乙
1乙
そして即死防止ついでに投下。
事前注意
今日は節分ですが、ネタはバレンタインデーですw
レズ要素がありますので、苦手な方はスルーをお願いします。
普段から使い慣れている「魔女の大釜」に、長い棒を入れかき回し、「成人女性」の姿になった私はどろりとした液体を練っている。
液体のとろみがかき回す棒に抵抗を与えるが、女の私がかき回せなくなる程強くはない。
普段なら三人で一緒に掴みかき回している棒も、今は私一人が握っている。
二人分長い柄の余裕が、少しだけ寂しい。
私達三人は、共に悪魔レオナルド様に使える魔女……ということにしている。
だが実際には、三人はそれぞれ異なった主に仕えていた。
真の主を隠していることに、特別な理由はない。ただ説明するのが面倒なだけ。
今残り二人がいないのは、それぞれの主のために「野暮用」を済ませに出かけているため。
残された私は頼まれていたものを完成させるために、こうして一人大釜と格闘しているところ。
液体は練れば練るほど色が変わる。私は指でひとすくいしそれを舐めてみた。
「うまい!」
ファンファーレを鳴らしたくなるようなうま味に、私は思わず声を出してしまった。
ほろ苦いビター味。チョコレートとして問題のない出来栄えだろう。
そう、私は今チョコレートを作っている。
とはいっても、魔女が作るチョコレート。ごく普通の物であるわけがない。
これは私達が古くからの友人、風俗店「リリムハウス」のオーナーから依頼されて制作したチョコレート。
彼女は今バレンタインデーに合わせ、フェアーを計画していた。
それは「チョコレートで出来たローションによるサービス」という
誰もが思いつきそうで、しかし実現が難しいプレイだった。
液状のチョコレートを身体に付け、舐めさせる程度ならば誰にでも出来る。
しかしローションとなると量の問題もさることながら、身体にべたつき処理が難しくなる。これがローションには適さない理由。
しかし難しいからと言って、私達魔女に不可能というわけではない。
魔法は発想力次第でいかようにも出来る。
私達はこの依頼を「スライムの生成」をベースに解決する案を打ち出した。
スライムは液状の魔法生物。用途によってその身体に様々な「効果」をもたらすことが出来る。
例えば、侵入者を排除するために作られるようなスライムなら、
硫酸のようなものをベースに制作し、様々な物を解かしてしまうスライムが作り出される。
あるいはダンジョンの清掃に使うスライムなどは、腐敗した物だけを餌にする毒性の強いスライムを作り出す。
金属物だけを溶かすスライムをトラップに用い、ガチガチのプレートを着込んだ戦士を丸裸にする、といった特殊なスライムだって作れる。
これらのスライムは、生成の基本はどれもほぼ一緒。
違いが出るのは、身体を液状にするのか弾力ある個体にするのか、自立移動させるのか否か、といった細かい部分のみ。
身体になる液体の生成まではほとんど同じなのだ。
つまり、この液体をチョコレートベースにし、
スライムをローション代わりにしよう、というのがオーナーからの依頼解決に用いた案。
そしてこの狙いは見事に成功した。
大釜の中にはそのチョコレートスライムがたっぷり出来上がっていた。
舐めてみたところ、チョコレートとしても申し分ない味もしており、毒素も無さそうだ。香りもチョコレートそのもの。
むろんだからといって、これをがぶがぶと飲むことは勧められないが
一通りのプレイの中で、口に含んでも問題にはならないだろう。
「ここまでは良し……」
私は「ひとまずの完成」に気をよくしながら大釜から離れ、机の上に用意しておいた「実験材料」を手にし大釜の元へ戻る。
まずオーナーから依頼された「チョコレートのローション」は完成した。
しかしこれは「チョコレートのローション」という液体ではあるが、スライムではない。
依頼のためにスライムの生成方法でローションを作ったのだから、これで完了にしても良い。
しかし折角ここまで作ったのならば、きちんと「チョコレートスライム」としても完成するのかも見てみたい。
特に意味はないのだが、好奇心から見届けてみたい。
好奇心なくして、魔女なんてやっていられない。
「さて、実験開始」
私は手にした二つの三角フラスコから赤い液体と白い液体を大釜に注ぎ入れた。
この液体には、特殊な魔力が込められている。
赤い液体は血液。白い液体は精子。どちらも、ある「学者」からの「協力」で提供して貰った物。
彼の血液と精子には、「どうしたわけか」媚薬効果の魔力が含まれるようになっていた。
この魔力は、血液や精子を栄養素とする、ヴァンパイアやサキュバスのような者達にしか効果を発揮しないのだが
以前、彼の血液を用いてアルラウネを生み出した時、
淫乱アルラウネが出来上がってしまうという実験結果も得ている。
今回の実験は、そのアルラウネ実験を踏まえた上で、
スライム生成に必要な魔力を彼の血液と精子から抽出してみたらどうなるか? という実験も兼ねている。
「これで良し」
私は呪文を唱えながら、更に粉末状にしたドクセリや白スイセン,スパニッシュフライやベラドンナなども加えていく。どれも「魔女の軟膏」に使われる原料。
しばし待つ……が、反応がない。
失敗か? だとすれば、魔力が足りなかったかもしれない。
そもそも、彼の血液や精子に含まれている魔力は、それを糧とする者達にしか効かない、限定された物。
アルラウネの場合も、血を糧とするからこそ成功した実験と言える。
スライムの生成に必要な魔力としては、質が違いすぎたのかもしれない。
「もう少し何かで魔力を足すしかないか……」
顎に手を当て首を傾げ、私はしばし考えた。
そして一つの解決策を思いついた。
「私の血を足してみるか」
先に混ぜた血液同様、私の血にも魔力が込められている。
そもそもスライムの生成には、術者の血はよく使われる材料。
その代わりに学者の血液と精子を用いたのだが、それは失敗に終わった。
私の血を混ぜることでスライムとしての完成はしても、学者の血に含まれていた魔力効果は期待できそうにない。
それは仕方ない。今日の所は新種のスライムが完成することだけで良しとするべきだろう。
右手首に左手の指を軽くあて、呪文を唱える。
すると手首から、私の血がぼたぼたと垂れ落ちてきた。そしてそれはそのまま大釜の中へ。
充分に血液を混ぜたところで、私は指を離す。すると血はピタリと止まった。
私は呪文を唱えながら再び棒で大釜の中身をかき混ぜていく。
するとどうだ。今度は大きな反応があった。
棒を手放しても、大釜の中身はゆらゆらと波打っている。
その波は徐々に大きくなり、そして不意に、ざばっと音を立てて立ち上がった。
「これは……」
驚いた。まさかこんな結果になるとは。
大釜の中から立ち上がった者は、人型、それも女性の形をとったスライム。
チョコレートで出来た裸体の女性が目の前に立っているではないか。
このような結果になるとは。これは予想以上の実験成果。私は手をパンと合わせ喜んだ。
このパンと叩いたときの音が合図にでもなったのか。
出来たての女性型スライムが、突然私に襲いかかってきた!
「ちょっ!」
抗議の声は防がれた。スライムの顔が私に近づき、強引に唇を奪ったために。
「んっ、ん……ちゅ……」
文字通りの甘いキス。チョコレートで出来た舌が私の舌に絡みつき、チョコレート独特のほろ苦くも甘い味で私を酔わせようとする。
気付けば、胸元と股間にぬるりとした感触。
全身ローションのスライムが腕の形を変え服の隙間から容易く侵入してきていた。
服を着ているのに、直接肌に触れられ一方的に愛撫されている。
「んふぅ……ん、ん、んはぁ……」
口を塞がれながらも、私は次第に喘ぎ声を漏らし始めていた。
気付けば、私は自ら舌を動かし腕をスライムの背に回していた。
積極的になったことにスライムが気付いたのか、
一度唇を離した彼女は、ニコリと私に微笑みかけ、そしてまた唇を重ねる。
驚いた。このスライムは女性の形をしているだけでなく、ある程度の感情と思考を持っている。
普通スライムは、本能となる「行動理念」を魔力によって植え付けられると、その命令にのみ従う単純な魔法生物だ。
私はまだこのスライムに、命令を植え付けてはいない。だから突然動き出すとも襲われるとも思っていなかった。
推測でしかないが、おそらくは始めに入れた学者の血と精子が原因だろう。
あの血と精子が、スライムの行動理念を既に形成させたに違いない。
そう考えた方が自然だろう。この淫乱スライムの行動を見れば。
「まっ! そこは……んっ!」
僅かの間思考にふけっていた隙に、スライムの不定型な指……と言うべきか。
ともかく、スライムは私の股間を軽く撫でていただけの手の形状を変え、陰門へずぶりと突き入れてきた。
既に愛液で濡れていた上にチョコレートローションである彼女の指は容易く入ってくる。
これだけでは終わらない。彼女の指は中に入った途端膨張し、隙間無く膣の中いっぱいになった。
そしてまるでバイブのように、うねうねと動き出すではないか。
「これ、反そ……くっ! んはぁ! ちょっ、い、これ、気持ち、いい、わぁ……」
彼女の唇が再度離れた途端、私はたまらず喘ぎだした。
そんな私の様子を、彼女は微笑みながら見つめている。
彼女には間違いなく単純ながら自我があり、淫行に対し悦びを感じているようだ。
たかがスライムにここまでの思考が備わるなんて。この実験、思わぬ大成功を収めそう。
……なんて、私にそんなことを考える余裕はすぐになくなった。
「んっ、胸ま……で、んはぁ、ん、もっ、もっと……」
胸を軽く愛撫していたスライムの手が更に広がり、まるで彼女の手が下着になったかのように胸全体を包みだした。
そして膣の中同様、胸の上をうねうねと動き出した。
時折力強く、時折撫でるように。大きく波打つかと思えば、小刻みに震えたり。
不定期に付けられる強弱が、私により一層快楽を与え続けていく。
そして彼女の淫行はますますエスカレートしていく。
「い、いい……ん、そこ、ん、もっ……んっ、んっ!」
不意に私の顔が何かに押しつけられた。
胸だ。彼女の胸に今、私の顔を埋めさせられている。
ぬるりとし、そして柔らかいチョコレートローションの胸。女の私でも心地よさを感じてしまう。
そしてやはり、この胸もうねうねと動き出す。
まるでフェイスマッサージでも受けているかのような心地よさ。
胸と膣の快楽がなければうとうとと寝入ってしまいそう。
むしろ上下の快楽をより際立たせる顔面パイズリに、私は全身を心地良く強張らせ始めていた。
そして極めつけの行動に、彼女は出てくる。
「んんっ!」
来るとは思っていた。しかし心の準備は万全と言い難く、
私は不意に訪れたもう一つの快楽に、彼女の胸の中で悲鳴のような悦楽の声を上げた。
膣同様、いつの間にか伸びてきた指が菊門を易々と突き破り、
そしてやはり中で膨張しうねりだした。
全身を包まれ入れられ、柔らかくも強い振動を与え続けられている。
ぬめる彼女の体に馴染んでしまっているが、私は相当な量の愛液を垂れ流しているはず。
その愛液すら取り込むかのように彼女は密着させ、突き入れている指を休むことなく動かし続けた。
私の感覚は麻痺していた。いや、感覚の全てが快楽に変換されたと言うべきか。
なすがままされるがまま、私は自分が作り出したスライムに弄ばれている。
「ん……ぷはぁ……ん、くっ! もう、くる、きっ、きちゃう……ん、いっ、もう、いっ! あっ……はあっ!」
顔を胸から解放された途端、私はすぐさま声高に喘いだ。
もう限界だ。身もだえすることも許されぬまま、私は頂点へと一気に駆け上っていく。
「いく、いく、いく、いっ……んっ、いっ! いっ……く、はぁあ!」
悦楽の叫びと同時に、彼女は私の陰門を貫いていた指を一気に離す。
まるで海面に出た鯨のように、私は勢いよく大量の潮を噴き出した。
チョコレートスライムは潮を浴び、更なるぬめりとてかりを増していた。
息も絶え絶えに、私は視線を落としその様子を眺めていた。
すると突然、私はこれまで意識していなかった重力を感じ始めた。
私を弄び支えていた彼女の力が緩んでいる。
顔を上げると、笑みをたたえている彼女の顔が、徐々に崩れ始めていた。
どうやら彼女の身体と意思を形成していた魔力、学者の血と精子に含まれていた魔力が、
私を満足させたことで枯渇してしまったようだ。
最後まで笑顔のままでいた彼女はしかし、完全に身体を崩し、意志を持たないただのゲル状スライムへと変わり果ててしまった。
「ちょっと可愛そうね……」
ただ、これで良かったとも思える。
彼女の思考は、完全に淫行のみに働いていた。
もしまだ意思を形成していた魔力が残っていたら、私はまだ解放されずに二度目三度目、それ以上に逝かされていただろう。
そうなるとこちらの身が危険になる。
単純な命令だけを純粋に遂行するスライムは、加減を知らず歯止めがきかない。
トラップに用いるには最適だが、自慰の道具として用いるには向かない。
いや……「道具」と言うのも気が引ける。
ほんの僅かな交わいであったけれど、彼女の淫乱で、しかし純粋な笑顔には、確かに意思という心があったのだから。
「まあともかく、大きな収穫だったわね」
私は身体にこびりついた彼女の破片を丁寧に払い落とし、
そして床に散らばったチョコレートスライムを一カ所にまとめた。
スライムとなったこのゲルは、もうローションとしては使えない。
リリムハウスのオーナーに提供するチョコレートローションは、また一から作り直す必要がある。
空っぽになった大釜に、私はチョコレートローションの材料を入れていく。
「これが出来たら、ちゃんと片づけないとね」
魔法で大釜の下に火を灯しながら、私は一カ所にまとめられたチョコレートゲルを見つめた。
さて、どうしたものか。私は悩んだ。
「とりあえずは……冷凍保存が一番かな」
呪文一つでゲルを凍らせ、そして巨大な氷にむけ指を鳴らし、コンパクトにまとめた。
これで場所をとらずに保存が出来る。
「ちょっと「あれ」の研究にはまだ時間が掛かりそうだから。しばらく凍って待ってなさいな」
あの血と精子に込められた魔力。それをキチンと研究すれば、色々と活用できるはずだ。
例えば、もう少し長持ちする意思とか、制御の効く性欲とか。
私は大釜の中身をかき混ぜながら、つい先ほどまで見ていた女性の笑顔を思い起こしていた。
以上です。
最初はいつものパターン(学者が結局騙されて襲われる)で途中まで書いていたんですが
あまりに同じパターンが続くのも何だし、と思ったのと
魔女(の一人)視点で書くのも面白そうかなと思いついたので、上記の話になりました。
ただ反省点としてはエロシーンが短めだったところかな。
いつもなら第2ラウンドくらいまでは書くのに…
つか、5スレしか無いし。全体的にも短いな
余談というか、
前スレ>357
>どっかの妖精学者氏なら相談に乗ってくれそうだw
光線銃さんに許可無く勝手に書いて申し訳ないんですが、
こんな感じかなと勝手に妄想
「ええ、確かにいらっしゃいますね。可愛らしい女性の幽霊ですね」
「えっ? 見えるんですか!」
「ええしっかりと。それで、どうされたいのですか?」
「え?」
「彼女を成仏させてあげたいのですか? それとも、何か他にしてあげたいことでも?」
「宇呂田さん……やっぱり私と離れたいんですね?」
「あっ、いや、そうじゃなくて……(考えてなかったよ。どうすれば彼女に足を生やしてあげられますかって、そんな事尋ねるのは恥ずかしいし……)」
「いずれにせよ、こちらでは成仏も他のことのしてあげられませんから……知り合いの巫女さんを紹介してあげますよ。ちょっと待ってて下さいね、今紹介状書きますから」
「宇呂田さん……ぐす……やっぱりいじわるです……」
「(うわー、どうしよう。巫女さんってことは女性だろ? 女性相手に足をどうのとか尋ねられないよ……)」
「はい、これを持ってこの地図に書かれている神社を訪ねてみて下さい。大丈夫ですよ、彼女ならあなたの希望を叶えてくれるはずですよ(大方、どんなことを考えているか予想できるけどね。あれだけ顔を真っ赤にしていれば)」
勢いで書いた。
今は反省している。
すみません、光線銃さん
12 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 01:33:29 ID:O30/H+D9
>某880 ◆/Mgq/8agL6 さん
新スレたって即の投稿乙&GJです
>液体は練れば練るほど色が変わる。私は指でひとすくいしそれを舐めてみた。
>「うまい!」
>ファンファーレを鳴らしたくなるようなうま味に、私は思わず声を出してしまった。
♪練って美味しい、ねるねるね〜るね♪
ですかw
エロス乙
>1&880氏乙ですー
とりあえず新スレを確認に来ただけだったのに、
880の人毎度乙です。
ねるねるねるねは、魔女のノルマですからねぇ
>1乙でした。
ということで、投下開始。
「さて、と。ようやく今年も終わったかー……っと」
「で、山内は今年はお袋さんのところに帰るのかい?」
仕事納めも無事終わり、帰りの駅に向かいがてら、大きく伸びをする同僚に、僕は話しかけた。
「ああ、そうだな。去年は当直で帰れなかったし、今朝お袋から電話が来て、何だか分からんが、
『今年は絶対帰って来い!』とか言われたし、久々に田舎でのんびりさせて貰うよ」
「ふうん。ま、ゆっくりと、骨休みしてきてちょーだい。仕事はきっちりと残しておくからさ」
やや首を傾げながら返事をする同僚に、僕は肩をすくめながら返事をした。
「くぉら」
僕の言葉を聞きとがめたようで、同僚が呆れ返った顔でつぶやく。
「まあそれは半分冗談。……じゃ、よい年を」
「ああ、よい年を」
同僚の呆れ顔に、思わず歯を見せて笑いながら、僕は別れの言葉を掛けた。
「ふ〜う。ただいま〜」
「お帰り〜。ねえねえ、今年のお正月はさあ……」
家に帰ると、エプロン姿のアイリスが、いつものように声を掛けてくる。
「へ? 今年は会社で当直だって、言わなかったかい?」
「え?」
だが僕は、ネクタイを解きながら、首を傾げながら答えた。
その言葉に目を丸くさせ、ピタリと固まるアイリス。……ど、どうしたの?
「…………………聞いてない」
しばしの間、お互い何も言わずにじっと見つめあっていたが、アイリスがポツリとひとこと。
「聞いてない! 聞いてないよ、御主人サマ!」
「え? そ、そだっけ?」
と、思った次の瞬間、アイリスは堰を切ったように声をあげ、僕に詰め寄ってきた。
……あれ? 言わなかったっけか?
「ひどい! ひどいよ!」
「あ、いやその……確かに、言い忘れたのは悪かったけど………」
そんなことを考えていたが、アイリスの涙交じりの声に、思わず詫びの言葉が漏れ出す。
……確かに、『絶対言った』とまで断言は出来ないし……。
「………お風呂はいろ」
「えっ?」
などと思っていると、アイリスは顔をうつむかせながら、おもむろにつぶやく。
「お風呂に入ろうって言ってるの。……それとも私と入るの、もうイヤ?」
「い、いや……。よ、喜んで入らせていただきます……」
僕が戸惑いの声をあげると、ゆっくりと顔を上げながら、これまたゆっくりと声を掛けてきた。
少々、身の危険を感じながらも、アイリスの言葉に逆らえなくなっていた僕は、反射的に答えていた。
「さ、御主人サマ。背中流してあげるから、座って座って」
「う、うん」
風呂に入るや否や、僕に椅子に座るように勧めるアイリス。
その嬉しそうな様子からは、さっきまでの不機嫌さは微塵も感じさせない。
……本当に機嫌が直ったのかどうか、はなんとも言えないけれども。
「……ねえ、御主人サマ……」
「な、何?」
「……いいや、なんでもない……あっち向いてて……」
椅子に腰掛けると、アイリスが妙に沈んだ声で話しかけてきた。
気になった僕が、振り返りながら返事をするが、アイリスは石鹸を泡立てながら首を振る。
……ど、どう考えても、なんでもなくないでしょう?
「ど、どうしたの、アイリス? あ、あう…っ……」
ふたたび声を掛けようとする僕だったが、アイリスぴったりとしがみつかれた途端、
背中に二つの柔らかい感触を覚え、思わず言葉の代わりに吐息が漏れ出してしまう。
……我ながら、ホント情けない……。
「ふふっ……御主人サマ……外で冷えちゃってたんだね……。いいよ、私が暖めてあげる……」
「ア、アイリス……あ…っ……」
「んふっ、御主人サマ……女の子みたいな声出しちゃって、かっわいい……」
「あっ…だ……だって、あ、ああっ!」
アイリスは僕にもたれかかるようにして、耳元でささやきながら、ゆっくりと体を上下に動かし始める。
さらに、手のひらで胸を撫で回してきたかと思うと、胸の頂を指先で軽く突っついてきた。
そんな微妙な刺激に抗うすべもなく、僕は悶え声を漏らし続けていた。
「………でも……ココは、立派な男の人だね……」
「ちょ、ア、アイリス……あ、はあっ!……」
耳の穴へ舌先を潜り込ませながら、泡まみれの右手で僕のモノを優しく握り締めてきた。
「さて……こっちも、っと……」
「え? ひゃあっ! アッ! アイリスうっ!」
「んむ…っ、どう? 御主人サマ…気持ちイイ?」
かと思った次の瞬間、やはり泡まみれの左手で、モノの下の袋をさわさわと撫で回してくる。
耳から舌を抜き、そのまま耳たぶを軽く甘噛みしながら、アイリスは僕に問いかけてきた。
僕は何も言えずに、ただ首をガクガク上下に動かし、頷くことしか出来なかった。
「そっか……。でも、イヤらしい御主人サマが、一番嬉しいところは、ココ、だもんねっ」
「はあうっ! あっ…あ……え? ア、アイリス……?」
そんな僕を見て、アイリスは嬉しそうにはしゃぎ声をあげたかと思うと、
尻尾の先端を僕のすぼまりへと突き立ててきた。思わず全身をビクリとすくませながらも、
頭にとある疑問が浮かび上がり、アイリスに質問を投げかけようとする。
……なんで? なんで、椅子に座ってるお尻をつつけるの?
「どうしたのかな? 御主人サマ?」
「あ、そ、その…ひゃっ! こ、この、椅子……ああんっ!」
手と尻尾の動きを緩めることなく、小首を傾げるアイリス。
僕は快感に悶えながらも、どうにか自分が座っている椅子を指差した。
そう、僕が座っている椅子は、いつもの風呂用椅子ではなく、
いわゆる風俗店でお目にかかる、スケベ椅子だった。
……念のため言っておきますが、僕は風俗店には通ってはいません。昔、同僚に誘われたっきりです。
「これ? この前の深夜番組で、通信販売で売ってたから買ったんだけど?」
「ど、どうし…てえっ!?」
僕の疑問にあっさりと答えながら、モノをしごきあげるピッチが増すアイリス。
……いったい、どんな深夜番組を見ていたのですか。
「だって。この椅子のほうが、御主人サマのココ、綺麗に洗えるんだもの。違う?」
「ち! ちが…っ! …な……ああっ!」
そう言いながら、アイリスは尻尾をすぼまりの中へと潜り込ませ、円を描くようにうごめかせてくる。
反射的に上半身がビクビク震えてしまい、返事をしようとしても息が詰まって返事にならない。
「ん〜? 何て言ったのかなあ?」
「ち、違わない! 違わないですうっ!」
そんな僕に追い討ちをかけるように、モノの下の袋をこねこねと撫で回しながら、
子どもを諭すような声でささやくアイリス。僕は必死になって、半ば絶叫するように返事をしていた。
「でしょお? さ、無駄口はいいから、綺麗になりましょうね」
「ちょっ! ア、アイリスっ! あっ! ああ! あっ!」
僕の返事に、凄く嬉しそうに頷きながら、アイリスの手と尻尾の動きがさらに激しくなりだす。
あまりの快感に涙があふれ、口からはあえぎ声が次々と漏れ出してしまう。
こみあげる快感が絶頂に達しようとして、全身が硬直した次の瞬間――
「………? ア…アイリス?」
「どうしたの、御主人サマ」
アイリスの手と尻尾の動きがピタリと止まり、下腹部からもたらされる快感も、途切れてしまった。
涙交じりの目で振り返ると、怪訝そうな表情を浮かべたアイリスが、小首を傾げていた。
「な……何で、何で途中で止めちゃうの?」
「だって、もう綺麗になったでしょ? これで、お・し・ま・い」
かすれる声で質問する僕に、モノの先端をつんつんと指でつっつきながら、あっさり答えるアイリス。
「そ、そんなっ! さ、最後までイカせてよっ!」
「………そんなに、イキたいの?」
悲鳴混じりに絶叫する僕の顔を、アイリスは覗き込むようにして、優しく語り掛けてくる。
口調こそ優しいアイリスだったが、その目はまるで獲物を見つけた小悪魔のように妖しく輝き、
口元には意地悪そうな笑みさえ浮かべていたのだが、イキたい一心の僕に、
そんなことを気にする余裕などあるはずもなく、ただひたすら首をガクガク上下に揺り動かし、
必死になって肯定の意を示していた。
アイリスは、そんな僕をじっと見て、考え込むような表情で首を傾げていた。
時間にすると、10数えるかどうかの間だったのだが、
僕にとってはそれがまるで、無限の時のように感じられていた。
「そっか……じゃ、イッちゃっていいよ」
「え?」
と、アイリスが唐突にあっさりと、つぶやくように言った。
一瞬、アイリスの言ってる意味が分からず、思わず聞き返してしまう僕。
「だから、御主人サマが自分でシゴいてイクところを、ちゃんと見ててあげるって言ってるの♪
ささ、遠慮なくどうぞっ♪」
「そんなあっ! ア、アイリスが最後までイカせてよっ!」
アイリスは僕の肩にアゴを乗せ、両腕を回してしがみつきながら、嬉しそうに声を掛けてきた。
僕は子どものように首を振りながら、アイリスの手を取って、懇願するように叫び声をあげる。
「ふ〜ん……御主人サマ、私の手でイキたいの〜?」
「う、うんっ!」
アイリスは、いかにも仕方がない、といった口調で語りかけてくる。
その口調から、アイリスにシテもらえるという期待感を覚えた僕は、元気よく返事をした。
「そうなんだ……しかたないなあ。でも、その代わり……」
「そ、その代わり?」
僕の返事に優しく頷いたアイリスは、悪戯っぽく笑みを浮かべ、そこで言葉を切った。
アイリスの表情を目にした僕は、まるで蛇ににらまれた蛙のように、
ビクリと身をすくませながらも、胸をときめかせてアイリスの次の言葉をじっと待った。
「その代わり、私がいいって言うまで、イッちゃダメだよ?」
「え? そ、そんなあっ!」
だが、僕の淡い期待は、アイリスからもたらされた言葉によって、あっさりと打ち砕かれた。
まさに天国から地獄へと、一気に突き落とされたような感覚に、思わず叫び声が漏れ出す。
「そんなも何も、言ったでしょ? 今すぐイキたかったら、御主人サマが自分でシテもいいよおって」
「い、イヤだあっ! 今すぐ、アイリスの手でイカせて欲しいよおっ!」
あくまで優しく、落ち着いた口調で話しかけてくるアイリスとは対照的に、
僕は悲鳴のような叫び声をあげながら、駄々っ子のように足をジタバタさせていた。
「もお〜。どうして、そんなわがまま言うかなあ、御主人サマはっ」
「だ、だって……」
しゃくりあげる僕の頬を伝う涙に舌を這わせ、ため息をつくアイリス。
「さ、早く決めちゃいなさいな。早くしないと私、あがっちゃうよ〜?」
追い討ちをかけるように、アイリスは僕にささやきかけながら、
袋をちょんちょんと尻尾の先端でつついてきた。
その感触を覚えた次の瞬間、僕の頭は真っ白になっていた。
「う……ア、アイリス……」
「えっ!? ちょ、ご、御主人サマ!?」
……手でシテくれないのなら、せめて尻尾で!
そう思った僕は、アイリスの尻尾を鷲掴みにしたかと思うと、
自分自身のモノに巻きつけながら、一心不乱にアイリスの尻尾ごとモノをしごき始めた。
突然の事に驚いたのか、アイリスの声に動揺の色が見え出す。
「あっ、ああっ……ア、アイリス……アイリスうっ……」
「ご、ごしゅっ! ひうっ!」
たちまち、モノから痺れるような快感が押し寄せ、口から歓喜の声が漏れだす。
アイリスは可愛らしい悲鳴をあげながら、必死になって尻尾を振りほどこうと、
僕のモノへと弱々しく手を伸ばしてきたが、逆にその手を押さえ込んだ僕は、
半ば無理矢理に、尻尾とモノを握らせながら、そのまま上下に激しくしごきあげさせていた。
「アイリスっ……アイリスっ! も、もう僕っ……っ!」
「……ごっ! らっ! らめえっ! ごひゅじんひゃまあっ!!」
無意識のうちに、しごくピッチがあがっていく。それとともに、僕たちの声も少しずつ甲高くなっていく。
モノをしごいているのに合わせ、尻尾の一部が袋を擦りあげていく感覚が、またたまらない。
「あっ、アイリスっ! イクっ! イクううっ!!」
「ごっ! ごひゅじんしゃまああっ!!」
やがて、二人揃って舌っ足らずな悲鳴をあげると同時に、
僕のモノはビクンビクンと震えながら、宙に向かって盛大に精を放っていた――
「あ、ああ……アイリス……」
「はあ……はあ、ご、ごひゅひんひゃまあ……」
射精後の脱力感に見舞われた僕は、肩で大きく息をさせながら、アイリスを仰ぎ見た。
そのアイリスはと言えば、床にへたり込んだまま、僕にもたれかかってきている。
いつの間にやら、滅多に見せない背中の羽も生えていた。
「ア、アイリス……だ、大丈夫?」
「ごひゅちんちゃまあ、わ、わたひにも……ごしゅひんしゃま、くださあい…っ……」
僕の問いかけに、答えているのかいないのか、アイリスは虚ろな目で僕を見つめ、
舌をもつらせながら、両手を伸ばして腰へとしがみついてきた。
僕は、そんなアイリスの妖艶な仕草に誘われるように、
フラフラと椅子から立ち上がり、アイリスのほうを振り返った。と、
「……うっ、ア…アイリス……っ……」
たちまち、モノから快感がこみあげ、腰が引けてしまう。
僕が立ち上がったおかげで、丁度モノとアイリスの顔が同じ高さに来てしまい、
アイリスは半ば無意識的に、僕のモノを咥え込んでしまったのだ。
「ん……んむっ……ん……」
「あ、あっ…アイリ、ス……っ」
裏筋をなぞるように舐め上げながら、ゆっくりと顔全体を前後に動かすアイリス。
焦点の定まっていない、虚ろな目はそのままだ。
そんな表情でモノを咥え込んでくれるという状況に、何だか無性に興奮してきた僕は、
アイリスの頭を押さえつけながら、ゆっくりと腰を前後に動かし始めていた。
「あっ! アッ、アイリスっ!」
不意に、袋とすぼまりから刺激がこみあげ、思わず腰が引けてしまう。
アイリスは、左手で袋をこねこねと優しく揉み上げながら、
残った右手の指で、すぼまりの辺りをさわさわと、撫で回してきたのだ。
「ああんっ! あっ! アアッ!」
すぼまり周辺を撫で回していた指のひとつが、とうとうすぼまりの中へと潜り込んできたのだ。
尻尾が潜り込んでくるのにはすっかり慣れていたが、指先が潜り込んできたのは初めてのことで、
その違和感に戸惑いながらも、こみあげる快感には逆らえずに、喘ぎ声が漏れ出してしまう。
「うああっ、アッ、アアッ!」
やがて指先が根元まで潜り込んだかと思うと、ゆっくりと引き抜かれる。
指先が完全に外に出る寸前で、ふたたび中へと潜り込みだす。
もちろん、その間にもモノと袋へともたらされる刺激は、少しも緩んではいない。
そんなことを繰り返されているうちに、いつしか腰の動きも止まり、下半身がガクガク震え始めていた。
「あっ、アイリスっ! もっ、もうダメっ! イ、イッちゃうっ! イッちゃうよおっ!」
「ん? んむっ……んっ、んふっ、んんっ、んっ」
僕の悲鳴交じりの喘ぎ声を耳にしたアイリスは、何を思ったのか、さらに舌と頭の動きを早め出す。
「ちょっ! あっ! あああっ!!」
次の瞬間、僕はアイリスの口中めがけて、今日2度目の精を放出していた――
「あ……ああっ、ア…アイリス……」
「んむ……っ、ご…ごひゅじんしゃまあ……んぐ…っ……おいひ………」
僕は腰が砕けるような快感に、さっきまで座っていた椅子に、思わず座り込んでしまった。
未だに虚ろな表情で僕を見つめ、舌をもつれさせているアイリス。
と、口を開いた弾みで、隙間から白い液体が零れ落ちてしまう。
だがアイリスは、それを指ですくいあげたかと思うと、口の中へと戻し、
嬉しそうに笑みを浮かべ、ゴクリと咽喉を鳴らして飲み下してしまった。
「……アイリス…っ……」
「ご……ごしゅじんひゃまあ………っ、ん。んふ……」
そんな姿に、何ともいえない気持ちがこみあげてきた僕は、
気がつくとアイリスをしっかりと抱きしめ、くちびるをふさいでいた。
くちびるを離した僕は、アイリスを風呂の縁に座らせ、両足を広げさせた。
その中心部には、ヒクヒク震える割れ目が姿を晒している。
「アイリス……い、いくよ……?」
「ご、ごしゅじんしゃま……」
僕はアイリスの両太ももを抱え、モノの先端をアイリスの割れ目へとあてがった。
アイリスは僕の背中に腕を回したまま、恍惚とした表情でコクリと頷く。
「……っ」
「あっ、ああっ、ご…ごしゅじんさま……っ……」
モノを突き立てた瞬間、全身を駆け抜けるような快感が襲い掛かった。
同時に、アイリスは上半身を仰け反らせながら、喘ぎ声をあげだす。
「ア…アイリス……っ…アイリスっ……」
「ご、ごしゅじんサマ…ご主人サマ……」
腰を前後に動かすたびに、快感とともにお互いを呼び合う声が漏れだしていた。
「あっ、あく……アイリス……」
「ごっ! 御主人サマッ! アッ! アアッ! ご、御主人サマが……お、奥に……あっ、アアンッ!」
繋がった姿勢のまま、僕はアイリスを持ち上げた。途端にアイリスは声を裏返させ、
ポロポロと大粒の涙をこぼしながらも、僕から離れまいとばかりにしがみつく腕に力がこもり、
両足も僕の背中で交差するように絡みつかせてきた。
「ああ……アイリス……」
「あ……あっ、ああっ、あああんっ!」
多少よろめきながらも、アイリスを抱えたまま湯船へと体を沈ませる。
水に入った途端、浮力で軽くなったアイリスの体を突き上げるように、ふたたび腰を動かし始めた。
アイリスもまた、僕にしがみつきながらも、体ごと上下に動き始める。
「あっ、アイリスっ、あっ、ああっ!」
「はあっ、あっ、気持ちイイッ! 気持ちイイのっ! …は、ああっ! ご、御主人サマあっ!!」
二人で腰を突き上げながら、喘ぎ声をあげ続ける。
と、僕の目の前でアイリスの豊かな胸が、ぷるぷると揺れている。
僕は夢中になって、アイリスの胸の頂に吸いついた。
「ごっ、御主人サマっ! 御主人サマっ! あっ、ああ、ああっ!」
すでにピンと張り詰めている頂を、舌先でコロコロ転がしてみると、
アイリスはあられもない声で喘ぎ続ける。それに、モノへの締め付けも強くなってきた、気がする。
だがそれでも僕は、絶頂に達せそうで、なかなか達せそうになかった。
……まあ今日は既に、2回も出しているせいでもあるのだろうけれど……。
「ね、ねえ、アイリス……」
「……あっ、あ…ああっ……?」
僕の問いかけに、アイリスは火照った顔で喘ぎ声をあげながらも、僕の顔を見やった。
「お……お願い………ア、アイリスの尻尾……う、後ろに……シ、シテ………」
言いながら、顔が熱くなるのが自分でもわかる。
だがアイリスは、何も言わずに優しく微笑みを浮かべたかと思うと、尻尾を僕のお尻のほうへ回した。
「あ…ああ、アイリス……」
すぼまりの入り口を、ちょんちょんと尻尾が突っつくのがわかる。
僕はお預けを食らった犬のような表情を浮かべ、腰をもぞもぞとうごめかせていた。
「あっ! あ、ああっ……」
だが次の瞬間、突き抜けるような快感が、すぼまりから脳天へと駆け巡っていた。
そう、アイリスが尻尾をすぼまりの中へと潜り込ませたのだ。
「あっ……あ…アイリス……」
「御主人サマ……あっ! ああっ! あはっ、ああっ!」
尻尾がすぼまりの中でうごめくのに合わせ、僕の腰の動きも激しくなる。
それとともに、こみあげる刺激もどんどん強くなっていく。
あまりの激しさに風呂の湯が波打ち、湯船から溢れ出してしまうほどだった。
だが、そんなことも気にならないほど、僕たちはぶつけ合うように夢中で腰を動かし続けた。
「あっ……あっ! ああっ! ああーっ!」
「ああっ! あうっ! あっ、ああっ! イッ、イクーッ!!」
やがて、叩きつけるような抽走の末に、僕は今日初めて、アイリスの中へと精を放っていた――
「ご、御主人サマ……」
「アイリス……っ…」
湯船に浸かったまま、アイリスが甘えた声で僕に微笑みかけてくる。
僕はそっとアイリスを抱きしめ、くちづけを交わした。
「………。ごめんなさい、御主人サマ」
「え? な、何が?」
くちびるを離してからの、アイリスの第一声は、あまりにも意外なひと言で、
思わず目を丸くして、聞き返してしまうほどだった。
「御主人サマ、お仕事なのに、わがままばかり言って。当直、頑張ってね」
「い、いや……言うのを忘れていた、僕のほうが悪かったんだよ。ごめんね、アイリス」
しゅんとなるアイリスの手をとり、僕はペコリと頭を下げた。
……まあ、言うのを忘れていたのは、事実なんだろうし。それはそうと……。
「……御主人サマ……」
「それより……大丈夫?」
「え?」
ぱっと顔をあげ、嬉しそうな表情を見せるアイリスだが、僕の言葉に目を丸くさせる。
「い、いや……さっきは、あんなに舌がもつれていたけれど……」
「うん……もう、大丈夫。心配かけてごめんなさい、御主人サマ」
もしかしたら覚えていないのかも、と不安になりながら、アイリスに問いかけるが、
アイリスは申し訳なさそうに眉をしかめながら、ペコリと頭を下げてきた。
「な、ならいいんだけど……どうしちゃったの? いったい」
「そ、それが、そのう……わ、私も、何がなんだか、わからなくなっちゃって……」
「そう……なんだ」
首を振りながら、不安げな表情で答えるアイリス。……そう言われると、凄く不安になるんだけど。
「で、でも……」
「でも?」
などと思っていると、アイリスは視線を逸らしながら、聞こえるかどうかという声でつぶやいた。
「その……す、すっごい気持ち…よかった………」
「え、えっと……ぼ、僕もその……気持ちよかった、よ……」
思わず僕が聞き返すと、顔を真っ赤にさせてうつむきながら、ぽそぽそとつぶやく。
恥ずかしさが伝染してしまったのか、僕もまた途切れ途切れにつぶやいた。
「よ、よかった……。で、ま、また……あんなコト…シテ、欲しいなって、そ、その……」
アイリスは、ほっとした表情で顔をあげたかと思うと、頬を赤らめたまま、ためらいがちに口を開く。
僕は返事の代わりに、アイリスをしっかりと抱きしめ、熱い口づけを交わしていた――
マボキターーーーッ!
GJGJ!!
GJくださった皆様ありがとうございます
>ねるねるねるね
気付く人はいてくれると思ったけど、ここまで反応が集中するとはw
>まぼさん
GJ!! 続編待ってましたよ
そしてまだ続くんですね。楽しみに待ってますよー
>残り二人の野暮用に、興味があるのは自分だけですかそうですか。
伏線は貼るだけ貼っておくのが後々のためになったりならなかったりw
どこかで書ける機会があれば良いんですけどね
マボ殿GGGGGGGGJです
ずっと待ってた甲斐がありました
アイリス最高です!
保管庫で見掛けてからずっと投稿を待って通い続けてました
どうかこれからも頑張ってください
(´・ω・`)新参の感想でした
やっぱりマボ氏はこのスレの絶対神やで・・・
匹敵する神としてはひでぼんの某作者氏がいるけど、星辰が揃わないと来ないからのぉ
その意味では邪神か
>32
人に
萌えたら
意味無い
じゃまいか
まぁキモいかはともかく荒れネタなのは事実だから、必要以上に特定の作者を持ち上げるのは自粛した方がいいと思うぞー…。
自称ファンならなおさらな。
35 :
30:2006/02/08(水) 14:46:05 ID:FcrA8nzQ
>>34 (´・ω・`)持ち上げ過ぎたね。ごめん
でもマボさんの応援は陰ながら続けさせてもらいま
つーかいつものアレだろ
某作家を邪神呼ばわりしてるし
37 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:56:15 ID:++SYtCDx
38 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:20:41 ID:++SYtCDx
39 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:26:02 ID:++SYtCDx
病気は釣り
自分がアレだって自覚はあるんだなwww
餌やるな
木曜夜はフジテレビ、0時35分からのノイタミナの怪。
人外の姫と若き侍の道ならぬ恋、このスレ的には必見ですな。
ところでふと思ったんだが、自分にはひでぼんのシリーズって孤高のイメージがある。
面白いのだが、あきらかな派生作品と見えるものが見うけられないからだ。
クトゥルフ神話の萌え美少女化という題材のせいかもしれないが。
事前注意
特に特殊なプレイはないはずですが、
今回登場している「ラミア」は、以前に書いた「人妻ラミア」とは別人(別ラミア)ですので、
そこだけ気を付けて下さいませ。
「いい、そこ、ん、ああ、いいわ、ん、んふぁ!」
過剰な程に声高な喘ぎ声が、スピーカーから聞こえてくる。
目の前にある28ものディスプレイ。
その1つに映し出されている様子が、スピーカーから聞こえている。
私はここ、リリムハウスのモニタールームで、オーナーとしての勤めを果たしている。
我がリリムハウスは、店名の通り従業員の半数以上がリリム、つまり淫魔で占めている特殊な風俗店。
それ故、従業員と客とのトラブルが起きた際にすぐ対処できるよう、こうして常に監視している。
客は監視されているのを知らないため、ある種のプライバシー侵害にもなりかねないのだが、
精力を糧とする淫魔や血液を糧とする吸血鬼が、客の生命に関わるような失態をしてしまわない為の監視である以上、
これはどうしても必要なこと。
けして、私の趣味ではない。そう、けして。
「あらあら、あの子も演義が上手くなったわね」
まだあどけなさが残る新人が、VIP客相手に「中出し」され悦んでいる。
とはいえ、どちらかと言うと性的な悦びよりは、糧、つまり精子を味わえた喜びの方が大きそうだが。
しかしそれを悟られぬよう、相手の射精に合わせ喘ぎ声を高め軽く痙攣してみせるだけの「演義」は覚えたようだ。
本当はまだ満足していないだろうに、笑顔で満足だったかのように事後の接客をしている。
精力を糧とする淫魔の新人は、まずVIP客相手に実習を兼ねた接客をして貰っている。
ここで「我慢」を覚えないと、「一般客」の相手はさせられない。
何故ならば、人間の風営法によって禁止されている「本番」を積極的に求めてしまうから。
うちの店では、一般客用12室とVIP客用16室を完備しており、
表向きは一般客用だけの営業に見せかけている。
この一般客を相手にする場合は、表の営業である以上人間達の「法律」を守らなければならない。
むろん流れで「本番」に至ることもあるが、それを表だって行うわけにはいかない。
淫魔の糧である精子を「外出し」させる。淫魔にとってこれほど「勿体ない」ことは無いのだが、
人間社会の中で店を経営し続けるためには仕方のないこと。
とりあえず、今接客を終えた新人はそろそろ一般客の相手をさせても問題無さそう。
本人はずっとVIP客の相手だけをしたいだろうけど、人間と同じ外見を保てる者は、出来る限り一般客の相手もしてもらわないと。
うちの店には外見を人間と同じには出来ない者達、つまりVIPしか相手に出来ない者達も沢山いるのだから。
「それにしても……」
改めるように、モニター28個を軽く流し見る。
どの部屋でも、接客が行われている。
今日は開店してからずっと満室、待合室も客であふれかえっている。
これほど効果があるとは。
今店では「バレンタインフェア」を開催中。
このフェア期間中は、いつものローションサービスに使用するローションが「特性チョコレートローション」に替わっている。
このローションは、先日親しい付き合いをしている魔女達に頼み制作して貰ったローション。
なんでも「スライム」の生成をベースに完成させた特製品らしいのだが
味も香りもチョコレートそのもので、むろん口に入れても問題ないという優れもの。
チョコの甘い香りに包まれながらの淫行。これが大いに受けているようだ。
フェアとしてはただローションを替えただけではなく、
お好きな有料オプションを1つ無料にするというサービスも行っているので
こちらの効果も当然あるのだろう。
オーナーとしては、店が賑わうのはとても嬉しいこと。
「なにより、チョコまみれの淫行というのが見ていてそそられるわぁ」
……思わず本音を口にしてしまい、
私は誰に見られているというわけでもないのに咳払いをしてしまう。
そして何事もなかったかのように、私はVIP室モニタの1つに視線を移した。
そこではちょうど裸になった男女が向き合い、これから「接客」が行われようとしていた。
「んっ、くちゅ……くちゃ、ちゅ……」
私が視察している部屋の音声をこちらの外部スピーカーに切り替えた途端、唇同士が奏でるいやらしい音が響いてきた。
どうやらこちらのお客様は、無料にするオプションに「キス」を選んだ様子。
なるほど、それも頷ける。何故ならば、彼女の「舌技」は絶妙だから。
「ちゅ、くちゅ……ん、お客様の舌、美味しい……くちゅ、ちゅ……」
男の少々短く太い舌に、彼女の長い長い舌がくるりととぐろを巻くように絡みついている。
姿形からはむしろ、舌よりも身体でとぐろを巻きそうな彼女なのだけれども。
彼女はラミアと呼ばれる種族。ギリシャから来た半人半蛇の吸血鬼。
舌が蛇と同じように細く長い彼女の舌技は、その形状を利用した高度なテクニック。
彼女の舌によって口内を自在に弄ばれる感触に、虜となる常連客は多い。
見れば上気した客の顔は至福に包まれている。彼もそんな常連客の一人なのだろう。
きゅっと舌に巻き付きながら、舌先は上あご、歯の裏側付け根あたりから中程までの間を優しくなで回しているはず。
加えて唇による唇への、わざとらしく音を立てながらの愛撫。
されるがままにされ尽くされるディープキスは、オプション料金では安すぎるくらいのサービスのはず。
それを今日は無料で体験できるとなれば、彼にとってこれはチョコレートを貰うよりも幸せなことかもしれない。
むろん彼女の舌技が、口内だけに止まるはずはないのだけれども。
「んっ……んふふふ、お客様……そろそろ、あなたの長くなった蛇も味あわせてね」
言うと、彼女は長い舌を唇から顎へ、胸元へ、腹へとそのまま這わせたまま下げていく。
舌はそして、腰を通り過ぎ、彼のビクビクと脈打つ蛇へと辿り着く。
わずか、舌を肉の蛇に触れたとき、彼女は上目遣いに客を見上げ、そして微笑んだ。
このちょっとした仕草に、見下ろしている客は頬を赤らめ蛇の脈を更に高めていく。
彼女は舌をゆっくりと蛇の根本から這わせ巻き付いていく。そして二枝に分かれた舌先は、チロチロと蛇の頭、穴の外側中側を軽く舐めている。
この上で、今度は唇で蛇を甘噛みしくわえていく。
じゅるじゅるといやらしい音を立てながら、唇によるしごき、舌による強弱ある締め付け、そして舌先による亀頭攻め。
彼女のフェラ三点攻めに対し一分と持たせられる男を、私は数える程しか知らない。
やはりというか当然というか、男はぎゅっと目を閉じ、そして彼女は動きを止め溢れ出る白濁液を口内に溜め込んだ。
慎重に舌と唇を離し、そのまま軽く口を開けたまま見下ろしている客へ口内を見せる。
彼女の口内に貯まった白濁液がしっかりと見えている。
客がそれを確認したのを見届けてから、彼女はまた目尻を下げてそれを喉を鳴らし飲み込んだ。
「おいしぃ……」
笑顔は接客の基本。そしてこんな場なら尚更。彼女は実に、この店での接客業という物を心得ている。
男性の精子は純粋な味だけで言えばそう美味しい物ではない。淫魔を除けば。
彼女は吸血鬼だが淫魔ではない。故に精子の味覚に対しては人間のそれと変わらない。
それでも美味しいと彼女は言う。そう言うことで客が喜ぶことを知っているから。
客も半ば、自分の出した物が美味しい物ではないことを知っているだろう。
それでも、いやそれだからこそ、美味しいと言って貰えることが至福となる。
客と風俗嬢という関係。それを理解しながら、しかし一時の安らぎを求め与える関係。
彼女の接客は、オーナーとして誇らしく思える素晴らしい物で、そして客も彼女の接客に大変満足して頂けているようだ。
「次はあなたが、ここを頂いてね」
指先で己の陰門を押し広げ、ぬめり光っている自分自身を晒す。
先ほど出したばかりだというのに、客は興奮し蛇の鎌首をすぐにもたげた。
くすりと微笑みながら、彼女は客に小さな正方形をしたビニール製の包み袋を手渡した。
これはコンドーム。当店では淫魔以外との本番ではコンドームの着用を義務づけている。
理由は二つ。一つは避妊であり、そしてもう一つは本来の目的である精子の回収にある。
そもそも我が店は、淫魔と吸血鬼のために精子と血液の回収を目的として運営されており
VIP会員はそれを承知して下さっているお客様ばかり。
本来ならフェラの時にも着用して欲しいところなのだが、流石にそこまで要求は出来ない。
コンドームを受け取ったお客様は、待ちきれないとすぐさま自身の肉蛇に装着し、そしてうちの風俗嬢に抱きついた。
「あん……もう、せっかちなんだから。折角のローションは良いの?」
いいながらも、片腕を男の背に回す彼女。余った片手は肉蛇を掴み、快楽の門へと導いていく。もはや特性ローションはどうでも良いようだ。
彼女は蛇の尾を彼と自分をより密接させるように巻き付け、彼はゆっくり膝を折り二人は男を上にしながら横たわる。
「んっ!」
私からはよく見えないが、彼女の声でたった今二人が繋がったことを知る。
それは二人の腰がうねるように動き出したことでもうかがい知ることが出来る。
「あん、どうですか、お客様……んっ! 私は、気持ちいい、です……んっ、はあ!」
客はと言えば、答えを聞くまでもないだろう。
マイクは拾い切れていないが、
見ているだけで二人の結合部からにちゃにちゃとした音が映像から聞こえてきそうな程激しい腰振りを見れば。
「いきそう? お客様、いきそうなんですね? なら、なら、いいですか? 私も、もう我慢出来なくて……」
彼の首筋に息を吹き掛けるように、彼女は尋ねてきた。
男はただひたすらに首を縦に振った。彼女だけではなく、彼もその行為を待ち望んでいるのだろう。
「では……頂きます」
言うなり、彼女は客の首筋に噛みついた。可愛らしくも鋭い牙が、深々と刺さっている。
吸血鬼である彼女が、今客から血液を貰っている。
これはむろん、事前から了解を得ている行為。本来は献血で頂く血液を直に頂戴しているというわけ。
そしてこの行為はプレイの一環にもなる。
血を吸う彼女の興奮と悦楽に繋がるのはもちろんだが、お客様にも充分な快楽を楽しんで貰えているはず。
貧血に似た、意識の遠くなる感触。そんな中でも下半身はより血をたぎらせている。
この快楽を味わってしまうと、病み付きになってしまうお客様は多い。
意識が遠のきそうになることで、むしろ結合の快楽だけに集中し際立ってくる。
まるで夢精をするような、そんな快楽が全身を包み込む。
案の定、お客様は口を半開きに目もうつろながら腰を振り続け、白昼夢に酔いしれているのがこちらからでもよく解る。
そしてついに、最高点に達するときが今着たようだ。
二人とも悦楽を声高に叫ぶことなく、しかし確実に快楽の完備を味わっている。見れば腰からは僅かに白濁液が垂れ流れている。
彼女はしばらく客を抱きしめ余韻を愉しんだが、客の意識が完全に飛んでいるのを確認すると、すぐに腕と尾の抱擁をほどき、首筋に指を当て脈を確認する。
血を吸ったことで当然弱っているが、命に関わることはないのを確認すると、仰向けにし止血の処置を始めた。
ふむ、アフターケアも万全。さすが当店の誇る風俗嬢だわと私は宇奈月彼女の仕事ぶりをモニタ越しに褒め称えた。
さて、では次にどの部屋を覗……視察しようかと、私はまたざっと無数のモニタを流し見た。
目に飛び込んできたのは、セーラー服。どうやら無料オプションでコスプレを選んだお客様がいた模様。
私は早速、その部屋の音声とこちらのスピーカーを繋いだ。
「あは、私セーラー服って好きなんですよ。この服「KAWAII」ですよね」
日本人よりも浅黒い肌を持つ彼女。肌のせいか白い夏服のセーラー服、その白さがより際立っている。
彼女はインドから来たナーギニー、先ほどのラミアと同じく半人半蛇。
ナーギニーとはナーガの名で知られる神獣一族の女性名。日本の「KAWAII」に惹かれ来日した女性。
今世界では、日本の「可愛い」がそのまま「KAWAII」として広まり、若い女性に指示されているらしい。
「知ってます? 今タイの学校でセーラー服が流行しているんですよ? あーあ、インドでも流行らないかなぁ」
なんでも、タイでは今まで50人という生徒数だった高校でセーラー服を採用した途端、生徒が300人にも膨れ上がったとか。
「まあでも、こうしてここで着られるなら良いよね。えへへ」
屈託のない笑顔を客に向ける彼女。それは営業スマイルではなく素の笑顔。だからこそその効果は絶大だ。
彼女はこの店で働くようになってまだ日は浅いのだが、むしろその、すれていない姿勢に人気がある様子。
しかしすれていないからといって未熟だというわけではない。
「じゃ、早速始めましょうか」
両手で客の手をしっかりと握り、敷いたマットまで導く。マットの隣では、準備済みのチョコレートローションが用意されていた。
彼女は桶に入れられていたそのローションを両手ですくい、まず客に見せるように桶へと垂れ流す。
そして再びすくい上げ、それをセーラー服の上から胸元に塗りたくっていった。
「あっ、普通のローションじゃないから汚れて見えちゃうね。でもこういうのもなんかエロくていいかも?」
楽しげに笑う彼女に、客も、そして私も頷いた。
エロい。確かにエロい。
白いセーラー服がチョコで汚される。そして濡れたことで透けて見えそうだが、しかしチョコの色がクッキリとは服の下を透けさせてくれない。
ところが、彼女の肌は浅黒く、チョコの色が肌の色に見えなくもない。
セーラー服を所々汚したチョコ色が肌色にも見えてしまうのも、更なるエロ度を上げている要因。
チラリズムにも似た、このエロティシズムは見事。
彼女は始めから狙っていたのだろうか? それは私にも解らない。天然とも計算とも取れる微妙な行動が、彼女の魅力となっているのは確かだが。
「それじゃあお客様、横になってね」
マットの上に客を寝そべらせ、彼女はその上にまたがり早速胸を押しつけた。
胸板から腹部を何度か往復させ、軽く小手調べ。
客の反応を楽しみながら、少しずつ、往復する範囲を下へ下へと移していく。
そして胸はいよいよ、客の股間へ。
「あは、もうこんなにしちゃってる。もー、スケベなんだからぁ」
スケベだからこそ、我が店に来てくれるわけだが……まあそこは突っ込むべき所ではない。
というよりも、悪戯っぽく言う彼女の台詞そのものに一つの効果がある。それが功を奏しているのは客の反応ですぐに解る。
照れた笑いを浮かべる客の顔を見れば。
「そんなスケベさんには、こーしてやるぅ」
濡れたセーラー服越しに、男の肥大したスケベ棒に胸の谷間を押しつける。
そして胸脇を軽く押さえスケベ棒を挟むようにして、身体を前後に揺らす。
「どう? 服の感触とか、痛くない?」
ローションがなければ、おそらく擦れて痛いだろう。
しかしたっぷりとチョコレートローションの染みこんだ、ポリエステルと綿の交じった生地は
絶妙な滑らかさで、素肌でされるのとはまた違った感触を楽しめるはず。
客の表情を見る限り、痛いということもなくむしろ恍惚といった表情を浮かべている。
「あは、気持ちよさそうな顔してるね。よーし、もっと凄いコトしちゃうぞ」
彼女はそう告げると、身を進め顔を近づけていった。
そしてそのまま腰を持ち上げるよう客に願う。
客が出来うる限り腰を持ち上げると、彼女は腰の下にするりと尾を滑り込ませ、二回り程腰に巻き付けた。
巻き付いた尾と尾の隙間からは、器用に客のスケベ棒が飛び出している。
「どう? こーいうのも良いでしょ?」
巻き付けた尾を軽く進め、戻し、きつく締め、緩め、尾と尾の間に挟まったスケベ棒を様々に擦り圧迫していく。
「ねえ、お客様。折角だから、胸揉んでよ」
尾で擦りながら、彼女は客の両腕を自ら胸に導き押しつけた。
最初は遠慮がちに手を動かしていた客は、しかしスケベ棒から伝わる悦楽に興奮し、次第に手の力を強めていく。
「んっ! もっと、強く揉んでも、いいよ……あんっ!そう、もっと、強く、もんでぇ」
服の上から変形する胸。彼女は客の手の甲に自分の手を重ね、さらに激しくもみしだくよう求めた。
強く揉まれることで興奮した彼女は、尾の動きを更に激しくしていく。
「あっ、もう、もう出そう? 出る? うふふ……、なら、もっと凄いコトしちゃうよ」
彼女は名残惜しそうに客の手を胸から退け、顔を客の股間へと近づける。
尾と尾の間から突き出しているスケベ棒、その先端。彼女はその先端に長い舌でピチャピチャと舐め始めた。
「んっ、お客さんの先走ったおつゆと、チョコが交じって美味しい……ぴちゃ、んふ、このまま飲ませてね、お客さんのとチョコを混ぜた、ミルクチョコ……くちゅ、ぺちゃ」
尾だけでは行き届かなかった先端への刺激。
小さな穴の中にまで舌を入れてくる彼女の愛撫に、客は顔をしかめもっと長く楽しもうと懸命になっている。
「あん、ダメだよ、我慢しないでね。この後、もっと気持ちいいところに入れて貰うんだから、ね」
彼女の笑顔が止めになったのか。予告無く、唐突に白濁液は天に向け彼女の顔に向け、大量に吐き出された。
「あん……あはは、たっくさん出たねぇ……んっ、おいしぃ……」
顔にこびりついた白濁液を長い舌で綺麗にすくい舐めていく。
くったくない笑顔にこびりつく白濁液。それだけで尾に挟まったままの棒はすぐに活力を取り戻すだろう。
さすがは本場でカーマストラを学んできたと豪語しているだけはある。
少女のような愛らしさを振りまきながらも、卓越した技を身につけた彼女に、心奪われた客は多い。
今まさに、その彼女と交わり始めた客もその一人だろう。
私は感心しながらその様子を眺めていたが、ふと隣のモニタ画像が視界に入り、今度はそちらに興味が移ってしまった。
色々なシチュエーションを見て楽しま……全ての部屋に目を光らせる必要があると、私は次の部屋の視察に切り替えた。
そこでは、客がまるでかぶりつくように風俗嬢の胸を愛撫していた。
「あらあら。坊やは本当に甘えん坊さんですねぇ」
先ほどまでの、少女のような風俗嬢とは異なり、こちらは大人の色気を漂わせた熟女。
偶然かな、彼女もまた半人半蛇。濡れ女と呼ばれるここ日本出身の女性。
彼女は人妻。そして子持ち。熟れた身体と色気、そして培った豊富な経験で客を魅了している。
ただ彼女の場合、人妻で子持ちという身の上が人気の要因でもあり、彼女にしかできないサービスを求めてくる客が非常に多い。
「どう? 坊や。おっぱいは美味しいでちゅか?」
母乳サービス。これこそ彼女最大の武器。
豊満な胸からあふれ出る母乳を求める客は、同時に「赤ちゃんプレイ」を併用して楽しむことが多く、このお客様もそんな一人のよう。
「坊やは可愛いですねぇ。ほら、沢山お飲みなさい」
客の頭を撫でながら、優しく接している。
客は快楽も当然求めているが、それと同時に安らぎも求めている。
一見相反しているように感じるが、理に適っている。
男にとって女性は精の対象として快楽の材料になるが、同時に安らぎの場ともなる。
快楽の果てにある安らぎ。安らぎの先にある精衝動。
そのどちらも求め、お客様は我が店へと足を運んで下さるのだ。
「あら、どうしたの? 坊や……あらあら、もうシーシーがしたくなっちゃいましたか?」
もぞもぞと腰を動かす男。そこにはおよそ赤ちゃんにはあり得ない程にいきり立つ肉棒が。
その様子を暖かい眼差しで見つめ、彼女はそっと大きな赤ん坊を胸から放す。
「ほら、坊やは良い子だからシーシーする場所は判りますね?」
両手の人差し指で陰門を押し広げながら、仮初めの我が子に場所を示す。
大きな赤ん坊はよたよたと、その淫らなおまるに近づき、母親に肉棒を突き入れようとした。
「こら! ダメでしょ? シーシーするときはこれをちゃんと付けなさい」
母親はコンドームを手にそれを見せながら叱りつける。
客が興奮しすぎて着用義務を忘れた……とも見えるが、ここで軽く怒られることをプレイの一環にしているのかもしれない。
それは流石に第三者である私には見ただけで判断付かないが、着用義務を怠らないでいてくれるのはありがたい。
「ほら、ママが付けてあげますから、こっちにいらっしゃい」
素直に近づく坊やの肉棒を軽く握り、母親は優しく手早くコンドームを装着させた。
「これでいいわ。さあ、いらっしゃい坊や」
改めて、坊やは母親に中腰でだっこされるような姿勢をとり、改めて肉棒を突き入れていく。
「あんっ! はい、よく、出来ました……そうよ、坊や……さあ、ちゃんとシーシーするにはこの後どうすれば……ふぁっ! そ、そうです。良くできましたね……」
すぐに腰を振り始めた坊やを、喘ぎ混じりに褒める母親。
坊やは膝で立ちながらただただ激しく腰を振る。
そこにおよそテクニックという物はなく、ただ性の衝動にまかせ欲望のまま腰を動かしているに過ぎない。
それでも仮初めの母は坊やを凄い凄いと褒め称える。
母親相手だから出来る、遠慮も気兼ねも無い甘えたプレイ。坊やとなった客が求めているのはそれ。
「いい、いいですよ、坊や……ん、ママも気持ちいいですよ……あん! またおっぱいですか? もう、お行儀の悪い……んっ、もっと、強く吸って良いのよ、坊や……」
腰を振り胸にしゃぶり付き、まさに本能のまま衝動のまま。
それを全て受け入れる母親は、愛しい坊やの頭を撫でながら、尾をひくつかせ自らも腰を振るい始めた。
「そう、その調子よ、坊や……もっと、いいのよ、遠慮しないで……んはぁ! いっ、いいわ坊や……そう、もっと、強く……んんっ! そう、いいわよ坊や……」
激しくされ激しく求め、しかしそれでも優しく接する母親。
無我夢中でただ腰を振り続ける坊や。
二人高まる悦楽は、いよいよ頂点を迎える様子が、見ているだけで伝わってくる。
「出るの? 坊や、シーシー出るのね? いいわよ、ママの中でシーシーして! ほら、シーシー、シーシー、シー……んっ! ああ……良くできましたね、坊や……」
ガクガクと腰を振るわせ、坊やは荒い息を吐きながら仮初めの母にもたれかかった。
しばらく頭を撫でていた母親は、落ち着いたところで淫らなおまるから肉棒を外していった。
「うふふ、たっぷり出しましたね。偉いわ、坊や」
コンドームを外し、中身が零れないよう口の部分を結びながら、母親は坊やを褒めている。
「ほら、そのままだとバッチイわよ。ママがキレイキレイしてあげますからね」
力無く垂れ下がった肉棒に、母親は屈み唇を近づけていく。
そして下でチロチロとその肉棒を舐め、軽くこびりついた白濁液を舐めていく。
あの肉棒が再び天を突くようにそそり立つのも後数秒のことだろうなと眺めていた私の後ろで、不意に電子音が部屋に響いた。
受付からの呼び出し音。それは私に「来客」が訪れたことを示している。
「来たわね……うふふ、さて今日はどうやってイジメてあげましょうか」
名目は一応「普段世話になっているのでチョコを手渡ししたい」と伝えている。むろんこれは口実。
バレンタイン当日になると何人もの女性から熱烈なラブコールを受け取ることになるのだから事前に渡したい、とも伝えたかしら。
まあ呼び出す利用はどうだったかなんて些細な物。来て貰えたことが重要で、もっと重要なのはこれからどうするか。
「たまには直接私の相手をして貰おうかしら? 見ていたら私もあのローション試してみたくなりましたし」
私は趣味と実益を兼ねた部屋を出て、もう一つの趣味と実益と、そしてあらゆる意味での「愛情」を兼ねた用件を済ませに向かった。
以上です。
バレンタインネタと見せかけて、メインテーマは「蛇三人娘」ですね。
特に前回のチョコローションを絡める必要はないんですけど、
思いついたネタの主発点が「前回のローションを実際にどう使われたか」だったので、絡めたままにしました。
まあ、ラミアと濡れ女は全然活用してないけどねorz
>>42 孤高というか孤立?
他の作家の作品と絡ませる要素がないからね
良く言えば個性的、悪く言えばゲテモノだからなぁ
よりによって一番萌えとは縁遠いものを題材にしているからか
>>51 当日にはちょっと早いですが堪能しました。
やはりロールミーはいいものですなー。
前作と見事につながっている話の流れと、
ちょっとした小ネタ(ニュースの特番から?)にGJ。
ロールミー三連発とは恐れ入りますた。激GJです。
オーナーのシーンも見たいなあ。
GJですたい!!
はぁ‥‥こんな店現実にあったらな‥‥破滅するまで行くのに‥‥
>>56 何言ってんだ!お前は!
お前が破滅したら、彼女らの貴重な精液源が減ってしまうだろ!
でも、まあ、自分も普通の風俗店はいいから、こゆ店には行ってみたいよ。ホント
そういや、このオーナーは誰なんだろ?
まさか、大淫婦リリスじゃないよなぁ……
GJ下さった皆様、ありがとうございます。
>54
>ちょっとした小ネタ(ニュースの特番から?)にGJ。
はい、ニュース番組の特番からアイデア貰いました。
実はうろ覚えで、最初タイではなくインドだと勘違いしていて、
「だったらナーギニーにセーラー服着せてみようかな」になったんです。
で、これを書いている途中で一応確認してみたら、
タイという事実を知って慌てて修正しました
>55
>オーナーのシーンも見たいなあ。
オーナーは自分の中でも「すごい人」になっていて
そんな人のシーンを書ける自信がまだ無いんですよねorz
いつか書いてはみたいと思いますが
>56-57
一応、リリムハウスの設定はこんな感じというのを、メモってみました
http://880.h.fc2.com/lilimhouse.htm メモ書きなので、今後変わるかも知れませんけどね。
この設定だと、破滅は店側がさせないシステムですね
ちなみに、リリムハウスの設定とか、もし活用して下さる人がいるのならどーぞ好きに使って下さいませ
次はホワイトデーか?
やはり白いのを求められるというベタなので行くかなぁw
頻繁にここをROMしてる者だが前から疑問に思ってたことがある。
異種族の女が人間の男を誘惑して寝取るようなことしてたら人間の女に怨み買われて狩られないか?
まぁ、空想世界に変に現実持ち込むのは野暮だが。
>>59 異種族を狩れるような奴は既に人間じゃないぞ
異種族の男と寝るので無問題。
ただスレ違いのため、表面化しないだけなのです。
ていうか、今のところ寝取られな話は無いし。
>59
女は魔物ハンターになり、愛する男を取り戻すため女怪に立ち向かう。
うん、一つのエピソードになりそうだな。
別に戦わんでも「雪の女王」という手もあるが。
あと、その男に彼女や元々懸想している女がいることが必須だが。
ふと思いついた事。
アルク「やーい、やーい。このカレー女。あたしはこれから志貴とデートだもんね〜」
志貴「せ、先輩落ちついて」
シエル「遠野君、下がってて下さい。今日こそは引導を渡してあげます。このアーパー吸血鬼」
>63
女って集団で集まって相手を甚振る大義名分があったら正義の名の下にどんな陰険で残忍なことでも平気でやるよ。
人外を化け物扱いすれば幾らでも・・・・・生生しい殺し合いとか起きるよ。
>>あと、その男に彼女や元々懸想している女がいることが必須だが
ついでに言うと相手が自分より美人とかそんな理由でも人は人を殺せる。
人外なら尚更。 何か俺って女性の汚い部分とかも見たからつい。
健気な吸血鬼とかサキュバスの少女。
人間を害する事を望まず、密やかに生きていた。
そんな彼女と出会って引かれる少年。
が、少年に想いを寄せる幼なじみの少女は魔物の少女を許さなかった。
正体に気付いた彼女は、少年を奪うために魔物退治をしようとする。
謎の男の手を借りて、魔物退治を果たす幼なじみの少女。
が、謎の男の正体は人間を害する魔物だった。
邪魔な魔物の少女を始末するために少女を利用したのだ。
瀕死の魔物の少女と少年、そして真相を知った幼なじみの少女の協力により退治される魔物の男。
そして幼なじみの魔物の少女は少年に、とわの別れを告げる。
自分の存在は、やがて少年の命を吸い尽してしまうだろう。だからこれで良いのだ、と。
あ〜、どう考えても月姫の二番煎じでしかないな。練りなおそう。
67 :
12-91:2006/02/14(火) 01:42:34 ID:myzA4r06
女の魔物に魅了された片想いの彼、それを救うために超常の力を身につけor覚醒させる少女。
数々の障害を克服してようやく魔物を倒した彼女が掴んだ愛。
それは身近で協力してくれたちょっと冴えない男の子だった。
どう見ても魔物ハンター妖子です。
あるいは、雨降って地固まるのために憎まれ役を買って出る魔物の女性とか。
薔薇に関する商品ばかりを扱うショップ「ブルーローズ」
生花から美術品、日用雑貨、食品まで、とにかく薔薇に関するものを扱う。
店長は妖艶な美女、ローザ。
ヒロインの幼なじみの少年は彼女に夢中になり、交際するようになる。
ローザから薔薇の花や小物を貰って嬉しそうな彼。
やきもきするヒロイン。だが素直になれず友達の忠告もはぐらかしてしまう。
「別にアイツはただの幼なじみよ」
ところがある日、ローザが別の男とデートしているのを見てしまう。
ローザに詰め寄るヒロイン。
「あの人と別れて、彼一筋になって下さい」
驚くローザ。てっきり彼と別れるように言うのかと思った、と。
「本当に、彼の事が好きで、大事に思ってるのね。
敵わないな。その強い気持ち。ごめんなさい、彼とは元々遊びのつもりだったの。
だからできればあなたに返したい。
でも、彼が好きなのはあたし。
もし良ければ、彼の気持ちをあなたに傾かせる事もできるわよ」
彼女は誘いに乗った。そして……
電話で店に呼び出される彼氏。
「とびっきりのプレゼントがあるのよ」
店内は一面薔薇の蔦が這い、中央には蔓に絡まれた全裸のヒロインがいた。
棘を刺され、血を啜られて真紅の花が咲こうとしていた。
助けようとする彼をローザは制する。
「あの娘はね、あなたに愛されたかったの。
でもね、あなたが好きなのはあたしでしょ?
だから願いをかなえてあげることにしたの。
あたしがプレゼントした花ならば、大事にするでしょ?
だから、あの娘を花にしてあげるの。
あの娘の望んだ事だから、邪魔しちゃダメよ。
ほら、もうすぐ命を吸い終わって、きれいな花が咲くから」
ローザは姿を消し、茨に覆われた部屋に二人が残される。
彼は、初めて彼女が自分にとって掛け替えのない存在である事に気付き、想いを告白する。
そして、無数の棘にさされつつ、蔦を掻き分けて彼女の救出に向かう。
自分が彼女の心に与えた苦痛に比べれば、こんなのは大した事ない。
ボロボロになりながらも、彼女の蔦を振り解き救出し、気を失う。
気がつけば、空っぽの店舗に二人は倒れていた。
ヒロインが裸なのに気付いて慌てる二人。
二人の傷は消え、茨も跡形もない。
二人は互いに相手への想いを確認する。
その頃、どこぞの家の中で、ローザは仲間の妖怪達から愚痴られていた。
「折角の新店舗なのに、もう撤収? いくらあの二人のためだからって、やりすぎよ」
「二人に自覚させるにはあの位のショック療法が必要よ。それに、あたしを振ったんだから、ちょっとの意地悪くらい、いいでしょ」
「とにかく、また新しい物件探さないと」
以上、10年近く前に妖魔夜行で考えたネタ。
>>64 女が集団になるほど被害は多くないよ
このスレは特殊例を集めているから錯覚しやすいけど。
でなければ、自分にそういう出会いが無いことが説明できない(`・ω・´)
婚約した男女
しかし、二人ともマリッジブルー
男には特殊な性癖があり、ある風俗店で性欲を解消していた
それを知った女はついに秘密を告白する
「実は、私……人間じゃないの」
……あれ、ヒロイン人間じゃなくなっちゃった(´・ω・`)
>>69 おまえさんのスレ住人らしさが出ていて、共感と笑いを感じた。
そのままの勢いでお願いしたいよ。
どうも女が寝取る寝取られるの場合の相手への憎悪は、2種類あるんじゃなかろうか?
一つは純粋に自分に興味を持たれなくなることから来る恐怖故。
だから、ちゃんと愛されていると感じていれば、「あの人に愛されたらそれで良い」となって浮気も不愉快ではあるけど、許せてしまうような気がする。
逆レイプや誘惑でない場合、某880氏の人妻ラミアさんみたいに「純愛」に関しては魔物の方が不利なわけで。
あれは、特にお気に入りで何度か読み返してますが、あのラミアさんが怒った理由がちゃんと説明されているけど、
「やっぱり人間じゃない自分は愛されていないのか?」なので、あって、愛されている思えたら、別に人間の女なんかどうでもいい、のではないかと。
もう一つは男が好きかじゃなくて、どちらがモテるかのランク争いからじゃないかと。
ようは自分が他の女より価値があると思いたい。
女の嫉妬って実はほとんどこれじゃないかな?
綺麗なだけで殺すという意見もあるけど、人外と言うだけで、「バケモノ」として、蔑めるわけで、ついでにうちらみたく「バケモノ」と絡みたがる男も「変態」の一言で蔑むだけじゃなかろうかと。
「あんな変態くれてやるよ」と思えば済むだけで、不愉快だからと行動に移すと「バケモノ」に嫉妬している自分を肯定するようなものだし。
「変態」の基準で自分が上回ってもうれしくないんじゃねえかな?
まあ、故にあの妖精学者に代表される人外モテ属性はより人間にモテないと (にやにや
つか…寝取られSSはこのスレで今まであったか?
>>まあ、故にあの妖精学者に代表される人外モテ属性はより人間にモテないと (にやにや
それは同禿。て言うかあの学者はエロゲーの主人公属性で受身だからなぁ。
>>つか…寝取られSSはこのスレで今まであったか?
ないよ。ただ70の言うような思考がいざと言う時に出来るだろうか疑問だが。
潔ぺきでDQNな人間の女なら殺る可能性あり。
後、話が逸れるがこれが教義で頭がちがちのシスターや魔物に両親を殺された女退魔士なら一味違う物語が出来るだろう。
>まあ、故にあの妖精学者に代表される人外モテ属性はより人間にモテないと (にやにや
ひでぼんなんかは「女性にモテない」ってのが基本設定にあるし、
ヒロイン達が何を考えてるのか意味不明な邪神ばかりなので、あんまり違和感がないね
ひでぼんといえば、ラストダンサーなんかは無理矢理考えれば寝取られ系・・・かな?
つか、綺麗なだけで殺すやつなんて、人外とか人間とか言う以前に、普通にクズだろ
化け物扱いとか、変態扱いとかも一つの要素でしかなく
それも含めて、最終的にはどちらがより魅力的かってことでしか無いだろ
>74が良い事言った。
>>つか、綺麗なだけで殺すやつなんて、人外とか人間とか言う以前に、普通にクズだろ
完全に脱線するが退魔士やハンターの中にそんな悪役は居るよ。
相手のが綺麗だってだけで変な呪いかけたり殺害したりする女神とかって
神話では結構出てくるけどな
だがそのお陰でアルケニーたんが生まれた訳だが
そのへんの諸々のカルマも萌え要素に変えるのが人外萌えの心意気ということで
この流れなら、まさにスキュラたんですよ
魔女の嫉妬によって今の姿にさせられたわけだから
ここで小ネタ投下。エロ無し。
メリーさんネタは前にも出てきてたと思うが・・・。
「もしもし、私メリーさん。今駅前にいるの。今からあなたの所へ行くわ」
「もしもし?私メリーさん。今大通りに出たんだけど、こっからどう行けばいいの?
あ、ちょっと待・・・・・・」プツッ、ツーッ、ツーッ
「もしもし。私メリーさん。ホントにこっちの方であってるのかな?
人通りも少なくなってきたし・・・・・・」
「もしもし?なんだか変な団地に迷い込んじゃって、どうやったら出られるんだろ・・・・・・。
もう疲れてきた・・・・・・」
「・・・・・・もしもし。今公園でコンビニ弁当食べてる。あんまり美味しくない・・・・・・。
そろそろ日が暮れるし、だんだん寒くなってきたし、どーしよ・・・・・・」
「もしもし。お巡りさんに道聞いたんだけど。どうして早くそうしなかったんだろ。
というか、あんたが道順教えてくれないからじゃないのっ」
「もしもし・・・・・・寒い、風邪引きそう・・・・・・。引いたら呪ってやるからね。
このあたりで合ってるはずなんだけど・・・・・・北ってどっち?」
「もしもし。こちらスネーク、目標のアパート入り口に到着した・・・・・・って冗談冗談。
え?しないわよ一階上る毎に電話なんて。面倒くさいし」
「もしもし?今あなたの部屋の前よ。待ってなさい。今すぐ至高の恐怖を・・・・・・(ガチャ)
・・・・・・って、何で誰もいないの!? はぁ、バイト中ぅ!?
そう言うことは先に言いなさいっての!このバカ!
ともかく、帰ってくるまで部屋に上がらせてもらうわよ。
独りじゃ寂し・・・・・・もとい、玩具がいないと退屈だから、早く帰ってきなさいよ!」
________________
俺は無理言って早めに仕事を上がらせてもらい、家路に急いだ。
鍵を開けて(そういえば彼女はどうやってドアを開けたんだろう)扉を開けると、
部屋の電気、テレビ、エアコンはつけっぱなしで、床には買いだめしておいたスナック菓子の袋が落ちている。
そして、ソファーにはかわいらしい少女がすやすやと安らかな顔で眠っていた。
「・・・・・・ったく、他人の部屋をなんだと思って・・・・・・」
俺はぼやきながらテレビを消し、エアコンの温度を調節して、ゴミを捨てた。
そして彼女を抱え上げると、寝室まで連れて行って、布団を掛けてあげた。
額に軽くキスをすると、彼女の顔が少し赤くなったように見えたのは、気のせいだろうか。
俺はそのまま寝室を出て、ソファーに腰を下ろすと、煙草に火を付けて煙を吐いた。
「さて、せっかく借りてきたAVも見れないし、どうするかな・・・・・・」
気にせずAVを見るに一票
>>80 元人間と元から人外では考え方も何もかも違うんだろうねぇ。
>>82 メリーさんはことごとく、というか人間に害をなすことになっている人外とツンデレの相性の良さは異常。
公園でコンビニ弁当の降りが何かもう凄い勢いでキュンキュンきた!
>>84 と言っても、スキュラたんは元から人外(ニンフだっけ?)ですけどね(w
話は変わるが、Nitro+のアミューズメントディスク『サバト鍋』中の『竜†恋(Dra+KoI)』
が、「人間以外の女の子とのお話」としては結構良い出来だったと。
人外故の倫理観と言うか世界観の相違もいい味出してたし。
#まあ、色々あって『竜殺し』になった主人公に止めを刺されるヒロイン(ドラゴン)の台詞。
「己(オレ)のはじめては、全部貴様が良い」
「恋をするのも。口付けを交わすのも。抱かれることも」
「肌に爪を立てるのも。鱗に刃を通すのも。この命を刈り取るのすら。全部、全部」
「――恋人よ。己の英雄は、貴様が良い」
87 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 23:56:00 ID:WJvbGBYA
セイレーンってこのスレでいいかな?
タイトルを見て、
>>1を読んで、それから自分で判断しろ。
>87
OKだけど、sageてね。
>89
良い感じのラスト、お疲れ様でした。
91 :
夢の人:2006/02/17(金) 12:40:02 ID:qfZ1gpQZ
お久しぶりです、2ヵ月程前から突然、携帯から大人板だけ
書き込みが出来なくなって…、orzを貰ってやっと復活しました、
駄文ですが今晩からまた書き込ませて戴きたいと思います。
私は信じられない、信じたくない光景を目の当たりにしている。
愛すべき私の恋人が、おぞましい者と一緒にいる。
裸体で、抱き合っている。
あり得ない。あってはならない。そんな光景が、今私の目の前で繰り広げられている。
「うふふ……ほーら、気持ちいいんでしょ? いいのよ? 声を出しても」
私をチラリとだけ見つめ、女は男に視線をすぐに戻した。
意識している。間違いなく、私が見ているのを意識している。
それを悟り、私は悔しさと悲しさで視界が滲みそうになる。
男を絡めていた腕……ぬらぬらと光る二本の触手が、ぎゅっと男を抱きしめている。
そして触手の先端は、肥大した男の物をうねうねと擦りあげている。
嗚咽しそうになる。なんとおぞましく不快な光景だろうか。
愛しい人は何故、こんなおぞましい者と抱き合えるのだろうか。
それも、恍惚とした表情で……。
「あが……き、きもち、いい……です……」
締め付けられているためか、苦しげに、しかし間違いなく快楽の声が男からあがる。
私は耳を塞ぎ目を閉じ、その場を立ち去りたかった。
なのに、私はその場に立ち尽くしただその光景をじっと見つめていた。
それは恐怖に身がすくんだためだろうか?
いや、おそらくは嫉妬と失意、憎悪と意地がぐるぐると頭を巡り何かが麻痺しているためだろうか。
こんな事を冷静に考えながら、しかし眼前の怪しげな痴態に気も狂わんばかりになっている。
「いい顔だわ……もう逝きそうなの? ふふ、逝っていいのよ……そのまま、見られながら逝ってしまいなさい……」
女は愉快げに口元をつり上げ、男に語りかけている。
そして男は女に言われるまでもなく、快楽の頂点へと登り詰めようとしていた。
「なんで……」
私はこの場に来て、初めて声を出した。
「なんで……こんな事するのよ」
ようやく出た言葉がせき止めていた何かを打ち壊したのか、
私は今まで押し黙っていたのが嘘であったかのように、次々と不快と不満を言葉にしていく。
「なんで……ねえ、なんでよ! こんな、こんなこと、わざわざ私に見せつけるのよ!」
瞳からあふれ出す涙を拭うことも忘れ、私は二人を睨み付けた。
「どうしてよ……私のこと、愛してるって言ってくれたじゃない!」
止まらないのは言葉や涙だけではなかった。私はいつの間にか、恋人の下へ歩み寄っていた。
「ねえ、何とか言ってよ!」
私の剣幕に驚いたのか、それとも私がここまで取り乱すのが予想外だったのか、
恋人は一瞬きょとんと私を見つめていたが、すぐに慌て取り繕うように言葉を並べ始めた。
「ちょっ、ちょっと待って。誤解よ。もぉ、そんなに怒らないで」
誤解であることを証明するつもりなのか、恋人……彼女は締め付けていた触手を緩め、
逝く手前まで登り詰めていた男をアッサリと床に落とした。
「こいつ空き巣なの」
彼女の弁明が始まった。私は怒りの形相のまま腕を組み、彼女の説明に耳を傾けている。
「ほら、この部屋ってあなたが一人暮らしをしていることになってるじゃない?」
彼女の言う通り、二人が住む愛の巣は、表向き私が一人で生活をしている事になっている。
何故ならば、彼女は亜人。頭と胴は素敵な女性、腕と足は更に素敵な無数の触手という亜人。
つまり人間ではない彼女に住民票などあるはずもなく、私が借りている部屋に隠れて同居している。
「あなたが出かけたのを確かめてから、この部屋に入ってきたのよ。で、私はこの空き巣を懲らしめていたわけ」
その証拠にと、彼女は男の物……本当は目を背けたいおぞましい物体を器用につまみ、
根本をよく見てと私に促した。
言われるままよく見てみると、汚物の根本は何重にも紐が結ばれていた。
これでは男が逝くことなど出来ない、つまりお仕置きなのだと彼女は言った。
「それならそれで、なんですぐに説明してくれないのよ! もう……あなたも結局男が良かったのかって、凄く悲しかったんだから……」
私はまた、あふれ出るもので視界を滲ませていた。
彼女は長い触手で私の頭を撫でながら、ごめんねごめんねと何度も謝罪してくれた。
「あなたの男嫌いは判っていたつもりだったけど、お仕置きにはあなたに見られているというのもちょうど良いかなと思って……」
「それにしたって、一言言ってくれれば……ううん、そもそもあんな汚らわしいのをあなたが抱いているのを見るのさえ我慢ならないんだから」
私は彼女の胸元に顔を埋めるように抱きついた。彼女はまた私の頭を優しく撫でてくれた。
「ごめんね……お詫びに、今日はいつも以上にたっぷりと……ね」
言うやいなや、彼女のぬらぬらとした触手が衣服の下へと這いずり滑るように侵入し、
胸元にある二つの突起、そして下半身にある一つの突起に触れてきた。
「んっ……ホントに? もう、今日は5回くらいじゃ許してあげないんだから……」
私は恋人の唇に自分の唇を重ね、そして舌を彼女の触手のようにぬるりと突入させる。
二人の身体が色々な汁にまみれ溺れるまで、今日は抱き合おう。
なんか、汚いのが床でもぞもぞ動いてなんか言ってるけど、私の耳には聞こえない。
以上、小ネタなので微エロですまん
つか、スレの流れからもう寝取られ話は旬でもなくなったわけだが
小ネタしか思いつかなかったけど、折角だから投下してみた
なんか触手スレ向きになっちゃったしw
むぐ、オチが…見事に騙されました
流石ですね
くはっwwフェイントかww
やっぱり880氏は俺の心の師匠だ。GJ!
小ネタGJww
98 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:01:22 ID:qfZ1gpQZ
大分空きましたが少しづつ投下したいと思います、予定3レス消費
99 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:05:24 ID:ry+FSTL0
暗い…何も見えない、
カリ…カリカリカリ
…………
カリカリカリカリカリカリ
五月蝿いなぁ…
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
五月蝿い…
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
五月蝿い五月蝿いぃ!!
突然景色が見えた、どうやら寝ていたようだ暗い天井が見え
る…
「………夢?」
だよなぁ、ハァ、俺は溜め息を一つして寝返りを打とうとする
しかし、んっ!?体が…動かない、感覚は有るのに…嫌な予感
がする、
「あっ、起きたの?」
そ、その声は!?
100 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:06:36 ID:ry+FSTL0
声のした方に目だけを動かす、そこには何故か水に濡れ艶や
かな髪と、風呂にでも入ったのか頬がほんのりと染まった桟が
って、おい!
「な、なんで裸なんだ?」
なにげにプロポーション良すぎで目のやり場に困る
「だっ、だって仮にも夫との初夜だから…身体も綺麗にしたいし///」
すでに夫婦決定かよ…此処まで(?)来たら腹を括るしかないのか?
俺まだ17の少年だぞ!?いきなり結婚とか考えられるかよ!!
まぁ、彼女は魅力的で俺はヤリタイ盛りだけどさ、
101 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:08:06 ID:ry+FSTL0
「人の家の風呂に勝手に入るなよ、しかも沸かし直しただろ?
うちは節約家族なんだ、後で母さんが何て言うか…」
そうだよ、一応二階には両親が!?これから無理矢理(やられ
る)とはいえ夜の事情を行う訳で、音や桟が声を出したりし
たら丸聞こえな訳で…
「声とか余り出すなよ、気まずい朝食時間はゴメンだからな」
朝食時に気まずいのは勘弁だ、特に母さんは根掘り葉掘り聞
いて来やがる、姉と並んで厄介だ、しかし次の言葉に俺は耳を疑った、
「それなら大丈夫、もう外には何も聞こえないから」
へ?
聞こえない?
102 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:09:10 ID:ry+FSTL0
桟が今だ動かない俺の身体に跨がり耳元でけ囁く
「ちょっと、ね? 全てを遮断したの、今この部屋は外と少し
だけ違う世界になっている、つまり、私が泣き叫んでも家族
は誰も気付かないww」
嘘かどうかは別として、もう呆れるしかない…
103 :
夢の人:2006/02/18(土) 00:15:22 ID:ry+FSTL0
無駄に長いなぁ…orz
次こそは次こそはエロに、(ヌルイと思いますが)
小ネタとはいえ職人さんの後は恥ずかしい、でも、もう途中で
投げ出したくはないんです。あと少しだけなので此処に置い
て下さいm(_ _)m
>某880 ◆/Mgq/8agL6氏
レズネタとは意外で面白かった。
>夢の人氏
相変らずの寝込みを襲うネタ、いいですね。
次回はエロ期待です。
夢と言えば、もう2〜3週間になるが、こんな夢とも現ともつかぬものを見た。
昼寝してふと目を覚ますと金縛り。そんなに珍しい事でもない。
そういえば、吸血鬼伝承の一部には金縛り時の幻覚が元になっているというが。
さっき見た夢では猫になって何か怪物に追いかけられる夢だったが……
両腕の上腕部を誰かに押さえられているような感じに、その押さえられていると思しき部分が痺れた感じがする。
どうも夢の中のアレが、現実まで追い掛けてきたらしい。
別にナニかが見えるわけではないのだが、妖艶な美女吸血鬼をイメージする。
そして期待通り、左の首筋に噛まれたかのように痺れが走った。
恐怖は感じないが、動けないのは不快だ。
呼吸を荒くして、なんとか身体の覚醒を促す。
やっぱコレは催促だろうな。書け、という。
>某880氏
オチが意外でGJ!
百合は大好きDEATHよ!
>夢の人
正直ほとんど進んでいないので感想付け難いですが、期待してます!頑張ってください!
>某880のひと
だ〜まされた〜〜!
あのスレの流れからそういうのおもいつくセンスが羨ましいです。
ある意味、お約束なんですけど、こううまくまとめられないですから。
>夢の人のひと
自分はそんなに長くないと思いますけど。
えっちの前後のまったり感も好きですし。
はい、期待してますよ〜
>26の続き
「ふう……」
会社の椅子に座ったまま、両手を後ろで組みながらため息をつく。
正月の当直とは言っても、元旦からそうそう仕事が入る事は、まずは無い。
年末に残していた仕事は、意外と早く終わってしまったし、ネットサーフィンでもしてるかな……。
プルルルル
「ん? 誰か来た……? はい」
『あ、もしもし? 御主人サマ? お昼ご飯、持ってきたよ〜』
などと思っていると、呼び鈴代わりの内線電話が鳴り響いた。
出てみると、アイリスの弾んだ声がする。
「あ、ちょ、ちょっと待ってて。今開けるから」
……そういえば出掛けに『今日のお昼ご飯、持ってってあげるね〜』と、
布団の中から尻尾と手を振りながら、言ってったっけか。
そんなことを考えながら、僕は玄関へと向かった。
「わざわざすまな………」
「ん。あけましておめでとうございます、御主人サマ」
ドアを開けながら、礼を言おうとした僕は、アイリスの姿を見て固まってしまった。
アイリスは、いつもの服装とは違って、和服を身に着けていたのだ。
薄い紫色の地に、薄い金色で松と鶴が描かれている留袖に、何かの花が描かれた帯を身にまとい、
いつもは長くおろした髪の毛も、頭の後ろでまとめ、綺麗に編みこんである。
髪の毛の色を除けば、まるで雑誌かどこかから抜け出したモデルのようだった。
……いや、それどころか下手なモデルも裸足で逃げ出すような、綺麗さだった。
「あ……そ、その…お、おめでと……」
「はい、お昼。……どうしたの、御主人サマ?」
そんなアイリスの姿を目にして、言葉が言葉にならない僕を見て、
風呂敷に入った重箱を僕に差し出しながら、小首を傾げるアイリス。
「い、いやその……。そ、その格好…」
「これ? 似合う?」
重箱を受け取りながら、ぽかんとした表情でつぶやくように返事をすると、
アイリスは嬉しそうに、その場でくるりと一回転しながら微笑みを浮かべる。
「あ、ああ。……って、何でまた、そんな格好で?」
「えっと……本当はこれ着て……一緒に、初詣で行きたいなと思ってて……。
でも御主人サマ、お正月はお仕事だから無理だから……でも、せっかくだから、
私の着物姿、見て欲しいなと思って、その……」
我に返ってアイリスに問いかけると、アイリスは顔をうつむかせながら、ぽそぽそと答える。
「そ、そうだったんだ……。本当にゴメンね、アイリス」
「あ、ちょ、ご、御主人サマ!?」
アイリスの言葉に、申し訳ないという思いがこみあげ、胸がかーっと熱くなってきた僕は、
謝罪の言葉を口にしながら、アイリスをしっかりと抱きしめていた。
突然の僕の行動に、アイリスは目を白黒させながら、驚きの言葉を漏らしていた。
「へ〜え。御主人サマの職場って、こんなトコだったんだ」
応接室に足を踏み入れたアイリスは、首を巡らしながらつぶやく。
……さすがに、『このまま帰れ』なんて言えるはずないし、かといって事務所に入れるわけにもいかないし。
「ああ、まあね。今、お茶を淹れてくるから」
「うん」
椅子に腰掛け、風呂敷をほどくアイリスに声をかけながら、隣の給湯室へと向かう。
アイリスはにっこりと笑みを浮かべ、鼻歌を歌いながら重箱を広げ始めていた。
「お待たせ……って、こりゃまた何とも豪勢な……」
「豪勢って、お正月だよ? おせち料理は日本の伝統なんだからっ」
給湯室から戻ってきた僕は、テーブルの上に広がる料理を見て、思わず感嘆の声を漏らす。
3つの重箱の中に、ぎっしり詰まった色とりどりの食べ物――本当に美味しそう。
ゴクリと咽喉を鳴らす僕に向かって、アイリスは人差し指をピンと立てながら、ウィンクしてきた。
「はい、あ〜ん」
「ん……あ、あ〜ん」
アイリスは箸で料理をとったかと思うと、僕の口元へ差し出してきた。
どことなく照れくさく感じながらも、僕は素直に口を開け、目の前のおかずを口にした。
「どう、美味しい?」
「う、うん」
「ふふっ、よかった。まだまだたくさんあるから、たくさん食べてねっ」
もぐもぐ口を動かす僕に、アイリスが首を傾けながら問いかけてくる。
僕がおかずを飲み込みながら頷くと、アイリスは嬉しそうに笑みを浮かべたかと思うと、
ふたたびおかずを箸にとって、僕の口元へと差し出してきた。
「はい、これでおしまいっ」
「ん、……んんっ?」
最後のおかずを差し出し、にっこり微笑むアイリス。
今までと同じようにおかずを口にして箸が抜かれた瞬間、アイリスはいきなり僕に口づけをしてきた。
不意を突かれた僕は、一瞬何が起こったかわからずに、頭の中が真っ白になってしまう。
「……っ。食後は私を……召し上がれ」
「ア……アイリスっ……」
くちびるを離したアイリスは、そう言って妖しく微笑む。
そんなアイリスの仕草に、逆らうことが出来るはずもない僕は、
気がつくとアイリスをしっかりと抱きしめ、くちびるを塞いでいた――
「ん……んむ、んっ……」
「んふっ……あ、あんっ」
くちびるをそっと離し、着物の上からアイリスの胸を撫で上げると、アイリスは艶っぽい声をあげる。
さらにそのまま、服の合わせ目から手を潜り込ませようとして……
「え……えっと……」
「うふふっ……しょ、っと……はい」
潜り込ませようとしてみたが、よほどきつく締めているのか、指が入る隙間すら無かった。
戸惑う僕を見て、嬉しそうに微笑みながら、ゆっくりと帯を解くアイリス。
「きゃっ、御主人サマっ!? あ…ああんっ……」
次の瞬間、僕はアイリスの服の合わせ目を大きく広げ、露わになった豊かな胸へとむしゃぶりついていた。
「も、もうっ……御主人サマったら……おっきな赤ちゃんみたい……あ、あんっ……」
アイリスは困ったような笑顔を見せながら、僕の頭を優しく撫で回す。
僕はまるで、本当に赤ん坊の頃に戻ってしまったかのように、アイリスの胸に夢中になっていた。
「あんっ……あ、ああっ、……あ、あはあっ!?」
胸の頂に舌を這わせたまま、下腹部へとそっと手を伸ばしてみた。
その途端、アイリスは上半身を仰け反らせながら、ひと際甲高い喘ぎ声を漏らす。
僕はアイリスの胸から離れると、ズボンを下ろしながらアイリスの顔にまたがるように、体を入れ替えた。
「ん……んむ、ん……」
「あ、ああっ……アイリス……」
体を入れ替え、腰を落とした途端にアイリスが僕のモノを咥え込んできた。
腰が砕けてしまうような快感に、思わず喘ぎ声が漏れてしまう。
「んむ……んふ、んむっ……」
「く…うっ……ア…アイリスうっ……」
アイリスは口をすぼませ、舌先をモノに絡めながら首をゆっくりと動かし始めた。
さらにその指先で、つつつっと蟻の門渡りをなぞってくる。
背筋をゾクゾクするような快感が走り、無意識のうちに腰が動き出してしまう。
「んっ……ん、んむっ…」
負けじと僕もアイリスの両足を押し広げ、股間の割れ目へと舌を這わせた。
アイリスの中は、すでにぐっしょりと濡れそぼっていて、熱い蜜があふれ出している。
「すごい……アイリスの中…大洪水だよ……ん……ごく、っ……」
「んふ、っ……あむ、っ……」
僕はアイリスに聞こえるように独り言をつぶやきながら、咽喉を鳴らして溢れる蜜を飲み下した。
さすがに恥ずかしいのか、アイリスはモノから口を離し、下半身をよじらせて僕から逃れようとするが、
僕が両手をアイリスの太腿に回しているので、それもままならないようだった。
「……! アッ、アイリスうっ!」
が、突然すぼまりから突き抜けるような刺激が走り、思わず上半身を仰け反らしてしまう。
アイリスが舌先で、ちろりとすぼまりを舐めあげてきたのだ。
「…んっ、んんっ……」
「あっ、あ……ああっ…」
思わず動きが止まる僕に対して、アイリスは容赦なく指ですぼまりを押し広げ、舌先を潜り込ませてくる。
僕はアイリスの割れ目に舌を這わせることも忘れ、ただ全身を震わせ喘ぐことしか出来なかった。
「あっ! あ、ああっ! ああんっ! ………あ?」
僕はアイリスの攻めになすすべも無く、ただひたすらアイリスの太腿にしがみついたまま、
喘ぎ声を漏らし続けていた。と、嬉しそうにピコピコ動く、アイリスの尻尾が目に入ってきた。
半ば朦朧とした意識の中、僕はアイリスの尻尾を手に取り、つつつっと舌を這わせていた。
「ひゃっ!?」
その途端、アイリスはすぼまりから舌を離し、可愛い悲鳴をあげだす。
「ア……アイリス…っ………」
「ごっ! 御主人サマっ! そっ、それっ! それダメえっ!」
アイリスの悲鳴を耳にして、意識が戻ってきた僕は、おかえしとばかりに尻尾をくちびるで咥え、
舌を這わせながらゆっくりと顔を動かし始めた。
それだけでアイリスは、全身をビクビク震わせながら、絶叫に近い喘ぎ声を漏らしていた。
「ふん……ん、んむ…っ…」
「ごっ、ごしゅっ! ……む、むぐうっ……っ、ん…んふ……っ……」
僕は尻尾を咥えたまま、アイリスの割れ目へと指を潜り込ませてみた。
ぐちゅっという湿った音とともに、僕の指はアイリスの中へと難なく沈み込んでいく。
と同時に、アイリスが喘ぎ声を漏らしながらも、僕のモノを口に含ませてきた。
モノからふたたび凄まじい刺激が押し寄せ、思わず腰が引けてしまう。
「んっ、ふっ、んふっ……」
「……んぅ、うん………んむ、んんっ……」
だがアイリスは、僕のそんな行動を読んでいたかのように、腰に手を回していた。
押し寄せる快感から、逃れる事が出来ないと悟った僕は、
快感を紛らわせるかのように、尻尾と割れ目への愛撫を激しくさせる。
一方のアイリスもまた、モノを咥え込んだまま、袋をこねこねと優しく握りまわしてきた。
それがまた、更なる快感となって僕に襲い掛かってくる。
まるで、僕が僕自身を激しく愛撫しているような、そんな不思議な錯覚に陥り始めていた。
「ん!? んっ! ん〜っ、んんっ!」
そんな錯覚すらも快感へと摩り替わってきた僕は、いつの間にかカクカクと腰を動かし始めていた。
アイリスがくぐもった悲鳴を漏らすが、そんなことも気にならなかった。
ただひたすら、モノから伝わる快感だけを味わいたい、それだけしか考えられなかった。
「んっ! んふ、んっ! んっ!」
アイリスもまた、僕と同じような感覚に陥っていたのか、くぐもった声が切ない喘ぎ声に変わり、
濡れそぼった割れ目を僕に見せつけるかのように、自ら両足を大きく広がせてくる。
僕は尻尾から口を離し、割れ目の先端にちょこんと顔を出している、充血しきった肉芽に軽くくちづけをした。
「んんっ! んっ! ん〜〜〜っ!!」
「あっ、ア、アイリスっ! い……イク、イッちゃうよおっ!」
くちづけをした途端、アイリスは全身をヒクつかせながら、絶頂に達していた。
同時に、限界寸前まで高まっていた僕自身もまた、アイリスの口中へと精を放っていた。
「ん…んぐ、ん……んっ、んふ…んぐ…っ……」
アイリスは咽喉を鳴らしながら、何度にもわけて僕が迸らせた精を飲み下していった――
「はあ……はあ、はあ……ご、御主人サマあ……」
「ア、アイリス……」
やがて、僕の精をすべて飲み下したアイリスは、肩で息をさせたままゆっくりと口を開き、
甘えた声をあげながら、僕に向かって両手を伸ばしてきた。
そんなアイリスの妖しげな仕草に誘われるかのように、僕はアイリスの隣にそっと横になった。
「御主人サマ……大好きっ」
「アイリス……僕もだよ……っ……」
アイリスは、女神のような微笑みを浮かべ、僕に体を絡ませながら、ゆっくりとつぶやく。
僕もまた、アイリスを抱きしめ返しながら応える。
それと同時にアイリスは、僕のくちびるを塞ぎ、舌を潜り込ませてきた。
苦いようなしょっぱいような味が、口の中に伝わってきたが、
気にすることなくただひたすら、アイリスの舌に自らの舌を絡ませていった。
長い長いくちづけが終わったあとも、僕たちはしっかりと抱きしめ合い、お互いの温もりを感じていた。
「…………………あ」
「ど、どうした、の?」
と、不意にアイリスが、何かを思い出したような声をあげる。
「そ、それが……そのう」
視線を泳がせながら、歯切れ悪そうにつぶやき始めるアイリス。
僕は何も言えずに、アイリスの次の言葉を待った。
「…………服の着方、わからなくなっちゃった」
待つ事しばし、アイリスはペロリと舌を出しながら、不意に明るい声であっけらかんと言った。
ああ、そういうことか……って、ちょ、ちょっと待って!?
「ね、ねえ、それって……」
「うん。……どうしよう?」
口をパクパクさせる僕に向かって、アイリスはコクリと頷きながら、小首を傾げる。
「ど、どうしようたって……あ、そうだ」
ふと、ロッカーの中に作業服が、入れっぱなしだったことを思い出した僕は、ゆっくりと立ち上がった。
「ちょ、ちょっと待ってて。代わりの服を持ってくるから」
「う、うん……ごめんなさい」
上半身を起こし、着物で前を隠しながら、申し訳なさそうにつぶやくアイリス。
完全に肌を隠しきれていないその姿に、何ともいえない色気を覚えていた僕は、
思わずゴクリと生唾を飲み込んでしまったが、克己心を最大に発揮して、応接室を飛び出していた。
……というか、誰もいないとは言え、職場でエッチする時点でもう手遅れ、な気がするけれど……。
「アイリス、お、お待たせ」
「ど、どうもありがとう………でも」
応接室に戻った僕は、ロッカーに入っていた作業服をアイリスに手渡した。
作業服を受け取ったアイリスは、礼を言いながらも顔を曇らせる。
「でも?」
「御主人サマ、洗濯物はちゃんと持ってこなかったら、ダメだよ?」
「あ……う、うん」
顔をしかめながら、作業服を広げるアイリス。……やっぱり怒られたか。
「下着が無いから、ちょっとツライかな〜」
言いながら、肌襦袢を身に着けていくアイリス。
……かえって裸よりも色っぽいかも。
そんなことを思いつつ、僕はアイリスの着替えの様子を憑かれたように見ていた。
プルルルル
と、そこに突然、会社の電話が鳴り響いた。
不意を突かれた僕は、口から心臓が飛び出すような感覚を覚えながら、このままずっと、
アイリスの着替えを見ていたいという衝動を必死に堪え、ふたたび応接室を飛び出していた。
「ふう……やれやれ」
ため息をつきながら、応接室に戻る僕。結局、電話は上司のおめでとうコールだった。
まあ、急な仕事が入ったわけじゃないから、まだマシだったんだけどね。
「あ、御主人サマ。お電話、終わったの?」
「……あ、う、うん……」
部屋に入ると、僕の作業服を着たアイリスが、テーブルの上の重箱を片付けていた。
やはりサイズが合わなかったのか、袖を肘の辺りまで捲くっている。
「そっか……。それじゃ、私そろそろ帰るね。お仕事、頑張ってねっ」
アイリスはにっこりと微笑みを浮かべ、ゆっくりと立ち上がった。
かがんでいた時は気づかなかったが、アイリスの豊かな胸がその存在を主張するかのように、
パンパンに張り詰めているのが分かる。
……こ、これって……。
「で、さあ。御主人サマがお仕事から帰ってきたら、改めて初……ご、御主人サマっ!?」
荷物をまとめようと、反対側を向きながら僕に話しかけるアイリス。
そんなアイリスを、僕は背後から抱きすくめていた。
「ご、御主人サ……マ、あ、ああんっ」
作業服の上から、アイリスの胸を揉みしだく。
アイリスは身を捩じらせながらも、僕の手に自らの手を重ねてくる。
「ア、アイリス……っ」
僕は片手を胸から離し、ベルトを解きに掛かった。
「も、もうっ……御主人サマったら……あんっ」
ベルトを解き、ファスナーを下ろすと、ズボンが自然に床へと落ちる。
ズボンの下にはいつもの下着ではなく、ステテコのような肌着を身につけていた。
「あ、あんっ……」
肌着の隙間へ手を差し入れると、アイリスは喘ぎ声とともに膝を崩してしまう。
僕は、アイリスにもたれかかるようにしながらも、さらにアイリスの下腹部へと手を伸ばしていた。
「あっ、ああ、あんっ」
指が割れ目に触れた途端、アイリスは一瞬身をすくませながら、声を裏がえさせた。
アイリスの割れ目は、一度絶頂に達していたおかげなのか、既に潤みを帯びている。
興奮してきた僕は、さらに指を割れ目へ潜り込ませながら、片手で自らのズボンを脱ぎ始めた。
「あっ、アイリスっ……あっ……」
と、アイリスが手を後ろに回してきて、僕のパンツの膨らみを優しく撫で回す。
不意を突かれた僕は、思わず腰を引いて逃れようとするが、今度は尻尾が伸びてきて、
パンツの下の隙間から中へと潜り込み、モノをつつっと撫で上げてきた。
「ご、御主人サマ……わ、私、もう……」
アイリスはソファに手を突き、お尻をこちらに突き出した姿勢で、目を潤ませながらこちらを振り返る。
「アイリス……ぼ、僕も……」
パンツをずり下ろしながら応える僕もまた、一刻も早くアイリスと繋がりたい衝動に駆られていた。
「い、いく、よ……」
「う、うん……」
モノを割れ目に突き立て、声を掛ける。アイリスは消え入るような声で返事をしてきた。
表情は見えないが、ピコピコと嬉しそうに動く尻尾が、アイリスの心境を端的に表している。
「……っ、あ、ああっ!」
「ああっ! ご、御主人サマあっ!」
思い切ってひと息に、モノを根元まで潜り込ませた。同時に、二人の口から歓喜の声があふれ出す。
「気持ちイイ……気持ちイイよ、アイリス…っ……」
「御主人サマあ、御主人サマあ!」
僕はうわ言のようにつぶやきながら、夢中になって、腰を前後に動かし始めた。
アイリスもまた、上半身を仰け反らせて自らの胸を揉みしだきながら、腰を揺さぶりだしている。
「ふああっ!? ごっ、御主人サマああっ!!」
激しく腰を動かしながら、アイリスの尻尾の根元を掴みあげてみた。
すると、上半身を仰け反らしていたアイリスはソファに突っ伏し、ひと際大きな叫び声をあげだす。
「ごっ、ごひゅじんひゃまっ! もっ、もうっ! わらし、わらひいっ!」
さらにオナニーをするように、いつもより強めに尻尾をしごきあげてみると、
アイリスは激しく首を振り乱しながら、舌をもつれさせる。
「イッ、いっひゃうっ! いっちゃうひょおおっ!」
「ああ、アイリスうっ! ぼ、僕もっ……!」
まるで、二人の嬌声に張り合うかのように、腰を突き入れるたびに、
ぐちゅっ、ぐちゅっ、と濡れた音が部屋中に響き渡る。
だが、そんなことも気にならないくらいに、僕はただひたすら腰と手を動かし続けていた。
「ごひゅじんしゃまあっ! あっ、あああーっ!」
「ああっ、アイリスうっ!!」
それからほどなくして、二人は外に聞こえるのではないかというくらいの、
凄まじい絶叫をあげながら、揃って絶頂に達していた――
「ふ〜うっ。アイリス、そろそろ帰るよ」
「はあいっ」
結局アイリスは、そのまま家に帰ることなく、会社に残っていた。
あれから都合……いや、数えるのは止めとこう。
一段落ついて時計を見ると、終業時間までそんなに遠くないから、
それなら一人で帰るより一緒に帰ったほうがいい、とアイリスが言ってきたのだ。
「ね、御主人サマ、あそこで初詣、していこうよ♪」
「え? あ、あそこ……?」
駅に向かって歩いていると、僕の腕に手を絡ませているアイリスが、弾んだ声で話しかけてきた。
指差す先には、とても神社といえるような代物ではない、小さな鳥居と賽銭箱が置いてあるだけの、
小さな小さな社があった。
「…………嫌なの?」
「い、いや……嫌じゃないけれど、いいの? あんな小さい場所で、しかも着物だって……」
「いいよ」
戸惑うような声をあげる僕を見て、アイリスは寂しそうに眉を潜ませながらそっとつぶやく。
僕は首を振りながら、そう返事をすると、アイリスはもの凄くあっさりと頷いていた。
「私、気づいたんだ。大きな神社に行って、綺麗な着物を着飾るのが初詣とは限らないんだって」
「そ、そりゃあそうかもしれないけれど……」
「むしろ……御主人サマが一緒なら、どこででも、どんな格好でも、一緒だな、って」
「あ……アイリス……」
アイリスの言葉に、顔がかあっと熱くなるのが自分でもわかる。
「御主人サマだって、いつか言ったでしょ?」
「え? な、何て?」
「自分で言ってて忘れたの? 私を女神サマって呼んでくれる、って」
と、不意に話を振られ、何を言っているのか分からずに、思わず目を丸くさせてしまう。
そんな僕を見て、拗ねたような寂しそうな表情を見せるアイリス。
「ああ……忘れるはずないだろう? アイリス――いや、僕だけの女神サマ」
「ご……御主人サマ…っ……」
だが僕は、アイリスをじっと見据え、ゆっくりと首を振りながら言った。
するとアイリスは感極まったのか、ポロポロと涙をこぼしながら僕の首筋にしがみついてきた。
僕はそんなアイリスの、女神サマの表情に惹かれるように、そのままくちびるを重ねていた――
おしまい
……ということで終わりです。
まだ半端でほっぽらかしている話が……いくつもいくつもありますねえ……orz
>某880氏
>伏線は貼るだけ貼っておく
おかげで消化しきれてない伏線が、ゴロゴロ出てきているのがここにw
>風俗店
どこにあるんですか、このお店?
>寝取られ
忍び込む場所も吟味せにゃなりませんな。というか、百合展開に持っていけるあなたの発想が素敵。
>82氏
メリーさんも薄目を開けてAVを見ていて、顔を真っ赤にさせるのに一票。
>夢の人氏
>節約家族
今日放送の某番組が思い浮かんでしまったのは内緒w
動けない状態で、もそもそされるのはツボなんで、続きに期待しております。
つぶやきマボさんGJっしたー!
ラブラブっぷりがむしろ妬ましく思える俺は寂しい喪男。
前スレがdatしたのでこっちに。
まずはエロパロ板総合保管庫のSSを片っ端から読みあさることだな。
俺個人としては、エロ本の書き方とエロSSの書き方って微妙に違う気がする。
エロSSはネット上でいくらでも読めるし、そこは大丈夫。
気に入ったフレーズを切り貼りするだけでもSSは作れる。あとはセンスだ。
ttp://sslibrary.gozaru.jp/ 皆新しい作者さんを迎え入れようと必死棚w(オレモナー・・・orz)
誤爆?
>119
前スレ最後を御覧なされ。
SSが書けないとのたまう方とそれに対するアドバイスがあるから。
>マボさん
GJ&お疲れ様でした。ラブラブがすてき。
>>118-121 つか、前スレまだ埋まってなかったのかw
SS投下するほどには容量残ってなかったんだけど一応ね。
124 :
夢の人:2006/02/22(水) 00:31:59 ID:KaSrMAny
ちょっと小ネタ投下します、エロを書くための試作みたいなものですから
エロ自体は余り多くも上手くもありません、
では投下
とある野宿での出来事
「ダメェ…ハァ…げ…玄蔵ぉ、ハァハァ…っひゃう!」
流れる金髪と共に揺れる双つの山、剥き出しの白い喉が眩しい。
「悟空っ!…そろそろ…出しますよ!!」
そう言うなり玄蔵は激しく腰を打ち付け始めた
「あっ!!…ダメ!…ダメェ!…壊れる!!壊れるうぅぅっ!!」
「悟空!!」
これで最終と、一番奥に突き刺す
「っあぁああぁぁ〜!!!!」
大量の精液が子宮口を叩くと悟空は身体を弓なりにさせ絶叫した、
「ハァ、ハァ…いっぱいハァハァ…いっぱい出てるハァハァ…」
『ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、』
少しの硬直の後、クタッっと倒れた悟空の上に玄蔵が覆いかぶさって
きた、
「…また、また中に出しやがったなぁ!!」
悟空が顔を真っ赤にしながら囃し立てる、
「悟空…いかなる事でも無益な殺生はしては為らないのです、それが
私の精…」
バキャッ!!
悟空の拳が玄蔵の顔にめり込む、殴った拍子にモノが抜けて、どろりと
精液が流れ出た、
「ま、ま…真面目な顔して言うな!!」
「しかしこれは道理なのです…ぁ、ヤ、ヤメテ!」
「人間の倫理なんか知るかぁ!!」
真っ赤な顔のままポカポカと殴り続ける悟空だったが、
「…?…どうしたのですか?」
悟空の突然止まった暴力に玄蔵は疑問を覚えた
「…天竺に行ったら…本当に人間になれるのか?」
モジモジしながら聞いて来た悟空をカワイイなぁ〜、と思いながら聞いてい
た玄蔵だがこの話しを聞いた途端真面目な顔になった、
「なれますとも、しかし…何故人間に?」
「人間の倫理なんかに興味は無いが……その…お前の嫁に…いや、
何でもない…」
聞こえなかった訳ではないが聞き返す
「すいませんが聞こえなかったので、もう一度、」
「な・ん・で・も・ない!!」
耳まで赤い顔で言われてもイマイチ凄みは無い、そこへ…
『ああぁぁ〜!!』
「玄蔵!何故こんな猿娘なんかと!?」
「なんだとぉ!!」
今、悟空に絡んだ、艶やかな黒髪とスレンダーな身体の美女は沙悟浄、
「お師匠様ぁ〜、言ってくれればぁ、お相手しましたのにぃ〜」
と言ってきたのは、ウェーブがかった茶色の髪と、神懸かり的な豊満な
胸を持つ美女、猪八戒
そして、さっきまで交わっていたのが、流れる金髪にナイスな身体、
何時でも勝ち気なクリッとした目、そして頭のワッカがトレードマークの、孫悟空
今私は天竺を目指し彼女達と旅をしているのだ。
「ねぇ、玄蔵?こんな猿娘じゃ満足出来なかったでしょ?だから次は私と…」
「ムキー!!何だとこの万年濡れ女ぁ!あたしの身体で大満足に決まってるだろ」
「なんですって〜………」
あぁ、今日も夜は長い。
と言う訳で西遊記でした、しかも妖怪の三人とも美女に…
ちなみに悟浄は高飛車?性格で吊り目、八戒はおっとりと見せ掛けて
一番頭が切れる、そして垂れ目。
と、なっております。
さて、この調子で早く本題を書かなくちゃ…、
ではお目汚し失礼しました
>夢の人
ロ ン グ バ ー ジ ョ ン 激 し く 希 望 。
黒髪好きの俺には悟浄がたまんねぇ。
一瞬ウホッな展開かと思った件について
1対3を想像しちまったジャマイカorz
以前、女朗蜘蛛物書くと言ってた者です。『九十九神小ネタ』投下します……
……いや途中までは書いてるんですが、まだエロシーンにすら入ってないんで………逃避しました>女朗蜘蛛物
俺はハッキリいってモテる。
自惚れではない。事実、告白された回数も両手の指に両足の指を足しても足りないくらいだ。
だが、俺は誰かと付き合ったことは無い。
なぜならば……………
俺には俺が生まれた時から奥さんがいるからだ。
「ん、や、ふあ……」
「あれ?ココだったっけ?」
お世辞にも大きいとは言えない嫁の胸、その左胸の先端を俺は指の腹で強く押していた。
「や、そこは…違います……」
部屋のテレビにはお笑い番組が付けっ放しになっている。見た事のある芸人がイグアナとキスをするシーンが流れていた。
「あれ?じゃあ、ココか?」
今度は右胸の頂をグッと力を込めて押す。
「きゃうっ!そ、そこも…違います……」
妻の嬌声が大きな笑い声の芸人と密閉された部屋に共鳴する。
俺にとって片方はノイズでしかない。早くテレビを消せばいいのだが、俺はまだ妻をイジめてやりたかった。
「も、もっと…下の方です……」
妻が頬を真っ赤に染めて潤んだ瞳で俺を見つめている。あぁ…なんて可愛いんだ……その表情が俺の欲情を煽るとも知らず……
「それじゃあココらへん?」
本当は場所など分かり切っているのだが、俺は意地悪く妻の閉じている花びらをぷにぷにと指で押す。
「ひゃあ!ち、違うっ!行き過ぎですぅ!!」
じんわりと湿っているそこを押され妻の声が1オクターブ高くなる。
テレビはチャンネルが変わり、何百匹もの巨大な芋虫のような怪物が行進するのを、青い服を着た少女が見つめていた。
少女の肩にはキツネだかリスだかよく分からん小動物が乗っている。
「ごめん、ごめん。どこだったか忘れちゃってさぁ……」
白々しい嘘も今の妻になら通用するだろう。上気した頬と潤んだ瞳がそれを証明している。
「場所、教えてよ」
その時の俺の顔は今まで生きてきた中で最高の笑顔だったろう。
もっとも、その理由は妻をイジめたいという嗜虐心からきているのだが…
「っ……こ、ここです……」
妻は軽く目を伏せながら、先程まで押されていた花びらの少し上を指で差した。
「え?ここじゃわからないよ。なんて名前だっけ?」
俺の三文芝居は続く。
「で、電源のスイッチです…」
「それはリモコンとしての名称でしょ?君のその体の場合だと何て言うの?」
妻はもう顔が真っ赤だ。今にも泣きだしそうな潤目でこちらを見ている。
「く、くりとりすです…」
「え?何?聞こえないよ?」
さすがに妻も俺の方へと強い視線を向けてきたが、俺は相変わらずニコニコ顔。
だって楽しくて仕方がないから。
「く、クリトリスですっ!!」
これ以上ないという位真っ赤な顔、潤んだ瞳から零れる一筋の涙、羞恥心によって蜜が溢れ出ている恥丘……
あぁ……全てが俺を満たす。全てを俺は愛す。
「そうだった、そうだった。それじゃ今からテレビ消すから」
思っていることを微塵も感じさせず、俺はニコニコ顔のまま妻の恥丘に顔を近付ける。
そして舌を…今度は優しく、触れるように舐める。
「ひゃぃっ!あっ、あふぁあ♪」
執拗に、ねちっこく、ねぶるように……それでいて優しく舌で愛撫を続ける。
「あれ?感度悪いなぁ…ちゃんと電波飛ばしてる?」
「ぁふっ♪だ、だって貴方が強くしてくれないから、あぁんっ!」
「へ〜、もっと強くやって欲しいんだ?」
上目遣いに妻を見る。その顔はやっぱり朱色に染まっていて…期待と羨望の眼差しで俺を見つめていた。
……ダメだ…我慢できない……
俺はその赤い真珠を口に含み、ちゅうぅっと勢い良く吸った。
「ひゃわっ!あっ♪あぁぅっ♪きゃあぁぁんっ♪♪」
妻が一際高い嬌声を放ち、体全体を大きく震わせる。
それと同時にテレビは黒い画面を映し出す。荒い呼吸をする妻を見ながら俺はぽつりと呟いた。
「ぁ、天気予報見なきゃ……」
え〜、以上です……
誤字・脱字などありましたら気力でカバーしてください。
前後しましたが、某880氏、つぶやきマボ氏、夢の人氏、ならびに職人様方GJでございます。
女朗蜘蛛物は………欝にならない程度に頑張りますので期待しないで待っていてください。せれでは……
うわ、最後の最後に………orz
GJ! コレはリモコンの付喪神かな? しかも妻w
テレビ見るたび奥さんイジメ……w た〜いへ〜んだ〜w
オートロックちゃん
「おい、開けてくれ!」
僕はガチャガチャとドアノブを回した。鍵を掛けた覚えはないのに、帰ってきてみたら扉が開かなくなっている。ボロいアパートの一室。当然、オートロックなど付いていない。にも関わらず、なぜ勝手に鍵が掛かっているのかというと――。
「はぁーい」
間の抜けた声が聞こえたかと思うと、ガチャリと錠の外れる音がした。
「ったく、ゴミ捨てに行っただけじゃないか。いちいち鍵閉めなくていいってば」
「えぇ〜、ちょっとでも家を空けるときは鍵掛けないとダメなんだよー。泥棒さんは5分もあればヘソクリから通帳まで全部持ってっちゃうんだよー」
僕が家を空けてたのはせいぜい2,3分だろ。そう言いながら部屋の中に入る。先ほどまでは確かに声が聞こえていたが、室内には誰の姿も見えない。それもそのはず。彼女は人ではないからだ。
「どこにいるんだ? 姿を見せろよ」
「えへへー」
ふやけたような笑い声が聞こえると同時に、背中に重みがかかった。腰には細い腕が回されている。
振り返るとそこにいたのは銀髪の美少女だった。
彼女は鍵の付喪神だ。先ほどアパートの鍵を開け閉めしたように、どんな鍵でも自在に解錠、施錠することができる。それは物理的な鍵に止まらず、電子的なパスワードも含めて、およそ鍵と名の付くものならば、自由自在に扱うことが可能だ。
祖父の家で見つけた南京錠。それが彼女だった。
「ねぇー」
甘い声を出して彼女が抱きついてきた。彼女は背が低いので僕の腹に顔をうずめる格好になっている。
「おいおい、こんな朝っぱらからか?」
からかうような口調で僕が言うと、彼女はうぅーと唸りながらますます強く顔を押しつけてきた。
「はいはい。分かったよ」
彼女の体をひょいと抱え上げて、ベッドまで運ぶ。横たえられた彼女の瞳は既に色っぽく潤んでいた。
ぴちゅ、ぺちゃ
唇を合わせながら、片手で耳を弄る。もう片方の手は、さわさわと服の上から薄い胸を撫で回した。
口を離して一息吐くと、彼女の顔は赤く上気していた。はぁ、はぁ、と甘い吐息が漏れる。
「すっかりできあがってる感じだな。ちょっと早すぎるぞ」
僕がそう言うと、彼女は恥ずかしそうに、イヤイヤと首を左右に振った。
「脱がすぞ」
上着を脱がせ胸を露出させる。緩やかに隆起した白い肌、その頂上にある桜色の小さな乳首が目に飛び込んできた。
「もう乳首勃っちゃってるぞ」
さわさわと乳房の周辺を軽いタッチでくすぐる。円を描くようになだらかな丘に指を這わせ、徐々に頂上へと近づけていく。そして頂点へ触れる直前ですっと指を引く。するとそれを追いかけるように彼女が背を反らして胸を突き出した。
その様子を見て僕は目だけで笑うと、今度は顔を胸へと近づけた。期待するような彼女の視線を感じる。僕は彼女の乳首へ口を近づけると、ふっと息を吹きかけた。
「もぉ〜、意地悪〜」
彼女は身を捩らせながらそう言った。
「ちゃんとして欲しい?」
そう言うと、彼女は無言でこくり、と頷いた。
舌を伸ばして、べろりと舐め上げる。そして唇の先で乳首をくわえたまま、舌先でちろちろと舐った。
「んぅ〜〜っ」
彼女が押し殺したような声を出す。そこで今度はちゅーっと強く吸い上げてみた。
「あぁん。いやぁーっ」
歓喜の声を上げて彼女が背筋を仰け反らせた。しばらくその状態で体を硬直させ、やがてぱたりと崩れ落ちた。
「ひょっとしてイっちゃった? そんなに溜まってたのか」
そう言いながら、次にスカートを脱がすと、パンティの上からでも彼女の秘所が濡れそぼっているのが分かった。くちゅくちゅ、と下着の上から刺激を加える。
「もうこんなに濡れちゃってるよ?」
荒い息を吐きながらぼおっとしていた彼女だが、僕の言葉を聞くと、かっと顔を赤らめた。
パンティを脱がせると、べったりと涎を垂らした秘部が目に入った。
親指でコリコリとクリトリスを刺激しながら、人差し指を膣に突き刺す。そこは既にしっとりと濡れ、物欲しそうにチュウチュウと指に吸い付いてきた。
「ねぇ、もういいから、来て」
僕は素早く服を脱ぎ、一物を取り出すと一気に彼女の膣に突き入れた。
「あぁんっ、奥まで、来てるっ」
膣全体がペニスを締め付けてくる。軽く抜き差しすると、ちゅぷちゅぷといやらしい音が響いた。
――僕もあんまり長持ちしそうじゃないな。
そう思いながら、腰を打ち付けていく。彼女がぎゅっと抱きついて、背中に爪を立ててきた。二人の荒い息が混じる。
「あっ、私、もうっ、イきそう」
「僕も、そろそろっ」
そう言って僕はぐっとペニスを奥まで押し込んで、子宮口に強く押し当てた。
「ああぁーーっ!」
彼女が絶頂の悲鳴を上げると同時に、僕も精を解き放っていた。
行為が終わった後、横たわる彼女を抱きしめながら僕は言った。
「しかし、お前の片割れは一体どこにいるんだろうなぁ」
そう、彼女の本体である南京錠を見つけたとき、それは鍵の掛かった状態で、ぽつんと床の上に放置されてあったのだ。周囲を探しても開けるための鍵を見つけることはできなかった。
「そんなのなくっていいの」
そう言って彼女は、思わず僕が見とれてしまうような顔で笑った。
「私の穴はあなた専用だから♪」
終わり
GJ! 萌えたw
GJ。
特にオチの鍵穴とあそこの穴をひっかけたネタはよかった。
「私の鍵はあなただけ」か、錠前だけに貞操帯のイメージで貞操は固そうだし、そもそも許す相手も唯一か。
男の独占欲をくすぐるので結構いいな。
さて、どーでもいいツッコミをさせてもらうぞ。
× 鍵の付喪神
○ 錠の付喪神
だと思うぞ。
>>139 そしてダンナはテレビのツクモ神、ということか
…だとしたら、ずっと独り身だった奴を俺は知っている…
>>144 (ノ∀`)アチャー確かに。書いてて何か違和感あったのはそれか。サンクス
147 :
夢の人:2006/02/23(木) 23:45:39 ID:uWvVH9pb
>>130 ありがとう、長編は…考えてみます。
>>131 ウッホだなんてww、そんなはず無いじゃないですか、一応人外娘の
スレですから。
>>132 この後はもちろん1対3w、練習を兼ねた小ネタだったので流石に
書けませんでした…orz
女朗蜘蛛の人・オートロックちゃん(*^ー゚)b GJ!!
天守物語、いいなあ。
人と人外、異なり禁じられ決して結ばれぬ故に、却って強烈に惹かれる仲。
そして周囲も二人を放置はしてくれない。
まさに渦の中心となり、果たしていかなる結末を迎えるか?
なんか良いSSのネタになりそうだが。生憎このスレでは書くことは出来ない。
錠の管理やってもらえるなんて…うらやましいぞコノヤロー(´・ω・`)
保守
吸血鬼ネタを誰か!
吸血鬼ネタか……、実は一つある。
交通事故で両親を失った少年が、ツンデレ美少女吸血鬼と同居する、そんなネタがあるが。
残念ながらエロ抜きなのでこのスレには投下できん内容だ。
それよりも書きかけの吸血鬼の方を完結させないと……
ところでさ、吸血鬼萌えで一つ。
少し前のBLOOD+のベトナムの少女、知性を失った動物みたいな吸血鬼になるのはいただけんな。
知性を保ちつつ、理性を失って妖しく誘惑するか、理性と吸血衝動の間で悩むか、そういうのがイイんじゃないか。
何その月(ry
ここで視点を変えて、人間の少女と吸血鬼の少年というのは
156 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 00:44:57 ID:qeWy3OFO
しむらースレタイ!
めっちゃ書いてみたいシチュなんだけど、どこのスレ行けばいいのかな。
ん?
人外♂×人間♀でも良いじゃないかってことになってた筈だが?
”人間以外の女の子”とのお話も、
”人間以外”の女の子とのお話も、
両方ありでいいじゃないかって。
だなぁ
>>152 おれはそれの続き読みたかったがスレ違いか・・・・・
他のところで読めるの?
ふと思いついたSSモドキ
吸血衝動と理性との葛藤に悩まされる少女。
少年を愛するが故に血を欲し、愛するが故にそれを押さえなければならない。
苦しむ少女に対して、彼女にどうしようもなく魅せられてしまった少年は、自らその喉笛を差し出す。
「君の苦しみを、和らげてあげたいんだ」
「で、でも。そうしたらあなただって、あたしと同じ闇の住人になってしまう」
「君が闇を歩むのならば、僕もともに闇を歩もう」
>160
ラウラの人(霜ノ関 ◆EWgLYoRkiM)じゃなくて、元ネタ提供の12-91なんだが。
>162
シスターと吸血鬼ってーと、多分「吸血鬼のおしごと」だな。
じゃあアレだ
吸血鬼の退治方法としてオーソドックスなものに
「杭を心臓に突き刺す」というのがあるが、それは間違った伝承
真実は「肉棒をケツ穴に突き立てる」というもので
ヴァンパイアハンターというかアナルハンターと化した自称聖職者が
美男美女ばかりのヴァンパイアを狙って…
うん、止めておこう
病院を舞台にしてみるとかどうよ?
例えば吸血鬼は病院から定期的(献血の日とか)に血をもらっていて
そこで偶然の出会いをするとか、
医者が吸血鬼で治療の見返りに患者や看護婦さんから血をもらうとか
チラシの裏だが、吸血鬼モノでよかったもの。
・真月譚月姫
原作厨にとっては不評だが、単体として見ると素晴らしい。
・流血鬼
藤子不二夫Fがリチャードマチスンのオメガマンを元にした作品。
ラスト近く、主人公の幼なじみのヒロインが吸血鬼に誘うシーンは何度も繰り返し読んだ。
・少女遊戯
OVA化された漫画だが、そっちは前後編の予定が前編しか出ず、しかも絵柄も劣化しているのであまりお勧めではない。
原作は吸血鬼と人間の3カップルが引き起こす悲劇を描き、ラストは悲恋として美しい。
天守物語ラスト、良かった。
人と人ならざるモノ、決して許されるものではない関係。
故に迫害を生み、争いを生み、悲劇を生む。
余談だがティクビNGのくせにツルツルマソコはOKなのか?
不思議不思議。
169 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:22:44 ID:g4n4kTdU
投下!投下!!
170 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:23:59 ID:g4n4kTdU
チュッ…クチュ…
今まで顔中にキスの雨を降らせていた桟の唇が俺の唇を割って
入ってきた。
チュク…クチュクチュ…
唇、前歯、歯茎へと動き、未だ噛み合わさっている俺の歯をノック
する、薄く開けると桟の舌が奥へ奥へと入って来た。
いつの間にか頭は抱えられ、唇と唇はすき間無く付けられている、
歯列は舐めあげられ、舌は絡めとられ、俺の口内は既に彼女の物
に成っていた。
一通り口内を味わい尽くした彼女の唇と舌はだんだんと降りてくる、
耳たぶ、顎、首すじ、彼女の舌は俺の身体に線を引いて行き、彼女の
171 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:25:05 ID:g4n4kTdU
唇は線の上に痕を残していく、まるで自分の物だと主張するように。
俺のパジャマがわりのトレーナーはいつの間にかベットの端で無残な骸を晒し
ている。
チュッ……
多少筋肉質だが、そんなに大きくない俺の胸、その胸元に、強く、
強く痕を付けられた、
「一応、俺は運動部なんだから…そんな所に付けるなよ、」
「恥ずかしいですか?」
当たり前だ!着替えの時に何か言われたらどうするんだよ?と、
続けた俺に、クスクス笑いながら 自慢しちゃえば良いんですよ なんて
言ってきた。
そんな会話の後、桟の舌は腹を越え、臍を越え、ついに下腹部へと
172 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:26:19 ID:g4n4kTdU
差し迫ってきた、
「では、失礼します//」
そう言うと桟はズボンとトランクスを引き下ろしていく、
多分、今の俺の顔はヤバイくらい真っ赤だろう、何たってこんな事
初めてだからな、
しかも身体の自由が効かずに女の子に脱がされるなんて…
「//…けっ、結構大きいんだね…///」
「///ばっ!?そんな事言わんでいい!!///」
恥ずかしいぃぃ!!死にそう…、早く次へ行ってくれ、
しかし、そんな俺の淡い期待は打ち砕かれたのか、全く動きが無い、
動こうとしない桟に堪らず声をかけた、
「ど、どうしたんだよ?」
173 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:27:46 ID:g4n4kTdU
しかし出て来た言葉は俺の全く予期していない物だった、
「ねぇ…、どうして目を開けてくれないの?どうして私を見てくれ
ないの…?」
そう、俺は行為が始まってからずっと目を閉じていたままだった、
初めてだから?恥ずかしいから? 違う、多分未だに決心がついて
いなかったから、認めたくなかったからだと思う、
卑怯な男だ俺は、
「…ッヒック…ゥゥ、グスッ、生まれた時…から、貴方の傍にいて…私…
には、貴方…しか居ないのに…どうして、ヒック、どうして私を見て
くれないのぉ…ヒック、好きな…人間(ひと)がいるの?ヒック、」
174 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:29:03 ID:g4n4kTdU
俺って本当に最悪らしい…、そうだよなぁ、夫婦の初めての夜に
目をつぶって妻を見ないなんて最悪だ、まぁ俺の知らない所でも
付き合いが合ったようだし…、
「そう…だよね…、こんな女に…突然押しかけられて…婿になれ
なんて…、元から駄目だったんだよね…」
「違う!!」
もう逃げない
「違うんだ、ちょっと逃げてる部分が合ったんだ、」
俺の両目は真っ直ぐ彼女を見上げる
「でも、もう逃げないよ、だって、」
有りったけの思いと気持ちを瞳に籠める
「だって、俺は山上 桟の夫だから」
175 :
夢の人:2006/03/03(金) 12:34:01 ID:g4n4kTdU
よく言った俺、漢だぜ。
「…夫、」
桟の顔にも笑顔が戻ってきた、少しはにかんだような笑顔がとてつもなく
可愛い。
「あの〜、やっぱり身体は動かせないの?」
初めての夜ぐらいは出来る限りリードしてあげたい、
「朝までは動けません…、でも…その///」
ん?
「///私、頑張りますから!///」
あぁ〜、もうおもいっきり抱きしめたい!!
え?エロ?なにそれ(゚ε゚;)
(・∀・)スンスンス-ン♪スンドメスマソ…orz
照れの表現にスラッシュを使うのは
ちと寒いかと
>夢の人
寸止めか!w
続き待ってます
しかしここに書いてる人って妖魔夜行、百鬼夜翔の影響とか受けてるの?
確かに元ネタ提供の12-91のように中には妖魔の説定そのままの奴もあったが・・・・どうなの?
>>180 俺は妖魔夜行、百鬼夜翔って知らないんだけど、
それはどういう設定のものなの?
>>180 人によると思う。
俺は妖魔夜行とかは知らないので、オリジナルで書くしかないけど。
>>180 妖魔自体が「よくある設定」を編纂しただけのものだと思うよ。
>>180 両方知ってるけど…そのまんま、か?
人の中に紛れてるって設定は異形ものではよくあるネタだし。
妖魔・百鬼の肝である「妖怪は人間の想いから産まれる」が出てないぞ
夜、不意に来客があるのは仕事柄良くあることだった。
ただ普段なら単なる訪問で、目的は座談だったり冷やかしだったりとたわいもないことが多い。
が、希に緊急を要する仕事絡みの訪問もある。
それは重々心得ている。しかし夜の訪問に驚くことはなくとも、
流石に一人の美しい女性が、身体中を縄で縛られ猿ぐつわまでされた別の女性を担いで現れれば、驚きもする。
「ドクター、あなたの血が欲しいの」
普段ならばもっと優雅に飾り立てた言葉で挨拶をする彼女が、
真剣な面持ちで切羽詰まった嘆願の言葉を口にしたことに俺は更に驚いた。
「ちょっ……なに、どうしたんだよ」
俺は驚きからまだ立ち直れぬまま、どもりながらも真偽を確かめた。
血が欲しい。その要求自体にはさして驚いていなかったのだが。
「この子……クドラクにやられたの。ほとんどヴァンパイア化してしまってる状態だけど……主人が、あなたの血なら助けられるかもしれないと……」
クドラクとは、スロヴェニア出身の吸血鬼。
そして彼女の言う「主人」こそ、そのクドラクの天敵であるヴァンパイアハンター、クルースニクの一人。
「俺の血が? いや、そういうことなら君の旦那の方が適任じゃないのか?」
クルースニクは産まれながらにしてヴァンパイアハンターとなる宿命を背負った人々。
それだけに、彼の血は対ヴァンパイアに特化した魔力を血にも秘めている。
俺も色々あって血に魔力がこもっている体質なのだが、彼の比ではないし、なにより彼の方がより適応していると思われる。
「主人の血では強すぎるのよ。ほぼヴァンパイアとなってしまったこの子では、おそらく……」
歯切れの悪いその言葉、俺は最後の意味までくみ取れた。
床に寝かされながらももがきあがくこの女性が彼の血を吸ったら、
おそらく全ての意味に置いて「死」が訪れることになるだろう。
ヴァンパイアになることも人としては「死」を意味するわけだが、
クルースニクの血を吸うことで訪れる死とは、肉体の崩壊と精神の成仏を意味する。
「お願い、あなたに「危害」を及ぼすようなことには絶対にならないと誓うわ。この子にあなたの血を吸わせてあげて……」
彼が何故俺の血が適任だと判断したのか……俺には解らない。
しかし専門家の診断だ。俺も一応専門家だが、広く浅い俺の知識より彼の特化した知識の方が的確な診断が出来るというもの。
「解った。じゃあ、その子の猿ぐつわをほどいてあげて」
覚悟を決め、俺は首を露出するために上着を全て脱ぎ準備した。
血を渇望し暴れる女性は、ようやく血にありつけると理解出来ていないのだろう。
猿ぐつわを外して貰えるというのに頭を振り回しまだ抵抗している。
完全に理性を失っている。血への渇望だけが全てを支配しているこの状況は、確かにヴァンパイアそのもの。
そもそも、ヴァンパイア……吸血鬼には二種類ある。
種族として生き、血を糧とする者。
アンデットとして動き、血を動力とする者。
前者は理性があり、血への渇望も理性で制御できる。後者は理性が無く、死した身体を保つために血を求め続ける。
むろん前者とて、理性で制御できても血への「欲望」を抑えようとしない者もいる。
その代表が、クドラク。
クドラクのような者は欲望の赴くままに人から血を吸い、吸われた者は眷属となる。
今ようやく口を自由にして貰ったこの女性も、クドラクの眷属になろうとしていた。
確かに一刻を争う状況のようだ。もはや彼女をクドラクに渡さないためには、俺が一肌脱ぐしかない訳か。
まあ、既に一肌脱いでいるわけだが。
「ぐっ!」
解き放たれた女性は、まだ足が不自由だというのに構わず俺へと向かってきた。
そして髪を振り乱しながら、俺の肩口に鋭い牙を起て噛みついた。
覚悟して待っていたとはいえ、やはり力強く噛みつかれてはうめき声も出てしまう。
女性はそんな俺に全く構うことなく、傷口からあふれ出る血をずるずると飲み続けていた。
まるで野獣だ。事実ヴァンパイア化すると野獣と変わらぬようになってしまうのだから、致し方ないのか。
一瞬、くらりと頭が揺れた。急速な出血に、意識が僅かに飛んだようだ。
「これ以上は危ないわね。もう充分でしょ? 放してあげて」
諭すように耳元で囁き、ハンターの妻が連れ込んだ女性を俺から引き離した。
そして俺の傷口に軽く手を当て、なにやら唱え始める。
傷口が燃えるように熱くなり、俺は再びうめき声を上げた。
だが熱さは一瞬。既に冷めた肩口に手を当てると、深々と開けられた牙の跡はすっかり無くなっていた。
「あっ……あっ……わっ、私……」
先ほどまでの、野獣のような雰囲気は完全に消え失せている。どうやら理性を取り戻したらしい。
それはつまり、クドラクの眷属になることを免れた証でもある。
ひとまずは安心。
しかし、これが必ずしも「良い結果」と言えるかどうかは……。
「私……血を……」
そう、彼女は血を吸った。それは普通の人間がすることではない。
彼女はもうすでに、ヴァンパイアになってしまっていた。
血を吸うという行為は、彼女がヴァンパイアへと変貌した決定的な行動。
もし彼女を人間に戻すなら、誰かの血を吸う前に処置をすべきだった。
だが、彼女にその準備を整える暇はなかった。
だからせめて、クドラクの眷属に成り下がることだけでも食い止めようとした。それが俺の血を吸わせるということ。
クルースニクとしてこの決断をし妻に任せたのは断腸の思いだっただろう。
「今縄を解いてあげるから……ドクター、後はお願いね」
俺に? 彼女は俺に、ヴァンパイアとなってしまったことを説明してやれと言うのか?
いや、確かにそれも俺の仕事だろうが……丸投げされても困る。
「いや出来れば、君も残って一緒に説明してあげて欲しいんだが……」
そもそも、ここに連れてきたのは彼女で、連れてこられる前までのことは彼女の方が詳しいだろう。
むしろ説明は彼女がした方が的確なはずなんだが……。
「やーねぇ。私に見ていろって言うの? ドクターって見られながら「する」のがお好みだったかしら?」
ん? なんか話がおかしくないか?
眉間に皺を寄せている俺を見て、彼女は苦笑しながら言った。
「自分の血が、どんな力を持っているかお忘れ?」
……ああ! そうだ、そういうことか!
俺は彼女の言葉と、そして紅葉し息を荒げているヴァンパイアの女性を見て思い知った。
催淫効果か。俺の血が持つ特性で、吸血鬼と淫魔にのみ効くあれか。
そうだよ、彼女はヴァンパイアとして俺の血を吸ったのだから、当然その効果が現れるわけで……
しかもかなりの量を飲んだはず。となれば、それはもう……ああ、なるほどね。
などと感心してる場合か、俺。
「それじゃ、よろしくねドクター。明け方までは続けてそうだから……そうね、昼頃に主人とまた来るわ」
来たときとは裏腹に、普段の明るく妖艶な笑みを浮かべ、消えるように部屋を出て行った。
そして残された二人は……。
「えーっと……どう説明すればいいのかな……」
今あなたは淫乱になっています……なんて説明できるか?
突然ヴァンパイアになってしまって、理性を取り戻したら欲情している。普通なら混乱しているはずだ。
が、それは第三者的な見解のようだ。どうやら彼女、取り戻した理性はすでにまた飛んでいるようだ。
血の渇望から精の欲望へ。
彼女は自由になった四肢で床に四つんばいとなり、いわゆる「女豹のポーズ」でこちらに顔を向けている。
見つめる瞳は潤み、妖しいまでに魅惑的だ。
そして彼女はまた野生に戻ったかのように、それこそ女豹のように俺へ飛びかかってきた。
「んっ! くちゅっ、くちゅっ……ん、ふわぁ、んっ……くちゃ」
俺を押し倒し、彼女は夢中で俺の唇に自身の唇を押し当て、舌をベロベロ舐め回す。
およそ「キス」というよりは、犬がじゃれて口を舐め回すような仕草。
かなり興奮しているらしい。そして……これは推測でしかないが、彼女はあまり男女の営みに関して知識がないような気がする。
知識がないと言うよりは、経験がないと言うべきか。
理性を失い興奮していたとしても、知識や経験が行動を決定づけるものだ。
興奮しているなら尚更、羞恥心無くより精に直接的な行動をとると思われる。
なら普通、先に襲うのは唇よりは直接的な肉棒ではないか?
よく見れば、彼女は若い……16,7に見える。
もし俺の見解が正しいのなら……いいのか? このまま続けてしまって。
「ふぅ……んっ、んんっ……ぴちゃっ……ふぇっ、んっ……くちゅ」
唾液の音に、僅かに嗚咽が交じり始めた。
よく見ると、彼女は泣いていた。身体の内から溢れる性欲に瞳を潤ませているだけでは無さそうだ。
そして彼女は腰を俺の股間に押しつけ、もどかしそうに、しかし激しく動かしている。
解らないのだ。彼女は欲情しながらもその処理をどうすれば良いのかが解らないでいる。
それが辛いのだろう。
これもまた、俺の血が招いたことか。なら……ちゃんと責任をとってやらなければならない。
俺は彼女の髪を優しく撫で、そして軽く頭を引き寄せ唇を強引に重ねた。
そして俺は彼女の口へ舌をねじ込み、激しく動く彼女の舌に絡みつかせた。
「んふっ……くちゅ……んっ、くちゃ……」
辛そうな瞳がトロンと垂れ下がり、そして舌は不器用ながら俺の舌に合わせて動くようになった。
「……全部任せて。俺が責任持って……その、してあげるから……」
彼女は息を荒げながら、僅かに微笑んだ。
多少なりとも、俺の誠意が伝わっただろうか。彼女は俺から離れてくれた。
「服を脱いで」
言われると彼女は落ち着き無く慌てながら服を脱ぎ始めた。
そして俺も、まだ脱いでいなかったズボンと下着を脱いだ。
さて、では改めて彼女を……と思った矢先、彼女は屈み込み俺の肉棒に迫ってきた。
「ちょっ……と、んっ……」
躊躇無く、彼女は俺の肉棒を掴み、そしてそれを口に運びくわえ込んだ。
耳年増な年頃なら、フェラという行為があることは知っているのだろう。
そしてそれをそて上げるのがよいと、彼女は吹き込まれていたのかもしれない。
それとも単純に、欲情した本能が加えさせただけかもしれない。
ともかく、経験がないのに代わりはないようで、彼女はただくわえて舐め回すだけ。
それでも激しい舌使いは俺を興奮させるのに充分なのだが。
「歯を立てないようにして、軽く前後に……そう、うん、気持ちいいよ」
俺はフェラのやり方を細かく丁寧に教え込んだ。
どうせなら、お互いが気持ち良くなるに越したことはない。
調教しているようにも思えてきたが、肉体的なことだけでなく、感情面でも彼女を気持ち良くしてあげるなら、キチンと教えてあげるべきだろう。
奉仕するのもされるのも、肉体と精神で「いく」事が大切なんだと、俺は「奉仕の達人」からそう聞かされていたから。
教え子は俺の指導をよく聞き、完璧ではないが懸命に尽くしてくれている。
その様子が俺の心を熱くさせ、むろん下半身をも熱くさせていった。
彼女も奉仕しながら片手で股間をまさぐり、より興奮の度合いを増している。
「そろそろ……逝くよ」
さて、俺は何処に出すべきか?
さすがにいきなり口内射精はまずいだろう。となれば顔射? いやそれもどうか……などと迷っている暇はなかった。
俺の顔が歪み、彼女も俺の言葉の意味を理解したのか、頭と舌の動きをより激しくしてきた。
「っ……出る!」
俺は慌てて肉棒を彼女の口から引き離した。その直後に俺は白濁液をぶちまける。
顔の外に向ける間もなかったため、結局顔射をしてしまった。
全てが初めてづくしであろう彼女にとって、射精の瞬間を見るのも、出された白濁液を見るのも初めてだったろう。
僅かに驚いた顔を見せた彼女は、顔にこびりついたその液を指ですくい、ペロリと舐めた。
「……おいしぃ」
本来、精子はそう旨い物ではないと聞く。だが興奮状態の彼女には、初めて味わう精子に別の旨味を感じているのだろうか。
「あの……もう、私……」
奉仕によってほんの僅か落ち着きを取り戻したのか、彼女は俺に飛びかかってから初めて言葉を口にした。
しかし落ち着いたのはあくまで、言葉を口に出来るようになった程度。彼女の中でくすぶる疼きはむしろ高まっている。
「ごめんなさい、私どうしたらいいのか……でも、我慢出来ないんです……」
息を荒げながら、彼女はいじり続けていた股間を開き俺に見せつける。
そこは既にぐしょぐしょと音を立てていた。どうも彼女は、もう軽く何度か逝っているのだろう。
「私、初めてだから……はしたない……けど……あの……」
頬を興奮と羞恥で赤く染めながら、彼女は懇願している。
淫乱な処女。話せるようになって羞恥心がわき始めているが、欲情と比べれば微々たる物。
俺はそっと近づき、その頬に軽く唇を当てた。
「大丈夫だよ。俺が全部、してあげるから……」
そして今度は唇に軽く重ね。髪を撫でる。
彼女は微笑んでくれた。彼女を淫乱にした張本人である俺に。
むろん彼女はその事実を知らないのだから、知っていたら微笑んでくれたかどうかは解らない。
だがそれでも、彼女の笑顔それだけで、俺の罪が許された、そんな気になってしまう。
俺は彼女を抱きかかえ、ベッドまで連れていく。
そしてゆっくり彼女をその上に横たわらせ、そして両足を開かせた。
期待と羞恥で俺を見つめる彼女。その瞳が俺の心を釘差し、肉棒をいきり立たせる。
ヴァンパイアの心臓に杭を打ち込む代わりに、俺は彼女の陰門に杭を深々と突き刺した。
「んあぁああ!」
ずぶ濡れだった陰門は素直に杭を受け入れた。その感触はまるで熟女のそれ。
しかし彼女は間違いなく処女だった。
杭を打ち込んだときに彼女は、苦痛と快楽で声を上げ、そして淫汁と共に血が流れ出てきた。
それは彼女が処女だった証。そして彼女が「生きている」証でもあった。
アンデットとしてヴァンパイアになったならば、血は流れないはず。
彼女は種族としてヴァンパイアに転生できた。俺はその証を見て再び胸を撫で下ろした。
そしてなお、彼女をヴァンパイアとして生かすことを選んだ責任を感じていた。
ヴァンパイアとして生きるより、人として死んだ方が良いと思う人は沢山いる。
彼女が今の淫乱状態から回復し、改めて自分の状況を理解したとき……彼女は俺を怨むかもしれない。
それでも俺は、クルースニクと同じく、「死」よりは「生」を選ぶべきだと思う。
死んでは何も出来ないが、生きていれば、生きることで出来る何かを見つけられるから。
例えば、珠玉の悦楽を感じることとか……。
「んっ、あっ、いい、きもちいい、です……ん、わ、わたし、はじめて、なのに……んっ、ふあぁ!」
彼女は今、「生」の中で「精」の悦びを感じている。生きていなければ味わえない悦び。
怨まれても良い。それでもせめて今は、彼女に悦んで貰えることだけを考えよう。
「すご、い、んっ! はあぁ……きもっ、ち、きもち、いい……です……んっ、んっ!」
途切れ途切れに、彼女は悦びを口にしている。
生きているからこその幸せ。一時の快楽でも、喜びがそこにあるならば、それは幸せなのだと思う。
俺は出来る限り彼女が幸せでいられるように、激しく杭を打ち付けていく。
「いやっ! なんか、くる、く、る……んっ、ふわぁ! いっ、きもっ、いっ、いく、いっちゃ……んっ、んっ、ふあぁあ!」
半開きの口から余韻の声を漏らしビクビクと身体を震わせ、彼女は絶頂へと辿り着いた。
処女だった彼女が、こうも早く逝けるとは……恐るべきは俺の血か。
いや、まだ俺の血がもたらす効果はこんなのもではないだろう。
「なんか……んっ、私、なんでこんなに……」
彼女は無意識に、手を再び股間へと伸ばしていた。
そして陰核に触れた時、彼女は自分が何を始めたのかを理解した。
理解しながら、彼女は自分の手を止められなかった。
「どうなっちゃったの、私……」
絶頂を迎えたことで、欲情は納まらないもののまた理性を取り戻したようだ。
そしてまた、混乱し始める。
どうなったのか。それを説明しても今の状態では理解できないだろうし、理解したところでやはり混乱に陥るのは間違いない。
「怖がらないで。全部俺がしてあげるから……」
何度も俺は同じようなことを言っている。そしてその都度彼女は微笑んでくれる。
充分に理解しているとはとても言えない。しかし気持ちだけは伝わっている。そう思う。
ただ彼女の幸せのために。そんな俺の気持ちは、伝わってくれている。そう信じたい。
「あの……お願いして、いい……ですか……」
潤んだ瞳と高揚した顔。それでお願いされては、首を縦に振るしか俺に選択肢はなくなってしまう。
「抱いて……抱きしめて、貰えませんか?」
俺は言われるまま、彼女を抱き上げ膝で立ちながら強く彼女を抱きしめた。
「ああ……嬉しい……夢、だったんです。こうして男の方に、強く抱きしめて貰うことが……」
たわいもない夢。しかしとても暖かで淡い夢。
少女から大人へと駆け上がる途中。そんな彼女が抱いていた理想の異性交遊が、この抱擁なのだろう。
そんな可愛らしい女性を、俺は淫乱にした上で、処女を奪ってしまったのかと思うと……。
「まだよく解りませんが……あの、私……」
自虐的な思いに駆られていた俺に、彼女は恥ずかしげに声を掛けてくる。
「あなたで……その……良かった……こんなに、優しく暖かい人で……」
ぎゅっと、俺の背に回された彼女の腕に力がこもった。
こんな俺で良かったと、彼女は言ってくれた。
俺は彼女を救う気でいたが、救われているのは俺の方だ。
微笑む彼女、その唇を、俺はまた奪いにいく。
愛おしい唇を奪いに。
「んふ……んっ、ちゅっ……くちゅ……」
舐め回すだけから始まったファーストキス。二度目は理性を保ちつつも積極的な、大人の味。
「このまま……抱きしめたままで、あの……して……貰えますか?」
唇から糸を引きつつ放し、彼女はお預けになったままの二度目をせがみ始めた。
俺は立ち膝からあぐらに切り替え、慌てる彼女をなだめながら導いた。
「んっ!」
がくりと落とした腰に、深々と杭が差し込まれる。
そして誰に教わるでもなく、彼女は腰を振り始めた。
一度膣の快楽を覚えれば、腰は本能で動くのだろう。
「ふっ、深い……んっ、い、さっきより、も、いい、気持ち、いい、です……んっ、んあっ、んっ!」
あぐらを掻きながらでは難しいが、俺も懸命に腰を動かす。
そして俺は揺れる彼女の頭を軽く抑え、サードキス。
「んふ、ふぁ……んっ、くちゃ、ちゅ、ちゅくっ……ん、きす、きすって、こんなに、きもちの、いい、もの、だったんです、んっ! ね……あっ! ふぁ……ん、くちゅ、ちゅ」
全てを快楽へと結びつけやすい今の彼女ならば、何をしても気持ちの良い物になりそうだ。
しかしキスの快楽は肉体的な物だけではない。心の快楽も兼ねているはず。俺はそう思っている。
そしておそらく、彼女もそう思ってくれているのだろう。
「ふわぁ! ま、また、きた、くる、ね、んっ! こんど、は、ひゃあ! いっ、いっしょ、いっしょ、に、おね、んっ、いあぁ!」
彼女の初絶頂時、あまりに早くて俺は逝けなかった。
今度こそは逝って欲しいと、彼女は願っているのだろうか。
少なくとも、彼女に言われるまでもなく、俺も今回は絶頂に達しそうだ。
「いっ! ん、す、すき、すき、すき、んっ、んはぁ、す、すき、す、き、あはぁ、んっ!」
快楽故なのか、唐突に、しかし連呼で、彼女は俺への好意を口にし始めた。
それが本心かはよく解らない。興奮が口を動かしているだけなのかもしれない。
しかし「今」彼女が想う気持ちに偽りはない……のかもしれない。
「ああ、良いよ。好きになって、好きでいて欲しいよ。俺も、好きだよ」
俺の言葉にも偽りはない。少なくとも今は。
俺は女性を抱きしめているときは、本当にその女性だけを愛しているように心がけている。
多くの女性を相手にしている俺だが、この一時一時を大切にしたい。
一瞬の想いでも、偽りはない。
それが好意を持ってくれる女性への礼儀だと、俺は思っている。
「うれし、んっ! いっ、いく、もう、いく、から、ふあ! いっしょ、いっしょ、に、いって、いく、いく、いく、いく、いっ! んっ、あ、あ、あぁあ!」
彼女の腰が止まり、ぎゅっと膣が閉まる。と同時に、俺は勢いよく彼女の中へと白濁した液を射出していた。
俺の首に手を回し、彼女は息荒げに余韻を味わっている。
俺は片手をベッドにつき、片手を彼女載せに回したまま息を整えていった。
「私……どうしちゃったんだろう……でも、なんか……幸せです」
歯を見せながら微笑む彼女。そこには鋭い牙が二本。
彼女ははたして、自分がヴァンパイアになったことを知っても幸せでいてくれるだろうか?
俺はまた、ぎりりと心臓を自虐で痛めていく。
しかしそんな自虐も、長く続かない。
「あの……もういちど、その……いい、ですか?」
言葉は遠慮がちに丁寧。しかし行動は別。
彼女はゆっくり俺にしだれ掛かり、そのまま俺ごと横たわる。
そして繋がったままの腰をゆっくりと、徐々に激しく、動かし始めた。
まだまだ、媚薬効果は消えないらしい。
そう、ヴァンパイアの夜は長いのだから。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
「すまなかったな。改めて、礼を言わせてくれ」
あれから数週という時が流れ、俺はクルースニクからの礼を受けていた。
彼は彼の妻が約束したように、その日の昼に一度俺の下へ訪れてきたのだが、
魔女の軟膏やら秘薬やらを服用しながら朝まで付き合った俺に、まともな面会は出来なかった。
その後はヴァンパイアになってしまった彼女へ経緯の説明をしたり、
彼女の両親にも同じ説明をしたりと、色々と後処理に追われ、まともに話が出来ない状況だった。
落ち着いた今、こうしてゆっくりとお茶を飲みながら話が出来るようになっていた。
「いや、これも俺の仕事だし……」
妖精学者として、俺は出来ることをしたまで。そして彼も、クルースニクとしての宿命に従ったまで。ただそれだけだ。
「ま……本人も両親も、思いの外納得が早くて良かったよ」
本人については、俺と一夜を過ごしている間に、ゆっくりと、事態を理解し始めていたそうだ。
彼女は吸血鬼クドラクにさらわれ、そして血を吸われた記憶を持っていた。
その後に起きた血への渇望も、その渇望が納まった時の状況も。
だから俺からの説明で骨が折れたのは、淫乱になっていたことくらいだった。
両親の方は、そもそもクルースニクである彼に娘を助けてくれと依頼したのがその両親であったため、
ヴァンパイアが実在するところから説明する手間だけは省けた。
しかし依頼は半ば失敗し、娘がヴァンパイアになってしまった事への失意と憤りは当然沸き起こった。
クルースニクが依頼を受けたときは既にクドラクにさらわれた後で、既に娘の血は吸われている可能性の方が高く、事実そうだった。
それを頭で解っていても、理不尽だが怒りをハンターにぶつけてしまう。
こればかりは致し方のないものだと、俺達は覚悟していた。
そんな両親の怒りを沈めたのは、ヴァンパイアになった当人。
自分はヴァンパイアになってしまったけれども生きている。むしろ死んでしまうところだったのを助けて貰ったのだと。
最終的には、娘がどう変わろうとも生きていてくれたことに感謝された。
生きてさえいてくれれば、希望はあるのだからと。泣きながら、頭を下げられた。
良かった。俺は、彼女を救えて本当に良かったと心から思う。
「ところで……本当に良いの? それで」
ハンターの妻が、お茶のお代わりを注いでいるメイドに話しかけた。
「ええ……私、幼い頃から「初めての殿方」と添い遂げるようにと厳しく躾られてましたから」
その話になると……俺は心が痛む。
「好きだと、言ってくださいましたしね」
ああ、さらに心が痛む。
なんか前にも同じ様な展開で、メイドを雇うことになったなぁとか思い出しつつ、
俺はしくしく痛む胸を押さえていた。
メイド服を着たヴァンパイア……彼女はいわゆる「良家」の中で育てられたお嬢様。
それはそれは、クドラクが目に付ける程に才色兼備で貞操観念の強い娘さんだった。
そんなお嬢さんを淫乱にした上なにからなにまで奪った俺は……責任をとれと言われて当然なわけで……。
しかし俺にはその……色々事情があって……どうにか断れないかと思案していたところ、思わぬ所から助け船が出された。
「添い遂げる、いい言葉だわぁ。女はやはり、一途なのが一番よ」
微笑むハンターの妻。その笑みにはキラリと二本の牙が輝いた。
そう、彼女もヴァンパイアなのだ。
彼女も昔、クルースニクに助けられたがヴァンパイアに転生してしまった一人。
その時はクルースニクの血でアンデット化を防いだらしいが、それ以後彼女は、恩人に報いると言い張りずっと彼について回った。
その結果が薬指に光る指輪、と言うわけ。
そのヴァンパイアの先輩が、後輩に俺の事情を説明し、彼女を納得させようとしてくれた。
「同感です。考え方は人それぞれでしょうが、好いた殿方に付き添うのは、女の幸せだと私も実感致しておりますし」
そしてもう一人、助け船を出した当人がケーキをテーブルに置きながら話に加わってきた。
彼女もメイド。フランス出身のヴィーヴル。
色々あって彼女も俺に付き添う事を選び、ここでメイドをしている一人。
ヴィーヴルは後輩に、自分の経緯と俺の事情を話し、そして自分と同じようにメイドにならないかと誘った張本人。
そして今こうして、ヴァンパイアのメイドが働いている、ということに繋がる。
「先輩方には感謝しております。色々ありましたが……私は今、幸せです」
微笑む彼女を見ていると、これで良かったのだと思えてくる。
生きていれば、どこかに幸せは必ずある。彼女はそれを、見つけることが出来たのだから……それでいいのだろう。
「まあ……一番苦労するのはあなたですものね。夜のローテーションとか、色々と」
ぼそりと、メイド長のシルキーがスコーンを起きながら俺に囁いた。
そうなんだよねぇ……どーしようかねぇ……ホント。
同性からしてみれば、ただ羨ましいだけなのだろうが……これはこれで色々苦労があるんだよ。
などと、誰にも言えない愚痴を心中で呟きながら、
しかし幸せそうな彼女の顔を見ていると、その苦労も悪くないと思えてくる。
そうだな……同性が羨むこととは別に、確かに俺も幸せだ。
以上です。
一応、吸血鬼の流れだったのでそれなりのネタで。
でも吸血鬼ネタだと、悲哀とか、悲壮感漂うのを求められると思うんですが…
どーしても、俺が書くとこうなるのでw そこは勘弁して下さい。
問題はそれより、メイドがまた増えたことかと…
いやだって、あの流れだと、ヴァンパイアの彼女が今後どーなるかって考えたら
あれが一番自然なような気がしたんだよぉ
憎い、妖精学者のエロゲ主人公属性が憎いw
それと一応捕捉説明。
クドラクは、いわゆる一般的な吸血鬼、つかドラキュラのような設定にしてありますけど
実際には、黒い狼の姿をしているとか、邪悪な魔術師だとか言う説が正しいです。
伝承地域によっては、まず狼男というのがいて、その狼男が死ぬとヴァンパイアになる、と伝えられています。
クドラクはそんな狼男とヴァンパイアの特性を持った吸血鬼、という感じです。
クルースニク(クルースニック)はそんなクドラクの天敵であるヴァンパイアハンターで
白い羊膜を纏いながら産まれた赤子がなる、と伝えられています。
また赤い羊膜を纏って生まれた子供はクドラク(や、他の吸血鬼)になって
クルースニクと戦い続ける宿命にある、とされていたりもします。
>180
自分は小説もルールブックもリプレイも、全部揃えているくらい好きな作品なんですが
自分の著作に影響があるかどうかは…微妙かなぁ
少なくとも、自覚している範囲内では無いと思ってます。
「妖怪が誕生するプロセス」が異なりますからね。他の設定もだけど。
でもまぁ、そう思っているのは自分だけかもw
それよりは、個人的に同じSNEから産まれたシュアードワールドで
最近小説とか出始めた「リボーンリバース」が気になるかな。
人間と異性の幽霊というコンビ。色々萌えるものが多くなりそうだし、今後も。
久方ぶりに覗いて見たら投下に出会えただなんてー!!
キタ─ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ─!!!
>ヴァンパイアの心臓に杭を打ち込む代わりに、俺は彼女の陰門に杭を深々と突き刺した。
ウェ━(゚∀゚)━イ
龍の逆鱗に触れると怒り狂うのは、実はとっても敏感な場所だから・・・
てのがふと浮かんだ土曜の午後、ありがちだなぁと思いつつ微妙にスレ違いかなぁ
>>193 GJ!
いやいやいやいや、ラブラブなエチシーンが非常にイイですヨー 理性と欲望が交差する場面とかも。
貞淑な少女に、処女で淫乱と言うステータスが加わってしまっては向かう所敵なし(w
その後のエピソードも理想的で良さげ。
199 :
198:2006/03/05(日) 20:51:06 ID:d0mlxZ3r
以前、妖精学者に代表される人外モテは人間にはモテないと、嫉妬混じりに強引に結論づけただけに、
今回の吸血種に変じたばかりのお嬢様にはなんというか微妙に悔しい気が……
あっさり、受け入れるなんて良い子過ぎですよ。いや、だから狙われたのも分かりますが。
ああ、どうも嫉妬で文章が変な具合になってますがお気になさらぬよーお願いします、キシャー!
あぁ!あまりの展開の早さに
>>200が吸血鬼娘に!?
嫉妬ねェ・・・・こういう異種族モノで話を面白く、そして複雑にする要素の1つだと思う。
サキュバスと対決する人間の女戦士とか見てると悪魔だから倒そうとしてるのか悪魔なのを倒す理由にしてるのか・・・
そりゃあ、俺らは読者だからある意味「神の視点」で物が見られるからこう冷静で居られるが。
逆に『読者は神の視点で見ている』って事を計算に入れなきゃ駄目だけどね。
その辺のリアリティを追求しても、読者にとって面白いかどうかは別問題な訳で。
ぶっちゃけ、そんな細かい事よりも
>>193のような濃厚なラブエロと言うので十分満足です。
でも、吸血鬼タイプは吸われた方も発情した方が相乗効果で面白そう(w
ヴァンパイア娘をさっちんに脳内変換して読んだのは俺だけじゃないはず
さっちんは異形で変換されるふたば脳…
あのさっちんでSSを作るつわものは…流石にいないか。
せめてぽっちんまでにシテクレ・・・アレで勃ったらヒトとしてなんか終わりそうな気がする。
>180
>183氏も言うように、妖魔夜行・百鬼夜翔も、よくある妖怪モノの一つに過ぎない。
181氏の様に知らない人も、某880氏の様に知ってても特別の影響の見られない人もいる。
>181
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』妖魔夜行
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%96%E9%AD%94%E5%A4%9C%E8%A1%8C >184
他は全然別だが、放課後の吸血鬼はまんま妖魔だよ。
「妖怪は人間の想いから産まれる」もちゃんと出たよ。
>某880 ◆/Mgq/8agL6氏
GJ。エロくてハッピーで良かったです。
毎回毎回いろんなネタを思いつけるなんて凄いですね。
ビジュアルノベルとかやったら面白いかも。
>>209 あの絵師さんの毛羽毛現や多耳娘親子でSS作りたいと思ったことはある。
どうにも異形分多すぎて形にならなかったけど
嫌な予感はしていた。
俺もそうそう、何度も同じてつは踏むまいと心構えていた。
それがむしろ、相手に強硬手段を執らせるという結果をもたらせてしまったようだ。
今俺は椅子に座らせられ、椅子の背に腕を回され縛り付けられている。
そして足を広げ、椅子の脚にやはり縛り付けられている。
完全な拘束状態。俺は今捕らわれている。それも全裸で。
「あなたがいけないのよ……」
顔を伏せかるく左右に振りながら、悲しげに呟く女性。
「私だって……こんな事まではしたくなかったのに……」
震える声。キラリと光る涙。
攻められるべきは拘束している彼女のはずだが、これでは俺が攻められているようだ。
第三者から見れば。
「言わせて貰うがね……」
俺は彼女の言葉と、現状と、そしてこうなった経緯を全てひっくるめて大きく溜息をついてから切り出した。
「ゴーレムまで動かして、「こんな事まで」とかよく言えたな」
俺は彼女……いや、彼女達を睨みながら訴えた。
それを迎え撃つのは、彼女達の反論。
「ひどい! だってあなたが、いつものように痺れ薬入りのお茶を飲んでくれなかったり、捕獲用トラップを難なく回避したりするから!」
「だからゴーレムで力ずくかよ!」
そう同じ手を何度も喰らうか。
俺は「嫌な予感」に従って慎重に行動をした結果、俺を痺れさせ拘束したがった彼女達……魔女三人組の方が痺れをきらした。
四の五の言わぬ強引な手法。人型ストーンゴーレムとクレイゴーレムを俺にけしかけ、力ずくで連行。そして今がある。
余談だが、ゴーレムはどちらも女性型というのがエロ魔女達のこだわりらしく、たしかに二体とも材質こそ硬いが柔らかな曲線美を保っている。
そんなことはどうでもいい。問題は、結局「いつものように」拘束された俺が、この後何をされるかということだ。
「で……今日は何をする気で? 女王様」
俺は皮肉を込めて彼女達を女王様と呼んだ。
それは彼女達が今ボンテージファッション、それも胸をはだけながらも強調するような衣装を身につけているから。
ちょっとおかしいのは、その上に白衣を羽織っていることか。
毎回毎回、彼女達が俺に「何か」をするときは、決まってエロファッションを楽しんでいる。
それも普段は老婆の姿をしている癖に、
こういう時は年相応の……とはいえロリから熟女まで振り幅は大きいのだが……魅惑的な女性の姿をしている。
気になるのは……どうも彼女達の胸が大きく見える。普段より2サイズ分は大きい。むろん衣装のせいでそう見えるだけでも無さそうだ。
「今日はね、実験に付き合って欲しいのよ」
今日も、の間違いだろ?
とりあえず白衣を羽織っている理由だけ何となく理解した俺は、口に出すのもバカらしいのでツッコミを心中に止めた。
「前に「チョコスライム」の話はしたかしら?」
それは聞いている。
なんでもリリムハウスのオーナーに頼まれて「チョコローション」なる怪しい物を作るよう頼まれたらしく、
彼女達はスライムの生成技術を使ってそれを完成させたらしい。
が、それだけでは面白くないと、発注とは別にちゃんとこのローションがスライムとしても使えるかを実験したらしい。
結果から言うと、その実験は成功した……と、俺は聞いた。
ただ、完全な成功とは言えないとも聞いていた。
つまり、今日はその続きか?
俺は魔女の問いに「知っている」という意味を込め黙って首をこくりと傾けた。
それに満足し、魔女は説明を続けた。
「あの時はあなたの精子を動力媒体にしようとしていったんは失敗したの。でも私の血を混ぜたら成功……どころか、エロ暴走しちゃったのよね」
その話も聞いた。
スライムは魔力によって動く魔法生物。その為媒体に魔力のこもった物を使うのが一般的。
まあ、スライムを作ることが一般的かどうかはこの際置いておくが。
ともかく、その理論からいくと、俺の精子は魔力がこもっているので適任だったということだ。
だが、それなら魔女の血だけで良かったはず。
彼女達の血には俺の精子や血とは比べ物にならない魔力が込められているから。
それでも俺の精子にこだわった利用は……こいつらの原動力がエロだってことで察しがつく。つきまくる。
なにせ俺の精子には「媚薬効果」がたっぷり含まれているから。
この効果、基本的には精子を糧とする淫魔だけに効果がある……と思われていた。
ところが以前アルラウネで実験をしてみたところ、
淫乱なアルラウネが完成するという、実験を行った魔女にも予測できなかった結果が得られた。
余談だが、あの時のアルラウネは今でも元気にリリムハウスで働いているらしく、一部の客から熱烈に愛されているらしい。
あの時の実験から、彼女達魔女の、俺の精子に対する執着度は上がった。
以来とにかくあの手この手で俺を拘束しては俺から……搾り取っていきやがった。
どーも、今回も同じく俺から強引に頂戴したいらしい。
「ところが、暴走は一度きり。一度私を逝かせたら魔力が切れちゃったのよね」
さも残念だと溜息をつく魔女。そして今まで黙っていた別の魔女が、彼女の言葉を引き継ぎ説明を続ける。
「その話を聞いて、私達は色々研究したの。最初は精子の量が足りないのかと思って、たっくさん実験に使ったけど……ダメだったのよ」
ああ、それでここ最近強引な摂取が多かったのね。
……と、理由は解っても納得できる話ではないのだが。
「そこで気付いたの。足りないのは精子の方じゃなくて血の方だって」
先にも述べたように、俺の精子に宿る魔力はそう多くはない。従って俺の精子の量を増やしても、魔力自体の量はそんなには増えない。
魔力を高めたければ、もう一つの媒体になっている彼女達の血を増やすべきなのだ。
「そんな初歩的なこと、もちろん私達も解ってはいたんだけど……足りないのは魔力より「エロ」かと思ってたのよねぇ」
なんか酷い言われ用だな、俺の子種達は。
「そこでね。どうせならスライム本体の魔力を高める目的も含めて……こんなのを用意してみました!」
そう言って大げさに二人の魔女が、手を広げ腕を後方へと伸ばす。
その先には、三人目の魔女が台車に乗せた大きな水槽を運んできていた。
中には白い液体がなみなみと入れられている。
「これはね、私達の母乳なの」
母乳!? ……ああなるほど、そういうことか。
母乳は血液の成分から作られる。つまり彼女達の母乳にも沢山の魔力が込められている。
それをスライムのベースに使用すれば、媒体としても大きな効果が望めるというわけだ。
以前の実験がチョコスライムなら、今回はミルクスライム……いやもっとストレートに母乳スライムと言ったところか。
それにしても……三人がかりとはいえよくこれだけの量を集めたな。
「苦労したのよぉ……わざわざ胸大きくして薬やら術やら使って、三人で搾乳し合ったんだから」
そう言いながら三人は、ご自慢の胸を両手で鷲掴み、むにむにと俺に向け揺すって見せた。
巨乳美女三人の搾乳プレイですか……今の衣装がボンテージなだけに、流石に俺もチラリとその場面を想像してしまう。
というかもしかして……少し前まで搾乳プレイ中だったんじゃないか?
よく見れば、三人とも胸が少し赤い。強く揉んだ後のようだが……ああしまった、また想像して一部元気になってしまう。
「これにはもうベラドンナとかの薬草も混ぜてあるわ。後足りないのは、あなたの精子だけ」
搾乳を終えたところでいても立ってもいられない彼女達は、早速実験を進めたいと俺を拉致した……というところなのだろうな。
なんかもう、三人の瞳が乙女のように輝いてるよ。
その原動力がエロだってのに。
「というわけで、納得してくれた?」
いやだから、理解はしても納得は出来ない……んだが、どうせ何を言っても無駄だろうな。
俺は肯定とも否定とも付かない、大きな溜息をつくだけに止めた。
「うふふ……それじゃあ早速、たぁっぷりとこの胸で……と言いたい所なんだけどね」
一度俺の眼前まで鷲掴みにした胸を押しつけんばかりに胸を見せつけた魔女は、すこし寂しそうに後ろへと下がる。
代わりに、俺の前には俺を縛り付けたゴーレムの一体、クレイゴーレムが立った。
「私達の胸、ちょっと無理しすぎて……充分なパイズリをしてあげられないのよ」
まあそうだろうな……痛々しい程赤くはなっていないが、無理が出来るようにも見えない。
「で、折角だからこの娘を試してみない? まだ未完成だけどテクニックは折り紙付きよ」
魔女がそのゴーレムの肩に手を乗せ、俺に勧める。
薦められても拒否権は無さそうだし……まさか「胸がダメなら口で」と俺から言うのもはばかられるし……結局選択の余地なんか無いわけだ。
ただ心配なのは、ゴーレムの材質がクレイ……つまり粘土だという事。
もう一方のストーンよりは柔らかいだろうが、それでも粘土は柔らかい素材とは言い難い。
そんな俺の不安を見抜いたのか。魔女は心配ないと微笑みながら、水槽から自分達の母乳を軽く手ですくう。
「こうして、水分を練り込んであげると……ほーら、すべすべ巨乳の出来上がり」
灰色の肌に練り込まれる白い液体。それだけでどことなくエロティシズムを感じてしまう。
粘土の表面が軽く水分によって溶け、魔女の言う通り滑らかになっている。これならパイズリも大丈夫……ということなのか。
「ともかく試してご覧なさい。さあ、始めて」
主に促され、クレイゴーレムは俺の前に跪き、そして濡れた胸で俺の軽く元気な肉棒を挟む。
すると確かに、ぬるりとした感触が肉棒を包み心地良い。
ゴーレムは表情を変えずに俺を上目遣いに見ている。
魔女は未完成と言っていたが、完成していないのはこの表情のことなのだろうか。
本来の用途からすれば、彼女はゴーレムとして充分機能していると思われる。
命令には従い、力もあり、二人がかりとはいえ俺を強引に縛り付けるといった難しい作業もこなすのだから。
それても不服なのが、エロ魔女のプライドとでも言うべきか。
俺は見つめる彼女に軽く頷いて見せた。彼女の仕事を進めさせるために。
無言で、彼女は自らの大きな胸を横から掴み、揺すり、俺の肉棒に心地良い刺激を与えていく。
ぬるりとしているが、それは表面だけで彼女の胸は人のそれよりは遙かに硬い。
それは本人も重々理解しているのか、胸を強く押しつけるようなことはしない。
軽く滑らせ、しかし適度な圧迫はつける。柔らかくない分、妙な堅さが新鮮な刺激にすらなる。
これだけ細かい技術を使わせながら、まだ未完成とは。どこまでプライドが高いんだ、彼女達は。
「どう? 思ったより気持ちいいでしょ?」
俺の耳元で、魔女が囁く。
確かに彼女が言う通り気持ちいい。
が……何かが足りない。
テクニックは申し分ない。申し分ないのだが……それだけだ。
このまま続ければ、そのうち射精するだろう。肉体は正直だから。
しかしなんというか……気持ちの上では逝けない。そんな感じだ。
それはたぶん、彼女と、クレイゴーレムと心を通わせられないからだろうか?
「ほら、見て……この娘の胸。形が変わってるでしょ?」
言われるままに視線を落とし、彼女の胸に着目する。
確かに形が変わっている。硬くなった肉棒を擦っている内に、胸の内側が肉棒に合わせ凹んでいる。
胸の谷間にはまるで穴が空いたように凹み、その穴にピッタリと俺の肉棒がにょきにょきと顔を何度も覗かせている。
「解る? あなたのものに合わせて形が変わったの。あなたのを擦って擦られて、形が変わったの。つまり、この胸は、この娘は、あなたの肉棒専用に生まれ変わったのよ」
専用。その単語に、専用にさせた肉棒がビクリと反応を示した。
「あなたの肉棒専用の、泥人形……あなたのために産まれ変わった、淫乱な泥便器……ほら、泥便器に遠慮なんていらないわ……たっぷり、出してあげて」
淫乱卑猥な言葉を囁き続ける人形の制作者。
彼女は俺の気持ちを察したのだろうか。せめて別口から俺を興奮させようと言葉攻めを始めた。
単純な俺は、それだけで興奮していた。
目の前の献身的な彼女は、俺専用。そう思うだけで性的興奮が呼び覚まされる。
「ああ、ご主人様……私の胸で、この淫らで卑しい泥の胸で逝ってください……」
もう一人の魔女が、もう片方の耳に囁く。目の前の泥人形の代わりに。
頭では別人だと解っている。端から見れば茶番だ。しかし興奮しきった俺には効果的だ。
「お願い、だしてぇ! この泥便器にぃ! いいの、私胸で感じてる。ご主人様専用の胸で感じてるぅ!」
最後の一人も加わり、三人で卑猥な言葉を俺の耳に囁き続けている。
囁くなんてものではもう無いな。彼女達の喘ぎに、俺の興奮は頂点へと駆け上がっていく。
「くっ……出る……」
もう間近。俺はどうにか頭の片隅に残る理性で、それを魔女達に告げた。
このまま射精してしまいたいが、目的はその射精した白濁液の採取。
効率よく得るには、このまま射精してはまずかろう。俺はそう思い時間がないことを告げたかった。
「いいわ、このまま出して! ご主人様専用の泥人形にかけて! かけて下さい!」
彼女達も解ってはいたが、ここで採取のためにゴーレムを遠ざけては興ざめ。
それは俺への気遣いなのか、人の痴態を見て悦ぶ彼女達の趣味なのかは解らないが……このまま俺に出させようとしている。
「逝って、逝って、ご主人様、かけて、かけてぇ!」
灰色の顔に、俺の白濁液が勢いよく浴びせられた。
ねっとりとしたその液体を浴びたクレイゴーレムは、始めから命じられていたのだろう、
胸から俺の肉棒を解放しそのまま母乳の入った水槽の方へと向かった。
そして丁寧に指で精子をすくっては水槽の中へと入れていく。
多少彼女の身体……粘土も交じっているようだが、それは許容範囲なのだろう。
「ご苦労様。それじゃ、そのまま見ていてね」
俺の方にポンと手を置き、魔女が片目をつむりながら俺を労う。
そしてすぐに水槽へと歩み寄り、三人はその水槽を取り囲んだ。
手をかざし、なにやら唱えられる呪文。
触れられていない水槽。しかし僅かに、注がれた母乳が揺れた。
小さな波紋、揺れる水面。徐々にそれは大きくなる。しかし水槽から母乳は一滴も零れない。
母乳の揺れが激しさを増す。そして突然、ザバッと大きな波音を立てた。
気付けば、母乳は人の形をとり水槽の中で立っていた。
普通スライムと言えば不定型なジェル状の魔法生物だ。
しかし目の前に立つスライムは、ハッキリと女性の曲線美を保っている。しかも創造主達と同じく胸が非常に大きい。やはりベースが母乳だからだろうか?
「ひとまずは成功ね……暴走も無さそう」
ホッと胸を撫で下ろし、魔女二人が突きだしていた手を下ろす。
が、残り一人はまだ手を下ろさない。
「どう?」
手をかざしている魔女に、他の魔女が尋ねた。手をそのままに、聞かれた魔女は軽く口元をつり上げた。
「予想以上ね。簡易だけど自我もしっかりしてる。シンクロも申し分ないわ」
質問に答えたのは、魔女の口ではなかった。声を発しているのは俺の前に立つ母乳スライム。
「驚いた? ベースの魔力が高いから、シンクロさせて動かすことも出来るのよ。こうして話すことはもちろん、あらゆる感覚を共有出来るわ」
スライムは同じ魔法生物であるゴーレムのように、命令に従って動くというのが苦手だ。基本的には生成時に与えられる「本能」にのみ従い動く。
そのスライムを自在に動かすとなれば、何らかのコントロールが必要になるわけだが、
魔女達はそのコントロールを「シンクロ」という形で実現したようだ。
「ふふ、あらゆる感覚を共有できるのよね……うふふふ」
ぞくり。俺は背に寒気を感じた。
たぶん、俺の「嫌な予感」は的中しそうだ……。
「では、実験を第二段階まで進めるわよ」
水槽から足を出しながら、母乳スライを通して魔女はそう宣言した。
むろん、向かうのは俺の方。
「パイズリはもうしたから……次は手コキ? それとも口?」
俺の前で跪き、しおれた俺の肉棒を掴み擦りながら尋ねてきた。
どちらも遠慮する……という拒否権は無いらしい。
「どう? 人肌とは違う感触と温もり……ふふ、聞くまでもないわね」
聞かずとも、俺の肉棒は答えを示すかのように膨張を始めていた。
彼女の言う通り、人の体温とは違う温もりと、滑らかなようで多少ぬるりとした感触をもつジェル状の母乳は、とても心地良い。
ローションをたっぷり塗った手で手コキをされているようなもの……近い感触で言えば、こんなところか。
「凄い……熱もちゃんと伝わって……なにこれ、手から私感じてる……」
スライムを操る魔女が、離れたところで息を荒げ始めていた。
一体、何が彼女に起きたんだ?
「そうか、シンクロ……凄い、「全ての感覚」を手だけで感じているのね!」
仲間の魔女の様子を見て、一人の魔女が手を打ち一人で納得していた。
彼女の推測はこうだ。
そもそもスライムには部分的な感覚器官がない。身体全体が一つの感覚器官と言っても良いだろう。
つまり、スライムは身体のどの部分でも全ての感覚を得ることが出来る。
感触も、快感も。
スライムを操る魔女は、「手で肉棒を擦る」という感触を得ながら、本来手からは伝わるはずのない「快感」をもシンクロし脳で感じているようだ。
そしてその推測が正しいであろうと、操る魔女は頷いた。
「凄いのよ……んん! しかも魔力が高いから感度も高くて……んっ、ダメ、このままじゃ私、手で逝かされる!」
言いながら、魔女は身体を小刻みに震えさせている。
自白通り、逝きそうなのだろう。
「こんな、ウソ……あっ! 手で、手で逝くなん……て、んっ、あ、いい! いく、逝っちゃう!」
股間を露出したボンテージを着ていたため、吹き出た潮は盛大に、まるで立ったまま漏らしたかのような勢いで吹き出し、彼女の真下に大きなシミを作らせていた。
「はぁ……逝っちゃった……すごいわ、予想以上よ……」
肩で息をしながら、それでもコントロールを続けている魔女。流石に精神力は伊達ではない。
「このままだと、実験に差し障りがあるわね……どうする?」
ん? 俺はてっきり、母乳スライムを動かすことが実験だと思っていたのだが……違うのか?
「そうね……感度を分散させてみるのはどう? 私達三人で同時にシンクロすれば、感度を三分割出来るかも」
どうやら他に目的があるらしいが……この流れ、俺がまだ弄ばれるのに代わりはないようだ。
「んー……もしかしたら感度は分散しないかもしれないけど、三人がかりでシンクロ維持するなら事故は起きにくいんじゃない?」
事故って……怖い事言うなよ。
俺を置いて、三人はあれやこれやと話し合いを続けている。
そして結論が出たようだ。
「三人でシンクロして実験に集中。「行為」は彼女に任せましょう」
彼女とは、母乳スライムのこと。
このスライム、魔女がシンクロしなくともある程度の自我を持っているため自立行動が出来るらしい。
それはとても驚くべき事なのだが、これもひとえにベースの魔力が高いから出来ることらしい。
ただその「自我」が、俺の精子がベースになっているため「性交」が基本になっているらしい。
性交だけを行わせるだけならシンクロコントロールの必要はないらしいが、どうも彼女達の言う「実験」とやらにはコントロールが必要らしい。
「じゃあ改めていくわよ……」
実験は再開された。
自由になった母乳スライムは、早速腰を俺の腰に絡みつかせてきた。
椅子に縛られたままの俺に彼女がまたぎ覆い被さる。そしてそのまま腰をゆっくりと下ろしていく。
しかし俺の肉棒はまたしおれていた。にも関わらず、彼女はそのまま腰を沈める。
そう、まさに言葉通り、沈めてきた。
彼女は俺の腰全体を、自らの腰で包み込んだ。まるで腰だけが一体になったかのように。
「なに、これ……腰全体が熱い……まるごと性器になったみたい……」
「それに感度が……んっ! ちょっとはマシになったけど、三分割って訳には……ふわぁ!」
感じているのは彼女達だけではない。俺も母乳スライムの中で途方もない悦楽を感じていた。
腰全体をなぶられるような感触。肉棒に至っては、強弱様々な圧迫が繰り返されている。
しかも圧迫は肉棒全体を均等には行わない。まるで細かいヒダに包まれたように刺激していく。
しおれていた肉棒は、ぐんぐんと彼女の中で膨張し起きあがっていく。
「やだ……もう、逝き、そう……んっ! こんな……すごい……」
「私も……ごめん、先に、いっ……んっ、はぁあ!」
魔女が一人、盛大に潮を吹いている。続けてもう一人も。
「あっ、もう、くる……んっ! 腰が、やっ、勝手に動いちゃう……」
見れば、三人とも立ったまま腰を動かしていた。
感じているのに実際には触れてもいない俺の肉棒を求め、彼女達の腰は悩ましく動き続けている。
「このままじゃ、きつ……い……はやく、はやく逝っちゃって……よ、んふぁ!」
どうやら、実験は俺の射精が不可欠らしい。
言われなくても、俺も時期に逝きそうだが……このままではまだ終われない。終わらせてくれない。
一人余裕の母乳スライム。むろん彼女も興奮し性交を楽しんでいるのだが、彼女自身にとってはまだまだ物足りないらしい。
豊満な胸を、俺の顔に押しつけてきた。
柔らかい感触が俺の顔全体にのしかかる。その感触はとても心地良い。
「ちょっ! 胸まで、そんな……んっ!」
スライムと俺の接点が増えれば、それだけ魔女達の快楽度も増していく。
これで俺の手も自由なら、あれこれと彼女の身体と、そして魔女達の反応を楽しめるのに……縛られているのが恨めしい。
が、まだ残されているものがある。それはスライムも解っているのか、彼女の方から求めてきた。
「ふわぁ! ね、ちょっ……んっ! そんなに、吸わない、で……んん!」
乳房の先端。乳首を俺の口元に押し当てるスライム。俺はその乳首を懸命に舐め、噛み、吸った。
当然その快楽は倍になって彼女達にも届く。
悶える彼女達を見ていると、ちょっとした復讐をしているようで楽しい。俺は悦楽の三重奏を聴きながら、乳首の味を楽しんだ。
身体全体が母乳なのだから当然だが、乳首はとても甘い味がする。僅かだが、母乳も漏れ出てきている。
赤子に戻ったようにしゃぶり付く俺だったが、それも続けられなくなってきた。
俺に限界が近づいたから。
「やっと……逝きそう、なの、ね? んっ! さ、あ……はやく、いっちゃって、よ、んはぁ!」
「もう、五回は、いっちゃった……ん、はやく、逝って! 逝ってよ!」
「いっ、んっ! きもち、いい……腰が、熱い、熱いのぉ……ひやぁ! んっ! いっ、逝って! 逝って!」
三人に促されるまでもなく、見た目ピクリとも動かない、しかし中では激しい圧迫が繰り広げられている母乳スライムの攻めに俺はもう耐えられない。
「逝く……ぞ……んっ、くぅ!」
「ああ! 出てる! はあっ!」
「んぁあ!……いい、射精の、勢いだけで……逝かされちゃった……」
「はぁ……こんなに感じたの……サバトでもそう無いわよ……」
俺を含めぐったりする四人。一人元気なのは、スライムだけ。
しかし彼女の表情を見る限り、彼女も満足してくれたようだ。
「さて……逝って意識飛びそうになったけど……どうにか持ちこたえたわ。実験は上手くいったかしら?」
そうだ、実験。結局、何をしたかったんだ? 彼女達は。
首を傾げる俺の前で、スライムが仁王立ちしている。そんな彼女に、魔女が一人近づき跪いた。
そして両手をスライムの股間の下辺りに添えて待っている。
しばらくすると、スライムの股間が膨らみだした。まるで陰門から何かが産み出るかのように。
まるで、ではない。産まれた。彼女の陰門から、彼女と同じ色の何かが飛び出した。
魔女の掌に落ちたそれは、まるで半熟卵のように見えた。
「ひとまず成功……かしら?」
どうやら、その半熟卵が実験の成果らしい。
不思議そうにそれを見つめる俺に、縄を解きに来た魔女が説明を始めた。
「アレはね、あなたの精子から作った「核」なの」
彼女の説明によると、あの半熟卵は「高魔力の母胎」を用いて俺の精子からより精巧に「エロ要素」を圧縮させたものらしい。
「魔法生物、特にスライムやゴーレムのような魔法生物には「核」が必要なの」
魔法生物が「生物」である為の物。自我とも本能とも呼べる「行動理念」を形成するのが核で、これがないと魔法生物は暴走するだけの失敗作になるらしい。
逆に言えば、この核をどれだけ精巧に作れるかで魔法生物の価値が変わる。
「例えば、さっきあなたの相手をさせたクレイゴーレム。彼女にこの核を与えると、よりエロエロなゴーレムになる上に、自我に目覚めさせることも出来るのよ」
彼女達魔女三人組は、一つの共通テーマの下で研究を行っている。
それはエロス。ただ彼女達の提唱するエロスは、単純に性交だけのことではない。
性欲は生命誕生のきっかけであり、生命を繋ぐ高度な理念。つまり性欲は生命そのものだ、というのが彼女達の一致した見解。
一部納得できるところもあるが……まあ、結局エロ魔女としての本音はエロそのものだけだと俺は思っているが。
そんなエロ目的の道具にされる俺というのも情けないのだが。
「そうね……簡単に言えば、あなたの娘を作れるのよ。アレでね」
娘……になるのか? まあ、俺の子種から産まれるのだからそうなるのか?
この理論でいくと……目の前にいる母乳スライムも俺の娘なのか?
「当然じゃない。ちゃんと認知してあげなさいよ、パパ」
俺の疑問に、本気とも冗談とも取れる答えを返す魔女。当の娘は、ただただ微笑んでいた。
「でもさ、よく考えたら……この核で産まれる娘って、近親相姦で産まれたって事になるのかしら? うわぁ、さすが変態学者」
誰がそうさせたんだよ、誰が。変態魔女に言われたくもない。
「ともかく……ご苦労様。本当ならもう2,3個核を作りたいけど……私達が持たないわ」
あんたらが持つなら5個でも6個でも作る気だったろうなぁ……。
完全に縄を解かれ自由のみになった俺は、服を着ながら溜息をついていた。
「でも核は研究のためにももっと欲しいのよ。また協力お願いね」
出来れば遠慮したいが……また武力行使に出られても困る。
この核制作は彼女達もリスクを負うので、そう不用意に作ろうとはしないだろうが……さて、どうなるのやら。
「……ん? どうかしたのか?」
気付くと、母乳スライムが俺の袖を引っ張っていた。
何かの意思表示なのだろうが……彼女には言語能力がない。
指をくわえ物欲しそうにしている彼女の意思が俺に伝わらない。
いや……なんとなーく、伝わっているのだが……伝わらないことにしたい。
「もしかして、まだ物足りない? パパのがまだ欲しい?」
こくこくと頷く娘。やっぱりそうなのね……認めたくなかったのに……。
「なら遠慮しないで、親子のスキンシップを楽しみなさい」
ニッコリ微笑む娘。そして腕を俺の首に回してくる。
「いや、あのね……パパはとっても疲れてい……」
否定は唇によってかき消された。
押しつける娘の身体は服の隙間から入り込み、俺の身体に直接触れてくる。
産まれたばかりの娘と過ごす夜は、とてもとても長くなりそうだ……。
以上です。
いや、本当はホワイトデーらしい話をちゃんと書ければ良かったんだけど
とりあえず、スライムの色が白いってことで勘弁してくださいw
最初は「ホワイトデーに魔女達から白い物=精子をねだられる」というネタと
前回のチョコスライムの流れから
「精子スライム」なるネタを思いついたんですが……モンスター娘にならなくなりそうでw
それに精子スライム(♂)と魔女の乱交だと、スレ違いですしね。
その前に、人型を形成するだけの量を学者から搾り取るのはちょっと可愛そうつーか無理だろw
>210
>ビジュアルノベルとかやったら面白いかも。
誰かがビジュアルを描いてくれるんならねぇw
すいません。スライムさん以上に「触ってないのにイキまくりの魔女」×3が激しくツボでしたw
冒頭のやりとりに吹き出した。
こういうやりとり好きだなぁ。
よくもまあ、こんなに次から次へとネタを思いついてキチンとSS化できるもんだ……正直驚嘆に値する。
そしてもちろん、エロ・ギャグともにクオリティーも申し分ない高さ。
GJと言わせていただきましょう。
>>220 乙ですー
なんだかスライムよりも魔女達に反撃するシチュエーションにツボッた(笑)
モンスターの娘と言う設定は小説等に数あれど、それがスライムって言うのは初めて見ました(w
体を崩して懐いてくる娘はなんかイイ。
そういや、アルラウネも娘ですね
前回のスライム設定から思ってましたが……学者w
学者、娘多すぎw いや創り過ぎw
今日はHPLの誕生日。
いや、公家板のCoCスレで見たからなんとなく。
そーいや、「ほしをみるひと」ってどーなったんだ?
HPLって何?
クラフト
彼は死の床で「またとなし」と言ったのだろうか?
つーか、SS投下するとか、できなきゃ人外っ娘の萌えネタでも語りましょうよ。
日本の昔話だと、人外っ娘と結婚した後大抵正体がばれて逃げられるけど、
中には正体が狐だとばれた後、まったく動じず「一緒に寝よう!」と言って
引き留めることに成功した先輩も居るそうな。
そもそも「きつね」という言葉の語源が「来つ寝(こっちきていやーんなことしましょ)」という説がある罠。by Wikipedia
子供とお昼寝してたら尻尾が出ちゃって家を飛び出した白狐の
話のある神社は女化神社で良いんだっけ?
>>237 女化神社だね。
茨城・竜ヶ崎市(但し牛久市に囲まれた飛び地)にある。
狐っ娘テラモエス
>>239 おぉ、Thanks
あの話は白狐が戻って来たんだっけ?
>>241 「(諸事情略)なので姿を消します」の書き置きを見て、旦那は子供を連れて後を追った。
追った先で「どんな姿を見ても驚かない」と約束した旦那の言葉を信じて一度対面してるけど、
「やはり戻れない」と言って白狐は姿を消した。
「子供を見守ってます」と言う言葉を残して、ね。
お話の背筋は鶴の恩返しに通じるよね。
決してバッドエンドというわけではないし、叙情的にはなかなかの美談です。
>>242 確かに、猟師から助ける辺りは通じるものが。
よくよく考えると、この白狐さんはお昼寝が好きなのか?
原っぱで昼寝をしていて猟師に狙われ、そこで男に助けられる。
しかし子供と昼寝をしていて正体がばれて男の家を出る。
昼寝は身を滅ぼすのか…覚えておこう、
ハァ、狐と出会わないかなぁ〜
今、かりんを描いてる作者のエロ漫画で、男が水遊びしている狐娘にムラムラして強姦して孕ませた挙句、
「今は愛し合ってるからいーの」で済ませてる話もあったりしたけれど。
詳細!!
影山由多『Accent』メガストアコミックスに収録されている。
主にその息子の狐ハーフと人間の娘との恋愛が話のメイン。
え、名前? 中山 三角(みすみ)よ。
住所? 前は浦和市本太の3丁目、ほら京浜東北線脇の27番地に住んでいたけど、今は引っ越しちゃった。
趣味? もちろん、男性ストリップの観賞よ。
と・く・に、だまくらかして、脱がせるのなんてサイコー。
昔の中山道じゃよくやったものよ。
あたしを燻そうなんて火をつけたお馬鹿な男を、逆にその火が燃え広がったって幻覚で熱がらせて、脱がせたりしてからかったものよ。
今の人って、背は高くて肌は綺麗なんだけど、なんかこう、ヒョロっとしててつまんないのよ。
やっぱ、昔の方が背が低くてもがっちりしてて良かったわ…
え、嫌いなもの? モチ、鉄道。
はっきり言って大々々々っ嫌いね。当然でしょ?
うるさいし、揺れるし、人の土地削るし……
それにね、見てよ。この脚。右足が膝からないでしょ?
轢かれちゃったのよ。汽車に。
まだ鉄道とか良くわかんなくって、うっかり線路で昼寝しちゃってさ、汽車が来てそのままチョン、よ。
酷い話よね。汽笛ならすなり、止まってくれるなりしてくれてもいいじゃない、ねえ。
だ・か・ら、あたしは復讐に生きることにしたのよ。
とにかく鉄道関係に、事故を起こす事にしたのよ。
例えば幻の陸橋を見せて、車を線路に落としたり、踏切を渡る人に幻を見せて事故らせたり……、そりゃもう、今じゃ信じられないくらい悪さをしたわよ。昭和の頃までね。
でもね、やっぱ結局懲らしめに来た奴がいてね、そいつに散々追っかけまわされたわ。
だって、相手は狸で、汽車に化けて追っかけてくるのよ? わかるでしょ。あたしにとって、どんなに怖いかって
それで、二度と悪さをしないって誓ったのよ。
しかも改心して、いろいろと鉄道関係で悪さしてる連中を懲らしめるのに、一役買ったりした事もあったっけ。二度とあたしみたいに、鉄道で被害にあうヒトが出ないように、ってね。
今? それか縁で、その狸と付き合う事になってね、今度一緒になることになったんだけど……
でもね、どーしても困った事が一つあるのよ。アイツはね、汽車狸なのよ。
ほら、昔話であるでしょ? 夜、汽車に化けて線路を走った狸の話。
つまり、筋金入りの鉄道マニアなのよ。仕事はJR社員で、趣味はNゲージと鉄道写真。そんな結婚生活はいやーーーーーっ。
中山 三角(みすみ)
種族:狐
外見的特徴:右後ろ足のない狐。もしくは右脚のない女性。
嗜好:男性ストリップ。
苦手:鉄道。
能力:幻覚(触覚にも作用する)
本籍地:さいたま市浦和区本太3-27-1
由来:かつては埼玉県東部を南北に貫く中山道に出没して悪さをした狐。
自分を煙でいぶそうとした相手を、逆に幻の炎で熱がらせて脱がせたりした。
後に三角の敷地を持つ稲荷に祭られるが、鉄道建設(国鉄京浜東北)の際に敷地を削られる。
以来線路で寝ていて脚を轢かれて失ったとされる。
その後、その近辺で鉄道に関する事故が多発したと言われる。
三角稲荷神社
ttp://www.max.hi-ho.ne.jp/khori/sankaku_inari.htm とりあえず作ってストックしておいたけど、使い道のなかったキャラ。
エロなしでスレ違いは承知だが、思いついたので投下してみた。
なんだか妙なオチにちょっと笑った。
狸じゃないけどリアル知り合いの運転士が、
「仕事は鉄道です」って言うと、すごいですねとか尊敬されるのに
「趣味は鉄道です」って言うと、この鉄道マニアが!って目をされる
ってボヤいてた。
え? 本人? ああ、両方だそうですがw
>>244 それなんて少コミ……?
あの作者の18禁はカニバリズムとか猟奇殺人ネタのオンパレード。
萌えを目当てで買うときついよ。
FBI心理分析官を読めた俺でもきつい。
>>244あの人はこのスレで神になれる気がする
…漫画とSSは別物か
>あの作者の18禁はカニバリズムとか猟奇殺人ネタのオンパレード。
そこがイイんじゃないか、と思える俺は猟奇スレの住人にして氏賀Y太の読者。
そんな俺にとっちゃ、一般作品の方が面白くなかったりする。
あと、かりんが全然ダメだな。
どうも「恋人以外の異性に噛み付く吸血鬼(とくに少女)」というのがツボから外れまくったらしい。
一般的には「面白い」とされている作品らしいのに、楽しめないのは非常に残念だ。
過去回想
・一年ぐらい前に「かりんネタ書け!」と定期的に書き込まれていた時期があった。
・その後、そんなに面白いものなのか気になって買って見たけど、結局合わんかったって書き込みした奴がいた。
・数日後、かりんスレが建った。
ココでは神には成れなかったんじゃないかなあ・・・
このスレには、元々「人間以外の女の子」を愛でるという共通点はあるが
好みの方向性が極端に違う住人が集まるスレだからね
人によっては神でも、別の人によってはそうでもない、というのが今までにも繰り返されたわけだし
俺はそのかりんというのを今検索して知ったばかりなんでよく解らんが
方向性が合う人にとっては神になれたかもね
ま、その作者さんがここを見ている可能性も、SSを書く気があるのかも、
かなりゼロに近い確率ではあると思うけどね
>>252 あ〜確かに、あの作者の一般は逆にぬるいね。
吸血鬼って個人的にはあんまり人外って気がしないんですよ。
定義的には人外だけど、あまりにも一般に浸透していて、血を吸うだけの女の子という感じ。
血を吸わなくても平気なタイプが俺が子供の頃からよくマンガに出ていたので、それもあるかも。
某有名同人ゲーの白いお姫様もそうだしなぁ。
そういう意味じゃ、かりんってまさにその典型じゃないかな?
あ、でも、某所で見た「やはり血を吸う女は嫌いなのですか?」は萌えました。
一般的には怖いんでしょうが、うちらにとっては何を今更ですし。( ̄ー ̄)
256 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 11:48:39 ID:N1/uxrlb
つ【りりむキッス】
サッキュバス?
吸血鬼の美少女は、血を吸ってナンボですよ。
血に酔い痴れ、愛しい人を妖しく淫らに誘うも良し。
血に狂い、意中の相手を野獣の如く無理矢理襲うのも良し。
罪悪感に苛まれつつ、恋人の首筋から恐る恐る啜るのも良し。
また逆に理性で律して、無防備な相手の傍らで必死に耐えるのも良し。
吸血鬼である以上、吸血のエロティシズムは何らかの方法で表現して欲しい。
そんな俺は、ガキの頃に藤子不二夫Fの「流血鬼」のラスト近くで悶えまくった吸血鬼フェチ。
>>258 いやいや、やはり吸血鬼の美少女と言えば、血の代わりに殿方の精をおクチで(略
不老不死以外で吸血鬼になることで何かメリットってあるの?
>>259 狐さんウァーン・゚・(ノД`)ノ
うちの爺さんが狐に化かされたという話を聞いた時、この家系は
もしかすると(wktk)と思ったのに未だに何も起こらない…
その昔、鉄腕バーディー(旧)とマジカル・ルシィを足し合わせて、サキュバスに憑依され、変身して魔物と戦う少女、というエロネタを思いついた。
15年経った現在、未だに書けずにいる。
>>261 ・気化冷凍法
・眼から体液を高圧で発射
・上院議員をアッシー化
>>259 昔話で良くあるみたいに人間なら誰でもという復讐ではなく、筋を通した敵討ちなのね。
死んだ奴には悪いが、怖いと言うより感心した。
やっぱり、動物をいじめちゃダメだ。
基本的にこのスレの女の子はいじめるなんて想像すら許されない存在ばかりですから
旧支配者とかゴロゴロいるし
性的な意味での苛めは別
人外女を苛める話か……。猟奇系で一つあるが、どないや?
>>269 角煮のモンスター娘スレに行って見れ。
専用あぷろだにそういうのが大量にあるから。
中世でとある理由で男は人間のみ女は魔物娘のみの世界設定を練りこんだはいいが
エロシーンがかけない事に気づいた俺ガイル
>>272 設定とかあらすじとか垂れ流せば、興味を持った書き手さんが書いてくれるかもしれないぞ!!
「シンペイ、朝だぞ。起きろ!」
微かに訛のある鈴を転がすような声が、進平にかけられる。が、その程度で退くほど睡魔は弱くはない。
「もう、日は昇っておるぞ!」
ガラガラガラ、ガタンガタン。ガラス窓と雨戸が開けられて朝日が刺し込む。
が、進平は眩しさに目をギュッと瞑り、布団を頭まで被ってしまう。
「ええい。起きろ。このネボスケが!」
バサッ。布団を引っぺがされて、進平はようやく目を開ける。
金色の朝日の中、ポニーテールの燃えるような赤髪に、滑らかな白磁のような肌、血色の瞳の美少女が仁王立ちに進平を見下ろしていた。
夜間の隠密行動にでも適したような黒い全身タイツの上から、進平の母の形見の飾り気のないエプロンを身に付けている。
「あ、おはよう。アンジェラ」
布団から起き上がり、眠い目をこすりこすり進平が挨拶する。
「ようやく起きたか。いい加減にせんと、学校に遅刻するぞ!」
アンジェラは、比喩ではなく牙の生えた口で進平を怒鳴りつける。
と、その目が見開かれ、白磁の頬が見る間に薔薇色に染まる。
「な、ななななななっ。朝っぱらから、何を考えておる」
アンジェラの視線は、進平の下半身に注がれていた。
「べ、別にやましい事はなくて……、こ、これは男の生理現象だよ」
背を向けたアンジェラに弁解の言葉を投げかける。
「いいから! とっとと着替えて顔を洗って、下に下りて来い。味噌汁が冷めてしまうぞ」
彼女はそう言いつつ、かつては進平の両親の部屋だった向いの自室に入る。
「朝日を浴びたので、気分が悪いので私は一度寝る。後で洗っておくから茶碗は流しにおいておけ」
「ふわぁ〜い」
進平の生返事を聞いて、ドアを閉める直前にアンジェラは振り向く。
「言っておくが、もし二度寝なんてしてみろ。ただじゃ済まさんからな」
「へ〜い」
彼はそう言いつつ、その場で着替えを始める。
「ば、馬鹿者! ドアくらい閉めろ! レディがいるのだぞ!」
バタン、と乱暴にドアを閉め、彼女は自室へと入った。
何となく思いつきで投下した。
スレならどこでもよかった。
二度と投下するつもりはない。
>二度と投下するつもりはない
工工エエェェェェ(´д`)ェェェェエエ工工
>275
>二度と投下するつもりはない。
ふざけるな!
「もしかしてこのままエチー展開!?」
と淡い期待を抱きながらパンツ下ろした俺はどうなる!!
書いてくださいお願いします。
今月のHJに載っていたが、次の500円メガテンフィギュアのラインナップにラミアが混じってた。
ケルベロスともども手に入るまで買いそうな予感
ブラッド、なんかイイ吸血鬼のお姫様が出てきたな。
少年の血を好んだり、弟を奪われて小夜が恐怖に震えるところがいいな。
一時期、嫉妬がどうのこうのという流れがあったので
それに触発されて書いてみますた。
「ささがにの糸」の続きというか、まあそんなかんじで。
5レス消費ぐらいの掌編です。
>>275 続き希望。そりゃもう。
黒の前身タイツにエプロン、ってのは裸エプロンよりエロい気が。
281 :
絆:2006/03/26(日) 17:01:43 ID:S19RBVVD
夕暮れ。就業時間も終わり、多くの人々が家路につく。五十嵐あずみもそのひとりだ。
以前は夕食を共にする相手もいたが、今はいない。何年も付き合っていたが、
ふとした心の行き違いがもとで別れてしまった。
「秋人(あきと)、どうしてるかな‥‥」
寄り添って歩く恋人達を見ながら、ここ数ヶ月一度も口にしなかった言葉が漏れた。
彼女自身、自分の心に全く気付かなかったわけではない。夕食をとるために立ち寄ったレストランが
何故か自宅よりも別れた男の家に近い場所にあったり、よく待ち合わせ場所にしていたところへ
必然性もないのにうっかり通りがかってしまったり。そんなときに、彼女はいつも自分の心の隅に
わだかまる少し屈折した想いに気付く。別れるべくして別れたのだと思ってはいても、奥底では
後悔しているということに。でも、それを口にすることは彼女のプライドが許さなかったし、
ましてや当の男に会いたいなど、考えることさえ馬鹿馬鹿しいと思っていた。
‥‥うっかり出会ってしまうまでは。
「‥‥あ、秋人‥‥」
「あ、あずみ?」
あろうことか、真正面からの再会だった。
「久しぶり‥‥元気だった‥‥?」
「うん。あずみも元気そうだね」
「‥‥」
言いたい。でも言い出せない。間が悪く、どうにもやりにくい。この男は鈍さにかけては相当なものだと
思っていたが、こちらの気持ちに気付かず会話の助け船も出さないあたりは本当に相変わらずのだめ野郎だ。
と、彼女はすべて相手のせいにした。
「‥‥ねぇ、あれから私、考えたんだけどさ‥‥」
「うん?」
相変わらず本当に鈍感だ。だが、それ以上に妙に時計を気にしている。早くどこかへ、一刻も早く
どこかへ行きたい。そんなそぶりだ。
「‥‥急いでるの?」
「うん、彼女が待ってるから‥‥」
さりげない一言。重苦しい衝撃が、じわりとあずみの心に押し寄せてくる。いくら鈍感でも、
秋人がこれほど無神経な言葉を投げつけてくるとは思わなかった。悲しみ、怒り、そんな感情が渦を巻き、
彼女を無言で走らせた。
突如走りだした元恋人を不思議そうに見ると、秋人は元の進路を歩く。.
初めから誰にも会わなかったような足取りで。
* * * * *
「あずみ、なんかあったの?」
「え?」
休憩時間、職場で同僚が声を掛けてきた。
「え、じゃないでしょー。なんだか上の空だし、そうかと思えば機嫌悪いし。どしたの?」
「あ‥‥うん、大丈夫。どうってことないから。ありがと、気遣ってくれて」
そう返事はしたが、缶コーヒーを飲み干すと、ふぅ、と溜息が出た。
(全然大丈夫じゃないじゃん)
同僚はそう思ったが、声には出さずにさっさと自分の友人達のところへ戻っていった。
(そういえば‥‥秋人は別に「全然もてない男」じゃなかったな)
同僚達の楽しげなさえずりを遠くに聞きながら、あずみは思い返す。
十人並みの容姿だったが、その良く言えば純朴、悪く言えば鈍感で単純な性格はそれなりの魅力が
なかったわけではない。もっとも、そのおかげで本人は「もてないわけではない」ということに
全く気付いていなかったのだが。
(彼女ができても‥‥そんなに不思議じゃないのかな、よく考えたら。
‥‥でも‥‥なんなのよあの態度は‥‥!)
冷静に考えようとしていたが、思い起こすとふつふつと怒りが再燃してくる。最後のあたりは
ほとんど声になりつつあった。
282 :
絆:2006/03/26(日) 17:03:22 ID:S19RBVVD
* * * * *
退社時間。彼女は決意を胸に猛然と会社を後にした。
(見てやろうじゃないの、あんたの「彼女」ってのを!)
きのう出会った場所と秋人の向かった方向から見当をつけ、秋人が通りかかるのを待ち伏せた。
もちろん秋人が今日も「彼女」に会いに行くとは限らないが、それならそれでいい。今日でなくても
かまわないのだから。
しばらくすると、やはり今日も秋人が現れた。そのいそいそと歩く様子が見えるや、あずみの胸は
締め付けられると同時に怒りの炎が燃え立つ。そしてそれを周りに悟られないように、彼女は努めて
平然と秋人の後ろをつけた。
秋人は歩く。かなりのスピードだ。脇目もふらず、歩調を乱すこともなく、一心不乱に歩く。
いつの間にかあたりは繁華街から遠ざかり、住宅街にさしかかりつつある。人通りが減る。
いま、秋人が振り向けば間違いなくあずみに気付くだろう。だが、彼は前だけを見つめて歩き続けた。
足音はすでにふたつだけになり、むしろ振り向かない方が不思議なほどだ。
(それにしても‥‥どこへ行く気なのよ‥‥。女の家ってわけ?)
しばらくすると、唐突に秋人は右へ曲がった。尾行者は慌てて電柱の陰に隠れたが、
もし隠れなくとも秋人は気付かなかったに違いない、とあずみは確信めいた不思議な考えを既に持っていた。
ただし、曲がった先は――彼女の考えからはあまりにもかけ離れたものだった。
廃ビル。おそらく、もとは事務所などが入っていたのだろう。秋人は平然とその敷地へ入り、
駐車場側の入り口から中へ足を進める。そしてあずみも、おずおずとその後に続いた。
声が聞こえた。
あずみは思わずびくりと体を震わせると、陰になった壁に身を添わせる。
声は、想像されたとおり、ふたつ。秋人の声と――女の声。
「‥‥遅かったのね‥‥待ってたわ‥‥」
同性のあずみでさえ、ぞくりとするほど艶のある声。
「ごめん‥‥どうでもいい仕事が多くて‥‥」
こちらは秋人の声。
「そう、まあいいわ‥‥んっ‥‥」
衣擦れの音がすると、ふたりの言葉がとぎれた。あずみもふたりの行為は想像がつくが、
内から突き上げる衝動を留めることができずに陰からのぞき見た。
ふたりは唇を重ねていた。長い髪の、妖しい雰囲気を漂わせた女が秋人の首に腕を絡ませ、
秋人はその女の腰を抱きすくめて唇を重ね、ついばみ、舌を絡み合わせていた。秋人が女の体を抱きしめれば、
女もそれに応えて抱きしめ返す。唾液の音、甘い吐息が、まるで目の前で聞こえるかのように響く。
あずみは視線を外すことができなかった。
あの秋人が、あんな女と。あの秋人が、あれほど積極的に。あの秋人が――。
怒り、悲しみ、嫉妬、侮蔑、さまざまな負の感情が沸き立つ。握りしめた手に爪が食い込み、
痛みを感じるほどになっていた。
そして唐突に、その彼女の胸にもう一つの負の感情が押し寄せた。
女と、目が合った。
それは「恐怖」だった。
あずみは顔を陰に隠すことさえ満足にできなかった。女の目が特異だったわけではない。
怒りや憎悪のこもった視線で射すくめられたわけでもない。ただ、ただ、怖かった。
なにかが、圧倒的な「なにか」が、そこにいる――彼女は、そう感じた。
ばくばくと音を立てそうな胸を押さえ、あずみは壁に寄りかかる。
(‥‥なによ‥‥一体なんなの‥‥あの女は‥‥秋人も‥‥)
逆巻く感情を瞬時に押しつぶした恐怖と戦いながら、彼女は逃げ出したくなる気持ちを
押しとどめようとする。何のためにここまできたのか。どんな女が秋人の「彼女」なのか、
見届けてやろうという気持ちだけだったはずだ。
当てが外れた――そのことは、彼女の奥底は認めていた。女は、彼女がかなう相手ではなかった。
美貌も、肢体も、声も、雰囲気も、すべての面であずみでは足元にも及ばない。
確かに別れたとはいえ、恋人だった男を奪ったその女と目が合った――嫉妬と怒りが荒れ狂うはずだった。
なのに、私は一体どうしたのだろう。気丈な女だと自負していたのに、なぜ私は隠れて震えるほどの恐怖に
怯えなければならないのだろう。
彼女は少しずつ落ち着きを取り戻そうとした。なぜ恐怖を感じたのだろう――できるだけ平静な心を
維持したまま、もう一度自問しようとしたその時、長々と続いていたらしい口づけの音がとぎれ、
声が聞こえた。秋人の声だ。
283 :
絆:2006/03/26(日) 17:06:43 ID:S19RBVVD
「――もう‥‥我慢できない‥‥抱いてくれよ‥‥お願いだから‥‥」
「ふふ‥‥相変わらずこらえ性がないのね。だめ、もっと楽しんでからよ‥‥」
そして、湿った音が響き始めた。くちゅ‥‥ぴちゃぴちゃ、じゅる‥‥。明らかに口を使った行為だろう。
その音は廃屋に響き、それに混じって甘い吐息が耳を打つ。
愛した男が、見知らぬ女に愛撫を与えている‥‥その感覚は、さっきの不可解な恐怖感を再び押しのけ、
彼女の心を占領しはじめた。
見たい。秋人は、あの女とどんな顔で交わろうとしているのだろうか。でも、見たところで
どうなるというのだろう。一層の嫉妬と、一層の怒りが燃え上がるだけではないか。
そんなことは百も承知だ。それでも、彼女は見るべきでない光景を敢えて覗いた。
見てはならない光景だった。
余りのおぞましさに、彼女は声を出すこともできずへたりこんだ。鞄がドサッと音を立てて落ちたが、
それでも彼女は動けなかった。目を見開き、息が詰まり、すべてが壊れてしまいそうだった。
睦み合っていたのは、男と女ではなかった。秋人と――化け物だった。
全裸になった秋人が「女」の腰にしがみつき、肉の割れ目に舌を這わせている。肉をかき分け、
その中を味わう。舌が動くたびに「女」はけだるげな息をつき、その手で秋人の頭をなでる。
秋人の股間のものはすでにはち切れんばかりに天を衝き、ぴくぴくと震えている。そしてそれを、
「女」の脚が――黒く、鋭く、硬質の質感を思わせる光沢を湛えた脚が巧みにしごき上げる。
さらに別の脚が、陰嚢を弄ぶ。その「脚」が蠢くたびに、秋人は顔が切なげに歪む。
互いの秘部を高ぶらせているのは、男と化け物。かつてあずみと愛し合った男と――妖艶な美女の半身を持った、
巨大な蜘蛛の怪物だった。
「ひ‥‥いや‥‥秋人‥‥」
あずみはへたりこんだまま後退しようとする。だが、ショックに麻痺した体がうまく動くはずもない。
そんな彼女を目に留めると、蜘蛛の化け物はにたりと嗤った。だが、それ以上に関わろうという様子も見せず、
穢らわしい営みを続けるつもりのようだ。
「秋人‥‥いいわ、そろそろ抱いてあげる。ふふ、たっぷり感じて、感じさせて‥‥」
男なら誰でも――いや、女でさえも官能に溺れそうなほど甘く、艶やかな声が誘う。
秋人がそれに応えて顔を上げ、さっきまで顔を埋めていた淫裂に高ぶりをあてがう。
すると、怪物は両腕で秋人を抱きしめ、二本の脚を器用に操ってその身体を持ち上げた。
「あ、ああぅっ――!」
「くううぅっ!!」
持ち上げられると同時に、秋人の剛直が淫裂に呑み込まれる。瞬間、ふたりはくぐもった喘ぎを漏らした。
「い、いい‥‥やっぱり凄いわ、あなた‥‥ぁくっ、はぁっ、動いて‥‥そう、あぁあっ、そうよ‥‥!」
ぐちゅ、ぬぢゅ、という肉と粘液の音がするたびに、秋人のそれがますます張りつめ、
てらてらとツヤを帯びる。数ヶ月前までは、時にはあずみの身体を貫き、悦びを味わわせていた肉の剣。
それは今や、女怪の淫肉に突き刺さり、引き抜かれ、妖しくも美しい音色を奏でさせている。
あずみは何も考えられないまま、見開いた目でその光景を凝視していた。
顔を埋めていた先ほどまでならばともかく、今ならば秋人からは自分が見えるはずだった。
秋人は、きっとあの化け物に操られている。正気を奪われて、貪られているだけに違いない。
だから自分の姿を認めれば、きっと、きっと秋人は正気に返る。――おとぎ話じみた、あずみの空想。
だが、彼女に残されていたその最後の望みも、もう消え果ててしまった。
秋人には目の前の、濃艶な美女、醜悪な蜘蛛の怪物しか見えていない。
そして彼は、喜んで「それ」を抱きしめ、貫き、巧みに腰を振っている。「それ」も秋人の行為に激しく反応し、
ますます燃え上がる。
「い‥‥く、ああ、す‥‥ごい‥‥っ‥‥!!」
びくん、びくんと大きく何度か痙攣する。深い吐息をつく間もなくその唇はふさがれて、
そしてまた熱っぽく淫猥な音色を奏でる。
284 :
絆:2006/03/26(日) 17:07:55 ID:S19RBVVD
* * * * *
どれだけの時が経ったのだろうか。ふたりは飽くこともなく狂い合った。秋人の体が汗でぬめり、
そこへ女の髪がまとわりつく。秋人が腰を打ち付ければ、女はのけぞり喘ぐ。肉と肉が打ち合う響き、
淫らな液が奏でる妖しい水音。男の荒い息づかい、女の熱い吐息と狂おしい嬌声。
観念が崩れ、恐怖さえも壊れてゆく中で、あずみはようやく理解した。そこに渦巻いているのは
紛れもない「愛」だった。男の満ち足りた表情、化生の女の甘く淫らな――だが幸せそうな笑み。
あずみが思ったように秋人が操られ支配されているのだとしても、それでもあんな顔をする男と女の間にあるのは、
愛情以外に考えられなかった。そしてそれは、彼女にとって最悪の、耐え難い事実だった。
「ああぅ‥‥またいく、ああぁ、もっと‥‥もっとイかせて、
だめ‥‥っ、あ、あああっ、あああああぁぁぁあああ――!!!!!」
「うあああぁあああ!!!!」
首筋を思い切りのけぞらせて、ひときわ大きく化け物が叫ぶ。それに合わせて秋人が女の体を全力で抱きしめ、
共に叫んだ。
叫びは長々と続いた。それが響き終えると、怪物は力尽きた。支えきれなくなったのだろうか、
突っ張っていた六本の脚がずるずると開き、ふくれあがった胴が床につく。
それとともに秋人の体も床に下ろされ、怪物の上半身はそれに覆い被さるように崩れ落ちた。
ふたりはなおも体を震わせていた。黒く長い脚がぴくぴくと震え、汗でぬめる白い体が扇情的に痙攣する。
秋人はその身体を柔らかく抱きしめる。女の答えは甘く優しいキスだった。
「‥‥好きよ‥‥あなたは私の大事な‥‥」
「‥‥俺も‥‥愛してる‥‥」
あずみの心は破裂した。なにもかもを振り捨てて走り出した。わけのわからないことをわめき散らしながら、
意味もなく走った。つまづいて転び、車のヘッドライトがその姿を捕らえ、急ブレーキの音が響き――
――彼女がようやく気がついたのは、どこかの病室だった。
「あ、気がついた?」
四十歳くらいだろうか、快活だが穏やかな声の看護婦が声を掛けた。
「あの‥‥私‥‥一体‥‥」
「道路に倒れてたんだって? 大丈夫?
ケガは大したことない、って先生は言ってたけど‥‥あ、先生呼んでくるね」
「あ‥‥はい」
身体の痛みや倦怠感はあるが、不思議に落ち着いた気分だった。
ベッドに体を横たえたまま周囲を見回す。やわらかな午前の陽光が、清潔な白い壁を温かく照らしている。
ふと見ると、ベッドの脇には可愛らしい花が生けてあるようだ。
ふと、気が付いた。花に、虫が――
「ひ‥‥いや、蜘蛛、蜘蛛が――ひぃぃ‥‥いやぁぁぁぁあああああ!!!!」
(終)
以上です。
勢いで書き上げたので粗いですが。
GJ!そしてオチのえげつなさに痺れる、憧れるっ!
ここでは普通に受け入れられてるがやっぱり人外とのHって傍から見たら狂気を誘うものなのか?
GJ!!貴方に嫉妬しそう
>>287 下半身が蜘蛛やら蛇だったりすると抵抗が強いんじゃない?
吸血鬼や狐、妖怪、etcは姿が普通の人だから結構受け入れられてると思う。
そらもう、怪物自体SANをガンガンと減らしたり恐怖判定したりするようなシロモノでしょうが。
さらにそれとSEXなんぞしようものなら、別の意味でイッちゃうでしょうが。
>絆
GJ。イイ感じです。ヒロインが死なないのも恐怖的には非常によろしい。
昔アウターゾーンの光原伸先生も、生残った方がより恐怖感を与えると仰っておりました。
怪奇小説のファンとして、いかにもなホラーチックなラストが気に入りました。
もうGJしか思い付かないよ……俺の貧相なボキャブラリーを許してくれorz
感想くれた方々、ありがとうです。
怪奇モノっぽいオチが好評なようでホッとしたり。
最初はレズとか3pもやろうかと思ったけど、
嫉妬ネタ+怪奇オチとは繋げにくそうだったので止めました。
…その辺がエロ不足の原因かな…。
>>287 二次元(または文章)のネタとしても、このスレとか角煮のモンスター娘スレとかの住人でなければ
かなりゲテモノ趣味として扱われている気が。
GJ! これは良いホラーですね
最後の、ただの蜘蛛という辺りがセンス感じますわ
「おはようございます。」
まだ布団の中にいる僕を、妻のさちが起こしに来た。
いつものように笑みを浮かべている割烹着姿のさち。しかし、なぜか今日はその笑顔が怖い。
ああ、そうか。目が笑ってないんだ。目が。
自然と、布団から起き上がり正座する。怖いよう。
「恭一郎さん、何か言うことがありませんか?」
むぅ怒ってる。これでもかってくらい怒ってる。
しかし何か言うことなどあったか?まさか朝の挨拶というわけではあるまい。何か怒られる様な事をした記憶も………
僕が答えに困っているとさちは呆れたようにヒントをくれた。
「昨日の夜、なにをしたのか覚えてませんか?」
言われて昨日の夜を思い返す。
確か昨日は飲み会で遅くなってしまったはずだ。帰ったのは日付が変わる頃だった。それでもさちは寝ずに待っててくれた。そうかこれだ。これは怒るのも無理は無い。謝っておかないと……
我ながら素晴らしい推理力。僕は探偵になるべきだったのかもしれないなどと心の中で拳を握り締める。並の男ならこの結論にたどり着けたかどうか………
「昨日は……その遅くなってごめん……今度からはもっと早く帰るから……」
「そんなことは別にいいんです。いつまででも待ちますよ。恭一郎さんが帰ってくるのなら………」
レレレ?どうやら違う理由で怒ってるみたいだ。しかし別にいいだなんて我ながらいい嫁さんもらったもんだ。
しかしだったらなんで怒ってるんだろうか?
「さっき冷蔵庫の中を見たら、プリンがなくなってたんですよ。知りませんか?」
「あぁ、あれ?おいしかっ……ぐぇっ」
突然胸倉を掴まれて立たされた。く、苦しい。こ、これだったか!
さちは左手しか使っていないのに、僕の身体は少し浮いている。足が着いてない。
そういえばあのプリンは絶対に食べちゃ駄目だって言われた気がする。酔っ払って忘れてた。
「おいしかったんですか?」
おいしかったって言ったら殺される気がする。けど嘘ついてもどうしようもないから素直にうなずいておく。笑顔を崩さないさちが怖い。
「ふーん………そうなんですか………」
というかですね、さちさん。うん。片手で僕の身体が浮くのはまぁいいとしましょう。君が力持ちなのはよく知ってます。うん。左手に関しては別にいいんだ。苦しいけど。問題は右手なんだ………
「その、でっかい金属製の棒はなんですか?」
「金棒ですよ。」
ついつい声にでた疑問にさちはすぐに答えてくれた。ウン予想通りだ。しかしね、妻よ。君はそんなアフリカゾウでも一撃で殺せそうなものでなにをするつもりなんだい?
「そうですね………ウフフ………これで叩いたら恭一郎さん………ウフフ………」
なんで楽しそうなのか知らんけどこんなときまでニコニコしているのは勘弁して欲しい。余計怖い。まさかプリン一個で命の危機を迎えるとは思わなかった。いつもは優しいのに………
やっぱりさちは怒らせたらいけない。
彼女は鬼だ。比喩でもなんでもなくそのままストレートに迷うことなく鬼だ。角とか生えてるし、歯も鋭い。なんでも出身は鬼が島らしい。
「なにボーッとしてるんですか?」
ぐぐいっと首が締め付けられる。なんとかしないとホンキで死ぬ気がしてきた。
「し……詩織は……?」
とっさに娘の名前を出す。いくらなんでも娘の前でこんなバイオレンスなマネは出来ないだろう。
「詩織ならお友達のお家に遊びに行きましたよ、とっくに」
時計を見ると十一時を過ぎたころだった。日曜でよかった………いや、よくはない。会社にも逃げられないということだ。
「まさか娘をだしにして逃げようとするとは思いませんでしたよ」
ああ、なんか彼女の背中に鬼が見える。まぁさち自身が鬼だが………そろそろなに考えてんのかわかんなくなってきた。
こうなったら最後の手段だ。もう手が尽きたというのも情けないが仕方ない。これで失敗したらもうこの命ないものと思おう。それもまた人生。
覚悟完了するとキッとさちの眼を見つめる。
「さち………」
「な、なんですか………」
僕のただならぬ雰囲気に彼女も気おされたらしい。僕を掴む手が少し揺るんだ。今がチャンスだ!この一撃にかける!
「だーーいすきだーーーーっ!!」
僕は全身の力を振り絞り、さちに抱きついてキスした。後はこのまま押し倒してオトナの時間の始まりだ。
まさかお釈迦様でもいきなりこんな手に出るとは思うまい。これが最後の手段っていう僕の頭はなかなかにくs──────ドンッ!!
その瞬間、僕は仰向けに倒れていた。しかも身動きが取れない。まさか鬼の超能力か!?とも思ったが違った。
何のことは無い。僕はさちに投げられ、畳にめり込んでいた。さちの力なら床をぶち抜くこともできるだろうから、もしかしたら手加減してくれたのかもしれない。ひょっとしてもう許してくれたかな?
「恭一郎さん。こんな明るいうちから一体なにを考えてるんですか?」
笑顔を絶やさぬさちが僕を見下ろす。やっぱりまだ怒ってる怖いよう。泣きたくなってきた。当たり前だよな。あんなんで許してくれる奴がいるわけないし………
「このまま踏み潰しちゃいましょうか………」
さらりと怖いことを言いながら、さちは足で僕のパジャマをめくり、へその辺りに這わせ、腹全体を軽くくすぐるように撫で回す。
「さちっ、やめ……ちょっ、くすぐったい…」
身体をよじって逃げようとするも、畳にズッポリとはまっていてまともに動くことが出来ない。
「あら、どうしたんですか?恭一郎さん………大きくなってきてますよ……」
足でくすぐられただけなのに硬くなってきた僕のものをぐりぐりと足で押さえつけてくる。
これはなんだかんだで作戦通りになってる?
「う、うぁ……さ、さちぃ…」
「どうしたんですか?情けない声を出して……足でされるの好きなんですね。」
「ち、ちが………」
「違いませんよ。」
さちの手が触れたと思った瞬間、一瞬で僕の身につけていたもの全てが破り捨てられた。
「先っぽだってぬるぬるしてますよ?」
足袋の上から器用につま先でカリを挟み、優しく上下に動かす。その嬲るようなもどかしい刺激に、頭が働かなくなっていく。
「さ、さち……もう…」
「どうしたんですか?精子出したいんですか?」
返事の変わりに首が外れそうなほどうなずく。
「駄目です。」
これまで見たことのないようなサディスティックな笑みで答え、さちは足を離した。
「な、なんで……」
「忘れたんですか?わたし怒ってるんですよ」
忘れるところだった。殺されかけてたというのに我ながら出来の悪い脳みそだ。
「ご……ごめん…」
「許すと思ってるんですか?」
嫁からの死刑宣告。プリンの恨みは恐ろしい。ハムスターのようにガタガタ震えてる僕。さらばわが人生。
しかし覚悟を決めたのはいいが、一向にさちが殺しに来る気配が無い。
少しして、さちはおずおずと切り出した。
「………さっきの、本当ですか?」
「さ、さっきのって………」
「あの、だいすきだーっていうの………本当ですか?」
「本当だよ」
それは嘘じゃない。というか嫌いだったらとっくに逃げてる。
僕の返事を聞いて、さちは嬉しそうに笑った。いつもの、優しいさちの笑顔だった。
「じゃあ許します。」
「へ?い、いいの?」
「当然ですよ。わたしがそんなことで本気で怒ると思ったんですか?」
いやいやいやなにを言ってますか?どう見てもあの目は本気だった。まぁそんなことは言わないけど。
しかしさちの機嫌も直ったみたいだし良かった良かった。まさかホントにあれで許してくれるとは思わなかったけど。鬼の考えることはよく分からん。
「プリン、後で、一緒に買いに言ってくれますか?」
「うん。もちろん」
畳から抜いてもらいながら、そんな会話を交わす。
「それじゃあ、ご飯にしますから服着てくださいね」
とてとてと台所へ消えるさちを見送り、ほっとため息をつく。とりあえず助かった。
助かったが、しかし、頭が冷静になったところで思う。もう危険が去ったと思うと、またよからぬコトを考えてしまうのが僕の悪いところかもしれない。
ただ、どうしても考えてしまう。
さっきの続きもしたいし、それにそもそもプリン一個で命の心配をしてしまうほど怖い思いをしたんだ。
いや別にそのことに怒っているわけじゃないけど、でも、なにか仕返して困らせてみたい、と。
とりあえず以上です。
今更節分用のネタを出してる時点ですでにあれなのですが、なんかいつにもましてぐだぐだです。
GJ
でも寸止めだな
稲荷神のネタを考えたが文章にできない・・・
じゃあ言ってみろ。誰かかいてくれるかもしれない
つ 決め台詞「それは私の御稲荷さんよ」
雄狐が美女に化けてたとか?
そーいや、「ふわふわのしっぽ」という狐の恩返しの話があったな。
自分を助けてくれた少年に恩返しする為に、セーラー服着たりする話。
問題は作者が雑破業、即ちショタ好き作家だということだ。
303 :
299:2006/03/30(木) 01:37:21 ID:TJmlgrhg
安部 康名 主人公、大学1年生。実家は神社
葛葉 恭子 幼馴染、見習い稲荷神。ちなみに母親は主人公の実家で祭られている稲荷神
あらすじ
二人の子供が何か話してる様だった。
「大きくなったら、迎えにきてよ」
「うん、絶対行くから」
「約束だね」
「約束だよ」
それから何年も経ったある夜――
「約束をずっと、ずっと待ってたのに・・・なのに・・あなたは・・・
どうして迎えに来てくれなかったの、このばか!」
これが限界・・・・・orz
覚えて居た方、お久し振りです。忘れた方、始めまして
宇宙人もの書いてた人です
お久し振り過ぎて自分のトリ忘れてしまうほどです
…吊って来ます
吊る前に続きをば
サイレンの音と野次馬のざわめきが聞こえる
時々辺りにきらめく警官のライト
そして、隣りには精液まみれの美少女
「何の犯罪者だ俺は…」
俺は頭を抱えて深い溜息をつく
「…見付かったら言い逃れする前に尋問室行きだな」
そう呟きながら、隣りで身体中の固まり始めた精液を気にして居るユキを見る
「え?えっと…何ですか?」
俺の視線に気付き、恥ずかしそうに言うユキ…
頼りねぇ…宇宙人パワーとか、一瞬でも期待した俺が馬鹿だった
「…取りあえず見付からない様にして、封鎖解かれるまで待つぞ」
「あ、はい。わかりました」
そして夜の山の中で待機することになった
……
………
…………
………………………
「…暇だ」
ありえない位に暇だ。何とかしろ
「そ…そんなこと言われても…それに、まだ23分しか…」
「仕方ないだろ。ここじゃあ星も見えないしよ」
茂る木の葉により、夜空のほとんどは覆い隠されていた
「星…好きなんですか…?」
「大好きだね。星空は心のオアシスだ。MYロマン」
「いいですよね、星!私も大好きなんですよ!」
ユキは興奮して言う。何と言うか…思ってたイメージと違うキャラが出たな
「あ…えっと……変…ですか?」
我に返って恥ずかしそうに聞いて来る
何か…こっちまで照れるだろ
「いや、そんな反応されたのは初めてだからな…
いつも変な顔されたり、子供みたいだとか言われたり…」
皮肉なもんだな。初めて趣味が合った女は、星空の向こうから来た宇宙人ってのも
「…誰か居るのか?!」
そんな時、懐中電灯の光と共に、声がかかる
「…!?まずい…」
慌ててユキを押さえ込んで、地面に伏せさせる
「え…待っ…ふみゅ!?」
…変な悲鳴が聞こえたな
「うぅ…鼻打ちました…何するんですかぁ…」
「馬鹿!喋るな!」
泣きそうな声で、抗議の言葉をあげるユキを、目一杯小さく怒鳴る。見付かったらご近所に会わす顔が無い。引きこもりか引っ越しだ
「確かこっちから…」
警官だ…灯が近付く…やばい…
冷や汗とか脂汗とかダラダラ垂れてきそうな気分だ
気付かないでくれよ…
祈る俺の気持ちも空しく、その警官のライトは無情にも俺とユキを照らし出した
しかも運の悪い事に、俺は仰向けのユキに覆い被さる様な体勢…つまり押し倒した状態…
「はは…終わった…色々と…」
よし、明日から引きこもろう!ビバ引きこもり!引きこもり記念日!
「…気のせいか」
そう言って離れて行く警官
「………へ?」
あまりの絶望に脳がトリップしていたから、何が起きたか分からなかった
取りあえず理解出来たのは、警官があと数歩というところまで近付き、俺達をライトで照らし……去って行ったというところまでだが
おかしいのは俺の頭か警官の頭か…
「えっと…重いので、退いてもらっても…?」
「あ、あぁ…」
何が起こったんだ…あの警官の眼は節穴だったのか?
「えっと…何で隠れたんです?」
起き上がったユキが素頓狂な事を尋ねて来る
「はぁ?そりゃお前…警官に見付かりそうになったから…」
見付からなかったけどな
「あれ…えっと…言ってませんでしたっけ?
大丈夫ですよ。認識阻害措置をしておきましたから」
さも当然とばかりに言いやがった
「認識…?なんだそれ?」
いちいち難しい言い回しするな。自慢じゃないが、頭はよくないんだ
「ん…えっと……簡単に言えば…石ころ帽子?」
…ドラ○もんかよ!?
「…って、そんな便利な事出来るならさっさと言えよ!」
最初からそれで帰れば、この寒空の下で警官な怯えて隠れるなんて、一生味わいたくない気分をしないですんだっていうのに
少しづつユキに対する憎しみが沸いて来る
よく考えたらそもそもの原因はこいつだよな…
「だって…えっと…ここで待機って…言って…」
ユキはオロオロしながら弁論する
そんなこと言ったか?…言ったな
「…他人のせいにするな」
「うぅ…そんな…」
取りあえずこれで帰る手立てが見付かったな
…そこでふと邪な考えが浮かんだ
「…なぁ、さっきの透明人間になる…何だ?」
「え…認識阻害措置ですか?」
「そう、それ
それって声も聞えないのか?」
ユキは突然尋ねた俺の言葉を怪訝そうに聞きながら答えた
「え…えぇ…音や匂いまで完全に阻害することも出来ますけど…」
それは良い事を聞いた。色々と面白い事が出来そうだ
「えっと…物凄い嫌な予感がするんですが…」
怪しくニヤける俺を見て、怯える姿は何というか…余計に苛めたくなるな
「ふぁ…こんなの…やだ…」
夜の道路…野次馬や警官がひしめき合っている大通りで、全裸の―しかも身体中に時間が経ち固まった精液まみれで歩く少女
そんな異常な光景であるにも関わらず、まるでそれが当然と言わんばかりに気にも止めず通り過ぎる人々
「どうせ誰にも見えないんだ。隠すなよ」
「うぅ…酷い…」
ニヤけながら言う俺を恨めしそうに見ながら、胸と秘所を隠している手を少し退かす
そそるねぇ。あと何ラウンドかいけそうだ
309 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 02:43:25 ID:pusT1wKR
キテルー!!
「えっと…これからどうするんですか?」
羞恥心により耳まで真っ赤にしながら消え入りそうな声で尋ねて来る
「んー…取りあえず俺の家に帰るか」
「もう…人目に付かない所なら…どこでもいいですよ…」
自暴自棄になっているな…まだまだこれからだって言うのに
今日の俺の脳はフルスロットルの鬼畜脳だ
楽しそうな苛め方が次々と沸いて来るぜ
「うぅ…また嫌な予感です…」
ほぅ、随分勘がいいねぇ。流石宇宙人
じゃあその予感を上回るように頑張らないとな
「えっと…お家…どこです…?」
「まぁ、落ち着けって」
「…私は至極落ち着いてますよ」
そうか?俺は色々楽しみで仕方ないさ
まずは…
「…よっと」
「え?や、きゃ!?」
ユキを抱き上げる
突然の事に驚いたのか、小さな悲鳴をあげる
「えっと…親切心…ってことは…」
「無いな」
俺はさっきまでのストリップショーによって、十分な硬さを持ったソレをユキの秘所にあてがい…
「ーっ!?」
一気に貫いた
「あ…うぁ…待って…痛い…です…」
愛撫も何もしていない内に挿入したから、俺すらも快感より痛みの方が勝る
男の俺ですらこの痛みなら、ユキの方の痛みはかなりのものだろう
現にユキは必死に俺にしがみつき、痛みに耐えている
…俺の背中に爪を立てながら
いてぇなこんちくしょう
「ひ…きぁ…っ…!」
少し慣れさせようと思ってたが、やめだ。逆に激しく腰を打ち付ける
体勢上俺にしがみついているユキは、おもっきり膣を突き上げられる形になる
「ぅぁ…痛…お願い、ソラさん…休ませ、て…」
ユキは歯を食いしばり、いまだ慣れぬ激痛と戦いながら涙目で懇願する
「背中に立ててる爪何とかしたら考えてやるよ」
「ぁ!?えっと…ごめんなさい!」
ふと、背中に走る痛みが消える
手は背中に回されてるので見えないが指や腕は動かさず爪だけ…多分、爪が引っ込んだ…
無駄な時発揮されるな…宇宙人パワー
そう言えば…他にも違和感が…
小柄な女とは言え人一人担いでるのに腕がほとんど疲れていない…
むしろユキから“ほとんど体重を感じない”…
今更ながら気付いてしまった
今、自分と交わっているのは人外の…しかも俺を殺した化け物と言う事を…
…俺はしがみついているユキを見る
涙目で荒い呼吸をし、痛み耐える華奢な少女
何を躊躇う…どんなに激しくしたってこいつは抵抗しないだろう
そうだ…こいつは…俺を…俺を殺したんだ…!!
俺の理性はそこで切れた
「ひきゃ!?や、ソラさん…もう…ちょっと休ませ…」
いきなり突き上げられた為、ユキは小さな悲鳴をあげるが…
「…うるせぇ」
自分でも驚くほど低く、冷ややかな声
「ソラ…さん…?」
ユキの顔に浮かぶのは疑問と恐怖
「うるせぇよ…少し黙ってろ!!」
俺は怒鳴り声をあげ、更に激しく腰を打ち付ける
膣内を抉るように
最奥を…子宮口に叩き付けるように
俺は自身のモノでユキの身体を貫き、抉り、掻き回す
ほとんど体重が無いおかげで、振り回すようにユキの身体を扱う
「か…は…っ…はっ…ひ…っ…」
最早ユキの悲鳴も声にならず、空気の漏れ出るような悲鳴のみ…
目からは大粒の涙が零れ、異常に長い黒髪が宙を舞う
ハハ…壊れろ…壊れちまえ…全部…全部…!
「ソラさん!!」
「ーッ!?」
突然の至近距離からの大声で、脳を直接叩かれたような衝撃により理性を取り戻す
「あ、えっと…大丈夫ですか?顔色真っ青になりながらで…」
「あ、あぁ…大丈夫だ。何でもねぇよ」
何とかそのセリフを絞り出す
何だ今のは…
あともう少し正気になるのが遅れていたら戻れなくなる…
そんな確信のような予感が…
「ふぁ…えっと…ソラさんの…硬さが…その…」
ユキが消え入るような声で言う
「お前…あれだけ乱暴にされてもまだヤル気なのか?」
呆れて言う俺にまた消え入るような声で答える
「えっと…私…苛められるのが…好き…と言うか…」
さっきとは別の理性が飛んだね
激しく…しかしさっきよりは優しくユキを突き上げる
「何だお前マゾかよ。まじ変態だな」
代わりに言葉で責めながら
「ふぁ!?言わないで…下さい…」
「痛いとか言いながら感じてたのか?」
「ちが…流石に…アレは…」
「どうだか」
言葉で攻められる度、ユキの膣は切なげに締め付けて来ていた
「このまま家まで行ってやるよ」
俺は駅弁ファックのまま家に向かって歩き出す
「ひゃ…駄目…歩く度…振動が…」
ユキはずり落ちないように必死に抱き付く
「響いて…子宮まで…イっちゃ…ぁあ…っ…ああぁあぁぁぁぁぁ…ぁ…」
身体を反らし、痙攣させ、ユキは絶頂に達する
しかし俺は歩みを止めなかった
「ま…待って…下さ…あそこ…ひくひくって…」
「このまま家までノンストップだ」
「ひぇ…ちなみに…距離は…?」
「5キロ位だろ」
「そんな…待って…いや…いやあぁあぁぁあ!」
夜の街にユキの悲鳴が響くが…
それは誰にも認識されなかった
以上です。
人外要素が少ないですね…orz
次は…次こそは…
>>303 このばかちんがあぁァァッッ!!
「あらすじ」というのは「お話全体がどういう流れなのか」を説明するものであって、冒頭部分を指すモノではないわッ。
類型として「さわりの部分」という表現も、お話の冒頭ではなくクライマックスのあたりを示すんで間違えないようにッ。試験に出るぞ。嘘だけど。
まづは辞書を引け。辞書、でぃくしょなりぃを活用せよ。「せ」の項とか特に。
大体、この子いったいどんな子よ?
「約束をずっと、ずっと待ってたのに・・・なのに・・あなたは・・・
どうして迎えに来てくれなかったの、このばか!」
この台詞、どんなシーンで言ってるの?
学校で?それともバイト先にでも怒鳴り込んだ?
玄関開けたら正座でラスボス?
もしやベッドで寝てる男の上で四つんばいに覆いかぶさってるの?
それともすでにロープで全身拘束済みだったり?
なみだ目してる?マジ切れしてる?怒ってる振りして実は捨てられちゃったんじゃないかと内心凄く凄く不安だったりするの?
勝ち気と健気は違うんだぜ、にてるけど。そういうところが性格面でのキャラ立てのポイントに・・・なったりならなかったりしないでもない、多分。
次に「稲荷神=狐っぽさ」をドウ表現するんだ?
「キツネです」って自己申告だけじゃ狐にゃならない。むしろキツネツキとして精神病院入りだ。「危険をちょっとでも感じたらこのボタンを押すように」って黒人看護士に忠告されるぜ。ビバSANチェック。
話を戻そう、
それは三角のおみみか?ふさふさのしっぽか?
手袋をはめるのにちょうどいい間違って差し出したこげ茶色の前足か?ちょっと偉いぞ服屋の親父。
メンタル面で攻めていたづらっ娘なところってのもアリか?
稲荷神ってダキニのイメージはいる前と後で性格変わるぞ。
あといなり寿司はヒトの肝の代用品だから。コレマハカーラに調伏されたダキニへの捧げモノの類型だから。
後付設定だから。ジェットスクランダーみたいなもんだから。
変化球or源流を狙うならウカノミタマ=穀物の神様=自分は死んじゃって何かを残す、みたいなのもアリだろう。
たんにご飯がうまく炊けるヒトでもいーけどね。
いっそ切り口をスッパリ変えて「たぶらかす」を拡大解釈してインランでもいい。
その場合、スイッチはいっちゃった自分に肯定的な「明るく楽しくイヤラシク」型なのか、「こんな私嫌なのに止められないの・・・」なハイトク型なのかぐらいあるのベター。
地下板の華、えちシーンの雰囲気が180度変わる。マジ変わる。
ついでにハッピーエンド?バッドエンド?ぶっちゃけ恋愛?悲恋?
ラブでもコメでも別にいーけど、ベクトルすら決めないなら三題囃レベルまでポイントは削ってくれ。
キャラ名とかいらないから、んなんタダの足かせだから。生まれた子供に「生命」とでもつければ満足する?
その場合奥さん家出ENDになりそうだけどね。
阿紫霊稲荷(字、間違ってたら御免)=アシュレイで実はパパが外人のせいでパツキンとかレベルまで捻ったりしてもいいかもね。
とにかく、安易な安部ネタに縛るのやめれ。
つか、「五狐神」でぐぐったらこんぐらい
(
ttp://web.kanazawa-u.ac.jp/~chinese/xuesheng/nakatsuka/n-sotsuron.htm)すぐ見つかるぞ。
「ヒトに託す」を「投げっぱなし」と同意味にしなさんな。お里が知れるぞ。
そして何より重要なのは・・・
アラわになった彼女のあそこがスジなのかどうか、だ。こら引くな。え?すでにドン引き?
・・・言っとくけど、全然アンタの話に興味引かれたわけじゃないんだからね!
ほ、ホントなんだからあっ。
すいません、作品投下されてたのに熱くなって気付いてませんでした。ごめんなさい。
>>314 おかえりなさい。羞恥プレイ最高です。二人はこの五キロで言った何回イクんでしょうか?
石ころ帽子も十分宇宙人パワーで人外だと思います。
この板のレス容量の多さに不覚にも驚いてしまった
>315
ここまで熱くなれるアンタに乾杯だ! よくやった、感動した!
あの〜。ここで粗筋書いたら、SS化していただけるんでしょうか?
それは各人の琴線に届くかによる。
>>321 アイディアだけ出してれば、たまに拾ってSSにしてくれる方がいるけど
細かい粗筋まで書かれれば、逆に書き難いからスルーされるんでね?
てか、粗筋まで思いついてるんだったら
下手な文章でも自分で書いた方が良いだろ
>細かい粗筋まで書かれれば、逆に書き難いからスルーされるんでね?
そうですか。
では時間と気力ができ、現在書きかけのものが終わるまでアンジェラは一時中止します。
どこかで見た書き込みで刺激され、モンハン2のss書いてるんですけど、
ここに投下しても可?いちおー擬人化なんですけど・・・
つかモンハンで疑人化って……
リオレウス、リオレイアか?
分からない人への追記
簡単に言えばドラゴンの夫婦
>>326 そうですね、すみませんでした。
少しテンションに身を任せすぎました。もう少し考えてきます。
申し訳ありませんでした。
>>328 一応俺もモンスターハンターのファンだからどこに投下したのかぐらいは教えて欲しい……
ってスレ違いか?
最近は敷居の高い話しばっかりですな‥‥
332 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 20:52:03 ID:VyV2UPBS
>>331 モンハン厨の俺が翻訳してみる
> クエストは、蜜を取ってくるとか。
アイテムにハチミツというアイテムがあり、結構利用価値高い
> アイルーは女ハンターの装備を奪っていくぞ!
> みたいな……
アイルー=後ろ足で立つぬこ、爆弾投げたりアイテム盗んだりとかなりウザいキャラ
うわ…上げてた……
マジスンマセン
>330
>スレ立てちゃうのもアリだと思う
でもそれって乱立にならんか?
既存のスレに間借りできる内容で、無理にソレやる必要はないんでは?
>>334 誰も気がつかなかったのに、良く見つけたなぁ
>>334
おお、あったんですね。そのうち投下します。
このスレの作家様、頑張って下さい。
見つけてくれて、とても、ありがとございます
つーか、スレタイトルに略称だけってのはどうよ? と思う。
そんなに詳しくない人には分かりづらい。
さらにイニシャルだけなんて、殆ど見つからないようにしているとしか思えないくらいだ。
例えば、ソードワールドをSWと略したら、スターウォーズと区別がつかん。
次スレがあれば、是非直すべきだと思う。
もっとも、801板みたいな特殊な不文律のある場所なら、また別なんだろうが……
>>339 残念ながら初代からスレタイやテンプレに拘って立てられるスレはそんなに多くないよ。
>>339 ぱっと見
上のってモーターヘッドに見えた
だってナイトオブゴールドってエロ要素満載な期待だし
頭に女陰
太刀の柄が男根だし
MH・・・モーターヘッドね、一瞬誤爆かと
吸血鬼ネタで、「指輪の交換」ならぬ「血の交換」ってどうかな?
血を吸うことによって相手を永遠に自分のものにと
願いが込められていて恋人どうしが行うとか。
これじゃ浮気ができないな・・・・
あの日…もし彼女に出会わなければ、何も知らずに済んだのかも知れない。
太陽が輝く夏のある日に、僕は見慣れぬ少女をいつも利用している路面電車の中で見かけた。
真っ白なドレスにネコミミという風変わりな格好をしたその子は、じっと絵本を読み続けていた。
表紙には「ほしぞらのかがやくよる」と書かれている。
ああ、聞いた事がある。
確か絵本作家の人の実体験を基にしたとか、ネットで噂になってる絵本だ。
僕自身は読んだ事は無いけど、同じクラスの子が「一度読んでみて」って言ってたっけ。
次の駅で降りる為に僕は立ち上がると、その女の子は本を閉じて僕の方へ近づいてきた。
そしてうっすらと桃色に染まった唇から言葉が放たれる。
「見つけた、力を持った新しい子を。」
その夜、僕は電車の中で見た女の子の事を思い出していた。
確かに可愛かったけど、それ以上に彼女の言葉がすごく気になる。
「あれはどういう意味なんだろうか…。」
居ても立ってもいられない僕は、あの子が読んでいた絵本を調べることにした。
調べていくと、様々な場所で絵本に関する噂が書かれていた。
「この絵本の作者は、本の内容通りに邪神と呼ばれた者達と遭遇している。」
「絵本の作者とその親しき者達は、力を合わせて大いなる脅威に打ち勝った。」
「邪神達は今も人間の世界で暮らしているかもしれない。」
という、とんでもない噂だった。
全部を信じる訳じゃないけど…でもこれがもし本当の事なら
数年前の大災害の日に体験した事も全てつじつまが合う。
空が割れて、其処から不気味な怪物達が町にやってきて
僕も怪物に襲われそうになった時、一人の女の子が僕を助けてくれた。
助かった僕を見て、その子が嬉しそうに微笑んだのを今も覚えてる。
「あの子も邪神達の一人なんだろうか…。」
そう思ったとき、昼間の女の子の顔を思い出す。
「そんなわけ無いよな…だってあれは何年も前の事だし。」
でも確かに、似ていた。
あの時は気のせいだと思ったけど、目が合った時にあの日の笑顔が
重なって見えたんだ。
次の日、僕は同じクラスの月山さんに絵本の話を聞いてみることにした。
「あの絵本が実話かもしれないって噂をネットで見たんだけど…。」
月山さんはう〜んと唸った後、口を開いた。
「私はね、その噂を信じてるの…他の人に言ったら笑われちゃいそうだけど。」
くすくすと笑いながら答える月山さん。
「…翔一君は信じる?」
彼女は眼鏡をくいっと持ち上げて僕に問いかける。
「…信じるも何も、あの時似たような事を経験したことがあるから…。」
月山さんは安心したような表情を見せた。
「じゃあ、翔一君は自分よりとっても強いお嫁さんとか欲しいんだ。」
「…は?」
月山さんが変な事を聞いてくる。
「だって…あのお話の途中で主人公と天使の女の子が結婚するでしょ?」
ああ、そういえばそんな話聞いたことがあるな…。
あれ?いま月山さん『天使』って…。
「月山さん、あの本に出てくるのは旧支配者と呼ばれた邪神達…。」
「私には彼女達が天使に見えたのよ。」
言葉を出し切る前に、月山さんは指先で僕の口を塞ぐ。
その自信に満ちた表情に、僕は何も言い返せなかった。
放課後、僕は近所の古い本屋に寄ってみた。
「いらっしゃいませ!」
元気な声のする方を振り返ると、僕と同い年位の女の子が椅子に座っていた。
店員さん…だよね、聞いてみよう。
「あの、何年か前に出た絵本で『ほしぞらのかがやくよる』って言う題名なんですが。」
「はいどうぞ、大切にしてくださいね。」
題名を言ってすぐに、店員さんは絵本を出してくれた。
…まるで僕がこの本を買いにくるのを知っていたかのように。
「あの、お金は…。」
「この本を大切にしてくれるなら、それで結構ですよ。」
店員さんはそう言いながら、僕に本を手渡してくれた。
ノートパッド?書きつつ投稿してる?
帰り道にある公園で、また白いドレスの女の子に出会った。
ベンチに座ってじっとこっちを見つめている。
今度こそ確かめないと…。
「君はもしかして…。」
近づいた次の瞬間、体がとても重くなったような感覚に陥る。
だがその感覚もすぐに消え去った。
「結界を張ったわ、誰も私達の事は見えないし声も聞こえない。」
気が付くと彼女は目の前に立って、僕の目をじっと見つめていた。
「久しぶりだね…覚えてる?」
…やっぱり、あの時の女の子だったんだ…。
「ホント言うと、ちょっと忘れかけてたんだけど…。」
「…よく聞こえなかったにゃるら、もう一度言うにゃるら。」
急に彼女が不機嫌そうな顔になる。
「えーっと、今の話し方で完全に思い出したよ。」
彼女は人間では無いのかもしれないという事をその時は…忘れていた。
でも、それ以上にまた逢えた事が嬉しかった。
「また会えたね、ニャルちゃん。」
ニャルちゃんはあの時と全く変わっていなかった。
…全く?おかしいな、初めて会ったのは僕が小さい頃で…今は高校生で…あれ?
困った顔をする僕を見て、ニャルちゃんは答えた。
「歳はとらないにゃるら。永遠の美少女にゃるら〜。」
笑ってしまいそうになってる僕を、ニャルちゃんはじっと睨みつける。
話題を変えないと…。
「そういえば、電車の中で言ったあの言葉…あれはどういう意味なの?」
「あれは言葉の通り。貴方も力を持った存在だって事にゃるら。」
僕がニャルちゃんやあの絵本の人達みたいな力があるなんて思えない。
「力はね、想いにゃるら。自分以外のものを傷つける事だけが力を持つということじゃないにゃるら。」
「つまり僕がこうしてニャルちゃんと出会ったのも…その力のおかげなのかな?」
ニャルちゃんは少し考えて答えた。
「ま、そういう事にゃるら。翔一の力は心を結びつける力にゃるら。」
僕ははっと気が付いて、絵本のページを開いていった。
最初は一人ぼっちだった主人公。
だけどページをめくるごとに、他の人物達も描かれていき、最後は…。
「ね?その本の作者も想いの力で何よりも欲しかった『家族』を手に入れたにゃるら。」
「…じゃあこの本には書かれていたのは全部本当の事なんだね。」
そう言うとニャルちゃんはニコッと笑って頷いた。
「不思議な事もある物なんだね。」
「まあ、そういうものにゃるら。」
…待てよ?じゃああれですか?
僕もあの日のニャルちゃんみたいに、訳の解らない怪物と戦ったりしないといけないって事?
だってこの絵本にも怪物と戦う場面が何度か…。
「心配しなくても、もうこの世にはそんな連中はいないにゃるら〜。」
それを聞いて安心したよ…。
「でも、貴方自身が力を奪おうとする怪物になってしまう可能性もあるにゃるら。」
え…何でだろう?
僕は疑問に感じて聞いてみると…。
「私達の力は大きすぎるにゃるら。精神が強い存在でも、
いつかは影響を受けて壊れてしまう可能性もあるにゃるら。」
うわあ…そんな大変な存在だったのね、ニャルちゃん。
「ま、特訓すれば大丈夫にゃるら〜。」
ニャルちゃんがそう言った瞬間、僕は意識を失った。
「…起きて…特訓開始よ。」
ニャルちゃんに起こされると、其処は公園ではなく自分の部屋だった。
「と、特訓って…?」
「精神を鍛え…煩悩を取り払う…かな?」
言葉の意味が解らずに戸惑う僕のよそに、ニャルちゃんは突然服を脱ぎだした。
「初めて…だよね。」
ニャルちゃんはゆっくりと僕の服を脱がせてゆく…ま、まさか…。
「…これでいいかな…『本体』でしちゃったら後で怒られちゃうから…。」
そう言いながらニャルちゃんは真っ黒な仮面を顔に付けた。
次の瞬間、僕はとんでもない物を目にするのだった…。
スレの活性化になればなどと思い
ノリで投下してしまい申し訳ございません。
寸止め気味ですが一旦前編終わりという事で。
宜しければ後日後編(になるかどうか疑わしいですが)を投下させて頂きたいと思います。
…何でも勢いでやるのは危険ですな
>>359 できればメモ帳か何かで書き上げてから一気に投下してくれ
同意。その方が無難だと思う。
読み手も焦れるし、時には煽る奴もいるので。
あと、適当でも作品名でも良いから、コテつけて?
「よくぞここまで辿りついたな!勇者ディルスよ!」
頑強な鎧を身につけ白銀に輝く剣を携えた少年と、闇色のローブをまとった巨大な悪魔が向かい合う。
「魔王ラグナルアス!!貴様を倒す!」
少年は剣を手に魔王へと斬りかかる。だが次の瞬間魔王の巨大な右腕が剣をはじく。
「なっ・・・!」
「甘いわ勇者よ!その程度でワシを倒せると思うのか!」
「くっ!」
少年は剣を再び構えるが、同時に魔王の口から魔の言葉が発せられる。
「我が魔術を食らうがいい!エアロ!」
強力な風圧が少年を襲い、吹き飛ばされ・・・
「あだぁっ!?」
少年の頭が教室の壁に衝突する。
「アンタ。アタシの授業で寝るなんていい度胸だねぇ?」
教室中の生徒がチラチラ少年を見ながらクスクスと笑う。
「ま・・・魔王は?」
「誰が魔王だい!もう一度エアロ食らうかい!」
教壇に立つハーピーと呼ばれる翼を持った女性が少年を睨む。
「あ、いや!違います!夢の話で・・・」
クラスからまた笑い声が漏れる。
「もういいから席に戻りな!」
「は、はい!」
少年が席に戻ると隣の席の茶色いセミロングの髪の少女が笑いかけてきた。
「ディル君、また変な夢見てたんだ〜」
「うるせーよメルン」
メルンと呼ばれたこの少女は頭からは犬のような耳、体から尻尾を生やした
ワーウルフと呼ばれる種族である。
「では、戦後の歴史に社会の仕組みについてだが・・・こそこそ何やら話しているメルン!読め」
「あ、え・・・え〜と・・・
人間と魔物の戦争の後、人間と魔物はこれまでにないほどお互い協力して生活するようになりました」
「よし、何故人間と魔物は仲良くなった?答えろ」
「え〜っと・・・終戦の理由が人間の希望だった勇者と、魔物達の女王。つまり魔王が恋人になっちゃったから?」
「そうだ。座っていいぞ。
・・・勇者と魔王はそれをきっかけに二人分の巨大な魔力を使い、解けることのない呪いを世界中にかけた。
お前達も知ってるとおり、人間には男しか生まれず、魔物には女しか生まれないのだ。
ゆえに人間と魔物はともに暮らすようになったのだ」
ゴ〜ン!
「おっと、終わりのベルだ。それでは、次の授業までに76ページを予習しておくように」
ベルとともにハーピーの女教師は挨拶もせずにさっさと教室を出て行ってしまった。
「や〜っとだるい授業が終わったぜ・・・」
「もー、ディル君。寝てばっかじゃバカになっちゃうよ?」
俺の名前はディルス。剣術が特技のナイスガイだ。
この犬みたいな女はワーウルフのメルン。一応俺の幼馴染だ。
「ねー、ディル君。この後どうするの?」
「そうだな・・・だるいし帰るわ」
「ということは、何も用事ないんだよね!」
メルンが尻尾をパタパタさせながら聞いてくる
「そうだけど」
「よーっし!じゃあ、私の家まで来てよ!」
「なんでだよ」
「なんででも!」
「しかたねーな・・・」
いつもこんな調子で俺はメルンに振り回される。どうせ嫌だと言っても聞いてくれない。
メルンの家は俺の住む集落から北へ少し歩いた山の中にある。
「なー・・・なんでお前の家なんて行かないといけねーんだよ」
「ないしょだよ」
「いつもじゃねーか」
「いつも私の料理食べて満足そうに帰っていくじゃん」
メルンはバカっぽく見えるが実は料理が得意だ。味も悪くない。
毎回内緒といいつつ、料理をご馳走してくれるので今回もそうだろう。
父親が他界して収入の安定しない我家にとっては一食浮くだけでもありがたい。
「ほら!ついたよ!」
山に住むワーウルフの家は決まって質素な家であり、ぶっちゃけ俺んちよりぼろい。
元々野性的でサバイバルの得意なワーウルフ達は家が無くても暮らしていけるのだ。
「私、料理作るから少し待っててね」
「おうおう。期待してっぞ〜」
俺はそういうとゴロリと仰向けに寝転び、ボロいメルンの家の中をボーっと眺める。
周りには彼女の服を入れるクロゼット。メルンは結構あれでいてオシャレが大好きだ。
いつも新しい服を買った時は俺に真っ先に自慢してくる。
クロゼットの隣のテーブルには俺があげた誕生日プレゼント・・・5歳ごろのものから
一週間前に渡した16歳のプレゼントであるネックレスが飾ってある。大切にしてくれてるんだな。
飾らずちゃんと付けて欲しいとは思うが。
「ディル君〜。甘口にする?辛口にする?」
さてはカレーだな。俺は辛いものは苦手だ。
「甘口だね。もう少し待っててね〜」
聞いといて、俺が答える前に勝手に結論を出す。
当然だ。メルンとは長い付き合いだ。俺のことなら何でも知っていると自負していた。
ここまで来ると鈍い俺でもとっくに気づいているが、彼女は俺に惚れている。
自分で言うのもなんだが、こんなバカ男のどこがいいんだか・・・
実は、メルンは俺のことなら何でも知っている。と言っているが
1つだけ知らないことがあった。俺もメルンのことが好きなのだ。
照れ隠しで無愛想なフリをしているが、かなり前から彼女に惚れていた。
両想いなんだし、さっさと告白しろ。と思うかもしれないが、それが問題なのである。
何故なら、告白とはすなわちメルンと性交することなのだ。
どうしてかは知らないが、勇者と魔王の呪いが世界を覆ってから、ずっとこうなのだ。
性交をすることでお互いを永遠の伴侶にすると近い合う。告白とは重い事なのだ。
戦前は軽々と口だけで告白し、何人も彼女を作る男も居たらしいが。
だから、俺はまだメルンには告白していない。
クラスにはもうすでに告白を済ませた友人も居る。
人間の男とサキュバスのカップルだが、そのバカップルぶりはすごく殺したくなるが羨ましくもあるのだ。
「じゃじゃーん!メルンちゃん特性激甘カレーで〜っす!」
メルンが尻尾をパタパタさせながら料理を運んでくる。
「おー・・・何かすごい色してるな。何いれたんだ?」
「え〜っと、ホワイトチョコを混ぜてみました!」
いつもこんな料理である。これでいつも美味いんだから不思議だ。
メルンがいつもどおり食べるまで尻尾をパタパタさせながら俺のことをジーっと見る。
「それじゃ、いただきますっと・・・」
おそるおそる口に入れる。今回も美味かった。
「おー、見た目がコレだけどやっぱお前の料理は美味いな」
「えへへ〜、いっぱい食べてね!」
メルンがにんまりと笑う。笑うと同時に口の端からよだれが垂れる。
「なんだ?お前も腹減ってるなら食えよ。よだれ垂れてるぞ」
「え?ううん!ちがうの!私はおなかいっぱいだよ!」
「そうか?」
よだれをぬぐう彼女の尻尾を見る。尻尾がピンと立っている。
隠し事をしているときは尻尾に出るから分かりやすい。
何を隠しているのか知らないが、食べてから考えることにした。
「・・・ふぅ〜」
食べた後、すぐ動くのもだるかったのでメルンの家でゴロゴロしている。
彼女は何やらご機嫌で口笛を吹きながら食器を洗っている。
「さて、俺はそろそろ帰りますか〜っと・・・」
むっくりと立ち上がったその時、俺は自らの異変にを感じた。
「なんだ?体が熱いな・・・メルン。風邪薬もってないか?」
「風邪薬なんて必要ないよ」
台所から半笑いのメルンが顔を向ける。
「なんでだよ・・・」
「だって病気じゃないもん」
メルンが笑ったまま俺のとなりに座り込む。
「風邪じゃなかったらなんな・・・んぐっ!?」
突然メルンの唇が俺の口を塞ぐ。
「うふふ・・・どう?」
「ぷはっ!な・・・なんのつもりだ!?」
唇から開放された俺は彼女を見てゾっとした。
メルンがこれまで見せた事もないような妖艶な笑みを浮かべていた。
「あのカレーにね。ラウネちゃんの蜜をいれてたの」
ラウネというのはクラスメイトのアルラウネの事である。
アルラウネ族の蜜はそれだけで強力な媚薬となるのだ。
「な・・・なんでそんなもんを?」
火照って仕方が無い俺の体にメルンが腕を絡めてくる。
「だってだって・・・ディル君、私の事襲ってくれないんだもん!」
「バ・・バカかお前!襲うわけないだろ!」
「なんで?ディル君、私のこと嫌いなの?
修学旅行のとき、ディル君のベッドにもぐりこんだのに、何もしてくれなかったよ?」
「だって、それ・・・お前その時は部屋間違えたって言ってたじゃねーか!」
「そんなの、嘘に決まってるじゃない・・・」
メルンは昔から奥手だった。だが、最近になってからは何かと俺にアプローチをかけるようになっていた。
それもそのはずだ。ワーウルフという種族は元々そういうものなのだ。
群れのリーダーに従う元々の特性から一途であり、他の種族よりも理性より本能が強く
そして尽きぬ事を知らぬ性欲を持つと言われる種族である。
これまで彼女は我慢していたのだ。
だが、俺には勇気がなかったため彼女のアプローチをすべてかわしていたのである。
「ねえ・・・どうなの?ディル君は私のこと・・・」
「好きだ」
「えっ・・・?」
「もう一度言うぜ?好きだ!」
「ほ・・・本当に?」
「ああ、ごめんな。これまでお前に告白する勇気がなかったんだ
でもお前は我慢してたんだな・・・」
「ディル君・・・!」
メルンを引き寄せ唇を重ねる。お互いの舌をお互いの口内へと滑り込ませるディープキス。
「ぷはぁっ・・・うれしいよ・・・」
お互いの口から唾液の糸をひく。
俺は艶やかに笑うメルンの体を押し倒す。
「はぁ・・・ディル君、もう我慢できないよね・・・ごめんね。媚薬なんて使って・・・」
「いいんだ。お前は媚薬なんてなくても我慢できないんだろ?」
「う・・・うん。だから・・・お願い」
彼女の口からそう言葉が漏れた。
彼女が今日着ているタンクトップを剥ぐと、少しひかえめの胸が姿をあらわした。
すがるような目で見つめる彼女の胸に手をかけ、まずは優しく揉む。
「はぁっ・・・ぁっ!」
彼女は嬌声をあげるとともに耳をぴくん、ぴくんと動かす。
「わかりやすくて可愛いな。お前」
「ディル君・・・そんなこと・・・あぁっ!」
彼女が言い終わる前に胸を揉む力を強める。
「あぁっ!・・・はぁ・・・はぁ・・・でぃ・・ディル君・・・」
「なんだよ?」
「・・・そっちじゃない」
「え?」
彼女はそう言うと、自らで下半身を覆っていたミニスカートを脱ぎ捨て
指で秘所を広げて見せた。
「ほらぁ・・・こんなにびしょびしょ・・・」
自分で広げたり、閉じたり。目も据わっている。
どうやら野生のスイッチが入ってしまったらしい。
「はやくぅ・・・」
甘えた声でねだる彼女の体に媚薬で火照ったペニスを突き立てる。
「あ・・あはぁ・・・」
ゆっくりと巨根を彼女へといれる。
初めてのはずの彼女は恍惚とした表情を浮かべていて、苦痛の色はない。
「はぁ・・・はぁ・・・入ったぞ?大丈夫か?」
「う・・・うん・・・はやくうごいてぇ・・・」
彼女のおねだりに俺は腰を少し動かしてみる。
「あぁっ!・・・はぁ・・・もっとぉ・・・」
その様子を見て激しく腰を振る。
「はぁ・・・あはぁっ・・・きもちいいよぉ・・・」
「もっと・・・大好きだよ・・・ディオくん」
淫らな表情でそう言う彼女が可愛くてたまらない。
「はぁ・・・あぁ・・・ずっとこうなりたかったのぉ・・・」
「ごめんな・・・これからはお前に我慢させないから」
「う、うん・・・約束だよ」
お互い痺れるような快感に任せ腰を振る。
気持ちよくて堪らない。好きな人とつながるということはこんなにも気持ちよかったのか。
「はぁ・・・はぁ・・・うっ!」
「は・・・ああぁぁぁぁ!!」
俺も彼女も同時に限界がやってきた。あろうことか彼女の中に精液を吐き出してしまった。
「ご・・・ごめん!」
「はぁ・・・何で謝るの?」
「さ、流石に中はまずかったんじゃ・・・」
「いいよぉ・・・だって、ディオ君は私の・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・ぁぁ!」
メルンが嬌声を発しながら俺の上に乗り激しく腰を振る。
「うっ・・・メルン・・・はげしすぎ・・・」
流石、獣というべきか・・・。日に日に性行為が激しくなっていく。
「ごめんなさい・・・あぁ・・・ご主人さまぁ・・・」
彼女はあれから、俺のことを「ご主人様」と呼ぶようになった。
どういうわけか知らないがワーウルフ族の掟だそうだ。
「うっ・・・もうだめだ・・・うぁ!」
三度目の精液を彼女の中に盛大にぶちまける。
「あ・・・はぁ・・・」
恍惚の表情で体へと飲み込むメルン。
「はぁ・・・はぁ・・・なぁ、もう今日はそろそろ・・・」
「メルンはまだ足りないです・・・
もっとご主人様と繋がっていたいです・・・。
お願いしますご主人さまぁ・・・」
ダメだ。断れない。
こうして俺とメルンの関係は仲睦まじくも、俺は毎晩、尻に敷かれているのだった。
投下させていただきました〜。
初めてSSを書いたので至らぬ点ばかりでしょうがご勘弁を。
この設定でシリーズ化したかったけど文才無いからどうだろう・・・
ご主人様と言わせつつ尻に敷かれているのがイイなあw
シリーズ化を強くきぼん。GJ!
超GJだしもっと読みたい
く、糞!
なんて羨ましい世界なんだ!
オムニバス形式で続き書いてホスィ……。
今俺の頭の中にポンと出る人外娘はアルケニー、ラミア、マーメイドあたりかねぇ。
エルフ、ドワーフ、ホビット、ヴァンパイア、ゾンビや幽霊はこの世界観にはどうなんだろ。
373 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 16:46:40 ID:IEi6s0Zw
この世界に住みたかった
374 :
美夏:2006/04/08(土) 16:53:30 ID:nsWuaEiU
エルフ、ドワーフ、ホビットは亜人。
ヴァンパイア、ゾンビや幽霊は下手したら人外娘どころかアンデット。作者の世界観次第でどちらにも転ぶ。
読んでいただきどうもありがとうございます。
では、また今度書けたら貼りに来ますんでよろしくお願いします。
幽霊は行けるけどゾンビは流石に難しいですね・・・
美少女ゾンビで防腐剤で腐敗を止めてるとか。
ぐじょぶ!
個人的にはラウネちゃんの蜜であんな事やこんな事しちゃう話キボン!
>>377 僕は彼女の青白くひんやりとした肌を抱きしめた。
「んっ…」
血の気のない唇から可愛らしい声が漏れ、防腐剤の匂いが鼻を突く。
…ごめん、俺の想像力だと猟奇気味ギャグにしかならんw
その昔、星新一がゾンビの娼館という話を書いてたな。
もちろん、ゾンビと解らないようにちゃんとメイクとかで誤魔化していたが。
あと、あろひろしの「恋はフラン」はヒロインがゾンビで、
普段はハリウッド仕込みのSFXのメイクで変装している、という設定だった。
エロがやりたければ、生体エネルギーを貰って防腐とかってやったら?
ヴァンパイアハンターのレイレイがヒントに
>382
残念、そいつはホムンクルスだ
>>382 つーかそいつは、墓場から復活したから、主人公達が「ゾンビ」って言ってるだけだし。
アンデッドでエロ書けそうなの
ヴァンパイア…基本
ゾンビ…あんまり腐敗してなければなんとか
グール…食事がグロいだけだから余裕
ミイラ…水分補給でなんとか
ゴースト…幽霊なんて余裕
レイス…ヤる側が気合を入れて生命を吸い取られなければなんとか
無理
スケルトン…どうしろと。
>スケルトン…どうしろと。
つ[牡丹灯篭]
>>386 ゴーストも実体化できなかったら無理だろ。
だから他の種族でも補完すれば何とか可能になると思うんだけど
あと、ヒトに近い精神が残ってるという前提があるな
スカルファ(rya
幽霊は実体化しなくても、こっちが夢の中とか幽体離脱とかで対応OK。
このスレには生身で幽霊女とセクロスした猛者の話がいくつもあったと思うがw
「ああ!ホントにイライラする!」
昼の教室に甲高い叫びがこだまする。
「ラ、ラウネ、どうした?」
「どうしたもこうしたもないわ!ディルス!アンタ今何してたのよ!」
「な・・・何してたって・・・」
数分前の昼休みの出来事だった。
「ご主人さまぁ・・・はい!あーん」
「あ、あー」
メルンが作ってきたお弁当で恋人達の間のお決まりが展開される。
「むぐっ!?」
しかし、メルンはお弁当の具を口に入れ、口移しでディルスに食べさせようとしたのだ。
「ちょ、ちょっと待てメルン!ここは学校だぞ!」
「ご主人様。おいしかった?」
「ああ、おいし・・・じゃないだろ!こら!押し倒すな!!」
「メルンが暴走してたけど・・・」
「あんなの見せられたら誰でも怒るわ!」
ラウネの右の拳がディルスの頬にクリーンヒットする。
「あがっ!?・・・な、殴ることねーだろ・・・」
「うっさいわね!あー!もう!左でディルスとメルンがイチャイチャしてると思えば
右はバルーとリリムだし!」
バルーとサキュバスのリリムというのは学園でも有名なバカップルである。
「や〜ん、バルー様どこ触ってますのよぉ?」
「ごめんよ、君があまりにも綺麗だったからさ・・・」
「きゃぁ〜♪」
・・・誰かこいつらを殺してくれ。
「それで・・・何で俺だけ殴られるんだよ」
「何となく!悪いの!?あー、もうアンタはいいわ!」
このさっきから叫んでるアタシはアルラウネ族のラウネ。
緑色の髪のショートカットだけど、後頭部から花のつぼみが生えていて
短いポニーテールのようになっている。制服の上は着ているけど、下は履いていない
下半身から下は巨大な花びらが隠してくれているからだ。
真昼間からあんなものを見せられたうえ、今日はなんだか朝から調子が悪い。
風邪でもひいたのだろうか。
「ねぇアンナ。ちょっと聞いてよ」
アタシは長い黒髪、鋭い目を持つドラゴン族の少女。アンナに声をかける。カタブツで武道派
の彼女ならこのグチを聞いてくれるはずだ。
「・・・というわけでさぁ。あのバカップル二組が腹立つわけよ!」
「うむ、あの4人はたるんでおるな。風紀委員としてこの私が厳重注意を・・・」
ガタン!
教室の扉がいきおいよくあけられる。
「アンナ!アンナはいるか!?」
「騒がしいぞ。何用だラルゼ」
「新しい剣技を思いついたぞ!付き合え!」
いきなり入ってきたコイツはラルゼ。技の研究に命をかけているらしい剣士だ。
コイツの研究は空回りが多いが、王国主催の学生武道大会で準優勝だったのだから
侮れない。ちなみに優勝はラルゼをコテンパンにしてアンナだった。
「ほう・・・仕方無い。付き合ってやろう・・」
やれやれというように、そう言う彼女の頬が一瞬赤く染まるのをアタシは見逃さなかった。
(・・・コイツもか!)
アタシはまた腹が立ってきたのでその場を黙って立ち去った。
廊下でイライラしてると、いつものアイツがやって来た。
「ラウネちゃ〜ん!!がふっ!?」
そう言って走ってくるそいつをとりあえず殴っておいた。
「なんで殴るのさ!?」
「自分の胸に聞くといいわ!」
この少年。アークはいつもこの調子だ。
いつもアタシの周りをちょろちょろしている。そして何か気に食わない。
アタシより頭がいいのも気に食わない。
メガネでガリ勉のクセにアタシより背が高いのも気に食わない。
案外美形なのも気に食わない。。
結構モテてることも気に食わない。
とりあえず気に食わないのだ。
「そういえば、ラウネちゃんが寝てる間につぼみから蜜とったのってメルンちゃんらしいね」
「メルンか〜・・・まったく・・・」
「あれ?もっと怒らないの?」
「もう怒る気力もなくなってきたわよ・・・何か気分悪いし」
「風邪でも引いたの?保健室つれてこうか?もちろんお姫様だっこで・・・がはっ!?」
とりあえず殴っておく。
「ところでアーク。アンタどこでそんな情報つかんだのよ?メルンに聞いたの?」
「そりゃあ・・・いつもラウネちゃんのことを見ているからぐあはっ!?」
全力で殴る。
「この変態が!保健室くらい自分で行くわよ!」
そう言ってアタシは保健室へと走りだした。
「はぁ・・・はぁ・・・」
何だか熱っぽい。息も切れる。
あの変態アークが居たらきっと「熱っぽい表情もえろくて素敵」
とか言い出してアタシが殴るんだろうな。
ちょっと待て!何故アタシはアイツのことなんて考えてるんだろう・・・
ギィ・・・
ノックもせずに保健室の扉を開ける。
どうせ怠け者の保険室の先生はサボってカジノでも行ってるだろう。
誰もいない保険室のベッドに寝転がる。
体が熱くてたまらない。相当熱がありそうだ。
ふと横を見る。するといつもは花びらの中にしまってあるアタシが自由に動かせる。
ツルが勝手にピクピク動いていた。
「はぁ・・・何で勝手に出てきて?・・・」
ツルに手を触れようとしたその時。ツルはアタシの服の中に滑り込み、
へビのように這い回り始めた。
「やっ!ひゃん!?・・・な、なんなのよ!?」
ツルを捕まえようにもツルは手の間をするりと抜けて、這い回る。
くちゅ・・・
「ひゃあ!?」
一本のツルが這い回る間にもう一本ツルが現われ、
花びらに隠れる秘所を撫で上げる。
とめようにも体が痺れて動かない。そして体がとてつもなく熱い。
「あっ・・・はぁん・・・や、やめて・・・」
アタシの意思を無視して、ツルはアタシの奥へと進み、秘所の中をかきまわす。
「やぁっ!・・・やめて!」
くちゅ・・・
ツルをつかもうとした指先が秘所に触れる。
気持ちいい・・・。もう止められない。
くちゅ・・くちゃぁ・・・
「あんっ・・・」
指先がゆっくりと秘所を広げる。
「あっ・・・あああっ!」
ガタッ
部屋の外で何かが動いた。
「あんっ・・あぁ・・・」
誰か居るのか。このままだと見られてしまう。
しかし秘所を弄る手の動きは止まらない。
「やぁ・・・とまってぇ・・・!」
「兄貴!保険室で女が喘いでますぜ」
「へへ・・・とんだ淫乱女が居たもんだ」
保険室の外では不良で有名なラウネの2年上の3年生である
巨大な男と、2年生のネズミのような顔の男が中の様子をうかがっていた。
「どうしやす?ヤっちまいやすか?」
「当然じゃねぇか。俺たちゃ悪党だぜ?」
「それじゃあけますよ」
「待ったぁぁぁ!!」
「あん・・・」
外から声が聞こえる。
「待ったぁぁぁ!!」
ぼーっとした思考の中で聞き取れた聞き覚えのある声。
「はぁ・・・アーク・・・?」
「おう、銀髪の坊主。何のようだ?」
「その中に居る子は僕が先に目をつけたんでね。悪いけどどいてくれないかな?」
「あぁ?てめぇ、誰と口聞いてると思ってやがるんだ!?
両手に箒なんてもってよぉ。剣士気取りか?」
つっかかるネズミ男を大男が制する。
「まて、おもしれぇじゃねぇか。無理やりどかせてみろや!」
大男がアークへと殴りかかる。
しかし、アークは左手の箒で拳を受け止め、すぐさま右手の箒で大男を殴る。
「うがぁっ!?」
「せ、あ、兄貴!」
「早めにどいてくれないか?」
大男の体が地面へ音をたてて倒れる。
「な、なんなんだテメェ!」
「兄貴!コイツ見た事ありやすぜ!
武道大会でラルゼのヤローに負けて三位だった奴ですよ!」
「何ぃ!?」
「負けたとか言わないで欲しいな・・・
とにかく!さっさと消えないともっかい殴るよ!!」
「チッ・・・ここは一先ず引いてやるぜ!」
「あ、兄貴!待ってくだせぇ!」
巨体に似合わぬ速さで大男が逃げていき、ネズミ男も後に続く。
「おぼえてろよ〜!」
ガンッ
「はうぅ・・・」
ネズミ男が廊下に居た女子生徒にぶつかる。
「うあ、わ、わりぃ・・・い!?」
そこには首の無い女子制服を着た体と、うつろな表情の頭が転がっていた。
「うわぁぁぁぁ!!!」
一目散に逃げ出すネズミ男。
「あぅ・・・くびとれた・・・」
ゾンビ族のエレンはのろのろととれた自分の首をひろうのだった。
トラブルはあったがこれで大丈夫だ。
朝からおかしいと思ってあの保険室の奴にカジノに行く前に捕まえて聞いてみたけど。
まさかラウネが・・・
ちゃんとクスリも貰ったし、後はラウネに飲ませればいいだけだ。
「ラウネちゃん、聞こえる?」
扉のほうから甘えるような声が聞こえる。
「ん・・・アークぅ?」
「扉を少しだけ開けてクスリを投げるから。早く飲んでね」
「うん・・・」
ガチャ・・・
アークが少しだけ扉を開ける。
ガタン!
「えっ・・・ラウネちゃん!?」
扉のところまでやってきていたアタシのツルが扉をこじ開ける。
「あーくぅ・・・」
ツルはアークに巻きつくと、アタシの居るベッドへ引きずり込んだ。
その間にもアタシの指は秘所の中を掻き回し続けている。
「ラ・・・ラウネちゃん何を!」
「アーク・・・」
アークだ。相変わらず気に食わない。
憎たらしい顔だ。
気に食わない・・・気に食わない?
気にくわ・・・気に・・・
好き!!
「・・・好き」
アタシはそうつぶやくと、アークの服をツルで強引にはぎとった。
「ラウネちゃん・・・待って!」
アタシはアークの言葉を無視してアークの下半身をアタシの花の中へと誘いいれた。
くちゅ・・・ずずず
「気持ちいい・・・アーク・・」
アタシとアークが下半身でつながった。
何故か凄くうれしくて気持ちいい。
今のアタシは変なのに、何故か前からこうしたかったような気がする。
「はぁ・・・はぁ・・・ラウネちゃん・・・遅かったのか!うぅっ・・・」
アークの両腕にツルが巻きついて動きを封じる
「あっ・・・ひゃうっ・・・あぁ・・・」
くちゅくちゅくちゅくちゅ
アタシのツルはアークの腰をツルでつかみ強引にピストン運動をさせる。
「ぅ・・・ダメだ!ラウネちゃん!ツルを解いて!」
解くなんてやだ。やっと手に入れられたんだ。
もう離れたくない。
「・・・くっ・・もうダメだ!」
もうアークの言葉もぼやけて聞こえない。アタシは気持ちよくて幸せなんだ。
もっと幸せになりたい。だからアタシは腰の動きをいっきに速くした。
「だいすき・・・」
「うあぁ!?」
どくん・・・
白い液体がアタシの中に流れ込んでくる。
これがもっと欲しい。もっともっと。アークのが欲しい。
「はぁ・・・あぁ・・・」
「やってしまった・・・ごめんよ・・・ラウネちゃん・・・」
「もっとぉ・・・」
「・・・ラウネちゃん?」
くちゅ・・・
「ちょっと待って!ラウネちゃん!!」
「あはぁ・・・」
アタシはアークの言葉を無視して再び腰を動かし始めた。
「あー・・・なんでアタシあんなことしたのよ・・・」
あの後何回ヤっただろうか。覚えてないが
アークが意識が無いアタシにクスリを飲ませてそこで保険の先生が帰ってきたらしい。
先生に言われた病名はなんと「花粉症」
アタシは自分の花粉にやられてしまったのだ。
アルラウネ族の花粉には催淫効果があり、これもまた蜜と媚薬になる。
アタシのようにたまに特殊体質で自分の花粉にやられるアルラウネが居るらしい。
ご丁寧にアタシにはエロい能力満載だ。
元々アルラウネは男の精を吸い尽くして殺してしまう魔物だったらしい。
今では考えられないことだ。
とりあえず、アタシの花粉は先生の作った薬で抑えてあるけど・・・
「・・・どうしよっかなぁ?」
花粉のせいかと思っていたが。アタシは本当にアークのことが好きだった。
アークが気にくわないのは意地を張り続けるアタシへのいらだち。
バレンタインでチョコを貰うアイツが気に食わないのはそのまんま嫉妬だった。
そして、アタシの手元には袋いっぱいの黄色い粉。
クスリで止める前にアタシの花粉を集めたんだ。
「ふふ・・・」
これはアタシの魔法の粉。素直になれる魔法の粉・・・
投下完了!相変わらずエロシーンが苦手です。
ゴーストやゾンビならいけるけどスケルトンとか無理臭いwww
ファンタジーでgJ!
それにしてもお盛んな学校だなw
>ゾンビ
防腐剤として人間の精子を
くびとれたで思い出したけど、デュラハンもいたな。
なんにせよGJ!!
>>398 ちょwww
こんなに羨ましく感じた花粉症は初めてだw
GJ!
ゾンビ娘とやるにゃー、参考文献はザンス王国ザンス。
半分死んで半分生きてるから、蛇女の目を見てもちょうどいい案配に体が固まって、
結婚できるザンス。
>スケルトン…どうしろと。
つカオスエンジェルズ
>>404 生き返りの霊薬もあるしなぁ
>>405 スケルトンじゃなくてリッチだな。
リッチ自体は骸骨だが、リッチの幽霊は血色のいい女の子。
どっちともヤることはできる。
お前らは二言目にはヤれるだのヤれないだの・・
そんなおまいらが大好きだww
男子たる物二言目には致し早漏
・・・・・・あれっ?
そんなエロいおまえらが好きだから
第三話はとあるチンケな男とゾンビのお話
土曜日にはあげられますように
そんなエロいおまえらが好きだから
第三話はとあるチンケな男とゾンビのお話
土曜日にはあげられますように
稚拙ながら私もゾンビもの支援させていただきますよ。
勢いで書いたエロなしの前半部分だけですけども。
※下記の作品にはグロテスクな内容がございます。
苦手なかたはスルーしてくださいませ。
僕は早川周。
少し前までは普通の高校生だったけど、だったんだよね。
いろいろあって超能力に目覚めて、その上化物退治に協力させられるようになってしまった。
けど、まだ日常に帰れるよねって思ってたんだ。昨日まではね……
「ぼんやりしてたら駄目だよッ。」
そういいながら少女は僕を切り刻もうと迫ってきた触手を薙刀で一閃した。
彼女は神凪あずさ、僕の恋人で化物退治もする真面目で一直線な巫女さんだ。
くりっとした大きな目、身長は高くないけど
そのおかげで風になびく少し長い目の黒髪がより際立っている。
僕が言うのもなんだけどかなりかわいい子だ。
そして僕は神社の巫女としての彼女の本当の仕事、化物退治を手伝っていた。
そのときは怪しい宗教の人が港湾倉庫で化物を召喚をしているという情報を聞き、そこに駆けつけた。
けどたどり着いたときには既に全長何十mあろうかという巨大な蛸のような怪物だけがいたんだ。
それを倒したまでは良かったんだけど……。
「やったね。」
そういって駆け寄ってくるあずさちゃん、傷だらけだけどなんとか大丈夫だったみたいだ。
それを確認して、力を使い果たしていた僕はそのままそこでしゃがみこんだそのとき。
「あぶな…」「えッ。」
跳躍してきた彼女が僕に重なり、そのまま押し倒される。
それに少し、ほんの少しだけ遅れて怪物の口から吐き出される高圧の水が僕たちの上をかすめていった。
「ご、ごめん。」
怪物がこれ以上動かなくなったのを確認したとき、僕は何かやわらかい感触があることに気付いた。
「あずさちゃん、もう大丈夫だからッ。」
思わず目をつぶり、抱きつかれる格好になっている彼女から抜け出そうとした。
――ごろん
僕の上から何かが転がっていく感じがしたので、目をゆっくりと開いていった。
そこには彼女の、胴体から離れた首があった。
「あずさ……ちゃん、あずさちゃん、あずさちゃんッ。」
彼女の顔を両手で掴み、わめく。
「僕がそのまま死んだらよかったのに、どうして、どうしてッ。」
「こらッ、死んでいい人間なんていないっていってるでしょ。」
「え。」
「それとそんなに力込めて抱きしめられると痛いよ。」
そういった彼女の首を胴体がひょいと取り上げるのを見て、僕は気絶した。
その後、動く死体になってしまった彼女は実家の神社には帰るわけにはいかず
下宿で一人暮らしの僕のところに来たらしい。
幸い誰にも見られなかったけど首のない巫女さんが男の子担いで血を噴出させながら走ってるなんて
もし見ていた人がいたら忘れられないトラウマになっただろうなぁ。
実際港の方では『猟奇殺人事件発生か!?』とか言われてたし。
と話がそれたけどこれが昨日のことで現在にいたるんです。
「ただいまー、って何家のなかで薙刀振り回してるのあずさちゃん?」
「見てのとおりの稽古だよ。しかも首、別のところに置いとけるから
今まで以上に私自身がよく見えるようになったよ。」
「えー、ひょっとして適応しちゃってる?」
しまった、思わず口に出てしまった。
「違うよ。こんなことしてるのも周クンいないし学校行けないし退屈だったからだよ。
それに身体動かさないとなまっちゃうしね。」
一瞬ゾンビって、身体なまるの……?と疑問が思い浮かんだけど今度は口に出さなかった。
「ごめん、でも本当に良かったの?僕だけ学校行ってて。」
「うん、だって周クン起きたときまだ混乱して現実逃避しようとしてたんだよ。
だから何か話し合うにしても日常生活に戻って落ち着いてからがいいって思って。」
といって彼女はにこりと笑顔を浮かべる首を拾い上げる。血が抜けて青白くなった生首は笑顔でも怖いです。
それを両手で抱えているのも恐怖をさらに増幅しています。今冬だけどこの寒さはきっとその寒さじゃないです。
やっぱりまた現実逃避したくなります。僕の幸せな日常どこにいったの?誰か教えて。
「周クン、どうしたの?」
「ううん、なんでもない。」
僕は首を振り、現実をまっすぐ、まっすぐ見詰めます。泣く泣くだけど。
「そういえば学校のみんなもいつも元気なあずさちゃんがいなかったから心配してたよ。」
「え、私風紀委員の仕事で口うるさくしてたから気楽に思ってる人が多かったんだけど。」
意外そうな顔をするあずさちゃん。まだちょっぴり怖いです。
しかし実は叱られるのを楽しみにしている男子が結構いるんだよね、言えないけど。
「他は、不良の人たちが休んでるくらいでいつもどおりだったよ。」
「最近サボりもなかったのになぁ。ちょっと残念だね。」
ため息をつくあずさちゃん、人間の適応力って凄いですね。そろそろ慣れてきました。
でもやっぱり人間の首は胴体とつながってるのがいいと思います。
「ところであずさちゃん、その首つながらないの?」
「うん、血で引っ付かないから接着剤でくっつけてみたんだけど
それだと首が回らなくて結局そのままにしたんだ。
あと接着剤つけたとこ気持ち悪かったお風呂借りたよ。」
「う、うんッ。」
風呂に入っている彼女を想像して思わず顔を赤くしてしまった。
「周クン、エッチなこと考えたでしょ。」
「ごめんなさい。考えてました。」
他に何か言っても言い訳になるので頭下げて平謝り。
男子であれば想像する方が健全だと思うけど『早過ぎだよッ。』とのお叱りを予測したからだ。
「でも私、子供作るような行為一生できないかもしれないの。」
彼女からの返事は、予想から飛びすぎた明後日の方向の答えだった。
「それってどういうこと?僕はもあずさちゃんのこと嫌いになったりしないよ。」
「ありがと、周クン。でもそういうことじゃないんだよ。」
「じゃあどういうことなの?」
彼女が寂しそうに呟いたけど僕は続けて聞く。重要なことだと思ったから。
「周クンが学校に行ってる間に私の身体についていろいろと考えてたんだ。
それを説明するね。」
「お願いします。」
僕はこういう話はよく分からないからいつもは流してた。けど今だけはちゃんと聞くことにした。
「アンデッドは死霊使いに動かされてるものを除くと一部の本能だけで動いてるんだけど
力ある魔法使いのアンデッドたちは自我を持って動けるの。
それで私の場合は巫女としての力があるから、今まで通りに考えて動けるんだと思うんだ。
だから巫女としての力が使えるしね。」
といって薙刀を出したり消したりする。
彼女によれば薙刀と巫女服は神様から授けられた能力らしい。
口には出さないけどなんで御札や魔法みたいなのじゃないんだろう。
「でね、私の力だけどね。巫女は純潔を失うと力を失うの。
だから周クンとね、えっとその……まぐわうと、ただのゾンビになっちゃうかもしれないんだよ。」
僕はあずさちゃんが好きだ。簡単に引くつもりはない。
「それでも僕はあずさちゃんが好きだよ。それにエッチなことしなかったら問題ないと思うし。」
「子供もできないんだよ。私がゾンビになったこととかも気にしなくていいんだよ。
周クンの一生の問題だから本当によく考えて、お願い。」
「うん……。」
引くつもりはなかった。けど彼女の真剣な顔を見て僕はうなずくことしかできず
「晩御飯作るね。簡単なものしか作れないけど。」
場の雰囲気を変えるのに、僕ができるのはこんなことくらいだった。
以上です。
勢いで書いた。まだ反省してないのでおそらく後編書きます。
なんか気づいてはいけないことに気がついたのかも…
>>397 >>クスリで止める前にアタシの花粉を集めたんだ
…なぁ、植物の花粉って、動物の「精子」にあたるんじゃなかったっけ?(w
>>398 >>ゴーストやゾンビならいけるけどスケルトンとか無理臭いwww
そもそも(勇者+魔王)の呪いがかかるまに、その種族は、性交・妊娠・出産の手順で増えていたのか!?
妊娠6ケ月のスケルトンなんて想像できないよ!(w
無粋な人がいらっしゃいますな。
つか、女性スケルトンがいるという話はSSの文章中になかったと思うが。
>>418 マジレスすると、昔からアルラウネにはオスなんて居なかったんだ。
植物には雄花雌花があるものと、めしべとおしべが両方1つの花にあるものがある。
アルラウネはそのタイプだったんだ。
これまでアルラウネは一匹だけで子孫を増やしていけたけど
魔王の呪いと、その呪いで大きく生態系がかわったせいで
元の生殖機能は退化。退化したおしべがそのまま媚薬花粉発生装置に進化したわけだ。
スケルトンはしらないwww
いやいや、花でもやはり近親結婚は良くないと聞くぞ。ツユクサなんかは受粉できなかった場合自前でやるらしいが。
……というわけで前世界では子孫を増やす時はレズってたということで一つ。
花の種類によって、レズなアルラウネとふたなりアルラウネがいるってのは…
>>416 ゾンビというよりもデュラハンという言葉が浮かんでしまったり
俺漏れも
ここでカミナリに怯える悪魔ッ子を!!
保管庫更新されてる。保管人さん乙です。
……あ、アンジェラ保管されちまったい。保管してもらうつもりなかったのに……
勢いだけで書いて続き書くつもり無いし、エロなしだし、そもそも前に出したラウラのインスパイアだし……
ま、いいや。わざわざ削除してもらうのもお手数だから、そのままにしてもらおう。
チラシの裏ですまん。
<気づいたときには遅かった> この言葉はよく悲劇の語り始めに使われるモノであるが、
これから紹介する話は<気づいたときには遅かった>から始まった喜劇の物語。(嘘
あっ!?そう思った時にはすでに遅く、視界は大きく傾き、手を伸ばそうにも硬直した身体は
自分の言う事を聞かずに重力にのみ身体を開く、天地はひっくり返り、目まぐるしく変わる
景色、青と緑と焦げ茶色…その三色が左から右へ何回も流れていく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……ッテエ、」
少しの間気を失ってたみたいだ…、ふと見上げれば10mほど上に登っていた山道が見える、
「クソォ〜…狐なんか見ながら歩くんじゃなかった…」
山道を歩いていると突然目の前に狐が現れた、この辺の山では狐は珍しく、つい見入って
しまった、しかしそれがいけなかった、案の定道を踏み外し安全用のロープが在ったにも
かかわらず此処まで転がり落ちてきたのだ。
はぁ、とため息を一つすると、頭の処理が落ち着いてきたのか体中が痛いことに気づく、
「うわぁ〜、いろんな所擦りむいてるよ、イテテテテ」
体中の傷を見るたびにうわぁ〜と呟く俺、すると突然
『クックックックック…さっきお前に魅入っていた男が居るぞw』
『止めてください、怪我をしているではありませんか』
だ、誰?と周りを見渡すが誰も居ない、が、人の代わりにちょこんと座っているものが居た、
それは綺麗な金色の毛を風になびかせた2匹の狐だった。
?????
周りに人はいない、おまけに山道に近いとはいえ10m以上転がり落ちた、こんな所山菜取りの
おばちゃん達も来ないだろう、ということは…、
「き、狐が喋った…?な訳ないか」
狐が喋るわけないよ、うん、まだ頭が混乱してるんだなきっと、
「喋れるはずないよな〜ただの狐だもんな〜お前ら」
『ただの狐が喋るはずないだろ』
……へ?
『思ったとおり、と言うか見たまんまの間抜けかww』
なっ、確かに間抜けとしか見えないけど初めて会った、おまけに人間でもない狐に言われたくない、
『顔も丁度良い間抜け面で良かったなぁ〜お前』
ケラケラ笑う一匹に俺は歩み寄る、
「狐に、間抜け面だなんだ言われる筋合いはねぇーんだよ!!」
久しぶりにキレた、相手が動物ってのがなんか悲しいが…
「大体なんだよ!狐が喋るってぇ!おかしいんだよ!!」
傍から見れば動物相手に怒鳴ってる俺のほうがおかしいんだろうがそんな所まで頭が回らない、
山の中で本当に良かった、街中だったら病院に連れて行かれる所だ、
『おかしいのはお前の頭だけだ!!順応力がなさ過ぎるぞ!』
「頭の中まで馬鹿にしやがったな!脳みそ少ない狐のくせに!!」
だんだんヒートアップしていく一人と一匹、そしてそれをいつ止めようかウロウロするもう一匹、
『あったまに来たぁ!!見ていろ人間、いまお前の頭に入っている物と私の頭に入っている物が
変わらないと言う事を教えてやる!』
『!!?っ、ちょっと姉さん!相手は人間なんですよ?』
『なぁに、少し脅かしてやるだけだ、そうでもしなきゃ私の気がすまん。おい間抜け面!今から
お前の顔をもっと面白おかしく変えてやる、顎が外れないようにしっかり押さえてろ!!』
そう言うやいなや目の前の狐が光りだし、周りにも青白い炎…いや、狐火が現れる、
狐の身体が眩い光に包まれ俺は手で光を遮る、光は一瞬、恐る恐る手を下ろす俺の目の前には…、
『どうだ!無知で低脳で間抜け面の人間が、』
美女だ、美女が仁王立ちしている…裸で、
『クックックック、どうだ人間、驚きすぎて声も出ぬか。…何を赤面しておる?そうかそうか、余りにも
絶世の美女なんで惚れたかwカッカッカッカw』
あぁ、透き通るような白い肌、腰まである艶やかな金色の髪、勝気そうなつり目だが茶色がかった
瞳はくりっとしている、声は透き通ったソプラノ、そして、その…魅惑的な身体、出るところは出て
締めるところは引き締まってる、そんな言葉がピッタリだった、そして情けないことに奴の言う
とおり、俺は一目惚れしてしまった。
『ねっ!?姉さん!!』
『なんだ騒がしい?』
『ふ、服…服着てない、』
『…へ?………キャアァァァァァ!!!???』
バッっと両手で胸と下半身を隠し女の子座りになる狐もとい美女、そして今にも鼻血を噴出しそうな
ほど真っ赤になった俺
『クソッ、人化に固執しすぎて服にまで気が回らなかった…』
赤い顔でなにやらブツブツ言っていたと思ったら急に顔をこっちに向けてきた、
『何時まで見ている!向こうを向け!!』
あ、ああ、悪い。と言いつつ後ろを向く、5秒もたたないうちにもういいぞ、っと言われまた向き直る、
今度はしっかり服を着ていた、いや、服という表現はおかしいか、なんせ…
「…巫女服…?」
白と赤の上下はどこからどう見ても巫女服だ、
『なんだ?どこかおかしいか?』
いや、おかしくはないんだろう、服装としては、ただ現代の日本において巫女装束で出歩くのはどうか
と思う、一部の地域や行事以外では。まあ裸じゃないだけいいか。
『そっそれより、さっきの話だが………み、見たか?』
いやぁ〜もうナイスなバディは心行くまd(ry なんてことはもちろん言えるはずもなく、なにを?
なんて平凡な応答を口にする、
彼女(今の見た目では)は探る目つきで俺を見ていたが赤い顔で …いや、よい。とだけ呟くと、さっと
顔色がもどった。
『どうだ人間、私の頭とお前の頭、違いなどないだろ。いや、いろんな術が使えると言う点ではお前
より脳の使用率は高いと言えるな。』
フフーンと言わんばかりの勝ち誇った表情で喋ってくる、悔しいが彼女の言っていることは正しいのだろう。
「…まぁ悪かったよ、さっきは。」
『おい、それだけか?』
「おいおい、なんだよ?土下座でもしろっていうのか?」
せっかく謝ってやったのに
『そんな事ではない、お前、私を見て何も思わないのか?』
はぁ?何って、お前は狐だろ?と言うと彼女はハア〜とため息をつき
『人に成れるんだぞ?昔会った人間は喋っただけで一目散に逃げて行った。』
「狐が人を化かすのは当たり前の事だろう、」
そう言うと、 まったく、本当にこいつは…ある意味大物かも知れん と肩をガックリさせながら呟いた。
あぁ、やっとPCを手にいれました。
嬉しくて嬉しくてつい関係ないネタで書いてしまいました…、
皆さん文章が上手くて恥ずかしいばかりです。
変な箇所いっぱいだぁ〜、
PS、保管庫で自分の名前を見つけた時は、嬉しさ半分恥ずかしさ半分
あああ、↑の本文最後の 肩をガックリさせながらの前には狐と
入れないと誰が呟いたのか判りませんよね、すいません。
>>432 初かはわからないがPC購入おめでとさん。
こんなものでもおk?
きっかけはなかった。
ただ、朝起きてふと手元に目を向けたらにそれがいた。
俺の手元にだけじゃない。『それ』はいたるところに存在していた。
なんてことのない普通の独身の男の部屋が、一夜にしてミニチュア人形のハウスになっていた。
俺が望む、望まないにかかわらず。
妖精が見える!
『それ』の種族名は『妖精』 英語で言えばフェアリー。
ファンタジー小説の挿絵に出てくるみたいな、昆虫っぽい透明な羽を背中につけ、
それを羽ばたかせるだけで空を飛ぶ、寸詰まりな人間。
都合のいい小説のようにどれもこれも美男美女。
それも体つき顔つき十人十色の多種多様だが、顔つきが人間の平均水準の大幅上をマークしている
ということだけは共通している。
性格は、割と子どもっぽいのが多い。もちろん、一該にそうとは言い切れないが。
このゴキブリよりも遙かにたちの悪い小人達は、俺の部屋以外に存在していることを、
ファーストコンタクトを果たした日の六時二十五分に確認した。
古アパートのドアを開け、トランクスとランニングシャツのまま一歩踏み出すと、
「踏むなコラ」と部屋以外での接触した妖精第一号に怒られた。
まあ、その後、俺は自分が精神病にかかっているんじゃないかと悩んで、心理カウンセリングを受けに行ったり、
色々とごたごたがあったのだが、それは楽しくないし、俺だって決してその時期はいい思い出とは言えなく
思い出したくもないので割愛する。
今では、妖精達のことを普通に存在しているものと認知して、一般的社会人としての生活を過ごしている。
妖精達は、当たり前だが、俺以外の人間には見えない存在だ。
ひょっとしたら俺以外で見える人間がいるのかもしれないが、まだ会ったことがない。
会ったとしても、「私は妖精が見えます」なんて答える人間は、本当に俺の見える妖精が見えているかどうか疑わしい。
まあ、なんだ「真性」だっていう可能性だって捨て切れないわけだ。
……言っておくが、俺は違うぞ。
妖精達が実在する証明として、彼ら、ないしは彼女らは物質に干渉することができている。
これは手品と称して同僚に、空飛ぶ十円玉を見せ、それ相応の反応を貰っているから確かなことだろう。
さて、妖精のことについて少し説明しようか。
実は、俺が読んでいる妖精が全て妖精と呼称するのには少し語弊がある。
彼ら、ないし彼女らの多くのものは単体で存在することが不可能らしい。
無機物有機物問わず、何かしら形のあるものとともに存在しているのだ。
例えば、俺が以前から世話をしていた、小さな鉢の赤い花……ふがいなくも名前は忘れてしまったが、その花の化身として、
一匹妖精が存在している。
更に例を出すなら、俺が秋葉原に行って昨年に買った液晶テレビ。それにも妖精が存在している。
CDケース、CD、パソコン、デスクに筆記用具の化身の妖精もいる。
俺の住んでいる部屋の妖精も、更に古アパート全体としての妖精もいる。
それならば妖精ではなく、精霊と言った方が正しいような気がしないでもないが、
彼女らと全く変わらぬ大きさや容姿のした、付随物のない独立した妖精も存在している。
それらをカテゴリー分けするのが、面倒臭くて、俺は全部まとめて妖精と呼んでいる。
どうせ俺にしか見えないし、やつらも妖精と呼んで文句を言ったり、機嫌を損ねるわけじゃないし。
「ただいま」
『おかえりなさーい』
俺が今日も仕事を終え、帰宅すると無数の「おかえりなさい」が帰ってきた。
俺の部屋は見るも無惨に妖精に埋め尽くされ、ひしめきあっている。
何、そんな光景は俺の部屋だけじゃない。
道路に出れば標識の化身、車の化身、アスファルトの化身、はぐれ妖精が蠢いている。
全部が全部のものに一匹ずつ化身がいるわけじゃないとは言え、
右を見ても左を見ても、視界には必ず小さな人間がいる。
今更、俺の部屋を見て、気持ち悪い、とかそういう感想はわき上がってこない。
『お疲れ様ですー』
無数の妖精が、俺に向かって『お疲れ様ですー』と言って突撃してくる。
あっという間に俺の体は妖精だらけに。
妖精一匹の力はとても弱いが、十匹、二十匹とまとわりつかれると流石に体勢が崩れてしまう。
多分、俺が妖精を見たり、話を聞いたりできるせいか、俺の所有物にはやたら妖精の化身がいる。
この部屋に生息している妖精だけでも、数えたことはないがおそらくは百匹以上いるんじゃないかと思う。
やれやれだ。
彼らはスピリチュなんとか的存在で、物質に干渉することができるが、それと同時に透過することができる。
わかりやすく言うと、モノをすりぬけたり、触れたりすることを任意で行えるらしい。
まあ、俺という存在も半分そのスピなんとか的存在に近いものになっているらしく、俺の体は透過できないらしいが。
『お料理できてますよ〜』
狭い部屋の台所に群がっていた妖精二十匹ほどが一斉に俺に声をかける。
数匹の妖精が料理の盛られた皿を持ち上げ、ちゃぶ台へと運んでいく。
妖精の給仕、か。
ここまでくるのに結構手間と時間がかかったものだ。
物語に出てくる妖精は、純粋でありそれと同時にわがままであることが多い。
俺の見える妖精は、それから純粋を差し引いた存在だった。
人間に気付かれるようなことはしてはいけないというのが妖精達の暗黙のルール。
しかし、俺が妖精達に自分から気付いてしまったので、そのルールは無効になり、
したい放題、やりたい放題、騒ぎたい放題。
寝ている最中、嫌がらせのためにがなりたてたり、ボールペンの先端でつついたり、
人の言うことは聞かないし、あと少しでノイローゼになるところだった。
案外、妖精が見える、と言って精神異常者になった過去の人間は、
俺と同じく精神異常者ではなく、本当に妖精が見えたのだが、
このいたずらに悩まされて、精神的に追いつめられてしまったのかも知れない、
なんて勝手に思ったりするほどだ。
しかし、俺は決して諦めず、妖精達と戦った。
鉛筆及びボールペンの化身は、その本体をへし折ってやり、セロハンテープで直して欲しかったら、
突き刺すのをやめろ、と訴え、ラジカセの化身は読経のカセットテープを延々と流してやって、黙らせた。
布団の化身には霧吹きで湿気を持たせ、そのまま黒いビニール袋に隙間無く包んで日中干してやったら、泣いて謝ってきた。
独身男の友のお気に入りAVの化身は、近所のオタク君に貸し……
それはもう、大変だった。
が、しかし、俺は戦い抜いて勝った。
妖精達を一匹残らず服従させ、物が増えるたびに増える妖精も、俺に忠誠を誓う同族に『教育』を施されて、
俺にいたずらをしかけてくることはない。
基本的には、人の持っているモノについている妖精や、はぐれ妖精は俺にいたずらはしてこない。
そこらへんも暗黙のルールとして成り立っているらしい。
妖精が見えるようになって、困ったこともあったが、逆にたすかったこともある。
今やらせているように妖精に家事をやらせるのもそうだが、
妖精は人の目が無いと思っている人間の行動も、しっかり見ている。
まあ、そういうことなんだ。
俺がこの能力をどう使っているのかは、察して頂ければ幸い。
そのおかげで、同僚よりずっこい方法で仕事を成功させている。
ふう、今日は少し疲れた。
『どうぞー、ご主人様ー』
「ああ、ありがとう」
座布団に腰掛け、箸を持って食事を始める。今は快適な暮らしだ。
家事はもちろん、細かいことも妖精達がやってくれる。
それでいて、人間と付き合うような気苦労もしなくてすむ。
いたずらで悩まされなくなってから、妖精達に愛嬌を覚えるようになり、
それなりにかわいがってやれば、人間とは違って裏切るようなことはしない。
そういえば昔、現代社会に妖精が現れる短編小説を読んだことを思い出した。
たしか、空からカプセルのようなものの中に入ってやってきて、
瞬く間に繁殖、そして今の俺の状態のようにそこかしろに妖精の姿が見え……
食べるものは残飯。
何もできはしないが、おだてることだけはうまく、人間にこびを売って生きている。
聞こえのいい言葉を語る妖精を、人間達は気に入る。
争いも少なくなり、気性のゆるやかな人間が多くなったが、
段々と人間の付き合いを疎になり、文化的発展も遅くなっていく……。
それを、妖精を公平に分配するための会社に勤めている耳の遠い老人が、
その社会を見つめている、という小説だった。
俺の解釈だし、記憶もおぼろげだから細かいところが違うかもしれないが、
こんな感じだったような気がする。
ひょっとしたら、俺もその社会のように頽廃的な人間になるかもしれない。
が、俺一人社会の枠から外れたくらいでどうにかなるわけにも思えない。
それに、俺は日々の糧を得るために人間との付き合いが必要不可欠の仕事をしている。
とりあえず、今しばらくはそういった心配はしないですみそうだ。
まあ、それはそれとして。
「ご主人様、あーん」
今は食事を楽しもう。
箸の化身の妖精が、更に盛られた料理を口に含み、俺に口移しで食べさせる。
箸はそういう役目だから、とは言え、少し気恥ずかしい気もするし、
第一、箸の化身が口一杯に食べ物を含んだとしても、俺が食べられる量はたかが知れている。
こいつは、俺がそれはやめろって言ってるのに何度も何度も食事のたびにやろうとする。
いわば恒例化してきた行為だが、俺は人差し指で箸の化身の頭を撫でてやって、
黙って普通に箸で料理を食べ始めた。
スプーンとフォークとナイフがこっちをちらちらと見てくるのが気になったが。
「ご主人様ー、テレビ見ますー?」
テレビの化身が言ってきた。
俺が一端立ち上がってリモコンを取りに行かずとも、テレビ自身が次々とチャンネルを変えてくれる。
音声認識機能付きテレビ、みたいな感じだ。
そこまでおんぶにだっこで世話になっていると、典型的なダメ人間になっているように思えるだろう。
だが、妖精と付き合うには、立ち上がってリモコンを取ることよりも面倒なことが多い。
「あっ、こら、クソテレビ!
あんたがチャンネル操作しちゃったら、僕がご主人様に使われなくなるだろっ!」
「元々あんたはいらない子なのよ、リモコン。ご主人様に今度の燃えないゴミに出して貰えば?」
とまあ、子どものように自己主張の激しい妖精達の間では、諍いが絶えず、
中立として止めるような気の利いた性格の妖精も中々いないもんで、こういう喧嘩を止めるのは俺の仕事。
「第一ねぇ、この狭い部屋でリモコンの必要ないでしょ?
リモコンを探すより、ご主人様が手を伸ばして直接操作する方が早いし楽なのよッ!
それに、あんたがいるせいでご主人様の熱いタッチが受けられなくてこっちは迷惑してるんだから」
「い、言ったなぁ! わかった、お前がその気なら、こっちだってやってやる!
いいところで突然チャンネル変えて! 入力切り替え! 音量操作!
副電源の入り切れを滅茶苦茶繰り返してやるぅー!」
「ちょっと待ちなさいよ、テレビ!
あたしが狭いですって? あ? あんた何様?
あんた達やご主人様が雨風防げるのはあたしがいるからなのよ!
あたしがいなかったらご主人様は路頭に迷うし、あんたたちだって雨に濡れて一発でショートして終わりよ。
家電製品ごときが、部屋のあたしに逆らわないことね」
「や、やめなさいよ、リモコン。目、目が……目が回るぅぅ〜〜〜」
「思い知ったか、テレビ! やめて欲しかったら、僕に謝れ!」
「ちょ、ちょっと、私の負担を考えなさいよ、リモコン。
普段は使わないくせに、そんなに無茶苦茶に操作したら、乾電池の私がびっくりするじゃない」
「うるさいわよ、テレビとリモコン!
折角私が懐かしの曲を流して、ご主人様をリラックスさせようと思っているのに、
こんなやかましかったら、ご主人様が困るじゃないのよ!」
「ラジカセは黙ってろよ! なんだ、お前、今時ラジカセはないだろ。
チューナーが壊れていてラジオすら聞けないくせに!」
「キーッ! リモコンなんて単体じゃ何の役にも立たないくせにぃぃーー!」
「言ったな、この野郎ーッ」
とまあ、こんな風に喧嘩がしばしば起こるでありんす。
「あー、お前ら。いい加減にしないと、捨てるぞ」
俺は冷静さを持って、なるべく威圧的に言った。
喧嘩をしていた妖精達はもちろん、はやし立てたり、無関心だった妖精達も一気に静まる。
「わかるか? 喧嘩する電化製品は俺には必要ないんだ。
部屋もそうだ。
そろそろ引っ越してもいい頃合いだが、お前がいるからという理由でここにとどまっているのに、
家電製品と喧嘩したり、見下しているような態度を取るんだったら、他に引っ越す。
おい、カレンダー。粗大ゴミの日がいつか教えてくれ」
「ごめんなさいー」
「捨てないでー」
「引っ越さないでー」
テレビとリモコンとラジカセと部屋と……えーと、色々な妖精が飛びかかってくる。
どさくさにまぎれて、関係のない妖精まで。
服の上から擦り寄ってくるやつがいれば、俺の素肌に触れたり、服の隙間から潜り込んできたり。
やれやれ、俺の体にこうやってすがりつきたいがために喧嘩してるんじゃないだろうな、とか思えてきてしまった。
俺がこいつらに好かれているのには一つの理由がある。
何を隠そう、初めのころ俺が妖精達の手に余るいたずらに対し抗戦していた最中の切り札としてもそれを用いていた。
「ああ、わかった。わかったから……もう離れろ」
服の隙間から潜り込んできた妖精達は、ある一点を目指しもぞもぞと動き出した。
くそっ、やっぱり、わざと喧嘩していたのか。
「ああ、おい。それは飯を食い終わってからだ。お手つきした奴にはあおずけを喰らわせるぞ」
俺がそう言うや否や、俺の服の隙間に入り込んでいた妖精達が一気に外に出た。
くすぐったいような感じで、やられるとあまり気分はよくないが、
それでも食事を終わらせてない現段階で、あのことをさせられるよりかはマシだ。
それに、今日は俺、少し疲れているんだ。
無駄な体力を消費していては、明日の朝に疲労が直撃する。
妖精にエサを与える必要はない。そりゃそうだろう。
人間がエサを与えなければならないということなら、俺の部屋にいない妖精はとっくに死んでいる。
ただ、人間が食べるお菓子のように、妖精達にも嗜好品が存在している。
妖精達の話によると、滅多に手に入らない珍しいもので、多くの妖精達はそれを手に入れることができないらしい。
そして一端その味を覚えてしまうと、その後、その嗜好品への渇望が一生消えることがないほど、妖精達にとって甘露だそうだ。
全く、あんなもんのどこが甘露なのか度し難い……。
ここがどこだかわかっている人間なら、それがなんだかわかるだろう? 男の精液だ。
しかし、それは妖精の姿を知覚している人間のもののみしか妖精達の手に入らない。
暗黙のルール……よりも一段上の自然の摂理としてこれはきまっているらしい。
手早に食事を済ませ、妖精達のはやし立てる声を聞きながら、服を脱ぐ。
すかさず妖精達が群れとなって押し入れから布団を引っ張り出し、そのままひいた。
まったく……こういう連携は、恐らく妖精世界一じゃないかと思うほど手際がいい。
瞬く間に準備が整って、妖精達の渇きを求める視線が俺に注がれる。
「いいぞ」
そう言った瞬間、部屋の中の妖精全部が俺の体に群がってきた。
まさに妖精ずくめ。
もし俺以外の妖精を可視できる人間がこの光景を見たら、腰を抜かすだろう。
自分だって最初のころはその行為に怖気を覚えた。
だが、今となってはもう慣れっこだ。
体中に舌が這う感覚がある。
俺の垢や、汗などの体液も、俺の精液ほどではないがそれなりに妖精達の舌に叶うものらしい。
「お口、開けて〜」
何匹かの妖精が俺の唇を舐めながら言ってきた。口腔内にある俺の唾液が目当てなんだろう。
身長が大体八センチくらいしかなく、丸まれば手の平に入ってしまう彼女らならば、一匹くらいなら口の中に入れる。
俺はゆっくりと焦らすように口を開いた。
あまり急に口を開けると、頭より上にいる妖精達が驚くし、唇のところで待機している妖精が一気になだれ込んでくるからだ。
一度だけ、妖精達が次々となだれ込もうとして、一匹飲み込んでしまったことがある。
そいつはぴーぴー泣きながら、食道から這い出てきて、
俺の胃液に溶かされることはなかったが、あのときは俺も肝を冷やした。
「あっ……んふっ……おいしぃ」
もぞもぞと骨伝導しているように、口の中にいる妖精の声が聞こえてくる。
それと同時に耳元で俺の耳の穴を舐めたくっている妖精の舌使いの音も同時に聞こえてきている。
こうなると口を閉じることもできず、俺はぼーっと突っ立っているままになる。
あと少しで終わる。
妖精達のおかげで、俺の体は常に清潔だ。
ちゃんと風呂にもはいっているが、やはりこうやってなめ回されて綺麗にされているせいか、肌の荒れもない。
それに……。
「ん……ぁ……おっきくなったぁ……」
睾丸をなめ回され、ゆっくりと俺も俺自身を大きくさせていく。
妖精達は集中的にそこへ集まり、俺のモノを舐めていく。
幾多もの小さな舌が、縦横無尽に這いずる感覚に思わずうめき声をあげそうになる。
「も、もう、透明な……蜜がでてきたぁ。ん、ぁぁ、おいしい」
恥垢を奪い合うように舐め取っていた妖精達が、突然先端に集まってくる。
尿道からでるカウパー線液を、砂漠の中の泉の水のように舐めたくってくる。
「あぁん、ずるいー! あたしにも舐めさせてよー」
「ダメっ、これは私のッ!」
体の各部に散っていた妖精達も、俺のナニに向かって突撃を開始する。
俺の口の中にいるやつは、飽くまで俺の口の中に閉じこもり、唾液を採取することにご執心だが、
その他の妖精はほとんどナニへといってしまった。
「んっ……そろそろ、イくぞ……」
妖精の中で最も人気があるものがやはり精液。
一回の射精で出るのには限りがあり、いくら体が小さいからと言って全員に十分な量が行き渡るわけじゃない。
だから、競って俺のナニを舐めまくる。特に、ナニの斜線上。そこが激戦区だ。
「う……あぁ……あっ!」
俺のナニが上下に揺れる。
妖精達はナニに捕まり、きゃーきゃーと黄色い声を上げて辺りに散る。
運良く俺の精液を全身にぶっかけられた妖精は……。
青い髪の毛の先から足まで精液をかけられ、恍惚とした表情をしている。
すかさず周りの妖精達が、彼女の体をなめ回しはじめる。
「あっ……あっ、だめぇ! 私のとっちゃらめぇ!」
大勢の妖精達になめ回されて、妖精団子のようになっているのを見ながら、
俺はゆっくり布団に寝転がった。
頭のいい妖精は、尿道に残っている精液を吸い出そうとまだ俺のナニに執心している。
だが、口が小さく、更に中に入る量もたかがしれているのですぐに他の妖精に突き飛ばされる。
妖精達がワーワーキャーキャー叫んでいるのを見ながら、
俺はゆっくりと目を閉じて、眠りについた。
妖精が見えるようになってどのくらいの時間が経ったか。
長かったような短かったような……最初のときは絶望したり、
妖精達が暴れて絶望してられなくなったり、しばらくして馴れてあいつらを利用する便利さに驚嘆したり、
今では、妖精達が現れる前と同じような安定した精神状態を保てている。
ごくごく自然な形で共生できている。
この平穏な日常が、いつまでも続きますように……。
きっかけはなかった。
ただ、朝起きてふと部屋の隅に目を向けたらにそれがいた。
部屋の隅にだけじゃない。『それ』はいたるところに存在していた。
なんてことのない、というにはいささか妖精がいすぎる普通の独身の男の部屋が、
一夜にしてホラーハウスになっていた。
俺が望む、望まないにかかわらず。
「うらめしや〜」
幽霊が見える!
ええ、あらゆるものの擬人化というものをやってみたかったんでごぜーますよ。
一身上の都合で、色々と失敗してますがヽ('ー`)ノ
小さい女の子が生き物によって集まるシーン乙。
こーいうの大好きだ・・・。
だめだ!!どうしても“美男”美女の部分のせいでウホッと考えてしまう
壮絶な戦いにワロタw
でも、妖精配給会社なんか出すから、脳内ビジュアルがあれになっちまいやしたぜw
オチもナイス
・・しかし、男もいるんじゃ羨ましくねえww
448 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 23:59:57 ID:+sRvHQIr
保守
449 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:28:15 ID:1MS8QBmE
保守
450 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 00:26:23 ID:ECm5ECDC
保守
「保守」ばっかりじゃなくて、SSとかリクエストとか、人外っ娘萌え談義とか、もうちっと建設的なレスをつけようよ。
452 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 01:05:18 ID:+KN8bkJ4
保守
>>451-452 テラワロス
スレ違いかも知れないが、保守代わりに。
最近、図書館で古事記読んで、
それ以来、日本の神様萌えな訳だが・・・
オマイラは誰に一番萌える?
ちなみに俺は、アマテラスとクシナダヒメ。
>>453 俺はイワナガヒメとコノハナサクヤヒメかな
姉妹丼やりたい
アマノウズメははずせまい。
みんなの前で半裸ですよ?
ストリップショーですよ?
カーリーやラクシュミーが好き(`・ω・´) シャキーン
本来の目的だったヤガミヒメへの求婚の旅の最中に、
ついうっかりスサノオの娘と結婚してしまい、ついでにヤガミヒメも娶ってしまう
それなんてエロゲなオオクニヌシ
やはり蜘蛛女ものが読みたい。
アマノウズメもいいけどカーリーやラクシュミーもいいな。
>>461 だがイワナガヒメは永遠の命をくれる。
それはきっと誠心誠意愛してくれるからに違いない。
何と言うか、女の子は心が美人ならそれでいいんじゃないかなと思う今日この頃。
俺はすごしやすさを優先するからなぁ
多少のブサイクは許容できるかも
零とかホラーゲームやって怖くなって添い寝してもらう
お化けっ娘の書いてくれないかなぁ
>>464 うは、いただき
へたれSSになりそうな気もするが書いてみようと思う。
wktk
アゴなしゲンさんで幽霊が…
468 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 18:36:38 ID:wM80BTWE
wktk
l柱l_`)ダレモイナイ?トウカスルナライマノウチ?
誰もいないから投下しる。
「私メリーさん。
>>470の後ろにいるの。」
そんなカンジで保守
このスレ的には魔界の絶叫ってどうなの?
個人サイトのことをここでとやかく言うのは避けるが、
傾向としてここの住人の好みとは異なる気がする。
もうゾンビの流れ終わったみたいだけど
>413-415の続き投下します。
※下記の作品には前回以上にグロテスクな内容がございます。
苦手な方はスルーしてくださいませ。
僕が晩御飯が終えてしばらく休息したあとのこと。
「散歩でも行こうか。」
「周クン、こんな遅くに出歩くのは健全な青年として良くないよ。」
と箸を止めて注意してくるあずさちゃん。
「僕もそう思う。けど夜遅くだったらあずさちゃんの顔色でも目立ちにくいと思って。さ、行こうよ。」
「今日だけだよ、不良行為見逃すの。……ありがと。」
まっすぐ僕を見ないで。そんなこと言われると罪悪感が生まれるから。
なぜならこの誘い、言葉どおりの意味だけじゃないから。
僕が食べ終わってるのにあずさちゃん、いつまでも食べ続けてるから食料尽きかけてるんだ。
ごめんあずさちゃん、明日以降の食事のためだから欺くことを許してください。
「そうだ、さすがに巫女服のままじゃいけないよね。寒そうだし首の切れたとこも隠さないといけないし。」
と目を逸らしつつ赤いマフラーと黒のコートを彼女に差し出す。
「あれ、このマフラー、お父さんに貰った大切なものって言ってたよね。いいの?」
「いいよ、それに物は使ってこそだっていつもあずさちゃんが言ってることだよ。」
「んー、それじゃ借りるよ。気使ってくれてありがとッ。」
といって明るい表情で羽織るあずさちゃん、やっぱりかわいい。
物語作ってくれた父さん、今とても感謝してます。ありがとう。
「周クン、首外れないようにマフラーきつく巻いていいかな?少し肉片ついちゃうかもしれないけど。」
「う、うん……。」
ドン引きってこういうことを言うんですね、きっと。
「で、周クンどこ行くか考えてたのかな?」
「確かあのソフトクリームのおいしい洋菓子屋さんが、
まだギリギリ開いてたはずだからそっちに行ってみようかなと。」
「それじゃまず食べに行こうか。出発出発ッ。」
そして僕たちは夜の街へと向かった。
からんからんと鐘の音。
「毎度ありがとうございましたー。」
「ありがとッ。じゃ行こうか。」
僕たちはクリームを食べながら散歩することにした。
理由は『顔色悪いの見られて心配されたくないでしょ。
自分で言うのもなんだけど死んだ人みたいな顔色だし。』とのあずさちゃんの言からである。
死んだ人の土気色みたいではなくそのものですと思ったけどそれは心に秘めておきました。
「んー。」
スプーンを咥えて何か言いたげなあずさちゃん。
「どうしたのあずさちゃん、ソフトクリームじゃなくてイタリアンジェラートにしたの失敗だった?」
「ううん、このチョコレートはカカオの風味が濃いのに甘さがしつこくなくて美味しいよ。
けど私、身体が冷たくなってるからジェラートの冷たさがあんまり感じなくて。
ほら、食べ物をちゃんと味わえないって勿体無いでしょ。
それと、口の中であんまり溶けないからなかなか食べにくいの。」
深刻な悩みじゃなくて一安心。
「じゃあったかいコーヒーでも買おうか。」
「あ、いいよ。長い間味わえるからお得なのかもって思ってきたから。
それにね。この冷たい身体にもいいことがあるんだよッ。」
「え?」
思わぬ言葉とともに手を握ってくるあずさちゃん。
「それはね。周クンの温もりを多く感じられるようになったこと。」
どきっとした。
なんだか熱くなってきた。
僕の中のはっきりしなかったものが形になってきた。
そして、それを彼女に伝える覚悟ができた。
「あずさちゃ…」
にゃーお。
こちらを一瞥して我が物顔で前を通り過ぎてく黒猫。
「こんな時間に堂々とした猫だね。」
「う、うん。そうだね。はは、はぁ……。」
覚悟が出鼻から挫かれてうつむく僕。
しかも縁起最悪の横切る黒猫で。
「どうしたの?縁起気にしてるんだったらお払いして……、あ。」
と彼女の目線に目をやると、
さっきの黒猫が車道へ飛び出したところにトラックが迫っていた。
「これ持っててッ。」
「え、ちょっと、わわ。」
アイスを高く放り投げ、そして僕はコートを被せられ視界を失った。
―ぐちゅ。ぶしゃ。びしゃ。
嫌な音がした。
「あずさちゃんッ。」
コートを払いのけると、あずさちゃんは目の前にいた。
にゃーお。
足元には優雅に歩道を歩いてく黒猫、どうやら無事だったみたいだ。
「でも一体どうして?」
「ちょっと待ってね。」
とあずさちゃんは大きく口を開け、さっき来たアイスを口に入れた。
今コーンごと丸呑みしてるように見えたんですが気にしちゃだめですか?
「今だけどね、これを使ったの。」
彼女は振り向き、手に持っていた長いロープのようなものを見せてきた。
「そんなの巫女装備にあったっけ?」
「ううん、これ私の小腸なんだよ。」
………………。
見ると彼女の巫女服が少しはだけていた。
彼女のへその横にはこぶし大ほどの穴が開き、周囲の肉が蠢いている。
地面にも彼女の肉片と思われるものがピクピクしているのを確認できる。
「ほら、己を知れって言うでしょ。
だから周クンが学校行ってる間に身体がどういう風に変わってるのかなって調べてたの。
それで再生力が強化されてるのが分かったからね。小腸を短く繋げておいて
残りの部分を便利な縄として使えるようにしておいたんだよ。
早速役に立つとは思わなかったけどね。
ほら、何かを成し遂げるには自分のチカラ最大限発揮しないと駄目でしょ。」
「あの、その、早く直した方がいいんじゃない?」
「そうだ、早くしないとお腹の穴が塞がっちゃうんだよね。ありがとッ。」
と小腸を巻き取りながら片付けていくあずさちゃん。
彼女は今も精一杯生きようとしている。
人間でもなくなって、学校にも行けなくなって、実家にも帰られなくなってるのに。
それでも、それでも彼女は生きようとしている。きっと僕以上に。
もし逆の立場なら僕はきっと、彼女のように前向きに生きられないだろうなと。
そして、だからそのひたむきさに僕が惹かれたんだということを思い出した。
同時に、僕の覚悟も決まった。
「あずさちゃん。言いたいことが…」
どごーん。
「これはッ、私以外の邪気を感じる……。周クン行くよッ。」
「う、うん。」
僕の覚悟はまた挫かれてしまった。
神様、恨みます。
爆発のあった方向は、宗教や化物蛸がいた方向で
あずさちゃん曰く組合の人が警察に掛け合って封鎖してるはずとのことだった。
実際、誰とも遭遇することなく現場に着いた。
そして現場には、散らばる触手と空に浮かぶ一人の巫女がいた。
あの、よく分からないけど下着丸見えなんですが。
「なぎさ姉さん……。どうしてここに?」
え、お姉さん?
よく見ると顔立ちや髪の感じも似てる、あずさちゃんと違って背高いけど。
「前の妖怪退治から帰ってこないと聞いて南海の果てからすっとんで来たぞ。
そこの男はお前の彼氏か?ん、まだ邪気があるな。な、何故あずさから
邪気を感じるんだッ。これは……怨霊と化しているではないか。一体どういう
ことだッ。そうか、分かったぞ。犯人は男、貴様だな。私の可愛い妹の命を奪った
だけでなくその肉体、魂魄全てをもてあそびおって。あずさ、今浄化してやるぞ。
待っていろ。そうか、今私に妖怪をけしかけたのも貴様だな。
何を考えているかは知らぬが私を怒らせたからには未来はないぞッ。」
「え、ちょ。話せば分か……」
「問答無用ッ。悪党らしく惨めに逝けぇいッ。」
なぎさお姉さんの目の前に人のような何かが浮かび上がったのを見て僕は身構えた。
そしてその幻影は避けられない速さで僕に向かって来た。
あれ、僕は何をしているんだろう。
周囲の景色が変わっていく。
『うふふ、身体が気持ち悪くない?』
「誰?」
黒髪の女の子が僕の目の前にいる。
誰かに似てる気がするけど思い出せない。
『誰でもいいじゃない、ほら服を脱ぎましょう。』
確かに身体がむずむずしている。だから僕は言われたとおり服を脱ぎ始めた。
でも、何か音が聞こえる気がして僕は手を止めた。
『気にすることなんて何もないのよ。さあ自分のしたいことをして。』
音は止み、僕は服を脱ぐのを再開し完全に裸となった。
でも僕の身体に異変は止まらない。
『原因は身体の中にあるのよ。全て出しなさい。』
と彼女は指先で大きくなった僕のおちんちんに触れ、下から上へと撫でた。
「う、あぁ、うッ。」
思わぬ感情に声をあげた。
そしてなんともいえない悦びに身体を震わせ、大地に横たわる。
『あれ、僕は何をしているんだろう。
周囲の景色が変わっていく。
『うふふ、身体が気持ち悪くない?』
「誰?」
黒髪の女の子が僕の目の前にいる。
誰かに似てる気がするけど思い出せない。
『誰でもいいじゃない、ほら服を脱ぎましょう。』
確かに身体がむずむずしている。だから僕は言われたとおり服を脱ぎ始めた。
でも、何か音が聞こえる気がして僕は手を止めた。
『気にすることなんて何もないのよ。さあ自分のしたいことをして。』
音は止み、僕は服を脱ぐのを再開し完全に裸となった。
でも僕の身体に異変は止まらない。
『原因は身体の中にあるのよ。全て出しなさい。』
と彼女は指先で大きくなった僕のおちんちんに触れ、下から上へと撫でた。
「う、あぁ、うッ。」
思わぬ感情に声をあげた。
そしてなんともいえない悦びに身体を震わせ、大地に横たわる。
『さぁ、あとは自分でできるわね。』
こくりと頷き、僕は指先でおちんちんを撫で始める。
「あ、あぁ。」
しかしその瞬間、衝撃と共に身体が動かなくなり僕はその行為を続けることができなくなった。
『それはあなたを縛る鎖。早くお逃げなさい。』
言われて僕はむちゃくちゃに身体を動かしたが、まったく振りほどけなかった。
時間が経つと、声が聞こえた。
「周クン、今術を解いてあげるから。」
誰のことだろう?誰の声だろう?
僕のおちんちんに触れる感触がある。さっきみたいに気持ちが……
「あ、あッ。」
良くなってきた。
身体が自由になった。けどこの包まれるような感触から離れられない僕は動けない。
そして、僕の前に女の子の姿がだんだんと見えてきた。
そうだ、思い出した。思い出したぞ。あずさちゃんだ。
「あッ、あッ、あずさちゃんッ、一体ど、ど、ど、どうして。」
目を覚ましたときは、僕はあずさちゃんに跨られ、犯されている状態だった。
そこは倉庫だった。
建物が大きく損傷し、あちこちで荷崩れしてる。多分あの怪物のときの倉庫だろう。
でも今はそんなことどうでもいい。
僕は彼女と分離して経緯を聞いた。
「周クン、なぎさ姉さんの術を受けて虜になってしまってたの。
だから、大地を砕いて煙幕にして逃げて来て、それで、それでね。
そういうの解除する方法私あれしか知らなかったから、ごめんね。」
「いいんだ。あずさちゃんならいいんだよ。
でも、でもそうじゃないよ。意識大丈夫なのッ?」
聞いた彼女は肩で息をしてた。どう見ても普通の状態じゃなかった。
「多分大丈夫じゃない、ね。意識はっきりしなくなってるし
身体も言うこと利かなくなってきてる……。」
「そんな、また僕の……」
「そんなこと言っちゃ駄目だよッ。私がそうしたいからそうしただけ、だけなんだから。」
彼女に人差し指を刺され、釘を刺されてしまった。
「う、でもッ。」
「じゃあ私のお願い聞いてくれる?」
「うん、何。早く言って。」
「どうせだし、ね。最後までやろうよ。周クンも中途半端でしょ。」
「えッ。」
といって彼女は袴を捲る。
意外なお願いに、こんなときだっていうのにキョトンとしてしまった。
「やっぱりゾンビだし私なんて嫌だった、かな?」
「ううん、そんなことない。そんなことないよ。」
「じゃ、来て。私元気に動けないから……。」
「それじゃ、行くよ。あずさちゃん。」
さっきの行為があったから彼女の秘所は澱んだの液体で濡れていた。
「ごめんね、こんな身体だから普通の人と違うかもしれない。」
「他なんて、関係ないよ……。」
ずり、ずりりゅ。
僕は彼女を抱きしめ、陰茎を彼女のひんやりとした膣の中に入れていく。
竿はその冷たさに引き締められ、強く脈動をする。
そして、それからもたらされる感情に僕は身を任せる。
「あッ、ずッさ、ちゃん、速く、して、いいぃッ?」
「おッ、願い、早く、速くぅッ。」
ずりゅ、ずしゅッ、ぐしゅッ、ぐしゅ。
行為を続けていくうちに彼女の変質した愛液も行為を潤滑にさせるようになっていく。
「あ。」「あぅ。」「あッ。」「あぁッ。」
本能で鳴きながら、互いに悦を深めてゆく。
僕の突きと、彼女の振りが一致していく。
ぐしゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅッ。
発射準備完了。
「行く、よッ。」
「来てッ。」
ぶしゅ、ぶしゃあぁッ。
あずさちゃんの中に精をぶちまける。
「あッ、はぁあッ、ありッ、がと、周、クン。」
「はぁッ、はあ、ううん、あず、さちゃん、大好き、だ、もん。」
メインを終え、僕達は動きをクールダウンさせていく。
「最後のお願い、聞いてくれてありがと、ね。」
と口付けをしてくるあずさちゃん。
「最後……?最後なんて言わないで。
そんな風に諦めるなんてあずさちゃんらしくないよ。
それに、僕にもっと言いたいことあるんでしょ。」
「まさか周クンに叱られるなんて思わなかったよ。
そうだね、それじゃ神様に直談判して来るから待ってて、ねッ。」
「待ってるから、早く帰ってきて。」
僕言い終わると、あずさちゃんは少し笑顔を浮かべて動きを止めた。
「あずさ、ちゃん……?」
と思ったらいきなり再び腰を振り出し、回転し攻防逆転する。
「わわ、いきなり、だよッて……えッ。」
動き出したあずさちゃんは、目の焦点が合ってなくて、口はだらしなく開いたままだった。
巫女服もいつの間にか消えて、丸裸になっている。
それを見て、彼女の言っていた『一部の本能だけで動いてるアンデッド』に
なってしまっているということに僕は気付いた。
「あー、あーッ。」
「ごめんあずさちゃん、意思が帰ってくるまで我慢してッ。」
僕を力ずくで押さえつけ、本能だけで犯してくる彼女から何とか離れ、
彼女のマフラーをほどき首を取る。
そして距離を取って、彼女の首を周りを見えないようにして崩れた貨物の中に置いた。
目標を失った彼女の身体は、そのままへたりと座り込んだ。
「あずさちゃんは、必ず帰ってくるよね。だからあのお姉さんを説得しないと……。」
くちゅ、くちゅッ。
そのとき僕が見たあずさちゃんは、背中を反らし、誰かを誘うように脚を開き、
そして激く自らを慰みだし、全身を震わしていた。
「そんな姿をお姉さんに見せるわけにはいかないねッ。」
と僕は彼女を後ろ手にマフラーで縛った。
「ふぅ、これでひとまず安心かな。」
と落ち着いたのもつかの間。
彼女は転げ周りコンテナにぶつかると、
今度はそのコンテナの角を使って自慰を再開しだした。
「うぅ、もうッ。」
彼女をコンテナから引き剥がし、今度は両手両足をマフラーで一箇所に縛る。
「これで今度こそ大丈夫…じゃないッ?」
あずさちゃんの胴体は安楽椅子のように身体を動かして、
胸を地面に押し付け変形させ快楽を得ようとしていた。
「な、なんかだんだんドツボになってる気がする。
こんな変態みたいなとこ見られたらお姉さん話聞いてすらくれそうにないもんね。
何か縛れるもの探さないと……。」
がらがらがら。
シャッターが開いていく。
「縛るだとぉ。貴様ぁあ、何をしているッ。」
そんなところになぎさお姉さんが現れた。
最悪のタイミング、しかも悪いところだけ聞こえてるよ。
神様、僕のこと嫌いでしょ?
「あずさの命を奪い、魂魄を弄ぶだけでは飽き足らず貴様の歪んだ醜い欲望の
はけ口にするとは最早救いがたしッ。許さぬ、許さぬぞぉッ……。10秒やる。
無駄にあがくなり神に祈るなり逃げるなりして希望を抱くがいい。そしてそれは
その先にある絶望を大きくするだけのものだということを知らしめてくれるわッ。10……。」
ひょっとしたら事情を聞いてくれるかもしれない。そう考えて僕は語りだした。
「実は…」
「9…、ハアァ、くっくっく、やはりもう辛抱、できんなぁ。行くぞぅうッ。」
「彼女がゾンビになった原因はってえぇッ。」
ちょっとあなた話聞きませんか?と突っ込む間もなく
さっき僕が受けたような幻影が超高速で飛んできた。
しかし、今度はそれを完全にかわす。
「何ぃい、さっきより力を増しているだとぅ……。そうか、貴様房中術であずさの
力を吸収しおったな。どぉこまでも小賢しい小僧だ。」
確かにさっきまでの僕とは違う。
だってあずさちゃんの帰りを待つって決めたんだから。
「なぁらーば、これならどうだッ。」
今度は一つ、二つ、三つと超高速を維持したままの幻影が連続して飛んできた。
しかし、僕はそれをしゃがみ、転がり、バックステップしてかわすッ。
(戦闘部分いらないから中略)
「ふぅはぁはッ、まぁーさか我が悪魔の攻撃を全て、避けきるとはなぁッ。」
いや、だって全部直線で僕のいたところに飛んでくるだけだから避けやすいんですもん。
っていうかその幻影、悪魔だったんですか。あなた巫女じゃ……?
ふにゅ。ふにゅ。
後ろでゆれてるあずさちゃんがまたなんとも言えない間抜けな空気を醸し出している。
「あのー、そろそろ終わりにして話を……。」
「くぅっくっく、そぉの余裕も、今のうちだッ。その中途半端に力があるおかげで
この私の、真の力を見ることになるのだからなッ。」
お姉さん、いつもこんなノリノリなんでしょうか?
「行くぞぉッ。」
余計なことを考えてたら彼女は体当たりをしてきた。
それは、先ほどの幻影と比べても圧倒的な速さだった。
僕は来るのが分かっていても避けることができず、吹き飛ばされ壁に激突した。
「ぐあッ。」
「ふっふっふ、この私が悪魔達より遅いと思ったかぁ?
あまぁーい、あまぁーいぞ。ちよこれぇーとよりも、激甘だぁ。」
衝撃よりも先に巫女の攻撃方法が体当たりでいいんですか?
とのツッコミが脳内に浮かぶ。
そしてそれ以上に倒れるわけにはいかないという思いが僕を再び立ち上がらせる。
「往生しろぉおッ。」
そこに飛び掛ってくるお姉さん。
いや、それ仏教用語ですよと思ったのと同時に閃光が走り目が眩んだ。
目を開けると、そこには縛られたお姉さんがいた。
「今帰ってきたよ、周クンッ。」
声の方向には、片手に首、片手で腸を握っている巫女服のなぎさちゃんがいた。
「くぅ、おのれぇえ。あずさにこのような戦いを強いるとはッ。」
「お主は少し落ち着けッ。
儂の巫女が話を聞かぬとはなんたることじゃッ。」
すぱこーん。
鎧を着た女の子が、槍みたいなものでお姉さんの頭を軽く叩く。
「貴様は一体ッ。い、いやあなた様はッ。
我らが神、毘沙門天様ではありませぬかぁッ。」
………へ?
「私、神様に直談判してきたんだよッ。」
「お帰りあずさちゃん。」
にっこり答えるあずさちゃんに僕も笑みを浮かべる。
けどちょっと待って………この女の子が、神様?
でもなんか鎧とか壊れてるしそこはかーとなく傷ついてるような……。
「そこのあずさの強い思い、しかと受け止めての。
例外として黄泉帰ってもらったのじゃ。」
そのまま少女は僕の耳元でささいてきた。
「何せあの娘、黄泉の国や高天原で我ら神相手に
力づくで言うこと聞かしに来おったからの。
儂なんてあやつの祭ってる神じゃというのに。はぁ。」
僕の恨み言は聞いてないみたいで良かったです。
でもあずさちゃん、ちょっと豪快すぎませんか?
っとそうだ、こちらを睨んで鼻息を荒げているお姉さん静めてもらわないと。
「あの、神様。そこのお姉さまを静めていただけないでしょうか?」
「なぁぜ貴様が私を姉などと呼ぶぅ。」
あぁ、そんな視線を向けないでください。
神様、早くお願いします。
「たわけッ。お前には秘められた真実を知ることのできる部下が何人もいるではないかッ。」
「ということはッ、そやつは巨悪の末端ということでございますかッ。くぅ、それは不覚ゥッ。」
「いいから早く話を聞けッ。」
すぱこーんと再びお姉さんを叩く神様。
お姉さん、そんな便利な悪魔いるんですか。しかも何人も。
お願いですから有効活用してください。
この様子を見ていたあずさちゃんは小腸を解き、こちらに駆けてくる。
「周クン、もう離さないからよッ。」
「僕もだよ、あずさちゃん。」
僕達は喜びのまま、互いを抱きしめた。
「それではこれからも文武共に励むのじゃぞ。」
閃光が走るとともに神様は消えた。
「すまぬな、少年。どうやら私は勘違いをしていたようだ。
いやもはやこういった方が良いな。弟よ、あずさを、妹を任せたぞ。」
いやまた何か行き過ぎてますよ。
でも、これはいいか。
「はい。」
腹を張って返事を返す。
「あずさ、私はまた戦場に赴くがいつもお前のことを思っているぞ。
達者にするのだぞ、では別れのときだな。」
そういいながら彼女は天馬に乗った少年を呼び出した。
「往くぞ、セエレ。」
「はッ、お館様とならどこへでも。」
だんだんとお姉さんと少年の姿がかすれ、消えてゆく。
「なぎさ姉さんッ、人の話をちゃんと聞いて下さい。それとちゃんと考えて動いて下さい。
それから……」
「はっはっは、願いごとが多いなあずさは。だが私は考えるより先に動くのがすきなのだよ。
だが、まぁ少しは聞いておこうか。」
いや、お願いします。神様に言われたんだし改めてください。
「姉さん、じゃ、これだけはお願い。元気で帰ってきてッ。」
「その願い、しかと聞き遂げたぞ。
そうだ、祝儀代わりにそやつを置いておく。好きに使えぃッ。」
それではさらばだぁッ。」
気になることを言い残してお姉さんは消えた。
ヒヒィン。
そして後ろを見ると、巨大な馬にしがみ付いてる女の子がいた。
「あ、あのー。なぎさ様によりあなた方へ尽くせと命じられて参りました。
あの、いろいろお手伝いしますので置いてくださいね。」
ひょっとしてこの女の子、僕たちが面倒見るの……?
「こう見えてわたし、地位高くしたり星占いとかの力も与えることできるんですよ。」
そういう女の子をよく見ると猫科のような耳をしている。やっぱり彼女も悪魔なのだろう。
「でも僕達まだ学生だし、地位とかは関係ないし、ね?」
「そうだね。それに吉凶なら私が占えるし。」
「そ、そんな、お願いします。お仕事できないとあとでなぎさ様に叱られちゃう。」
なんだか泣きかけてる。悪魔なんだろうけど、子供にしか見えなくなってきた。
「姉さん一度決めたらなかなか変えない人だからしなぁ……。
周クン、この子置いてあげようよ。」
かわいそうになってきてたし、あずさちゃんにそう言われて心が決まった。
「そうだね、じゃ家事でも手伝ってもらおうかな。」
「あ、ありがとうございます。わたしオリアスは一生懸命働かせて貰いますッ。
そうだお兄様、裸では不審者ですよね。えいッ。」
彼女がそういうと僕はもやに包まれ、気付いた時には僕は服を着ていた。
「これは……、一体どうしたの?」
「私、人の姿を変えたりすることもできるんです。
普段は悪さするような人しか役に立たないですけど。」
「ということは……。ねぇ、あずさちゃんを顔色良くしてよッ。」
と蛇が巻きついてる女の子の肩を掴む。
「わわ、そんなに揺らさないで下さいぃ。
分かりました。確かにお姉さま顔色悪いですもんね、ええいッ。」
そしてもやから出てきたあずさちゃんは、生前のつやを取り戻していた。
「あれ、私死んだの昨日のことなのになんだか凄く懐かしい感じがする。」
「なんだかわたし、お役に立ってます?」
「うん、凄く役に立ってるよッ。
というかなぎさお姉さんはこのことのために君を遣わしてくれたんじゃないかな。」
とかくかくしかじかとオリアスちゃんに事情を話す。
「あれ、お姉さま亡者だったんですか。それじゃ気をつけてくださいね。
偽りの姿とあんまりにもかけ離れたことすると……」
首を上げて現状を確認していたあずさちゃんの顔色は、青かった。
「そういう風に術が解けますから気をつけて下さいね。」
「でもこれであずさちゃん、実家にも帰れるし、また学校に行けるよッ。」
「うん、そうだね。周クン、オリアスちゃん、みんな、ありがとッ。」
次の日の登校中。
トンッ。スタッ。
公園の石垣の上からあずさちゃんが飛び降りてくる。
「周クン、おはよッ。」
「おはよう、あずさちゃん。」
合流してきたあずさちゃんが、茶のブレザーの制服を着てるのを見て、
僕は日常に帰ってきたんだということを改めて認識した。
「んー。」
「どうしたの、あずさちゃん?」
何か言いたげだったので尋ねてみた。
「ほら、昨日周クンが言いたいことどうこうって言ってたでしょ。」
「うん。そうだった、ね。何だったか聞かせてよ。」
「でもは言えなくなっちゃったな。」
「どうして?」
「それはね、周クンにもっと強く心を持ってってことだったから。
けど、それは私の知らない間に持ったみたいだしね。
悪いことじゃないけど約束したのに言えないって、何か負けた感じだよ。」
でも僕の心持はあずさちゃんがいたからこそ強くなったんだよ。
と心の中でだけ返しておいた。
「あッ、もう春が近づいてるんだね。」
彼女が差した方向には、菜の花がちらほらと咲き始めていた。
なんだか自然と笑みがこぼれてくる。
「周クン。」
あずさちゃんが手を握ってきた。昨日より温かくなってる気がする。
「君が何を感じているのか当てるね。
それは"しあわせ"でしょ?私も今一緒に感じてるよ。」
「あずさちゃん、当たり。」
昨日まで以上のしあわせを、僕は今感じてた。
「あ、早くしないと私としたことが遅刻になっちゃう。行くよッ。」
「うん。ってちょっと待ってよあずさちゃんッ。」
おわり。
以上でございます。
勢いで書いた。
反省はしているが後悔はしていない。
そして読んでくれた方、ありがとう。
その想像力に惚れた。
あと、番号だけでもいいからコテつけた方がいいと思うよ?
>491
同意。コテかタイトルをつけた方がいいと思う。
しかしまあ、ゾンビ相手のプレイとは面白かった。
494 :
鍬:2006/04/29(土) 03:23:27 ID:DnP9u6Lp
>>491,492,493
ありがとう。
エロいの初めてなもので
こんなタイトルで良いのか悩んだのですが一応おいてきます。
>413-415>476-489のタイトルは
「生誕?ゾンビ巫女」です。
これだけでは何なので後日談的な短いの投下しますね。
※下記の作品にはゾンビ、触手などグロテスクな内容がございます。
苦手な方はスルーしてくださいませ。
495 :
鍬:2006/04/29(土) 03:24:13 ID:DnP9u6Lp
「ゾンビ巫女 真夜中の決闘」
私、神凪あずさは一見ただの高校生。
けどそれは世をしのぶ仮の姿で、
秘密だけど悪い妖怪を退治したり捕まえたりしている巫女なの。
得意技は槍術と捕縄術、邪悪存在感知と……。
あ、そうだ。もう一つ秘密ができたんだった。
実は私、おとといの夜ゾンビになったんだよね。
ほー。ほー。
夜の高校の屋上、私はここに邪気を感じてやってきた。
「出て来なさいッ。そこに誰かいるのは分かってるんだから。」
「久しぶりだねぃ。神凪あずさ」
「あなたは山崎千波さんッ、なぜここに?」
給水タンクの裏から出てきたのは、長い茶髪に変なブレザーを着た長身の生徒でした。
でも、今まで風紀委員として何度も対決してきたけど
邪気を感じたことはなかったんだけど、何でだろう?
「風紀実行部隊長、あんたなら何か知ってるじゃないかと思って
ここで待ってたんだがねぇ。まさかこんな時間に来るとはね。」
「そこ、そんな役職で呼ばないッ。
それに……なんでそんなに邪気を撒き散らしてるの?」
「ははッ、思ったより事が早く終わりそうだね。
それじゃまず力づくで話を聞かせてもらおうか。
今までの決着もつけないといけないしねぃ。」
「決着?出合ってから今まで全部私の勝ちなのに?」
「心が負けてない限り負けてないんだよぉ。
その減らず口、今日こそは黙らせてやるッ。」
そういって回転しながら飛び掛ってくる千波さんは、常人の動きじゃなかった。
496 :
鍬:2006/04/29(土) 03:26:16 ID:DnP9u6Lp
「力、速さ共に上がってるみたいだけど、その程度じゃ私には勝てないよッ。」
向かってきた彼女の両手を掴み、押し返していく私。
「そうかい。それじゃこれはどうかなぁ?」
彼女のロングスカートの中から、水生生物のような触手が一本飛び出してきた。
それを見て、彼女を突き飛ばし間合いを取る。
「山崎さん、そういうことするんだったら私も容赦しないですよッ。」
私は神様からの賜りものの巫女装束と、薙刀で武装した。
「それじゃ大人しくなって貰うよッ。」
渾身の突きを彼女の胴目掛けて放った。
けど彼女は跳び、それは避けられちゃった。
「どうやらスピードは私の方が速いみたいだねぃ。……ああッ。」
「まだ甘いよッ。」
私は小腸を取り出して、空中にいた彼女を捕まえた。
こういう無茶なことができるゾンビの身体は結構便利だよね。
ずでーん。
「痛たたたた。まさかあんたも化物だったとはねぇ。
そりゃ勝てなかったわけだ。」
「ゾンビになったのは一昨日だから関係ないよ。
今日も私の勝ち。山崎さん、それじゃ話を聞かせてもらうね。」
墜ちた彼女に近づきました。
「ふぅ。じゃあ言うしかないか……甘いのは、そっちだよッ。」
突然彼女のロングスカートが開いた。
そこには脚はなく、その代わりに無数の触手がありました。
そしてその触手に、私は両手両足を縛られてしまった。
水生生物って時点で予測しておくべきだったな。
うーん、ちょっとやばいかもしれない。
「ははッ、とうとうやったよ。どうだい、あたしは優しいからね。
大人しく敗北を宣言し、無条件降伏するんなら放してやるよ。」
「やです。」
即答した。
497 :
鍬:2006/04/29(土) 03:27:10 ID:DnP9u6Lp
「……そうかい。じゃこうするしかないねぃ。」
彼女は顔に青筋浮かべると、私を大の字にして宙に持ち上げた。
「一体どうするつもりなのかな?」
「降伏しないつーんなら、身体から敗北を教えるしかないねぃ。」
「あッ。」
触手に両胸を握られて、思わず声を出してしまった。
「こんなこと、誰にもされたことなかったのにッ。」
何故か既知感があるのはなんでだろう。
考えてたら山崎さんの触手は私の胸をゆっくりと、
そしてだんだんとペースを上げながら揉んできた。
「う、ううぅ……。」
気持ち良くて声を出しちゃった。
身体の震えが止まんなくなってきた。
「で、でもッ、まだ負けは認めないよッ。」
「やっぱり前戯だけじゃ無理か。でも本番はどうかな?」
山崎さん、余裕からか笑顔になってる。
「絶対、絶対このままでは済まさないんだか…あぅッ。」
ぬるっ。
彼女の手も触手に変化し、私の秘所を撫でてきた。
「きゃッ。」
「あーあ。風紀実行部隊長ともあろう方がマンコ濡れまくりじゃないか。
あんた、ホントはイキたくて堪らないんじゃないのかねぃ?」
「そ、そんなことないもんッ。」
「嫌がるのかい。
だったらするしかないねぃ。
負けを認めさせるためにはッ。」
このままでは負けを認めてしまうことになっちゃう。
だから私のできること全てを持って何とかしないと。と考えたとき、
触手が、私の胸を揉み、秘所を撫で、陰核を握り、そして膣で暴れてきた。
「あ、あんッ。」
同時に巻き起きる快感に、魂魄が揺さぶられ全身の力が抜かれてしまった。
回らない頭で、どうにかする方法が思いつきそうになったのに。
「ら、ららッ、ら、らめーッ。」
ぶしゃーっ。
屈辱的にも、おもらしさせられてしまった。
今日の無念は、もう一生忘れられないよ、もうッ。
ずだーん。
「今日は私の勝ちねぃ。さあ、話を聞かせてもらおうかねぃ。」
地面に堕ちた私に近づいてくる山崎さん。
それで私は、今思いついた新しい技で逆転できると確信した。
大きく息を吸い込み、消化液と共に噴出ッ。
「な、何ぃ。ぎゃあー。」
「これぞ新技、酸の吐息ッ。」
山崎さんが目を押さえてる。
その隙に薙刀を拾い、彼女の触手を全て切断する。
「不意打ちなんて何度もできないのは知ってるよね。
というわけで今日も私の勝ちでいい?山崎さん。」
「……あぃ。」
「それじゃ話を聞かせてもらおうかな。」
ようやく諦めたのか、全部話してくれました。
498 :
鍬:2006/04/29(土) 03:27:49 ID:DnP9u6Lp
山崎さんから聞いた話を纏めるとこんな感じだった。
一昨日の夜、不良クンを束ねて港で遊んでいた。
しかし倉庫で変な集団が儀式をしていて、
それを見てしまった不良クンたちは狂ってしまった。
彼女だけは平気だったけど、代わりに強い心の持ち主だということで捕まった。
どうやら動けない邪神の現世での依代にされてしまったらしい。
そうして現れたのが私と恋人の周クンが戦った蛸の怪物だったみたい。
怪物になってからも山崎さんはその邪神の意思とずっと戦ってて、
昨日になってようやく、邪神を屈服させたということだった。
私を待ち伏せていたのは、怪物と戦うような人なら
不良クンたちの精神を治せるからと考えてのことでした。
それなら、もっと早く自分から話をすればよかったのにと思うけど。
ちなみに今日になった理由は、昨日姉さんに粉々に吹き飛ばされて
再生するのに丸一日掛かったということだった。
このあと、不良クンたちの入院している病院に忍び込み治療してたら朝になりました。
睡眠なくてもよくなったけど、やっぱり巫女のお仕事は大変です。
おわり
499 :
鍬:2006/04/29(土) 03:38:41 ID:DnP9u6Lp
以上、読んでくれた人ありがとです。
それではおやすみなさい、さよーなら。
ゾンビのくせに強くて可愛いなぁ……
何よりゾンビなのに巫女さん、というのがすごい
>ゾンビ巫女
退魔の術とか使ったら、自分までダメージとか受けたりしないか?
バラバラになっての輪姦(下半身、頭部、喉の切断面、手)なんてのも面白そう。
>やっぱり巫女のお仕事は大変です。
すげえ締め方だw
やたらグロイのに天然ってのは面白かったす
台詞といい文といい、並々ならぬセンスを感じるw
工口くはなかったが。
素直クールな吸血鬼で何か書いて
これなんて人造人間ゾンビーナ?
>>505 素直クールスレがあるんだから
素直クールを指定するんならそっちへ行ったら?
スレ立てから3ヶ月か、ちょっとペースが遅いな。
510 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 19:14:15 ID:XsXsM+dZ
捕手
「住み込み弟子のとある一日」のシリーズ、投下します。6レス消費予定。
いつもの二人(弟子とラミアな師匠)ですが、ロールミーはありません。ごめん。
あと、思うところがあって次から鳥を◆8XSSeehUv6にします。
「‥‥ート‥‥」
「おーい‥‥ラート」
ん‥‥師匠の声が聞こえる‥‥。‥‥夢だな、師匠が俺より早く起きるわけない‥‥。
「ねぇラート、起きてみろって」
な、なんて嫌な夢だ。定休日なんだからゆっくり寝させてくれよう‥‥。
「ラート!! 起きろっつってんでしょうがこのバカ!!!」
「うわっ!」
大音量で怒鳴る声に、さすがに飛び起きる。なんだなんだ、なんだって夢に起こされなきゃならないんだ。
「‥‥え? 師匠‥‥?」
目の前には見慣れた美女の顔。が、どう見ても機嫌が悪いのは一目瞭然だ。
‥‥って、あれ?? なんで師匠が起きて‥‥
「あ、朝に起きられるんですかっ!?」
「こんな美女が優しく起こしてやったってのに、第一声がそれ?」
「‥‥あ、ありがとうございます、おはようございますナイア大先生」
今の起こしかたのどのへんが「優しく」だったのかは不問にして、とりあえず挨拶。
それにしても一体何があったんだ、というか何が起きるのか果てしなく不安だ。雷と雹(ひょう)と
砂嵐が同時に来ても驚かないぞ。
「――よろしい」
師匠は俺の挨拶に対して大仰に「うむ」とうなずいて見せると、微妙な表情で小首をかしげ、
「で、何も気付かない?」
「‥‥?」
師匠がこういう物言いをするのは、何かで俺を驚かせようとしているときだ。
でもそういうときはいかにも「得意満面」を絵に描いたような態度のはずなんだけど、
今朝の師匠はどっちかというとちょっと不安そうな顔でもある。でもこうやって訊いてくるからには、
少なくとも「見れば判ること」のはずだ。
とりあえず頭の先から再確認。
濃い赤色の髪は頭の後ろで高く束ねてある。いつもどおり。
切れ長の眼、泣きぼくろ、紅い唇‥‥いつもどおり。
首筋、目のやり場に困る胸元とやたらきわどい衣装、おへそ(この辺りはじろじろ見ると
変な所に血が集まるのでささっと流そう)、やっぱりきわどい腰回りの衣装‥‥いつもどおりだよな。
で、その下‥‥
「うわっ!! な、な、なんっ‥‥!?」
かなりみっともない声を上げてしまった。そのままベッドの上で思わず後ずさり。
「やっと気付いたね。遅いよラート、せっかくびっくりさせようと思ってたのに」
片手を窓辺、片手を腰に当て、ぐいっと胸を反らす。
「し、師匠、脚が‥‥!?」
「そ。どうよこの脚線美。惚れ直した?」
白く長い右脚をベッドに載せ、俺の顎を指先でついっと上げて得意げに微笑する。
た、確かに脚線美の名に嘘はない。それはビルサ全市の男が保証するだろう。
だけどちょっと待ってくれ、なんで師匠に脚が生えてるんだ。
「魔導研究のついでにね、ちょっと応用してみたら予想外に上手くいったのよ。
あんたも喜ぶかと思ってさ」
俺の疑問を察知して自慢げに語ってくれる師匠。あいかわらず何を研究しているのやら
分かったもんじゃないな。
「‥‥なによ、嬉しくない?」
「いやその‥‥『脚が生えてる師匠』って見慣れないから‥‥」
そう。普通なら師匠に脚はない。なぜって、そりゃあ――ラミアだから。ラミアというからには、
上半身は美女で腰から下は蛇、と決まってるし、もしそうでないとしたらそれは別の種族だ。
‥‥って、そうすると実は重大な問題があるんじゃないのか?
「‥‥あの‥‥師匠、その足で歩けるんですか?」
師匠の顔がひきっと固まるのを、俺は弟子入りしてから初めて見た。
* * * * *
「ラートぉー。ごーはーんー!」
「あーはいはいはい、いま持っていきますから黙って座っててください」
師匠の好物「シェダ牛の香草炒め ラート風」を皿に盛りながら、余計なことを言わなきゃ良かったと
本日何度目だかの後悔。いや、言わなくてもすぐにバレたとは思うんだけど。
‥‥慣れない二本足では伝い歩きさえままならないことがばれると、いきなり師匠は
超絶怠け者モードに切り替わった。階段は危ないから手伝うのは当然だとしても、移動はお姫様抱っこだし、
飯だのなんだのは座ったまま運ばれてくるのを催促する。もともと人使いは荒いし自分で動くことが
嫌いなひとではあるけど、今日の厄介さはいつもの比じゃない。ま、まさかとは思うが、
これからずっとこの調子じゃないだろうな。
「そんな顔で心配しなくていいって。明日になったらいつも通りよ」
‥‥相変わらず鋭い‥‥。
「ま、でもこういう暮らしも悪くないかなあ? ね、ラート?」
「うう、できればいつも通りの師匠がいいです‥‥」
――遠慮がちに言った本音に、師匠は妙に嬉しそうな顔をした気がする。
* * * * *
「ふんふん‥‥ふふん♪」
二人暮らしとは思えないほど大きなテーブルから、楽しそうな鼻歌が聞こえてくる。
いうまでもなく、食事が終わると専門書を持ってこさせて読書にいそしんでおられるナイア大先生だ。
その間、俺はがしょがしょと皿洗い。‥‥あー、なんか既視感。初めてここに来たときも夕飯を作って
皿洗いをしたんだったな。そういやあのときのメニューも肉の香草炒めだったっけ‥‥師匠が妙に
気に入ってくれたんだよな。で、そのあと寝室で‥‥わわ、静まれ俺。皿洗いしながら
前屈みになってしまう。はたから見たらかなり変な奴に見えるだろう。
「ねぇ、まだ?」
「はい?」
えーと、皿はこっちに片付けて、フライパンはこっちに掛けて‥‥と。ああ、水を汲んで来なきゃ。
「‥‥ラート! まだなのかって聞いてんでしょ!?」
「わあぁ! な、なんですか師匠!」
んもー、勝手なんだから‥‥。でも聞かないとまた怒るから、俺はとりあえず師匠がいるテーブルまで
ご用伺いに参上する。
「だ・か・ら! まだ相手してくれないの?」
「?」
「あのね。朝にも言ったと思うけど、あたしはあんたを喜ばせてやろうと思って
下半身をこ‥‥いや、二本脚にしたんだけど。で、今夜のお楽しみはま・だ・な・の? ‥‥うふふ‥‥」
ちょっと怒った口調だったけど、後半は眼を細め、艶っぽい声になる。
そうか、そういう魂胆で‥‥って、ほんとに何をやってんだこの師匠は‥‥。
「あの、片付けはもうすぐ終わりますから」
「待てない」
こ‥‥こいつは‥‥。
「うわ!?」
突然腕を引っぱられてバランスを崩すと、次の瞬間には俺の顔が師匠の手に捕まっていた。
互いの鼻がぶつかりそうなくらい近くに顔を引き寄せられて、俺の目を深い紫の瞳が見据える。
やばい。この眼はもう本気だ。
「待てない、待てないわ‥‥店があるからって、一日中我慢してたのよ?
片付けなんか明日でいいわ、はやく‥‥抱いてよ‥‥」
そして熱い口づけ。もうすっかりその気になっているのだろう、肌も上気している。
歯列をなぞり、俺の舌を絡め取るように蠢く師匠の――いや、ナイアさんの長い舌。
情熱的なその動きに俺の頭にももやが掛かり、ナイアさんの興奮が伝染してくる。
びちゃ、くちゃ、ちゅっ‥‥いやらしい音のキス。普段なら寝室で響くはずのこの音も、
台所で聞くと新鮮な感じがして、それも興奮を煽る。そしてその口づけを楽しみながら、
互いに服を脱がしあう。俺はナイアさんをテーブルに座らせ、唇から首筋、胸元へと舌を這わせる。
ときおり甘い吐息が聞こえる。そのまま舌を下方へ這わせてゆくと、薄い茂みに達し、
そして既に潤いが感じられる部分へと到達した。その瞬間、ナイアさんの身体がびくりと震える。
きれいな花びらの下は、今日は二股に分かれて脚になっている。
正直、俺はナイアさんしか「女」を知らないから結構不思議な感じがする。
「脚、開くよ‥‥痛くない?」
「大丈夫‥‥あぅ、何か変な感じ‥‥はぁ‥‥っ!」
滑らかな太ももを掴んで、無理のない程度に股を開かせる。
花びらが開き、香しい蜜が滲んでいるのが見える。
ちゅっ。
「ああぅっ!」
小さな突起にキスをすると、いつも以上に敏感な反応が返ってくる。花びらに舌でいじる。
ますます敏感な反応が返ってくる。いやらしい喘ぎと、熱い吐息。そして身体全体が
びくびくと細かく震え、使い方に慣れていない脚がびくんびくんと跳ね上がる。
そしてその脚を片方ずつ足首を掴み、もうぐしょぐしょになっている部分から内ももへ、
内ももからあそこの際まで、と何度も舌を這わせてみる。
「‥‥はあっ! あ、だ、だめ‥‥っ! やめ、くすぐったい‥‥!」
「感じてるくせに」
「っく、あぁっ、‥‥んはぁっ! じ、じらさないで、もう‥‥おねがい‥‥」
涙目になりながら身体をくねらせるナイアさん。いつもでは感じることができない刺激に
燃え上がっているのが、わかりやすすぎるほどはっきり分かる。さほど愛撫もしていないのに
きれいな乳首が固く尖って自己主張をしているし、溢れる蜜がもうテーブルを濡らしている。
そしてその過敏な反応に、触ってもいない俺の分身がギンギンになっている。
「‥‥じゃあ、入れるよ‥‥」
大きなテーブルをベッド代わりにナイアさんを寝かせ、ナイアさんの両脚を俺の脚で
挟み込むようにして覆い被さる。そして、もう張りつめているそれをゆっくりと差し込んだ。
「――あああっ!!」
激しい喘ぎ。同時に俺の背中に腕を回してしがみついてくる。腰の動きでぐいぐいと突くと、
髪を振り乱して悶えるナイアさん。
「ああ、ラート、ラート‥‥! すごい、きもちいいよ、奥まで‥‥ささってる‥‥っ!」
「こう?」
「っんあああっ!! そう、そこ、巧いよ‥‥!!」
普段なら強がって挑発してくるのに、今日はそんな余裕もないほど高ぶっているらしい。
熱くぬめる蜜壺をいつものようにひねりをきかせて突き上げると、感極まった声で応えてくれる。
この瞬間が最高に楽しい。だけど‥‥これだと、実はいつもの営みとあんまりかわらない体位だ。
『あたしはあんたを喜ばせてやろうと思って』――ナイアさんはそう言ってた。
人間の姿の方が俺が喜ぶと思ったんだろうか。そんな小さなことに俺がこだわるはずなんてないってことは
よくよく分かってるくせに。
でも「人間の脚」なんてことよりも、そのちょっと屈折した愛情表現が猛烈に嬉しい。
(その意気に応えてあげなきゃ‥‥ナイアさん、思いっきりイかせてあげるよ)
そんなことを考えていると、いつの間にか俺もナイアさんも腰の動きが加速している。
「あっ、ああっ‥‥! だめ、つよすぎる‥‥っ!
あはぁっ、あ、あたし、もう‥‥っくぅぅ――!!!」
がくんがくんと身体全体を跳ね上がらせて、ナイアさんが達した。入り口の締め付けに
なんとか射精をこらえて、しがみついてくるナイアさんを抱きしめかえす。
豊かな乳房が胸板に心地良い。
「――っはあっ、‥‥はぁっ、‥‥ラート‥‥ふふ‥‥」
荒い息がようやく落ち着くと、いつもの妖艶な笑みが宿っている。
「ナイアさん‥‥うつぶせになって」
「‥‥こう?」
「ええと、腰はこの辺りで‥‥」
足は床に付けさせて、上体をテーブルに載せる。
ナイアさんの思いつきを生かしたいし、かといって慣れない脚や股に負担を
かけるわけにはいかないし――となると、こうやって後ろからしてみるのが一番だろう。
「今日だけの体位、ってこと‥‥? うふふ、楽しませてね」
もちろん。――そう心の中で答えると、すこしだけ脚を開かせて、後ろからナイアさんを貫く。
「――――っ!!!」
声にならない叫びと同時に身体がこわばる。うあ、すっごい締め付け‥‥。
「どんな感じ?」
突っ伏すナイアさんの肩を掴んで、ぐいっと突く。
「‥‥っぁあっ‥‥ひっ‥‥!!」
締め付けの割に声が静かだな‥‥こうかな?
「ああっ! っは‥‥あああっ、く、あひっ‥‥!!」
うーん‥‥どんな顔してるんだろう。
俺は奥まで突っ込んでのしかかり、ナイアさんの顔を横に向け――
「‥‥大丈夫?」
「‥‥ぁ‥‥ぁ‥‥よ‥‥よすぎる‥‥」
初めての体位で刺激が強すぎるんだろうか。もう完全に溶けてる。
こんなに悦んでくれるとは‥‥。そのあまりにいやらしい乱れ顔に、俺のちょっとした嗜虐心に火がつく。
後ろから思い切り突き上げる。
「んあああっ!!!」
「いい声だよ、ナイアさん‥‥もっと聞かせてよ」
パンッ、パンッ、パンッ、パンパンパン‥‥
俺も人間相手は慣れてないからちょっとコツが掴みにくいけど、それでも腰を動かすと
徐々にやり方が分かってくる。肉と肉のぶつかる音が響くと、ものすごい勢いでナイアさんが叫ぶ。
これ、絶対外まで聞こえてるよ‥‥。
「ああぁあ、あはぁ、あぉっ‥‥!! くはっ、あひぃっ――あっはぁぁああ!!」
軋むテーブルにしがみつき、全身を振るわせて狂いまくるナイアさん。それにしてもこの体位、
せっかく悶えまくってるのに相手の顔が見えないのが困るなあ。あの殺人的なおっぱいも
見えないし‥‥。でもいい、ここまで感じてくれるのは男冥利に尽きる。
二の腕を掴んで、上体を反らせるようにしてガスガスと後ろから突きまくる。
大きくのけぞるナイアさんの喉が扇情的だ。もう反射のように動く腰の動きを加速させる。
強烈な締め付けがたまらない。
「あはぁっ、らーとぉ‥‥こ、こわれる、ああ、もう‥‥!!」
「‥‥っ、はぁっ‥‥いいよ、ナイアさん‥‥壊れちゃえ」
ズンッ!!
「――っ、いくぅぅううううう!!!! あ、はああぁぁあ――っ!!!!」
子宮の入り口をとどめとばかりに突くと、その瞬間ナイアさんが壊れた。
よだれを垂らしながら絶叫し、四肢を張りつめて強く痙攣する。
そしてそれに呼応して、俺も堪えきれず――
どびゅうっ!! どびゅっ、どくっ、どく、どくっ‥‥
熱い肉壺の中に思い切り注ぎ込む。腰や脚の力が白濁した液体になって、
一気に失われていくような気がした。
「ああ‥‥ん‥‥。燃えたわ‥‥こんな体位でするの、初めてだったから‥‥」
ナイアさんはうっとりとした表情で、そう言った。
裸のナイアさんに「初めてだったから燃えた」なんて言わせたのが、なんだか妙に嬉しい。
「‥‥どうだった? 二本脚のあたしは‥‥」
「良かったよ、ナイアさん‥‥。でも――」
そこで言葉を切るとナイアさんを抱きしめて、
「‥‥でも、俺はいつものナイアさんがいい‥‥。
あの、積極的で、強がりで、激しくて、全身で俺を抱きしめてくれるナイアさんが大好きだから‥‥」
そこまでいうと、もう俺の唇は言葉を続けられなかった。ナイアさんの情熱的な唇が重なり、
白く滑らかな腕が俺をいっそう強く抱きしめる。甘い吐息が漏れ、かりそめのきれいな脚が
俺の脚に絡みついてくる。その新鮮な感触を楽しみながらキスを続けていると、
突然ナイアさんががばっと起きあがった。
「あ、時間忘れてた!‥‥や、ヤバいかも‥‥ちょっとラート、あたしの仕事部屋まで連れてってよ」
「‥‥?」
「いやだからその、ちょっと、お願い、急いで!」
珍しく慌てている。なんだって素敵なひとときをぶちこわすんだろう。
そんな愚痴を心の中でこぼしながら、俺は疲れた腰にむち打って、師匠を研究室に運び込んだ。
‥‥運び込んだ途端に「あんたは先に寝てなさい」って追い出されたんだけど、一体‥‥。
* * * * *
朝日が城壁を越えて街を照らし出す。その光をまぶた越しに受けて、目が覚めた。
隣で寝ているのはナイアさん。いつの間にベッドに入ったんだろう。
‥‥いや、そんなことを考えている場合じゃない。やけに明るいと思って部屋の隅にある
魔力時計(聞いて驚け、魔法の力で動いているのだ)に目をやると、案の定いつもより1時間は
寝過ごしたようだ。急がないと開店時間までの用事がこなせない。
そういえばきのうの夕飯の片付けも途中だし。
昨夜の乱れっぷりが嘘みたいなあどけない表情で眠るナイアさんに軽いキスをして、
店を開ける準備開始。開店時間はまだ先だけど、店の掃除に商品の仕入れや整理、
何より朝市で食料を買い込むのが日課だ。パンや豆、肉類ならそれぞれの店で買うけど、
鮮度が大切な野菜や果物なんかは朝市の方がいい。
「安いよ安いよ、野菜が安いよ!」
「魚ぁー、魚はいらんかねー!」
城門のそばにある朝市は今日もごった返している。普段お付き合いのない一般家庭の人々も
たくさんいるから、この街の人口比を肌で感じられる。もっとも、同じ街で暮らす以上は
だいたいどの種族も似たようなものを食べるらしい。あとは好き嫌いの差くらいだ。
「おばさーん、このリンゴふたつと、あとは‥‥」
「あらラート君、朝から買い物かい。大変だねえ、住み込みってのは」
「あはは、まあね」
「‥‥そういや、知ってるかい? カラドーサのお嬢さんの噂は」
「はい?」
カラドーサ家のメリーナお嬢さんといえば、富豪ドルン・カラドーサ氏の愛娘にして、
この街の「人間」で一番の美女として有名な人だ。俺も一度だけ遠目に見たことがある。
「‥‥あんまり大きな声じゃ言えないんだけどね‥‥」
おばさんは声を低くする。
「なんでも昨日、お屋敷に街の名医が何人も入ってったんだってさ。
ドルンの旦那が青い顔で右往左往してたから、ありゃあお嬢さんの具合がどうかしたんだろうって
近所の連中は話してたんだ」
「はぁ」
「でさ、ここからはほんとにただの噂なんだけどね‥‥」
おばさんの声が一層低くなる。
「‥‥なんでも、腰から下が蛇になってた、って話があるんだよ。
もしかしたらあの娘さんも人間じゃなかったのかもねぇ。‥‥あ、いや、噂だよ噂。あはははは」
途中から上の空になり、適当に相づちを打って帰宅。ナイアさんはあいかわらず寝ている。
さっきは急いでいたから気付かなかったけど、下半身はいつものように長い蛇に戻っている。
うーん‥‥きのうの夜の慌てぶりといい、さっきの話と言い――
「師匠‥‥思いつきでわけのわからんことをしないで下さい‥‥」
俺の独り言に、師匠の寝顔がにへら、と笑った気がした。
(終)
以上です。
リアルタイムでGJ。
GJ!!
お久し振りでGJ!
「人外になって云々」ってのは結構あるけど、
「人間になって云々」ってのはあんまり無いね。
俺的には全然守備範囲ですよ。つーかバックで突かれて感じる師匠最高。
GJ!
エロエロで素敵でした
しかし師匠、後先考えてねえwそこが可愛いw
メリーナお嬢様もそれなりに開発されていたでOK?
>>519-523 感想ありがとうです。ラミアを出したのに変則的なネタだったけど
受け入れてもらえて何よりです。
>>523 有無をいわさず下半身を交換させられたお嬢さんの話も書こうかと思ったんですが
うまく行かなかったでス。
保守
なんと!ラートとナイアさんの話が来てたじゃないか!
>>524 遅まきながらGJ。この二人大好きデス。
普段は師弟、ベッドでは恋人って関係がいいっス。
527 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 08:22:32 ID:ADyn7eQg
6畳の部屋のTV画面に「The End」という文字が浮かび、スタッフロールに移る。
映画の内容は、吸血鬼ハンターものだった。
ヒロインは吸血鬼でありながらハンターを愛し、ボスの吸血鬼を裏切る。最後にハンターと協力してボスを倒すものの相討ちとなって倒れ、朝日の中ハンターの腕の中で息絶える。
グスッと洟を啜る音がした。隣を見れば真紀は涙ぐんだ目で画面を見つめていた。
「ま、真紀?」
「あ、いや。なんか、ツボに入って泣けてきちゃった。愛し合う二人なのに、結ばれる事なく永遠に別れるなんて……。変だな。普段こんな事、ないんだけど」
「僕は、絶対離れないよ」
すいっとティッシュの箱を差し出しつつ、哲晴は真紀の瞳をじっと見詰めた。
「ほん……と?」
ズズッと洟をかみながら、真紀は尋ねる。
「そりゃ僕は、美姫ちゃんみたいに戦えないし、魅子ちゃんみたいな霊能力もない。デッドみたいに不死身でもないし、EEみたいに空を飛べたりもしない。
だから、こないだみたいな妖怪と戦う時には、力にはなれない」
「でも、哲晴はボクのために……」
言いかけた真紀を、哲晴は制する。
「待って。
僕は確かに何もできない。けど、僕は真紀の傍にいる事ができる。真紀が苦しんだり、つらかったり、悲しんだりした時、傍で支えてあげることならできる」
「うん。ありがとう……」
じっと見つめ返してくる真紀の目に、思わず涙が溢れてくる。
彼の胸に顔を埋めると、先日のように哲晴はギュッと抱きしめてくれた。
「じゃあ……。証しをちょうだい。ボクとずっと一緒だって証しを」
「あ、証しって……」
身体を預けている、広い胸が緊張するのが感じ取れた。
「ボクと、一つになってよ。……その……、ボクを……抱いて」
最後は囁くような声だったが、その衝撃は強烈だった。
顔を上げて哲晴の顔を見据えると、緊張と、突然の驚き、期待してた喜びと……、そんなものがごちゃまぜになった、妙に神妙な表情をしていた。
「だ、抱くって……その……」
哲晴は、既に真紀を抱きしめている。その腕が強張る。真紀は黙ってコクリと頷いた。
見詰め合ったまま。二人の顔が近づき、そっと唇が触れた。
「ね…。布団準備するからさ。それまでの間……シャワー、浴びてきて」
ようやく唇を離してから、真紀が耳元で妖しく囁く。
529 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 03:06:49 ID:OKH47r54
^ω^
過疎
>>531 ちょっwwwおまっwww欲しくなったじゃねーかwwwww
まさかランドアーマー♀やぼうれい剣士♀に萌える日が来るとは思わなんだ。
ゾンビ系の騎士達は普通に題材にできそうだよな
殺人鬼系統はどうしてもオカマにしか思えない
ところで皆の衆は、男一人に対し人外娘は一人がいい?
それとも複数の人外娘に囲まれウハウハ状態がいい?
もちろんウハウハラヴラブですよ
ウハウハ状態ばかり書いてますが何か?
や、全然投下してないんで生存証明がしたかっただけなんだけどねw
>538
ただの生存証明ではなく、作品を投下して欲しい。
スレ立て以来、最も過疎っている時期だし。
自分も投下したいが途中で筆が止まってしまった。
きっと皆に執筆を止める能力の人外娘が付いたんだ…
「ねぇ……そんなのばっかり書いてないで私と遊んでよぉ……」
こうですか!?わかりません!
そうか、そういう発想もできたか。
…「ザ・ワールド!! 筆よ止まれ!!」と連想した自分が悲しいw
>>542にはURYYYYYYYYYY!!と叫ぶ人外娘が憑いてるのか
>>540 最近ここ見つけて、さっそく書こうとメモ帳開いたら、
何故かスランプにおちいり、書けなくなった件について・・・
我が家にも来たようです・・・orz
なるたけ頑張りますが、期待しないで待っててください。
自分も指が止まっている一人です。
最近は取材と称して旅に出ている有様です。
こんなことを書いている余裕があるなら話を書け、という気もしますが、そのとおりです。
天罰でも当たったのか、大雨に直撃されました。
これはやはり萌えな神様が「早く私を登場させなさい!」とばかりに、
ドリフのコントよろしく自分の頭上に水を浴びせたのでしょうか。
546 :
540:2006/05/19(金) 21:33:54 ID:XojUovUG
自分も新生活がなかなかハードでまったく進まない
一人なのですよ・・・、
そうか!!隣のボロ屋敷に何か居たんだな!
夜中の2・3時以外に電気ついてるとこ見たことないし。
・・・こんな妄想広げてないで書けよ俺・・・
>>538 プルーフ・オブ・ライフお疲れ様です。
ところで、アナタの事が(正確には妖精学者シリーズが)ハーレムスレで紹介されてましたよww
「ガチ人外注意」と書いてあった。そんだけ。
生存証明なんか書き込まなきゃ良かったかな。
変な流れにしてしまって申し訳ない。
ちなみに自分は、ちょいと諸事情でしばらく投下できる状況にないので
更に申し訳ない…隙を見て投下できるようにします。
>547
>ところで、アナタの事が(正確には妖精学者シリーズが)ハーレムスレで紹介されてましたよww
知らなかった…つか、受け入れられたのか?w
きっと誰かがネクロノミコン使って呪ったんだ!!間違いない!!
筆が進まなかったのもPCが故障したのも呪いのせいだ!!
……ふと『呪い』の擬人娘なるものを思い付いた
対象にべったり憑いてイタズラする呪い娘
そうか俺にはそんな人外娘が憑いてたのか!!
>>547 ひでぼんやガールン断章も紹介されてたね。
何気に人外作品のリンクも多くて良さげ
>548
ただひとこと「保守」って書くのも味気ないので、これはこれでいいのでわ。
それにこんなやりとりをきっかけに、新たな作品が生まれ……ればいいなあ、と。
始めまして。
今、悪魔っ娘の小説を書いているのですが投下先がどうにも複数あるように思えて悩んでいます。
話の大まかな内容は、エロリな悪魔っ娘が少し天然のシスターを堕落させて悪魔にしてしまう、
という感じです。男性は基本的にモブキャラなので基本はレズものになるんですけど。
投下先はここでいいんですかね?
他の候補のスレとやらをよく知らないんだけど、とりあえずここに投下して問題のない内容だとは思うよ。
もう片方の人外でもここでも投下しやすいと思った方へ
悪魔っ娘SSの完成を待ちつつ、つなぎがてらに投下します。
スライム娘ネタ。6レス消費予定。
「‥‥自称暴力団員の佐々木源三容疑者を、恐喝などの疑いで逮捕しました。
調べによると佐々木容疑者は――」
テレビの中で、お堅い感じのおねえさんが淡々とニュースを読み上げている。今日も
大したニュースはないらしい。いや、恐喝事件のニュース直後にこの感想もどうかと思うが、
実際恐喝だのなんだの、すさんだ世相にはたいしたニュースじゃない。なんたって
人は死んでないんだから。不謹慎と言えばその通りだが、身近に縁がない限り多くの人が
そういう感想を抱くだろう。
「次のニュースです。今日午前3時頃、凝水(こごみ)市の浄水場に侵入した不審な男が
警備員に取り押さえられ、不法侵入や威力業務妨害などの容疑で警察に逮捕されました。
調べによると、この男はインスタントコーヒーおよそ20キロを鞄に隠し持っており、
『上水道からコーヒーが出るようにしたかった』などと意味の分からない供述を
しているということです。警察では――」
凝水市‥‥って、おい。この街じゃないか。何をやってんだか‥‥楽しい奴もいるんだな。
まぁ実際に水道からコーヒーが出たらとんでもないことになるだろうけど。
そもそも、俺はインスタントコーヒーが嫌いだ。つか、20キロではどうにもならんだろ。
「‥‥にしても‥‥あっちー‥‥だりぃ‥‥」
別のことを考えようとしてニュースを見ていたが、もー限界だ。暑い。日本の夏は
なんだってこう糞暑いんだ。まとわりついてくるような湿気と熱気が猛烈なだるさを運んでくる。
まとわりついてくるのはおねーちゃんだけでいいっての。いや、この暑さの中なら、
裸の女の子がまとわりついてきてもそれさえ不快に感じかねないな。
エアコンをかければいいじゃないか、と言うかも知れないが‥‥俺は嫌いなのよ、あれが。
なんというか、こう、人工的な冷気と乾燥が気持ち悪くて。だから夏場は扇風機だけで耐えるほかない。
「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍‥‥んでられるかー! 暑いー!」
先の帝のありがたいお言葉を噛みしめようにも、やってらんねー。
そこで俺は思いついた。
「よし、シャワーでも浴びよう」
善は急げとばかりにとっととテレビの電源を切り、いそいそと風呂場へ向かった。
* * * * *
ふんふんふふんっ‥‥っと。鼻歌なんぞ歌いつつ、服を脱いでいざ風呂場へ。
頭の上から降り注ぐ位置にシャワーヘッドを掛けて、きゅっきゅっきゅといつもの加減で蛇口の栓を
捻ると、ちょうど俺の好きな温度のお湯が頭の上へとじゃーっと出て‥‥出て‥‥出てこない。
「おっかしーな‥‥壊れた?」
この季節に水道が止まるなんて冗談じゃない。もう一度きっちり栓をしめて、再度挑戦。
きゅっきゅっきゅ‥‥ごぼごぼ‥‥
「‥‥ごぼごぼ?」
不安になって頭上のシャワー口を見上げていると、にわかに音がおかしくなって――
ごぼごぼごぼ‥‥ぐじゅ‥‥じゅるじょるびゅるりびちびちびち!!
「っぎゃー!!」
なんだか変な音が響いたと思ったと思った瞬間、シャワー口から水が――じゃなくて、
なんか水の「ようなもの」がぶちゅぶちゅと吹き出て――当然、俺の顔面に直撃した。
うぇ、き、気持ち悪ぃー‥‥何これ、ゼリー‥‥?
ぶちゅぶちゅじゅるじゅるじゅるりびたびたびた
と、止まらん‥‥。物凄い勢いで変なゼリーが溢れてくる。
しばし呆然と見守っていたが、よく考えたら栓を締めたら止まるじゃないか。
きゅっきゅっきゅっきゅ‥‥
「‥‥と、止まった?」
風呂場には透明な謎のゼリーがたっぷり溜まっているが、とりあえずシャワー口から
溢れてくるのは止まった。な、なんだったんだこれ‥‥。
謎の半液体を取り敢えず処分するにも、まずはこの顔と頭にかかったのをどうにかしないと。
幸いあまりべたつかない――というか、なんだか妙にまとまりが良くてつるつると滑り落ちる。
とりあえず風呂場から出ようとすると、背後からなにか音が聞こえた。
「‥‥うー」
「‥‥な、なんだ‥‥?」
おそるおそる振り返る。何もない。いや、溜まったゲルが大量にあるのは普通じゃないんだが、
それ以外は何もない。
「‥‥もぉぉ‥‥」
「!?」
今度は間違いない。この風呂場のどこかに、なにか音‥‥というか、声を出すものがいる。
ね、猫とか‥‥いるはずないよな‥‥。じゃあ一体――
「なんてことするんですの!?」
「わぁあっ!?」
間違いない、今のは人間の声だ。
「『わー』じゃありませんわっ。どうして止めたりしやがるんですかっ!
途中で出られなくなったじゃありませんことっ!?」
「だっ、誰だ、どっどこからしゃべってる!?」
天上から床まで見回しても、誰もいない。
「あなたのその目はなんですか、付いてるだけなら捨てておしまいなさい!
‥‥目の前ですわっ!! もう結構、わたくし自身でなんとかしますっ!」
目の前ったって‥‥でんでろりんとゼリーが溜まってるだけなんだけど‥‥な、なんか一箇所に
固まってる‥‥? っていうか、盛りあがって、か、勝手に形が変わって‥‥
「マドハ○ド!?」
某有名テレビゲームのモンスターの名前を叫んでしまった。具体的に言うとゼリーが
人間の手首のような形になって液面から突出し‥‥あろうことか、蛇口の栓を回し始めたのだ。
きゅっきゅっきゅ‥‥ぶちゅぶちゅにゅりゅりどぼどぼどぼ
カランから勢いよくゼリーが出てくる。それは透明マ○ハンドと合流し、風呂場に広がるゼリーは
ますます大きな塊になってゆく。呆然と見ていると、途中で蛇口からの音が変わり、ゼリーが止まる。
と、マドハン○が栓を締める。見る間にゼリーが一箇所に集まって、大きな塊になり、形を変えて――
「ふぅ。やっと出られましたわ‥‥ところであなた、いま失礼な呼び方をしやがりませんでした?」
「それ」は、あろうことか人間の‥‥いや、女性の姿をしていた。透明だからもちろん
向こう側が透けて見えているけど、完全な無色透明じゃないので、それが女の形だということは
はっきり分かる。髪(といっていいのかわからないけど)はセミロング、
華奢な体つきに見えるけれどもおっぱいと腰つきはなかなか‥‥って、怪人ゼリー女相手に
何を考えてんだ俺は。
「‥‥まあいいですわ。
ところでさっきから何をじろじろと見て‥‥ああ、わたくしに見惚れているのですね!
ほんとに男というのは魅力的な女と思えば何の遠慮もなく‥‥でもしかたありませんわ、
ああ、美しすぎるわたくしがいけないのかしら‥‥」
非難がましい声を上げたかと思うと、今度はやたら大仰な身振りと口調で我が身の美しさを
嘆く怪人ゼリー女。つか、声でかいよ‥‥。なんかこっちも気が抜けるなあ。怪奇事件を
目撃してるってのに。
‥‥ま、まぁとりあえず意思の疎通は図れそうな気がするので、何者なのか聞いてみよう。
未知との遭遇‥‥どきどき。
「え‥‥ええと‥‥きみは‥‥あの、どういう‥‥」
「ああもうはっきりおっしゃってくださいません!? わたくしウジウジした野郎は大嫌いでしてよ
大体なんですの裸で待ち受けるなんて不作法なことをしておきながらこのわたくしに無礼千万――」
前言撤回。会話にならねーぞ、おい。一人でしゃべりまくってる。
「――っかく来てさしあげたというのに栓は閉まってるわやっと出られたと思った途端に
いきなり栓を止めるわ出られなくて困っているのに手も貸さないわじろじろ見るわ
普通まずは飲み物を出すとかおしゃべりをするとか何とかしてそれからおもむろに
――って、聞いてますの!?」
「え!? は、はいっ!!」
ごめん全然聞いてなかった。つか、何なんだよう。怖いよう。
「‥‥ほんとにどーしようもない男ですわね‥‥これ以上話してもしかたありませんわ。
とっとと本題に移らせてもらいますっ!」
言うやいなや、ゼリー女――というか、スライム女とでも言った方がいいのかな――の顔が
ずいっと近づく。あ‥‥今まであっけにとられて気付かなかったけど、美人だ‥‥。
558 :
水道の怪:2006/05/20(土) 23:12:54 ID:BcyTPsvy
「んむっ!」
一瞬見惚れていると、彼女の口がいきなり俺の唇に押しつけられた。同時にぬるぬるとした
腕や体が俺の全身にまとわりついてくる。っ、ちょ‥‥っ‥‥こ、これは‥‥!?
ぬちゅ、ぐちゅる‥‥ぶちゅ‥‥ぐちゅ‥‥っ
スライム女の唇が、何度も絡みつくように俺の唇に接する。理性が麻痺して
しまったんだろうか、体を動かす気にもならない。彼女の「舌」が歯列をぬるぬると這い回る。
歯列をこじ開けようとするその動きを歯を閉じて拒んだが、その「舌」は歯の隙間から
染みこむように突破し‥‥あとはされるがままに口を――犯される。
彼女がじゅるじゅると俺の口の中を満たしてゆき、口の中はスライムでいっぱいになり、
そしてそのスライムが自在に形を変え、粘膜という粘膜を刺激し、犯してゆく。
俺の目の前にある半透明の美女の顔は陶然とした笑みを浮かべ、力が入らなくなった俺を
楽しげに見つめている。
「‥‥ぷはっ‥‥んぶぅっ‥‥!」
呼吸が浅くなり息を継ぐと、舌の形のスライムが一層激しく暴れ回る‥‥。
「ふふ‥‥キスに弱いのですわね‥‥」
そう言うと、彼女は俺の身体を取り込むかのように絡みつく腕に力を加えた。
半液体の胸の膨らみ――いや、もう「乳房」といってしまおう――が、俺の体に押しつけられる。
自在に姿を変える体なのにその膨らみははっきりと弾力を感じさせ、先端の尖りも俺の体を
刺激してくる。それでいながら、押しつけた部分を柔らかく揉むようなうごめきは、
人間の胸では絶対にできない刺激。う‥‥あ‥‥こいつ‥‥なにがしたくてこんな‥‥。
ずるり、と手が滑りゆき、俺の股間にまとわりついた。ぐじゅぐじゅと音を立て、
俺のそれを弄ぶ。ひんやりした感触がぬるぬるとした刺激とともに襲いかかり、
逸物をしごく。驚くほど巧みに、繊細に。
「うふふ‥‥もうすっかり高ぶっているようですわね‥‥」
耳元で響くうっとりとした声。ついさっきまで切れ間なくしゃべりまくっていた女とは
到底思えないほど、しっとりとした色香を感じさせる。
う‥‥うそだろ‥‥こんなわけのわからない奴にいいように嬲られて、勃つはずが――。
だが視線を落とすと、それは情けないほどいきり立っていた。
「どうなさったの? 膝ががくがくしてますわよ‥‥わたくしのキスはそんなに気持ちよくて?
ふふ、もっと感じさせてあげますわ」
手が逸物を握っていたかと思うと、その圧力が高まる。――ずぷり。何か「壁」を
突き抜けるような感覚があったかと思うと‥‥俺のそれは彼女の手の「中」に潜り込んでいた。
「‥‥っ! な‥‥んだよ‥‥これ‥‥っ」
熱い。
彼女の体はひんやりと涼しいのに、その手の中は体を直接熱するかのように熱い――そう感じた途端、
俺の脚は重力に負けた。バランスを崩してタイル床に倒れ込み‥‥いや、倒れそうになったと思ったら、
スライム女が俺の体を支えてくれた。もちろん、その間も俺の息子は彼女の熱い手の中で自在に揉まれ、
しごかれている。
「ふふ、うふふ‥‥まだまだ序の口ですのに‥‥。どうです、わたくしの手の中は熱いでしょう?
表面は冷たく涼やかでも、内側には力が満ちていますのよ‥‥ほぉら、たっぷり感じてください‥‥」
――ぐちゅる、にちゃ、びちゃり、ぐちゅ‥‥。
彼女の半液状の体に半ば包まれながら、快感の総攻撃を受ける。口の中、首筋、乳首、
背中、足――すべてがスライムで犯される。あるいは柔らかく、あるいは弾力に富んだ刺激が
全身をくまなく責めてゆく。その間も、目の前では優雅な笑みを浮かべた顔が淫らな言葉を紡いで
耳と脳を犯し、涼やかな手が俺のモノを飲み込んだまま熱い刺激で灼いてくる。
「‥‥ふふふ‥‥もうなすがままですわね‥‥。全身を責められて、もう溺れそうでしょう?
でも‥‥本気で溺れるのはこれからですわ‥‥」
559 :
水道の怪:2006/05/20(土) 23:14:11 ID:BcyTPsvy
そう囁くと‥‥な‥‥んだ!?
「――う、‥‥ああっ! な、やめ‥‥ろ‥‥くぁっ‥‥!」
「うふ、うふふ‥‥いい声ですわ‥‥」
――じゅくっ、じゅくっ‥‥灼けるような刺激が、尿道をさかのぼる。
「くはっ‥‥なにを‥‥して‥‥うぁっ!」
「くふふ‥‥あなたのおチンポの中に、わたくしが入ってますのよ‥‥どうです?
こっちを犯されたこと、おありかしら?」
じゅるじゅると入り込んでくるそれは、どんなに力を入れようともまるで無関係に
さかのぼってくる。そして、チンポのなかを内側から焼くかのように責めあげ、うねり、蠕動する。
「――かはっ! あ、ぐぉ‥‥!! うぁあ‥‥っ!!」
「ふふふ‥‥聞くまでもないようですわね。素敵な顔ですわ‥‥でも、思ったより我慢なさるのね。
うふふ、我慢することないのに‥‥ほぉら」
尿道の中がうねり、それと呼応するように外側からぎゅうっと締め付ける。
「っくあぁあ!! っくぅぅっ!!」
ビクン、ビクン、ビクン――ペニスが激しく脈打つ。吹き出す精液が尿道を塞ぐスライムを
圧し出し、タイムラグと共に思い切り噴出する。スライムと精液が絡まり合い、尿道を駆け上がって
解放されるとき――俺は不覚にも一瞬気絶していたような気がする。
「――っはぁっ、はぁっ、はぁっ‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥」
「あん‥‥っ。ああ、いい味‥‥」
手の中に射精され、彼女はびくんっ、と体を震わせた。見ると、手の内部に噴き出した体液が
白くたゆたっていたかと思うと‥‥それは急速に薄れ、霧散するかのように彼女の中へと溶けてゆく。
「え‥‥?」
「んふふ‥‥ずいぶんと溜まってらしたのね‥‥とても濃くて、わたくし好みですわ‥‥」
いや、俺は子種がどうなったのか気になったんだが‥‥吸収したんだろうか? もしかすると
これが目的で現れて、俺を襲ってきたのか? ‥‥とんだエロスライムだな。よし、覚悟は決めたっ!!
「男がヤられっぱなしでたまるかー!」
気合と共に起きあがり、スライム女の肩を押し倒すっ!!
「きゃっ!?」
ずるっ。
「どわあっ!?」
どべしゃっ!!
‥‥不覚。相手が半液状だと言うことを忘れてた。ぬるりと滑る肩を押し損ねて
バランスを崩し、足下の「彼女の一部」を踏んづけて滑り、あわてて彼女に掴まろうとして
やっぱり手が滑り――結局、彼女の胸の谷間に顔面から突っ伏してしまった。
結果的に「相手を押し倒す」という目的は果たしたものの、なんだこの敗北感は。
彼女がいなけりゃタイルで額が割れるところだ。‥‥そもそもこいつがいなけりゃ
風呂場で暴れたりもしないが。
「――ぷはっ! はぁはぁ‥‥」
「んふふ、ずいぶん積極的になってきたじゃありませんの?」
スライムで窒息しかけて顔を上げると、押し倒されたままのスライム女が笑っている。
くっそー、なんかとことん主導権を握られている気が‥‥。
ええい、そう言ってられるのも今のうちだ。俺の肉棒でヒィヒィいわせてやるっ‥‥って、
どうやって入れたらいいんだろう。見た感じ、あそこの穴が無いように見えるんだけど。
「ふふっ、そのままブチ込んでくださればいいのよ? わたくしの体はどこでも入れられますし‥‥ね?」
‥‥完全に舐められてるな。
「じゃ、適当に入れる、ぞっ‥‥!」
ず‥‥ずぷ‥‥ん。
「う‥‥熱っ‥‥。――っく!? うぁっ、くそっ、うぁあっ!」
「あん、入りましたわ‥‥うふふ、まさかさっきのをお忘れかしら? 尿道を責められて、
一瞬気絶するほど悶えてらしたのに」
や、やっちまった‥‥どこにでも入れられるってことは、どこでもさっきの尿道責めを
されるってことじゃないか‥‥! お、俺は何をやって、る、っ、はぁぅっ!!
560 :
水道の怪:2006/05/20(土) 23:20:44 ID:BcyTPsvy
腰を引こうにも、まとわりついてくるスライムはそれを許さない。
それどころか玉袋まで包まれて柔らかくもみほぐされ、そうかと思えば裏筋をなぞられる。
そして、絶え間ない蠕動がチンポの外と中から熱い刺激を与え続ける。チンポと脳が
直結されて焼かれているような錯覚さえ感じる。
「くはっ、やめ、やめ‥‥て‥‥くれ‥‥!」
「いやですわ、感じてるくせに。我慢汁もたくさん出てますわよ‥‥ほぉら」
ぬるり‥‥じゅぐぅっ。
「くぁあああ!! うあぁっ!」
いっそう深く肉棒を締め上げたかと思うと、尻の方にも冷たい感触が走り――染みこむように
入り込んできたそれが、消化管の裏側から前立腺をぐりぐりと狂わせる。
「いかが?」
「く‥‥うぁ‥‥!!」
やばい、こいつ、ほ、ほんとに‥‥! ああ、溺れ‥‥る‥‥っ!
ぐちゅっ!
「んぅっ!!」
俺が耐えきれずに彼女の体を強く抱くと、力んだ手がその身体の――熱い原形質の中に潜り込む。
その瞬間、彼女は今までとは違う声を上げた。
「――ちょっ‥‥な、なにをいきなり‥‥なさい、ます‥‥のっ!? きゃふっ!」
俺の腕を焼く温度が‥‥上がった? っく、チンポの周りの温度も上がりやがったけど‥‥う、ぁっ、
これは‥‥もしかすると‥‥?
ぐちゃ。
「ひっ! んはぁっ!!」
彼女の中に突っ込んだ手を動かすと、明らかにそれに反応して声が上がる。‥‥分かった。
「あんたの弱点、わかったよ‥‥中をぐちゃぐちゃにされたいんだろ!」
「な、なにを言って――あひっ! きゃうっ、あっんぁああっ!!」
ビクンビクンと身体をうねらせて悶える。責めて責めてイかせてやる‥‥と
うまくいけばいいんだが‥‥やばい、俺の方も‥‥あんまり、持ち、そうにない、かな‥‥。
ぐちゃっ、ぐちょっ、ぶちゅっ――!
勢いよくスライム女の身体をかき回す。尿道や前立腺の刺激は弱まってきたが、
代わりにチンポをくわえ込んでいる部分の温度も飛躍的に上がってきた。必死の抵抗なのか、
締め付けやしごきあげる強さも増して――
「っく、くそっ――うぁ‥‥っ!!!」
ぐちゅぅっ!!
「ひ、ぁあああっ!!!」
どぷっ、どぷっ、どぷっ、どぷっ――
思い切り抱きしめ彼女の身体を潰さんばかりにしたとき、不意に刺激が
限度を超え――俺は二度目の射精をした。いつまで経っても射精が終わらないと思ったら、
何ヶ月もオナ禁していたかのような量が出たようだ。
多少は反撃できたけど‥‥な‥‥なんつーか‥‥男として情けねー‥‥。
「‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥あー‥‥気持ちよかった‥‥」
半ば彼女に埋もれながら、何とか感想を口にした。
「うふふ、当然ですわ‥‥このわたくしが相手をしてあげたんですもの。
これで気持ちよくなかったなんて言った日にはケツの穴から手つっこんで
奥歯引っこ抜いて鼻から出しますわよ」
‥‥スライムならではの脅しだな‥‥。つか、こいつなら本気でやりそうだ。
「まあ、あなたの責めもなかなか素敵でしたし、わたくしもまんざらではありませんでしたわよ。
それに、あなたの精‥‥おいしかったですわ‥‥ふふっ」
なんか微妙なほめられ方のような気がするんだが‥‥まあいいや。
――そうだ、一番重要なことをまだ聞いてない。もう聞いてもいいよな。
「‥‥えと‥‥で、きみは一体なんで俺のところに‥‥もしかして俺はこのまま吸い殺され‥‥?」
ちょっとだけ、それでもいいやという思いがあるのは――いやいやいや、何を馬鹿なことを。
「あなたがそうおっしゃったからですけれど? ‥‥吸い殺すなんて無粋なことはしませんわ。
当然ご存じだと思いますけど」
561 :
水道の怪:2006/05/20(土) 23:23:02 ID:BcyTPsvy
本気で何を聞いてるんだと言わんばかりの声と表情。どうも彼女は彼女で
俺の対応に何やら不審を抱いていたらしい。が、『そうおっしゃった』って何だ。
とりあえず命の心配がないことは分かったけど――
「いや‥‥その‥‥スライムの人に来てくれといった覚えは‥‥」
「‥‥!? 凝水市いずみ台三丁目5−1、ハイツこごみ206号室の吉岡さんでしょ!?
きょうの午後1時半のご予約で‥‥」
「いや‥‥ここ、306号室だし‥‥」
「‥‥!!!!」
あ。固まった。
「‥‥お‥‥」
「お暇しますわぁぁあああ!!!」
どびゅるぶちゅりゅりゅじゅるるる!! じゅぽんっ!!!
物凄い音を立てて、彼女は器用にも蛇口に飛び込んで消えてしまった。
うーん、結局何だったんだろう。つか、予約‥‥?
* * * * *
その後、俺は偶然出会った吉岡氏と話す機会があった。三十代の、見た感じはパッとしない
会社員だった。最初はしらばっくれようとしていたが、結局聞き出したところによると‥‥どうも、
彼女は「デリヘル嬢」だったらしい。ごく一部の「VIP会員」にしか知られていないそうだが、
「水道管を通じてスライム女性を派遣する」という水道局に怒られそうなシステムだそうだ。
が、どうやらそそっかしい彼女が訪問先を間違えたようだ。
‥‥スライムってのが実在するというのも驚いたが(しっかり楽しんだので
今さら否定するのは無理だ)、それをコンパニオンにしているというのはもっと驚いたけどな‥‥。
とりあえず「口止め料」として、その「通常会員」として紹介してもらえることになった。
説明によるとVIPになるまでの道は遠そうだけど‥‥ま、あのハイテンションな彼女にも
いつかまた会えるだろうと思う。
あれ以来、うちのシャワーも水道も、普通の水しか出ない。
以上です。
季節外れでスマソ。
なんだよちくしょー!!
なんでそんなにエロい文章が書けるんだよ!テラウラヤマシス!!GJ!!
すげー萌えた。グッジョブ!
身体の中をかきまわされて感じるっつーのがエロくて良かった。GJ!!
いや、まじで会員になりたいよ。GJだ!
>>561 水道管に標識がついているわけないからね。
家を間違えたくらいなにさ。
どうでもいい話ですが。
ニュースで出ていた暴力団の佐々木って…
コンパイラネタ?
…なわけ無いか。
俺も会員になりたい。
そして何時かVIPに・・・・
なしれ氏のと880氏のは同じ店?それとも同系列?
お、件のデリヘルネタですね
GJです
>572は俺です。 orz
久々に俺屍やってみたら結構萌える設定だったことに気付いた。
八手ノお墨にロールミーされたいハァハァ
ねぇ
この話知ってる?
え、何々?
ある男が友達と飲んでて、終電も無くなって友達が家に泊まることになったんだけど、
布団を敷いていざ寝ようとした時に、友達が急に買い物に行って来て欲しいって言うんだって、
しかも往復で2時間はする所まで、必死の形相で言うから渋々男は買い物に出て行ったんだけど、
なんでそんな遠い所まで?
その友達は気づいちゃったの、今まで自分達が居た部屋のベッドの下に見知らぬ・・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・・・・っうっぷ!?・・・キモチワル・・・」
ドタドタドタドタバタンッ・・・●●●●●●・・・ジャー、バタンッ
「飲みすぎた〜、」
目覚めるなりあまり喜ばしくない行為を行なうのは当たり前だろう、大学生として第一の難関
新入生歓迎会、略して新歓と言う名の洗礼を昨夜(と言うか夕方)から日付が変わってから
しばらくの間まで受けていたのだから。帰宅したのは4時か5時頃、それまで酒と言うものを好んで
口にはしていなかったが、酔いつぶれる直前で何とかお開きとなった、しかし帰宅するなり
ベッドへ頭からダイブ・・・するはずだったのだがアルコール摂取における千鳥足やもろもろの
弊害のおかげで失敗し身体はフローリングへ、頭は辛うじてベッドの端へ引っかかるような
体勢になってそのまま寝てしまった(結局頭もずり落ちてしまうのだが)。
ふと目を開けると部屋はもう真っ暗だった、壁の時計を見るとその蛍光色の針は9時を指そうとしていた。
「ふぅ、貴重な休みを一日使ってしまった・・・」
頭をフローリングの上に戻し目を瞑りながらぼやいてしまう、新歓が金曜日にあった訳だから
今日は土曜日のはず、日曜日がまだ残っているとはいえ丸一日無駄に消費した、本来ならば
今日のうちに一週間分の洗濯物と部屋の掃除を終わらせるはずだった、そう、新歓を甘く見ていた
俺の計画では・・・
『 ゴトッ 』
唐突に物凄く近くで音がした
驚いて目を開いた瞬間、俺は固まった、
・
・
・
え?
ちょっおま!!
セミロング位の髪はフローリングに流れ、多少見開かれた目は爛々と輝き、薄く開かれた口からは
浅く激しい息使いが聞こえてくる、極度の緊張からなのか興奮からか判らない汗を滴らせ、
しかしその両手にはしっかりと鈍く輝く斧を握った女性・・・
都心から少し離れた小○急線沿いのとある街、1DKの寝室のベッドの下、幅30cm
俺はそこで彼女と出会った。
576 :
夢の人:2006/05/22(月) 22:06:51 ID:9yZh3LVP
ちょっと構想を練ってみたんですけど(プレイも)
広いところが怖い以外ほとんど人間とカワンネェorz・・・
都市伝説とか好きなので書いてみたんですけど
スレ違いですかねぇ
Gjな作品ばかりの中スイマセン・・・
擦れ違いではないとオモ
つか続きwktk
578 :
夢の人:2006/05/23(火) 23:11:33 ID:plY8unLF
ある土曜の夜9時、今年大学1年になったばかりの青年はベッドの前のフローリングに寝転がり、
固まっていました。
『ベッドの下の彼女』 第2話
「・・・・・・」
『・・・・・・』
きっ、気まずい・・・なに?もしかして俺部屋間違えた!?てか・・・、その獲物あなたの!?
「あっ、あの〜?」
『・・・・・・』
「もしかして俺部屋間違えました?」
『・・・・・・』
無反応・・・、しかしよく考えてみれば、昨夜はしっかり自分の部屋に自分の鍵で入った記憶
が有るし、この部屋の内装も、この女の潜り込んでいるベッドも俺の物だ。
つまりはアレだ、この女は不法侵入者と言う奴だ、ならば話は早い、正義の国家権力に電話
しなければ。
スッとサイドポケットに入っている携帯を取り出しダイヤルを押そうとする、
ガタッ
!!!!??
女が身動きでもしたのだろうか、その斧がフローリングに当たる音に驚き、ダイヤルプッシュの
手が止まる、
『・・・何処にかける気よ?』
やや張り詰めた声だが初めて女が言葉を発した、
『な、仲間を呼ぶつもりね!?』
「え?いや何『私に何をしようって言うの!!』
「何もしn『キャアァァーー!!!誰か助けてー!!男に乱暴されるーー!!!!』
その叫び声は周囲1kmに響き渡った。
回る赤色灯、部屋の周りに集まる野次馬、
『話は向こうの署で伺いましょうか。』
肩をお巡りさんに叩かれ周りから非難の目で見られながらパトカーに乗せられたのはあの女ではなく、
俺だった・・・。
579 :
夢の人:2006/05/23(火) 23:12:09 ID:plY8unLF
あぁ何でこんな事になっちまったんだ・・・何処で間違えたんだ、子供の頃から夢は大きく警察官と
言っていた俺が、お世話になる側になるなんて・・・あぁ現職警官の親父に何て言おう、
外の景色は後ろへ流れていく、そこで俺はおかしな事に気がついた、
「あの〜、警察署はあっちじゃぁ?」
そう警察署の方向とは逆方向に進んでいるのである、
『あっちは人間専用ですから』
・・・・・・へ?
そうこうしている内にいつの間にかパトカーはトンネルの中を走っていた、
「トンネル?こんな近くに有ったんですか?」
『トンネルなんてそこらに通っているじゃないですか、もう着きましたよ。』
そう言われ、横を向いた俺は絶句した、トンネルの中にぽっかりと大きな空洞があり、その中に
警察署が有ったからだ。
『○×□第二警察署』
「・・・第二?」
『さあさあ入って入って』
不思議と言うか異様な雰囲気をかもし出しまくりな所だが、警官にジェスチャーされたので仕方なく
入る。
中は意外と人が居て騒がしかった、声だけを聞いていれば普通かもしれない、そう声だけを
聞いていれば、
『私のペットが何処かへ行ってしまったの!ああ、何処かで成仏なんてしていたらどうしよう!!』
『こんな霊標識いつ作ったんだよ!?こんな標識免許取った時に無かったんだから金なんて払わないからな!』
『子供の連れ去り事件が怖いんです・・・家の子が人間の男に連れ去られるかと思うと・・・・・・』
『猫対策グッツの優良店を探してるのですが、』
とまあ、普通の事を話しているわけですよ、幽霊や妖怪が。
・・・orz 前略父上様母上様いきなりですが、もうそちらの世界にもどれそうにありません、
どうかお体を大事にしてください。
580 :
夢の人:2006/05/23(火) 23:28:40 ID:plY8unLF
いきなり脱線気味・・・脱線最高!!
問題の『ベッドの下の彼女』いきなり省かれています、
これでもない頭を絞り、他の職人さんのSSとかぶらない
ようにしているつもりなんです・・・。
腕は無いのに世界は広がる、the ワールドは夢の人の
得意技です(いきなりパクr)
一応補足的な物を
・この世界には人間に見つからないように現代妖怪&幽霊が
暮らしています、
・『ベッドの下の彼女』は主人公のベッドの下に引っ越してきました、
(妖霊不動産屋で安かった)
・これからもいろいろ増えます(笑
・エロは好きですが書くのは苦手です(夢の人が)
そして最後に、
『ベッドの下の彼女』(今投下している話)は、
エロまでまだまだ長くなりそうです(ベッドからなかなか
出せないため)まぁいろいろ考えてはいるのですが、
エロ自体はかなり先のお話になります。
ですから、興味ない人(沢山居そう・・・)バンバン飛ばしちゃって下さい。
なんか2回目の投下にして話が予想外の方向だw
以前言っていた悪魔っ娘の小説を投下します。
逆レイプ属性を多分に孕んでいるので嫌な方はスルーを。
…このスレに限っては大丈夫ですかね(^^;)
薄暗い路地を、男が歩いていた。
男は何が気に入らないのか人相の悪い顔を更にしかめながら、面倒臭そうに辺りを見回し、時折抜き身の剣の刀身で弄ぶように肩を叩いている。良く見ると彼の着る安物の革鎧の肩部、それも上部だけが剥げている。抜き身の剣で肩を叩くのは彼の癖だった。
その凶悪な面構えや、行動を見ればただのチンピラか盗賊にしか見えないが、彼はれっきとした傭兵である。この街では最近『深夜に外出した住民が何者かに襲われ、精気を抜かれる』という事件が起きており、彼はその真相を探るべく街の領主から雇われた傭兵の一人だった。
だがする事といえば同僚達とローテーションを組んでひたすら街を巡回するだけ。寝静まった街には血気盛んな若者の嗜好を満足させるような娯楽は何も無い。前金は貰っているし、それを使って娼館にでも繰り出そうか、とすら思う。
その時。
「ちょっとっ、そこの逞しいお兄さんっ」
薄暗い路地の中、陽気な少女の声が響いた。
「あん?」
声を掛けられた男が振り向く。
声がした方向、家屋の屋根に一人の少女が座り込んでいる。
男は不審に思った。月が隠れた宵闇の中、足をぶらぶらと振っているのは十代半ば程の女の子に見えたのだ。いくら子供でも今この街で起きている事件の事は知っている筈、それなのにこんな夜中に子供一人というのはおかしい。
「ガキは寝る時間だぞ。ママに叱られる前にさっさと家に帰んな」
「えー? そんなのつまんないっ。夜はこれからじゃんっ」
「はあ?」
マセた言葉に男が呆けた声を上げる。同時に先ほどまで上空を覆っていた雲が流れた。
月光が少女を照らし、その姿を露にする。
癖の無い桃色の髪。くりくりとした真っ赤な目。悪戯を思いついたように歪ませた口元からは長めの犬歯が覗いている。デフォルメされた髑髏のイヤリングを、尖った耳の左側だけに付けていた。顔だけなら将来は有望である事を予想させる、なかなかの美少女だった。
だが問題はその少女の服装だ。
囚人に付けられる様な無骨な鎖を首に嵌め、僅かに膨らんだ胸を覆うように黒い革ベルトが巻きつけられている。幼い秘所を隠すのは子供には不釣合いな黒のハイレグだ。
幼い少女は、それだけしか身に着けていなかった。それ以外にも手には指の見えるグローブを、そしてラバー製のブーツも履いているがそれは服とは言えない。
ピンク色の髪がかかるうなじや胸元、それに可愛らしいお臍も丸見えだ。頬や脇腹辺りに肋骨をイメージさせる黒色のペインティングがされているが、健康的な肢体を隠す事の足しにもならない。
「…ひゅう」
際どい格好の少女に思わず男は口笛を吹く。女の子はそんな男の表情に満足したのか無邪気な笑みを浮かべると、屋根から飛び降りた。
男はその光景を見て、絶句する。
屋根から飛び降りた少女が、ばさり、とコウモリの翼を広げたのだ。そして何事も無く男の目前へと着地したその少女はあどけない顔に、不釣合いな淫靡な笑みを浮かべた。猛禽類のような縦長の瞳が男を見据える。
「お前、まさか」
「そうだよぉ」
再びあどけない笑みを浮かべると、その口には常人ではありえないほど長く伸びた八重歯が覗いている。
「アタシ、悪魔のコノット! お兄さん、気持ちイイことしよっ」
男を挑発するように、矢じり型の尻尾が振られた。
***
(にしししっ。このおにーさん。アタシに見とれてる! 男なんてみーんな単純なんだから!)
悪魔の娘、コノット=シュトリは呆然とする男を見てそう核心した。昨日襲った傭兵の男も、その前に襲った男もそうだった。
ちょっと――いや、かなりエッチな格好をするだけで、発情した動物みたいに興奮する。すぐに理性を無くし、交尾へと縺れ込む。そうなれば最早こっちのもの。気絶するまで精気を搾りに搾り取ってやるのだ。
今回もきっと変わらない。剥き身の若い果実を前に男は理性を無くすしかない。
「ああ、背伸びしたい年頃なんだな」
「……何よその達観したセリフ」
「悪魔かなんだかしらねえがそういう格好はもっと成長してからすればどうだ? ボンテージってのはなこう、ボンッ、キュッ、ボンッ! なネーちゃんがしないと意味無いだろう? な?」
「それはアタシの体に魅力が無いってコト!?」
「ガキが色仕掛けなんて十年早いって事さ」
(むっかあっ! 何よコイツ! さっきはアタシの体をジロジロ舐めるように見てたクセに!)
悪魔としてのプライドを傷付けられたコノットは、怒りで顔と体を真っ赤にする。コケにされて黙っているほど彼女は人間――もとい、悪魔出来ていない。
怒りと入れ替わるように暗い感情が溢れ出して来る。冷水を浴びせられたように思考が冴え渡る。悪魔として狡猾に、人を堕落させる方法を本能で構築していく。
悪魔は人の心の隙を見つけ、そこに付け入るプロフェッショナルだ。そしてそれはコノットも例外ではない。
「フン。何が『十年早い』よ。本当はおにーさん、こんな小さな女の子一人押し倒す事も出来ないチキンなんじゃないの?」
「てめえ今なんつった?」
男の反応にコノットは不敵な笑みを浮かべた。
「臆病者チキン甲斐性無しインポって言ったの」
「ああ!? ぶっ殺されたいのか!?」
「あははッ、『ぶっ殺す』だって。こんなか弱い女の子に剣を向けるんだ? 犯すより殺す、ってコト? ふーん?
それって結局、アタシを組み敷く勇気も度胸も、無いってコト? ――あ、分かったぁ! 分かっちゃった!
おに−さん、実は童貞なんでしょ!? はーい、チェリー君♪ おねーさんが優しくしてあげるねー♪」
「さっきから言いたい放題言いやがって!」
とうとうキレた傭兵の男はその場で剣を投げ捨てる。甲高い音を立てて抜き身の剣が遠ざかった。
(たーんじゅん♪)
思い通りに事を運べた自分に酔いしれると、キレた男が獣のように飛び掛ってきた。
「きゃんっ♪」
ちゃりちゃりと、首に嵌められた鎖が鳴る。
「泣いて謝っても絶対許さないからな! ヒイヒイよがらせてやる!」
「へー? おにーさんに出来る? ちなみにね、昨日アタシとエッチしたおにーさんのお仲間もね、すぐにへばっちゃたの! アタシもっとやりたかったんだけどなー」
「……お前、まさか」
「そう♪ 最近この辺りで手当たり次第精気を搾り取ってるの、実はア・タ・シ♪」
「てめえ!」
「おにーさんはどれだけ持つかな? それとも早漏だったりして?」
押し倒されているというのにコノット表情には余裕すら伺える。こうなれば彼女のペースだ。
…ええと、今日はここまで?
とりあえず続きにwktk
あと、sageが全角になっていると思われ
「その減らず口を黙らせてやる!」
暴力は返って自尊心を傷つけられる事に気付いたのか、男はコノットの口封じには直接手を上げずに、
キスを使う。ただし、それは恋人同士が行うような甘いものではない。舌を突き入れ、犯すように口内を蹂躙する。
(んんっ! やるぅ…豪快なチューだぁ…♪)
口内の粘膜を舌でこそぎ取られ、唾液を音を立てて吸い取られる。唾液で塗れた唇をついばまれると、
頭の中がぼうとなり、胸が淫らな気持ちで高鳴ってくる。精気を糧とする淫らな悪魔は、
すぐに股を濡らし小さな股布を湿らせた。少女のものとは思えない、濃厚なメスの性臭が辺りに漂い始める。
それは人間を、そして自らをより淫らに堕とす作用がある。臭いだけではない。
先ほど男が大量に吸い込んだコノットの唾液も、当然愛液にも、理性を削り生殖本能を剥き出しにする
催淫効果がある。コノットは口姦の激しさに陶酔しながらも、男の鼻息がどんどん荒くなっている事を冷静に感じていた。
「ちゅっ、ちゅむっ、じゅるるるーっ! ――んぱぁっ!」
強引なキスから開放される。お互い口の周りが涎でベトベトだったがそれを拭う事もせず、次の段階へと――
セックスへと移る。
「俺のチンポ無しじゃ生きていられない体にしてやる!」
(あははっ! ばっかじゃない。アンタがアタシ無しじゃ生きてけない体になんのよ!)
だがそれを言ってしまうと折角高まった男の性感が沈下するかもしれない。だからコノットは、媚を売る。
男の自尊心を一時的にも充足させる為、より多くの精気を得る為。
「いやぁん、許してぇ…」
「今更謝って済むかよ!」
激怒した男がコノットの股布に手を掛ける。乱暴に捕まれた黒い布地は悪魔の陰液を吸って、
すでに湿り気を帯びており、男の手を汚した。
「ドロドロじゃねえか! この淫乱悪魔!」
「あぅん…っ」
挿入の邪魔にならぬよう股布を横へとずらされた際、男の指や布地が秘部に擦れ、甘い電流が走る。
「……ガキのクセにエッロいマンコしやがって!」
男が布地の下から現れた幼い悪魔の秘裂を目にして声を荒げる。
そこには、幼い顔には似合わない、熟れた果実のような雌器官が隠れていた。そして恥毛が生えていないそこは、雄を誘うようにぴくぴくと開閉を繰り返している。
「そんなに欲しけりゃくれてやる!」
男は息を荒げながら自慢の一物を取り出す。そして、愛撫もろく似せずに少女の中心へと突き立てた。
「はうんっ!」
(あはっ、入った! チンコ入った!)
コノットは自分の膣洞を埋める肉棒の感触に体をふるふると震えさせる。
全く知らない男に襲われていると言うのに、彼女は嫌悪の表情を浮かべるどころか喜悦に頬を緩ませている。
悪魔の中でも性欲を司る彼女は、相手が誰であるかはあまり問題ではない。いかに快楽を、精気を得るか、それが重要なのだ。
「おら、おら、おら!」
「あ!? はうっ! きゃうんっ」
男が腰を使い始める。
催淫効果によって急速に血を集めた男根が、外見通りに狭い肉のトンネルを何度も往復する。
コノットは肉ヒダと肉棒が擦れる快感に体と心を蕩けさせ、待ち望んだ性交に歓喜の表情を浮かべる。
すでに多量に溢れていた雌汁が二種類の粘膜に挟まれ、揉まれ、空気と交わりグチュグチュ、
と卑猥な音を生み出し、辺りに濃厚なセックス臭を撒き散らし始めた。
(あー、いい! セックスさいこーっ! 気持ちいいーっ!)
卑猥な音とすえた臭いがコノットを更に昂ぶらせる。彼女は更なる快楽を得るべく、自らも腰を使い始めた。
「はあ! はあ! ――うっ!? くそ! ガキのクセにスケベだな! 生意気に腰を振りやがって!」
「だってぇ、あんっ! はぁ、はぁっ…もっと、気持ちよくなりたいんだもんっ――んぁ…っ!」
ピストンしていた腐肉がたまたまコノットの敏感な部分を捉えた。背筋を甘い電流が駆け抜け、
甘い声を上げてしまう。反射的に膣壁に力が入り、肉棒を締め付けた。
「おうっ!?」
男が苦悶の声を上げる。
「――ん、はぁ…っ――なに、おにーさん――あん――アタシの中、そんなにイイの?」
「このくらい――ふっ!? ――屁でもねえよっ――くっ!? くそ、食いついてきやがる…!」
喘ぎ声を交えながら、二人は互いを牽制し合う。イニシアチブを取っているのはコノットだった。
「あはっ♪ おにーさん、気持ち良さそう。――あんっ――アタシもイイよぉ…おにーさんのチンチン、
おっきくて、硬くて、びくびくしてるから♪ ね、アタシのアソコは――あん♪ ――どぉ?
ニンゲンの女とどっちがイイ?」
「んなこと聞くな!」
「えー? 言わないと止めちゃうぞー?」
「分かった! 分かったよ! お前のマンコ気持ちいいよ! 狭くて、絡み付いてくる!
それに、奥の方がザラザラしてて、先っぽがめっちゃ気持ちいい! 最高だ!」
男の自尊心を傷付けた上で、自分の自尊心が満たされる。調子に乗ったコノットは、
腰の動きを早めながら男を更に堕落させようと上ずった声で囁く。
「そうでしょ? そうでしょっ? アタシの中、気持ちいいでしょ!? あはっ♪ いいよ、
このままアタシの中に精液出してもっ」
「ほんとーにスケベだな! いいぜ! 出してやる! お前の中に人間様の精液たっぷりだしてやる!」
ラストスパートとばかりに男がピストンのペースを上げる。
「はあ! はあ! はあっ!」
「んはっ!? あ…っ! は! あうん! あ! あぁん! あん!」
ぐちゅぐちゅぐちゅっ! 淫らな水音と共に、汗と性液に濡れた恥骨同士がパツパツとぶつかる。
余り上手とは言えない男の腰使いはコノットの体を大きく前後に揺らし、首に嵌められた鎖を鳴らす。
(は、はげし――あん♪ チンコ、びくびくしてるっ、もうすぐセーエキ出そう!)
「早くぅっ、ちょうだぁいっ、おにーさんのドロドロチンポ汁、早くちょうだぁいっ」
媚びた声で猥語を喋り、男の興奮を煽る。淫靡な、人外の瞳に見据えられた男は、それで絶頂に達した。
悪魔娘の子宮口に亀頭を押し付けて、その奥に煽りに煽られた欲望をぶつける。
「うおおおおおぉぉっっ!」
どぷっ! どぷっ! どぷっ!
「ふあぁぁぁ…っ!?」
(あは…! セーエキ、マンコの奥に注がれてる! あっつい汁が、ビシュビシュ当たってる!)
媚粘膜に白濁液を撃たれる感触に、コノットは体を震わせて、口の端から涎を垂らして喜んだ。
快楽と同時に彼女のエネルギー元となる精気を、男から大量に奪い取って充足感に満たされる。
「――ぜぇっ! ぜえ! …ぐっ…」
一方男は、退院直後の寝たきり患者が全力疾走した時のように、肩で息を荒げていた。
コノットに覆い被さるように倒れた彼は、精気を吸われ若干やつれたようにも見え、冷や汗も掻いている。
もう動けそうにも無かった。
だが幼い悪魔は容赦しない。
「あれー? おにーさんもうダウン? まだ一発目だよぉ?」
コノットはそのあどけない顔に、文字通り悪魔の笑みを浮かべた。
「一発って、――ぜえっ――まだやるのか…勘弁、してくれ…」
「えーっ、やだぁ。だってアタシまだイってないもん♪」
(それに、まだまだ食い足りないしね♪)
「とゆーわけでぇ――よいしょっ」
力を得たコノットが倒れこんだ男の体を楽々と押し返す。その拍子にペニスが抜け、
ずらされたハイレグの向こうで大きな口を空けた陰裂が、精液をこぼしている。白濁液は彼女の股を汚し、
太股へと垂れ落ちていった。
「…ゴクっ」
無様に仰向けに倒された男は、その様子を見て、再び下半身を膨らませた。
それを目ざとく見つけた悪魔はぺろりと唇を舐め、男に囁きかける。
「フフっ。ダイジョウブ。疲れてるならおにーさんは動かなくていいから」
コノットが男の体を跨ぎ、真上を向いた肉マラに腰を落としていく。
粘液に濡れ、生き物のように蠢く淫裂が勃起した生殖器を貪欲に飲み込んでいく。
「ん…っ、あ…! ふぅっ――はあっ♪」
(入ったぁ♪ ああ、やっぱり、このおにーさんのチンコ、ちょっと大きい♪ マンコがキツキツだぁ♪)
「ふっ、んっ、んっ、んっ」
今度は騎乗位でセックスを始める。だが今回は精気を得るのが目的ではない。快楽を得る為に性交するのだ。
だからコノットは男に必要以上に媚びる必要も無く、思う存分快楽に耽る事が出来る。
男の腹に両手を添えて、結合が解けないように腰を上下にピストンさせた。
「あん、あん……あぁ…っ、イイっ、チンポ、イイよぉ♪」
可愛らしい口から卑猥な言葉と、甘ったるい喘ぎ声が飛び出す。繋がった股間からは、
『ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ』とリズミカルに水音が鳴り、首の鎖が大きく揺れて高い音を生み出す。
(マンコ、びりびりきちゃうっ――あん…!? あはぁ、チクビも勃ってきちゃった♪)
官能に全身を痺れさせていたコノットが発展途上の膨らみで新たな刺激を感じた。
苦しいようなもどかしいような刺激に我慢できずに、たくし上げるようにベルトを上にずらす。
「あん!」
なめし革が敏感な二つの突起を擦れると、上半身が甘い愉悦で満たされる。ベルトの下から現れた桜色の頂点は、 血が集まり、はしたないくらいに勃起していた。
「チクビも、チクビもイイのぉ」
自分の指を輪乳に沿ってなぞらせる。性感ぎりぎりの場所を絶妙なタッチで触り自らを高めると、
ゆっくりとピンク色の蕾を扱き上げる。胸からジーンとした愉悦が溢れて酔いが回るように、
あっと言う間に頭が快楽で痺れる。
「はぁ…はぁ…んん…! ――キャンっ」
「くおっ!?」
不意打ちのように勃起乳首を抓り上げると。男が呻き声を上げる。胸を弄り回す快感にコノットが、
思わず膣を締め付けたのだ。今度は彼女は胸全体に手を這わせると――不意に乳首を爪弾く。
膣が締まり、男が快楽に呻いた。
(顔真っ赤にして、可愛いじゃん♪)
だが、自分も余り余裕は無い。徐々に高まってきた性感はもう少しで限界を超えそうだ。
コノットは止めとばかりに腰を滅茶苦茶に動かした。
「はあっ! はっ! はんっ! はっ…! ――アンっ♪」
引き続き小さな胸を弄りながら、上下にしか動かしていなかったピストンに前後左右の動きを加える。
膣内の肉ヒダ全てに熱い肉棒が押し付けられ、脊髄と脳が快楽で火花を散らす。
「あっ、あ、あっ! あんっ! アン♪ アン♪ アァンっ♪」
(ふぁぁっ…! 頭トロけそー…っ♪ 超イイ♪)
腰を上下に叩きつけるように動かすと逞しい男根が子宮の入り口をぐりぐりと抉ってくる。
淫らな悪魔にとってはそこすらも性感であり、体の真芯を小突かれる度に、じゅぽじゅぽと、
淫裂から泡だった性の混合液を吐き出す。大きく音を立てる鎖に肌を軽く打たれるとゾクゾクした。
「あ!? イキそう! アタシもうちょっとでイク!」
待ち望んだ瞬間に胸が高鳴る。ちかちかと明滅し始めた視界の中で男が、
口の端から唾液の泡を漏らしているのが見えたが腰は止まらない。セックスと言う名の自慰を完結させようと、
コノットは更に腰の動きを早め――
「そこで何をしている!?」
「んーっ?」
(なんだよ、うるさいなあ!)
突如路地裏に大声が響いた。凛とした女の声はあまりに耳障りでコノットは思わず動きを止めた。
垂れる涎を拭わずに乱入者を見る。
表通りから現れたその女は赤髪をポニーテールで結った、二十歳くらいの女剣士だった。真っ赤な鎧を着込み、
夜色のマントをなびかせている。手には女に好んで使われる細身の剣を、抜き身で持っていた。
「見て分からない!? アタシ今このおにーさんとエッチの真っ最中なの!」
「エっ――!? ……なんとふしだらな…!」
女剣士がコノットの現状――つまり裸同然の格好で、男の上に跨りながら体の中心で繋がっている、
という事に気付く。彼女は顔を真っ赤にした。
「分かったんなら邪魔すんな!」
きしゃー! 尻尾を立て、歯をむき出しにして女剣士を威嚇する。
それを見た女剣士は羞恥に染まっていた顔を、強張らせた。
「――貴様、まさか悪魔かっ?」
「んっ、んっ、あんっ――だったらナンなのよ?」
腰を再び動かしながら、コノットは億劫に応えた。
「殺す!」
殺意を纏いながら女剣士が突っ込んできた。
「げっ!?」
月光を反射する白刃に顔面を蒼白にさせたコノットは、慌てて男の上から飛び退く。
一瞬遅れて先ほどまでコノットが居た空間で剣が閃いた。
(あっぶなー!)
「あんたねえ! 人の愉しみを邪魔するどころかいきなり切りかかってくるなんてどーいう教育受けたのよ!?」
「悪魔に教育云々を言われる筋合いは無い!」
再びコノットに突進を掛ける女剣士。翼を使って距離を取ってもあっと言う間に追いつかれる。
(うわ足早!)
「悪魔など、全て滅びてしまえ!」
「ひっ!? わたっ!? うわぉ!?」
次々と繰り出される剣を、かろうじて避ける。コノットは戦闘をする為の能力は備えていない。
精気を吸収した直後は人並み以上の身体能力を発揮する事が出来るが、限度がある。
魅了の魔術を使う事も考えたが、頭に血が上っているらしい女剣士には効き目は期待出来なかった。
(なんかプッツンいってるぞこの女! さてはアタシのお仲間がナンかやらかしたかな?)
だが頭に来てるのはコノットも同じだ。後もうちょっとというところで、寸止めされてしまったのだから。
だが、この状態ではどうしようもない。
「ニンゲンの女! 名前は!?」
「冥土の土産が欲しいか!? ならば教えてやる! 私の名はファシス! 貴様ら悪魔に家族を奪われたファシス=ガライアだ!」
想像通り、どうやら悪魔に手痛い目を遭わされた可哀想な人間だった。
「ファシス! アンタの名前と顔、覚えたからね!」
次の瞬間、悪魔娘の姿が背景に溶けるように掻き消える。コノットが不可視の魔術を発動させたのだ。
彼女に戦闘用の魔術は使えないが、このような逃走や幻惑に向いた魔術なら使う事が出来る。
「待て! 逃げるのか!?」
『アンタみたいな物騒な女、まともに相手するわけないでしょ!?』
別の魔術で音声を乱反射させる。ファシスが困惑している間に姿を消したコノットは民家の屋根へと飛び上がった。
『でも覚えておきなさい! アタシはねエッチを邪魔されるが一番キライなの! この恨み、百倍にしてアンタに返してやるんだから!』
「やれるものならやってみろ! 返り討ちにしてやる!」
『ふんっ。後悔しても知らないんだから! せいぜい首を洗って待ってなさい!』
コノットは民家の屋根から飛び立つ。
(アイツ…! 絶対泣かせてやる!)
心の奥から怒りと共にドロドロした感情が溢れてくる。あの女にはとびっきり狡猾でいやらしい手段で復讐してやる。だが具体的な考えは思いつかない。女の名前は聞き出せたが、罠を張るには情報が少な過ぎた。
(少し、様子を見る必要があるわね)
まだ見ぬ淫猥なプランに胸を高鳴らせながら、悪魔は自分の根城へと向かった。
今回はここまでです。
コノットももうちょっと可愛げがあった方が良かったような。
あと、この作品はえちしーんが長め多めなので途中でマンネリしないかどうか不安です。
情景描写も無駄に多いし。
うーん。SS書くの難しいです。
GJ!
あと邪魔してしまってスマン
GJ!!!!
コノットさんイイw
GJ! 抜きました。
GJ。エロい。
>なしれさん
テンション高っw
高慢ちきにボケ倒すスライム娘が良いすわ。毎回キャラ立ってますねえ、本当
「付いてるだけなら捨てておしまいなさい!」とか大好きw
>夢の人
すげえ、なんだこの展開w ゲラゲラ笑いました
エロ気にするなら、留置場でサキュお姉さんに狩られるとか、
誤認逮捕の詫びに鬼課長とお手合わせとか
・・って、色々とネタが浮かぶんですけどw
>ふぉーりんシスター
ここじゃ珍しいぐらい、全編エロエロ。いいっすよ〜ガンガンいきませう
まだ『シスター』明かされて無いんで、どれだか楽しみにしてますわ
>ファンタジーワールド
亀ながらGJ!
そのうちでいいのでバルーとリリムキボン
途中から暴走して逆レイプな感じで
>>595-599 感想ありがとうございます。
レベルの高いこのスレでどこまで評価してくれるのか不安だったので少しほっとしました。
話自体も長いので(週一回のペースで投稿して、後七、八回分あると思われます)。
よろしければ最後までお付き合い下さい。
ちなみにシスターは次回投稿で出す予定です。
602 :
夢の人:2006/05/28(日) 00:20:37 ID:ZyFqxEmv
前略、お袋様。どうやらすぐに返してもらえそうです、こちらの人は
見かけによらずとても良い人たちばかりで安心しました。
第3話
「講習・・・ですか?」
『はい、調べたところ妖霊安全衛生法による特別教育等を受講し修了
していませんので、このままではあのお部屋で生活することができません。』
異質な警察署に連行され、これから取り調べ室か!? と思っていたが聞かれたのは、
『今まで幽霊の類を見たことは?』
の一言のみ、もちろん見たこともなかった、ついさっきまでは。
「見たことはありません、今日までは。」
『被害女性の聴取から事件性はまったく無いことも判りましたし、今回は今後必要な
資格等について説明を受けてしっかり取得してから帰ってください。』
との事だった、
で、話を聞いているわけだが、こっちの人にも色々と面倒な事があるらしい、
簡単に説明すると、
・彼女は現代妖怪で正式な手続きの元、俺のベッドの下に引っ越してきたらしい。
・幽霊や現代妖怪の類が見えるようになった人間は特殊な講習を受けなければ
自分の部屋であっても共同生活をする事ができない。
・講習は2時間程度で終わるものだが、認定の試験がある。
・講習を受け、試験にも合格した者は政府公認の終了証(顔写真入りの免許証みたいなもの)
を発行してもらうことができる。
・終了証にも複数あり今回とる必要があるのは略称で 普通妖霊系(人型)なる物。
『では早速、特別講習課程に入っていただきますのであちらの部屋へ。』
奥の部屋を示されるがふとここで、今まで親切に説明してくれたお嬢様系婦警さんに一つの質問をしてみいる。
「ところで、婦警さんは妖怪ですか?それとも幽霊ですか?」
婦警さんは俺の質問を聞くとにっこりと微笑み手を握ってきた、そしてそのまま
俺の手を自身の後頭部へとまわす、彼女は目と鼻の先、傍から見れば恋人同士のように見えるだろう。
「え・・・と、あの」
『大丈夫、私に任せてください、痛くしませんから・・・』
あのそれは、まさk
ちゅぷ ぴちゃぴちゃ
!!!!!!!??
「っうわあぁ!?」
突然指が何かに嘗め回され驚いた俺は手を引っ込めようとする・・・が、彼女ががっちり掴んでいて
動かせない。
『ぁあん・・動かさないで、』
俺はバッと彼女の後頭部を覗き込んだ、そこには・・・・・・
『駄目ェ、止まらないのぉ、後ろのお口が止まらないのぉ〜』
口だ、 彼女の栗色の髪、その中にパックリと口を広げて、おいしそうに俺の手を舐めている、
『ごめ、御免なさいぃ、久しぶりの人をこのはしたない口がぁ・・・お口が寂しがってぇぇ、』
『もう少しで、満足する筈ですからぁ、もう少しだけぇ』
そのなんともこそばゆい舌技から開放されたのは10分後の事でした。
部屋から出て行くときに、右の人差し指を前の口で咥えられ、
『困った事があっても無くても、気軽に来て下さい』
なんて赤くはにかみながら言われ、
「は、はい、」
なんて上ずった声で返事をしてしまった。
なんて良いんだ こっちの世界
603 :
夢の人:2006/05/28(日) 00:32:14 ID:ZyFqxEmv
>>599 ありがとうございます、一応警察ですから貞操観念は
しっかりしとかないと・・・。まぁいいか。
警察で鬼って言うのはなかなか思いつきませんでしたが、ピッタリですねw
でもここでいろいろ出しちゃうと”肝心なときにネタが無い”になりそうで・・・
二口さんを出してみました、百目さんとかも面白いと思ったんですけど(主人公の
考えが読めるみたいな)そういうのは身近で出したほうが良いかなと、
パトカーも都市伝説の黄色い救急車にしようかなっとおもっていましたし。
夢の人は頭の腐り具合には定評がありますので、どうか
暖かい目で見守ってください。
腐ってやがる…(誉め言葉)
二口さんエロいよ二口さん
思わず後ろの口にがっつんがっつんイマラチオしてる姿を想像した
俺も腐ってんな
腐ってなんかない!俺も仲間だ!
・・・あ、俺も腐ってるのか。
おかしいな、俺が三人いる
おかしいな……
それこそゾンビみたいに俺が沸いて来る……
どっちを向いても俺ばっかり……
ジェット・リーのONEかよ、俺らw
こう考えるんだ、みんな俺なんでは?と
なんか、触手スレと同じ流れになっているのにワロタ。
じゃあ一人が別の一人を殺すことで、殺されたほうのエネルギーが乗り移り、
最後に残った一人がエネルギーをもってして、SSを構築……
蠱毒の壷かよ。
どーでもイイ妄想ネタ。
人外っ娘を一つの部屋or屋敷に閉じ込めてHなバトロワをさせる。
最後まで勝ち残ったお姉様が、究極の性技を持つ、とか。
むしろ「ハイランダー」の方が先だと思うんだ。
>>611 最後の一人になったら宇宙が崩壊するんじゃ……?
監禁する人外娘に依るんじゃない?
それこそ邪神達監禁すれば破滅必至
いつかマボさんがそんな話を書いてたような。
アイリスがそんな状態になってた気がする
あれで全員でセクロスしてくれたらよかったのにw
流れを切ってすいません。
SSの続きを投下します。
この街の郊外には教会がある。
ここでは、悪魔やアンデッドを浄化するという仕事で生計を立てたエクソシストが、
親を失った子供達を養っていた。
「ふう…」
質素で、だがどこか威厳と神聖さを思わせる外観を持った建物の前に、女剣士ファシス=ガライアが居た。
二十歳を迎えたばかりの彼女は、今日もその長身に赤い鎧を着込んでいる。
凛々しい顔には、迷いと憂いが混在していてが、やがて意を決したように目前の門を開け放った。
小さな教会の中、ステンドグラスから差し込む日の光を浴びながら一人の少女が膝を折り、
神の像に向かって祈っていた。
「――エルカ」
ファシスが、祈りを捧げる少女の名を呼ぶ。エルカと呼ばれた少女がファシスへと振り返った。
青い帽子の下で、滑らかな栗色の長髪が揺れる。全身を白と青の法衣で覆った彼女は、
この教会に住むシスターだ。
「ファシス?」
振り返ったエルカがファシスの元へと歩み寄る。
「おはよう」
「ああ。お、おはよう」
エルカの屈託の無い微笑みに、ファシスは心を癒される思いだった。と、同時に僅かに頬を赤らめる。
二つ下のこのシスターは、ファシスにとって唯一無二の親友だ。いや、家族と言っても良い。
ファシスは幼い頃悪魔に家族の命を奪われ、路頭に迷っていた所にこの教会で拾われたのだ。
それからは悪魔に復讐する為修行し、今では立派な剣士に育った。
その時、教会の中では年の近い同性はエルカしか居らず、二人が仲良くなるのは当然の事だった。
いや、仲が良いなどと言うレベルではない。ファシス本人は気付いていないが、
彼女のエルカに対するそれは友情よりも愛情に近い。
「今日はどうしたの? こんな朝早くに?」
「エルカ、お前に頼みたい事がある」
「? お仕事の事で何か悩みでもあるの?」
「……今この街で起きている事件の事は知っているな?」
「うんうん知ってる。男の人が精気を抜かれてるんだよね?
この前行きつけの八百屋さんの奥さんが訪ねて来たの。ご主人が襲われたらしくてね、
今お仕事大変なんだって。そういえば、傭兵さん達にも被害に遭った、って聞いたけど…?」
「……悪魔の仕業だ」
「え?」
エルカの表情が強張る。
「昨晩、私は奴が、悪魔が仲間の傭兵を襲っている所を見つけたんだ。奴は、その、仲間と…なんだ…えーとだな」
あの時は頭に血が上っていたがいざその時の事を他人に説明しようとすると顔から火が出る思いだった。
「……ごめんファシス? ちょっと外に出ない? お祈りしてたら外の空気が吸いたくなっちゃった」
「ん? あ、ああ…かまわないが」
二人で教会から出る。敵は悪魔だという事を考えるとなるべく教会の中に居た方がいい気もするのだが、
(まあ、早起きな悪魔など居ないだろう)
「んー、空気が美味しいーっ、今日も洗濯物日和だね」
「あ、ああ。そうだな…」
両掌を太陽に向け、伸びをするエルカを見る。
少し歳下の友人は、垂れ目を細めて体を撫でる風を心地良さそうに感じていた。
(相変わらず、良い匂いだ。日向と、石鹸の臭いがする)
風が運ぶ友人の香りは、日頃傭兵仲間という暑苦しい男達に囲まれているファシスにとって、癒しだった。
「…えへへー」
エルカを見つめていると、彼女は照れ隠しをするように笑いかけてくる。
その人懐っこい微笑みを見ると、ファシスの顔は紅潮し、思わず視線を逸らした。心拍数が上昇している。
気恥ずかしくなる気持ちを不思議に思いながら、誤魔化すようにエルカに頼み込んだ。
「お前の力を貸してくれ!」
そうだ、こんな事をしている場合ではない。
「えっと、何の話だっけ?」
「だから! 事件の犯人――人ではないが、ともかくこの事件は悪魔の仕業なんだ!
だから、お前に協力して欲しい!」
「……それ、本気で言ってるの?」
「エルカの言いたい事は分かる。悪魔祓いの依頼は神父様に頼むものだ。だが」
そう。今この教会を預かる神父は居ない。別件で隣町まで出掛けているのだ。
実質今この教会の管理者はシスター、エルカ=リンウィンクと言う事になる。
「神父様はまだ帰っておられないのだろう? だったらシスターであるお前にしか…」
「ちょっと待ってよ。私、シスターって言っても悪魔祓いなんて出来ないよ。
そりゃ、魔除けの術くらいなら教えてもらったけど、本格的なのはてんで駄目なんだから」
「だが、ディース様――お前の母上は、立派なエクソシストだったぞ?」
「……お母さんの話は止めてよ」
エルカから人懐っこい笑顔が消える。ファシスは後悔した。彼女の母親はすでにこの世に居ない。
悪魔に返り討ちにされ、命を奪われたのだ。この事はファシスが悪魔を恨む要素の一つではある。
「済まない。だが、エルカ、お前には確かにあのディース様の血が流れているんだ」
エルカの母親は悪魔祓いのエキスパートとして有名だった。また聖母と呼ばれるほどの人格者であり、
娘であるエルカは勿論、ファシスにも街の人々にも尊敬される出来た人であった。
だから、その娘であるエルカにも、悪魔祓いの素質はある筈だった。少なくともファシスはそう思っている。
「お母さんはお母さん。私は私だよ?」
「謙遜するな。悪魔祓いは清き心と敬虔な信仰心が基本と聞く。子供達の世話をし、
毎日祈りを欠かさないお前に、悪魔祓いの素質が無い訳が無いだろう」
「それは…」
エルカが目を背ける。それを見たファシスは後一押しと思った。
「なに、相手は戦闘能力に乏しい三流の悪魔だ。まともに戦えば私一人でも余裕で勝てる。
エルカには後方から援護してくれればいい。奴は姑息な魔術を使うからな、それを封じて欲しいんだ。
それくらいなら出来るだろう?」
「魔術の妨害か…神父様に教えてもらった事はあるけど、私に出来るかなぁ?」
「エルカなら出来るさ!」
エルカの肩に手を置き、励ます。
「……うん」
「よし決まりだ! じゃあ私は一度仲間達と合流して作戦を練る。夜また来るからな!」
ファシスは一方的に言い放つとエルカに背を向けて走り出す。
憎き悪魔を倒す。エルカと二人で。それを想像するだけで、ファシスの胸に熱い感情が渦巻いた。
(見ていろ悪魔め! 私とエルカがお前を滅ぼす!)
翡翠の瞳に決意を抱いて、ファシスは教会を後にした。
***
同時刻。
教会から遠ざかる赤い剣士をじっと見詰める影があった。
「ふふふっ、そっかそっか。そういう事ねー! ふふふふっ、あっははははっ!」
教会の近くの雑木林。朝露に濡れた木々の枝に腰を掛けて高笑いを上げるのは、ピンク髪の悪魔、コノットだ。
「朝っぱらから眠いのを我慢してファシスの奴を張った甲斐があったなぁ」
(親友のエルカと幼馴染のファシス。あー違った違った。あの様子だとファシスはエルカって女にベタ惚れだ!
ふふふっ、あの堅物が、真性のビアーンだったなんてね!)
「さて、そうすると――」
悪魔嫌いの女好きファシスを徹底的に貶める為にはどうすればいいか。
悪魔の本能が邪悪なプランを次々と編み出していく――エルカというシスターは使える。
「あのシスターを――させて、ファシスにけし掛けて……にしししっ! ファシスの驚く顔が目に浮かぶっ!」
(――ありゃ? 想像してたらマンコ濡れてきた)
「ふふふのふっ! あー、アタシってひっどい事考え付くなあ♪ ――ん、あんっ」
昂ぶってきた体に手を這わす。邪悪な計画に思いを馳せる悪魔は、それだけで体が敏感になっていた。
昨晩傭兵の男を襲ったときと比べ、遥かに欲情している。
(すっごい感じる! これからの事を想像しただけで、イッちゃいそう♪)
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!
「んんっ、はぁっ、あっ、はんっ、いいっ、あんっ、アン♪」
ハイレグの脇から片手を突っ込んで、膣内を思うままに掻き回す。
昨晩お預けを食らってしまった体はあっと言う間に臨界点を迎えた。
「ふああん! イッくううううぅぅぅっっ♪」
ぷしゅっ、と秘裂から愛液を噴出して絶頂した。子宮が痙攣する凄まじい快楽を、
体を痙攣させながらじっくりと味わう。
「はっ…! はあぁぁぁんっ…!」
半開きの口からは熱い吐息と、涎が漏れた。
(ふふふっ、ファシスめ、覚悟しなさいっ! 今からアタシが最高の屈辱をプレゼントしたげる!)
「――ちゅるっ」
指に纏わり付いた愛液を舐め取ると、飛び切り妖艶な笑みを浮かべた。
***
「――以上が作戦の内容だ」
日が沈み、街が茜色に染まる頃。小さな教会に屈強の戦士達が集まっていた。
エルカが教会に住む孤児達を寝かしつけた後、悪魔コノットを討伐する為ファシスが街に滞在する傭兵を集め、
作戦を練っていたのだ。
「えーと。つまり、傭兵さん達はいつもと違って二人一組のグループ単位で街を巡回して、
その中に一人だけ単独で行動させる人を組み込むんだ?」
「そうだ。そして私とエルカは、彼の巡回先の廃屋で待機。一人だと思って近づいた悪魔を待ち伏せする」
「罠だってバレないかな?」
「あの悪魔、私が見た限りでは頭が良いとは思えなかった。なに大丈夫、
いざと言う時は私がこの身に変えてもエルカを守ってやる」
「ファシス……その…気持ちは、嬉しいんだけど。皆見てるからね?」
「……む」
気が付けば。一段と狭く感じられる教会内で、傭兵達がいやらしい笑みを浮かべていた。
「あっついねーっ!」
「お兄さん達悪魔と戦う前にどうにかなっちゃいそうだー!」
へへへへっ! と卑下た笑いが沸く。人間に怯える小動物のようにエルカが体を震わせた。
「お前達っ、悪ふざけにも限度があるぞ!」
「おー、おっかねー」
「ファシスちゃんはご立腹だ」
へらへらとした笑いを浮かべながら仲間の男達が鎮まる。
「エルカ、済まない。皆気の良い奴らなんだが少し冗談が過ぎたらしい。許してやってくれ」
「ああ、うん? 分かってるよ。ちょっと引いちゃったけど」
笑みを浮かべるがどこかぎこちない。むさ苦しい男達に囲まれているのだ。
郊外で静かに暮らすエルカにとって男の体臭や、高圧的な態度は少し辛いかもしれない。
「ともかく、ディースさんの娘さんが仲間に加わってくれるなら心強いや!」
「そうだよな! なんたって聖母様の娘さんだもんな! 悪魔なんて裸足で逃げ出すぜ!」
「…あははは…」
エルカが乾いた笑い声を上げている。その表情を見たファシスは胸がちくりと痛んだ。
彼女が母親のディースにコンプレックスを抱いている事には薄々気付いている。
(もっと胸を張れば良いと思うのだが。そうもいかないのだろうな)
「――そろそろ持ち場に戻れ」
「なんでえ、もうちょっとエルカちゃんとお話させてくれよ」
「貴様らの下心などお見通しだ! さっさと帰れ!」
傭兵達が教会内の長椅子から腰を上げ、愚痴を言いながら外へと出て行く。
教会に残されたのはファシスとエルカ、それに一人単独行動を取る事になった傭兵の男、ギズ。計三人だった。
「全く、しょうがない奴らだ」
「ひょっとして俺は邪魔者か?」
「……別にそんな事は無い」
と言いながらファシスはギズをまるで射殺すように睨んでいた。
彼はへいへいと肩を竦め、二人の少女に背を向けたが、そこにエルカが声が掛かった。
「そんな事ないですよ。そうだ、一緒にご飯を食べません? 子供達に作った夕飯、余っちゃって。
ファシスも久しぶりに一緒に食べようよ?」
「む、そうか?」
エルカと二人きり――と言うわけではないが、一緒に食事をするのは久しぶりだ。
邪魔者が居るがこの際目を瞑る事にした。
「なら遠慮なく頂くとしよう」
「おー! エルカちゃんの手料理! 俺はツイている!」
「大げさだよぉ。まあ、お料理には自身あるけどね?」
エルカは悪魔祓いの話の時にはおくびにも出さなかった笑顔を、今では惜しげもなく晒している。
(もしかしたら、エルカは悪魔祓いなどより家政婦の方が似合っているのかも知れないな)
人懐っこい笑顔を眺めながら、ファシスはそう思った。
***
「――しまった」
夜食の最中、唐突にファシスが声を上げた。
「ど、どうしたの?」
「エルカ、ここに聖水のストックは在るか?」
「聖水……確か神父様の部屋に予備が在ったと思うけど…どうして?」
「いや。念の為に仲間に持たす事が出来たらと思っていたんだが、借りられるのか?」
「いいと思うけど、今から皆に配るの?」
「備えあれば憂いなしと言うだろう。部屋の鍵を貸してくれ」
「うん――はい」
エルカが懐から取り出した神父の部屋の鍵を受け取る。
「ああ、エルカちゃん。俺にも聖水分けてくれよ」
「欲しかったらお前も、残りの皆に聖水を配る手伝いをしろ。私一人に任せる気か?」
「分かったよ――エルカちゃん。飯上手かったよ。また食わせてくれな」
「いいから来いっ」
「いててっ!? 分かったから耳引っ張るな耳! この怪力女!」
食卓から二人の傭兵が慌しく出て行く。一人取り残されたエルカはそっと息を吐いた。
「悪魔祓い、本当にやるんだぁ」
他人事のように呟くと、料理を片付け始める。食器を運ぶと、鼻歌を歌いながら洗い始めた。
悪魔祓いの為に用意する事は色々ある筈なのにも関わらず、だ。
(あー、やっぱり私は、お料理作ったり、洗濯物したり、子供達の世話をしたりする方が性に合ってるよ。
お母さんや神父様みたいに悪魔と戦うなんて――想像も出来ない)
だが、エルカの周りの人間は皆、エルカに期待している。母親のように、良きシスターであると共に、
強いエクソシストになる事に。
「…皆、私に何を期待してるんだろう? お母さんが凄いからって、私が凄いとは限らないのに」
考えれば考える程、今回の作戦に加わる事が億劫になってきた。
だが、これは幼馴染の親友の頼みであるし、また相手は母親とファシスの家族を殺した悪魔だ。
いや、同じ悪魔とは限らないが、少なくとも好意を抱くことは出来ない。
「はーっ」
慣れない緊張に再び溜息が漏れる。
その拍子に、水洗いしていた食器を落としてしまった。
ガチャン! と派手な音が響き渡る。
「あー、やっちゃった。お皿割るなんて何年ぶりだろう」
と、神父の部屋がある二階から慌しく階段を駆け下りる足音が近づいてくる。
「エルカ!? どうした!?」
「ファシス、大丈夫だよ。お皿割っただけだから」
「皿を割った? ――それだけか?」
「うん」
にこやかに頷くとファシスは肩を落とし、露骨に溜息を吐いた。
「頼むから余計な心配を掛けさせないでくれ。タイミングがタイミングなだけに、
何かあったのかと思ってしまったぞ」
「あはは。ごめん、ごめん」
「しっかりしてくれ。悪魔討伐にはお前が頼りなんだ。本番もそんな調子じゃ困る」
ファシスの言葉が心に刺さる。それは抜けない棘のようにじくじくと痛み、エルカの胸の中で広がっていった。
「…うん。そうだね。気を引き締めていかないとね」
誤魔化すように笑顔を作ると、ファシスは納得したように頷いた。
「分かってくれたか。それじゃ、私とギズは仲間に聖水を配りに行って来る」
「うん。行ってらっしゃい。気を付けてね」
「――ああ、それと、念の為に言っておくが、私達が戻ってくるまで絶対に教会の外に出るな。
結界が張ってあるこの中なら悪魔に襲われる事は無いからな」
「うん」
「それじゃあ行ってくる。悪魔祓いの道具や術の確認でもして待っていてくれ」
「また後でねエルカちゃん!」
最後まで念を押して、ファシスとギズは教会から出て行った。
「……はぁ」
再び溜息。正直先ほどのファシスの言葉は効いた。悪魔の事となると頭に血が上りやすい親友は、
今日は殊更気が立っているらしい。気遣いが感じられなかった。
(なーんか、億劫だな)
エルカの笑顔の下には、今はただひたすら鬱屈とした感情しかない。ストレスが溜まっているようだった。
「……このままじゃ、駄目だよね…?」
誰にとも無く呟くと、エルカは割れた皿を拾いもせずに、二階にある自室へと向かった。
***
「……ん…! ふっ…!」
教会の二階にあるエルカの私室に、艶っぽい声が響いている。
月光が差し込む部屋の隅、ベッドの上でシスター服を着たままのエルカが自慰に耽っていた。
声が漏れないようにハンカチを咥え、体をくの字に曲げた体勢で捲し上げたスカートに手を突っ込んでいる。
ほっそりとした指が、純白の下着越しに何度もクレヴァスを往復すると、
溢れ出した雌汁が小さな染みを作り出した。
(私、悪い子だ……教会の中で、シスターの服だって着てるのに、こんな事して…!)
しかも、この背徳行為は今回に限った事ではない。
ストレスが溜まった時には、それを発散させるという名目で、自分を慰めていたのだ。
(ファシスも、皆も、私の事買いかぶりすぎなんだよ。本当の私は、こんなにもはしたなくて。だらしない)
脳裏に母親の微笑みが浮かび上がる。優しく、強かった母。彼女はエルカに穏やかな思い出と同時に、
彼女を縛り付ける枷まで与えてしまったのだ。
(お母さん! お母さん!)
温かく、だがどこか煩わしいその想いを振り払うように、指の動きを早めた。
「……んんっ!?」
暴れる指が下着越しに敏感な肉芽を捕らえる。
(や! 痺れる!)
清楚な下着に隠れたピンク色の突起は、冒涜的な行為に興奮し、とうに収まるべき鞘から抜け出している。
それを男の知らない乙女の指が何度も何度も撫で擦る。
「……んんっ! ん! ぅんんんっ…!」
きつく閉じた瞼の裏側で何度も火花が散り、体がガクガクと震える。
だらしない。汚らわしい――そう思っていても一度火のついた情欲は自分の意思では止められそうにもない。
むしろ慣れた手つきで、自ら快楽を貪っていく。エルカの指が自然と下着の中に潜り込む。
(ああ!? 駄目! だめえ! 私、飛んじゃうぅ!)
駄目。いけない。そんな思いに反して、剥き出しのクリトリスを抓り上げた。
「ん―――――っ!!」
びくんびくんっ! くの字に横たわった少女の体が、陸の魚のように跳ねる。
きつく閉じた瞳からは涙が、綻んだ肉壷からは粘液が溢れ出した。
エルカは体を横にしたまま小さな鼻で荒々しく息をしていたが、やがて咥えていたハンカチを離した。
つー、と唾液が銀色の端を掛ける。花柄のハンカチは彼女の涎でべとべとだ。
「……また、やっちゃった」
落ち着いたエルカが深い溜息を吐く。
(何やってるんだろう私? これから悪魔を退治するからって、皆が一生懸命準備をしてるのに、
自分だけさぼってこんな、いやらしい事して)
自己嫌悪で潰れてしまいそうになる。自慰に耽った後は決まって死にたいような気持ちになった。
本当にストレス解消になっているのかどうか自分でも疑わしい。
「でも、準備はしなきゃ」
人の命が関わるかもしれないのだ。ファシスの言った通り、しっかりしないといけない。
エルカは気だるい体と心に何とか鞭打って立ち上がった。その時、
――きい。
「きゃ…っ!?」
月光を取り入れる窓が、軋んだ音を立てた。
(あれ? 私、窓閉めたよね?)
不審に思いながらベッドから立ち上がり、窓際へと近づく。
閉めた筈の窓が、何故か開いている。
「――やだ。どうして…?」
嫌な予感を覚えながら、エルカはそっと窓の外を――教会の周囲を見下ろした。
そして、彼女は見た。
教会の門前で人影が倒れている。
「――あ」
その瞬間。エルカは幼い日の記憶を思い出す。
八年前、十になった頃の話だ。彼女は寝床に着く直前、偶然教会の門前で人が倒れているのを見つけた。
母親を起こし、慌てて教会を飛び出すと、そこには赤毛の少女が倒れ付していた。
痩せ細り、体中に怪我を負っていたその少女の名前は、ファシスと言った。
(大変! 行き倒れだ!)
エルカはバネ仕掛けの人形のように飛び上がると慌てて部屋を出ようとし、
「ああ、臭い! 私、変な臭いしてないかな!?」
くんくんとシスター服の上から自分の体臭を嗅いで、それどころじゃない! と走り出す。
普段怖くて一段ずつしか降りない階段を二段飛ばして駆け下りて、猛然とした勢いで門へと向かう。
重たい教会の門を体当たりするように開けた。
「大丈夫ですか!?」
行き倒れらしい人物に駆け寄ると、慌てて抱き起こした。
真っ黒なマントとフードで全身を黒く覆ったその人物は、エルカより遥かに小柄で、軽い。
「あのっ、あのっ、目を覚まして下さい! 死んじゃ駄目です!」
半分パニック状態でエルカは黒ずくめの人物を揺さぶった。
と、その拍子に顔を覆っていたフードが脱げる。
黒い影の向こうには、桃色の髪を持った少女の顔があった。
「ふふふっ、あっさりひっかっかってくれたわね♪」
「……え?」
気を失っていた思っていた人物――しかも愛らしい少女――が邪悪な笑みを浮かべているのを見て、
エルカの思考が停止した。
「――――――――」
少女が何か呪文のようなものを唱える。それが何か理解する前に、
「……あ、れ? あれれ…?」
急激な眠気が襲い、エルカの意識を混濁させた。目の焦点が合わなくなり、エルカは仰向けに地面に倒れこむ。
「エルカちゃん捕獲成功ー♪」
言って立ち上がった幼い少女の姿が一瞬ぶれると、黒いマントが消滅し、蝙蝠の翼へと変化した。
(……嘘……まさか……この……子が……)
縦長の目に蝙蝠の翼、そして矢じり型の尻尾を目にして、
エルカはこの少女こそがファシスが追っている悪魔だと確信する、と同時に友人の言葉を思い出した。
『私達が戻ってくるまで絶対に教会の外に出るな』
(……ファシス……ごめん……)
エルカは後悔の念に捕われながら、意識を失った。
以上です。
今回はキャラ紹介編という事でボリュームの割にはエロくない仕様になっています。
エロエロな展開を期待していた住人さんには申し訳ない。
次回更新では捕らわれシスターさんが悪魔っ娘に陵辱の限りを尽くされます。
しかも前後編です。
……ちょっとやり過ぎたかも(汗
GJ
ちょ、激しくワクテカ!おとなしくオナ禁して待ち続けます
wktkしながら待ってます
おおー乙×風さんだ
某スレの寄生SSもツボだったので、
毛色は違えど今回も続きを楽しみに待ってますー
>>611 そして百年位後に元冒険小説家にパクられる、と。
今週のネギま見て、吸血鬼モノが見たくなった。
当方書けないので、どなたか職人の方、気が向いたら吸血鬼モノをお願いします。
今回はヴァンパイアの話なので、間違いなく「人間以外の女の子とのお話」なんですが
エロシーンに一切モン娘らしいシーンはありません。
(ついでにエロシーン事態かなり短めです)
ですが、ヴァンパイアの話は以前このスレに投下させてもらっているので
こちらへ投下させてもらいます。
好みでない方はスルーをお願いいたします。
そして偶然、>635さんのリクエスト通りなんですが
>635さんの望むような話ではないと思うので、期待はしないでね
見られている。
私は今、複数の人達にじっと見られている。
それも頭のてっぺんから足のつま先までじっくりと。
そして特に、ブラウスとエプロンのデザインが胸を強調するものであったためか
胸部への視線が多く注がれているのを私も実感している。
恥ずかしい。これだけ多くの人にジロジロと見られながら堂々としていられるだけの度量を、私は持ち合わせてはいない。
「少し屈んでみて」
事務的な命令に、私は頬を赤らめながらも素直に従った。
屈むことで、私の胸元、胸の谷間が少し見えてしまう。
私が着ているのは、いわゆるメイド服。私にとっては仕事着であり日常着ともいえる服。
しかし今着ているメイド服は、私が普段着ているものとは大きく異なっている。
胸元が広く開かれたデザインのブラウス。
仕事に適したデザインとは言い難く、これは接客用の、それも好色的な意味を込めたデザインになっている。
このような服を着るなんて……ああ、顔から火が出る思いとはまさに今のような状況なのでしょう。
「もうちょっとだけ屈んでみて」
それでも、私への命令は下される。
それでも、私は言葉に従いわずかに屈むしかない。
それは私がメイドであるが故。
「んー……」
じっくりと、じっとりと、視線が私に注がれる。
「ちょっと……んー、これはデザインが悪いと言うよりは、モデルの問題かしらね……」
私にこのような格好をさせた上で、そのような発言を……
恥ずかしさもあり、私はいつの間にか瞳を潤ませていた。
「あっ、いや、そういう意味じゃないの。あ、姿勢は戻していいわ。ごめんね」
あわてた様子で手を振りながら、服のデザイナー……アルケニーさんが謝罪と共に命令の撤回を言い渡してくれた。
私はホッと胸をなで下ろしながら姿勢を正す。
「なんて言うかな、このメイド服は「メイド喫茶用」にデザインした服だから……」
慌てるアルケニーさんが、謝罪と説明を続けくれている。
「現役がモデルになってくれればと思ったけど、良家のお嬢様とフランスの淑女では、
メイド喫茶特有の「萌え」が出ないって意味ね。二人とも綺麗すぎるってことなの」
もちろんアルケニーさんに悪気がないことなんて存じています。
ただ私は、アルケニーさんを始め多くの人に見られていたのが恥ずかしかっただけで……
特に、その……中には「ご主人様」もいらしたから、余計に……。
「大丈夫ですよ。私も彼女も、アルケニーが仕事熱心なのはよく存じてますから」
私と同様にちょっと恥ずかしいメイド服を着せられている先輩、ヴィーヴルさんが
頭を下げ続けているアルケニーさんへ声をかけている。
先輩が言うとおりアルケニーさんは仕事熱心で、
服のこと、それも自分がデザインした服のことになるとちょっと周りが見えなくなるところがある様子。
「ホントごめんね……」
最後の言葉も謝罪でしめるアルケニーさんを見て、私は頬をゆるませていた。
「まあでも……このデザインだと二人の「良さ」を邪魔してしまうのは事実ね。
むしろ二人が普段着ているメイド服の方が人気を集めそうだし」
デザイン面を言及しない、気遣った物言いながら問題点をきちんと指摘されているこの方は、本日のお客様。
幾つもの風俗店を経営されるオーナー様で、本日は発注していた制服のご確認にいらしています。
その制服は、経営店の一つである「メイド喫茶・フェアリーランド」の従業員さんが着られるメイド服。
エプロンの肩掛け紐にはたくさんのフリルがあしらわれており、
スカートは少し短め。代わりに足にはいているニーソックスは長めになっています。
アルケニーさんがおっしゃるには、「ちょっとドロワーズを意識した」デザインだとか。
しかしドロワーズというには胸部を意識したデザインになっており、そこがアルケニーさんなりのこだわりのようです。
とりあえず、自分のことはよくわかりませんが、
大人の女性である先輩が着ると、確かに色々と違和感がぬぐえません。
それは普段のメイド服とあまりにデザインが違うことからくる違和感なのかもしれませんが。
「でもさぁ、こーいう「淑女にロリメイド服」っていうのも「萌え」ない?」
もう一人のお客様、モーショボーさんが意見を口にされる。
彼女は元々モンゴル出身の方なのですが、今は秋葉原を中心に活動されているとか。
それも彼女には、たくさんの……その、「Aボーイ」と呼ばれるような「お友達」がいらっしゃるようで
彼ら向けの服装などには敏感なんだとか。
そのような経緯で、オーナー様からご意見番として本日声をかけられたようです。
「私が着れば一発で悩殺できるわ。ねえアルケニー、後でこれと同じの私用にも作ってよ」
モーショボーさんの見た目はまさに少女という出で立ち。
確かに今私が着ているメイド服は、彼女のような可愛らしい少女にこそ似合うと私も思います。
アルケニーさんはモーショボーさんが言われることをすでに承知していたのか、
出来ているから後で渡すとおっしゃっています。
「で、アンタはどー思うのよ。自分で「ものにした」女達の、萌え萌えメイド姿は」
「ものにしたってなぁ……」
苦笑いを浮かべながら、ご主人様が指で頬を掻いてらっしゃる。
わずかに頬が赤いのは、指で掻いているからではないと思うのですが……
私の考えが正しいなら、恥ずかしいですが反面ちょっと嬉しいかも。
「ともかく……なんだ。確かにモーショボーが言うように、
「淑女にロリメイド服」ってのも「萌え」ではあるんだろうが……
そもそも、従業員に「淑女」つーか、大人の雰囲気を持った人を雇ってるのか?」
話を振られたご主人様は、オーナー様にそのまま話を振っている。
「それは必要に応じていかようにもそろえられるわよ。私の人事能力をお忘れ?」
この発言に、私を含め場の皆様が軽く笑い声を上げた。
オーナー様は多くのお店を経営されているからか、様々なところから人を集める能力に長けておいでで、
しかも適材適所、雇い入れた人がすべての能力を発揮出来るよう働ける場を確保する術にも長けていらっしゃる。
それを皆さん知ってらっしゃるからこそ、ご本人の発言にそれはそうだねと笑われたのです。
「店の傾向から、お客さんには少々ロリ系統に好みが傾いているのは事実だけれども、
メイド長として一人、あと「姉属性」向けに二人働いてもらってるわ」
私には「属性」というのがよくわかりませんが、どうやらオーナー様に抜かりはないご様子。
「ならそうねぇ……せめてメイド長用に、もう一つ新しいデザイン起こしてみましょうか?」
アルケニーさんの提案に、オーナー様は出来ればお願いねと頼んでおられます。
「了解。それじゃ、次の試着……っと、ここからはアンタに用無し。部屋から出て行ってちょうだい」
ご主人様に向けて、アルケニーさんはまるで犬でも追い払うかのようにシッシと手を振り退室を申し渡します。
「ん? まだなんかあるのか……まあいいや。じゃあ俺はネコマタのじーさんと将棋でも指してるよ」
ええ、あるんですよ。ある意味、ここからは私にも関係のある試着が……。
ご主人様が部屋を出て行ったのを確認すると、アルケニーさんが嬉しそうに新しい服を取り出し始めました。
本当に、服のことになるとアルケニーさんは嬉しそうです。
そんなアルケニーさんと比例するように、私はまだ試着もしていないのに頬がどんどん赤く染まっていきます。
もちろんアルケニーさんのように興奮しているからではなく、恥ずかしさから。
ああ、この場にご主人様がいなくて本当に良かった。
とはいえ、いずれは……というより、今晩お披露目することになるわけですが……
そのことを考えるだけで、頬だけでなく顔全体が赤くなるのを自覚してしまいます。
私に似合うと良いのですが……
とりあえず、並べられるアルケニーさんの服の一つを手に取り、私は試着を始めました。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
「あの……しっ、失礼します……」
今夜は、待ち望んだ大切な夜。
ご主人様と、二人きりで過ごせる大切な夜。
ご主人様は昼も夜も多忙な方なので、こうして私のためだけに時間を割いてくれる日はそう多くはありません。
ですからこのような日は本当に待ち遠しく、時が近づくにつれ胸の鼓動を早めてしまいます。
ですが……今夜だけはちょっと、ちょっとだけ、いつもとは違う理由で鼓動を高鳴らせています。
更に、待ち遠しかったはずの夜なのに、今日ばかりはご主人様の部屋にはいるのが僅か、ほんの僅かためらってしまいました。
それは、今着ている私の「メイド服」姿を見られるのが恥ずかしかったから……。
部屋の扉を少しずつ開きながら、私はおずおずとご主人様の前に姿を現す。
やはりというか、ご主人様は「普段とは違う」私のメイド服に驚かれているご様子。
しかしすぐに、満面の笑みを浮かべてくださる。
「……ああ、あの後の試着って、これ?」
私は無言で頷いた。
もう一つの試着。それは、オーナー様が経営されているもう一つの店、「リリムハウス」向けの衣装。
リリムハウスは女性が男性に様々な……その、「サービス」を行う店で
そこで働く女性はもちろん、男性を喜ばせるための「オプション」も豊富なことでも知られているお店。
そんなオプションサービスの一つ、「コスプレ」の幅を広げたい、というのがオーナー様のご意思のようで、
アルケニーさんがそのためにデザインされた衣装を、私が試着させていただいています。
今着ているのは、「一応」メイド服ということになっています。
しかしメイド服と言うにはあまりにも……様々な箇所の露出が大きい服。
まず生地自体がシースルーになっており、うっすらと私の肌が透けて見えてしまっています。
そしてデザイン的に、胸部にははじめから覆い隠す布がありません。完全に露出しています。
エプロンは胸の下から下げられているため、なおのこと胸を強調して見せています。
そんなエプロンとヘッドドレスがあって、この服がかろうじてメイド服の面目を保っているという印象を与える、そんな服です。
メイド服と言うよりは、ベビードールに近い気もします。
「うん、よく似合ってるよ」
ご主人様にほめていただいた。それは嬉しいのですが……
「あの……似合っているというのは、その……」
どういう意味でしょうか?
このような淫らな服が似合う女。それはつまり、私自身が淫らな女に見えると言うことでしょうか。
いえ、けしてそれを否定はいたしません。
事実私はこうして、ご主人様との夜を心待ちにする淫らな女です。
ですが、常にそう見られるというのは……やはり恥ずかしいのです。
「それはね……」
赤面する私に、ご主人様が私の腕を引きながら声をかけられます。
「可愛くて、綺麗で……女性として魅力的だってことさ」
ぎゅっと私を抱きしめながら、ご主人様が耳元でささやいてくださいます。
ああ、至福の時。私はこうしてご主人様に抱きしめてもらうのがとても好きです。
「そして……とてもエッチだ。それだって、君の魅力さ」
エッチだとか淫らだとか……どうしてでしょう、
ご主人様に言っていただくと、それは最高のほめ言葉に聞こえます。
それだけではありません。私を心から熱くさせる、魔法の言葉でもあります。
熱くなる身体が、より私を淫らにしていく。
私はご主人様の首筋に唇を近づけ、そして牙を立てようと迫ります。
ですが……私はそれを思いとどまりました。
いつも私たちの夜は、私がご主人様の血を頂戴することから始まります。
そもそも本来の目的は、ヴァンパイアである私にご主人様が血を提供してくださるという目的があってのこと。
ただご主人様の血は特別で、私のような血を糧とする吸血鬼には「催淫効果」を発揮します。
つまり……私はご主人様の血を頂戴することで、より淫らになってしまうんです。
「……どうしたの?」
いつまでも私が牙を立てないことを不審に思ったのか、ご主人様が声をかけてきました。
私はそっと首筋から顔を離し、照れながらもご主人様をまっすぐに見つめて言いました。
「あの……今宵は、このまま普通に、抱いていただけませんか?」
私はご主人様をお慕いしております。
ですが……ここ最近、悩むのです。
私のご主人様に対する想いは、本物なのか、と。
私はご主人様の血に救われて、ヴァンパイアになりながらも理性を保てる身になることが出来ました。
ですが同時に、私はご主人様にすべてを捧げる子になりました。
むろん、そのことを僅かにも後悔したことなどございません。
ただ……私のこの想いも、結局はご主人様の血によって引き出された感情なのだろうかと、戸惑うのです。
特にご主人様の腕の中にいる至福の時は、ご主人様から血をいただき淫らになっている時。
つまり至福は血によってもたらされているのではと……思わずにはいられないのです。
「私は……今の私のまま、ご主人様に抱いて欲しい……」
疑念は常日頃から持っていました。しかしそれを確かめようと行動に移したことは今までありませんでした。
なぜ今夜に限って、確かめようと思ったのかしら。
これは、大胆なメイド服と、それを見てご主人様が言ってくださった魔法の言葉のせいかしら?
ご主人様は何も言わず、そっと唇を近づけてまいりました。
「んっ……」
唇同士が軽くふれるだけで、私は電流が駆け抜ける衝撃を受ける。
そして押し入れられる舌。ご主人様の舌が私の舌を求め、そして絡みついてくる。
「くちゅ……ん、ちゅ……ん……んふ、ご、ご主人様……はん……ちゅ……」
絡めては時折離し、そしてすぐにまた絡めてくる。
寄せては返す波のよう。私の身体に走る甘美という名の衝撃にも緩急がつけられ、自然と私の目尻がトロンと垂れ下がってしまう。
血を頂いた後の私なら、自分からご主人様を求めていたでしょう。
しかし今宵はご主人様から私を求めてくださる。それがとても嬉しく、そして心地いい。
「んっ! ご主人様、そんな急……ふあぁ!」
不意に、ご主人様の手が短いエプロンとスカートをかき分け、
下着を着けていなかった私の秘所へと届いてきました。
くちゅりと、指先が触れるしめった音がします。
ああ、なんということでしょう……私は本当に淫らな女です。
ご主人様に求められ、抱擁と接吻だけで私は自ら濡らしてしまうような女なのです。
でも、ああ、ご主人様の指先がなめらかに私の淫核を突き淫唇をなで回してくださる。
それだけで、私は更に淫らな唾液を淫唇から溢れさせてしまいます。
小さな音はやがてぐちゃぐちゃと大きな音へと移り変わり、その音は耳から私を犯していく。
「こんなに濡らして……とてもいやらしいね。でも、それが嬉しいよ」
ああなんと言うことを。ご主人様の囁きが更に耳を、そして脳を犯していく。
私はいやらしい女。でもご主人様はそんな私を好いてくださる。
恥ずかしさが快楽に変わる。私はもじもじと腰を動かしながらよりご主人様の指を求めてしまう。
そして徐々に、ああなんということでしょう、私はせっかくのご好意である指を、
それだけでは物足りないと思うようになってしまう。
「ご主人様……あの……」
私は言葉で最後まで告げられず、そっとたくましくなられたご主人様の陰茎に触れてしまう。
それだけではない。私は大胆にもその陰茎を軽くなで回し、後生ですからと願い出てしまう。
ご主人様は迫る私の両肩をそっと押し倒し、優しくベッドに寝かせてくださった。
そして足を開き、濡れに濡れた私の淫唇へとたくましい陰茎を近づけていく。
それを凝視しながら、私は口にこそ出さないものの早く早くと待ちきれずに念じてしまう。
「んあぁあ!」
いよいよ、ご主人様の陰茎が私の中へと押し入った。たまらず、私は大きな歓喜の声を上げてしまう。
「あぁ……ん、あっ! んっ、ご、ごしゅじん、さま……ん、あぁ! い、いい、きもち、いい、ですぅ……んっ! はぁあ!」
続けざまに、私はご主人様の動きにあわせるかのように小刻みに切れる言葉を発しながら、
身の内から湧き上がる快楽を隠さず言葉にして漏れ出し始めた。
ああ、今ならわかる。
私はご主人様を愛していると。
けして肉体的な快楽を感じているからではない。
湧き上がる想いは、確かに肉体的快楽もある。
しかし同時に、私のご主人様への愛も、沸々と湧き出しているのがわかる。
これはご主人様から血を頂いた後でも感じている想い。私は血の力なくしても、愛する気持ちを持っている。
それが嬉しい。私はちゃんと、このお方を愛しているのがわかる。それが嬉しい。
そして、私はご主人様の愛も感じられる。
数多の女性と関係を持ちながらも、この方はちゃんと私にも愛を注いでくださる。
少なくとも、今このときには私に向けて注いでくださっている。
肉体関係だけで愛を語るのはおかしいと、笑われる方もいるでしょう。
ですが私には、愛を感じられる。
それが勘違いだとしても……それでもいい。
少なくとも、私はこの方を、ご主人様を愛している。それだけは真実。
「ごしゅじん、さま、お、おしたい、もうして、おります……あっ、ふあぁ! ご、ごしゅじ、ん、さま……あぁ! ごしゅじんさま!」
お互いに同調する腰の動きが早まる。絶頂が間近である証。
「い、あっ! いい、ごしゅじ、ごしゅじん、さま……いきます、いきます! ごしゅじんさま、いきます!」
同調していた動きが止まる。ご主人様が顔を僅かにしかめる。そして私は……甘美の歌を大声で張り上げていた。
「ああ……ご主人様……私……」
息絶え絶えに、私はうわごとのような言葉を発しながら、さわやかな風のような余韻に身をゆだねていた。
「良かったよ、とても」
そっと抱擁。そして頬に接吻。続けて発せられたご主人様の言葉に、紅潮している頬を更に赤めてしまう。
「次は大胆に、君から奉仕して欲しいな。いつものように」
私の頭を軽くなでながら、ご主人様は私の顔を自ら首筋に近づける。
「愛してるよ。どんな時の君だってね」
ご主人様は、何もかもお見通しでしたのね。恥ずかしい限りです。
私はそんなご主人様のご好意に甘え、そっと牙を首筋に立てた。
*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*
「良い顔をなさって……昨夜はとてもすばらしい夜になったご様子ですわね」
さわやかな朝に、先輩が声をかけてくださった。
私は自分でも、終始にやけているのを自覚していただけに、先輩の指摘がとても恥ずかしかった。
「ふふ……悩んでいたことも吹っ切れたのではなくて?」
先輩の指摘に、私はにやけた顔も硬直し目を見開いて先輩を凝視してしまった。
普段私は先輩に甘えされていただいています。色々と悩みを聞いてもらったこともあります。
しかし昨夜の……ご主人様への愛については、ずっと胸のうちに秘め続けていたはず。そのつもりでした。
「そんなに驚かれなくてもいいのよ。なんとなくね、わかるのよ。私も似たような悩みを持っていたから」
具体的にどのような悩みかは公言されません。
しかし私たちは共通の悩みを抱えていたと、経験者からは悟られていたようです。
「大切なのはね、あの方をお慕いするようになったきっかけでも、経緯でもないの。
今ある、感じている、あの方への想い。それだけは誰がなんと言おうとも、本物だから。それを大事になさい」
先輩の力強い言葉に励まされ、私は大きくうなずき答えた。
「はい、もちろんです。私はご主人様を、ずっと、ずっと、愛していきます」
「ねぇ……今夜は私の番なんだけど……」
アルケニーが新作のデザイン画を描きながら、ソファで横になっている俺に語りかけてきた。
「あー……わかってるよ」
だるさの抜けない、しまりのない声で言葉を返す。
「……別に私はいいわよ? 糸もどうにかなるから……」
俺を気遣っているのか、今夜俺との予定をキャンセルしてもいいと申し出てくれる。
まあ……まさに精も根も尽きかけている俺を見たら、さすがに引くよな。
いやはや、昨晩は激しかったな……いつもよりたくさん吸われたし。
血も、白いのも。
そりゃあ、さすがに俺でもぐったりするわな……でもまぁ、それなりの成果も当然あったわけで。
「いいご身分よねぇ……ハーレムのご主人様は」
うう、嫌みとも嫉妬ともとれる言葉が胸に突き刺さる。
まあ、本人は「嫌み」はともかく「嫉妬」は無いと言い切るんだろうが。
「まったく……あなたの身体は、あなたのものだけじゃないのよ? いろんな意味でね」
あきれた顔で俺を見下ろしていた彼女は、その顔を下ろし、不意に唇に唇を重ねてきた。
「今夜は休みなさい。私ならいいから。
その代わり、自分のメイド達の前でそんな醜態さらすんじゃないわよ?
自分のせいじゃないかって心配させるようなら、ご主人様失格よ?」
ごもっともで。だからこそ、俺は自室でも居間でもなく、アルケニーの部屋で横になっている。
「その代わり……んふふふ……埋め合わせはいずれたっぷりね」
……なんでしょうか、この悪寒は。
あー、まあそれも仕方ないか……。
「とりあえず眠ってなさい。さすがに寝込みを襲いはしないから」
やられたらたまらんぞと思いながら、俺は鉛筆を走らせる音だけになった部屋で、静かに目を閉じていった。
以上です。
なんというか、「あえて血を吸わない」というのがポイントではあるんですけど
シチュエーション的には面白み無かったな…
つか、ほぼ自己満足で申し訳ない。
俺はこれでも萌えちゃうんだよw
ついでに、ヴァンパイアの娘の、
丁寧語や敬語がめちゃくちゃなのとかもスルーしてねorz
GJJJJJJJJJJJ
>丁寧後や敬語がめちゃくちゃ
だからこそ、一途な想いがよく伝わってくるw
なんか、グール娘が夢に出てきた・・・女子高生だったw
>>645 相変わらずエロイですな。
ぶっちゃけた話、自分はこの板にエロより萌えを求めて来ているフシがあるんですよ。
だから非エロで萌えるSSばかりでも俺は構わないんです。
今回みたいにあまりエロシーンが無い物もばっちり守備範囲内なので、ガンガンщ(゚д゚ )щキャモーン!!なワケです。
エロいっつーか萌えました。GJです
>>845 安心してください。
俺らも十分萌えますんで!
元お嬢様だから、淫語とか使わないよなぁとニヤニヤしつつ読ませていただきました。
>>845は責任重大だな。
とりあえず俺も過去から未来へ向けてメッセージを送ろう。
GJだ!
845にたどり着く前に、そろそろ次スレじゃないかい?
でも俺からもGJをw
GJをくださった皆様、ありがとうございます。
萌え重視でしたが、喜んでいただけて何よりです。
次回は逆にエロ重視で行きたいかな。
まあ、いつになるかわかりませんがorz
いつのまにやら480KB超かー。
なんで俺は「キロバイト」じゃなく「キラーバタリオン」と読んだのだろうか
スレ立て乙〜
このスレはあと15KBくらいか
>>647 「おなか減ったから何か買って帰らない?」
「えー、じゃあたこ焼きがいいなー」
「あたしクレープー」
「・・ん・・・・・カニ・・・バ・・・リズム・・・・・」
(じ、人肉嗜食!?)
「OK!たこ焼きとクレープとカニシューマイね!」
(強引に軌道修正したッッ!)
まさに素直グール
グーラ「べ、別にあんたと一緒に暮らしてるからって、あんたの事なんて何とも思ってないんだかね。
ただ、あんたが死んだら食べようと思って付きまとっているだけだからね」
彼氏「いや、でも、いつもご飯ありがとう。とっても美味しいよ」
グーラ「べ、別に、あんたが不健康だと不味いから、太らせてから食べようと思ってるだけだからね」
それはツンデレであって素直クールではないとおもふ
イマイチ素直Coolが解らない…
>659とはまた別ものだが
グーラ「これから、貴様の味見をさせてもらおう」
彼氏「あ、味見って、まさか」
グーラ「安心しろ。齧ったりはしない。ただ、身体の隅から隅まで舐めるだけだ」
彼氏「(赤面)そ、それって……」
グーラ「さあ、とっとと服を脱げ。さもないと、興奮した私が服を引き裂くぞ。それとも、そっちが好みか?」
グーラっていうと某佐賀辺境の2しか思い浮かばない俺元ゲーマー。
M「うむ。素直で女らしく、クールでカッコイイ。素直グールとはまさに俺…あたしの事だな」
S「あはははは」
M「そーこーでーなーぜーわーらーうーかーなー!?!?」(ギリギリギリギリ)
S「いひゃいいひゃいいひゃひゃひゃ!!ごふぇんなさぁい!!」
>>661 照れながらごまかす→ツンデレ
平然とのろける→素クール
グーラ「いった、だっき、まぁ〜すっ!!(彼氏を押し倒す)」
彼氏「わあああっ。よせ、止めろ」
グーラ「だぁ〜めっ。もうガマンできないもん……。(何かを思いついて、ニヤッとしなつつ)
そうねぇ、絶対齧ったりしないからさぁ、しばらく大人しくしててくれない?」
彼氏「そんな事言ったって、どうせ食う気だろっ」
グーラ「ほんとだってばぁ〜、ほんとに齧ったりしないからさぁ〜。
それに、いまのあんたに選択の余地はないと思うんだけどさぁ〜」
彼氏「本当だろうな」
グーラ「ホントだってばぁ。あんまり言う事聞かないと、齧っちゃうぞっと」
彼氏「(渋々と)…う、わかったよ。大人しくするよ」
グーラ「(いきなり彼氏のズボンを下ろして)じゃあ、いっただっきまぁ〜す(ぱくりっ)」
彼氏「うっ、くっ、あっっっ」
グーラ「んっ、(クチュッ、ピシャッ)モゴモゴ……、んっ。(ゴクリ)ぷはぁ。
うふふ。あんたのエキス。とっても美味しかったわ。今日はこれでガマンしてあ・げ・る」
ある刑事がグールの少女を拾い、暫く同棲生活が続く。
ある日、捜査中の犯罪組織の刺客によって刑事が瀕死の重傷を追う。
グーラ「(目に涙を浮かべつつ)なんで、なんで、こんな……」
刑事「(虫の息で)……泣くなよ。この仕事についてたから、いつかはこうなる覚悟はできてたさ」
グーラ「やだよ。お願いだから、死なないでよ」
刑事「……すまん。悪いが、この傷じゃあ、もう……助からない」
グーラ「そんな(しくしくと泣き出す)」
刑事「……なあ、一つだけ聞いてくれるか?」
グーラ「ひぐっ、ぐすん。うん。ぐすっ、何でも、聞くよ」
刑事「俺を、食ってくれ」
グーラ「無理だよ。だって、だって、ボク、食べられないよ。好きな人は食べられないよ」
刑事「俺はもうすぐ死ぬんだぜ。そうなったら、もう肉の塊だ。
だから、もう食べたって大丈夫なんだ。
それに、俺は愛しているお前に食べて欲しいんだ。お前に一部になりたいんだ」
グーラ(泣きじゃくる)
刑事「……聞いて、くれるか?」
グーラ「……うん。食べるよ。刑事さんを食べるよ。ボク、刑事さんと一つになるよ」
刑事「……あり…が……と…う……(事切れる)」
グーラ(暫しの逡巡の後、その遺体を齧り始める。一口ごとに、彼の想いが、心が、愛情が口から流れ込む)
数日後、一つの犯罪組織が壊滅した。
構成員は全員、何か大型の肉食獣にでもやられたかのように、ズタズタになって噛み殺されていた。
しかし、その割には肉片に欠損は全くなかった。
失踪した専任捜査官の行方は、杳として掴めなかった。
全米がー、全米がー
最後にオセチと謎の電文を残してー!
あんまり規模が広がるとむしろ素直クトゥルー
673 :
夢の人:2006/06/05(月) 23:02:44 ID:dIMdt6FI
そーっと1レス投下
674 :
夢の人:2006/06/05(月) 23:05:16 ID:dIMdt6FI
二口婦警さんから解放され、講習を受けるべく奥の扉を開く、
『・・・遅い、何をしていた?まぁいい、早く席へ着け。』
扉の向こうにはホワイトボードと椅子と机、それに腰掛けている数人の男女と、
赤と青のチェックの上下を纏ったお姉様だったのです。
第四話
『・・・・たしかに私達現代妖怪なる物は歴史が浅く、本家の年老いた"妖怪"とは別の存在であり、
力も比べるまでも無かった。 が、現代人の生活は変わり、八百万の力は弱り、人の関心は
自然以外の物へと移っ・・・・』
『・・・・つまり今生き残っている"妖怪"はメジャーだった数十匹しかおらず・・・・・』
『・・・・口裂け女の話は抗議の電話で放送中止されたとも有名で・・・・』
『・・・・偶にネット等で生まれる強力な現代妖怪も・・・・たまに人里離れた土地に生き残っている精霊の・・・・』
『まぁ現代妖怪には弱点も多く・・って・・・あ〜、メンドイからあとは各自でテキスト読んで。』
ええ〜!?いいのかよ、そう思いながら早く終わった事に感謝していると、
「ちょっ!真奈美、もう少ししっかりやった方が・・・」
隣の男がチェックのお姉様にオドオドしながら真面目にやろうと促す、そうか、真奈美って名前なのか・・・、
『あら、彼方が居たから特別に早く終わらせたのに不満?』
「あ、いや、そういう事じゃ・・・」
知り合いなのか、いいなぁあんな美人と知り合いで、
そうこうしている間にお姉様、真奈美さんは男に近づき、そのほっそりとした腕を首に回す、
『ねぇ〜、赤い髪と蒼い髪、どっちが好き?』
「ん〜、蒼い髪?」
なんともまあ甘い空気が・・・
前言撤回
彼女は素早く男の後ろに回り込むと、首に回した手を完璧なチョークスリーパーホールドへと変化させていた、
『・・・そう、蒼い"紙"ね・・・』
彼女の腕がギリギリと男を締め上げる、
『だめだよ、浩次(コウジ)そんな時には
「君みたいな綺麗な黒い髪が好きだ」 って言わなきゃ・・・私以外の妖怪だったら殺されちゃってたよ〜、』
子供に語り聞かせるような声色と表情でささやく彼女、
そしてもう酸素どころの問題ではなく首の骨がへし折られそうな真っ青な顔の男、
いえいえいえ!?死にそうです!すでに死にそうですよ彼!!
「み、見・・事だ・・・真奈・・・美・・・」
意識が朦朧としているにもかかわらずグッと親指を立てながら微笑む男、
何故そこでグッドなんてできるんだ彼方は!!
『もう〜、こんな所で恥ずかしいじゃない!!』
彼女はチョークをはずし彼の頭を抱きしめる、
「ふっ、君の美貌とチョークが美しすぎるからさ、」
『もう、浩次ったら。そうだ!今日から彼方の家に泊まれるのよね!!今晩は何が食べたい〜?』
「もちろんきm
出てきました、皆で出てきましたとも、あんなバカップルっぷりを見せ付けられ皆言葉を発する事無く。
出て行くときに二口さんが声を掛けて来てくれたけど、 ごめんなさい。の一言だけ発して終了証
を受け取りに行く、受け取る際に
『赤い紙と青い紙どっちが「終了証・・・」
『え・・?あの「終了証」
『・・・ご、ごめんなさい』
なんてやり取りもあったけど、無事終了証を受け取ることができた、
家への帰り道、貰ったテキストを読みながら歩く、
家に居るであるだろう最大の難関である彼女の事を考えながら。
675 :
夢の人:2006/06/05(月) 23:12:07 ID:dIMdt6FI
あひゃひゃひゃひゃひゃ!?
俺腐ってました・・・新スレに落とせば良かったんだ
腐ってる皆様、いまさら何を・・・私達はもう死んでいるじゃないですか。
講義短っ!w
>>671 なんだっけ? 元ネタは突撃パッパラ隊だっけ?
>>672 怖っwww
>>673 トリビア。
選択肢に黄色がある場合生き残れる場合が多いとか(赤は切り裂かれて血塗れに、青は血を抜かれるか首を絞められるかで蒼白になるらしい)。
つ[紫]
紫婆とかいう妖怪もいるからな。
せっかくだから、俺はこの赤い
パジャマを
682 :
夢の人:2006/06/06(火) 14:47:30 ID:C97McuCS
>>678 補足
ある地方では黄色い紙と答えて助かると言う話しが有りますが、
また違う地方では黄色い紙と答えると、頭がおかしくなる等の話しも有ります。
ぶっちゃけ胸元orデリケートゾーンの色を黄色にしようと思っていたのですが、
執筆中にすっかり忘れていただけですorz
紫婆なら学校の怪談に出てた気がするな。
でも紫は危ないイメージあるな。紫鏡とかあるし。
紫は欲求不満の色だからそれはもうエロと直結
欲求不満の婆なんてマジモンの妖怪じゃねーか
>683
失敬な。立派な現代都市伝説系学校怪談の妖怪ですよ?
紫の服を着ているとか、紫と答えないと殺されるとか。
グーラ「(食い散らかされた死体の前で血塗れになりつつ)あ、ああ」
彼氏「まさか、そんな、君が犯人だなんて……」
グーラ「だって、あなたの事好きになっちゃったんだもの、
好きになったら食べたくなっちゃったんだもの、
好きになっちゃったら、食べられなくなっちゃったんだもの、
でも、お腹がすくんだもの。でも食べないってあなたに誓ったんだもん……。
そしたら頭の中が真っ赤になって、わけがわかんなくなって……」
彼氏「すまない。お前が、そんなに苦しんでいるなんて……。食えよ。俺を食えよ」
グーラ「え、……いいの?」
彼氏「ああ、お前を苦しませるくらいなら、食われた方がマシだ。だから……ほら、早く食えよ」
グーラ(飢えた目で、無言で彼氏の腕を手をかける)
彼氏「……(目を瞑り覚悟する)」
ザシュッ
グーラ(自らの喉を爪で掻き切る)
彼氏「な、なんでだよ。なんで」
グーラ「ごめん……ね。折角……食べて……いいって言ってくれたのに……。
でも……、やっぱり……、好きな人は……食べられないよ。
だって、あなたには……生きてて……欲しいもん。
ね……え、もし、今度……生まれ……変わったら、あたしも……人間に……(事切れる)」
中南米はアメリカじゃない希ガス
じゃあカナダ
大陸で考えろ
693 :
じゃあ:2006/06/07(水) 19:04:53 ID:FK10th35
オセアニア大陸が泣いた
南極大陸が泣いた
全韓が泣いた
アイゴォォォォォォォ!w
梅
>698が産ませたハーフの娘は
漏れが義父として育てるぜ。
どんな人外娘が相手なのかにもよるぞ
>>700 サキュバス×バンパイアの子供(娘)なんてどうだろう。
>>701 フェラをしている最中に歯を立て、吹き出す血を吸う。
しかし痛みはない。
「あたしの唾液はね、痛みをやわらげて、同時に性感を高めるのよ」
血を吸われながら、かつて感じたことのない高みに達し、口内に勢いよく射精する。
「ふふっ、あなたの血も精液も、どちらもおいしくいただいたわ」
正直、ペニスから血を吸われるのは怖いんですが。
>ペニスから血を吸われ
RUNEのぴよなぴこなであったな。
でも、その怖さが良いんじゃない?
>>704訂正。
>>702への言葉です・・・・・・
自己レスに神設定だ?笑わすな。
>>701なんて同じ”かみ”でも紙(チラシの裏)
だっつーの
ということで、逝ってきます。
ちんこの血が抜けたら海綿体が弱まってしょんぼり状態になってしまうのでは…
そこはサキュバスの力でどうにかなるはずだ。
こうして
>>705は幽霊娘さんになってしまいましたとさ。めでたしめでたし
>>705が来るように部屋に反時計周りに塩まいて裸で待機
てすつ
,,,,〜''""ヽ〜,,,
..ノ〜 "''ヽレ .._______
彡.. 彡彡彡 ...丿 /
彡.彡..☆...彡彡ノ).....) < ロールユー!
(..((彡彡彡.ヾ .め/ノノ \_______
) )) )).⌒ヽ゛丶'.ノ"(
((.(/ ノ..丶 「 ))).),, )
.( -.、 ., .) ((( /l.,, -- ..
)).(_,_,,丿 ノ"Y..⌒) /∵∴∵∴''ヽ、
/ , (_ゝ ノ''',,ノ∴ ヽ..--...、 'ヽ
' ""''''"∵ ヽ./ヽ、 ) ∵l
..l∵ ..''../../../''..l'''l'ヽノ'ヽ、""''''"...∴ノ
\∵∴./.../,,,,,l,''/ "''----''''"
"''''---─''''''"