【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。
【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>6)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
前スレ容量オーバーしそうなのか。
神の如き職人様が沢山降臨したからなぁ…
>>1乙
スレ容量オーバーなんて、少し前までは考えられなかったな
何にせよ、この降臨祭を大切にしたいもんだ
1乙
それにしても保管庫の未完作品は二度と更新されないんだろうか・・・。
気になる話がいくつもあるorz
12 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 20:11:19 ID:gyir0ALf
>1乙!
>11確かに気になる未完作品が気になる
むしろずっと待ってる漏れ(゜ー゜)b
某板805氏とプリンたんは一生待ち続けてもいい
やっぱプリン氏は待つよなー・・・。
一番美味しい所で終わっている気がする。
悠タン帰ってきて!!!
ゴーストライターでもいいから続き読みたいってのはあるなー
暫く来てなかったんだけど保管庫にオススメ作品ってある?
かーわるんだ かわるんだ 無敵の少女に♪
> ☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。
いくらなんでも何の相談もしないでこのテンプレはないだろう。
それを定められて何か困る事でもあるの?
何も問題ないように見えるが
いや、問題あるだろ以下略
という不毛な議論をする場所が議論スレなので、以後よしなに
>>19 >ポジティブな感想・GJ以外
ここだけいらなかったよな。わざわざ言う必要がない。
むしろお前らGJ以外に形容詞を知らないのかと言いたい
他にもグッジョブとか知ってる。
25 :
532:2006/05/27(土) 00:38:47 ID:ehnT9o/X
これから本書きに入るから1時間くらいで投下できるけど、
向こうとこっちのどちらに投下すればいい?
こっちかな?
27 :
532:2006/05/27(土) 02:22:32 ID:ehnT9o/X
前スレ752の続き。
俺達はゆっくりと階段を上がって行く。
トランクスでは吸いきれなかった汁が太腿まで垂れてきている。
さらにTシャツ越しでも乳首が勃っているのが分かる。
俺は悟られないように口を強く閉じて、内股で歩いた。
アニキは俺の部屋に入ると、後ろ手でドアを閉めた。
「さてと・・・。」
それはあまりに突然のことだった。
アニキが俺のことをベッドの上に突き倒したのだ。
「いきなり何しやがる!」
「そんなに乳首を勃てて、気付かないとでも思ったか?」
そう言うと、服の上から胸や割れ目を触り出した。
「ジャージにまでマンコ汁がしみ込んでるぜ!こんな女見たことねぇ!!」
「俺は・・・おとこだ・・・ひゃん!あっ・・・んん!!」
「こんなので喘ぎ声出しやがって!お前は立派な淫乱女だよ!!
お前の中はどうなってるかな・・・。」
トランクスの内側にアニキの手が滑り込む。
しばらくは表面をまさぐっていたが、そのうち中指を蜜壷に突き刺した。
それは俺の中で蛇のようにうごめく。
異物が入ってくる感覚と、実の兄としている背徳感が、
何とも言えない不快感を与える。
「はぁん!ひぃ・・・や、やめろ・・・ふぅん・・・ひぎぃ!!」
「やめろとか言っちゃって、本当は犯して欲しいんだろ?」
しかしその不快感も、怒涛のように押し寄せる快楽の波にかなうはずが無い。
28 :
532:2006/05/27(土) 02:23:59 ID:ehnT9o/X
「2本目もいってみるか。」
アニキは目をにやつかせた。
一度中指を引きぬき、人差し指とそろえて再び陰部にあてる。
左手で大陰唇を左右に開き、ゆっくりと陰裂に突き刺す。
「ア・・ニキ・・・、きついよ・・・」
「ちょっと黙ってな!」
アニキはクリトリスに爪を立てた。
「ひゃう!!」
今までのとは違って、鋭い刺激が俺を襲う。
徐々に目の焦点が合わなくなってきた。
指は2本とも内側に入りこんでしまったようだ。
アニキはその指を素早く抜き差しする。その度に膣のひだが擦れてしまう。
自然に俺の腰が揺れる。
下に家族がいるのは知っていながらも、声を抑えることが出来ない。
「気持ちいい・・・イッちゃうよぉ!!」
俺は快楽にその身をゆだねた。
そんな時だった。アニキが急に指の動きを止めてしまった。
「なんか飽きちまったなぁ。風呂でも入ってくるかな。」
アニキはベッドから立ちあがり、ドアの方へと向かう。
俺の顔に落胆と絶望の色が浮かんだ。
身体は突然の出来事に混乱し、刺激を求めて疼く。
――ココまでしておいて、この仕打ちは何だよ!――
心の中で俺は叫んだ。
じわり、じわり。目に涙があふれてくる。
29 :
532:2006/05/27(土) 02:24:53 ID:ehnT9o/X
「頼む・・・。最後まで・・・してくれ・・・。」
俺は声を震わせて、うつむいたままアニキに懇願した。
1滴、また1滴と涙がこぼれ落ちる。
アニキはしたり顔で聞き返してきた。
「イカせて欲しいんだな?」
アニキは確信犯でやったかどうかなんて、今ではどうでもいいことだった。
今はただ打ち寄せる快楽に身を投げ出したかった。
俺は恥ずかしがりながら、ちょこんと頷いた。
しかし反応は冷たかった。
「甘ぇよ、甘すぎるぜ!本当にして欲しいんだったらなぁ、
『私のいやらしいオマ○コに、お兄ちゃんの太い
オチ○チ○を挿れてぇ!!』ぐらい言ってみろ。」
畜生、足元見やがって・・・。
俺は潤んだ目でアニキを精一杯にらみつけた。
そして心に固く誓った。死んだって言うもんか!
しかし身体は、俺を巧みに快楽の道へと走らせる。
乳首が、尻尾が、陰核が、誰かの肌を求めて声を上げる。
俺はアニキに向けていた目線をそらし、力なくうつむいた。
「・・・・・お、・・・に・・・・」
俺はまた泣きそうになった。ただただ、涙がこみ上げてきた。
「・・・いえるかよ・・・・、そんなこと・・・・・」
すすり泣きする声だけが、静かな部屋に響く。
「・・・・冗談だよ。もう泣くな。」
そう言うと、アニキはそっと俺の頭を抱き寄せた。
胸板から伝わる温もり。鼻の奥をくすぐるような匂い。
ダメだ・・・、頭がクラクラしてきた・・・・。
30 :
532:2006/05/27(土) 02:25:35 ID:ehnT9o/X
アニキはジーパンとトランクスを脱いだ。いきり立った肉棒が顔をのぞかせる。
ゴクリ。俺の喉がつばを飲みこんだ。
ソレが欲しい。ソレに貫かれたい・・・。
「お望みどおり、今すぐブチ込んでやる。」
俺は仰向けに押し倒されて、両足を持ち上げられた。
股の下にアニキが立つ。
「挿れるぞ!!」
太くて熱いモノが俺の膣内に潜りこんできた。
奥のひだがこすれて、何も考えられなくなる。
「あぁ・・・はぁん!そこ、イイ!・・・気持ちいいよぉ・・・」
「まだまだぁぁ!!」
アニキは腰を強く打ちつけてきた。それに合わせるように
俺も腰も自然に動く。身体が少しでも多くの快感を得ようとしていた。
「ひぃ〜、ひゃう!・・・あぁん!アニキ、アニキ!!」
「馬鹿!声が漏れたらどうすんだ!!」
静かな声でアニキが怒鳴る。
ヤバい、下には他の家族がいるんだっけ。俺は慌てて口をつぐんだ。
静かになると、肌のぶつかり合う音が一際目立つようになる。
その音は壁に反響し、俺の耳へと入ってくる。それまでもが俺を興奮させた。
閉じたはずの口も、いつの間にか半開きになっている。
「んん・・・はぁん・・・ひゃふぅん!声が・・・漏れる・・・う、ぐふっ!?」
アニキの唇が俺の口に覆いかぶさった。俺の歯に舌がぶつかってくる。
俺は何が起こったのか一瞬分からなかったが、
理解すると安心したような気持ちになって、ゆっくりと瞼を閉じた。
31 :
532:2006/05/27(土) 02:26:13 ID:ehnT9o/X
俺達は互いの求めるままに身体を動かした。
口内に入ってくる舌を優しく受け入れ、俺の舌と絡ませる。
接合部では、俺の柔らかい肉を固くてゴリゴリしたものが当たっている。
ひだが引きちぎれてしまいそうなくらい激しく動く。
「んっ!ふぅ・・・うんっ!!」
俺はアニキの背中に両腕を回し、自分のたもとに引き寄せた。
2人の身体が密着する。
舌の動きに合わせて腰のピストン運動が加速していく。
それは間もなく訪れる絶頂を暗示していた。
俺の口は喘ぎ声を出すかわりに、アニキの唇に強く吸い付いた。
頭の中がからっぽになっていく。
「ん、あぁっ!イクぅぅぅ!!」
「なかに出すぞ!!」
「きて!!いっぱい出してぇぇぇぇ!!!」
ドビュッ、俺の膣内に生温かい粘液が吐き出された。
それと同時に俺もアクメに達した。
ドバッ、ビビュッ、ビュッ・・・。
アニキの精液で、俺の膣内は満たされていく。
「俺のなか、アニキのでいっぱいになってるよぅ・・・。」
「気持ち良かったろ?」
俺は返事のかわりに、アニキの頬に口付けした。
そして静かにベッドへ横たわった。
32 :
532:2006/05/27(土) 02:27:23 ID:ehnT9o/X
ベッドに横になって5分ほど経った。俺はだんだん正気に戻ってきた。
ジャージとトランクスを新しいのに履きかえると、俺は怒鳴った。
「てめぇ、さっきはよくも調子に乗りやがったな!!」
「あの泣き顔・・・、何度思い出したって笑えるぜ!!」
アニキが飄々と話す。
「それにあれ・・・。俺のファーストキスだったんだぞ。」
「モテなそうだし。当然と言えば当然だな。」
「これでもモテてたよ!好きな人のためにとっておいたんだ!!
それが男に・・・しかも兄弟に奪われるなんて・・・。」
俺はがっくりうなだれた。
「でも嫌そうには見えなかったぞ。最後なんて自分からやってたし。」
それを聞いて俺はさっきの一件を回想した。
おぼろげだった記憶が、1本の線につながって行く。
――俺が?自分から!?確かにしたような・・・。――
恥ずかしくて顔を上げられなくなった。
「立派に照れてやがる。バカじゃねぇの?」
アニキがどっと笑い出す。
「うるせぇ!!黙ってろ!!!」
俺はアニキにストレートパンチを繰りだした。
しかし全く当たらない。完全に見切られてる。
「お前にケンカを教えてやったのは俺だぞ?食らうわけねぇだろ。」
「畜生、この糞アニキ!!!」
ここまでコケにされても何も出来ない自分に腹が立つ。
「お兄ちゃん達〜、晩ご飯できたわよぉ。」
「おい、もうこんな時間かよ!?」
「早くしないと食いそびれちまう!!」
俺達はリビングへと駆け下りた。
33 :
532:2006/05/27(土) 02:31:34 ID:ehnT9o/X
ここで終わり。
今後は更新速度がもっと落ちるっぽい。
あとあらすじとか考えてたら、非エロ部分が増えそうな悪寒。
どうしようか・・・(´・ω・`)
|
|´∀`)
|ノ モナーがこのスレを監視しています。
GJ以外を使えとのことだが俺の極薄辞書にはGJ以外の言葉が無いので
GJ
DJ
兄貴、外道でいい感じですな(・∀・)
このままこの外道に屈辱的にヤられ続けるのか、誰でもいい的にヤっていくのか
楽しみですな。
漏れは父にガンガン生射ちされたりするとウレシス(馬鹿
NJ (naice job)!
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 17:05:37 ID:mVNbm4YP
ちょっと保管庫見てきたんだが・・
hiroshi氏の「性奴隷」はエロいな。
40 :
588:2006/05/27(土) 20:07:01 ID:DwwSKNEm
はい今晩は。恥ずかしながら戻ってまいりました。
今回のお話は京介と輝のお話の少し前の物語です。
そして今回からタイトルなんぞつけてみようと思います。
それでは宜しくお願い致します〜。
〜『魔薬 ZERO』〜
彼、佐藤信彦は苦悩していた。今まで何人かの女性と付き合い肉体的
な関係も何度か持ったことがあった。だが、彼が相手を本気で好きだと
思えたことは一度もなかった。そんな関係が長続きするはずもなく惰性
でダラダラと付き合い、時には付き合い始めたその日に別れることすら
あった。
そんな彼は大学に進学したとき本気で恋をした。あいつと居ると楽し
い、あいつが笑うと自分も心から笑える、あいつのためだったらなんだ
ってできる。本気でそう思えた。初めの頃はただ友人として一緒にいる
と心地良い、そう思うだけだった。だが、その思いが恋だと気付いたと
き信彦は愕然とした。
彼が生まれて初めて好きになった相手は――男だった。
最初のうちこそ『だた一緒にいれればいい』そう思っていた。だが、
日に日に信彦の思いは強くなり信彦の心を内側から蝕んでいった。自分
は異常だと思い信彦はそんな自分に恐怖した。そんな思いがピークに達
し始めていたとき、信彦はその薬と出会ってしまった・・・・・・。
『何度言えばわかる。そんなこと許可できるはずがないだろう』
『ですが社長!』
ある日の夕食の後、製薬会社の社長である信彦の父の元に来客があっ
た。信彦がちらりと見たその顔には見覚えがあった。最近よく父の元に
来てはなにやら難しい話をしていたその男は景山というある開発部の主
任だと父は話していた。
『実験動物への投与すらまだ明確なデータにできるほどしていないと言
うのに人間への投与など許可できるはずがないだろう!』
『ですが!』
喉が渇き自室からキッチンへ飲み物を取りに行く途中に応接間から父
と景山が口論しているのが聞こえてきた。信彦はそれを無視し通り過ぎ
ようとしたとき、ある単語が彼の耳に飛び込んできた。
『この薬、性転換薬さえ市場へ売り出すことができれば我が社の地位は
不動のものとなります!他社に先を越される前に実用性を証明しなけれ
ばならないんです!』
性転換薬。その言葉に信彦の身体は凍りついた。
41 :
588:2006/05/27(土) 20:08:24 ID:DwwSKNEm
『肉体を直接変えてしまう薬なんてこれまでに例がない。もっと慎重に
なるべきだと何度も言ったはずだ景山君』
『しかし・・・』
『話にならん。帰りたまえ』
信彦の心臓がビクリと跳ねる。話が終わったらしい。ここから立ち去
らなくては。だが信彦の心はある思いに縛られ動くことができなかった。
「失礼します―――おっと」
応接間のドアが開き景山は信彦とぶつかった。その際景山が手に持っ
ていた鞄が開き中身が散らばる。
「す、すみません・・・」
「いや、大丈夫かい?」
信彦は慌てて散らばった鞄の中身を景山と一緒になって拾った。その
中に同じような小さなビンに入った薬らしきものが目につき、信彦はそ
のビンを一つ景山に気付かれないように上着の内ポケットへとしまった。
「何をしている信彦。自分の部屋へ戻りなさい」
「はい」
父に言われ、信彦は手に持っていた鞄の中身を景山に渡すと逃げるよ
うに部屋へと戻っていった。その背中を、景山は無言で見ていた。
「へっくしっ!」
「風邪でも引いたか?」
マンションの一室。信彦の父は自宅の信彦の部屋以外に高級マンショ
ンの一部屋を彼のプライベートルームとして与えていた。そのマンショ
ンのリビングはひどく殺風景で大きめのテーブルとソファベッド、分厚
いカーテン以外には何もなかった。その床には今ビールやチュウハイの
空き缶が転がっている。
「ズズッ、どうもそうらしい」
クシャミをした青年、木村香澄は鼻をすすると手に持つビールの缶の
中身を飲み干す。
42 :
588:2006/05/27(土) 20:09:30 ID:DwwSKNEm
「それならこの風邪薬やるよ」
信彦はそういうと上着のポケットから一つの小瓶を取り出し香澄に渡
した。
「そういやお前の親父って薬屋の社長だったな。サンキュ」
香澄はビンの蓋を開けると中身を一口飲み込んだ。
「ん、味しねーんだな。酒と一緒に飲んでも大丈夫なのか」
「うん、なんか新薬みたいでまだ発売されてないんだ。多分大丈夫だと
思うよ」
「ふーん・・・」
そういいながら香澄は残りをごくごくと飲み込んだ。信彦はその様子
を見ながらゴクリと喉を鳴らす。
「うい、ごっそさん」
信彦は知らなかったがこの薬は服用時強烈な眠気に襲われる。そして
それにアルコールが加わると―。
「う・・・」
操り人形の糸が切れたかのように香澄は倒れ意識を失った。
「なっ、おい香澄!?」
信彦は仰天すると香澄に駆け寄り揺さぶる。だが香澄は反応せずに首
がダランと落ちる。そして信彦が恐慌状態に陥る寸前にその変化は始ま
った。
「う・・・ぐ・・・」
香澄の額に玉の汗が浮かび苦しげに呻く。そして服から出ている部分
の身体と顔が丸みを帯び女性的なものへと変わっていくった。およそ10
分後、香澄は完全に女性なっていた。
口の中と喉がカラカラに渇き飲み込む唾さえないことに信彦は気付か
ずに熱に浮かされたように香澄の服を剥ぎ取りの両手を後ろに回し手錠
を掛けソファベットを倒し寝かせた。
「ん・・・んん」
意識が少しずつ覚醒していく。香澄は暗い部屋の中で寝かされている
ことをおぼろげに理解した。
「俺は・・・な、なんだこれ!?」
身体が自由にならない。後ろに回されている腕を動かすとガチャガチャ
と音が鳴った。そして―。
「なんだよ俺の身体・・・どうなってんだよ!?」
自分の身体の異変き気が付いた。服を脱がされた裸体が暗闇の中で蠢
いている。
43 :
588:2006/05/27(土) 20:10:40 ID:DwwSKNEm
「・・・・・・香澄」
「信彦?」
不意に聞こえた声に首を動かすと視界の隅に信彦が立っていた。そし
てゆっくりと香澄に近づいていく。
「香澄、俺はずっとお前のことが好きだったんだよ・・・だけどお前が
男だったから俺は・・・俺はあ!」
「信彦お前何いって――んぶっ!?」
信彦は香澄に覆いかぶさると強引に口を塞ぎ下をねじ込んだ。
「んん・・・ぐっ!」
「がっ・・・あっ」
『ガリッ』と音がすると信彦が顔を離す。舌を香澄に噛まれその口か
らは血が流れていた。
「はっはっ・・・信彦お前いい加減にしろ!早く元に戻せ!」
「ぐ、戻し方なんて俺は知らない。香澄、なんでわかってくれないだよ」
信彦は悲しそうにそう言うと上着のポケットから注射器と香澄に飲ま
せた薬とは違う種類のビンを取り出す。それを注射器で吸い上げると香
澄の腕を掴んだ。
「な、なにを―」
「動かないほうがいい。手元が狂ってしまうかもしれないよ」
「うぁっ」
針が血管に差し込まれ液体が押し出されていく。その液体が流れてい
く部分が熱くなっていくような感覚に恐怖が身体中に広がっていく。
「なにをしやがった・・・」
「すぐにわかるよ」
信彦は能面のような顔に笑顔を浮かべ香澄を見下ろしていた。
「う・・・うぅ・・・ぐっ」
30分もそうしていただろうか。香澄は自分の身体に起こった変化に
戸惑い何かに耐えるように歯を食いしばっていた。
「うぁ・・・くうぅ」
信彦が注射したものは即効性の、しかも強力な媚薬だった。香澄の身
体は今や全身の神経をむき出しにされたように敏感になり下腹部の奥が
痺れるようにじんじんと疼きぴったりと閉じられた太ももの内側はすで
に溢れる愛液で濡れそぼっていた。
「なあ香澄、辛いだろ?」
「ひぁっ!」
信彦が肌を一撫でしただけで香澄の身体が跳ねる。ベッドで擦れた部
分さえ高熱を持ち香澄の精神を苛む。
「うぁ・・・たす・・・けて・・・たすけて」
少し身体を動かしただけで気がおかしくなりそうなほどの快感が電流
となって全身を巡っていく。それに耐えられず無意識に身体が動きさら
に快感は増幅されていく。両手を拘束され自分ではどうすることもでき
ないそれはもはや快感ではなく耐え難い苦痛となって香澄の精神を責め
立てる。
44 :
588:2006/05/27(土) 20:12:00 ID:DwwSKNEm
「俺と一緒に生きよう香澄・・・ずっと一緒に」
「あっ・・・か・・・はっ・・・」
信彦がさらに熱く火照った肌を撫で太ももをさする。たったそれだけ
でたっしてしまいそうな、しかし決してたっする事ができない衝撃に香
澄の意識はスパークし声にならない叫びを上げる。
「のぶひこ・・・たすけて・・・・・・おねがい・・・たすけてぇ!」
香澄は泣き叫ぶと自ら足を広げ誘うように腰を動かす。そんな香澄を
信彦は満足そうに見るとベッドに上がりペニスを取り出すと躊躇なく一
息で奥まで突き入れた。
「か・・・あああああぁぁぁぁぁっ!!!」
それだけで香澄は絶頂に登りつめ身体は異常なまでにビクビクと痙攣
する。破瓜の痛みさえ快楽に変わり香澄の意識を塗りつぶしていく。
「動くよ」
それだけ告げると信彦は獣のように腰を動かし香澄を突き上げた。
「あっ!ひぐっ!んあっ!ぎっ!うあぁっ!!」
一回子宮口を突き上げられる度に強制的に絶頂を向かえ、大げさなほ
どに身体を戦慄かせ口からはだらしなく涎が流れる。際限のない快感と
絶え間なく迎えさせられる絶頂。そして絶頂を迎える度に意識を失い、
そして次の絶頂で強引に覚醒させられる。
「中に・・・出すよ」
「あ・・・ひあっ・・・ぁ・・・ぁぁ」
その繰り返しのリズムが香澄の限界を迎えた精神を突き崩す。そして
身体の中で感じる熱い爆発に香澄はついに意識を手放した。
「まだ、足りないよね」
「・・・ひぐっ!?あ、のぶひこっ・・・もうやめ・・・あっぐっ!?」
一度果てても衰えることのない信彦の動きに再び強引に意識を呼び戻
される。
「ひっああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして、限界を超えた快楽に香澄は喉を震わせ絶叫した。
深夜。すでに信彦はマンションを出て自宅へ戻っていた。マンション
の鍵は外側からしか開けられないように信彦の手で改造が施してあった。
そのマンションの部屋の前に立つ複数の人影。人影の一人、景山が他の
影に合図するように目配せをするとスーツのポケットから鍵を取り出し
音も鳴くドアを開けた。その夜、一人の青年が表舞台から姿を消した。
45 :
588:2006/05/27(土) 20:13:11 ID:DwwSKNEm
「いない・・・そんな・・・・・・」
翌日、信彦が部屋に来てみるとそこはもぬけの殻だった。誰も居ない
部屋を愕然と見ていると誰かがマンションに入ってくる気配を感じ信彦
は振り向いた。
「影・・・山さん?」
「やあ信彦君。久しぶりだね」
そこに居るはずのない男の登場に信彦はうろたえ数歩後ろに下がる。
「ここに居た少女は私が引き取らせてもらったよ。いや、実に良いサン
プルだ」
「なんだって?」
景山の言葉に息をするのも忘れ信彦は目を見開き凝視する。
「君のお父上が私の新薬の実験の許可をなかなか出してくれなくてね。
君があの日その新薬を一つ隠すのに気が付いて監視させてもらっていた
んだ。いや実に期待通りに動いてくれたよ。おかげで私達は貴重な新薬
の成功例を手にすることができた」
「・・・う、うそ・・・・・・だ」
「なに、私達も鬼ではない。信彦君が私達に協力をしてくれると言うの
ならばあの彼・・・いや彼女は君に返してあげよう」
そこまで言うと景山はにっこりと笑った。最愛の人を手に入れ一晩で
失った信彦に考える力は残されていなかった。
「ありがとう。実に物分りのいい協力者を得ることができて私も心強い。
さて、詳しい話は別の場所でしようじゃないか」
景山に促され信彦はマンションを出る。だが、彼の目にはもはや何も
映ってはいなかった。
「はぁ?男が女に、女が男になる魔法の薬だって?」
夜の繁華街。その裏通りは表の通りと比べ極端に人通りが少なく後ろ
暗い人間達が集まる。その片隅で帽子を深く被りサングラスをかけた男
が高校生に液体の入った香水のビンのようなものを見せていた。
「そうだ・・・表には流通していない新薬だ」
「はっ、胡散臭え」
高校生はあからさまに警戒した顔で鼻を鳴らす。
「信用のおけるところから手に入れた品だ。今なら格安で譲ってあげよう」
「ふんっ、胡散臭ぇ・・・・・・が、面白そうだ。洒落で買ってやるよ。いくらだ。」
『この新薬を一定数ばら撒いてくれればいい。モニターは我々が行う。
ノルマを達成できれば彼女に会わせてあげよう』
男の脳裏にある男が言った言葉が浮かぶ。男は高校生から金を受け取
り薬を渡すと足早にその場を去っていった。
46 :
588:2006/05/27(土) 20:14:21 ID:DwwSKNEm
ある2階建てのビルの2階、事務所らしき部屋に大量に置かれたダン
ボールの影に隠れるように設置された応客用のテーブルとソファに男と
女が座っていた。
「ふむ、香澄君が行方不明ですか・・・」
「はい・・・」
男が何かを思い出すように首を傾げ目の前に座る悲痛な面持ちの女性
を観察する。
「こんなこと・・・今までなかったのに。警察に言っても相手にしても
らえなくて・・・」
「大学生くらいの男の子が失踪する、という事例はほとんどが家庭内に
問題がある家出とみなされてしまいますからね。まったく、僕がいた頃
と何も変わっていないのか」
男が派手にため息をつく。女はハンカチで目じりを押さえると男にす
がりつくような視線を投げかけ口を開く。
「ですから・・・もう宗次お義兄さんしか頼れる人がいなくて」
「いや、他でもない静江さんの願いです。可能な限り手は尽くさせても
らいますよ。まだ駆け出しの開業すらこれからの探偵ですがね」
男―木村宗次は弟の妻である木村静江にそう告げると力強く笑った。
―To be Continued―
47 :
588:2006/05/27(土) 20:17:52 ID:DwwSKNEm
ギコナビが使えなくなったーウワァン
そして大風呂敷広げちゃった気がするのは木の精?
京介と輝のお話のタイトルは『魔薬』って所ですかね。
以上、続きとか全然考えてないので忘れた頃に書き殴る
かもしれません。
それでは皆様ご機嫌よう。
>>588 GJ!!!!また書いてくださるとは思わなかった!
今後に激しく期待。
>47
クッキーの仕様が変わったので、2ちゃんブラウザの更新待ちになるそうだよ。
50 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 13:00:28 ID:eR34vLfC
もっちり〜
JaneDoeはもう対応してるよ
バタ52が出てる。・・・人柱行き。
53 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 19:37:13 ID:f/ngePZI
ぬるぽ
ガッ
書き込めないと思ったらそういうことか・・
テスト
アー・・・テステス
一気に糞スレと化したな、このスレ・・・
専ブラが軒並み沈黙中だからなぁ。
前スレが容量オーバーで1000に届かなかったから、そっちに行ってる香具師もいる予感。
色々専ブラ対応しはじめてるし職人様かえってきてー
>>管理人様
保管庫更新乙であります
まとめサイトがなんとかって問題のせいじゃなかったの?
まとめサイト、なんかあったの?
更新されてた
ふと思ったけど作品が増えすぎてだいぶ見難くなってるな
66 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:28:30 ID:mA6E77H8
「はーい、佐藤さん、はいりまーす。」
ADさんの声に、僕はいよいよやってきた瞬間に緊張で体をこわばらせる。
周りでは、多くのスタッフが撮影の準備万端で男優の入りを待っている。
僕は、広い部屋の真ん中に置かれたベッドの上、
花柄のワンピースに身を包んでちょこんと座っている。
採光用の鏡に映る自分は、黒くて綺麗なストレートの長い髪を持った少女で、
栗色のぱっちりした目が現実世界の僕を見つめ返す。
18歳の少女らしい、薄い化粧は、プロの手によるものだけあって、
女の自分から見てもはっとするほど綺麗だった。
しかし、メイクのおかげではない。すらりとした腕は透き通るような限りなく白に近い肌
色で、お嬢様座りの足をすこし動かすだけでワンピースのスカートからは、細くて、
しかしさわり心地のよさそうな滑らかな脚の間が覗きそう。
そして、その先には・・・
まだ男の気持ちが残っている僕は、鏡をみると、未だに性的な想像をめぐらせてしまう。
今日は、僕がAV女優「井川桜子」になって、はじめての撮影の日。
女の子にされて、そして、全国のさびしい男たちのオナペットになる、
AVアイドルとしての僕の人生が、本格的に始まる一日だった。
どうして、こんなことになってしまったのだろう。
どこから狂ったのか、僕の人生は、もう、女として、後戻りできないところまで来てしまった。
そう、僕は、もともと男だった。
ドアを開いて入ってきた男は、有名なAV男優で、僕も男だった頃は何度もその姿をビデオで目にした。
その男が、今、僕の目の前に座り、差しさわりのない会話の後、
僕を優しく抱き寄せて、口づけを求めてくる。
あぁ、このかんじは・・・とっても、安らぐ・・・
ビデオの中で、たくさんの綺麗な女の人がこの男に好きなように扱われてよがり狂っていたその理由を、
ぼくは一瞬にして理解した。
とろけるようなキスが、僕の舌を、口の中を蹂躙し、それだけで全身を快感が駆け抜けた。
ふと、鏡に目が行った。
67 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:29:31 ID:mA6E77H8
さっき真っ白だった美少女の頬はもうピンク色に染まり、
いつのまにか腕は男の顔の後ろにまわっていた。
まったく無意識のうちに快感がそうさせたのだった。
僕は、自分が、選ばれた人間になったことを実感した。
周りには多くの男が、僕のセックスを撮るためにさまざまな役割をこなしている。
カメラの向こう、無数の男たちは僕が気持ちよくなるのを見て、興奮し、オナニーする。
僕の胸に手を伸ばしてきたこの男優だって、同じことだ。
僕が気持ちよくなるところを撮影するためにここにいる。
この場にいる男たち、そして、カメラの向こうで僕の痴態を見つめている男たちの中で、
僕だけが、特別だった。
「あなたも、選ばれた人になってみる?」
その一言から始まって、ここまで来てしまった僕が、
ようやくその意味が理解できた瞬間だった。
男の手が、ワンピースの下から股間に伸びてきた・・・
どうしてこんなことになってしまったんだろう・・・
僕の名前は、梶原亮・・・だった。
この春、志望の大学に入ることが出来て、東京にやってきた。
高校は、進学校にしてはサッカー部が強かった。僕はそこのレギュラーだった。
と、いっても、右サイドバックでようやく出番をもらっていた程度だったが。
高校3年のときは総体には出られたが、秋の大会で県の準決勝で負け、
最後の冬の全国大会にはいけなかった。
そこから受験勉強を始めた僕にとっては・・・
すぐに大学に受かることは無理で、結局一年浪人してしまった。
それでも、一年を経て、大学に受かった僕だったが、
とんでもない情報を耳にしたのは、引越しを目前にした3月の後半のことだった。
68 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:30:46 ID:mA6E77H8
「えっ?これは・・・」
地元の大学に進んだある同級生が、新人AV女優の情報をメールで送ってきた。
その月にデビューすることになっていたのは、僕の小学校からの同級生で、
中学、高校ではサッカー部のマネージャーをしていた、如月真優ちゃんだった。
「真優・・・いや、でも・・・」
最初信じられなかった。
真優は、幼なじみでもあり、僕のよき理解者でもあった。
学校一の美少女となったことに気づいたときには、「腐れ縁」の仲になっていた。
僕は中学校ではサッカー部のエースだった。そして、高校に入っても、
同じようにサッカー部で頑張った。
真優は、僕のことが好きなわけではなくて、サッカーが好きだったから、
マネージャーをやっていたのだ。そう、いつも言っていたし、そのとおり、
高校を卒業するまで、彼氏の一人も作ることがなかったような純真な美少女だった。
受験して、東京の名門女子大に進み、一年がたった。
最初の何ヶ月間かは連絡があったが、この半年ほどなにをしているのか知らなかった。
それが、こんなことになっているとは・・・
そして、東京に行って、真優に・・・そんな、
僕の受験勉強を支えた思いが、崩れ去ってしまっていたことに、
気づくのには時間が必要だった。
この一年間、真優のいない毎日はなによりもそのことに違和感を感じていた。
ずっと、秘めてきた、自分でも気づかなかった思いを、東京に行って伝えようと、
思っていた。でも・・・こんな・・・
いや、僕が浪人したから・・・彼女を守ってやれなかったからか・・・
引越しの日まで、僕は上の空だった。
だが、引っ越した日、アパートの近くのレンタル屋に行った日、
学校一の美少女だった真優のAV女優「安藤しずか」としての
デビュー作が何枚も並んであるアダルトビデオの棚を見たときに、
残っている最後の一枚に手が伸びないほど、我慢強い僕ではなかった。
目の前の、真新しい小さな液晶テレビの中で、幼い日からずっと隣にいた美少女が笑っていた。
僕の知っているプロフィールとは微妙に、いやかなり違う自己紹介をして、「緊張してます」といって、笑う。
69 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:31:59 ID:mA6E77H8
そして、AVではよく見る男優、佐藤某が僕のあこがれの人であり、
幼なじみであった女性の後ろにまわり、キスを交わす。
そこから先は、ボウゼンと見ていることしか出来なかった。
オナニーすることなど出来なかった。ずっと、僕の肉棒は反り返ったまま、
こらえきれずに我慢汁が何度もあふれ出してはいたが、
最後のプライドが僕にオナニーを許さなかった。
最後には、真優は真っ赤な下着をつけたまま、
後ろから突かれそして口では他の男の肉棒を必死でしゃぶり、
僕のよく知ってるあのかわいらしい声で狂ったように喘いでいた。
涙が止まらなかった。
上の空のまま数日が過ぎたが、初めての一人暮らしだ。
日常生活を何とかこなしているうちに、
少しずつ真優のことを忘れることのできる時間もできてきた。
そんなある日、一人で初めて渋谷まで行ってみた日のことだった。
「亮・・・?梶原君じゃない?」
デパートの一階にあるキャッシュカードの機械に向かって暗証番号を打っていた僕に、
懐かしい声が語りかけた。
「えっ?」
目の前には、AV女優安藤しずか・・・
いや、僕の幼なじみでありあこがれの人であった、真優が立っていた。
その瞬間・・・見違えるほど綺麗になった真優に僕は一瞬言葉を失い、
時間が止まったと思ったほどだった。
何も変わっていない。彼女は、ピンク色の春物のコートの下はジーンズで
化粧もほとんどしているかどうかわからないほどだ。
地味な、清楚な、純真な美少女のままだった。
しかし、確実に、驚くほど綺麗になっていた。
なにを話したかは覚えていない。
だが、とにかく次の日彼女と会うことになった。
渋谷から何駅か神奈川のほうに向かった私鉄の駅で、待ち合わせた。
「ね、亮。せっかくだからうちにおいでよ。」
つい半月前までだったら、そんな言葉は信じられなかったかもしれない。
はぐらかして、彼女の部屋に上がる前に、「恋愛」の段階を踏もうとしたかもしれない。
70 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:34:05 ID:mA6E77H8
でも、目の前にいるのが真優であると同時にAV女優だという事実は、
妙な期待を僕に抱かせた。
「さっ、こっちだよ。」
そう言って僕の腕を引っ張って真優は歩き出す。
今日の真優は、昨日と同じコートの下はミニスカートだった。
一年ぶりに見たその綺麗な足と、すこしも変わらない真優の匂い・・・
そして、いつのまにかAV女優になっているという事実。
そんな女は簡単にやらせてくれるかもしれない。
複雑な感情は抜きにして、そんなことを考えた僕は、正常だっただろうか?
今となっては、男の感情のことは・・・全てはわからない。
僕は受験勉強で覚えた世界史の知識を思い出して、
股間の高鳴りを抑えることに精一杯だった。
なにがおきるのか期待と不安でいっぱいの僕を待っていたのは、
信じられないような「転落」への序章だった。
立派なマンションの一室、ふかふかのソファに座った僕にコーヒーが出てきた。
真優は、僕のことをよく知っているから、ブラックのまま、砂糖もミルクもつけなかった。
一口、そのコーヒーに口をつけた僕が、その一口目を飲み込むのを確認してから、
真優は切り出した。
「知ってるんでしょ・・・?わたしの・・その・・・」
真優が僕に笑いかけた。
意味を理解した僕は、答えた。
「う・・・ん・・・」
真優は、すこし恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた後、
「見てくれた?私のビデオ・・・」
そう聞いてきた。
「見た・・・でも・・・」
「でも・・・なに?」
「・・・」
いえなかった、でも、オナニー出来なかった、とは。
長い沈黙がその場を包む。
真優はまっすぐな目で僕を見つめる。
僕は耐え切れなくなって、コーヒーカップを手にとって、二口目を口に含む。
「あたしね・・・」
そういうと、真優は立ち上がって窓の方へ歩き出し、この一年の話を始めた。
71 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:35:09 ID:mA6E77H8
女子大に入って最初の3ヶ月、普通の生活を続けていた真優の運命が変わったのは、
7月の初めのことだったという。
「中野・・・中野駿先輩が、合コンしようって、言ってきたの。」
中野駿・・・高校のひとつ上で、サッカー部のエースストライカーだった。
彼が10番を背負ったサッカー部は、全国大会で準決勝まで進んだ。
先輩はユース代表の候補にまでなるほどの選手だったのに、受験して東大に現役合格した。
格好よくて、サッカーがうまくて、これもまた、僕の憧れでもあった。
右サイドバックとして僕が全国大会の晴れ舞台、国立競技場のピッチに立つことが出来たのも、
中野先輩のおかげだった。
「あたし、実は、ずっと・・・中野先輩にあこがれてて、その人の誘いに、舞い上がっちゃって・・・」
知っていた。
真優が彼氏を作らないのは、中野先輩が好きだからだと。
そして、サッカー部マネージャーとしてのけじめから、中野先輩とも付き合おうとしなかったことを。
「それで、告白されて、すぐにOKしちゃったんだけど・・・」
僕は、すでに壊れかかっていた心を再びかき乱された。サッカーではかなわないとわかっていた。
だから、右サイドに転向して、二年生のときからレギュラーになった。
その中野先輩に、真優をとられてしまったことに・・・複雑すぎる感情がわいた。
「合コンに来たほかの女の子・・・みんな私が声をかけたんだけど・・・みんな中野さんにはまっちゃって・・・」
ここら辺から、話が一気にAV女優に向かって進み始めた。
「駿・・・中野先輩がAV女優のスカウトみたいなことをやってたなんて知らなくて・・・
その女の子たちが次々に女優になっちゃって・・・」
僕はただただあっけにとられて聞いていた。
「で、私は、そんなことやめてって、頼んだんだけど・・・」
そういうと、再び僕の前に座って、黙ってしまった。
長い沈黙の後、おそるおそる僕が聞いた。
「それで・・・?」
真優は幾つかの言葉を飲み込むようなしぐさをした後、こう答えた。
「気づいたら、私もAVにでることになってたの・・・」
72 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:36:04 ID:mA6E77H8
彼女の話は堰を切ったように続いた。
AV女優にスカウトしたほかのたくさんの女の子とも、
中野先輩は肉体関係を持っていたこと、それを責めて別れようとしたこと、
でも、彼が追いかけてくると拒めなかったこと、
他の女の子のほとんどはいわゆる「企画女優」で、
真優は単体の「アイドル女優」に仕立て上げられたこと・・・
「どうして、そんなになるまで・・・僕に言ってくれれば・・・」
僕は涙を流しながら、頭をかかえてしまった。
「どうして?しょうがないじゃない・・・だって、好きだったんだもん・・」
信じられない言葉はなおも続いた。
「何度も別れようと思った。でも、ダメなの。彼が好きで仕方がないの。
駿のそばにいたい。駿に抱いてほしい、だから、カラダをささげても後悔してない。」
「こんなことをしてて、恥ずかしくないのか!」
「あなたも、私と同じね・・・この仕事を差別してる・・・」
「な、なにを・・・」
「私のこと、汚らわしいと思う?」
「そ・・・そんなことは・・・ないよ・・・」
「本当?じゃあ、この場で私とセックスできる?」
「えっ・・・?」
そういうと、彼女は僕に体を寄せてきた。
僕はその体を跳ね除けた。
「やめろ!」
「きゃっ!」
真優が手を突いたのを見て、はっとわれにかえった。
「ごめん・・・でも・・・」
「わかってるよ。亮はいくじなしだもんね。」
「違うよ!」
僕はむきになって叫んだ。
「僕が言いたいのは・・・どうして、そんな・・・綺麗なのに、
可愛いのに・・・神様から選ばれた美少女だったのに・・・」
「神様から選ばれた・・・?」
真優は、僕の言葉にすこし驚いたようだった。
僕は、真優のことよりも、中野先輩がそんなことをしているということが、信じられなかった。
73 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:36:46 ID:mA6E77H8
僕から見れば、何もかもかなわない、それこそ神のような存在だった。神に選ばれた存在だった。
僕はフィールドでも彼の考えを汲み取るように右サイドを駆け上がり、時には中央に切れ込み、何度も怒られながら・・・
でも、全国大会の準決勝で決勝点をふくめて中野先輩の二つのゴールをアシストしたときに、先輩が僕の手を取って、ウィニングランのランデブーをしたことが、僕のサッカー人生で一番の思い出だった。
頭もよくて、サッカーもうまくて、Jリーグからも誘いのあった先輩が・・・神に選ばれたような人がそんなことを・・・
「亮・・・あなたも神に選ばれた人になってみる?」
真優が意味不明な一言を発した。
「どういう・・・こと・・・?」
そう僕が聞き返すと、後ろでドアの音がした。
ばたんと閉まる音から数秒の沈黙、3口目でぬるくなりかけのコーヒーを一気に飲み干したとき、
ドアを開けて部屋の中に入ってきた男は、真優の話を証明する人だった。
「中野先輩・・・」
「駿、待ってたぁ〜」
真優は、まるでAVに出ていたときのような、
僕の聞いたことのない声で中野先輩に駆け寄って、抱きついた。
さっきまでの深刻な表情はどこかへ行ってしまっていた。
「よう、梶原。久しぶりだな。」
「先輩、一体どうして・・・真優を、真優を放して、解放してやってください!」
「うん?真優、話したのか?」
「うん、だいたいね。」
僕の言葉にはまるで答えずに、二人はそう会話を交わした。
背の高い中野先輩に、150センチ代後半の真優は抱きついたまま見上げて話す。
その光景自体がショックだった。真優は完全に先輩にメロメロといった感じだった。
74 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:39:32 ID:mA6E77H8
「それじゃ、こいつの運命についても?」
「あ、それはまだ。話そうとしたら、駿が来たから・・・」
「ふうん・・・そうか。」
中野先輩は僕を見ていたその目線をすこしずらして、何かを確認した。
今考えれば、コーヒーカップが空になっていることを確認したのだろう。
「じゃあ、俺から言うか・・」
そういうと、さっきまで真優が座っていた位置に先輩がやってきてこう言った。
「梶原。お前には今日から女になってもらう。」
「は?」
それまでのショックを一気に打ち消す、それこそ意味不明の発言だった。
「聞いただろう。おれは、今AV女優のスカウトをやってるんだ。
これがとっても儲かる。ま、俺の腕なんだけどな。」
真優の話を裏付ける先輩の自白・・・再びショックが僕を襲う。
そのショックはここからどんどん大きくなっていくことになる。
「ところが、真優ほどの美少女はそう簡単には引っかかってこない。
こいつは天才なんだ。高校を卒業するまで処女だった清純さと、
セックスするときの反応のよさ。もちろん、この真っ白な肌も、端正な顔立ちもな。」
そういうと、中野先輩は真優を抱きかかえて、きていたシャツをスカートから出して、
軽く服の下から胸を触った。
「あぁん・・・」
真優が悦びとじらされたことへの不満の混じった声をあげた。
AV女優にまでされてしまった清純だった真優が、それでも
中野先輩から離れられない、そのときの僕には「理解できない」状況をしっかり示していた。
僕はこのショックな状況の中で、それでも男としての生理反応を示してしまった。
「ふふ、お前も男としてはその程度だな。自分がずっと好きだった女をAV女優にまで落とした男が、
そのアイドルを目の前で陵辱する姿はどうだ?その粗チンはしっかり反応したみたいだけど。」
悔しさで・・・頭がいっぱいだった。歯を食いしばりながら、的を射た先輩の指摘に、
動くことが出来なかった。飛び掛ることも出来なかった。
75 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:42:45 ID:mA6E77H8
「話を元に戻そう。だから、俺は決めた。トップのAV女優を俺が作るって。」
「それ、どういうことですか・・・?」
僕は精一杯の理性で敬語を使って聞いた。
「俺の知り合いに、男を女に変える技術を持った医者がいるんだ。
遺伝子レベルで男を女に変えちまうわけ。
もともとは、性同一性障害の治療のために作られた技術なんだけど、
あまりにうまく行き過ぎて、公開できないんだって。で、俺に話を持ってきたと。」
「な、なにをいっているんだ・・・」
ここらへんから、僕の意識は朦朧としてきた。
「わかんないか?男を女に変えるときに、性別だけじゃなく、
遺伝子操作で容姿も肌の色も、それこそ味覚からなにから自由に作り変えられるんだってさ。
だから、最高のAV女優を作ってやろうと思ったってこと。そして・・・」
意識が途切れ途切れになっていった。
最後まで何とか起きていようとしたが、中野先輩の屈辱的な話を半分くらいしか理解できなかった。
「おまえが選ばれた・・・と。・・・真優が、お前がいいって言ったんだ・・・
次におきたら、生まれながらの天才・・・俺がAV女優としてのお前を、
カラダの構造からプロデュースするんだ・・・」
そこまで覚えている。
次の瞬間・・・
後から知ったことだが、正確には25時間と32分後、
僕は目を覚ました。朦朧としていたはずの意識がウソのように頭がはっきりしていた。
コーヒーに仕掛けられた睡眠剤で眠らされた後、僕は先輩が「プロデュース」した
女に変えられる手術を受けて、この場で目を覚ましたのだった。
だが、そこがどこだかはわからなかった。でも、ベッドの上に寝ていたことだけはわかった。
「ゆめだったのか・・・」
そう、一言つぶやいてみた。全てが夢だったらよかった。そんな期待も込めたかもしれない。
「!」
自分の出した声が信じられなかった。
いつもの自分の声ではない。もっと高い声だった。
僕は声を出すのが怖くて、声を出さないように飛び起きた。
おきあがるそのわずかな間、朦朧とした意識の中で聞いた言葉を思い出していた。
それが現実の出来事だとしたら・・・
起き上がる瞬間に、体の感覚がいつもと違ったから、覚悟は出来た、
でも、ベッドの周りは大きな鏡が取り囲んでいて、僕の姿を映し出した。
76 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:43:50 ID:mA6E77H8
体は布団で隠れていた。だが、正面に見えたのは自分ではなくて、
今までの自分ではなくて・・・目の大きな、肩まで綺麗な髪の伸びた、美少女だった。
肩から上だけでも、その少女が・・・・少女から大人へと変わろうとしているその女が、
とても美しい女だということはわかった。
「これは・・・」
僕は確認するようにつぶやいてみた。やはり、自分の声ではない。女の声だった。
左を向いてみた。
左側にも大きな鏡があって、布団で隠した胸から下・・・腰へといたる背中のライン、
そして、布団が隠しているふんわりとしたふくらみがわかった。
周りにあるのが鏡であることを疑ってみたところで、それが鏡であることは間違いなかったし、
自分の体を確かめることくらいはいやでも出来てしまう。
裸のまま、僕は起き上がって、鏡の前に立ち、自分の姿を確認する。
「これが・・・理想の・・・AV女優・・・」
気を失う前のことはむしろはっきりと頭の中に残っていた。
自分が眠っている間に、この体は、女性のものにされてしまって、
今目が覚めたという、そのことは明らかだった。
信じられない現実を受け入れられないまま、僕は歩き出す。
部屋の中・・・誰もいないようだったが、シャワーの音がどこかから聞こえる。
ここは・・・ラブホテルだろう。来たことはなかったが、
ビデオやテレビで見たものから想像する豪華なラブホテルそのものだった。
シャワーの音をたどり、曇りガラスになっているドアを開けると、
その中でシャワーを浴びていたのは、真優だった。
その傍らにあるジャグジーつきの風呂に、中野先輩が座って、何か本を読んでいた。
僕と二人の間にはもう一枚のドアが隔てていた。透き通って曇り止めも施されたガラスの向こうで、
真優が僕の姿に気づいた。
77 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:45:05 ID:mA6E77H8
そのドアの向こうに入ってしまったら、本当に後戻りできなくなるような気がした。
もう、体をこのように変えられてしまっても、
まだどこかで受け入れがたい現実に抵抗したいと思う、
自分がどこかにいた。
裸のまま、真優がドアの方へ駆けてきて、運命のドアを開く。
「亮、はいんなよ。」
真優に引っ張られて、僕は無抵抗で浴場へと入った。
真優に、この選択の責任を押し付けているような気がした。
「さ、まずは生まれたての体を洗わなきゃね。」
そう言って、真優はシャワーの方へ向かう。
「真優、待って・・・」
「なに?抵抗する気?」
真優は僕をまっすぐな視線で見つめた。
「これから、セックスするんだよ。その生まれたての体をまずはきれいにしなきゃ。
中野先輩に失礼でしょ。」
真優の言葉はあまりにも狂っていて、僕は抵抗する方がおかしいような気がしてしまった。
ジャグジーに腰掛けたままの中野先輩が、首だけこちらの方を向いた。
「おきたか。可愛がってやるから、まずは真優に女の体のことを教わっておけよ。」
「!」
ぼくは、その瞬間何かが体を駆け抜けたのがわかった。
中野先輩には、不思議な魅力がある。不思議な感覚だった。
「は・・・い・・・」
気づくと、そう答えていた。
中野駿・・・ぼくの高校のサッカー部の先輩で、あこがれの人・・・
それだけでも、十分なのかもしれない。でも、今の一瞬で、
生まれたばかりの少女は完全に堕ちてしまったことを自覚した。
「可愛がってやる」
その言葉が何度も頭の中でこだました。
どこか温かくて、不思議な説得力のある、言葉だった。
よろけそうになりながら、真優の待つシャワーの方へ向かった。
真優が、AV女優になってしまったことを「だって好きなんだもん」の一言で説明しようとしたことが、
いま、ものすごく納得できた。
78 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:46:42 ID:mA6E77H8
真優は、その意味で仲間だった。ぼくの先輩だった。
そして、その仲間として生まれ変わる男に・・・
ぼくを指名してくれたことの意味もなんとなく納得できた。
「さぁ、亮、じゃなかった、あなたには新しい名前があるの、私が考えたの。
あゆこ、っていうのはどう?かわいいでしょ。」
「うん・・・それでいいよ、あゆこ・・・かわいいなまえ・・・」
なし崩しに物事が進んでいくのを受け入れる気分が出来ていた。
「よかった。しゅん〜、あゆこでいいって、なまえ。」
そういうと、真優は十分に泡立てた石鹸をぼくの柔らかい胸にのっけた。
「ふふ、きれいなおっぱい。これが、駿プロデュースの"理想のAV女優"のおっぱいか・・・」
ぼくの胸は、細身の体からみれば大きいかもしれないが、
歩くたびにゆれるようなものではなかった。ふんわりとした、上
向きのふくらみにピンク色の可愛い乳輪がついていた。
「とってもやわらかい・・・すべすべ・・・この鎖骨も・・・」
シャワーが出しっぱなしの空間でたまにお湯が体に飛んでくる。
僕の肌は、その水をはじくほどみずみずしく、そんなしぶくが鎖骨と肩の間にたまっていた。
「いい?あゆこ、ここが女の子の大事なところ・・・おしっこの仕方とか、
知らないでしょ。後で教えてあげるね・・・」
そういうと、真優はしゃがんで、生まれたばかりの僕の「大事なところ」を丁寧に洗ってくれた。
「まゆ・・・あっ・・・そんなことまで・・・」
「いいの・・・あゆこは・・・わかってくれたから・・・あたしのきもち・・・」
「・・・まゆ・・・」
「二人で、行くとこまで行こう・・・女として・・・生き抜こう・・・よ・・・」
そういうと、真優は生まれたての僕の「大事なところ」に舌を這わせた。
「あっ・・・」
僕の声からはじめての喘ぎ声が漏れた。
「あっ・・・真優・・・きもちいい・・・」
僕は普通に考えれば、狂乱しなければいけないはずだった。
でも、この、現実とは思えないほど急な展開は、現実への精一杯の順応が、
あまりにも気持ちいい殻、それでいいように思えてしまうのだった。
「ふぅ・・・ん・・・あっ・・・」
どこが気持ちいいのかはわからない。とにかく、気持ちよくて、そして、真優が・・・
僕のアイドルである真優が・・・
こうして僕の「大事なところ」にかいがいしく奉仕してくれていることがうれしくて、気持ちよく感じた。
79 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:47:43 ID:mA6E77H8
体を小刻みに震わせて、感じた。
「ふふ、かわいいあゆこ・・・」
そういうと、真優は、「奉仕」をやめて、
右手の指で僕の「大事なところ」をもてあそびながら、
左手は僕の足を洗い始めた。
「はぁんん・・・あぁ・・・」
快感が止まらない。足から、「大事なところ」から・・・
「綺麗にしてあげるからね・・・」
真優は十分に泡立てた石鹸で僕の全身を洗い続けた。
真優の匂いが・・・大好きな真優のにおいが僕を包んだ。
ぼくの体からも同じ匂いがするような気がした。
「先に待ってるぞ」
そう言って、浴室を後にした中野先輩の後を追うように、
真優はぼくの体を洗い終えて、大きなタオルでぼくの体を拭いた。
「さ、行こう。」
僕は一瞬ためらった後、深くうなずいた。
裸のまま、僕と真優はベッドで待つ中野先輩の前へと向かった。
先輩はたくましく鍛え抜かれた体で、短い髪の似合う端正な顔立ち・・・
シンプルなトランクスでベッドの上に座っていた。
「注文どおりの体だな・・・」
裸の僕をじっくりと見つめて、先輩はそう言った。
はずかしい・・・そう思ったけど、口には出来なかった。
「どこまで覚えてる?」
「AV女優としての僕を、先輩が、プロデュースするって・・・
最初は性同一性障害の治療のために作られた技術だって・・・それから・・・」
僕はあせったように答えた。
「セックスするために作られた自分のカラダをどう思う?」
ひどいことをいわれた、とおもった。
僕は何も答えなかった。
80 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:52:03 ID:mA6E77H8
そして、心の中では、ようやく男としての自分が戦いだした。
この男に、これから抱かれるなんて、ふざけるな・・・
そんな思いが急にわきあがってきた。
だが、ふとわれに返って、こちらを見つめる中野先輩の目を見ると、
そんな考えは吹き飛んでしまう・・・
「でも、中身の方はどうかな・・・」
中身・・・女としての体が、「注文どおり」かどうか、という意味だ。
僕の胸はきゅん、となった。これから、僕とセックスするという、確かな宣言だった。
僕は、この人に堕ちてしまいそうだった・・・いや、もう堕ちていた。
「あゆこ、お前は俺がプロデュースした理想のAV女優だ。
もちろん、俺が楽しめるような最高の体をもった、な。」
身長154cm、上から80(c)、56、82、これがプロデュースされた「最高の体」のサイズだった。
でも、そんな数字だけからは計れない、
さまざまな作られた魅力がこの体には埋め込まれているのだという・・・
意識を失う前に言われたことを、真優から聞いたことを、繰り返された。
嫌悪は、まだ消えてない。こんな男に抱かれてなるものかという・・・
でも・・・それすらも消してほしいと思う心もあった。
「さ、あゆこ、そこに座れ。」
命令口調にも慣れている。この人の言うことには、僕はもとから逆らえない。
逆らおうとも思っていない。こんなにひどい男だと知ったのは、
つい、昨日のこと。もう、遅すぎた。
「はい・・・」
そういって大きなベッドの端にちょこんと座った。
後ろから、先輩が抱き付いてきた。
「あっ・・・」
僕は、体をすこしこわばらせた。嫌悪ではない。恐怖が、軽い恐怖が生まれた。
「怖いか?」
「は・・・い・・・すこし・・・」
素直に答える僕。
「大丈夫だよ、可愛がってあげるから・・・」
その優しい一言にぼくのカラダはとろけそうになった。
ココロは、とろけてしまった。魔法のような彼の声・・・
81 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:53:17 ID:mA6E77H8
「力を抜いて・・・」
その言葉がなくても、「可愛がってあげる」の優しい一言がぼくの体から力を奪っていた。
その力が抜けた僕の首を回して、僕の顔と先輩の顔がすぐ近くで向かい合った。
先輩が目を閉じようとするのを確認して、僕もあわてて目を閉じた。
ファースト・キスの瞬間だった。
「ん・・・」
とろける・・・口から・・体中に電流が走るようだった。
体に力など入らなかった。
でも、目を閉じてその電流を受け入れている僕の、
柔らかい胸に、男の手が・・・先輩の手が伸びてきた。
「ぁ・・・ん・・・」
快感、きっとそう呼ぶにふさわしい感覚が全身を包んだ。
女の体は・・・ただ敏感なだけではないんだ。
きっと、男に抱かれるという喜びで、快感を生み出すのだろう。僕は、そう感じた。
でも、そんな理屈などどうでもいい。
「んふ・・・ぁ・・・」
ふさがれている口の中は、まだ先輩の舌が暴れまわっていた。
両手は、まだ胸をもんでいた。
だが、しばらくすると、少しずつ右手が下のほうへと手が移っていく
僕は、胸と口をふさがれて、自由になる首と、頭を小刻みにくねらせて快感を現してしまう。
そんなしぐさこそが、先輩が「プロデュース」した重要な部分だった。
僕のカラダは、初めから、男を「萌えさせる」最高のカラダで、しぐさの一つ一つすらそうだったという。
だから、先輩も自分でわかっていながら、萌えたのだろう。
「ぁ・・・ん・・・あぁん・・・」
次の瞬間、口が解放された。
くるおしいほど気持ちのいいキスが終わってしまったことの残念さと、
体をまさぐられてそこから生まれる快感を、正直に口から外に出せることの安心が同時に生まれた。
そう思ったら、先輩の右手はお腹から、腰を経て、ついに、「大事なところ」へと近づく。
「あぁん・・・」
正直な喘ぎ声が・・・セクシーな声が・・・
82 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:54:17 ID:mA6E77H8
ふと、目を開くと、目の前で裸の真優が立っている。
真優と同じように気持ちよさそうに声が出てるかな・・・
もう、僕はそんなことを考えるようになっていた。
同時に、真優の姿が、僕を現実に引き戻した。
急に、こうして中野先輩に抱かれようとしていることへの疑問が、再びわきあがった。
体がまたしても、こわばる。
胸をもまれていたことの快感が急に止まった。
気持ちのよい感覚は走る、でもそれを気持ちいいとは感じなくなってしまった。
体はこわばったまま。
先輩の右手が近づこうとしていた、僕の「大事なところ」は、
今まで悦んでそのときを待っていたのに、急に脚を閉じて、拒否の姿勢をとっている。
僕の意思がそうさせているわけではない。
感情の動きが急すぎて、僕の心がついていけない。
先輩も今まで従順に体を許していた僕が急に体を硬くしたことにすこし戸惑ったようだった。
「だいじょうぶ、あゆこ・・・こわがらないで・・・かわいがってもらうんでしょ・・・」
真優がそう言って、僕の脚のところにしゃがみこんで、優しく脚を開いた。
「かわいがってあげる」先輩のその言葉が、真優によってよみがえった。
「ふぅん・・・」
体から、また、力が抜けた。いや、「かわいがって」もらうことの期待にとろけたのだ。
とろけたのは、カラダだけではなかった。
先輩の右手の人差し指と中指がたどり着いた、僕の「大事なところ」は、
気持ちのよさと、かわいがってもらうことへの期待で、とろとろの蜜をあふれさせていた。
「ほおら、処女なのに、こんなに濡れちゃって・・・」
先輩は僕の目の前でねばねばの液体が指についたのを見せた。
僕は恥ずかしさに目を伏せた。
「あゆこ、お前は最高の淫乱女だ。AVにでて、エッチに、
淫乱なあゆこを日本中の男たちに見せ付けてやるんだ。」
「いや・・・そんな・・・」
恥ずかしさで目を伏せたまま僕は、首を横にふった。
83 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:55:54 ID:mA6E77H8
「どうして?お前の喘ぎ声も、そのカラダをくねらせる様も、
まさに俺が望んだとおりだ。もっと、かわいがってほしいだろ?」
「は・・・い・・・」
「かわいがってやる」、その言葉は呪文のように響いた。
ぼくが、素直にそう答えると、先輩は
「よし、いい子だ。」
といって、ぼくの体から手を離した。
そして、ベッドの端から、枕の方へと僕を導いた。
広いベッドには、僕と先輩だけでなく、真優が乗っても十分なほどスペースがあった。
僕は枕を頭にして寝転がった。だが、先輩はベッドの上に立ち上がった。
その姿に見とれてしまう僕・・・その意味を理解する前にただただ見とれてしまっていた。
だが、真優は先輩が立ち上がった意味を理解した。
「さぁ、あゆこ、起きて。」
真優は、先輩の前にちょこんと座って、先輩のトランクスの上から、
その肉棒をまさぐる。
「このなかに、あなたがこれから処女をささげるおちんちんがあるのよ。さわってみて。」
とろけきっていた体に力を取り戻そうとして、僕は起き上がる。
心臓のどきどきは一度も収まっていなかったことに気がついた。
ペニス・・・先輩のそのモノは何度も見たことがある。
勃起していない状態でも、
そのたくましい体に似つかわしい立派なものだったことは覚えている。
そして、いま、僕の処女をささげようとしている。
ゆっくりと先輩のトランクスの前に近づいて、手を伸ばした。
「せんぱぁい・・・」
上目遣いで、何かを訴えた。
僕は先輩のトランクスの上からそのたくましい肉棒をまさぐった。
少しずつ、大きくなっていった。これが、いまから僕の中に入ってくるんだ・・・
「真優・・・お手本を見せてやったらどうだ?」
「あ、そうね・・・」
そういうと、僕の触っているトランクスに真優も手をかけた。
「せぇの!」
そういうと、僕の手をとって、一緒に先輩のトランクスをズリ下げた。
目の前に立派な肉棒が現れた。
84 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:57:10 ID:mA6E77H8
「フェラチオは後からでいい。お前が見せてやれ。」
「はぁい・・・んぐ・・・ふう・・・ん・・・」
真優がその小さな口に立派な肉棒を含んだ。首を振ってピストン運動をしてみたり、
亀頭をいとおしそうに舐めまわしたり・・・
僕もやってみたい・・・
そんな気持ちを抑えるのに精一杯だった。
股間からは蜜がとどまることなくあふれ続けていた。
「あぁん・・・」
僕はその蜜を自分でどうすることも出来ず・・・
自ら「大事なところ」に手を伸ばしてしまった。
その姿を先輩と真優に見られてしまった。
「んぐ・・・あ、あゆこ、なにやってんの、あなた・・・」
「いや、やらせてみよう。」
真優が僕の行為を止めようとしたのを、先輩が制止した。
「あ、あぁ・・・ふぅん・・・」
まだ女の子の「大事なところ」の構造も良くわかってない僕は、
とにかくあふれる蜜をどうにかしたくてその秘唇をまさぐり続けた。
真優が舐めてくれたり、先輩が触ってくれたりしたように、気持ちよくはならない。
だが、どうにかしたかった。
「あぁ・・・ん・・・!」
二人がフェラチオをやめて僕の行為を見つめていることに気がついた。
「そ・・・そんな・・・」
僕の手が止まった。
「やめるな、あゆこ」
先輩の命令が僕を縛る。
「は・・・はい・・・ぁ・・・あん・・・」
みようみまねで何とかしようとするものの、どこをどう刺激すれば気持ちいいのか、
いまいち良くわからないのがもどかしい。
「ふぅん・・・あぁん・・・」
無理に喘ぎ声を出そうとしているのが二人ともわかったようだった。
「あんまり気持ちよくなさそうだな。」
85 :
hiroshi:2006/06/01(木) 03:58:15 ID:mA6E77H8
「せん・・・ぱい・・・そんなぁ・・・」
それが、先輩が僕に仕掛けた、僕に「あゆこ」としての人生を決断させる、
最後の攻撃だった。
「もっと気持ちよくなりたいか?」
「はい・・・なりた・・・い・・・です。」
「じゃあ、どうしてほしい・・・」
「・・・」
「しょうがないな・・・もうちょっと、頑張ってみるか?」
「はい・・・せんぱ・・い・・あぁん・・・」
気持ちよくなろうとするのに必死だった。
股間をまさぐり続ける僕の目の前で、先輩は僕の目を見つめ続けた。
それだけでも体がとろけそうだったが、やっぱり、僕の指は、
生まれたての処女の指は、技術を伴わなかった。
苦しくなってきた。先輩が、真優が見守ってくれるから、この行為を続けることが出来た。
それでも、技術を伴わないこの行為が苦しくなってきたときに、
自然と僕の口から言葉が出た。
「せんぱい・・・あゆこの、オナニー、見ててください・・・」
先輩は驚いたように目を丸くした。
真優は、手で口を押さえて、目は笑っていた。
「あゆこ、無理することはないよ・・・」
先輩の優しい一言がまた、僕を包み込んだ。
「こうするんだ・・・」
先輩は、そういうと、僕の手を取って、僕の股間に、「大事なところ」に顔をうずめた。
「あ、あっあん、あっ・・・」
先輩の舌が僕の「大事なところ」の入り口で、動き始めた。
「そんな、せんぱ・・イ・・きたな・・・い・・・ぁ・・・あぁん・・・」
自分の指と何が違うのかわからない。
でも、とにかく次元の違う快楽が僕の体を駆け巡った。
「あぁぁぁぁぁ、あぁん、あん・・ん・・・ふぅ・・・あぁん!」
その瞬間、僕は枕に倒れこんだ。
今までとは違う、鋭い衝撃が体を貫いて、
体から一瞬にして全ての力が抜けた。
86 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:01:16 ID:mA6E77H8
心臓のどきどきも、一瞬にして収まった。
「イっちゃったか・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
僕は、息を激しく荒らして先輩の言葉に何も答えることが出来なかった。
イく・・・これが、イくっていうことなんだ・・・そう思うしかなかった。
決定的だった。この感覚は、もう、忘れることが出来ない。
このカラダは、気持ちいい・・・
もっと、かわいがってほしい。そう思った。
「さぁ、次はどうするんだ・・・?」
ようやく息を整えた僕に、先輩が意地悪く聞いてきた。
「もっと・・・かわいがって・・・ほしいです。」
「それって、どういうこと?」
「・・・」
「言ってみろ」
「・・・」
その先の答えは知っていた。でもいえなかった。
女の子になったばかりの恥ずかしさだけではない。
ここに来て、僕の中の「男」が最後の抵抗を見せていた。
まだ、自分は男だというプライド・・・いや、ただのこだわりが、
心の中に残っていた。
枕の後ろに真優が現れて、僕の体を抱きかかえた。
僕の耳元にささやいた。
「したいんでしょ、セ・ッ・ク・ス」
かぁっ、と顔が赤くなった。
「ほら、やっぱりそうなんでしょ。じゃあ、そういわなきゃ。」
「そ・・・んな・・・真優・・・」
真優に甘えていた。
そう、真優が先輩を説得して先輩のぎんぎんに反り返った肉棒を
僕の中にぶち込んでほしかった。
痛くてもいい。きっと、すぐに気持ちよくなると知っているから。
そうなるとわかっているから。
もう、僕はこの作られた肉体が、先輩の「プロデュース」したとおりのものであり
だから、先輩にかわいがってもらえば、必ず気持ちよくなれると、気づいていた。
先輩を信じていた。
心からの欲望が僕を支配して、たまに僕の中の「男」が騒ぎ出したところで
決定的な欲望は否定のしようがなかった。
かわいがってほしい。もう、僕は女の子でいい・・・淫乱女でいい。
87 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:02:18 ID:mA6E77H8
「言ってみろ、お前は誰だ?」
懇願することが出来ない僕に、先輩が別の質問をぶつけてきた。
「ぼくは・・・」
「ぼく?」
「あ、あたしは・・・あゆこ・・・あゆこです・・・」
自分の呼び方が、間違っていたことに気づいた。
「おまえはまだわかってないみたいだ。お前は男なのか?」
先輩の目が「そうじゃないだろ」と命令している。それを否定すれば、きっと、
かわいがってもらえる。
「あゆこは・・・あたしは・・・女です。女の子です。」
「おまえは、こんなにおまんこをぐしょぐしょにして、これからどうしてほしいんだ?」
「あゆこは・・・あゆこは・・・セックスしてほしいです。
先輩に、セックスしてほしいです。そのおちんちんを、あゆこのおまんこに入れて!」
まだ先輩は許してくれなかった。
「セックスして、その後はどうするんだ。」
「あゆこは・・・あゆこは・・・セックスするために生まれた女の子です。
AV女優になって、日本中の男の人にオナニーしてもらうために・・・もっと、もっとエッチになります。」
恥ずかしさも、プライドも、全部捨てて、ここまで自分の意思で言い切った。
はやく、もっと、かわいがってほしかった。
「よくできたわね・・・あゆこ。さぁ、脚を開いて・・・」
ぐしょぐしょの女芯は、生まれたてでも、もう準備万端だった。
「力を抜いて・・・痛かったらそういってくれよ。」
「はい・・・せんぱい・・・」
真優が僕の体を離して、僕は大きな枕に肩から上を全部うずめた。
自ら脚を開いて、先輩が入ってくるのを待っていた。
その脚を先輩が持った。
僕は、右手を自分の足から離して、真優のほうを見つめた。
真優はその意図を察したのか、僕の手を握ってくれた。
「あは・・・ぁ・・・」
そんな嗚咽が漏れる。先輩の亀頭が僕の「大事なところ」の入り口にたどり着く。
僕は、これから襲ってくるであろう痛みに耐えるために、目を閉じた。
88 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:03:24 ID:mA6E77H8
「だめよ、あゆこ、しっかりみつめてて」
強く、手を握って真優がそう言った。
すこしだけ首を挙げて、先輩が僕の中に入ってくるのを見つめる。
「ん・・・はぁ・・・あぁん・・・」
ずぶ、ぬぷ・・・そんな音を立てて、少しずつ先輩が入ってくる。
「ん・・・」
唇をかんで、目を閉じようとする。そのたびに真優が手を強く握って、
もう一度目を開く。
グロテスクで、いやらしい光景だった。
でも、その痛みを伴う光景は、あゆこにとって、最高の幸福だった。
ぬぷ・・・ずぷ・・・にゅる・・・
「よし、最後まで入ったぞ。」
そういうと、先輩は少しずつ腰を動かし始めた。
「あァ・・・はぁ・・・んぁ・・・」
僕の「大事なところ」の中の肉ひだは、初めてとは思えないほど男を悦んで迎え入れ、
痛みと快感の入り混じった不思議な感覚が・・・襲ってくる。
真優の手を握って耐えた。
痛みにも・・・快感にも・・・
痛みと、快感の比率が少しずつ変わってくる。
「あぁん・・・あ・・・ぁ・・・ふぅうぅん・・・」
僕はその結合部分を見つめるのをすっかり忘れて、首を斜めにくねらせながら、
いやらしい声でよがり始めた。
もう、真優が手を強く握っても、その結合部を見つめる余裕がなかった。
「こんなにはやく・・・あゆこ・・・すごい・・・」
作られた、淫乱な僕のカラダに真優も驚嘆の声をあげた。
そして、同じように、快感が痛みを上回ったことを見て取ると、
先輩も少しずつ激しく腰を振り始めた。
「あぁん・・・いや・・・いやぁ・・・」
「あは・・・ぁん・・・ぁン・・・きもち・・・いい・・・」
気持ちいい・・・本心からそう思った。
同時に、僕の上で腰を振る先輩が見えた、
先輩の上半身が動くリズムで、僕は気持ちよくなっていく。
「あぁん・・・せん・・・ぱい・・・ぁぁん・・・」
「おぉぉぉ・・・いくぞぉ!」
次の瞬間、僕の股間から何かがすっぽり抜けた感覚があって、
さらにその次の瞬間、僕の胸に暖かい、白い液が発射された。
89 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:05:02 ID:mA6E77H8
「あぁん・・・はぁん・・・」
先輩は、そういって、余韻に浸って喘ぐ僕の口元に、
僕の股間からあふれ出た蜜と先輩のスペルマでいっぱいの肉棒を差し出した。
「はぁん・・・せんぱい・・・んぐ・・・」
僕はその肉棒をいとおしそうにほお張った。
「はぁ、とっても、よかったよ・・・あゆこ・・・」
心を込めて、先輩の肉棒をお掃除するぼくに、先輩が語りかけた。
僕はそのまま上目遣いで先輩を見つめながら、その行為を続けた。
たった今、僕を完全にオンナにしたこの肉棒が、とてもいとおしい。
先輩は、ぼくの上目遣いを見て満足そうに頭をなでてくれるのだった。
「これからまだいっぱいかわいがってやるからな。次はフェラチオもしっかりおぼえるんだぞ。」
精一杯しゃぶっていたぼくの「お掃除」が、まだまだ未熟なことがすこし切なかった。
でも、先輩が喜んでくれているし、とってもかわいがってもらったから、
ぼくのココロは幸福感でいっぱいだった。
いつのまにか、自分が男だったことなど忘れてしまいそうだった。
90 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:13:46 ID:mA6E77H8
「ふぅ・・・ん・・・」
真優の、「安藤しずか」としてのデビュー作でも最初の相手役を務めた佐藤さんが
ワンピースの間からぼく、「井川桜子」の女芯を刺激しだす。
先輩に抱かれているのとは違う。でも、先輩よりもうまいかも・・・
「はぁ・・・ぁ・・・ん」
目を閉じて、すこしずつカラダに走る快感を口から吐き出す。
「ちょっと、すごいよぉ・・・」
パンティの上から僕の「大事なところ」のスジをなぞって、
濡れていることをぼくに伝える。
そんな予定調和すら、僕の、淫乱な気持ちを刺激してしまう。
「いやぁ・・・」
ワンピースの後ろのボタンを全部外され・・・下着も外され、
そのたびにぼくは恥ずかしがる。
パンティも脱がされ、秘唇から、蜜を搾り出されると、
早くも、僕はわれを忘れて喘ぎ声を出してよがってしまう。
でも、男優さんが目の前に仁王立ちになると、照れ隠しでも笑顔になってしまう。
「ああ、おおきい・・・」
ぼくはその男優さんの大きな肉棒を最初、舌の先でちろちろとなめて、
それから口いっぱいにほお張る。
そして、初めての、AV女優としてのセックス。
僕は、最高レベルのアイドル女優だったが、
作られた淫乱AV女優には、擬似セックスなどという選択肢はない。
真優の初めてのときがどうだったかは知らない。
でも、男優さんの肉棒を受け入れる体勢はしっかり整っていた。
「あぁん・・・いれてください・・・」
そんなことを言わされて、ふと、周りを見渡すと、
全ての人が、そして、そのほとんどが男なのだが、
僕のセックスを撮影することに集中している。
「神に選ばれた」僕は、同じ男として生まれながら、
この男たち全ての中心にいて、男優さんですら、
僕を気持ちよくするためにここにいるに過ぎない。
そして、カメラの向こうにいる男たち・・・僕でオナニーする。
91 :
hiroshi:2006/06/01(木) 04:15:25 ID:mA6E77H8
僕のビデオは、発売されると同時にどこのレンタル店でも何枚も並び、
セルとしても空前の売り上げが見込まれていると、聞いた。
今年一番の新人であるといわれる、「安藤しずか」つまり、真優よりも、
高いお金をもらっていることも知っている。
その分、中野先輩に搾取されていることも知っている。
それでも、いい。
DVDが出回って、ネット上で僕のセックスが出回る。
そんなにたくさんの男たちに痴態を見られ、オナニーされる。
それがどんなことか、元男だった僕は知っている。
お金にしたって、東大に通いながら、先輩がスカウトとして、
とてつもない信用を得ていることの裏返しなのだ。
それすらも幸せに感じるように、きっと、
「プロデュース」された僕の感情もいじられているのかもしれない。
たくさんの男たちが、僕のビデオを見てオナニーする、
その全ての男に犯されているのと、同じなのだ。
それが、幸せに感じられる。
見てほしい、そしてオナニーしてほしかった。たくさんの男たちに・・・
僕は、中野先輩がプロデュースした、生まれながらの天才AV女優である自分が、
選ばれた人間であることを自覚して、
さっきまで口に含んでいた男優さんのたくましい肉棒が入ってくると同時に、
恥じらいながらも堂々と喘ぎ始めるのだった。
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
hiroshi氏、乙です!
ここまで・・・でいいのかな?
リアルタイム投下に居合わせて幸運だったけど
初遭遇だったからレスのタイミングに困っちまったい、未熟だな自分・・・(:´д`)
相変わらず氏のエロは濃厚ですな(←褒め言葉)
一気に堪能させてもらいますた!
あれいつの間にか大作が来てたのねん
乙&GJ!
>>94 -=-::.
/ \:\
.| ミ:::|
ミ|_≡=、´ `, ≡=_、 |;/ よく分かったね!
||.. へ | ̄|. へ |─/ヽ
|ヽ二/ \二/ ∂ (⌒)
/. ハ - −ハ |_/ ノ ~.レ-r┐
| ヽ/ヽ/\_ノ / | ノ__ | .| ト、
. \、 ヽ二二/ヽ / / 〈 ̄ `-Lλ_レ′
. \i ___ /_/  ̄`ー‐---‐/´
大作GJ!
>>hiroshi氏
GJ!!一気に読み通してしまいました。
濃密なエロスご馳走様です。
このスレって、女性化のあらゆるSSが投下されるけど
hiroshi氏の作品のような純粋に濃いエロを求めてるのか、
ラブコメ風のに需要があるのか、分からなくなるんだよな・・・。
そこで質問。お前らはどんなのが好みなのよ?
好きなシチュとかも含めて教えてくれ。
和姦でも強姦でも濃厚なのが一番(・∀・)b
父親に犯されるTS娘 とか読みたい(ノノ
エロもいいけどやっぱしラブコメ重視のほうがいいかな。
シチュは青春真っ只中の高校生みたいな
>>97 俺は農耕エロが好きだ。
ラブコメはこのスレの主旨にあわないんじゃなかろーか。
ラブコメ用に別スレ作ったらどうよ?
102 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 15:28:27 ID:wNRpcVLx
ここに限らずTS系のスレって割と頻繁にスレ別けを主張する人が出てくるね。
>>103 ガガガ・・・・。トラクターは休むことなく動く。
土を蹴り上げるたびに上下左右に大きく揺れる。
秋穂は両手と胴体を固定されたままでいた。
クルマを止めようにもブレーキの位置がわからない。
混乱する間も、振動は秋穂の体をおそう。
秘部が、乳房が、臀部がそれに合わせて揺れる。
「ああん!!ふぅん・・・イク!イッちゃう!!」
これが初の野外プレイとなった・・・。
んな訳ねえだろ。
ワロスwwwwwwwwwwwww
>>99 それ頂き!
一応シチュはTS&精神同居。
主人公は高校生でどうでしょうか?f  ̄. ̄*)
>>107 書いてくれるんならなんだっていい
むしろ書け。書いて下さい
俺のせいでスレが荒れちゃったかな・・・。
>>106 初めてワロスってレスついた(w
俺は588神が戻ってきてくれれば
住み分けとか細かいことはどうでもいい
112 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 23:10:41 ID:G7EQu3ZR
test
そろそろアルタンщ(゚Д゚щ)カモーン
前スレdat落ちして、新スレに気付いた
多分総合スレのことでしょ
まぁこのスレは鬼畜濃厚エロエロと純愛ラブコメでここまで来たんだから、
今更さみしいこと言いッこなしなのだぜ。
おk。その通りだな。
では今日も1人寂しく投下を待つとするか('A`)
秋穂とトラクターか(;´Д`)ハァハァ
ボビー復活してくんねーかな
121 :
sage:2006/06/06(火) 16:33:11 ID:4M5sgcTj
>105
「田中んとこのせがれが、トラクターで畑耕しもって、
赤っけえ顔して悶えよったがの。でぇ丈夫かいのぉ」
「あいつは先だって農協さ行って、女になってきょったんじゃ。
今じゃ、秋穂っちゅうて名のっとる。
悶えとるのは、そのせいじゃ」
「農家の嫁不足対策っちゅう、あれかぁ」
「んだ、んだ。あれで女になったもんは皆
農機具フェチじゃそうじゃ」
「んじゃが、おかげでこの村から
若い男衆がおらんようになってしもうた。
いまじゃ、みんな娘っこばっかりじゃあ。
嫁ばっかりおっても、今度は婿がおらん」
123 :
105:2006/06/06(火) 18:29:08 ID:LrvgLru2
よく続きなんて書こうと思ったなw
ネタSSだったのに
>121
GJA!
相変わらず月刊レベルの翻訳速度ですが
投下します
彼の心臓は緊張と期待に高鳴った。
宮殿の中庭には番人はいないようだった。
罠の可能性も考えながら、シルクのスカートでつまづかないように用心して、忍び足でドアを通った。
街へと続く門にも、人影は見られなかった。
再度周りの人影を確認すると、彼は物陰に隠れながら門へと近づいた。
門の下で一度止まると、彼は自分が逃げ出した後の事を考えた。
このことを将軍が知れば、彼はアルタンの故郷の人々を躊躇無く殺すだろう。
彼はためらった。
しかし、彼がこのままここに留まれば、将軍からの性的な攻撃に抵抗できず
近いうちに将軍の情婦になってしまうだろう。
将軍との性行為中にも、その兆候はすでに現れていた。
彼がそこで逡巡していると、突然、宮殿の中から声があがった。
番人が中庭に現れ、彼と目が合った瞬間、アルタンは決心した。
彼はスカートと、彼の弾む胸が許容する限りの速度で走り始めた。
静かな月明かりの照らす道に、追跡者のブーツの音が重く響いていた。
彼は何度も道を曲がったが、彼らは正確に追いかけてきた。
走り始めてすぐに、アルタンは自分がいかに弱い存在かを再確認させられた。
鍛え上げられた戦士であった彼ならともかく、
ただの女である彼にとって、追っ手から逃げ切るのは並大抵のことではなかった。
足音が彼にじりじりと近づき、彼の体力も限界に近づいた時、
彼は逃げるための何かが無いかを探し、回りを見渡した。
そして、音楽を響かせている建物が彼の左にあることに気づいた。
彼は群集の中に入れば、逃げるチャンスが生まれると考え、そこへと駆け込んだ。
スカートを抑えながら彼がドアを開けると、音楽と雑音は一気に大きくなった。
バーのような物と、踊っている女達がそこにはいたが、
飛び込んできた彼に注意を払う者は殆どいなかった。
雰囲気におされ、少し戸惑っていた彼は、すぐ後ろに足音を聞くと、素早く人込みの中へと入っていった。
彼は、なんとか自分の存在を誤魔化そうと、騒々しい部屋へと溶け込もうとした。
突然、彼は何かに引き寄せられた。
彼が反応するより早く、彼は酒臭い大きな男によって抱きしめられ、キスをされていた。
嫌悪と屈辱で暴れだそうとした時、彼の目は、部屋に入り彼を探す番人を捕らえた。
脱走した彼を探して、二人の番人が部屋を見て回り始めた。
ここで騒ぎを起こしたら、彼らに気づかれてしまうことは明白だったので、
彼は男とのキスを楽しんでいるようにせざるを得なかった。
彼が抵抗しないのを見ると、男は気を良くして、舌を入れてきた。
そして、アルタンのストッキングやガーターベルトを撫で始めた。
番人が近づいてきたとき、彼は目をつぶった。
男の手は、スカートの中に入り、パンティを愛撫し始めた。
布ごしに、男の手が布越しに彼の女性に触れた時、彼は思わず声を上げてしまった。
アルタンがそっと目を開けると、二人の番人は、二人の可愛らしい少女によって足止めを食らっていた。
少女達は彼らに体をすり寄せ、何かを囁いた。
番人達は気を良くしたようで、すぐに隣の部屋に少女と一緒に入った。
彼らがいなくなると、アルタンは酔っ払いからなんとか抜け出した。
番人がいない間に、彼はドアに向かって素早く走り始めようとした。
しかし、二人の少女によって突然手をつかまれ、彼の走りは数歩で終わった。
あまりいざこざを引き起こしたくなかったので、彼は少女らに導かれ、部屋の向こう側にある小さいドアをくぐった。
彼がドアを通るとすぐに後ろ手にされ、抵抗したにも関わらず、紐のような物で縛られてしまった。
男だった頃は、女が何十人集まっても彼をこんな風にはできなかった。
そう考えると、彼はあまりに力の無い女の体が憎らしくなった。
彼は、廊下を通り、別の部屋へと押された。
その部屋には、机と、その後ろに座っている老女と、彼女の両脇に立っている二人の大きな女性がいた。
「何故私をここへ?」アルタンは聞いた。
「すぐにこの縄をほどいて下さい。」
老女が立ち上がり、アルタンへ近づいた。
彼の顎に軽く触れながら、品定めするように彼の美しい顔を覗き込んだ。
「あなたがあの兵士達をここへ連れてきたことは分かっています。」
「あなたにはそれについての損害を支払ってもらいます。」
彼女はアルタンの胸へと手を滑らせた。
「ちなみに、あなたが本当は誰であるかはこちらの耳に入っています。」
女性は再び机の向こう側へと腰をおろした。
「私はマデリーンといいます。」
「兵士を帰すには多額の金が必要でした。」
「あなたの所為で損をするつもりはありません。」
「つまり、あなたには損害を支払う義務があります。」
彼女が横にいる女性に向かって頷くと、彼女はアルタンの束縛を解いた。
アルタンは、このまま力ずくでここを去ることは不可能だと分かっていたので、なんとか交渉しようとした。
「どうすればいいのですか?」アルタンは半ば諦めながら聞いた。
「まず、私は金貨を二人の兵士へと支払いました。」
「また、何人かの客が、彼らに怯えて帰ったことによる損害もあります。」
「したがって、あなたには一万の金貨を支払ってもらいます。」
「今すぐに払えないのなら、別の方法で支払ってもらいます。」
「どういう意味ですか?」気が滅入りながら、彼は聞いた。
「あなたは若く、魅力的な女です。」
「あなたの容姿を見れば、あなたを求める客は沢山いるでしょう。」
「客一人あたり金貨100枚ではどうです?」
「色々を考慮に入れると、あなたは約一年間ここにいてもらいます。」
「そんな馬鹿な!」アルタンは叫んだ。
「もちろん、あなたには拒否することもできます。」
「しかし、拒否した場合、あなたはどうなるか分かっているはずです。」
「そんな事をするつもりは全くありません。」アルタンは言った。
「それも一つの選択です。」彼女は答えた。
「では、あなたに見てもらいたいものがあります。」
彼女は隣の女性に合図を出した。
その大柄な女性は、部屋から出て、一人の少女を連れてきた。
「彼女はジャニーヌです。」マデリーンは言った。
「残念な事に、彼女は業績が前より落ち込んできています。」
「したがって・・・・
女は手を伸ばし、少女を掴んだ。
そして、気持ち悪くなるような音と共に少女の首を折った。
アルタンは突然の事に驚き、恐れた。
動かなくなった少女はドアへと引きずられていった。
数秒後、彼女は別の少女と共に帰ってきた。
「彼女はセラナですが・・・」
マデリーンは護衛へ合図を出した。
アルタンは、マデリーンはただ彼の決定を覆すためだけに少女を殺そうとしている事を理解した。
彼は、自分の近くに居る人が、彼のために殺されることを見ていられなかった。
護衛が少女の首をつかんだその時、
「待ってください!」と叫んだ。
マデリーンは護衛の動きを止めさせた。
「では、私の出す条件を呑むのですね?」
ため息と共に、彼は黙認をうなずいて示した。
アルタンは、これが現実に起きているとはとても思えなかった。
彼は将軍から逃げた代わりに、マデリーンに捕まっただけだった。
女にされてから、彼の人生は滅茶苦茶になってしまった。
彼はそれを元に戻す必要があった。
「賢い選択です。」彼女は言った。
「しかし、いくつか警告があります。」
「あなたは客に対して好意的に接するとは思いますが、
そうでないのなら、私は対策を考えなければならないでしょう。」
アルタンには言われなくても、「対策」が多くの人の死を含んだものであると分かっていた。
マデリーンは、机から立ち上がり、アルタンの回りを歩いた。
彼女は手を伸ばして、アルタンの露出した肩と、胸をゆっくり撫でた。
「このドレスは素敵ですが、あなたにはもっと適切な物を着させましょう。」
護衛の一人へと振り向いて言った。
「ヘレンに彼女の世話をさせなさい。」
アルタンは、護衛により部屋の外へ連れ出された。
彼女は廊下をいくつかを通り、衣服と化粧台と、着替え中の少女が数人いる大きな部屋へと連れてこられた。
彼は目の前の光景にたじろいだが、彼のドレスが少女によって脱がされ始めたとき、彼は我に返った。
半ば反射的に、彼は少女を止めようとしたが、護衛に平手を打たれ、彼は今の立場を思い出した。
「これはあなたのためよ。」少女は言った。
彼は恐らくこの少女がヘレンであると考えた。
ヘレンは、ストッキングとガーターベルト以外の服と下着を脱がせた。
多くの女性の前で裸になるのは不愉快なことだった。
彼の体は美しい女だったが、彼の心はまだ大部分が男だった。
彼に着せられた物は、長く赤いドレスだったが、下着は無かった。
アルタンがためらいがちにこれに文句を言うと、
下着を着るとドレスの上に線が出てしまうと彼女は言った。
そのドレスはとてもタイトで、彼の女性の体のあらゆる曲線を余す所無く見せていた。
胸の谷間が大きく強調され、スカートは足首まであるような長いものだった。
ヘレンに爪を赤く染められ、化粧をされるのを彼は黙って見ていた。
彼女は特にアルタンの唇に時間を掛け、色気を演出した。
化粧が終わると、ヘレンは建物の案内を始めた。
幾つかの説明の後、アルタンはベッドがある部屋へと連れられた。
そこは彼が「客」の相手をする部屋であった。
また、毎日自分で化粧をすることと、客からのチップは全て自分へと渡すことを彼に命じた。
ここでの彼の立場は、新入りの情婦であり、ヘレンに逆らう事は許されていなかった。
彼女の話が終る頃には、彼は自分がいかに弱い立場にいるかを再認識した。
その後、ヘレンは彼を大きな部屋へと連れて行った。
そして、テーブルで大声で喋り、酒を飲んでいる男達のグループを指し示した。
アルタンは他の三人の少女と男達への所へと行くよう言われた。
彼は男の注意を惹くことが無いように、少女達の後ろについてテーブルへと向かった。
以上です
お、久々のアルタンだ。なかなかいい感じですね、乙。
Altanは自分も翻訳をやってるんだけど、どうも英熟語とかの言い回しが難しくて
なかなか進まない。
というわけで頑張ってくだされ。
143 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 12:21:38 ID:uKwowtRk
昔、「リングをつけられた男が、コンピュータ操作で
強制的に女性化されて、あやつられてレイプされたりする」
小説があったと思うんです。
検索してもどうしても見つからないです…
誰か思い当たる人いませんか?
145 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 12:49:03 ID:uKwowtRk
>>144 ずっと探してて見つからなかったんですよ…
ありがとうございます!
本当にうれしいです!!
>>144 リンクがカツミ君の事情になってないか??
まぁでも同じTS&MCの中にあるから別にいいかw
今日買ったジュースの成分の中に「異性化液糖」なるものがあって、ちょっとドキっとした。
>>144 続きが読みたくてもう4年待っているが無理そうだな・・
際限のない遊びも面白いよな
>>147 擬人化+TSか。液糖タンが男設定でかつ女になってて・・・
それだとただのボーイッシュな女の子になっちまうorz
150 :
263:2006/06/08(木) 23:38:21 ID:5XhhI36M
前スレ736の続き
女子更衣室。
男子なら誰しもが憧れ夢見る(と思う)女の花園。
女子トイレと双頭をなす禁断の地。
それに入れて、しかも『中身入り』なのだから本当なら喜ぶべきことなのだろう。けど、そんな気にはどうしてもなれない。
向こうが門扉を開け放って誘っているのだ。何か裏があってもおかしくない。タダより高いものはないのだから。それか孔明の罠。
「あの、やっぱり」
回れ右をしたら単ちゃんが物凄い笑顔で立ち塞がっていた。どす黒いオーラの中に不動明王が見えるのは気のせいだろうか。
逃げ道は塞がれ、残った道は扉の向こうにしかない。取られることがわかっていながら前進しかできない歩の気持ちを味わいつつ、開けた。
(無理だ)
入るなり頭の中に浮かんだのがこの言葉だった。何が無理かというと、全てが。理屈もなく、なにもかもが無理。
更衣室に入ったときには開けていた目も、入った直後に反射的に閉じていた。
最後に網膜に焼きついた映像は、室内中央に2列に奥まで並んだ背もたれのない青いベンチとそのあたりで談笑しながら着替える人、人、人。…………下着姿の。
「半田君、赤くなっちゃって可愛いー」
「本当にいいの? ぼく男なんだけど……」
「半田君だったら、男のときでも別に良かったよね」
「確かにねー」「カワイかったし」更衣室中にどっと笑いが起こる。きっと外にあるお日様も笑っている。
今の台詞を1週間前のぼくに聞かせてあげたい。……やっぱり入るような度胸はないだろうけど。
それにしても順応力が高すぎる。ぼくが女になってしまったときもそうだった。度量が大きい人が多いと、こんな弊害も出てくる。もっと警戒心を持ってもらいたい。…いまのぼくみたいに。
「陽くん、こっちこっち」
呼ばれるまま犬もしくは鯉のように手の鳴るほうへ、誰も見ないように足元の床だけを見て進む。
「ロッカーは特に誰のでもないってことになってるから、どこでも使っていいよ」
「う、うん」
左右に並ぶ金属製のロッカーを指差しながら単ちゃんが説明する。わざわざ着替えている人の横をすり抜けて。
…当然、ぼくも同じ道を通るわけで。
目を閉じていたらぶつかってしまうので、いやでも着替えているシーンとか下着姿とかが目に入ってきてしまう。一生分の不可抗力を使い切りそうだ。
なんだか頭がクラクラふらふらしてきた……。更衣室酔いなんて症例があるなら、たぶんぼくはその最初の患者だと思う……。
151 :
263:2006/06/08(木) 23:40:16 ID:5XhhI36M
一通り巡って、室内中央に程近いロッカーで単ちゃんは歩みを止めた。
「更衣室はこんな感じ。よくわかった?」
何について理解すればいいのかわからなかったけど、とりあえず首肯しておく。
「じゃ、着替えよっか」
答えは合っていたようだ。単ちゃんは満足げにうんうんと頷いて体操着を脱ぎ始め──!?
「って、何でそこで着替えて…!?」
「更衣室だから当たり前じゃない」
「そうじゃなくて……。男の横で着替えるのはどうかっていう話で…」
「陽くん、女の子じゃない」
「いや、いまはそうだけど、実際は男というか心の中は男というか」
「それがどうかした?」
どうやらぼくは完全に『女の子』としか見られていないようだ。割り切っているのか細かいことを気にしないのか、とにかく豪胆だ。
(あれ? どこかにこんな性格の人がいたような…)
いや、そんなことを考えている場合ではない。ここを抜け出すためにさっさと着替えを終わらせて出よう。
青いベンチのうち一つに制服一式を置き、誰も見ないように目を固く閉じ、体操着を脱ぎ、ブラウスに手を伸──
「かわいいブラしてんじゃん。どこで買ったの?」
突然声をかけられて心臓が跳ね上がった。こうなると反射的に相手を確かめようと目を開けてしまうわけで。
「──!!」
さらにびっくりした。声をかけてきたのは知らない人だった。でもそんなことは驚くことではない。問題なのはその格好だった。
「なっ、なっ、なんで、した……ぎ!?」
下着上下というあられもない姿を見せ付けるように立っていた。見せられているこっちが恥ずかしいと思うくらいに堂々と。ファッションモデルのように。
「ショーツも見せてよ。お揃いなんでしょ?」
物怖じもせず、不敵な笑みを浮かべ、知らない人が笑顔で迫ってくる。何を考えているかわからないせいか、「うー」とか「あー」とかうめき声を上げながら襲い掛かってくるゾンビを連想してしまう。
というかなんだろう、この積極性。どうやら向こうはぼくのことを知っているみたいだけど、ぼくの記憶の中にこの人のデータはない。
152 :
263:2006/06/08(木) 23:43:01 ID:5XhhI36M
得体の知れない恐怖心から「誰?」とも聞くこともできず、身体は勝手に後ずさりを始め、すぐにベンチで行き止まる。助けを求めてまわりを見ると──
人が集まっていた。
けど、いいタイミングで助けに入ろうとするような人たちではなくて、コロッセオで剣闘士と猛獣が戦うのを積極的に楽しむ観客。たぶん。
その観客もせめて着替えてからくればいいのに、それすらもどかしく思うのか半分脱いたままとか半分着替えただけとか、中途半端な格好のままでギャラリーしている。
──と、その中で単ちゃんと目が合った。
「どうせ脱ぐんだし、見せてあげたら?」
その目は本気で、顔は「なんで脱がないの?」と不思議がっていた。
女子の間では下着は見せ合うもの、ということだろうか。
真実はどうあれ、このままでいると脱がされそうだったので、仕方なしにブルマを脱ぐ。自分の行動に自信を持てないけど…。
脱いでみて、布一枚しか差がないのに、この恥ずかしさの度合いがまるで違った。
「女の子同士なんだし、そんなに恥ずかしがらなくたっていいのに。ま、それもカワイイんだけどね」
この状況はドイツの軍人だってうろたえる。恥ずかしがるな、と言われても無理だ。そもそも何が恥ずかしいのかよくわからないし…。頭が混乱してきた。
「でさ、どこで買ったの?」
「これは、郊外のショッピングモールで……」
嬉々として間合いを詰めてくる知らない人から視線をはずしながら質問に答える。
「ねぇねぇ、誰と行ったの? まさか……芹沢くんとか!?」
次の質問は前からではなく、横からきた。振り向くと、前にいる知らない人と同じ格好をした知らない人(B)が目を輝かせていた。
「行ったのは母さんとだけど。…でもなんでそこに明の名前が出てくるの?」
「だって半田くん、いつも芹沢くんといるじゃない。二人一組みたいな感じで」
「それは……、親友だし、明といると楽しいから、かな」
「別に付き合ってるわけじゃないってコト?」
「付き合うもなにも、男同士だし…」
たぶん明もそう思っている。それに、最初にいまのぼくを受け入れてくれた。
行動におかしいところは多少あったけど、激変というほどではない。ぼくの突然の『変化』に戸惑っているだけで、慣れてくれれば『気にしない』性格だし、いつも通りに戻ってくれるはずだ。
……そうなる前に男に戻りたいけど。
「でも、このままだったら半田君に芹沢君を取られちゃうかもね。アンタが好きなの知ってるんだから」
「そ、それは言わないって約束──!」
知らない人(C)が口を挟んでから勝手に話がそこら中で盛り上がりはじめた。
それにしても、明がモテるとは知っていたけど、ここまであからさまに好き宣言をするほど人気があるとは思わなかった。
女子のあいだでは、どの女子がどの男子を好きという情報はすべて知れ渡っているようで、でも男子のほうに流れてこないのは情報が完全に統制されているからという話だった。
「いい? 男子には言っちゃダメだからね」
耳ざといはずだけど、ぼくが男子であるという話はまったく耳に入った様子もなく、『ここだけの話』を矢継ぎ早に聞かされることになり、
「今度はそっちからの話を聞かせてね。情報はギブアンドテイクで成り立ってるんだから」
いつのまにか見返りを要求されていた。
「明くんってどんなコがタイプかわかる?」
「芹沢君の趣味は?」
根掘り葉掘り明のことを聞かれ、聖徳太子のような能力を持ってないぼくは答えられず、さらに質問が覆いかぶさって、まさに泥沼な様相だった。
目の前のとんでもない光景と途切れることのない質問で頭の中はぐるぐる回り、遠ざかりはじめた意識のなかで、着替えることができない更衣室の存在意義について考えていた。
……
…………
153 :
263:2006/06/08(木) 23:50:52 ID:5XhhI36M
------------
ついさっきのことは、なかなかぼくを立ち直らせてくれなかった。熱いお風呂に入ったあとのようにのぼせ上がり、女子の姿を視界のどこかに捉えるたび、下がりかけた熱が再燃した。
質問攻めにあっているときはまわりの景色なんて目に入らなかったけど、見てないわけではなく、しっかり網膜と脳裏に焼きついてしまっていた。ちょっと顧みれば詳細で鮮明な映像が……。
「陽、どこ行ってたんだ? それになんか顔が赤いぞ」
「…………更衣室」
「なにいぃぃぃぃぃ!? マジでか!? どんな感じなんだ? 詳しく教えてくれ!」
「ちょっと、明。……声大きい」
どんな感じと言われても、あれは説明のしようがない。一方的にたかられただけで、ぼくに主導権なんてものはなかったし。それに、ただ女子が着替えていただけだ。
「ごめん、今はそれを思い出したくない……。頭がパンクしそう」
というかもう頭の中から爆発して、髪型がアフロになっている気がする。
「そっちのほうは、あれからだどうだったの?」
「20周走らされて、そのあとはずっと説教。女がいたからってそのザマはなんだとか言っちゃってさあ。絶対ぇ鬼頭はゲイだな。
あー、それからなんか知らんが俺だけ追加で走らされた。お前が半田を参加させたからこうなったとかなんとか」
茹っていた頭が一瞬にしてさーっと冷えた。明は笑ってはいたけど、その下には明らかに不快感がにじんでいたからだ。
「ごめん……ぼくがいたばっかりに」
走らせたのは鬼頭先生であっても、走らせる原因をつくったのはぼくだ。特に追加の件は、ぼくが自発的に参加したのだから完全な冤罪だ。
明は「気にすんなよ」と言っていたけど、気にならないわけがない。何か罪滅ぼしでもしないと済まない──親友ってそういうものだと思う。
「じゃあ、明日創立記念日で休みだから一緒に遊びに行こうぜ。俺は気にしてないし、そんなトコだろ?」
「うん、わかった」
昼食を奢るくらいで走ったぶんの埋め合わせは精神的にもカロリー的にもできないとは思ったけど、明がそう言うなら仕方がない。けど、せめて明日は接待する側に回ろう。
(楽しんでもらえるにはどうしたらいいだろ……?)
更衣室のことを追い払うように明日のことに没頭した。
154 :
263:2006/06/08(木) 23:59:05 ID:5XhhI36M
今回は以上です。
気分転換に別のを書いていたら、そっちを書くのが楽しくなってきたw
>>154 お、久々のリアルタイムだ。いい感じいい感じ、次回にも期待してます♪
お疲れ様です。
ところで、以前VIP関連でホームレス等を女性化するネタのまとめサイトがあったと思うんですが、
どこいったか誰かご存じないですか?
>>154 微エロな学園生活(・∀・)イイヨイイヨー
>157
トンクス。
380氏の作品が掲載されてるかどうか確認したかったので助かりました。
タイトルは適当に直しておきますが……このまま載せておいて問題ないですよね?
>159
にゃっ!? 漏れを呼んだか?
おけおけ、収録はまったく問題なっしんぐ。でも、作者は不詳のままにしてくれ。
モチベーションが上がらないので、新薬の話は次(四話目)で終わりとなる。すまん。
そのうちアップするつもりではある。
サキュバスの話は前半だけできている。
もしかすると一気うぷするかもしれないけど。
あー、眠ぅ。また、寝る。トイレに行ったついでに、虫の知らせが……。
>263氏
この学園生活感が激しく(・∀・)イイ!
陽たんはやっぱり総受けのMなのかな?極太バイブを前後の穴にブチ込んだまま授業受けさせたい(´Д`*)
>>156 たしかに避難所はわかりにくい所にある。
163 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 21:55:09 ID:cck6OQzX
あ
げ
二日近く書き込みなかったのか
こんな日もあると…
しかも内容のある書きこみは3日・・・
えーと長文書くの久しぶりだしエロの部分まだなんだが投下してみる。
・・・っう何処だここ?確か学校の帰りに・・・。
「おや、気が付きましたか?宮木守君」
男はベットに寝かされていた守を見ながらそう言った。
「テメエは学校の帰りに俺を・・・はっ!残念だったな俺なんか誘拐したところで一銭にもならねーぜ」
「ああ?君の言いたいことはよく解りますよ・・・」
言葉を続けようとした男を遮り守は怒鳴った。
「わかってんなら離せよ!ご丁寧にロープなんかで手足しばりやがって!」
そんな守の反発をもさして気にせずに男は言葉を続けた。
「むしろ君の用に身よりのない男子が必要なんですよ」
「へっ、だったらあれか、ニュースで時々聞く俺位の年齢の男が好きとか言う変態か」
「そういう趣味の客がいないわけじゃないんですがね、君の場合は違います」
「君にはこれから女の子になってもらいます、強制的にね」
男は何事もないかのように平然とそう告げた。
「そんなこと出来る訳ねえだろ、俺は生まれて15年間ずっと男だ」
「強制的だと言ったじゃゃないですか・・・この薬品を使えば立ちどころに君は女の子になります」
男はそういうと薬品が入った瓶をふってみせた。
「頭でもおかしいんだろアンタ、そんな薬なんて聞いたこともねえよ」
守が、叫ぶのと同時にチクッとした痛みとともに注射器の針が守に刺された・・・。
「へっ・・・あれから一時間たつが何にもおきねえし男のまんまだぜ、いい加減にしやがれ」
「心配しなくても一時間たったならそろそろです」
「減らず口叩いて・・・」
守はなおも言葉を紡ごうとしたが上手く発音出来ずに終ってしまう。
・・・体が変だ声が・・・色んなとこが熱く・・・頭痛も・・・まさかほんとに・・・嫌だ俺は男のままで・・・。
「始まりましたか、まあ次に君が気付いた時は立派な女の子ですよ」
冷酷にそう告げる男の声もはっきりとは聞き取れないまま守は意識を失った。
171 :
167:2006/06/13(火) 06:55:37 ID:AgAhJ311
エロ部分まで行かずスマソ、次回は間違いなく行くので・・・。
新人さん乙&GJ!
この展開だと陵辱物だろうか?とにかくエロいのを期待してまつ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 守!守!
⊂彡
_ ∩
( ゚∀゚)彡 保守!保守!
⊂彡
175 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 23:21:46 ID:YiQDyRQF
_ ∩
( ゚∀゚)彡 進!進!
⊂彡
176 :
588:2006/06/14(水) 01:15:56 ID:gy1SuXIV
はいどーも今晩は前スレ588です。
魔薬の続きっぽいものを投下いたします。
どういった雰囲気の作品・ラストになるか例によってまたわかりません。
それではまたしばしの間お付き合いくださいませ。
〜魔薬2〜
白い壁と白い天上。そして白い白衣を着た男達。その男達の前に大き
なガラスがありその向こうにも真っ白な部屋が広がっていた。その部屋
の中央の白いベットには少女が寝かされその少女からは様々なケーブ
ルが延び、ベットの周りに無数に置かれた様々な機材に繋がれその周
囲を数人の男達が囲んでいる。その光景を窓越しに見ていた男の一人
が口を開く。
「はやり効果が安定しないか」
「はい。この実験体以外ですと現段階での成功例は片手で数えられる程
しかありません」
「それに2度の投薬は無理か」
「身体が薬に耐えられませんね。1度の性転換が限界です」
「データが足りんな」
「ええ、それに彼女もそろそろ限界ですね。ここ一年余りの投薬と実験
でボロボロです」
そう言うとディプレイの前に座る男はガラスの向こうの少女を見た。
「もう少しデータを取るために成功例が欲しいところですが・・・」
「ふむ・・・」
男は顎に手をやると同じくベットに横に鳴り虚空を見つめる少女を見る。
「彼にばら撒かせているとは言え社長にばれないようにしないといかん
からな。あの件はキモを冷やした」
「ああ、学生の集団暴行事件ですね」
「被害者がこの薬の成功例だと揉み消すのに苦労した」
何かのデータが書き込まれた紙の文字を眼で追いながら男―景山はに
やりと笑った。
「それと主任。我々の事を調べている人間がいるようなのですが」
「ほうっておけ。証拠など残さん。だが・・・」
景山は数瞬だけ考えるそぶりを見せるとクッと喉をならした。
「そうだな、彼に監視をつけておけ。なんせ社長のご子息だからな。ま
だまだ使い道はある」
177 :
588:2006/06/14(水) 01:17:49 ID:gy1SuXIV
「ね、ねえ鈴本君もう帰ろうよ・・・」
「何だよ。お前が行きたいって言ったんだろ?」
夜の街を対照的な二人が歩いている。身長が高く目鼻立ちの整った少
年の少し後ろをおっかなびっくりといった感じに背の低い、一見少女のよ
うな中世的な見た目の少年が付いて歩いている。
背の高い少年、鈴本亜希と背の低い少年、谷口巧はふとした会話の流
れから夜の街に遊びに出てみようとうい事になった。普段学生らしい遊び
以外をしないごく普通の学生だった二人にはちょっとした冒険でもあった。
「だからって何でこんな裏路地に」
「こっちの方が面白そうじゃん」
繁華街より少し入った薄暗い裏通り。街の喧騒が少しくぐもって聞こえて
くる。道端に座り込む男女やなにか大げさに笑いながら話しているグルー
プを横目に見ながら歩いていると帽子を深く被った男がビルの隙間から走
り出てきた。そしてちょうどその場に居た亜希にぶつかり二人がよろける。
「うわっと!」
「す、鈴本君大丈夫?」
帽子の男は二人に一瞥すると足早に走り去っていった。
「なんだありゃ」
「うん・・・あ」
巧は足元に何かが落ちているのに気が付いた。それは香水のビンのよ
うな栄養剤のビンのような形をした透明の液体の入った入れ物だった。
「ほら、いくぞ」
「あ、うん」
拾い上げると同時に亜希から声を掛けられ巧はそのビンを上着のポケ
ットへとしまいそのまま歩き出した。
178 :
588:2006/06/14(水) 01:19:05 ID:gy1SuXIV
「たーだいまー」
「お邪魔します」
「あ、兄ちゃんお帰りー。巧さんもこんばんは」
亜希の自宅。二人が靴を脱いでいると奥からボーイッシュな少女、亜
希の一つ下の妹望が顔を覗かせた。
「晩御飯は?」
亜希の両親は今日は用事があるらしくそろって留守にしていた。
「後で食う。それより部屋に入ってくんなよ」
「はーい」
望はぶーと頬を膨らませるとリビングへと引っ込んでいった。亜希は
そのまま2階の自分の部屋へと上がっていく。巧はお菓子やジュースの
ペットボトルが入ったコンビニの袋を手にさげながら亜希の後に続いた。
「あっちい〜」
亜希は床にドカリと座り込むとエアコンのスイッチを入れ巧は上着を
脱ぐとコンビニの袋を置く。
「おトイレ借りるね」
「おお、ちゃんと返せよ」
巧が部屋を出て行くと亜希はコンビニの袋を引き寄せた。
「あー喉渇いた。ん?こんなの買ったっけか・・・まあいいや」
亜希は袋から取り出したビンの蓋を開けると一気に飲み干した。
「ふ〜、すっきり」
「おーう、おかえり」
亜希がポテトチップスをぱりぱりと食べながら片手を上げる。巧は亜
希の前に座ると一緒にお菓子を食べ始めた。
「ふわ〜あ」
程なくして亜希は大あくびをしてベットに転がる。
「あれ?どうしたの?」
「んあ・・・なんか急に眠みい」
ベットの上でけだるそうにゴロゴロと転がる亜希。そのベットの脇に
置かれた空のビンを見つけ巧は血の気が引いていく音を聞いた気がした。
「す、鈴本君。ここ、これ飲んじゃったの?」
「ぐ〜」
それは街で帽子の男とぶつかった時巧が拾ったビンだった。コンビニ
エンスストアで買い物をしたとき何気なく上着のポケットに入っていた
ビンを袋に入れていたのだった。気持ち良さそうに寝息を立てる亜希を
見て何ともいえない不安にさいなまれる巧。
「だ、大丈夫・・・なのかなこれ」
179 :
588:2006/06/14(水) 01:20:16 ID:gy1SuXIV
そしてその変化は二人が気付かぬうちに起こっていた。
亜希が眠ってしまってから30分も過ぎた頃、巧は帰ろうと立ち上が
りベットの上を見るなり思考が停止し固まった。
「・・・あ・・・へ?」
そこに巧が見たことのないほどの美少女が眠りこけていた。状況が理
解できず眼を点にしパクパクと動く口からは意味不明の言葉が漏れる。
「ん〜〜〜?」
その少女はむずがると上半身を起こし眼を擦る。その動きに巧は顔を
引きつらせ後ずさり強張った顔にはだらだらと汗が流れる。
「んむ・・・悪りい、寝ちまったみたいだ・・・・・・どした?」
「へ?あ、あああああの、鈴本君?」
「なんだあ?面白い顔して。ん?」
ぼりぼりと頭を掻きながら亜希は視線を自分の身体へと向ける。そし
て沈黙。その沈黙の中巧は訳も分からず緊張しぐびりと唾を飲み込んだ。
時計の秒針が進む音が嫌に耳につく。そんないたたまれない沈黙に耐え
かね巧が口を開こうとしたとき亜希の顔に驚愕の表情が浮かんでいく。
「ああああのあのすす鈴本君おちおちつ落ち着いて」
「な、なんじゃこりゃあああぁぁ!!?」
この状況でなければその低音だが美しい声に聞くだけで骨抜きになる
男も居たかもしれないがそんな心の余裕は今の二人にはとりあえず無縁
だった。顔や身体をぺたぺたとさわり混乱する少女―亜希とおろおろと
情けなくうろたえる巧。そして
「兄ちゃんどうしたのー!・・・はれ?」
兄の叫び(普段と違う気もしたが)を聞いて乱入してきはいいが完全
に想定外の状況に頭に巨大なハテナマークを浮かべる望。
「ちょっと待て!なんで女になってんだ俺!?」
「と、ととととにかく落ち着こうよ」
「兄ちゃん?あれ?あれれ?」
巧は全てを忘れて家に帰りたいと切に思った。
―To be Continued―
180 :
167:2006/06/14(水) 04:51:04 ID:1gTlZsbk
昨日の続き、なんとかエロ突入しますた。
181 :
167:2006/06/14(水) 04:56:00 ID:1gTlZsbk
・・・・・・・・・頭が・・・クラクラする・・・・そうだ俺は・・・。
気がつき自分の身に起きたことを思い出し、守は慌てて自分の体を見回し愕然とした。
下半身は誘拐された時のままの学生服のズボン姿で中までは見えなかったが、股間の感触があきらかに何か変だ。
そして上半身には男性では有り得ない大きさの胸が存在していた・・・。
「女の子になった気分はどうだい?守君」
愕然としている守を挑発でもするかのように男がたずねてきた。
「テメエ、人の体をこんなにしやがって・・・そうだ時間がたったら警察や学校だって黙って・・・」「興奮して気がついてないようだけど声の調節も上手くいったようだね」
「ああ、それと警察と学校には・・・まあこれを見せるのが早いか」
男はそういうと新聞の地域ニュースのページを守に見せた・・・。
182 :
167:2006/06/14(水) 04:58:57 ID:1gTlZsbk
「東京都府中市○×で中学生の宮木守君(15歳)がトラックに轢かれ死亡、
警察はトラックを運転していたを運転手を業務上過失致死の容疑で・・・」
「そ、そんな俺はまだ死んでない・・・」
「やれやれ、誰が今の君の姿を見て自分は男だったと、宮木守だったと言ったところで誰が信じるんだい」
そういうと男は手鏡を守の目の前にかざした。
短くスポーツ刈りにカットされていたはずの髪は長くなり耳まで伸びている、
顔も目がぱっちりとし女の子の顔になっていた、
なにより日頃から遊び周り日焼けしていたはずの顔が色白になっている・・・。
「納得したかい?それに警察の上層や警察に影響力ある政治家にも客は多くてね、
こうして誘拐事件でなく事故として処理してくれるのさ」
183 :
167:2006/06/14(水) 05:03:55 ID:1gTlZsbk
「そ、そんな・・・いやだ・・・・・・」
うわ言のような守の呟きを無視して、男は守に近付き守の胸を強く揉んだ。
「ひっ、痛い!痛い!離せぇ」
「大きさは要望通りだが、まあいきなり感じたりはしないか」
そう言うと男は一旦ベットから離れ、そばにある机から注射器とアンプルを取り出した。
「痛がれてるばかりじゃ話にならないし、セックスに嫌悪感をもたれても厄介なんでね、
それに今回客の要望が15歳位の淫乱な女の子のペットってことだから、
守君にはこの媚薬を使いながら、女の子としてキモチヨクなることを覚えてもらう、嫌だと言っても体でね」
「ひっ・・・く、くるなあ・・・だれがそんなこと・・・」
恐怖にひきつった守の腕が男に押さえつけられ、女の体にされたときと同様にチクッとした痛みが走った。
「この薬は即効性だから、処女だと普通は痛いようなことでも、
直ぐにキモチよくなれるよ」
184 :
167:2006/06/14(水) 05:07:57 ID:1gTlZsbk
男は嘲笑を含みながら守にそう告げて用済みになった注射器とアンプルをゴミ箱に無造作に放り投げた。
「ンッ・・・はぁ・・・・なんか体が変に・・・む、胸が・・・」
守の体がビクッと震える。身に付けているTシャツの薄い生地に胸の尖端が
触れるだけで守の頭にチリチリと甘い痺れるような衝撃が起こる。
「さっそく効いてきたようですね、守君」
「そ、そんなわけあるかぁ」
守は必死に反論したが、体を少し動かすだけで服にすれた乳頸から再び甘い痺と衝撃が走る。
「まあ今にわかります」
男がTシャツの中に手を入れて守の胸を強く揉む。
「ンンンッッ・・・はぁんっ・・・」
最初に胸を揉まれた時と同じく痛みを警戒した守だったが、
痛みは起きずに甘い痺と衝撃が強くなるだけだった。
「乳頸も勃ってきましたね」
男は右側の胸を揉むのを止めて乳頸を指で摘みつねるようにひねった。
「んはっ・・・やめろ・・・ンン・・・痛い、つねるなぁ」
「痛い?本当に痛いだけですか守君?」
「あ、当たり前・・・はぁん・・・」
守がなおも言葉を発しようとしたところ、逆の左胸を強く揉れ守は反応してしまう。
「あっ・・・んんっ・・・や、やめ・・・んんんっっっ」
185 :
167:2006/06/14(水) 05:13:00 ID:1gTlZsbk
「いいですね、ちゃんと淫乱な女の子のようになっていますよ、守君」
反応しては、感じてはいけないと守が意識すればするほど体は反応してしまい、甘い声を守は漏らす。
「・・・んんっ、あたまが痺れて・・あぁっっっ」
「・・・そろそろ、このシャツは邪魔ですね」
男はそういうとハサミを取り出し、シャツを首筋の部分まで引き裂いた。
自分にある女性特有の胸をまざまざと見せつけられる行為だったが、守は呆然とみつめるしかなかった。
「ほら、守君の大きな胸と乳頸が勃ってるのがよく見えるでしょう」
男はそういいつつ守の胸と乳頸への愛撫を再開する。
「ああっ・・・んんっ・・・か、体が勝手に・・・んんっ」
「左側の乳頸も勃ってますよ」
男はそう言いながら揉むだけに止めていた、左側の乳頸にも指を這わせてつねるように動かす。
「くっ・・・んはっ・・ああんっっっ」
「キモチイイんでしょ、声も嬌声が多くなってますよ、守君」
とうとう耐えられずに守は目をギュッと閉じたが、
何処をいじられているのか、自分でわからないことが逆に守の快感を増幅していく。
186 :
167:2006/06/14(水) 05:17:07 ID:1gTlZsbk
「ああっ・・・駄目・・・キモチ・・・んんっ・・・ああっ・・・頭がとけ・・ああっ・・・んんっ・・・はんんんっっっ!!」
(・・・駄目だ・・・俺おかしく・・・・あ、あた、ま・・・がまっしろ・・・こ、これが・・・・女の・・・)
自分が女になってしまったことへの嫌悪感を抱きつつも
一方で守の頭に女としての快感が確実に刻み込まれた瞬間だった。
「胸をいじられただけでイクなんて随分と淫乱な女の子ですね、守君」
「さて胸だけ愛撫していても仕方ありません」
男は幾分、正気を取り戻し睨みつける守の視線を意にも介さずに、
ガチャガチャとベルトを外しズボンを守の足首まで引き下ろした・・・。
187 :
167:2006/06/14(水) 05:21:18 ID:1gTlZsbk
今日はここまでです、次回は、まだあんまり考えて・・・。
>>588氏
今回も輝タソのようにヤラレ続けてしまうのか、
はたまたラブラブの和姦で進むのか、先がとても楽しみです。
またあの神のような更新を期待してますw
>>167氏
守くんカワイソス・・・これから性奴隷のようにされてしまうのか・・・
まあゆっくりと気楽に書いて下さい。気長に待ってます。
(書いてもいないのに偉そうな俺・・・)
ともかくお二方ともGJ!
189 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 05:51:30 ID:dEisWN3N
a g e
ageんなヴォケ
何でこんなに過疎ってんだ?
過疎というより投下待ちでしょう
十日町
六日町
GJですよ
195 :
167:2006/06/16(金) 03:31:21 ID:DI56r9tF
196 :
167:2006/06/16(金) 03:33:12 ID:DI56r9tF
「・・・おっと?そうえばロープも邪魔ですね」
男は守が逃げ出す可能性をまるで考えないかのごとく、守の足を拘束していたロープをほどいた。
「ああ、逃げ出そうとしても無駄ですよ守君、先程の薬には一時的に筋肉の働きを弱める成分もありますから」
事実、守は足のロープがほどかれた直後から立ち上がって逃げようと
思考はするものの体はベットの上でのたうつだけに終っていた。
「おや?トランクスはかなり濡れてますねえ」
「くっ・・・」
悔しさをのぞかす守に、男は濡れているトランクスをゆっくりと見せつけるように脱がした。
「今の守君の股間にあるものを言うと、これがクリトリスで
尿がでるところがここ、あとは男のモノを入れる孔がここにあります」
男の淡々とした説明に、守は怒りと股間を見られる恥ずかしさが入り混じった表情で顔を赤らめた。
「んはぁっ・・・やめっ・・さわるな・・・ああぁんんんっっっ!!!!!」
男にいきなりクリトリスを指で弾くように触られ守の体がビクッと跳ねる。
「あっ、やめ・・・ふあぁあんっ・・・ああぁぁっ・・・ひんんんっっっ!!!!」
胸をいじられたときよりも遥かに強く激しい快感に守は翻弄され、意味のある言葉を発することができなくなる。
「愛液もこんなにでていますよ、守君」
男が守の愛液を指に纏わせて守に見せつけるように指を動かす。
「そ、そんなの・・・俺のじゃ・・・ンンッッッ!!」
懸命に否定しようとしたところを
再び男に秘裂とクリトリスを指で愛撫され守の嬌声が響く。
「いくら、否定しようとしてもこんなに濡れてますよ、守君」
男はニヤニヤとした表情で守のクリトリスと秘裂への愛撫を続ける。
「はんっっっ・・やあっ・・・さわ・・・あああぁぁぁっっっ!!!!」
197 :
167:2006/06/16(金) 03:34:48 ID:DI56r9tF
「今度は舌ででも触ってみましょうか」
男はそう言うと顔を守の秘所に顔を近付け舌でクリトリスと秘裂を舐め上げる。
「やめっ、あんっっ、・・・あんんんっっっ!!!!!」
クリトリスと秘裂に舌の粘膜が触れ、守は指が触れた時とは違う、
新たな感覚の快感に守は体をビクッ、ビクッと震わす。
「い、嫌なのに・・・はんっ、はぁっっんんんっっっ!!!!」
自身が出す嬌声に戸惑いと屈辱を感じながらも、それを上回る快感に守は嬌声を止めることができない。
「イキそうなら遠慮せずにイッてもいいですよ、守君」
「だ、・・・んんっ、れが・・・んはあっっ!!!」
守は必死に快感を抑えようとするが、あまりに大きな快楽の波にあっさりと流されてしまう。
「あんっ、ひあッ・・・あああぁぁんんっっ・・もう・・・イイッ・・・
はぅんッッ、ああんっっ・・ま・・・た・・・ひあぁあんんっっ・・・」
繰り返し男によりもたらされる快感に守の理性は消え去り、無意識のうちに男に股間を押しつける。
「ああぁぁんっっっ・・・・イイッ・・・ひあぁんんっっ・・
もっ・・・イクッ・・・ひああぁぁあぁぁッッッッ!!!!!」
守の体が下半身からもたらされた快感により、大きく波打った。
198 :
167:2006/06/16(金) 03:42:01 ID:DI56r9tF
「見事なまでのイキっぷりですね、守君。」
男は嫌味ったらしく守に話しかけるが、守はまだ快楽の余波に当てられたまま、
体を震わせており、まともな言葉を口に出せない。
「2回もイッたから充分過ぎるでしょう、
そろそろ、指を守君の女の子の中に入れてみましょうか」
中に入れるという言葉に快感の波に捕われていた守がやっと反応する。
「やっ、やだ、やめ・・・」
「これだけ濡れてれば気持ちよくなれますよ、守君」
守の反応を気にも止めずに男はそう言い、指を守の秘所にさし入れた。
「あっ・・・やめっ、入れるなぁ!!」
自分の中に挿入られる男の指に異物感と屈辱を感じて守が叫ぶ。
「何、直ぐに慣れて気持ちよくなります。守君の締め付けとヒダが絡みつく具合もよさそうですよ」
男はそう言うと守の秘所に入れた指を前後に動かし始めた。
「ひぁんっ・・・やあっ・・・んあんっっ」
守の心は男のままであり、秘所に入れられる指を否定しようとしたが、
既に快楽を覚えた女の体は容易く指を受け入れた。
「やっ・・・あんっ・・・はんぅっっっ」
(駄目・・・俺・・・の・・・体・・・また)
守の心が、快楽を受け入れる体に流されていき、快感に塗りつぶされていく。
「んんんっっ、ひああぁっ、はんっ、ああんっっ!!!!!」
男の指の動きに従うかのように守は嬌声をあげ続ける。
「Hな汁も沢山出てますし指の本数を増やしますよ、守君」
守から否定の言葉は発せられず、快楽えぎ続ける。
「んんっ、ひあんっっ、イイッ、あんっ、はあんっっ!!!」
(ああっ・・・なかで指・・・動く・・・と・・・俺・・・なにも・・・)
199 :
167:2006/06/16(金) 03:44:22 ID:DI56r9tF
「イイッ、はぁんっっ、んんっああっっ・・・」
「何がそんなに、イイのですか守君?」
いきなり、男は守の秘所に挿入した指を動かすのを止めて守にたずねる。
「あっ、ああっ・・・・・・ゆ、指・・・が・・」
守は快感に体を震わして何とかそう答える。
「それだけじゃ、よくわかりませんねえ、何をどうされるのがイイのかはっきり答えて下さい」
男はそう言いつつ守のにナカにある指を少しだけ動かし止める。
「んんっっ・・・」
守が物足りなそうな声をあげる。
「そうしないと、いつまでもこのままですよ守君」
「あっ・・・指・・・・・・指を中で・・・中で・・・動かされるのがぁっっ・・・」
守は自分の心が背徳に侵されるのを自覚しつつも言葉を止めることはできなかった。
「よく言えました、タップリとあえいで下さい、守君」
男が守の膣内に入れた指の動きを再開する。「ああんっっ!!あんっ!はんっ!!!!んんっ!!そこ、イイッ、ああんっ!!!!」
焦らされた守の一際大きな嬌声が部屋に響きわたる。
「アアンッ!!、俺・・・おれ・・・んんっ、またイクッ、イクッ、んあぁぁっっっ!!!!!」
「凄い締め付けですねえ、守君、いいですよイッても」
男は更に指の動きを激しくする。
「ああっ!!!!!イクッ、はんっ!!また女の・・・んんっ、イクッ!!ああああぁぁぁっっっ!!!!!」
守の体が3度目の絶頂を迎えビクビクと震えた。
「ああっ・・・俺・・・また女の・・・」
守がトロンとした瞳で天井を見上げ呟いた・・・。
200 :
167:2006/06/16(金) 03:48:54 ID:DI56r9tF
今日の所はここまでです、お目汚ししました。
GJ(・ω・)b
GJ(´∀`)
m9(^Д^)GJ
お前ら…正直に答えてくれ。
朝起きてみたら!
女になってた経験のあるやつ!
挙手を頼む!
おい前ら!今日は遂に朝起きたら女の子になった!と思ったら夢だったorz
206 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 08:48:09 ID:ygJulfwT
207 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/17(土) 18:05:09 ID:BIAIYN93
鈴木杏樹
208 :
588:2006/06/17(土) 21:33:41 ID:veh1xMHZ
はい今晩は。ちょいと忙しく執筆のスピードが遅くなっておりますごめんなさい。
そして今回のお話のベクトルがなんとなく定まってきたような感じです。
毎日投下とまではいかないまでも頑張りたいと思いますー。それではどぞー
「おいおい、これ本物じゃねーか」
亜希はその服を押し上げている大きく膨らんだ胸を両手でぼんよぼん
よと揉み、それを見て巧は真っ赤になった顔を背ける。
「す、鈴本君あんまりそういうこと人前でしないほうが・・・」
「はえ〜、兄ちゃ―姉ちゃんおっぱいおっきい。羨ましい」
普段から物事をあまり深く考えない望は兄の変化にすでに順応し自分
の少し小ぶりの胸と比較し頬を膨らませていた。
「しっかしなんで俺が女になっちまったんだ?」
「原因はわからな―」
そこまで言ったとき巧みの視界に殻のビンが移る。一瞬ドクンッと心
臓が跳ねたが『まさかね・・・』と思い自分を誤魔化す。
「ん?どした」
「あ、いや。ええっと・・・あ、確か僕達の高校の卒業生に女の子になっ
ちゃった人いなかったっけ?」
「ああ、俺らの一つ先輩だろ。それがどうした」
「いや、その人と同じなんじゃないかなーって」
巧はもとより顔立ちの整った、女性化してもまったく損なわれていな
いその亜希の顔に見つめられ不意に気恥ずかしくなり目線を下へ向ける。
「何の話〜?」
「お前には関係ない。とりあえず明日病院に行ってみるか。あ・・・親父
とお袋になんて言おう」
兄のぞんざいな物言いに不服そうな望を無視し亜希はベッドに倒れる。
「あの、僕今日は帰るね」
「おう、すまん」
巧は立ち上がる瞬間サッと空のビンを拾うとポケットの中にしまった。
そして亜希と望に見送られながらそそっくさと鈴本家を後にした。
209 :
588:2006/06/17(土) 21:34:42 ID:veh1xMHZ
「しっかしなんだなあ」
鏡の向こうでけだるそうな顔をした女性が頭をぼりぼりと掻いている。
巧が帰った後望を部屋に閉じ込めた亜希は洗面所の鏡の前に立っていた。
元々身長が高く顔立ちのせいもあり普段大学生に間違えられることもあ
った亜希の姿は女性になっても変わらなかった。
ベリーショートの髪と少しつり眼気味の瞳。一目見たときの素直な感
想は『かっこいい女の人』といった感じだった。
「う〜ん」
襟首を引っ張り膨らんだ胸をみる。身長と釣り合いの取れた大きな胸
と細く引き締まったウエストと形のいいヒップ。姿鏡で全身をみると確
かな色気がただよっていて猫科の動物を思わせる。
「まいったなこりゃ」
目の前に良い女がいるが悲しいことにそれは自分自身。亜希は大きく
ため息をつくと自分の部屋に戻っていった。
翌日、母親に連れ添われ病院へ行き検査をするも原因はわからず亜希
には意味不明な検査の連続で昨日と同じく疲れ果てて帰宅した。母親の
夕食の材料の買い物に付き合ったこともあり日はとっぷりと暮れていた。
「兄ちゃんおかえり〜」
「抱きついてくるな。うざったい」
帰ってくるなり突進してきた二つ年下の妹の頭を押さえつけながら昨
日の朝から風呂に入っていなかったことを思い出した。朝風呂派の亜希
だったか今朝は慌しかったため入浴の機会を逃していた。
それから帰ってきた両親に事情を説明したりやたらとじゃれ付いてく
る望をあしらったりしているうちに亜希は心身ともに疲れ果て気絶する
ようにベッドに倒れ込み眠りに落ちていった。
210 :
588:2006/06/17(土) 21:35:43 ID:veh1xMHZ
「今のうちに風呂入っちまうか」
「夕飯までには上がるのよ」
「へいへい」
タンスから着替えの服を出そうとして亜希は検査に時間をとられて女
性用の下着を購入していなかった事を思い出し動きを止めた。
「望のは・・・ダメだ、俺より小せえ」
辺りを見回し自分一人なのを確認してから望の下着を取り出して試し
てみたがブラジャーもショーツもサイズが合わずこっそりと元に戻す。
「しょーがねえ」
適当に服を選ぶと亜希は脱衣所に入っていった。
「う・・・」
着衣を全て脱ぎ全裸になってから何気なく鏡をみて亜希はたじろぐ。
女性化してからバタバタしていたせいもあり自分の身体をキチンと見る
機会が今までなかった。見た目と性格から女友達は多かったが女性経
験がなかったため自分のとはいえグラマラスな女性の身体を目の前に
して亜希は大いに動揺した。自分の身体に触ることもなんとなく控えて
いたため自分が女になってしまったという実感が急激に沸いてきた。
「これは・・・なんと言うか・・・すごいけど勿体無いような」
男として興奮していたがその対象が自分だと思うとなんとも空しい気
持ちになる。
「はぁ・・・ちゃっちゃと風呂に入ろう」
トボトボと浴室に向かう亜希の背中には何ともいえない哀愁が漂って
いた。
「よっと」
風呂イスに腰掛けるとシャワーの温度を調節する。丁度良い温度にな
ったところで頭からお湯をかぶると張りのある肌がシャワーのお湯を弾
き身体のラインに沿って流れていく。
211 :
588:2006/06/17(土) 21:36:45 ID:veh1xMHZ
「ふえ〜、気持ちいい」
全身の汗を流してからシャワーを止めてボディーソープを手の平に出
し軽く泡立てると全身に塗っていく。肌理の細かく体毛が薄くなった柔
らかい肌が手の平に気持ちいい。両腕からお腹、胸へと手を動かして行
くとじんわりと奇妙な感覚が広がっていく。その感覚を楽しみながら普
段より力を抜いて洗っていく。いつもの力で擦ると少し痛かったのだ。
『デリケートだな』なんて思いながら前進を泡立てていく。そして足の
付け根に手を移動させたときその部分がどうなっているのか純粋な興味
が沸いてきた。
「ん」
初めて触るそこにおっかなびっくりといった感じで指を這わしていく。
薄いヘアに覆われた割れ目を指でなぞりさすっていると自分がひどく興
奮していくのがわかった。
「うっ・・・や、やめやめ。なにやってんだ俺は」
亜希は慌てて手を離すとシャワーの温度を低くして火照った身体に付
いた泡を洗い流していった。
「ふい〜」
頭をガシガシと乱暴にタオルで擦りながらキッチンの冷蔵庫を開ける。
「こら亜希、なんて格好してんの」
料理をしていた亜希の母、鈴本美野里が亜希の姿をみて呆れたように
声を掛ける。ノーブラノーパンの身体にホットパンツとタンクトップと
いう何とも無防備な姿で冷蔵庫からジュースの缶を取り出していた。ち
なみにホットパンツは望のものだったりする。
「ん〜」
ジュースを飲みながら気のない返事をすると亜希はリビングへと引っ
込んでいった。
「あ、にいちゃ―姉ちゃん」
「その『姉ちゃん』いうのやめ」
「え〜だって」
「だってじゃない。そして抱きついてくるな」
いつもよりやたらとべたべたしてくる望に辟易としながら亜希は明日
の学校のことを考えさらにげんなりとするのだった。
―To be Continued―
GJ!
この続きも期待してますよ!
GJ!!
いいですよ〜
亜希がどうなるかwktk
214 :
588:2006/06/17(土) 23:01:25 ID:veh1xMHZ
読み返してて変なところに文章がくっついてるのに気が付いた。
しもたー
以下が正しいです。もうしわけないです
>>209 目の前に良い女がいるが悲しいことにそれは自分自身。亜希は大きく
ため息をつくと自分の部屋に戻っていった。
それから帰ってきた両親に事情を説明したりやたらとじゃれ付いてく
る望をあしらったりしているうちに亜希は心身ともに疲れ果て気絶する
ようにベッドに倒れ込み眠りに落ちていった。
この部分です。読みにくくしてすんませーん!
>>214 GJ!
続きが気になります。
できれば輝の後日談も見てみたいなぁ。
初夏の夜の空気には、草木の吐く青臭い匂いが入り交じっている。
帰りがけにコンビニで買ったモナカアイスを囓りながら、譲(ゆずる)はすっかり
日が落ちて真っ暗になった夜の公園を、学生鞄を片手にぶらぶらと歩いていた。ア
ニメ研の友人の手伝いをしていて、こんなに遅くなってしまったのだ。
時刻はもう、夜の七時をとっくに過ぎている。
十年ほど前までは映画研究部(通称・エイケン。 マンガとは関係ないので念のた
め) だったということもあってか、アニメ研は文化祭用に様々なアニメを作るのが
伝統になっている。だが、アニメやマンガがみたいだけという部員が大半を占める
こともあって、人手が足りない。そこで、帰宅部で暇な譲に白羽の矢が立てられた
というわけだった。
まだ、公園の出口は見えない。
この市民体育公園はかなり広く、子供が遊ぶ遊具の他にも、小さいながらもバッ
クネットつきで、ちゃんとマウンドがある野球をするスペースはあるし、小学生が
サッカーをするくらいのスペースもあり、おまけにテニスコートが四面もある。更
衣室とシャワールームまであるのはやり過ぎという気がしないでもないが、通常は
鍵がかかっていて利用できない。
この町には中小の工場が多いということもあってか、最近は東南アジアや中南米
から出稼ぎに来たと思われる人も増え、治安の悪化が懸念されている。もっとも、
彼らが好んで犯罪を犯すというわけでは決してなく、実際に話をしてみると気のい
い明るい人が多いということもわかるのだが。
市民の声もあってか警察のパトロールや自警団が定期的に巡回していることもあ
り、今のところは事件らしい事件は起こっていない。譲も公園の入口で、町内会の
自警団と出会い、気をつけるようにと言われたばかりだった。
夜道は危険だと言われているが、さすがに男を襲う変質者などいるとは思えない。
「おっと……」
ちんたら食べているうちに、モナカの皮からアイスが溶けて指をべとべとに汚し
てしまっていた。譲は残りを一口で頬張り、一気に飲み込んだ。汚れた手はどうし
ようかと迷ったが、すぐ近くに水飲み場があったことを思い出した。
手をぶらんと垂らしながら水飲み場へ足を向けた譲は、一瞬、ぎょっとして歩み
を止めた。
道からちょっと茂みのある方に外れたところに、『それ』はいた。
――何だろう? あれは。
理解はできたが、納得できるものではなかった。
二人の全裸の女が、水飲み場で絡み合っていたのだ。しかも一人は、水を飲む蛇
口の上に腰を下ろしている。
(あそこに、蛇口が……っ!)
ひそやかではあるが黒い陰りの中に、銀色の冷たい突起が潜り込んでいるのがわ
かった。それを背後から抑えこんでいる女がいる。
「あ、はぁっ……お腹の中に、水が……お水がいっぱいぃ、流れ込んでぇ……ますぅ」
「そろそろ一杯になったかしら。さあ、お退きなさい」
「はい」
譲は身を隠すことも忘れて、魅入られたように彼女達の淫靡な行為を見つめてい
る。
蛇口の上に座っていたのは譲と同じか、少し下くらいの少女だった。そしてもう
一人は、金色の髪をした白人と思われる少女だった。だが、言葉は自然な日本語だっ
たし、顔もまるきり外国人というわけでもない。もしかしたら、ハーフなのかもし
れない。
しかも、こちらも全裸だ。
水飲み場の台から下りた少女は、ふらふらになりながら腰を下ろしてしゃがみ、
足を大きく開いた。
「出しなさい」
「はい……」
ちいさな水音が、静かに響く。
譲は股間がはちきれそうに固く張り詰めているのを自覚しながら、呆然として突っ
立っていた。
「はぁぁ……」
少女は体を震わせて、媚びを含んだ息を吐く。
どれだけ多くの水を体内に含んでいたのだろう。長い長い放尿、いや、排泄だっ
た。
目が放せなかった。
譲の視線は、少女の股間と胸に集中していた。だから、金髪の少女がいつの間に
か姿を消していたことに気がつかなかった。
排出を終えた少女は、譲が見ている目の前で股間に手をやってオナニーを始めた。
彼女から、目が離せない。まさに釘付けである。
「つ・か・ま・え・た♪」
後から声がしたかと思うと、譲は背中からがっしりと抱きしめられた。何か柔ら
かいものが背中にあたっているのがはっきりとわかる。
譲は振り返ろうとしたが、動くことができない。
棒立ちになっている譲を、少女は背後から器用に服を剥き始めた。制服の上着と
ワイシャツをさっさと脱がせ、シャツもはぎ取り、足下にずり落ちたズボンとトラ
ンクスを片足ずつ引き抜いて、ついでに靴下と靴まで脱がしてしまったのだ。
アスファルト舗装の上に、譲は完全な全裸で立ち尽くしていた。恥かしいと思う
間もない早業だ。
譲を全裸に剥き終ると、金髪の少女は前にまわり、彼の目の前に立った。
意外に大柄で、譲と同じくらいの背丈がある。白い肌が、夜景から浮き出ている
ようだった。
彼女の背後には、自慰をする手を止めて立ち上がり、ゆっくりとこちらに向かっ
てくる少女の姿が見えた。
「ちょうどよかった。探しに行く手間が省けたわ。この子にしましょ」
金髪の少女は言った。
彼女はしゃがんで、限界まで張り詰めて破裂しそうな譲のペニスを指でつつき、
「完全に剥けてもいないけど、ま、この歳ならこんなものかな。まだ童貞の匂いが
するわ。でも、病気を持ってないってのはポイント高いわよね。それに、ずいぶん
とたまっているみたいだし♪」
と言って、おもむろにぱくりと口で咥えた。
「う、わ……」
唇と舌で包皮を剥かれ、敏感な裏筋をしゃぶられる。びくん! とペニスが弾け、
射精したような感覚が伝わってくるが、精液が出たわけでもないようだ。
「んふー♪」
袋を手で弄ばれ、太腿をさすられる。あまりの気持ち良さに連続して射精してし
まいそうだが、なぜかびくびくと震えるだけで精液は出ない。
「ああっ……ああ……」
情けない声でうめく譲を、金髪の少女は妖艶な笑みを浮かべ、上目で見つめてい
る。
(どう? 気持ちいい?)
声なき声が、譲に語りかけているようだ。譲は、もっと気持ち良くして欲しいと
ばかりにがくがくと頭を上下に振る。
彼女がカリを唇で絞り上げた時、譲は弾けたように射精していた。今までに経験
したことがない勢いで精液が出ているのがわかる。それを嫌がる素振りも見せずに、
少女は受け入れている。そればかりか、ストローを吸い上げるようにして最後の一
滴まで絞りつくそうとすらしたのだ。
やっと少女が離れた時、譲の下半身は痺れで麻痺してしまったように感覚がなく
なっていた。それなのに、ペニスだけは勢いを失うことなく、屹立したままだった。
「んふふぅ♪」
嬉しそうに微笑みながら、譲の目の前で唇を開いて見せた。
口の中は、精液でたっぷりと満たされていた。精巧な象牙細工のような歯が並ぶ
内側からは、次々と白い液体が堰を越え、薔薇色の唇からこぼれ出た。
たっぷりと見せつけてから、彼女は口を閉じ、こくんと小さな音をさせて飲み込
んだ。。
そして近寄ってきたもう一人の少女の顔を両手で捕まえて顔に近づけ、キスをし
た。
「む……んふ……」
子猫がミルクを舐めるような音がする。まだ口の中に残っている精液を、もう一
人の少女に送り込んでいるのだろう。
二人のもつれ合う様子を見ているだけで、射精できそうだった。股間は再びがち
がちに張り詰めて、痛みさえ感じている。
たっぷりと一分以上は唇を重ねてから、ようやく二人は離れた。
「どう? この男の子の精液」
「体が熱くなります。こんなに美味しいものだなんて、おもっていませんでした」
唇に残っていた精を、舌でぺろりと舐めあげた。
「美味しくって、舌が痺れてしまいます。とっても滑らかで濃くって……あ。少し
つぶつぶがありますね」
「それは、この子が精液をたっぷりと溜めていた証拠よ。まだ何度も出せるわね」
そう言いながら金髪の少女は、譲のペニスを後ろ手に指でつついた。
「でも舐めるより先に、もう欲しくてたまらないでしょ?」
「はい」
少女はすかさずうなずいた。
「おま○この中に、たっぷりと精子を注ぎこんで欲しいです」
「合格よ。もうあなたは、立派な淫魔だわ」
「ありがとうございます、おねぇさまぁ……」
そう言って、金髪の少女にキスをねだる。
「あなたは本当に甘えん坊さんね。でも、これからは自分で精気を吸って独り立ち
しなければならないのよ。この子は私から贈る、最後で最初の特別な御馳走よ」
(淫魔……淫魔だって?)
二人の会話を耳にして、譲は心の中でうめいた。
ゲームマニアの殿山ほど詳しくはないが、ファンタジーRPGなら何本かやって
いるから、そういうモンスターがいて、それが悪魔の仲間とかそのくらいはわかる。
友達に貸してもらったエロ小説の中にもそんな話があった。
だが、実在するとなれば話は別だ。そんな話なんか聞いたことがない。あったら、
とっくに大騒ぎになっているはずだ、などと考えてはいるが、目の前の全裸の少女
たちに意識の大部分を奪われているので、考えがまるでまとまらない。
もしかすると、いや、間違いなくこの展開だと……。
全裸で硬直したまま股間をみなぎらせているという間抜けな姿で、譲は、恐らく
は淫魔である金髪の少女が近づいてくるのを、黙って見つめることしかできなかっ
た。
彼女は譲のほっぺたに両手を当て、譲を引き寄せるようにしてキスをした。少な
くともおぼえている限りでは、彼にとってファーストキスだった。
はっきり言って美少女だし、初めての相手としては文句など言えない。ただし、
それが精液臭い口でなければの話しだが。
「わっ!」
なめらかなアーモンドくらいの大きさの塊が、つるりと譲の口の中から食道、そ
して胃へと落ちていった。
「それは“淫魔の種”よ。運と素質があれば、あなたも淫魔になれるわ。じゃあ、
麻紀菜。たっぷりと、この童貞君をしゃぶり尽くしてあげなさいね」
「はい、おねぇさま……」
麻紀菜と呼ばれた少女は胸と股間をいじりながら答える。
譲は公園の茂みの中へと軽々と引きずっていかれ、金髪の少女のなすがままに、
芝生の上に転がされた。背中がチクチクするはずなのに、なぜか柔らかいベッドの
上で寝ているようだった。それは彼には見えないが、譲がわずかに空中に浮いてい
るからだった。
「じゃあ、あとは若い人にお任せってことで。おふたりさん。ごゆっくり〜♪」
金髪の淫魔は、見掛けに似合わず年寄り臭い台詞をはいて木陰へと姿を消した。
譲は寝転がりながら、自分のおかれた異常な状況をまだ整理しきれずにいた。
「あなたが着ていたその制服、私と同じ学校ですね」
少女は、譲を見下ろしながら言った。
「私は、二年二組の篠崎麻紀菜(しのざき・まきな)です」
「に、二年三組の辰熊譲(たくま・ゆずる)……」
なんとか声が出た。助けを呼ぼうかと思ったが、素裸の上にペニスまで勃起した
この状況で人を呼ぶには、あまりにもリスクが大きいような気がする。だがそれ以
上に彼は、白色灯を照らしかえす濡れた股間と、くびれたウエスト、かわいらしく
へこんだへそ、そしてその上のパーツに思考を奪われていた。
(しかし、でかい……)
下から見上げると、彼女の胸の大きさが際立つ。
篠崎という名前を聞いて思い出したが、彼女は隣の組のクラス委員長だ。勉強も
学年トップだし、全国模試でも優秀な成績を修めていた。それくらいは彼でも知っ
ていたが、まさかこんなに胸が大きいとは知らなかった。巨乳グラビアアイドル並
のボリュームだ。
「あら。くまさんって、あなたのことだったんですね」
「うっ……」
辰(龍)と熊というワイルドな名字とは裏腹に、譲は母親似で、どちらかというと
華奢で細い体をしている。アマチュアレスリング選手の姉の方が肩幅も体重もある
くらいだ。それゆえに彼は密かに自分の体に対してコンプレックスを持っていた。
しかし、まさか彼女にまで「くまさん」のあだ名を知られていたとは思わなかっ
た。全裸でいる方がよっぽど恥かしいのだが、それはあちらも同じだ。
考えがそこに及んだ瞬間、猛烈な羞恥心が込み上げてきた。
いつ誰がくるともわからない公園の木陰で、全裸の男女が向かい合ってすること
と言えばセックスしかない。もちろん野外ですることが普通のはずもないが、誰が
見てもこれからことにおよぼうとする男女以外と見間違えるはずも無い。
(ヤバイ、どうしようどうしようどうしよう……)
思考が再びぐるぐると無限ループに突入する。
別に男性の方が好きだとか、青少年保護条令に引っ掛かるどころか問題外の年齢
のロリっ子が好きとか、二次元の絵でしか勃起しないとかいうのではなく、それな
りにセックスに対して興味はあった譲だが、この状況は完全に想像外、想定外だっ
た。
まさか全裸に剥かれ、強姦同然に同級生の女の子に犯されるだなんて誰が思うだ
ろう? しかも淫魔がどうだとかまでくっついてくるのだから、余計わけがわから
ない。
混乱している譲をよそに麻紀菜は大きな胸をゆらしながら彼の左横に膝を揃えて
座ると、彼の体に対して十字になるように体をくっつけて、大きな胸をぴったりと
譲の胸に押しつけた。
(うわ、柔らかいっ! すごく柔らかい……ちゃんと二つあるのがわかる、って俺、
何を考えているんだよ! でも、乳首が……)
なおも混乱している譲の体はまだまったく動かない。麻紀菜はそんな彼の右腕を
そっと持ち上げ、力無く垂れている指を口に含んだ。
じゅるるるるっ……。
温かい粘膜に包まれたと同時に、ざらりとした触感が譲の脳髄を震え上がらせる。
彼女が指を舐めているのだ。それも、ねっとりと丹念に、唾液をすする音やちゃぷ
ちゃうという水音まで交えての熱演だ。
(まるでフェラチオをしているみたいだな)
譲が股間をさらに熱くさせると、麻紀菜は彼の心を読んだかのように指をしゃぶ
るのをやめて、ちゅぷっと濡れた紅色をした唇から譲の指を吐き出し、彼の顔の方
を向いて言った。
「あまぁい……」
そういえば、アイスで手が汚れていたのを忘れていた。彼女は再び譲の指をしゃ
ぶり始めただけではなく、手の平や甲までしゃぶりつくしてゆく。
涎で汚れたという感じはまったくなかった。それどころか、アルコールで拭いた
ようにさっぱりとして涼しくすら感じる。
麻紀菜の口唇愛撫はとどまるところを知らず、そのまま手首、腕、肘へと舌を進
めてゆく。
「あ、はうっ!」
くすぐったさのあまり、譲は少し精液を漏らしてしまった。胸のあたりを舐めて
いた麻紀菜は彼のへそのあたりに飛んでいる精液の方に目をやり、困ったように首
を傾げた。
「まあ、もったいない……。ん、もう、我慢できません!」
いい終わるが早いか、彼女は体を移動させて譲の股間近くに顔を持ってゆく。
「うふぅ……おチンチン……本物のおチンチンです。とってもいい臭い……」
まだ身動きがとれない譲の股間に顔を近づけ、息を吹き掛ける。
「ふああっ!」
尾てい骨のあたりから急速に射精感が込み上げるが、麻紀菜が尿道を指で押さえ
ただけで、快感が抑えられてしまった。
「まだ出してはだめです。もっと……もっとがまんして、濃い精液を下さい」
そのまま足を持ち上げて、譲の体をまたぐ格好になる。
股間が譲の目の前で揺れている。
(う、わぁ……)
生の女性器を見るのは、もちろん初めてだ。
今時、無修正画像なんてインターネットで飽きるほど見られるが(学校のパソコ
ンはフィルタリングソフトが入っているので見られないはずなのだが、なぜか先生
が使うパソコンにはそれが入っていないので、悪友達はこっそりそれを使って学校
でエロ画像を満喫していたりする)、手を伸ばせば届く距離に、しかも顔の真ん前
にある。
鼻をくすぐる匂いは、どこか花の香りに似ていた。だがそれは甘いがきつく、脳
髄を突き刺す強烈な刺激が譲の思考を揺さぶる。
体が跳ねた。
まるで思考がまとまらない。体が浮いているからなのか、前後左右がまるでわか
らずパニック状態におちいってしまう。
ただ感じるのは、股間からの刺激だけ。
麻紀菜が自分のペニスをしゃぶって……フェラチオをしているのだ。尻の穴がきゅ
きゅっと締って、今にも出そうな精液を堪えようとする。だが、彼女の大胆な愛撫
は譲の肉体的限界をあっさりと崩壊させていた。
「くうぅぅっ!」
体が何十秒も硬直した後に来た、痛いほどの解放感が譲を襲う。今までに体験し
たことがない大量の射精を、麻紀菜は咳き込んだり吐き出したりすることなく、全
て飲み込んでいるようだ。
(あっ……垂れてる!)
膣口がひくひくと蠢いて、内側から白濁した粘液が溢れだし、彼の喉元に落ちた。
熱かった。
汚いという感じはしなかった。
「あら、辰熊さん、まだ元気なんですね」
その様子を見ているだけで、射精を終えて萎えたはずのペニスが再び力を取り戻
したのだ。
「辰熊さん、私のおっぱいが見たいですか?」
「あ、う、うん」
声が出た。
「見たい」
「これでおチンチンをはさんだりすると、男の人って気持ちいいんですってね」
大きいのに張りがあってまったく型崩れがしていない胸は、おっぱいマニアでは
ない譲でも目が離せない見事なものだった。
「65のIカップなんですよ。つい二か月前まではBカップだったんですけど、おねぇ
さまに淫魔にしていただいてから、こんなに大きくなってしまったんです」
ちなみに、アンダー65のIカップのトップバストは95センチである。160 センチ
にも足りない小柄な麻紀菜だけに、その爆乳ぶりは視覚的なTNT爆弾と言っても
過言ではない。
ところが見たいと言っているのに、麻紀菜は一向に譲の目の前に胸を持ってきて
くれない。それどころか、彼の目の前にある淫裂からは、白く濁ったねっとりとし
た液体がぽたぽたと陰毛を伝って喉元に垂れ落ち、蠱惑的な香りを放って譲の精神
を狂わせている。
もう我慢も限界に達していた。だがそれは麻紀菜も同じだったようだ。
「でも、私もう、がまんできません。早くおチンチンをここで……」
サーモンピンクの肉襞が麻紀菜自身の指で広がってゆく。
「私のおま○こで味わいたいです。辰熊さんのが欲しくて、ここをほじって、突い
て、奥まで貫いて、濃い精液を注ぎこんで欲しくてたまらないんです」
胸のことなんか、一瞬で吹き飛んでいた。
麻紀菜はするっと体を反転させ、譲の腰の上に一気に腰を下ろした。
「んーっ、ふっ!」
童貞を失ったという感慨に耽る間もなく、麻紀菜は腰を上下ではなく前後にゆっ
くりと揺すり始めた。強烈だが決して不快ではない肉の摩擦で、譲はあっけなく彼
女の中に精を出してしまった。
しかし、萎える余裕も恥かしいと考える余裕も譲には許されていなかった。
「辰熊さん……私のおま○こ、気持ちいいですか?」
「あ、う、うん……気持ち、いい」
麻紀菜はコツを覚えたのか、絞ったりねじったり擦りあげたりと様々な刺激を譲
に与えている。譲は自分で動くことはできなかったが、それでも十分だった。
「うふっ。私も、辰熊さんのおチンチンがすごく固くて、奥まで届いてて気持ちが
いいです。子宮が……あはっ! 子宮口が押されて、すごく……すごくいいです」
おとなしそうな優等生が、泣き笑いのような表情を浮かべて喘いでいる。
「おっぱい、触ってください」
揺れている大きなふくらみを両手でつかんだ。
柔らかいが、内側からしっかりと指を押し返す感触がある。片手におさまりきら
ないボリュームの中心が、手の平に感じられる。固くなった乳首だ。
「すごく、大きい……」
気持ちがいいのだが、あまりにも血液が流れ込んでいるためか、内側からかなり
の痛みも感じる。大きいと言ってくれるのは嬉しいが、いつまで射精しないでいら
れるかわからない。
「あー、ああぁぁっ!」
射精してしまった。だが麻紀菜の動きは止まらない。気持ちがいいのも止まらな
い。情けない声を上げつつ、譲は彼女の中に精液を注ぎ続ける。
「辰熊さん、もっと……もっと私の中に、あなたの精液を注ぎこんでください」
痛みはいつのまにか痒さに変わっていた。ただひたすら痒かった。痒いのに気持
ちがいい。麻紀菜が腰を動かしているからだ。
「やめ、やめて!」
「あはぁっ……辰熊さんの、どんどん大きくなって……奥が、押されてっ、いやぁ、
だめですっ!」
また射精してしまった。だが、止まらない。今まで体験したことがない勢いで、
麻紀菜の子宮口に文字通り浴びせかけ、叩きつけるような勢いで射精している。
「すごいのっ! 辰熊さんの精液、どんどん注がれてますッ!」
わずかな時間しか続かないはずの絶頂と射精が、止まらない。それどころか、快
感は強まるばかりだ。
大きな塊が腹の奥から吹き出したと思った瞬間、そこで譲の記憶は、ぷつっと途
切れた。
***
ぐちゅぷっ……と泥の中に突っ込んだ脚を引き抜いたような音がした。
譲が目を開けると、麻紀菜が立ち上がって譲を見つめていた。いつの間にか、場
所はどこかの室内に移っていた。どうやら更衣室のベンチマットに転がされている
ようだが、どうやって彼女が気絶している自分を運んだか、まったくわからない。
「辰熊さん、気がつきました? 淫魔の種が芽吹きましたよ。ふふっ……」
「いんまの、め?」
「ええ。ほら」
股間からだらだらとこぼれ出る精液を隠そうともせずに、麻紀菜は譲の股間の方
を指差した。
「え……ええっ!?」
驚いた。
そこにあったのは、驚くほど長い……今までの自分のそれの倍はあるんじゃない
かという、とんでもないものがそこにあった。
「淫魔の種って、どうやって増えるか知ってますか?」
「いや、知らない」
そもそも、そんなものがあるなんてことすら、さっき知ったばかりだ。
「人間の体を栄養にして育つんですって。淫魔になれなかった人は……淫魔の樹の
苗床になってしまうんですよ。樹って言うけれど、キノコに似た形で、まるでおチ
ンチンみたいなんですけれど、元がこれならば納得ですね」
「ひぇぇ……っ!」
何がなんだかよくはわからないが、かなり危険な状態にあるらしい。
「だから、辰熊さん。今のうちにたっぷりエッチをしましょうね」
麻紀菜はなおも大きくなり続けているペニスを両胸の谷間ではさむと、ゆっくり
と幹をしごきだした。
「これが人生最後のエッチかもしれませんから。うふふ……」
「あ、うっ!」
麻紀菜は豊満な胸でシャフトをマッサージしつつ、谷間から顔をのぞかせている
亀頭によだれを垂らし、先端にキスをした。
「辰熊さんのお汁、とっても美味しいです。はぁ……まだ、出せますよね」
にっこりと微笑んで麻紀菜はまたしゃぶり始めた。
目の前の少女は人間の形をしているが、まぎれもなく化け物だった。そうでもな
ければ、こんなに楽しそうな表情をするはずがない。
「あうぅぅっ!」
譲がたまらず射精をすると、半分は顔で受け、滴り落ちる精液を見せつけながら
美味しそうにすすり、残りの精液を吸い出すためにペニスをくわえる。もうそれだ
けで譲は射精してしまうのだが、麻紀菜は嫌がるどころか嬉々として精液を飲みこ
むのだ。
「ねえ、辰熊さん。まだ、し足りないでしょう?」
そう言って譲を見つめた彼女は、まぎれもない“悪魔の微笑み”を浮かべていた。
後編につづく(でも短い)
エロース。GJでした。
後編もご自分のペースで頑張ってください。
こいつは極上じゃぜ!(*゚∀゚)=3
うおー
後編が待ち遠しー
続きが激しく気になる〜
wktkが止まらん
234 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 13:23:58 ID:n2yq1/Is
つーかTSしてないし
>>234 クリスマスネタも前半はTSしてなかったから無問題
237 :
167:2006/06/18(日) 17:52:17 ID:7uxMp5ga
238 :
>>167:2006/06/18(日) 17:54:44 ID:7uxMp5ga
「しかし、凄い量の愛液ですねえ、それじゃあ、
指よりももっと熱くて感じられるモノを守君の中に挿入れましょうか」
快楽による恍惚状態でボッーとしている守の足を開かせながら男がそう問いかける。
「んんっ・・・ふぁっん」
しかし、3度目も高みに昇らされ、未だに体の熱さがとれない守は目の焦点が合わず、
男が体に降れたことへの反応を返すのみであった。
(・・・口に男のモノを突っ込んだりしたら気がつくでしょうが、
今日は、守君に女の子のキモチヨサと女の体なのを、
まずは体験してもらうのが目的ですしねえ)
そう思った男は、守の体の熱がある程度去るのを待つことにした。
暫くして、体の熱さが少し去り、恍惚とした状態から抜け出した、守が自分を見る男の視線に気付く。
「んんっ・・・えっ、ああっ・・・み、見るなあ・・・」
「すっかり、女の子のような反応ですね、守君」
「なっ・・・お前が無理矢理・・・俺を・・・」
「それはそうですが、さっきはあんなにあえいで、
自分から愛撫をされるのをねだってたじゃないですか、守君」
「なっ!!!!!」
先程までの自分の痴態を指摘され守が絶句する。
「その証拠にアソコがこんなに汁を垂らして喜んでますよ」
「ひあっ!!、さわるなぁ・・・あんっ」
秘所を指で再び愛撫され守の体が跳ねる。
「まだ処女とは思えない程、グショグショに濡れてますよ」
ワザと音が出るように愛撫された守の秘書からジュプジュプと音が立つ。
「はあんっ!!やっ、んんっっ・・・はんっっ!!」
羞恥心で顔を真っ赤にした守が下を向き目を閉じる。
「どんなに顔をふせて、目を閉じても守君のアソコから発せられている音ですよ、ほらっ!」
「はんっ・・・あんっ、やっ、んあぁあぁっ!!・・・」
「まあ、また指でイカれても面白くありませんし、
守君の中に指ではなくて本物のモノを入れてあげましょうか」
言葉の意味を察した守が目を見開いき、驚愕の表情で男を見すえる。
「・・・嫌だ!!やめっ!!・・・」
「指を入れられてもヨクなったでしょ、男のモノだってすぐになれてキモチヨクなりますよ」
守にそう言いながら、男は自分のズボンと下着を脱ぎ捨てた。
239 :
167:2006/06/18(日) 17:56:50 ID:7uxMp5ga
「やだっ!!よるなあっ!!!!!」
必死に男から逃げようと守は体を動かそうとするが、
射たれた薬が依然として効いているようで、大した動きにはならない。
「じゃ、いきますよ、守君」
「くるな!!やめろっー!!!!」
叫びも虚しく、正常位の態勢をとらされた守の秘所に、ズチュッと音を発てて男のモノが侵入する。
「先をほんの少し入れただけですが、きつくていい具合ですよ、守君」
「やっ、動くなあ!!!!!」
叫びは無視され、男のモノは守の奥に進んで行く。
「・・・おっ、守君、処女膜にあたっているのがわかりますか?」
「ンンッ、しるかっ・・・さっさと・・・抜け・・」
男のモノが挿入されているのを直視したくない守は、顔を横に向けて答える。
男のモノを挿入されたことへの気色悪さや怒り、
処女膜を失うという未知の痛みのへの不安も当然あったが、
男のモノが奥まで入って繰り返し動かされると、
薬の効能により、指でされた時のように、自分を見失ってしまうのではないか、
というのが何より、守が恐れていたことだった。
「あの薬を射ってあるから、処女を失うと言ってもあまり痛くないはずですよ、
血が出たり出なかったりは個人差がありますがね」
「それじゃあ、いよいよ守君の姦通式ですね、行きますよ」
言葉を発したのと同時に男は腰を動かし始める。
「痛っ、痛い、やめっ!!!!!」
痛みを訴える守を気にすることなく、男のモノが守の処女膜を破り更に奥に進んだ。
「・・・血は余りでませんでしたし、痛みもすぐにひいたみたいですね、
やはり面倒がなくていいですねこの薬は」
「・・・・・・・・・・・・」
守は顔を横に向けたままで、何も答えようとしなかった。
処女を失ったことは守自身が強制的に女体化され、
今だ心は男のままの為、守には大した感慨もなかった。
しかし、喪失したことによる痛みが殆んど無かったことが、
皮肉にも薬の効能を証明しており、
先程、守が心の中で感じていた恐れが煽られ、より大きくなっていき守の顔を曇らせた。
240 :
167:2006/06/18(日) 18:04:23 ID:7uxMp5ga
「早速ですが、動いてみましょうか」
「・・・!!!!!や、やめっ・・・」
顔を曇らせた守を無視して、男の腰が動きを再開する。
「やっ・・んあっ、やっ・・・やだっ・やめっ!」
否定の言葉の中に、ほんの僅かに混じる嬌声を聞き、男はニヤリとする。
「随分と締めつけてきますが、入れられて感じているのですか、守君」
「そ・・・そんなわけ・・・はんっ・・・あるか・・・んんっ」
(やだっ!!!!な、なんで・・・こんな・・・)
挿入されてから今までは、同じ男のモノであり、気色悪いと
嫌悪を感じていたはずの守の心が、敏感過ぎる体に流されそうになっていく。
「守君の膣内のヒダもいい具合いに絡みついてきますよ」
「俺のじゃ・・・んあっっ、あんっ・・・あるかぁ・・・」
次々と押し寄せる快楽の波に耐えて、守はどうにか言い切る。
「粘りますねえ、こういうのはどうです?」
守の腰にそえていた右手を離し、いきなり左胸の乳頸をつねるように責める。
「ひあっ!!あんっっっ!!やあっ・・・んっ・・・はぁっっ!!!」
奇襲で責められた守の体がビクリと震える。
「守君は胸が弱いみたいですね」
「あんっ!!、や・・・ンンッ、はぁああんッッ!!」
「下も同時に責めてみましょうか」
手で胸を愛撫するのに併せて、男の腰がグラインドする。
「ひゃっ、んあっ!!ああぁっ・・・ンンッ!!んはっっっ!!」
緩やかな刺激と強い刺激がリンクしあうように守を責めたてていく。
(・・・ああっ・・・これ以上は・・・・また・・・ダメに・・・)
種類の違う快感を同時に味合わされた、守の心が体の感じる快楽に流されていき、
顔が快楽を受け入れた、トロンとしたものになってゆく。
「素直になってきたみたいですね、最奥まで入ってみますよ」
男のモノが更に守のナカに挿入されて行く。
「あんっ!!はんっっ!!やっ・・・ふか・・・い・・・あああんんっっっ!!!!!」
「ほら、子宮がノックされてるのがわかりますか」
「ああぁぁっっん!!ああっ!!おくっ、おくにぃっ!!あんッ、ひあんっ!!!!!」
(い、いまだけ・・・いまだけ・・・だから・・・キモチヨク・・・)
執拗に繰り返される責めに、守の心が完全に快楽に押し流されていった。
241 :
167:2006/06/18(日) 18:06:09 ID:7uxMp5ga
「奥に入れられるのがイイんですか守君?」
「イイッ!!あんっあんっっっ!!ああんっ!!」
首を縦に何度も降りながら守が答える。
「ンアッ、あんっっ!!!!イイッ!!ああんんっ!!・・あつくて・・・はあんっっ!!!!!」
「もっとヨクしてあげますよ、守君」
更に守を追い詰めようと男のモノが守のナカをうごめいていく。
「ひあっ!!んあっ!!やっ・・・えぐられ・・・ああんっ!!」
「イイッ!!そこっ、ああんっ!!!!もっと、んあっっ!!もっと、えぐってぇ!!!!!」
自分から女の快楽をねだる、守を見て男はほくそえみながら腰の動きを激しくさせる。
「ああん!!あんっ!!ひあっ!!んあっ!!!ああんっっっ!!!!!」
「・・・くっ、締め付けが・・・守君、イキそうですか」
「んんっ!!あんっ!!イイッ!!熱くて、イイッ、キモチイイッ!!」
「ああっ・・・もうっ、もうっ、イクッ!!イクッ!!
ああああぁぁっっっっ!!!!!!」
「くっ・・・・・・」
膣内の締めつけに耐えきれず、男の精液が守のナカに注がれる。
「ああっ・・・・熱い・・・・熱い・・・のが・・・ナカに・・・」
体を快楽で震わしながら守の視界が白く溶けていった・・・。
242 :
167:2006/06/18(日) 18:09:01 ID:7uxMp5ga
今日のところは以上です。
リアルタイム乙&GJ
>229
外から差す街灯だけが頼りの暗い部屋の中、濃厚な性の匂いがロッカールームに
たちこめている。
どうせ死ぬのなら、とあらゆる体位で麻紀菜とセックス――いや、「交わる」と
言った方がふさわしいような激しさで、二人は互いを求めあった。
もう、何度麻紀菜の中に出したか覚えていない。
決して萎えず底無しとも思える精液を吐出し続けたため、マットどころか床まで
どろどろになるほどだった。
麻紀菜の精液臭い口にキスをし、舐め、口に膣にアヌスにペニスをねじこみ、射
精し、しゃぶられ、挿入し、すすられ、また射精と、体がどろどろになって溶け合
うような激しいセックスだった。互いの体臭さえもが入り交じり、一体化していた。
最初は触るのにも抵抗があった自分の精液さえも、いつの間にか譲は平気になって
いた。
「辰熊さん」という呼び名はいつの間にか「譲くん」になり、譲も麻紀菜を「篠
崎」と呼ぶようになっていた。
「はぁ……」
憑かれたように麻紀菜の体を貪っていた譲もついに体力が切れ、疲れ果ててマッ
トに横たわった。麻紀菜の方もまた同じようだった。だがペニスは一向に柔らかく
なる様子はない。麻紀菜は譲の上に乗っかる格好でペニスを挿入されたまま、いつ
でも続きを再開できる体勢でまどろんでいる。
時計がどこかにいってしまっているので時間はわからないが、間違いなく夜中の
十二時は越えているはずだ。しかし、家に帰ろうという気はまるでおきなかった。
それよりも一秒でも長く、麻紀菜とセックスをしていたかった。
「ねえ、譲くん」
「ん?」
麻紀菜は譲の首筋に、紅い吸い痕をつけて言った(ちなみに、譲の下半身に集中
して同じような印がついている)。譲も麻紀菜を抱く手に力を込める。押しつけら
れた柔らかな胸の感触が、なんとも気持ちがいい。また、股間に力がみなぎるのが
わかった。
「譲くんは、サキュバスとインキュバスの関係って知っていますか?」
「さ、さあ……」
「どちらも淫魔なんですけどね」
麻紀菜は譲の手をそっと振りほどき、上半身を起こした。汗と精液にまみれたバ
ストが、外の明かりを照らしかえしている。
ぬるり、と何かが譲の中から引き抜かれた。
譲が抜いた、ではない。
「あ、なん……だ?」
虚脱と喪失感に襲われて、譲は額に手を当てた。
奇妙に、冷たかった。
「実はサキュバスは、インキュバスでもある、表裏一体の関係なんですよ」
腰を深く引いた麻紀菜の股間には、赤黒いグロテスクな陽物がそびえたっていた。
完全に引き抜くと、それはぴたん! と音を立てて彼女の白い肌に張りついた。
「ありがとうね、譲くん。あなたのおチンチン、貰っちゃいました……」
何が起きたか理解できないまま視線を移して自分の股間を見ると、薄暗がりの中
でも、見慣れていたものが無くなっているのが、はっきりとわかった。
恐る恐る、股間を触ってみた。
つるつるで、何のでっぱりもへこみも無かった。
「う、うわぁぁぁっ!」
自分では大声をあげたつもりだったが、かすれるような声しか出てこない。
「サキュバスは、サキュバスとして精を注いでもらって、インキュバスとして女の
人にその精を注ぐんです。昔の女性は、言い訳として浮気相手の子の妊娠をインキュ
バスのせいにしたそうですけどね」
麻紀菜は腰を前後に揺すって、生まれて初めて味わうペニスの感覚を楽しんでい
るようだった。
「はぁっ……おチンチンって、すごいですね。こうして揺すっているだけでも気持
ちいいです」
つぅ……と先端から透明な汁が幹に沿って袋まで垂れ落ちる。
彼女の股間は、陰嚢まで存在する完全な男の性器になっていた。袋の中に納って
いる睾丸はずっしりと重そうだし、彼女が上下に揺すっているそれは、幼児の腕く
らいもあるんじゃないかと思えるほどの凶悪さだ。
麻紀菜はたまりかねて、幹を自分の手で扱き始めた。
「気持ちいい、気持ちいいですっ! おチンチンが、こんなに気持ちいいなんてっ!」
たちまち、鈴口から精液が勢いよくほとばしり、寝転がったままの譲の腹部にぼ
たぼたと滴り落ちた。
「うう……はぁ……すごいです。射精って、とっても気持ちがいいんですね。おチ
ンチンがきゅうって気持ちよくなって……」
こってりとした粘液の放出はとどまるところを知らない。麻紀菜はしごく手を止
めず、恍惚とした表情で射精し続けている。
「やめっ! 篠崎、やめてくれ!」
だが言葉とは裏腹に、顔にまでかかった精液に嫌悪感を持っていないことに譲は
気づき、背筋を寒くした。すっかり体液に対する認識が変わってしまっている。譲
は唇についた精液を無意識に舐め、体の奥底からわきあがってくる不思議な衝動を
感じていた。
全身がまんべんなく白濁液におおわれたところで、麻紀菜の手はようやく止まっ
た。もう、譲は精液でどろどろ。1リットルくらいはありそうな恐ろしい量だ。辛
うじて顔にはほとんどかかってはいないが、髪の毛にまでべったりと白濁液がこび
りついてしまっている。
「あ、は……男の子のオナニーって、女の子とは別の感じで、気持ちいいです。で
も、セックスって……もっと気持ちがいいんですよね……きっと」
麻紀菜は恍惚とした表情を浮かべながら、ゆっくりと亀頭をいじり続ける。
譲と麻紀菜の視線が合った。
「ねえ、譲くん?」
ぞくっと背筋に寒気が走った。
「それとも、譲ちゃんでしょうか」
麻紀菜が上にのしかかってきた。
「しっ篠崎っ! やめ、やめろっ!」
「だめ、ですっ♪」
「……っ!!」
信じ難いほど力強い手が譲の両手を組ませてがっしりとつかみ、頭の上でマット
に押さえつけた。つるりとした丘に先端を押しつける。麻紀菜がペニスに片手を添
えて腰を進めると、入る場所などなかったはずなのに、ずぶずぶと肉根が譲の中へ
とのみ込まれていった。
「あ、うぁぁぁっ!」
挿入された瞬間、譲の下半身が内側から蠢いた。
内臓が暴れているようだった。
異様な感覚は下痢をした時の感覚が一番近いのだが、それは今まで存在しなかっ
た器官が急速に作られてゆく過程で生じるものだった。だが決定的に違うのは、彼
にとってそれは他に例えようも無い未経験の、それも強烈極まった恐ろしいほどの
快感だった。
「んんんんんんんんんんーっ!」
悶える譲の声は、いつの間にか甲高い少女のものへと変化していた。
「すごい。気持ちいい……です。譲くんに入れられた時も良かったけど、これも―
―んっ! 違った感じで、とっても……はあ……すごく、いい……」
一気に突きこむことなく、押したり引いたりしながら、麻紀菜はじっくりと「初
体験」を味わっている。
「男の子が、セックスしたがる、の、わかる、気が……します。だって、痛くない
し、妊娠もしないし、気持ちいいだけだもの。こんなに気持ちいいなら、一日中だっ
てセックスしていたい。はあっ……おチンチンが溶けちゃいそう。譲くんの中が、
私のおチンチンをきゅっきゅっと締めつけて、精子を頂戴って言っているみたいで
す……」
白濁し、泡立つ股間から、完全に女性の物になった譲の器官が見え隠れしている。
「見てください、譲くん。もう、すっかり女の子になってますよ」
わずかな時間で、譲の体は驚くほど変化を起こしていた。先程までは男としては
きゃしゃとは言え譲の方が大きかった体も、麻紀菜よりも小さくなってしまってい
る。
「体も小さくなっちゃって、本当に女の子になっちゃいましたね。おっぱいもかわ
いいです」
麻紀菜は精液でどろどろになっている譲の胸にしゃぶりつく。
「ああっ! 自分で出した精液なのに美味しいです。甘くて、舌が蕩けちゃいそう」
淡い色の乳首に精液まみれの唇を押しつけ、くりゅくりゅとこねまわす。
「譲くんのおっぱい、かわいい……小さいけどすごく敏感で、乳輪がこんなに膨ら
んじゃってます」
譲の胸に、まぎれもない女性の標(しるし)が現われていた。控え目だが、ふっく
らと柔らかで形のいい乳房だ。
「やめ、やめっ! らめれっ!」
「うふぅ……♪」
麻紀菜は笑いながら譲の抗議をさらっと受け流し、すっかり固くなって陥没状態
から抜け出した敏感な突起を執拗に舐め回す。
「んんっ! んぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
譲の体が、海老のように跳ねた。麻紀菜も譲が絶頂に達するのに合わせて、今ま
でで最大の量の精を譲の中に放った。
逃げる間も無かった。
体の中に、熱い精液が大量に注がれているのを、譲は確かに感じていた。
「これはね、あなたの精液なんですよ。譲くんは、自分の精液に犯されちゃったの」
「え?」
麻紀菜は彼の顔を正面から見つめて言った。
「おめでとう、譲くん。あなたもこれで立派な淫魔ですよ」
「うれしくない……」
無理矢理女にされた上に、女性に強姦されてバージンを失うなんて考えてもいな
かった。しかも思いっきり中出しだ。溢れ出した精液がとろとろと会陰にかけて流
れているのがわかる。おまけに、まだ麻紀菜のペニスは萎えておらず、奥の奥まで
ずっぷりと突き刺されている状態だ。
「って、なんで俺が淫魔に!?」
「だって、淫魔の種を飲んだでしょう? 私もおねぇさまに飲ませていただいたの。
退屈な毎日から抜け出せるって」
「俺は……」
と言いかけて、譲は口ごもった。
自分は退屈していなかっただろうか? 将来に不安を抱いていなかっただろうか?
どちらも、NOだ。
「私は兄さんみたいに頭が良くないし、勉強だって……」
そういえば麻紀菜の兄は超名門高校を出て国立大学に進学し、エリート街道一直
線だという話を聞いたことがある。彼女もてっきり同じ道を進むものだと思ってい
た。だが、譲達の学校は進学校とは言え、一流校とはいい難い。しょせん、自分と
は頭のできが違うのだと比べることすらしなかったが、彼女にも彼女なりの悩みが
あったのだ。
「私は普通のお嫁さんになりたかった……でも、お父さんもお母さんも、高級官僚
になればいくらでも相手なんかいるって。そんなの嫌。私だって普通の女の子だも
の」
麻紀菜の顔は悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
「えっちなことだって興味ありますから」
「それにしては、エロすぎる」
譲はきっぱりと言った。
「あいつと……裸で何してたんだよ」
「おねぇさまとですか? もちろん、えっちなことですよ。野外露出って気持ちが
いいですね。譲くんも、今度しましょうね」
「きっぱり断る」
しかし、体の奥が疼く。麻紀菜の呼吸に合わせて、自分の中に入っている麻紀菜
のペニスが、ひくひくと蠢く。それだけで頭が真っ白になりそうなほど気持ちが良
かった。そんな譲の感情を読み取ったかのように、麻紀菜が言った。
「セックスって気持ちがいいですね」
「……まあな」
男と女の両方のセックスを味わうなど、普通はないだろう。
「じゃあ、もう一度……いいえ、譲くんが疲れ果てるまで、私が抱いてあげます」
「いや、いいっ! もう、しなくていいから!」
「遠慮なんかしなくてもいいんですよ」
「してないっ!」
「もう……素直じゃないんですね」
麻紀菜が腰を動かし始めた。
「譲くんのおま○こ、こんなに……きゅうきゅうと私のおチンチンをしめつけて…
…とってもいやらしく動いてます」
「あひ……篠崎、だめ……だめだって」
「お尻の穴もほら。こんなに広がってます♪ 次はここのバージンをいただきます
ね」
「だめだって! だめ、だめぇぇぇ……」
後の言葉は、本格的に腰を使い出した麻紀菜によってどこかへと消え去ってしまっ
た。
「譲くん……譲くん、大好き……♪」
***
東の空がわずかに明るくなり始めていた。
譲は、麻紀菜が用意した、服とも言えない際どいコスチュームを着せられて、も
じもじとしていた。紐とわずかな布切れで構成された、ボンデージというかブラジ
リアン水着とでもいうか、とにかく露出度は半端じゃなく高いものだ。
極薄の紅いエナメル質のコスチュームは、ぴったりと体に張りついている。下着
と水着の中間といったところだろうか。Bカップほどの控え目なバストの頂きにあ
る乳首と股間のスリットがくっきりと浮き出ているのが、なんとも淫らだ。うっす
らとした柔毛も完全にはかくしきれず、極小の布地の端からちょっと顔をのぞかせ
ている。そして脚はガーターベルトで留められた黒のシースルーのストッキング。
これなら、全裸の方がまだいやらしくないくらいだ。
「篠崎さぁ……これ、なんとかなんないかな」
「もう私たちは人間じゃないんだから、その呼び方はよしましょう」
彼女もまた露出度が高いボンデージ風のコスチュームだ。譲が赤なのに合わせて、
こちらの色も真っ赤っか。ただでさえ胸が大きいところにさらに胸を強調するよう
なデザインになっていて、見ているだけで鼻血がでそうだ。
「じゃあ、なんて言えばいいんだよ」
麻紀菜は人差し指を頬に当てて少し考えて、答えた。
「麻紀菜だから、私はマナ。譲くんはユズ。そうしましょ」
「げっ! ユズってなんだよ」
「嫌ですか?」
麻紀菜……マナは、譲……ユズをぎゅっと抱きしめた。
「もう、人間だった時のことなんか忘れましょう」
「篠崎」
「マナです」
胸が押しつけられて気持ちがいい。極薄のコスチュームを通して、マナの勃起し
た乳首をはっきりと感じることができる。
「ユズが感じているのがわかりますよ。私の乳首も、こりこりって、固くなってま
す」
「うん……わかる」
下半身が疼いて、力んだ体から緊張が抜けてゆく。
「これからは、ずっと一緒です」
「うん」
「もう、独りぼっちじゃないんですね。私とユズは、一心同体です」
「うん」
マナの舌がユズの首筋をちろちろとくすぐる。
「ユズの味、大好きです。ユズのだったら、おしっこだって飲めます。もう、大き
な方は出ないですけどね」
「そうなのか?」
「うしろは、アナルセックス用の性器なんですよ。人間の時の何十倍も気持ちがい
いんですから。ユズだってさっき、あんなに感じていたでしょう?」
「はうっ」
マナにアヌスホールを掘られてよがり狂ったことを思い出し、ユズは顔を真っ赤
に染めた。
「男の人だって、マナのアヌスに夢中になりますよ。私が保証します」
「いや。男とするくらいなら、このままでもいい」
「あら。じゃあ、私とセックスしたくないんですか? おちんちんが無いと、私の
中に入れられないでしょう?」
「いい。それでもいいっ!」
「本当に、本当?」
マナはユズの顔を覗きこんで言った。
「私のおま○こ、気持ち良くなかったですか?」
ユズはしばらく口ごもってから、そっと言った。
「……気持ち良かった」
「また、したいですか?」
「ま……まあ、な」
触りもしていないのに股間が熱くなり、とろとろと愛蜜があふれ始める。食い込
んだ衣装がクリトリスを刺激しているようだった。もしかするとこの衣装は、意思
を持っているのかもしれない。
男でいる時よりも、ずっと気持ちがいい。もうオナニーなんかする気になれない。
こんなにも変わってしまった。
もう、人間には戻れない。
ユズ……いや、譲は寂しさを感じていたが、そんなつまらない感傷を怒涛のごと
く埋め立ててゆく圧倒的な快感の前には何もかもが無力だ。もう、頭の中はセック
スのことで一杯だった。
「私もまだ完全なインキュバスにはなれないし、ユズもまだ、なりたてのサキュバ
スですから、もっともっと精気が必要ですね」
「でも……」
「男の人とは、まだセックスしたくないんでしょう?」
「うん……」
マナの手が、ユズの股間をまさぐる。くちゅくちゅという水音がして、腿に熱い
汁がたれるのがわかる。マナはそっと耳元で囁いた。
「とりあえず、今晩はどこかの学校の寮に行きましょう。女の子からでも精気は吸
えるし、私もユズの精液をいっぱい作れるから、あなたの可愛い赤ちゃんをいっぱ
い産んでもらえますよ。それとも……」
マナが言葉を区切り、ユズの目を正面から見つめて言う。
「ユズは、女の子を孕(はら)ませる方が好き?」
「孕ませるって……」
と言いながら、ユズは顔を赤く染める。
「オレはマナがいいんだ」
「おねぇさまに聞いたんですけど、サキュバスは上級淫魔にならないと子供を産め
ないんですって。でも、女の子同士だって気持ちいいんですよ。ユズにも教えてあ
げます。それに、見ているうちにユズもきっと、混ざりたくなるはずですから」
マナはユズを、今度は背後から軽く抱きしめ、控え目な胸のふくらみと、愛液を
あふれさせている股間を刺激する。
「もうびちょびちょです。ユズってエッチなんですね」
「マ……マナがいけないんだからな」
コスチュームを簡単に横にずらされてあらわになったユズの股間を、マナが手で
まさぐる。白い蜜をあふれさせている股間をマナの指に合わせてくねらせ、続きを
ねだる。
「でも、もうすぐ朝ですよ。どこかで休みませんか?」
「ホテル……とか?」
「魔界って行ったことないでしょう? 私はおねぇさまに連れられて何度も行って
ますから、一緒に来ませんか? すごいエッチなこともできますよ」
「でも……」
だが、ぐずるユズの耳元でマナが二言、三言囁いただけで、ユズはふにゃりと蕩
け崩れてしまう。
「ね? 行きましょう」
「ちょ……ちょっとだけ、だからな。マナが行こうっていうからだぞ」
「はい」
マナはユズをもう一度抱きしめて、にこりと笑った。
そしてユズとマナの二人の淫魔は手を取り合い、静かに夜と朝の狭間へと消えて
いった。
END
書き終わってから気がついた。
話の流れが、大昔のクリスマス物とそっくり同じだ……_| ̄|○スマソ
リアルタイム乙!!
切り出しから収束まで見事としか言いようが無い!
俺もコレが出来たら、書こうかという気になれるのだが・・・
あー。てなわけで、お約束したサキュバスものです
ご笑納いただければ幸いです。では、また〜
後半きたよー(;´Д`)
380氏のサキュバス後編ktkr!
激しくGJでした
ぶっかけられるところとか、個人的にツボった
気が向いたら、ぜひいつぞの854氏(?)調教モノの続きを
読んでると、自分も淫魔になりたくなってくるよ・・・
誰か俺もサキュバスにしてくれ
>>254 >話の流れが、大昔のクリスマス物とそっくり同じだ……
だが、それがいい。
俺はあの作品の大ファンです。
GJ・乙カレー。
261 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 00:17:58 ID:V7QV9sps
あげー
∠__::::::::::::::.... ::::::' ノノ.:::/ \
 ̄7ー-、::::::: ´.:::/ .:::::.. \
l::..ラ´.::. .:: .:::::::``ヽ:.::::.::::..:. :. :. :. ::.. :. \
l/::::/:: .::: .:::::/-!:: :::. :: ::.::.:::::.:::.::. ::::.::.:. ト-ヽ、
. /.::,.イ::: :: ::.:::‐ナ‐-、|:.::::. ..:. ::!::ハ::::::!:::::::::l::::::!
//!::i:.:.:./::::// ,r==、ヽト、:::.:::|:,r=、:::|:::!:::::!::::/
´ l::!:::::l::::/l::::!/ ,r=、` ヽ:::|,=、 }イ:/:::/|:/
l|:::::ハ/::!l:::l 、 {{ o}}.:.:::::::::ソ{o}}, '/イl::/。´
。 ヽ|::::::::l:ヽヽ` ̄ _ 、  ̄ j:::メ'、 o _,. -‐
○ ゚ lハ:::::ヽ::`ド‐ /‐`=ァ _, ィ´::ノ二 -‐_二 -‐:::
,. '´ ̄``丶ヽ!``゙'==彳_:⊥'-‐´_, ィ´::::::::::::::: .::
/ ヽ、ー_.. -‐'´ _..-‐'´-_'´-― 、 .:
. /、 ..:::_,. -‐'´.::::: _,. '´ ̄ ̄`ヽ:::::::::::.. j .::: /
´ ヽ:....:::,. -‐'´..::::....::,. < ` ー 、:/..::/
}/!`ヽニー-,. '´ \ ⌒ ヽ、-、
/ / ,.イこラ`ヽ ヽ ::::::::::::::::ヽ:ノ
/ / i::::`ー'::::::::ヾ ', :::::::::::::::::::::!
'´ ! !:::::::::::::::::::,.' ! ::::;:::::::::/
! ` ' ! ''''´イ
ヽ / }\ /
\ / \ /
` 、 _,.イ ヽr―‐ '
 ̄} ̄ ハ
/ {! ト、
/ / ヽ
【警告! 警告!】
次のレスから始まるSSは、『ふたなり』と『精液まみれ』、『レズビアン的要素』
の表現があります。これらの要素がダメな人は読まない方が無難です。
警告にも関わらずに読んで不快になっても、責任は負いかねます。
警告はしたぞ?
気がつけば1年も放り出したままでした。もうしわけない。
下手なりに試行錯誤しているうちに、時間だけがたってしまいました。
ああ、くそ。話作りと文章表現技術が上手くなりたい。
過去の話はにくちゃんねるあたりで、ここの過去ログとおいらのトリップで検索してみてください。
季節は春。
つい先日までは時折冷えこんで寒くなったりしていたが、桜が散った今では防寒
着はもう必要ではない。それでも、足下から入り込んでくる夜気はどこかまだ冷た
い。ロングスカートであることに少しだけ感謝をしながら、慎は夜道を歩く。
この辺りは駅から歩いて三十分ほども離れていて(だから家賃も格安なのだが)、
古くからの住宅が多くを占めるのだが、まったくのコンビニ不毛地帯だ。商店街と
いうにはあまりにもささやかな、八百屋に肉と総菜の店に鮮魚店(といいつつ雑誌
や雑貨がメインの謎の店だ)の三軒の他は、数年前に二十四時間営業になった地元
スーパーか近くの小中学校相手の小さな文房具屋くらいしか店が無い。その他の物
を買いたければ、駅前に行くしかないのだ。
深夜の住宅街だけに、時折、家の中からテレビらしき音が漏れてくる程度で、街
路はひっそりと静まり返っている。時折、猫が盛(さか)っているような声が夜の町
並みに響き渡る。
いつも見慣れているはずの景色に、少し違和感があった。
普段なら不安に思うこともない道なのだが、この体ではどうも心細く感じてしま
う。こんな体に変身してしまったからなのか、なぜか酔ったような、景色が歪んで
いるような妙な感じがどうしても抜けない。
おまけに、ノーブラ・ノーパン状態。どうにも心許ない。心の中でどうでもいい
ことを考えながら、不安を紛らわす。
やはりスカートには違和感を押さえきれない。しかも下着無しだから、足を動か
すだけで下半身に空気が入ってきてしまう。ズボンでは感じられない感覚だ。ぶら
ぶらと揺れるモノがスカートの布地に擦れるのもいけない。ちょっと油断をしたら
すぐに勃起してしまいそうだ。玉がないのも不安だが、あればあったでぶらぶら揺
れて気になって仕方がなかったことだろう。
大股に歩いてスカートをばふばふと鳴らしながら慎は、メイド服って意外に重い
もんだなと思った。
一見、ふわふわとした外観のメイド服は、ホワイトプリムと呼ばれる頭飾り(キャッ
プ)つきの本格的なものだ。だが下に着ている濃紺の服の布地は安物のコスプレ衣
装とは違い、地味でシンプルなデザインだが、しっかりと作り込まれている。見せ
るためのメイドコスとは違い、本来は作業着なので丈夫なのは当然なのだが。
白いエプロンをかけて「女装」をしていることもあってか、妙に心が浮き立つ。
「メイドっ娘(こ)、見るとやるとじゃ、大違い」
うむ、決まったな。などと内心で悦に入っているうちに、住宅街を抜け、大通り
に出る。国道ではないが渋滞する道路の抜け道として知られているので、この時間
帯でもそれなりの量の車が往来している。
慎はバスケットを右手に持ってぶらつかせながら、かすかに排気ガスの匂いがす
る夜気を吸い込む。
長い夜はまだ、始まったばかりだった。
***
道路に沿って十五分ほども歩いて着いた二十四時間営業のスーパーは、不必要な
までに明るい照明に照らされていた。いつもなら十分足らずで着くはずの店にその
倍近くかかってしまったのは、やはりこのメイド服――いや、スカートのせいもあ
るのだろう。
この店は、圧縮陳列などと称して圧迫感があるほどの品物を揃える新興量販店に
対抗してなのか、住宅地のスーパーにしては恐ろしく品揃が充実している。
食料品は言うに及ばず、週刊誌や新聞、日常雑貨、衣料品、そして元々は薬局だっ
たというこの店のいわれもあって、二十四時間常駐ではないが薬剤師までいたりす
る。医薬品も扱っているし、実は避妊具も種類豊富だったりする。
自分の頭のはるか上まで商品が詰められた棚を見て、地震が起こったらどんな惨
状になるんだろう、と慎が思ったところで、ようやくさっきから感じていた違和感
の正体に気がついた。
背が縮んだので視線の高さが全く違うのだ。一気に三十センチほども低くなった
ので、まるで違う世界のように感じられる。
「目眩がしそうだ……」
いつもなら軽々と手が届く最上段の商品に手を伸ばすが、棚の縁に引っ掛かって
なかなかうまく取れない。爪先立ちになって手を伸ばしていると、誰かが後からひょ
いとそれをつかんで慎が持つ買い物カゴの中に放り込んだ。その中には、家から持っ
てきたバスケットも一緒に入れてある。
「重いでしょ、それ。これを使ったら?」
大柄な女性が慎が持っているカゴを、彼女の脇にあった手押し車に乗せた。元々
そこに収っていたカゴは、彼女の後ろにいる男性に片手で手渡した。
「うぉっ、糞重いっ」
その声を聞いて慎は男の顔を見上げ、小声で呟いた。
「うわ……竜太かよ」
彼は大学の同期生である上庄竜太(かみむら・りゅうた)で、よりによって同じゼ
ミに入っている奴だ。
ということは、この人が噂の“怪物姐(あね)さん”の未里(みさと)さんというこ
とになる。
バツ2で、それぞれの結婚相手との間に生まれた女の子と男の子の二児の母。
二回離婚しているということからもわかるように、気が強く、それでいながらと
ても面倒見がいい。時には押し付けがましいほどに強引に、ではあるが。だから姐
さんと呼ばれ親しまれているという。
しかも腕っ節の方もとびきりで、長刀と合気道の達人。できるならば合気道の宗
家を継いで欲しいと師匠に懇願されたほどの実力の持ち主だと聞く。おまけに空手
と剣道、居合抜きに棒術までも並外れた実力だというのだから傑物としか言いよう
がない。酔っぱらって暴れていた二メートルもあるような外国兵三人をそれぞれパ
ンチ一撃で沈めたとか、北海道でヒグマと素手で一騎打ちして勝利したとか、芦ノ
湖畔にある秘密組織に入らないかと誘われたとか、外国の傭兵部隊から指導者とし
てオファーがあったとかいう謎の逸話にも事欠かない。
ちなみに年齢は不詳だ。三十代であることは間違いないそうなのだが、弟の竜太
も、これだけは絶対に口を割らないので正確なところは不明だ。
慎はそれだけのことを頭によぎらせると、慌てて頭を下げた。
「あの、取っていただいて、ありがとうございます」
「んまーっ! なかなか礼儀正しい子じゃない。竜太と交換したいくらいだわ」
「おう、ぜひ交換してくれっぐはぁぁっ!」
抜き身のチョップが竜太の首を刈り取る。ぐぇっとうめいて、竜太はカゴの中身
を床にぶちまけた。
「ほら、この子の邪魔になるから、とっとと片付けなさい」
一瞬、この人になら頼れるかもと考えたが、やめておいた方が無難だと考え直し
た。かかわる人が増えるとどうなるか、予想がつかないからだ。
いくら彼女が人間としては強い部類に入るとは言え、なにしろ相手は悪魔と名乗
り、自分をこんな体に変えてしまった人外の化け物だ。しかも彼女は二人の子供の
母親である。彼女を不幸に陥れては目覚めが悪い。
どうせ巻き込むなら竜太の方だが、こっちは役に立たないのは明らかだ。それど
ころか、調子に乗って自分を犯しかねなかった。まったく、冗談じゃない。
「あのー、どうもありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ。こんな夜中に、そんなかわいい格好で夜道歩いて大丈夫?
家まで車で送ってってあげるよ」
「あの、結構です」
「遠慮しなくていいのに」
「いいえ、本当に結構ですから」
竜太は慎のアパートを知っている。同乗している彼が黙っているわけがない。
慎はきりきりと痛む胸を心の手で押さえつけ、精一杯の笑顔を浮かべる。
内心は吐きそうだった。
こんな作り笑いがとっさにできるなんて、気持ちが悪くてしかたがない。
「いやーん! かぁわぁいぃい〜っ!」
突然未里は、「かわいい」に奇妙なイントネーションをつけて慎を抱きしめた。
「あぶふぅぅっ!!」
がっしりと抱きしめられ、豊満な胸に顔を押しつけられて慎は悶絶した。背骨が
みしみしと悲鳴を上げているようだ。
「こら、お姉ぇ! 姉貴っ! 姉ちゃんッ!!」
復活した竜太が背後から彼女を抑えて、何とか呼吸を回復することができた。
「あらら、ごめんなさい。かわいらしくって、つい。ごめんなさいね」
「はい、いえ……とんでもないです」
無意識に髪を撫でつけ、頭の飾りを直している自分に気がついて慎は内心でうめ
いた。どんどん女性化が進んでいるような気がしてならない。
早く買い物を済ませて家に戻り、なんとかあの悪魔を説得して元に戻してもらわ
ないといけない。
慎はもう一度、ぺこりと頭を下げて、カートを押して買い物を続けた。
***
レジにはこんな夜だというのに、五人の精算待ちの列ができていた。
人がいないのか、動いているレジは一つだけだ。
カーゴを押しながら列の最後尾に並んだ慎は、肌に突き刺さるような気配を感じ
て、首を巡らせた。
いた。
一人や二人ではない。十人近くの男達が、遠巻きにこちらを眺めていた。
中にはケータイで写真を撮っているのまでいる。
自分を撮影しているのだろうか? まったく物好きにもほどがある。ふぅ、と溜
め息をついた慎の身体の奥で、ずくん、と何かが蠢く。
どこまでも甘く、それでいて不快な疼き。
「あ……」
頭の中で、かちりとスイッチが入る音が聞こえたような気がした。
ぞわわっと全身を包む異様な感覚が血液を一瞬にして沸騰させ、脳にピンク色の
脳内麻薬を大量分泌させる。
見られている。
それだけじゃない。
やつらは自分を、この俺を――視姦している。
「ん……ふぅっ……」
全身からくすぐったさにも似た快感がわきあがる。皮膚感覚が鋭敏になって、少
しの刺激でも快感としてとらえてしまっているのだろう。服を着ている以上、この
感覚から逃れることはできない。
まるで視線が実体化し、全身を無数の指でまさぐられているようだった。
(全部脱いじゃえば、楽になれる)
一瞬、恐ろしい誘惑が頭をよぎるが、頭をぶるぶるっと左右に振るってその考え
を振り切る。冗談じゃない。そんなこと、できるものか。
だが、体はどんどん発情してゆく。
「はっ……ぁはぁぁ……っ」
思わず口をついて出た溜め息に、すぐ前に並んでいた人の良さそうな老人がこち
らを向いた。
(っ――!)
老人の視線が顔から胸、そして腰へと動き、再び上へと移動して胸のあたりで止
まり、表情がいやらしく崩れた。見られているだけで乳首が疼く。慎は胸を腕で隠
そうとして気がついた。
(胸、おっきくなってる!)
いつの間にか、もっちりとした肉の塊が、メイド服がきつくなるほど内側から押
し上げていた。押し潰され気味の塊は、布地という手の平でがっちりと鷲づかみに
され、慎が少しでも身動きをしただけでも乱暴に愛撫をされているような感覚を与
える。
「ん……ふぅっ」
顔が熱くなっているのが自分でもわかる。
体内におさまっていた精液とぬめった蜜が、股間からとろりとろりとこぼれ出て、
腿から足首へと伝い落ちているのが感じ取れた。
背筋に氷を突っ込まれたようだった。
思わず下腹部を緊張させた瞬間、何かをしぶいてしまったのがわかった。
(しょ、小便を漏らしちゃった……のか?)
そうではない。漏らしたのは愛液だった。
慎はスカートの上から股間を押さえた。
「やっ……」
失敗だった。
触った瞬間、手を離すことができなくなってしまった。厚い布地を通してさえわ
かる湿り気だけではない。敏感極まりないペニスを布地にこすりつけてしまい、慎
は突き抜けるような甘い衝撃と共にスカートの内側に射精をしてしまった。
それだけではなく、自分の意思に反して手は止まるどころか激しさを増している。
(まずい、まずいよ。こんなところで……ンッ! オナニーなんか、しちゃ……)
「す、すげぇっ! メイドっ娘が立ちオナニーしてるぜ」
シャッターの合成音が、店内の抑えられたBGMを圧倒する。
老人は鼻の下を伸ばし、食い付くように慎を見つめている。前後に並んでいる客
や店員までもがレジを打つ手を止め、こちらを見ている。だが、動く手を止められ
ない。
竿の下に手を伸ばすようにしているが、どうしても先端がスカートの裏地に触れ
てこすれる。数秒おきに射精感が込み上げ、裏側に白濁液を発射してしまう。と同
時に、女性の部分から体の奥へと別の熱い感覚が走り、熱いしぶきが漏れ出てしま
う。
「あ……はぁぁぁぁぁ……」
蕩けるような快感で、下半身が無くなってしまったようだ。
床にへたり込みそうになった慎の腰を、ぐいっとつかんで引き上げる手があった。
その人はそのまま慎を小脇に抱え、前で股間を突っ張らかしている男達をかき分け、
同じく前屈みになっている店員の前に慎が持っていた買い物かごを乱暴に置いた。
「お勘定」
「あ……はい。はいはい」
夢から覚めたように正気にかえり、レジを打ち始めた店員だが、居心地悪そうに
足をもじもじさせているところを見ると、下着の中に射精をしてしまっていたのか
もしれない。
***
「心配で戻ってきたらあんな風だったじゃない? やっぱり戻ってきて正解だった
わ」
慎は未里の運転する車に無理矢理乗せられていた。
彼女が渡した濡れタオルで、体液にまみれた下半身はだいぶすっきりとしている。
無言で渡された女性用ショーツを、居心地悪そうにしながら、ゆっくりと穿く。尻
の方はともかく、前の方のおさまりがどうにもつかない。大きさは既に親指よりちょっ
と大きいくらいまでに縮まってしまっているのだが、仕方が無いので股間にはさみ
こむようにした。でも、勃起をしてしまったら股からぴょこんと顔を出しそうな状
態だ。
「何があるのかは聞かないけどさ。ああいうのは良くないよ」
「……」
「別に、答えたくなければ答えなくていいけど。で、こっちでいいの?」
慎は黙ってうなずいた。
買ってきた商品はバスケットに詰められて、後部座席に座っている慎の横に置い
てある。自分でやった記憶が無かったので、未里が詰めたのだろう。当然、コンドー
ムがあるのもわかっただろう。しかし、彼女は慎を問い詰めることはしなかった。
このあたりの道は熟知してるのか、未里は要所を押さえて慎に道を訊ね、彼が住
んでいる場所へと車を走らせてゆく。そのうち、ようやくアパートが見えてきた。
「あの、このへんで結構です」
「そう?」
徐行運転をしていた未里がブレーキを踏んで車を止める。
「あの、本当にありがとうございました」
「いいええ。何なら、お家の人に挨拶していってもいいけど?」
「いえ、あの、結構ですので」
かかわる気まんまんだな、と思った。
「……そう?」
いかにも残念そうに答えて、未里は助手席に置いていたハンドバッグを手に取り、
中を探って一枚の名刺を取り出した。
「これ、私の連絡先。いつでも電話してくれていいから」
慎が黙ったままでいると、エプロンのポケットに無理矢理名刺を突っ込んだ。
「あたしがガツンと言ってあげようか? これでも腕にはちょっと自信があるし。
あ、でもいきなりマシンガンで撃たれたらちょっと危ないかも」
「ちょっとですか」
真顔で言われると、冗談だか本気だかわからない。
「うん。ちょっとだけね。それ重いし、あたしが持っていってあげてもいいわよ」
「いいえ、結構です。送ってくれて本当にありがとうございました」
慎は重いバスケットを引きずるようにして車から下ろし、未里に頭を下げた。
「何かあったら、電話して。すぐに飛んで行くから」
ドアを閉めると未里は名残惜しそうに慎を見ていたが、アパートの方に歩き始め
たのを見て、車を発進させた。
「ふぅ……」
本当に助けを求めなくても良かったのだろうか。
夜空を仰いだ慎に、再び出現したアパートの部屋の扉が目に飛び込んできた。
>つづく
┃ ┃━┓ ┃┃┃
┗┓━ ┃━┓ ┗━━━━━(゚∀゚)━━━━ ┃┃┃
┗┓━ ┗ ┃ ┗┗┗
┗ ┃ ┗┗┗
待ってたっす!!11!!
275 :
倉庫番:2006/06/23(金) 22:42:33 ID:X66KQBzA
これは掲載不可認定くらったアレですか
待ってた甲斐がありました・・・
続きに激期待!
保管庫が更新されたようだ。
>275
あ。一応、もう桶ということで>保管庫行き
279 :
倉庫番:2006/06/24(土) 16:22:58 ID:rCXvaiaB
>278
了解です。
というわけで、前回までの分と一緒に追加しておきました。
これからもよろしくお願いします、倉庫番殿
281 :
167:2006/06/24(土) 21:46:25 ID:BIMFAbyq
282 :
167:2006/06/24(土) 21:48:17 ID:BIMFAbyq
(・・・まあ、女体化させて1日目ですしこの辺が限界ですね・・・・・・)
膣内から自分のモノを抜き取って処理をしてから、ベットでリタイアしている守を起こす。
「んんっ・・・・・・・・・」
守が思考できるようになったのを見計らってから男が話かける。
「気が付きましたか?守君、今日はもう何もしませんから、
そこの浴室でシャワー浴びるなり、風呂に入るなり好きに使ってから休んで下さい、
タオルやシャンプー、服もおいてありますから」
「・・・・・・・・・・」
男への嫌悪感を言外に表わすように守は男から顔を背ける。
「使いたくないんならそれでも構いませんが、
随分と派手なことになってますよ、守君の体」
「くっ・・・お前が、お前がしたんだろうが・・・」
「ああ、それと話は変わりますが、守君の小学生時代の施設の親友・・・
槙田良君でしたっけ、守君が妙な気を起こすと、
彼にあなたの代わりをしてもらいますから、くれぐれも注意して下さいね」
「汚ねえぞ!!!!!」
怒りの眼差しで男を睨みつける。
しかし、男にとっては手持ちのカードの有効性を認める反応でしかなかった。
「それじゃあ、私は明日の朝まで部屋から、出ていますのでゆっくり休んで下さいね、守君」
「あっ、言い忘れてましたが、生活に必要なものは部屋に一通り揃ってますから、
自由に使ってくれて構いませんよ、勿論、電話やネットはありませんが」
男はそう言い残すと、守が飛ばす罵声を聞き流しながら部屋を出ていった。
男が部屋から出ててから随分と時間が経過した後、守はバスルームにいた。
暫くは怒りや自身の無力にさいなまされ、何もする気が起きなかった。
しかし、いくらか気分が落ち着くに従い自身にまとわりつく精液や愛液が気持悪くなってきたのである。
283 :
167:2006/06/24(土) 21:50:18 ID:BIMFAbyq
「・・・・・やっぱり・・・そうなんだ・・・」
浴室に置かれた鏡に映る自身の姿を見て溜め息のように呟く。
「えっ・・・あっ・・・・・・」
呟いた時の自身の顔に一瞬、ドキッとしてしまい後悔する。
「やめっ、やめっ、さっさとシャワーを浴びよう、気持悪りぃし」
空元気を出してから、シャワーの元に向かい、コックを捻り、水だったものが適温になったところで体に当てる・・・。
「すご・・・きれい・・・」
湯を玉のように弾く、きめ細やかな肌に思わず見とれてしまう。
「・・・・・・くっ」
しかし、それさえも自身の体が女であることを肯定してしまう、気がして悔しさがこみあげた。
「・・・さっさと洗ってあがろう・・・」
自分に言い聞かせるように言ってから、タオルに湯を染み込ませて
ボディソープをつけると手始めに肘と腕を洗う。
「あっ・・・・・・・・・」
腕を洗い終えた所で、自然と胸元に視線がいく。
「これ・・・女の・・・」
性欲を刺激され思わずゴクリと生唾を飲み込んでしまう。
童貞だった守にとって本とビデオの中の存在でしかなかったものに目が釘付けになる。
「・・・・・・ちょっとだけ、ちょっとだけだから・・・」
触れてみたいという好奇心と性欲に勝てず、言い訳するように呟いて、胸に手を伸ばす。
「あっ・・・柔らかい・・・んんっ」
空気が抜けたバレーボールのような柔らかい感触に、守は夢中になって胸を愛撫していく。
「ふっあ・・・凄・・・んんっ」
好奇心と性欲の虜になっている守に、快楽を覚えこまされた体が
もっとキモチヨクなれる場所があると囁いてくる。
「あっ・・・でもっ・・・ンンッ」
女のアソコが側にあると一度意識すると好奇心と性欲の二重奏に守は逆らえなくなる。
「これが・・・女の・・・・・・」
昼間は男にいいようにセックスさせられていただけで、
意識してじっくりと女の性器を見るのは初めてである。
「さわって・・・あっ・・・でも・・・」
ゴクリと再び生唾を飲み込み、視線を釘付けにしたまま、守の手が下に降りていく。
「これが・・・クリトリス・・・」
胸の鼓動が触れるのを正すかのように速くなっていき、
それに逆らうことができずに、守の指がクリトリスに触れる。
「ひんっ!!・・ああっ・・・あんっ・・・す、すご・・・・んあっ」
激しい刺激と快感が守を夢中にしていき、指の動きと呼応するようにあえぎ続ける。
284 :
167:2006/06/24(土) 21:53:36 ID:BIMFAbyq
「はんっ!・・・・あんっ・・・んあっ」
クリトリスをイジッていた指が快楽に誘われるまま、少し降りて秘裂の部分に指が侵入していく。
「あっ・・ナカ・・汚・・ンンッ・
いや・・・お、おれ・・・でもっ・・・」
行為の後というのを思いだして一瞬、逡巡する。
しかし、好奇心と性欲にどうせ誰も見てはいないと甘く囁かれ、
我慢しきれずに指を膣内に導いていく。
「ああっ・・・入って・・・・あんっ・すご・・、イイッ」
・・・指をうごかすとキモチイイ、キモチイイからモット・・・
自ら快楽に堕ちて支配された守の声が浴室に響き続けた。
「くっ・・・俺・・・何してんだよ・・・」
イッた後の溶けるような高揚がようやく収まり、
正気に戻った守が自己嫌悪につつまれる。
すっかり冷えた体に、もう一度シャワーを浴びせると、
体の反応を必死に抑えて、急かされるように洗い終えた。
体を拭き、浴室から出ると部屋に置かれている服のなかから
Tシャツとハーフパンツを選んで着る。
女ものの服や下着もあったがとても着る気にはなれない。
「・・・俺・・・どうなっちゃうんだろう・・・・・・」
不安を口にしつつベットに横になる。
自分の身におきたことが次々と頭に浮かんできたが、
心身共に疲弊しきった守は、睡魔に誘われるまま眠りに落ちていった。
「・・・・・・・・・んっ」
部屋を照らす朝日の眩しさに守の頭が覚醒してゆく。
「・・朝・・・か・・・・・・」
伸びをしてからベットをでる。
「とりあえず、顔を・・・あっ・・・ええっ!!」
顔を真っ赤にさせて守はトイレに飛込み、ハーフパンツを下ろす。
「えっ・・・あっ・・・そっ、そうか・・・」
少し戸惑ってから便座を下げてから座る。
「んっ・・・・・・・・ああっ・・・出てる」
秘裂から尿がでる光景を恥ずかしいと思いつつも見いってしまう・・・。
「ふぅっ・・・・・・・・・」
出し終わって溜め息をつき便座から立ち上がる。
「朝からいい光景だったのにもったいない」
唐突に話かけられ守が驚いて顔をあげる。
「・・・テメェ!!いつから其処に、つうか何時部屋に入ってきやがったっ!」
「誘拐して軟禁してる人間にわざわざ許可を貰う犯人なんかいませんよ」
「あえて言うならば守君がトイレに行った直後ですがね・・・」
285 :
167:2006/06/24(土) 21:57:51 ID:BIMFAbyq
「それにトイレのドアが開きっぱなしになってましたよ、守君」
「えっ・・・うそ・・・・・・」
「まあ部屋で待ってますからさっさと来てく出さね」
男はそう言い残し眼前からさっていった。
「パソコンなんか出してどうするつもりだよ」
男が朝食だともってきた菓子パンをたいらげた守が不機嫌な顔をしたまま口を開く。
「ああ、食べ終りましたか、じゃあそろそろはじめましょうか」
そう言われた守は思わず身構えて男を睨む、
しかし、男は依然としてノートパソコンを操作ているだけで触れようともしてこない。
「なんだよ・・・やりたいんならさっさとすればいいだろ、変態!」
自棄になり、叫んでみるが男は気にする様子もない。
「・・・これでよしと」
男がパソコンの画面を守に向ける。
「なんだこれ・・・・・・」
「ああ、監視カメラってあるでしょ、あれの映像ですよ」
「んなもん俺に見せてどうすんだよ?」
「まあまあ、もう少しで面白くなりますから・・・」
薄ら笑いを浮かべて引き続き画面を見るよう守にただす。
「風呂場に女が・・・って・・・盗撮かよ趣味わりぃ・・・」
暫くするとスピーカーから響いていたシャワーの音が止み、女の顔がはっきり見えるようになる・・・。
「この顔・・・どっかで・・・えっ・・・風呂場・・・・・・風呂場ってまさかっ!!」
「やっと気付きましたか、この部屋の昨日の浴室の様子ですよ」
男がニヤリと笑ったのとほぼ同時に
『あっ・・・柔らかい・・・んんっ』
スピーカーから甘い嬌声が響き、画面に写し出された守がオナニーをはじめる。
「やっ・・・・・・・・・やめ・・・」
「セックスしただけで限界だと思ったんですが、
1日目で女の子のキモチヨサに目覚めちゃったみたいですね、守君」
「ちがっ・・・おれは・・・おれは・・・」
「違いませんよ、あんなヨサそうな顔してココをイジッてますよ」
「ひあっ・・・嫌だ・・・さわるなあっ・・・」
「我儘ですねえ、また昨日の薬を使ってみますか」
暴れて抵抗を試みるが非力な女の体では大した障害にもならず、のしかかられて体を押さえつけられる。
「昨日よりも強いですから覚悟して下さいね守君」
「んああっ、ソコッ、ああんっ!!!!」
スピーカーからでる守の声と部屋で響く守の声が二重奏のように重なり
聴覚からの刺激が守の興奮を更に押し上げていく。
286 :
167:2006/06/24(土) 22:00:19 ID:BIMFAbyq
「もう下の唇がドロドロですね、今日はこれを使いますよ」
そう言って男性器の形をしたバイブレーターを取り出し、守の目の前に晒す。
「ああっ・・・そんなのぉ・・はいら・・・ンンッ・・・そんなのぉ・・ああんっ」
もはや着衣の呈をなしていない、濡れそぼりシミだらけのハーフパンツが降ろされる。
「やあっっ・・・ああんっ、はんっ・・ふあっ、入る、入ってくるぅっっ」
守の秘所がズプズプと音を立ててバイブを呑み込んでいく。
「じゃ、スタートとしますよ・・・」
バイブのリモコンの摘みを右に回される。
「ああっ!!なか、はんっ・・・ああんっ・・・なかぁっ・・・んあんっっっ!!!!!」
バイブで膣内を耳から重なって入る自身の声に刺激され守はあえぎ続ける。
「あんっ・・・ひあっ、イイッ!はあんっ・・・ソコッ・・・ああんっっっ」
涎をたらしてだらしなくあえぐ、守を見つめながら、
男はリモコンの摘みを回してバイブを止める。
「やあっ・・・つづけてぇっ・・・」
守の腰が快楽を求めて動く。
「ひあっ、ナカッ・・・ナカァッ・・・」
「バイブを動かして欲しいですか、守君」
287 :
167:2006/06/24(土) 22:04:17 ID:BIMFAbyq
ひたすらに快楽を求めて守の首が縦に激しく振られる。
「ンンッ、ナカ・・・んあっ・・・ナカでもっとぉ」
男がリモコンの摘みを少しだけ動かす。
「あんっ、んあっ・・・こ、こんなのじゃ・・・ああっっ・・・」
鈍く絶頂には程遠い刺激に守が焦れていく。
「もっと強くして欲しいですか」
再び守の首が縦に何度も振られる。
「じゃあ、フェラチオをしてくれるなら、バイブの動きを強くしてあげますよ」
男のモノが守の眼前に出される。
「えっ・・・そんな・・・やっ・・・嫌だ・・・」
男の要求に快楽で砕けていた、守の心が少しだけ再生され戸惑いの表情を見せる。
「残念、してくれるならキモチヨクなれるんですがね」
リモコンの摘みが一気に回され、動きが激しくなる。
「あんっ!!ンンッ!!ああんっッッッ!・・・・・・ああっ・・・もっと・・・強くぅっ」
しかし、バイブの動きはすぐに弱まり守が不満を漏らす。
「動きを強くして欲しいならフェラチオをして下さい、守君」
(ああっ・・・男のを・・・・なんてっ・・・でも・・・)
「ひあっ!!ああんっ・・・ンンッ・・・」
葛藤をしている中、バイブの動きが強まり嬌声が短く漏れる。
「おっと、手でバイブを動かすのは無しですよ」
焦れったい快感に煽られた守の手が、
バイブをイジろうと伸ばされて行くが男にあっさりと止められる。
「なにも、四六時中舐めろとは言いません、今だけでいいんですよ」
甘く囁かれた守が快楽に濡れた目で男のモノを見つめる。
時間にすれば数秒、だが守にとっては一時間にも二時間にも感じられる時間が過ぎた・・・。
288 :
167:2006/06/24(土) 22:06:46 ID:BIMFAbyq
今回は以上です。失礼しますた。
GJ!!
290 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 04:40:04 ID:3GpvooxU
エロ過ぎるので猥褻文書流布罪で告訴します
291 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 05:36:45 ID:e3+0qCnL
すげぇエロイTS物の夢を見たんだ
こりゃあ、ここに書くしかねぇな!と思ったんだが…昼飯食ってたら忘れた
OKわかった。
もう一度寝て思い出せ。
確か…人口の減少に歯止めをかけるべく、とある学園の1クラス(1クラス15人が2クラス)につき1人をTSさせ、クラス全員の子供を生ませる…
とかいう感じだったような
>294 お前・・・・スゴイナイスな妄想だな・・・
BR法ならぬTS法。
>>294 全員の子供を産む前に卒業するのでわ。。。
小学低学年でTSしてずっと一貫してクラス替えしないで、
毎年産んでぎりぎり大卒前で全員(14人)だな。
広い世界で神に巡り会えた奇跡・・・・
>>297 その頃にはクラスの人間の心は独特の境地に達していそうだな。
こりゃ男子校の半分TSしてそれぞれくじ引きでカップル成立させるしかない。
女性化したほうを男のほうの命令に逆らえないように制御、どんな男に当たるかは運しだい・・・・・・
まぁさすがに女の方が弱いから、セックスに関する命令はどうあっても受け入れないといけない代わりに、
それ以外なら男より上の権利とか与えとかないと。
>>294 5人に1人をTSさせるってのは、どこかで読んだな。
おまいら想像力豊かでウラヤマシス
寝る前妄想してるが、いつも力尽きて話が進まん・・・
305 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:10:40 ID:nbGSs1i6
夢で女性化したことがあったが、肝心なとこで目覚ましの死の着信メロディが・・・・
306 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 21:48:11 ID:xysnwP5H
>>305 ちょwww それ女性化の着信www
漏れに廻してくれwwwww
中学のときのクラスメイトになって、
制服に手突っ込んで胸揉んだとこまでで終わった俺。
でもそれ以来それっぽい夢を見れない。
ユングやフロイトでもいいや。わんもあプリーズ。
俺結構よく見るんだが…つーか小学生のころからそういう夢をちょこちょこ見る
トイレに行ったのは良い物の、ティンコが無くってどうしよう!?っていうのとか
なぜか巨乳になってて、クラスメイト複数に揉みしだかれる夢とか
今日夢で女性化したけどさ…
なってたのが幼女な訳ですよ。俺にはロリコンの気は(多分)無いのに。
ま、幼女であろうととりあえずは女だからおk、と思いつつオナニーしてみようとした訳ですよ。
けど全然感じなかったorz
指入れて絞めた状態で指を抜くとちょっとそれっぽい感覚はがあるかないか、てのはあったんだけど、しっかり感じたって感じではなかった。
だからどーしたと言われても困る
俺は昔小学校低学年のときに、風邪の影響で錯乱、混乱しまくりチンポが無くなった(というか自分で切ったと思い込み)と思い込んだ
そのときは女性化願望も無く落ち込んでいたような気がする
まぁもちろん何も変わってはいなかったわけだが
最近、良くある夢を見るんだが、その夢はちょっと普通の夢と違っていて
風をしっかりと感じ、太陽の光を感じたり出来るんだ。起きてる時に本当に近い感じの
感覚が夢にあるときがあるんだ。
体を触られると現実のような感覚があってしっかりと分かるし、夢でも走ると疲れる。
味覚だってしっかりとあって夢じゃないような夢を見る時があるんだ。
その夢では決まって、核実験によって新種のウイルスが発生し、そのウイルスによって、
感染者は「もともと異性だった」状態に陥ってしまい世界問題になる一方、
これをどうにか有効に活用することは出来ないだろうかと言う議案が出ていて、
各国の国家権力者や世界トップレベルの医学者などが審議している。
そんな世界問題になっているそのウイルスによる第一感染者が自分だ。
って言う夢なんだ。しかもこの夢タチ悪くて毎回見るごとに話が進んでいくんだよ。
学校では騒がれ、地域でも騒がれ、マスコミが学校に殺到してくる毎日。
夢の3回目ぐらいのところでは、男のまんま感覚で友達の家に泊まりにいく夢だった。
その友達は両親は海外にいて日本にはいなく、家にはその友達だけって言うことになってて、
夢の中の自分は自宅に帰るのが嫌だった(家族が興味本位で質問したり悪い冗談を言って来るから)
その友達の家に泊まろうとしたんだ。友達は事情を理解してくれたがその夜…。
こんな夢を良く見るorz
あー、自分の見た夢でSS書けるかもしれん。
夢で輪姦されたり、売春したことがある。
>>311 そんな感じで日記風に書いてもいいかもしんない
314 :
311:2006/06/26(月) 00:03:59 ID:ose/Qei3
>>313 夢なんて覚えてねー!って思ったら、
女性化の夢を見る
↓
起きる
↓
意味も無く夢の内容を書きつづる。
ってことをやってきていた俺…、意味を成す時が来ちゃったのかもなぁ…。
「本日付で、この3−A及び3−BはTS法の定めるところにより、国の管理下に置かれま
す」
朝のHRが始まった直後、担任に続いて入ってきたびしっとしたスーツ姿の男は教壇に立
ち、はっきりとそう宣言した。まだ30にも届いてもなさそうな年齢と温和そうな顔立ち
と、その台詞は、ひどくちぐはぐだった。
「現在、我が国は超がつくほどの少子化傾向にあり、人口が減少に転じて久しいのはご
存知の通りです。それにより定められたTS法により、この学校この学年にシステムの適
用が国により認められました。
各15人のクラスですので、一人ずつ性転換していただきます」
いつからか日本は人口の減少に歯止めがかからなくなっていた。出生率は落ち込み、
20年ほど前に国が立てた予測よりも遥かに速いスピードで人口は減っていた。そこそこ
のレベルにあるはずのこの学校(男子校)だって空き教室がいくつもある状況で、しか
し雇用の問題もあってクラス数を無理やり増やすことで対応している有様だ。
対象に選ばれた学校で生徒を選び性転換させ、生徒同士で子供を作らせて少子化から脱
却するシステム──それがTS法。倫理などという言葉を口にできないほど切羽詰った末
の苦肉の法律。
教壇の上に、場に不釣合いな黒い箱が置かれる。
「窓側の列からクジを引いて、弾いたらまた席に戻ってくれ」
担任の言葉に従って、ぞろぞろと列を作る。
誰もが「まさか自分が当たらないだろう」と思っているはずだ。確率は15分の1もあ
る。
俺だってそう思っていた。
──当たりを引いてしまうまでは。
「では、当たった人は前にでてきて下さい」
言われるまま、席を立つ。視線が集中する。
教壇の前に立たされる。そこから見渡したクラスメイトは、皆一様に安堵の表情を浮
かべ、憐れみの混じった視線が見て取れた。もし俺が逆の立場だったらまったく同じこ
とをしただろう。
スーツ姿の男が何か説明しているのも、俺の耳には届かなかった。ただ、目の前の光
景を見て、俺が女になって戻ってきたら今度はどんな顔をするだろうか、と考えていた。
校門の前には高そうな黒塗りの車が止まっていた。
俺の隣には例のスーツの男と、隣のクラスで当たりクジに恵まれてしまった松田(仮
)。松田(仮)は不安げにあたりをキョロキョロしきりに見回し、顔色はどんどん青く
させていた。
車に乗り込むときもしり込みをし、助手席にいたごつい別のスーツの男に強制的に押
し込まれた。
2時間ほどかけて移動し、その間、松田(仮)は震えてばかりいた。どこに連れて行
かれるかわからない不安からだろう。かくいう俺も不安を感じていたが、着いた先が国
立ではあるが普通の総合病院だったので、少しだけほっとした。車は裏手に回りこみ、
入り口の前でピタリと止まる。
病院の中もいたって普通だった。入ってすぐのところにあるエレベーターに乗るよう
指示される。3人が乗ったことを確認すると、行き先の階を押さないまま扉を閉める。
そしてポケットからカードを取り出し、いくつか操作した。
ガタンとエレベータが動き出す。下に向かっていた。表示にはB1Fとしかないのに、明
らかにそれ以上の深さに潜っている。また松田(仮)が震えていた。どこに連れて行か
れるかわからない不安が再燃したようだ。扉が開いても動けず、また他人の手を借りて
行かなければならなかった。
通された部屋は診察室で、いろいろと検査をされた。身長、体重といった基本なこと
から視力、聴力、レントゲン、血液検査にいたるまで。
「君たち二人は健康状態に問題がないことが立証された。よって、TS法にのっとり性転
換を執行する」
ついにこのときがやってきた。一体どうやって性転換するというんだろう。外見的な
ものならともかく、子供を産めるようになんてのは…。
「この薬を飲んで下さい。飲むとすぐ眠くなると思いますが、問題ありません。そして
次に目が覚めたときには、すべての“処置”が終わっているはずです」
俺と松田(仮)に透明なピルケースと水の入ったコップが手渡される。ケースを開け
ると、青色のカプセルが3錠入っていた。どんな手段で性転換すると思ったら、案外あっ
けない。しかし、カプセルを取り出したところで、動けなくなった。
しかし、飲まないわけにはいかない。国の意向には逆らえない。人口減少につれて進ん
だ国会のカオスによって、TS法とほぼ同時期に提出された治安維持法は可決、国民の監
視役となる治安維持警察が新たに設置された。だからどこに逃げようとも必ず捕まる。
意を決して、3錠を一気に水で飲み込む。隣にいた松田(仮)も俺の行動を見て覚悟
を決めたようだった。
「ご苦労様です。では、ごゆっくりお休み下さい」
まだ正午になったばかりだ。眠くなんかならないと思っていたが、すぐにまぶたが重
くなった。
こうして、俺の男としての人生はたった17年で終わった。
******
目を覚ますと、そこは見覚えのない場所だった。部屋は白一色で統一され、病室みた
いだ。
──病室?
こんなところにいる理由を考えて、すべてを思い出した。
「そうか俺、あの法律で……」
スーツの男は目が覚めたらすべての処置は終わっていると言った。
ベッドから起き上がり、まず目に飛び込んできたのは胸だった。もちのように膨れ、
付け根あたりに重力に引っ張られる感覚があった。下も触ってみたが、案の定ペニスを
発見することはできなかった。
あたりを見回すと、ベッドの脇にあるテーブルの上に手鏡を発見した。おそらく、これ
で確認しろということだろう。
「…………」
そんなに大きくない鏡に映った俺は、俺じゃなかった。傍目からでも美がつくほどのか
わいい少女になっている。目が大きいのが特徴だ。肩で揃えられた髪がよく似合ってい
た。
「これが、俺……」
声まで高いものに変わっていた。
これから俺はこの姿で、生きていくことになる。
最初に選ばれたときから諦めて「仕方ない」と思っていたが、そう簡単に割り切れるも
のじゃないと痛感する。これからいよいよ子供を産まなければならない。子供を作るに
は、セックスをしなければならない。男として生きてきた俺が男とできるだろうか?
ふと、手鏡のあった机の上に紙が置いてあるのが目に付いた。
「なんだこれ?」
それは履歴書のようだった。
──身長160cm、体重48kg、B85(C)、W59、H86。
とあるが誰の…………まさか。
「それは君のプロフィールですよ」
音もなく開いた扉の向こうにいたのは、昨日のスーツの男だった。
「それがこれからの君の人生の基盤です。じっくり読んで自分を把握してください」
見れば苗字はそのままだったが、名前が女のそれに変わっていた。それくらいは予想
していた。この顔に似つかわしい名前だ。その他、家族構成も同じ。選ばれたからには
親だって何も言えない。それどころか多額の支援金が支払われているはずだ。
「それはそうと、そろそろ学校の時間なので、着替えてください。着替えはここに一式
揃ってます。着方がわからなければナースコールで看護師を呼べば手伝ってくれます。
──それでは、また後ほど」
出て行ったことを確認して、着替える。これから必須になる下着類のつけかたは呼ん
だ看護師に懇切丁寧に教えてもらった。5回くらい繰り返して、たどたどしいながらも
独りでできるようになった。ちなみに制服はどこかの高校の女子用だった。
来たときと同じように裏口には同じ車が止まっていた。
待つこと数分、松田(仮)がやっと来た。松田(仮)もまた面影もないくらいにかわい
く変身していて、恐ろしいほど制服が似合っていた。顔色が真っ青だったことを除けば。
24時間ぶりの教室とクラスメイト。
教壇の前に立ち、クラスメイトを見回す。誰もが驚いていたが、そのうしろに男の欲
望が見え隠れしていた。こんなかわいい子とセックスできる、それだけでTS法に感謝し
てもいいと思っていることだろう。クラスメイトにとってはそれだけでも、俺たちには
もう一段階上がある──妊娠しなければならない。
ここに来る少し前、校門の前での会話を思い出す。
「これは絶対になくしてはいけないものです。また、使い切ったら速やかに連絡して下
さい」
渡されたのは銀色のピルケース。中には赤いカプセルがぎっしり詰まっていた。
「それは排卵誘発剤です。飲むと排卵が起こり、受精及び着床の準備が整います。つま
り、毎日生理が来るのと同じ状態になるわけです。飲むタイミングですが、性行為の10
分ほど前を目安にして下さい。当然ですが、これを飲まないでする性行為には何の意味
もありません。
それから──その薬は強力な催淫剤にもなっています。初めてでも痛みどころか通常
の何倍もの快感を得られます」
スカートのポケットの中にある固い感触を確かめるように、ぎゅっと握り締める。子供
を産むためだけの器になってしまった自分。これからどうなってしまうのだろう。
「絶対に守らなければならない事項があります」
俺が考え事をしている間に、スーツの男は朗々と読み上げる。何度も繰り返している
のか、よどみなく。
一、生徒は母体提供者の同意なく性行為をしてはならない。
一、生徒は母体提供者の要望があれば可能である限りそれに応えなければならない。
一、母体提供者はいかなる要望をも通すことができるが、子を為すことを第一義とし
なければならない。
上に出てたネタで書いてみた
ある程度アイディアが出ていると書きやすいw
wktkが止まらない!
夢ネタか…
最近見た夢だが抽選でピンクの入浴剤が当たって
それ入れて風呂はいったら女になった夢を見たな
べたな夢だったがw
バトロワを思い出すな。でもGJ!
>>319 職人へのネタだしっていうか、プロットっていうか
そんな感じのことならいくらでもするぞ
>>319 GJ!
2日続けて女性化する夢を見たんだがこれって何かのフラグ?
>>325 明日には胸ができて、明後日にはナニが消えるぞ
魔法。
マッドサイエンティストの親友による実験事故。
なんかしらん、前世の因縁など。
TS病なるものが世界観に組み込まれている。
若い女に脳移植(ハインライン)
インスタントラーメンを食った(森博嗣)
ご、ごめん、軽く誤爆だ。
>>372 森博嗣のインスタントラーメンネタのタイトル希望。買いに行く。
331 :
TS法:2006/06/26(月) 22:57:12 ID:B+IdGb2A
男子校であるため女子用の設備なんてものは存在しない。それでいて国は男子と女子の
境目を厳しく隔てた。原則授業はすべて一緒だが、体育は2人の“女子”のために男女に
分かれさせられ、トイレも更衣室も教職員用を使うよう厳命が下った。それが、俺らを女
子として扱うことで女子としての自覚を持たせようとするプログラムの一環だということ
は薄々感づいていた。
あの日から、俺とその周りの世界は一変した。
「どうせ全員とヤることになるんだろ? だったらさっさと終わらせてしまおうぜ」
クラスメイトの口からは“お誘い”の言葉がよく聞かれるようになっていた。目の前に
いる狩られるだけの獲物がいて、相手が許せばすぐにありつくことができる。欲望の盛ん
なこの年代の若者をTS法施行の対象に選んだのは、間違いではないようだった。欲情した
熱っぽい視線が四六時中突き刺さる。いつ俺から声がかかるか、期待を込めて。
「今はまだ」と俺が断ると、誰もがおとなしく引き下がった。法を破ってまで事に及ぶ危
険を冒さなくてもいつかできる、それが抑止力となっている。
だが、クラスメイトの言うとおりだ。早かれ遅かれ全員の子を産まなければならない。
そこに俺の意思なんてものが介在することはない。
俺には母体提供者としての価値しかないのだから。
******
1週間も過ぎる頃には、学校中の男子の挙動がおかしくなってきた。
「いつになったらヤらせてくれるんだよ!」
「もったいぶるんじゃねえ!」
ピリピリしているし、イライラもしている。溜まったフラストレーションが怒りとなっ
て俺にぶつけられる。“おあずけ”されて1週間。来るべき日に向けてオナニーもやめて、
色んな意味でいよいよ限界のようだった。
そして口々に発せられる罵倒の後には決まってこんなセリフが続いた。
──どうせお前はヤるしかないんだからよ!
『最初はためらいや恐怖もあるでしょう。しかし、そのための薬です』
スーツの男の言葉を思い出し、ポケットの中のケースを握り締める。一歩踏み出せばあ
とはなし崩しになるのは目に見えた。この一歩を踏み出すのに必要なのは勇気だろうか、
それとも諦めだろうか。
332 :
TS法:2006/06/26(月) 22:58:20 ID:B+IdGb2A
昼休み、屋上に続く階段の踊り場で、俺は独り昼食のパンをかじっていた。屋上はカギ
がかかっているので誰も来る理由がないし、階段の下からもここに俺がいるとは見えない。
俺を見れば誘ってくる生徒。せめて昼休みくらいは自由になりたかった。
「おー? こんなところでなにしてんだぁ?」
嫌な奴に会ってしまった。2年ながら有名人──暴君という意味で。190近い身長にがっ
しりとした体格。こうして至近距離で見ると山のようだ。
その横を通り抜け、どこか別の場所に行こうとして、腕を捕まれた。
「おいおい、なにシカトしてんだよ。あぁー、俺傷ついちゃった。慰めてくれるよな?」
俺はその言葉を額面通りに受け取らなかった。TS法は対象となったクラスにしか適用さ
れない。それに厳守すべき三項目はこいつも知っているはずだ。だからそれを冒すとは思
わなかった。
それから一瞬の出来事だった。正面から押され壁に背中を押し付けられ、空いていたも
う片方の手も掴まれ、頭の上で一つにまとめられる。それを片手で押さえつけられた。
「みんなガマンしてるんだけどよ、もう限界でよ、だから俺が代表してヤってやるよ」
法を破ってしまうほど意思が弱いのか、法を破るほどに本能が強いのか。目は血走り、
荒い呼吸が顔面をくすぐる。
縛めを振りほどくには体格に差がありすぎた。身じろぐのが精一杯という有様だ。
暴君が制服の襟首に手をかける。「やめろ!」叫ぶと、「うるせぇ!」平手で殴られた。
たったそれだけのことで二の句が継げなくなった。暴君が手に力を込め、真下に振り下
ろす。布が裂ける音とともにあっさり制服が中央から割れた。
「こっちもついでだ」スカートの中に手を伸ばし、次の瞬間にはショーツは引きちぎられ
ていた。そのショーツの残骸を口の中に突っ込まれる。口いっぱいの布の感触。
現れたブラジャーの上から乳房を大きな手がまさぐる。気持ちいいなどと感じるわけが
ない。あるのは嫌悪──と恐怖。慣れた手つきでブラジャーをはずされ、今度はじかに触
られる。体温を感じて嫌悪感が増す。
胸に飽きたのか、指が無防備にさらされた割れ目をなぞりあげる。俺は内股になってそ
の侵攻をとどめようとするが、所詮は無駄な足掻きだった。やすやすとこじ開けられ、手
を差し込まれる。
「しっかり濡れてきたぜ? 感じてんだな」
触れられたときから、俺の中から熱い何かが分泌されていた。だがそれは感じているか
らじゃない。本人の意思とは関係なしに“準備”を始める女の生理現象だ。
湿った音がだんだんと大きくなる。
「じゃぁそろそろ……挿入れるぜ?」
ファスナーを下げ、現れた勃起したペニスは異形ともいえる巨大なものだった。これが
俺に挿入れられる。悪い冗談だ。夢でもここまでの悪夢はない。
333 :
TS法:2006/06/26(月) 22:59:45 ID:B+IdGb2A
床に座らされ、股を開かされる。両手は後ろ手で暴君のネクタイに縛られていた。これか
らを止める手段を俺はもう持ってない。
ぎちぎちと冗談のようなめり込む音がした。
「んんんーーーーーーーーーーッ!!」
夢といえば、この女になってしまってからの人生は覚めない夢でも見ている心地だった。
何かの拍子で夢から覚めれば、いつも通りの生活に戻れる。そんな儚い希望も持っていた。
そんな希望は今、この瞬間、消滅した。目の前にあるのはただ、現実。それから、気が
狂わんばかりの痛み。
──薬!
激しい痛みで現実を思い知り、助けを呼ぶことよりも先に思い出したのは、銀色のケー
スに入った赤い薬のことだった。
──初めてでも痛みを感じるどころか、何倍もの快感を得ることができます。
もうこんな痛みに耐えられない。早く楽になりたい。痛みが思考を狂わす。
「んん〜〜! んんんんんん!!!」
詰め物が邪魔で伝えられない。
「おおっと、忘れてた。お前処女だっけな。まだ全部挿入れてないってのにすげぇ締め付
けだぜ。お前のそんなのを見てると──処女の悲鳴ってのを聞いてみたくなった」
背筋が凍るような壮絶な顔だった。相手を痛めつけることに快感を見つけるタイプの人
間の笑み。
「待ってくれ! 全部、挿入れる前にッ、薬──薬をあ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーー
ーーーーッ!!!」
俺の言葉を歯牙にもかけず、暴君は最奥までペニスを押し入れた。俺の奥で何かが破れ
た。
「病み付きになりそうだ。女一人に一回きりってのがもったいねぇな」
膣口まで引き抜かれ、奥まで突く。
膣口まで引き抜かれ、奥まで突く。
「あ゛ッ、やめろぉッ! あ゛ッ、やめてくれぇ!」
恥も外聞も捨てて涙ながらに懇願する。痛い。灼けるような痛みが下腹部に蓄積される。
快感なんてひとかけらも感じない。俺の悲鳴を聞くと、暴君は好きな音楽でも聴いている
ように愉悦に顔を歪めた。
今の俺にできることといえば、早く終わってくれとただ祈るだけだ。
大きなモーションで、時にはゆっくりと、俺の中を確かめるように、遊ぶように、なぶ
るように、グラインドする。
「あッ、あッ、あッ」
一突きごとに出したくもない声が出た。嬌声でもなんでもなく、苦しみの呻き声。それ
を暴君は感じているのと勘違いし、
ぐちゅっ、ぐちゅっ。
ピッチがあがる。身体の防衛のために多量に分泌された愛液が挿入と抽出をスムーズに
させる。その生理現象も俺のためじゃなく、レイプする暴君のためにやっているようにし
か思えなかった。
334 :
TS法:2006/06/26(月) 23:01:26 ID:B+IdGb2A
「そろそろ出すぞ。しっかり受け止めて、俺のガキを産んでくれよ?」
やっと終わる。もう何時間もこうやって犯されているように感じる。だが、それももう
終わる。俺の膣内に射精してくれれば終わってくれる。膣内に出されるという未知への不
安もおぞましさもなく、安らぎに似た感情がわきあがる。
「ああ、あーーーーーーーッ!!!」
一際強く、奥深くまでペニスが突き刺さり、熱いものが俺の中に放出された。ペニスが
震え、精液が俺の中を叩く。何度も何度も。ペニスが抜かれると、中におさまりきらなかった
精液があふれ出てきた。
暴君が満足げな表情で俺を覗き込む。俺とは目線が合わない。俺は何も見ているようで
見ていない。映像として床を見ているが、何も考えてない。
「よかったらまたいつでも相手してやるよ。──あ、そうだ。記念に1枚撮っておくわ」
短いシャッター音。
「どうだ、これがお前だぜ?」
携帯の画面に映し出されていたのは、両腕をだらりと力なく床に投げ出し、ボロボロに
破られた制服とあらわになった乳房、めくれあがったスカートの下で股を広げたまま精液
を溢れさせる秘部をさらし、片頬を赤く腫らし、虚ろで生気のない目からは涙を流す、無
残な姿の少女。
それを見ても何も思わない。これは俺じゃないからだ。
あふれ出る白濁の液体と、床に散った赤い血痕。その中心に自分がいても実感がわかな
い。これは俺じゃない。
──じゃあ、ここにいるのは誰だ?
わからない。
******
踊り場から誰もいなくなって次の授業を報せるチャイムが鳴っても、俺は動かなかった。
そのままの格好で。
やがて誰かが来た。続いて俺の周りに何人もやってきて、大騒ぎしていた。
「────」
誰かが俺に何かを言う。だが俺の耳には届かない。布みたいなものを被せられ、持ち上
げられる。そこで、俺の意識は途絶えた。
******
335 :
TS法:2006/06/26(月) 23:03:16 ID:B+IdGb2A
それから数日、俺は学校を休んだ。ずっとベッドの中で震えていた。何故か涙も出た。
5日目くらいにようやく起き上がれるようになって、のろのろと制服を着込む。
数日振りの学校は、俺が入ることで水を打ったように静かになった。どう変わってしま
ったのかは“お誘い”がなくなったことと、2年の教室から暴君の姿が消えたことで悟った。
この学校の生徒は性欲よりも自分の身の安全を取ったのだ。
時折、思い出したように下腹部が痛んだ。あれから1週間近く経って、全快してないわ
けがない。だからこれは肉体的な痛みじゃない。
屋上への階段を上る。踊り場。あの事件の跡形はなくなっていた。しかし、また下腹部
がズキンと痛んだ。事件自体“なかったこと”になっているが、本当にあったことをなか
ったことなんかにはできない。
下腹部の痛みが酷くなる。場所が記憶を呼び起こしている。
ここで記憶に刻み付けられたのは、挿入れられた感触と初めての痛み。
その記憶が蘇る。
ここでレイプされていたのは、紛れもなく俺だ。
枯れたはずの涙が目から零れ落ちた。
俺は、自分が女であることをどうしようもなく自覚していた。
つづく
イイヨイイヨー(・∀・)
ところで、TS法の効力にリミットをつけたりするのってどうだろう?
6ヶ月たっても妊娠の兆候がなければ全ての権利を失うとか。
書いているうちにどんどん救われない方向に・・
しかも見切り発車で書いてるせいで設定に色々と不具合が出てきたorz
人物に名前すらついてないので、誰か命名plz
>>324 その素材を元に色んな職人さんが書くってなったらさらに面白くなりそうな希ガス
>>319 なんだかレイープな可哀相な話になりそうと思ってたら
>>318の最後のルールで可能性が無限大になった
・逆レイープルート
セクースの快感に目覚めてピルを飲みまくって生徒を襲いまくる
・純愛独占ルート
生徒の一人をなぜか好きになりその人とだけセクース
・女王様ルート
権利を乱用し女王様になる
・百合ルート
他のTS法の対象者と百合
・脱走ルート
脱走して元に戻る方法を探しに女性化ピル研究所に潜入
・精神崩壊ルート
脱走に失敗し強制妊娠施設へ送られて精液を流し込まれて即妊娠、出産のループ
・バトロワルート
どうせならより良い遺伝子を残すためにBR法も可決。女の子とのセクースを賭けて野郎どもが死闘を繰り広げる
・TS2ルート
時は進み、キンシンソーカンの影響で女しか生まれなくなり今度は女を男に。以下エンドレス
最近少なくなったような気がするから純愛ルート
340 :
294:2006/06/27(火) 01:04:19 ID:QyRG9BBV
なんかキテルワァ
>>331 激しくGJ!!
ちなみに、
>>324は俺デス
なんかネタでも考えてくるYO
精神崩壊ルート キボンかな ガッツリしたやつがヨミタイ。
おれが書くとヘタレな純愛ものになりそうだから。
>>342 ただの女装で、しかも全然強制じゃない・・・・
その地域の強制TS話ならシリアかどっかに神の呪いで
男が女に変えられた部族っていうのがあるな
一説にはフタナリだったとも書かれてる
多分去勢した神官か部族として男娼を生業にしてたのが
そう伝えられたのだろうけど、夢のある話だ
GJですねー。
これから言葉遣いや一人称表現も変わっていって欲しいなー。
>>335 GJ!!
少数派であるのは承知の上だが純愛ルート希望
TS砲(・∀・)イイ!!
TS砲を敵軍目掛けて撃つのか
>>331 GJ!!
まさかのはじめてのれいぷですが続きが激しく気になる
350 :
294:2006/06/27(火) 20:57:01 ID:nmRwk8Oa
>>348 自分に向けて撃つにきまってるだろ?
ところで、こんなのをふと仕事中に思いついたんだ
特定の決められた数十分の間に、同姓に触られると
相手の理想(母親とかそういうのは無し)の異性に近い姿にTSしちゃう体質or呪い的な
人物が主人公
まぁふと頭に浮かんだだけだからこれだけだし、面白いかどうかまったく判らんが
ごめん、姓と書かれると一気に萎える
流れぶったぎってごめん
>>350の話を元にSS書いてみた
読んでくれたら幸いです
僕は五樹夏海。高校2年。
女ともとれるような名前だがれっきとした男。
そんな名前をからかうような人もいたけど、
そういうのは中学の時と今の高校に入学して1ヵ月もしないうちにいなくなった。
僕も内心は昔からその名前にコンプレックスは持っていた。
でも、誰もが一度見ただけで女と間違うような
顔立ちと男子の平均よりも背が低いのもあったから
仕方ないとも諦めていた。
しかし、そんな気持ちがあったから今の状況を導いてしまったのかもしれない………。
………………………………
キーンコーンカーンコーン...
午後4時。
どこの学校にでもある放課後を知らせるチャイムが鳴り響く。
とある町の高校に、たった今家に帰ろうとしている2人の生徒がいた。
どうやらその2人は部活にも入っていないようである。
『おーい、夏海ー!帰るぞー!』
『あ!ごめんね啓介!待って〜!』
『まったく、夏海はいつもトロイんだから。
ま、そこがいいんだけどな』
・・・
この背が高く、体格もがっちりとした男子は桜井啓介。
僕の小学校からの親友である。
彼とはずっと小学3年から高校2年の今にいたるまで
9年間同じクラスという奇跡も持っている
その顔立ちも大人びてかつ整った顔立ちは女子からも人気があり、
高校に入ってからはラブレターも届いているみたい。
でも、彼はすべて本人の前できっぱりと断っているらしい。
気になるのは断られたほうだけど、
相手を傷つけずに自分とは合わないことを
はっきりと伝える紳士的な口調に誰もが心を許してしまうみたい。
なぜ彼はプロポーズを断り続けているのだろう。
今だに僕は理解できない。
ともあれ、僕と啓介は小学校で同じクラスになってからずっと一緒に下校している。
しかも、啓介と僕はほぼ近所である。
学校から徒歩で行き、しばらく歩いて僕の家から5件隔てた家が啓介の家。
ということは、
幼稚園や彼と出会う前の小学校2年までずっといたはずなのに僕は彼を知らなかった。
・・・
そして、今日も僕は啓介と一緒に並んで帰っている。
一見すると、僕達はあまりにも身長が不釣り合いなカップルに見えるらしい。
実際は男同士なのに…。
まぁ、そうすると僕が男子の制服を着ているのは変だけど。
午後4時半。あと15分もあれば僕達の家がある住宅街に着く。
そこの角を曲がればもうすぐだ。
『なぁ、夏海』
『ん?なに、啓介?』
『今日も手繋ごうぜ』
『えー、僕達男同士だよ〜』
『もうその言葉は飽きた。
さあ早く』
『うん...』
まあ、普通に見ればカップルが手を繋いでるのはおかしくないわけで。
しかし、僕達の認識は男同士…のはず。
そうして僕らの手はつながれた。
++++++
シュイイイン...
まわりにまばゆいばかりの光が溢れだす
その中心にある僕の姿は明らかに変わっている。
まず、男子としては背が低いほうだったはずの僕の身長は縮んでいき
女子の中でも平均的に見れば背が低くなった。
そして、小振りながらも胸が大きくなり自己主張を始める。
それにともなって髪も伸び、背中まで長くなっていく。
さらに僕の中では股にあるべきはずのものが体の中に押し込まれる感覚。
痛いというわけでもないけど妙な感じ。
シュウウウウウ・・・
++++++
光がうっすらと霧のように消えていく
その光が消えた頃にはさっきよりもアンバランスな男女のカップルがいた。
まず普通の僕が155センチだったのに対して、この姿になると145センチともなる。
反対に啓介は182センチ程の大きな人である。
ただでさえ、身長差が30センチ近いのに40センチともなるとあまりにも差があることこの上ない。
そして僕はどう見ても可愛い女子中学生くらいしか見えないだろう。
基本的な顔のパーツは変わってないけれど、
目はぱっちりと見開いて肌はきめ細かく、触ったら壊れてしまいそうなほど整った顔立ち。
さらにその顔に合わせたとしか思えない長く、さらさらとした髪。
それでいて少しだけど胸も出ている。
総合的に見ればどことなく幼い印象さえある顔に対して、
これから大人になろうとしている体は将来良い体型になることを感じさせる。
それで肉体的には14歳ほどに戻っていて、
初潮も来たばかりの体質みたい。
もっとも、僕が高校を卒業する頃には肉体も実年齢に追い付くらしいけど。
さらに、律儀にも制服は近所の中学校のそれになっている。
『うーん、相変わらず夏海は可愛い!
早くこれが毎朝拝めるようにならないかな〜!』
『そんなことないよ啓介ぇ。
この姿結構恥ずかしいんだから…。
それに、まだずっとこれが固定されるかわからないんだし...。』
『まったく、夏海はぁ。
大して顔は変わってないじゃないか。
大丈夫、おまえは可愛い。
それは揺るぎない真実だ。
お前となら絶対にこれからの困難も乗り越えられる。』
『うぅ…、啓介ありがとう。』
『うわ、泣くな夏海。
よしよし。
ところで、今日も交わろうか?』
『もう!啓介ったら!
最初から僕の体が目当てだったんだね!
僕怒るよ!』
『よっしゃ!元気になった!
やっばり夏海はどんな顔しても可愛いなぁ』
『うぅ…啓介のバカ。
気持ち良くしてよね(ボソ』
『何か言ったか夏海?』
『ううん、なんでもないよ。』
そう、僕は啓介とずっと一緒。
これが幸せだから。
コンセプト
・手を繋ぐことでTS
・親友とは小学校からの仲。
しかも今までクラスもずっと一緒
しかし、引っ越しもせず近所だった彼とは
必然的に幼少の頃から出会っていたはずたが、
その記憶が存在しない。
→彼の家庭事情に謎?
・主人公は何らかのコンプレックスを抱いており、
それがこの体質となる引き金となった
・彼らの学校での反応は2人は仲の良い友達と見られている
しかし、外ではカップルと見られることが多い。
・主人公はTS後の姿を肯定している。
むしろ名前のコンプレックスから離れられるため気に入っている
>>353 あんな微妙なネタをSSにしてくれるとは…ありがとう
360 :
353:2006/06/27(火) 23:17:52 ID:+Zhm0hkx
今までずっとROMるだけで、
SSは今まで書きたいとは思っていたものの、
実際は書けるわけないと思っていたのですが
一度書いてみると結構手が進んでしまいますね
ということで
>>350を見て妄想が膨らんだので
このスレの職人様への支援も含めて一気に書き上げてみました。
駄文&駄レスだったかと思いますがこれが初作品となるので
これくらいだと思ってもらえれば。
身長とかは適当なのでもし間違ってたら脳内変換してくださいm(_ _)m
エロの描写はきついかもしれませんが反応が良かったら
初体験&今後の続編を検討したいと思います
頑張ってくれ!俺の・・・ぶん・・ま・・・で・・・
前お絵かき掲示板で自作のTSもの描いてた人の作品手どこで見れますか?
不覚にも萌えた
乙、がんがれw
>>358 (家庭事情じゃなくて、)TS病だったらアリかな(と思っている)
コピペ
TSF公民館閉鎖のお知らせ
1 名前:管理人 投稿日: 2006/06/28(水) 14:13:31
TSF公民館管理人です。
TSF公民館は当初の役割を終えたと判断し、大変勝手ですが来月一杯をもって
公民館を閉鎖させていただきます。
bbspinkのTS系創作スレッドがある程度落ち着いた流れになっていることや、
TSF支援所が軌道にのっていることなどから、ここでのSSの続編などにつきま
しては上記のようなサイトに発表の場を移してもらえればと思います。
最後のほうは一ヶ月に一度程度の管理者巡回頻度になってしまい、
板住人の皆さんには何かとご不便をおかけしたことをお詫びいたします。
なお、来月まではここはそのまま残しておきますので、お気に入りの作品等は
いまのうちにローカルに保存するなりお願いします
>>358 GJ!幼い僕っ娘にTSする夏海たん(*´Д`*)ハァハァ
強いて気になった所を挙げるなら
・制服まで変わるのは魔法少jy(ry
・+++シュイイインを見ると歯医者を連想してしまう。確かにこの場面ではシュイイインって感じだが
・TS条件の手をつなぐってのは特定の男子?全ての男子?あと戻るには?
文句スマソ
>>318 設定お借りします。(書いてる間に流れが変わった気がするけど)
ちょろちょろ・・・
股間を濡らす感覚にいまだに慣れることが出来ない。
それも当然だろう。つい最近まで「おれ」は男だったんだから。
TS法。その結果としておれは15人のクラス全員の子供を孕むための母体にされた。
そうしておれは慣れ親しんできた男の身体を失い、男たちの精液を流し込まれるための器にされた。
今のおれは大きな瞳と美しい黒髪を持った美少女になっていた。
自分で言うのも嫌になるがかなりのナイスバディだ。
こんな女が目の前にいたら、そして、それを自由にしていいといわれたら。
それだけで大抵の男なら理性を失い、自らの欲望を注ぎ込もうとするだろう。
おれは、それが実現してしまった稀有な例といっていい。
問題は、今のおれが大抵の「男」ではなくなってしまったことだった。
おかげで、それまで色々と妄想の種にしてきたグラマー少女の小便を
間近に見ているにもかかわらずまったく興奮を覚えることはなかった。
これでも心は男のままだから自分が美少女になったのなら自分が即オカズになるのではないか。
理不尽かつ不運なくじに当たった瞬間から処置を施され、実際に自分の身体を見るまでの
わずかな間抱いたそんな希望めいたものは絶望でもって報いられた。
変わり果てた自分の体。これから女としてこの体と一生付き合わなければならない。
男に自分の体を捧げ、その肉棒に貫かれ、精液を流し込まれた体を出産の日まで抱えこまなければならない。
この体をクラス全員が犯し、孕ませることになる。おれは、ひとりでそれに耐えなければならない。
そんな現実を前にすると、手鏡の中の整った顔は瞬く間に曇り、自分の体をつぶさに見ても、
それは自分の絶望を増す材料にしかならなかった。
自分が男に抱かれて、男とのセックスに腰を振り乱す可愛い女の子になった。
それをトイレのたびに刻み付けられるのが何より嫌だった。
終わったあと、紙をちぎり、股間を丁寧に拭く。
すべての女がそうなのかは知らないが、おれの股間は排尿のたびにふとももまでを尿のしずくで濡らしてしまう。
丁寧に拭かなければならず、その間おれの女の部分にもたらされる刺激に耐えなければならない。
沈んだ表情で手を洗い、トイレから出る。そこでハンカチを忘れたことに気づいた。
あわてるおれにさっと出されるハンカチ。驚いて振り向くと、そこに見知った顔がいた。
「ほら、家に忘れてたぞ。まったく女になってもドジは変わんないんだから苦労するぜ」
そこにいたのはおれの兄の敬だった。兄といっても年子で学年は同じ。ついでにいうと同じクラス。
いままでそんな感じで同じような人生を歩んでいたのにこんなところで分かれてしまうとは思わなかった。
兄弟から兄妹になってしまったが、そんなことでいまだに昔と変わらない気軽さで接してくる。
めぐみという名前を付けられたおれのためにいろんな女の子用品を買い揃えてきたことだってあるが、
その気安さからか着替えを覗こうとしたり一緒に風呂に入ろうとか言い出してくるのはやめて欲しいところだ。
「サンキュー」
ついつい昔通りのしゃべり方で返すが、声が女の子の声なのでどうしても違った感じになる。
それでも、敬といるうちは男に戻ったような感じになった。
ハンカチで手を拭くと、早速クラスメートからいつもの「挨拶」が来る。
「俺とどう?よかったら今からでもいいぜ」
いまだに女としての自覚のないおれにとって男からの「お誘い」に乗る気にはならない。
「どうせ全員とヤルことになるんだから、さっさと終わらせようぜ。俺ならそうするけどな」
気軽な発言にうんざりする。クラスは15人、それだけの男たちに犯され、精液を注ぎ込まれる。
さらに、クラスメート「全員の」子供を孕み、産み落とす。その恐怖を想像すらしないことに苛立ちを覚える。
通常人間が妊娠してから出産まで10ヶ月。普通にヤッたところで高校生活の間に3人も産めない。
しかし、このTS法の監視下では違った。子供を孕んだとわかるとすぐに母体を
「強制妊娠施設」へ送り込む。そして10日ほどで元通りになり、もどってくる。
その間どうなったのかは謎に包まれている。
強制的に出産の苦しみを濃縮して産み落とされている。
他の「母体」へ受精卵が移されている。
与太話としか思えないうわさを含めると実に様々なことが語られているが、真実はわからないし知りたくもない。
一つだけいえるのはその施設に送られてからのことがどういう意味でもまっとうなものでなさそうなことだからだ。
あと、帰ってきた「母体」にはどうしたわけか前にもまして女性らしく、人によっては淫乱になってしまうというが、
これについても触れたくない。どれひとつとっても自分がわがこととして体験したくない話ばかりだからだ。
いまだに慣れないスカートの感覚。突き出した胸の重み。それらに注がれる男たちからの視線。
時々、自分がどうしてもしなきゃいけないなら誰とするかと自問自答してみるが、答えは出ない。
隠しても女であることを主張する今の自分の裸を晒して、女として男に犯される。
そんな屈辱的な光景が頭をよぎり、あわてて想像をかき消す。
そんな日々が数日間続いた。
トイレ、風呂、着替え。
女の体を確認させられる行事と、数知れない「お誘い」が繰り返された。
徐々に慣れてきたとはいえ、いまだに男子トイレに入ろうとする自分に赤面しつつも、
自分の中の「男」が健在であるのにどこか安堵する。
自分の全裸にどきまぎすることもなくなり、いつしか男性器の形が思い出しにくくなっていった。
「お誘い」を繰り返す男たちの視線の中に妙なものが混じり始めたのはこの頃だった。
「どうしたんだ。いきなり映画見に行こうなんて」
敬が驚いたように言う。
「この映画、面白いんだって。たまには映画館で見るのも面白いと思うぜ」
本当は、少しいたずらしてみたかったからだ。女っけのない敬がこんな映画なんか見たらどんな顔するか。
今かかっているのは話題の恋愛映画だった。
上映
この体が女の子だからってけして精神まで女性になったわけではない。
話題になるだけあってつい引き込まれたからだ。おれの目に涙が浮かんでいるのも、
気がついたら女性側の心境で映画を見ていたのも、演出のせいだ。そうに違いない。
ふと隣を振り向くと、敬が真剣な面持ちでスクリーンを見つめていた。
その表情に心のどこかでじくりと来るものを感じた。
「意外と面白かったな、やっぱり迫力が違うんだろな」
映画館の中で知らず知らずにこみ上げた感情と頬の火照りを隠そうと必死に男らしさをだして話しかける
「あのな、気持ちはわかるけど、もすこし自然に話してみたらどうだ、
俺は別におまえが女の子言葉で話したって構わないと思ってるんだ。こんなことになったしな。」
ふと映画館で感じた疼きが蘇った。
夕焼けに映る敬の横顔を見て思った。
敬となら、後悔しないかもしれない。
この後、どんなことになるか、自分がどんな風にされてゆくかわからないけど
敬がその最初のひとりなら、その思い出を胸に耐えられそうな気がした。
その日からこっち、おれの中で何かが変わった。
女の子言葉でしゃべることに抵抗がなくなったのだ。
それでも、まだ男に抱かれたいと思うことはないが、とりあえず自分の体に嫌悪感を抱くことはなくなった。
それと平行して、妙な視線が自分をつけていることに気づいた。
一、生徒は母体提供者の同意なく性行為をしてはならない。
一、生徒は母体提供者の要望があれば可能である限りそれに応えなければならない。
一、母体提供者はいかなる要望をも通すことができるが、子を為すことを第一義とし
なければならない。
TS法の3大禁則。これがある限りレイプされることはないと思うが、得体の知れない視線にそれが通用するかはわからない。
妙な恐怖感とともに、一つの決意が浮かんだ。
こんな男どもに抱かれるくらいなら、敬に抱かれてやる。
敬も同じクラス。ヤるのは推奨されても禁止されるいわれなどない。
敬の子供なら、どんなことになっても産んでみたい。
そう思うほどになった。
ことここに至ると行動は早い方がよい。
授業が終わると、早速学校唯一の女子トイレに駆け込んで、スカートのポケットをまさぐる。
今まで見ることも恐ろしかった赤いカプセルがそこにあった。
今改めてみるカプセル。真っ赤なそれは誘惑するような輝きを放っていた。
早速一粒を手に取り、トイレを出る。そろそろ敬が通る頃だ。
敬の姿が見える。幸いひとりだ。
トイレがある階段の陰で潜みながら待つ。
カプセルを飲み、すかさず敬をこの陰に引きずりこんで、ここでヤろう。
TS法の第2禁則からいっても断れるはずはないし、もし断ったとしても、押し倒しても思いを遂げる。
敬の姿が近づいてきた。
一瞬ためらい、決意とともに、カプセルを飲み込む。
すると、唐突に後ろから手が伸びて、おれを乱暴にトイレに引きずりこんだ。
「いけないなぁ、そんなことしちゃ」
その顔に見覚えがあった。同じクラスの鳶上という男。どこか暗い雰囲気と、陰気そうな目をしていた。
その視線は、間違いなく今まで後ろをつきまとってきた視線と同じものだった。
「な、なんだおまえは」
自分を見下ろす冷たい視線に恐怖を覚えながらも必死に強勢を張る
「とぼけちゃこまるよ。敬とヤろうとしてたんだろ。一目でわかるよ」
いやらしい視線にいやらしいセリフ。全身に冷たいものが走った。
「だからどうだっていうんだ。同じクラスだし、お前にどうこう言われる筋合いはな…あ…」
突然腰から火がついたような疼きが襲い掛かった。
ガクガクと震えながらその場にへたり込む。全身が熱を帯びたように火照り始めた。
「そろそろ薬が効いてきたみたいだね。忘れたかい?TS法第3禁則
−母体提供者はいかなる要望をも通すことができるが、子を為すことを第一義としなければならない。−
つまり、キミが誰とするかはキミの意思にゆだねられるけど、敬とだけはそれが許されない。
実の兄妹同士での性交が出産にどんな影響を与えるか聞いたことくらいはあるだろう」
「・・・んっ・・・んんっ」
もう、話を冷静に聞くことが出来ない。股間から卑猥な痒みと性感が襲い掛かり、
それをまぎらそうと太腿をすりあわせ、あえぎ声を口をふさいでこらえるのが精一杯だった。
熟した桃のような腰からはとめどなく甘美な液体がこぼれる。はじめて味わう性交の衝動に理性が破壊され始める。
「・・・で、残念ながらキミの第一志望である敬は候補から除かれる。
そこで、僕がキミの処女をいただきに上がったというわけだよ」
(誰が・・・おまえなんか・・)
声にならない。必死で燃え上がる情動をこらえながら、鳶上をにらみつける。
「どうやら、キミは僕を受け入れたくないようだが、これを見てもそういい続けられるかね?」
おもむろにズボンを下ろす鳶上。そこから隆々と勃起した肉棒がそそり立つ。
「・・・・・・ゴクリ・・・」
久しく忘れていたペニス。それを見た瞬間、カプセルでとろけきったおれの理性は破壊された。
「おねがい、そのおちんちんを・・・あたしの中に入れてぇ・・・」
そのセリフで理性を取り戻し、あわてて口をふさぐも、中から薬の力でこみ上げてくる
メスの情念はふたたびおれの「男」を木っ端みじんに粉砕し、おれ…あたしの心をオンナへと塗りかえてゆく。
意識は朦朧とする。
「これで交渉成立。では、お言葉に甘えて」
へたりこんだあたしの腰を上げて、子供におしっこをさせるような体勢に導く。
わずかに残った意識の中ではじめて女の子としておしっこをした日の羞恥が蘇る。
もう、どろどろに蕩けているあたしの神秘。それを覆うグショグショに濡れた下着を引き剥がし、
鳶上は充血するクリトリスに舌を這わせる。
「あん・・・」
もう隠れもないあえぎ声を出す。女の神秘をやさしく蹂躙される官能に体が浸される。
舌でクリトリスや蟻の門渡りを嘗め回される一方で、指を使って秘裂をほぐしてゆく。
「あン・・・・はぁ・・ん・いく・・・いくぅ!」
刹那、きゅっと膣がしまった感覚とともにびゅうびゅうと股間から潮を吹く。
意識が真っ白に飛んでゆく。イッてしまったのだ。挿れられることなく。
「さて、遊びすぎたかな。そろそろ本番にいかせてもらうよ」
朦朧とした意識とともにおれの意識が顔を出す
「・・・いやだ・・・」
そう叫びたかったが、もはや体に力が入らない。
おれの両足を開かせて、男のモノを股間に押し付ける。
おぼろげな視界のなかに薄い繊毛で護られた秘裂が男のごつごつした腰とおぞましいペニスに割り込まれるのが見えた。
「は・・・はぁぁぁぁん」
絶叫を上げてしまう。痛みなどまったく感じない。それどころか今まで感じたこともないような性感に全身が悶え狂う。
挿入感と異物感に、男の心が悲鳴を上げるが、それを上書きするような悦楽がそれを押し流す。
男のペニスを受け入れたあとは、あっという間だった。
ずっ、ずっと繰り返されるグラインドに増幅されたメスの感情が「おれ」の抵抗や意地をあっけなく洗い流し、
「あたし」を一匹のペニスを欲しがる淫乱な少女へと体と心を堕としていった。
「あっ・・・はぁん・・・ぁ・・・あん・・・あん・・・また、また来る」
初めてであるにもかかわらず激しく腰を振り乱し、両手で豊かな胸をもみしだく。
邪魔になったブラジャーは上着とともに脱ぎ捨てる。
喘ぎ声と突き上げるペニスの衝撃が自分をただの淫乱な少女に堕としてゆく。
そのままメスの快感の坂を全力で駆け上り・・・
「あぁん・・・また・・・いくぅ!」
それとともに奥まで突っ込まれたペニスから子宮へと精液が迸るのを感じる。
そのままあたしもイッてしまう。膣の律動がペニスからより一層の精液を搾り取ろうとする。
ペニスが抜き取られ、股間からどろりと白い液体がこぼれる。
ペニスからは白い液体とあたしの愛液が滴っていた。
ぐったりするあたしはもう「おれ」じゃなくなっていた。
気がついたとき、鳶上はいなくなっていた。
ひとり服をただし、立ち上がる。スカートは白い液体だらけだった。
夕暮れのトイレから人目を気にしながら教室にはいり、体操服に着替え、家に帰る。
外はすっかり雨だった。傘を持たずに走り去るあたし。
もう、男には戻れない。あたしはあのいやらしい視線をした鳶上にオンナにされてしまった。
鳶上の下に組み伏されて、オンナの体に溺れてしまった。
処女喪失、そして、下腹部の違和感、そして・・・いまだにじゅくじゅくする股間が語る運命・・・妊娠・・・
あたしの目からとめどなく涙がこぼれた。
アナザーストーリーキター!
一人称も自然に遷移してていいかんじ
376 :
353:2006/06/28(水) 21:56:24 ID:P4lwf1Jf
ただ今続編を執筆しております。
もうしばらくお待ちください。
しかし設定がまだ確定したわけではないので変わる可能性が高いです。
なのでどんどん意見を取り入れて良い作品としていきたいと
思っていますのでどしどし批判要望お願いします
>>359 ありがとうございます
こちらもこれを期にどんどん書き込んでいきたいと思っております
>>363 おう!?
>>364 そうですね、自分としてもダークな話やグダグダした雰囲気は好きではないので
この際原因がさっぱりしていたほうがいいかもしれませんね
続編はTS病前提に書いていますがもし設定を変えるのに批判があればお願いします。
昨日の話はあくまでイメージであり、本編はこれからと思っていただければ。
>>366 うーん、そう言われれば確かにそう思う
・制服→そうですね、自分でもおかしいかもと思う。
理想の姿にTS=体系や風貌のみに絞るか考え中
・効果音→消すor別の物にするか検討しないと。
歯医者を想像させるのはまずいなぁ
TS条件→全ての男子の方向で。
ただし親や先生などの熟年世代は除く方向です
あくまで同年代の人限定です
元に戻る条件は、時間制限もしくは睡眠を取るかで考えています
今のところはこういう感じです
今日はとりあえず独自に決めた設定で行こうと思います。
批判があったときは、修正を加えて後々に再投下する方向です。
(容量オーバーでスレが落ちてしまった時はどうしよう…)
>>357 (厳密には続きというよりも
第1話に近いのだけど一応)
僕がこうなったのは中学に入って間もない頃、
また啓介と同じクラスになれて喜んでいた時だった
入学式から一週間程が過ぎ、学校の授業にも慣れてきた時期にそれは起こった
学校が終わって啓介と一緒に下校しながら
「部活どうする?」
なんて話をしていると
『うっ……』
急に体に妙な感覚が走った
『どうした夏海!』
『何だか体が熱い』
『大丈夫か。
最近は結構慌ただしかったからな。
疲れてるんだろう。
ほら、手を貸してみ。』
と言って僕を支えようとしたみたい
でもね、その親切がこの出来事の引き金になるなんて思っても見なかった...。
『うん、ありがとね』
僕はその心配りに答えようと啓介の手と僕の手を合わせたその時、
+++++
眩しい光が辺りを包んだ
『な、何だこりゃああぁ』
『え、何これぇ』
『おい、夏海...お前の体…』
『なにぃ、啓介ぇ…
か、体が熱いよぉ...』
『な、夏海大丈夫か。』
『い、いやああぁぁぁぁ』
さらさらさら
+++++
378 :
↑353:2006/06/28(水) 22:24:11 ID:P4lwf1Jf
その光が途切れる頃、そこにいた僕の姿は以前の僕じゃなかった
前から女顔だったのは認めるけどここにいたのは
男の僕が見ても可愛く、華奢な女の子になっていた
そして、あれから僕達は啓介の家でなぜこうなったのかを話し合っていた
『で、どうしてこうなったんだろう』
『わかんない...けどここまで変わるなんて』
『不思議だよなぁ、だって男が女になるなんて漫画とかでしか聞いたことないぞ』
『でも親に知られずに生活するのは難しいし、
言ってしまったほうが楽じゃないか。
お前の母さんならわかってくれるだろう』
啓介の両親は共働きなので帰りは遅い。
このままそれぞれの家に帰っても気になるし、
ならこれからの事を話し合ったほうが
いいんじゃないかということでこうしている
『しっかしますます可愛くなったなお前』
いきなり胸を触られた
『ひゃん!
何するの啓介ったら』
ちなみに、あれから啓介の家に向かう途中で制服越しに股を触ってみたけど、
そこにはつるりとした感触だけで何もなかった。
代わりに、ちょっとばかり膨らんだ胸があったのだった。
『改めてこうして見ると、本当に女になったんだな』
『うぅ、僕は...男でいたい』
『夏海、泣くな。きっと戻れるから。
今日のところは帰ったほうがいい』
『えーんごめんね啓介』
『じゃあまた明日な』
379 :
353:2006/06/28(水) 22:25:35 ID:P4lwf1Jf
夏海家
『ただいま〜』
『お帰り夏海、遅かったわね。
また啓介君と遊んでたの?
え゙? 』
居間から出てきた母さんが驚きを持った目で僕を見ている。
『あ、あのどちらのお穣ちゃん?』
『ぼ、僕だよ〜。夏海だよ。』
『確かに顔は似てるけど…
ちょっとバックを見せて』
『う、うん』
そして慣れた手つきで生徒手帳を探す
じーっと僕と手帳を見比べている
『ね、ねぇ。本当に夏海よね』
『うん...誕生日は6月4日。
虫は大嫌い。
好きなものはショートケーキ。』
『うん、間違いないわ。』(それでいいんだ…)
ギュ。
いきなり抱き締められた。『いやーん可愛い!
今までも可愛かったけどこんなになるなんて!』
『ちょ、母さん苦しいよ』
『でもどうしたのこの身体。
まさか私を驚かせようと忍者ごっこ?』
『ち、違うよ。実は…』
僕は母さんに
・いつものように啓介と下校していたら体が急に熱くなったこと
・倒れそうになった僕を啓介が手を掴んで支えようとしてくれたこと
・しかしその直後に僕は光に包まれて、気が付いたらこの姿になっていたこと
を順番に説明した
すると母さんは
『うーん、それはTS病ね。』
『てぃーえす…病?』
『そう。ふとしたきっかけで男の子が女の子になる病気の事。
でも服装まで変わるなんて聞いたことないわね。』
『そうなんだ。
…でもどうして母さんそんなこと知ってるの。』
『え?まぁそれはいろいろ情報収集してるからね』
『でも僕はこれからどうすれば...。』
『そうね…。じゃ明日病院に行くわよ。
もちろん啓介くんも一緒にね。』
『えぇ〜。』
380 :
353:2006/06/28(水) 22:26:26 ID:P4lwf1Jf
それで僕はこれからお風呂に入ろうとしている。
もちろん僕だって男だから女子の裸に興味がないわけがない。
けど初めて見るそれが自分の体だなんて思っても見なかった。
脱衣所でどきどきしながら制服を脱いでいく。
上の服を脱ぎ終えたとき、鏡越しに見える僕の姿は
顔を赤らめながらブラをしている小さな女の子。
それが自分だと欲情を抑えながら
慣れないブラを外すことに戸惑い、下も脱いでいく。
数分後にそこにいたのは一糸まとわぬ姿で
顔をトマトのように赤くした美少女だった。
『す、すごい。これが僕なんだ』
無意識に僕は手を胸に当ててその感触を確かめようとした。
『きゃっ』
自分でもびっくりするほどの甲高い声で悲鳴を上げてしまった
家族に気付かれたかと思ったけどどうやら大丈夫だったみたい
今度はゆっくりと、声を押し殺して片方の胸を揉んでみる
『うっ、はぁはぁ』
体が火照ってきた
それと同時に何かお腹のあたりが物足りない印象を受けた
こんなことしちゃいけないと精神がストップをかけるが、
男としての本能がそれを上回る快感を得たいと訴える
『あっああぁぁぁ』
さらに揉むスピードを上げて刺激を与える
そしてその攻撃もいつのまにか両方の手で2つの丘を揉みしだいていた
『や、やだきもちいい
う、ううん』
そろそろ限界が近いらしい
ますますスパートをかける
『きゃ、ああぁぁぁ』
目の前が真っ白になり、何も考えられなくなる
そして僕は脱衣所で倒れた
381 :
353:2006/06/28(水) 22:27:16 ID:P4lwf1Jf
………
目を覚まして、今自分がどこにいるのかわからなくなり周りを見回す
そこはさっきと何も変わっていない脱衣所だった
何分気を失っていたのかはわからないが
どうにか家族にはばれずに済んだようだ
ふと漏らしたような感覚に気付き、自分の股間を見る
そこは濡れていた
その液体は足を伝って床に落ち、天井の明かりと相まってきらきらと光っている
それを見て僕はさっきまで何をしていたのかを思い出し、急激な自己嫌悪に襲われた。
しかし、本当に胸の快感だけでいってしまった事に
自分が女になってしまった事を実感する。
ふと顔を上げれば鏡の向こうで快感の涙で線の後ができた少女
その姿はあまりにも可憐で、抱き締めて守ってやりたいと思っても
それが自分であり不可能なのである
『何バカな事してるんだろ。
早くお風呂に入ろう』
と無理矢理自分を抑えて、まずシャワーを浴びることにした。
『ふぅ、気持ちいい』
火照った体を冷やすため少し温度をぬるめに設定しておいて正解だった。
この体はほぼ全てが変わっているらしく、肌もきめ細かくなっていた。
その肌にあたるシャワーはくすぐったくもあり、気持ちも良かった。
自分で触っても見たけど、すべすべしてまるで石けんのようだった
その感触を一通り楽しんでから、やはり体も洗っておいたほうが良いかと思った。
さっきまでの事もあるし、家族に知られたらまずいことになるのは間違いない
382 :
353:2006/06/28(水) 22:28:10 ID:P4lwf1Jf
そして今、僕は男の時とは違うデリケートな肌に戸惑いながら体を洗っていた。
男の時は少し力を入れて洗うくらいの方がきれいになると思っていた。
しかし今は肌が弱いのか、以前と同じ力加減で
タオルをこすると痛みを感じる。
こすった場所を見れば爪でかかれたかのように赤くなっていた。
そんなこんなで上半身を洗うだけで数十分かかった気がする。
前は5分もかからなかったのに…。
そして次は下半身に移る
そう意識すると見たこともない女性の神秘に
僕はまた興奮してきてしまった
僕は別に俗に言うAVとか雑誌なんて見たこともなかったし、
道端に捨てられたアダルト雑誌も別に興味なんてなかった
今考えると僕はかなり奥手だったのだろう
啓介以外の友人の話を前聞いた時、
よく道端に落ちていた雑誌を拾って見たりとかしてたらしい
その時の僕は「ふーん」くらいしか聞いてなかった
しかし、目の前にあるとなると今まで興味がなかったものでも
気になり出すものだ
お腹のあたりを洗ってから、だんだんとタオルを下げていく
普通に目線を下げただけでは普段見えない部分は洗えないので、
次第に前かがみの状態になる
383 :
353:2006/06/28(水) 22:29:18 ID:P4lwf1Jf
そして頭がお腹と平行になったところで、タオルの動きを止めてみる
そして視線を足の付け根あたりに集中する
『うわぁ…。本当にないんだ』
そこには、案の定というべきか
やはり僕が男としての唯一な証明となるものがなくなっていた
代わりに、その場所には平らなものにカッターを入れたように
ひっそりと割れ目が存在していた
その周りを、産毛のように細い毛が包み込んでいたのだった
『こんなところに男の物が入るんだ...。』
自分もその男の子だったのに今は
それを受け入れる存在になってしまったことに悲しみを覚えた
『おっと、洗わないと』
さっき蜜を流して、いってしまったことを思い出して
今自分が体を洗っていたことを思い出す
そーっとその割れ目の周囲にタオルを当てていく
そしてこすろうとしたとき
『ぅん!あぁっ!!』
また高い声を出してしまった。
できるだけ力を抑えたつもりだったのにそれでもまだ強かったようだ
『はぁはぁ…でも良かったかも...』
そしてまたタオルを当ててスッとこすってみる
『やあぁっ!!
き、気持ちいい』
気付けばまた粘液のようなものが分泌されて足を伝って流れていく
『い、いいよね。
どうせばれないし。』
今度は直接指を使ってそっと割れ目を撫で上げる
『ひいぃぃん!!!』
快感をさらに得ようと指を一本穴の中へ差し込んでみる
くちゅり
変な音がした
『ああっ!何これぇ』
いい、最高これ
その指を動かしてみると
『ああっ、ふっ、僕、な..に..を。こんなこと...いけないのに』
思考が定まらないと同時に目の前がぼやけてきた
限界が近いのだろう
さらに指の動きを早める
『ああぁぁぁぁっ..!!!』
視界がフェードアウトした
384 :
294:2006/06/28(水) 22:29:25 ID:8EeRZglW
良い具合に賑わいが出てきた気がしないでもない
住民にウザがられない程度にちょこちょこネタを出させていただきたく早漏
385 :
353:2006/06/28(水) 22:29:57 ID:P4lwf1Jf
……………しばらくして
『またやっちゃった』
体を洗うつもりだったのに
さっきよりも汚れてしまった自分の体を見て
激しい自責の念に晒された
『ああっ、もう早く洗おう』
その後は火照った体を冷やすつもりで浴室の窓を開けて
手早く洗ってしまった
浴槽も10分くらいしか浸からないで早く上がってしまった
上がると母に
『ずいぶん遅かったわね』
と言われたけど
『体を洗うのに時間かかっちゃって』
と言って逃げるようにして自分の部屋のベットに潜り込んだ
まぁ事実だし。
間違いは言ってなかったと思う。
しかし、部屋に行く直前に
母が「ふふ、可愛かったわよ。夏海のオナニー。」と言ったのは
幸いというべきか僕の耳に届かなかったのであった
386 :
353:2006/06/28(水) 22:34:02 ID:P4lwf1Jf
以上です
とりあえず指摘された点を修正して暫定的に投下してみました
いかがだったでしょうか
>>367 GJ!
ごめん、気づかずに間に入ってしまったorz
>>353氏
またまたGJ!
質問に答えていただきありがとうございます
しかし、この書き手急増は一体…
ここ数日来てなかったが、一体なんだこの騒ぎは!?
レス数120とか正直ビビったw
390 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/29(木) 03:03:16 ID:16sSzst3
職人さん達GJ
急にピタッッと止まったな
待ちに待ってるのだよ。
>>338 遅レス
いつの間にか地球上は女同士の性行為でしか子供が生まれなくなり
全ての男を皆TSする。
こんな能力を持つ主人公の話を考えてみた。
「対象二人(自分でも可)のプロフィールのデータを入れ替える事が出来る。」
例えば
・A プロフィール:性別/女 性格/おとなしい 胸囲/80cm 感度/敏感
・B プロフィール:性別/男 性格/活発 胸囲/50cm 感度/鈍感
っていう二人の人間がいたら、その「性格の部分だけすり替える」とか「性別だけすり替える」などが出来る。
うーん、あんま面白くなりそうにないですかね?
精神とっかえの方がさっぱりしてていいかも
>>394 際限のない遊び
って題の小説でプロフィール入れ替えたり
脳を入れ替えたりしてたな。
題でぐぐってくれ。
397 :
TS法:2006/07/01(土) 00:36:53 ID:qjWo4Mvi
俺は、松田と約束をした。
「あのさ、協力……しない? あ、いやならいいんだけど」
初めて体育で更衣室を使ったときのこと。二人きりになったことで、いつも以上に饒
舌だった。
「協力?」
「あの、僕たち女の子になったじゃない。環境とかが変わっていろいろ大変だと思う
んだ。だから……助け合えないかな、って」
気の弱い松田が誰かに提案することなんて聞いたことがない。よく見ると膝が大笑
いしていた。今、松田は極度に緊張している。並大抵の勇気じゃないことがわかる。
ここでNOと答えてしまえば、以降話をすることもなくなるだろう。
考える。
「そうだな。お互い何も知らなさ過ぎる」
女になってしまって、それだけで済む話じゃない。俺は女の生活について何も知
らない。知る必要があるが、情報源がない。そんな打算が働いた。
YESの答えにぱあっと眩しいくらいに松田の顔が輝いた。これだけで男を落とせそ
うな極上の笑顔。去年俺は松田と同じクラスだったが、ここまで明るかった姿を見た
記憶がない。
俺は松田にとって仲間だと思える人間なのだ。同じ境遇という理由で、俺に完全に
心を開いている。ただし、自身の意思で開いたわけじゃない。第三者の手によって開
かされた──その結果の代償ある笑顔。
「じゃあ、これから、よろしく!」
「ああ」
握手を交わす。松田の手は汗ばんでいたが、柔らかく暖かかった。……多分俺の手
も相手にそう伝わっているはずだ。松田は顔を赤らめていた。抱きついてやろうかと
も思ったが、やめておいた。
こうして俺と松田は約束した──お互い、助け合う、と。
*******
398 :
TS法:2006/07/01(土) 00:37:48 ID:qjWo4Mvi
今日は朝から隣のクラスの様子がおかしかった。ざわついている。あの事件以降
学校は静かなものだったが、今日はなにかが違う。
あの事件から俺は松田に会ってない。俺が避けているわけじゃない。今のところ俺
から相談するようなことも用事もなく、会いに行く理由も口実もなかったからだ。
何かあれば言ってくるのは松田のほうからだと俺は確信していた。
“お誘い”もなく、軽口も雑談も少なくなり、自然と俺はクラスから浮いていた。
あれからこんな調子だ。何か隅で内緒話をしているようだが、俺のことを噂している
に違いなかった。
昼休みになって、途端に隣のクラスからざわつきが消えた。
嫌な予感がした。直感的なもので、何か根拠があるわけじゃない。だが、嫌な予感
がする。
昼食のパンも喉を通らず、ペットボトルのお茶も水以上がしなかった。
いてもたってもいられなくなり、俺は教室を飛び出す。何かあてがあったわけじゃ
ない。この胸にわだかまった“何か”を晴らすには原因を突き止めて解明するしかな
い、それだけを考えて。
学校中を巡って、そこだけが残った。その場所には近づきたくなかった。記憶を呼
び起こしたくなかった。“事件”のことは。
「ん? お前も加わりにきてくれたのか?」
踊り場に上がった俺の姿を見つけた男が野卑た言葉を投げかけてくる。そんなこと
より心を驚かせたのは──
「んッ、あッ、どうして、あん、ここに…」
全裸で犯されている松田の姿だった。
「なんで、こんなことを──」
しているのかわからない。
「だって、君がここでレイプされたって聞いて……でも、ぼくは何もできなくて……。
だったら……だったら、ぼくも、この場所で、初めてを終わらそうって……。約束……
守れなかったから……。」
──約束。
あの約束は、お互いに助け合う。俺自身そんな大それたことはできないと思っていた。
これまで何をしたかといえば一緒に下着を買いに行ったくらいだ。俺にしてみれば
その程度の“助け”だった。しかし、松田はこともあろうにレイプ事件すら約束の範囲内
におさめてしまった。その罪悪感からこうして同じ場所で性行為している。俺の許し
を得るために。
399 :
TS法:2006/07/01(土) 00:38:27 ID:qjWo4Mvi
隅に脱ぎ捨てられた制服の上に、銀色のピルケースと、赤いカプセルが散らばっていた。
「……使ったのか、あれを」
「うんっ、これ、すごいよ……。さっき初めて入れられたときも、全然痛くなくて……
それどころか、すごく、気持ちいいの。おま○こだけじゃなくて、おっぱいもだよ」
紅潮し汗ばんだ肌。熱い息を吐き、まるで女のように喘いでいる。
松田は“要請”してしまったのだ。俺になんの相談もなく。朝からざわついていた
のはそのせいだと思い至る。宣言したのだろう、誰か自分とセックスしてくれと。
「ほんとう、は……、薬なんか使わなくて、しようと、思ったんだけどね……。先っぽ
を入れられただけで、痛さで、どうにか、なりそう……だったから。これでも……
許して、くれる?」
途切れ途切れの告白と謝罪。あの事件のことで俺から松田に何か言う必要はないと
思っていた。レイプは誰の予想にもなかったことだ。だから俺にも松田にも責任は問え
ない。しかし、松田は責任を感じてしまった。松田は俺が来るのを待っていたのだ。
そして俺が誤解をといてくれると思っていた。
結果的に俺は会わなかった。松田は会わなかったことを自分が約束を守れず裏切っ
てしまったせいだと勝手に思い込んでしまった。
この学校という狭い世界の中で、一人しかいない母体提供者という仲間を裏切り、
独りになってしまったら──
松田にとってそれは耐え難いことだったんだろう。だから“こんなこと”になって
いる。
ポケットから銀色のピルケースを取り出す。開ける。
約束も仲間も形だけだと思っていた。だが、俺の行動はそれを否定した。俺にとっ
ても松田は唯一無二の仲間だったのだ。
赤いカプセルを取り出す。飲み込む。
だから、償いをしなければならない。俺には誤解をとかなかった非がある。
階段の下にたむろしていたうちからクラスメイトというだけの基準で一人選ぶ。
「お願い、俺──私とセックスして」
選ばれたそいつは信じられないものでも見たような顔をして呆けていた。
これでいい。言葉遣いも変え、今は松田の目の前で同じように女として喘いでいれ
ばいい。俺にできることといえばそれくらいだ。
制服を脱いで下着姿になる。薬が効いてきたのか、何もしないうちからブラジャー
の下で乳首はピンと立ち、ショーツは秘部を中心に湿っていた。身体が、頭が熱っぽい。
「好きにして、いいから」
男のケモノを解放させる。
男は胸にむしゃぶりついてきた。勢いが俺にたたらを踏ませる。ブラジャーの上か
らでもお構いなしに乳首を吸われ、もう片方は鷲掴みにされた。痛みを感じるはずの
行為を、俺の身体は快感と判断した。
ブラジャーが取り外され、じかに攻められる。愛撫とはいえない激しさ。掴まれ、
揉まれ、押し潰され──ありとあらゆる形に乳房が姿を変える。乳首とその周りは
特に敏感だった。付近の神経に電流でも流されているように痺れた。痺れの余波は
秘部まで至り、触らなくてもショーツが濡れていることがわかる。
やがて男の指が秘部に到達する。
400 :
TS法:2006/07/01(土) 00:39:32 ID:qjWo4Mvi
「すごい、濡れてる……」
言われなくてもわかっている。
「脱がして……」
早くそこに触れてほしくて、わざと煽るようなことを言った。足を持ち上げられ、
見せつけられるようにショーツを脱がされる。半透明の液体がショーツとの間に橋を
かけた。
男のペニスは何もしないうちから限界に近かった。先走りで先端はぬめり、少しの
衝撃で射精してしまいそうなほど勃起していた。
俺は自分から股を開く。俺も我慢できない。挿入れられたくてうずうずしている。
秘部はひくひくしている。挿入れられなければきっと発狂してしまう。
「はやく、来て──ん、は、ああああああああ!!!」
だから、挿入れられたとき、それだけでイってしまった。それによる締め付けで男
のほうもイったようだった。熱い液体が俺の中に注ぎ込まれている。
「ご、ごめん! あんまり気持ちよくて我慢できなかった……」
それは俺も同じだ。気まずそうにペニスを引き抜こうとする男の腰を両足で挟み、
逃げられなくする。
「お願い、もっと欲しいの……」
勢いの失せた男のペニスが俺の膣内で硬さと大きさを取り戻すのがはっきり伝わっ
てきた。さっきよりも強く腰を打ち付けられる。一突きごとに軽くイく。快感が奔流
となって俺の身体を蹂躙する。
自分の中に別のものが入り込む感覚。中にあるだけで気持ちいい。さっきイったば
かりだというのに、もう次を求めている。快感に果てがない。
「いいッ、いいよぉ! もっと激しく、あふッ、突いてぇ!」
果てがないから、少しでも果てに近づこうとする。矛盾を抱えながら女のように
喘いで。ケモノのように貪って。
「だめ、またッ、イっちゃう──やああああああああ!!」
俺がイって、二度目の射精があっても、俺は逃さなかった。まだ足りない。
『イイッ! おま○こイイ! もっと深くぅ!』
隣にもう一匹ケモノがいた。その声が俺をも高める。さっき感じたばかりの頂点が
今は底辺になっていた。あふれんばかりの精液を身に受けて、まだ続きを求める。
後ろから抱きかかえられるように挿入れられる。ペニスが奥深くまで突き刺さり、
俺は快感に悲鳴をあげる。男の荒い息が首筋をくすぐる。それさえ身体を熱くする。
俺の二つの乳房を支えにして男が下から突き上げる。繋がっているところから
ぐちゅぐちゅ音がする。
挿入と抽出。単純な繰り返しが、俺からセックス以外のことを考えられなくしてし
まう。このままずっと繋がっていたい。このまま快感に身を委ねていたい。
「んはぁッ! あッ、あッ、あッ、あん 胸、もっと、いじってぇ……!」
俺の要望に男は応えてくれる。デタラメに揉みしだく。ピストン運動のピッチが上
がる。直後の3度目の射精。
「ふあああああああああああ!!!」
イって真っ白になった視界の先で、ほぼ同時にイっていた松田の姿を見たような気
がした。
401 :
TS法:2006/07/01(土) 00:43:06 ID:qjWo4Mvi
******
「本当に無茶するな。俺に相談なく勝手に始めるとか」
「ごめん。でも、あのときはああするしかないって思ってたから……」
第一回目の“要請”直後の更衣室。精液、汗、愛液にまみれた俺たちはシャワーを
浴び、身支度を整えていた。
「本当のことを言うとね、来てくれたとき、すごく嬉しかった。……心細かったから」
うつむきながら微笑む。
「じゃあ改めて約束しようか。もうこんなことがないようにな」
「うん!」
本当の約束を結ぶ。
──あらゆる意味で、お互いがお互いを助け合う、と。
gj!
>>338 俺が考えていた結末はその中にはないですね
TS法にそのまま乗っかっていく感じなので
純愛ルート→一緒に逃げよう→捕まって施設行き&彼氏あぼん
みたいな感じになりそうなので、純愛はたぶん無理w
>>367 アナザーストーリーktkr!
回収中に気づいたんだけど、TS法は2本とも主人公の名前がないのね。
>397
すげーいいよ!!
自ら体を開く、悲壮感漂う決意がいい!
>>401 これは強姦した男が同じ被害にあっていない点で不公平だな。
ホモにレイプされればオチがつくんではないかな。
ううむ、書きはじめたはいいが『強制』になってねぇ。
難しいもんだなぁ……。
>408
漏れが初めてスレで書き始めたときもそんなもんだったさ……。
きにするな。頭の隅にいつも「強制」をおいてれば、そのうちなんとかなるもんさ。
可逆変化じゃなきゃ何でもありっぽいぞ。気にするな。
>>409 今の慎シリーズも良いですが、私的には滝田鈴シリーズの続編もお願いしたく。
新婚夫婦の性器が入れ替わる話をネット上で以前読んだのですが
最近探しても見つかりません
どなたかご存知ありませんか?
413 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 19:52:11 ID:8PpE1ucN
>>294 1ヶ月ぶりに戻ってきたらすごいネタだな
実はしばらく前から新作のネタ作りしてたんだけど、同じような設定考えてた
と言ってもネタ的には似てるけど中身は正反対で
・人口減少/少子化対策
・学級崩壊/学力低下
・国際競争力向上
この3つが近いうちに問題になると言う設定で、生まれてからすぐに親元を離れ
完全隔離型寄宿生活をする世界なんだけど、ここに絡んでくるのは人権より国家目標って部分で
1:12歳まで完全男女隔離生活
2:12歳以降は学年で上の異なる性別から性開発授業
3:15歳までに完全に仕込まれた上で男女共学学級に押し込まれる、このとき必ず女子が少なくなる設定
4:ペアリングが積極的に行われ売れ残った男子の半数が強制TSされてペアリング
で、ある程度この制度が進むと自然にどっちかの性別へと偏り始める、しかも性開発を仕込まれる以上は
嫌でも男の数は増えるので美少女増強の意味から美男子選抜の強制TSが15歳までに行われる
まぁ、そんな感じで2段階強制TSが待ち受ける訳だ
そしてペアリング後18歳〜22歳までに2子設ける事が義務になり、2子出来た時点で『卒業』となる
それを延々と繰り返す恐ろしい世界なんてどう?
>>413 >>294とは別人だが、かなりいい世界観では?
そんな中で純愛に走るも、鬼畜男子に精神崩壊させられるのもあり。
個人的には、寄宿舎から逃げ出したTS男子が
外のスラム街かどこかでリンカーンされるとウレシス。
国家方針で妊娠が奨励されるので法にも触れない鬼畜展開・・・。
もう別の話になっちまうなw
まあ、男を女に変えれば子宮が増えて出産も増えるというのは
理にはかなっていると言えなくも無いしな
人工子宮作ればいいんじゃね?ってのは抜きにして
TS薬が人工子宮よりも安全で安価ならおk
たとえば、人工子宮なり体外成長なりで明らかに不具合の多い人間が育ってしまうとか・・・
でも、その場合TS後の遺伝子によるジェンダー整合性とかが出てくるか・・・
ま、物語なんだし、いいんでね?
>>415 > まあ、男を女に変えれば子宮が増えて出産も増えるというのは
もてない男は自らの意思でTSして子供を生むしか、子孫を残す方法が無くなる。
とやると、強制じゃなくなるな・・・
「この人工子宮の調達価格は一基あたり1億8千万円。年間維持費はおよそ200万円です。
一方このTS薬は、一人分の調達価格750円。国民のみなさんが何より望んだのは
『効率的な税金の使い方』だったはずですよね?」
政府の担当者は、こう言って笑った。
黒くて最高だな
>>419 そして、先ほどからチラチラと時計を気にしながら所在無げに視線を泳がせている女性(きっとこの人も元は男性だったのだろう)は
何かを思い出したかのように相槌を打った、『現段階では調達価格750円ですが…あ、これは消費税込みの値段ですが…』
そこまで言って女性はやや暖まった冷茶を少し飲んで続けた、『法制度の整備や社会情勢の変化により生産数が増えますと、単価の引き下げにもつながります…』
ここではダークサイドが好みなのか。
林間物でも書いてみようかな。
750円より競売開始。
780円ノ
>>413 おおむね面白そうなんだけど「しかも性開発を仕込まれる以上は
嫌でも男の数は増えるので」のくだりが良くわからなかった。誰か説明してくれないか? orz
自然出産では大抵男女比は1:1。そこに男からTSしてくる奴が加わるから女のほうが多くならないか?
>>422 まってる。
男なんて十人に一人いれば十分だからどんどんTSさせちまおうぜヒャッハァー!!
ってことだろ?
426 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 09:23:46 ID:5H4KSxDK
いっそ
>>294と
>>413を連結しちゃえば?
TS法で生まれてきた子供が隔離されて育てられるとかw
>>424 一番原始的な「生み分け」の方法て奴じゃね?
完全にいってる状態で受精着床すると約80%の可能性で♂になるってやつ
427 :
424:2006/07/04(火) 13:03:39 ID:ws4YBI0u
>>426 なるほど、そういう産み分け方があるのか。
初耳だった。d
その後、自分で考えたのは某国みたいに
子供は一人→女の子だと老後が心配→男の子じゃないと中絶
な流れかとも思ってた。
あれじゃね?オゾン層破壊による宇宙線放射増加のために遺伝子レベルでうんたらかんたらとか
まぁ何の理由なしに目が覚めたら――でもいいよ。
>>426 この設定素敵だ!とばかりに出来心でザクザクと書いてみたんだけど・・・
無駄に長ったらしい物が出来ちゃった・・・ 読んでみる?
きくまでも なかろうよ!
うp汁。
すいません、先に謝っておきます、文章を短くまとめる才能はからっきしなもので・・・
んじゃ、行きます
「話を聞いていますか?」
その人物…橋本と名乗った厚生省の若い役人はやや疲れた表情をしてそう言った。
無理もない、この人は今日一日だけで28人の少年に同じ事を言っているのだ、そして俺はその29人目なんだろう。
なにか酷く悪い夢でも見ているような…いや、むしろそう信じたいのだろうけど、何となく今現在俺の耳に入ってくるのは絶望的な現実を実感する言葉ばかりだった。
「あの すいません… あの なんかよく理解できなくなってきました」
担当している橋本さんは極めて事務的に振る舞っていたはずだ、しかし、そこで初めて背もたれに体を預けるように椅子を座り直すと左手でおでこをさすりながら視線を俺から切って何かを考えていた。
無理もない話だ、年端の行かない少年達…僅か15歳の中学校を卒業したばかりの子供たちに日本が抱える絶望的な現実を「教育」して、そしてさらには嘆かわしいその身に掛かる運命を納得させなければならないのだ。
悪名高きTS法が成立したのは西暦にして2050年のこと、21世紀の初頭、日本では人口構成の歪さが問題になり始めていた、少子高齢化問題を解決する省庁横断型大臣が任命され、主に厚生省と総務省が様々な問題へ取り組んだ。
しかし、税制上の優遇措置や契約結婚制度の整備などをした所で夫婦は増えても子供が増えない現実は重くのし掛かっていた、そして日本が最も恐れていた事が現実になる。
2015年には人口の自然減少が始まり2049年、日本の人口は遂に1億を切った、僅か50年足らずで人口が1/3に減ってしまった原因は色々と取り沙汰された。
鳥インフルエンザに始まった新種の感染症問題、少子高齢化より景気回復を優先したデフレ脱出を目標とする労働時間規制緩和措置、男女雇用機会均等法とジェンダーフリー法による女性労働者の労働強化による出産環境の悪化。
結婚しない、結婚できない、子供を産めない、3無い時代と呼ばれた40年が2050年の時点で未成年者人口1000万人割れを招いた、GDP=国民総生産が世界ランキング50位を下回った時点で、国内は騒然となった。
その結果、子供やその親の意志を全て無視するTS法が生まれた、15歳の時点で同年代人口における性別比を男性1に大して女性2にする措置、そして16歳から20歳までに最低2人の出産が義務付けられる措置、TS法。
人権団体も無視できなくなった現実が掲げる理想を引っ込めざるを得なくなってしまった、そして今、俺はこのホテルのサロンのような部屋で黒ずくめの大柄な男二人が背後に立つ環境下で橋本さんの話を聞いている。
437 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:38:07 ID:D5vF3hSv
「確かに… いや、そもそも納得しろなどと言う事自体無理なのは良く判っているよ」
橋本さんは初めて事務的ではなく生きた人の言葉として俺に語りかけ始めた。
「今まで君は男として生きてきたし、ここまで大きくなった、将来の夢はサッカー日本代表だったそうだね、君のことは全部調べさせて貰ったよ・・・」
おでこをさする手が止まって、まるで彫像のように固まった橋本さんはフゥと一つ息を吐いて一気に喋り始めた。
「今君が置かれている状況は絶望的なものだよ、極めて平等な選出法によって選ばれた君には申し訳ないけど、とにかく運が悪かったとしか言えないんだ」
「今の君には逃げる権利も方法も無いし、それに、もしそれが成功したとしても君の親族、そう、お父さんやお母さんや弟さん、家族みんなが酷い目に遭う事になる」
「もう受け入れるしかない状況なんだよ、まぁ、これから言おうと思ったんだけど…、最後の最後でたった一つだけ逃れる方法があるけど、それは後で話をしよう」
「でもね、とにかく絶望とか落胆とか、酷い言葉ばかり使ってきたけど、悪いことばかりじゃないんだよ…」
いつの間にか俺は橋本さんの目をジッと見て話に聞き入っていた。
「僕は今33歳になるが、毎月の給料から差し引かれる税金の額は支給額の35%に及ぶんだ、そしてそれ以外に、お金を使えば消費税として13%を請求されるんだ」
「でも、TS法によって女性になって25歳までに4人以上の子供を産むとどうなると思う?、基本的に税金は全部免除になるんだよ、買い物をするときだってTSカードを提示すると消費税は国庫負担と言ってね、要するに君は払わなくて良いんだ」
「それだけじゃないよ、まぁ、今の君にはどうでも良いことかも知れない、飛行機だって電車だって普通の人より大幅安い値段で使えるんだ、もちろん君の大好きなサッカーだってスタジアムはフリーパスだよ」
「そう言えば今度のワールドカップにもTS招待席が設置されるそうだ、今じゃチケットを巡って暗殺や買収まで行われる有様だけど、君がこの運命を受け入れたらフリーパスだよ」
橋本さんはここまで言うと寂しそうな笑顔を作って両手を左右に広げ肩をすくめた。
「だからと言って、それがどうした?って話なのは良く判っている、君の人生が大きく変わってしまうことになるんだからね」
その言葉の後、重苦しい沈黙が3分位続いた、3分というのは感覚的な物だ、この部屋のどこにも時計は無いし窓も無い所だから時間の経過を知る術もない、もしかしたらホンの10秒程度の沈黙だったのかも知れない。
橋本さんは何か意を決したように胸のポケットから銀色のケースを取り出した、音もなく蓋が開いたそのケースには飴みたいな物が2つ入っていた、赤と青の飴、それを左右の手に一つづつ持ち直して橋本さんはまじめな顔になった。
「良いかい?、良く聞いて欲しい、僕の右手にある薬は運命を受け入れる赤の薬だ、これを飲んでしまうとすぐに眠くなる、そして次に目が覚めた時、君は新しい自分に出会うだろう、誰もがうらやむような美しい女性になっているはずだ」
そう言って右手をゆっくりと開いてよく見ろと言わんばかりにやや手を持ち上げた、そして今度は左手を広げて、また、よく見ろと言わんばかりにやや手を持ち上げた。
「こっちの薬は全てを拒絶する青の薬だ、君の運命は過酷で残酷でそして理不尽だ、しかし、この薬を飲むと全てから逃れられる、すぐに眠くなって…」
俺は思わず言葉を繋いだ、多分言うことはこれしかないだろう、そんな予感が頭にあった、死だ、きっと毒なんだろう、それを確かめるようにやや強い口調になった。
「眠くなって、どうなるんですか!」
橋本さんはゆっくりと目をつぶり答えた
「永遠の眠りにつくことになる… そうだよ…死ぬ薬だ… 死んでしまえば全て忘れてしまえるよ」
438 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:38:43 ID:D5vF3hSv
ゆっくりと目を開いた橋本さんはいつの間にか涙目になっていた、唇がワナワナを震えている、そして固く口を結んだ後、絞り出すようにこういった。
「生きていれば良い事もあるだろう、死んでしまえば楽になるだろう、僅か15歳の君に選択を迫る不甲斐ない大人を許して欲しい… さぁ… 選んでくれ…」
そこまで言って橋本さんの右目から一筋の涙が流れた、真剣さだけが伝わってくる、あぁ、きっと俺は良い担当に出会ったんだ、そう心から思えた。
ゆっくりと延ばした俺の右手は空中を泳ぐようにゆっくりと橋本さんの右手へと伸びていった、しかし、毒々しいほどに赤い飴玉の直前で右手が止まった。
ホンの一瞬、そう、ホンの一瞬だ、瞬間的に俺の15年分の人生がフラッシュバックしたような気がした、小学校の卒業式が生々しく思い出された、中学校の修学旅行が蘇った、幼稚園のあの下手くそな歌が思い出された。
そして、とても大きく優しい目を思い出した、天井を見上げる俺の顔を覗き込んで微笑む大きな優しい目、お母さんの目だと気が付いた時に橋本さんは口を開いた。
「本当に良いんだね?」
気が付けば俺は赤い飴玉を右手にとってシゲシゲと眺めていた、手の上に乗る赤い飴玉、いや、その薬は細長くやや曲がっていた、本当に毒々しいまでの赤だ。
後に立っていた大男が大きなグラスにたっぷりと水を注いで俺に差し出した、全く無言で表情のない顔だけが不気味だった。
少し水を口に含んで、大きく息を吐いた、知らずに涙が溢れてくる、グラスを持つ手が震える、体中がこわばって小刻みに震えていた。
ふと顔を上げたら橋本さんは涙をハンカチで拭っていた、そして両手で顔を覆い何かを呟いていた、唇だけが見える状況で呟いていた、申し訳ない…申し訳ない…
意を決して薬を勢いよく口に放り込み一気に水を飲んだ、グラスにたっぷり500ccは注がれていた水を全部飲み干した。
空になったグラスを眺めながら、ふと俺は我に返って思った、これからどうなるんだろう?俺はどこへ行くんだろう?
急に後へ引っぱられるような睡魔が来た、世界がグワーンと歪んでいく感じがした、目の前の椅子に座っているはずの橋本さんが急激に遠くに行ってしまうような錯覚に陥った。
そして椅子へ倒れ込んだ、最後の力を振り絞って目を開いたそこにはあの黒ずくめの大男が立っていた、薄笑いを浮かべていたような気がしたけど、薄れ行く意識の中でその理由が解らなかった…
439 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:39:19 ID:D5vF3hSv
「名演でしたね橋本主任、最短記録の18分ですよ」
大男はグラスを片づけながらそう言った、もう一人の男は眠りに落ちた少年の足を揃えキャスターベットに乗せる用意をしながら相槌を打った。
「このガキ、主任の演技信じ切ってましたよ、まぁ、年端の行かないガキを騙すなんて簡単なもんですけどね」
そう言って大男は二人して笑った、顔を覆っていた橋本は肺の中の空気を全部吐き出すように息を付くとハンカチで額の汗を拭った。
「いやいや、途中で危なかったよ、最後は笑いを堪えるのに必死だったね、まさかこの少年が泣き出すとはねぇ、まぁ、感動の中で新たな人生に踏み出すんだ、良い事じゃないか」
せせら笑いを浮かべながら橋本は携帯電話を取り出してどこかにダイヤルした
「あぁ、俺だ橋本だ、お疲れさん、29人目の候補者、たった今説得を完了したよ、うん、今回も赤玉だ、今月はまだノーミスだぞ!インセンティブボーナス頂きだ!」
大男二人は少年をキャスターベットに乗せて上から毛布をかぶせ、更にその上からベルトで固定した。
「たった今固縛を完了した、国家の為に犠牲になった可哀想な少年に新しい人生をプレゼントしてやってくれ、あぁ、そうだ、とびきりの人生だ」
くっくっく…、失笑を漏らす黒ずくめの男二人と共に橋本は出ていった。
たった今15年間の男としての人生を終えた少年と共に・・・
”俺”の意識が全くない状況で、俺は全ての権利を剥奪され新たな人生へと歩みだした。
ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!
酷く耳障りな電子音で"私"は目を覚ました、まだ何となく眠っているような気がする。
ボーっとしていて頭が上手く廻らない、状況も良く分からない、何でここに居るのかすら理解できない。
そもそも…
私は…
だれ?
441 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:42:28 ID:D5vF3hSv
段々と意識がはっきりしてくる、視界の中には見覚えのない世界があった、沢山のライトがこっちを照らしてユラユラとしている。
仰向けのまま体を投げ出した姿勢で水中を漂っているのが分かった時、ゴポッっと音がして水位が下がり始めた、背中が固い物に触れている。
やがてユラユラしていた物が目の前に迫ってきてそれが水面だと気が付いた、顔が水面から外の世界に出る、空気を吸い込もうとしたとき口の中にも鼻の中にも、そして体内にも水が入っているのに気がついた。
肺の中が濡れている感覚は酷く気持ち悪い物だ、まるで息を吐き出すかのように液体を吐き出した私はゲホゲホと噎せながら繰り返し水を吐き出す。
ヒューヒューとのどを鳴らしながら肩で息をしてるが一向に楽にならない、少しでも楽な体性になりたいとゆっくり体を起こした時、両胸にあり得ない重力を感じて視界を下に向けた。
形のいい膨らみが2つ、両胸にぶら下がっている、そしてその下、今まで男性器の…チンチンの有った場所が妙にスッキリしていて、まるで鈴の割れ目のような線があった。
なかば呆然とした状態で今は自分の一部となっている乳房を眺める、不思議と疑問や疑念が沸く事は無く、むしろその形の良さに自分で惚れ惚れしてしまいそうだった。
へその辺りには20桁位の数字が2段書かれていて、2次元バーコードが3つ書き添えられていた、あぁ、そうだ…
"私"はTS法の対象に選ばれて女の子になったんだっけ…、不思議な感情が心を埋めていった、両手、両腕の順に視界を動かしていって、次は両足の太股からすね、足の甲へ、そして足の指先へ。
男だった頃の、見慣れていた筈の体を思い出そうとして思い出せなかった。
今見ている新しいからだが、さもそれが当然の事のように見つめたあと、棺桶状になっているカプセルから出ようとして頭の周囲や首筋、そして両足の間の…女の子にしかない穴の中からもケーブルが繋がっているのに気が付いた。
なんだろう?これは何?、え?なんなのよ!、そう心の中で叫んで気が付いた、声が出ない…
半ばパニックになりかけた所でこのカプセルのある部屋に唯一有るドアがスッと開いた、入ってきたのは背の高い白衣を着た女性2人だった、右手で待て待てのジェスチャーをしながら近づいてくる。
「おはよう香織さん、気分はどう?、まだちょっと動かないでね、これからモニターケーブルを外すから」
そう言って私は再び仰向けに寝かされた、白衣を着た女性が2人で頭や首に付けられているケーブルを外していく。
何か専門的な会話をしながら二人は手早く処理をして、そして下半身側へ廻り無造作に股間のケーブルをまさぐった。
あぁ!
ゾクッとする感触が背骨を駆け抜けて頭を貫いた、一瞬視界が白くなって、体が弓なりにしなった。
「あ、ゴメンナサイね、まだひどく敏感なんだっけ…」
そう言ってはいるものの片方の女性は容赦なく指を敏感な部分へと滑り込ませて優しく微笑んだ、ゆっくりと体から引き抜かれていくケーブル、視界がチカチカとするような衝撃に包まれながら眺めざるを得なかった。
私の胎内から引き抜かれたケーブルがかなり長い事に気が付いたけど、それ以上に驚いたのは…巻き取られていくケーブルからヌラヌラとした糸を引く液体が垂れていることだった。
これは何だろう??私の体はどこかおかしいのかな?、色々な考えが頭の中をグルグルと回った、それだけでまたパニック状態だった。
442 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:43:11 ID:D5vF3hSv
「お待ちどうさま! 香織さん 立てる? ゆっくり体を起こしてね」
そう言ってもう一人の女性が背中を抱きかかえて体を起こしにかかる、白衣で擦れる背中の皮膚がゾクゾクという感触を伝える。
「さぁ 新しい自分に出会いましょうね まだゆっくりよ 焦らないで」
そういってその女性は私を抱き抱えるようにカプセルから持ち上げた後でそっと地面に下ろしてくれた、目の前の壁は全部が鏡になっていて、そこに映る自分の背景がこの部屋を妙に広く感じさせてくれる。
ゆっくりと視線を動かして私は正面の鏡に映っている自分の姿を初めて見た、身長は160cmちょっとだろうか、ウェストのくびれが見事な…、そう、グラビアアイドルみたいなスレンダーな体。
しかも、重そうにぶら下がった丸い桃のような乳房、股間にぶら下がっていた筈のチンチンが姿を消して妙にスッキリとしていた。
「さぁ、新しい人生ね、隣の部屋にシャワー室があるから体に入っているマーキングを消してくると良いですよ」
「着る物もそこに置いておくからゆっくりしてきてね」
そう言って微笑んだ女性に促されてとなりの部屋へとドアを開けて移動した、さっきここからあの女の人は出てきたけど…
まだ何となくポワーンとしながらも段々と頭が冴えてくるのが自分で分かり始めた、乳白色のビニールカーテンを開くと、そこにはプールサイドのシャワー室のような蛇口が上の方にあった。
壁に埋め込まれたダイヤルを回してお湯が勢いよく噴き出した時、初めて体に浴びた瞬間に全身をゾクゾクするほどの快感が駆け抜けた、全身の感覚が鋭くなっていて、僅かな水圧でも鳥肌が立つほどだった。
これが女の子の感覚なのかな?
そんな事を漠然と考えながらボディーシャンプーを手にとって体を洗い始めた、どこにも体を擦るタオルの類が無いのは自殺防止かな?、ふとそんな事を思いつつも自分の手で自分の体を触ることが最初の快感になった。
両腕からお腹へ、そして両胸へ…乳首がピンと立ち上がっているのは感覚が鋭くなっている証拠なのだが、そんな事を考える余裕はなかった。
良く判らない花の香りに包まれて私は自分の乳房を揉みしだいていた…ああ…あぁぁぁ…、体中に快感の波が流れていく、シャワーのお湯が当たるだけで意識が遠くなったような気がした。
そして、両の手が乳房を弄ぶのに疲れた頃、左の手が意識せずに下腹部を伝って股間へと移動していった、無意識に快感を求める衝動が精神を埋めていき、後は無意識に自分の体をまさぐり続けた。
初めての感触で全身がとろける程の快感…全ては計算し尽くされた、目覚めて最初の30分、これから性の奴隷となって子供を産ませる為の第一歩。
シャワールームのマジックミラー越しに設置された監視カメラは一部始終を見続ける、モニター室の中の女性二人が底意地の悪そうな笑みを浮かべて呟く
「第一段階完了ですね香織さん、丈夫な子供を産んで下さいね、フフフ…」
私はシャワー室の中で女の子になって初めてのオナニーを楽しみ続けた。
…大きな部屋の中で食事をしている…向かいの席には弟が何か不機嫌そうに座って半分寝ぼけた眼で干物をかじっている。
…隣にはお母さんが向かいのお父さんに文句を言っている、また新聞読みながら食事をしているのをたしなめたのだろう。
…私は茶碗の中のご飯をモソモソと食べながら箸を小皿の海苔へと伸ばした、しかし、ふと気が変わって漬物に箸を寄せる。
…すると隣のお母さんが怒った、迷い箸をするんじゃありません!行儀の悪い女は嫌われますよ!…
444 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:44:42 ID:D5vF3hSv
ふと眼を覚ますと私はバスローブを着て椅子に座っていた、気の効いた喫茶店の片隅に置いてあるような背摺りの高い椅子だ。
先ほどの女性が横を向いて座っている、何かの書類に眼を通しながら、大きなファイルに何かを書き写していた。
何となく火照った体がだるい、そして意識もやや混濁している、まるでまだ夢の中のようだった、夢…、夢の中の私は女の子だったなぁ…
無意識に右手を上げて胸を触った、間違いなく乳房の感覚が手の中にある、そして左の乳房を触っている感覚もあった。
その女性は手を止めて椅子の向きを代え、改まった表情でしゃべり始めた、鈴を転がすような、カラカラとした甲高い澄みきった声だ、綺麗な声だなぁ…
「ちゃんと聞いていますか?」
やや強い口調に変わっているが笑顔になっている、仕方がないなぁ…とでも良いたそうな顔だ、何か手を煩わせているのが申し訳なくなってきた。
「はい、ちゃんと聞こえています… あれ?」
今度はちゃんと声が出た、胸を触っていた手が喉に触れる、そして初めて気がついた、見事な喉仏と褒められていた首から喉仏が消えている、そして柔らかくて極めの細かい肌に覆われた細い首があった。
自然と手が喉から離れ、自分の右手をシゲシゲと眺める、小さな手のひら、細長いく繊細な指、手を返し甲を見ればほとんど毛が生えていない上に、やや伸びた爪が生えていた。
ふと顔を上げると女性はまた何かをファイルに書き写している、何を書いているんだろう?と思ったのだけど、日本語ではない言葉で書かれているかのように思えるほど漢字が多くて瞬間的には読めなかった。
445 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 23:45:14 ID:D5vF3hSv
「私の名前は宮里と言います、覚えてくださいね、あなたの担当になりました」
「あなたの名前は香織さんです、あなたのご両親があなたに新しい名前をプレゼントしてくれました」
「今すぐには会えませんが、やがてこの施設から出て現実社会に復帰すれば家へ帰れます、まずはその新しい体に慣れてください」
「そして、これからあなたが成すべき義務とそれに伴う責任、そして、それを行う上での重要なあなたの権利を説明します」
「いいですか?よく理解してください、あなたは不幸なのではありません、他の人よりちょっと変わった人生になるだけです、そして、他の人には無いいくつもの権利を有しています」
そう言って宮里さん…と、そう名乗った女性は右手の人差し指をピント伸ばして顔をかしげ、右目を軽くウィンクしながら言葉を続ける。
「その人が幸せだったか、それとも不幸だったかは死ぬまで分かりません」
「でも、不幸だと思って生きるより幸せだと思って生きたほうが良いでしょ?」
宮里さんはそういって笑いながら右手をポケットに入れて鍵を差し出した、鍵には小さなナンバータグが取り付けられている。
「今から言う番号は片時も忘れてはいけません、良いですね? 番号は2040640です、もう一度言います、2040640です、復唱してください」
「番号は…」そこまで言って今度は自分の声にびっくりした、ソプラノ歌手のような透き通ったやさしい声が自分の喉から出ていた、しかし、素早く言葉をつなげる。
「番号は2040640…ですね」
「はい、その通りです、その番号はあなたの認識番号です、TSナンバーと言います、あなたがその人生を終えるときまで付いて回ります」
「その番号はあなたの権利を保障する担保になります、意味が分からないでしょうけど、今は理解しなくても良いです、ただ、絶対に忘れないでください」
「あと、もう一つ、これはあなたの番号が書いてある紙ですが…」
そういって宮里さんは一枚の小さな紙を取り出した、そしておもむろに取り出した小さな火炎放射器で(それはライターと言うらしい、映画の中で口に銜えた物に火を点ける仕草の時に良く出てくるものだ)で紙に火をつけた。
ほぼ紙に火が回り全部燃え尽きたのを確認してから言葉をつなげた。
「たった今、あなたの認識番号を示した紙はこの世の中から姿を消しました、もはやあなたの認識番号を外部から知るには厚生労働省のデータベースに侵入するか、それともあなたを徹底的に調べるしかありません」
「あなたの体の一部に暗号化した認識番号を入れてあります、それは専用の機械で読み取らない限り、ただの模様にしか見えないものです、いずれ時が来ればどこにあるか分かりますが…」
宮里さんはニコっと笑って言った「今はまだ知らないほうが良いですよ」
自分の体に自分でも知らない部分がある、そう思うとなんだか酷く気持ちが悪くなった、おそらくそれが表情に出たのだと思う、宮里さんはすかさずフォローしてくれる。
「たとえば、香織さん、あなたは自分の背中を自分で見たことがありますか?、耳の裏側は?うなじの部分の…」
そういって宮里さんは自分の首筋に手を伸ばす「世の中の男性達が眺めて喜ぶ私たち女のうなじは…自分じゃ見えませんよね」と言って微笑む。
何か酷く違和感を感じてそれが"私たち女の…"と言った部分である事に気がつくと、何か自分が急に女なんだと思えるようになってきた。
「さぁ、とりあえず部屋へ行きましょう、その鍵を忘れないで持ってきてね」
そう言って宮里さんは立ち上がった、私は渡された鍵を握り締めてあとに続いた、自分の足で立ち上がって部屋を出る、するとそこは大きな学校のような病院のような、コンクリートで出来た大きな建物だった。
窓の外には雄大な山並みが見える、窓の下には学校のようなグラウンドがある、体操着を着た女の子が沢山居て笑顔で走り回っていた。
まぐれも無く学校と言い切っていい施設だった、しかし、唯一学校に似つかわしくない所は…施設の周りを10m近い壁が取り囲み、等間隔で監視小屋のような施設が並んでいる事だった。
壁の上には有刺鉄線が張られ、それは内側にせり出した形状だった、逃げられない…、ふと、そう思った。
「香織さん、早く来て」そういって宮里さんは私をせかす、「は〜い」と声をつなげ後を付いて行く、廊下を歩き階段で2階下のフロアに降りた。
するとそこは左右に等間隔でドアが並んだ廊下だった、宮里さんは壁の番号を読みながら歩いていく、私はそれについていく、やがて24-38と書かれたドアの前に立ち止まった。
宮里さんは微笑みながら空中で鍵を開ける仕草をする、あぁ、そうか、さっき渡された鍵はこの部屋の…そう思って鍵を見るとナンバータグには24-38と書いてあった。
鍵穴に差し込み時計回りにまわすとドアノブごと回ってドアが開いた、入ってすぐに小さなキッチンがあり、その奥には組みつけのやや大きめなベットが一つ、その隣にはクローゼットが二つ。
「個々が私の部屋ですね」私は無意識にそう言った、しかし、意外な答えがすぐに返ってきた、「いいえ、それは違います香織さん"が"生活する部屋ではなく、香織さん"も"生活する部屋です」
え?っと思ったけど、その意味がすぐに分かった、再びドアが開いてもう一人の女性…自分と同じかやや年齢の上と思しき人が入ってきた。
「あ!新しいルームメイトですね!宮里先生! わ〜うれしぃ! 一人でつまらなかったの!」
そう言って嬌声を上げる女性は私の手をとってこう言った「私は沙織よ、橘沙織、あなたの名前は?」相当嬉しいらしくハイテンションだった、何となく気圧される感じがしながら自己紹介する「香織…です、川口、香織…」
香織と名乗るのに酷く違和感を覚えた、そして自分の本当の名前を…男だったときの名前を思い出そうとしたのだけど何故か出てこなかった、どんなに考えても出てこなかった。
しかし、何でだろう?と考え込むより早く沙織さんがさらにハイテンションで声を続けた「香織って言うの?ほんと!私は佐織なの、織だけ一緒だね!妹が出来たみたい! 宮里先生本当にありがとう!」
この女(ひと)のテンションにはなかなか付いていけない…、ふとそう思った、共同生活するのかな?どうして?、そんな疑問が頭の中をぐるぐると回る。
しかし、結論など出る筈も無く、また考えるのが無駄だと気が付きもしなかった、そして宮里さんは「じゃぁ、とりあえず身の回りのことは香織さんに教えてあげてね沙織さん、お願いね」とそういって部屋を出て言ってしまった。
「あ、あの…」そういって宮里さんのあとを追おうとしたのだけど、私の意志とは関係なく沙織さんがテンション高く話をリードする。
「今日出てきたんでしょ!カプセルから!、最初はびっくりするよね、私も凄くびっくりした、でもすぐ慣れるよ、だって自分は自分だもん!」
「さぁ、こっちに来て、そんなバスローブ脱いじゃってさぁ!」そういって一思いに服を剥かれてしまった、キャ!っと声を上げて右手で胸を隠した、なんで咄嗟にその仕草が出たのか自分でも分からない。
しかし沙織さんは一気に「うぁ〜オッパイ形良いじゃん!羨ましいなぁ〜もぉ〜」とか言いつつクローゼットから女物の下着を取り出した。
「こっちがショーツでこっちはブラジャー、わかるよね?、とりあえず下を履こうね、何となく落ち着かないでしょ?、ブラはね、こうやって…」そういって沙織さんが私の胸を触る、それだけでゾクっと来る、まだ何か敏感になっている。
しかしそんな事をお構いなしに沙織さんは続ける「肩ひもの長さをちゃんと調整しないと肩が凝るからね、あとでつらいわよ、肩こりが酷くなると頭痛がするからちゃんと調整して」
「そしたらね、これはフロントホックって言うタイプで前でロックするの、本当は後ろのほうが付けていて楽なんだけど、私は前でも変わらない気がするの、オッパイにカップを被せるんじゃなくて、カップに落としてから持ち上げる感じでホックを絞めてみて?」
言われるがままに自分の胸を収めて見る、ホックをパチンと絞めて見るとなるほど、肩から首筋の引っ張られる感じがずいぶん楽になった。
さて、下着姿で女がウロウロすると危ないからね、何か着ようか…と独り言のように沙織さんは言うとクローゼットをあさり始めた、出てきたのはライムグリーンのワンピースだった。
「うん、これが良いよ、ワンピースって女っぽいよね、これは背中にジッパーがあるから、これ押したまで下ろして足から入ってみて」
そういって幼い子に服を着せるように沙織さんは私の前でしゃがみ服を広げた、されるがままに足を両方通したら服を持ち上げて腕を通した。
背中でジッパーを絞める音がする、そして腰にあるひもをギュッと絞めて結ぶと嫌でも胸の膨らみとウェストの細さが強調された、肩を押されて鏡の前に立たされると、そこには少しだけ髪の伸びたワンピース姿の女の子が立っていた、これは今の私…
「わ〜かわいい!お人形さんみたい!、ねぇ!中を案内するわ!外に行こう!」そういって沙織さんはドアまで言って早く早くと手招きした、素足で出歩いても良いものだろうか?と思ったけど沙織さんも素足だったのでそのまま部屋を出て行った。
そして、この日の長い一日が始まった。
とりあえず今日はここまでっす、続き読みたいですか?
需要があれば書きますです、はい
長ったらしい文章ですいません・・・・
TS法3作目キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
450 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:22:15 ID:yCYnu4qg
gj
>>448 ここで打ち切りは生殺しですよw是非続きを頼みます。
GGGJJJ!!!!!
TS物の夢を見た
朝起きたら全裸の自分が横に寝てるんだ
で、俺はなぜか女になってるんだよ
んでさ、その横に寝てる俺が起きて、女になってる俺と目があった所で目が覚めた
ちょっと怖かった
判りづらくてスマン
>>448 なんか文庫本読んでるような感覚だ!
激しくGJ!GJ!GJ!!
続きを力強くキボンヌ!
>>455 うーん…
>>294の夢もあるからな、たぶん願望なのかもな
つっても、現状は男とヤるのはイヤだが
>>448 GJ!すげぇ!
設定もかなりしっかり書いてあるし、人物描写も人間らしさがよく伝わってくる。導入部としては最高です
細かく新鮮な描写とダークな伏線と明るい友達登場でこの先の展開にwktk
あなたは文章短縮能力が欠けているわけではなく、文章作成能力に長けているのです。
ところで、青と赤のピルって某行列映画ですか?全体的に漂う独特の雰囲気はこの為か
459 :
367:2006/07/05(水) 22:52:53 ID:vPq49ocE
>397
不遜にもアナザーストーリー書いて見ましたが、
格が違うと痛感しますた。
自ら堕ちていく描写がうまいです。GJ!
といいつつ、>406読んでもひとつアナザーストーリー思いついたので
性懲りもなく書いて見ますた
460 :
367:2006/07/05(水) 22:53:46 ID:vPq49ocE
たしかに俺はルール違反をしたかもしれない。
しかし、TS法?ってやつは要するに子供をたくさん作れればいい、
早く言えば多くの男にヤらせりゃいいってことなんだろ?
だから俺はあのTSした女とヤったんだ。
なんか文句でもあるか?あぁ?
え?ルール違反だぁ?
クラスが違う?要請がない?
それがなんだってんだ。生めよ殖やせよ。
そんなルール違反くらい目をつぶってくれよ。たくさん子供が欲しいんだろ?あんたらも。
それを手伝ってやったんだ。細かいことなんか気にするなよ、なぁ?
どこから話を聞いたか俺があの日やったことがバレてたらしくて
速攻で政府のお役人が俺を探し出してきやがったから、俺はそういった。
「なるほど、子供が欲しい。そのためならルール違反も仕方ない。意見が合いそうですね。あなたとは」
俺を大袈裟にふんじばった役人どもの後ろで怜悧な笑みを浮かべているスーツ姿の女は確かにそういった。
それから、俺は変な薬品をかがされて、意識が遠くなっちまって…
…気がついたら俺は真っ暗な部屋にいた。
両手両足を頑丈な枷で固められて四つんばいの体勢のままで拘束されていたのだ。
「ふぁ…ふぁはへ!はんはっへんふぁ!ふぉ!」
思うようにしゃべれない。口をあけた体勢のまま轡を噛まされている様だ。
「ようやく目覚めましたか」
そこにいたのはあの女だった。
「あなたはTS法に違反しました。よってペナルティを受けていただきます。」
とくとくとしゃべるその言葉はどこまでも冷静だった。
「ふぁふぁは、はんへほふぇふぁっふぉうはんふぉふぉひはふんはっ!ははへふぉっ!」
(だから俺が何でこんなことになるんだ!放せよ!)
叫んでも、こんな格好ではなんの凄みもない。それを無視して女は続けた。
「TS法は特殊なルールの上に成り立っています。
それを犯すものにはそれにふさわしい特殊なペナルティを受けていただくことになります。」
「ふぁふぃ?」
女のセリフに後ろ寒いものを感じて全身を見直した。胸は平らなままだし、股間にはみなれたモノがあった。
「あ、心配なさらないで。あなたにはまだTS処理は施してません。」
そういったまま女は後ろから手招きして数人の男を呼び寄せた。
男たちは全員身長190センチ以上。がっしりした肉体をもち、目には怪しげな光を宿らせていた。
「アレ ヲ ヤラセテ クレル カ?」
男の一人が片言の日本語で聞く。
女はうなずき、恐るべき発言を放った。
「あなたにはペナルティとして彼らに体を開いていただきます。
彼らは男でないと性欲を満足できない人たち。彼らの性欲を黙って受け止めていただくことになります。
これから数日間彼らを御主人様と思って体を開いてください。さあ、あなたがたも遠慮なさらず」
淡々と且つ冷静に言うセリフとともに俺の周囲に男たちが集まってきた。
全員の股間が灼熱した鉄柱のようにいきり立っていた。
「ひゃはっへんは!ふぁはふぇ!ふぁふぁへ!」
暴れるが体はビクとも動かない。
俺の腰にゴツゴツした裸体が当たり、衝撃が突き抜けた。
461 :
367:2006/07/05(水) 22:55:06 ID:vPq49ocE
「ふぁ………ふぅ…ふぅ…」
男のモノが俺の腰を突き上げる。男の欲望が血の滴る俺の菊門をかき回す。
もう、どれくらいたっただろうか。男の体のままで休みなくホモの男たちの慰み者になる日々。
すでに俺の下半身は痛みを通り越して麻痺してしまっていた。
食事は男たちがペニスに塗りつけて突きつける半固形の食品ばかり。
それをしゃぶって食べる。しゃぶりつくすと男たちが駄賃とばかりに白い液体を放つ。
ペニスを噛み切ってやりたいと思っても轡が邪魔をしてうまくいかない。
股間の痛みをなんとかしたくても手足が拘束されて触ることも出来ない。
最初はその境遇に死にたいほどの屈辱を感じたが、飽きることなく繰り返される中で、何も感じなくなっていた。
もはや日常として男たちに貫かれ、その中でわずかな快楽に浸ろうと自ら腰を振るようになった。
すでに男のペニスに貫かれることも、男のものを口に含むこともなんとも思わなくなっていた。
最初は吐き出していた口内に出された精液も、今は貴重な栄養と全部飲み干すようになった。
「やぁ、大分今の境遇に慣れられたようね」
あの女だった。以前のスーツ姿と違い、ワンピース姿だった。
「ふぁ…」
もう、反抗する気力もなかった。
「今日でこのペナルティは終わりです。お疲れ様でした。」
男たちに枷を外させながらも相変わらず淡々とした調子で語る。
枷は外れたが、もう立ち上がる気力もなかった。股間にはいまだに赤い血と白い液体が流れ続け、
痛みと違和感が股間と口内を支配していた。
ここまでしてくれやがって。相手が誰だろうがただじゃすまさねぇぞ。
俺は復讐の念に駆られて女を押し倒した。まずは目の前のこの女に落とし前つけてもらわなければ気がすまなかった。
押し倒して、ワンピースを下着ごと一息に引きちぎり、あらわになった下半身に俺の…
「ぐわぁぁぁっ!」
462 :
367:2006/07/05(水) 22:55:55 ID:vPq49ocE
男のモノをみた俺の頭の中に、ここ数日間の輪姦の日々がフラッシュバックした。
蘇る股間の痛み、精液の味。それに対してわずかな快楽を得ようと自ら腰をふった記憶。
それらが一時に蘇り、勃起しかけた俺の男のものは哀れなまでに萎えた。
「あなたもそうなったのね。このペナルティを受けた男は大抵あなたのようになる。
およそ無防備極まりない今の私を前にしても何もすることは出来ずに苦しむことになる。」
自分の裸身を見せ付けるように女は言った。
「おそらくあなたがこれから男の機能を回復することは困難でしょう。こんなことまでされてはね。」
指差す先にあったのはテレビモニタだった。そこに俺のここ数日間の痴態が映し出されていた。
「あなたのこれまでの状況はビデオに撮ってあなたの学校で放映されております。皆さん食い入るように見てました。
ルールを護ることの大事さに皆さん気づいてもらえたと思います」
「な…なんだ…って…」
やっとのことでそれだけを言う。
「今あなたをなんの偏見もなしに男として見てくれる人はあの学校にはいないでしょう。
そして、事実そうなのですからね。」
俺の股間を指差して言う。半ば乾きかけた白い精液と感覚がなくなるほどに萎えきった男の象徴がそこにあった。
「こ、このやろぉ、た、たちやがれぇ!」
必死で股間を刺激する。しかし、俺のそれはもはや意思を放棄したようにしぼみきっていた。
もはや俺の男性器は男になる方法を忘れ去っていたのだ。
「く、くく………くぅ…」
泣くしかなかった。俺の男の尊厳は跡形もなく再起不能なまでに消え去っていたのだ。
それを見て取った女は赤い飴玉を俺に差し出した。
「これは、TS薬、あの女の子たちに差し上げたのと同じものです。
これはあなたの体を再構成する働きを持ちます。これを飲めばあなたの体に刻み込まれた穢れは落とすことが出来ます。
しかし、これを飲むと二度とあなたは男には戻れませんが」
女の話と赤い飴玉に、心身ともに打ちのめされた俺はわずかな救いを見出していた。
完膚なきまでに犯された俺に男としてのプライドなどどこにもなくなっていた。二度と戻れないほど汚しつくされていた。
女の説明を聞くまでもなく、俺は飴玉を手に取り、飲み込んだ。
もう、こんな体はいらない。女になってでも、綺麗な体に戻りたかった。
463 :
367:2006/07/05(水) 22:56:43 ID:vPq49ocE
「気分はどう?あなたの体はもう一度穢れを知らない状態にリセットされたわ。」
ベッドで寝かされている俺を見舞ったのはあの女と…長身の精力の強そうな男だった。
俺の体はかつての長身が見る影もないほど小さな体になっていた。
控えめな胸とスレンダーな体。俺にとってはその方がよかった。
これでナイスバディになんかなったら今度こそ自分を保てないかもしれない。
「その・・・人は?」
慣れない甲高い声で俺は聞いた。
「ふふ、退院祝いよ。おそらくこれがいるんじゃないかと思ってね」
いうやいなや男は俺の目の前で服を脱ぎ、男の象徴を見せ付けた。
それを見た俺は、心の奥底に熱い疼きを感じた。
かつての記憶がフラッシュバックする。
それは以前と同じだったが、決定的に違うことがあった。
今の俺は、今目の前にある男のものをくわえ込むための器官を備えている。
その事実が、俺の体に今まで想像もしなかった衝動を植えつけた。
今の俺は女なんだ。目の前の男のものをくわえ込んでも、それでよがってもなにをしてもいいんだ。
そう思うと、俺の股間からじくりとつめたい液体が垂れ始めた。
俺の体の奥底にあらたに備わった器官、子宮が俺の理性やプライドを押し流した。
464 :
367:2006/07/05(水) 22:57:32 ID:vPq49ocE
気がついたとき、俺は目の前に立っている男のものを口でくわえ込み、すっかりお手の物となったフェラチオをしていた。
「ふぁ…ほいひぃ…ほいひぃほぅ」
自然に出る甘い声に俺はもう違和感は感じなかった。
口の中に広がるペニスの味もむしろいとおしさをもって受け止められた。
じゅぶ…じゅぶ……
上下に口でピストンするだけでは物足りなくなり、カリ首を歯で甘く刺激してやり、尿道を舌で刺激する。
股間からは洪水さながらに愛液がこぼれ落ちる。
口内に精液が吐き出されるのを俺は全部飲み干した。
「ここに…おにいさんのおちんちん…いれて」
もう、迷いはなかった。俺の体はあるべき姿を取り戻したようだった。
いったん萎えたペニスを手と口で刺激してやると、男はそのまま俺をベッドに押し倒した。
「…きて…」
俺の足を開かせる。そして、幼いと表現した方がいいような俺の割れ目に、その巨大なペニスが挿入された。
「ひぎぃ……っ…ぁ…」
一瞬の痛みとそれからにじみ始める性感。
それは男のピストン運動とともに増幅され、秘部全体から電撃のような快楽が俺を襲う。
あの屈辱からずっと俺の体と心にあった違和感が消えてなくなっていた。
欠けたパズルのピースが埋まるように、俺の体は「あるべき姿」に歓喜していた。
男のペニスは膣の奥底から秘裂まですべてを蹂躙するようにグラインドし、
その度に俺の細い体は陸に上げられた魚のようにベッドを舞う。
「ぁ…また…なにか…くるぅぅぅぅ」
突き上げられるたびに登りつめていく感覚に、俺は思わず目の前の男にしがみつき、深く口づけを交わしていた。
「ん、あああああああ!」
イッてしまった。俺の頭の中が真っ白になる。
消えかかる俺の意識の中に、胎内に熱いものが注がれるあの感覚が広がった。
465 :
367:2006/07/05(水) 22:58:15 ID:vPq49ocE
「いい、いいの。もっと、もっと犯して。無茶苦茶にしてっ」
それから俺は学校に戻った。女子の制服をまとって。
しかし、あの快楽を知った俺は完全な淫乱少女と化してしまっていた。
学校内で疼きを覚えるや、手近な男とヤるのが日課になっていた。
相手は自分のクラスの男が主だったが、他のクラスの男とすることも少なくない。
TS法の管理下にあるクラスからも「お誘い」を待ちきれない男たちが俺を性欲の捌け口にしていった。
なかには強姦同様に俺を慰み者にすることもあったが、俺はむしろ喜んでその男のペニスを口でくわえ込み、
悦楽に浸りながら男の下で腰を振るのだった。
それを見る男たちが憐憫の目で俺を見るのなんかもう気にもならない。
俺の幼さの残る体は、男の精液なしでは生きていけなくなっていたのだから。
俺はその後、学校を中退した。
裏で運営される強制妊娠施設へ移ることになったからだった。
もちろん強制ではない。俺はその話を聞いた途端二つ返事で了承したのだ。
毎日のように男に犯され、孕まされる施設。それを聞いて俺の体の疼きが止まらなくなったのだった。
紹介したのはあの女だった。女は施設へ移る俺に対し、満足げな笑みをもらし、こう言った。
「本当はルール違反の存在なのですが、あなたなら気に入っていただけると思ってましたよ」
昨夜の#448です、#367さん お疲れ様です
昨日の続きをアップします、またまたかなり長いですので
ご迷惑でしょうがお付き合いください
467 :
448:2006/07/05(水) 23:50:33 ID:sfvIKw+v
早く!早く!
沙織はそう言って香織を促す、いきなり外界に放り出された香織は段々と体が重くなっているはずだが、今は興味の方が勝っているのだろうか、沙織に付いていく。
「あそこの扉が大浴場入り口、その奥は大きなパウダールーム、エチケットルームも一緒ね」
「こっちの階段を上がるとライフフロア、生活に必要な物が一式有るわよ、食堂とか大きなリビングサロンとか」
「反対にある階段を上がるとスクールフロア、ここから出るまでに色々と学ぶことが多いでしょ?、そういう事はこっちね」
「ここの大きくて厳重な扉は…」よっこいしょと言わんばかりに力を入れて沙織さんは扉を開いた「女一人で空けるにはちょっと重すぎるのよね、このハッチ…」
そう言って扉を開けると香織の瞳に眩いばかりの光が目に飛び込んでくる。
「はい、どう?久しぶりでしょ、太陽の光!、あんまり日に当たってると色黒になっちゃうからね♪」
沙織は太陽の下へと歩き出した、香織もフラフラと後を付いていく、陰の部分から日向へ出る直前で足が止まった。
このまま出て平気なのかな?、香織は一瞬そう思った、でも、太陽ならいつも見ていたから…、ボールを追い掛けてグランドを走り回っていた日々を香織は思い出して一歩踏み出した。
降り注ぐ陽光、肌を撫でる風、砂埃の臭い、あぁ、これが外の世界!
「沙織さん ありがとう…」
香織の不意に口を突いた言葉が沙織を更に喜ばせたようだ、喜色満面と言った笑みを浮かべ嬌声を上げている。
「さぁ、次いこ!、こんどは…」そう言って沙織は香織の手を引いて建物の中へと小走りに歩いていく、しかし、建物に入ってすぐにアクシデントが起きた。
まるで操り人形の糸が切れるように、香織は意識を失って倒れ込んだ、沙織の顔から血の気が引いていく。
「香織!香織!しっかりして!! 誰か来て!」
すぐ近くの扉が開いて白衣の女性達が集まってきた、沙織は涙目になって立ち尽くしている。
やがてそこに宮里もやってきた、香織のそばにしゃがむとハンディー型の機械を香織の額へとかざす…
「軽い眩暈ね… 沙織さん 香織さんを外へ出した?」
無言で頷く沙織、宮里はやおら立ち上がって沙織に近付くと右の頬を目がけて平手を入れた、勢いで吹っ飛ぶ沙織。
「あなた 何をしたか分かっていますか? 香織さんはまだ外界との接触を避ける段階ですよ この子に何かあったら…」
今にも泣き出しそうな沙織は消え入るような声で「ごめんなさい ごめんんさい … 」と呟いている、宮里はため息を一つ付いて周囲の白衣をまとう女性達に指示を出し香織をメディカルルームへと運んだ。
「間に合うと良いのですが… 」宮里の顔には明らかに動揺の色があった。
468 :
448:2006/07/05(水) 23:51:09 ID:sfvIKw+v
2時間ほど経って香織は目を覚ました、すぐ隣には右頬を赤黒く変色させた沙織が座っている、反対側には安堵の表情の宮里。
そしてその隣には老いた男性の医師が立っていた。
「香織さん…だね 気分はどうじゃ? 顔色も戻ったし 心配なかろう」
「沙織さんも気を付けないさいね、あなたは明るく行動的なのが取り柄だけど、時々軽弾みな事をする、女性は男性に比べ繊細で弱い部分があるから、次から気を付けなさいね」
沙織は目にいっぱいの涙をためて震えていた、香織は段々状況が掴めてきた。
私が外に出て倒れたこと、沙織がひどく叱られたこと、そして…、小刻みに震える宮里が明らかに隣の老医師を恐れていること。
老いた医師は隣の宮里を見上げ何か小声で話をしている、宮里が軽く頷いて胸のポケットから何かを取り出した。
「香織さん 良く聞いてね あなたは今朝生まれた赤ちゃんと一緒なのよ あなたの体はまだ外の世界に出るには弱すぎるの」
「初めて外の世界に出る時は外界の様々な… そう、ばい菌とか紫外線とか そう言う強い刺激に対抗出来ないと死んでしまいますからね」
「今は少し落ち着いてますが、もし急に気分が悪くなったり立ち眩みしたり… 」そう言って老医師に視線を移すと、その医師は宮里に立ち替わり言葉を続ける。
「急にお腹が痛くなって下血を始めたら… 女の子にしかない穴があるじゃろ そこから下血を始めたらこのボタンを押しなさい」
そう言って宮里から何かを受け取ると香織の前に手を出した、小さなコイン状の円盤だった、真ん中にはボタンを示す赤い○が描かれている。
「この真ん中の赤い○を強く押すと、この施設のどこにいてもあなたの所へ2分以内に誰かが駆けつけます」
そう言って老医師はコインを香織へ手渡した、香織はじーっとコインを見つめる。
「あなたにはまだ使命があります、大事な使命です、自分の命は大切にして下さい、まだ見ぬ子にその命を分け与える使命を果たすまで…」
そう言って宮里は香織の頭を撫でた、まるで我が子を大切にする母親のように。向かい側の沙織はばつの悪そうな笑みを浮かべてそれを眺めていた。
「さて…」そう言って老医師はベットサイドを離れた、宮里もそれに続いた、木製のドアが閉まると部屋の中は静寂に包まれる…、香織は沙織へと向き直って言葉を選ぶように話し始めた。
「沙織さん 叩かれちゃったの? 」無言で頷く沙織、「もしかして、私のせいで?」今度は沙織は首を横に振った、そして両手で口を隠すように覆って泣き声混じりに喋り始める。
「違うの 私が悪いの あなたの…」そこまで言葉を繋いで一気に涙が溢れた。
「 香織の体がまだ無理だって忘れてたの まだ… アレが無いから… ごめんなさい…」そう言ってボロボロと泣き始めた、香織はアレって何だろう?と疑問に思ったのだけど沙織に聞ける状況でもなく、ただ、どうして良い変わらなかった。
しばらく涙を流していた沙織だが、何かを思いだしたように立ち上がって香織の手を取った「香織 立てる? 部屋に戻ろう?」
香織はゆっくりと体を動かしてベットサイドへ立ち上がった、まだ軽くフラフラする、沙織は香織を後から抱きかかえるように歩き始めた。
ドアを開けて廊下へと出る、そこには知らない女の子達が心配そうに眺めていた、遠巻きに見ていた女の子の中から明らかに年上の女性が…既に女の子ではなく女性と言った容貌の子が近付いて来て香織の手を取った「大丈夫?」
沙織はまるで叱られるのを恐れる子供のような顔で女性の顔を見上げている、女性は軽く笑みを浮かべると沙織の頭をげんこつで軽く叩き「もっと気を付けなさいね」と言って笑った。
「香織さんね? 今日来たばかりの川口さん」そう言って笑みを浮かべる 「はじめまして…ですよね、私は野沢 野沢雅美よ 24号棟の棟長なの よろしくね」
香織は食い入るように雅美を見ている、均整の取れた顔立ち、腰まで伸びた美しく長い黒髪、こぼれ落ちそうな黒い瞳に吸い込まれそうなほどだ。
そしてハッと気が付いた、この施設のここに居ると言う事は… この人も男だったんだ…
469 :
448:2006/07/05(水) 23:53:03 ID:sfvIKw+v
「さぁ、ここで立ち話しても仕方ないわ 部屋へ行きましょうね 沙織さん よろしくね」そう言って先導するように歩き始めた。
沙織は香織の肩を抱きながら耳元で囁く「24号棟一番の美人よね 雅美姉さま 素敵だわ… 」
うっとりするように見つめる沙織の視線は男が女の見つめるそれとは全く違う類の物であることに香織は気が付いた。
エレベーターでフロアを下りていく、メディカルルームは随分上にあるらしい、階数表示3Fで止まってドアが開いた、雅美は廊下を歩きながら沙織に確かめる。
「たしか8号室だったよね 」そう言って24-38の前に立ち止まると肩から下げた小さな鞄の中の鍵を取り出す、ガチャリと音がしてドアが開いた
何の躊躇もなく部屋に入る雅美、不思議な違和感を感じていた物の、それを言い出せぬまま香織は部屋に入った、沙織に背中を抱かれたまま。
「この部屋が多分一番良い景色よね、出世部屋って呼ばれてる位だから良い所へきっと行けるわよ 」意味深な言葉と射抜くような視線の笑顔を残して雅美は部屋を出ていった。
香織はベットに座って深く息を吐いた、沙織はクローゼットを空けて中を整理している、さっきまで、ここからワンピースを出した時までは綺麗に整理されていた中がゴチャゴチャになっていた。
不思議に思ってその様子を香織は眺めていた、沙織はそれに気が付き作業を続けながら香織に話しかける。
「ごめんね すぐに片づけるから」
「一日4回 雅美姉さまが各部屋を巡回するの」
「それで 少しでも整理整頓が出来ていなかったり掃除が出来ていないとね…」
沙織は中身を抱えて外に放りだしそれを乱雑にまとめてクローゼットに押し込んだ
「この状態で残されるの 次に見回りが来るまでに綺麗に片づけが出来て無いと大変よ」
視線を天井へと泳がせながら肩をすくめてアヒルみたいな表情になる
「クローゼットなら衣装止め キッチンなら水止め そして…」
沙織は香織の座っているベットを指さして
「ベットが整理できてないと寝床止めってお仕置きなのよ」
香織の顔から血の気が一気に失せていく、自慢では無いが物を片づけると言った類のセンスは香織の男時代には全く欠如していた
片づけるより捨てる方が早いという父親の影響が強いのだろう、恐れの色を目に浮かべて沙織に聞いた。
「沙織さん お仕置きで止められちゃったら どうなる… の… ??」
最後は消え入りそうな声だ、沙織はう〜ん…という表情で答える
「衣装止めなら身につけて良いのは着衣は無し 水止めはキッチン使用禁止 寝床止めだと床で寝るようね」
フワッと意識を失いそうになる香織は必死で意識を繋ぎ止めた、そしてその経験があるか沙織に尋ねる
「私?私は…一回だけ有るけど…寝床止めだったけど…」そう言って沙織はペロっと舌を出して笑った。
「雅美姉さまに一晩ご奉仕で許してもらえたわ 」
そう言ってあっけらかんと笑った、ご奉仕って…やっぱり… 、上手く考えがまとまらずイメージだけがグルグルと頭の中を廻り始める。
クローゼットを片づけながら沙織は話し続ける
「やっぱりね、片づける、整理整頓するって女の仕事なのよね だから徹底的に躾けられるんだって それが当たり前だって体に教え込むんだってさ」
そう言いながらさっきまでゴチャゴチャだったクローゼットが綺麗に片づいた。
470 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 23:53:36 ID:sfvIKw+v
「これでよし!」パンパンと両手をはたいた沙織は鏡を見て腫れが引いている頬を確かめるとおもむろに着替え始めた、今まで着ていたブラウスを脱いで下着姿になった沙織を香織は足元から舐めるように見つめた。
自分に負けず劣らずスレンダーな体、香織よりもやや小振りながらバランスの良い胸、そして何より肩のラインが綺麗な後ろ姿… 香織の口から無意識に言葉が漏れる「沙織さん 凄く綺麗・・・」
沙織はビックリして振り返ると困惑したような表情を浮かべた、Tシャツで隠していた胸回りを露わにして微笑んだ
「ホントに? 香織はホントにそう思う?」香織はその笑みの意味が判らず同じように笑みを浮かべて頷いた。
「うれしぃ…」沙織は実は泣き虫らしい、香織はやっとそれに気が付いた、沙織はショーツだけの姿で香織に近付いて、横に座った
「ねぇ おねがい さおり って呼んで お願いだから」そう言って沙織は香織の肩を抱いた、香織は黙って頷いた、沙織は嬉しいそうに額を香織にくっつけて言った「仲良くしようね」
"ナカヨクシヨウネ"香織はまだ言葉の意味を理解できていなかった、しかし立ち上がった沙織はTシャツを着ると引き出しからエプロンを出してドアへと歩いていった。
「どこへ行くの?」香織は脅えたような声で聞く「大丈夫、夕食当番だから行ってくるね、まだ少し休んでいて」そう言って嬉しそうに部屋を出ていった。
香織は言われるがままにベットに横になって毛布を被った、カプセルから出てきて…部屋に案内されて…倒れて目を覚まして…、そして沙織を見つめてしまった。
順番に出来事を整理していたが段々眠くなっていった、窓の外は夕暮れ時の空が赤く光っている今日はもうすぐ終わるのだろう、香織は漠然とそう思っていた。
しかし、沙織の残り香があるベットで眠りに落ちる寸前に香織は気が付いた、沙織はどこで寝るんだろう・・・・
その答えが出る前に香織は眠りに落ちた。
471 :
448:2006/07/05(水) 23:54:09 ID:sfvIKw+v
カラ〜ン カラ〜ン カラ〜ン ・・・・・
遠くで澄んだ鐘の音が聞こえる…
しばらくしてガッシャっとドアの鍵を開ける音が響いた、スサスサスサ・・・
衣擦れの音と静かな足音、誰だろう?
そーっと毛布を降ろしたら沙織が立っていた。
「あ ごめんね 起こしちゃった?」
「うん 大丈夫 先の鐘の音で目が覚めていたから」
そう言って香織は身を起こした、眩暈の症状は全く感じなかった。
「もう大丈夫なの?」沙織は香織の顔を覗き込むように見つめる、香織はにっこり微笑んで頷いた。
「そう! よかったぁ〜 ず〜っと心配してたんだよ!」
沙織は急に声のトーンがあがって元気になった、そして部屋の灯りをつけた。
「あ ホントだ 顔に赤みが差している」
沙織は鞄の中から小さな包みを幾つか取り出してベットの隣の小さなテーブルに並べた。
「香織 食欲はある? 喉は渇いてない? 朝から何も口にしてないでしょ」
そう言われて香織は気が付いた、今日一日飲まず食わずで過ごしていた、そして同時に今日一日全く…
トイレに行っていない… そう、体内から何も出してすらいないことに気が付いた。
「食欲は… 無いなぁ…」自分でも不思議だった、しかし、沙織はにっこり笑うと包みの封を開けて中から紙パックの食品を幾つか取り出した。
グレープフルーツの画の描いてあるドリンクだろうか、別のパックには桃の絵が描いてある。
沙織は桃のパックにストローを指して香織に差し出した、鼻が敏感になっているのだろうか、香織はすぐに桃の香りを識別できた。
「はい 飲んでみる? 少しずつだよ 少しずつ口に含んで味を感じるか試して見て」沙織は柔らかな微笑を添えた。
香織はそっと手に受けてストローを口へと運ぶ、沙織は心配そうにそれを見ている、カプセルから出てきた赤子の食い初めと同じだ。
彼女の体がそれを受け付けるかどうか、実は凄く深刻な問題なのだけど沙織はなるべく表情には出さないように見つめていた、勿論、香織は既にそれに気が付いているのだが…
ストローをそーっと吸い込んでみる、たったそれだけの行動が酷くもどかしく感じた、何年も食事をしていない人間はこんな状態なのかもしれない。
香織の口の中に液体の感触があったやや生ぬるい液体、味は…そう思って飲み込んだ。
472 :
448:2006/07/05(水) 23:55:32 ID:sfvIKw+v
「あ… 桃の味がする! 香りもする! おいしいよ!! 沙織 おいしい!」
香織は無意識に沙織と呼んでいた、沙織は涙目になって見ている、今日何回目の涙目だろう、香織はにっこり微笑んで桃のドリンクを飲み干した、胃の中に液体の感触があった。
そして文字通り呼び水状態のなった胃袋がグーっと音を立てる。
「香織のおなかの音、おならみたーい」きゃっきゃ言って沙織は笑っている、香織は恥ずかしそうに顔を赤くしてはにかんでいる。
「今度はこれを食べてみる? これは赤ちゃんの離乳食にも使われるんだって 宇宙飛行士が食べるものも基本的に同じだそうよ」
そういって取り出したのはペースト状になったチキンと豆のパックだった、香織はそれを受け取るとパッケージをシゲシゲと眺める、赤ちゃんを抱えた女性宇宙飛行士がスプーンですくって食べている絵だ。
香織はそっとパッケージの蓋を開ける、中には茶色と肌色の中間色になっているペースト状の物が入っている、本当に赤ちゃんの離乳食そのものだ。
パッケージの裏側に張り付いているプラスティックのスプーンを取ってすくってみた、ヨーグルトのような柔らかさだ、口の前まで運んできたらローストチキンの良い匂いがした、思わず口の中によだれが出てくる。
「良い匂いだね」そういって香織は一気に口へと運んだ、チキンと豆のフレーバーが口内一杯に広がる、噛むことも無く下の上で自然にとろけて行くペースト食品の食感が新鮮だった。
沙織は嬉しいそうに一部始終を眺めている、香織はそんな事を気にするそぶりもなく一気に全部食べてしまった、スプーンを口に咥えたままで沙織に眼をやる、もっと欲しいと眼が訴えている。
しかし、沙織は意地悪そうに笑って言った、「今日はここまでね いっぺんにあんまり食べると体が受け付けないから」そういってゴミをゴミ箱へと片付けて部屋を整理し始めた、香織は立ち上がって部屋を見回す、自分が出来る仕事を探すために。
手際よくテキパキと片付けていく沙織を見ながら自分がここまでになるだろうかと段々心配になっていった香織だった、しかし、思案するまもなく沙織は作業を終えて服を脱ぎ始める。
Tシャツとショートパンツを脱いで下着姿になった、つんと突き出たお尻がセクシーだ、ブラジャーを外してクローゼットからパジャマを取り出すと頭から被ってお着替え終了、香織は呆然と眺めていた。
「あ そうだね 香織ちょっと来て」そういってクローゼットの扉を全部開けた、「ここは下着とソックス」「こっちはブラウスとかパンツ類 あと スカート」「こっちは上着と…」「あと正装用のブレザーね」
香織はあっけに取られた、自分の分が支給されると思っていたらそれが一切無かった、それどころか沙織と共用にされているのだった、そういえば体のサイズもスリーサイズもバスと以外は大して変わらないのに気が付いた。
沙織は見透かしたようにコケティッシュな表情で言う「香織びっくりしてるでしょ 私も最初びっくりしたよ! でも、すぐ慣れるよ」「ほら 着てるもの脱いで あ ブラ付けっぱなしで寝てたの?苦しくなかった?楽になって 」
そういって沙織は香織を剥き始めた、今日2回目の皮剥きだ、既に手馴れた手つきだと思ったけどされるがままにした、沙織はクローゼットから新しい下着とパジャマを取り出した。
「はい、ショーツは変えようね 気持ち悪いでしょ? パジャマは… グリーンね さっきまでのワンピース姿 緑で似合ってたもの!」
はいっと渡されて香織はどうしようかモジモジしていた、沙織は半分笑いながら小声で言う「女の子同士だから遠慮しないで着替えちゃって」、そう言われて香織は着替え始めた。
ブラジャーのホックを外しショーツを下ろす、うっすらと緑色の染みがショーツに残っていた、おしっこを漏らしたのかと驚いたが沙織は素早くショーツを取ると染みをじっと見ている
顔から火が出るほど恥ずかしかったので素早くパジャマを着て沙織からショーツを奪い取った
「駄目だよ 恥ずかしいじゃん… 沙織ちゃんのいじわる!」香織は軽く半べそ状態になっていた、沙織は少しびっくりしたものの香織の隣に立って方をそっと抱き寄せてやさしく諭すように話し始める。
473 :
448:2006/07/05(水) 23:56:16 ID:sfvIKw+v
「香織ちゃん 落ち着いて聞いてね そのショーツに残ってるのはオリモノって言うの おなかの中の状態を知るのに最適なのよ お漏らしした訳じゃないから安心して…」そういって香織の頭に自分の頭をくっつけた。
「私たちのお腹には新しい臓器が出来たの わかるでしょ 子供を宿すための臓器 そこはね 実を言うとカプセルの中では造りきれないの」沙織の手はそっと香織の手を包んでいた、そしてやさしく力を入れて隠しているショーツを広げてしまった。
真ん中部分のやや緑がかった粘っこい物が付いている、なんともいえない生臭いにおいがする、しかし、不思議と嫌だとは思わなかった。
「お腹の中にケーブルが沢山入っていたでしょ アレはお腹の中の新しい臓器がちゃんと出来たか監視していたのよ そして ある程度出来上がったら余計な物を吸いだしていたの」
「カプセルから出て空気に触れて今日一日過ごして、そしてまだ少し残っていた物が出てきただけだから 心配しないで 」
香織は目を閉じて沙織の言葉に聞き入っている。
「たぶんだけど もう少ししたら今度は生理が来るよ…」その言葉で香織はビクッとした、生理…、生々しい響きだった、自分が女性に変わった事を嫌でも認識する物がもうすぐ始まる…
後戻りできないところまで来てしまったんだ…そう思うと涙が自然に溢れた、沙織は優しく抱きしめて言葉を続ける「私もそう 雅美姉さまもそう 宮里先生もそう」「そしてあなたも… 香織ちゃんも 女の子だよ」
「そういえば… さっき香織ちゃん じゃん!って言ったよね」香織は意味が分からない、沙織は一気に続けた「香織ちゃん 関東地方南側の出身なの?」「横浜とかのほうでしょ なんとかじゃん!って話をするのって」
そういって沙織は笑う、話題を変えるのに必死なんだろう、香織は空気を察して返す言葉を捜す、こういう部分で相手の仕草や態度から空気を読む能力は香織のほうが上のようだった。
「沙織ちゃんするどい 私は関東南岸の…」そこまで言ってそこから先がなぜか出てこなかった、必死で自分の育った家を思い出そうとして、家も住所も街の景色も思い出せなかった、それどころか生まれ育った地域の情報が全く思い出せなくなっていた。
あれ…?おかしいな… なんでだろう… 香織はうつむいて考え込みだした、沙織は言葉を待っている、しばらく沈黙して香織が割きに口を開いた「ごめん そこから先は… 思い出せない」
沙織はなぜか何ら疑問を挟む事が無かった、それどころか驚くべきことに沙織も自分の記憶の一部がすっぱり無くなっていると話し始めた、それはある意味で香織より深刻だった。
「やっぱり香織ちゃんもそうなんだ 実は私も生まれ育った家とか街とか全然思い出せないの それどころか… お父さんお母さんの顔も思い出せないの 家族が全然出てこないの」「ただ一つだけ覚えてるのは黒い大きな犬が一緒に部屋の中に居た事だけ」
そういって沙織は言葉を飲み込んでしまった、重苦しい空気が流れる、ずいぶんと二人で肩を寄せ合ったまま黙り込んでいた、沈黙の中で沢山の会話をしているようだった、何となく沈黙の中に不思議な一体感を感じていた。
沙織はやっと言葉のきっかけを探し出したかのように口を開いた「香織ちゃん もう寝ようよ 明日は大変だよ」そういって沙織は香織の手から下着を取ると床において方を抱いたままベットに横になって毛布を引き上げた。
香織は沙織に抱きしめられたまま一緒に横になった、毛布とベットから沙織の匂いが漂う、そして目の前には沙織本人が横たわっているのだ、はたから見れば狭いセミダブルのベットに女の子が二人で抱き合って寝ている、なんとも贅沢な光景だった。
474 :
448:2006/07/05(水) 23:57:09 ID:sfvIKw+v
しばらくして沙織は香織の僅かな異変に気が付いた、香織が段々息苦しそうにし始めたのだ、何となく表情がトローンとしている、眼が虚ろだ、もしかして…と思ったけど、どうやらマズイ状態のようだ、原因は…勿論そそっかしい沙織にあるのだけど…
「香織ちゃん 大丈夫? ごめんね 汗をかいたままだった…」香織は既に虚ろな目を潤ませて微笑んでいる、そして…香織は自らの意思とは関係なく体中が火照り始めてるのに耐えられなくなってきていた、股間の…女性器がヒクヒクと動いている。
「大丈夫じゃないよね… 苦しいでしょ…」沙織は片方の手を毛布の中へと突っ込んで…既に虚ろな表情の香織のヴァキナへと伸ばした、香織は目を閉じて甘い吐息を搾り出す、なにか理性のタガが飛んだような放心状態にも近かった。
沙織の指が一番敏感な部分に滑り込んでいく、香織は自分の胎内への入り口をもてあそぶ沙織の指がもどかしかった、そして背骨を突き抜けて脳に襲い掛かってくる快感の波に包まれていた。
「さっ… 沙織ちゃん おねがい お願いだから もっと… もっと… もっと… して…」そこまで言って香織の背中が弓なりに曲がった、声にならない声で甘い吐息と一緒にワナワナと震えている。
沙織はショーツに突っ込んだ手の指で香織の敏感な割れ目部分を行ったり来たりして弄っている、時々指先が小陰唇の内側にヌルっと滑り込んで香織はビクン!と体を伸ばしながらもすぐに腰を動かして一番気持ちのいい部分を自ら探し始めた。
「ごめんね香織ちゃん 私たちはね 汗の中のフェロモンに凄く敏感に反応するの 男の子でも女の子でも 汗の中のフェロモンを敏感に感じ取って… 理性を失うような生き物にされちゃったの だから …」
沙織の指も既に理性の押さえが効かない状態になり始めた、快感の波に包まれる香織の体から催淫物質を沢山含んだ汗が滲み始めていた、世の男を捕まえて理性を失わせ…効率よく子種を吐き出すように…
少しでも人口を増やすために効率よく新しい命を作るために、そのために自らの意思とは関係なく女性化されてしまった子供達の体に与えられた強烈な武器、匂いは鼻の粘膜からダイレクトに脳へと作用する唯一のものなのだ。
香織のもっとも敏感になった部分を沙織が愛撫する事によって、二人は深い深い奈落のそこに落ちていくように快感の波に包まれていった。
カプセルから出てきて最初の夜にTSレディの生涯が決まると言われているが…
38号室を監視するカメラ越しに二人の少女の戯れを眺めていた宮里は満足そうな笑みを浮かべてゆっくりとコーヒーを飲んでいた…
催淫成分を唯一阻害するコーヒーカフェインのたっぷりと入ったレギュラーコーヒーを飲みながら大きなファイルを開いて初日と書かれたページに何かを書き始めた。
…香織さん もう 引き返せませんよ 沙織さんの部屋に入れたのは正解でしたね フフフ…
コーヒーカップの中身を飲み干して宮里は席を立った、拍子に川口香織と書かれたファイルを小脇に抱えモニター室の明かりを落として部屋を出る。
38号室の二人は毛布の中で相手の体をまさぐり続けていた、共に汗の中の催淫物質分泌が止まるまで、絶頂を越えて満足するまで、満足して眠りに落ちて、長かった一日が終わるまで…
−了−
475 :
448:2006/07/05(水) 23:59:19 ID:sfvIKw+v
例によって長文粗大ゴミスイマセン…汗
今宵はここまでで…
良作が多くて嬉しい一閲覧者でごさい。
ネタを思いついたので一応書いときます。
ファンタジー物です。
とある強国Tと隣接する弱国S。T国がS国に侵略を始め、徐々に追い詰めていく。
そこでS国はT国に呪いをかける。T国の男は一人残らず女性化し、勢力はS国が上回る、てな感じの設定です。
私的には捕虜になって部下の前で犯されるT国司令官とか面白いんじゃないかと。
自分で書け、ってのは勘弁してくださいorz
書きかけて放り投げた作品多数ですので…
>>448 設定エロ杉!
汗の臭いで自省がふっとぶなんて(´∀`)
続き書くよね?
おながいします
478 :
448:2006/07/06(木) 23:35:02 ID:o9PnmIAL
今宵もうpしようかと思いますが…
いかがでありましょうか?
480 :
448:2006/07/06(木) 23:56:31 ID:o9PnmIAL
書いてから気が付きましたが、今日は説明臭いです
あと、過去の執筆者さま各位へ敬意を込めて私の拙作に取り込ませていただきました
事後承諾となりますが、どうかご高配ください
481 :
448:2006/07/06(木) 23:57:11 ID:o9PnmIAL
『年齢偏差解消 および 総人口維持を目指す暫定無期限特別立法』
講義室のホワイトボードにそう書いて講師はこっち側に向き直った、チョークの粉が付いた指先を白衣の裾で拭き講義室を見回す。
全員お揃いのセーラー服に身を包んだ女の子が真剣なまなざしでそれを見ている。
講師は指示棒でホワイトボードを指しながら解説を始めた。
「一般にTS法と呼ばれている法律の正式名称はこうなります、長ったらしいものですからTS法と呼ばれますがね…」
「暫定無期限としている通り、本来は目的を達成したあとで効力を失う時限立法です」
「ただし この法による大幅な人権侵害を伴った特別措置」
「つまり あなた方のように性転換を強制してまで出生率を上げる措置をとる以上は最後まで面倒を見る必要があります」
講師はそこで再びホワイトボードへと向きを代え綺麗な字でさらさらと書き始めた。
1:特別立法における被験者の義務と責任と権利の保障
2:特別立法による被験者の生涯にわたる保護
3:特別立法での税制上および福利厚生における優遇措置
「ここから先は非常に重要な問題になります」
「そしてこれはあなた達被験者の義務でもあり権利でもある選択権行使の担保になります」
「いいですか? 非常に重要です 間違った使い方をするとあなた達が選んだ相手…」
「つまり この法律における交配行為対象の人権をも奪い取る危険性があります」
そう言って再び黒板にホワイトボードの黒い文字が増えていく。
1:被験者は交渉対象となる人物に対し明確に性行為の同意を伝えなければならない。
2:被験者の選択した交渉対象の拒否は可能な限り尊重しなければならない
3:被験者の交渉対象に関する要望は交渉対象より被験者の要望を無制限に優先とするが、授産の目的を失ってはならない。
「表現が分かりにくいですね 分かりやすく説明するには相手の立場から見た表現が手っ取り早いです」
「要するに あなた達の交配相手 性行為の相手はあなた達が直接指名する権利を持っています 指名された側は拒否できません」
「そして 行為自体は徹頭徹尾 あなた達の要望が優先されます 何時どこでどうやって です 好きなように出来ます」
「ただし それは… あなた達は子供を生む事が義務なのです ですから避妊の要望などあってはならないのです」
「それらが管理官によって摘発された場合 非常に残念ながら… あなた達の選んだ相手が一方的に断罪されてしまいます」
482 :
448:2006/07/06(木) 23:57:43 ID:o9PnmIAL
講師はもう一度講義室を見回したあとで薄笑いを浮かべながら言葉を続けた、今まで無表情だった講師の表情あまり気持ちの良いものではなかった。
「人間関係と言うものは不思議なものです 水と油などと表現するように どうしても無意識に避けてしまう人が世の中にはいるのです」
「しかし だからと言って その人が嫌いだからと言って管理官の眼を上手くごまかして相手を罠に嵌めたらどうなるでしょう?」
「自分には苦手なその人物も自分以外の誰かには相性の良い人物かもしれません」
「ここに居るあなた達はみんな家族です 特別法によって過酷な義務を負ってしまった特別な人たちです」
「言いたい事も快く思わない事も いろんな事を思うでしょう でも 自分以外のTS法被験者を大事にしてあげてください」
「そうすれば自分以外のTS法被験者から自分が大切にされます 思いやりの心を持ってください」
講師はホワイトボードを裏返し真っ白な面を用意した、講演台のスイッチを押すと天井からプロジェクターが下りてくる、まばゆい光がホワイトボードに注がれ画像が浮かび上がった。
「これは過去実際にあったケースです TS法は最初から完成された法律ではありませんでした」
そういって講師は画像を次々と変えながら一気にしゃべり続ける。
TS法初期段階では24時間で性転換が行われ生理受胎能力が安定しないままに学園へ送り込まれた事、性行為の直前に薬剤を母体へ投与して強制的に排卵させ受胎させた事。
それに伴う先天性異常児の誕生が相次いだ事、また、母体の負担が大きくTS法被験者の義務達成後平均寿命が15年程度だった事。
あまりに過酷な運命がTS法の改正論議を白熱させ、それに伴いこのような施設が全国に数箇所設置され自然排卵が出来るようになるまで時間を掛けるようになったこと。
また、TS法の影の部分が嫌でも取り上げられた、25歳までに4児を設けるためアングラの受胎産業が横行した事や、TS不能者と呼ばれる女性に興味を示さなくなってしまった男性の誕生などだ。
そして被験者の交渉対象となる子供達も精神が未熟故に自制が効かず暴走し、強姦行為に及んでしまった結果がどうなったのか…などなど。
講義室は静まり返っていた、たった数時間の間に法律上の知識を覚えろと言ってもなかなか難しい事だ、弁護士でも目指すような秀才ならともかく、彼女達は女性に生まれ変わって1年も経ってないごく普通の子供達なのだ。
しかし、そうは言っても時代の要請は切羽詰っている、2050年から始まったTS法による特別措置も既に30年を経過している、彼女達は法整備の進んだ現代で被験者となった事を感謝するだろうか…
講師は講義室の椅子に座る彼女達を見ながら複雑な感情にかられていた、なぜなら、講師の女性自身が2073年度のTS法被験者なのだから。
483 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 23:58:17 ID:o9PnmIAL
「さて、義務と権利に関する部分はひとまず終わります 次はあなた達の人生についてです」
講師は再びスイッチを操作した、ピクチャーサインを使った分かりやすい図が表示される。
「いいですか? TS法によりあなた達は20歳までに2児を出産しなければいけません」
「そして出来るなら25歳までにあと2児、つまり10年で4児を出産する事が望ましいです」
「2045年度のデータですが、この時点で女性一人当たりの出産率は0.5を割り込み0.48になりました、つまり女性4人をもってして二人しか子供が生まれなかったのです」
「あなた達の先輩方の身を削る努力によって2075年度では出生率が2.24になりました、速報値で正確ではありませんが2079年では3を越えました。
「TS被験者の平均出産数は昨年度までの平均で4を越えています いうなれば… 目標達成は案外簡単と言うことですね」
「4児以上を設けた場合 あなた達はTS法における褒章的最恵待遇措置と言う扱いになります」
「税金を納める義務がなくなります これは一部の受益者負担税を除きすべての税金が免除になります」
「国公立機関や施設の利用料もすべて無料になります また 一部の例外を除いて多くの企業で優先就職措置が受けられます」
「希望すればTS法に関連する機関や施設への就職も出来ますし 育児機関での保母さんも出来ますよ」
「そしてこれ以外にも多くの特別な権利が生まれますが… まぁ段々そのありがたみが実感出来るようになります まずは目標達成を目指しましょうね」
そこまで言うと講師はホワイトボード脇のスイッチを押して文字を消し去ってしまった、講義室の中に外からの光が入り込む。
「はい 今日の講義はここまで さぁ 食事にしましょう」
生徒となっていたTS法被験者の女の子達が外へと歩いていく、どこにでもあるような学校の一シーンだが、その中身は大きく違っていた。
疲れきった表情の香織はボーっとしたまま椅子に座っていた、講義室の中がほとんど居なくなっても立ち上がれなかった、ある意味であまりにショッキングな講義だっただからだろうか…
心配そうに沙織が覗き込む「香織 だいじょうぶ? 疲れた? メディカルルーム行く?」心配そうに見つめる沙織へ微笑みを返し香織は立ち上がった。
「大丈夫だよ ちょっと疲れただけ だって…」そういって恥ずかしそうに下を向いたままボソッと言葉をつなげる「昨日の夜の沙織 凄かったんだもん…」
沙織は満足そうに微笑みを浮かべつつ意地悪に言葉を返す「だって香織は…全部分かっていて階段2往復もしてからベットに飛び込んできたでしょ 自業自得じゃない…」
二人は無言で笑ったあと食堂へと歩いていった、長い長い一日を終えてから既に2週間、時計もカレンダーも無いこの施設の中では日付の感覚が希薄になるように細工されている。
自立的に生理サイクルを安定させるための措置らしいが、効果のほどは担当者も実際良く分かっていないらしい。
484 :
448:2006/07/06(木) 23:58:52 ID:o9PnmIAL
二人が食堂に着くと既に他の女の子で溢れかえっていた、今日のメニューはチーズたっぷりのシーザーサラダに黒ゴマの風味が効いたパストラミサンド、ドリンクは絞りたての新鮮なオレンジジュースか朝搾乳された牛乳。
デザートパックはサワークリームとドライフルーツの乗ったクラッカーにイチゴ風味のシャーベットか餡子のたっぷり入った栗ぜんざい。
食堂の中は既に甘い匂いで充満している、すっぱい匂いが紛れているのは大きな皿に載せられた半分割りされているグレープフルーツの匂いだろうか。
沙織は香織と一緒にトレーを持ってテイクゾーンを歩いていく、供食担当の女の子がかわいいアップリケの付いたエプロンをしてサラダを取り分けてくれる。
パストラミサンドのオニオンが苦手な沙織は受け取ったサンドを空けてオニオンを抜いてしまう、それを見て香織は笑っていた。
「好き嫌いする女は嫌われるんだってよ!」香織の鋭い舌鋒が沙織に襲い掛かる、沙織はアカンベーをしながら応える「たまねぎだけは人間が食べるものじゃ無いわね」
「そんな事言って せっかく作ってくれた人に悪いじゃん!」「あ! またジャン言葉が出た!」「仕方ないでしょ 染み付いてるんだから…」「染みが付いてるの?」「…沙織の馬鹿!」
文字にすると険悪なムードだが当人達は笑っている、それどころか周りの女の子も貰い笑いしている、なんとも言えず幸せな光景がそこにあった。
「沙織!香織!こっちこっち!!」5列ほど向こうのテーブルから手招きする集団が居る、同じ24号煉の女の子達だ、隣の部屋の岬&早百合ペアに向かいの部屋の瑞穂と飛鳥のペア、そして雅美が隣で微笑んでいる。
沙織と香織は笑いながら小走りで移動する、およそ200人が同時に食事をする食堂なので作りは広く大きい、なるべく埃を立てないように、傍目に美しく立ち振る舞えるように。
ここの施設ではすべてに女性らしさを求める教育が施される、それはとにもかくにも、当人達が自然に女性であると認識するようにするためだ。
そして、世に出て行った時にも女性として扱われることに何の疑問も持たなくなるまで徹底して行われる、15年を男として育ってきた彼女達だったが、沢山の女性に囲まれて女性としての扱いを受ける内に感覚が切り替わっていくらしい。
事実この時、トレーを持って走る沙織を香織はたしなめている、「さおりぃ〜 ダメじゃん! トレー持っていたら走ると変だよ」そういって静々と歩く姿は十分さまになっている。
二人の会話は下手な立会い漫才よりよほど面白いらしい、岬が椅子を引いて二人を座らせると人差し指で沙織のほほをツンツンする、「香織にまたしかられてるねぇ〜 先輩の威厳ないなぁ〜」周りがどっと笑う。
香織は笑いながら沙織の耳元に唇を寄せてそっと舌で沙織の耳たぶを舐めた、沙織はゾクっとしたような表情を浮かべて香織の手を握る「香織 だめ!」周りは笑っている。
眼を細めた香織は沙織にも聞こえるように岬に言う「いえいえ 私は愛する沙織先輩の隅々までご奉仕させていただきましたから…」周りはキャ〜っと嬌声を上げて口々に言う「ねぇ こんどルームパートナーをスワップしようよ!」
どうする?って表情で沙織を見つめる香織、沙織は意地悪な笑顔を見せながら回りに言う「私の香織はダメです! 私だけだから!」「代わりに私が行ってあげるけど どう?」
一部始終を端から眺めていた雅美は会話の流れが一瞬切れたところで言葉を挟む「早く食事を済ませなさいね そうしないと…」周りはいっせいに雅美を見る。
「そうしないと 香織は今晩私の部屋にお泊りよ…」雅美はゆっくり舌なめずりしながら香織を見た、それだけでゾクゾクして香織は動きが固まってしまう、沙織は隣から肘で突っつく。
「もうだめね ロックオンよ とっととご飯たべて午後の講義聞きに行こうね 今夜は香織無しかぁ…」周りに囃し立てられる沙織だったが香織は沙織の心からの寂しそうな表情だけで体が熱くなっているのに気が付いた。
…沙織は私が好きなんだ
485 :
448:2006/07/07(金) 00:03:42 ID:m9B6tW/j
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スイマセン、今日はここまでです、また明日の夜にでも・・・・
感動をありがとう
この設定でレズ有かよ、、、荒らしたいのか
>>448は。
TS法という設定の元に展開されてるのでTS物になるのだろうけど
「強制女性化」という心理描写からは離れてきてるかもしれない。
男の時の記憶がないというのがやや厳しいか。
だが今後の展開にもよるのでwktk
さて…
>>448の展開力に期待だな
良いところで切ったのは計算のウチだろ?( ̄ー ̄)
読者試さないで良いから、サクッと続きよろしく!
当然、ただのレズネタじゃ終らないよな?
レズ有りだったら何でも駄目なのか。
排斥も行き過ぎなんじゃないかと思うが…。
レズネタなぞ珍しくもなんともないんだがなー
>>491-492 それこそレズスキーどもの思う壺。
>>448はせっかく最近スレが
いい流れになってきたのに台無しにしないでくれ。ストーリーの転換を要求する。
書いてくれる作者さんに要求を通すのはどうかと思うが?
まぁ今後の展開でレズスキーが集まってきたら、それはそれで困るけどな。
>>490の言う計算ずくのストーリー展開だと思う、昨夜の話の終わり方は唐突すぎて
読む側に印象を委ねた感じだ。反応見てると思うからひとこと言っときたい。
素晴らしくGJ!だ、思うがままの続きを宜しく頼む、是非キチンと完結してくれ。
俺はGJ!だと思う
まぁ感想は人それぞれだしこれはこれでいい
日本人ってのは工作員に弱い人種なんだなとしみじみ思った。
レズしか認めないというのは論外としても、487や493みたいなレズネタは完全に認めないと言うのも同じく論外だな。
490は単に自分の要望をとしたいようにしか見えないので、そう言う意図でないなら書き方を替えた方が良い。
>>496 俺も含めて、それは認めざるを得ないね。
元が男だったのに客観的な女体に興味0ってのもおかしな話だと思わないか
鰈にスルー
ついでに言うと、本題から逸脱しない範囲であれば多様性を認めるのも読者のマナーだろ
場が荒れるのを楽しみたいアホはスルーが基本、どこぞで見た話じゃないが、静かな水面に波紋を立てるのが面白いんだから石を投げる馬鹿は存在する
波紋を立てないようにするのも大人に必要なスキルだな
とりあえず続きキボンヌ
502 :
532:2006/07/07(金) 19:11:35 ID:qYEcZcm6
皆さん久しぶりっす。1ヶ月以上ROM専だった者でつ。
今レズ物書いてたんだけど、ココってそういうの好まれないみたいね・・・。
新参者なので荒れてた当時の状況も知らず申し訳無い。
気に障るようなら投下は中止するけどどうする?
無問題。
煩悩の赴くままにやってくれ。
投下を待つ。
TS法は運悪く選ばれた人が強制的に性転換されるので強制女性化。何の問題も無い。男性の記憶、意識が無いのも強制女性化の一部だと考えればよい
あと、投下するなってことは有り得ないので書いたらとりあえず投下してください。お願いします。
506 :
448:2006/07/07(金) 21:54:10 ID:gH199Eka
あの、私も続けて良いでしょうか?
>>506 どうぞどうぞ!
ここでは、SS職人>>>>>>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>その他
ですから。
508 :
448:2006/07/07(金) 21:57:38 ID:gH199Eka
あれ?IDが被ってる…
同じマンション内に読者が…(汗
トリップつけることを勧める。
そろそろ数字だけの作者増えてきてるので、トリップあると区別もつきやすいし。
ちょっとテストします
これでいいかな?
512 :
ダークサイド ◆P6rAbdkis2 :2006/07/07(金) 22:19:03 ID:GHXDx02g
よすよす、#448ですが、当面これでうpりますので、よろしくお引き回しの程を>みなさま
ただいま推敲しておりますので、もう少々お待ちください、ちなみにIDはなんか気分的に嫌なので
接続方法変えました
頑張れー。
個人的な要望としては句読点をちゃんと使い分けてほしかったりするけど。
偶然と言うにはあんまりだけど、真偽含めて不問に付すので続きプリーズ。
ダークサイド氏であったか……。
こちらにも書いてくれて嬉しい。
>514 CATVだとID被るのなんて、珍しくないよ。
516 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 00:33:05 ID:wzZ6n0gk
TSF公民館管理人です。
TSF公民館は当初の役割を終えたと判断し、大変勝手ですが来月一杯をもって
公民館を閉鎖させていただきます。
bbspinkのTS系創作スレッドがある程度落ち着いた流れになっていることや、
TSF支援所が軌道にのっていることなどから、ここでのSSの続編などにつきま
しては上記のようなサイトに発表の場を移してもらえればと思います。
最後のほうは一ヶ月に一度程度の管理者巡回頻度になってしまい、
板住人の皆さんには何かとご不便をおかけしたことをお詫びいたします。
なお、来月まではここはそのまま残しておきますので、お気に入りの作品等は
いまのうちにローカルに保存するなりお願いします。
いままでご協力ありがとうございました。>all
申し訳ありません、途中で完全に寝てしまいました。
今日はちょっと長いです、重ね重ねすいません
午後の光が大きな窓から射し込む大講堂の中は思っている以上に暑くはない。
寒冷地帯に立地する施設であること、周囲の森を抜けてくる風が天然のクーラーで冷やされていること。
そして何より、汗ばむような陽気になると彼女たちの精神が短時間の安定ですら保てない事などを考慮した作りになっているせいだろう。
眩しく輝く太陽は明らかに天頂を通り過ぎ遠くの山並みへ向かって高度を下げつつあった。
日没前の時間を使って大講堂の中に施設内のTSレディが全て集められ午後の講義が行われている。
「…ですから、女性にしかない器官である子宮や卵巣といった部分の入り口は清潔に保たないといけません」
「膣内衛生環境の悪化は子宮内環境の悪化です そして様々な女性特有の病気を引き起こします 非常に危険な子宮筋腫や内膜症といった物も感染症からの発展がありえます」
そこまで言って衛生学の講師は講堂の中を見回したあとで続ける、女性同士の同性愛行為は女性特有感染症の拡大を招く事、そしていとも容易く死を招く危険がある事。
性行為に及ぶ際の膣内衛生は攻撃的組成の分泌液成分となる、それが相手の胎内に入るとどうなるのか、脅すような言葉が延々と続けられた。
「女性にはペニスが有りません 当たり前ですね ですから手や指やその他の物で快感を得ようと頑張りますが それを共有すると危険だと言うことです」
水を打ったように静まり返る講堂の中で香織は沙織の横顔を見ながら考えていた、沙織は私の事を本当に好きなんだろうか、本当に?本当に?本当に?
二人して狭いベットの中で戯れる夜が沙織を酷い目に合わせてしまうかもしれない、感染症で羅病するとどうなってしまうのか、それを聞いて見たかった。
でも、沙織に聞いたら怒られるかな…、私が沙織から伝染して羅病したら困るから聞いてるんだって思われたら嫌だな…、絶対嫌だな…、そう思われたらどうしよう…
どうしよう…
どうしよう…
どうしよう…
そしたら…
香織は今にも泣きそうな顔で沙織を見つめていた。
「川口さん! 話を聞いていますか!」講師の鋭い言葉が飛ぶ。
香織は心臓が止まるんじゃないかと思うほどドキッとして裏返った声で答える
「はい!勿論です…」周りの女の子がどっと笑う、沙織も笑っている、恥ずかしそうにモジモジする香織を見て講師は言葉を続ける。
「ではもう一度確認します 非常に重要ですから良く聞いて下さい」
香織は一言一句聞き漏らすまいと真剣に耳を傾けた、講師の女性は鋭い視線を香織に向けた後で講義を再開した。
「まず もっともポピュラーな感染症である性病4種は施設から隔離されます そして 場合によっては廃棄処分となります」
「いいですか? あなた達一人当たり1000万円以上の経費が掛かるのです そのTSレディが廃棄処分された場合 その費用は親族負担となります」
「次に危険レベルが比較的高い特定伝染病類のうち 粘膜感染がありえる5種の場合はルームパートナーまで廃棄処分となります」
「そして 最も危険性が高い重大特定伝染病3種 エボラ出血熱などですね この場合はこの生活棟ごと焼き払われます 中にすべてのスタッフを閉じ込めたままです」
「皆さん 自分の身と ルームパートナーと そしてここで生活するすべての家族の為に 物事は良く考えてくださいね 」
講堂を埋めたTSレディ達が無言で頷く、講師はそれを見ながら満足そうに笑顔を浮かべて講義の資料を整理し最後にこう言った。
「レズ行為に及ぶのは義務を果たした後でも大丈夫ですよ 今のあなた体は大事な仕事前なんですからね はい 今日はここまで!」
そういって講師は講堂を出て行った、感染症と衛生学の講義はつまり、レズ行為への嫌悪感と背徳感を植えつけるための授業だった。
そうすれば、彼女達が体の疼きを覚えても自然に女より男を選ぶだろうと言う心理学上の緊急退避経路を作る事に他ならなかった。
こうしてTS法により望まぬ性転換を行われた男の子達の思考パターンが、出来る限り女の子に切り替わっていくのを本人達に気付かせないように配慮されているのだった。
思春期の精神構造変革において第一段階で顕著に見られる同性愛傾向を早めに体験させ、初潮が来る前にレズ行為を終わらせ、そしてその後に同性愛を嫌悪するように仕向ける。
言葉で言い表せば簡単なようだが、実際は監督官を勤めるこの施設の白衣の女性にとって四六時中監視を続けなければならない激務である。
そして何より、その監督官の多くがTS法により性転換した多くの先達である事を収容されている女の子達は教えられていない、各棟の棟長ですらそうである事も…
香織は自分のノートをまとめロッカーへと歩いていった、この講義に沙織も出席していたが、すでに受講してあるので半分は聞き流していたようだ。
眠そうな顔をしている沙織と一緒に歩きながら香織は同じことをずーっと考えていた。
沙織は私のことが好きなのかな…
ロッカールームでセーラー服からジャージに着替えて施設内の掃除時間となった、食堂の調理室から良い匂いが漏れてくるのもこれ位の時間帯だ。
施設の作りは入り組んでいて、施設の処理能力拡大に併せ増築されていった事を物語っている。
しかし、実際にはTSレディを狙った侵入者、つまり男性陣の落伍者が破れかぶれになって破天荒な行動に及んでも彼女たちを守り抜く構造になっていること、彼女たちが気が付いてないのだ。
新しく選出されたTS被験者がここへ眠った状態で運ばれてくる時も厳重な警備と偽装によって守られている、この施設は絶望的な現状を打破するための重要な施設でもある。
しかし、その中に入っているTS被験者達の心の内側だけは…、システムや設備を設計した人間でも伺い知る事は出来ない。
竹箒で玄関を掃除中での沙織を香織は見つめていた、バケツで濯いだ雑巾を絞りながらその仕草をいちいち観察していた。
沙織の動きの合間合間に見せる些細な仕草が完全に男の子の仕草ではなく女の子の仕草になっている、振り返り様に髪を抑える仕草も、体の向きを変えるステップの最初は片足が後に下がる様も。
そして何より、一緒に掃除をしている女の子と視線を合わせる時の首の傾げ方も…
私の知らない女の子とあんなに楽しそうに話をしてるのに…
沙織は私のこと好きなのかな…
沙織の心の内を思って自分の心が震えるのをまだ香織は気付いていない、しかし、男ではなく女としての思考になっている事を本人が意識してしまうと、脳と体から男性傾向が抜けきらないと言うデータがある。
女性だけの環境で外界適応させてやるとその副産物で男だった頃の記憶を思い出しにくい、政府関係者たちがそう気が付いたのは施設が誕生してからなのだという。
人口増加プログラムに組み込まれた彼女たちが全寮制の学校に送り込まれ年頃の男達に囲まれたとき、彼女たちが男だった頃の記憶を取り戻してしまうと計画達成が困難になるのだと過去のデータは物語っている。
理性を飛ばす催淫薬物の投与を行って受胎を行うことは非人道的行為の限界を超える、そう問題提起した善良な一般市民という名の世論が作ったこの施設は、15年分の時間を掛けて作った人格を完全破壊してしまうある意味で恐ろしい収容所だった。
そこに収容された彼女たちは監督官や施術スタッフ達から工業製品程度の認識でしか扱われていない、そんな酷い現実がその実体である…と、世の善良な一般市民は理解しているのだろうか…
香織は固く絞った雑巾で窓を拭きながら、透明なガラス越しに沙織を眺めていた。
私は沙織が好き、優しいから、教えてくれるから、心配してくれるから、大事にしてくれるから…
沙織は私の事をどう思っているんだろう…
掃除を終えた香織は一人で棟長である雅美の部屋を訪れた、書架が幾つも並ぶ雅美の部屋は香織と沙織の暮らす部屋より大きくて広々として、そしてちょっとだけ寂しそうな雰囲気だった。
突然の訪問に驚いた雅美だったが香織の表情を見て、それが心と体の渇きを癒す為では無く、むしろその正反対の理由だとすぐに見抜いた。
雅美は書きかけのファイルを閉じて書架に収め扉を閉めた、首から下げたネックレスに付いている小さなペンダントトップをキーボックスにかざすと小さな赤いランプが点滅してえガチャリと鍵が閉まる。
自分の名前が書いてあるファイルがここにある事を香織は初めて知った、しかし、それを疑問に思う心の余裕は香織にはなかった。
「香織さん コーヒー飲めるよね 私もちょうど喉が渇いたところだからコーヒーを入れようとしていたの 飲んでいかない?」
そう言って香織はコーヒーメーカーにコーヒー豆を一掴み入れてスイッチを入れた、甲高いモーターの音が響いてコーヒーの強烈な匂いが部屋に充満する、雅美は大きく吸い込むと言った。
「コーヒーって良い香りよね フフフ」小さく可愛いコーヒーカップに落としたてのコーヒーを注いで香織に差し出しながら雅美は言葉を選ぶように切り出した。
そろそろ来ると思っていたわよ…、その一言が香織をより不安にしてしまう、良くあることなんだろうか?、恋いに恋する年頃の乙女が抱く感情を昨日今日女性化した彼女たちが理解できるわけがない。
小さなウェハースのビスケットを二人でモソモソと食べながら黙ってコーヒーを飲んでいた。
「あの… 雅美姉さま… 私…」「分かってるわ 沙織さんの事でしょ?どう思ってるか知りたいんでしょ?」「そうなんです…」
香織はうっすらと涙目だった、息苦しいくらいに思っている事を図星で当てられて、しかもそれが事前に予測できていた事に愕然としていた。
雅美はテーブルに飲み干したコーヒーカップを置いて香織の隣に座った、香織のカップは既に空だった.
雅美のしなやかで優しい手が香織の頭を抱きしめる、香織は雅美の胸を顔を埋めながら震えていた、雅美の体から"女"の匂いがしているのだけど、それが何であるかを香織はまだ分からない。
「香織さん あのね…」そういって雅美は抱きしめた香織の頭に頬擦りしながら言葉を紡いでいく。
「人が人を好きになるのは2種類あるの それは片思いと両思い 片思いはつらいわよ どんなに思っても相手は応えてくれないから」
「でも 片思いは大切なの あなたが沙織さんを思っているなら 沙織さんはあなたの事をちゃんと思っていますよ」
「だってあなたを嫌いな人は自然にあなたを避けるでしょう? あなたを避けないどころか同じベットで寝てくれて そして…」
雅美は抱きしめた香織の額に軽くキスしてから言った「そして… 夜の戯れも一緒に喜びを分かち合ってくれる人があなたを思っていないなんて ありえないでしょ」
香織はボロボロと泣き始めた、微笑みながら雅美はそれを見ている、優しい微笑みに気が付いた香織はさらに泣いてしまう、声を上げないように嗚咽する香織を抱きしめながら雅美は続ける。
「誰かは誰かの事をいつも気にしているの 誰かの誰かの誰かを辿って行くと必ず自分に帰ってくるの だって誰からも思われなくなったら その人の存在を誰も気がつかなくなるでしょ」
「あなたはあなたの周りの人にいつも思われているよ 大丈夫 あなたを見つめている人は必ず居るから 身近にも遠くにも居るから あなたを思う人の思いに応えてあげてね…」
香織は泣きながら頷いた、雅美は香織のほほを伝う涙を指でぬぐってささやく。
「さぁ 食事の時間よ 早く行きなさい あなたを思っている誰かが… 沙織さんが心配しているから」
香織はハッとして立ち上がって駆け出した、ドアの前まで行って振り返り深々とお辞儀をするとかわいらしい笑顔を残して部屋を飛び出していった。
雅美はゆっくりと立ち上がるとコーヒーカップを片付けながらつぶやく
「危なかったわね… でも 嬉しくて泣き出すなんて… 精神的にちょっと不安定かしら… もうそろそろ… 立派な女の子の仲間入りね…」
ニヤリと笑う雅美の笑顔には優しさの類ではない表情の相があった。
遠い山並みの向こうへ太陽が沈もうとしている時間帯、食堂は既に閑散となりつつあった。
今宵のメニューだった胡椒のしっかり聞いたペペロンチーノと生ハムの皿からは湯気が失われていた。
カボチャと生クリームのスープはすっかり冷めてしまい、氷が浮いていた筈のマンゴージュースからは氷のブロックが消えている。
食堂の入り口で沙織は香織を待っていた、二人分のトレーを並べて先に帰るほかの部屋の女の子を見送って、水が入っていた空っぽのコップを眺めながら、その淵を指で撫でたり小突いてみたり…
掃除が終わって気が付くと香織は居なかった、雅美姉さまが本当に連れて行ってしまったんだろうか?
私の大切なルームパートナーの香織を雅美姉さまが…、私のパートナーの…、私の大切な…
ドス黒い情念にも似た物が沙織の心の内側に溜まり始めていた、私の大切な存在を奪う人は誰だって許さない…、たとえ雅美姉さまだって…
思いつめたような表情になった沙織はふと入り口に眼をやる、そこには眼を真っ赤にした香織がそこに立っていた、沙織の心は散々に乱れた…
「香織! どうしたの!! 眼が… 真っ赤だよ」そういって無意識に立ち上がった沙織は走って言って香織を抱きしめた、香織はどうしようか一瞬迷った。
正直に雅美のところへ行ったと言うべきか、それとも昼間の講義でボーっとしていたので呼び出されて叱られたと言うべきか、それともいっそ転んで頭でも打ったと言うのが言いか…
「香織… 怪我でもしたの?」沙織は心配そうな顔で見ている、香織は明らかに動揺の表情を浮かべてシドロモドロしている。
沙織は一瞬で見抜いてしまった、雅美姉さまの所に行ったのが分かった。
体中から汗ではなくコーヒーの匂いがしているのにも沙織は気が付いた、「…雅美姉さまに相談だったの?」、香織は何か観念したように頷いた。
「いいよ! 先に食べようよ!冷めちゃったけど香織と食べるとおいしいもの!!」
沙織は明らかに気丈に振舞っている、きっと傷つけちゃった…
香織はそう思った、しかし、それを聞くのも何か気が引けたので黙って席に座った。
「ごめんね… 遅くなって… どうしても相談に乗って欲しい事があって… それで…」
泣き出しそうな表情で香織はしゃべり始めた、沙織は冷えたスパゲティをフォークでまきながら切り返す。
「誰だって心配事の一つや二つあるわよ 私だって香織が突然居なくなったらどうしようって思うもの…」
そう言うと沙織は口一杯にスパゲティを頬張ってモグモグしている。
その仕草がさっき掃除中に見た女らしい仕草の沙織とあまりにかけ離れていて香織は泣きながら笑ってしまった。
「香織 早くしないとお風呂が大変な事になっちゃうよ! 早く早く!」
そういって沙織は食べるピッチを上げた、香織の表情から一気に笑みが消えた
「そうだ!お風呂!!」
なにか競争でもしているかのように二人は一心不乱に食べていた、キッチンの中のおばちゃんが笑いながらそれを見ていた。
勿論このおば様達も…過酷な運命を受け入れ義務を果たし自由となった初期のTS被験者だ。
ごちそうさまー! 遅くなってすいませんでしたぁー!
二人はハモッて声を上げて食堂を出て行った、最後のお客になっていた二人が食堂から出て行ってガランとした食堂の明かりが消えた。
階段を駆け抜けお風呂に到達した時、既に沙織の顔からヤバイ!ヤバイ!の危険信号が出ている、いつもより瞬きが多くなった。
それはそうだ、汗の中の成分に嫌でも反応してしまう彼女達にとって多数のTSレディが浸かった後のお湯は危険な媚薬そのものだ。
更衣室で服を脱ぎながら既に沙織の顔は上気し始めていた、香織はさっき飲んだコーヒーの成分が効いているのでまだ多少影響が少ない。
二人が大浴場に入った時、既に浴室内は精神の安定を保てなくなったTSレディ達の乱交パーティー会場になっていた。
うわぁ… 香織は一瞬意識が遠くなりかけた、催淫物質を多量に含んだお湯から湯気が上がっている。
その濃度たるや凄いものだ、隣の沙織は既に甘い吐息になりかけている。
香織は思わず沙織を抱きしめた、沙織…ここじゃダメだよ…、無意識に出た言葉が沙織の頭の中で響く…、香織は…香織は…香織は…、私を拒絶したの?
抱きしめた香織の手を握ってその指を口に運ぶ沙織、滑らかな舌使いが香織の心をくすぐる、しかし、香織の指には僅かに雅美の入れたコーヒーの味が残っていた。
一瞬だけ鼻腔に広がるコーヒーの香り、沙織はそれだけで理性の糸を何とか繋ぎ止めた。
「香織…シャワーだけ浴びて部屋に行こうよ…」
そういってフラフラ歩く二人、隣並んでシャワーブロックに入りシャワーを浴びると沙織は体の中が熱くなって行くのに耐え切れなくなりつつあった。
しかし隣のブロックで香織が使ったボディシャンプーの香り…アロエと抹茶の成分が入ったその匂いには微量ながらカフェインが含まれている。
乱交パーティーに参加したくないTSレディ達の最後の切り札で沙織はギリギリを保っている。
どこを見回してもコーヒーの無い環境で雅美の部屋にだけコーヒーがあった事を香織はまだ気が付かなかった。
風呂場から脱出して更衣室に戻ると沙織の乳首がピンと立っていた、ややフラフラしながら表情は夢見るようだ。
ブラ無しでTシャツを着ると摺れて痛いから嫌だなぁ、でも、風呂上りでブラ付きは蒸れて嫌だなぁ…、沙織の頭の中はグルグルと回っていた。
多少マシな状態の香織は沙織を抱き寄せて体にバスタオルを巻き、その上からジャージの上を着せた、トローンとした表情で沙織はされるがままだ。
「沙織 部屋に行こ!」そう言って香織は歩き出す、バスタオルのワサワサとする肌触りだけで沙織は行きそうだった。
途中何度も立ち止まって肩で息をしている、すれ違うTSレディ達がご愁傷様とでも言いたげな顔で見ている。
一日の終わりの風呂が一番のトラップだなんて、なんて洒落た罠なんだろう、そう思いながら香織は沙織の肩を抱いて部屋に戻った。
ベットサイドで沙織はフラフラしながら服を脱ぎ始めた、トローンとした表情で香織を誘っている、潤んだ瞳で見つめられると香織はドキドキが止まらなくなった。
しかし、雅美の入れたコーヒーの成分がまだまだ香織の心をつなぎとめている、多少の波風は立つものの理性が引き止めている、越えるに越えられない理性の一線が香織はもどかしかった。
既に生まれたままの姿になった沙織は香織に抱きついている、戸惑う香織の服を脱がし始めると右の乳房にキスをした。
「沙織… 沙織… 大丈夫?」香織はシラフに近い状態だった、沙織はそれが段々許せなくなってきている、どうしたんだろう?私の好きな香織は私が嫌いになったの?
モヤモヤとした思考だが、こういう時の思い込みは非常に危険な結末をもたらす事がある、TSレディの発作的な自殺などはこんなシチュエーションが多いそうだ。
香織はどうしたらいいのか分からないまま沙織を抱きしめてベットに入った、沙織は何かをブツブツとつぶやいている、香織の心がやっとピンク色に染まってきた頃、沙織の心のモヤが晴れ始めていた。
今宵も狭いベットの上で二人の少女の戯れが始まった、しかし、その中身はきわめて事務的な気配の漂うものだった…
沙織の脳裏に染み付いた真っ黒な影、香織は…私が嫌いになったの?、共に力尽きて抱き合ったまま眠りに落ちた二人の心は微妙なボタンの掛け違いを始めていた。
翌朝、日の出の鐘が朝を告げる。何となく後ろめたい部分を抱えて沙織は目を覚ました、香織は壁を向いて寝ている、いつもは私のほうを見て眠っているのに…
一度灯った疑念の炎は心の中の平穏な部分まで焼き払ってしまう、出来る限り優しく手を伸ばしたつもりだったのだけど、沙織が香織の肩を揺らした時に香織は無意識のうちに肩を払った。
香織…香織…香織… どうして?
寝起きの沙織は既にパニック状態になっていた、「どうして!」金切り声に近い声で沙織は叫んでしまった。
香織はびっくりして目を覚ました「沙織…どうしたの?」
のっそりと起き上がった寝起きの香織が酷く不機嫌そうな表情に見えた沙織はもう何がなんだか理解不能になってしまっていた。
どうして?どうして?どうして?
涙目になった沙織はありあわせの服を着て部屋を飛び出していった。
事情が良く飲み込めない香織は呆然とそれを見送るしかなかった。
香織がカプセルから出てきて16日目の朝は波乱含みのスタートになった。
昨日までの快晴の空はどこかへ旅立ってしまったようだ。
どんよりと低く曇った空は重そうな雲に覆われて今にも降ってきそうな状態だった。
こんな日は鐘の音もキツク響くらしい、沙織は一人サロンで外を眺めていた。
私の大切な香織、どこへ行ってしまったの…
雅美の管理しているファイルには24号棟のTSレディ全員を観察した分析が書き込まれている。
TSレディの監督官資格を持つ雅美が見立てた沙織の精神安定性はB1クラスだった。
最高の3Aから順に2A、A、B1、B2と下がっていき、問題のある子にはCが、きわめて不安定な子はD、精神疾患を患っていると判断されるEから下は廃棄の対象となる。
女性である以上は避けられない生理前の情緒不安定に対する耐久性というのが精神安定性を評価する基準となっている。
普段と変わらないレベルで精神の安定を保っていればB1以上の評価になる筈だ。しかし、今現在の沙織を雅美が見立てたらDのしかもマイナスレベルだろう。
人前でも大声で喚いたり泣いたり平気でしてしまうDクラスだが、沙織は勢い余って香織の首でも絞めてしまいそうだ。
他のTSレディに直接的脅威となりうる場合は施設から出されて処分される可能性が高い、きわめて"高価な存在"になった彼女達を守るためとはいえ、その運命は過酷過ぎる部分も多い。
香織は部屋を綺麗に片付けてクローゼットを整理し、キッチンを掃除してベットを綺麗にメイクしなおした。
いつもなら沙織と二人で仲良く笑いながら行う作業が今日は酷く孤独だった。
雅美の見立てた香織の情報分析力は3A++、IQ換算で軽く200を越える子がおよそ2Aレベルなのだから3Aたるや探偵か刑事にでもすれば現場で役に立つレベルだ。
しかも香織はその3Aに+が2つ付く、3Aクラス3人分と評価される彼女の分析力は自分以外のことになると素晴らしい能力を遺憾なく発揮する。
そう、自分以外と断りが入る最大の理由、それは香織が折り紙つきの天然系だということだ、自分が勘定に入った状況分析は5ランク落ちというのが定説らしい。
事実、香織は沙織の不安定になっている要因を生理前症候群(PMS)による気分の落ち込みと精神的不安定ではないかと判断した。
朝食をとるためにジャージへ着替えてサロンへと移動する途中で香織は考えた、PMSであれば…ハーブティね、チェストツリーのお茶を淹れて持っていこうかしら…
ブツブツとつぶやきながらサロンへ行ったら沙織は呆然と外を眺めていた。
「沙織 風邪引くよ そんな格好で座っていたら良い女が台無しよ」香織は柔らかく微笑んだ。
「香織… いいよ 私は… 良い女でなくて…」沙織はうつむいて震えている。
香織は持ってきたカーディガンを沙織の肩に掛けて立ち上がるように促した、沙織はよろけながらも立ち上がる、香織の差し出した手を打ち払って一人歩きだした。
その仕草を見ながら香織は内心ちょっとムッとしている、でも、彼女はPMSなんだと思って食堂に入り二人分の朝食を用意して沙織へと持っていった。
今朝のメニューはホワイトアスパラの乗ったグリーンサラダにゆで卵、トーストとボイルウィンナー。
ビタミンの不足は女性にとって良い事では無いので、100%トマトジュースかカボスジュースが添えられている。
香織はキッチンのおばちゃんにお願いしてチェストツリーのハーブティを貰ってきた、沙織のトレーにそれを乗せて運んでいく。
いつもと違う席で沙織は膝を抱えてうずくまっていた、小刻みに揺れる肩が寒々しいほどだ。
香織は精一杯の笑顔で沙織にトレーを差し出す、沙織は香織の顔を見ないでトレーを受け取った。
憔悴しきった表情の沙織を見て香織はただ事ではないと思い始めていた、まさか自分の立ち振る舞いが沙織を苦しめているなどと露にも思わぬ香織の分析はあらぬ方向へ動き出す。
チェストツリーの独特な匂いが食堂に流れていく、PMSでおかしくなり始めていた何人かのTSレディが同じお茶を飲み始めた。
精神安定効果の強い成分で幾分か沙織は冷静さを取り戻している、香織は自らの分析が当たったのだと内心ほくそえんだ。
少しずつ赤みの戻ってきた表情を浮かべる沙織はやはり外を見ていた、香織はその横顔を見ている、沙織の目が何かを追っていると気付いて外を見たら遠くに見た事の無い電車が走っていた。
段々とその列車が近づいてきて森の中のトンネルに消えていく、二人は食事の手を止めてそれを見ている、アレが何か沙織は知ってるだろうか?
香織は沙織のほうに視線を向ける、沙織の目には涙が溜まっていた、なんだろう?でも、今は聞かないほうが良い、沙織は不安定だから。
初潮の来ていない香織は知識の上だけで沙織を気遣っている、沙織は知っている、あの列車が何であるか、それが何を意味するのか、近いうちに起こる出来事も…
食事を終えた頃、施設の中に放送が響く。
ピンポ〜ン… こちらは管理課です これより放送する指示に従ってください。
21号棟の先住者は4号棟検査室へ、21号棟新人は5号棟検査室へ移動してください…
22号棟、23号棟は各部屋、およびサロンで待機してください…
24号棟の先住者は11号棟第2検査室へ、24号棟新人は17号棟精密検査室へ移動してください…
25号棟の・・・・・・・・
24号棟3階8号室の先住者は沙織、新人は香織、今日は二人分かれて検査になった。
今日は何の検査だろう?前回は病原菌抗体検査、その前は術後検査だった、今日は?
何となく不安になって沙織に聞こうとしたら、沙織はスッと立ち上がって歩いて行ってしまった…
香織はこれ以上なく不安になりながらトレーを片付けて指示通り17号棟へと歩いていく。
魔の17号棟と噂されるここは何の設備があるのか、新人には絶対知らされない暗黙の了解があるらしい。
一番最初に施設内を教えてくれた時も、風呂上りに施設内を歩いて涼んだときも、沙織はここだけは教えてくれなかった。
その時が来たら嫌でも分かるよ…フフフ! 内緒!と言って結局教えてくれなかった。
香織の足取りは重かった、不安に押しつぶされそうになりながら気丈に歩いたつもりだった。
しかし、渡り廊下を越えて見上げた17号棟は見るものを不安にさせるだけの威容を誇っている。
ガラス張りや白系のペイントが施された施設の建物群にあって、唯一黒系の仕上げとなっている17号棟は遠めに見たら黒い墓標にも見える。
事実、この中で適応するべくトレーニングしているTSレディがここに入ってから出てこなくなったという話は沢山聞いている。
新人を脅かす為の見え透いた嘘だったと信じたいが、いざ自分の番となるとやはり怖いのだろう。
社会に出て最初の一人目を指定する時の恐怖に負けないように、精神安定性を確かめる意味もあるのだと香織は考えた。
17号棟入り口の受付で24-38の川口です…とチェックインを行う、大きな扉が少しだけ開いて中に入った。
建物の中も黒を貴重とした冷たいイメージのデザインになっていて、受付奥の小部屋には更衣室が設置されていた。
香織さ〜ん 川口香織さ〜ん 入ってくださ〜い
受付から案内をするべく付いてきた女性に呼ばれて中に入ってみると、そこには担当の宮里が白衣姿で立っていた。
約2週間ぶりの再会だったが、懐かしむ間も無く隣の女性に薄緑色の大きなポンチョを渡された、今着ている物を全部脱いでこれを着てください。
きわめて事務的な口調で指示されて香織は着替えた、周囲には宮里とその助手が2名、案内の女性が一名、4人の女性に監視されている状態で裸にされポンチョを頭から被った。
この服には首を通す穴以外の穴が一つも付いていない、自分が何をされるのか不安で香織は今にも泣き出しそうだ。
宮里はにっこり笑って言う、緊張する必要は無いですから安心して、今からあなたの体が外界に出られるか検査するだけです。
そういって案内の女性を促して検査室に香織を運び込んだ。
検査室の中を見た香織は凍りついた…、女性診察台がそこに鎮座していたのだった。
宮里は笑顔で指差した、その笑顔に優しさはカケラも感じられない、余計な手間を取らせるなとでも言いたげな雰囲気。
意を決して香織は診察台へ上がった、案内の女性が香織の手足を診察台に拘束し腰にベルトを掛けた。
この時点でやっと香織はすべてを理解した、自分の置かれている立場が何であるかを痛いほどに理解した。
私はただの道具なんだ…子供を生んで人口を増やすための道具なんだ…
政府の関係者にしてみれば、私は人形と一緒…
一筋の涙が香織のほほを伝って落ちる、これ以上無いくらい惨めな気分になってされるがままに任せざるを得ない自分に絶望した…
準備良し!と案内の女性が言う、宮里は隣に立っていた助手に何かを指示する。
助手は隣の部屋からキャスター付きテーブルを押してきた、手術道具のような物が沢山並んでいる、なにをされるんだろう?
香織の不安がピークに達した頃、タオルで手を吹きながら白衣を着た別の女性が部屋に入ってきた。
「はい 香織さんね いい名前ね 香織 うん 素敵な名前だよね さぁ ちゃっちゃと済ませて次に行こうね!」
そういってその女性は私の前に座りボタンを押す、診察台は高くなったり向きを代えたりしながら女の子にしかない穴を…
膣口を女性に向けて止まった、女性が指に液体を掛けている、糸を引くような粘性の高い液体、そしてそのまま…香織の膣内に指を突っ込んだ。
香織の背中がビクンと反応する、どんなに頑張っても口を閉じる事が出来ず、中を弄り回されると甘い吐息を漏らした。
白衣の女性は産婦人科医のネームプレートをつけていた、もしかして、ここで体外受精でもされるのか…
香織は膣内を弄繰り回される快感の波にもてあそばれながらも恐怖を感じていた…
膣内鏡が香織の中に突っ込まれ無造作にグイっと広げられる、いまだペニスを挿入された経験のない香りにとってその感触は最悪な違和感だった。
快感を通り越して疼痛を感じるほどにクスコで弄り回される香織、女医は何かを確認すると満足そうにクスコを引き抜いた。
ハァハァと荒い吐息でされるがままを絶えていた香織が我に帰ると拘束具はすべて取り外されていた…
「香織さん お待ちどうさま もういいですよ」そういって女医はファイルに何かを書き込んでサインした。
診察台からやっとの思いで降りた香織を女医は支えて抱きしめた、周りの女性達も笑顔でそれを見ている、香織は意味が分からなかった。
「香織さん 落ち着いて聞いてね もうすぐ生理が来ますよ あなたも立派に女の仲間入りです!」
周囲の女性達からおめでとう!と祝福され拍手された、香織はやっと意味が分かった、建物の中身を教えてくれなかった理由のすべてを理解した。
こうやって周囲から拍手されて歓迎されれば誰だって嬉しい、それを最大限味わうためにみんな内緒にするんだろう…
香織はやっとの思いで微笑むと目を閉じて沙織を思った、…沙織、私も女になるみたい。
その時沙織は別の検査棟で生理経過検査中だった、きわめて安定しています、あなたは完全に女性になりました、もう大丈夫です…
社会に出て義務を果たしてください、あなたの双肩に日本の未来が掛かっています、丈夫な子供を生んでくださいね。
香織、お別れの時が来たみたいよ… でも良いよね… 香織は私を嫌いになったんでしょ…
それ以外の検査を終えて香織が部屋に戻った時、沙織はすでにベットに横になっていた、たった一人で寂しそうに壁側を向いて…
無理もない、卵巣検査、子宮口検査、受胎能力検査、子宮内膜検査、そしてホルモンバランス測定などを繰り返した結果、香織が17号棟を出たのは既に日没後だった。
香織はそっと沙織に寄り添うようにベットへ入る、沙織はそれだけで目を覚ます。
後ろを振り返らないでいたが何をしているのか全部分かっている、着替えている事も、衣服を綺麗にたたんでいる事も、そして乱雑に椅子へと脱ぎ散らかした沙織の服も一緒にたたんでいる事も。
香織がたたむのを終えて顔を上げたら沙織はベットの上に座っていた、ドキッとする二人、重い空気が流れる。
沙織の表情が泣きそうなのに香織は気が付いた、「どうしたの?」香織は尋ねる、沙織はついに泣き出した、両手で顔を押さえて嗚咽している。
香織は沙織に寄り添って座り肩から毛布を被った、沙織は泣きながら言う「香織は私の事嫌いでしょ 嫌いなんでしょ…」
香織は言葉が出てこなかった、呆然となって彫像のように固まってしまった、沙織はつぶやく「やっぱり嫌いなのね そうよね 私は嫌われものだからね うるさいからね…」
沙織は涙でグズグズになった顔を上げた、そこには沙織以上に涙でグズグズになった香織が居た「なんで?」それだけやっとつぶやいてただ涙を流していた。
そんな事無いから 絶対無いから 本当に無いから 嘘じゃないから お願いだから信じて…
二人して同じような事を言いながら泣いていた、窓の外はいつの間にか本降りの雨になっていた。
今宵はここまでです、長文粗大ゴミですいません
なお、ダークサイドではなくネクロマンサーにハンドルを変えます、トリップは一緒にしました
先にハンドルを使っている方がいらっしゃるようなので大変申し訳ありません
さて…
いいねいいね次回も楽しみです。
531 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 15:30:50 ID:LhkxF61C
長文乙。楽しませてもらったぜ。続きに期待
長文を整合性持って書けるって凄いね
こんばんわ、今宵も長文粗大ゴミで失礼します、今宵のは割とテンポが良いかな?と自画自賛しています。
昨夜の分は後半の出来が最悪でしたね、書き直したい衝動に駆られています…
では、今宵もお付き合いください
遠くで鐘の音が聞こえる…、水に浮いているような漂流感の中から香織の意識は浮かび上がってきた。
昨日の夜、泣きながら会話した事を少しずつ反芻する。最後の言葉は「合わせる顔がないよ…」だった。
香織の意識がはっきりとしてくる。眠る前、最後に見た光景のままの視界。
二人とも壁を向いて、沙織を後から抱きしめたまま、沙織は香織の腕に手を添えたまま。
二人とも一糸まとわぬ生まれたままの姿で、裸の会話をしていた。
「沙織… ごめんね…」
香織はそっと呟く、意識の戻った香織の腕が沙織をギュッと抱きしめる。
沙織の意識は香織の言葉で現世へと帰ってきた。
「香織… ごめんね…」
香織は更にギュッと力を入れて沙織を抱きしめる、「沙織… 大好きだよ…」と、心からの言葉を添えて。
だが、その時香織は気付いた、毛布の中から漂ってくる有らぬはずの臭い。
抱きしめられた沙織はウゥッと唸って小刻みに震えている、香織はまだ理由が分からない、沙織は何かに耐えている。
「沙織… どうしたの?」香織の言葉に緊張感が混る、どうしたんだろう…、私また沙織に…大好きな沙織に…、香織の頭に罪悪感が浮かんだ。
「香織… ゴメン… やっちゃったみたい…」沙織は恥ずかしそうに呟く。
「どうしたの沙織!」香織にはまだ理由が分からない。
…天然系もここまで行くと漫才だな。
一部始終をモニターで見ている雅美は意地悪そうに笑っている。
「香織 ゴメン そーっと毛布を剥いでくれる あと ティッシュ持ってきて」
香織は言われるがままにティッシュボックスを引き寄せ毛布を少しずつ剥いでいった。香織の鼻にムッとするような臭いが届く。
生臭い臭い、そして、サビ鉄の臭い…、血の臭いだ。香織はまだ分からない、無意識に沙織の足でもへし折ったのか?とビクビクしている。
おっかなびっくり毛布を全部剥いだ時、全裸の沙織が横を向いて寝たまま股間から血を流していた、生々しい赤い物がヌルリと垂れている。
香織はやっと理解した「沙織… 生理なのね…」 香織の体から一気に力が抜けへたり込む、そしてティッシュを数枚抜くと沙織の股間へ手を伸ばした。
後ろ側に垂れている部分を香織は拭きながら生臭い血の臭いを吸い込んで気分が悪くなりかけた。でも、大好きな沙織だから…。
丁寧にふき取った後で新しいティッシュを数枚抜き取り、今度は前側へと腰を越えて手を伸ばす、沙織は恥ずかしそうにしながらもされるままだった。
「香織… ごめんね… 」「うん 気にしないで すぐ綺麗になるから」そう言って香織は沙織の足に手を掛けた。
右足を浮かせて外陰唇を新しいティッシュで撫でる、いつも戯れている沙織のデリケートな部分がいつもと違って腫れぼったいような感じだ。
沙織の左手がシーツを握りしめる、大好きな香織が私の世話をしている、よりにもよって生理の世話を…、そして…気持ち良い…
自らの意志とは関係なく垂れてくる経血に混じって愛液が滲みだす、香織はそれに気が付きつつも丁寧にふき取った後小声で訊ねる。
「沙織 ナプキンどこだっけ」「クローゼットの下の引き出しに入ってる ごめんね」「ちょっと待って」
香織がベットの上で体の向きを変え立ち上がりかけたその刹那、香織の下腹部はギリっと痛んだ。
まるでお腹の中を直接握られるような痛み。立ち上がった香織は下腹部を押さえ唸る「あ゙ぁぁぁ…」、香織の異変に気が付いた沙織は慌てて振り返る「香織どうしたの!」
香織の股に一筋の赤い物が垂れ始める、「あらら 香織もなのね…」沙織はそーっと立ち上がってティッシュを取りだし香織の股に手を入れた「沙織… ごめん…」
沙織は柔らかく香織に微笑んだ後、そっと新しいティッシュを当てて垂れるのを抑えつつ生理ナプキンを二人分取り出して一つを香織に渡し隣に並んでレクチャーを始める。
「ここが左右の横漏れ防止なの ちゃんと広げないとショーツからはみ出して床上に赤いシミが出来ちゃうよ こうやって広げてここが真ん中になるように…」
香織は股を抑えながらそれを見ている、沙織は自らに生理ナプキンを当てて生理ショーツを履いた、股間の出っ張りが生理中ですと自己アピールする看板のようだ。
沙織は場所を確かめて"安全"を確認すると香織の前に膝立ちになった、ティッシュボックスを小脇に抱えた沙織はニコッと笑って言う「はい 香織の番ね」
香織は両手で口を押さえてされるがままになっている、内股に垂れた赤い筋をぬぐい外陰唇と小陰唇を綺麗にふき取って処置終わり。
沙織に促されて香織は生理ナプキンを自分に当てる、下腹部の疼痛は続いている、生理ショーツを引き上げた時、再び香織のデリケートな部分にヌルっとした物を感じた。
昨日までの不安さや焦燥感が消えているのに香織は気付いた、ホルモンバランスの変化がもたらす女性的な心の揺れ。
ブラを当てて服を着る仕草を見ながら沙織も気が付いた、香織も女の子の仕草になってるね…
沙織の精神は安定を保っているが、こみ上げてくる切なさだけは埋めようがなかった、昨日見た列車を思い出してうつむく。
私の次は…どんな子が来るんだろう…香織は仲良くやれるかな…
「沙織 どうしたの? ご飯食べ行こうよ」香織はニコッと元気良く笑って言った、その笑顔が沙織をより切なくさせる、息苦しい程に切ないなんて…
どうしようもない喪失感を感じる沙織の表情に香織は大きな変化の可能性を感じ取った…
生理中の女性は歩き方が変わるらしい…、香織は沙織の歩く姿を見てそう思った。自分も同じ様な動きになっているのには気が付かないのだが。
食堂へと入ると香りは驚いた、各自のトレーにはお茶碗に盛られたお赤飯に蛤のお吸い物、小鯛の尾頭付きと御祝い三点セットが並んでいる。
沙織は笑って言った「私は2回目だけどね!」、香織がなにより驚いたのはこれだけの量を朝から用意した手際の良さだ、事前に分かっていた…としか考えようがない。
昨日の検査で生理が来ると言われて…、あぁ、そうか…、私達はただの道具なんだっけ…
香織は自分の身に降りかかっている境遇を改めて確認する、もう逃げようがない…絶望的な現実。
しかし、何となくワクワクしている自分を同時に感じ取っている、早く外へ出て、早く格好良い交配相手を作って…、そして早く義務を負えて…
ネガティブよりポジティブな思考はこの2週間の間に彼女たち"道具"が植え付けられた基礎思考パターンになっている、普通に考えて学校に子供を作りに行くなんて考える方がそもそもおかしい。
そんな矛盾や疑念を抱かない用に"教育"されてきた香織は無邪気に今朝のメニューを喜んでいた…、すぐ隣で深刻な表情を浮かべている沙織に気付くことなく…
昨日と同じ外のよく見える席に着いた二人は箸を手にとって食事を始める「いただきま〜す」挨拶を徹底的に仕込まれる彼女たちの動きは画一的だ。
蛤のお吸い物を啜りながら香織は昨日と同じ列車がやってきたことに気が付いた、沙織はその香織の動きで気が付いて窓の外を見る。
やや弱くなったとは言え雨の降り続く施設に向かって列車はやってきた。
「沙織 あの電車は… なに?」香織はお茶碗を持ったまま箸で列車を指さした。
「香織 それ行儀悪いよ〜」沙織はたしなめるように言うとお茶碗を置いて香織をジッと見つめる、香織はその様子にちょっと驚いた。
「あれはね 新人さんをここへ運んでくる電車なんだって 香織もあの中に乗っていたはずよ」
「でも 目を覚ましたときは部屋の中だったよ それにカプセルに浮いていたもん」
二人はトンネルに吸い込まれていく列車を黙って見つめていた。
「あの列車はこの施設へ新しいTS法被験者を運んでくるのよ ここではなく別の施設で性転換処理が行われてほぼ完了の状態になってから運ばれるの」
二人が振り返るとそこには雅美が立っていた、雅美のトレーは普通のメニューだ。
「香織さん 初潮おめでとう あなたは女性になったのよ」そう言って雅美は微笑んだ、トレーの上には香り立つコーヒーが置いてある。
「雅美姉さま コーヒー好きなんですね…」香織は何の疑問を挟まずそう言った、沙織は沈んだ表情で言う「私達の夕食に出るのも時間の問題ね」
香織は不思議そうに沙織を見る、沙織は黙って食事再開した、雅美は笑いながら香織に言った「もうすぐ意味が判りますよ 順番なの」そう言って二人から離れていった。
…順番なの
香織の頭名の中で雅美の言葉が何回もリフレインしていた。
食後は22号棟23号棟の女の子達が検査室に送り込まれていった、24号棟の沙織と香織は部屋待機となって一日自由となった。
生理でなければプールで泳ぐとか体育館で卓球に興じるとかそんな暇つぶしもできるのだけど、今日は二人とも動きたくない一日だ。
二人して図書室の中に立て篭もる事にした、施設の図書館は純愛小説の宝庫、夢に夢見る乙女達の心をくすぐるお話のオンパレード。全てが有る一点の目標に向かって整備されている施設内では、ある意味で予想範囲のうちなのだろう。
香織がタイトルに惹かれて手に取った小説には2065年度乱歩賞受賞の文字がある、TS法で性転換対象となった女性の数奇な生涯と第2の人生の活躍が描かれている、もちろん、TSレディにとっての"第2の人生"とは、義務を果たした後の事なのだが…
沙織の選んだ本はTS法の無い2100年を書いた架空歴史小説、共にTS法の存在意義とその重要性、そしてTS法被験者達が自らを誇りに思うようにする巧妙な心理操作なのだろう。
分析力の鋭い香織もそれには気が付いていないようだ、しかし、もし気が付いていたとしても自らの境遇を悲観する事はないだろう、彼女は自分が社会に必要とされているのだ…と、別の意味で理解していたからだ。
シトシトと降り続く雨が霧になって施設を包み込む、昼食時間も忘れて読書に没頭する二人、連作物の小説は読み始めると終わりまで止まれない罠。
慢性活字中毒と呼ばれ小説禁断症状に苦しむとされる人達がこの世にいることを二人は知る由もない。ただ…
「ねぇ沙織 ご飯どうする?」
「うん でも今良いところだから」
「実は私も良いところだったの」
そう言って再び読書に没頭する二人は立派な活字中毒患者になってしまったようだ…
そのまま憂鬱な雨の午後も図書室の虫になっていた二人だが、ある時から香織はそわそわし始めていた。
「ねぇ 香織… あのね…」「どうしたの?」「あのね… 痒いの…」「どこが?」「ほら… あの…」
沙織はニコッと笑って言った「実は私もさっきからちょっと痒かったの」そう言って立ち上がると香織とトイレに向かった。
トイレの入り口に小さな無地の白箱が置いてある、沙織はその箱を無造作に開けると新しいナプキンを2つ取り出した。
「アレの間だけ全部のトイレにこの箱が置いてあるよ」そう言ってトイレの個室に収まる、壁越しに沙織は話しかける。
「ちゃんとウォッシュレットで洗った方が良いよ ビデって方のボタンを押してね」
香織は生理ナプキンを外すと畳んでトイレ脇の小箱に捨てた、ムッとする血の臭いが辺りに漂う、香織はそれが恥ずかしくて臭い消しのスプレーを撒いた。
お湯を吹き出すウォシュレットのモーター音が響いた、股間をきれいに洗ってティッシュで拭き取ると香織は新しいナプキンを当ててショーツを上げる。
その一連の動きに些かの逡巡もなかった、今や香織は身も心も女になっていた、男だった記憶はどこへ行ったのだろうか?、環境が人を変える、心を変える。
この施設の中で川口香織という新しい人格が形成されていった。本人は全く意識することの無いままに…
香織と沙織の生理が始まって4日目、生理用品の扱いにも慣れた香織はランチタイムの食堂で本日のメニューであるキツネうどんを沈んだ表情のまま啜っている沙織を眺めていた。
「ねぇ沙織 ここのところなんか変よ なんでも言って 遠慮なく…」香織はニコッと笑う、沙織はその表情までもが愛しくてしょうがない、しかし「うん… あのね… 」そこまで言っていつも黙ってしまう。
香織の言葉には万全の信頼が込められている、沙織にはそれすらも重荷になっていた。香織が目覚めてから早くも3週間を過ぎた、沙織が目覚めてから既に約8週間が経過している。
約2ヶ月間、ここの施設で目を覚ましたTSレディ達は社会へ出て目的を果たすために徹底した教育を施される。その間に出会いと別れも経験する。全ては社会に出て子供を産むために。
沙織は意を決したように話し始めた…
「香織… あのね… 」
沙織が24-38に入ったとき、そこには志織という女の子が待っていた。ひどい泣き虫ですぐに泣き出す子だった。
非常に他者依存傾向の強い子で、先住であるにも関わらずいちいち香織に同意を求めてくる子だった。
沙織の逆性他者依存傾向は志織の影響と言って良いかも知れない。自分を求めてくれる人がいないと折れてしまう。
自分を必要としてくれる人、自分を頼ってくれる人が居ないと極度のストレスを感じる精神構造。
志織も沙織も方向性は180度違うがTSレディとしては理想的な状態だった。
その志織が9週間目前の夜に部屋を出ていった。 社会適合トレーニングが終了したTSレディ達の"出荷日"だった。
その日の事を沙織はゆっくりと香織に話し始めた、精一杯の我慢で泣き出さないようにしながら、涙をボロボロとこぼしながら。
話を聞きながらイメージを作っていく香織の心にいつも泣き出しそうな女の子が姿を現した…。
「そしてね… 朝来た電車がその夜ここを出ていくの 寂しそうなラッパの音を残して出ていくの 隣の部屋も向かいの部屋も泣き声しか聞こえなかったよ…」
沙織は延びきったうどんの浮いている丼に箸を置いて顔を手で覆ってしまった、香織は立ち上がって沙織の側に廻り隣へと腰を下ろす。
そっと肩を抱いて一緒になって震えた、そうなんだ…、それで沙織は寂しそうだったのか…、香織も心が震えだした。
食堂の中から段々と人が消えていき沙織と香織は立ち上がった、午後の講義を聞きに行かなくちゃ…そう言って歩き出す物の二人は肩を寄せ合って歩く。
寂しそうな後ろ姿を見ながらキッチンのおばちゃん達が会話している、ある意味で…こっちの方が余程酷いわよねぇ…、私達は問答無用で男に抱かれたけど…男の記憶をしっかり持ったままだったけど。
私達の頃は少なくとも自己責任で全てを決定しなければならなかったからね、覚悟が決意に変わっていったものよねぇ、初めての子を産んだら、あとはもう止まらなかったわ…フフフ…。
でも、産んだ子を手放す時の寂しさは…、身を切られるようだったわ…、あの子達はその為のトレーニングもきっとしてるのね…。
酸いも甘いも乗り越えてきたベテランが二人を見つめる眼差しには憐憫の情が溢れていた。
午後の講義は、いくつもの講義の中で女の子達に特別人気のある物だった、色相学と服飾センス講座、メイクアップ講座にヘアスタイル講座。女性の嗜み・身だしなみ。いわゆる"化けかた"の講義となる。
香織と沙織は二人して眉山を揃えたりマスカラを引いたりしてメイクアップしていく、ファンデーションの扱い方一つでその後の仕上がりがガラリと変わるのを何度もメイクアップしながら実体験していく。
近年の流行である緑青色系のメイクをしてすっかり出来上がって別人のように綺麗になった二人はお互いに驚く、女性の大事な能力ですからね…、しっかり学んでね。
講師となったプロのメイキャッパーは一人ずつ女の子を見て廻ってメイクアップ指南をしていく、それを終えると服の色合わせや組み合わせの善し悪しとヘアスタイルの仕上げ方を学ぶ。
講義の最後になってドレスアップした女の子が50人以上も講堂に出現した、なかなか凄い光景なのだが一般にこれを知られる事はない。施設の中にいる人間しか知らない、いわば、秘密の花園であった。
綺麗に出来上がった彼女たちをカメラマンが一人ずつ撮影していく、彼女達の写真はカタログ状に整理されてデータベースへ蓄積されていくのだ。
完全に管理された遺伝子情報を持つ彼女達が子を成した時、その子の遺伝子情報を調べれば遺伝学の実証にもなるのだと言う。大手製薬会社や遺伝子治療を専門に行う医学会の要請はスポンサーの意向でもある。
彼女たちは道具であり、そして、商品にもなりうるのだった。
夢のようなひと時が終わり彼女たちは現実世界へ帰ってきた、メイクを落としてジャージに着替えるとどこにでも居る15歳の少女に戻る。
楽しかった講義を笑いながら話ている、彼女達の多くは実際に迫っている別れを感じ取っているのだ、香織と沙織のように深い友情と信頼で結ばれたパートナーばかりでは無いかもしれない。
しかし、わずかな時間を共有した一体感はそれぞれのパートナーの心に暖かい光を燈している。
夕方の清掃時間、香織は沙織と食堂清掃を担当した、大きな部屋のテーブルをいったん片付けて床と壁を綺麗に拭きテーブルを戻す。
大きな黄色のクロスを一枚ずつテーブルに掛けて、その上から斜にもう一枚、浅葱色のクロスを被せた。
テーブルの真ん中には可憐な花を生けた小さな花瓶と調味料のお盆を乗せて出来上がり。二人して30卓はある大きなテーブルを仕上げていくのは単に二人の息が合っていてこそだ。
綺麗に出来上がった夕食会場を見ながら二人は満足そうに顔を見合わせる、他の場所を掃除し終えた女の子達が集まり始めると夕食の提供が始まる。
勿論、最初にトレーを取る権利があるのは会場を作った香織と沙織のペアだった。
朝はパン、お昼は麺類、夕食は何だろう?二人はドキドキして食堂とキッチンの間の窓に掛かるカーテンが開くのを待っている。
中からおばちゃんたちの声が聞こえる、「そっちは出来た?」「いいよ!できあがり」「じゃぁカーテン開けて!」「は〜い」
ロールアップするカーテンが開くとそこに出てきたのは大きな鍋一杯に煮込まれたシチューと新鮮なグリーンサラダ、そして炊き立ての匂いを撒き散らすご飯だった。
沙織と香織の後ろに並んでいた女の子達からもおいしそー!っと声が飛ぶ、提供担当の女の子がエプロン姿で一人ずつ取り分けていくのを受け取って二人は席に座った。
「あと何回一緒に食べられるかな…」「そんな事言うのやめようよ 悲しいじゃん」「あ やっぱり香織はジャンって言うね」「もういいじゃん!」二人の寂しそうな笑顔がシチューの湯気越しに浮かぶ。
火の通ったブロッコリの甘さを感じながら香織は思った、ずーっとこのままだと良いなぁ…
特定の目的を持って作られた彼女達にそんな事が許される訳ない事を、理解していないはずの無い香織ですら、そんな儚い夢をみるのだった…
生理5日目、香織が目を覚ますと沙織はベットの中でモジモジしていた。
「どうしたの?」「うん? あ おはよう」「うん おはよう どうしたの?」「え? あ いや… 終わったかな?と思って」
香織はのっそりとベットが起き上がって無造作にパジャマのズボンを下ろした、沙織も起き上がって下を全部足元まで下ろしてしまった。
「止まってるね」「そうだね」
二人の生理リズムがシンクロしている事に初めて香織は気が付いた、ただ、この二人だけではなく他の部屋の女の子もシンクロしている事に気が付いて理解した。
管理する側には、彼女たちの体の変化がシンクロしている方が楽なんだろうな…、だって私達は道具だから…
もはやそんな事を考えても落胆や消沈する事はなくなっていた、自らの運命を受け入れた潔いまでの覚悟、この時点で既に"出荷準備完了"なのだった。
朝食を済ませた二人が部屋に帰ってきたら雅美が部屋の中に立っていた、二人とも瞬時に極限の緊張状態となる。
クローゼットは…綺麗にしたよね、キッチンもさっき綺麗に拭いて蛇口も片方に寄せたよね、ベットは二人でシーツを掛けなおして毛布を綺麗にたたんで枕もカバーを掛けなおして揃えて…
何が悪かったんだろう?カーテンも綺麗に揃えたし、引き出しの中は昨日の夜きれいにしてから使ってないし、椅子はキチンとテーブルの下に入れたし…
瞳孔が全開になるような緊張感の中で沙織が先に口を開いた。「雅美姉さま… どこか… 至らないところが… あります… か… 」最後のほうは消えそうな声だった。
雅美は無表情のまま部屋を見回してから一瞬間をとって口を開いた。「これで良し と言うのは永遠にありません これで良しと思ったところから次の目標が生まれます」
二人は何を使用止めにされるのか…怯え切っていた。しかし、次の雅美の一言は意外なものだった。「私の予想以上に綺麗になっているのでビックリしていました 十分合格ね」
そういってやっと雅美は笑った、二人の表情から安堵の色がもれる、それを見て雅美は続ける「ただ ナプキンを使ったら補充しておきなさい 次に必要な時に困るでしょ」
沙織はペロッと舌を出してしまった!の表情を浮かべる、香織はホッとした表情になる、それを見て雅美は笑う、「いつも綺麗にしていないとダメよ 部屋も 人間もね 」
雅美の巡検が隣の部屋に行ったのを見届けて二人はベットに腰を下ろした、「ビックリしたね〜」「うん 今日はダメかとおもった」「沙織はホントに心配性ね」
屈託の無い会話が続く、雅美が部屋にいたのは見回りだけが目的ではなかった事を二人は知らなかった。「お風呂行こうか」二人が部屋を出ていったあと再び雅美が一人部屋に入る。
えぇっと… あったあった… このマイク壊れてるのよね… 雅美が部屋に居た理由は監視用機材の調整なのだった。
まだほとんど人の居ない風呂場でゆっくりと湯に浸かり部屋へと帰ってきた二人、生理が終わってエチケットルームとよばれる専用風呂場へ行かなくてもよくなった二人。
風呂上りの火照った体からは彼女達にとって危険な成分を含んだ汗が噴き出している、互いの体に鼻をつけてクンクン匂いを嗅ぎ合う二人。
部屋の明かりを落として互いの体を弄り合いはじめる…、お互いに心の隙間を埋めるかのような戯れが狭いベットの中で行われていた。
24号棟一番奥にある棟長の部屋で雅美は高感度カメラの映像を見ながら音声を聞いていた、甘く激しい吐息と淫らな声が漏れ聞こえてくる。
モニター越しに二人を見ながらファイルに何かを書き始める雅美、ペンをテーブルに置きモニターを食い入るように見つめている。
沙織の指と舌が香織の繊細な蜜壷の中を行ったり来たりしている、香織の背中が弓のようにしなり、そして股間に位置する沙織の頭を大切そうに抱えている。
真っ白な光に包まれるような快感を求め香織は腰を動かして沙織に甘える、その姿を見ながら沙織はつぶやく、男達もあなたの腰使いは喜ぶでしょうね…フフフ…
香織の体から力が抜けて糸の切れた人形のようにベットへうずくまった、沙織は香織の顔をそっと抱きしめて自分の胸へと運ぶ、香織は絶頂まで自分を運んでくれた沙織の胸をもみながら乳首を舐め始めた。
あらあら 香織ちゃんはテクニシャンね… 雅美は少しずつ自分の行きが荒くなっている事に気が付いた、ダメだって今日は… コーヒー淹れてこなきゃ…
モニターの向こうで二人の少女が再び優しく激しく絶頂を目指し始めたとき、雅美は濃い目のコーヒーを飲みながら呟いていた「早く沙織を出荷したいな… もぉ… 主任の意地悪… 」
事務テーブルの上に載る一枚の紙切れ、TS法によるリロケーション部門から送られてきたメールを出力した指示書だった。
『母体配置計画に関する計画変更通知 第4322号の補足22-4』 新規コンセプトで新設される全寮制学校への母体配置計画が事細かに指示されていた。
きわめて仲の良いルームパートナーを最低2組選出し送り込む事、内ひと組は観察力と洞察力に優れ安定性の高い母体とする事。
それ以外の母体のうち、安定性の高い母体を集中配置する事。
人口増加プログラムに組み込まれたもう一つの目的、天才創造計画が動き出したのだった。
雅美は忌々しげにその指示書を見ていた。沙織と香織を一緒に…いじり倒してみたかったなぁ…
力尽きて眠りに落ちた少女二人は自分達が雅美に狙われている事を知る筈も無かった。
今宵はここまでです、毎回長文をスイマセン
このスレの総量が430k越えてますのでしばらく自粛しようかと思いますが…
皆様のご意見をお願いいたします
なかなか面白いっす。読ませてくれますね。
エロ主体ではない所が個人的にGJ。
続きについては、先が長いのであれば数日置きにするとか
適度に分割するとよいのでは。
寝る前に読んだせいで夢に出たww GJ。雅美姉さんが二人をいじり倒す展開も良いと思うぜ
うーむ、続きが激しく読みたいがDAT落ちするとやばいので
新スレまで待つか、テキストファイルをうpしてほしい
個人的には続きを早く読みたいので、後者キボン
保管所にまとめてうpとかキボン
ある意味強姦とかよりよほどエロい希ガスw
激しくGJ!だ NJ!だ
549 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 10:07:06 ID:uJq8VrKx
ネクロマンサー氏 超すばらすぃれす!
古いところから読み返して気が付いたんすけど、
>>421もネクロさんですよね?
550 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 12:23:36 ID:TlVxFEoG
※
初めて女と同棲した頃を思い出すな
何気無い普段の話に凄いエロい会話があったりしたし
彼女が俺の前で無造作に下半身裸んなっておマン辺りを拭かされた
いやいや、懐かしいね
続きに期待だ、容量制限一杯なら新スレ立てれば良いじゃない ノシ
こんばんわ 続きをうpしますので、どこか適当なロダを指定してください。
テキストをLZHで潰してうpりますね。
ついでに以前うpした分も修正加筆版をうpります。
よろしくお願いします。
新展開GJ!
いいねいいね
ここまで続きが期待できる作品はなかなかないよ
>>554 うぉっGJ!!
感情描写が細かくていいです。
願わくばハッピーエンドを…
hukakunimo
うお!ミスアップ
不覚にも泣きそうになってしまったじゃないですか!
続きを早く!早く!気になって眠れねー!
GJ!
もうなんてーか…激しく乙。
アリスの曲聴いてないって本当にやる気無いんだな。
大口開けてモニタ見てる時は馬鹿顔丸出しだし。
マジでこんな豚いらねー。
誤爆スマソ orz
なんならこっちの青い薬でも…良いですわよ フフフ…
565 :
558:2006/07/10(月) 18:48:47 ID:9AiIDPBV
>>ネクロマンサー氏
恐れ入りました・・・・それしか言葉が無いです。
心理学か精神分析の方面で学ばれた事があるように思いますけど、どうでしょうか。
そもそものTS法では強制性転換作業の発端が青い薬ですけど、氏の作品では同意の下に飲む薬は赤です。
つまり、どっちにしても逃れられない運命と言う事なのだと理解しましたけど、それでいいのでしょうか?
あと、つまらない事ですが香織の飲むコーヒーのカップサイズまで細かく書かれている事に気がついて驚きました。
心理的な考え方の変化が[沙織][沙織さん][沙織ちゃん]と使い分けられているのですよね。
昨夜分で改めて読み返して驚いたのですけど、「…うん」と「うん…」は違うものですよね、あと、「 うん」と言うのもあります。
括弧内の文頭に一文字開けて"間"を表現する手法に脱帽です。
個人的にはベタベタなエロ話では無くて性転換された子供達が本人達も気が付かないまま作り変えられる辺りに薄ら寒い物を感じます。
政府とか国家とか個人では抗えない巨大な権力により体は一夜にして作りかえられ、心までも作り変えられる恐怖。
そして思春期・反抗期の子供心理を上手く使って性行為への抵抗感を消したり、本人達が望んでそれをやるように仕向けてる訳ですね。
最後にウサギ小屋から大きな部屋に放り出して相方を引き離す設定もまた上手いです、そうしたら嫌でも不安に駆られます。
そして特別な人間なんだと信じ込ませてライバル心を煽る作戦でしょうか?
新しい"施設"での彼らの物語に期待しています。
まじめに感想を書いて見ました、GJ!ばかりでは申し訳ないのでw
アカデミーチックな御高説に脱帽
言われて見れば、と思うところがあったり
あたしはセールスレディです! 何かお悩みはありませんか?
名刺くれ
女になれるアイテムとか。
あッ畜生。それじゃダメじゃん、強制じゃねぇ。
誰かを自由に女にできるアイテム
571 :
532:2006/07/11(火) 00:45:01 ID:TzRQqKC1
俺はベッドに横になった。
「今日はマジで疲れた・・・。」
本当なら、今日もいつもと変わらぬ1日のはずだった。
全てはこの体のせいだ。腹いせに自分の腹を殴ってみた。
「ぐはっ!・・・・。」
数秒の間呼吸が止まった。
『ご苦労さま。』
「またあんたか。頼むからもう出てこないでくれ。いるだけで気分が・・・。」
『心配しないで。午前0時になったらこの仕事も終わりだから。』
あと3時間ぐらいか。なんだか待ち遠しいなぁ。
俺の中にいられると何もかも見透かされてる気がして落ち着かない。
「・・・もう寝るか。」
俺は掛け布団にもぐりこみ、ライトを消した。
それから間もなく、俺の記憶は消え失せた。
『・・・そろそろね。3、2、1、・・・・。』
572 :
532:2006/07/11(火) 00:45:57 ID:TzRQqKC1
ジリリリ・・・・。翌朝9時、目覚まし時計が朝の訪れを告げる。
脊髄反射でそっちの方へ手を伸ば・・・、んっ?何だこれは。
ベッドの中に人が寝ている!?俺はおそるおそる覗きこんでみた。
そこには、昨日鏡の前に映っていた少女(つまり今の俺だ)が横たわっている。
尻尾が無いこと以外は、体の特徴もそっくりだ。
そして俺と全く同じ服。
「まさか、魂が抜け出したのか?」
女の体に触れてみた。確かに皮膚の当たる感触はある。
幽体離脱とか言うやつではなさそうだ。
1人で考えても埒が開かない。俺はその女をゆすり起こした。
「んんっ・・・ふにゃ?」
「おい、お前は誰だ?」
「わたしぃ?私はメグミ、高峰恵美。」
「えっ?おいアンタ、まさか・・・昨日の!?」
「あれぇ?なんで私がこんな所に??」
「それは俺が聞きたい。」
恵美と名乗る女は、自分の体を見まわした。
「うそっ!人間に戻ってる!!」
とりあえず、当人も何も知らないってことは分かった。俺はベッドから飛び降りた。
「ほら、お前も来いよ。」
俺が促すと、回りをキョロキョロしながら付いてきた。
573 :
532:2006/07/11(火) 00:46:43 ID:TzRQqKC1
リビングには既に真由と兄ちゃんがいた。
「おはよー、俊にぃ。」
「おはよう。体の調子はどうだ?」
「普通だ。それより大変なことになった。」
「どうしたの?」
真由が嬉しそうに尋ねる。
「別にいい事じゃないぞ。ほら、こっち来い。」
恵美が家族の前におずおずと顔を出した。幾分緊張してるみたいだ。
「えっと・・・、高峰恵美と言います・・・。」
2人から驚嘆の声がもれる。
「マジかよ!俊之が2人!?」
「どっちがどっちか分かんないよ!!」
「てか、同じだろ!!!」
さすがに驚くよなぁ・・・。
「恵美さん、だっけ?今何歳なの?」
「『恵美』でいいですよ。今17歳だと思います。」
「曖昧な表現だなぁ。」
「なにぶん、昨日まで実体が無かったもので・・・。昨日も、俊之君の中にいましたから・・・。」
「なか?どういう意味だ、俊之?」
なんて言えばいいだろうか・・・。
「コイツは、サキュバス、俺みたいな奴のナビゲーターだったんだってよ。
俺もお世話になっ・・・なってないか・・・。」
「ふぅん、何でもいいや。君、身よりは居るの?」
恵美は少し深刻そうな顔をして、口をつぐんでしまった。
「父親が・・・いることはいます。でも会いたくないんです・・・。」
「なら行くところも無いだろ。うちで暮らす?」
「お邪魔でなければ」
恵美はそう言って少し微笑んだ。こうしてうちに家族が1人増えた。
574 :
532:2006/07/11(火) 00:47:23 ID:TzRQqKC1
「ちょっと、武にぃ!もうこんな時間!!」
俺達の目線が時計に集まる。
「まだ慌てるような時間じゃない。俊之、今日は一緒に俺の仕事場まで来い。」
「何でだよ。せっかくの日曜日だぜ。」
「検査してみるんだ。昨日言ったろ?『構造にも興味ある』って。
サキュバスにしか罹らない病気があっても困るし。」
でたよ、この生物オタク・・・。
「あと恵美ちゃん、だったっけ。君も来てくれない?ちょっと調べたいことがあるんだ。
って言っても健康診断ぐらいのものだけどね。」
「分かりました。一緒に行きます。」
「よし、じゃあ2人とも早く着替えてきて。」
「恵美さんは私の服を貸してあげるね。」
部屋に戻ってTシャツとジーパンをあさる。
背が低くなった分大きさも考えなきゃならない。
とりあえず小さめのを見繕って選んだものの、上着は胸のせいで腹が見えてしまうし、
下は下で尻がつかえてなかなか入らない。女の体って本当に動きにくい。
「遅いぞ、早く乗りな。」
俺達は兄ちゃんのクルマに乗りこんだ。
走ること1時間、小高い丘の上に兄ちゃんの職場はあった。
重々しいゲートの横に『国立生命化学研究所』の表札が見える。
研究所の中はイメージとは違って清潔感があった。すれ違う人は皆、兄ちゃんに深深とお辞儀していく。
「初めて来たよ、兄ちゃんの職場。」
「そうだったっけ?」
構内を何分も歩いて、やっと目的の部屋らしき所へついた。
兄ちゃんがドアを開けて俺達を招き入れる。
575 :
532:2006/07/11(火) 00:50:04 ID:TzRQqKC1
「すげぇ・・・」
「なんて広さなの・・・。」
ざっと100畳はありそうだ。小学校の校長室より格段にでかい。
「改めて、俺の職場へようこそ。俺がここの副所長、宮下武史だ。」
「えっ、なんで隠してたんだ!?」
「聞かなかったから言わなかっただけだよ。
親があんなので、普通の生活が送れるのもおかしいだろ?」
「でも、まだ25歳じゃん!」
「それは彼が天才だからよ。はい武史、お茶が入ったわ。」
奥の方から秘書のような人が出てきた。(国家公務員にも秘書がつくのか?)
「せめてここでは『副所長』って呼んでくれ。仮にも部下なんだから・・・。」
俺はこの女性を知ってる。高校時代兄ちゃんの彼女だった人だ。
家にも何度か遊びに来たことがある。名前は・・・忘れた。
「そうか、紹介してなかったっけ。俺の婚約者で秘書の、牧野絢音さんだ。
来月俺達が結婚したら義姉になる女性だ。」
「あら、あなた達双子?昔行った時はいなかったわよね?」
「片方は弟の俊之で、もう1人は高峰恵美さん。瓜二つだけど全くの別人だ。
似過ぎてるから遺伝子を調べてみようと思って連れてきたんだ。」
「へぇ〜、別人なんだ。しかもこの子があのマセガキ。」
絢音さんは俺の両頬をつねってくる。小学生の頃と同じように。
そうだよ、俺はこの人が苦手だった。てっきり忘れてた・・・。
「俊之、お前は絢音と器具を回ってくれ。
俺は恵美ちゃんの遺伝子サンプルを取りにいくから。じゃあ行こう。」
「あ、はい。」
「はいは〜い。」
「・・・痛かったんですけど。」
「ゴメンゴメン!じゃあ、私達も行こうか。」
俺はしぶしぶ付いて行くことにした。
576 :
532:2006/07/11(火) 00:51:18 ID:TzRQqKC1
男ばかりの家庭に育った俺は昔から女が嫌いだ。ある1人を除いて。
なよなよした口調や態度を見ているだけで虫唾が走ってくる。
6回か7回告白されたこともあったが全員断った。
そんな俺が今や女なんだから、運命とは皮肉なものだ・・・。
「はぁ・・・。」
「どうしたの、ため息なんかついて。可愛い顔が台無しよ。」
「ほっといてください・・・。」
所内には恐ろしく巨大な装置がゴロゴロあった。
俺はそのうちの一つに入れられて、レントゲン写真とかを撮られた。
そうかと思うと、今度は密閉になった部屋に1時間座らされた。
その後も、訳のわからない検査が延々と続いた。
「とりあえずこれで終わりよ。さっきの部屋で待ってて。」
その後待つこと30分。絢音さんは、結果でも見ているのか戻ってこない。
そうこうする内に絢音さんが入ってきた。
「さて、次が最後の検査よ。」
「えっ?もう終わったんじゃ?」
「いいえ、とっておきのが残ってるわ・・・。」
さっきとは明らかに目つきが違う・・・。
これはかなり危機的状況だ、きっと何かが起こるぞ・・・。俺の本能が警鐘を鳴らした。
577 :
532:2006/07/11(火) 00:52:09 ID:TzRQqKC1
絢音さんの脚が、1歩また1歩とこちらに向かって進んでくる。
それに合わせて、俺も1歩また1歩と後ずさりする。
7〜8歩下がった時、背中に何かがぶつかった。
「あっ・・・」
遂に、窓際に追い詰められてしまったのだ。万事休す。
ケンカなら勝てるだろうが、女を殴るのはプライドが許さない。
「やっとつかまえた・・・。」
絢音さんは俺をじゅうたんの上に押し倒し、Tシャツをまくし上げた。
なんとか押さえていた胸が露わになる。
「大きくて綺麗なおっぱい・・・。」
「ほ、本当にやめてください!あなたはレズですか!?」
俺は両手で乳房を隠して言った。
「レズぅ?私は変態じゃないわ。あなたは男の子でしょ?」
「第一、婚約者だって・・・。」
「どうでもいいじゃないそんな事。折角女の子になったのに勿体無いわ。」
絢音さんは俺の腹の上に乗っかってきた。
両腕も膝で押さえられてしまったので、抵抗する術も全く無い。
今度こそ万事休すだ・・・。
578 :
532:2006/07/11(火) 00:55:16 ID:TzRQqKC1
とりあえず後は明日か明後日に投下する。
やっぱり俺って文才ねぇなぁ・・・。と先に言い訳がましく言っとく。
いやいや、職人さんGJ!
上手い下手は関係無いって
よんでりゃ幸せ(´∀`)
書いて、めげないで続けて、向上心があればうまくなる。本当に。
でもエロの濃さは、最初の頃の方が濃かったりすることもあったり。
上手く書けないもどかしさを、ひたすら文章にぶつける情熱が、異様な雰囲気を醸し出したり……。
なので、書き始めの頃のテキストは、どんなに恥ずかしくても取っておくこと!
ネクロマンサー氏は携帯厨の手の届かない所にいっちゃったのかorz
>>581 ナカーマ(´・ω・`)人(´・ω・`)
ネクロマンサー氏は真の神におなりになられました。
青の薬もTS薬だったと考えると強制TSの青と任意TSの赤。まさに"強制"。深いな
遅くなりました、続きをうpしましたのでご案内いたします
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3877.txt.html です PASSは共通です
香織の新居登場です、ここで一応折り返しになります。
>>565さん 詳細なご感想をいただき恐縮です
薬の色の件はご明察の通りです、コーヒーカップも同じくです。
ムラムラっと来た雅美が押さえ込めたのはしっかりコーヒーの匂いを嗅いだからと考えてました。
選ばれた人間云々はペンダントに電子ロック解除機能を持たせる事を思いついたとき、
電子ロックが必要になるシチュエーションから発展して思いついた伏線です。
ライバル心を煽る効果は言われて気がつきました。
そんな訳で、その辺を加味して今号は大幅に書き換えてあります。
実はエンディングを既に書いてありまして、エンディング後の後日談まで作りました。
24話+1話ですので、引き続きよろしくお付き合いください。
なお、先にお断りしておきますが…鬼畜系展開は私も大好きでありますので…フフフ…
585 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/12(水) 00:48:59 ID:NQa/ObPU
>>532さん お疲れ様でした、文章を書くって本当に難しいですよね。
私の無駄に冗長な文章と違い簡単な文章でキチンと状況説明できる点が素晴らしいです。
続編に期待しております。
>>581>>582 両氏
もし、まとめサイトに収録されるような事がありましたら、その時にお願いいたします。
どうにも無駄に大きな文章故、容量オーバーが怖いです。
586 :
532:2006/07/12(水) 02:31:14 ID:6BeZ3QC5
絢音さんは俺の乳首に唾液を垂らして吐息を吹きかけた。
ひんやりとした感触が患部から流れ込む。
今度は指先でいじくり始めた。先端をつぶしたり転がしたりされる。
「や・・やめてください・・。本当に怒りま・・あんっ!」
「男の子なのにそんな声出しちゃって・・・。乳首もこんなに勃ってるじゃない。」
いわれた通り乳首はピンピンにそり返っている。
絢音さんは、乳房を柔らかく揉みしだきながら先端に爪を立てた。
「ひゃん!・・・くすぐったいです・・。」
身体に鋭い痛みと快感が走る。
「・・・、なんだか私もしたくなってきちゃった・・・。」
絢音さんは俺の上に倒れこみ、口で乳房を刺激し始めた。
らせん状に舌を動かし、乳首に辿り着くと強く吸い上げた。
舌のざらざらした部分が乳首と擦れて、細かい振動が伝わってくる。
手でされるのとは全く感触が違う。
「やめて欲しい?」
「はい・・いや、いいえ・・・。あとほんの少しだけ・・・。」
「ふふっ、可愛いんだから。」
絢音さんは俺のジーパンとトランクスを脱がせてしまった。
俺は反射的に股を閉じる。
「怖がらなくてもいいのよ。優しくしてあげるから・・・。」
587 :
532:2006/07/12(水) 02:32:30 ID:6BeZ3QC5
絢音さんは膝に手をやり太腿から内股へ滑らせた。
自然に脚の力が抜け、秘部に向かう指を受け入れてしまう。
絢音さんは表面をさっとなぞると、その指をこちらへ見せた。
「ほら見て、あなたのお汁よ。俊之くんったらエッチねぇ・・・。」
「恥ずかしいです、見せないで下さい・・・。」
絢音さんは妖艶な笑みを浮かべた。不意に俺は、どこかに引きこまれるような気がした。
俺の秘部に顔が近づいてきた。俺は静かにそれを受け入れる。
舌が割れ目の上をつぅと這っていく。そこからじわじわと絢音さんの熱が伝わる。
ふと絢音さんがこちらを見上げた。唾液と俺の愛液が混じって糸を引いている。
「いいでしょう?」
既に他人とするのを拒む気持ちは胸の奥底へ追いやられてしまった。
「はい・・・気持ちいいです・・・。」
「どう気持ちいいのか言ってみて・・・。」
再び俺の陰部を舐め出した。
「ひゃう!えぇと・・・アソコに舌の、あぁん・・当たってます・・はぁん・・・・・
ダメぇ!!そこは・・・擦れちゃ・・あんっ、クリトリスは・・・今度はあいだに・・・はいって・・ひゃふぅん!!
なかで・・うごいてるっ!!!・・・ああっ、ダメぇ・・イクうう!!ああああああああ!!!!」
こんどのは・・前よりイイ・・・かも・・・・
俺は目の前が真っ白になった気がした・・・。
588 :
532:2006/07/12(水) 02:33:42 ID:6BeZ3QC5
「イッちゃったみたいね・・・。お汁がいっぱいあふれてる。」
絢音さんはきれいに俺の愛液を舐めとっていく。
「はぁ・・・ふぅん・・・。あやね・・さん・・・ひゃん!」
絶頂の余韻からか、少しの刺激でも感じてしまう。
絢音さんはスーツを着たまま、中のシャツのボタンだけを外していく。
ブラジャーを器用に上にずらすと、形がよく適度な張りをもった双丘が顔を出した。
初めて見る女性の裸体に、俺は唾をごくりと飲みこんでしまう。
「さあいらっしゃい・・・。」
俺はいわれるままに顔を近づけて行く。
すると、後から絢音さんの腕に頭を押さえられ胸元に引き寄せられた。
今の俺が男だったら飛びはねて喜んだかもしれない。
胸の谷間に顔が埋まる。柔らかくて弾力の強い、何とも不思議な感触がする。
俺は呆気に取られて絢音さんのほうを見た。するとクスッと笑っている。
「柔らかい?」
「は・・はい・・・。」
「今度は私も気持ち良くしてね・・・。」
俺は絢音さんと同じように、谷間から先端へなぞるように舐め上げていった。
そして右の乳首を甘噛みする。
「痛っ!!」
絢音さんが声を出した。俺は慌てて顔を遠ざける。
「だめよ、乱暴にしちゃ。女の人の身体はデリケートなんだから。」
彼女は微笑みを見せた。
589 :
532:2006/07/12(水) 02:34:47 ID:6BeZ3QC5
それからは出来るだけ優しく触るようにした。
肌を手のひらでさすってみたり、舌先でつついてみたり・・・。
絢音さんの目が徐々にトロンとしてくる。
顔が紅潮し、吐息も熱く早くなっていくのを感じる。
それに相まって、甘酸っぱい香りが鼻腔を通り抜けて行く。
「ふぅぅ・・あぁん・・・。上手いわ、俊之くん・・・。」
耳の奥におぼろげな囁きが届く。
それに反応するかのように秘部がキュンと熱くなる。
右手は熱の元を探り当て、そこを刺激した。
クリトリスの皮をむき、そこに指の腹をあてがってみる。
「ひゃあんっ!!」
指が当たっただけで眩暈がする。口から吐息と一緒に喘ぎ声が上がってしまう。
絢音さんは愛撫を止められて物足りなそうな顔をすると、自分からパンティーを脱ぎ始めた。
サーモンピンクの秘部は染み出した愛液でぬらぬらと光っている。
「おねがい・・・、ココの熱をさまして・・・。」
脚をM字に開いて俺を誘う。
俺は吸い寄せられるように秘部に舌をやった。
割れ目を舌で一舐めすると、それに反応して股が顔を締めつけてくる。
内腿の弾力が心地よい。
五感全てが快感となって俺をさらに興奮させていく。
「あぁんっ!そこイイ!!・・・ダメ・・、気持ちいい・・・。」
絢音さんも嬌声を上げて悦楽に浸っている。
590 :
532:2006/07/12(水) 02:35:32 ID:6BeZ3QC5
俺はそれと同時に人差し指を自分の陰部に差しこんだ。
そして奥の方のざらざらした部分を爪で引っかいた。
その度に痺れたような感覚が体にはしり、目には火花が散っていく。
しかし絶頂を迎えるほどの強さにはならない。
ダメだ・・・、これだけじゃ足りない・・・。
俺は少しでも多く快楽を得ようと夢中になって指を動かした。
中指を人差し指の横から膣内に押しこんでいく。
うっ!・・きつい・・・。
2本の指は膣内を蹂躙しながらそこに新たな刺激を与える。
そして無理やり中を押し広げ、最も感じる部分を探り当てた。
指先を軽く曲げそこに爪をつきたてた。
その瞬間、視界から全てのものが消えた・・・。
陰部からは愛液が泉のように流れ出し指先に絡み付く。
腰の力が抜けそこにへたり込んでしまった。
俺はイッた後も夢中になって絢音さんへの愛撫を続けた。
舌先を膣内に潜り込ませながら、分泌液を得ようと強く吸い上げる。
絢音さんは自分で胸を揉みながら甲高い声を上げている。
「ああん!!としゆきくん・・・ダメぇ、イッちゃうううう!!!」
俺はピンポケした景色の中でその声を聞き取った。
しばらく俺達は絶頂の余韻に浸っていた・・・。
591 :
532:2006/07/12(水) 02:36:34 ID:6BeZ3QC5
「あんたのお兄さんって、本当いい人ね!話しても面白いし。」
「あぁ、そう・・・。」
満足そうに話す恵美におざなりな返事をした。
「何かあったのか?」
「いや、別に何も無かったわよ。ねぇ、俊之くん?」
絢音さんはちらっと俺を見た。
自分から襲ってきたくせに良く言うぜ・・・。まぁ口裏は合わせておくか。
「別に何も無かったよ。それより検査の結果出たのか?」
「ああ。2人は生物学的には95%以上同一人物だった。
違ってるのは脳内の記憶を司る部分と消化器官ぐらいなもんだ。」
早い話が、見た目は同じってことだな。
「でもこの消化器官が厄介で、お前には胃腸がない。また老廃物の排出法も違う。
その体は、ある特定のタンパク質だけしか吸収できなく・・・・」
「一言で説明してくれ。」
「つまりだな、非常に言いにくいんだが・・・、精液やち・・膣分泌液しか吸収できなくて、
しかも用をたす代わりに皮膚から・・あの、アレだよ。ほ、惚れ薬っていうか・・・
その、そういう気分にさせるヤツ。あれが放出されるようになっちゃった訳。
ほんの少しだから、それほど生活に影響は出ないと思うけど。」
イマイチ言いたいことが分からん・・。そこに恵美が口を挟んできた。
「物分かり悪いわねぇ・・・。要するに、嫌でもセックスしなかったら生きていけない。
しかも周りの人までその気にさせちゃうかもしれない、ってことよ。」
592 :
532:2006/07/12(水) 02:37:09 ID:6BeZ3QC5
「なるほど・・・。それでか。」
「あと1日か2日したら戻れるんだし、気にしないでもいいわよ。」
あと1日・・・我慢・・・!?ちょっと待て!!? 確かさっき・・・。
俺は凄い勢いで血の気が引くのを感じた。
ダメだ・・・。頭の中が真っ暗に・・なっ・・・。
「うっ・・・。ここは・・俺の部屋?」
時計を見ると夜の11時を過ぎている。
「気がついた?調子はどう?」
「全然元気だよ。元々身体は丈夫なほうだし。」
「いきなり気絶されたら驚くじゃない。」
俺はあのまま気を失ったらしい。
「話は全部絢音さんから聞いたわ。だから言ったでしょ?多分無理だって。」
こちらを憐れむような目つきで話してくる。
「もう絶対男に戻れないのか?」
「私みたいなこともあるし一概には言えないけど、多分・・・。」
なんてこった・・・。いわゆる『たった一度の過ち』ってヤツか・・・。
593 :
532:2006/07/12(水) 02:37:51 ID:6BeZ3QC5
俺はふと辺りを見まわした。やけにモノが増えた気がする。
「あれ、こんなに家具あったっけ?」
すると、恵美は小恥ずかしそうに言った。
「実は・・・、今日からこの部屋にお世話になることになりました。」
「はぁ!?冗談じゃねぇ!!」
「2番目のお兄さんに言われたんだから仕方ないでしょ!私だって男と相部屋なんてイヤよ!!」
「真由の部屋があるだろ!」
「『四畳半より8畳間のほうが広い』んだって。」
畜生はめられたぜ・・・。ロクな事を考えねぇよ、全く。
だがあのアニキのことだ。これで終わるわけが無い。
俺はもう一度部屋を隈なく調べた。すると大きな変化があった。
「げっ!?何故にダブルベッド・・・・。」
「これも、そのお兄さんが買ってきたんだって・・・。」
あの糞野郎・・・。今度会ったらシメてやる。
にしても今晩はどうやって寝ようか。さすがに女と一緒に寝るのは・・・。
「しゃあねぇ、俺は床で寝てやるからお前はここで寝ろ。」
「えっ?」
「別々に寝てやるって言ってんだ!犯されてぇのか、このアマァ!!」
俺はぶっきらぼうに言い放つと、タオルケットと枕を引っ張り出して横になった。
594 :
532:2006/07/12(水) 02:52:41 ID:6BeZ3QC5
ここで一段落。次のネタが上がるまで、また名無しに戻ります・・・。
>>380氏
貴重なアドバイスありがとうございます!
未熟者ですが、とりあえずこの話を完結させるまでは頑張ります。
>>ネクロ氏
細かい技法もさることながら、長さを全く感じさせない文章のテンポの良さ、本当羨ましいです。
いつも夢中で活字を追ってしまいます。俺なんかじゃ真似できない・・・。
今後も一読者として激しく期待しております!
>>584 相変わらず読ませますねえ!
飛行機で移動もさることながら、何となく地域描写してますね
完結したら舞台とか是非公開キボン!
>>532 乙。絢音さんかわいいいいよぉおおおおおおおおおおおおお(;´Д`)ハァハァハァハァノ \アノ \ア
>>584 乙。買ってる連載小説よりも続きが楽しみになってきたんだがww
>>596 禿胴
上にもあったけど携帯で読めなくなって本気で残念だ
毎朝出勤前に前夜のアップがあったかどうか確かめるのがここ数日の日課w
アップがあったらコピペしてメールで携帯へ飛ばして読んでまつ
>>598 保管庫の人いつもありがとう。ケターイ厨なのでのんびり待ちます。
昨夜はネクロ氏無しか・・・orz
601 :
倉庫番:2006/07/13(木) 23:32:54 ID:UrP+qNva
展開がますます加速してきて、すごいの一言です。
更新も早いし毎日楽しみです。
元・男の意味がどんどん無くなってるような気がするのは自分だけ?
それを差し引いても文章として読みにくい代物なんだが。
最後まで読んでから評価してもいいのでは?漏れはネクロ氏に期待しているよ。
どんな物語にも中弛みする時期が有るし、氏の話のペースなら本来は3話位の内容だろね
一気に話を詰め込んだから読む側もそれを折り込まないと付いて行けないな
TS法から発展した人類補完計画(笑)の話なんだから、まぁ最後まで書ききって貰って、それから評価したい
氏も板違いを認識してるから別うpなのではないだろうか?
GJ!
元男だからこそここまで物事を考えたり、葛藤したりするんだろうね。深い
>「なんか嫌ね ああ言うの… 欲望の塊みたい」
元男が男を見て言う台詞がこれかよ!
ネクロマンサー氏、ほんとに容赦ねーなw
実はネクロ氏自身もそこまで深く考えてなかったりしてw
兎にも角にもGJ!
どっちかって言うとボール捌きを練習するガキがカッコいいではなく上手いと言わせた辺りに計算された伏線を感じるな
漏れの読解力が足りないのか?
キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! 今週末はいい週末になりそうだGJ!
主人公が性転換した直後に記憶喪失になってしまい、
友人と共に記憶を取り戻そうと色々努力するわけです。
最初は女の体に違和感を感じて、男言葉なんか使ってるんだが、
友人に「君は女なんだから女らしくしなよ」「君は俺の恋人なんだよ」と騙されて
「うーん、そうなのか…そうだよな。あたしは女なの…よね…(でもなんかおかしいなぁ)」
と徐所に女の体に馴染んでいくような話…ってどうかね?
もう容量があまりないようなので
次のスレが出来たら前の続きを落とします。
hiroshiキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!漏れは待ってたぜ。
616 :
倉庫番:2006/07/15(土) 01:51:18 ID:m7pvS7D9
617 :
倉庫番:2006/07/15(土) 01:54:17 ID:m7pvS7D9
それはそうと、アルタン王子の敗北を整理してたんですが、第1章だけやたらと長いのは何故?
2〜3章の3倍くらいあるんですが……
>>617 原文も第1章はやたらと長く、第2・第3章は短いので、深く考えないが吉。
更新がんがってくらさい<__>
462...
次スレ建てるには微妙な容量だけど
建てちゃった方が良さげ?
立てちゃった方がよさげだ。こっちはネクロ氏に埋めてもらって、他の職人は次スレに投下してもらった方がいい
ネクロ氏なら簡単に埋まるだ。
ところで「達引き」ってなに?
>>621 前後の文から考えると「逢引き」とおもわれるが。
どう入れて変換したら「達引き」になるんだろw
ってことは確信犯?
男と元男の主導権争いをして達引きか。
意地の張り合いをして主導権を取りたいっての考えるのは女なのか男なのか・・・・・
難しいな。
627 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:29:24 ID:uMzFA7Nl
東
628 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:30:09 ID:uMzFA7Nl
京
629 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:30:51 ID:uMzFA7Nl
特
630 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:31:35 ID:uMzFA7Nl
許
631 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:42:58 ID:uMzFA7Nl
許
632 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:43:43 ID:uMzFA7Nl
可
633 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/15(土) 15:44:27 ID:uMzFA7Nl
局
長
近
鉄
子
丑
寅
丑
三
642 :
619:2006/07/15(土) 23:20:08 ID:Nfo4EiyO
>>644 こうやってレズ好きを裏切るわけですね。
なんだよこれ。
釣りじゃなくてマジなんすけど。寝取られ展開にすんなよと言いたい。
なんでここまで裏切られるほどレズエンドって嫌われるの?
主人公の親友は幸せ展開
主人公は不幸でアンラッキー展開
少女漫画の王道っすね!
スイッチ、入ってしまった…
この一文の解釈は難しい
>>644 GJ
>>647 誰も「最後はレズエンドです」なんて宣言している奴はいない。
なのに「裏切られた」なんて書く奴がいるから余計に嫌われるんだと悟れ。
以上、レズの話題終了
以下何も無かったようにスルー
敢えてエロシーンを詳しく書かないところが逆にイイねw
うーん私は濃厚エロス描写が欲しいな・・・
文章力があって読ませるタイプの作品だとエロは流しがちなだけに余計に気になる・・・orz
この板の住人ならエロシーンなど幾らでも妄想出来るじゃないか!
って感じか?www
あえで下世話な想像をするなら、沙織は脇役だからかな?
既に16話だし、読ませるタイプのネクロ氏なら前戯だけで1話埋めきる濃い描写になりかねないからなぁw
おー今日も投下あるのか。乙!よくこの質で毎日投下できるな。
エロシーンをもっと書いてもらうかスピードを取るか・・・w 次はエロ重視キボン!なんて贅沢ですか
今日もGJ!
もうこの作品はさまざまな人間模様とか
色々な要素がうまい具合に混ざっていて読んだ後にほどよい余韻を残していますね
ここまでの作品をいつもGJ!だけじゃ情けない気がしてね
これはこれで良い雰囲気なんで次作は徹底してエロ路線もありかも(w
香織はどっちを選ぶのかが超楽しみっすね!
橘中の楽 ですか?
囲碁を打つ少年と沙織、これまた・・・
上手いなぁ・・・
考えてみれば、TSの目的が「子を産ませること」である以上、レズにはまるのは
反逆行為なのか
>島の出入り口は封鎖され生徒は全員自室へ戻るよう指示が出た、ありえない筈の侵入者を探すマニュアル通りの対応だった。
いい加減句読点の使い分けくらいちゃんとしてほしいんだがなー。
うPとか勝手にやってろって感じ
>660
これみて激しく気分を害したので、穴埋めSS投下やめた。
……さて、普通に埋めるか。
このスレだけ見てると作品は存在せず、感想レスしかついていない状態であり、チョットどうかと思う。
ここは感想スレですか?と。内容故の作者なりの配慮だろうけど、これが延々続くとなると
>>660みたいな感情を持つ人も少なからずいるんじゃね。
それ故の新スレだと思うが?
句読点厨房が馬鹿の一つ覚えな攻撃しかしないのもどうかと思うけどな
少なくともアップする行為そのものを攻撃の対象にした
>>660はすべての作者に心からの謝罪を行うべきだ
携帯者には辛い流れかも試練。
漏れはダウソ出来ると時間がある時にまとめて見れてありがたやなんだがな。
まだ続くようなら「TS法」で単独スレ立ててもいいんじゃないか?
そもそも「TS法」のネタ自体はネクロ氏以外も投下してたし
TS法以前の投下SSとは傾向が違ってるように思えるからな。
気兼ねするという理由でうpろだ使用してるなら別スレにした方がいいと思う。
俺がバカなだけかもしれないけど、句読点の使い分けってどうやんの?
そもそもなにが問題になってるのか良く分かってないんだが
>>665 お前がバカすぎて。かけてやる言葉が見つからない俺もバカです、
667 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 00:00:27 ID:39d6LyTj
基本的に、煽りの内容=自分自身だよw
だって、その煽りレスを相手が見た時に、
腹立つだろうと想定して、書き込んでるんだろ。
それはつまるところ、自分がそんな風に言われたら
我慢できないくらい腹が立つんだろw
まあ、今まで苛められ煽られながら生きて来たんだろうけど
せめてこんな匿名のネット上では、煽る側にまわりたいんだろw
ネクロ氏の文章見てると、句点を使うべきところなのに読点をつけることが多いんです。(○「。」 ×「、」)
複数の文が続くと、最後だけ句点であとは全部読点になってたりとか。
また、読点を使うべきところなのに全角スペースを使ってますね。
こっちはセリフの中によく見られます。
読んでるとついつい気になってしまうので、こういった部分は出来る限り修正して掲載してるんですが。
>>668 あまり気にしてなかった俺はやっぱ馬鹿なのか…
日本語って難しいな
上の方に書いてあるけど、スペースは会話の「間」だと思ってたよ
倉庫番氏であったか。
まとめサイトの方はセリフのふいんき(←なぜか…ry)が違うから変だなと思っていたけど、そうでしたか。
いやいや、乙です。
671 :
660:2006/07/17(月) 00:42:10 ID:EPpnkI7H
それ故の新スレって意味わかんねーよ
勝手にロダにうpしてる野郎のご機嫌とり何故しなきゃなんないの?
新スレに投下すれば良いだけの話し
>670
×ふいんき
○ふんいき(雰囲気)
673 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 01:10:40 ID:uionmGxb
>>664 漏れもケータイでみてる派なんで、ネクロ氏の作品がみれないのは残念なんだけど家帰ってから見てる
しかし
660の自己中ブリには呆れるな…
ケータイ厨が腹いせに屑まいていると書いてみる。
そもそも2chを荒らしのスクツと化したのも、ケータイ厨が原因だったしな。
>>674 それがいいたくて荒らしてるの?勘弁してよ、マジでさ。
>>672 ×こきんとうざい(胡錦涛罪)
○ここんとうざい(古今東西)
677 :
532:2006/07/17(月) 02:05:58 ID:FJr/3njE
なんか荒れてるね・・・。
>>612の記憶喪失ネタから勝手に妄想してSSにしてみた。
クライマックスまでは書き終わってないから、今日は前半だけ投下。
678 :
532:2006/07/17(月) 02:07:01 ID:FJr/3njE
「・・・、んっ・・。ここは・・・?なんだ、頭がぼんやりする・・。」
俺の視界に山積みのダンボールが入ってきた。どこかの倉庫にいるようだ。
体が妙に重い。ぬっくと起きあがると俺は妙な違和感に襲われた。
自分の身体が自分のもので無いような・・・。手足は自分の思う通りに動かせる。
しかしそこから来る感触や視点の高さが違っているような気がする。
俺は10代の女のようだ。まだ幼さが残りどちらかと言うと可愛らしい体型をしている。
服装はボーイッシュだ。というより男の服を着ている。
ジーンズとトランクスは、立ちあがると落ちてしまいそうな位にガバガバだ。
ここは何処だ?何でこんな妙な格好を?それに何故俺は1人称が『俺』なんだ?
一体俺は何者なんだ・・・?
「ちくしょう・・・なにも思い出せない・・・。」
「目が覚めたようだな。」
中年の男が現れ俺に話しかけた。
「すいません。俺、いや僕・・じゃなくて私が誰か知りませんか?」
男は皮肉めいた口調で答えた。
「君かい?・・・知らない訳ないだろう。」
そしてこう付け加えた。
「じきに分かるさ・・・。君が誰で、何故ここにいるのか・・・。」
679 :
532:2006/07/17(月) 02:07:58 ID:FJr/3njE
男はカバンから縄を取りだした。俺の後ろに回りこみ、腕をねじり上げた。
「何をするんだ!」
「君の好きなことさ・・・。」
男は微笑を浮かべた。そして俺の腕を後ろ手に縛り上げた。
「これで抵抗は出来るまい・・・。」
俺はその時言いようも無い恐怖を覚えた。
人気の無い倉庫の中、若い女が男にされることと言ったら1つしかない。
俺はその一方で、自分が異常な興奮を見せているのに気付いた。
まるでこの状態が快楽であるかのように。
俺はこんな事を望んでいるのか?いや、そんなはずは無い・・・。
男はファスナーを下ろす。するとコートの下から肉棒が現れた。
それは徐々に俺の顔へと近づいてくる。
俺は、それが異性の性器であるにもかかわらず、全く羞恥心を覚えなかった。
激しい嫌悪感をもって、俺は男を睨みつけた。
「『その眼気にいらねえなあ。今置かれてる状況が分かってねぇようだ。』」
言い終わるやいなや、男の右膝が俺の腹に食いこんだ。
「ぐはっ!!」
「『黙って俺のイチモツを咥えてればいいんだよ。』」
今度は右の拳が顔に飛んできた。続けさまに2発、3発・・・。
もはや俺には抵抗する気力は残っていなかった。
男が腕を振り上げるだけで背筋の凍る思いがした。
「『その引きつった顔、いつ見てもゾクゾクするぜ。』」
680 :
532:2006/07/17(月) 02:08:43 ID:FJr/3njE
何だ・・この言葉・・・。
男の言葉の端々が俺の頭の中に響き、そして突き刺さっていく。
決して、男の言い方に恐怖を覚えたのではなかった。
もっと違う、もっと恐ろしい何かが脳内を刺激するのだった。
「さあ、咥えてもらおうか。」
俺はあきらめて、男の肉棒を受け入れた。
恥垢独特の青臭い匂いが口の中に広がり、気分が悪くなる。
そうではあったが、これ以上殴られるわけにはいかない・・・。
681 :
532:2006/07/17(月) 02:09:49 ID:FJr/3njE
「先っぽを舌で舐めろ。絶対に口から離すな。」
俺は言われた通りに舌を動かす。
舌先を器用に使って、亀頭でも特に敏感な部分に擦り付ける。
尿道口に舌が達するとそこを強く吸い上げた。
口内に残尿が入りこんできて、俺は猛烈な吐き気に襲われた。
「気持ち悪いです・・・。」
「誰が離していいといった!」
男はすかさず俺の胴体に蹴りを入れた。
「さっさと起き上がって奉仕しろ!!」
再び肉棒を口に咥えさせられた。俺は舌に肉棒の表面を這わせる。
裏スジに当たった時、肉棒がピクッと跳ねた。
本能的にココが急所だと分かり、そこを中心にせめる。
肉棒に血液が集まり、だんだんと熱を帯びていく。
ドク、ドク・・。血の動きが舌に伝わる。
それに合わせるように、尿道口から粘液が流れてきた。
それはとても苦く、到底耐えられるものではなかった。
「苦いっ!!ダメぇ・・・。」
「1度言われたことも理解できないのか!このクズめ!!!」
俺は顔を蹴り上げられた。そしてバランスを取れずに仰向けに倒れこんだ。
男はそれを見て俺の腹を踏みつけた。何度も、何度も、なんども・・・。
「何で俺が・・・レイプされなきゃ・・・・。」
俺は高くかすれた声で、半ば独り言のように問いかけた。
「何故かって!?これは笑わせる。貴様が一番良く知ってるはずだ。」
男は軽蔑したような視線で俺を睨み付け、吐き捨てるように言った。
俺が一番知ってる・・・?俺が何をしたって言うんだ・・・。
682 :
532:2006/07/17(月) 02:11:47 ID:FJr/3njE
お粗末さまでした。
>>532氏
乙カレー。後半も期待しております。
>>660 今度のスレは職人さんが頑張ってくれたお陰でレス600にも満たない状況でスレ容量が450KB
オーバーしていたんだ。
その上、氏は一回の投下量がかなり多い故、次スレを立てる前に他の職人さんが投下できる
スペースがなくなってしまう、ということでロダに上げたらどうかと提案があったわけ。
その辺の経緯はログに残ってるから読むべし。
それでも何か言いたいことがあるなら、議論スレ逝ってくれ。
読みたいと願う人がいる事もネクロマンサー氏に届いて欲しい。
万民から歓迎されなくても一握りから満点をもらえる作品だと思う。
とりあえず作品としてキチンと完結キボンヌ
686 :
ネクロマンサー氏へのオマージュ:2006/07/17(月) 11:35:41 ID:PSuj4/V2
自分のしでかした事を後悔したこと無い奴がいたら、俺はそいつに会ってみたい。
そしてこう言うんだ「お前はなにしでかしたんだ?」って。
特待生だって言うから俺は頑張ったさ。
毎日朝から晩まで走って他の奴より良い出来だったと自信持っていたんだよ。
でも、あそこの女達は元男の癖に・・・
「自分の罪を償いたまえ」
そう言って更正なんたら省とか言うとこの役人が俺に薬を差し出した。
そこまでは覚えてんだけど、気が付いたら俺はここにいた。
汗の臭いが充満する小汚い部屋で俺は寝かされてた。
「君は期間不定懲役だよ、3人生んだら無罪放免だ」
そう言われてこの学校に送り込まれたんだけどなぁ・・・
「おまえだろ?元特待生のエリートさんってのは?」
ニヤニヤする男達が俺を囲んでいた。
「心配すんなって、可愛がってやるからよぉ」
そう言って男達は俺の服を乱雑に脱がし始めた。
脱がすと言うより破いたという方が正しいかも知れない。
「おぉ!良いオッパイじゃねーか!」
両方の乳首に男達が群がる。
無茶苦茶に揉まれて痛みしか感じないのだけど体の奥が熱くなっていくのを俺は感じた。
「おい!見ろよ!この男感じてるらしいぜ!」そう言って饐えた体臭の男がズボンを下ろした。
「ふざけんじゃね!」そう叫んだ俺だったが声は鈴が転がるような高い声だ。
男達はそれも楽しいらしい。
「一番乗りだ!、それ味わって良いぞ」
乱雑に嬲られる俺の口の中に男達のペニスが押し込まれた。
吐き気を覚えるような臭いが口から胸に充満する。
咬みちぎってやろうとするけど上手く力が入らない。
「お!はえーな!んじゃ俺は下を貰うぜ」
俺の足を押さえていた男が俺のマンコにペニスを押し込んだ。
破瓜の傷みってこんな感じなのか・・・
獣じみた叫びで悶える俺だったけど、不思議とそんな事を思った。
「おぉ!スゲー締まりが良いぜ、こりゃ銘器だ!」
男達が喜んでいる、ぎこちなくピストン運動する波に合わせて俺の視界は真っ白になった。「ほらほら!上のお口が止まってるぞ!」
別の男が俺の口にペニスを突っ込む、これまた吐き気のする臭いだ。
でも、段々気持ちよくなってきた。
「もう一個穴があるよな」
俺を羽交い締めにしていた男が俺の体を起こしてバックから肛門にペニスを突っ込んだ。
「あぁ… あぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
気が付くと俺は男達の汗と精液まみれになって寝ころんでいた。
糸の切れた人形みたいにマットレスの上で寝ころんでいた。
「あなたが新入りさんね…」
そう言って全裸の女が二人やってきて俺を起こした。
「すぐ慣れるよ、それよりシャワー浴びに行こうよ」
そう言って俺を建物の外へ連れ出した。
水道場の蛇口を逆さまにして勢いよく噴き出した水をみんなで被った。
ここではこれをシャワーと言うらしい。
「何か・・・、着る物はないのか?」
俺の着ていた服はあの男達がボロボロにしてしまった。
「服なんて要らないよ、どうせすぐボロボロになるから」
全裸だった女は俺を見ながら笑って言った。
「慣れる事ね、慣れれば天国よ、だって気持ち良いでしょ?」
無理やり突っ込まれた肛門からもマンコからも血を流していた俺だったけど、気持ちよかったのは事実だ。
「そうだな」
俺の天国のような地獄は始まったばかりだった。
うお!鬼畜展開!GJ!
氏の作品は世界観がしっかりしてるからトリビュート作品集とか作れるかもな
688 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 16:29:31 ID:39d6LyTj
ハイハイワロスワロス
689 :
倉庫番:2006/07/17(月) 21:49:43 ID:B5pEtRVa
章分けするのはめんどいのでやめちゃった
690 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:53:20 ID:h4tDIaCb
天
691 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:53:55 ID:h4tDIaCb
上
692 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:54:30 ID:h4tDIaCb
天
693 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:54:37 ID:KQ77RlnF
天
694 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:55:12 ID:KQ77RlnF
唯
695 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:55:38 ID:h4tDIaCb
我
696 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:55:45 ID:KQ77RlnF
我
697 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:56:22 ID:KQ77RlnF
独
698 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:56:39 ID:h4tDIaCb
立
699 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:57:09 ID:KQ77RlnF
川
700 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:57:27 ID:h4tDIaCb
談
701 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:57:50 ID:KQ77RlnF
志
702 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:58:07 ID:h4tDIaCb
師
703 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:58:34 ID:KQ77RlnF
匠
704 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:58:51 ID:h4tDIaCb
絶
705 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:59:11 ID:KQ77RlnF
対
706 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:59:22 ID:h4tDIaCb
無
707 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 21:59:48 ID:KQ77RlnF
敵
708 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:00:08 ID:h4tDIaCb
抱
709 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:00:26 ID:KQ77RlnF
擁
710 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:00:48 ID:h4tDIaCb
素
711 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:01:11 ID:KQ77RlnF
敵
712 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:01:36 ID:h4tDIaCb
日
713 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:01:45 ID:KQ77RlnF
本
714 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:02:31 ID:h4tDIaCb
万
715 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:02:46 ID:KQ77RlnF
歳
716 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:03:19 ID:h4tDIaCb
民
717 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:03:45 ID:KQ77RlnF
主
718 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:04:00 ID:h4tDIaCb
主
719 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:04:23 ID:KQ77RlnF
義
720 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:04:35 ID:h4tDIaCb
社
721 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:05:06 ID:KQ77RlnF
会
722 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:05:18 ID:h4tDIaCb
主
723 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:05:37 ID:KQ77RlnF
義
724 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:05:53 ID:h4tDIaCb
縄
725 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:06:46 ID:KQ77RlnF
縛
726 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:07:17 ID:h4tDIaCb
S
727 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:07:34 ID:KQ77RlnF
M
728 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:08:11 ID:h4tDIaCb
女
729 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:08:32 ID:KQ77RlnF
性
730 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:08:52 ID:h4tDIaCb
風
731 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:09:39 ID:KQ77RlnF
俗
732 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:10:10 ID:h4tDIaCb
営
733 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:10:28 ID:KQ77RlnF
業
734 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:11:36 ID:h4tDIaCb
全
735 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:12:20 ID:KQ77RlnF
館
736 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:12:37 ID:h4tDIaCb
開
737 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:13:36 ID:KQ77RlnF
放
738 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:13:59 ID:h4tDIaCb
年
739 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:14:39 ID:KQ77RlnF
間
740 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:14:58 ID:h4tDIaCb
無
741 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:15:59 ID:KQ77RlnF
料
742 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:16:44 ID:h4tDIaCb
奉
743 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:17:41 ID:KQ77RlnF
仕
744 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:18:53 ID:KQ77RlnF
千
745 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:19:16 ID:h4tDIaCb
作
746 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:20:14 ID:KQ77RlnF
万
747 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:20:51 ID:h4tDIaCb
作
748 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:21:18 ID:KQ77RlnF
戦
749 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:21:58 ID:h4tDIaCb
争
750 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:22:39 ID:KQ77RlnF
反
751 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:23:38 ID:h4tDIaCb
対
752 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:24:06 ID:KQ77RlnF
相
753 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:25:16 ID:KQ77RlnF
互
うざい
755 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:25:54 ID:KQ77RlnF
おまえ
756 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:26:42 ID:KQ77RlnF
信
757 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:27:16 ID:KQ77RlnF
頼
758 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:27:48 ID:KQ77RlnF
色
759 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:28:20 ID:KQ77RlnF
即
Σ(=□=;
スレがやたら進行してるなぁと思ったら・・・・
761 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:28:52 ID:KQ77RlnF
是
762 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:29:30 ID:KQ77RlnF
>>760 スレ統合を目指して埋め立て中につき、一文字連想リレー参加要請
763 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:30:03 ID:KQ77RlnF
空
764 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:30:22 ID:h4tDIaCb
海
765 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:30:35 ID:KQ77RlnF
因
埋め立てSSの存在を知らないのか?
767 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:31:17 ID:KQ77RlnF
僧
768 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:31:53 ID:KQ77RlnF
769 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:32:57 ID:KQ77RlnF
無
770 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:33:49 ID:KQ77RlnF
限
771 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:34:26 ID:KQ77RlnF
軌
772 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:34:59 ID:KQ77RlnF
道
773 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:35:41 ID:KQ77RlnF
脱
774 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:36:17 ID:KQ77RlnF
線
775 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:36:48 ID:KQ77RlnF
上
776 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:37:20 ID:KQ77RlnF
等
777 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:38:12 ID:KQ77RlnF
バ
778 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:38:43 ID:KQ77RlnF
ス
779 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:39:16 ID:KQ77RlnF
ガ
780 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:39:47 ID:KQ77RlnF
ス
781 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:40:19 ID:KQ77RlnF
爆
782 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 22:40:51 ID:KQ77RlnF
発
埋め立て行為を否定するわけじゃないけど、切ないなぁ・・・
784 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 23:04:37 ID:g80nhqVc
だが断る
786 :
SS:2006/07/17(月) 23:16:22 ID:Yokp489C
ゲフンゲフン…これは?
それはな、太古の偉大な魔法使いワードナー様の見つけられた男を女に変えてしまう魔法の巻物じゃ
ただな、そのうちの・・・どれかなんじゃ、長い間のうちに違う巻物が紛れ込んでなぁ
困っておったのじゃよ、ラハリトの魔法とマダルトの魔法じゃ
巻物を解いたら発動する筈なんじゃがなぁ・・・・
まぁお主は焼き焦げても凍り付いてもおらんし・・・さすがはワードナー様じゃ
え!まじかよ!
ま、とりあえずワシと一緒にギルガメッシュの酒場へいって登録しなおさないといかんな
あとはボルタック商店で女物の装備を整えよう
Lv100を越えた侍の女ならどこのパーティでも歓迎してくれるよ
ほんとかよ・・・・・
荒らしているのは、携帯厨?
788 :
SS:2006/07/17(月) 23:28:41 ID:Yokp489C
偉大なるラヴォス様に逆らう愚か者はお前達か?
愚かなる女王陛下よ、ラヴォスは星を蝕む悪魔だとなぜご理解なさらぬ!
えぇい!愚か者どもめ、魔導器に取り込まれるがよい!
女王は怪しげな魔法を唱えた、しかし、胸のペンダントが光る
…これはな、おぬしの身が聞きに陥った時、一回だけ使える希望の石じゃ、太陽エネルギーを詰めてある
そういって理の賢者が渡してくれたものだ、それがまばゆく輝く
あの役に立たぬ賢者どもめ、おい預言者、何とかせい!
ならばこれでどうでしょう、間抜けな勇者の付き人をカエルにした事がありますが
魔法都市カジャールの民をカエルにしたとあっては問題です
女になってしまえ!
おぉさすがじゃ、おい!そこの者、その女になった愚か者を眠りの都市へ連れて行け
目を覚ましたら好きにしてよいぞ ハッハッハ!
一つ思ったこと。
一文字ずつ打って行ったとして、500KBが先か1000レスが先かわかんねぇ。
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'" ヾ:、 \ :!リ ',: : : : : : .゙''''''''''"゙´ /: : : /,.::' ,.:',.:'".:::,. '"//〃.::::::::::/
次スレまだーちんちん
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:::::::/::::::::::::::::::/ ヽ、 |::/ |::::| |::::::| |::::ト、:::::|、:::::::::::|:::::::::::::::ヽ:::::::::::
:::::/::::::::/::::::/ ,==>ト{_, |:::| |::::::| |::::| \|\::::::::|::::::::::::::::::|::::::::::
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レ'.:::::|::o::! ヽヾ、:::ノノ ヾ、| | /::ヽ、_ノレ' ヽ:::::::|:::::|::::::::::
/.:::゚:::∧:::::|(__)ニ==ニ | |::::::l|l|l:::::::| ト、::::!::::。:::::::::
.::::::::::/::::ハ:::| ´ ̄ ̄` ヽヾ、;;;;;;;;;;ノ O::::o:::::::::::::::: 次スレきぼんぬ!!
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::/::::/ .:::::/::∧ ヽ`'ー--- 、 /.::::/:::::::::::|:::::::::
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::::;' .:::::/ .::i:::::::::.\ !:::/7:::::::::::::::::i /.::::/:::::::::::::::::::::::|:::::::::
.:::! .:::/ .:::::!:::::::::::::/\ V〈::::::::::::::::::::| ∠:::::/:::::::::::::/.:::/::::::|:::::::::
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::::レ' .::::::::/::::::::::/.::::::::::::::.\ `'ー--‐' _,. ‐'"/.::::::::::::/.::::/::|:::::::l\::::
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ヽ,,.'" , ゙、
:::::::;:::',i゙i、,_ ,.' , , ., , .:,.' .: ',.. 、 ゙、
. :/::::::}r'、 `゙ ,' .,' .: ,' ,,、-/‐,ッ、:::/..:;: .. l l;:..;. ',. ',
./:: :::/::. ヽ i l .::l:,、r'゙ ::,.'i../,'.:::,'i.:::;,'. .:,':''7i'it、l!:. , i,. !
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::::::/::!:',::::::::::l. ::',/i l:|. l::;;!、ェ、,,l:i l::,'.!:..::,,'::/ / l:i l:゙:.,' /:. l:: | j.l'
::::,'!::::'::゙、:::::::! ::::i、l. 'l,,;ン',,、ぃ,゙ヾ l:l l::::/,ソ.r''"ヾl, l:::/ン゙l:::: l::: i /l'
:::j ',:::::::::::::::::!. ! :::::l、゙,,ilr' ,il゙ _,,!i. 'l l::/ ' ,r゙゙'i;.ヾlン''/: l:::: ,'l:: ,'j ./ l
::i. ゙、::::::::r''''!. ! :::::!'''゙li. l;:゙'illlr;::! ゙ i:!、r:'l. ;シ./::: .!:,r!,':;/,',.'l j
:l ゙、:::i゙''、゙!. ! ::::|. ゙. 'r,ン::::ソ l;: ''゙:;' ' ,':::: .r' /ツ::ジ j j
:|. ヾ゙、 '、i. ! ::::! ''‐゙゙'='゙- . ゞ-'',、 i:::::: j '"!:i:: j .,'
:l `゙' 、', i :;::l r‐‐‐-,.  ̄` .j:::: ,' l:,i: ,' /
';! ',.i. ';:!,_ | / , ':::: ,' ,ソ!: ,'./
,ヽ ゙、, ';ヘ!ヽ、 ',. ,.' ,、‐l:l::::: / /.,' ,'/
:! ',.',',l,_ ゙'ヽ 、,,_. ゙'" ,、 ‐'" ,',i::: / / ,.シ
':', '、',゙、゙''ー- 、、、、゙゙i,゙''''" /'i::/ /,.'
ヾ、 ,,、 - '゙::ヾ,ヽ:...:...:...:...:...:{ ,'/ ,ン゙
,、- '"゙~ヽ、:...:...:..::゙、:...:...:...:...:...:.lヽ、 _ /
. 、r''ヽ、 ヽ:...:...:...:...:...:...:...:...:...:...:.゙j ゙''‐ 、 '
誰も立てないのならワシが立てるぞ?
,. - ' ´ ``''"´ `" ' 丶 、
, -'" 、: :ヽ、
, '´ / iヽ : : :ヽ、 :`ヽ : :ヽ
,.': : : : /. : :/ , ,、 i :i : :ヽ:: :: :: :ヽ : : ヽ丶ヽ
/ : : : :/: : : /i:::,.'::/゙゙゙i. :i :: :: ヽ :: :: ::ヽ : :`、丶ヽ
/ : : i.: : : i.i: :,'::/ i : i 、: ::ヽ :: :: ::ヽ : :`,.:丶ヽ
/ :i : : i.l :; :/ i : ト、 、,: ::ヽ、: : : .`、 : :i: :丶ヽ
i i : :.l: :;:/ ! : i丶'、'、::ヾ、 : : :i : : i: : :ト.`、
.i i. l:: ;/ !. i. ヽ'、ヽ、`、ヽ : :.l :. i: : iヽ.i
i ; , i. l. i ヽ ! ヾ,,.-‐'-,-i、; l i.: : i `;i
i ; ; i. l. | _, -‐‐- ヽ.! ヽ、 ヾ、`i.l i : :i. i!
i ; ;. i. il r'´ ___ ヽ ,=i'ツ"'i'-、i! i. : :i. !
i i ; i i |! ,..ッ''゙T'' i ゙'' '' '゙ ´ i i : :,: i
i! ,i ;. i i. l i.゙ベ-''" `、 :::::::::: r'‐-- 、 : ;:`、
ii ;i ; i _,..!-、_ ::::::::: ' .i ヽノ .! : : ;`、
i i. ,i ; r'´| √/`- 、 , . ' /し' ` }: : : ;:`、
i i ;.i. ; | j / / Y .!. ` "´ ,/^´ ./i`丶、;_`、
j i , ; i ; /iヽ ⌒ ‐- 、. ,.ィ´ /: :i `ヽ、
./.i. ; ; , ‐'゙ i ゝ、 ヾ':::‐イ ィ'.i : : : i `、
/ i ; , '´ i. ;`i`r 、_ }:::::ハ. '、i : : : :i. i 、
/ イ .; i. i ; i |-、〉⌒ .,' ! 丶 丶: : : ; i l ヽ
./ /i ;. l i ; i.| ./ ./ i/.丶 丶 : : ;.i. l.: .ヽ
/ / ! ; : ;i ;i. ; i |/ / 丶 丶: : ; i l、 : .ヽ
/ ./ ! ; : ; ! ゝ!.i. i/ /. 丶 ヽ: :; i. i、:、 : .ヽ
./ / i ;. : ; !. !`i. / /. 丶. ヽ.; :i l 、:、: : .ヽ
/ ./ .i ;: : ; :i ! i./゙ / . 丶 ヽ. i l: 、:、: : .ヽ
./ / .i ;: : ; :l. レ'゙ / `、. ,' ,ゝ ヽi i : :、:、: : .ヽ
/ ./ i ;.: : ; :l. / ./ V _,.-'´ .`、 ヽ .i : : 、:、 : : .ヽ
./ / i ; : ; :l / /i``ヽ、 } _,.-'´ .〉 ヽ i : : :、:、: : : .ヽ
/ i ; ;: l / /: :i `< /ハ ヽ,|: : : :、:、 : : : .ヽ
前言撤回。面倒なのでやっぱりやめた。