お元気ですか?
本日はお日柄も良く、
ハロプロの終りを肌でひしひしと
感じられるようになりました。
そこで皆様、ここでは
お散歩途中の鳩でも見るような目で
娘。を見てみましょう。
餌をあげてはいけませんよ。。。
2 :
あ:03/03/17 15:17 ID:dPCsmC5h
二時!悪い人の夢!
3 :
3:03/03/17 15:18 ID:xs4JX3UA
三
4 :
名無し募集中。。。:03/03/17 15:23 ID:/g+Mb4ac
5 :
1:03/03/17 23:46 ID:aOipwPac
これはもうどうしようもない
6 :
1:03/03/18 22:46 ID:QtKpekjv
だれか一緒に練炭しませんか?
/ .\
/ .\
\ / \ /
\ ___________ . /
\ ./ \ /
| \/ \/...|
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.._ |_|
>>1 |_|_..
| | さあ‥ 逝こうか‥‥ | |
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| |/ ..\| |
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.._|/| _ _ _ _ _ _ _ _ ...|\|_
/ ..| | _−_−_−_−_− _ | | \
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.._| /_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\.|_
/_/━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ \_\
/ /━ ━ ━ ━ ━ ━ ━\ \
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<頂いちゃおうかな?
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
終わらない歌を歌おう
クソったれの世界のため
終わらない歌を歌おう
全てのクズ共のために
終わらない歌を歌おう
僕や君や彼らのため
終わらない歌を歌おう
明日には笑えるように
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<続クダラナイウタ
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ねむてーこと言ってんじゃねーよ小僧。
| こんな愚痴めいたレスしてるようじゃまだわかってねーな。
| 大昔にはコテ名乗っただけで吊るし上げられるという
| 好戦的な時代もあったのさ。その時代からの生き残りに言わせりゃ
| きさまが辿り着いたつもりの結論など、がいしゅつもいいとこ。
\_____ ______________________
|/
(-,_-) プ
/! !ヽ
ハ
┏━━━━━━┓
┃ _, _ .┃
┃ ( ^▽^)<あ?
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
ノノハハ
(^▽^ 川<うるせーバカ
m=○=mノ)
_/_/(「_ノニコ =3 ブロロ
( (O)=(__)O)
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<オッパイ保全
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
17 :
名無し募集中。。。:03/03/30 21:30 ID:vL0VRES6
>190
翔慧塾は、基本的にフルコンです、本来のルールは顔面(マスクつけてだけど)
有り、金的、掴みあり。
大道塾みたいに段階的なルールで、そこの親団体は富山の福光拳正館。
そこでは、毎年そのルールで子供まで含めてルール別に大会やってます。
10年以上前から、いろいろ、よそのオープン大会にも出てるみたいです。
格通にもでてましたよ。ずいぶん前だけど。
>>16 ノノノハヽ
川VoV从 <偽乳は黙ってろ!
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<偽装なんてしてませんよー♪
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<そろそろかな?そろそろかな??
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
(ё)<ニィニィげt。
2chはまだわからないことがイパーイだニィ。
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<そろそろ出るかな・・・ウンコ
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
>>23 おまえは肛門が存在しないんじゃなかったのか?
25 :
梨華ちゃん(AC):03/04/06 00:33 ID:Llm1C/iR
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<それはそれとして、そろそろ行きますよ?
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
26 :
梨華ちゃん(AC):03/04/06 00:49 ID:Llm1C/iR
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <小説書きます。
┃ .┃ 読んでくれる人は一人でもいてくれればいいので
┣━━┓┏━━┫ 次に誰かが書き込んでくれたら始めます。
┗━━┗┛━━┛
ちなみにパクリです、
安部さんが大好きなドラゴンヘッドの。
そして,こんなけ威張っておきながらつまんないです。
こんなへたれのための明日へと繋がる一レス、
お願いします。↓
27 :
m:03/04/06 15:35 ID:OxtYMdop
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <小説書きます。
┃ .┃ 読んでくれる人は一人でもいてくれればいいので
┣━━┓┏━━┫ 次に誰かが書き込んでくれたら始めます。
┗━━┗┛━━┛
^▽^
取りあえずやってみれ
安部? 安倍?
暗い暗い闇の中。
暗い暗い穴の中。
コツコツコツコツ生きる音。
ケラケラケララ笑う音。
2002年、季節は夏。全国ツアーの真っ只中だった私たち
[モーニング娘。]は次の東京公演のため、新幹線に乗っていた。
「それにしても・・・」
窓を少し開けて、隣でお菓子をほお張っている辻に話し掛ける
「真っ青な空だね〜・・・」
私にそう言われて、一瞬ちらっと窓の外を眺めた辻だったが、
すぐに目線をポッキーの箱に戻す。
「うん。」
辻が適当に返事をしたので、私も空を見るのを止めた。
この新幹線はハロプロメンバーと関係者の方達で貸し切られている。
丸々貸し切れちゃうなんて、やっぱり私たちって国民的アイドルなんだなぁ・・・
一人でうぬぼれていると、不意に後ろから佳織が話し掛けて来た。
「ねぇ〜見て見てなっちぃ!矢口ったらねぇ〜・・・」
笑いが止まらない佳織の指差す方を覗くと
矢口が口イッパイにマシュマロを詰めてガッツポーズを決めていた。
思わず私も吹き出してしまう。
隣の辻はいつの間にか来ていた加護と、
夢中になって、この前のライブで最前列にいたキモヲタを
どう始末したいかを話していた。
矢口はマシュマロを呑み込むためにお茶を手にしていて、
佳織は笑い疲れて、通路を挟んだ座席に座って、
非常用の懐中電灯をカチカチしていた。
そして、一番後ろの席では、よっすぃ〜珍しく一人で携帯をいじっていた。
あれ?梨華ちゃんは…・トイレか。
どうやらトンネルに入るらしい、暗いトンネルがこの新幹線を飲み込もうとしていた。
「っ痩せた!!!」
「あれ?なんか体軽くなった?」
辻が叫んだのと、私が呟いたのは同時だった。
あれ?上にも・・・座席が…?
そう思った次の瞬間、後頭部が、ぶわっと熱くなったのを感じた。
「なつみー!起きなさい!!学校遅刻するわよ!?」
…もう朝?
やだな…学校…またイジメられるんかなぁ…?
ため息交じりで起き上がり、服を着替えて朝食をとるため下に降りる。
って…あ、あれ?ここ…学校?
「おはよーなっち!」
あれ?なんで佳織がここに…?え?そう言えば私、まだパジャマだ・・・
さっき着替えたと思ったのに…
「ねーなっちなっち!この音っていいよね!?」
佳織がいきなり、鋭く伸びた爪で、黒板を引っかきだしたので、
私は慌てて耳を塞ごうとしたが、なぜか手が動かなかった。
「ねぇ、佳織!その音ちょっと止めて!
あ、美佐子ちゃんおはよ…え?なに?重い!重いよ、
どいて!今なんか手が動かないの…止めて!佳織、その音!」
パシャッ
顔に冷たい液体がかかり、私は目を覚ました。
「えっ…?」
薄暗い闇の中でキィーキィーと、なにかが窓ガラスを引っかく音だけが聞こえていた。
「え?」
あれ?私…どうしてたんだっけ…?
まだ夢の続きを見ている気分だった。
えぇっと…そうだ!移動中で、新幹線で・・・
トンネルに入って・・・
「…空が…青くて…・」
瞬間、私は理解した。
「事故…・?」
体が重い…荷物が…うん、これくらいなら…
「っふ…うぅ…」
荷物をどかし、立ち上がってみる。
上に乗っていたのだろうふたの開いたお茶のペットボトルが
音を立てて転がった。
さっきの液体はこれだろう…。
「はぁ…はぁ…なんで…こんな事に…皆は…?」
見渡してみても、暗くてあまり良く見えない。
何か・・・明かりを・・・
とっさに思い出したのは、事故の直前に佳織がいじっていた懐中電灯だ。
すべての車両に一本ずつ取り付けられていたはずだ。
佳織が座ってたのは一番前の席、私は事故のときに投げ飛ばされたみたいだけど
そんなに離れていないはずだ…
「佳織…無事かな…?」
その時、前方から、なにかが崩れるような音がした。
「っ!!」
少し驚いて、肩をすくめたが、この音に私は少し期待を抱いた。
「だれか…いるの?生きてるの…?」
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <取りあえず今日はここまでです!答えは何かな??
┃ .┃ちなみに
>>33は書き忘れで〜す。
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
飯田圭織ですが…
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ (;^▽^)<うわぁ・・・
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
そうだ!私が無事だったんだ!皆も無事に決まってる!
胸に手を当てて自分を落ち着かせる。
「ねぇ!返事をして!?佳織?のの?」
返事がない…怪我をしてるのかもしれない。
さっきの私みたいに、気絶してるのかもしれない。
「待ってね。今そっちに行くから…」
一歩一歩確かめながら歩いていくに連れて、
か細く弱々しい息遣いが聞こえて来た。
よかった…やっぱり無事なんだ!
[ヒュー・・・ヒュー・・・]
そこら辺にあるであろう、懐中電灯を手探りで探す。
「あった!これでやっと目が使え…・」
カチッとスイッチを入れ、足元を照らしてみる。
バラバラに割れたガラス片。
誰かの私物であろうリュックからは、化粧セットがこぼれていた。
懐中電灯の光で照らされた、この狭い視界だけでもこのありさまなのだ、
今はとてもじゃないが回りを見渡す気にはなれなかった…。
「ヒュゥ・・・・なっ…・・ち…?ヒュッ・・
急に暗くなった・・・ヒュー・・・ね…ヒュ……」
「っ!!」
この声…聞きなれたこの声!
「佳織!!」
この暗闇の中で誰かに会えた事が嬉しくて、
急いで笑顔を作って、ライトを向けた。
「・・かお…・・り…?」
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<・・・
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
^▽^
T▽T
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<よぅし!
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
「なっち?…ヒュー・・・なっちなんでしょ?
ハァ、ヒュォー・・・ごめん、暗くて見えないや・・・
その辺に懐中電と・・・ヒュー…あるでしょ?
ちょっと…・・付けて…。」
息が詰った。
懐中電灯の光は、既に佳織の体を捉えていた。
他の座席達はほとんど倒れていたが、佳織の座っているのは、
事故の弾みで背もたれが前のめりになっているだけでそれほど酷い被害を受けてはいなかった。
しかし、背もたれが前に出ると言う事は、佳織の首も、前方に投げ出されたのであろう…
その投げ飛ばされたほんの少し先には、ひしゃげた窓枠があって…
「ヒュー…なっち…?いるんでしょ?…ヒュッ……
なんか、首が回らな…・」
とにかく佳織の頭は、細い金属質の窓枠で貫かれ、しっかり座席に固定されていた。
「っうえ゛ぇぇぇ・・・・おうえッ」
この時の私は…ただただ怖くて…
その場に激しく戻した後、振り返りもしないで懐中電灯を握り直し
半開きのドアから外に逃げ出していた。
「うぅ…」
十分ほどトンネルの壁に身を寄せて気持ちの整理をしていた。
恐怖で涙も出ない…
「佳織…・まだ、生きてるかなぁ?」
この言葉は、私が助けもせずに逃げてしまった申し訳なさと、
佳織の身を案じて言った独り言なのだが、
今の言い方…私が佳織の死を望んでいるかにも聞こえた。
独り言だ、誰かが聞いている聞いていないは問題じゃない、
こんな事を考えてしまうのも、本当にそう思う気持ちがあったからかもしれない…
闇は人を狂気へ誘う。
>作者様
小説総合スレで紹介&更新情報掲載してもよろしいでしょうか?
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<嬉しいです!お願いします!
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
^▽^ オメ
「落ち着いて…落ち着いて…」
胸に手を当てて必死で平常心を保とうとしていると、
あれは、何か…ライトの…
「光?」
一度目を擦ってみたが、どうやら見間違いではないらしい…
間違いない。生きてる人間だ!
生存者かな!?それとも救助に来てくれた人かな?
どちらにしても嬉しかった、佳織の事にしても何にしても
この暗闇に一人は寂しすぎた。
ライトの光が近くなると、その眩しさで
それを持っている人物が直視できなくなった。
でも、あっちからは見えているはずだ。
「だ、誰!?」
手で目を覆い隠しながら言葉を投げた。
2秒ほどの間を置いて、返事が返って来た。
「安部…さん…?」
光源が、やっと私の視界から外れた。
「小川!!」
思わず走って近づいて抱きしめてしまった。
「あぁ…よっかたぁ…よかったぁ。」
安堵感で泣きそうになる私とは違い
小川は落ち着いて、
軽くわたしの背中を叩いてなだめてくれていた。
「安部さん、良かった・・・無事で、
ビュッフェにあさみちゃんと矢口さんもいるんですよ!
みんなきっと喜びますから、
さ、行きましょう?」
一瞬ちょっとためらったけど、やっぱりちゃんと言わなきゃ…
「小川!佳織が…佳織がまだ生きてるかも…
いや、生きてるんだ!
その…私…一人じゃ怖くて…助けられなくて…」
「…」
小川が一瞬黙ってしまった。
やっぱり、すぐに佳織を助けてあげなかった私を怒ってるのだろうか?
「お、小川…?」
「解かりました。一緒に見に行きましょう。」
…?…
何か引っかかった。
今の言い方…
しかも小川…この状況の中でどうしてこんなに…
私が臆病すぎなのかな…?
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <そう言えば、まだ題名決めてませんでしたね。
┃ .┃無難に【ドラゴンヘット娘。】とかにしましょうか・・・?
┣━━┓┏━━┫ちょっと冒険して【ドラゴンペッティング】・・・
┗━━┗┛━━┛
「じゃあ安部さん、私が足元を照らしますから、
安部さんは回りを照らして下さい。
ここでの移動は、その方がいいんです…」
場慣れしてる?
そう言えば私は…何時間気絶していたのだろう…
「小川、事故が起こってから、どれくらい時間が経ってるのか
…分かる?」
小川が入り口のドアに手を掛けながら頷いた。
「6時間…くらいです。私の時計が狂ってなかったらですけど…。」
「一緒に座ってた、ほかの5期メンは…?」
質問攻めにするのは悪いな…と、思いながらも
口が止まらなかった。
「……・私は…必死で頭守ってたら、椅子が倒れて来て、
でもその椅子が屋根になってくれて…瓦礫とかから避けられたんです。
それで、しばらくしてから、助けてって叫んだら、矢口さんが椅子をどかしてくれて…
一通り歩いて回ったんですけど…あさみちゃんしか見当たらなくて…」
?佳織は比較的分かりやすい所にいたと思ったけど…
口にはもちろん出さなかったが、
もしかしたら、その時の佳織、意識が無くて…
それで気づかなかったのかもしれない…
…その…・
「…生きてるのに。」
私がドアをよじ登り終えると、
小川が頭を下げて来た。
「ごめんなさい!!安部さんの事…気づかなくて…もっとちゃんと
私が探してれば…」
「え?イヤイヤいいのよ!私、鞄に埋もれてたから、
気づかないのも無理ないって!!」
私って、知らずに人を傷付けるタイプだなぁ…
↑すいません。たいへんな誤爆です。。
つづけ!楽しみにまってるから。つづけ!
つづけ!楽しみにまってるから…
↓AAうpよろ
^▽^
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)<わーい!
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
「あ、ここ…」
自分が戻してしまった汚物を見つけて、
私は小川を呼び止めた。
小川はゆっくりと、私が指差す方に光を当てて
佳織の姿を確認した。
ゴクッ
小川の唾を飲む音が、やけに大きく聞こえる。
「飯田さん…?」
小川が静かに声を掛けた。
「…………」
返事はない。
佳織・・・生きてるんでしょ?
だってさっきまで、息してたもんねぇ?
喋ってたもんねぇ…?
「駄目…みたいですね…残念ですけど…こんなのが刺さってちゃ…」
ひしゃげた窓枠を指差して、小川が諦めの言葉を吐いた。
「そんな…ちゃんと、ほらっ!触ってみたりしないと…」
「あ、安部さんがやって下さい!」
……
また2秒ほど、静寂が訪れた。
その2秒の間に私は、自分なんかよりずっと年下の
小川に、少し頼り過ぎたと思い、反省したし、
こんな状況なんだから私がしっかりしなきゃ!
と、決心もした。
「うん…」
私は小川より、一歩前に出て、
佳織の首筋の動脈あたりに手を伸ばした。
冷たい…いや、ちょっと生暖かい?
脈を打ってる…いや、自分の手が震えているだけ?
解からなかった。
解からないまま、私は手を放してしまった。
「…どう…ですか?」
上目遣いに小川がおずおずと聞いてくる、
「え?あ、あぁ…」
私は首を横に振った。
この行動は、[解からない]という意味と
[駄目だった…]という、二つの解釈の仕方があったが
小川には前者の項目が浮かばなかったようだったし、
正直私は、その時、恐怖の虜になっていたのだ。
「い、行きましょう…矢口さん達が、待ってます…。」
私の服の袖を掴んで小川が、
震えた声で私を急かした。
「うぅ、うん…」
その倍くらい私も震えていて、
頭では分かっていても、足が勝手に
出口の方へ向かってしまっていた。
友を見捨てたのだ。
68 :
名無し:03/04/18 00:56 ID:Lch4cizT
>>59 || ∋oノハヽo∈ 。キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!||
|| ( ´D`) / ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( つつ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄ ̄ ./| lヽ──────────────
| ̄ ̄ ̄ ̄| | | キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____|/ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧ ∧,,∧ ∧ ∧
(・,, ∧▲ ミ ∧ ∧ ( ∧ ∧
〜(_( ∧ ∧_( ∧ ∧_ミ・д・∧ ∧
@(_(,,・∀・)@ (,,・∀・)〜ミ_ (,,・∀・)
@(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
/ キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! \
安倍、圭織に直してくれ!!
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ (;^▽^) <ご、ごめんなさい。。。
┃ .┃私特有の誤字です・・・
┣━━┓┏━━┫この小説に関しては気を使ったはずだったのに・・・
┗━━┗┛━━┛
71 :
山崎渉:03/04/19 23:03 ID:QxP9B70W
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
72 :
山崎渉:03/04/20 02:15 ID:TDc+cHX1
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
>>70 川`〜`)||<もう間違えられるのこりごりだからね。しかも死んでるし…
从●´ー`从<誰にでも間違えはあるべさ。次から気をつけてね。
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^)
┃ .┃
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
それから二人とも無言のまま、ビュッフェに向かう途中、
私はパンクしそうな頭を、必死に整理していた。
圭織は死んでたんだ…死んでたんだ…
【生きていた】と考えると、全ての責任が
私一人に被さる気がした。
【死んだ】と考えると、何故か気が少し楽になる気が…
だって死体は誰でも怖いのだ。
小さい頃、親戚のおじちゃん、おばちゃん
または、おじいちゃん、おばぁちゃんが逝ってしまったとき、
それまで大好きだったはずの、その人達が、
急に怖くなってしまった事は、誰にだってあるはずだ。
なぜ怖いかなんて考えられない。
本能的にそう出来ているんだ。
死んだ女を愛撫できないだろう?
人間だけにある素敵な考えだ。
死体は怖い。
死んだ知人なんて、見たくも無いから人間は、
亡骸を焼いたり埋めたりするんだ。
もう見ないように、ましてや出てこないように、
しっかり重い墓石で覆い隠すんだ。
圭織はもう圭織じゃない…
こんなこと、普通の考えじゃないのだろう…
でもなんとかこうして自分を騙してないと、
責任感や人間性やらで、いっぺんに自分が吹っ飛んでしまうような気がした。
圭織になってるー!!ありがと
^▽^ オツ
更新待ってますね
从●´ー`从<まだかなまだかなぁ〜
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <
>>74の事もあるので
┃ .┃もうしばらく梨華ちゃんでお待ち下さい。。。
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
^▽^ ウム
うむ
川●´ー`)ノ<うむ
おう
86 :
:03/05/01 11:36 ID:90EAQE9Z
^▽^ オウ
==トンネル・新幹線内・ビュッフェ-==
[カチャッ ガギィィ・・・]
小川が、客室とビュッフェを繋ぐ引き戸を開けた。
ビュッフェの車両には、出入り口が無く、
いったん隣の車両から中に入り、そこからこうして
行くしかなかったわけだが、ここら辺の車両は、
私たちが乗っていた最後尾の車両とは、
比べ物にならないほど被害を受けていた。
車体自体はそれほどだったが、大きな揺れが来たのだろう、
ほとんどの座席は引っぺがされていて、元の場所には無く、
窓ガラスは当たり前のように割れていた。
この新幹線は、関係者で貸し切っていたため
そこまで大人数で乗っているわけではなく、
10両ある車両にバラバラに乗っていたわけだが、
何かに衝突したのだろうか、前の車両ほど、
被害が大きいような気がした。
さて、ビュッフェの扉を開けるとそこもかなり散々としていて
ペットボトルやら瓦礫やらが転がっていた。
「あさみちゃん!起きてる?
ほら!安部さんだよ!安部さんがいたよ!」
紺野…なのだろう…
げっそりとして、方膝を抱えてうつむいていた少女が
ゆっくりと顔を上げた。
「あっ…安部さん。無事だったんですね…?」
泣いていたのだろうか、紺野は目を真っ赤にして、
いつもよりもいっそう弱々しい笑顔と、あいさつをくれた。
「あさみちゃん。足の方は大丈夫?」
見ると紺野のまっすぐに放り出された左足には、
グルグルと包帯が巻いてあった。
出血が酷いようで、シミになった血が、
マグライトの光を浴びて赤々と映えていた。
「紺野…大丈夫?どうしたの?」
言ってから気づいたが、[どうしたの?]って、
これだけの事故だったんだ…
無傷でいられる方が不思議だろう…
「あ、大丈夫です…。ちょっと挟んだだけですから…。」
紺野は私と小川に、『心配ない』というような笑顔を見せて
怪我をしてない方の足を、ギュッと胸に抱え直した。
「あれ?あさみちゃん。矢口さんは…?」
小川があたりを見渡しながら聞いた。
「さっき、使えそうな物を探してくるって言って、
前車両の方に行っちゃった…」
「大丈夫かな…矢口さん、随分疲れてたみたいだけど…」
小川が心配そうに眉間を細めた。
矢口…あの子ちょっと頑張り過ぎる所があるからな…
「あ、安部さん。喉乾いてませんか?」
紺野が近くにあった戸棚にあった
まだふたを開けていないペットボトルのお茶を
取り出しながら私に聞いた。
そう言われて見ると、ほこりのせいか、喉がかなりガサついていた、
お腹もペコペコだ。
「なんて言うんですかね…?不幸中の幸い?
ここには結構一杯あるんですよ。食べ物も、飲み物も。」
紺野からお茶を受け取り、ふたを開け、一気に飲んだ。
渇いた喉を、潤いが落ちていく…。
「ふぅ…」
半分くらいを飲み干して、一息つくと、
次にやって来たのは津波のような疲労感だった。
「眠い…」
つい声に出してしまう
「こんな状況になって・・・大変でしたからね…
いいですよ。少しゆっくり休んで下さい。」
小川が優しく救いの手を差し出してくれた。
言葉に甘えて横になった。
布団もなにもひいてなくて、ほこり臭い床だったけど、
重力から開放されたような、楽な気持ちになった。
目を閉じて二人の話し声を聞きながら
睡魔を待っていると、どうやら小川はまた出かけるらしい。
「あたし、また色々探してくるけど
あさみちゃん何か欲しい物…ある?」
「ううん…別に、なにも…」
「じゃあ、うん…足の包帯、そろそろ変えときなよ。」
「解かったぁ…」
[ベリッ、ペリ…]
紺野が車内販売用のお弁当を開ける音がした…
この音に紛れて、恐らく紺野には聞こえなかったろうが、
私の耳には届いてしまった。
「ッチ」
という小さな小川の、舌打ちの音が…。
「…行ってくる。」
薄目を開けて、小川の表情を伺ってみた。
少し疲れは出ているものの、別にいつもと変わらぬ
小川の顔が見えたので、私はぼんやりして来た
感覚の中で安心し、眠りの海に身を任せていった…。
そんな事だったから
ドアを閉めた瞬間から、
瓦礫の山から時折見える人間のパーツにも動じないで
今まで見せた事の無いほどの怒りの表情で
「大事な食べ物なのに…大事な…大事な…」
と、呟きながら歩いていく小川の事と。
死んだような目で、ライトもつけずに
ただただ暗闇を食い入るように見つめる矢口の姿を、
私は知る余地も無かった…。
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <さて、二人の愛の行方は!?
┃ .┃こうご期待!
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
^▽^ オチュ
^▽^ オチュカレ〜
97 :
名無し募集中。。。:03/05/06 18:18 ID:PXExQwD1
从●´ー`从<安倍っていってるっしょ〜
^▽^ ageンナ。
ほ
どいつもこいつもムカツク奴ばっかりだ!!!
半日無駄にしちまった…
101 :
:03/05/09 22:25 ID:1CZ3kSJl
^▽^ あ?
アシスタントシステム稼働はまだでつか?
test
███████████████ <br>
???? ????<br>
乀
ℕฺℍฺ
川*ฺ҃—ฺฺ҄川
110 :
:03/05/15 09:55 ID:003cE/B+
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ ( ^▽^) <やっとパソコン直ったぁ〜♪
┃ .┃サポセン様様だね。
┣━━┓┏━━┫
┗━━┗┛━━┛
さげ
^▽^ ヒトイネ
┏━━━━━━┓
┃ .┃
┃ (;^▽^) <こんなの誰も読まないからねぇ・・・
┃ .┃
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^▽^読んでるよ
^▽^ オレモー
梨華ちゃん(AC)さん、おつかれです。
さっきこのスレ発見したばかりですが、なかなかいいですね。
続きを書いてくれると信じて時々見に来ます。
ほぜん
続き書いてよ。
ごめん。。。
ちょっと待ってよ。
122 :
:03/05/25 04:09 ID:l1HmGwLx
良スレかも
124 :
名無し:03/05/26 16:23 ID:y0TY+r2m
保
ぜーん
126 :
:03/05/27 19:44 ID:1MWVpMpW
???
127 :
山崎渉:03/05/28 09:35 ID:zzD9cAnA
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
128 :
はっ:03/05/29 20:48 ID:/f3P1vfy
はやくぅ〜
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┃ ( ^▽^) <今日中にはいけるかな?
┃ .┃新パソ速い速い!!
┣━━┓┏━━┫
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130 :
よっ!:03/05/31 22:52 ID:s85q1/61
待ってました!!
^▽^ キター
「わぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「なぁ〜っち!っをい!!なぁ〜っち!っをい!!」
「ののたぁぁぁぁぁぁん!!」
ヲタどもの、届きもしない声援を背に
私たちは下手へとはけていく
「みんな!この勢いで、アンコールも頑張ろう!」
メンバーに激励を送る。
「ねぇなっち…」
圭織が肩を叩いてきた。
「ん?どうしたの?」
「私…歌えないよ…」
「ど、どうして!?さっきまで元気だったじゃん?」
「声が…」
「どうせほとんど口パクなんだから、声なんて出なくても…
さ、金づる達が待ってるよ?行こう!」
「う、うん…でも…ヤッパリこんなの刺さったままじゃ恥かしいから…」
「え?」
急にあたりが暗くなったので、圭織の方を向きかえった。
「なっち…抜いて…」
鼻の脇からダラりと、窓枠をぶら下げて、
湧き水のように血を流し続けていて…
一生忘れられないだろう、あの場面だった…。
『ガキィィィ』
ドアの開く音で、目が覚めた。
一瞬自分がどこにいるのか分からなくなったが
すぐにあの絶望感は来てくれた。
うぅ…事故だ…
「紺野…足は…?」
矢口の声だ。
「はい。だいぶよくなって…」
「あれ…?そこに寝てるの…なっち?
なっちじゃん!!」
体を+激しく+ゆすって、矢口は私を起こして来た。
もう起きていたわけだから、私はすんなりと目を開ける。
「なっち…無事でよかった…。」
手を私の首に絡めて、抱き付いてくる。
人のぬくもり…安心感。
「矢口も…よかったぁ」
しばらくそうして、抱きしめあっていると
急に矢口が真剣な顔になり、紺野の方に
顔を向けた。
「紺野…やっぱりあっちも、ふさがれてた。…」
「・・・」
落胆混じりのため息をつく二人を見て、
大体予想はついていたものの、確認の意味もこめて
尋ねてみた。
「ねぇ…ふ、塞がれてるって…
出口…が?」
紺野がうなだれて、矢口が頷いた。
最悪だ・・・!
本当に最悪だ・・・
出口が・・・無い?ただ長いトンネルだと…
だから光が届いてないんだと思ってたのに…
「い、生き埋めじゃない・・・」
「なっち・・・」
頭を抱える私を矢口が
心配そうに覗き込んできた。
可愛らしい、アイドルの顔だ・・・。
そうだ!!!私たちはアイドルなのだ!
しかもそこいらのB級とかとは訳が違う、
トップアイドルなのだ!
「救助…救助が来てくれるはずよ…
この新幹線だって…ダイヤで動いてるんだから…
すぐにでも助けが助けに来てくれるはず・・・」
「うん…うん。そうだよ!すぐにでも・・・」
「事故が起きて、もうすぐ多分10時間…
どうして誰も…」
紺野が、私の考えと、矢口の慰めを打ち消すような
言葉を放ち、うつむいたまま続けた。
「…誰も来ない…死んじゃうんだ…
私たち…全員…。」
「紺野・・・」
疲れてるんだ…
こんな暗いばっかりのとこで、足を怪我して…
疲れてるんだ…
「紺野、ちょっと眠りな…。
大丈夫。助けは必ず来るよ。大丈夫。」
半ば自分にも言い聞かせるように、
紺野の前髪を撫で下ろした。
例の鈍い音がを鳴らして扉が開き、
小川が帰ってきた。
「おかえり。何か変わったことはあった・・・?」
矢口がたずねる。
「いえ・・・あ、でも…
着れそうな服を…持ってきました。。。」
そういえば、汗やらで服がべとべとだ。
「うっわサンキュー!着替えたかったんだよね〜!」
無理やり作った笑顔で矢口が、小川の持ってきたスポーツバックから
女性ものの服を一式つかみ出し、私のほうに投げてきた。
女性スタッフの物だろう…
取りあえず私は、それが遺品であることを覚悟した・・・。
^▽^ 更新オチュ〜
^▽^ キテター
黒なっちだ!!黒なっちイイ
@/ノノハヽ
ノノ ^▽^)<更新 オチュ
乙!!
ええぞ、ええぞー♪
144 :
:03/06/07 01:28 ID:PtyibNg6
それからしばらくは、みんなビュッフェに固まって
好き勝手に横になったり、好き勝手に飲み食いを繰り返して
助けを待っていた。
事故が起きてもうまる一日…
不思議なくらい時間が早く感じられた・・・。
まだ・・・まだ生きてる人間がいるなんてことも
不思議とみんな考えなかったようだ・・・。
第二幕
「・・・・・ぼん・・・あいぼん・・・」
・・・ん?・・・のの?
なんやねん…眠くてまぶた開かんわ…
「…あいぼん…たすけぇ…」
「っのの!?」
悲痛なつぶやきで一気に目がさえる。
なんだ・・・?暗い・・・
う・・・あたま痛・・・のの・・・?
「あぁ…あぁぁ…あいぼん。よかったぁ〜・・・
あいぼんが起きてくれなかったら、のぉ…ぅっぐ」
嗚咽を漏らしてののが泣きだしてしまった。
「どうして・・・ぇぐ…事故なんか・・・」
事故・・・そうか…事故…か
「のの…怪我は、無い?」
だいぶ目が慣れてきたのだろう、
暗闇の中でかすかに、ののが頷いたのが分かった。
「・・・でも・・・椅子が…挟まってて…」
「よっしゃ…ちょっと待ってな…。」
体を起こして声のする方へ二、三歩進み、
手探りで確かめた…
「ん〜?のの…これかぁ?」
「?」
「あれ?ののちょっと、胸大きくなった?」
「え?」
よいしょと持ち上げたそれの、髪の毛が
ふっと、あたしの腕にかかった。
「あ・・・れ?」
ののはたしか、髪はお団子だったはず…
それにこれ・・・
異常に冷たい・・・
「ひっ・・・!!!」
ゴトリと音を立てて、冷たいそれは、
再び床に戻された。
「あいぼん・・・?どうしたの?」
「ののぉ・・・」
人が死んでる。
その言葉を即座にあたしは引っ込めた。
落ち着け…ここでののにこのことを知らせても
パニックになるだけだ…そうだ…事故なんだ、
あたしたちは運がよかっただけだ、
人くらい…簡単に壊れるさ…。
「あ…なんでもない。えっと?ののは・・・
・・・ここかっ?」
掴んだそれは、こんどはしっかり暖かかった。
「うん。それそれ!早くひっこぬいてぇ〜!!」
手探りで状況を確かめる。
なるほど、確かにクビレのあたりに一センチほどの隙間を
うまい具合に残して、前後の座席が倒れていた。
「ののはお尻デカいからな〜」
「えへへ・・・」
ののを引っ張るより、座席を持ち上げたほうが早そうだな…
「どっ・・・こらせっ・・・っとぉ・・・」
腰に力を入れてそれを手前に倒す。
「ほら!のの、もう出て来れるでしょ?」
ののが確かめるように身を揺らす。
「う、うん。・・・・・ん・・・っしょ!」
ずしりと重そうな音を立てて、座席は後ろへと倒れた。
「はぁ〜やっと出れた〜!あいぼん、ありがと〜!!」」
喜び勇んでののが抱きついてきたが、暗くてよく見えないため
ののの頭とあたしの顎が、音を立ててぶつかった。
「エヘヘ…ごめんね?あいぼん…」
「いたたた・・・あれ?のの…なんでズボン濡れてるの?」
抱き合って気づいたのだが、確かにのののズボンは
生乾きのように湿っていた。
ののはハッとしてあわててそれを隠した。
「だ、だって・・・動けなかったんらもん・・・」
再び泣き声が混じってきたので、
こっちもあわてて、フォローする。
「あー…ま、しょうがないよね…状況が状況だし…
のの、じゃあとりあえず外出ようか!?
なんかここガラスやら『なんやら』で、落ち着かないし・・・」
「うん・・・」
「じゃあほれ、手・・・」
ののの手をしっかり握り、すり足で足場を確かめながら
ゆっくりと、少しずつ、出口のほうへ向かっていった。
ののと歩くときは大抵こう…右手にののの左手…
つなぎ慣れたこの手が、今はなぜか、絶対離しちゃいけない、
すごく尊い物のような気がして、
あたしは暗闇の中しっかりと、それを握り締めていた。
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┃ ( ^▽^) <2部ね!
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^▽^ オチュ〜
いいよ、いいよー♪
エヘ
ン
いい!!
てへっ
( ´D`)まってますよ テヘテヘ
ほ
ho
名無し募集中。。。
ここ
おい
::::! i:::::::::::::::::::::::::::ヽ /:: .::::::;i::l
:::| ';::::::::::::::__:::::ミ、` /,. _,イ:::::::::::;' !リ
:::l ゙、:::::/´-、 ヽ` _,,,‐ 7ソ!::::::::::::;' i/
:::::i ヽ:l ' ヽ r '''7´:iし ‐''l:::::::::::/ /
:::::i. ヽ. {. ヽ-‐' ヽ i::::::;:::/ /
:::::::i, _ヽ、. ノ/::::〃'
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::::::::::l / } ヽ '´,イ::::::::;'
:::::::::::! / ,.| ` 、 /|:::::::::::i
:::::::::::| 〈 `ー ..,,__ `_ト,ー‐ ' !::::::::::l
保
168 :
名無し募集中。。。:03/06/18 03:11 ID:5dPEeHIe
太陽神 ラー
169 :
名無し募集中。。。 :03/06/18 15:17 ID:3wSG5ul2
矢口は太陽
一応言おう
ageんな。
171 :
名無し募集中。。。 :03/06/20 09:17 ID:4tR8adig
じゃあ
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┃ ( つ▽T) <え〜ん
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173 :
名無し募集中。。。:03/06/23 11:02 ID:/tmyRwQj
今日は平和な日だ
>>173 ♪ダネーーーー!! ♪
♪ ___ ♪
♪ __ __ __ /ノノノハ||、 __ __
ノノハ||、ノノハ||、ノノハ|| (´ Д `[] ノノハ||、ノノハ||、
(´Д`[](´Д`[](´Д`[] ⊂ U)(´Д`[](´Д`[] ♪
( U ( U ( U | | | ( U ( U
∪∪ ∪∪ ∪∪ (__(_) ∪∪ ∪∪
mo
bee
no-bura
==トンネル・新幹線十両目前==
「あいぼん!」
ののが何かを思いついたように声を出した。
「ん?」
「携帯って…使えないかな?」
そら無理やろ…
そう思いながらも、ポケットに入れておいた携帯を引きずり出す。
「・・・圏外。」
当たり前だ。
窓から見ていたが、ここは緑の多い山岳地帯だったし、
何よりトンネルの中だ。
携帯電話なんて、緊急時にこそ使えないものだ。
「のぉのは・・・?
・・・っあ、かばんの中だ…」
「どうせ圏外だよ。」
「わ、わかんないじゃん…のぉのドコモだよっ!
海外会社に食われちゃったJポンとは、わけが違うんだから!!」
言ってることがよく分からなかったが、
だいぶのどが渇いていたし、ののを着替えさしてもやりたかった。
のののかばんには、これらのすべてが入っていた思うし・・・
「しょうがない、持ってきてあげるよ・・・のの、
一人で待ってられる?」
携帯のバックライトで照らしながら、ののの顔を見ると
すごく疲れて、不安そうな顔をしてる、
自分も大体こんな顔なんだろう。。。
「一人・・・」
一瞬ためらっていたが、あたしの気持ちを
察したのか、うんと頷いてくれた。
「あたしの携帯…ののが持ってる?」
「ううん、いい…あいぼんの方が必要だろうし…」
「そっか・・・。
じゃあ、行ってくるね。」
携帯の画面をグイッと前に突き出して、
入り口のドアに手をかけ、再び車内へと入った。
「それに…のののほうが、年上なんだし…。」
すでに闇の中に消えてしまったののがそうつぶやいたのが聞こえた、
あたしもつぶやき返す。
「アホ・・・」
180 :
:03/07/09 23:25 ID:H3AV3BKq
^▽^
雨
チャリ…パキッ…
一歩踏み出すたびにガラスの破片が足元で割れる、
スニーカーでよかった。。。洒落たサンダルなんかじゃ十歩とも歩けないだろう。
取りあえず自分達が目覚めた場所へと戻ったが
携帯の光じゃ、物を探すには弱すぎる、
何かもっと・・・
「っんぁ?」
しゃがんで拾い上げてみた。
「ライター!」
オイルは三分の一くらいしかなかったが、
それで十分だった。
[シュボッ」
あたりの闇を吸い込むように、炎の光はあたりを照らし出した。
ひびの入った天井、ガラスの散らばる車内、
そして足元の、ひきづられたような血の跡・・・
息を飲むとはこういう事か、
心臓が落ちそうな感覚があった。
ライターの光は容赦なく、その先のものまでも浮き彫りにする。
こんな短時間で、なぜ忘れられていたのだろう?
ちょうどののが挟まれていた近くに転がる『それ』は
うつ伏せになって、地面を見つめていた。
^▽^
^▽^ 更新オチュ〜
^▽^ 17ニチガ デッドライン
▽