気持ちよさそうだな。
『や……んぁあ…ううんっ…やぁあ…』
中指をやや速めに出し入れする。俺は何のテクニックも持ち合わせていないので、ただ前
後運動させるしかないのだが、それでも翔はけっこう感じてくれてるみたいだ。
『…あぅん……あ…ひ…んんっ…やっ…だめぇ…』
指を出し入れするたびに愛駅も飛び散る。すでに俺たちの周りのシーツはぐっしゃりと濡
れている。
『ひっ……んああああああっ』
翔がひときわ大きな声を上げ、同時に体が1回大きくバウンドする。瞬間的に膣内がきゅ
ううと指を締め付けて、中からは更にトロトロが溢れてきた。
……もしかしてイっちゃたのか?
228ボブ富井:2005/12/21(水) 22:26:01 ID:RETiOl65
『はぁはぁはぁ……』
荒い呼吸、そして潤んだ目で俺を見つめる翔。
『そろそろ…いいかな?』
翔に確認する。
…こっちもそろそろ辛抱ならん。挿れたい。翔の中に挿れたい。
『あっ……お、おう。
もう…挿れても、いいぜ…』
翔は頭がうまく働いていなかったのか、しばらく呆然として俺を見つめた後はっとしたよ
うに言葉を出す。…なんにしろOKは貰えたな。
俺は上着を脱ぎ捨て、かちゃかちゃとベルトを外し、ズボンも脱ぐ。
トランクスはパンパンに膨れ上がっており、俺の息子さんが精一杯存在の証明をしている。
そしてトランクスも脱ぎ、翔と同じく全裸になる。
『うわっ…すげえ、おっきい…』
翔はけっこう驚いているみたいだ。ふ、ついに我が股間の「約束されし勝利の剣」を使う
時が来たようだな。いかなる名刀も使わなければ錆びるだけ…使ってなんぼのもんだ。
『こんなでかいのが…挿いるのか…』
『怖いか…?』
『…こ、怖くなんかねーって。心配すんな』
俺を安心させるためにそうは言ってくれてるようだが、どう見ても不安そうだ。
そりゃそうだと思う。仮に俺が女ならすごく怖い。こんな異物が自分の中に挿いってくる
なんて…
しかもこの土壇場に来て、俺には言っておかなければならないこともある。どうしようか
直前まで迷っていたが、やっぱり黙っていたままなのは悪い。
『なあ、翔。こんな時に今更って感じなんだが…』
『ん?…なんだ?』
やっぱり言わなきゃなあ…これは。恥ずかしい話だが…
『実は俺、まだ童貞なんだ…つまりこれが初めてってことになる。
こんな直前まで黙っていてホントごめん。笑うなり怒るなり好きにしてくれ』
こんな土壇場に来て、実は童貞くんでしたなんて、あまりに馬鹿らしい。最初に言ってお
くべきだったと今になって思う。
翔はどんな反応するかな?やっぱ呆れるかな…?
『…なんで笑ったり怒ったりしなくちゃなんねーんだよ?』
だが翔は意外にも心底不思議そうにそんなことを言ってきた。
そして優しげに微笑んで…
『だってお互い初めて同士ってことだろ?貴志の初めてを俺が貰うわけだろ。
…えへへ、なんか嬉しいな』
破壊力抜群な発言をしてきた。
『それになんか安心したぜ。お前も初めてなんだから、不安なのは一緒だもんな。
そう思うとちょっと楽になったぜ…』
ホント…この娘さんは…なんていい子なんでしょう。
『翔っ…』
思わずきゅっと強く抱きしめてしまった。ああ、もう本当に可愛い子だな、この子は。
『翔、じゃあ、そろそろ…』
『…うん』
翔を離し、いよいよ体を重ね合う……と、ここで1つ忘れ物が…
『あ、ゴムない…』
そうだ、ゴムがない。避妊はきちんとしましょう。貴方の一生を左右します。さすがに高
校生を孕ませるのはマズい。そういうのはちゃんと大人になってから。
『いや、ちょっと待てよ。確か…』
脱ぎ捨てたズボンのポケットをゴソゴソと漁る。確か…この中に
『あった。ありましたよ』
今日、稔から、
「女のことで悩んでるんだったら、コレやるよ。いいか、男に必要なのは度胸とコレだ」
と言われて渡されたものだ。その時は、こいつ常に携帯してるのかよ、使いもしないくせ
に…やっぱ馬鹿だな、と思っていたが今は感謝してる。ありがとう心の友。
では…装着変身ッ!

229ボブ富井:2005/12/21(水) 22:26:43 ID:RETiOl65
『あ、ちょっと待て…』
…しようとしたら翔に止められた。何だろう?
『…べ、別につけなくていーぜ…そのままでも…』
なんですと?
『つけなくてもいいって…大丈夫なのか?』
『あ、ああ。俺…その……まだ、きてねーから…大丈夫だと思う…』
きてないとはつまり…まだ初潮を迎えてないと?
まあ、確かに女の子になってから2週間も経っていないわけだから、当然か。
『では、お言葉に甘えてこのままいかせてもらいます』
翔の足を掴み、股を軽く開かせる。その間に体を擦り込ませ、翔の充分に湿ってびちょび
ちょに濡れている秘部に自分のペニスを重ねる。
『痛いと思うけど…我慢してくれよ』
『ん…だいじょうぶ……我慢できる』
にちゃにちゃとアソコにペニスを擦りつける。少しでも翔の緊張を解そうと髪を撫でてや
る。
『どこに挿れたらいいか、分かるか…?』
翔が訊いてくる。ご心配なく、さすがに童貞の俺でもそれぐらいは分かる。
そこそこ事前に勉強はしておいたからな。
『ああ、大丈夫だ。…いくぞ』
翔がコクンと頷くのを確認してから、秘口にゆっくりゆっくりと亀頭を埋めていく。
『っ……!あ、く……』
翔がほんの少し声を漏らす。
徐々に腰に力を入れて前進させる。入り口よりほんのちょっと奥に弾力ある壁があるのを
感じる。おそらくはこれが処女膜なのだろう。翔の処女の証。
『翔。力を抜いて』
『ん…う、ん…』
これはあんまりゆっくりとしていたら余計痛いだろう。そう思い、一気に押し入れる。
“ズププ…プツッ…プチッ…”
『くっ…ん、あああ゛あ゛…っ』
ブチブチと膜が裂ける音。痛みからか、翔の体がよりいっそう震える。
初めての証である純血が、結合部から滲んでいる。その血を浴びながら、なおもペニスを
前に進める。
痛そうだな。すごく痛そうだ。出来ることなら代わってやりたい…だがそれは無理だ。
『翔の中…すごく熱い』
熱い。それに指の時も感じたことだが、やっぱり締め付けがすごい。
『うぅん…貴志のも…すごく熱い、よぉ…』
そのまま一番奥まで挿入する。ぐっ…きつい…
『ひっ…あんっ……やっぱり、おっきい…』
やばい。気持ちよすぎる。粘膜がぎゅうぎゅうに締め付けてきて…
…これじゃあ、すぐに出ちまう。早漏は駄目だ。男として早漏だけは…
『んんっ…ビクビク…してる…』
翔の呟きがさらに息子を反応させる。
落ち着け…「素数」を数えて落ち着くんだ。素数は誰にも砕けない。
俺にも翔にも神にも誰にも…そう、誰にも変えることの出来ない唯一の理、真実だ。
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47…よし、落ち着いた。
『う、うごいて…いいよ』
…って落ち着けるかド畜生がァ―――ッ!
そんなウルウルした目で見つめられて落ち着ける男なんかいりわきゃねえー。
『ぐぅ!…翔、ごめん…ッ』
もう、限界ッ!
『あっ!?…んんんっ…あつぅ…っ』
一度も動くことがないまま翔の一番奥で暴発してしまった。ドクドクと精液が翔の中に注
ぎ込まれていくのが分かる。うう…情けない。
230ボブ富井:2005/12/21(水) 22:27:23 ID:RETiOl65
『翔、ホントごめん…』
情けなや、早漏の俺。これは謝っても謝り尽くせるものではない。翔も呆れていることだ
ろう。
『しょ、しょうが…ないよ。だって初めてなんだから…
それに、そんなに気持ち良かったんだったら、それだけで嬉しいよ』
涙の筋を出来た顔に笑みを浮かべて俺の頬を撫でてくれる翔。その様子を見て再び硬度を
取り戻す俺の息子。このまま終わったら男の恥。第2ラウンドだ
『あっ…また中で……おっきくなって…?』
『翔。悪いけど、このまま動かすぞ…』
“ズズ…チュジュ……ズッ…”
『んんっ…んっ…んくぅ…』
回復したペニスを動かす。一度出したせいか膣内は俺の精液と翔の愛液でかなり滑りがよ
くなっている。しかしそれでも中はものすごく狭い、と言うかキツイ。締め付けはまった
く衰えることがない。
『ふぅんっ…ああ…んっ…うぅ…』
翔が辛そうな声をあげる。目をきつくきゅっと閉じており、目尻からは涙が滲んでいる。
必死に痛みに耐えているのだろう。
『つぅ…!』
こっちはこっちで快楽に耐えている。一度出したばっかりなのにまたすぐに射精感が込み
上げてくる。それをなんとか押さえ込んでゆっくりとペニスを動かす。
『んんっ…んっ…もっと、速くしても…だいじょうぶ、だよ…』
『大丈夫って、今でもすごく痛そうじゃないか…』
そんな辛そうな顔で言われても説得力がない。
『そんなの…あぅ……我慢できる、から…』
なんて健気な子なんだ。でも、そこまで気を遣ってくれる必要はないぞ。
……とは言ったものの俺はそろそろ限界が近い。
『…ひぐっ…あんっ…んん…速く、しても…いいのに…』
翔の気遣いを受け取らず、あくまでゆっくりマイペースに肉壁の中を動く。速くしたら今
以上に翔は痛いはずだから、まだまだ慣れてない状態でそんなことは出来ない。
ゆっくりとだがさっきよりは力を入れて翔の中を突く。
『く…で、出るぞ。翔っ……』
翔の奥をズンと突く。そのはずみで暴発するのが分かる。
『…ひぅぅ…っ。ま、また…熱いのがぁ…』
子宮にザーメンが吐き出される。さきほどと同じぐらい大量に翔の中に俺の精液が流れて
いく。
それでも俺はまだペニスを抜かない。
『俺はまだまだやりたいんだけど、翔はまだいけるか?』
『ん……俺は大丈夫。もっとしていいぜ…』
俺はまだまだ抱きたらない。そしてなにより…
『うぁっ!…はぅぅ…う、んっ…やぁん…』
翔がまだイってないのに、俺だけ気持ちよくなって終わらすことなんか出来はしない。
体勢を変えて、今度は翔を抱きかかえる。下から翔の中をさっきよりも速いスピードでズ
ンズンと突く。突き上げるたびに豊満な乳房が揺れる。なんとも官能的な光景だ。
『…はぁっ…あぅぅ…うう…んっ…あ、なんか…ちょっと気持ちよく、なって…』
すでに二度出しているのでだいぶ我慢がきく。ぎゅうぎゅうと締め付けてくる肉壁にも少
しばかり慣れてきた。今度はけっこう長く出来そうだ。
『…んあぅっ!…んっ…そこぉ…いいよ…』
浅めのザラザラしたところを擦ると翔が甲高い声を上げた。同時に中が更に締まる。
…ここが気持ちいいのかな?
『んっく…気持ちいいか?』
『…ふあぁ…う、うん…気持ちいいよぉ…うんっ…いい…』
愛液やらカウパー腺液やら精液の滑りで、腰を動かすたびにズブズブとペニスが抜けてい
く、それを離さぬように翔の膣がぎゅっと締め上げる。
231ボブ富井:2005/12/21(水) 22:28:07 ID:RETiOl65
『ひっ…んぁう…あんっ…やぁあ…は、はげし…ひぃんっ…』
翔の腰とお尻を掴み、抜ける寸前まで腰を引き、一息に子宮口を叩く。腰を打ち付け合う
音と液体が飛び散る音が耳に響く。ぱちゅぱちゅという卑猥な音が響く。
『あああっ…なんか、へんなの…へんなのが…く、くるよぉ…』
翔の目がだんだん虚ろになっていく。口は開きっぱなしでそこから流れ出た涎がシーツに
落ちる。
『ひゃ……んっ…らめらって…んぁああっ……ん、へんなのぉ…へんにゃのがぁ…』
声が裏返って呂律がまわっていない。そろそろ絶頂が近いのだろう。
つうか、俺の方も…やばい…
『んぁっ!…はやひ…はやひって…ああう……そんなに、かきまぜたら…んんんんっ…』
パンパンと腰を思いっきり打ち付ける。
もうテクニックもクソもなくただ速く、強く、力一杯腰を打ち付けるだけだ。
ラストスパート。最後の力を振り絞る。
『やぁんっ!…ひくぅっ……あついの…へんなのがぁ…んんっ…あがって…んぁぁぁっぁ
も、もう……ひんっ……い、イク……あぅうんんっ!』
『っつ!うぅ…っく…翔、一緒に…』
一緒にイきたい。こっちももう限界が…っ。
『う、うん…一緒に…いっしょにぃ……ひゃうんっ!』
また急激に中が締まる。もう…で、出るっ!
『あ……ッ!やあ、ああああああぁぁぁーー!!!」』
ドクンと中で弾けた。ビクンビクンと跳ね上がり、残っていた精液を全部余すことなく翔
の内に注ぎ込む。止まらない。長く長く射精が続く。
『あ……おなかの中に…せーえき、いっぱぁい…』
虚ろな目で翔が呟く。焦点が合っていない。口からは涎がだらしなく流れ、今もなお肉棒
を呑み込んだままの膣からは俺の精液、白濁の液体が僅かに音を立てて溢れ出ている。
『しょ、翔、大丈夫か…?』
心配になって声をかけてみる。俺ももう限界だったのだが、もしかすると翔はとうに限界
を超えていたのかもしれない。だとするとマズい。
『ふぇ…?』
と、呟いたかと思うと、そのままゆっくり俺の体に倒れ込んでくる翔。
うお!?本当に大丈夫か?
『しょ、翔!?』
『…へへ、腰が抜けちゃった…』
どうやら大丈夫そうだな。
俺にのし掛かっている翔の体をぎゅっと抱きしめる。熱い。
『こんなにいっぱい中に出して…もう、お腹の中たぷんたぷんだよ…
まったく、もうちょっと人のこと考えろよな…』
そう言いながら俺に微笑みかけてくる翔。
『ごめん。ちょっとやりすぎた…』
『ふふ、冗談だってば。すごく気持ちよかったよ』
翔はころんと体を動かして、俺の腕の上に頭を乗せる。これはもしや、男のロマン、腕枕
というやつでは……
『な、なあ……』
『ん?何だ…?』
『これからは、その…おにいちゃんって呼んでも…いいかな?』
へ?おにいちゃん?
『そりゃ、もちろん!是非とも呼んでくださいまし』
なんか感激で語尾がおかしくなった。「おにいちゃん」ですと…なんと、翔からそんな言
葉が聞ける日が来ようとは……感動した!!
『えへへ…おにいちゃん大好き』
『俺も、翔が大好きだ…』
俺の腕の中ですうすうと寝息をたてる翔の頭を撫でながら、思う。
俺ってすごく幸せ者だ。
232ボブ富井:2005/12/21(水) 22:28:58 ID:RETiOl65
濡れ場上手に書ける職人さん尊敬します。エロってほんっと難しい
とりあえず第一部完ッ!もうちっとばっかし続きます
233名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:07:05 ID:kyHInT6b
ボブ氏GJ!
し、翔ちゃん、可愛すぎる…。
234名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:28:00 ID:A5e9CdXP
お兄ちゃんのこの幸せ者〜!!!!
ボブ氏乙&(*^ー゚)b グッジョブ!!
235名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:31:14 ID:KvUlhdcy
お疲れ様でございます(;´Д`)ハァハァ
236名無しさん@ピンキー:2005/12/21(水) 23:49:24 ID:xKsal4M6
GJJJJJJ!

態度急転換Sugeeeeeeeeee!!
237名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:28:31 ID:1pVIxKfh
俺が漫画とかのキャラなら、鼻血を噴水の様に噴き出していたことだろう……

気の利いた言葉の一つも言えない、ボキャブラリの少ない俺を赦してくれ…GJ!!!!
238名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:28:43 ID:h7GnbqRB
全米が萌えた
239名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 00:52:46 ID:6XxkQX6B
うっひょう
俺も素数数えて落ち着くわ
240名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 01:51:11 ID:kGQyriH3
二部もあるんですかっ!?もうちっとと言わず、もっと、できればずっと続けてほすぃ。
241名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 09:40:13 ID:QQGlY7Lx
ボブ氏GJ。起った勃った、ムスコが勃った。
仕事先で席を移動できないほど勃った。
242名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 11:54:21 ID:WKtQENMm
約束されし勝利の剣

ワロスwwww

GJ
243名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 12:04:29 ID:sSLQ8WEb
GJ、ただGJ!だ!
244名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 16:39:12 ID:Y0s7hvuA
エロゲでいう地雷のキャラゲーを思い浮(ry
245名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 20:24:16 ID:eopgmsGF
今日は来れるんだろうかwktk
246名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 23:48:23 ID:HgIRSyTF
長文嵐不要
247名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 02:09:34 ID:WSzwtMMF
ボブ神GJ!!!!!!
いやー、ツンデレの極み、最高ですにゃ
248名無しさん@ピンキー:2005/12/23(金) 21:55:30 ID:QrCxuQzW
uu
249名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 00:28:48 ID:VPpHtaPw
全裸で続きを待つ
250名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 02:38:25 ID:kqhHZ1z0
充電期間に入ってるであろう
全裸待機で風邪を引いていると思われる諸兄らには休息をお勧めする
251名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 09:35:51 ID:EzfuTixG
東京駅から「こまち」に乗ったら
あっという間に終着駅に着いてしまった。



そんな感じ
252鬼怒川:2005/12/24(土) 12:17:53 ID:hGLbnnmE
需要あったら支援下さい〜2005牛寺撮戦隊です

小津家の魔法部屋には、とにかく本がたくさんある。
魔法技術の本、天空聖界の歴史書、はたまた童話から数学書まで。
中でも翼は魔法薬の調合書を気に入っていた。
戦闘では怪我をする事も少なくないから買い置きが必要であるし、何より作る過程が楽しいのだ。

その日もバイトが休みなのを良い事に魔法部屋に籠もっては鍋にかじりつき、足りなくなっていた魔法薬を作り足していく。

いつも通りに薬を作り終え、棚に収納していると何だか地面が揺れている。

「…!っ地震か!?」

どうやら少し大きい規模らしく、収納したばかりの魔法薬も音をたてて棚から落ちてきた。

「っ!!うわぁぁっ」

棚から落ちてきた薬の一つが翼の肩近くの段差に当たって割れ、体に魔法薬を浴びてしまう。
253鬼怒川:2005/12/24(土) 12:24:38 ID:hGLbnnmE
続きです

収納している物はどれも体に害は無いはずだが、翼は地震が収まるまでに2種類以上を浴びてしまっていた。

「…っ痛てぇ〜…」

そこらへん全体がガラスの破片や液体にまみれる中で立ちすくんだ翼は自分の体のある変化に気付いた。
どくりどくりと、鼓動が早鐘を打ち、そのうちに立っていられない程のめまいに襲われ、床に膝を着く。
体の芯が痺れるように熱くなったかと思うと、フラッシュバックと共に意識が飛んだ。


254名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 12:42:10 ID:gOqpF140
私怨 とりあえずまとめてから一気に書き込んだ方がいいと思う
255庵樹里華:2005/12/24(土) 13:07:11 ID:Qy3tXcBg
メリークリスマス☆
ここの住人みんな、理想のTSできるといいねっ☆
256名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 20:20:34 ID:aS3emwX+
ちゃんと構想を練ってまとめて書かないとな
257名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 20:38:51 ID:vdxFXJW3
゜ー゜)。oO(今年も380氏はカマしてくれるかな・・・・・・・・・
258名無しさん@ボビー:2005/12/24(土) 21:22:48 ID:a+7FYBuB
380氏はクリスマスパスと書いておられるが、
それでも投下してくれると信じている
259名無しさん@ピンキー:2005/12/24(土) 21:25:00 ID:mFdRDI4T
俺にも文章力があったら貢献するんだけどな
260名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 03:31:40 ID:Fhpp4zZZ
>>259
文章力なんて二の次だ。
まずは書くことが肝要だよ、と昔少しだけ職人してた俺が言ってみる。
忙しくて書く暇ないよ(´Д⊂

今の仕事が一区切りできたら頑張りますのでそっちも頑張れ(`・ω・´)
261名無しさん@ピンキー:2005/12/25(日) 22:19:38 ID:iTrUbDYT
俺も妄想ノートに色々と書き綴ってはいるんだが、
日本語不自由だから小説にできないんだよな…。

これから勉強して
再来年までには投下できるようにしたいとか本気で思っている今日この頃。
262名無しさん@ピンキー:2005/12/27(火) 21:21:17 ID:8XZhjEEc
予備が使えなくなった…。もう一度だ、ボブ。
263名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 21:55:17 ID:mGKJ6BZH
一応書いてはみたが、ボブ氏のあとだと気が引けるな・・・
264名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 22:16:29 ID:cL71OaZY
大丈夫。いま書けば、ボブ氏の前になるぞ。
265263:2005/12/31(土) 00:16:08 ID:cRhcXSTu
それじゃ、スレ支援も含めて投下してみる。



目の前に『ぼく』がいた。
そいつはまるで合わせ鏡のようにぼくそっくりで、ぼくが右手を上げればそいつもまた左手を上げるんじゃないかと思うほど精巧で精密だった。
いつもぼくが鏡越しに見ている顔──他人からの評価なら『中性的』、ぼく自身の分析なら男にも女にもとれるどっちつかずで中途半端──がそこにある。
「誰?」
2メートルほどを挟んで問いかける。
「誰だって? それはもちろんぼくだよ。半田陽(はんだよう)さ」
ぼくの声でそう告げる。それは紛れもなくぼくの名前だった。
実は双子でふざけてぼくの名前を名乗っただけの可能性もないこともない。
でもそれはありえない。驚くべき出生の秘密も何もない、平均的な家族の平均的な人生を16年間過ごしてきたはずだ。
「もう1回聞くけど。…君は誰?」
「今にわかるさ。なにしろぼくたちは他人同士じゃない──家族よりも兄弟よりもずっと近いところにいるんだから」
『ぼく』が意味ありげににやりと口の端を吊り上げた。
「じゃあ、また」
そういい残すと踵を返し、夕闇の向こうへと消えていった。
それを待ちわびたかのように一斉に街灯がともる。その下でぼくは混乱する頭を抱えて立ち尽くすしかなかった。

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266263:2005/12/31(土) 00:17:15 ID:cRhcXSTu

あの日から3日が経ち、でもぼくの周囲には何も起こってはいなかった。
忘れかけてすらいたのに、ここにきて思い出したのは同じような時間に出会った場所を通ったからだ。
記憶が蘇って、あれはなんだったのだろうかと改めて思う。
それとなく親に聞いてみるのもいいかもしれない。出生について重大な秘密なんてなさそうだけど。
「ただいまー」
玄関には靴が3足。姉さんのと母さんのと、珍しいことに父さんの革靴が段差に沿って揃っていた。
「あれ、今日は遅かったわね」
ダイニングに入ると料理を並べている母さん──半田円(はんだまどか)に呼び止められた。
「ちょっとコンビニで立ち読みしてて」
本当はゲーセンに行っていたんだけど、言うと確実に怒られるので適当に誤魔化す。目でばれないように目線を母さんからはずすと、父さん──半田両一(はんだりょういち)と目が合った。
「今日は早いね。いつもは11時とかもっと遅いのに」
「ああ。会社からこれ以上残業代払いたくない、って言われてな。サービス残業するのも馬鹿らしいから帰ってきた」
コップになみなみと注がれたビールを一息に飲み干すと、心底幸せそうな顔になった。
「会社の中の人も大変だね」
「近頃は行政の目が厳しいらしくってな。それに乗じて組合も動き回っているとかなんとか。私らにゃ嬉しいが会社はたまったもんじゃないな」
ごくありふれた家庭内の話。
こんな家族にサプライズな過去があるとはどうしても思えない。
「あのさ、どうでもいいことなんだけど……」
それでも、どうでもいいことながらも心の中にわだかまった微かな不審を拭い去ろうと何気なくそれとなく聞いてみる。
「ぼくが生まれてきたときに何かなかった? 例えば双子だった、とか」
……全然何気なくない。というか直球ど真ん中ホームランコース。本当ならかする程度がちょうどいい。けど、あまりにはずれると意味のない会話になる。
こういう話の調整は苦手だ。
「なにか……? なあ母さん、陽が生まれてきたときになにかあったかな」
「んー、特別なことは何もなかったと思うわよ」
「おお、そういえば!」
父さんが何かを思い出したのかぽんと手を叩いた。
びくっとする。何かがあったのか…正直かなりショックだ。
「産声が天使のラッパみたいに聞こえたなあ。二人目とはいえあれには感動した」
それ、なんてし○かちゃん誕生秘話?
「別に何もなかったの? 双子とか絶対にない?」
「ないわよ」
267263:2005/12/31(土) 00:23:23 ID:cRhcXSTu
2階にある自室に戻ってからぼくは安堵のため息をついた。
白昼夢。そうだ白昼夢だ。そうでなければ何かタチの悪いイタズラだ。
方法は思いつかないけど、何か催眠術かトリックを使えばぼくがもう一人いると思わせることもできるに違いない。
声だって自分が思っているのと実際のはかなり違う。骨を通さず聞こえる声を把握している人なんてそうそういない。
『残念でした』
不意にどこからか声がした。ぼくが思っている自分の声が。
あたりを見回すと、
「やあ、また会ったね」
窓際に3日前の夕方に見た『ぼく』が悠然と座っていた。
「──! どこからっ!」
「タネも仕掛けもありまくりだけど、それは企業秘密」
ウィンクしながら指を振る。自分がやっているみたいで気味が悪い。
「どうした?」
『ぼく』がぬうっと下からぼくを覗き込んでいた。写真以外で見ることのできないアングルに違和感を覚える。
「そんなカッコつけている自分を見て恥ずかしいと思ってるだけ。もうやらないでくれると嬉しいんだけど」
考えてみれば異様な光景だった。同一人物が同じ時間、同じ場所に二人もいる。客観的に見てありえないことだった。
でも主観的には実現している。絶対的な矛盾がそこにはあった。
逆説が真であるなら、今ここで起こっていることは現実ではないことになるけど、これがよくできた夢だというには無理がありすぎた。
「何しにきたの?」
もっともな質問をぶつけてみる。最近は学校でも来訪目的を明かさないと入れない時代だ。
でも刃物かざして「生徒刺しにきました」は認められない。現状はすでに校舎に入り込んでいるのと同じだけど。
…………
これはもしかして危険度99%と赤文字で表示されてもおかしくない状況ではないだろうか。
高めに推移していた警戒心がリミットに近づく。
だが心配のしすぎではないか、という一節が頭をよぎってすぐ消えた。
いきなり殴られたり刺されたり、撃たれたりすることだってあるかもしれないし、その可能性はディープインパクトが勝つ以上にある。
一発だけなら誤射かもしれない、なんて悠長なことは言ってられないのだ。
268263:2005/12/31(土) 00:24:39 ID:cRhcXSTu
「そう身構えなくたっていいよ。挨拶にきただけだし」
敵意をあらわにしたぼくとは対照的に、『ぼく』は平静におどけた感じでたしなめるように言った。
「いまはまだ『その時』ではないからね。『その時』になれば歴史が動く…………じゃなかった……。いやこれでも間違いじゃないか。
すぐにわかることになるさ。ちなみに『その時』は3日後だから」
今までいた窓際からひょいと立ち上がり、ぼくに向かってくる。
反射的に身構えるぼく。
部屋の真ん中にいたぼくの真横で歩みを止めた。すれ違う形で並んだ状態だ。
「じゃあ、また」
耳元で囁かれて身体がすくんだ。
その一瞬で『ぼく』は跡形もなく消え去っていた。ぼくの後ろにはドアしかない。そのドアが開いた音すらしなかった。
どこから出て行ったのかと周囲を探すと、ドアにメモ紙が張り付けてあるのを発見した。

『今はこれが精一杯』

……すごく力有り余る精一杯だと思うのは気のせいだろうか。
ふうと大きくため息をつく。安堵感からか解放感からかその区別はつかない。たぶんどちらもがその息には混じっている。
それにしても、とさっきを思い返す。
「背、伸びてた……」
並んだ時にわかったけど、同じだったはずの身長が『ぼく』だけ頭半分くらい伸びていた。前に会ったのが3日前だったのを考えると急激な伸びだ。
身長の低いことがひとつのコンプレックスになっているぼくにとっては羨ましさを通り越して僻みにすらなる。
ともあれ終わったことだ。『ぼく』の身長なんか関係ない。そう、まるっきり関係ない。
3日前には何事もなかった。
今日も何事もなかった。
だったら3日後も何事もないに違いない。
「タワゴトだけどね」
短絡的としかいいようがないことはわかっていたけど、そうとでも割り切らないとこれからやっていけそうになかった。
それほどまでに非現実的すぎた。
(3日後に何もないといいけど)
そう願いながら、その日は眠りについた。

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269263:2005/12/31(土) 00:27:48 ID:cRhcXSTu
次の日、目を覚ますと何だか身体がだるかった。
妙に身体が重い。何かがぼくの上にのしかかっているかのようだ。
イメージ的には象。朝焼けをバックにサバンナのど真ん中に布団を敷いてその上に象が乗っている感じ。
(せーの……!)
心の中で勢いをつけて腹筋の要領で一気に起き上がる。たったそれだけのことなのにかなり体力を消耗してしまった。
朝起きることは重労働だけど、息が切れるのは理屈に合わない。重病人でもケガ人でもないのだし。
訝りながらも、いつものように洗面台に向かう。鏡に映ったぼくが「やあ」と声をかけてくるかも、と思うあたり重症だ。昨日のことがまだ余韻として残っている。
果たして、鏡に映った顔はいつもよりふっくらした感じだった。
むくんでいるのかと指でつついてみると、ぷにぷにとした弾力でその指を押し返してきた。
むくんだという以外にこの現象を分析できないので、仕方なしにそれ以上の詮索を打ち切る。
(身体もなんだか重いし、きっとそのせいそのせい)
深く考えてもしょうがない。日常生活は送れるし、だとすれば大したことではない。たぶん。
部屋に戻り、着替える。まずはTシャツから。
無造作に脱ぎ捨てると思った以上の涼気に鳥肌が立った。もう7月だけど梅雨に入っているせいか肌寒い。
早く替えのTシャツを着よう──
ふと目が胸のところで止まる。
「あれ?」
なんか膨らんでいるような……?
まだ寝ぼけていた意識が覚醒する。
(そんな馬鹿な!)
手に持ったTシャツを放り投げ、急いで確認する。
「…………」
見間違いではなかった。残念なことに。
確かに胸の部分が膨れていた。ささやかでちょっとで少しだけ。でもはっきりと。
「腫れたんだ。きっと。絶対。うん、そう」
恐る恐る触れようと試みる。その指が震えている。未知への恐れ。
きっとエジソンが電灯のスイッチを初めて押すときもこんな気持ちになっていたに違いない。
点灯。
「うっ…」
あまりの緊張で意思とは無関係に肺から空気の塊が吐き出される。
結論からいうと、柔らかいけれども弾性に優れたいつまでもふにふにしたい、癖になりそうな感触だった。
腫れものにしてはまったく痛くないし痒くもない。ただいつものようにそこに肌があってそれを触っている、それだけ。
「鳩胸にでもなったのかな…」
顔もむくんでいるし、全身が不調なのかもしれない。心因性なら一晩で総白髪になったという例もあるので、基本的に何が起こってもおかしくはない。
そうやって自分を納得させる。自己防衛機能絶賛稼動中。
ふと。
いつもなら気にならないようなことが思い浮かんだ。
下、下半身、局部、陰部とも呼ばれる部分のことが、何故か。
ぼくの予想はありえない未来を描いていた。そんなことは現実的にはありえない。でも『ありえない』ことはすでに3日前から起きている。
心音が途端に早くなる。
確認しないと、と脳が命令を出す。でも心がやめろと制止をかける。
きっと何事もないと思う反面、ひょっとしたら万が一とも思っているからだ。
どこからともなく天使とも悪魔ともつかないのが飛んできて勝手に戦いを始める。どちらが良いことなのかわからないまま。
270263:2005/12/31(土) 00:32:05 ID:cRhcXSTu
とりあえず今回は以上です。
271名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 00:42:36 ID:GK2EAHqx
GJ!!
文章のレベルも高いですし、ドッペルゲンガーとは中々珍しい
続き期待しております
272名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:25:41 ID:HdDoDP2Q
GJ!!
273名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 02:48:32 ID:EYI0+Zww
新たな神光臨!?
274名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 21:49:11 ID:rgqofIi5
GJJJJJJJJ!!
続きも激しく希望します!

皆さんよいお年を
275263:2005/12/31(土) 23:31:42 ID:MCBXfc3u



「はぁ……はぁ……」
知らないあいだに呼吸が荒くなっていた。
行動を起こせばすぐに終わる。ズボンを掴んで下に降ろす。ただそれだけだ。1秒と数カロリーで事足りる。
でもそれをやったら取り返しがつかないような気もした。
少なくともこの状態を維持すれば『ある』と『ない』の確率が混在させることができる。
シュレーディンガーの猫ならぬ『半田陽の下半身』。
「情けない限りの名前だ……」
世が世なら名前が後世に残ったかもしれない。末代までの恥さらしとして。
……何かどうでもよくなってきた。
ちらりとベッドの枕元に置いてある時計を見遣ると、すぐに朝ごはん食べて家を出ないとやばい時間になっていた。
深呼吸をひとつ。

やるしかない。

固く目を瞑ってズボンとトランクスを一緒に爪が手のひらに刺さるくらいの強さで握りこむ。
(3……2……1……)
ゼロと同時に一気に降ろした。
ズボンと下着に包まれ一晩かけて保温されていた下半身が外気に触れ、急速に熱を奪われてゆく。
今の状態を誰かに見られたら家族会議ものだけど。そんなことはもう気にならなかった。
目を開ける。
カーテンの隙間から注ぐ朝日が眼球の中を白く照らす。
数瞬後には焦点が定まる。
伸るか反るか。

「…………ない」

目の前が真っ暗になった。朝日はどこへ消えてしまったのだろう。
頭から血が引いていくのがはっきりわかる。
血の気の代わりに頭の中に入ってきたのは、
(何で? 何故? Why?)
大量の『?』マークだった。
それはまるでコンピュータウィルスのように侵蝕し、判断力と冷静さと理性を根こそぎ破壊して回った。
理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能埋解不熊裡解下態…………
276263:2005/12/31(土) 23:34:00 ID:MCBXfc3u
数秒か数十秒か数分か数時間か、どれほど経ったかわからないけど、一抹の判断力が戻ってくる。
(きっと見間違いだ)
これほど(自分のなかで)大騒ぎして単なる見間違いなら大恥もいいところだ。自分以外誰もいなくてよかった。
覗き込む。
「……見えないような気がするけど、錯覚だよね」
16年そこにあり続けたモノが綺麗さっぱりなくなっていた。棒と袋のあった場所には何やらスジというのだろうか、割れ目のようなものができている。
いやしかし人の視覚回路はファジーにできているが故に騙されやすい。
視診だけで判断するのは早い、と脳のどこかが反論する。詭弁だろうが逃避だろうが自己防衛だろうがそれは一理ある。あるといったらある。
触診もしなければ完璧とはいえない。
そうと決まれば話は早い。
けど、知らないうちに握りこんでいた右手は痙攣を起こしたかのように震えてしまっていた。
腋の下を圧迫したときに起こるに似た痺れが右手──いや全身を覆う。
全身が細かに震え、ともすれば揺れているかのようにさえ感じる。

触れる。

ババ抜きでジョーカーを引いたときの数十倍ものショックがぼくを襲った。
「ない」
右人差し指は男の証を何一つ発見できなかった。
「……お、んなに……なった………?」
胸があり、男のモノがない。ぼくの知識内で語るなら、それは女の特徴で、男女の差異に他ならない。
(ありえない!)
昨日までは確かに男だった。ここに間違いはない。
でも今朝になって性別が真逆になった。
ダウト。それは現実的に起こりえない。雌雄同体生物ならまだしも、人間にとっては。
やっぱり間違いだ。
たまたま触れられなかっただけで、ちゃんとあったのだ。
まさぐるようにサーチする。
「あっ…」
『男』の代わりに人差し指は妙な感覚を返す。意図せず割れ目を下から上になぞっていたようだ。
反射的に背筋が伸びた。バネ仕掛けの人形が元の位置に戻ろうとするかのように。
続けて頭の中に何かが閃く。
これまで味わったことのない感覚だった。
「なに……これ……」
触れるなという警告にも、興奮を促す情動にも取れる得体の知れない謎の衝動。
果たしてそのどちらなのか、それとも2種類の混合物なのか、あるいはそれ以外の何かなのか、判断はつかない。
277263:2005/12/31(土) 23:36:10 ID:MCBXfc3u
いつしか座り込んでしまっていた。どのタイミングで腰が砕けたのかまったくわからない。
それほどまでにショックが大きかった。
(どうしよう)
意外にも次に湧き上がってきたものはパニックでもなく、これからどうするかという疑問だった。
「話せるわけないよなあ…」
朝起きたら女の子になってました。
誰が信じるだろうか。ぼくでさえ「なに言ってんの」と取り合わないだろう。
不幸中の幸いか、『元』の顔と大して変わりがなく、体つきもこの程度の膨らみもまず見破られることもない『誤差』の範囲内で済んでいる。
隠し通すしかない。
そう心に決めたとき。
「なーにやってんだ、陽」
背後でドアを勢いよく開けられた。
「に、兄さん!?」
首だけ振り返って、そこにいたのは潤(じゅん)兄さんだった。
まずい。反射的に思った。
穿いているものは膝から下にあって上半身は裸。ほぼ全裸の状態で部屋の真ん中に座り込んでいる。
それだけでも不審極まりないのに、加えて今のぼくは昨日までのぼくではない。
「なにやってんだ? いつまで経っても降りてこねーし」
不審者でも見るような目でぼくを睨みつける。メガネの反射が鋭い眼光のように見えた。
「き、着替えてたんだ。夜に汗かいちゃったみたいで」
咄嗟の嘘。我ながら苦しい言い訳だ。
たったいま隠し通すことを決めたばかりだというのに早くも崩れ去る一歩手前。砂上の楼閣にもほどがある。
「いーんだよ隠さなくたって。『処理』してたなんて誰にも言わねーよ」
「ち、違うよ! そんなんじゃ……!」
「そんなことより早くな。遅れても知らねーぞ」
言いたいことだけ言って兄さんは階下に姿を消した。
本当の事はばれずに済んだけど、あらぬ誤解を招いてしまった。
でもこの両者を天秤にかけたとき、どちらに傾くのかはわかりきっている。
まるでチェスだ。キングを守るために他の全ての駒を犠牲にする。
でも相手のキングがどこにあるのかわからない不条理なまでに不利な条件でのチェスゲーム。
チェックメイトの糸口は3日後に掴めるはずだ。
当面の敵は、
「バレないで日常生活なんて送れるのかな…」
世界であり社会といういきなりのボスキャラだった。
めげそう…。

------------
278263:2005/12/31(土) 23:40:55 ID:MCBXfc3u
学校の存在を思い出したのは、時計の針がいつも家を出る時刻を指していた頃だった。
超特急で着替えを済ます。ハンガーから制服のカッターをはずし、いつものように身に着けてゆく。
身に着ける端々で小さな違和感を感じたけど、そんなことを気にしている余裕はない。朝食を諦めなければならないほど土俵際に追い詰められている。
カバンを引っ掴み階段を駆け下りる。ダイニングの横をそのまま通過。さようなら朝食。
走るスピードそのままで靴をはき玄関から外に飛び出した。
直後むわっとした空気が頬をなでる。まとわりつくような湿気。走るには向かない環境だ。
でもそうも言っていられない。
一生懸命走るぼくの横を何の苦労もなく通り過ぎる車に、羨望と世界中の格闘家の集まるボーナスステージに送り込みたい願望を覚える。
せめて自転車でもあればそれなりに楽はできるけど、あいにく校則で自転車通学は自宅から学校までの距離が2キロ以上と決まっている。
学校の近くに友達の家があればそこまで乗っていくという裏技が使えるのに、残念なことにそんな一等地に住んでいる友達はいなかった。

派手に息を切らし、汗と湿気で肌に張り付いたシャツに不快感を覚えつつも、何とか遅刻せずに済んだ。先生とはほぼ同着だったけど。危ない。
磁石のS極とN極のようにくっつきたがる前髪を額から引き剥がしながら呼吸を整える。
が、治まらない。
肺が酸素を貪欲に求める喘ぎが止まらない。立ち上がろうという気力もない。もしあったとしてもこんな膝が大笑いしていては無理だ。
おかしい。
ペース配分をした走りだったはずだ。間に合わせるためにスピードを上げ過ぎたかもしれないけど、ここまで全体力を使い果たすようなことはこれまで一度もなかった。
……おそらく。
(この身体になって体力が落ちてる?)
そうとしか考えられなかった。
陸上競技を見ていても男女の差は瞭然だ。
身体の構造の違いか心肺機能の差か、たぶんそんな要因が関わっているのだろう。
「よお、今日は遅かったな」
息も絶え絶えに机に突っ伏しているところに、上から陽気な声が降ってきた。
朝っぱらからこんなにテンションが高いのは一人しかいない。小学校時代からの親友の芹沢明(せりざわあきら)だ。
「ちょっと寝坊しちゃって」
上向いて顔を確認する。正解。
普段からつき合せて新鮮味もまるでない二枚目と三枚目の中間くらいの顔を眺めていても仕方ないので、突っ伏しに戻る。
こんな不快指数の高い日でもサラサラ感を失わない髪も見飽きた。
「そんなことよりいいのか?」
「なにが?」
「1時間目体育だぞ」
それを聞いて身体が反射的に勢いよく起き上がった。
散々疲れて息をするのも面倒なくらい何もやりたくない気分なのに酷すぎる。1時間目は休息にあてようと思っていたのに……。
279263:2005/12/31(土) 23:42:55 ID:MCBXfc3u
「遅れて怒られるのは陽だけじゃねえからさ。早くしてくれよ」
体育教師の鬼頭心人(きとうしんと)は前時代的な教育方針を打ち出している。
精神論を筆頭に、一人のミスは全員のミス──連帯責任を押し付け、体罰の代わりとばかりにあらん限りの大声で罵声を浴びせる、など。
一度目をつけられると、別の意味でとことん『特別扱い』されることになる。
その凄惨な光景を見ると、絶対にその立場になりたくない、死んでもご免だと心の底から思えるようになる。
教室の前にかけられた時計を見ると時間がなかった。
(今日は時間に追われてばっかりだ)
と、いつものように服を脱…………
カッターを脱ぎシャツから体操着に着替えるところでピタリと身体が止まった。
「どうした、陽?」
教室から人が少なくなったとはいえ、人前で着替えるなんてことができるわけがない。
今朝誓ったばかりではないか。世界から真実を隠し通す、と。
「ナンデモナイ」
何でもありすぎるけど、なんでもない。
「…? まあ何にせよ早くな。待っててやるから」
「えっと……それは困る。……すごく」
「なんでよ?」
それはこっちのセリフだ、と言いたいのをぐっと堪える。どうしてこんな時に限って追究しようとしてくるのだろうか。
適当な言い訳を探す。
瞬間、閃いた。電球。
「パリ…………じゃない。ちょっとトイレ行ってくるから先に行ってて」
言うなり返事も聞かずに教室を飛び出した。
そのまま個室に飛び込みカギをかける。
束の間の安心。それもすぐ振り払ってシャツを脱ぐ。
「やっぱり、あるんだよなあ…」
ささやかながらも確実に存在する膨らみを見て現実を思い知らされる。
深いため息が漏れる。
この手もこの足もこの体もこの頭も、身体中のありとあらゆる構成要素が不幸でできているかのように思える。
その不幸を覆い隠すように体操着に乱暴に頭を通す。
白い体操着は、白いというだけで不幸に対抗しているようだ。これで黒だったり紺だったりすれば一層陰鬱な気持ちになっていたことだろう。
幸い体操着は元々サイズが大きめで、肝心の膨らみは外からだとシワに隠れてほとんどわからない。
グラビアアイドルみたいなポーズを取らず、気持ち前かがみになっていればバレることもなさそうだ。

──キーンコーンカーンコーン

「やばっ!」
個室の扉越しにくぐもって聞こえてきたチャイムの音。ぼくは慌ててグラウンドに駆けていった。
280263:2005/12/31(土) 23:45:13 ID:MCBXfc3u
今回は以上です。
もう時間ないですが皆さま、よいお年をノシ
281名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 23:52:20 ID:+4h5Fgv9
GJ!
282名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:12:58 ID:RpYoluG/
GJ!!!貧乳はいいよ貧乳は。TS貧乳はいい
しかし文章のレベル高いッスね。見習いたい
283名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:13:59 ID:RpYoluG/
目が覚めると巨大な虫になっていた。グレゴールは虫になっちゃった。俺も虫になっちゃ
った。
…なんてことはなく、普段通りの姿だった。
仮にここで俺が虫やら女やらに変身していたら物語としては意外性があって面白いのだろ
うが、生憎そんなことはなかったようだ。それに第一俺が困る。すごく困る。
折角宝物を手に入れたというのに、また振り出しに戻るなんてすごろくは意地悪が過ぎる
だろう。今までの努力が水の泡だ。
『それにしても清々しい朝だな』
慣れない運動をしたせいか体はだるいし腰も痛いがそれでも十二分にいい朝だ。気分がい
い。ものすごくハッピーだ。ラブアンドピースだな人生は。
何せ朝起きたら自分の隣には裸の美少女が寝ているのだ。これほど素敵なことはそうそう
あるまい。その幸せを確かめるために隣で寝ているであろう翔に目をやる。
『あれ?』
が、俺の隣には誰もいなかった。誰もいない。
『あ、そっか。左隣じゃなくて右隣だったっけ』
左を向く。床があった。当然だ、俺はベッドの左端で寝ていたのだから…
結論、翔はベッドにはいない。
『先に起きたのかな?』
まあ、別にベッドにいなくても不思議なことではない。大抵俺の方が翔より早起きだが、
翔の方が先に目を覚ますこともあるだろう。別に珍しいってことだけで、不審に思うこと
でもない。
『あれ?なんで…??』
だが布団から出るともう1つ疑問が発生。これは些細な、ではなくわりと大きな疑問。
『なんで俺、服着てるんだ??』
昨日は翔が眠ったのを確認した後、俺もすぐ眠りに落ちたはず。服を着ずにそのまま寝た
はずだ。ではなんで今服を着ているんだ。
辻褄が合わない。理屈が合わない。意味は同じだが…
284ボブ富井:2006/01/01(日) 02:15:01 ID:RpYoluG/
『おかしい。おかしいぞ、これは…』
不安になってきた。
昨日の夜の出来事は果たして本当に現実にあったのことなのだろうか?「もしかして俺の
夢オチ?」とか、そんなベタベタで尚かつ最悪な展開だけは正直勘弁して欲しい。いや、
でもはっきりとその最悪を否定出来ない。以前にも翔の淫夢を見たことがあるわけだし…
あの時は口でしてもらうだけで本番まではいかなかったのだけど。
だいたい翔が俺のことを「おにいちゃん」だとか「大好き」だとか言うなんて非現実的と
言えば非現実的。今まではまともに名前で呼ばれたことすらなかったのにいきなり飛躍し
過ぎな気もしないでもない。
夢、夢か…有り得ない話じゃない。むしろかなり有り得る話。
夢…都合のいいもの。美しいもの。残酷なもの。
嗚呼、そう考えるとますます不安になってきた。不安スパイラル。
『いかん、いかん。起きたときの幸せな気分がフっ飛んでしまった』
ネガティブなことを考えだすとキリがないからな。もっと明るくいこう。明るく明るく蛍の光……あれ、あんまり明るくないや。むしろ暗い。
『とりあえず起きよう』
いつまでもベッドの上でウジウジと考えていてもしょうがない。起きよう。起きて行動し
よう。
ベッドから起き上がり、部屋のドアノブを回す。顔を洗って頭をしゃっきりさせるか。
―――と、
『あ、…おはよう。おにいちゃん』
ドアを開けると、目の前には良く見知った美少女が立っていた。
『おお……』
夢じゃなかった。現実だった。紛う事なき現実。
良かった。ホント良かった。ありがとう神様。ありがとう世界。愛している。
『ん?どうしたんだ?』
感動でしばらくぼうっとしていたせいか、翔が少し心配そうな顔で見つめてきた。俺の方
が背が高いから、翔は必然的に見上げる格好になる。なんだか可愛らしい。
『あ、いや、なんでもないんだ。おはよう』
朝の挨拶を交わす。思えば俺から挨拶をすることはあっても翔からされたことは今の今ま
でなかった。新鮮な感じがする。
285名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:15:29 ID:pU0AWQkA
あけおめ!
286ボブ富井:2006/01/01(日) 02:16:11 ID:RpYoluG/
シャワーを浴び終わり、髪をタオルで拭きながら台所まで歩く。裸で寝たはずの俺が服を
着ていた理由は簡単、要するに翔が着せてくれたのだ。「朝寒かったし、風邪引いたら大
変だからな」とのことだった。お心遣い大変嬉しい。しかし服を、しかもパンツまで穿か
せて貰ったってのはなんだか恥ずかしいな。赤ん坊みたいだ。
今から朝飯を食べようと思っているのだが、時刻はすでに12時をまわっている。昼飯に
なってしまった。よく寝たもんだ。こんなに寝たのは初めてかもしれない。
そんなことを思いながら台所のドアを開ける。
『さーて、パンでも焼くか』
と、思ったがどっこい。テーブルの上にはすでにサンドイッチが用意されていた。何故?
何故こんなところにサンドイッチが?しかもタマゴサンド。美味しそうだ。
『サンドイッチでよかったか?駄目なら他に何か作るけど…』
声のした方に視線を移すとエプロン姿の可愛らしい女の子がやや不安そうな面持ちで俺を
見ていた。誰?
この娘はもしかして、いやそれ以外に有り得ないのだが…
『え〜と…翔?』
『やっぱりサンドイッチ嫌いだったか…?』
つまりはこのサンドイッチを作ったのは…翔だということでファイナルアンサー。
『いや、大好きです!』
サンドイッチもエプロン姿も大好きです。美味しそうです。食べ頃です。とっとと、いか
んいかん。朝からなに邪なことを考えているんだ俺。そういうのは夜になってから。
『そ、そっか。良かった』
ほうっと胸を撫で下ろす翔。しかしまさかお昼が用意されていようとは、しかも翔が作っ
た。
とりあえずサンドイッチを一口食べる。これは…
『…美味しい』
潰したゆで卵をマヨネーズであえ、タマネギと一緒に食パンに挟んであるだけのものなの
だが、美味しい。
マヨネーズが卵を!塩こしょうがタマネギを引き立てるッ!「ハーモニー」っつーんです
かあ〜〜〜〜。「味の調和」っつーんですかあ〜っ。
たとえるなら、
サイモンとガーファンクルのデュエット!くり〜むしちゅ〜上田に対する有田!高森朝雄
の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」!
………つう―――っ感じっスよお〜〜〜〜っ。
287ボブ富井:2006/01/01(日) 02:17:21 ID:RpYoluG/
『いや、本当に美味い。今までこんな美味しいもの食べたことない』
『大げさだって。たかだがサンドイッチで…』
翔は照れくさそうに少し頬を赤く染める。お世辞に聞こえたかもしれないが本音だ。
ゆっくりと噛みしめ味わう。残り一個。名残惜しいが残り一個を頬張る。
『ごちそうさまでした』
完食。
食べ終わって空になった皿を洗おうとしようとしたら翔に止められた。
『俺が洗っとくから、おにいちゃんはてきとうに休んでていいよ。起きたばっかりだし、
しんどいだろ?』
『え?…でも、いいのか?』
自分の分は自分で始末するのが当然だと思うのだが。人にやって貰うのは悪い気がする。
『いいっていいって。だって今まで炊事も洗濯も買い物も全部おにいちゃんにやってもら
ってたし。だから今日からは俺が全部やる。こう見えてもけっこう料理とかも得意なんだ
ぜ。まかせろ』
まあ、そう言って貰えると有難いが。確かに親が旅行に出てから翔の分も全部俺がやって
たからな。見事なまでもパシリだったと自分でも思う。
しかしさっきから妙な違和感というか何というか…
『あの、翔…』
皿を洗っている背中に話しかける。
『うん?なに?おにいちゃん』
それだ!
『もう1回言って』
『おにいちゃん?』
おお、ゴッド。「おにいちゃん」なんて甘美な響きなんだ。血湧き肉躍る高揚感…これが
恋いか。これが恋をしているってことなのか!
どこかで誰かが「それ違う」と言ったような気がした…
288ボブ富井:2006/01/01(日) 02:18:16 ID:RpYoluG/
短くてスマソ。途中で力尽きた
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もエロしくお願いします

289名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:29:37 ID:LdEHHtxw
両名、あけおめGJ!
290名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 02:42:47 ID:JKua+pX4
明けましておめでとうございます
年明け早々ボブ氏の作品読めるとは。GJ!!
291名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 03:50:47 ID:8rDIeIsz
誰かお年玉として、俺を40くらいの熟女妊婦にして犯してくださいヽ(`Д´)ノ
292380 ◆PKEHY060jY :2006/01/01(日) 10:57:17 ID:t/zNPVXh
あけおめことよろ。

>291
もっと早くに言ってくれれば良かったのに‥‥‥
293名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 12:38:04 ID:B5wAQyd5
見習いの薬845個流してやったwwwwwww
294名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:41:12 ID:3Q3kxXVM
うは〜
263氏もボブ氏もGreatGJ!

両氏とも体に気を付けて頑張ってください!!
295名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 21:04:33 ID:9RpcVp3S
>>291
それなら俺は、首輪なしでは生きられない真性雌犬にしてもらいたいぜ!
296名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 21:50:54 ID:3zhnNE8p
なんだか贅沢なスレになったなw
職人様乙であります!
297263:2006/01/01(日) 23:49:33 ID:bx1wIEK+
「間に合った…………ふぅ」
整列していたクラスメイトの列に潜り込んだとき、鬼頭先生はまだ姿を見せていなかった。
「危ねえぞ。こっちの心臓に悪い」
整列すると明はぼくの左隣になる。連帯責任は横一列と決まっているので明の心配ももっともだ。
謝罪の言葉を口にしようとするところで、鬼頭先生がやってきた。
「よーし、揃ってるな。号令!」
鬼頭先生の耳をつんざく命令が飛ぶ。生徒の間で俗に『ジャイアンヴォイス』と呼ばれる鋭いダミ声は、毎回思うけど心象に悪い。
「気をつけ! 礼!」
日直が大声を張り上げる。ここで小さい声を出そうものならすかさず怒声が返ってくるのは必至だ。
「やめろやめろ! なんだその声は、子守唄歌ってんじゃねぇんだぞ! どこかにタマでも落としたか!」
……どうやら今回は気に入られなかったようで。
「でも、精一杯……」
理不尽な叱責に日直が反論する。でもこれは逆効果だ。
「黙れ! 俺に何か喋るときは『よろしいですか鬼頭先生』だろうが! そんなことも忘れたのか!?」
「い、いいえ」
「違う! お前らが口でクソたれる前には『はい』を付けろ。否定するときも『はい、いいえ違います』だ!」
こういった『基本的なこと』は最初の授業のときにイヤというほど教え込まれた。
確か最初に言われたのが『俺はお前らを体力がねぇとか上手下手とかそんなんで差別はしねぇ。なぜならお前らは平等に価値がない。地球上で最下等の生物だからだ』だった。
以来それは続き、何故鬼頭先生がクビにならないのか、は学校の七不思議のひとつに数えられている。
「わかったか!」
「はいっ!」
ようやく言葉責めが終わったらしい。日直は半泣きどころか95%くらい泣いてる。
面と向かってジャイアンヴォイスを一身に受け、横一列の人たち合わせて放課後グラウンドを走ることになるとなれば、それも当然だろう。
可哀想だと思ったけど、この授業に限っていえば戦争中となんら変わりないので、仕方ないで済ますしかない。
せめてトラウマとして残らないように祈るばかりだ。
「よーし、今日はサッカーだ。各自ストレッチ、5分後チームに分かれてキックオフ! 負けたほうはグランド10周!」
「「「はい!」」」
2クラス40人分の声が曇天に響く。同じ轍を踏まないのがこの授業を乗り切るコツだ。
そして悪をなさず求めるところは少なく林の中の象のようにしていれば嵐は勝手にどこかへ通り過ぎてくれる。
298263:2006/01/01(日) 23:50:38 ID:bx1wIEK+
二人一組になってストレッチを始める。ケガをしたら本人の責任になるし、時間制限もあるのでみんな黙々と真剣にやっていた。
足首、膝、手首、アキレス腱と各関節を入念に伸ばし、二人でしかできない柔軟に移る。
「じゃ、先に座って」
明に促されるままひんやりとした地面に足を伸ばし、座る。
ぼくの体は硬く、柔軟は痛いだけなので正直やりたくない。
背中に体重がかかる。さあここらあたりで膝裏のスジが痛くな…………あれ?
「すげえ、頭がついたぞ?」
ありえないことに、額が膝とくっついていた。
しかも全然痛くないどころか、まだ余裕さえある。普段なら爪先を持つことすらできないというのに。
女の子のほうが身体は柔らかいというけど、それは本当のことみたいだ。
「なんか、柔らかいな」
明がぽつりと呟く。
「うん、ぼくも驚いた」
「そうじゃなくって。んー、なんか感触が柔らかいんだよ。弾力があるっていうか、見た目も華奢だし。ま、陽はいつもそんなだけどな」
最後は冗談めかしだったけど、言われてドキリとした。途端冷や汗が分泌される。
もしぼくが漫画の登場人物なら服の上だろうが髪の上だろうがかいているところだ。
(鋭い…!)
顔に出さないようにして「じゃあ交代」と明の手から逃れる。これ以上触られていたらバレる可能性が高い。
無理やり座らせて力を込めて押す。
「ちょ、痛い痛い痛い!」
この痛みでさっきのことは忘れてください。

「これで最後っと」
背中合わせになり背筋を伸ばす。
まずは明のを伸ばす。……重い。いつも以上に重く感じる。
「ねえ明。最近太った? すごく重いんだけど」
「そんなことねえよ。毎日体重計乗ってるし、いつもと同じだって」
やはり力も弱くなっているようだ。でも普段は重いものを持つこともないので、特に困ることはなさそうではある。
「次、陽な」
手首を掴まれ逆に担ぎ上げられた。
299263:2006/01/01(日) 23:51:32 ID:bx1wIEK+
思い切り伸びをしているようで心地いい。ラジオ体操でも上体胸そらしは好きな部類に入る。
(胸そらしって……。この体勢は…………ひょっとして胸を強調してる?)
予想は無情にも当たっていた。
自然なシワでは再現できない波型の隆起が姿をのぞかせている。
慌てて首を左右に振って状況確認。
今は誰も見てなかったけど、これからどうなるかはわからない。危険だ。装備なしの鳳天舞の陣の皇帝くらい危険だ。すぐに終わらせないと。
「もういいよ、明。降ろして」
「なに言ってんだよ、まだ上げたばっかじゃん。ほらもっと伸ばさないと」
さらに身体が反る。胸元を見ると、膨らみが自分はここだと言わんばかりに自己主張していた。
明はそれでもまだ伸ばそうと弾みをつけて身体を揺さぶる。
「きゃっ…!」
電流が全身を通り抜けた。そして自分の意思でなく出た変な声。
(な、なに?)
これまで味わったことのない強烈な刺激だった。意識を集中してその発生元を追う。
と、また電流が身体の中を通り過ぎた。
本当に通電してしまったかのように全身が痺れる。
自分でもわけがわからないけど、甘い痺れと形容するしかない。何せまた味わってみたくなるように思えてしまうのだから。
発生元は…………胸の先端。
そこが体操着と擦れてこの現象を引き起こしている。
(……!)
また来た。
3度目の感電。脳を焼ききるような痛烈な衝撃がぼくを襲う。
やたらに身体の芯が熱い。胸焼けとは違う、ただ心地いいだけの熱さが全身を支配…………ダメだ!
このままではまずいことになる。気がする。
「も、もう……明ぁ……いい…から……っ!」
理性が全神経、全感覚器官に冷水を浴びせる。それによって動くようになった喉から声を絞り出す。
同時に縛めから逃れようと足をばたつかせる。
「お、おい! 動くなよ!」
もう何も考えられない。理性と本能が入り混じり混沌とした意識下で逃れることだけを実行する。その結果を考える余裕もなく。
300263:2006/01/01(日) 23:52:55 ID:bx1wIEK+
「うわっ!」
とうとう明城が瓦解した。上にいるぼくもバランスをなくし崩落する。
ドタッ、と閉じた目の向こうで音がした。
「痛え……」
痛い? ぼくはどこも痛くないのに。
目を開ける。明の顔が見えた。それもすぐ側に。折り重なって地面に倒れているらしい。
しかもこの体勢は、ぼくが明に胸を押し付けて…………!?
「ちょ、重い…」
言われるまでもなくぼくは飛び退いた。顔が赤いのが鏡を見なくてもわかる。触れる指が冷たく感じるほどに紅潮してしまっていた。
「こらそこ! なにやってんだ!」
鬼頭先生の怒号が飛んできた。
「はい、ちょっとバランスを崩してしまって…」
ぼくが口を開こうとしたその直前、明がぼくの言おうとしたことそのままを代弁した。
これではまるで明が元凶みたいではないか。本当はぼくが悪いのに…。
「ケガはないんだな?」
「はい、大丈夫です」
「今回は許してやる。だが次はねぇぞ、いいな!」
言いたいことだけ言って鬼頭先生は行ってしまった。
「本当にごめん」
いたたまれなくなって謝る。
「いいって」
その笑顔に対しても、申し訳なく思ってしまう。ともすれば泣いてしまいそうになるほど目頭が熱い。
「そんな顔すんなよ、いこうぜ」
何も言うことができず、無言のまま頷いた。

------------

まずいことに、さっきの一連の出来事が尾を引いていた。
(あっ……また……)
胸に意識が行き過ぎるのだ。
走れば体操着も身体も動く→擦れる。そのたびに刺激を受け紅潮するのだから、サッカーなんてまともにプレイできるわけがない。
「おい、もっときびきび動け! ジジイのファックのほうがよっぽど気合はいってるぞ!」
序盤に1点入ったきり膠着しているのが面白くないのか鬼頭先生がハッパをかける。
ぼくのいるチームは負けていた。スタメンなのは普段だったら嬉しいけど、今のぼくは確実に足を引っ張っている。
ロングボールの応酬で直接的には関係してないけど、実質10対11だ。負けの要因にはなりたくないし、その後の罰ゲームもイヤだ。
そのためには何か対策を取らないといけない。
(そうだ!)
目には見えない電球が閃く。これは無双三段並の思い付きだ。
すぐさま実行に移す。
とりあえずベンチメンバーと交代し、保健室へと急ぐ。先端に触れさせないよう体操着をつまんで浮かしながら。
301263:2006/01/01(日) 23:54:02 ID:bx1wIEK+
「失礼しまーす」
入り口の不在表を見て居ないことはわかっていたけど一応。
後ろ手で閉めるなり目的のものを探す。
消毒液のにおいが鼻につく。こういった場所にいると、どこも悪くなくてもどこかが悪いような気がするから不思議だ。
「お、あった」
しばらくして戸棚から目標が見つかる。
絆創膏。
これを患部(?)に貼れば直接擦れることはなくなる。我ながらいいアイディアだ。きっとドラ○もんのひみつ道具にだってこれ以上便利なものはない。
さっそく体操着をたくし上げ、手を自由に使えるように裾を口にくわえる。
…………
……ひょっとして、これはすごくエロい格好なのではないだろうか。
ぼく以外誰もいない、授業中で耳が痛いほどに静かな保健室。誰も見てないというのに勝手に赤面してしまう。
(いや、その理屈はおかしい)
思い直す。あくまでぼくは男だ。外見が『少し』違うに過ぎない。男がそれを気にすることではない。
とはいえ、
「なんか立ってるし……」
さっきのことを思い出す。不可抗力とはいえあれは恥ずかしい。その結果か、ぼくの先端は見るからに硬くなっていた。
そんなことよりも、と気を取り直す。今はそれどころではない。まだ試合の途中だ。
なるべく刺激を与えないように注意しながら絆創膏の布(?)の部分で先端を覆い隠してゆく。逆側にももうひとつ。
いつからこんなになったのか淡い桜色の突起が絆創膏の下に両方隠れ、ようやく人心地ついた。これで心置きなく動き回ることができる。
「おっと、早く戻らないと」
こんな恥ずかしいことまでやって負けたら、それこそ救いようがない。
思い付きと行動を無駄にしないためにも、一刻も早く戻らなければ。

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302263:2006/01/01(日) 23:54:44 ID:bx1wIEK+
「勝ってるし……」
ぼくが戻ったときにはほとんど勝負がついているようなものだった。
5−1。
何があったんだ。
「半田君。どこに行ってたんだ?」
得点ボードに釘付けになっていると、ベンチメンバーの一人に話しかけられた。ぼくのクラスの学級委員長の来栖冷一(くるすれいいち)が非難するような目でぼくを見ていた。
「ちょっとトイレに行ってて…」
「行くなら誰かにちゃんと断って行ってくれないか。鬼頭先生に怒られるのは御免だ」
メガネの奥の冷たい眼差しがぼくを射抜く。
名は体を表すというけど、彼はそれが正しく当てはまる。冷静沈着で何事にも動じない。
感情が表に出ず、聞くところによると生まれたときですら泣かなかったらしい。
抜ける時にはちゃんと断りを入れたはずだったけど、どうやら伝わってないらしかった。
かといってここで反論する気にもならない。ここで言い争ってもただ不毛なだけだ。それに先生に怒られるし。
「まあいい。君の抜けた分はサッカー部の多賀君が補ってくれた。おかげで無意味に走らずに済みそうだよ」
興味が失せたのか、ぼくから目線を逸らす。
はっきりいって委員長とは関係が悪い。確か今年の5月くらいに突然、明ともども敵認定された。
以来こっちは不干渉を貫いているのに、何故か委員長は事あるごとに突っかかってきた。
今回もその延長だろうと思うので大して腹も立たない。徳島ヴォルテイスVSザスパ草津の試合くらいどうでもいいこととして処理している。うん、大人だ。
──ピーーーーーッ!
また1点入ったみたいだ。やはり本職の人は凄い。
…………
(ぼくがいなくても全然問題なかったし)
それどころか、いたら負けていたかもしれない。あんなことをしなくてもベンチに下がればいいだけの話だった。
圧勝のうちに試合が終わったとはいえ、報われない気分だ。せっかく努力したというのに。
「集合!」
鬼頭先生の号令に、一目散にみなが整列する。
「負けたほうに言っておく。お前らは『精一杯努力した、だが報われなかった』そう思ってねぇか?
だがそれは違う。努力が報われるんじゃねぇ。報われるために努力するんだ。報われない努力に意味なんかねぇ。わかったか!」
あっさり全否定ですか。
「「「はい!」」」
「じゃあ行ってこい!」
整列していたうちの半分がグラウンドに散る。半数になってより多く先生に睨まれていると思うと居心地が悪くてしょうがない。
「ほかは解散!」
これでジャイアンヴォイスから解放されると思うと晴れ晴れする。
オツトメが終わってシャバに戻ってくるときにこんな気分になるのだろうか。なにしろ暗に『懲役1時間』なんて言われているくらいだから。
解放と同時にぼくは誰よりも早く教室へと急ぐ。誰も見ていないうちに着替えを終えないと、またトイレに篭らなければならない。
こんな苦労があと最低2日は続くと思うと、気が重い。
心の中は今日の天気のようにどんよりと曇っていた。
303名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 00:02:38 ID:gDIHcdZR
乙&GJ!!
304263:2006/01/02(月) 00:03:30 ID:bx1wIEK+
今回は以上です。

読み返してみたら、何気に手直ししてなかった部分が出てきたorz
>>266の「姉」は「兄」の間違いです。
ついでに「弟」も脳内で追加していただければ…
305!omikuji !dama:2006/01/02(月) 00:19:47 ID:aPDld+AG
あけおめGJ!!
306ボブ富井:2006/01/02(月) 00:50:18 ID:1uSazOnr
GJJJ!!!主人公の何時バレるかってドキドキ感がいい
亀頭先生…いや、軍曹!軍曹じゃないか!妹さんファックしてもいいですか
307名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 01:53:41 ID:BQo/uOS7
GJ!
ところでワグナスはTSに入りますか?
308名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 14:54:19 ID:pm7tHaDB
>>304
乙でした!
陽が自分で絆創膏を貼ってるところを想像するともう堪りませんですよ
309名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 20:06:49 ID:IoGK+YOT
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!
310263:2006/01/02(月) 23:51:24 ID:+K2yZPKB
------------

「──い」
なんだか揺れているような気がする。地震? まあいいや。震度5強でなければ問題はな──
「おーい、起きろー」
「──んぁ?」
ぼんやりとした霧が意識にかかって、いまいち現状が理解できない。薄いレースのカーテン越しに見ているように視界も悪い。
「おーきーろー」
肩を揺さぶられる。だんだんと脳が活動を始める。
「ん、なにか用?」
半無意識的に口が勝手に喋る。人は、寝起きのときに「あと5分」とか反射プログラムを発動させるAIを持っていると思う。とても便利だ。
「『なにか用?』じゃないわよ。図書委員の仕事忘れたの?」
そういえばそうだった気がしないでもない。……というかこの目の前にいる活発そうな人は誰だったか…………図書委員?
あ、六条単(ろくじょうひとえ)だ。特別親交はないけど挨拶するくらいの仲。
例外なく誰とでもフレンドリーに振る舞え、あの委員長にも真っ向から立ち向かえる奇特な人。
「もしかして、いまもう昼休み?」
記憶が2時間目の数学からない。疲れていたとはいえ随分と眠りこけてしまったみたいだ。
「当たり前じゃない。さあいつまで寝ぼけてんの。さっさといくわよ」
有無を言わせず手を掴まれ無理やり立ち上がらせられる。
「ちょ、ちょっと待って。ぼくまだ何も食べて──」
「あたしもまだよ。図書室で食べればいいじゃない」
「それもあるけど、何か買わないと食べるものがな──」
「そんな時間ないし、あたしのを半分あげるわよ」
別に言い訳するつもりはなかったけど、ことごとく論破された。
後ろ手に掴まれ、揺れる肩までのツインテールのすぐ後ろを強制的に歩かされる。市中引き回しの刑とでもいえばいいのか、情けない構図だ。
それを知ってか知らずか、彼女は無言で先をゆく。
そんなに図書委員の仕事を忘れたことを怒っているのだろうか。心なしか怒ったときに出る荒い鼻息も聞こえる。
掴む手にも力がこもっているし、いよいよ怒り心頭のようだった。
「あの……六条さん?」
「! なによ!?」
荒げた声。やはり完全に怒っている。振り向いた顔も湯気が出そうなほど赤い。
ちょっとした刺激で「ドガァ!」というオノマトペと一緒に噴火しそうだ。
311263:2006/01/02(月) 23:52:48 ID:+K2yZPKB
「図書委員の仕事忘れて、ごめん。だから機嫌を直して、ね?」
ぼくなりの精一杯の笑顔を向ける。誤魔化しの意味を少なからず含ませて。
瞬間、六条さんの顔の赤さが一段階増して鮮やかになった。
しまった、逆効果だ。
天ぷら火災をどうにかしようと消化剤としてマヨネーズを放り込んでしまったようなやっちゃった感がぼくを襲う。
どう後始末をつけたものか。嵐が過ぎるのをただ待つしかないのか。
…………
でも、噴火どころか天変地異はなにひとつ起こらなかった。
ぼくの目に飛び込んできたのは、茹でダコもしくは茹でカニのように顔から首から足まで真っ赤に染まった六条さんの姿だった。
そのままぴくりとも動かない。弁慶の立ち往生を連想させる格好だ。
「六条さん?」
呼びかけにも応じない。焦点が定まってないというか、心ここにあらずというか、なんというか現実を見ていない感じがする。
何かの持病だろうか。例えば某半島特有の「ふぁびょん」とかいう風土病とか。
だとすれば保健室に連れて行くのが一番いい。そう判断して100年経った古時計のように動かなくなった六条さんを背負う。
(思ってたより、軽い)
ぼくと同じくらいの背丈なのに驚くほど軽かった。これなら力の弱くなったぼくでも保健室くらいまでなら運べる。
あえて障害をあげるとするなら、女の子を背負うというあまりない光景に好奇の目を向ける人があちらこちらにいることだ。恥ずかしいけど、我慢しかない。
嫌な噂が流れないといいけど……。

------------

「失礼します」
本日2度目の保健室。今回は保健医がいることはわかっているので後を任せることができる。
「どうかした?」
保健医の指定席にいたのは校内で人気度が一番高い(といわれている)嘉神みなも(かがみみなも)先生。
美人でスタイルもいいとなればそれも当然で、見下ろす格好の今は谷間が…………
「あ、あの。急に動かなくなってしまって」
そんなことをしている場合でないと煩悩を振り払いながら説明する。
「じゃ、ちょっとそこにゆっくり寝かせて」
言われた通り嘉神先生に一番近いベッドの上に寝かせる。
ここにくるあいだに赤みは消え、もとの白い肌に戻っていた。静かに寝息を立ててさえいる。素人目にももう大丈夫だとわかった。
「どうしてこうなったかわかる?」
おでこに手をあてて熱を測ったり、脈拍を取ったりしながら聞いてくる。
「それがさっぱり……。あまりに突然だったので何か持病でもあるんじゃないかと思って連れてきたんですけど」
「そう。本人に聞いてみるまではわからないけれど、脈拍も心音も安定してる。少なくとも持病があったとは考えられないわ」
ほっと胸をなでおろす。
「あ、図書委員の仕事があるので、あとをお願いしてもいいですか?」
「それが仕事だもの」
特上の笑顔。これならこの学校の未婚の男性教諭が全員嘉神先生を狙っているという噂も信用できる。生徒の中にもチャレンジしている人がいるとかいないとか。
「失礼しました」
「あ、ちょっと」
退室しようとして、不意に呼び止められた。
312263:2006/01/02(月) 23:54:59 ID:+K2yZPKB
「なんですか?」
次に嘉神先生から発せられた言葉はぼくの予想を遥かに超えたものだった。

「なんでその服着ているの?」

「──!」
どくんと心臓が大きく波打った。
(バレた!?)
いや違う。別の意味で言ったか、特に何も意図してない、そう考えるのが自然だ。
ぼくは普通の男子生徒として振舞っていた。何の糸口もなくバレるわけがない。
膨らみだって普段のぼくを知らなければ微妙な差異なんか絶対にわかるわけがない。
「え、どこかほつれてますか?」
我ながら白々しいと思った。でも、その反応のほうがよほどそれらしい。
「そうじゃないわ」
嘉神先生は椅子から優雅に立ち上がり、ぼくに迫ってくる。ぼくは動けなかった。

「どうして男子の制服を着ているのかってことよ」

完全な看破。
「あなた、女の子でしょ?」
「違いますよ。ぼくは2−Bの半田陽。名簿見てもらったらわかりますけど、れっきとした男です」
本能的に最後の抵抗だと悟る。すぐに逃げられるように引き戸に手をかけ──
「これのどこが男の子なわけ?」
嘉神先生の指が合わせに沿い這うようにゆっくりと下る。ボタンがほとんど無抵抗にはずれてゆく。
3分の1まではずすと、その間にするりと手を滑り込ませシャツの上から胸を撫で回した。
「──ひっ!」
「もう一度聞くわ。どこが男の子?」
暗く静かな最後通牒。でももう反論はできなかった。逃げようとする気力すらなくなり、妖しく光る先生の目を見ることしかできなかった。
今朝の誓いは半日も経たず瓦解した。
自分は負けた。それもあっけなく。
だったらこれ以上の抵抗は無意味だ。
諦めが心と身体を支配する。観念するしかない。
313263:2006/01/02(月) 23:56:29 ID:+K2yZPKB
内側から鍵を閉められ、保健室は完全な密室になった。
ぼくは操り人形のように嘉神先生の言う通りに従う。
先生は患者用の椅子に座らせたぼくをしげしげと観察する。
「聞かせてもらっていいかしら。どうしてその服を着てるの?」
「…………」
ぼくは押し黙る。本当のことを言ったところで信じてもらえるわけがない。だったら喋らないでいることと同じだ。
「素直に喋ってちょうだい。秘密は必ず守るわ」
話さなければ、この質問が続くだけだ。そのまま解放されるとは思えない。
「…………実は、」
ぼくは話し始める。朝起きたらこうなっていたこと、原因はさっぱりわからないこと。
ただ、もうひとりの『ぼく』については話さなかった。
「そう、そんなことが。確かに名簿には『性別:男』とあるわね。でも、原因がなければ結果は起こらないものよ?」
「この話をそのまま信じてもらわなくていいです。ぼくだって信じられないんですから。それから質問……いいですか?」
原因だって話したところで『信じられない』範疇に含まれる。だから信じる信じないはどうでもよかった。それよりも聞いておきたいことがある。
「どうしてぼくの身体のことがわかったんです? バレるようなことをしたつもりは全然ないんですけど」
「それはね……匂い、よ」
「匂い、ですか」
「そう。男の子と女の子は匂いが全然違うの。あなたは格好とは正反対の匂いがした。だからわかったの」
匂いで識別──まるで犬みたいだ。
それにしても匂いなんてそんなに違うものだろうか?
「いま、犬みたいだ、って思わなかった?」
「そ、そんなことはないですよ。でもそんなにはっきり違うんですか? だとすると嗅ぎなれてないとわからないんじゃ……」
「それはね」
嘉神先生がずいっと前に乗り出す。漂ってくる化粧とか香水の混じった大人の女性の香り。
「女の子の匂いをたくさん知っているからよ」
唇を塞がれた。嘉神先生の唇で。
「ん──!」
舌がぼくの口の中に押し入ってくる。不意打ちということもあって易々とぼくの口の中を蹂躙する。
先生の舌がぼくの舌を絡め、離し、絡めを繰り返す。そのたびに身体が熱くなっていくように感じた。意識もぼーっとし、力が抜ける。
ぼくはなされるままになっていた。
どれだけ時間が経っただろうか、くちゃくちゃと唾液を交換する音が静かな保健室に場違いのように響いている。ように聞こえた。
314名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 00:01:16 ID:1SJAydoo
支援
315名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 00:09:20 ID:6wUiLlmI
支援
316263:2006/01/03(火) 00:11:37 ID:0NmhgtDk
今回は以上です。


>>306
ただし顔はジャイ子ですが、それでもよければ(ry
317名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 04:37:05 ID:p3M7vfDJ
あけおめッ!
正月休みで実家帰ってる間に、ボブ師+263氏のお年玉があるなんてェ!!!
GJJJJJJ!っすよぅ!!
今年もよろしくです
318名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 04:40:36 ID:TTFimKs3
GJJJJJ!もはや軽くジョブ入っているかと。
319名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 08:33:22 ID:k4Xar1lJ
GJ!
今までに何か書いたことあるんですか?すごい文章力
320名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 17:17:36 ID:3kNUfzUN
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!
321ボブ富井:2006/01/03(火) 23:50:04 ID:/m+1iN8B
GJJJJJJJJJJッ!!
そしてジャイ子は頂いた
322名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 00:21:06 ID:tP5nF4tC
ジャイ子はあれだろうか、
一昨日あたりにTVでDカップの男がいたが、
そんな感じと見ていいのだろうか。


三次元に直すと駄目だなorz
323263:2006/01/04(水) 00:27:41 ID:ek/8HvTw
「ふぅ」
唇が離れる。ぼくの唇との間にぬらぬらと光る半透明の橋ができる。
「よかったわよ、陽くん…………いえ、陽ちゃん」
第三者がよくいう『中性的』な顔もあって、陽ちゃんと呼ばれることも珍しくない。家族から呼ばれるのならまだいいけど、知り合ってすぐの人に呼ばれるとなると話は別だ。
その理由が「可愛いから」なら論外だ。ぼくの中で男を形容する言葉に「可愛い」はない。この顔がコンプレックスなのだから当然だ。
…………でも。
いまはそんなことは微塵も感じなかった。
「可愛い顔してるわよ、陽ちゃん」
むしろ自分を認めてくれた感すらある。何故かそう感じた。
「さあ、続きをしましょうか。女の子の愉しみを教えてあげるわ」
男なら誰でも虜にしてしまいそうな魔性の笑み。
赤ん坊のように軽々と抱きかかえられ、一番奥のベッドに横たえられた。カーテンがレールを滑り、独立した空間ができる。
「じゃ、脱がせてあ・げ・る」
心の底から楽しそうだった。ぼくはさっきの強烈なディープキスの余韻が残っていて何も考えられない。
着せ替え人形のように一枚一枚剥ぎ取られていくのをぼーっと眺めることしかできなかった。
「あら、そんなところに絆創膏なんか貼っちゃって」
シャツも脱がされ、ズボンも脱がされ、残ったのはトランクス一枚。半裸だ。
「ほら、天井を見て。鏡張りなのよ。元が男の子ならこの機会に女の子を知っちゃいなさい」
絆創膏が剥がされ、最後の砦のトランクスも剥ぎ取られ、完全に生まれたままの姿になる。
天井にはぼくに良く似た女の子が不安に表情を曇らせていた。
「ふふ、可愛いわよ。体つきのバランスもいいし、余分な贅肉もない」
そう耳元で囁く。離れ際にふうっと息を吹きかけられ、身体がびくりと震えた。
「まずはここね」
先生の白い両手が胸へと伸びる。冷たさに身体が強張る。でも別の感覚がやってきてそれらを打ち消す。
「うっ、ぁぁ……」
手は優しく揉みしだく。膨らみはささやかものなのですっぽりと手のひらに覆われてしまう。
「小さいけど弾力もあるし、いいおっぱいよ。きっと成長したらすごく綺麗になるわね」
まるでマッサージをするかのように強弱をつけて上下に左右に揉まれる。
「あぅ……」
何かしらの刺激が与えられるたび、口から自然と意味をなさない声が漏れる。
「可愛い声出すじゃない。感じてきた?」
感じる──気持ちいいことだというのは知識で知っている。でもそれがどの程度のものかは、
「わから……ない」
「そうよね、男の子だったら知らないわよね。じゃあ、教えてあげる。これが感じるってことよ」
「──! うぁぁあぁぁぁ!」
何が起きたのかわからなかった。突然雷が落ちてきてぼくの身体を隅々まで走り抜けていったとしか認識できない。
先端を指で摘まれていると理解できるのにそれから少し時間が要った。
324263:2006/01/04(水) 00:28:28 ID:ek/8HvTw
「いい声……。これが『感じる』よ。気持ちよかったでしょ?」
うっとりとした表情でぼくを見つめる。
ぼくは無言で首を横に振る。こればかりは男として認められない。
「だったらこれで感じるはずよ」
また唇が塞がれる。息が荒くなっていたぼくの口は無防備に舌を受け入れる。
「うん……むぅ……ん……!」
舌がぼくのなかで暴れ回る。さっきと比べるとあまりに乱暴すぎる。
「ん! んんんんんんんん!」
再び身体の中でなにかが爆発する。状況が理解できないまま、2度3度と強烈な刺激が波となってぼくに襲い掛かる。刺激が強すぎて処理範囲を軽く超える。
ぼくはただ刺激をそのまま受けるしかない。
「──!」
突如として爆発した何かがまるで歯車のように合致した。刺激の動力が伝わった先は、
「どう?」

「気持ち……いい…です」

快感だった。
それも男の時に感じた局所的なものではなく、全身の隅々まで行き渡ってまだ余る類の圧倒的な快感。
「それはよかったわ。……次はもっと気持ちよくしてあげないとね」
自然と頷いていた。もう男であるとか女であるとか関係なく、ただこの気持ちよさを味わいたい。それだけしか頭にない。
嘉神先生はぼくの下半身の横に移動させる。そこにあるのは当然、
「見ないで……ください」
下半身を見られ顔がかあっと熱くなる。
「ここも綺麗……。よかったわね、あなた完全に女の子よ」
「そんな……」
ある程度覚悟していたとはいえショックだった。専門家がそういうのだから、間違いないのだろう。
それでも「よかった」とは思えない。まだぼくは自分のことを『男』と思っている。
「毛もはえてないし小学生のみたいだけど…」
「ひゃっ!」
割れ目をなぞられた。
「しっかり濡れてる。すごいわ、こんなの見たことない」
半透明に光る液体を指に乗せてぼくに見せ付ける。興奮気味に語る嘉神先生の姿は狂気といってもよかった。
未知なることへの恐怖が湧き上がる。鏡の中のぼくは青ざめてさえいる。
「そんなに怖がらなくたっていいわ。さっきのなんか比べ物にならないほど気持ちよくなるんだから」
優しげな声音。でもその奥には獰猛な欲望が見え隠れしていた。狼は羊の皮をかぶっても狼にしかなれな──
325263:2006/01/04(水) 00:29:06 ID:ek/8HvTw
「ひゃう!」
思考は突如打ち切られた。いや、打ち切らざるをえなかった。
先端のときとは本当に比べ物にならなかった。倍とも数倍とも思える快感の奔流は意識を簡単に押し流すほどに強い。
「まだ触っただけなのに、ちょっと敏感すぎるわよ」
「……そ…んなこと言われて……も…………あっ!」
快感が津波のように押し寄せ、身体中をそれ色に染める。間違っても波ではなかった。次から次へとやってきても全く引かないのだ。むしろ蓄積さえしている。
「指でなぞるだけもつまらないわね。味わっちゃおうかしら」
ぞくりと背筋が凍りそうなほど冷たい舌なめずり。逆光で顔はよくうかがえないけど血のように赤い舌が印象的だった。
それにしても、味わう……?
「きゃうあああぁぁぁぁ!」
その意味は頭ではなく身体で理解した。
舐められている。ぼくの。あそこが。なんで。こんな。すごい。なんで。
「あっ…う………あっ…あっ……はぅ!」
なんで。こんな。声が。出。なんで。これ。でも。気持ち。いい。
「美味しいわよ、陽ちゃんの蜜。愛液といったほうがいいかしら。知ってるわよね?」
ぼくは少しだけ首を縦に動かす。
「女性はね、感じるとこうやって愛液を分泌するの。でも陽ちゃんは少し感じすぎね。こんなに溢れ出してるんだから。もしかして淫乱なのかも?」
「ち、ちが……!」
違う。ぼくは。違う。絶対。
「やぁっ!」
生温かい舌がぼくの『中』に入ってくる。そのまま入り口付近を舐め回す。もう何かされるだけで気持ちいい。身体も脳も溶けてしまいそうなほどに。
「あぅ……やっ……だ…だめっ!」
自分の中で何かが高まっていくのがわかる。それは例えるなら、水がぼくという風船の中を満たしてゆくのに似ている。
許容量いっぱいになれば何が起こるか。……怖いと思う反面期待もしている自分がいた。
水が満たされるにつれ、声がより高くなる。その声すら自分を高めてしまう。
「よだれまで垂らして感じて……それで淫乱じゃなかったら、世の中のほとんど女性は不感症じゃない。
まあいいわ、そろそろイきそうなようだし。仕上げは……ココ」
ぼくの快感の高まりを察知したのか先生はにやりと笑う。
「イっちゃいなさい!」
「──! やあああああぁああぁぁああぁあああぁぁぁあ!!」
瞬間意識が真っ白になった。これまで感じていたものを覆すような圧倒的な快感がぼくを貫く。
自分の声のはずなのに誰が別の人が叫んでいるように聞こえる。力のこもっていた下半身から力の一切が抜け、何かが自分のなかから出ていく感じがした。
今ここが天国といえば信じてしまいそうなほど身体も心も充実している。
326263:2006/01/04(水) 00:29:40 ID:ek/8HvTw
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
ふと自分の呼吸の音で我に返った。
「どう、女の子の快感は?」
火照った身体にはまだ絶頂の感覚がありありと残っている。
「……よかった…で…す……」
頭で考えるまでもなく答えは決まっていた。
「最後のはとくに良かったでしょう。あれがクリトリスよ。女の子が一番感じるところ。……またやってほしい?」
それは悪魔の誘惑であり天使の祝福だった。
頷くと濃厚なキスをされた。今は何をされても気持ちいいとしか感じない。髪ですら触れられるだけで快感を覚えるかもしれない。
「今度は指でやってみようかしら」
「せんせぇ……はやく……やってください……っ!」
股間が疼いてしょうがない。早く刺激を。もっと快感を。求めるように腰をくねらせる。
「まずは……1本」
「ああっ!」
ずぷりと細い指が中に入ってくる。でもそれだけでは少し物足りない。何とか快感を得ようと下腹部に力を入れ指を中で挟みこもうとする。
「凄い締め付けね。でも1本じゃ足りないって顔してるわ。いいわ……2本目」
「うあっ!」
差し込まれると同時に指が前後に動き始める。抜き差しされるたびその動きが快感を呼び戻す。
「い……いい……です…それ……もっと…っ!」
「あらあら、男の子のくせに女の子みたいに喘いで」
そんなことはどうだっていい。些細なことだ。
いまはただ快感が、充足が欲しい。
「あん……あっ……あんっ……ぁ……うんっ!」
感じたものをそのまま口に出す。天井の鏡には快感に酔いしれる『女の子』が映っていた。
そのいやらしい姿に興奮する。途端に絶頂を近くに感じる。
「もっ、もう……! 何か……くる……っ!」
それに応えて指の動きが早さを増す。くちゅくちゅと聞こえる水音がぼくをさらに扇動する。
「さあイきなさい! そしていやらしく鳴くのよ!」
先生の指がぼくのクリトリスを圧迫する。
「だ……め……! い、いやあああぁあぁぁあぁああぁああああぁ!!!」
喉が痛くなるほど叫んで、ぼくの意識は暗い闇の中へ落ちていった。

------------
327263:2006/01/04(水) 00:30:30 ID:ek/8HvTw

──キーンコーンカーンコーン

どこか遠くでチャイムの音が聞こえる。
海の中か雲の上か、なにかを隔てて振動の伝わりを妨害しているような、そんな感じの音質。
(? チャイム?)
まどろみのなか連想ゲームが始まる。
(チャイム……学校……チャイム…………授業!)
たどりついた言葉が引き金になり、一気に覚醒する。ベッドから飛び起き…………ベッド?
「お目覚め?」
パイプ椅子に腰掛けぼくを見つめていたのは嘉神先生だった。その姿は優美で気品すら漂っている。
「嘉神…先生…?」
「あんまり可愛い寝顔だったから、結局起こさなかったわ」
(寝てた? 保健室で?)
記憶の網を手繰り寄せる。
(確か昼休みに六条さんに連れられて図書室に行く途中、六条さんが突然倒れて、保健室に連れて行って、嘉神先生に身体のことがバレて、それから……)
顔から火が出そうになった。というか見えなかったけど出た。顔面ファイアー。
初対面に近い保健の先生と、よりにもよってあんなことまでしてしまった。羞恥を覚えるなというほうが無理だ。
「そうだ! いま何時ですか? 授業は?」
「もう放課後よ。授業を欠席することはちゃんと伝えておいたわ」
「ありがとう…ございます」
あのあと眠りこけてしまったぼくに対してちゃんとフォローを入れてくれたみたいで安心する。
もう放課後なら帰ってもいいはずだ。さっさと服を着て…………えっ?
「な、なんでこんなものを!?」
起きてからなにか胸周りが窮屈な感じはしていた。でも、これを着けていることは想定の範囲外だ。
「あら、女の子なら当然じゃない。下ともお揃いよ」
ぼくの胸には純白のブラジャーが着けられていた。言われて下を見てみると、その通り白の女物のパンツが。視認したことで、お尻や前に完全にフィットし、それでいて少しも窮屈でない不思議な感じを覚える。『あった』ときより安定感があるかもしれない。
「いくらまだ小さいからって着けないわけにはいかないわ。形が崩れてからじゃ遅いのよ。下だって女性用に作られたものをはかないと機能的にも衛生的にもよくないの」
うろたえるぼくを冷たく諭す。
「でも、これじゃ家に帰れませんよ……」
もしこんな姿のぼくを家族に見られたら……。間違いなく大騒ぎになる。言い訳のしようがない。
328263:2006/01/04(水) 00:33:00 ID:ek/8HvTw
「それは心配しなくていいわ。全て通達済みだから」
「え?」
……さらりと凄いことを言われたような気がする。全て?
「親御さんにも、学校の先生にも、あなたが女の子になったことを教えたの。大丈夫よ、みんな納得してくれたから」
「…………」
これは精神的ダメージが大きい。クリティカルヒットだ。再起不能まであと少し。
隠し通すはずが、いまや周知の事実となってしまっている。理想と現実にはもはや接点tがない。
明日からどんな顔して学校に行けばいいのだろう。
ぼくが何事もなかったかのようにいつも通りに振舞ったところで、周囲がいつも通りになるとは思えない。
……何も変わらなかったらそれはそれでイヤだけど。
「ショックなのはわかるわ。でもいつまでも隠し通せると思う?」
嘉神先生は放心するぼくをそっと抱きしめる。
「一言も相談せずに決めて、悪いとは思った。けれどこのタイミングでならあなたにとって状況は不利に動かない。
さ、これを着てお帰りなさい。今のあなたは誰が見ても女の子にしか見えないんだから変な目では見られないわよ」
元気付けようとしてくれるのはわかる。けど、いますぐに元気にはなれそうもなかった。
とりあえず家に帰って、何も考えずお風呂に入って、何も考えないまま眠りたい。
「ところで、どうやって説明したんです?」
ひとつだけ疑問が残る。こんなフィクションな話をどうやって納得させたのだろうか。
「『原因不明の奇病で女の子になりました』と言ったら、みんな『ああ、それなら仕方ないですね』と口を揃えて返事してきたわよ」
……心が広いというか、よく信じる気になると思う。
「だからそんなに深刻になることはないのよ」
「案外そうかもしれないですね」
口ではそう言ったけど、すべては明日の朝、みんなの反応を見ないことにはわからない。
奇異な目で見られることは間違いない。
そのあと受け入れられるか、疎外されるか──
(今ここで考えてもしょうがないか)
悪い未来を払いのけるように思考を打ち切った。
329263:2006/01/04(水) 00:38:54 ID:D8a1MBLj
今回は以上です。
やはりエロは難しい…


>>319
これまで書いたといえば卒論とmixiでの日記くらいな予感
てか卒論の合間にこれを書いてたw

>>ボブ氏
なんと物好きな!
330名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 00:48:01 ID:HR6r3b0Q
GJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!
乙乙乙乙乙乙乙乙!!!!!!!!
331the Fool:2006/01/04(水) 00:49:47 ID:vM5oIWUJ
皆さん、はじめましてm(_ _)m
the Foolという者です。

近いうちに、初の投下をさせていただきたいと思っているのですが、
このカキコミって一回で最大何文字くらいカキコめるのでしょうか?(・_・)
332名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:07:42 ID:JVxSmfhp
263氏GJ!!
ボブ氏も263氏も学園モノだよね。でも両方とも違ったテイストがあって面白い。
333名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:22:41 ID:Pvxh4/p8
GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
男の子との絡みも待ってます。
334名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:33:25 ID:EPV9djPz
乙!
335名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:39:22 ID:L2xQmxaD
こんなんみつけた。
間久津明のど変態ワールド
http://makutu.info/
336名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:41:59 ID:6SA9XRZ5
――そう、ただこれだけで良い。
GJ。
337名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 14:46:09 ID:TW54sR7H
えろおおおおおおおおい
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!
338the Fool:2006/01/04(水) 20:49:50 ID:vM5oIWUJ
投下させて頂きます。

書いたのは初めてなので、
いろいろ至らない所があると思いますが
勘弁して下さいm(_ _)m

ちなみに、途中までは主人公には
夢の中での感触はありません。


感想など頂けると嬉しいです。
339the Fool:2006/01/04(水) 20:54:08 ID:vM5oIWUJ
その一


嫌な夢を見る…

「ぁっ、そこっ…もっとぉ…」
俺は女になっていた。そして、そこらへんにいそうなオヤジ相手に媚を売り、まるでそれが当たり前のようにSEXをする。
自分から腰を振りながら、
「もっとぉ、もっとしてぇっ!」
と、オヤジ相手に懇願する。そして俺はいつも最後には奥深くに白濁した液を出され、それでも足らず顔にまでたっぷりとオヤジの精液をかけてもらう。

俺が自ら犯されることを望むほど淫乱な女になり、これでもかといわんばかりの精液の海に浸る夢………



「………また、この夢かよ」
俺はいい加減にうんざりしながら、ベッドから躰を起こした。
高校に入りしばらくしてから見るようになった夢だ。
最初見たときは、その夢のリアルさにかなり驚いたが、今はなんてことはない。
大体俺はオカマとかそういう気は全然ない!!男に犯される夢なんて見たら、朝から勃つもんも立たないっつーの。
そんな愚痴を漏らしながら俺はさっさと、学校へ行く用意を始めた。


340the Fool :2006/01/04(水) 21:01:38 ID:vM5oIWUJ
その二


「尊(みこと)さぁ、お姉さんとかっている?」
昼休みに、クラスメイトがそう話かけてきた。
「ん?いや、俺はずっと一人っ子だぜ。ついでに言えば、弟か妹も出来るような予定もねぇな」
厳密に言うならば、俺は一人っ子という訳ではない。
俺は本当は双子の弟として生まれてくるはずだった。しかし運悪く先に生まれた姉の命(みこと)は生後数日で亡くなってしまったのだ。
俺たちは一卵性の双子だった。
そして俺は、物心ついた時には姉さんの分も生きていこうと心に決めていた。
「そっかぁ、お姉さんとかいないかぁ。じゃあ、ただの他人のそら似だな」
「何がだよ?」
「いやさぁ、昨日マジでお前に似た女の子みかけたんだよ。その子がマジエロい格好でさぁ」
「へいへい、どうせまた俺の顔が女っぽいって馬鹿にしてんだろ」
まったく、いつものことだ。俺もせめて身長だけでも170以上あればなぁ。
「いやでも、マジで可愛かったんだって。あんな子と一緒に歩いてるのがオヤジなんて、マジで世の中おかしいよなぁ」
俺も確かにおかしいと思いながら、その後は結局そいつの愚痴をずっと聞くはめになってしまった。


俺とそっくりの女の子…。
正直俺もこの時は他人のそら似ぐらいにしか考えていなかった……。


341the Fool :2006/01/04(水) 21:09:03 ID:vM5oIWUJ
その三


その日の夢は、いつもより酷かった…

「ねぇ♪気持ちいい?」
俺は女になった証ともいえるような、その胸でオヤジのモノを挟みこんでいた。
「んちゅっ…いつでも……あむっ、くちゅ…イッていいからね…」
俺は胸だけでなく、その小さな口も使いオヤジに奉仕を続ける。
ときどき上目使いで見るオヤジの顔は昨日の夢に出てきたものとは違っていた。夢に出てくるオヤジは一度として同じオヤジが出てくることがなかった。
横に視線をずらすと、そこには大きな鏡があった。鏡の中では、うちの学校の制服を着た俺にそっくりな女の子が、オヤジに必死に奉仕している。髪の長さだけが俺と違い、その子の髪は肩より長いくらいだった。
「んちゅっ……ぁむっ…ぷぁっ」
突然オヤジのモノが、胸の中で膨らんだ…

ビュッ、ビュウゥッ!!、ブピュウゥゥッ!!!

「あぁんっ!…濃いぃよぉぉ……白いネバネバァ……もっとぉ…もっとかけてぇぇぇっ!!」
俺はオヤジの精液を嬉しそうに顔中に浴びていった。
「んっ…ぅうんっ…ちゅうっ…」
オヤジが出し終った後は、残った精液を丁寧に舐めとっていく。
「…最初は私が上ねぇ♪」
俺はそう言うと、寝そべっているオヤジの上に腰を落としていった、
「んあぁぁ…入ってくるぅよぉ!あんっ!…見てっ、私のいやらしいアソコォ……どんどんくわえていっちゃってるのぉ……あはっ…気持ちいいぃ…気持ちいいぃよぉっ!!」
俺は快楽の虜になりながら、必死に腰を動かしつづけた。
そのうち、オヤジは目の前で揺れる豊満な乳房をいじり始めた。
「あんっ…いいっ……もっと…もっと胸触ってぇぇ…乳首がいいのぉ…持ちいいのぉっ!!」
しばらくして限界に近付いてきたのか、オヤジ自身が下から突き上げてくるようになった。
「あんっ!いいぃっ!!……すごっ…ぃよぉっ…オジサン…イクのっ?!もうイッちゃうの?!……んあぁっ…出すの?高校生の膣に出しちゃうんだね?!…ぅうんっ……白いのビュルビュルだしちゃうんだねっ?!!」
俺は高校生とは思えないほど淫らな言葉でオヤジを挑発し、オヤジはそれに応えるようにどんどんと突き上げるスピードを速くしていく。
「あぁっ!……イッちゃう……私もイッちゃうぅぅっ!!…いいよぉっ、出してぇぇ……オジサンの白いのぉっ…私の膣にビュルビュル出してぇぇえっっ!!」

342the Fool :2006/01/04(水) 21:13:19 ID:vM5oIWUJ
その四


パン!パン!パン!パン!パン!パン!パン!……

「あぁっ、イクッ!イッちゃう!!……イクッ!イクッ!イクッ!!……あぁっ、もう無理っ!ダメェェッ!!イグッ!!イグゥゥゥゥウウウッッッ!!!!」

ブピュゥゥゥウウッッ!!!ビュウゥゥッ、ビュゥッッッ!!

「ぁああっ!!熱いぃっっ!!……熱いよぉっ……私の膣が…熱いのでぇいっぱいだよぉっ……」
鏡の中の俺は、目がとろんとし、半開きになった口からはだらしなく涎を垂らしながら、うっとりとした表情を浮かべていた。
しばらくして、俺はゆっくりと腰を上げていき、モノが抜けるとオヤジに見せつけるように手でアソコを広げた。

ゴポッ、コポッ、トロォ〜〜

「あはっ、見て♪…どんどんと精液がでてくるよぉ………たくさん出されちゃったぁ……娘くらいの歳の高校生相手に、変態だよねぇオジサン♪……んあっ…まだ出てくるぅ……私の膣、気持ちよかったんだぁ♪」
淫らな言葉を吐きながら、俺は再びオヤジのモノに口を近付けていった。
ドロドロになったそれをきれいしていくうち、それはまた力を取り戻していく。
「んちゅっ…くちゅっ……あはっ♪やったぁ、まだまだ元気だぁ♪」
そして俺は体勢を変えよつん這いになり、オヤジの前にお尻を突き出した。
「ねぇ…今度は、後ろからしてよぉ♪」
誘うように腰を振りながら、俺はそう口にした。

『……淫乱が……おねだりしてみろ……』

オヤジのその言葉に、俺はなんの躊躇いもなく従うどころか、笑顔さえ浮かべていた。
「ぁああっ……そうですっ!私は淫乱な女子高生ですぅっ!!……高校生のくせにチ〇ポが大好きなんですっ!!………犯されたいんですぅ!……お願いですからぁっ!!犯して下さいぃぃっっ!!!」
言い終わった瞬間、すでに俺は貫かれていた。そしてすぐに、さっきと同じよう自分から腰を振っていく。
「あんっ!いい!いいっ!!…お願いぃ……もっと突いてぇ!……チ〇ポ…気持ちいいっ!気持ちいいれふぅっ……ぅんっ……淫乱な高校生でいいれすからぁっ!!……チ〇ポォ!!もっとぉ……チ〇…ポォォッッッ!!!」

その後も俺はずっと犯され続けた、オヤジに言われるままに淫らな言葉を吐き、笑顔を浮かべながら臭い精液に浸った。
6回目の膣出しまでは数えていたが、そこからは快楽に浸りきり数えることさえ止めてしまった。

夢から覚めるまで、ずっと、ずっと、永遠かと思うほどに……

343the Fool :2006/01/04(水) 21:16:54 ID:vM5oIWUJ
その五


「おいっ、昨日話した女の子、うちの学校の生徒だぞっ!!」
学校に着くなりそう言ってきたのは、昨日俺とそっくりの子の話をしていたヤツだ。
「何で分かんだよ?」
「昨日また見たんだよ、その子をさっ!」
「で?」
「だからぁ、その子が着てたんだよっ、うちの制服をっ!!」
「はぁぁ。考えてみろよ。そんな子がうちの学校にいたらとっくに気付いてるだろ、普通?」
「うっ、まぁ、確かに…」
「どうせこの学校に友達がいて、制服を借りただけだろぉよ」
大体、同じ学校に同じ顔の女がいるなんてゴメンだ………。
ん?いや、姉が生きてたらも一昨日とは違うオヤジ。どう考えても援交じゃん?」
「まぁ、うちの学校にもいんじゃねぇの、少しはさ」
そう言い返し、二人で少しブルーに入っていたときだった、


《……別にいいじゃん…気持ちいいんだから♪……》


「?。なぁ、今なんか聞こえなかったか?」「あっ?別になんも聞こえなかったぞ。どうしたよ?」
「いや、何でもねぇ。ただの空耳だわ」
そして、話題はまた世間話に戻っていった……。


《……クスクス………もう少しかな♪…》


344the Fool :2006/01/04(水) 21:22:46 ID:vM5oIWUJ
その六


この空耳は何なんだ……?
その後の授業中にも、空耳は何度か聞こえた。それだけじゃなく、その声もだんだんとハッキリしてきている気がする。

《……あの女の子、エロい体だねぇ♪…》
《…あの先生のチ〇ポ、デかいだろうなぁ♪…》

そんな空耳ばっかり聞こえてくる。
もしかして俺、欲求不満なのかな?考えてみれば、高校に入ってからご無沙汰ではあるが………。
なんかそう考えると、あの夢もそのせいな気がしてきた。
そうなれば、解決法はひとつだ……。



そして放課後、俺は校門で人を待っていた。
誰を?
もちろん、彼女の深雪(みゆき)をだ。
「ごめんっ、待っちゃったかな?」
深雪は校門のとこに着くなり、そう切り出した。
「たいしたことねぇよ。んじゃ、行くか」
「うん♪」
深雪はバレー部に入っているため、一緒に帰ろうとすると、部活に入っていない俺が深雪の部活が終わるのを待つことになる。
そのせいもあり、高校に入ってからは、あまりやる機会もなかったのだ。
だから今日は、久しぶりに………。
「深雪、今日家に寄ってかないか?」
「えっ?あっ、ごめん。今日は親いないから、弟の夕飯私が作らなきゃいけないんだ」
深雪の弟はまだ小学生だ。
確かに、あいつが自分で飯を作れるとは思えなかった。
「そうか……」
「うん。ごめんね、尊」
深雪は本当に申し訳なさそうに謝った。
まぁ、仕方ない。今日は諦めるしかなさそうだ。
そんな俺の思いが伝わったのか、深雪が顔を赤くしながら聞いてきた。
「…あのさ……尊さ……その…もしかして……やっ、やりたいの?」
ギクッ!!俺は内心かなり焦った。
「いやっ!あのっ………別にそれだけが目的で誘った訳じゃないからなっ!」
「あっ、怒ってる訳じゃなくて……えっと…だからね……私も……したいなぁ…って思ってたから………」
深雪の顔はますます赤くなっていった。
「じゃあっ!!……」
「あっ!でも本当に今日は無理なのっ。……ごめんね、尊」
それは、ほとんど生殺しの状態だった。
「また今度しようね♪それじゃあ尊、また明日ね♪」
「ああ。またな」

ちゅっ…

軽く唇同士を触れ合わせ、俺たちは別れた。

《………クスクス♪…尊ちゃん、残念でしたねぇ♪……》


そしてまた、あの空耳が聞こえた………


345the Fool :2006/01/04(水) 21:24:27 ID:vM5oIWUJ
その七


《……ねぇ♪……私が誰か知りたくない?……》


深雪と別れ、家に着いて最初に聞こえた空耳がそれだった。
別に空耳の正体など知りたいとは思わなかった。
俺はその空耳が欲求不満からだと決めつけてしまっていたのだ。
このまま、起きていたらますます空耳がひどくなると思った俺は、自分の部屋に入るなりベッドに入り、眠りへと落ちていった……。

《……クスクス……寝ちゃったね♪……》


346the Fool :2006/01/04(水) 21:26:28 ID:vM5oIWUJ
その八


またあの夢だ。
しかし、いつもとは少しだけ違っていた。
今日の夢は、女の俺がベッドから起きるところから始まった。
俺はそのまま部屋の押し入れに近付き、扉を開く。するとそこには、見覚えのない大きな箱があった。
その箱を開くと中には、女ものの下着や服、靴などが入っていて、その中にはうちの学校の制服もあった。
俺はそこから、キャミと超ミニのフレアスカート、そして下着の上下を取り出し着替えた。
最後に箱からヒールとバッグを取り、洗面所へと向かった。
鏡にはあの俺にそっくりな女の子の姿が映っていた。俺はバッグから道具を出し、メイクはじめる。
それは、深雪がするようなナチュラルなものではなく、明らかに男を誘い、その気にさせるためのものだった。
そして、メイクが終わった俺は家から出ていった。


《……クスクス……今日は誰としようかな♪……》


347the Fool :2006/01/04(水) 21:29:32 ID:vM5oIWUJ
その九


「…なんだぁ♪もうカチカチじゃぁん♪」
家を出た女の俺が声をかけたのは、教室でいつも話しかけてくる同級生だった。
そいつが、友達らしい男と話しこんでいるところに声をかけたのだ。
そして今、三人の姿は公衆トイレの一室にあった。
「……ん、ん、んっ……………あんっ!……ねぇ、お願い………もう挿れよてぉっ!」
口での奉仕に徹しながら、敏感なところをいじられ続けたために、躰はもう我慢出来なくなってしまっていた。
そしてそれに応えるように、同級生は後ろから一気に俺を貫いてきた。
「んああぁっっ!!あんっ!………いいっ、すごいっ!!……おっきぃ……チ〇ポォ……いいよぉっっ!!」
またいつもと同じように、俺は自分から腰を振りはじめていた。
「もっと、もっと突いてぇぇっ!!……あっ……いいぃ……奥まで……届いてるのぉ……いいっ…チ〇ポォ…もっぐうぅ?!!!」
そばで、後ろから犯される俺の姿を見ていたもう一人が我慢しきれず、小さな口に無理矢理ねじ挿れてきた。
「あぐぅっ……ぅうんっ……ぐぇっ……くふっ…」
相手はただ夢中に腰を動かすために、上手く口ですることが出来ない。
口のまわりは唾液と先走り汁でドロドロになっていった。
「……ぅぐっ……ふごいぃっ……ふごいぃよぉ……おがひぐなりゅ…ぐふぅっ……わだひ……おがひぐなりゅよぉ……」
もはや、意味をなしていない俺の叫びに男達は耳を貸すことはなかった。
男達は、もう限界に近かった。
そして俺も………
「ぐうぅっ!………がっ…ぐりゅっ!ぎぢゃうっっっ!!……イグのっ、イッぢゃうぅ……ふぶっ……ぐふっ…バメェェッッ!!………イグ、イグ、イグッ!イグッ!!イグッッ!!!イグウウゥゥゥッッッ!!!!!」

ブチュウゥゥッッッ!!!ブビュゥッッ!!ビュッ!!ビュウゥッッッ!!!!!

「ぐえっ!……ぐふぅっ……ごふっ…ぐぅっ……」
大量に出された白濁液が下の口を、そして上の口を犯していった。

348the Fool :2006/01/04(水) 21:31:51 ID:vM5oIWUJ
その十


『…こぼさず飲んでよ♪…』

いやらしい糸をひきながら、俺の口から自分のを引き抜いた男が言う。
俺は口を精液でいっぱいにしたまま、男の顔を見上げた。
そして、目をつぶることもなく、まるで男に見せつけるかのように………
「ん……コク、コク、コクッ………ゴクッ…ぱぁっ♪」
白濁した液の全てを飲み下した。その姿を見つめていた男達は再びその醜悪ともいえる性欲を取り戻していった。
そして俺は、そんな男達の股間にすがりつき、ほうけたような表情を浮かべながら頬をすり寄せていった。
「あぁんっ……もっとぉ……下さいぃっ!……アソコにぃ……口にもぉっ!!……好きなのぉ……白いのぉっ!……んあっ………臭くてぇ…ドロドロォ……もっとぉ…ちょうだいぃっ!!!……」
もはや、快楽を求めることしか頭になく、俺は男達へ必死に哀願していた。
そしてその後はいつものように、男達の白濁した液を浴び続け…、飲み続け…、躰の中にも受け入れていった………。
「ああぁっ!……いいぃ…いいよぉっ…気持ちいいよぉっ!!……もっとぉっ……ドロドロにしてぇ……ぐちゃぐちゃに犯してぇっっ!!!」


あまりにリアルなのに、まるで感触のない不思議な夢。
そんな夢の中で女になった俺は、同級生に犯され続けた。
自分から男達の汚い性を求め続けた。
夢から覚めるまでずっと、ずっと………。


349the Fool :2006/01/04(水) 21:35:53 ID:vM5oIWUJ
すいません。四と五の間にこれが入りますm(_ _)m


その四.五


「………くそっ!またかよ……」
またあの夢だ。もう、いい加減にしてくれと言いたくなってくる。
しかも、夢を見るたびにだんだんと内容が過激に、そしてリアルになっていく。
まぁ、いくらリアルだろうと所詮は夢だから感触とかはないんだが……。
しかし、自分が女になって見たこともないオヤジに犯されるのは、気持ちのいいもんじゃない。
「……顔でも洗ってくるか……」
俺は寝起きの気分をどうにか変えたくて、洗面所へと向かった。
鏡に映る自分の顔を見ると、結局さっきの夢のことを思い出してしまう。
「しかしあの子、マジで俺に似てたなぁ」
夢の中、鏡に映った女の子の顔を思い出す。その顔立ちは、確かに俺にそっくりだった。ただ髪だけが夢の女の子が肩より長かったのにくらべて、ずいぶんと短い。


《…クスクス……いい加減、気付いたらぁ♪…》


バッと後ろを振り返ってみるが、当然そこには誰の姿もない。
「……空耳?…………だよな?」
確かに何かが聞こえた気がした。
しかし、俺にはそう結論づけることしか出来なかった。


350the Fool :2006/01/04(水) 21:40:08 ID:vM5oIWUJ
その十一


「……朝か?……」
すでに窓から見える空は明るかった。
どうやら、昨日ベッドに入ったまま朝まで寝てしまったらしい。
ベッドから起きあがると、押し入れが目に入った。
夢の中の俺は、あの中にあった箱から女ものの服や下着を取り出して着替えていた。
そう考えると、俺の足は自然と押し入れへと向かっていた。
『……あれは夢だ……あんな箱が本当にあるはずなんてない………』
そして俺は扉に手をかけた………
「ん?……やべぇっ!!遅刻だっ!!」
扉を開く寸前、時計が目に入った。
かなり、ヤバイ時間だ。
俺は押し入れのことも忘れ、急いで家を出た……。



「よう♪今日は、ずいぶん遅かったじゃん?」
「あぁ、おもくそ寝坊したからな」
昼休みに話しかけてきたのは、昨日の夢に出てきた同級生だ。
「……………」
そいつが何故か俺の顔をじっと見つめてくる。
「…?なんだよ、どうかしたのか?」
黙ったままじっと見つめられるというのは気分のいいものではない。
しばらくすると、相手の手が動いた……

ポンッ……

351the Fool :2006/01/04(水) 21:43:16 ID:vM5oIWUJ
その十二


いきなり、俺の胸のあたりに手をおいてきたのだ。
「…………言い残すことはあるか?」
俺は胸に当てられていた手をどかしながら言った。
「待った!待ったっ!!わかった、俺が悪かったって!!!」
本当に悪いと思っているのか、怪しいものだ。
「……で、何がしたかったんだ?」
「いやぁ、もしかして尊って、女なんじゃないかと思ってさ」
「えぇ、えぇ、俺は女顔だし背も低いですよ。すいませんねぇ、俺が男で」
「そう、怒るなってば。実はさ、俺昨日ついにあの子とやっちゃったんだよ」
「まちゃまちゃか?」
「そうそう、あの独特のヘアスタイルがなんとも…………って、勃たねぇよっ!!!」
なかなかいいノリつっこみだ。
「だからぁ、尊にそっくりだって言ってた女の子とだよっ!!昨日、その子とやったんだってっ!!」
「それが何で俺の胸を触る理由になるんだよ?」
「いやぁ、あんまり尊に似てたから、実は尊が女だったってオチかなぁってさぁ」
「寝言は寝て言えっつーの」
「でも、まじでエロい子だったぜ。あぁ、もう一度させてくれねぇかなぁ」


《……クスクス……そんなに言うなら、せてあげようかなぁ♪……》


一晩寝たというのに、この空耳はまだしやがる。
まったく、あの夢と一緒にさっさとどっかに消えてもらいたいもんだ。


《……ひどいなぁ……私が何かも知らないくせにさぁ……》


うるせぇなぁ、空耳は黙ってろよ。
大体、どうやったら空耳の正体なんて分かるっていうんだよ。


《……クスクス……開けてみなよ、押し入れを♪……》


はぁっ?押し入れ開けて、それで何で空耳の正体が分かるんだよ?


《……尊ちゃんも鈍いよねぇ♪………変だと思わないの?……昨日夢の中に出てきた同級生がさ……現実でも実際にSEXをしてた………すごい偶然だよねぇ♪♪……》


「っ?!!!」
空耳のその言葉に、俺は一瞬かたまってしまった
「おい?どうした?」
「いゃ、なんでもない。……俺、今日は帰るわ。なんか調子わりぃしさ」
そして何より、早く帰って確かめなければならないことも出来た。
「そうか?まぁ、担任には言っておくわ」
「サンキュ。あとさ、深雪にも会ったら伝えといてくれ」
「あいよ〜」
そうして、俺は家に……いや、自分の部屋の押し入れへと向かった。


《……クスクス……何があるんだろうねぇ♪……》


352the Fool :2006/01/04(水) 21:45:17 ID:vM5oIWUJ
その十三


「ハァッ、ハァッ、ハァッ………」
急いで学校から帰ってきた俺は今、押し入れの前に立っている。
そしてゆっくりと、その扉に手を掛けた。


《……クスクス………何が出てくるのかな♪……》


黙れっ!!あれはただの夢だ。
何も出てくる訳がない。
そうだっ、そうに決まってる!
自分自身にそう言いきかせながら、俺は扉を開いた………



「……そんなっ……」

そこにあったのは、夢とまったく変わらない箱だった。
その光景に一瞬かたまってしまった俺は、急いでその中身を確認した。


うちの学校の制服………
夢の中で着ていたキャミとスカート………
ヒールにパンプス………
化粧品の入ったバッグ………
なまめかしい下着類………


その全てが夢のままだった……
「…………は、ははっ………何だこれ?……どういうことだ?………一体どういうことだよっ?!!!」


《……クスクス……知りたい?……いいよ……教えてあげるね♪…》


その空耳が聞こえたのと同時に、俺は目眩に襲われた。
そして俺の意識は、闇の底へと沈んでいった………


353the Fool :2006/01/04(水) 21:48:18 ID:vM5oIWUJ
その十四


俺の意識が戻ったとき、俺はまたあの箱の中から服を取り出し着替えているところだった。
《……これは……あの夢か?》
「…クスクス……夢なんかじゃないよ♪」
着替えている俺自身の口が、その言葉をしゃべっていた。
「その証拠に、今は感触があるでしょ?」
確に今までの夢とは違い、今は着替えをしている感触がリアルに伝わってくる。
俺は、自分の意思で躰を動かしてみようとしたが、ピクリとも動かすことは出来なかった。
そして俺の躰は、俺の意思に逆らったまま、着替えを進めていく。
「…クスクス♪……無駄だよ尊ちゃん♪今は私の躰なんだから♪」
『……どういうことだよ?』
「だから、言葉のとおりよ♪今、この躰は私のものなの。オッパイもあるし、逆に尊ちゃんのち〇こはないでしょ♪」
確に、部屋の鏡に映る俺の姿は完全に女のものだった。
「まぁ、根本的には尊ちゃんの躰なんだけどね♪」
《お前は誰なんだよっ?一体何がしたいんだ?》
「一度にいろいろ言わないでよぉ……私が誰かって?もちろん『みこと』よ♪」
《それは俺の名前だろっ!!》
「だからぁ……同じ『みこと』でも漢字がちがうのよ♪」
《何を言って………》
俺は本当に訳が分からなかった。
「まだ分からないかなぁ?……私は命(みこと)よ♪あなたの姉のね♪」
《なっ?!!!………》
「ふふっ♪命は生後すぐに死んだはずだって言いたそうね♪」
当たり前だ。そんなことが信じられる訳がない。
「確に私の身体は死んじゃったわ。でもね、私の意識だけは、ずっとあなたの中にあったのよ♪……それこそ、ずっと♪トイレの時も、告白の時も、精通の時も、オナニーの時も、SEXの時も、ずう〜とねっ♪♪」
《っ!!!》
姉さんに自分の恥ずかしいところをずっと見られていたことを知り、俺は本気で恥ずかしくなった。


354the Fool :2006/01/04(水) 21:51:25 ID:vM5oIWUJ
その十五


「でもね、ずっと羨ましかったのよ、尊ちゃんが。あなたは何でも出来るんだもの、見ているだけの私と違って……」
一瞬だけ、姉の声に悲しみが混じったように感じた。
「それである日ね、私も外に出たいって思ったの♪……そして気がつくと、私の意識の方が躰を支配していたわ。女の子になった尊ちゃんの躰をね♪その間尊ちゃんの意識はずっと眠ってたけど♪」
さっきまで、混じっていた悲しみなどひとかけらもなく、嬉しそうに姉さんは言った。
《じゃあ、俺がずっと夢だと思ってたのは………》
「クスクス♪……さぁ、お話はここまで。着替えも終わったしね♪」
鏡を見ると、俺はすでにうちの学校の制服に着替え終わっていた。

肩よりちょっと長い綺麗な黒髪……
ブレザーの上からも分かる胸の膨らみ……
短めのスカートから見える白い太股……

《……可愛いい……》
俺は無意識にそう呟いていた……。
「でしょ♪でもこれは、私であると同時にあなたでもあるのよ、尊ちゃん♪これが女の子になった尊ちゃんの姿なのよ♪」
《……女になった俺?》
「そう♪」
姉さんはそう言うと、鏡の前で体育座りに座った。
「尊ちゃん♪いつも躰借りてるお礼に、今からすっごく気持ちいいことしてあげるからね♪」
まるで、獲物を前にした獣を思わせるその口調に、俺は背筋が冷たくなった。


「ふふっ♪クセになっちゃっても知らないけどね♪」


355the Fool :2006/01/04(水) 21:54:43 ID:vM5oIWUJ
一応今回はここまでです。
初めてなので、文が稚拙&無茶苦茶なのは、
許して下さい。

出来れば、続きも投下していきたいと
思っています。

続きの参考などにもしたいので、
感想など頂けると嬉しいです。
356名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 22:09:40 ID:HR6r3b0Q
GJJJJJJJJJJJJJJJJ!!

「尊」と「命」のセリフ描写が秀一です
憑依変身とは…なかなか

あとメール欄にsageを入れてくれると幸いです
357名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 22:20:27 ID:DcHPbgFI
GJ感動した 初夢やっほーい
358名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 22:45:02 ID:PrN1cfS0
一卵性の双子は同性になります……
359名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:04:05 ID:HCyI0nVA BE:520013186-
実は半陰陽とかなんじゃねの
360名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:14:26 ID:lbv2AvXE
>>359
そんなマンガ読んだことあるな
361the Fool :2006/01/04(水) 23:16:39 ID:vM5oIWUJ
皆さんいろいろ、
ありがとうございますm(_ _)m

一卵性云々のところは、
完全に俺のミスです。
まったく常識知らずでした。
指摘ありがとうございますV(^-^)V
362名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:19:53 ID:LkktbDej
むしろそこから女性化の兆候を感じたので無問題。
363ボブ富井:2006/01/04(水) 23:20:55 ID:nWu2loxU
スレが賑わってきて嬉しい限り
263氏もthe Fool氏もGJJJJJJJ!!!!
364名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:40:54 ID:JVxSmfhp
おぉ…また新たな神が…。
365名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 23:55:46 ID:o3f8Rcq/
あの一時期からは想像も出来ない神々の競演だな
366263:2006/01/05(木) 00:28:19 ID:isEljPbt
------------

渡された制服は紛れもなく女子用だった。毎日のように見ているけど、自分の手で持ってみると変な感じがする。
上は、男子のと同じカッター(ブラウス?)だけど、合わせが右前だ。襟が長めにとってあり、それを通して浅葱色のリボンを胸の上あたりで結ぶようになっている。
そして下はやっぱり、
「スカートはかないとダメですか」
「ダメよ」
一縷の望みはあっけなく潰えた。ただ春の夜の夢のように。
まさか自分がスカートをはくことになるなんて思ってもみなかった。
…………
一通り身に付けると、どこから出してきたのか姿見の前に立たされた。
「……違和感がそれほどないのがイヤですね」
率直な感想を漏らす。
「違和感どころか、よく似合ってるわよ」
姿見に映ったぼくという形は、そのまま女子生徒だった。
元々の顔でさえ着る服によっては女の子に見られていたのだ。ましてや今は女顔寄りで『女』。似合わないはずがなかった。
これまで必死になって隠してきた胸の膨らみもブラジャーの存在によって制服の上からでも一目でわかる。どう言い訳しても『男』ではない。
「似合うと言われても嬉しくないですよ……。あくまでぼくは男なんですから」
「それもひとつの個性じゃない?」
個性。便利な言葉だ。ナンバーワンよりオンリーワン。無個性も個性と定義付けるなら話は別だけど、普通一般のカテゴリに属しているほうがはるかに楽だと思う。
少なくとも『中性的』という個性はぼくにとっては重石だ。そのせいでイジメの対象にもなったことがあるし…。
「それじゃ、帰ります」
「気をつけてね」
保健室を出る。何時間ぶりかの廊下は茜色に染まり、とても静かだった。生徒も行き交わず、時折グラウンドのほうから野球部のものらしい掛け声が薄く届くだけだ。
この空間のなかで一番大きい音は自分の足音くらいで、その音さえもそこかしこに広がる影に吸い込まれて消えてしまっているようだった。
ぼくは教室に向かっていた。カバンもそうだけど、汗まみれの体操着を置いて帰るのはとてもできない。明日が地獄になる。
幸いにして教室には誰もいなかった。
教壇の上にある時計の針は午後6時を指していた。この時間まで学校にいるのは部活動をやっている人くらいなので、教室はがらんとしている。
ぼくのいない間に配られたらしいプリントの束をカバンに放り込む。
ふと窓ガラスのほうへ目を遣る。ガラスの向こうには、ぼくによく似た別人がいた。
いったい『本来の半田陽』はどこへいってしまったのだろうか。
「考えてもしょうがないか…」
わからないことを突き詰めたって答えにたどりつくことなんかできやしない。
考えを振り払い、止まったままになっていた手を動かす。
367263:2006/01/05(木) 00:29:01 ID:isEljPbt

──ガラッ

唐突に教室の引き戸が開け放たれる。
「陽──か?」
明だった。
いま家族に次いで会いたくない人物。
ぼくのほうへとゆっくり近づいてくる。
「やっぱ女になったってのは本当だったのか…」
先生から聞かされたのだろう。どうせ明日になれば嫌でも知られることになる。その点において、事前に伝えることでパニックを和らげられるのは得策といえる。
でも自分と無関係のところで話が広がっていくのは、お世辞にも良くは思えない。
「ホント、信じられねえよ。急にそんなになっちうまなんて。クラスメイトの奴らみんな驚いてたぞ」
それはそうだ。ぼくだって逆の立場だったらきっと驚く。
「ひょっとして、今日の体育のとき妙におかしかったけど、そのせい?」
明は、うつむくぼくに矢継ぎ早に言葉を浴びせかける。焦っているのか、声が上擦っている。いつものように余裕のある陽気なそれではなかった。
「ま、まあ元気だせよ! いきなりは無理だろうけどよ」
明が元気付けようとしてくれているのは痛いほどわかった。けど、それになんて応えたらいいのかわからない。
『気にしてないよ』と空元気でも見せればいいのか。
なにも話さずにいればいいのか。
逃げるようにこの場を立ち去ればいいのか。
「…………ごめん」
「お、おい、なに謝ってるんだよ。陽は別になんも悪いことしてねえだろ?」
「……ごめん。いまは何も言えない……」
口をついて出たのは『逃げ』の言葉だった。
保留したといっても事態は決して好転しない。それを理解しながらも、逃げる以外にいまできることは見つからなかった。
「いきなりそんなのになっちまったら誰だって動揺するよな。そんな時は美味しいもん食ってゆっくり風呂入って寝れば、次の日にはちょっとでも落ち着くって。な?」
明の無責任とも取れる言葉が心に響く。
「深く考えなくていいじゃん。陽は陽なんだから」
ぼくは、ぼく。
外見が変わっただけで本質は変わらない。我思う故に我在りではないけど、それは確かだ。
「……そうかも」
これまでは嫌なことがあっても一晩寝たら次の日にはどうでもよくなっていたことは多々あった。
楽観的に考えれば明の言うことは一理ある。いつまでもネガティブでいると、自分で自分を追い込んでしまいかねない。
たまにはこうやって楽に構えるのもいいかもしれない。
「だろ? じゃあ帰ろうぜ」
「うん」
自然と少しだけ笑みがこぼれた。この姿になってたぶんはじめての。
これからやっていけるだろうか?
いや、何があってもやっていかなくてはならない。
そして男の自分を取り戻す。絶対に。
そう心に決める。
朝のときみたいに漠然としたものではなく、確固たる決意だ。
368263:2006/01/05(木) 00:29:36 ID:isEljPbt
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「俺ってさ、実は女と一緒に帰るの初めてなんだよ。青春って感じでいいなぁ」
帰り道、明は上機嫌でぼくの横を歩く。脳内にアルフォードの『ボギー大佐』かスーザの行進曲のどれかが再生されているのだろう。明の足取りはおそろしく軽い。
「あれ、彼女できたって前言ってなかった?」
3日くらい前にそんな話を聞いた気がする。
「ああ、あれ? 別れた。どうも気が合わないっていうか、ハートにズドンとこなかったっていうか」
社交的なこともあって明は結構モテるほうだ。告白するより告白される回数のほうがたぶん多いのではないだろうか。でも長続きしたという話はまったく聞かない。
「飽きっぽいんじゃないの?」
「いや、そんなことはない。想い続けたら俺は一途だ」
ぼくの推測は即座に全否定された。
明の理論で言うなら、これまで付き合ってきた彼女のことをみんな想ってなかったことになる。羨ましいと思うより、逆に明の将来のことが心配だ。
「信じられねえと思うが、俺ってこれでも惚れた女にはとことん弱えんだぞ。そりゃもう見つめ合うと素直におしゃべりできないぐらい」
絶対嘘だ。
「ところでよ、本当に……その、胸とかあるのか?」
明の視線がぼくの胸元に突き刺さる。
「ちょっとだけだけどね。これするほどじゃないと思うんだけど」
そう言って胸元からブラジャーの紐を見せる。着けていると、締め付けられているせいかどうも落ち着かない。
(帰ったらすぐにはずそう)
着けているだけでぼくのなかの男の領域が掘削機で削られているように思えてしょうがない。
「ん、どうしたの明?」
明の挙動がおかしい。目が泳いでいたり、金魚のように口をぱくぱくさせたり。
「い、いいいや、ななんでもない」
呂律も回ってない。ひとりなら、この時刻ということもあって不審者に間違われてしまいそうなほど挙動不審だ。顔色もせわしなく変わっている。
(どうしたんだろう)
と思っているうちに家の前まで来ていた。
「じゃ、また明日」
「お、おう」
ロボットのようなぎこちない動きで明は黄昏のなかに消えていった。

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369263:2006/01/05(木) 00:30:26 ID:isEljPbt
玄関の前に立つ。
ドアノブになかなか手が伸びない。家に入るのにこんな勇気がいるとは。
スローを飲んだ誰かさんのときのように誰かが開けてくれるのを待つことも視野に入れてドアの前で立ち尽くす。あの話で結局ドアを開けたのは、
「──あの、どちら様?」
背後から声をかけられた。家族なら誰でも知っている馴染みの声。
振り返る。
そこには父さんがいた。驚愕を顔に貼り付けて。
「よ、陽……? ど、どどうしたんだ、その格好!」
ここまで慌てふためく父親の姿など見たことがなかった。カバンを落とし、顔面は蒼白だ。
それを観察する余裕はぼくにはあったけど、父さんには気の毒なくらいかけらも余裕はなさそうだった。
「……おかえり、父さん」
ほかにかける言葉が見つからない。
「陽、本当に陽なのか?」
とうとうぼくの存在を疑い始めてしまった。
おぼつかない足取りでぼくのところまでくると、両肩を掴まれた。そして胸をプッシュ。胸はぼくの意思とは無関係にその手をわずかに柔らかく押し返す。
「お、おま…………手術してしまったのか!?」
「違うよ。手術なんか──」
「母さん、大変だ! 陽が!」
ぼくの話を聞かずに父さんは物凄い血相と勢いで家の中へ入っていった。
開け放たれたドアを見て嘆息する。それから父さんのカバンを拾ってぼくも家に入る。
「ただいま」
ダイニングから聞こえてくる父さんの叫びに、どう説明したものかと、ぼくは陰鬱な気分になった。

食後すぐ、家族会議が召集された。
ダイニングテーブルに5人──父さん、母さん、兄さん、弟、そしてぼく、がつく。
Tシャツにハーフパンツという格好のぼくに自然と視線が集まる。白く薄い生地がいけなかったのか下のブラジャーが透けている。別段恥ずかしいとも思わなかったのでそのままにしていたけど、それについて最初から父さんの怒りを買った。
「陽、なんだその格好は! 恥ずかしくないのか、そんなしたっ、下着を着けてっ!」
「お父さん、落ち着いてくださいな。下着は女の子なんですから着けていて当然でしょう? それとも大事な部分が見えていてもお父さんは平気なんですか?」
ナイスフォロー。母さんの理路整然とした発言に父さんは息を詰まらせる。
重苦しい空気がダイニングに充満していた。
その原因は父さんが発する負のオーラだ。そんなにぼくが『女』になったことが許せないのだろうか。
370263:2006/01/05(木) 00:31:05 ID:isEljPbt
「今回集まってもらったのはほかでもない。陽のことだ。見ての通り女になってしまったわけだが、それは断じて認められん!」
あれから母さんによる説明で一旦は平静を取り戻したものの、ここにきてまたバランスが崩れてきている。
「まあいいじゃありませんか、お父さん。性別が変わっても陽は陽のままですよ」
母さんはぼくが女になってしまったことについて全肯定してくれた。理由は女の子が欲しかったから。とてもわかりやすい。
「そーだよ、父さん。見た目だってあんま変わってねーし、問題ないじゃん」
とは兄の弁。内容は正しくて協力的だけど…………なんか納得がいかない。
「これからは『陽姉ちゃん』って呼べばいいの?」
雪(ゆき)は黙っていてくれると嬉しい。
「ほらご覧なさいな。みんな問題ないと言っているじゃありませんか。それとも他に問題でも?」
父さんは婿養子で入ってきたためか、母さんには強く言えない傾向にある。最初の威勢はどこかへ消え、残ったのは会社勤めで疲れた中年の姿だった。
「それに、お父さんが『男』にこだわっている理由はなんです? どうせ禄でもない理由なんでしょう?」
母さんの発する言の葉が父さんを切り刻む。結構辛辣だ…。
「しかし、世間にはどう……」
「そんなことは気にする必要はねーと思う。誰がウチに関心持ってんの? たとえ持ってたとして、陽を階段下の物置にでも閉じ込めるつもり?」
トドメとばかりに兄がばっさり切り捨てる。
「しかし、しかし……」
「ホントにおっぱいあるの?」
触ろうとしてきた雪の手を払いのける。もう小6なんだからいい加減に空気を読め。
「…………わかった」
誰も味方がいないことを悟った父さんはがっくりとうなだれる。あ、頭頂部がやばい。
薄毛の予兆から時計に目を遣ると、会議が始まってまだ10分くらいしか経っていなかった。早々の陥落だ。
たった10分なのに燃え尽きて真っ白になってしまったのだから、可哀想だとしかいいようがない。
終わったとみて各々テーブルから離れてゆく。
しつこく付きまとう雪をかわしながら、部屋にたどり着く。
窓を全開にし、崩れるようにベッドに倒れこんだ。
「……疲れた」
今日はいろいろありすぎた。
女になって、それを隠し通そうとして、結局ばれて、嘉神先生にあんなことをされて、明に励まされて、父さんに怒鳴られて……
振り返るだけで疲労の度合いが重くなっていくようだ。
(記憶を自分の思うようにできたらいいのに)
何も考えないということは難しい。なぜなら、何も考えないということを考えてしまうからだ。
疲れた…………
なにも…………
考えたく…………
ない…………

…………
……………………
…………………………………………
371263:2006/01/05(木) 00:33:07 ID:isEljPbt
今回は以上です。

>>the Fool氏
GJ!
濃いエロが書けて(´・ω・) ウラヤマシス
372名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 00:46:08 ID:VkNhwuaX
イイヨイイヨー
373the Fool :2006/01/05(木) 00:48:40 ID:45dXxBWI
陽女体化、すばらいですm(_ _)m

俺はこの作品に刺激されて、
初めてパロを書こうと思ったんです。
この恩、とても書ききれないです(T_T)
374名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 02:38:22 ID:4QOv1D3v
神々GGGJJJJJJ!!!!!
375名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 07:43:26 ID:GRzx454q
>>355 >>371
両氏とも
グッジョバ!
376名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 08:07:50 ID:4eRTx279
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!
漏れも女の子になって待ってます

(弟フラグも立ってるのか?)
377名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 21:08:50 ID:PgouCMDg
ボブさんまだ〜?

超wktkしながら待ってるぉ
378名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 00:27:58 ID:AEeUK1o6
一卵性双生児でもターナー症候群でいちおう異性の双子ができたような
うろ覚えですが…
379名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 00:57:03 ID:sfAX4EGN
今日の263の人は休みか。
明日の夜に期待しながら寝よう。
380263:2006/01/06(金) 01:02:53 ID:IeBnviKp
------------

目を開けると朝だった。
結局昨日はそのまま寝てしまったらしい。
いまが6時半だから10時間以上も睡眠に費やしたことになる。昨日は肉体的にも精神的にも疲労の極致にあったとはいえ、さすがに寝すぎだ。
ひとつ大きく伸びをして部屋を出る。
ダイニングでは父さんが新聞を読みながら朝食をとっている最中だった。
目が合う。
父さんの目の下にはクマができていた。顔全体も心なしかこけているように見える。出社前から激務をこなした後みたいに疲れ果てているようだ。
この状態はとても気まずい。
図らずとも始まったにらめっこは、父さんが目線をぼくから新聞に移したことで終わった。
このままダイニングにいる気にもなれなかったので、昨日入りそびれたお風呂のことを思い出し、シャワーを浴びることにした。
Tシャツを脱ぐと、下からブラジャーが現れる。
まだ頭の片隅で昨日のこと一切が夢ではないかと思っていた。でも紛れもない現実だとわからされる。
「どうやってはずすんだ、これ…」
そして現実的な問題として、どうやって男に戻るかではなく、着け方も外し方も知らない女性用下着の存在のほうがより深刻だった。
後ろに手を回して探ってみたところ、ちょうど背骨のあたりに外れそうな部分の感触があった。どうやら金具で引っ掛けてある仕組みらしい。色々な角度に引っ張ったところはずすことに成功した。はずしてから、これをまた着けるのは絶対に無理だと悟る。
はずしたばかりのブラジャーは、持っているのも何かためらわれたので、なるべく見ないように脱衣カゴに放り投げる。
下のほうも見ないように素早く脱いで同じく脱衣カゴにシュート。
ただ脱ぐだけなのにこの気苦労。しばらく『女』でいれば次第に慣れてくるんだろうけど、そんなつもりはさらさらない。
全開にし勢いよく流れ出るシャワーを頭から浴びていると嫌なことも一緒に流れていくようで気分がよくなった。このままずっと浴び続けたいと思うほどに。
鼻歌まじりに洗髪を済まし、さて次は身体を洗おうかとスポンジにボディーソープをつけようとして、
「あれ?」
スカスカと空気が漏れるだけで中身が一向に出てこない。
空。
ならば詰め替えのがどこかにあるはずと、浴室と脱衣所を探してみたけど、見つからない。
と、思い出す。日用品全般を取り仕切っているのは母さんだ。聞けばきっとわかるはず。
浴室から出て腰にバスタオルを巻きつけ、ダイニングへ。
「母さん、ボディーソープの替えどこにあるかわか………………る?」
何故かその場が凍りついていた。
起きてきた兄さんと雪と、父さんが揃ってぼくのことを見たまま蝋人形のように固まっていた。目が点になっている。
いつの間にか恐ろしいものの片鱗を味わわせる能力でも身についてしまったのかと、改めて3人を順番に眺める。
兄さんはトーストを齧るところで、雪はフォークをサラダのレタスに突き刺そうとするところで、父さんはコーヒーカップに口をつけた状態で、それぞれ動作が完全に止まっていた。
その他はテレビはニュースキャスターが何やら喋っていたし、アブラゼミがうるさく鳴いていたので時間自体が止まっているようではなかった。
まあ普通に考えれば当たり前だけど。
5秒経っても10秒経っても動き出さなかったので、3人を放置してキッチンへ入る。
「母さん、ボディーソープどこにあるか知らない?」
プレーンオムレツを焼いていた母さんは、こっちを振り返るなり何かを言いかけて、やっぱり絶句した。
『オムレツを作っていたら目玉焼きになっていた』とありのままに話させることだって今ならできるかもしれない。
381263:2006/01/06(金) 01:03:54 ID:IeBnviKp
「母さん?」
「…………陽ちゃん、うえ裸よ」
何を言っているのだろう。別に男が上半身裸でいようが気にする人は一部を除いていない。
「別に問題はないんじゃない」
「陽ちゃん…………あなたいま女の子なのよ?」
自分の姿を見下ろす。水滴もまだ残る肌に膨らみが。ひとつ。ふたつ。

あ。

シャワーを浴びて、嫌なことどころか自分の立場まで排水溝に流してしまっていたらしい。道理で3人が固まったわけだ。
「すぐ隠しなさい!」
命じられるままバスタオルで胸から下をHIDDEN+。
すると今度は下半身の究極のチラリズムに強制的に挑戦してしまうことになってしまった。まさしく帯に短し襷に長しだ。
見かねた母さんが「待ってなさい」とキッチンを出て行く。それがきっかけになったのかダイニングの時が動き出し、父さんの「あちっ!」という悲鳴が聞こえた。
数分後、戻ってきた母さんの手には袋に入った薄いピンク色の女性用下着があった。
「はい、これ。昨日連絡を受けてから必要になると思って買っておいたの」
「男物じゃダメ?」
昨日は着ていたとはいえあれは不可抗力だ。今日になってまで着ける気はない。
答えは、無言で渡された袋。
人生諦めが肝心とは誰の言葉だったか。素直に従うほかないようだった。
でも、渡されたところで着け方なんかわからない。昨日はぼくが寝ているあいだに勝手に着けられていたし。
「どうやって着ければ…?」
袋から出し、それっきり動けなくなる。困って視線を巡らすと母さんと目が合った。
……女の先輩にご教授願うしかないようだ。
ということで、キッチンで臨時の下着着用の講習会が行われることになった。
肩紐を調節して、前でフックをかけて留め、胸をカップに収める。
今まで着けていたやつとは違い前で留められるタイプだった。これなら着けやすいうえに外しやすい。
下も穿いたし、隠す必要もなくなったのでさっさと朝食をとろうとダイニングへ…………
肩をがっしと掴まれた。
「女の子は下着姿でうろつかないの!」
女の世界には心得というかガイドラインというか、そういうものが男と違ってかなり厳密に定められているようだった。
母さんは再びキッチンから姿を消す。今度はすぐに戻ってきた。制服を持って。
手渡された制服はどこからどこまでも女子用で、また着ることになるかと思うと動作も自然と鈍くなろうものだ。
リボンが追加オプションだけの上はともかく、まだスカートに抵抗がある。
同じスカートでも、ここがスコットランドでバグパイプを持っていればまだ自然だったかもしれなかったけど、あいにくここは日本であってスコットランドではない。
スカートどころかバグパイプなんか持っていた日には職務質問されてもやむなしだ。
意識がグリニッジから135度あたりまで戻ってきたところで、黙々と着付けを完了させる。
そこまで見届けると、鬼の形相に近かった母さんの顔が柔和なそれに変わった。
「やっぱり女の子っていいわぁ……」
年甲斐もなく頬を染めて感嘆のため息を漏らす。
ぼくはよくないんだけど…。
382263:2006/01/06(金) 01:05:54 ID:IeBnviKp

今日は昨日と違って時間に余裕があったけど、いつもの20分前には家を追い出された。
早歩きにNGが出されたからだ。
母さんが言うには「女の子はスカートの裾を翻したりしないものよ」だそうで。愛読書がお嬢様学園が舞台の小説だと言うことが一味違う。言葉の厚み重みはまるでないけど。
久々となる厚い雲の吹き散った青空の下、悠々と学校へ…………とはいかなかった。
周りの視線が気になる。何故か未知行く人やすれ違う人がぼくのことをちらちらと見てくるのだ。
一度気になってしまうと意識しないではいられない。
もしかしたらいまの僕はとんでもない間違いを犯してしまっているのではないかとさえ思う。裸の王様のように勘違いでこんな制服を着ているのではないか、と。
家に帰りたくなった。一刻も早く。そして制服を脱ぎ捨てベッドの中に潜り込み己の愚かさを呪うのだ。
足は自然と人通りの少ない裏道を選び、歩調はカタツムリのそれに近くなっていた。これ以上なにかきっかけになるようなものがあれば即座に回れ右して走り出せるように。
「──半田君?」
そんなネガティブで野生動物の逃走本能を発揮させていたから、背後から不意打ちをされた時には心底驚いた。心臓が止まりそうになったほどだ。
「六条……さん?」
恐る恐る振り返ると、六条さんが立っていた。ぼくのことは聞いているのだろう。大して驚いていない様子だった。
「おはよう、半田君」
「あ…、お、おはよう」
挨拶を交わし、それっきりになる。気まずい雰囲気。このあたり限定で気温も数度下がった気がする。それなのにじんわりと汗がにじむ。
まるでぼくは蛇ににらまれた蛙だ。六条さんに気圧されて動くことができない。
捕食者と被捕食者のあいだで、まさに食べる・食べられるの直前には両者とも動かなくなるという。
死の対話とか呼ぶそれは今の状況にそっくりだと思った。
食べられるのはごめんだけど、ぶたれるくらいなら甘んじて受ける。
昨日だって怒り過ぎてああなってしまった可能性がある以上、ぼくにも責任がある。
このぎすぎすに決着がつくなら1回痛いくらいは安いものだ。ほかに案があればそれでもいい。これからずっと謝罪と賠償を求められるのはさすがにイヤだけど……。
「六条さん」「半田君」
ぼくと六条さんの声がハモった。
「あ、六条さんからどうぞ」
「半田君からでいいよ」
漫画のような譲り合い。でもお互い一歩も引かない。意地と意地のぶつかりあい。譲り合っているはずなのに我を通すのに必死になっている姿はなんだか滑稽だ。
「えっと、そろそろやめにしない? ぼくから話すよ」
ぼくの口元はいつしか緩んでいた。
六条さんも笑ってそれに「いいわよ」と応える。
383263:2006/01/06(金) 01:07:50 ID:IeBnviKp
「えーっと、……昨日はごめん。怒らせちゃったみたいで」
「なんのこと? 昨日は怒った覚えはないけど」
返ってきた答えは、殴られることまで覚悟していたぼくにとって拍子抜けするものだった。
「え、だってあんなに顔を真っ赤にして……」
「そんなことあったっけ?」
嘘をついているようにも、誤魔化しているようにも見えなかった。舐めて味でわかる人でないと本当のことはわからないだろうけど、本人が否定するならそれを信じるしかない。ちょうどぼくの利にもなっているし。
「で、六条さんは何が言いたかったの?」
「あ、うん。半田君って女子用の制服着るんだ、って」
瞬間、羞恥の導火線に火がともる。まあまあ棒も間に合わない数秒ももたない短すぎる導火線に。
「あ、こここここれは……!」
事実を否定する理由はどこを探してもなかった。着せられたとはいえ、着ていることには変わりがない。言い逃れもできなければ捏造もできない。
いっそ宇宙人がやってきて強制的に着替えさせられました、とでも言おうか。と、ここまで2秒弱。
「似合ってるわよ」
「……え?」
「だから、凄く似合ってるって言ってるの」
ちょっとそれの意図するところがわかりにくい。英語で言ってもらったらわかりそうな気がする──
なんて思うくらいに頭の中は混乱していた。
似合っている? 母さんもそんなことを言っていた。
しかしちょっと待って欲しい。『男』に女子用の制服が似合うというのは早計に過ぎないだろうか。
「似合ってるはずないよ。だってぼく『男』なんだし」
「そんなことないわよ! 半田君は……女のあたしが見たって可愛いって思うもの」
ぼくの否定は否定された。それに、
(可愛い? ぼくが?)
「自信もっていいよ。変に思う人なんて一人もいないんだから」
自分の制服姿は昨日見ている。確かに外見に不自然なところはなかった。
でも、内面は不自然極まりなかった。違和感であふれていた。
穿いたこともないスカート。着けたこともない下着。
そのどれもが身体にフィットしながら、心の中では間違ったパズルのピースをはめているようなしっくりこない気分だった。
「まあ最初は慣れないと思うけど、やっていくうちに慣れてくるわよ」
どうしてぼくの周りには、こうポジティブ過ぎる人が多いのだろう。
「さ、もう学校に行かないと」
六条さんがぼくの手を取る。そのまま引きずられるように学校まで連行されることになった。
…………

------------
384263:2006/01/06(金) 01:19:11 ID:qvk7nTYO
今回は以上です。
短くてすいません…

>>373
マジですか!?

>>376
フラグはほぼ全員に立つ予定です。
何しろEDが数種類考えてあるもので…
385(・(エ)・)ノ:2006/01/06(金) 02:59:51 ID:RcIdy/9h
「ハァッ!ハァ・・ハァ・・・。」
目が覚めるとそこは、自分の手足さえ見ることのできないような暗闇だった。
「なんだここは、誰か、誰かいないのか!?」
僕の呼びかけに答える者は誰もいなかった。
こう暗いのではここがどこなのかもわからない。僕は、壁伝いに明かりのスイッチを探した。
しかし三歩も進まないうちに足が止まった。
暗闇に恐怖したわけではない、右足が何かに繋がれているのだ。
僕は、しゃがんで足を締めている物を触ってみた。
それは、足首にピタリと吸い付くように固定されている。そこからかなり頑丈そうな太い
鎖でどこかに繋がっていた。
(僕は、誰かに誘拐されたのであろうか。僕の親は既に他界し家族もいない、仕事も
所謂デイトレイダーといったところで、会社勤めという訳ではない。なので、身代金目当ての
犯行なんてことは無いだろう。かといって個人的に僕に恨みを持っている人間なんて
いないハズだ。僕は今日まで極力人付き合いという物を避けていた。大体今の生業も
引きこもりをこじらせて転がり落ちたところにあったような物だ。取引もすべてネット上での
ことで、直接人と会うことなどマズ無かった。)

バッシュ
僕が足元の鎖を玩びながらグルグルと考えことをしていると。
小さな噴出音とともにスライド式のドアの開く音がした。
「誰かいる?誰かいるの?」
暗闇の先から若い女の声がする。それに僕はチャンスを逃すなといわんばかりに返事をした。
「ここにいる、ここにいるぞ!!」
「どこにいるの、暗くてわからないわ。明かりをつけて。」
「こっちにスイッチは無い、それに僕は何かに繋がれていて、歩き回ることができない。
そっちにドアがあるなら、スイッチもそっちじゃないか?探してみてくれ。」
「わかったわ。ちょっと待って。」
彼女かそう言うと部屋にコツコツと靴が床を叩く高い音が反響した。

パチ、ブゥゥーーン
蛍光灯の鈍い音とがすると、天井についた何本かの明かりが部屋を照らした。
長いこと暗闇に居たせいか目がくらむ。僕が反射的に手で目を覆っていると
彼女が慌てた様子で近づいてきた。
「大丈夫?怪我は無い?」
僕は彼女の問いに無言で頷いた。
「お前ここが何か知っているか?」
「いいえ、知らないわ。目が覚めるとココにいたの。貴方は?」
「いや、僕も知らない。検討もつかない。君名前は?僕は森下総一郎だ。」
「あら、貴方日本の人?私はタニヤ。タニヤ・バイアー、ドイツ人よ。」
僕はその言葉に驚き顔を覆っていた手を下げ、彼女の顔をのぞいた。
すると、そこには二十台前半といった感じの栗色の髪を持った。眼の青い綺麗な女性が立っていた。
「君は随分と日本語が上手いんだな。全く気がつかなかったよ。」
これは、お世辞ではなく本当に彼女の日本語は上手かった
きっと明かりをつけなければ気づかないままっだただろう。
「ありがとう、よく言われるわ。十三から十八の間日本にいたの。
今は、ドイツに戻って父の会社の運営を任されているわ。
といっても今現在は囚われの身の上だけどね。」
彼女は冗談っぽく言った。
386(・(エ)・)ノ:2006/01/06(金) 03:00:19 ID:RcIdy/9h
「ところで、ソウイチロウって男の子の名前じゃないの?」
彼女は妙なことをいう。
「総一郎は男の名前が、何か問題でも?」
「何か問題でもって、貴方女の子じゃない。あ、ひょっとして名前のこと気にしてた?
ごめんなさい、そういうのもチャーミングでいいわよね。」
どういうことだ?僕は中世的な顔立ちでもなんでもなければ、いつも無精ひげを
はやした、職務質問をされない理由は家を出ないから。といった感じの男だぞ?
「ちょっと待ってくれよ、君は何を言っているんだい?僕をからかっているのか?
そう言うのはいいから、早くココから脱出する方法を考えよう。」
僕が少し、強く言うと、彼女は眉間にしわを寄せ答えた。
「いいじゃない、照れなくたって。可愛いわよソウイチロウ」
彼女は、僕の額にキスをすると、頭を何度かなでた。
「やめてくれ!」
僕は、そう言って彼女の手を振り払うと、少しあとづさりした。
「なによ、もう。そんなに怒らなくたっていいじゃない。
わかったわよ、もうしないわ。」
彼女はすねたように言った。
何なんだこの女は、この状況でどうしてこんなにふざけていられるんだ。

ふと冷静になると、何か違和感を感じる。この女嫌にでかいな。
身長183の僕を裕に超える大きさだぞ。2mはあるんじゃないのか?
周りの物もまた随分と大きくできて・・・・
いや、違う!周りが大きいんじゃない、僕が小さくなっているんだ。
「ちょ、えっ?あ、え、あ、あぁー君、君身長は何センチ?」
僕は半信半疑で彼女に尋ねた。
「私?167だけど?それがどうかして?」
167?彼女が167だとすると僕はいくつだ?150くらいか?
150といったら僕が小学生だった頃くらいじゃないか?これはいったい?
あらららと、体を眺めていると、やはり地面が近い。
それに良く見るとなにやら体が丸みを帯びているようなきがする。
もしやと思い、彼女がいるのをお構いなしでズボンに手を突っ込んだ。
やはり、僕の男のあのアレのそのソレは無くなっていた。
僕は、ことの状況に頭がスタンバイモードに突入し、
床に膝から崩れ落ちた。
頭を抱え混乱に混乱を重ねていると、上のほうから彼女の声が聞こえてきた。
「急にどうしたの?具合でも悪いの?頭でも痛いの?」
僕は黙って首を横に振った。
「ねえ、どうしたのよ。黙っていては分からないわ。お姉さんに教えて?」
彼女は心配そうに僕の顔を覗き込んだ。
「女になってる。」
僕はソレしかいえなかった。
「え?」
「女になってる。」
「何を言っているの?どういうこと?説明して。ね?」
387(・(エ)・)ノ:2006/01/06(金) 03:03:33 ID:RcIdy/9h

「だから、体が女になってるって言ってるんだよ!!昨日ベッドに入るまでは男だったのに!!」
僕は、理解せず何度も聞き返してくる彼女に、つい大きな声を出してしまった。
「どういうことよ、貴方男のこっだたの?」
「そうだよ、そう言っているじゃないか?」
「ちょっと待ってよ、貴方はどう見ても女の子じゃない。」
「ちがうんだよ、僕は、正真正銘の男だよ。」
「だからソウイチロウ?」
「そうだよ、そういうことだよ。なんなんだよいったい。この体といい、この部屋といい。」
ガンッ!!
僕は、右のこぶしで思いっきり壁を殴った。
「ちょっと、やめなさいよ。そんなことしたって何の意味も無いわよ。」
「わかってるよ!!わかってるよ、わたってるけど・・・。」
「いいわ、止しましょ。とにかく今はこの部屋から出ることだけを考えましょう。」
僕は、おとなしく彼女に従った。


部屋を見渡すと、床には一面の絨毯。ドアは三つ、内一つは彼女がこの部屋に入ってきたときに
開けたものだ。部屋の中央には大きな卓があり、僕の足を繋ぐ鎖はこの卓の足にくくりつけてあった。
卓の足を持ち上げて鎖を抜こうにも、それは溶接でもされているのかびくともしなかった。
際目付けに、卓の上には一丁の銃がおいてあった。
もちろん弾も入っている。僕は、今まで日本から出たことも無いので、その銃にリアリティーを
感じなかった。ちょっとしたいたずら心で
タニアに銃口をむけてみた。タニアは驚いてこちらに走ってくると、僕の頬を一回バッシと叩くと
手から銃をもぎ取った。
「なにやってるのよ!!危ないことしないで!!私を殺す気?」
「違うんだ、タニア。いや、だってまさか本物だったなんて。」
「なにいってるの!?本物かどうかなんて見れば分かるでしょ!」
「ごめんなさい。」
僕は、彼女の怒りに、まるで体と同じ少女にでもなったかの様に目に涙を浮かべ謝った。
「ごめんなさい。私も強く言い過ぎたわ、ごめんなさいね。もう泣かないで、男の子なんでしょう?」
彼女はそう言って僕を優しく包んでくれた。彼女の胸で泣く僕は、本当に本当の少女のようだった。
388(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:08:19 ID:RcIdy/9h
ジジッ、ジジッ!
「なんだ?」
どこからか音がする、僕は、彼女からはなれ部屋を見渡した。
すると部屋の隅にあったスピーカーから何者かの声が聞こえてきた。
「お嬢さんたち、昨晩は良く眠れましたか〜?」
耳に着く嫌な声だ。
「誰だ、今すぐココから出せ!!僕をこんな姿にしたのもお前か?今すぐ姿を見せろ!」
僕もタニアも同じようなことを言った。
「お嬢さんたち、そう焦らないで。ちゃんと出してあげるよ。
ただし、ゲームの勝者だけね。」
「ゲームだと?ふざけるな!そんな物に付き合っていられるか。今すぐ
ココから出せ!」
僕は、これ以上ないといった憎しみの表情で叫んだ。
「ちょっと待ってよ、何か勘違いしてない?今の、君の状況わかってる?どこかもしれない部屋に
閉じ込められて外へのドアも開かない。食糧も無いし水も無い。このまま僕が放っておけば
一週間ともたないよ。それでもいいの?君達には選択肢は無いんだよ。」
「わかった、やるわ。」
今まで黙っていたタニアが突然口を開いた。
「ちょっとまてよ、タニア。」
「じゃあ、どうしようって言うのよ。貴方にあのドアを開くことができるの?」
彼女はそう僕の目を見ていった。
「そうだけど・・・。」
分かってはいるが納得がいかない。すると
「相手の思い通りに動けばいつかきっとボロをだすわ。今は、あいつの思い道理にするのよ。」
彼女は、僕にだけ聞こえるような声でいった。
「わかった。やろう。ゲームってなんだよ」
僕がそう言うと、またスピーカーから声が聞こえた。
「そうかい、そうかい。やる気になってくれたかい。そうでなくっちゃね。
ルールは簡単だよ。三人で殺しあって生き残った一人がそこから脱出できるって分け。
簡単でしょ。じゃ、そういうことで。がんばってね〜。」
「ちょ、え?殺せって、え?」
僕が疑問を口にする前にスピーカーからの一方的な会話は途切れてしまった。

「タニア、これってどういうことかな。」
「しらないわよ。」
「まさか本気で殺しあったりしないよね。」
「当たり前でしょ、あなた正気?」
「わかってるさ。でも・・・。」
僕がそう言いかけたときまたスピーカーから声がした。
「あ、今タニアちゃんが銃を持ってるから、タニアちゃん一歩リードだね!」
ブチッ。
言いたいことだけ言ってまたその声はそれで途切れた。
しかし、僕達二人は、それど頃ではなかった。
そうだ、いま銃を持っているのは彼女。しかも、僕は、部屋の
中央で鎖につながれて一定範囲しか移動できない。
タニアが卓の反対側に行っただけで、僕は、彼女に触れることすらできないのだ。
彼女の圧倒的有利。
僕の圧倒的不利。
389(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:09:05 ID:RcIdy/9h
これは殺し合いのゲームではない。彼女の精神力を測るゲームなのだ。
しかも、僕の勝利は決してない。彼女が僕を殺し部屋をでるか。
一生二人でこの部屋の中に居つづけるかの問題だった。

僕達の間に長い沈黙が続いた。
それに耐えられなくなったのか、彼女が口を開いた。
「大丈夫よソウイチロウ、きっと誰かが私達を心配して探しに来てくれるわ。
ゲームなんてする必要ないわよ。ね、大丈夫よ。」
僕の心配をして探してくれる人間がどこにいるというんだ。
僕は、既に天涯孤独の身心配どころか僕の名を知る者もそういないだろう。
ふざけた話だ。無為に過ごしてきた結果がこれなのか。
「大丈夫よ、安心して。貴方は私が必ず守るわ。」
彼女がまだ何か言っている。
「いいんだよ。もう、その銃で僕を撃てよ。バチがあたったのさ。生きることに
意義を持たず無為にPCのモニターの前で過ごす人生のね。」
「なにを言ってるのよ、そんな事言わないで。私と一緒にココからでる方法を探しましょうよ。
きっと何かあるに違いないわ。」
僕は、彼女の余りに楽観的な物言いに限界を超えてしまった。
「いいかげんにしてくれ!あんたの言葉は軽すぎる!そんなこと、幾らでも言えるさ
あんたには、僕を殺すっていう決定的かつ安全な保険が、これからずっとあるんだからな!」
「そんな、あなた、、、貴方なんて事言うのよ。まるで私のことを簡単に殺人を犯せる人間
見たいに。」
「人は限界状態になればなんだってやるさ。目に浮かぶよ、何日後、何時間後、ひょっとしたら
何分後かもしれない。君が、ごめんなさいごめんなさいって泣きながら僕に銃口を向けるさまがね。」
「やめて、それ以上言わないで。それ以上言われたら私何をするか分からないわ。」
「分からないって何をするんだい?僕をその銃で撃ち殺すかい?だったらいいじゃないか幾らでも言ってやるよ。
さっき、僕がその銃を見ていたとき時、君は慌てて僕の手から銃を奪い取ったね。
君には将来こうなることがわかっていたんじゃないかい?テーブルにつながれた僕
テーブルの上にあった銃。テーブルにつながれている以上僕は自由に行動できない
つまり君がもと居た部屋に戻れば僕が幾ら強力な武器を持っていても、それは何の意味ももたない。
自由な君・銃を持った不自由な僕。これでやっと50:50なんだ。つまり、君は僕の手から
銃を奪うことで僕の有利点を全て取り上げたのさ。僕の顔が見るのが嫌なら
もと居た部屋に戻ればいい。もとはと言えばソレがアイツの計算上の予定だろう。
きっと、僕の苦しむ顔を見ることなく隣の部屋から僕を殺せるなにかがあるかもしれないからね。
きみは、一歩といわず何百歩も有利なんだよ。」
「やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめて、やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
彼女は僕の方に銃口を向けた。
「いいよ、撃てよ。僕みたいに全てを捨てれば楽になるさ。
自分の弱さを受け入れて生きていけばいい。ゴミみたいな人間一人との対価
として考えれば、それは素敵な物だろう?」
僕は、死を覚悟した。むしろこれでやっと意味の無い人生が
終わってくれるのかと思った。
彼女は怒りと混乱と悲しみで震えていた。彼女がこのゲームの勝者だ。
390(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:10:00 ID:RcIdy/9h
バッシュ
僕がそう覚悟した瞬間ドアの開く音がした。
彼女がもと居た部屋へのとは違う。大きく2と書かれたドアだ。
ソレが開くと思うと、そこから小さな矢のような物がタニアに向かって飛んでいった。
トスッという音ともに矢は彼女の肩に刺さった。すると、彼女は、フラフラと床に倒れていった。
すると、2のドアから嫌な表情をした中年手前くらいの男が出てきた。
「んだよ、これ麻酔銃かよ!」
男はタニアの首に指を当てると脈を取り始めた。
どうやらタニアはただ眠っているだけのようだ。僕は、安心したがちょっと前から思えば
随分な矛盾である。
すると男は、タニアの手から銃をとる、自分の腰にさした。
男は、どこから持ってきたのかロープでタニアを部屋の隅に縛り付けると、
タバコに日をつけプカプカと吸い始めた。
すると、即効性な分効き目はそう長くないのか、タニアが目を覚ました。
「んッ。ちょっと、これはいったいどういうことなの?貴方誰よ?」
彼女は男に尋ねた。
「あ?オレはバトッシュだ。別にいいだろオレが誰だって。関係ねーよ。
このゲームの勝者はオレだ。」
「ちょっと待ってよ、じゃあ、あいつが言ってた三人目ってあんたのことなの?
やめてよ、本気であんなもんに付き合う気?じょうだんやめてよね!」
「うるせーーよ!!オレは、もう決めたんだよ。メンドクせーことし無いで
お前らを殺してここからでるんだよ!オレは、お前らより1ヶ月も早く
からここにいるんだよ!もうこのゲーム以外にココからでる方法はネーて
一番良く分かってんだよ!」
静かな部屋にバトッシュの声がこだました。
バトッシュが僕を見ている。
僕は、男の視線に怖くなり少しでも遠くに逃げようとするが
つながれている僕には他の部屋に行くことはおろか、部屋の中で奴から逃げ走ることもできない。
男はテーブルの僕に届かない場所に銃を置くと、僕に近づいてきた。
「ちょっと、ちょっとやめなさいよ、その子はまだ子供なのよ!」
タニアが男の背中に言う。
「うるせーよ、どうせお前らは死ぬんだ。オレが何したっていいだろ!!」
そう言うと奴は僕の肩を掴んだ。僕は必死に抵抗するが、男女の腕力さがありすぎる上に
足の自由が利かない。しかし、必死に上半身をふって抵抗していると、奴は僕のミゾオチを
思いっきり殴りつけると、僕は床に崩れ落ちた。呼吸ができず苦しむ僕などお構いなしに
奴は僕をテーブルの上に押さえつけた。やっとのことで呼吸を整えるも、男の腕が僕の
ズボンを脱がしにかかった。呼吸は落ち着いたものの体に力が入らない。奴は、とうとう
僕の衣服を全部脱がすと僕の唇に強引に唇を重ねた。男に無理やり唇を奪われる気持ち悪さと
恐怖に僕は身動き一つ取れないで居た。奴は、僕のあそこを舐めまわすと、俗に言う前戯も無しに
いきなり自分の物を押し付けてきた。もちろんスムーズに行くはずもなく、てこずっていると
奴は腹いせに僕の下腹部を思いっきり殴った。わたしは、今度こそ駄目だと思った。
すると、奴は細かく痙攣する僕の腰を抑えて、有無を言わずに入ってきた。
僕は、僕の体の中でブチブチと何かがちぎれるような音がした気がした。
「う、ぐぅ、や、めて。お、、、ね、、、がい、。もう、、、、やめて。」
僕が痛みと痛みによる吐き気でもう男を跳ね返すこともできなかった。
僕は、男でありながら男のモノを受け入れ、いま純潔を失ったのだ。
もとはと言えば有りもしないハズのソレが今散っていったのだ。
391(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:10:46 ID:RcIdy/9h
いつのまにか僕は痛みを感じなくなっていた。
何も感じない、へそから下がフワフワと感じるだけだ。
僕の足の間で男が必死になって腰を振っている。その姿を見ると何故かこの男が
余りにも哀れな存在であるような気がしてしまった。僕は、そんなことを思ってしまったせいた
ついバトッシュの首に腕をまわしてしまった。見ず知らずの男、僕をレイプする男。
なのに、僕は、彼を愛らしく思ってしまう。僕の体に一筋の電撃が走った。
痛みではない、痛みではない何かが僕の体を突き抜けた。
いつのまにか、僕は、バトッシュの生み出す快感に夢中になっていた。
「アウッ、ウグッ! ハァハァハァ、いや、こんなの………。」
だめだ、僕の体は、既にバトッシュと繋がっている。もう快感からは逃れられない。
膣の中で彼のモノが動いているのが分かる。もう限界が近いのだ。
それを感じると僕の体も何かが押し迫るように僕をかえていく
だめだ、だめだ。
「ああっ、だめ、だめ、ダメッ………!!!」
ドクドク
分かる。僕の中をソレが満たすのが嫌でも分かってしまう。
僕は体の奥からこみ上げる満足感に、これ以上無いほどの幸せな表情をしていた。
誰から言われたわけではないがきっとそうだろう。
彼も僕の上で幸せそうな顔をしている。僕は彼の頭を抱き返ると
この幸せな時間が永遠に続けばいいなと思った。

「もうやめて、今すぐ彼女を離しなさい!」
「え?」僕は、首をタニアの方に向けた。部屋の隅に縛られていたはずのタニアはいつのまにか僕達の直ぐ近くまできていた。
バトッシュは慌てて銃に手を伸ばしたが、彼女の方が近かったため、あっけなく奪われてしまった
彼女は、何の躊躇もなくバルトッシュの頭を打ち抜いた。
盛大に血飛沫を上げる彼の頭が、まるでアスファルトに叩き落したスイカのように輝いていた。
僕は、彼の脳漿と血を体全身で受け止め、放心状態で机の上から降りようともしなかった「さっきはよくやってくれたわね!」
そう言って、僕にいまだ圧し掛かっている彼の死体を蹴飛ばした。
彼は、ゴンという鈍い音がすると数回の痙攣を繰り返し、仕舞いには動かなくなった。
「大丈夫?」
彼女はそう言うと、僕に近づいてきた。
「ごめんなさい、私怖かったの、本当に怖かったの。」
彼女が僕に涙ながらに謝った。
「ほら、結局そうじゃないか。結局は自分のことが一番大切なんだよ。」
「そんなこと言わないで。助けてあげたじゃない。」
「遅すぎるよ!結局僕のことなんてどうでもいいんだろ!自分が大事なんだよ!」
「どうしてそんなこと言うのよ。そんな事いって最後は幸せそうな顔をしていたくせに!」
「うるさい、そんなこと無い!僕は、本当に嫌だったんだ!痛かったんだよ!気持ち悪かったんだよ!」
僕がそう叫ぶと彼女は黙ってしまった。
少しの間の後、彼女が口を開いた。
「うそつき、本当は、最初からああしてほしかったくせに。男の癖にあんな幸せそうな顔して。
うそつき、うそつき、うそつき、うそつき!!!!!」
そう言うと、彼女は先ほどまで自分を縛っていたロープで
僕の腕を後ろ手に縛ると、乱暴にテーブルにねじ伏せた。
「え?ちょっと、ちょっとやめてよ、どうしたんだよ、怖いよタニア」
僕が不安そうに言っても、彼女は全く答えるそぶりを見せない。
彼女の瞳は、中に輝きの無い死んだような目をしていた。
「だったらいいじゃない、そうよ、だったら私がやってあげるわよ。」
会話になっていない言葉を虚空に吐くと、彼女は、銃の銃身側を持つと、
迷いもなく、マガジン部分を僕の膣にねじ込んだ。
「ぐぅがが、、ぐぅあぁぁぁl!!」
僕は、余りの痛みに気が狂いそうになった。
流線型でもなければ、硬い無機物を
迎え入れるほど僕はまだ経験があるハズも無かった。
彼女は、痛みでもだえ苦しんでいる僕にお構いなしに、その行為を
一向にやめようとしない。僕のそこは、既に血が流れ出していた。
何度も何度もその行為をされ段々痛みを感じなくなっていった。
僕は、もう何も感じなくなり、ただ涙をこぼすだけであった。
392(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:11:23 ID:RcIdy/9h
「ねぇ、気持ちいい?」
彼女の問いに僕は、無言で首を振った。
「どう?幸せ?」彼女は僕に優しく尋ねた。
そんな問いにも僕は、涙を流すだけであった。
彼女は僕にキスをすると、今度はゆっくり動かし始めた。
すると、僕の中に明らかに痛みとは違う物が生まれてきた。
「いやぁ、まって、またなのぉ?いやぁ、、、もういやなの、、」
その反応に気を良くしたのか、タニアは、また強引に荒々しく
口付けをした。口内を暴れまわる彼女の舌を、いつの間にか
僕は求めるように追い掛け回すようになっていった。
「ん……、いやっ………またきちゃうぅ………。いやッモウゥッっダメッ!!」
体の中から真っ白な爆発が起こったと思うと、僕は、手足を張り詰め
体の中から湧き出てくる快感に全てを流されてしまった。
一定の波が過ぎても、全身がピクピクと痙攣を起こし、体に自由が戻らなかった。
その間も、タニアは僕に唇を合わせる。この行為が、とても暖かく
包み込まれているように感じた。
彼女は、立ち上がると、僕に、冷たい、しかし興奮した表情を向けた。
彼女は、もう人の命を弄ぶ快感のとりこなのだ。

長いこと硬直していた足の間から先ほど受け入れたバルトッシュの精液が僕の血にまみれ、ドロリと逆流してきた。どうもむず痒い感じがした。
すると、それに気がついたタニアは無言でソレを指でぬぐうと自分の口に突っ込んだ。
僕は、その行為に激しい嫌悪感を覚えた。
吐き気を催すと、僕の上に陣取っていた彼女を無理やりどかし、体を横にして
テーブルの下に嘔吐した。まるで食道から体内の内臓が全て出て行ってしまうのではないか
と思うくらいはきつづけた。

「もう我慢できないの。」
彼女はそう言うと僕の眉間に銃口を当てた。
僕は、直面した死に、ただただ恐怖するだけだった。
「あなた、震えているわよ。怖いの?」
彼女は僕の口の端を吊り上げると笑顔を作って見せた。引きつった笑顔を作られた僕に
彼女は再びキスをした。
「うぅ!ケホ、ケホッ。」
彼女の唇から先ほどの精液と何かカプセルのような物が僕の口内に流れ込んできた。慌てて彼女を僕の上
からどかすと、できるだけ遠くに逃げた。
「何を飲ませた!」
僕は、彼女に聞いた。
「なにって、貴方が言っていたのよ。あんたの部屋にも何かあるんじゃないかって。
まあ、あの時はもう持っていたんだけどね。こういうために使う物だとは思わなかったわ。」
そういうと、彼女は名刺ケースくらいの大きさのアルミケースを僕に見せた。
「最初は自殺用に誰かが置いていった悪趣味だと思ったわ、ご親切に説明書つきよ。でも実際は私に与えられたゲームのアイテムってところだったのね。」
そう、出会った当初とは全然違う彼女が言った。
これから体内に回るだろう毒をお供に死のカウントダウンが始まった。
すると、僕の目から自然と涙がこぼれてきた。ここまで来ると何故か悲しいという感情は生まれてこなかった。
しかし、何故だろう。涙は一向に止まらなかった。
タニアは、僕の顔に舌を這わせると、頬を伝う涙を舐め始めた。
「可愛いわ、あなた最高に可愛い。最高よソウイチロウ。殺すには勿体無いわ。」
白々しく彼女はいった。
「やめてくれ、ゲームには君が勝ったんだ。もういいじゃないか、放っておいてくれよ」
「そんな連れないこと言わないで、いいわ、私とゲームをしましょう。」
「ふざけるなもう僕に構わないでくれ。」
「でも、ココに解毒用のカプセルがあるとしたら?」
「なんだって?だったら、今すぐよこせよ!」
僕は、彼女に飛びついた。しかし、彼女はひらりと身をかわすと僕からての届かない
ところまで言ってしまった。
「焦らないで、ゲームのルールは簡単よ。私からこの薬を取ればいいのよ。」
そういうと、あろうことか彼女は、自分の膣の中にその赤いカプセルを入れた。
てを後ろ手に縛られている状態では、そんなところからモノを取り出すなんて
明らかに無理だ。
393(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:12:30 ID:RcIdy/9h
「舌よ、舐めてよ。舌で、出せばいいじゃない」
最低だ。彼女はゲームなどといって僕の命を弄び快感を得ようというのだ。
しかし、僕に残された道は、ソレしかなかった。
先ほどの逆と立場となった僕達は、テーブルに腰掛ける彼女の
そこを僕が一生懸命。冗談ではなく命がけで舌を入れた。
「いいわ……貴方上手よ………あぁ…んっ」
彼女は僕の心情も知らず、一人快楽に体を任せていた。
「あぁん…あぁん……あはぁ」
しかし、一向にカプセルは見つからず、ただ彼女に快楽を与えるだけだった。
時間は無常にも過ぎていく、段々息が苦しくなってきた。もう限界なのだろうか。
「あぁ……ん、もうイキそうっ!」
「ん……あぁぁ、来ちゃう来ちゃう、ンッ、、イクゥゥッ!!」
彼女はとうとう果ててしまった。しかし、カプセルは見つからなかった。
僕は、絶望のせいか、体に回った毒のせいか、立っていられず膝から崩れ落ちた。
が、床に激突することは無かった。タニアが僕を抱きかかえたと思うと
強引に口付けをした。すると、なにやらまた薬のようなものを飲まされてしまった。
「今度は、なに?」
僕は、こんどこそ本当に死の直前だと思い、半ば悟ったかのように
穏やかに彼女に聞いた。
「解毒剤よ、本当は、いれてなかったの。だってそうでしょう、本当にするとは思わなかったんだモノ」
そう悪戯っぽい笑顔で彼女はいった。
「あなた本当に可愛いわ、合格よ。私が飼ってあげる。」
「どういうことだ。」
僕は、今にも途切れそうな意識を、必死に保とうとした。
「つまりこういうことよ。」
そういうと、彼女がなにやら合図をすると、3番のドアが開く。
そこから何人もの白衣をきた者たちが部屋の中に入ってきた。
すると、ストレッチャーの上に僕を強引に固定する。僕は、薄れていく意識の
中で必死に抵抗したを試みたが。そこを境にとうとう、僕の意識は飛んでいった。


目を開けるとそこには硬いベッドの上だった。
私が上半身を起こすと、ツンとした薬の匂いが僕の鼻をくすぐった。
「えっ!ナターシャ気が付いたの!?」
声がした方に首を向けると、ナースが点滴のパックを持ったまま
こちらを見つめながら硬直していった。
数秒後、時が急に動き出したかのように彼女は動き出した。
ナースコールのスイッチを押すと、マイクに向かっていった。
「ナターシャが目を覚ましました。先生を呼んでください。あと、彼女のお姉さんにも連絡をとって!」
彼女は続けて私に言った。
「大丈夫?どこか痛いところは無い?」
私は、無言で首を振った。
「ナターシャ、いまお姉さんが着てくれますからね。よかった。本当によかった。」
彼女は泣いて感動していた。
(ちょっと待ってくれ、私は、ナターシャなんかじゃない。私の名は……。
何故だ、名前を思い出せない。ナターシャではない。ナターシャでは無いんだけれども。
違うことは間違いないんだけども、何故か思い出せない。)
私の思考は、「お姉さんがいらっしゃったらよ」という一言によって中断された。
(ちょっと、まてよ、お姉さんてだれだよ。私には兄弟なんかいないぞ。
もしかして、ナターシャの姉か?いや、もしかして、というかソレが自然な考えだ。
いやしかし、ベッドの机においてある鏡に映った姿は、あの、少女となった私の
姿のままだった。)
個室のドアが勢い良く開くと一人の女性が入ってきた。
ナースは彼女のことをお姉さんとよんだ。
394(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:13:04 ID:RcIdy/9h

やはり、彼女はタニアであった。
タニアは病室に入ってくるなり私を強く抱きしめ涙を流した。
後から入ってきた医師やナースたちも私達をみて感動していた。
「よかったわね、ナターシャ」
ナースが言った。
(違うんだ、こいつは、こいつは)
「うん、ありがとう。タニアお姉ちゃん、会いたかった。」
私の口は、何故か考えとは正反対のことを言った。
(違うん、こいつは。)
私は、タニアの腕の中から抜け出ようとした。
緊張して体を強張らせる私に気がついたのか、タニアは、私にだけ聞こえるような小声で言った。
「駄目よ、ナターシャ。まだゲームに付き合ってもらうんだからね。」
横目で見た彼女の顔は、あの時の光を失った瞳を持っていた。
395(・(エ)・)ノ :2006/01/06(金) 03:19:30 ID:RcIdy/9h
前回コメントありがとうございました。
続編ではありませんが書いてみました。
なんつーか、話の方向が下へ下へ暗いほうへ暗いほうへ行ってしまって
なんつーか、かんつーか鬱鬱エンタテインメントっす。


自分毎回全部書き終えてか、一気にうp
て感じなんですけど、この形だと
やっぱり一回で他レスを消費するんですけど
このスレ的にどうすか?
396名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 10:45:14 ID:F+JPTW3k
内容が良ければ投下スタイルは何でもOK('(゚∀゚∩
397前スレ946:2006/01/06(金) 10:49:23 ID:NWTr3KO3
ああああああああああああ
いいいいいいいいいいいい
ううううううううううううう
398名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 15:05:15 ID:RdfHNNUQ
個人的にはある程度まとめてくれた方が読みやすいけど、
その辺はお任せする。
読む側で合わせれば問題ない。
399名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:38:41 ID:lW79eBK2
GJ!!
400名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:42:45 ID:6gufVxRj
すごい、凄いよおまいらw 良スレだなw
401263:2006/01/07(土) 02:49:48 ID:wLJgzUzs
学校中があるひとつの話題で持ちきりだった。
それは芸能人の熱愛発覚でもなければ凶悪事件の発生でもない、ただの一般人の身の上話。
でもそれは身近に起こった大事件であり、何の危険もなくギャラリーできるとなれば野次馬根性が出てくるのが普通だ。
そしてその話題の渦中というか中心にいたのがぼくだった。
幸いだったのは、学年と組と名前はわかっても顔までは知らないということだった。
主に同級生、次いで3年生がぼくのクラスにやってきてはいたけど、ぼくを見つけることはできてない。何しろ噂する群集のすぐ横にぼくがいるのに、それに気づいていなかったのだから。
みな開かれたドア越しから中を覗き見、なかにはクラスメイトにぼくの所在地を聞いたりしている。まるでウォーリーを探せ、だ。
けど、そのウォーリーは探す人にまぎれている。つまり、本の中ではなく探す人の背後にウォーリーがいる状態。……怪談だ。
予鈴が鳴り、人がはけたところで教室に入る。
一旦は静かになったものの、ぼくが入ると教室内がまたざわめいた。
「おい、あいつが…」「え、あれが半田君?」
見ると見ないの中間あたりの視線が集中する。
足早に席についたけど居心地が物凄く悪い。何も聞こえないふりも、ここまで露骨にひそひそ話が聞こえると維持できるものではない。悪意もなく悪い噂でもないにしろ、こういう態度は帰りたいゲージを上げる役にしか立たない。
担任の先生が教室に入ってくるまでの長い長い時間を外圧と戦いながら過ごさなければならなかった。
やがて先生がやってくると、教室はぴたりと静まった。

朝のHRが終わる。
先生はぼくについては一言も触れなかった。気を遣ってくれたのだろう。本人の前で『半田のことは気にするな』とはさすがにいえない。
先生が出て行くと、教室はまた雑然となった。
さっきと違ったのは、クラスメイトが競うようにぼくのところへやってきたことだった。
まず最初に来たのが女子の集団だった。
「えー、ホントにオンナノコになっちゃったの?」
「ウソー、すっごい可愛いじゃん」
口々に好きなことを並び立てる。それにどう応えたらいいのかわからず曖昧な笑顔で切り抜けるしかなかった。
「ちょっと抱きしめてちゃっていい?」
普段あまり面識もない人に抱きしめられる。
「ちょ、苦し──」
「あたしにもやらせてー」
「胸も揉ませてよ」
と代わる代わるやってきては頭を撫でたり胸を触ったり強烈なスキンシップの嵐をぼくの都合もお構いなしに見舞う。
しばらくして一通りやりつくして満足したのか女子軍団は去っていった。残されたぼくは呆然としたままの真っ白な灰になっていた。
誰か囁き詠唱祈り念じろとでも唱えた?
402263:2006/01/07(土) 02:51:10 ID:wLJgzUzs
一波去って、次に寄せてきたのは男子の集団だった。
「おい、マジで女になっちまったのか?」
「下着とか女物?」
「ちょっと触らせてくれよ」
「パンツ見せてくれ」
セクハラっぽい発言が多いのは何でだろう。
次々浴びせかけられる質問に答えられるはずもなく、次第に言葉の海の中にうずもれてゆく。
「付き合ってくれ」とか「ヤらせろ」とかいう段階まできたところで授業開始のチャイムが鳴った。軍隊アリが去ると、ほぼロストしたぼくが残された。
もみくちゃにされながら、でも、悪い気持ちにはならなかった。
みんな肯定的に受け取ってくれているようで、むしろ嬉しい。ただ人との接触が増えただけで何も変わらない。
拒絶され、排斥されることも可能性のひとつとして考えていたぼくにとっては、それが否定されたいま、感謝すらしている。恥ずかしいので口には出さないけど。
「人気者だな、陽」
前の席の明が上半身だけこっちを向けて笑った。
「動物園のパンダに近いけどね」
珍しさなら、もしかしたら特別天然記念物のトキにも勝っているかもしれない。
でも、物珍しさが消えたとき、日常に戻るのか、それとも離れていってしまうのか……。
「まあ人が集まるのも無理はねえな。転校生みたいなもんだし」
転校生とは言いえて妙だ。
「でも、それだけであんなに寄ってくるものかな」
「そりゃ顔見知りだからな」
顔見知りの転校生。それは確かに普通の転校生とはワケが違う。基本情報があるとないとでは近寄りやすさが変わってくるからだ。
でも、それを差し引いてもあの騒ぎはちょっと行き過ぎだと思う。
次の休み時間もああなると思うと……
どうやって逃げるかの算段を考えなければいけないようだった。

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403263:2006/01/07(土) 02:53:35 ID:wLJgzUzs
「大人気だな。陽様ブームってか」
昼休み。
ぼくと明は教室から逃げ出し、屋上のさらに上、給水塔にいた。ここは屋上の入り口から死角になる。さすがにここまでやってくる人はいないようで、喧騒とは無縁だ。
「そんなブーム嫌なんだけど」
昼休みまで3回あった休み時間は、教室はいうなれば人の洪水に侵食されていた。
逃げの算段はいくつか考えてはいたけど、そのどれもが失敗に終わった。あの人数を相手にして逃げられるわけがない。押し寄せる人波は、思い返したいまでも恐ろしい…。
ほとんどの人が知らなかったぼくの顔も、写メを撮られそれが学校中に回ったらしく、もうこの学校のほとんど誰もが知るまでになっていた。
それどころか先生まで珍しそうにぼくを見るのだから始末に負えない。おかげで当てられる回数が飛躍的に増えた。
だからこうして一息つけるのは本当に助かる。もしインターバルなしで5時間目に突入したらたぶん──いや確実に死ねる。
「なんかぼくやつれてない?」
明に顔を近づける。ぼくの感じだと、朝から2キロは軽く減った。果たして他人の目にはどう映っているのか。
「明?」
返事がない。ただの銅像のように大口開けた状態で固まっている。
この状況は朝のとそっくりだ。あのときは上半身裸でうろついていたのが原因だったけど、今はそんな格好ではないし、そのほかに思い当たる節もない。
(昨日もこんなことになったような……)
とはいえ場面も場所もまったく違う。それに、結果が同じでも原因が同じとは限らない。
1発のホームランだって、ストレートを打たれたのかスライダーを打たれたのか、打つほうもフルスイングだったのかバントだったのか……いろいろありえるのだから。
「もしかして、また保健室行き……?」
まさかこのまま放っておくわけにもいかない。とはいえ運搬は不可能に思えた。ただでさえ力がないのに、この赤錆も浮き出た鉄製のハシゴは2人分の体重を支えられるほど丈夫に見えない。
……やっぱり諦めた。
風に吹かれるに任せていればいずれ復活するだろう。
と。
湿気をはらんだ強めの風が吹き抜けた。空を見上げると、朝のような青空はどこにもなくなっていた。暗い灰色の雲が目に見える速さで動いている。この前兆は……
白っぽいコンクリートに黒い点が穿たれる。数個だったのが瞬く間に数十になり、数え切れなくなる。
「ちょっと、明。雨だよ、雨!」
未だに固まっていた明をガクガクと揺り動かす。景色を反射するだけだった目に光が宿り、状況を理解してくれたようだ。
急いで昼食を片付け、ハシゴを下る。
屋上の入り口にたどりついたときには既に雨は本降りに近かった。太陽はどこかへと隠れ、昼間だというのにひどく薄暗い。まるで別世界のようだった。

教室はこれまでいた廊下と違い電灯がついていて、ここもまた別世界だった。
ぼくが教室に入ると、一瞬の沈黙のあと、何やらどよめきが起こった。
(前にもこんなパターンがあったような)
ぼくを見ているのは一目瞭然だ。おかしなことは特にない気がするので、まだ見慣れてないせだろうと勝手に解釈して席につく。
すると間髪いれずに男子の軍団が押し寄せてきた。
404263:2006/01/07(土) 02:55:23 ID:wLJgzUzs
「そういえばもうそんな季節だよなぁ」
「いいもん見せてもらってアリガトウ」
「夏といえばこれだよな。季語にしたっていいぐらいだ」
口々にわけの分らないことを発する。理解不能だ。
「なにが季語なの?」
たまらず聞く。
一人──確かサッカー部の多賀君だったか──が女子の目を気にしながらぼくの耳元で囁く。

「透けブラ」

ハッとなって胸元を確認する。
雨に濡れたカッターが身体に張り付き、布越しに薄いピンク色のブラジャーが存在をアピールしていた。それはもう形がくっきりとわかるくらいに。
顔の部分だけ体温が上がっていく感じがして、反射的にぼくは胸を手で隠していた。
「み、見ないでよ!」
うわずった声が情けない。
「いいじゃん、見られても減るもんじゃないし」
「透けブラ! 透けブラ!」
普通なら絶対に女子に対してできないことでも、相手が『元』男だと平気でできるようになるらしい。この数々の言動のなかに遠慮という文字がどこにも見当たらない。
このままだと穏やかな心を持ちながら怒りに目覚めてしまいそうだ。
相手にするのは得策ではないと判断し、囃しを聞き流しながら、濡れたままの制服をどうするか考える。下はそうでもないけど、上は雨に当たらなかった部分はほとんどない。
着替えはもちろんない。タオルなど拭くものもない。だとすれば自然乾燥に任せるしかないけど、この湿度では裏干しと体温乾燥させたところで乾きは期待できそうもない。
一度気になりだすと不快感ばかりが募る。視線もあるし、どうにかしないとストレスが溜まる一方だ。
なんとなく周囲を見渡す。
助けになりそうな人は…………いなさそうだ。
「半田君、ちょっといい?」
そう思っていたのに、助けは意外なところからやってきた。
いつの間に目の前にやってきていたのか六条さんがつい今までいた男子を押しのけてそこにいた。
「着替えあるから、良かったら使わない?」
このタイミングは渡りに船というほかない。断る理由もなかったのでお言葉に甘えることにする。
制服を受け取り、さっそくリボンを解き、微妙に体温が移った濡れたブラウスのボタンをはずしてゆく。
が、その動作は六条さんの手によって阻まれた。酷く慌てた様子でぼくに何かを訴えかけている。
『ま・わ・り』
声にならない声でそう告げられる。
まわり。
教室とその周りにいる全員の男子の目がぼくに注がれていた。
(またやっちゃった……)
16年の蓄積があるので、どうも『男』の感覚で行動しがちだ。──まあそれが当然なんだけど。その行動が結果として『女』として恥ずべき行為になってしまうらしかった。
とはいえ矯正は難しい。人生の9割9分は男だったのもあるけど、何より『女』として行動するのを拒否しているからだ。
でも実際には完全な男として生活はできない。そうなら必要最低限のレベルで『女』として振舞えばいいだけの話だ。そう割り切ってしまえば、幾分か気も楽だ。
(人前で着替えができないとなると…)
トイレくらいしか思い当たらない。
「じゃあ、トイレで着替えてくるから」
そう言って席を立つと、教室の内外から魂のこもったブーイングが発せられた。
「なんでだよぉ〜! ここで着替えれば楽でいいじゃないかよぉ〜!」
「生着替え見てえ! 見せろ!」
欲望と怨嗟の混じった声を振り切るように駆け出した。
405263:2006/01/07(土) 02:56:46 ID:wLJgzUzs
トイレの前まできたところで、足が止まった。
(どっちに入ればいいんだ…?)
ぼくは男なので男子用に入るのが普通だ。何も深く考えることはない。
と、いつものように男子用に入ったら悲鳴を上げられた。
同じ男に変質者扱いされたことにヘコみながら、どうしようかと男子用と女子用の中間のあたりをウロウロする。女子用のに入っても悲鳴が聞こえそうで怖い。
トイレひとつでここまで迷うことになるとは。これではまるで初めてエロ本を買おうとしている中学生ではないか。
「やっぱりこんなことだろうと思ったわ」
助けの手を伸ばしてくれたのはまたしても六条さんだった。
「制服貸してそれっきりだと無責任だしね。さ、こっちよ」
手を引かれて女子用のトイレに入る。もちろん初めての体験だ。心臓がドキドキする。更衣室に並んで男の入れない聖域のひとつなのだからそれもしょうがない。
空いている個室に入り、鍵をかける。こうすると男子用のと何も変わらない。少し気分も落ち着いた。
落ち着くと、今度は別のことが頭に浮かんだ──女になってから初めてのトイレのことだ。
初めてのトイレは戸惑うことばかりだった。小でも座らないとできなかったことが特に大きい。
今朝には母さんにトイレについてのガイドラインも教わった。それによると、用の足し方にもいろいろと作法(?)があるようだった。終わったあとには必ず拭け、とか。
(なるべく考えないようにしよう……)
ボタンをはずし、制服を取り払う。続けて借りた制服に手を伸ばすと、綺麗にたたんであった制服のあいだからタオルが出てきた。こういう細かな気遣いは嬉しいの一言だ。六条さんはきっと将来いいお嫁さんになれる。
微妙に湿った顔にタオルをあてがうと、匂いが鼻をふわりとくすぐった。自分の家のものでない匂い。
各家庭には固有の匂いがあるとぼくは思っている。その原因や理由はよくわからないけど、確かに家によって匂いが違うのだ。例えばローソンとセブンイレブンのように。
そんなことを思いながら上半身を丹念に拭ってゆく。拭き終えるとさっきまでの不快感はどこかへ消え、シャワーを浴びたあとのようにすっきりした気分になった。これで心置きなく新しい制服に袖を通すことができる。
着てみると驚くほどサイズがぴったりだった。同じ背格好ということになるけど、それはイコールぼくが貧弱を意味する。
(少しは鍛えないと…)
鍛えに鍛えた末、マッチョになった自分の姿を想像してみる。
…………
似合わない。
406263:2006/01/07(土) 02:58:08 ID:wLJgzUzs
「ありがとう、六条さん。すごく助かったよ」
六条さんは待っていてくれていた。
「昨日保健室まで連れて行ってくれたし、そのお礼だから気にしないで」
「明日……は無理かもしれないけど、洗濯して返すから。あ、あとこれもありがとう」
制服はもちろんのこと、タオルも洗ったほうがいいだろう。こういうものは、一度借りたら洗って返すのが礼儀だ。
「そこまでしてくれなくてもいいよ。どうせ家に帰ったら洗うものだし」
ぼくの返事も待たず、手に持ったタオルを奪われてしまった。
これではぼくの気は済まないけど、本人がいいと言うならそれに従うしかない。
「あ、あとすごく助かったって思ってるなら『六条さん』って他人行儀みたいな呼び方はやめてくれない? なんだかすっごく気になるの」
「えーっと……」
「あたし、友達とは名前で呼び合ってるのが普通なの。だ・か・ら!」
そういうことかと、心の中で手をぽんと打つ。
「えー……単……さん…?」
「『さん』も禁止」
「う……単…………ちゃん」
すごく恥ずかしい。最後のほうはかすれて消えかかっていたけど、六条さん…………じゃない、単ちゃんは満足したようにウンウンと頷いていた。
上機嫌で教室に戻る彼女の姿を見送り、どんな心変わりがあったのか考えてみる。
(確かに女になってから接する機会は増えたけど…)
図書委員、保健室への運搬、朝の出来事、そしていま。
春から昨日までと、昨日から今を比べてみるとイコールどころかこの24時間以内のほうが喋った時間がたぶん長い。
(それだけが理由とは思えないけど)
友達になるまでのプロセスにはいろいろあるとはいえ、ここまで友達になる宣言をされたことは初めての経験だった。
いままでの場合は、いつの間にかそうなっていた、という自然発生的なものだったし。
女の子の世界はまた違うのかな、と釈然としないまま時間は過ぎ、放課後になっていた。

ちなみに、陽様ブームはぼくが校門を出るまで続いた。
暇な人たちだ……。

------------
407263:2006/01/07(土) 03:03:05 ID:wLJgzUzs
今回は以上です。
エロくなさすぎて申し訳ないorz
次はそうなる予定なのでご容赦を…
408the Fool :2006/01/07(土) 07:23:25 ID:56g8lKJQ
さすがです!!
エロなしでも、面白くできるなんて!!

ストーリーや文体がとてもキレイで、
俺にはマネができないですね。

続きを楽しみに待ってます(^_^)v
409名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 08:02:28 ID:XwkJPzhC
gj!
>エロくなさすぎて申し訳ないorz
いきなりエロいのも良いが、少しずつエロくなるのも良い。
とにかくGJだ!
410名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 10:15:31 ID:az4ciRiH
この恥じらいかげんがイイ!
次は体育座りでパンチラ、初めてのブルマ、初めての生理、女子更衣室で真っ赤なんか期待
411名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 11:38:48 ID:jnv/05BM
エロく無くても丁寧な描写が心地良いので無問題。
今後の展開も引き続き期待しています。
412名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:08:01 ID:Qo75HQ8Z
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!
413名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 13:45:57 ID:hTpxVFVo


すごく良いです!
大学病院に連れて行かれ恥ずかしい検査漬けのシーンお願いします。 
414the Fool :2006/01/07(土) 17:41:40 ID:56g8lKJQ
皆さん、どうもです。

尊×命(弟×姉)の続きが出来たので
投下させていただきます。

前回とともにたいへんな駄文ですが、
読んでいただけると嬉しいですm(_ _)m
415the Fool :2006/01/07(土) 17:44:32 ID:56g8lKJQ
その二の一


《おいっ!!何する気だよ、姉さんっ?!!》
鏡の前に座りこんで、不適に笑う自分の表情に俺の不安は増していった。
「だからぁ♪とっても、気持ちいいことだってぇ♪」
そう言うと女の子になった俺の躰は、その手を自分の胸へと近づけていく。
《んあっ!》
その手が俺の乳房を揉み始めた瞬間、俺の躰を今までに経験したことない刺激が駆け巡った。
「クスクス♪どう、尊(みこと)ちゃん?」
俺の意識に関係なく、俺の手が動きまわる。
それなのに、その手から伝わる感触、そして胸を揉まれる感触は確かに伝わってきていた。
《……くっ……うぅっ……》
俺はどうにかして、自分の手を止めようとした。
「もうっ、さっきも無理だって言ったでしょ?今、尊ちゃんの躰はお姉ちゃんのものなんだから♪でも今回は、私は躰を動かすだけで、刺激はぜ〜んぶ尊ちゃんにいくんだけどねぇ♪」
姉さんが、どれほどこの状態を楽しんでいるのか、その声がすべて物語っていた。
《……んくっ…ぅあっ!……姉さん……やめっ…止めてくれ!……》
「え〜、なんでぇ?まだ、胸を揉んでるだけだよぉ♪でもまぁ、この躰は開発されまくってるから、胸揉まれるただけでも大変かもねぇ♪」
《…ぐぅっ!…どういう……ことだよ?…》
「クスクス♪実はねぇ、この躰で動き回れるようになってからしばらくしてね、お姉ちゃん襲われちゃったんだよぉ。ひどいよねぇ。まぁ、私は深夜じゃないと表に出られないから、仕方なかったのかもねぇ♪」
俺の口から発せられる、本当に楽しそうな声。
しかし俺は、その言葉に違和感を覚えた。
何で姉さんは、自分が襲われたことを、そんな楽しそうに話せるのか………。
「最初はすっごく痛かったんだよぉ。……でもね、お姉ちゃんだんだん気持ちよくなっちゃったの♪それで、それでねぇ♪お姉ちゃん最後にはねぇ…………………」
俺の本能的が訴えていた。
姉さんの、その先の言葉を聞いてはいけないと。
しかし無情にも、鏡に映る俺の口はその先の言葉を口にした……。
「はまっちゃった♪♪♪」
《っ…!!!》
信じられなかった。
今まで会ったことすら、いやっ、会うことさえ出来ないと思っていた俺の姉さんは…………………狂っていた。


416the Fool :2006/01/07(土) 17:48:18 ID:56g8lKJQ
その二の二


「だってぇ、すっごく気持ちいいんだよぉ♪それからはね、尊ちゃんが眠ってから毎日家を抜け出してたんだよ♪SEXしにね♪」
《…んっ…あぁっ………う、嘘だろ?…》
「クスクス♪ホントだよぉ。この制服やあの箱に入ってたものも、もっと男を誘うためにオジサンに買ってもらったんだよぉ♪」
そうか、それで押し入れの中にあんなにたくさんの服があったのか。
しかし、そこで新たな疑問が生まれる……
《……くぁっ!……あぅっ……オジサン?………って…誰だよ?…》
「オジサンはオジサンだよ♪言ったでしょ、毎日SEXしたって♪一番多かった相手が中年のオ・ジ・サ・ン♪お金持ってるし、何よりあのネチッこ〜いSEX♪すごいよぉ♪♪」
ふと、同級生の言葉が頭をよぎった。
援交―――。
くそっ!!まさか、俺が眠ってる間に、俺自身がやっていたとはな。
《……んあっ……あっ!…ぐっ…》
いきなり俺の手が、強く乳房を揉みはじめたために、俺の意識はいっきに引き戻された。
「クスクス♪そんなオジサンと毎日やっちゃってたからねぇ、躰中がすっごい敏感になっちゃってるんだよぉ♪例えばぁ………」
《……ひぐぅぅっっ!!!……なっ、ああぁぁぁっっっ?!!!…ぐっ…はうぁっ!!……》
今まで乳房を揉んでるだけだった手が、ブラウスの上から乳首をひねってきた。
それも、両方同時にだ。
「あれ〜〜、尊ちゃん♪軽くイッちゃったのかなぁ?」
《…あぅっ!……ちがっ…うぅ…………イッて……なんかぁ…ない……くぅっ!!……》
すごい刺激だった。
まるで躰がバラバラになるような衝撃。
これを、『イク』と言うのだろうか?
しかも俺の手は、いまだにその敏感な乳首をいじり続けていた。
でも…。
でも、俺は男だ!!
女の子の躰で、それも姉の手でイッてしまったなど、死んでも認めたくなかった。


417the Fool :2006/01/07(土) 17:51:20 ID:56g8lKJQ
その二の三


「クスクス♪そっかぁ。そうだよねぇ、まだまだこれからだよねぇ♪大丈夫だよぉ、尊ちゃん♪もっと気持ちよくしてあげるからねぇ♪」
姉さんは悪魔だ。
姉さんは、一度死んでしまったとき、悪魔に心を売ったんだ。
きっとそうに違いない。
「今度は、ここもねぇ♪」
左手はそのままに、俺の右手は女の子の大切なところへと伸びていった。
そこは、体育座りをしているために先ほどから、鏡に真っ白なショーツが映っている部分だ。
「最初は、優しくしたげるからねぇ♪」
その言葉と同時に、俺の右手はそこに触れていた。
《…ぅあぁっ!!…ぐっ……くぅぅっ!!…》
俺の手はショーツの上から、その筋をなぞるように、上下にゆっくりとそこを擦っていく。
「クスクス♪どう?気持ちいいでしょう、尊ちゃん♪」
自分の手が擦っている部分から全身へと、刺激が広がっていく。
《……くぅっ!!……気持ち…よく…なんて……あっ!…ないぃ……だから…ぅんっ…もう…やめっ……頼む…くはっ!…からぁ……》
「尊ちゃん、嘘はダメよぉ。嘘は♪」
《…うぅっ!……う…嘘じゃ……あぁっ……ないぃっ!!……》
それは本当だった。
あまりにの刺激のために、俺にはその刺激に浸るような余裕がないのだ。
今は、気持ちよさよりもむしろ、苦しさのほうが際立ってしまっていた。
「クスクス♪大丈夫よ、尊ちゃん♪もう少し………もう少しだからねぇ♪」
俺の口がそう言うと、俺の右手は、より早く、より強く自分の敏感なところを擦りあげていく。
そしてその間にも、左手は休むことなく俺の乳房を強く揉みしだき、乳首をいじりまわした。
《…なぁぁっっ!!……あっ……くっ!……ぐうぅっっ!!……》
「見てみなさい、尊ちゃん♪あなたの乳首、こんなにはっきりと勃ってるわよぉ♪」
鏡の中の俺は、ブラをつけていなかったのか、着崩れたブレザーの間から見えるブラウスには、恥ずかしいくらいはっきりとその形が浮かびあがっていた。
《…ぐぅっ!!…あがっ!……こ、この躰は……ぅあっ!……姉さんの…だろ……》
もはや俺は、文句を言うことさえ辛い状態だった。
「違うわよ、尊ちゃん♪この躰はお姉ちゃんの躰でもあると同時に、尊ちゃんの躰でもあるって言ったでしょ♪」
《…うぅっ!……い、意味……わかんねぇ…よ……ふあぁっ!!…》


418the Fool :2006/01/07(土) 17:55:54 ID:56g8lKJQ
その二の四


「意味何て、まだ分からなくていいのよ。今はただ、楽しめばいいんだから♪」
こんな状況、楽しめるわけがない。
さっきから、刺激が増せば増ほど、俺の苦しみも増すばかりだった。
《…こっ…こんなの……うぁっ!!……苦しい…だけ……だ……うぅぅっっ!!……》
「クスクス♪尊ちゃん、見なよあなたのショーツ。ほら、あんなにびちょびちょ♪」
鏡に映る真っ白なショーツは、まるでおもらしでもしたように濡れてしまっていた。
「尊ちゃん、ちょっとだけでいいのよ♪ちょっとだけでいいから、その苦しさの中に他のものがないか、探してみなさい♪」
俺の躰はそう口にしながら、右手はさらに強く大切なところを擦りはじめる。
《……がぁぁっっ!!!……くっ…苦しいぃっ!!…あぁっ!!……》
苦しさ以外のものなど、見つかる訳がないと思っていた。
「ちょっとだけでいいのよ、ちょっとだけで♪ちょっとだけ、その苦しみに耐えようとすることを止めればいいの♪」
あまりの苦しさに、意識がぼやけてきていた俺は、姉さんの言葉のままに、一瞬だけその苦しみに耐えようとすることを止めてしまった。
ほんの一瞬だけ……
しかし、その一瞬が俺のそれまでを……
俺の男としてのそれまでを……
………壊してしまうことになった。
《……あぁっ!!……あ?……えっ?…ふぁっ?……あうぅっっ!!…》
それまでの苦しさとは違う感覚が、苦しみの奥底から、じわりと滲み出してきた。
それどころか、一度気付いてしまったその感覚は、じわじわと、それまでのあった苦しみの中に広がっていった。
《……ふあぁぁっっ!!……なっ?!……くあぁっっ!!……》
「クスクス♪尊ちゃん、気持ちいい?気持ちいいんでしょ?」
《……くぅっ!……ち…ちがっ……あぁっっ!!………気持ち…よく………なんか……ぅんんっ!!……》
それは、俺がこの状況におちいってから初めてついた嘘だった。
俺は既にぼんやりとだが、この感覚が何なのかを理解しはじめたていた………。
「クスクス♪尊ちゃん、まだ嘘つくのぉ?お姉ちゃん、悲しいなぁ。そんな尊ちゃんにはぁ……」

スルッ――

《……ええぇっ?!……あぁっ!……なっ?…何を?!……ふぁぁっっ!!……ぐっ!……ぐうぅぅっっ!!!……》
俺の左手がブラウスの中に入りこみ、直に乳房を貪りはじめる。
そしてそれとともに、右手はもはや水浸しになってしまったショーツの中へと入りこんでいた。

419the Fool :2006/01/07(土) 18:00:27 ID:56g8lKJQ
その二の五


《……あ!あっ!…あぁぁっっ!!……くっ……なあぁぁっっ!!!……》
「尊ちゃん、気持ちいい?気持ちいいよねぇ♪ねぇ、そうでしょ?」
姉さんは何度も何度も、俺に尋ねてくる。
そして、その姉さんの言葉が、俺の考えをさらに確かなものにしていく………。
苦しみの底から滲み出てきたこの感覚が何なのか………。
《……はぁぁっっ!!……うくっ!……あぁっ………ひぅぅっ!!!……》

もう、限界だった………。
もう、どうでもよかった………。
もう、認めるしかなかった………。
この刺激は………

――――『快感』なのだと―――

《……きっ…気持ち………ぃぃ……》
「ん?なに?もっとはっきり言ってごらん、尊ちゃん♪」
姉さんの言葉を聞いたとたん、俺はさっき自分が言った言葉に愕然とした。
《っ……!!!!!》
「恥ずかしがらなくていいのよ、尊ちゃん♪さぁ、今度はもっとはっきり言ってみようねぇ♪」
その言葉と同時に、俺の左手は痛いくらいに勃ってしまっている乳首をひねりつぶした。
《………ああぁぁっっっ!!!………》
そして右手は、

ヌプッ――――

《……ひぃっ!!…なっ?…ゆ、指?………指が…中に?……》
右手の中指が、俺の躰の中へと入りこんでいた。
「クスクス♪五本全部入れることも出来るのよぉ。あっ、締まりはいいんだからね♪」
その言葉どうり、俺の中指は俺自身に痛いくらいに締めつけられている。
もちろんその分、躰が受ける刺激は強烈なものだった。
《……ああぁっっ!!……そんなっ!………指……なかっ……指がっ……あぐぅっっ!!!…》
俺の右手は、俺の状態など無視して中指を動かし続ける。
「でも今日は五本なんてしないから安心してね♪お姉ちゃんはほら、優しいから♪」
一本でもおかしくなりそうなのに、五本なんて絶対に無理だ。
「尊ちゃんは、初めてだもんね♪いきなり五本なんて入れたら、狂っちゃうかもしれないからねぇ。無理はできないよ♪」
姉さんのその言葉に、俺は少しだけ安心してしまっていた。
「だからぁ………」
安心など決してしてはいけかったのに……


「三本ね♪」


《えっ?……うああぁぁぁっっっ!!!!…》


420the Fool :2006/01/07(土) 18:04:29 ID:56g8lKJQ
その二の六


いきなり、さらに二本もの指が俺の中へと入りこんできた。
《…あっ!…ああっ!!…ひっ!…ふああぁぁぁっっ!!!…》
俺はもう、あえぎ声を抑えることすら出来なかった。
そしてショーツの中からは、グチョグチョと、湿った水音が響いてくる。
《……ひいぃっっ!!……ひぐっ!……ぐぅああぁぁっっっ!!!……》
「尊ちゃん、気持ちいいでしょ?女の子って気持ちいいでしょう?」
何も考えることが出来ないなかで、何故か姉さんの声だけがはっきりと聞こえた。
「さぁ、尊ちゃん。言ってみなさい♪気持ちいいって♪ほら、お姉ちゃんに気持ちいいって言ってごらん♪」
《…あっ!…あっ!…あうぅっ!!……いい……気持ち…いいっ!!……ひいぃっ!!!……》
もはや俺は、自分が何を言っているのかさえも分からなくなっていた。
「もっとっ!もっとよ、尊ちゃん♪もっとはっきり♪」
《…きっ…気持ちいいっ!!……気持ちいいですうぅっっ!!!……あああぁぁぁっっっ!!……》
俺の手は、休むことなく動き続けるために、ショーツの中からの水音もより激しくなっていく。


421the Fool :2006/01/07(土) 18:06:47 ID:56g8lKJQ
その二の七


「こんなのはどぉ?」
俺の手は三本の指をそれぞれが別々に動かせはじめる。
女の子になった俺の指は、男だった時に比べずいぶんと細い。
そのほっそりとした三本の指が、中でそれぞれ自分勝手に動きまわるのだ。
まるでそれは、えたいの知れない生き物が俺の中をうごめいているかのようだった。
《…ひいぃっ!!……いやあぁぁっっ!!!…》
「尊ちゃん、『気持ちいい』はどうしたのかなぁ♪」
また自分の左手に乳首をひねり潰される。
《…ひぎゃあっ!!!……気持ちいいっ!!……気持ちいいですぅ!!!……》
もはや俺には、自分の意思など残っていなかった。
「クスクス♪いい子ねぇ、尊ちゃん。ご褒美をあげるからねぇ♪」
《…ふぇっ?…あああぁぁぁっっっ!!!……気持ちいいぃ!……何?……気持ちいいよぉっっ!!……なっ…何か…くるぅっ!!…》
目の前がチカチカしはじめ、何かが躰の中から膨れあがっていくような感覚……
「尊ちゃんは、最初のほうでイッちゃったと思ってたみたいだけど、女の子の快感はそんなもんじゃないのよぉ♪」
あの、躰がバラバラになるような衝撃。
あれは、『イク』ではなかったのか。
じゃあ………
「今からそれを、味あわせたげるからねぇ♪」
《…ひぐうぅぅっっ!!!……気持ちいいっ!!……ああっ、気持ちいいぃぃぃっっ!!!…》
俺の乳首は何度も何度もひねり潰され、指はもはや完全に別の生き物として、俺の中をうごめき続ける。
「クスクス♪尊ちゃんのここ、はしたないほどグチョグチョなって、ヒクヒクしてるねぇ♪もうイキそうなんだぁ♪」
《…ひっ!!……あっ…あああぁぁぁっっっ!!!…》
「イクの?イッちゃうのね、尊ちゃん♪イクって言ってみなさい、イッちゃうって♪」
《…あっ…ああっ!!…くるっ!……イクッ……イクッ!……イクゥッ!!…》
「さぁ、尊ちゃん。イッちゃいなさい♪」
《…イクッ!…イクゥゥッ!!…イッ、イグッ!!!…イグウゥゥッッ!!!……イグウゥゥッッッツツ!!!!!!…》


422the Fool :2006/01/07(土) 18:09:16 ID:56g8lKJQ
その二の八


俺の躰のなかで、何かがはじけた。
目の前が真っ白になり、躰が中に浮いたような感覚になる。
そして俺の躰は、『ビクンッ!ビクンッ!』と跳ねあがった。
「どう?尊ちゃん♪」
《……あ……ふぁ……》
躰はまだ痙攣し続け、何も考えることが出来ない。
「女の子の快感、気持ちよかったでしょう♪」
《……う…うん……》
何も考えることが出来ないはずなのに、俺は姉さんの問いに自然と答えていた。
確に気持ちよかった。
女の子の躰で得た、とてつもない快感。
男であるにもかかわらず、俺はそれを認めることしかできなかった。
「クスクス♪そっかぁ、気持ちよかったんだぁ♪」
姉さんのその言葉と同時に、また俺の手が動きはじめる。
《…えっ?!!…》
もう全てが終わったものだと思っていた俺には、まったく予想外のことだった。
「それじゃあ、もっとイカせてあげるからねぇ♪」
《…ぐああぁぁっっ!!!……あっ…ちょっ!!……姉さん……もう…許し……ひゃあぁぁっ!!!…》
いままでに受けた刺激は、とっくに俺の精神の限界を越えていた。
これ以上の刺激を受け入れる余裕など、あるわけがない。
《…んああぁぁっ!!…ゆっ…許して!……許して、姉さんっ!!…》
「何を言ってるの尊ちゃん♪尊ちゃんは何も悪いことなんてしてないんだから、『許して』なんて言わなくていいのよぉ♪それに躰も喜んでるしねぇ♪」
姉さんの言うとうり、俺の躰はより快感を得ようとしていた。
姉さんが言っていたように、この躰は快感を得るよう開発されまくっているのだ。
だが、その開発された躰と俺の未熟な精神は明らかに噛み合っていなかった。
《…あっ!…あうぅっ!!……許してぇ…》
「さぁ、尊ちゃん♪また、『気持ちいい』って言ってみようねぇ♪」
《…ひぐぅっ!!……気持ちいいっ!!!………許して……きっ…気持ちいいぃ……ゆるし……あああぁぁぁっっっ!!!…くるぅっ!!…》
また、目の前がチカチカしはじめる。
「まずは、二回目ねぇ♪」
《…ひいぃっ!!!……くるっ!…くるぅっ!!……イグゥッ!!…イッちゃうぅっっ!!!……イッ…イグウゥゥゥッッッツツ!!!…》


423the Fool :2006/01/07(土) 18:10:59 ID:56g8lKJQ
その二の九


数時間後―――

男っぽい内装の部屋の中、鏡の前に倒れている女の子の姿があった。
躰は小刻みに痙攣をし、着ている制服は乱れきっている。
横たわる床はぐっしょりと濡れ、女の子の顔は涙と唾液でぐちょぐちょになっている。
そして、だらしなく涎が垂れている口からは意味のわからない言葉を発していた。

「……いい……許して……気持ちいいです……俺は……もっと……男…女……姉さん……イク………やめて……気持ちいい………」



424the Fool :2006/01/07(土) 18:14:48 ID:56g8lKJQ
今回はここまでです。

雑な文章でのスレ消費、
申し訳ないですm(_ _)m
文章中のミスなど勘弁して下さい。

よろしければ、
感想や今後の希望などをいってもらえると
たいへん参考になるので、
よろしくお願いします(^_^)v
425名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 18:19:47 ID:az4ciRiH
リタルタイムGJ!
このまま、体だけ女の子に固定して欲しいです
426名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 20:46:37 ID:Qo75HQ8Z
GJJJJJJJJJJJJJJ!!!
427名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:16:02 ID:00S+uYZg
ベリーGJ!
やはり意識をもったまま友人相手の乱交が基本かと。
あと女の体のまま男のフリして学校行ってカミングアウト。
社会的にも恥女扱いされるの希望。
428名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 22:43:11 ID:lW79eBK2
GGGGGGJJJJJJJJ!!!!!!!!!
429名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:44:59 ID:V8KEfji4
ダーク路線でも純愛路線でも全然イイ!!
個人的には主人公は抵抗するというか嫌がりながらもみたいな展開がいいです
430ボブ富井:2006/01/08(日) 00:39:53 ID:rmlKiMll
萌成分もエロス成分も十二分に補充出来ました
お三方素晴らしくGJJJJJJJJJJJJJJJッッ!!!!!
職人さんが多いってのは素晴らしいことだ

俺の方はちょっとスランプでして、しばらく投下できないと思います
逃げたのかこのファッキンチキン野郎と思っていてください
でもきちんと最後までは書き上げるつもりですので。実にご勘弁を
431名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:06:29 ID:fTvWvPtj
心配しなくても文句など言わん。
待ってるから、そのうち頼む。
432263:2006/01/08(日) 01:36:47 ID:DKZNO8E2
「ただいまー」
「あ、陽兄ちゃん……じゃなかった。陽姉ちゃん、おかえり」
玄関のドアを開けると、ちょうど階段を登ろうとしている雪と鉢合わせた。靴は1足だけ。どうやら母さんは出ているらしい。
「『姉ちゃん』はやめろよ…。いつも通り『兄ちゃん』でいいだろ?」
「えー、だって陽姉ちゃんは女になったんでしょ? だったら『兄ちゃん』じゃおかしいじゃん」
普段抜けているところがあるのに、こういうときだけ妙に理路整然としている。しかも満面の笑顔。ちなみに雪の顔は小5当時のぼくそっくりだ。自分を相手しているようでなかなか反論し辛い。
「いいか、今はこんなだけど兄ちゃんは『男』なんだ。わかった?」
「じゃあ男だったらこんなことしても怒らないよね」
「──え?」
風が太ももを撫でた。
それがスカートめくりだと理解できたのはその一瞬後。
「ちょ、なにやって…!」
「あれ? 男だったらパンツ見られても怒らないよね。なんで陽姉ちゃんは怒ってるの?」
ぼくの身体は脊髄反射の域でスカートを押さえていた。それでいて声を荒げているのだから怒っていると捉えられてもしょうがない。
(それにしても何てませた小5だ!)
「別に怒ってないよ。兄ちゃんは男なんだから」
ここで激情に身を任せてしまったら雪の思う壺だ。ここは冷静に冷静に…。
「男だったら、うえ裸になれるよね?」
「な…! そんなことやらないよ」
とんでもないことを言っているけど、構うだけ無駄だ。適当にスルーすれば問題ない。
「できないの?」
「できないとは言ってないよ。やらないだけ」
「服脱ぐならすぐじゃん。なんでやらないの? できないから?」
これは挑発だ。しかも見え透いた。乗ったらダメだ。乗ったら──

「『女』だからできないんでしょ?」

「わかったよ! 脱げばいいんだろ」
ぼくの馬鹿。
口を塞ぐも、言ってしまったからにはもう後には退けない。
カバンを下ろし、ボタンに手をかける。ひとつずつ丁寧にはずし……やがて下着があらわになる。
「……脱いだよ」
「まだ裸じゃないじゃん。それにそれ『ぶらじゃあ』って言うんでしょ。なんで男がそんなの着けてるの?」
「──っ!」
顔が熱を帯び始めたのは恥ずかしさからなのか、怒りからなのか。もう冷静さはどこか遠くへ飛んでいってしまった。
ブラジャーのホックを震える指先で摘む。
外すと、ゴムの勢いで左右に勢いよく弾けるようにして開いた。
「うわぁ……本当に女になっちゃんだ。でも、ちっちゃなおっぱい」
雪は、完全にさらけ出したぼくの胸を目を皿のようにして見つめる。観察といってもいいくらいの注視だ。
433263:2006/01/08(日) 01:37:51 ID:DKZNO8E2
(……ん?)
男であることを証明するために裸になったのに、なんで女であることを確認させているのだろう。
単純な疑問にして最大の謎に思い当たった。
(1.男であるなら服を脱ぐ。2.服を脱げたら男だ。3.服を脱いだら女だった)
…わけがわからない。頭がこんがらがってきた。
「さわってもいい?」
ぼくが難題に悩んでいることも露知らず、雪は新たな要求を突きつけてくる。
まんまと口車に乗せられてここまでやってしまったとはいえ、これ以上何も許す気はない。
「…………」
何も言わず床に落とした制服を拾う。これ以上付き合っていられない。
「──ひゃっ!」
何か冷たいものが皮膚に当たる。
「さわらせてくれないなら、自分でさわっちゃうから」
雪の手がぼくの両胸を包み込むようにして触っていた。
「こら、雪! やめろって!」
制止の言葉も耳に届かないらしく雪は執拗に胸を撫で回す。力任せに引き剥がそうと試みるも、胸元に入り込んでいるので頭を押さえることくらいしかできない。
「ちょ、やめっ……あぅ!」
意図してかせずか指が先端に触れたようだった。強烈な衝撃がぼくを襲った。
衝撃が筋力を奪い取ってしまったかのように、身体から力が抜け落ちる。
(そんな……これだけで……)
ぼくからの抵抗がなくなって雪はいっそう手の動きを早める。大胆とも大雑把ともいえる無茶苦茶な動きだ。
「ちっちゃいけど、やわらかい……」
雪の小さな手がぼくの胸の上を縦横無尽に動き回る。時折先端に触れると甘い快感が脳を揺さぶった。
「もう…やめ……んっ」
昨日の保健室でのことがフラッシュバックする。同時にあのとき感じた絶頂を思い出す。
……身体の奥底で何かに火がついた。
雪の行動はどんどんエスカレートし、とうとう先端を口に含まれた。
「こうやって赤ちゃんはおっぱい飲むんだよね。ぼくも昔そうだったのかなぁ」
ちゅーちゅーと吸われるたびに未知の刺激が火山のように噴出する。
でもその『未知』の正体は知っている──快感だ。
「あぁっ、ゆ、きぃ……んんっ!」
すぐさまやめさせないと、と思うのとは裏腹に身体がいうことをきいてくれない。
気持ちよさが身体にじわじわと浸透し、浸透したところから熱を帯び始める。身体の中が燃えているように。燃えているところはもはや抵抗の使い物にならない。
胸から始まったそれは、いつしか下腹部を特に熱くしていた。
434263:2006/01/08(日) 01:38:35 ID:DKZNO8E2
「はぁっ……はぁっ……」
吐息さえも熱い。
快感の浸食は脳の中心にまで達し、意識に霞がかかった。でも感覚だけはどこまでも鋭敏なままだ。
雪が舌先でぼくの先端をチロチロと舐めると、ぼくは背中をのけぞらせるくらいに感じた。
嘉神先生のような巧さはない。……けど、とっても気持ちがいい…。
実の弟にこんなことをされて、という敗北感と背徳感は快感の津波に押し流され、貪るようにぼくを攻める雪にすべてを委ねようとする。
「ゆきぃ……もっとやって……ね?」
甘えるように、ねだる。こんなことを口走った自分に驚きを覚えていた。
……でも気持ちよくなるためなら何でもしたい。そうも思う。
雪は無言で行為を続ける。左の先端を口に含みつつ、右側も手のひらでまさぐる。
「いいよ、ゆき……そのまま……あんっ!」
雪の行為は誰に習ったでもないだろう。つまり本能のままに雌を求めていることになる。
ぼくも誰に習うでもなく身体が快感を欲し、受け入れようとしていた。
理性のタガが外れかけ、隙間からあふれ出る欲望に負けかけているのだ。
「よう、ねえちゃん……。なんだかオチンチンがあついよう…」
雪の下半身はズボンの上からでもはっきりわかるほどテントを張っていた。
ぼくはそこから目を離せなくなった。
ズボンの中のものが欲しい──頭のどこかでそんな声がしている。
ぼくの身体は物足りなさを感じていた。もっと強い刺激と快感を求めている。
「雪……じっとしてて」
あらかじめプログラムを打ち込まれた自動人形のようにぼくの身体は勝手に動いた。膝立ちになり、雪の半ズボンに手をかけ引きおろす。
小さいながらもちゃんと立ち上がった男のモノが現れると、喉がごくりと鳴った。
(なんで…?)
男なのに男のモノを欲しがっているなんて。
身体は疼いてしょうがない。明らかに『入れられ』たがっている。
不自然なはずなのに、ぼくのなかに別の誰かがいるかのように『それは自然なことだ』と正当化するのだ。
(違う! ぼくは『男』を求めてなんかいない。絶対に!)
その思いと正反対に、身体が次の段階へ進ませる。
ぼくの右手は雪のモノを包み込んでいた。そっと壊れ物を扱うかのように。
前後に優しく動かすと雪の身体はびくっと痙攣した。それを見て可愛いと思ってしまう。
「よう…ねえちゃぁん……」
切なげにぼくの名前を呼ぶ。その声も可愛く、愛おしい。
そんな感情の揺れに任せるまま、手を動かし続ける。
(嫌だ! こんなこと…)
自分のやっていることと感じているが信じられなかった。否定の言葉をいくら頭の中に並べても、身体がそれと真逆のことをする。
嫌悪感だらけなのに。
やめろとどんなに思っても、神経が断絶してしまったかのように身体に伝わらない。
そのくせ感覚だけは敏感なままだ。いまだって、下半身が──アソコが熱くてたまらない。
大きさをさらに増したモノを見ていると、ある欲望がせり上がってくる。
435263:2006/01/08(日) 01:40:35 ID:DKZNO8E2
自然と左手は股間へと伸びていた。下着は触れただけでわかるほど湿っていた。その『内』がどんな状態になっているかは推して知るべしだ。
「ふあぁっ……」
『準備』を進めているかのように下着の上から割れ目をなぞる。たったそれだけのことなのに、たまらなく気持ちがいい。喘ぎがだらしなく開けられた口から漏れた。
(そろそろ……)
いったい何がそろそろなのか。
(……欲しい)
相手の都合はどうでもいい。ただ自分のために快感を貪りたい。そんな欲望が堰を切られるのを待っている。もう『その時』はすぐそこまで迫っていた。

──プルルルルルルル

不意の大音量に、意識は急激に現実に引き戻された。
興奮は冷め、さっきまで感じていた高まりは身体の奥底に沈む。
現状を理解し、ぼくは雪から飛びのいた。ブラジャーを着ける間も惜しんで無理矢理ブラウスを身につける。
(危ないところだった…)
安堵を覚える。
でも、水を差されたと残念がっている自分もいた。
それと、一線は越えなかったものの、寸前までやってしまったことに自己嫌悪する。
(兄弟であんなことをやるなんて……)
そう簡単に忘れられないだろう。それどころか一生に残る傷になるかもしれない。
その予測はぼくをひどく落ち込ませた。
でもやることはやっておかないと、ととりあえずぼーっと立ち尽くす雪に今のことを口外しないようきつく口止めする。すると意外と素直に応じてくれた。
少しばかりの安心を得て、動揺がそれ分だけおさまる。……まだ液状化した埋立地みたいに不安定だけど。

部屋に戻ると、ぼくはベッドに潜り込んだ。
とんでもないことをしてしまった後悔と羞恥に全身がガクガクと震えた。
(思い出すな、思い出すな、思い出すな、思い出すな……)
呪文のように声にならない声で唱え続ける。
…………
…………
いつしか転落するようにぼくは眠りに落ちていた。
436263:2006/01/08(日) 02:01:22 ID:DKZNO8E2
今回は以上です。
いつも以上に短くてすいません…
437名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 02:29:05 ID:AefUn/3S
本番まで持っていって・・・・ホスィ GJ
438名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 07:55:52 ID:hbrJM9br
スマソ、エロいのは嬉しいんだが……正直言って今までのパーペキさが崩れた感が。
弟の口調や、胸だけでのえらい感じ様とか、ちょっと不自然さが鼻についた。

文庫でよく見る主人公の気持ち悪くなるほどワザとらしいニブさとか、支援所の女になってすぐ「ひゃんっ」とかいう喘ぎ声をあげる不自然さとか
が無かったのがここんトコの職人さん方の素晴らしさだと思ってたんだが……。

でも話自体は面白くてスゲぇ好きだ。これからどうなるのか展開が楽しみなのは変わらん。
水を差してすまなかったが、この先も書いてくれると嬉しい。
気に障ったらゴメ。
439名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 09:07:18 ID:LlKVL/cK
GJ!
漏れもそう思う。陽たんにはいつまでも初々しさを持ってほしい。淫乱な陽たんは見たくないな
440名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 09:41:31 ID:CYE7WaFA
 う〜ん、でもおっぱいの感度って人によってかなり違うみたいだからねぇ。
 職場のパートのお姉さん(29歳人妻、24歳で結婚するまで処女。そこそこ可愛いんだけど、性格がさばけ過ぎてて
ワイ談しててもエロ成分0)なんか初めから物凄い感度だったらしくて、「お風呂で身体洗う時や赤ちゃんにおっぱいを
あげるときは全然平気なのにね」って笑ってるけど、旦那さんとの初エッチのときに乳首にちょっとキスされただけで旦那が
ドン引きするくらい悶え狂ってしまったそうな。
 あと、出産前はクリでしかいけなかったけど、子供産んだら中でもいけるようになったとか。
 女体って奴は奥が深いねぇ。
441the Fool :2006/01/08(日) 10:09:00 ID:KQZkeeB1
尊の体については、
話上どうしても男にもどらないといけない
場面などもあるので、
女体化固定は無理かもしれませんm(_ _)m

とりあえずです、
女体化:男体化の比率を8:2〜7:3
でいこうと思うのですが、どうでしょう?



陽女体化、やっぱり文章が綺麗ですねV(^-^)V
続きも楽しみに待ってます。
442名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 11:19:57 ID:X75g0SXs
>>441
ぜんぜん問題ないッすよ。
むしろいろんな場所で本人の意思に反して女性化させられてしまうったり
強制っぽい話が期待できそうで( ・∀・)。

そういや固定化しないっていうとらんまとかふたば君のパターンだけど
このスレのSSでは珍しいね。
443名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 13:53:51 ID:LlKVL/cK
あくまで感想なので気にしないで自分の思うままに書いてください
たまには、読者の期待を裏切るのも必要だと思います
愚言スマソ
444名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 13:59:30 ID:2OZi41ep
女性化してもたいして気にせず男のままで振る舞うTSっ娘と
それにドギマギする幼なじみってのを最近チラシの裏に書き殴ってるが
うまくまとまらんね。
445名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 14:25:58 ID:iE0ahcwQ
>>444
勝手に期待して待ってます(´・ω・`)
446名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 14:40:46 ID:2OZi41ep
>>445
各シーンはヤバイぐらい妄想が浮かぶんだが、それを上手く繋げられないのだよ。
あとエロが抜けないだよな…
447名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 19:13:21 ID:VkkB2Cx+
>>446
書きたいシーンを思いのまま書く。後で空いた空間を暇なときに埋めていく。
とりあえず自分の表現したいことから書いていけばいいと思うよ。楽しまなきゃ。
エロシーンは人によって嗜好が違うから抜ける、抜けないは難しいと思う。
自分が抜ける作品にしたいなら、オナ禁して欲望を限界まで高めてから書くも一つの手かな。
448名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 19:32:06 ID:A4xi/Epk
そろそろ380 ◆PKEHY060jYタンの新作キボン。例の博士と助手の会話が楽しみ。
449名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 23:00:35 ID:Yih3mJ38
一月ぶり位にきたけど、何時の間にか神大量降臨祭りですね。
自分、ダーク分不足なので(´(工)`)ノ氏?に期待
450名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 23:05:39 ID:2OZi41ep
>>44
とりあえずシーンごとに書いてみるとするわ。
しかし エロ描写って難しいね。
451名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 01:00:22 ID:QBV6Kshd
今構想を練っているんだけど。
出来たら投下していい?

このスレって結構目が肥えているから、ちょっと心配なんだけど。
452名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 01:33:51 ID:PIhPJpbq
>>451
とりあえず、投下を頼みます。
出来、不出来は気にする事なし。
要はTSしているかどうか、
最低限、コレを守ってれば、住人は読むよ。
453263:2006/01/09(月) 01:52:26 ID:T+E8o2p8
突然ですが、諸事情によりしばらく投下できなくなりました(´・ω・`)

一応2月の終わりか3月の頭には復帰できると思います。
では、またその頃にノシ
454名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:30:22 ID:wMGrSR/M
最低限TSってーなら「実録・三輪明宏物語」とかでもいいの?
455名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 02:59:14 ID:T0nRAwnd
実録なら結構興味あり。でも訴えられるぞw
フィクションでゴー。
456名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 04:27:57 ID:qxbA+UnU
近年稀に見る良スレ
457名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 06:38:40 ID:OGCvLwZX
>>453
あう、そうですか。
楽しみにしてますので、ぜひ復帰してください。
458名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 10:27:00 ID:8P3GAqBN
久々にスレタイトルどおりの話。
富士ミスの『ぼくのご主人様!?』読んだ?
TS描写が薄いのと枚数の都合(?)で少々削られてるっぽいのが残念。
個人的には、時間軸と視点の違いによるすれ違い描写とか面白かった。

某サブキャラ主役で続編書いて欲しいなぁ。
459名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 23:08:18 ID:72TDwxLY
460名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 23:21:14 ID:8P3GAqBN
>>459
無いよ。主人公がレイープされそうになったりはする。
もう少し心理描写が細かければTS属性持ちには最高なんだけど。
そういう部分がサスペンス描写で食われてる気瓦斯。

でもクライマックスの男女反転抱擁は萌え。
461the Fool :2006/01/09(月) 23:58:57 ID:oPXHITlv
なんか要望多すぎじゃないですか?
他に書く人がいなくて
私達が折角書いてあげてるのに、
少しは静観してください

そんなに自分勝手な意見が多いと、
一回自分でも書いて欲しいと思いたくなる
462WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:03:42 ID:8P3GAqBN
>>461
そーいうことは思っていても書き込むべきではないよ。
愚痴すれ向き。

で、
あー、でらお久しぶりです。
HDDクラッシュで逝ってしまった某超常姫をリテイクしていたら全然別物になりました。
せっかくだから投下します。
463WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:04:21 ID:yIAJX4x6

『はぢめてのみっしょん』



「で、どうしてこんな小さな女の子の体じゃなくちゃいけないんです?」
諜報部員であるルカ・カーンは、当然のように質問した。
開発室の室長に向かって、カプセルに眠る作り物の少女の肉体を指し示しながら。




若いながらも腕利きの諜報部員であるルカの体から、ある日重致命的な病気が発見されたのはつい先日のことである。
その病原菌は全身に渡って広がっており、治療するには完全に手遅れで、現役続行はおろか生命すら近いうちに失うだろうということが、宣告された。
丁度そのころ、開発室では最新式の擬体を開発し、その体に人格を移す人間(実験材料とも言う)求めていた。
渡りに船である。
ルカは一も二もなく、この話に飛びついた。
まさか、その擬体が、10歳そこそこの幼女の姿であるなどとは、夢にも思わず。


464名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:04:35 ID:knelJGHl
wktk
465WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:05:05 ID:8P3GAqBN


「あー。そうだね。君は、性徴期前の女の子は、同年代の男に比べて身体能力が高いという統計を知っているかね?」
ルカの問いに、研究部主任のヒゲダルマことロイ・パリーが言葉を発する。
「擬体にそんなの関係ないでしょーが」
即座にルカのツッコミ。
「うん。まあ、つまるところ僕の趣味なんだが」
「ぶっちゃけるなっ!」
「コンパクトボディのおかげで、隠密行動には最適だ。貧乳だから邪魔にならないし」
「隠れないと目立ちまくりですっ! 小さいことにはまったく意味がありませんっ!」
「リミッター解除すれば、今の君の3倍程度の感覚と力を使えるし」
「きっとキックバックが酷いんでしょうね」
顔面を引きつらせたルカの皮肉気味の質問にも、ヒゲダルマは動じない。
「そうだな。1日3分が限界で、それを超えると1時間くらい行動不能になるかな?」
「『なるかな?』じゃないでしょーっ! 致命的じゃないですかそれはっ!」
「まあ、なるべく使わない方向で」
「そんな無茶な」
「まあ、何を言っても、この件は君の上司も了承済みだ。大体今の君は、この体に入って現役を続行するか、その体で死ぬかふたつにひとつだろう」
「うっ……」
弱点を突かれ、ルカは黙り込んだ。
466WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:05:45 ID:8P3GAqBN
「そういうわけで、さぁ!」
ヒゲダルマは、裸の幼女の眠るカプセルの隣を示す。
「うぅ」
無言の圧力を受けて、ルカはとぼとぼと歩き、空のカプセルに横たわる。
「ものすごーく……あ、いや、ちょっとだけ痛いから我慢してくれ」
ルカの体にチューブやらなにやら取り付けつつ、ヒゲダルマはつぶやく。
「ちょ、まっ……みぎゃぁぁぁぁぁっ!」
不穏な空気にとっさに起き上がろうとしたルカを、全身に手裏剣を突き刺された上、棍滅多打ちにされたような痛みが襲った。
そして、そこでルカの意識は一旦途切れた。
467WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:06:28 ID:yIAJX4x6



「んー。定着まではもう少し時間がかかるかなー?」
意識を取り戻したルカが最初に聞いたのは、そんな声だった。
「んにゃろっ!」
ごちっ。
咄嗟に意識を失う直前のやり取りを思い出し上半身を起こすが、透明な壁にさえぎられ、頭をぶつけてしまう。
「てっ!?」
「と、もう起きたのか」
擬体のカプセルを覗き込んで、今か今かと目覚めの時を待っていたヒゲダルマは、カプセルの横のスイッチを操作して、その蓋を開けた。
「あ……そうか、擬体か」
ルカはようやく状況を飲み込んで、カプセルから一歩踏み出した。
その途端。
「おはよう、我が娘よ」
ゆるみきった表情で、ヒゲダルマは言った。
「黙れ変態」
ルカは即座に言葉のナイフを突き出した。
468WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:07:19 ID:yIAJX4x6
「っ、その体は私が作ったものなのだぞっ! いわば、今の君は私の娘ではないかっ! それなのになんだその態度はっ!?」
「立派なピグマリオコンプレックス(人形嗜好)ですね」
「ーっ! −っ! なんと反抗的な娘であろうかっ! だがっ! だがそれがいいっ!」
「は?」
「こういうツンツンした娘が、いずれ『お父様』とか言ってくれるようになるかと思うと!」
「はぁ!?」
「いや、こちらのことだ」
「いま無茶苦茶気になること言った」
「まあ、まあ。ともかくも服を着たほうがいいと思うが」
「はい?」
「いやだってほら。裸だし。ょぅι゛ょだし」
「……うわぁぁぁっ!?」
言われたルカは初めて自分の体をしげしげと見下ろし、一拍置いて叫んだ。
「ちっちゃいっ! てか生えてないっ!」
「ょぅι゛ょだし」
「服っ! 服っ!」
ルカは急に気恥ずかしさを覚え、肝心な部位を必死に隠しながら、ヒゲダルマに服を催促する。
469WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:07:50 ID:yIAJX4x6
「『服をくださいお父様』と言ってくれたら……」
図に乗ったヒゲダルマが踏ん反りかえったその瞬間。
「黙れ変態」
小さな拳が風を切ってその股間を直撃する。
「ぐへぇっ!」」
「そうかー。このサイズだと、丁度正拳突きが股間にいくのか」
この体での初めての正拳突きの具合にやや満足げなルカは、股間を押さえてうずくまったヒゲダルマの頬をつつく。
「まだやるかい?」
「げ、元気イッパイだぜ」
げしょっ。
再び急所攻撃。
「まだやるかい?」
「へっ……」
ぐしゃっ。
三度、急所攻撃。
「あ、あの棚の中段に……」
「よろしい」
ルカはもう一度満足そうにうなずくと、部屋の隅に置かれたスチール製の棚へ向かった
470WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:08:32 ID:yIAJX4x6
確かにヒゲダルマの言うとおり、下から2段目の棚に丁寧に服が一式折りたたまれている。
体操着が。
………。
………。
………。
たったったった。
ルカは走って。
げしっ。
空手技の中でも金的と並んで最も必殺性の高い下段の踵蹴りを、一片の容赦もなく顔面に打ち下ろした。
「死ね変態」
「ああっ! ブルマニーソ装備のょぅι゛ょの足裏の感触がマタなんとも……」
「ごっ、五度までも耐えた!?」
しかし、幼女の体格と力では、学者肌に似合わず生半な鍛え方ではないヒゲダルマの変態的欲求を満たす役にしか、立たないようであった。
471WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:09:24 ID:yIAJX4x6




「他に服はないんですか?」
「『服をくださいお父様』と(ry」
「えーと、1日3分以内なら良いんだったな。やったことないけど、今なら出来る!」
―リミッター、解除。
その使用方法は、魂で理解した。
「コオォォォォォォッ」
息吹だ。空手の呼吸法だ。
丹田から全身に、本来の体以上の力がみなぎる。
「うん。そうそう、棚の一番上にあるんだよね。うん」
ただならぬ空気に冷や汗をたらしながら、ヒゲダルマは答えた。
「そうそう、最初からそう言えばいいんです」
ルカは力を抜く。
たったったった。
そして、再び棚に向かった。
472WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:10:08 ID:yIAJX4x6
………。
………。
………。
「………」
 てっぺんに、手が、届かなかった。
「………」
辺りを見回しても梯子や脚立は見当たらない。
どう見ても小さい体による致命的デメリットだろ、とルカは小さく毒づいた。
「……アレなら届くかな?」
少しの間思案して、キャスター付の椅子をからからと転がしてくる。
「ん、よいしょっ」
普通に乗っただけでは、棚の上まではあと頭ひとつ分ほど足りないようだ。
「っと」
ルカは棚に手をかけると、椅子の背もたれにそろりと足を乗せ、少しずつ膝を伸ばしていく。
膝をまっすぐに伸ばすと、丁度目の前に来る位置に50センチ四方ほどの箱が置かれていた。
『記念すべき我が娘の衣装箱』と書かれた札がついている。
「………」
ルカは一瞬立ちくらみを感じた。
473WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:10:48 ID:yIAJX4x6
がたっ。
「って、わわわぁっ!」
危うい均衡の上に立っていた椅子のキャスターが滑り、ルカは完全にバランスを失った。
同時に心臓が跳ね上がり、パニックになりかけた。
ぼふ。
「危なかったな」
しかし、落下する寸前に走りこんだヒゲダルマが、ルカの小さな体を抱きとめる。
研究員とは思えないほどにがっしりとした体の感触に、ルカは知らず安心感を覚えた。
「まったく。あまり危ない真似はしないでくれ」
「あの、諜報部員に言う台詞じゃないですよそれ」
「ああ、そういえばそうだったな」
ヒゲダルマはそう言って笑うと、幼女の体をぎゅっと抱きしめた。
「はう、っと。いいかげん離してください」
さすがに助けられた手前強く出られず、ルカはもがく。
「hahahaha」
しかしヒゲダルマは頬ずりする。
「はーなーしーてーくーだーさーいー」
妙にくすぐったいヒゲの感触に思わず顔をゆるめながら、さらにもがく。
自由に動く範囲で、腕をばたばたと叩きつける。
「hahahahaha!」
しかしヒゲダルマは胸元に顔をうずめる。
「離せ」
ルカはもがくのをぴたりと止めると、精一杯ドスの効いた声を出した。
474WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:11:46 ID:yIAJX4x6

―リミッター解除。
―生体エネジー丹田集中。
―バイパス解放。

「と、冗談はここまでにして」
ヒゲダルマは小さな体を慌てて解放した。
「で」
そして、ひょいと今のルカにはどうやっても届かない棚の上から箱を下ろす。
「どの服にするんだ?」
「……ひらひらしてなくてスカートじゃなくてシンプルで動きやすくて露出が少ない服」
ルカは即答した。
ヒゲダルマは目を見開く。
「そんな……それじゃあ僕はなにを楽しみにしたらいいんだ……!?」
「いやいやいや。間違ってますから、それ」
「うーん……まあいいか。それはそれで」
ヒゲダルマは一瞬だけ落ち込むと、すぐに立ち直って箱からシンプルな白シャツとジーンズを取り出した。
「まあ、それなら……」
ルカは妥協して頷く。
475WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:12:31 ID:yIAJX4x6
ルカは妥協して頷く。
「ただしひとつだけ条件がある」
ヒゲダルマは、さっと服一式を頭上に掲げると、言った。
「その、体操着の上から着てくれないか」
「………それは、構いません」
少々考えたが、特に不利益になることとは思われなかったので、ルカは肯定した。
………。
………。
………。
「あの、じっと見られると恥ずかしいんですけど」
ただズボンを履き、シャツを着るだけの動作。だが、ルカには、視線の質のためか、自意識過剰のせいか、妙にむずがゆく感じられた。
476WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:14:53 ID:yIAJX4x6
今日はここまでで。
とりあえずラストは決まっているので、なるべく早く書いて完結させます。
じゃっノシ
477名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:15:58 ID:ErA04qms
ノシ
478名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:18:04 ID:+dfdbkSv
>>WD氏
GJ。いつもどおりのクオリティで安心した。

>>the Fool
あっそ。じゃあもう書かなくていいよ。
ここは21禁だよ。厨房はお断りなんでね。
479WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:18:08 ID:yIAJX4x6
>>463
て。「重致命的」てなんだ。
「致命的」です。訂正。

>>475
の「ルカは妥協して頷く。」も削除で。
480WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:24:23 ID:yIAJX4x6
>>465
研究部主任→開発室室長
何で投下してから気付くorz
481名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:42:21 ID:gZJSTGNd
>>461
書いてもらってると同時に読んでもらって感想もらってるってこと忘れるなや
482WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 00:48:56 ID:yIAJX4x6
>>463
わああああorz
「ある日重致命的な病気が発見されたのは」→「致命的な病気が発見されたのは」
もう無い……はず。
483名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:50:16 ID:SzQwItXR
いちいち笑わそうとしなくていいよ・・
484the Fool  :2006/01/10(火) 00:55:46 ID:yL3prYzy
test
485the Fool :2006/01/10(火) 00:57:01 ID:yL3prYzy
こうか?
486WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:32:04 ID:yIAJX4x6
なにかキリのいいところまで書けたので投下ー。
有言不実行ですが。
487WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:32:38 ID:yIAJX4x6
>>475
「着終わったら、次はオプションだ」
ヒゲダルマは、意味ありげに口の端を吊り上げた。
「オプション?」
シャツのボタンを留めながら、ルカは問う。
「まあ、見ればわかる」
そう言って、ヒゲダルマは衣装箱からひとつの赤い物体を取り出した。
背中に背負うタイプの、赤い皮製のカバン。つまり。
「………ランドセル?」
「そうだ。その体は、リミッターを外せばほぼ無敵とはいえ、さすがに不安定すぎるのでな。オプション装備を用意した」
「いやそれはいいんですけど、何でランドセルなんです?」
得意げに説明するヒゲダルマに、ルカはほぼ完璧な答えを予測しつつも、尋ねた。
「無論、ょぅι゛ょだからに決まっている」
やっぱり、とルカはため息をついた。
どこの世界に赤いランドセルを背負った諜報部員がいると言うのか。
488WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:33:30 ID:yIAJX4x6
ルカの嘆息には気付かず、ヒゲダルマは解説を続ける。
「このランドセルには色々と便利なツールが入っているわけだが……。まあ、それの解説はおいおいこいつに聞いてくれ」
ヒゲダルマはそう言って、ランドセルをこつんと叩いた。
「おい、起きろ」
「アンダヨー。モウスコシネセロヨアホー」
ヒゲダルマの呼び声に答えて、ランドセルの中から妙に金属的な声が発せられた。
ルカは、何のことやらわからずに首をかしげ、ランドセルをじっと見つめた。
かぱり、とランドセルの蓋が内側から開く。
「ヨォ。オマエガオレノアイボウカ?」
そう声を上げたのは、ランドセルから飛び出した黒い体に黄色いくちばしの鳥。九官鳥だ。
「オレハ、さぽーとめかノ『キアシュ』ダ。コンゴトモヨロシク」
キアシュと名乗った九官鳥は、軽く右の翼を振って、人間のように一礼して見せた。
そして、唖然として自分を眺めている幼女に尋ねる。
「デ、オマエサンノナマエハ?」
「あ、あー、私はルカ。ルカ・カーン。よろしく」
まさか九官鳥に向かって自己紹介することになるとは、などと思いつつ、ルカは挨拶を返した。
489WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:34:30 ID:yIAJX4x6
「るか。オボエター」
「こいつは君の脳とリンクしている。意識すれば、頭の中だけでの会話も出来るし、必要な情報を随時引き出すことが出来るようになる」
ヒゲダルマはそう言って、キアシュの頭をチョンとつついた。
「はあ……」
そう言われてみても、鳥と思考のやり取りをするなど、ルカにとっては現実味が薄く、ピンとこない。
「まあ、それも必要に応じて使い方がわかるはずだ。基本的なことは、その脳に入っているからな」
ヒゲダルマはそこで言葉を切って、軽く咳払いする。
「さ、そういう事は後でどうにでもなる。肝心なのは、ランドセルを背負うことだ」
「いやいやいや、そこは肝心じゃないっ!」
「アイカワラズぺどふぃりあダナ、ヒゲ」
ルカのツッコミに続くキアシュの言葉は、容赦が無かった。
「なにが悪い」
ヒゲダルマは開き直った。
「このランドセル自体にも色々仕掛けがしてあってな。君が任務を遂行するためには絶対に必要なんだ。君を、守るためにも」
そう言って、真剣な表情でルカを見る。
490WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:40:43 ID:yIAJX4x6
顔中がヒゲで覆われているため、かえって目だけが際立ち、ルカはそこから視線を外すことができない。
「……っ」
心臓が小さく跳ねた。
ルカの小さな体は、それだけでも震えが走り、頬が赤くなる。
どうしてこの体はこんなに敏感なんだろう。本来の体なら、どんな危機にも顔色ひとつ変えない耐性があるのに。
あ、意外に目はきれいだ。ひょっとしたらヒゲをそり落とせば美男なんじゃないかなちょっと待てなにを考えている私は男だぞああでも『お父様』くらいは呼んでやっても……。
491WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:41:20 ID:yIAJX4x6
「ダマサレルナアホー」
体はおろか思考の中までもコントロールを失いそうになったルカの頭を、その頭上で羽ばたくキアシュがつついた。
「てっ!」
泥沼に沈みかけたルカの思考が、現実に浮上した。
「ふう」
一息つくと、考えをまとめる。
「仕方がありません。ランドセルが必要なのは、認めます」
「まあ、わかってくれればいい」
そういうヒゲダルマの顔は、少々不満そうだ。
視線攻撃に失敗したせいだろう。
「もう少しで『お父様』を認めさせられたのに」
そう嘯くのを聞いて、ルカは背筋にぞくっとしたものを感じた。
「クワバラクワバラ」
キアシュがルカの肩に止まって、一声鳴いた。
492WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/10(火) 01:43:20 ID:yIAJX4x6
次からやっとアクションに入れます。
良かった良かった。

今度こそ寝ますノシ
493sage:2006/01/10(火) 01:59:01 ID:OWV3Rd4T
>461
まあ、気持ちもわからんでもない。でも君が読み手だった時、つい「俺的には、こうだったら良いのに!」みたいになる気持ちもわかってもらいたいっ!
って事で、怒らないで投下を希望しまっする。
494名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 02:01:58 ID:dSKqLPKK
ここはWD氏の心遣いに甘えておこうぜ。
495the Fool :2006/01/10(火) 02:13:29 ID:+7wWx29t
一応、尊×命(弟×姉)の
続きが出来たので投下させて頂きます。

またまた、駄文ですみませんm(_ _)m

それと、一応なんですが、
》461は私ではありません。
そんなことを言える立場でもないですし。
何か勘違いされそうだったので、
一応書かせて頂きました。


496名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 02:15:24 ID:rhy9hIxG
wktk

気になるならトリップつけとけー
名前欄に「#文字列」で。
497the Fool :2006/01/10(火) 02:16:04 ID:+7wWx29t
その三の一


「…ん…ぅん……」
体が妙にだるい。
「……ここは?……俺の…部屋?」
今日は、平日だったはずだ。
なのに、なんで自分の部屋にいるんだ?
確か学校に行って……そして……
「っ!!!姉さんっ?!!」
《あっ、尊ちゃん起きたぁ?》
頭の中に響く姉さんの声。
やはり、さっきまでのことは夢などではなかったのだ。
「ほ、本当に姉さんなのか?」
《もうっ、今さら何を言ってるのよ♪》
そうは言っても、この状況は明らかに異常だった。
「俺はもしかして、自分がおかしくなったんじゃないかと……」
《まぁ、そう思うのも無理はないけどねぇ♪でも、本当にお姉ちゃんなんだよぉ♪》
そこまで言われてしまうと、俺は何も言い返すことが出来ない。
それに姉さんも、『姉であることを証明しろ』と言われてもどうしようもないらしい。
だからとりあえずは、姉さんだと納得するしかなかった。
しかし、そうして自分の中での混乱がおさまっていくと、俺はいやでもさっきまでの出来事を思い出してしまう。
「そ、それより、姉さん!!いきなりなんてことすんだよ!!」
《もうっ、そんなに怒らないでよぉ》
姉さんの声が、急にしおらしくなる。
《お姉ちゃんもね、ちょっとひどいことしたかなぁとは思ってるんだよぉ》
ちょっと?
ちょっとだと?
一体あれのどこが『ちょっと』だと言うのだろうか、この人は。
《だから、後始末も全部したし、お風呂に入って着替えもしておいたんだよぉ》
確かに俺は、トレーナーにジーンズという部屋着に着替えていた。
髪がちょっと濡れているのも、お風呂に入ったからだろう。
「そうはいったって……」
《それに尊ちゃんだって、気持ちよかったでしょ?》
「そ、それは……」
女の子の躰から受けたあの刺激。
目の前が真っ白になるようなあの感覚。
それは確かに、とてつもない快感だった。
しかし……。
今考えると、やっぱり俺は男なのだ。
男の俺が、女の子の快感が気持ちよかったと認めるわけには………
《クスクス♪ほらね、気持ちよかったんでしょ♪》
「そ、そんなこと……」
そんなことないと、言おうとした俺の口は途中で止まってしまった。
俺はこのときになって初めて、ある重要なことに気がついたのだ。
「ね、姉さん……もしかして……俺の考えてることって……」
《ぜ〜んぶ、筒抜けぇ♪》



死にたい………


498the Fool :2006/01/10(火) 02:20:14 ID:+7wWx29t
その三の二


《あっ、うそ、うそ。冗談よ、冗談♪》
「へっ?」
俺は、姉さんが慌てて訂正する程、悲愴な顔をしていたらしい。
《さすがに、そこまでは出来ないみたいね♪さっきは、尊ちゃんがあんまり分かりやすい顔してたから、からかっただけよ♪》
俺はその言葉に、本当にほっとした。
でも、念のため……
「実はそれが嘘とかじゃないよな?」
《本当、本当♪だから安心してね♪》
いったい姉さんの言葉の、どこが安心できるというのだろうか。
「だいたい、姉さんは……」

―――ピンポ〜ン―――

姉さんにもう少し文句を言おうとしたとき、家のチャイムが鳴った。
「尊〜、起きてる〜?体、大丈夫〜?」
玄関から聞こえてきたのは、深雪(みゆき)の声だ。
そういえば俺は、調子が悪くて早退したことになっているのだった。
「姉さん、いろいろ話したいことはあるけど、後にするな」
そう言って俺は、玄関に行くため自分の部屋を出ようとした。
《尊ちゃん、尊ちゃん!待った、待った!!》
「なんだよ、姉さん」
俺は、うんざりした気分で問いかえした。
《尊ちゃん、あなた今……》
「今?…」
《……………女の子よ♪》




「はぁっ?????」

俺は慌てて自分の姿を確認する。
トレーナーに隠れていて今まで気付かなかったが、胸に手を当ててみれば、そこには確かに豊かな感触があった。
「どっ、どういうことだよ姉さん?!今は俺が表に出てるんだから、体も男なんじゃ?!」
《えっとねぇ、明日くらいまでは女の子のままでもいいかなぁって♪》
最悪だ……。
死んだはずの姉さんに出会ってから、まだ数時間しか経っていない。
しかし俺は、姉さんがどういう人間か理解してきた。
「尊、寝てるの〜?あがるからね〜」
どうやら深雪は、俺の部屋に来るつもりらしいが、この状況は非常にまずい。
「姉さん!どうにかしてくれよ!!」
《大丈夫よ、尊ちゃん♪その格好なら、そう簡単に女の子だなんてばれないから♪》
俺が着ているトレーナーとジーンズは、どちらも大きめのものだ。
そのおかげで、体のラインもそんなにはっきりとはでていない。
「でも、髪が………って、あれ?」
《クスクス♪こんなこともあるかと思って、髪だけはいつもの尊ちゃんの長さにしといたの♪》
そう思ったんなら男に戻せよ……。
499the Fool :2006/01/10(火) 02:22:31 ID:+7wWx29t
その三の三


そう思いつつ鏡を見てみれば、その姿は確かに普段の俺にそっくりである。
「でも、姉さん……」
いくらそっくりでも、よ〜く見てみれば、服では隠しきれない女の子独特の雰囲気に気づいてしまう。
《クスクス♪大丈夫よ、ホントにじっくり見ないと気付かないくらいだから♪》
もはや姉さんは、完全に楽しんでいる。
そしてそんな間に、深雪はもう部屋の外まで来てしまっていた。
「入るね〜、尊」
俺は、覚悟を決めた。
ばれないことを祈るしかない。
そして、ドアを開けた深雪が俺の姿を見つける。
「あれ?起きてたの?」
俺は深雪の言葉に答えることもせず、女の子であることがばれるんじゃないか心配で、固まってしまっていた。
「どうしたの、ぼーっとして?」
「あっ、いや……」
深雪の態度はいつもと変わりない。
どうやら、俺が女の子になっていることには気づいてはいないようだった。
「あっ。もしかして、今起きたばかりだった?」
「えっ……あ、ああ…」
「そっか。それじゃあ、コーヒーでもいれてくるね」
そう言うと、深雪は部屋を出ていく。
「はぁ〜」
一安心して、自然とため息が出てしまう。
《クスクス♪》
「姉さんっ!笑いごとじゃないよ!!」
《でも、バレなかったでしょ♪》
それはそうだが、まだ油断していいわけではない。大切なのはこれからだ。
「姉さん、頼むから深雪の前で変なことしないでくれよ」
《大丈夫、大丈夫♪お姉ちゃんも、わかってるから♪》
姉さんの楽しそうな声に不安をあおられながら、俺はどうか無事にすむことを祈った…………


500the Fool :2006/01/10(火) 02:26:00 ID:+7wWx29t
その三の四


「深雪、今日は部活早かったんだな」
深雪が入れてくれたコーヒーを飲みながら俺は深雪に話しかけた。
窓の外は夕方ではあるが、いつもなら深雪はまだ部活をしている時間だ。
「えっと……尊のことが心配で、早めに帰らせてもらったの」
深雪が、ココアの入ったマグカップで口元を隠しながら呟く。
うちの学校のバレー部はかなりの名門で練習も厳しい。そんな中でも深雪は、一年生ながら期待されている存在だ。
早めに帰らせてもらうだけでも、かなり大変なはずだ。
「ごめん……迷惑だったかな?…」
「まさか。すげぇ嬉しいよ」
そこまで無理してでも、見舞いに来てくれるなんて、迷惑なわけがない。
《深雪ちゃんってスタイルいいよね〜♪》
これさえ、なければだが……。
さっきから姉さんはずっとこの調子だ。
文句を言いたかったが、深雪がそばにいるのだから出来るわけがない。
まぁ、確かに姉さんの言うとおり、深雪はスタイルがいい。
バレーをやっているだけあって体は引き締まっているし、出るところは出ている。
胸とかすごいやわらかいし……
「尊、聞いてる?」
「えっ、………あ、わりぃ」
ついつい、ぼーっと深雪を眺めてしまっていた。
「やっぱり、まだ熱あるんじゃない?」
深雪は俺に近づいて、そっと自分のおでこを俺のおでこにあてる。
自然と、お互いの顔が近くなった。
その状態のまま深雪と視線があうと、すぐに深雪の顔が赤くなっていく。
そして、静かに目を閉じる深雪。

唇づけをかわす…
目を閉じた暗い闇の中…
お互いの存在を確かめるように…
いつもよりも優しく…
しかし、強く思いが伝わるように…

唇が離れると、深雪は恥ずかしそうにうつ向いてしまう。
「…尊……昨日は…私のせいでダメだったから……あの…今日は………いいよ…」
顔を真っ赤に染めながら話す深雪の姿に、俺は深雪を押し倒したい衝動にかられる。
もう理性の限界だった。
そして俺は深雪を……
《尊ちゃん、ダメ〜〜!!》
その声に固まってしまう俺。
《女の子だってばれちゃうよ》
……そうだった。
ついつい俺は、いつもの調子に戻ってしまっていた。



501the Fool :2006/01/10(火) 02:28:10 ID:+7wWx29t
その三の五


「……尊?」
「……深雪……その……体の調子わるいからさ……また今度にしようか…」
俺はそう言いながら、自分の中の思いを必死に押さえていた。
久しぶりだったのに……。
恨むぞ、姉さん。


「そろそろ、帰るね」
しばらくすると、体調が悪いと言った俺に気を遣ったのか、深雪がそうきりだした。
「わざわざ、来てくれありがとな」
「いいの。私も尊に会いたかったから♪」
笑顔で話す深雪は、本当にかわいかった。
「じゃあ、明日は学校で会おうね」
「おう」
そうして、玄関を出ようとした深雪がふと立ち止まる。
「どうした?」
「えっとね……これ言うと尊は怒るかもしれないんだけど…」
「ん?なんだよ?」
「……今日の尊……なんかかわいいね♪」
「なっ!!!!」
それは完全に不意打ちだった。
「あっ、悪い意味じゃないの。なんか、雰囲気がかわいいなぁって」
「は、はは。た、多分、気のせいだろ」
「そっか、そうだよね♪ごめんね、変なこと言って。じゃあ、また明日ね♪」
そう言って、深雪は帰っていった。
「あ、危なかった〜」
深雪の言葉には本当に驚かされたが、どうにかばれずにすんだ。
《クスクス♪ほら、大丈夫だったでしょ♪》
あまり大丈夫だったとは言えない気もするが……。
「姉さん、さっきは助かったよ」
もしあのとき、勢いのままに深雪を押し倒していたら………。
《尊ちゃんは、これでお姉ちゃんに貸しひとつね♪》
俺はあまりに疲れ、もう反論する気も出てこなかった………



502the Fool :2006/01/10(火) 02:33:32 ID:+7wWx29t
今回はここまでです。

文章も汚いうえに、ほとんどエロなし。
本当にすみませんm(_ _)m
一応、つなぎの話ということで、
勘弁して下さい。

次回はちゃんとエロも入れますんで、
今回は多目に見て頂けると助かります。

あと、感想をくれた方々、
嬉しかったです。
ありがとうございましたV(^-^)V

503名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 02:40:54 ID:rhy9hIxG
乙。
504名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 08:26:00 ID:XENwA8/T
>>502
乙!
いや、エロが無くてもそこはかとなく漂うエロスがありましたね。
文章も整ってると思いました。ストレス無く読めましたよ。
次回への期待が高まります。がんばってください!

あと上でも出てたけどトリップを付ける自分も賛成です。
匿名掲示板とはいえ色々あるもんなんで・・・・・
505名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 11:42:37 ID:d07tdBE5
>>Fool氏
口調が変わったからびっくりした。トリップはほんと付けた方が良いよ
投下する職人には同一性を確保したコテをつける権利がある。堂々とつけるべし
506名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 12:47:12 ID:rWapg/nt
第三者がとやかく言うのもあれだけど
トリップは付けた方が良いと思う。
下手すると、荒れるし。
荒らしと作者が同名ってのは拙い。
507名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 19:39:13 ID:vf2Xu8T7
>>502
GJ!!
508263 :2006/01/10(火) 21:56:32 ID:6308XPIg
>>the Fool氏
素晴らしい作品ばかりですね。
今度一度、合作でもしてみませんか?

Aパート、Bパートというように分けて。
509名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 21:57:48 ID:tjegGxyf
>>506
いや、アレは騙りだろw

それにしてもこのスレの作品を見てると妄想がそっちに引きずられるw
510 ◆ACiNmI6Dxs :2006/01/10(火) 22:57:27 ID:hxwTMQci
うーん、書きはじめたらまだ主人公がTSになってない。
最初からエロはきついか・・・
511名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 12:21:14 ID:UmodlLFZ
脇をTSさせちまえwww
512the Fool  ◆NXr0/S17wM :2006/01/11(水) 17:25:25 ID:z3/0Qwfq
》263氏
ご迷惑でなければ、ぜひやってみたいです。
そのときは、よろしくお願いします。


513名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:18:56 ID:xQUPI8nU
初っぱなからエロに行かなくても良いと思うよ。
過程が大事だ、と思う俺であった。
514名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:36:34 ID:MpKvL1H8
禿同。エロだけが目的ではないからな、少なくとも漏れは
515名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:46:09 ID:iamaPJ+z
まあエロパロ板である以上何処かでエロは必要だな。
でも最初からずっとエロエロで展開する必要は無いよ。
516名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:50:17 ID:28w/eXRV
板違いのSSの投下するとまたレズスキーが寄ってくると思うけど
517名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:51:24 ID:EC3ZsGVj
一回の投下分に1エロあればOK
518名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:56:35 ID:vyoxW240
GJ!!
519名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:59:24 ID:kuwP5yaY
別に毎回の投下で行為をする必要は無いと思うけどエロ重要w
そこに至る経緯も重要
チラリズムでもエロだと思う漏れがいる
520名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:59:09 ID:yAoX89KB
「かしまし」は該当か?
521名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 03:24:06 ID:/TOFKE4n
kwsk
522名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 03:27:14 ID:/ElV1mkI
はづむを無理矢理犯すというSSならばっちり該当だ
523名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 09:26:31 ID:M7eun0pS
無理矢理でなくても該当だ
524名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 22:37:13 ID:O87Si/YM
525名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 01:50:49 ID:NF8Ro7rz
なんか・・・「先輩とぼく」をばかほりちっくにいぢったのが「かしまし」っぽいなぁ
526名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 05:06:03 ID:uN+W0o58
>>525
ばかほり…あぁ 「あ」KA「ほ」RI「さTOと「る」のことね
527名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 07:20:24 ID:J5oZUOh5
保守あげ(・∀・)
528名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 19:03:09 ID:GOObt6dh
イ呆守
529名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 20:35:57 ID:KlXa7fqP
保守いらないから
530263:2006/01/15(日) 01:02:38 ID:B1OfYQ9L
ちょっと来る時間ができたので投下します。



──ここはどこだろう。

暗くて何も見えない。
それになんだか身体が窮屈だ。深海にいるみたいに上からも下からも、横からも圧力がかかっているような感覚がある。
手を顔の前にかざしてみる。
目をはっきり開けているはずなのにやっぱり見えない。ただ体温がその位置と存在を教えているだけだ。
純粋な暗闇。
そのなかに閉じ込められでもしたのか。声も出ず、物も見えず、音も聞こえず、何もできない。

──誰?

その声も喉から先には出なかった。
人の気配がした。自分以外の誰かが近くにいるのがわかる。
何も見えないはずなのに人の形が気配の方向に見えた。影絵のように真っ黒で、でも暗闇とは別の黒色の形が。それは推理漫画に出てくる犯人を連想させた。それか幽霊か亡霊か。
──!
一瞬何が起こったのか理解できなかった。
影は瞬間移動したかのようにぼくの上にいた。覆いかぶさるように。
「────」
何事か言われた。けど耳栓をしているかのように声はぼくの耳の奥まで届かない。
影には顔がなかった。のっぺりとした影色の平面があるだけだ。
その顔がぼくの顔に近づき──有無を言わせず唇を奪われた。
唇がぶつかる一瞬あとに舌が割って入ってくる。不快感ばかりを呼び起こす生暖かい舌がぼくの口の中でうごめく。そんなことをされて、でも抵抗しようにもできなかった。
身体は全身に接着剤をかけられたみたいに固まり、動けない。口と目蓋の開閉だけが自由の限界だった。
なおも『攻撃』は続く。
吐き気すら催した。涙が目じりから滲んで、頬を伝う。
そんなぼくを見て影が口の端を吊り上げていた。いまやっていることを愉しんでいるように。
唇が離れて、ぼくは盛大にむせ返る。でも咳の音も掻き消え、ゴホゴホと身体の中だけに重く反響するだけにとどまる。それでも喉に唾液が溜まって気持ち悪かったのが少しだけ解消された。
けど爽快までは程遠い。
531263:2006/01/15(日) 01:04:52 ID:B1OfYQ9L
「────」
また何かを言われた。ぼくを嘲笑っているようにも罵っているようにも見えた。
ただひとつ確かなのは、ぼくに対して温情なんてものを持っていないということだ。なにか物のように、愛玩動物のように見下している──そう感じた。
べとべとになった口のまわりを影の手が這い回る。顔をよじって逃げることもできない自分をもどかしく思う。
手はだんだんと下へ向かって移動を始める。
頬、首、肩、胸──
そこになって初めて、ぼくが何も身に着けていないことに気づいた。
乱暴な手つきでこねるように胸をもてあそぶ。それは快感を与えようとかそういうものではなくて、ただ自分の愉しみのためだけにやっている行為だった。ぼくには痛みと不快感しか残らない。
──やめて!
心の中の叫びは表まで届かない。届かないけど、それでも叫ぶ。でも結局は届かない。悪循環の見本。
手が下る──胸、脇腹、下腹部。
触られた部分は例外なく怖気が走った。
そして。
一番触れてほしくないところへと手は侵入を果たした。
割れ目をなぞられ全身に鳥肌が立つ。不快感があとからあとから際限なく湧いて出くる。脳に「なんとかしろ!」と身体から警告が発せられる。
止める手段なんかないというのに。
指を差し込まれて、痛みにまた涙が溜まる。屈辱の分もいくらか混じっているかもしれない。
快感をまったく覚えないまま、それでも身体の奥からとろりと何かがぼくの奥から流れ出す。
「────」
影は酷く愉しげだった。
おもむろに自分の股間に手を伸ばし、何かを引っ張り出す。
いまのぼくになくて、かつてのぼくにあった物を。
それは太く大きく天に向かって起ち上がっていた。
──嫌だ!
これから行われるであろうことは容易に想像できた。
挿れるのだ。
アレを。ぼくのアソコに。
恐怖が全身から湧き上がる。それだけはダメだ。
──それだけは! そこだけは!
思い切り叫んで、でも喉が熱くなるだけだった。
言葉を失い、身体も動かせないとなると、他に何もすることはない。
何かがぼくの股間にあてがわれた。柔らかいようで硬いモノが入り口を探すように上下に左右にぼくを擦った。
そして。
あるところで動きが止まった。
一瞬の停止のあと、再び動き出す。
『前』に向かって。

──ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

かつて味わったことのないような痛みが走り──

------------
532263:2006/01/15(日) 01:06:10 ID:B1OfYQ9L
「──ぁぁぁぁ!」
転げ落ちるように目が覚めた。
激しく息を切らし、全身は汗でびっしょり濡れていた。身体はまるごと心臓になってしまったかのように脈打ち、耳に聞こえるほど高鳴っている。
まだ夢の中にいるような気がして、ぼくはかぶりを振った。
嫌な夢を見た。
やけにリアルな夢。寝覚めが最悪な悪夢。
(よりにもよって犯される夢を見るなんて…)
夢の内容ははっきりと頭の中に残っていた。シーンのひとつひとつが鮮明に焼きついているのだ。
口の中を舌でかき回され、胸をいじられ、舐めるように全身を触られ……
アレがぼくに差し込まれた瞬間は思い出すだけで身震いする。
夏の熱い直射日光をまともに浴びているのに、氷の中に閉じ込められたかのように酷く寒い。
こんな夢を見たのは昨日の雪との一件のせいだろうかと思考を巡らす。
(夢は見る人の願望を表すってよくいうけど……)
男に犯されたいと思っている?
(そんなことは絶対にない!)
そうだ。そんなことをぼくが望んでいるわけがない。こんな夢を見たのもなにかの間違いだ。
否定する材料はいくらでもあった。
でも肯定する材料も確かにあった。
(でも、もし男に戻れなかったら女として生きていくことになるんだよね……。結婚もすることになるだろうし、そうなると子供も作…………)
想像して脳が沸騰した。いま頭の上にヤカンを乗せたらたぶんお湯を沸かせられる。
子供を作る──それはつまり『そういうこと』をすることに他ならないわけで。
……コウノトリやキャベツ畑が本当ならまだ気が楽なのに。
(──って、なにを考えているんだ、ぼくは!)
これではまるで男に戻れないことが前提になっているようではないか。
ぼくは男に戻ると決めた。何が何でも。
(いつまでもこうやって下らない考え事をするから、変なことまでつい考えてしまうんだ)
スッキリさせようと、ぼくは洗面所に向かった。

「おはよう、父さん」
階段を下りると、父さんのちょうど起きてきたところのようでばったり鉢合わせた。
「ああ、おはよ……」
と言いかけたところで動きが止まった。昨日も同じようなことがあった気が。
今度こそもしかしてフラッシュマンの能力をいつの間にか身に付けてしまったのかもしれない。
一応ぼくに『不備』がないか確かめてみたけど、上半身裸でもないし、下もちゃんとハーフパンツをはいている。
結論、自責なし。
「ま、いいか」
さっさと洗顔を済ませてしまおう。
洗面台の前に立つ。
否が応でも鏡に映った自分の姿を見ることになるけど、
「あ」
唐突に、父さんが固まった理由がわかった。
原因は汗で肌に張り付いたTシャツだった。それだけなら問題はない。でもいまのぼくはブラジャーを着けていなかった。どうやら昨日はずしてそのままにしていたらしい。
そうなると胸の形も先端もくっきり浮き出ているわけで。
(学習能力がないホントないなぁ…)
気をつけなければという意識は皆無だと再認識する。
いや、無意識下で女であることを頑なに拒否しているせいかもしれない。受け入れられない現実から逃避しようとする自己防衛の手段のひとつとして。
……ただ単に男の生活の延長にいるように考えているだけかもしれないけど。
どちらにしても、しばらくは女として振舞わなければならない。
なるべく波風立てなくないし、そのためには不自然は禁物だ。女が男として振舞うのは不自然さが際立つ。いくらあまり『元』と変わらないとはいえ、みんなの認識ではすでにぼくは『女』なのだ。そう見なされている以上、そうすることが最善だ。
「気乗りはしないけど」
そういえば、と思い出す。
今日はたしかあの日から3日目にあたる。
『ぼく』から何らかのコンタクトがあるはずだ。それは同時に元に戻る方法を聞きだす絶好の機会でもある。
「絶対に…………戻ってみせる」
鏡の中のぼくは決意に頷いた。
533263:2006/01/15(日) 01:07:03 ID:B1OfYQ9L
------------

「陽ちゃん、出かけるわよ」
朝食をとっていると母さんは開口一番そう言った。
「どこへ? というか何で?」
「それはもちろん陽ちゃんの服を買いによ」
「別に服に不自由はしてないけど?」
男のときに着ていた服がそのまま流用できるので、着るものについては問題はないはずだ。季節の変わり目でもないし、改めて買いに行く理由が見つからない。
「ダメよ。女の子なんだから、ちゃんとそれ用のを買わないと。それに、」
「それに?」
「下着も、ね?」
いまのところぼくが持っているのは2着。中1日でローテーションしないといけない計算になる。さすがにそれは無理がありすぎる。
──とは思うけど。
「いいよ。いつ戻るかわからないんだし。ひょっとしたら今日にでもいきなり治っちゃうかも」
無理があろうがなかろうが、これ以上の『女性化』は遠慮したい。それこそアイデンティティの危機だ。
「ダメよ」
そんなぼくに、母さんはにっこりと微笑んだ。魔神の笑みとでもいうのだろうか、ゴゴゴゴゴゴと聞こえてきそうな迫力がある。ついでに負のオーラが背後に見えた気がした。
と同時に身の危険を感じる。
「……はい」
白旗。あっさりとあっけなく。
「いっぱい可愛いの買いましょうね」
オーラが負から正に転じ、でもそのままの笑顔で母さんは不吉なことを口にする。
頼むから、それだけはやめて……。
2時間くらいあとの自分を想像して、その予想は絶対にはずれそうもなかった。

車に揺られて30分。
ぼくと母さんは、いま流行り(?)の郊外型ショッピングモールにきていた。
『1000台駐車可能!』と書かれた看板の横を通り過ぎながら、これから起こるであろうことを考えると、それだけで気が重い。
「まずは下着売り場ね。ちゃんと測ってもらうのよ?」
下着はまずスリーサイズを測るところから始めるらしい。男のときはS、M、Lの3種類くらいしかなく、そこから選べば済むというのに。
「面倒くさい…」
それにわざわざ計測するほどでもない身体つきだ。
砂時計には程遠い平坦なライン。
本物の女の子ならコンプレックスを持つんだろうけど、ぼくにとっては『男』に近いぶんありがたいとさえ思う。
だからわざわざ『そういうふう』に矯正するのはどうにも理解できない。
534263:2006/01/15(日) 01:10:09 ID:B1OfYQ9L
異世界が広がっていた。
現実に目の前に広がっているのに、別の世界に来てしまったのではないかと思うほど異質な空間が存在していた。
これまで来ることもなく、近くを通り過ぎることはあっても見ないようにスルーしていた、公共の場にありながら男の侵入を許さない聖域。
入ろうものなら即座に変質者のレッテルを貼られ、そして通報されカツ丼を食べることにもなりえる禁断の地。
それを目の当たりにして、ぼくは早くも怖気づいていた。
足が前に進まない。
眩暈さえする。
それもそうだ。ワ○ールのCMだって気恥ずかしく思っているのに、本物を見せられて竦まないわけがない。
「どうしたの陽ちゃん。行くわよ」
異分子を存在を決して許さない空間があったとしたら、ここがまさしくそうだろう。
『男』のぼくがその中に入ろうとすることは、清水の舞台から飛び降りることと同義だった。
「そんなところに立ってないで」
手を取られ、強制連行される。
こうしてぼくは男子禁制の結界の中に足を踏み入れることになった。

「じゃ、お願いしますね」
「承りました。どうぞ、こちらへ」
店員さんに連れられ試着室に入る。中は思ったよりも広く、人ふたりが入ってなおスペースにはかなりの余裕があった。もう2人くらいは入れそうだ。
「上下とも脱いでいただけますか?」
満面の営業スマイル。これはもう覚悟を決めるしかないようだ。逃げ道があっても、外には鬼が待ち構えている。
言われるままTシャツとデニムを脱ぐ。
「ブラもはずしてくださいね」
やっぱり。実寸を測らないと意味がないとはわかっていたけど、赤の他人──しかも異性の前で裸になるのは恥ずかしい。
……いまは同性だけど、そんなことは関係ないし、気休めにもならない。
なるべく店員さんのほうを見ないようにしながらはずす。はずした後も顔を合わせる度胸はとてもではないけど、なかった。
測ってもらうあいだ、ぼくは斜め上に視線を固定していた。
「はい、まずはバストから測ります」
「!」
冷たいメジャーの感覚に肌がびっくりした。
その通常味わえない感覚が記憶を呼び起こす──前に胸囲を測ったのはいつだっただろう。
小学生のときには何回かあった記憶があるけど、中学に入ってからはなかった気がする。
4年ぶりにこんなことをしたかと思うと、なんだか感慨深い。
次に測るのは大学の入学式か成人式用のスーツの採寸のときか。また2年くらいあとにも同じことを思い出すのだろうか。
「はい、もう結構ですよ」
そんなことを考えているうち、採寸は終わっていた。
教えてもらったスリーサイズは3つの数字とも見事にニアピンだった。ちなみにAカップらしい。
おいくつですかと聞かれ、ぼくが高2だと答えたら店員さんはまず驚き、そして「大丈夫です。すぐに成長しますよ」と励まされた。
……余計なお世話だ。
535263:2006/01/15(日) 01:11:43 ID:B1OfYQ9L
「こちらがお客様のサイズに合った並びでございます。何かありましたら遠慮なくお申し付けください」
店員さんは一礼するとどこかへ行ってしまった。
そしてぽつんと残されたぼく。よく見たら母さんもいない。
勝手に選んでいいものかと迷った末、勝手にさせてもらうことにする。
「適当でいいよね、適当で……」
とはいうものの、なにを基準に選べばいいか見当もつかない。
色とりどりの下着が整然と並べられている光景に目がくらみそうになる。幻覚作用のあるお花畑に迷い込んでしまったかのようだ。
形にもデザインにもいろいろあって、何が良くて何が良くないのか判断するには材料と経験が足りなさすぎた。
「スポーツタイプ? ハーフ? 3/4?」
聞いたことのない専門用語の羅列に頭が混乱する。さっきの店員さんを呼ぼうかとも思ったけど、恥ずかしいのでやめた。
こんなときこそ母さんがいなければいけないのに、いったいどこへ行ってしまったのだろう。
助けを求めるように周囲を見回す。
「────!」
どくんと心臓が大きく脈打った。

まさか。

想定外だった。
こんなところに現れるとは。
下着売り場の程近く。
エスカレーターのすぐ横。

そこに『ぼく』がいた。
536263:2006/01/15(日) 01:22:55 ID:3dogPlJX
今回は以上です。
今度こそしばらく来れなくなると思います。

それから>>508は自分ではないです。
合作どころか他のことで手一杯ですよ…
537名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 01:24:46 ID:OMD51WPU
>>536
乙ですとも
538名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 04:21:13 ID:3LBqj7hI
トリップつけようよ
539名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 05:13:49 ID:umaR8fxC
>>536
乙です。次回はマイペースでいいですから気長に楽しみにして待ってます。


だが、字が違うとはいえ「陽ちゃん」ときくと
メイドの「よーちゃん」を思い出してすまった俺がいる……ort
540名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 10:26:42 ID:TVp56MtZ
GJ!
この羞恥描写がたまらん
下着売り場の描写に同感。生理用品なんかも同じ感じだな
541名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 16:43:23 ID:nyTmsO+j
最後の超展開からワクテカ
542名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 17:38:32 ID:llDgdyF1
ギリギリ展開GJ!
543名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:56:53 ID:UGycQd41
ほしゅ
544名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 04:44:06 ID:RJP7Kti3
落ちないから保守いらないっての
ageんな
545名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 13:25:53 ID:NyQ0QFo0
あげあげ
546名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 17:09:06 ID:ijk0TA+7
>>263氏素晴らしい。GJ
547WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/17(火) 02:59:45 ID:F31hHY+A
騙りが出没してるみたいですね。クワバラクワバラ。
548WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/17(火) 03:00:16 ID:F31hHY+A



「………随分時間がかかったものだな?」
ルカの上司であるマルコ・ビッテンコートが、幾分険のある目つきでデスクの向こう側に立っているヒゲダルマを睨みつけた。
“ほんのすこしだけソフトタッチの鬼瓦”といった風の、迫力ある顔立ちの壮年の男である。
「さすがに最新式の擬体ですからね。調整に少々手間取りまして」
その視線を軽く受け流し、ヒゲダルマは肩をすくめる。
「で、もう使えるんだな? 早速投入したい任務があるのだが……」
「ええ。ささ、ルカ君」
「あー、ども」
ヒゲダルマにうながられて、その背後から出てきたのは10歳ほどの幼女。
エリート諜報員から一転、幼女に身をやつしたルカである。
シンプルな白シャツにジーンズというシンプルな姿。
だがそれが故に、細く白い手足や、人形に生命を吹き込んだような精巧な造詣が際立ち、マニア垂涎の様相であった。
因みに、白シャツの下から“かーん”と大きく書かれた名札が透けて見える。
おまけに、赤いランドセルを背負っている。

マルコの顎が、落ちた。

「あの、なにか?」
ルカは不審そうに上司の顔を眺める。
「ああ、そうそう、すまん。早速ですまんが、お前に任務を与える」
「はい」
549WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/17(火) 03:01:47 ID:F31hHY+A
「私のことを『お父s―――」

―リミッター解除
―生体マグネタイト丹田集中
―バイパス解放
―大・循・環!

破壊力=遠心力×スピード×跳躍力!!

ぶうん。ごきん。
ルカの渾身の旋風脚が、マルコの首を捕らえた。
「やあ、なんだか首が傾いているような気がするな」
ぶらぶらと首をゆらすマルコ。
「傾いてます傾いてます」
ぱたぱたと手を振るルカ。
「ぬう、まさかビッテンコート課長までもがルカ君の魅力の虜に……!」
ひとり手に汗握るヒゲダルマ。
「……だから、任務の話は……?」
「あー、うー、と、そうだな。その体に慣れるまでにもう少しかかるだろう。しばらく待機という形で、リハビリをしたまえ」
「……えーと、なんですかその今思いつきましたみたいな適当な話は」
「いや、ビッテンコート課長の判断は的確だ」
ヒゲダルマが、マルコに加勢する。
「いやあの、でも」
「これは命令だ」
「いやでも」
「命令」
「……はい」
上司の強権発動に、うなだれるルカ。
その様子を見てマルコとヒゲダルマの顔がゆるむ。
「コノろりこんドモメー」
ランドセルの上に止まった九官鳥のキアシュが、一声鳴いた。
550WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/17(火) 03:02:23 ID:F31hHY+A



「……なんてこった。私はこのまま飼い殺しにされてしまうのか?」
開発室備え付けのシャワー室。
かつての自分とは違うやわらかい髪を洗いながら、ルカは眉根を寄せた。
視線を下ろせばいやでも目に入る、幼女体形。
平らな胸。微妙な曲線を描く腹部から腰部へのライン。タテ。
幾多の修羅場を乗り越えた頑健な肉体は、影も形もない。
「………」
鏡を見れば、精緻で絶妙なバランスの顔立ちの美少女が、今にも泣きそうな顔をしている。
死病に犯されたルカにとっては、神の救いの手にも思えた開発室の誘い。
こんなその擬体がこのような幼女の体だとわかっても、死ぬよりはマシだと思った。
しかし、それがこんな状況なるとは。
「確かに、綺麗だけど……可愛いけど……」
髪の毛を洗い終えて、ぺたんと鏡に手のひらを押し付ける。
「必要だったのはこの体と、それを動かす頭脳……『エリート諜報員の記憶と経験』……その電子的なコピー」
こつんと、額もおしつける。
「『私の心』はどこに在ればいいんだ……?」
この体になって初めて、ひとりになった。そのために、心が緩んだのだろう。
諜報員として、第一線に復帰したい思いと、正体不明のもやもやに、ルカは涙をこぼした。



551WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/17(火) 03:05:30 ID:F31hHY+A
短くてすいませんが今日はここまで。
アクションは幼女描写に喰われました。

であーノシ
552yu−ko:2006/01/17(火) 03:10:24 ID:NPjlm31b
SS投下します
駄文だったらすいません。






553yu−ko:2006/01/17(火) 03:17:17 ID:NPjlm31b
「胸揉まれただけで、もう濡れてるの?淫乱だなぁ。」
「やっ・・・い、言わないで。」
男は女言葉を使い、女のオマンコに指を入れる。
ぐちゅ!・・・。
「あんっ!・・・あふっ。や、やめてぇ。」
女はアエギ声をあげ、悶え始める。
「ふふっ。・・・なんでやめなきゃいけないの?」
「そっ、それは・・・あんっ!あっ、あっ、あっ・・・。」
女は必死になって喋ろうとするが、口からは淫らな声しか出てこない。
「気持ち良すぎて喋れないの?・・・アンタが悪いのよ。¨女でSexしたい¨って言うから。」 「あっ、あっ、あっ、あっ、・・・。ご、ごめんなさい。もういいです。じゅ、十分です。」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・。男は指の動きを速める。
「あんっ!あ!あ!あ!」
「十分?・・・分かった。もう十分だよね。」
男は女の言葉を素直に聞き入れ、アソコから指を抜いた。
「ハァ・・・ハァ。じゃ、じゃあ。私の体、帰してもらえるの?」
「・・・はぁ!?女になって馬鹿になったの?」
「えっ!どういうこと?体、返してもらえるんじゃないの?」
女は立ち上がった男を見上げて言う。
554yu−ko:2006/01/17(火) 03:19:48 ID:NPjlm31b
「そう聞こえたんだ。・・・ふふふっ。」
「な、何がおかしいの?は、早く返して!」
「嫌だよ。」
男は体を返すのを断った。
「えっ!?な、なんで?だって、この体は元々・・・。」
女は、男の予想外な答えに慌てる。
「元々は私の。でも・・・これからはアンタの。私は男。貴方は淫らな女。」
男は女にいい聞かせる。
「い、嫌よ。私の体を返して!返してよ。」
「駄目。男の方が楽しいし、そんな淫乱な体・・・いらない。」
そう言うと、男は部屋から出ていった。
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
女は馴れない手つきで、服を着始めた。
ガチャ!女は玄関を開けると数人の知らない男達が居た。
「安心しろ。可愛がってやるから。」
「い、いやぁぁぁぁ。」
ー数か月後、一人の風俗嬢誕生した―
555名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 21:56:49 ID:66xt+28h
>>552
もう少し詳しく・・・
556名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 12:44:09 ID:qtL89mxj
「かしまし」や「先輩とボク」には整理のお話ないのかな?
私の中ではTS物での萌え要素の一つなのですが、、、。

誰か書いてくれんかねぇ。
557名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 13:41:20 ID:qFFaKKb7
>>556
先輩とぼくスレでお願いすると、過去にうpされた生理話がもらえるよ〜。
558名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 17:38:05 ID:9RVgPGv4
そんなスレは無い
559名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 21:17:58 ID:a9NBjftF
>>558
うん、エロパロ板にはないね〜。
560名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 10:31:25 ID:m8tZP3DF
>>556

おながいしたら貰えました♪
561名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 16:27:42 ID:m8tZP3DF
半強制女性化Blog

http://ameblo.jp/harukarin-a/
562名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 16:28:43 ID:m8tZP3DF
しまった!
h抜くの忘れてた、、、直リンスマソ
563名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 17:49:23 ID:W4v/ty9l
完全なスレ違いかつ、板違い
564WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/20(金) 02:34:41 ID:BKZ2eHwv
ちょっと息抜きガチエロショート劇場。
565WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/20(金) 02:36:07 ID:BKZ2eHwv
「それで、40くらいの熟女妊婦って、こんなのでいいのかな?」
>291は唖然とした。
何か、自称『神様』という巫女服の美少女がいきなりやってきたと思ったら、自分の姿が、熟れた女性のそれに変わったからである。
鏡を見れば、今にも崩れそうなギリギリのラインをたどる、ふっくらとした奇跡的なボディライン。ややたれ目気味の潤んだ瞳と泣きボクロ、厚めの唇が妖艶なまでの色気をかもし出す。
ネットの掲示板に、軽い気持ちで書き込んだ冗談のような願い事に反応するようなアホは神様が存在するとは、夢にも思わなかった。
「さすがに胎児は作るの無理だから、自前で調達してね」
自称神様は言う。
「自前で……?」
ばん。
首をかしげた>291の背後で、部屋の扉下蹴り開かれた。
入ってくる3人の男達。
兄弟であろうか。それぞれそっくりな顔つきである。
そして、一様にケモノのごとく欲望を剥き出しにした表情をしている。
「え……?」
そして、押し倒された。
「ちょッ……!?」
3人の手が、>291の体をまさぐる。
「あ、そうそう。最初から辛いのは嫌だろうから、発情させてあげるね。さーびすさーびす」
途端、体を這い回る男達の手が、その感触のひとつひとつが、快楽中枢を直接撫でさするかのような快感を生み出した。
「ひっ、なっ、なにっ、んんっ!」
口内を舐られるたびに、涙が落ちる。
首筋を舌が這うたびに、肩が震える。
紡錘型の見事な乳房がもみしだかれるたびに、背筋がぴいんと伸びる。
肉付きの良い太ももが撫でさすられるたびに、腰が跳ねる。
下腹部に指が踊るたびに、脳内に閃光が走る。
肉棒を向けられても、抵抗などできようはずもない。自然に手が伸びて、自分を慰めたのと同じようにしごく。
心が堕ちる。
「じゃ、頑張って妊娠してね」
巫女服の少女はくるりとその淫靡な光景に背を向けると、軽く手を振って、小さな笑みを残して消えた。



数ヵ月後
「やほー。出来た?」
>291の部屋を緋袴の少女が再び訪れた。
淫靡な音と嬌声を、淫らな香りが充満している。
「ぁっ……! 赤ちゃんがぁっ! 赤ちゃ……んんっ!」
その部屋では、すっかり腹部を大きく膨らませた>291が男達に総ての穴を塞がれていた。
「だいじょうぶだよ。その子達は元気に生まれてくるから。3人、ね」
自称神様はつぶやくが、快楽に心を蝕まれた>291は、その意味を理解できない。
「それを、あなたが教育してわたしが預かるの。……過去のあなたを、陵辱するために」
そして、願いは叶えられた。
566WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/20(金) 02:37:57 ID:BKZ2eHwv
アンカー打ち間違えたスマソ
「>291」は「>>291」で。
567WD ◆YBGgwZXZaM :2006/01/20(金) 02:38:55 ID:BKZ2eHwv
因みに苦情は受け付けません。
んであノシ
568名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 14:24:32 ID:jpv00/36
微妙
569名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 20:57:16 ID:N0H16enq
絶妙

ロングVerキボン
570名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 22:07:39 ID:Pqoiyb1F
まぁ、なんというかマイノリティのマイノリティの超個人的な性癖って感じだな
571名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 22:42:23 ID:2Ix79zIS
>>565
GJ
1レスなのにオチまでしっかりあるのが見事。
572名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 13:46:34 ID:gagGDNlt
エロは別としてシチュ的には該当なかしましはこのスレ住人は皆持ってるのか?
573名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 19:48:47 ID:oQuj+RmS
非エロだし絵柄も大して好みじゃねぇからなぁ…
タダならともかく金出してまで欲しいとは思わんな
574名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:43:05 ID:KEoGEqCy
日本系TSっぽいかしましは、好みに合わない人が多いと思う。
このスレはどっちかっていうと、アメリカ系のTSが主流だから。
575名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:43:14 ID:wcQGuj5N
ここ最近、作品投下の頻度が落ちていないか?
そういう時もあるんだろうけど、このまま過疎らないか何となく不安。
576名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:49:37 ID:HsoSXsUO
暗いと不平を言うよりも
進んで明かりを点けましょう
577名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 04:17:46 ID:PnItfSgu
日本系TSとアメリカ系TSってどう違うんだ?
578名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 04:41:34 ID:mPWCp0CM
あかほり御大なので、無事完結するようなら買う。
579名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 23:44:47 ID:j3N2x/o3
アメリカ系のはダークなのが多いイメージ
580名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:03:55 ID:PnzcQE5/
新機種っていつ発表?
581名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:06:33 ID:+fHuGshG
日本系は変身ものでアメリカ系は調教ものって感じ。
582名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 00:24:42 ID:yfZRLfGL
自分の子供を自分にしてしまうと遺伝子的にはどうなるのだろう・・・
と具にもつかない事を考えてみる
583名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 01:26:30 ID:9SLYyiMb
>>582
まあ、遺伝子的には半分が父親由来で半分が母親由来だから
予定調和的に、父親由来分の遺伝子だけを受精させておけば、無問題。

近親婚でも、所詮遺伝疾患が『出易くなる』だけで、必ず出る訳でもないし。
584名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 07:21:40 ID:Qpi6DsbR
久々に着てみたが、相変わらず廃れて……NEEEEEEEEEEEEEええええ


ちょwww職人さんが一気に増えてるしwwwww読むのが大変だwwwww


特にFool氏GJ!!!!!!!!!11
585名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 17:54:08 ID:m2MQEaPy
まあ、分類はどうあれTSが増えるのはいいことだ。
586名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:19:29 ID:EhtWmeMP
かしましはいきなり馴染んでて萎えた
587名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 12:03:57 ID:t6vR/DSY
ホリエモン
  ↓
キラワレモン
  ↓
トラワレモン ←今ココ
  ↓
オリヘモン
  ↓
ホラレモン
  ↓
ムイチモン
  ↓
ゼンカモン
  ↓
ドザエモン
588名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:09:32 ID:Lxazl3UQ
>586
あれは周囲の反応を楽しむもの。あかほり作品だからそんなもんだ。
小説の方は、はずむの内面に切り込んでいるので少し渇きがいやされるかも。
589名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:00:16 ID:s3IsVnAr
http://www.chaoo.net/sindan/
これって既出?
このスレを覗いてる人間の統計を取ると
やっぱ女性脳が多くなるのかな

ちなみにおれは
 男脳度数:70%/女脳度数:30%
 中性的男性脳
でした
590名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:28:29 ID:7TIcqYbx
こんなんなったよ
男脳度数:45%/女脳度数:55%
オーバーラップ
あなたは、極端な考え方をせず中性的な考え方を持っており、融通が利くため、問題解決の時とても役に立ちます。
冷静で論理的に物事を考える男性的な部分と、感情豊かにコミニュケーションをとれる女性的な部分を、両方持っており、また、考え方が理解できるため、異性、同性を問わず、たくさんの友達ができます。
ただし、恋愛に関してはポリシーをもって友達で終わらないように注意しましょう。
591名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 10:36:40 ID:+tfMv5gZ
男脳度数:62.5%/女脳度数:37.5%
中性的男性脳
あなたは、標準的な男性脳の持ち主ですが、同時に女性的な面も、いくらか持ち合わせています。
どちらかというと何かに挑戦するのが好きで、空間能力や論理的な考え方を使う分野で力を発揮できます。
比較的に人との対話を重視し、仕事面ではチームの取りまとめをすることに適しています、
努力次第で、女性的な考え方や感情なども得られます。

こんなだった
592名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 12:08:59 ID:LYKv/eAJ
私は前述の人とは逆で
男脳度数:37.5%/女脳度数:62.5%
中性的女性脳
でした

もともと右脳系なのでそうかなーとは思ってましたけど
593おれは、、、:2006/01/25(水) 15:06:16 ID:N9dumgYo
あなたのポイントは�40ポイントです。 (男脳度数:30%/女脳度数:70%)
ポイントは、-100〜100ポイントで計算され、マイナスが大きいほど、男性脳で、それに対し、プラスが大きいほど、女性脳となります。
中性的女性脳あなたは、標準的な女性脳の持ち主ですが、同時に男性的な面も、いくらか持ち合わせています。
どちらかと言うと、他人とのふれあいに喜びを感じる方で、洞察力があり、わずかな情報で物事を深く認識する事が出来ます。
その一面、冷静で論理的に物事を考える事を苦手として一緒にいる人はもどかしさを感じることも。
努力次第で、男性的な考え方の理解や能力もえられます。
594名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 15:51:13 ID:UXT+151v
あなたのポイントは 20ポイントです。
(男脳度数:40%/女脳度数:60%)
中性的女性脳

コメントは上の方と同じなので省略します
595名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 16:57:33 ID:6x+0CDZs
あなたのポイントは 5ポイントです。 (男脳度数:47.5%/女脳度数:52.5%)
中性的
596名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 17:51:45 ID:Y1m/UA86
あなたのポイントは 0ポイントです。 (男脳度数:50%/女脳度数:50%)

ど真ん中だったよ。
597名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 18:40:06 ID:7dMvQ+Va
あなたのポイントは -5ポイントです。 (男脳度数:52.5%/女脳度数:47.5%)
中性的
598名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 22:00:51 ID:dugIpyr/
あなたのポイントは -25ポイントです。 (男脳度数:62.5%/女脳度数:37.5%)
中性的男性脳
あなたは、標準的な男性脳の持ち主ですが、同時に女性的な面も、いくらか持ち合わせています。
どちらかというと何かに挑戦するのが好きで、空間能力や論理的な考え方を使う分野で力を発揮
できます。比較的に人との対話を重視し、仕事面ではチームの取りまとめをすることに適していま
す、努力次第で、女性的な考え方や感情なども得られます。

SS書きとしては都合がいい……ようだ?
599名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:22:00 ID:SvY58bJ0
途中なんだけど、投下した方がいいかな?
主人公がTSしてないので、主旨には合わないと思ったんだけど・・・。
600名無しさん@ピンキー:2006/01/25(水) 23:49:22 ID:NJW33mwZ
あなたのポイントは -55ポイントです。 (男脳度数:77.5%/女脳度数:22.5%)
男性脳が中心
あなたは、強い男性脳の持ち主です。
あなたは、論理的で分析力に優れ、言葉を厳密に捉え、几帳面で物事を整然と処理します。
また一方では強引に話を進めてしまい反感を買うことも。
そして、同時にひとつの事しか集中できず、女性との会話の中では、ついよそ事を考えて曖昧な返事をしてしまいがちです。
あなたの努力と同時に、相手の方にも理解を求めましょう。

>>599
必ずしも主人公がTSする必要はないよ
601名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 00:30:55 ID:Vhn8QlfK
あなたのポイントは 60ポイントです。 (男脳度数:20%/女脳度数:80%)
女性脳が中心
あなたは、強い女性脳の持ち主です。
あなたは、想像性、芸術性が豊かで、音楽の分野に才能を発揮します。
直感や感覚が鋭く、洞察力を働かせて思いもよらない方法で問題を解決することができます。
男性との付き合いについては、相手があなたの言葉に耳を傾けないとストレスがたまり、
ついつい責めてしまうでしょう。でも広い心で受け止めてください。


ある意味ショックだ……
602名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 01:27:29 ID:FisoF7ve
こんなある程度結果が予測できる設問じゃねぇ…

でも女脳度数:100%とれなかったな……


あなたのポイントは 90ポイントです。 (男脳度数:5%/女脳度数:95%)
ポイントは、-100〜100ポイントで計算され、マイナスが大きいほど、男性脳で、
それに対し、プラスが大きいほど、女性脳となります。

120%女性脳 あなたは、非常に強い女性脳の持ち主です。
芸術性、感受性が大変豊かで、天才的な才能も秘めています。
また男性的な考え方に魅力を感じますが、付き合いの中では考え方の違いに唖然とすることでしょう。
あまり思いつめずに、充分に自覚を持って、よい人間関係を築いてください。
603名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 03:07:09 ID:4GWReKdN
こうなった↓

あなたのポイントは -25ポイントです。 (男脳度数:62.5%/女脳度数:37.5%)

【中性的男性脳】
あなたは、標準的な男性脳の持ち主ですが、同時に女性的な面も、いくらか持ち合わせています。
どちらかというと何かに挑戦するのが好きで、空間能力や論理的な考え方を使う分野で力を発揮できます。
比較的に人との対話を重視し、仕事面ではチームの取りまとめをすることに適しています、
努力次第で、女性的な考え方や感情なども得られます。
604名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 04:58:24 ID:dWN4YBzQ
>>601
脳味噌取り替えてくれませんか?
605名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 09:31:14 ID:DTY9sKmf
>599
問題ない。
頓挫してるものもあれば、
主人公の友人がTSするケースもある。

要は、それが抜けるか抜けないか、
GJであるかBJであるかの違いだ。

まずは投稿汁。話はそれからだ
606名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 00:05:11 ID:VRMG+6Cz
ガキの使いですな
607名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 07:58:42 ID:odHgpJQ7
かしましの小説を衝動買いした。
でも、消化する本があと30冊あるからレビューは1ヵ月後・・・
608名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 12:57:50 ID:2ZdfkVGV
かしましって小説もあったの?
俺漫画しかもってねえや(;´Д`)
609名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 13:48:40 ID:9s4T4gbU
かしまし X-RATEDって出ないかな
610 :2006/01/29(日) 20:22:48 ID:HPBqMXuV
      (______________ J
 そ 君  (__          ┌―‐―┐    ) き
 ん !  (_             |`l TT了|     }  ゃ
 な     (_           j .| .|:| .l |     /  あ
 か 待  (_            | | .|j .j |     イ  |
. っ ち  (,_             |.| .|l .|:|  ,. -‐ /_.  っ
 こ  た  (               |.|. |! |/     / !
 う  ま  (`           `ー /..:::::\≧,,,、:::7___
 で え  (―――――――――(:::::::>'´ == \::⌒l^⌒
_     (⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ く彡/// ∪,ノ   ;|
.レ⌒Y^'⌒`\________ く:::::∧ '_,. -、 く/::::::::/
   |:::| \xく    _,,,...,_       \:::::l、ヽ ,ノ  \,,∠,,__
 \|:::| _,....!,,_ \  iれ__,.、ヽ      lF〒`ヾ.\,,..イ    |::::::::,
   `7´ _,,.ィ  ヽ{|iュ ェッリ      | ||  _,..-/7゙h _|:::::://
 \.{n|.ィァ it}    ', _'_ j)    r'"三¨7´\|    |´.|:::://
   |:::トl、 rュj .    ト ニ イl、  / ゚`.|n./  .イl   ,∧ |:://
   |::,|  'ーケトr'TTlイ  /_`ヾtっ r'l゙    /⌒`lくミV /
 ,r1´|`'六´ //` ̄´ `Y´     |└┬シj  ./ 7ヽ〈  /ヾ)<
./ | ∨|::|∨ ! { r  ,、 _,シ /゙丁〈 /      } { { \
  |   ',|::|/ !  ,ゝ-< (   /   .| |/     ∧ \|
   l  .Y。 .|  |`  〃 ̄ ̄⌒  / 〈     /! ', __,,....::-‐
  .∧.  |。 {  ゙爪` ' ‐- 、..,,,...イ   '、   / .|  `|::::::::::::::::
\/  l  |。./  ,l | l,  .|  .  ||    `'ー' i |  j:::::::::::::::::
ヽ、`'::、L.∧/  / |.{  u   〈.|        イ 〈  /::::/:::::::::::
::::::::`ヽ、 ∨  / ̄| | 、   /  l:l.       | j /::::/:::::::::::::
:::::\::::.....  ̄`|   l |  鬱鬱  .l:l//    l| ∨:::/::::::::::::::::
611名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:35:52 ID:TPCzzwKU
そういえば翔ちゃんは完結したの?
612名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:00:31 ID:zyn/HaSA
>>611
一応したよ、俺はまだ小ネタ系でちょこちょこ出して貰えると
勝手に妄想しているが
613名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:25:18 ID:ug7vVJqY
翔タソは妹属性に目覚めておわったなぁ・・・あれはよかったw
614名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 07:48:49 ID:kIqEf+Qv
保守age
615名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 15:57:15 ID:lcKbgskw
ぬるぽ
616名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 17:09:09 ID:jt3TYjXI
がっ
617名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:19:02 ID:DPuGKN5N
久々に来たがアルタンも終わったのか?
618名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 10:52:25 ID:kqcxY4Cl
俺もなんか書いてみるかなぁ・・・。
619名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 18:11:28 ID:DL7hxr61
脳内妄想はある。
確実に。
自分自身は想像してオッキオッキした。
でも、文章力ないんだよなぁ…
620名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:45:48 ID:p4eiv0PO
>>619
プロットだけ書いてみるとか。
621名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 23:48:29 ID:VLUciuYp
ここはファンタジー系でも大丈夫か?
戦勝国の君主・武将が敗北した国の武将を女にして嫁にする話を
少し思いついたんだが・・・
622名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 00:07:31 ID:n3dbgclc
ファンタジーでも何でもござれだ
思いついたものを文章にして頂けるとものすごく有難い
623名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 13:18:01 ID:iuc3ozgy
>>621
アルタン?
624名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 13:48:44 ID:t6Fbrj1Z
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000014-nnp-int

"1人っ子政策続く中国 男女出生比偏り深刻化 男児、152万人多く"

国家プロジェクトで強制性転換とかしたりして
625名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:16:51 ID:QkCJu82n
娘溺泉の出番だな。
626名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:21:57 ID:jnVBLkTJ
娘溺泉は一緒に風呂に入れないという致命的な弱点を持ってるからなぁ
一家に一つは止水桶が必要になってくる
627名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 01:19:21 ID:eDnplJMY
水風呂に入ればいいじゃないか。
628名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 02:07:06 ID:U6KagERY
>>626
> 一家に一つは止水桶が必要になってくる
いやいらんだろ。
娘溺泉の横で、 娘溺泉から出た人間に一度かけておけば十分だし。

女性化は、日本の少子化解決に繋がる
男のうち3分の2を女性化し、男の重婚を無制限に認める(但し一定の経済力が必要)
そうすれば、出生率1.20でも
5人の女が6人の子供を作るだけで、人口を維持できる。
超大金持ちが10人の妻に計13人くらい子供作らせるようになれば
少子化は解決だ。
629名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 10:19:20 ID:QaWkCUWJ
>>624

やりかねんな、、、子宮を移植して、、、、、げふんげふん
630名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 16:05:15 ID:Tq57Oyn5
ふかきょんふかふか
631名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 00:23:04 ID:51JDUPYx
保管庫管理人様
更新乙であります
632名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 02:56:54 ID:BDHWImPU
更新乙!
633名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 08:21:30 ID:dDN3JtqQ
やってくれた喃・・・管理人乙!
634カニメザウルス:2006/02/06(月) 00:05:33 ID:WttKo3Kh
管理人様。更新乙であります!
635名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 11:43:29 ID:IuDm6QFR
唐突に、ゴクドーくんを思い出した
636名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:41:37 ID:MZvPNjL1
保管庫ってどこよ?
637名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:54:57 ID:HvzWN74B
銀行にある金庫
638名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 13:57:46 ID:I7yaXGVO
>>636
保管庫 でぐぐれ
639名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:40:13 ID:HPxCgocv
>>636
このスレの2レス目を見れ
640名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:18:31 ID:2CFuSaZq
昔々のそれは昔。

夜な夜な妖怪が都を闊歩し、人に迷惑をかけていたそうな。

一匹や二匹ならばいつもの事なのだがその数が尋常ではなく、

都に住む者は皆、困り果ててしまっていた。

そこで各地から退魔師や陰陽師、術者が集められて、騒動を

鎮めることとなった。

退魔師集団の一つ「烈真宗」

魑魅魍魎の討伐にかけて、なかなかに評判の良いこの集団からも

腕利きの退魔師が一人、都の平穏と烈真宗の宣伝の為に、都へと送り込まれた。

名を神宮路 東摩(じんぐうじ とうま)

自らあみ出した必殺調伏術を持って、単身都へと向かった・・・



641名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:32:39 ID:2CFuSaZq
私の名前は神宮路 東摩
一仕事終えて本山へ戻ったところ、この仕事が舞い込んできた。
疲れているので誰か他の人をー
と、言ってみたら即座に却下された。
なんでも今回は烈真宗もメンツがかかっているらしく、失敗は出来ないとのこと。
仕事が終わったら休暇はいつもの倍ー
という条件で私は了承して、準備を整え都へ向かった。
ここまでは良かった

目の前に広がる水平線

なぜか今、私は海に来ていた。

ちなみに、都とは方向が逆である。
別にサボった訳ではない、
ただ私は人より道に迷いやすいだけなのだ。

642名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:38:26 ID:sTAcUGOr
紫煙?
SS投下だよな?
643名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:59:31 ID:2CFuSaZq
来てしまったものは仕方が無い。
人に道を尋ね、都へ行けばよいのだ。
そして都への近道を教えて貰った、それと何故かこの近辺に出没する妖怪を
半ば強引に教えられた。
妖怪の名は「さざえ鬼」
この漁村の漁師が次々と襲われているという。
襲うといっても命を奪うのではなく、中身の無いさざえを投げつけてくるのだけという。
しかし、当たり所が悪ければ怪我をしかねない。
今のところ怪我人はいないそうなのだが。

それとも
ここは都へ急いだほうが良いだろうか。
さざえ鬼もそれほどの相手ではないだろうし、都のほうが大物妖怪がいるだろう。
そのかわり、教えて貰った都の近道には「すねこすり」
が出るそうだ。足にまとわりつくだけでこちらも大した相手ではない。
さて、どうしたものか

A・やはり早めに何とかしよう。「さざえ鬼」を相手する。
B・ここは都へ急ごう。「すねこすり」を相手する。

644名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:55:24 ID:uqEae9pJ
Aでタノム
645名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 04:45:47 ID:Kn/bfnX7
すねこすり萌えな俺は迷わずBを選ぶぜ
646名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 10:16:06 ID:Phssq6wd
Bを選んでもその途中でまた迷いそうな予感
Aを選択したいところです
647619:2006/02/07(火) 18:19:53 ID:UUFC+eYS
>620
とりあえず、プロットというか、出だしを作ってみた。
説明調ですみません。

スルーする場合、619 を設定してください
648619:2006/02/07(火) 18:20:56 ID:UUFC+eYS
そのときまでは男の子だった。しかし、今は女の子だ。
それはもう突然で、そのときの記憶が途切れ途切れになっている。



授業中だったのは…覚えている。
算数の時間だった。
給食のあとの5時間目、周りのやつらはストーブの暖かさに居眠りをするばかり、
きっちり勉強しているのは、がり勉とガリ子くらいだった。

オレも例外に漏れず、うつらうつらと、担任の授業を眺めていた。
しかし、異変はそこから始まったと言ってもいい。
そしてそこから記憶が途切れ始める。

断片化された写真のスライドショーを見るように・・・
・・・目の前に迫る床
・・・心配そうに覗く級友
・・・突如パニックになる級友達
・・・目の前が黒いモノに覆われる
・・・それが自分の髪だと気がつく。スポーツ刈りだったのにおかしいと思った。
・・・全身に力が入らない。体が熱い。
・・・何か車内に寝かされている。救急車と気がついたのは、サイレンが聞こえてからだった

記憶がはっきりとしたのは、病室で気がついたときからだ。

体を起こす。まだだるさが残ってるので、ゆっくりと半身を起こした。
そのときの不思議な感覚は、今でも覚えている。
胸のあたりが重いのだ。頭も。
なにか包帯でも巻かれているのかと、胸を確かめる。
「ふにゅん」とした感触、胸のあたりを掴まれてる感覚があった。
一瞬、あっけに取られた。「うそだ、夢だ」と首を振ってみた。
さらさら・・・と黒いモノが視界を覆う。
自分の髪だと気がついた。

・・・・・数秒後、病室で絶叫していた。

なぜかは判らない。突然に女体化してしまうなんて、今までの事例にないのか、
半年ほど、病院に厄介になることになる。治療費はどこからか出るとのことで、
親は安堵していた。

しかし、行政の手続き、学校への説明は困難を極めたらしい。
ぜんぜん判らなかったけど。
一応、病院の診断結果が確定し、決着がついた。
結果は、完全な女性だ ということらしい。
この年齢に対しておかしいくらい、体は成長しているようだ。
と、診断書に一文が付与されていた。

学校は、今までのところへは通学できないらしい。
級友達への影響が大きすぎると、学校・PTAからの転校要請があったのだ。
マスコミには一切公表されなかったのと、級友達にも説明されなかった為、
死んだ ということにして、別の名前が与えられ、隣町に引越し、別の学校に
通うことになった。

このときの以前通っていた塾を変えなかったという失敗が、
あとあとの事件を起こしてしまう。

====================
というものですが。スレ違いですかそうですか(亡
>620 こんな感じで、物語は始まる(脳内妄想)
649名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 20:00:04 ID:gWMdvSjw
620 ではないがオラにはその文章力すらない
だから続き書いてちょ
650名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 22:37:21 ID:/g4+GRXF
>>648
死んだことになっているなら塾云々に矛盾しないか?
651263:2006/02/07(火) 23:46:33 ID:4Ilax9Vc
お久しぶりです。
やっと新作が書けました。

あとはまとめるだけなので、25時に書き込みますね。
652名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:06:24 ID:XzNDClQ/
263氏キター!!
久しぶりに全裸で待機しておきます
653名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:54:31 ID:NoZkdui+
偶然だがいいタイミングでここに来たらしいな。期待して待つ。
654名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 01:15:52 ID:8+B2h4hQ
降臨はまだか・・・。
655名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 01:55:33 ID:NoZkdui+
釣りか。1時間待ったが寝る。
656名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 08:00:20 ID:XzNDClQ/
ご本人ではなかったか
657名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 08:38:59 ID:HCqLRLWc
む、夜中一時期鯖落ちてなかった?
繋がなかったから待つのやめて寝たんだけど。
658名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 10:17:34 ID:EMHRrwdS
>>657
マザーボードのチェックがあったらしい
659619:2006/02/08(水) 14:10:13 ID:rFObVgbB
>650
死んだ じゃ矛盾してますね o... rz
急に親戚の家へ長期療養に行った
ぐらいのほうが、まだいいのかな…

初心者というか素人なので、矛盾点があると指摘いただけると嬉しいです。
より良い作品が作れるように努力します。
>650ありがとう
660タコシチュー:2006/02/08(水) 17:22:19 ID:KVTkkT/Y
やはり見過ごすわけにはいかない。
問題は一つ一つ解決していこう。
私はさざえ鬼に会うため、出現ポイントである岩場へと向かった。

「さざえ鬼・つぼ焼きはご勘弁」

ごつごつとした岩が立ち並ぶ漁村から離れた岩場。
夜に目撃例が集中するため、日が暮れるの待ってから私はここへやって来た。
周囲に気をめぐらせて妖気を探す。
・・・まだ現れていないようだ
いないものは仕方がないので、私は適当な岩に腰掛けて待つことにした。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうしてみると夜の海も良いものだ。
ただ静かに、波の音が響くだけ。
目を閉じて音のみを楽しもうー
そんな時、

コン・・コロコロコロ

波の音ではない、何か堅い物が転がる音が耳に入った。
661タコシチュー:2006/02/08(水) 17:44:52 ID:KVTkkT/Y
「・・・?」
目を開けて音の正体を確かめるため、足元に転がっているそれを持ち上げた。
(空のさざえ・・・?・・さざえ・・・・・しまった!)
私はここに何をしに来たのかをすっかり忘れていた。
夜の海を楽しみに来たのではない、私はさざえ鬼を探しにきたのだ。
これが凶悪な妖怪だったら、私はすでに殺されていただろう。
目を覚ますために冷水でも頭から被りたい気持ちだったが、ここで
下手に動いて相手を刺激するわけにはいかない。
腰掛けたまま妖気を探る。
・・・・・・・・・・・・・見つけた
右手に見える一際大きな岩
その反対側に妖気を感じる。
私はゆっくりと立ち上がると懐から不動の術札を取り出し、相手が
動くのを待った。
それから約二十秒後、妖気がゆっくりと動き出した。
私もそれに合わせてタイミングを見計らう。
そして
岩の向こう側からさざえが飛んできた。
同時に私も札を向こうへと投げる。
さざえをかわし、両手をあわせて呪文を唱えた。

バシン!バチバチ!

「ギャウ!?」
術が発動した音と共に奇妙な叫びが聞こえた。
私は声の主に会うため反対側へとまわった。

662タコシチュー:2006/02/08(水) 18:22:22 ID:KVTkkT/Y
そして目の前で動けなくなっているモノを見る。
それは大きなさざえの殻らしき部分から手のような物が生えていて、
殻の両側に触覚のような目があり、体はアメフラシをスマートに
したような奇妙なモノだった。
新種のUMA発見か、とも一瞬思ったがやはり違う。
きちんと妖気を発した妖怪である。
「えー・・・あなたがさざえ鬼ですか?」
ためしに話しかけてみる。
「ギュー!ギョゲー!」
「漁村の人々にさざえを投げつけるのをやめていただきたいのですが・・」
「ギョゲギョッギョー!?」
「それさえ止めていただければ私は立ち去りますので・・」
「ギョ〜〜〜〜〜!」

駄目だ
会話になっていない。
さざえ鬼の言っている事が分からないが、相手もこっちの言っている事が
分かっていないかもしれない。
「・・・仕方ないですね」
両手で印を結び頭の中で呪を唱える。
さざえ鬼は嫌な予感を感じ取ったのか、一層大声を出している。
だが構わず印をさざえ鬼に向け、呪を発動した。
「・・・喝!」
「ギョ・・・ギョゲーーーーーーー!?」
さざえ鬼が眩い光に包まれた途端、爆発した。

もうもうと煙が辺りに立ち込める。
私は手を下ろして爆発の中心を見た。
すると

663名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:34:43 ID:EH9+kAqT
考えながら書くんじゃなくて
ある程度書き溜めてから一気に書き込みなよ
664名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:43:52 ID:8+B2h4hQ
そうだね。
面倒かもしれないけど、テキストファイルに書き溜めて、コピペした方が良いと思うよ。
665GLAY ◆7Cj3xa/Uuc :2006/02/08(水) 23:54:50 ID:N38xw+QT
アルタン投下します
読んでいる方がストーリー忘れそうなほど空けて申し訳ないです
666アルタン王子の敗北 第3章(5):2006/02/08(水) 23:55:27 ID:N38xw+QT

彼はタイトなバスクを手に取った。
滑らかで柔らかい女の体を感じながら、肩紐を肩にかけ、胸の上を滑らせた。
続いて脚を引き付け、ストッキングの中に滑り込ませた。

下着のまま、彼はドレスを選びにかかった。
いくつかを試着した後、ピンク色のタイトなボディスと、フリルのついたスカートを選んだ。
それを着ていると、背徳感で心臓が高鳴って来るのを感じた。
薄めの化粧を教え込まれた通りに施し、いくつかの装飾品を身につけた。
667アルタン王子の敗北 第3章(6):2006/02/08(水) 23:56:22 ID:N38xw+QT
一通りの手順が終わると、彼は背後でドアが開く音を聞いた。
将軍が入ってきたと分かると、そちらに向き直り、足を揃えて控えめにお辞儀をした。
それは腰をドレスのプリーツに沈め、スカートの端を控えめに持ち上げる、将軍が満足するのに十分な物だった。
将軍が近づいてくるまで、彼は礼をしたまま目を下に向けていた。
彼は将軍の所有物であり、服従的で物静かであることが求められた。

彼は下を向きながら屈辱と羞恥で真っ赤になっていた。
女の体で女の服を着ていると、男の体の記憶が曖昧になっていくようだった。
668アルタン王子の敗北 第3章(7):2006/02/08(水) 23:57:04 ID:N38xw+QT
将軍はその場で回って見せるように言い、彼を舐めるように観察した。
アルタンはゆっくりと優雅に回って見せ、将軍はそれに満足したようだった。

将軍は彼を引き寄せると、彼を抱きしめ、情熱的なキスをした。
そうされるだけで、彼の頭は霞がかかったようになり、将軍に応じていた。
将軍の逞しい肉体に抱擁されていると、体の芯が少しずつ熱くなってくるのを感じた。

669アルタン王子の敗北 第3章(8):2006/02/08(水) 23:58:15 ID:N38xw+QT
ブロンドの髪をかき分けるようにして、将軍は彼の首にキスを始めた。
将軍の手と舌は、ゆっくりと彼の体を動き回り、彼の胸を愛撫した。
彼の的確で手馴れた愛撫により、彼の息は少しずつ弾みだした。

将軍が彼の手を取り、豊満な胸を触らせると、自分の心臓が大きく脈動しているのを感じた。
既に彼の乳首は硬くなり、手の平に硬い部分を感じた。
将軍が彼の胸をゆっくりと持ち上げるように愛撫すると、彼は目を閉じ、それに耐えた。
女の快感は、男の真っ直ぐで力強いそれとは違い、頼りないものではあったが、
将軍が胸に触れるたびに彼の唇から出る小さな声を止める事は出来なかった。
670アルタン王子の敗北 第3章(9):2006/02/08(水) 23:59:31 ID:N38xw+QT
目を閉じたまま将軍の愛撫を受けていると、ドレスの感触がより鋭敏に感じられた。

将軍は、ドレスをゆっくり脱がせながら、彼への愛撫を続けた。
将軍の意のままにされる事は屈辱だったが、同時に奇妙な高揚を彼にもたらした。
彼のドレスは肩を滑り落ち、彼の体を撫でながら床に落ちた。

将軍の手は、アルタンの内股に触れ、彼のパンティーを撫でた。
彼は将軍の手によって、女の部分が濡れてきているのを感じた。
アルタンは快感に流されないように必死で耐えていた。

アルタンが女性の快感を感じて興奮していることは将軍の目には明らかだったが、
彼は必死に冷静を装おうとした。

671アルタン王子の敗北 第3章(10):2006/02/09(木) 00:01:42 ID:N38xw+QT
将軍の手が彼のパンティーの中に入ってくると、
これまで以上の快感が彼に押し寄せた。
将軍が撫でるように彼を触ると、彼は甘い声を上げた。

将軍が彼の首を舌でなぞると彼は顔をわずかにそむけた。
将軍は、アルタンの手を取ると、彼の一物に押し付けた。
彼がズボンから解放すると、それは大きく跳ねた。

アルタンがその大きさと硬さに狼狽していると、将軍は彼の胸と秘所への愛撫を再開した。
将軍に指をたった一本中に入れられただけで、アルタンは容易く支配されてしまっていた。
自分の中に物が入ってくる感覚は、どうしても慣れない物があったが、その感覚はまた素晴らしいものだった。
女体を熟知した将軍の前では、最強の戦士だったアルタンも、快感に喘ぐ女に過ぎなかった。
672名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 00:02:20 ID:Ehcb/j49
以上です
673名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 01:13:23 ID:VllYU13T
アルタン相変わらずいやらしいぜGJ!セリフが無いのも独特だね。
まだまだ先は長いのかな?
674名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 01:34:51 ID:WznHcJ6N
はっきり言ってどんな話だったかもう忘れた
675名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 07:08:08 ID:M+8B2hZ+
ぐっじょぶ。wktkしながら続き待ってます(・∀・
676名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 23:26:02 ID:T4ZdIPCU
GJ!!
セリフも無いのにここまでエロいのは素晴らしいであります
677名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 00:06:24 ID:wGMyeQ/2
アルたんは保管庫に入れないのかな
原作者とは連絡取れ無そうだけど・・・・

それはそうと保管庫管理人さん連日の更新乙です!
678名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 16:10:47 ID:fsmd/OnL

              rー 、
            ,.. ┴- '、             、′     、 ’、  ′     ’      ;  、
           r'´   ::::`i               . ’      ’、   ′ ’   . ・ 
             |___ ::::|               、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”          
           !゙'ノ、''` | ::|                   ’、′・  ’、.・”;  ”  ’、 
      _ril    l ̄ ̄ ̄ , !           .  ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
      l_!!! ,、 ,..-ヽ  ,,.. ' ノ`丶--'ー--、 -―--、 ’、′・  ( (´;^`⌒)∴⌒`.・   ” ;  ’、′・
      | ! !_!|i::::::::: ゙^^ー''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..、::`ヽ . 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人      ヽ
        ! ', ,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/---‐'´`\::::\  、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
      !、_,イ:::ヽ:::::::::::::::::::::::::B:::::::/::|        \:::ヽ、_( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ    ,[]
      ',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l         ヽ'◎ ヽ:::::. ::: >>1´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ    ヽ/´
       ',:::::::',::::! ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::,!          ヽ __ '、ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ ...::ノ  
       ',:::::::::::|   ',::::::::::::::::::::::::::::/|          ヽゞー'
        ヽ_ ノ   ヽ::::::::::::::::::::::::::::::!


679名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 22:34:51 ID:82nYvN2A
保管庫管理人さん
更新乙であります
680名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:23:28 ID:rXjFAS0S
女に生まれたかった
681名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 23:41:26 ID:TvrGChg1
俺漏れもw

とびきり可愛い娘になって、女子高とか行ってセーラー服とか着て楽しみたかった・・・


ここの人って結構女性化願望とかあるのかな?
682名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 02:57:02 ID:QoClQ7yJ
可愛く、美しくなりたいってのはけっこうあるだろうな
これはここの住人に限らず、男女ともだと思う

ただなぁ、支援所とか少年少女文庫の話を読んでるとキモくなってくる
面白いのは一握り、にも満たん

ラクにキモチヨクなりたい、幸福感を得たい願望が丸出しでさぁ
人に読ませる物じゃないのが多すぎる
なんか、そういう願望を吐き出す肥溜めに近くなってる
683名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 04:58:29 ID:sDt4NfSU
>>682
別に、書き手が『読みたい人』=同じ嗜好を共有する人に向けてだけ発信している物に
難癖つける必要はない。
あんたが金をだして買った、商業マンガや商業小説とは違うんだ。
趣味で書いたものでも読みたい人だけ読んで喜んでくれという意図でだされているに過ぎない
それに対する、リアクションは2つに1つで良いんだよ。GJとスルーだ。

読まないのは自由だが、書いてる人間に文句をいうのは筋違いだ。
それがやりたきゃ自分のお気に入りだけを載せる投稿サイトを自分で主催しろ。
684名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 06:12:56 ID:QoClQ7yJ
ああ、別に書いてる人間に文句を言うつもりは無いんだ
俺も基本的には同じように思ってはいる

ただ、最低限他人に向かって発信する以上、自己陶酔的な部分は抑えるべきなんじゃなかろうか、と思うんだ
誰だって、他の人間が好い気分で言葉を垂れ流しまくってるのには共感し切れるものじゃないと思う
GJ出してる人間も、やっぱりどこかで引っ掛かったり鼻についたりしてることも多いんじゃ?
ある程度の共感を得たいなら、ある程度のリアリティ、ある程度の文章力といった説得力がたぶん必要

誰もが「ちょっとなぁ」と思いつつそう感じた部分をスルーしたんじゃ、残ったのはGJだけ……
そうなると「こういうので良いのだ」となって、各人の書き散らした、同じTSなのに、逆に殆どの人間が共感できない作品ばかりになる

これじゃ坂道を転がり落ちるようなもので、ジャンルとして「読める」作品が無くなっていっちゃう
だから、もうちょっと冷静に、ちょっと趣味に合ったからってGJ出すばかりでなく、「こんなトコが鼻についた」みたいな指摘も必要なんじゃ?
「面白ければいいじゃん」と「嫌ならスルーしろ」だけで済ませてるんじゃなぁ……と

まぁチラシ裏の泣き言だった。正直スマンかった
685名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 11:57:00 ID:QFre13Fh
議論は議論スレで
その長文は小説?オナニー?
686名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 12:43:19 ID:WVqFyPwh
SS以外の長文はウザいだけ。
687名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 13:53:21 ID:ycxdO8H8
>>682
支援所はケータイ対応も出来ないマンセー厨の温床だし仕方ないよ。
批判も乗り越えてグイグイレベルアップする職人のいる素晴らしい所を盛り上げよう。
688名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 13:57:01 ID:sDt4NfSU
>>687
貴様は何様のつもりだ?
689名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 13:58:34 ID:sDt4NfSU
面白いSSとそうでないSSが混ざったら、面白いのばかりGJで詰らないのはスルーされる
GJとスルーだけで十分選別機能は働くんだよ。
書き手が悩んで、相談されたときだけ答えれば良い。
690名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 18:39:37 ID:ygnblupy
>>687
早くフルブラウザ付きの携帯に乗り換えるんだ
691名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:15:42 ID:VAhCFHf8
>>689
悩んで相談されるには意見が必要
692名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:25:30 ID:/H2PfXb7
気に入らないモノを叩けば好きなモノが繁栄すると思ってる夢見がちな人っているよね
693名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:48:31 ID:1Qjx/HKr
694名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 21:46:28 ID:n9RRZErt
携帯対応は出来るぞ
支援所行ってみ
695名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:08:34 ID:h+7V//S7
よし、話は分かった。
俺、皆にスルーされるために何か書いてみるよ!
696名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 00:23:15 ID:CQF7fFcY
支援所ってドコなのですか?
697名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 00:41:01 ID:76wW2cSi
なんだ、レスが伸びていると思って投下を期待して来たらこの有様か。
698名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 01:14:05 ID:11jYbWu1
>>696
アダルト TSでぐぐるべし
699名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 10:44:35 ID:J12w508M
VIPでTSの話が投下されたようだ
ニュースサイトかまとめたWikiで読める
700名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:47:24 ID:Yjjngvf6
>>684
乙。
気持ちはわかる。
701名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 14:02:23 ID:1RGMibwM
むしろ投稿サイトの方こそブレーキ効かせた作品じゃないとダメなのかもな。
自分で好き勝手やってるサイトじゃないわけだし。
個人サイトだったらダメダメだと思ったらすぐ行かなくなるから淘汰される希ガス。実際いくつかあるよな、行くのやめてお気に入りからも削除したトコ。
でも投稿サイトはなかなか消せんなぁ
702名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 17:51:06 ID:pyuUjQtO
>>699
これのこと?

ホームレスが女体化新薬で美少女になる件(VIP板・漫画付き)
ttp://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1139389130/l50
703名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 18:05:23 ID:Czo9OCfh
あさおん
704名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:00:09 ID:CQF7fFcY
>>698
どうもありがとう!
705名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:29:19 ID:D6TlJtz6
>>702
やべー、すごく面白い。
706名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 22:35:56 ID:szHtNawd
>>702
漫画が素晴らしい
707思いつき:2006/02/13(月) 01:17:51 ID:Mcfk+f1I
始まりは些細なことだった。
普段ろくに帰ってこない、親父が怪しげな『それ』を家に持ってきたことから始まったんだ。
申し遅れた。僕は零、門倉 零(カドクラ レイ)だ。
16歳 男 大して特徴もない男子高校生だ。 名前以外は…
全く、こんな名前をつけたヤツの神経を疑う。 
名前なんて単なる記号だ。そう思うことにしているが、他人から名前で呼ばれることは未だに慣れないでいて、友人その他には『門倉』で通させている。

そもそも親父の名前が一(ハジメ)なんて名前だったから、息子の僕に零なんて名前を付けたんだ。
この分だと孫が生まれたらマイナスとかかしらん?いやいや、もう一度『一』で二進法にするに違いない… 世界の根元は数で表せると言うからな

僕はそんな下らない事を考えて、時間をつぶしていた。
「なんだこれ?」
で、今『それ』をいじり回しているのが 湧(ユウ)
僕の同居人、正確には親父の再婚相手の連れ子で僕と同い年。 
男の僕が言うのもなんだけど仲々の美形だ。性格も良い。良いはずだ、多分…

「親父の土産だよ。よく懲りもせず買ってくるよな…こんなガラクタばっかり」
「そう言うなって、一郎さんもよかれと思って買ってきてるんだから」
「悪気がないのが余計に悪い。こんなガラクタで部屋を埋め尽くされる僕の身にもなって見ろ」
「………ま、そうだな」
「このガラクタ、叩き壊して燃えないゴミに出してしまおう!そうしよう!」
「賛成」
こうして僕たちは『それ』をぶっ壊した。

それでなんの問題もなかった…無いはずだった。


気持ちの良い目覚めだった。
僕の眠りは優に言わせると浅いらしく、いくら寝ても寝過ぎると言うことがないのに、昨日(今日?)と来たら夢も見ないくらいに深く眠った。
これもあの鬱陶しい土産から解放されたおかげだろう。
さわやかな気分を持ったまま朝飯の支度が出来るのは仕合わせだ。
僕の親父と真希さん(悠のお母さんだ)は出張で家に居ない事がほとんどだから、僕たちが必然的に家事をしなけりゃならない。 
家政婦を雇うなんて事が出来るほど、金に余裕があるわけでもなく、弁当を分けてくれる幼なじみ(縁のない言葉だ)が居るわけでもない僕らは、分担して弁当と朝飯を作ることにしていた。
今日の当番は僕だったから、朝飯にはジャガイモとタマネギの味噌汁とご飯を。
弁当はネギ味噌の焼きおにぎり・タクアン・ほうれん草のお浸しに卯の花。気分が良いからウサギさんのリンゴもおまけに付けた。
自慢じゃないが、料理の技量はそこらの主婦には負けない自信がある。
問題は食わせる相手が、むさい男しか居ないことだ。 

「さて…飯も出来たことだし湧を起こしに行こうか」
僕は二階に上がると悠の部屋にノックしてから入った。
何でノックなんかするかって?
以前、湧の部屋に入ったとき彼は自家発電つまりオ○ニー中でお互いかなり気まずい雰囲気になったからで…
ま、思春期全開の男が二人もいればこの位の気遣いは当然だろう。

部屋に入って湧の寝顔を見る。
太平楽を絵に描いたような寝顔だ。ここまで呑気に寝ていられるというのも一つの才能だろう。
つらつらとそんなことを考えながら湧を起こす。
ゆさゆさ…ゆさゆさ…
なかなか起きない。いつもならこうやって揺すっただけで起きるのに…
仕方がない、最後の手段に訴えるとしよう。
「起きろ!湧!!」
叫びながら湧のベッドめがけてフライングボディプレスを敢行する。
湧の蛙の潰れたような声を予想していた僕は全くの予想外の展開に唖然とした。

708思いつき:2006/02/13(月) 01:18:40 ID:Mcfk+f1I

結論から言おう。僕は湧に抱き留められていた。
「ん〜零、もう少し寝かせて…」
正直男に抱かれて喜ぶ趣味はない。
さっさと離れようとして抗ったが湧の腕はびくともしない。湧ってこんなに力強かったか?大きかったか?
混乱している僕を尻目に湧のヤツは慣れた手つきで僕の胸を揉んできた。
ピリピリと電気が走る見たいな感じがして、知らず知らずのうちに声が出てしまう。
「んッ!んl〜ッ!」
甲高い女みたいな声だ。

女? 
今ここにいるのは湧と僕の二人だけ…そして湧は男で、こんな声じゃないもっと低くて落ち着いた声だ。
ッて事はこの声を出しているのは僕ってこと?

僕は自分の胸を触ってみた。脹らんでる…
股間を触ってみた。何もなかった。正確には割れ目があって…

やめとこう。今はこの状況から逃れるのが先決だ。
「さっさと離せ、この変態が!」
湧の手を思いっきり摘んで何とか腕の外に逃れる。
湧は涼しい顔で
「朝のスキンシップだろ。いつもやってる事じゃん」
と、とんでもないことをほざいた。
冗談じゃない!男に触られて感じる趣味は持ってないし理解したくもない。
僕は健全な男でオナニーは三日に一回、秘蔵のオカズはベッドの下にあって…最近のお気に入りは…っ
と そうじゃない。
いつも思考のドツボにはまるのが僕だが、気を取り直して湧のヤツに言った。

「湧…よく聞いてくれよ。とんでも無いことになったんだ。僕の体が女になった」
「何言ってるんだ?元々お前女だろうに…悪いもんでも食ったのか?」

僕は目の前が真っ暗になった。

709名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:25:48 ID:0D6spV02
つC
710名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 02:09:25 ID:0Vfwq7xj
(・∀・)ワクテカ
711名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 09:31:13 ID:PAbPjOtA
3日に1回なんて健康な男じゃないやい!
1日2回だろ!うわあああああああああん

とストーリーには関係ないところに突っ込んでみる
712名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 10:20:47 ID:eFaK0Wc7
ふたりあわせてユウレイだ
ごめん、逝ってきます
713名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 16:50:08 ID:qj0KoeQY
一日最高15回
普段一日一回(勤続15年) これだけ出したら、朝おんしてほしいなぁ
714名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 17:02:22 ID:/NUZLqMm
保管庫みたけど完結していない作品が多い↓↓↓最後どうなるかがメチャクチャきになります〇ΓΖ
715名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 18:11:39 ID:11tMQ9Ro
16歳で3日に1回は少ないな
716708&709:2006/02/13(月) 19:04:54 ID:mcJ1a6Nc
一日3回に脳内変換しといて下さい。

思いつきで書いてるんで、エピーソードがあんまり思いつかんのです。
最低限押さえとけってポイントってなんですかね?
717名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 21:26:31 ID:7T7N0hA6
さすがVIP
>>702 のスレがもう落ちてた orz
718名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 21:54:14 ID:0Vfwq7xj
>>717
んなこたぁない
719名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 22:14:27 ID:2CC/QOjw
なんだろうなぁ・・・、慣れない小説を書き始めたはいいが、なんなんだこの全体に漂う違和感は。頭痛ぇ。
720名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 23:59:51 ID:77m5y6vs
急速に寂れてきたな
721名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 00:09:47 ID:dPAG3D8L
構想を練るのは楽しいが、いざ書くとなると本当に難しいからなぁ
辛いとは思うが頑張ってくれ
722名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 12:28:23 ID:jHJRvehg
正直主人公が「僕」って言うのはなあ……。
ボクっ娘属性がないからってわけじゃなくて……なんかアレだ。わざとらしいっつーか。
今時自分のこと僕って言うヤツいないしな。
あといきなりの自己紹介はいただけない。
一人称の話だと違和感漂っちまうから、むしろそういった説明的な部分は主人公には言わせない方がいいと思うぞ。
名前なんかぽーんと登場人物に呼ばせちまえば、それで読む側は自動的に納得できる、と思う。

ともかく不自然さがないってのが俺には大事。設定自体はブッ飛んでても割り切れるが。
723名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 12:48:13 ID:w0TEkQvJ
夜はいい、えらく筆が進む。神になった気分にもなれる。

しかし次の日、書いたものを読み返してみれば、そのどうしようもない出来に愕然とする。
724名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 20:47:17 ID:NguBScWE
>>722
お前は俺か
725名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:22:23 ID:uBgH2Q5z
わたし、わたくし、俺、僕、ぐらいは使い分けないか?
726名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:54:19 ID:Lu1w0qj6
自分、不器用ですから


人物説明は難しいなぁ。最初に主人公の特徴を描く時は特に考え込む。
727名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 23:20:24 ID:KUN4nxDb
一人称が俺のTS娘が何かのきっかけで
一人称が私に変わる瞬間が萌える
728名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:06:22 ID:T6E0XcoE
>>727
今書いてるのは主人公の一人称、最後まで俺なんだが・・・

俺→私ってのは、やっぱり必要なプロセスなんだろうか・・・
729名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:11:15 ID:x+m9Ipm6
体につられて心も変わってしまうのか、そうでないのかに対する作者の主張が表れるところかと。
SM的要素がある作品だと、言葉遣い、一人称、新たな名前もプレイの一環として必須ですま。
730名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:22:51 ID:B0b3pofk
好きなように書けばいい
731名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 00:59:27 ID:rI7gOrH8
>>722
ここにいるぞと主張しとく。
そう少数派でもないような気もするんだけど。
732名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 02:13:32 ID:eA/mA0eY
俺は一人称に僕を使うのが居ないとまでは思ってないが。
だがこういう話の主人公に使わせると、なぜか普段の口調まで妙にしちまう作者が多い。
たまにいるナヨっちぃボクちゃんを除けば、他の「ボク男」は普通の男らと変わらない口調。特に語尾とか。
口語調で書くならそのあたり気を付けないと、普通の男が主人公って場合に初っ端から不自然に見えかねん。
仕草を取り入れるといい感じに普段の雰囲気が出ると思うが。頭をガリガリ掻いたりとか。

語尾を伸ばしたりだの仕草だのは、会話の「間」のためにやったりして、これは男女でだいぶ違う。
そういったところをきちんと匂わせれば、最初から妙にカマ臭い男主人公という印象が無くなると思う。
733Warlord:2006/02/15(水) 02:22:30 ID:NkEAxFRp
少し支援します。
734アルタン王子の敗北 第3章(11):2006/02/15(水) 02:25:22 ID:NkEAxFRp

 男の器官が手のひらに触れているのが感じられ、それをゆっくり愛撫した。
その一物はムクムクと大きくなってアルタンのおしりに押し付けられた。自ら
が行っている行為のすさまじいエロチシズムがアルタンを息もできない状態に
した。男の手が感じやすい女の肉体を撫でまわすとアルタンは頭がクラクラし
てめまいがするようだった。男の器官の頭部がレースで縁取られたシルクのバ
スクにゆっくりと擦り付けられるのが感じられた。アルタンはあまりにもかよ
わくて、男のなすがままだった。

 将軍はアルタンに向きを変えさせ、ひざまづかせた。黒いシルクのランジェ
リー姿で将軍の足元にひざまづいているという屈辱にアルタンの顔は真っ赤に
なった。強い男が強引に何をやらせようとしているのかを知り、どうしようも
ない女性的な興奮に喘いだ。膝をまげると脚を包んでいるストッキングの感触
とそれを吊るガーターベルトから伸びた紐がピンと引っ張られる感触が感じら
れた。胸はシルクのカップの中で揺れていた。肉体は再び性欲に支配された。
将軍を内部に受け入れる準備をしているのがわかった。将軍はアルタンの手を
自分の巨大な器官にゆっくり導いた。アルタンはその周りに指を這わせやさし
く撫でた。器官が指の内側で脈打っているのを感じ、それをゆっくり愛撫し、
そして口に含んだ。

 将軍の足元に女物のランジェリーを着てひざまづかされているのは恥ずかし
いことだったが、アルタンは口にした約束を守らなければならなかった。教え
られたとおり舌を先端に移動させ、ゆっくりと肉棒に沿って口を前後させた。
目を閉じて、男を味わっていた。器官は彼の口の中で脈動していた。口紅の塗
られた濡れた口唇でそれが激しく動くのを感じた。将軍の手はアルタン髪の中
に分け入って頭を掴み、思うがままにアルタンの頭を動かした。

735アルタン王子の敗北 第3章(12):2006/02/15(水) 02:27:36 ID:NkEAxFRp

 突然、将軍はサテンのベッドに引き上げて寝かせた。アルタンが仰向けに寝
ているところに、男が上に覆いかぶさり、身体中にキスをして、愛撫した。男
の手がバスク越しに甘美な胸をゆっくり揉んだ。将軍は上に移動して、胸にキ
スを始めた。男の舌が乳首とその周りを動きまわり、しゃぶり、軽く噛んだ。
将軍に胸にキスされるのはとてもエロチックで、女性的な感覚だった。

 男の手が太腿に伸び、パンティを引き下げた。アルタンの身体を開放し、無
防備な状態にした。手は無造作にアルタンの脚の内側を伝って上に戻り、ストッ
キングのやわらかいレースのトップの部分を擦った。そしてそれを吊っている
ガーターのひもにそって上に移動した。アルタンの脚をゆっくりと開かせ、更
に上に移動し、やさしく愛撫した。アルタンは男のタッチの快感に自身を抑え
ることができず喘ぎ声をあげた。男はアルタンの身体にキスをしながら下に移
動し、女性自身に鼻を押し付ける体勢になった。男の舌が秘唇に分け入って内
側で動き回るのを感じることができた。男が舌で愛撫すると、アルタンは背中
をアーチのようにのけぞり、敏感なスポットに触れられると叫び声をあげた。
アルタンにはどうすることもできなかった。男が身体の中で動き、舐め、愛撫
するのに抵抗できなかった。男の手がガーターから伸びるひもに沿って太腿を
撫でるのを感じた。そして脚が更に押し拡げられた。男の舌が身体の内側を叩
くとアルタンは絶望で呻き声をあげた; 将軍にめかけとして奉仕することを強
制されることは恥ずべきことだが、このような快感を与えられることにどうやっ
たら抵抗することができると言うのか?
この恐ろしい女性的な快感を体験すれば体験するだけ、抵抗の意思は弱くなり、
セクシーなランジェリーや女であることへの誘惑に降伏してしまいたいという
気持ちが強くなることがわかった。

736アルタン王子の敗北 第3章(13):2006/02/15(水) 02:29:28 ID:NkEAxFRp

 「お願いやめて」 アルタンは叫んだ。説得力のない口調でやめるよう将軍
に嘆願した。男が内側で動きまわる感覚が強すぎたので、抵抗することができ
なかった。

 将軍は微笑んだ、そして女性の身体をキスをしながら上に移動し、胸の周り
にしばらく時間をかけた後、口唇に情熱的なキスをした。アルタンは気がつく
と、男の舌を口の中に受け入れていた。二人はディープキスをしていた。男は
手をシルクを着た身体の上を愛撫しながら移動させた。アルタンの禁じられた
欲望に火をつけるように。男はアルタンの脚の間をゆっくり動いた。脚を押し
開かせて、たくましい肉体がガーターベルトにこすり付けられた。無抵抗に横
たわっている羞恥、少女が怖がっているように振舞わされること、それらのこ
とはアルタンにとって魅惑的でエロチックなことでもあった。アルタンが男に
キスをし、興奮し、より刺激をうけられるように積極的に協力しなければなら
ないという事実は状況を更に悪くしていた。アルタンはさらに脚を開き、一方
の脚をその男に擦りつけるように上方に動かした。ガーターベルトのひもの部
分とストッキングのトップのレースの部分がゆっくりその男に当たって動いて
いるのを感じることができた。アルタンは脚を包む薄く透き通ったストッキン
グのエロチックな感触に痺れるような快感を感じた。それはとても女性的な感
覚で、身につけている官能的なランジェリーを改めて思い起こさせた。

737アルタン王子の敗北 第3章(14):2006/02/15(水) 02:31:15 ID:NkEAxFRp

 アルタンは巨大な男性自身が触れるのを感じ、屈辱にもかかわらず、途方も
ないエクスタシーを感じた。その頭部は女性自身にやさしく擦り付けられアル
タンの欲望の波を引き起こした。アルタンは呻き声をあげ身もだえた。その雄
に奪って欲しいと切望した。将軍はゆっくりと内側に入ってきた。そして最後
の一刺しでこじ開けた。アルタンは男と結合し、深く内部に突き刺され、ピス
トン運動が始まると、喘ぎ声をあげた。アルタンは男がシルクのバスクに越し
に身体に触れて動いているのを感じた。将軍の脚の間に分け入っているおしり
を滑らかな脚の間に感じた。器官の頭部がアルタン肉丘に当たり、どうしよう
もなくすごい女の悦びがアルタンに叫び声をあげさせた。アルタンは女性自身
の内側深くまで男性自身に満たされるのを感じた。それは女をあえがせる女性
にしかない感覚だった。アルタンにはこんなことはあり得ないことだと思われ
た。しかし、実際はこのとおりで、フリルのついたレースのバスクを着て、官
能的なストッキングを身に着け、仰向けに寝て脚を広く拡げて開き、男に身体
の中深くを突かれていた。アルタンはハーレムの性奴の役割を演じて、究極の
敵に喜びを与えようとしていた。確かに、これは彼のような勇者にとって究極
の敗北だったアルタンの行為の恥辱は新しい女の性欲と比較すると無に等しかっ
た。

 アルタンは感情の矛盾に捕らわれていた。一方では、器官が身体の奥深くを
動いているとそのまま続けてと男に懇願したい気持ちがあった。女性自身が男
に完全に侵入されているときの女の快感は壮大だった。しかしそのまた一方で
は、女として装い、無力な身体を強姦させることを許してしまっていることに
屈辱を感じていた。

738Warlord:2006/02/15(水) 02:35:04 ID:NkEAxFRp
ここまでです。

8章ある中の第3章の途中ですが、量としては第1章が長かったので、
今がちょうど中間地点くらいだと思います。
なんとか最後まで逝きたいですね。
739名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 06:52:10 ID:lwQtiUuV
GJです
エロエロですな、自分も作品持ってきたけどエロが全然ないから
このエロさの後にだすのは気後れしてしまうが一応出します
初作品なんでまだまだっすがそこらへんはご容赦を
740三姉妹:2006/02/15(水) 06:52:54 ID:lwQtiUuV
俺は目の前にあるドアを半ば蹴破るようにしてその目的の部屋に入った
中には予想道理よく見知った顔の人物が机に向かって座っている姿があった

実年齢よりいくつか年上の美女に間違われる端整な顔立ち
すらっとした長い手足、知的さを醸し出す目つきとメガネ
そいつは別段驚いた様子も見せず部屋に飛び込んできた俺を見ると
「やはりきたか晶、もうちょっと早く来ると思ったんだが遅かったな」
そういいながらこちらに体を向けるがなにかがおかしい、何がおかしいんだ
「休みだとはいえあまり寝てばかりいちゃいかんぞ」
イスから立ちこちらに歩きながらそういってくる
艶やかな髪がなびき、たわわに実った胸が魅惑的に揺れて…揺れて…胸?

「なぁーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
思わず叫んでしまった、そこで先ほどの抱いた疑問がやっと解けた
俺の目の前にいるこいつの胸に胸があった、って胸に胸があるのは当たり前か
つまり言い方を変えるとバスト、おっぱい、ボイン
あまりに違和感もなく自然とあったので最初は気づかなかった
「な、な、なんで響おまえ胸が…」
そういいながらも俺はなぜ兄である響に胸があるのか予想はついていた
こいつにも俺と同じことが起こったのだろうという予想が
741三姉妹:2006/02/15(水) 06:54:04 ID:lwQtiUuV
俺の名前は綾川晶、極一般的な高校生、成績は中の上
運動神経や身体能力はかなりのもんだがスポーツは苦手、てか嫌い
家族構成は父母に兄と妹と俺の5人家族、父は単身赴任
母は本日その父の元にいき留守、ここまではこれまた極普通の家族だ
問題なのは俺の兄でもあるこの響という奴だ
こいつはいわゆる天才で高校生の時にはすでにあらゆる発明をし
特許をとりその特許料などで巨万の富をそして名声を手に入れてきた
現在は大学に通いながその資金を使いさらに研究や発明を繰り返している
普通ならプレッシャーとなる存在、しかし俺にとって響は単なる変人だ
小さいころから変な薬を飲まされ続けその度に飲まし返してきた

昨日もまた怪しげな薬を飲まされお返しとばかりに飲まし返した
今日のこの日までそれは今まで幾度となく繰り返してきた日常だった

朝目が覚めると体がだるく頭もボーっとしていた
どうせ今日は休みだ、そう思いそのままベットの中で少し惰眠を貪る
いい加減おきないと妹の舞が起こるな、そう思い布団をから這いずり出る
寝ているのか区別がつかないような状態で着替えるため服を脱ぐ
ズボンを脱ぐときなぜかパンツまで一緒に脱げた
風呂に入るんじゃないんだからパンツまで脱いでどうするんだと思い
パンツをはきなおそうと下を見た、毛がなかった…

よくみると毛は一応あったかなり薄く産毛のような毛だったが
742三姉妹:2006/02/15(水) 06:56:07 ID:lwQtiUuV
「ぎゃぁぁあぁああーーーーーーーくぁw背drftgyふじこlp;@:「」
変だがかわいらしい女の悲鳴が耳に届きそれが自分の声とわかると
さらにパニックになりズボンとパンツを足に絡ませそのまま倒れてしまう
「ふげらぁ、のぎゃ」
尻餅をつきながらそんな声をだしてしまう
「はぁはぁはぁ   そ、そんなバカな…」
いつの間にか上がっていた息を整つつゴクリと唾を飲み込みもう一度下を見る

ない、ないないないないないないない
確かに薄いが毛はあった、しかし毛より大事なナニがない
あわてて胸をみるそこには立派な果実が実っていた
なぜ今まで気づかなかったんだと言いたげに自己主張している様に揺れていた
思わず胸をつかんでしまうが
「っつ、あぁ、んふぅ」
痛みとなんともいえない感覚にビックリしてすぐに手を離してしまう
しかしこれが本物であると理解するには十分だった
思わず甘い声をだしてしまい一人で照れてたがすぐに響の顔が頭に浮かぶ
この異常な事態はあいつのせい以外に考えられないそう思い急いで着替える
743三姉妹:2006/02/15(水) 06:57:05 ID:lwQtiUuV
まずパンツをはき直す、ウエストがスカスカこのせいで一緒に脱げたのか
また脱げないか心配だが変に力を加えなければズリ落ちはしないようだ
普段愛用しているTシャツをとりだし胸を見ないようにと意識しながらシャツを脱ぎ
さっさと着ようと愛用のシャツを一気に着る、だがこれがマズかった
「ひっ、くぅぅ」
またもや甘い声を出してしまう、パジャマに使っているシャツとは違い
今着たシャツは生地が粗かった、男では意識することがないような些細な違いだが
体の余りな過敏さにビクつきながらもなんとかシャツを着る

最後にズボンをとりだし穿こうとするが尻が少し痛かった
先ほど尻餅ついたからだと思いおそるおそるパンツごしに摩ってみる
「ん、こっちもデカくなってるなぁ、それになんか… やわらけぇ」
尻を摩っていると思いのほか気持ちよくしばらく摩ってしまう
摩られる気持ちよさだけではなく柔らかな尻を摩る気持ちよさも出てくる
「ん、ん、ふぅ、んんぅ」
パンツ越しでは満足できなくなり無意識のうちに手が移動する
手がパンツの中に入ろうとするとスルっとパンツが落ちてしまう
「な、なにをやっているんだ俺は!」
思わず我に返り慌ててパンツを穿きなおしすぐにズボンも穿く
「くっそぉ、何で尻さわって喜んでなきゃならないんだ」
顔を赤くし変な文句をいいつつ兄の響の部屋へと向かっていった
744三姉妹:2006/02/15(水) 07:00:45 ID:lwQtiUuV
「どう考えてもこれは響、昨日お前の飲ませた薬のせいだよな」
俺は響のベットに座ると不機嫌さを隠すつもりもなくそう言った
「おそらくその通りなんだが思ったより事態は深刻でな」
俺のトゲトゲしい言い方を意に介さずにそう答える
しかし俺はそんなことより深刻と言う言葉に反応した
「深刻?どういうことだ?」
俺を見ながらイスに座っていた響は腕を組み悩んでいるそぶりをしつつ言った
「私もビックリしてお前が来るまでに自分の血を調べててな
たしかにきっかけは昨日飲ませた薬なんだろうがこうなったのは
昨日の薬のせいだけではなくこれまで飲んできた薬のせいでもあるみちあ」

そう言うと棚からノートを出しパラパラめくりだす
「これにいままで薬を飲んだ後の体の変化を記してきたんだが
今まで飲んだ薬も表面上はなんの効果もなかったがその実体内に変化をもたらし
私たちの体を変えていった、この体の変化はその複合効果だといえる
つまり何がいいたいかというとその分元に戻すのに手間がかかるというこ、ぐぼら」
「やっぱりお前がいままでロクでもないことしてきたせいだろうがぁ!」
俺は半分キレながらどなりちらしつつ踵落としを響のど頭にぶちこむ
「痛いぞ晶、人類の宝である私の頭になんてことをするの」
頭をさすりつつ抗議の声を上げる、実際その知識と知恵は
人類の宝ともいえるかもしれないが俺のとっては災いだ
「だまれマッドサイエンティスト、てかなんでさっきから微妙に女言葉なんだ?」
キョトンとした顔をするとすぐに愚問だなと言いたげな表情をし
「女になってしまったんだから言葉使いも女の子らしくせんとな、人間柔軟性が大切よ」
最後になんとも魅力的な魅了的なウインクをしそう言った
普通の男ならそれだけで恋に落ちそうなほどの威力だが俺は
「ギブギブ、すまん冗談、冗談だーーー」
響をベットに放り投げそのまま見事なロメロスペシャルを決めていた
745三姉妹:2006/02/15(水) 07:01:44 ID:lwQtiUuV
「兄さん達いったい何騒いでいるの、馬鹿やってないで早く朝ごはん食べて」
そういいながら部屋に入ってきたのは俺たちの妹の舞だった
「おお我が妹よ助けてくれ、今我が生涯で最大の苦難が、ぐえぇぇ」
そういいながら舞に必死に助けをもとめる、響にとっては女になったことより
今俺にロメロスペシャルを食らっていることの方がよほど深刻な事態らしい
しかし舞はそんな響を見ずに俺のほうを見る、なぜか…この時背筋がゾクリとした

「そちらの女性はどなた?響兄さんのお友達?それとも彼女?」
どうやら俺が兄であることがわからないらしい
それは無理がないと思った、鏡を見ていないから自分の女になった顔は知らんが
男と女では顔のつくりが違う、体の骨格も変わっているみたいだし
おそらく顔も面影は多少あるだろうが大分変わってしまっているだろう
まぁこいつは例外なんだろうがなと技をかけてられて悶えている響をみた
こいつは元から信じられないぐらいの女顔、体も胸がない以外丸っきり女体型
女になって変わったと言えば声が少し高くなったのと胸ができたぐらい
元々声も高めで胸なんかはないのが不自然なぐらいだったから違和感がまるでない
746三姉妹:2006/02/15(水) 07:02:45 ID:lwQtiUuV
俺はロメロを解き響に事情を説明させた
「私はそんな与太話を聞くほど暇じゃないんだけど」
説明を終えた後の舞の第一声はこうだった、まぁ無理もないな
「愛さんには他の女性連れ込んだこと黙っててあげるから白状しなさい」
愛さんとは響の彼女だこいつ見た目は女だが別にそれ以外は普通に男だ
女装も文化祭の出し物の時しかしたことないし彼女もいる、俺にはいないのに
「さっきも言ったがこいつは私の友達でも彼女でも花嫁でも愛人でもない」
響は見損なうなと言わんばかりの口調で俺を指差しながらそう断言する
「私の弟でお前の兄である晶だと何度言えばわかる?」
そういわれると舞は俺のほうをジロリと見た
さっきも感じたがなぜか背筋がゾクリとする視線だ、まぁ疑うのはわかるが
「そういうなら証拠をみせてみなさいよ」
舞は響の胸をみながら言う、その視線に気づくと
「よかろう」
響は不適な笑みを浮かべ上着を脱いだ
「な、お、おい!!」
他でもない俺がそのことに一番ビックリした
747三姉妹:2006/02/15(水) 07:03:36 ID:lwQtiUuV
響が上着を脱ぐとその胸にはとても大きな果実が実っていた
俺や舞の胸もなかなか大きい、舞が88らしいから俺も大体80後半ぐらいか
しかし響のは俺たちより明らかに大きい90後半ぐらいか
大きいと言っても形は整っており乳輪や乳首は小さくとても上品だった
それでいて熟れた果実を思わせるいやらしさが確かにあった
俺がポカーンとしていると舞は響に近づき何の躊躇もなく胸をもんだ
「ん、ふぁん、ああ」
響が色っぽい声をあげる、俺はその声に思わず生唾をのんでしまう
舞は全くそれを意に介さずさらに揉む、外側から内側へと力の強弱をつけながら
「はうぅ、ふあぁぁあああん、やぁぁぁ…」
響は目をつぶり顔を上気させながらいやらしい声を上げる
最初は立っていた響だがベットに座り込んでしまう
やばいなんかやばい、アソコがやばい感じだアソコとその奥が熱い
女になって初めての感じだが知識と勘でなんとなくわかる
「ふぅぅぅ、んんふぅぃ、くぅぅうう…」
この響の声を聞きながら今俺のアソコが…濡れている
思わずアソコを触り弄びたいという衝動にかられてしまい
手がアソコに伸びそうになる、だめだ!耐えるように手を胸元に寄せる
ふと見ると服の上からわかるほど乳首が立っている
見るんじゃなかった、そう思いつつも今度はつい響の乳首をみてしまう
当然だが立っていた、豆粒のようだった乳首が小指の先のようになっていた
響は右の人差し指を口にくわえとても耐え難いものを耐えている様だった
今度は舞をみる左手は相変わらずタップリとした乳房をもんでいたが
右手はいつのまにか痛々しいほどに立っていたその乳首へと向かっていってた
「んあぅっ、ふあぁぁ、さ、先っちょはやぁぁっ、んんぁぁ…」
乳首を親指と中指の腹で挟みこすりつつさらに先端を人差し指の腹でこする
「ひぃっ、くふぁぁぁああ、らめぇ先は…ふあぁぁぁ」
とても悩ましげな声だった本当にこれは響の声なのか?
聞いているだけで俺もドンドンいやらしい気分になる
そもそもなんでこんなことになったんだ?
そう考えているとふいに舞は手を響の胸から離した
「ふぅん、本物の胸ね、どうやら本当のことみたいね」
何事もなかったような冷静な態度と声でいう、響もだが舞もよくわからん
「なんだもう終わりか?まぁこれで信じてくれただろ」
しっかりとした口調で響は言っているが目はまだトロンとし顔は赤い
終わった、そう思うと安堵と一緒になぜか切なさがこみ上げてくる・・・
748三姉妹:2006/02/15(水) 07:10:25 ID:lwQtiUuV
これで終わりです
前半無駄に説明がながくなりエロが全然ないっす
次回は晶がイジめられる予定で次からが本番みたいなもん
課題としてできるだけ無駄な所をはぶきつつまとめていきたいっす
感想や批評とか書いてくれると参考になりうれしいですでは
749三姉妹:2006/02/15(水) 07:21:51 ID:lwQtiUuV
メモ帳整理していると誤字も多いことに気づきました
次回からはなんどか読み直しします何度もすみません
750名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 18:19:31 ID:DmXusZFg
>「ぎゃぁぁあぁああーーーーーーーくぁw背drftgyふじこlp;@:「」

個人的には2ch的表現はやめてほしい
751名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:07:09 ID:NMopuDJ3
なら読まなければいい
752名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 19:35:34 ID:nrUxacPW
今までの作品にもいくつかそーいった表現あったような……
753名無しさん@ピンキー
2chなんだから2ch表現があっても気にならない