1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
お疲レイちゃんのばか
すみません、間違えました。
>>1 乙です♪
令ちゃんのばかww元ネタがわかるからワロタ
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 16:33:19 ID:uufeBpNd
/ . : : : : : : : : ヽ `ヽ
/( . . . : : : : : : : : : : : : :ヘ: . j.ハ
,. -――ァ ー, : : : : : : :/: :./∨ / : . i
/ く ̄/. : :ー'.:7 /: :/{/从 V ∨: : : . |
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. / ,こノ/: : : .:.:/`X ,∠.,_ヽi: : : : : . |
/ . イ /{: : : :/'ィ'れハ ´ んハW: : : : i|
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. l:||:::::,′ >----ヽ{\::::.{ /.:::从/.::::::. イ´ |::i
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 ̄ ` ー一''" ! 〔 ̄厂 ̄ ̄`ヽ. / |::|
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>>1乙〜w
声優さんってすごいよね
ヤッターヤッターヤッターマーーン(・∀・)
さっき、インターミドルで打ったワルマチ姉貴凄かったです!腕捲りしたおさげ姉貴が悪待ち連発で
和了ってました。私も当たり牌掴まされて無様に
放銃しました。右眼見られたときは一瞬引いたけど、姉貴の「あなたの
右眼、綺麗ね」の一言で覚悟決め、生まれて初めて開眼しました。
その後、両眼とも見られてルビーとサファイアの話、思いっきり聞かされ派手にワルマチ
姉貴の知識を叩き込まれました。スッゲー物知りで勉強になったです。風越に進学するなら
教えて下さい!帰ってから牌譜見て、また感じまくってます!
新スレ乙
○
>>1 乙 もう用はない
く|)へ
〉 ヽ○ノ
東 ̄7 ヘ/
尋 / ノ
坊 |
/
| 日本海
/
>>1 乙
いい日に立ててくれてありがとう
部キャプも色々解禁すればいいのに
アニメの個人戦がまんま原作設定になったっぽいから期待していいんだよね‥?
本日は11/22。「いい夫婦」の日です。
別名、部キャプの日ですね。
>>1 乙です。
皆さん3スレ目おめでとう御座います。
お祝いの気持ちを込めて同棲SSを携え出張して来ました。
今回は3スレ目突入記念ということで少し温度が高めかつ、濃ゆいです。
けど、あまりイチャイチャはしていません……。
代わりに前スレで登場したタクシー運転手の小林立さんが再び登場します。
ちょっと長いので、苦手な人は優しくスルーして頂けると幸いです。
美穂子と一緒に暮らし始めてから二ヶ月。
最初の内こそ距離を測るように探り探りという状態が続いたけれど、
時を重ねるにつれて無駄な力が抜けて、二人でいる時間も肌に馴染んできた。
今では、洗面台の上に置かれた一つのコップの中に
私と美穂子の歯ブラシが仲良く並んでいる。それに
シャンプーもリンスもボディソープも、それにメイク落としや乳液だって
二人で同じものをシェアしている。
まあ、あまりそういうことに頓着しない美穂子に
「最近こういうのが流行っているのよ」
なんて言いながら、実際にグロスを塗ってあげたり、
牌を打つ時綺麗に見えるようにと爪を整えてあげたり、etc。
手取り足取り教えながらようやく辿り着いたという感じは拭えない。
でも、そういう努力(?)の甲斐もあって、私達の関係はもうはっきりと
友達ではないと言える位、近しいものになった。
大学の麻雀部で、男子生徒から密かにカノジョにしたい部員bPに選ばれた
美穂子の笑顔や手作り弁当を一人占めに出来るのは、私が彼女の恋人だから。
それは紛れもない事実なんだけれど………。
私達はまだ、その“一線”を越えてはいない。
(美穂子はどう思っているのかしら………)
そんな考えが頭をよぎる度に、落ち着かない気分になる。
美穂子が好きだから、もっと彼女に触れたいし、
誰も知らないような表情を見てみたい。
でも、性格上それを自分から言うなんていうことは出来なくて、
ふとした瞬間もどかしい気持ちに包まれる。今だって、そう。
一緒に台所に立って夕食の後片づけをしている途中、洗い終わった食器を
タオルを持つ美穂子に渡した際に、手と手が触れ合っただけで、
その先を求める気持ちが頭をもたげてしまった。
(今までこんな風に誰かに惑溺したことがないのに)
(両親の離婚以来、どちらかというとクールに振舞うことが
身に付いていた筈の私が、どうしてあなたの前では
ただの恋する女の子になってしまうかしら、ねえ美穂子?)
皿洗いの手が止まった私を、心配そうに見詰めている美穂子に
何とか笑顔を返して、視線を元に戻す。
(好きよ、美穂子)
言葉に出来ない想いを心の中で呟いてから、私は再びスポンジ片手に洗い物と対峙した。
三年間に渡って想い続けていたからでしょうか。
久さんと一緒に暮らし始めてから、自分でも抑えきれないくらい
彼女と一緒にいたいという気持ちが強くなりました。
少しでもそばにいたくて、久さんの言葉に従って乳液を使うようになり、
爪の手入れにも前よりずっと気を遣うようになり、etc。
本当は色々と試して自分に合ったものを選んだ方が良いのでしょう。
でも、久さんと一緒がいい私は、シャンプーもリンスもボディソープも、
彼女と同じものをシェアするばかり。
(主体性が無いと思われたらどうしよう…)
心配しつつ、一緒に過ごす今の生活が幸せ過ぎて
心が彼女に傾いていくのを止められません。
それどころか、最近ではもっと久さんをそばに感じたい、
一緒に御飯を食べて、キスをして、抱きしめられて、
そして………///////……。
そんなことまで考えるようになってしまいました。
夕食の片づけを終えた私は、コタツに入ってみかんを食べながらくつろごうと、
美穂子に提案した。近くの八百屋で安売りされていたものではあったけれど、
皮を剥いた瞬間、柑橘類特有の爽やかな香りが広がり、
口に含むと値段のわりには甘くて美味しかった。
それなのに、美穂子の顔は先程と変わらず、晴れないまま。
「どうかしたの、美穂子?」
気になって尋ねてみても
「何でもありません」
表情と一致しない答えが返ってくる。
相変わらず嘘をつくのが下手な美穂子を見ながら、私は自分の不甲斐なさを思った。
(恋人を心配させるなんて、まだまだね)
(いつか美穂子が自分から求めてくれるまで、気長に待たないと)
そう決心したばかりだというのに………。
私は翌日、自分が夕食を作る当番だったことを忘れて、
買い物もせずに大学から直接帰宅してしまった。
用事があるため一緒に帰れないと言われたことが思いがけず残念で、
帰り道でずっと美穂子のことを考えていたから、そこまで頭が回らなかった。
家に帰ってからも上の空で、やがて美穂子が帰って来ても、
まだベランダに干してあった洗濯物すら取り込んでいないという状態。
「あ、ごめん」
と言いながら慌てて洗濯物を取り込んだのだけれど、
目に映った街は宵闇に包まれてすっかりと暗くなっていた。
時計を見ると八時を過ぎだというのに、何も食べるものがない。
心配そうな顔を浮かべた美穂子に対して申し訳なくなって、
「奢るから、たまには外に食べに行こうか?」
と、彼女の手を取って提案し、返事を待たずに玄関の扉を開けた。
私は久さんに手を引かれるまま、外へと出ました。
駅前の繁華街へと向いながら、ふと見ると
街灯のネオンに照らされた久さんの影が道路の上に長く伸びています。
(優しいから何も言わないで居てくれているだけで、
本当は私のことをどう思っているんですか?)
(久さん、私のことを嫌わないで下さい)
一緒に歩くその黒い影、もう一人の久さんに向って
心の中でそう呟く内に目頭が熱くなってきて、私は久さんの手を握り締めました。
それに応えて何も言わずに握り返してくれた優しさが嬉しくて、その瞬間
大好きな彼女を失いたくないという想いが不意に湧き上がって、
とうとう涙がこぼれてしまいました。
「どうしたの美穂子?」
それに対してなんと答えたらいいのかわからずに、
ぎゅっとその体にしがみ付いていたら、
「おや、どこかで見たことがあると思ったら、
いつぞやのお嬢ちゃんじゃねえかい」
と、声を掛けられました。顔を上げるとそこにおでんの屋台を引いた男の人が
立っていて、その咥え煙草をした姿はかつて御世話になった
タクシーの運転手さんに違いありませんでした。
「小林立さん?」
「おお、覚えてたのかい。相変わらず律儀だねぇ。
けど、若いんだからもっと楽しい想い出で頭の中を一杯にしちまいな。
こんな老いぼれのことなんか早く忘れてな」
立さんはそう言ってあの時と変わらない笑顔を浮かべながら
煙草の煙を夜の街に白く吹き流しました。
「弟のかみさんの旦那が病気になっちまってなぁ。
それで代わりにおでんの屋台を手伝ってるんだよ」
立さんはそう説明した後で、
「あいよ。なべ底大根にくじらの笛だ。冷めないうちに食べちまいな。
覚えていてくれた礼代わりに、俺の奢りだ」
と、私と久さんにそれぞれお皿を出してくれました。
「そんな、悪いです」
思わずそう口に出したのですが、笑いながら、
「そんな年から気を使って金を払うことなんて覚えなくていいんだ。
若いうちってのは時間はあっても、金がないだろ?
だから、大事な時のためにその財布の中身は取っときな。
さっ、早く食った食った」
と促されてしまいました。お礼を言いつつ、その言葉に従って箸を口に含むと、
おだしをたっぷり吸った熱々のおでんは、
冷えた空気の中でしみじみと体を温めてくれました。
「その子が、お嬢ちゃんがどうしてもあの日東京に
行かなきゃいけなかった理由なんだろう?」
臨時のおでん屋さん、本業はタクシードライバーだという小林立さんに尋ねられて、
隣に座る美穂子が頬を赤くしながら頷いた。どちらかといえば
人見知りをするタイプの彼女が心を開いているのを見て意外な気がしたけれど、
「ははは、別嬪さんじゃねぇか。可愛いお嬢ちゃんとはお似合いだ」
てらいもなくそう言われて、何となく納得がいった。
というのも、私達の関係を言い当てられて恥ずかしくはあったけれど、
不思議と嫌な気はしなかったからだ。私は立さんが醸し出す
けれん味の無い優しい雰囲気に心が解されていることを自覚した。
そしてすぐに他人行儀な応対をやめて、色々な話をした。
美穂子と出会った時のこと。彼女の綺麗な瞳に心を奪われて三年間も想い続けたこと。
再開出来た時にどれだけ嬉しかったか。そし告白する時にどれだけ緊張したか。
今こうして一緒に暮らせて、どんなに幸せに思っているか。
普段は恥ずかしくてクールな装いの下に隠している本心を、偽ることなく言葉にした。
裸電球に照らされた屋根の下。小さな丸椅子に腰掛けて屋台から立ち昇る
蒸気に体を温められながら、私は美穂子に想いを伝えられる幸せと、
誰かに彼女と自分の関係を認めて貰う充実感とを同時に感じた。
立さんはその後も餅入り巾着や煮卵、昆布等を次々に振舞ってくれ、
そのどれもが美味しかった。時折風が通りを渡って行ったけれど、
美穂子と寄り添っているため寒いとは少しも感じず、おでんの美味しさと
立さんの人柄、そして彼女の存在によって私はずっと笑顔を浮かべていた。
屋根に吊るされたラジオから流れてくるノイズだらけの野球中継まで
特別に思えるような、楽しい時間だった。
でも、美穂子に抱いている気持ちだけは胸の中にしまっていた。
どんなに二人の想い出を立さんに語っても、
(いつか美穂子が自分から求めてくれるまで、気長に待たないと)
彼女に対する気遣いと、何よりも拒まれたらどうしようという恐れが
消えなかったから。そして私は、美穂子が先程流した涙のわけも聞かなかった。
(本当に大切なことなら、自分から言ってくれる)
(私は彼女にとって大切な存在の筈だから)
そう信じたい気持ちがあった。
やがて、7回表の攻撃が終わって野球中継からCMに切り替わり、
「今週のレコメンド」というアナウンスと共に、曲が流れ始めた。
♪ 愛することに 疲れたみたい ♪
♪ 嫌いになった わけじゃない ♪
♪ 部屋の灯りは つけていくわ ♪
♪ 鍵はいつもの 下駄箱のなか ♪
「あ、松山千春」
「おぉ、詳しいね、そっちのお嬢ちゃんは年のわりに渋いなぁ」
立さんが私を見て笑い、やがて一言
「ごめんな。これ好きなんだよ」
と断ってから、曲に合わせて歌い出した。
♪ 男はいつも 待たせるだけで ♪
♪ 女はいつも 待ちくたびれて ♪
♪ それでもいいと 慰めていた ♪
♪ それでも恋は恋 ♪
歌い終わって野球中継が再開されたところで、立さんは煙草に火をつけ、
一度遠い目をしてから私と美穂子を交互に見詰めた。
「まあ、人と人との関係の難しさなんて、きっと男女でも女同士でも
変わらないんだろうなぁ。だから、お嬢ちゃん達もいくらお似合いだからって、
その上に胡坐をかいたら駄目だぜ。三年間ずっと思い続けていた相手だって、
終わる時は一瞬なんだからよ。待たせて、待ちくたびれて、
そんな風に心がすれ違ったりしないようにな」
年季の入った渋みを纏いながらも、きちんと手入れの行き届いた清潔感のある
屋台の縁に手を付いて煙草の灰を落とし、立さんが続けて言った。
「すまねえな。年をとると説教臭くなっちまって。まあ、迷惑ついでに
一つ聞いておくよ。お嬢ちゃんは、どうしてさっき泣いてたんだい?」
そう尋ねられても、私は何も答えられませんでした。
隣には久さんが居て、改めてそのことを意識した瞬間心臓が高鳴って、
(抱きしめて欲しい。そして、もっと、もっと………でも)
結局隠していた本心を明かすことが躊躇われたからです。
(嫌われたくない……)
ただその一心が私の心を覆っていました。
久さんが私を見詰めていることがわかるのに、目を合わせることが出来なくて、
もどかしく思いながら俯いていると、立さんがおもむろに屋台の下を探り、
一本の瓶を取り出してそれを卓の上に置きました。
「もし、言いたいことがあるのに言えないんだったら、こいつの力を借りるかい?
こいつは宮崎酒造がムラサキマサリってぇ糖度の高い特別なサツマイモで作った
金霧島って焼酎でな、びっくりする位いい味なんだ。芋焼酎なんてのはどれもこれも
匂いのキツイもんなんだが、こいつは特別。ストレートでもすいすいいける。
かるーあみるくやさわーよりも、よっぽどお嬢ちゃん達向けだぜ?」
「でも、まだ未成年ですから……」
そう言うと、立さんは先程と同じように笑いました。
「未成年だからどうだってんだい?悩みがないのかい?
大人は辛いことを紛らわせるために酒を飲むのさ。
けれど子供だって辛いことはある。年経ていない分
大人よりもやっかいかもしれねえ。ひょっとしたら子供の方が
酒が必要なんじゃないか。そんな風に思う時もある。
今のお嬢ちゃんみたいな子を助けるために酒があって、
そして大人がいるじゃねえのかな。
何かあったら俺が必ず責任を取る。だから、もしも
言いたくても言えないことがあるなら、こいつの力を借りな」
山から削り出してきた岩石が、年を経て丸くなったような
温かい笑みを浮かべて立さんにそう言われ、私は頷きました。
やがてグラスに少しだけ注がれた金霧島が目の前に置かれましたが、
それは名前の通りに裸電球の灯りにキラキラと反射しました。
(本当に言ってしまってもいいのでしょうか………)
光に吸い込まれそうになりながら、
けれど私は口をつけることが出来ず、ただただグラスと睨めっこをするばかり。
(久さんに嫌われたくない……)
胸が苦しい位締め付けられて、また涙が出そうになりました。
言いたくても言えないことが辛くて、どうすることも出来ずにいると
不意に温かいものに手が包まれました。
「すいません。私にもそのお酒を下さい」
美穂子の手を握りながらそう言うと、立さんはもう一つグラスを用意してくれた。
焼酎を湛えて金色に輝くそのグラスを受け取り、深く息を吐く。
(我ながら、とんでもない悪待ちね)
(でも、ここでこのお酒が来たことに意味があると考えましょう)
半ば捨て身でグラスを傾けたけれど、舌の上に乗ったそれは果実酒のような
甘みをもっており、口をつけるのに要した勇気に反して、すんなりと喉を通っていった。
「おいしい」
思わず口に出ていた私の言葉を聞いて、立さんは
「そうだろう」
と笑顔を浮かべ、その後で
「煙草が切れちまったよ。ちと買いに行ってくるかな。
けど、土地勘がないからいつ戻って来られるかわからねえんだ。
足りないようなら好きに注いで飲んでいいから、店番を頼むよ」
と言い残すや、私と美穂子を置いて夜の道を歩いて行ってしまった。
二人きりになった屋台に野球中継のラジオ放送が流れる中、
私は美穂子と繋いだ手に力を込めた。
「ごめんね、美穂子」
「え、どうしてですか?」
「私、最近変だったでしょ? 美穂子にも心配をかけたと思う」
「そ、そんな……」
「あ、あのね…」
情けないことに、声が震えてしまった。
今まで経験したことがない緊張に包まれながら、私はそれでも必死に言葉を紡いだ。
「私……美穂子が好き」
「……は、はい。私も久さんが好きです」
「それで、美穂子と一緒にいたくて、抱きしめたくて…その……」
そこまで言って息苦しくなり、呼吸すら忘れてしまっていたことに気付いた。
残っていたお酒を煽ってから息を整え、つっかえていた言葉を吐き出しきった。
「もっと美穂子のことを感じたいって、そう思ってる。
普通の恋人同士がすることをあなたとしたいって、そんな風に思っているの」
言い終わってから、勇気を振り絞って見詰めると、美穂子は両目を開き、
真っ赤な顔に涙を滲ませながら微笑んでくれた。
『会えたら話したいと思っていた。
話したいことが沢山あった。
ずっと話をききたいと思っていた。
あなたの声がもう一度聞きたかった』
『あなたの瞳、綺麗ね』
『知ってる? 赤いルビーと青いサファイアは同じ素材の宝石なのよ?』
『前に一度対戦したことがあったわよね? 三年前の大会で。
もう覚えてないかも知れないけれど』
『ねえ、この後予定ある?』
「どうして、久さんはいつも私が欲しいと思う言葉を言ってくれるんですか?」
目の前に置かれていたグラスに口を付けてから、私は精一杯言葉を紡ぎました。
「私も、久さんの近くにいたいと思っていました。だから今
凄く、う、嬉しいです………//////……」
真剣な眼差しで私を見詰めていた久さんが、
とても優しい笑顔を浮かべたのが見えて、そう思ったら次の瞬間にはもう
唇を奪われていました。でもそれがとても嬉しくて、私も次の瞬間
ぎゅっとその体に抱きついていました。
「へっくし!!」
大きなくしゃみが聞こえて振り向くと、立さんが歩いてくるのが見えました。
やがて鼻の頭を掻きながら屋台へと戻ってきたその顔には
申し訳なさそうな表情が浮かんでいました。
「煙草が見付からねえや。今日はもう店じまいだな。
途中だったら悪いんだが、お開きにしてくれねえかい?」
「はい。あの…」
私が言いかけたところで、それを制し
「悪ぃなお嬢ちゃん達、煙草が切れると駄目なんだ。話があったら今度にしてくれ。
それと、お代なんて言い出すんじゃねえぜ? わかったらさっさと帰んな」
と言って、後はもう何も言わずに片付けを始めた立さん。
けれど、私も久さんもはその言葉通りにさっさと帰るなんてことは出来なくて、
全てが終わるのを見守ってから、頭を下げました。
「まだいたのかい。風邪をひいたら大変だろ? 早く帰りな」
「「今日は本当にありがとうございました」」
「はは、気にしなさんな。命短し恋せよ乙女、違うかい?
それより『部キャプ3 久×美穂子』が長く続くといいな」
立さんはそう言い残すと、またあの時と同じように
振り返ることなく夜の街へと消えて行きました。
私と久さんはその後姿を見送ってから、今までとは違う気持ちで手を繋ぎ、
アパートへと帰るべく家路を踏み始めました。
見上げた夜空には月が出ていて、それを見上げているだけで
今久さんと一緒にいるこの時間がとても愛おしくなりました。
「久さん、そういえば11月22日は、『いい夫婦』の日なんですよ。
きっと二人でお祝いしましょうね」
以上です。長々とスレを消費してすいません。
二人が帰ってからどうなったかは皆さんの御想像にお任せします。
今回はイチャイチャとは程遠いものになってしまいましたが、
次回はちゃんと二人がイチャイチャするようにしますので御容赦下さい。
ではではこの辺りで、部キャプ3スレ目おめでとうございます!! ノシ
GJです!!!立さんかっけえ
リアルタイムで読ませてもらいました。が、後でもう一度じっくり読ませてもらいますwww
GJだじぇ!
立たんは粋なオッサンにも女子高生漫画家にも変身可能なのか
お祝いありがとノシ
GJすぎるだろJK
>>38 GJ!立さんイケメンすぎるw
続編希望してもいいんかな?
38です。
皆さんGJどうもありがとうございます。
21と22の間が抜けていたので、今改めて投下します。
(こんなこと、絶対に知られたくない。もし知られたら……)
(きっと久さんに嫌われてしまう…………)
胸の中で膨れ上がる願望が口をついて出てしまわないよう、
必死に自分を押さえ込みます。それでもふとした拍子に
久さんは気付いているんじゃ……という不安が生じるのは、
一緒に大学から帰ってきて軽く施したお化粧を落として貰う時、
お風呂上りに乳液を塗ってもらう時、久さんがいつも何か言いたそうな、
危うさを抱えた表情で私を見るからです。今だって、そう。
一緒に台所に立って夕食の後片づけをしている途中、タオルを持つ私に
久さんが洗い終わった食器を渡した際に手と手が触れ合ったのですが、
彼女は途端に浮かない表情になってしまいました。
(こんなことを考えている私に嫌気が差してしまったんじゃ……)
不安になって久さんのことを見詰めていたら、やがて彼女は
私の視線に気付いて笑顔を浮かべました。
けれど、その裏に憂いのようなものが透けて見えるのは、
きっと気のせいではなくて…………。
(久さん、嫌わないで下さい…)
心の中で呟きつつ、私はタオルを握り締めました。
こんな感じです。皆さんに楽しんで頂けたら嬉しいです。
今後も同棲SSが出来ましたら、前スレの時みたいに咲和スレから
遊びに来ようと思っているのでその時はどうぞ宜しく御願いします。
ただ、このまま続きを書くと流れ的に18禁になってしまうので、
ここには投下出来なくなってしまいます。
今回のSSを踏まえつつ、違うネタで書くことになるかと。
また小林立さんに登場して頂くかも知れません。
ではではこの辺りで、部キャプも胸キュン!! ノシ
18ネタもうpロダに上げればここの板でもおk
規制解除キターーーーーーーーー!!
ようやくスレに復帰できるぜい
>>1と職人様方々乙です
百合板の部キャプスレでも投下されれば嬉々として見に行くけどなぁ
意外に部キャプエロって投下少ないよね
何なんだ!?このSSラッシュはGJと言わざるを得ないじゃないか
職人さん達お疲れ様です
あっ
>>1乙です
>>49 そこってまだ生きてんの?
>>50 生きてるぞ。少ないが、良作のSSも投下されてる。
百合板ってちょっとやそっとじゃ落ちないしね
連載神が新作投下してくれてたのをさっきやっと気付いたorz
2が落ちたのかと思ってたら3が立ってたのか
部キャプは滅びぬ。何度でも甦るさ!
ゴメンなんかよくみたら落ちてなかったさ
規制が解除来てたらクリスマス頃に一作投下する
てst
部キャプの壁紙ほしい・・・
普通の絵は沢山あるんだけど壁紙サイズのはないんだよなぁ
>>58 ひたすら部キャプ取り扱ってるサイト巡りすると幸せになれる
あとは咲-Saki-の画像検索でサイズ指定するとか
例えばどんな感じのが欲しいの?
「何をやってるんですか久さん?」
パソコンに向っている後姿に声を掛けると、
「あ、これねー。今日11月22日は『いい夫婦の日』だから
私と美穂子の相性をチェックしてたのよ。やっぱり末永く一緒にいたいでしょ?」
という答えが返って来ました。
「はい………//////」
「ふふふ、隣に来る?」
久さんがそう言って、椅子の片側を空けてくれたので、頷きつつそこにおさまります。
その瞬間頭を抱き寄せられ、彼女の体にもたれる格好となった私は、
嬉しさと恥ずかしさで顔を上げることが出来なくなってしまいました。
久さんはそんな私を楽しそうに見詰めると、頭を撫でながら
パソコンの画面へと注意を促しました。
「この無料の相性診断なんだけどね」
「あ、でも、やっぱり『女性』と『男性』の名前を入れるように
なってるんですね」
「そうね。じゃあ、まずは『女性』のところに『fukujimihoko』
『男性』のところに『takeihisa』でやってみましょうか?」
「はい」
久さんが手早くブラインドタッチで入力すると、間を置かずに
診断結果の画面へと飛びました。
「うーん、なになに。
『いつも仲良し。親友カップル』?」
「そうみたいですね。
『なんでも話せて、いっしょに居るととても落ち着く、そんな二人です。
趣味や好み、性格や容姿も似ていて、「兄妹みたい」周りからも言われます。
相手の喜びや苦しみをわかちあえるカップルでしょう』
ですって、久さん」
「ふふふ、でも、
『似た者同士なので、ついズルズルとした交際になりそうです。
初めは楽しかったデートもだんだんマンネリ化が心配です。
友達のように付き合うのもいいですが、男と女としての緊張感も必要。
たまには違ったプランのデートで相手を驚かせて。
女性は、メイクや服装をガラリと変えてドキッ!とさせてみては。
フレッシュな演出がベター』
とも書いてあるわよ?」
「が、頑張ります!」
「うん。御願いね、美穂子。じゃあ、次は逆のパターンでやってみましょうか?」
再び久さんが手早くブラインドタッチで入力し、診断結果が現れました。
「『なんとなくお互いイライラ・・・』
ですか………」
「あんまりいい相性じゃないみたいね。
『まだまだ心のつかめない相手だと感じていませんか?
お互いの気持ちが通じにくい二人なので、
落ち着いた良い関係になるには時間と努力が必要です。
常にお互い協力し合い、思いやることが大切です』
だって」
「長続きする秘訣は
『話し合うことは大切ですが、あなたの理想を相手に押し付けていませんか。
相手の気持ちがわからないなら、相手のペースや性格を注意ぶかく観察し、
理解しようと努めて。相手を見守ってあげるぐらいの余裕が必要です。
美しい景色、おいしい食事など、デートはドラマチックな演出を。
二人っきりのデートもいいけど、友達といっしょに遊ぶのも、
盛り上がって楽しいでしょう』
ということですが………」
思わず溜息をついた私に、久さんが
「どうしたの美穂子?」
と尋ねました。
「いえ、あんまりいい結果じゃなかったので」
「そんなこと?」
「そんなことって、久さんは私達の相性が悪くても気にならないんですか?」
思わず詰め寄ると、笑いながら頭を撫でられました。
次いで膨れていたほっぺたをちょんと弾かれたと思ったら、
「馬鹿ね」
と、鼻を摘まれて……。
「私が男役、つまりリードしてれば上手く行くってことでしょ?
それに時間と努力があれば、美穂子が男役でも上手く行くって、
書いてあるじゃない? それとも美穂子は私相手に時間をかけて
努力したくないの?」
余裕を持った笑顔でそう言われ、私は何も言い返せなくなってしまいました。
久さんはいつもこんな風に私を幸せにしてくれて、ついついそこに
寄り掛かってしまいます。
でも、そればかりだと、
初めは楽しかったデートもだんだんマンネリ化してしまう。
だから、友達のように付き合うだけじゃなく、たまには
メイクや服装をガラリと変えてドキッ!とさせてみなきゃ。
それでいつか、時間をかけて久さんをリード出来るように努めて、
あなたを見守ってあげるぐらいの余裕を持ちたいです。
そんなことを思いつつ彼女を見詰めると、心を見透かしたように
「一緒に頑張ろうね、美穂子」
とおでこにキスされました。
涙脆い私は
それだけで泣いてしまいそうになりましたが、
必死で堪えつつ久さんのほっぺたにキスを返しました。
(いつまでも一緒にいたいです、久さん)
今は弱くて言葉に出来なくても、いつかきっと真正面から言えるように。
心の中で思いつつ、大好きな久さんに精一杯の笑顔を返しました。
「頑張りますね」
今回の同棲SSはこんな感じです。
『いい夫婦の日』ネタは少し古いんですが、悪しからず。
結果は『ローマ字相性占い』というサイトで実際にやってみたままを書きました。
やっぱり部キャプは相性がいいんだなぁ、と一人でにやにやしてしまいました。
>>47 うpロダへの上げ方がわかりません……。
咲和スレとこのスレにしたSSを投下したことがなくて、
咲和スレには保管庫があるので、18禁はそこの管理人さんに送っているんですが、
うpロダに上げたことがなくて、教えて頂けたら近いうちに書こうかと思ってます。
>>56 見てみます。
>>57 wktk。
前スレで長編を執筆中だった方も投下を待ってますです。
ではではこの辺りで、部キャプも胸キュン!! ノシ
乙
本当にいい夫婦ですなぁ
相性ピッタリよりもちょっと悪いけど時間をかけて良くしていくみたいな感じの方が美味しいよね
部キャプは終始仲良しな感じだけどw
>>60 どんな感じのでも
ガチ対局でもイチャイチャでも‥
>>59 アドバイストン
もっと探します
SS職人様GJ!!っす
この二人は、もう同棲が板についているなあw
ところで、百合板のほうで美穂子が久にDVをあうるっていうSSがあったんだけど、個人的にはそうゆう暗い話も新鮮だった。
けど・・こちらはやはりそういうのは×だよね?
いきすぎたのはあれだけど、ちょっとだけ鬱気味な程度なら投下してもおk?
あうるってなんだwwすまん打ち間違えた・・・
「DVをする」っす
個人的にはおkですたい。
サンクス!書いたらちょっと投下してみます
wktkしながら待ってますたい。
>>70 あれはあれでありだなと思った。 ぜひ頼む。
元ネタのほう見た夜スプラッター+カルトな妄想が駆け巡り一睡もできなかった俺。
>>67 うpロダも色々あるけど回転早くて消えやすいからな
自分が知ってる範囲だとここ↓なら一ヶ月くらい持つ
ttp://www.age2.tv/rd05/index.html?1259144278 1、(参照)ボタンを押して投下したいファイルを選択
2、(DLKey)にお好きなパスワードを入力
※パスワードは入れても入れなくても良いけど18禁ならあった方が良いかと
3、(DELKey)に適当に入力
※削除したくなった時用
4、(Upload)ボタンを力強く押す
5、下にスクロールしていき一番上のFILEを開いて
一応ちゃんと投下されてるかパス入れて確認しておく
ここまででうpロダへの投下終了
6、パス入力画面のURL&パスワードを板に貼る
これにて完了だと思う
補足あったらよろ
では投下します
そこまで暴力的な描写ははいけれど、DVに関する話が苦手な方はスルーでお願いします
次レスからスタート
DVとは、ドメスティック バイオレンスの略であり、直訳すると家庭内暴力のことだ。
だけどそれは家族や夫婦間などに限らず「恋人などの親しい関係からの暴力」という意味も合わせ持つ…。
まずDVと聞いたら、多くの人は、殴る・蹴る・突き飛ばす・押さえつける、などの身体的暴力のことを想像するのではないだろうか。
しかし、常時恋人の行動を監視する・持ち物をチェックする・別れるなら死ぬと脅す…など、このような精神的暴力もDVの内のひとつなのだ。
そして、私の場合はその両方に当てはまる。
*
「はぁ…今日もまたずいぶんと派手にやってくれたわね…」
やっと美穂子が眠りに着き、私はこっそりとベッドを抜け出してきて、今は洗面所の鏡の前に居る。
鏡を覗き、自分の姿を見つめるとそれはそれは酷いものだった。
頬は赤く腫れあがり、首元には爪で引っ掻かれた跡がたくさんあり、みみず腫れになって血が滲んでいる。
「痛っ…」
おそるおそる頬を撫でてみると、熱を帯びた皮膚がジンジンと痛み出した。
ああ。やっぱり触らなきゃ良かったな。
静かに蛇口をひねり、美穂子が起きないように、ちょろちょろとほんの少しだけ水を出す。そしてハンドタオルを濡らし、それを頬にあてた。
とりあえずこれで腫れはひくかな…。でも、この首の傷はどうしよう
「………」
ぼーっと鏡を見つめながら考える。まあでも、どうせ明日は休講だからいっか
一日経てば、少しは目立たなくなるでしょう。そう簡単に結論を出してから私はリビングへと移動した。
部屋の明かりをつけないままソファに座りこみ、溜息を吐く。
一体どうしてこんな事になっちゃったのかしらね…
一番最初に美穂子の様子が少しおかしいと感じたのはいつ頃だったっけ。
「……あっ…」
たぶん、あの時だ…
記憶を探ると、先月の初めにあった出来事へとたどり着いた。
*
その日、私はいつものように美穂子と二人で夕食をとり、そのあとは紅茶を飲みながら雑誌を読んだりしていた。
すると突然、トーンの低い声で話しかけられた。
「あの、久さん…」
見ると、何やら不安げな顔で美穂子がこちらを向いてる。
「ん、どうかしたの…?」
「さっき、大学で女の子と喋っていましたよね?ケータイを持ちながら…あれは、何をしていたんですか?」
「え…?」
あれ…そんなことあったっけ?
すぐに思い出そうとしても、なかなかその場面が出てこない。
「…髪が長くて、少し背の低い方でしたけど」
美穂子にその人物の特徴を言われて、やっと思い出す
「ああ、あの子のことね!あれは同じ学科の子よ。今日たまたま講義で隣の席になって、蛍光ペンを借りたのよね〜」
「それで、なにをしていたんですかっ」
声を荒げ始めた美穂子に驚きつつも、私はその問いに答える。
「なにって…その子と少し会話が弾んだから、それがきっかけで連絡先を教えてって言われて…」
「連絡先を交換したんですか?」
「え、ええ…」
その言葉に嘘は無かった。
本当に、今日たまたま隣の席になり、赤色のペンを家に置き忘れてしまった私はその子にペンを借りた。
そのことがきっかけで少し話をしてみたら、お互いなんとなく波長が合い、連絡先を教えてほしいと言われた。ただそれだけ。
そんな些細な出来事だったため、私はそれを思い出すのに少しだけ時間を要してしまったのだ。
「………」
私が事情を説明し終えると、彼女は俯いて黙りこんでしまった。
(あ、なんだ。ただの焼きもちだったのね。ほんと、可愛いんだから…)
「なあに〜?焼きもち妬いてくれたの?」
最初のうちは何事かと思ったけれど、それが焼きもちだったのだと分かると、たまらなく愛しくなりつい、からかい気味になってしまう。
しかし、それはとんでもない勘違いだった。
「うっ…っ…ううっ」
「え?ちょっと、美穂子…?」
さっきまでは、てっきり焼きもちで怒っているものだと思っていたけれど、こんどは急に泣きだしてしまった。
ど、どうしたのかしら…?いまいち状況が飲み込めず、私はここで初めて焦り始める。
「い、いやです…っ!わっ私以外の人と仲良くしないでください…!!ううっ…」
ほとんど叫んでいるのに近いような声が部屋に響く。
「み、美穂子!落ち着いて…あの子はね…あっ痛っ」
「ううっ…どうして私以外の人と…っ」
席を立ち、彼女の肩に手をかけると、その手をパシッと叩かれてしまった
だけど、私もちゃんと話を聞いてもらうために、仕方なく声を張り上げる。
「美穂子っ!聞いて!!!」
「………はい」
彼女も、私が大きな声を出したのにはさすがに驚いたようで、急にぴたりと静かになった。
「あのね、私があの子と仲良くするだのなんだのって、なにかよからぬことを考えているみたいだけど…」
「はい…」
「あの子、彼氏いるからね?」
「え…そうなんですか?」
「ええ。そうよ…だから私に連絡先を聞いてきたのも、ただの女友達になることを前提としてのことよ?」
「…でも」
「ん?なに?」
「もしその人が彼氏と別れた後に、あなたに近づいてきたりでもしたら…」
「いや…それはないと思うけどね…」
「ふっ不安なので、その人からメールが来たときは念のために見せてもらえますかっ?」
今まで、ケータイを見せてほしいだなんて一度も言ったことのない彼女がこんなことを言うなんて…
正直、かなり驚いた。だけど、それで気が済むのなら。美穂子が安心してくれるのなら…
「分かったわ。約束する。だから、もう泣かないで?」
「はい…。」
「私が好きなのは、あなただけよ…」
「んっ…」
唇を重ね、力強く彼女を抱きしめる
すると彼女もまた、私の背中に腕をまわしてぎゅうっと抱きしめ返してくれた。
「久さん…ベッドに行きましょう…?」
美穂子が小声で呟き、顔を赤らめながら私を見上げる。恥ずかしがっているその姿は本当に可愛らしい。
その表情をみると、さっきまでの一騒動は急にどうでもよくなってしまった。美穂子のことが愛しくて愛しくてしょうがない。
「ん…良いわよ」
そして私たちは寝室へと向かい、お互いに愛を確かめ合った。
*
あ、そっか…
思い出してみて、ようやく分かってきた気がする。
美穂子が悪いんじゃない。
きっと、前々から私が他の女の子と少しでも喋っていたり
友達の話をする度に、だんだんと彼女のストレスが溜まっていったのね…。
だけど、どこか引っ込み思案なところもあるため、なかなか私に不満をぶつけられなかったんだろうな。
心配性の彼女のことだ。その可能性はじゅうぶんに高い。
全ては彼女を不安にさせてしまった私がいけないんだわ…。
「………ごめんね、美穂子」
私は、カーテンの隙間から月明かりがこぼれ、窓の下を照らしているのをぼんやりと眺め続けた。
あああ…。とりあえず以上です…
長い時間かけて書いた割には3レス分しかなかったw
だめだな。もっと頑張ろう
続けられるようだったら鬱にならない程度に続けてみたい。。。
しかし、久→美穂子に暴力を振るうのは全く想像できないけど、
美穂子→久だとしっくりくるのはなぜだろう…
自分だけかな…
乙
キャプ→部長はすごく同意。 作中でのキャプのよく泣くって設定が情緒不安定に繋がる
がるからかな。 あと部長が自分から手を出すのがしっくりこない。
>>81 GJ!
かまわん!続けるんだっ!
いや、続けて下さい
>>81 GJ
あーなんか解る気がする(美穂子→久)
そして個人的には、部長は無抵抗な気がする
>>81 GJ!!
同じく続きを希望。
確かに重たい展開で書くのは大変だろうけど、
そんな時は部長の笑顔を思い出してくれぇ。
部長は強い子だから、どんな鬱展開になっても
笑ってキャプテンの弱さを受け止めてくれるはず。
……と個人的に思っています。
設定では中学の頃から親しい友人が出来なくなってしまったということだから、
自分もキャプテンには精神的に脆いイメージを持ってるなぁ。
んで、両親の離婚という過去を持つ部長はそんな脆さを受け止められる
度量を持っている。こんな感じ。
面白がっていい話題じゃないかもしれないけど、色々解釈があって面白いな
自分は、キャプテンが精神的脆さを持っている点は全面同意なんだけど
部長も実は脆そう。つか前にも似たような話題が出た気がするぞw
普段強がってるとかじゃないんだけど、ふとした瞬間にあっけなく崩れるタイプな感じ
部長は15歳くらいの繊細な時期に家庭で色々あったっぽいから、大抵の出来事には耐性がありそうだ。
けどふいに寂しさ全開して自暴自棄になりそうな危うさを感じる。
異論は認める
>>81 GJです。
確かに美穂子→久はあっても逆はなさげだ。
続くんなら続けてもらえれば…
ってか、美穂子視点でも面白いかもとか思った
いつも幸せいっぱいなSSばかりなのでこうゆうネタはどうなのかとビクビクしてましたが意外とみなさんの反応がよくてびっくりです…w
今日か明日あたりに続きができたら投下します。。
ここの住人が描いたのではないかと思うほどシンクロしてるなw
ドラマCD第2局を聞いて
猫を飼い始めてキャプテンが猫に掛かりっきりになって嫉妬する部長まで妄想した
iPSで子供も良いけど子供代わりにペット飼うのも良いと思う
俺はあの天才絵師の美久ちゃんが衝撃的すぎて、ドラマCDからそこまでイメージ膨らませられなかった…
でもアニメスタッフは部キャプがお気に入りらしいし、なんらかの形でこれからも存続してほしい。
部キャプ2ショットの公式絵もまだ無いしな…
個人的には部長に強いイメージを持っていたのですが、
90さんが上げてくれた画像を見ると脆い気もしてきたから不思議です。
猫と聞くとやっぱり猫耳の華菜ちゃんが思い浮かぶから複雑……。
自分もあの美久ちゃんの画像が忘れられません。
というわけでうpロダに上げた18禁SSのパスワードを
「miku」にしました。URLは以下の通りです。
ttp://www.age2.tv/rd05/src/up0554.txt.html 89さんの続きが投下されるまでの箸休めとして楽しんで頂ければ幸いです。
>>89 続き待ってます。出来れば最後はハッピーエンドで。
ではでは、この辺りで ノシ
書き忘れたのですが、内容は37の続きです。
>>95 きぇぇえ―――!!GJすぎるGJ!!
こんなきれいな18禁SSは久々に見た
>>94 GJ!!!
いいなあ、ほんと。文体もセリフも柔らかくて可愛くて大好きだ
部キャプ最高!
>>94のSSって携帯からは見られないのかな?パス入れてもページが真っ白で…8KBだから無理なのかなぁ
>>80の続き書いたので投下します。
※かなり鬱展開なので観覧に注意してください…。
「あれ…久さん…?」
深夜1時頃。ふと目が覚め、布団の中で手を伸ばしてあなたの肌に触れようとした。
けれど、そこにあなたの姿は無く、私の手はひんやりとした冷たいシーツの上を何度も行ったり来たりを繰り返すだけ…
寝起きでぼんやりとした頭のままベッドから起き上がり、枕元に置いてあるランプの明かりをつけた。
そして、自分の手に目をやると所々指の先がうっすらと赤く染まっている。
「また、やってしまったわ…」
ごめんなさい、久さん。本当にごめんなさい…。
また、あなたに乱暴なことをしてしまった。
でも、自分でもどうしてあんなことをしてしまうのかが分からない。
あなたの優しさに甘えすぎて、気がつくとあなたの体を傷めつけてしまう。
「ううっ…うっ……どうして…なの…っ?」
嗚咽混じりに涙を流し続けた。
その涙は頬を伝い、やがてシーツの上を湿らせていく。
周りが暗くて何も見えない。
無限に広がる闇のどん底に一人だけ突き落とされたような、そんな気分。
でも、その闇には底なんて無い。無限に広がっているのだから。
私はその闇の中でどんどんと降下していく。
でも、それは下に向かっているのか上に向かっているのか分からない。
だってこの空間は、無限に広がっているのだから。
どうして此処は、こんなに暗いの?
誰か助けて…。私を此処から救って下さい。
いつまでこんな状態が続くの?
今すぐ此処から抜け出したいのに。そう思っているのに…。
暗闇の中を彷徨い続けていると、いつの間にか手には細くて冷たいものが握られていた。
その冷たさは、今の私の心の内のようにも感じられる。
これは、なに?
(それを使えば、楽になれるわ)
どこからか、声が聞こえてくる。誰?
(私よ)
わた…し?私なの?
(そうよ。だから、安心して。)
(さあ、久さんのためにも、それを使うのよ。)
(なるべく、急いだ方が良いわ。もう、終わらせましょう)
これを使えば、何もかもが終わるの?
本当に楽になれるの?
(もちろんよ。全てを終わらせましょう)
そうね…。こんな苦しい思いはもうたくさんだわ。
これで、全てが終わってしまえば良い。
いえ、私が全てを終わらせるのよ。
私は右手にもっているソレを、きつく握りしめ、ゆっくりと腕を動かした。
そのとき…
「美穂子…!!何やってるの…!!!」
突然怒鳴り声が聞こえ、バシッと手を叩きつけられる。
カツン、と床に何かが当たる音がした。
「痛…っ」
腕を叩かれた衝撃で、目が覚めたように視界が一気に明るくなった。
そして、急にふわっと柔らかいものが私を包み込む。
苦しい…。でもこれは、嫌な苦しさではない。
「馬鹿…!馬鹿!バカ…!!!」
耳元でたくさん叫ばれる。
顔を上げると、そこにはボロボロと涙を流す久さんの顔があった
どうして泣いているんですか?
私があなたを傷つけたから?
ああ、そうか。終わらせることに失敗したからですね…。
「お願いだから、命を捨てるようなことだけはしないでちょうだい…!」
いのち?
「…久さん、なんの話ですか?」
私がそう問いかけると、背中にまわされていた両腕が私の肩に置かれ、ゆっくりと久さんの体から引き離された。
「美穂子…あなた今、自分で何をしようとしたのか、分かっていないの?」
「え…」
私は、全てを終わらせようとした。ただそれだけです。
「ほら、それ…」
久さんが何かを指差す。それを目で追うと…
「…!」
驚きのあまり、声が出なくなってしまった。
何故なら、そこにあったのは鋭く刃を光らせているナイフだったからです。
「あなた…今それで自分の手首を切ろうとしていたのよ…」
「うそ…そんな…っ」
信じられない。私は、自らの手で命を断とうとしていたんですか?
これが、全ての終わらせ方…?
いや、違う…。こんなやり方は間違っている。
これは、違う。絶対に違う。
「美穂子…自分を傷つけるくらいだったら、いくらでも私を傷つけて良いから…」
「久さん…?」
「だから、自分を傷めつけるような真似は止めてちょうだい…。お願いだから…っ」
でも、だからと言ってあなたをまた傷つけてしまうのは、間違っている気がする。
「美穂子、愛してるわ…」
「久さん…」
私は一体、どうすれば良いのでしょうか?
以上です。
自分で書いててものすごく暗くなってきました。頭が痛いです…
でも、最後はハッピーエンドになるよう頑張ります。
>>103 GJです!斬新なSSだなー
美穂子ヤンデレもなかなかいいし、それを受け止められる度量のある
久がまた最高すぎるw
続きwktkしながら待ってます
>>103 リアルタイムで読んでました。GJの一言に尽きます。
暗闇〜無限のあたりでガチで鳥肌たちました。
そして、自分は涙もろいんでガチで泣きました…
切なすぎる…
どうか二人が報われますように…m(__)m
こういう話も、すごく面白いですね。久々に良い作品を見た気がします
>>99 ありがとう!見れたよ
SSもGJでした
お互いのことが大好きなんだなーっていうのが伝わってきた
>>103 GJです!!
読んでてとても切なくなりました。
お互いの想い合っている二人だから、
出来れば最後はハッピーエンドで。
>>103 GJですよ
今回は美穂子視点
上も下もない暗闇とか内面描写が秀逸ですね。
皆さんハッピーエンド待望してるようですが、個人的にはダーク物として二人揃って救いない展開でも良いかもです。
まぁ綺麗に終わるに越したことはないんですがね
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/28(土) 01:35:03 ID:eun4sIi/
上埜さん素敵です大好き愛してます
ごめんなさい上げてしまいました…
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/28(土) 11:05:00 ID:z6id7N8Q
あなたの方が魅力的よ美穂子。大好き愛してる。
私も上げてしまったから、これでおあいこね。
でも、こんなこと何度しちゃ駄目よ。
次に上げたらおしおきだからね?
>>103 ダークモノは苦手なのですが引き込まれるように読んでしまいました。
ハッピーエンド期待して待ってます。
あと質問なんだが
>>94のSSってまとめサイトに転載していいもの?
第1スレにもうpロダにあげたのあったけど入ってないし・・・・・・
教えて上埜さん!!
流れぶった切るけど、
まこ「全国大会、永水女子の神代と石戸には気をつけんといかんのう」
美穂子「え?なんでですか?」
まこ「美人、清楚、巨乳。部長の三大タイプじゃ」
美穂子「狽サ、そんな・・・」
まこ「( ・・・まるっきりあんたのことじゃが)」
こんな妄想した。
>>113 出来れば入れてほしい。
前にもうpろだでSS上げてくれた人がいたけど、それはまとめに保存されてなくて非常に悲しかったから。
ゲームは追加シナリオに部キャプ話がある事を激しく期待
ご褒美CGとやらは部長とキャプテンのアレなシーンですよね
咲PSPソフトの発売決定だね。
通信対戦ができるというのがいいな。
部長vsキャプテンで特殊ゼリフくらいは欲しい
キャプテンが上埜さんって呼んでるのを見るだけで幸せなんだ‥
>>102 続き書いたので投下します。2レスほどです
朝がやってきた。
カーテンの隙間から、光がこぼれ、私の顔を覆う。
「んん…」
その眩しさに、私は無理やり起こされてしまった。
けれど、寝起きで頭がぼうっとしているため、まだ体を起こす気にはとてもなれない。
手を伸ばし、久さんに触れようとする
だけどそこにあなたの姿はなくて、私の腕は行ったり来たりを繰り返すだけ。
なんだか、私はずいぶんと長い間眠っていた気がする。
ずうっとずうっと、果てしなく広がっている暗闇の中を彷徨い続けていた。
永遠に終わることのない、暗闇の中を。
「あ…美穂子、起きたのね」
声が聞こえて、その声が聞こえるほうに顔を向ける。
「久さん…」
見ると、そこには私の最愛の人が、にっこりと屈託のない笑顔を浮かべて立っていた。
「おはよう。」
腕を引かれて、ベッドから起こされる。そして
「ん…」
唇を塞がれた。
久さんの温かな体温が皮膚を通してひしひしと伝わってくる
それは、とても柔らかくて、優しくて。とても一言では言い表せられません。
「朝ごはん、できてるわよー。早くいらっしゃい」
そう言って、あなたが部屋から出て行く。私もすぐに、その後を追う。
「…………」
食卓に着き、ふと向かい側に座っている久さんの顔を見ると、私は思わず我が目を疑ってしまった。
「ない…」
久さんの首元には昨日、私が散々引っ?き回してたくさんつけた傷が、ひとつもなかったのだ…。
頬も殴ったけれど、そのような痕跡は見受けられない。
一体、何がどうなっているの…?
「ないって、何が?」
久さんが奇妙な顔をして、私に尋ねてくる。
「なにって…。昨日、私があなたに乱暴をした傷がひとつもないじゃないですか…っ」
本当に、信じられない。だって、あんな傷が一晩寝ただけで治るわけがない…。
「やぁ〜ね。美穂子ったら、何言ってるのよ?あなたが私にそんなことをする訳ないじゃない」
「えっ?」
どうゆうこと…ですか?
私は今までに数え切れないほど、あなたのことを傷つけてきたっていうのに。
だけど彼女が嘘を言っているようには見えなかった。
もしかして、記憶障害にでもなってしまったのでしょうか?
いや、でも、それにしては彼女の様子はいつもとなんら変わりない。
「…最近、家庭内暴力の事件が増えているものね。それで変な夢でもみたんじゃないの?」
「夢、ですか?」
「ええ、そうよ。だって、あなたが私に暴力を振るう訳ないじゃない」
私の質問を、さらっと流すように久さんが答えた。
そして、私のこの変な態度を見たにも関わらず、何でもないように朝食に手をつけ始める。
久さんのその姿を見て、私もようやく納得することが出来ました。
どこまでもどこまでも私を追いかけ、逃がしてくれないあの暗闇は、全て夢の中のお話だったんですね。
部屋の中を見渡すと、割れたお皿などは一つも見当たらなくて、全てが私があの夢を見る前の状態に戻っている。
いえ…。あれは夢だったのだから、戻っているっていう言い方は違うかもしれない。
良かった。ずっと私を悩ませ続けていたあの苦しみから、やっと解放されました…。
真っ黒に曇っていた私の心が、すっと綺麗な青空に変わっていく。
「ねえ、美穂子」
「はい?」
「今日は天気も良いけれど…たまには朝からしようか?」
にまにまと意地悪な笑顔を浮かべた久さんに見つめられる。
「もう…久さんったら、まだ食事中ですよ?」
「あはは。ごめんごめん」
からかわれながらも、こうやって久さんと話をするのはとても楽しい。
そういえば、するのっていつ以来でしたっけ?…駄目だ、思い出せない。でも今はそんなこと、どうでもいい。
「久さん」
「なあに?」
「大好きです…」
「ふふっ。私もよ、美穂子」
目の前には、大好きなあなたがいる。目を閉じても、そこにはいつだってあなたの顔が浮かぶ。
久さん。私は今、幸せでいっぱいです。
以上です。次で完結させます。
GJ!!
最後の一踏ん張り期待してます。
>>124 GJですよ
……超展開すぎる!?
いや、安心したら駄目だ…きっと最期で更なる超展開が…
って事で…次回で最後?楽しみに待ってますよ
>>124 GJ
しかし穏やか過ぎて穏やかじゃないな・・。
>>124 GJ!
そしてまさかの夢オチ?でも次で完結ってことは、まだ何かありそうだな…
どっちにしろ切ないぜー!しかしこういった話は新鮮で良いな
wktkしながら待ってます!
>>124 毎回GJです。ハンカチを準備してラストを待ってます。
箸休めに一本同棲SSを投下。
スレの流れに沿って今回はちょっぴりシリアスです。
大学で聴講した講義のノートを整理し終わって時計を見ると、十時半を回っていました。
私の他に誰もいないアパートは静かで、
表の通りを走って行く車の音が時折聞こえてくる以外は取り立てて物音もしません。
こんな風に一人ぼっちで過ごすことにはまだ馴れませんが、
ともあれ今日は久さんのバイト日です。
駅前の雀荘でボーイをしている久さんのシフトは入りが五時で上がりが十時。
なので、もうそろそろ帰ってくる頃。
私はズボンを履いて髪をアップに纏めた久さんの雀ボーイ姿を思い浮かべながら
台所に向い、作っておいたシチューを火にかけました。
(御飯は炊き上がりのまま保温にしてあるから、後は軽くサラダでも作れば、
ちゃんとした晩御飯で久さんを迎えてあげられる)
そう思うと自然と顔が綻びます。
弾んだ気持ちでレタスとトマトを水洗いしてお皿に盛り付け、
その上にドレッシングをかけた所で、
タイミングよく玄関のドアが開く音が聞こえてきました。
「おかえりなさい、久さん。今御飯を出しますね」
台所から首を伸ばして伺うと、寒さで耳を赤くした久さんが、
「ただいま、美穂子。もうお腹ぺこぺこよ?」
と笑顔を返してくれて、帰りを待っていた間の寂しさが一瞬で吹き飛ぶ気がしました。
それなのに、二人きりで過ごせる掛け替えの無い時間の訪れを感じたのも束の間、
皺にならないようきちんと伸ばしてから玄関にかけるはずのコートを
どこか投げやりにハンガーに吊るし、溜息を吐きながら洗面台に向った姿は
なんだかいつもと様子が違うように見えます。
「美穂子はもう御飯を済ませた?」
「いいえ。久さんと一緒に食べようと思って」
「それなら良かった」
声の調子にも疲れが滲んでいて、
「どうしたんですか、久さん?」
何となく気になって、お化粧を落としてテーブルへとやって来たのを捕まえ、
かじかんだ耳を両手で包んで温めつつ尋ねると、
「ちょっと色々あってね。明日は休みだから、少し飲まない?
解禁されたばかりのボジョレーヌーボーを買ってきたの」
という答えと共に、瓶の入ったビニール袋を掲げられました。
(あんまりお酒を飲んだりしないのに……)
意外に思っていると、普段は絶対に見せない、すがるような顔で
「駄目かしら?」
と問いかけられました。
(それで少しでも久さんを元気に出来るのなら)
私は首を横に振って台所に行き、戸棚からグラスを二つ取り出しました。
「今日フリーで一人、中年のお客さんが来てね。
面子が足りなかったから、私がその人の卓に入ったの」
「はい」
「その人、ちょっと酔ってるみたいで、入ってそうそうからまれちゃったのよ」
「そうだったんですか……」
「別に珍しいことじゃないから、最初のうちは気にしてなかったんだけれど、
『まだ若いだろ?』『全く女の子がそんな年からこんな店で働いて』
『親は何て言ってるんだ?』『あんまり親不孝なことはするなよ』
って言われちゃってね。流石にこたえたわ」
「…………」
(久さんは御両親が離婚しているから、きっと辛かったはず……)
「私は誰にも迷惑をかけないようにしているつもりだし、
ただ美穂子と一緒に暮らすためにお金が必要なだけなのに……」
(久さん……私のために傷付いて……)
嬉しさと悲しさに胸が引き裂かれるように感じながら、
私は向かい合うようにして座っていた席を立ち、その隣に腰を下ろしました。
「私のために辛い思いをさせてしまってごめんなさい。
せめて半分でもその痛みを私にわけて下さい」
体を抱き締めつつそう声をかけると、久さんは私の腕の中でこくりと頷きました。
「ありがとう美穂子。私、美穂子と出会えて本当に良かった」
「私も同じ気持ちですよ、久さん」
「今日はごめんね、愚痴っちゃって。嫌な気分にさせちゃったわね」
「そんなことありません。こんなことを言ったら怒られちゃうかもしれませんが、
ちょっぴり嬉しい気もするんです」
久さんは私の言葉を聞いて、不思議そうに首をかしげました。
随分早いペースで飲んでいたためにワインでほんのり赤くなったその美しい顔を見ながら、私は自分の気持ちを偽らずに口にしました。
「久さんの中で私が安らげる存在になっているんだなぁって、
愚痴を言える存在になれたんだなぁって、そう思えたんです。
今までずっと久さんにリードして来て貰っていたから、
私も何か返してあげたいって思っていて……。
まだ、そこまで行けていませんけれど、でもようやく愚痴を言って貰えるようには
なったんだって。そのことが嬉しいんです」
一瞬きょとんとした顔をしてから、久さんは照れ臭そうに笑いました。
今までそんな表情を見たことが無かったので私も嬉しくなり、
一緒になって笑っていると、やがておでこを軽く小突かれました。
「私、こんな性格でしょ? 甘えるのが下手だから、加減がわからなくて……」
「たまには甘えて下さい、久さん。その方が嬉しいです」
『大人は辛いことを紛らわせるために酒を飲むのさ。
けれど子供だって辛いことはある。年経ていない分
大人よりもやっかいかもしれねえ。ひょっとしたら子供の方が
酒が必要なんじゃないか。そんな風に思う時もある。
今のお嬢ちゃんみたいな子を助けるために酒があって、
そして大人がいるじゃねえのかな』
「こんな風に身近に感じることが出来るなら、たまにお酒を飲むのも
悪くないかもしれませんね」
いつかタクシー運転手の小林立さんに言われたことを思い出しながら、
そんな風に感じつつ言った私に、久さんは優しく目を細めてから、
ふっと遠くを見るように視線を外しワインをあおりました。
(安らげる存在になれた)
と、少し酔いの回った頭でとても嬉しく感じていた私ですが、
それを見た瞬間、いきなり冷や水をかけられたような気がしました。
久さんの表情がとても儚いものだったので、何だかガラスで一枚隔てられたような
寂しい思いがしたからです。
久さんが大好きなのに、心の深い部分には決して触れることが出来ないのかも知れない。
静かにグラスに口をつける横顔を眺めるにつけ、そんな気がしました。
「両親が離婚した後、残った私は随分頼られたんだけど、それが少し辛くてね。
なるべく人に頼らないようにしようと思ってきたの。
本当はいつでも泣き言を漏らしたいくらい弱い人間なのにね……。
だからそんな風に優しくされると、美穂子に寄り掛かってしまいそうで、ちょっと怖い。
嫌われたくないの………」
「嫌うだなんて……」
(そんなことありません!!)
言いかけて、けれど言葉になりませんでした。
久さんがとても穏やかな顔で私を見詰めたからです。
それは、聞き分けのない子供をあやすお母さんのような表情でした。
「嫌うわけない。私も最初のうちはそう思ってた。
でも、我侭で弱い人間だったから、やがて頼られることが辛くなった。
気付くと自分にこんな苦痛を強いる親を心のどこかで嫌っていて、
そのことに気付いた時、益々嫌な気持ちになったわ。
美穂子には、そんな風に思われたくないの」
一息に残りのワインをあおった久さんは、注ぎ足すべくボトルに手をかけ、
しかしもう空になっていることに気付いて苦笑いを浮かべました。
「無くなっちゃったみたいね。もう寝ようか?」
何も言えずにいる私をそこに残して浴室へと向う後姿が、ぼやけて見えて……。
こんなに久さんのことが大好きなのに、どうしてそれだけでは駄目なんでしょう?
どうしたらあなたの痛みを取り去って上げれるのですか?
(久さん……)
私は悲しくて涙が止まらなくなってしまいました。
とりあえずこんな感じで。
>>124 続き待ってます。やっぱり最後はハッピーエンドで。
ではではシリアス展開でもやっぱり部キャプは胸キュン!! ノシ
某所で部長が死んで美穂子が発狂するって言うSSがあったんでちょっと凹み気味
しかも最後は男とセックスして処女捨てるっていう超展開だった。。。
>>137 心配性ね。
美穂子を置いて私が死ぬわけないじゃない。
と言ってみる。
>>138 やばい、ホロリときた
本当にちょっと精神的に不安定になっているのかもしれない
GJっす!箸休めだなんてとんでもない。投下してくれるSSは全てありがたいと思って読んでるよ。
相変わらずGJです!部キャプはシリアスもほんわかもどっちも良い話になるから素晴らしい
いつもの方GJ!!
シリアスなのもいいねー。いつも楽しく読んでますよ
ところで
>>137がちょっと気になる…詳細を教えていただけないだろうか…
でもそんなに凹むんなら見ないほうが良いのかな…。
>>139 しょうがないわね。
これでも見て元気を出して(136の続きよ)
「あいたたた……」
翌朝目を覚ますと、昨夜飲んだワインのせいで頭が重かった。
それでもつい、いつもの習慣で隣を見ると、美穂子が寝ていてほっとする。
けれど、その体は普段と違って私に背中を向けていた。
「まあ、無理もないか」
あんな風に言った後で、美穂子が私と向かい合って寝てくれるわけもなかった。
きっとあれこれ気にしがちな彼女のことだから、私の言葉を何度も反芻して、
さぞや落ち込んでいることだろう。でも………
「期待してたのよ?」
都合のいい自分を省みて、苦笑いが漏れた。
あんなことを言った後でも、ううん、あんなことを言った後だからこそ、
私は美穂子に好きだと言って欲しかった。
身に纏った自分を守るための虚栄心の鎧を打ち砕くように、
好きだと言って欲しかった。
(でも、流石に悪待ち過ぎたかしらね……)
(ここぞという時は必ず悪待ちにしてきたけれど、とうとう失敗しちゃったかな……)
やはりと言うべきか、その日から私と美穂子はうまくいかなくなってしまった。
彼女はまるで腫れ物に触るように私に接し、その様子を見ながら私は自分の発言を後悔した。
私と美穂子は愛し合うよりも、むしろお互いに気を遣うようになって、
そんな生活に段々と倦み疲れていった。
バイトを終えて帰宅すると、どこか美穂子が暗い顔をしている。
本当はわかっているのに、しかし私はその理由を聞けないまま、
自然と二人の間に会話が無くなってしまう。
「美穂子、私のことが好き?」
たったそれだけの言葉を、答えが怖くて聞くことが出来ない。
「私は美穂子のことが好きよ」
もっと簡単にそう言えばいい筈なのに、あんなことを口にした手前、
自分から踏み出すことが出来なかった。
綺麗な瞳に心を奪われて三年間も想い続けたというのに、
何だか呆気なく壊れてしまったようで、心がボロボロになってしまった。
〈キャプテン視点〉
久さんの痛みを少しでも軽くしてあげたいのに、私は何も出来ませんでした。
(本当は私なんて必要ないのかも知れない……)
そう思うと怖くて、たまらなかったからです。
もし、久さんの口からはっきりとそう言われたらどうしよう。
きっと耐えられない。ならせめて、一緒にいられるだけでいい。
問題から目を背けているだけだとしても、久さんの隣にいられればそれでいい。
私はいつしかそんな風に思うようになりました。
でも、口を噤んで過ごす日々はとても辛くて………。
「おはようございます」
「おかえりなさい」
「御飯は何がいいですか?」
かつては当たり前だった言葉ですら、小さな心労無しには言えなくなり、
「久さん、私のことが好きですか?」
「私は大好きです」
もはや言えなくなった言葉と共に、それが心に降り積もっていきました。
やがて私はその中に埋もれて息が出来なくなって、
「もう嫌………」
ある時はっきりとそう思ってから、泣いてしまいました。
インターハイが開催されたのは、そんな風に上手くいかなくなって少し経った時です。
団体戦には清澄高校が、そして個人戦で華菜がそれぞれ出場を果たしていたので、
私と久さんは久し振りに二人で連れ立って、会場に応援に行きました。
「私はちょっと清澄のみんなの激励に行ってくるから、美穂子も久し振りに
池田さんとゆっくり話して来て。積もる話もあるでしょ?」
一緒にいるとつい気分が塞いでしまい、着いてそうそう久さんにそう言われて、
私は少しほっとしました。そんな自分がとても悲しかったのですが、
結局拒まずに華菜の元へと向いました。
「おめでとう華菜」
その言葉に昔と変わらぬ笑顔で応えてくれた華菜が愛おしくて、
今の辛い生活が改めて思われました。そんな私の様子を敏感に察した
彼女が心配そうに私を覗き込みながら
「どうしたんですかキャプテン? 元気がないみたですけど」
と言ってくれて、溜め込んでいた想いが堰を切ったように溢れてしまいました。
「上手くいかなくなってしまったの?」
「え!? 清澄の部長とですか?」
「ええ」
「どうして? 何かされたんですか?」
「違うの。私が悪いの」
「どっちが悪いとかそんなの無いし!!
こんなに優しいキャプテンを悲しませるなんて、許せないです!!
私、ちょっと言って来ます!!!」
「やめて、華菜! 本当に久さんは悪くないの。
ただ、全てを曝け出してくれた久さんのことを私が受け止められなかっただけなの」
「キャプテン……」
華菜はもう何も言わない代わりに手を握ってくれました。
私はいつしか溢れていた涙を拭うことも忘れて、彼女の小さな体を抱き締めました。
インターハイに集まった生徒達の話し声があちこちで交錯するのが聞こえます。
私と久さんが一緒にインターハイに出たのがつい一年前のことだというのに、
なんだかとても昔のことに感じられました。
その時、もう随分長い間久さんの笑顔を見ていないことに唐突に気付きました。
「キャプテンは優しすぎるから、言いたいことを言えてないんじゃないですか?
溜め込まないで口にした方がいいと思います。
折角一緒になれたのに、このままじゃ辛くなるばかりですよ?」
温もりにすがり付いていた私に、やがて華菜がそんなことを言いました。
顔を上げると、そこには彼女の笑顔があって
「別れたりしたら、許さないし」
次いで発せられた言葉に再び涙が溢れました。
「そうね。ごめん、華菜」
「それより、ちゃんと応援して下さいね」
手を振りながら去っていく華菜の背中に勇気を貰って、きちんと久さんと話をしよう。
そう思うことが出来ました。
それなのに…………。
〈部長視点〉
久し振りに会った麻雀部のみんな変わらず元気そうだった。
咲と和はラブラブで、優希はタコスばかり食べていて、須賀君は予選敗退で、
みんなを見守るマコには少しだけ部長としての威厳が備わっていた。
そんな様子を見て思わず溜息が漏れたのは、
美穂子との生活がすっかり上手くいかなくなっていたから……。
「なんじゃあ、これから試合じゃいうのに縁起が悪いのう」
「ごめんごめん」
「どうかしたんか?」
「何でもないわ」
「相変わらずじゃのう」
「え?」
マコが眼鏡の位置を直しつつそう言ったので思わず聞き返すと
「何も言わないのはあんたの悪い癖じゃ。いつも自分で溜め込んどる。
折角後輩達に会えたんじゃから、たまには肩の力を抜いたらどうじゃ?」
咲も和も優希も須賀君もその言葉に頷いたから、私はとうとう我慢できずに
胸につかえていた想いを溢れさせてしまった。
「上手くいかなくなってしまったの」
「福地さんとですか?」
「ええ」
「一体何があったんだじぇ?」
「大方あんたが格好つけたんじゃろ?」
「まあ、そうなんだけどね。美穂子が大好きなのに、それを言葉に出来なくなっちゃって」
「そんなの駄目です。ちゃんと言わないと」
「そうよね」
「ふむ。たまには相手を信頼しんさい。一人でも悩んでも答えは出んじゃろ」
「うん。そうする」
試合前の貴重な時間を潰してしまったことを申し訳なく思いつつ、
心の中で後輩達に頭を下げた。そして、美穂子にきちんと伝えようと心に誓った。
それなのに…………。
ふと目に入った美穂子が池田さんに抱きついていて、心が塞ぐのを感じた。
私の前ではあんな風に心を曝け出すことはない……。
(やっぱり、私じゃ駄目なの?)
結局家に帰るまで、私はずっと目を閉じていた。
そうしないと涙がこぼれてしまいそうだったから。
〈キャプテン視点〉
「たとえ心を許すことが出来なくても、私は久さんのことが好きです」
そう伝えようと思っていたのに、
久さんはインターハイの会場で目を合わせてくれませんでした。
家に帰る間もずっと瞼を閉じていて、ようやく玄関を開けて一息ついてから
発せられたのは
「別れましょう、美穂子」
という言葉。しばらくその意味がわからないでいると
「私と居ても辛いだけでしょ?」
そう重ねられて、ようやく心が追いつきました。
もうその瞬間、悲しくてたまらなくなり、涙が止まらなくなりました。
「どうしてですか?」
「好意よりも気遣いが先に来たら、もう恋人ではいられないでしょ?
そんなのお互い辛いだけよ……」
「久さんは私のことが嫌いになってしまったんですか?」
「そうじゃないわ……」
言葉の後に続いた沈黙が何よりも久さんの心を表している気がしました。
何か言って欲しいのに、何も言ってくれなくて……。
私はもうその場に居た堪れず、アパート飛び出ました。
『あなたの瞳、綺麗ね』
『知ってる? 赤いルビーと青いサファイアは同じ素材の宝石なのよ?』
『前に一度対戦したことがあったわよね? 三年前の大会で。
もう覚えてないかも知れないけれど』
『ねえ、この後予定ある?』
涙と一緒に久さんとの想い出が溢れて、私は大きな声で泣きました。
日が落ちた後の街は静かにそれを飲み込んで、
ただ冷たい空気が震えるだけでした。
常夜灯が無機質に光の花を咲かせる下を当て所なく歩き、
やがて辿り着いた公園のベンチに腰掛けていると
「おや、また会ったな。お嬢ちゃん」
と、突然声を掛けられました。
「小林立さん?」
「相変わらずだなぁ。他に覚えることはねえのかい?」
前と同じようにおでんの屋台を引いているその姿を見て、再び涙が溢れました。
「どうしたい? 何かあったのかい?」
慌てて椅子を出して座るよう促してくれた立さんに向かって、
私は無我夢中で久さんと上手くいかなくなってしまったことを話しました。
「落ち着いたかい? 冷えただろ? これでも食べて温まりな」
そう言ってガンモとロールキャベツを出してくれた優しさに頭を下げると、
立さんは少し険しい顔つきで煙草に火を点けました。
「ちょっと複雑だなぁ……」
「はい。私は本当の久さんを受け入れてあげたいのですが……」
「そこだよそこ、複雑なのは」
「え?」
「大体、本当の自分なんているのかねえ」
私が何も言えずにいると、立さんは白い息を吐きながら頭を掻き、
そして考えを整理するかのように遠い目つきをしました。
「そうだなぁ。例えば、俺といる時のお嬢ちゃんと、
あの綺麗なお嬢ちゃんといる時のお嬢ちゃんは違うだろ?」
「はい…」
「どっちが本当のお嬢ちゃんなんだい?」
「それは…」
「きっと、どっちも本当のお嬢ちゃんなんじゃねえかと思うぜ。
人格のことを英語でキャラクターっつうが、元々は『仮面』という意味でなぁ。
それはつまり、人間誰しも仮面を被ってその時々に自分を演じているってことさ。
もしみんながその仮面を取って好き勝手やり始めたら、世の中滅茶苦茶になるだろ?
だから生きているうちは仮面を被らなきゃいけねえのさ。
それを取れるのは、人との繋がりが本当になくなる時。
つまりはおっ死ぬ時だと、俺は思うぜ?
お嬢ちゃんは本当の彼女を受け止められねえっつうけどよ、
そんなの本当に受け止める必要あるのかねえ?
ただ、そこにいる彼女をありのままに愛せばそれでいいんじゃねえのかい?
それをしないで、あれこれ考えて自分の中で答えを出してもしょうがねえだろ?
大体、お嬢ちゃんはちゃんと言ったのか? 好きだって」
思わず黙り込んでしまった私に煮卵を出すと、立さんは優しい笑顔で言いました。
「今日はもう店じまいだ。それを食べたら早く行きな。
そんで、ちゃんと自分の気持ちを伝えるんだぜ?」
お出汁でほんのりと色をつけたその卵を食べている間、何も言わずに居てくれて、
私はその心遣いに感謝しつつ、やがて椅子を立って頭を下げました。
「頑張ってな」
励ましの言葉に頷いて、私は夜の街を走り出しました。
アスファルトを蹴って、長く伸びた電柱の影を飛び越えて、
やがて見えてきたアパートの階段を一息に上り切って、ドアを開けて。
「美穂子?」
捨てられた子犬のような目で小さく呟いた久さんに走りよって、
その顔を両手で挟み、しっかりと見つめました。
「久の馬鹿」
「え?」
「意地っ張り」
「ちょっと、美穂子…」
「でも、そんなあなたが大好き。だから、別れるなんて言わないで」
「美穂子……?」
「あなたがどんな風に思っていてもいい。私は久と一緒にいたい。それじゃ駄目?」
「………」
「私は子供だからあなたの悲しみをわかってあげることは出来ないけれど、
でも、いつまでも一緒にいることなら出来る。それじゃ駄目?」
久さんは私の手の中で顔をくしゃくしゃにすると、
抱きついて、子供のように声を枯らせました。
「美穂子、美穂子……姫子」
「大好き、千歌音ちゃん」
「姫子」
「私、千歌音ちゃんのことをずっと独りぼっちにしてたんだね。
ごめんね。もう私のために我慢なんかしないで。
つらいこと、苦しいこと、どんなことでも私に分けて。
千歌音ちゃんと一緒なら、なにがあったって平気。がんばれるから。
お日様は、お月様があるから輝くんだよ。笑顔になれる。元気になれる。
お月様が輝き方を教えてくれるから、もっともっと輝きたいってがんばれるの。
お月様のために、私、ずっとずっと月を照らし続ける。千歌音ちゃんの姫子になりたい」
「姫子……」
「ハッピーバースデイ、千歌音ちゃん」
>>139 いつの間にか神無月の美穂子になっていました。
元ネタわからなかったらごめんなさい。
ともかくこれ見て元気が出てくれたら嬉しいです。
ではでは、部キャプはやっぱり胸キュン!! ノシ
>>137 これかな↓
「―――今回の放送帯での死亡者を発表させて頂きます。 」
栗色の髪の少女は白い指を組みながらうつむいて一心不乱に祈る
「華菜だけは…上埜さんだけは…どうか…お願い…!」
我ながら身勝手な願いだと思う
しかし、だからこそ、その願いは真摯であった
だが
「―――【池田華菜】―――」
全身の力が抜けたように膝から落ちる
組んでいた指もほどけダラリと肩からぶらんと腕が下がる
全身の血が引いたかのようにただでさえ白い顔が死人かのようにさらに真っ白になる
そしてそんな彼女をあざ笑うかのようにあどけない少女の声は続ける
「―――【竹井久】 ―――」
瞬間、線路の砂利の上に膝を打ちつけ、額をグリグリと押し付ける
ガンッガンッと枕木に無差別に頭を打ちつける音が響き渡り
黒子がやる気を放棄した人形のようにでたらめに腕足首髪をぶん回す
「あはははははははははははははははははははははははは!!!!!!!
よかった『 上 埜 さ ん 』じゃない!やったわよ華菜アアアアアア!
だって上埜さんのはずが無いじゃない!
だって上埜さんのこと私はずっと!!!ずっとよ?!
ずっとだってずっとずっと三年!三年の間ずっと!
華菜聞いて!上埜さんは無事!だって死んじゃったのは『 竹 井 さ ん 』だもの!
やったあああああぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!!!
華菜ぁ!華菜ァ!聞いてぇ!聞いてよ華菜ァ!!!何で返事をしないの華菜!
あ、そっかぁ!華菜も死んじゃったんだっけ!!!!!!!!!
はははははははははははははははははははははは!!!!!!!!」
線路の上で血まみれになりながらダラリと腕を下ろし
背中をのけぞらせながら中天に向かって奇声を発す、
人間であったものがそこに跪いていた
GJですよ
けど最後、呼称がまんま神無月になってるのは仕様?
>>155 マジキチと思ったが一応聞いておく
続きはどこで?
やっぱり部長の親御さんは離婚説が濃厚なんだろうか。
死別なら別に名字変わらないもんな。
父方に付いたのか母方なのか気になる所だ
>>158 thx
カオスすぎて駄作なのかどうかも判別できん
離婚で大事な大会放り出すかなあ…
自分は両親と死別して親戚に引き取られたとかだと思ってた
当時すでに家庭崩壊してそうな雰囲気だから
夫婦別居中だったところで同居していた父親が突然死とか
部長が既に結婚してて名字が変わったと考える事にしましょう
それ、オレの冬コミネタ…
あれだ
部長の家は没落貴族
↓
家存続の為無理やり金持ちと結婚させられる
↓
当然名字は変わる
↓
部長を救うためにキャプテンが立ち上がるッ!
神無月、DV、バトロワ…最近このスレはカオス過ぎるし!
>>158 なんでキャプテンがいるのかよくわからないがこれも人気の証明だな。
そろそろきらきらしたものとか甘いものが欲しくなってくる。
バトロワじゃ咲キャラは基本的に殺され役だからなー
キャプテンは絶対死ぬだろって展開でなぜか生き残った
カオス状態の今なら中の人ネタを言ってもいいかな…?
キャプテンの中の人の歌で「恋ごころ」という歌があってだな
それがここ最近、キャプ片思いソングに聞こえてしょーがないんだ。
1番は大会中に部長をそっとみつめるキャプテン
2番は合同合宿時のキャプテン
通勤中聞きながらニヤニヤしてしまう( ´∀`)
部長の親はプロ雀士で稼ぎまくってて突然不慮の事故で他界
母方(竹井性)の祖母に引き取られる
って感じでカツ丼とも親交があるって予想
>>170 わかる。
そして「Pure」あたりを経由して、最終的に「Happy love to you」まで行けばいいと思うよ。
恋の天使舞い降りて〜
まとめ編集したいのに携帯じゃ出来ないのが悔しいぜ
空気を読まず、妄想全開の部長過去有り部キャプ駄文投稿
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裏通りにある寂れたビルの薄暗い入り口をくぐってエレベータに向かう。
エレベータに乗り込んで5Fのボタンを押した。
「久しぶりね・・・ここも」
まさか、またここに足を踏み入れることになるとは思わなかった。
エレベータが停止し、ドアが開く。
暗い廊下を右手に進み、薄汚れたスチールのドアの前で止まる。
息を吸い込むと、意を決してドアを叩き声を出した。
「あたしよ。竹井久。津川さん、いるんでしょ?開けて頂戴!」
しばらくしてドアが開いて、黒っぽい服に身を包んだ壮年の男が顔を出す。
浅黒い顔に短く刈り込んだ髪の、いかつい男だ。
その男、津川のことを、私は知っていた。
「久さん・・・・どうしてここに・・・」
「知り合いがトラブルに巻き込まれたって聞いてね。福路美穂子。いるんでしょ?」
「・・・・まぁ、入ってください」
勝手知ったるなんとやらで、ずかずかと中に踏み込む。
紫煙が立ち込める中に全自動麻雀卓とそれを囲む人間たちが目に入った。
卓には、どうみても堅気ではない男が2人。
ひとつの席は空いている。おそらく、津川がいた席だろう。
津川はこの事務所の元締めだが、今回は賭けに参加しているようだ。
他には用心棒のような男が1人。こいつは離れた場所にいて卓を眺めている。
そして、この場にそぐわない制服姿の女子高生が1人。
「上埜さん・・・・」
青ざめた、震える声で美穂子が私の名を呟いた。
ちょうど半荘が終了したところだろうか。
点箱を見ると、津川が丁度プラマイゼロくらい、美穂子はマイナス10くらい沈んでいる。
「いつから女子高生解禁になったのかしら、ここは」
我知らず、声に嫌悪の色が混じる。
「あぁ?お友達ってヤツか?お前も一緒に毟られに来たのか?」
卓に座っていたガラの悪い小太りの男が大声をだす。
不必要な大声で素人を威嚇する。連中のやり口だ。
あたしは肩をすくめると、あいている席に勝手に腰を下ろす。
「ちょうど半荘終わったところみたいだし、メンバーチェンジよ。
文句無いわね、津川さん」
「久さん、しかし・・・」
「かまわねぇよ。津川さんはほぼプラマイゼロだしな。
ところでお嬢ちゃん、ルールは知っていて、卓に付いたんだよな?」
津川より私の方が組し易しと見ているんだろう。当然だが。
「まぁね、3年前と変わってなければ」
「ルール変更は特にありません。3年前と同じです・・・・」
「そ、じゃ、ルールの説明は要らない。
でもひとつ。私か美穂子が勝ったらその浮き分で借金を返済させてもらうから」
「いいぜ。そのかわり、負け分は当然、嬢ちゃんにも背負ってもらうからなぁ」
卓を囲んでいる男の1人・・・年は30半ばくらいだろうか・・だらしなく背広の前を開いた腹の出た男がニヤニヤしながら念を押す。
「津川さん、おめぇ、この娘とは知り合いなのかよ」
もう1人の、やや背の高い頬骨の張った男が津川に声をかけた。
「上埜 久さんです。」
「上埜・・・・・・・?どっかで聞いたことあるな」
「今は竹井 久よ。
その前にちょっとトイレ。美穂子、付き合って。」
「あぁ、逃げんなよ!」
男たちの野次と笑い声を後に、私は美穂子の手を引いて部屋を出た。
2時間前。
放課後の雑用を負えて下校中だった私のところに、見覚えのある制服の女子高生が息を切って飛び込んできた。
「き、清澄の部長さん、だし!?」
その娘には見覚えがあった。そう、県大会の決勝、大将戦で咲と戦った子だ。
「あら、いらっしゃい。今日はどうしたの?」
「の、のんきに挨拶してる場合じゃないんだし!キャプテンが・・・キャプテンがぁ・・・」
泣きそうな声でしがみ付く様子に、私はただ事じゃない事情を察知した。
「落ち着いて。美穂子に何かあったの?」
池田華菜子・・・美穂子が目をかけていた後輩が語った内容は次のようなものだった。
風越麻雀部の部員の2年生が、タチの悪いチンピラと付き合い始めた。
その男におだてられて高レートの賭け麻雀に興じた挙句、多額の負けを背負ったというのだ。
その部員の様子がおかしかったため、問いただして事情を知った美穂子はチンピラ男を通して借金の相手と掛け合ったらしい。
相手の出した条件は、賭け麻雀で美穂子が勝てば借金を無かったことにすると言うこと・・・。
「はぁ、なんて無茶なことを・・・・美穂子らしいけど」
おそらく最初に風越部員と付き合ったチンピラも借金相手とグルだ。
借金を返せなくなった若い娘の末路は想像に難くない。美穂子がそんな目にあうのは絶対に許せない。
私は美穂子の麻雀の腕は知っている。
しかし、いかに美穂子が麻雀に強くても、賭け麻雀のプロには勝てない。
なぜなら、彼らが打っているのは美穂子が良く知っている麻雀では無いからだ。
「わかったわ・・・今から美穂子を助けに行ってくる。あなたは家へ帰りなさい!」
すっかり頭に血が上った私は全力で駆け出した。
「えっ、キャプテンの居場所はどこかわからないんだし?」
「知ってるわ・・・・」私は呟く。
この町で高レートの賭け麻雀を扱ってる場所なんて、かつて私の父が命を失ったその場所以外には無いだろう・・・。
「上埜さん・・・どうして・・・」
美穂子は呆然として私を見つめている。
「それはこっちのセリフよ。まったく、無茶するんだから・・・」
トイレで手早く髪を結びながら、私は答える。
「ごめんなさい・・・私、全然、和了れなかった・・・・。
部員を助けるつもりが、上埜さんにまで迷惑を・・・・」
美穂子の美しい瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「勝てなくて当然よ。連中はコンビ打ちで通しやってるだろうしね」
私はハンカチで美穂子の涙を掬ってやった。
「えっ・・・通し・・サイン?話には聞いたことありますけど、そんな様子は・・・」
「連中はプロよ。素人に簡単にバレるようなサインは使ってないって。
でも、私なら連中のサインを見破れる。美穂子とあたしのコンビ打ちなら、あいつらを捲れる。」
「上埜さん・・・・・一体・・・」
美穂子の表情に複雑な色が浮かんだのを私は見逃さなかった。ズキリと胸が痛む。
「説明は後。私たちの間にはサインは不要よね。さ、行くわよ。」
腕まくりをして美穂子の手を取り、賭場へと向かった。
連中のサインは巧妙だったが、父からサインの見破り方をみっちりと叩き込まれている私は、なんとかそれを見破ることが出来た。
ただし、しばらくはサインを見破ったことを悟らせずに回し打つ。
すでに美穂子も右目開眼している。
私と美穂子の間にはサインは必要ない。美穂子は私が求める牌を適切に捨ててくれる。
美穂子から「南」をポンし、「白」を捨てた。
相手の男たちは、サインを駆使しつつお互いに必要な牌をやり取りしている。
今回は腹の出た男の方が聴牌したようだ。
南場オーラスになっても場は平らなまま。前の半荘で美穂子の負けがマイナス10、風越部員の子の分も含めるとトータルでマイナス100。金額にして500万・・・。
ここで私のラス親が流されれば、その負けが確定することになる。
だが、私はすでに見破っている。小太り男の余り牌を。
通しサインで相方に情報を伝える一方、この私にもそれは筒抜けなのだ。
美穂子の捨てた「北」をポン、「東」を捨てる。
「なんだ・・・・?字一色でもやってんのか・・・」
男はちょっと迷ったようだが、河を眺め、手配から一筒を切る。
河にはすでに2枚の一筒が切れているのだし、私が相手じゃなければ妥当な選択だろう。
私が相手じゃなければ、ね。
「それ、ロンよ」
ニヤリと笑みを浮かべてしまう。
わざと気軽に発声するとともに、私は右から滑らかに手配を倒していく。
南南南 北北北 西西西東東東 ◎ ・・・・ ◎
「大四喜和(ダイスーシー)・・・・ 96000点」
「うぎっ!?」
「親のダブル約満・・・地獄単騎待ち・・・だと・・・」
振り込んだ男がうめくような声を上げ、ガタッと席を立ち上がった。
「こ、こ、こ、このガキ・・・」
凍りついたようにその場で私を睨み付けている男からは、殺意が滲み出ていた。
そう、3年前のあのとき。
私が全中の地区予選で美穂子と卓を囲んでいるそのとき、父さんもここで殺意を受け止めていたんだ・・・・。
--------------------------------------------------------------------
最後は美穂子が長身の男から倍満直撃で私の親を流して終わりとなった。
もともとこれ以上の勝ちを取るつもりはない。風越部員の借金をチャラに出来れば目的は達成なのだ。
「おまえら、こんな勝ち方で大人をコケにして、タダで済むと思ってるのかな?」
長身の男が凄みを利かせた声で私に近づいてニタリと笑う。
最後は恫喝か・・・つくづく幅の無い連中だと思う。
「素人相手にコンビでサインを使っておいてよく言うわね。
津川さん、いつから未成年の素人巻き込むようになったの、ここは」
「久さん、すみません・・今回のことは自分の不手際でした。
未成年は遊ばせるなと含めていたんですが、留守にしている間に出入りの若いもんが、チンピラと高校生を連れ込みまして・・・・。
勝負は成立しちまいましたから、自分が打って取り返そうと思ったんですが・・・」
「そう。叔父さんは知ってるの?」
「いえ・・・。久さんのお知り合いと知ってたら、組長に真っ先に報告したんですが・・。
しかし、お見事です。親父さんの名に恥じない名勝負でした」
それから津川は男たちに向き直った。
「潔く負けを認めて手を引いてくれ。
これで手を引けばよし、もし今後この人たちに手を出すようなことがあったら
絶対にそれを見逃すことはない」
「凄むなよ、津川さん。何もしねえって」
小太りの男は渋々認めると不貞腐れたようにまた席に座り込んだ。
長身の男はふんと鼻を鳴らすと肩を怒らして踵を返す。
獲物を取り逃がしてさぞや無念なことだろう。同情はしないが。
「気を使ってくれたことに礼を言うわ。
今度こそ2度とここにくることは無いでしょう」
津川が頭を下げたのが背中越しに感じられた。
あたしは美穂子の手を引いて事務所を後にした。
私と美穂子は手をつないでとぼとぼと歩いていた。
列車は無くなってしまっていた。
あれから会話が無い。
「あの・・・上埜さん・・・」
「竹井 久よ。」声が硬くなるのがわかる。
「あっ・・・ご、御免なさい・・・」
あたしはふっと笑う。
「もう、あやまってばかりね、美穂子は。
もう分かったと思うけど、私、ああいう世界の関係者だったのよね」
「・・・・・」
「隠すつもりは無かったんだけど・・・・父さんが死んで母方に引き取られてからは、遠ざかってたから・・・。」
「あの津川って男、父さんの舎弟だったの。心底の悪党じゃないわ。善人でもないけど」
あたしは津川が父の仇を討った報告に来た日のことを思い出していた。
根っからの悪党ではないが、人は殺してる・・・か。
これで終わりかな・・・。
打ち明けながら私はぼんやりとそんなことを思っていた。
この子は私から去っていくだろう。
普通に考えれば、裏社会と関係がある友人なんて欲しくなんかないだろう。
やさしい美穂子の事だ、それを罪悪感に思うかもしれない。
心が暗く沈んでいくのが分かったが、どうすることもできそうにない。
おわり?なにはともあれ乙です
ところで
>>123の続きが早くみたいww
「すごく、かっこよかったです、さっきの竹井さん」
「え?」
想像の斜め上を行く美穂子の言葉に私は間抜けな声を出してしまった。
「わたしを助けに来てくれました・・・嬉しかった・・・
・・・かっこよくて・・・どきどきしました・・・初めて会ったときみたいに・・・」
「え、えっ?」
「・・・・あなたが来たとき・・・私は・・・本当に嬉しくて・・・自分を助けるために貴女が
来てくれたんだって・・・喜びで・・・身体が熱くなって・・・・・」
美穂子が私を見つめてくる。美しく濡れた色違いの両目で・・・・。
「貴女が勇気をくれました・・・・・。だから、言います。私の気持ちを・・・」
「ずっと・・・・好きでした・・・。3年間・・・。
今日、わかったんです・・・好きです・・・今までも、そしてこれからもずっと・・・
私の愛しい人・・・」
ダメだ・・・。美穂子の告白の言葉が麻薬のように私を侵食してくる。
それは歓喜・・・陶酔・・・。
私もあの時と同じ。
引き込まれていく。美穂子の瞳と言葉に。
「友人としてではなく・・・恋人として、私を見てくれませんか・・・
おかしいですか・・・女の私が、同性の貴女に恋しているのは・・・
うぬぼれですか・・・あなたも私を愛してくれていると・・・だから助けに来てくれたのだと・・
そう考えるのは・・・私の勘違いですか・・・」
顔が近い。触れ合っている柔らかな胸の感触が熱を帯びてくる。
吐息が甘い。そのまま自分の口を重ねたい衝動に駆られる。
「確かめて・・・・いいかしら・・・・」
私はかろうじて自分を抑えながらそう言った。
「えっ・・・」
「その気持ち・・・確かめていいかしら・・・・・
そして、私の答えを・・・伝えていいかしら・・・」
返事を待たずに美穂子の手を取った。帰りの電車はもう終わってる。
駅前にあるホテルに足を向けて歩き出す。
心臓の高鳴りが止まらない・・・。
連投規制?に引っかかりましたがこれにて。
>>186 GJ!
しかし乙とは言わないぜ
もちろん続きあるんだろ?いつまでパンツ脱いで待ってればいいんだ?
いや、この最後の余韻がたまらなくいいんだ。
>>185 GJですね
超設定かな?と思ったけど以外と違和感なかった
あれ?池田華菜子ってだれだっけ…
続きは各々脳内で補完って事でいいのかい?
>>185 GJ
途中むっきーの名字が思い出せなくて頭抱えた。
これはGJ
やっぱ麻雀入れてくれると咲っぽさが出る
>>185さんGJです!
この投下ラッシュの流れに乗って投下宣言をした長編から生まれた偶然の産物の短編をば
>>123氏の続編も楽しみに待ってます
タイトル付きの作品が少ないので、タイトル考えてみました
タイトル
「久の作る朝食は…」
「ん…ふわぁ〜…」
朝の暖かな日差しが目に入り私、福路美穂子は目を覚ました
眠たい瞼を擦りながら私は隣でまた寝ているはずの愛しい人を起こそうとする
「久…朝ですよ…
起きて、っていない?」
私は隣に久がいないことに気づいて辺りを見回した
どこに行ったのかしら…
と部屋内を探しているうちに時計が私の目に入る
その時計はすでに午前10時を指していた
「え!?」
私は驚いた
それはそうだ、私はいつもは6時には目を覚ませるように気を付けているのだから
…そうだ。思い出した
昨日はバイトが忙しかったので疲れて、片付けを終えてそのままベッドに倒れ込んだことを
恐らく、今日はバイトがないために油断してしまったのだろう
今の今まで私は爆睡してしまっていた
確か、久は朝早くから知り合いから誘われた発掘調査を手伝いにいったはずだ
一昨日くらいから、
「もしかしたら、化石も出てくるかも知れないんですって!!
良いわよね…化石ってロマンに満ち溢れてて」
とか言って楽しみにしていたことを思い出す
状況の把握を終えた私はとりあえず、汗ばんだ体を洗い流すべくシャワーを浴びに、浴室へ向かった
着替えを持って、浴室へ向かう最中
私の頭の中を1つの疑問がよぎる
そういえば、久はちゃんと朝ご飯を食べたのかしら?
体力を使うだろう発掘作業をする上では、きちんとした朝食が大事になってくる
久は放っておくとすぐに簡単な食事に流れがちになるので、私は心配になる
念のため、久が何を食べたのかをチェックするために私はリビングに寄っていくことにする
中に入ると、そこには私を迎えたのは意外な光景が広がっていた
テーブルの上にはトーストと少し焦げた目玉焼き、千切っただけのレタスとミニトマトだけのサラダ、そして、バナナと牛乳が置かれていた
私はびっくりしてテーブルに近寄ると私の椅子の前にメモ書きのような物が置いてあるのを見つける
その中身にはこんなことが書かれていた
「おはよう。美穂子
今日は随分とお寝坊さんなのね?
何度起こしても美穂子が起きてくれないのでここにメモ書きを残して置きます
昨日も言ったけど、今日は私、用事があるから出掛けて来るわね
そこに私が精一杯作った朝食が置いてあると思うんだけど…
どう?美味しい?
できたらで良いんだけど後で感想を頂戴?
いけない!美穂子のかわいい寝顔を見ながら書いてたら時間が無くなってきたわ!
多分、もの凄く疲れて帰るから夕食、期待してるわね?
では、行ってきます!
P.S.知ってる?バナナと乳製品を一緒にとると脳が活性化するんですって☆
あと、寝顔と唇。ごちそうさまでした♪」
読んでいくうちに自分の顔が真っ赤になっていくのがわかる
ちょうどおはようのキスがなくて残念だ
とか、思っていたので本当にもの凄くびっくりした
目の前にある、久が苦心して作ったであろう料理たちを見渡す
久が私のために作ってくれた
それだけで私の心は暖かさでいっぱいになる
私は久の作った朝ご飯を味わいながら、噛みしめながら、ゆっくりと食べていく
その味は愛情が最高のスパイスになっていて、とっても美味しい
たまには久に朝食を作ってもらうのも良いかもしれない
多分、久は嫌がるのだろう。
でも、私は今回、そんな苦労をしながら料理を作る久の姿を見れなかったから…
今度は作っているところを見せてほしい、と頼もうかな
そんな風に思えた土曜日の朝だった
これはこれはGJ!!!
化石×部長ってのもなんも違和感なかったw
以上です
本編ですが、更に話数が延び、1クールにまで至りました…
ですが、やっと、投下できる目星がついてきました
こんなへたっぴなド素人作者で申し訳ないですが
今後とも暖かく見守っていただけると幸いです
では、次は長編の投下時にお会いしましょう
>>172 これは良い部キャプソング!
ちょっとキャプテンの中の人のアルバム集めようと思った。
部長顔広すぎ
有名プロ雀士から考古学者?にまで顔が効くなんて
>>185 GJです。ホテルでの二人が気になるので、自分もパンツを脱いで待ってます。
このままだとフルチンで出かけることになり、恐らく警察に捕まるでしょう。
助けて下さい!!
>>196 前スレの897以来待っていましたw
へたっぴだなんてとんでもない。長編も期待していますね。
自分もこの流れに乗ってこっそり153の本当の続きを投下……
「ごめんね美穂子。あなたの言う通り私は意地っ張りだから、
本当は大好きなのに、それを言えなかったの。
人を好きになることも、好きになられることも苦手な私だから、
この先も美穂子を傷つけるかも知れない。
それでも、あなたが必要なの。だから、そばにいて?」
「当然じゃない。私だって、久が必要なのよ?」
すれちがっていた日々がそのまま涙にかわったみたいに、私達はしばらく泣き続けました。
そのうちに久さんの背負った深い悲しみや、それを理解できない自分の小ささ、
必要とされたいという寂しさの裏返しでしかない願い、そんな様々なことが流れ去って
私はただ目の前で同じように泣いている久さんを、十八歳のありのままの彼女を
愛したいと思いました。それを言葉にすることへの恐れはもうなくて、
「愛してる、久」
はっきりと彼女に伝えると、いつもの優しい笑顔が返って来ました。
それから少し後のお話。
〈部長視点〉
記憶の糸をたぐろうと努力しなくても、色々なことが思い浮かぶ。
例えば
休日の朝に間違って目覚まし時計をセットしていたり、
その音で起きてしまった私に
「い、今止めますね!」
と言ったものの、アラームの停止方法がわからなくて右往左往した挙句、
「ごめんなさい、久さん」
と結局涙目になって謝ったり。
あるいは
「愛する美穂子へ。
駅前のスーパーでひき肉の特売をやっていたから、今日はハンバーグね」
という私のメールに対して
「あいするひささんへ。
はんばーぐたのしみです」
なんていうレスポンスを『全員に返信』してしまったり。
他にも
可愛い猫が沢山紹介されるらしいと予約録画しておいた動物番組が撮れてなかったり、
(心配だから大学の友達に録画を頼んでおいたから良かったけれど)
しっかりしてるように見えて、美穂子は重度の機械オンチだったりする。
まあ、苦手なのはデジタル機器だけで、それ以外は人の話もちゃんと聞くし、
細やかな気遣いも出来る。決して不注意なんてするタイプじゃないから、
その点では文句のない理想的な恋人。
おまけに料理も上手いし掃除洗濯だってきちんと出来るから、
今すぐお嫁さんに貰ってしまいたいくらい(//////)。
そんな美穂子が、今日はいつもしないようなケアレスミスばかりしている。
まず昼御飯の時にうどんを茹でたまま差し水を忘れ、吹き零れた熱湯でシンクを
濡らしたのを皮切りに、買い物に行くのに財布を忘れ、レジではおつりを取らず、
果ては店員さんに声をかけられても上の空という始末……。
それだけなら良かったけれど、夕飯の準備をしている時に包丁で指を切ったから
私はとうとう我慢が出来なくなってしまった。
(幸い傷は浅かったからいいようなものの、どれだけ心配したと思っているのかしら)
切れた指を口に含んで血止めを済ませてから、
高ぶった胸の内そのままに、美穂子に声をかける。
「駄目じゃない!注意しなくちゃ!今日は一体どうしたの?」
「あの……」
「何だか私の手元ばかり見てるけど、気になることでもあるの?」
「………気付いていたんですか?」
「当然じゃない。つい今しがたも見てるんだもの」
それに対して当の美穂子は絆創膏を張ってあげた左手の人指し指を
所在無さ気に膝に置きながら、見るからにしゅんとなって俯いてしまった。
「ちゃんと言ってくれないとわからないわ。次また怪我でもされたらと思うと、
心配でたまらないのよ?」
「…………………
クリスマスが近いので、久さんに指輪をプレゼントしようと思って。
出来れば字を彫ったものにしたかったんですが、加工に時間がかかるそうで、
その発注の期限が明日だったんです」
〈キャプテン視点〉
「それでびっくりさせようと黙ってたわけね?」
少しの沈黙を挟んで聞こえてきた言葉に黙って頷くと、
久さんの気の抜けたような溜息が静かな部屋に響きました。
次いで頭を撫でられる感触があり、俯いていた顔を上げた瞬間、
おでこを軽く弾かれてしまいました。突然のことで驚きましたが、
その顔は笑っていて。開いた口から
「もう、お馬鹿さんなんだから」
という言葉が聞こえて来ました。同時に切った指を優しく包まれて、
思いがけず嬉しかったのですが、自分なりに考えてのことだったので
「お馬鹿さん」
と言われてちょっぴり複雑な気もします。素直に頷けないでいると
「美穂子はニゴウでしょ?」
という言葉が投げかけられました。
「ニゴウって、あの……?」
その意味がわからず聞き返した私を待っていたのは、
「薬指のサイズよ」
久さんの優しい笑顔でした。
175のSSを読んでたら「ナナヲ・チートイツ」っていうラノベを思い出した
「二号でいいんでしょ?」
「は、はい。でも、どうして知ってるんですか?」
「そりゃあ美穂子のことだもん」
「え? 久さん、あの……」
「ふふ、寝ている間に調べたの。色々とね」
「………//////」
(びっくりして欲しかったのに……)
そう思うと少し残念でしたが、でもこんな風に予想もつかない大きな愛で
私を包んでくれる久さんを改めて愛おしく想いました。
壁に掛かった日めくりカレンダーはまだ十二月二日ですが、
クリスマスがとても待ち遠しく感じられます。
きっとそれまでにこの部屋を華やかな装いにしておこう。
二人きりの初めてのクリスマスを素敵な想い出にしよう。
そう決意していると、久さんが私の絆創膏を張られた左手の人差し指を撫でました。
「美穂子は薬指でいいんでしょ?」
「はい」
「私の左手の人差し指サイズは三号だからね」
「どうして、人差し指なんですか?」
「指輪は右手につけるのと左手につけるのとでは意味が違うの。
元々右手には『権威や権力・現実の力・相手への願い』といった意味があって、
左手には『信頼や服従・想念の力・自分への願い」という意味があるのよ。
その中で左手の指に左手の人差し指に指輪をつけることには
『積極的になる』『密かな誓いをかなえたい』『精神的に強くなり、迷いを払う』
そんな意味があるの。それでね、出来ればその指輪には『運命的な絆』と刻んで欲しい。
それは、あの日魅せられたあなたの右目、青いサファイアの石言葉だから」
「久さん……」
「美穂子の指輪には『不変の愛情』と刻むようオーダーしたんだけれどいいかしら?
それはあなたがいつも見せている左目の、赤いルビーの石言葉」
「……勿論です」
晩御飯はまだ作り途中で、火にかけたお鍋から水の沸騰する音が響いていました。
切った野菜は私が怪我をした時と変わらずまな板に上に転がっていて、
そこから漂う微かな青臭さと、炊き途中の電気釜から吹き上がるお米の匂いが
感じられました。それは本当に何気ない日常で、私はこんな当たり前の時間が
幸せなんだろうと思いつつ、近付いてくる久さんの顔に目を閉じ、そして
その唇を受け止めました。
「私がかなえたい『密かな誓い』はね、卒業した後も美穂子と一緒に暮らすことなの。
もし良ければ、卒業式の日にあなたの指輪をかざして欲しい。
そしたら、私は人差し指用に作った指輪のゲージを下げて薬指にはめるわ。
薬指に指輪をはめる意味は『結ばれている証』『恋人への愛情』」
「はい。きっと」
こんな感じです。
>>123さんは投下時期が被って申し訳ないことをしてしまいました。
続き期待しています。185さんと196さんも。
今回ので同棲SSのネタも尽きてしまったので一先ず出張を終わります。
新しいネタが浮かんだらまた遊びに来ますが、
勿論このスレは今まで通りチェックしてニヤニヤしてますので、
良ければ皆さんも咲和スレに遊びに来て下さい。
あ、あと言い忘れましたが、18禁の続きがあります。
パスワードは再び「miku」です。URLは以下の通り。
ttp://www.age2.tv/rd05/src/up0746.txt.html ではでは、部×キャプはジャスティス!! ノシ
職人の
職人の皆様大変GJです!
さて、とてもカメさんになってしまいましたが
>>123の続きをやっと書きあげたので投下致します
少し長いです。そして暗いので観覧注意です
私が美穂子からDVを受けるようになってから、どれくらいの時間が経ったのだろう。
初めのうちは、ケータイをしつこくチェックされたり、大学に行っただけなのに今日は何をしていたのか?
話をした人数は何人だ?ほんとうにそれだけなのか?他になにか変ったことはなかったか?
と、一日のうちに私がとった行動全てを聞き出そうとする。
そして私がその質問に対して細かく説明し、答えていく。その繰り返し。
だけど、全ての質問に答え終わると、彼女は満足したようにニッコリと笑いそのあと思い切り私に甘えてくるのだ。
そんな笑顔を見ると多少は厄介に思っていたそれも、簡単にどこかへいってしまう。
今は少しだけ人間関係に敏感になっているだけだ。そのうちすぐ終わるだろう。と、我慢することが出来た。
けれど結局それが終わることは無くて…。
それは、日を増すごとにエスカレートしていくばかりだった。
ある時は、お皿を目の前で叩き割られ
ある時は、私が大切にしている本を破られ
ある時は、顔を殴られたり体を引っ掻かれたり
やがて彼女が笑うことは無くなってしまった。
そして、様々な暴力の中で、私がもっとも苦痛だったのは無理強いされるセックスだった。
今日は疲れているからと断ると、私のことを愛していないのかと泣き叫ぶ。
――そんなことないわよ、愛してるに決まってるじゃない。
――なら良いじゃないですか。
いつもこんな調子で行為へと持ち込まれる。
キスなどの前儀は省かれ、いきなりパンツを脱がされる。
まだ濡れていないのに無理やり指を入れられ、膣内を掻きまわされる。
そして私がその痛みに耐えて声を押し殺しながら涙を流す。すると彼女はこう言う。
――どうして声を出さないんですか
――気持ちよくないんですか?
――やっぱり、私のことを愛していないんじゃないですか…?
どうしてそのような解釈になるのかが分からない。
私があなたの事を、愛してないわけ…無いじゃない。
どうにかこの場を乗り切ろうと思い、頬を引き上げ笑顔をつくる。
だけど、その笑顔は本物じゃないとすぐに見抜かれ、今度は顔を殴られる。
理不尽極まりない。頭がグニャリと曲がり、胃の中で何かが暴れだす。
何度も何度もトイレに駆け込んでは、その日に口にしたもの全てを吐き出した。
胃の中が空っぽになってもそれは続く。
鏡を見ると、すっかりと顔色が悪くなり目の色が真っ黒になっていた。
首には無数の傷跡。口元は殴られた後が変色し、赤から紫の間のような色をしている。
ある日、彼女は大学に行こうとしなくなってしまった。
どうしたのか聞くと、怖いからだと言われる。でも、何が怖いのかは分からない。
そんな彼女を放っておいて、私が大学に行こうとすると、置いてかないで。
一人にしないで、と泣きつかれてしまう。
――あなたも一緒に行けば良いじゃない。そうすれば一人ぼっちにはならないわよ
――久さんが誰かと喋っているところを見たくない。誰かと一緒にいるところを見たくない
――だから、久さんもここに居て。ずっと一緒に、私と居て。永遠に…
結局は、私もその日から大学に行くことができなくなってしまった。
食材を買いに行こうとしても、遠出は許されない。
私が行くことを許可されたのは、せいぜいコンビニくらいだ。
それでも十五分以内に家に戻らないと、怒鳴りつけられ、また殴られる。
その怒鳴り声で、アパートの隣の部屋の住人からうるさいと苦情が来る。
頭が痛い。疲れた。
私と美穂子が大学に行かなくなってから一週間頃、友人から私を心配するメールが何通もきた。
とても嬉しかった。少しだけ心が救われたような気がした。
けれど、結局はそれも美穂子にケータイを奪われて削除される。
もう私には逃げ場がない。すがるものが何もない。
完全に外との繋がりを断ち切られてしまったような、そんな気がした。
今、私が居るのは真っ黒な箱の中だ。窓からは何も見えない。光も差し込んでこない。
精神的にも肉体的にも、もう限界だった。
いっそのこと、美穂子が私を殺してくれないだろうか。そんなことまで考えてしまったことがある。
でも、もし私が死んでしまったら美穂子はこれから先、どうなってしまうのだろう。
一人で生きていけるのだろうか?再び、人と触れ合うことができるのだろうか。
そう思うと、とてつもなく不安になってしまう。
あれ、でも…不安ってなに…?
ああそっか。考えるまでもない。
こんなにボロボロになってまでも、私は美穂子のことを一番に思っているんだ。
それは何故か?もちろん、愛しているから。ただそれだけのこと。
美穂子がこうなってしまったのは、私に依存しすぎているからなんだと思ってたけれど…
私もそれと同じくらい、あなたに依存してしまっていたのね。
馬鹿だと言われても構わない。好きなものは好きなんだからしょうがない。
私も、美穂子と同じなんだと分かったとたん、気持ちが少しだけ軽くなった気がした。
もう少しだけ頑張ってみよう。痛みにでも何でも耐えてみせよう。そう思えた。
だけど、そんな矢先にとんでも無い事が起こってしまう。
ある夜のこと。
いつものように私が彼女から暴力を振るわれ、それに耐える。
そして彼女が寝た後にこっそりと部屋から抜け出し、怪我の手当てしに居間へいく。
絆創膏を貼り替え、引っ掻かれた傷口に消毒液を塗る。そんなとき
「…これを……えば……るの?」
「……ほんと…に……………るの?」
「そう…………思いは……だわ」
寝室から何やらブツブツと話し声が聞こえてきた。
まるで誰かと会話をしているみたいに。だけど、時間は深夜一時頃。
こんな時間に美穂子が誰かと電話なんてする訳ない。
そんな様子におかしいなと思った時。私の足は既に寝室へと向かっていた。
「…私が全てを……終わらせるのよ」
部屋の前まで来た時、はっきりとそう聞こえた。
ちょっと待って。終わらせる?終わらせるって一体なにを…?
ドアを開く。その次の瞬間、私は絶句した。
「美穂子…!!何やってるの…!!!」
*
いつかネットでDVのことを調べた時、こんな事が書いてあった。
・加害者は自分が「正義」だと思っている
・加害者は自分が何をやっても許されると思っている
・加害者は「〜しないと死ぬ」と口癖のように言うが実際は死にたいなんて思っていない。
それは、自分に構ってほしいという思いから生まれる、ただの甘え。脅しだ。
初めてそれを見た時は、そういうものなのかと思った。
けれど、私は美穂子と一緒に居て一つ、気づいたことがある。
DVは被害者と加害者、どちらも同じくらい苦しんでいるのだと…。
以上です…。
まず先に言わせて下さい。
かなり納得のいかないラストになってしまったことについて、申し訳ない気持ちでいっぱいです
今はこのSSを書いたことについて少し反省しています
ハッピーエンドにすると前に書いたくせに結局できませんでした。
DVという題材で話を書いたら面白いかも、という軽い気持ちで後先考えずに投下してしまいました。
決してDV=面白いという意味で書いている訳ではないのですが、
DVの実態をよく知らない者が踏み込んで良い世界ではないと書いてる途中で痛感しました。
とても重たいテーマだったと思います。
最後だけでもハッピーエンドにしようと努力はしましたが無理でした…
なんかうまく書けませんが、本当に皆様には申し訳ないことをしたと思っています。
また機会があれば、こんどはあまあまでキャッキャウフフなものを書いてみたいですね…
では失礼します
GJですよ
欲をいえば、こういう打ちきり気味の終わり方ではなく、なんらかの決着をつけて欲しかったですが…
この題材は難しいものがありますしね。
どんな結末にしても違和感が残るかもですし、これがベターな結びだったのかな?とも…
ともあれお疲れ様でした。次作期待してます
「上埜さ〜ん!おまたせ!…キャッ!私恥ずかしい!」
「え?」
「上埜さんの前で『おまた』せなんて言っちゃって…」
(何を言ってるのかしら?この子は…)
DV話もGJだがやはり重いな
>>216を見てホッとしたよ
「ひ…」
「ひ?」
「あの、ひ…っ、ひさ…しぶりに映画など一緒にどうですか?」
「あら、いいわね。ちょうどテレビの予告でみたいって思ってたのがあったのよ」
「それは…よかったです(また名前で呼ぶの失敗しちゃった…)」
ってな感じに名前を呼ぼうと挑戦して失敗するキャプテンっていいと思うんだ。
まとめの編集ミスった・・・・
3-94は気にしないでください。。。すいません
>咲和スレからの職人氏
無断でうpろだから転載してしまってすいません
でも、消えてしまうよりは良いと思ったので・・・
この場で謝らせてください。すいませんでした!
それとは別件なのですが
自分、以前から長編を書くと言ってはいたものの落とせていなかった者です。
実は今夜から、投稿を始めたいと考えています。
ですので、その概要と投稿予定についてお知らせしようと思います
以下概要です
全13話
登場キャラ・・部長、キャプテン、かじゅ、モモ、池田、咲、和他
設定・・・2年後、二人は同棲中。
2人とかじゅ、ワハハは同じ大学に通っていて、
風越を卒業した池田とみはるんは龍門渕大へ行っている
部×キャプ、咲×和、かじゅ×モモを前提
投稿について
1日1話ずつ投稿していく予定ですが、一定の話数が終わったら
1日添削のために休みを設けるつもりです
楽しみにしていただいてる方には申し訳ないのですが予めご了承ください
では、また今夜お会いしましょう
長々と偉そうにしてすいませんでした
それでは予告通り
今日は第1話を投稿します
では以下です…
新緑が輝く5月のある平日。
学内にあるカフェテリアにて私こと竹井久はある問題に考えを巡らせていた
「うーん…どうしようかなぁ…」
「何をそんなに考え込んでいるんだ竹井」
向かい側に座る親友・加治木ゆみが尋ねて来る
「うーん。これがなかなか難解なのよね〜
ゆみ、相談に乗ってくれない?」
私が少し軽そうにしながら言うとゆみは溜め息を1つ吐くと
「その悩みとやらを聞くために私はここに呼ばれたんだが…まあ、その顔じゃ大した悩みじゃないみたいだな。
安心したよ」
頼んでいたブラックコーヒーにシュガーを一袋投入しながら安心したように私に言う
失礼ね…私にとっては重大な問題だと言うのに
「じゃあ、聞いてくれるのね?」
私は少し表情を引き締めてゆみに問う
「ああ、面倒なこと以外なら何でも言ってくれ」
コーヒーをスプーンで少しかき回した後でコーヒーを飲みながらゆみは言う
私は少しホッとする
一番最初にゆみに言いたかったから
「じゃあ、遠慮なく
私、美穂子にプロポーズしようと思ってるの」
「ブーッ!」
私が悩みを切り出した途端にゆみは飲んでいたコーヒーを吹き出した
「汚いわねぇ」
私はこっちに飛んできたコーヒーの水滴をハンカチで拭いながら言う
「悪かった…悪かったが…そんな大事なことだったらもう少し大袈裟に言ってくれ!」
ゆみは口元をハンカチで抑えながら言う
私は頭をポリポリと掻きながら言う
「いや〜そこまで驚くとは思わなかったわ」
正直予想以上のリアクションでこちらが驚いてしまったくらいだ
「当たり前だろう!プロポーズなんて一世一代の大勝負じゃないか!
まさか、お前が最初に決断するなんて思ってもいなかったが」
ゆみは嬉しそうでかつ、感心したような表情で言う
「ふふっ、私自身ここまで早く決断するなんて考えもしなかったけど。」
私と美穂子が付き合い出したのは高3の7月くらい
その2年間と言う時間の中で、福路美穂子という女の子の存在は私の中でいつしか不可欠なものとなっていて、そして一生私のそばにいて欲しいと思うようになった
私たちがこの関係になった時は彼女から言われた訳だし、今度はこちらから言わないと!と覚悟を決めたのが実は昨日なのである
「そういうことなら話は別だ
全力を以て応援させてもらおう
何せ、2人の大切な友人のためなるのだからな。」
ゆみは私に力強く応えてくれる
この頼りになる親友の応援は非常に私にとって有り難かった。
「ありがとう。ゆみ。
じゃあ、相談なんだけど美穂子にプレゼントを渡そうと思ってるんだけど何が良いかな?」
今、私の頭を1番悩ませている問題を相談してみる。
ゆみは顎に手を当て少し思案すると答えてくる
「普通なら、指輪とかじゃないか?」
「だよね〜……はぁ」
「何か都合の悪いことでもあるのか?」
ゆみは心配そうな顔で尋ねる
「いや〜大したことじゃないんだけど…ちょっと今お金が無くて」
私と美穂子は私の家の金銭事情もあり、同じ部屋で家賃を折半して生活している
当然だけど食費、生活費、光熱費諸々も折半
ただ、仕送りとバイト代を合わせてほとんど余裕はない
幸い以前の物を足せば貯金はある程度溜まってはいるけれど、それぐらいでは足りないだろうしどうしたものかと悩んでいたのだ
「確かに、それぐらいでは足りないだろうな…」
「でしょう?だから悩んでたの。
ただの花束じゃ感動が無いし、その他の貴金属じゃ役不足。
何より大抵のものはプレゼントしてるからね
どうしたら…」
う〜んと2人声を揃えて言いながら頬杖をつきながら思案する
すると、ゆみが何か思い出したように手をポンッと叩いた
「そういえば…思い出したぞ!」
「何を?」
「これは一昨日の話なのだが…」
回想…加治木宅
「せんぱい!せんぱい!せーんぱーい!」
「何だ?モモ。
私は見ての通り忙しいんだが」
「これを見て欲しいっす!!」
「ん?ここは…
私の母さんの知り合いが経営しているところだ
懐かしい
昔はよく遊びに行ったものだったが…
そこがどうかしたのか?」
「チラシの下のでっかい広告を見て欲しいっす!!」
「どれどれ、蒼曜石と紅曜石のペアリングか
石は小さめだがなかなか綺麗な指輪だな」
「問題は値段っすよ!」
「2つでこれくらいか…確かに学生には辛い値段だが…確かにかなりお得だな」
「そうっすよね〜!
綺麗でついつい見とれてしまったっす!
良いなあ…この指輪…
私も欲しいっす」
「モ・モモ!?」
「あははっ!ジョーダンっすよ!」
「そ・そうか…」
「でも、先輩。いつか、いつかで良いっすから
私は指輪を買って欲しいっす…」
「モモ……」
回想終了
「と言うことがあったんだ」
気のせいかしら
のろけを聞かせられただけな気がするのは
「へぇ〜。桃子ちゃんに指輪買ってあげればいいのに」
私は試しにゆみを冷やかしてみる
「話を逸らすな!」
一瞬顔を真っ赤にして話を引き戻すゆみ
この子はは麻雀では大胆なくせに色恋沙汰になるとすぐ奥手になるのよね〜
桃子ちゃんも大変だわ
「それはともかくとして竹井、私はこれはもしかしたら運命なんじゃないかと思う。」
「運命?」
「そう、探していた格安の指輪、色は赤と蒼
実におまえ達に合っているし、
しかも、売っているのは私の母さんの友人の経営する店だ
だから、融通も効くし…完璧じゃないか?」
ゆみは心得顔を浮かべながらうんうんと頷きながら私に尋ねる
「確かに安いし、今からでも短期集中バイトでも入れれば2ヶ月くらいでどうにかなりそうな額だけど…本当に大丈夫?無くなってるかもよ?」
新聞の折り込みチラシで1番目立つような紹介をされている物が売れ切れていないなんて保証はどこにもないし…
と少しばかり心配してみる
ゆみはほんの少しだけ思案すると答える
「もしなかったならか?
それならばそれまでと言う話さ」
「ちょっ!?それは無責任なんじゃない?」
ついさっきまで運命なんて言葉を使っていた人間とは思えないほど現実を顧みた発言だった
ゆみは吹き出したせいで中身が半分以下になったコーヒーを飲みながら言う
「だってそうだろう?
この状況で指輪が売れ残ってることなんて殆どないだろう
だからこそ、試し甲斐があると思わないか?
お前たちの運命と未来と言う奴は」
ニヤリとした笑みを浮かべながらゆみはコーヒーを飲み終えると中身が空になったコーヒーカップをテーブルの上に置き直す
「まったく…とんだ悪待ち状態ね…
でも、悪くないわ」
私の生き方はまさに悪待ち
ならば、人生の大きな岐路さえもわざと悪い待ちに賭けてみるのもまた一興だろうし、運命を信じて見るのもありだろう
まあ、少し怖くはあるんだけどね
ゆみは深く頷くと
「それでこそ私の知る竹井久だ
とりあえず、私は今からメールを打って母さんに連絡を取ってもらうことにする」
ゆみはテーブルの横から黒いバックをテーブルへとあげると、黒のバックから財布を取り出し、小銭を幾らか出そうとしている
「え、ゆみ。
もう行っちゃうの?
それにこれは私の奢りだって…」
ゆみは財布を閉じ、財布をバックの中に戻してから、少し笑みを含んだような笑みで注意するように言う
「そんなことに使う金があるのなら福路に使ってやってくれ
私はこれから講義があるからな、もう行くぞ
竹井はどうする?」
そう言うとゆみはバックを手に取って立ち上がってから私に問う
「今日は午後にもう一講あるだけだから次は空いてるのよ。
だから、コンビニでも行って求人雑誌でも洗ってみることにするわ
ありがとう
相談に乗ってくれて」
私は親身になって話を聞き助言してくれた親友に感謝の言葉を伝える
「気にするな。
お前は今はとにかく頑張れ。
運次第の面もあるが、お前の頑張りによってどうとでも変わるから
結果は後で電話するよ」
そう言うと、ゆみは躯を翻し、小走りにその場から去って行った
「……私の頑張り次第か…
よ〜し!頑張るぞ〜!」
と手を軽く握り、天高く振り上げてそう誓った
そして、その日の夜
ゆみから指輪の予約が取れたと言う連絡が来たのは言うまでもないだろう
斯くして、私は今やっているバイトのシフトを増やし、更に短期のバイトを始めることとなった
しかし、あの時はあんなことになるなんて誰も想像しなかったケドね…
以上です
まだまだ先は長いですが、精一杯頑張る所存ですので皆さんよろしくお願いします!
>>228 GJ!w
これで師走の楽しみが一つ増えたわw
続きが気になってしょーがないじゃねーか
>>221 GJ!うはーこれ毎日読めるの?嬉しい!
全13話とは大作ですね、ちなみにタイトルはないんですか?
GJ過ぎてにやにやが止まらないwww
楽しみにしてます
>>214 難しいテーマお疲れさまでした。新鮮でよかったですよ。
>>220 上げてもらって全然大丈夫です。
それと長編GJ!!これから毎日夜が楽しみです。
>>214 書くのがすごく大変なテーマをあえて選んで書いてくれたことにGJを送ります。
おお!!!見るの遅れたorz
>>214GJでしたよ!!終わり方もハッピーエンドではないですが、これはこれでアリかと。
その部長視点の完結編から前回のキャプの夢?へと繋がるんですね。
その後どうなるのかは脳内補完しときますww
>>228 長いですね…完結してから休みの日にまとめてじっくり読ませてもらいます!!!wktk
では第2回目行きます
あれから2週間が経過した
そんなある平日の夕方
私、竹井久はバイト先の書店でアルバイトをしていた
最近はバイト歴が比較的長くなってきたせいか新しい人の担当になる日も多くなっており、なかなかに気苦労も大きくなっている
そんな私は休憩室に入ると、近くのパイプ椅子に深く腰掛けた
私は、新しくバイトを始め、このバイトのシフトも増やしたせいか最近疲れが溜まってきたように感じていた。
しかし、そんなことを言ってうなだれている暇は私にはない。
何故なら、美穂子に指輪をあげるために一生懸命頑張らなければいけないから
あの娘は指輪と私のプロポーズを受け取った時、どんな顔をしてくれるのだろう…
喜んでくれるだろうか
あの柔らかな笑顔で微笑んでくれるだろうか
はたまた、いつもみたいに泣いてしまうのだろうか
想像は尽きない
ただ、今の私にはその美穂子の反応がすごく楽しみで仕方がなくて
それが私の今のモチベーションにもなっていた
ふと時計をみると、四時半を指していた
次の仕事は書庫での仕事なので私は休憩室を出、書庫へと向かうことにする。
書庫に来てみるとすでに室内には明かりがついており、中では1人の茶髪のショートボブの女の人が作業を始めていた
私は後ろからその人に声をかける
「すいません。私遅れちゃいました?」
私の声に気付いたその人は顔をこちらに向ける
!?あれって……
「さ、咲!?」
「ひ、久先輩!?」
そこにいたのは清澄高校の私の後輩
今ではもう高3になった宮永咲だった
「どうしてこんなところでバイトしてるんですか!?」
私の存在を認めるといきなり慌て出す咲
むしろそれはこっちのセリフだと言いたくなるけれど、ぐっとこらえて咲の問いに答える
「私は清澄卒業してからずっと続けてここでバイトしてるから…
それより咲…部活はどうしたの?」
それが1番私が気になることだった
一昨年、全国優勝を成し遂げた清澄は一躍麻雀の強豪校として知られるようになったけれど、去年は龍門渕に僅差で敗れて全国出場権を逃していた
そのため、新部長に就任した和率いる清澄高校麻雀部は現在、今年こそ全国へをスローガンに猛特訓を積んでいると聞いたばかりだったからだ
「??
今日は最初から部活は無いですよ?
だって今日、土曜日ですし 」
「あ、あれ?そうだったっけ……」
携帯を開き、曜日を確認する
…確かに土曜日だ
最近バイトばかりしているから曜日感覚がずれてるのかもしれない
とふと思う
「悪かったわね…咲。変に疑っちゃって」
「いえいえ、そんな…私がこんな時期にバイトしてる方がおかしいですから…」
咲は両手を上げ、手を横に振りながら謙遜しつつ顔を俯かせる
「そういえば、何で咲はバイトしてるの?」
やっと話は本題へと移って行く
咲は顔を上げると、おもむろに切り出した
「その…」
「待って、話はまた後でにしましょう。
私今日早上がりだから
その後の方がゆっくり話せるわ
咲の上がりは何時?」
私は今日、幸いなことにバイトを7時くらいで早上がりできることになっていた
咲と話せる機会なんて今ではそうそう無いし、
せっかくの機会なのだからじっくり話したいと私は考え、咲に提案した
「え、えと。私の上がり時間は七時半ごろです。
で、でもでも私がバイトしてる理由なんてどうでも…」
「良くないわよ?しっかり聞かせなさい。
おねーさんが相談乗ったげるから♪」
私はそう言って逃げ道を探す咲を笑顔で牽制しておく
こんな気になる(面白そうな)話をみすみす見逃す手はないわよね!
咲は肩を落としてはぁっとため息を吐きながら
「わかりました…」
ともう完全に諦めたようにつぶやくと仕事に戻って行った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「実は和ちゃんにプレゼントを渡そうと思っているんです」
バイトが終わり、美穂子に遅くなると連絡してから、私は咲と一緒に近くのファミレスに入った
その後適当に食べ物を注文した後で咲はそう切り出した
彼女の話を総合するとこんな感じだ
全国大会を制覇してから清澄高校麻雀部は県内屈指の強豪校と化し、今では部員数は6人から30人を軽く越える人数にまでなった
今年こそ全国大会へ行くために意識統一を図るため
ある日、和がある物を持ってきたのだそうだ
それが
「このミサンガ?」
「そうです。
各部員ごとのイメージに沿って和ちゃんが手作りしたらしいんですよ」
そのことを話す咲の表情は明るく、喜びに満ち溢れている
「あの子も良くやるわよね…
で、それがどうしたの?」
ここからは少し長いので多少割愛
部員たちは和に何かお返しをしようと計画していることを知った咲は自分は個人として和に贈り物をすることにしたのだそうだ
贈り物は最近巷で有名なブレスレットらしい
私もその噂を耳にしたことがあった
ブレスレットを自分と同じ目標を持った自分の大切な人が着けて
同じ目的を達成することができたならば2人は永遠の幸せを得ることができる
という物だった
「私のお小遣いだけじゃ後数ヶ月掛かってしまうのでバイトを始めたんですよ」
まあ、結論を言うと私と何の代わりもない理由だった訳である
まったく…同じ理由で後輩と一緒の店バイトしてるとはね…
モチベーション低下対策かしら?
これは本当に運命付いているのかもしれない
と自意識過剰かもしれないとは思いつつも私は天を仰ぎながら思う
これは腹割って私もこの娘に話さなければいけなさそうだ
「ねぇ咲…私ね…」
こうして私はゆみに続いてこの少し気弱な可愛い後輩に計画をバラすこととなった
ーーーーーーーーーーー
話を終えると咲は感動したように顔を綻ばせて言う
「おめでとうございます!!
すごいなぁ…素敵だなぁ…」
咲は話している間に来た料理に見向きもせず私を純粋な尊敬を込めた視線を向けてくる
うぅ…まだ成功したわけでもないのに
みんな成功すると言ってくれるのは何故なんだろう
私は気になって咲に尋ねてみる
すると咲は頼んでいたナポリタンをフォークで巻き付ける手を停め、凄く驚いた表情をしながら言う
「だって成功するに決まってるじゃないですか
美穂子さんは久先輩のこと本当に大好きですから
私でもわかります
それに久先輩がプロポーズなんてしてくれたらあの人のことですから多分泣いて喜んでくれますよ!」
うーん
そんな物かしら?
私にはそこまでの確信は無いんだけど
私はハンバーグステーキの肉をナイフで切り分けながらそんな事を思った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ふぅ…美味しかった…
本当に奢って貰って良いんですか?」
夕食を済ませ、ファミレスの外に出ると咲は振り返って尋ねてくる
「えぇ、もちろん良いわよ?誘ったの私の方だし。後輩に払わせる程金にがめつくないしね」
私は咲の気遣いを制してズボンのポケットを弄り自転車の鍵を取り出し自転車に跨ると咲に
「途中まで後ろ、乗ってく?」
と後ろに取り付けられた荷台を指さし、座るように促す
「嫌です」
咲は笑顔で私の提案を却下した
「どうして?」
「だって、そこは美穂子さんの特等席でしょう?
私なんかが座ったら怒られちゃいますよ」
ああ、そういうことか
私はそういえば少し前にゆみを後ろに乗っけて走ってたら美穂子と桃子ちゃんが凄く怒っていたのを思い出していた。
2人揃って
「離れて下さい!
そこは私の指定席(です・っす)から!」
と言っていた
息がびっくりするほどぴったりで思わず笑ってしまったわ
まあ、その日は美穂子の機嫌がすごぶる悪くて機嫌を直すのに凄く苦労したんだけど…
美穂子はともかく和は本当に怖いので止めておくことにする
「じゃあ、私は帰るけど
咲は1人で帰れる?」
「大丈夫です。さっきお父さん呼んだので」
最近買ったと言う和と同モデルの携帯を指さしながら咲は答える
「じゃあ、お互い恋人にプレゼントをあげれる様にバイト頑張りましょう!」
私は一度自転車を降りてから手を差しだし、咲に握手を求める
咲は少し驚いた様子をするけれど、すぐに笑みを浮かべて私の手へと手を伸ばす
2人でがっちり握手しあうとその場で私と咲は別れた
最近のバイトの多さに正直言うと辟易としていた私にとって
同じ志を持った仲間の登場と存在はとてつもなく大きく、大きな支えとなってくれた
そして、1ヶ月後の6月16日。
ついに咲は目標額に到達したのだった!!
「咲、おめでと♪
これで、和にプレゼントを渡せるわね!」
今日もバイトが速く終わり、2人で町へ行き
駅前に最近できたクレープ屋で軽く炭酸ジュースで乾杯する
私は咲の肩を叩き、労を労ったうえで、目標達成を祝う
「ありがとうございます!!
久先輩のサポートが無ければこんなに速く達成できませんでした!」
咲は弾けるような笑顔で私の言葉を素直に喜んでくれる
「今回は私の奢りよ!
さあ、食べて食べて!」
私自身もついにあと数週間で目標金額を達成できるところまで来た
最後の追い込みの
残り2週間前最後の早上がりの日となった今日は咲のバイトの最後の日と綺麗に重なった
なので、こうして咲の目標達成を祝うミニ祝賀会的なものを行っている
「そういえば咲。
あなたいつブレスレットを買いに行くの?」
「明日です。
店はここからでは遠いので…今日は早く帰ろうと思ってます」
咲はミルクレープを食べながら私の問いに答える
あら、今日は行かないみたいね
残念だわ。
今日一緒に買い物をできればと思っていたんだけど
「久先輩、そういえば美穂子さんは最近よくバイトで帰りが遅くなることについて何か言わないんですか?」
「何かって?特に何も言われないわよ?
ちゃんと連絡もしてるから、心配させているわけでもないしね
大丈夫、この計画がバレることはないわ!」
バイトの上がりの時間の連絡は欠かしてないし、何か隠しているような素振りも見せてはいないはずだから
美穂子にバレる心配はないはずだと
私はそう説明するけど咲は
「そういうことじゃないんですが…まあ、美穂子さんなら大丈夫ですよね?」
私には咲が思っていることが全然わからなかったけれど、私は自信を持ってこう言える
「大丈夫よ!!私は美穂子を信じるわ!」
咲はにこやかに優しく微笑むと急に席から立ち上がる
「久先輩」
「ん?どしたの?」
咲は私の前に立つと、ぺこりと頭を下げた
「ありがとうございました。久先輩のおかげで和ちゃんにプレゼントを渡せます
きっと美穂子さんなら受け入れてくれますから
だから、頑張っ…
きゃっ!!」
近くを通った男子高校生に接触した咲は急にバランスを崩し、こちらへと倒れ込んできた。
「さ、咲大丈夫?」
私は倒れ込んだ咲の体を案じる
その時どこからか視線を感じた私はその方向へと振り返った
だが、誰もいない
「だ、大丈夫です。
すいません迷惑かけちゃって…
あっ!バスの時間!?
久先輩、すいませんがバスの時間なので失礼します!!
それと、きっとプロポーズ成功しますから…
頑張って下さい!
じゃあまた清澄にも遊びに来て下さいね?
みんなで待ってますから
では!」
咲は矢継ぎ早に挨拶を終えるとその場を足早に去って行った
「……あ、咲また転んだ
まったく…忙しない子ねぇ
さーてと、私も帰りましょうか」
私は机上のにゴミを簡単に片付けると、帰宅の途についたのであった
ーーーーーーーーーーー
その日から、急に美穂子の様子がおかしくなった
私は不思議に思ったけれど、日々の喧騒と多忙さはその小さく、実は大きなその問題を私に考えさせてはくれなかったのだった
end
あとがき
投下が遅くて申し訳ありません
これからはもうちょっと早めに落とせるように頑張ります
>>231 タイトルは特にありません。
考えてなかったなぁ…
良い案あったら是非教えてください
>>233 ありがとうございます。
また、作品を投下しに戻ってくる日を心待ちにしています
では、第3話でまたお会いしましょう
GJ
そして最近の流れ的にキャプテン不穏すぎワロタ
(・∀・)イイ!
これからは不穏キャプの時代♪
>>243 いいっすねぇ
かじゅや咲といった周りがよく活きてますよね
自分の望みの為に必死に為りすぎて大事な人との距離が離れる…まぁある話ですね。
たまたま見てしまっただけなのか、久さんの事が気になってつけてきたのかは不明ですが……嫉妬深い美穂子さんは良さげな予感
GJでした
中堅戦の部長はまるで悪役だな
遅れ馳せながらGJ。
続きが怖いぜ…
久が引退した後もつい今までの癖で部長と呼んでしまい、
「私もう部長じゃないのよ?」
と笑いながらたしなめられるシーンを妄想した。
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 19:04:17 ID:ap9XCOKd
ここが隔離スレか
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 19:20:34 ID:ap9XCOKd
部キャプ嫌いならわざわざこっちにまで来んなよw
実は、覗いていたのは美穂子と和だった!
お待たせしました
第3話行きます
ーついにこのときが来たー
と私は自宅アパートのベッドに寝そべりながら心地良い達成感に打ちひしがれていた
今日、6月23日。
私はついに地獄の日程を乗り越えて、指輪の予算額を稼ぎ出したのである
最後の1週間はまさしく地獄のようだった…
ほぼ毎日シフトが入っている事に加え、もう1個のバイト先の先輩が所用で1週間休みをとったため、就業時間が延びたのである。
帰る時間は日にちを跨ぐことは流石に無かったけれど、23時を過ぎるときも多かった
いつもは美穂子と一緒にとっていた夕食も、この1週間ほどは深夜、1人で取っていた
ぶっちゃけ淋しかったけれど、これも美穂子のためと思うと力がみなぎり、頑張れた
明日は日曜日。
私は早速、指輪を引き取りに行く予定になっていた
私の気分は高揚し、体は達成感と心地良い疲労感に満ちている
そんな時
「久…ちょっといいかしら?」
寝室に入ってきたのはパジャマ姿の美穂子
心なしか以前よりその表情には元気が戻って来たような気がする
「どうしたの?美穂子」
私はベッドから起き上がると、美穂子に隣に座るよう促す
でも、美穂子はそれを拒み、寝室のドアの手前で頬を若干赤くしながら私に言う
「あ、明日。で、デートに行きませんか?
最近新しくできたショッピングモールに!」
私は美穂子の意外な行動に驚いた
デートをする場合はほとんど私から誘うのだが、美穂子からデートに誘って来るということはこれまでほとんどないことだったから
私は美穂子のその行動に驚きを感じると同時に嬉しさと申し訳なさが同居したような気持ちになった
美穂子の誘いは嬉しいのだけれど、明日は指輪を引き取りに行くというすごく大事な用事が入っているのだ
どうやって断ったものだろうか
とりあえず私は大事な用事があると言っておくのが先決だろうと考え、美穂子にそれを伝えようとする
「美穂子。すごく嬉しいんだけれど…
明日は大切な用事が入っているの
だから、ごめんね?」
「私も久に大切な話があります!!」
私が説明してからすぐに間髪を入れずに美穂子が反論してくる
その顔はすごく一生懸命で、簡単に断られる雰囲気では無かった
うーん…困ったわねぇ…
美穂子は両目を開き、ひたすらにじーっと私を見つめている
うーん。かわいい
やはりすごく可愛い
その必死で少し涙目になっている様子はまさに小動物のよう
私はいますぐ受け入れて抱きしめてしまいたくなるような衝動に駆られるけれど
必死でこらえて、どうやって断ったものかと考える
「美穂子…ごめんね?
私にとってすごく大事な用事だから…
行けないと私すごく困るの」
「私も断られるとすごく悲しいです」
「聞いて?」
私はベッドから立ち上がると、ドアの前に立つ美穂子をしっかりと抱き締めた
美穂子は一瞬驚いた顔をするけれど、すぐ表情を引き締め直して言う
「私はそんなことじゃ納得できません」
「良いから聞いて?
美穂子のお誘い…
すごく嬉しかったわ。
本当に、本当にね
でも、明日は私の人生を左右するかもしれないような、大事な用事が入っているの
だから、だからこそ
絶対に行かなければいけないの
だから、解ってくれる?」
私は美穂子の背中をさすりながら、宥め落ち着かせるように言う
「…はい。わかってます
でも、わたし…!」
美穂子は精一杯何かを私に訴えかけようとしている
美穂子の華奢な肩をぐっと掴んで私の顔の前に引き戻すと
私はできるだけ真剣な表情をして、美穂子に語りかける
「美穂子…明日。絶対速く帰ってくるから
そうしたら、久しぶりにご飯をゆっくり一緒に食べましょう?
その後は、美穂子の言うことを何でも聞いてあげるし、来週は何が何でも予定を空けて買い物につき合わせて貰うわ
だから、私を行かせてちょうだい?」
そう言って、私は美穂子の頬にそっと口づける
すると美穂子は複雑そうな顔をしたけれど、ため息を1つ吐いて
「わかりました。それで良いです。
でも、あと1つだけ…良い?」
「何かしら?私にできることなら何でもさせてもらうけど」
美穂子は頬をかぁーっと紅くしながら小さな声でつぶやく
「わ、私を一晩中ずっと抱きしめていて…
きゃっ!」
私は気がついたらベッドに美穂子を押し倒していた
私にとっては願ってもないことすぎてまったく迷う必要もなかったから
求めてくれることが恥ずかしくて、嬉しいから
私は美穂子の耳元でそっとつぶやく
「愛してるわ…美穂子」
この可愛い可愛い私の愛しい恋人をベッドで抱きしめながら、私の意識は次第に遠のいて行くのであった
ーーーーーーーーーーー
私は強い日差しに当てられ、目を覚ますと
私の腕の中にすっぽりと収まって寝ている美穂子の感触を自覚する。
私は暖かで、柔らかなその感触をもったいなく思うけれど
抱きしめられている手を解いて、起きあがる
カーテンを空けると辺りはもうすっかり明るくなっており、爽やかな青空が快い目覚めを演出してくれていた
時間はまだ朝の8時半ぐらいだけれど、約束の時間は午前10時だったはず
そろそろ私は出掛ける準備にとりかからないといけない
傍らで小さな寝息をたてながら眠る美穂子のおでこに口づけを落とすと、私は外出の準備を始めたのであった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は駅前に原付バイクを置いてからゆみに貰ったメモに従って目的地へと進む
だけど、30分近く歩いてもその場所にはなかなかたどり着かない
それもそのはず。
その店へ行く道は多岐に別れ、道が入り組んだ上で複雑化しており、土地勘がちゃんとしていない限りは普通の人ならほぼ間違いなく道に迷ってしまうだろう
と思えてしまうくらいに分かりにくかったから
これは確かに知る人ぞ知る名店ね…
私なら来たいと思う前に断念しちゃうわ
入り組んだ道を歩き続けると、こ洒落たアンティークハウスを見つけた
ここがそうね
私は逸る気持ちを抑えつつ、私は店の中に入っていった
店内はアンティーク系の小物が所々に置いてあり、赤を基色とした壁紙が合わさって明るくアットホームな雰囲気を漂わせていた
「いらっしゃいませ
あなたが竹井久さん?」
店内を掃除していた三角巾を着けた茶髪ロングの女性がこちらを振り向き挨拶し訊ねてきた
「えぇ、私が竹井です
店長さんですか?
加治木さんから紹介いただいてきました」
「話は聞いているわ
今出してあげるから少し待っててね?」
店長さんはカウンターらしき白いテーブルの引き出しから1つの小さな小箱を取り出す
そういえば、といきなり店長さんは声を上げると懐かしげに語り出す
「にしてもあなたも運が良いわね。
実をいうとゆみちゃんが私に電話を寄越す前に1人だけ、その指輪を欲しがった人が来てたのよ
背の小さなほっぺたに星のタトゥーシールを貼った可愛い女の子だったんだけど
指輪のサイズがどうしても会わなくてね…
それで諦めて別なものを買って行ったわ
そのすぐ後にゆみちゃんから電話があったの
あの時程、運命を感じたことは無かったわ…
まあ、指輪のサイズが合ってなければどうって話でもないんだけどね
さあ、填めてみて?」
そう言うと店主は小箱を開けた
その小箱の中には2つの指輪が入っていた
1つは明るくきれいな紅色をしていて、もう1つは透き通るような蒼色をしていた。
私は一瞬でその指輪に引き込まれる。
これだ…これしかない
ゆみや店長さんが言っていた「運命」という言葉が簡単に馬鹿にできないほど
私はこの指輪から強い縁のようなものを感じていた
私は試しに紅い指輪をはめてみる
吸い付くような感触
何か以前から指輪は自分の体の一部だったかのように自然な感触で私の指に嵌っていた
「本当にぴったりだとは…
あはは、本当に人生ってこれだから面白いわ!
気に入った!
竹井さん。サービスするよ!
何か気に入った物を1つ持っていって頂戴!
それと指輪のセットで価格を25%引きにさせてもらうわ!」
店長さんは口を軽く抑えて明るくけたけたと笑うと、私に何か持って行くようにと促す
「そ、そんな!悪いですよ!」
「気にしないで!
私が良いって言ってるんだから良いのよ!」
私は遠慮するけれど
店長さんは全くそれを意に介さず私の背中を押してプッシュしてくる
私は少し引け目を感じながらもその提案を受け入れて、店内を物色する
様々な種類の小物があるけれど、どれもこれも魅力的で選ぶのに苦労してしまう
でも、その中に1つだけどうしても気になる物があった
いつの間にか私は何故かそれに決めていた
理由は特に浮かばなかったけれど、それもきっと縁なのだと私は思うことにした
私は店長さんの見送りを受け、帰路に就く
帰り道。
いきなり私の携帯電話が鳴りだした
それはゆみからの電話だった
私は通話ボタンを押して、電話に出た
「もしもし、ゆみ?どうしたの?」
「いや、指輪をちゃんと買えたかどうか、確認したくてな。
電話したんだ
どうだった?」
「おかげ様で買うことができたわ
感謝してる」
「そうか…良かった
ところで話は変わるんだが、今から家に来てくれないか?
見せたい物がある」
夕飯まで帰ってこないと美穂子に伝えてあったので暇つぶしに困っていたこともあり、
「良いわよ。
今、駅の駐輪場だから原付でそっちに向かうわ」と了解の返事を返した
「了解した。
では、待ってるぞ」
ゆみは言い終えると手早く通話を終了させる
さて、ゆみの見せたいものって何かしら
期待を胸に抱きつつ、私は一路、ゆみの自宅アパートへと向かったのだった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから約20分弱を掛けて私はゆみの自宅アパートに到着した
駐輪場に原付バイクをおいて、ヘルメットを取ると遠くから私を呼ぶ声が聞こえた
「久さ〜ん。お久しぶりです!!」
つい最近まで一緒にバイトをしていた宮永咲が手を振りながらこっちに近づいてきた
「あら、咲じゃない。
なんでこんな所にいるの?」
私は咲に当然の疑問を投げかける
このゆみの自宅アパートは咲の家からはだいぶ離れた場所にある
ここに咲がいるのはどう考えても不自然であったからだ
「そんなのどうでも良いじゃないですか!!
さあさあ、私について来てくださいね?」
咲は私の問いをはぐらかして、先導してアパート内へと進んで行く
私は不自然に思ったけれど、深く考えずに咲の先導に黙ってついて行った
「ゆみの部屋じゃない
ここがどうしたの?」
「まあまあ、ドアを開ければわかりますって」
咲が私を連れてきたのは言うまでもなくゆみの部屋
咲の不思議なまでに眩しい笑顔に訝しい気分になりながらも部屋のドアを開け放つ
その刹那、私を迎えたのは強烈なクラッカーの破裂音
廊下脇には和、桃子ちゃん、優希、そしてこの部屋の主のゆみがクラッカーを持ち、私に向かって紙吹雪やら何やらをかぶせながら
「久さん、指輪ゲットおめでとー!」
と言ってくれる
部屋の中央に置かれたテーブルの上には美味しそうな料理が心狭しと置かれているが見える
私のためにパーティーを…
「宮永の発案でみんなでパーティーをすることになってな。
もう少し面子を呼びたかったがまあ、仕方がなかろう
今日はお前のプロポーズの前祝いだ
遠慮せずに飲み食いしてくれ!」
まったく…嬉しいことしてくれるじゃない
私は後輩達の粋な計らいを心から嬉しく思いながら、私はパーティーを楽しんだ
しかし、私はパーティーを楽しむうちに不覚にも溜まっていたバイトの疲れに屈して眠りについてしまった
私が目を覚ました時にはすでに時計は午後9時をゆうに越えていて、あたりはすっかりと闇に包まれていた
私は自分の軽率さを呪いながらも原付バイクを駆り、自宅アパートへと急行する
キャプテン…
アパートに着き、部屋をみると
電気はちゃんと点いているし、駐輪場には美穂子の自転車もちゃんとあったので
泣きながら自分を探しているんではなかろうかと考えていた私は少し安心して肩をなで下ろした
部屋に帰ってきたらどんな言い訳をしようか…
美穂子は許してくれるだろうか
私は色々と気を回しながら、ドアノブに手を掛けてドアを開ける
すると、私はちょうど目の前に涙目になりかけた美穂子が居間のところから出てきたところに、ばったりと出くわしたのであった
以上です
すいませんが変更点がいくつかあります
変更点@
>>258の冒頭
吸い付くような感触
は
指輪がまるで私の指に吸い付くような感触がした
で
変更点A
>>241の
残り2週間
は
残り1週間
となります
すいませんでした
次の話はぶっちゃけると少し皆さんの反応が怖い話なのです…
少し心配ですが、今日の夜も同じ時間に来るつもりです
それと事前に連絡なのですが、月曜日はお休みになります
自分の事情です
すいません
あと、皆さん病んだ美穂子さんを望んでいるようなので大変恐縮なのですが、今回の美穂子さんはノーマルな美穂子さんです
あとがきが長くなってすいません
ではまた第4話の舞台でお会いしましょう
正直このスレを見るのが今の俺の生き甲斐だ。
乙
もう…上埜さんったら…
GJ!!
どんな話でも完走してくれるなら受け止めるからどんとこい
病んでるキャプテンもギャップ萌え見たいな感じで好きだが
ほんわかしてるけど芯はしっかりしてるキャプテンが一番好きだなぁ
超GJ!!
自分も病みキャプより原作どおりの大人なキャプの方が好きですよ
でもあれですねキャプ抜きで前祝ってなんかズルイようなw
GJ
しかし外から存在を確認するとかホラー映画みたいだな。
267 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 10:14:46 ID:algqYM//
GJ
部キャプさいこー
さいこーな気持ちは分かるけどsage忘れちゃ駄目よ
>>261 GJ
なに?この真綿でジワジワと絞めてく感じは
作者の人はSとみた…
まだまだ先が長いようなので、その間に美穂子嬢が壊れないように願う限りですね。打たれ弱さに定評があるんで(自分の中ではですが)
キャプテン、このまま自分から身を引こうとか考えてたりして……。
どうする、部長?
>>270 そんなこと私が許すとでも思う?
GJ!!GJ!!
今夜も楽しみです。
おおーーGJです
/゛ミヽ、,,___,,/゛ヽ
i ノ 川 `ヽ' このスレは池田に
/ ` ・ . ・ i、
彡, ミ(_,人_)彡ミ 監視されてます
∩, / ヽ、, ノ
丶ニ| '"''''''''"´ ノ
∪⌒∪" ̄ ̄∪
池田ァ!覗いてんじゃねーw
>>261 GJ!毎日楽しみに待ってる
池田的には、このスレを覗くのって拷問に等しいような気が。
想い人をイケメンに掻っ攫われたわけだし。
池田→キャプテンは恋愛感情よりも憧れの人兼お母さんって感じの方が好きだな
だから最初は部長にやつ当たりして
タコスとかと話して部長の良さに気付いて
最終的に二人からいい子いい子されるってのが良いと思う
流れをぶったぎって
長編の続き
第4話行きます
「美穂子…」
私は玄関前に立つ愛しい彼女の顔を見て
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった
美穂子の優しく慈愛に満ちた美しい目の下には涙が溜まり、その表情には不安に満ちていた
でも、咲たちの気遣いもとても嬉しかったから到底恨む気にもなれない
私は心底自分の軽率さを恨んだけれど、済んでしまったことは仕方がない訳で
兎にも角にも美穂子に謝らないとと思い、私は美穂子に近付き、謝罪の言葉を伝えようとしたその瞬間
「ひさ…?
こわい…こわいよ…
ひさ…こわい」
美穂子はいきなりこちらに向かって来るかと思うと、いきなり私に抱きついて、私の胸元で泣きじゃくりだした
私は自分のやらかした大失態の事の重大さに打ちのめされそうになる
だって、私はこの娘を泣かせるために頑張って来たわけじゃないのに、また私はあの娘を泣かせてしまったから…
私はたまらなくなって美穂子を更に強く抱きしめ返す
「ごめん…ごめんね美穂子。
悲しませてしまって、またあなたを泣かせてしまって、不安にさせて
本当にごめんなさい…
だから、せめて謝らせて?
そして、側にいさせて?
今日はずっと側にいるから…」
私はそう言って美穂子の頬に口づけた
しばらくぼーっとしていた美穂子は私が強く体を抱きしめると体を震わせて泣き出した
その後も私はその華奢な背中をさすりながら美穂子を宥めていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10分程すると美穂子はすっかり落ち着きを取り戻した。
改めて椅子に座り直してから美穂子が切り出す
「ごめんね。久…また泣いてしまって」
ごめんはこちらの台詞だ
喜んで欲しい一心で取り組んでいたけれど、当の本人を不安にさせてしまったら意味はない
私は自分に非があるのだから気にしないで欲しいと言って美穂子に言ってから、別な話題を切り出す
「そういえば美穂子…
2週間前から何か様子が変だったわよね?
何かあったの?」
私は以前から気になってはいたけれど、日々の忙しさから聞けずじまいで居たことを尋ねる
美穂子は私の質問を聞くなり、すぐに表情を暗くしてまた俯いてしまった
どうやら2週間前に何かあったのは確実みたい
それは恐らく美穂子の言う不安とやらの原因ともつながりがあるのだろうから私も話を聞かないわけにもいかない
私はさっきから黙りっぱなしになっている美穂子に話しかける
「言ってくれないと私、どうしたらいいのかわからないわ?
美穂子が何かに苦しんでいるのなら
私はそれを聞いて上げたいし、もしそれが私に解決できるものならば解決したいと思ってる
だから聞かせて欲しいの。
お願い」
私は俯いてしまっている美穂子の手を握りながら語りかける
美穂子は私の問いかけに対してしばらくだんまりを決め込んでいたけれど
観念したのか、零すようにゆっくり、ぽつり、ぽつりと2週間前のことを語りだした
部長とキャプテンの子が池田という妄想をしてしまった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10分程すると美穂子はすっかり落ち着きを取り戻した。
改めて椅子に座り直してから美穂子が切り出す
「ごめんね。久…また泣いてしまって」
ごめんはこちらの台詞だ
喜んで欲しい一心で取り組んでいたけれど、当の本人を不安にさせてしまったら意味はない
私は自分に非があるのだから気にしないで欲しいと言って美穂子に言ってから、別な話題を切り出す
「そういえば美穂子…
2週間前から何か様子が変だったわよね?
何かあったの?」
私は以前から気になってはいたけれど、日々の忙しさから聞けずじまいで居たことを尋ねる
美穂子は私の質問を聞くなり、すぐに表情を暗くしてまた俯いてしまった
どうやら2週間前に何かあったのは確実みたいだ
それは恐らく美穂子の言う不安とやらの原因ともつながりがあるのだろう。
私も話を聞かないわけにもいかなくなった
私はさっきから黙りっぱなしになっている美穂子に話しかける
「言ってくれないと私、どうしたらいいのかわからないわ?
美穂子が何かに苦しんでいるのなら
私はそれを聞いて上げたいし、もしそれが私に解決できるものならば解決したいと思ってる
だから聞かせて欲しいの。
お願い」
私は俯いてしまっている美穂子の手を引き寄せてから、軽く握りながら語りかけた
美穂子は私の問いかけに対してしばらくだんまりを決め込んでいたけれど
観念したのか、零すようにゆっくり、ぽつり、ぽつりと2週間前のことを語りだした
「2週間前…私は華菜に誘われて2人で買い物に出ていたの」
私はひくっと眉がつりあがりそうになるけれど、私はそれを必死で我慢する
正直に言うと私は面白くなかった。
あの明らかに美穂子に好意を持っている猫と2人で買い物?
それってちょっと軽率なんじゃない?
しかも、私が頑張って美穂子のためにバイトしている時に?
とか美穂子に言いたくなった
でも、美穂子を1人にしたり、不安がらせたのは自分にあるという責任感があったので
美穂子に免じて見逃して上げることにする
尚も、美穂子は続ける
「最近できたショッピングモールで2人で服をコーディネートして買ったりして、なかなか楽しかったです」
そう買い物の記憶を振り返る美穂子の表情はどこか晴れやかで、すっきりしたような表情をしていた。
ここのところ美穂子と出掛ける機会も少なくなっていたし、まあ、美穂子の気分転換になったようで良かったと思う
ただ、次のデートはショッピングモールでウィンドウショッピングをしようと心に決めた
美穂子は次の話に移ろうとするけれど、また表情を引き締めて不安そうな顔でこちらをのぞきこんでくる
私は握っていた美穂子の手を再び握ると
「私は大丈夫よ。言ってみて?」
と美穂子を促した
こくんと頷いた美穂子は再びゆっくりと話し始めた
「買い物を終えて家に帰る途中、駅前のクレープ屋さんに寄ったの」
?そういえば2週間前私も駅前のクレープ屋にいたような…
私には少しイヤな予感がしていた
「クレープを買って帰ろうとしたら、近くで女性の声がしてそちらを向いたら…」
それは私も最近の忙しさから忘れていたちょっとした事件
私にはちょっとした事件でも、美穂子の立場に立ってみればあっという間に大事件になってしまうそんな事件
まさか…
「久…宮永さんと抱き合っていましたよね?
それがショックで私、その場を走り去ってしまって…」
私は右手で顔を覆って天を仰ぐ
あっちゃー…しまった
迂闊だった
そうよね。美穂子から見ればあれは咲と私が抱き合っているように見えただろうし、浮気しているようにも感じられる
それで最近元気が無かったのか…
早く言ってくれれば良いのにと思ったけれど、その機会を潰したのも自分であることに気づくと更に申し訳なくなった
しかもその後バイトも忙しくなっちゃったし、更に私の浮気が疑わしくなった…と
なるほど、そういう事か…
浮気しているという疑いは少し心外に感じたけれど、これは私に責任があるわね…
私も頑張っていたとは言え、自らの手で美穂子に不安感を与えてしまっていたのだからしょうがない
私はどうやって謝ろうかと考える
しかし、何故か美穂子はその後も話を続けていた
「〜で商店街の裏の路地で顔を埋めて泣いていたら、そこに華菜が現れて……」
その瞬間、私は思考を止めた
想像しなかった訳じゃない
でも、美穂子の目がとても辛い物を抑えているような、そんな感じに見えたから
「告白…されたの。
4年前から好きだったって…
驚いたわ。
まさか、華菜が私のことが好きだなんて。」
それは私には充分に予測できた言葉だった。
でも、流石に実際その言葉を受け取った瞬間は嫌な気分になる
だけど、逆に考えれば踏ん切りが良いのではないかと思えてきた
だって美穂子が池田華菜の4年越しの告白を断ったその瞬間に
私たちの結婚に障害は無くなり、私が美穂子に指輪を渡せば全てがうまくのだから
「当然、告白は断ったのよね?」
私は自信ありげに言う
私には確信があった
私の美穂子ならば、絶対に他人の告白なんかに屈しないと
「…………………」
美穂子は答えない
私は不思議に思って再び美穂子に聞き直す
「聞こえなかった?
告白はことわ…」
「断れなかった……
断れなかったの……
ごめんなさい!」
その瞬間、私は美穂子の言葉が信じられなくて
そして、「美穂子は私のことが嫌いなの!?」
と私はいつの間にか叫んでいた
「そんなことありません!!」
私の怒鳴り声に対して美穂子が強い調子で反論してくる
「…じゃあ、どうして断わらなかったのよ」
今更あの猫娘にかき回されるなんて冗談じゃない
やきもきした私はこの時点ですでに自分らしくもなく、冷静さを損ないつつあった
「………華菜は私のだいじな後輩だから
今の関係を壊したくなかったの。
だから…」
「美穂子は私のことよりあの猫娘の方が大事なの!?」
「そんなこと…」
「なら…今からでも良いから断ってきてよ!
だって、あなたは私の恋人で私のことが好きなんでしょう?
断るのがあたりまえじゃない!」
心の中で我慢していた一気に溢れ出してきた生の感情をそのまま美穂子に叩きつける
「だいたい、美穂子は無警戒過ぎるのよ!!
あの猫娘があなたのことを好いていることなんて火を見るより明らかだったじゃない!
確かに私も今更告白してくるとは思ってなかったけど…
でも、明らかに恋してます的な態度をとっている人に誘われて、のこのことデートに付いていって告白されてしまってふるに振れなくて困ってます
なんて…私の気持ちになってもみなさいよ!!」
激しい口調で怒りの気持ちを顔全体に出しながら喋る私を見る美穂子の目にはすでに涙が浮かんでいた
「でも、華菜は4年間も、4年間も私を思ってくれていたんですよ!?
そんな…簡単には断れない…」
本当に困ったような顔をして、目に涙を溜める美穂子はいつもはとてもかわいく私の目には映るのだけれど
でも、この瞬間の私にとってはこの表情が1番気に障った
「私には関係ない…
そんなの私には関係ない!!
美穂子は私の恋人
それが結論だし、全てだわ。
だから、断って
今すぐ
すごく嫌なの
美穂子の心が私以外の人のために囚われているのが
ねぇ、ねぇ、早く
早くして」
私はまさに駄々をこねる子供のように美穂子の服を揺らしながらねだる
でも、見上げた先にある美穂子の顔は更に困惑の度を深めていて
私の心を更に苛立たせた
「あのね…久、私は…」
美穂子は尚もなんとか私を宥めようと何か言葉を模索していた
そんなに、あの娘が大事なのか
恋人の私がどうしても嫌だと言っているのに、美穂子は尚もあの娘との繋がりを捨てたくないと言うのか
なんで…どうして…
「なんで…どうして…
美穂子…私の言うことを聞いてくれないの…」
私…頑張ってたのに、美穂子のために
一生一緒にいるための絆の指輪を手に入れるために
「久…」
美穂子は顔を涙で濡らしながら申し訳なさそうに言う
どうして美穂子は私のことを拒むのだろうか
美穂子と私の間には確かな気持ちの繋がりがあったはずなのに
…気持ちの繋がり?
私はそんな不確かで、曖昧な物に美穂子との関係を依存していたの?
よくよく考えてみればそれは私の1人よがりな押し付けなのではないか
そうか、結局のところ
美穂子は私と一生一緒にいたいとは思っていなかった
だから拒んだんだ
私は彼女の気持ちも考えず、ただ彼女に心配を掛けて不安にさせて、望んでもいない関係になる指輪を押しつけてようとしていた…
私って最悪だ
彼女にいつもたくさんの物を貰っているのに肝心の私は自分のことしか考えていなかった…
私じゃだめだ
彼女を幸せにはできない…
だから…
「もう…良いわ。
美穂子。私よりあの娘を選ぶんでしょ?
なら、もう私たち終わりね」
私はあきらめにも似た落ち着いた気持ちに戻り、言うと
美穂子は涙をボロボロと流して言う
「ひさ…なんでそんなことを言うの!?
私は、私は、華菜も久も好きだから
悩んでいるからあなたに相談したのに、あなたはなんでそんなことを言うの?」
美穂子は号泣しながらも一生懸命に訴えてくる
私は美穂子の訴えをゆっくりと落ち着いた調子で返す
「美穂子…あなたが私より池田さんの方を大事にしているからよ?」
「そ、そんな…」
「だって、私が幾ら嫌だと言っても、池田さんから離れようとしないでしょう?
それが答えよ」
美穂子は何かに気付くとへたりと座り込む
私は座り込む美穂子の肩に手を乗せて、口調をできるだけ優しくするように勤めながら言う
「良いのよ。
私こそ一杯怒っちゃってごめんね?
しばらくは話せないと思うけど
また、良いお友達に戻りましょう?」
私は辛い気持ちを抑えながら、美穂子の背を撫でながら言う
顔を上げた美穂子は瞼に涙を浮かべつつも、こくんと頷いてくれた
次の日。
私はある程度の荷物を持ち、一度自宅へと戻った美穂子を駅まで見送ると
早速、決めていたある行動に移る
それは、美穂子との写真を燃やすことだった
2年間積み重ねた2人の記憶を燃やすことはすごく忍びなかったけれど、こうでもしなければ私はきっと美穂子とのあの日々を捨てきることができないだろうから
全ての写真を焼き終わった私はもう1つの行動に移る
これで最後だ
これで私は美穂子とのあの日々へ別れを告げる
私が右手に掴んでいるのはルビーとサファイアの指輪。
そして、私の目の前には近くを流れる川が広がっている
私は覚悟を決め、右腕を振り下ろそうとするけれど、一瞬思いとどまってしまう
私は自分に言い聞かせる。
これが美穂子の幸せのためなのだ
美穂子を幸せにできるの私ではなく、あの娘のはずだからこれが1番良いはずなのだと
今度こそと覚悟を決め手指輪を川へと投げ入れる
ーさよなら、愛しき日々よー
あああ。。。この話ハッピーエンドになるのでしょうか。
毎日がどきどきっす。
以上です
はい、また連投してしまいました
本当にすいません
正しいのは後の方です
と言うわけで
自分が投下を恐れていたのは部長が自ら身を引くと言う展開になってしまったからでした…
展開のネタバレに繋がるので、これ以上は語れませんが
部長も完璧じゃない
普通の繊細な優しい女の子
そんなイメージを持って書きました
次からはこの4話の間をキャプテン側からまた別の角度から見ていく
そんな話になります。
だから、話は進みません
大変申し訳ないです…
では明後日日曜日
またこの時間に第5話の舞台でお会いしましょう
×日曜日
○火曜日
です
重ね重ねすいません
乙
割り込んでしまって申し訳ない
>>288 生殺しGJ
気になって気になって明日は仕事が手につかねぇぜ…
毎日楽しみにしてます。
部長は、今一歩素直でないというか、
恋愛に関しては相手に正面からぶつかりきれてない感じ。
でもそんな部長だからこそ、応援したくなるんですねえ。
>>288 最初部長に感情移入しすぎて怒りが込み上げて来たけど
キャプテンなら大事な後輩相手にその場で断ったり出来ずに保留にするよな・・・
とにかく続き待ってます!!
>>287 まさかこんな展開になるとは
昨日の段階まではいい感じだったのに
まさに急展開
昼のドラマを待ちわびる主婦の気持ちがよく分かるw
続き期待してます!GJ!
GJ
しかし猫娘に死亡フラグ・・・。
今日はお休みなんだなあ。
キャプテンの方も、「久には宮永さんみたいな人の方がふさわしい」とか
思っちゃってるのかな。そんなところに猫娘が迷いこんで、
「華奈は4年間私を思い続けてくれた。
でも久にとって私はとるに足りない存在……」なんて。
ああ、早く明日になあれ!
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 21:44:31 ID:R60BoAah
アニメ版って、どうみても意図的にこの2人のカップリング話広げさせたよね
てことは、DVDの初回版に上埜さんとキャプテンの抱き枕付かないとおかしくね?ね?(´・ω・`)
まだ8巻9巻の初回版の情報で回ってないしもしかしたら・・・
明日が待ち遠しいと思ったのは気が遠くなるくらい久しぶりだよ。
「猫娘」にワロタwwGJっす!!
前スレ
>>629の
部「ありがと。でもクッキーよりも先にりんごを頂こうかしら」
キャプ「えっ?りんごなんてどこにも・・・」
部「あるじゃない。目の前に」
この場合は何をりんごと指してるの?
確かに大変GJ!なのだけど、読み手さんに一つ言いたいことが…。
あんまり一人の作者さんに対して高い評価を込めたレスをつけすぎると、他の作者さんが今後投下しにくくなると思うんだ。
だから、気持ちは分かるけれど過大評価はしすぎない方が良いかと…
まぁ、最終的に何が言いたいのかと言うと、とにかくみんなGJ!ってことだ!
>>299 え?普通に照れて頬を赤く染めたキャプテンのことだと思ってたけど…
あのさ、SS投下ってのは別の所に上げた作品のアドレス貼り付けるのでもおk?
上埜さんに再会するまでの3年間
キャプテンはどんな上埜さんの妄想をしてきたんだろうか
お待たせしてすいませんでした
では長編第5話行きます
桜の季節が過ぎ、世間一般に言われる大型連休真っ只中の5月3日。
私、福路美穂子は同棲相手で恋人の竹井久と共に暮らす自分の部屋を掃除していた。
しかし今は部屋には私1人しかいない
その久はというと今日の朝刊に広告にあった近隣で開かれるフリーマーケットに興味を示して
「掘り出し物を見つけてくるわ!!」
と言い残し、フリーマーケットへ行ってしまっていた
私も最初は久にフリーマーケットに誘われたけれど
最近忙しかったこともあり掃除が疎かになっていることが少し心配なので掃除がしたいと断り、部屋に残っていたのだった
私。
今でも思い出す
2年前のあの告白したあの日を
久は私の告白を受け入れると私にこう言ってくれた
「これから私たちの歩みを何か形に残る物で残しましょう」
それで始めたのが写真だった
2年間、ことある毎に久が撮りためた写真は今ではアルバム5冊分にまでなっていた
私が写真を見つめて懐かしさに浸っていると
ピンポーンと呼び鈴の音が部屋に響く
私は掃除のために着けていた三角巾とエプロンを外し、小走りに玄関に向かいドアを開ける
とそこには
「こんにちはっす。美穂子さん。」
「お久しぶりです」
パンパンに膨れ上がったスーパーの袋を携えた東横桃子さんと原村和さんがいた
「桃子さんに、和さん?
どうしたの?そんなに荷物を持って」
私が訊ねると桃子さんが代わりに答える
「実は大事な用件があるので来たっすよ」
大事な用件って何のことかしら?
気になりはするけれど玄関先で話す内容では無いだろうし
「わかったわ。中に入って?」
と2人を部屋の中へと誘った
「お邪魔するっす」
「お邪魔します」
2人は私がげた箱から出した来客用のスリッパを手早く履くと、居間へと向かった
私は押入に入れていた簡易イスを取り出してから居間へと向かう
その時にはすでに2人は持ってきたスーパーの袋を開け放って中から大量のお菓子を取り出して、私を待っていた
「美穂子さん、早く座ってください」
私は和さんに促されて、自分のイスに座る
コホンッと咳払いする桃子さん
どれくらい大事なことのかしら。
私が力になれれば良いんだけど…
「では、これから第1回カノジョ会議。始めるっす!」
はい?思いもしない言葉に私は思わず素っ頓狂な声を上げてしまう
「美穂子さん。どうかしたっすか?」
桃子さんが私の顔を横から覗き込んでくる
「桃子さん…いきなりすぎます!
美穂子さんは何も知らされてないんですから最初から説明しないとびっくりしてしまいますよ!?」
と和さんが私の気持ちを代弁してくれる
桃子さんはばつが悪そうにしながら
「そういえばそうっしたね…えーと…この3人で集まってお互いの生活についてダベって気になったことを意見交換しながら、女としての質を向上させようという画期的な会議っす!」
桃子さんは胸を張りながらはきはきとした口調で答える
悩みを相談に来たものだと想像していた私は何か肩すかしにあったような気持ちになったけれど、私とお話をしにきてくれたということで良いのかしら?
久も1日出掛けると言っていたし、久しぶりにこの娘たちと話すというのも楽しいかもしれない
「とっても面白そうなお話ね。
私も混ぜてもらってもかまわないかしら?」
私は2人に同意して、意見を合わせ参加の同意を得ようとする
「もちろんっすよ!
参加者にはこの選りすぐりのお菓子たちが振る舞われるっす
場所賃として私たちが買って来たっすから遠慮なくどうぞ食べて欲しいっす!」
桃子さんは深く2回ほど頷くとテーブルに沢山置かれてあるお菓子を進めてくる
スナック菓子からチョコレートまで実に数多くの種類が揃えてあり、私の目にはどれも実に美味しそうに写った
「さて、事情説明が終わったところで会議を始めましょう
まず最初は報告会ですね。
では、私から行きます」
しっかり者の和さんが司会役となり、報告会は賑やかに始まった
のろけ話やちょっと嫉妬した話の中にちょっと良い話を織り交ぜながら進む報告会は大きな盛り上がりを見せた
和さんが白糸台の大星さんが宮永さんを狙っているから天江さんがいなくても油断ならないと言えば
桃子さんも加治木さんは麻雀が好きなのは良いけど自分を無視して麻雀牌に語りかけるのは止めて欲しいと言う
そんな色々な話を聞いているうちに私は楽しくなってついつい口が止まらなくなってしまった
そして、数時間後
報告会も私の話が終わり、一段落が着いたところだ
2人は話の内に私がお茶請けに出したアイスティーを飲み干してから私の方をじぃーと見ながら喋り出す
「「美穂子さんがうらやましい(で・っ)す」」
2人して同時に言うものだから私は一瞬たじろいでしまうけれど、すぐに体裁を立て直して聞き返す
「どうして?私も久には結構苦労してるのよ?」
宮永さんも加治木さんも大人しい人だし、トリッキーで意地悪な久みたいに翻弄されて疲れることも無いでしょ?
私がそう言うと2人はわかってないなぁとばかりに話し出す
「久さんは好意を行動に出してくれるじゃないっすか」
「私たちの恋人はなかなか照れ屋さんなので好意を行動に出してくれませんから…
だからそれがうらやましいんです」
なるほど、確かにあの2人は恥ずかしがりなイメージがある
その点、久は恥ずかし気もなく行動してくれている。
まあ、場所は少し考えて欲しいけれど…
「あの積極性と自分への素直さは正直、先輩にも見習って欲しいっす…」
桃子さんはテーブルに肘を突け、頬杖をつきながら言う
素直すぎるのも時々困り者だけど…
私はそう心の中で付け加えた
そして、私は唐突に昨日作っていたベイクドチーズケーキが数切れ食べれずに残っていたのを思い出した
「そういえば昨日作ったチーズケーキが残っているんだけど…
食べる?」
私がそう2人に訊ねる
すると、2人は目を輝かせながら答えてくれる
「食べる食べる食べるっすー!美穂子さんの手作りケーキ食べたいっすー!」
「チーズケーキですか!
結構久しぶりなので食べてみたいです」
2人の嬉しそうな反応を見て、少し喜ばしい気持ちになる
「じゃあ、少し待っていてね?美味しいお紅茶も手には入ったからそれも用意しておくから」
と言って私はキッチンへと向かい、チーズケーキと紅茶の準備を始めようとする
とそこで桃子さんが
「テレビ点けて良いっすか?」
と尋ねてきたのでそれを了承すると
私はキッチンの踏み台を用いて食器棚の1番上に置いてある白い小棚から知り合いに貰った高級な葉を取り出した
ダージリンで良いかしら…
無理して変なチョイスをしてしまったら元も子もない
私は1番無難なチョイスをすることにした
所謂ひとつの紅茶を美味しく淹れるコツを遵守して紅茶を蒸らし、冷蔵庫から取り出してきたもうすでに切り分けられているチーズケーキを小皿に盛りつけ、若干の時間を待っているとテレビの音声が耳に入ってくる
「エヴリディ・ヤングライフ・ジュ・○・ス♪」
「CM開けの今週の特集はジューンブライド直前!!ブライダル特集です。
紹介してくれるのは栄村アナウンサーです
よろしくお願いします」
どうやら2人はこの時間のワイドショーを見ているようだ
アナウンサー特有のハキハキとした発声が聞こえる
「よろしくお願いします。
さて、今日の特集〜」
チーン!
私はいつの間にやらテレビにすっかり目をとられていたみたい
紅茶のために準備していたキッチンタイマーの電子音によって我に返る
ポットの中の茶葉はいい感じに蒸れており、ちょうど良い頃合いのように思われた
あとは、普通のお茶を淹れる要領で紅茶を少し大きめなマグカップに注いで、持っていく
「紅茶が入りましたよ〜?」
私がチーズケーキと紅茶を乗せたトレイを持ってきたにも関わらず2人は一切の反応も見せない
どうやら2人ともテレビのブライダル特集に興味津々の様子。
完全に番組に見入る体勢で真面目に聞き入っていた
私はチーズケーキと紅茶とをテーブルに並べてから2人の見ている番組を眺めた
どうやら、ブライダルショップの特集VTRが終わったようだ
集中して見入っていた体勢を崩すと2人はイスにもたれかかり嘆息する
「ふぅ…ん?美味しそうな匂いがするっす…
おおぅ!いい感じの焼け色の付いたチーズケーキと紅茶がいつの間にやら私の前に!」
「わぁ…本当に美味しそうなチーズケーキ…
食べても良いんですか?」
2人は目を輝かせながら私に尋ねてくる
私がどうぞ食べてみて?
と言うと2人はフォークでチーズケーキの先端を切り、口の中へと放り込む。
私は2人の反応を緊張しながら待つ
そうすると…
「うんまーーーい!!
口の中でとろけるっす〜」
「とっても美味しいです!…私も頑張って料理の腕を磨かなければ…」
桃子さんも和さんもとても喜んでチーズケーキを食べてくれている
私は2人の反応を見て作っておいて良かったとつくづく思った
「ところでおっぱいさん」
「桃子さん……そろそろその呼び方やめてもらえません!?
何か私が胸しかない人間のように思われてしまいますから!」
「ははは、ごめんなさいっす
それにしてもさっきのブライダル特集は凄かったっすねぇ…」
桃子さんは和さんとちょっとした押し問答をしたあとで切り出す
「そうですね…随分と仕組みや内容にもこだわりがありましたし、みんなが飽きないような配慮がされてました。」
うんうんと頷きながら和さん
「結婚って良い響きっすよね…
甘美な響きっす〜」
うっとりした様子で桃子さんが両手を握りながらいう
そうっす!と桃子さんがこちらに突然振り返ると私に尋ねてくる
「美穂子さんは久さんといつ結婚するっすか?」
急で意外すぎるその質問に私の顔は瞬間湯沸かし器のように一瞬で真っ赤になる
「け、結婚!?」
私は声をひっくり返しながら言う
久と結婚するなんて考えたことも無かった
だって私はただ、久と2人一緒にいれるだけで幸せだったから
でも考えてみると、もし久が私と一生を共に歩くことを望んでくれるのであれば
今すぐにでも、久と一緒になりたい
そう思う
でも…
「そうね…私も久と一緒になりたいと思うの
でも、私からそういうことは言うつもりはないわ…」
私は自分の胸に手を当てて自分の心を落ち着かせから、ゆっくり桃子さんに言う
「どうして…っすか?」
不思議そうに尋ねてくる桃子さん
実を言えば私は久と過ごしたこの2年間で少しワガママになり
結果として1つの願いが私の心に生み出さてしまったからなのだ
「言って貰いたいの
あの人に…久に
私と一緒になりたいって」
自分はワガママだと思う
自分はこんなにも久を必要としているのに久にから言って欲しいと思うだなんて
でも、私はいつまで掛かっても久が私と共に歩んで欲しいと言ってくれるのは待ちたい
まだ、今の私は一緒に居れるだけで幸せだから
そんなニュアンスを含めて2人に話す
と静かに聞いて
以上です
という訳でキャプテン編のスタートでした
次は猫娘のターンです
できるだけ休まないように頑張ります
ではまた第6話でお会いしましょう
乙。しかし…
部屋に残っていたのだった私。
↓
私は部屋に残っていたのだった。
お菓子を進めてくる
↓
お菓子を勧めてくる
困り者だけど…
↓
困りものだけど…
私からそういうことは言うつもりはないわ…
↓
私からそういうことを言うつもりはないわ…
日本語をもう少し勉強してほしいorzあと無駄な改行が多すぎ。
「ふぅ…ん?美味しそうな匂いがするっす…。おおぅ!いい感じの焼け色の付いたチーズケーキと紅茶がいつの間にやら私の前に!」
「わぁ…本当に美味しそうなチーズケーキ…食べても良いんですか?」
上記二つ以外にもたくさんあるけれど、一行分でまとめられる文章はなるべくまとめてもらいたい。正直言って読みにくい。
乙
華菜ちゃんは悪役になっちゃうんだろーか
>>312 直しが間に合わなかっただけでしょう。きっと
むしろ日本語の言い回しや使い処は上手いですよ
>>311 GJ!心が和むっすよ
でもモモってこんなに馴れ馴れしかったっけ
もっとこう控えめな感じなようなw
>>312 orzってなに語ですか?
日本語勉強しますか?
1話から読み続けてるけど、確かにところどころ誤字とかが目立つね…。
まあ誤字程度なら俺はそんなに気にならないけどさ
でも改行に関しては
>>312に同意かも。
あ、もちろんこのレスは無視して遠慮なく投下を続けてください>作者さん
乙
池田嫌いじゃないんだけどなぁ〜出来たらそう悪者じゃなく終わらせて欲しいかも…かも…
つかキャプラン優しいとかじゃなくて優柔不断
乙です。
この平和なキャッキャウフフからあのような恐ろしい展開になるなんて…
キャプテン(´;ω;`)
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 12:25:41 ID:V9eTHNYq
266 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:41:28 ID:5E9Hk8IJ 1回目
どこに投下しようか迷ったが結局ここに落とす。
四レス。部キャプ。微エロかどうか判断に迷う。欝ありかも。
「福路さんはキスが長い」と言う言葉に反応して脊髄反射で書いた。
後悔は今はしてないが多分あとでする。故に後悔。
タイトルは「ロングキスグッドナイト」
267 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:41:39 ID:5E9Hk8IJ 2回目
久と合うのは本当に久しぶりだ。
わたし福路美穂子は風越OBとして、卒業後二度目のインターハイ見学に着た。
そこで偶然にも久と巡り会えた。
大学生になって大人っぽく口紅をさし耳にピアスを入れた久は、
まだ子供っぽさの残るわたしからしてみたら、本当に大人の女で、羨ましくもある。
そしてその飄々とした変わらない風貌と受け答えは、わたしの青春を思い出させるのに十分だった。
無論、当時意識もしてなかった恋心も。
大会後、わたしは久を食事に誘った。
極力控えめにしていたつもりだったが、「強引ね」と言われてしまったのには苦笑した。
食事と言っても、お互い財布も軽い大学生。
どうしようと頭を突き合わせて、選んだ先は居酒屋だった。
ゴタゴタした店内は喧騒に包まれ、顔を近づけないと互いの声が聞き取れないほどだ
いつもの、で通じるあたりどうやら久の行きつけらしい。
相変わらず悪いことしてるのね、と言ったら
少しの悪いことをしておかないと、すごく悪いことをしちゃうと思わない?ですって。
じゃあわたしはすごく悪いことをするのかしら。
そう言ったら久は大笑いした。失礼しちゃう。
でもわたしはお酒を呑むのが初めてで、というと
久は大層ビックリした様子で、生真面目なのねぇと返した。
別に真面目だからお酒を飲んでいなかったわけでなくて、
お酒を飲む機会も暇もお金もなかったんだから。
それにお酒を飲んで、自分が変わってしまうのが怖くて…。
「それを生真面目って言うのよ?」
せめて久の前では感じのいい人間と思われていたい、と言う下心もあった。
それも含めて生真面目、と言う言葉でくくられると、
それは多少齟齬があるなぁなどと思いつつも、久の勧めだもの。
飲みました。
■
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 12:26:26 ID:V9eTHNYq
268 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:41:42 ID:5E9Hk8IJ 3回目
失敗したかなぁ…
風越の元キャプテンさんに会ったものだから、懐かしくって話し込んで。
食事に誘われたものだから、行きつけの居酒屋を紹介したまでは良かった。
まさか一杯でここまで正体をなくすとは思わないでしょ?
暑いと言って胸元をはだけた時点で気づけばよかったのに、
放っておいたものだから、私の服にまで手をかけて胸元にキス。
猫のようにしなやかに、私の身体を蹂躙していくと、
もう体中がキスマークだらけになってしまった。
彼女が付けているのが口紅でなく、リップクリームだったのは不幸中の幸いか。
今も私の身体にしなだれかかって、ビール瓶をふらふらと弄んでいる。
非常に危なっかしい。
周りの客にぶつけないようにするため、身体を抑えているけど、
これって傍から見たら、抱きしめているって言うわよね。
なんとも艶っぽくないハグだこと。
でも二年前も思ったけど豊満で羨ましい限りだ。
一方の私といえば、二年前から変わらずのささやかな膨らみ。
ちょっと分けてもらいたくもなるわよね。
でまぁ、ちょっと揉ませてもらったりなんかして。
そしたら強烈に喘ぎ始めちゃって、もうなんというか。
本当にしちゃっていいわけ?
「是非!」
あらら…こりゃ本格的に運ばなくちゃダメみたい。
■
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 12:26:43 ID:V9eTHNYq
269 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:41:43 ID:5E9Hk8IJ 4回目
連絡先も分からないし、どうしたものか思案して、結局ホテルに泊まることにした。
本当にする気はないけど、ラブホテルに。
だって安いんだからしょうがないじゃない。
おんぶして運んでいる最中、ずっと耳元で大好き、大好きって囁かれたけど、
こんな可愛い美人さんに言われるのなら、まぁ悪い気はしないわよね。
それでまぁ部屋について風越の、えーっと福路さんだっけ、をベッドに寝かせて、
はぁこれで一安心、とベッドに腰を下ろしてふと横を見てみると、もうそこに居ない。
で、どこだどこだって探したら。
居ました、冷蔵庫の前。
あ〜ぁ駄目だって、それは高いお酒なんだから…
え、私も飲め?しょうがないわね、じゃあ一杯。
あ、美味しい。もう一杯。
ちょっと福路さん、それ貸して。もう一杯。
もう一本。
あれ〜なんか世界がぐんにゃりしてきた〜。
ねー、福路さん、私もう寝ちゃった方がいいわよねー。
寝かせないって、そんな事言わないで。
顔近いって。
いや、近いってレベルじゃないし。
いや、可愛いわよ。
嫌いじゃないわよ、だからなんでそんな話になるの。
あぁ、もう好きよ!第一印象で決めていました!
好きでも無い人間と、一緒にお酒飲みに行くと思うの?!
だからそんな潤んだ瞳で見ないでよ、色々と本気になっちゃうでしょ。
だから顔近いって…
ん…
福路さんの唇柔らかい…
初めてだからしょうがないけど、唇重ねるだけなのね…
というかちょっと長い。
アレ、鼻で呼吸って、どうやるんだっけ。
ちょっと福路さん…抱きついた腕を緩めて…
あ、駄目だ…景色が暗く…
網膜に綺麗な顔を焼き付けておくのもいいかもね。
あぁでも、福路さんは私が死んだら泣いちゃうかなぁ…
ごめんね、もう限界
■
322 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 12:26:47 ID:V9eTHNYq
270 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:41:45 ID:5E9Hk8IJ 5回目
気がつくと、わたしはぐったりとした久を抱きしめていた。
一気に頭の中のもやが晴れる。
幸せだった気持ちが急転して、胃の部分にずしりと重くのしかかってくる。
駄目だ、早くなんとか誌ないと。
急いで唇を離して呼吸を確認。反応なし。
心音を確認。反応なし。
わたしは何事かを叫びながら、急いで気道を確保すると、再び久の唇に自分の唇を重ねた。
呼吸を送り込むと、心臓マッサージに移る。
服の前を開き、久の胸を露出させ、両手を胸の上に置き、力を込める。
一回、二回、三回、四回。
気が狂いそうだけど、狂っていたら久が死んじゃう。
呼吸を確認。駄目!
お願い、久。死なないで。だってまだ告白もしてないんだから!
こんな色気の無いキスじゃなくて、もっと大人のキスをしたいの!
一回、二回、三回、四回!
「大好きだから死なないで!」
ゲホッゴホッ!
久が激しく咳き込んだ。
わたしはもう、そこで脱力して、正座した自分の膝に手を置いて、涙をぽろぽろ。
嗚咽も混じって呼吸が苦しい。あぁわたしもこのまま呼吸が止まっちゃうんじゃないかな。
◇
咳き込みすぎて苦しい。苦しいってことは生きてるのかしら。
いや、天国かも。だって傍にこんな綺麗な天使が居るんだもの。
こんな可愛い人と一緒にいられるのなら、死ぬのもいいかもね。
あぁ違う。こんなに綺麗な人は一人しか居ないじゃない。
そうだ、福路美穂子だ。
駄目駄目。綺麗な子があんな、顔をくしゃくしゃにして泣いてちゃ。
美人さんは笑ってるか、頬を赤く染めてるかの方がいいわよ。
それが私のために、だったら最高よね。
だから私は力が入りにくい上体を強引に起こして、泣いてる福路さんの頬に手をやる。
「もう、福路さんったら、キス長すぎ。」
脂汗がにじんじゃってるかな。でも笑ってみせる。
福路さんはもう嗚咽混じりで、なにか喋ってるんだろうけど、なにを言ってるのか分からなくなってる。
多分、死んじゃったんじゃないか、とか生きてて良かったとか言ってるのかな。
それじゃこう言うしかないわよね。
「馬鹿ね、貴女を置いて私が死ぬはず無いじゃない。」
そうそう。笑わなくちゃ。とっても綺麗よ、貴女。
私は福路さんをそっと抱きしめた。
夜は、まだ長い。
271 名前:名無しさん@秘密の花園 sage New! 投稿日:2009/12/09(水) 11:42:25 ID:5E9Hk8IJ 6回目
以上で投下終了します。
駄文転載乙
転載されるのって珍しいね
このスレに張り付いてる添削君かね
275 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2009/12/09(水) 15:24:35 ID:uHmDMnoj
>>271 キャラが原作と全く違う
日本語の使い方が在日レベル
三流ラノベ以外の駄文乙
日本語の間違いは各自見つけた奴が脳内で修正しとけばいいんじゃないか?
タイプミスかもしれないしいちいちチェックもしてられんだろうさ。
在日レベルとか言いながらミスるのは論外だが。
>>322 俺なりに精一杯楽しめたよ。乙!
>>326 俺もそう思う。妄想できるなら脳内補完も可能だよ。
>それは咀嚼があるなぁと
咀嚼って何だよ
キャプテンがはむはむ何をしたんだ?
部キャプSSだけは某所に投下してはいけないなぁ…
このスレがあって俺は幸せだよ。
OFB読んだら普通に部キャプがカップル扱いされてたw
長編第6話行きます
「遠いなぁ…福路先輩の住んでるアパート。」
あまり来たことのない道を1人とぼとぼと歩くあたし、池田華菜は憧れの先輩ー福路美穂子さんーの住むアパートへと歩を進めていた
今日来た狙いは美穂子さんを連れ出してデートに行くことだ
あたしが美穂子さんのことが好きになったのは4年前のことだった。
あたしは当時団体戦決勝で龍門渕に負けて、精神的に落ち込んでいたのだけれど、その時に献身的にあたしを支えてくれたのが美穂子さんだった
そのことを切欠にしてあたしは美穂子さんが本気で好きになった
あの人と元清澄高校の麻雀部部長・竹井久が付き合いだしてもう2年が経つけれど
あたしはずーずーしいからまだまだ諦めないし!!
去年こそ風越のある地域とは真逆の地域の大学へ進学した美穂子さんと会う機会には恵まれなかったけれど、私も今は大学生!
まあ、大学は違う推薦で受かった風越の近くの私立大だけど…
慌ただしい新生活にも慣れ、妹たちが両親と一緒に映画を見に行っている今日が久しぶりのチャンス!
今日こそ美穂子さんを竹井から奪ってやるし!とばかりに気合い十分であたしは敵地へとずんずん進んでいくのであった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
場面変わって久と美穂子のアパート…
「はっ…はくしゅん!!おかしいわね…風邪をひく季節でもないのに」
私、福路美穂子はくしゃみをした口を軽く押さえながら不思議に出てきたくしゃみについて考えるけれど、大したことではないはずだと気分を入れ替えて再び部屋の掃除に取りかかる
今日も久は最近バイトがなかなか忙しいようで今日も早々にバイトに出掛けてしまったし、時折来てくれる和さんや桃子さんも県予選の準備があるそうで、今日は学校に行っているみたいなので来ることはない
だから、今日は私1人で1日を過ごすことになるだろう
今日は足りない生活用品を買い足すつもりではあったけれど、他に何をしようかしら…みんなに好評だったケーキをまた作ってみるのも良いかもしれない…
そんな風に私は今日1日の計画を脳裏に描きながら、私は部屋の掃除を進めた
まもなく掃除も一段落したので、私はイスに深く腰掛けてお茶をすすり、休憩をとっていると
部屋の呼び鈴が鳴り、誰かの来客を示した
私が玄関に赴いて、ドアを開けてみると
「お久しぶりです!美穂子さん!」
「あら…華菜。随分とお久しぶりね?」
来客した人物とは私のかわいい風越の後輩、池田華菜だった
会うのは確か、今年3月の風越の卒業式以来。久しぶりの珍しい来客に私は少しの驚きを覚えるけれど、かわいい後輩の訪問にそれ以上の喜びを感じていた
華菜は彼女らしい猫のような人なつっこい笑顔を浮かべながら尋ねてくる
「美穂子さん。今日はお暇ですか?」
「私?今日は1日暇よ?久もいないし、今日はお買い物に行く以外には特に用事はないわ…それがどうかした?」
私が答えると華菜はぱぁ…と表情を明るくすると元気な声で華菜はこう言ってきた
「そうですか…なら、今からあたしと一緒に新しくできたショッピングモールに行きませんか!?」
「新しくできたショッピングモール?それって…2駅先にできたところ?」
「そうです!!一緒に行ければと思って来たんですが…ダメでしょうか?」
華菜は目を少し潤ませながら、私に訴えかけてくる
うーん…お掃除もまだ残ってるし、近場のスーパーで買い物の済ませるつもりだったけど、かわいい華菜のお誘いだし
「わかったわ。一緒に行きましょう?華菜。」
私はショッピングモールまで足を延ばすことを決め、その旨を華菜に伝えた
すると
「本当ですか!?やったぁー!!ありがとうございます!美穂子さん!」
華菜はすぐさまさっきまで落ち込ませていた表情を満面の笑みに変えて喜んでくれる
私もそんな華菜の笑顔が見れて少し嬉しくなった
「じゃあ、私は準備をしてくるから。そこで少し待っていてね?」
私は華菜にそう言うと玄関のドアを閉めて、買い物の準備を始めたのであった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ショッピングモールでの買い物はとても楽しく過ぎていった。
あたしが美穂子さんの服を選んであげたり、美穂子さんにあたしの服を選んでもらったりして、楽しく色々とモール内を周りながら店を物色して歩いていた。
「ねぇ、華菜。そろそろ私のお買い物に行きたいんだけれど…」
エスカレーターで下の階へ降りながらあたしの前の段に立つ美穂子さんは後ろを振り返えって訊ねてくる
あたしはいつも購読している雑誌を買いに行きたかったので
「本屋に行って雑誌を買いたいのでその後で良いですか?」
と美穂子さんにあと少しだけ待って欲しいとお願いたら
その本屋は用事のある日用雑貨店の近くにあったのこともあり、それぐらいならと美穂子さんが快く了承してくれたのであたしたちは少し早足になりながら本屋に戻ることにした
あたしは大急ぎで買わずにためたままでいた麻雀雑誌やファッション雑誌などをかき集めて購入すると、近くで立ち読みをして待っていると言っていた美穂子さんを探す。
…居た。
レジのすぐそばにある様々な雑誌の置かれるコーナーの角の方で熱心に何かの雑誌を呼んでいるのを見つけて美穂子さんに声をかけようと接近すると、私はある不自然な点を見つけた
「目が…開いてる?」
雑誌をのぞく美穂子さんの目はいつもの片目だけ開いた状態とは違って両目ともに開かれている状態になっていた
あの人のコンプレックスだという左右色の違う目を両方とも開いている状態をみる機会はただでさえ少ないけれど日常生活で開けているのを見るのはそれ以上に珍しい
あたしはその意外なほどにまで集中して雑誌を読む美穂子さんの行動が気になったので、声をかける前にその雑誌を読んでみることにした
あたしはいきなりその表紙の内容に虚を突かれる
ーゼク○ィ〜7月号〜アナタは全部知ってる!?結婚式のイロハ百選ー
ちょっ!?これって…
まさか!!竹井と美穂子さんは結婚まで考えているのか!?
少なくとも美穂子さんがこれを読んでいるって言うことは美穂子さんは結婚を意識しているみたいだ…
あたしは呆然としながらその雑誌を棚に戻す
知りたくなかった…
どうしようもない事実
引き戻そうとした美穂子さんの気持ちはいつの間にかすでに固まってしまっていて
もう、この先の人生の末までを見据えた¨結婚¨というある種の結末まで差し迫っていたのだ
この3ヶ月で何があったかを私が知る由はないけれど
あたしの恋はもう終わりなのかもしれないという残酷極まりない結果が顔をのぞき出し始めたのだけは理解できた
不意に泣きたくなった
でも、泣けなかった
だって美穂子さんが隣にいるから
簡単には諦めきれない
だって4年間も想ってきたし、今もずっと好きだから
私はどうしようかと思い悩む。
告白するべきか、それとも美穂子さんの幸せのために身を引くか
ずっと考えていると不意にあたしの肩に手が乗せられる
「華菜…買い物は終わったの?待たせたみたいね…さあ、行きましょう?」
いつの間にか雑誌を読み終えていた美穂子さんはあたしに声を掛けてくる
あたしは気力なく
「はい…」
と答えて床においておいた手荷物を持ち、美穂子さんに続いて歩いていった
美穂子さんの買い物中も帰りの電車内でもよい答えの出ないままあたしたちは美穂子さんの住むあたりの駅にたどり着いたのだった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さっきから華菜の元気がない
最初の方はすごく元気だったのに本屋に立ち寄った以降はいくら話しかけても返事は生返事ばかりでまともに取り合ってくれないばかりか、時折ため息を吐く様子を見て少し心配になる
具合でも悪いのかしらと思ってこのまま家に帰るように言ったけれど
妹たちとの約束で駅前のクレープ屋でクレープを買ってあげる約束があるのだそうでそれを買わないと帰れないのだそうで
私と華菜は駅前のクレープ屋によってクレープを買うことになり、クレープ屋に寄ったのだった
店頭でメニューを見比べてクレープを選ぶ華菜
少しでも元気を取り戻してもらいたいと思うけれど、なかなか掛ける言葉が浮かんでこない
華菜がクレープを選び終わり、駅前の方向を向いて華菜を駅まで送ろうと駅の方向へ行く階段を降りようとしたそのときだった
「きゃっ!?」
テラスの方から聞こえる若い女性の短い悲鳴
その場でぱっと振り返るとそこには久がいた
それはいつもの久だった
でも、ただいつもと違ったのは彼女に抱かれているのは自分ではなく
別な女性…宮永咲さんだったということだ
その光景を目の当たりにした私は何故か急に悲しくなってその場を走り去った
私は走りつづけた
流れ出る涙を手で抑えながら
何も考えられなかった
ひたすらに頭の中でフラッシュバックしてくるのは久と宮永さんの抱擁シーン
何故ほかのひとと抱き合っているの?
忙しいだけって言ったじゃない
私の知らない時間であなたはいったい何をしているの?
こわい。こわいよ
ひさ
あなたがこわい
私は駅のベンチに座り込むと膝を抱え込んで俯きながら考えていると
私に近づいてくる足音が響いてくる
「はぁ…はぁ…やっと追いついたし」
「華菜…」
顔を上げるとそこにはたくさんの荷物を抱えた華菜の姿があった
息を整えると華菜は私に訊てくる
「さっきの…竹井さんと宮永でしたよね」
いきなり核心を突く華菜の問いに少し私は押し黙る
「その様子じゃああの2人が会っていることは知らなかったみたいですね…」
華菜は声のトーンを抑えながら私に言ってくる
私は更に膝に顔を埋めて耐えようとするけれど
ついに嗚咽が漏れて、私は再び泣きはじめていた
「辛いんですね…あたしなら、美穂子さんを不安にさせることなんかしないのに」
え!?
私は埋めていた顔をグイッと上げて涙でぐもっている目で華菜を見据える
「あたしだったら美穂子さんが望んでくれる時にいつでも側にいてあげるのに。どんな時でも美穂子さんが泣いているならどこへだって飛んでいくのに!」
「華菜…」
華菜は泣きながら、どもりながらも私に向かって精一杯の言葉を伝えてくれる
でも、それって…
「やっぱりダメだ。あたしの大事な美穂子さんをあんな人に譲るわけにはいかないし
美穂子さん…好きです。ずっとずっとあの1年生の夏の日からあなたのことが好きでした。
あなたがあの人と付き合いだしてからもその気持ちに少しの変わりはありません
あの人みたいにあなたを不安にさせるようなことはしないから…あたしと付き合って欲しいです」
華菜の突然の告白に私はすっかり気が動転してしまう
華菜が、あの華菜が私のことを4年間もずっと私のことだけを想ってくれていた…
その気持ちは嬉しいけれど私には久が居る
だから、断ろうとするのだけれど、私の口はなかなかうまく動いてはくれない
それどころかまた久と宮永さんの抱擁シーンが脳裏に蘇り、たまらなくなった私は荷物を持って繁華街の方へと走り出した
「……卑怯だな。あたしも。でもラストチャンスだし。4年間も想っていたし。これくらいは許してもらいたいなぁ…」
そんな華菜の呟きが後ろから聞こえたような気がした
それ以降、私は華菜の告白と宮永さんと久の密会の謎に苛まれて、マイナス思考のスパイラルに陥った
久は更にバイトが忙しくなって、私と久が会える時間すら削られて私はまた深い不安に襲われることになるのだった
以上です
少し、改行変えてみました
少しでも読みやすく改善されていれば良いのですが…
日本語もっと勉強しなきゃ…
>>337の訊ねてくるからねが抜けてました
すいません
>>322の方もGJでした
キスの長い美穂子さんは最高ですね!!
ではまた第7話でお会いしましょう
GJ!!
池田って家に妹3人と両親が居るからなかなか2人きりで会えないな…可哀想にorz
今さらだけど、13話とかそんなに長いものを3・2日に一度のペースで投下するのはどうかと思う・・・。
終わるまでの間は他の職人さんたちも投下を自重しちゃうだろうし。。
出来ることならたくさんレス使っても良いから1日にまとめて投下してほしいな・・・。
それか保管庫に直接置いてここに告知するとか。
皆さんが言ってるように、誤字とか変な改行が多いし正直言ってあなたのスレ独占状態がまだまだ続くのかと思うと切ないです。。
次回作からは上記のようにしてほしい。。。
でも一応乙しときます。
長文NGID宣伝乙です
作者を叩くのはタブー中のタブーだけど、確かに他の作者が投下しにくいってのはあるかもしれないね…
う〜ん。難しいね…。でもさ、おまえらもGJくらい言ってやれよ…。せっかく投下してくれてるんだから
そんなに改行気になるかね
自分はあまり気にならないんだけど
それより自分は毎日楽しみにしてるけどな
でも確かにこんな超大作を毎日投稿するのはもったいないかも
もう少しじらしてもいいかもね
普通に考えて連投より叩かれるほうが投稿しにくくなるだろ。誰が叩く奴がいるところに
のこのこ出て行くんだよ。
気に入らないなら読まずに消えればいいだけのこと。
作者です
そうですね…他のみなさんの作品投稿を邪魔しているのであれば、自分はこれ以上投稿しない方が良いかもしれません
ならば、12月21日くらいに残り全話を保管庫に改行や語句訂正をきちんとした上で投稿しようと思うのですがどうでしょうか?
もともと一日に一つ投下されるかどうかのペースなんだし投下時間なんてめったに被らない
それに次の話を投下する時間の目安も予告してくれるし他の人の投下の妨げになってるとは思わないけどな
だから、お前らさ…レスするならGJとか乙くらい書けって。
>>346 言われてみればそうだった。すまない、作者さん。
>>345 誤字に関してはキャラの名前間違いでもないかぎり特に気にしないですし
頭の中でキャラの仕草とか映像化しやすいのですごく好きな文章です、GJです
投下のペースですが、毎日楽しみにしてるので自分は今のペースでも全然構いません
他の方の意見も聞かないとわかりませんが、
投下時間も大体わかっているのでSSが被る事もなさそうですし、ひとつのカップリングを
取り扱うスレなのに投下しにくいというのが職人ではない自分にはよくわからないです
>>338 乙
池田ァも苦労してんな…
ここ数日ほとんど長編さんの話題ばかりだし、他の書き手が投下しにくいだろうっつーのも分からんでもない
それ以前にここはSSスレじゃないし
もう専用スレ立てた方がいいのでは?
>>350 別にすぐにスレが埋まるわけじゃないからよくないか?
>>350 逆に考えるとここはSSスレじゃないんだから
SSに対してあれやこれや悩む必要自体ない
つまりこのままでいいって事だ
じゃあ現状維持で
ファンブック買ってきた
アニメの部キャプパートは立の設定から作ったらしい
原作でも関係持たせるようだ
6巻までで連載分は読んでないけど
原作ではキャプテンが上埜さんのことを思い出しただけで、会話すら交してないよな
ここからどうハッテンするんだろうか
個人戦の経過と合同合宿までの流れがほぼアニメ通りっぽいから
部キャプ邂逅イベントは描写なしで終わりっぽい
>>346 乙&GJっす!
投下方法はあなたの都合のいいようにしてくれていいんじゃないかな?
>>353 もし原作で部キャプを少しでも匂わす描写があれば立さんに一生ついていく
最新号のかじゅモモを見るとどうもアニメで不評だった部分のフォローをやってるという感じだからなあ。どうなるんだろ。
単に自分が気に入らなかった部分って書けばいいのに
>>358 合宿の発端や敗者の鶴賀を呼びつけた形になった所など、その辺を漫画で上手くフォロー入れてるでしょ。
>>360 敗者の鶴賀を呼びつける所に関してはプールでかじゅワハが一応話しているがな
長編の者です
投稿の仕方を変えることにしました
やはり他の作者さんたちの投稿の邪魔はしたくないので…
つきましては
7・8と9・10・11。そして完結編の12・13と3回に分けて間隔を空けながら投下するつもりです
いつ投下するかはその日の前日の段階で告知をします
こんな稚拙極まりない駄文ですが、最後まで頑張って書く所存ですので
どうか、よろしくお願いします
ではまたの機会に
あるいはテキストロダ上げという手もあるでよ!
普通に連日投下で良いと思ったけどなあ
外野があれこれ言うことないでそ
>>364 本人がまとめて投下するっつってんだから、外野があれこれ言うことないよ
長編さん、オレハマッテルゼ
自分もハマっとりますw
4校キャラの絡みが新鮮で面白い!
>>365 その返しは全く的外れもいいところだと言うことは自分でもわかってるよね
こうゆうのに譲歩すると、要求がエスカレートして手に負えなくなるぞ。
文句言ってるのは一人だけなんだし、無視して今までのやり方を貫くべきだと思うのだが。
3日ぶりに来てみたらなんかあれだな・・・
作者さん、気にしなくて良いと思いますよ。
自分は作品が投下されてると嬉しいので楽しみにしてたのですが・・
完走期待してます
どこ行ってもSSは物議をかもすなw
まぁ文句言ってるのは改行アニキの一人だけだがな
クリスマスなネタでまた盛り上がることを密かに祈ってる
まぁ俺も別スレ立ててやった方がいいと思うがね
外野は気にせずにw
とにかくSS自体は応援しているのでこれからも頑張ってください!
自分は長編さんじゃないけど、昼ごろか夕方にSS投下してもいい?
真夏の話で季節感スルーだけどwww
ところで、ここに投下したSSってその日のうちに自分のサイトに載せてもいいの?
自分のSSだったら良いんじゃないかな
投下期待してます
今からSS投下するよー。
設定は真夏で、二人とも社会人。
誤字とか脱字とかなんか気になる所あったら、サイト載せる前に直すから、教えてくれればありがたい。
んじゃ、過度な期待せずに見てくれ。
ある夏、その日は気温が四十度を越える真夏日だった。
耳をつんざく蝉の声。
耳障りだと叫びたくても叫べない倦怠感の中、ひんやりと冷気を纏うフローリングに大の字で倒れていた久は、汗っかきの人は今日もせっせと汗腺を活発に働かせているのだろうとくだらないことを考えて、この暑さから逃避する。不幸なことにエアコンは故障中だ。
「あー……なんでこんな日に限って休みなの……」
「今日はほとんどの人が休暇よ」
世間は今の時期をお盆と言う。それを忘れて理不尽を零す久に、台所から顔を出した美穂子が苦笑で眉尻を下げる。その手には涼しげな光沢を見せる銀の盆があった。
落ち着いた動作でリビングまで歩いてくる美穂子を横目に、寝転ぶ久は寝返りを打つ。ずっと同じ場所に留まっていては熱を溜めてしまうため、時折こうして移動する必要があるのだ。
ちょうどそのとき、網戸から熱気を含んだ風が吹いた。あ。視界に黒が映って声が出る。
「久、ちゃんと座って」
「今日は黒のレースなのねぇ」
「……」
「あ、ごめんって。事故だから、事故。別に意図的に見ようとしたわけじゃないから」
青筋を立てる美穂子にたじろぎ、むにゃむにゃと口ごもってあまり意味を成さない言い訳をしながら起き上がる。そうした久の目に入ったのは、きめ細かい氷の粒の山だ。
「かき氷って……なんか懐かしいわね」
「シロップはなにがいい?」
「コーラ」
「それ邪道だと思うの」
「そう? 結構イケるけど……あ、やっぱり今日はカルピスの気分だわ。というわけでカルピスにしましょう!」
「はいはい、カルピスね」
あらかじめ用意されていた紙パックの容器から、白い飲料がかき氷に注がれていく。美穂子から受け取ったスプーンを射す。さくり。軽快な音。口に運べばほんのりとした甘味と爽やかな酸味が広がって、鼻をくすぐる。
「……んーっ、美味しいっ」
「よかった。氷ならいっぱいあるから、気が済むまでどうぞ。でもお腹は壊さないようにね」
「はいはい、わかってるって。ところで美穂子のシロップは……甘そうね」
「美味しいわよ? 久も苺、いる?」
「カルピスに余分なトッピングは不要よ」
「言うと思った」
おかしそうに笑う美穂子が美味しいというそれは、イチゴシロップと何個かの苺がまるごと入っており、その上には練乳がたっぷりと掛かっている。
糖尿病の人が見たら尻尾を巻いて逃げ出しそうな光景だな、とスプーンをくわえたまま久は笑った。口にするまでもなく味を予想できるそれを、至福の一時だと言わんばかりに食べる美穂子を見て更に笑みが深くなる。
「美味しい?」
「ええ。食べる?」
「いいの?」
「遠慮せずにどうぞ」
「じゃ、遠慮なく」
「はい、あーんして」
にんまり。そんな笑顔を浮かべる久は、差し出されたスプーンを無視して、床に手をつき美穂子との距離を縮める。
ふわりと鼻をかすめるのは苺の甘い香りだった。触れ合う部分が熱くてたまらない。そして唇を離す際に生じる軽い音さえ、今は甘く感じるから不思議だ。
もうしばらく甘味はいらないだろう。咥内に残るイチゴ味を、久は自分のかき氷を食べて消した。美穂子の唇は甘いのね、と意味もなく天井を仰いで呟く。甘すぎて胸やけしてしまいそうだと思った。
「ごちそうさま。美味しかったわよ」
「……はい、お粗末さまでした」
呆れ顔で笑う美穂子の頬は、まるで苺のように赤い。
今年の夏は例年に比べて非常に暑い夏となるでしょう。わかりきったことを喋るテレビの音は、騒がしい蝉の声に掻き消された。
終わりなら終わりって言わないと誰もレスできなくなるよ
乙
>>381 ああ、なるほどね。
ごめんごめん。
投下した達成感で終わりって言うの忘れてたよ。うん、終わりです。
かき氷食べたくなってきた。GJ!
GJ
GJだお!!
GJ!黒のレースか。ただ単にキャプテンの趣味なのか
上埜さんを喜ばせる為に頑張っちゃったのか気になるところだな
乙
おとなしそうなキャプテンが黒い下着を穿いてるなんて…
上埜さんのためか
うわ、被ってた
これはガチだな・・・。 GJ
明らかに違うブツが混じってる
うおおおお!持ってないの何枚かあって嬉しいぞ
しかも志摩子さん×江利子様も好きな俺歓喜!!そういえば久は令ちゃんなんだよな……似てない!
ってゆーか美久ちゃんが可愛すぎる。今まで見てきた赤ちゃんの中で一番可愛いお!
iPSには是非とも頑張ってもらいたいものだ。
みさたんktkr
下から2枚は持ってなかった
ここってSS書きは結構来るけど絵師はこないよな・・・
美穂子の舌が短いと聞いて興奮してきた。
長編の者です
明日、7・8話を保管庫に直投下します
時間は恐らく16時前後で2話一気に行きます
投下し次第レスをするつもりですが、早く見たいという方はその時間帯に保管庫に行くことを推奨します
ではまた明日
>>395 あぁ創作意欲がガンガンに沸いてくるよな
>>396 待ってました!楽しみにしてます。
それまでの暇潰し代わりとして投下。直接的な描写はないからいいよね…?
399 :
1:2009/12/14(月) 00:24:47 ID:i7uxDxvE
重なりあった手が熱を持つまで時間はかからなかった。
とけ合うような口付けが徐々に喰らいつくようなものへとすぐに変わり、どちらからともなく限界を越え、今では二人を包むものは、未だ整わない少しだけ荒い互いの息遣いと、何とも形容しがたい甘ったるい空気だった。
「…大丈夫?」
「えぇ…」
答える台詞とは裏腹に、とても身体は疲れを訴えているようだった。
今日は少し激しすぎたかもしれない。思えば互いの都合がなかなかつかずにいた為、美穂子と会うのはかれこれ二週間ぶりだったのだ。
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 00:25:19 ID:Pfpb0Bmk
保管庫って携帯からも見に行ける?
401 :
2:2009/12/14(月) 00:26:59 ID:i7uxDxvE
たった二週間でこんなにも、強く激しく心も身体も求めてしまうほど自分は彼女に溺れていたことを改めて知り、そして自分の欲の赴くままに彼女を抱いたことを反省した。
身体は何度も重ねて来たが、今でも恥ずかしがってなかなか全てをさらけ出す事に少なからず抵抗を見せる彼女。
そんな彼女を久しぶりの逢瀬とはいえ、半ば強引に抱いたのだ。これを反省しないのであれば猿以下である。
しかし最後までしておいて、今さら謝ってしまうのは逆にズルい気がして、代わりにアフターケアに尽力する事にした。
謝罪したりへこんだりすることよりも、次に繋げることが本当の反省なのだから。
402 :
3:2009/12/14(月) 00:27:45 ID:i7uxDxvE
「会えたのも久々よねー」
「…そうね」
美穂子の様子を伺うと、そろそろ身体も呼吸も安定してきた様なので、ゆっくりと抱き寄せた。
怒っているかな…?と心配したけど何の抵抗もなく、すっぽりと私の腕の中に収まって嬉しそうな顔を私の肩口埋めてくれた。頭を優しく撫でると、ふんわりといい香りが鼻腔をついて、それだけで先程の熱が再燃しそうになるのを必死でこらえた。
「美穂子、嫌だった?」
「え?」
「あー、だからその…今日みたいなのは…」
ごめん。とは言わない。けど彼女が少しでも「嫌だった」と言えば、もう今日みたいな事は二度としない。その開いた右目に誓おう。
「えっと…何だかいつもの久じゃなかったみたい」
…やっぱり。不安にさせてしまったかしら?
「…けど嫌なんかじゃなかったわ。私だって、その…久しぶりに会えたのが嬉しくて…だから」
顔がだんだん真っ赤になってきてる。一体何を言うつもりなのだろう。
「だから…私も久がほしくて仕方なかったの…!今日みたいなのも、う、嬉しかった…」
絞り出した勇気が放った言葉は私をノックアウトさせるのに充分だった。作戦は失敗。むしろ私にアフターケアが欲しいくらいだわ。
やっぱり溺れているんだ。もう抜け出せないくらいに、私はこれからも美穂子の中で泳ぎ続けるだろう。
以上。読みにくかったら申し訳ない。2レスでも充分収まる長さだったけど、間違えちゃったのでスルーで頼む
>>396 今日家に帰る楽しみができたよ
>>403 すごく良かった!
朝からキュンキュンしました!!
保管庫に投下しました。
あえてメニューバーには乗せませんでした
SSの分類で良いのか、確認できなかったので・・・
誤字とかあったら教えて下さい
直しておきますので
ではまた次の機会に
>>407 GJ面白かったです
でも華菜ちゃんの名前間違えないであげて・・・
>面白すぎテラワロタ
そういうふうに人を小馬鹿にしたようなことを書くのはどうかと思います。
あと、読み手なら最低限のマナーとして、乙とかGJとかレスつけたらどうですか
本当に申し訳ありません…。
ちゃんとGJと書いてあるのに眠くて
>>409さんのレスをしっかりと読めていなかったみたいです…
偉そうなこと書いてすみませんでした。死にたいくらい恥ずかしいです
ぶっちゃけ、何だコイツって思ったけど・・・まぁいいや。俺も悪かった。
馬鹿にしたつもりは無かったんだけど、なんかシリアス気味な話なのに、華奈華奈・・・って誤植がたくさんあって笑えたんだよね。
それで面白かったと書いたんだ
>>407 GJ
また次の投下心待ちにしてます
直投下でもメニューバーに乗せて良いと思うな
ってかこれまでも連載モノって分割投下された場合バラバラになってるけど
長編1-1 1-2 2-1 とかにタイトル変更した方が
見やすいと思うんだがどうだろう?
はっきり言ってもう他でやれって感じ
まとめに投稿してまとめで感想書けるようにするか?
改行アニキちわーっす
?
ここ感想文書く所ではないし
それにGJとか乙とか言えとかボランティアで書いてるんじゃないだろ
失礼だし
>>407 GJ!!これで久パートに追いついた(って言うのかな)のか
まったく、久も美穂子も大切な時に言葉がたりないんだから…ほんまにもう……
次の投下が待ちきれないぜ
楽しみに待ってるよー
>>413 まるっと同意するぜ
ここもうSSスレでよくね?
勘弁してくれ
自分はただ前みたいにマッタリと部キャプを語ってられたらそれで幸せだったんだがなぁ‥
418にレスを付ける人はもうこのスレに来なくていいよ
なんでどこの百合スレもSS披露会場になっちゃうのかね
>>419 恨み言を言うより、語ればいいじゃないか。
ssが増えてきたのも、ネタが無くなってスレが過疎化してきたあたりからだし、
ssでスレが再活性化した側面があるから、オレは締め出したくない。
>>421 百合スレだったら移動しなくちゃいけないなw
そっかここキャラスレだったかw
百合萌え板の方でSS、キャラの話はこっち じゃダメかね?
というかどっちも平行してできることだと思うんだが・・・
今までも出来てたし、一部がなんで片方を排除したがるのかわからん。
あっちを有効活用したいとは思う
こっちの板は落ちやすいし
今まで通り語りありSSありで良いと思う
あっちの板は年齢制限の時活用する方向で
ネタと言えばファンブックに
久と福路の過去の出来事とか、互いにどういう関係なのかという設定は立先生の所にある
ってあって妄想が広がりんぐ
むしろ原作で部キャプがほとんど取り上げられていないのが不安でならない
ほんとに立先生監修なのかよ
設定はあるけど話の展開上泣く泣く削ってるんだろう
清澄だけの合宿も原作では数ページで終わってたし
合同合宿での回想とかでサファイアとルビーの部分は触れて欲しいな
>>429 いいこと聞いたw
じゃあ番外編とかで部キャプがあるかもと期待wktkしてみる
まぁ気長に待つわw
もともと原作の百合成分は、かじゅモモ以外は薄めだしね。
原作でもキャプテンを個人戦で全国に残したってことは、これから先もキャプテンが出る可能性がある。
そして、キャプテンをエピソードに絡めるとしたら部長がらみしか無いと思ってる。
部長の過去エピソードとか来てくれたら最高。
上埜さんネタも暖めてはいるだろうけど
果たして表に出てくるかどうかは結構微妙だよねー
>>407さまGJです!
俺も今日の夕方くらいにSS投下しにまた来ます。
>>432 立先生は裏設定を膨大に用意してるってファンブックに書いてるね
全て表に出てくる事はないかもしれないけど出来るだけ消化して欲しい
なんかここ空気悪くなっちゃったね
「お待たせ美穂子。御免ね、この寒い中待たせて」
「いいえ。私も今来たところですから」
「それなら良かった。じゃあ、帰ろうか?」
「はい」
大学の校門で待ち合わせ、二人並んで家路を歩いている途中、
「それにしても、寒くなって来たわね」
「そうですね」
「人恋しい季節、かしら?」
「!?」
久さんに手を握られました。
いきなりのことでびっくりしましたが、そんな私の反応を楽しむように笑われて、
(もう、久さんてば)
ちょっぴり複雑な気分になります。
手を離して軽く反撃してみようかとも思ったのですが、暇を与えてくれるような久さんではありませんでした。
繋いだ手をコートのポケットへと誘導された上
「温かいでしょ?」
と、甘い言葉まで囁いたのです。
すっかり心の芯が蕩けてしまった私は
「温かくて、嬉しいです」
流されるまま、ポケットの中で手を握り返すしかありませんでした。
美穂子手を繋いで帰宅する途中、スーパーに寄って豆乳鍋のための食材を買い揃えた。
「豆乳は美容と健康にいいのよ」
なんて誤魔化して、どうしても鍋にしたかった理由は伏せておく。
会計を済ませてからスーパーを後にると、すっかり短くなった冬の日が地平線に落ちていく所だった。
赤く染まった家路を再び手を繋いで歩き、やがて辿り着いたアパートで部屋着に着替る。
早速美穂子と一緒に白菜を切り、白滝を湯がき、鶏ひき肉に生姜と刻み葱を混ぜてつみれを作り―――――。
そうやって段々と鍋が出来上がっていくのを眺めながらも、私は絶えず別のことを考えていた。
(もう来てもいい頃なんだけど……)
時計を見ると七時になろうかという所、指定時間が終わろうとしていて、肩透かしに合ったような気になる。
(この日を待ち侘びていたのに…)
心の中で呟いたその瞬間、ようやくインターホンが鳴った。
「こんな時間になんでしょう?」
首を傾げた美穂子に笑顔を向けてから、浮き立つ気分を抑えて玄関に向う。
扉を開けるとそこに居たのは待ち侘びた宅配業者。
伝票に判子を押して荷物を受け取った私は、
(これでよし!)
意気揚々とリビングに向った。
「いつ注文したんですか?」
尋ねた私に向かい、久さんはチロリと舌を出しました。
「買ったんじゃなくて、自宅で使わなくなったのを送って貰ったの。やっぱり冬は炬燵よね」
突然やって来ていきなりリビングの真中に出現した炬燵に少しびっくりしましたが、
『やっぱり炬燵よね』
という言葉に何だか心が浮き立ちます。
下準備の終わった豆乳鍋をコンロに乗せ、私は早速久さんの向かいに潜り込みました。
「同棲って感じがするわね」
「そうですね」
炬燵は温かくて、豆乳鍋は美味しくて、何よりすぐ目の前に久さんが居てくれる。
その幸せをしみじみ感じていたら
「きゃっ」
足の太ももに突然何かが触れて、思わず声を上げてしまいました。
「久さん?」
すぐに思い当たって向かい合うその人に声を掛けると、案の定
「ふふふ」
という笑い声が返って来ます。
「悪戯しないで下さい//////」
精一杯の抵抗のつもりでそう言ったのですが、
「人恋しい季節なんだから、いいじゃない」
とあっさり切り返されてしまい………
すっかりその掌中に捕えられてしまった私は、もうお鍋を食べることも出来ずに
それから暫く炬燵の中で悪戯する久さんの足の動きに翻弄されてしまいました。
突然投下してすいません。
暫く振りに咲和スレから遊びに来ました。
個人的には長編SSを毎回楽しみにしてたので、ちょっと複雑な気持ちです。
色々ありますが、部キャプスレの皆さんには今まで通りほのぼのした感じで
続けていって欲しいなぁと思います。
部外者なのにすいません。
ではでは、部キャプ胸キュン!! ノシ
おお、夜中にss投稿乙です。
同棲中の部キャプもいいよね、あの二人、絶対同じ大学目指すと思う。
足でいちゃいちゃとかいやらしすぎだろw
GJ!
部キャプって女性人気高いんだな
>>439GJ!
自分女だけどかじゅモモよりは部キャプのほうが好きだなw
キャプテンがずっと片想いしてたってのに惹かれる人は多いはず
作者はよく分かってらっしゃる
GJどうもです。
色々と議論が出てる時期なので不快に思った方もいると思いますが、
その時は優しくスルーして頂ければ幸いです。
部キャプスレがこれからも続いて欲しいなぁと思います。
>>442、443
アニメの製作スタッフ曰く、
咲和は王道
かじゅモモは男性ファン向け
部キャプは女性ファン向け
というのを咲和スレで見たような気がします。
女性の方にとっても部キャプは胸キュン!! なんですね。
長編のひと忙しいのかな?続きが気になって裸で待つのが辛い時期だ。
長編まだかなぁ。
この妙な雰囲気の中、投下しにくいだけじゃね
長編ってなんやねん
ぶっちゃけあの誤字の多さはちょっとびっくりした。面白かったけど。
早く来ると良いね
こじきうぜぇ('A`)
>>444 かじゅモモも結構女性向けっぽい感じするけどなー
まあ本当のことだし、話題になるのはしょうがない気もするけど
でもいつまでもぐちぐち言うのはウザイな。
そこまで言うのなら誰かこっそり編集して修正してやれよ
>>444 GJ!久の悪戯に翻弄される美穂子は鉄則みたいでいいですねw
私も女ですがカップリングならやはり部キャプが一番好きです
このカップリングは女性向けだったのかー何か嬉しいw
『漂白剤の匂いって、なんか良いわよね』
私がそう言うと、ちょうどシャツを広げてそれをハンガーに
かけようとしていた美穂子の手がぴたりと止まった。
『…そうでしょうか?私は柔軟剤の香りのほうが好きですけどね。』
こちらを振り向き、少し困ったような顔で美穂子が言う。まあ無理もないか。
漂白剤の匂いが好きだっていう人なんて、なかなか居ないわよね。
私だって聞いたことないし。
『でも、どうして漂白剤の匂いが好きなんですか?』
『うーん…。うまく説明出来ないんだけどね…なんていうか』
ぴしっぴしっとブラウスのしわを伸ばしながら考える。
ツンと鼻にくるのあの感じが好きなのかな?いや…違う。なんだろう…ああ、そうだ。
『分かったわ。これ、プールの匂いに似てるのよ!』
『えっプールですか?』
『ええ、そうよ。たぶんプールのあれは消毒液の匂いね。昔、水泳の授業の時に感じた
あの独特な匂いと似てるのよ』
『ああ。言われてみれば…確かにそうかもしれません』
隣で美穂子がタオルに顔を近づけ、すんすんとにおいをかぎながら答える。
『でしょ?この匂いをかぐと、なんとなく落ち着くのよねー。』
『…でもやっぱり、私は柔軟剤のほうが好きです。この、お花の甘い香りが落ち着きます』
『ふふっ。美穂子らしいわね』
そうして私達は再び洗濯物を干す作業へと戻る。
私は美穂子と、こういうふうに一緒に家事をするのが好きだ。
同じ家で暮らしているけれど、彼女とは少しでも長く一緒の時間を過ごしたいと思っている。
『〜〜♪〜〜〜♪』
あとは靴下などの小さいものを洗濯バサミにはさめて終わり。
そんな時に、美穂子がふ〜んふ〜んと鼻歌を歌い始めた。ふふっ可愛いなぁ。
夜になり部屋の明かりを消して、二人でベッドに潜りこむ。
『あの…久さん。さっきの話の続きなんですけど…』
私の腕の中で、美穂子が小さな声で話し始めた。うーん…私、何か続くような話なんてしたかしら?
『…久さんの一番好きな…に、においってなんですか…?』
『えっ?その話?』
唐突で不思議な質問内容に驚き、思わず美穂子の顔を覗きこむ。
『…わっ………ごっ、ごめんなさい!変なこと聞いちゃって』
『ちょっと、どうしてそっち向くのよ?』
恥ずかしがっているのか、彼女は私が顔を覗きこむ前に体をぐるっと回して壁側を向いてしまった。
うーん。私の一番好きなにおい、か…。おかしな質問ね。でも、そんなの決まってるじゃない。
『みーほーこーっ…えいっ』
後ろから美穂子を抱きしめ、首元に顔を埋める。ほら…やっぱり、良い匂いだわ。
『あうっ…く、苦しいですよ久さん…あ、やだっ…くすぐったいっ』
『うふふ〜。私の一番好きなのは…あなたの香りよ、美穂子。』
『ほ、本当ですか?嬉しいです…っ』
『ふふっ。当たり前じゃない。あなたは?』
『それは………ひ、久さんの香りです…っ。』
『ありがとう。ねえ、そろそろこっち向いてよ?』
『はい………あっ』
彼女がこちらを振り向いたと同時に、その唇にキスを落とした。
口を離し、顔を見つめると暗い部屋の中でも頬が真っ赤になっているのがはっきりと分かる。
『そんな、急にするのはズルいですよ…』
『気にしない気にしない♪それじゃ、おやすみ…美穂子。』
『もう…』
おやすみの挨拶をしてから何十分か経ったあと、ベッドがきしむのを体で感じたと思ったら、
その次の瞬間、私の唇に柔らかくて温かいものが触れた。 眠くて頭がぼやぼやとしているから
結局目を開けることは出来なかったけれど…。まあ、良いや。
明日起きたら、少し彼女のことをからかってやろう。まったく、寝込みを襲うなんて。
本当に可愛いんだから…。
いきなりの投下失礼。。今日洗濯をしていて漂白剤のにおいをかいだら、
何故か部キャプのこんな風景が頭に浮かんだので文章にしてみた。
においにおいばっかでごめんだよー。ではでは
GJ!!
寝込みキャプテン可愛い
GJ!
漂白剤ひとつでここまで話を作れるあなたはすごいよ。
またなんか書いたら投下してくださいな
僕もクンカクンカしたいです><
「美穂子ぉ〜」
女性雑誌を読みながらソファーによっかかりつつ、
ぶおーっと掃除している私に向かって久さんが言う。
また私を驚かせる小ネタを仕入れたのかしら。
「なぁに、久さん」
このやりとり、何回繰り返してきたか分からない。
でもその一回として、同じネタが出てきたことはないし、
私は毎回、久さんの知識にへぇ〜と頷くばかりだった。
だから今回もどんなお話が聞けるのかドキドキしながら、
掃除機のスイッチを切った。
久さんの横でなるべく可愛らしい仕草で正座して、聞き入る。
だけど驚くことに今回は前に聞いたお話で。
「ルビーとサファイアは同じ素材で出来ているのよ」
私は少々心配になりながら久さんの顔をのぞき込んだ。
「前にも聞いたわ、久さん。しかも私たちの馴れ初めのお話じゃない」
ちょっとキツ目に言ってみる。
わたしだって、たまには久さんをやり込めたいから。
そう思っていると、久さんは意地悪そうな顔で続ける。
「でね、この話、続きがあるの。聞きたい?」
もう心臓が飛び出るくらい驚いて。
あぁ久さんはやっぱり、私との最初の出会いを覚えてくれたんだと思うと、
それだけで涙が出てくる。
そんな自分が泣き虫だなぁとか思うけど、でも嬉し涙だったらいくらでも流していたい。
私は嗚咽しそうな勢いだったので、言葉もなくウンウンと首を縦に思いっきり振った。
傍から見たら張子の虎みたいな感じなのかしら。
そんな私の顔に思いっきり久さんが近づくと、
久さんったらこう言うの。
「でも舐めると違う味がするのよ」
え、って思って久さんの顔をまじまじと見ようと、顔を見上げる。
そうしたら久さんったら、私の左右の目から溢れる涙を舌で掬ったの。
「うん、やっぱり味が違うわね」
もう私は胸がドキドキしちゃって。
まるで初恋みたいというか、私は久さんが初恋なんだから、まさに初恋。
初恋が三年経っても、未だに色褪せずにドキドキ出来るだなんて、すごい奇跡。
「久さんったらひどい人。わたし、もう心臓が破裂するんじゃないかってくらいですよ?」
そしたら久さんは私の口をふさいでしまった。私の口の中で久さんの舌が縦横無尽に暴れまわる。
久さんの唇が離れて、ため息にも似た、でも溜息とは全然違う息が漏れる。
「いきなり泣き出して、キス出来ない様な状況にさせる方がひどいと思うわ」
久さんにはやっぱりかなわないなぁ、などと思いながら、
私は掃除を途中でほっぽり出していたことなどすっかり忘れて、
大好きな久さんに、思いっきり抱きついた。
夫婦っていいですよね
>>453 部キャプのいいところは、部長のジゴロっぷりに翻弄されるキャプテンが切ないところかな。
かじゅモモにしろ、和咲にしろ、同じ高校で二人の間に障害が全然ないもんな。
その点、部キャプはライバル高の指揮官同士という立場に加えて、
キャプ視点でみると、3年も想い続けたのに上埜さんのいけずぅ・・・って感じ。
>>455 >>460 どっちもGJ!もう部キャプは同棲という日常がありありと想像できて最高ですw
>>461 ああ・・・もどかしい><
でもそこがいいんですね。部長ほんとにイケメンだなーw
しかも現段階では部長→キャプテンを思わせるセリフが無いしな
存在もほぼ忘れてたし
そこからどう絡ませるのかをりつべに期待
京太郎曰く「超綺麗な」キャプテンのことを
女たらしの部長が忘れてたなんて…
もうここの住人みんなGJだよコンニャロー
>>461 確かに。けど障害があるほど燃えるよな
>>465 あら、須賀君と一緒にしないでくれるかしら?
>>468 なんというww
ってか10年間が凄いな…
どんだけ暴走すんだよw
長編さん、続きまだぁー?
クレクレはやめなさい
皆様お久しぶりです
長編の者です
投下が遅くなり、楽しみされていた方には大変申し訳ありません。
遅くなった理由は、自分の手違いによって10話・11話のデータが消えてしまったことに起因しています…ごめんなさい。
どうにか、明日くらいには3話分を落とせるかと思います。
そして、ラストですが、24日…クリスマスイブにラスト2話を落とそうと考えています。
収まり具合もちょうど良いように思いますので
落とす時間は前回と同じくらいです。
ではまた
>>468 「無理することないのよ。ちゃんと心の準備が出来るまで待ってるから」
「だ、大丈夫です」
「それならいいんだけど、本当にいいの、美穂子?」
「はい」
大教室で授業を受けながら、ふと昨日交わした会話を思い出して笑ってしまった。
(携帯電話を買うだけであの調子じゃ、体を許してくれるのは一体いつになるかしら)
(まあ、私はいつまでだって待ってるけれど)
そんなことを考えていたら携帯電話が震え、その震動回数から新着Eメールだと知れた。
件名は「ふくじみほこ」で、すぐさま開いてみると
「みほこです。めーるできました。ひささんあいしています」
という文面が液晶画面に浮かび上がった。
そのいかにも美穂子らしい初メールを眺めながら
(やばいわね。いつまで待てるかしら)
可愛い過ぎる彼女を前にして、ちゃんと我慢出来るか私は少し不安になった。
という妄想が浮かんで再び咲和スレから来てしまいました。
キャプテン本当にどんだけww
長編が読めなくて寂しい今日この頃、早く部キャプで胸キュンしたい!!
待ってます。 ではでは、ノシ
連投スマソ
>>473 書き込みあったのに気付かなくて、書き込んでしまいました。
待ってました。楽しみにしてますね。
「ねえ、あなたが喜びそうな物買ってきたわよ」
「え?何ですか?」
「ふふふ…何か分かるかしら?」カチッ ゔぃ〜〜ん、ゔぃゔぃゔぃ〜ん
「う、上埜さんのエッチ!ななな何てモノ買ってるんですか///」
「…は?」
「私が喜ぶだなんて///どうやって買ったんですか!?ちょっと怖いけど…上埜さんがしてくれるなら…いいですよ///」
「あ…うん…そうね…(うぅ…今さら、ただの電動歯ブラシだなんて言えない…)」
>>476 機械オンチで耳年増なキャプテン・・・・。
電動歯ブラシっていうとイヒだな
…とんでもないエロ女だな、部長
私はただ美穂子に電動歯ブラシを見せたかっただけなのよ?
面白いじゃない、こういうの。
さすがの私もこの展開は想定外だったけど。
でもまあ、それはそれ。私も楽しませてもらうことにしたわ。
「あら美穂子、これは電動歯ブラシよ。
もしかして期待しちゃった?」
「……え、そんな……わたしったら!!!???」
「美穂子の気持ち、嬉しいわ。期待には答えさえてもらうから」
『上埜さぁんっは、歯ブラシは、歯を磨く、ものじゃはぁあああん!』
『それはもう、こんなところをキレイキレイに磨くためのものよ?』
『ひゃっぁあああん』
耳たぶをキレイキレイにされる美穂子さん
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
なんというエロさだ…
やはりハイスペック美少女たちの熟練されたいちゃいちゃは最高だ
冠絶している
他に二つとない究極の美だ
長編の者です
遅くなってすいません
急用が入り、推敲ができなかった関係上昨日は投稿できませんでした
すいません。
今日、3話分落とします。
長編さん待ってました!
忙しい中ありがとう。
落としました。
10話の最後をかなり箸折ってますが、あれは時間の都合上自分のミスを訂正できなかった部分を簡略化した部分です…すいません。
それは最終投下時に訂正するつもりです。
最近忙しくて、投下する時間があまりないですが、完走だけは約束します。
では、また最終投下時に
読んできた!!GJ
さすがユミちん!!
ワハハは何の写真を撮られたんだ…?
和強い…
照は優しいなぁ…
池田ァ…積極的だなァ!
みはるん天使だなぁ
ところで、結局河原に行ったのは何人?
長編読んだよ。 続きも楽しみにしてるよ!
しかし池田爆殺かぁ・・・。
乙です!
池田はみはるんと一緒にいたほうが幸せかもね。
河原に行ったのは
かじゅ
ワハハ
モモ
久
だけかな?最初のほうに咲と和とまこも行くって書いてたような気がするけど
個人的に部キャプ神と思ってるとこが冬コミで合同してすげぇ嬉しい
いやぁいいねぇいいねぇ
大御所は新刊7冊中3冊部キャプですなあ
>>484 GJ!待ちわびてたよー2828止まらないw
コミケ行ったことないけどそんなに規模凄いの?
3日目行けねーからだらりの方買えねぇorz
今年初参加でよくわかってないんだがどの辺抑えるとこのスレ的に吉なんだ?
部キャプってなんでこうキュンキュンくるんだろうか
やっぱり月日があいた間にどんどん募ってった気持ちみたいなもんを感じるからかな
あと部長がカッコいい系キャラっていうのもでかいのかな、かじゅもものかじゅにもいえるが
すみませんでした
何でこんなに思ってるのに分かってくれないの、ていうあれがいいよな、あれが
3年越しの片想いみたいな
D+KTPur8は普通に帰っちゃったのか気になる
とりあえずいいことを聞いた
早速チェックしとこう
>>489 まとめ買いオンリー4000円とか酷過ぎるぜ!
無論買うけどな!
もう風越部長とか清澄キャプテンとか最高すぎて幸せすぎる…
買いたいなぁ買えたらいいなぁ
地方だからコミケ行けねえよ!チクショウ!!
ネットでも普通に売ってくれれば良いんだけどなぁ
>>492 遅レスだけど1日目は薄荷屋、3日目はダラリジェットシティを抑えておけば間違えない
前者はアニメ化前から咲同人描いてる常連で部キャプブームの火付け役と言っても過言では無いほどの部キャプ描きまくってる
後者はコー池神w
両者とも壁だから買える保証は無い
2日目は知らん
あと島の咲スペースにも描いてる人絶対いるはずだから両日とも回ればよし
部長主人公の大学生編が見たい。
チームメイトはキャプ、かじゅもも、池田あたりで。
そしてラスボスは宮永姉妹あたりがいい。
部キャプ視点で咲-aki-の物語が進んでいくのもいいなぁ
禁書における超電磁砲みたいな立ち位置で
久-Hisa-とかやってくれればいいのに
宮永姉妹さえ出てくれるなら、もう誰が主人公でも構わないお(ただし出番はたくさんくれ>宮永姉妹)
部キャプ空白の三年間を埋める外伝「美穂子-Mihoko-」だろ、やっぱ
>>503 ありがとう。
しかし悪名高い壁かぁ・・・。
>>503 薄荷屋長いってことはやっぱりかなり人並ぶんだろうな…
初日は企業に人流れるから始発なら買える‥か?
部キャプのために修羅の道を歩むか…
さむそーだなぁ
>>513 始発でも微妙?SOAにも程があるわ
…マジで?
池田ぬいはサークル参加組が自分のブースの準備して並びにいったら無かったって言ってた
池田ぬいはまぁわかるんだが冊子とかが…ってセットだから持ち込み総量は若干へるのか
始発ですらないけど間に合えばいいな〜
いつも通りりんかいの新木場始発で行く
今まで始発で行って狙ったものが買えなかったのは葉のみつみ画集限定版くらい
買えないことなど想定していないが、妙に不安だ…
浜松町のオンリーで初めて薄荷屋というサークルがあるのを知ったので、
正直勝手が分からんのだが、何とかなると信じたい
やっぱあの人の発想力には勝てない
駄目だ、素晴しすぎる
まあ年季が違うからなw
せっかく相互寄稿するんだし同じ日にしてくれよ
地方貧民には滞在費にせよ1往復増やすにせよ辛いわ
ネット喫茶使えばええねん
ひそかに24日25日になんかSSが落ちてくるだろうと定期的に最新50をクリックしてた俺
さみしかった・・。
つ脳内補完
>>523 誰か来るだろうとずいぶん前から思ってたせいもあってできなかった・・。
クリスマス期間はどのスレも全然SS投下無かったよね。
まあリア充じゃなくても、普通に家族とパーティーとか友達と〜とかでみんな色々と忙しかったんだろう。
風越は私立だから仏教系とか神道系の学校かもしれなくて
異教徒の週間のクリスマスのお祝いは出来ないのかもしれない
風越と永水が実は姉妹校で、その流れで神代達が風越に来て、清澄も混じったりして合同練習
部長が神代さんと談笑してたり「巫女服ってそそるよね」とか言ってキャプテンヤキモキ
こっそりと「不要な巫女服あったら頂けないでしょうか?」とか神代に聞くキャプテン
後日「どうですか?似合います?」と巫女服姿を部長に見せるキャプテン
そして、部長がそのまま姫始めに突入してしまう所までは見えた
純潔さだとか処女性が求められる巫女さんの格好でそんな事するなんて、矛盾してるっつーかバチ当たりっつーか…
いや、女同士なら別にいいのかな
>>522 ごめんね。
クリスマスはちょっと忙しくて書き込み出来なかったの。
っていうのも、美穂子が
「クリスマスもバイトをします」
なんて言い出したのがそもそもの原因なんだけど。
大学に入ってすぐに家庭教師のバイトを始めたから、お金もあるはずなのに変でしょ?
折角大学の友達に色々聞いて回ったり、雑誌とにらめっこしたりして
夜景の綺麗なレストランを予約してたから
「どうして?」
って聞いたんだけど、返って来たのは
「どうしてもなんです」
なんていうつれない言葉。
(美穂子は一緒にクリスマスを過ごしたくないのかしら)
二人で暮らすようになって初めてのクリスマスだから、ちょっと悲しい気持ちになったわ。
でも、黙っている私に向かってぎゅっと美穂子が抱き付いて来て
「ごめんなさい」
って真剣な顔で言ったから、すぐに許しちゃったけど。
それで、機嫌を直してなんのバイトをするのか聞いたの。
そしたら
「ケーキ屋さんで売り子をするんです」
って言うじゃない。しかも
「サンタさんの衣装で、下はミニスカートの可愛い制服なんですよ」
だなんて…。
あんなに可愛い美穂子がミニスカートなんて履いてたら変な虫が寄って来るに決まってる。
心配だから、私も同じ店で売り子をすることにしたわ。
本当のことを言うとね、
一緒にバイトをするって決めつつ、心の底ではやっぱりまだ
予約してたレストランのことを引きずってたの。でも
「いいんですか? 一緒に働けるなんて嬉しいです、久さん」
満面の笑顔でそう言われたら、もう何も言えなくなっちゃった。
そんなこんなで、クリスマスを迎えたわけなんだけど。
美穂子にミニスカート姿で売り子をさせるのは心配だから、
ユニクロで買って来たレギンスを履かせて足と下着が見えるのを防止。
変な奴が寄って来たら嫌だし、奥手の美穂子を落としちゃうような格好いい男の目に止まるなんてもっと嫌だし。
危険の芽は摘んでおかないとね。
当の私はというと、少しでも美穂子に目がいかないように、レギンスを履かずにミニスカートのまま。
寒いのは苦手だけど、可愛い恋人を守るための盾にならなきゃ。
それなのに美穂子ってば売り子を始めて早々、
「寒くないですか? レギンス返しますよ、久さん」
なんて言うのよ?
全く鈍感なんだから。
絶対嫌だから断ったんだけど、折りにつけて何度も同じ質問をしてきて。
断り続ける内にとうとう涙目になったから、わけもわからず取りあえず慌てて慰めた。
そしたら
「だってみんな久さんのミニスカートばかり眺めているんですよ。そんなの嫌です」
っていう言葉が返ってきたの。
本当にもう//////。
それでどうしたかって?
休憩時間にユニクロまで走って行ってレギンスを購入したわ。
色はショッキングピンク。
そこは妥協しないで、少しでも美穂子に視線が向かないように、ね?
イブは午前10時から午後8時。
クリスマスは午前10時から午後6時。
2日間立ちっぱなしだったから流石にバイトが終わった時には足が棒。
店長に上がりを告げられた瞬間、深いため息が出た。
そしたら、美穂子ってば
「一緒にバイト出来て嬉しかったです。2日間ずっと久さんといられるなんて」
なんて言うのよ。
全くどこまで可愛いのかしら//////。
キャラじゃないから自然と顔が綻ぶのを抑えつつ、
更衣室で着替えて謝礼の四万円を受け取って、
クリスマスムードも下火になった街に出た。
その時
「ちゃっと寄りたいところがあるんですが」
美穂子にそう言われたから、頷いて後に従ったんだけど、着いた先はアクセサリーショップ。
(美穂子がアクセサリー?)
以外に思いつつ中に入ったら、どうやら初めてじゃないらしくて、店員に
「あの、キープしておいて貰ったのをお願いします//////」
恥ずかしそうに言うのが聞こえた。
何かと思って見守っていたら――――――――
出てきたのはペアリングだった//////。
それから二人で手を繋いでアパートに帰って、店長に貰ったクリスマスケーキを出してささやかなパーティー。
ケーキを切っている途中で美穂子のナイフが何かにぶつかって止まって、
出してみたらそれが私からのペアネックレスで…………。
「メリークリスマス、美穂子」
「久さん……//////」
その夜は本当に燃え上がったっていう、まあそういう話。
帰省前に咲和スレから遊びに来てみました。
>>522 こんなんでどうでしょう?
楽しんでもらえたら幸いです。
ではでは皆さん良いお年を。 部キャプ胸キュン!! ノシ
>>534 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
もう本当に結婚しちまいなよって感じで素晴らしい!!!!!!!!!
うひゃぁ、こりゃたまらん!!!!!!!!!!!
>>534 ありがとう、本当にありがとう。 これでようやく俺のクリスマスが終わる。
さぁ、次は正月だ
>>534 分かってるよー大人しくGJすればいいんだろwww
マジでGJ!健気な美穂子に萌えた。
>>534 GJ
明日に備えてそろそろ少し寝とくか
薄荷屋部キャプ本買えればいいんだが、、、
地方だからコミケ行けない。。。
そしてオークションで買うのは高いから切ない。。。
通信販売もやってくれたら助かるのになぁ
薄荷屋さんの部キャプ欲しいなあ
でも明日到着するのが会場時刻とほぼ同時だから半ば諦めてる。
マジ誰か代わりに買っておいて欲しいくらいだわorz
ウゥッ(´;ω;`)チクショウ ブキャプ…
買えたかい、皆の衆
まだ買えるかも
今入場した人も諦めるな〜
なんでコミケって通販やらないの?
主催者たちは地方民のことも考えるべきだよ(;´Д⊂
ところで長編さんの続きはまだかしら・・・?
通販ってその場売りよりもリスクあるからね手続きとかもちょっと面倒だし
自分も地方民だから辛いが売り手的立場から考えると仕方ないなって感じ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
いやぁ部キャプって本当に素晴しいですね。。。
清澄高校一年福路美穂子に抹殺されました。
キャプテン美脚!
俺も悔しいのと切ないのと悲しいのとでガチ泣きした。。
どうしても行けない&読みたい地方民はヤフオク転売厨頼みだな
部キャプ3冊だけなら1万円で何とかなるんじゃない
一万円払ってまでは絶対いらないなw
誰かがレポしたの聞ければいいや
うん…確かに1万出すくらいならDVD代に回すわ…
11時過ぎに薄荷屋並んで12時過ぎに買えた
でも既刊完売だったのがちょっと残念。
新刊セットは今から一冊ずつ2828しながら読もうと思う
フヒヒもう最高過ぎっすから楽しみに読んで読んで
清澄キャプテンが予想以上に素晴しくて素晴しかった
>>550-552 夏のコミケの時はオク使ったけど薄荷屋の1札1000円くらい(送料別)でおとせた、
すぐなら量出回ってるし
>>553 10時ごろ初手でならんで結構前だったのに一時間かかったんだが
11時過ぎで一時間で買えたのか?
既刊なくなって列はけがよくなったのかなぁ?てか薄荷屋はマジ
持ってくる量減らしてくれと言いたい。牛歩過ぎる。
>>555 夏ってフルセットで相場一万超えてた記憶があるんだが
>>556 大手サークル情報スレにも出てたけど
10時半前後に並んだ人が一番並ぶ時間が長かったらしい
薄荷屋ってこんなに大手のサークルだったとは…。
前にオンリーに行った時は終了間際でも買えたから余裕だと甘く見てた_| ̄|○
オンリーって花天月地か?あんな素敵なオンリーとコミケを一緒にするなよw
ていうか上でいろいろ書かれてたじゃん。まあそれよりは余裕はあったけど。
始発でも微妙とか言われた割には行き渡ったんじゃないかね
2時半に行って売り切れで買えなかったけど、
新刊3冊はとらに委託するって告知があった。
行けなかったヤシも諦めるなよ〜。
>>559 そう花天月地。いや正直言うとやってたの知らなくて、
別イベント(舞-HiMEオンリー)に行ったついでにのぞいたら
入場フリーになってたんで色々買いあさった次第で。
やっぱりガッツリと買い込むんならオンリーだわな。
>>561 おおありがとう。地元にとらが出来たんで年明けにでものぞいてみるよ。
>>560 俺もそんな気がした。
買いこんでるやつ多くてびっくりした。 部キャプって需要そんなにあるのかね?
部長とキャプテンは世界が嫉妬する夫婦
薄荷屋買えたけど結局薄荷屋に時間とられすぎて気になってた島サークルの部キャプ本買えなかったorz
買った人いるかな?
どこのサークル?
>>567 サークル名は思い出せないけど
ツの咲が固まってたあたりの真ん中あたりのサークルさん
あとモモのヤンデレ本描いてた人も部キャプ描いてたみたいだった
篤見さんは買えたのだろうか
部キャパーって意外にいるもんだ
そらまぁアニメでアレだけ部キャプ押し捲ったらなw
夜這い仕掛けるキャプテンとか最高だな
もっとやれ
正月一緒に過ごす部キャプも良いが
敢えて正月は家族と過ごして
なれない携帯で連絡を取るのも捨てがたい
この時期は妄想し甲斐があるな
キャプテンのメールとか都市伝説レベルだな
殺人電波が周囲に発射されていてもおかしくない
>>571 部長はちゃんとした家族いるのだろうか・・・いやいるよなJK
いやでも姓が、とか考えたら泣けてきたウワァァァンノ><。。
そこへキャプテンからのつたないメールが
「あけましておめでとうございます。だいすきです。」
うひょひょw
清澄キャプテン物語の方はのどっち好きにもオススメだなw
まごうことなきhrmrさんだなw
既刊本の方の部キャプ新婚本もhrmr度が非常に高いな
まぁ部キャプの方が先輩の風格があるわけだが
ね、宮永さん!
今まで6冊でたけどやっぱ2巻が一番好きだな
既に付き合ってる設定のは好きだけどどうしても微塵ほどの違和感を拭いきれないorz
ふむ。。。
次回作宣言が出たのはなかなか喜ばしい
まぁ俺はあの既刊を買えなかったわけだが
みんなダラリ買えたかな?
羨ましいなぁorz
まぁ買えなかったわけだが…
やっぱ甘かったかぁ
買えた人、部キャプ話のプロットだけでも教えてくれ
想像して萌えることにするから
絶対に欲しいところはせめて11時までには行かないと
そういや2日目にマリみてが並んでる辺りで薄荷屋さんの
紙袋持ってる奴を何人か見かけたなあ…
やっぱ、好きになるアニメ傾向って皆似てるのかなと思った瞬間だった
>>582 熊さん:美穂子が待ち合わせの場所に行くと、まこと談笑してる部長がいた。
その表情を見て「あんな顔見たことない…」
喫茶店で「そうね、あの子にしか見せない顔はあるのかも。でもこんな顔は美穂子にしか見せる事ないのよ(はにかんでる)」
「ちょっと私のイメージと違ったかしら」「そんなことありません」と、チュウ「美穂子…みんな見てる…」
外歩きながら「こんなことする私嫌いですか?」「おとなしいけど人前でキスしちゃうような美穂子が好きよ」
「上埜さん…」「そうゆう顔するところも好き」
―――わたしたちまだ知らない顔いっぱいだけど
きっとこれからいろんなあなたと会える気がする―――
篤見さん:美穂子を見掛けたから声をかけたら「来ないで下さい」「あらひどい」「でも…」「なに?」「軽蔑したりしませんか?」
「夢に上埜さんがでてきて」「あーやらしい夢見ちゃったんだ」
「で、どんな夢?」「何でそんなこと言わせるんですか」
「そりゃあ正夢にするために決まってるじゃない」とチュウ
「ま、まさに今のです」「え、キスだけ!?」
こんな感じ。分かりづらいと思うけど文章書くの苦手だから色々と許せ
>>585 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
畜生ふざけやがって絵付きで読みたくなるだけじゃねぇか
あうううもう駄目だ萌死ぬ
詳細d
どっちもキスすんのか
キャプテンからしちまう話は珍しいかも
上埜さんがしてくれないのなら私がするまでです!
無事コミケで部キャプをGETできて
某文学部の小説新刊をGETできて
某軽音楽部アニメの2期情報もGETできて
ペルソナようやくクリアできて
この3日間は実に楽しい日々だった
今日は島はどうだった?
レポ頼む
>>590 ・明日はどっちだ!列の最後尾はどっちだ!スペースもどっちだ!
・ダラリジェットごちそうさまでした
・西で見つけたモンブチ本ウマー
>>592 だね
今日は部長本チェックしてたけど準備号だったので敢えてスルーした
あとは初日に咲島後回しにしたおかげでほとんど完売だったのが悔やまれる
通り道だったのにせめて様子見てけよと一昨日の俺に言いたい(´・ω・`)
>>593 俺も島を軽く見てた
1日目 薄荷いかなきゃ→買ったら満足して疲れが出て帰宅
3日目 画集行かなきゃ→ダラリも→以下同上
思いのほかどこも在庫用意してるものなのね。初参加で勝手知らなくててっきり
瞬殺が普通なのかと思ってたらどこも列並べて大量の在庫はいてて驚いた。
>>593 自分と同じ運命たどってるw
たいしてサークル数なかったら先に島回ればよかった(++)
買い逃した部キャプ本が気になりすぎるw
三日目だが
部キャプのみじゃなかったけど確かヨツクロさんの本にも部キャプ成分が
後ビスタの本は池キャプだったけど少し部キャプ分あり
ヨツクロさんのいまヤフオクにあるんだよな・・
VISTAのは池田→キャプテン→部長本かな?
秋葉いってきたけどダラリさんの新刊中古店に無い/(^o^)\
あそこ委託したっけ?
最初に「久が風越に行ってたら」のSS書いた奴はすごいな
薄荷屋の新刊読んでて思うわw
確かこのスレ発祥だよな、いつのやつかは忘れたけどw
まあSSにしたり漫画にしたりはともかく
誰もが多少は考えるだろw
風越に部長とか、清澄にキャプテンとかw
むしろ二冊同時に出す展開力と発想が脱帽だわ
いや、あの人のことだからアニメ化前にすでにプロット書いてるだろうけどさ
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/01(金) 22:42:47 ID:XIN9x3Tm
>>599 いくら妄想したってSSとか漫画みたいに形にしなきゃ意味はないだろ
誰だって思いつくし、あいつらは形にしただけ、ってのは負け惜しみ
いつの世界も、妄想を形に出来た奴が評価されるんだよ
つまりここのSS書きの皆様いいぞもっとやれ
602 :
【大吉】 :2010/01/01(金) 22:56:07 ID:PPUt6zsb
女神だったら次号の咲は唐突に部キャプが結婚
>>601 清澄キャプテン自体は既にあの人書いてるから手柄とかそういうことを言わない方がいいよ
>>603 手柄とかいった覚えはないけど。実際に漫画とかSS書いてる人に対して
誰でも思いつくだろwって言った
>>599に対してちょっとどうなの?と思っただけだよ
誰が最初に書いたとかそういうのには一切興味はないです
単純にSSかける人たちは形に出来る人たちだからがんばって欲しい、と言いたいだけなので
誤解させたならすいません
妄想だけしてた人ならたくさんいただろう
l: : : : : :.l: : : : l: : l: :|.l: : |l : : .l: : l: : l: : l: : i
. |: : : : : :.|: : : : |: : |: :.|l: : |.l: : :.l: : l: : l: :.l : |
|: : :l : : :|: : : : :|,.ィ|ー:|ヤ'|'.|: :/ト/|.,/|: :.l : :.l
| l: :l: : : |: : : ´|l: ||ハ :ll_l l/ ,l/ l/ ゙ト:/i : /
|:l: :l: : : |.: : : :| ` ` ィ:;;;;:t、l/.l/
|l: :l: : l: |.: : : :|,r==ニ、 i illliC l :|
|: :.l: :.l: :|.: : : :| ヤl汐 !: :|
|: : l: : l: :.| : : : | ' l: : | /)/) ,、 仲良く、仲良く
|: : l: : :l: : |.: : : :| ヤ−ソ ノ:l: :.| /イ/ノ, '/,
. |: : l: : :.l: : |.: : : :|ヽ 、 ~´ /l : l: : | l ll l/.//ノ
|: : l: : : :l: : |: : :l | `ゝー イ´:l: : l: :l: : | l/´i .l l//
|: : :|_≠〆 |: : :l: | |ヘ‐ニ_l: : l: l: : l |l l .|
lイ ̄ |/: :l |、_ ` _ヽ  ̄ー:_イ | ヽ l
/ヽヽ |:ノイ \ ` ´ :i /ヽ、l ` ノ
埼玉なんだがなんか他の板で犬臭いとか言われて書けないんだがwww
犬なんか飼ってねーよw
神奈川また規制かww悲惨だなwwww
誤爆
>>604 俺は別に一切馬鹿になんかしてねーぞ?表現するのは超すげーと思うし。
ただネタ自体思いつくことはつくよなって言う意味でいっただけ。
>>604 そんないいわけは誰でも思いつくんだよ
いいから認めろ
自分がSSの書き手さんと同人書きをバカにしたってことをさ
アンカー間違ってるよ
俺はむしろ
>>599より
>>598の方がここで初めに風越部長を書いた人以外の、
風越部長を書いた人に対して失礼なことを言ってる感じを受けるけどな。
主に篤見さんに対して。
「発祥」っていう言葉を使うってことはつまり、パクリだと言ってる様なもの。
まぁ別にそんな貶めようとして言ってるんじゃないってのも分かるから、
初めは特に反応しなかったんだけど。
>>599はただ、そんな持て囃される程奇抜な発想って訳でもないだろってことを言っただけだろう。
ID:V7eIvc/gは恐ろしいほどに人への配慮が足りないうすら馬鹿
どうでもええわああ!!!くだらん!!
つうか誰が最初とかわかりっこねえし本気でどうでもいいからその話ここらでやめてくんね?
きっと言い合ってる奴らは本気で誰も侮辱するつもりはないんだろうし
嫌味でもなんでもないんだろうけど、見ているほうからするとすごく雰囲気悪くしてるぞ
頼むから喧嘩するなら他所でやってくれよ
お前らがここでくだらん喧嘩することによって書き手が萎縮して、これ以降風越部長や清澄キャプテンの
漫画やSSが書かれにくくなるほうがよっぽど大きな損害だと思わないのか?
一言ID:V7eIvc/gが謝ればそれで済むんじゃねーの
それをしないってことは悪いと思ってない馬鹿なだけなんだろうけど
そんなことより上埜さんの話をしましょう!
>>619 清澄の部長? 消えろだし!飛ばされんうちにな!
>>618 いや、しつこいとかじゃないだろ
こんな名誉毀損しかけて知らん顔する奴は許せんよ
名誉毀損しかけて知らん顔する奴は許せんよ (キリッ
マジレスすると日も変わってIDも変わってるしID:V7eIvc/gたんが謝るのは無理。
まぁこんな不毛な話続けるより、キャプテンがスムーズに久って言えるようになるシチュエーションでも話し合わないか?
俺としてはずっと上埜さんって呼び続けるキャプテンも非常に捨てがたい訳だが…
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ) どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ ) どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、 レ´`ヽ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
| | ( ./ /
___ ♪ ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄|| _ ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった!
|.....||__|| /`ヽJ ,‐┘ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪
ヒント:NGID
ID:PFDqv2cp
ID:V+oUIJtb
ID:N8ecNnEG
空気読めないお子様が顔真っ赤で必死すなあ
>>623 やはり全国編で何かがあるんだろうw
全国大会→個人戦参加者と団体戦参加者で同じ宿→3年生2人ということで決意や不安を打ち明けあうイベント
→深まる絆→「あと、私もう上埜じゃないわ」→「す、すいません、竹井さん」→「久でいいわよ、美穂子」
こうだな
部長の「青いサファイアは〜」のシーンが見たくて漫画全巻そろえたのに
あれはまさかのアニメオリジナルだったのねw
>>626 部長が今更、上埜だ竹井だって気にするかなあ…
もう駄目だな、このスレ
>>627 あまりに浸透してて言われるまでアニメオリジナルだと気付かなかった。
上埜竹井問わず名字じゃなくて名前でいいよってなりそう。 キャプテンの上埜さんが
きけなくなるのはさみしいが。
>>627 部「上埜でも竹井でもどちらでもいいように下の名前で呼びなさい!」だな
「上埜さん」って言ってるのは初恋のあの人を遠くから見ててまだ壁があるってイメージがあるね
荒らすか
>>627 ていうか部まこといい部キャプといい部長のカップリング関連は
ほとんどアニメでの増量だからなー。スタッフGJだけどw
みっともない連投だな
こんなんじゃもう駄目だな
お前だけ帰れよ
まぁ無理矢理話題変えようとしている辺り
>>627が元々の発端作った奴なんだろうけどな
なんの弁明も無くスルーとか人間性を疑うね
あーぁ、くだらねぇくだらねぇ
くそくだらねぇID:V7eIvc/gの謝罪マダー?
このままスレ埋めるか
謝罪が先か
部長が最強すぎるw
埋めるか
このスレ存在価値ないです
あ〜あ、馬鹿な住人がいたばっかりにいいスレだったのに残念だなぁ
NGIDとか言って傷口をわざわざ広げたID:1Fv68jdOも
このスレには二度とこないことを誓った方がいいんじゃない?
一言謝ればすむのに何でそれが出来ないかねぇ
理解に苦しむわ
なにこの廃墟…
というかまだなんら謝罪してないのかよ
この流れは何処ぞのスレでも見たな…
同時に沸いて同時に消える不思議
正月早々荒れてるな
マッタリしろよ
マジレスすると自分のとこで絵描いたりSS書いたりしてるけどあんな事いわれても別に何も思いません
人それぞれの価値観があるからね
人によっては謝れと言われるほうがかえって失礼と感じる人もいます
そんなにヤワじゃないってね
何が言いたいかというと別に起源なんてどうでもいいし
誰でも思いつく等の発言はちょっと無神経な発言にとれるけど別にどうということはないということです
では失礼ノシ
魚オオオオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
薄荷屋のセット来たあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
すいません1093さんに一生ついてきます
それとKさんありがとうorz
正直言ってジャスティス・ノシみたいなコテっぽいのもウザイ。
いちいちこのスレに出張してこなくて良いよ。SSも毎回似たような文型で飽きる
正月早々荒れているが
部キャプが人気である証拠だと受け取った
上埜さん好きですw
虎年部キャプ描いてくださいおながいします
今年はいい部キャプ年になりますように(-人-)
部長にあけおメール送ろうとしたけど出来なくて
家の前まで行ったけどやっぱり迷惑かもとか考えて
インターホンを押せずにいるキャプテン
まで妄想した
でも部長って家族関係的に正月は家にいない気がするな・・・
>>660 むしろ部長は自分だけ正月はお留守番してそう。
なんでかな、竹井家が家族団欒で何かをする背景が浮かばん。
部キャプ夫婦での団欒なら10TBでも足りないくらい妄想できるんだが。
「あら、こんな時間…ちょっとお腹空いたわね。カップ麺でも食べようかしら。」
「上埜さん、こんな時間に食事…それもカップ麺だなんて、体に良くないです!」
「それじゃあ…代わりにこっちを食べようかしら?」
「…っ!?ちょ、上埜さん、何を…!?」
「カップ麺を食べない代わりに、美穂子を食べるのよ?ダメかしら?」
「そ、それでお腹いっぱいにはならないんじゃ…でも、カップ麺は体に良くないですから、食べるなら私を食べて下さい///」
お腹空いた。そしたらこんな妄想してしまった。
久が美穂子のことを「美穂子」って呼ぶのは問題ないのに
美穂子が久のことを「久」って呼ぶことに抵抗があるのは俺だけか?
やっぱ美穂子の中では久は上埜さんであって欲しいな。と俺は思う
俺はむしろ個人的にはちゃんと相手を呼ぶときは
竹井さんで呼んで欲しいけどね。ちょっと上埜さんのまま
っていうのは気になる。
「竹井さん」よりは「久さん」もしくは「ひさ」の方がいいな
ベストは「上埜さん」だけどさ
>>664 あれは刷り込みだからなぁ。
理性としては苗字が変わっている事が分かっていても、感情の奥深い部分に「上埜さん」が定着しているというか。
部長も、そのあたりの感情をくんでキャプテンにだけは「上埜さん」って呼ぶことを許可しそう。
大学で、「なんで"上埜さん"なんですか?」とか聞かれて、
「美穂子にだけ許された呼び方よ」
って答える部長妄想した。
コンビニバイトでドリンク補充やってると、何故かいつも
バイトするキャプテンと、店に入ろうかどうしようか迷って
結局キャプのバイトが終わる時間まで外をウロウロしてる部長を妄想する
>>667 美穂子「お客様、中に入られては?」
久「い、いい。ここで待ってる…」
みたいに無駄にかっこつけて
ロングコートに手を突っ込みながら壁にもたれかかっている久が容易に想像できた
たまには上埜さんがへたれるのもいいよね
>>671 あの機械オンチなキャプテンがコンビニのレジ打ちなんて
バイトを選んだのが不安で、思わず見に来ちゃうんだよきっと
>>672 全く違和感無しだったが
確かにレジ機械だもんな
キャプテン客に迷惑かけて店長に怒られたりしそうだな
アニメ版の美穂子だったらレジロールに絡めとられて「らめえええええ!」っていいかねない
部キャプってなんか宝塚的な感じだよな
美男美女で
どっちかといえばそれはかじゅモモの方が近いような気がしないでもない
ヅカップルはかじゅももの方が向いてるよな
もっと言えば純×ともきーor透華かw
部長はイケウーメンだ
>>681 ワロタ
このあいだMJ4で部長のまねして地獄単騎したら結局槍樌になったでござる。
>>681 ありがとう、めちゃめちゃなごんだwww
たまにはキャプ部ってのもアリだと思うんだ
たまには、ね
寝ている上埜さんはとても可愛いから夜這いしても許されると思うんです
二枚目の一番最後のコマのキャプテンの表情が良すぎるw
がんばるキャプテンはいい
そんなことしなくても大好きよ的な事を部長が言うとなおいい
上埜さん、嫁さんのスレおちてますお
>>690 部長「美穂子のスレって美穂子を狙う変態さんが多くて困ってたのよねー」
美穂子は変態だらけの自スレから逃げて上埜さんの元へ避難しております。
美穂子スレの妄想家はほとんどこっちへ引越しちゃったわな
どうして今後のピクドラに部キャプ回がないんだ!?
24話の夕方の生徒会室→花火デートまでの空白の数時間が気になってしょうがないんだが
そりゃあんた、言う方が野暮って奴ですよ
しかし1人で清澄に乗り込んでくるって結構勇気あるよねキャプテン
殴りこみってわけじゃないし
もしも風越のコーチが上埜さんだったらって電波受信した
いや、清澄の顧問がキャプテンってのもありだな・・・・・・
清澄の顧問なんかに就任したら部活終了後に
※PINKBBSに転送されました
大丈夫
>>658の虎年部キャプが虎姫部キャプに見えて
菫「お前、妹いたんじゃなかったっけ?」
照「いや、いない…」
久「そう。なら私、この娘ちょっと狙っちゃおっかな♪可愛いし」
美「久!!浮気は駄目ですよ」
久「え〜、ちょっとだけなら…………………ダメ?」
照美「「駄目だ(です)」」
久「てるっちの妹じゃないんでしょ?ならいいじゃんいいじゃん」
照「てるっち言うな。お前の事、きゅうちゃんって呼ぶぞ」
久「ぜひとも呼んでほしいわ(キリッ)。きゅうちゃんでもひさちゃんでもハニーでも照の好きなように♪」
照「後悔するなよ。きゅ、きゅ…きゅ……きゅう、きゅう」
菫「ブフッ///」
照「菫…なぜそこで笑う」
菫「いやすまん、お前があまりにも可愛らしくてな」
照「うるさい///可愛い言うな」
菫「思ったままを口にしただけだがな。だがハニーと呼ぶのは私にだけにしてくれよ」
照「……バカ///」
美「………」
久「なんてね♪安心して、浮気なんかしないわよ(後からそっと抱きしめながら)」
美「本当に?」
久「もちろん。私が愛してるのは美穂子だけだもの(チュッ)」
淡「…まったくこのバカッポーズは………いっそ、流れ的には私が妹さんを狙うべきかしら、確かに可愛いし」
このやりとりが脳裏をよぎった毒電波な俺がいる
このふたりならどこ行ってもいちゃついてる気がするw
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/08(金) 19:05:05 ID:EESjXj1N
美穂子と久の結婚式はまだなのか。
長編さんまだ?
冬アニメ始まってみんなどっか行っちゃったのかな
普通に終わったアニメのキャラ個スレにしては十分に人がいると思うが・・・
清澄高校を卒業し、大学へと進学した竹井久。
もちろん目指すは高校時代と同様、全国麻雀大会団体戦での優勝――なのだが、その前に個人戦や団体戦の規模で行われるコンビ打ち麻雀という
一風変わった大会が開催されるという。
加治木ゆみと東横桃子、原村和と龍門渕透華、池田華菜と吉留未春、そして宮永咲と宮永照というかつてのチームメイトやライバル達も
自らと似た打ち筋で相性の良いパートナーを見つけ、出場を決めているらしい。
興味を持った久は早速パートナーを探し始めるのだが、特殊極まる自分の打ち筋に対応できる者はなかなか見つからない。
大会も間近に迫り、諦めかけていた久だったが、大学の校内で名門風越の元キャプテンである福路美穂子と再会したのだった。
「上埜さん。私と一緒に全国へ行きましょう」
「もちろんよ。私とあなたが組んで、勝てない敵なんていないわ」
『咲-saki-』スピンオフ作品――『久-hisa--』
始まります。
こんなのが見たい。
>>706 とっとと文章に起こしてきてください
風邪を引いてしまいます
いつまでたっても規制がとけないからついにモリタポ買っちまったぜ・・
これで上埜さんはわたしのもの・・
>>708 /:: :: /:: :: : : : : : :| : : :|: : :i : l: : :|: : : |: : :| : : ハ
. i:: :: :l:: :: : l: : : : :| : : : |: : : | | | |. | |.ハ
| .| | | | i| .| | | |i | | l
| |.. : ::| :: ::|. ::| : : : :| |: :.|i: ::|i: : :|: :_,,|,|.. |i: : | |
|.. :: l: :: :|: :: :|i:: :| : : : :| .|: | |: ,-|''"i|~: :| |: | |: l| /
. |:: : ヽ、:li:.‐''i"i~~l~゙゙゙`l l/ l/ !〜' ̄ ~'| |/ l/|
|:: ::| ::ヽ!\! -‐  ̄ _,;;itiil||l"ヽ |: |:. |
|:: ::.| :: :| '´iciiiii(´,)'` |i: |:. | 通らないな(キリッ
. |:: ::.| :: :| ゝ===="‐ ´ |;|..|:. |
|:: ::.| :: :|i , |;l:. |:. |
|:: ::.| :: ::|ヘ ノ!|: |:. |
|:: :: | :: ::|゙'ヽ ,,...、 /;;;;|: |:. |
|:: :: |i : ::.|;;;;i;;ヽ 、 ´~.´ ,. ';;;i;;l;;;;| i |:. |
|:: :: |.| :: :|;;;;l;;;;;i;;;;;l`' - __ イ .|ー‐,、i;;;| | |:. i|
|:: :: |:.| :: :|;;;l;;;;;l/i |/ ~`| |i リー-,,!|
|:: :: |:.| :: :| 〆´ /| / |/'|/;;i!",,,`>、
リ:: ::.|:.;ヽ;.|' / / /://''~ ヽ
いつまでたっても規制がとけないので、ついにモリタポを買ってしまいました・・
これで上埜さんはわたしのものです・・
ならおkのはず
例の部キャプニ冊、虎の穴通販始まったみたい
今なら楽に買えますよ、上埜さん
>>712 情報thx!
さっそく注文した(この手のはいつも在庫切れで涙目になってたからなぁ)。
ようやくダラリさんの新刊がメロンブックスで通販始まったぜ・・
速攻で買い物カートにぶちこんだw
>>714 やっときたねw
前回のダラリさんの同人が良かったので今回も期待
ようやく規制解除か・・・
コミケ薄荷屋行ってたら島のかじゅうもも本が完売してたでヤンス
部キャプ分は超絶満足したんだが・・・orz
部長とキャプテンに挟まれる池田可愛すぎワロタ
島のかじゅももってどんなのだったっけ
多分あの部かじゅ書いてた人の奴じゃね?
自分が思い当たるのはその人だな
その人とは別の島の部キャプの人はオンリー参加らしいから期待
>>717 清澄キャプテンに鮮やかに飛ばされる池田もいいと思う
最近部≠ニいう文字に異常に反応してしまう
>>721 まぁアレだけ手の込んだ策略を上埜さんに練られればね
>>722 ありすぎてこまる。
あとこのあいだCABをローマ字読みしようとして正常に読めなかった。
部キャ禁しすぎて禁断症状でそうだ
同人もののキャプテンの抱き枕カバーが届いた・・
どうしよう・・
>>726 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...、
/::::::::/::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::;ハ::i:i:::ヽ:::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
,i:::::::::i `N从;::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
i|:::::::i|. / \::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|l:::::::l、 / ,__. ヽ;!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
|i;:::::::lヽ 'ヘゝ。i /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|!\:::ハ ゞ' !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/ノ ! ヾソ '" |i;::::::::::::::::::::::::::::::::::/
/'ニ;フ \ ノ |ヾ、:::::::::::::::::::::/ ちょっとそれこっちによこしなさい!
.l,/^ー'--、_ ー ! , ゝ、;:::::::::;/
/∠ニT"^l.ヽ. ` -,,=,,く 〉=iヘュ_
| .yヘ_L__ト | /:::::::l∧ /::::::i:`v'"\
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. | ヽ / ,r"./:::::::::::::/、./:::::::::::::::i::/ ::::::::::::::::::\
. | },/ /|::: |:::::::::::/─ !;::::::::::::;/"::::: __,,-‐=ニヘ
| ;イ / .ト:: |/|:::::/ /|::::::::::/ :::: // \.ハ
. l l / l ヽ:: |::/|/:::::::|::::::/ :://  ̄ ̄\ } l:|
l ! / \ l、 ` !;'/_ --‐‐l:::/// ∨ .l:|
. l. ' / _ !/`ヽ、L/ ̄ ̄!:'__/i/ / l:|
l ゙ 、 ,-、r'-、 ̄ ̄ / / / ̄ ̄ ̄ / // l:|
' ヽ. _r'` `ヽヽ. i /ーl i / ̄ / ./ l:|
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ヽ ヽ、 ,,‐=-、_/|./:::::::::| l _/ ̄ ./r───、|
ヽ ゝ,/::::::/ ̄<`ー─-、__/ ヽ. / /
\ i|:ヽ;::::::/ \ i / /
\ ,:j::::::::X{ \ / ヽ /
`、_/ー-‐" \, \ , / Y
 ̄ ^ー - _ / |
うp
以前キャプテンのスレでちょっと話題に出てた奴か
まあ上埜さんは本物抱いて寝るから必要ないかw
>>729 そうそうそれ
>>728 無気力製造工房でググレばみつかるかも
携帯の規制ぜんぜん解けんわ
外出先からレスできないのキツい
●買おうぜ
福路さんは部長の抱き枕洗濯してたな
池田に見られそうになってたが
(キャプテン、バレバレだし…)
キャプテン最近抱き枕使ってない。
まさかっ、清澄の部長に本当に抱かれちゃってるとか?!
ありえないし!!!!
あの抱きまくら、カナちゃんのサンドバッグにするし!
iPSで子供作るとしてどっちの母体で育てるの?
体型的に美穂子じゃないの
キャプテンしか考えられない…
部長はやっぱ旦那さんだよ
ふたり作ってそれぞれで育てればよくね?
こういう場合双子っていうのか??
二人揃って産休とか食っていけなくなるぞ
子供とかいらないから生涯二人きりで
ばあちゃんになっても縁側でのんびり過ごせばいい
あんな優秀な遺伝子が後世に残らないとか人類の損失だろ
>>740 そういえばそうだ^^;
大学卒業後はふたりでプロやってそうだからもしかしたらお金には困らないかもね
>>741 そういう未来もアリだと思うな
横の関係も大事にしてほしい
美穂子さんはティーチングプロ合ってそう
なんぞこれww 美穂子はS・Mどっちなんだろうな。
俺的には相手がSならM、相手がMならSになるって感じで、使い分けできてそう
こんな人がお似合い
性格など
1位 バランスがよくて小さなことにこだわらない人 608 票
2位 賢くて余裕のある人 150 票
3位 人の気持ちに敏感でマメな人 130 票
該当するのがあの人しかいねぇ。
>>744 勝手な自分の妄想だけどキャプテンは風越のコーチしてそう
いまさらだけどコミックの表紙とめくった部分の人がカップリングになってるらしいけど
そしたら4巻って・・
そういう事だよ、君
IKD「私はかませなのかし!」
そんなことはないぜ
池田→キャプ→部長→麻雀って一方通行なのは結構好きだ
ちょっと待ちぃ
そこは
みはるん→池田→キャプ→部長→まこ
じゃろ
ワカメガネ出張乙
>>755 まこは別としてみはるん入れるのは個人的に微妙・・
キャプテンを部長とくっつけちゃったからみはるんとフラグ立てようかな〜的な所はアニメで嫌だった
誰かがダメだったから変わりに誰か的なのはあまりに池田が可哀想すぎる
まぁ44局扉を持ち出すまでもなく、みはるんは元から池田しか見てないっすけどね
ここでやることではないが
池田にはコーチと小池達がいるだろ
キャプは心置きなく部長に特攻すればおk
バレ
補給きた
>合宿所
>池田が勝ったりタコスがリーのみで勝ったり部キャプだったりする中
> 部 キ ャ プ だ っ た り す る 中
画バレ見る限りすごく些細だけだったけどキター!!
キ おにぎりとサンドイッチ作ってきました
部 いただくわー
キ あ・・・////
部 あなたのとこのキャプテンはいいわねえ気が利いて料理も麻雀もうまくて
ミ あげませんよー
キ /////
>>714の言ってるダラリさんのメロンで通販始まったらしいけどもうない・・・まさか売り切れたのか
いや、さすがにそんなバカな
大御所が早速食いついとるw
>>763 在庫なしで検索すれば現実が見える
HPで告知されたらいっぺに消えたね
とにかくこれでキャプテン→部長は確定だな
ネタバレ見たけど・・・立ちゃんありがとう本当にありがとう!!
マジ嬉しすぎてテンハイ↑ですよw
この部長はまだ思い出してないっぽいきが
『あなたのところのキャプテン』って言い方にもまだ距離を感じる
そらみんながいるところで美穂子だなんて言えないでしょ、まだ
みはるんとの会話だからどっちとも取れるな。
さほど問題ない
こっから徐々に仲を深めてくのがいいんじゃないか
とにかく
>>766の言うとおりキャプテンが部長に気があるっぽい描写があっただけでも大収穫だ
原作はほとんど縁なかったからなぁ・・
この絶妙な距離感がたまらない
同棲とか結婚とか重すぎて胃がもたれてたところを初心に戻してくれた
関係を匂わせて終わるのが漫画のよくあるパターンだから怖いw
キャプテン右目あいてるw
フキダシの外にその上綺麗で可愛くておっぱいが大きくて
と書いてあるように読めたんだが気のせいですか?
割烹着がかわええ
いい嫁さんだなぁ
割烹着もいいが2巻、第13局の扉絵のエプロン姿もかわええ
あれはきっと部長視点の光景だろうww
ちなみに題は「奪略」。部長が風越からキャプテンを奪略したんでしょうね。
つかこれエプロンじゃないのか
っつか今回のヤンガン
部長はただ他意なく「あなたのとこのキャプテンはいいわね」と発言しただけなのにもかかわらず
みはるんが「あげませんよー」と言った事に感動した
つまり誰が見てもカップルになりえるということですかそうですかw
みはるんカナちゃんの代弁ですかな?
結局アニメの話はどうなったのだろうか・・・
原作の今までの流れで今回いきなりキャプテンが頬染めてるのにも微妙に違和感感じる
アニメを踏まえた上だったら部長はおそらく『福路さん』と呼んでるだろうし、キャプテンも部長に一声かけてるだろうし・・
これだけの材料じゃ判別無理だ
いや、今回の会話はみはるんにたいしてだから
あの言い方でもおかしくはない
/)
///)
/,.=゙''"/
/ i f ,.r='"-‐'つ____ こまけぇこたぁいいんだよ!!
/ / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ,i ,二ニ⊃( ●). (●)\
/ ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
/ iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
>>786 まぁなwww
なんか二次創作とごっちゃになってきたw
>>784 一線を越えたけど、みんなの前では他人のフリ。
某所の日記の部キャプ可愛すぎワロタ
咲オンリーに薄荷屋の名があったけど、まさか部キャプ新刊でるの?
>>790 去年夏コミから1ヶ月そこそこでオンリーに出て新刊用意した実績はある
筆ははやい方みたいだし
プロットは多分脳内に腐るほど存在してるだろうから
間違いなくでるだろうw
画力がある人はいいなぁ
ネタ持っててもSSにも絵にも出来ないこのもどかしさ( ´・ω・)
>>793 プロットでもネタでも上げてくれれば誰かがSSor絵化してくれる・・・・といいな〜
つーか長編SSの続きはまだかよ
作者規制されてんのか?
今日ヤンガン買って感動した。 でも丁度部キャプのカットがシワで印刷が途切れてて
泣きたくなった。
>>796 もう冬の新アニメの方に気が行ってしまったのではと予想する
アニキャラ個別は落ちやすいから怖いな・・・
最近なんか妙に落ちるの早いよね
新アニメの時期で個別スレが立ちまくるかな
俺・・・国家試験に受かったら部キャプ漫画描くんだ・・・
フラグ立てんなw
勉強頑張れ
>>802 おまえtvipperでも同じ事言ってたろw
今更なアイテムだがヨツクロの新刊をヤフオクで狙ってたら先輩から電話着て終わった・・。
>>806 ストラップに心を奪われた。 涙止まらない。
":::::::::::::::::::::::::::::::::::...、
/::::::::::::::::::::::: ̄ミ/:::::::::::::::ヽ
//:::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::.:::::::::::ハ
,r'::::::::::::::::::::::::.;::r//|;::::::::::::::::::::::::゙i
,彳:::::::::::::::::::::// |;∧Yミr::::i::::i:::: l
〃l:::::::/::,,.─r-/ !_!'_Vl::::l::::|:::: | _ __
/ |:::::/:::::::チ==x; -____ `∨l::|:::: !,, ‐ '':::::::::::::::::::`ヽv-ッrー=-、
! .|:::/:::::/{l i。:::::l ` ,ネテヌヽ, |l:::,/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i´ ゙厂`:::::::\
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ヽ;:::;;\ ー - //:::/::i:::::i:::::|:l、|_L-|;::::|i;::.r|:|;;;/l/lノ;|:|: |:::::/|:::::/
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>>807よしよし
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_ /_:/::::::::/i/| V|;::::l:::::゙l,,::::!、ivrC:::。! `^ー~ i;::: ::::|
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く\:::::::::::::\;|:::::::|-──'─-/ |/l>;;: ! ::::|!\ /// , 、 /;/ノ
/\ \::::::::::::::::::::::|. /::::::::: ノ|::::|::::::゙ゞ、ヽ._ ,イュ"
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/^ \ .| | |. | ハ. \゙ .::::::::::::\/::::// |i |
部長のこういう所大好きだ
世の全ての女性を落とそうと言うのか、竹井久
部長にいてもらえるなら
おや、こんな時間に誰か来たようだ・・・
部長の半分は愛でできてると思うんよ
>>768 こう見えて一応か弱い乙女だってことを忘れないでね。
そりゃあ、私だって名前で呼びたいとは思うし、
私から名前も呼ばなきゃ駄目だってこともわかってるわよ。
福路さんから私の名前を呼べるとも思えないしね………。
だからまずこっちから「美穂子」って名前で呼ぶのが先なんだけど、
こう見えて好きな人の前ではなんとやらな性格だからちょっと苦労しそう。
うちの女子部員は五人でしょ。
で、全国大会の個人戦の出場者のうち咲と和はうちの部員。
出場者は個人・団体戦合わせて9人になるはずなんだけど、
実際は6人分の交通費・宿泊費しか必要じゃないのよね。
麻雀も今やメジャー競技だから、ちゃんと都道府県ごとに麻雀連盟なんてものがあって、
全国大会にかかる費用はそこが負担してくれることになってるの。
でも、大抵そういうとこって最低限の援助しかしてくれないじゃない?。
だから連盟から連絡の手紙が届いた時、一瞬息が止まっちゃった。
だって宿泊所はうちと風越で合同。
しかも四人部屋と二人部屋を手配してたのよ?
グッジョブって言えばグッジョブなんだけど……。
その日家に帰ってから、しばらくベッドの上で悶々としちゃった。
『前に一度対戦したことがあったわよね? 三年前の大会で。もう覚えてないかも知れないけれど』
『覚えています。あれからもう三年も経つんですね』
『生徒会長さんなんですね。麻雀部との掛け持ちなんて、凄い』
『全然。うちは部員6人の無名校よ? 名門風越の部長とは違うわ』
『ねえ、この後空いてる?』
『え……?』
なんて、福路さんとの思い出とも呼べないような些細な記憶を一々思い出したりして……。
あの日一緒に見た花火の美しさや、すぐ近くに感じた彼女の息遣い、あの可愛い姿に今更だけどドキドキした。
また、あんな風に二人で一緒に時間を過ごせたらなって。
ううん。
いつも二人で一緒にいられたらって、そう思った。
だから、ベッドから起き上がって机に向ったわ。
「風越女子 麻雀部部長 福路美穂子様
全国大会での滞在先についてお話したいのでお時間頂けませんか」
って、それだけ書くのに一時間も掛かっちゃったんだけどね。
返事はすぐに届いて、次の土曜日の学校帰りに福路さんと駅で待ち合わせた。
手頃に店に入って、麻雀連盟から届いた手紙の話を切り出して。
「それでなんだけど、私と福路さんは中学の時に一度面識があるし、
うちの他の部員と相部屋になるよりはいいと思うんだけど」
そうやって本題に辿り着くまで紅茶を2杯もおかわりした。
もう清澄のみんなには話を通しておいたんだけど、やっぱり本人を前にしたら緊張で体が熱くて、
「上埜………竹井さんがいいなら、それで……//////」
返事をして貰えた時は福路さんの顔を見ることさえ出来なかったくらい。
まあ、きっとそう言ってくれるんじゃないかって、ある程度予想はしてたの。
でも、やっぱり私は悪待ちじゃないと駄目みたいね。
「苗字だと面倒臭いでしょ? 久でいいわよ」
和了の言葉を言うには絶好の機会だったのに、緊張しすぎて言いそびれちゃった。
………………。
一応言っておくけど、私だってそういうタイプじゃないことくらいわかってる。
わかってはいるけど、でもしょうがないじゃない。
だって、運命なんじゃないかって思ったんだもの。
『綺麗な瞳。どうして気付かなかったのかしら?』
三年間も密かに想っていたのよ?
その福路さんと再会出来て、しかも彼女も私のことを覚えていてくれたんだから、
『あの子も同じ気持ちでいてくれてるのかも』
って、やっぱり期待しちゃうでしょ?
だから全国大会に向って滞在先に着いた時、絶対に言おうって、改めて決意を固めた。
ほんの数回しか会っていない相手に告白するなんて、我ながら悪待ち過ぎるとも思ったけど、
この機会を逃したら、もう次はないような気もしたしね………。
その夜、私達清澄高校麻雀部は団体戦に向けたミーティングをした。
それが終わって部屋に帰る途中、廊下が凄く短く感じて何度も立ち止まった。
断られたらと思うと怖くて、折角固めた決意が鈍った。
(全国大会の前にわざわざ言わなくても、いいかしら)
そんな風に思ったりもしたけど、
(次なんてないかも知れないのよ)
自嘲気味に心の中で迷いを打ち消して部屋のドアを開けた時、
「あ、お帰りなさい竹井さん」
福路さんが少し寂しそうな声で言うのが聞こえた。
(きっと一人きりで不安なのね)
(そんなに心配しないで)
(私がいるじゃない)
微笑みかけたら、ぎこちない笑顔が返ってきて、その瞬間
(守ってあげたい)
って、強く思った。
ベッドの縁に腰掛けている彼女に近付いて、
「久でいいわよ」
その体を抱き締めながら呟いて、
「あの…竹井さん………」
福路さんの小さな声が耳にくすぐったかった。
何だか現実感がなくて、
「あなたのことが好きなの。初めて会った時から忘れられなかった」
自分の口から勝手に言葉が出て行くのをぼんやり感じた。
暫くそのまま抱きしめていたら
「私も、ひ………久さんのことが数きです」
って、震える声が聞こえてきた。
………………………。
えっと……その後どうなったかは、まあみんなの想像に任せるわ。
じゃあね。
あ、言い忘れ。
長編SSの続きずっと待ってるんだけど、いつ投下してくれるのかしら?
他のアニメ浮気なんてしちゃ駄目よ。
>>813 ちょっとわからないわ。力になれなくてごめんね。
それじゃ。
まさかの部長降臨w乙かれっす
ありのまま今起こった事を話すぜ
和好きで咲和スレをよく見てたがいつの間にか部キャプスレのSSを見る回数の方が多くなってきた
俺はのどっち好きなはずなんだがどうしてこうなったんだろう……
和咲は王道だ
ゆえに君の心の故郷としてそこにある
部キャプは永遠だ
人生の寄り道としてここにある
>>819 こういうぬるいの大好きだ
池田とタコスってなんかいいな
系統が似てるな
お母さんっ子とお父さんっ子の違いが
池田が突き抜けてるせいで目立たないけど
タコスも基本ウザ可愛キャラ
まあ種類が違う気がするけどな、あの2人のウザ可愛さは。
また規制かけられたぜ・・・P2も激重だし・・
もう2chだめぽ
こうなったらもうtwitterで延々と部キャプをつぶやくしかない
●買えばいいじゃない
百合板の部キャプスレに凄いのが来てるな
そろそろ原作でも部キャプの結婚式を見たい
--、 _____
:::::::|:ヽ `>.:.:.:.:.:.:. :.:.:.`ヽ
::::::::i: : :ヽ __彡:::::::::::::::.. ::::.:.:i
:::::::::i: |: i:| __,..-‐'≫=ニ、:::;.-、:::::__:.:.:.}
:::::::::| :「.|:| / // 二二><>;;_;:::ノ あたししかいないし・・・
::::::::::l: |:.|:|. /\_/ __|_、_ /フ<、
::::::::::| :|:.|:| / ノヾ、. //-r‐┴――――――‐
::::::::::|: |:.|:| / |i_./ `i:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:--===≡≡
::::::::::!: |:.|:|./‐-、___i´ l:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ̄ ̄ ̄
::::::::::!: |:.|:|'i`ヽrr--‐、<、_____ |:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..|___
:::::::::| ノ: | |.l.......゛、、....../'´ /::::::`ヽ ゙、:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ガンガン読んだけどやっぱ部長かっけえな
この板いつのまにかIDに識別子がついとる
識別子?
0 PC
O 携帯
P 変態
おお、いつの間についたw
P変体じゃねーw
1000モリタポの者か!?
どれ、テス…ry
原作の初々しい部キャプ最高だなぁ。
俺が見たかったのはああゆうのなんだよ。
実は「今夜ズコバコやるわよ」と言う隠語と言う説
若干スレチな気がするんだがGONZOスタイルって改装じゃなかったっけ?
さっき不意に見に行ったら閉店になってたんだが・・・。
>>842 閉店でよかった筈
ここ書くためにわざわざモリタポ買った自分はまちがいなく変態だわ
最近部キャプを語る事が活力になっいることに気づいた
薄荷屋
「竹井×福路サイト」てw
それよりもトップに偽装されて横へ流れている薄荷屋のテーマが素晴らしい
キ「久さん、これ・・・似合いますか・・・?」
部「あら、美穂子がメガネなんて珍しいわね、素敵よ♪」
キ「あ、ありがとうございます・・///」
部「でもね美穂子」
キ「なんでしょう?」
部「私は素顔のあなたが一番好きよ。だって、私はあなたの綺麗な瞳をメガネ越しではなく、直に見たいのよ
それに、それ・・あると・・キス・・しにくいでしょ?」
ですねわかります
そういやぁピクドラでキャプテンが眼鏡かけてたっけ
あまり似合ってなかったが
薄荷屋の本買い忘れた・・・まだ在庫あるんだろうか
でもそのうち部キャプ総集編だしそうだしそれまで待つか・・・
部キャプではじめて百合の素晴らしさを教わりました
とくみさんをはじめとする多くのみなさん本当にありがとうございました
特に意味なんてないに決まってる。
そんなことはわかっているつもりなのに……
『あなたのとこのキャプテンはいいわね』
上埜さんの言葉が耳から離れません。
腕を伸ばしてお盆からおにぎりを取っていった上埜さん……。
あの時鼻先をかすめていった制服の香りが、
三年前のインターミドル会場ですれ違いざまに去って行った彼女の残り香を思い出させました。
私はドキドキして、視線を合わせることすら出来ないまま
(上埜さんは私のことなんて覚えていなかった……)
そう思って胸が痛むのを感じました。
合同合宿の招待状が届いた時、参加しようかどうか迷いました。
(上埜さんに会いたい)
(私のことなんて覚えていないかも知れない)
(でも、もしかしたら……)
その甘い夢想に縋るように、参加を決めたんです。
合宿初日に緊張したまま挨拶を交わして、その間も声をかけてくれないかという
都合のいい考えが頭の中をぐるぐる回っていました。
けれど、時間が経つごとに期待に膨らんでいた胸はどんどん萎んでいき、やがて
(私の一方通行だったんですね……)
一つの結論に辿り着いて悲しみに満たされました。
(合宿なんて来なければ良かった)
(そうすればこんな想いをしなくて済んだのに)
みんながおにぎりとサンドイッチを食べ終わった後、
流し場でお皿を洗いながらそんな風に考えていたら、
「福路さんって、他人行儀よね?」
という声が聞こえました。
振り返るとそこにいたのは
「上……た、竹井さん」
今しがた考えていたその人。
「あの、他人行儀ってどういうことですか?」
息苦しい位に緊張しながらそう尋ねると
「ううん。なんでもないわ。それより、手伝うわ」
という煙に巻いたような返事と共に上埜さんが隣にやって来て、お皿を洗い始めました。
私は時々肘がぶつかる度に胸をキュッと締め付けられながら
(もしかして、覚えているんですか?)
そんなことばかり考えていました。
………その後のことですか?
い、言えません//////
えっと、それでは。
部長が取ったのおにぎりだったかサンドイッチだったか忘れてしまいました。
間違っていたら脳内変換御願いします。ではでは巣に帰ります。
サンドイッチだな
それにしちゃものすごい勢いで咀嚼してたけど
咀嚼ってなんて読むの・・・?
ぶきゃぷ じゃないよ そしゃく だよ
「ぶきゃぷ」でもいいような気がしてきた
キャプテンが上京してきたら間違いなく上野できょどる
上野で同居ですね、わかります。
アメ横を二人でぶらぶらしながら晩御飯の相談をしたり、
天気のいい日曜日は美術館でデート。
その帰りにふと気が向いて赤提灯の店に入ってみた後で、
砕けた雰囲気のおじさま方にあたふたするキャプテン。
そっと手を握ってあげる部長。それで
「あれ、飲んでいないのにもう真っ赤になってるわよ?」
「えっと、なんででしょう//////」
という会話があったりするんですね。
……違いましたか。すいません……。
>>860 おおいにあってるじゃないかw
悪戯部長&あたふたキャプテンは美味しい
あってたようで一安心。
その内に上野駅の近くに行きつけの喫茶店が出来たりするところまでは、わかりました。
そんなある日、一緒に通う大学の期末試験が終わった後で
一足先にその喫茶店に着いた部長。
溜っていた疲れのためにそのまま居眠り。
暫く経って目を覚ますと窓を叩く雨粒が。
「うそっ 傘もってきてないわ…」
頭を抱えたところで差し出される一本の傘。
「そうだと思いました。竹井さんは少し慌てん坊さんですよね」
その声に振り向くと、そこには雑誌を読みながら時間を潰していたキャプテンの姿。
それを見てたらしスマイルを浮かべた部長が、傘を受け取りつつ一言。
「いい加減久って呼んで欲しいわ。美穂子は恥ずかしがり屋よね」
「そ、そうでしょうか//////」
という会話があったりするんですね。
……違いましたかry
上野デートネタは書きたいなぁ
なんかかじゅモモのアンソロでるそうで・・いいなぁ
部キャプでもだしてくんないかな超参加したい
>>863 あなたはもしや、とくみさry
そんな馬鹿な………
誰に言うでも誰に送るでもないのに既に うえの を変換すると 上埜
どうしてこうなった
キャプテン乙です
>>864 ちがうよん
>>867 風越制服部長は最初はクールな部長にはピンクは似合わないと思ったけど
だんだん普通に見えてきた 似合わないとか言ってすいませんでした
あれID変わった
最近ころころID変わるなぁ
上埜さんなら袴にちょんまげだって似合うはずです!
>>867 色は変えてあるけど、真ん中の写真、結構前のものよね?
高校一年生位のころかしら。
こうやってみるとちょっと懐かしいかも。
私はこういう性格だからあんまり写真なんて撮ったりしないんだけど、
最近美穂子から昔のことも知りたいからって、卒業アルバムを見せるようせがまれてね。
それじゃあ不公平だから、美穂子の卒業アルバムも見せるように言ったんだけど、
中々首を縦に振ってくれなくて。
理由を聞いたら
「中学に入った頃から親しい友人が出来なくなってしまって、寄せ書きのスペースも真っ白なんです。
だから恥ずかしくて。すいません」
なんて、ちょっぴり寂しそうに言うのよ。
私はむしろ嬉しい位なのに。
ん?
だって、昔の友達が現れていきなり美穂子に告白するなんて心配もないじゃない。
でも、そのことが美穂子の悩みの種になってるなら取り去ってあげたいと思った。
だから、美穂子が寝ている隙に卒業アルバムに
「卒業おめでとう。私の可愛い福路さん」
って、ちょっと寄せ書きをね。
いつかそれに気付いた時に笑顔になってくれたらいい。
そんな風に些細な喜びであの子の人生を彩ってあげたい。
それが私なりの愛し方だと思うから。
>>871 袴にちょんまげはちょっと自信がないけど、でもありがとう。
最後に言っておくけど、このことは美穂子には内緒だからね。それじゃあ。
>>867 高1の部長であってますよね?
間違ってたら脳内変換御願いします。
また新しいのが出来たらあげて下され。では咲和スレに返ります。ノシ
中学時代の部長って微妙にヤンキー入ってるような・・・
両親の不仲が原因で荒んでたって設定なのだろうか
>>874 華菜ちゃんかわいそう…。
でも華菜ちゃんに突破される度に
「池田ァァ!!!」
とマジギレしそうになる自分がいた。
色々とどっかで見た画像が使われてるんだが、大丈夫なのかな
Pixivのメンバーだし
熊ジェさんとこにリンク張ってるし
薄荷屋さんをスルーするとは思えんから大丈夫でしょ
pixivといえば最近あそこに出現する韓国の部キャプ絵師が激しく気になる
HPみたらあっちのイベントで部キャプ本出してるみたいだし・・
韓国人にも部キャプていうか百合が人気なのか・・・?
好きな人は好きだろう
上埜さんと私の愛は国境すら越えるんです!
>>884 国境を越えるかどうかはわからないけど、一緒に海外旅行に行ったことはあるわよ。
お互い初海外だったからハワイなんていう無難なとこを選んだけどね。
飛行機は勿論エコノミー。
狭い席に二人で並んで、窓側に美穂子を座らせて。
時折その小さな窓から遙か眼下の景色を眺めては、
嬉しそうに目を細める彼女の横顔をずっと見てた。
エンジンの音が響く以外はとても静かで、満ち足りた時間だったわ。
四時間位だったかしら。
飛行機に揺られた後でホノルル空港に着いてタラップを降りたら、そこはもう常夏の国。
隣には初めて異国の土を踏んだ興奮からか、いつもずっと幼い顔で笑う美穂子。
出費が嵩んで翌月の生活が苦しくなることはわかってたけど、
でも来て良かったって思った。
それから「Non−Residents」(非居住者)ブースで入国審査を受けたんだけど、美穂子ってば係官から
「ホワッツ ザ パーパス オブ ユア ビジット ?
(入国の目的は何ですか?)」
って尋ねられた途端に緊張しちゃって
「I、I am Mihoko Fukuji」
なんて言いながらあたふたしてた。しょうがないから
「honeymoon(新婚旅行です). ほら、美穂子も」
横から助け船を出してあげたわ。
「Yyyyy, yes, honeymoon//////」
その瞬間、もっと顔を赤くしたけど、そういうとこが可愛いのよね。
まあ、同意は求めないでおくわ。
じやあね。
毎度乙
新婚旅行・・・ゴクリ
いつもいつもお世話になっております。
新婚旅行は鬼すぎる。
>>883 とりあえず1冊目の部キャ本が32ページで15禁なのはわかったww
他のジャンルで台湾の人が書いた同人誌を読んだ事あるけどキャラクターの呼称がムチャクチャで吹いた
翻訳が難しいんだろうな
最近長編ものがないな
去年投下してたオールキャラ長編さんは居なくなったのか?
部キャプ食べ過ぎて腹壊した
竹下けんじろうっぽい
某所もいい感じの本出すみたいだし、行こうか悩むなぁ。交通費一万円以上かかるけど。
とくみさんはそろそろ部キャプのスティポをだな
あの人いいところで自重とかしちゃうからなw
最初カレンダーも部キャプにしようと思ってたけど自重したとか書いてた気がしたし
そこ自重するところじゃねええええええええええ、といいたい
本気出したらどうなるかというのは見てみたいw
イベント行けねーから部キャプ本作ったサークル
全部委託してくれ全部買うから
解除キターー
今さらだけど、原作の部キャプの場面、何で部長はわざわざ自分の側から遠くにあるサンドイッチを取ったのか疑問だった
キャプテンの左側にいる部長、キャプテンの右側にあるサンドイッチを取る→二人の顔が近づく→キャプテンドキドキ部長ニヤリ
結論:部長は策士
解除きた?
とりあえずテスト
>>890消えてないっすよ〜。
解除されてたら最後を明日、落とします
ではノシ
au解除キタ━(ToT)━!
ようやくスレに部キャプスレに復帰できるぜ
ケータイ解除きたのかww今回の規制はずいぶん長かったみたいだね
思わぬところでネタバレ見ちまったよおおorz
そんな部長嫌過ぎるwww
部長の米嫌いを治すためにキャプテンが美味しい愛の米料理を振舞うとかならいいけどw
百合板で新作がうpされてるな
美穂子でてないけど
ようやく書き込めるようになったー
部長が米嫌い→キャプテンが米料理作って食べさせるのなら
部長がキャプテン嫌い→キャプテン「私を食べ…
ってことに!?
>>892 久さんはあっさりしてるように見えて実はこってりなので、食べ過ぎには気をつけて下さいね。
>>909 お米が嫌いって本当なんでしょうか?
私が作ったものは残さず食べてくれるんですが……。
でも、何を出してもいつも美味しいとしか言ってくれなくて、そこがちょっぴり不満なんです。
えっと、私と久さんの通っている大学も後期の試験期間が終わって春休みになったんです。
つい先日までテストやレポートで大忙しの日々でしたが、そこはかつて清澄高校の学生議会長だった久さん。
授業にきちんと出ていたのは勿論、私のためにテスト対策までしてくれて、、、、、、、
それなのに、最期の試験が終わって早速単位の計算をし始めたんです。
不思議に思ってわけを聞いたら
「一緒に進級できなかったら嫌だから」
だなんて。
こういう不意打ちは嫌いじゃないんですが、でもドキドキしてしまいます。
(だから窘めるためにも、私もたまにはやり返した方がいいですよね)
そう思って口を開いたものの、言葉を発する前に
「そうそう、チケット取っておいたわよ」
と、先手を取られてしまいました。
(うぅぅ。うまくいかない)
(いつも私が振り回されてばかり)
ちょっぴり残念に思いつつ、それとは別に一つ引っ掛かることが。
というのも、久さんの言った『チケット』という言葉にまるで覚えがなかったんです。
それで
「チケットですか?」
と尋ねたところ、返って来たのは
「うん。美穂子の御両親だって、初めての親元を離れた娘を心配してるでしょ?
帰省のために足をおさえておいたわ」
という言葉。勿論びっくりしたんですが、それだけでは終わらなくて……
というのも、久さんがおさえた足が……………
「四日後の寝台列車で帰るからそれまでに支度を済ませてね。二人部屋だから、ゆっくり出来るわよ」
そう、寝台列車の二人部屋だったんです。
四日後の午後八時、私と久さんは上野駅の人混みの中にいました。
(上埜駅……//////)
一瞬そんなことを考えましたが勿論口には出さず、
緑の窓口で乗車予定の寝台が発着するホームを教えて貰った久さんの後に続きます。
東京に来て一年が経ったといってもすっかりこっちの生活に染まりきったわけではありません。
初めて訪れたラッシュ時の上野駅はびっくりする位混雑していて、思わず尻込みしてしまいます。
そんな折、久さんがいつものように手を差し伸べて
「はぐれたら大変でしょ?」
と言ってくれたので、私はすぐにその手を掴みました。
スーツ姿で全力疾走する男の人、
忙しなく乗客を誘導している駅員さん、
携帯電話に向って真剣な顔で話し掛けているOLさん、
駅の中は東京らしい忙しない時間が刻まれていますが、
久さんの腕に守られているため、とても安心出来ます。
「寝台列車なんて初めてです」
「あら、私もよ」
「どんな感じなんだしょう?」
「取り合えず、二人部屋の中で一番安いとこなのは確か」
「他に相席の人がいなくて良かったですね」
「そうね。知らない人と一緒だと緊張しちゃう」
「二人きりでも緊張します……」
「そう?」
「だって、相手が久さんだから//////」
「そんなこと言っても何も出ないわよ」
言葉はつれないものでしたが、でも久さんの眼差しは優しくて、心が弾みます。
途中何度か駅員さんに尋ねつつ、久さんは寝台列車のホームまでずっと私の手を引いて導いてくれました。
その横顔を見ているうちに、
(大好きです//////)
という想いが胸に膨らんで、ちょっぴり息苦しくなった程です。
上埜発の夜行列車降りたときから♪
上埜さんと誕生日が同じな件
長野に帰るつもりが青森に行っちゃうのか
>>913 あの曲がもうそういうカンジにしか聴こえなくなるw
夜に二人っきりでニャンニャンしてる感じに
長編の者ですが、完成しましたのでいつも通り保管庫に置いておきました。
最後ですので、ちょろっとあとがきでも
以下ネタバレ注意
池田とかじゅが目立ちすぎてすいません。
もしかしたら部長よりも喋ったかもしれない…
部長が活躍しきれなかったのは自分の力量不足に他なりません。本当にごめんなさい
あとは咲のど信者の方とかじゅもも信者の方には本当に申し訳ないです。
気がついたら名前考えてました。萌未ってなんだよ…
ちなみに自分の脳内設定では、この十数年後。
風越に赴任した高校教師・竹井久がこの3人娘を中心として風越の麻雀部を再建します。
それもそれで良いと思うのですがどうでしょうか?
美久ちゃんの授業参観の話とか、3人娘の初めてのお使いとか妄想は尽きませんが、 流石にスレチなのでここまでにしておきます。
皆さん本当に投下が遅れて申し訳ありませんでした!!
また、投下しに来たいです。それではまた
>>917 GJ。お疲れサマンサ
一時期は事故ったか何かあったのかと心配したよ〜
次回作も期待してますね♪
自分も久の職業を考えたら何故か教師になるんだよな
先生オーラでも出てるんだろうか?それとも黒パンストで女教師のイメージが出来てるんだろうか?
>>917 長編さん待ってたぜ…!!ハッピーエンドで大変感動したよ。ご苦労様でした。そしてGJ!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
ロリ久ロリ美穂子さいこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
保存出来無いのが悔やまれるぜええええええええええええええええ
あ、某大御所ね
あれみさたんとさほたんだぞ
さほたんは美穂子の呪いをそのまま受け継いじゃったん?
知らぬ その二人を考えたのは別の人だから
やはり池田爆殺か・・・。
ちょっと咲関連から離れてる間に、みさだけじゃなくさほってのも出来てたのかw
第二子は名前あってるかわからぬ そんな名前だった気がするでござる
個人的には顔は上埜さんで性格は美穂子さんの子とその逆の子の二人姉妹がいいでござる
久 11月13日 茨城県民の日(茨城県)、うるしの日
福 9月24日 清掃の日(日本、1971年 - )、畳の日(日本)、南洲忌
清掃の日のキャプテンはともかく部長の意味がわからない
漆の語源が麗しいらしいから麗しいって事なんだろうか、それとも実は納豆大好きとか
部長の誕生日はキムタクと同じ
みんなのアイドルって事だろう
美久は「みさ」と読むの?
俺、「みく」と読んでしまったよ
美久ちゃんはこのスレの住人が命名した別の娘だぞい
咲-Saki-登場人物の誕生日どこで知ったんだ
漫画の単行本にもアニメファンブックにも載ってないよね
昨日出たマホ本
ども
その本のことすっかり忘れてた
ラブじゃんに誕生日載ってた。
竹井久
身長*ちょい高い
誕生日*11月13日
3size*普通・普通・普通
好きなもの*謀事を企むこと
麻雀能力分析
知識★★★★★ 運★★★☆☆
分析力★★★★★ 潜在能力★★★★☆
精神力★★★★★ スピード★★☆☆☆
センス★★★★☆ 破壊力★★★★☆
総合能力 ★★★★★
福路美穂子
身長*普通
誕生日*9月24日
3size*ぷっくり・普通・ぷっくり
好きなもの*家事全般
麻雀能力分析
知識★★★★★ 運★★★★☆
分析力★★★★★ 潜在能力★★★★★
精神力★★★☆☆ スピード★★★☆☆
センス★★★★☆ 破壊力★★☆☆☆
総合能力 ★★★★★
総合能力、主役の2人がともに4なのにな
>>928 俺もちょっとしらべたが11月13日は「いいひざの日」でもあるんだな
…………まさか「いいひさの日」ってことじゃないよね?…
お前膝つったらあれだろ…
部長が私の誕生日って〜つったらギャプランがすかさず私の膝を使ってくださいと…
>>936 咲は5だよ。
総合力が5なのは、部キャプと衣咲とかじゅの5人。
>>937 本スレの考察では久とーかあたりは単なる語呂らしい
竹‥11
13‥ひさ
こんな所かね
全体的に秋生まれが多いよね。
キャプが同じ誕生日でワロタ
某大御所の新刊、ゲストがマジ熱い!
買えるといいけど…
>>935 去年のキャプテンの誕生日に聖地巡礼してた・・・。
ここの住人オンリー来てないの?
お話したす
薄荷屋買えなかった…。30分で終了とかありえない。
またとらに委託してくれるかなぁ。
>>944 そんな速かったのか・・・。 前に在庫たくさん持ってったとかいろいろ
あったらしいから今回も余裕だろwww とか思って11時過ぎに行けるように
起きたら友達から在庫切れてるってメールが行く途中で来て絶望したがそこまでひどかったか。
あまり長居はできないって言ってたから部数減らして1限にしたっぽいね
来週のサンクリでも多分売るハズ
来週のサンクリはワンフェスと被ってて行けないんだよなぁ。
聖地巡礼覚悟かな、こりゃ。
俺は聖地巡礼となると一泊フラグだ。交通費が次世代機だからオンリーだけで
帰ってくるならヤフオクで落としたほうが何倍も安いだろうし。
ただ飯田周辺で一泊って結構難しいな。下手に泊ると翌日のルートが確保できなくなりそう。
サンクリでも新刊出すってサイトに書いてあった気がするが、
実際どうなんだろう。しかしその場合すげーよな
新刊読んだ
これやばい
やばい
「○○○の○○い美穂子が見たいのよ…(キリッ)」
ここのコマの部長でコーヒー噴いた
1年コンビなら確実にhrmrさんが言いそうな台詞だな
縁遠い場所にいる俺涙目w
お前らの感想見て妄想に入らせてもらうぜ
薄荷屋の新刊やべーな。清澄キャプテンとか、風越部長とかは
純粋にイチャイチャ的な意味でも良かったものの総合的にネタ的な意味でも良かったから
足しての高評価だったが、今回の本は純粋にイチャイチャ分のみで桁違いの突き抜けっぷり
部キャプ的な意味では過去最高かもしれん
部キャプ本6冊でおk?
薄荷屋さんはもちろんだけど、
涼彩さんと山猫さんことの部キャプ本がすごく良い。
>薄荷屋
11時に入場列並んで買えたので、
欲しい人はgetできたんじゃないかと思ったけど・・・。
>「○○○の○○い美穂子が見たいのよ…(キリッ)」
だめだこの部長なんとかしないと
(とホントにおもたぞ)
>涼彩
かじゅモモとのジョイントだったけど
この組み合わせがトレンドになりそうな・・。
(よそにもこの4人の本があったので)
ちょっと今回甘く見すぎてて、俺が行った時には涼彩さんところのも売り切れてた…
川崎で迷ったのも敗因だったな…あそこ分かりづらくね?ヽ(`Д´)ノ
>>958 自分も迷ったw
東口降りて右の方行っても全然目的地につかなっかたら焦った
コンビニで聞いたら西口だって言われて恥ずかしかった
>>959 junkLv1乙
オシャレな音楽聴いてるね
>>960 ちょwwwwwなぜそのIDをwwwwwww
>>955 買った順番は、
山猫→涼彩→小鳥→薄荷→ぱるくす→君の友達
だったが、抜けてるところあるだろうか
>>957 台詞自体はそれほどアレじゃないかもだが、無駄に男前な表情なのがツボだった
で、その結果が巻末マンガだった、と
>>961 今時twitterで情報収集なんて珍しくなかろうに
部キャプ部キャプ連呼してれば目立つ
なんか今回結構部キャプ本あったみたいだね・・
行きたかったわぁ・・仕事さえなければ・・・
>>962 自分もその6サークルさん
君埜さん所は本当に死闘だった
ところで今日は愛妻の日ですよ上埜さん
>>958、959
行った事ない場所は事前にストリートビューでチェックするようにすれば迷わないよ
9時から列に並んだから薄荷屋も問題なく買えた
とくみさんの日記読む限り、池袋でも新刊にありつけそうだ
それにしても何だこの超人…
>>966 本当に今回は自分が甘々だった…orz
ストリートビューか、なるほど。これから参考にさせてもらうよ
ぱるくすの新刊が予想外に大当たりだった。
あと涼彩も素晴らしい
971 :
咲:2010/02/01(月) 01:32:24 ID:3ENfxTec0
「部キャプ島作れ」という声が結構出てるようだ
飯田で実現しそうな気もするが、どうだろう
そもそも飯田は人集まるかどうかわからん・・
部キャプは大好きだ。
だが、コミケの頃からどうもモモかじゅに目覚めてしまっていかんw
>>973 かじゅと部長は何だかんだで絡ませられるから好きだ
部キャプとかじゅモモは俺のジャスティス
両方好きだ
かじゅもももいいよな〜
だから今回の良妻さんの本は神すぎた
おいおい帰ってきたら携帯もPCも規制されてるよ
スレ立てようと思ったのに・・
頑張れ部キャプ!
うん・・・がんばる!
なんかきたああああああああああああああああああああああ
DVDの9巻か
いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうううううう
>>981だけど俺がスレ立てしようか?
もし失敗したらスマン
最後の最後にマジでktkr!
立タンありがとおおおおおおおおおおおおお!
一生ついていきますw
>>985 乙!
>>980 ああああああああああああああああああああああああああああああ
感無量。
やっぱ原作者からネタがくるとテンション上がるなぁ。
>>980 本スレでこの画像を発見してとんできた
おまえらああああああああ!!!!!!!嬉しいな!!!嬉しいなぁ!!????
この上がりきったテンション、どうしてくれる!!!あああ部キャプ最高だなおい
>>980 何騒いでんだよこいつら・・・→開く→乗り出し過ぎてディスプレイに頭ぶつける俺
立たんも最近部キャプ意識しだしてきたな
>>980といい合宿といい
後はピクドラで補間してくれればいいんだが…
4巻表紙はそれでも扉に隠れてしかも三人だったけど
ついにふたりきーりーのしかも中学Verじゃまいか…何か因縁めいた物とかも出して欲しいってのは贅沢すぎるのか…
こっち埋めちゃおうず
梅
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。