1 :
名無し物書き@推敲中?:
2 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/23(金) 03:17:17
くそすれ
いちょつ
>>1乙
本スレの
>>559を読んで思ったけれど、映像の力ってすごいな。
5W1Hのうち「いつ」、「どこ」と「誰の外観」は場面で変化しないから映像、「誰」が
「なぜ」「どうした」を文章にすると、推理小説でときどき出てくる、現場の見取り図
みたいに分かりやすくなると思った。
もちろん「いつ」や「どこ」、「誰の外観」を描写するのが目的のときは、文章を
ぞんぶんに書けばいい。あくまで説明の部分を映像にしたら、という話ね。
5 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 22:01:28
本館にあった
「テーブルに座って」
というのは
「テーブルの席について」
の代わりに使っていいものですか?
6 :
◆RelMnLZ5Ac :2008/05/27(火) 22:06:04
テーブルに座るなよ行儀悪い
「机に座る」が許されるのかいつも迷う。
8 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 22:22:57
7→それは「机に着く」が正しい
所で俺の文章も評価してくれ
不良に絡まれた所を女の子に助けられたというシーンなんだけど
その女の子が変わり者で、うまく文章が繋がっているかどうかの
判断にかなり迷ってる 助けてくれ
「大丈夫?」
気がつけばその少女は俺の目の前まで来ていた。俺は慌てて応える。
「お、おう、何とか。悪いな、助かったよ」
先ほどまで取り乱していた俺も、ようやく落ち着きを取り戻してきたようだった。
少女は腰に手を当て、俺の体をジロジロ見ながら、
「アンタ見るからに弱っちそうな体つきしてるわね。せめて護身術でも身につけておかないと。
何かあってからじゃ手遅れなんだからね」
俺は何で初対面の相手に説教されてんだ?
「お、おう。そうだな」
「何なら今アタシが特別に教えてあげよっか? 簡単な護身術」
いきなり何を言い出すんだ? そう突っ込みを入れたかったが、リンチにあう所を助けてもらったという立場もあるのでそうはせず、
「護身術?」と訊ね、話を合わせた。
「そう」彼女は自信満々に頷いて、「あのね、隙を突いて、相手の鳩尾か股間を攻撃するの」
以上で説明は終わりだそうだ。
で、結局、俺は何で見ず知らずの女の子に身を守る為の技を教わってるんだ? ああ、そうか、
この女の子が変わり者だからか。極端なお節介好きってやつか。
まあ、別にそれほど気にすることではないので、俺はそのまま話を進めることにした。
「それって護身術なのか?」
9 :
名無し物書き@推敲中?:2008/05/27(火) 22:25:03
机に着くが正解
俺の文章も判断してくれ
不良に絡まれていたところを変わり者の女の子に助けてもらったシーン
なんだけど、うまくかけてるか不安で
「大丈夫?」
気がつけばその少女は俺の目の前まで来ていた。俺は慌てて応える。
「お、おう、何とか。悪いな、助かったよ」
先ほどまで取り乱していた俺も、ようやく落ち着きを取り戻してきたようだった。
少女は腰に手を当て、俺の体をジロジロ見ながら、
「アンタ見るからに弱っちそうな体つきしてるわね。せめて護身術でも身につけておかないと。
何かあってからじゃ手遅れなんだからね」
俺は何で初対面の相手に説教されてんだ?
「お、おう。そうだな」
「何なら今アタシが特別に教えてあげよっか? 簡単な護身術」
いきなり何を言い出すんだ? そう突っ込みを入れたかったが、リンチにあう所を助けてもらったという立場もあるのでそうはせず、
「護身術?」と訊ね、話を合わせた。
「そう」彼女は自信満々に頷いて、「あのね、隙を突いて、相手の鳩尾か股間を攻撃するの」
以上で説明は終わりだそうだ。
で、結局、俺は何で見ず知らずの女の子に身を守る為の技を教わってるんだ? ああ、そうか、
この女の子が変わり者だからか。極端なお節介好きってやつか。
まあ、別にそれほど気にすることではないので、俺はそのまま話を進めることにした。
「それって護身術なのか?」
>>9 >気がつけばその少女は俺の目の前まで来ていた。
の後に少女の仕草あるいは表情、あるいは外見特徴をワンポイント。
>先ほどまで取り乱していた俺も、ようやく落ち着きを取り戻してきたようだった。
この文は必要性ない。「ようだった。」まで使って強めたいところなのか?それに対して
>俺は何で初対面の相手に説教されてんだ?
と、突然説教を始められてしまった驚きの心理描写が簡素だから余計にアンバランス。
>で、結局、俺は何で見ず知らずの女の子に身を守る為の技を教わってるんだ?
彼女から護身術を教わることが、説明を受けたことを指しているなら、すでに教わり終わっているが。
ここで、また彼女についての印象のワンポイント。
ラノベ的なノリなんで、少しは会話の中に三点リーダー使った方が良いかもよ。
>>9 本スレじゃなくてこっちで批評でいいのかな? まず、
> 気がつけばその少女は > 先ほどまで取り乱していた > リンチにあう所を助けてもらった
と、この場面の前にすごい見せ場があったっぽいので、ぜひ前のほうを読んでみたい。
そのほうが細かい判断ができると思う。つぎに
> 俺の体をジロジロ見ながら、
という地の文のあとに
> 「アンタ見るからに弱っちそうな体つきしてるわね
と、地の文をそのまま追認するような会話文が出てくる。それに「護身術」という単語が4回、会話文
地の文含めて出てくるな。こういう書き方だと読者に
「作者は人間を描くよりも、護身術を教わるというストーリーを語りたいんだな」
とわざとらしく思われてしまうので、同じ単語はくり返さない。
また絶対法則ではないけれど、会話文を書くときは「作者が言わせたいこと」からちょっと外
れた台詞をしゃべらせる。
「細っそい肩だねー。女の子みたい」
「なんだと」
「アタシが特別に教えてあげよっか? 護身術」
みたいにね。
あと、会話文の最初は「お、おう」のような相づちや「そう」「それ」のような指示語が連続しがち
なので、わざと違う言いかたにするのも工夫になるかも。
>>8 l4: 一人称なのに自分の事に「ようだった」は違和感
l16: この一文がわけわからん。何も思わず、護身術習って、驚いてみせるってのはちょっと…
女の子の性格についてはとりあえず変わり者で片付けるんだろうけど、
今回スレに投稿していない部分でどう魅力を出すか、説得力を持たせるかって事にかかっているんだろうね。
煽りばかりだな、本スレ。落ち着くまで
>>9みたいにこっちを利用したほうがいいのかも。
14 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/02(月) 21:52:04
それはどうかな?
というと?
本スレは自作の文章が貼られれば流れが戻るってことかな。
つまり、流れを変えたければお前が投稿しろってこと。
そういう解釈をしてしまっていいのかな?
ふむ、まあしばらく利用しているわけでもない傍観者としては別に口を挟む問題ではないってことかもしれないね。
何を一人でおたついてんだよ。
あれくらいの荒れはいつものことだ。
17 :
名無し物書き@推敲中?:2008/06/03(火) 20:43:58
只今のお題:「緑の黒髪」「アスファルトが照り返す」「田舎の道沿い」あと「終止形止め」
「田舎の道沿い」はいいのよ
問題は「田舎じみた道沿い」
自分向こうの197なんだけど、
「緑の黒髪」は219の言う通り「長くて緑の黒髪」じゃなくて
「長いみどりの黒髪」にすれば問題解決。
「長い、緑の黒髪」はあり得るけど
「長くて、緑の黒髪」があり得なくておかしかったんだよね。
「長くて緑」の黒髪、にしかならないもんね。
アスファルトは……
アスファルトが主語(主体)になってるのが違和感なのかなあ
アスファルトを他のもの、例えば「木々の緑が光を照り返す」に変えても
変だよね。でも
「アスファルト(木々の緑)に光が照り返る」だと、変に感じないんだ。
なんでだろう……
緑の黒髪なんてことばがあるのを初めて知ったから勉強になったわん
あとはどうでもいい
とりあえず報告ー。このスレではおなじみの「パーク・ライフ」と「天人五衰」を冒頭から
調べてみた。動詞の終止形で文を終えているかどうかだが、両者とも
終止形をまったく使わない段落と、終止形を使いまくっている段落があった。
とくに三島は、「〜した」にときどき「〜である」が混じる文章が数ページ続くことが多い。
しかし終止形と体言止めが多用されている段落もある。意図的に使い分けているのかもしれない。
吉田のほうは、もうちょっと終止形と「〜した」が混ざっている段落が多い。
しかし「〜した」が連続している段落や終止形が連続している段落もあるので、やっぱり
なにか故意のしかけがありそう。
とくに序盤、主人公が日比谷公園に突入する見せ場が終止形の連続。これは効果だと思う。
「田舎じみた道沿い」が気持ち悪いのは、「田舎じみた」の係るべき先が
あやふやだからだよ。「田舎じみた道」なら「道」に係るが、「田舎じみた道沿い」だと
「道」に係るのか、「道沿い」を代名詞的に使って実質的に「道沿いのX」に係るのかが
確定できない。しかもこのあと「X]にあたる「家」がしばらく出てこずに、ごてごてとした
別な形容文が提示されて、まとまりがないし。
アスファルトの件は終止形と「〜ている」の差だろうな。
照り返しはこの瞬間だけに起こっているわけではないのに、「返す」の終止形には
単一の動作の語感が強い。「照り返している」とすれば状態に関する記述に
なるのでしっくりくる。
「緑の髪」は表現が古いし、そういう語があると知っておくのはいいかもしれないけど
あまり使うべきじゃないと思うね。字面から受ける印象と読みは完全には分離できないから、
現代小説、とくにこの語の周辺が十二分に現代化されている文脈にこういう語を差し挟むと、
周りに変な滲みを作ってしまう。いまだと強調的な異化表現か、滑稽を狙って使う語だろうな。
22 :
チャレンジ。中卒。国語の成績は2:2008/06/04(水) 06:53:39
僕には自慢の恋人がいる。
恋人の名前は美紀。背が高く。身長は170センチでモデルをしている。
流れるような髪の毛からはほのかなシャンプーの香り。
顔で一番際立ってる場所は目だ。吸い込まれるようなつぶらな瞳。
僕はその瞳に一目ぼれだった。
僕は美紀と出会う前は背の高い女性は胸が小さい、と言う固定観念があった。
しかし美紀がTシャツを着れば、そのシャツに書いてある文字の原型が分からなくなる。
それ位豊かな胸なのだ。
良く友達に
『お前がどうしてあんな子と付き合ってるのか分からない』
そういわれる。確かに釣り合っていない感じはするが。
美紀にどうして俺と付き合おうと思ったのか聞いた事がある。出てきた答えは
『何か会った瞬間にドキってしちゃったし・・・運命だったのかな〜?』
ひょうかしてください
>>22 別に中卒とかそういうのはいいから。大卒でも年配者でも文章が下手な奴は下手だ。
全般、この文章の主題と思われる美紀という女性がどんな風体なのか、全く想像できない。
背が高い長髪の巨乳美人だというだけで、この女性に対して文中でわざわざ描写するほどの個性が見られない。
(これならまだ『アイドルの誰某似で……』なんて書かれたほうが、その女性に対して想像がつく)
その人の特徴をポンポーンと単発で列挙していくのは小説ではなく、自分用のキャラクター設定メモだよ。
修正点について具体的に挙げるときりがなくなるので、一箇所だけ。
>僕は美紀と出会う前は背の高い女性は胸が小さい、と言う固定観念があった。
>しかし美紀がTシャツを着れば、そのシャツに書いてある文字の原型が分からなくなる。
>それ位豊かな胸なのだ。
「デカ女が貧乳だと思ってたらデカ女の彼女が巨乳でした、わーい。」っていう事に、前後の脈絡の中でどんな意味があるのか、知りたい。
大学近くのとあるラーメン屋でのこと、
浮かんでは消えるベルナール対流の無常を何気なく眺めながら、
伝熱学に雑草のごとくフサフサと繁茂している無次元数に思案を巡らせていた。
ヌルセット数、エケルト数、ヤコブ数、ウェーバー数、ボンド数、ルイス数、・・・・
自己相似によって特徴付けられる領域は無次元数が大量に算出される鉱脈だ。
ラーメンのスープは何時間も火に掛けても焦げないのに、カレーやシチューが焦げるのは何故だろう。
動粘性か熱伝導率かそれとも別の何かが決定的な変数なのか?どのような無次元量が焦げる、
焦げないの臨界点を作り出すのだろう。
たとえば、他の物性値は変わらずにシチューの密度が1/1000だったらどうなるか。
たとえば、無限に広い空間(z>0をシチューがx方向に流れていたとして、
z=0の平面からP=100W/m^2で炙ったら焦げるだろうか。
シチューのレイノルズ数を考えはじめた頃、不意に言葉が飛び込んできた。
「超音速機が許されるのは小学生まで・・・」
ラーメンの上をネギがゆっくりと移動した。
温度差によって発生する弱々しく微少な力は液面の模様を時間発展させていく。
薄暗い照明にキラキラと反応する油の液滴はテスト粒子のように速度場をアピールし、
誇らしげに漂っている。
>「超音速機が許されるのは小学生まで・・・」
このおもしろさが分からない><
かいせつちて。
僕は大学三年生って感じのコピペだな。
あっちこっちに貼り付けて回ってる。
本スレが死に躰だとここも駄目だな。そりゃそうか。
本スレで名前が出ていたから全集を借りてみたけれど、
クロード=シモン、まじできついな。『ル・パラス』ってのを読もうとしたが
いや、言いたいことは分かるんだが、なんとも呪文のよう文章だわ。
『ボヴァリィ夫人』は、なんとかなりそう。いまさら初読なの? って言わないでね、
ほんとごめん……
29 :
名無し物書き@推敲中?:2008/07/03(木) 02:48:36
まめ知識
緑には古い使い方として多いの意味がある
『緑の森』と表現された場合、獣道すら無い繁みの深さを意味する場合がある
ほしゅ
『ボヴァリィ夫人』、いちおう読み終わった。この作品、本スレに出したら
「登場人物名が出てくるごとに姓だったり名だったり、統一されてなくてイミフ」とか
「アクション描写が弱いので、馬車がワープしてたり重要な家の構造が分かんなかったりしてダメダメ」
とか言われてしまうと思う。しかしいい作品だ。世間の不倫ものの元祖だったんだろうね。
基本的に三人称神視点だけれど、
「視点がボヴァリィとボヴァリィ夫人との間で行き来しているからアウト」
だろうか? この書き方なら、俺はまったく問題ないと思った。
細々と物を羅列する情景描写は(読み飛ばしたほうが読みやすいが)、当時の風俗がよく
分かるように書かれていて参考になる。
俺が特に勉強になったのは、悪役キャラとギャグキャラの配置。こいつらの奮闘が、アンニュイ
な破滅話を面白くしているんだ。一見なんでいるのか分からないマスコットキャラまでいてね、
場面を引き締めるのに役立っているんだよ。
>>31 第一段落で「お前らみんな見る目の無い馬鹿よ」なんて言わないでよ!
>>32 あれー、てっきり「ボヴァリィ夫人」をほめているようでいて馬鹿にしているじゃないか!
ってツッコミが来るかもと思って、用心して書いたのに。
じゃ、こう書く。
> とか言われてしまうと思う。たしかにそうだけれど、内容は良い作品だ。
> 世間の不倫ものの元祖だったんだろうね。
不倫ものの元祖というより、巷に溢れるくだらないゴシップを新しい手法で書いた、
だと思うけど。
>>
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1214731885/360 外野の人に見せろと言われて見せる義理はありませんが、
最近自分では投下していないし、ちょうどいいのでその挑発のります。
このトリップで3日以内に書いてくるんで、見せてもらいたいと言った以上読んでくださいね。
題材が全く一緒だとさすがに身動きが取れないので、「幼少期に猫とたわむれてた
男の話」ぐらいにしときます。
以上のことを宣言した上で本スレ360の『猫の無個性を〜』について意見させてもらいますと、
何を言いたいのか僕にはさっぱりわかりません。
全然関係ない俺が書くのもなんだがおそらく、「何の目的もなくただフラフラしているだけの猫」を、
無個性でこれといった目標もない主人公と重ね合わせて、つまるところ
「主人公は自分と似たもの同士だと思ったのでネコをおいかけまわしていた」が、
その行為をやめたということは、ネコと自分は違うと考える様になった。
何らかの成長をして、無個性で目的もなくフラフラするだけの存在じゃなくなった
みたいな解釈なんじゃないかな。
まあ、それにしてはオチが相応しくないと思うけどもね
>>35 こちらにも書き込まれていたか。
本スレ
>>334の指摘は俺も合っていると思う。ただし「リライトです」とあるとおり
>>333の文には書き直し前のバージョンがあった。「その時に比べれば」改善が見られ
たので、俺の評点は甘くなったかもしれない。
「なんで猫を追いかけたのか本当に分からないまま終わった話」から
「いちおう成長の話」になったからな。
(ちなみに本スレ
>>360はただの誤読だとおもう)
俺は関係ないと思うが、もし
>>35の作品ができたらどうか読ませてくれないか。
>>36 猫ってこれの象徴でしょ? ピーターパンのネバーランドみたいなもの。
>> 何だか猫は僕をどこかへつれていってくれそうな気がした。どこか、特別な場所に。
>>それがどこだか分からないけど、きっと猫は気持ち良さそうにしているだろうと思った。
>>きっと嫌な場所ではないはずだ。
>>38 いやまあ、私が
>>36でかいたのはあくまで
>>35がいわれている本スレでの「猫の無個性〜」についての解釈ですので
私も概ね「変身願望的な何か」みたいなものをあらわしていると解釈してましたけども
さて、議論で誘導された人間はいるかい?
本スレ
>>820 酷評いただきありがとうございました。自信を持つことが出来ました。
指摘いただいた部分をまた考えてみたいと思います。
最近書いてなかったので復帰第一歩として何の脈絡のない文章を書いてきましたが、
これから本格的に書いていこうと思います。ありがとうございました。
そして
>>41さん。
誘導というのが初めてだったので考えが回りませんでした。申し訳ないです。
作者が死にオチについてもっと考えていたならば、仮に死にオチのままでもいいからもっと良い表現になっていたはずだ。→これが俺の偏見?
第一、この手のオチは世間でしばしば安易に使われている。→これも俺の偏見?
だから俺は、他の部分がちゃんと描けているからこそ、作者がオチを書くにあたって考えるのに疲れたのかなと思った。もしくは「あ、ここで主人公が死んじゃえば話が終わるじゃん」という思いつきに飛びついてしまったか。→ここが深読みしすぎなのだろうか?
作者自身がほんとうはどう考えていたか不明というのは、たしかにそうだ。
じつは本気で
「ここで主人公が死んじゃうなんて、なんて素敵で斬新なアイデア!」
と思って書いたのかもしれない。そもそも自作が斬新であることに重きを置かなかったのかもしれない。
本当はしっかりした死にオチを書きたかったのに力不足でうまく書けなかっただけかもしれない。
そういう可能性については、たしかに俺は想定せずに決めつけていた。
相手に良かれと思って批評する以上、作家が俺の考えに逆らってくれることを書き込む前から期待するのは許されないことだ。だが作家が
「のののの言うことなど信じられないから、自分は『自分のやり方』でさらに精進してみる」
と言ってくれるのは全然構わないし、むしろ参りましたと思う。
だけど逆質問なんだが、
> 各々のシーンは読み手が思うほどには交換可能ではない。どの部分も作者の必然から産まれるからだ。
> たかが知れたものを書くたかが知れた作者は消えていくしかないだろうが、それでも本人が書いたことに意味があるんだよ。
> 落とし込まれた文章が、作者にある狙いがあるように読みとれるのは、”たまたま”そうなっているだけの事の方が多いだろ
> 内容は正解が一つではないから、感想はともかく批評をしだすときりがない。
俺も過去にこういうことは何度も言われているので、ある程度流行っている考え方だとは思うんだが、
作品を作者自身が書くのは当然として、俺が出すくらいの注文は、世間でも編集者が出していると思うんだが? それともいわゆる「校正」くらいが助言、それ以上は有害と考えるべきなんだろうか。
過去に私の小説サイトを訪ねてきた人に、こういう人がいた。
「私は山田直子について書いているのです。あのすばらしい山田直子の偉大なる半生を描いているのです」
山田直子というのは、架空のキャラクターらしい。
「その山田直子というのは、どういう人なのですか」
「山田直子は素晴らしい人です。いま山田直子について語れることに、私は喜びを禁じ得ません」
「では山田直子さんの魅力はどのへんにあるのでしょうね」
「偉大な人です、文学界の誇りです。その人のことを語るだけでそれは素晴らしい物語になるのです……」
私はもちろん、その人が山田某について書くのを止める気はない。だけれど、もうすこし違うアプローチがあるのではないか。
その人は一生をかけて「山田直子、山田直子……」とつぶやいているだろう。
でもこのままでは、結局その人は自分が書きたいことについてすら、なにも書けないで終わってしまうのではないだろうか。
こだわっている部分をあえて別のものに変えてみることで、自分が書きたいことが結局なんなのよってことが、はっきりすることだってあると思うのだ。
「作家がなにを思って小説を書くかは読者には分からない」
「作品を読んで読者がどう思うかは分からない」
って考え方があるけれど、これもひどすぎないか?
これじゃ小説という芸術は、雪の結晶や自然の山並みを人が美しいと思うのと変わらなくなるんだが。
それともテクスト論や人工知能論あたりを勉強すると、こういう結論が導けちゃうんだろうか。
俺はテクスト論が理解できなくてまったく手を出せなかった口だ。俺の話の99%はラノベのハウツー本からの
引き写しであり、残りは小説サイトを運営したときに得た経験だ。
もしテクスト論を理解している人がいたら、本スレで書き込んでくれると助かる。
長々しくてすまん
小説を読んでおもしろいと思ったり、つまらないと感じたことを感想として表現するのは
自由だと思う。のののの感想は面白いから、やめてほしくない。
でも、批評をするには基準が必要なんじゃないかな。
校正レベルの批評の場合、正しい日本語や分かりやすい日本語という基準があって、
それを元に批評している。
編集者が小説の内容を批評するときは、雑誌のカラーを基準として批評する。
子供向けの雑誌なら、エログロはダメ、主人公は子供でなどとね。
そして酷評スレでは基準がないので、内容を批評すると酷評者の好みの数だけ正解が
できてしまう。どれが正解だと議論したところで答えはでない。
リライトと同じと言ったらいいのかな。
>>50 それはネタでしょ。ギャグだよ。
まあ依頼者に失礼だけどね。
この項、なにがなんでも酷評スレに居着いてやる、という気では書いていません、
のののの批評は偏っている>ののの自身が書く小説も一般受けはしない
って言われているみたいで怖いから、だな。本当にそうだったらやばいし。
>>49 > 編集者が小説の内容を批評するときは、雑誌のカラーを基準として批評する。
> 子供向けの雑誌なら、エログロはダメ、主人公は子供でなどとね。
ジャンルの違いは、ある。非常にある。ていうか校正の段階から、ジャンルは意識する
べきだと思われる。ラノベなら文の長さを短くすべきだし、漢字を開いたほうがいい。
単語レベルから、使っていい言葉が違うかも。
問題は本スレってたしか、純文学の新人賞を目指している人たちが集まっているんだよね。
以前には「小説は長く書けないと上達しないよ」って主張している人もいたし。純文の新人賞を
狙っていたからそういう主張だったのだと思う。
俺は現代ってラノベが文学に進出する時代だって聞いたから、そんなに長編志向じゃないけど
ここに出張っているわけだけど(これが間違いの可能性もあるの、か……)
たとえば
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1214731885/966-968 って、掲載する場所によってはすごく受けそうな小ネタ物じゃん。
(本音を言うと、小ネタとしてももうちょっとかな? と思ったけど)俺の批評はこのジャンルには
該当しないと思って、コメントしないでおいた。
ジャンル自由なら、それこそジェイムズ・ジョイスみたいな造語ばりばり・分かりにくい言葉で
あたりまえみたいな作品でもいいわけだし。さらにジャンル自由ならば、例の
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1214731885/630-631 氏の書きこみがアリになってしまうと思う。
そこまで極端な例じゃなくても、スレ的には
>>966-968みたいなのはアリなのだろうか?
創作文芸のスレ的に、参加者が狙う文章のジャンルはある程度しぼれるんじゃないだろうか。
(で、問題は俺の批評がそのジャンルからも浮いているかどうか、だが)
>>52 >ラノベなら文の長さを短くすべきだし、漢字を開いたほうがいい。
>単語レベルから、使っていい言葉が違うかも。
> 問題は本スレってたしか、純文学の新人賞を目指している人たちが集まっているんだよね。
>以前には「小説は長く書けないと上達しないよ」って主張している人もいたし。純文の新人賞を
>狙っていたからそういう主張だったのだと思う。
>俺は現代ってラノベが文学に進出する時代だって聞いたから、そんなに長編志向じゃないけど
>ここに出張っているわけだけど(これが間違いの可能性もあるの、か……)
純文は長編でラノベは長編志向ではない?と読めるのだけど。それなら違う。
ラノベの公募の枚数って大体長編だろ? 純文の公募の規定枚数は逆に中編以下。
ラノベならば、画数の多い大袈裟な熟語、持って回った言い回し、オノマトペの乱用
なんでもあり。詳細な容姿、人物外見描写、キャラの個性、世界観の魅力、
そして何より大切なのは文章力よりもストーリー構成力。
面白い話が書けなければ、駄目ってやつだ。
あと純文は一人称だな。登場人物の年齢も子供なら先ずは無い。
それとここ基本はジャンルなんでもありだっつーの。
だから見当外れの批評が時に飛ぶ。
最近はラノベ志望者が投稿者、批評者側に共に多い感じはするな。
夏休み入ってるし。
>>54 単に分からない、分からないだけで返事をすますのも卑怯だな。課題は二点、
1.テクスト論を信じて、よし、テクスト論に基づいて小説を書くぞ! と思ったら明日から小説が書けなくなりそう。
2.富士山を見た読者が生成するテクスト>>俺のテクストを読んだ結果生まれるテクスト。 俺、やっぱりいなくていいじゃん! 自然万歳!
>>54 俺にはそんな上からものを言ってるように見えたことはないけど、
>>31とか
>>52とかでさ、周りにいる人間のことをみんなひとまとめにして
分かったふうな口を利くのはやめて欲しいな
いや、やめなくてもいいけど、聞いてて腹が立つね
「お前らどうせこう思うんだろ?」とか「以前こんなこと言ってたやつがいたから
お前らみんなそうなんだろ?」って言ってるぜ
リライト厨はリライトスレに隔離されましょうね
ほかの利用者の迷惑になりますからね。ニートじゃないならわかるでしょ?
>>56 俺は
>>56ってどんな主張の人か知らないから、どう声をかけていいものか……。
>>31 は実際に登場人物名や家の構造について指摘するのが好きな人がいたから、その人向けの発言だし。
さて、再挑戦をかねて『デリダ』 (ジェフ・コリンズ ちくま学芸文庫)を読みました。
漫画で分かるテクスト論ってかんじの、入門書です。
……やっぱり分かりませんっ。
富士山みたいな自然が届ける記号(フッサールにおける表示的記号)は、
正しい意味とか意図とかを持つ言語(表現的記号)より劣っているって俺は思っているんだが、
デリダはそういう二項対立・序列構造を揺さぶれって言っているように読めるんだよなぁ。
脱構築した建築とか脱構築した芸術ってあるみたいだけれど、じゃあ実際脱構築した小説を
書こうってなったらどうしていいんだかさっぱり分からないし。
(哲学書と文学書の混合みたいなのを書けばいいの?)
『ひぐらし』や王城舞太郎みたいなのを書くためには、脱構築しないといけないのかもしれないけどさぁ。
>>58 仰るとおりに、本意は特定の個人に限定した話だったっていうんなら文句はないんだけどさ……。
誤解をまねくような紛らわしい表現には気をつけたほうがいいよ。後々いらんいさかいを起こさないためにも。
俺みたいにつっかかってくやつならレスもらって誤解も解けるが、
腹に溜め込むタイプだとネガティブな印象植え付けるだけになる。
ネットはともかく現実でそういう事態におちいると厄介だ。
>>60 いや、あなたと私は本スレひいては2ちゃんに関わるすごい話題を話しているんだよ?
あなたの文章で、あなたは「リンゴと同様に、文章作品そのものも」なんてさらりと書いて
いるけれど、リンゴ自身は美味しく食べてもらおうとかそういう意図を全く持っていないんだ。
テクスト論の「テクストは作り手の意志から放れた物」という考え方をすすめると、
人間の表現と自然の事物には、意図の有無という面ではそんなに差がなくなってくるんだよね。
じゃあ、我々はどうテクストを書くべきか。あなたは不用意に
> 読者に上手に生成させるテクストかどうかまで問われることだろう。
> それができているテクストは良いテクストだと言え、できてないテクストは悪いテクストだ
と言ってしまっているけれど、テクストを良く生成させるのが良いテクストなら、たとえば
富士山は凡百の小説よりもよりよいテクストを生成させてくれる作品だよね?
じゃあ小説は要らなくて、みんなで富士山を眺めていた方がなんぼかましだね、ってこと。
(問題点 その2)
それから批評の価値についてだけど、あなたは
> 感想批評の善し悪しとは、評者の解釈を言語化して展開し、他者を納得させられるかどうかが注目点
なんて書いちゃっているけれど、感想批評そのものもテクストである以上「感想批評という文章」もまた
評者の解釈とは離れたところにあるし、コンテクストを外れたところで他者に納得されちゃうんだ。
単純な校正がつまらなくて、文体選択・ストーリー構成を指摘することのほうが理解が深いって
言い方も不用意だよ。事実、ジョイスやデリダは単語を間違えたり造語したりするところをこそ
重視しているのさ。
なにを重視して書けばよいって価値観を、そう簡単には持てなくなるんだぜ?
(問題点 その1)
ちなみにこれは個人的な経験だけど
> 筆者が不眠不休で魂を込めようが鼻糞ほじりながら書こうが〜結果とし
>て存在しているのは、産み落とされた文字の集合、文章作品のみなのだ。
こういう結論ってわりとすぐに思いつけるんだけれど、じゃあこれを実践した小説家志
望がどうなったかというと、鼻くそほじってばかりで小説を書かなくなって消えていったよ。
だから俺はテクスト論を分かろうとしない。絶対、拒否。
ただテクスト論が有効に働いている場として、2ちゃんそのものがある気がするんだよな。
(と、誰かが言っていた)
意図があるようにもないようにも読めるレス群、荒らし、テクストがじつは縦読みになっているという仕掛け。
犯行声明が意図の陳述になっていないなんて、まさに文章と意図が離れている例じゃん。
だからまぁ、これでいいのかもしれんけど。
63 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 18:15:49
のののぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
「もう。のののったら、お馬鹿さん。」
65 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 19:07:18
残飯が売っている店に行きたいのです
66 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 19:22:09
ここで、のののを論破してもしようがない。のののは自分の道を進め。
67 :
66:2008/08/10(日) 19:23:23
おれは60の中の人じゃないよ。
68 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/10(日) 20:13:44
おいしい残飯が売っている店に行く
69 :
60:2008/08/10(日) 22:05:07
ゴメン、
>>60の
>読み解けないのは才能がないからなのかしらん。
この文章は、主語が不明確だった。
これは
1.ののの◆の文章をオレが読み解けないのは、って意味で書いたつもりで
2.ののの◆がオレがテクスト論について書いた文章を読み解けていない、
という意味書いた文章じゃないんだ。もし2.の意味で取ってたらごめん。
>>61-62 やっぱり仮定(たとえば〜)そのものが、なんのことやらさっぱりわからない。
説明してくれている気持ちは伝わってくるんだけれど、オレの頭が悪いようですまんね。
もうちょい時間かけてののの◆の文章考えて、ののの◆がどういう主張を持ってるのか
推測させてくれ。
スルーされていると気づかない可哀想な子は誰かな
お前のくだらない推測はいらないよ
迷惑だから横からわいてこないほうがいいよ
71 :
60:2008/08/10(日) 22:18:38
それと、
>鼻糞ほじりながら書こうが〜
これはプロ小説家について書いたつもりの例えで、
ワナビが鼻くそほじって書いたってつもりじゃないんだ。
だから小説書かなくなって消えていったといわれても、そういう論旨のつもりで
書いたんじゃないんだけれど。という気分。
誤解招くような書き方をしていた証拠だよね。
自分の意図したとおりに読んでもらえる文章じゃなかったわけで、
論説的文章で、こういうテキトウさを持ってるのは良くないんだろうな。
73 :
60:2008/08/10(日) 23:30:33
>>72 別館までご足労いただいてまことにありがとうございます。
ご指導痛み入ります。
74 :
質問:2008/08/27(水) 23:52:53
地の文にどんな単語をもってこようが関係なくね?
かわいいおんなのこキャラが難熟語つかってたらおかしいのかい??
好きに書けば良いじゃん。
誰かに駄目って言われたの?
76 :
名無し物書き@推敲中?:2008/08/28(木) 03:29:43
酷評スレでいわれましたね
>>74 >地の文にどんな単語をもってこようが関係なくね?
何と関係ないの?
質問の意味が不明。
>かわいいおんなのこキャラが難熟語つかってたらおかしいのかい??
キャラ設定次第だろうな。
それに、かわいいかどうかは関係がないよな。
超解読すると、美少女キャラ(頭軽い今時女子高生等)が主人公の一人称小説で、
刹那、走った銀光は大地を穿ち
みたいな表現を使っちゃダメ=女子高生がそんな表現するわけねぇ
ってのが納得いかない。セリフ部分ならともかく、一人称だろうがなんだろうが、
地の文はどんな表現使ってもいいじゃん!
てところじゃないかな。
最初から三人称で書けで解決する問題だけど
誰か次の酷評スレ建てておくれ
やってみたけど規制されて建てられなかったからさ
立てた
本スレで小説家になれないって言われた
ショック
念のためトリップを出しておこう
長引いて何か面白いことでも起こればいいな
シャープだった
オッス、おら、なみたろう!
73#しちさんわけ
7と3の語呂合わせトリップじゃすぐ割れそうだからもっかい変えよ
誰か相手してくれるといいな
だまれ波平
まあ、他人の批評にあそこまで上から目線で噛み付くとか、
自分の感覚は絶対であり正しいとか思っちゃってる人間は先にすすめないからな。
物書きをとりまく問題の中には白黒つけがたいものもあればそうでないものもある。
そうでないものだと確信が持てるのであれば「自分の感覚は正しい」と思うのは当然だな。
あらゆることに対して「そうとも限らないぞ」「あっちもいいけどこっちもいい」なんて半端な中立を
つらぬいていたら、それこそ何者にもなれないだろう。
ともあれ、誰に対して言ってるのかもわからない
>>88にレスする俺も愚かしいか。
井戸に向かって吠えてても意中の人に想いは伝わらないよ。
横レスもなんだが、普通に
>>73なんじゃねぇの流れ的に
2,3年くらい前になんか似たようなスレってなかったっけ?
どこと似たスレだよ
例によって あちこちの(創作文芸だけじゃなくて)板に「あたし彼女」の一部が張られて
馬鹿にされているけれど、煽り手も自分が動かされているんだってこと分かっているのかね。
冒頭だけ読んだけれど、やっぱり違うね。うまい。
文体も文法もない、めちゃくちゃだというなら内容が受けたのかってことになるけれど、
そういう二分法じゃない。書き方も構成も計算しつくされているよ。
少なくとも「なんで自分がそう書くのか」が分かっている文章なんだよ。
トモのマンション 人から 言わせれば 少し高級系
まぁ アタシの彼氏だから 当たり前 みたいな
部屋は 居間入れて3つ
性格なんだか 部屋は キッチリ 生理整頓
アタシと 大違い
ただ 気に入らないトコロ
色が ブラックばっかり
ソファも クッションも ジュウタンも カーテンも ベッドも
葬式かよ みたいな
(改行入らないので、詰めた)
な? 必要な描写を、なんでその描写するのか分かってて書いてるだろ?
それに、強いて既存の言葉で説明するなら、構成がうまい。
なにより重要なのは作者が女性だということだ。
本と
男って
バカばっかり
チョベリバ
みたいな?
なりより重要なのはチョベリバが女性の発案だったということだ
本と
流行って
バカばっかり
真面目な話をすると、
うまいんじゃなくて今の時代のセンスっつーことだな。
それも若者限定? の マニアックな 流行もん?
すぐにすたれるだろうし笑いのタネになるよ
あの小説(?)の中で改行の働きを無視してはならないと思うよ。
少なくとも自分は内容に入る前に、あの改行でギブアップしてしまった口だし。
ネタに上がってるのも、ほとんどが改行を意識した書き方をしていただろう。
描写や構成は、確かに巧いのかもしれない(読めなかったから分からないが)。
が、あのケータイ小説をケータイ小説としている要素の一つかつ、あの小説において重要な表現方法である改行を無視してはいけないよ。
あれは歌詞のように書くことで、断片的な、インパクトのある文を狙ったんだと自分は思う。
狙いも糞も携帯だとアレが読みやすいだけの話だろwww
マンガを小説にしたのがライトノベルであるように、マンガから絵を取り払ったものが
ケータイ小説だと思っている。
送れる情報量が少ないので、知らない読み手は相手にせずに、知っている読み手のみに
向かって情報を発信している。
2chの実況系のログに近く、同好の士を対象にしている。
二次創作みたいなものなので、一つ一つの作品の寿命は短いけれど、ジャンルとしては
定着するかもね。
興味深いのは、瀬戸内寂聴さんのケータイ小説が中高生に受け入れられるかだなあ。
情報を共有していないのに、中高生まで届くかどうか。
ラノベはルパンみたいな小説が書きたいから始まったんだっけか?
ライトノベルの目指すアニメや漫画のような小説ってのは好きなんだがなあ
すみません、
ちょっと質問なんだけど、漢字の変換って統一しなくてもいいのかな?
同じ漢字でも、それぞれ文章の印象で変換するしないを変えてるんだけど。
こういうのって変換もれって評価されちゃうの?
>>100 評価する側はマニュアルに従って評価してるわけじゃないし、漢字とかなのニュアンスの違いを
利用するレトリックも別段めずらしいものではないから、絶対大丈夫とは言えないものの
ほぼ大丈夫だろうとは言える
たたこれはどんな技法にでも言えることだけど上手くやれなかったら減点を稼ぐだけだよ
102 :
100:2008/09/29(月) 15:19:22
hosyu
104 :
きもおた:2008/10/26(日) 18:24:05
106 :
きもおた:2008/10/26(日) 21:13:54
>>104 わー、すまん! 話が長くなりそうだったので俺がこっちへ呼んだ。
まだあらすじしかできあがってない段階だし、本スレだと読んでもらえないかもしれない。
>>107 把握。
本スレにも訂正入れておいてくれ。
埋めの季節だから埋めてくれても構わない。
面白そうだな。俺も参加するぜw
110 :
きもおた:2008/10/26(日) 22:05:19
御免なさい、行き違いになっちゃいました。ご迷惑お掛けしますた。
>>104 気になったんだが、なんで自殺をしなければいけないんだ?
事故、自殺って描写も似たような物になってしまうし、インパクトが無い。さらに言えば読者にはわかりづらい話になりそうだ。
事故と自殺、どちらかにしたほうがいいと思うぞ。
113 :
きもおた:2008/10/27(月) 00:07:38
とりあえず冒頭の部分だけ書いてみました。
瞑い・・・果てしなく瞑い・・・一筋の光すらも射し込まないその場所で目覚めた彼はひたすらに叫んでいた。
「天は汚れ、地は干からび、人々の心には暗雲が立ち込め不要な殺生が繰り替えされる
直に現世には行き場をなくした魂が立ち込めるだろう
浄世のときは来た!
今こそこの煉獄を抜け出し、汚れに満ちた現世を浄化する時である。
我の望みは現世の望み・・・浄世の願い今こそ叶えたもうぞ・・・」
そして彼は再び眠りに着く浄世の叶うその日まで・・
こんな感じでどうでしょうか?
>>113 敵の悪役の台詞かな?
文章については、「・・・」を「……」と書けって言われると思う。
「瞑い……」の行と「そして彼は再び」の行は冒頭一字下げ、な。
実はまだあらすじができあがっていない段階みたいだったので、具体的な文章や文体を
どうこうせずに、先にオチを考えようかと思っていた。
あと、序盤の展開やキャラクター造形についても考えようと思って。
具体的には、事故や自殺なんてありふれてるーっちゅう読者からの声にどう対処するか。
うん。
駄目。
基本的な事から。
・・・じゃなくて「…(さんてんりーだ)」。「さんてん」で変換できるから、2個重ねて使ってください。
句読点付いていないところもあるし。
それにそういう場面ってプロローグ(というか前口上?)的なものでしょ? そういうのは意外と書けたりするものなんだよ。
116 :
きもおた:2008/10/27(月) 00:45:59
>>111>>112>>114 貴重なご意見ありがとうございます。
>>111 とりあえず「使命者」と「咎人」二種類の能力を出したいと思ったん
ですよ。でも、複数の能力を出すと読んでるほうは混乱してしまう
かなと途中で自分でも思ったりして・・・
>>112 最初はそうかもしれないですが、こういう生活をしていく内に彼の
なかで命を賭してでも「守りたいもの」というのがでてくると思うん
ですよ・・・それがなければシバァと戦う覚悟なんてできないと思うし
それを彼と一緒に探して行きたいなぁと思います。
117 :
きもおた:2008/10/27(月) 06:28:15
>>115 説明文よく読んでなかったです。以後気をつけます。
118 :
きもおた:2008/10/27(月) 06:48:09
>>114 一応、前口上的なものを書いてからゆっくり考えようかと思ってました。
(正直キャラクター設定もまだ出来上がっていないので・・)
事故や自殺については、きっかけ的にはうまく嵌まるだろうと考えた
のですが、読者側からすれば「よくあるパターンだな・・・つまらね」
という感じになるんでしょうか?
119 :
きもおた:2008/10/27(月) 09:27:39
登場人物を考えてみました。
・主人公は18歳のフリーターでストーリー開始時はコンビニでアルバイト
をしている。彼はある日アルバイトの帰宅途中で交通事故に遭う。
なんとか彼は一命を取り留めたのだが、その日から幽霊が視えるように
なり日を益すごとに病んでいきとうとう自殺を図ってしまう。
天の視えからざる手により彼は九死に一生を得るが「咎人」となってしまう。
・天使
「咎人」になった彼に降りた天使。常に主人公を監視しており「咎人」
の役目を放棄しようものなら腐敗を促進させ警告する。だが、役目さえ
果たせば後は何をしようが関知しない。
容姿は長い銀髪で白装束を身に纏った美人である。天使は降りた人間
により容姿が変わる。(例えばある人には男性の姿で現れ、ある人には
獣の姿で現れる。)そのため天使は自ら自分たちは人の内面を映し出す
鏡だと語っている。
・丸岡所長
丸岡探偵事務所の所長。人探しから怪奇事件までを引き受けるベテラン探偵。
実は彼は「使命者」の一人で副業として浄霊も引き受けている。
後に主人公の「咎人」としての能力を買いアシスタントとして雇う。
容姿は筋肉質でかなりの二枚目だが、円形脱毛症に罹っておりカツラと
育毛剤が手放せない状態である。
・斉藤 恭一
カルト宗教団体「救世会」の代表にして創設者。何故か妖怪を手なずける
術を心得ており主人公たちに次々と強力な妖怪を差し向ける。
彼は過去に自分の妻と娘を異常者に散々レイプされた上に惨殺された。
犯人は麻薬の打ちすぎで中毒死し、家族を守れなかった後悔と犯人を
自分の手で殺せなかった無念で絶望に暮れているところをパールバティー
と出会いこの世の全てを終わらせることを決意し「救世会」を創設する。
120 :
きもおた:2008/10/27(月) 09:29:12
>>119の続きです。
・パールバティー
シバァ神の妻。彼の復活を目論み裏で様々な工作をする。
・シバァ
ヒンドゥー教の三大神の一人で、終末に現れ現世の全てをその怒りの
火炎で燃やし清め浄化する破壊神。
過去にも一度出現しているが、「使命者」と「咎人」との死闘の末に
封印された。
シバァとパールバティは実は、現世の人々の「破滅の願望」が現世の
彷徨う霊に影響を与え悪霊と化しそれがさらに集結して誕生したもので
ある。妖怪もこれと同じで悪霊が集結して生まれたものだが、シバァや
パールバティとは規模が違う。
とりあえずここまで考えました。
ここは文章校正だけかと思ってたが違うのか?
>>121 違うな。こっちは別館だ。
本スレも「批評」なのでいろいろ含まれてる。
とりあえず、短い概要の中にも
あやしい表現や誤字があるのはどうかと思う……
視えからざる手って何語だよ
ことばに疎いのは罪じゃないけれどさ
知らないのにテキトーになんかかっこいいから使っちゃおうとか考えてる馬鹿のことを
認めてくれる馬鹿にめぐり合える確率は低いよ
そういう「設定」は教えてくれなくていいから。俺達にそれを話してどうしろっていうの?
ちゃんと小説の中で書け。
わかるか?
箇条書で伝えようとするんじゃねぇ!
ここの人間は一応読者なんだよ?
文章の形にすることが出来ないらしいけど、そういう横着やってるからいつまでも書けないんだよ。
ちゃんと書け。みんなそこからスタートしてる。
127 :
きもおた:2008/10/27(月) 18:41:48
128 :
きもおた:2008/10/27(月) 19:37:59
書きました。
リンリン…リンリン…
目覚まし時計のアラーム音が耳をつんざく。
「もう朝か…」と五十嵐裕二は、憂鬱そうにつぶやいた。そしてのっそりと起き上がり顔を洗うために台所へ向かった。
朝の水は特別に冷たく寝起きの体には堪えたが、眠気は綺麗に消え去った。
次に寝巻を脱ぎ捨てベランダに乾してある服を手に取りそれに着替えた。
準備は万端である。アルバイトへ向かうために玄関を抜け自室を後にした。
批評お願いします。
だめだこいつw
>>128 >>114-115がせっかく教えてくれてるのに見てないのかよ。
書き出しもちゃんと考えようね。次は家からバイト先までの道のりを書くつもり?
サザンアイズと幽幽白書を足したような話だな。
普段、漫画とラノベくらいしか読んでないだろ?
スレチかもだけどどこで質問すればいいのかわからないのでここでさせてください。
枚数の規定が100~200枚の場合、150枚は書かないとだめ?
それなら150-200枚が規定になるだろ アホか
じゃあ100枚ちょっとでもいいのか。
ありがと。
135 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/27(月) 21:58:59
ゆうゆうはくしょなんて、中国の志怪小説のパクリですわ
その中国の志怪小説は、黄金伝説とか変身物語のパクリでさあ
なんつーか、思いついたシーンを出たとこ勝負で並べていったら
小説になると思ってないか? そんなに簡単なモンじゃないぞ。
137 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/27(月) 22:20:32
漱石の夢十夜は、そういった形式ですが何か?
マンホールの入り口は、遥か頭上で点になっていた。
どうしたらいいのかと、心の中で次の行動を考えるも、自分が今置かれている状況がうまく判断できなかった。
上を見るのをやめて、右手に持った蛍光棒ですばやく自分の体を照らした。赤の点滅の短い間ではあったが、地面に腰を下した自分のベルトの位置までここの水位があることがわかった。
落ち着こう。僕はマンホールに落ちたんだ。
呼吸を整えようと口を閉じておもいっきり鼻で息をすると、強烈なカビのにおいがした。数回繰り返したところで口を開け、大きく息を吸ってゆっくりと吐いてみる。
酷評よろしくです
遥か頭上で点になっているほどの高さから落ちたクセに
ダメージの描写はまるでナシかよ。
140 :
きもおた:2008/10/27(月) 22:43:48
もう少し腕を磨いてから出直してきます。
批評有難う御座いました。
>>140 誰かに色々言われるのが嫌だから腕を磨いてからって思ってたら一生そのままだぜ。
言われたことは次直せばいい。
なにくそ! と思って書いてみろ。
でもここで逐一磨かなくても良いと思うんだ。
ある程度までは自力で上げて、壁にぶつかってから
また来れば良いと思うし、それが正しいスレの使い方じゃないの。
本スレはまだ荒れているな……。
> 事故や自殺については、きっかけ的にはうまく嵌まるだろうと考えた
> のですが、読者側からすれば「よくあるパターンだな・・・つまらね」
> という感じになるんでしょうか?
ありふれているなぁと思われる自殺と、興味を惹かれるなぁと思われる自殺の2種類が
あるだけ。「きっかけとして使える」と作者が思っただけの自殺は、それだけのものとしか
読者にも思ってもらえないっちゅう。だから製作段階では、無理やりでも各エピソードの意味
を求めるわけさ。
たとえばあなたが挙げてくれた設定なら、設定を先に考える書き方もあるから、まず
「なんとか一命をとりとめた」とか「人探しから怪奇事件まで」とか「故か妖怪を手なずける」
みたいな曖昧でてきとーなのをつぶしていくのはどうかな。
とはいえ、出直すとのことなのでまたいずれ。
144 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/28(火) 10:10:14
145 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/28(火) 11:18:53
脳内だけで書くと整合性がね
>どうしたらいいのかと、心の中で次の行動を考えるも、自分が今置かれている状況がうまく判断できなかった。
この一行、
なんだ?一体何があったんだ?
で、充分だとオモ
「上を見るのをやめて」とか「右手に持った」の説明は不要だと思う。
おそらくもう本人ここ見てないぞ。
149 :
名無し物書き@推敲中?:2008/10/29(水) 03:59:21
酷評ありがとうございます。
>>147やっぱりいらん?くどい?
>>146一人称の視点がいまだにつかめない・・・・。
本スレが依然荒れ模様ですので、こちらにて失礼いたします。
もしよろしければご批評をお願いします。
「これだけでは何とも言えん!」という事であれば、続きを書き込ませて頂きます。
午後三時五〇分。
テストで常に平均点近くをとるようなごく普通の中学生を子に持つ母親に対し、担任教師が「とりあえず受けとけ」的な意味合いを丁寧にオブラートに包みつつ、
決まってお薦めする学校ナンバーワンとの呼び声高いここ県立○○高校に、一日の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
校舎一階にある一年三組の教室では、多くの生徒が教科書以外の荷物を鞄にしまい込みながら、いそいそと帰り支度を始めている。
そんな中、一人だけうっかり巻き戻しボタンを押してしまったのかと錯覚するような所作の女子生徒がいた。
今をときめく雑誌モデルがCMしていたひと昔前のモデルのデジカメに、キャラクター物のメモ帳やボイスレコーダー。
鞄に入っていた荷物を、むしろ机いっぱいに広げ出している。
彼女はやがてそれらを身に付けると、最後に「新聞部」と墨痕鮮やかに書かれた真新しい腕章をはめ、決意に満ち溢れた表情で呟いた。
「今日こそは必ずシッポをつかんでみせるんだからっ!」
彼女――○○ △△にとって、終業のチャイムは始まりの合図に他ならなかった。
これ、冒頭?
最初の一文が、あんまりなんですが。
目にした人が、うんざりする冗長な文章を冒頭というのはどう?
まわりくどいし、なんかもう、もっと簡潔に出来るはず、と思う
むしろ、女の子のセリフを時間のすぐ後に持って来て、
興味を持たせて欲しいです…
それにしても説明調すぎて、台本かとオモタ
冒頭の描写って、要は「並レベルの凡庸な高校」ってことだよね?
つまらない内容と過剰な装飾が全然マッチしていない。
しかもすでに指摘されてるが、冗漫すぎて最初文意が頭に入ってこなかった。
冒頭のみならず、投稿文全体がそんな印象。しかもくどい。説明しすぎ。
こういうのがラノベ文なの?
なんていうか、初めて
「“装飾過剰な文体”って、こういう文を指すんだ」とわかった。
えっ、ライトノベルって、内容も文章も全部ライトだと思ってた
これもラノベなのか?
あ、ごめん。
赤川次郎みたいな文を言うのかと思ってたから
>>150 女の子の台詞辺りを冒頭にして主人公を走らせる感じにしてみては?
主人公が心理的に焦ってる状態で女の子を追いかける…くらいの方がいい気がするよ。
150です。
>>151さん
>>152さん
>>156さん
別館とはいえさすが酷評スレ。忌憚ないご意見、誠にありがとうございます。
実はこの文章、ライトノベルとして読まれることを想定して書いたものになります。
私自身ラノベというものをほとんど読んだことが無く、筆を執る直前に西尾維新さんや谷川流さんの作品を読んで文体のイメージを膨らませながら書きました。
ですが、結果的に無駄に冗長なだけの面白みの無い文になってしまっていたようですね。
深く反省し、有り難く今後の糧にさせて頂きます。
もし差し支えなければ、もう一文ご批評を頂戴できませんでしょうか。
こちらはとある歌に着想を得て書いたものになります。
何卒よろしくお願いいたします。
↓
辺りは見渡す限りの大地。
それを両断するかの如く、「ルート55」と標識の掲げられた道がまっすぐ地平の彼方まで伸びている。
そのアスファルトの上を、桃色に染まる東雲を追いかけるように一台の車が疾走していた。
国産の安い中古車だろう。お世辞にもスポーティーなシルエットとは言い難いそれは砂埃にまみれ、本来の輝きをまるで失っていた。
主が全てのウインドウを開け放つと、無数の紙片が舞い上がった。真新しいインクの臭いが鼻をつく。
ステアリングを握りしめた男には、それがまるで風になびくブロンドのように見えた。
すると彼はちょっとくすぐったい気持ちになり、隣に窮屈そうに佇むジュラルミン製の「彼女」をそっと引き寄せた。
「今頃あいつは憎しみを糧に、血眼で自分を探しているに違いない」
そう思うと男は込み上げる感情を抑える事が出来ず、たまらず吹き出した。
だが同時に、得体の知れないドス黒い感覚にも襲われそうになった。
現在、そしてこの先待ち受けているであろうありとあらゆる不安と恐怖。
男はそれを振り払うように、アクセルを目一杯踏み込んだ。小汚い尾を引きながら車は速度を増していく。
途中、何かを轢いた感触があったが、彼は決して振り返ろうとはしなかった。
この道を行けばどこに辿り着くのだろう。いっそ行けるところまで行ってしまおうか。
男は紫煙を燻らせながらぼんやりとそう心に決めた。
これはごく個人的な感覚かも知れないが、「ステアリング」と書かれていれば
連想するのはステアリング・ホイール、すなわちハンドルではなく
ギアやらなんやらを含めたシステム全体を連想してしまう。
舞台がどこかがわかりにくい。
見渡す限りの大地とあるので、どこかの大陸かな、とは思うが
これまたおいらの感覚では、「国産」と書かれると、つい「日本国産」を
連想してしまうわけですよ。
>隣に窮屈そうに佇む
立ってるの?座ってるのではなく?
いうまでもないことだが、「佇む」は立ってる状態だよ。
>行けるところまで行ってしまおうか。
心に決めたのなら、「行ってしまおう」が順当かと。
ついでに窓はいつ閉めたので?
ハイスピードで窓全開なら、紫煙は当然「燻らない」。
>>157 「いそいそと」「墨痕鮮やかに」「決意に満ち溢れた」「シッポをつかんでみせる」もそうだけど
「見渡す限りの」「桃色に染まる東雲」「スポーティーなシルエット」……
安芝居の書き割りみたいな言葉が好きすぎるんだよね。西尾維新とはぜんぜん違う。
また、上でも指摘されているけれど丁寧に事実を追うことにも欠けているかな。
煙草を吸っていたら札束が舞ったとき困るでしょう、ジュラルミン製のロボット?を引き寄せる
ときも手間がかかるはず。この主人公、嘘っこの煙草を吸っているんだよね。
札束がそこまで舞ってるとは限らないだろう
あんまり舞ってたら煙草の火より眼球の角膜のほうが危うい
>ステアリングを握りしめた男には、それがまるで風になびくブロンドのように見えた。
…運転しながら、どうすれば、紙片がこういう風に見えるんでしょうか
あと、やっぱりなんか説明調で、目がスムーズに語句を追えない嫌いが。
他の人が書いてるけど、多分、それは不自然な描写だから。
描写が自然なら、どんなまわりくどい表現でも、読めるもんだと思う
比喩がイマイチなんだよなぁ……。
一文に一つある感じだし。
比喩っていうのはある種の強調表現だよね。
使い過ぎるとどれも際立たなくなっちゃうんじゃないかな?
晒してくれている人、あんまり小説読まないんじゃないかなー
よく読む人ならわかるけど、162の言う通り、
小説にはそれほど比喩表現て頻繁には出て来ないもんだよね
>>160 あ、すまん。描写をリアルにしようと忠告するとかえって野暮な指摘になる件は以前にも
悩んだことがあるので、もっとまじめに考えてみる。
たぶん……、煙草の火が札束に引火すると考えるのも罠、通俗的な予想なんだろう。
くわえているかもしくはハンドルといっしょに指で押さえているだろう煙草が、
全く気にならないのも嘘だし、すぐ札束に引火するのも落語っぽい嘘。リアルはそのどちらでもない。
あれかなー、他人が具体的に指摘した場合、それはそれで原作者の心のなかにある主人公像や
描きたい情景と食い違ってしまうから、有効な変更になりえないのかも。
少なくともこの主人公って煙草の灰が膝に落ちてもあわてふためかないんだよね?
煙草を吸っているときに札束が舞ったらこの主人公ならどうなるか、なにかいい案はないでしょうか>作者さん
150及び157です。
再度貴重なご意見を頂き、ありがとうございます。
少し時間はかかりますが、順を追ってレスさせて頂きたいと思います。
(ご迷惑なようでしたらご指摘下さい)
なお、レスの内容につきましては反論や言い訳というわけではなく、議論させて頂ければという気持ちで書いております。
決して聞く耳持っていないわけではありませんので、悪しからずご了承下さい。
>>158さん
レスありがとうございます。
まず「ステアリング」に関してですが…どうなんでしょうかねー?
できれば他の方のご意見も伺ってみたいところです。
舞台は何となくアメリカ的な所を想像しながら書いてはおりますが、特に限定しておらず、読者それぞれに思い描いて頂ければと思いながら書きました。
ストーリー上重要なポイントでもないので、これぐらい薄〜い描写でも良いのかなーと。
よって「国産」も、漠然と読者が想像した土地の国でつくられた、という感じです。
語法に関しては私自身も「国産」と聞くと「日本国産」を容易にイメージしてしまうのですが、純粋な語意としてはそこまで限定的ではないわけで、このような使い方もアリかなーと思って書きました。
「佇む」につきましては、大辞泉からの引用となりますが、
(1)しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に―・む」
(2)そのあたりをうろつく。
となっております。
仰る通り語意のメインとしては「立っている」状態を指し示すものではありますが、「じっとその場所にいる」ともあります通り、個人的には「そこにいる、ある」といった程度の解釈でも良いのではないかと考えております。
最後に「燻らす」ですが…スイマセン、私タバコを吸わないものでして(^^;
やはりバレバレですね…。
ちなみに車はオープンカーではなくフロントガラスのある普通の車なのですが、やはり走行していると燻りませんかねー?
あのさ。
>無数の紙片が舞い上が
るような状況でしょ?
紙片より何百倍も軽い煙が優雅に燻るわけがないと
なぜわからないかな?
煙草を吸う吸わないの問題じゃないよ。
想像力と観察力。これが決定的にあなたには欠けている。
>>159 のののさん
レスありがとうございます。
安芝居の書き割り!これは手厳しい(^^;
でも有り難いお言葉です。
私見ですが、小説を書くうえで最も大切なのは「平易さ」であると考えています。
しかし、だからといって同じような文章表現が続くのも面白みがないので、言葉のボキャブラリーというのもやはり必要になってくると思うんです。
そのバランスやセンスというのがどうもつかめないんですよねー。
やはり勉強あるのみでしょうか…。
「西尾維新とはぜんぜん違う」というお言葉は、当然悪い意味で違うと仰られていることは承知しておりますが、そのうえで個性や差別化のとっかかりとして、良い意味でも頂戴させて頂きます。
また、「彼女」=ジュラルミンケースに入った札束というのが本来の意図となります。
冒頭は敢えてあやふやに描写し、徐々に明らかにしていく、という感じでいきたかったのですが…。
やはり文章で人に情報を伝えるということは、簡単でもあり難しくもありますねー。
>>164のレスにつきましては…もう少しお待ち頂いてもよろしいですか?
話の流れ上、先に書いた方が良さそうであれば書かせて頂きます。
>>160さんは…
>>159へのレスという解釈でよろしいでしょうか?
ですが、拙文に関する内容ということでひとまず御礼申し上げます。
走行中の車で札束が舞う…というシチュエーションは、自分としては昔何かの映像で見た時のものをイメージしております。
これは
>>166さんへのレスにも関わってくる部分なのですが、何というか…語彙が乏しくて申し訳ないのですが、ウインドウを開けた瞬間は空気がぶわっ!と入ってくるわけで、紙幣が舞い上がるわけですよ。
ですがその状態がいつまでも続くわけではなく、その後の車内って意外に落ち着いてると思うんです。
実体験からしても、ウインドウ全開の走行中に髪が常にバサバサと動いているわけではないので。
その状況にタバコが加わるとどうなるのか、また「燻らせる」という言葉のイメージの範囲につきましても、皆様のご意見を頂戴できれば幸いです。
>>161さん
レスありがとうございます。
ご指摘頂いたくだりにつきましては、「男が勝手にそう思った」という意味ではどういった比喩であれ構わないのではとも思いますが、元の歌に関連付けようとしすぎた結果の強引な文章だとも感じておりましたので、ごもっともだと思います。
反省材料として有り難く頂戴いたします。
4つ窓があるとして全てが全開なら
空気が常に入ってきて出ていくから
紙幣も多分外へ飛んでいくかもね。
もちろん全部ではないだろうけど。
>>162さん
>>163さん
レスありがとうございます。
全くもってお二方の仰る通りだと思います。
私は今『容疑者Xの献身』を読んでいる最中なのですが、やはりもっとあっさりというか…クドクドしてないですもんね(^^;
昔、友人に自作の歌詞を見てもらった時にも、「文章が濃い。というか鬱陶しい」というような意味合いの感想をもらったりもしましたし…。
是非今後に活かしていきたいと思います。
>>164 のののさん
あらためましてありがとうございます。
私が考えております主人公の男ですが、普段は真面目でおとなしい銀行員です。
ですが彼は、上司に管理を任された大金を強奪して逃走するという、本人ですら想像だにしなかったアクションを起こしてしまいます。
外的な誘因などは一切無く、とてつもなくアホな規模で魔が差した、といった感じです。
ですので、相当クレイジーな精神状態であると思います。
煙草の灰が膝に落ちてもあわてふためきませんし、煙草を吸っているときに札束が舞っても、例えば引火云々といったところまで思いを巡らすことも無いかと思います。
…こんな感じですが、いかがでしょうか?
もし問いかけに対するまともな返答になっておりませんようでしたらスイマセンm(_ _)m
横からすまん。
半年以上来てなかったんだがここがメインの晒し場になっちゃったの?
なんか本スレは機能停止してるみたいだね
>>166さん
レスありがとうございます。
少し横着になってしまい申し訳ありませんが、まずは
>>168をお読み頂ければ幸いです。
「燻らす」という言葉の意味につきましてですが、またもや大辞泉からの引用ですが、
[動サ五(四)]煙を緩やかに立ちのぼらせる。くゆらせる。「タバコを―・す」[動サ下二]「くゆらせる」の文語形。
とあります。
これはやはり優雅なイメージの際にのみ用いられるべき言葉ということなのでしょうか?
また、「緩やかに」という語の幅についても個人差があるように思うのですが、走行中の車内における紫煙の様子がそれにあたるのかどうかは私には分かりかねますので、もしよろしければご教示頂ければ幸いです。
>>170さん
レスありがとうございます。
そうですね。
私のイメージの中でも、ウインドウ開放直後にぶわっと紙幣が舞いあがった後、外にビロビロ〜っと(稚拙な表現ばかりでスイマセン)飛び出していってる感じです。
ですが、晒した文章にはそれにあたる描写が抜け落ちておりますね。
反省しきりです。
>>173さん
150及び157を書き込んだ者です。
メインの晒し場で確定というわけではないとは思いますが、先に何人かの方が晒していらっしゃいましたので、私も便乗させて頂きました(^^;
本スレは何だかよく分からない状態ですね…。
連投ばかりでスイマセン!
>>171の追記なのですが…。
>>163さんの仰る通り、私はあまり小説を読まない人間です(^^;
よく読むのは雑誌や雑学本ですね。
>>176 ご丁寧にどうもです。
150を読まずに横レスしてました(^^;
久々に素人作品読もうかと思って来てみたら昔みたいに荒れてもんで(^^;
>>173 本スレ、
今はキチガイが常駐するようになっちゃってるから、
とりあえず皆こっち来たんじゃない?
>>177 もう少し文章を圧縮する技術を身につけたほうがいいと思うよ。
いちいち皆にレス返してるけど、消費しすぎ。
>>178さん
いえいえ!とんでもないです(^-^)
>>179さん
申し訳ありません。
このレス後はなるべく自重いたします。
165から181まで13レス……。
もういっそ自分専用のスレ立てちゃえば?ww
俺の文章嫁。みたいなw
っていうか自分の文章大好きだよね?
ここで晒して意見貰っても、結局のらりくらりと
言い訳披露してるだけに見える
同じような指摘が複数あるのにね。
昔にも友人に同じことを言われているみたいなのに。
まじで懲りないヤツ
>>157 もう見てないかもしれないけど…。
具体的な地名とかが出ないと逆にイメージしにくいよ。
漫画や映画と違って視覚的な情報がとぼしいんだし、
短く地名など入れるだけでも大分違うかと。
本スレが変な状況だからこっちの方がいいのかな?
取り敢えずこっちのスレに書きます。もう自分自身何処を推敲すればいいのか分からなくなって。
――――
「で、あんたは俺に用があるのか?」
「そこは私の特等席よ。おとなしく明け渡しなさい」
「……分からない話だな。これは公共の物だろ?」
「そうよ。その公共の物を独り占めするのはよくないわね」
変な女だ。
時人の第一印象はそれだった。
顔は整っている。おそらく、道端ですれ違えばほとんどの男が振り返るレベルだろう。
あまり知識がないから判断はできないが、『アイドル』というよりは、『モデル』と評価した方が近いか。
腰に届く長い黒髪は、例え同性だって見惚れるほど艶やかで、その髪を赤いリボンで一つに括っていて、空の青とのコントラストが目に痛い。
そこから香る柑橘系の匂いは、この女の輪郭を、目で見なくともはっきりとさせる。
体の肉付きは少々残念だが、このレベルの女は時人の経験した中でもいない。
制服のリボンを見れば、一学年上なのが分かる。しかしその態度は、時人よりも一段大人に近い年齢とは到底思えない。子供のような因縁のつけ方だ。
>>187 >腰に届く長い黒髪は、例え同性だって見惚れるほど艶やかで、その髪を赤いリボンで一つに括っていて、空の青とのコントラストが目に痛い。
髪について肯定的に述べている文で、さらにリボンについても言及してるけど、何故か否定的な「痛い」という言葉を使ってますよね?
この意図は何ですか? もしかして肯定的な「痛い」って意味があるんですか?
普通一つの文の中で否定も肯定も使うことは無いと思いますよ?
例外は接続語の逆接を使う場合だけです。「だが」とか、「しかし」とか。
さらに言えば、【髪】と【リボン】という二つの主語があるせいで解りにくくなっています。
この文章は二つの文に分けるべきだと思います。
【髪】についての文。【リボン】についての文。というように。
>そこから香る柑橘系の匂いは、この女の輪郭を、目で見なくともはっきりとさせる。
書いてあることは理解できますが、よくわかりません。何が言いたいんですか?
>体の肉付きは少々残念だが、このレベルの女は時人の経験した中でもいない。
なんか主人公調子乗ってない? って感じたら成功ですか?
やたら繋がった長ったらしい文章は英語に訳してみろ(中学英語でいい)
絶対おかしいところわかるから。
英語は言葉のルールが日本語より厳しいけど、それは聞き手にとって解りやすくするためなんだぜ。
日本語は聞き手責任、英語は話し手責任って言ってな。
日本語は聞き手がある程度情報を補って意味を理解しようとするんだが、逆に言えば聞き手によって情報が左右されてしまうんだ。
誤解が生じやすいのはこのせいなんだぜ。
その点、英語は話し手がきっかりきっちり伝える。自分の言葉を全て支配しているわけだ。でも日本的な情緒や風情のある言葉を作りにくい。
古池や 蛙飛び込む 水の音
とかな。あいつらにとってみたらイミフなんだ。だから何? とか言われちまったよ。
ほんとはもっと色々書きたいけどスレチだからこれぐらいにしておくわ。
英語もちょこっとやっておくと、わかりやすい日本語を書くのに役に立つんだぜ。特に三人称とかな。
なんで三人称なのかっていうのは次の機会があったら話すわ。
スレチで申し訳ないが
>>189の意見が面白かった。
なるほど、そんな見方があるのか。
>>187 最初の4行の会話がくそつまんねえ。
まるで「わたくし作者の技量はこの程度なんで、期待して読まないでくださいね」って
暗に忠告してくれてるようにすら思える。つまらなすぎて。
気の利いた出だしにしたつもりだってんなら、どのへんに気を使ったのか一度自問してみるんだな。
気を利かせたつもりではない、この出だしは私の30%程度の力ですよと言うならば論外だね。
これが小説のイントロだと、ややきつめかと。そう仮定して……
・一行目イラネ
・「明け渡しなさい」はひらいた方がいいかな。
・「その公共の物」イラネ
・そこから先のギャル描写は悪い意味で詩的。つうか下手。もっと肩の力抜こうぜ。
・学年、ってこいつらせいぜい高校生か。
「このレベルの女は時人の経験した中でも」って情報は、仮に時人がモテモテ設定でも
徐々に行動で読者に納得させてからにしよう。
・三人称なのに地の文が時人寄り杉。
つまり188と191と同意ってことです。
三人称なのに主人公に寄りすぎだってのは意味不明だな。
主人公にべったりな三人称なんていくらでもあるし、そのことのみによって
作品がつまらないものになるということは無い。そんな理由が無い。
194 :
187:2008/11/01(土) 12:51:01
一応この部分はイントロではなくて、それより前に主人公やヒロインの説明をしているのですが、
その人物の説明をここにレスしたところで「だから何?」レベルのものなのででやめました
確かに描写が変ですね。髪とリボンは直接的な関係はありませんし、せめて
『空の青と、髪の黒、リボンの赤のコントラストが目に痛い。』ぐらにした方がまだましでした。もしくは全体的に削るか。
189さんの意見は大変参考になります。どうも僕は文章を一つに繋げてしまうようなので、
そこが余計に文章全体に煩わしさが出ているのかもしれません
やっぱ率直に酷評してくれるといいですね。勉強になります
批評、ありがとうございました
195 :
名無し物書き@推敲中?:2008/11/01(土) 13:59:22
あらすじ
主人公は地球を守る馬鹿みたいにベタな組織に強制入隊させられ、
襲い来る敵性宇宙人『鳥』と正面から対峙する。
その戦闘シーン。主人公はまだ生き物を殺すことに慣れていない
短いですが……
なかなかスピード感が出なくて……酷評、お願いします
先手必勝、そんな言葉が頭をよぎり、脳が伝達を送るより先に腕は勝手に動いていた。
シュウン―――、風を切り裂く音が響き、空しく宙で止まった刀はついさっきまで確かにそこにいた鳥を斬ろうとしたものだった。だが、鳥にダメージを与えることはなく。
忽然と姿を消した鳥は宙を舞い、優雅な動作で着地する。と思ったらまた飛び上り、接近して拳を突きだす。あたしはそれをよけきらずに右腕で受けた。
バキ。確実になにかが折れた音がして、体は後ろに吹っ飛んだ。
殴られた衝撃で宙に浮かんでいるときには目を瞑り、そのときに自分を守る行為としてとったのが身をひねり、怪我を負うのは右腕だけにしようとしたことだけだったあたし自身に驚いた。
死ぬ覚悟をしていたあたしに、憤りを覚えた。
ドゴォォォン――――
嫌だ、まだ死ねない。あたしはまだ死なない。あたしはまだ、死にたくなんか、ない!
岩にぶつかり、再び骨が折れる、いや、砕けると言ったほうが正しいような音が全身を這って直接鼓膜を震わせたが、それはあたしの意識に届くことはなかった。
死というものに直面して対峙して。ぶらりとだらしなく垂れ下がった腕をみて、こみあげてきた恐怖でいっぱいの重い体をもちあげる。あたしは前に一歩出た。
それにすぐ反応して、信じてはいけないような速度で跳ぶように間をつめようとする鳥。
ドゴォォォン――――
>>195 全体的に読みやすいのはいいけど、
シュウン―――とかバキとかドゴォォォン――――という効果音は使わない方がいいよ。
やっぱり文字だけで見ると大分「軽く」感じる。
非常に安っぽい感じになるから、ちゃんと描写をすべき。
小説の新人賞とかだと効果音とか多用する作品はかなり減点するらしいし。
それから身体描写が不足してる。
心臓の鼓動とか視界とか匂いとか汗とか全身を支える力とか痛みとか、
恐怖や焦りを表現するための描写は不可欠です。
五感に関する描写をしっかりしないと現実感に乏しくなるよ。
この文章だとは漫画のワンシーンを大まかに文章化した感じ。
物語の中で生きている人物の息遣いを感じるようでないと、
緊迫感やスピード感は生まれません。
かなり失礼な感じでごめんなさい。
他にも表現など気になる部分はありますが、長くなるのでこの辺で。
>>187 この文章より前に記述があるとのことなので突き詰めないが、会話で
「これは公共の物」が話題になっているようなので、それがなにか描写が欲しかった。
さて。女性についての描写。
> 道端ですれ違えばほとんどの男が振り返るレベル
> 腰に届く長い黒髪は、例え同性だって見惚れるほど艶やか
表現が逃げている。男が振り返るレベルが現在の高校生でどのくらいかは調査可能だ。
女性が「この長さは感心する」と思う髪の長さも、おそらく具体例があるはずだ。
赤いリボンは今風か調べてくれないか。
いや、「長髪 赤いリボン」でぐぐったらエロゲがたくさん出てきたというだけなんだが。
> あまり知識がないから判断はできないが、『アイドル』というよりは、『モデル』と評価した方が近いか
そのモデルの載っている雑誌を具体的に頭に思い浮かべられるか?
たとえば西尾維新は処女作でヒロインについて「エッグポーズ」だと言っている。分かるか、エッグポーズ。
仮に貴作がライトノベルならば女性の初登場描写は命(あなたがこの先生きのこれるか)なので、
さらにさらに全力を尽くしてほしい。俺もぜんぜん足りんが。
一場面で性格まで分かるのが理想だ。
初登場の一場面だけで「あー、これはヤンデレ系だな、なら次の展開はこうだ」と読者が予想して、
その予想に乗るか外すかで勝負する。現代はそういうレベルである。
いきなりなんだ
誤爆か?
のののという男がわからなくなったw
>>195 一つの文はもう少し短めにしたほうがよろしいかと。
何だか間延びして単調な印象を受けます。
戦闘シーンですから回りくどい説明のような文はやめましょう。
主人公に余裕があるように感じてしまいます。
心理描写も少ないです。
腕が折れたようなのにそれに対する主人公の動揺なども感じにくい。
文章もところどころに違和感が。
>怪我を負うのは右腕だけにしようとしたことだけだったあたし自身に驚いた。
これはミスですかね。
>>195 おそらく勢いに任せた書いた文章がそのまま残っちゃってるから推敲したほうがいい。
>>195 >殴られた衝撃で宙に浮かんでいるときには目を瞑り、そのときに自分を守る行為としてとったのが身をひねり、怪我を負うのは右腕だけにしようとしたことだけだったあたし自身に驚いた。
この文が微妙におかしい。上のほうで誰かが言ってたが二つの文章に分けて考えろ。繋げるのはそれからでもいい。
>死ぬ覚悟をしていたあたしに、憤りを覚えた。
あたしに、憤りを覚えた。→あたしは(自分自身に)、憤りを覚えた。
>嫌だ、まだ死ねない。あたしはまだ死なない。あたしはまだ、死にたくなんか、ない!
嫌だ、まだ死ねない。あたしはまだ死ねない。
あたしはまだ、死にたくなんか――
ない!
この文章はもっといい場面で使ったほうがいい。たとえば後ろの、恐怖をこらえながら体を動かす所。その前後に挿入したりすると効果的。
リライトすまん。
>岩にぶつかり、再び骨が折れる、いや、砕けると言ったほうが正しいような音が全身を這って直接鼓膜を震わせたが、それはあたしの意識に届くことはなかった。
一人称の文なら描写の範疇を超えている。本人が経験した事しか書けない一人称では書くべきじゃない。
>死というものに直面〜重い体をもちあげる。あたしは前に一歩出た。
「死というものに直面して対峙して」「ぶらりとだらしなく垂れ下がった腕をみて」
この二つの事実に対して、恐怖が沸き起こったのなら、
死というものに直面して対峙して。ぶらりとだらしなく垂れ下がった腕をみて。《 、→。 》
というように、句読点を揃えたほうがいい。
また、「あたしは前に一歩出た」の前に改行をするべき。
>それにすぐ反応して、信じてはいけないような速度で跳ぶように間をつめようとする鳥。
「信じてはいけないような」速度とはどんな速度なのか? 解り辛い。
「跳ぶように」。つまり跳んではいないのか? じゃあいったいどんな状態なのか? 具体的に書くべき。
さらに、前の言葉で「ように」「ように」と重なっているので解り辛い。直喩は効果的に。
スピード感を出すなら「静」と「動」を書き分けたほうがいい。
本スレ、もう終わったな・・・。
キチガイが常駐してやがる・・・。
キチガイ常駐はよくあることなんだぜ☆
おまえがいうと信憑性があるぜ
208 :
以下の賞は難関なので避けるべき:2008/11/04(火) 12:00:37
群像新人文学賞→10/31 250以内(短編可40〜50?) 純文学
新潮エンターテイメント新人賞→2/28 70〜400 エンタメ
すばる文学賞→3/31 50〜300 純文学
文學界新人賞→6/30 100程度 純文学
オール讀物新人賞→11/15 30〜80 エンタメ(?)
太宰治賞→12/10 50〜300
文學界新人賞→12/31 100程度 純文学
全部昨日の夢だけど酷評お願いします
電源を消し忘れたテレビが青白く部屋の隅々まで照らしていて不気味な空気がよどんでいた。
深夜なので辺りは静まり返っていた。僕は横たわったまま布団をからめとる。ややあってまどろみはじめたころ、全身が縛られたように膠着しているのに気付いた。
またか……とさほど慌てもせずなんとか体に力をいれようとするが、四肢は言うことを聞かない。金縛りである。
ふと、近くで声を潜めた会話が耳に触れた。顔だけそちらへと見やると青白い顔の女が二人、ぼそぼそと陰口を叩いているような塩梅でこちらを横目に見ている。その内の一人がだしぬけにひとさし指をこちらへ向ける。
ひとさし指が指しているのはどうやら僕の背後であるようだ。僕は左に横たわって休むことが習慣となっていたので背後の様子がどうなっているのやら想像もつかなかった。
首だけ回し、躊躇もなく背後をうかがうと、僕の祖父ちゃんが横たわっていた。驚き首を元に戻すと二人の女はすでにいなくなっていた。祖父ちゃんの視線はなでるように僕の背中を這わせていた。何故だかそれがわかった。
目が覚めて祖父ちゃんの訃報を聞かされた時は驚いて声もでなかった。
>電源を消し忘れたテレビが青白く部屋の隅々まで照らしていて不気味な空気がよどんでいた。
ここは句読点を入れた方がいい気がします。
>祖父ちゃんの視線はなでるように僕の背中を這わせていた。
若干言い回しに違和感があります。
全体的に同じようなテンポの文が続く感じで少々平坦な印象を受けました。
話がまとまってるのはわかりやすいです。
ただ、どこかで聞いたような話なので新鮮味は薄いですね。
>>209 「夢だけど」じゃなくて「夢の話なので内容がつまらなくても責任取れませんけど」の間違いだろ。
実際つまらないしへたくそなところだらけ。具体的に指摘するのはめんどくさいので省略する。
無責任な投稿にはこれくらいの無責任な批評で十分しょ。
>>209 もう少し話にアレンジを加えた方が良かったかも。
前に似たような話を聞いたことがあるので…不気味な感じはいいと思いましたが。
> >祖父ちゃんの視線はなでるように僕の背中を這わせていた。
→爺ちゃんはなでるような視線を僕の背中に這わせていた。
てにをはの勉強を真面目にしてみよう。
作家の長いセンテンスの文章を読んでみて、まず、主語+述語を抜き出す
それが一番言いたかったこと。次に間に挟まっている第二主語+述語、というように
裁断していく。文章の基本は、やっぱり主語と述語。
これがきっちりおさえられれば、どんな長い文章を書いても、
読み手はすんなり読めるもんだ。
その為には、助詞を大事にすること。それが、てにをは
213です。ちなみに
>祖父ちゃんの視線はなでるように僕の背中を這わせていた。
この文章をこのまま解析すると
主語:視線は
述語:這わせていた
何を?:僕の背中を
どんな風に:なでるように
と、無茶苦茶になる。主語を爺ちゃんにしっかり決めれば、
後が結構すんなり直せるんじゃないかな
単に「てにをは」が間違っているわけでもないだろう。
「爺ちゃんの視線」を主語として擬人法の文章と考えれば
「這わせている」がおかしい、ということになる。
「爺ちゃんの視線は、僕の背中を撫でるように這っている。」
このようになり、てにをはそのものは変わらないわけだ。
助詞だろうと述語だろうとどちらにしても、主語と述語の関係が
大切なのは変わりがないが。
「這わせる」を「這う」にしてんじゃん。アホかw
もうなんかね、文法がわかってないね。
「てをには」が何を指すのかさえわからないアホに
アホ呼ばわりされた215が気の毒で涙を禁じ得ない……
>てにをはそのものは変わらないわけだ。
と書いたが?
「てをには」だってさw
無知がばれてんじゃん。もうね、めちゃくちゃ。むりすな。
あと、能動態とか受動態とか、そのへんも勉強してきたら?
215だが、216の文章の意味がわからん。
つか、このリライトもメチャクチャだね
下読みの人って、大変なんだなあ
爺ちゃんの視線は、僕の背中を撫でるように這っている
視線が這うだって?www
違うよ。自分が213です。
213、214と、221を書きました
爺ちゃんの視線は、僕の背中を撫でるように這っている
これのどこがおかしいんだ?
文章云々の前に、自分の背中に誰かが視線を這わせている様子、というのはどういう状況なんだろうな?
自分の視点、目はどこ向いてるの?
【視線】というものは人や動物ではないので自分では動かない。あくまでも【じいちゃん】が【じいちゃんの視線(自分自身の視線)】というものを【這わせて】いる。
しかし、「擬人化」することである程度不自然さはなくなる。
【じいちゃんの視線】 は 僕の背中を 撫でるように【這っている】
【じいちゃんの視線】 が 僕の背中を 撫でるように【這っている】
上の文は【じいちゃんの視線】までが主語。「視線」が擬人化されている。
【じいちゃん】 が 僕の背中へ 視線を 撫でるように【這わせている】
【じいちゃん】 は 僕の背中へ 視線を 撫でるように【這わせている】
この文は【じいちゃん】が主語。こちらは割とスマートな文になる。
>>227 原文読んでないと意味分からない議論が続いてるからな。
>>227の指摘に同意。
ただし、
「這わせている」のはお爺さんの目からなんとなく想像が付くが、
「背中に視線が這っている」というのは自分の背中が見えないから、
いくら擬人法といっても無理がある。
だってさ、首を回して爺さんを見たわけだろ?
そうしたら目線が合うだろ・・・。背中とか言う以前にそっちをキニシロ。
まあどうせ夢の中の事をそのまま文にしましたってことだから、僕が夢の中でそう感じたんだから間違いありませんって言えばそれまでだよな。
ただ、キャラクターが見た夢というものを描いてみました、っていうんならこの文では落第だ。
232 :
209:2008/11/08(土) 01:59:06
おまえら夢日記になんてつられてんじゃねぇよwww
>>231 お爺さんは背中を見ていたのだから目が合うはずがない。
お爺さんの目を見て、
お爺さんが自分の背中に視線を這わせているのはわかるが、
背中を視線が這うのは見えない。
これは原文が悪いな。
なぜだかわかった程度じゃ状況が分かりづらい。
でも7割がたは普通にわかるな。
お前のそのレスも意味がよくわからない
他人に伝えようとしてないよね。
自分の頭の中の言葉を、ダラダラ書いてるだけ。
一読して状況がわかりにくいってことだろ。
自分的にはそんなにわかりにくくも無いが。
本人乙
あほかい
> なぜだかわかった程度じゃ状況が分かりづらい。
↑
意味不明すぎるw
自演乙
>つか、このリライトもメチャクチャだね
これの理由も結局わからないな。
>>228の解説への反論を
>>221はすべきだろう。
あれこれ偉そうにイチャモンつけてるのが無能をさらけ出してしまい沈黙した。
こう考えて良いのか?
いや、おまえの頭が弱いだけ。
もう気にするな。
じゃ頭の強いお前さんが説明してくれ。できないだろうけれど
自分に自信を持て。
自分に自信のない奴は偽善的になる。
以上。
うん?
視線が這う、ってなんかおかしい表現だね。
別の言葉に言い換えた方がいい気がする。
は・う〔はふ〕【×這う/▽延う】
1 手足を地面・床などにつけて進む。腹這いになって進む。また、腹這いになる。「赤ん坊が―・う」「はたいて土俵に―・わせる」
2 虫や蛇などが、からだで地をするようにして進む。「ナメクジの―・った跡」
3 植物の根やつる草などが地や物にまつわりついて伸びる。また、そのように物の表面を伝って進む。「壁に蔦(つた)を―・わせる」「地を―・う煙」
4 さまよい歩く。漂泊する。
また話題がループするぞ?
わざとだろ?
視線を這わせる
もおかしいな。用例から外れている。
また話題がループするぞ?
わざとだろ?
↑オマエモナー
批評を批評するより元文を批評しようね。
レスする前に、1を読んだほうが…
出るタイミングを見失ってたんですが、あの
酷評ありがとうございます
>>210さんに言われて初めて言い回しに違和感があることに気付きました。
視線を這わせるなんて言い回しが正しいのかどうかも分からないんですけど、てにをはの勉強なんてしてこなかったので
>>213さんの意見は参考になりましたし面白かったです
話がつまらないというのが共通の意見だったようで、自分なりによくまとめられた方かな?と思ってたんですが、、精進したいと思うばかりです
いいタイミングだ
ほしゅ
263 :
名無し物書き@推敲中?:2008/12/08(月) 23:01:48
次未だか?
次とな?
265 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/03(土) 04:51:59
とにかく読みづらい。
同じ半径十メートル以内、或いは数分以内のやりとりでもでも少し場面転換加えた方がいいよ。
あと人物像の無意味な掘り下げはやめよう。
>>265 全体的なとこだけ。
難しくも面白くもないことを、難しく面白く書こうとしてる印象。
一文が嫌がらせクラスの長さでしんどい。
自転車こいでるらしいけど、これっぽっちも情景が目に浮かばない。
最初から最後まで何一つ興味を持てなかった。
以上
小難しい屁理屈を並べるのが好きな男が、
自分の話を聞こうとしない女を見下す
というのはわかるんだけど、
小説って、だから?それで?という先の部分じゃないのかな
男のキャラを出すだけなら、道路の話はもっと削れる
女がどういう人柄なのかもこれじゃわからない。
>>265 他人に評を伺う前に自分でつまらないか解らないなら、あなたはこういうものを小説として書くべきじゃない。どこかのブログにでも記事として書いてればいい。
270 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/04(日) 00:49:42
>>265 ウケを狙ったが大すべり、だね。
こういうものをお金を払って読む人はいないだろう。
271 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/04(日) 11:35:05
どんなに屁理屈を並べ、それが正論だったとしても、受け止める方は簡単に
「はい、そうですか」なんて思わんよ。その人がどういう社会的立場で、ど
ういうふうに言うかってものすごく大切なことだろう。その辺のことに疎い
口達者な男にキレてしまう女の話かな。理屈過多で描写不足だな。
272 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/04(日) 11:54:13
無理して書いてるな、という印象。
何も書くべき事が無いなら書かなくていいと思う。
酷評お願いします。
「あったまいたあい」
昨夜仕事仲間との飲み会でぐったりしている俺の頭に、
甲高い、女特有の甘ったるい声が響く。
俺の腕にゴロンと頭を預けて、眉間にしわを寄せてるこいつは…どこの女だ?
起き上がろうとすると、腕がしびれているらしく、そのまま女の上に覆いかぶさる。
「ちょっと重たいよ!あたまいたいって言ってんじゃん。おクスリちょうだい。」
うるさい。勝手についてきて偉そうに。
そういや飲み屋でやたら俺になついてきたヘルプの女がいたっけ。
オトコは皆、自分の僕だとでも言わんばかりのこの女を、軽く罵りたい気分ではあったが、
今は面倒を起こしたくない。
なにせ俺は、昨日までのポケットの小銭を漁っていた俺とは違うのだ。
今日こそが、長い間待ち望んでいた、あの約束の日。
ほくそ笑みながら、俺は女をまたいでベッドを降り、ローブをまとって鞄を開けた。
古い機種の携帯電話。
これこそが俺に巨万の富をもたらす。
あの男からの着信をただ待てばよい。
今日がその約束の日だ。
寝室のドアを後ろ手に閉めながら、片手で着信履歴を開いた。
>昨夜仕事仲間との飲み会で →昨夜の仕事仲間との飲み会で
>女特有の甘ったるい声 →せっかくの冒頭なので、表現にもう一声。
男が甘ったるい声出してたら面白いけど。女だと当たり前すぎる
>起き上がろうとすると、腕がしびれているらしく、そのまま女の上に覆いかぶさる
→時系列と視点がなんかメチャクチャ。
起き上がろうとしたが、腕がしびれていたせいで、そのまま女の上に覆いかぶさった
ってこと?
> そういや飲み屋で →そういえば(好みの範疇かねー)
>オトコは皆 →オトコだけカタカナなのはどういう効果を狙ってるの?(純粋に質問)
>自分の僕 →多分だけど、下僕?
>昨日までのポケットの小銭を漁っていた俺 →ポケットの小銭を漁っていた昨日までの俺
>今日がその約束の日だ →重複してね?
>寝室のドアを後ろ手に閉めながら →寝室から出てったってこと?なんか分かり辛い。
勢いはあると思った。でも、推敲してからにして欲しいかな、と。
あと、そんなに大事な運命の日なのに、なんで、面倒事が起こりそうな、
飲み屋の女を引っ張り込んでるのか、不思議だった。
それも伏線なのかな?それならいいけど。
>>274 ご指南ありがとうございます。
冒頭の女性の声の表現は確かに陳腐ですね。
>起き上がろうとすると、腕がしびれているらしく、そのまま女の上に覆いかぶさる
→>起き上がろうとすると、どうやら腕がしびれているらしく、女の上に覆いかぶさってしまった。
どうでしょうか?
>オトコは皆
→女が男性を小馬鹿にしているような雰囲気を出したくてカタカナにしてみました。
僕(しもべ)は使わないのでしょうか?
>寝室のドアを後ろ手に閉めながら
→寝室をあとにして
あと自分でも思ったのですが
小銭に困るような男がローブ羽織るかね、と。
どうも設定があやふやなため、描写が上手くできてないようです。
男性ならお金が入る、と浮き足立つと女性を連れ込むかなと思ったのですが
どうも見当違いのようですね。
出直しますです。
あ、しもべ、ね。
ハードボイルド小説ってそんな読まないから、
全然思いつかなかった。
ふりがながあってこそ、かなあ
あのさ、パソとかワープロが普及したせいで、
知ってる音を打てば出て来る漢字って凄い多いじゃん?
その辺りに気をつけるのも、やっぱ必要かなとも思う
松本清張ファンだけど、しもべ、は思いつかない、
という自分の存在からして。
>オトコは皆
→女が男性を小馬鹿にしているような雰囲気を出したくてカタカナにしてみました。
言いたい事はわかった。でもさ、それだと、
女の心情がいきなりドスンと来るよなあ。つまりそこがポイント?みたいな。
それでいいなら、いいと思う
ただ、通りすがりなら、普通に男で充分だと思う。
受けの無い伏線て、読者には鬱陶しいだけじゃん?
>>275 > 男性ならお金が入る、と浮き足立つと女性を連れ込むかな
因果関係は、お金が入る見込みができる→気分が浮き足立つ
→女性を連れ込む→見知らぬ女が朝ベッドにいる
という順番なので、「見知らぬ女がベッドにいる。俺にお金が入るからだ」
と間を飛ばして(しかも倒置で)書いてしまうと、分かりにくいと思う。
> オトコは皆、自分の僕だとでも言わんばかりのこの女を、軽く罵りたい気分ではあったが
「オトコは皆罵りたい気分ではあった」 と読めてしまうので、せめて
> オトコは皆自分の僕だとでも言わんばかりのこの女を、罵りたい気分であった。
>だが今は〜
かな。
> ほくそ笑みながら、俺は女をまたいでベッドを降り、ローブをまとって鞄を開けた。
ベッドを下りるまではいいけどローブや鞄の位置関係が分かりづらい。
そこから移動の一連の流れで寝室のドアを出るまで歩く、しかもその動作で「男の
自信と余裕」を現すわけだから、力を込めて丁寧に。
279 :
名無し物書き@推敲中?:2009/01/06(火) 23:47:30
46 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/04/03(日) 13:49:35 ID:A/xBSFBU0
文章をクトゥルフっぽくするテクニック
「恐るべき」「忌まわしき」「地獄の」「宇宙的な」「深淵の」「病的な」「嘲笑を」「冒涜的な」を混ぜる。
548 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい :2005/04/03(日) 13:53:56 ID:FXjwupGu0
>>546 私は慄然たる思いで机の引出しから突如現れたその異形の物体を凝視した。
それは大小の球体を組み合わせたとしか言い様の無い姿をしており、狂気じみた青色が純白の顔と腹部を縁取っていた。
這いずり回るような冒涜的な足音で私に近付くと、何とも名状し難き声で私と私の子孫のおぞましき未来を語るのであった。
また、それは時空を超越した底知れぬ漆黒の深淵に通じる袋状の器官を有しており、この世の物ならざる奇怪な装置を取り出しては、人々を混迷に陥れるのであった。
>>273 作者様は女性に思えます。
男ならしたり考えたりしない行動や考えが書かれています。
それともわざとですか?
拙さがあるが、281の考えるような性差によるものではないな。
>>281 私は
>>273じゃないけど、どのへんが「男ならしたり考えたりしない行動」なの?
私は自分が女だからか、全然わからなかった。
男性の心理描写をする際の参考にしたいので、
教えてもらえるととてもありがたいです。
>>283 俺は
>>273じゃない男だけど
>>273は男が書いたものに見えるよ。
281が273を女だと思ったのはまあ全体の雰囲気からなんだろうけど、
大きく影響したのは退廃的な男女関係とかスレた感じの女性像とかそのへんが
話に入ってるからなんじゃないかね。
「女はこういうのが格好いいと思ってんじゃないだろうか」と男が考える安直なイメージが
まさにそういうもんだと思うから。
逆に俺が273を男が書いたもんだと思ったポイントは主人公の語り口のジジ臭さと
第三段落の「格好いい男」演出の中身の無さ。
下手な男が書くクールな男はおっさんっぽくて下手な女が書くクールな男は
キザなハリボテになる。と思ってる俺は。
演出については作者の願望がモロに出ちゃってるように見える。「こんなキケンな匂いの
する世界に生きられたらかっこいいのに!」みたいのだね。当たり前だけど作者が女なら
自分の憧れる行動を「男」にさせはしない。性別が違うから。
女が書くとしたら「いい男がこんなことしてくれたら最高!」とか「こんなことしてくれる男が
いたらいいのに!」のような願望をトレースさせる話になる。273の第三段落にはそういうことが
書かれてない。男の俺から傍目に見ても主人公が格好いいようには見えない。しかし主人公が
生きているこのような世界に(作者が男なら)憧れる心理は理解できる。
ここまでながながと書いたことを一行で言い表す言葉を思いついてしまった。
>>273で書かれているのは「作者がなりたい男」像であって、「隣にいて欲しいと作者が願う男」像ではない。
ビューティフルな要約だ。これだけでゆえに作者は男であると結論付けられる。下二行以外消せって思う。
う〜ん、考え方が凝り固まってるな
286 :
283:2009/01/19(月) 15:00:12
>>284 ていねいなレスをありがとう。
私も
>>284さんと同じく、むしろ「いかにも男性っぽい作品だ」と思ったんだよね。
主人公が女目線から見てあまり魅力的じゃない、というのもそうなんだけど、女の描写がね。
女が書いたら、もう少し同情的になるか、もっとうんとひどく書くか(笑)になる気がしたの。
……と、勝手に納得しちゃったけど、これで作者さんが女性だったらほんと笑えるなw
288 :
281:2009/02/03(火) 22:59:12
>>283 知らない人間が目の前にいて自分に関わってきているのに
相手の観察よりも未来への展望に心が動いている
男は忍び足で周りを観察、足先が石に引っかかってすっ転ぶのが自然
石につまずいてすっ転ぶってのが何を言いたいのかワカランけど
男が小説を書くと往々にしてそういう展開になりがちって思ってるってことなんかね
こうするのが自然っていうのと、こう書いちゃうのが男のさがっていうのを混同してるんじゃないだろか
他の板に載せても反応薄かったんで
こんな短いと見極められないってことでしょうか……
とりあえずこんな量しか書けないのでひとつ評をお願いします
おそらくみおぼえのある方もいらっしゃるかもしれませんが……
佑子はかねてより肩凝りに悩まされ続けてきた。揉んでみたりぐるぐると首をまわしてみるが滲むようなこわばりは一向に抜けそうもない。
ぼんやりとTVを眺めやりながら佑子は深くためいきをついた。TVを見つめる中で、そういえば肩叩きをよく息子がやってくれていたな、と思い出した。
お母さん、もういい? 息子の声がどこからともなく響き渡った。振り返りあたりを見渡してみるが八畳一間の室はシンと静まりかえっていて物が動く影すらみえない。佑子は笑みをふっと洩らした。お母さん、もういい?
つい先日、夫と一緒に交通自故で帰らぬものとなった息子の、肩凝りをほぐしているときの口癖だった。あたかも自分がこの世に息子を引き止めているような、そんな心持になる。
もういいよ、ありがとう、いままで。言ったあとに佑子はやっと目がひらいた気がした。眼には涙が伝っていたが、そこに悲しさはなく優しさに溢れていた。
>>290 読者にとってはいきなり夫と息子を亡くした事を説明されて、超展開。しかも先日。肩こりより先に語るべきことがあるのではないか?
場の描写も定型的な意味の無い言葉が並べられてるだけ。 「八畳一間の室はシンと静まりかえっていて物が動く影すらみえない。」
ここは誰も居ないことを説明するだけなので長ったらしくしても意味は無い。
それより「ここには誰も居ないのだ」などと内面描写して家族を亡くした心理を描写するように繋げたほうが良い。
この文章は内面描写(家族を亡くした悲しみ)に触れる文章がかなり少ない。雰囲気で伝わるだろうと思っては駄目。
言葉足らずな表現が多い。目が開いたとは何ぞや? 「言った後に佑子はやっと目がひらいた気がした。」
おそらくよくある「世界が開いた、世界がクリアになった、ぱあっと明るくなったetc・・・」などの一種だろうが、こういう言葉は綿密な心理描写をした上で初めて読者は理解できるもの。
安直な比喩に頼らない。手元の本を読んで、どういう描写の仕方があるか知ると良い。
あとココは別館。本館は>
>>287 テンプレもちゃんと嫁。
まあ本館荒れてるしな
それを考慮してのことだろ
通りすがりです。こんなスレあるんですねー。
私も今度、本館の方で酷評してもらおうかな。
>>290 えーと、内容については
>>291に大体同意です。
表現なんですけど、まず一字下げは基本なのでした方がいいです。
>佑子はかねてより〜
平仮名表記が多いですね。その人ごとの文章があるので一概には
言えませんが、裕子さんは既婚者ですし、もう少し固い表現の方が
しっくりくると思います。
あと、句読点が少ない気が。平仮名を多用するのならば、句読点
の位置と量には特に気を配った方がいいです。
私の記憶違いかもしれませんが、確か「〜たり」は連続で二回使
わないといけなかったんじゃなかったですっけ。「〜とか」はそう
なんです。「〜たり」もそうだった気がするなぁ。なので「揉んで
みたり、首をまわしてみたりするが、」かな。
294 :
293:2009/02/08(日) 05:22:04
「ぐるぐると」というのは、少し子供っぽい表現だと思います。も
し裕子さんに「年齢の割には幼い精神年齢」といった設定が存在す
るのなら、使ってもいいかなって思います。
「眺め遣る」という表現は、この場面にはあまりそぐわないような?
次に「見つめる」という表記もありますし……ここは再考した方
がいいかと。
TVを見て死んだ息子さんを思い出したんですよね? 折角なので、
一体何の番組をやっていたのか――番組なのかCMなのか――さら
りと触れた方がいいと思います。
一行も要らないです。さらりと。
あまり説明しすぎちゃうと、読んでいる人が興ざめするので。ほ
んの少し加えるだけで変わります。
295 :
293:2009/02/08(日) 05:29:54
>お母さん、もういい?
うーん……
「お母さん、もういい?」
息子の声がどこからともなく響き渡った。振り返りあたりを見渡
してみるが八畳一間の室はシンと静まりかえっていて物が動く影す
らみえない。佑子は笑みをふっと洩らした。
――お母さん、もういい?
こういう時こそ、文字以外を活用すべきかな、と。
最初の台詞は、本当に言われたような気がしたので鈎カッコ。も
うひとつの方は記憶の中の台詞だと分かっているので、ダッシュ。
なんて風に使い分けても楽しいです――が、描写が少なすぎて、はた
して二度繰り返す必要があるのかなぁ、って思います。
表現が曖昧なので、もう少し描写した方がいいです。「どこから
ともなく」「あたり」。ここの「笑み」は少し修飾した方がいいん
じゃないかな。どんな笑みだったんでしょう?
「八畳一間の室」って、私はすごく違和感を感じるのですが……
あまり見ない表現だと思います。「八畳一間の部屋」ではダメですか?
確かにこれだと在り来たりな表現になっちゃいますけど。
296 :
293:2009/02/08(日) 05:30:15
>つい先日、〜
「つい先日」。曖昧表現です。しつこくてすみません。
気になるんですよー。
誤字があります。「事故」「心持ち」。
「やっと目がひらいた」は、もっと具体的に。
「眼には涙が伝っていたが」……頬には、では?
続いて「そこに」。このままだと「そこ」は「眼」です。あと助詞
が変です。「眼に優しさに溢れていた」って変ですよね? 眼に溢れ
る、と使う表現もちょっと首を捻るのですが……。眼には宿るんじゃ
ないかなぁ。溢れたら涙だし。
というわけで、表現のみ言及させて頂きました。
[追記]
一応、確認しました。「たり」
(1)並行する、あるいは継起する同類の動作や状態を並べあげるのに
用いる。普通、「…たり…たり」のように、「たり」を二つ重ねて用
いる(時に、末尾の「たり」のあとに「など」を添えていうこともあ
る)。
<<大辞林 第二版 三省堂>>
297 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/10(火) 20:34:11
>>290 貼り逃げかよ。
自分はスルーされるのが嫌なくせに自分は同じ事するわけ?
二度と来るな
298 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 00:46:55
笑
299 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 00:52:34
なんだなんだ礼がほしいのか?
批評なんてやめちまえ
くだらねえ揚げ足とりしかできねんだからよワラ
投稿者も酷ければ批評者もそれに劣らず酷いな
300
投稿者←→批評者
↑ ↑
粘着 粘着
荒らし
という構図。
302 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 06:48:30
↑あらたな粘着
はい終わろうぜ
次
ageてるやつは大概荒らしだな。
別館では何もかもがどうでもいい
こんな低速スレ、荒らしたくば荒らせ
305 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 19:54:11
んじゃ本館荒らそうか( ´_⊃`)??
別館常駐してるようなやつはきっと本館なんか見てない
307 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 20:30:01
はぁ?w
308 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 20:33:33
>>297 投稿者は批評者に対してなにかレスをするのが義務なのか?
つかおまいさんの批評こそ詳しく説明しきれてなくて
309 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/11(水) 20:34:29
>>297 投稿者は批評者に対してなにかレスをするのが義務なのか?
つかおまいさんの批評こそ詳しく説明しきれてなくて曖昧だぞ
それこそ前の人が言ったように礼がほしいならしっかりと批評をするべき
おお、二重
なりきりで誰かがありがとってレスしといてやったらいいよ
ageてるやつは大概荒らしだな。
sage進行でないスレで何を
314 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/12(木) 09:21:18
315 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/12(木) 10:08:19
>>312 貴様のような馬鹿がいるから荒れる
よって貴様が荒らしだ!
316 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/12(木) 16:39:44
>>293さんだったら、290さんの文、どういう風に書きますか?
読んでみたいです。よろしくお願いします。
中身の乏しいお話をどう改良しますかなんて酷な依頼だな
魚の骨とミカンの皮しか入ってない弁当箱はどうアレンジしたって残飯だよ
318 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/13(金) 23:35:07
いやお前の人生のはなしなど誰もしていないが^ε^笑
319 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/14(土) 07:16:57
290です
礼が遅れて申し訳ありません
>>291 >>293-296 評ありがとうございます
>>297 はり逃げ、ですか
評をいただいたことは大いに参考になりましたし有り難かったのですが、
もうひとつ自分としては納得の行きかねる評であったため――偉そうな言い草ですけれど、これが正直な気持ちです――別の方の評を見てみたいという気持ちが残り、評を読んでいたにも拘わらず礼をするのを控えていた次第です。
けれども、礼をした後でも、そういうレスをいただけることはあるものだと例のレスをもらった後に悔やんだりもしました。
返レスをしてしまったらこれ以上の評は望めないかもしれないという不安からのものだったのですが反省しております。
あえて納得の行きかねる部分については言いません、自分の思い違いかもしれないし、ゆっくりかんがえてみることにします。
別館については
>>292の言われたとおりです
ちなみにわたしも
>>293のリライトが読みたいです
こんなこと言えた立場ではないと思いますがお願いします
321 :
291:2009/02/14(土) 12:26:48
>>309 >>320 まぁ今更だが、貼り逃げ云々は俺はレスしてないからな?
正直もう少し煮詰めたものを貼ったほうがいいと思うぞ。
322 :
290:2009/02/14(土) 13:37:17
そうですね。推敲は重ねたつもりだったのですが、正直10分かそこらで思うままにかきあげたって感じです。
指摘されても自分の中で納得の行っている部分は保留しておくとして、多分に参考になったし改めようと思うものもおおくあります。やはり一週間くらいは寝かせておいてみたほうが良いですね。
323 :
290:2009/02/14(土) 13:37:51
すみませんあげてしまいました
324 :
293:2009/02/14(土) 15:01:39
こんにちは。
私も今更ですが、貼り逃げ云々のレスはしていませんよー。
リライトですが、ここに書いてもよいんでしょうか。確かリライト板って
ありましたよね。私も書いてみますが、そこで改めて依頼を出してみては如
何でしょうか?
批評の中で納得出来ないものがあったときは、遠慮せずにぶつけてみた方
がいいと思いますよ(^-^ その方が投稿者にとっても、批評者にとっても、
お互いにプラスになります。
今日はこれから外出するので、帰宅は夜になると思います。ので、リライ
トはその後やってみますね。……もし寝ちゃったらごめんなさい(こら。い
や、ちょっと最近寝不足で……。ではでは。
あっ、失礼いたしました。
>>291さんも批評してるの見落としていました。
291さんか293さん、どちらでもかまいません、お手数ですが、ちょっと
書き直してもらえないでしょうか?
おk。書き直してみたよ。
佑子はかねてより肩凝りに悩まされていた。ぼんやりとテレビを眺めてはため息をつく。小学生の息子が母親の肩を叩くドラマのシーンに、そういえばうちの子もよく肩叩きをやってくれていたな、と思い出した。
お母さん、もういい?
不意に息子の声がしたような気がして、テレビの音声をリモコンでオフにする。あたりを見回してみる。が、祐子がひとり座していた八畳の間はしんと静まりかえっていて、時さえ止まっているかのようだった。佑子は笑みを洩らし、「お母さん、もういい?」――
過日、交通事故で亡くなった一人息子、翔太の口癖だった。飽きっぽい子で、家の手伝いをやらせても、宿題をやるように言っても、すぐにそう訊いてきた。まだ、これからよ。これからじゃない。祐子はそのたびに自分がそう答えていたのを思い出して目頭が熱くなってきた。
「まだ、これからよ。これからじゃない?」
祐子は立ち上がると、ぐるぐると首と肩を回して、洗濯物を取り込みに庭へと出ていった。
>>326 ありがとうこざいます。元の文より数段よくなったと思います。
ただ疑問が一つあります。五行目に「佑子は笑みを漏らし」とありますが、
なぜでしょうか? 流れからすると、青ざめて驚くのが自然のような気が
するのですが。あと最後の一行がなんか哀しみの余韻を消してるように感
じるのですが……。すいません、偉そうに。でも本当に文はよくなったと
思います。
328 :
327:2009/02/14(土) 17:38:47
>>326 すみません。最後の一行、読み違いしてたみたいです。そのままでいいです。
329 :
327:2009/02/14(土) 18:01:43
>>326 度々すみません。やっぱり最後の一行の「ぐるぐると首と肩を回して」の部分
を「目元にハンカチをあてがいながら」なんかに書き換えたほうが分かりやす
いような気がするのですが……
おk。書き直しの解説をするよ。
結局、小説は人物を描くことが大事なんだ。だからどういう人物を設定するかちゃんと考えておかないとけない。
書き直しの祐子は、そうだね、映画ポニョの主人公宗介のお母さんのイメージだよ。強い。前向き。そんなイメージさ。
肩を凝る人って頑張り屋さんが多いんだ。一つのことに打ち込んで、気がついたら体をこわしている。そんな感じ。もちろんこれは勝手なイメージさ。でも、嘘っぽくはないだろ?
息子を事故で亡くした祐子は、その悲しみから立ち直って生活をしているんだ。強い、からね。
だけど、テレビドラマのシーンから息子のことを思い出す。その瞬間、空耳が聞こえる。息子の口癖だね。
そしてその息子の口癖を声にして真似てみようとしたとき、笑みがこぼれたんだ。それは声にしてみようとしたときの、恥ずかしさというか、照れ、みたいなもんさ。
息子の口癖を真似て、今度は自分がなんて答えていたかを思い出し、それを口にする。
つまりだね、在りし日の、息子と自分のやり取りを、そのとき、演じたんだよ。
「お母さん、もういい?」「まだ、これからよ。これからじゃない?」
ってね。
演じながらちょっと悲しくなったけど、よし、がんばるぞ!というふうになったんだ。
そう、悲しみにひたるお話じゃなくて、前向きに生きていく祐子の姿を描いた小説になったんだね。
それもこれも祐子という人物造形が決めてから書いたからさ。
むろんこんな短いシーンだけで、祐子の人物像を伝えることはできないよ。
読者によってはまったく違ったイメージをもつかもしれないけど、ま、それはしょうがないのさ。
>>330 なるほどと思うところ、ちょっと自分とは考えが違うなと思うところ、いろい
ろ感じるところがあってとても参考になりました。ありがとうございます。
332 :
290:2009/02/14(土) 20:20:19
>>326 ありがとうございます
自分の作文と重ね合わせてみてこういったやり方もあるのかと、とても勉強になりました
しかしどうにも疑問が起こるので失礼にあたるかもしれませんが書いていきたいとおもいます
>>小学生の息子が母親の肩を叩くドラマのシーン
ここはわたしとしてはテレビの内容と作文中の状況をあまり被らせたくないのですが、ややもするとご都合主義に思われそうで……
ぼんやりとテレビを見るともなく、息子の姿を想い起こしたという状況はそれほど不自然なものでしょうか?
>>おかあさん
記号は使わないんですか?
>>293とは別の方なんですね
>>八畳の間
>>291はここをだれもいないということだけを書き、そこから内面描写につなげればいいと言われていましたがわたしは情景描写も兼ねているつもりでいて
「ここ」と言われても読み手にはしっかりと伝わらないと感じたのであのような書き方になったのですが、これに関してどう思われますか?
>>過日
これは曖昧表現に当たらないのですか? 当たらないのであれば曖昧表現の意味を解説ねがいます
当たるのであれば曖昧表現が何故いけないのか、人称とかいうものと関係があるんですかね?
>>ぐるぐると
情景描写などの語り手と登場人物の年齢などとは別だとかんがえてはいけないでしょうか?
言ってる意味わからなかったらすいません……
たとえば「飼育」の主となる登場人物は子どもたちなのに、それにそぐわないような情景なり心理描写があるわけですが……
ついでなんで大方の疑問も
>>291は
>>超展開
と言われていますが、それだとはなしがスムーズに流れないとおもうし、面白みが減るとおもうんです
はじめっから佑子は先日息子を亡くしていたみたいなだと読み手も硬くなってしまいそうで憚っていたんですが
佑子が息子を亡くしたショックでぼーっとしているところから入りたかったんです。描写少なすぎましたね
>>目がひらいた
ここは、いままではまわりのものがよくみえない状態で、ようするにまわりに目が向かないぼーっとしている佑子を想像してもらえればokです
つまり目がひらいたとは、ようやくまわりに目が向くようになった、内に内に閉じこもっていた状態から解放されたみたいなイメージです
わかりづらいですね……
さしあたり以上です
334 :
290:2009/02/14(土) 20:27:44
>>333はわたしです
リライトについては、すっきり読みやすくなったし情景が浮かびやすくなっようで、すごくいいとおもいます
>>332 >>小学生の息子が母親の肩を叩くドラマのシーン
>ここはわたしとしてはテレビの内容と作文中の状況をあまり被らせたくないのですが、ややもするとご都合主義に思われそうで……
これはあえて書いているんだよ。というか、きみ、きみ、「被らせたくない」って、それはきみが作者だからそう言えるんだ。読者にはわからないよ。中学生かもしれないじゃないか。きみのだとどこにも小学生と書いてないだろ。
だから小学生の息子と書いて、うちの子=小学生、という錯覚を起こさせているんだ。(ちなみにテレビが小学生で、もしうちの子が中学生だったら、そう書かなければならなくなる。だから、うちの子=小学生となるんだよ。)
ま、この場合錯覚じゃないけどね。読者はそう思い込む。これが目的なんだ。
具体的に小学何年生かというところまでは要らないと思うけど、小学生か中学生かの差は大きいからね。もしかすると高校生だと想像する人もいるかもしれない。だからそんなへんな想像されないように想像の幅を狭めているんだ。
母親の肩を叩くのは小学生までだよ、なんていうのはなしだよ。そういうのって、けっこう家庭環境によって違うんだからさ。
>記号は使わないんですか?
ダッシュを使ったらなんだか早い感じがするだろ? さっと、聞こえるような。ポンと空耳が聞こえた感じにしたいなら要らないよ。
それに改行してちゃんと独立させているだろ。これも見た目からポンとそれが聞こえたように工夫しているんだ。
こうしなければならない、こう書かなければならない、なんていうのはなくて、どう読ませたいかを意識して自分の感性で書けばいいんだよ。感性だから合わない人いるかもしれないけどね。
内面描写とか情景描写も同じ。自分の感性を信じて自分で選択するしかないよ。
「過日」という言葉選びもそうさ。ここで読者に与えたい情報は、息子が過去に交通事故で亡くなっているということだけ。詳しい情報は要らないと判断したから、「過日」で済ませているんだ。
336 :
290:2009/02/15(日) 00:42:21
それであれば単に就学前の息子と書いてもいいわけですね
いやリライトの手法は凄く効果的でただす必要ありませんが
記号についても納得が行きました
>>詳しい情報はいらないと判断したから
そうですね。わたしも同じかんがえです
いろいろな意見、ほんとうにありがとうございました
337 :
293:2009/02/15(日) 01:33:42
>290
まず最初に。
ざっと読みましたが、私は
>>335さんの意見には、概ね賛成です。リライ
トも上手いと思います。あなたの文章に近いですし、原文に比べてかなり良
くなっていると思います。「落ち」についてあなたは納得がいかないみたい
ですが、私はこちらのリライトの方が良いと思います。展開については個人
の好き嫌いも勿論ありますが、読み物として
>>335さんのリライトの方が納
得できる。
記号は提案で、そういう風に書く方法もありますよ、っていう意味だ
ったんですけどね。実は私自身はあまり記号とかは使わないです。けれど、
あなたの書いた文章なら、こういった使い方も出来るかな、と思いました
ので提案させて頂きました。
曖昧表現が、というのは、あなたの書く文章中には、あまりにも曖昧な
表現が多かったからです。
>>335さんが仰ってるように「ここでは息子が過去
に交通事故で亡くなってることさえ分かればよい」と判断したなら、何も無
理して情報を入れる事は無いですよ? けれど、あなたの書く文章は、何も
かにもが、全てあやふやな感じがします。舞台や主人公についての設定が甘
いと思いますし、描写も全体的に甘いです。息子がどれくらいの年齢なのか
も分からないですし、裕子の人物像もよく分かりません。こんな短い文章で
全てを読者に伝えるのは無理ですが、伝えようと努力はすべきです。
あなたの文章を踏まえたリライトとしては、
>>335さんの書いた
>>326が良
いと思います。私が書いても、同じ感じかと。ですので、私は「私がこの題
材で書くとしたら」という前提で、リライトしてみました。それを踏まえて
から、お読みください。
338 :
293:2009/02/15(日) 01:39:54
溜まった洗濯物を片付けた後の事を、佑子はよく覚えていない。
気が付けば、テーブルで頬杖を突きながら、ぼんやりとテレビを眺めてい
るところだった。八畳一間のリビングには、ブラウン管向こうからの笑声が
響いている。バラエティをやっているらしい。窓に視線を移すと、暗雲が低
く垂れ込めていた。
息苦しさを感じて、佑子は肩を大きく回した。肩凝りが酷い。若い時から
悩まされ続けてはきたけれど、ここ二三年は特に酷い。暫く擦(さす)ってみ
たり揉んでみたりはしたものの、一向に痛みが和らぐ気配は無いので諦めた。知らず、長く深い溜息が口から漏れ出る。
「お母さん、もういい?」
聞きなれた声が耳元で聞こえたのは、丁度その時だった。はっとして、背
後を振り返る。
誰も、いない。
見回した室内には、物の動く気配すら無かった。聞こえてくるのも、四角
い箱の立てる、かしましい騒音のみだ。
そう。
いるわけが、ない。この部屋、この家にいるのは、佑子一人だけなのだ。
佑子にもそれは分かっていた。彼女の愛した我が子、翔太はもう、この世の
どこにもいないのだと頭では理解している。
翔太は一週間前、夫と共に還らぬ人となった。中央分離帯を乗り越え、対
向車線側に逸脱したトラックが――保険の調査員が抑揚の無い声で淡々と語
った事実を、佑子は覚えている。空き病室の窓から臨んだ落日の紅さを。今
も、こうして。
339 :
293:2009/02/15(日) 01:40:50
瞼の裏に滲みだした紅を振り切るように、軽く頭を振った。
どうかしている。何かをしよう。何もしないから、こんな幻聴を聴くの
だ。洗濯物は終わったし、そうだ、ゴミをどうにかしなくては。喪服もク
リーニングに出さなければいけないし、保険の山田さんにも連絡をしなけ
れば。ああ、やる事が一杯ある。そういえば急だったから、労金にも入金
していないし、そうよ、明日は給食費の回収が、佑子は慌てて口を押さえ
た。
加速のついた思考が、膨れ上がって口を突いて出てしまいそうだった。
だめ、いけない。分かっている。大丈夫。深く、深く、息を吸う。テレビ
では相も変わらず、司会者が愚にもつかぬ事を並べ立てて騒いでいた。何
がおかしいのだろう。ちっとも面白くない。もう消してしまおうか。
ああ、肩が痛い。肩が、とても、痛い。
溜息混じりの息をゆっくりと吐き出す。
肩を叩こうとして、しかし先の効果の無さを思い出した。どうしようかと
瞬時迷ったが、違う方法を思い出す。記憶の片隅にあるその情報を思い返し
ながら、強く肩の付け根と肩先の中間部分を押した。そうすると、気のせい
か少し楽になったような気がした。もう一度深呼吸をして、同じ場所を中指
の腹を使って指圧する。何度か繰り返すと、今度は気のせいではなく、徐々
に落ち着いていくのが自分でも分かった。
340 :
293:2009/02/15(日) 01:43:55
肩井(けんせい)、不意に名前を思い出す。
ああ、そうか。これは翔太が教えてくれたんだ。指圧を続けながら、佑
子はその時の事を思い出す。肩叩きは数少ない翔太の手伝いの一つであっ
たが、佑子の凝り固まった肩は、翔太の小さい手にはあまるようで、少し
叩いては止め、少し叩いては止め、といった具合だった。そんな翔太があ
る日、同級生から聞いたのだといって、この肩井というツボを教えてくれ
たのだ。肩叩きよりは楽だと思ったのかもしれない。結局あの時は、翔太
の力が弱かった為、気持ちがいいというよりは、くすぐったいのが上回っ
て直ぐに止めてしまった。
もう一度、確かめるようにゆっくりと押す。
もう三年もしたら、こうして気持ちの良い指圧をしてくれるようになっ
ただろうか。その時が見たかった。もう少し身長の伸びた我が子に、して
あげたい事が一杯あった。佑子は、それが自分の本心だった事を悟った。
事故後は翔太の死を事実として受け入れる事で精一杯で、翔太への想いに
は蓋をしていた。敢えて考えないようにしていた。
佑子は両の掌で瞼を覆った。
忘れられるわけが無いのだ。どれ程見ないようにしても、心の底では翔
太を思い続けている。本心に向き合わねばならない。見ない振りはもう出
来ない。
341 :
293:2009/02/15(日) 01:44:44
暫くそのままの姿勢で佑子は俯いていた。
しかし、やがて意を決した様子で立ち上がると、ベランダの窓を勢いよ
く開けた。相変わらず鉛色をした重い雲は垂れ込め、六月の風は生温く湿
っぽい。洗濯物が乾くのには時間がかかりそうだ。何ひとつ状況は好転し
ていない。けれど、上空を見つめる佑子の瞳からは既に悲しみの影は消え、
代わりに優しさと強い意志とがそこには宿っていた。
――お母さん、もういい?
佑子は静かに息を吸う。
「もう、いいよ。ありがとう、今まで」
熊のアップリケをつけたTシャツが、
風に揺られてふわりとはためいた。
342 :
293:2009/02/15(日) 02:12:49
なんか文の整形が上手く出来ないなぁ。
>>339は
瞼の裏に滲みだした紅を振り切るように、軽く頭を振った。
どうかしている。何かをしよう。何もしないから、こんな幻聴を聴くの
だ。洗濯物は終わったし、そうだ、ゴミをどうにかしなくては。喪服もク
リーニングに出さなければいけないし、保険の山田さんにも連絡をしなけ
れば。ああ、やる事が一杯ある。そういえば急だったから、労金にも入金
していないし、そうよ、明日は給食費の回収が、
佑子は慌てて口を押さえた。
---------
です。ここで改行します。横書きなんで、間に一行余計に挟めてますが、
縦書きなら詰めて書きます。
あくまでも「私だったら」、です。
ただですねー…まず、この題材では私は書かないです。だって、山も落
ちも何も無いですし。息子に死なれた母親が立ち直る、っていうだけの話
でしょう、これ。純小説の題材としてなら、まぁ、あるかなぁ……とも思
いますけど、でもこれを純小説で読ませるなら、もっと表現、特に心情描
写に力を入れないと。かなり筆力が要ると思います。
さて。前のレスを読んでいて、ちょっとムカッときたので。
はっきり書きますけど、「目がひらいた」なんて表現は、ものすごく陳
腐な表現です。そんな文句が、買った小説に出てきたら、まずゴミ箱行き
です(笑) それに、初心者の方が小説を書き始めると、まず使う文句です。
なーにを偉そうに、って思うかもしれませんが、私も最初の頃に使ってま
した。語彙が少ないですから(今もですけどねー。精進あるのみ!)、そう
いう言葉を安易に使っちゃいがちなんですよ。
343 :
293:2009/02/15(日) 02:13:52
何様のつもりじゃー! と思うかもしれませんけど……まぁ、そう思っ
たなら、有名どころの投稿小説サイトさんに投稿してきてください。大体
似たこと言われると思いますよ。ここまではっきり書く人は少数かもです
が。
あ、ちなみに私のは読めば分かると思いますけど、純小説系の文章では
無いですから。もし、そちらを目指すのであれば、違う方の助言を頂いた
方がいいですね。私はミステリ作家志望だし、純小説の書き方とは全く違
いますよ。言葉も平易なものを選んでいるし。
以上、かな。
うーん、ちょっと偉そうになっちゃったかも。でもなぁ、そう思うしな
ぁ。ちなみにミステリ好きとしては、こっからサスペンスに持っていきた
いですけどねー(笑)。
344 :
293:2009/02/15(日) 02:32:25
あれ、何か消えてる。
「悲しさは消え〜、優しさが〜」なんてのも、ありふれた表現です。
リライトの時、よっぽど削ろうかと思いましたもん。
ああ、あとついでなんで。ご都合主義とか言われた、テレビ番組の
言及について。「番組で肩叩きの宣伝を見て、息子の事を思い出した」
っていうのの、どこがご都合主義なんですか? 普通にありうること
でしょ。ご都合主義ってのは、ストーリーに合うようにって「強引に」
設定を付け加えたりすることでしょう。大体、この短さの文章と内容で
ご都合主義も何も無いもんだ(笑)。
まぁ、肩叩きの番組を見て思い出したってのは、何か直球すぎるし、
あなたのレスを見た後だったんで、リライト時には考えましたけど。
普通は「ああ、何かテレビで番組やってて、それで息子さんの
こと思いだしたのかな?」って考えると思いますけど。だったら、文章
中に思いだすきっかけとなった番組について、一言くらい触れるべき、
っていう批評が出て然るべきでしょう。最初から言えばいいんですよ、
そうではなくて、何となく思いだしたんだってこと。少なくともあなた
の書いた文章中からは読み取れませんから、追記にでも書くべきです。
あと何だっけ。何かまだあったような気がするんですけど……
まぁいいや。
純小説って純文学の間違いか?
別にそこは突っ込むところじゃないだろ。
たしかに突っ込むところじゃないな
質問すべきところだ
あ、してるわ
348 :
293:2009/02/15(日) 11:11:00
純文学です(笑)。純小説って。
ここでは純文学の小説ってことで、よろしく。
ちょっと心が和みました。ありがとう。
で、試しに「純小説」で検索してみたら結構ヒットしちゃったり(笑)。
純と小説とが別々に記載されてるだけってのもあるんですが、
「純小説」でヒットするのもあったんで、ちょっと首捻り。
純粋小説ってのがあるんで、そっちの派生か、私みたいに間違
って書いたか、ですかね。
349 :
293:2009/02/15(日) 11:36:11
うーん、自分の読み返してみたんですけど、
>もう一度、確かめるようにゆっくりと押す。
もう三年もしたら、
連続で「もう」が。
>もう一度、確かめるようにゆっくりと押す。
あと三年もしたら、
だな。
あ。そういえば、「溜息混じりの息を吐いた」ってのは、重言に
なっちゃうんですかね? ちょっと迷ったんですけど。たとえ重言
じゃなかったとしても、もっと良い言い回しが無いかなぁ、って思
うんですよ。何か思いついた人いたら教えてください。
「かしましい騒音」ってのも、少し無理があるかなぁ、と思って
ます。普通は「主婦たちの井戸端会議は姦(かしま)しい」とか、そ
ういう使い方ですよね。形容詞だから騒音を修飾しても構わんかな
ーと思ったんですけど。
最初は「やかましい騒音」かと思ったんですが、やかましいって
のは口語的ですよね。騒々しい騒音じゃ、それこそ重言になっちゃ
うし。何かしっくり来ないっていうか。
重言になると思うなら溜息をついたでいいじゃん
息を吐いたなんてつけて何か変わるのか?
351 :
293:2009/02/15(日) 11:55:07
うーん、溜息をつくのと、ただの息をつくのとでは、少し違いが
あるじゃないですか。普通にゆっくり息を吐いたその中に、溜息の
成分も少し混じっていた、というような事を書きたいんですよ。
わかりにくいか(^^;。普通の息7割、溜息が3割ってとこです。
352 :
293:2009/02/15(日) 12:01:58
あと、溜息をついた、だと連続表現になっちゃうんですよ。
最初の方で確か溜息をつかせてるので。
ってことは、最初の方は溜息じゃなくて、ただの息にすればよいのかとも
思うんですが、一応リライトなんで最初の方は原文通りため息にしなくちゃ
いけんよなぁ、とか、まぁ、色々と。
んじゃ、あとの方は溜息にしなけりゃいいんじゃねぇか? とも思うけど
ここは展開上溜息の必要があると思うわけで。繰り返しを避けようと思って
「溜息混じりの息」なんて表現にしてみたわけですが――まぁ、あれですよ
ね。重言がどうとかこうとか言う前に、面白くない表現だから。本人として
は気に食わないんです。それでお知恵を拝借ーと思った次第です。
溜息とただの息では違いもあるが、溜息まじりの息と溜息とではたいした違いなんて無いよ
何度も同じ動作をさせるのが嫌ならどっちかで溜息つかせなけりゃいい
354 :
293:2009/02/15(日) 12:34:45
>溜息まじりの息と溜息とではたいした違いなんて無い
え、そうかなぁ?
結構違いがあると思いますけど……だって、たいした違いが無いのなら
使い分けたりしませんよ。あ、でも、確かに読者にとっては、どっちでも
構わんだろ、と思われるような事だとは分かっています。だけど、それで
表現の吟味を怠る、ってのは作家としてはどうなのかなぁ。
というか、質問者である私は違いがあると思っているわけですから、そ
こで違いが無い、と言い切られてしまうと、話が進展しないと思うんです
が(笑) まぁ、気になる人も世の中にはいるんだと大目にみてやってくだ
さい。何かいい表現無いかなー。
>どっちかで
いや、だから、それは無理だったんですって(笑)。
>>352を読んでくださいな。
355 :
293:2009/02/15(日) 12:42:19
まぁ、あれかなー。リライトって言っても、これは大分改変してあるから
最初のは溜息にしないでも良かったかな。
でも、同じような状況に陥ることは多々あるわけだから、語彙の引き出し
を多くしておくに越した事は無いわけです。
そういえばダッシュが先頭に来るときは、一字下げはするのかしないのか
、も気になったり。前に調べた時は、どっちもあってよく分からなかったん
ですよねー。私は一字下げしてますけど。
356 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/17(火) 07:39:06
( ´_ゝ`)おれは荒らしじゃない
ただの童貞の拝金主義者だww
>>355 おれは7行目の方が気になる
位置がおかしいでは無くそこに読点はいらないだろ
358 :
293:2009/02/17(火) 22:38:18
>>357 7行目? 本文のですか?
>悩まされ続けてはきたけれど、ここ二三年は特に酷い。暫く擦(さす)ってみ
ここ? 接続詞の後だし、あった方が読みやすくないです?
もしくは「ここ」を無くすか別の言葉に置き換えるか。
まぁ気にするほど大した事じゃない。些細な問題だ。
360 :
293:2009/02/17(火) 22:54:18
あ。そういえば、そうです。「ここ」じゃない言葉にしようとして、
思いつかないから、そのままにしてたんだった。
>若い時から悩まされ続けてはきたけれど、ここ二三年は特に酷い
「ここ」って口語的すぎるし、あと漢字の「二」に形が似ているから
「二」が三連続してるみたいで少し見づらいなぁ、って思ったんですよ。
「この二三年」にした方が若干良いかな? と思いますが、もっと他
に良い言い回しがありそうです。
違う単語を置くとすると、読点がいるかいらないかは微妙な線のよう
に思います。漢字で始まる語句なら、読点はいらないですね。長い文章
じゃないし。
(p○`)
ルール違反?
かな?
363 :
290:2009/02/18(水) 21:18:30
まあリライトの感想は別として、気になったところだけ言わせてもらうとすると、
>>337 >「落ち」について納得がいかないみたい
そんなこと言ってましたか? むしろ参考になって嬉しかったんですがどこを見て取ったのですか? 単純に気になります
>曖昧描写
つまり曖昧な表現がいけないわけではなくぜんたいを通して曖昧すぎたってことですね? 把握です
>あなたの文章を踏まえた
そうですね、わたしもそう思います
>ちょっとムカっと
え? 疑問をぶつけてみただけですがやはり失礼にあたったかな。ちなみにどの箇所か教えてもらえると助かります、ぜんたい?
>ゴミ箱いき
アハハ、
まあまあ
すみませんね
精進します
ああ、そしてご都合主義ってのは何度もそういう、息子のかたたたきを見て想いだすといったことが繰り返し行われると読者に都合いいな、っておもわれそうだなって意味で、あくまでもわたしとしては被らせたくないなと思っただけのことです
とかくわたしは都合のよすぎる展開をさせることがおおいのでこういう言い方になったのです
>最初から言えばいい
そうですね かき終わって批評をもらったときに後悔しました それは
なんかこのスレ、「木を見て森を見ない」指摘が多いね。
森は現実だからだろ。
プロの作家になれないというw
プロになれない(商品にならない)森に、
商品価値をつけるためには、もう一本一本の木を見るしか手はないだろ。な?
小説の一部分を抜き出して晒されても困るんだよ。ストーリーを最初から最後まで書ききったものを投稿しろよ。
>>290は批評に対しての議論をしたいからここに投稿したの?
そういう意見もあるよって程度に留めておけばいいんだよ。
ガチになって討論したところで何の意味もない。いい加減気づけ。
なんか嫌な奴だなこいつ。
リライト募集したのも酷評されてむかついたから仕返しをしようとしたんだよな?w
なんだ、あんたも私と同じ程度じゃない。どの口があんな批評をしたの?って流れにしたかったんだよ。
363が本人かどうかわからんだろ。
なんか文章もおかしくなってるし。
いま議論してる奴は荒らし目的の別人で、本人はもうとっくにスレを閉じてる。
そういう展開を希望。
確かに場面の一部分を抜き取られてもどう批評していいのかわからんな。
その前後の展開次第でどうにでもなるわけだから。
荒らしって・・・普通にレスしてるように見えるが
まあ確かに書き方がちょっと乱暴だな
ひらがな多いしちょっとむかつくかもw
木、というか葉っぱしか晒されてないからそれ以上のことを言えるはずがない
もういいよこのスレ
久しぶりに上がったと思ったらこれだもんな……
ちょww
なにここwwww
おもしろすぐるwwwww
いいぞもっとやれ
とりあえず
>>290は続きを書いてこい
さもなければもう来るな
たかが5行でこれだけ伸びるとはwww
おまえらどんだけひまなんだよwwwwww
小説よりも酷評の方が長いとかwwwww
批評者いい人すぎるだろwwwwww
>>326 はリライトによって文の主旨が変わったことまで
>>330で詳しく解説しているし、
リライトについて思い悩み中の
>>293も話としては確かに面白くなっているから
(
>>342に書いてあるとおり、原文にはヤマとオチが不足している)
まともな議論だなーと思って見ていたんだが。
>>352とか、すごく重要なことを言っているぜ? 原文の「ため息」みたいなのは、
前後のつながりに悪影響があればばっさり切っていいんだ。
>>363 「ご都合主義」とは起承転結が無いのに、できごと(重要なことを思い出す)や心境
の変化(悲しみを乗り越える)が起こることを言うんだ。
テレビでも肩こりでもいいけど、とにかくきっかけがあったから今回の文章で描か
れているようなこと(息子の死を乗り越える)が起こったように書くのがいい。
>>376 暇だから読んでみた。
…って、ゴルァ!文章校正くらいしておけ!
他人に読ませようと思ってるならな。
しょっぱなから腰が砕けたわ。
まず、机を接着剤で、というエピソードの絡みは
全然ないんだね。短編なら、これだけ分量とって書いてるところに、
なんの伏線もないのはどうかと思う
変だ変だって書いてるけど、後半、別に変な女でもないし。
これで劇団で弾けて貧乏生活してる、とかなら含みもあるんだろうけど
大人になってからのところだけど、
随分、伸也だけに都合がいい内容になっている。
高校で再会した時、凄いイヤなヤツになってて、それは治らなかった、
とまで書いてあるのに、なんで電話なんてしたんだろうね?
千代の動機が全然見えて来ない。
だからなおさら、伸也ご都合物語、になっちゃうんだよ
会話文は、かなり不自然な感じだなー
小学生のところも、千代がおばちゃん臭いしw
伸也はおじさんぽいし。
大人になってからのところも、会話でキャラクターが浮き出るような、
そんな風な内容だと良かったな。
今のままだと、誰か別人が話してるのかも、くらいに読めるから。
379 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/23(月) 23:57:15
>>376 書き手がいつの時点で書いているのか。
言いかえれば、書き手はいつの時点にいるのか。
叙述の対象の年代が変わったからといって、
「ぼく」「千代ちゃん」が「俺」「千代」に変わったら駄目。
全体に文章も内容もとにかくダルい。
>>376 俺もちょっとだけ読んでみたよ。
ほんと読んでてかったるい。「何してるの?→机くっつけてるの→見ればわかる→
じゃあなんで訊くの?」のくだりだけでもかったるいのに、その後もずっとそんなのが続いてる。
面白くもない話で物語の進行を遅らせられると、読んでるほうにはものすごいストレスだ。
実際に話を書き始める前の構想の段階で、読者をどういう部分でひっぱっていくかじっくり練りこめ。
それと>378も言ってるが「奥不覚」なんて1回読み返すだけでもぜってー見落とさないミスだろ。
これ見た時点でもう途中まで読むだけでいいやって気分にさせられたわ。
381 :
376:2009/02/24(火) 01:43:23
読んでいただきありがとうございました。
誤字の件、大変申し訳ありませんでした。いまから読み直すのが嫌になるくらいの誤字ですね。我ながら落ち込みます。
机の接着剤も指摘があったとおりです。どうにか回収したいなあとは思ったんですが。人物もしっかりと活きてませんでしたね。
また、ストーリーの進め方も熟考してみます。書きなぐっただけでは、面白くはなりにくいのは当然ですもんね。
駄文に付き合ってくださり、ありがとうございました。
プロットを練ろ。
ここって完全オリジナルじゃないといけないんでしょうか?
版権(と言っても原作分からなくても読める程度のもの)でもOKなんでしょうか?
>>383 歓迎はされないだろうが、駄目ではないよ。
ただし人物像の下地が読者に伝わっていない状態で面白さが伝わるかは、けっこう大きな問題だぞ。
それで面白さが伝えられるものが書けたのならば、たとえその作品の登場人物の名前だけを
太郎なり花子なりに変えて、オリジナル小説のていにしてしまっても面白い作品のままであるはずだ。
そうなるともう二次創作として投下する意味がなくなる。
ふざけてんの?
べつにふざけちゃいないだろ。
384が正論なだけだ。384俺だけど。
さて読んでくるか。
多分帰ってきた時には同じ言葉が胸をつくと思うよ
>>387
と思ってURLクリックしてみたらふざけてたw
ごめんなさい前言撤回
>>385 ヘルシングかぁ……。
文字と背景の配色が私のコンピューターからはおかしく見えたのはともかくとして、
充分読める文章だった。書き手が女性だとこういうのすらすら書けるんだろうし、恐るべし、
ドリーム小説。
ただ元ネタがヘルシングとわかって見ると、ヒロインと兵士との掛け合いの雰囲気とか、
バックの世界観とかは、やっぱりあなたでなく平野耕太の魅力なんだろうなぁ。
(もちろんそのせいで、凡百のオリジナル糞小説より読める物になっているのが悔しいが)
この調子でたくさん書いてみたら、そのうちオリジナルの味が出てくるかもよ?
391 :
293:2009/02/24(火) 22:46:32
>>385 ちょ……ここにこの類を持ってくるって勇気あるというか、何というか。
ふざけてるって言われても仕方無いですよ(^^;
夢もねぇ、もう少しまともなら読む気にもなるんですけど……
二次を否定してるわけじゃないですよ。私も書きますし。夢は書いたことないけど。
>>376さん
もういないかな?
冒頭の千代の奇行は面白いなぁ、って思いました。
せっかく面白い話題を持ってきたのだから、それを上手くいかせる事が
出来たなら、きっともっと良い評価が出たんじゃないかなって思います。
後半は平平凡凡で読むのが辛かったです。また一から違う話を書く前に、
一度この冒頭を使った小説を書きなおしてみてはいかがでしょう。
あとは、そうだなー。皆さんが言ってないことっていうと……
ああ、そうだ。視点変換が少し煩わしかったです。そんなに長い話じゃ
ないですし、いっそ男視点に絞った方が良かったんじゃないでしょうか。
あまり視点変換が有効的じゃなかったなーと思いました。
392 :
名無し物書き@推敲中?:2009/02/26(木) 15:36:25
>>385 まぁ、HTMLの知識があまりないんだと好意的に解釈するが、
他人に見えるHPにしようや。
393 :
385:2009/02/26(木) 19:21:24
>>386さん、
>>389さん
ふざけてはいないのですが…気分を害してしまったのならすみませんでした
>>390 批評ありがとうございます
配色ですか。すみません、見づらかったみたいですね
何故ヘルシングと分かったんですかね?すごいです
アドバイスありがとうございます。頑張ってオリジナルの文章をたくさん書いていこうと思います
>>391 すみません。でも、読んでいただきたかったんです
貴重なご意見、ありがとうございました!
>>392 見えないんですか?
今PCが使える環境にいないので分からないのですが、そうですね、PCの方のほうが多いのに考慮しなかったのは私が悪かったです
本当にすみません
>>384,>>386-
>>392 私の不手際で見えないようなサイトを見せてしまってすみません
また、皆さん本当にありがとうございました!
394 :
293:2009/02/27(金) 14:10:09
>>393 きついこと言ってごめんね。
でも、酷評だしなぁ、と思って。
オリジナルを書いた時は、ぜひ見せて下さい。
>>393 携帯でどう見えるか知らないが、背景白に文字白って「読まないでください」って言ってるようなもの
>>393 自分なんて、晒されてすぐに見に行ったけど、
あれ、すぐ消したんだ、と思って見てなかったよw
395読んでまた見て、やっと文字の存在に気がついた
みんな偉いよなあ…
読ませたいなら、背景は原則白。文字は原則黒。または濃い暗い色。
要は印刷物と同じ環境にすべきだと思うよ
397 :
393:2009/02/27(金) 16:06:51
>>394さん
謝らせてしまってすみません
こちらが悪いんですからいいんです!
言ってくださって嬉しいです
オリジナル、頑張って執筆します。ありがとうございます!
>>395さん
皆さんに指摘されてから何度も確認したのですが、PCの場合の設定等が見つからなくて…
すみません
ちなみに携帯では黒背景に白文字になっています
>>396さん
手間をかけさせてしまいました。本当にすみません
色々と教えてくださり、ありがとうございます!為になります
皆さん色々とご忠告してくださって、本当にありがとうございます!
少年は仏像を焼いていた。
金と紫で彩られた毘沙門天だった。焦げた漆と塗料の匂いが周りに漂っている。炎の
朱が夕暮れに溶け合い、夕日と火が作り出す陰が幾重にも地に伸びている。
毘沙門天は業火の中にいる。
頬に流れ出た漆が涙のような痕を残している。
泣きながら憤怒の形相のままに炎を背負いつつも、その姿は荘厳さを失っていない。
毘沙門天の顔は炎に覆いつくされた。煙が立ちのぼり、少年の眼に沁みた。その燻り
は急に消えて、火勢は一時、盛んになった。炎先が蝶の舞うように揺れ、赤い火の粉
が点々と螺旋を描いて空に舞ってゆく
やがて、火勢は勢いを失い、それに伴って夕闇が少年を包み始めた。最期の火が消え
た時にはすでに陽は沈み、街灯の明かりに変わっていた。
少年は傍らのようやく片手で持てるほどの石をつかんだ。頭の上に振り上げ、白く灰
になった毘沙門天に振り下ろした。灰が舞い、微かな残り火と共に破片が少年が頬に
飛んだ。小さな火傷に頬をしかめながらも、少年は石を振り下ろし続けた。重い音色
と共に、かつて仏像であったものは、破片から砂のように変わってゆく。
すりつぶす塊も無くなったとき、少年はようやく立ち上がった。
顔は灰にまみれていた。それを浮き立たせるように少年の頬に伝うひと筋の涙の痕が
残っていた。
「何をしているの?」
少年の背後から心配気な声が届いた。
振り返ると、三十ほどと思われる女性が立っていた。喪服に身を包んでいるためか、
夜に混ざっていた。手にしたハンカチのみが白く浮き立っている。
「それって、お寺のご本尊よね」
女性が言った。
少年は手にした石を離した。土を打つ音と共に石が足下に転がった。
「骨を取っていたんです」
小さいが強い声で少年は答えた。
「骨を?」
「父さんは、死ねは仏になると言ってた。だから、仏像を焼けば骨が取れると思ったん
だ。でも、何も無かった」
>>398 幼稚な言葉遣いで一生懸命かっこつけようとしているだけの空っぽなお話は、他人に見せてはいけません。
>>398 冒頭、仏像を焼く場面を細かく描写しているが、これが小説の末尾であったな
らば、なくはない。
つまり読者が少年をよく知っていて、さらには感情移入ができていて、物語が
いろいろあった末であるならば、ということだ。
しかし、冒頭では読者はこの少年のこともなぜ焼くのかもなにも知らされていな
いわけで、そういう状態でくどくど書かれていても、かったるいだけ。読む気を失う。
冒頭の描写はすべて削除すべき。
するとこうなる。
少年は仏像を焼いていた。
「何をしているの?」
少年の背後から心配気な声が届いた。
振り返ると、三十ほどと思われる女性が立っていた。喪服に身を包んでいるためか、
夜に混ざっていた。手にしたハンカチのみが白く浮き立っている。
「それって、お寺のご本尊よね」
女性が言った。
少なくとも原文よりは読む気がするはず。
ここに場所や時刻の描写を最小限の文章で短く入れていけば、良い書き出しになるよ。
お願いします
1/2
ビルの隙間を通り抜けてきた海風は、ひとつ建物を過ぎていく度にその勢いを増しなが
ら遠く霞の向こう側にある山を目指しているようだった。
「あーあ」
予備校帰りに通った人通りの多い高架橋の上で、手摺にもたれかかっていた千早が声を漏らした。
「どうしたん」
じっと、隣で紙パックのジュースを飲んでいた同じく予備校生の梨絵が視線だけ動かして
千早の顔を見る。千早はへへっと力なく笑うと、冷たい鉄製の手摺に頬杖を突いた。
「なーんかさあ、急に死にたいなあって思ってさ」
「ほう」
「こうやって車がビュンビュン走ってて、仕事している人がいるのに、私たちは何もしてないじゃない」
「私も入れるのか」
「もちろん」
言って、千早はにっこり笑顔になった。
「もうよく分からなくてさー」
千早は右の頬を突いていた手を崩し、手摺の上に俯いた。背中を手摺に預けていた梨絵は、ふーん、
と相槌を打ちながら橋の上をどんどん歩いていく人の波を見ていた。
スーツ姿の若い男性がいる。女性もいる。学生らしき集団もいる。携帯電話を耳に優雅に歩いている人もいる。
みんな前を向いて歩いていた。歩き続けていた。高架橋の上で立ち止まっているのは千早と梨絵だけだった。
「死にてえなあ」
ぼそりと、千早が呟く。
「そうだねえ」
目を瞑った梨絵が微笑みながら応えた。
「あー死にたい、死にたーい!」
2/2
千早が叫ぶ。何事かと歩いていた人たちが振り返った。
「死にたーい!」
絵梨も続けて叫んだ。千早は過ぎ去る車に向かって、絵梨は歩いている人々に向かって、大声で物騒なことを
叫び始めた。
「死にたい死にたーい!」
「死にたい死にたい死にたーい!」
「死にたい死にたい、すっごく死にたい、今すぐ死にたい!」
「死にたい死にたい、よく分かんないけど、とにかく死にたい!」
叫んで、叫んで、叫び疲れて、行き交う人々から哀れみと軽蔑と拒絶を一緒くたに含んだ眼差しを一身に
集めた千早と絵梨は、お互いに顔を見合ってからどちらともなくくすくす笑い出した。
べつに何が可笑しいわけでもない。あえて挙げるとするならば、物騒なことを叫んでいるというのに、
のうのうと生きている自らの不甲斐なさが可笑しいのだった。
「……あーあ、馬鹿みてえ」
言って、千早は柔らかく微笑んだ。
「まったくだね」
応えて、梨絵は紙パックのジュースを飲み干した。
立ち止まる二人を残して人々は歩いていく。車は走り去っていく。街はどんどん前に進んでいる。
ビルの谷間から差し込む陽射しに照らされて、二人の影は身長の倍以上になり始めていた。
高層ビル群のガラスに乱反射する夕焼けは、二人の目にはちょっぴり綺麗過ぎた。
「帰るか」
「うむ」
呟いて、ようやく二人の歩き出す。
「世知辛えよう!」
「まったくだ」
声を上げる二人の姿は、やがて人ごみに紛れて見えなくなった。
>>402-403 頭に浮かんだイメージを垂れ流しただけのものは、評価してもらう以前の段階だと知りましょう。
こういうのは一片のアイデアとすら言えず、アイデアをひねり出すための踏み台くらいにしか使えません。
ちゃんと構想という必要不可欠な段階を経てから書き始めてください。
>>402 じつは起承転結を覚えるだけであっという間に読んでもらえるレベルにはなるよ……。
それはともかく、
>「あーあ」
>「どうしたん」
こういう相づちだけの会話は、特別な意味を持たせない限り書かないほうがいい。
街中で「死にたい」と叫ぶのは面白いシチュエーションなので、なにが起こるか
を深く考えてみよう。俺の場合、ネット上で愚痴っただけで宗教団体やら「鬱を治す
マル秘テクニック」の宣伝やらがわらわらと寄ってきた。
406 :
402:2009/03/07(土) 07:27:21
ありがとうございました。
起承転結を意識するということは、話の中にメリハリを持たせろということでよろしいでしょうか。
また書いてみます。どうもありがとうございました。
>>406 > 話の中にメリハリを持たせろということでよろしいでしょうか
全然違うんですよ。起承転結とは、あなたがこの段落で表現したい内容を
読者により分かりやすく伝える方法のひとつのことです。
> 少女は死にたいと叫んだ。
> 少女は死にたい、死にたいと叫んだ。
> 少女は死にたい、死にたいと大声で叫んだ。
> 少女は勝手に感動しながら去っていった。
これだと、「死にたいと叫ぶことになんの意味があるんだよ」と思っている読者
には納得してもらえません。
ところがたとえば
> 少女は死にたいと叫んだ。
> 街ゆく人は無関心だ。死にたいと叫ぶことに意味なんて無い。
転> ところが、○○が起こった!
> 死にたいと叫ぶとそんなこともあるのかと、少女は感動して帰った。
と書けば興味を持ってもらえるということですね。転がない話は「やおい」と言わ
れるくらい、悪い物の例とされています。
ラノベだと「ブギーポップは笑わない」の冒頭、街中で泣いている人がいるだけで
すごく印象的な場面を書いていましたね。まだだったら読んでみてください。
転がないって転ばないと転がらないがごっちゃになったのかと思った
てんがないか
>>407 分かりやすく説明していただきありがとうございます。起承転結のことは理解できました。
……しかし、読んでもらうものを書くためには作者から指し示す答えが必要なのでしょうか?
質問を繰り返してごめんなさい。少し表したいことについて考えて書き直してみます。
>作者から指し示す答えが必要なのでしょうか?
「答え」なんてあいまいな言葉を使うんじゃないよ
上の作品でお前が描き出そうとした価値――読むべき価値は何だったのか、
その価値を読者に読み取ってもらうための工夫をしたのか、その工夫は
作者本人にしか理解できない独りよがりなものではなかったか、自問してみなさいな
411 :
293:2009/03/08(日) 18:51:27
>>402 なかには起承転結が無い小説もありますけど(やおいとはまた別)、
それって書くのはすごく難しいですよ? 話の起伏が無いのに読者の
注意を惹き付けるように書くのって本当に難しい。まず無理です。私
は書こうとも思わない。
小説って、読者の事を考えるべきなんですよ。読んでもらってなん
ぼ。別に読んでもらわなくても構わない、ってんなら起承転結も何も
気にせずに好き勝手に書けばいいんです。だけど、それならこうやっ
て人の目に触れる所に投稿する必要は無いですよね? 読んでもらお
うと思うなら、いかに読者の気を惹きつけるかって考えないと。
「こういう風にしたら読んでる人は楽しいかな?」とか、「あ、この
展開だと読者は退屈しそうだなぁ。プロットを書きなおそう」とか。
常に読者の事を意識して考えてみたらいいと思いますよ。別に読者
におべっか使えって言ってるわけじゃないです。自分の主張、伝えた
い事を妥協する必要は無い。だけど、読んでもらいたいと思うのなら
書き方を再考すべきです。
だからこそ、句読点一つどこに置くかで頭を悩ませるし、単語一つ、
助詞一つにも頭を悩ませる。物を書いて人に見せる、ってのは、そう
いう事じゃないですかね?
412 :
名無し物書き@推敲中?:2009/03/09(月) 20:58:06
はいはいウイルスウイルスおつおつ
ねーよ
pdfなんておっかなくてクリックできません
pdfっておっかないの?
それはそれはおっかないのですよ
418 :
名無し物書き@推敲中?:2009/03/10(火) 16:45:16
開けたけど。
ノートン先生がなにも言わないから大丈夫じゃないかと……
酷評はパスします。
>>412 遅レスすまん。おっかないpdfというから何かと思ったら、そういう意味で
「おっかない」pdfだったのね。
文章は「臭いで包まれた村は〜、まるで村全てが血の海に」とか単語の
繰り返しが多いので、推敲してもいいかもしれません。でもまぁいいか。
内容は面白いです。面白いというのは抽象的な意味ではなく、
伏線と構成と描写が良いのですね。こういうのをたくさん書けたら本が出せそうです。
>>412 どうして全身麻痺の人が父の部屋に行けたの?
>>419 ありがとうございます。精進いたします。
>>420 車椅子ですね。
左手のわずかな操作だけで動かせるものを想像していたのですが、
描写を完全に失念しておりました。追加しようと思います。
422 :
293:2009/03/14(土) 20:43:19
>>412 読みました。面白いと思います。
気ちがい(私は個人的には使っても構わないと思うのですが、今のご時世
違う言葉に変えた方が良いかもしれません。差別用語ということで。気狂い
はどうなんでしょうね、いいのかな)が靴を口に突き刺して、という下りが
私は少し想像しにくかったです。靴って刺さるんでしょうか。詰め込んだ
状態なら想像できるんですが。窒息。そうじゃないんですよね? 先の尖
った靴? どこかに描写があったならごめんなさい。
句点が二個連続していた箇所と、感嘆符の後に一マス開けてない所があ
りました。見なおしてみてください。
内容全般についてですが、のののさんが仰ってるとおり、構成と描写が
お上手だと思います。ですが、もう一捻り欲しいです。もう少し意外性が
欲しい。具体的に――ってなると悩んじゃいますし、この短さだから難し
いと思うのですが、こう、最初の方で落ちが読めちゃうんですよ。せっかく
良い感じの出だしなので、もう少し意外性が欲しいところです。
423 :
293:2009/03/14(土) 20:47:53
車イスについてですが、これは隠すほどの伏線では無いと思いますので
もっと最初から車イスについて描写した方がよいかな? と思いました。
中盤で唐突に主人公は車イスを使ってる、と示された形なので、少し戸
惑いました。車イスを使っている、ってそのまま書くんじゃなくて、車イ
スに座って無いと書かないような描写(手を引っ張られた時に、軋んだ音が
耳をつく、など)をそれとなーく入れると、不気味さも加味されてより良い
かと思うのですが、いかがでしょう。
424 :
293:2009/03/14(土) 20:50:58
小説で使う分にはかまわないんだよ 自己責任でご自由に
426 :
293:2009/03/14(土) 21:57:07
でも市販の書籍では見かけないでしょ?
必然性があるなら使えばいいじゃない
きちがいと書くことでしか表現できないものがあると信じるなら使えばいい
428 :
293:2009/03/14(土) 22:21:22
でしょ? って何か喧嘩売ってるっぽいかな。ごめん。
ただ、最近の書籍では見かけないと思います。いや、まぁ、中にはあるのか
もしれないのだけれど。あと数年前だけど、投稿サイトだったかなぁ、使
わない方がいいですよ、って注意受けていたの見た。だから避けた方が無難
かなぁ、って。細かい事なんだけど、一応、ね。
昔の小説も再出版されるようなときは巻頭あたりに不適切な表現がありますがご了承くださいみたいな
但し書きがしてあるしな
現代の作品ではあからさまにやばそうな言葉使ってる人はそうそう見かけない
知人とこの手の話になると、必ず出るネタがある。
「きちがいじゃがしかたがない」
ちなみに別個の知人。
みな印象的だったんだなあ、そして今はもう
使えないネタだと思ってるんだなあ……と思う。
431 :
293:2009/03/15(日) 00:34:44
「きちがいじゃ…」も「不適切な表現が含まれていますが、故人の作品
を尊重して〜」みたいな但し書きがあるんですかね。乱歩も「片輪(かた
わ)」や「唖(おし)」が出てくるから、但し書きがあった。
言葉を禁止してもどうしようもないと思うんですけどね……。その根っ
こにある差別感情をどうにかしない限り。ただ是非はともかくとして、近
年は特に使っちゃいけない傾向にあるので、物を書く身としては気をつけ
なければならないと思います。作者がどう思うかというよりも、もうルー
ルになっちゃってるんじゃないでしょうか。どうなんでしょうね。
この問題のタチの悪いところは、明文化されたルールじゃないところにあると思う。
自己規制を押しつけてくるところがさ……
どうせ趣味のオンノベ、私はせいぜい唖だの片輪だのと書かせて貰おうと思う。
ちなみに例に出した「きちがい」は、本当は全く差別的な言葉ではないんだよね。
ひっかけ問題みたいなもんつーか「ひっかけ問題」で。
433 :
293:2009/03/15(日) 01:29:07
洒落というかね(笑)>きちがい
名作だけど、そんなんあり〜? って思った。
うーん、やっぱり規制あったみたいですね。変な世の中だ、本当に。
ひらいてるからこその仕掛けだよね。
小説という「読み物」であっても音に忠実というか。
すっかり騙された口なので素直に感動したよ>きちがい
そう来るか〜!みたいな……
実際いわゆる「障害者」は、今の現状どう思ってるのかな。
差別だなんだとうるさいのは、実は「健常者」の方じゃないかと思うんだ。
僕アトピーですけど吉本のつまんない芸人が深夜番組でアトピーをネタにしたときイラッときました!
それはご愁傷様でした
とすると
> 差別だなんだとうるさいのは、実は「健常者」の方じゃないかと思うんだ。
みたいな傲慢な考えはどこからやってくるんだろうな
他人を見下したいという下劣根性からわいてくるのかな
>>434は一障害者の率直な思いなのだが
どこが「傲慢な考え」なのか説明願いたい。
ついでに
>>437自身がどちらの立場の人間なのかも。
>>438 人にものを尋ねるときはまず自分の診断書を提出してくれよ
こういう問題で変な煽りを入れるのは余程根性がねじ曲がってる奴だと思う。
>>437と
>>438の事な。
俺は
>>434でも
>>438でもないけど
大学でカラーユニバーサルの研究をやっていたんだが(要は色覚異常者の為の色の選び方)論文を書いてるときはややこしかったな。
色覚異常、色盲、色覚障害。資料を見ると呼び方が違うんだよな。
文上では統一しなきゃいけなかったので多数派と少数派みたく書いたが、
そういう呼び名について議論するのはなんの生産性もありませんよみたいに感じてる障害者の方も居るみたい。
質問に質問で返すのは詭弁の手法だね
そもそも出来もしないことをいうんじゃない。
提出するから君の住所を教えてくれといったら
君にはそれができるのか?
おっと。訂正。
こういう問題で変な煽りを入れるのは余程根性がねじ曲がってる奴だと思う。
>>437と
>>439の事な。
ずいぶん痛いとこ突かれちゃったね
って言うと突かれたのが自分なのか相手なのかわからない日本語の曖昧さに感謝
444 :
440:2009/03/18(水) 19:30:09
健常者の多くは障害者に大して興味を持っていない。
その無関心さに傷つくこともあるが、少なくとも自分の周りの人間は解ってくれているので問題ない。
ただ、中途半端な知識と理解で近づいてくる人間が一番厄介。
そういう人間は何故か声だけはでかいんだよな。そして自分のプライドと正義感をかけてしょうもないことを主張するわけ。
他人の気持ちなんか理解できるはずもないくせに理解した気になっちゃって弱いものを救おうと懸命に声を挙げる。
>>434が言いたいのはこういう人間たちの事だろ。
そして
>>437が糾弾したいのはこういう文章書いちゃう俺みたいなやつのことだろ?
なんだなんだ
突然スレを要約してみたくなったのか?
的確に要約できているかはさておき随分と奇矯な行動をとる人だな
wwwwwww
腕が無いとか車椅子だとかの障害者は誰が見たってフーンだけど、
皮膚がヒサンなことになってる人とか知能障害持ってる人とかだと一般人も無視できないんだよね。
こないだコンビニで見かけた20代ほどの太った大柄な男性は――
なんてこと書くと人権侵害だ!なんて言われそうだからやめとこっと。
マンツーマンで対応してた中年女性の店員さん大変そうだったなー。
正論すぎて完全に沈黙したな
障害者のこと差別してませんからみたいな顔してるやつらはいい気味だわ
450 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/10(日) 15:13:13
本スレが荒れそうなのでこちらに。
ここに投稿した場合著作権ってどうなるの?
例えばここに書いた文を勝手にひろゆきが書籍化した場合、訴えたら勝てますか?
例えば自分でここに投稿した作品を改作して、文学賞に応募して大賞をとった場合、
勝手に改作するなとか、著作権をすでに失った作品だので問題があったりしませんか?
最初にそこらの説明は読まされた上
同意しないと書き込めないシステムになってた気がするけど?
ま、訴えることはできるけど勝てる見込みはないね
ここっていうか、2ちゃんに作品を書き込んだ時点で著作権は失うってことでOK?
ネタを出し惜しみして上手くなれるんなら誰も誰にも見せたりしないわな
もったいないから見せたくないなんて考えるのは
デビューの夢を見るばかりでトレーニングをする覚悟のないドリーマーに違いない
何も、2ちゃんねるだけが創作発表の場ではないだろ
忌憚のない批評が欲しかったら2chが一番いいだろうがな
自分のサイトに書いてリンク貼ればよくね
2ちゃんに晒すか否かの話に関係のない意見乙
>>457 レベルが高いとか低い以前に、批評者の趣味が偏っているのが最大の難点だけどな
>>460 興味のない種類のものまで真っ向から相手してやるほどの
暇とサービス精神を持て余してないんだ。義理も義務もないしな。
個人的には、生真面目そうなのやクソ真面目そうに見えるものは、
勝手にこちらで義理を感じて、極力まともなレスをつけてやろうと
頑張るし、他の住人も結構レスしてやってるように思う。
フィーリングだけでパパッと書きました、みたいなものに1時間も
かけて「読む・考える・意見まとめる」のプロセスを踏んでやる気に
ならない。腹の中に10%ぐらい抱えてる「参考になりましたと言って
もらいたい下心」も満たしてもらえる公算は低いしな。
残りの90%は、上の3つのプロセスを経ることで頭の体操をしつつ、
あわよくば少しぐらい自分の創作のための身にもなればいいなと
思っているわけなので、投稿された文章が自分の趣向とあまりにも
かけ離れていると、こちらの目的もやはり達成されない。上と合計して
も得るものは0%。サービス精神が必要だ。
462 :
名無し物書き@推敲中?:2009/05/23(土) 19:04:12
誰か641を、さむぅくない批評できる人って居る?
あと200レスくらい待たないと現れないと思うがjk
自分の知性の優越を主張するためにひねり出した言葉が
「あなたは冬の夜の住人」なやつよりもましな批評ができるかって言ってんのか?
「さむぅくない批評」ってのがどれくらい寒くないことを指してるのかわからんな
んー、641の筆者(643?)が見ても「さむぅい」と判断を下さず
かつ第三者が見ても「さむぅい」と感じない(納得できる)批評、かな?
曖昧でスマン
えっ、マジで「641」なの?
まだ書かれてもいないのに?
それともうちの専ブラが変なのか?
>>465 > んー、641の筆者(643?)が見ても「さむぅい」と判断を下さず
> かつ第三者が見ても「さむぅい」と感じない(納得できる)批評、かな?
>
> 曖昧でスマン
それつまりありとあらゆる人が見ても寒くないものって言ってんじゃん
あんた頭悪いねえ
>>466 本スレ「あなたの文章真面目に酷評しますPart67」へ行ってみなされ
>>467 ここは仮にも文章について云々する場だぞ?
発信者の意図を読み取ろうともせず、額面通りにしか受け取らん上で
揚げ足取りって…
>>468 「まあまあだけど俺から見たらそれほどでもないね」
なんて印象批判されるリスクを負って、誰が引き受けてくれると思うの?
挑む側が一方的に試されるだけの、対戦相手も存在しないテストというだけで
状況は不利なのに、そのうえ「合格点」の絶対基準も相対基準も示さないなんて
言葉どおりでない意図とやらにそれが示されているというなら伝えてみてくれっての
仮にもここは文章について云々
もう一回言うけどほんと頭悪いね
何年か前、古参の人が「レベル落ちたな」と言ってなに古参ぶってんだそれほど酷くないじゃん十分使えるレベルじゃんと思っていた俺だが
レベル落ちたな
>>470 よくそんなことに気付けたな
俺には全然わからなかったわ
>>470 逆に考えるんだ。
スレのレベルが落ちたのではなく、古参のレベルが上がったから相対的にスレが幼稚に思えるのだ。
ふう……最近スレのレベルが上がったな。
新参が一匹釣れたアル
474 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/12(金) 16:55:52
どんな文章にも真摯に分け隔てなく批評してあげる俺かっこいいっていうのやめて欲しいね
晒そうと思ったらなんか本スレひどいんだが何があった
476 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/27(土) 22:59:52
前スレだか前々スレあたりから住み着いてらっしゃるへんな人です
何があったかと言われると特に何もとお答えするしか
こっちに載せたほうがいいのかしら
478 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/27(土) 23:32:58
お好きにどうぞ
こっちでもゆっくりペースだろうけどそれなりにレスはつくかと
じゃいくか。お願いします。
---
こんな夢を見た。
ある夜、私が不安な夢、気だるさ、異常なほどの喉の渇きから覚めてみると、布団の中の自分が着ている寝具が普段と違うことに気がついた。
それは蒸し暑い日に似つかわしくない長い袖と丈を備えており、つまるところ俗に言う白装束であった。何か、何かおかしいと上体を起こし周りを見ると、
ここは二階にある私の部屋ではなく一階の居間であり、私の周囲には幾本もの菊やりんどう、その他各種の花々が添えられており、普段は足の踏み場も無い居間が綺麗に片付けられ、
父の本棚の前には狭しと、仏具と遺影が置かれていることなどがわかった。ははあ経緯はわからぬが、どうやら私は死んでいたらしかった。
ふと気配を感じ後ろを見ると、女が一人私に背を向け、炊事場で熱心に握り飯を作っている姿が目に入った。後ろにまとめた黒髪とそのしなやかな体躯から、
彼女は一年ほど前に家を出て以来大分疎遠になっていた、今年十九になる妹だと推測した。私はおい、と声をかけた。
彼女は私に顔を向けると、一瞬のとまどった顔をしたのち微笑んだ。紛うことなく彼女はわが妹であった。妹は、先ほどまで死んでいた私の起き上がりに対しなんら驚きの態度も見せずただ笑みを浮かべ、
握り飯を作り続けた。湯気立つ米びつから妹の手を経由しぽんぽんと生まれ続ける握り飯を見ていると、私の腹がぐぅと鳴った。
思わず噴き出した妹に私は握り飯と茶を求めた。妹は食器棚から皿をひとつと湯のみをふたつ出すと、握り飯と茶、そして皿に煎餅を一枚載せたものを卓に置いた。
私は体を起こし、座椅子にかけた。
酷く喉が渇いていた。握り飯をぬるめの茶で流し込みながら、なあ妹よ、ところでなんだ、私はやはり死んでいたのか、と私は瞳を泳がせた。わかりません、と彼女は答えた。
話を聞くと、彼女は先程此処に着いたばかりで私の死に目は見ていぬらしく、ああ、兄さんが死んでしまった、との父からの電話を聞き、すぐさま実家すなわちこの場に飛んできたとのことだった。
父はその後亡き彼の妻、つまり私たちの母の実家や彼の親類、私の友人に大学、関係各所へ連絡を葬式の手配をと何かと忙しい様子であったため、
寡黙で控えめな彼女は父の邪魔をしてはならない、と未だに私の死の原因を聞けずにいるらしかった。原因が何にせよよく来た、久しぶりだと私たちは茶で乾杯をし、
半時間ほど幼き日の懐旧談、また家を出てからの彼女の身の上話にしばし花を咲かせた。元気そうだなと言った私に、兄さんこそ、と彼女は笑った。
妹によれば夜十時には、つまりあと一時間もすれば父が親戚一同を連れて帰ってくるという。自分はそれまでの間留守を頼まれ、彼らのための握り飯を用意するよう言いつけられたのだが、
隣で白装束を着た私が本当に死んでいるのか、ひょっこり起き上がるのではないかと期待をしていたとのことで、そして事実私が起き上がっても彼女はさほどおどろかず、
ええ、昔から人をおどかすのが好きな兄さんでしたもの、兄さんならおかしくなかったですし、起き上がってくれたらむしろ嬉しかったですから、とくすくす笑った。
そこまで聞いて私はある種の恐怖心にかられた。今、家には私と彼女しかいない。そして私は先ほどまで死んでいた。いや、今も死んでいるのかもしれない。
今の私は彼女の見ている幻覚の一種なのかもしれないという危惧である。妹の、もしや兄が起きあがるかも、という期待が彼女だけに見せている幻覚が今の私なのではないか。
私は妹に言った。私が見えるか。彼女は頷いた。ではあちらに敷かれた布団の上には何が見える。何も見えません、しいて言うならば兄さんの捲りあげた掛け布団でしょうか。
私もそちらを見た。彼女の言うとおりだったが、私が彼女の幻覚であるならば彼女と感覚を共有していても何らおかしくはない。私は食卓の上の煎餅を手に取り、二つに割り、
更にその片割れを両手の中に隠し、両手で押しつぶし五つに割った。掌にある破片は妹には見えていないはずだ。私は妹に言った。今私が煎餅をいくつに割ったかわかるか。
彼女は顔をしかめ、今度は首を横にふった。わかるはずがない、と言いたげな顔をしていた。勘でもいいから言ってみろ、と語気を荒めた。彼女は首を止め、では四つ、と答えた。
破片は計五つであり彼女と私の感覚は必ずしも等しくないと知った。
彼女が答えを知ったうえで正答を避けている疑念は晴れなかったが、再び襲ってきたけだるさが私にそれ以上の思考実験の発案を停止させた。
この体調のすぐれぬ様子は着慣れぬ白装束のためであろうか、と私は胸の前をはだけた。妹がきゃ、と前を隠した。
兄の肌を見るのに照れる歳ではなかろうにと笑おうとしたが、先ほどまで談笑していた彼女の顔は、何か恐ろしいものを見たようなものに変化していた。
兄さん鏡を、鏡を見てください。と彼女はいった。
妹の表情に一抹の不安を覚え、私が重い身を引きずり居間の隅にある大きな鏡に向かいあった。思わずうわ、と声を上げてしまった。
私の白い上半身には血管を象ったような傷、いやまさに血液が溜まったかのような紫のただれが見えていた。
そして身体を前後にゆするたびに、そのどす黒い紫の紐がただれが薄皮を突き破らん勢いで皮膚を内側からくすぐった。また更に装束をはだけさせると、
左胸には紫の塊が鎮座しているのが見え、瞬時にこれは心臓だ、動きを止めた心臓だ、と理解した。一目鏡を見ただけで、あるいは妹のように直接私の胸を見さえすれば、
私自身の血流がもはや完全に止まっていることを理解するのには十分であろう。私は急に息苦しさを覚え膝から崩れ落ちた。
先ほど握り飯を食らった時の元気はどこへやら、瞬時に全身から力が抜けていった。
兄さん、と妹が言った。もう、もうだめなのですか、と続けた。ああ、どうやらもうだめみたいだ、頼むが布団に寝かせて欲しい、と私はか細い声でなんとか答えた。
妹は私のはだけた装束を整えると、仏花に囲まれた布団へとおぶって連れてくれた。すまない、と言った私に彼女はいいえと答え、
潤んだ瞳を隠そうと顔を服の袖で拭ったようだった。心臓はとうに止まっているというのに、私は胸が熱くなった。
彼女は私を布団に寝かせると、水を取りましょうか、と言った。堅すぎる枕に不快を覚えながら混濁する意識の中、なんとか私は、たのむと答えた。
またひどく喉が渇いていた。彼女は立つとすぐに戻り、先ほどの湯のみに水を持ってきて私の口に数滴を零した。それをごくり、ごくりと飲み干したのち、ありがとう、と私は言った。
いいえ、今回は兄さんの死に目に会えて、本当に良かったと彼女は泣いた。私の瞳も潤み、妹の姿はぼやけていったが、それが涙のためか薄れゆく意識のためかはわからず、
涙のためであればと首を振り、眼から涙を落とさんと思うも私には既にそのための力さえ失われていた。ありがとう、本当にありがとうと言いたかった。
妹がおやすみなさい、と言った気がした。私はその全霊をもって震える喉で、ありがとう、おやすみ、と返した。
その後すぐに訪れたふわと浮き上がるような感覚ののち、腹に残されて暖を放ち続けていた妹の握り飯から立つ、ほのかな塩の香りを感じた。
それが私の最期の意識である。
---
以上です
>>479 …ごめん、これ、推敲した?
学生の頃、実は国語が苦手だったりしない?
>>479-483 ことば使いに粗が目立つせいで、古めかしい文語調が、無理な背伸び見えてしまう。
1レス目の>479からぼろぼろだ。
『つまるところ』が「つまり」の流れになっていないし、『俗に言う白装束』のところも、
白装束は俗に呼ばれるものではないからしておかしい。
「所狭し」を無理に小慣れた風に使おうとしたのか、『狭しと』などというよく分からない言い回しがある。
『ははあ経緯はわからぬが』のところは、地の文での直接話法を使うには唐突すぎる。
『一瞬のとまどった顔をした』もへんな言い方だ。「一瞬の」は、動的な名詞に付くと、それと
セットで動詞的な言葉になるのに、そこへさらに「をした」を付けては意味が重なる。
「一瞬とまどった顔をした」では口語的になりすぎるかしらなどと考えて無闇にいじくったんだろう。
『起き上がりに対し』なんてさらにひどい。文語的な「に対し」をこんなところに使うのはもはや
無闇を越えた無差別、動詞なら何でもよかったという域に達している。今では反省しているだろうか。
これだけあるのを逐一ひろって酷評するには長すぎる。
>>484のような一言罵倒で済ませられても仕方ない。
というわけであとは話の内容について。
荒唐無稽な夢の話に見せかけて、いまわのきわに見た幻覚でしたという大筋は掌編としては悪くない。
その中に死が現実なのかどうかという疑いを混ぜたことが良かった。夢のお話が陥りがちな
夢特有のどうでもいい描写なども抑えられていて、掌編の仕掛けが最優先にされている点は、
狙いがぶれずに書けている証拠だ。
486 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/29(月) 00:35:47
>>484 お読みいただきありがとうございます。ご想像の通り、あまり得意なほうではありませんでした。
推敲はほとんどしておりません、読み返したらいくつも粗を見つけたためとても恥ずかしいです。
次回からは推敲を繰り返したのち晒そうと思います。
>>485 多々の御指摘ありがとうございます。拾っていただきました点については全て推敲に生かさせていただきました。
話の内容についてですが、夏目漱石の夢十夜をイメージさせようと考えたものなので、
つまりこの話は幻覚でなくただの私の荒唐無稽な夢の話なのです。
(目が覚めたら自分が死んでいたことに気づき、あー生き返った、と起き上がりしばし妹と談笑、
しかし復活の時は短く私は再び死ぬ、というのが私が見た夢のあらすじです)
誤読を誘う目的はなかったので、原因は単に私の筆力の足らぬところにあると思います。すみません。
削ろうかと悩んでいた部分(自分の存在を疑うパート)は削らぬままにしようと思います。
お読みいただきありがとうございました。
487 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/29(月) 01:02:40
すみません、酷評してくれませんか?
木曜日の放課後、
居残りがいないか確認するため、私は校舎を見回っていた。
ここ最近日が長くなって、夕方だというのに空は真っ青だ。強く心地よい風で木が大きく揺れ、目をつむる。こんな日は何もせず大人しくしているのに限る。
校舎に居残る者は見当たらない。しばらく足を進めていると自分のクラスが目に入った。この教室を最後に早々切り上げてしまおう。
昼寝をするなら屋上にしようかそれとも中庭の木陰にしようかなどと考えながら扉に手をかけると、やけに手応えがあった。不思議に思いながら手に力を込めそれを開ける。
「!」
途端、風が体を押し、目をつぶった。
扉を押していたのは強風だった。全開の窓によって教室に張られていた掲示物は騒がしくはためき、カーテンが大きく膨らんでいる。
私ははっとしてカーテンを見つめる。だんだんと落ち着きを取り戻したそれは、ふわりと元の位置に戻っていった。
先程までカーテンで隠されていた机があらわになる。私はゆっくりと窓際に近づいた。
そして音を立てないように椅子を引いて後ろ向きに座る。
窓際には少年が眠っていた。
「長坂」
もちろん起こす気はさらさら無かったが、この鈍感な男がこの程度で起きるとも思えなかった。
案の定彼は変わらぬ寝息を立て、私にじっと見つめられているなんて知らずに夢の中。剣道で全く焼けてない肌は私と同じくまっしろくて貧弱そうに見えた。腕の細さを比べたり髪を撫で回したりしても、長坂はやはり眉を潜めるだけで目を覚ますことはない。
…魔がさすとはこういうことなのかもしれない。
私は彼の頬に手を添え彼の瞼に唇を落とした。
小さな声が漏れたその口にも同じように触れようと身を屈めたとき
強い風が吹き込みカーテンが顔に絡みついた。
「…………………」
再び長坂に目をやるとやはり無防備な寝顔を曝していた。
あたふたしたり真っ赤になったりしている彼はかわいいけど、こっちも好きだなあ。と思う
「すきだよ長坂」
当然返事は無く、背中が規則的に上下するだけだった。
私は小さく笑う。
昼寝の場所が決まった。
私は彼と同じように机に俯せになり目を閉じた。
携帯からすみません。評価をお願いします
>>489 次からは一レスで終わる掌編を書いてくれ
二つも三つも長々と読むのは疲れる
さて、酷評だな
まあまあ、いいんでねえの?
描写は綺麗に書けてるし。俺はギャグっぽい勢いのある奴が好きだから
なんか味気ないなーと思うけど。そこは読み手の好みだろ。
あと空白の行が多いと間抜けっぽいからなるべく詰めてくれ。
適当な新人賞の一次審査ぐらいは通るんじゃね、っていうかんじ。
>>490 次回は1レスに抑えられるように頑張ります。改行についても参考になりました。ありがとうございます!
>>487-489 これだけで完結している作品のように見えるが、
それにしてはあまりにも内容が薄く見どころが無い。
女(教師か生徒か判然しない)が男にキスをする「事件」を取り除いたら本当に何も無くなる。
何もない話の中に人死にだの性交だのを挿入して何かがあったことにするのは安直すぎるやり方だ。
それと改行が邪魔だ。改行で間を取る修辞が好きな読者は、携帯の世界の外にはあまりいない。
できれば携帯の中だけでやっていて欲しい。
>>492わかりました。1ページ読み切りの短編で読むには言われてみる確かにと内容が薄いです。以前書いた二次創作に手を加えたためだけではなさそうですね。
>>490でも指摘されたように無駄な改行をカットして読みやすいものにしたいと思います。まだ表に出していないものだったので、そのように具体的に指摘してもらうととても嬉しいです。評価ありがとうございました。
494 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/29(月) 14:56:00
×言われてみる確かにと
〇言われてみると確かに
…文章云々より日本語勉強して出直してきますorz
495 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/30(火) 13:22:39
酷評お願いします。
「あー、あちー。蝉が夏を呼んでるぜー」
彼は、お賽銭箱の前の段差に座り込んで盛大に息を吐いた。わたしもその隣に座る。あ、またわたしより背が高くなってる。いいなあ。
「なー、お前巫女さんだろー。神通力で涼しくしてくれよー」
「わたしにはそんな便利な力ないよ。そうしたいのは、やまやまだけど」
わたしはくすり、と笑った。彼が片手で顔をパタパタ扇いで、もう片方の手でYシャツの胸元をバタバタさせて、踊っているみたいで面白かったから。
「あーそうだ、お前巫女服着ろよ巫女服。神社の娘だろー。正装だぞ」
「えー、やだ。巫女装束って動きにくいし、それに暑いんだもん。あ、そうだ。そういえばこの前はありがとね」
彼は私のほうを向いて、ん? って顔をした。汗はもう止まったようで、貼り付いたYシャツが乾きかけていた。
「わたしが学校休んだとき、プリントもってきてもらったから」
「昔のことは忘れたぜ。釣はいらねえ取っときな」
彼はそっぽを向いて、Yシャツの袖で額を拭った。なんだろ。変なこと言ったかな。
「お礼ってわけじゃないけど、麦茶もってくるね」
わたしはすぐ近くにある我が家に帰って、麦茶のボトルとコップをお盆にのせて戻る。その途中、神社のほうで、コリン、という音がした。お賽銭かな。
見ると、彼が両手を合わせてブンブン上下に振っていた。竹の子ダンス? あ、こっちに気づいた。
「いやそのこれはだな、そう、涼しい風が吹くように願っているだけでたいした意味は」
なんだか可笑しくて、ちょっと笑ってしまった。
わたしはお盆をお賽銭箱の隣に置いて、スカートのポケットから財布を出して、五円玉を一枚つまんだ。
ちゃりん。
わたしは両手をぱんぱんと叩き、目を閉じて頭を下げた。すぐに頭を上げて目を開ける。
「なにお願いしたんだ」
「お願いじゃなくて、お礼だよ。二人とも健康で仲良く過ごせてます、ありがとうございます、って」
彼の顔が赤くなった。私の顔は熱くなった。なんだか急に恥ずかしくなって、ごまかすように麦茶をいれた。
蝉がいっそう元気に鳴き始めた。暑い夏は、まだまだ始まったばかりのようです。
>>487よりわかりやすくていいと思う
何より、登場人物が学生の男女ってすぐにわかるからw
で、変だと思ったところ
・またわたしより背が高くなってる
またって何だよ、またって。伸び縮みするのかよ
・わたしはくすり、と笑った
点のイチが変なだけかな? くすりってさ、笑い声だけじゃなくて、
様子を自分以外の人が見ての表現でもあるからかな? 違和感あるなあ
・パタパタ バタバタ ブンブン ぱんぱん
安易でちょっとうるさい。これらを使わずに同じ事を表現してみ
・彼が両手を合わせてブンブン上下に振っていた。
わかり辛いけど、これ、どういう動作?
・彼の顔が赤くなった。私の顔は熱くなった。
ここ、並べたいなら、私の顔は、じゃなく、私は顔が、だろ
・ごまかすように麦茶をいれた。
わたし目線でずーっと書いてるんだから、ここは、麦茶をいれてごまかした。じゃね?
とりあえず情景は浮かぶかな。稚拙だけどな。
あと、蛇足だが、批評は24時間待つのがセオリーだから。レスもな。いじょ
>>496 評価ありがとうございます! ちなみに
>>487とは別人です。
紛らわしくてすいません。
なるほど、甘いところがたくさんありますね。
今後気をつけます。小説書くのは難しい。けれど楽しい!イエーイ!
498 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/30(火) 15:31:04
>495
・「蝉が夏を呼んでるぜ」
文章全体から、現在が真夏のように感じます。ですから「夏を呼んでる」に違和感を感じました。蝉がそんなにウルサイなら、すでに夏でしょうから。別の表現に変えるといいと思います。
・「神通力で涼しく〜」と男の子に言われた「私」が「そんな力はない」というセリフ。ちょっとした力はあるけど、というふうに聞こえます。ちょっとした力がある、という設定ですか?そうでなければ変えた方がいいです。
・あーそうだ、のような無駄な前置きが多いです。小説ですから、普段の会話と全く同じようにせず、流れと関係ないなら省くほうがスッキリします。
>>498 評価ありがとうございます!
うーん。この三つは確かに難しいんですよね
最初の「蝉が夏を呼んでるぜ」は、ただ愚痴れればなんでもいい、ただの切り出しの一言。
でも何でもいいからって行って、「蝉ウルセー」みたいな悪口で始めるのは嫌だったんです。悪口ばかりの男に付きまとわれてる女の子って、かわいそうじゃないですか。
だからといって、「蝉が太陽を呼んでるぜ」みたいな、具体的なものもちょっと避けたい。蝉が呼ぶなんてありえないですからね。むしろ蝉が呼ばれてる。
「夏」は抽象的なものだから、もしかしたら呼んだかもしれない。という気がして夏を選んだんですが。むー。他の表現。難しい。どうしよう。
「神通力で涼しく〜」ですが、今回「わたしにはそんな便利な力ないよ」で返したんですけど、最初は「巫女さんにはそんな便利な力はないよ」でいくつもりでした。
でも、もしかしたら巫女さんの中には使える人がいるかもしれない。少なくとも物語の中にはでてくるかもしれない。
自分が使えないからといって「巫女さんは」と一くくり全員能力なしと否定するのはいかがなものか、と思って変更したんです。
しかし、ちょっとした力ですか。んー、この子の場合、団扇で扇ぐのが精一杯ですね。普通の人間ですから。普通の人間だとアピールする、これもまた難しい。
あーそうだ。の無駄な前置きですけど、そう、無駄だと分かっててつけてます。なぜかというと、この無駄な台詞がないと急展開(超展開?)になってしまうからです。
これはただの我侭なんですが、「1レスで終わる話」を書こうと、勝手に自分に条件を書けていました。
自分が読み手のときに、何レスにも渡る作品を見たときにげんなりしたから、という単純な理由です。
しかし、1レスで終わる話となると、どうしても急展開になってしまいます。それをわずかでも緩和するため、無駄な台詞にクッションの役割をしてもらっているという訳です。
ちなみに無駄を完全に省くと「暑い夏、若い男女が神社でお茶した」の一行だけになってしまったりするわけで。無駄を省くのも難しいです。
小説を書くというのはやっぱり頭を使いますね。自分は小説家には向いてないかもしれない。時間の浪費かもしれない。社会にとって害かもしれない。
けれど、
小説を書くのは楽しい!イエーイ!
わかったから、そうはしゃぐな
502 :
名無し物書き@推敲中?:2009/06/30(火) 17:11:23
>499
498です。理由はわかりました。ただ、あなたにはわかっても、読む人は何も前提条件がわからないまま読みますから。。
蝉のセリフにしても、あなたの中ではわかっていても、読まされる方はわからない。
巫女さんにしてもそうです。この子は他のことなら(憑き物落としとか)出来るのかな?なんて疑問が出てきてしまう。
読む他人のことを考えるとわかりやすくなると思います。他人は、あなたの理屈を読み取る力はないですから。
>>502 わざわざすみません……
本当にその通りです。はしゃぎすぎました。気をつけます。
別スレにあった文章。書いた人≠オレ
オレはいい文章だと思ったんだけどそのスレでの評価は低かったんだ
良くないところがあるならちょっと教えてほしい
一緒に暮らすようになってから。
時々ひどく胃が痛くなる僕のために、彼女はホットミルクをいれてくれた。
電子レンジを使うんじゃなくて、ちゃんと鍋で温めたミルクを。
全然味が違うのよ、と彼女は言ったものだった。
「味が柔らかくなるの」
その通りだった。
冷え切った冬、風に吹かれながら帰ってくると、彼女がホットミルクを飲ませてくれた。
柔らかい味の、ホットミルクを。
「うまいな」
「でしょ」
「マジうまい」
何度そんな会話を交わしたんだろう。
何杯のホットミルクを飲んだんだろう。
一緒に暮らすようになってから。何なんだ?
ちゃんと鍋で温めたミルクを。何なんだ?
柔らかい味の、ホットミルクを。何なんだ?
この一文で全てならポエムだね、で済むけど
これでそれなりの長さの「小説」を書かれても
私にはとうてい読めない。
ていうか「小説」は書けないと思うな、この文体では。
506 :
他人:2009/06/30(火) 21:38:56
>504
505さんが言うように、文体が体言止めというんですかね(間違ってたらゴメンなさい)。
「あの時こうしたのだ、○○は」とか
「○○は〜したのだ、●●を」のような文体が多いですね。
いつまでこの書き方が続くんだろうって思います。
この書き方は、頻繁にするものではないです。
ここぞという時に、効果的に使うべき文体のはずです。
延々この状態で読まされるのはキツいです。
>「あの時こうしたのだ、○○は」とか
>「○○は〜したのだ、●●を」
これは「倒置」という奴ですね。504の例とは違う&大分マシだけれど
多用すべきでないのは同じですね。
牛乳の広告のコピーみたいだ
相変わらず偉そうな奴が沸くスレだな
どうせ、ボクこれキライ、って連中ばっかだろ素人に期待すんなよ
好きなように書いて好きなところに出して好きに落ちろ
ああ、こっちは別館だったか
すまん間違えた。上がってるから本館かと思った
こっちは平和にやってくれ
失礼
ケータイ小説ってこんな書き出しでいいんですか?
私の一番好きな人は、私を一番好きになってはくれない。
小さい頃から、その人の後ろ姿だけを追い続け、世界で一番その人を愛している自信があった。
だけどその人にとっての私は、ただ「繋がり」を持った人間に過ぎず、近付いても近付いても、必ず一定の距離を取られている事に、いつの日か気付いてしまった。
気付かなければ、考えないでよかった。
気付かなければ、悩む必要もなかった。
気付かなければ、傷付く事もなかった。
兄妹――
一番近くて、一番遠い存在。
ケータイ小説は画面レイアウトまで含めて「文法」です
514 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 00:22:59
過保護さんて何?
悪態つくのが趣味の人?
「うーん、僕はみんなの批評は間違ってると思うなぁ。え?どこがって?
それは……わからないけど、でもでも!作品の投稿者さんはみんな馬鹿だから
ここの人たちの批評は間違ってるよって忠告しといてあげないと大変なことになっちゃう!」
っていう人
516 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 10:46:24
ふうん、寂しがりやの目立ちたがりやさんなんだね!
酷評できるもんならしてみろよ
どうよこの神作品
「過保護さんキター!! 」
「過保護さんて何? 悪態つくのが趣味の人?」
「『うーん、僕はみんなの批評は間違ってると思うなぁ。え?どこがって?
それは……わからないけど、でもでも!作品の投稿者さんはみんな馬鹿だから
ここの人たちの批評は間違ってるよって忠告しといてあげないと大変なことになっちゃう!』 っていう人」
「ふうん、寂しがりやの目立ちたがりやさんなんだね!」
518 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 12:58:29
よほど構ってほしいんだね。。。
520 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 13:41:01
>>519 新参者か
晒し上げを知らないのか
このage!
>>520 はいはい古参乙
あんたはいつになったら小説家になれるんだい
まあそんな俺ルールを振りかざすような我侭小僧がなれるわけないか
>>521 バカ、ハケーン
ネラールールな
んで、ここ2ちゃんな
おまえ、どこに書き込んでんの?
バカハケーンw
>>522 そうか、ネラールールというのがあるのか
それは知らなかった。ググってもでてこない公式ルールがあるとは面白い
ハケーンハケーン書きこんでるような奴が評価をしてるとは
確かに酷評だな
今日は入れ食いだな
うん。今エサを放り込む勇気は俺には無い
527 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 16:09:16
過疎スレ下げてもしゃああんめ
東北弁これで合ってますか?
>>527 酷評じゃなくて素朴な疑問なんだけど、
東北弁って小説で需要があるの?
書き慣れても使うところがないような……
529 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 16:16:41
>>528 東北弁は方言小説じゃあ関西弁に次ぐ人気だべ
関西弁は親しみとか乱暴ってイメージを持っているとすれば
東北弁は粗野とか純朴とか陰湿とかかね
使い道は色々だ
そうなのか。でも、残念なことに東北弁はわからない
まだ、関西弁の方がましかな
この上の言葉を関西風にすると、こんな感じになる
そうなんか。でも、残念やけど東北弁はわからんわ
まだ、関西弁の方がましやな
ただ、関西弁と言ってもいろいろ。河内、堺、泉、神戸、それぞれに特徴がある
こんかいは東北弁なので、俺にはどうしようもない。役に立たなくて悪いな
過疎スレ上げてどないすんねん
方言って好き嫌いが分かれるからね「味がある」とか「読みにくい」とか
方言使って成功した人はたくさんいるから、行き詰ったら使ってみるといい
まあ、大事なのは面白いかどうか、あるいは学芸として美しいかどうかだけどね
学芸じゃなくて文芸って言いたかったんだろうなぁと予測した
予測じゃなくて推測だな
俺まで間違ってどうする
聖書を大真面目に大阪弁で訳したら苦情が来たとかいう話があったな
女の子の裸を見てしまっても自分も一緒に裸になれば許してもらえるというアレだな
539 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 17:09:32
あのー。女としては男が脱いだら恐怖なので、許されないと思うのだけど。
このとおり、性犯罪は洒落では済みません
気をつけましょう
>>530 でも→そやけど
文章的整合を求めるなら
「そやけど、残念ながら東北弁はわからんわ」 かな。
時代小説書いてるので、その細かな違いが今必要になってるんだよね…
人力はてなとかで聞けば、地元の人が方言変換してくれるのかな。
ついでに東北を舞台にしたら宜しかろうというネタがあるのだが、
言葉の壁の前にあえなく敗退。
542 :
名無し物書き@推敲中?:2009/07/01(水) 22:16:58
>>520>>522 馬鹿なこと聞くけど、ネラールールってほんとにあるの?
晒し上げっていうのはルールなの?
ないあるよ
>>542 ほんと馬鹿だねって思うけど2ch来て日が浅いのだとしたら仕方ない
ルールなんてないよ
あるのは公式ローカルルールとテンプレにあるルールだけ
暗黙の了解だろ
晒し上げはよく使われてる言葉だし
w←これも草とかいうけど、辞書には載ってない
それと同じもんじゃないの
>>545 スラングとルールの違いがわからないの?
ネラールール=先住民の自己中ルール
OK?
不愉快に思うならどっかいったほうが身のため
>>547 誰のどんな主張に対する意見なんだそれは
このスレで高評価だったら作家になれんのかな
低評価だったらなれねーのかな
>>530 逐語訳すれば必ずしも正しい方言になるとは限らないんだよなぁ。
「そうなのか」ひとつ取っても、関西弁には、
東京弁の「そうなんだ」に相当する、相手の言葉を無感情に肯定する返事が存在しない。
(そんな返事では、バカにしていると思われる)
「そうかぁ?」
相手の言葉を疑いつつ、好意的に受け止める
「さよか」
相手の言葉を話半分に受け取り、流す
「ほんま、そうやな」
相手の言葉に同意の態度を出す
「はい、はい、はい!」
相手の言葉に同意して感動する
従って上の文章は
> そうなのか。でも、残念なことに東北弁はわからない
「そうかあ? せやけどわい、東北弁とか知らんからなぁ。しゃーないわ」
となる。
語彙を増やせばいいってもんじゃないぞ。
半可通が陥りがちな罠だがな。
語彙の大切さはいっぺん長編書き上げてみないと実感できんわ
村上春樹のハードボイルドワンダーランドとか海辺のカフカとかって
文学賞の性質から言ったら芥川賞と直木賞のどっちに近い作品ですか?
礼儀がどうこう言いたいやつはここでひとモメしてみたら?
勝手にやってろよ 老人
本スレの1
乙(遅くなったので、こっちで)
>>554 最初の2人以外は埋め替わりっしょ
そこら辺は人によって考え方がまちまちだから、相互不干渉が一番巧くいくと思ふよ
ただ、レスが貰い易いっていうのはあるだろうから、
レスが付いてなかったら軽いアドバイス程度には、たまにはいいかもね。
学生が一年で500冊なんてひきこもりじゃんね
学校行けよ
>>本スレ356
成海先生の一人称視点だぞ
沙弥子は成海とは別人であり、新米でもない
成海から見て沙弥子が新米なのだろう
『ぶどう組の一日は〜〜』が三人称視点っていうのは豪快な勘違いだな
単なる事実描写に視点も何もない
「りんごは熟すと赤くなる」「○×ストアーは10時に開店する」
こういうのと同じ
559 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 19:45:43
なんだよ、その三人称視点というのは?
笑かすな。
>>559 人物がみな三人称で語られる視点のことだよ。そんなことも知らないの?
561 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 20:32:36
>>560 ばかかおまえ。
まともな人間なら誰もそんな言い方はしないってツッコミだ。
そういう話だよ。
562 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 20:39:42
いや、ばかに遠回しにいってもわからんか。
一人称視点なら「私」の視点という意味でおk。
だが、三人称視点なら「彼」の視点になるだろ。
「彼」を語る作者の視点であって、「彼」の視点じゃないんだぞ。
わかったか? このバカ。
つーか、「三人称で語られる視点」ってどういう日本語だ?
ちっとは考えてから書け。
バカは自分をバカだと思えない
まともじゃない人間は自分をまともじゃない人間だと分からない
という事が如実に分かる2レスでしたね
564 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 20:48:41
おい。それが反省の弁か?
気がちいせえな、おまえ。
嫌われ者だろ?
565 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 20:50:46
文章を酷評されたくなかったら、
以後、わけのわからない日本語を晒すな。
わかったな?
566 :
563:2009/09/22(火) 20:53:34
>>564 ・まずsageろ。ここは別館だ。
・
>>560と俺は別人。
・三人称視点、三人称で語られる視点、という日本語は、どちらも何ら間違っていない。
・お前は罵倒するだけで代案を何一つ出そうとしない、このスレに似合わぬ非生産的な輩。
567 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 21:12:27
>>566 はぁ? なんでsageてんだよ? おまえ、ほんと気が小さいな。
名無しに別人も糞もあるかバカ。んなら俺も別人だボケ。
三人称視点なんてあるかバカ。
バカがネットでそういうデタラメな言い方を広めているから注意してんだよ。
おまえもそのバカのうちの一人だろ。氏ね。
代案? はぁ? ちゃんと金出して本を買って勉強しろボケ。
正しい知識をつけろ。
ヒントをやっとく。
三人称で書かれた小説であっても視点は一つじゃないぞ。
いいか。素人造語で知ったかこくな。恥を知れ。
なんでこの人こんなに怒ってるの?
シッ、おかしな人と目を合わせちゃいけません。
570 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 21:19:16
571 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 21:29:08
本スレのこいつは最悪だぜ。基礎知識がないのはこいつ。
こいつのゆーことを信じ込んだ新人は終わりだな。
ま、信じ込むそいつもその程度の奴だからしょうがないが、
小中学生だったらカワイソすぐる。
>>352 >ぶどう組の一日は“沙弥子先生”の笑顔から始まる。
> 「みんな、おはよう。」
> 新米時代は〜
>
>〜元気がある証拠か。
出だし3行でもう失敗してる。理由は、「3人称視点と1人称視点の混在」、「主語の欠如」、「状況描写の欠如」。
「ぶどう組〜」は3人称視点。「新米時代は〜」は1人称視点。
「みんな、おはよう。」は一体誰のセリフ?
「新米時代は〜」とは、"どのような状況"に対しての"誰の"思考?
「…」は「……」とするべき。このスレのテンプレにも書いてある。
>>352さんは基本的な文章作法の知識が無いのだと思う。
内容をどうこう言うのは人が理解しやすい文章を書けるようになってからですね。
ネット上にはそういった知識を載せているサイトがいくつもありますよ。
>>562 地の文で人物のことを三人称で呼びながら語られる、と省略無しで教えてあげたほうが良かったか。
いや、省略は関係なく、「語られる視点」と、言葉が「視点」に係っているのがおかしいんだろ。
三人称で呼びながら語られる「形式」で、「三人称形式」とすべきじゃね?
> つーか、「三人称で語られる視点」ってどういう日本語だ?
ここのかぎかっこのくくり方で察してあげればよかったのか。
怒ってる人は、「人物がみな三人称で語られる視点」の部分を、曲解することを目的として
[人物が(みな)]−[三人称で]このつながりを無視し、
[語られる視点]を、「視点が語られる」という、視点を主語とした受動的文章として解釈したんだろう。
曲解するためにとは言ったが、この怒ってる人は本当に「人物がみな三人称で語られる視点」の
部分が日本語として誤っていると思っているフシがある。日本語として誤りではないという
解釈の余地は無いと思い込んでいるフシがある。
自転車に補助輪をつけるような説明のしかたになるが、「人物がみな三人称で語られる(ヨウナ)視点」と
省略された機能語を補ってあげればこの人にもきっと解かってもらえると思う。
>>574 補助輪もっとつけてあげないと転んじゃうかもよ
俺ならもっとサービスして「人物(のこと)がみな三人称(語句)で(文章が)語られる(ヨウナ)視点」と
じゃんじゃんくっつけちゃうね。
576 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 22:14:35
>>574 違うな。
おまえ、ややこしいことをいってるが、それは「視点」とは無関係な話だろ? 違うか?
なんで、視点に結びつけてんの? そのへん、頭が働かない?
ヒントだ。
おまえの考えている「視点」って何だ?
それじゃ、もう一度考えてみような?
ま、話はそれからだ。
>>575 何の疑いもなしに追随するおまえは話にならん。一回死んでこい。
577 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 22:19:27
もう一個、ヒントを出しておいてやろう。
なら一人称視点でも、
自分以外の「人物(のこと)がみな三人称(語句)で(文章が)語られる(ヨウナ)視点」
となるだろ?
人称という形式と、視点というファクターとを同一視するのがおかしい。
と、言いたいんだろう……たぶん。
「湯を沸かす」とかそういう用法に突っ込むのと同じバカじゃん。
一般的用法が納得できないなら、言語板に行ってこいよ。
好きなだけ議論できるぞ。
579 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 22:28:40
ふーん。それがおまえの負け惜しみの仕方か? はぁん?
負け惜しみでもな、粋な負け惜しみができてこそだ。
つーことで、おまえに脈はねーよ。なんのセンスもない。諦めろ。時間の無駄。
>>576-577 「ヒント」って言葉を使っているのは、自分でもよくわかってなくて明確に説明できないからか。
ちなみに一人称視点では主人公は自分のことを「私・俺・僕」などで語る。
三人称ではない。
カメラを意識するかしないかの話なんだろうな
カメラの存在が明確に意識されている作品と、そういう概念・考え方・意識の弱い作品とがある
小説という文章のジャンルには意識されているものが多いが、すべてではない
こーゆーモヤモヤっとした部分、白黒つけて分かりやすくしないと手にあまっちゃう人は
「小説にカメラなんかない!」ということにしないと整理がつかないんだ
ま、どっちでどのよーに定義したって読み手書き手の何かが変わるわけでもなし
どうでもいいことやね
やべー、初めて書き込んだらいきなり負け惜しみ認定されたwww
しかも具体的反論ゼロ。
何も言い返せずに勝利宣言とか、テンプレすぎる。
脳みそ腐ってんじゃね。
583 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 23:08:23
>>580 あほ。あるわボケ。
それが理解できていると表現の幅が広がる。だからこの際覚えておけ。いいな、このバカ。
まずな、自由間接話法だ。聞いたことあるな?
三人称の小説でもこれによって一人称が使える。しかし、使い方は難しいぞ。
視点が切りかわったことが読者にわかるようにしないかん。
本スレのアレはそれができてないだけだ。基本がわかってない奴がデタラメなことをいって
基本がわかってないと説教を垂れてやがる。
つぎにな、三人称の小説であっても書いている人間がいてそいつも「私」だ。
ただし「私」という主語は書いていない。自分の話を書いているわけではないからな。
「ボヴァリー夫人」は知ってるか? 読んでなかったら読んどけ。
あれは始まりは同級生の「私」だ。だが、途中から「私」は出てこなくなる。
完全に三人称の小説になっちまってる。
古い小説だからしょうがないが、書いている人間「私」がいるというのを見せてまってるな。
ま、あの部分は失敗作といっていいだろう。今じゃあんなこと誰もやらん。
いいか、これらのことがわかっていると一人称の書き方で、三人称っぽい書き方をしてもいいことがわかる。
またその逆もありだ。
友人を主人公にした話なんかそうだ。自分を「私」とした一人称で、友人が主人公だから「彼」となり、
そこはあたかも三人称のようになる。
どういうふうに描くかは自分次第だ。新しい表現方法が見つかるかもしれん。しかし基本がわかってないと
メチャクチャになる。そのメチャクチャになる理由が「三人称視点」とかゆーとるバカがいるからだ。
ま、とにかくその愚かさに気づけや。気づいてこそ中級だ。上級はまだまだ程遠いぞボケ。
> まずな、自由間接話法だ。聞いたことあるな?
> 三人称の小説でもこれによって一人称が使える。しかし、使い方は難しいぞ。
冒頭からすでにもう何の話をしていたのかわからなくなっているようだ。
この人は一体どんなことに対しての反対意見を主張していたのだろう。
書きなぐりの文章だろうから論理にまとまりが無いのは仕方のないことだとしても、
主張を端的にあらわす「つまりこういうことだ」の役目を果たす一文もない。
「これらのことによってつまりほにゃほにゃふにゃふにゃなのだ」と曖昧に無理やりにまとめている。
一番最初に、この人は何を言おうとしていたのだろう。
585 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 23:26:58
>>584 聞く前に、読解力をつけろ。
おまえは反省しないからいつまでもバカなままなんだよ。
580で、三人称では(「私・俺・僕」などで語ら)ない、ゆーとるだろうが。文盲か?
自分の間違いに気づいて悪かったと思ったら、謝罪しとけよ。このタコ頭が。
平均以上の読解力を相手に強要する文章は駄文。
>>585 うん?もう三人称視点がどうとか視点とはなんぞやみたいなわけわからん話はいいのか?
それで、「三人称の小説では"私"という言葉は出てこないというのは間違いだ」と言えるから
>>580の矛盾を指摘できたことになって、自分の正当性を証明できたと。
へえ、「話法」では僕俺私が出てくるだろう、と。
なんといいますか……そうですね、と言えばいいのだろうかこれは。
ほんと、何の話をしていたんだか。
もう目が俺のほうを向いてさえいないのではないかと思えてくる。
とりあえず今日は寝るから次に返事ができるとしたら明朝か明日の夕過ぎです。
お互いもう話すことも無さそうだけど一応……。
>>580 >ちなみに一人称視点では主人公は自分のことを「私・俺・僕」などで語る。
>三人称ではない。
これが駄文なんだよ。
前文が、〜語る、で終わってるから、後文が、(語ら)ない、と読むんだろうけど、
書いた人は、「私・俺・僕」は一人称です、三人称ではありません、と言いたかったんじゃないかな?
589 :
名無し物書き@推敲中?:2009/09/22(火) 23:49:43
>>587 わりい。なに言ってんの? わからん。書き直せ。
つーか、おまえ、作文、下手糞すぎ。
585 名前:名無し物書き@推敲中? :2009/09/22(火) 23:26:58
>>584 聞く前に、読解力をつけろ。
おまえは反省しないからいつまでもバカなままなんだよ。
589 名前:名無し物書き@推敲中? :2009/09/22(火) 23:49:43
>>587 わりい。なに言ってんの? わからん。書き直せ。
これは綺麗なダブルスタンダードバカ。
読解力もない、文章表現能力もない、ってことでしょ?
欠陥のダブルパンチ?
ま、リテラシーがないといった方が早いけどね。
N人称視点というときの「人称」は、文体の一部としての人称とは全然関係ないから。
これ誤解してる人多すぎ。
例えば「わたし」が「行いつつある」ことを「不明の第三者に語りつつ」「進行する」作品。
これは語りが一人称かつ、天使の視点のケースになる。
間違っても一人称+主人公(一人称)視点ではない。
>>592 >例えば「わたし」が「行いつつある」ことを「不明の第三者に語りつつ」「進行する」作品。
主人公が「わたし」で視点も「わたし」のじゃないですかw
>>593 本当にそう考えてるなら、君は悲惨な作品を書くハメになるよ。
上記の例はね、たとえ描写の起点が主人公の肉体感覚であっても、
実質的に箱庭+役者型になるんだよ。散文で書かれた舞台作品。
>.594
天使の視点、箱庭、役者型 の類別を網羅的にきぼん 神の視点ぐらいしか思いつかん
さ
597 :
1/5:2010/04/16(金) 16:48:16
俺、明石 星佳は今日、可愛い魔女の女の子を奴隷にしました。
……別にイカれてなんかないからな。
正直、自分でも未だに夢なんじゃじゃないかなぁって思う。
だからさ、散々、赤くなるまでほっぺや手の甲をつねってみた。
だけど目は覚めなかった。
それならばと近くにいた買い物帰りのおばさんに、今日は何日ですかと尋ねてみた。
当然、俺の知っている通りの日付をおばさんは教えてくれた。
哀れなモノを見るその冷たい目線は、一生忘れられないだろう。
俺は、寝ぼけてるわけでも、狂ってるわけでもなかった。
そしてもちろん、俺は魔法の国の王子様でもなければ、未来の国の未来人でもなく、何処にでも居る平々凡々な一高校生である。
それならなぜ、そんなことになったのか。
全ての事の発端は、放課後、俺が特に仲の良い高校の友達二人にジャンケンで負け、コンビニにアンパンを買いにパシらされた帰り道から始まる――
俺の通う高校がある街、姫塚町は都心から少し離れた地方にあった。
昭和の名残を感じさせるような建物がちらほらと残ってたりするこの古き良き街が、俺は大好きだ。
そしてこの街の丁度真ん中を区切るように走るのが姫塚川。
江戸時代の頃に治水工事がなされ、平成の今日に至るまで、陰に日にこの街の発展を支えてきた由緒ある川である。
俺はその時、右手にアンパンが三つ入ったコンビニ袋をぶら下げて、その姫塚川の近くの土手を歩いていた。
季節は秋真っ盛り。まさに天高く馬肥ゆるって奴だ。
もう放課後の時間帯というだけあって、日も傾き、辺りは淡いオレンジの光に包まれていて、川の周りを漂う赤とんぼからは、どこか心穏やかな秋の空気を感じる。
秋は夕暮れ、言ったのは清少納言だったっけ?
まぁ誰が言ったかなんてのはどうでもいいが、その言葉はまさに核心を付いていると思った。
見てみろよ姫塚川の水面を、夕焼けの明かりを反射してまるでガーネットを散らしたかの様にキラキラ輝いてやがる。
598 :
2/5:2010/04/16(金) 16:55:00
俺は昔から、一人でこういう美しい光景を見ると興奮してしまう性質だ。
聞いてるとヤバげな人間に聞こえるかもしれないが、まぁ外見にでる違いは少し足取りが軽くなったり、コンビニ袋の揺れ幅が大きくなったりぐらいだから問題ない、と思う。
そんなこんなで、俺はちょっぴりハイになってたんだよな、その時。
だからさ、
「ねぇ」
いきなり後ろから空いていた左手を握られて、
「あんたもしかして、ニンゲン?」
こんな意味不明な質問された時も、なんの疑いもせずに後ろを振り向いた。
俺の後ろに居たのは、一人の小柄な少女だ。
髪は黒い艶のあるショートヘアで、服は水色のワンピースを着ている。
肌は雪のように白くきめ細やかで、その可愛らしい顔は目鼻口が絶妙な場所に配置され様式美さえも感じられた。
そして何よりも俺の心を奪ったのは、少女のその大きな瞳であった。
俺の顔を見詰めるその双眸は、俺が今まで見たことも無い、鮮やかなオレンジ色の光を灯していたのだ。
「ねぇ、ニンゲンなの?」
少女の再びの問いにハッっと我に返る。
この少女の、何処か人間離れした瞳に見とれて、少し呆けていたようだ。
「ああそうだ、俺は人間だ。それがどうかしたか?」
俺は平静を取り繕ってこう少女に返事をした。
今考えると、どうかしてたのは俺のほうだったのだ。
普通は、いきなり見ず知らずの少女に『お前は人間か』なんて聞かれたら気味悪がるもんだ。
だが、さっきも言ったよう、その時の俺は、ちょっぴりハイだったのだ。
これっぽちもそんなこと、疑問にすら思わなかった。
「ふふ、じゃあ、お兄さんにこの指輪をあげる。大事にしてね」
正直何が『じゃあ』なのかは解らなかったが、少女は薄く笑いながら、ポッケから一つの指輪を取り出し俺に差し出した。
それは銀製の、細部まで装飾の施された、明らかに高価な物と解る指輪だった。
お前達だったら、そんなとても値の張りそうな、ブランド物っぽい指輪を他人にくれると言われたら、受け取るか?
俺はもちろん貰わなかった。多分当たり前だろう。
599 :
3/5:2010/04/16(金) 16:59:50
……ここから先は、正直話したくは無い。
だが、それでは話が進まないのだ。
恥を忍んで、続けるとしよう。
だから俺はさ、
「お嬢ちゃん、こういう物は簡単に他人にあげちゃいけないんだぜ」
とかなんとか言って、格好つけて、その少女の指輪を彼女のお人形のような右手を取って、その人差し指に嵌めてやったのさ。
優雅に、華麗に、美しくな。
……笑いたきゃ笑え。その時は俺もどうかしてたんだ。
さてさて、それで少女が「そっかぁ、解ったよお兄ちゃん。じゃあねー」でどっかに言ってしまえば、それでよかった。
それなら俺は、この話をただの黒歴史として、自分の心の奥深くにコンクリ詰めにして沈めていただろう。
だが、そうはいかなかったから、俺は今話しているのだ。
「あ、あぁ……」
なんと、指輪を嵌められた少女が、この世の終わりを三回ぐらい味わったような顔で、つまり顔面真っ青にして、小刻みに震えているではないか。
「お、おい、どうしたんだ」
その突然の変化に心配になって、俺が少女の顔を覗き込もうとすると
「あんたなんてことするのよぉ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!」
少女の、可愛らしい怒鳴り声が俺の耳を突き抜けていった。
その時はまだ、俺は何で少女が急に怒鳴ったのかも解らなかったし、自分が一体何をしてしまったのかも気づいていなかった。
解るわけはないし、気づける筈が、なかった。
「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ぁ! あんたなんてことしてくれたのよぉ!」
少女が半泣きで俺の頭をポカポカと殴ってきた。謂れのない迫害だ。
「おい、俺はただ指輪を嵌めただ」
「これは『隷属の指輪』なのっ! ただ嵌めたじゃ済まされないのよぉ〜。ううぅ……」
とうとう少女はその場に座り込んで愚図り始めてしまった。
これじゃまるで俺がこの子を泣かせたみたいで凄く気まずい。
「というか何なんだその『隷属の指輪』って」
600 :
4/5:2010/04/16(金) 17:15:02
随分と不吉な名前である。
なんてたって『隷属の指輪』だ。RPGかなんかじゃ装備しただけで、トラウマになりそうな音楽が響きそうである。
「この指輪はねぇ、嵌めさせた相手を自分の言う事を何でも聞く奴隷にする、すっごい指輪なのっ! この意味が解るかニンゲンっ!」
嵌めさせた相手を奴隷にする指輪とな?
それは
「つまり、どういう意味だ?」
「だぁっもうこの低脳! いい、あんたが私にこの指輪を嵌めさせたの、解る!? つまり私は、あんたみたいなのの奴隷に……うわぁーんんん!」
怒ったり泣いたり忙しい少女だ。
さて、少女の話を信じるなら、俺はこの子を、『隷属の指輪』とやらで奴隷にしてしまったということらしい。
その話を信じるなら、今すぐ教会の神父さんかなんかに呪いを解いてもらわなきゃな。
そしてもちろん
俺はそんな話は信じない。
ここは、RPGの世界なんかじゃない、現実、リアル、トゥルーワールドなのである。
「お嬢ちゃん、お兄ちゃんをからかってるのかな? そんな夢みたいな指輪あるわけ無いだろ」
俺が慈悲深い声で少女を諭すように話しかける。
「じゃあこれを見ても同じことが言えるっ!?」
すると、少女はキッっと半べそで俺を睨みながら、いきなり姫塚川に向かって左手を突き出した。
そしたら突然、少女の体が淡いオレンジ色の光を帯びて
そして、信じがたいことが起こった。
「凍れっ!」
少女の鋭い声と共にその光が爆発したかの如く溢れかえる。
すると、なんということだろう、姫塚川の大体十メートル四方ぐらいの範囲が、一瞬で凍ってしまったではないか!
その氷は、ただ表面に張っているのではなく、しっかり川の中を泳いでいた魚達まで瞬間冷凍保存している。
俺は恐らく、生まれて初めて、空いた口が塞がらないってのを直に体験した。
601 :
5/5:2010/04/16(金) 17:16:45
「お、お前、こりゃどうゆう仕掛けで」
仕掛け? 仕掛けだって?
川の水を一瞬で凍らせるなんて、そんなの小手先芸で出来るわけが無いだろ。
俺は、口で言いつつも本当は解っていたのだ。
この現象には、種も仕掛けもないって事ぐらい。
それでも、簡単には認められない。
だってこんなことは、それこそ
「仕掛けも何も、これは魔法よ!」
そう、魔法でも使わない限り実現不可能だって事ぐらい、一目瞭然だったからだ。
「さぁニンゲンっ! お前はこれを見た上で、この偉大なる黄昏の魔女、ナランハ・ソーサレスを夢幻の類だと言い切れるのかっ!」
そう言って少女――ナランハ・ソーサレスは目に涙を溜めながら、俺に右手の人差し指をビシリと突きつけた。
その指の付け根に輝くは、銀色に光る『隷属の指輪』。
俺は、魔法という、俺たちの生活から最も身近で、最も遠い、ファンタジーの世界を初めて目の当たりにしたのだった。
.二章
「――と、まぁ、こんな感じだった訳だ」
「訳なのよっ!」
俺の落ち着いた声と、ナランハの威勢の良い声がその部屋に響いた。
場面変わって、ここは姫塚高校の美術室。
この絵の具独特のすいた臭いのする部屋が、俺の所属する美術部の部室だった。
ただ、美術部といってもこの部活は、部員が俺を含めて三名しかおらず、またその活動も一般的な美術部とはほとほとかけ離れていた。
まぁどこの高校にも、廃部寸前の部活を乗っ取って部室を駄弁り場にするなんてのは良くあることで。
つまり、そういうことだ。
「そんなのどうでもいいから、早くアンパンよこせ明石」
酷評本スレが500KBオーバーに。
立てられる人は新スレをお願い。
俺はダメだった。