登山・雪山にまつわる怖い話

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1あなたのうしろに名無しさんが・・・
毎年何人かの登山家が山で命を落としてらっしゃいます。
浮かばれないアルピニストの魂に遭遇したお話、聞かせてください。
2あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:19
ない!
3ダヌル・ウェブスター:02/01/22 00:22
あるだろっ! トボけんじゃねぇぞゴルァ!
4あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:23
まず、他スレの保守をしてくれ。
頼むから。
5:02/01/22 00:29
>>4
え、わしがですか?(´Д`)
ど、どこの??
6ダヌル・ウェブスター:02/01/22 00:38
くぉら、わかっててトボけてんのかぁ。おりゃぁ。
7あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:43
そういや、山岳救助隊のドキュメントで行方不明になっていた27歳女性の腐乱死体
流してたな
8ダヌル・ウェブスター:02/01/22 00:44
あ、腐乱死体ですか。それじゃ私はこれで。
ご希望であればコピぺでよければカキコしましょうか?
去年の夏頃書き込まれた話ですが、
多分ヨーロッパ方面で遭難した日本人の話です。
10あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:49
2ちゃんねらーってアウトドア指向な人少なさそうだから難しいんじゃないかなあ。
子供の時のキャンプの話とかが多そうだ。
11あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:52
生きるためには男同士でも裸で抱き合うのか?
ホントなら恐ろしい。
12ダヌル・ウェブスター:02/01/22 00:53
>生きるためなら男同士でもチンポしゃぶり合うことだってあるんだ。甘えるな。
13あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:56
>>12
生死に関係ある行為か?










精子に関係ある行為か。
14あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 00:59
凍死を逃れる為に裸で抱き合ってた男がホモになる・・・
ギャグ漫画では手垢の付いた手法。
15ダヌル・ウェブスター:02/01/22 01:00
どっちかっていうと「精子」のほう。

でも、きもちいいんだよ。うふ
16あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 01:00
>>13 んまい!
山田く〜ん!
ダヌルの座布団2枚とって
13さんに1枚あげて〜!!
17あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 01:18
>14
でも本当はどうなのかな?
18あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 01:23
エロ漫画だったら男と女なんだけどね。
19ダヌル・ウェブスター:02/01/22 01:24
本当は男同士のシックスナインは遭難した時にはかなり有効なエッチだということが「さぶ」にかいてあるかどうかはしらないけど。
20∴弟子:02/01/22 01:26
いかん、この手のネタ見ると
思わず画像UPしたくなる。
21あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 01:27
>19
無言
22ダヌル・ウェブスター:02/01/22 01:29
>21
本当は「専門的な立場」からいろいろ書きたいんじゃないか?ホレホレ。
23あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 01:40
立山で雷鳥を見ました。
皆さん、雷鳥は本当にいるんです。
24ダヌル・ウェブスター:02/01/22 01:42
雷鳥なんか想像上の生き物じゃんか。
25あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 04:02
 食生態学研究家の西丸震哉さんの本「山とお化けと自然界(中央公論社)」に本人が体験した不思議な話がいくつか載っているよ。
 登山家は白骨死体などを見つけても「好きな山で死んだのだから」という事でほっておくそうな…コワイ。
26あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 11:30
>>25
山の番人って奴か。
27(゚Д゚)・・・:02/01/22 12:07
>>23
私も立山の池の周りの藪の中と、
西穂高岳から独標の間で見たことあるよ。
夏服着てて茶色だった。

西穂では捕まえようとしたら、
グライダーみたいに涸沢側に滑空して逃げられた、
飛べないと思ってた。

URLは解かんないけど、確か“涸沢貴族”って名前で山男?が
運営しているHPで、実体験、聴いた話を基に山にまつわる
怖い話が載ってたよ。
立山、荒川岳の土合駅の話とか、リアルで結構怖かった。
28(゚Д゚)・・・:02/01/22 12:19
あと、ぼーいすかうとで、日本最高齢でエベレストを
登頂したって方のお話を仰ぐ機会が有った。

綺麗な風景のスライドを用いてのお話で結構みんな面白そうに聴いていた。
たまにギャグを交えたりして、慇懃ながらも和気藹々としていたさなか、
あるスライドが映された。
それは雪山に今登ってますって感じで撮られていたものだったが、
講演者がスライドの端の荷物みたいなものについて言及していた。
遺体だった。
日本人を除き、多くの登山家の遺族は遺体の回収を望まないとか。
従い、登山中に遭遇する事も多いらしい。
一気に現実に戻された私たちは終日まで空気が重かった。
ぱっと見が綺麗な画なだけに、映画『シンプルプラン』のような不気味さがあった。
29あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 12:47
TVクルー(カメラマン&Dの2人)が雪山に撮影に行ったが、遭難してしまった。
やがてディレクターが力尽き絶命。
カメラマンは遺体を埋めて助けがくるのを待った。
翌日起きてみると。なんと隣に遺体が。
まさか、遺体が自分から
30あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 13:16
昭和五十八年、秩父の富士見小屋で、宿泊客の若い女が
山小屋の番人に強姦殺人された事件があったな。
31全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/22 13:32
学生時代、山岳部に所属しており、ある時雪山に行った。
小さな平原といった面持ちの景色の良い所を、俺が先頭で
歩いていると、突然身体が宙に浮き、それまで見えていた
景色が何も見えなくなった。
雪に囲まれ、痛みを感じ、縦穴の中に落ちた自分を意識した。
穴の深さは2メートルほどか、そう深くはない。
上からはさらさらと雪が落ちて来ており、いきなり大きく
崩れれば、間違いなく生き埋めになる。
その場所は、さほど高くない木が沢山生えている所で
雪は密生した枝に積もり続け、やがて枝の下が空洞のまま
見かけだけが平原のようになっていた。
地図によれば広葉樹林になっていたが、伐採でもしたのだと
勝手に思いこんだ俺が大馬鹿だった。
上から仲間がザイルを降ろしてくれ、俺はそれにつかまったが
俺を引き揚げようと踏ん張ると、足が付け根まで雪にもぐり
力が入らないと言っているのが聞こえた。
引き揚げてもらい、どうにか稜線にもどり、見かけ上の平原を
大きく迂回してその日のテント場に到着した。

ぜんぜん怖くないな
32あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 13:37
むかーしNHKラジオ深夜便で、猟の途中で地面に掘ってあった穴(井戸だったかな?)
に落っこちてしまい、1週間後に助け出された男の体験談をやってたな・・。
33あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 13:37
名山も死体と酸素ボンベだらけ
34あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 13:39
>>31
山もやるオレには充分怖い。雪庇もやだな。

むかし、沢筋でビバークしたとき、沢の音に混じって
「キャハハハ・・・・」
って、子供の無邪気な笑い声と、歌声みたいのが聞こえたときは怖かった。
パートナーと「幻聴だよな、幻聴だよな」って言いあいながら震えていた。
気が付いたら寝てたけどw
35あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 13:42
スイカって言うんだっけ?
36全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/22 13:47
>>34
同行者が15メートルの滝壷に転落した時、俺も笑い声を聞いた。
(ような気がした)
男が哄笑するような感じだった。
転落した奴は滝のてっぺんで釣り人を見たと言い張っている。

別スレに書いた話で恐縮だが。
37あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/22 14:01
>34
それはね、山間部に生息するワライカワセミの鳴き声だよ。
ほら、こんな笑い声じゃなかったかい?
http://www.nsknet.or.jp/~mika/moon/TARONGA/kooka.WAV
3834:02/01/22 14:25
>>37
違ったよ。
39(゚Д゚)・・・:02/01/23 01:16
>>32
亜炭だったっけな?・・・を掘った跡だよ、多分。

消防の頃、野外学習にて近郊のユースホステルみたいな所へ宿泊しに行った時の事。
行きの道中、林間を歩いている時に担任が、
“ここ等辺は亜炭を掘った跡が在って、ヒトが落ちて亡くなったりしている”と
どうでもイイ事をのたまわった。

当時、ミニカーの救急車の中の担架(遺体が在るように思われた)、
赤十字マーク、と死に少しでも関係するものを極端に怖がっていた私は
その話を聴いた途端、野外学習なんかどうでもよくなり
落ちる事、遺体を発見する事を無意味に怖がり、いまでもちょっとした虎馬。
40あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/23 17:25
山って怖いよね
41あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/23 18:00
昔、聞いた話。
会津の山で、冬場に狩りに行った人達がいた。
年明け前には帰ってくるはずが、いつまで経っても帰ってこない。
群馬側に降りたのだろうか、と話していたが、とうとう帰ってこなかった。
ところが次ぎの年の夏、県境の沢筋で腐乱死体が出た。
身元を調べると、例の狩りに出た人たちだった。
雪解けが遅い山の中では、夏になるまで気付かず終いだったらしい。
沢筋を歩いていて雪崩にあったか、深みに嵌ったかしたのだろうとの話しだった。
42全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/23 20:21
ザイルを結び合った二人が岩壁登攀中、一人が転落し、岩壁に
打ち込んだハーケンでかろうじて止まった。
転落した方は空中でぶら下がり、岩壁に手が届かず、自分では登れない。
もう一人はパートナーと自分の体重を支えるので精一杯。
この場合、ぶら下がっている方は、自らの手でザイルを切らなければならない。
切れば、普通、命はない。
ただし、岩壁に残った方の命は助かる。
岩壁に残った方は、パートナーにザイルを切らせないよう、命がけで
あらゆる努力をしなければならない。

クライマーは常時、どんな姿勢でも取り出せる所にナイフを
携帯しなければならない。

クライミングを始めるに当たり、初めに習ったのがこれだ。
教えてくれた男は、数年前、死んだ。
43あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/23 20:38
>42バーティカルリミットがそれだったね。
44あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/24 00:37
45あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/24 17:54
全裸隊はアルパインクライマーか。
ボルダラーのオイラにはわからんヽ(´ー`)ノ
46あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/24 18:59
>>9
>多分ヨーロッパ方面で遭難した日本人の話です。

それって「旅行にまつわる怖い話」のスレにYさんという方が書き込まれた話?
あれは怖いというより感動したなぁ。
知らない人もいるだろうからカキコしてほしい。
47全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/24 19:24
>>45
色々あって、ヘタレの俺はハイカーに転向した。
のんびり散歩気分で歩くのも悪くない。
今は、たまに遊びで練習用の壁にしがみつく程度だ。
48ぜんら:02/01/24 19:50
漏れも経験は無いが凍死寸前になると(体温21度)なぜか服を脱ぎだすそうだ
それで発見されたときは上半身裸が多いとかおろく背負ってきたやつの話
49あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/24 19:54
>48
映画「八甲田山」でもそんなシーンがあったね。
50あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/24 20:10
藪をスタスタ歩いてるとスコーンと落ちて藪に捕まった断崖絶壁だったコワカタ(T_T)
529:02/01/24 22:12
46さんのおっしゃるとうり、Yさんの話です。
コピぺしようと思うのですが、編集なしでのせようと思います。
よろしいでしょうか?
539.........1話:02/01/24 22:17
前:Y 投稿日:01/10/26 00:17
私はある国で勤務している大使館員です。
もちろん、いまは海外からアクセスしています。
今年の夏、家族(妻、子供(5歳、3歳))を車にのせて、国境の山岳地帯に夏休みの旅行にでかけました。
世界でも有名な山の隣町です。
観光シーズンだったのですが、事前にホテルを予約していたので、
何の問題もなく旅行を楽しんでいたのですが、明日そこを出発しようとする日、それは起こったのです。

その日は午前中、ホテルの付近の山を散策していました。
昼になり、家内が突然、○○山(有名な山)を見に行きたい、と言い出しました。
その山はケーブルカーで山頂近くまでいけるのですが、以前一度登ったことがあるので、私は乗り気ではありませんでした。しかし、家内があまりにしつこく言うので、車を30分ほどとばして、その山まで行ったのです。

ケーブルカーを登っていると途中から天候が荒れてきて視界が悪くなり、ケーブルカーでも休憩所でも観光客は私達だけでした。
それでも、こんなふうに山を独占できる機会はそうないね、と家族で写真をとったりしながら数時間を過ごし、山を下りてホテルに戻りました。

満車に近いホテルの駐車場に車を入れてすぐ、もっと良い場所が空いたので車を回そうとしたのですが、なぜだかエンジンが全くかかりません。うんともすんとも言わないのです。
もう夕方でその日はどうしようもなく、食事をして(最後の日になるはずの)ホテルでゆっくりとしていました。
549.........2話:02/01/24 22:18
ところが、どうにも部屋が気持ち悪いのです。
ベッドの上でいろいろと考えてみると、そういえばこのホテルに着いてから妙に寝付きが悪いことを思い出しました。
毎日、毎日、人が死ぬ夢を見ているのです。
隣の家内にそれを話すと、不思議だ、自分も同じだ、と言います。
家内が続けて言うには、このホテルに着いた初日、真っ赤な朝焼けで起きた。あんまり綺麗だったのでもう一度見ようと思い毎朝早く目を覚ましているのだが、今考えると、窓は北向きで不思議だ。
遮光カーテンを通しても窓のサンが壁に映っていたが、そんなことってあるのだろうか…、と言い出しました。
そこで、びくっとしました。不意に部屋の電話が鳴りだしたのです。とると無言電話でした。時間は12時すぎです。
こわくなってきたので、もう寝ることにしました。

でも、やはり見た夢は人が死ぬ夢でした。
全身汗をかいて目が覚めると、時間は2時半ころ。
うつらうつらしながら考えました。
なぜ、毎日人が死ぬ夢ばかりみるんだろ。もしかしたら、誰かが本当に死んでいるのかも…

そう思った瞬間です。
全身がぞくぞくっとして(こんなことは初めてなのですが)身体がいわゆる金縛りのようになり、目の前が真っ白になりました。
そして光の中から、一人の男の顔が、こちらに近づいてきたのです。
光が強くて輪郭だけしかわかりませんでしたが、30歳前の若い感じでした。
そして彼は私に話しかけるのです。
それが不思議なんですが、早送りの映画の字幕を見ているみたいというか、イメージが目の前に溢れてくる感じでした。
559.........3話:02/01/24 22:24
彼は言ったことをまとめれば、次のようでした。
『お前の車は動かない。しばらくウチには帰れないだろうが、すっとここにいなければいけなかった俺の気持ちが分かるか?
俺はお前みたいに子供を持つこともできないうちに、こんなことになってしまったんだ』

書いているうちに、当時のことを思い出して身体が固くなってきたので、ゆっくりと書きます。
この話は、関係者の方もおられる話なので公にするのは不謹慎かもしれせんが、なぜだか多くの方にお話しすることが自分の役割のような気がするのです。
決して事件を面白ろ可笑しく仕立てるつもりはありません。
また、関係者の方がもしこれを読んでおられたら、本当に申し訳ありませんが、ご容赦のほどお願い申し上げます。

続けます。
そこまで彼が言い終わったとき、ふっと身体の固まりがとれました。
不思議とその直後は冷静で、隣にいた家内に声をかけました。
起きている?今ものすごいことが起きた…
そこまで話した時、ふと誰かが窓から見ている気がしました。
窓を見ると、完全には閉じていなかった遮光カーテンの隙間から、真っ赤な街灯が見えます。街灯?、それは狂ったように窓の周りをぐるぐるとまわっています。ひとだま?
家内と窓を凝視したまま、身体が固まってしまいました。

恐る恐るカーテンをあけると、窓の外はうごめく赤い火の玉で一杯でした。
急にものすごい恐怖心に襲われました。
なぜだか喉が無性にかわいている自分に気付き、置いておいた1リットル近いミネラルウオーターボトルを一気のみしました。
子供は大丈夫だろうか?
急に続き部屋に寝ている子供が急に心配になり、家内と二人で子供のベッドに走りました。
569.........4話:02/01/24 22:31
幸い、子供はすやすやと寝ていましたが、もう自分のベッドに戻る気もしないので、そのまま添い寝をしようと寝ころんだ瞬間、二回目の金縛りにあい、光の中から再び彼が目の前に現れました。
彼は言いました。
『山に登る人間が、山で死ねば本望だというのは嘘だ。自分は早く日本に帰りたかったんだ。』

突然電話のベルが鳴り、私は正気に戻りました。
隣では家内の顔が恐怖でひきつっています。
電話をとると…やはり無言電話でした。
そして三回目の金縛りにあい、今度は彼は言いました。
『いろいろ迷惑をかけてすまないけど、僕(俺でなくて僕と言いました)は本当は悪い人間じゃないんだ』

金縛りが解けて、私は家内に言いました。
悪い人じゃないって言っているよ…
言った瞬間、ビシビシビシと部屋中から家鳴りがして、家鳴りは朝まで続き、ほとんど眠れないまま家族で夜を明かしました。

翌朝になって、ホテルのフロント頼んで車の修理業者を呼んで貰いました。一応念のためフロントに確認しましたが、やはり誰も私の部屋に電話しなかったということでした。
昼近くになっても車は直りません。その日は午後にも出発し次の目的地の海岸に行く予定でしたので、修理業者に確認すると、故障している理由が判らないといいます。
ようやく夕方になって修理業者から電話があり、車の鍵穴が壊れていてスターターが回りっぱなしになり焼き切れている、何か無理なことはしたのか?、部品を取り寄せるから修理には2日かかるということでした。
ホテルの方は、なぜだか私の次に同じ部屋に泊まる客が体調不良でキャンセルになったとのことで、再び同じ部屋に泊まることになりました。

幸いその後の2日間は何もなく、車もどうにか直って、2日遅れで次の目的地の海岸街に着きました。
その街で、別途休暇を取っていた同僚一家と一緒になり、食事を共にしながら2日前の出来事を話すと、彼は青くなって聞き返しました。
「それって何日のこと?、君知らないの?、その日、遭難していた日本人登山者の遺体が30年ぶりに発見されたんだよ。」
ちょうど家族でケーブルカーで登った山から、全く同じ時間に、氷河の中から日本人登山者の遺体が発見されていました。遺体は約30年かけて氷河とともに1000メートル下り、地元の警察に発見されたのでした。その方のお名前は、私の長男の名前と同じでした。
579.........5話:02/01/24 22:36
同僚は強く言いました。
「今、地元の総領事官が遺族と連絡をとっているが、この話は担当者に話しておいた方がいいと思う。何だかそんな気がする。」
しかし私は、こんな話を皆にすればするほど何だか自分が馬鹿に思われそうで、同僚の忠告を話し半分に聞いていました。
翌日、海岸で子供を遊ばせている頃には、その忠告のことはすっかり忘れていました。

予想外のトラブルがあったため、明日はもう休暇の最終日。海のバカンスはたった一日だけでした。
家族とホテルのテラスで夕食をとりながら、それにしても不思議な旅だった、と振り返り、
でもまあ、あまり人に話すと変だと思われるから地元の総領事館に電話するのはやめておこう、
と話しかけた瞬間、ズボンのポケットに入れておいたカメラが足下の砂浜に落ち、綺麗に真っ二つに割れました。海の休暇の写真はダメになってしまいました。

おいおい、と思いながら夕食を終えてエレベーターに乗り込むと、ボタンを押してもないのに動き出し、開いた扉の目の前には、山のホテルと同じ部屋番号がありました。
家内はすでにそうとう怯えていましたが、何とか気を取り直し、翌日出発しようと車の鍵を回すと…動きません。
何度やっても動きません。前と同じ症状です。いやもっと酷いようです。
ホテルを通じて修理業者を呼ぶと、予想していたとおり巨大な力で鍵穴がねじ曲がっていてスターターが粉砕されている、酷い状況なので修理には数日かかる、ということでした。

電車で家に戻ろうと駅に問い合わせても翌日の便しかないとのこと。
どうしようもないと諦めて、職場の大使館の上司の許可をとり、休暇を一日延ばすことにしました。
そしていろいろ考えるうちに、もしかしたら総領事館の担当者に連絡を入れないからいつまでもこんな目に巻き込まれているのかもしれない、被害者は遺族に自分のメッセージを伝えたいのかもしれない、と思うようになりました。
589.........6話:02/01/24 22:41
翌朝一番で総領事館に電話をしました。
休暇中の職員が多い中で、残っている担当者はこの案件でてんてこ舞いのようでした。幸い知り合いの領事が担当でした。
これまでの経緯を話したところ、相当驚いており、数日後に遺族の方がこちらに来るので話しておく、と言われました。

そして電車を使ってどうにか家へ戻りほっとしましたが、車は修理工場に置いてきたままです。
3日位で直るというはずが、何日たっても直りません。毎日催促しているうちに、工場の担当者が「注文した部品が届いたが、みると箱の中が空だったので再注文している」などと言い出す始末です。
そんな中、総領事館の担当者から電話がかかってきました。
2日後にご遺族がこちらにくることになったが、ご遺族は君と話したがっている。どうやらご遺族も日本で不思議な体験をされているようだ、
との連絡を受けました。


そしてご遺族が当地に来られる前の日のことです。
夜も12時になろうという時、一本の電話がかかってきました。
起きていた家内が電話をとり、しばらくして青い顔でやってきました。
何か変な電話。無言なんだけれど、電話の向こうからウチの中の音が聞こえる…。
私がかわって聞いてみると、たしかに、ウチには変わった音のする時計があるのですが、その時計がなる音が電話の向こうからします。
しばらく家内が我慢比べのように電話を聞いていましたが、突然、ひやぁ、と素っ頓狂な声をあげました。
低い男の声で「さよなうなら」って言われて電話が切れた、というのです。
599.........7話:02/01/24 22:46
翌朝、修理工場から、車が直ったとの連絡がありました。
出来過ぎたような話ですが、電車に乗って取りに行くと、確かに直っていました。
その後、総領事館のはからいで、ご遺族の方と電話で話しました。
遭難者のご両親は既に亡くなり、弟さんと、当時一緒だったパーティーの方が来られていました。
遭難者は当時20歳代前半の方でした。


ご遺族の方に一通り体験したことをお話しすると、しばしの間のあと、今日は彼の言葉が聞けて本当によかった、自分たちがもう遺体を引き取って帰るのでご安心下さい、とのことでした。
当時、浮き石に足を取られて滑落した被害者は、大きなクレパスに落ちたそうです。クレパスは非常に危険なため、クレパス中に食料一式を落とし、救助活動は即日打ち切りとなったそうです。


一緒に滑落し、ロープに腕がひっかかって助かった当時一緒のパーティーの方は、
今までなんともなかった腕が今年の滑落した日から突然腫れ上がったが、ミイラ化した遺体と対面して、腫れがうそのように消えた、とのことでした。
中には、夏頃日本に帰るから、と本人が夢枕に立った方もおられました。


それからは、私の身の回りには何も起きていません。
なぜ自分がこのような目にあったかは良くわかりませんが、自分の「役目」は果たせたような気がしています。
長い時間おつきあい下さり、皆様本当にありがとうございました。


以上です。
60あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/25 04:29
>>53-59
うん、怖いっつーかじんわりする感じだなー

せっかくなんだからageてくれや、見逃すところだったぞ(w
61赤いカチューシャ:02/01/25 05:20
ここ、怖い。2ちゃんで読んだ話でこんなに背筋がぞっとしたのは、
生き人形のフルコピペ以来やわ、まだ震えがとまらない。

みんなに読んでほしいのであげ$
>>61
なんか懐かしい名前だなあおい
631:02/01/26 19:56
>>53 〜
うわあ!
こわ!!
こういうのまってたんだよね。
ありがとうございます
64あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/26 20:02
行方不明になった人が霊になって出て来れるんだったら、難事件も全て解決だわな。
65あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 03:01
登山家が山で遭難した場合、心残りはそんなに無いだろうと思っていたんだけど、
この話を読んで、ちょっと考えてしまった。
身体を置き去りにして、心だけ、故郷に戻るのって無理なんだろうか・・・。
遺体とか、遺骨とかそんなに大事だとは思わなかった。
散骨は大丈夫なんだろうか・・・・。
66あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 03:29
揚げときます。
67あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 03:44
泣ける…
68あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 04:54
怖いけど悲しい話だなあ。好きな山で死ねるからと諦めるには若すぎたか。
いや、年齢は関係ないか…
69あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 09:48
これもリンクしておこう。
(登山キャンプ板)山にまつわる怖い話
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/out/975776239/
70あなたのうしろに名無しさんが :02/01/27 11:19
>>53 本当の話ですね。
 自分は、本当の話を読むと頭痛がするので〔風邪ひいても二日酔いでも頭痛はしないが、
自殺の場所・交通事故現場に行くと何故か頭痛)
 これは、殆ど真実ですね。 
71あなたのうしろに名無しさんが :02/01/27 12:07
ついでに、誰かが書いた山の上の釣り人の話し。
これも事実だと思う。何処かで見て頭痛くなったからね。
72あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/27 12:13
>70
ただの思いこみです。
73全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/28 18:36
落石は怖い。
石が多い山では不安定な石(浮石)が多く、うっかり足でも
引っ掛けようものなら、ころころと転がり出す。
転がり出した石が別の浮石に当たり・・・これが繰り返され
数十メートル下では阿鼻叫喚の地獄絵図となる。
実際、俺の目の前まで来た石が大きく跳ねて真横を通過した時は
死を覚悟した。

落石を起こしたら、即座に「ラク!」と叫ぶのが山の常識。
知っておいて損はない。
74あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 18:39
「ラク!」という叫び声を聞いたら、すぐさま「セキ」とつぶやくもの山の
常識。知っておいて損はないが得もしない。
75あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 18:53
蟻の塔渡りにまつわる恐い話ってないですか?
76全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/28 18:57
穂高の稜線を歩いていると天候が悪化し、濃密な雲が迫ってきた。
やがて右手のピッケルから耳慣れない金属音・・・・
「ピーン」とも「キーン」とも聞こえる。
雷の近くではそんな事があると聞いていたが、最悪の場合
手に持っているピッケルに落雷する事もある。

山岳部なんぞで分不相応な山に行き、無茶な予定に従って
歩いていると、本当に色々な目に合える。
77あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 19:00
無茶な予定を組むのがいいが、万が一遭難した際、救助活動に翻弄される人たち
のことも少しは考えてやってくれ。
78全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/28 19:09
>>77
そこなんだ。
幸い、俺たちはそんな目に合わなかったが、山での遭難事故を
取材した本など読むと、ほとんどそれだ。
今は、本当にバカな事をしたと思えるが、当時は違った。
おまけに、捜索後にもらう請求書の金額ときたら・・・・
79あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/28 20:08
広大山岳部部歌は名曲だね!
80列島縦断名無しさん:02/01/28 21:14
これはどうでしょう?

山にまつわる怖い話[登山キャンプ]
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi/out/975776239/
すでに4回ほど既出
82ゼロ ◆vzozvsSk :02/01/29 12:52
>>78 捜索後にもらう請求書の金額

山岳捜索に費用かかるんだ?
確か、海上捜索はかからないと聞いたが、
管轄の違いかな?
83全裸隊 ◆99uyNUDE :02/01/29 13:13
>>82
捜索が全て警察だけで済めば無料だが、そうもいかん事が多い。
特に民間のヘリコプターが使用されると、会社にもよるが
1時間あたり200万やそこらは請求される。
数日間の捜索で、民間のヘリコプターを1日3時間使用すると・・・

ヘリコプターほどではないが、救助用の物資運搬等に民間の会社等が
関われば、これまた馬鹿にならない金額になる。
人足1人が1日2万として、数人が動員されると・・・・

かなり怖いぞ。

海上捜索はどうだか知らんが。
費用請求された奴は全額払い終えるまで山に行くな
行くなら生命保険を掛けておけ
捜索・救出費用の踏み倒しだけはするな
されなかった奴も迷惑への詫びとして自ら支払え
85ゼロ ◆vzozvsSk :02/01/29 18:22
> 全裸隊 ◆99uyNUDE殿、
なるほどサンクス。
いのち賭ける前に、保険に入っておくべきか・・・
86あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/29 20:17
海上捜査は海保の管轄だから捜査、救出費用はかからないはずだよ。
馬鹿なサーファーが無謀な事やって海保のお世話になっても無料ってことで、
山の遭難との処遇のひらきに問題になったこともあると思う。
87あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 19:33
馬鹿なサーファー、ダイバーは海洋生物への貴重な蛋白資源です。
遭難しているところを見かけても捕獲しないでやってください。
88あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 22:09
心霊ではないが、白馬岳のほこらで祈祷する修験者を目撃。
かなり遠くまで声が通ってたな〜
89あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/01/30 23:06
>>75
あるぞ、こわい話が。
夜中に蟻の門渡りを小人が通ると女房は汗をかいてうめき声を上げる・・・
90あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/02/01 12:23
うう・・生まれる・・・
91 ◆AkDQj8Iw :02/02/01 23:54
てめーらなめんなよ!
オレは実際に遭難してんだよ!!
生きてるけどよ・・・。
調子のんじゃねー。
マジ死ぬかと思ったんだからよぉ〜。
毎年遭難するやつって都会の人に多いよね。
93 ◆AkDQj8Iw :02/02/02 00:02
悪いかよ!オレは都会人だよ!!
浜崎好きだよ!!!
松浦も好きだよ!!!
石川梨華も好きだよ!!!
文句あるか?糞ども!
>>93
悪い。
95全裸隊 ◆99uyNUDE :02/02/02 13:04
>>92
無理をしてでも行くからな・・・
山に行く前に仕事で無理をし、すっかり疲れ、おまけに日程に余裕が
ないので、疲労を回復させる暇もなく山に入る。
特に、帰りの列車を予約している場合など、悪天候だろうが何だろうが
最終目的地をひたすら目指す。
翌日の仕事に間に合うよう、さらに無理を重ね・・・というパターンが
多く見られるな。

>>93
何はともあれ、死なずに済んでよかったな。
96くだらん:02/02/02 13:35
>>93
浜崎好きなのだけ悪い。

あとはいいよ。
97全裸隊 ◆99uyNUDE :02/02/02 14:15
>>36の話の続きだが、自身の反省のためにも書いておく。
その時はA君、B君、俺の3人で登っており、滝は沢の入り口に
当たる位置にあった。
滝のコンディションが悪く、横の斜面から滝を迂回して登ったが
A君は滝の頂上付近で、俺の真横から突然落下した。
上から見ていると、岩登りの姿勢のままで足から着水したが
頭部が、岩にもろに叩きつけられた。

俺を含む2人は急斜面を転げながら下り、俺より数秒速く降りた
B君が水に入り、人相の変わったA君を水中から引き揚げた。
A君の顔は大きく腫れ、鼻と頬骨が陥没し、顎は歪んでいた。
鼻と口、目から血が吹き出し、止めようも無い。

「救急車を呼んで来る」B君は走り出し、俺はその場に残った。
口と鼻の両方から出血しているので、呼吸困難の恐れがあり
沈み込んだ鼻の穴を強引に引き上げるなどして待つ事1時間ばかり。
B君が救急隊員を伴って現れ、すぐさまA君を担架に縛り付け、
麓を目指して歩き始めた。
98全裸隊 ◆99uyNUDE :02/02/02 14:16
道などなく、足場が悪く、担架に流れ出した血で手が滑り、担架が
揺れ、とんでもなく疲れたが、担架を落とすことなく麓へ到着し、
救急車にA君とB君を乗せ、俺は荷物の回収に、滝へ引き返した。

顔面を打ちつけた岩は血で赤黒く光り、多くの蝶が血を吸っていた。
気付くと、俺の手も身体も血だらけだった。
医師が、家族全員を呼ぶよう指示したほどの重態だったA君は
やがて回復し、退院。

A君が釣り人を見たのは落下する直前で、こんな滝の上まで来る
人がいるのか、と思い、何故かぼんやりその人を見ていたのは
覚えているものの、それ以降、病院で目覚めるまでの記憶は無し。
すぐ横にいた俺からも滝の頂上付近はよく見えたが、無論、俺は
釣り人など見ていない。
高校時代の顧問は「呼ばれたんだよ」とつぶやいた。
>>97-98
作り話はもっと上手に。すぐばれるデタラメはやめてね。
うざいだけだよ(失笑)
ふっ
>99
という奴に限って何も書けない
的外れな罵倒は馬鹿でも畜生でも出来る
オマエは池沼以下
102くだらん:02/02/02 15:37
>>99
男ならここまで言われて黙ってられねえよな?

こいつらに最恐の作り話を見せてやれ!
くだらねえなんて言わないからさ
103全裸隊 ◆99uyNUDE
>>102
女かもしれん