1 :
本当にあった怖い名無し:
,. -' ´ ̄ ̄ `¨ ¬ー- .._
{ ,. -' ´ ̄ ̄ ` ¨ ー- .._ ``ヽ、_
ヽ ヽ ``ヽ 、 ヽ、_
\ ヽ、 `ヽ、_ \
`ヽ 、 ー 、. -──- 、_ \. ヽ、
, '´ ` 、 ) }
___,/ \二 - '′
, '´ / / / / i >─-
/ / / /l ,ハ. ト、 i ! { \
☆゚+. /_/ / l / l ! l l_,.⊥L.._ l l i! ヽ
/イ/ ,ll l ,ィT厂lト ,ィ' l _ヽト トi`ト ! |ト. い.
/ ,イム l l lL=、! ヽ! ,ィテ=l、 l li |l iヽ ヽ い
{ / /廴 V l〈 トッ:l トッ::l 〉 j jヽ ll ハ l ト
r‐、 ,.イ / /,1 \lへ 辷j 辷ソj / リ ノハヽj ハ l lノ
ヽ `< _V´ {i | ilヘl '''' '__, ''' // /イ/ ハVノ }ハ /
>、 ヽ! \ l! |i l lヽ、 ヽ_,ノ ,// / ,/l l/l 「¨’´ V
//-ゝ ヽ、. ヽ. ,イl l |ヽ,ハ l>r-r‐_'´// /{/_从ハい
// j_ _ `ヽ } }V lトl L-==rこ7 /V「ィ/7 /'´ ̄`ヽ
. // 〈 ヽ ) / } い |_,/ _/.>クィ´ /l / / マ_
. // { ー- ,) '´ l /ハ.l_> _//ハヽ. //li , ' |
// liヽ‐ァ'´ l |_l レ'_/∠///ヽ_,/ j |
! l ,ル'´ l / ,ゝ'' 〃 // / ,1 ヽ. |
/!/{ / ヾ--r
_ /  ̄ <_
_>`´
>>5 ___<_
> r‐'" ̄ ̄ ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
/ , | `ヽ/ ´`ヽ _ 三,:三ー二
 ̄/ | ノヽ--/ ̄ , ` ̄ ̄ ̄
/ /⌒ヽ,| ミ } ...| /!
レ l d _}`ー‐し'ゝL _
| ヽ、_, _,:ヘr--‐‐'´} ;ー------
|/| \ ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
ヽ/l/|` ー------r‐'"  ̄ ̄
|└-- 、__/`\-:、
__,ゝ,,_____/ \_」 \
>1
乙華麗
11 :
10:2006/09/05(火) 18:16:16 ID:HDgjm+zcO
ごめん
直リンしちゃったm(u_u)m
>>1 / . ‐ ‐、丶
/ / \ \
,′ / / ∧ . ヽ ヽ 「`
. jイ ! / / -', | ! | | ト
. |,-i|| /r.‐u|ハト、 || | |
. ト.j|,ハハ/ ′ `Vl //
', -' } 1′
>>1乙
ト┐ ´ ′.
ル小 、__ /
/ l \  ̄ ̄ ∧
/ ,-j ` ―‐, 1 小.___
_,ハ_,イ | // || \_ | 丶
, ´/ ∧__l __/ 厶-' / i | `T丶._|
/ / / | \ /-‐一'′ / | |
13 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/05(火) 20:16:26 ID:i5N4VNI60
ありがと
前スレの話題を引っ張って申し訳ないが、俺は
ガラスビンに入れた蒸留酒をそのままにしておくと、
水の分子とアルコールの分子とがそれぞれまとまって
大きくなり、不味くなる(寝かせた前の状態に戻る)
と教えられたんだが、これは嘘だということ?
>>15 >>ガラスビンに入れた蒸留酒をそのままにしておくと
私は、新谷かおるだったかのマンガにあった、水の分子の回りをアルコールの分子がコーティングするような形になり、
えもいわれぬ絶妙な味になる、ってのを信じてた(w
18 :
雷鳥一号 ◇zE.wmw4nYQ :2006/09/05(火) 23:20:09 ID:RfSdWJBf0
>>553 ∧_∧
(ill ´Д`)
ノ つ!;:i;l 。゚・
と__)i:;l|;:;::;:::⊃
⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
19 :
雷鳥一号 ◇zE.wmw4nYQ :2006/09/05(火) 23:20:39 ID:RfSdWJBf0
>18-19
21 :
1/4:2006/09/05(火) 23:52:41 ID:Q+lLElL70
聞いた話
Kさんという人が林道端の一軒家に住んでいた。
畑で野菜を作ったり工事現場の作業員などもしながら
代々引き継いだ山で、70歳くらいまで山仕事を続けていた。
ある日、山で一仕事終えて一服している最中に
斜面の下にある作業道の方へ何気なく目をやると
道端に停めた軽トラックの脇に立っている人影が見えた。
距離がありすぎて細かいところは良くわからないが
サイドウインドウから車内を覗き込んでいるように見える。
悪戯されたら困ると思ったKさんは、車の方に向かって
「オォーイ!」と大きな声で呼びかけた。
すると、人影は頭の向きを変え、じっとこっちを見てる様子。
「俺の車に何か用か〜」Kさんが再び問いかけると
人影はおもむろに作業道を外れて歩み出し
向こう側の斜面を下って木立の中に消えた。
Kさんは、荷物をまとめて山を下りると
乗り込む前に軽トラの周りをグルリと回ってみたが
とりたてて異常はなかった。
ウインドウに脂っぽい手形が幾つかあったものの
ドアの鍵は掛かったままで、弄られた形跡はない。
荷台に荷物を放り込むと、鍵を開けて車内へ。
エンジンをかけて作業道を下り始めた。
22 :
1/4:2006/09/05(火) 23:54:21 ID:Q+lLElL70
未舗装の道にガタゴトと揺らされるうちに
助手席のシート下から何かが転がり出てきた。
車を停め、ソレを拾い上げる。
30センチほどもある木彫りの人形のようなもの。
荒削りで細工はほとんどなされていなかったが
一カ所だけ、目があるはずのところに
小さな×印が二つ刻まれていた。
もちろん、今朝までは車内にそんなものは無かった。
しかし、山を下りた時に鍵は掛かっていたし
あの人影が車内に放り込んだとも思えない。
気味が悪いと思ったKさんは
帰る途中の谷に人形を放り投げて捨ててしまった。
23 :
3/4:2006/09/05(火) 23:55:06 ID:Q+lLElL70
その日以来、軽トラックに乗っていて妙なことが起こるようになった。
灰皿に枯れ葉や土がぎっしりと詰まっていたり
脂っぽい手形が助手席側のウインドウの内側についていたり
雨の日には助手席のシートがじっとりと濡れていたり
車内に置いてあった新聞紙がビリビリに破られて散乱していたり
車を離れる際はきちんと施錠しているにもかかわらず、異変は続いた。
そんなある日、山仕事の最中に竹の地下茎に足をとられたKさんは
転んだ拍子に斜めに切った竹で両眼を突いて失明してしまった。
24 :
4/4:2006/09/05(火) 23:55:50 ID:Q+lLElL70
目が見えなくなったKさんは、林道端の家を引き払い
麓の町で息子夫婦と供に暮らすようになった。
今では、林道端の家は借り手もつかぬままに廃屋となり
軽トラックも車庫に放置されたままになっている。
とりたてて派手な怪異騒ぎは起きていない。
ただ、一度だけこんなことはあった。
近くの集落に住む小学生が、夕暮れ時に廃屋の前を通りがかった際に
一緒に歩いていた父親に「軽トラックの中に人がいる」と言い出した。
怪訝に思った父親が軽トラの方を見たが、誰も乗っていない。
見間違いだろう、と思ったが、子供は「本当にいた」と言い張る。
どんな人だった?と聞くと、少し考えた後に「わからない」と返答し
「…でも、真っ白な目でこっちをじっと見ていた」と言い足したそうだ。
>>22は、名前欄2/4です。
お粗末でした。
>>1さん、ご苦労様です。
こわいやんけ
乙。なんだろうね。その木彫りの人形が守ってたのかな逆に
>>21-
>>24 これは怖い・・・
放置されたとはいえ、軽トラの中にいるということはまだ何かあるんだろうか
29 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/06(水) 01:52:07 ID:btbPthV80
30 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/06(水) 02:30:12 ID:IBoxVeBu0
原因が分からない。人形の意味も分からない。人影の正体も分からない。
分からないづくし。
木彫り人形は単に予告で、捨てても持ってても失明する結果になったんじゃないかな
しかし怖いなあ
声をかけられて見られた事に
気づいたから目を潰した?
しかし両目逝くかな〜
森の妖精が怒ったとみた
両目に竹が刺さるのはちょっと無理
35 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/06(水) 18:18:54 ID:LpDi6nk0O
笹だったんじゃねーの?
36 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/06(水) 22:17:34 ID:aiBLpysM0
姫竹かね?細い奴。
笹で失明するのはちょっと無理
杣人に聞いた話
一人で山に入って仕事をしていた時のこと。
煙草を吸いながら切り株に腰掛けて電話をしていた。
相手は遠く離れた山中で働いている仲間。
やはり一人で煙草休憩中。
他愛もない話に花を咲かせていると
突然目の前にスッと白い手が現れ
持っていた煙草を払い落として視界の外に消えた。
慌てて周囲を見渡しても人の気配はない。
思わず「アレ?」と声が漏れたのと
電話から「ん?」という声が聞こえたのが同時だった。
「どうした?」
「いや、さっき目の前に手が出てさ
煙草をパッと払い落とされたんで
見回してみたんだけど……誰もいないみたいだな」
二人が見たのは、細い女のような手。
なぜか、手首に赤い布のようなものを巻いていたそうだ。
>二人が見たのは、細い女のような手。
???????????????
遠く離れた山中で働いている仲間同士、電話でやり取りしてたら
同時に女のような手を見たって事か。
女のような細い手ってことだろ?
一寸した悪戯でした今は
反省してます
だって二人とも好みのタイプだったんだもん。
一人のはずだったのに二人いた
またツンデ霊か。
ジャンル化しそうだな。
45 :
ちんむしゃからから:2006/09/07(木) 07:30:30 ID:pdqQMJfo0
私は小さいころ、悪いことをするとよくおじいちゃんに
ちんむしゃからからが来るぞと言って叱られました。
小学生になり、ちんむしゃ某が効かなくなり、
逆にちんむしゃってなんやねんと突っ込むと、
おじいちゃんがしてくれた話は、またしばらく効き目を続行させたのでした。
おじいちゃんが戦友から聞いた話です。
おじいちゃんの戦友(仮に鈴木さん)の奥さんは、
鈴木さんが兵隊に行ってる間、
2人の息子さんを連れて、親戚の家に疎開していたそうです。
親戚は山の方で小さい民宿のようなものをやっていて、
その部屋に寝泊りしながら、仕事を手伝って暮らしてました。
鈴木さんの上の息子さん(仮に勝美くん)は、
ある日山の中で一人で遊んでました。
遊び疲れて一息いれながら、
本当に勝ってるのかわからない戦局や、
こんな暮らしがいつまで続くのかとか、
いろいろ不安になって一人で泣いてたんだそうです。
そのうち時間が気になって、そろそろ帰ろうとしたのですが、
慣れない土地のため迷ってしまいました。
来た道と全然違うところに出てしまい、焦って歩いてるうちに、
平らな広場のようなところに出たんだそうです。
そこは20畳くらいの広さで、草が生えておらず、
すぐ周りは手付かずな森なのになんだろうここは…
と思ってると、その広場の隅におかしなものを見つけました。
46 :
ちんむしゃからから2:2006/09/07(木) 07:32:40 ID:pdqQMJfo0
おじいさんがお腹を抱えるようにうずくまっているのです。
土の上に正座して、そのまま前に倒れたような格好です。
うずくまってるので顔は見えません。
具合が悪いというより、その姿勢のまままったく動きません。
まるで気配がなく、異様な感じがしました。
勝美くんは、怖かったのですが、
一人で迷子になって心細かったのもあって、声をかけようと近づきました。
おじいさんはいきなり顔をあげました。そして
「ここでなにしてるんだ!ちんむしゃからからが来るぞ!」
と大声で叱り付けたのです。
顔をあげたおじいさんは目が見えないようでした。
目をつむったまま、腕を振り上げて、
「早く帰れ!ちんむしゃからからに見つかるぞ、帰れ帰れ!!」
おじいさんは、怒鳴りながらも立ち上がろうとはしません。
足も悪いようでした。
あとで考えると、このとき他の行動もとれたし、
数々の疑問も解けたかもしれないと悔しがってたそうなんですが、
このときの勝美くんはとにかくおじいさんの凄い剣幕にびっくりしてしまい、
言われた通りにあわてて逃げ帰ろうとしたのです。
47 :
ちんむしゃからから3:2006/09/07(木) 07:33:14 ID:pdqQMJfo0
パニックになってた勝美くんは、自分が迷ってたのも忘れて
山の中を走り回りました。
どこをどれだけ走ったのか思い出せなかったのですが、
木の枝や草のつるがやたら体に絡んだことは覚えてました。
それを振り払いながら走り続けるうちに民宿の裏手が見えました。
気づけば日がかなり暮れていました。
民宿に帰って、一部始終を話すと、
心配して待ってたお母さんにただの言い訳だと思われ、
よけいに叱られました。
勝美くんもやっぱり自分がおかしいのかもと思いました。
でもなんだか背中がむずがゆい。
勝美くんに言われて服をめくったお母さんが、
「あんた何してきたの?」
勝美くんの背中には、黒い小さな手形が無数についていたそうです。
勝美くんは一人で遊んでいたので、そんな手形がつくはずないのです。
それを見た親戚はなぜか勝美くんの背中に手を合わせて拝みました。
ちんむしゃからからは結局なんだったのかよくわかりません。
よくわからないのに怯えていた幼かったあのころがなつかしい。
山火事の原因で最も多いのは火の不始末です。
山の神の気に障ったのでしょう。
ちんむしゃ からから
↓
小さい武者 来る来る
変なコテが荒らしてたんで、1年くらい?このスレに来てなかったんだが
聞いた話さんが書きこんでる(・∀・)!!
また見るよ!!
51 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/07(木) 09:18:27 ID:r9cCpupc0
話を蒸し返すようですまないが、誰も書かなかったようなので。 興味なければスルーで
ガラスが水に溶けるというのは理化の実験としてTVでやってた。
ガラスの薬品ビンで本体もふたもガラスというのがあるが、あれの口の
ところにフェノールフタレイン液をたらしてから、ふたを軽く締めて何回か
回すとガラスとガラスのこすれ合ったところに赤紫の色が出てくる。
つまりガラスは水に溶ける、しかもアルカリ性である、というもの。
酒に混ざれば確実に味が悪くなるはず。
厳密に言えば、水はあらゆるものを溶かすからね。
>>52 ンじゃビンで熟成するワインの味はガラスの味も関係してんのかね。
山奥の廃病院。
以前は、今ほどの山奥ではなかった。
その地方の実業家が金を出した病院で、その頃は
近在に、それなりの町があった。
実のところ、病院という呼び方は、正確ではなかった。
美容整形手術を専らとする施設で、名称のどこにも
病院という言葉は、無かった。
当時、美容整形とは言わず、変身術などといわれた。
手術後、晴れ晴れと病院を出て、迎えの自動車で
山を降り、東京や大阪に代表される大都市へと
去って行く者が居る。
入院期間は長いが、帰る者の表情は明るい。
どれほどの大金を費やしたのだろう。
一方、帰らない者が居る。
手術に失敗し、自らの容姿に絶望した者たちだ。
失敗の噂は広まりやすく、長く残る。
そして、美容整形に成功したからといって、それを
言いふらす者は、ほとんどいない。
新たな入院者を迎えないまま「病院」は寂れ、
やがて、妖怪や化け物が、山に出没するようになった。
無論、妖怪などと呼ばれたのは入院者だ。
世界的な不況の中、病院に出資した実業家が破産すると、
入院者の家からの仕送りで病院は維持されたが、
財政難はどうにもならず、入院者の待遇は悪化した。
職員から入院者への虐待が始まった。
入院者が、恵まれた階層の出身だったことが、虐待の
大きな原因のひとつだった。
付け届けなどの役得も、無くなったのだろう。
暴行により、顔面がひどく損傷している者が多かった。
その姿が、化け物の噂をさらに強固なものにした。
入院者全員が精神異常者だと、職員が広めていた。
病院を脱出する者は多かったが、
化け物か異常者として扱われ、いずれにしても
病院へ戻された。
逃げ出したところで、道は麓まで一本しかない。
逃げ切れるはずもなかった。
入院者が死亡しても、家族には知らせず、
仕送りを職員が着服していたという噂がある。
「その頃はよ、あんた」
「うちのじいさん、羽振り良かったんだから」
そう話す老婆の夫は、数年前、何者かに暴行され、
その傷がもとで死亡した。
入院患者全員が死亡したか、実は分からない。
>>57 創作もほどほどにね
全裸隊さんの話は結構好きだけど
これはあんまりだよ
「東京伝説」に出てきそうなお話
雷鳥さん、まだ〜?
全裸隊さんの書かれていた、自分と山の怪異との出会いにおける清々しいほどの態度が気に入っていた者です。
またそういうの、宜しくお願い致します。
62 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土) 06:15:32 ID:+pNqzWKX0
>>60 雷鳥って人も、さすがにネタが切れたんじゃ?
ほとんどが自作っぽいがね・・・
山を見上げりゃススキが揺れる揺れるススキに月が出たアコリャ
まあのんびり待ちましょう。(山板からコピペとってくるとか)
64 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土) 08:50:55 ID:xIy8VGGH0
誰でもいいから書いてくれ、飛びきり怖いので。
お願いします。
だから、ここはコテに頼りすぎなんだよ。そして俺もな。
水のクラスターとかソーダ石灰ガラスとか、調べてみると面白いもんだね。
そういう雑学読みながら酒を飲むのもまた一興w
全裸隊氏の話は、現代版の妖怪誕生悲話といったところでしょうか。
事実を知る人がいなくなれば、入院患者の酷い噂だけが
一人歩きして、いずれその地に怪談話として語られるかもしれませんね。
化け物や妖怪がらみの伝説を紐解いていくと
過去の凄惨な出来事や、迫害の事実があらわになる事も多く
そういう事実をふまえてみると恐ろしげな妖怪が
何か物悲しく見えることもあります。
自分、『泣いた赤おに』の話を思い出すと泣く
青おにの愛情と赤おにの悲しみの切なさに、大の大人になった今でも泣く
68 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/09(土) 23:01:48 ID:+pNqzWKX0
年取ると涙もろくなるってことだな?
真夏のある日
仕事で、忌み地とされている山に足に踏み入れた。
不安をよそに、何事もなく仕事は終わり
ホッとしながら車に乗り込んで山を下りはじめた。
しばらく走るうちに、何となく身体が冷えてきたので
「ちょっと寒いなぁ」と運転席の後輩のKに伝えた。
「あ、エアコン緩めましょうか?」
ダイヤルに手を伸ばしたKが「あれ?」と小さく呟いた。
「どうした?」
「いや…エアコン入ってないっすよ」
それはおかしい。
山の中とは云え、夏の日射しはキツい。
現に、さっきまで大汗をかいていたはずだ…
ドンッ!
不意に助手席側の窓が叩かれる大きな音がした。
ドンッドンッドンドンドン!
窓の外に動くものはない。
じゃあ何が窓を叩いているんだ?
70 :
つづき:2006/09/10(日) 01:57:38 ID:UzOUTfeI0
二人してあっけにとられていると
今度はいきなり助手席側のドアが開いた。
「うわ!」
Kはブレーキを踏んでスピードを緩めた。
が、停車することはなく
運転席から手を伸ばしてドアを閉めると
今度はアクセルを踏み込んで猛然とスピードを上げた。
「何だ?外に何かいたのか?」
その問いには答えず、Kは前を向いたまま
引きつったような顔で、ひたすらに押し黙っていた。
麓近くまで下りたところで、車はスピードを緩め
Kがようやく重い口を開いた。
「…中だったんですよ、たぶん」
「中って…何がだよ」
「さっきのアレ、誰かが窓を内側から叩いてたんです」
「バカな…ここには俺とお前しか乗ってないだろ」
同僚は、相変わらず前方を睨みつけながら震える声で訊いた。
「…じゃあ、なんで先輩は後ろに座ってるんっすか?」
なんとなく先輩がバカっぽく見えるけどゾクゾクしたぜ・・・
72 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/10(日) 04:36:29 ID:Rdq0uMtn0
「なんで先輩は後ろに座ってるんッスかwww」
オレは美容師の後輩を想いっきりぶん殴った
十数年前、幽霊騒動のあった山を頂上に頂く○○島に、友人数人で、
キャンプに行った時のこと。
俺たちは鍋が好きなので、真夏にも関わら夕食にキムチ鍋を作って、
食べたのだが、さすがに白菜を切りすぎて余ってしまったので、水で
さらしてテントの前に置いておいた。まさか、白菜を盗みにくる馬鹿は
いないだろ、という意見が大半だったからだ。
さて、その日の深夜。俺は寝つけなくてテント内でボォーッっとして
いたが、突然、テントのまわりが騒がしくなったのを感じた。何者か
が、テントのまわりを取り囲んでいるらしい。
中でもテントの入り口に、何か物音が集中しているようだ。
俺はしばらく動けなかったが、そのうち、友人の一人が起きてきて
「なんか、騒がしくない?」と言った。この言葉で、これは俺の幻聴
ではないと判断、薪割りのナタを携えて一気に入り口のジッパーを
下げると同時に薪割りを振り上げた。
そして、私の目の前に現れたものは・・・
わずか十数センチの目の前に現れた野性の鹿の顔だった。
奴等は、テント前においてあった白菜を目当てに集まって
来たらしい。
翌日には、白菜は全滅していたので、かわりに野菜抜きの
焼肉パーティにすることにした。
今回の教訓。例え鹿といえども、目の前数十センチに睨みあう
のは、心臓に悪い。さらに、他にも大量に鹿が集まっている状況
では、人間はまず成すすべもない、ということだけは判った。
それから、面倒だからといって、食べ物を外に置いておくのは、
よくないことだと、心に刻み込んだ。
>まさか、白菜を盗みにくる馬鹿はいないだろ、という意見が大半だったからだ。
この意見が馬鹿そのもの。
馬は来なかったが鹿は来たと
うまくないよ
しかたないだろ
動物をさばける人間ならそのままナタが振り下ろされて
解体→鹿鍋だろうな。千載一遇のチャンスだっただろうに。
漏れには狭いテント内から一撃で仕留められる自信がない。
仮に仕留めたとしても、他の鹿軍団に袋にされる罠
|-`) <鹿だけにしかたない
|-`).。oO(大爆笑まちがいない)
|ミ サッ
82 :
必殺!仕事人必殺!仕事人 ◆Hd.4SIGOkc :2006/09/10(日) 16:24:42 ID:s5OOX7/X0
日本の山は深く、濃く、柔らかい・・・
全裸隊さんの話って細かい所がリアルだよね、学校のイジメとかも暮らし向きのいい家庭の子の方が実際いじめられる率高かったし。着服のえげつない話とか昔の昼ドラみたいで怖いじゃん、昔のドラマのイジメって半端じゃなかったから昔って過酷だったのかね?
>>81 腸が捩れるかと思ったよ。
吉本入ったら?
友人Kの話
Kの故郷は田舎の小さな集落で、彼の家は集落から更に離れた山奥にポツンと建つ一軒家だった。
集落まで3時間近くかけて通学していたので、夏休みなどに泊まりがけで友人が遊びに来る以外、
いつも一人で遊んでいた。ある日、釣りをしようと思い沼に向っていると、沼に近づくにつれ妙な音
が聞こえてきた。赤ん坊の泣き声のようだった。『鳥や蛙じゃない…』彼の頭には"水木しげる"の
妖怪百物語に登場する『川赤子』が浮かんだ。足音を忍ばせ沼に近づいたのは、幽霊とは違い、妖怪
には面白いイメージもあったからだと言う
彼は沼から少し離れた大きな椎の木に昇った。姿を隠して沼を見渡すには絶好の場所だった。だが、
目をこらすまでもなく、生い茂る葦の間にハイカーのような恰好の女が立っているのが見えた。
少し拍子抜けした瞬間、寒気がした。例えるなら風邪をひく前の嫌な感じだという。女は明らかに
異常だった。気味の悪い声を出す以前の問題だった。彼は女に気付かれぬよう、慌てて逃げ帰った。
『何が変って…声もだけど、とにかく大きすぎたんだ』
180cm以上ある彼の父親の背を遥かに越す葦の群生は、女の胸あたりまでしかなかったそうだ
88 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/10(日) 18:52:08 ID:ZF07Nc+b0
>>86 大男の彼に駅弁スタイルで犯されていたんだよって
オチなんだろ?
そうにちがいねー
ロシア娘だろう。
けっこうおもしるかったけど?
180cm以上ある彼の父親がその女を肩車してたんだよ。
92 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/10(日) 22:50:39 ID:Z3MbeBCl0
あー、んだんだ。
竹馬に乗ってたんだろ
古い集落を囲む小さな山塊には、集落よりも
古いとされる神社がある。
賽銭箱にたどり着くまで、急斜面に刻まれた石段を
散々登らねばならない。
途中、土を踏み固めただけの道が何本か横切っており、
どこへ繋がるでもなく、山の中へ消えてしまう。
そうした道のひとつで、大量の瓦が見られる。
瓦といっても、破片だ。
浅い谷を横切るその場所で、
古い瓦の破片が銀灰色に光っている。
瓦ではないかも知れないが、厚みや反り加減から、
地元では、そう呼んでいる。
誰かが捨てているのだと、俺は思った。
地元には、山から湧いていると伝えられている。
瓦の破片は、谷に沿って山頂側から散らばっている。
その場所にだけ、選んで瓦を敷き詰めたような光景だ。
道を外れ、瓦を踏みながら、溝のように浅い谷を
ゆっくり登った。
50メートルも行くと、瓦はその姿を消す。
それより上は、ごく普通の地面だ。
瓦が姿を消す所まで、行こうと思っていた。
そこまで、ほんの10メートル。
瓦が湧いているという話が本当なら、そこに違いない。
足の下、瓦が乾いた音を立て、下へ流れた。
一歩踏み出すごとに、瓦が下へ流れる。
砂丘を登ろうとして、流砂に足を取られる人の姿を
テレビで見たことがある。
あれに似ている。
瓦は流れ、からりと音がする。
ほんの数メートル先。
瓦が湧くその場所で何が起こっているのか、見えない。
見えないまま、諦めた。
誰も見た奴は居ないよ。
そう言ったのは、山の恵みを金に換えて生きる男だ。
何しろ、神様の持ち物だからな、あの山は。
妙なところへ手を出して、神様怒ったらどうすんだよ。
その後も俺は、瓦を見るためにだけ、そこを訪ねている。
いつ行っても、そこにだけ、瓦がある。
神社の敷地内にある建物はどれも、見事な檜皮葺きだ。
瓦など、葺かれていない。
96 :
1/2:2006/09/10(日) 23:56:58 ID:E77ZURs6O
何年か前のお盆休みに友人家族と群馬県上野村にキャンプに行ったときの話。
夜、キャンプサイトから離れたトイレに友人と連れ立って行った帰り道。
ふと気がつくと、数メートル前方に人が一人歩いていた。
街灯もなく服装などはよくわからないが、背格好で男の人だろうと思った。
しばらく行くとその人は見えなくなったので、その辺りの
バンガローに泊まっている人なんだろうと思った。でも違和感。
そういえば私達以外の足音がしなかった気がする。
97 :
2/2:2006/09/10(日) 23:59:37 ID:E77ZURs6O
友人に「今、前を歩いてた人急にいなくなっちゃったよね?」ときいたら、
友人は「そこのバンガローの屋根の上にいるよ」って答えた。
見たらなんだか黒い影が屋根の上に見えた。
怖くて友人にしがみついてテントに戻った。(友人は見える人)
次の日、件のバンガローに宿泊している家族と話す機会ができた。
(お互いの子供の年令が近いため子供同士仲良くなった)
大阪から日航機の慰霊祭に参加するため来ているとのこと。
事故でお父様を亡くされたと聞き、もしや昨夜の男の人は
この方のお父様かもと思った。
>88
なるほど!(大受けw
車で山道を走っていたら、後ろの車から猛烈なパッシング&クラクションを受けた。
あまりにも酷い状況だったので車を停め、相手の車にゴルァ言いに行ったら、
「いやっ、あんたの車の上にバァさんがしがみ付いていたから・・・」って言われた。
言い訳です。
>>99 その時のあんたの髪型と服装について述べよ。
俺なんかジャッキーがしがみついてた事があったぜ
ジャッキーって、どのジャッキーだよ
@ジャッキー・チェン
Aジャッキー佐藤
Bそうはいかんジャッキー
ジャンキーだったらかなり怖い
セガールじゃなくてよかったな。
>102
クマの子ジャッキー?
つまんね
なにこのグダグダ
夏休み終わったのにな
あ、引き篭ってて学校に行かないから関係ないのか
亀すぎだろ
112 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/13(水) 06:58:24 ID:77jBXlHUO
揚げ
113 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/13(水) 07:23:02 ID:fglsMaK+O
アホ拳ジャッキー?
114 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/13(水) 08:51:18 ID:vzpbNfij0
スイカの映像ないじゃん
∩___∩
| ノ ,,.ノ ヽ、ヽ 餌が無くてクマッたな
/ u ― ― |
| ( _●_) .|
彡、 ヽノ ミ
/ ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | | クマッたね
.\ “ /__| | ○_○
_ \ /___ /_____(´(エ)`)__
_ _ _ _ _ _ _ __U _U _ |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
だ〜れ〜か〜 怖い話をお願いしま〜す
119 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/14(木) 07:30:16 ID:lUkLkAUpO
語り部への感謝の薄いスレだからなぁ。
とりあえずage
そか?どこと比べているのかわからんが・・・
ここはマンセーレスうぜぇぇと言われ続けていたスレだと思っていたが・・・
語り部の方へマンセーレスしたいんですが、荒れるので遠慮してます
でも、いつも楽しく読ませていただいて、感謝してます
叩いてるのは、ほんの一部の人でしょうけど
まあ挨拶とかホメ言葉を嫌う人がたくさんいるってのは 自分には理解不能
他人がチヤホヤされてる(ように自分が感じる)のがガマンならない
って人も世の中には居るということだな。
124 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/14(木) 18:09:37 ID:TwBeSsviO
なぜか妬むヤツが多いよな
125 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/14(木) 18:51:04 ID:2Cqbj6EA0
乙ってのは別にいいと思うが、マンセーっつか
途中名無しや他の人がが書いててもスルーして
○○さんいないからサビシスみたいなのはうざかったな。
そいつ以外も話を書いてるのに
それはどうでもいいんかい!?と感じる。
んだなぁ、だから本当の名無しの
書き込みが少なくなって
きたんだろうなぁ
128 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 01:59:12 ID:pqAQSlLD0
何年も前になる。
東北での話だ。
貯水池を近くに置き、路に身を切られた山がある。小さい山だ。
通学路になるほどに小さい山だ。だが其処には熊も生息する。
幼い頃に山で遊び、注意を呼掛ける立て札に気付いた時は驚いたものだ。
小学生の頃だろうか。
何の気なしに冒険気分で山道と云うにはアスファルトで整備された道を歩いていた。
散歩と変わらないが子供の時分というのは良く知るところを歩いても新しい発見があるもので、
その時も何故その路に入ったか良く分らない。
山中を通る路に差し掛かった時、何時もは何故か通らない脇路に目がいった。
不意に、と云うのも可笑しいがその分れ路に何かの発見を期待したのか、その路を行きたくなった。
129 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 02:00:03 ID:pqAQSlLD0
陽を遮るのは僅かな木陰だけの其の路は勾配の激しい路だった。
にも関わらず黙々と歩く。
何時もなら駄々を捏ねそうなものだが只一人路を歩くのは、そうする気を殺ぐ。
何故だかそういう気を起こさせないものなのだ。
夕方に差し掛かった頃だろうか。陽はまだあったが少し肌寒くなってきていた。
・・・・全く昼食も摂らずに良く歩けたものだ。
路の脇に空き地があった。山の木々に覗かれているような場所だ。
その空き地の隅のほうに池があった。水溜程にも小さな池だが絵になっていたように思う。
其の頃簡単な釣りに嵌っていた為かポケットには釣り道具があった。
釣りと言っても子供のそれ。木の棒に糸をつけワーム(ゼラチン状の疑似餌)
を其の先に付けただけの物だ。お下がりの集合体にしては体を成していたとも思うが。
池を覗き其れを池に垂らした。
生き物がいそうな池だと思ったが何もいない。魚も含め虫すらである。
ふいに何かが食いついた。すかさず釣り上げると――――井守だ。針も無いのにご苦労なことである。
その池には他に何も、いや袋。中身が入っているのかどうか袋が大量に捨ててある。
紙袋、ビニール袋様々である。
何が入っているのか木で突こうとした時足を滑らせ池に落ちてしまった。
内心相当焦ったが大した深さでもなかったせいか直ぐ落ち着いた。が、直ぐにもう一度取り乱してしまった。
袋に入っていたのは死骸だった。子猫、絹鼠、子犬、小鳥それらの死体が袋に詰められ池に浮かんでいた。
その一つを思い切り手で鷲掴みにしていた。
130 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 02:01:24 ID:pqAQSlLD0
焦るなんてものではない、池が別のモノに見えた。其処に半身が浸かっている。例えようもなかった。
例えようにも生涯初めての経験である。例えるモノ等その当時なかった。
這いずる様にして必死に池から上がった。足に力が入らず寒さが胸に落ちた昏い吐きそうな感情を逆撫でていた。
不意に水音がする。 井守が跳ねた。
井守も跳ねるものなのか。何故か場違いな事の様な気がして滑稽だった。
今はその池は埋め立てられてもう無い。埋め立ての工事を見た時工事の人が何を思っているか気になったものだ。
山は寺も抱いていた。人のではない、動物の、である。
>>128-130 雰囲気最悪の中乙!
お寺あるのに奉られてないなんて・・・なんか余計にいろいろ考えちゃって怖ぇぇ
知人Fさんの話
Fさんは個人で左官関係の仕事をしている。ある時、峠の休憩所に、町にちなんだ壁画を貼った壁
を作るという仕事を請けた。休憩所といっても、屋根付きの吹きさらしベンチとトイレのみ。辺りに
民家はなく車通りもまばら。そんな辺鄙な場所で作業は続いた。仕事は順調に進み、最終日の昼前
には、明日、依頼者と確認に来るだけとなった。早終いして帰っても問題はなかったが、どうせなら
散歩がてら山に入り、弁当を食べてから帰ろうと思った。何日も通ったが、黙々と働くのみで、辺り
を散策したことはなかったからだという
熊笹の繁る小路を暫く登っていくと狭い平地に出た。小さな祠があったので、簡単に挨拶をしてから
弁当を食べだすと、シャンシャンシャンと大量の鈴を鳴らすような音がした。辺りに音の原因になる
ものは見当たらない。何とも言えない清々しい音色を聞きながら食事をしていると、鼓や笛の音まで
混ざり始めた。1時間ほどで音楽は止み、その瞬間もの凄い拍手が周囲から沸き上がったそうだ。
思わずFさんも一緒に拍手したという。翌日、酒を持って御礼に行くと、平地に祠はなく、以前そこ
に祠があったことを告げる石碑のみが苔むしていたそうだ
134 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/15(金) 12:13:10 ID:pIlBwctq0
>>132 こういう話好きだー。
ちょっとおすそ分けしてくれたような、そんでちゃんとお礼する人がいるってのがイイ。
去年の夏の話
近所に山、というかちょっと標高の高い自然公園があるんだが、いつも夏の夜にそこを散歩していた。
その自然公園に入ってお決まりのルートを1時間くらい歩き、家路に帰る。
その時もいつもと同じルートを歩いてちょうど公園の真ん中くらいに来た。
そこはいちおうアルファルトの道路で、でも回りは1キロ四方くらいは草原と木がまばらに生えてるような場所だった
時間は深夜2時ごろ。もちろん回りに人は居ない
草原の中の道路をテクテク歩いているといきなり真後ろ2メートルくらいのところから
ベチャッ
というような大きな音が聞こえた。ものすごい驚いて振り向いたら
居たんです
何が?
って言ってあげればいいのかな?
>>128-130乙です。
映画のとは関係ないけど、「ほの暗い水の底で」と
題名をつけたくなるような話ですね…お寺と死骸の沈んでいた池は
何か関係がありそうで気になる所です。
>>132-133 怖がりだけどそんな体験ならしてみたい!!イイデスネエ^-^
なんだか、日本むかし話で市原悦子さんの語りをまじえて作って欲しくなるような。
終わっちゃって残念ですが、再放送を求める声が強いとの事で
またいずれ放送が始まるのを期待しちゃいます。
139 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 21:06:16 ID:pqAQSlLD0
幼い頃、小学生位だろうか。
東北の日本海側に面した地方で経験した話だ。
小学生の頃、夏に祖母の家へ泊りに行くのは通例だった。
全く東北だと言うのに夏は暑く冬は寒い、そういうところだ。
近くにと云っても小学生の時分にしたら相応の距離があるが、山がある。
いや山だったと云えるだろうか。
切り崩され小さい寺なのか神社なのか判別つかぬものが建っている。
丘と云うには大きいが山と云うには抵抗がある。そう云った所だ。
その山までの道中、井戸のようなものがある。鉄格子が嵌り何とも厳しい。
腕を通すくらいの隙間はあるので良く其処からカジキの様な魚を取って遊んだものだ。
蝉を捕りにその山に行くことがあった。
途中井戸を見た。
台風が近づいていたからだろうか、井戸が濁っていた。台風に影響されるものなのか。
しかし、台風が近づいてるとは云え陽の光に労わる気持ちはないようだ。
汗をたまの如く掻きながら聞いた話を思い出した。
祖母が云うには未だ自分が幼い頃熊がその山で息絶えていたことがあるという。カラスが群がり何事かと思ったそうだ。
又隣には貯水池がある。水草が繁茂しそこに入水した仏は草に絡まりあがってこない。そう云っていた。
140 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 21:07:54 ID:pqAQSlLD0
山が見えた。
山に入ると何時もと違う。やたらに静かだ。入り口からは蝉の声が聞こえるのに、その小さい山の中は
暑さを忘れるくらいに静かだ。
階段を駆け上がり寺か神社かもおぼつかないモノにお参りをした。
少ししてから蝉の声が山を満たした。何故それを不思議に思わなかったのか、今は不思議でならない。
帰る途中にまるで角が付いたような棘を2本突き出している木の実を拾った。
その日は疲れていたようにも思うが家に帰ってから寝るまでの記憶があやふやだ。
だが見た夢を未だに覚えている。
まるで遠足のように引率者と思われる者と、子供の集団が山の険しい路から沢に降りてくる。
自分もその中にいるようだ。石なのか階段なのか、まるで階段抜かしでもするように沢に下りてくると
靴の中に水が染みるのを感じ、胸の辺りから水を被った。・・・・やけにリアルだ。
笑う引率者は何やら座頭虫のようなモノを見つけその説明をしていた。
沢から起き上がると沢を越えて又山に入る一団に目を向け、沢に礼をした。
その礼が特殊なものだったのか引率者が何処でソレ聞いたのかと問い質してきた。
如何なるものなのか――――そこで目が覚めた。何故か胸を掻きたくなるくらいに懐かしくなった。
又山に行く途中井戸を見た。他の水は濁っているのに井戸の水は澄んでいる。だが魚が一匹も居ない。
山に入ると何時も通り蝉の奏でるけたたましい音が満ちている。
不意に足元に目をやると昨日と同じ木の実が落ちていた。
祖母の話では最近虫取りをする子供も少なくなり山に入る者も自分以外殆ど無かったそうだ。
不意に考えがよぎった。随分と小さくなった山を宿にしている何かが、夢の中に出てきた子供の歓声の様に久々に来た
子供の騒ぎ声に何か懐かしさを感じたのだろうかと。――――どうやら、この山にもまだ主が居るらしい。
今でも偶にその夢を見る。
142 :
しゅもくざめ:2006/09/15(金) 21:48:16 ID:pqAQSlLD0
カジカですね。申し訳ない。
カジカとカジキ両方ともカジキと呼んでいるのは多分家だけでしょうねw;
因みに魚はヨシノボリとツチフキの合いの子みたいな魚でした。
>>141 お茶吹いたじゃねか
タンカーで運ばれて病院に行った
↓
えらい大きなもので運ばれたんだな
のパターンを思い出した
144 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/15(金) 23:23:50 ID:KpFKXY+P0
>>114 このスレで見た話とほとんど同じだなあ。
昔から有名な話なのか?ここのやつのほうが自然な感じだったけど。
>>141 ちょwww
どこから見つけてきたんだw
>>132-133 乙です。
本当に日本昔ばなしの世界のようですね。絵が浮かんできます。
こんな体験してみたい。
>>128 >>139 新しい語り部さん登場でしょうか。しゅもくざめさん、これからも楽しみにしています。
きこりに聞いた話
数年前の年末、けもの道を一時間ほど歩いた現場に着いてみると
隣山との境界にある太い木の幹に、筆で文字が書かれていた。
黒々と、子供が書いたような拙い書体で 「おはなししよう」
直後、圏外であるにもかかわらず携帯電話の着信音が鳴った。
すぐに荷物をまとめて山を下りたが、着信音は10分以上鳴り続いた。
翌日、改めて現場に行ってみると、幹の文字は綺麗に消えていた。
電源切っとけ
おはなしくらいしてあげればいいのに…
山で返事をする事に相当する
152 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 08:55:00 ID:7G2FqQn+0
>>141 カジキのような物だ、カジキじゃねーだろ
きりこに聞け
>142
そのカジキとかカジカとかいうの、5cmぐらいのハゼみたいな奴?
うちの田舎じゃバッコウとか言ってた。
少し山に入った地区ではボッコウ、山奥の隣町ではボッカァとか呼び名が変化してた。
子供の頃、図鑑で調べてカジカかなと思ったんだが
「そりゃ、蛙じゃ」と大人に笑われて恥ずかしい思いをしたことがある。
ヨシノボリにツチフキ…他にも色々あるみたいだし、カジカじゃなかったのかも。
>147
時と所とタイミングが奇妙な話ですね。
知り合いが山でドライブしてて子猫に遭った話を思い出した。
猫がいる!と思って車を止めてドアを開けたら中に入ってこようとしたんで外に追い出して逃げ帰ったって。
「なんで?」と聞いたら「そこ、火葬場だったし、子猫なのに声が低かったし」と。
なんか鳴きながら車の後を走って追いかけてきたらしい。
知り合いは滅茶苦茶びびっていたが職場のぬこ好きさんが
「捨て猫は飼い主を呼びつづけて咽喉が枯れちゃうんだよ。
その子、車で運ばれて捨てられたんじゃないのかな」と。
火葬場でなければ、声が低くなければ町まで運んでもらえたのかなと思ったら切なかった。
不思議でも何でもない話で長文スマソ。
>>147 相手の番号解読したぞ
おはなししよう=0874440
かけてみなw
156 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 14:31:03 ID:k6ZifHx30
>>147 木こり人の業務も近代化されてんだな
携帯持ってるなんて。
事故とか緊急時に使用すんだね。
「山の中の人」も近代化されてて、人が来ると
話がしたくなる。。
157 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 17:08:12 ID:oq3Bloo/0
家の親父は新潟で、裏山に昔も今もよく山菜取りに行くのだがその時
必ず携えるものに「鈴」がある。特に秋は山菜取りの篭を忘れてもそ
れだけは忘れちゃなんね!と念を押されるほど。
当スレの流れからすれば「秋〜クマの冬眠前のカキコミ時=鈴で警戒」と
は思うのだが、親父が祖母から聞いた話では。
「山には『オトロさん』がいるからな。夏と春は木の実や草を食うけど
秋には肉を食うからな。でも鈴鳴らしとけば心配ね。人は襲わねから。
でも鈴忘れると、オトロさんは人でも肉と思って食っちまうからな」
なんとなく熊の擬人化による口伝っぽくもあるのだが、鈴が一種の契約
になっていそうな雰囲気もある。それを持っていれば大丈夫、ただし落
としたり無くしたりすれば・・・みたいな。
冬の節分だか何か特定の日だけ、肉を食うって「一本たたら」の話にも
あった気がするから、その変型かな。
158 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 17:09:44 ID:oq3Bloo/0
書き込むのとかは慣れてないんで、失礼があったらお詫びしますね
大学で民俗学を専攻していましたが、そのときに先輩から聞いた話。
民俗学では一応、妖怪やら怖い話やらもデータとして収集するんですが、「怖い話あります
か?」って聞くとたいていは「ない」って言われる。ただしその後、世間話していると「本人
が怖いと認識してない話」が結構出て来るそうで、どこかは忘れてしまいましたが、先輩が山
で炭焼きを営んでいたじいさんに聞き取りを行ったとき、「山で働いていたら迷ってしまって、
山小屋に泊めてもらったことがある。こんなとこに小屋なんかあったかな?って訪ねるとおば
あさんが一人いてな」
先輩は「ははあ、ヤマンバの話かな」と思って聞いていると「寝ているとな、そのばあさんが、
シイタケ栽培みたいに並べた丸太にな、なにやらメシ食わせてんだ。丸太の上の方に口がついて
いてな、それがくちゃらくちゃらメシを食うのがうるさかったな」って話をしたそうです
話の不可解さに寒気がした先輩が、「それからどうしたんですか」と聞くとお爺さんは「朝に
なったから帰った」と言ったそうな。
長文失礼しました。初心者ですいません、ここは山の怖い話を読み書きするところですよね?
159 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 17:21:27 ID:oq3Bloo/0
数年前の晩秋のことです。群馬県の妙義山の星穴尾根を登りに友人を誘って、
現地に着いたのが夜の9時頃。登山口に格好の広場を見つけいつものように焚き火に
酒盛りだとばかりにテント設営する友人と分業し、僕は薪拾いに川の奥の方へ入っていきました。
適当に薪を集めてふと気がつくと沢の対岸の山の中腹にヘッドライトのようなあかりがちらちらと動いています。
「あいつ何やってんだ?」
友人がうんこでもしてるのだろうととっさに思い。からかいの目でみているとなにやら
うまく聞き取れないひそひそ声がきこえてきます。
「お〜い」とこちらに呼びかけているようにも聞こえて、何だか気味悪くなってその場を去り、
広場に戻るとちょうどそこには友人がテントを張り終え、宴会の準備をしているところです。
「あれ、おまえここにずっといたの?山の方入っていかなかったか?」
僕の問に友人は何をいうんだという様子です。
「こんな暗い中山に行ってどうするんだよ?」
何だか腑に落ちないけどまあいいかとそのまま何事もなかったように酒盛りに突入しました。
そして気がつくと朝です。
そこには朝の光に照らされて、十数年前の遭難事故で死んだ方々を追悼する慰霊碑がたっていたのです。
「これだったのか!」とちょっと納得。そして安心。さらに合掌(^人^)
その次の日無事に山に登り、下山後タクシーの運チャンにその話をしたところ、この山は遭難事故が多く、
嘘かほんとか以前遭難が起こった時、昨夜の慰霊碑のあった場所で荼毘(火葬)にふしたとのこと。
また、かの有名な連続婦女暴行殺人事件の被害者の遺体も埋められたとのこと。さらにはここ妙義山の麓では、
ちょっと古い人なら知ってる連合赤軍連続リンチ殺人事件が行われたアジト(浅間山荘ではないよ)があったところでもあります。
こう思いいたせば、山で一番怖いものは霊でもなく獣でもなく、「人間」なのでしょうね。
ちょっと夏向けの怖い山の話題でした。
>>158 怖い話だけでなく、不思議な話も大歓迎です
また書いてね
161 :
158:2006/09/16(土) 17:43:16 ID:oq3Bloo/0
アリガトウ(TT).
>>158 乙です。ところで、このエピソードってここの過去スレですでにカキコしていませんでした?
読んだ覚えありなのですが。
けっこう好きな系の話なので、別のエピなどありましたらまた投下をお願いしますね〜。
164 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 18:44:22 ID:ojvFmb880
>>158 簡潔で、でも不思議感が漂っていて、いい文章と内容でした。
何気なくあっけらかんとしているのが、山の不思議の底知れぬ感じとなどが
表れています。
すばらしい。
165 :
1/2:2006/09/16(土) 18:49:20 ID:ojvFmb880
私は山に野営して、夜に動物撮影などをするために張り込みます。
知人には「(クマや幽霊が)怖くない?」と聞かれます。しかし、私には自然を破壊し、
美しい野山に平気でゴミを捨て、山野草を盗掘したり踏み潰して歩く「人間」の方が、
よほど恐ろしいです。
今年、山の中で会ったもう30年以上もその山や周辺を歩いているという人のお話しです。
「もう30年もこの山を歩いている。山菜やきのこが好きで、林道が整備される前から歩いているし、
地図に載っている登山道だけでは見つからないから縦横無尽に歩く。そうすると、たくさんのきのこや
山菜を見つける。
もちろん、全部採ってしまうと、来年食べられなくなる。どうせ食いきれもしない。ところが最近の山
菜取りの人間はマナー悪くて、根こそぎ持って行ってしまう。採り方も乱暴だから、もう生えてこなく
なる。ひどいものさ。
昔、山の中を歩いていたら、山菜じゃないが、アツモリソウだかクマガイソウがいっぱいに咲いている
のを見つけた。あれは根が張っているから、1株あればすぐそばに何株もあるんだよな。俺は花は興味
ないから、めずらしいもんだな、と帰ってきた。だが、誰にも言わなかった。言う必要もないし、言っ
て回ればどうせ悪いヤツが売ろうと取ってくに決まっているからな。
ところが、翌年思い出して行ってみたら、ほとんど無くなってた。どう見ても誰かが持って行ったとし
か思えねえ。掘り返されていたからな。
わかんねぇのは、あんな場所にはまず誰も行かねぇだろうし、たまたま見つけた人間があれだけをほっ
くりかえして持って行くなんてことはできねぇ。ハナっから準備して来なくちゃな。
そこで、ふと思った。俺は誰にも話さなかったつもりだが、20年来の山仲間にしゃべっちまった。
当然、ナイショだがよ、と言って話したし、ヤツも同じように盗掘やら山菜取りのマナーとか怒ってい
たから、ヤツがうっかりしゃべるはずがねえ。
ってことは、ヤツが準備して持って行ったとしか考えられねぇ。」
166 :
2/2:2006/09/16(土) 18:50:48 ID:ojvFmb880
そのお友達に聞いてみたのですか?と私が聞いたところ、
「聞けるはずがねぇ。だってよ、もしも『俺が持っていった』と答えられたら、
俺はどうしていいかわかんね。
『俺が知るはずねぇだろ』と言われても、どう考えてもヤツしか考えられないん
だから、裏切られた上にウソまでつかせることになる。ヤツが盗掘は許せねぇ、
と言っていたのは何だったんだかなぁ。おっかねぇよなあ。」
というものでした。
友人を疑う自分も嫌いだ、とおっしゃっていました。
167 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/16(土) 19:04:53 ID:ojvFmb880
それと、動物撮影をしようと、けもの道沿いの大きな木に登り、太い枝に
座って通る動物を上からビデオ撮影しようと待っていました。
地上のけもの道沿いには、赤外線でシャッターの切れる自動撮影カメラも設置
していました。
そう毎日通るはずも無いので、退屈してきたころ、ヤブがガサガサ音がしました。
音が大きいので、大型動物か、人間だろうと思いました。体高が低いテンやキツネ
では、ヤブの揺れ幅が小さいので音が小さいからわかります。
緊張してみていると、大きなナタを持ったおそらく男がやって来ました。
こんな山道から離れたところで?とは思いましたが話かけて驚かせるのも悪いので
隠れていると、何やら独り言でブツブツ意味不明なことを言っています。
様子が変なのは、けもの道沿いを歩きつつも、何が気に入るのかいらないのか、
突然道を外れて遠くの背の高い植物に切り付けて倒したり、木の幹をナタでゴリゴリ
砥いでいる?幹を剥がしている?ような行動をヨタヨタして繰り返しているのです。
すっかり薄気味悪くなり、「どうか見つかりませんように!」と必死でした。
その時、けもの道沿いに置いてあったカメラがその人の体温を感知してシャッターが
切れました。フラッシュの閃光とともに。
「しまった!」と思ったのですが、後の祭り。
当然男は気づき、カメラに向かって一直線。そして、ナタを振りかざして、振り下ろし、
近くの大きめの石を持って潰し、徹底的に破壊していました。
「※!”#$%&’()=?><〜」と意味不明な絶叫を残して、去っていきました。
たっぷり100を数え、念のためにさらに150を数え、その後周囲の様子をうかがう
と、すっかり静かです。小鳥の鳴き声もします。
ですが、ヤブの中でナタを手にして待ち構えているかもしれない、と思うと、下りる勇気
がしませんでした。
グズグズ決心が堂々巡りをし、結局何時間も経ったかと思うのですが、熊除けスプレーを
片手に、鈴は外して、大きく迂回して下山して、助かりました。
>165-166
/^ヽ
,ィ : ',
(ノ : () l 人類同士の信頼感をなくせば、
l : / | 人類は滅びるさ。
イi : ,ヘ、 | どうだ、いい考えだろう?
|lll|、/ l }.: ト、/⌒i
{ ) ,l.}.: l-/ /、l
ヽ_ノ" }ヨ.:__{ニ_ム }
, - 、 ノ、 三__`ノ
_ /___`'- .V /⌒ヽ_______
(二旦__  ̄二) 、 ノ / //
/ | |ー---- =-イi、 ⌒)ー'"/ //
/ ̄ |_| Ll |_| |_|`''' " / //
/___________/___ //
ー---------------------------------
テント場の隅。
大きな木の根元、木漏れ日がまだらに光る
小さな水溜りをぼんやり眺めた。
足早に二時間を歩き切り、気分は良かったが
さすがに疲れていた。
水溜りに水滴が落ち、しずくが散り、
波紋が、小さな水面の木漏れ日を揺らした。
木の葉から落ちた水滴だろう。
同じ場所で、何秒かおきに、しずくが散った。
水溜りの上に、手をかざした。
自分の掌で水滴を受け、しずくを何度か散らした。
ぴち。
上向けた手の下側、水溜りと向き合う手の甲に
しずくがかかった。
掌には、何も感じない。
思わず、手を引っ込めた。
空気が震えたような気がし、色を変えた気がした。
見上げると、葉が繁っている。
葉は小刻みに震え、ざざっと小さな音を立てた。
冷たい水の粒が、上向いた顔に降りかかった。
数知れぬ水滴が、顔を叩いた。
誰かさんの遊びを邪魔したような気がした。
脈絡もなく、そう感じた。
遊んでいるのが誰か、それは分からない。
水溜りが、しぶきを散らすのを眺めた。
広がる波紋を目で追った。
たまに、水滴なしで、しぶきだけが散る。
日暮れまで、それを眺めた。
水たまりに落ちてくる水滴受けようとして
水たまりから登ってきた水滴が手の甲に当たったって事?
水滴が上と下を行き来してるんだろうか
子供の時の話なんでいろいろアレなんだけど、
その頃(小4〜6くらい)自転車で走ると
かならず森(山と言ってた)の木伝いに
『ざわざわ ガサガサ』と枝葉が揺れ動く音がついて
来ていた事が2年くらい続いた
森の動物が好奇心でついて来てるのだと思ってた
けど、今考えるとそんな事ってあるんだろうか?
木の精、木の精。
>>168 そのAAの宇宙人、今のウルトラマンの前のシリーズの時再登場してたよ。
で、現代の人間にも携帯電話利用して同じ事やろうとするんだけど、ウルトラ
マンと戦うことなく計画やめて宇宙に帰るんだよな。
その理由が、「俺がこんな事しなくても、今の地球人なら遠からず俺が思った
通りの滅び方するだろうしな。」って事だった。
>>174 宇宙人のくせに・・・くやしいっ・・・でも滅びちゃうっ(ビクビクッ)
176 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/17(日) 09:58:47 ID:YEZB6waf0
>>168 すばらしいレス。マジ感動したWWW
>>174 昨日は「バキシム」が出てたのを、たまたま見て、懐かしくなったそのまま
全部見た。
へぇ〜、メトロンがまた。しかも174さんの書き方がいいのか、なんか
シリアスで面白そうなんやね、今のウルトラ。
ビデオ屋に借りに走りそうな自分が怖い(笑)。
>>176 それ言うんだったら、昨日から公開されてるウルトラマンメビウスの映画、
涙出るぞ。子供を連れていって、自分が大喜びしちまった。
とくにエンディングロール、必見。
スレチスマソ
178 :
金太:2006/09/17(日) 13:09:56 ID:35tm2v0G0
山とオカルトとウルトラマンとどんな関係があるんじゃああぁ〜!
ウー…
ウーは山の怪獣だからスレ違いじゃないってことでいい?
181 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/17(日) 14:19:09 ID:yvnzNK1IO
>>178 山沿いとかで、巨大な宇宙人同士が戦うんだから、まあオカルトっちゃオカルト。
実際に、ウルトラマンの大きさ+質量の物が、ジャンプして着地すると、
その衝撃(質量+落下エネルギー)で膨大な熱量と破壊エネルギーが発生し、周辺の街は崩壊するとよ。オカルトだなぁ
182 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/17(日) 15:19:08 ID:CzLmJkCA0
>>142 カジカは魚じゃないよカエルの仲間だよ
見た目はカエルで泣き声が綺麗なことで有名だよ
ってどーでもいいか・・・
F夫人の話
山で音楽を聞いたFさんは奇妙な体験が豊富だが、彼の奥さんも負けてない。
彼女は自然に恵まれた田舎町で育った。小学生の頃、山に野苺を摘みに行くと、いつもの場所は先客
があったのか熟れた実が残っておらず、苺を探すうちに普段は行かない場所まで来てしまった。
"大櫟の先には子供だけで行っちゃいけない"両親や祖父母から何度も聞いた言葉だ。友人の母親に
言われたこともある。彼女は言い付けを守っていたし、彼女の知る限りの友人からも、櫟より奥に
行った話は聞いたことがなかった。その櫟の木が少し先に見えていた。
随分、奥まで来たことに気付いて道を戻りだすと、背後から綺麗な鳥の声がした。思わず振り返り声
に近づくと、櫟より先の小道に、これでもか!というほど野苺が実ってるのが見えた。空の笊を持つ
彼女には余りに魅力的な光景だった。奥まで行くわけじゃない。目の前の苺だけ…。彼女は誘惑に
負けて櫟を越えた。夢中で苺を摘む。みるみる笊は満たされ、そろそろ腰をあげようとした時だ。
『なにしてんの?』
驚いて顔をあげると同年代の少女の笑顔があった。彼女も思わず笑い返した。
『苺とってんの』
『私、○子っていうの』
『私は○美』
○子は綺麗な少女でフリルのついたワンピースを着ていた。
『山で余所行き着てたら汚れるよ』
『私の服は母さんの手作りだから、こんなのばっかりなんだ』
少女は困ったように笑う。暫くお喋りをするうちに日が傾き、彼女は帰ることにした。
『明日も遊べる?』
断る理由もない。短時間で彼女は○子を好きになっていた。翌日から学校が終わると山で○子と会う
のが日課となった。だが、それも10日程で終わったという。強い雨の日、止めるのも聞かず出かけた
娘を追いかけた母親が、山の墓地で雨に打たれながら一人で喋る娘を発見したからである
しかし、彼女の記憶では山は晴れていて、○子も一緒にいたという。その墓地は水子供養のもので、
昔から子供を引っ張ると言われている場所だった。実際、彼女の父親が子供の頃にも、同世代の少年
が墓に通いだし、子供たちの噂を気にした大人が少年の親に注意をしたが、親は笑って取り合わず、
その後、ただの偶然かも知れないが、墓地で死んでいるのが見つかる事件があったそうだ。
ちなみに、○子は同町の洋裁店の娘と判明し、彼女は両親と仏壇に線香をあげに行った。それからも
○子を思い出すことはあったが件の山には登ってないそうだ
187 :
金太:2006/09/17(日) 15:43:15 ID:35tm2v0G0
>>179 >>180 すぐに通じるのもオカルト。
あのエピソードだけは本放送でも再放送でも
ずっと見られなかったのだけど
子供の頃に見ていたら
ウルトラマンが嫌いになっていただろうと思います。
>>181 ウーは「まぼろし怪獣」なので
体重はゼロだとか。
188 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/17(日) 16:05:25 ID:K2ZFmpnd0
190 :
しゅもくざめ:2006/09/17(日) 18:15:40 ID:wUCyIj6N0
一番古い記憶かもしれない。
何処での話だったか、祖父に聞いた話だ。
大概火葬場と云うのは山に建つ。相応の苦情が付くのだろう。
知人の某が亡くなったと云うことで火葬場に来ていたのだそうだ。
火葬場は遺体を焼く窯以外は何とも清潔感がある。さながらホテルの其れだ。
遺体を窯に入れてさえしまえば親しい身内でさえその肉親でもなければ涙の一つも流さず、
昼食がどうの明日の仕事がどうのとなまぐさい話をする。
どうもこういう場は苦手だ。
そっと扉を開けて日常に帰りつつある集団から抜け出した。
自身を良識ある人間たらしめたかったのか何かに浸りたかったのか、某の窯の前まで足を運んでいた。
椅子の一つもあれば腰を据えて一つ故人の為に瞑想でもと洒落込めたのだが、生憎とそんな気配りはない。
――――あっても無くても結局は変わらないのだが。
呆としてどれ程たったか時計も無い場所で正確な時間は計れない。感覚で10,15分と云ったところか。
不意に音がする。
カツ、カツ
軽い興奮を覚えた。若干恐怖もあった。誰も居ない体育館のような状況で、あまつさえこんな場所で音がする。
出来すぎた状況が返って冷静さを保たせた。何故だか口元が引きつるくらいに。
ふと何処かで聞いた覚えがある音だと思った。科学の実験でビーカーとガラス棒が当る音にどことなく似ている。
音は数分で止んだ。同時に白昼夢から覚めたような妙にはっきりとした気分になった。
191 :
しゅもくざめ:2006/09/17(日) 18:17:36 ID:wUCyIj6N0
火葬が終わりあの空気の焼けた臭いが鼻を突く。―――変だな。
遺骨の位置が怪訝しい、いやそれどころか足りない気さえする。
だが周りは黙々と骨を拾い上げている。怪訝しい事はないのか。そう思うとそんな気もしてきた。
だがやはり気になる。気になるが今は聞ける状態ではない。肺に未だ焼けた空気を残したまま舎利を拾った。
骨壷が満たされる頃、平穏に荒波を立たせる呟きが耳に入る。
引っ掻き傷だ。ちゃんと確認しなかったな。
突然目が熱くなった。
あの数分間聞こえていた音は中で人が引っ掻いていたのか?
吐き気を堪えた。
窯で生きながらに焼かれているのを尻目にしたり顔で浸っていたのだから。
顔から血の気が引くのを感じた。
青い顔をしていたのか何かに気付いたのか、事が終わった後に係りの人がそっと耳打ちをしてくれた。
昔は燻製のようになった方も居た、山で人を焼くのだ仕方ない。稀にある事だと。
気を遣ってくれたのだろうが逆効果だ。まるで自分が殺してしまったような気がして
喉にモノが通る度につかえそうになった。
火葬場の山には山菜取りの人も来るそうで、決まってこういうことがあった後は山菜が豊富だと云うことに加えて
生物が饐えた臭いもするそうだ。
未だに思い出す。
刀工か何かだったらしく囲炉裏のような木で区切られた恐らく鉄を熱する場所だろう其処から、
焼けた餅を箸で刺して差出しながら祖父はそう付け加えた。
192 :
金太:2006/09/17(日) 18:49:00 ID:35tm2v0G0
大丈夫!
息があるうちに焼かれたのなら
熱さでのた打ち回り
釜から出したときに遺骨が凄い格好で散らばっているので
一目でわかる。
しかし刀工が炉で餅なんか焼いていいのかねw
刀身を冷やす水に埃が浮いていただけで
弟子がどつき倒されていたというけど。
山菜といえば演習場の着弾地点でワラビ採りだな。
>>183-186 F夫人、無事でよかったですね。
あのままだったら連れて行かれていたんでしょうか。
>>182 どうでもいいけどカジカは蛙も魚も両方いるよ
196 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/17(日) 21:38:58 ID:qSNrWlMr0
ちっとも怖くないんだけど、子供の頃の記憶が掘り起こされてきました。
親父と山に登った時の話
御来光を拝むために、夜中から山を登っていた。
途中、登山道が二手(そのまま斜めに行く道と折り返すように進む道)に分かれていて、
親父は「ここは良く間違えるんだ。気をつけないとな。」と言った。
折り返す道が正解で、斜めに進むと上へは進めない。
そのまま登り続け、ふと山裾を見下ろすと、なにやら光が蠢いている。
視界を遮る木立は一切無く、目をこらすとそこにはヘッドランプをつけた男が一人
背の高いススキが生い茂った窪地をうろついていた。
「あ〜、あそこ(登山道が二手に分かれた場所)を間違えたんだな。」親父はそう言いながら、
「この明かりに気づけば、自分が間違ってることに気づくだろ。」
と立ち止まり、手元のライトをその男の方に向けた。
しかし、その男はライトに気づく様子は無く、
引き返すでもなく、結果としてそのまま奥に進んでいる。
その男の目的地が違う所にあるのかと一瞬思ったが、
ススキを掻き分けつつ、ヘッドランプが忙しく動いている。
前後不覚で焦っているようだ。
こちらのライトに気づかないその男を見て、
親父は「気づかないな。仕方ない、先へ進もう。」
と、また登り始めた。
俺も、親父の後を付いていった。
結局、その男がその後どうなったかは分からない。
ただ、今思えばあの男がなぜ焦っていたのかを疑問に思う。
いくら道を間違えたとしても、ススキの生えた窪地で前後不覚に陥るのだろうか。
子供の背丈であれば、有り得るかもしれないが、
あの男は明らかに大人で、生い茂るススキからも頭が出ていた筈だ。
もしかしたら、何物かに欺かれて
あの男の目に映っていたのは、ススキでは無い何かだったのかもしれない。
山だったら、そういうこともあるんじゃないかと思う、今日この頃。
199 :
金太:2006/09/17(日) 23:47:26 ID:35tm2v0G0
>>198 タヌ。
>>195 そろそろ誰か突っ込むだろうと待っていた。
沢へ下りるとなにやら熱心に狙っている人が。
「何が獲れますか」
「カジカだよ」
「カエル食べるの?」
「ハァ?」
というやり取りをw
>>197-198 乙。でも夜中に単独行をしていて、ススキの原で道に迷って方角も分からないとなれば普通焦るでしょ。
パニックにならないまでも、正しい道を探してあちこち動き回ると思う。
本当は腹をくくって明るくなるまでその場にじっとしているべきなんだろうけど、なかなかそうもいかないものだ。
>>199 カエルですか?でも茨○南部あたりでは普通に食べますよ。
どうかすると食材としてスーパーで売っていたりする。もちろん食用蛙ですけど。
俺の叔母は子供の頃裏山で狐か狸に化かされたそうだ。
延々と山の中を歩き回らされたらしい。
そしてその叔母の娘2人は揃いも揃って見える人で子供の頃から妙な事をよく言ってた。
良く考えたら祖母も既に亡くなってる人とよく話をしてたっけ。
>>198 生きた人間ではなくて山で遭難し永遠にさまよってるんじゃね?
だからこちらのライトにも気づかない
去年の秋の話(1/2)
10年以上の付き合いの気心知れた6人の仲間と俺の合計7人パーティーで山を登っていた。
おれはサブリーダーで常に列の最後尾を努めていた。
山に入り小峰を制覇し、決められたルートを次々にこなしながら順調に登山は進んでいた。
昼飯も済ませ、全行程の60%程をこなしたところで何故か急に足が重くなった。
痺れたり疲れているのではない。元気は十分だった。しかしなぜか「重い」のである。
最初は気にせずにいたが徐々に重くなり、10分もすると全く歩けないほどに足が重くなった。
俺は先頭を歩いているリーダーにちょっと休もうと呼びかけた。しかし返事がない。というより聞こえている様子が無い
大きな声で呼んでみたが、全員が声が聞こえた様子もなくどんどん離れていく。
普段リーダーは常に列の全員に気を配っているのでこんな事はありえないのだが、その時は実際リーダーを含め全員が振り返りもせず、
むしろ途中小走りになってすぐに視界から消えるほど離れてしまった。
おれは足の事もあるしとりあえず落ち着く為に荷物を降ろし、お茶を飲んだ。
自分の足を点検したが怪我をしているわけでも疲れてもなかった、しかしなぜか歩けないほど重い。
が、お茶を飲んで10分ほど座っていると少し「重さ」が和らいだので、列に追いつくためにゆっくりと歩き始めた。
そして歩き始めて5分もしないうちに、後ろの方向から誰かパーティーが来る気配に気づいた。
(2/2)
しかしなにか見覚えがある。目を凝らしてみるとそれは自分達のパーティーだった。
自分以外の6人が歩いてくる。
はぐれた自分を探しに来てくれたのか、しかしどうやって下山方向から?などと思い待っていると、来たはいいが俺の目の前を通り過ぎていく。
いくら声をかけてもまるで俺が見えていないかのようだった。
ブチ切れた俺は6人をギリギリ視界にとどめながら追いつこうと必死に歩いた。
そしてなんとかベースキャンプまでたどり着いたその足でリーダーに問い詰めた。なぜ無視したのかと
リーダーはきょとんとしていた。リーダー曰く無視などしていないし、
途中俺を探す為ににルートを変更などもしていないし、むしろ俺は列からはぐれずきっちりしんがりを努めていたというのだ。
しかも俺を含めた7人がキャンプに着いてからもう1時間は経っているという。
冗談ではない、こちとらたった今やっとの思いでキャンプに着いたというのに。しかも6人をこの目で追いながら。
全く話がかみ合わない中リーダーが言った。
「そういや途中で最後尾のはずのお前がルートの先で待ってたけどあれどうやって俺達を抜いたんだ。俺達はびっくりして走って近づいたんだが、まるっきり俺達を無視して最後尾についてたけど」と。
そして時間の話になり、お互いの時計を見ると朝みんなで確認したはずの時間がきっちり1時間ずれていた。
凄く不思議だ
帰ってこれて良かったねー、2000年後とかに
行っちゃってたら帰ってこられなかったよ
たぶん
ありえない
ほら話でしょこれ
209 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 12:40:59 ID:IsnQ9rl20
>208
あんたこの板に向いてないよ
210 :
持続院法一 ◆IMJIZOHmyo :2006/09/18(月) 13:51:29 ID:fjsNDGYe0
211 :
持続院法一 ◆IMJIZOHmyo :2006/09/18(月) 14:13:29 ID:fjsNDGYe0
上から降りてきた人達を見ると・・・皆、頭が割れて血だらけ
だった。という話は秀逸だったんだが。
どうでもいいんだけど、魚のカジカ(ハゼみたいなの)とカジカガエルとは別物だぞ。
初夏の夕方河原で「ヒョロロローッ」と鳴いてるはカジカガエルだよ。
うん
どうでもいい
昔は魚のかじかの鳴き声と思われていた物が実は蛙の声だったんで、
その蛙にはかじかがえるという名が付いたんじゃなかったっけ?
どうでもいいじゃん
>>204 冥い道だな
死を目前にした人は冥い道を通るんだって。
同じ時刻、同じ場所にいたのに会えてない。
それはあなたが冥い道にいたから、他の人にはあなたが見えてない。
って阿刀田高が言ってた。
阿刀田高が言ってたのかよ
219 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 21:50:02 ID:CQ53mfTF0
山に関する不思議な話の本って、ありますか?
私が持っている主なものは、
○上村信太郎「山のふしぎと謎」大陸書房
○工藤隆雄「山のミステリー」東京新聞出版局
○工藤隆雄「山小屋の主人の炉端話」東京新聞出版局
○岡田建文「妖獣霊異誌」今日の話題社
○山本素石「幻のツチノコ」つり人ノベルズ
○斐太猪之介「山がたり」文芸春秋
なんですが・・・。
オススメの本があれば、お教えください。
>>219 基本ですが
○西丸震哉「山とお化けと自然界」中公文庫
○松谷みよ子「現代民話考 全12巻」ちくま文庫
この山怖スレに出てたから買っちゃったよ。
杣人に聞いた話
山で仕事をする際には、獣避けと寂しさを紛らわす目的で
ラジオを木の枝に吊るして大音量で鳴らしておく。
ある日、木に登って枝打ちをしていると、ラジオの音がフッと途切れた。
と同時に、山の上の方からドドッドドッと、地鳴りのような音が近づいてくる。
(さては猪か熊が出たか)と思い、樹上で息を潜めていると
眼下の一本道を、立派な鞍を乗せた馬が一頭ドォォッと駆け抜けていった。
呆然と見送るうちに、途切れた時と同じく唐突にラジオの音が戻ってきた。
山を下る途中、一本道の端にある畑で作業していた人に聞いてみたが
馬など見ていないし近隣に馬を飼っている家もない、という事だった。
杣人に聞いた話
神社の裏山で下狩りをしている最中に、手に持った鎌を落としてしまった。
急な斜面を転がって視界から消えた鎌を追い、神社の方へ降りて行く。
途中、下の方からズンッと腹に響く音が聞こえたので、慌てて下ってみると
斜面の足下にある、注連縄の巻かれた大きな岩が真っ二つに割れており
その裂け目に、さっき取り落とした鎌がしっかりと挟まっていた。
それから十数年経ったが、未だに天罰は受けていないそうだ。
山守に聞いた話
木を切り倒した後、内の水分を抜くために3ヶ月ほど山に寝かせておく事がある。
「葉枯らし」という手法だが、この間に盗まれる怖れもあるので、時々見回りに行く。
ある時、葉枯らしの為に倒木を放置してある場所を見回りにいったところ
一抱えほどもある木を4m毎に玉切りした丸太のうちの一本に
まるで獣のような毛がびっしりと生えていた。
苔の一種かと思ったが、触ってみると脂っぽく、少し獣臭い臭いが漂っている。
気味が悪くなって、残りの分を碌に見もせずに山を下った。
数日後に再び見回りに行くと、その丸太だけが影も形もなく消えていた。
周囲に足跡などは特に見当たらなかったと言う。
225 :
持続院法一 ◆IMJIZOHmyo :2006/09/18(月) 23:10:35 ID:d82sZ3+E0
ID:aePXiW4n0
いかったよ〜〜〜ぅ
>>155 かけてみましたが、現在使われていないそうです。
相手にされないんで速攻で解約したんでしょうか。
>>156 私の周囲のきこり連中はけっこう早くから携帯を持ってましたよ。
山奥でも尾根筋なんかは意外に電波が入りますし
やっぱりイザというときには心強いですしね。
でも、大抵の場合は人寂しくなって使うのですが。
>>219 日本の世間話シリーズの「土佐の世間話」が面白かったです。
常光 徹という方が編まれたのですが、語り口調が実に魅力的です。
227 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 23:30:37 ID:shmHXj3P0
麓にひっそりと佇む粗末な小屋。今にも崩れそうなほど危うい。
その前に立ち、佐吉〔さきち〕は天狗山〔てんぐやま〕を見上げた。
『お山に入っちゃなんねえ。天狗様の罰〔ばち〕が当たる』
婆〔ばば〕さは繰り返し忠告して、死んだ。
けれど天狗様がどんな姿をしているのか、どんな障りがあるのかは教えてくれなかった。
おそらく婆さも知らなかったのだろう。
婆さは、こうも言った。
『お山は異形の物の棲家。お山におれば天狗様は万能なのじゃ。決して何者も敵わん』
228 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 23:41:38 ID:Kuc+xKyh0
夏休みに同窓会があって、高校の同級生達と飲み会をした。その時に出た話。
友人が、大学のボランティアで、少年団のキャンプの指導員として
同行した時に体験した話なんですが、友人が中部の某高原で少年団が
キャンプをしていた時、深夜、トイレに行きたいという少年に同行して
トイレまで行く途中、霧が濃く視界は1mも無かったようでした。
なんとかトイレがある方角に歩いていくと、遠くの岩壁があるあたりで
カンテラの灯が動いているのだそうです。友人がしばらく見ていると
「進んで下さい。こっちに来て下さい」という合図。深夜なので子供の
トイレを済まし、テントに戻り、翌朝、キャンプ場の責任者に聞くと
昨晩のカンテラの灯が見えた場所は某岳の岩壁で、深夜に人が登る場所ではない
とのこと。クライマーだったのか、何だったのかわからないと言っていました。
229 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 23:44:03 ID:shmHXj3P0
230 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/18(月) 23:48:08 ID:Kuc+xKyh0
友人が山の上のお社で修行の後、帰ってきてからの不思議なお話。
寝る前にお経やら何やらを唱え、就寝。いつの間にか眠りについたところ、
どこからともなく聞こえる、「シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…」といういくつもの鈴の音。
あたかも神楽のごとき音色で、大変に心地よかったそうな。
しばらく聞き惚れていたところ、いきなり「メキョス」とばかりに腹を踏まれたそうな。
びっくりして起き上がれば起きる予定の朝の4時、朝の修行と修行したお社へのお礼を済ませた。
それから3日ほど、就寝→鈴の音→メキョス→起きる、というパターンが続いたらしい。
「あれはお社の神様のくれた、ご褒美だったんだろうなあ。」と彼は笑っていた。
>>228 乙です。
視界が1mもない濃霧の中なのに、遠くてもカンテラと分かるほどはっきりした光が見えたら
その時点でガクブルなんじゃないかな。オイラならそんな光をしばらく見ているなんて、とてもマネできそうにないな。
>>227 書き方が三人称ですけど、何かの引用ですか?
もし書物などからの引用でしたら、著作権上十分な配慮が必要かと。
233 :
219:2006/09/19(火) 00:17:53 ID:b0Jvhwsl0
皆さま、さっそくご教示いただきまして本当にありがとうございました。
>>220様
私がよく利用するセブンアンドワイで見つけることができましたので、
「山とお化けと自然界」と、「現代民話考1,3,9,10,11」を購入手配しました。
>>226様
残念でしたが、今は絶版のようです。Amazonか何かで探してみます。
>>230様
セブンアンドワイでは見つかりませんでしたが、ご紹介いただいたリンク先で
販売しているのですね。
さっそく注文してみます。ツチノコ、面白そうです。
ご親切にしていただいて、皆様ありがとうございました。
大変うれしかったです。
235 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 00:52:35 ID:3ZSYzJf60
シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…
良い音色ですね。
シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…
シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…
シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…
シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…
シャランラ、シャランラ、ヘイヘヘイヘヘイ、シャランラ♪
237 :
金太:2006/09/19(火) 02:24:56 ID:SsPwYQlT0
メグちゃんと山と何の関係がある!
と、当然釣られる。
メキョスwwwwwwwwwww
お社で、お神楽で、神様なのに
なぜ、お経なんだぁぁぁぁ
おもしろいのにぃぃぃ。 んもーこの( ・ω・)メキョス が!
242 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 12:28:18 ID:3l0KmWgUO
富士山がすっぽり傘雲に覆われていたね
>231
>お経やら何やら
祝詞(のりと)の事?
メキョス
メキョスがとても気になるw
245 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 14:11:18 ID:3l0KmWgUO
メキョスギガテラワロスwwwwww
緋袴からのぞくかわいらしい白足袋が
友人の腹にサディスティックにめり込む様が見えるようw
247 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 15:32:56 ID:GNWUkfpW0
>>233 230です。
この本は、地方出版社が出版ているので
大手販売店では取り扱いがないようです。
私は数年前に読んだのですが、市王寺幻想とか風無村異聞などは、
廃村になった村を訪れた著者が、数年前に死んだはずの老婆と白昼に出会って
会話をした体験談。その他、山神との遭遇体験談、山の中にある奇妙な場所などなど。
興味津々な怪異譚が満載です。
248 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 15:45:35 ID:GNWUkfpW0
面白そうな本ですね
自分の地元のこういう本があったらいいなぁ
250 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 16:02:29 ID:GNWUkfpW0
>>233 230です。連続書き込みですみません。
松谷氏のような民俗系がお好きでしたら
下記も面白いですよ。
@Aは岩手県岩泉在住の著者が目撃談を集めた本。
Bは絶版ですが、古書店などで比較的簡単に手に入ります。
著者が東北、関東など体験者(写真入)から直接聞いた体験談をまとめた
もの。山の中で遭遇する怪火や狐狸など妖怪に化かされた体験談がたくさん
載っています。
@高橋貞子著「河童を見た人々」岩田書院
A高橋貞子著「座敷わらしを見た人々」岩田書院
B角田義冶著「怪し火・ばかされ探訪」創樹社
森に住む妖精の存在を
確認するには
その森で 一番の大木の下に
粗くない砂で山を盛り
てっぺんになる所に
丸い鏡を平面に置き
その上から
鏡とわからないような位に砂をまき
何日か 放っておく
その際 雨がかからない所を選ぶ…………
何日かたって戻ってみると
砂山に 足跡があるらしいけど
これってマジ?
>>251 それ、むか〜し、なにかのマンガで読んだ覚えがある。
(たぶんつのだじろうの「うしろの百太郎」)
誰か実験してみてよ。
おれはヘタレで、祟りとか怖くて出来ないッス。
253 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 17:39:58 ID:GNWUkfpW0
>>251 沖縄のキジムナー、ブナガヤ伝説と一緒ですね。
日本では座敷わらしの話にも出てきます。
目には見えないけど、足跡だけは残すっていうパターンは
ケルトの妖精伝説など世界中共通する話ですね。
254 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 18:18:44 ID:1r8blXBb0
>>229>>232 今夜、午前2時をまわったあたりで
布団から出て、
そっと窓の外を見て下さい。
カンテラの灯が揺れてますよ。
「進んで下さい。こっちに来て下さい」
255 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 19:41:04 ID:KtFHN+/U0
山窩じゃなくて柳田邦男翁が探していた山人の住みかを見たい。
南朝の隠れ里とかも。林野庁の人達は、何か不思議なものを見てないのだろうか?
私は良く分からないのですが、「あえて強引に無理やり」分類するなら
修験系のようなもの、らしいです。
前に一度、一緒に神社さんにお参りに行ったときは、般若心経・祝詞数種・あと真言?か何かを
聞き取れないくらいの声&高速&怪しい身振り手ぶりつきで唱えてました。
響きからすると木魚のポクポク音をバックにすることはないだろうな、と思える呪文?でした。
メキョスに関しては…本人がそう言ったので。「グッ、とかプニ、とかフニ、とかズシ、とかじゃないの?」と
尋ねたら「いやあ…メキョス、という表現が頭に浮かんだからメキョスなんだよ。」と言われまして。
聞いてた感じだと
>>246なフレーバー入ってました。
257 :
233:2006/09/19(火) 20:42:20 ID:b0Jvhwsl0
>>230様
>手嶋蜻蛉著「ツチノコの正体」三一書房
>木乃倉茂「ツチノコ」碧天舎
実は、これは買ったばかりでした(笑)。
木乃倉さんのは、写真つきでしたから、すごい興奮しました。
あとがきの、失われつつある自然への思いも印象的です。
>高橋貞子著「河童を見た人々」岩田書院
>高橋貞子著「座敷わらしを見た人々」岩田書院
>角田義冶著「怪し火・ばかされ探訪」創樹社
これは聞いたことがありませんでした。
>>230様は本にもお詳しい読書家・蔵書家なのですね。
みな、私が好きなジャンルです。
山の不思議話は、その他の場所でのお話しよりも神秘的さが漂い、ゾクゾク
してきます。
自然が大好きで、いつまでもそんな話が出る余地があるといいなあ、って
思います。
大変参考にさせていただけました。本当にありがとうございます。
とかく問題が言われるネットですが、今回はネットのうれしいところを
再認識できました。大感激です。
>>255 管轄が違うので見なかった事に
する様指導されています
山や森を大切にしてくれていますし、
そっとしておきましょう。
259 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 21:53:43 ID:A20MMfuG0
>>258 >山や森を大切にしてくれていますし、
>そっとしておきましょう。
日本の自然霊というか自然神というか
そういうものを守っていかないといけないよなぁ。
何かわからないけど、山の中にいると思うと嬉しい。
通勤途中に見える遠くの山並みの中にも
怖くて厳かな物がいると思うとなんとなく安心する。
260 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/19(火) 22:12:56 ID:b0Jvhwsl0
>>259 とてもステキな感性ですね。
「となりのトトロ」が名作といわれるのは、そのような懐かしいような
自然が残っていること、自然が身近で優しい存在であること。仲良くなれ
る余地があるということ。そんなことなどが感じられるから?だと思います。
>>260 スズメバチは身近で危険な存在だけどな。
自然が優しいなんて言ってるとうっかり毒草を食べて死んだり
サルの群れに囲まれてぶるぶるするはめになります。
「人間は邪悪だ」とかよく言うけれど、その邪悪さは野生動物
の生きる世界に由来するもの、です。
そうかメキョスすまん ( ・ω・)。
山岳信仰なんだね。
自分のとこの神様と結びつかなくて神経反射しちったよ。
しかも修験道って密教系仏教だと今まで誤解してたよ。orz
264 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 00:01:07 ID:UpOu1twh0
まてよ・・もしかすると、メキョスは今年の流行語大賞狙ってないか・メキョス!
少なくとも次スレのテンプレには入りそうな気がする… メキョス!
267 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 00:15:13 ID:cfgUvgQm0
寸ません、山怖の話、なんかないっすかね。
>>261 >>262 それは人間が、先に彼らの住めるような自然を奪ったから
仕方なく下りてきているわけだ。
自然界の弱肉強食は仕方ないにしても、こっちから攻撃しない限り
彼らが攻撃してくることは有り得ない。
なぜなら人間が食物連鎖の頂点に立ってるからだ。
プリングルスとかの空っぽの筒を踏み潰す感じだよね メキョスて
>>263 メジャー所じゃないので良く分からない&部外者なので詳細は教えてもらえないのですが、
「例えば弁天さんは神社さんでもお寺さんでも祀られてるわな。そういうもんだ。」
ということらしいです。
まあ、割と変わった人なんで神様もからかいがいがあるのかもしれないです。
昔、彼の体験ネタをいくつか他スレ含めて書き込んだこともありますw
山岳信仰って言うとついこの間言ってきた日光思い出すなぁ。
神仏習合とかそういうのが関係あるのかな?
>>268 > 自然界の弱肉強食は仕方ないにしても、こっちから攻撃しない限り
> 彼らが攻撃してくることは有り得ない。
生物は生命の営みを行ってるだけだよ
こっちが攻撃したかどうかが基準ではない。
生きるために必要であればこっちから攻撃しようがしなかろうが
無関係に攻撃してくる
273 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 07:07:49 ID:RvwUwf4v0
>>262 それは、「油断」「無知」というだけの話です。
ハチは毒針を持っています。
クマは爪を持っています。
草花では毒を持っているのもあります。
人間は、知恵を持っています。
動物や昆虫や植物が生きるために身につけた能力を使っているのに、
人間はその能力を使わないというのは、巣を襲われても刺さないスズメバチ
みたいなもので、その無知な人が悪いのです。
明らかにスレチガイなのに悦に浸ってとうとうと演説する人たちは自然は大切にするけどスレは大切にしないの?
高い山が怖い
>>266 ( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
⊂( ゚д゚ )
ヽ ⊂ )
(⌒)| ダッ
三 `J
高山ラーメンは好き
メキョスって結局なんなの?
流行語にしたくても意味あるいは用法が分からなくては。
279 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 14:02:05 ID:jRsnFLxO0
>>258 >
>管轄が違うので見なかった事に
>する様指導されています
某林野局に勤めていた人が
「山の不思議にはふれるな!」と
上司から言われていたという。
このスレにも修験道や山之神の出現が度々出てくるが
山之神との遭遇って本当にあるみたいね。
280 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 14:13:55 ID:6FhTuKTd0
おやまあ
281 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 17:35:34 ID:5rv1bibQ0
>280
誰が上手い事言えと
282 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 19:18:18 ID:VEbnCJmK0
林野庁でも病院でも寺院でも学校でも
やはり不思議な出来事は口止めされるんだよな。
283 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 20:21:02 ID:rtC/5LXi0
>>282 幾ら止めても、漏れるときは漏れるんでないか
オナラのように。
その偶に漏れて来るのがここみたいな所に投稿されてるんじゃないかい?
雷鳥氏みたいに集めてくる人も居るしね
メキョス
285 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 20:42:28 ID:CxTh9QTN0
メキョスage
滅虚素
『メキョス』でググってみたけど1件もヒットなし。。。
でもこのスレで初めて生まれた言葉ということか!
で、どういう意味なの?
メキョス の検索結果のうち 日本語のページ 約 200,000 件中 1 - 50 件目 (0.05 秒)
めきょす の検索結果のうち 日本語のページ 約 4 件中 1 - 1 件目 (0.63 秒)
289 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 21:38:41 ID:e3NU4NXdO
裏六甲の話
中学生の時、先輩からよく裏六甲の怖い話を聞かされた。
牛女の話やケタケタ婆ぁとか首なしライダー…
この山は怖いとこだらけやなぁとよく思ったものだ
中学の時仲がよかったグループで初日の出を見に行く事になった
中坊だから当然車ではなく歩きで登った
俺は仲間より先に登ってカーブの影に潜んでみんなを驚かそうと思った
隠れている間ビビリの俺はなんか見られてるような感じがしてならなかった
しかし霊感のない俺には見えるはずもなくみんなを脅かす事ができた
初日の出を見てみんなで山を降りてきた時に俺が隠れていたとこを通った
そこは鳥居がありその反対側には山の中にたくさんのお地蔵さんがあった…
それを知ってよくあんなとこに潜んだなぁと我ながら思った
後で聞いた話でその鳥居をくぐって後ろを振り向いた時に女の人が立っていると事故を起こすらしい…
ほんまか嘘かは知らん
怖くて試せないから‥
六甲山に来ることあれば見てください。あのお地蔵さんはなんなんやろ…?
おはスタでアンガールズが、メキョメキョでいたいから〜
って歌ってるが、関係あるのかな?
あれれリンク失敗、なぜだろう。
"メキョス" で検索するとゼロ件 (””で囲む)。
293 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 21:53:34 ID:4x4tVpxT0
「ワロス」とか「ホーミ」とかと同じだろ。
メキョスをググってキャッシュ開いたら
「メ」 「キョ」 「キョー」 「ス」 のヒットだった。
メキョス
おまえらガ板逝けwww
メキョス、というのは…”神様に踏まれた感触”の擬音だとでも思ってくださいw
”プニ”とかよりも力強く、さりとて破壊する気はない踏み方とでもいうのでしょうか。
踏まれたときにメキョス、と感じたそうなので、聞いたまま表記しました。
漫画で言えば、おなかの上に足が乗っけられて、ちょっと踏み込む感じで効果音として「メキョス。」
メキョスよりも昔に彼が修行に行き、修行から戻ってから職場の営業車に乗ってるとき
信号待ちで「可愛い女性がいるなー、こっち向かないかなー」と見ていたら、
突風が吹いて女性のおぱんつが見えたとか、そんなご褒美もあったらしいので
茶目っ気のある神仏さんなのでしょう、きっとw
297 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/20(水) 22:58:16 ID:x6m/xsA90
テラメキョスage
メキョス について
参照 今スレ
>>231 >>246 >>256 >>296 言葉の意味は上記の通りですが使い方はまだ決まってないので
上手いのを考えた人のが使われるでしょう。
って言うか定着すると決まったわけで無しww
メキョス
>>289 裏六甲には年一回くらいは行くけどたまにヘンなものが飛んでるのを見たことある。
金属的な反射してる光る物体だと思うけどいつも数秒間で急角度に曲がって飛んでいく。
あれはやっぱりUFOなのかね?
そういや六甲山にはスカイフィッシュが住んでるとか聞いた事あるけど誰かご存知ですか?
ところでうちの近所では空飛ぶ人型の物を見た人が多い。何なんだろこの辺り???
>>299 スカイフィッシュは、羽虫の残像ですよ。
>>300-301 あ〜なるほど。そういう認識で良いわけなんですねスカイフィッシュは。
じゃあ空飛ぶ人型物体も眉唾か?知り合いが見たらしいんだけど担がれたのかね?
日本アルプスみたいに登山で有名な山じゃなくて
登山客もほとんどいないような寂れた山の話
おととしの夏にその山に3人で登山してて途中で道に迷ってしまった
地図の通りに進んでいるはずなのにあるはずの峰が無い
そこには平らに拓けた草原があるだけだった
奥には2階建ての廃れた山小屋が見える。
山小屋の中を見てみると散らかりまくりだった。というかほとんど廃墟に近い
2階に続く階段の足元には「二階には上がらないでください」の張り紙が。
好奇心をそそられた私は仲間の制止を振り切り、階段を上り始めた。
しかし階段が抜けて怪我をしても馬鹿らしいので下を向き足元に細心の注意を払いながら上っていった。
半分ほど上ったところで後ろから仲間の「あっ」という声が聞こえた。
振り返ると仲間がこちらを見ている。というより私の肩越しに何かを見ている。
私を脅かそうとしたって無駄だよ、と思って後ろを振り向いたら
居たんです
√ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ̄ ._____ |
/ / _ _ _\|
| /ノ( === |
| / ⌒,,ノノ ハ ヽ,,)(|
| / -・=\ハ/=・-^ |
(6 ,,ノ( 、_, )。、,, |
| ,=三=、 |
| ( 〆 , ─ 、ゝ) |
| _\____//
´ ̄\ ̄\ ,◇、/ ̄|\
305 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 00:26:16 ID:5DNYYxza0
( ´_ゝ`)フーン
306 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 00:56:51 ID:1Fkbpv9KO
富士山の登山道で足音に囲まれましたorz
メキョス
メキョスwwwwwwwww
308 :
しゅもくざめ:2006/09/21(木) 04:10:55 ID:RBhJqkQg0
湿った僅かな空気が口に入る。だが喉に入る前に掻き消えてしまう。肺が蟠る。空気が吐けないのか吸えないのか。
暗く、熱く、蒸している。狭いせいで僅かに手と脚が動く。―――重い。
学生の頃山道を近道に使っていた。
林が茂り僅かに水の流れる筋がある。そんな山だ。
濃霧の朝だった。朝に弱いのは自覚している。にも関わらず起床を告げる音を無視するのは半ば計画的なものだ。
簡単な朝食を終える頃には時間に追われた人の姿はなく、あるのは諦めた僅かな幼い登校者の姿だけだ。
ある者は涙を浮かべ、ある者は楽天的に歩いてる。其れを尻目に小気味良く歩く。―――太々しい。
山道の入り口に立つと圧迫感がある。良く知る路は青と灰の中間色に消えている。僅かに足が躊躇した。
行かない訳にもいかない。結局霧に体を飲ませてひた歩く。心なしか、いや少し恐怖心があった。そのせいか何時もより速足で歩く。
・・・妙に心が躍る。恐怖心のせいか?それもあるだろうが歩く路がまるで彼岸に続く其れに思えて、まるで異世界御伽噺の様だと。
そんな邪念を見透かしたように足をとられた。草に足を引っかけたようだ。まるで戒めだ。途端に興奮も冷める。
膝に付いた土を払いながら少しむっとした。
霧から吐き出されるように通常のアスファルトに足を着けると予鈴(チャイム)がなる前の学校に滑り込んだ。
まだ1分ある。上出来だ。時間は1秒でもあればそれは余裕なのだ。
何時も通りに席に着くと、通例どおりに教師の為になるのかならないのか判別付かぬ有難い話が始まる。
その日の午後を有意義に過ごす為に教師に一礼してから・・・分らぬように、暫しの休息に入る。
その休息を促すように有難い話は意識を遠のかせる。
重い。声が出ない。喉を鳴らせようとするも板が貼り付けてあるように声が出ない。手で払い退けようにも狭くて
無意味に肘が当るだけだ。気持ち悪い。腹が熱い。空気が上手く吸えない。口の中に入るも其処から先に感覚が無い。
湿っているのか空気が重い。感情の全てが神にも頼むような哀願に変わる。
頭が熱い
メキョス
なんかピューと吹くジャガーさん風味
310 :
しゅもくざめ:2006/09/21(木) 04:14:29 ID:RBhJqkQg0
目が覚めた。丁度11時55分を回った所だ。目を回して辺りを確認する。―――血の気が引いていた。顔の内から水が下に落ちていくようなあの感覚だ。
下半身が汗を掻いている。手で椅子の間に隙間を作ってやるとすっと冷たい空気に満たされる。
何か――ある。馬鹿の実だ。軽く酸欠になった様な頭で其れを見た。―――山でくっ付けて来たのか。
下校時には霧は完全に晴れていた。もう一度山道を通る。別に助けてやろうと思った訳でも良い事をしよう等という
正義感から来るようなものでもない。只なんとなく其の実を山に返してやろうと、そう思った。
特に考えもせずひた歩くと、朝と同じ処で又足をとられた。
身を起こしながら目をやると馬鹿の実を付けた草が此方に垂れている。そんな季節になったか。
身を崩した拍子に何処に飛んだものやら、手に持っていた実も既に無かった。
お詫びと言う気持ちでもなかったのだが、山に入る前に買った飲料水を其の親草に掛け一礼して山道を出た。
その夜、夢を見た。酷く甘く、喉で咽返るような感覚を付けて。
>308 そんな山だ
まで読んで読むのやめた。
「しゅもくざめ」改行をうまくやってくれ
見ずらい文章は意味が無いと思うぞ
「303」の書き方を参考にすればいいんじゃない
小説スレかよ ('A`)
しゅもくざめ、急につまらない時の全裸隊のような文章になったな
N.Wが化けたかとオモタ
>>314に賛成
どうしちゃったのかと思った。改行を変えたら全裸隊。
我も
これはまるで全裸隊だと思った
怖くないです(><)
山にまつわるメキョスマダー? チン☆⌒ 凵\(\・∀・)
320 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 13:24:05 ID:AED44Ppt0
ふと思ったんだが・・・・
Sっ気の巫女さんじゃなくて
鈴をたくさん付けた神馬が踏んでんじゃねーの?
メキョス
目居素
323 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 22:29:18 ID:TRKJX4VF0
メキョス・メキョスで今年も暮れる
325 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 23:03:43 ID:3kiPBrN3O
中学の時の話…
鉢伏高原で中一のときに合宿があった。
俺たちの中学は隣の小学校と合わさって一つになるため親睦を深める為の合宿だ…。
その夜、友達四人と四つ角ってのをすることになった…。
俺はもちろん初めてで、どうするのかわからなかった。
言い出しっぺが説明してくれた。
図で書くと
A ←D ↓ ↑ B→ C
Aが壁伝いにBの肩を叩く
叩かれたBはCへ、CはDへ‥各自その時歩いていった場所に待機する
するといないはずのAの場所に誰かがいて永遠に続くと言う奴だ‥。
実際にしてみるとやはり続いた…。
追伸…部屋は暗くして真ん中に蝋燭を一本たててするべし…
俺等は蝋燭なかったからオレンジの豆電球でした。
その時はDがAの場所に行った時誰もいなかったのでA(元B)の場所まで歩いていって続いたらしい…。
327 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/21(木) 23:27:49 ID:t4Vm6clf0
山が、そこかしこで香っていた。
草や花や木肌が発する匂いが、それまで感じたことの
ないほど、多様で芳醇だった。
虫の死骸が、これほど甘やかだとは知らなかった。
それが虫の死骸の匂いだと、なぜ知っているのだろう。
山のことなら、何でも分かった。
道沿いに何があるか。
実をつける草木が、どこにあるか。
鳥の巣のありかまで。
行ったことのない谷間を鮮やかに思い出し、
雨露をしのげる岩陰を思い、空を見上げた。
空から降りかかりつつある湿気の匂いをかいだ。
あと半日は降りそうもない。
この山に関する全てを、全て知っている気がした。
それを、少しも不思議に感じなかった。
人の姿が、たまらなく不快だ。
話し声は騒音そのものだった。
そうかと思うと、不意に愉快になる。
何が気に入らず、何が面白いのか、まるで分からない。
自分が人の姿をしていることに、強い違和感を抱いた。
歩くべき道は、ここではない。
行くべき道は、他にあった。
それがどこなのか、実は分からない。
支離滅裂だと思ったが、一方では、不安定な気分を
心地よく感じてもいた。
不意に眠気が来た。
山道を外れ、横になり、目を閉じた。
どこか遠くで、狐が鳴いた。
犬のような声だったが、狐に違いないと思い込んだ。
目を開けると、山の香りは失われていた。
虫の死骸を示す匂いなど、感じられない。
あれほど鮮明に思えた、この山のあれこれなど、
すっかり霞んでしまっている。
それほど不愉快でも、また愉快でもなかった。
そういえば、小さな祠が麓のどこかにあった。
山を降り、そこへ行こうと決めた。
全てその日、その場所に限ってのことだった。
後にも先にも、他のどこでも、そんなことは二度とない。
そんな経験は、それきりだ。
何かに憑かれていたに違いない。
自分の中の狂気だろうか。
ただ、ザックの中、食料は全て無くなっていた。
ポリタンクの水からは異臭がし、飲む気にならなかった。
>>330 キ○ガイ乙!!
「自分の中の狂気だろうか」
自分でわかってんじゃん
何だ!この亀田の試合のような文章は!!
ナルシスト
自分が、かわいくて仕方ないヤツに多い文章だな
最後の2行いらねぇ。
こういう狂気や陶酔の極致みたいな体験や感情は、その僅かでも、
経験してる人は少なくないと思う。
文章がスルっと入ってきて、ドキドキした。最後の2行以外。
たとえば、一人空山の天辺で大の字に寝転がった後、目を瞑ってみる。
全裸のMADは良いMAD
>>329 山の神の心持ちってこんな感じなんだとオモタ。
山に対しての全能感と一体感、そして慈しみ。
何が快で何が不快か人間には想像つかないたゆたうような感情。
混沌としていてクリアで、言葉にすることができない何か。
あえてするとしたらメキョス。
いや、文章読んでて不思議な気持ちが追体験できておもしろかったす。
>全裸のMADは良いMAD
俺も同感。不思議な感覚で面白いよ。
こんな作品も山怖ならいいんじゃないか。
>>230 奇々怪々 秋田伝承
注文したのが届きました。今日から読みます。
私は233ではないが、紹介してくれてありがとう。
338 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 15:09:57 ID:zajWKPs10
「メキョス」
他板ではイマイチ受け入れられません。。。
支援の程をお願いいたします!
山にまつわるメキョス プリーズ
340 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 15:24:17 ID:Ozce2IQt0
a
341 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 15:51:14 ID:npF/xWZZ0
>>337 猿の首を馬のお守りにする話とか
死体から首を切り落として脳漿を薬にする話とか
今現在、幽霊が出没する喫茶店やトンネルなど
広範囲な内容ですから面白いですよ。
たしか走れメキョスっていう名作文学があったよね。
VIPみたいなノリになってるが。
348 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 19:08:24 ID:8hF8cVc30
349 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 19:37:43 ID:XJAtG20T0
君達の家の門の下に猿の頭蓋骨を埋めてある家はありますか?
天井裏に猿の黒焼きを祭ってある家はありますか?教えて下さい。
>>349 オレの家にはない
そんな家あるのか?w
門の下に薬缶を埋める風習は聞いたことがあるな。
352 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 21:38:50 ID:ULsadbYP0
( ´_ゝ`)フーン
で?
鬼門に植える植物ってかんつばきだっけ?
354 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 22:13:02 ID:1BH9TSgH0
南天もあるね。
難を転じるって意味で。
難転
そういえばうちのナンテンの鉢植え、鬼門に置いといたら枯れちまいました(ノД`)
357 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 22:33:27 ID:1BH9TSgH0
>>350 普通に考えると笑えてくるんですが、
上のレスに出てくる「あきた奇々怪々」を読むと
秋田ではそういう旧家があるようですよ。
秋田では、猿の黒焼きや猿の頭蓋骨が
ある家=旧家ってことみたいですね。
358 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 22:39:47 ID:CCxI6lpaO
妙見山はガチ。
しかもオレん家の近くなんだぜ!
359 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/22(金) 22:40:27 ID:/eoErmZs0
なんかよく分からんうちに将棋教える事になった
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1152439067/l50 1 :名無し名人:2006/09/21(金) 0:00:52 ID:xqbfM6jq
今から言うことはネタでも何でもない
別に電車男とか痴漢男とか気取ってるわけでもない
それを信じてくれる人のみ聞いてくれ
今日、久しぶりに暇が取れたから街に行って将棋本買いに行ったわけよ
まあ結局買ったのは将棋世界だけだったけどな
んで自転車に乗って普通に帰ってたんだけど
正直ボーッとしてたから通行人とぶつかってしまったんですよ
「だ、大丈夫ですか?」
と言って相手を見る
正直、べらぼうにカワイイ。
6 :1:2006/09/21(金) 0:13:52 ID:xqbfM6jq
「あ、いえ、大丈夫ですけど…」
結構痛そうと思ったけど、タフな奴だぜ
「え、本当に大丈夫なんですか?」
「ええ、そんな強くぶつかった訳じゃないので…」
いやアンタ倒れてたがな
ここでしばし沈黙
これは気まずい ひっじょーに気まずい
具体的にいうと相手の人が凄い駒音で王手放置してきたときくらい気まずい
しかしあいにく俺はコミュニケーション能力とやらに著しく欠けるのだ
だって将棋オタだもん 仕方ないよね
とか思っていると彼女が転がっている将棋世界を拾い上げて
「あ、将棋やってるんですか?」
ハ?何を言い出すかねこの娘は
>>358 ご近所さんこんばんは。
さて、友達を誘ってしおきばでも行くか。
そちら側には厄落としに良さそうな温泉か銭湯はありますか?
>>338 メキョスを他のスレに書いてたのはお前かww
364 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/23(土) 03:58:09 ID:Z2EIKaxP0
ライブ2chのブラウザで開くと
ノートン先生が反応するのは何故?
メキョスよりウォニャス(・∀・)がキテるみたいでつ
天狗としか思えない生物を見た話
10年以上前に槍ヶ岳を登っていたのだが、もうすぐ頂上という最後の峰を登っていた。
最後の峰は他の登山客もけっこういて、遠目から見るとアリの行列のようだ。
面白いなと思い遠めに眺めていると、ここから100mほど先の峰の下の岩肌になにかいる。人っぽい。
よく見ると確実に人間。峰の下側の斜面というか断崖に人が張り付いている。その上の峰には多数の登山客が歩いている。
が、なにか違和感があった。サイズが違うのである。でかい。峰を歩いてる人と比べると2倍から3倍の身長はあった。
そいつの顔の部分を見ると真っ赤な天狗の顔そのもののように見える。
見た目では人間が天狗のお面をかぶっているとしか思えない。が、体のサイズが人間ではない。象くらいの大きさはある。
そいつはスイスイとすべるように岩肌を登り、峰まで登りきると今度は跳ねるように走り出した。人間の走る速度ではなかった。
次々に登山客を抜き去りながら峰を登っていく。
他の登山客はいっこうに気づいた様子は無い。もしかして見えていないのか。
あれよあれよという間に頂上付近までたどり着くと、そいつは峰の向こうに消えていった。
あれから何度と無く同じ山を登っているがそれ以来一度も見たことは無い。
369 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/23(土) 13:18:16 ID:2yjOdg380
>>369 , ;,勹
ノノ `'ミ
/ y ,,,,, ,,, ミ
/ 彡 `゚ ゚' l
〃 彡 "二二つ
| 彡 ~~~~ミ 最近は、ごあてっくすの合羽を愛用しとるよ
,-‐― |ll 川| ll || ll|ミ―-、
/ |ll | ヽ
/ z W`丶ノW ヽ
/ \\ / / |
/ 天 \`i / / 狗 |
371 :
金太:2006/09/23(土) 15:28:34 ID:LaBPKL9e0
>>368 大 天 狗 を 見 た だ と 〜 !!!!!!
一生に一度あるか無いかの僥倖だぞ!
>>370 モンベル?w
こんな時にアレだが、雷鳥さんはどうしたんだろう
373 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/23(土) 19:16:15 ID:21syalNT0
私としてはノースフェースが良かった・・・
>>373 ,�;,勹�
�ノノ `'ミ�
�/ y ,,,,, �,,,�ミ�
/�彡 `゚ �゚'�l�
〃 彡 "二二つ�
�| �彡 �  ̄ ̄ ̄ ̄ミ � だって、高いんだもん…�
,-‐―�|ll 川|�ll�||�ll|ミ―-、�
/ |ll � �| ヽ�
/ z W`丶ノW ヽ�
/ \\ �/�/ �|�
/ � 天 \`i /�/ 狗 �|�
俺が宮大工見習いをしてた時の話。
だいぶ仕事を覚えてきた時分、普段は誰も居ない山奥の古神社の修繕をする仕事が入った。
だが親方や兄弟子は同時期に入ってきた地元の大神社の修繕で手が回らない。
「おめぇ、一人でやってみろや」
親方に言われ、俺は勇んで古神社に出掛けた。
そこは神社とはいえ、小屋提程度のお堂しかなく
年に数回ほど管理している麓の神社の神主さんが来て掃除する位。
未舗装路を20km程も入り込んで、更に結構長い階段を上って行かねばならない。
俺は兄弟子に手伝ってもらい、道具と材料を運ぶのに数回往復する羽目になった。
そのお堂は酷く雨漏りしており、また床も腐りかけで酷い状態だった。
予算と照らし合わせても中々難しい仕事である。
しかし俺は初めて任せられた仕事に気合入りまくりで、
まずは決められた挨拶の儀式をし、親方から預かった図面を元に作業に掛かった。
この神社はオオカミ様の神社で、鳥居の前には狛犬ではなくオオカミ様の燈篭が置いてある。
俺は鳥居を潜る度に両脇のオオカミ様に一礼する様にしていた。
約一ヶ月経過し、お堂がほぼカタチになってきた。
我ながらかなり良い出来栄えで、様子を見に来た親方にも
「なかなかの仕事が出来ているな」と褒めてもらった。
それで更に気合が入り、俺は早朝から暗くなるまで必死で頑張った。
ある日、内部の施工に夢中になりハッと気付くと夜の10時を過ぎていて
帰るのも面倒になってしまった。腹が減ってはいるが、「まあいいか」
と思い「オオカミ様、一晩ご厄介になります。」とお辞儀をして
お堂の隅に緩衝材で包まって寝てしまった。
どれくらい眠っただろうか。妙に明るい光に「ん...もう朝か?」と思って目を開けると
目の前に誰か座っている。あれ?と思い身体を起こすと日の光でも投降機の光でもなく、
大きな松明がお堂の中にあり、その炎の明るさだった。
そして、明るさに目が慣れた頃に目の前に座っていたのは艶やかな長い髪の巫女さんだった。
「○○様、日々のご普請ご苦労様です」
鈴の鳴るような澄んだ声が聞こえると共に、彼女は深々とお辞儀をした。
「ホウエ?」俺は状況が飲み込めず間抜けな声を返しながら、お辞儀でさらっと流れた黒髪に見惚れてしまった。
「我が主から、○○様がお堂にお泊りなのでお世話をする様にと申し付けられ、
ささやかでは有りますが酒肴をご用意して参りました」
彼女が料理と酒の載った盆を俺の前に置く。
盆の上には大盛りの飯、山菜の味噌汁、大根や芋の煮物、渓流魚の焼き物、たっぷりの漬物。
そして徳利と杯が置いてある。
「さ、どうぞ」彼女が徳利をもち、俺に差し出す。俺は良く解らないまま、杯を持ちお酌をしてもらった。
くっと空けると、人肌ほどの丁度良い燗酒で、甘くて濃厚な米の味がした。
「・・・旨い!」俺が呟くと、巫女さんは「それはようございました」と涼やかな微笑みで俺を見つめた。
途端に腹がぐうと鳴り、俺は夢中で食事をした。巫女さんは微笑みながらタイミング良くお酌をしてくれる。
食べ終わり、巫女さんがいつの間にか用意してくれたお茶を飲みつつ
「ご馳走様でした。ところで貴女はココの神主さんの身内の方か何かですか?」と聞いてみた。
「ふふ、そのような物です。お気になさらず。」巫女さんは膳を片付けながら答えてくれた。
突然俺は猛烈に眠くなってきて、もう目を開けているのも苦痛なくらいになった。
「お疲れのようですね。どうぞ横におなり下さいませ」
巫女さんはふらつく俺の頭を両手でそっと抱え、彼女の膝の上に乗せてくれた。
彼女の長い黒髪が俺の顔にさらっと掛かる。彼女の黒髪に似合う髪飾りってどんなのだろう、
と柄でもない事を考え、暖かく柔らかな感触を頭に感じつつ俺は深い眠りに落ちていった。
「おい、○○。起きろや」
親方の声で目を覚ました俺はバッと飛び起き時計を見る。
朝の7時。目の前にはニコニコした親方と神主さんが居る。
「あ、すみません親方。昨夜遅くなったんで泊まっちまいました」
俺は親方にどやしつけられるかとビクビクしながら謝った。
「ふ。お堂の中で一晩過ごすなんざ、おめぇもそろそろ一人前かぁ?」
なぜか嬉しそうな親方。なんとか怒られずに済んだようだ。
「あ、神主さん、昨夜はありがとうございました。食事届けていただいて。」
「はぁ?なんですかそれは?私は存じませんが?」
「え?だって神主さんのお身内だっていう巫女さんが酒と食事を持ってきてくれて...」
「いやあ、あなたがお堂に泊まってるのに気付いたのは今朝ですよ。
朝、様子を見に来たらあなたの軽トラが階段の下に止まっていたので
何か有ったのかと思って親方に連絡して、一緒にお堂に来たのですが...」
「え?そんなはずは...?」戸惑う俺を見て、親方が大笑いしながら言った。
「大方、腹減らしながら寝ちまったからそんな夢を見たんだろうよ。
それか、オオカミ様がおめぇの働き振りを気に入ってご馳走してくださったかだ。
まあ後でお礼の酒でも納めれば良いんじゃねえか。」
一週間後、無事に竣工した神社を奉納する儀式も終わった。
俺は休日に一人で神社に行き、酒と銀細工の髪飾りを納めた。
帰りに鳥居を潜ろうとしたとき、お堂の前に間違いなく誰かが居る様な
濃厚な気配を感じて振り向きそうになったが、そのまま一礼して階段を降り始めた。
>375-377
よいお話をありがとうございましたv
大神にハマってるせいか余計に和んだ。
>>376 これ、なんてエロゲー?巫女さんエンドは、どんなの?
途中で「それなんてエr(ry」とレスしそうになった俺なんて
オオカミ様に喰われればいいに決まってるぅぅ
382 :
381:2006/09/23(土) 21:34:08 ID:zoyLVIDs0
orz
イーネ!
思想は遠くに在るがたしか
その心曇りなく温か
GJ
>>375-377 和んだ。こういうの好き。
>オオカミ様がおめぇの働き振りを気に入ってご馳走してくださったかだ。
まあ後でお礼の酒でも納めれば良いんじゃねえか。
なんか、神主さんより親方のほうが話が分かってるみたい。
よくぞ改心したね
なんかよく分からんうちに将棋教える事になった
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1152439067/l50 177 :名無し名人:2006/09/23(土) 20:43:09 ID:HY4IDe6j
+ +
∧_∧ + 将棋男のデート報告マダー?
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
178 :1:2006/09/23(土) 21:01:13 ID:i2svVWVM
おまいら将棋男将棋男と……つーかスレ伸びたな……
で、続き。約束の土曜になって、こないだの娘と2人でデート…
なわけはなく、彼女の入ってる公民館の将棋サークルみたいなとこに呼ばれて
行って来た。
大体10人ちょいで半数くらいが老人。土日しかやってなくて、本格的なサークルじゃないし
そう強い奴はいない。下手すりゃ彼女が一番強いかも、つっても24で7級だそうだが。
んでネットだけじゃ限界あるし、強い人に将棋教えてほしかったんだと。
ちなみに煙草の煙がどーしても駄目なんで、将棋道場で鍛えるのは諦めたとか。
(ここの公民館は基本的に禁煙)
何でも小さい頃からかわいがってもらってた彼女のじーさんが将棋強くて、
で、将棋も小さい頃から教えてもらってて、今でも帰省する度に指してるけど
全然歯が立たんどころじゃないから、強くなって喜ばせてあげたいとか。
「祖父も四段です」って言うから、24四段の俺のほうが強いと思ったら、
何でも大会で四段免状貰ったらしい。
って、それは県代表と言うんじゃないのか?おい
…さて、どうしたものか。
>>375 素敵なお話ありがとう
心がすうっとしました
職人さんの心意気や神様の慈愛がとても
感じられて日本人っていいな〜と思いました
世知辛い世の中だけどこんな立派な方や
気高い神様がまだ今生にはいらっしゃって
世の中捨てたもんじゃないな〜としみじみしております
390 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/23(土) 23:49:08 ID:2Ddg3yOb0
>380-382
392 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 00:35:09 ID:4pHxoKvW0
>>379 同意!同意!
わたしもオオカミが好きです
ちっとも怖くないんだけど、昔の記憶が掘り起こされてきました。
山であったメキョスな話
社会人になって数年。
薄給に耐え、昔から欲しかった車を買った。
昼間から家を飛び出し、山間地を思うが侭に走り続け、
気づけば、日も大分傾いてきた。
助手席ドアポケットから地図を取り出し、
帰りのルートを思案していると、ふと目にとまった道があった。
峠を越える道だが、どう考えても他のルートより走行する距離が短い。
しかし、その道はとんでもない山道だった。
舗装はされているが街灯も無く、数キロ走った時点で道路と平行していた電線も無くなってしまった。
人の存在が全く感じられず、ただ暗闇の中に道路が続いているだけ。
夜だからではなく、昼でも車の往来が無い、
『通常、誰も足を踏み入れる事の無い道なんじゃないか?』
そう考えた時点で、急に心細くなってきた。
そう考えると、悪いことばかり頭の中に浮かんでくる。
もし、ライトが点かなくなったら?
もし、タイヤがパンクしたら?
もし、エンジンが止まったら?
もし、この先道路が無かったら?
もし、人影が浮かんでいたら?
・
・
・
だが、引き換えそうにも道幅が狭く
このまま、先に進むしか選択肢は無い。
相変わらず闇は深く、ハンドルを握る手が汗でじっとりとしてくる。
緊張感で体が硬くなる。
まだ、続くのか?
早く普通の道に出たい。
そんなことばかり、考えていた。
しかし、現実は甘くなかった。
暗闇の中にぽっかりと口をあけて、トンネルが待ち構えていた。
当然、照明なんて無い。闇の中に、更なる闇。
一瞬、アクセルを緩めたが、突き進むしかなかった。
一刻でも早くここから抜け出したい。
ルームミラーには目を向けず、ひたすら前を見つめた。
調子外れの歌を歌いながら。
結局、1時間以上暗闇の峠道を走り続け、
自分の行く先に街灯が見えた時、正直言って嬉し涙が出そうだった。
『やっと、まともな所に出た。』
そう思いつつ、道路を良く見ると小さな木の葉が沢山落ちている。
妙な違和感があった。
『なんで、木の葉がこんなに落ちているんだ?』
『あれ、風が無いのに木の葉が動いて・・・?』
木の葉じゃなかった。
カエルだった。
行く先のカエル。
後ろの深い闇。
選択肢は二つあったが、戻るなんてことは考えられない。
しかし、分かっていてもカエルを踏ん付けていくのには抵抗感がある。
また、調子外れな歌を歌いながら走るしかなかった。
せめて、踏ん付けた時の音が聞えないように。
今思い出すと、山の中の闇は人を圧倒する力を持っているのではと思う。
あの時、もし道から外れたら、抜け出せない闇の中に引きずり込まれていたかもしれない。
山だったら、そういうこともあるんじゃないかと思う、今日この頃。
今、ナイトスクープでケセランパサランってのがやってるお
カエル大量メキョス死( TДT)
398 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 02:24:11 ID:sZkgxlEQ0
きんじょでも春先になると近所の田んぼにかえるが群がるんだよ
だもんで、その田んぼの脇の道に200mくらいにわたってかえるだらけになるんだよ
一面緑色になるよ
車なんか無視して踏み潰していくよ、歩きだと足の踏み場が無いから
メキョスしかない
蛙轢かれると
ペキ
って乾いた音がするんだよね。
メキョス だったらトラウマにならなかったのにorz
>>393 またメキョスかよと思ったらほんとにメキョスな話だったよ。w
いや、おもしろかった。そういう山にはそういう圧倒的な力のふいんき(ryがあるよね。
>>375 ついつい引き込まれて読み進んでしまうようないい話だった
古くからの日本の精神みたいなのを感じたよ
>>393 暗くなった山の中のトンネルはマジで怖いよね、闇の中の闇って感じで
抜けたら別世界に引きずり込まれてそう
>>380-382 俺が2人いる…orz
きっと2週目で選択肢が追加されるんだよ、とかオモテタ
ちょっと霊感のある彼女と山に行った時の話なんだけど、
去年の夏に登山していたんだが、小便をしたくて登山道をそれて用を足していたら、茂みの向こうに何かが見えた。
なんか茂みの奥に井戸みたいなのが見える。山の中に井戸?と思ったがかなり古びてボロボロの井戸のようなものがあった。
俺は彼女を連れ、茂みの向こうに分け入っていった。しかし茂みに入った瞬間になんか耳に違和感を感じた。
何かガヤガヤ・・というような感じの声なのか、音なのかが聞こえてくる。
井戸に近づくほどその音は大きくなって、井戸から10m程の場所まで着いた時それはかなり大きな音になっていた。
あえて言えばガヤガヤ・・という感じの音なのだが、人間の声ではない。
そしてその音はどうやら井戸の中から聞こえてきていた。しかしまさか井戸の中で人が工事とかしてる訳でもあるまい。
俺はとりあえず何故か「すいません」と言ってみた。しかし音は止まない。
おれは今度は中の音に負けないくらいの大きさで「すいませーん!!」と叫んでみた。
すると音がピタッと止まった。急に周りがシン・・となり、静寂が訪れた
異常なほど静かだった。蝉の声までいつの間にか止んでいた。俺は霊感は無いが、さすがに何か異様な雰囲気を感じた。
横にいた霊感のある彼女が、そっと俺の手を握ってきた。
そしてそれが俺の恐怖を増加させた。
なぜなら彼女は何かが見えた時、いつも俺に気を使ってかその場では何も言わずそっと手を握ってくるからだ。
それが逆に怖い。
そしてゆっくり井戸に近づいた後、おそるおそる中を覗いたら
居たんです
>>375 嘘だと思うが面白かった。
一生懸命やってるといい事あるんだなと思える話だ。
おさわりしないでスルーしてね。
stay cool
みんなわかってたのか
海沿いの山道を車で走っててメキョスしたよ。
緑一色の山の風景の中に突然朱色のカーペット。
「なんで春に紅葉??」と突き進むとメキョスメキョスメキョスメキョス・・・
カニだったんだよぉおおorz
>408
あるあるある。
山の手前の川沿いの(土手の上)道路を車で走ってたら、
何故かカニ(たぶんサワガ二系)が大量って程じゃないけど
結構いて、メキョスメキョスって潰しながら走ったことがあるよ。
カニごめんとか思いながら車走らせた。
川沿いでなんであんなにカニがいたのか激しく謎。
ここは
【踏むの?】山にまつわるメキョスな話Part1【踏まれるの?】
になりました
彼女と山登って景色を背景に撮影することに。
ちょっと藪に入って立て膝ついたとたんメキョスな感触。
おそるおそる足元をみると・・・
でっかいウ●コをズボン越しに踏み殺していました○. . ....TL
あああっ なんてかわいそうなのっ
かわいそうなウ●コ
+ +
∧_∧ +
(☆∀☆) ワクワク
(0゚∪ ∪ + テカテカ
と__)__) +
ソノゴ 彼女サンとは ドウナッタノカナ・・・
>>411サン?
ウンコかわ●そう
|┃三 人 _________
|┃ (_ ) /
|┃ ≡ (__) < うんこ!と聞いちゃだまってゐられねゑ!!
____.|ミ\__( ・∀・) \
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
俺が宮大工見習いを卒業し、弟子頭になった頃の話。
オオカミ様のお堂の修繕から三年ほど経ち、
俺もようやく一人前の宮大工として仕事を任されるようになっていた。
ある日、隣の市の山すそにある神社の神主さんが現れ、
その神社で管理している山奥の社の修繕を頼みたいと依頼してきた。
俺は親方からその仕事を任され、弟弟子を連れて下見に出掛けた。
その社も相当山奥にあり、依頼してきた神社の裏山に三十分ほど入り込んだ場所にあった。
その神社は稲荷神社で、もちろんお狐様を奉っている。
社の状態は相当酷く、また神主さんもこの一年掃除にも来れなかったと言うだけ有り
汚れ方も大層なもので、最初の掃除だけで丸一日掛かってしまった。
それから一週間ほど修繕の計画を立て、図面を引き、神主さんと打ち合わせをして、
4トントラックに道具と材料を積み込み弟弟子一人と作業に出掛けた。
何時も通りに着工の儀式をしていると、先ほどまで晴れていた空が掻き曇り、
大粒の雨が振り出した。神主さんと俺たちは急いで社の中に逃げ込み、一次祈祷は中断した。
その時、弟弟子が「社に入る前に大きな尻尾の狐を見た」と話し、俺は
「修繕しするのを待っていたお狐様が様子見に来たのだろう」と半分冗談で返した。
しかし、神主さんはなぜか青い顔をしてガタガタと震えており、不振に思った俺が
「どうかなさいましたか?」と聞くと「い、いやなんでもない。ちょっと気分が悪いだけだ」と答えた。
そして、雨が止んだあと、神主さんは大急ぎで祈祷を済まし逃げるように帰ってしまった。
俺と弟弟子は、そのまま作業に掛かった。
一週間ほどは平穏に作業が進み、痛んだ箇所を粗方剥ぎ終わり、思ったより酷く痛んでいるので
俺は修繕の為の計画を再構築する為に一日現場に行かず、弟弟子を一人で片付けにやらせた。
ところが、5時には事務所に帰るように言っておいた弟弟子が帰ってこない。
今の様に携帯電話が普及してる頃ではないので連絡も取りようが無く、
6時まで待って帰ってこないので仕方なく俺も社まで行くことにした。
薄暗くなる頃に社に着くと、ヤツの軽トラが未だ停まっている。
俺は階段を上り、いつも通りお狐様に一礼をしてから鳥居を潜り歩き出した。
と、その時俺の背中にに何かが「コツン」とぶつかった。
「?」俺が振り向くと、別に何も居ない。足元を見ると、多分俺の背中に当たってであろう小石が落ちている。
何気なくそれを拾い上げてみると、それは小石ではなく蛇の頭だった。
「うおっ!」驚いた俺はそれを取り落とし、もう一度周りをよく見回してみた。
しかしやはり誰も居ない。急に不安に駆られ、俺は社に向かって駆け出した。
社の戸を開けた瞬間、何かが猛スピードで俺の脇をすり抜けた。
俺はとっさにそれを捕まえようと振り向き様に掌で掴もうとした。
長い毛を掴んだ感触が有ったが、スルリとすり抜けて捕まえ損なってしまった。
しかし、俺の目にははっきりとした姿は全く見えなかった。
ふと掌を見て見ると、其処には金色の長い毛が数本握られていた。
社の中で、弟弟子は昏倒していた。急いで抱き起こし、喝を入れたが意識は戻らない。
俺は彼を抱き抱え、急いで神主さんの居る本社へ車を走らせた。
続きは今晩10時頃に。
お稲荷タン(*´д`*)ハァハァ
早く10時にな〜れ
422 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 20:00:22 ID:RLEVCbjS0
奥多摩街道をひたすら走り、ダムを過ぎて暫く走ると、
いきなりラジオが鳴り出す場所があります。
知り合いに、霊感の強いヤツ(霊的に強い物を感じると頭を締め付けられるような痛みを感じるそうです。)がいるので面白半分に、内緒でそこに連れて行ったら・・・・・
その場所に付くまではくだらない話をして盛り上がっていたのですが、
その場所に近づくにつれ言葉が少なくなり(良いヤツなので私らを怖がらせないように、感じていて
嫌な雰囲気でも悟られないようにしていたらしい)、段々うつむき出して、いきなり「頭が・・・・頭が痛い!」とうずくまり、
その瞬間ラジオが鳴り出したと思ったら「ダメだ! 帰ろう!ここにいちゃダメ!」と言い出し、私たちは慌てて車をUターンさせて帰りました。
彼曰く、「ここまで強く感じたのは久しぶりだ」と申しておりました。
423 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 20:05:44 ID:RLEVCbjS0
もう一発
山の中で血まみれで突っ立っている人?がいたんです。
白のジャケットを血に染めて。またみんなで大騒ぎ、
きっと怪我して助けを待ってるんだと思って行って見たらだーれもいないんです。
どっかに倒れてるんじゃないかって皆でさがしてたんですが居ないんです。っで、
良く見たら確かにその人?が着ていた白いジャケットがぼろぼろに朽ち果てて、
半分地面に埋まってたんです。あれって埋まってんですかね?怖えーですよねー。
掘り返す勇気ないし、警察行っても相手にされないだろうしね。
まだまだおっそろしいのがありますので感想とか聞きたいなー。
424 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 20:07:30 ID:CGTJlzroO
B型の俺が京北を走る162号線の途中の待避所?に車停めて小便してたら 小便の先に、B型をこの世から抹殺どうのこうのって紙が落ちてた…
425 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 20:53:22 ID:RLEVCbjS0
426 :
425:2006/09/24(日) 21:01:21 ID:RLEVCbjS0
誤爆しました!!!!!!!!!!!
どうも、すんません!!!!!!!!!!!!
>>422-
>>423 ほんとに怖い話は落ちがない
素晴らしい
PART19からのまとめスレ読んでいましたら、808氏の話で思い当たる事が
有りまして、ひょっとすると秋○県の県南での話しでは?
かなり昔の話ですが、似たような話ですが祖父に聞いた事があります。私が聞いたのは、山の
麓のゴミ捨て場のテレビを素手で壊してる子供が居たので祖父が「何してるんだ?」
と聞くとその子供が基盤をバリバリ食べ始めたそうです。その子共は犬っぽい顔だったそうです。
祖父が止めたんですが、凄い力で抵抗したそうです。
431 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 22:35:37 ID:CGTJlzroO
>>172 それ俺が保育園の合宿のときあった
先生もみんなも怖がってタヌキってことにした
でもすぐそばに教室一つ分くらいの小さな廃校があった
(418の続き)
神主さんに事情を話し、神主さんに救急車を呼んでもらう様お願いし、
電話を借りて親方に連絡を入れた。親方は直ぐにこちらへ向かうと答え、電話を切った。
まもなく救急車と親方がほぼ同時に着き、救急車には親方と一緒に来た別の弟子が同乗して行った。
俺は親方に今日有ったことを報告し、親方は青い顔をして振るえている神主さんを緩やかに問い詰めた。
神主さんが語り始めたのは、夢の話。
半年ほど前から神主さんの夢枕に時々大きな狐が現れ、社を放ったらかしている事を詰り始めたという。
しかし、神主さんは忙しいのに紛れ更に放置していた所、一ヶ月ほど前に恐ろしい形相の狐が現れもう待てないから
祟ってやると言い放ち、それからは夢に出てこなくなってしまった。
その後直ぐに神主さんの娘さんが交通事故で大怪我をし、未だ入院中である事。
奥さんが階段から落ち、やはり大怪我をしてしまった事。そして飼い犬が何者かに攫われ、
翌朝耳と鼻がポストに入っていた事。その辺りで神主さんは祟りが始まったと感じ、ウチに修繕を依頼してきたそうだ。
親方は話を聞き終えると目を瞑って考えていたが、目を開くと俺に向かって
「○○、この仕事は断った方が良いかもしれんな」と言ってきた。
神主さんは驚いて「そ、そんな!一度受けたのを今更!」と叫んだが
「あなたがそういう事情を話してくれなかったのは重大な違反だ。
うちらの仕事は、人様の為だけではなく神様・仏様にも喜んでもらう為の仕事。
そういう事情がハナから解ってれば色々と手の打ち様も有ったが、今からじゃ遅いかもしれん。
それはあなたも良く解ってるはずだ。神主の端くれであれば、な」
俺はこんなに怖い親方を見たのは初めてだった。見習いの頃、
怒鳴られたりぶっ飛ばされたりした時も怖かったが、それとは種類の違う怖さだった。
親方の迫力に押され、しょぼんとした神主さんを見ていると俺は無性に可哀想になってしまった。
そして、「親方の言う事も尤もですが、一度受けた仕事、俺はやり遂げたいと思います」と答えた。
親方はまたも目を瞑りしばらく考えていたが、
「・・・うむ。お前はオオカミ様に気に入られたことも有るしな。」と言い、
「よし、それじゃあやれる所までやってみるか。但し、もし異常が続くようなら即座に中止だ。
神主さんもそれで良いですね?」と続けた。神主さんは「は・・・はい。」と救われたような表情で頷いた。
俺は、オオカミ様の一件を親方が覚えていたのに驚いた。
弟弟子が入院している病院に行き、まだ意識の戻らない彼を見舞って帰る途中、親方が
「・・・おめぇ最近オオカミ様の所に詣でてねえだろ?」と聞いてきた。
「・・・オオカミ様って、前に俺が一人で修繕した?」
「そうだ。おめぇがご馳走になったオオカミ様だ。」
「はあ...もう二年ばかり伺ってませんが...」
「明日、夕方に詣でて来い。で、神主さんには連絡しとくから、まず神主さんトコ行って守り札二枚貰ってから
オオカミ様のお堂に行くんだ。こういう時の守り札は貰っただけじゃダメだ。
それを持って直接お堂にお願いに上がって、魂を込めてもらわにゃな。
もちろん、酒を忘れんなよ。あと、おめぇが良いと思う女向けの飾りモノでも買ってけ。」
「はい、解りました。ところで、稲荷様の工事はいつから再開しますか?」
「おめぇが明日の夕方、守り札を無事に持って帰れたら、明後日から掛かることにしよう。」
「無事にって・・・?」「二枚のうち一枚はおめぇが持て。もう一枚は入院したXXに届ける。いいな。」
親方はそれ以上口を開かず、黙って目を瞑ってしまった。
翌日の夕方、俺は神主さんから守り札を頂き、久しぶりにオオカミ様のお堂へと向かった。
相変わらず舗装されていない道を走っていると、
道の端にさっき守り札を頂いたばかりの神主さんが立って手を振っている。
あれ、いつの間に?と思いつつ車を停め、「どうしたんですか?」と聞くと
「いやあ、さっき渡したお札、間違えたやつを渡してしまったんだ。こっちが正しいヤツだから取替えよう」
と新しいお札を出してきた。「はあ、そうですか。それでは...」とお札を出そうとしたら
突然森の中から「ぐるるるる...」と犬が唸る様な声が聞こえてきた。
「ひっ!」神主さんは跳びずさり、辺りをキョロキョロと見回している。その顔が明らかにおかしい。
正面を向いているときには普通なのだが、横を向いたときの鼻と口が妙に尖がっている。
俺はハッと我に返ると、神主さんに「後で社務所に伺います!」と叫び車を急発進させた。
「まて!その札ではオオカミは守ってくれんぞ!」この声で俺は確信した。
あの神主さんがオオカミ、等と呼び捨てになどする訳がない。
また、俺に対してもですます調の丁寧な言葉使いだった筈だ。
俺は車を走らせ、何とかお堂下の階段まで辿り着いた。そして車を停め、階段を駆け上がろうとした。
しかし、なぜか妙に足が重い。そして、幾ら階段を上がっても頂上が見えてこない。
俺は立ち止まると、札を頂くときに神主さんに教わった通り大きく深呼吸をして、目を瞑って大声で叫んだ。
「オオカミ様!お助けください!」
「ーーーーーーっんん......」
俺が叫ぶのと重なるように、聞こえるかどうか、耳鳴りに近い位に遠吠えのような声が聞こえた。
そしてそっと目を開けると、階段の頂上が見えている。階段を上りきり懐かしいオオカミ様の燈篭に一礼し、
鳥居を潜ると今まで重かった足が嘘のように軽くなった。
そしてお堂の前まで行くと、お札を二枚お堂の前に捧げ神主さんに教わったとおりに祈祷をした。
そしてお酒と新しい髪飾りを納めて帰るために鳥居を潜った。
すると、鳥居の真下に光る物が落ちている。
それを拾い上げると、なんと以前俺が納めた銀細工の髪飾りだった。
所々に撫で回して出来たようなスレた跡が有るが、それはピカピカに光っていてずっと落ちていたとは思えない。
はっと思い、お堂の前まで戻ってみると酒はまだ有ったが、一緒に納めた髪飾りは無くなっていた。
帰り道、俺の車に沿うようにして森の中を何かがついてくる気配がしていた。
しかし、それは全く怖くなく、逆に安心感と懐かしささえ覚える程だった。
その後、工事は無事に進み、また入院した弟弟子の意識も戻った。
ただ、彼には倒れる前の記憶が全くなく、まさに狐に摘まれた様だった。
後日、親方が料亭で彼の退院祝いと稲荷様のお堂の竣工を祝って内輪で宴会を開いてくれた。
その席で、酔った弟弟子がこんな話を始めた。
「○○さん、実は昨夜夢を見たんです。銀の髪飾りを付けた髪の長い巫女さんが、
○○様によろしくお伝えくださいませ、と言ってニコニコしてる夢。
あと、切れ長の眼をしたちょっと怖そうなおねえさんがその巫女さんに踏んづけられてて。変な夢でした。」
それを聞いていた親方は口に含んだ酒をぷっと吹き出し大笑いして、
「そりゃおめぇ、稲荷さんがオオカミ様にコテンパンにやられちまったんじゃねえのか?
明日、俺も行くからオオカミ様と稲荷さんの所に挨拶にいくべえよ」とまた酒を口に含んだ。
俺はちょっと不満だったが、巫女さんの涼やかな笑顔を想い出し、きゅっと酒をあおった。
オオカミ様が、ニコニコしながらお稲荷さんを足蹴にしてたんですか。
これは、なかなかのSっぷりで。(*´д`*)ハァハァ
437 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/24(日) 23:21:44 ID:eD8HO4xm0
>>435 とても素人とは思えない文章ですね
本出たらここに宣伝貼ってくださいね
うん、おもしろかった。
最後の最後にメキョスを持ってくるとわw
宮大工さんナイスッ(^^)ノ゛
メキョス
宮大工氏の話、いいですな。
一度で良いから、笑顔の素敵なオオカミ様に会ってみたい。
お稲荷さんも
怒りを鎮める為に油揚げあたりを持っていけば、
顔を赤らめつつ「今回は特別に許してあげるけど、勘違いしないでよね!!」
ってかんじに、
ならないですかね。
お稲荷さんの中には宇迦之御魂神でもダキニ神でもなくて
そのものずばりのお狐さんが住んでるお社も多いって言うからねえ。
お狐さんじゃあオオカミ様にはかなわないわなぁ。
これはとてもいいメキョスですね
393以降、メキョスの意味と使い方が確立しましたかw
オオカミ様カワイス。お稲荷さんも改心?して守り神になってくださるといいなあ。
ところで大神>稲荷>化猫らしいですね。順位とか弟子順が。
宮大工さんのお話
とっても面白いです。
なんか日本の神様達は礼節を守る方には優しい雰囲気ですね。
GJ!
宮大工さん、面白い話しをありがとう。
オオカミ様の所へ行く所は、ハラハラしたよ。
まぁ、弟弟子の夢の件で笑ったが。
犬神様に気に入られとは、良い仕事をしましたね。
宮大工氏、素敵な話をありがとうございました。
オオカミ様の話も、お稲荷様の話も、
読んですごい感動しました。
何故か目から汗が(´;ω;`)
448 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/25(月) 03:16:01 ID:X6KuhURkO
あれは俺が仕事で鬱になり仕事放棄(もちろん無断欠勤)で自殺寸前までいってた頃、死に場所と安らぎを求めて四国八十八ヶ所巡りをしていた時だった。
その男とは短い言葉を交わし、
同じ山頂を目指していることを知った。
登りの最後は、ちょっとした岩場になる。
昔は、修験者だけが山頂に立てる山だった。
今ではルートに沿って鎖が張られ、誰でも
昔の修験者と同じ景観を見ることが出来る。
その男が鎖を掴みそこね、滑り落ちた。
笑いながら男が身を起こしたが、立てない。
どこかを骨折していそうだった。
岩稜地帯に、添え木にできるようなものなど、ない。
もっとも、添え木が見つかったところで、
彼が歩いて下山することは不可能だったろう。
他の登山者に彼を見てくれるよう頼み、
俺は、最寄りの小屋へ向かった。
最寄りといっても、片道1時間以上かかる。
小屋に着くと事故の発生を伝え、無線で警察へ
連絡してもらった。
幸い、現場近くに、山岳救助隊員がいるらしい。
現場に戻ろうと思っていたが、小屋で説明などを
していると、意外に疲れていることに気付いた。
やがて、救助隊員が現場に到着したことが分かった。
男を動かすのは無理らしい。
明日、ヘリコプターで救助すると聞かされ、その夜は
小屋に泊まることになった。
転落した男には、救助隊員が一晩付き添ってくれる。
翌朝、天気は晴れ。
年に何度もないほどの青空。
小屋では、救助隊が持ち込んだ警察無線を使い、
飛び立ったヘリコプターのために気象情報を流し始めた。
情報は、管制官を通じてヘリコプターに伝わるらしい。
やがて、ヘリコプターが救助に失敗し、
引き返したことを知らせてきた。
事故現場にだけ雲がかかり、地表の様子がまるで
見えないらしい。
転落した男は、元気とのことだが、嫌な予感がしてきた。
午後、男に付き添う救助隊員から、雲が薄れてきたという
知らせが入り、ヘリコプターが再び離陸した。
小屋では、再び気象情報を流し始めた。
あと数分で現場にヘリコプターが到着するという時、
現場周辺にだけ、濃い雲がかかり始めた。
現場からの情報では、雲が斜面伝いに湧いてくるという。
転落した男の意識は薄れ、言葉にも、肉体的刺激にも
ほとんど反応しなくなっているらしい。
この快晴、最悪のタイミングで現場にだけ雲が湧く。
無線を扱う小屋番と目が合った。
俺と同じことを思っているのだと、直感した。
生贄という言葉が、一番近いかもしれない。
どこかの誰かさんに、あの男を助ける気などない。
ヘリコプターは、燃料の残量が許す限界まで
現場付近を飛び続け、雲が晴れるのを待った。
やがて、虚しく引き返し、遠ざかるエンジン音を
聞きながら、男は最後の溜息をついた。
ヘリコプターの音が消え、雲が消え、
青空が現場に戻ってきた。
もはや救助ではなく、遺体回収作業となった。
男は救助隊員の背に縛り付けられ、小屋の前を通過する。
救助隊員の列の最後に、俺が続いた。
充分に助かるはずの怪我だった。
涙が、溢れた。
お稲荷さん、ちょっと可哀想だな。
まあ、祟るにしても当事者に限定すべきという事か。
宮大工様GJ!!
全裸隊は空気も読めなくなってしまったのね(´;ω;`)
高山病かな?
宮大工さんのお話イイ!
他もにあれば、ぜひお願いします!
>453
>全裸隊は空気も読めなくなってしまったのね(´;ω;`)
>高山病かな?
はあ?
宮大工氏の話は確かに素晴らしいよ
だから余韻に浸りたいから、暫く誰も新しい話を書き込むなって言うのか
物凄い勝手な理屈だね
>>453 切り替えのできなさがヨン様ファンのババア並だな
うむ、今週もみんな元気に、Let's メキョス!
453がみんなにメキョスされてるw
まあでも全裸隊の話は相変わらずつまらんわけだがw
全裸隊の厳しい山の話は好きだお( ^ω^)
歩荷で遺体を背負う時、
さば折りに小さく畳むというのは本当かの?コワス
全裸隊はもう少し読ませるテクニックを勉強したほうがいいね
いまのままでは中学生の作文とかわらないよ
漢詩のリズムを研究すれば文章術の基礎が解るよ。
全裸隊さんの話が、だんだんつまんなくなってきたように思う
前はおお〜という話が結構多かったし
今みたいな変な文体じゃなかったし・・・
定期的にお話を投入してくれるので、とてもありがたいんだけど
なんかガンバッテ!!と最近すごく思う
>>463 なんとなく気持ちがわかる(笑)
なんだかんだで全裸隊の話を楽しみにしてる。
でもちょっと読みづらい文章かなとも思う。
書き方で損してるんじゃなかな。
このスレで
一番読みやすい書き方はどれかな
>>463 全裸隊氏の話が、だんだんつまんなくなってきたように思うのは同じ。
変な文体も気持ち悪いし。
ガンバッテ!!というより、休んでください。
まあ読まなければいい話だが。
何が良いかは好みの問題
しかしオレは嫌い。
話は良いんだが、読むのに気力ポイントを1消費する。
しかし、助かりそうな怪我の人間が体力が持たなくて
死に行く所を助ける術もなく見守らなアカンて、キッツイなあ・・・
471 :
しゅもくざめ:2006/09/25(月) 15:22:25 ID:Hmp1xXHa0
三年ほど前だろうか。
東北の太平洋に面した地方での話だ。
今ある土地は場所によっては山を切り崩して出来たものだ。
僅かに点在する林を鑑みるに、山だったのだな等と何処か物思い耽りたくなる。
晩秋に差し掛かった頃だったろうか。風が軟らかさをなくして切るような冷たさになっていた。
叔母の様子を見に訪れてそのまま泊まる事があった。
叔母は歳のせいで体の節々が痛いと呟いていたが、元気なものだ。
今でも良く昔話を聞かせてくれる。其の語りは今でも耳に心地いい。
家の裏手には山が、と云っても既に半分切り崩されている禿山があり、家の建っている場所も元は
其の山の一部だったそうだ。
早めの夕餉を終える頃には寒さは冬と変わらぬほど厳めしい。
戸締まりを終えると腹が暖を取れているうちに、叔母には悪いが早々に寝床についた。
蒲団に潜り冷えた空気を一息に腹へやる。冷たい空気が熱くなった腹には心地いい。
そのまま目を瞑ると意識が微睡んだ。
――ボイラーの様な音が聞こえる。頬から肩に伝って足に冷気が落ちた。
目が覚めた。窓は――鍵を掛けたはずだ。不安が胸を重くする。
上手く寝返りがうてない。手足は動く。だが体が横になったまま上手く動けない。
頭の近くからボソボソと声が聞こえる。小さくでは無い、耳で反響するくらいに大きな音だ。
だが聞き取れない。発声出来ていない。話し声だとは分る。喋っているのだ。
ボソボソとした音は、喋るときの口から漏れる空気の様な抑揚をもっている。
鳥肌が立った。
横にした体に肩から足に向かって半身に空気がかぶさる様な圧迫感と逆に引っ張られるような感覚が襲う。
徐々に肩から胸に向かってぞわぞわと鳥肌が広がる。寒い。
体に入られるとはこんな感覚なのかと冷静な部分がそう思う。
ボイラー声が大きさを増した。
472 :
しゅもくざめ:2006/09/25(月) 15:22:57 ID:Hmp1xXHa0
空気の圧迫感が胸の辺りまで来たとき。漸く声が出た。
随分と永い間胸に留めたものが、妙な掠れ具合と共に喉を振るわせた。
不意に音が止む。
動悸は最高潮を迎えていてた。
目を開けずに寝床から起き上がると、手でなにも無いことを確認しながら明かりのスイッチを探した。
手が何に当ることもなくスイッチに触れると、半月盤が浮くように足から力が抜けた。
明かりを点けると窓が僅かに開いている。冷気は此処から漏れてたか。鍵は掛けた筈なのだが―――。
一瞬、まぶしかった訳でもないのだが眩暈がした。
叔母には悪いがそのまま明かりを消せずに夜を過ごした。
叔母に聞いた昔話は、自らが体験もしていると云うものだった。この地方には、女性が山に入ると蛍のような光が明滅する
事があると云う。それは懐妊を告げるもので、体に入ると胎児に生命を与えるものなのだそうだ。
其れを裏の山で祖母と山に入ったとき見た事があるという。
帰り際、無残に切り崩された山を見ながら生涯初となる突飛な経験を思い出していた。
別にソレと関係があるとは思わなかったが、懐妊は幾らなんでも無理だよと苦笑いしながら帰路についた。
――――暫くは電気を消せない日々が続いたのは仕方ない。
お前らの嗜好なんてどうでもいいよ
下らん事でスレを消費するな
|ω・`)・・・
しゅもくさん(・∀・)イイ!!
なんか日本昔話っぽいね
お稲荷さま騒動から三年ほど経った晩秋の話。
宮大工の修行は厳しく、中々一人前まで続くヤツは居ない。
また、最近は元より、今から十年以上前の当時でも志願してくる若者は少なかった。
俺は、親方からそろそろ一本立ち出来る位の職人となったと言ってもらえたが、
まだまだ親方の足元にも及ばない事は自覚していたので
出来るだけ長く親方の下で働き、勉強させてもらうと決めていた。
ある日、俺より2年遅れて弟子入りしたが、才覚をメキメキと発揮し
一年ほど前に独立した弟弟子のJが顔を見せた。
Jは仕事の腕はずば抜けた物を持っているし、本来悪いヤツではないのだが、
実家の神社が大層なモノ持ちで恵まれている上にちょっとそれを鼻に掛ける小生意気な所があり、
他の弟子たちからは疎まれていた。しかしなぜか俺にだけは良く懐き、
「兄(あに)さん、兄さん」と慕ってくれる可愛いやつだった。
「兄さん、ご無沙汰してました」「おう、Jか!元気に仕事してるか?」
「ええ、お陰さまで。兄さんも相変わらず良い仕事してるそうで、噂は良く聞きますよ。」
「よせやい。弟弟子のおめぇの方が先に一本立ちしといて歯ぁ浮くような世辞を言うない。」
「あれ?なんでお世辞って解ったんですか?」「このヤロウ!そういう事言いやがるのはその口かぁ!」
久しぶりの掛け合いだ。俺もJも大笑いしながら再会を喜んだ。
「で、どうしたい?親方に用でも出来たか?」「ええ、ちょっと...兄さんと親方にご相談が...」
「俺もか?だが親方はちょっと法事で出掛けてるから、夕方くらいに出直すか、
それか上がって待ってろい。おカミさんにも挨拶してけや。」
「あ、じゃあおカミさんに挨拶してから、また出直しますわ。」
そう言ってヤツはおカミさんに土産を渡して挨拶し、一度帰っていった。
夕方過ぎに親方が帰って来るのを見計らったように一升瓶を提げてJもやってきた。
「親方、ご無沙汰しております。お元気そうで何よりです。」
「おう、おめぇも良い面構えになったな。一本立ちしてから苦労も多かったろう?」
「はい、僕がどれほどお坊ちゃんだったか思い知らされましたよ。
あと、親方と兄さんの様な本当の意味での良い仕事が出来てなかった事も。
宮大工って仕事は、ただキッチリ美しく建てりゃ良いってモンじゃないんですね。
お客様だけじゃなく、神様仏様も満足してもらうような心掛けで仕事をしてなきゃダメなんですよね」
滔々と話すJに親方の顔も緩みっ放しだ。娘にしか恵まれなかった親方にとって、
弟子たちは息子も同然だ。その息子が立派になって顔を出せば感慨無量だろう。
「で、親方と俺に相談ってのはなんなんだい?」俺は気になっていた事を口に出した。
「はあ...それなんですが...」Jにしては妙にまだるっこしい。また、その尋常ではない雰囲気を俺も親方も感じ取った。
「言ってみねえ。黙ってちゃ解らねえだろが」親方が急かす。
「はい。実は...実は、Z神社の奥宮の修繕を引き受けてしまいまして...」
「「なにっ!」」俺と親方の声がハモッた。「おめぇ...そいつぁ...」俺は滲み出る脂汗を感じながら呻いた。
「あの、Z神社かぃ?間違げぇねえんだな...?」親方でさえ、声が上ずっている。
「一体どういうワケなんでぇ...」親方が手拭で汗を拭う。もう寒い時期だというのに、俺も上着を脱いだ。
Z神社。蛇神様を奉っている小さな神社で、現在では神主は居らず自治体の管理化に置かれている。
そして、この界隈の寺社やその関係者の間でまことしやかに噂されている強力な祟り神だ。
麓の村に先宮が有り、先宮から細い獣道を入り込んでいくと裏山の頂上付近に奥宮が存在する。
この神社には悲しい伝説が有る。
かつて平家の落ち武者がとある姫君を守りつつここまで辿り着き、Z神社に身を寄せた。
だが、当時の村人は源氏の追及を恐れて奥宮に匿った平家の武者を眠っている間に惨殺し、
また姫君を庇おうとした神主さえも殺してしまい、姫君を嬲り者にした挙句源氏に突き出そうとした。
しかし姫君は村人の目をぬい、自分を庇って殺された神主の骸を抱き抱え井戸に身を投げてしまったという。
そして、自らの代理である神主と動物好きな優しい姫を殺された事を怒った蛇神様が荒ぶる祟り神となってしまったそうだ。
その後、徳の高い神主さんが蛇神様の怒りを宥めて静まらせ、昭和中期まではその神主さんの家系が
神社を守っていたそうだが、その家系は何故か絶え、その後いつの間にか祟り神に戻ってしまったという。
それから何人かの神主さんが着任したが、恐ろしい目に遭ってほうほうの態で逃げだすか、
精神に異常を来たしてしまったものもいるらしい。また、修繕工事を行なう際にも必ず何か災厄が降り掛かり、
人死にが出てもいる。ただ現場で死ぬことは無く、仕事中に何かに噛まれてそれが直らず一月後に死んだとか、
ある朝首を縄のような物で絞められて窒息死しているのが見つかったとか、工事中に失踪してしまい
北海道で変死体となって見つかったなど、直接関係を見付け難い死に方なのでなんともしようが無い。
一時、取り壊そうという話が持ち上がったらしいが、その計画をしている時に関係者の変死・失踪が相次ぎ、
結局お流れと成ってしまった経緯が有る。偶然の一致としてしまえばそれまでだが、
仕事柄こういう事には敏感なのでここしばらくは誰も手を付けずに荒れ放題となってしまっている。
「・・・地元の寄り合いがあり、そこでZ神社の話が出まして...」Jが話し始めた。
Jの実家の神社はココから百キロほど離れた地方都市にあり、Z神社の有るS村はその隣だ。
「もう良い感じに酔っ払ってまして、僕はつい、兄さんの自慢話をしちまったんです。
僕の兄弟子にはオオカミ様が守り神さまとして付いているから、蛇神様なんて怖くないぞって...」
おい。ちょっとまて。
「そうしたら、その飲み会にはS村のヤツも参加してて、
それならその兄弟子とやらは奥の宮を修繕できるのか?と挑発してきて、
僕は当たり前だ!兄さんに出来ない仕事など無い!と断言しちまって...」
まてとゆーに。
「後日、それを聞いたS村の村長さんが正式に仕事を依頼したいと...」
「待て、おめぇまさかそれで仕事を...」口をパクパクさせている俺の代わりに親方が声を絞りだした。
「申し訳有りませんっ!」Jはガバっと土下座した。
そう、Jはお稲荷様騒動の時に取り憑かれ入院し、黒髪の巫女さんと、彼女にメキョスと踏まれている女の夢を見た男である。
「このバカやらああっ!!」親方が吼えた。同時にJの脳天に蹴りが入る。
もんどりうって倒れたJの首根っこを掴み上げ、ギリギリと締め上げる。「ギギギ...」Jのあげる妙な声で我に返った俺は
親方を羽交い絞めにして必死で止めた。必死に親方を引き剥がすと同時に俺の横っ面も張り飛ばされた。
「ここここここここのロクデなしないないないないがああああああ!!!」
完全に壊れている親方に「すんません親方!」と叫びつつ当身を喰らわせ、とりあえず失神させた。
このままでは親方自信がヤバイと思った苦肉の策だった。「何があったんだいっ!」「どうしたんですかっ?」
そして大騒動に驚いてやって来たおカミさんと弟弟子に親方を託した。
「大丈夫か、J。」真っ青な顔をしてゼーゼー言っているJに声を掛ける。
「兄さんこそ、鼻血出てますよ...」口の中も鉄の味だ。とりあえず二人して顔を洗い、おカミさんに事情を説明する。
そしておカミさんの入れてくれた茶を啜りながら話を再開した。
「断る訳にはいかないのか。」「...僕の親父も、それならワシがお払いしよう、とかいって
一緒になって受けちまって、もしこの期に及んで断ったりしたら...地元での一族の立場が...」
正直に答えるJ。ここで嘘や見栄を出さないのがコイツの良い所だ。
「しかし、なあ...」「兄さんはオオカミ様の所、最近参って無いんですか?」「いや、あれ以来三ヶ月に一遍は酒持って行ってるが...」
「それなら、守ってもらえませんかね?お稲荷様を簡単にノシてしまう方なんだから、蛇神様くらい...」
「しかしそれはあまりにも身勝手じゃないか?相手は神様だぞ。大体、あの時の事だって今じゃ自分でも信じられないんだから...」
それに、だ。確かに蛇神様はオオカミ様やお稲荷様よりも力は弱いと言われている。異論は多々有るが。
しかし、伝説によれば源平の時代から荒ぶる祟り神として恐れられてきたZ神社の蛇神様は果たしてどうなんだ?
また、蛇神様は最も執念深く、恐ろしい神様であるとも言われている。
「・・・着工は何時からの予定なんだ?」「もう今年は難しいので、来年からということで...」
「時間は有るな。とりあえず、なんとか手を考えてみよう。お前も出来る限り回避の方向で動いて見てくれ。」
「はい...それじゃあとりあえず帰ります。親方にくれぐれもよろしく伝えてください。」「ああ、解った。」
その夜、回復した親方に一発ぶん殴られてから、Jの持ってきた酒を二人で酌み交わしつつ相談した。
「あのバカが...ちっとは殊勝な事言うようになったと思った俺がバカだったぜ。ふんとに...」
「まあ、出来の悪いヤツほど可愛いって言うじゃないですか。」
「はっ!モノには限度があらあな!あれほどバカだとは...」
「親方。そういえばオオカミ様のお堂の保守を頼まれてましたね。」
「ああ、おめぇの仕事が良いんで別に傷んじゃいねぇが、もう七年近く経つからなあ。」
「それ、当然俺の仕事ですよね?」「当たり前ぇだあ。神主さんは元より、オオカミ様もきっとおめぇをご指名だろうが」
「明日から行っても良いですかね?」「おお、そりゃ構わねぇが...おめぇ、なんか企んでやがるな?」
「2〜3日、お堂に泊り込んでみようかと...」
「おいおい、そんでもし出てきて下さったら蛇神様退治を頼もうってんじゃねえだろうな?」
「いやあ、万が一姿を見せて下さったら、Z神社の祟り神がどんなもんだか聞いて見ようかと...」
ふうう、と親方はため息をついた。「まあ、好きにするさ。ただ、充分用心しろよ。相手は神様なんだからな。」
「はい、肝に銘じておきます。」翌朝、俺は道具と材料と寝袋を持ち、食料を買い込んでオオカミ様のお堂へ向かった。
続きは今晩11時頃に。
オオカミさん コテか鳥つけてくださいよ
俺の予想だが、さすがのオオカミ巫女も蛇神相手の戦いにはしり込みするが
大工の頼みとあっては断れず、凄絶な戦いの末に蛇神を倒すが巫女も深手を負い
大工の腕の中で息を引き取ると。
で、妻武器と長澤で映画化決定
親方がとてつもなくかっこいいな〜
職人とはやはり高貴な仕事だとあらためて思いました
ところで宮大工さんには黒髪の綺麗な
和風美人のお嫁さん(人間の)がいらっしゃるのかな?
オオカミ巫女様のお導きで
家のじっちゃんも宮大工で、小さい頃同じような話を聴いたな。
年取って体が利かなくなってくると、神社仏閣の欄間?の修復や
紋を一木で彫って作ってた。お守りしてくださったという神様を
自分が篭る山の小屋の中に祀り、本当に動けなくなるまでお神酒や
肴をもって参っていたよ。そこで泊まると朝方になると猪や狸や狐だろうか、
戸のすぐ前に栗や木の実や食べ物を置いていってくれたりしていたそうだ。
「ごんぎつねみたいだね」というと「みんな神さんだから撃ったりせんけどな」
と笑っていたのを思い出した。
>>487 じっちゃんが善人で神様を大切にしてたから、そういうことをしてくれたんだね
>>485 俺の予想ではさしもの大神様も長年積もった蛇神様の執念の前にピンチ
大工危うし!!って時に切れ長の眼をしたちょっと怖そうなおねえさんが
「こんなところでやられては困る」
「か、勘違いするなよ お前たちを倒すのはこの私なんだからなっ!」
と颯爽と顕れるよ
いやいやいや、人間は無力だが他力本願一本のオチはなぁ。
その村の村民一丸となり過去を悔い蛇神様と犠牲者を誠意を込めて奉る、キボン。
和魂にするも荒魂にするも人の心ひとつだと思うが。11時が楽しみメキョス。
蛇神様との戦いに、狼神からムカデの物の怪を紹介されて、
なんやかんやあって、決め手は唾をぬった矢であぼんぬ
495 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/25(月) 20:56:53 ID:iNU7N5C90
神無月を狙って留守中こっそり修理w
しかしそれでは根本的な問題解決にならないので
出雲の国でオオカミ様が他の出張中の神々と
いっしょに蛇神様をメキョス…じゃなくて説得
ところでZ神社のZって文字が蛇っぽいから?
ところで「大工」って放送禁止用語って本当?
部屋に何かいるスレのあるコテの人曰く。
出雲へ行くのはメジャーな神様だけらしく、全ての神様が行くわけじゃないそうだ。
御呼ばれしていない方はその場に留まってるらしいから、下手したらオオカミ様がお出かけしてて蛇神さまはお留守番て事もありうるかも。
500
>>498 ちょっと前に、神奈中バスに「私は大工です」って広告が貼ってあったが…
(481の続き)
正直、自分でもほとんどヤケクソだった。
大体、この時代に神様だの祟りだの、普通の人なら笑い飛ばすか呆れるだけだ。
だが、俺たちのような仕事をしていれば確かに人外の力を感じることが多々有る。
祭りなどでは必ずといって良いほど、亡くなる人が出る。しかしそれで慌てる関係者は少ない。
皆、予定調和のように感じている。「死人は、贄に選ばれちまっただけだ」と。
途中、街中でデパートに寄り、アクセサリー店を覗く。
昔、巫女さんに納めた銀細工の髪飾りを買った店だ。
作業衣姿のむさ苦しい男が昼間っからこんな所に来るのは珍しいのだろう、
俺を覚えていた店員さんが声を掛けてきた。
「ご無沙汰してます。本日は何をお探しですか?」
「ああ、どうも。髪飾りの良いのが無いかと思って。」
「前回も銀の髪飾りでしたね。奥様か恋人様はよほど綺麗な御髪をしてらっしゃるのですね。」
まさか神様(に仕える巫女さん?)にプレゼントするとは言えない。
「はは。まあ。」「こちらなどは如何ですか?」24金の高そうな髪飾りを見せてくれる。
だが、神様やその眷属は金よりも、白金よりも銀を喜ぶと言われる。
それになにより、あの美しい黒髪に金細工はミスマッチだろう、と俺は思い
「いや、今回も銀細工が良いんです。それも出来れば古風なヤツが。」
「はあ...う〜ん、最近はあまり古いデザインが好まれないのであまり置いてないのですが...
そうだ!ウチの本店に骨董部門が有ります。其処ならば、古いデザイン、ではなく本当に古い物がありますよ。ただ...」
「ただ、何です?」「いえ、骨董品だけにどんな謂れが有るか解らないモノも多いので...」
「う〜ん、まあそういうことを気にする事は無いと思いますが...とりあえず見に行ってみますね。」
「はい、それではお客様のことを連絡しておきます。場所は...」
場所は丁度オオカミ様のお堂を管理している神社からオオカミ様のお堂に行く道筋の途中だった。
どうせ神主さんにも聞きたいことが有ったので丁度良い、と思って車を走らせた。
まずは神主さんに挨拶し、今回の一件を説明する。
「えっ!Z神社!...う〜ん...」予想通り神主さんも絶句。心無しか怯えてもいる。
ここの神主さんは俺より10歳上でまだかなり若いが、とても熱心な方で既にこの周辺の神主さんの頭と成りつつある。
ちなみに、例の稲荷神社の神主さんはダメ親父で通っているが奥さんと娘さんがやり手で、
最近、娘さんが婿さんを貰い跡取りとなり、大分持ち直しつつ有るようだ。
「・・・ご存知かもしれませんが、オオカミ様の社は便宜上ウチが管理しているだけで私がアソコの神主というワケでは有りません。」
そう、この神社はこの地方では非常に珍しい犬神様を奉っている。オオカミ様ではなく、イヌガミ様だ。
オオカミ様の社はもう遥か前から正式な神主さんは存在していない。
「ですから、あのオオカミ様が何時の時代から奉られており、どう言う謂れが有るのか、ハッキリしたことは解らないのです。
それに、私もまだココの神主となってようやく八年、まだまだ自分のお社についても勉強するコトだらけで
オオカミ様のことをちゃんと調べておりません。しかし事情が事情ですから、バイトの巫女さんにも資料を探してもらって急いで調べましょう。
本日の夜までには何らかの答えを出せるようにしておくので、今晩はウチにお泊まりください。」
と言ってくれたので、今日はオオカミ様の社には荷物を置きに行くだけとした。
最近はちょくちょく来ているのでそう懐かしい感じはしないが、やはり俺にとっては特別なお社である。
長い階段を上り、鳥居の足とお堂が見えてきた所で俺の脚は止まった。
お堂の前に巨大な白犬がこちらを向いて座っている。しかし、その姿は見慣れた犬のそれではない。
あれは...まさしく...オオカミ...?「お、オオカ...ミ...様...?」体が全く動かない。俺をみつめる精悍な顔、涼しげな目元。
「あっ!」俺はそれを見つけ、思わず声を上げた。ピンと立った左の耳元に銀色の髪飾りが光っていた。
オオカミはつ、と立ち上がると「わおーーーーーーん」と澄んだ声で一声吼え、お堂の裏手へと走り去った。
俺はヘナヘナとその場に崩れ、しばらくは立ち上がることが出来なかった。
どれほどへたり込んでいただろうか、俺はようやく立ち上がると、持ってきた酒を納め、お祈りを捧げた。
時間を見るともう夕方の四時。神主さんの所を出たのが昼前だったのに、いつの間にか日が傾き始めていた。
ふら付きながら車に戻り、俺は神主さんの所へと向かった。
神主さんは、既にできる限りの情報を集めてくれていた。
それによれば、オオカミ様の社は伊勢神宮を元とする神明神社の流れを汲んでいるらしいという事。
つまり、天照大神の関係眷属である可能性が高い。そして、起源は古く、恐らくこの辺り最古の物であると。
神主さんは、「もしこれが事実ならば、Z神社の蛇神様よりも全てにおいて格上で有ると考えられます。
また、これほどの高位な神様では、あのお稲荷様はとんでもない方とコトを構えることになってしまい
びっくりどっきりオマケに真っ青だったと思いますよ。」俺は思わずプッと噴出し、Jの夢の事を話した。
神主さんは大笑いし、「あのお稲荷様も決して低位なワケでは有りません。その彼女を踏み付け、
その上に立ちニコニコしていられるとなればこれはもう相当高い位の神様でしょう。」と続けた。
また、俺は先ほど社で逢った白狼のことを話した。
「う〜ん、ただのでかい山犬かなんかという可能性も有りますが、現世に姿を現したとすると何かを伝えたいのでしょう。
○○さん、やはり明日からはお堂に泊り込んでみると良いかもしれませんね。」
俺は頷き、決意を固めた。そして、用意してもらった部屋で眠りに付いた。
俺は夢を見ていた。自分でもはっきり夢と自覚している、珍しい夢もあるものだなあと思いつつ回りを見回すと、
10歳そこそこと思われる可愛らしい女の子が二人、子犬のように転げまわって遊んでいる。
その内一人が俺に気付き、もう一人と何事か相談すると二人揃ってこちらへトコトコと掛けてきた。
「おじちゃん、だあれ?」良く見ると二人とも同じ顔。双子だろうかと思いながら俺は答えた。
「おじちゃんじゃないぞ、お兄ちゃんだぞ〜」「おじちゃん、○○さん?」
「だからおじちゃんじゃないって...なんでおじちゃんの名前知ってるんだい?」
「○○様だよね?」「...うん、そうだよ。」「わー!やっぱり!」「お姉ちゃんの言ってた通りだね!」「うん!」
「だーかーらー、なんでおじちゃんの名前知って・・・」「あのね、ナミお姉ちゃんが言ってたの。今日○○様が来るって。」
「そうしたら、ナミは耳飾を所望しますって伝えてねって言ってたよ!」「ナミお姉ちゃんって、誰だい?」
「とっても綺麗なのー!」「優しいのー!」「でね、○○様の事を...」「それは言っちゃダメー!」「あ、そうだっけ!」
「ちょっとキミたち...」「それじゃねーおじさん!」「さよならー!」「おーい!ちょっと待って...」
「くれえ!」・・・俺は布団の上に立ち上がり叫んでいた。時計は午前6時を指している。
「なんなんだ今の夢は...」妙に寝覚めが良いのを不思議に思いつつ、俺は寝床を後にした。
朝食を頂きながら、神主さんに夢の話をした。神主さんは味噌汁の椀を持ったまま身じろぎもせずに聞き、そして話し出した。
「ウチの神社は犬神様をお奉りしているのは昨日お話しましたが、本来の姿は二頭の異形神なのです。
あなたの夢に出てきた双子の女の子は、恐らくこの神社の神様でしょう。
そして、彼女らが話したナミお姉ちゃんとはおそらくお宮のオオカミ様、そして、イザナミ神ではないかと。」
「え、じゃあ黄泉比良坂の...?」「まあ、この辺りの古事記由来の神様は未だはっきりと解ってはいませんが、
イザナミ神は万物を生み出す創造神であり、また闘いの神でもあります。黄泉比良坂の話は
彼女の一部がクローズアップされただけですからね。しかし、イザナミ神だとすると伊勢神宮ではなく
出雲大社由来となるのだろうか...?」「ふむう、なるほど...」
・・・ぷっ!俺と神主さんは同時に噴出した。「あはははははは!」「わはははははっは!」
「いやー。神主さんも好きですねぇ。」「大学では結構オカルト博士で有名だったんですよ〜」
「なかなか凝った背景で説得力有りますよー!」「あははははは!」
ひとしきり笑った後、神主さんは突然まじめな顔に戻り
「でも、この神社の奉神の話は本当です。ですから、信じなくても結構ですが、昨夜の夢に沿って行動するとよいと思います。」
「はい、解ってます。それでは、オオカミ様のお宮の保守を行ないます。」「よろしくお願いします。」
俺は途中でアクセサリー屋の本店により、骨董の展示場を見せてもらった。
そこにはいわく有りげな装飾品や刀剣、鎧兜が並んでいた。
しばらく眺めるうちに、ふと夢の事を思い出した。・・・耳飾、か。イヤリングなんてダメだろうなあ...等と考えていると
装飾品の中で鈍く光った物が目に付いた。そちらを見ると、鈍い銀色の勾玉が二つ。
手に取ると意外に軽く、純銀では有るがどう造った物か中は空洞で有るようだ。しかし、繋ぎ合わせた跡も無い。
爪の部分に穴も開いており、其処にワンタッチの銀リングを通すと洒落た耳飾となった。
結構な高値だったが縁起物を値切りたくは無かったので言い値のまま買い求め、俺はオオカミ様の社に向かった。
お宮は神主さんによって良く清掃されており、保守と言っても各板の嵌め合わせがおかしくなってないか、
どこか浮いてきている所がないかなど、殆どすることも無く基本的な点検だけで終わった。
最後に綺麗に清掃し、お堂の中に銀マットと寝袋を敷き、簡単に食事を済ませた。そして午後九時を回ったので、
「さて、鬼が出るか蛇が出るか...」と不謹慎な言葉を呟き、俺は耳飾の入った化粧箱を握り締めながら
寝袋に包まり投光機の電源を落とした。
・・・しかし結局何も出ず朝を向かえてしまった。
化粧箱も握り締めたまま。あれええ?と思いつつもまあ一晩目だからなあ、と思い起き上がる。
なんか頬っぺたが痛いのは床に何度か打ちつけたせいだろうか?
寝袋をたたみ、とりあえず外に出て大きく伸びをしていると神主さんが階段を上ってきた。
「おはようございます、早いですね」「おはようございます、いやあやはり気になってしまって...うわっ!なんですかその頬っぺたは!」
「え?」「こりゃすごい...呪文の準備までしてたとは思いませんでした...」「はぁ?一体何を言ってるんですか?」
「そりゃこっちのセリフです。頬っぺたに古代文字を書き込むなんて凝ってますねぇ。どうやって書いたんですか?
っていうか、そりゃもしかして血じゃないんですか!?」
俺は急いで鏡を取り出して自分の顔を映し、絶句してしまった。左右の頬っぺたに古代文字のような物が書かれている。
しかも、おそらく鋭利な物で書かれたらしく、俺の血そのもので書かれているのだ。
だが、普通なら眠っているうちに血文字など崩れそうなモノだが、はっきり文字と解る形で残っている。
とりあえず顔を洗ってみると、血は取れたが薄っすらと古代文字のカタチにキズが残っていた。
「!」俺はふと思い立ち、勾玉の耳飾が入っている化粧箱を見た。開けた形跡は無い。そっと振ってみる。何か入っているが、
明らかに勾玉とは違う物の様だ。俺は化粧箱の包装を解いて、開けてみた。
そこには勾玉の耳飾は無く、代わりに長さ五寸は有る白い牙が入っていた。
二人してしばらく絶句していたが、ふっと神主さんが微笑んだ。
「おそらく、もうこれで問題無く蛇神様の奥宮の修繕は出来るでしょう。あなたがこの牙を持って工事に当たれば。」
「・・・そうでしょうか?」「ええ、間違いないと思います。それにしても、あなたは余程オオカミ様に気に入られたようですね。
もしかすると、イザナギの尊の生まれ変わりじゃないんですか?」「そんなバカな。もしそうならオオカミ様も気を使う必要は無いでしょう。」
「そりゃそうですね。」「なんにしろ、度胸一発、年明けから工事を始めて見ますよ。」「お気をつけて」
そして俺は道具を片付け、オオカミ様のお宮を後にした。鳥居を潜り、ふと振り向くと白いオオカミがお堂の前に座っている。
その両耳に勾玉の鈍い光を見つけ、俺はふ、と笑うと小さく「ナミさま、ありがとう。あと、工事の安全よろしく!」と呟いた。
俺のちょっと前を歩く神主さんが「なにか仰いましたか?」と聞いてくると同時に「わおおおおおーーーーーーん!」と澄んだ遠吠えが聞こえ、
驚いた神主さんは階段を踏み外し数段落っこちてしまった。
翌年明けから。
犬神様の神主さん、Jの実家の親父さん、例の稲荷神社の神主さんという異例の三社合同によりZ神社の修繕工事着工祈祷が行なわれ、
ウチの職人総出で道具と材料を奥宮へと運び込み、工事が開始された。親方と俺とJはレギュラーで仕事をし、
何人かの弟子が入れ代わりでやってくるのだが、その内S村の地元職人さんが無償で手伝いに来るようになった。
また、近所の住人も差し入れを持ってきてくれたり、荷運びを手伝ってくれたりした。
「俺たちの村のお社を直すのを、アンタたちだけに苦労させるわけにはいかねえ」「昔の償いはしなきゃなぁ」
等と言う職人さん達にJが「今更何言ってんだか...」といやみを言いかけた所で親方に数メートルぶっ飛ばされるなどハプニングも有ったが、
結局怪我人は親方にぶっ飛ばされたJだけという状況で工事は無事終了。奉納と慰霊の儀も無事に終わり、打ち上げを迎えた。
S村の村長の計らいで、関係者が皆近所の温泉宿に招待され、大宴会となった。
その席で、何人もの職人さんや近所の人がが「でっけえ白犬を何度も見掛けた。」「おお、耳飾なんぞした洒落た犬だったな」
「大きな尻尾の狐もいたよな。」「子犬が二匹、コロコロウロウロしてて可愛かったなあ」等と盛り上がっているのを聞きつつ、
俺と親方と犬神様の神主さんは酒を酌み交わしていた。ふと見ると、末席にしょぼんと座っているJがいる。
こっちに呼び、酒を飲ませながら「親方に怒られたからって何時までもくよくよすんなよ。」と慰めると、
「ええ...それも有りますが、実は昨夜夢を見たんです...。」「お、またか。どんな夢だ?」
「昔話した夢で、巫女さんに踏んづけられてた切れ長の眼のおねえさんが僕に馬乗りになってビビビビと往復ビンタするんです...」
俺と親方と神主さんはブハッと酒を噴出した。「周りには小さな女の子が二人いて、僕に バーカ、とか恥かし〜とか罵声を浴びせて...」
親方は相当ツボに入ったらしく、すげぇ勢いで咽ながら涙を流して笑っている。
「極めつけは、あの時の巫女さんがニコニコしながら僕の首をきゅうっと絞め、
こ ん ど ○ ○ 様 を 困 ら せ た ら と て も 良 い 所 に お 連 れ し て 差 し 上 げ ま す わ
って優しく言うんです...それで、朝起きたら...夜尿、してました.....」
「そ...そこっ!多分っ!黄泉っ!比良坂っっ!!」神主さんが痙攣しながら叫ぶ。
大笑いしている親方と神主さんを見つつ、俺はペンダントにした白い牙を撫ぜながら
「ナミ様、なんで俺の夢にはちゃんと出てこないんだよ...」と不満を漏らし、徳利に直接口を付け一気に酒を飲み干した。
長えよ
あと投稿すんなら一度にやれボケ
>>宮大工さん
良いお話ありがとう、楽しませてもらいましたよ。
今このスレで一番のボケが生まれた・・・
514 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/25(月) 22:49:55 ID:iNU7N5C90
宮大工さんありがとうございました。
楽しくなるお話でした。
ええわ〜〜オオカミ様のメキョスもいいけど、切れ長の眼のおねえさんのビンタ……。
切れ長の眼のおねーさんって、何故かヤンキー入った純情ツンデレ系ビジュアルで浮かんでしまうw
( ´_ゝ`) <いや、なかなかいい物を読ませてもらいましたよ。
ふ〜……もっと簡潔にできると思うんですけど
宮大工さんでもなんでもいいからコテつけて下さい
あぼ〜んするから
かなり漫画チックになったけど、面白かったよ。
1作目で?2作目からああ創作だなあと確信したけど
白いオオカミ+天照大神の関係眷属という一文=ゲームの大神
と連想できてしまうのでネタはもうちょっと捻ったほうがいいとオモタヨ
宮大工さん、めちゃめちゃいい話をありがとうございます。
目つきの悪いお狐様はやっぱりツンデレなんですねw
またなんかあったらぜひお願いします。
むう・・・期待して待っていたのだが・・・
面白かったです!
宮大工さんネタで映画の1本でも作れそうですね。
本書いてくれたら買うぜよ!
>ビビビビと往復ビンタ
水木しげるの漫画の光景が浮かんできたw
創作もヲタなノリも嫌いじゃないし実際面白いのだが・・・
確かに長すぎな気がする。
1本の話に14レス消費?ありえねぇよ。
専用スレ建ててやっとくれ。
蛇神様の情報は無いのかな?
ツンデレ狐姉さん
蛇神様に鞭で叩かれたい(*´д`*)ハァハァ
尾もしr・・・
いや面白かったんですが
あかん・・・
双子の巫女装束の女の子と言われると
音声がすんなりと金朋に変換されてしまう・・・
次は狸か猫又か・・・
はたまた最強の敵登場か!
ともかく、次も期待してますよ。
宮大工氏、スゲーよ。
ツボに入りまくり。
黒髪が素敵なオオカミ様
切れ長眼のお稲荷様
10歳そこそこの可愛らしい二人の犬神様
アニメ化決定してくれ。
529 :
偽大工:2006/09/25(月) 23:47:44 ID:Wfh9zmxa0
スマソ、実は俺は偽者だ。
なんか宮大工さんの文体が俺の同人小説の文体にマッチしてたのでつい調子に乗っちまった...
逝ってきまつ...
宮大工さん、ゴメンナサイ...
逝ってよし
お前最悪だよ
>>529 すごく面白かったけど、
ニセはいかんでしょー。
本物の宮大工さんのお話がもっと聞きたいです。
>>529 別に逝かなくていい。ただここには書き込むな
>>529 ところで3話あったけど、
あんたの捏造話は何作目からだ?
534 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 00:26:15 ID:FZJ8dfZEO
ん?神社にまつわる?
535 :
偽大工:2006/09/26(火) 00:27:56 ID:eLlbvcmn0
>>533 三話のみです。
二晩連続で宮大工さんが書き込んでいて、
しかも自分の小説に良く似た文体で、萌え要素満載だったのでつい想像力が広がり...
んで、夕方くらいに書いておけば本物が現れて釘を刺してくれると思いきや、
予告の時間に近付いても現れなかったものだから書いておいた続きをうpしてしまった。
以上、見苦しい言い訳です。
宮大工さん、まことに申し訳有りませんでした。
また、騙された皆さん、失礼致しました。
二度とココには現れません。
ごめんなさい。
536 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 00:30:48 ID:ELhNXrp70
宮大工さん、うちのハスキー(♀、真っ白、切れ長の目)を思い出し
とても楽しく読ませていただきました
うちのハスキーも余りに美しいので、神の使いのようだと喜ばれます
でも、夢の中でも巫女さんたちに怒られたいと思う人が多いでしょうね
わたしのお気に入りの神社は犬神=大口真神(オオカミ)となっています
やはり、ヤマトタケルの頃のかなり古い神様です
埼玉の三峰神社でも、狼が神使とされ「お犬様」を奉っていますね
>>536 >でも、夢の中でも巫女さんたちに怒られたいと思う人が多いでしょうね
書き込み中、この一文だけひどく浮いている件について
>>529,535
今日の話は偽大工氏の書き込みだったですね…。
話は面白く読ませて貰いましたが、
最後まで目から汗が出なかったはその所為でしょうか。
ちょっと残念(´;ω;`)
宮大工さん
GJ!
漏れも大工なんだが、数年前に仕事で山奥の祠建て替えた事あったけどなんもなかったな…orz
代わりに蚊に刺されまくったしw
やっぱ神様ってのは選ばれた人間しかお会いできないのか
普通の住宅では不思議な体験が沢山あるんだけどなー
でも山にまつわらなくてスレ違いなので書かないw
>>540 気付いてないだけで守られてるんじゃない?
蚊にメキョスされたらメキョスしかえせばいいわけだしw
542 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 01:21:06 ID:APCgJGQM0
え、三話目はなりすましさんの作なのかあ。
全体に宮大工さんにしては詰め込みすぎ&語りすぎな気はした。
あとサービスしすぎかなあ、と。しすぎはしらけるよ。
蛇神さまがどのように諌められた(?)かは知りたいとこだな。
。・。・°★・。・。☆・°・。・°(@⌒◇⌒@)/。・。・°★・。・。☆・°・。・°
宮大工さん、GJ!
本当にアリガトウッ(^^)ノ゛
メキョス
偽物最低!
道理でいつもと違って説明臭くて長いと思ったよ。
同人は同人でやってな。
本物さんがこれに気を悪くせずまた来てくれますように〜。
ニセと分かるまでは
「面白い」「いい物を読ませてもらいました」「ツボに入りまくり」
言ってたクセに
プッ
後味の悪い流れだ…
そうだね…
偽者の話もそれなりに面白かったけど、人の話ぱくって本人なりすましで
スレ住人だまして本物の宮大工さんの話に泥を塗る行為はちょっと、普通
常識のある人間ならやらないでしょ
急に冷水浴びせられた感じだ…
馬鹿だなぁ、
どっちもおんなじ香具師なのに
県県号号かい
読んでる奴のあたまぁワルカッタラ
書いてる谷津も針がないべさ
三話目は 偽宮大工さんの創作だったのか…
なんか最初の方(三話の始まりのあたり)で違和感を感じたのはそのせいだったのね
でも面白かった(´∀`)
あのなぁ、
最初から創作だろうがね?
オカルトも近頃じゃ地に落ちたな
良かった頃の山怖には、もう戻れないのかねえ…
>>551のような輩も出る始末で…
>>552 そこまで悲観しなくとも。
宮大工氏の話は素晴らしかったし、
しゅもくざめ氏と言う新しい語り部も増えたし。
まだまだ楽しみにしています。
ここで何か山にまつわる怖い話の一つでも出来れば一番なんでしょうが、
恐怖体験そのものが全く無いので、無念orz
>>529 文体はまぁ似てるかもしれんが、全体的に内容が軽いぞ。終始違和感感じまくりだった。
最初にJが親方と相談してるところのやりとりなんか、
「面白さを出してやるー!」とはしゃいでるのがありありと見えた。
あと、犬神の神主がはしゃぎすぎた。こんな神様を軽んじてる奴が神主でいいのかと思った。
文体なんて見かけじゃなく、中身磨いて来い。中身。
の割りには
ニセと分かるまではベタ褒めレスばっかだったけどなw
偽大工氏の話も面白かったけど
これに呆れて、本物の宮大工氏が来なくなったら残念だ。
他人の褌で相撲を取るなんていうのではなく
初めから断りを入れて他の創作OKなスレでやっていたら
これほど後味の悪さはなかっただろうな。
558 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 04:31:02 ID:cAgIC7Zo0
師匠シリーズも途中で作者が入れ替わってるらしいが
あっちは洒落コワ発で創作OKだからか結構受けがイイ!!
宮大工もシリーズ化を希望したいが・・・・・・・無理っぽいな。
>>555 親方らの相談のところのセリフの感じが「日本びいきの外人を〜」のスレに投下された
話の文体に似ているような気がするが気のせいか。
あんまり苛めるなよ。
>>544 >>557の言うとおり、宮大工氏が気を悪くしないかどうかだろ。
俺もネタをパクられたことあるけど、自分の話やキャラが愛されてると思ったけどな。
偽大工氏の話も長すぎだったけど面白いことは面白かった。
次はオリジナルのネタで投稿しくれることを楽しみにしているよ。また来てくれよな。
県県号号?
とても怖い話ですね。皆さん、何が怖いのかわかりますか? 言葉の意味よりもむしろ…。
あまりにも創作臭くて萎えかけたけど、偽者だったわけね
NWなみの長文だなぁW
( ̄□ ̄;)マサカ!!
面白いとは思ったが出来過ぎとも思った・・・ら、案の定偽者創作ってことで納得。
別スレで会いましょう
本物登場に期待
>「大きな尻尾の狐もいたよな。」
今度は、お稲荷様も一緒に宮大工さん達を守ってくれたんですね。
祟り神になった原因は村人側だったんだし、
元々邪悪な神様じゃなかったんだろうな。
>「子犬が二匹、コロコロウロウロしてて可愛かったなあ」
こいぬハァハァ。きっと真っ白な、日本犬の…こいぬ。
想像しただけで萌えしにそうでつ。
568 :
甘味1:2006/09/26(火) 13:45:19 ID:G1q6ESe40
故郷の山の麓、割れ目から清水の湧き出る大岩がある。
表向き、信仰の対象はこの大岩で、太い注連縄がめぐらされており、
直ぐ側の賽銭箱のある小さな祠は便宜上と思われている。
だが、その実は、祠に祀られた諸刃の劔がご神体らしい。
盗難防止のため、祠の劔はレプリカで、本物は管理をしている神社に
あるとも、はたまた分祀なのだとも聞いているが、
祠にあるものの方が本物との噂も、既に盗難にあったという噂もある。
手洗い場に引かれた清水で手と口を濯ぎ、大岩に柏手を打って詣でた。
祠へも賽銭を投じ、もう一度詣でる。
甘味の好きな神様といわれており、人里離れているというのに
祠の前に菓子類の絶えた事は無い。
子供の頃を思い出して、供えてある物の中から飴を一つ貰った。
祠の下がりものを食べると一年間、風邪を引かないというご利益がある。
本当にあらたかであったと思う。子供の頃は風邪とは無縁だった。
そこはいつも風が強い。悪い風を追い払ってくれるのかもしれない。
569 :
甘味 2:2006/09/26(火) 13:45:50 ID:G1q6ESe40
後日、この祠の秘密の謂れを聞いて、何とも苦い思いをしたが、
両面のある神様は珍しくない。感謝は忘れまいと思う。
遠く離れた京都で、とある有名な祭りが行われる期間。
この祠の劔に捧げ物をして祈れば、願いが聞き届けられる事があるという。
海の物、山の物、酒一升、米一俵、平絹一反。上等な甘味。
錦絵なども喜ばれるそうだ。
神意を確かめる為に、兎を一羽、籠に入れて一緒に納める。
聞き届けられれば、兎は籠の中で冷たくなっている。
聞き届けられなければ、兎は元気にしている。
願うのは、必ず報復でなければならない。
兎は全身の骨が砕かれ、だが恍惚とした表情を浮かべているそうだ。
実際はその正しい祝詞、しきたりは忘れ去られてしまっているという。
確かに人死にが出たなどは聞いた事がない。
「それでも、多少の仕返しなら、聞き届けてくれるよ。
ほら、選挙の後に助役が耕耘機に挟まれて、足を折ったことがあったろう。
あの時は、豪勢な菓子が上がっていたっけなあ。」
話の締めくくりに、爺様はあんまり言うなよと、言った。
人を助けもするが命を奪う事もする
神様ってそういう冷たさが怖くもあり魅力でもあるなあ
いい話をありがとう!
創作スレ作ってそこへ投下しろ
山にまつわる話ならええやん
創作は他スレなんつってたらこのスレ無くなるわけだが。
誰某から聞いた話の場合、聞いてここに投下する本人は本当の話と
信じ込んでいても、実際はその誰某の創作という事もある。
厳密にどれが本当で嘘とか誰にも判らんわけで、創作はどっか逝けとか
杓子定規にしてしまうのは興醒めというか、こういったスレの趣きを
楽しめないって感じがする。
その意見は概ね賛成だけど、最後まで創作であると明かしては欲しくないな。
メキョスと騙して欲しい。
576 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 15:17:13 ID:UB/yhSNj0
有名な都市伝説とかならともかく
創作創作うるさいレスは、つまらんな。
「事実は小説よりも奇なり」を楽しむ場所が
オカ板の側面だと思う。
それはそうと
>>575のメキョスの使い方は俺は認めん。
投稿者がレスすんの無粋のようだけど、かくお(^ω^ )
普段は一ROM者だし、掟破りだおw
>>570はありがとうお。
創作ウエーブの風に乗ってブーンしたお( ^ω^)
神罰メキョスwwされるのww恐いおwwwうえww。
>>575には悪い事したが、
あくまでも創作ってことですまんお。
創作ではあるが一部あqswでfrgtyふじこlp;
579 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 15:44:22 ID:UB/yhSNj0
いきなり、凄い力量を感じ鱒です。
「神・仏は命を救うことも、奪うことも
する」
納得です・・。
宮大工とか、本怖スレの師匠シリーズ、コトリバコなどラノベみたいなのは
専用スレ立ててやってほしい
ラノベ嫌いじゃないけど、アニメや漫画みたいなセリフがでてきたり
いくらなんでも演出過剰だろ、みたいなのは正直萎える
とくに今回の偽宮大工さんの話は萌要素まである始末
実体験が一番面白いがな。
今まで執筆人に恵まれすぎたな。
皆さん共通の空気をお持ちだった。
別にラノベやマンガを否定するわけじゃないが
ここは「民話の里」だったのじゃ・・・。ドッペンパラリのメキョス。
まぁ萌えといえば、あの雷鳥さんだって過去「美幽霊にヒザマクラしてもらった」とかいう話を書いてたしなー。
縁遠いオイラにはウラヤマシスw
この話はちょっと微妙なラインの話であるし、あまり話していい事ではないです。
だから致命的だと思われる箇所の話はぼかして書くし、ほとんどの人が「オカルト」としてではなく
別の意味で信じない事があるだろうし、最初から割と平易な書き方で書くので
質問とかされても答えないし、答えられないのでよろしく。
場所はC共和国の北部山岳地。ちょっとした事情で地元の軍隊の小隊を訓練する為にアドバイザとして参加してました。
というのは表向き。実際はアドバイザ兼小隊指揮を取らされてゲリラ潜伏地帯への偵察をやっていました。
あっちの地方のゲリラってのは山岳地帯にキャンプ張っている事が多くてそこで麻薬を作ったりもしてます。
しかしそこの位置が問題でして、かなり国境に近い位置に張ってます。だから偵察に行く前に会議をして
戦う為の決まり事、っていうのを聞かされました。A地点(仮)に行くまでは、絶対に発砲してはならないってのが主旨。
もともと政府とゲリラの癒着が激しいので会社と一部の官僚が談合したこっそりやらないと行けない仕事だったので、
下手に不正規の撃ち合いを国境近くでやって刺激したくなかったようです。
で、まぁ目的地まで徒歩で4時間くらいのところでトラックからおろしてもらって
鉄砲もってこっそりこっそり夜の山の中を進んでいった訳ですが。
その途中でみんなが不審な声が聞こえると言い出した訳ですね。
向こうの言葉で、大体の意味としては「死ね」とか「死んだ」とか、そういった言葉とか、「ひどい」とか。
こちらとしてはとても困ります。敵側の偵察か、もしくは他の勢力か?撃ったらまずいし…でも防御はしないといけません。
とりあえず全員氷のように固まって隠れました。するとしばらくするとガサガサやりながら何か
近づいてくるんですね。同時に「撃った」とか「殺す」とか、そういう言葉も近づいてくる。年とった人によく見られる言葉でした。
コンタクト、ですね。ほぼ全員がその「何か」に銃を向けて隠れて固まってました。
すると出て来たのは角が生えてる巨大なイノシシ?でした。暗視ゴーグル越しだったのでやけに目が爛々としてたのをよく覚えてます。
山にこんなんいるのんか?と誰もが思ったと思います。しっかも角がやたらとでかい。
みんな声もださず固まってると、「違うな」と、そのイノシシ?が言ってまた山の中にかえっていきました。
なんでイノシシがしゃべるのか?それはわからないけれど、しわがれたじいさま見たいな声でした。
イノシシは我々の進行方向に帰っていったので、我々はその後を付ける形になったのですが、進んでいくと地図にはないキャンプか集落?
のような物があり、10数体の骸骨が転がってました。多分、ゲリラの戦死体だと思いますが、その中に明らかにおかしい物がありました。
牛か何か?(私の推測ではさっきのイノシシだと思いますが)の白骨体がありました。明らかに爆弾や弾丸で殺された死体です。
角に突き刺さった人間の白骨死体もありました。
なんか見た感じその牛かなにかとゲリラが戦った後、の様にも見えなくもない様な…
結局の所撃ち合いもなかったし、平和な仕事でしたが、当時私が面倒を見た小隊の人々は、未だにあの事はよくわからないと言ってます。
報告書にも単純に「XXXXXX近くでゲリラの白骨体と動物の白骨体を確認」と書いただけですし。
もののけ姫のアレ…というには似てなかったですが。
仕事場が自然の中でも山ではよくわからん事も多いです。
587 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 19:38:07 ID:MFOUThbT0
(・∀・)イイね。
火薬庫の近くの国だね。多分。
知人F夫妻の話
彼らが独身の頃、ドライブ中の山道で懸命な身振りで停車を促す男性に逢ったという。
車通りの少ない山の中、トラブルなら放っておけない。二人は同意のもと車を停めた。
バッテリー切れらしく、助けてあげると何度も礼を言って立ち去った。
二人は少し休憩をして出発したのだが、暫く走ると同じ男性が、また停車を促していた。
何だろう?と話しつつ停車すると、すまなそうに話かけられた。
『すみません、バッテリーが…』
F氏は驚いたが、先程の処置が不十分だったのだと思い再び快く充電した。
『いや〜助かりました』
何度も礼を言う男性を二人は無言で見送った。処置ミスという考えは完全に消えていた。
男性の表情、言動、全てがVTRのように同じだったという。互いに、幽霊?と思ったそうだが、相手
も同じ考えだと手に取るようにわかり、敢えて口にしなかった。変な悪戯だなとF氏がぎこちなく
笑うと、夫人は冗談ぽくではあるが、次は停まらないでと釘をさした。
緊迫と和やかさの交じった空気は、車を走らせた15分後には恐怖に変わった。
全く同じ動作で停車を促す男性の姿が見えたのだ。
唯一、違ったのは、二人が車を停めなかったことだけだった
592 :
宮大工:2006/09/26(火) 20:41:45 ID:SDvdusjR0
とある秋の話。
俺の住む街から数十キロ離れた山奥に有るA村の村長さんが仕事場を訪れた。
A村の氏神である浅間神社の修繕を頼みたいという。
A村は親方の本家が有る村であり、親方は直ぐにその仕事を引き受けるかと思いきや、
なにやら難しい顔をしている。村長さんが必死で頼み込んでいるのを横目にしながら、俺は欄間の仕上げをしていた。
村長さんが帰った後、俺は親方に呼ばれた。ちょうど担当の現場を終えた所で手が空いていたので、
きっとA村の仕事を指示されるんだなと思いつつ親方の前に座った。
「○○、頼みてぇ事が有る」「はい、A村の浅間神社の修繕ですね。」
「バッケやろう!先走るんじゃねぇよ。・・・済まねぇが、俺が今やってる現場を引き継いでくれ。」
「えっ!」俺は愕然とした。親方が、自身の手がけている現場を途中で止めるなんて有り得ない。
数年前、交通事故で大怪我し、入院した時でさえ車椅子に乗って現場に来て、
終いには這うようにして仕事して医者を呆れさせた御仁である。
「引き受けたからにゃあ、死んでも半端な事は出来ねぇ。それが男ってもんじゃねえか」
親方の口癖だ。俺はそんな親方に惚れ込み、弟子入りしたのだ。
「親方、どうしたってんです?親方らしくないじゃ有りませんか。」
「うるせぇ!んなこたぁ俺が一番解ってる!おめぇは黙って従ってりゃいいんだ!」
・・・もうこうなったら親方は梃子でも動かない。「・・・解りました。じゃあ現場の状況を教えてください。」
「おう、今は柱を仕上げた所までだ。床張りは...」
A村は人口数百人の過疎村で、住人は老人が多く周辺を山に囲まれた小盆地で、
どこから行くにも一つ二つ山を超えねばならないので、普段は村外の人間はあまり出入りしない。
また、それだけに排他的な村でもあり、仕事でも無ければ足を踏み入れる事は無い場所だ。
A村の氏神である浅間神社は本当に村の山裾どん詰まりに有り、裏手は鬱蒼とした深い森である。
その夜、帰ろうとした俺はおかみさんに呼び止められた。
○○、ちょっといいかい?」「あ、おかみさん。なんでしょう?」
「実は、ウチの人の事なんだけど...」
おかみさんの話を聞いた俺は驚いた。親方の本家はA村で一番の旧家で、現村長さんは親方の実の長兄だという。
また、次兄は浅間神社の神主だとの事。ただ、その浅間神社というのが実はちょっと性質の悪い神様で、
普段は良いのだがちょっとした不手際等があると一族や村に不幸を起こす事が有るという。
そして、どうも最近不手際があったらしく、そうとう怒っている様なのだと。
その怒りを鎮めるには社の修繕をして鎮蔡を行うしかないと。
しかしその修繕作業の最中に、必ず職人が一人連れて行かれてしまうらしい。
「ここ何十年も不手際はなく、氏神様も静かだったんだけどねぇ...。」
「それで、親方はどうする積りなんです?」
「一人で修繕をするって言ってんだよ。そうすりゃ、連れてかれるとしても俺だけで済むじゃねえかって...」
「親方...」俺は胸が熱くなった。そう言うことか。それなら、親方だけにやらせはしない。
「おかみさん、この件、俺に任せてくれませんか?」「お前さんにしか頼めないんだよ、こんな事...」
俺は一晩案を練り、おかみさんにいくつかお願いをし、準備に取り掛かった。
三日後、親方は一人でトラックに乗り、「しばらく帰らねぇ。留守中は○○に全て任せる。」
とだけ言い残し、A村へ向かって出発した。
その後、俺は直ぐに弟弟子のX(お稲荷様に取り憑かれた男)に
「それじゃあ、各現場は打ち合わせた通りにな。なんか有ったら、
おかみさんに本家に俺宛で電話してくれるようお願いしろ」と指示し、
オオカミ様の社を管理している神社へと向かった。
そして神主さんに事情を話し、以前頂いたお守りをもう一度祈祷して頂き、
魂を込めて貰う為にオオカミ様のお社を目指した。
数ヶ月ぶりに訪れるお社。ここに来ると本当に落ち着く。長い階段を上り、オオカミ様の灯篭に挨拶し、
落葉の絨毯で紅く染まった地面を踏みしめながらお堂の前まで行く。どこからか微かに良い香りが漂ってきた。
そして、俺はお堂の前に守り札と酒と、新しい髪飾りを納め、祈祷を済ませた。
髪飾りは、以前奈良に出張した時に発注しておいた、
とある女職人さんの手作業で創って貰った蓮の花をデザインした純銀の髪飾りだ。
何時も髪飾りばかりで能が無いとは自分でも思うが、俺にとっての彼女のイメージは美しく長い黒髪である。
何処に出掛けても彼女に似合う髪飾りを何時も探していて、
結局一流の職人さんに手創りしてもらったものを手に入れたのだ。
守り札を持ち、帰ろうとするとさあっと一陣の風が吹いた。
俺は階段を下り始めた所で風に晒され、あの時と同じ気配を感じた。
確信を持ちながらすっと振り向くと、紅い落葉が風に舞い踊る中、お堂の前に真白な彼女が佇んでいた。
いつかと同じ代わらぬ姿で、いつかと同じ涼やかな微笑みで。
彼女の美しく長い髪には、先ほど納めた蓮の髪飾りが光っている。
俺は駆け寄りたい気持ちを押さえ、深く一礼した。頭を上げると、たおやかなその姿は消えていた。
俺は車を走らせ、A村の浅間神社へ着いた。
親方のトラックはまだ無い。おそらく、まず本家に寄っているのだろう。
俺は自分の車から道具を出すと、早速傷んでいる個所をチェックし始めた。
一時間も経った頃、親方のトラックが坂道を上ってきた。「あっ!」親方の声が響く。俺の車を見つけたのだろう。
ドドドと言う足音を立てて親方がお堂まで掛けて来る。そのままの勢いで俺はぶっ飛ばされた。
「何やってやがるこの大馬鹿野郎がぁぁっ!」親方が鬼の形相で怒鳴る。「てめぇ、かかあに聞きやがったな…!」
真っ赤な顔でぶるぶる震える親方に俺は言った。「俺は仕事始めちまいました。もう遅いですよ。さあ、とっとと片付けちまいましょう」
「この…馬鹿がぁ」「親方、俺は貴方を親父と想っています。親父が命懸けの仕事すんのに、息子が何もせんなんて許されんでしょう。」
「この…馬鹿野郎・・・おめぇなんざ、日本一の大馬鹿息子だぁっ!勝手にしろいっ!」「はい!勝手にしますとも!」
ふうとため息をつきながら「道具を取ってくらぁ」と背を向けかけた親方に、「あ、親方、これを。」と俺は守り札を手渡す。
「おお、参ってきたのか...あれ?おめぇの分が無えじゃねえか?」
「俺には、お札は必要無いんですよ。」なぜかちょっと照れながら俺は答えた。
「けっ!惚気やがって...」親方はふっと微笑い、道具を持ちにトラックへと向かった。
俺と親方の息の合い方は半端ではない。お互いに、声を掛ける必要も無く仕事は進んでいく。
また、親方は通常の修繕仕事であれば図面をまったく必要としない。
ほぼ目測で切る板が、全く隙間無くピタッと嵌りこむ。修繕作業は見る間に進んで行った。
夜は親方の本家に泊まり、打ち合わせの後は毎晩宴席だ。俺は家族同然に接して貰った。
数日後の夕方、何時ものように俺と親方が社に篭り、天井裏の作業をしていると突然親方の乗っていた梁が落下した。
しかし床に叩きつけられる瞬間、親方と梁が一瞬ふわっと浮き、静かに着地した。
「始まりやがったかな...」という親方に「問題無いですよ。俺たちは守られてるんだから。」と答えると親方は頷いた。
夕方、社から帰ろうとする俺と親方の車の前を塞ぐように、道に太く長い蛇がとぐろを巻いていた。
蛇は鎌首をもたげ、シャーと威嚇してきた。クラクションを鳴らしても、全く退く気配は無い。
仕方ないので俺が追い払おうと車を降りた瞬間、蛇が俺めがけて飛び掛ってきた。
「うおっ!」俺は飛び退いたが、足を取られ転んでしまった。「○○っ!」
親方が叫び、俺が起き上がろうとしたとき、再度飛び掛ろうとした蛇が突然弾き飛ばされ、ぐったりとなった。
近寄ってみると、頭を完全に潰され息絶えている。直後、突然ガサガサっ!と草叢を掻き分ける音がし、
何者かが深く茂った森の中へ掛けていく音がした。ダッ!更にそれを追って掛け出す気配。
俺と親方が息を飲みつつ耳を欹てていると、森の中から獣同士が争うような、
しかしとてもこの世のものとは思えない雄叫びが聞こえてきた。
「ゴルルルルルルル...グルワァッ!」「ウオキャーッツ!キーッ!キーーッ!」
しかし間も無く「ギキキィーーーーーーッ!」というつんざく様な叫び声を最後に、夕闇の中に静寂が戻ってきた。
「・・・勝ったのかぁ...?」親方が呟く。「ええ、恐らく...」
「・・・○○、帰ろうや。」「・・・はい。」俺と親方は車に乗り込み、本家へと向かった。
次の日は日曜であり、昨日の今日なので親方が「今日は休もうや」と言って、二人でゴロゴロと寝て過ごした。
その夜、A村の長老でもある親方のお袋さんが珍しく宴席に降りて来た。
そして、俺の顔をまじまじと見つめながら「神様が惚れる男はやっぱ面構えが違うのう。
よく見りゃあG(親方の名前)に良く似とるわい。」と言い、かかかと声無く笑った。
親方が「そりゃあ俺の息子みてえなもんだからな。似るのは当然だぁ。」と答えた。
少し間を置き、お袋さんが「G、もうお宮さんの修繕で誰かが連れてかれる事は無いじゃろ。」と呟く。
次兄の神主さんも「うむ、そうだな。やはりおっかさんも見ましたか。」と頷いた。
「ああ、見たよ。面白いもんをなぁ。」「しかし、まさか社の神様があんなことになってたとはなあ...」
俺と親方はちんぷんかんぷんだ。「おい、兄貴!おっかさん!いったいなんだってんだ?」
「ふむ。話してやろうかねえ。」お袋さんが語り始めた。
昨夜、おふくろさんと次兄の神主さんの夢枕に
古事記に出てくるスサノオの様な男を従えた髪の長い巫女様が立ったそうだ。
その左手はボロボロになってしょぼくれている大猿の首根っこを掴んでいて、
「この悪猿が氏神を騙して封じ、300年ほど自分が氏神として収まっていたのです。
しかし先ほど取り押さえ、きつく戒めましたのでもう大丈夫です。
これからは本来の氏神である彼がお社を守っていくでしょう。」と仰ったと。
お袋さんと神主さんは、ははーっと平伏した。しかし、お袋さんは気になった事を尋ねてみた。
「しかし、貴方様はこの土地に縁の有るお方とは思えんのですが、
何故わしらの氏神様を助けてくださったのですじゃ?」
神主さんは真っ青になって「おっかさん!何言っとるんじゃ!」と諌めた。
「いいえ、私は有る方の身を守る為に来て、その結果この悪猿を懲らしめる事になっただけです。」
「ほう、そうでしたか。その有る方ってのは、貴方様が御髪に飾っとる銀蓮を納められたお人ですかのう」
神主さんは、もう夢の中で卒倒するかと思ったそうな。
「するとな、巫女様は見る見る真っ赤になって、「と、とにかく、もう心配ありませんので!」
と言って消えてしまったんじゃ。後には気まずそうな氏神様とヘロヘロの悪猿が残っとった。
じゃが、赤くなって恥かしがる神様を見られるなんて、ほんに長生きはするもんじゃのう。」
と言って、かかかかと声無く笑った。「ぶはっ!」突然親方が噴出す。
それと同時に、聞き耳を立てていた宴席の面々が一斉に笑い出した。
俺は、多分真っ赤になっているだろう顔色を隠す為、コップ酒をきゅっと煽った。
連ドラ化決定?
巫女さん事件です!
>>589-590 山で同じ事が繰り返されるというのは昔からある話で、狐狸の類とされているけど、
この話は何か雰囲気が違っていて怖いな
こんどは誰だ。本物かw
601 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 21:31:34 ID:tbOCfbkz0
また偽者臭いなw
話が出来すぎてる
うん。コミカルすぎる。
「山にまつわる怖い話」というより「モテモテ宮大工怪事件簿」になってきてるので
そろそろ創作板で腕をふるわれては?喜ばれますよ?
603 :
偽大工:2006/09/26(火) 21:51:45 ID:eLlbvcmn0
宮大工さんキター!本物...アワワワ・・・
俺の創作小説とはやはりクオリティが違いすぎる...
ああ...俺のせいですっかり皆さん疑心暗鬼に...
この感じ、間違いなく本物だと思いますよ。
二度と出てこない約束を破ってすみませんが、今度は俺じゃ無い事を伝えたくて。
宮大工さん、重ね重ね申し訳有りませんでした。
本物なの?
でもツンデレなの?w
>603
もう出て来ないって言ってなかったか?
塚、1〜2作目はほのぼの不思議路線だったのに
3作目はなんで偽といい、本物(?)といい、
マジカル萌え娘路線なんだ?
なんか疑り深い性格になりつつあるなw
606 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 22:04:09 ID:FZJ8dfZEO
モノホンキタワァ
内容と文調の雰囲気がなんとなく北村薫っぽい
ただ残念なのが酉割れしてるところかね
次も期待してます!!
>>603 お前、もう来ないんじゃねぇのかよ
ウゼェから、さっさと消えろ
宮大工だったじっちゃんの話にも宮大工さんのような話があった。
昔はお寺の中に鳥居があったり、神社の中にお寺さんがあったり
したそうだが、廃仏毀釈で仏像が叩き壊されたり燃やされたり、祠が壊されたり
して魂抜き?もしないままに放置されている神社仏閣が多数あったそうだ。
まだまだ村の長老の意見が重要視されていた頃、天変地異など土砂崩れ
鉄砲水、山雪崩などがあると、「山の神さんの守りがなくなったせいだ」という
長老の一言で放置されていた祠を修復するような依頼が来たりしたそうだ。
そんな時じっちゃんは手入れをする一ヶ月から三ヶ月前から守り神として
祀っていた自分の山小屋に修験者のような格好をして入り、時には滝に打たれ
たりして禊ぎのようなことをして仕事に入っていたらしい。
「神さんに関わる仕事をするには生臭い体では失礼やからな」といっていた。
「怖くないの?」と聴くと
「寝てるとな、色んなんが話相手になってくれるからの、面白いわ」
と豪快に笑っていた。今もその山小屋はあるが、いつの間にかそこに
よりしろが掛けられてあった。
じっちゃんの最後は周りを見渡しながらニコニコしていたから、今頃
そこにお仲間と一緒にいるのかもしれない。
宮大工はなるものではなく、なるように生まれてくるものだという
じっちゃんの言葉を思い出したよ。
偽者さん、そこで出て来ると更にみんな疑心暗鬼になると思うよ?
でも・・・そこまで神様に惚れ込まれた人が結婚する事になったらどうなるんだろ?
もうご加護が無くなるのかな?
今回もライトノベルのような展開だな
本物じゃない予感
おまえら馬鹿じゃね
本物もニセもあるかよ
書いた人間の特定に何の意味がある?
面白いかつまらないかだろ
じゃあ
ちょっとつまらんかった
じゃあ
偽者が出てきたせいで、本物も信じられなくなった。
宮大工シリーズで単独スレたてて
>>609とかの周辺話を集めてみたらいいんジャマイカ?
そんでもってネタ切れ防止で二次創作もアリってことで偽者歓迎とか・・・・・ヤッパムリカ?
616 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 22:30:56 ID:yz5mP9IT0
>614
禿げ同
偽が出て来たタイミングが、なんか自演くさい…
あなたが信じられなくなったって・・・
恋人かよw
本物の宮大工さんも最初からちょっとラノベっぽかったよ
神様の使い(最初の話じゃ主の使いって設定だった)
が人間の男に膝枕ってのは違和感あった
宮大工さん、本物でも偽物さんでもいいんですが、そろそろ創作板か神社スレに行かれては?
長文、セリフの言い回しがちょっと、このスレとは合わないような…
宮大工さんって、もしかして本名はトンプソン?
622 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 22:46:57 ID:D1UzX5k30
3、4話目は、創作した状況説明をセリフに頼りすぎててるから
軽薄っていうか、後読感の底が浅い。
なりすましして楽しいのかね?
本物の書き手に対してもそうだけど、
山の神様(?)に対しても失礼だとは気付かないのかな?
ああもうグダグダ('A`)疑心暗鬼ウザーだ。
書き込みが減りつつあって閑散としかけて所に
せっかく賑わい出してたのに、何でこう無粋な事を・・・
偽もおハナシとしては面白かったんだけどね。最後までシラ切って耐えられないならするなと。
わざわざ偽者でしたごめんなさいなんて、そのこんじょなしが一番の罪だ。
本家にゴルァされるの待ってたのも甘くね?騙りたいのか、叱られたいのかどっちやねん。
怖い話ってのは創作も真実もあいまいなラインな所を、あえて黙って楽しむんでいいじゃないだろか。
だからこそ書き手は節度があって欲しい。やりすぎると叩かれてもしゃーないだろう。偽さんに限らずね。
>>616 南米だかどっかに自分の口を貫くように牙や角が
生えるイノシシがいるよ。牙だらけというか、メシ食うの
大変だろーなって感じの牙なのよ。そーゆうタイプのかな?
後、今回のはホンモノさんだね。親方と俺との掛け合いがいい。
それと…ニセさんをここから追い出すななんて無粋な事はしなくても
いいだろうよ。山のカミサンの不思議な話が聞けりゃそれでいいじゃないか。
そんな折れは実家が山の中だったんだが住んでいる間は
なんにも不思議な事は無かったなぁ。夜は明かりが少ないもんだから
星空が奇麗に見えたって事と挿されるとすごくカユクなる蚊がいたって
事を思い出すなぁ。
>ビビビビと往復ビンタ
水木しげるかよw
宮大工さん
>>592でいきなりトリバレしてます。
次回書くときはトリ変えした方が良いかと。
空気も読まずに、現場監督に聞いた話しちゃうんっすけどね。
治山工事で小さいダムを作った時に、工期オーバーしてしもたんで
途中まで出来上がった段階で県の検査を受ける事になりました。
その際、ちょっとでも多くの金を早く貰おうっちゅーわけで
ギリギリまで生コン打ってジェットヒーターで養生して…と
典型的な突貫作業をやった挙げ句、型枠バラしたのが検査前日。
そんな涙ぐましくもガメツい企業努力も虚しく
検査では最後に生コン打った箇所の強度が出なかったんです。
検査官が打ったシュミットハンマーが「ポコン」と嫌〜な音を立てて
あり得ないくらい低い数値を示したのが運のツキで
現場監督がアワ食って計り直しても、結果は似たり寄ったり。
どー考えても、内部にデカイ空洞があるとしか思えません。
「ハイ!やり直し〜」
キレ気味に現場を去ってゆく検査官を見送った監督は、とりあえず
若手の人夫を軽くどつく→生コンの会社に苦情の電話をブチ込む
という典型的な土建屋式トラブルシューティングを行ったうえで
(空洞が大きい場合はモルタルを充填しても上手く一体化しないので)
問題の箇所を一旦壊すことにしました。
ただし、原因が何かを突き止めるために慎重に。
コンクリートを割ってみると確かに内部に空洞がありました。
高さ1m強、幅60〜70cmくらいの体操座りをした人型の空洞。
逃げ出さずに残った人夫を集めてミーティングしましたが
そんなもんの原因なんか分かるハズがありません。
ドロドロの生コンの中に人が入り込んだとして
固まる前に外へ出たら空洞はできないし
かといってそのまま居たら即身成仏が残っているハズ。
「えらい災難やで。社長に怒られるわ、追加の賃金は自腹切らされるわで
幽霊か化けモンか知らんけど、人の迷惑考えろっちゅーねん」
「ほな、結局原因不明のままっすか」
「せやな、まぁ小さいダムやったから原因不明ゆーて済んだけど
ごっついダムやとホンマにな、動かれへんよーになったヤツとか……」
こっから先は別の意味で怖い話になったんで省略します。
631 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/26(火) 23:12:09 ID:tbOCfbkz0
偽宮大工見ろ!
現場監督の方がよっぽどいい話してるじゃねえか
もぉええやん?
>>629-630 ヒィィーー
しかし、きちんと人型にしておく当たり、わかっていると言うか…
ニクイあやかしさんですなw
乙。
誰でもいいよ
話の内容で判断しろって
>>629-630乙です。
ベスビオス火山の爆発で、火山灰に埋もれた人々の姿が
そのままに保存されていたというポンペイの遺跡を思い出したよ。
荒れそうな場の流れを変えるべく、メキョス!
友人は龍神さんも信仰している。山間地帯のお社に連れて行ってもらった時のこと。
道の途中でファミレスに入ると、お土産コーナーに西洋型幼竜のマスコットが売られていた。
丁度8匹いたので購入、名もつける。
お社についた後、拝殿の前に8匹並べて一緒に参拝&式。8匹は車に常駐することになったが、
お参りに行く前などに「今からお参り行くし、雨降らさないでな。」と事前にお願いしておくと
必ず晴れる。直前に頼んだ場合は、、大雨が降っていたりしてもトンネルを抜ければ小糠雨に
なったり、お参りの間だけは止むようになった。普段もそうらしい。
天気に関するお願いをして、聞いてもらえるのは彼が頼んだときだけ。
「そらー、俺、龍神さんに好かれてるからな。ヨリシロなんだよ。」と笑っていた。
その竜のマスコットたちは今も割と適当に大事にされているが、名にそぐう顔立ちに変化している。
これもまた、山のお社の神様にまつわる不思議。
あ、式=結婚式とかじゃないだす。儀式手順みたいなもの、らしいです。
>ニセ宮大工殿
それ専用のスレがあれば結構うける話だとは思うのですが。
>610
一生毒男。
いい雰囲気になるかと思えばひょんな事からその女と疎遠になるパターン。
と想像してみる
639 :
佐藤藍子:2006/09/26(火) 23:44:13 ID:6LncxG8P0
私ははじめから
宮大工さんがN.Wさんだって事を
見抜いていました。
え?勿論
ニセモノもホンモノも
あっそ。どうでもいいよ、そんな事。
641 :
佐藤藍子:2006/09/26(火) 23:53:48 ID:6LncxG8P0
ええ、
佐藤藍子ですから
>宮大工氏乙
「モテモテ宮大工怪事件簿」
言いえて妙w
ここまで萌えな展開だとオヤジな俺はちょっと萎える。
>現場監督氏乙
>龍神様乙
自然な展開のほうが山怖らしくて面白いな
>>529 こええええwでも化け物より現場監督の方がホラーな件
話の続きが…ブルブル
>>636 神様と友人の関係がイイネ!
「好かれてる」といっても分をわきまえたお願いしかしない友人
だから龍神様も好いてくれるのかな?
神様ぁ!
金も要らなきゃ女も要らぬ
わたしゃ
も少し・・・
背が欲しい。
つ シークレットブーツ
悪貨が良貨を駆逐したいい例だな。ほんと、偽者うぜえ。
あいつがラノベ作家気取りで書き込んだせいで、台無しだ
放送技術者は意外に神仏を大事にするそうで。
山の上にあるテレビ中継局。
これを建てるときも地鎮祭は丁寧にやるものだし
建物に収まっている機器のトラブルが起きないように
地元の神社から頂いたお札を貼っている。
定期メンテナンスで訪れるとき御神酒を持って供えるという。
ある年、御神酒を忘れ「まあ、いいや」と思った某局のテレビ中継局。
不思議に普段落ちることがないそのテレビ中継局に落雷が。
この手の施設は二重、三重にトラブルの備えた装備があるのに
何故か全て破損し停波。
以来御神酒を忘れる事は絶対にしないと言う。
オチ無し下手くそでスマヌ。
御神酒一本でえらいバチが当たったなぁw
よほど楽しみにしてたんだね
楽しみにしていたというより、ぞんざいな扱いに罰が当たったのだと思われ
楽しみというか、それしきの挨拶すら出来んのかスカポンタンって感じじゃないか?
逆に
お神酒を忘れた事で
本来火事になるところを火事にならず助かったみたいな可能性もある。
>>643 >ここまで萌えな展開だとオヤジな俺はちょっと萎える。
そお?若い俺には激萌な話しなわけだが。
いつか巫女神様が実体化して宮大工に現れ、二人は結ばれるって
展開になるのをwktkして待っているw
そういや似たようなシチュのエロゲがあったような・・・
萌えを求めてここ覗くやつは少数派だと思うが
ホンモノでも偽者でもイイ。
ただ3〜5行に一度改行さえ入れてくれれば。
つかオタ臭いのは個人的に勘弁w
好きでも嫌いでも構わない。
ただ3〜5行に一度改行さえ入れてくれれば、
それでイイ。
沼御前の騒動の時のように、また空気の読めない萌えオタにレス流されるのは勘弁
ぶったぎってプチな体験談してもよかろうか
いつも山の獣道に入って友達と遊んでたガキの頃の話。
ある時、ガサガサという音がして山道脇の笹が動いてたんで
なんか野生動物か?とワクワクして見てたら
ひょこっと顔を出したのは茶色い毛むくじゃらの何か。
顔というよりどこから頭でどこから体かもわからない、大きさ的には狸か狐ぐらいのが
伸び上がってこっちを見てた…
それが道に出てきたんだけどなんか足も見あたらない、
でっかい毛玉に不自然にギョロッと目だけついてる状態。
友達も自分もポカーンとしてたら、体をゆらしながら近付いてきたんだが
それがまたガクガクというかギクシャクというか、これって生き物?という動き。
半狂乱になって逃げました。
親に言ったら謎の生き物のことはスルー
むしろ山で遊んでる事を怒られて子供心に傷心。
健在だった祖父さんが「そりゃあ○○さまじゃわー」とか言ってましたが、
怖かったので必死で忘れてしまいました O| ̄|_
ちなみに中国地方でした
何だったんだろ
661 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 03:55:25 ID:3KdqH+p80
♪森の中に〜昔から住んでる〜♪
主に会えるのはいつだって子どもなんだよね。
当時はトラウマになるほど怖かっただろうけど、なんだかうらやましいよ。
663 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 05:19:35 ID:g/rk7bw50
高校の山岳部だったころの、夏合宿で聞いた先生の話。
むかし部員生徒連れて山登ってたんだと。んで山頂から降りるとき、日も暮れてきたから
途中の山小屋で一泊しようということになった。
山小屋に入ると、先客が。
「きょうはこちらで、ご一緒になります。宜しくお願いします。」と先生は挨拶した。
壁に寄りかかって座っている先客は、ぺこりとお辞儀した。
それから一夜を過ごし、朝になった。
ふと目覚めると、外が騒がしい。出てみると、ヘリやら記者やら、なにやら大勢が
山小屋の外にいる。何事かと聞くと
「ここで遭難した方の遺体を寝かしておいた。ふもとまで運べなかったから、途中の山小屋に置いて
人手を呼んで、また来たんだ。」と関係者が答えた。
小屋の中を見てみると、壁に寄りかかっていたはずの男が、きちんとシートを被されて寝かされている。
すでに亡くなっていたはずの先客は、確かに昨日お辞儀をした。
それを他の部員生徒も見ていたという。
新聞にも載ったらしい。
先生は、幽霊とかそういう類の話は信じないのだが、なぜかオカ体験が多い。
「骨くわえた狐が足元通って、リンが燃えて人魂に見えたことはあったけど、
あれはどうにも腑に落ちない。」って言ってた。
もうその先生も定年で辞めちゃったけどね。
>「骨くわえた狐が足元通って、リンが燃えて人魂に見えたことはあったけど、
なにその狐火
面白くはあるんだが小説は読みたくないなぁ。
他で書いて欲しい。
よく「体育座りをした人型の空洞」だってわかったなw
ちなみにポンペイのは空洞に石膏を流し込んでようやく確認できたそうだぞ。
バイト仲間Tの話
Tは犬が苦手。小さい頃に襲われたからだそうだ。
幸いと言えるか判らないが、大型のハスキー犬だったにもかかわらず、
噛まれたのは一箇所で、傷が薄く残る以外に後遺症はなかった。
犬好きに話すと、無意識に逆なでしたのでは?と言われるが、友人宅に行くなり唸られ、
繋いでるから大丈夫と家人が言う間もなく、鎖を切って飛び掛かかられ噛まれたそうだ。
『そりゃ嫌いにもなるだろうね』
犬好きの俺もフォローできずに言うと
『嫌いなんじゃなくて苦手なんだ。感謝はしても、どうしても怖くて』
と複雑な顔で呟いた。
当時、Tは悪夢に悩まされていた。猿のミイラのような気味の悪いものが出てくる夢だったそうだ。
毎日、同じ夢を見るようになり、恐怖のあまり夜尿症にまでなったという。
両親に話しても、夢なんだから気にするなと笑われるだけだった。
『二十日、あと二十日の辛抱で山に戻れる』
最初はハツカと言っていたのが、一晩ごとに一日づつ日数が減り、ミイラのようだった猿の身体が
少しづつみずみずしくなり、だんだん大きくなった。日を数える声も日毎に嬉しそうになり、十日を
切る頃には更なる変化が現れた。猿の顔が自分に似てきたというのだ。
その頃には漠然と、最後の日に自分は死ぬと思っていたそうだ。
友人宅に遊びに行ったのは、あと五日と言われた夜が明けた朝だった。
『五日、あと五日の辛抱で山に戻れる』
ニヤニヤ笑う姿は嫌気がさすほど自分に似ていた。
『でもね、犬に噛まれてから夢を見なくなったんだ。もしかしたら、命の恩人かも知れない』
喋り過ぎたことを後悔したのか、少しバツの悪そうな顔をしていたTは、
一呼吸おいてから断言するように言った。
『ま、夢に意味などないのかも知れないけど…、とにかく犬は苦手。だけど猿は大嫌いってことだ』
671 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 08:39:25 ID:0oAytBbc0
>>669 >>670 ハスキーは人を噛む事はほとんどない、
その友達が甘噛みを噛まれたと大騒ぎしているだけでは?
ハスキーに本気で襲われたら命はないし、本気で噛まれて無事なわけがない
なんにせよ、人を襲った犬は処分されるので、このような人物はとても迷惑
得にハスキーには絶対に近づかないで欲しい
霊長類は苦手だな〜
672 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 08:51:38 ID:UGXw1dXqO
ここは小説家の卵と、辛口の批評家が集まるスレでつか?
動物ネタが投下されると、必ず現れるよなこう言うヤツ
話をちゃんと読めば何故ハスキーが噛み付いたのか
おぼろげにわかるようになってるのに…。
もう、『ハスキーが噛み付いた』って時点で、残りは頭に入らなくなっちゃうんだろな、こう言うヤツって
オカルト的に考えると、ハスキーには友人に憑いてる
何か(この場合は一応猿のようなもの)が見えていて
本能的にそいつを追い払おうとして噛み付き
友人からそれが離れたのを感じて
それ以上深く傷つけなかったって話だろうな。
いいんじゃね?友人はハスキーには一応感謝してるようだし。
てわけでハスキーGJ!!
↑何言ってんのこの人?
オカネタ無視でアホにマジレスするが
>>672 甘噛みだろうとなんだろうと噛んだのに違いないだろう。
犬にとっては甘えている、遊んでいるつもりでも噛んだ相手によっては大怪我になる。
ハスキーに近づくなというが、668ではハスキーが鎖を切って
飛び掛ってきたことになっている。責められるべきはむしろ脆弱な鎖を
使っていた友人の一家だろう。
672みたいな認識の甘い奴のせいで、きちんと躾を心がけている愛犬家が
迷惑する。
679 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 09:41:30 ID:RGNbsQ9T0 BE:164409825-2BP(0)
ここって犬ネタはNGだったんか? 過剰反応が多すぎる。メキョスな犬ならいいんだろうか……
ウチのハスキー散歩中によくメキョスってウンコふんずけてた。
>680
家でむかし飼ってた雑種柴犬なんかメキョスじゃないかな。4本とも足の先が真っ白だった。
同じように黒猫で足先だけ真っ白なのも飼ってた。二匹とも、足袋猫、足袋犬って呼んでた。
って、メキョス=白足袋のイメージなんだが……二匹ともやたらと人の身体の上に乗りたがった
奴らで、犬の方は重くて勘弁して欲しかった。うつぶせに寝転がると腰の辺りに乗ってもみもみ
してくれるんでそれは良かったんだけど。仰向けの時は止めてくれ。
>>679 ここがって訳じゃないだろうけど、どこでも動物ネタはあれやすいね。
理由は・・・言わなくても今の状態を見りゃ一目瞭然か。
>>680 メキョスな犬…
目清すな犬……
つまり目の清らかな犬のことだったんだよ!!!
(AA略)
>>682 説明d。白足袋わんこや猫に踏まれるの想像しただけで(*゚∀゚)=3ムッハー!!
自分のメキョスのイメージは、何かに乗っかられて半ば潰れかかって
「ぐはぁ!!」な状態なんだが682のはまさにツボw
踏んでる音もおなかいっぱい
Q.まず最初に一言
A.どんなもんじゃーい!
Q.叩かれる様になったった心境は?
A.まだ実感ないな
Q.なぜ、創作風文章を選んだのか?
A.オレ流のサプライズや
Q.創作嫌悪派・古くからの住人が反発していますが?
A.言いたいことがあったら言ったらええ、人それぞれ、いろんな見方があるからな
Q.スレ内からも、常駐コテ無視に批判的な声が上がっていますが?
A.それぞれ判断基準があるからな。 でも、オレは創作を続けるだけやから。
メキョスはもういいよ・・飽きた
小学校高学年くらいまでは、毎年母親の実家に祖父母訪ねて遊びに行ってた
その時の話
小学生にとって田舎と言えば虫捕り、虫捕りと言えば田舎w
実際、苦労してテレビでよくやるように木々に樹液塗ったり、罠なんかを仕掛けたりしなくても、朝起きたら
夜の間に家の光に集まって来たカブトやクワガタが、そこらに落っこちてる程の田舎だったので
でも大抵捕れる種類は決まっていて、カブトやコクワガタなどメジャーどころ(笑)ばかりだった
図鑑に載ってる様なレアで猛々しいノコギリクワガタやミヤマクワガタが捕りたくて、シイタケ栽培してた祖父に頼んで
早朝山の入り込んだ所まで一緒に連れてってもらう事に
朝5時に起こされて連れて行かれた場所は、自分にとってはまさに秘境レベルだった
で、期待通り見た事も無いようなクワガタ達もたくさん取れた
でもなんか変なの、確かに図鑑に載ってるのは平均的なモデルで実際には個体差があるんだろうけど
そこで捕れたのは小学生の俺から見ても、やっぱりちょっと違ってた
中でも一番気色悪かったのが前述のミヤマクワガタ
産毛が生えてて金色っぽい体色が特徴なんだけど、そこで捕れたのは真っ黒か白っぽいやつがほとんど
そして足が欠損していたり、角が左右アンバランスだったり未発達なやつも多い
ここまで読んで予想付いた方もいるとは思うけど、ネタをばらすと近くの山に例の施設があったって話です
地名書くと場所が特定されそうなんだけど、人形峠でググレば何となくわかる
下流の市では、背骨のひん曲がった鮎なんかもよく釣れるらしいし・・・
>>663 いい話?だなあ。
登山には危険が伴う。死と背中合わせであることを承知だった人の
静けさみたいなのを感じた。
無念もやり残したこともあるだろうが、安らかにお眠り下さい。
691 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 13:59:12 ID:cyFA3DUzO
創作は別にかまわんだろう、大半が創作なのは分かり切った事だし。
気になるのは長文、余計な萌え表現や、漫画やアニメみたいな言い回しなどだろ
そういうのが好きな人もいるだろうが他でスレ立ててやってほしい
師匠シリーズ、コトリバコなどと同じで怪談というより、同人小説
創作ノベルスレ立てやればいい
巫女とか萌えとか、出てりゃ満足なようだし
>>689 例の施設?なにそれ?
と思いぐぐってきた。
なるほどね。
別の意味でコワーな話だよな。
694 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 14:38:04 ID:UGXw1dXqO
ここは2chだぞ?
自治厨が必死すぎるほど荒れるって気付けよ
696 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 17:16:23 ID:BkWJvYUD0
昔、大八郷村の丸山(高倉山)の北端がまだ切通しになる前のころの話である。
延命寺前の雑木林に2斗酒樽ほども直径がある大蛇が住んでいて、山沿いの道を通り人々に恐れられていたという。
この道は氷玉峠を越えて日光、江戸への裏街道であって、藩政時代各藩の殿様の主要路でもあったことから、
「そんな大きななりを見せるものではない。ご無礼があっては生きていられまい」と村人たちがさとした。蛇はその言葉がわかったのか、
それからは姿を見せることはなくなったという。
村人たちはそれをあわれに思い、山裾に蛇の宮を建て、長く蛇の供養をしたという。
今も丸山の下を流れる谷地堀川県道に架かる橋を蛇の宮橋といい、その橋から大八郷への道を
50メートルほど行くと山腹に稲荷様があり、ここに蛇の宮も合祀されているというが定かではない。 。
参考 『会津本郷町史』
http://www.bakebake.com/kaido/fukusima/m-aizu/am06maru.htm
宮大工の自演がウザイ
698 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 19:34:29 ID:wVtj7saE0
すもません メキョスってなんですか?
699 :
629:2006/09/27(水) 19:39:18 ID:PYU30/+h0
レスくれた人、ありがとうございました。
でも俺、現場監督じゃないっすよ。下っ端の作業員っす。
>>667 普通に分かると思いますよ。
コンクリは固いし、慎重に割ればモロに分かるんじゃないっすかね?
700
山での怖い体験も無く、創作をするほどの想像力も無く、
メキョスの為に何一つ役に立っていない漏れがこんな事を
言える義理ではないのですが、メキョスの前の
「シャア…ン…シャア…ン…シャララララ…といういくつもの鈴の音」
も忘れないであげて下さい<(_ _)>
>>698 つ
>>298 メキョス
702 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/27(水) 20:07:03 ID:SkasjDBw0
>>702 読み比べてみたけど、向こうは体験した本人の書き込み、
こちらのはその体験談を聞いた友人の書き込み、なのだと思う。
どちらも山の神社から帰ってきた後の自宅での体験だし、
メキョス の前に鈴の音が聞こえてるし、起きた後やるべき事があって
「起こしてくれて良かった」と言う感想が付いてるし。
少なくとも改変コピペの類ではないと思ふ。漏れはそう判断したけどどうかなぁ?
メキョス
↑飽きたからもういいよ
テラメキョス
今井通子氏の体験談、知りたい?
普及とか頑張るほど、もともとの話がきらいになるから
いい加減にしてくれる?
最近の山は歩きにくいねホント あぼ〜んって穴だらけでさ
>>704 ↑こいつ実は一番最初に言った奴じゃねーの?w
分断工作詳細。
釣られないようにね。
831 本当にあった怖い名無し 2006/09/27(水) 14:10:51 ID:ACmuCpGB0
自分は在曰(帰化申請中です…)ですが、
みなさんの言うホロン部(笑)というようなものの活動は確かにあります。
その中で教官から渡されるものに色んなネットでの工作活動の
マニュアルがあるのですが、少しだけ御紹介すると
分断演習というマニュアルには日本人同士の様々な対立を煽るというもので
2chの一部における雷鳥ネタファンと全裸隊信者の露骨な対立関係も
我々が色々と装った成果ですし、メキョス萌えや反萌えネタの
対立も我々が煽ってます。マニュアルには
「一つのIDでどちらかのファンを装い片方を徹底的に叩き
国籍や祖国に関する指摘・煽りは徹底無視」と言うような感じで
なるべくばれないようこのマニュアルに従い努力しております
山守に聞いた話
小糠雨が降りしきる山中で、大きな木が音もなくゆっくりと倒れるのが見えた。
場所の見当をつけてすぐに行ってみたが、倒れたはずの木の姿はどこにもなく
真新しい切り口を見せる切り株の周囲には、大量のおがくずがふんわりと積もっていた。
( ´_ゝ`) <メキョス
>>660 一読して真っ先に、水木しげるの妖怪辞典に載っていた「つちころび」が脳裏に浮かんだんだが…
アレは、人間の等身大以上にかかれてたけど…成長途中?(w
717 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/28(木) 03:23:39 ID:Yh3Ppn6F0
F夫妻の話
ハイキングに行き、緩い傾斜の山道を登っていると、前方から大型の獣が降りてくるのが見えた。
手近な木に昇り様子を伺っていると、獣は時々、立ち止まって頭を下げるような仕種をしながら、
トットトットと近づいてくる。その姿は獣と人の合いの子のようだった。四つん這いで器用に歩き、
髪と髭が境目なく伸び、全身茶色い毛皮で覆われた様は、人間とは掛け離れていたが、顔付きは人間
に近く、夫妻のいる木の下まで来ると、ペコペコ頭を下げながら
『本日は誠に結構なことでございます』
と挨拶をして去っていったそうだ。
>>718 礼儀正しいな。
でも突然人肉食らったりしそうでなんか怖いが。
どうしようもない毛深い奴っているからな
なんとなく、連中は人間より立場や能力が上と思ってたので意外な感じ
>>718 過去スレの山菜取りですかー?みたいに真似てるだけなのかもだけど
俺の爺ちゃん神社の神主で、今日ウチに遊びに来たんで
宮大工氏の一・二話目と偽じゃない?三話目をプリントアウトして読ませてみた。
そしたら、一話目の様な事は昭和くらいまではちょくちょく聞いたそうだ。
お堂を修理する宮大工さんがいい仕事してくれた後にその宮大工さんの夢枕に神様が立ってお礼言ったりとか、
逆にテキトーな仕事した宮大工さんが祟るぞと脅されてやり直しに来たりとかw
だけど二・三話目はちょっとなあと苦笑いしてた。
一話目に関してはもしかしたら知ってる神社の神主さんの所の話かも知れんと言ってた。
二十年位前に出雲大社で神主の集会?が有ったときに仲良くなって、
仕事中山奥のお堂に泊まって神様にメシ食わせてもらった大工さんが居るって話を聞いた覚えがあるって。
今度その神主さん詳しく聞いてみてくれと頼んだが、最近は連絡とって無いから解らんと言われた。
最後に、稲荷様はかなり怖いトコも多いからあまり興味本位で近付かん方が良いと忠告された。
724 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/28(木) 19:50:37 ID:M3lUHyna0
test
725 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/28(木) 19:58:08 ID:LdmhxJXv0
727 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/28(木) 20:08:37 ID:LdmhxJXv0
>>723 爺ちゃん、宮大工さんのこと間接的に知ってたのかな
爺ちゃんもなにか怖い話や不思議な話、知らないか聞いてみて
酔っ払って半分寝かかってる爺ちゃんになんか怖い話教えてと迫ったら
眠いのにそんな事をいうお前が怖いと言われたorz
爺ちゃん日曜までいるから明日とか聞いてみる。
>>723 昔はこんな事も結構あったんだなあ
今は神様、妖怪と人の距離が広がってしまっている感じ
ちょっとさびしい
中学生だったときの話。
別に自分が関心もっていたわけではないのに、親が友人と一緒に行くからと
学校を金曜日に早退までまでして山梨の某山麓に登山にいかされた。
金曜の夕方に電車で移動して麓のペンションに1泊して翌朝から登山道に入った。
その日の内に山頂まで登頂して少し下った所の山小屋にまた1泊。
山小屋の中はいいオサーンしか居ないし親と友人達は酒飲んだりしてたみたいだが
リア厨の俺は飯を喰ったら身体も疲れたのでさっさと毛布に包まって寝てしまった。
風呂なんてもちろん入れないけどまあその辺は山小屋の空気を読んでたっつーか
俺の話題に合うような話なんかもちろん出ないのでその選択で良かった筈だった。
翌日下山するときは小雨が降っていたし山道で寒くても身体は常に動かしていたから
寒さを感じる事は無かった、むしろ汗ばんでも着替えていない服装を早く着替えたかった
そのとき下山道からアスファルトに舗装された道路にでて山道は終了。
舗装路を歩いて駅まで戻り帰宅の予定だと聞かされたときに山道より延々と続く
道路のがきつくないか?と思っていたら俺よりずーと後ろを歩いていた父の友人が
軽トラの荷台に乗って登場。
「麓まで乗せてってくれるってさ!」
ラッキーと思い全員で乗車
麓についてから友人が運ちゃんに5千円札を渡してた。
やっと帰宅して着替えて自宅の布団に入った時、身体に異常なまでの違和感を感じた
疼く・・・
物凄い勢いで疼く・・・
股間が!!
インキンになったのを確信したヽ(`Д´)ノウワァァン!!
毛布をうっかり使用してしまって、ダニに食われまくった経験ならあるな。
735 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/29(金) 02:05:14 ID:7RMLzusm0
メキョスが気に入られなかったからって荒らすなよ
>>723 スレチ気味だしあんまり盛り上げなくていいよ > 宮大工の話し・・・・・・
>>725 昔、ヒバゴンは脱走した日本兵が野生化したもの
という説を読んだことがある。
子供心にもふいた。
>>725 小学校の時、県民の森で林間学校があって流行ったなぁ。比婆ゴンの歌(自作)
何気にここ広島県人多い?
>>739 比婆ゴンの歌
俺が知っているのは
『♪ヒバゴンには 七人の子 一人はノッポで後はチビ〜♪』
ってな歌詞のやつだな。
歌が進むごとに身体を振る場所が増えていくので、罰ゲームで歌わされていたw
そんな俺もやっぱり広島県人。
しかし、こうして歌まであることを考えると、結構愛されてきたUMAなんだな、ヒバゴン。
もと広島県人だが
「アブラハムには7人の子〜一人はのっぽで後はチビ〜」だった。
市内で。
てっきり
アブラハムニーは7人の子〜 で
アブラハムニーさんが七つ子なのだと今まで疑いもしなかったorz
744 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/29(金) 20:21:49 ID:hhYc1AKC0
795 名前: さいたま右 ◆3vvI.YsCT2 [[( ゚∀゚)<sage] 投稿日: 2006/09/29(金) 21:32:48 ID:???
>>738 743
某田舎の大衆食堂で、偶々、隣に座っていた名前も知らないおっさんの話。
昔、バブルの時に某東北の山間部にある何にも無い小さな村で、畑潰してホテルを
建てるとかで、現場作業に行ったのだが、作業が終わった後、財布を現場に忘れた事に
気づいて、慌てて、車で現場に戻った。そこで財布を発見したまではいいが、田舎の夜(しかも
曇っているので月明かりなし。)と言う事で真っ暗な上、ほぼ完璧な無音。急におっか
なくなって、慌てて戻ろうとしたところ、何処からとも無く柏手の音が。腰を抜かしそうに
なりながらも、必死に音源を探ると、隣にあるちょい丘になっている神社から(まあ、
隣と言っても、田舎なので100m先とかだったそうですが。)。車のエンジンかけて
何時でも逃げられるようした後、そーと、20段ぐらいある石段を登って覗いてみると
そこには、狐が一匹神社のまん前に佇んでいる。「なんだ?」と、思って、よくよく
見ると、その狐が前足を叩く・神社に頭を垂れるを繰り返している。「・・・ヤバイもの
見たな。」と思い、慌ててその場から立ち去ったそうな。
746 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/29(金) 23:33:50 ID:/vFxCcGO0
お宮って、夜は人じゃないものが参拝するって言うからねえ。
シンプルながらいい話ですた。
時差y
書き込み失敗orz
寺社スレに宮大工氏の話投下されている。
お引越しなさったようで...
偽者騒動でgdgdになっちまったからねえ。
ま、姉妹スレみたいなもんだし良いかな。
さいたま殿ならば他にも色々と不思議な話を知っていそうだな。
もっともこのスレを知っているかは解らないが。
昔、実家近くの裏山にコンパスがあさっての方向を指す穴みたいなものがあったんだが
今探すとどこにいったのかわからん。
潰して畑にしちまったのか。
二つ目の話になりますが、前回と同じ様に場所、国家、企業名等の質問には答えられませんのであしからず。
またC共和国の話です。あの辺には土俗の話とかが相まって面白い考えが生まれますので。
新兵の訓練ってのは通常平地でやるものなんですが、あの国では訓練日程の中には必ず山岳での訓練が含まれます。
やっぱりゲリラと戦いながら生きてる国だから、と言う訳ですね。市街地での撃ち合いよりもそっちを想定してるわけです。
んでもって高低差がついてる所での接近戦をやるんですが、その時の訓練内容に手投げ爆弾放り投げるという訓練があるんですが、
その訓練中に面白い事に気がついた兵士がいました。
「ある方向に投げると何故か5秒信管なのに10秒くらいかかって起爆する」
要するにピン抜いて投げたら5秒で爆発するはずなのになぜか10秒くらいかかる、っていうわけです。
ちなみに私がやっても、そうなりました。なんでだろう?と。破片での負傷を防ぐ為に盆地に向かってぶん投げてたのですが、
そのあたりを掘ってみてびっくり。爆風で露出した一部が見えたので掘ってみたのですが。
でるわでるわ、なぜか大量の何かの神像が。神像かもわからんですが、人形かなんか…
その人形ズをどけた後、もう一度手投げ爆弾をぶん投げるのを再開させたんですけど、しっかり5秒(カタログでは4.7とありましたが)
で爆発してました。なんなんでしょうね?どうかんがえても人形の影響っぽかったんですけど。
総数14体?だったかな。報告書があれば確定した事が言えるんですけど。
出土したものは全て雇い主に報告&兵士に訓練代わりに輸送させたんですけど、その後は行方知れずです。売り飛ばされたのかな…
二つ目にして、最終となります。仕事の都合で書けない環境になります。
またいつか戻って来ますので、そのとき、このスレに面白い話があるのを楽しみにしています。
昨日は、(・∀・)メキョスをいろんなスレに書き込んだ。見た人いるかな。
読みたきゃあっちで読めばよい
山コワにコダワルナよwww
車通りの極端に少ない山道で、明らかにその筋の人のだとわかる車に出くわすと心臓止まりそうになるよね
自分は山奥にでっかいゴルフ場があって、その帰りなんだろうと勝手に解釈してる((((;^Д^)))
ヤヴァイもん運ぶのにそんな車(しかも自分の)使わないから、
まあ普通にゴルフでしょう。
酷道ツーリング中の林道で、新聞紙で目張りした白い土建屋ワゴンの横を通り抜けなあかんとき
(((( ;゚Д゚))))ガクブルでした
759 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/30(土) 13:35:39 ID:NbJ5l6ym0
中央アルプスの、とある山に登りに行った時、幅員の狭い林道をレンタカーで
がくがく揺れながら進んでいたんだけど、
川を挟んだ対岸側に、セダンの車が落っこちてた・・・(((( ;゚Д゚))))ガクブル。
かなりの日数経ってそうだし、人里からそう遠くない場所だったから
わかってて車だけ放置してるんだろうな・・・、と思いたい。
760 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/30(土) 15:41:17 ID:ErHfn/E80
>>747 ホントウデスカ?
コンヤアタリイッテミルカ。
761 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/30(土) 17:16:27 ID:Vh/xu+6E0
ここをライブチャットみたいにしたいけど、
みんなはどう思う?メキョス
762 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/30(土) 17:42:25 ID:StidPvl5O
メキョスメキョスうるせぇんだよ!うせろ小僧!
>>761 お願いだからチャットは勘弁ね。せっかくのスレが台無しになってしまうから。
764 :
本当にあった怖い名無し:2006/09/30(土) 17:52:39 ID:gY5vzENKO
お稲荷さんは苦手だわ。
呼ばれても行かないし。
>>754 本当にウザイよねぇ!!
乙!感動しました!とか
良い話しですね!とか、
またココに書いて下さいね!
なんていう空気読めない奴のことどしょ?
>>766 そうどす!空気読めない奴のことどす!!
まったく迷惑してるんどすえ!
/⌒ヽ
( ^ω^) <山怖スレにようこそおこしやす
ハ∨/^ヽ
ノ::[三ノ :.'、
i)、_;|*く; ノ
|!: ::.".T~
ハ、___|
>>766 まあぶぶづけでもお食べやす。(・∀・)っ●
>770
何て怖ろしい言葉だ。
魔界都市京都…
創作板でもないのに、フィクションを書き込む奴がいる。
さらに、それをありがたがって読んでる奴がいる。
ほんと、とってもオカルト。
オカ板で完全に実体験のみのスレって希少価値があるな。
フィクション禁止なんて言ったら、オカ板スレって50スレもあれば足りるんじゃね?
フィクションの見分け方教えれ
775 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/01(日) 05:38:29 ID:InGuZ8AF0
776 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/01(日) 07:04:06 ID:CmFRC4Bq0
貴重なご意見もありがとうございました。
メキョス!
777 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/01(日) 07:16:27 ID:CmFRC4Bq0
去年秋田の抱返り渓谷でね
前の晩に駐車場で寝て
早朝から撮影に出かけた。俺一人しかいなかった。
昔少年が滑落水死したあたりで、頭にとりつかれたよ
そしてそれまで雨も降っていなかったのに
突然振り出した。撮影をヤメロと言われているようだった。
あまりの抱き疲れ方に、意識がやばくなったので
撮影を止めて駐車場まで戻ったよ。
その駐車場の手前に神社があって、鳥居をぬけたら
すっと頭が軽くなって、晴れた。
779 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/01(日) 07:39:06 ID:mUTiL/Xd0
熊本、五木村での話。
渓流釣りで川沿いに2泊した。
友人2人は各々の車に、俺は車と車の間挟まれる形でコット・シュラフで寝た。
そもそも俺は幽霊話なんて信じない。「アフォか!」と笑っていた。
1泊目は何も無かったが2日目、夜中の3時ピッタリに目が覚めた、「何で?」
と思いながらもシュラフで温もっていたら川からなんとも言えない、得体の知れない
何かが来る気配、ナイフと取り出そうとしたら金縛り。
「ふん、こんなの!力ずくで解いてやる」と動こうとしたらシビレルというか、もの
すごく嫌な気持ち、ほんとに死にたくなるような、あの感触。
そのうちヒソヒソ話が聞こえてくる、男数人で話しているようだ。
異次元にでも迷い込んだような異様な空気に包まれていたが、ふと野犬が「ウワン!」
と吠えた。その瞬間金縛り、嫌な空気がサァー!!と消えた。
そして友人を起こした。なんだったんだろ?
それ以来キャンプには必ずうちの犬も連れて行くようにした。
780 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/01(日) 07:57:59 ID:8lJycOxC0
野犬も地味に怖い
まぁ
>>779は助けてもらったわけだけど
それ本当に野犬?
犬に似た何かっだったりして(w
犬に似たなにか・・・・
猫ですか?
犬に似たなにか…
兎ですか?
妖怪メキョスだろうな。
「ウワン!」 って吼えたんだからウワンじゃないのか?
>>752 >>585-586 オメガですか・・・お疲れ様です。生きてる人間の方がコワイ商売ですね・・・・
無事にお勤めが終わりますように。
一等自営業センセイこんにちは
791 :
乞食王子 ◆KOJIX1Piow :2006/10/02(月) 10:45:41 ID:qj9Vqn8B0
こんばんわ。
何というやら、最近このスレって住人が入れ替わっちゃったような気がする・・・
ノリが奇妙な・・・
それにしても、稲荷さんって元々狼だったのを狐ということにしたんで本来は同じものなんだけどな
>>793 そうなん!?
それはやっぱり日本オオカミが絶滅したから?
ってことは日本オオカミも油揚げが好き?
>>794 絶滅したからじゃなくてもっと昔の話
稲荷信仰ってのは、田んぼの※を食ってしまう兎なんかを狼が結果的に
駆除してくれることから狼をオオカミと呼んで神格化したことからスタート
してるっしょ
796 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/02(月) 15:46:48 ID:cO/XASB20
稲荷信仰の狐は元はジャッカル。
海の向こうのさらに奥から伝わったものだからね。
>>745 ひぎぃは採石場はともかく登山とかしないだろうけど
残念。わしの稲荷さんだω
(´・ω・`)≡⊃(((ω)))。+゜。
801 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 00:02:17 ID:FyDaYbpT0
同じ?なぜだろう、稲荷は全く相性が悪いけど、オオカミはすごく良い。
先祖が四国出身だからと思っていたが..
勘違い
山にまつわるかは微妙だけど
バイク便ライダーやってる友達の友達から聞いた話
彼はその道10年以上のベテランライダーで
その日はもう上がるつもりで事務所に戻ったら
デスクのミスで大お得意の荷物が一つ漏れていて
大至急届けなきゃならないという。
新人や遅い奴にはまかせられないので彼が急遽、夜間配送
(とっても8時頃だけど)をやるはめになったんだって。
彼はそのルートを行った事がなかったけど、
今は免停でデスクやってる配送した事ある
同僚が言うには、ちょっと山奥だけど
国道から一本山道へ入って数キロの解りやすい届け先で
ベテランのお前ならならここから1時間もかからない楽勝コースだという。
で、じゃあ届けて直帰するわ。と荷物を持って届け先へ向かった。
住所を手持ちの地図で当たりを付けて教えてもらった道順で届け先へ向かう。
国道から横道へ入りしばらく行って気づいた。
教えられた通りに来たはずなのにそれらしい地番が全然現れない。
9時頃とはいえ、市街地を離れた山道は深夜のように静か。
路傍の街灯はまばらになり、路面はどんどん悪くなる。
このまま行っていいのかと迷いつつ、なぜかこの先に目的地は有る
だろうと裏付けの無い自信のまま進んでいった。
>>803 のつづき
結構来てから、先ほどの自信が急に失せて
絶対間違ってる気がしてきた。それで
電信柱の灯りの下で地図を確認しようとバイクを止めたとき
カショーン!!と大きな音をたててブレーキキャリパーが外れた!
そのときは「え?なんで?!?!?」と思って
めんどくせーナーと思いつつ、車載の工具で取り付けにかかった。
ブレーキが外れてちゃ走れないから。
やっと元に戻して、そのとき始めて気づいた。
冷静に考えると普通は滅多な事で外れる部分じゃない。
周囲を見渡すと、彼がいるのは高台の道路。
ガードレールの向こう,少し低い丘陵地には
墓地が広がっていた。
しかも、すぐ先10mくらいで道路は途切れ、急な階段となっていた。
もし地図を見ようと止まらなかったら...
また、ブレ-キキャリパーがもし走行中に外れていたら....
彼は墓地の位置から国道で曲がる所一つ間違えたことが解り、
国道まで戻って無事お得意先へ荷物を届けたという事です。
オチは有りません。&長くてごめんなさい。
聞いた通りの話です。
墓地の悪い人達が招いたとも、墓地の親切な人達が助けてくれたとも
考えられるね。おもすろかったです。
>>804 オレも一度だけ、夜中に友達とドライブしていてたまたま止まったら、すぐ先が崖だった
ってことあったなw。
友達の手前、なんでもないフリしてたけど冷汗もんだった。
バイクが走るような道がいきなり崖とか階段になってる事ってあるのか?
つか
10m先なら地図を見るとかどうこうの前に普通に見て気づくだろw
どんだけ前方不注意なんだよ
>>809 そうだなあ。2530メキョスパワーくらいかな。
>>810 おまいなあ・・・しつこいよ(´А`)
まあいいや、今回がラスト・メキョスなw
813 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 12:05:50 ID:3dVdP9+40
/!/{ / ヾ--r
_ /  ̄ <_ メキョス
_>`´ ___<_
> r‐'" ̄ ̄ ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
/ , | `ヽ/ ´`ヽ _ 三,:三ー二
 ̄/ | ノヽ--/ ̄ , ` ̄ ̄ ̄
/ /⌒ヽ,| ミ } ...| /!
レ l d _}`ー‐し'ゝL _
| ヽ、_, _,:ヘr--‐‐'´} ;ー------
|/| \ ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
ヽ/l/|` ー------r‐'"  ̄ ̄
|└-- 、__/`\-:、
__,ゝ,,_____/ \_」 \
これだから都会人は…
816 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 14:18:30 ID:sZYvIIndO
>>812 田舎でも道路がいきなり崖ってこたない。
横浜にそんなような道あったよ。バイクが通れるような道が階段になってるの。
818 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 16:06:51 ID:NtGTVY970
テメエラ、そのままおっこって死んじまえよw
820 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 16:47:47 ID:UKDstzym0
>>807 同意
大口真神(おおぐちまがみ)はすごく古い、ヤマトタケルノミコトの頃
821 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 16:48:51 ID:a3IVRqp50
確かに横浜は多いいな、ワケわからん道が
特に中区の某有名女子大近辺…
実はアタシも一度階段落ちしたww
急に階段になって、ビビッて前ブレーキガクビキで大前転
気を取り直し別ルートを進んだが
こっちも確かに車道のはずが、気が付きゃ歩道…正に迷路
山つながりで、有名女子大近所の
山手フランス山には何でも、
金髪女の幽霊が出るってもんで
タクシーの運転手がビビッちゃって
深夜は行きたがらないし…
変な街だよなwww
823 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/03(火) 17:49:04 ID:nHUUB9vj0
マジだよ
近所なら解るだろ?階段は双葉のトコで
車道から歩道は、山手道からトンネルの下に降りるトコ
降りたら元町小学校があるだろ?
フランス山の件はカナリ有名でしょ?
ママにでも聞いてみなwww
ムキになってすまんor…
いい加減スレ違いだろ?
神奈川の心霊スポットスレに行ってくれよ。
最近停滞気味だから、向こうの連中は大歓迎だろうよ。
827 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/04(水) 01:03:36 ID:e3142lFV0
ここでイクラが読めるとは…
ま、イクラの勝ちだなWWW
んなこたない
スレ違いだし…
メキョス
ポコ☆
そういや、ロンブーの亮がバイクで階段から落ちた、って事があったような?
んで両手骨折
ロンブーの亮は、いつまで淳に養ってもらうのか。
833 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/04(水) 13:51:33 ID:wS+bPKhL0
ブレーキキャリパーなんかはずれんわな
上方向にまわるディスク相手にどうして下に押し下げなきゃならないキャリパーが外れるんだ
それに12サイズのボルト2本がはずれるか?
コピペにマジレスしちゃダメですよぉう
地元ではさ、酒を口に含んだ友人が言う。
ここを彼岸っていうんだ。
テントの中、さりげなく彼は言うが、
9月の連休に聞かされて気持ちの良い話ではない。
呼び名の由来など、聞くまでもない。
死んだ者が、向こう岸から、こちらへ渡ってくる。
ここから、向こうへと帰る。
勝手に来て、勝手に帰るわけじゃないよ。
テントの中、話はだらだら続く。
鬼って知ってるだろう。
向こう岸からこちらへ、人を追い立ててくるんだ。
何日かすると、今度はこちらから向こうへと
人を追い立てる。
そうでもしないと、皆、帰りたがらないからだという。
その間、鬼は集落に居続ける。
亡者に居付かれては、たまらない。
村人は、せいぜい鬼をもてなし、
亡者を向こう岸へ連れて行ってくれるよう、頼むのだ。
無論、鬼へのもてなしには、
亡者を連れて来てくれたことへの感謝の意味もある。
酒を振舞い、食べきれないほどの食事を盛り上げる。
祭りを催し、村は沸き立つ。
やがて村が静かになると、鬼は亡者どもを引き立てながら
彼岸と呼ばれる、この川原を渡って行く。
山から鬼が降りて来る。
里で荒れ狂い、暴れまわり、山へ帰る
そんな類型的な物語と、今聞いたばかりの話を比べながら
テントを出た。
物語など、見方次第だ。
風が吹き、闇の中、川の流れが白く泡立ち、
川原の石が鳴った。
テントから出てきた友人が、風の中に立ち、
酒瓶を逆さまにした。
振る舞い酒だ。
そう言って、彼は笑った。
全裸隊さん、秋口らしい温度を感じる投稿をありがとう。
雷鳥さんはどうしたんでしょうね
>>838 雷鳥だもの、山が荒らされれば姿を隠すさ。
なんちゃって・・
>>836 全裸隊さん、すごくよかったです
お話の内容も民話の香りがして素晴らしい
こういう文体でサラっと書いてもらうと
物語がスッと入ってくる感じで(・∀・)イイ!!
いつもの詩情豊かな語り口はちょっとニガテなので・・・
全裸久しぶり。
全裸が3年前にくれた、ご神体画像、この前アメリカ旅行行った時に、
それに近いご神体を何度か見かけたよ。
ご神体を初めて見た時、こんな画像があっていいのかと思ったけど、
初めて実物のご神体を目の前にして、真実だったんだと理解しました。
全裸からもらったご神体画像、なくしてしまいました。でも脳裏に焼きついてるから大丈夫。
でも、全裸の作った料理は保存してあるよ。
とっても料理上手なんだよね〜〜(*^^*)
全裸のこの投稿に対して乙や良かったのレスは
自演を即連想してしまう
遠い昔 はるか彼方の山奥で
爺さんが筑豊の山奥で畑を耕していた時
土の中から錆びたレールと枕木が出て来た
何気なくうずくまって耳を当てると 「ゴトトン ゴトトン」とトロッコ列車の音が聞こえてきたという
「もう炭鉱は閉山したばってん、まだ列車は働きたかったごたんね」と爺さんは教えてくれた
爺さんは6年前死んだ
Gさん・・・
ちょっと昔 はるか彼方の山奥で
中学生だった親父が山を越えた先にある学校から帰ってくる途中
道を横切る石炭担ぎの列に出くわしたそうだ
親父が呆気に取られて見ていると 列の一人が山を指差し何か叫び
一斉に伏せたかと思うと雲をかき消すように列は居なくなったという
「昔あの辺りは地滑りがようあったけん、山があぶなかけん気をつけぇよって見せてくれたっちゃなかろうか」
と爺さんは親父にいったそうな
今は今年 はるか彼方の山奥で
やんばるの山を西海岸から辺戸岬へ、そこから東海岸を南下するルートをMTBで走る途中
茂みの中に鳥居を見つけた彼は何気なくくぐると、寂れた拝み場を見つけたそうだ
「無事に走破出来ますように」と願掛けして そばに落ちていた箒で落ち葉を掃除し拝み場を後にした
しかし起伏に富んだ東海岸に閉口した彼は山を抜け西海岸へ至る道を走り、ほうほうの体で家に帰り着いたそうだ
「やんばるの神様はうちなんちゅーには冷たいらしい」と彼は言った
俺は関係ないと思った
九州弁がいい感じだなあ。
炭鉱マンも山男だよね。
>845
<丶`∀´> < 強制連行された犠牲者の怨念ニダ、謝罪と賠償を要求するニダ!
既出かも知れないが
Part13の「わかりません」て話は
橋から大きな氷柱が垂れ下がっていたんじゃないの。
晴れていたら橋に日光があたって根元の氷が溶け
下のテントにぐっさりという話ではないでしょうか
過去ログ読んで自己解決しました・・・
全裸のオナニー作文は全く読む気がしないが、845みたいのはとても好きだ。
NHKでやる5分くらいの地味な風景番組みたいで。
>>853 うん、
>>845さんの話はなかなか良い
>全裸のオナニー作文は全く読む気がしない
わかるわかるww
わかりやすい自演の例を誰か教えて!!
遠い昔 はるか彼方の山奥で
ある年の大晦日
初日の出が見たいと孫にせがまれた爺さんは
「裏の禿山に登れば見れるじゃろ あそこは何故か木が一本も生えちょらんから」
と言い聞かせて床に就いたそうだ
日の出前に起き出した爺さんは孫を起こすと 早速裏の禿山に向かおうと歩を進めたが
山の様子が変わっていることに気付いた
禿山が木で埋まっている 目を丸くしている孫と顔を合わせもう一度目を向けると
元の禿山に戻っていたそうだ
「ひょっとしたら 初日を拝みに周りの木々が集まる山だったのかも知れん」
年老いた孫は自分の孫に そう言って懐かしそうに笑ったそうな
857 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/07(土) 18:47:38 ID:ZzAUN7G30
相変わらずマヌケな事ぬかしてんな。
遠い昔 はるか彼方の山奥で
瀬戸内海を海賊が荒らしまわっていた時代の話
ある海賊の頭が周防の国の山に追い詰められ
農民や武士達の手にかかり、その地で最後を遂げた
そして現在 周防の国から山口と名を変えた地のどこかに
呪われた土地があるという その場所は畑になろうとも
駐車場になろうとも血生臭い事故や事件が後を絶たないという
その場所が海賊の頭が最後を迎えた場所なのかは誰も知らないというそうな
>>860 つまり呪われた土地と海賊の頭は別に関係ない上に、その土地がどこにあるのかも分からないの?
それじゃ何も語っていないのと同じだと思うけど (´・ω・`)
862 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/08(日) 10:59:24 ID:/TyXRGqfO
ω
遠い昔 はるか彼方の山奥で 誰も知らないというそうな
なんだ、1行で済むじゃんw
遠い昔、銀河の片隅で、恒星をめぐる第三惑星でネットワークが栄え、
2ちゃんオカ板の、山にまつわるスレッドで、厨房がいがみあっていたそうな。
なんともスケールのちいさな、どうでもいいちっぽけな話。
>>866 どうせ
>>866の時代にも、「ホットジュピターにまつわる怖い話」や「褐色矮星にまつわるオカルト話」「馬頭星雲の黒い星」とかのたぐいのスレがあるに違いない(w
語り部を片っ端から追い出して、すっかり
中身スカスカになったスレはここですか?
>>867 1 名前:うるとら万太郎[sage] 投稿日:20006/10/08(日) 12:28:42 ID:√3.1416*Δ
オマイらご近所の怖い話を語れ
2 名前:M7.74星雲[sage] 投稿日:20006/10/08(日) 12:30:41 ID:4/3πr^3//
華麗に3ゲット
3 名前:M7.74星雲[sage] 投稿日:20006/10/08(日) 16:05:32 ID:log2(1.414)αxy
>>1 太陽系の木星跡で撮影したら在りし日の木星の姿がうっすら写っていた。時間転移モードはOFFだったのに。これって怖くね?
4 名前:M7.74星雲[sage] 投稿日:20006/10/08(日) 22:02:34 ID:sinθ+cosφ/5
褐色矮星のメル友(♀)に会いに行ったらホントに赤ドワーフ族の女が出てきやがった。こういうギャグは嫌いだ。
5 名前:M7.74星雲[sage] 投稿日:20006/10/08(日) 22:28:42 ID:◎×△◆20¥
馬頭星雲でょぅι゛ょ物のダークマターを箱買いしていたことがバレて彼女に罵倒されますた。ウソじゃありません。鬱だ氏脳
870 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/08(日) 23:19:01 ID:MqAqISeF0
★の話は知らんが
スルーサレまくった俺の話をまとめサイトに掲載してくれた管理人に感謝。
友人の話。
幼い頃、彼は実家の山村で迷子になってしまったという。
つい山奥へ踏み込んでしまい、気が付くと何処にいるのかわからなくなっていた。
何時間歩いただろうか。疲れ果てしゃがみ込んだ耳元に、声が届いた。
「おーい」と呼ぶ声だ。麓の方から響いてくる。
あっちに誰か居る!慌てて立ち上がり、声のする方へ叫び返しながら走り出した。
今思えば奇妙な声だったらしい。彼は声に向かって全力で走り寄っているのに、
声は一向に近くなる気配がなかった。彼と同じ速度で逃げているかのように。
と、唐突に開けた場所に出た。よく見知っていた裏山の神社だ。
安堵でへたり込み、息を吐いているうちに気が付く。
声はもう聞こえなくなっていた。
御礼を言おうと何度も呼びかけてあの声の主を探したが、夕暮れの里には烏の
鳴き声が谺するだけだった。
彼は今も実家に帰ると、そこの御社へ参拝を欠かさないのだそうだ。
友人の話。
親戚の叔父さんと二人で、山の下草刈りをしていた時のこと。
何処からともなく「おーい」と呼びかけられた。
思わず「はーい」と返事を返すや否や、彼はいきなり打っ倒れた。
腹の中がストンと空っぽになったような、異様な寒気に襲われたのだ。
猛烈にひもじい。力が入らない。体温がぐんぐん下がるのが自分でもわかる。
そのまま、意識がプツリと途切れた。
気が付くと、叔父さんが心配そうに見下ろしている。飢餓感は消えていた。
ホッとして半身を起こすと、口元に何かがへばり付いていた。
御飯粒だ。叔父さんが彼の口に弁当の残りを入れてくれたのだという。
「ダルさんの呼ぶ声に答えたな。連れてかれるところだったぞ、お前」
ダルというのは、この峠に出る餓鬼の名前だという。
山で飢え死にした者の無念が鬼となり、生きている者を呼ぶのだと。
うっかり死者の呼びかけに答えてしまうと、飢えて行き倒れることになる。
そこの地元では餓鬼憑き、もしくはダル憑きと呼んでいたそうだ。
「亡者の声か生者の声かなんて、区別付かないよなぁ普通」
そう言って彼はぼやいていた。
知り合いの話。
朝方に彼が里道を歩いていると、向こう側から顔見知りがこちらに進んできた。
ただ不思議なことに、それが誰だったのかどうしても思い出せない。
そいつが「おーい」と声を出したので、彼も「どうしたー?」と言葉を返す。
次の瞬間、辺りがいきなり真っ暗になった。
呆然と見上げると、大きな月が世界を照らしている。
彼は真夜中の暗い道の上、一人きりで突っ立っていた。
ひどく驚いたがどうしようもなく、そのまま家に帰ることにした。
帰宅した彼は、再び仰天することになる。
家の者が言うには、彼は五日前から行方不明になっており、村中で手分けして
捜索していた真っ最中だったからだ。
とりあえず無事に帰ってきたということで、村では一件落着したのだが、家族は
しばらく何か恐れているような眼で彼を見ていたという。
今回の雷鳥さんは 呼ぶ声シリーズなんだね。
(2/1)
久しぶりにバイクを駆ってみた。
高原の秋は早い。
カルスト台地で知られる此処も、辺り一面、良く育ったススキで
覆われている。
真夏より幾分和らいだ空の青色の中、白い雲が流れて行く。
まだ少し赤みを帯びたススキの穂が、吹く風に順々となびいている。
あの中へ分け入れば、生い茂る緑の根元に、もうナンバンギセルが
薄紫の花を付けているんだろう。
そんな事を思いながら、パーキングにバイクを入れた。
エンジンを止め、スタンドを出そうとして足元に目をやると、
ちょうどお茶事の時に使うような、小さな扇子が落ちている。
気をつけてバイクを降り、そっと拾い上げてみると、白檀に似た
優しい香りがする。
今、此処に停まっているのは俺のバイクだけ。
誰が落として行ったのか。
(2/2)
ふと、どんな扇面か見たくなり、開いてみようとしたその時、
落ち着いたアルトの声がした。
「ぼうや」
(…俺か?)
顔を上げると、いつの間に現われたのか、肩までの艶やかな黒髪を
垂らし、ベージュブラウンのシックなスーツを着た女性が一人、
俺の目の前に立っていた。
「それ、私のなの。拾ってくれてありがとう」
落ち着いた物腰に、何となく気圧されて、言葉がはっきり出ない。
「あ、いや…」
差し出された手の上に扇子を返すと、その人は両手でそれを挟み込む
ようにして胸の前に持って行き、本当に嬉しそうに微笑んだ。
「良かった…」
きっと、大切なものだったのだろう。
ありがとう、と再び彼女は礼を言った。
いえ、別に。そう答えた俺の頬に冷たいものが当たった。
見上げれば、空は晴れているが、小雨がぽつぽつ降っている。
狐の嫁入りだ。
目を逸らしたのは一瞬なのに、その人の姿が消えていた。
後には、枯れた朴葉が一枚と、優しい香りだけが残っていた。
中秋の名月の日、その神社の神輿は、何処へとも知れず借りられて行く。
鍵のかかった蔵の中から、忽然と姿を消してしまう。
誰が持ち出すのか、誰一人、神主さえ知らない。
しかし、黙って持ち出して行くのではない。
夏越の祓の終わった夜、神主に、戸外から何かが声を掛けて来る。
「もうし、神主様。今年もお神輿お貸し下されい」と。
何代も何代も、ずっと昔からの事だと言う。
「決して、粗末には致しませぬから」
その言葉通り、神輿が汚れたり傷んだりしたまま返された事は、かつて
一度たりとも無い。
ただ時折、よほど急いで戻しに来たのか、それとも単に外し忘れたのか、
その辺りには生えない梛の小枝が、御簾に挿さったままの事がある。
そして、神輿の戻った朝には、山盛りの栗や茸や果物、時には岩魚などが、
真新しい笊に笹やヒバを引いた上に乗せて、神前に供えられている。
「これもそうです」
神主が分けてくれた焼き栗は、小粒だが甘くてとても旨かった。
>>872 ヒダル神ですか。
水木さんも、むかし憑かれたことがあると書いてましたね。
水木さんは、そこら辺にある草をむしゃむしゃ食ったとかw
待ちに待った慈雨が降ったかのような・・・。
語り部の皆さん、乙です。
朝から堪能しました。良い休日です。
880 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 07:30:05 ID:8+WnXCE00
こんな話が無料で見れるなんて語り部感謝、二ちゃん感謝(‐人‐)
ぬるっぽ! わろっす!
,, -─-∧ ∧-─-、
/ ─ \ / ─ \
/ (●) ヽ / (●) ゙i
| , -''(、_,.) | > < | (、_,.)''ー 、 |
ヽ ( (´\ ( (●)/ ゙i(●) ) /`) ) /
/ \ヽ`ニ´ ノ / \ ヽ `ニ´ノ/\
/ `ー- 、一'' `''ーr -一''´ ゙i
| | 、 | | 、. | |
雷鳥さんの「呼ぶ声」シリーズ(・∀・)イイ!!
諸星ワールドみたいな世界観がたまらん
相変わらずの引き出しの多さに頭が下がる思いですm(_ _)m
もう一人はひさしぶりだね
創作話ならもう少しそんな不思議があるかも
って思わせる感じで書いてほしい
悪い話じゃないんだけどなんか途中読んでて
しらけちゃうんだよね
応援してるから良い話かけるようにガンガレ
ヒダル神の正体は一酸化炭素(無色無臭)などのガスだってね
空気よりも比重があので、くぼ地なんかに溜まってしまう
そういう所に運悪く足を踏み入れると、あっという間に吐血して卒倒してしまう
山登りが好きな人は気をつけろってこった
>>883 なるほど!その説は説得力あるなあ。
おれはシャリバテして動けなくなる事だと思ってたよ…。
885 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 11:56:14 ID:PCMjENJf0
保守
ダルって昔に小学校の図書室の
怖い話の本で見た記憶があるな。
「だるい」って言葉はもしかしてヒダル神からきてるのかな?
「眉唾」てのが、狐に眉毛の本数を数えられると化かされるから
唾つけて濡らして数えられなくするってのは聞いたことあるけど。
こういう話聞くと山の怖い話も身近に感じるね。
888 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 13:26:05 ID:pa3TO2P90
888ゲト⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡ズサー
889 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 14:03:35 ID:R4zSqwBK0
890 :
ぽたみがん:2006/10/09(月) 16:45:14 ID:ZJWqhw250
>>883 > ヒダル神の正体は一酸化炭素(無色無臭)などのガスだってね
> 空気よりも比重があので、くぼ地なんかに溜まってしまう
雷鳥さんが書き込んでくださった、返事をするととっつかれてしまうタイプのはともかく(w)、「二」酸化炭素って話じゃなかったか?
一酸化炭素は、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたときの重さ):0.967)だし、そもそも何かが不完全燃焼した時に、発生するものだから、山の中では生じにくいはず
二酸化炭素のほうは、積もった落ち葉とかが醗酵した時に発生するとか…
>>そういう所に運悪く足を踏み入れると、あっという間に吐血して卒倒してしまう
吐血するほうは、火山性ガスっぽい気が…
って言うか一酸化炭素だと下手すると意識不明になって死にますが・・・・
>>883 だいぶ前に、くぼ地で自衛官が一酸化炭素か有毒ガスかで
何人か亡くなった事故があったな・・・
少し窪んだとこには蕨や薇がわっさり
20年以上前だが、白根かどっかで窪地に貯まった硫化水素で
登山中の女子高生と引率の先生が亡くなったぞ。
あわてて助けに入ると危ない大自然のトラップやね。
ケムラー…
>>883 ガス中毒って何か喰うと直るもんなのかね?
>>884じゃないけど漏れも当時の栄養環境を鑑みるに「シャリバテ」説のが正しい稀ガス
898 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 20:29:44 ID:U4vcVa5P0
>>887 ダルいの語源は英語のdull(鈍い)から来てる
みたいです。
知り合いの話。
裏山で草刈りをしていると、背後から「おーい」と呼びかけられた。
振り向いたが誰も居ない。そんなことが何度もくり返された。
初めは気味悪がっていた彼も腹を立て、ついには
「一体何だ?俺はここに居るぞ!」と大声で怒鳴り返した。
次の瞬間。
目の前に大きな黒い物体が、ズン!と地響きを立てて落ちてきた。
驚いて腰を抜かしかけたが、何とか踏み止まる。
それは古びた黒いボストンバッグだった。
裏山から誰かが、彼目掛けて投げ落としてきたらしい。
慌てて緑成す斜面に目をやったが、誰の姿も確認できなかった。
恐る恐るバッグを確認すると、中はまだ土がこびり付いている筍で一杯だ。
どの筍も瑞々しく、実に美味しそうに見える。
一寸の間悩み、結局全部貰って帰ることにした。
「みんな持って帰っちゃうぞ〜。良いんだな〜?」
一応裏山に向かって、正体不明の誰かに確認してみた。
返事らしきものは一切返ってこない。
贈り主の気が変わらぬ内に、さっさとそこを後にした。
新鮮な筍は、実に美味かったそうだ。
家族がすべての筍を食い尽くすのに、一週間ほどかかったという。
(続き)
それから数日後、異変が生じた。
母屋の和室に敷かれた畳が、持ち上がり始めたのだ。
何事かと畳をはぐって見ると、そこには何本もの筍が伸び上がっていた。
「どこから伸びてきたんだ? この近くには竹薮なんかないぞ!?」
訝しがりながらも片っ端から切り倒す。
しかし数日もするとまた新しい筍が、畳を突き上げ始めた。
やがて筍は和室の床下以外からも生え始め、とうとう駆除が追いつかない
ほどの速さで繁殖しだした。
抵抗を続けていた彼もついに匙を投げ、家を筍に明け渡したのだという。
家を出る時は、悔しくてならなかったそうだ。
現在、母屋があった場所には竹薮が繁っており、彼は少し離れた場所に
新しい住居を拵えている。
「あのバッグは罠だったんだな。誰が仕掛けたのかはわからんが・・・」
そう言う彼の腕には、切り出されたばかりの青竹が抱えられていた。
復讐とばかりに、今でも何本も竹を切り倒しているらしい。
残念ながら、竹薮は勢いを弱める様子など見えないそうだ。
え〜、ご無沙汰しております。雷鳥でございます。
今回は前夜より見ての通り、『山で呼ぶ声』シリーズとでもいうお話をUPしております。
何か正体不明なモノに「おーい」と呼ばれるネタはもう少しありまして、そいつも続けて
かいてみようかなァなぞと考えております。
気色悪い話もあるんですけどね(汗)。
>>883、890
実際、ヒダル神がよく出現したと言われる熊野路では、二酸化炭素濃度がかなり
濃くなっている窪地が確認されているんだそうデスよ。
どこかの教授の研究論文で、そんなデータを読んだような記憶があります。
本当のところ、どうなんでしょうね?
・
・・
・・・
え〜、しばらくここに来られなかったのですが、実は友人のトラブルに関わっておりまして・・・
2スレほど前に“友人のオカルト体験が云々”と書かせていただいたことがあるのですが、
いやぁ・・・ちょっと洒落にならない思いをしたようで・・・結局巻きこまれたみたいデス(涙)。
今は平常に復帰したんで、無事解決したのでしょうが・・・。
しかし、今時あんなベタベタな幽霊マンションが存在するなんぞ思いもしなかったッス。
落ち着いたら、ボチボチと書かせてもらおうかなぞと考えております。
勿論、肝心な情報はボヤカシまくりで、ですが。
そりでは、また。疲労困憊の雷鳥でした。
>>901 素晴らしい! やっぱりあなたの話はいい
うちの田舎(九州)の方言では「はらへった〜」を「ひだるか〜」と言います。若い人はあまり使いませんが。
905 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/09(月) 21:33:19 ID:bYTZ92Gv0
たけのこのさしみ美味しいですよね、雷鳥さん、下りて来たんですか?
雷鳥さん知り合い多いんですね
雷鳥さん霊事ご愁傷様です
「お〜い」シリーズ中々のものですね
怪談版星新一の感じがかなり好きです
雷鳥、霊との対決も楽しみにしております
m(_ _)mぺこり
雷鳥さん、疲労困憊なのに1日2回も書き込みありがとうございました。
深夜(早朝?)の書き込みにはコメントがなかったので
久しぶりなのにつまらないと思っていたんですよ。
大変だったようですね。次回も期待しています。
タケノコで釣るヤツは卑怯だな あんな美味いものなら誰でも・・・チクショウ!
知人Hの話
Hの父親は若い頃から山好きだった。父親の写真の殆どは山で撮った
もので、全身で喜んでいるのが一目でわかるような笑顔で溢れて
いるそうだ。写真の父親は、いつも同じ帽子を被っている。それは彼が
高校生の夏、初登山の際に知り合った同じ年の少年が、たまたま同じ
物を被っていたので記念に交換した思い出の品だった。暫くは手紙の
やり取りもあったが、互いに忙しくなり途絶えてしまったという。
Hが高校に入ってすぐ父親が亡くなった。遺影に使われたのは山で
撮った素晴らしい笑顔の写真で、やはり、帽子を被っていた。
帽子は棺に納められた。形見として残したかったが、これからは
思う存分、登山を楽しんで欲しいという思いを優先したのだそうだ。
火葬場に到着すると、既に別の集団が待機し、自分たちと変わらぬ
年齢の母子の泣く姿が見えた。何げなく遺影に目を向けたHは固まった。
遺影には父親と同じ帽子を被って微笑む男性が写っていたそうだ。
ありふれた帽子なので、別人でも何らおかしくはないが、20年以上の
歳月を経て再会した二人が、一緒に登山してるような気がしてならない
とHは笑った。俺もこんな偶然があってもいいんじゃないかと思えた。
912 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/10(火) 06:11:09 ID:TPjiZ9OaO
なんとなく良いな!
また活気づいてきた感じ。いいな(嬉
語り部の方々、いつもいつも楽しみにしております。
ここは素晴らしい民話の里です。
山怖オフがあったらそこがどんな深山高山でも行きますw
他帽の空似というオチではないかと思ったんだが。
>>875 カルストで有名!? もしかしてサファリランドがある処のこと?...
そのパーキングって言うのは、まさか高原の真っ只中にある処?
...そうだとしたら...
私は地元なんだけど...
数年前ウチの母がその駐車場で女の人の幽霊を見たといってた...
「赤っぽい服で。髪が結構長かった。」
「(真夏で暑いのに)閉め切った車の中にいて『妙だ』と思ってマバタキした次の瞬間、居なくなっていた」
って...
探し物... してたのか...?
バカも良いもんだぞ。
2ちゃんで気取っても仕方なかんべさ。
919 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/10(火) 20:31:40 ID:4+zx2fLg0
夏休みも大分過ぎるとまた元に戻る。
921 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/10(火) 20:38:14 ID:TPjiZ9OaO
秋から冬の怪談もなかなかどうして味がありますよ…
923 :
916:2006/10/10(火) 22:28:48 ID:xD4ZuygJ0
いや... 自演でもないんで...
こっちとしては、今になって母親の言葉にやけに真実味が出て怖いんだが...
友人が山のお社に篭ったときのこと。
篭るのはいつも夜、そう高い山ではないがイノシシがいる。
経文を唱えながら歩を進めていくと、ブゴッ、ブゴゴッという荒い鼻息が間近から聞こえてくる。
藪を挟んで気配と対峙し、「ここの神さんへのお参りだよ。お前さんの邪魔はしない。」と話しかけ、
気合を高めながら経文を唱える。唱える。ひたすら唱え続ける。
急に一陣の風が合間を縫うように吹き抜ける。
と、荒かった鼻息が遠ざかっていった。
その後は何事も順調に修行を続け、神さんと語らい、朝になると共に山から下りた。
「猪突猛進されなかったん?」と尋ねると
「そらー、猪だって神さんのお山で神さんのマブの俺にゃ手、出さんよ。いや足か牙かは知らんがな。」
と相変わらず笑っていた。
…あの時、彼の靴の裏についていたのは猪の糞じゃなかったかなあと、今思い出してみたり。
927 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/10(火) 23:49:28 ID:0rKJ/Lw/0
野暮
928 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/11(水) 06:09:37 ID:qm2ZTcQ6O
猪も神の使い…
929 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/11(水) 06:58:45 ID:FD4gDkXOO
山はいいよね。今もたくさんの謎が残る。
世界中の山という山を探検してみたい。絶対何か見つかるよ!世界に名前が載るような大発見が!
山と海底は未だに謎が沢山あっていい。宇宙もいい。
まだまだ俺達が全く予想も出来ないようないろんな事があるんだと思うよ!
異世界への入口があったりするのかもしれない。忘れ去られた曰くつきの村があるかもしれない。
桃源郷があるかもしれない。埋蔵金が埋まってるかもしれない。忘れ去られた古代の遺跡があるかもしれない。
宇宙にはまた人間と似たような生物がいるかもしれない。
いやー本当山や海底や宇宙っていいもんですね。いつか探検してみたいなあ。
修験道系なら別におかしくはないよ。神仏習合の時代に発達したからね。
逆に、山の中にある真言宗のお寺さんだと
柏手打ってる参拝客も結構見かけるよね
933 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/11(水) 22:50:32 ID:h/wlIQvU0
宮大工たん、また書いてくれないかな〜
宮大工さんは寺社スレに行ったんじゃね?
935 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/11(水) 23:11:09 ID:eOzNds9c0
>>929 うん、考えれば考えるほど面白いな!
お前のような夢を持つヤツ、考え方の柔軟な奴が、この世の中を進歩させると思うぞ。
ぐぐれカス
939 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/12(木) 01:56:56 ID:gy1eCIWs0
5歳か6歳の頃だったと思う。
家族・親類と近所の山へ車複数台でハイキングに出かけた。
家で飼ってた犬も一緒。ちなみに俺はその犬と散歩するのが
大好きだった。
目的地に着き、昼食取って楽しんだ。さて帰るかというとき
俺は犬の手綱を握ってたんだが、山の方へ犬が行きたがるので、
引きずられるように山の方へ(この部分は記憶がある)・・・
家族・親類はそのまま帰宅(どっちかの車に乗ってるもんだと思ったらしい)
家に着いてから、俺が居ないことに気付いて大騒ぎになったらしい。
で、俺はというとその後の記憶がまったく無い。欠落している。
気がついたら見知らぬ土地の、田んぼのあぜ道で犬と一緒に居たこと。
おじさんがバイクで探していて俺を見つけてくれたこと。
おじさん見たとき、泣いたこと。
家に帰って親に叱られたこと、犬も叱られ二人しょぼ〜んとしたこと。
夕暮れの山道を延々、犬と歩いて里まで帰ったのかな・・・
全然記憶が無いんだ・・・。
ちなみにおじさんは地元の山に詳しくて、俺が高校のとき地元の山を
アチコチ連れて回って色々言い伝えとか話してくれた。
山でやってはいけないこととか・・・
ただホンと記憶が無いんだ。不思議・・・
日本て山も海も豊かでイイよねー
942 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/12(木) 12:26:23 ID:nI0LLVs40
食い物の話か?
雷鳥さんこない・・・
だもんで、過去スレで自分がサルベージしていた中から「おーい」シリーズ?UPしてみる。
>594 名前: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 03/12/07 02:18
>
>知り合いの話。
>
>仕事で山林の手入れをしている時のこと。
>どこからか奇妙な調子で、おーいと呼ぶ声が聞こえたのだという。
>くり返し呼ぶその声を聞いているうちに、なぜか返事を返さなければならないと
>いう気持ちになったのだという。
>声を返そうとした途端、先輩がひどく怖い顔で静止した。
>
> やめろ。憶えられたら家までついてくるぞ。
>
>問うてみると、正体は分からないが、返答した者に取り憑く類いの怪らしい。
>仕事を終わって帰る時も、まだその声は聞こえていたそうだ。
>
944 :
943:2006/10/12(木) 14:15:56 ID:7J9UI6n50
>666 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2005/11/22(火) 22:02:33 ID:FGM2kkvE0
>知り合いの話。
>
>山で木を切っているとどこからともなく、おーいと呼ぶ声がする。
>誰だ?と呼び返してみると、よく聞き取れない返事があった。
>くり返す潰れた声に耳を澄ますうち、ようやっと内容が聞き取れた。
>
> 右手がないんじゃぁ
>
>何のことだろうと訝しく思っていると、不意に耳元で重い声が聞こえた。
>
> そこか
>
>驚き振り返るが誰も見えない。それきり呼ぶ声も絶えている。
>気味が悪くなり、そこで撤収したのだという。
>その次の入山日に大きな事故が発生し、彼は右の肘から先を失って
>しまったそうだ。
>
945 :
943:2006/10/12(木) 14:17:28 ID:7J9UI6n50
>55 名前:雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2005/12/22(木) 19:35:18 ID:PJO/01Ta0
>友人の話。
>
>山中の池でバス釣りをしている時のこと。
>脇の林の中から「おーい」と呼ぶ声が聞こえてきた。
>段々と大きくなってくる。彼の方へ近づいてきているらしい。
>
>やがて木々の間から男が一人現れた。
>身なりはごく普通の登山者という印象だ。
>しかし、目が虚ろで焦点が合っていない。
>どこかまともでないのか、すぐ横にいる彼にも、まったく注意を払わない。
>
>男は一旦立ち止まったが、すぐに「おーい」と大声を出して歩き出した。
>何の怖れも感じていない様子で、じゃぶじゃぶと水の中に進んでいく。
>友人は大いに慌て、男を引き止めるため追いかけたという。
>
>さした抵抗を受けることなく岸まで引きずり戻すと、男は目を瞬いた。
>「あの、ここは何処で、一体何があったんでしょう?」
>ポカンとした顔で友人に聞いてくる。正気に返ったようだ。
>
>事情を尋ねたところ、山歩きをしているとどこからともなく「おーい」と呼ぶ
>声が聞こえたらしい。
>誰が呼んでいるんだろうと声の方に足を進めているうちに、気がつけば
>濡れ鼠で友人に抱きかかえられていたのだと。
>「おーい」と声を出していたのはあなただったと言われた男は、信じられない
>という様子で首を振ったという。
>
>男が無事に山道に引き返した後、彼は夕刻まで釣りを続けた。
>残念ながらそれ以降の釣果はぼうずだったらしい。
>「池の主様の邪魔をしたんで、怒らせちゃったかな」
>そう言うと、彼は小さく舌を出した。
>
>>943 雷鳥さんは月曜日に来てくれたんだから、もう少し待ちましょうよ
>>939山でやってはいけない事ってなんだろ…
もし良かったら教えて欲しいです
948 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/12(木) 17:28:49 ID:nmUB3idS0
このスレとはちょっと主旨がズレるかもしれないけど、俺の爺ちゃんの話。
爺ちゃんが子供の時、まだ戦前の話で爺ちゃんはその当時長野県の田舎に住んでいたらしい。
ある秋の頃、山にキノコを採りにいってつい夢中になってかなり山奥まで入ってしまって
何とか引き返そうと思っていた時、なんとなく視線を感じて辺りを見回したら
10m位離れたところに“オオカミ”がいたらしい。
当時爺ちゃんの家では10匹以上の犬を飼っていたので犬の特徴は大体分かっていたので
明らかに野犬ではないと思ったらしい。早く下山しないと陽が落ちるので歩き出すと
そのオオカミと思しき動物も一定の距離を取って付いてくる。
当時10歳の爺ちゃんだったけど不思議と恐怖心は無く逆に一緒に居てくれることが心強かったらしい。
そして「道に迷ったみたいなんだけどどうしたら帰れる?」と話しかけたらオオカミが先に進んで歩き始めて
30分位付いていったら、村が見える丘の上に着いてそのまま無事に帰れたらしい。
どう考えても最後の日本オオカミが確認されてから大分年月が経っている時の話なんだけど
あれは間違いなくオオカミだったって未だに信じてるみたい。
949 :
本当にあった怖い名無し:2006/10/12(木) 17:37:14 ID:53eF+TxGO
雷鳥1号殺す
>>948 生き残っていたのなら驚愕物ですな
でも多分、オオカミだとすれば霊体ですかね・・・
>>948 ほんわかしてイイ!
爺ちゃんよく話しかけたね
そのオオカミは何かの化身では?
送り狼ってヤツじゃね?
ていうか送り狼ってどんな話だっけ?