▼△ バロック音楽総合スレッド 3 △▼

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1fiori musicali dedicato a Musa
バロック音楽総合というスレタイですが、中世ルネサンスから
ロマン派ピリオド楽器演奏まで広く扱います。
古楽について語り合ったり、情報交換しましょう

・推奨事項

1.sageとメール欄に記入して投稿しましょう
 dat落ちは最終書き込み時間が基準なので、下がっていても問題ありません。

2.専門的な話にはある程度字数は必要かもしれません。
 その場合、長文レスも構いませんが、
 トピックが複数の場合は、むしろレスを分割して
 連書きにしましょう。いたずらな連書きは非推奨ですが…。


過去スレ
▼△バロック音楽総合スレッド△▼ (dat落ち)
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2名無しの笛の踊り:04/09/14 18:28:04 ID:dDykG5F3
関連スレ
♪♪♪ルネサンス音楽総合スレッド♪♪♪
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◆■◆トルバドゥールになりたい■◆■
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http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1070004102/
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☆フラウト・トラヴェルソ♪バロックフルート類☆
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フォルテピアノ鑑賞演奏スレッド
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【古楽の首領】グスタフ・レオンハルト【レオ師】
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1073129143/
3前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:07:34 ID:dDykG5F3
ルネサンス以前

■ジョスカン ■パレストリーナ ■ヴィクトリア
■デ・ローレ ■ルッツァスキ ■デ・ウェールト
■ラッスス ■ジェズアルド ■ガブリエリ
4前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:08:01 ID:dDykG5F3
イタリア地方

■モンテヴェルディ ■フレスコバルディ ■カヴァッリ
■カリッシミ ■レグレンツィ ■ウッチェリーニ
■アレッサンドロ・スカルラッティ ■ジャケ・ド・ラ・ゲール
■ヴィヴァルディ ■レオ ■ペルゴレージ
■デュランテ ■バルベッラ ■ドメーニコ・スカルラッティ
■ジェミニアーニ ■ロカテッリ ■ハッセ
■アンフォッシ ■ガルッピ ■パイジェッロ
■チマローザ
5前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:08:46 ID:dDykG5F3
ブリテン島

■パーセル ■ヘンデル
■クリスティアン・バッハ
6前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:09:13 ID:dDykG5F3
オーストリア地方

■フローベルガー ■ベルターリ ■チェスティ
■ドラーギ ■ビーバー ■ムファット
■シェンク ■フックス ■アウフシュナイター
■コンティ ■レーオポルト・モーツァルト 
■ヨーゼフ・ハイドン ■サリエーリ
■ヴォルフガング・モーツァルト
■ベートーヴェン
7前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:09:52 ID:dDykG5F3
北部ドイツ地方

■ローゼンミュラー ■ブクステフーデ
■シュテルツェル ■テレマン ■ゼレンカ
■セバスティアン・バッハ ■ヴェラチーニ
■クヴァンツ ■エマヌエル・バッハ
8前スレ800以降〜 作曲家のお名前解析:04/09/14 19:10:17 ID:dDykG5F3
フランス地方

■リュリ ■ルクレール ■バルバストル
■デュフリ ■ブロッサール ■ダジャンクール
■ルイ・クープラン ■サント=コロンブ
■フランソワ・クープラン ■モンドンヴィル
■コレット ■ラモ ■グルック
9名無しの笛の踊り:04/09/14 19:12:24 ID:dDykG5F3
↑ ややウザイ&分類ミスもいくつかだが、まあ許せ。
10名無しの笛の踊り:04/09/14 19:18:02 ID:uq/s57Mv
>>1-9
乙。テンプレ追加&作曲家解析も華麗で(・∀・)イイ!!
大抵のひとはわかると思いますが、一応付け加えると
地方は生地ではなく活躍した地方ですね。
複数箇所で活躍してる人もいますが、それは仕方ないですね。
本当にGJ!!
■ストラデッラ■コレッリ■ボノンチーニ
■カルダーラ ■ポルポラ ■マルチェッロ
■ロッティ 

■ディッタースドルフ

■シュッツ
■ヨンメッリ

■シャルパンティエ ■マレ ■ドゥラランド
■カンプラ ■ボワモルティエ

■リテレス ■ソレール ■ボッケリーニ
12やや悪ノリだが新スレに祝辞(汗:04/09/14 19:45:28 ID:dDykG5F3
Handel / Lesne
Recitativo di
Cantata "Carco sempre di gloria"
**********************************
Carco sempre di gloria fu l'altero Tamigi,
何時も、栄光に満ちる、気高いあのテムズ川は、
ed emulo nella virtu nel merto,
その美、その繁栄をもって、抗しようとする。
i secoli passati;
…過ぎ去りゆく時代に。
e seppe unir, con generoso core,
そして、高貴なその心により、合わせ持つに至ったのだ。
ad armonica cetra un casto amore.
詩的な霊感の調和と、慎み深い愛情とを。
**********************************
13名無しの笛の踊り:04/09/14 19:47:29 ID:dDykG5F3
以上をひとまずスレ立てとして、
ふつ〜どおり会話に花を咲かせてください。
14名無しの笛の踊り:04/09/15 08:19:13 ID:jpOJLYWC
ソレール/ルセのLa capricciosa corretta(的確な気まぐれ)1795, London
など開けてみました。今聴いてまつ。
いやぁ、革命の時代の香りが…
(ブックレットの写真でも、いかにも革命期的な白いドレス着てまつ。)
15名無しの笛の踊り:04/09/15 21:20:01 ID:iSQruPmF
このソレルはアントニオじゃないんだな。
年代がベートーヴェンに近いのでバロックと言えないと思うが、
古典派ピリオド楽器演奏ということでOKなのか。

アントニオ・ソレルと言えば、アスペレンのクラヴィア曲集がなつかしい。
ebsから出ていたクラウスが演奏するヘンデルの全集と共に、
ライブラリー的価値のある、貴重なものと思う。

最近はソナタにはまっている。
ボンポルティ、アルベルティ、ブロッサール、カルボネッリ、
あまり聞き慣れない名前だが、なかなかよろしい。
16名無しの笛の踊り:04/09/15 21:55:45 ID:vyewt3Vy
>>15
ボンポルティといえば、DYNAMICレーベルで進行中の全集がイイですなあ。
ヴェネツィア派の直線的な曲想と違って少しひねくれてるところがたまりません。
アルベルティって何人かいるけど、ソナタということは BONGIOVANNI から
出ているG.M.アルベルティですか?ボローニャ派はやっぱり個性的ですよね。
ブロッサールは声楽作品しか聴いたことないなあ。
カルボネッリはオススメキボン。

ソナタの個人的隠れ愛聴盤を晒してみる

MAURO D'ALAY / Sonate a violino solo col basso (1728)
[Tactus TC 682901]

6曲中4曲が短調で、けっこう表出的だけど、タルティーニほどクセがない。
トリオやクヮドロだとプラッティも好きだけど、こっちはメジャーかな。
17名無しの笛の踊り:04/09/15 22:00:38 ID:vyewt3Vy
>>14
ルセのオペラは全部追いかけ切れてないです…
DECCAのトラエッタも気になりつつ、つい他のものを買ってしまいます。
ソレールは実際にオペラ聴いたことがないのですが、革命時代の香りというと、
パリのゴセックとかメユールみたいな感じなんでしょうか?
18名無しの笛の踊り:04/09/15 22:13:20 ID:jpOJLYWC
PADRE Antonio Soler (1729-1783)
Vincente Martin y Soler (1756-1806)
どういう関係なのかな、スペインの神父は妻帯OK??

Martin y Soler の方は、CAPELLA DE MINISTRERS が
La Madrilena というサルスエラを出してますね。

この団体結構頑張ってるみたいだが、あんまり聴いたことない…

アントニオ・ソレル神父の鍵盤曲も好きです。
19名無しの笛の踊り:04/09/15 22:19:14 ID:jpOJLYWC
>>17
あ、書くのにのんびりしてたら見損ねたです。
ゴセック、メユール、あんまり聴いたことがないですが、
メユールのストラトニーチェと
サリエーリ/モーツァルトあたりのヴィーンオペラの中間くらい?
微妙に80年代風の書法も混じっている感じ。
ロンドン上演というところがミソです。
20名無しの笛の踊り:04/09/15 22:23:50 ID:jpOJLYWC
>>15
ソナタがいい、という主旨とずれててあれですが、
今、 >>16氏の言う全集vol.1 モテット集聴いてます。
いいなぁ〜。
さっき通奏低音オルガンで
グリッサンドかまされた気がしたんですが、気のせい?

この前、DYNAMICから出てる
ポルポラのヴァイオリンソナタ集を聴きました。
21名無しの笛の踊り:04/09/15 22:52:33 ID:vyewt3Vy
>>18
ググってみましたが、これ以外はレコード評くらいしかなく…
ttp://members.wibs.at/pepedaponte/bio.htm

>1784 verfasste er das 1. Libretto, "il ricco d' ungiorno" fu"r Salieri. Werke fu"r
>Vincente Martin y Soler (genannt Padre Martini), Guiseppe Gazzaniga,
>Giovanni Paisiello, Bianchi, Weigl, folgten. Und natu"rlich er, Mozart.

こっちのソレールも神父だったみたいですが、これだけではわかりませんね。
この記述者が混同してた可能性もありますし。
お持ちのCDのブックレットには説明ありませんでしたか?
22名無しの笛の踊り:04/09/15 23:06:33 ID:vyewt3Vy
>>21です。コピペしたら変になりましたね。u"とかo"はウムラルトです。
あと、後で気づいたんですが、よく見ると、(マルティーニ神父と称される)なんですね。
でも有名なマルティーニ神父(1706-84)は生粋のボローニャ人の上生没年もちがいますね。
ということは、ウィーンで人気のあったソレールは「マルティーニ神父」と呼ばれていたが、
ボローニャのマルティーニ神父とは別人…。

うーむ、ブックレットを読んでみたい。
23名無しの笛の踊り:04/09/16 14:27:59 ID:c/1660VM
>>22です。Classical Composers Databaseにて検索。
ttp://www.classical-composers.org/cgi-bin/ccd.cgi

Marti'n y Soler, Atanasio Martin Ignacio Vicente Tadeo Francisco Pelegrin
(in Italien Vincenzo Martino oder Martini "lo Spagnuolo" bzw. "il Valenziano" genannt),
* 2.5.1754 Valencia, + 30.1. (11.2.) 1806 St. Petersburg;
spanischer Komponist. Er war Chorknabe an der Kathedrale von Valencia,
ging spa"ter nach Madrid und debu"tierte dort wahrscheinlich als Komponist musikalischer Bu"hnenwerke mit der Zarzuela "La Madrilena".(以下は略、ウムラルトについては>>21-22同様)

続きます
24名無しの笛の踊り:04/09/16 14:29:42 ID:c/1660VM
どうも、Marti'n y Solerというのも通称っぽいですね。
Atanasio Martin Ignacio Vicente Tadeo Francisco Pelegrinが本名かな。
わざわざ

(「イタリアでは」Vincenzo Martino、スペインのマルティーニ、あるいは
バレンシア人と称される)

と括弧書きがあるということは、裏を返せばそれ以外では
Marti'n y Solerと呼ばれているということでしょう。
パレストリーナというのは本名じゃないのと似た状況でしょうか。
ここはわりと詳しく生涯について記述がありましたが、触れていないと言うことは
たぶんソレール神父とは血縁ではないでしょう。

なんか連書きが心苦しいですが、私の調べた限りでの報告です。
25名無しの笛の踊り:04/09/16 16:25:28 ID:4HmNflgl
えっと、いくつかのブックレット読んでみましたが(ごめん俺、英語読めないんだった)、
どれもこの人自身についてはあまり記述がないみたいです。いつどこでどんなオペラを書いてきたかという
“経歴”はたくさん書いてあるのですが。(マドリッドデビュー、脱出して
ヴェネーツィア、ヴィーン、ロンドンとロシアで活躍といったところか。)

それとリブレット書いてるダ・ポンテの話もあってそれにも場所取られてる感じ。

ただ、名前については、この人をひとことで示すならMarti`nということのようです。
“y”って基本的な意味としてはandですよね?どういうことなのか…
そして手持ちの資料ではどちらの“Soler”も相手のことは完全スルーです。

それから、ルセのブックレットには1787からサンクトペテルブルクの楽長をやっていた、
とあって、本当なら大した実力ですが、私の記憶ではチマローザが1787から楽長やっているはずで、
なんだか“??”。
26名無しの笛の踊り:04/09/16 16:26:32 ID:4HmNflgl
そうそう、文庫クセジュのスペイン音楽の本にあたれば何か分かるかも。
27名無しの笛の踊り:04/09/16 16:33:01 ID:126tSB5g
スペイン系の名前って、名前のあとに父方姓、母方姓を並列するって聞いたことあるけど、それじゃないの?
28名無しの笛の踊り:04/09/16 16:36:57 ID:126tSB5g
だから、イタリアでは父方姓のマルティノだけとって、ヴィチェンツォ・マルティーノと呼ばれるのでは?と。
29名無しの笛の踊り:04/09/16 16:57:53 ID:u+CHT8qc
>>27-28
なるほど。それっぽいですね。
30名無しの笛の踊り:04/09/16 17:40:45 ID:4HmNflgl
今ついでにアントニオ・ソレル神父の
2台の鍵盤のためのコンシェルト聴いてまつ。
(クラヴィコード、オルガン、チェンバロ)
こういう地中海的ギャラント好きだなぁ、
今日の晩はイタリアかスペインの料理でも頂こうか…。
31名無しの笛の踊り:04/09/17 00:33:03 ID:uRvL3CrO
スペインといえば、

■ANTONIO DE CABEZON
OBRAS DE MUSICA, para tecla, arpa y vihuela.
Harmonices Mundi / Claudio Astronio

stradivariusから出てる秀逸盤です。
vol.3 しか買ってないでつが…
32名無しの笛の踊り:04/09/17 21:26:46 ID:mVqQUKV4
>>16
> G.M.アルベルティですか?
そうです。初めて聞いたときは感動ものだった。
ダレイも改めて取り出して、今聞いている。これも良いですねぇ。
ますますバロックソナタの深みにはまりそう。
タルティーニはあのクセのある味が好き。
B.マルチェッロの作品2のソナタも、
鄙びた感じの演奏で捨てがたい。
33名無しの笛の踊り:04/09/17 23:16:05 ID:9xFel8O4
教えてチャンですみません。
バロックの声楽曲で何か歌おうと思っているんですが、
何かオススメってありませんか?
・ソプラノ独唱曲
・イタリア語かラテン語
・2分程度
・五線より上の音域が得意
です。
よろしくお願いします。
34名無しの笛の踊り:04/09/17 23:29:06 ID:uRvL3CrO
>>33

>・2分程度
これがネックだね。2分でまとまってる曲って結構難しそう。
3分台で、加えて1分程度のレチタティーヴォ、あたりがいいような気も…。
スカルラッティのアリアあたりが、楽譜自体はアクセスしやすいのかな。
35名無しの笛の踊り:04/09/17 23:39:38 ID:Lh4x7B0j
>>34
一応、スカルラッティはアレッサンドロ・スカルラッティと言っておいたほうがいいんじゃ?
このスレだとそっちだけど、一般の認識はドメニコの方だと勘違いされるかも。

でも2分というと、中期イタリアバロックくらいしかないだろうな。
フランスオペラのアリアは短めのも多いんだが…。
36名無しの笛の踊り:04/09/17 23:52:27 ID:uRvL3CrO
>>33のバロック度が掴めませんね。
伴奏はチェンバロとガンバくらい付くんでしょうか。>>35氏の言う
アレッサンドロとドメニコの違いがわからないということなら、
イタリア古典歌曲集からセレクトするのが無難かも。

ファクシミリからいくぜ、とか
オックスフォードのオペラ全曲スコアから抜いてきます、とかいう
レヴェルなら、もっかい考えてみます。
3733:04/09/18 02:04:34 ID:3bK4dQUA
レスありがとうございます。
>34
6分のプログラムで1曲は4分弱のものに決まっているので
2分以内でないとまずいんです。
楽譜はあまりにも入手困難なものでなければ、大丈夫だと思います。

>35
スカルラッティは一応考えています。
スカルラッティの中でオススメっていったら何かありますか?

>36
正直どの程度のバロックとか決めてないんです。
もう1曲がロッシーニの軽めのものなので、
それに合うようなものがいいと思っています。
伴奏は普通のホールで演奏するのでピアノしか使えないです。
アレッサンドロとドメニコの違いは分かってます。
38名無しの笛の踊り:04/09/18 06:21:13 ID:MpDQsXCF
意外に面白い話題かも。
いまちらりと見てみたけど、やっぱりヘンデル後期は難しいね。1分台。
アレッサンドロ・スカルラッティ周辺だとたくさんあるにはあるけど
ピアノ伴奏がイメージできない…
腕次第だと思うけどピアノってどれくらいバロックに対応できるものかな。

すみませんが、
今日から月曜まで山奥に出張なので、急ぎなら降りさせていただきます。

>イタリア語かラテン語
は必須? ドイツ語でもいいなら haydn 先生の
"Jeder meint, der Gegenstand" Hob.XXVI-a:13
なんて聴きたいですけどねぇ。
Arleen Auger, sop. : Lider (BERLIN Classics - ETERNA)
39名無しの笛の踊り:04/09/18 06:24:42 ID:MpDQsXCF
↑あ、バロックぢゃないけどね
40名無しの笛の踊り:04/09/18 06:39:42 ID:hVPz2nuK
>>37
なるほど。ではもう少しお聞きします。

1.リュート(まあギターでもいいでしょう)はOKかどうか。
 ピアノよりはバロックのイメージが出せると思います。

スカルラッティの初期のころのカンタータの中のアリアは短めのもあるのですが、
ピアノだとやはり難があるかも…

2.>>38氏も言っているけど、他言語はだめか。
  例えば、フランスのエール・ド・クールなどは、数分で、リュート伴奏のみなので
 わりと選択の幅が広がるのではないかと。
  また、例えばダウランドなどのイギリスもの(この手のリュート歌曲は
 それこそ山のようにあります)もいけますしね。
  両方ともリュート、あるいはギターが前提ですが。

ただし、楽譜の入手はどうなのかは、歌わないのでわからないのですが…
イギリスのリュート歌曲などは現代譜もありそうです。
41名無しの笛の踊り:04/09/18 08:53:56 ID:3kK+AMoG
>>33
選曲はその演奏会の趣旨によりますが(どんなお客さんなのか)

イタリア古楽もの2分、で考えると
あの全音からでている「イタリア歌曲集」全4巻は考慮されてみました?
どの曲も短くて、プログラムの最初で歌って声ならしにも使えますよ〜。
音大受験レベルで歌う曲が多いけど、バカにできない曲多し。


42名無しの笛の踊り:04/09/18 09:05:12 ID:3kK+AMoG
連続カキコ失礼。

いま、LeoのSalve Reginaとエレミアの哀歌の楽譜を探しているのですが、
どうもカンタータ・エディションというところがネットで通販しているようなんですけど
この出版社(?)について、情報あったら教えてください。
信頼していいのかな〜。イギリスにあるみたいなんだけど。
ttp://www.cantataeditions.com/

もし信頼がおけるところなら、日本に郵送してもらえるか
直接かけあおうかと考えています。英語できないんだけどさ。

それとも日本の輸入楽譜屋さんに頼んだ方が安全か?

もし国内でこの楽譜を手に入れる方法があったら、教えてください。
43名無しの笛の踊り:04/09/18 10:02:34 ID:wZfnTiMk
>>42
自分はそこは使ったことないけど、イギリスのオンラインショップには
全体的にかなり好印象をもっている。風評被害は致命的ということをよく知ってるよ。

CROTCHETを使ったときに、向こうが商品間違えたときは、間違ったものはくれた上で
正しいもの送ってくれたし、友人も届かなかったの時、引越し前の住所に送ったんでは?
と問い合わせたら、きちんとすぐに送ってくれたそうだ。

また、オンラインショップではないが、ASVのCDのブックレットに乱丁があったとき、
まず日本のディストリビューターにかけあったが、イギリスに連絡がつかないと半年放置。
業を煮やして、直接ASVにメール送ったら2週間で正しいブックレット送ってくれた。

むしろ、信用できないのは日本のディストリビューターだと思う。
「どうせ直接やり取りできないだろ?」みたいな態度はむかついた。
それに、楽譜の場合は、ボラれかたがCDの比じゃないくらいひどいし。
私も英語得意じゃないけど、意味が伝われば丁寧に対応してくれる。お客だからね。

それでも心配なら、通販系の掲示板とかみるといいかも。
CDのことなら、「ユビュ王の食卓(個人サイトなのでググってください)」
の掲示板情報は役に立った。
4433:04/09/18 14:02:10 ID:nJYOVBl4
たくさんのレスありがとうございます。
>38
伴奏者の腕はプロではないけれど、周りの評判はいい人です。
私もどれぐらい対応できるのかあまり分からないのですが、
41さんが出してくれたイタリア歌曲集のように
ピアノ伴奏用にアレンジされているものもありますし、
伴奏があわなければ今回頼む伴奏者の先生に適切な伴奏を
伺うことも出来なくはありません。
期日は23日(水)ぐらいまでに決めたいなぁと思っています。
イタリア語かラテン語は必須でよろしくお願いします。

>40
使用出来る楽器はピアノだけです。
言語はイタリア語かラテン語のみです。
初期スカルラッティのアリア検討してみます。

>41
普通の発表会で歌います。
客層は出演者の保護者(40・50代)と
20代前半のクラシックを専門に勉強している人が主になると思います。
イタリア歌曲集1・2巻だと他の演奏者とかぶる可能性が高いので、
3・4巻あたりをもう一度検討してみます。
4540:04/09/18 14:59:39 ID:tObuAp3h
>>44
>>38氏のいう「腕次第」というのは、モダンピアノでバロックを弾く「センス」のことだと思う。

それは一時置いておいて、>>40に対する回答からすると、思い切って
モンドンヴィユの「声あるいはヴァイオリンを伴うクラヴサン曲集 Op.5」 とかは?
スカルラッティのアリアはやはり通奏低音などを念頭に置いているから、
アレンジと演奏、両方の面でのピアニストの負担は重いはず。真面目に取り組むなら。
ならばいっそ、もともと鍵盤楽器の曲を弾いてもらえば、多少は負担が軽減されるかも。
歌詞はラテン語で、CDは HMF [HMA 1901045]で出ています。
問題は演奏時間ですが、この曲集で一番短い Paratum cor meum
のCDでの演奏時間が、3分58秒…うーむ。

あくまで個人的な意見ですが、モダンピアノ伴奏限定なら、上記モンドンヴィユか、
あまりこだわらずイタリア歌曲集のほうがいいと思います。
私はやはりクラシックと古楽は別ジャンルという認識のなので。
撥弦楽器伴奏ならともかく、ピアノでは原曲に近いアレンジは厳しいでしょう。
無理とは言いませんが、それなりの試行錯誤と努力が必要です。
それが上記の「腕次第」という表現だと認識します。

本当に個人的な意見なので、お気を悪くなさらないでください。
もちろん楽しんで演奏することが一番ですが、そういう意見もあるということで。
4640:04/09/18 15:23:23 ID:tObuAp3h
これだけだとなんなので、車で喩えますね。

フェラーリは確かに一流の名車です。幅が広く、長距離的にみて
あまりうねうねとしていないアメリカの道路などでは、速度では国産車はかないません。

しかし、日本の道路は狭いうえに、直線がそれほど持続しません。
よほど運転が上手くないと、燃費もわるいし、国産車のほうがなじむのです。
でも、日本にも高速道路のようなところではフェラーリも走りやすい。

しかし、フェラーリを日本で乗りこなすのは無理かというとそうではない。
ただし、本来想定していない道路を走るのだから、かなりの慣れと努力が必要。

アメリカ=クラシック、日本=古楽
フェラーリ=モダンピアノ、日本の高速道路=モンドンヴィユのOp.5
こんな感じです。通奏低音を演奏するにはやはり燃費と足回りが悪いんですよ。
その問題を何とかしようとカスタマイズしたのがイタリア歌曲集なんだと思います。
47名無しの笛の踊り:04/09/18 18:07:28 ID:dARxE6rt
今頃いうのも何だが、>>33
ヴィヴァルディの、RV617のサルヴェ・レジナ、第2曲目"Ad te clamamus"がいいなと思った。
パートはソプラノ、約2分、ラテン語、楽譜はリコルディのカタログに載っているけど、
手に入るかな、あまりアテにならないかも。
ピアノが弾ける人なら楽譜が無くても、曲を聞いただけで演奏できそうな曲。
伴奏が無くても歌えるかも。歌唱力次第かも。
たった2分だし、本格的なバロック演奏会でもないし、
あまり難しいことを言ってもね。
でもね、頑張ってくださいね。

>>32
のつづき、
次は、Alphaから出ている、名前のよく似たイグナツィオ・アルベルティーニを聞いている。
音楽もいいが、クレオパトラを描いたイラストもセクシー(死んでいるのだが)でいい。
4833:04/09/18 23:12:31 ID:nJYOVBl4
>45
モンドンヴィユの「声あるいはヴァイオリンを伴うクラヴサン曲集 Op.5」
知りませんでした。面白そうなので楽譜を探してみます。
今回ではなくてもいつかやってみたいので。
>撥弦楽器伴奏ならともかく、ピアノでは原曲に近いアレンジは厳しいでしょう。
先日そのような話が出て実際に演奏を比較して痛感しました。

>47
リコルディのものなら大体手に入ると思います。
ヴィヴァルディならメジャーな作曲家ですし。
>ピアノが弾ける人なら楽譜が無くても、曲を聞いただけで演奏できそうな曲。
伴奏が無くても歌えるかも。歌唱力次第かも。
これぐらいなら手に入らなくても聴音して楽譜におこせそうな気がしなくもないです。

今までに頂いたレスの中から月曜日に楽譜を借りて検討してみます。
これからも覗きにきますのでオススメがあったら教えていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。

>42
東京近郊にお住まいでしたら国○音大の図書館はどうですか?
本当かどうかは知りませんが、東洋1の蔵書らしいです。
一般だと¥500かかってしまうのですが、
購入するより安いし今貸し出しているか分かりませんが、
バラキレフの歌曲とかかなり貴重なものまであります。
49名無しの笛の踊り:04/09/19 00:17:35 ID:XPhvlv2Z
年明けに紀尾井で
ペルゴレージ「スタバト・マーテル」やるね!
これすごく聞きたかった。
50472:04/09/19 00:42:12 ID:lhFlBavp
>>49

ペルゴレージのオーケストレーション、ちょっと物足りない。
バッハが編曲したバージョンで聴いてみたい。
オーボエがいい味を出していると思う。
5142:04/09/19 08:04:29 ID:MpfGa6xE
>>43 さん
レスありがとう。すこし安心しました。
英語と格闘して、勇気を持って先方に連絡取ってみます。

>>33 さん
アドヴァイスありがとう。
私はコピーではなくて、元本でもっていたい派なんです。
古楽は音源(CD)あるけど楽譜がない、
楽譜はあるけど音源ない、というのが多くて、なかなかたいへんな世界です。

それもまた、楽しいんですけどね。

今さがしているのが、テレマンの「音楽の礼拝」全曲。
楽譜はテレマン全集の中に全曲はいってますが、
このテレマン全集が今は廃刊になってしまったようで困ってます。
(もちろん公共施設にはあるからコピーはできるんですけどね)
音源のほうはというと、いくつかでてて、見つけたら買うようにしてるんだけど、
まだ全曲揃えられていません。

テレマンの歌ものって意外と人気ないのかしら。
日本テレマン協会はなにやってんだypヽ(`Д´)ノウワァァン!!

あ、脱線してもーた。堪忍。
52名無しの笛の踊り:04/09/19 18:57:37 ID:yQIJh9+p
>>50
BWV1083のことだと思ったのだが、
オーボエのパートは無かった。
どの曲のことを指しているのか。

すっぴん美人のペルゴレージは、
なんでも大仰にオーケストレーションしたがる、
現代のクラシック関係者の、舞台用の派手な化粧はしたくない。
BWV1083は、原曲とそう変わらない気がした。
53名無しの笛の踊り:04/09/19 19:26:08 ID:IJ5mVKT+
オケ→鍵盤はそれなりに面白いが、オーケストレーション編曲物は苦手。
(メンデルスゾーンのマタイとかモーツアルトのメサイアとか…)
そういえば、まだBWV1083聴いてないな。

>>50
うーん、どういう点が物足りないか聞いてみたい。
例えば、アレッサンドリーニの各パート一人の演奏は、十分に濃いけどなあ。
5452:04/09/19 19:38:16 ID:2oGqay4d
今、思い出したけれど、
バッハじゃなくて、パイジェッロではないだろうか。
これはまるで管弦楽バージョンという感じ。
なかなかいいですが、やはりスッピンのほうが・・
5550:04/09/19 22:21:06 ID:lhFlBavp
>>52
>BWV1083のことだと思ったのだが、
オーボエのパートは無かった。
どの曲のことを指しているのか。

いや、バッハのBWV1083にはオーボエが使われていて、
ペルゴレージの原曲とはだいぶ雰囲気が違います。
むしろバッハのカンタータの響きに近づいているかもしれません。
私はカンタータが好きなのでいいと思うのだけかもしれませんが。
(Radio France輸入盤、演奏はLa Parlement de Musique
 録音は1999年、とてもいい演奏だと思います。)
56名無しの笛の踊り:04/09/20 00:17:13 ID:xsGLmHXs
ペルゴレージのスタバトは機会がなく今まで聞いた事が無い(ライブでは)。
「奥様女中」というオペラならあるけど。
紀尾井には期待している。ソリストがどうかな。
57名無しの笛の踊り:04/09/20 01:55:53 ID:Gs3hzs/i
>>53です。
>>55
BWV1083は確か歌詞も変わってるんだよね。確か詩篇だっけ?
そこが、単なるオーケストレーション編曲とは違うよね。
逆に言えば、J.S.バッハは、聖母の嘆きにはやはりペルゴレージの
透明な響きが最善と思っていたということでもあるんじゃないかな。
バロック音楽は歌詞と音の結びつきがとりわけ強固だから、
そこを考慮に入れないで響きだけで優劣を決めるのはなんか危険な気がする。
58名無しの笛の踊り:04/09/20 02:12:47 ID:jtd7ZZ8V
>>56
紀尾井ホールのHPで見た限りではオペラ系のひとですな、ソリスト。
曲自体が古楽のレパートリーに入れられつつあるから、かえって珍しい鴨ね。
聴きに逝ってみたい。
59名無しの笛の踊り:04/09/20 14:21:21 ID:pG1/qg9M
BWV1083はDHMから出ているヘンゲルブロックで聞いたが、
この解説によると、ペルゴレージが3つの声部で作曲したものを、
バッハはソロとオーケストラの伴奏の交代に変えたとか、
ヴィオラなどのパートを補足したとある程度で、管楽器についての言及もなく、
実際、このCDでは弦楽器のみだ。
歌詞が変わったことによって、曲も多少の改変していて、
バッハお得意の数字のお遊びもあるとのこと。

パイジェッロのスタバトもペルゴレージの編曲版だが、
弦楽器のほかに、フルート、オーボエほか5つの管楽器を使っていた。

以前、レーヌのコンサートで、
ヴィヴァルディのスタバトを聞いたが、
これも1パート1人だった。
大がかりなオーケストラで演奏しなくても充分に濃厚だった。
60名無しの笛の踊り:04/09/20 18:10:10 ID:VVG9zStE
>>59
>ヴィオラなどのパートを補足したとある程度で、管楽器についての言及もなく、
実際、このCDでは弦楽器のみだ。

DHMから出ているヘンゲルブロックは持っていないので、知りませんでした。
La Parlement de Musiqueの編成は、オーボエ2、バスーン1、
ヴァイオリン6、ビオラ2、チェロ1、コントラバス1、オルガン1でした。
オーボエが入ると、さすがバッハ的になるなぁと思っていましたが・・・。
解説が読めると、楽器編成についていろいろ分かるかもしれません(涙)。




61名無しの笛の踊り:04/09/20 19:49:45 ID:6pnPNdSU
ペルゴレージのスタバトは3声部とあるのだが、
それがそれぞれどの楽器を指しているか、私も分からない。
通常は5つの弦楽器とオルガンで演奏することが多いとのこと。
バロックファンならよくご存じと思うが、その5つとは1Vn,2Vn,Va,Vc,Cb,だと思う。
Vc以下とOrはBCとなるので、4声部となり既に1つ多くなる。
それに加えて、バッハが書き足したのはVaと2Vnとあったので余計に分からなくなる。
おそらくは各声部に楽器の指定はなく、楽譜の校訂者が常識的に振り分けたのだと思う。

La Parlement de MusiqueならディレクターはGesterだと思うが、
この人はなかなか派手で明快な演奏をする人なので、
ヴァイオリンよりオーボエのほうが効果的だと思った楽曲には、
オーボエ・ファゴットの組み合わせを採用したのでは。
ひょっとしたらペルゴレージもバッハも、楽器を指定していなかったかも知れないので、
もしそうだとしたら、それでもおかしくはないと思う。
はじめにVaと2Vnと書いたけど、それに相当する中声部ということなのかも知れない。
このあたりのことについて、よく知っている人がいたら教えて欲しい。
62名無しの笛の踊り:04/09/20 23:48:08 ID:jtd7ZZ8V
BWV1083の話。
ArtsレーベルのFasolis盤もソプラノ、アルトと弦楽合奏が基本です(ところどろころで、ちょっとだけ合唱を追加)。
英文解説によると、バッハが施した音楽上の改作は以下の通り(歌詞云々の細かいことは除く)。

1)二つのソロ・ヴァイオリンとヴァイオリン群からなる伴奏について、部分的に
  合唱を加えることを指示(原曲では第8曲と第13曲、いずれも速い二重唱の楽章)。
2)三声からなる通常の楽章に追加のヴィオラ・パート(an aditional viola voice)を
  入れることで拡張し、通奏低音についても和声の充実を図った。
3)最後から二つ目の曲と三つ目の曲(アーメンの前の二曲)の順番を入れ替えた。


ちなみに原曲の編成に関してはマゼール盤(PHILIPS)の黒田恭一邦文解説にこうある。

編成:弦楽合奏(第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラの三部)と
バッソ・コンティヌオ(チェロ、コントラバス、オルガン)、独唱ソプラノ、独唱アルト

作曲当時の編成じゃないじゃんと思いつつ、敢えてその辺には目をつむり、
まあ三声ってのはVnVnVaで、BCを別に数えていたってことでいいんじゃないかと。
ここにVnVaを加えても、BCは別腹だから5声と数えるのかもしれん。
>>61で正しいんじゃないの?
6362:04/09/20 23:57:00 ID:jtd7ZZ8V
漏れはペルゴレージの曲に惚れているので、正直バッハの改作は困ったなという感じ。
よいところを消されてしまった気がする。ソロのところどころに差し挟むフレーズ処理は
まさにバッハだなぁと思うし、それがペルゴレージの旋律美と共鳴してるところは
マタイの途中みたいな、ちょっとエキゾチックな響きになってて面白いとは思うが。

とりわけ曲順の入れ替え>>62の3)と、
アーメンの後ろにそのまま長調に転調したのをくっつけられて、なんだかな、と。
長調で終わらないから佳い曲なのに・・・あれは勘弁して欲しかった。
64名無しの笛の踊り:04/09/21 04:34:51 ID:m5ai6jlG
オーボエ追加についてですが、当時の演奏実践面で。

イタリアでは等質的なアンサンブルがとりわけ好まれていたので、
器楽曲では管楽器抜きの弦楽アンサンブルが好まれたらしい。
他の国では、もっと色彩感を求める風潮が強かったため、
管楽器、とりわけオーボエは、演奏できそうなフレーズは差し替えられることは多かった。
そして、旋律楽器にオーボエを使う場合、通奏低音にファゴットを加えるのが普通。

このあたりの実践例として、たとえばアーノンクールによるヘンデルのOp.6
スタンデイジによる3つ出てるヴィヴァルディの弦楽四声コンチェルト集などの
CDとブックレットが参考になると思われ。
また、C.P.E.バッハの鍵盤楽器コンチェルトも、もともと管楽器が入っていたとされていた
曲だけでなく、最近、弦楽のみと思われていた伴奏に管楽器パートが見つかったりしている。

もともと、古典派だって、楽器指定については融通利くように作曲することも多かった。
出版される作品はとりわけその傾向が強い(できるだけ多くの客に買ってもらえるように)。

古典派初期の宮廷オケの基本編成(2Ob.[Fl.は当時のOb.奏者なら演奏できる],2Hr.,Str.)
の範囲内であれば、追加は取り立てて騒ぐほどのことではない。それは上記の
ヘンデルやヴィヴァルディなど、バロックでも当てはまる。
当時イギリスで人気のあったコレッリのOp.6も、2Ob.+Fg.追加がデフォだったようだ。

だから、指揮者が色彩を求めるなら、そのくらいの追加は、
むしろバロックの実践に忠実ともいえるかも。
私自身はあまり好きではないですが…。
65名無しの笛の踊り:04/09/21 04:43:11 ID:m5ai6jlG
あ、あと、ペルゴレージが楽器指定していなかったんでは、と言う話ですが、
上記のとおり、イタリアでは普通に弦楽で指定してるはずなので、
>>61-62のとおりでしょう。

あと、上記で「演奏できそうなフレーズは差し替えられることは多かった」は
「差し替えられたり、重ねられたりすることは多かった」のほうがより正しいですので
訂正しておきます。
66名無しの笛の踊り:04/09/21 22:56:21 ID:1jstfczF
うーん。みんな詳しいなぁ。感心。。。
ためになります。
6760:04/09/21 23:11:51 ID:qzVFolY9
いろいろありがとうございました。私も勉強になりました。
でもバッハBWV1083の、
La Parlement de Musiqueのオーボエ入りの演奏、
なかなかいいと思います。一度聴いてみてください。
6862:04/09/22 01:24:26 ID:Ibo271su
>>67
管弦楽系に直しておある方が、FasolisやHengelbrockのよりも挑戦的で面白そうですね。
ペルゴレージ・ファンとしても、もう変えるならとことんまでやっちまえ、みたいな。
ついでに、>>59でさらりと紹介されているパイジェッロのも気になるかも。
69名無しの笛の踊り:04/09/22 10:08:53 ID:5am7YueX
前スレ898だけど、おれは好きだな、パイジェッロ。
ハイドンのスタバト好きだったら結構いけると思う。
演奏の好みもあると思うけど、ペルゴレジあまり好きじゃなかった私は
むしろこれで好きになった。
7060:04/09/22 20:37:28 ID:ySgsLEZh
>>69
パイジェルロ、聴いてみたいな。
ディスクを教えてください。
7159:04/09/22 21:45:57 ID:fWRdTqLu
Agora AG251
G.Paisiello "STABAT MATER" del Pergolese
COSARARA
Giuseppe Camerlingo

Violin1,Violin2,Viole,Violoncelli,Contrabbasso,Flauti,Oboi,Clarinetti,Fagotti,Corni,Organo

と、なっている
7269:04/09/22 22:19:23 ID:5am7YueX
↑thx。
7360:04/09/22 23:48:07 ID:ySgsLEZh
>>サンクス
7460:04/09/22 23:49:10 ID:ySgsLEZh
>>71
サンクス
75名無しの笛の踊り:04/09/23 15:45:44 ID:guksVI9e
そいや、DHMって最近微妙にがむ張ってるね。
なんかヘンデルのロターリオとか出てたし。

グルックの“L'innocenza giustificata”も今聴いてるけどいいな。

そいやしばらく前に出た、見知らぬ作曲家の“デモフォーンテ”とかどうよ?
76おしえてください!:04/09/23 21:53:47 ID:sTrJQbft
夏頃、タワレコの新譜コーナーで、
マリア・バーヨが主演しているバロックオペラが置いてあったんですが、
今入手しようにもタイトルも作曲家も記憶にありません。
誰か教えてください! バーヨの声、大好きなんです★
77名無しの笛の踊り:04/09/23 22:27:26 ID:y019Elye
>>76
>75 に書いてある。
78名無しの笛の踊り:04/09/23 22:51:06 ID:guksVI9e
>>76>>77
GJ!
7976:04/09/23 23:47:15 ID:sTrJQbft
え? バーヨが出てるの? グルックの方?デモフォーンテ?
後者の作曲家は誰?
80名無しの笛の踊り:04/09/24 09:42:45 ID:mqYGr8VC
バーヨはグルックの方。おれはいい演奏だと思うけどな。

デモフォーンテは Joseph Schuster (1748-1812) という作曲家。
知ってる人いる?

ちなみにどっちもメタスタ台本です。
DHMといえばヴェーバーのアブ・ハッサンも出てたね。
8180:04/09/24 10:10:02 ID:mqYGr8VC
ごめん、デモフォーンテはググったらレヴュー書いてる人がいました。

ドレスデンでハッセのもとで歌った歌手で、その後アルプスを越えて
イタリアで活躍。マルティーニ師に師事。

商品としては比較的散々な出来のようです。
82名無しの笛の踊り:04/09/25 02:51:26 ID:tiF+rK86
グルックの“L'Innocenza Giustificata”は ホンマいいわ〜
マリアバーヨ、カヴァルリ「カリスト」(ヤコプス指揮)の主役やった人だよね。
艶やか伸びやかなソプラノ たまらんわ〜
83名無しの笛の踊り:04/09/25 10:47:15 ID:oENII5H3
D・スカルラッティのナクソスの全集、最近進んでいるのかな。
毎回ピアニストが代わるので、面白いのですが。
84名無しの笛の踊り:04/09/25 11:10:52 ID:7yiyBNVT
おお、なかなか意表をつく話題だね。
ドメーニコ、ナクソス、ピアニスト…とくれば残念ながらどれも
漏れとは縁遠いが、この際何か聴いてみようかな…。
85名無しの笛の踊り:04/09/25 11:56:09 ID:Mzpaw/yQ
ロスの全集持ってると、けっこう満ち足りて他の演奏聴かなくなる弊害があるな。自分のことだけど。
どうもイベリアの鍵盤ソナタはあんまり趣味じゃないので、他のものを買ってしまう…
というか、グルック買ってきちゃったよ。
>>82みたいなのは、評論家が絶賛するより購買欲をそそられるな。
86名無しの笛の踊り:04/09/25 14:41:27 ID:7yiyBNVT
ディッタースドルフのヨブ聴いてる。
なんか、J.ハイドン、C.バッハ、W.モーツァルトが交錯してる。

一般クラヲタが認識しているハイドンらしさ、モーツァルトらしさの
幾つかは、単に“その時代らしさ”であるに過ぎないんだなって思う。
おれもこの辺のレパートリーの鑑賞経験積み直して、
改めて、ハイドンらしさ、モーツァルトらしさが聴けるようになる日を
待つことにしよう。
87名無しの笛の踊り:04/09/25 14:43:57 ID:7yiyBNVT
↑そういえば、ラモ風の合唱フォルティシモも聞こえてきた。
88名無しの笛の踊り:04/09/25 21:56:59 ID:ecxBd3X5
ヴィヴァスレ行きかとも思ったがこちらに。

今アルビノー二とヴィヴァルディのシンフォニアを聴き比べている。
Bongiovanniから出てるConcerti for Violin / Sinfonia a Quattroだ。
おそらくアルビの作品番号付きの全曲録音はこれが唯一か?

この二人の作風は、はっきり言って全く似ていないな。
アルビノー二の旋律は跳躍が少なくて全音階的であんまりリズム的な
遊びがないようだ。これはこれでいいんだが。
あと、何時も思うがヴィヴァルディは休符の使い方が何とも特徴的だ。
空白だってれっきとした音楽の一部なんだぜ、って自己主張がある。

先の曲集のSi9はそういった意味でヴィヴァに近い臭いを感じる。
凄くアルビノー二的なのはSi.8。かなり気に入った。
あとは個性的な短調のSi.7か。
89名無しの笛の踊り:04/09/25 23:32:55 ID:Mzpaw/yQ
>>88
>おそらくアルビの作品番号付きの全曲録音はこれが唯一か?

参考までに手持ちのアルビノーニOp.付の全曲録音

Op.1 12のトリォ・ソナタ [CPO 999 770-2]
Op.2 6つのシンフォニアと6つのコンチェルト [stradivarius STR 33519]
Op.4 12のカンタータ [ETCETRA KTC 2027]
Op.5 12の5声協奏曲 [Chandos CHAN 0663]
Op.6 室内での和声の楽しみ(+ロジェがOp.4として出版した6つのソナタ) [hyperion CDA66831/2]
Op.7 12の協奏曲 [TACTUS TC 670103&670104]
Op.9 12の協奏曲 [国内盤DECCA POCL-1907/8]
Op.7+9 全曲 [Chandos CHAN0579,0602,&0610]

番号あればわかるので演奏者は略しますが、全てピリオド楽器です。
未出版のオペラや器楽作品もいくつか持ってますし、他にもかなり出ていますよ。

うーん、それにしてもヴィヴァルディのほうが人気あるみたいね。
アルビノーニは、多少冗長なところがあるけど、ノーブルな旋律が魅力だと思う。
だけど、ヴェネツィアなら、B.マルチェッロが冗長さもなく、中庸で好き。
ヴィヴァルディは、ちょっと品がないというか…。別に嫌いではないけど。
音楽の特徴について感じていることは>>88と同じだけど、結論は正反対だね。
私は、もともとヴェネツィア派の器楽作品は少し苦手だからかもしれない。
90名無しの笛の踊り:04/09/25 23:57:35 ID:ecxBd3X5
>>89
いや、あれは9つある番号付きのシンフォニアの話なんだ。
あと、彼はほかに確か4つ、メヌエット付きシンフォニアを書いてる
というのは結構有名な話。ただこれは録音を知らない。

面白いのはNimbusから出ているConcerti & Baroque Trumpet Musicの
1曲目にあるIl nome glorioso in terra, santificato in cielo(1724)の
シンフォニア。作品9の約5年後、ヴィヴァの四季の出る直前に
アルビはこんな曲を書いていたのか。

その後Op.10まで彼の消息は断片的で、最後の10年は作曲自体
やめてしまったというアルビノーニ、いったい何があったんだ・・・
91名無しの笛の踊り:04/09/26 00:05:19 ID:TK0VGSlO
>>90
ああ、私の早とちりでした。なるほど。Op.2のことかと思いましたよ。
ところで、>>88のディスクはピリオド楽器ですか?

しかし、私としては、アルビノーニは室内楽の方に魅力を感じますが…。
92名無しの笛の踊り:04/09/26 00:48:30 ID:8Z4nO6ua
■D・スカルラッティ  
Aシュタイアーのチェンバロ演奏を愛聴している。
速い!きつい! アンタイも買ってみよか
■アルビノーニ  
イルジャルディーノアルモニコの『MusicaBarocca』の中に、
Adagio for 2 Violins & Continuo が入ってる。切なくて泣きそうになる。
93名無しの笛の踊り:04/09/26 12:37:38 ID:uxTrXojT
アルビノーニか、ノーマークだったぜ。
というか、なぜか食わず嫌いで買い控えだったな。
オムニバスに1曲くらい紛れ込んでないかなと探したら
こんなのがあった。

concerto for Trp. St. cont. Op.7, No.3
SONY外盤 1979録音 イギリス室内管

モダンの、いわゆるこてこての『バロック音楽』だが、
シリアスで流麗な演奏で意外にいいかも。
アルビノーニのノーブルな雰囲気は伝わってくるね。
94名無しの笛の踊り:04/09/26 13:05:39 ID:QISFbuyZ
>>88
アルビノーニのとヴィヴァルディの評
なかなか的を射ているとおもう。同感。
アルビノーニはもう少しCDが出てもいいと思うが、なんだか不遇な感じ。
LP時代のあと、今まで新たな曲や演奏を聴く機会が少ない。
そう言う意味でOp.1と、話題のシンフォニア集のCDは画期的かも。
それとHungarotonの、WoOの5声のバレットも。
Op.10はCDになってからの録音が見あたらない。
一番知られているOp.9より中身が濃い気がするのだが。
95名無しの笛の踊り:04/09/26 18:43:25 ID:LheDCiSM
>>86 >>ディッタースドルフ!!(ヨハン?) 
NHK朝のバロックで聴いたことある!(CPEバッハのシンフォニア
みたいな曲だったと思う)
フルネーム綴り教えてください〜推薦盤も
96名無しの笛の踊り:04/09/26 19:10:36 ID:uxTrXojT
>>95
はは、響きの良い名前ですからね。
Carl Ditters von Dittersdorf

残念ながら俺も初ディッタースドルフなので推薦盤はよくわからんです。
メインはイタリア系の声もの作曲家で、ドイツ語ジングシュピールにも
比較的積極的な感じ。オペラも出てた気がするが、勘違いの予感。
一般に買いやすいあたりではシンフォニア集とか売ってないですかね。
2003のcpoカタログではオラトリオ「ヨブ」の他にクヮルテット集が2枚。

知名度が激しく高い割に、録音はこれからって感じの作曲家かな?
腕前は結構期待できそう。

ハイドン、ディッタースドルフ、モーツァルト、ヴァンハル、の順で
クヮルテット組んで伝説になっているくらいの人です。

一方、私見で悪いが、ヴァンハルは糞。反論&推薦キボン。
97名無しの笛の踊り:04/09/26 19:16:34 ID:uxTrXojT
んで、おれはまあどうでもいいのだが、スレとしては

sage 振興スレです。>>最近ageてる皆さま。
98名無しの笛の踊り:04/09/27 15:18:32 ID:8OcKzyRj
>>96
反論と言うか、そこまでひどくはないと思うが。
俺はピリオド楽器演奏じゃないと聴く気にならないので、
コンチェルト・ケルンの交響曲集とナクソスのミサ曲集
MUSICAから出てるクラヴィア四重奏Op.40全曲しか聴いたことないけどね。
交響曲はシュトゥルム・ウント・ドランクの典型的な作風で、
ミサ曲はウィーン古典派的なミサ曲、Op.40の1曲目は結構書法や転調などが意欲的。
まあ、勢いまかせのところもたしかにある交響曲しか聴いたことないとしたら、
ミサ曲聴くと多少見る目も変わるかなと思う。

ただ、古典派ならもっと面白い作曲家はいるから、擁護まではしない。
古典派っていってもウィーンを離れるとまた違った面白さがあるね。
イタリア・フランス・イベリア・北ドイツとか、デンマークで活躍したクラウスとか。
99名無しの笛の踊り:04/09/27 18:22:10 ID:y+IMa1uu
そうか??、と思いつつ、
ナクソスのミサ集の後半のミサ・ソレ聴き直してみた。
なるほど、意外と悪くないかな。イイ気がしてきた。

やっぱり分かったふりしないで、分からないものは
分からないと言った方が、発展があるね。>>98 Grazie!

クラウスは、ナクソス第1巻にもある変ホ長調のシンフォニアが神。
あとの評判良いやつは、入手できていなくてショボーン。

それと古典派から1830年代までのヴィーンの音楽は、
実演>>>超えられない壁>>>録音
の気がする。ハイドンのミサ曲からメンデルスゾーンのシンフォニアまで。
100名無しの笛の踊り:04/09/27 18:25:56 ID:y+IMa1uu
前古典派続きなので、

Johann Rosenmuller
SACRI CONCERTI
Psalmen, Magnificat, Gloria
CANTUS COLLN/Junghanel

自由で立体的な書法で、
シンプルな編成の割に、カラフルで楽しかった
…となど小話振ってみとく。
101名無しの笛の踊り:04/09/27 21:06:08 ID:41BvA7d8
小話、振られてみる。
>>94 のアルビノーニのOp.1のトリオソナタを演奏している、
cpoのパルナッシムジチが、ローゼンミュラーのトリオソナタも演奏している。
目立つ演奏ではないが、結構楽しめる。
そのグロリアも、聞いてみたくなる。
102名無しの笛の踊り:04/09/28 21:59:32 ID:uVw9MEHo
>>100 ユングヘーネル(HMF)新譜ね! はやく欲しぃ〜わ
今度の演奏はヨイのかしら

聖母のための夕べの祈り(モンテベルディ)、ガーデナを捨てて新しいの買いたい
んだけど、ユングヘーネル、アレッサンドリーニ、クリスティ、どれにしましょ
ヘレのもあるんだったかな? (BCJはまあまあだった)
103名無しの笛の踊り:04/09/28 22:12:24 ID:TgOOlMvs
>>102
Alessandriniのはまだ出ていないんじゃ?
104名無しの笛の踊り:04/09/28 22:45:53 ID:AKKIUfiL
>>102
すまぬ、ローゼンミュラーは旧譜じゃ(1992)。しかもDHM。

聖母のためのヴェスプレは、あとヤコピシとガリード(安い!)あたりが有名所?
105名無しの笛の踊り:04/09/28 23:03:18 ID:JmfFvmcQ
ローゼンミュラーとヴェスプロといえば、HMFの、
ユングヘーネルのやつもかなりいいよね。カラフルというのは言い得て妙!
器楽曲だと、1682年のソナタ集の全曲盤[PIERRE VERANY PV700041]もよかった!

モンテヴェルディのほうは、アレッサンドリーニが構成したヴェスプロは出てたかも。
1610年の曲集はまだじゃなかったっけ?
個人的には、合唱が汚いって人もいるけど、分厚いコンティヌオ陣のガリードは結構好み。
ユングヘーネルは、6声マニフィカトが入ってれば、ファーストチョイスなんだけど…。
ほかの人の意見ももっと聞きたい。
106名無しの笛の踊り:04/09/29 21:39:49 ID:nWhyJaft
私もガリードのヴェスプロ、好きですよ〜
ガリードの南米シリーズをいくつか聴いて、
この人が何をやりたいかが、少しわかった気がした。
107名無しの笛の踊り:04/09/30 13:44:38 ID:8PELssN7
>>106
バロックへの道、でつね。

う〜ん、高くてちょっと怖くて買えない…。
何買っていいのか分からない…
しかも買い始めるとキリがなさそう。

詳細or感想orガイダンスなどおながいします。
108名無しの笛の踊り:04/09/30 19:42:18 ID:8PELssN7
さて、多少顰蹙買いそうだが、こんなの聴いてる。

Gioachino Rossini
farsa "L'inganno felice" (Venezia, 1812)
Minkowski / le concert des tuileries 1997

ヴェルディあたりのロマン派オペラから遡ったロッシーニは
たるくて大げさで大嫌いなのだが、
バロック・古典派から延長したロッシーニは好きだ。とても素敵。

バロックオペラの名残りもずいぶん見て取れるのだが、
さすがにベルカントはだいぶん崩れてきてる感じかな。
バロック好きとしては、声楽パートにはやや抵抗あり。

しかし、何かから解き放たれたような管弦楽は爽快だね。

こいつは1812年初演の作品なのだが、その前の時代
1790年代後半から1810年までの時期は
まだまだ未開拓時代な感じなのかな?
ハイドンとベートーヴェンを除くと。
109名無しの笛の踊り:04/09/30 23:43:22 ID:W8yIBsW4
1790年代後半から1810年までの時期か…
確かに、ハイドン・ベートーヴェン以外の手持ちは
Gioachino Rossini の一幕物の
La Cambiale di Matrimonio (1810)
Herve Niquet / Le Concert Spirituel くらいだったな。
1792年のメユールのストラトニーチェは、オマケでここに入れてもいいかな?

上記の「婚約手形」は、ピリオド楽器演奏だからか、わりとすんなり聴けた。
ヨメッリの後期よりは聴きやすいと思う。やっぱり喜劇なのも大きいのかも。
ヨメッリの「捨てられたディドーネ(1747)」はルセの演奏持ってるけど、
本当に聴いていてむせ返る様な、かなり濃厚な曲だよ。ワーグナーばりの。

>>108氏が「何かから解き放たれたような」と表現してるけど、
メタスタのセリアがいくとこまでいっちゃったから、こういうのがすがすがしいんだよね。
ロッシーニのセリアは嫌いだけど、こうした一幕物は、他の団体も演奏してほしい。
110名無しの笛の踊り:04/10/01 11:13:38 ID:f6N/6wtJ
最近2ch各スレで増えてきた、バロックオペラマンセーレスってどうなのかな…
なんか、あまりにも手放しで脳天気に誉め讃えてるのが目に付く。
人気が広がっているのはうれしいけど。

ヴィヴァルディにはヴィヴァルディの
スカルラッティにはスカルラッティの問題点が当然あるわけで、
語るときも多少配慮言及しながら語ってほしいな。

なんか、読んでてこっちが恥ずかしくなってくる。
111名無しの笛の踊り:04/10/01 15:31:53 ID:FWfseXAq
>>110
ん?他のスレではそんなにマンセーレスあるんだ。このスレでは見かけないなあ…。
一言でバロックオペラといっても、まず時代的に最低限おおまかに区分しても
初期・中期・後期バロックとなるうえに、地域的にも、国によってどころか、
同じ国の中でも地域差がかなりある。イタリアなどはよく知られているけど、
フランスだって、パリと地方ではぜんぜん違うみたいだし。録音がないから確認できないけど。

ところで、問題点というのがイマイチ理解できないのだが、どういうことなのかな?
完全無欠の究極理想の音楽作品なんてあるなら、教えてほしい。
たとえば、シュトックハウゼンは自身による自作の解説とか読むと、
自分自身ではそれを生み出してると本気で考えてるみたいだから、
本気なだけに、それを読んでてこっちが恥ずかしくなるってのはあるけど、
心配しなくても、バロックオペラの短所長所なんて、このスレに来てる人なら十分わかってるよ。
初期ヴェネツィアのカヴァッリとか、初期ヴェルサイユのリュリ、後期パリのラモー、
それぞれ楽しみ方は違うわけだけど、とりあえず>>110にヴィヴァルディとスカルラッティを
例示してるので、自分なりに考えてみたけど、
カップルの数から、それに応じた各配役のアリアの数まで様式化されていたセリアで、
この歌手のこのアリアは絶品だった、とかいう聴き方は、時代感覚的に忠実なだけだと思うんだけど、どう思う?
112名無しの笛の踊り:04/10/01 19:05:59 ID:TW/js20p
>107殿
私もそんなに何枚も持ってはいませんが、
「ペルーのなんちゃらかんちゃら」
の冒頭とか、ちょっと衝撃的でした。(K617124)
シンフォニアから出ている
「ラテンアメリカのなんちゃらかんちゃら」
も、いかにもって感じで楽しい。
ただ、拒絶反応を起こす方も居られるかと・・・
113名無しの笛の踊り:04/10/01 23:01:23 ID:f6N/6wtJ
>>111
あ、ごめん、なんか勘違いされてるみたいだ。
おおよそそういうことを>>110で言おうとしたわけさ。

気になってたのはヴィヴァルディスレかな。
今読み返すとまあ、さほどひどくもない気もするけど。

そろそろ、録音あればひとまずマンセーじゃなくて
作曲/演奏の力足らずな点を意識するくらいに
ソフトが出そろってきた時期じゃないかなと。

114名無しの笛の踊り:04/10/02 05:33:17 ID:/u2hpKwl
ヴィヴァルディのオペラを初めて聴きたいと思っています。
おすすめはどんなのですか。教えてください。
115名無しの笛の踊り:04/10/02 12:14:01 ID:alFxQCeG
>気になってたのはヴィヴァルディスレかな。
"La verita in cimento"が最悪というカキコがあったから、
その反論でちょっと過激に書いた。ということかな。
一昔前の録音に比べると上達しているかなとおもう。
演奏者による解釈の違いを聞きくらべるのも面白い。

>ヴィヴァルディのオペラを初めて聴きたい
個人的には、Dynamicの"Catone in utica"とか
Bongiovanniの"Il Giustino"などがよかったが、
ほかも特別つまらないというものはなかった。
これも個人的な気持ちなので、人は人で違うと思う。
上の"La verita in cimento"も迫力のある演奏でよかったが、
気に入らなかった人もいるし、実際に聞いてみないと、
自分の好みに合うかどうか分からないのがつらい。
とにかくオペラは値段が高いので、ちょっと覚悟がいるね。
出会いが大切だが、気に入ったのに最初に出会うのは運もあるかも。
新譜のオペラもヴィヴァルディスレで紹介されているね。
116名無しの笛の踊り:04/10/02 14:29:54 ID:L+M21LS+
うう、ヴィヴァルディの話題引き継ぎたいが、
なんか気分がおもくてねぇ…
さっきヘンデル/ニケの水上の音楽で気分が沈んじゃった。
こういう時こそは、とギャラント風シンフォニア聴いてます。

ホルツバウアー、モン、フィルス
Michi Gaigg / L'orfeo Barockorchester
cpo 2003カタログ付きサンプラー

これ聴いたらどっかのミニギャラリーにでも出かけてくる。
117名無しの笛の踊り:04/10/02 20:59:06 ID:d4G/br2B
>>114 naiveから出ている
Vivaldi Operas (op30401)これ超おすすめ
これまでnaiveから出てる4種類のオペラの
おいしいところを抜粋したもの。めくるめく60分。
聞き終わったら、きっと全曲盤4種を買いに走ることでしょう。
118114:04/10/02 21:06:23 ID:CT4O/zbk
ありがとう。
VIvaldi Operasさっそく探しあてました。
楽しみです。
119名無しの笛の踊り:04/10/02 22:02:44 ID:L+M21LS+
そか、ハイライトって手があったな。それがいい。
120名無しの笛の踊り:04/10/03 11:57:42 ID:rTkDI2EP
スカルラッティスレで70〜80年代のコルボが古いという話が出てきて、
まあ、それもそうだと思ってるところなんですが、

そういう意味で1960年代のレオ様ってスゲエなと思ってる今日この頃。

S.バッハのd-mollのチェンバロ・コンチェルト (DHM, 1965) 聴いてるんだけど、

レオ様スレでもなく、バッハスレでもなく、
バロック総合スレの視点から見て、極めて“驚異的”だ。
121名無しの笛の踊り:04/10/03 13:29:36 ID:WtVqiSHh
>>120
レオンハルトの不幸は
テクニックのピークと楽器製作技術の革新時期とが
重ならなかったこと

60年代のスコヴロネックチェンバロも
ある意味、モダンチェンバロだし
122名無しの笛の踊り:04/10/03 19:21:24 ID:9DYq7ykM
レオの弾くフレスコバルディは眠くて聴いていられない。

俺は激しく且つ速いのが好きだ(女からは嫌われるが)

よって、Aシュタイアー、Pアンタイ、中野しん一郎がベスト3
123名無しの笛の踊り:04/10/03 19:26:39 ID:tQoVjwfb
>>122がヴァルトロの演奏するトッカータ聴いたら永眠しちゃいそうだなw
124名無しの笛の踊り:04/10/03 23:51:23 ID:CgndcYqf
モンテヴェルディのオルフェオのお薦め演奏は誰でしょうか。お願いですからお教えください。
125名無しの笛の踊り:04/10/04 00:00:15 ID:Nq0q7uha
>>124
悪いことは言わないから、ポッペアにしとけ。

オルフェオなら、
いちおうヤコピシかガリードか?
サヴァールDVDは正直好みじゃなかった。

意外や意外、ハルノンクールの古い映像収録とか好きだなw
126名無しの笛の踊り:04/10/04 00:23:10 ID:qn/Kl9nj
ありがとう。
だけどポッペアがいい理由は? オルフェオつまらないのですか。
127名無しの笛の踊り:04/10/04 01:31:58 ID:H9WMNWKP
オルフェオ面白い。
バロックオペラ聴きなれない耳にはむしろ聴きやすいかもしれん。
好みにもよるが。
ヤコピシ推薦。
128名無しの笛の踊り:04/10/04 01:33:44 ID:H9WMNWKP
今、入手できるのか知らんが
アーノンクール指揮ポネル演出のオルフェオの映像がある。
俺はあの演出は大嫌いだ。
しかしあの映像で古楽にはまった奴を何人か知っているので
入門にはいいのかもしれん・・・
129名無しの笛の踊り:04/10/04 02:27:14 ID:0XvWO6DP
>>127
いや、ポッペアこそガリードだろ。最小限度の補筆はポッペアではやむを得ないんだけど、
ヤーコプスでさえ、当時、それ以上の、現代の聴衆向けの「脚色」をしなければならなくて、
ガーディナーも伴奏を5声部に「リアリゼーション」などしていたところを、
また、アーノンクールから代々カットが多かったこの作品で、
ほとんどそのままのかたちで演奏している。初めて聴いたときは、
「バロックオペラがついに本格的に受容され始めたんだな…」と感慨深かった。

まあ、その分、コアなバロックオペラファン向けのところがあるのは否定できないが。
おおまかにいうと、ヤーコプスは stile resitativo 寄り、ガリードは stile rapresentativo 寄りかな。
130名無しの笛の踊り:04/10/04 02:29:11 ID:0XvWO6DP
スペルミスしてるし…
stile recitativo です…。
131名無しの笛の踊り:04/10/04 03:59:53 ID:MsNFOGHA
>>125に賛成1票
・ポッペア→華やか・女声きれい・切ない
・オルフェオ→雄々しい・ドンドコうるさい
ためしにCD両方買え。両方ヤコプス指揮(HMF)だぞ
132129:04/10/04 04:50:10 ID:0XvWO6DP
うっわ、アンカーとか混乱してる。
>>127はオルフェオ推薦してたのに、ヤーコプスのポッペア推薦と勘違いしてたよ。
これだとレスがつながってないな。

もちろん自分もポッペア推薦。
それに、バロックオペラ聴きなれてなくても、ヤーコプスは>>129に書いたとおり、大丈夫。

脚色の主な点
・版はヴェネツィア版とナポリ版の折衷
 ポッペアの版の問題はややこしいので簡単に立ち入れないんだが…
・器楽間奏などの挿入率の高さ。
 器楽の挿入自体は不可欠な要素なのだが、対話部分を削ってまでサービスしている。
・また、楽器バランスが割りと上声部が浮き出るようにしている。
 当時のヴェネツィアの劇場の編成だと、通奏低音がやたら分厚いガリードに近い。
・長大なポッペアに、対話場面を中心に、かなりカットを施している。
 これも、モノディーに慣れていない聴衆向けのサービスだろう。イギリスで
 ヘンデルは、イタリア語がわからない聴衆用にオペラの
 レチタティーヴォを極力短くしていたのと似てる。

カヴァッリとかでもそうだけど、器楽もそれなりに派手にして、モノディー的な部分を削っているわけだ。そのあたりは当時のヤーコプスのバランス感覚なんだろうな。
クラシックしか聴いたことがなくても楽しめるようにしている。
ガリードはナポリ版基本で、セネカの死の場面のみヴェネツィア版から補充して、
ほとんどカットをしていないので、ヤーコプスより20分以上演奏時間が長い。

だから、バロックオペラあまり聴いたことないなら、とりあえずヤーコプス。
それなりに聴いてきたなら、脚色の少ないガリードを薦めたい。
やっぱりモンテヴェルディの音楽は詩がついていてこそ映えると思う。
133名無しの笛の踊り:04/10/05 01:46:48 ID:JLnYtxS/
134名無しの笛の踊り:04/10/05 09:35:38 ID:7+NDZinp
教えて君ですみませんが。

リュートソングの入門者におすすめのCDを教えてください。
歌ってる人はソプラノ希望。
ダウラントで1枚、それ以外で1枚購入しようと思っています。
定番の曲というか、名曲集みたいのがあると嬉しいんですが。
よろしくお願いします。
135名無しの笛の踊り:04/10/05 10:55:57 ID:gKXGBADC
>>134
ギボンズ、ダウランド、パーセル、リュート、イギリス歌曲方面は
また別のジャンルだね。俺もよく知らぬ。

たぶんそのうちそっち好きの神が降臨するから気長に待て。

136名無しの笛の踊り:04/10/05 13:44:42 ID:lU67Ttmn
>>134
名盤中の名盤 "Time Stands Still"
Emma Kirkby(sop) Anthony Rooley(lute)
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000002ZIN/102-7138573-9940143?v=glance
まずはこれを聴きましょう
ダウランドも何曲か入ってます
137名無しの笛の踊り:04/10/05 17:15:32 ID:4A1GKCCA
コンソート・オブ・ミュージックのダウランドリュート歌曲集が
ポリドールから出てなかったかな。確かオワゾリールレーベル。
1集と2集あったはず。
ルーリーとカークビーのコンビはイギリス歌曲には合うよね。
138名無しの笛の踊り:04/10/05 19:00:03 ID:bDROgBAs
イギリスものはすでに紹介されているのでフランスものを。
エール・ド・クール集を二つ。

・ゲドロン作品集 [SYMPHONIA SY 96153]
・ランベール作品集 [ETCETRA KTC 1195]

ところで、リュート歌曲というのは、一般的に歌手+リュートと言う形態を考えるけど、
イギリスにおいては、コンソート・ソング(歌手+ヴィオールコンソート)と
マドリガル形態(全声部を歌う)と、レパートリーの上で互換性があることは忘れずに。
イギリスのいわゆるリュート歌曲の作曲家はリュート奏者が多いので、
そういう形態で録音されていることが多いんだけど、
上記の互換というのは、実は他ならぬダウランドの「歌曲集第一巻」を、
ちょうど、テーブルを4人が囲んで見られるように印刷されているのが
きっかけの一つだったりする。まあ、ヴィオール・セットが家庭の必需品だった
当時のイギリスらしい話だよね。
その意味では、一般的に「リュート歌曲」として考えられる形態を念頭に作曲されたのって、
実はフランスのエール・ド・クールのほうだったりする。

さらに、ちょっと形はちがうけど、最近国内盤で再発売されたDHMのカッチーニは、
必聴。通奏低音とソロだから、リュートのみの伴奏でもできる。
実際にその形態で演奏している「この苦き涙よ」における絶妙な不協和音の使い方は、
質素な形態に似合わず、かなりゾクゾクする。

フランス、イギリス、イタリア、いずれにせよ、それぞれの「様式」独特の
装飾、発声などの把握と消化が必須で、譜面づらだけでは歌えない手ごわいジャンル。
クープランが譜面以上に難しいのと似てるかもね。
139名無しの笛の踊り:04/10/05 19:59:00 ID:lXYeGrMH
あ゜ー。
秋の夜長にいいですね。ランベール。
ETCETRA KTC 1195、よく聴いてます。

他に「これぞ!」っていうランベールのお勧めありますか?
140134:04/10/07 17:51:36 ID:NvhTjDzi
リュートソングのCDの情報をありがとうございました。
とりあえず今日、塔に行ってきたんですが、ご推薦いただいたのが
どれもなかったので、とりあえずコンソート・オブ・ミュージックの
ダウラント・リュート歌曲集(POCL5206)を買いました。
ちかぢか秋葉で探してみるつもりです。

ありがとうございました。
141名無しの笛の踊り:04/10/07 19:31:39 ID:emHDRdYI
リュートソングですか。
カーグビーってえらく年なイメージあるけど、
まだ健在でつか?
リュートソング系で注目新人とかいます?
142名無しの笛の踊り:04/10/07 21:07:19 ID:emHDRdYI
やや意表を突くチョイスで

George Frideric Handel
Concerti grossi op.6
Harnoncourt / CMW (1983)

など聴いてます。
ヘンデル(ハンデル)ってこんなに重厚だったのか、
アーノンクールってこんなに重厚だったのか、
というのが素直な感想。(べつに否定的な意味ではない。)

今からすれば、アーノンクールが少しずつモダン/ロマン派方面に
展開していったのも、なるほどという感じがしないでもない。
143名無しの笛の踊り:04/10/07 22:52:16 ID:vWeN26e6
>>142
確か1978年のヴィヴァルディ「四季」あたりから、
古楽器の能力を超えるような過激な表現が出てきたように思います。
この時期コンセルトヘボウの指揮もしていますが、
現代楽器で古楽器の表現を試行しているような気がします。
私はこの時期の強い表現のアーノンクールは親しめませんが、
この過渡期を経て、1990年あたりから表現にゆとりができたように思います。
144名無しの笛の踊り:04/10/08 00:07:41 ID:L3LVpfek
>>142-143
実は、古楽を聴き始めたころの愛聴盤だったりします。
ものすごく個人的な話なんですが、Harnoncourt / CMW のヘンデルは、
そのころディスク○ニオンで見つけ次第、手当たり次第に買っていたんですよ。
独特のアーティキュレーションはかなりアクが強くて、
当時でさえどちらかというと苦手だったんですが、
Op.6は、なんか相性いいと今でも思うんですよ。タヘツィのアインガングとかもカッコイイし。

お二人が主張されていることは、私もよくわかります。でも、好きとか嫌いじゃなく、
なんというか、クラシックしか聴いたことのない私にとって、古楽への誘いの
ひとつだったんですね…それがとりもなおさず、クラシック方面への
アーノンクールの展開を予感させる表現が、すでにあった証拠だと思います。

スカルラッティスレで、古楽のヒストリカル録音の話がちらっと出てましたが、
アーノンクールの一連のヘンデルのオラトリオとかは、そういう部類に入るのでしょうか。
145名無しの笛の踊り:04/10/08 07:31:22 ID:2Wjrud/N
スカルラッティスレで出てたのは、モダン演奏家/オペラハウスが
当時としてマニアックな古いレパートリーを取り上げた話。

「古楽」という言葉から考えると
レオ師、アーノンクール、クイケンなどドイツ・オランダ系が
本来的な「古楽」。

いま私たちが楽しんでるのは、「古楽」の枠から微妙に外れつつも
代わる用語がないので「古楽」と呼んでいる
HMF, Opus111などから発展してきたイタリア・フランス系の音楽。

みたいな感じか??
146名無しの笛の踊り:04/10/09 08:44:00 ID:dmE4MQYy
>> 145
異見もあるだろうが、
レオ師、アーノンクールは一見正統で学術的なようだが、
一般聴衆が「聴いて喜ぶ」を忘れていた。というよりそこまでの余裕がなかった。
という、未発達な「古楽器演奏」だったと思う。(最近の演奏はそうではない)
もっともそんな演奏こそ真の芸術表現だと思っている人もいるようだが。

そしてイタリアのビオンディやアントニーニが「聴衆と共に楽しむ」演奏を始めるが、
こんな演奏は大道芸人的と眉をひそめた人もいるのでは。
そして昨今のフランス系の演奏に発達したと思う。
これらは「古楽」という言い方より「古楽器演奏」という見方だが。
これでようやく演奏する者も聞く者も共に楽しむ。
と言う本来の古楽器演奏になっただと思う。

ドイツ人は生真面目で、フランス・イタリアはお祭り騒ぎ的なのが出ているのかな。
147名無しの笛の踊り:04/10/09 09:10:21 ID:ZwShc0fG
>>146
そこで注目が、フランス・イタリアの影響を受けた
新世代のドイツ・オーストリア古楽ですよ。

ベルリン古楽アカデミーとかcpo系とか。
そういう意味で90年代以降、「古楽」の廃れ方は著しい。
例外的に生き残ってるのは、むしろ日本の古楽界か。
148名無しの笛の踊り:04/10/09 09:14:34 ID:ZwShc0fG
「古楽」は、本来的な古楽のことね。

最近の古楽については
このスレタイにもある、「バロック音楽」という呼び方が
実は意外と適切なんじゃないかという感じがしてもいる。

でもそれだと戦後のモダンバロック音楽と混乱するな。
それはともかく、古楽に代わる新しいジャンル名が
あったほうがいい気もする。
149名無しの笛の踊り:04/10/09 09:15:31 ID:ZwShc0fG
>>148>>147への付け足しでした。
150名無しの笛の踊り:04/10/09 09:25:40 ID:F6M5e6KJ
>>145-146
うう、両者の意見共によくわかります。
DHMやSEONの国内版が、当時としては異様な廉価で出ていて、
J.S.バッハは練習曲にしか聞こえなかった私を目覚めさせたのはレオ師で、
そこから、例のカンタータ全集を集めたんですよ。それが原体験なんです。

まあ確かに、「余裕がない」というのは言いえて妙だと思うんですよ。
ただ、レオ師の場合は確信犯的なところがありますが、アーノンクールは、
いま考えると、「これが古楽だ!」って肩肘張ってる感じですね。

第3世代の演奏も嫌いじゃないですよ。
でも、古楽といっても時代・地域が幅広いわけで、相性の問題も出てきているかと。
スカルラッティスレでルセのことを書きましたが、話がややこしくならないよう、
とりあえず鍵盤奏者で言えば、

17世紀に相性がいいのは、ルセ、アレッサンドリーニ
18世紀に相性がいいのは、アンタイ、ボーモン

という気がしています。みなさんどうですか?

他の例だと、OPUS111時代のビオンディのスカルラッティは苦手でしたが、
タルティーニのソナタ集は最高に楽しめました。
イタリアという範疇でも、コレッリやスカルラッティの演奏と、
ヴィヴァルディやタルティーニの演奏では、相性も違ってくるでしょうね。
151名無しの笛の踊り:04/10/09 09:37:13 ID:F6M5e6KJ
>>147氏もたぶん、私のような原体験だったのかもしれませんね。
でも、その主張だと、たとえて言えば、
「カメラータのモノディこそが本来のバロックで、モンテヴェルディは
微妙に外れている」という感じに、なんか原理主義的過ぎませんか?

ジャルディーノ・アルモニコみたいな明らかな邪道はともかく、
少なくともフランス音楽に関して言えば、最近の演奏は「安定化」と受け取っています。
ACCORDのリュリシリーズが、回を重ねるごとに明らかに洗練されていくのは、
なんだかうれしいものがありますし、ルセのリュリや、クラヴサン演奏、
マイナーレーベルでいい演奏を続けているボーモンとか。
152名無しの笛の踊り:04/10/09 09:45:25 ID:ZwShc0fG
>>151
147は、極端に言えば、古臭い「古楽」が廃れて良かった、
くらいのニュアンスで、>>151氏と主張は同じでつ。

ACCORDのリュリシリーズずっと買ってます。
ACCORDのREYNEはHMF時代よりずっと好きだな。
153名無しの笛の踊り:04/10/09 09:55:10 ID:F6M5e6KJ
>>152
なるほど、失礼しました。
でも、誤解されないためには、>>146氏の表現を借りて

古臭い「古楽器演奏」が廃れて良かった、

というほうが適切かもしれませんね。
とすると、>>146氏も、私も、>>152さんも、大筋で同じ意見のようですね。

>ACCORDのREYNEはHMF時代よりずっと好きだな。
これも同意です。そういえば、Vol.6がそろそろ出るようで、楽しみにしています。
154名無しの笛の踊り:04/10/09 10:42:04 ID:yWMO/WDe
古樂への思い入れは、第一世代(第二世代)はすごかったと思います。
例えばブリュッヘンやヘインズの管楽器の演奏は
息遣いもわかるようなくせのある演奏で、
その後のスマートな古樂奏者には真似のできない濃密な演奏だったし、
アーノンクール、レオンハルト、クイケン兄弟らも、
聴けばすぐ演奏家を特定できるようなすごい個性に溢れていたような気がします。

その後、彼らに学んだ多くの若い演奏が育ってきており、
その新しい研究成果を取り入れた演奏は、
技術的にも完成度が高くなってきているし素晴らしいものも多いです。
しかし、古樂演奏が大衆化するにつれ類似の演奏も増え、
1970年代の、演奏家の個性が前面に出た演奏を懐かしく思うのも事実です。
(第一、第二世代の人たちもその後レパートリーをどんどん広げ、
幅広い聴衆を意識した演奏に変化してしまっているのは、
バロックの古学ファンとしては残念です)


155146:04/10/09 13:21:01 ID:w+Zzlf/k
>>147
> 新世代のドイツ・オーストリア古楽
そう。このあたりに期待をしている。

揺れ戻しやら何やら、いろいろ試行錯誤を経て、
最近の演奏スタイルに収束してきたと言うことだろうか。
まあ小難しいもの、どんちゃんもの、いろいろあっていいと思う。

モダン演奏派が、当時の古楽器演奏をいろいろ攻撃してくるのも分かる気がした。
当時は正直言って、レオ師あたりの演奏は聞くのがしんどかった。
聞きこんだおかげで、今では血肉になっている。というのはおおげさか。
最近はだいぶ変わったみたいだけど、それがいやな人もいるかも。
若手では、なんとなくシュパーニがレオ師に似ている感じがする。
156名無しの笛の踊り:04/10/09 14:36:01 ID:eopenV6i
ドイツの古楽団体としては
ベルリン古楽アカデミーとフライブルク・バロック・オーケストラの2つが現在の巨頭かな?
録音も盛んに行ってるし。

まだマイナーな団体も沢山あるけど、
堅苦しさを感じさせない、モダン以上に活きの良い音楽をするところが多い気がする。
157154:04/10/09 14:39:31 ID:yWMO/WDe
154の具体例をあげておきます。
ブルース・ヘインズの1998年録音のクープラン
(ATMA、ACD2 2168)
を聴くと、彼が1970年代にセオンに録音した
ブリュッヘン、レオンハルトやクイケン兄弟との競演が思い出されて懐かしい。
彼よりうまいバロックオーボエ奏者はいっぱい出てきているが、
誰の演奏かわからないものも増えている。(古樂演奏の一般化?)
その点、ヘインズだけはずっとわが道を行くって感じで、ユニークです。


158名無しの笛の踊り:04/10/09 21:18:17 ID:I8EbpPkX
ヘンデルの"An Ode for St.Cecilia's Day" (Hyperion SACDA67463)
キングの演奏で聞いた。
ヘンデルらしく、またキングらしく、
SACDの豊かな響きにも大満足。
ぜひとも聞いてちょうだい。
159名無しの笛の踊り:04/10/10 02:56:42 ID:pTT7JRrJ
セシリア祝日頌歌はピノックか何かで聴いたような記憶が。
ヘンデルの丸っこさが出てるのがあまり好きではないが、
出来としては良い作品だった。
160名無しの笛の踊り:04/10/11 05:29:49 ID:HR7Kz3Oz
ニケの水上で気分が沈む人がいるとわ。
バロックの世界は奥が深い。。。。
(自分にとってニケの水上はまさに「気付けの1枚」)
このスレ情報でバロック買い集めようと画策してるビギナーですが
好みの問題なんだなぁ。
・・・・こうしてクラオタのCD在庫は
大変なことになっていく、っと。
でもこのスレ大好きだ。
161名無しの笛の踊り:04/10/11 16:11:06 ID:0Rq5j3Y9
Christian Petzoldのメヌエット以外の曲ってなんかありますか??
162名無しの笛の踊り:04/10/11 16:15:32 ID:f19VOdLK
Petzold?
おお、名前から知らねー、よかったら詳細キボンヌ
163名無しの笛の踊り:04/10/11 16:28:26 ID:/AG+4Rn9
セシリア祝日頌歌といえばパーセルのほうでしょう

ガーディナー、ヘレヴェッヘとも佳演
164名無しの笛の踊り:04/10/11 16:52:18 ID:ZINMxuES
>>161-162
PETZOLD, Christian (1677-1733)でよろしいか?
ピリオド楽器演奏のCDしかわかんないけど、今出ているのは

5 (Solo) Hpd. Conc. [#3,13,23/25, Dresden Ms.] / L. Cerutti [Armelin CD9711]

だけみたいです。

>>162
たぶん、J.S.バッハの作とされていたト長調とト短調のメヌエットの
本当の作者ということで、>>161氏は興味が出たんでしょうね。
165名無しの笛の踊り:04/10/11 17:53:30 ID:f19VOdLK
>>164
thx!
166名無しの笛の踊り:04/10/11 19:45:09 ID:15+alWEi
ジェミニアーニって好きですが、合奏協奏曲のほかに名曲はありますか。
167名無しの笛の踊り:04/10/11 20:34:44 ID:uUjZBt4Z
>>161
Petzold。HMFから出ていた「アンナマグダレーナバッハの音楽帳」にも、
似たような名前の作曲家が出ていたような。

>>166
ジェミニアーニの合奏協奏曲とは、飛び抜けて有名な、
コレルリのソナタOp.5の編曲版のことを言っているのだろうか。
彼自身の曲としては、Op.1から3までのコンチェルト・グロッソ、
Op.4のヴァイオリンソナタの一部、Op.5のチェロソナタ、
Op.7のコンチェルト・グロッソ、ほか"LaForestaIncantata"と言うコンチェルト、
さらにフルート曲集、チェンバロ曲集などが入手できた。
中でもOp.2が最高の出来。
特に作品2の3は他と違って、ヴィヴァルディばりの3楽章形式で一聴に値する。
最近のCDでは、SYMPHONIA SY02200 AuserMusiciがある。
次には作品7だろうが、古楽器での良い演奏がない。
168名無しの笛の踊り:04/10/11 20:40:35 ID:ZINMxuES
169名無しの笛の踊り:04/10/11 21:00:32 ID:ZINMxuES
ジェミニアーニのコンチェルト・グロッソは、改訂版のほうのOp.3-3が一番好きだ。
Op.2はまだジェミニアーニの個性が弱い感じ。嫌いではないが。
La Foresta Incantata は、楽器編成はコンチェルト・グロッソだけど、バレエ音楽ですよ。

Op.3にはホグウッドやビオンディの全曲盤がありますね。
ホグウッドは原典版。ビオンディは持ってないんだけど、持ってる人います?
改訂版なら購入してもいいかな、と思ってるんですが。

>>167
>特に作品2の3は他と違って、ヴィヴァルディばりの3楽章形式で一聴に値する。
まるでヴィヴァルディの音楽のほうが価値があるような書き方には、同意しかねます。

彼のコンチェルト・グロッソは、コンチェルティーノは、2Vn,Va,Vc、
リピエーノにはヴィオラ抜きの弦楽、という、当時のイギリスにはVa奏者が少ないという
事情を逆手にとって独創的な形態を作り出しましたし、第一これらは、イギリスでは、
ソロ・コンチェルトよりコンチェルト・グロッソのほうがはるかに好まれていたという状況の
中で生まれた作品群であって、そのような比較は好きではないです。
彼は、コレッリの新作は聴けないのでイギリスに招聘されたようなもんですから。

コレッリのような気品の高い音楽が、ヴィヴァルディのやや下品な音楽より
基本的に保守的なイギリス人の好みなのは、いまも基本的には変わらないと思うんですよ。
コレッリの録音は、やはりフランドルかイギリスの団体のほうが圧倒的にいい演奏します。
170名無しの笛の踊り:04/10/11 23:13:12 ID:g9i87fwi
>>160

>クラオタのCD在庫は
>大変なことになっていく、っと。
なるんですなあ。うん、うん。
171564:04/10/13 02:47:47 ID:zxSfuYzb
WINTER&WINTERから出てるロレンツォ・ギエルミの
「ANNO1630」を聞いた人いますか?
最近出たディスクだと思いますけど、とても気に入ってます。
172171:04/10/13 02:50:30 ID:zxSfuYzb
訂正
名前欄の564は全然関係ないです。
ミスです。
173166:04/10/13 14:34:36 ID:XX6KsWwr
>>167
>>169
サンクス
コレルリのソナタの編曲版はいいですね。
La Foresta Incantata も好きです。(ガーディナーと寺神戸の2枚持っています)
室内楽はなじみがないので聴いてみます。
174名無しの笛の踊り:04/10/14 06:42:17 ID:1J1AgIlR
>>169

>コレッリのような気品の高い音楽が、ヴィヴァルディのやや下品な音楽より
まるでヴィヴァルディの音楽のほうが価値が劣るような書き方には、同意しかねます。
175名無しの笛の踊り:04/10/14 09:47:15 ID:VKcAB8rj
>>174
>>169はそうは書いてないよ。

まあ、コレッリが気品高いかどうかは微妙だがw、
ヴィヴァルディは十二分に下品。ていうか、破廉恥wだね。
そんでもって妖しすぎる。観劇には要仮面
176名無しの笛の踊り:04/10/14 10:03:53 ID:VKcAB8rj
日本の古楽聴いてまつ

武久源造/鍵盤音楽の領域vol.5“バロックの終焉”(1999)

偏見入ってるけど、日本の古楽って聴いててやっぱり疲れるなぁ〜
ノンお洒落系の独特な音感、ちょと真剣すぎる感じあたり。
177名無しの笛の踊り:04/10/14 15:09:12 ID:b4yokEdx
下品で破廉恥、いいじゃん。好きだけどね。
それが嫌ならポップでキャッチーと言い換えとこう。

下世話な言い方だがコレルリの音楽は人当たりはいいけどガードの堅い深窓のお嬢さんタイプ。
ヴィヴァルディは気さくで陽気でちょっとエロい魅力のギャルって感じかw
178名無しの笛の踊り:04/10/14 15:56:39 ID:VlAxsidF
昔、といっても十年ほど前までのことだが、
日本の古楽ヲタには、
「自我や個性を捨てて絶対的な美の規範に自分を捧げ尽くす無私の境地」
が古楽の本質だと主張する奴らがいて、
ベジタリアンだったり東洋医学に凝ったり禅をやったりしているのが多かった。
ヒッピー、ニューエイジ系の求道主義が漂っていてキモかった。
まさか今はあんなのいないだろーなー?
179名無しの笛の踊り:04/10/14 16:07:11 ID:RTeXyDFe
>>178
詳細希望。
そんなの見た事も聞いた事もないので興味がある。
180名無しの笛の踊り:04/10/14 18:40:38 ID:Zs+pF7mJ
あれはネット草創期だから96か97年頃か。
たまたまクラ掲示板で知り合った古楽ヲタとメール交換を始めた。
ところがそいつ何かにつけ東洋医学の長文メールを送ってくる。
いいかげんウザいから返事を書かなくなかったが、
すぐに俺以外の餌食をクラ掲示板で見つけたようだ。
また、
現在の宗教板@2ちゃんに似た掲示板「宗教のるつぼ」で、
森田療法から禅に傾倒したという瞑想マニアが古楽ヲタだった。
何かにつけ禅語と森田のお言葉が出てくるのがウザかった。
似たのは他に何人かいたが、だいたいそんな感じだ。
古楽ヲタの全員では決してなかったが、比率は多かった。
やがて、
アンソニー・ルーリーやエマ・カークビーが、
禅や神秘思想や菜食主義に興味を持っていること、
鈴木雅明が西野式呼吸法を実践していることなどを知った。
もちろん、それは個人の自由だし、
音楽家に関してはいい演奏さえ聴ければそれで構わんのだが。
古楽ヲタがそうなるとウザい。押しつけてくる奴が多いからな。
181名無しの笛の踊り:04/10/14 19:10:45 ID:RTeXyDFe
なかなか興味深い話だね。
ヲタってのは何事も突き詰めるというか、やりすぎる性質が無きにしも非ずだし、
古楽発展期の演奏家達もまた個性的な人達が多かった訳だ。
182名無しの笛の踊り:04/10/14 21:16:54 ID:VKcAB8rj
古楽発展期は「世の中の多くの人は知らない、
しかし私たちは知っている本来の美の姿」
という傾向が比較的強かったこともあるし。
183名無しの笛の踊り:04/10/14 21:18:08 ID:/7qXrGDH
>>169です。
フォローしてもらってますが、「やや下品」というのは私なりのほめ言葉。
ヴェネツィアの謝肉祭の浮かれ騒ぎが上品なはずはないわけで。
まあ、コレッリは気品というより、均整美というほうがよかったか。
いずれにせよ、>>177氏のほうがうまく表現してますね。GJ!!
184名無しの笛の踊り:04/10/14 21:39:36 ID:U8lfgNf/
>>176
> ちょと真剣すぎる感じあたり。
その生真面目なところが日本人の良いところ。と言うのもあるけれど、
もうちょっとフランクにと言う感じも確かにある。
でもオリンピックの開会式を見ていても、
最近のはだいぶくだけてきたねえ。
どこかの国の軍隊のパレードみたいなのはもうないですね。
日本人の演奏もだんだん遊び心が出てくるのではないだろうか。

>>177
大いに同意だが、
そんなこと言うと、謹厳実直な原理主義的ファンからお叱りを頂くことになりますよ。
多分、ここには現れないだろうが。
185名無しの笛の踊り:04/10/14 23:30:09 ID:H0se1Jeb
>>50
BWV1083はBCJが来年の9/15に演奏するようです。同時公演はBWV35とBWV51。
186名無しの笛の踊り:04/10/15 01:20:12 ID:uYPVsAl/
>BWV1083はBCJが来年の9/15に演奏するようです。
聴いてみたいね。管が入ると嬉しいのだが。
187名無しの笛の踊り:04/10/15 21:26:32 ID:AvanUcTR
題名教えてスレでここを紹介されたので来てみました。

ttp://www.nnet.ne.jp/~ks/dtm/data/bubb_88p.lzh

ゲームセンターのグラディウスというゲームで聴くことができた曲なのですが、
バロック時代のとある曲を題材にしているとの話を聞きました。
もしこれに似た曲をご存知の方がありましたら詳細を教えてください。
188名無しの笛の踊り:04/10/15 23:44:19 ID:TQuMYhTR
>>187
バロック調で作曲&midi化すると、こんな風になるかな、確かに。
しかし、曲としてはあまりバロック的でもなく、
妙に丸っこくてチマチマしているあたりを見ると
ヘンデルの後半、しかも器楽曲・合奏曲系の気がするのだが…
主旋律は管で吹く感じだが、終止形で引っかけてるのはチェンバロ的発想かな?
声楽書法も混じってる気がするけど、歌うと旋律的にはキモイよなたぶん。
189名無しの笛の踊り:04/10/16 01:02:12 ID:k/iVUz0o
>>187
聴いてみたが最悪だな
バッハやヘンデルの継ぎはぎしてもバロックにはならない証拠というか・・・
とりあえずバラックと呼ばせてもらおう
190名無しの笛の踊り:04/10/16 01:23:41 ID:aBX/0gcM
エレクトリカルパレード(古)かと思いますた
191名無しの笛の踊り:04/10/16 06:58:28 ID:TuqS9H09
>>189
それではドイツの某サッカー選手が気の毒なので八”口ックにして頂けないだろうか(w
192名無しの笛の踊り:04/10/16 07:46:29 ID:G0dS539M
>>189-191
まあまあ、題材は何かって質問だから。
曲自体の感想を聞かれているんじゃなくて…

いま聴き直してみたけど、
エレクトーンの作曲手法かなこれは。
バロック的には考えにくい展開が多いから、
文字通り題材というか、
雰囲気をバロック的にしただけかもしれませぬ

仮に原作に忠実になぞってます、ということだったら
ヘンデルかな…、こういう妙な曲書くとすれば。

西洋のオリエンタリズムとどっこいどっこいの
空想的なオキデンタリズムだなw

昔懐かしのパロディウスの音楽はモロにクラで楽しかったけど。
193名無しの笛の踊り:04/10/16 11:18:21 ID:qFfx/ggq
うーん、忠実に再現してるわけじゃないんだろうなぁ、きっと。
ゲーム音楽版「アルビノーニのアダージョ」といった感じなのかな?
つまり、題材としてはなにかあったのかもしれないけど、原型をとどめていない、と。

>>187
グラディウスは何回かやったけど、音楽覚えてないな…
どこで流れるやつだっけ?
194名無しの笛の踊り:04/10/16 13:02:08 ID:0/pmRiaL
>>187
元ネタは何だろう?出だし部分のみに限定するとバッハの「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
と何となく似てるような気がする。出だし部分限定だけど

>>187さんには悪いけど、バッハスレ「J・Sバッハ【総合】Part5」で質問して
みてはどうかな?>>187さんは知らないかも知れないけど、バロック音楽と言えば
1にも2にもバッハ、まずバッハ、とにかくバッハってくらい人気のかたよりが凄い世界。
グラディウスのこの曲書いた人が誰かバロックの作曲家の作品を意識したってのなら
9割方その作曲家はバッハだと思うよ。

漏れはバロックに詳しいワケじゃないけど、22秒〜35秒、45〜50秒あたりは
いかにも元ネタがありそうに聴こえた。この2ヶ所が俺的にイイ!ハマる物を感じた!

前のレスした人と俺も同意見。元の曲をまるまるゲーム音楽にアレンジしたんじゃなくて
いくつかの曲の断片をゲーム音楽に取り入れて、「バロック風」にまとめたのだと思う。

「○秒あたりがバッハの「○○」の第○楽章の一部に似ている」とかそういう答えが
返って来るんじゃないかな。


195名無しの笛の踊り:04/10/16 15:23:04 ID:G0dS539M
ああ、しかもバッハ好きはそういう詮索好きだからね。
悪く言えば、こじつけというか・・・
文字にするとなんかイヤミだが、
>>187が納得してすっきりするにはそちらの方がよいだろうね。

様式的な感想から言えば、
地方的にはドイツ80%、イギリス10%、イタリア・フランス各5%で、

グラディウス作曲家のアクセシビリティから言えば、
バッハ50%、ヘンデル35%、その他15%、くらいだろね。
196187:04/10/16 22:36:40 ID:rpIgVfV0
皆様いろいろと教えてくださってありがとうございます。
やはり原曲があるわけではなくってバロック風に作られたもののようですね。そういうことで
納得することにします。「題材にして〜」という話も、雑誌編集者が開発者から?伝え聞きしたものを
もとにした記事ですので、意味の揺らぎなどもあると思います。
それにしても皆さんの深遠な知識に圧倒されました。ありがとうございました。


ちなみに。。。この曲はアーケード版グラディウス(正確には他にも適応タイトルあり)の
電源投入後の数分間にのみ流れる曲です。morning music と呼ばれ、ゲーマーの間では
なかなか聞けない幻の名曲として親しまれました。
セガサターン版・プレイステーション版のグラディウスで聞くことができます。
197名無しの笛の踊り:04/10/17 08:31:45 ID:s2YU1FLP
シューマソとかブルを古楽器でやるのはバロックなのか? 

なんだか無理があるような・・・ 
198名無しの笛の踊り:04/10/17 09:04:55 ID:KXx1JsnX
>>197
誰もバロックなんて思ってない。語れるスレがなさそうなんで
ピリオド楽器演奏についてもこのスレで受け入れるだけ。
199名無しの笛の踊り:04/10/17 22:34:51 ID:fUV1QOG2
いまNHK教育見てるが、
シャルパンティエを紹介だけで切り上げて
バッハの方を取り上げてまつ。
やっぱ日本って古楽後進国だな・・・
200名無しの笛の踊り:04/10/17 22:41:43 ID:nYuyrmpL
シャルパンティエの前にリュリやラモーだろ
それで後進国は過言だな
ヘルマン・マックスが招聘されないって意味では後進国だが
201名無しの笛の踊り:04/10/17 22:46:51 ID:fUV1QOG2
おもったよりこのバッハ悪くないので過言だった気もするが、
ラモは置いておくとして、
シャルパンティエ >> リュリ
は確かなところじゃないか?
202名無しの笛の踊り:04/10/17 22:56:24 ID:nUpUI8nA
すみません、ちょっとお聞きしたい事があるのですが...
以下の曲はサッカーのチャンピオンズリーグのテーマ曲です。

http://fcspartak.ru/media/audio/pesni/UEFA%20Champions%20League%20-%20Hymne.mp3

サカ板ではヘンデルのパクリだよ!といわれているようですが
どこら辺がどの曲の旋律をパクってきたか等くわしく分かる方いらっしゃいますか?
ちなみにこの曲の作曲者はイギリスの方だそうです。

ただ、よく聞くとバロックではあり得ないような不協和音がテンコ盛りだったりしますので
現代風にアレンジしてあるのだとは思います。

どうかよろしくお願いいたします。
203名無しの笛の踊り:04/10/18 20:41:22 ID:wCrFOGxP
>>202
聞いてみたけど、わからん。
イギリス方面の作曲家だとすると、噂通りヘンデルのパクリかも。
ちょっとイタっぽいとこもあるが、雰囲気はヘンデル的。
204名無しの笛の踊り:04/10/18 21:24:16 ID:Qx21HPTb
>>202
雰囲気だけだとヘンデルに聞こえるかもしれないけど、不協和音とか楽器法とか以前に
声楽書法として、ヘンデルっぽくはないんね。
ヘンデルは合唱を基本的には2ブロック的扱いをするから、この曲での
たとえば2:30前後のような並行的移動というのはちょっと考えられない。
なんでもパクリっていうのが最近の風潮だし、雰囲気で物言った印象だけどなあ。

私見だけど、それでも作者は明らかにヘンデルを意識していて、なおかつ
それを聴いている側にも意識してもらいたがっているように感じる。
パクリというのは、元ネタがバレたら困るものだから、
この場合は元ネタをお互い認知した上で楽しむ、オマージュっていうほうがいいのでは?
205名無しの笛の踊り:04/10/18 22:20:00 ID:4CKkc5no
というか、前のやつも今度のやつも、
バロック風らしいという前振りがあるから
そう聞こえないわけでも無いわけだが、

普通に聴けば、単に20世紀後半の擬古典様式だよな。

>>202 とかも、例えばラッターのパクリと言われた方が
しっくり来る気がする・・・
206202:04/10/19 00:10:56 ID:UoJlgVTN
お答えありがとうございます。
なるほど、オマージュという言い方は非常にしっくりきますね。
他の音楽や映像などでもよくあるような
モトネタを知らない人にも普通に楽しめてかつ
知ってる人には2倍楽しいという感じでしょうか。
私もなんでもかんでもパクリいうな!と反論したい気分だったので
すっきりいたしました。

202の曲は試合が始まる直前に大音量でスタジアムに流れます。
これ聴くと気分がいやがおうにも高揚してきます。

作曲者はトニー・ブリテンという方です。
207名無しの笛の踊り:04/10/19 00:59:38 ID:vB/+Z1SQ
>>205
胴衣。
擬バロックの伴奏はともかく、
声楽部分はいかにもラターっぽいw
208名無しの笛の踊り:04/10/19 01:02:28 ID:vB/+Z1SQ
スポーツ系で思い出したが、GetSportsつう番組の音楽も聖歌風だよね。
あっちはバロックじゃないけど、なんか>>202の風味と通じるものがある。
209名無しの笛の踊り:04/10/19 14:39:21 ID:R1ZMi4KN
後期のバッハ(音楽の捧げ物・フーガの技法)みたいな
抽象的・堅固な音楽の作曲家っていますか?
バッハ以外余り知りませんので、宜しくおながいします。
210名無しの笛の踊り:04/10/19 14:57:43 ID:nzgmLB87
>>209
オケゲムとウェーベルン。(w
211名無しの笛の踊り:04/10/19 15:03:53 ID:WaPeZMS6
確かに、バロックはポリフォニーの時代ではないから、
ルネサンスに戻ったが良さそうだね。

>>209の期待とは別だと思うが、
たとえばフレスコバルディのフィオーリ・ムジカーリのキリエとか
ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、とかどうよ。
212名無しの笛の踊り:04/10/19 15:29:58 ID:QlAHypdV
>>211
いや、俺も常々>>210と同じこと考えていた。やっぱり俺だけじゃないんだな。
>>209はウェーベルンは知ってるだろうから、オケゲム聴け。ルネサンスだが。
数象徴だの可変旋法による作曲だの、ある意味J.S.バッハ以上に難解なことやってるから、
まあ好きなだけ楽譜と取っ組み合ってくれw

まあ、オケゲムがすごいのは、聴いた限りでは全然衒学的にならないところだけどな。
213名無しの笛の踊り:04/10/19 15:30:14 ID:ylNJh0pM
ぜひフランドル楽派で
214209:04/10/19 15:43:05 ID:R1ZMi4KN
オケゲムとウェーベルンですか?どちらも確か殆ど聴いた事が無い
んですが、バッハ以上に難解なんですか?ウェーベルンはバロック
の調性作曲家でいいんすよね?
215名無しの笛の踊り:04/10/19 15:52:55 ID:QlAHypdV
>>214
マジで知らないのか…。ウェーベルンは戦後のトータルセリエルの作曲家の旗印。
精緻極まりない十二音技法の作曲家だよ。
で、ついでだから言っておくけど、バロック音楽っていうのは、具象の権化。
真価は歌詞のある音楽をいかに具体的に表現するか、にあったといって過言でない。
J.S.バッハの声楽作品、教会カンタータなどはその極地のひとつだ。
「堅固」はともかく、抽象的な音楽を聴きたいならルネサンスの初期〜中期、
あるいは戦後前衛音楽、くらいじゃないかな?
216209:04/10/19 16:03:34 ID:R1ZMi4KN
ああ・・・ウェーベルンってゲソですか?
いや現代無調系じゃなくって、あくまでもバロックで
って事なんですけど・・・。バッハと同時代、もしくは
前後ではオケゲムくらいですか?オケゲムはそんな
に複雑ですか?チョットだけ聴いた事あるんですけど、
そうでもなかったような・・・。ルネサンス時代だからかな?
217名無しの笛の踊り:04/10/19 16:09:00 ID:7E4S4YDF
フランドル楽派を筆頭にルネサンス期の音楽が最適なのは確かだが、
いきなりそこに行くよりはモンテヴェルディ辺りのルネサンス〜バロック
過渡期のものから行ったほうが馴染みやすいのではないだろうか。
詩と音の象徴的な結び付きなどはこちらの方が判りやすいと思うし。
私はそうやって遡って行ったなぁ。
218215:04/10/19 16:12:32 ID:QlAHypdV
突っ込まれる前に付け加えておこう…

よく、ベートーヴェンやブラームスの器楽曲が「絶対音楽」といわれるが、
それでもすべての感情や作曲時の作者の環境などと完全に無縁とはいえない。
純粋に作曲技法の追求をしていたという意味では、ルネサンス初期〜中期、
戦後前衛に比較できる時代はない。あるとすると中世末期かな?

で、バロック音楽は、リアルな歌詞の表現を目指して生まれたものだから、
具象という意味では、ルネサンス後期のマドリガーレと並んで双璧。
器楽音楽でさえ、感情や情景などの表現が潜んでいることが多い。
J.S.バッハだって、フィグールなどを使っての描写は、器楽曲でもあちこちあるし。

>>210氏がオケゲムとウェーベルンを苦笑しながら挙げたのには禿同という感じ。
219名無しの笛の踊り:04/10/19 16:22:43 ID:QlAHypdV
>>216
だから>>212で書いたじゃない。
「まあ、オケゲムがすごいのは、聴いた限りでは全然衒学的にならないところだけどな。」って。

たとえば Missa prolationum は、4声ミサだけど、楽譜は2声部しかない。
定量記譜法の読み方を変えて4声部にして演奏するんだよ。

ほかでは、 Missa cuiusvis toni は、前述の可変旋法のミサ。
旋法は調性音楽の音階と違って単純移調できないのに、
フィナリスを任意に変えても論理的矛盾がない様作曲されている。

どちらも、聴いただけじゃわからないよ。だから「ある意味J.S.バッハ以上に難解」。
難解な音楽が難解に聞こえるのはあたりまえだからね。
220名無しの笛の踊り:04/10/19 18:26:21 ID:WaPeZMS6
そうそう、J.S.バッハといえば、
(バッハスレじゃなくて、あえてバロックスレに書きたいわけだが、)
なんかよくわからないけど、
どれも演奏自体に「バッハスレ的な雰囲気」があって
あまり好きではなかったんだが、

J.S.Bach / Keyboard Concertos / Alessandrini / Opus111

を聴いてこいつはいい、と思ってる。
なんかね「バロックスレ的雰囲気」な演奏。

NGワーズ … 「イタリア的」、「イタリア風」
221名無しの笛の踊り:04/10/19 23:02:50 ID:qW+90dAx
フランスバロックの話題になったかと思ったら、オケゲムの話題になってますね。どちらも大好きですがw
オケゲムの作品は、解説書を見ないと分からない(見ても分からない?)ほどの高度な技法が用いられている
が、それらを何も考えずに聞いても、本当に素晴らしい音楽で、ポリフォニーの一つの頂点であることに間違い
はないんでしょうね。
222名無しの笛の踊り:04/10/20 10:03:16 ID:LqOU4Ql3
オケゲムの話題になったので、素人質問スマソ。
オケゲムで最初に聴くのにオススメ曲は何でしょうか?
ルネサンス期の音楽は少し聴くけど、よく考えたら未だにオケゲム聴いた事
ないのに気がつきましたw
オススメ関係のスレッドあるけど、さすがにオケゲムはここだろうと思ってw
223名無しの笛の踊り:04/10/20 13:17:35 ID:+NAyZibJ
こんなのもあるでよ。

♪♪♪ルネサンス音楽総合スレッド♪♪♪
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1063981549/l50
224先日の202:04/10/20 23:25:07 ID:t0JmF+Dl
先日は質問にお答えくださりありがとうございました。

あれからネットで調べてみたらドイツ語のサイトに
例の曲はヘンデルの「司祭ザドク(ツァドーク?)」という楽曲を
トニー・ブリテンがアレンジして作られた曲だと書いてあるのを発見しました。

ラターとT.ブリテンは同世代なんですね(B.ブリテンの長男?)。
元々同じような作風なのか、皆さんが仰っているようにラターを意識して
編曲したのかは分からないのですが、一体どの位元の曲と違うのか興味を持ちましたので
ヘンデルの曲のほうも聴いてみたいと思います。

そこでまた質問で申し訳ないのですが、この「司祭ザドク」のお勧め盤というものが
ありましたら教えてください。
225名無しの笛の踊り:04/10/21 00:29:58 ID:eilHFrx/
>>224
とりあえず乙です。
選べるほどいろいろあるわけではないけど…
Zadok the Priest は、ジョージ二世の4つの戴冠式アンセムのうちのひとつで、
4曲すべてと、「王宮の花火の音楽」の管楽合奏版を収録した
R.KING / THE KING'S CONSORT [hyperion CDA66350]
とかはどうでしょうか。きわめてニュートラルな演奏です。
聖歌隊が苦手ならば、廉価版の
Gardinar / Engrish Baroque Soloists [PHILIPS 473 304-2](2CD)
ですかね。こちらはオラトリオ「エジプトのイスラエル人」の余白に
Zadok the Priest と The King Shall Rejoice のみ収めています。
これを機会に、ぜひヘンデルをいろいろ聴いてください。

ところで、どのくらい違うかというと…イントロにかろうじて面影がある?ってくらいで、
>>204で指摘した「ヘンデルらしくなさ」は完全な作者の創作ですね。
っていうか、これは全然別の曲ですよw
まあ、ご自分でも確認してみてください。
226名無しの笛の踊り:04/10/22 00:06:28 ID:V0X43Dp8
224,225に補足すると「祭司ザドク」のCDは最近の録音順にいうと

 指揮者,合唱団,レーベル,録音年
1.サマリ,タリス室内合唱団,NAXOS,2002年
2.ヒギンボトム,ニューカレッジ合唱団,DECCA,2002年
3.キング新,キングスコンソート,hyperion 2001年
4.クレオバリ新,ケンブリッジキングスカレッジ合唱団,EMI 2001年
5.クレオバリ旧,エルブルグ少年合唱,colmns 1994年
6.ヒル,ウィンチェスタ聖歌隊,ARGO 1994年
7.ガーディナー新,モンテベルディ合唱団,Phlips,1993年
8.キング旧,キングスコンソート,HYPERION 1989年
9,プレストン,ウェストミンスタ聖歌隊,ARCHIEV 1982年
10,ガーディナー旧,モンテベルディ合唱団,Phlips,1974年
11.ウィルコックス,クライスト聖歌隊,DECCA 1963年
12.ジョーンズ,ジョーンズシンガーズ ARCHIEV 1959年

と結構ありますが・・、結局どれも変わらないです(笑)。
というか差の出ない曲ですね。短いし。

個人的にはクレンペラみたいなスローテンポのガーディナー旧盤かな?
225さんのおっしゃる壮麗で力強いカーディナー新盤もいいですが

ちなみにブリリアントレーベルで戴冠式アイセム全曲のDVDもあります。
5の演奏の映像のようですがちがうかな?。

p.s.その曲ですが、イントロと合唱の入りが
  たしかに「引用」している気はしますね。
227名無しの笛の踊り:04/10/22 10:02:51 ID:Zti60PK+
裕福なお方だ。。。
228名無しの笛の踊り:04/10/23 03:37:15 ID:8W3TzI/J
さっき、「王は踊る」を見ていた。
モリエールの子供が死んだ場面で流れる音楽、
前から、渋くて良い曲だなと思っていた。
これサントラにもはいってない。
でも今気付いた。これ、
クリスティ盤の、ヴェルサイユのディヴェルティスマン集の
七曲目、「Isis」の、開始六分四十秒から始まる、
[Helas helas〜」以下の部分の伴奏かなと。
今、イヤホンで聴いてるけど、多分これだ。
229名無しの笛の踊り:04/10/24 09:27:31 ID:QF/PcP3B
つなぎに。

ステッファーニの室内デュエット集(GLOSSA)聴きました。
なんか物凄く重厚な作品。。。
230名無しの笛の踊り:04/10/24 13:10:16 ID:4VFXqMQk
ふと思ったんですけど作曲家の子孫って今何をなさってるんでしょうね?
バッハの子孫は現在音楽とは何も関わってないと聞いた気があります…
ちょっとショック。

話変わるけどガルッピいいですね。バロック後期〜古典派初期はとくに好きです。


231名無しの笛の踊り:04/10/24 13:24:54 ID:qhRGqVNF
>>230
ま、仕方ないよね・・・。貴殿だって、必ずしも、先祖の仕事をついでるわけじゃないでしょ?
漏れだってそうだ。江戸時代は染物職人だったらしいが、いまは単なるフリーターだもん(w
232名無しの笛の踊り:04/10/24 13:54:52 ID:Xoei+TIO
>>230
昔のバッハ家は梨園みたいに成長したら当然のごとく音楽家になって
それで生活していくものって感じだったけど
今は職業が多様化してるから音楽家にならなくても生活できるし
今時音楽じゃプロでも喰っていけない事多いからね。
233名無しの笛の踊り:04/10/24 16:52:41 ID:/fFjZjba
今でも外国の宮廷には「宮廷音楽家」って仕事はあるのかな?
234名無しの笛の踊り:04/10/24 17:56:39 ID:QF/PcP3B
>>230
じゃ、今晩はフレスコバルディでも1本開けてみる?
235名無しの笛の踊り:04/10/24 19:19:38 ID:8INmBcrj
>>230
おお、今ガルッピを聞いている。
オペラ・ブッファ「悪魔のような女」
ほかのオペラやカンタータにも手を出したいが、先立つものが・・。

>>233
ヨーロッパに宮廷そのものが少なくなった。
イギリス、オランダ、デンマーク ・・
王立なんとかであればそうなのか。
日本では宮内庁楽部の雅楽の楽師なんてのは、
宮廷音楽家といえるかも。
236名無しの笛の踊り:04/10/24 20:52:01 ID:QF/PcP3B
>>235
他のオペラなら、まず、
悪かろうと思いつつBONGIOVANNIの
INTERMUSICA ENSEMBLE 買ってみ。

それが怖けりゃ、
レーヌのモテット集が安心所。
237名無しの笛の踊り:04/10/24 21:03:29 ID:ll2l4F/U
ガルッピだったら、CHANDOSから出てるオペラ
Il mond alla roversa
Diego Fasolis / I Barocchisti [CHAN 0676(2)]
もイイと思う。
HUNGALOTON もガルッピのオペラやモテットがんばっていっぱい出してるし、
カンタータの新譜もでるね。
器楽作品も結構出てるし、今が旬の作曲家の一人かもね。
238名無しの笛の踊り:04/10/24 21:04:47 ID:ll2l4F/U
スペルミスった…
HUNGAROTONでつ
239名無しの笛の踊り:04/10/25 01:24:09 ID:YztprCFS
>>229
それ大好き。
ステッファーニは装飾の仕方に独特の雰囲気があってイイ!
240名無しの笛の踊り:04/10/25 14:15:00 ID:fV/H4YuN
さすが、と言うべきか(言うほどでもないが)、このスレ
平日昼のカキコすくにゃいねぇ。。

アレサンドリーニの
Vespri Per L'assunzione
SACDで再発されるもhmvにはhltって書いてある・・・
なんかすっごくビミョー。
ttp://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=1795131
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1902352

古楽系ではDVD-AじゃなくてSACDに落ち着いてきたね。
241名無しの笛の踊り:04/10/25 20:19:31 ID:pA3SWQ0P
>>240
おや、今度のヴェスプロって、モンテヴェルディのじゃないのか。
1610年曲集をアレッサンドリーニで聴きたいんだけどなあ…

ところで、ハイブリッドSACDって、ふつうのプレーヤーでもCDより音いいんですか?
最近ふえてるけど、メリットがどんなものか、教えてください。
242名無しの笛の踊り:04/10/25 20:49:32 ID:7X4ZH49Y
>>241
今度のはモンテヴェルディでそ。クリスマスあたりか?
243名無しの笛の踊り:04/10/25 21:21:37 ID:pA3SWQ0P
>>242
ども。やっぱりモンテヴェルディですよね。記憶違いかと思ってあせりました。
244名無しの笛の踊り:04/10/25 22:06:56 ID:xUhJNjcd
>>241
普通のCD層とSACD層を重ねて、どちらのプレーヤーでも再生できるようにしてあるもの
なので、普通のCDプレーヤーで再生して特に音が良かったりはしません。
ttp://www.super-audiocd.com/aboutsacd/disk.html
245名無しの笛の踊り:04/10/25 23:23:18 ID:+nB3PFTc
>>235
日本にも皇室直属の音楽家ってのがいるんですね・・・。盲点でした。
と、いうことはネパールやタイなんかにもいるのかな。
246名無しの笛の踊り:04/10/25 23:35:11 ID:fV/H4YuN
>>242>>243

じゃ>>240のヴェスプロは何? 11/25。
モンテヴェルディの新譜と
ヴィヴァルディの再発と両方出るんじゃないの?
247名無しの笛の踊り:04/10/26 00:37:44 ID:aVP5Su1z
248名無しの笛の踊り:04/10/26 00:41:10 ID:aVP5Su1z
249名無しの笛の踊り:04/10/26 09:31:17 ID:sWKKgQos
>>245
日本のは現在も存続している楽団中世界最古らしいよ
250名無しの笛の踊り:04/10/26 22:04:26 ID:lHgkSCSN
ガルッピで思わぬ反響。
シャンドスの「さかさま」のオペラは聞いた。
注目株と思っているのだが、
曲は良いのだが、「これは」という器楽曲のCDが少ない感じ。
今後に期待している。

>>241
SACDは専用の再生機で聞かないと、その効果はない。
ハイブリッドは、普通のCDでも聞けるようしているだけで、
普通のCDプレーヤーで聞けば、SACDとしての効果はない。

SACDはそれなりの価値は充分にあり、
マイ・普及品のオーディオでもその効果は感じ取ることが出来る。
最近のDVDプレーヤーは、SACDの機能もついていると思う。
間違ってはいけないのは、DVDレコーダーではない。
これにはSACDの機能は、一般的にはない。
251名無しの笛の踊り:04/10/26 23:34:45 ID:A6st/pP8
>>244>>250
どうもありがとうございます。やっぱり普通のプレーヤーではダメですか…

>>250
ガルッピのチェンバロソナタシリーズ(RIVO ALTO)Vol.3だけ持ってますが、
これはなかなか演奏イイですよ。他のもほしいんですが、見当たらない…。
ILARIO GREGOLETTO という奏者です。
252名無しの笛の踊り:04/10/26 23:55:51 ID:0Mjv4sJN
>>249
CDとかは出してないのでしょうかね。正統派の日本の古楽だとおもうのですが・・・。
253名無しの笛の踊り:04/10/27 00:27:31 ID:41DX3oEa
雅楽ってちゃんと古楽してるのかな?

近過去を受け継ぐ ≠ 大過去の音楽美を生き生きと伝える
254名無しの笛の踊り:04/10/27 00:34:57 ID:Vn3FmnCy
「雅楽の世界」上下巻。

http://columbia.jp/hougaku/catalog/index.html
255名無しの笛の踊り:04/10/27 00:43:57 ID:Vn3FmnCy
256名無しの笛の踊り:04/10/27 01:03:26 ID:tEasGpA1
あ、私伝統邦楽にも少し関わってたので、雅楽に関して少し。

「雅楽」と総称されていますが、日本古来の音楽、国風歌舞[くにぶりのうたまい](神楽歌など)と
渡来音楽(中国・高句麗・百済・ベトナム・インド)があり、
唐楽には純器楽曲である管絃と、舞と一体の「舞楽」があります。
他の国のものは舞楽しか現存していません。
で、想像できると思うんですが、渡来音楽を日本で受け継ぐ間に音階は日本化してるんですね。
国風歌舞を扱う役所と、渡来音楽を扱う役所が、律令では別々だったからなんです。
明治時代後期の録音とでさえわずかに音階が違うくらいなので…。
だから、古来のままの形を残していると思われるのは、国風歌舞の中でも、皇室行事と
密接な関連がある神楽歌くらいかと。
一般人はつい最近出た国風歌舞の集成である
「日本古代歌謡の世界」というで初めて聴けるようになったというくらいで、
本当に一子相伝みたいですよ。中には子孫に伝えただけで、自分は
演奏機会なかった人もいたとか、すごい世界です。
257256:04/10/27 01:16:19 ID:tEasGpA1
えーと、で、なぜ神楽歌は古来の形が結構残っていると考えられるかというと、
他の雅楽のジャンルは、近世邦楽の音階の影響を、緩やかだけど受けているんです。
中国の理論書ともちがうし、平安時代に渡来音楽を日本化したときの音階とも微妙にちがう。

でも、神楽歌を聴いてみるとわかると思うんですが、
他の伝統邦楽のどの音階とも明らかに違うんですよ。
なおかつ、渡来音楽には独特の精緻な拍子理論があったり、近世邦楽は
偶数系統の拍子が中心ですが、神楽歌のほとんどはフリーリズムです。
西洋でもバロック初期までは「拍子」という概念がなかったわけで、そうですね、
ヴァルトロの演奏したフレスコバルディのトッカータみたいな感覚です。

皇室行事、大嘗祭とか新嘗祭とかの時に、半ば宗教的な意味を持って演奏されるので、
世俗音楽である他の雅楽よりはるかに大事に保護されてきたとは思います。
258名無しの笛の踊り:04/10/27 08:47:17 ID:41DX3oEa
でも大事な保護の結果、ぜんぜん伝わってないことがある、
ということをクラシックの古楽が明らかにしてきたわけで、

雅楽なんかもちゃんと古楽すると、
いまよりもずっと先鋭で色彩的になったりしないのかな?
259名無しの笛の踊り:04/10/27 10:00:03 ID:ypblqcdW
>>256
へー、なんか日本音楽にも興味が出てきた。
260名無しの笛の踊り:04/10/27 10:26:08 ID:41DX3oEa
雪が積もったよ・・・

なんか心が締まる、というか、音楽がよく聴ける。
今日は仕事しながらイタリアのマドリガーレ。

今はメユールの“ストラトニーチェ”(クリスティ)
聴いてます。いいわぁ・・(セールで2束3文だったけど)
フランス物は演技と舞台演出も一緒に見たいね。
アングルのストラトニーチェをカットしたジャケットも好きだな。
バックサイドもビロード布かけデザで素敵だ。
261256:04/10/27 19:24:34 ID:tEasGpA1
>>258
こういう意見がでるのはさすが古楽スレですね。面白い話があるのでもう少し。

最近の研究だと、現在の能の演奏は、観阿弥や世阿弥の時代の演奏記録などから、
当時より1.5〜2倍くらい遅くなっていることが判明したそうです。
実際の能楽師たちは「そんな速いわけない」といったとか。どこかで聞いたような話だ…。

雅楽も、馴染みない人のイメージに沿った曲を演奏することが多いだけで、
実際はかなりスピードの速い曲もあったりしてびっくりしますよ。
また、普段あまり行われない「残楽(のこりがく)」という演奏様式があって、
楽筝(雅楽の箏)が特殊な技法を聴かせる、コンチェルトみたいなものです。
ただ、管楽器が演奏を休んだりするので、元の曲のメロディーが
聴衆側の頭に入ってないとチンプンカンプンになってしまうので、
現在はほとんど行われないんですよ。
一度しか実演聴いたことないですが、なかなか刺激的でした。

普通の人なら、保護されていたとすると、当時のまま残っていると考えがちですが、
やはり古楽愛好家は頼もしいですね。
西洋古楽の研究者の何人かが、日本の古楽も研究してくれたら、
今の邦楽界の閉塞感を打破してくれるかも、と思いました。
262名無しの笛の踊り:04/10/27 19:35:17 ID:tEasGpA1
スレ違い話だけだとなんなので…

>>260
ストラトニーチェは、語りの部分も多いから、やっぱり舞台で見たほうが映えそうですね。
メユールのほかにも、ゴセックとかの舞台作品も聴いてみたいです。
メユールではミンコフスキが交響曲のCDも出してますが、ドラマティックですねぇ。
管楽器を贅沢に使うので、この時代のフランス物は気分が高揚します。
音楽だけ聴いていても、非常時だったんだなとわかりますねw
263名無しの笛の踊り:04/10/28 12:50:25 ID:j8l2uDI3
伝統芸能板の雅楽スレを以前見に行ったことがあるけど、
何と言うか、退嬰的と言うと語弊ありますが、まるでピンと来なかったっす。
このスレは...さすがですね。w

で、スレ違いついでに、
雅楽のCDって武満の秋庭歌一具しか持ってないのですがw
雅楽用の新作曲って今はぜんぜん作られてないのでしょうか?
264名無しの笛の踊り:04/10/29 00:06:01 ID:r/rfOqMD
新作のバロックオペラとかもカモーンだけど。

現代作曲家って意外に古楽知らないから、
プロで純バロック様式とかなかなかやってくれんね。
265名無しの笛の踊り:04/10/29 10:17:40 ID:7L0QF4b+
クリエイターは何か新しい事をやりたがるし、やらないと
そっぽを向かれる。
純バロック様式は誰もやらない気がするがバロック様式に立ち戻って
そこに新しい何かを加味したものだったら聴いてみたい
266名無しの笛の踊り:04/10/29 21:06:15 ID:iNVGmm6v
マイケルナイマンは、ヴィヴァルディやパーセルを取り入れて
いるようだが、いかんせん、下品な映画音楽作家にすぎない
267名無しの笛の踊り:04/10/29 22:24:03 ID:J7+3OXnI
クリエイターとしても純バロック様式で創作するメリットはあまりないし、
古楽の場合、聴き手としても、新作に頼らなくても、埋もれた名作がいくつもあるしな。
MD+Gのシュテルツェルのカンタータの新譜聴いて、またそう思った。
父バッハが高く評価してたのもわかる、コンパクトながら充実した作品だったから。

ほかにもまだまだ知らない作曲家の名作があるだろうし、
それを超える作品をそうそう生み出せるとも思えないんだよな…
268名無しの笛の踊り:04/10/30 01:13:43 ID:LrCeea1S
>>263
スレ違いだけど、一柳慧なども作曲してる。CDもあったと思う。
269名無しの笛の踊り:04/10/30 13:29:51 ID:ZbJ7zfCH
フレスコバルディスレ、逝ったのかな?

こちらに合流ということで。
270名無しの笛の踊り:04/10/31 14:34:15 ID:wrFUhddZ
ラモーの「プラテー」を見た、聞いた、面白かった。
いやはや、ミンコフスキーの演奏もさることながら、映像が面白い。
舞台が観客席で、あちこちカエルだらけで、
衣装もミドリならば、CDもケースもミドリ色、
一度聞いてケロ。
271名無しの笛の踊り:04/10/31 23:42:00 ID:sNtjmVJY
10分くらいならそれでもいいけど、
3時間近くずっと観客席とカエルじゃ…

買うべきか悩んでます・・・
272名無しの笛の踊り:04/11/01 20:26:03 ID:mPT4bt6U
>>271
ラモーかミンコフスキーが好きだったら、
きっと満足するだろう。
ここに上手く書いている人がいたから、参考に。
ttp://www.kiwi-us.com/~tujimoto/Text/ab2000/ab990504.html
273名無しの笛の踊り:04/11/01 20:51:55 ID:1zYTQYgg
プラテーは、ミンコフスキのCD持っているが、正直音楽だけだと楽しめなかった。
正確に言うと、自分がフランスものを聴きたいときに求める要素が薄いので、
なんかソバ屋に入ってラーメン出された気分、という感じ。ラーメンとしては美味いとしても…。
ラモーならやっぱりイポリトとアリシとか、カストールとポリュックスみたいのが好きなわけで。
タイトルからして「コメディ・リリク」だからなあ…映像つきだと楽しめるかな?

やっぱり、古典的な演出や衣装、舞踏でこそ映えるような気がするトラジェディ・リリクや
オペラ・バレなどよりは、現代的演出の余地がありそうだから演出家として
やりがいあるのかもしれないね。

ああ、でも、どうせならやっぱりトラジェディ・リリクが観たい…
274名無しの笛の踊り:04/11/04 00:12:10 ID:Yogr5YSz
今 晩 は ク レ ン ペ ラ ー の 
ロ 短 調 ミ サ で も 聴 い て み た ! !

…って、意味無くつないでみるよ。
今日は眠いので特に何も書かないが…
275名無しの笛の踊り:04/11/05 10:13:09 ID:CYGifBjT
ちょっと気になるページを見つけたんだが。
まずは何も言わずに内容も見てMP3を聴いてくれ。
ttp://members.jcom.home.ne.jp/t.quantz/index.htm


ここで紹介されているThomas Kaiser Quantzなる作曲家が
何者だか詳細を知っている香具師はいないか?
サイト管理人の解説だと、かのJohan Joachimの異母兄だと言うんだが。

しかし、このThomas Kaiser、ググってもこのページくらいしか
述べているところが見つからない。
サイト管理人はスコアの提供も行っているんだが・・・
276名無しの笛の踊り:04/11/05 12:52:30 ID:CYGifBjT
>かのJohan Joachimの異母兄
異母弟だった

全然関係ないが、クヴァンツの家系は今でも続いてるらしいね。
当主のJoachim(!) Quantz氏の顔写真を某所で見つけたが、
お髭の似合うナイスガイだったよ・・・(;´д`)
277名無しの笛の踊り:04/11/06 09:54:38 ID:+3Fszw84
チッコリーニのスカルラッティが出るらしい。
LPでもっているが、素晴らしいです。
278名無しの笛の踊り:04/11/07 21:17:20 ID:tNB3lrEi
ヴィヴァルディのオペラってよい?
おすすめありまつか?

なんか四季とか協奏曲聴いてもどれも同じみたいにきこえるんだが。
279名無しの笛の踊り:04/11/07 21:20:51 ID:miKlS3O1
>>278 ヴィヴァルディのスレへ行くべし!
8−10月頃 その話題ばかりだった。

ちなみに おすすめは、Naiveから出ている
Vivaldi:Operas だ(op30401)。
オリンピアデ、ユディッダの勝利、試練の中の真実など、
Naiveオペラ4種からいいとこどりした抜粋版だ。
声と器楽の饗宴に酔いしれることであろう。
280名無しの笛の踊り:04/11/07 23:57:19 ID:EH5R7b7Q
ここ数年ヘンデルの鍵盤音楽にズブズブとはまり込みつつあります
何かバロック末期特有の絶望的な退廃感に共振するのを感じる。
(J.S.バッハの息子たちや、テレマンの同種の曲にもそれは感じられる)

ところが楽譜もほとんど手に入らずレコードもいろんな人が、好き勝手に取り上げて適当に録音するだけで
全体像がさっぱり分かりません。バッハとは対照的で、これは謎です。

今まで聴いた範囲では、ある程度まとまったものでは
ボーモンによるチェンバロ曲集(2巻)がまあまあでした。次点はスグリッツイ。
LeoVanDoeslaarとか言う人のオルガン・ソロアルバムもありますが???な演奏でした。
281名無しの笛の踊り:04/11/08 00:52:20 ID:hbeTdytS
ちょっとベタだけど、g-mollの派手なパッサカリア好きだなぁ
282名無しの笛の踊り:04/11/08 02:08:17 ID:LUkSdVfT
1720年曲集第3組曲の「エアと5つの変奏」が好き。ロスのでよく聴いてる。
Sophie Yates が全集録音進行中だけど、スコット・ロスクラスの演奏は
望むべくもないんかなあ…

そういえば、ヘンデルは、ラモーのクラヴサン書法には敬意を払ってたそうだね。
うまくいえないけど、マッシヴというか、分厚い響きは確かに共通して感じる。
283名無しの笛の踊り:04/11/08 21:34:38 ID:7WxniBqD
鍵盤といえば
今日の収穫
ジェミニアーニの「クラブサン曲集」と、ドメニコの「最後のソナタ」
ともにグロッサ。
演奏はどちらもボニゾーニ。
この人は以前、やはりグロッサから、ジョヴァン二・ピッキとヴェネチア樂派の
曲集を出していたのを、聴いたことがある。

今年は運のよいことに、廃盤になっていたクープランのクラヴサン曲集の
ルセ盤を入手出来ました。塔にもなく、犬にもなくて、駄目元でいった
秋葉の石丸で。もうあれですな、クラブサン三昧。
来年はいよいよ、ドメニコの「555のソナタ」にも手を出してみようと思ってます。
284名無しの笛の踊り:04/11/09 06:02:23 ID:eQKc2+76
>>280
ヘンデルのチェンバロ曲全集と言えば。
ebsの、ebs601-610のboxもの(ebs6111)がある。
クラウスという人の演奏で、ちょっと学者っぽい演奏だが、
この全10巻は、現在のところ他では聴くことの出来ない貴重な録音である。
今でも入手可能かも。
285名無しの笛の踊り:04/11/09 12:35:13 ID:19pUDUiP
>>284
どうも有難うございます。
探してみます。
286名無しの笛の踊り:04/11/10 00:28:35 ID:ML6Ezpub
>>284
うーん、俺は全集厨だけど、あの演奏はあまり面白くないし、Diskの区分もなあ。
1720年曲集を3つのDiskにしたり、不便極まりない。
Sophie Yates が全集録音始めたから売ってしまった…

全集厨の俺から見ても、今のところは曲数少なくてもボーモンの2枚のほうが、
貴重だと思う。
287名無しの笛の踊り:04/11/10 21:11:53 ID:PauE7VkR
確かにイェーツの3枚分を5枚で録音しているところをみると、
1枚あたりの録音時間はちょっと短いかもしれない。
しかし、1733年の組曲集にしても、異稿があるのかどうか分からないが、
ちょっと多いような気がする。ほかにも未刊の組曲や、断章的な曲も収録されているし、
とにかく、ほかでは絶対に聴けない曲が、数多く入っていると言うことは、
これに勝るものはないと思う。もちろんライブラリー的価値としてだが。

イェーツが全集を出しつつあるというのは初めて聞いたが、
1720年と1733年の組曲集以外も録音すると言うことだろうか。
だったら大いに期待するところだが・・
実は第1集(1720)でも第2集(1733)でもない組曲の中に、
ちょっと惹かれるものがあったので、イェーツで聞いてみたい気がした。
288名無しの笛の踊り:04/11/12 22:23:35 ID:3OpiKAWE
ヘンデルに限らんのだが、ボーモンの演奏はフレーズのつなぎなんかで
自由に装飾をするんだが、これが曲を生き生きとさせる。
特にヘンデルの演奏ではボーモンはヴィルトゥオジティを発揮していて
華麗なヘンデルの曲のイメージにピッタリ適合している。
289名無しの笛の踊り:04/11/13 10:40:39 ID:RYqYlJHA
>>288
言いだしっぺの280ですが同意します。
個人的にはクープランより合っているとオモタ。

ただ録音がややこもって聞こえ、
(これは使っているプレーヤー等によっては別の意見もあるかと思う)
往年のエラート・クラヴサン録音の凄さを知っている者としては惜しい点です。
290名無しの笛の踊り:04/11/14 00:49:54 ID:tE/XXr33
>>289
確かに録音にちょっと違和感があるかな〜

クープランとヘンデルの曲はちょっと性格が違うんだよね。
ヘンデルの曲は作曲者が即興に長けていたから装飾が演奏者任せ。
対してクープランは自分が書いたとおりに演奏しなければ
良い趣味が得られない、ってくどいほど言ってて演奏者に与えられた
自由度が低い。

ちなみにボーモンによるクープランの演奏も大変愛聴してます。
291名無しの笛の踊り:04/11/15 20:59:25 ID:ugCN7kSU
なんか書き込み消えてない?
292保守age:04/11/16 01:45:44 ID:HjE2fQxB
サンドリューヌ・ピオーのヘンデルアリア集発売!
ttp://www.andante.com/naive/catalog.cfm?action=displayProduct&iProductID=743&iLanguageID=2

293名無しの笛の踊り:04/11/16 05:58:50 ID:DQ3ufeBX
ストラデッラの「スザンナ」を聞いた。
ストラデッラとは何者ということで、ググって見ると、
なんと、ワルガキそのもの。
こんなオラトリオを作曲する資格など無いように思ったが、
ところが、このスザンナ、実に良い。
ガッティのヴァイオリンも最高。
芸術の出来とその作者の品行と、必ずしも一致しないのが世の常か。
294名無しの笛の踊り:04/11/16 09:36:03 ID:dFuKDL3V
ストラデッラは1680年代付近を埋めるオラトリオの巨匠ということでOK?
ヴェラルディが名前を引いてるのも伊達じゃないね。
295名無しの笛の踊り:04/11/16 10:07:23 ID:Z3/+oefA
良い曲書くくせにろくでもない奴っているんだよなぁ...。
296名無しの笛の踊り:04/11/16 16:40:49 ID:69L0wAe0
>こんなオラトリオを作曲する資格など無いように思ったが、

スザンナは嫌がる女を無理矢理・・・って筋
ストラデッラの恋愛沙汰は相思相愛の駈落ち

無関係
297名無しの笛の踊り:04/11/16 17:29:18 ID:uHEwHvw0
ストラデッラのオペラやカンタータは、個人的にはスカルラッティより好み。
オラトリオはスザンナと聖ヨハネ以外のピリオド楽器の録音あったっけ?
298293:04/11/16 20:28:05 ID:MlDUoBJs
>>296
涜神的なことを平気でする人が、宗教曲であるオラトリオを作曲する。
と言うことでの話です。
そのストーリーについては、承知の上です。

>>297
このCD以外は器楽曲しか聞いたことがない。
何か、特に器楽曲でおすすめの曲はあるだろうか。
299名無しの笛の踊り:04/11/16 21:32:13 ID:uHEwHvw0
>>298
なんか、一般的にこういう誤解が広まってるようだけど、
当時の人々は、典礼で実際に用いられるもの以外、宗教音楽という意識はなかったと思う。

第一、この時代のオラトリオは、世俗曲たるオペラと、技法的にも大差なく、
むしろ舞台上演しない分、オペラより官能的な題材を扱っている。
オラトリオは、「宗教的」題材ということで(あくまで宗教作品ではない)、
オペラでは教会勢力に許されないことを表現するための口実に過ぎないことは、
B.パスクィーニや初期スカルラッティにも台本を提供している
パンフィーリ枢機卿自身が誰よりも自覚していたフシがある、というか確信犯的。
たとえば、録音がでているパンフィーリ枢機卿台本による「聖アグネス」(B.パスクィーニ)や
「マッダレーナ」(スカルラッティ)の内容を見ても、そんなことがいえますか?

つまり、検閲逃れでしかないんですよ、オラトリオといっても。今日的基準で考えたらだめ。
よって、そういう官能的題材には、むしろストラデッラは適していた、というなら同意します。
300名無しの笛の踊り:04/11/16 21:46:33 ID:uHEwHvw0
念のため追記しておきますと、
パンフィーリ枢機卿の名前を出したのは、彼が教会勢力側の人間だからです。

「マッダレーナ」についての逸話ですが、若いころ、散々放蕩行為を働いていたため、
枢機卿となるにあたってかなり批判もあったらしく、教皇庁に改心したという
証を示そうとして、「マッダレーナ」の台本を書き、当時の新進気鋭の作曲家・
スカルラッティに作曲を依頼したそうです。

なんか、教会勢力=スターリン、オラトリオ作曲家=いろいろ口実作って
創作の自由を確保しようとしたソビエトの作曲家たち、みたいなイメージを持ってますが。
301名無しの笛の踊り:04/11/17 06:04:42 ID:I53Lt38L
そう言った当時の状況も分かった上での話、
知識に溺れて、むつかしく考え過ぎてはいないだろうか。
もっと素直にとらえてほしい。
302名無しの笛の踊り:04/11/17 09:11:43 ID:xi2kfPyK
要するに、当時のオラトリオというジャンル自体、ある意味涜神的ってことでしょ。
確かにストラデッラも、録音聞く限り、オペラのほうが格調高いねw

まあ、なんでもいいじゃん。イイ曲書いてくれれば。
303名無しの笛の踊り:04/11/18 20:29:50 ID:b4d3QZ+E
ペルゴレージ聞ける演奏会知らない?
304名無しの笛の踊り:04/11/19 00:12:34 ID:W9zPdWLa
>>303

紀尾井シンフォニエッタ東京 第48回定期演奏会
2005年1月14日(金)7:00PM(開場6:30)/15日(土)6:00PM(開場5:30)
紀尾井ホール

■指揮:パオロ・カリニャーニ
■ソプラノ:エレーナ・パンクラトーヴァ
■メゾ・ソプラノ:サラ・アレグレッタ

-Programme-
マスカーニ:歌劇「仮面」序曲   
ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
305名無しの笛の踊り:04/11/19 21:18:22 ID:js0EEWlM
クラヴサン、リュート、ヴィオール・・・私がバロックを聞くようになってから
出合った味の有る楽器たち。
最近はこれらにリコーダーが加わりました。
そもそものきっかけは、BISの三十周年記念のセレクトシリーズに
あった、ヘンデルのリコーダー・ソナタ集。
いかにもドイツ的な、がっしりした曲が多いです。
最近出た、同レーベルの、ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲集、
これはいきの良い魚のような感じ。
それにテレマンのリコーダー曲集もいい。
HMFから出てるクリスティ盤の、シャルパンティエのクリスマスのオラトリオ
などでも、リコーダーがよく鳴っています。
306305:04/11/19 21:29:28 ID:js0EEWlM
ああ、あと新宿の塔がちょっとした祭りですね。
夏ごろはアリアヴォクスでしたが、
今回はHMFがメイン。
私もモンテヴェルディのマドリガーレ集と
ラモーの優雅なインドの国々買いました。
安くていい。
307名無しの笛の踊り:04/11/19 21:48:06 ID:7FmSaCyT
>>306
都会だと、直にCDが見れていいですね。
しかし、今はネット通販があるので、買出しに出かけていた昔よりはマシですが。

偶然かもしれませんが、よく使うネット通販サイトでもHMFの特売を今日から始めていて、
今注文出したばかりです。
テレマンの追悼カンタータ集とかヘンデルのリナルド、
ルネサンスですがリシャフールのレクイエムなど…。楽しみです。
308名無しの笛の踊り:04/11/19 22:58:37 ID:W9zPdWLa
>>306
なんだろう?musique d'abordのシリーズとかですか?>セール対象
一枚いくらぐらい?
309306:04/11/19 23:56:17 ID:js0EEWlM
>>307
リナルドは私も最近買いました。
いいですよ。期待する価値ありです。
>>308
通常のHMFものですよ。
リュリのアルミードとか、ラモーとか、
モンテヴェルディのオルフェオ。
オペラは、大体三千円ぐらいで売っていたと思います。
あとは、結構マイナーな作曲家の曲集や、
タルティーニの室内楽ものなど。
あ、それからスカルラッティのグリセルダもありました(三千円くらい)
参考までに、私の買ったマドリガーレ集(二枚組み)は二千円ちょっと。
ラモーは三千円台です。
310308:04/11/20 00:03:44 ID:VygHUZ/Z
をを!レギュラープライスですか。それは瞠目。
ありがとうありがとう。
311sage:04/11/20 09:57:12 ID:mJ31rxIw
リコーダーと言えばデュパールがいいな。よすぎてほんと泣ける。
テレマンの水上の音楽の3っつめの曲(タイトル忘れた)にもあったような。それもよかったなー
312名無しの笛の踊り:04/11/20 09:58:50 ID:mJ31rxIw
↑ごめーんあげちゃった
313303:04/11/20 10:23:59 ID:HaIrphnR
>>304 おっ、ありがとさんです〜。
来年も近くなってきましたねぇ・・・。
聴きにいくぞ!
314名無しの笛の踊り:04/11/23 18:45:44 ID:IxIUjPmd
今年に入って、ヤコプスがカヴァッリの「エリオガバロ」を上演しているようですが
CD化の情報はまだないですかねぇ。
ヤコプスひさびさのカヴァッリなのでとても期待しているのですが。
確かこの「エリオガバロ」は当時は上演直前に取り止めになった幻のオペラらしいので
今回が制作して四百数十年後の初上演ということになるのでしょうか?
315名無しの笛の踊り:04/11/23 18:56:47 ID:IxIUjPmd
三百数十年後ですね。逝ってきます。
316名無しの笛の踊り:04/11/23 20:17:24 ID:oGueLP9m
>>314
おおっ、本当ですか?
ヤーコプスは舞台と連動で録音することが多いので期待ですね!
317314:04/11/23 22:43:03 ID:nW8zthXQ
318名無しの笛の踊り:04/11/23 23:23:27 ID:oGueLP9m
ふむ、2004年は圧倒的に「エリオガバロ」が多いですね。
グリゼルダの舞台プロダクションからリリースまでは4〜5年かかりましたが、
あれは例外的に遅いくらいだったみたいなので、うまくすれば来年録音するかも。
319名無しの笛の踊り:04/11/27 15:37:35 ID:awg90EOK
保守
320名無しの笛の踊り:04/11/28 12:17:46 ID:zi1ZbpZZ
変態皇帝ヘリオガバルスものとはストーリーがえぐそう・・・。
321名無しの笛の踊り:04/11/29 19:50:53 ID:ejG2/qSI
誰かプライエル様について教えてください!
322名無しの笛の踊り:04/12/03 09:37:10 ID:y5x3trMT
改めて、フレスコバルディは神。と思いましたね、ほしゅ
323名無しの笛の踊り:04/12/04 20:33:44 ID:9ES2hN9+
ギョーム・ド・マショーのモテット集買った。
赤いジャケットの。
すっごいじゃん。なんていうか、はじけてるよ。
こんな人がいたんだ。

それと、最近アルカナからでたバッハの無伴奏曲集と、
コレッリのソナタ集もグッド。

自力で輸入盤あさるのは、痛い思いをすることもあるけど、
こんな風に当たりに出会ったときの感動は、それはもう・・・
324名無しの笛の踊り:04/12/04 21:17:09 ID:j3smQYbl
マショーのモテット集で赤いジャケットのというと、
Ensemble Musica Nova の演奏した2枚組?
あれはマショー演奏の中でも特に過激なヤツだからね。他のも聴いてみるといいよ。

中世の音楽は、「楽譜には四割しか書かれていない」(P.V.ネーベル)から、
それこそ演奏家によって全然違う曲になるからね。
古い音楽ほど同曲異演の意義は大きいのに、
国内で出るのはドイツロマン派の同じ曲ばっかだもんな…そりゃ輸入盤あさるしかないよな。
325323:04/12/04 21:22:01 ID:9ES2hN9+
>>324
そう、その盤です。
そうですか。面白そうなジャンルですね。
またガンガンいきますよ♪
326名無しの笛の踊り:04/12/05 18:21:13 ID:uxSHz56n
サヴァールのイザベル一世の音楽。最高。
まず冒頭の祈りの曲。
鐘の音がなり、「お、サヴァールだな」と思うや、
厳かなファンファーレ、独唱、それに答えて合唱体が歌いだす。
いやー、いいねえ。涙が出そうだ。
コレ一曲だけでも買う価値大有り。

あと、トルコ行進曲。
ベトやモツが作ったのではなく、リュリの造ったものとももちろん違う、
本物のご当地産だ。ジングルの音が印象的。
327名無しの笛の踊り:04/12/05 20:23:57 ID:yUaR7Lq3
アルファ・レーベルからニコラス・ベルニエという、
耳慣れない作曲家のカンタータが素晴らしい。
アルファは毎度のことながら掘り出し物が多い。
328名無しの笛の踊り:04/12/05 23:19:08 ID:4fbXxbbW
アルファについてくるいい加減な日本語訳解説はなんとかならないかね。
場合によっては意味が逆だったりしてるし、あんなもの要らんから安くして欲しい。
329名無しの笛の踊り:04/12/06 01:32:41 ID:PO99Amxg
ガイヤールのバッハのライナー、
日本語として意味を為していない酷いものでした
演奏家の表記もかなりあやしいよね
330名無しの笛の踊り:04/12/06 20:29:32 ID:2QYK+zgQ
レーベルの質は良いと思うが、
輸入元のマーキュリーの営業スタンスは確かに気に入らない。
和訳のある国内盤しか買えないシステムは、せこい考え方だと思う。
そう言う点ではソニーも似ている。
このへんがこの間の法改正を指嗾した元凶ではと、邪推している。
ナクソスを見習ってちょうだいと言いたいが、
これはこれで安すぎるのか、内容にイマイチのものがある。
訳がなくても良いからもっと安く手に入れたいと思う人もいるのだから、
ほかのディストリュビューターのように、普通にやってくれればいい思う。
331名無しの笛の踊り:04/12/06 21:47:16 ID:C+DxGUkL
ローゼンミュラーのクリスマス物語(HMF)ユングヘーネル
出たようですね
かつての聖母マリアと比べてどうですか?
ベスプロの方は、よい演奏だとは思いうものの
男声が目立つ曲で 私はあんまり愛聴してないんですが。
Xマスの方 女声や合唱が多ければ買おうかな
332名無しの笛の踊り:04/12/06 22:52:20 ID:MWD4ID/d
悪質輸入元wマーキュリーが扱ってるPANから出たシャンボニエール、よかった。
コレだけ有名作曲家なのに、まとまったディスクがほとんど無かったから、うれしい。

しかし、たしかに和訳ひどいね。和訳が必要な人って原文読まないだろうから、
誤訳をそのまま信じてしまうじゃん…。高いマージンとってコレかよ、というのはあきれる。
このディスクで例を挙げるとシャンボニエールがルイ・クープランの影響を受けて〜とか、
トンチンカンなこと書いてたので、一応原文読んだら、案の定逆だったり、
マーキュリーの和訳の質はコレに限らず最悪。
ヘンに意味通って事実と違う内容になるのは、正直どうかと思った。
日本語になってないほうがまだマシだよな…。

多少高くても和訳欲しい、という人にとっては詐欺だし(和訳の内容がウソになってる)、
訳が無くても安くして欲しい、という人には悪徳商売そのものだな。
333名無しの笛の踊り:04/12/07 09:12:45 ID:XrkE1E4b
>>330
>>332

日本語の付いていない直輸入盤も国内盤より少し安く売ってますよ
334名無しの笛の踊り:04/12/07 18:21:30 ID:8cGPtDSZ
マーキュリーの和訳やってる奴って
大学入試にも落ちるレベルだよな
誰も指摘しないのかな
335名無しの笛の踊り:04/12/12 19:43:44 ID:k5Y6+o8R
ダラバーコの協奏曲集 Op.2 (ORF CD-342 Rasi/Il Tempo Armonico)
は、なかなか面白い。どういう訳かディスクが2枚入っていて、
ひとつは同じ曲のサラウンドCDになっている。
まさにコンサートホールで聞いているような気分になる。
演奏も言うことなし。もちろん曲も良い。
ダラバーコは、以前テルデックからコンチェルト・ケルンの演奏で、
これは掘り出し物と思ったことがあるが、今回の演奏も同様だ。
コレルリを彷彿とさせるスタイル。
ほか、モルターのソナタなどの曲集(MDG 341 1279-2)
クェンティンのトリオソナタ集(ET'CETERA KTC1271)
いずれも無名の作曲家の掘り出し物。決して退屈はさせない。
336名無しの笛の踊り:04/12/12 20:06:11 ID:Jtd4Ynsj
>>335
私はサラウンド・システム持ってないので、DTSのほうは持ち腐れです…。
でも、ダラーバコは確かにいい曲・演奏ですね。全作品を紹介する予定だそうで、
たのしみです。

ヤーコプス指揮のリナルドを聴きました。バロックオペラはやっぱり演奏家が大事ですね。
ホグウッドの演奏は、イギリス的中庸美とでもいうか、無難にまとまっていて、
作品を知るにはよかったのですが、ヤーコプスのは文句なしに面白い!
ヘンデルがイギリスデビューに並々ならぬ野望を持っていたんだと、
音楽自体が雄弁に語りかけてくる演奏でした。
ヘンデルのオペラはやっぱりカッコイイという形容詞がぴったりです。
337名無しの笛の踊り:04/12/12 21:49:33 ID:lmk1jjxs
ヤコプスは、グルック《オルフェオとエウリディーチェ》も良かった。
ミンコフスキのフランス語版とヤコプスの二つは、私の定盤です。
338名無しの笛の踊り:04/12/12 21:58:52 ID:bnfXqrwk
>ホグウッドの演奏は、イギリス的中庸美とでもいうか、無難にまとまっていて、・・・
これはまさしく言い得て妙です。
イギリス人の演奏は悪くはないけれど、もう一つ心臓を抉るものがない。
というのが正直な気持ちです。
でも近頃は、マンゼとか、ポッジャーとか個性的な人が出てきてはいますが。

ヤーコプスは、"Arias for Farinelli" で、ガルッピのコンチェルトを聴いたのだが、
同じ曲をかつて聴いて、もうひとつピンとこなかったのだが、
ヤーコプスの演奏で、認識を新たにしたくらいに素晴らしい演奏をしていた。

ヘンデルのオペラは聞き足らない。
もっと聞きたいと思うが、あまりにも多すぎて聞ききれないというのが正直な印象。
339名無しの笛の踊り:04/12/12 22:26:53 ID:lmk1jjxs
>>338 >>ヘンデルのオペラ >>あまりにも多すぎて聞ききれない

確かに。ということで、アリア抜粋版ですよ!
1)ピオー&ルセ (naive新譜):華麗優美
2)heavenly hedel(virgin2枚組):ドーソン、レーヌ、デイヌマン等
3)マリアバーヨ hendel(naive):極美!眩惑の美声
4)チオフィ&ドナト hendel operatic duets(virgin)
5)hendel arcadian duets(virgin):デッセイ、アサワ、プティボン等
6)hendel arie e duets d'amoer(virgin):ビオンディ&ピオー、バンディテルリ

以上6CDは、全曲盤よりもよく聴いているものです。オススメ
340名無しの笛の踊り:04/12/12 22:33:08 ID:lmk1jjxs
↑訂正 6)のレーベルは、virginでなく、opus111でした(謝)

ヘンデルスレッドが無いので、ここで失礼。
ヘンデルのオペラ+オラトリオ全曲CDというと、私的には、
A)アリオダンテ(ミンコフスキ&オッター)
B)ジュリアスシーザー(ミンコフスキ&オッター&コジェナー)
C)アルチーナ(クリスティ&フレミング&デッセイ)
D)Il Trionfo del Tempo e del Disinganno(アレッサンドリーニ)
などが愛聴盤ですが、さらに、これぞ!というヘンデル歌曲があれば
ぜひご教授いただきたいと切にお願い致します。
341名無しの笛の踊り:04/12/12 22:33:53 ID:iYbwrH7C
音楽何でも好きなオヤジですが、ケーズデンキでHandel Works 40枚組12800円て良いですか?
これでヘンデル関係網羅できる鴨
こんなの買う香具師は負け組みとか書かれたら買いませんw
342名無しの笛の踊り:04/12/12 23:04:25 ID:lmk1jjxs
↑ >>341 それ聴いて、ヘンデルなんてもうええわ!っていう気に
なれば、12800円以上の金を使わずに済むからお得なんでないかい?

私ならヘンデルのために12800円をこう使う。
1,Dixit Dominus(ARHIV)ミンコフスキ指揮 2500円
2,Marian Cantatas & Arias(ARHIV)ムジカアンティカケルン&オッター 2500円
3,王宮の花火ほか ノリントン指揮 2500円
4,メサイア(HMF)クリスティ指揮 廉価版2500円
5,あと2800円は、オルガン曲か協奏曲でも
343名無しの笛の踊り:04/12/12 23:08:57 ID:CKG183kd
>>335
私もそれ最近手に入れました。
面白いですよね。なんか種々のスタイルをあえて未整理のままで
ポンと作品集にしてしまった感じで聴いてて楽しいです。

おまけのCD、うちのプレーヤーで聴けないかチャレンジしたのですが
無理でした。スピーカ壊れるかと思った(笑)
344名無しの笛の踊り:04/12/13 00:46:05 ID:8fEMRgw6
>342,343
回答ありがとうございます。
>342さんすみませんが、英語で書いてくれるとネットで探しやすいのですが、、、
345名無しの笛の踊り:04/12/13 00:57:41 ID:GDXl0PAl
>>344 ↓ここで御覧になったら如何でしょうか?
(HMV ヘンデル検索結果)
ttp://www.hmv.co.jp/search/index.asp?keyword=%83w%83%93%83f%83%8B
346名無しの笛の踊り:04/12/13 03:22:43 ID:8fEMRgw6
>>345
ありがとうございます。AMAZONしか見たこと無かったので。いっぱいありますね。
347名無しの笛の踊り:04/12/13 05:35:16 ID:prLd7Cbe
>>342さんのプランの残り2,800円、ブリリアントクラシックスの室内楽全集に一票。
器楽作品は意外にイギリス勢いける。というかメンバーのせいかも?
ホロウェイとかピケットとかが参加してて、5枚組でコレくらいの値段で買ったと思う。
マンゼ指揮のOp.6は予算オーバーになっちゃうけど、Op.6は今のところこれが好き。

ところで、オラトリオよりオペラのほうが好きなのは私だけでしょうか。
カストラートの華やかなアリアはもちろん、当時アカデミーにいいバスがいたからか、
案外カッコイイバスのためのアリアも多いですよね。ゾクゾクします。

リナルドのパフォーマンスノートで、「オペラは理性ある時代から見たらばかげたドラッグ」
とヤーコプスが反語的に書いてましたが、この快感は確かにクセになりますよね。
348名無しの笛の踊り:04/12/13 05:48:53 ID:prLd7Cbe
>>340
ヘンデルのオペラの演奏では、個人的には
カーティス&コンプレッソ・バロッコの演奏が好きなんで、今出ている
ロドリーゴ、アドメート、アルミニオ、デイダミア、はよく聴いてます。
ヤーコプス&アンサンブル415のフラーヴイオは、ヘンデルの快感を
教えてくれた最初の演奏で、名演奏増えてきた今でも感慨深く聴いています。

なんかよく考えてみると、オラトリオよりオペラのほうがいい演奏多いから
オペラのほうが好きなだけのような気がしてきました。
マッゲガンは、なんか合唱団に恵まれない印象があるんですが…。
オペラは結構いい演奏していますよね。スカルラッティのカンタータとかも。
349名無しの笛の踊り:04/12/13 15:42:52 ID:01AHggMs
あ、なんだか怒濤のごとくレスがついておる。。。

ダッラーバコのコンチェルトケルンのやつは正直中途半端な感じがした。
ORFのほうはどうだか知らないけど、
財政難を押しのけるほどの購買意欲は沸かないなぁ・・・

ヘンデルの英語オラトリオって、妙に重っぽい気がして、
あんまり聴く気が起こらない。
(なんだか古楽器演奏でも、モダン聴いてるような気分になる)

18世紀も後半に向かう雰囲気だし、しかもイギリスだし、
曲のせいもあるのかなぁ・・・
350名無しの笛の踊り:04/12/13 21:05:36 ID:qwIzLugT
InvernizziのLucreziaに一票。
351名無しの笛の踊り:04/12/13 21:46:37 ID:cPgisU/V
>>348 ヤーコプス&アンサンブル415のフラーヴイオ

     ↑ これ見かけたことあります!早速買ってみます☆
352335,338:04/12/13 22:22:53 ID:TeuBkFIk
ヘンデルのオペラはぼちぼち買い集めている。
ほかに聞きたいものが多すぎて、またオペラはちょっと高価で、
しかも聞くのにも時間がかかるので二の足を踏んでしまう。
「フラーヴイオ」はこのあいだ、舞台を見てきた。CDはそのときヤーコプスのを買ってみた。
「テオドラ」MDG 93210195 Neumann/CollegiumCartusianum は、
DVDオーディオということなので、珍しいのでとりあえず買ってみた。
ヘンデルのオペラは、聞きこみが足りないことを自覚している。
オペラじゃないが「メサイア」も10年ほど前に買ったきり、いまだに一つの演奏しか持っていない。
今年は、ヴィヴァルディのオペラがたくさん出たので、
どうしてもそちらに重点が行ってしまう。

>>349
>ダッラーバコのコンチェルトケルンのやつは正直中途半端な感じがした。
曲が? 演奏が?
感じ方は人それぞれなので、別に構わないのですが、
無名のままにしておくには、惜しい曲だな。と感じたのです。
353名無しの笛の踊り:04/12/13 23:16:10 ID:cPgisU/V
久々にヘンデル歌曲の話題が続いて嬉しく思います。
クリスティ&オッター新譜『セルセ』もまだ買ってないし、
ヤコプス『リナルド』もはやく聴きたいし。

>>352『メサイア』は、ミンコフスキ指揮のはっちゃけた元気さが好き。
クリスティ指揮のは、歌手陣(ピオー&ショル&シュリック&パドモア)が豪華。
スズキ指揮BCJも、切々としていいですよ。
354名無しの笛の踊り:04/12/13 23:16:43 ID:01AHggMs
>>352 ダッラーバコ
う〜ん、冷静によく考えてみると、曲が・演奏が、というより、
単に前評判が高すぎたのかな。

だいぶ前のスレで激賞されてて、
とんでもない隠れ傑作的な先入観を持っていたわけさ…
それで何度聴いても欲求不満が溜まる。なんだか中途半端と。

できれば、
  「俺的に無名」のまま出会う → なかなかイイ!
の展開であってほしかった。
355352:04/12/14 06:10:03 ID:0bd0bOer
>>353
メサイアの紹介ありがとう。
どれも惹かれるね。

>>354
確かにそう言うことはあるね。
前評判で「良い良い」と言われている映画を見にいくと、
だいたいは「それ程でもないな」と思うことが多い。
もし何も知らずに見たなら、
大感動したかも知れないなと思うことがある。
356名無しの笛の踊り:04/12/14 08:49:56 ID:PkaBRiNP
クリスティ&オッターの新譜『セルセ』、ちとためらっております。
HMF時代のクリスティは素晴らしいと思うのですが、最近のはどうも…

実際に聴いた方のレポートを希望したいです。
357名無しの笛の踊り:04/12/14 23:35:59 ID:a8QwTMvx
↑何をためらうことがあろう! セルセ、買いなさい。オッターにはずれなし。
358名無しの笛の踊り:04/12/15 15:31:09 ID:Fr12WN+p
ほんとか?
359名無しの笛の踊り:04/12/17 01:06:07 ID:3Orr03Hi
2004年ももう終わり。今年も色んな新譜が出て僕らを楽しませてくれました。
お財布も寒い師走です。本年getしたCDの中から、ベスト5です!
1,ビクトリア《Et Iesum またイエスを》メーナ(HMF)
2,ストラデッラ《スザンナ》ガッディ指揮(glossa)
3,A.スカルラッティ《罪、後悔と慈悲》バンゾ指揮(HMF)
4,D.スカルラッティ《ソナタ作品集1》アンタイ(mirare)
5,ヘンデル《ニジドミナス》ヘンゲルブロック指揮(DHM)
む〜〜他にも挙げたいのあるけど、、、、
みなさんの2004ベストは何ですか?
360名無しの笛の踊り:04/12/17 02:56:45 ID:IV8l9B1C
>>359
1 シャルパンティエ声楽作品集(クリスティHMF)
HMF時代のクリスティは評価が高いようですが、エラートで彼を知った
私にとって、この曲集はまさに玉手箱です。入手困難だった花咲ける芸術が
入っているのが嬉しい。クリスマスのオラトリオも切ないほど美しい。
2 コレルリ ソナタ集(アルカナ)
アルカナは今年発掘したレーベル。これからも期待。
3 ヴィヴァルディ リコーダー協奏曲集(BIS)
ラウリンの演奏と出会う。
4 イザベル一世の音楽(サヴァール アリアヴォクス)
冒頭の一曲はマジで泣ける。
5 スカルラッティ グリゼルダ(ヤーコブスHMF)
今後じっくり聴きこむ予定。

あと、クリスマスにも買うかもしれないので、まだ油断は出来ない。
361名無しの笛の踊り:04/12/17 20:12:15 ID:ybKAdWyM
>>359
1 リュリ ローラン (ルセ&レ・タラン・リリク) (ambroise)
何を差し置いてもこれです。特に4・5幕が凄いのなんの。

2 スカルラッティ グリゼルダ (ヤーコプ) (HMF)
いよいよオペラも聴けるようになったんですなぁ。
レチタティーヴォに代表される精緻な部分での曲作りのこだわり方は尋常じゃないですね、
リナルド聴いてヘンデルの豪快さにも圧倒されましたが、スカルラッティもさすがの貫禄。

3 シャルパンティエBOX (ニケ) (glossa)
NAXOSのBOXよりこちらのほうが好みでした。
とくにルソンは色彩の豊かさに圧倒されました。

4 ベルニエ ソーの夜会 (レ・フォリー・フランセーズ) (Alpha)
ベルニエも名前しか知らなかったんですが、フランスカンタータの実力者の名は
伊達じゃないと確認させてくれるいいディスクでした。演奏もよかった。

5 ファッシュ(親父) 3つの管弦楽組曲 (ドンブレヒト&イル・フォンダメント)
今年は、ファッシュのいいディスクに2枚出会えたんです。重厚なこれもいいですが、
もう一枚の切れ味鋭いコンチェルト集で、AEOLUSから出たものもいいですよ。
フランス音楽好きの私としてはこちら、ということで。
ファッシュは結構正統的ドイツ折衷主義バロックのいい面を出してると思います。
テレマンはポーランドなどの民俗音楽的要素も強いし、ドレスデン一派は
かなり独特で好悪分かれるでしょうし、ファッシュはもっと人気出ておかしくないはず…。

いやいや、振り返るのもいいですね。ACCENTのボワモルティエとか、
CPOのガルッピ、HUNGAROTONのアルマン=ルイ・クープランも外すのは忍びない。
362359:04/12/17 20:44:17 ID:Zm6lqV4g
>>361 ニケ指揮のシャルパンティエBOX中では、
『モロワ氏のミサ Mess de Monsieur de Mauroy』が当たりでした★
>>360>>361 ヤコプス指揮 Aスカルラティ『グリゼルダ』はひさびさに
オペラ3幕をたっぷり堪能できて良かった。同意。
>>360 ヴィヴァルディは、『Operas』(naive/opus111)っていう
抜粋集が、お得な1枚で感動しました。
363名無しの笛の踊り:04/12/17 22:03:41 ID:8FMsAMb/
>>361
ファッシュは、私も大好きな作曲家。
しかしCDが少なく大して聞いてはいません。
今年入手したものでは、挙げられたCDのほかに、
cpo 777015 La Stravaganza Koln , Overture, Concertos
と言うのが手元にあります。ファゴット、オーボエをメインとした曲集です。
演奏は、ちょっと重いですが、充分に満足。
3曲目の2Ob,2Vn,Va,Fgのハ短調の曲は、ゲーベルの演奏で聞いたことのある曲だが、
とにかく楽しいゲーベルと違って、おとなしいですね。
364名無しの笛の踊り:04/12/20 00:32:25 ID:YJmflKEU
>>360 >>ヴィヴァルディ リコーダー協奏曲集(BIS)
>>ラウリンの演奏と出会う。
ダンラウリンは、テレマンのリコーダー協奏曲+カンタータ(BIS)
も良いですよ。 小気味よい、闊達な吹きぶりが心地よい。
365名無しの笛の踊り:04/12/20 14:08:44 ID:QdjeksvF
日本の教会の現状はよく知らないのだが、

バロックヲタを満足させられるような、豪華にして
厳然たるクリスマスのミサをやってくれる
カトリック系の教会ってありませんかね?

残響多めで、上方向に広がりを持った空間を
複雑に対位された声部が駆けめぐって、
脳髄がとろけて逝ってしまいそうなヤツ。
366名無しの笛の踊り:04/12/20 14:10:53 ID:QdjeksvF
↑とは言っても、それはむしろ戴冠式とかで、
クリスマスはフツーにマターリやるものでしょうか・・・
367名無しの笛の踊り:04/12/20 17:33:43 ID:s+AvN6Ms
豪華じゃないとは思うが、中世ネタでよかったら、1/3(月)午後4時
(3時40分から解説あり)、東京・目黒、聖アンセルモカトリック目黒教会で
マショーのノートル・ダム・ミサのミサ形式演奏会があるよ。
チケぴでも扱ってる。Pコードは185-581。前売り3500円。まだ十分余裕あり。

368名無しの笛の踊り:04/12/20 19:05:26 ID:WZQeaTKv
>>367
演奏はどこがやるの?
しかし、やっぱりこういうとき、地方に住んでると悔しいな。
369名無しの笛の踊り:04/12/20 22:35:09 ID:QdjeksvF
>>367
お、さっそくありがとう。残念ながら行けないが・・・

ここの人らしい。↓ (何かの縁なので晒しておこう...
ttp://www.cappellajp.com/
ファクシミリで歌っているあたりはどことなく好感度が持てるね。
370名無しの笛の踊り:04/12/20 22:36:15 ID:QdjeksvF
ごめん、好感「度」は持てないw
371名無しの笛の踊り:04/12/20 22:53:35 ID:WZQeaTKv
>>369
詳細thx!
ただ演奏するだけじゃなくて、解説つきなのがいいね。
マショーは解釈によって全然違う曲になるから、そういうのもわかると面白いから。

バロックだと、なんかないのかなあ。1675〜1740年のローマでは、教皇や枢機卿たちの
クリスマス・ミサの前の食事の席でクリスマス・カンタータを毎年演奏する慣例になっていて、
カルダーラ(1713年用・NAXOS)やスカルラッティ(1705年用・DHM)のそうしたときのレパートリーも録音されてるけど…。
ただのクリスマスカンタータならもっといっぱいありそうだが、ヲタを満足させるには
このあたりの大規模カンタータをやってほしいと思ったり。由緒あるしw
372名無しの笛の踊り:04/12/25 17:07:49 ID:jyrcC5Gx
本日の買い出し
 モンテヴェルディ『倫理的宗教的な森』 ユングヘーネル
 シュメルツァー ヴァイオリンソナタ集 ロマネスカ
 ムファット 鍵盤作品全集 ランペ
 フックス レクイエム クレメンチッチ/クレメンチッチコンソート(コンマス、ヒロ・クロサキ)
 フォーレ オーケストラ曲全集 プラッソン/トゥールーズ市立O他

感想を書くかは体力次第w
373名無しの笛の踊り:04/12/25 18:11:58 ID:QpKRb/ly
シュメルツアーの感想 特にキボン
俺はこいつの三拍子の曲が好きだ
ロマネスカのCDは未聴
374名無しの笛の踊り:04/12/30 19:53:48 ID:OX+MHA/7
MarcAurelEditionから、Kitayaと言う人が演奏している、
バッハのチェンバロ協奏曲が出ている。
主にヴィヴァルディの協奏曲を、バッハがチェンバロ・ソロ用の協奏曲に編曲したものに、
さらにガンバなどの通奏低音の楽器を加えたものだが、
結論から言うと、元のヴィヴァルディらしい溌剌としたところは跡形もなく、
バッハがこねくり回したものをさらにこねくり回したもののようになっている。
この人はヴィヴァルディの原曲を聞いたことがあるのだろうか。と思いたくなる。
アプローチそのものは面白くて、それなりに評価するが、
場末のバーの厚化粧のおばちゃん的な曲になっている。
でもそこまでもなりきっていない面もあり、大胆に振る舞うところに躊躇している感もある。
もっともヴィヴァルディの原曲を知らなければ、それなりに出来上がっていて面白い。
ヴィヴァルディはジグソーのチップみたいな、素材提供になっているだけか。
編曲者にそこら辺の所を訊いてみたい感じ。
375名無しの笛の踊り:04/12/30 23:19:24 ID:5fJ34mYB
>>374
俺もそんなふうに思っていた時期はあったが、
最近は違うふうに感じてる。

1つはゼバスティアン・バッハ自身の鍵盤の馬鹿テクで、
たぶん尋常じゃないテンポと勢いで弾ききっていた感じを受ける。
特に機動性のあるチェンバロ曲ね。

もう1つは彼の記譜フェチかな。彼が弾き得そうな音符は全部
書いてしまう感じがあって音符が多いから
普通の香具師は遅めの重いテンポで一杯一杯になるか満足してしまう。

> 場末のバーの厚化粧のおばちゃん
も演奏者によっては、カルメンに化けるかもしれんよ。
(田舎臭いが、情熱的でフェロモン濃厚な女ね。)

バッハ・バロックが切り開いた古楽を踏み台にして
この10年の美しいヴィヴァルディの世界があるわけだが、
この成果を再びフィードバックするのも楽しみな気がしている。
それを再び
376名無しの笛の踊り:04/12/30 23:21:29 ID:5fJ34mYB
↑最後の5文字は要らないな。
※1レス全部要らないというツッコミは(r
377374:04/12/31 19:35:56 ID:68LdXFZi
昔、ドレフュスで聞いた、チェンバロ・ソロのための協奏曲は、
バッハが、イタリア渡りのコンチェルトを、
研究かたがた、素朴な気持ちでチェンバロにアレンジしたのだなあ、
とう感じが伝わってきて、なかなか好感だった。
でもバッハ信仰の人はこんなのは嫌うだろうな。
これらの曲には、バッハがイタリアの作曲家を手本として、
勉強中の雰囲気が窺えるがいかがなものか。

最近はようやく評価が変わってきているが、
LP時代の解説などでは、ヴィヴァルディのハーモニーだけきれいで、
単純な曲を、こんなにまで素晴らしく編曲したバッハは素晴らしい。
なんてことをミミタコ状態で聞いたので、なかなかその呪縛から解き放されない。
先に言ったそのCDは、さらに余計なと言ったら演奏者には失礼かも知れないが、
チェンバロに加えてBC群をつけているので、
面白いと言えば面白いし、蛇足の感もあり、
どうせやるなら、オーケストラ付きのコンチェルトにすれば、という感じ。
378名無しの笛の踊り:05/01/01 22:20:27 ID:vqvZz0zR
ヤフオクで出品されているバロック弓ってどうなんですか?
ものすごい自信満々に書いてあって、かえって萎え〜です。

本物なのかよ。
379名無しの笛の踊り:05/01/01 22:22:23 ID:vqvZz0zR
>>378
本物って、ちゃんとバロック弓をコピーしたものかって意味です。
勝手にパロック弓をかたっているだけじゃないの?と思えて仕方ない。
380名無しの笛の踊り:05/01/01 22:44:31 ID:DDQxyRwt
こんなことを言うと笑われそうだか、バロック音楽って
中世の音楽よりも中世らしく聞こえる。

381名無しの笛の踊り:05/01/01 23:03:14 ID:pMDB5inD
>>378、379
バヨリンとチェロの両方とも見てみました。
形はそれらしく作ってあるけれど、実際に手にしないとなんとも。
謎なのは、何でフェルナンブコ製があるか。
木の硬さからフェルナンブコは適さないはずなのに。

個人的には安くても中華製は手にしません。
技術はあったとしても製作家がどれだけ音楽を知っているか不明ですし、
欧の製作家のように自分で研究しているとも思えないし。
演奏家との交流も少なそうだから。

欧でも良心的な値段で作ってる方いますよ。
382名無しの笛の踊り:05/01/01 23:18:55 ID:vqvZz0zR
>>381
レスありがとうございます。
画像みると弓の先端はそれらしいんですよね。

>欧でも良心的な値段で作ってる方いますよ。
そうなんですか。
外国語のサイトが読めないので外国語の勉強からですね(笑
昔、オランダの製作者で日本語のページを作っている人がいたのですが
「日本語」と書いてないで「日本調」って書いてあったのを記憶してます。
383名無しの笛の踊り:05/01/02 01:47:34 ID:bgj/Mx3E
CPOレーベルから珍しくメジャーなマレの録音。
曲目は異国風趣味の組曲/人間の声/スペインのフォリア。
演奏はロレンツ・ドゥフトシュミット。
異国風〜はサヴァール門下としてはコワン、パンドルフォに次ぐ録音。
激しすぎずおとなしすぎずこの二人の間のなかなかの演奏。
またみんなでコンソートやらないかな。
384381:05/01/02 02:50:10 ID:ClUZyrxb
>>382
思いっきりスレ違いになるのでためらいましたが、
ttp://www.baroquebows.com/Japanese/japanese.html
ttp://www.bowmaker.nl/kvh_index1.htm
が良く見る和蘭のページ(値段は不明)

でも、持ってるのはこの人の
ttp://www.vanedwards.co.uk/bow.htm#bow
値段表はこちら。良心的!
ttp://www.vanedwards.co.uk/stock.htm

日本だとプロ奏者の関係で和蘭・ベルギー産が圧勝ですね
これ以上は楽器スレに移動したほうがとオモワレ
385名無しの笛の踊り:05/01/02 09:10:05 ID:SDBraebH
うわ!すごい情報だ!(私にとって)
ありがとうございます!!ほんとごめんなさい。
386名無しの笛の踊り:05/01/02 14:14:36 ID:1wPs5KNI
ジェミニアーニとヴェラチーニのヴァイオリン・ソナタのCDを聞いた。
Oehms Classics OC356
世界初録音となっていたこれはなかなか掘り出しもの。
特にジェミニアーニは、コレルリの編曲ものを含めて協奏曲は、
そこそこ知られているが、ソナタはそれ程出ていない。
ここにある作品4のうちの第8番が特に気に入った。
演奏はLotter というドイツのバロック・ヴァイオリン奏者と、
Wattsというモスクワ生まれの女性チェンバロ奏者。
なかなか溌剌とした好演であった。
一度お聞きあれ。
387名無しの笛の踊り:05/01/02 22:04:24 ID:Cazu7NUT
>>386 それは興味がある。聴いてみたい。ヴェラチーニは、
ソナトリデラジョイオーサマルカのとビオンディのを持ってるが、
やっぱりイタリア人が妙技を競える良い楽譜だと思う。

ちょっとずれるけど、コレルリのVn曲集、A.マンゼのやつと、
E.ガッディのが出ましたよね。両方ラフォリア入ってるし、
どっちか欲しいんだけど、両方比較された方、感想キボン
388名無しの笛の踊り:05/01/03 00:41:59 ID:4+eidUl2
あ、私もガッティのコレッリOp.5のこと聞こうと思ってたんですよ。
マンゼの方は持ってます。マンゼのは装飾がロジェ版のではなく、
自身の即興なんでそこが面白かった。あと、通奏低音がチェンバロのみなのも
最近の流行ですかね。
ガッティはOp.3でしっとりした名演を聴かせてくれてたけど、
曲順は自分でアレンジしてるのがちょっと違和感。Op.5も曲順変えてるんですよね。

ところで、寺神戸みたいに、装飾無しってので全曲出してる人いるのかな?
389名無しの笛の踊り:05/01/03 01:35:42 ID:4+eidUl2
連書きすみません。マンゼのコレッリで、ちょっと考えたことなんですが…。

Op.5のロジェ版の装飾譜っていうのは、テレマンが自ら
装飾なし譜と装飾譜を並べて出版した「Sonate Metodiche」
とは意味合いが全然違うにもかかわらず、半ば無批判に演奏されてきたんですよね。
古典派のコンチェルトでも、作者自身のカデンツァが残されていても、
きちんと即興するケースが最近ようやくピリオド楽器演奏を中心に増えてきましたが、
ましてやイタリアバロックに関して言えば装飾の付け方は奏者のセンスと技巧の
見せ所のはずが、コレッリのOp.5では、半端なオーセンティシティのせいで
ピリオド楽器奏者でさえロジェ版の呪縛から逃れられてなかったわけです。

マンゼはどちらかというと17世紀音楽のほうが相性がいいと思っているようなので、
マリーニやウッチェリーニなどの延長上としての捕らえ方を試みているのかなと思います。
つまり、奏者にも作曲家並の才能を求められる一連のレパートリーの延長と。
そういった意味で「面白い」と。

なんかうまくまとまらない…。
390名無しの笛の踊り:05/01/03 04:33:57 ID:ALzcepa0
やっぱ、マンゼが“買い”ですよね?!
ビーバーのロザリオのソナタもよかったし、
タルティーニのVn曲集も、マンゼとガッデイ比べると、
マンゼの魔性的妙技の方が光ってたと思います。
といーことで、明日、マンゼのコレルリ買ってきます
391名無しの笛の踊り:05/01/03 05:27:22 ID:Wwar/pw4
>>390 マンゼ、ロザリオのソナタ出してるの?! 8つのソナタは出してるけど。
あ、それにロザリオのソナタのパッサカリアは入ってますね。あの曲は、寺神戸、ゲーベルよりもマンゼが好きです。
392名無しの笛の踊り:05/01/03 05:49:34 ID:ALzcepa0
ここ↓ HMFのHPの、マンゼ一覧よ。
ttp://www.harmoniamundi.com/prod_frame.asp?DataAction=France
ロザリオのソナタ、
ホロウエイなんかより先鋭的でかっこいいよ
393391:05/01/03 06:02:57 ID:Wwar/pw4
最近出たんですね。即レスサンクス!
期待大です。
394名無しの笛の踊り:05/01/03 12:01:23 ID:Q5J/JFGq
ここ読んでタルティーニ注文してしまったw

素朴な質問なんですが
ヴァイオリンって「小さなヴィオラ」って言う意味だと何かで読みました。
ヴィオラが先にできた、と。
その割にヴィオラって、曲そのものがないですよね。

395名無しの笛の踊り:05/01/03 12:13:26 ID:ALzcepa0
「ヴィオラ」? 
「ヴィオール」=「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のことかしら?
J.サバールがご活躍の。

タルティーニは、
▼HMFから出てる、マンゼの弾く悪魔のトリル、サイコー!シビレル!
▼opus111から出てる、ビオンディ&アレッサンドリーニの
 演奏するVnソナタ集、カッコイイ!ウマイ!
▼ARCANAから出てる、ガッティの弾くソナタ集、スンゴイ!驚嘆!
以上、全部おすすめ
396名無しの笛の踊り:05/01/03 13:15:42 ID:Q5J/JFGq
レスどうもありがとうございまーす。
>J.サバールがご活躍の
いえいえ。普通のヴィオラ(viola)の話です。
violaという単語に「小さい」を意味する「ine」が付いたとか。。。

テレマンの協奏曲くらいしか知らないなぁと思ったですよ。
397名無しの笛の踊り:05/01/03 15:06:51 ID:uLQzavfV
ロザリオのソナタ
本命は zigzag-territoires のPatrick Bismuth だ!
ttp://www.zigzag-territoires.com/ZZT040801.html
マンゼには見向きせずに待ってるのに早く出ないかな・・・。
398名無しの笛の踊り:05/01/03 18:17:50 ID:4+eidUl2
>タルティーニ
▼opus111から出てる、ビオンディ&アレッサンドリーニの
 演奏するVnソナタ集、カッコイイ!ウマイ!

これ、opus111時代のビオンディのベストだと思います。
はっちゃけ具合がいいほうに作用してGood!!

ロザリオのソナタかー。レツボアの土臭さが結構好きです。
通奏低音が分厚いのが好みなのかもしれない。
他はマイヤーとゲーベルとホロウェイしか聴いたこと無いんだけど…。
なんか最近ロザリオラッシュで全部はとても買えない。
399名無しの笛の踊り:05/01/03 18:43:42 ID:sB8MQCtf
>>395
タルティーニのこと、全て同意。
"Didone abbandonata"Op.1-10は、LPでのイソリスティのほかは、
ロカテルリ・トリオくらいしか知らなかったが、
ガッティのこれは、その味わいを最大に引き出していて、
ベストだと勝手に解釈している。

>>397
Bismuthは、レーヌとともに来日したときにその演奏を聞いたが、
まさかこんな人気のある人とは知らなかった。
同じ時にRannouやCocsetも来ていたのでこちらの方や、
もう一人の美人のヴァイオリニストに目がいっていた(笑)
ビスムスはいかにも職人風という感じで淡々と演奏しているふうだった。
テレビでよく見る、良いか悪いか大仰に格好をつけて演奏するのとは違う感じ。
古楽アンサンブルはそう言う意味では親近感がある。

>なんか最近ロザリオラッシュで全部はとても買えない。
同じ気持ち。それよりタルティーニのソナタ全集なんかが欲しい。
でもビスムスの話題も出たことだし、ちょっと気になるね。
400名無しの笛の踊り:05/01/03 19:10:54 ID:2jFNvIFP
>>396
つくとすれば“ine”じゃなくて“ino”がついたの。

violino(小さなヴィオラ)

viola (ヴィオラってヴァイオリン系?ヴィオール系?)

violone(大きなヴィオラ)

violon'cello(大きなヴィオラ高音用?)

なんか、ヴィオラってヴィオール系のことで、
のちにヴァイオリン系の中間サイズに同じ名前が付いた感じがするなぁ。

celloって何語?caelum(天の、ラテ)系だと思うんですけど、
"ll" と2つ重なる崩れ方には無理がある気がしなくもない。

しかし、ヴィオローネとコントラバス・ダブルベースでは、
風格とか趣きが違いすぎますね。
401名無しの笛の踊り:05/01/03 20:16:27 ID:4+eidUl2
ヴァイオリン属の名称のことで、鈴木秀美のドメニコ・ガブリエリのCDのライナーに
いくらか情報あるから転記してみます。

Violoncelloのcelloはイタリア語の縮小語尾で、小さなヴィオローネ
(ヴィオローネは大きなヴィオラ)という意味である。

一般的定義はこうなんですが、実際は地域・時代によってかなり呼称が
錯綜していたようで、ここに全てはとてもかけないです。

>>396
基準の楽器がなんであれ、それがもっともポピュラーとは限らないでしょう。
ヴィオール属で独奏楽器として一番ポピュラーなのは、
バス・ド・ヴィオール、ヴィオラ・ダ・ガンバですし。
当時フランスでは、トレブル・ヴィオールの独奏作品も相当数あったようですが。
402400:05/01/03 22:35:19 ID:2jFNvIFP
>>401
転記thx...
う〜む。縮小語尾だとすると、cは響きを整えてるんだね。
イタリア人はViolonelloでは満足しなかったと。
403名無しの笛の踊り:05/01/04 00:28:19 ID:SCNkKxDA
そういえば
バッハの無伴奏チェロを、ヴィオールに編曲した今井信子?のも
明るく軽い感じでよかったです
ヴィヴァルディの協奏曲のチェロパートを、ヴィオールに変えた
サバールのもエッジがきいててよかったです

でも良く考えると、今井さんもサバールも、チェロを使えばよかったのに。
弾き方とかが異なるんでしょうか?
404名無しの笛の踊り:05/01/04 00:31:31 ID:krEhh7SG
今井さんの楽器はヴィオールではありません。ヴィオラです。
405403:05/01/04 04:58:24 ID:SCNkKxDA
今井さん ごめんなさい

今は、年末に買ったビルスマBOX(11枚入り)を聴いてます。
バロックに馴れてるために、チェロ&ピアノの二重奏(ベートーベンなど)
は非常に新鮮です。 もちろん、BOX内では、バッハの無伴奏と
ヴィヴァルディの協奏曲がサイコーです
406名無しの笛の踊り:05/01/04 07:06:43 ID:M3U5VJPU
初心者ですみません。
FM朝のバロックの日替りで解説している人達って何者ですか?
あの内容ならアナウンサーに読んでもらったほうが・・・
407名無しの笛の踊り:05/01/04 10:40:32 ID:bVe5Thl4
朝のバロックか。。。。聴いたことないな〜
番組タイトルだけ聞くと「朝からバロックかよ!」ってツッコミたくなる。
408名無しの笛の踊り:05/01/04 19:11:07 ID:pdBWN3N0
朝のバロックか。。。。小学生の頃ラジカセの目覚ましタイマーを
その時間にセットして聴いてたなー。ほとんど眠ってたけど。

ところで、専らバロックを聴いてると、この板のほとんどのスレが無関係だね。
409名無しの笛の踊り:05/01/04 20:44:51 ID:mh+L83P1
>>397 趣味が良い!
410名無しの笛の踊り:05/01/04 22:36:26 ID:krEhh7SG
朝のヒンデミット
朝のミヨー
朝の前衛

考えてみたらぞっとします。。。
411名無しの笛の踊り:05/01/04 23:22:25 ID:emiZwQN1
俺のイメージだと、初期バロックって前衛音楽とすごく重なるんだが。
既存の形式を破壊して新たに構築していこうとするエネルギーとか、
聴いていてすごく伝わってくるというか…。
理論的なことはシロートだからわかんないけど、前衛も結構好き。少なくともクラよりは。
だから、一時代前の「さわやか音楽」として微温的演奏のイメージのままだったら、
古楽にこれだけハマることはなかったろうな、と。
すんません、チラシのウラにでも書いときます。
412名無しの笛の踊り:05/01/05 00:31:03 ID:S1ppQgus
してみると、「おはようクラシック」なんて題が、訳分からんところがイイ!ということであろうか。
413名無しの笛の踊り:05/01/05 02:46:26 ID:uufguH1G
>>406 FM『朝のバロック』今は『バロックの森』
パ−ソナリティ、去年か一昨年から、週替わり4−5人になりましたね。
仄聞したところいよると、
I山先生の門下生などが 構成・選曲・お話をされているとか。

私は、日野ナオコさんの声を聴いて育ったので、今は違和感あります。
414名無しの笛の踊り:05/01/05 06:39:49 ID:j8Obqscq
わたくしはM川・H部両先生およびM山先生の時代ですが、
今ほど選曲も演奏者もドイツ系(含、大バッハ)には偏っていなかった。
それに啓蒙教育的な解説であっても、古楽を聴く喜びがあった。
番組担当者が素人すぎる。
415名無しの笛の踊り:05/01/05 17:50:10 ID:VMxR0Qd5
朝から聴ける音楽って、クラシックのジャンルでは、
前古典派からロッシーニくらいまでの時期の日曜昼の音楽くらいかな・・と思う。
後期バロックなら、よい子がおやすみした後の音楽が多い。。。

しかし、ここであえて「朝」向きの音楽をあげるとしたら、どうなりますかね。
(テネブレとかの朝じゃなくて日が高くなったあたりです。)

俺のお気に入りは
 Pietro Domenico Paradies / Sonate di Gravicembalo (Dantone)
 [stradivarius]
でつ。


416名無しの笛の踊り:05/01/05 19:11:03 ID:/C6FUO+4
>「バロックの森」
ジャズ等他ジャンルへの編曲物が、ちょっと多いと思う。
たまにいいのもあるが。
417名無しの笛の踊り:05/01/05 20:23:57 ID:LiWLKBtg
>>403
サヴァールはチェロでは弾かないと思う。
ガンバ奏者なので、ガンバでも可能そうな曲を演奏したのでは。
そのようなことを書いていたような。
ヴィオ・ダ・モーレはヴァイオリン奏者が演奏したCDはいくつか見るが。

> 朝の番組
「バロック音楽をあなたに」ではなかったかな。記憶曖昧。違っていたらご免。
今は聞いていないが、昔はよく聞いた。
確か414氏が書かれている両人だった。
それ程知られていない作曲家の曲の紹介もあった。
ゼレンカなんてのはその時聞いた。
ただ、段々と昔に遡り、バロック前半に偏って行ったような気がする。

>>411
やはりそうなのかも知れない。
だから同じバロックと言いながら、
前期と後期ではかなり性質が違う感じがする。
前衛的が行き詰まったあげくに、
トレルリあたりから新しい芽が出てきて、
ヴィヴァルディが殻を突き破ったっていう感じがする。
ロックでも、かつてプログレシヴ・ロックなんて言うものがはやったが、
結局、その次の世代のロックは、もっと分かりやすいものとなって今に続いている気がする。
シロートの単なる印象です。聞き捨ててください。

今日は、コレットのオルガン協奏曲を聞いている。
ヴィヴァルディふうのフレーズもあり、
モンドンヴィルと同じくフランス風味もよく効いていて気持ちよい。
418名無しの笛の踊り:05/01/05 22:15:22 ID:D38JY7ak
朝のスティーヴ・ライヒ

もう一回眠れそうです。
419名無しの笛の踊り:05/01/05 22:16:28 ID:D38JY7ak
話は変わりますがコレルリがヴァイオリンをうまく弾けなかったのを
昨日ネットサーフィンで知りました。
プチショック(笑
420名無しの笛の踊り:05/01/06 20:44:18 ID:/mceG99v
>>419
ナポリ宮廷のヴァイオリニストを前にしてorz...だったとか。

>>418
スレ違いだけど、ライヒってむしろ神経が研ぎ澄まされて仕事しなきゃと思う音楽じゃない?
421名無しの笛の踊り:05/01/07 00:04:06 ID:YOl+9686
>ライヒってむしろ神経が研ぎ澄まされて仕事しなきゃと思う音楽

音楽の力ってすごい。。。
中学の時ライヒをラジオで聞いたときは色んな意味で衝撃でした。
ライヒって聴く時のコンディションに大きく左右されるかもしれませんね。
スレ違いすいません。。。>みなさま
422名無しの笛の踊り:05/01/07 01:27:08 ID:eCq6sZwg
ヴィターリのシャコンヌという曲の 古楽器演奏を捜しています。
有名曲ですが、実はバロックの作品ではないという説もるとか。
メニューヒンの弾くこの曲をFMで聴きましたが、
新しい録音でオリジナル楽器で、うまい演奏のを、と思っています。
御教授お願いいたします。
423名無しの笛の踊り:05/01/07 01:34:59 ID:xzQ6m+yf
いまの語りは気が滅入る
即、特価得てくれ >NHK
424名無しの笛の踊り:05/01/07 20:01:14 ID:u5JYVVua
>>422
この曲も、アルビノーニのアダージョと同じで、
古楽器演奏が見あたらない。
あれば教えて欲しい。
よく知らんが、古楽器で演奏するに足る、充分な資料がないのでは。
ヴィターリは、シャコンヌ探しの時に、ことのついでというか、
気付かずにと言うか、ジョバンニ・バティスタの方なら、
いくつか買ったことがあるが、関係ないですね。
425名無しの笛の踊り:05/01/07 20:02:19 ID:bx+Da4/K
>NHK
今はいろんな意味で微妙な立場だな。
長年の矛盾が一気に吹き出てきた感じだ。

「朝のバロック」末期のゲストの喋りが多すぎるのもイヤだったが・・
426名無しの笛の踊り:05/01/07 21:07:32 ID:kGbHjy2l
>>424
そういえば、「アルビノーニのアダージョ」もアルビノーニが作曲したもので
ない、なんて事を何かの本で見たことがある。
427名無しの笛の踊り:05/01/07 21:07:49 ID:WrhzGIZz
>>424
アルビノーニのアダージョはジャゾットとかいうDQNの捏造品。
古楽好きならおぞ気がする最悪の一品。
古楽じゃないんだから、ピリオド楽器演奏があるわけがない。
428424:05/01/07 21:23:01 ID:u5JYVVua
アルビノーニもヴィターリも、
断片的な楽譜はあるが、曲としての体をなさないので、
後世の作曲家が、それをヒントにして新たな曲を作ったと言うことでしょう。
だから、「アルビノーニのアダージョ」ではなく、
「アルビノーニの曲をもとにしたアダージョ」ということでしょう。
ヴィターリのシャコンヌも、そう言うものかと思った次第。
429名無しの笛の踊り:05/01/07 22:30:18 ID:Homrqs9l
アルビノーニは、あの有名なアダ−ジョ(カラヤンとかが演奏してる程の)
ではなく、
Adagio for Solo Violin and Strings
ってのが、哀切で、泣ける。
(イルジャルディーノアルモニコ《Musica Barocca》wpcs-11124)
430名無しの笛の踊り:05/01/08 06:07:52 ID:iLdG8kET
アルビノーニのアダージョというCDで、収録曲が、コンチェルトのアダージョ楽章を出来る限り詰め込んでいるまじめなんだか冗談なんだか分からないコンセプトのCDをたまに見かける。
431名無しの笛の踊り:05/01/08 07:40:42 ID:eUYgHD77
国内盤は最近コンセプトCDばっかりだね。
売れてるのかな、ああいうの。まともなCD出さないと、
ますます国内盤誰も買わなくなると思うんだが。
432名無しの笛の踊り:05/01/08 08:25:16 ID:eFyqqe5x
コジマとかアルテデラルコなどのマイナーレーベルは、
輸入盤並みの良い企画をしていると思う。
もっとガンバレと言いたい。
どういうわけか、値段は国内盤と同じなので、
もう少し安くしようと言う努力をして欲しい・・。
433名無しの笛の踊り:05/01/08 10:04:55 ID:iLdG8kET
>>432 ...国内の弱小レーベルに安くしろったって無理。
自分には「リリースしてくれてありがとう」
ぐらいしかかけるべき言葉が見当たらないっす。
コジマなんてスタジオレンタルと録音機材、録音技師料で食いつないでCDのリリースは趣味みたいなもんだよ。
434名無しの笛の踊り:05/01/08 16:30:49 ID:0Bh3wGaE
>>433氏はコジマに勤めているのでしょうか。
趣味でやっているリリースに高い料金を払っているなら、買う側はなおさらたまらない。
こういう現状肯定をしていたら、決して価格破壊は行われない。
これが実態ならば、国内レーベルはお先真っ暗である。
日本の演奏家でありながら、外国レーベルから出てくる実情が良く理解できる。
ナクソスほどにしろと言っているのではない。
輸入盤のフルプライス並みになればいいと思っている。
国内企業はお互いに、高値安定でもたれ合っていて、
安く売ろうと言う工夫や気概が感じられない。
しかも去年だったかとんでもない法律をこしらえている。
CD界の吉野屋はいないのか。

チョツトコウフンした。すまん。
435名無しの笛の踊り:05/01/08 16:39:26 ID:eUYgHD77
まあ、弱小というのがどういう定義かわからんが、言い訳にはならんよ。
海外の中小レーベルを鑑みるに、国内盤の値段はカルテル以外のなにものでもないよな。
そのくせコンピレーションばっか出してるし。これで国内盤買えなんてよく言えたものだ。
436名無しの笛の踊り:05/01/08 20:32:41 ID:1+kMS7gq
吉野家みたいなCD只でもイラン

スローフードマンセー
437名無しの笛の踊り:05/01/09 06:30:54 ID:2r/omRuI
>>436
どうも言いたいことを理解されていないようだ。
>スローフードマンセー
の影に隠れて、高く売りつけるのが気に入らない。
たいした、料理じゃないのに。
だったら、牛丼の方が余程コスト・パフォーマンスがある。
吉野家で気に入らないのなら、ドンキと言い換える。
それでも、ダメか?
438名無しの笛の踊り:05/01/09 09:11:45 ID:7GRXskJW
というか、
国内中小メーカーの制作で、
本来海外有力中小メーカーに裂くべき予算を
裂くに値するCDというはたとえばどんなのでしょうか?
439名無しの笛の踊り:05/01/09 09:43:09 ID:DW+5x11l
アルテデラルコのOLCのシリーズとかかな?
他の国内盤なんて、アレだ、たとえていうなら
銀座のクラブで水飲んだだけなのに10万円請求された、みたいなもんで
内容が無いくせに値段だけ高い。前にちょっと話題に出たマーキュリーの国内仕様盤とか。
俺は英語しか読めないから、仏語しかライナーのないレーベルとかで時々困るけど、
古楽聴く人は一般に語学は強いし、国内仕様盤はあまり意味ないよね。
440名無しの笛の踊り:05/01/09 13:52:37 ID:3Djipe6U
国内盤と一口で言っても、海外盤を輸入したもの、
例えばそのマーキュリーや東京エムプラスなどと、純国産のレーベルがあるが、
前者のものではBCJのBISから出ているものは、
値段は高いが、内容は悪くない感じと思う。
もっとも和訳が正しいかどうか分からんが。
後者では、話に出たアルテデラルコは、
どれをとってもなかなか良い企画だと思う。
他には、コジマのALMとか、マイスター・ミュージック社のMusicaHumanaなど、
企画ではよく頑張っていて、良いと思う。
ただ国内製作盤と言うことで、輸入盤の国内仕様盤と同じ値段にすることはない。
翻訳の手間もないことだし(笑)、値段のこと頑張って欲しい。
441名無しの笛の踊り:05/01/09 20:51:15 ID:Wvx/Q+rU
近所のコジマにはバロックはおろか
クラシックCDそのものがない。
442名無しの笛の踊り:05/01/09 21:49:37 ID:DW+5x11l
>>441
同志よ!俺もド田舎組み。ここでのバーゲン情報をうらやましく読んでる。
でも、昔は一ヶ月に一度秋葉原に買出しに出ていたところを
ネットで海外から直接買えるようになったからいい時代だよ。

あー、海外で思い出した。東京エムプラスも小汚いことよくやるよ。
たとえば、最近出たタリス全集の最終巻は一応2枚組だけど、本来1枚価格。
当然海外ではそうした値段だけど、ディストリビューター通した国内店は2枚価格。
どこもそうだから、東京エムプラスが2枚価格で卸しているんだろうな。
RICERCARのハイドン/バリトン八重奏曲集や、J.S.バッハ/ライプチヒ・コラール集
とかの2枚組も同様。
ほかでは、ChannelClassicsのロッシーニ/ピアノ作品集Vol.5は
SACDハイブリッドのみのリリースなんだけど、本来は通常CD価格。
シリーズものでSACDハイブリッドのみだから、サービス兼宣伝なんだろうな。
でも、国内店はSACDハイブリッド価格。
こういった悪事はネットが浸透してないころはバレなかったんだろうけどね。
だから東京エムプラス取り扱いレーベルは送料考えても海外から買ったほうが
安い場合があるから、まず調べてみることをおすすめする。
443名無しの笛の踊り:05/01/10 09:44:27 ID:Z+se+A38
今週末に花の御江戸にいくのですが、バロックCDを買うならここ!
というお勧めをおしえてください!
444名無しの笛の踊り:05/01/10 12:17:02 ID:fFEIkA+4
渋谷のタワレコと御茶ノ水&新宿のディスクユニオンには
行っておいた方がいいと思います。
445名無しの笛の踊り:05/01/10 13:16:35 ID:imOUuAQC
>>444
443ではないですが、同じ身の上ですので
横レスありがとうございます。
446443:05/01/10 14:39:20 ID:ZfeHDgaY
ありがとうございます!!早速来週時間をたっぷりとってみにいきます!
447名無しの笛の踊り:05/01/10 18:10:48 ID:UXda0FdV
>>443

池袋:メトロポリタンのHMV
新宿:タワー、ディスクユニオン
渋谷:HMV,タワー
銀座:山野楽器
御茶ノ水:ディスクユニオン
秋葉原:石丸3号館

自分が買うときはこの辺を回っています。
448名無しの笛の踊り:05/01/10 18:36:25 ID:j+MKgnA7
往年の東京中古LP巡礼
数寄屋橋ハンター(潰れた)

御茶ノ水ユニオン

高田馬場タイム

他の都市にもこれらクラスの名店があるがヒ・ミ・ツ。
449名無しの笛の踊り:05/01/10 22:30:53 ID:9bIo/isV
>>448
それってバロック音楽で、って話し?

…実は80年代までの古楽名盤って輸入盤LPの世界なんだよね...
450名無しの笛の踊り:05/01/13 19:05:06 ID:T6bP34Md
>>449
一般にクラシックのレコードが多い店にはバロックも多い。
あと物故されたバロック・ファンのレコードがなぜか吹き溜まりのように集まる店があり、
そういう所で思いつきで買った、聞いたこともないようなレーベルの奴が当たりだと最高に嬉しい。
451名無しの笛の踊り:05/01/13 19:09:03 ID:T6bP34Md
つづき

遠路はるばる来ても、めぼしいタマがないときは
逆にArchivやDasAlteWerk、Eratoの未聴盤を安全牌として数枚買って帰ります。
452名無しの笛の踊り:05/01/15 06:46:51 ID:IzFnDyP0
ヒストリカルで有名な山崎浩太郎が、
バロック転向を計っているみたいですが、
これは日本のクラ業界全体として、不況のモダンを捨てて
バロックに移ろうと画策しているということでつか??

http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?site=mailmagcl&newsnum=501130109
453名無しの笛の踊り:05/01/15 07:02:59 ID:6yvFnX+O
>>452
よく知らないけど、一回くらい古楽のこと書いたからって転向志向とは限らないのでは?
それに第一古楽はクラシックじゃないですよ。日本のクラ業界はとっくの昔に
古楽を切り捨てたし、日本の古楽愛好家も日本の業界にはなにも期待していない。
454名無しの笛の踊り:05/01/15 10:12:17 ID:1rIUXKAR
>>453
なるほろ。
度々問われる「バッハ以前の音楽はクラシックか」に対する回答のひとつでつね。
もうさ、「クラシック板」に古楽が共生する現状にウンザリなんだけど、
「古楽板」とか「バロック板」って作れないんですかね。
455名無しの笛の踊り:05/01/15 11:12:51 ID:IzFnDyP0
>>454
確かにやっていることはクラ板とは違うのだけれど、
古楽板で30スレ建てる自信は正直言ってないなw

現実的な路線としては、「現音・古楽板」か。。。
456名無しの笛の踊り:05/01/15 15:40:02 ID:vRHujnDA
オレは、いちばん聴いてる時間が長いのはヘンデルだが、
ジョスカンも、「モンセラートの朱い本」も日常的に聴くし、
たまにはレスピーギも近代イギリスの合唱音楽も聴く。

古楽しか聴かないのはもったいないとは思うが、しかし
関心のない音楽を勧められる鬱陶しさはオレも知ってるから、
「ディーリアスも聴いてみろ」なんて言わない。

古楽とクラシックが別種族なのではない。
(あまりつかいたくない言葉だが)古楽ヲタとクラヲタが、
多くの場合、別種族なんだろう。
457名無しの笛の踊り:05/01/15 16:56:53 ID:6yvFnX+O
>>456
大体において同意なんだけど、別に一種類のジャンルしか聴かないというわけではない。
古楽以外にもフランス音楽全般好きだし、室内楽は国に関係なく聴く。
現代音楽も好きだし、古典邦楽も聴く。
ただ、それらが全て同じジャンルの音楽とは思えないわけですよ。
古楽を中心に聴いているが、クラシカルも聴きますよ、という言い方じゃまずいかしら。
458名無しの笛の踊り:05/01/15 21:41:28 ID:Yl3/lHKM
私はオーディオから入って、フランス近代等を聴いてた頃はそれほど熱は入りませんでしたが、
バッハでブレークスルーして、初めて音楽ファンになりましたね。
その頃はもうバロック命で、古楽専門の雑誌って(学術誌除く)何で無いんだろうと思ってました。

その後各地の民俗音楽→’60〜’70年代フォーク・ロック等も聴くようになり、
民謡〜古楽〜各年代のヒット・チューンというのは一繋がりのものだと思うようになりました。
(例えば「グリーンスリーヴス」などは最近に至るまで数限りなく「カバー」されている)
ダンス音楽、礼拝音楽、宮廷音楽といったジャンルは大体世界の至るところにあるものです。

ただドビュッシー〜メシアンの流れには、今なおそれらとは別個の美を感じることがあります。
(’60年代のロックバンド「クリーム」の作曲担当だったJ.ブルースもメシアンの影響を語っている。)
459名無しの笛の踊り:05/01/15 23:06:27 ID:6yvFnX+O
>>458
民俗音楽の中でも、宮廷音楽はやはり何かしら共通的美意識がありますよね。
たとえば、古楽愛好家だと、ガムランは、有名なバリ島の各種のものよりも、
ジャワ島のジョクジャカルタなどの宮廷ガムランのほうが魅力的に感じるはずでしょうね。
バリ島のものは20世紀以降のものが多いのに対して、宮廷ガムランは
18世紀の作曲家の作品が残っていたりして、その違いも大きいでしょうね。

古い楽器が残っていてもレパートリーも古いものが残っている所は案外少なくて、
西洋以外では、南インド、ベトナム、タイ、ジャワ、日本位だったと記憶してますが、
そうした古典音楽というのは、やはり魅力的です。
460名無しの笛の踊り:05/01/16 08:16:09 ID:UE8E7Wyq
洩れはカベソンのオルガン曲を聴いて物凄い親近感を覚えたな。
日本的なメロディーに思わず「初めて聴くのになつかしい」と。
天正少年使節団が持ち帰った南蛮音楽が日本の民謡や童謡に与えた影響ってあるのかな。
461名無しの笛の踊り:05/01/16 13:15:48 ID:ePWvEmvI
僕はアントワーヌ・フランシスク「モンティランデ氏のブランル」
(「ルネッサンス期の鍵盤音楽」といったアルバムによく入ってる)
を聴いて
「アンパンマンのマーチ」とほとんど同じなのでびっくりしました。
462名無しの笛の踊り:05/01/18 00:31:27 ID:3AhxQLDa
463名無しの笛の踊り:05/01/18 23:00:48 ID:VCaIY2f4
ナクソスの、D・スカルラッティのソナタ全集7巻に、
シチェルバコフの登場らしい。
超絶技巧が楽しみだ。
464名無しの笛の踊り:05/01/18 23:16:58 ID:rOqFPvvx
>>460
あなたの問いに知的好奇心がうずいて、ちょっと調べてみたのだが、南蛮からはシャリュモー、チェンバロ(と思われる鍵盤楽器)などが
もたらわれ、その音楽は近世の和楽に影響を与えたらしいよ。たとえば三重奏とか。あと、賛美歌は日本なまりのラテン語で江戸時代中
ずーっと伝えられ、歌われていたらしい。
465名無しの笛の踊り:05/01/19 21:13:07 ID:EwUJzWUH
>>456 >レスピーギ
彼はいわゆる「クラシック」といわれるジャンルの中でもマージナルな人ですね。
「ローマの松」では臆面もなく東洋的な音階を出してますし
(「ローマの泉」同様ドビュッシーの影響が濃いが)
「リュートの為の古い舞曲とアリア」は既出のジャゾット「アルビノーニのアダージオ」
などと違い、自国のルネッサンス音楽を真剣に紹介しようとした意思が感じられます。
個人的に二昔前にイ・ムジチが来たとき第一〜第三組曲を通しで聴いたんですが、
これとかフォーレの「ペネロープ」組曲なんかは「本物の」ルネッサンス・バロック音楽のように
思ってました。(笑われるかもしれませんが)
466名無しの笛の踊り:05/01/19 21:26:01 ID:cD1xhuqK
>>465
レスピーギで思い出したけど、ロンカッリの Capricci Armonici の全曲盤(VANGUARD)
買ったら、第二旋法組曲の終曲のパッサカリアが「リュートの為の古い舞曲とアリア」
第3組曲のパッサカリアの原曲だったんだね。ギターのための曲集だからすこし驚いた。
レスピーギの時代にはリュートのレパートリーもギターで弾いてたのかな?
だとすると、ギター曲が原曲でも、まあ時代としてしょうがないかなと思うんだけど。

ペネロープに限らず、フォーレの曲は旋法的な色合いが強いから、不思議はないですよ。
後期の歌曲とか室内楽は油断しているとはっとさせられますよね。
467名無しの笛の踊り:05/01/20 20:43:21 ID:62u3Nwan
当時はリュートって今以上にマイナな楽器だったんでない。
468名無しの笛の踊り:05/01/20 21:25:16 ID:iSIDsYcY
EUの統一歌が「歓喜の歌」なのは鬱だ。
(「歓喜の歌」って王政が打倒されて共和制になったのが嬉しい、って意味ですか?)
代わりに「ハレルヤ・コーラス」にならんか

余計なお世話ですかそうですか
469名無しの笛の踊り:05/01/20 21:34:25 ID:pVv45/29
第9交響曲の終楽章は作曲者自ら失敗作と認識していて、
絶えず書き直す機会を探っていたというのに…
こんなものをありがたがるのは日本人だけかと思っていたが。
470名無しの笛の踊り:05/01/20 21:55:16 ID:eJ6IuF2X
>>469
どのへんが失敗作なのだろうか・・・。よーわからん。
471名無しの笛の踊り:05/01/20 22:11:23 ID:PutZoF+G
まぁ党派性の強いスレですからね
だいたい「古楽専門レーベル」というもの自体が
そういう性格を隠し持ってますしね。
472名無しの笛の踊り:05/01/20 22:19:12 ID:pVv45/29
>>470
sage推奨スレなんで今後はsageでお願いします。

>>471
何が言いたいのか意味不明なんだが…
473名無しの笛の踊り:05/01/21 01:29:56 ID:6XLu5YYL
党派性にどっぷり浸かりすぎて無自覚になっている人
474名無しの笛の踊り:05/01/21 03:19:21 ID:XWeR8pp/
一度あがるとこうなるので、やっぱりsageは徹底しないとな。

>>1にあるとおり、dat落ちは最終書き込みが基準。下のほうにあって
問題ないし、クラ板に間借りしている現状ではむしろ望ましいと思う。
475名無しの笛の踊り:05/01/21 06:49:42 ID:5+My8o1f
>>470
明らかに手抜きじゃん。

他の3楽章および周辺の作品と比べてみてくだされ。
たぶん、
第7・ウェリントンの成功の夢をもう一度見たかったんだね。

…ってスレ違い。
476名無しの笛の踊り:05/01/21 08:30:04 ID:Ve3XYk0J
>>475 合唱幻想曲...
>>468 手抜き度で言うなら、ハレルヤ・コーラスもあまり人のことは言えない。
477初心者です:05/01/21 14:32:21 ID:PhMKbz92
既出かもしれませんが
DVDで出てる「カストラート」と「王は踊る」と、
古楽映画としてどっちが面白いですか?
前者はヘンデルが悪役だそうですがヘンデル・ファンでも腹立ちませんか?

又他に入手しやすい絢爛な古楽映画ってありますか?
(「エリザベス」個人的に結構ウケました)
478名無しの笛の踊り:05/01/21 21:34:00 ID:3Ad/wV2v
>>477

 音楽を聴く/見る →カストラート
 音楽が生まれた時代背景を見る →王は踊る

かと思う.
やっぱりヘンデルの音楽はいいですよ.
479名無しの笛の踊り:05/01/21 21:36:02 ID:B9RWBX+b
どっちもおもしろい。
当時のオペラの雰囲気を疑似体験するなら「カストラート」
フランスの宮廷音楽の雰囲気なら「王は踊る」
同じバロックでも時代と国が違う。

ヘンデルはもともとそんな人物と思っているから、ファンでも怒らないでは。
「カストラート」は、彼の曲が出てくるので、
リュリよりヘンデルの方が好きという人は結構楽しめる。
カストラートのことを多少知っていないと、
何のことか分からないシーンもある。

「エリザベス」というのも、古楽が出てくるのですか。
480名無しの笛の踊り:05/01/21 21:40:45 ID:eTmBy2ak
古楽映画の最高峰は「巡り合う朝」
481初心者です:05/01/21 22:12:31 ID:gQVh25ov
>>478〜480
どうもありがとうございます!!
やはり両方買って観るしかないようですね・・
「巡りあう朝」もVTRで探します。

「エリザベス」は導入部の、エリザベスが恋人と出会うシーンでは
何か違和感のある音楽がかかりますが、
そのあとバックにいかにもそれ的な曲が十曲程度聴かれます。
(サスペンス・タッチなのであくまでBGMとしてですが)

482名無しの笛の踊り:05/01/21 22:36:47 ID:X86z3b4A
>ヘンデルはもともとそんな人物と思っているから、ファンでも怒らないでは。

ヘンデルは妥協しない上にかなりの皮肉屋だったみたいだしね。
ある歌手がリハーサル中に腹を立ててオーケストラピットに飛び込んだら、
「本番でもやってくれる?君の場合、歌よりそのほうが客寄せになりそうだから」
って顔色ひとつ変えずに言い放ったとか…。
だけど、DQN系変人の多い作曲家の中では、常識的計算(立ち回り)も
出来る人だったみたいで、だからこそ劇音楽でもオラトリオでも成功したんでしょうなあ。

ドイツ人がローマでナポリ派セリアを勉強してフランス序曲付きセリアを
ロンドンで発表して成功を収める、というのも、冷静に考えるとすごい…。
483名無しの笛の踊り:05/01/21 22:37:17 ID:5+My8o1f
エロい人…カストラート
ウホッな人…王は踊る

以上2つはそれなりに露骨に出てます。

どちらもバロック的でかなりケバイ映画ですが、
バロック好きとしては疑似資料的な観点からニヤニヤ出来ます。

普通の人は【巡り会う朝】をまず観て、
こころをざわめかせましょう。
484名無しの笛の踊り:05/01/21 22:42:31 ID:5+My8o1f
>>482
ヘンデルの作曲の手抜き加減は、結構ひどいけど、
ヘンデル自身は手抜きと思っていなかったような気がするなぁ。

なんか、あれで普通というか。
こっちもヒデェ、という他ない。
485名無しの笛の踊り:05/01/21 23:02:00 ID:X86z3b4A
>>482
>手抜き
まあ、そのへん含めて「立ち回りがうまい」ってことですが。
ただ、バロック時代にはそうした技術も作曲家には必要だったでしょう。
いい意味でハッタリが利いているから、聴いていると脳内麻薬が出てくるんですよね。
典型的に劇場の人だったんでしょう。欲望渦巻くオペラ界で立ち回れる性格も含めて。
486名無しの笛の踊り:05/01/21 23:03:47 ID:Ve3XYk0J
ヘンデルは...逸話などから察するに、端から見てる分にはとても魅力的な人だが、
個人的にお近づきにはなりたくないという感じだね。
>>484
彼にとってオラトリオやオペラは、作品というよりは興行演目という感覚に近いかと。
487名無しの笛の踊り:05/01/21 23:06:40 ID:8W9ut5H7
>>477
『めぐり逢う朝』
マランマレとサントコロンブの映画。観るべし。
J.サバールの音楽指揮が素晴らしい。
488名無しの笛の踊り:05/01/22 00:19:12 ID:Z7DbVKT5
サヴァールだと!!!
み、見なければ!!
489名無しの笛の踊り:05/01/22 00:23:25 ID:zVx4jn8B
「めぐり逢う朝」はサントラもいいですよー
490名無しの笛の踊り:05/01/22 00:33:54 ID:zVx4jn8B
ttp://www.ils.unc.edu/%7emichm//marais.mov

↑映画の一部が観られます。
若きマレがコロンブと娘の前で演奏してるシーン。
491名無しの笛の踊り:05/01/22 01:13:48 ID:c0T+tKjb
↑DVDはもう売ってないんだよね。良い映画なのに...

六本木の○タヤで注文したら、借りられたよ。
サントラも買った!2枚組のね。おまけの方のマレのラ・フォリアがお気に入り。
492名無しの笛の踊り:05/01/22 01:34:13 ID:uHWoQJOL
そういえば、サヴァールのマレ選集が出たのも同時期だったな。
今ではマレのヴィオール曲集で全曲盤がないのは第2巻と第3巻だけだから、
あれからいかに知名度が上がったかわかるね。映画の影響ってすごい。
493名無しの笛の踊り:05/01/22 06:58:58 ID:9nHSX6lX
>>482
ヘンデル、やっぱり超カッコ(・∀・)イイ!!
マジで惚れ直しました。
494名無しの笛の踊り:05/01/22 10:01:37 ID:ZBPL95/N
>>481
 巡りあう朝はDVD版がありますよ.
495名無しの笛の踊り:05/01/22 11:35:40 ID:GfcP2/BQ
基本的にオレは、ヘンデルの音楽には関心があるが
ヘンデルの性格にはさほど関心がない。
(そもそも古今東西、アーティストなんてものは気むづかしいと
相場が決まっているのである。)
とはいえあまりヘンデルの株が下がるのもどうかと思うので
いうのだが、ひとつ押さえておくべき事があるとするなら、
オレたちはふだん「モダン楽器」をすてて「時代楽器」の演奏を
好んで聴くわけだが、しかし倫理観?については、思いっきり
「モダン」な立場で過去の音楽家を断罪しようとしている、ということだ。
496名無しの笛の踊り:05/01/22 13:07:08 ID:x7UyIwnC
>>495
そうだね、いい曲作ってくれれば、作曲家のこととか
どーでもいい。

ただ、時代楽器の是非を議論していた時代には、
時代回帰は1つの論であったわけだが、

今の古楽は、徹頭徹尾「モダン」を目指すものだと思う。
特に最近のリリース見てると、あっけらかんと「モダン」してませんか?
(ここの「モダン」はモダン演奏じゃなくて現代的という意味)

穿った見方で言えば、
「モダン楽器」が改良されて「古楽器」が発明された。
とかいう感じで。

よって今になって倫理観が戻るのは難しい気がする。
497名無しの笛の踊り:05/01/22 22:58:49 ID:zVx4jn8B
>>494
「めぐり逢う朝」のDVD、生産終了してるみたいです。
アマゾンだと中古で15000円くらい…ハワワー
再生産してくれるといいなあ…。
レンタルならあるかもしれないっすね。
498名無しの笛の踊り:05/01/23 18:05:20 ID:D9nBSAVS
>>497
> >>494
> 「めぐり逢う朝」のDVD、生産終了してるみたいです。
> アマゾンだと中古で15000円くらい…ハワワー

 うわー,人気高いのかしら?
 音楽のサヴァールがやっぱりいもんねー.
499名無しの笛の踊り:05/01/23 18:06:20 ID:flzxu7X4
質問スマソ。バロック初めての器楽ソナタと協奏曲っていつごろですか?よかったらお勧めのアーティストを教えてくださいませんか?
500名無しの笛の踊り:05/01/23 18:28:11 ID:Mg1GHiSm
>>499
初期バロックの用語でソナタとかコンチェルトとかは、今日的にはもちろん、
中期バロックとも微妙に意味合いが違うので、もう少し意図を聞かせてください。
たとえば初期バロックで「コンチェルト」というと、いわゆる「声楽コンチェルト」の
ことなんですよ。
ソナタというのも、純粋器楽曲の少なかった時期においては、「器楽曲」みたいな
意味合いもありましたし…声楽曲の序奏などの器楽部分のことをシンフォニアとかソナタ
とか呼んでいたりもしましたので。
501名無しの笛の踊り:05/01/23 18:53:42 ID:sUyTEmpp

映画はあんま見ないけど、ヘンデル、マレー、リュリの音楽が聴けるなんて絶対みなきゃなぁ。
アマデウスでサリエリの音楽でもめっちゃ感動するから、ヘンデルとかは相当感動するだろーな。

受験終わったらみまくろー。
502名無しの笛の踊り:05/01/23 19:51:14 ID:my5BF7lk
テッサリーニという作曲家の協奏曲を聞いている。(Symphonia SY03206)
1690-1766と言うから、テレマンより9つ若くて没年は1年前になるか。
テレマンも新しいスタイルをよく取り入れているが、
このテッサリーニの協奏曲には、ヨハン・クリスチャン・バッハのようなフレーズがあってビックリ。
503名無しの笛の踊り:05/01/23 20:29:32 ID:Mg1GHiSm
>>502
テッサリーニですか。私はCONTRASTO ARMONICO の全曲盤(Hungaroton HCD 32025)
しか持ってないんですが、同時期のヴィルトゥオーゾ=コンポーザー、
たとえばロカテッリとかタルティーニのようなアクの強さは、ぱっと聴いた
感じではあまり無いですね。カデンツァなどはやけに長くて、ロカテッリのOP.3を思い出しましたが。
ただ、この世代の作曲家は、本当に数年でがらっと作風変わりますから、
この一枚でテッサリーニの印象を決めるのは恐かったので、そのディスクも
こんど買ってみようかなと思います。
504名無しの笛の踊り:05/01/23 20:58:47 ID:W4F+f5XF
>>413
「バロックの森」の土日のリクエスト・アワーは局アナが
音楽と全然関係ない話をするのがとぼけてていいな
505名無しの笛の踊り:05/01/23 20:58:45 ID:flzxu7X4


   \ | /
   ― Θ ―
   / °\
  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<  >>500そうだったノカー!
 ( つ  つ  \_______
  〈 〈\ \
  (__)(__)

えーと、私が意図しているのは、バッハやビバルディや古典、ロマンまでつらなる、器楽協奏曲のことです。
ソナタも、トリオ・ソナタとか、ヴァイオリン・ソナタとか・・・。バロック初期にはそういうのはまだでてないのでしょうかね。
コレルリあたりが創始者なのですか?
506502:05/01/23 21:43:44 ID:DuMklAlK
>>503
このCDのタイトルもも同名の"CONTRASTO ARMONICO"だが、
そのタイトル通りなのは最初の"Contrasto Primo"だけ。
他は作品1とか、Grand sinfonie"とか。
どの曲がJCバッハみたいだったかは後日お知らせする。Contrasto Primoではない。
でもそのCDも気になる。ちょっとメモしておく。

ロカテルリは確かに、長いカデンツァがちょっとしんどいという印象をもった。
タルティーニの、DynamicのシリーズもののVol.12は、
期待通りだった。ただ、1枚目と2枚目の中身が逆で、
その訂正の紙切れが入っていたのはお笑いであった。
507名無しの笛の踊り:05/01/23 21:48:22 ID:Mg1GHiSm
>>505
祖先として、みたいな感じですかね。
上記のとおり、もともとバロック音楽は歌詞のリアルな表現を目指して発達したので、
器楽曲はあるにはあったものの、たとえばカンツォーナとソナタの間には、
当時の文献でさえ明確な差異の定義はされてなかったりする。
「カンツォーナ・ダ・ソナーレ」なんていう曲名からも明らかですが、
用語法はどうあれ、独立器楽曲の萌芽はこのあたりです。
G.ガブリエリの有名な「フォルテとピアノのソナタ」などはこの時代ですね。
こうした合奏形態のソナタは、ソロ・ソナタ、トリオ・ソナタとは別に発展しますが
質問の意図とは違うようなので割愛して、通奏低音つきソナタにいきます。
カステッロの「新様式による協奏的なソナタ集」は、その名のとおり革新的で、
Vn.をつかったビオンディ(OPUS111)、コルネットを使ったコンチェルト・パラティーノ(ACCENT)
あたりで聴いてみてください。明らかに複雑化してます。
初期のソナタでは、アンサンブル・ソネリーによるフォンタナ、チーマ、トゥリーニらの
作品をあつめた2枚組(Virgin)が、ライナーも含めて良いです。
で、一般的に誤解されがちですが、コレッリはトリオ・ソナタの創始者ではなく、
集大成者というべき存在です。編成として3声部のソナタはマリーニ(マンゼ:HMF)や
ファリーナ(CHRISTOPHORUS CHR77248)も書いていますが、
歴史的に重要なトリオ・ソナタ曲集はレグレンツィのOp.2(CPO)とカッツァッティの
Op.18(PIERRE VERANY:抜粋)で、それぞれ1655年と1656年の出版(コレッリのOp.1は1681年)。

ディスクで聴けないと意味なさそうなので、ディスクの出てるもの中心にコレッリまでを
纏めてみるとこんなかんじですが、器楽カンツォーナの出自とか書き出すと果てしなくて、
まあ、自分で聴いてみて、「これが古典派以降のソナタのルーツだな」とか感じてみてください。

ちと疲れましたので、コンチェルトについてはまたの機会に。
508名無しの笛の踊り:05/01/23 21:50:15 ID:flzxu7X4
朝キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
509名無しの笛の踊り:05/01/23 21:56:44 ID:Mg1GHiSm
>>506
レスどうもです。なかなか興味深そうですね。
どうやらキャリア全体を見渡せる感じみたいですね。

Dynamicは、DVDの方でも問題が起きてて、なんかパニクってるそうなので、
折を見てクレーム出すつもりです。
実はVol.11も1枚目と2枚目の中身が逆で、世界で最初にクレーム出したのが
私だったらしいです。実はもっと重大なミスがライナーにあったんですが、
とりあえずCDを正式に訂正したプレスで折り合いました。最初のプレスは、
1枚目と2枚目の中身が逆になってるという注意つきで爆社に後で出てました。

興味ある方がいれば、ライナーのミスについても書いてもいいですが、
自分用のメモとしてとどめて置いていただけるならば…。
510名無しの笛の踊り:05/01/23 22:16:42 ID:flzxu7X4
うわぁ・・・。誤爆しちゃいました・・・。
511名無しの笛の踊り:05/01/23 22:23:58 ID:Mg1GHiSm
>>510
今気づいたのですが、メール欄にsageと入れてくださいね。sage推奨スレですので。
512名無しの笛の踊り:05/01/23 22:26:42 ID:flzxu7X4
>>507
詳しいお話ありがとうございました。
コレルリがソナタやコンチェルトの集大成とは意外でした。コレルリがはじめてバッハやテレマンあたりが集大成をなしとげたかと思っていました。
バロックは奥が深いですね。普段は古典〜ロマンばかり聞いてて、バロックはビバルディやバッハ、ヘンデルくらいしか聞かないもので・・・。
バロックは面白そうですね。どんどん興味がわいてきますよ。
513506:05/01/24 20:30:28 ID:TAi5euW8
>>509
DVDとはどれのことでしょうか。Vol.11も逆だったのか。
ダイナミックさんはだいじょうぶかいな。
たのんまっせ。と言いたくなりますね。
そういえばほかのレーベルでも、間違いがいくつかあったなぁ。
マーキュリーはこの前からやり玉に挙がっていたれど、
訳文が違っているなんて言われても、わたしなんかよく分からないので、
体よく騙されたままだったのかと思う。
曲名が間違って印刷されていたのもあったけれど、
これもたまたま知っている曲だったから分かったのだけれど、
知らなければ、死ぬまで信じていただろうな。
複数枚組のCDがばらばらに入っていたのもあったなあ。

きのうのテッサリーニで、JCバッハ的だと思ったのは、
Grand sinfonie Quinta, Sol mag. という曲でした。
514名無しの笛の踊り:05/01/24 20:38:09 ID:ga2JFXzy
どうやら学内の今度のバロックアンサンブルコンサートでゼレンカを弾く模様。
今まで聴いたこともない名前だったから今色々調査中です。
ヘンデルメインのコンサートで、のヘンデルの当時のライバルってことで
ゼレンカの曲を演奏するんですが。
とりあえず、新しい作曲家を知って嬉しかったんで記念に書き込みました。
515509:05/01/24 21:00:57 ID:AuO+Tz6J
>>513
どのDVDかは特定できなかったんですが、最近ですよね、DVD出し始めたの。
事業拡大で混乱してるのかもしれませんね。
テッサリーニの情報thx!こんど買って聴いてみます。
Vol.11は、今出回ってるものは大丈夫でしょう。
ただ、ライナーにはまだ問題があるので、
個人的にブックレットにメモでもしておいてください。
以下の点が内容と不一致だったため問い合わせたところ、私の推測どおりでした。

「コンチェルトD 14に関しては、このディスクのD 23と同様に
代替楽章を含めて5楽章収録してある旨をのべていますが、
実際には最後のアレグロ楽章がありません。
ライナーノートでは、後の稿であるパリの国立図書館所蔵では
トラック11、12、13のみであるとあります。
それはそれぞれ、Allegro,Largo Andante,Allegroであり、
一見正しいかに思われますが、トラック13はニ長調であり、
明らかにコンチェルトD 41の開始楽章であると思われます。
また、コンチェルトD 14のうち3つの楽章にはタルティーニに
よくあるようにモットーが記されているとあり、
ライナー及びカバー表記では2つの緩徐楽章については記載されていますが、
最終楽章のアレグロにあるべき"Tornami lieto in volto 〜"
の表記のあるものはありません。

以上のことからの類推ですが、このディスクの編集段階において、
コンチェルトD 14のパリの国立図書館所蔵稿の最終楽章のAllegroが
収録されていないものと思われます。
原因は上述のとおり、次の曲であるコンチェルトD 41の開始楽章も
Allegroであったためと思われます。」
516名無しの笛の踊り:05/01/24 21:59:10 ID:MasVyokP
>>514
ゼレンカいいね。
オーボエとか通奏低音の使い方などとても巧みで、
バッハに一番近い存在かもしれない。
頑張ってください。
517名無しの笛の踊り:05/01/25 05:05:36 ID:uWcwGOyH
>>514
ゼレンカは日本語でとても詳しいHPがあるよ。
www.algolab.co.jp/~lum/music/fmain.html
518名無しの笛の踊り:05/01/25 15:08:42 ID:ZanGW4ND
サヴァールは結構色んな映画の音楽を担当しています。

ソフィー・マルソーの「女優マルキーズ」とか、
リベットの「ジャンヌ・ダルク」。
他にもあるんじゃないのかな。
519名無しの笛の踊り:05/01/27 23:51:22 ID:r2s2DJNq
めぐり逢う朝のVDV、ヤフオクに2枚出てたが、どちらも13000円位で落札。
競り負けますた・・・
520513:05/01/28 21:56:06 ID:D7dUKVfB
>>515
今Vol.11を聞いていますが、たしかにDisc1と2はさかさまですね。
このディスクのD14についても、そんな事になっているとは、
ただ聞いているだけな者なので、全く気付きませんでした。
勉強になります。いろいろ情報ありがとう。

ダイナミック並びに、ラルテデラルコは、
良い企画をしてくれているので期待をしている。
ミスせず、頑張ってと言いたい。
521名無しの笛の踊り:05/01/29 22:41:23 ID:B6Wl03sW
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336038392
初心者のディスクガイドでこれは気に入りましたが、このあとでめぼしい本ってどんなのがありますか?
(ただし皆川翁みたいなのでなく、若い人がよいです)

もしくは個人・プロのサイトでもいいんですが。

上の本に書いてた金田って人、WAVEだかどこかの小冊子に書いてたと思うんですが、今はどこで読めますか?

522名無しの笛の踊り:05/01/30 01:03:48 ID:ddonQ5Jt
>>521その本、ボクもたいへんお世話になりました。
今はかなり新譜が出て、最新版を出して欲しいくらいですが。

それ以外では、
HMVのHPに、古楽ニュースが日々更新されていて、
過去ログもあり、たいへん参考になっています。
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=411300081
523名無しの笛の踊り:05/01/30 09:44:46 ID:TpvTWxtM
むしろ
ttp://www.newolde.com/
の中の作曲家案内
ttp://www.newolde.com/composers.htm
がスッキリ参照できるかも。
524名無しの笛の踊り:05/01/30 15:08:19 ID:669vzmyM
>>521
「ロリコンの時間と空間」
「さあ、みんなでイギリスしよう!」
といったキャッチフレーズには笑えましたね

もう一冊、小判の似たような本も出てたけどこちらはイマイチでした。
525名無しの笛の踊り:05/01/31 00:27:42 ID:TiEv9JzV
Rudiger Lotter(Vn) と Olga Watts(cemb)の
《Lyriarte》というCD買ってみた(OEHMS CLASSICS)
ジェミニアーニのソナタ op.4 の
No1, No9, No8, No10(世界初録音)や
ヴェラチーニのソナタ op.1の No7, No8
MAK出身の人だったかな? シャープで明快明晰明朗。良盤
526名無しの笛の踊り:05/01/31 20:12:30 ID:UOSWOexf
>>525
おお、それ聞いた。
典型的ロシア風のあばちゃんのチェンバロ、なかなかよかった。
ジェミニアーニの作品4はどれも初めて聞いた曲だった。
ポイントは結構高いCDだと思う。
527名無しの笛の踊り:05/02/06 19:47:21 ID:OTroeIY7
ディスク逆転事件から端を発して、タルティーニをよく聞いている。
ガッティ演ずるソナタも、それからガッティつづきでコレルリのソナタも聞いている。
コレルリはかすかな記憶ながら、昔聴いたメルクスよりあっさりしているような。
解釈が洗練されてきたと言うこと?
それとも二人の個性の違い?
528名無しの笛の踊り:05/02/08 22:32:00 ID:OYy+ImBs
すみません。。気になる曲があるのですが、どなたかご存知でしたら教えて下さい。
「日経スペシャル ガイアの夜明け」というTV番組の中で、役所広司が寸劇を
しているときのBGMにかかっているリュート(?)の曲なんですが、、、
お願いしま〜す!
529名無しの笛の踊り:05/02/08 23:00:28 ID:L4mOlw+i
ガッティは凄い個性だよ
イタリア人のくせに超薄味の音色
530名無しの笛の踊り:05/02/09 00:02:36 ID:T6GzDkyn
ガッティより、マンゼのが好き★
カルミニョーラより、ビオンディのが好き★
531名無しの笛の踊り:05/02/09 00:41:14 ID:cX67NZ03
ガッティは音色だけでも存在感があるな

マンゼ、ビオンディ、オノフリといったあたりは被るものがある
同じ作品を三人で持っていると、損した気分になりそうorz
532名無しの笛の踊り:05/02/09 03:32:32 ID:N+AZcgpG
マンゼ大嫌い
自己主張だけでセンスゼロ
533名無しの笛の踊り:05/02/09 20:00:13 ID:iCrKzSw/
ガッティはいいね。
イタリア人でまともに聴けるコレッリ演奏は彼くらいだ。
534名無しの笛の踊り:05/02/09 23:05:13 ID:HmkziNLa
キアラ・バンキーニもね(彼女はスイス人か)
アンサンブル良い子萌え
535名無しの笛の踊り:05/02/09 23:53:01 ID:7DP8FK7N
小学館のヴィヴァルディCD、ガッディだった。980円。
536名無しの笛の踊り:05/02/09 23:53:34 ID:qQNXrCv6
>>534
同意。ジェミニアーニもコレルリもヨカタヨ。

そういやzigzag territoriesの録音ってあんまり語られることがないよね。
537名無しの笛の踊り:05/02/10 22:06:21 ID:EdZ55kTa
zigzag
面白い企画が多いので、見逃さないように時々チェックしている。
でもかなり見逃している。そのジェミニアーニなんかがそうです。
欲しいディスクのリストに挙げておきます。
オフィシャルサイトでは、"SALVATORE LANZETTI"ZZT040102 
という聞いたこともない作曲家のディスクがこの春にでるとか。
当たりかハズレかよく分からんが、これもリストに入れておこう。
ハジマーコスのエマヌエル・バッハの演奏はよかった。
538名無しの笛の踊り:05/02/11 22:46:21 ID:iNVpNb3Z
>537
サルヴァトーレ・ランツェッタは、1710年頃にナポリに生まれて1780年にトリノで没した
チェロの名手だ。
試聴は以下でできる。唐草模様の一部みたいなマークをクリックされたし。
ttp://users.libero.it/claudioronco/pc/nascolti.html
539名無しの笛の踊り:05/02/12 09:42:16 ID:HcNqxGNJ
>>538
情報通??
540名無しの笛の踊り:05/02/17 21:00:16 ID:olV1DPdb
ディスク逆転以来、ひたすらタルティーニにはまっている。
その逆転しているVol.11と12をもっぱら聞いていたけど、
道は長いが、これからVol.1まで遡ろうかと思っている。
541名無しの笛の踊り:05/02/17 22:13:49 ID:dd4tgE/K
>>540
おお、はまってしまいましたかw
Vol.1と2は録音がイマイチですが、タルティーニにはまったなら
内容的にはお勧めできますよ。

私は、PIERRE VERANY 3枚分売のデュフリ/クラブサン曲全集にはまってしまってる。
BROSSE は、この時代の音楽と相性いいな。バルバトルや
アルマン・ルイ・クープランもよかったし。
デュフリでも、伝統的色彩の残る第一巻より、第二巻以降のほうがよりよかった。
第三巻のVn.助奏付きの6曲が省略されてるのはちょっと残念。
542名無しの笛の踊り:05/02/18 16:11:37 ID:WMpXe0WD
マンゼ僕も苦手。全否定じゃないけど、まず好きになることはないな。
543名無しの笛の踊り:05/02/19 00:18:48 ID:h4tCyb9g
ハッセいいなぁ。受験中聞きまくってたー
544名無しの笛の踊り:05/02/19 13:39:32 ID:wc0uaTWS
ハッセに興味を持った人、試聴は以下でできる。試聴(Horproben)ボタンの19から21で
フルート・ソナタが聴ける。このCDにはクヴァンツ、WFバッハ、ゴルトベルク、
ハイニッヘンおまけにボワモルチエまで入って、
バロック時代のドイツ宮廷音楽を知る上には格好のCDだ。
ttp://www.jpc.de/jpcdb/frames/jpcset.html?hnum=7936661&iampartner=music&maktion=artikel&language=de
545名無しの笛の踊り:05/02/19 13:40:58 ID:wc0uaTWS
>544
おっと22を落とした。
546名無しの笛の踊り:05/02/19 16:53:38 ID:H1Nlu2wc
マンゼマンセー。
547名無しの笛の踊り:05/02/19 18:07:21 ID:gob3my7t
>>544
ハッセと聞いて、あえて器楽曲をレスポンスするあたり、
よほどの通とみましたが...
548名無しの笛の踊り:05/02/19 19:41:51 ID:Aux7BeNi
タルティーニ
おすすめに従ってOp.1をきいている。
グリエルモ兄弟は、大向こうを唸らせるような技巧派ではないが、
その心を伝えていると個人的に思っていて、充分に満足できる演奏と思う。
それまでのモダンでの演奏ではタルティーニの良さは感じ取れなかったが、
このラルテデラルコのシリーズでその良さが感じ取れるようになった。

デュフリ
どうもフランスのクラヴサン曲の作曲家はよく違いが分からない。
この3枚も聞いてみたが、ただ聞いただけに終わっている。
彼の特徴を教えてちょうだい。

マンゼ
最初は好きになれなかったけれど、だんだん良さが分かるようになってきた。
テレマンのファンタジアなどなかなか。
ポッジャーを従えたバッハのヴァイオリン協奏曲なんか楽しめた。

ハッセ
と言えば映画「カストラート」を思い浮かべてしまう。
549名無しの笛の踊り:05/02/19 20:37:32 ID:JFQepxT1
>>548
>デュフリ
彼はパリで出版されたD.スカルラッティのソナタなども持っていたくらい
楽譜コレクターとしても有名なのだが、かなりそれらの影響もみれる。
だから聴き方のポイントを変えると、フランス音楽慣れしてなくてもかなり面白くなる。
速度の速い三拍子系の曲は、スカルラッティのフランス化として聴いてみたり、
クラヴサン曲集第二巻は、3〜4曲からなる組曲構成だけど、
多楽章ソナタと脳内変換して聴いてみると、別の楽しみ方が出来る。
トラック1〜4はニ調、トラック5〜7はイ調のソナタ、みたいに。
第四巻は、左手の書法(アルベルティ・バスなど)とか、フォルテピアノの
台頭してきた時代なんだな、と思いつつ、次世代のショーベルトやジャダン
などと比較しつつ聴いたりするのも楽しい。
ルクレールやボワモルティエみたいに、イタリア派といわれる人たちの
器楽曲のクラヴサンでの代表格と受け取っている。

それに比べるとバルバトルやアルマン・ルイ・クープランは、
ギャラント的になってはいるものの、やっぱりラモーの末裔という感じがする。
ロワイエやダカン、コレットなどにしても、ラモーのインパクトが凄まじかったんだなと
感じる。それ以前のダンドリューなどはやっぱりクープランの影響が強いので。
550名無しの笛の踊り:05/02/19 21:12:10 ID:R7lFNAph
早速のレス、ありがとう。
でも、
>ルクレールやボワモルティエみたいに、イタリア派といわれる人たちの
>器楽曲のクラヴサンでの代表格と受け取っている。
の、2行目がよく理解できない。

名前のあがった作曲家。
もういちど聞き直してみようとおもっている。
551名無しの笛の踊り:05/02/19 22:42:43 ID:zVUa00MA
>>543 ハッセ 華やかで私も大好きです。
ARCHIVから出ている、『SALVE REGINA』は
ほんとに素晴らしかった。ムジカアンティカケルンの演奏で、
バーバラボニーとベルナルダフィンクの歌。
モテットなど歌曲に、シンフォニアなど器楽が交互
に収められていて、これ1枚でハッセの魅力がわかります。
552543:05/02/20 01:51:16 ID:4nTGr99m
>>544
ありがとうございます!聴きまくります!

>>548
カストラートやっと見れるんですよ、ヘンデル以外にもハッセまで出てるとは…楽しみ増えました!

>>551
そう!それです!SALVE REGINA!指揮、演奏はダウンロードだったんで覚えてないんですが、MusicaアンティカKolnは是非聞いてみたいですー


バロック後期かよく考えたらHasseはすごい時代に生きてたと思う。バロック後期から古典派初期までって…
にしても250年以上の前の音楽が今の人間の心に響くってやっぱすごいなーって思いますね。だから?って聴かれたらそれまでだけど。笑

553名無しの笛の踊り:05/02/22 08:06:09 ID:rSciC3pD
レス遅くてゴメンナサイ。
>>516
反応ありがとうございます。私はチェンバロですが、今弾いてる曲はファゴットのパートが面白いですね。
>>517
すごい詳しいサイトですね。参考にさせていただきます。ありがとう。
554名無しの笛の踊り:05/02/22 08:15:11 ID:rSciC3pD
↑の書き込みは514です。わかりづらくてすみません。
555名無しの笛の踊り:05/02/26 00:42:35 ID:ngGOFZQT
GoGoGo!
556名無しの笛の踊り:05/02/26 19:38:34 ID:oZmlXqa8
ここ数日はテレマン漬け。
以前は、これと言ったインパクトがなくて、
今ひとつという印象だったけれど、
年をとるにつれて、そのあっさり目の中に、色んな工夫があって、
曲ごとの違いも見えてきてなかなかよろしい。
そんな中でも「音楽の練習帳」は以前からお気に入りで、
新録音も出たことだし、どんな演奏か楽しみにしている。
557名無しの笛の踊り:05/02/26 22:13:15 ID:X+l9BL/1
>>556 是非テレマンスレにも行って、盛り上げてくれ。
558名無しの笛の踊り:05/03/03 16:10:39 ID:dLXq/w2+
昨日ヴェニスバロックオーケストラのコンサートに行ってきました。
プログラムはガルッピ、アルビノーニ、マルチェロにヴィヴァルディ:四季-冬、調和の霊感の4つのヴァイオリンのためのコンチェルト。
Gianpiero Zanoccoの冬のLargoは、カルミニョーラよりも暖炉っぽい暖かさが出ていたような気がします。
初心者なのでアンコールが誰の曲なのか分からなかったのが残念。すばらしいコンサートでした。
9月の日本公演おすすめです。
559名無しの笛の踊り:05/03/04 22:06:04 ID:uc5hlYv9
大阪公演、行くつもり。
オペラかセレナータか、「アンドロメダ・・」だとか。
平日だけど、もし夜7時開演ならなんとか間に合いそう。
たのしみです。
560名無しの笛の踊り:05/03/04 22:12:46 ID:uc5hlYv9
追記。
5月には、クイケンのコンサートにも行くつもり。
これは、シンフォニーホールよりほんの少し遠いだけなのに、
定時で退社しても間に合わないので、有休を取ろうともくろんでいる。
561名無しの笛の踊り:05/03/06 22:11:25 ID:YE5IqRgl
ジョン・ホロウェイの弾く
シュメルツァーVn曲集が出るらしい。 欲すぃい
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=502240082
562名無しの笛の踊り:05/03/14 14:55:42 ID:C6LwfMsw
age
563名無しの笛の踊り:05/03/14 14:59:25 ID:hZSwVY79
テンプレより。最近忘れがちなひと多いですよ。

>1.sageとメール欄に記入して投稿しましょう
> dat落ちは最終書き込み時間が基準なので、下がっていても問題ありません。
564名無しの笛の踊り:05/03/14 20:11:38 ID:ZYvXRXZf
565名無しの笛の踊り:2005/03/22(火) 08:54:54 ID:MBqj5fVQ
566名無しの笛の踊り:2005/03/23(水) 21:24:18 ID:B7OOOxJg
ちゃんとした演出かどうか、わかんないけど…現代風演出なんて観たくないし。

CATALOGUE NR: 2054178
RECORD LABEL: EuroArts
FORMAT: DVD Video
PRICE: £ 24.99 including VAT, or £ 21.27 excluding VAT

COMPOSER: Jean-Baptiste Lully
TITLE: Persee - complete
ORCHESTRA: Tafelmusik Baroque Orchestra
CONDUCTOR: Herve Niquet
ARTISTS: Stephanie Novacek Monica Whicher Olivier Laquerre Cyril Auvity

ADDITIONAL INFORMATION: Picture Format: NTSC 16:9 Anamorphic / Sound Format: Dolby Digital 5.1 DTS 5.1 PCM Stereo / Region Code: 0 / Duration: 127 minutes / Recorded: Apr-2004 live at the Elgin Theatre Toronto
567名無しの笛の踊り:2005/03/24(木) 08:57:46 ID:H+FBFBPh
ターフェルムジークバロックオーケストラって
ヴァイルとやってたターフェルムジークと同一?
568名無しの笛の踊り:2005/03/24(木) 10:06:52 ID:8+o+rrM0
http://anu.s7.x-beat.com/1up/src/up2158.mpg
どなたか、この曲名わかりませんか?
569名無しの笛の踊り:2005/03/24(木) 11:24:09 ID:H+FBFBPh
>>397
ビスミュート でてますよ@hmv
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=503220072
570名無しの笛の踊り:2005/03/27(日) 14:49:23 ID:tTHBcRzv
カークビーとロンドン・バロックが秋にやって来るね。
未だ聞いたことのないヘンデルのモテットがきける。
ヘンデルのグロリアも楽しみ。

Bismuthはレーヌと一緒に来た時にきいたけど、
そのときはそんなに有名とは知らなかった。
芸術家と言うよりちょっとキムズな職人という印象だった。
むしろコクセの演奏を生できいたことに感動した。
ビーバーのロザリオも気になるね。

>>568
映画用になにかをアレンジしたのかな?
>>567
演出のほうはわからんが、
ニケとターフェルムジーク なら、演奏の方は間違いないね。
でもルセで聞いたばかりだし、手を出すのにためらいが・・
バロックの衣装だったら考えてみよう。
571名無しの笛の踊り:2005/03/27(日) 15:03:28 ID:ZOyEL5Ii
>>570
フランスオペラは特に衣装とか気になるね。
舞踏が重要なだけに、イタリア物以上に映像で観たい。

virginのバーゲンで、以前CCCDだったカンプラのグラン・モテ(クリスティ)
が、通常CDで出ていたので購入して聴いたが…やっぱりクリスティはもうだめだな…。
特に声楽アンサンブルがすごく雑だ。どうしちゃったんだろう。
572名無しの笛の踊り:2005/03/27(日) 19:17:17 ID:C/a4W8Nh
DVDのボレアドは、クリスティだったがそれなりに良かった。
衣装も現代風で、最初は下着で走り回るのを見て度肝を抜かれたが・・
ステップなどは当時のを取り入れているように思った。
でもクリスティよりも、小気味の良い演奏をするミンコフスキーの方が気に入っている。
プラテーはコミカルなところもあって、見ていて楽しかった。
573名無しの笛の踊り:2005/04/02(土) 20:40:13 ID:QNIALwrT
574リピエーノ:2005/04/04(月) 10:41:53 ID:NQ+kqKTZ
久方ぶりに、コレッリの全集が聴けそうですね。
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=503150027

10枚組でこの値段はスゴい。さっそく予約しました。
全集録音はアカデミア・ビザンティナのもの以来かな。
どこを探しても在庫切れで半ば諦めていたところにこの新録音。
作品1〜6に入っていないものも収録されている模様(トラックリストから)。
発売日の4月25日が楽しみでなりません。

ちなみに、演奏者はテレマンのターフェルムジークでヒットを出した
ムジカ・アンフィオンです。実は私、この演奏聴いてないので何とも
コメントできないのですが、、、^^;(誰か聴いた方いらしたら感想いただければ
嬉しいです)。まぁ期待しましょう。
575名無しの笛の踊り:2005/04/04(月) 11:53:52 ID:dq1NP3CP
>>574
これはいい。わたしも予約しました。
書きみ感謝。
ありがとう!本当にありがとう!

最近、グロッサが熱い。
先日でた、ダジャンクールのオルガン作品集とか、
ニケのボワモルティエ、
この調子でどんどん録音してほしいものです。
576名無しの笛の踊り:2005/04/04(月) 15:40:34 ID:hfvgMGKN
先日って、だいぶん前じゃない?
577名無しの笛の踊り:2005/04/04(月) 20:22:31 ID:tq4Dz9kC
>>574
うーん、収録の振り分けかたに激しく不満が…
Op.1〜4はそれぞれ1枚、Op.5,6は2枚ずつで、WoOの作品を別のディスクに
収録して欲しかったなあ。でも買うけど。

テレマン、ハーツェルツェト目的で買いましたが、全体的にもまとまり重視より、
個人技重視と言った印象でした。ムジカ・アンフィオン主宰のベルダーは
NMクラシックスのスウェーリンク鍵盤作品全集にも参加してますね。
17世紀にシンパシー感じる人はそういう(個人技重視)傾向あるような…(アレッサンドリーニとか)。
578名無しの笛の踊り:2005/04/04(月) 20:32:26 ID:tq4Dz9kC
連投すみません
>>575-576
そういえばダジャンクールのクラヴサン作品集のほう、続編出すってライナーにありましたが
出ませんなぁ…あまり売れなかったか?
ogamから数年前出たPappasのダンドリューも、いっこうに続編の出る気配ないし。
ボーモンもダンドリューの選集出してるけど、全集出して欲しいなあ…
ダカンやデュフリでさえ2種類以上のクラヴサン作品全集が出ているこのご時世では、
決して過ぎた願いとは思はないのですが。
579名無しの笛の踊り:2005/04/05(火) 18:23:47 ID:ZW0H6Dxf
>>ダジャンクール : ジャケ>>>内容

>>ボワモルティエ : 内容>>>ジャケ
580名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 00:23:28 ID:vNLh9JXq
>ムジカ・アンフィオンのターフェルムジーク
とりあえず持っていれば他の演奏聴かなくても済む位の名演。
今まで出た全曲盤コンプしている人の意見も聞きたいね

ヴェンツインガー、ブリュッヘン
アーノンクール、MAK、18cカメラータ、NAXOS といったところ
581名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 03:37:14 ID:NXH39ElS
では、手持ちの分だけ。他の演奏の補完よろしく。

>アーノンクール
再録音のブランデンブルグに近い路線。クセは強いが、概して穏健化。
それでも急速楽章での畳み掛けるような演奏は健在。非常に好悪分けそう。
後発に比べて、ソロに不満が多少あり。室内楽は、現在では苦しいかも。

>18cカメラータ
対照的に、ハウスムジークを意識した1パート1人による演奏で、序曲も室内楽的趣。
管弦楽曲も室内楽的なのが好悪のポイントかと。
ムジカ・アンフィオンが「個人技重視」と表現したのは、18cカメラータが非常に
アンサンブルのまとまりを意識しているのと対照的だったので、思わず。
個人的には、ヒュンテラーのトラヴェルソはイマイチ好みではないけど、
室内楽のレベルはかなり高く、よく聴いていた。

>MAK
すごくシャープな演奏で、MAKのテレマン/コンチェルト集がかなり好きなので、
お気に入りの部類なのだが、ぶっちゃけいうと、聴いた後の疲労感がつらい…。
でも聴いてる間はテンション上がりまくりで、多分脳内麻薬が出まくってそう。

>ムジカ・アンフィオン
こちらもシャープなのだが、不思議と疲れない。
ソリストのメンバーが物凄いのだが、音色的に暖色系の奏者が多いからかな?
管弦楽曲に多少食い足りなさを覚える18cカメラータのようなことは無い。
丁々発止のアンサンブルは、かなりスリリング。室内楽がどういう演奏が好みかがポイントか?

判断材料として、こんなこと書いた私は、フランス好みで、イタリアならヴィヴァルディより
コレッリ、フランソワ・クープランの演奏はルセよりボーモンの方が好みというヤツなので、
均整とか叙情の方を重視しがちかも。
だから、管弦楽はムジカ・アンフィオン、室内楽は18cカメラータ、という聴き方になりそうです。
582リピエーノ:2005/04/06(水) 08:44:48 ID:J1t0Sxnh
ムジカ・アンフィオン、なかなかの団体のようですね。
皆さん、感想有り難うございます。

個人技が光る団体ということなので、今度出るコレッリの全集では
トリオソナタでは2つのヴァイオリンの装飾の掛け合い、
ヴァイオリンソナタではヴァイオリニストの妙技、
合奏協奏曲ではソリストの華麗な装飾と緻密なアンサンブルの絡み合いなどが
楽しめそう(楽しめるといいなあ)ですね。

以下、情報リンク

発売レーベルによる紹介ページ
http://www.joanrecords.com/epages/joan.storefront/425320ea000cf748273f504f24c10621/Product/View/92403

指揮/チェンバロ担当のBelderの紹介ページ
http://www.ibizweb.nl/belder/belder_en.htm
583名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 14:50:30 ID:31mb3pwW
アンサンブルページがなくて、個人ページがあるのって、ちょっと不思議。
常設じゃなかったりする?
584名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 16:57:54 ID:vNLh9JXq
>>583
当たりだろう。
ロバート・キングのキングズコンソートみたいに録音の度、人を集めるのかと。
音楽の捧げ物では赤津眞言氏が1stヴァイオリンだし。
585名無しの笛の踊り:2005/04/06(水) 20:56:11 ID:EwvhWYm3
「ターフェル・ムジーク」といえば、CDでは18Cを聞いただけだが、
>ムジカ・アンフィオン
何てことをきくと、興味がわいてくる。
次期購入予定リストに入れておこう。

テレマンと言えば、
いまAlbaというレーベルからでている、「音楽の練習帳」"Essercizii Musici"
注文中なのだがなかなか入手できない。
どなたか聞いた人いないでしょうか。
もし聞いた人がおられれば、感想をお聞きしたい。
全集ものはカメラータ・ケルン以来久々で、
喜び勇んで注文したのに、手に入らないのが残念。
586名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 01:37:35 ID:npQqq6NC
Alphaでテレマンなんか出てたっけ?
HP見たけどないよ。
587名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 01:41:42 ID:V/w5USoZ
ムジカ・アンフィオンは音楽の捧げ物もオススメです
588586 :2005/04/07(木) 01:47:58 ID:npQqq6NC
AlphaじゃなくてAlbaね。
早とちりした。すんません…。
589名無しの笛の踊り:2005/04/07(木) 06:30:15 ID:RnJd5wzb
590名無しの笛の踊り:2005/04/09(土) 20:09:24 ID:QzD5T2wv
久しぶりに地元のレコ店にいったら、すごいお宝を発掘。
コレッリの教会ソナタ集(アルカナ)
冒頭のグラーヴは静謐で、フェルメールの絵を思わせます。
いいですねえ。
これ、2002年発売ってなってたから、おそれくいつもいく
東京の塔じゃ真っ先に売り切れたんだろうなあ。

たまには地元もいい。
591名無しの笛の踊り:2005/04/10(日) 01:53:24 ID:ar2rlJpz
>>590
ガッティいいですよね。私的にはコレッリをまともに弾ける数少ないイタリア人。
一般的にヴィヴァルディなどはイタリア人は「さすが」と思わせるはじけっぷりしますが、
コレッリでは逆にアダになってしまってますね。
しかし、ガッティは、バランス感覚がすばらしいと思います。Glossaで出した
ストラデッラのスザンナにしても、官能や甘美、表出性といった、
ウケを狙って強調しがちな側面ばかりでなく、ローマ派オラトリオの
均整美の部分との折り合いのつけかたが素晴らしかったですし、
タルティーニのソナタ集(アルカナ)にしても、エキセントリックさより
静謐さの表現がよかったです。初期作品ということもあるかもしれませんが。

それみしても、ガッティのコレッリ/Op.5がいまだに届かない…
会社帰りにタワーとか行ける都会は、うらやましいです。
592名無しの笛の踊り:2005/04/10(日) 10:27:23 ID:+FENXzhM
うんうん、ガッティは俺も大好き。あまり数入ってこないから
入手しそこねたディスクが多くて泣けてくる演奏家ですね・・・。
器楽をやらせても歌モノやらせても節度ある美しい表現を
構築してくれる。移籍前のイタリアレーベル時代のディスクの
復刻と、何時の日かアルビノーニの作品を体系的に録音して
くれる事を祈っております(-人-)
593名無しの笛の踊り:2005/04/12(火) 20:17:28 ID:+6Diwtag
ヘンデルのスレが無いのは、なぜでしょうか?
オペラなどいろいろ語りたいことがあるのに・・・
アリオダンテ(ミンコフスキ):勢いすごかったし、
アグリッピーナ(マルゴワール):歌手がよかったし、
アルチーナ(クリスティ):女声陣がユニークだったし、
サンドリューピオーのアリア集や
マリアバーヨのアリア集も ともに感涙ものだった。
594名無しの笛の踊り:2005/04/12(火) 20:43:04 ID:dl43ZMOr
ヘンデルスレ、昔あったけんだどね。でも、当時はバロック総合スレでさえ
器楽の話題ばかりで、時期尚早だったのかもしれないね。結局dat落ちしちゃった。
今ならオペラやオラトリオについても当時より突っ込んだ話できるかもしれない。

今日、ボーモンの弾いたシャンボニエールの出版作品全集買ったよ。
AS musique っていう、出来たばっかりのレーベル。いきなりやってくれますなぁ。
しかもボーモンで出してくれるとは…まだ聴いてないけど楽しみ。
しかも、中古で、プラテーDVDまで入手できた。今日は良き日でした。
595名無しの笛の踊り:2005/04/12(火) 20:55:04 ID:j9tVFXDv
596名無しの笛の踊り:2005/04/13(水) 22:44:22 ID:gRKTMEhM
ああ、美しすぎる!ヘンデルの声楽曲
とかなんとかいうスレが盛り上がってた記憶があるけどなぁ

中古でプラテーとはラキーだね。
でも、CDよりDVDのほうが手放しやすいかも。。
597名無しの笛の踊り:2005/04/14(木) 01:41:11 ID:6yaYojxg
テレマンスレなくなったのね…。
MAKの新録の四重奏がイイ。
80年代テレマン録音を量産したMAKのケジメです。
当時メンバーのKarlheinz Steebがビオラ弾いてます。
598名無しの笛の踊り:2005/04/14(木) 02:36:41 ID:ER3nySZy
ボーモンのシャンボニエール最高でした!長年の渇きが一気に癒されました。
曲によってリュートやテオルボ加えるのは、センペの弾いたDHM盤もやってましたが、
センペ盤で感じたちょっとでしゃばった感じが無く、いい感じでした。
昨年末に出たランジュレのシャンボニエールは、手稿譜中心だったので、
相互に補完していてうれしいですね。

>>596
>でも、CDよりDVDのほうが手放しやすいかも。。
すいません、どういうことでしょう?
何回も観るものじゃないってことでしょうか?

MAKの新録の四重奏、どうしようかな…
599名無しの笛の踊り:2005/04/14(木) 10:29:52 ID:IjtuoK+D
> 何回も観るものじゃないってことでしょうか?

なんか、俺的にはそうだね。1回しか見ないわけじゃないけど。
映像の缶詰は「重い」というか、負担。家で聴くなら音だけ。
どこか出掛けるなら舞台付きがいいんだけどね。
600名無しの笛の踊り:2005/04/14(木) 17:05:26 ID:tJP8yr7e
DVD結構買ってるけど、
確かに繰り返し見たものなんてほとんどないな・・・
601名無しの笛の踊り:2005/04/16(土) 17:52:23 ID:0MrhZrFu
カストラート見ました。合成だったけど声綺麗すぎ…やっぱヘンデルはすごいと思った。

ところでハイドンって出てました?
映画見終わってネットでレビュー見んのがなかなか楽しくて見てたんですが、”ハイドンがおもしろかった”ってゆう記述がありました。
知ってる人がいたらどこらへんに出てたか教えてください。

あと、絶対ハッセの曲ありましたよね?
602名無しの笛の踊り:2005/04/16(土) 22:46:02 ID:MqjRJBup
>>601 ハイドンではなく、ヘンデルですよ。
杖で、ごきぶりをつぶすシーンがあったでしょ
603名無しの笛の踊り:2005/04/17(日) 21:44:59 ID:MiojgAgb
>カストラート
ヘンデルはこの映画で、チェンバロについてウンチクしていたシーンがあったと思うが、
もっとヘンデルのチェンバロ曲、聞きたいですね。好きなのです。
ブロスキのアリア、"Qual guerriero...."「戦場のあの勇士」は、
最近出た、ヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」にもあるね。
この映画の白眉は、やはりヘンデルの"Lascia ch'io pianga"「涙あふるる」でしょう。
ヤーコプスの「リナルド」では、映画程の迫力はなかったが。

テレマンの"Essercizii Musici"「音楽の練習帳」
実にカメラータ・ケルン以来の、9年ぶりの全曲の新録音。
フィンランドのピリオド楽器のアンサンブルとおぼしき"Battalia"の演奏は、
そのおとなしめの演奏は、なかなか好感が持てる。
これから、どっぷりと浸かってみる。
あ〜、いい湯だな〜。
604名無しの笛の踊り:2005/04/17(日) 23:32:32 ID:RzuBeI6q
>>602
ポルポラのもとで、去り行くバロック時代を見聞する若きハイドンを描いた
映画とかあったら面白そうなのにな。
605名無しの笛の踊り:2005/04/22(金) 21:16:44 ID:JR2YCEVz
age
606名無しの笛の踊り:2005/04/22(金) 22:12:23 ID:QmfbxG06
テンプレより。無用なトラブルは避けたいというおばあちゃんの知恵袋です。

>・推奨事項
>sageとメール欄に記入して投稿しましょう
 dat落ちは最終書き込み時間が基準なので、下がっていても問題ありません。
607名無しの笛の踊り:2005/04/22(金) 22:40:13 ID:QmfbxG06
コレだけだとなんなのでネタ振りしようと思う。
サント・コロンブの「2つのヴィオールのためのコンセール全集」Vol.2、やっと聴けた。
ASTREEから出ていたサヴァール&クイケンの名盤もあるわけだけど、
Les Voix humaines は常設のコンビということで、おもしろいことに気づいた。

クラシックでも、たとえばピアノトリオは、常設と、スターの共演型とあるけど、
常設団体は、派手さはなくても、阿吽の呼吸というか、共演する時間が長いからか、
解釈としてはより掘り下げている例が多いと思うのだけど、サント・コロンブの場合、
音楽語法や様式感などはすでに共有できているためか、サヴァール&クイケンの演奏には
クラシックでの「スター共演」にありがちな「皮相さ」より、ポジティヴな面が感じられる。
「対等な2つのヴィオールのための」という、このコンセールの書法も関係してるだろうが。

Les Voix humainesも、好きな団体だけど、常設というメリットは、演奏面より
「全集」などの時間のかかるプロジェクトができることのほうが大きいのかもしれない。
608バッハッ派 ◆Q4JJrPZdIs :2005/04/23(土) 01:50:21 ID:+8xLVw2/
初心者質問スレで回答が得られなかったんで質問させて
頂きますが、ネオバロックって具体的には誰なんですか?
609名無しの笛の踊り:2005/04/23(土) 09:48:54 ID:FRNXqsBP
ネオバロックって美術か建築の話じゃないの?

あえて、ネオバロック的な感じがするのは、
40年代後半から50年代以降にかけての時期に
あえてバロック的なオペラを書いてた人たちかなぁ。

エームスから出てたフェッランディーニとか、
あとは創造だと、ヨンメッリとかの一部のセリア系作品
なんかギャラント的軽さがなくてドロドロしているバロック。
610名無しの笛の踊り:2005/04/23(土) 16:09:58 ID:DjpfLfDY
>>608
音楽で「ネオ・バロック」という流派や潮流が特にあるわけではないけど、
近現代の古典復興の風潮の中で、バロック音楽を模した曲や編曲がたくさん書かれ、
そうした曲はネオ・バロックと形容されています。
レスピーギの「鳥」、ストラビンスキーの「プルチネッラ」は有名。
前者はラモー等の、後者はペルゴレージの偽作の編曲です。
Rシュトラウス、マリピエロにもそうした傾向の作品があるみたいです。
探せばほかにもたくさんあると思います。
611名無しの笛の踊り:2005/04/23(土) 17:43:36 ID:FRNXqsBP
>>610
そいつはイパーンには新古典主義では?
612名無しの笛の踊り:2005/04/23(土) 19:16:44 ID:o5G2sGut
ネオ・バロックってのは音楽ではあまり聞いた事のない呼称だけど、
アルビノーニのアダージョとかパッヘルベルのカノンのようなものとか
グノーのアヴェマリアやヴェーベルンのリチェルカーレみたいな
バロック期の曲を編曲したものを言うのじゃないかな?
613名無しの笛の踊り:2005/04/23(土) 20:23:22 ID:cYSboD7A
いや、「ネオ・バロック」っていう呼称自体が一般的ではないので、
>>610の言ってることでいいと思うよ。
復古主義のうち、プロコフィエフの第一交響曲みたいなのを「新古典主義」、
レスピーギに代表される20世紀初頭のイタリアの復古主義(旋法の使用など)
を「ネオ・バロック」として区別する向きもあるようだ。
中にはペロージみたいに、徹底してルネサンスを模しているため、
レコード店でも「古楽」に陳列されてることが多い人もいる(生没年くらい確認しろ…)。

まあ、いずれにしても近代の作曲手法上の問題なので、ドルメッチなど、
演奏面での近代におけるバロック復興の話題ならともかく、はなはだしくスレ違い。
614名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 02:15:26 ID:jvOdu03X
パッヘルベルのカノンって、バロックじゃないんですか?
ロンドン・バロックのヤツ持ってますけど、完全にバロックのような気が・・・
615名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 04:52:53 ID:1l2ARK3F
条件付きでバロック。もともとは「カノンとジーグ」であって、
カノンだけ取り出した演奏は、大抵変なアレンジが加えられてたりする。
まあしかし、「アルビノーニのアダージョ」のような完全な捏造よりはマシかもしれん。
616名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 04:57:22 ID:1l2ARK3F
で、ロンドン・バロックのヤツはきちんと「カノンとジーグ」でしょ。
ピリオド楽器使ってるかどうかはともかく、カノンだけ取り出した
ものは、いじってることが多い。>>612は多分、そういう意味で
一連の「編曲」に加えてるんだと思うよ。
617名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 13:35:35 ID:jvOdu03X
なるほど。
ロマン派風演奏じゃなくて楽譜いじってるんですか。
楽譜いじってるならそうでしょうね。

カノンとジーグからカノンだけ取り出したから・・・みたいのはちょっと違うかなと思いますけど。
618名無しの笛の踊り:2005/04/24(日) 14:09:19 ID:FgW8+8Yg
パッヘルベルのカノン。
68年に、ポップ・トップスというR&Bグループの"Oh Lord, Why Lord"、
邦題「涙のカノン」のヒットがそもそもの始まりか。
以後、このカノンはあちこちで取り上げられて、星の数程あるそうな。
http://www.kanon.mu/top.shtml
http://www.mars.dti.ne.jp/~hideo-t/pachelbel/canon/

とにかくロンドン・バロックやマンゼ、ムジカ・アンティカ・ケルンの演奏が本来の姿か。
普通に聞かれる「パッヘルベルのカノン」に比べるとすっごく速いね。
619age:2005/04/24(日) 22:44:34 ID:A83VrCTH
>>618>>パッヘルベルのカノン
最速は、ムジカアンティクワケルン(アルヒーフ)だと思う。爽快、軽快、颯爽
ロンドンバロック(HMF)は、速いが、端正、典雅。
その他、速いところでは、
イルジャルディーノアルモニコ:踊り出しそう。マンドリンうるさい。素敵。
サヴァール:ずんちゃかした感じ。楽しい。


620名無しの笛の踊り:2005/04/27(水) 18:32:16 ID:8WfccTOC
>>574

 過日,送られてきました.
 演奏はすばらしいけど,コレルリだから飽きてしまう ^^;
621名無しの笛の踊り:2005/04/27(水) 19:55:27 ID:3ryPohPC
HMVで注文してるボーモンのクープラン全集、また入荷延期メールがきた。
相変わらずサイトでは注文受け付けてるけど、本当に入荷するんだろうか orz
622名無しの笛の踊り:2005/04/27(水) 21:48:32 ID:Bw9BmfOb
HMVをよく利用するが、今まで入手不可の連絡のあったのは1枚か2枚かという程度。
かなり遅れることがあっても、感覚で言うが95%くらいは大丈夫みたい。
でも不安になる気持ちはよく分かる。
さんざん待たせておいて、あなたの前に並んでいた人でおしまい。
なんてこと言われそう。

他の店では、何でもかんでも手当たり次第に注文するせいか、
入手率は8割くらいかな。
最高1年くらいして、殆ど忘れていたのが入ったこともあった。
623名無しの笛の踊り:2005/04/27(水) 22:35:21 ID:K4vrNwuj
HMVといえば、カメラータケルンのテレマン/忠実な音楽の師が再入荷した模様。
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=164667
624バッハッ派 ◆Q4JJrPZdIs :2005/04/28(木) 00:53:43 ID:vcnew677
遅くなりましたが、「ネオバロック」の件、ありがとうございました。m(_ _)m
625名無しの笛の踊り:2005/04/28(木) 21:19:40 ID:+es8MfDG
テレマンと言えば、「音楽の練習帳」
カメラータ・ケルン以来の新録音が出ましたね。
フィンランドのアンサンブルか、バッタリア。
まずは無難な演奏です。
カメラータ・ケルンより、重くゆったりとした演奏か。
626名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 12:21:41 ID:c/aH3Rtl
テレマンならQuadro g-mollの二つ目(二楽章?)のAdagioが好きです。
テレマンにはまったきっかけとなった曲です。

そういえばg-mollのmollとは短調という事でしょうか?
627名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 19:12:32 ID:VV8+LYHW
ドイツ語でね。Dur が長調。
ちなみに、短調のときは主音を小文字で、長調のときは大文字で記す。
628名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 19:42:04 ID:ygjf0eMw
クァドリの中に第2楽章がAdagioの曲は無いのでは。
g-mollと言えばト短調の筈だが、
ト短調は、ソナタ第2番(TWV43:g1)だけで、それは第2楽章はAllegroで、
ガンバから始まり、フルートそしてヴァイオリンがあとを追いかける、
なかなか軽快で心地よい曲。クイケン兄弟で聞いた。

クイケン兄弟といえば、もうすぐ日本にやってくる。
テレマンではターフェルムジークのフルートソナタロ短調(TWV41:h4かな?)を演奏するようだ。
楽しみにしている。
629名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 19:51:19 ID:VV8+LYHW
ttp://alambix.uquebec.ca/musique//catal/telemann/telgp43.html
クァドリの中で第2楽章がAdagioの曲はTWV43:g4ですね。
あたりまえだが、作品全集の出版がいつまでたっても終わりそうにない
膨大な作品があるのだから、web版作品表も完全ではないし、別の曲かも。
630名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 21:26:14 ID:ygjf0eMw
>>629
四重奏曲としてはその曲があるが、
クイケンのCDで、「クァドリ」としてハンブルクで1730年に出版されたとある曲の中には、
その曲は見あたらないです。
631名無しの笛の踊り:2005/04/29(金) 21:37:26 ID:VV8+LYHW
あー、なるほど、かみ合わないわけだ。複数形の「クァドリ」を
コピペした自分が悪かった。スマソ。

Quadro=四重奏(四声部)曲、で、複数形がQuadriで、
件の四重奏(四声部)曲集の名称はここからきてる。
で、>>626は「Quadro」と、単数形で書いているから、
テレマンの四重奏(四声部)曲一般を指しているわけだ。
632630:2005/04/30(土) 19:48:05 ID:pePs7fkN
「クァドリ」とばかり思い込んでいた。ゴメン
ところでその第2楽章がアダージョの曲は聞いたことがない。
その曲の入ったCDを教えて。
633リピエーノ:2005/05/01(日) 09:32:23 ID:JMmS5qJN
Musica Amphionのコレッリ全集CD来ました。

10枚組の割にボックスの薄さ(3cm程)にまずびっくり。
パッケージを開けて納得。CDが薄い紙ケースに入ってました^^;
非常に買い得商品で値段も安いからしょうがないところ
なのかもですがちょっと安っぽい感じも否めなかったり。

まぁ重要なのは中身ですな。これから聴きます。
レポ書きますね。
634リピエーノ:2005/05/01(日) 10:45:28 ID:JMmS5qJN
Musica Amphionのコレッリ全集レポート@

【トリオソナタ(Op.1〜Op.4)】
通奏低音としてOp.1&3ではチェロ、オルガンとリュート、
Op.2&4ではチェロ、チェンバロ、リュートが使われている。
通底が厚いためか、全体に賑やかな雰囲気。チェンバロもかなり装飾を施して
演奏している。ソロの装飾は、そこそこつけている方だ。通底の厚みも相まって、
ロンドンバロックやイングリッシュコンサートの演奏のような淡泊な感じでは無いが、
イタリアの演奏家のような色っぽくて熱いものとも少し違う、独特の味を出している。(←オランダ風味?)

【ヴァイオリン・ソナタ(Op.5)】
ソロヴァイオリンはレミー・ボーデ。18世紀オーケストラのコンマスだった人らしい。
演奏自体は初めて聴いたのだがなかなか温かい音色。シギスヴァルト・クイケンの
音色に似ているかもしれない。
装飾について。この曲は最近までコレッリ自身が書いた装飾を元に演奏している
ものが非常に多かった。最近は、演奏者自身の即興性が加えられたオリジナルの
装飾で演奏しているものも増えてきているが、このCDも、所々にコレッリの装飾が
取り入れられてはいるが、全体としてはレミー・ボーデオリジナルの装飾が
施された演奏になっている。とは言っても、アンドルー・マンゼの、旋律そのものを
大きく変えてしまうディミニューションのような装飾ではなく、あくまでオリジナルの
譜面の流れは崩さずに要所要所で装飾が入れられる感じ。なかなかセンスが
いいツボにはまった装飾も所々あり、楽しめる。
全く装飾が無いわけではなく、装飾はつけているが、かと言ってコレッリの装飾だけ
つけているわけでもなく、でもボーデのオリジナルの装飾だけでも無く、なかなか面白い
バランスと言える。このタイプの演奏は初めて聴いた。
演奏では、和音(重音)の出し方が非常に丁寧で美しく好感が持てた。テンポも良く、
聴いていて飽きない。録音も適度に残響が入った空気感のある好ましいもので
ヴァイオリンの音色も美しい。いい演奏だと思う。

つづく。
635626:2005/05/01(日) 15:31:18 ID:osUDQcLW
みなさん、レスありがとうございます。
クァドリっていうんですね。初めて知りました。

ちなみに俺はここで視聴しました。
http://www.streichbass.com/accuut/musikhoeren.html

下から二つ目です。あまり断片的に聴くことは好まないんですが、この曲は単純だけどいい曲です。
636名無しの笛の踊り:2005/05/01(日) 20:33:25 ID:zj4ZFCIt
>>634
GJ
誰かと思えば昔、コレッリスレ立ててた人じゃないでつか
637リピエーノ:2005/05/01(日) 21:27:33 ID:JMmS5qJN
>>636

おぉ。覚えてくれてる人がいたとは^^; その通りです。
638名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 04:30:10 ID:ZkTH1qtT
薄いパッケージ大歓迎なのは少数派なのかな?
CDの収納スペースがかなり切実だから…。
古楽が大半だけど、クラシックも含めると1万枚行っちゃってます。
639名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 09:27:38 ID:JnfqoloO
古楽って捨てられないんだよね。資料的なものもあるし。
実際には1万枚あっても、所有を続ける価値があるのは1000枚そこらなのでは。。
640名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 17:19:01 ID:0KKo4qex
前スレを見てサヴァールに興味を持ちました。
お勧めを教えて下さい。
641名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 17:22:59 ID:rhkTpzTk
>>639
ぜんぶMP3にしたら良いと思うよ
642名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 20:40:48 ID:JnfqoloO
>>640
ベト3
643名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 20:52:06 ID:9twVZ2Oc
カルミニョーラの"Concerto veneziano"を聞いた。
さすが流麗なカルミニョーラの演奏を聞いてほれぼれするが、
ここに選曲された曲は、聞く立場の感覚からすると、
渋いと言えばえらく誉め言葉みたいだけど、
要するに演奏する者にとっては興味深い曲かも知れないけれど、
聞くだけの者にとっては、やや興味を削がれるものがあるように思う。
ヴィヴァルディの曲にしても、良いように言えば玄人好みだが、
彼の曲にしては最も取っつきにくい曲のように思うし、
ロカテッリにいたっては、彼の特徴でもあるが、
聞く者のためよりも演奏する者のための曲だし、
唯一タルティーニのD.96くらいが、聞くだけ者でも楽しめるかなと思う。
でも、タルティーニも小難しいところあるし・・

まあ、バロックのヴァイオリン協奏曲と言えば「四季」という安直な企画が多い中で、
こういうハードな企画もあっても良いかなと思う。
カルミニョーラ氏にエールをおくる。
644名無しの笛の踊り:2005/05/02(月) 22:15:59 ID:XenUb+qw
>聞く者のためよりも演奏する者のための曲だし、
上手い表現だね。確かにそんな気がする。
イギリスの団体(名前は伏せる)が割りとまとまった録音をしてるけど、
それこそ>>639の言うように資料的価値だけという感じ。
あの辺の過渡期の曲って魅力的な演奏に出会うのは難しい。

そういや鰤からロカテッリのヴァイオリンの技法が出るね。
知らない演奏家だけど、あそこの古楽器演奏の新録は妙に出来が良いので少し期待。
645名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 00:18:36 ID:KrJILC2v
>>644
ブリリアントのロカテッリの新譜、ピリオド楽器?違うような気がしたけど…
2つの団体によるものみたいだけど、大丈夫かな?
646644:2005/05/03(火) 06:38:10 ID:gF+iSn2f
>>645
気になって調べてみたらモダン演奏だった orz
うーん、迂闊だったなぁ。こんなマイナーな曲集の全曲盤だし
古楽だろうと思い込んでたよ。紛らわしい情報書いてしまって申し訳ない。

イ・ムジチみたいな演奏だったらいいんだけどな。
届いたら感想でも書いてみるよ。
647リピエーノ:2005/05/03(火) 11:14:26 ID:q/+rg8ON
Musica Amphionのコレッリ全集レポートA

【合奏協奏曲(Op.6)】
全体的なサウンドはまさにピリオド楽器のものだ。
どれか一つの楽器が主張するわけではなく、均一で透明な音空間を
作っている。イ・ムジチなどの"こってり演奏"の対極にある演奏である。
レポートで個人の好みを述べるのは反則だろうが、あえて言わせていただくと
もう少しコンチェルティーノとリピエーノのダイナミクスの差が出たほうが
いいのではないかと思った。少し平坦な感じがしないでもない。
演奏自体も若干おとなしい感じがする部分があるが、私が最近のアグレッシブな
演奏に慣れすぎているだけなのかもしれないので、好みであろう。
逆にコレッリ特有の端正なハーモニーは良く表現できているように思う。
ソロの装飾については、割と多めの方で、繰り返しなどでは必ず入れてくれるし
センスも良いものが多い。
テオルボ、チェンバロやオルガンなど通奏低音の装飾が多いのも特徴で、これは斬新。

つづく
648リピエーノ:2005/05/03(火) 11:14:46 ID:q/+rg8ON
Musica Amphionのコレッリ全集レポートB

【Op.1〜6以外の作品】
この全集には、コレッリの作品1〜6の他に、それ以外の、今日までの
研究結果によって、彼の作品であると見なされている作品群も収録されている。
入っている曲は以下の通り。

*トランペットと2つのヴァイオリンのためのソナタ(WoO 4)
*トリオソナタ(WoO 5〜10)
*シンフォニア(WoO 1)
*4声のソナタ(WoO 2)

この中で耳に残るのは、シンフォニアだろうか。この曲を最初に聴いたのは
アカデミア・ビザンティナのコレッリ全集であったが、出だし十数秒で思わず
全身に震えが来て鳥肌がたち、目頭が熱くなったほどの感動を覚えたものである。
それほどまで、この曲は素晴らしい内容を持っている。
Musica Amphionも、それに負けない感動的な演奏をしてくれていて、オススメ。
そのほかのソナタも面白い。ビザンティナの全集が廃盤になり、どこを探しても
見つからない今、これらの曲をまた聴けることはこの上ない幸せだと思う。

つづく
649リピエーノ:2005/05/03(火) 11:54:17 ID:q/+rg8ON
Musica Amphionのコレッリ全集レポートC

【まとめ】

コレッリの全集録音は、今までアカデミア・ビザンティナというイタリアの団体が出したもの
しか存在しなかった。彼らの録音は本当に素晴らしいもので、特に指揮&ヴァイオリンの、
カルロ・キアラッパの洗練された装飾と、音色の美しさは本当に筆舌に尽くしがたいものが
あり、聴くたびに感動に襲われる名盤だった。まことに残念ながら廃盤になってしまい、
今では入手不可能になっていて、大学図書館や音楽資料室などでしか聴くことが出来ない。

Musica Amphionはそんな中で、新コレッリ全集を出してくれた。
全体的にとてもよくまとまっていると思う。特に、作品5のヴァイオリンソナタで、
コレッリの装飾を使わずに、独自の装飾での演奏にチャレンジしたことは高く評価したい。
コレッリの作品を聴くたびに、彼の作品の無限の可能性を感じる。
演奏者の装飾によって、すごくつまらないものにも最高に感動的な
作品にもなりうる。バロックの作品は多くがそういうものだと思うが、
コレッリの作品は特にそれが顕著ではないだろうか。譜面は中途半端な
もので、演奏者の装飾センスによって初めて完成する、そういう感じがする。
Musica Amphionは装飾のセンスも悪くないしアンサンブルも素晴らしい。
録音にはすごい時間がかかってると思うが丁寧に作られていると思う。
この内容で、この値段は激安だし、コレッリが好きな人は間違いなく買いだろう。

以下は戯れ言。
元来イタリア党の私としては、どうしてもビザンティナの演奏と比較してしまうのだが、
装飾を含めた演奏のセンスと美しさ(艶)はビザンティナの方が上に感じる。
が、もう買えないものはしょうがない(^^;
これからに期待!ってことで、いつかイタリアの団体が全集出してくれないかな・・・。

レポ終わり。お付き合い有り難うございました。
650名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 13:14:04 ID:6HbjBjZm
サヴァール聴きました。
この楽しさはタブラトゥーラに通じるものがあるね。
あれ、タブラトゥーラが模倣してるのか?
651名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 18:47:56 ID:I4sonHj5
>サヴァール
確かに似ていない気がしなくもない。
ただ、イメージ的にはサヴァールは"楽しく"ない作品の方が
うまくいっている予感...
652名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 18:57:53 ID:I4sonHj5
>コレッリ
皮肉なもので、リピエーノさんのレポを読んで満足。
アンフィオンはスルーすることにしますた。

...貧乏人にはどうしょうもなくイイCDしか買えんとです。

ビザンティナ全集は以前、安くなっていたところを目撃しながら、
ジャケがあまりにダサかったので、イムジチとかそこら辺系と思って
スルーしてしまった。
653名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 19:51:04 ID:ryz6E7Fw
トン・コープマンが日本に来て、客演指揮をするそうだが、
そのオーケストラはどう見てもモダンのような気がする。
http://www.gcenter-hyogo.jp/index.html
どなたか詳しいことを知らないか。
654名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:11:27 ID:V1tZrEqI
>>640
私の古樂ライフを買えたサヴァール。
お勧めをご紹介しましょう。

第一弾 バロック編
ラ・フォリア集
ポルトガルに起源を持つといわれるスペインの舞曲。
これには、無名のものから、コレッリ、マレのものまで、
スペインバロックをあいだにはさんで、いろいろな人の
ラ・フォリアが聞けます。

太陽王のオーケストラ
リュリの曲集です。
町人貴族の音楽や海神のアントレ、シャンボール城のブーレーなど、
ディヴェルティスマン曲を中心に構成。
フランスオペラを作る前の、初期から中期?の音楽が楽しめます。

ヴィヴァルディ
ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲集
楽しい!もうお祭り状態。
最後の曲なんか楽器が駆け抜けるようにでてきて、
ヴェネツイアの風がそのまま部屋に。

クープラン
王宮のコンセール
言わずと知れた名曲にコンセール・デ・ナシオンが挑む。
655名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:18:14 ID:V1tZrEqI
第二弾 バロック編U

マレ&サント・コロンブ二世の曲集

別売りもしてます。
マレのものは、私はこれでこの作曲家に出会ったのです。
サント・コロンブ師とリュリ師への賛辞と題された
2つの曲集は、もうヴィオールの魅力を堪能するに十分。
とくに私としては、リュリ師への賛辞がおすすめ。

サントコロンブ二世のものはヴィオールソロ。
じっくり聞き込むには最適。
656名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:23:01 ID:V1tZrEqI
第三弾 中世編
 
イサベル二世の音楽集
冒頭の祈りの曲は荘厳です。

巫女の歌
好き嫌いが別れるかも知れませんが、私がいいと思います。
657名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:31:10 ID:V1tZrEqI
第四弾 古樂編

イベリア半島の音楽

始めの一曲だけでも買い。
なんと言っても楽しい。
こんな曲があるのかってほど。

あとバロック編で忘れてました。

ビーバー
十五声のレクイエム。
私はこれでビーバーの凄さを知りました。
ヴィヴァルディ
オペラ ファルナーチェ
ジャケが豪華。コルセッリの曲もちゃんと復元して
つけてあります。録音はいうまでもなく良し。

以上。全部で三十数枚ありますが、基本的にハズレはなしです。
あと、ナイーブから出してるの(シャルパンティエのカンティカム集とか)
もありますが、
とりあえずアリアヴォクスから入るのがお勧めです。
とにかくこれほとハズレの無い演奏家も珍しい。
658名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:39:51 ID:5v7EKBlG
>>654〜657
サウヴァールいいね。
今年来日するから聴きに行かなくては!
659658:2005/05/03(火) 22:41:47 ID:5v7EKBlG
サウヴァール ×
サヴァール ○
失礼しました。
660名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 22:47:01 ID:V1tZrEqI
>>658
ええ!
来日!?
それは大変だ。チェックしなくては。
661名無しの笛の踊り:2005/05/03(火) 23:03:59 ID:OoXN6/Vr
王子ホール買い損なった
662640:2005/05/04(水) 00:48:09 ID:ky9DB6GD
>>654〜657
お勧め、どもです。
三十数枚は多いですが、いつか揃えてみせますとも!

ラ・フォーリアを早速買って楽しんでます

>>658
それは一大事、というかグッドタイミング
早速チェック
663名無しの笛の踊り:2005/05/04(水) 10:52:17 ID:Tp0+lSX6
パッヘルベルのカノンを鍵盤で弾いてみたいのですが
いい楽譜ないでしょうか?
664名無しの笛の踊り:2005/05/04(水) 19:36:20 ID:FuzrRiqS
サヴァールは中期前期が多いのでちょっと苦手。
>>654〜氏の紹介のもの以外では、
"OSTINATO"が、"LaFolia"と似た感じで、
音楽史のお勉強的でなかなかよかった。
JS.Bachの「音楽の捧げもの」と「フーガの技法」
こういう演奏がこれで良いのか悪いのか分からんが、
そのジャケットの豪華さに感動してしまった。
AliaVoxは全体的に凝ったジャケットが多いね。凝りすぎという感もある。

サヴァールがヴィヴァルディを扱うと、
後期バロック的に楽しい解釈をしていてなかなかよろしい。
可能性があるというのか、わざわざガンバで弾くという信念も良い。
665名無しの笛の踊り:2005/05/04(水) 20:07:02 ID:KdiDj5qN
ん?ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲集はヴィヴァルディのオリジナルだよ。
チェロ協奏曲の編曲ではない。ヴィヴァルディは Viola all'inglese 、と称してるが。
サヴァールは、イギリスのコンソートなどで愛用されてたからではないか、と言ってる。
666名無しの笛の踊り:2005/05/05(木) 11:00:28 ID:UWAjeWQ8
引用:
>原出典にあたってみると、チェロではなく、チェロ・アッリングレーゼ、ヴィオラ・アッリングレーゼ、ヴィオラ・イングレーゼなどと指定されているものばかり。サヴァールは、・・・  今回の曲目においてヴィオラ・ダ・ガンバが使われたものと特定している。・・・
このことを言っているのですね。
リオムは、RV555ではViole all'Inglese としているが、
この曲をあえてチェロ曲の分類にしているのはどういう訳なんだろう。
この曲をガンバで弾くのが本来なのか、それともガンバでも良いということなのか、
ガンバ奏者のサヴァールがガンバで弾く気持ちはよく分かるが、
それはヴィヴァルディが意図していたことと見て良いのか。
ヴィヴァルディが指定している楽器と、ヴィオラダガンバとは同一と見て良いのか。
教えを乞う。
667カーザヴェーチャ:2005/05/05(木) 11:56:41 ID:9fcHuckr
皆様、はじめまして。「赤毛の司祭」の管理人です。
サーフしていて、このように充実したサイトがあることを初めて知りました。
これからもときどきロムさせていただきます。
さて、viola all'ingleseですが、この名称は最初はドイツのエングリッシェス・フィオレットenglisches Violett
に相当する楽器だと思われていたのですが、その後のトールバットによる研究の結果、
ヴィヴァルディは、この「ヴィオラ・アッリングレーゼ」という用語を、「ヴィオラ・イングレーゼ」や
「ヴィオロンチェッロ・アッリングレーゼ」とともに、ヴィオラ・ダ・ガンバの意味で使っていたことが分かりました。
当時のヴィオラ・ダ・ガンバは低音楽器だけではなく、ソプラノやバリトンなどさまざまな音域の楽器がありましたが、
ヴィヴァルディ自身が演奏楽器としてviola inglese、またはvioloncello all'ingleseと指定した作品での音域は低音域です。
したがって、ヴィオラ・ダ・ガンバと同一視して良いということになります。
668名無しの笛の踊り:2005/05/05(木) 12:02:12 ID:JuNk1c/d
>>667
> サーフしていて、このように充実したサイトがあることを初めて知りました。

あの、ここが2chってやつですよ、お客さん。。。

「赤毛の司祭」ときにお伺いしております。
669カーザヴェーチャ:2005/05/05(木) 12:07:06 ID:9fcHuckr
上の書き込みで舌足らずな部分がありました。最後の箇所ですが、
われわれが普通思い浮かべる低音域のヴィオラ・ダ・ガンバと同一視して良いということです。
失礼しました。
670名無しの笛の踊り:2005/05/05(木) 12:26:50 ID:CUJFwWrr
>>667
詳細thx!
そういえば、J.G.グラウンもヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲書いてますな。
18世紀生まれなのにネ。
671666:2005/05/05(木) 19:18:09 ID:HmeU/bpb
>>667さん、勉強になった。39。
thankyouと発音が違うなんて野暮は言わないでね。
ここは書き捨ての2ちゃんねる。
お客さん、仮面をかぶった方がよろしいのでは。

ヴィヴァ・スレもあるので紹介しておこう。
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/classical/1114098998/l50

今日はふっと手にしたエマヌエル・バッハのオルガン協奏曲(Wq34)を聞いている。
チェンバロでも演奏されているし、フルート稿もあるね。
672名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 00:24:04 ID:b892WOFX
サヴァール来日するんですよね。聴きに行きたいけど無理かも・・・
サヴァールといえば、EMI REFLEXEからもたくさん出してましたねえ(中世・ルネサンス〜初期バロックが中心でしたが)
確かに「ハズレ」はほとんどないです。
673名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 01:52:14 ID:V1sBMMZ1
ヴィヴァルディスレで訊こうか迷ったのですが、こちらで。
ニコラ・シェドヴィルのソナタ集「忠実な羊飼い」のおすすめ盤とかありますでしょうか?
ランパルの録音2種は聴いたコトあるのですが、それ以外で、
ピリオド楽器(もしあるのならミュゼット)による演奏なども聴いてみたいと思ったので。

あ、でもピリオド楽器云々にはそれほどこだわりません。
それから希望としては入手が容易だと助かります。
一見のクセにぶしつけですが、よろしくお願いします。
674名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 06:05:25 ID:0GTWBs2q
最近の録音を聞きたいが、良いのが見つからない。
ドレーライヤーで演奏しているのでは(内の3曲)、
録音がちょっと古い(1972)が、メルクスやドレフィスらの演奏がある。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=255432
ミュゼットがきけるCDでは、パラディアン・アンサンブルの"LesSaisonsAmusantes"がある。
これはヴィヴァルディの曲をごちゃ混ぜにして編曲した曲集。
"IlPastorFido"からも1曲あるが、これはミュゼットで演奏していない。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=536647
"LesSaisonsAmusantes"ではこういうのもある。こちらはドレーライヤー。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1984962
675名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 07:48:36 ID:YjPypkaR
>>674
ミュゼットって、楽器の名前?
音楽のジャンルでなら知ってるけど
676名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 08:24:36 ID:d40nptVl
シェドヴィルはミュゼット奏者だったてことはご存じか。
ようするにフランスのバグパイプのことだね。
http://homepage.mac.com/muzette/renai_baroque_musette/baroque_mus.html
ジャンルにこの名があったかどうかは知らないが、
イギリス組曲などに、「ミュゼット風に」とされているのは見たことがある。
677名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 19:44:47 ID:en2BmZqX
>>675
 ミュゼットは楽器です.
678名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 20:09:45 ID:xZ8C9DtG
ミュゼットは676が言うようにバグパイプのことだが、
音楽のジャンルとして定義するなら、低音(基音)が終始変わらない曲のこと。
679673:2005/05/06(金) 21:59:22 ID:V1sBMMZ1
>>674
ご丁寧なレスthxです。3枚とも注文してみました。
取り寄せに時間かかりそうですが、楽しみです。
# ドレーライヤーてのがわからずにググってみた。
# こいつもミュゼットに負けず劣らず謎の楽器だ…
680名無しの笛の踊り:2005/05/06(金) 22:52:35 ID:9NFXO3Nz
>>678
解説トヌクス

フランスの民謡でミュゼットちゅうのがありますが、全く別ですな。
アコーディオン主体のワルツぽい音楽です。
ここまでくると同音異義語のレベルだなぁ。
681674:2005/05/07(土) 19:56:08 ID:9j932g5y
ためしにググってみたら、ピアノとかいう説明もあったけど、
ハーディー・ガーディーのことですね。
http://www.geocities.jp/vielleuxinthai/
CDではほかに、コレットのこんなのもある。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=119897
ドローンが常に鳴り響き、しかもギーギーと耳障りな音で結構やかましいが、
バッハあたりとは随分違う、バロック時代の音楽のもう一つの面が感じ取れる。
682名無しの笛の踊り:2005/05/09(月) 06:50:24 ID:4mXLyfUQ
ヴィヴァルディスレまた落ちちゃってるよちくしょう_| ̄|○

>>667 カーザヴェーチャさん「赤毛の司祭」日参してます!
やっぱり2chはご存知じゃなかったんですね。
新しいヴィヴァスレ立ったら是非カキコしてください(^o^)丿
683名無しの笛の踊り:2005/05/09(月) 19:09:55 ID:T3R/X8o0
単発質問すみません
タルティーニの運弓の技法(コレルリのヴァイオリンソナタに基づく50の変奏曲)の完全録音はDORONから出ているものの他にあるでしょうか?
マンゼのCDにも一部入っていたりするのですが、全部となると他の録音が見当たらない・・・
684名無しの笛の踊り:2005/05/09(月) 20:23:39 ID:nHQn00MN
>>683
私もDORONのしか持ってません。
もっとすごい演奏が聴きたいのですが・・・。

685名無しの笛の踊り:2005/05/09(月) 21:51:53 ID:T3R/X8o0
>>684
ですよね〜・・・LPでもいいからないですかね?
変奏2ですでに弾けない自分はへたれですがorz
686名無しの笛の踊り:2005/05/10(火) 17:11:18 ID:2Bm8iJT9
テレマン:木管のための協奏曲集
【曲目】
フルート,弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
3つのオーボエ,3つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲変ロ長調
2つのシャリュモーのための協奏曲ニ短調
トランペット,弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
リコーダー,トラヴェルソ・フルート,弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調
トランペット,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調
【演奏】
ラインハルト・ゲーベル(指揮)、ムジカ・アンティクワ・ケルン


これって再発売ですよね。元々の録音を聴いたことある人いますか?
「シャリュモー」というのがすっごく気になるのですが・・・。
687名無しの笛の踊り:2005/05/10(火) 17:42:01 ID:ScljAnAC
>>686
誤解を恐れずおおざっぱにいうと、シャリュモーはクラリネットの祖先のひとつ。
シングルリードの木管楽器。結構いろいろ出ていて、中ではコンティのカンタータ
でオブリガート楽器として使用したものがおすすめ。

で、MAKですが、持ってないなら間違いなく「買い」!
特に縦横協は、ここには収録されてないけどガンバ・縦協とともに
有無を言わせぬシャープでヴィヴィッドな演奏。
好みかどうかはこのさい関係なく、必聴ではないかと思う。
688名無しの笛の踊り:2005/05/10(火) 21:21:05 ID:ZMJjyh04
>>687
詳しい説明ありがとうございます。5月31日発売のようですので、来月にでも購入したいと思います。
689名無しの笛の踊り:2005/05/10(火) 21:35:23 ID:ac8dYMqr
>>686
たぶん419 633-2のことと思うので、
ちょうど良い機会ということで聞いている。

ゲーベルほど精力的にCDを出している演奏家は、それほどいないように感じる。
また作曲家も多岐にわたっていて、これほどの何でも屋であるにもかかわらず、
それでいてそこそこ水準を守っているのは、ちょうどテレマンと似たところがありそう。
と、勝手なことを言っているが、20枚程所持しているゲーベルのCDで気掛かったものと言えば、
パッヘルベルのカノンが収められているもの
ヴェラチーニの序曲集やドレスデンのオーケストラのための協奏曲集
そういえば、ハイネヒェンの「ドレスデン協奏曲」というのもあった。
2つあるバッハ一族たちの曲集"Bachiana"、
ビーバーのロザリオや"Harmonia Artificiosa"も良かった。
グルックのバレット「アレッサンドロ」なんて、彼の器楽曲などは滅多に聞けないかも知れない。
これには、ルベルの「四大元素」やテレマンの7声のソナタもあって値打ちものかも。ちなみに455 824-2
こんな事言っていたら、みんな良いことになってしまう。
まあ、今日はゲーベル賛歌ということで。
個人的にはヴェラチーニがお気に入り、
なんとなく相性が良いような・・
690名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 01:22:16 ID:HXSRb+sT
>>689
おー同士よ。

ゲーベル指揮:ムジカアンティクワケルン(MAK)は、
80年代以降の新しい古楽演奏の旗手だったね
(MAK以後、イルジャルディーノアルモニコだの、
ソナトリデラジョイオーサマルカだの、ビオンディだの
アレッサンドリーニだの スピノジだの、ファソリスだのが出て、
過激な演奏を展開しているが、MAKこそまさにそれらの濫觴=嚆矢
だったのかも知れない)
691名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 01:34:54 ID:HXSRb+sT
>>690+α
さて、MAKのCDで、私のお気に入りは、
1)パッヘルベル:カノンとジーグ、ヴィヴァルディ:ラフォリアほか
  【ARCHIV/447 285-2】最速のカノン!。他にバッハ・ヘンデルも収録。
2)ヘンデル:マリアンカンタータ&アリア
  【ARCHIV/439 866-2】アンネゾフィフォンオッターとの競演がスゴすぎ。
3)ハッセ:サルヴェレジーナ&モテット&シンフォニア&パッサカリアグラーヴェ
  【ARCHIV/453 435-2】バーバラボニーの美声、シンフォニアがすばらしい。
4)CPEバッハ&WFバッハ:2台のチェンバロのための協奏曲&ソナタ
  【ARCHIV/419 256-2】A・シュタイヤーの豪腕チェンバロと競演。驚嘆!
5)ブロー&コレルリ&ムファット&パーセル他:シャコンヌ
  【ARCHIV/453 418-2】3拍子の踊りの曲集。踊り出したくなる。
6)lamento
  【ARCHIV/00289 474 1942】M・コジェナーが歌うバッハ家カンタータ集。

ちなみに、MAK演奏の、『ハンブルグの潮の満ち干』っていうCD
があるはずだが、これがなかなか手に入らない。
692名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 01:40:06 ID:uaw2UXh0
HP?

693名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 02:16:58 ID:oLH0SZ7O
MAKの旬はヘンク・ボウマンがチェンバロ担当していた初期の頃
レコードがリリースされる度、レコ芸月評で叩かれていたw

ヒル〜シュタイアーの頃は拡大路線

1986年以降、ゲーベルの故障以降はまた別の面白さがあるが既に先頭集団にはいない。

694名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 02:23:46 ID:HXSRb+sT
>>MAKの旬はヘンク・ボウマンがチェンバロ担当していた初期の頃
   ↑
  この時期のMAKの名盤、いくつか推薦して欲しいなーー
695名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 02:26:55 ID:aOEeyjnu
ロベルト・ヒルと共演したバッハのヴァイオリンソナタもいいぞ!
696名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 03:05:41 ID:oLH0SZ7O
>>694
例えば貴兄が>>691で挙げている1)。
>>695氏が挙げている演奏を含む「バッハ室内楽曲全集」
BWV1067&1070
一部CD化された「バッハ以前のドイツ室内楽」
大クープラン「諸国の人々」
ジルのレクィエム(ヘレヴェッヘとの協働)
BWV1079

下に行くほど古くなる。たぶん。
BWV1079の頃はまだリヒターは存命していたし、上記の頃のアルヒーフのトップアーティストはピノックだった。

ちなみにヒルの頃はバッハのヴァイオリンソナタ
シュタイアーの頃はブランデンブルク協奏曲
1986年以降はテレマン「ターフェルムジーク」
故障後はバッハの世俗カンタータ集・・・が好き

『ハンブルグの潮の満ち干』もBWV1068&1069みたくチェンバロ2台投入して聴かせる!
697名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 03:19:25 ID:nBPOcbvq
>>698メタル
698名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 03:32:03 ID:HXSRb+sT
>>697サンキス

>>故障後はバッハの世俗カンタータ集
        ↑これは、
C・シェーファーの歌う、Bach:Hochzeitskantaten
のことかしら? BWV210,201,51【ARCHIV/459 621-2】
就中、BWV51は、エッジ鋭く迫力抜群で 俺もお気に入り。

>>ジルのレクィエム(ヘレヴェッヘとの協働)
 これは知らんかった。探して聴いてみよ
699名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 03:47:43 ID:HXSRb+sT
>>698まちごーた
>>698サンクス!!”ね

ちなみに、↓この新譜も聴いてみたい。(以下コピペ)

MAKのテレマン四重奏曲集
ムジカ・アンティクァ・ケルンのテレマン!
リコーダーと弦楽器のための四重奏曲集
※魅力的なテレマン作品のレコーディングを続けてきたゲーベル&MAKの新録音はフルート四重奏曲集。
テレマン作品の中でも非常に重要な位置を占めるリコーダーと弦楽器のための四重奏曲は、
現存する最初期のドイツ・フルート作品としても大変貴重なものです。
リコーダーに、スイスの若手マーカス・ステガーを迎え、瑞々しい感性がいきわたる曲集として仕上がっています。

テレマン:四重奏曲集
・ト長調 TWV43 g4(リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ、バッソ・コンティヌオ)
・ト長調 TWV43 G6(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、バッソ・コンティヌオ)
・ニ短調 TWV43 d3(フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、チェロ、バッソ・コンティヌオ)
・ト長調 TWV43 G11(フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン×2、バッソ・コンティヌオ)
・イ短調 TWV43 a3(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、バッソ・コンティヌオ)
・ト長調 TWV43 G12(フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン×2、バッソ・コンティヌオ)
・変ロ長調 TWV43 B2(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、バッソ・コンティヌオ)
・ト長調 TWV43 G10(フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン×2、バッソ・コンティヌオ)

ムジカ・アンティクァ・ケルン
指揮:ラインハルト・ゲーベル
録音:2004年5月
700名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 03:50:39 ID:HXSRb+sT
>>699もまちごーた
正しくは“>>696サンクス!!”ね。再三スマソ 
ゴメソ 眠い もう寝る

>>696>>シュタイアーの頃はブランデンブルク協奏曲
因みに、ブランデンブルクなら、
俺は
イルジャルディーノアルモニコのCDが好き
701名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 09:28:13 ID:fgSm3Dzo
来日公演はやっぱりテレマンかな?
702名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 20:47:08 ID:DMaksD5L
>>701
そんな予定あるの?
まもなくクイケン兄弟が来日して、
テレマンも少し演奏するそうだが。

「ハンブルグの潮の満干」はピケット指揮ので聞いた。
「蛙」もあって、これは楽しめる。
703名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 22:44:58 ID:FJSZX++2
今年はイルジャルディーノアルモニコ、クイケン、サヴァール、タリススコラーズなど有名どころが多数来日
しますね。   MAKも来るのですか?
704名無しの笛の踊り:2005/05/11(水) 23:15:43 ID:iEMls73Z
MAKは来年10月に来るらしい
705名無しの笛の踊り:2005/05/12(木) 01:11:43 ID:3e0ebfkm
MAKは80年代にもバッハ家のカンタータの録音があったね。
ヘルマン・マックスがコーラスマスターで、地味にシュタイアーが
通奏低音のオルガンしてます。
706名無しの笛の踊り:2005/05/12(木) 10:49:31 ID:iC/xf5Cf
> 今年はイルジャルディーノアルモニコ、クイケン、サヴァール、タリススコラーズなど有名どころが

有名どころ且つやや盛りを過ぎたところばかりというのが、微妙だな。
やっぱり日本ってこういうところだと思われているんだろうか...
707名無しの笛の踊り:2005/05/12(木) 20:12:53 ID:ESJvMjjY
売り出し中なら、マルコン、カルミニョーラ、
古手なら、コープマン、カークビーとロンドンバロックも来日。
708名無しの笛の踊り:2005/05/13(金) 01:20:06 ID:B9YxJGDA
MAK話で盛り上がっていたようだが、
先日有楽町で話題をさらったコンチェルトケルンのリーダーもMAK出身ね
709名無しの笛の踊り:2005/05/13(金) 19:59:07 ID:txVV3hfa
>706 主催者が客入りを期待して呼んでいるのかなあ・・・
    古楽の分野では、実力派だけではなかなか客が来ませんからねえ
710名無しの笛の踊り:2005/05/13(金) 21:15:45 ID:MpP39FLL
今日はテレマンを、パルナッシ・ムジチ(cpo)で聞いている。
このアンサンブルは、アルビノーニの作品1の録音があり、
共に、外連味(けれんみ)や派手さを全く感じさせない演奏、
それでいて、通り一遍の教科書的でない演奏に好感を持つ。
711名無しの笛の踊り:2005/05/13(金) 22:07:49 ID:i210EXtJ
>>709
主催者の無難な招聘→趣味の保守化→主催者の無難な招聘→趣味の保守化
712名無しの笛の踊り:2005/05/14(土) 09:49:29 ID:I1I65w1a
主催者の無難な招聘→趣味の保守化→興行的な不成功又は聴衆の質的低下→主催者の無難な招聘→趣味の保守化→興行的な不成功又は聴衆の質的低下
713名無しの笛の踊り:2005/05/14(土) 09:52:57 ID:I1I65w1a
ところでフランスバロックスレッドが落ちてしまった。
ここでうかがいます。

クープランの王宮のコンセール。
普通フルートかフラウトトラヴェルソでやります。
ヴァイオリンでやってる演奏あるんでしょうか。

クープラン、ラモーの室内楽はよく、楽章によって楽器を変えるのがある気がします。
だけどずっとヴァイオリンで通してる演奏があるかどうか、知りたいんだな。
誰か知りませんか。
714名無しの笛の踊り:2005/05/14(土) 13:26:20 ID:mhgJ1OPK
楽器指定が古典派以降ほど厳密じゃないからね。>>50-65あたりも参考に。
で、フランスではヴァイオリン属よりヴィオール属のほうが好まれていた
(特に摂政時代以前)のは知ってのとおりだけど、とくにヴァイオリンは
舞踏と密接に結びつきすぎていて(ヴァイオリン奏者の多くは舞踏教師でもあった)、
貴族など上流階級はトレブルヴィオールのほうをたしなむものだったらしい。
ヴァイオリン認知の功労者ルクレールも最初、「フィドル弾き」っていう偏見で苦労したそうだ。
だから、ルイ14世時代の「王宮のコンセール」を、さまざまな楽器の一部としてならともかく、
通してヴァイオリンで弾くというのは、ちょっと現実離れしてるんじゃないかな。
ただ管楽器はなにしろオトテール一族がいたし、通しでも演奏してたかも。
ラモーなら摂政時代以降だし、探せばあるかもしれないですが。

あ、現実的じゃないとか気にしないモダンの人ならやるかもしれないけど、
ラモーとちがってF.クープランはモダンだと良さがほとんどなくなるから、どうかな…。
715名無しの笛の踊り:2005/05/14(土) 13:47:52 ID:mhgJ1OPK
ちょっと補足。「王の24のヴァイオリンがあったじゃん」と言われるかもしれないので。
彼らもまた「舞踏」と密接に結びついていたわけで…トラジェディ・リリクにしろ
舞踊場面を含むディベルティスマンが重要な要素だったし。
イタリア派の牙城、シャルトル公やギーズ嬢に仕えた人たちは、そういう
偏見に悩まされなかったみたいだけど、シャルトル公は後の摂政だしあたりまえか。
716713:2005/05/15(日) 01:34:47 ID:wXHHoto2
ありがとう。
Merci.
717名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 09:12:28 ID:JIFTp4+c
王宮のコンセール・ヴァイオリンでやってる演奏

 とりあえず、トリオ・ソヌリのCDがありますね。録音は古いですが
 良い演奏です。
718名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 12:01:53 ID:MMOLyseL
トリオ・ソネリーのヴァイオリンはモニカ・ハジェットです。
この人のヴァイオリン好きです。
719名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 20:57:43 ID:iKEagwji
「王宮のコンセール」と言えば、LP時代のホリガーを思い出す。
せっかくなので、今日ルセのクラヴサン全集で聞いてみた。
これはクラヴサン独奏だね。
これの器楽演奏といえばLP以後聞いたことがなく、
1年程前にブリのものを聞いたくらいか。
これはまあ悪くはないけれど、ホリガーやルセにはほど遠い感じ。
ついでに続編の「新しいコンセール」をルセとル・タラン・リリクで聞いてみた。
彼らの「王宮のコンセール」の器楽合奏も聞きたいね。
こんな事を言うとクイケン・ファンに怒られるかも知れないけれど、
ドイツ・オランダ系のフランスものはもう一つしんどい。
と、いいつつ来週末のクイケンの演奏、楽しみにしている。
もっともフランスものはないけれど。
720名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 21:20:00 ID:nnvpEJzT
脈絡ないレスですが、私もハジェットのバヨリン好きです。
721名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 22:21:39 ID:M+v7ktja
>>719
クイケンのコンサートへ行かれるのですか?
私(大阪)もですが、来週末はどこでの公演です?

この前のレオンハルトの時みたいに今回も阿呆が携帯を
鳴らさないよう祈ってます(あの時は惨かった・・・)
722名無しの笛の踊り:2005/05/15(日) 22:22:49 ID:JIFTp4+c
ハジェットもいいし、サラ・カニンガムのガンバ演奏も良いです。
723名無しの笛の踊り:2005/05/16(月) 06:11:52 ID:M9XfcC7H
>>721
5月27日。いずみホール。
http://www.izumihall.co.jp/shusai2005/0527.html
S席にはまだ空席があるようだ。

西宮のコープマンのバッハは昨日発売だったが、
一瞬にして売り切れで買えなかった。
724名無しの笛の踊り:2005/05/16(月) 17:57:45 ID:IL63+1EV
モニカ・ハジェットさんはホグウッドのときのAAMやコープマンのABOの
コンマス経験者です。
音の立ち上がりがキレイでヤサシイ音色の人だと思う。
725名無しの笛の踊り:2005/05/16(月) 18:59:55 ID:IL63+1EV
Trio Sonnerieの王宮のコンセールのCDをアマゾンでさがしたら
在庫切れでした。マーケットプレイスには出品されてるけど。
726名無しの笛の踊り:2005/05/17(火) 05:24:43 ID:pf02oCmO
モニカ・ハゲットと呼ぶ人もいますた。
727名無しの笛の踊り:2005/05/17(火) 09:51:44 ID:DUnLZHhi
で?
728名無しの笛の踊り:2005/05/17(火) 22:25:37 ID:jDownj0n
王宮のコンセールならサヴァールでしょ。
去年の録音で音質も良い。
729名無しの笛の踊り:2005/05/17(火) 23:24:55 ID:kBLe/pHR
王宮はもうおなかいっぱい。新コンセールの全曲盤をもっと聴きたい。
730名無しの笛の踊り:2005/05/18(水) 22:22:39 ID:WR4QUD+y
>>706
アルモニコは最近どうなんだ?
ムローヴァと来るというのは興味あるんだが。
エスペリオンは盛りを過ぎてはいないだろ。
バロックはもうあまりやらんだろうが。

クイケンとタリスはイラネ。
いつまで呼んでんだよ。
しかもやることが同じ。
古楽のベンチャーズかよって。
731名無しの笛の踊り:2005/05/18(水) 22:42:57 ID:PxwgnBjN
>>730
> 古楽のベンチャーズかよって。
ワロタ
732名無しの笛の踊り:2005/05/19(木) 22:17:13 ID:Wmp2jVsJ

バルトルド・クイケンは相変わらず素晴らしいと思うのだが・・・
733名無しの笛の踊り:2005/05/19(木) 22:42:01 ID:3C3EWERj
>>732
いいね。あの三兄弟、弦二人はあまり好きではないんだけど、
バルトルドのフルートだけは最高だと思う。聴き飽きるという事がない。
734名無しの笛の踊り:2005/05/20(金) 01:06:27 ID:/U4XkHlv
>>732-733
激しく同意。バルトルドの音色はいまだに一流だ。
あの笛の音は身体に染み渡る。いい奏者は増えてきたとはいえあの感覚は独特。
ただ、エマヌエルのコンチェルトなどはチャーログのほうが適しているだろうが。
735名無しの笛の踊り:2005/05/20(金) 19:54:07 ID:VxfL6+Fx
名手はHとかHとかいるけど
いまいち風格がないんだよね
736名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 00:55:49 ID:D+N/ateS
>>735
Marc Hentai と Wilbert Hagelzet?
邦人のAもいるけど、最近あんまりレコーディングしてないな。
737名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 01:17:43 ID:0zfWoCFV
邦人のA氏は音色がイマイチ好みではない。が、学識の豊かさは尊敬している。
それにしてもピリオド楽器の、特に管楽器は本当に奏者によって個性が出ておもしろいね。
738名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 01:46:29 ID:1DW5zviB
>>737
Aは日本人らしい尺八系の音なんだよね。
もっともバルトルドは、はずれの演奏だと一本調子に陥るよね。
739名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 02:09:56 ID:0zfWoCFV
>>738
うーむ、じつは自分は尺八も吹くんですが、A氏って尺八のイメージなのかな?
もっとも尺八も奏者によって個性が出るので(階段上がるとき上に音色で誰がいるかわかるくらい)、
A氏系の尺八吹きもいるのかしら。ちょとすれ違い気味スマソ。
740名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 14:57:37 ID:rBXJaMfv
日本人→尺八 という貧しい連想
ブリュッヘンのほうがよほど尺八ぽい
741名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 15:21:21 ID:j6Yeoj59
モダンに比べると、やはりピリオドは尺八っぽくきこえる。
間違い、ない w
742名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 16:03:17 ID:f/F5ugID
A氏のトラヴェルソか、俺は尺八にはきこえないなぁ。
ただ、乾いた木の音って言うか、モダンとは違ったぶっとい音だな。
もちろん、楽器や奏者によってはモダンっぽくきこえる物もあるが。

あと、結構リコーダーとトラヴェルソの音は似ていると思わせる
演奏もあるね。ヴィヴァルディやヘンデルの作品で音域も違う
この二つの楽器が割と自由に取り替えられる理由が分かる気がする。
743名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 16:09:29 ID:f/F5ugID
俺的に面白い演奏といえば、Rachel Brownという人がクヴァンツの
2鍵フルートで演奏したクヴァンツのフルート協奏曲集か。
(Hyperion/CDA66927)

10年近くも前の演奏だが、まるでオカリナのような凄く独特な音。
2鍵フルートはすごく音が安定しにくいとマニアの間で言われているが、
この演奏は結構技術は確かだと思う。
744名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 20:27:41 ID:LPPm+Ath
クヴァンツのコンチェルトだと、チャーログのほうが断然面白いよ。
当然2鍵(Hungaroton/HCD31916)。レイチェル・ブラウンも悪くはないけど、
チャーログの壮絶な技巧聴くと物足りなくなる。ソナタ集も出してるのは
レイチェル・ブラウンとチャーログ同じだね。
で、これを聴いて、エマヌエルのコンチェルトをきいてみたくなった。
エマヌエルのソナタは何とか吹けるけど、コンチェルトはまさに殺人的…手に負えなかった。
クヴァンツは確かに難しいんだけど、理にかなってるのは、本職だからかな。
745名無しの笛の踊り:2005/05/21(土) 21:09:15 ID:8hmf/iBD
日本の古楽ファンはリコーダーとかトラヴェルソとかやたら好きそうなんだが、
(あとチェンバロのソロ系とか)
正直に言って、バロック的にはどうかと思うなぁ... なんだか辺境的というか
746名無しの笛の踊り:2005/05/22(日) 00:11:51 ID:t9N/SXpV
>>744
コンチェルト吹けないのにハンブルガーが吹けるのか。おかしな香具師。
747名無しの笛の踊り:2005/05/28(土) 19:03:31 ID:8IUwCb0s
クイケン・アンサンブル、聞いてきたよ。
兄弟がまとまって演奏会をするのは18年ぶりとかで、
随分とじいさんアンサンブルになっていたけど、聞きに行った価値はあった。
一人若い寺神戸さんも張り切ってましたね。ちょっと勢い余ったところもあったかな。
チェンバロのコーネンさん、どこかで見たと思っていたら前田りり子さんのCDでBCしている人だね。
アンコールが2曲ともヴィヴァルディのフルート協奏曲だったのがよかったね。
ほんとは本プログラムでもっと入れて欲しかったね。
コレルリが2曲もあったのが、ちょっと入りの悪い原因ではと思った。
ヴィヴァルディならもうちょっと客を稼げたかな。
それとも、クイケンはもう古いのかな。
確かに結構なおとしで、海外公演は大変かなという印象も持った。
去年もスタンデイジさんの演奏を聞きに言ったけれど、
あのお歳で大変ですね、と言う印象を持った。

それにしてもヴィオラの音が聞きわけられない。
ほかのは全部聞こえるのに。

748名無しの笛の踊り:2005/05/28(土) 20:16:44 ID:WsWRWBzw
クイケンみたいに、クープラン的表現を借りれば「よき趣味」を持っている人は
ヴィヴァルディなんかよりはコレッリのほうがはるかに相性いいと思うが…。
ヴィヴァルディを弾ける人は多いが、コレッリをまともに演奏できる人は本当に少ない。

ガッティの弾いたOp.5がやっと入手できたので聴いたけど、ガッティのコレッリはやはりいい。
フォリアなんかは、ある程度誰でもそれなりに聴ける演奏ができるけど、
Op.5-5やOp.5-10などは本当に資質が問われる曲だね。
静謐さを表現する能力、全体を見渡せるバランス感覚、そういったものが要求される。
「バロック」というより、古典的な均整美がコレッリのキモだし…
それはフランス音楽と共通する要素だから、フランスでリュリと並び称されたんだろう。

自分はフランスびいきだから、どうしてもコレッリ寄りになるし、
イタリア音楽好きならコレッリを軽くみてしまうのもしょうがないとは思っている。
でも、あんまりな言い様だったのでムキになってみるテスト。
749名無しの笛の踊り:2005/05/29(日) 00:56:19 ID:iawbDad+
私も、クイケンだったら、まずフランスものが聴きたいと思います。
750名無しの笛の踊り:2005/05/29(日) 01:41:04 ID:fzOQMvV1
クイケンを漢字で。

杭健。

食意見。

空違憲。

どれがよいと思いますか。
751747:2005/05/29(日) 11:47:35 ID:Azt5g63Q
>>748
ちょっと勘違いをされているよう。
コレルリを軽く見たのではなくむしろ逆。
コレルリは高尚で俗受けしないので、
あまりバロックを知らない一般の観客が敬遠したのかなと思った。
ヴィヴァルディなら一般の観客でも、
よく知っているので客寄せが出来たのかなということ。
クイケンに誰が合うというのも大事だが、
客が少なくてはどうしようもないので。
まあ選曲もバランスの問題とも思うが・・
752名無しの笛の踊り:2005/05/29(日) 12:09:00 ID:jLzhndAc
食い券
753748:2005/05/29(日) 18:11:35 ID:dZ0GKqhz
>>751
むぅ、そうですか…客観的分析でしたか。スマソ。
でも、高尚って…やっぱそんな風に「敬して近寄らず」なんですかね。
確かにバロックの中では異質だけど、そんなふうにとらえられるのは
もっとさびしいですなぁ…。

クイケンらのディスクでは、ACCENTのクープラン/Les Naions が好きです。
SEONでのクープラン録音はちょっと構えた感じもあるけど、こっちは
まさに「よき趣味」を体現したような演奏で、クイケンたちらしいな、と
そういえばクープランも演奏者選びますね。ラモーはある程度様になる演奏多いのに。
754751:2005/05/29(日) 20:44:37 ID:HCi7FwZC
「敬して近寄らず」と言うか、ネームバリューかも。
例えばバッハなら、むつかしい曲でもその名にひかれて聞きに来る。
コレッリだと、バロックに馴染みのない人だと、誰?その人となり、
ちょっと知っている人は、なんとなく高尚そうな人と思う。
それに毛の生えた程度の者なので、バロック初心者の気持ちを、
初めて聞いた時の印象でものを言っている。

今回は作品6の4と10を聞いたが、当然1パート1人の演奏で、
こういうのもなかなか良いものだった。
初めての時はイ・ムジチで、音が厚くしかも重々しく大変暗かった。
古楽ものではモード・アンティコで、これには管楽器が入っていた。
作品6の印象を変えるには充分の好演と思った。
作品5はかつてメルクスで聞いたが、こちらのほうは感動的だった。
以後、古楽ものの新録を待ちわびていたが、
ガッティの演奏がようやく出て望みが叶う。
割合と素直な演奏に新鮮な感動を抱いた。

クイケンといえば個人的にはバッハのイメージが大変強い。
レオ師との共演をよく聞いた。

クープランの「諸国の人々」はだいぶん古い1983年録音のサヴァールのを聞いた。
だいぶんクセのありそうな演奏だが、それなりに気に入っている。
でも、フランスの演奏家のを聞きたいと思いつつ、未だにお目にかからない。
どうしてフランスの演奏家はクープランを演奏しないのかな。
ルセには、「コレッリ讃」とか「新しいコンセール」などがあったので、
「諸国の人々」も聞きたいと思っている。見逃しているだけかも知れないが。
最近では、ムジカ・アド・レヌムのボックスものを聞いたが、
まあ悪くはないがあっさりしているので、もっと装飾過多気味のを聞きたい気分。
755名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 12:46:51 ID:dMbFzqGW
東京ではクイケン売り切れなのに・・・・・・・・

たぶん何を演奏しても売り切れたでしょう。

大阪はいいですね。

バッハのフルートソナタはいろいろ聞き比べてみたけれど,クイケン,レオンハルトの組み合わせが1番私
にはよくきこえる。ブリュッヘンもよかったが。

コレルリの作品6は,クイケンは,ピリオド系の外連味のない演奏と思うが,これでなくてはという感じはしない。

756名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 14:12:09 ID:G2MSY8E9
最近バロックに興味を持ち始めた超初心者です。
ほとんど知識が無いので教えてチャンで申し訳無いのですが、
チェンバロを使っている曲でオススメな物を教えていただけないでしょうか?
CDを買いに行こうにも、どう探して良いのやらわからないのです。
チェンバロの音が存分に聴けるオムニバスCDなんかがあったら
非常にありがたいのですが、
そういうのはありますでしょうか?
757名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 14:49:01 ID:tFAUDBgY
>>756
これなんか超おすすめ・・・と言ってみるテスト
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1787046

いや、冗談ではなく「チェンバロの音が存分に聴ける」
という点では最高ですよ。
758名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 17:43:34 ID:/xOaNDJ5
>>756
J.Sバッハ チェンバロ作品セット
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1863633
一万円しますが、数人の演奏者によるセットで、楽器の音も色々楽しめるので
好みのものを見つけるにはぴったりだと思います。演奏も良質です。
759名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 20:40:29 ID:X+Nu3jMK
>>755
あのOp.6は旧メンバーだし、録音もリマスターも悲惨…
いまのプティット・バンドメンバーで再録したら、かなりのものになるだろうけど。

しかし、今回Op.6-4を選んでるところは、さすがのセンスというか、
自分たちの特徴はさすがに良くわかっていると言うか。
Op.6通して聴くと実感するけど、作曲年代かなりばらつきありそうですよね。
そのなかでOp.6-4は、コンチェルティーノの掛け合い、リピエーノとのエコー効果、
そういった割合オーソドックスなコンチェルト・グロッソとしての性格と、
なにより弦の音色を楽しむのに最適な曲想、まさに彼らにはうってつけ。

個別だといろいろあるけど、これからコレッリ聴きたいなら、ブリリアントのBOXが一番だろう。
フランドル系統の趣味の良いコレッリで安心して聴ける。なにより安い。
ロンドン・バロックとパーセル・カルテットのOp.1〜4より、トリオソナタは好み。特にOp.4。
でも、一般的にはロンドン・バロックみたいな演奏のほうが人気あるかも。
Op.3とOp.5はやっぱガッティですね!
760名無しの笛の踊り:2005/05/30(月) 21:02:01 ID:8IKppGDZ
>>756
757氏お薦めの、ルセの演奏はチェンバロが踊っている。←ほんまかいな(笑)
私は彼の演奏する、バッハのゴルトベルクを薦めておこう。
でもHMVで見つからないので、ほかの人で言うなら・・
ピアノの演奏で聞かない限り、そんなに当たりはずれはないような感じ。
それからバッハを聞くなら、いつかはレオンハルト師の洗礼も受けないといけないかも。
バッハだけに絞るのであれば、758氏のお薦めなんかがちょうど良いかも知れない。

フランスものなら、同じくルセのラモーを聞いてちょうだい。
↓これはダイジェスト盤みたいだが
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=996745

イベリアものは曽根麻矢子氏がよかった。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=825600
D.スカルラッティほかの、スペインなどで活躍した作曲家のオムニバスもの。

そうそう彼女の、バッハのイギリス組曲は分かりやすくて絶品ね。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1513639

>>755
> 大阪はいいですね。
そのかわりというか、来年のビオンディは新幹線に乗らんと聞けん(泣)
761名無しの笛の踊り:2005/06/01(水) 18:38:02 ID:SYO25I4s
クイケン、下手過ぎ。
ほんと衰えたね。
バルトまで、あそこまで下手になるとは・・・
客は大喜びだったけどさ・・・
762名無しの笛の踊り:2005/06/01(水) 20:37:34 ID:HS9fV+4n
>>761
もうちょっと言いようがあるのでは。
まずは、どこがどう衰えたと感じたのか聞いてみたい。
多少の難点はあったとしても、
客は礼儀として拍手するのは当たり前。
その場にいた観客までバカにされた気分だよ。
763名無しの笛の踊り:2005/06/01(水) 23:30:50 ID:9nZQzXos
今回クイケン聴きにいけなかったから、演奏面はわからんが、
モーツアルトの協奏交響曲の録音のとき、「Vn.パートは自信がない…」って
Vn.を寺神戸にまかせた(コンマスと仲悪かったのでVn.パートはかなり難しく書かれている)、
というエピソードでずっこけたから、まあ衰えてるのは確かなんだろう。
だけど日本は礼節の国だからね、その場で拍手くらいはする。

>>762
礼儀を知らんバカには盲信者の集会に見えたのかもな。
764名無しの笛の踊り:2005/06/01(水) 23:40:49 ID:wFl+1miR
でもしらけたのは客のせいじゃないだろう...
765名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 01:59:20 ID:kTanzr7a
>>756チェンバロおすすめ

1)A・シュタイヤーの弾く、大バッハ(超絶)
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=412190005
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1698277

2)S・ロスが弾く、D・スカルラッティ(典雅)
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=737386

3)曽根まやこのシャコンヌ(優美)
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=408230001
766名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 06:00:51 ID:0lUVXisT
シュタイアー、リヒターは、初心者には毒が強すぎるのでは。
767名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 21:45:33 ID:91EmaA8w
>>756
>>765よりも はじけたやつをすすめておこう  楽しめます

ピエール・アンタイ; D・スカルラッティ ソナタ集
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=558910

中野振一郎; バッハアルバム
ttp://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/cat_1107_8081458_8080729/31691965.html
768名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 21:54:05 ID:kIfKFBmY
おまいら物凄い勢いの演奏しか進めないんだな
769名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 23:03:17 ID:91EmaA8w
>>768 んじゃあ、
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=505170068
 ↑これは静謐なチェンバロ曲集 おすすめ
(レオンハルト、バード鍵盤曲集 新譜)
770名無しの笛の踊り:2005/06/02(木) 23:50:17 ID:G4Bfl3bH
レオ師こそ究極の猛毒なんだけどな
771名無しの笛の踊り:2005/06/03(金) 00:11:39 ID:5KJdVEBN
レオン貼ると思いっきりつまらないんだけど、どこがいいの?
772名無しの笛の踊り:2005/06/03(金) 00:24:35 ID:H2jB7TzY
>>771
オムツが取れたらまた聴いてみな
773名無しの笛の踊り:2005/06/03(金) 10:36:02 ID:+YisF4RF
>>771
物凄い勢いの静謐さとか
774756:2005/06/03(金) 19:50:13 ID:6OBvf3UU
>>756です。
レスくれた皆さん、どうもありがとうございました。
PCの調子が悪くて(今も携帯からです)ジャケットの画が確認出来ないので、
タイトルだけで見つけることができるかどうか不安ですが、
とりあえず明日&明後日に探しに行ってみようと思っています。
楽しみです。
本当にありがとうございました。
775リピエーノ:2005/06/04(土) 00:20:38 ID:JSxIDuwC
クイケンコンサートに行ってきました。(@新宿オペラシティ)
結構満席のような状態で、しかも若い人が意外と多いのにびっくり。
演奏した中で一番良かったのはコレッリの合奏協奏曲4番かな。
リピエーノがいないという本当に珍しい最小編成だったけど
寺神戸さん(1st Solo)とクイケン(2nd Solo)のかけあいが本当に素晴らしかった〜。
それと、随所の装飾がもろにツボ。1楽章の始めの部分の装飾は思わず鳥肌が
たってしまいました。以前、ラ・プティット・バンドの合奏協奏曲CDを聴いたときは
控えめのおとなしい演奏だと思ったのでその印象があったのですが、結構時代の移り変わりと
ともに演奏スタイルも変えているのかもしれませんね。
ビブラートも(特にヴィーラントのチェロなど)ところによって結構派手にかけていましたし。
一番、若い寺神戸さんはやっぱり音色など強くて艶やかでほれぼれしました。
これからの活躍に期待ですね。席がちょいと後ろ目で音が拡散気味ではありましたが
彼らのすごさはよくわかりました。S・クイケンなどはかなりお年のようでしたし、
(もう70近いのかな)お疲れ様って感じです。
776名無しの笛の踊り:2005/06/04(土) 00:32:31 ID:JnI/vYt1
>>775
私は>>759ですが、リピエーノ無しでやったんですか!
Op.6-4はリピエーノのエコー効果がとりわけ効果的なだけに想像できないです。
ただ、構造は把握しやすそうで、面白そうではありますね。
777リピエーノ:2005/06/04(土) 08:20:44 ID:JSxIDuwC
>>776

Vn1 Solo, Vn2 Solo, Vc, Va, Cembalo
という編成です。あ、でもビオラとチェンバロは一応リピエーノになるのかな。
まぁそれにしてもリピエーノのVn、Vcがいないところはかなり特徴的です。
でも、彼らはその人数にもかかわらずちゃんと対比を表現していました。
そのあたりはさすがだなぁと感心です。

ところで、ヴィーラント・クイケンは兄弟で一番の年長にも関わらず
ホールに溶け込んでいくようなとても柔らかい音色で、テクニックも衰えを
見せず素晴らしかったです。シギスヴァルトは上で誰かも書いていますが
年相応に腕は落ちてきてるのかな、、という印象。速いパッセージなどでは
かなり辛そうな場面もありました。もちろん、おぉっと思うような装飾も
しっかりかましてくれましたけどね(^^) あと、やっぱり隣で弾いてる寺神戸さんの
上手さが際だっていて、それと比較しちゃうところがあるのかもです。
彼は現役ばりばりですから、単純比較しちゃかわいそうですけどね^^;
778名無しの笛の踊り:2005/06/04(土) 11:51:36 ID:ZYbQFnR3
客席にリピエーノ有り。
779名無しの笛の踊り:2005/06/05(日) 23:52:25 ID:vU132dfJ
バロック時代のチェロのための作品でいい曲教えてください。物凄い勢い曲スレで
質問してもバッハの無伴奏しか挙がらなかったんで・・
780名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 00:13:29 ID:g37IRKWK
>>779
ビルスマで揃えてみけれど、この辺はお如何?
17世紀のチェロ音楽
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1881587
ヴィヴァルディのソナタ1〜6番
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1877360
イタリア・バロックの名曲集
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=284709
C.P.Eバッハの協奏曲
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=825548
聴いたことないけどこんなのもありました
レオ チェロ協奏曲
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=624190
781名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 00:21:45 ID:wWVDuRLk
早速のレスありがとうございます。
782名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 00:23:38 ID:UjEszt9l
>>780
>イタリア・バロックの名曲集
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=284709

ボッケリーニはバロックでいいの?
783名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 00:42:44 ID:Hr4cri3n
>>779 バロック時代のチェロ演奏CD おすすめ
☆ヴィヴァルディ
Cello Concertos Vol.2: Dieltiens(Vc), Ensemble Explorations
(HMF)
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=372436

☆ハイドン
Cello Concerto, Sinfonia Concertante
: 鈴木秀美, Kuijken / La Petite Band
(DHM)
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1877805
784名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 01:03:06 ID:PUMMwwGt
>>782
ボッケリーニ以外はバロックと言うことで
>>783
ハイドンはコワンのもお勧め。(ハイドンは古典でしょ!
785名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 01:16:10 ID:Hr4cri3n
ハイドン、ボッケリーニ の時代区分は棚上げにして、
>>779氏には、
巧みなバロックチェロ奏者の代表的CDを聴いてほしいなー
と思ふ次第です。
 ビルスマ、鈴木秀美、ヤープデルリンデン、
 オフェリーガイヤール、ロエルディエルテン、、、、、、
786名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 05:42:37 ID:vekbcd/9
バロックにこだわるならジェミニアーニのソナタ集Op.5は必聴だと思うんだが
だれも挙げないね…鈴木秀美の演奏したやつって廃盤になってるの?

で、私も>>785に激しく同意。時代区分よりも奏者だと思う。
バロック時代は、小アンサンブル用の楽器としてはガンバのほうが一般的だったしね。
787名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 09:26:55 ID:vekbcd/9
鈴木秀美のジェミニアーニのソナタ集Op.5、廃盤っぽいですね…
まあ、Ricercarの旧譜はそのうち再発されるかもしれませんので。

未出の中で手持ちからいくつか含めてつらつらと。

D.GABRIELLI/チェロ作品全集(鈴木秀美) TDK−AD009
G.V.DEGLI ANTONII/チェロのためのリチェルカーレ集(A.PALMERI) TACTUS TC630401

この二人は最古典ということで必ず名前が出ます。
ドメニコ・ガブリエリは鈴木秀美のライナーも勉強になります。
…ただ、初期〜中期バロックに慣れていないなら勧めにくいのですが。

A.CALDARA/チェロソナタ集(M.FREZZATO) TACTUS TC670302
で、ドメニコ・ガブリエリと交流のあったカルダーラ最晩年の作品。

ヤコブ・クライン/2つのチェロのためのソナタ集Op.2(G.Darmstat,W.Matzke)
CAVALLI RECORDS CCD 219

バロック期に多いガンバ2重奏のチェロ版ですね。オリジナルですが。
録音が非常にショボーンなので…

G.B.CIRRI/6つのチェロ協奏曲(B.MATE/AURA MUSICALE)
HUNGAROTON HCD 32125-26(2CD)

この中では、古楽慣れしてなくても一番聴けそう。
演奏がかなりいいですが、時代的にバロックかは微妙…

イチオシの鈴木秀美のジェミニアーニが廃盤となると、
エマヌエルとレオのコンチェルトですかねー。
ビルスマなら>>780、鈴木秀美ならBISから出てます。
エマヌエルはそれぞれ味があるんですが、レオなら圧倒的に鈴木秀美を推します。
788名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 09:31:19 ID:vekbcd/9
ごめんなさい、検索しやすいように綴り書いてたのに、クラインは忘れてました。
Jacob Klein です。
789名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 20:37:00 ID:NDWjrmIw
ジェミニアーニと言えば、
チェロがプリース(Pleeth)、チェンバロがホグウッドのを持ってます。
ジェミニアーニはこのチェロソナタに限らず秀曲が多いと思うのだけど、
そのわりに録音が少ない感じ。

チェロ曲では、豊富さではヴィヴァルディ、
次にエマヌエル、レオでベスト3かな。
チリ、クラインの名を見て、そういえばそんな作曲家もいたなあと、思い出した。
そうそう、タルティーニのチェロ協奏曲+FlCon.もあった。Dynamic CDS285 L'Arte dell'Arco
ヴィヴァルディでは、>>783氏お薦め(Vol.1〜2)のほかに、
今でもあるかどうか、Sonyのこれも2つあるビルスマ(VcCon.+α)が、なかなかよろしい。
ほかには、ちょっときわもの的だが、ヨーヨーマも面白い。
790名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 21:05:17 ID:NDWjrmIw
もうひとつ追加、
コクセ(Cocset)の弾く、ヴィヴァルディのチェロソナタ(Alpha004)も聞いてちょうだい。
791名無しの笛の踊り:2005/06/06(月) 23:32:37 ID:zGegONAk
783=785だが、
787氏のオススメには大変興味を持った。無学にして知らぬモノが多い。
カルダーラのは是非聴いてみよう。便乗サンクス
792名無しの笛の踊り:2005/06/07(火) 21:09:39 ID:oMJ5HFuF
カルダーラのチェロ・ソナタ
せっかくの機会なので、TactusのL'auraSoaveの久しぶりに聞いてみた。
こういう世界に浸り込むのも良いものだ。
ゆっくりとお湯に浸かっている気分。  あ〜 いい湯だ〜

カルダーラのチェロソナタには、cpo(999871-2)のParnassiMusiciのCDもあり、
こちらの演奏は都会的な味わいを感じてこれもよろしい。
793名無しの笛の踊り:2005/06/07(火) 22:08:11 ID:Z4GA54Lt
>>789
ベイルスマ演奏ヴィヴァルディのチェロ協奏曲+は
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1813365
の箱の中にあります。

カルダーラの録音あるの知らなかったので便乗ダンケ
楽譜も探してみるか。
794名無しの笛の踊り:2005/06/07(火) 22:37:57 ID:hhLqQKpH
ところで>>779氏は見てるのか?
>>780氏のレスに満足して消えていったように感じる…

>>792
CPOのほうは、トリオソナタとの混合だったのでTactus挙げました。
トリオソナタは若書き、チェロソナタは最晩年ということで、
カルダーラの器楽作品をざっと見渡すにはCPOのほうがいいかもしれませんね。
スカルラッティ最晩年のトラヴェルソ作品群は有名ですが、
カルダーラ最晩年のチェロソナタ7曲は、もっと演奏されてもいい質の高い
作品なのにマイナーですね…。
795779:2005/06/07(火) 23:46:42 ID:xbtg90tC
ノシ

結構あるのものですね。気長に少しずつ開拓していきますんでありがとうございました。
796名無しの笛の踊り:2005/06/10(金) 22:19:55 ID:tGuCOY1m
ムローヴァのヴィヴァルディは買いですか。
797名無しの笛の踊り:2005/06/10(金) 22:35:41 ID:JrGINKD4
>>796
イタリア・バロック総合で尋ねた方がよさそう。
798名無しの笛の踊り:2005/06/10(金) 23:35:20 ID:fvk+tYnJ
>>787>>792で話題の カルダーラの器楽曲、
うちにも無いか探してみました。

一つは、Gaudeamus(GAU347)から出た【2004年】、
フォーネイションズアンサンブルの
『CANTATAS SONATAS for TWO VIOLINS & CONTINUO』
ソナタNo6,No4,No8

一つは、PANCLASSICS 10 139から出た(2001年)、
フォンスムジケの
『CANTATE e SONATE』
ソナタop1、チャッコーナ

どちらもソプラノが聴きたくて買って、頗る美しくて愛聴の
CDなのですが、狭間に入ってるソナタも結構イイですね
799名無しの笛の踊り:2005/06/11(土) 20:58:14 ID:3UkI9pDl
カルダーラ
tactusの最後の曲のニ短調のラルゴ、
「上を向いて歩こう」がちらっと聞こえる・・

声楽曲のカンタータは何曲か聞いたが、
A.Sampedroの12Sinfonie a Quattro(VERSO VRS2001)は、
あまり聞けない器楽曲で貴重な1枚のように思う。

最近買ったcpoの兄貴の方のJ.G.グラウンの協奏曲とシンフォニア集、
演奏もメリハリがきいていて良い買い物だった。

ウッチェリーニはバロック音楽史上重要な音楽家ということなので、
彼のソナタをマンゼので聞いてみたが、どう重要なのか分からないが、
同じバロックと言いながらグラウンとはおよそ100年の、時代の差を感じるね。
800名無しの笛の踊り:2005/06/12(日) 21:56:46 ID:epjzlZnn
昔は自分でも演奏していたホルン好きです。
バロック時代のホルンの入った作品でいい曲教えてください。
自分で思いつくのは、バッハの”ミサ曲ロ短調”くらいです。
あと、バッハのカンタータで、ホルンの入ったものありそうですが…
801名無しの笛の踊り:2005/06/12(日) 22:22:38 ID:MhyQ1gS5
>>800
>あと、バッハのカンタータで、ホルンの入ったものありそうですが…

BWV1、どぞ。
802名無しの笛の踊り:2005/06/12(日) 22:33:20 ID:SGfilUxz
私はBWV91が結構好きですねぇ、ホルン。他にも入ってるカンタータ結構ありますよ。
編成載ってるサイトとか探せばあるんじゃないですか?

でも、やっぱり基本はテレマンのターフェルムジークの中の
2つのホルンのためのコンチェルトのような気がする…出だしのかっこいいこと!!
803名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 02:10:06 ID:OtZCw5LI
古典派になれば、室内楽でも独奏楽器として、ベートーヴェンやダンツィなどが
ホルンソナタとかまで書かくようになるけど、バロック時代はまだ、
狩猟や祝典などの象徴であって、標準編成ではなかったし…
しかし、>>800氏、あなたのためにあるようなCDが出ています(私は未聴ですが…)

Georg Philipp Telemann:Horn Concertos and Overtures
Overture TWV 55 F3 (F major /F-Dur)
Concerto for Violin, 3 Corni da caccia and Strings TWV 54 D2 (D major / D-Dur)
Overture TWV 55 D17 (D major / D-Dur)
Concerto for 2 Corni da caccia and Strings (F major / F-Dur)
[MD+G  MDG 605 1045-2]

あと、個人的にお勧めなのは、バルバストルの
「クラヴサン、2ヴァイオリン、2ホルンと通奏低音のための4つのソナタ」
[PIERRE VERANY PV794043] です。時代的にバロックかどうか際どいですが。
それまで、狩猟や祝祭とかなり密接に結びついていたホルンが
(たとえばJ.S.バッハのカンタータでホルンが使われている曲の用途や、
オペラなどでホルンが使われるシーンなどと比べて)、
そうした修辞的用法を離れて使用された初期の例だと思います。

そういった意味では、ゼレンカのオーケストラ作品のホルンパートが興味深いです。
まあ、ドレスデンという、当時有数の優秀なオーケストラをもっていたこと、
そしてそれに加えて、出身地のボヘミアで優秀なホルン演奏の伝統があったこと、
これらが絡み合って、当時ではかなり難易度の高いホルンパートだそうです。
私はホルンは吹けないので、ライナーの受け売りなんですが…
CPOの3枚組みのオーケストラ作品全集は廉価ですし、興味があるならぜひ。

思うに、バロック終盤に修辞的用法を離れたホルンの使用がされはじめ、
古典派期にしがらみから自由になる、そんな過程が聴けるのかもしれません。
たとえば、バッハ親子のホルンの使い方は、そうした観点からみると面白いですね。
804800:2005/06/13(月) 08:05:15 ID:7LRsyhIc
>私はBWV91が結構好きですねぇ、ホルン。他にも入ってるカンタータ結構ありますよ。
>編成載ってるサイトとか探せばあるんじゃないですか?

編成の載っているサイトがどちらにあるか、ご親切な方がいらっしゃったら
どうぞ教えてください。この道に入って日が浅いもので、素人なものですから。
どうもすみません。

あと、BWV番号からの曲目の逆引きってできますか?
参照できるところがあれば、教えていただけませんでしょうか?
教えて君ですみませn。

他にもバロックホルン情報をお寄せいただけると幸いです。
805名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 16:59:27 ID:ZesvqHmm
ちょっとは頭使ってググれと
806名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 18:05:53 ID:wcfJ9HmQ
文字で何が分かる
807800:2005/06/13(月) 18:25:14 ID:7LRsyhIc
>>805
ググってわからないので聞いているのですが。
あまり突き放した言い方しないでくださいよ。
808名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 19:16:35 ID:c911TziR
>>806>>804で聞いている内容のことをいってるんだろう。
バロック音楽の知識とはまるで関係ないからな。これくらいはググってほしい。
音楽のことならすでにちゃんとレスしている。
古楽に限らず、検索するときは海外サイトも含めないとあまり情報が入らないよ。

>>807
まあ、ここは自分が良く使うサイト。TWV番号CDに載ってないとき、
ここのテレマンの作品表によくお世話になってる。
ttp://www.uquebec.ca/~uss1010/catal/bacjs/bacjs.html#Oeuvre

フランス語なんて見るのもいやだというなら、英語で編成まで載ってるのは
ttp://www.jsbach.org/bwvlist.html
こことか。

ついでに、ウェブ作品表のまとめ。
J.S.バッハなんかは複数あるから、好きなとこ選べばいい。
ttp://home.tiscali.be/frederic.lim1/Musique/catalogue.htm
809800:2005/06/13(月) 19:42:56 ID:7LRsyhIc
がんばって、こんなものを見つけました。

バッハの教会カンタータを聞く
ttp://www.kantate.info/
カンタータ録音一覧(BWV順)
ttp://www.kantate.info/recording_bwv.htm

Ensemble Bach Home Page
ttp://www.ebach.gr.jp/7kaisetu.htm

810名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 20:32:38 ID:ZesvqHmm
これだから素人は・・・
811名無しの笛の踊り:2005/06/13(月) 21:08:54 ID:wcfJ9HmQ
>>808
>  >>806>>804で聞いている内容のことをいってるんだろう。

いや、そうじゃないw
どっちかと言えば800側
812名無しの笛の踊り:2005/06/15(水) 00:22:44 ID:P2cziVgm
>>808
もまい良い香具師だな。
813800:2005/06/15(水) 08:25:58 ID:ZIkOgrwH
>>808
遅くなりましたけれども、ありがとうございました。

…でも、海外サイトは難しいですね。プロの方でしょうか?
私はとりあえず、国内のサイトで頑張ります。

814名無しの笛の踊り:2005/06/15(水) 18:23:40 ID:BOijxo8p
海外サイトへのアクセススキル
アマ >>> プロ

プロはせいぜい留学先の言葉がわかる<英語ダメだけど>
というのが多い気が...
815名無しの笛の踊り:2005/06/16(木) 21:47:42 ID:n9ok3hof
きのう、バロックダンスの公演を観てきた。
あまり期待をしていなかったが、
いやいや、実際に観てちょっと感動してしまった。
「王は踊る」で、王が澄まして踊っているシーンがあったが、
まさに目の前でそれが繰り広げられたという感じ。
クーラント、メヌエット、サラバンド・・・
これらの舞曲は、このようにして踊るのか、と言う感じ。
スペイン風の曲ではカスタネットまで出てくるし、
マレのラ・フォリアに合わせて踊るのを見て、
ラ・フォリアにこんな振り付けが付くのかと、ちょっと感動。

前半は、バッハのフランス組曲を、ダンサー自身の振り付けで踊り、
後半はリュリを主としたフランスの曲に、現存する舞踏譜を元に踊っているとのこと。
演奏もよかった。CDで聞くような、変に整った感じではなく、
ちょっと、生演奏ならではのスリルもあった。
同じような企画があるなら、また聞きに行きたい気持ち。
816リピエーノ:2005/06/17(金) 19:28:53 ID:cjbBkQ3f
ヘンデルの合奏協奏曲Op.6のオススメCDがありましたら
教えてください。
817名無しの笛の踊り:2005/06/17(金) 20:44:00 ID:XO3tdBur
>>815
ああ、観てみたいです…とくにトラジェディ・リリクの生舞台など…
>現存する舞踏譜
それって、リュリの時代とラモーの時代どちらでしたっけ?
たしか片方だけでしたよね。ルセのインタヴューで見たんですが忘れてしまって。

>>816
Op.6の全曲盤自体少ないですよね…私も絶対的お気に入りが出来ない曲集です…。
マンゼ/AAMのHMF盤は珍しく2枚組ですが、普通は全曲収録しようとすると
3枚組になってしまうのがセールス的にネックなのかもしれませんね。
Op.3で意外な伏兵ぶり(失礼!)を発揮したブランデンブルグ・コンソートとか
Op.6も録音しませんかねぇ…。
818名無しの笛の踊り:2005/06/17(金) 21:10:40 ID:0OZwkTs1
どこのスレで聴いたら良いかわからず・・・

最近グルックにはまったのですが、
それも新譜が相次いでいるからで、
“PARIDE ed ELENA パリード&エレーナ”
(マクリーシュ指揮 ARCHIV)は特に、
マグダレーナコジェナー、スーザングリトンの美声にめろめろになりました。
その他では、
DHMから再販されたヤコプス指揮の“LES CHINOISES 中国人”
も オッターが良かったし、
DHMから出た“L'INNOCENZA GIUSTIFICATA(訳オシエテクダサイ!)”も、
マリアバーヨがすばぬけて美しかったわけですが、
さてしかし、
グルックならこれを聴いておけよ!っていう基本を全く知りません。
オペラ道の先輩方、お導き下さい
(オルフェオとエウリディーチェは、ヤコプス盤だけ持ってます)
819名無しの笛の踊り:2005/06/17(金) 22:13:02 ID:XO3tdBur
>>818
といわれても、オルフェオとエウリディーチェばかりだよね、たしかに。
自分がお勧めしたいのは、ミンコフスキ指揮 ARCHIVの
ARMIDE ですかね…というのは、アルミード(台本作者がキノー)、といえば
リュリ最後のトラジェディ・リリクと同じ台本なんですね。
当時フランスではただでさえタブー視されていたキノー台本への付曲、しかも
リュリ最高傑作とされていたアルミード。しかも、アカデミーでの初演前提…
グルックに限らずオペラ改革にとって、かなりの割合でトラジェディ・リリクの
総合芸術としての要素が模範になっているのですが、本場でケンカ売るというか、
大胆不敵というか、そうした野望に燃えた作品なんですね。
リュリ作品でもそうですが、魔法オペラなんで、とにかくハデで楽しいです。しかもマッド。
そういう曲振らせるとミンコフスキはうまいですね、というか相性がいいですね。
歴史的重要性と、純粋な楽しさ、両面ではずせない曲ではないかと…。

L'INNOCENZA GIUSTIFICATA、証明された無実、と手元の作品表ではあります。
820名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 03:15:05 ID:JvKrrvGL
>>819さんありがとう
アルミードはリュリの方(ヘレヴェヘ)を聴いたことあります。
グルックで、しかもミンコフスキとあっては是非聴いてみたいです☆
(そーいえば ミンコフスキ指揮のオルフェオ&エウリディチェ
フランス語版ってのも出ているらしいですね)
821名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 03:22:41 ID:fExqKzBo
グルックなら「メッカの巡礼」でしょ。
モーツァルトが「後宮」でパクった、その本歌。
当時のウィーンでもかなりスキャンダルになったそうですが、
グルックは「まあ、若い奴がやることだからいいじゃないか」と
鷹揚に構えていたそうですね。今聞いても「後宮」よりは
かなり質の高い音楽です。
822リピエーノ:2005/06/18(土) 07:13:56 ID:ziwSKGVQ
>>817

ありがとうございます。
マンゼ/AAMの廉価版の抜粋盤なら持っているのですが、
全曲盤はまだ聴いたことがありません。普通3枚になるところを
2枚に納めてるってことは相当速い演奏なのでしょうか。
でも彼の演奏はなかなか良いですよね。

タワレコで検索したら、抜粋盤は沢山ありますが、全集版は少なく
マリナー盤(5枚組全集)
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=2894039
Orpheus Chamber Orchestra盤(←知らない)
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=2717170
ピノック/イングリッシュコンサート盤
http://www.towerrecords.com/product.aspx?pfid=1710912
とかがあるみたいですねえ。どれがいいのだろぅ。。

先日、、
中古CDショップでヘンデルの合奏協奏曲の棚を見ていて、
ジーン・ラモン/ターフェルムジークオーケストラのCDがあり思わず購入。
さっそく家で聴いてみたらなんか清楚でどこかで聴いたような旋律が・・・
ハッ!としてよくCD見たらコレッリの合奏協奏曲でしたorz
まあ500円だからいいんですけどね^^;
823815:2005/06/18(土) 11:39:07 ID:+JLd2LaN
>>817
舞踏譜
さて、いつの時代のだろう。
疑いもなくリュリ、マレなどの作曲者と同時代と思っていたが。

確かにヘンデルの協奏曲集に、
これは!というのはないね。
作品6はホグウッド/ヘンデル&ハイドン・ソサエティの3枚組、
作品3はグッドマンの古い録音しか聞いたままで。
オルガン協奏曲の作品4と7はコープマン、ピノックってところ。
作品4は、最近出たAvieのを期待している。
824817:2005/06/18(土) 18:30:41 ID:C9XJfank
>>823
リュリ、マレということは、ルイ十四世時代ですね。
そうであればルセはそのとき、ラモーのオペラの再現は難しいと言ったかと。
摂政時代以降は音楽の趣味もあからさまに変わりましたし、舞踏も
かなり変化したであろうことは想像できます。

>>821
「メッカの巡礼」はガーディナーがモダンオケで録ったやつでしたっけ?
ついついスルーしてしまいましたが、演奏としてはどんな感じですか?
825823:2005/06/18(土) 20:07:47 ID:O0m6Vc1d
実は何年か前に、ラモーの「優雅なインドの国々」をバックに、
ダンスを踊っていたコンサートも見たことがあるのです。
何の知識もないので、どこがどう違うのかよく分からないが、
リュリより優雅な感じがしたような。
リュリの方はまさに「王は踊る」のシーンと同じ雰囲気。

それから、これらは現代的振り付けのようだが、
クリスティのボレアードとか、ミンコフスキーのプラテーのDVDの印象が強く、
専門的なことは分からないが、自分で踊るための曲と、オペラの曲との違いもあるのかな。
826名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 20:29:57 ID:v1GC1Eej
「ダンス」と「バレ」は、「自分で踊る」と「人に見せる」くらいの違いがあるような
827名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 20:58:33 ID:fVS0yBQS
>>825
以前本で読んだ受け売りですが、リュリが君臨していた頃、徐々にバレのダンサー
を専門職化していったそうです。リュリがそういう方向に行くまでは宮廷の人々も
バレに参加してを踊り楽しむアマチュア的方向性だったものが、それ以降
>>826氏も言われるように「人に見せる」事を意識したものとして発展していったのでしょう。
828名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 21:53:41 ID:C9XJfank
>>827
そうなんですよね、リュリもトラジェディ・リリクを確立する以前、
まだ宮廷バレを書いていたころは、参加するのが主眼だったらしいですね。
だいたい、「太陽王」という通り名も、「夜のバレ」で自ら太陽の役を演じたからだそうで。
「夜のバレ」は、レーヌの一連のリュリシリーズで全曲盤も出ていますね。
829名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 22:44:14 ID:v1GC1Eej
そうすると復元の事情については比較的見通しが良くなりますね。
アマチュア向け … シンプル、簡単、教則本出版
専門ダンサー … 複雑、洗練、教則化困難、職業秘密
830名無しの笛の踊り:2005/06/18(土) 22:50:54 ID:v1GC1Eej
ついでに言うと、日本でも古楽くずれの人がバロックダンスするんじゃなくて、
バレエの分野で、クラシックとコンテンポラリーにバロックが加わってほすぃ
831名無しの笛の踊り:2005/06/19(日) 22:50:31 ID:QYzylp8g
>>830
禿同
832名無しの笛の踊り:2005/06/19(日) 23:29:09 ID:W/VVnRm8
テンプレより
1.sageとメール欄に記入して投稿しましょう
 dat落ちは最終書き込み時間が基準なので、下がっていても問題ありません。

最近も上のほうにあるスレは無差別爆撃がありましたから…
気をつけたほうがいいでしょう
833818:2005/06/20(月) 23:00:39 ID:v8yJUXX7
>>ミンコフスキ指揮 ARCHIVの ARMIDE 
グルックのアルミーダ、さっそくに聴いてみました。
こりゃおもしろいですね!>>819さんveryサンクス♪
ラッパ、太鼓、ソプラノ、合唱、とにかく爆発的ですね☆
元気になりますた
834名無しの笛の踊り:2005/06/23(木) 01:28:21 ID:HAR/Ujwh
>>833
おお、気に入りましたか。
グルックではないですが、昔Fnac から出ていた廃盤になって久しい
ルセ指揮のヨメッリの「見捨てられたアルミーダ」がAmbroisieから再発されるようです。
友人にも勧めたかったのですが、ずっと廃盤だったものです。
改革オペラとして、また同一主題のオペラとしてお勧めしたいです。
ヨメッリ最晩年の作品で、例によってモーツアルトの毒舌の餌食になってますが、
客観的に見て、モーツアルトの初期セリアよりはるかに面白いです。
特徴は、敵はラモーしかいないんじゃないか、というくらいのオーケストレーションと
かなり前衛的な和声です。もう、崩壊寸前…いい意味で。

やっぱり魔法モノだから、とりわけハデなのかな?
ヨメッリの他のオペラを聴いたことなく、そのあたりはわかんないのですが。
835名無しの笛の踊り:2005/06/23(木) 09:33:19 ID:u+P1EMkT
> ルセ指揮のヨメッリの「見捨てられたアルミーダ」がAmbroisieから再発

━(゚∀゚)━!!
836名無しの笛の踊り:2005/06/23(木) 18:05:35 ID:9Aw+l2Nu
おお!私FNAC盤持ってますが、これが再び日の目を見ることになって嬉しい!
837818=833:2005/06/25(土) 00:21:07 ID:zeg0zuKu
>>ヨメッリ
不学にして初めて聴いた作曲家です。でも、
クリストフ・ルセなら聴いてみたい♪(ルセが爆発的演奏するとは
チョト思えないですけど)

ルセの おふらんす流の お歌もので わたしのお気に入りは、
モンドンビルの“パフォスの祭典 LES FETES DE PAPHOS”
クープランの“ルソンドテネブレ”
リュリの“ROLAND”です★
 特に、S・ピオー、V・ジャンス、A・メロンの声!
838名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 00:27:47 ID:zeg0zuKu
ごめんなさい ageちゃいました。
何か書き込んでsageます。スミマセン

最近わたしが注目しているレーベルで「α アルファ」
(輸入販売:マーキュリー)ってのが、
タワレコ等のバロックコーナーをにぎわしていますが、
先週衝動買いした
ドラランドの「エレミアの嘆き――“ミゼレレ”
“聖週間のためのルソンドテネブル”」が
すごく良かったです。(ALPHA 030)
演奏は、LE POEME HARMONIQUE 。
何より
クレール・ルフィリアトルっていうソプラノが絶美の歌唱でした。
泣けました。



839名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 01:18:42 ID:y/Eu93nF
>838
先月来日公演がありましたね。あのソプラノはなかなかいいです。
840名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 01:55:08 ID:7Xtz5KOI
やはりヨメッリキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!って方多いですね。
jpcのリリース予定ながめてたら、7月下旬になってました。
日本ではいつごろかなぁ…でもほんと、あのまま埋もれずにすんでうれしいですね。

>>837-838
ルセはタイプ的には、18世紀中葉より、もう少し前の世代のほうが相性いい気がしますね。
リュリのトラジェディ・リリクや、クラヴシニストとしては、ルイ・クープランとか。
確かに「爆発的」というとちょっと違うかもしれませんが、リュリの“ROLAND”の
第四幕などは、アルミードの先触れをするような様式美の中でのマッドな激しさがあって、
そういう一種情念を無理やり鋳型に入れたような「軋み」は、ルセの独壇場だと思います。
今度の再発盤は18世紀中葉イタリアモノですが、そうした「軋み」にことかかず、
ルセにはピッタリの曲目だと思うのです。

アルファも含めて、最近フランスのマイナーレーベルがいいですね!
ド田舎なもんでネット通販が頼りなので、ドラランドのリリースははじめて知りました。
ドラランド大好きなんで、買い物リスト入りです。
841名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 17:44:30 ID:Nd0iJOLt
ドラランド、
昔、ヘレヴェヘ指揮の、アニュスデイ?かミゼレレ?か、
朝のバロックで聴いた記憶があるのだが、
検索できん。
廃盤なのかな。探してもいっかい聴きたい。
842名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 20:58:53 ID:+5hbet2V
>>841
DIES IRAE/MISERERE
harmonia mundi france HMC901352  か?

だとしたら名作名演

843名無しの笛の踊り:2005/06/25(土) 20:59:32 ID:DIgm+jo6
ガッティのヴェラチーニ(Arcana A325)が出たと思って喜んで買ったら、
A27の再発ものだった。
やってはならないダブリ買い。ガクッ
844名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 12:34:39 ID:s+Cy6mEF
寄付
845名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 20:52:09 ID:SMUbIwKr
>>843
ディスクユニオンの棚に 見つからないようにそっと置いて来る
っていうのが粋だと思ふ

>>842
それ、2004のカタログには載ってない希ガス・・・
シャイン:イスラエル泉、シュッツ:葬送
に匹敵する名演ならほすぃ
846名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 20:55:22 ID:SMUbIwKr
 α レーベル
魔法の島 スキップセンペ
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=536500

これ面白かった?上手だった?‘買い’でしか?
847名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 21:08:53 ID:UMmWa1bH
zigzagからでている、Westhoffという作曲家のヴァイオリン・ソナタを聞いた。
これがまたなかなかいける。
1656年生まれで、1694年作とは思えぬ斬新さ。
専門的なことは分からないが、イタリアものとはかなりちがう感じ。
さらにいろいろと、無名の音楽家の曲を発掘してほしい感じ。
848名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 21:14:39 ID:6rGAgr9x
ドラランドは、「王宮の大曲」がいい。
色々なフレーズが次々に現れて、リズムも変わる。
なにより優雅。
桃山時代の屏風絵を眺める気分だ。
αといえば、今聞いてるのは、「スーの夜」
いいね。
849名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 21:37:43 ID:KMuKCy9E
ドラランドはプチモテが美しい。クリスティにもっとたくさんやって欲しかった。
850名無しの笛の踊り:2005/06/26(日) 22:12:15 ID:tm7hXby8
>ドラランド
まあ、なんだかんだいっても、やっぱりグラン・モテだと思うよw
みなさんひねくれて…ゲフンゲフン、いや、いろいろ聴きこんでますね。
彼は改訂魔だから、原典版と改訂版の聴き比べなんかも面白い。

>>847
ヴェストホフは、父バッハの無伴奏ヴァイオリンに連なる、無伴奏書いた作曲家として
ワルターやビーバーなどとともに必ず名前が挙がる人だけど、録音が少なかったからなぁ…
あの世代のドイツ語圏のヴァイオリン音楽はたしかに独特だよね。
レツボアなんかにもっと期待したい。

>>848
ベルニエも「名のみ高い」って感じだったからなぁ。
「夜会」は演奏もスタイリッシュでなかなかですよね。
851名無しの笛の踊り:2005/07/01(金) 02:10:09 ID:VZU8b4vA
ビーバーの新発見ミサを パロットが録音したそうな
ttp://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=506220039
852名無しの笛の踊り:2005/07/01(金) 09:33:33 ID:sM0uuX1z
パロットって最近他になにかやってたっけ?
久しぶりに名前聞く感じがする
853名無しの笛の踊り:2005/07/02(土) 00:00:03 ID:9QdTzYBs
ビーバーとパロットってイメージわかないな…
パロットって質朴そうな作品好きだと思ってた。
854名無しの笛の踊り:2005/07/02(土) 00:16:33 ID:2+N7NSgh
イタリア・バロックスレで当時のヴァイオリン音楽家の話で盛り上がっている
最中なんだけど、ルクレールってイタリア出身じゃないから仲間に入れてもらえ
なさそうでこっちに書いた。
彼のヴァイオリンソナタはどう見てもすばらしいんだけど
ソナタ集の全曲盤のようなCDの存在が記憶に無いんだよなぁ。
最近ラメーというレーベルからかなり良いのが出たけどこれも選集だし。。
マンゼやガッティ、寺神戸クラスの上手い人でまとまったソナタ集って
出してないですかね?
855名無しの笛の踊り:2005/07/02(土) 00:31:33 ID:5osDLE52
>>854
寺神戸はDENONで1枚出してるよ。
あと、AstreeがAUVIDISがつぶれる前、4枚ソナタ集まで出していて、
全集になってBOX化したら買おうと思っていたけど、流れたようだ…
あとはハイペリオンでウォルフィッシュ(ロカテッリトリオ)が2枚。

ルクレールのソナタ全集はホント欲しい。AUVIDISさえ健在であればなぁ…
856名無しの笛の踊り:2005/07/02(土) 20:43:55 ID:JIv/gCgc
ルクレールのソナタは、初めて聞いた時の印象が良くなくてもう一つ馴染めない。
新録音でもあれば聞いてみて、印象を変えてみたい気持ち。
演奏で曲の雰囲気が一変すると言うことを、
ヴェラチーニの作品2で体験したもので。

フランスものでは、F.クープランも良いが、
ラモー、さらにはモンドンヴィルとかコレット、ボワモルティエがお気に入り。
リュリ(一応フランス系として)は最近面白く感じはじめた。
シャルパンティエは、もうひとつよくわからん。
マレ・・  よく名前が出てくるが、この人ももう一つよく馴染めない。
このあたりは、まだ修行中ってとこかな。
857名無しの笛の踊り:2005/07/04(月) 01:03:12 ID:A6xPYnIa
>>855
寺神戸DENONといえばアリアーレシリーズって安くなって再発してたのねw
今夜のNHK教育でやっとクイケン聴けたよw
858名無しの笛の踊り:2005/07/04(月) 14:15:49 ID:RlppMYYs
ルクレールのソナタは聴いていて小賢しく感じられますが,
むしろ協奏曲が抵抗なく聴けます。
Simon Standage が主催する Collegium Musicum 90 演奏の
《ヴァイオリン協奏曲》作品7と作品10の
全曲演奏盤などをよく聴きます。
859856:2005/07/04(月) 20:51:32 ID:5vzlaw+J
>むしろ協奏曲が抵抗なく聴けます。
同意です。
その昔パイヤールで聞いて気に入った記憶がある。
CDではそのスタンデイジのを聞いている。
パイヤールのLPの曲の解説では、感性を感じない曲とか何とか、
とにかくボロクソに書いていた。よくもこんな解説を付けたもので、
これなら無い方がましではないかと思った。
気に入って聞いている自分がバカみたいに思えて、ちょっと腹が立った。
860名無しの笛の踊り:2005/07/04(月) 21:03:42 ID:PEK3+q3J
「小賢しい」って、言いえて妙ですね。ほんと上手いこと言いますね。
でも私は逆で、室内楽のほうが好きです。
タラン・リリクの演奏したOp.13は結構愛聴しています。
私もスタンデイジの全集持ってますが、コンチェルトは少し回り道をわざとしているような
曲の展開で、ちょっと疲れてしまうことがあるんですよ…嫌いではないんですが。
ルクレールは少し生真面目ともいえますよね。
フランスのイタリア派では、ボワモルティエのほうがお気楽で、聴く回数も多いかも。
861名無しの笛の踊り:2005/07/09(土) 22:19:22 ID:P0mok4BT
age
862名無しの笛の踊り:2005/07/15(金) 00:42:07 ID:AKXcBeCX
フランス物いいね。
863名無しの笛の踊り:2005/07/15(金) 16:25:13 ID:s5Q5B+Yu
で?
864名無しの笛の踊り:2005/07/15(金) 23:18:42 ID:3alV7VGO
今年上半期のペスト。
独断と偏見ながら、
まずは曽根麻矢子の「イギリス組曲」、
かつてないバッハを聞かせてくれた。
つぎにガッティのコレルリ作品5、
ジャルスキーの、ヴィヴァルディの曲集《Virtuoso Cantatas》
共に、言うことなし。
そしてヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」
まあこれは演奏も文句なし、視覚的にも存分に楽しめた。
ラルテデラルコの演奏する、ヴィヴァルディの「アンナマリアのための協奏曲」
一皮むけたラルテの演奏が聞ける。
毛色の変わったところでは、ウェストッフ?(Westhoff)のヴァイオリン・ソナタ集、
ビーバーもすごいし、イタリアの作曲家のヴァイオリン・ソナタは当然ながら、
ヴィヴァルディやヘンデルのも大好きだけど、
この作曲家のヴァイオリン・ソナタは、時代の違いのせいか、
ちょっと新しい趣向で、こう言うのも聞いていてウキウキする。
ムローヴァのヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲も、
世間一般のピリオド楽器の演奏とも違い、
また、かつてのモダン的演奏とも違う、なかなかの好演と思った。

近年のピリオド奏者は、今までの古楽器演奏とはちょっと違う感覚を持っている感じがする。
たとえば、まだ第3集は未入手ながら、ラ・セレニッシマなんかに期待をしている。
865名無しの笛の踊り:2005/07/16(土) 00:05:51 ID:1UBtpDOc
便乗で独断上半期ベストは、なんといっても
ボーモンによるシャンボニエール出版作品全集+α!
ボーモンが出してくれるとは、まさに夢がかなった。
旧譜だけど爆社で入手したルセ指揮のトラエッタ「アンティゴナ」。
レチタティーヴォ重視で、しかもフランスの朗唱様式の影響顕著で、
フランス物好きの自分とは相性がよかった。
極めつけはカーティス指揮のヘンデル「ロデリンダ」。
オケも歌手も文句のつけようがない。3時間オペラを堪能。

ウェストホフは注文だしてるけど、まだ届かない…
レツボアの弾いたヴィルスマイヤーの無伴奏曲集も。
ド田舎なので主にアウトレットや、海外通販なので入手できるかどうかは出会いの運命頼り。
866名無しの笛の踊り:2005/07/16(土) 20:32:07 ID:idh7qqSS
私もボーモンのシャンボ二エールかな。
なんせ冒頭からしてすごい。
厳かな朗誦の余韻も覚めやらぬまま、荘重な曲のはじまり。
クープランの全集でフランス鍵盤ものはよしとしていた、
自分に大ショック。

あとダジャンクールのオルガン曲集もよかったし、
カルリオペからでてるフィリール一族の音楽もちょっとした発掘だった。
それと、RAUMKLANGからでてる、キタローネ曲集もなかなか。

思うに、バロックひいては古楽は、いまだに誰も全貌を把握しえない
巨大なラビリンスだと感じる。
ちょっとだけ立ち寄るつもりが、いつの間にか長居した部屋があったり、
ふと、新しい部屋を発見したりする。
867名無しの笛の踊り:2005/07/16(土) 21:14:27 ID:AHYdvkuB
> バロックひいては古楽は、いまだに誰も全貌を把握しえない
同意。
毎日聞いているが、それでもちょっと聞きかじっただけという感じ。
フランスものはまだまだ未知の領域。

いわゆるクラシック界では、バッハのみがことさらに大きく取り上げられているが、
バロック界では、大勢のうちの一つという感じ。
Westhoffは、>>850でも話題になっているが、
Vilsmayrも含めて、未知の世界が開けていくという感じ。
レツボルと言えば、ボノンチーニのカンタータも聞き捨てにはできない。
868名無しの笛の踊り:2005/07/16(土) 22:08:56 ID:1UBtpDOc
>>866-867
そう、古楽の知られざるレパートリーの発掘って、現代音楽の新作の
代わりの役割を果たしてると思うんだよね。ゲンダイオンガクは聴衆からそっぽ向いてるから。
良くも悪くも、新陳代謝のない芸能って、衰退するからね。皇室の保護下の雅楽なんて
まれな例外。「新作」を聴きたいというのは本能的要求だと思う。
古典邦楽にもかかわっている身としては、そこを痛切に実感する。

それに、19世紀的価値観に固執して「瑣末」と切り捨ててしまうと、とんでもない宝を見失う。
価値観は決して不変ではないわけで、それはなにより19世紀のバッハ復興が
皮肉にも実証している。演奏や研究の発達という要素も加わるし。

演奏としての古楽運動の是非は両論あるのは当然だけど、西洋クラシカル音楽を
生きた音楽として受け継いでいくために「誰もが聴ける新作供給」と言う意味で
貢献しているのはもっと評価していいと思う。
869名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 03:49:29 ID:1QTZNH3w
テレマンは軽く3000曲は作曲したんでしょ?
全曲集とか作ったらCD500枚セットくらいにはなるな。
870名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 07:50:48 ID:n6xRaUoy
>>869
バッハやブクステフーデとかも全曲保存されてたらそれぐらいか
もっといっただろうにね。勿体無い・・・。現実にドラエモンがいたら発掘アイテム
出してもらうんだけどな
871名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 07:54:02 ID:uA32lHOp
テレマンの場合は、特にカンタータなど声楽作品にヤバい名作が
多いような感触を持っているけど、
仮に全集録音とか作っても、良が多く、商業性が薄い故
半分くらいがDQNアンサンブルに回って、
名作だけど演奏がビミョーという結果になるなw
872名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 09:57:03 ID:QJMBfNFr
>>870
「全曲保存されてたら」っていう同じ条件なら、テレマンはもっと書いてるよ。
テレマンは同時代の中でも飛びぬけて勤勉だった上に長生きしたから。
たとえば判明しているだけで教会カンタータ12年分以上。
バッハは全部残っていたとしても5年分。まあ、責任教会の数が5倍違うんだし。

テレマンの場合、演奏しててやばいくらい楽しいから、人気あったのすごくわかる。
俺みたいなヘタレがリコーダー吹いても、適度に歯ごたえのある難易度(これ重要)と
必要技術以上の演奏効果。でも、プロにしたら物足りんのかもな…。

あと、楽譜の全集出版はかれこれ20年以上経過してるが、一向に終わりそうにない。
全集録音なんて数世代にわたって続けないと無理だろうな。

それに、仮に全集録音されるとしても>>871の予想どうりになると思う。
受難曲結構録音してる団体があるが、それはもうビミョーどころではない。
声楽作品もCPOとか聴く限りだと名作多そうだが、演奏が問題だな…。
873名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 12:22:10 ID:5esICW1e
今夜の芸術劇場でこんなのあるよー

7月17日 NHK教育(22:00〜24:15)
案内役:森田美由紀アナウンサー、ゲスト:有田正広(フルート奏者)
 
国内外の音楽界の話題を紹介する情報コーナー。今回は、
オリジナル楽器によるバロック音楽とモダン楽器による近現代作品の演奏を
一晩で聴き比べることができるコンサートを中心に紹介する。
★特集「バロックとモダン 聴き比べてみると」
オリジナル楽器のラルテ・デッラルコとモダン楽器の新イタリア合奏団。
874名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 18:47:57 ID:uA32lHOp
> ★特集「バロックとモダン 聴き比べてみると」

いまさらながら、もの凄い切り口だなw

受容という側面では、
国内の古楽ファンの一部は90年代半ばからの声楽系古楽にフィーバーし、
残りの人たちは90年代前半に拡張をやめて "バロックとモダン" みたいなことを続けてる

875名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 22:35:13 ID:BLjJ6jKC
なんかちょっとだけだったね。
まともな演奏聴いてみたかった。
876名無しの笛の踊り:2005/07/17(日) 23:46:44 ID:bjR/wMa3
二足のわらじみたいな奴らの演奏なんてどーでもよい。
古楽をなめてるとしか思えない。
877名無しの笛の踊り:2005/07/18(月) 00:32:09 ID:ZulDcbib
アーノンクールが悪い見本を作っちまったな
878名無しの笛の踊り:2005/07/18(月) 00:36:52 ID:cu+60MZ8
>>876
あたまの固いお人だねえ。
古楽をなめてるかどうかCDの解説を読んでみ。
879名無しの笛の踊り:2005/07/18(月) 14:24:19 ID:+R5/r+8B
なめてはないけど、普通にDQN
880名無しの笛の踊り:2005/07/18(月) 15:42:13 ID:+X0hXWSa
なめてはないね
でもどうでもいいかなって思った
881名無しの笛の踊り:2005/07/19(火) 19:57:09 ID:CnfwlmH5
>>873
グリエルモ兄弟の二刀流は今に始まったことでもなく、
バロックファンとしては周知のこと。
たまたま来日したので、
NHK、ひいてはクラシックファン(バロックファンではない)
の目をひいたと言うことではないだろうか。

フルートの有田さんも出ていて、古楽器演奏を説明していたけど、
なんか簡単過ぎてもの足らない感じ。
こんな言い方が妥当かどうか、一般人のための入門ガイドみたいなものか。
グリエルモが楽器を替えて弾いて見せていたところなんかは良かったね。
882名無しの笛の踊り:2005/07/19(火) 22:43:31 ID:CEzDpsxz
アルテデラルコよりグリエルモのほうが名の通りが良い気もするなぁ...
883ムームー:2005/07/20(水) 01:49:03 ID:jdGPQ9Ho
皆様はじめまして。

バロックのヴィオール音楽について最近思うのですが、
優れた作曲家の紹介があまりにも遅れてるような気がします。
最近のヴィオール関係のディスクをみるとマレやバッハに偏りすぎてると思いませんか?
特にバッハは、ヴィオールの音楽史(?)の上では大して重要なものとは思えませんし、
マレは「ヴィオール曲集全曲」の録音はないし、重要な方ではありますが、
マレばかりが取り上げられるのは甚だ疑問に思ったのです。
マレ以外にも優れたヴィオール音楽家はいるでしょうし、
ドイツでは大バッハよりも「遥かに」重要な作曲家がいます。
やはり「レパートリーのマンネリ化」が起きているんでしょうかね・・・。
884名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 03:18:57 ID:g7orDqGb
>>883
マレの「ヴィオール曲集全曲」はPIERRE VERANY レーベルで進行中ですよ。
4,5巻全曲と最新刊第3巻第一部まで既出。奏者はCharbonnier。
第1巻の全曲盤にはRICERCARのPierlot が弾いたものもあります。
また、マレの師、サント=コロンブの2台のヴィオールのためのコンセール全集が
ATMAレーベルで進行中(激しくお勧め)、Les voix humaines の演奏はすごくいいです。
まあ、マレが目立つのはある程度仕方ないでしょうが、現状でもマレばかりとは
決していえないくらいイロイロでていますよ。私が持ってるものだけでも(オムニバス除く)

[フランス]
・フォルクレ全集(パンドルフォ):選集はサヴァールやW.クイケンふくめ多数
・ド・マシー(サヴァール盤とダンフォード盤:重複なし)
・デュ・ビュイソン(ダンフォード) ・F.クープラン(それこそ多数)
フランス独特のものとしては、貴族に好まれたトレブル・ヴィオールで
・ユデリーヌ の作品集も出ています。

その他の地域では、イギリスのコンソート音楽は、それこそ無数に…
W,ロウズなど、少なくとも3種の全集があります。
最近はギボンズのリリースが目立ってきましたね。全集もありますし。

低地地方では、なんと言ってもシェンク。手元だけで7枚あります。

ドイツではグラウン兄の「ガンバを含むコンチェルト集」というおもしろいアルバム
もありますし、エマヌエルのソナタも人気ありますね、3,4種類以上全集が出ています。

とりあえず、現段階で予定も漏れ聞こえてこない重要曲集の一番手は
テレマンの12の無伴奏ファンタジーでしょうね。
宮廷ではヴィオール奏者だったルイ・クープランのファンタジアのまとまった録音も。

日本で取り扱いがないレーベルとかもありますので、FNACのネットあたりあさってみては
どうでしょう?ヴィオール関係に限らず、お国モノはさすがにいろいろ
マイナーなものまでありますよ。かなり渇きが癒されると思います。
885& ◆cl6EOCayao :2005/07/20(水) 11:41:27 ID:7lTLyCnP
>>884
ありがとうございます。
それにしてもまだ一部の演奏者(とメーカー)の努力は足りないような気がします。
フォルクレはチェンバロ編曲版の方が多いですし、
マレにしてもどう割り引いても目立ちすぎな気がします。
個人的にはもうマレばかりでゲンナリしてしまいます。
多分マレと同じくらい重要である「デルヴェロワ」は、
私の知る限りサヴァールが一回だけディスクを出しただけですし、
マレの息子もヴィオール曲を残していて、
親父と同様優れていると思いますが、
まとまった録音は見かけません・・・。

最近シェンクの録音は増えていますが、それでも量的に不十分な気がします。
少なくともバッハのガンバソナタ並みにあってもいいはずではないかと。
他にもキューネルやヘブラー、ハッケルト等の録音が少ないのは、
やはり問題があるような・・・。

イギリス関係のディスクはやはり多いですね。
フランスやドイツのものより充実していますよね。

そういえばテレマンもありますね。
少なくとも大バッハのガンバソナタやる暇あったらテレマンやろが!!
と言いたい気分(けれどもシェンクやキューネルなども大事)。

ルイのクープランは鍵盤作品が目立っていますね。
ヴィオールの作品あまり残していないからですかね・・・。

それにしても大バッハ録音し過ぎ!
必ずしもガンバ曲ともいえないような疑わしくって
大して重要でもない曲をやりたがるのは
どうにも納得がいかないのですが。
886& ◆cl6EOCayao :2005/07/20(水) 11:48:42 ID:7lTLyCnP
連続レスで申し訳ありません。
>>885の名前がへんちくりんですが、
これ私です。なぜか名前化けてしまいました。
887名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 11:55:26 ID:zZvgb1hD
天然トリップ?
888& ◆cl6EOCayao :2005/07/20(水) 13:03:38 ID:WwLwEoeu
あ、また名前化けてる・・・。
889名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 14:22:07 ID:wPgFyb3e
もう、いいからw
890名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 14:37:23 ID:WwLwEoeu
>>889
失礼いたしました。それはさておき・・・

最近の演奏者、レパートリーが「一部を除き」マンネリ化していません?
何だかんだ言って、「○○は優れた作曲家だから」なんていって、
結局有名な作曲家に偏っているような気がします。
その一方で、そのまま忘却の淵に沈みこんでしまったほうがいいようなものを
取り上げたり(ただ演奏が悪かっただけという可能性もあり)・・・。
891名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 16:42:19 ID:g7orDqGb
>>890
探す努力が足りないだけ。国内で買えるものなんてたかがしれてる。
たとえばここの一覧を参照。
ttp://www.wissensdrang.com/picds1.htm
ここにしても全部網羅してるわけじゃないよ。

あと、国内ディストリビューターが取り扱っているレーベルだからといって
全てのディスクを扱ってくれているわけでもない。
たとえばARIONから出ているルベーグの「オルガン曲集第1巻」の全曲盤は、
扱ってないと言われ、海外サイトで購入した。

あと、マレに関しては、ヴィオールの作曲家としては、数を多く作曲しただけでなく、
その多様性も驚くべきものがあるから、「マレだから」というだけで非難するのは的外れ。

彼の「第1巻」は通奏低音はオプション扱いだし(つまり、前の世代の基本的に
無伴奏だったこの楽器のレパートリーの流れにある)、第3巻に至って彼自身の
「組曲」のほのめかしが出始め、第4,5巻では多楽章ソナタの萌芽までみせている。

また、第4巻の中の「異国風組曲」や第5巻の「手術」みたいな異形のレパートリーもある。
で、こうして数あるマレのディスクを改めて見直してみな。本当に「同じもの」ばっかりか?

こうした多様性は、それこそ全集にでもしないと本来収まりきらない。
それをあえて各自の視点でとらえたアルバムのほうが多いはず(全部とはいわんが)。

奏者もレコード会社も、同じようなディスクを、親父バッハみたいな人ならともかく、
マレで製作するほどバカじゃないってことはわかるはずだけど?
892名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 20:56:17 ID:zZvgb1hD
>>888
名前欄の文字列に#を入れると、#以降をパスワードとした
トリップ表示になるよ。まぁ個人証明みたいなもの。
893名無しの笛の踊り:2005/07/20(水) 21:29:18 ID:CYnbECfV

テレマンの12のファンタジーは、昔ヴェンツィンガーの録音があったのですが、新しい録音で聞きたいですねえ。
バッハといえば、エマヌエルのガンバソナタの録音がもっとあってもいいかなあと・・・
マレの録音が多いのは、人気があること、曲の質が高く、多彩であること、ガンバ奏者がまず録音したいと思う(であろう)こと、
などが理由では・・・抜粋盤では、サヴァールのほかジェローム・アンタイや平尾雅子がかなりまとまって出してくれていますね。
単発ものでは、サラ・カニンガム、ドーネンバーグ、ミコラ、ピエルロ、マリアンヌ・ムレールあたりが気に入ってます
フォルクレは、満足できるのはサヴァール、クイケン、パンドルフォ、ミコラくらい。録音が少ないのは、演奏が難しいからか?
フランソワ・クープランのガンバ組曲は、そんなに沢山録音があったかな・・・未だにサヴァール盤が一番だと思っているのですが
ドイツの初期バロックのガンバはリチェルカール・コンソート「ドイツ・バロックの室内楽」が良いですね
その他の作曲家は、上で挙げられているほか、昔サラ・カニンガムが「GERMAN MUSIC FOR VIOLS & HRAPSICHORD」という
レコード?を出していて、Theodor Schwartzkopffなどのガンバ曲を録音したりしているのですが、これってCD化されないのかなあ・・

とりとめのない書き込みになってしまいました
894ムームー#:2005/07/20(水) 23:31:27 ID:gQx2iGGF
>>891
ご指摘ありがとうございます。激しく反省&同意する次第・・・。

マレの作風は確かに多様で「全集」があると良いのですが、
PIERRE VERANYで進行しているものを除けば皆無なような気が・・・。
サヴァールがマレを録音(各巻からの選集)してからもうかなり時間が経っているので、
もう全集が二つ三つあってもいいような気がします。
デルヴェロワやドレの全集があっても良いと思ってみる次第。
895名無しの笛の踊り:2005/07/21(木) 00:57:51 ID:B3kYkW5N
>>テレマンの12のファンタジー
ttp://www.sam.hi-ho.ne.jp/t-suzuki/te_fanta/reviews.html
 ↑このサイトでいろんな演奏が紹介されておる。頗る参考になる。
896名無しの笛の踊り:2005/07/21(木) 02:12:17 ID:02EvacPb
>>895
あ、いや、だからね、VnとかFl.とかとはまた別にヴィオール用のオリジナルがあるんよ。

・テレマンの無伴奏ファンタジー
 チェンバロ用32曲:TWV33:1-36
 トラヴェルソ用12曲:TWV40:2-13
 ヴァイオリン用12曲:TWV40:14-25
 バス・ド・ヴィオール用12曲:TWV40:26-37

全部別の曲だよ。
897名無しの笛の踊り:2005/07/21(木) 23:47:44 ID:7NTy9RVh
ところでフォルクレの曲って本当のところ、
どれくらいのヴィオール曲を残しているんですかね?
パンドルフォの二枚組みで全部という気がしないのですが・・・。
当時の資料ですともっと作曲しているように思えますし、
現在残っているヴィオール曲は息子により伝わっていることや作風から推測して、
ほとんどは息子の曲ではないかという研究者もいます。
「ジュピター」あたりは、その荘厳さと激しさから
親父の曲だとは思いますが。
898名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 00:10:35 ID:1VzbnHm5
>>897
はっきりと息子が自分の作品と断っているのは第3組曲のなかの3曲だけだけどね…。
それに作風推測はあまりあてにならんよ。新旧ランンバッハ交響曲のことを思い出せ。

フォルクレ父が自身で出版しなかったのはパガニーニみたいな理由じゃない?
息子自身、出版した曲が父の作品のすべてとは言ってないし。確かにもっとあっただろう。
でも、だいたい、父の陰謀で投獄されてたんだから、息子は全ての曲を知りようもなかっただろう。

サント=コロンブにしたって、マレは盗み聞きによって奥義を会得したって伝説もあるし、
特に個性的な奏者にとっては、技を盗まれるのを一番恐れるみたい。
作曲家としての名声よりも、生きていくうえでそっちのほうが切実なのはなんとなくわかる。
後世の人間にとっては不幸だけどね…。

これはどうでもいいんだけど、父のイメージは>>897と俺は違うみたいだね。
俺はどっちかというと第1組曲の「フォルクレ」みたいなイカレた感じのイメージがある。
「ジュピター」は確かに名曲だし、これも父の作品で間違いないだろうけどね。
899名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 00:14:11 ID:1VzbnHm5
連投スマソ「サント=コロンブにしたって、マレは盗み聞きによって奥義を会得したって伝説もあるし」の補足

サント=コロンブは、奥義的な部分は伝授してくれなかったため、
マレは師のプライヴェートな演奏を盗み聞きし、自分で吸収した、と言う意味。
真偽はわかんないけど。
900名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 00:41:35 ID:poXyWGPj
>>898、899
なるほど・・・。
ところでジュローム・アンタイのマレのディスクがあるのですが、
そのなかでフォルクレの「世界初録音」(と記載されている)の曲があるのですが
これは実際本当にフォルクレの曲なんですかね・・・。

追伸:息子フォルクレの曲は例の第三組曲だけなんでしょうか?
息子も才能ある人だから、どんな曲があるのか知りたいです。
901名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 00:53:34 ID:MrtMh1n5
サント=コロンブったら「めぐり逢う朝」だっけ?
サヴァールのフォリア聴きたくなったw
902名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 01:00:01 ID:qz3YYaTU
>>883
あんたそんだけこだわってるのに
アーベルの名前が出んとはな
もしかしてメジャー杉か?w
903& ◆cl6EOCayao :2005/07/22(金) 01:07:45 ID:poXyWGPj
>>902
アーベルは好きですよ。他にもハッケルト、シャフラッツももちろん大好物です。
あと私はメジャー杉ではありませんよ。
904名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 20:21:39 ID:8RXxdU2s
>>901
サント=コロンブといえば、サヴァールとヴィーラントの競演した2枚だとオモ。
>>884にあるとおり2台ヴィオールのコンセール全集も進行中だし、
最近になって、無伴奏の作品の手稿譜もまとまって発見されたし、
これから録音も増えてくると思うよ。ド・マシーやデルヴェロワなどの同時代の
作曲家に比べても、もう一段階はっちゃけたところがあるし(必ずしも長所とはいわないが、
一般受けしやすい要素であることは確かかと)。

>>900
そのディスクは聴いていないので、自分にははっきりとはいえません…
よろしければライナーの内容を教えてください。
サント=コロンブもそうですが、手稿譜の発見は結構あるものなので、
なにか新発見の楽譜が見つかったのかも。

あと>>898でいってるのは、父の作品として出版された5つの組曲の中では、という意味なので
当然、息子にそれ以外の作品があっても不思議はないと思うし、自然でしょう。
ただ、現存するかどうかは別問題ですから…。
905ムームー#:2005/07/22(金) 23:15:47 ID:C52mo/Ix
>>904
例のフォルクレの録音ですが、
曲名は「三台のヴィオールのための小品」で、
ヴァージン・クラシックのマレの作品集(7243 5 45358 2 6)に入っていました。
内容はアルマンド-クーラント-サラバントの3曲です。
実を言うと、友人が持っているもので、
曲を聴いてジャケットを見ただけなのでライナーの内容は分かりません。
不甲斐なくて申し訳ありません・・・。

マレ、サント・コロンブ、フォルクレも素晴らしいのですが、
個人的にデルヴェロワやドレも前者に匹敵する人だと思うので、
もっと、纏った録音を聞きたいです(両者ともディスク1枚だけしかないはず)
906名無しの笛の踊り:2005/07/22(金) 23:50:21 ID:MrtMh1n5
>>904
「めぐり逢う朝」ってのは映画だよw
907名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 00:23:57 ID:g+soGOhd
>>906
知ってるよ。その映画があったからこそその2枚も国内リリースされたんだろうし。
ただ、優れた作曲家なのにそれはかわいそうだと思っただけ。
当時ならともかく、今は結構いろいろディスクも出てるしね。
908名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 12:58:37 ID:rP3q2DrY
>>907
なるほど。そいうことですたか。スマソ
909名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 23:28:04 ID:zEE+Sbl+
鍵盤の演奏法で質問してよいですか。

バッハ、パルティータ第6番のジーグは何で3の倍数系の拍子ではないのでしょうか。
珍しいジーグのリズムですね。
演奏上の注意を教えていただけるとうれしーいです。
910名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 23:36:09 ID:Bi/KI2dA
911名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 23:41:10 ID:zEE+Sbl+
909です。一つしか書く気はなかったのですが一向に答えがありません。
マルチでもまだ二つ。

では新しい論点を。
3の倍数系でないジーグは他の曲何か例はありますか。他の作曲家でもOK.
バッハの上記の曲は3の倍数の代わりに付点ではねるのが特徴です。
ではどうぞ。
912名無しの笛の踊り:2005/07/23(土) 23:48:16 ID:Bi/KI2dA
ロスの解釈を聴くように言ったはずだが。
聴いてないのか?
913名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 01:24:23 ID:fP7SCEHB
ロスの解釈の話はCDを使う必要がありますね。
ただCDを使うのはできれば後回しにしたい。
実演系の人、チェンバロを教えたり習ったりしてる人の話を聞きたいです。
914名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 01:26:42 ID:kZevBA6f
そうかい、好きにしな。
親切で教えたつもりなんだが
915名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 02:21:39 ID:RHG6+kIF
>>911 あんた友達いないだろ




今日は、新譜を買い込んでいろいろ聴いてみた。
1.「おお、うるわしき最愛の人〜17世紀イタリアの女性作曲家たち」
  RAM0401 ラ・ヴィラネッラ・バーゼル
  レオナルダ、ストロッツィ、アレオッティなどの珍しい曲てんこもり。演奏が絶美。
  チェロとソプラノが特に良い。  ジャケの裏側がチョットグロ。

2.「モデナの夜々〜ジャンネッティーニの晩課と1700年頃モデナの音楽」
  CD EL 042315 アンサンブル・カンタール・ロンターノ
  ジャンネッティーニ、ボンポルティ、コレルリ、アントーニの曲がうまいぐあいに並べられ
  教会音楽のフルコースといった趣。オードブルからデザートまで美味。

3.ヴィヴァルディ《concerti e cantate da camera III》
  op30381 ラウラ・ポルヴェッリ(S)、ラストレ
  RV87,98,103が特に素晴らしい。もちろんRV680,682,683も。
  フラウトトラベルソ&オーボエなど管楽器の演奏がとてつもなく美しい。
916名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 07:24:55 ID:9ZU/cXvj
911友達いる。先週もトリオソナタをいろいろ弾いて遊んで楽しんでた。
3、4必要。よって2、3人は友達いる。
917名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 08:06:27 ID:U3+ZVpzK
シャルパンティエの8楽器のソナタが面白い
ほとんど組曲に近い構成でパサカーユとシャコンヌがある
当時は区別してたんかな
918名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 15:21:25 ID:jqksH6Zn
パサカーユとシャコンヌは当時でも明確な区別はできてなかったようだよ。
一応、前者はバッソ・オスティナートを伴い、後者はそうでない、という説があるが、
それにしても例外が多すぎる。例によって父バッハだけを参考例にした説なんでしょ。

ついでだから偶数拍子のジーグについて。フローベルガーに腐るほど例がある。
フランス組曲第1番なんてモロにフローベルガーの延長上だーね。
詳しくレスしてくれてる人いるのに人の話を聞かないようなやつにはこれ以上何言っても無駄。
919名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 19:51:48 ID:6FJIVWIN
この前NHKを見たら、パレストリーナの曲をやってて、凄く感動したんですけど、
入門用に↓これはどうですかね? 決定盤みたいなのは何か他にありますか?


ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=923199
920名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 22:13:48 ID:PBF6+lhB
>>919
まずそれがいいと思うよ。
921名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 22:36:28 ID:PBF6+lhB
問題のシャルパンティエでは
遅い陰鬱なパサカーユでfl/vn/bassoのトリオ
続くシャコンヌ(終曲)は全員参加で快活なリズム
なんか違いがあったんだね
922名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 22:52:17 ID:jqksH6Zn
>>921
まったくの経験則なんでそのまま受けとらんでほしいが、
フランスではパッサカ−ユは短調、シャコンヌは長調が多い気がする。
トラジェディ・リリクの目玉のとして、伝統的にこれらのうち一つが含まれるけど、

パッサカ−ユ:リュリ「アルミード」「アチとガラテア」など短調
シャコンヌ:マレ「アルシオーヌ」、ラモー「イポリートとアリシ」など長調

リュリはパッサカ−ユのほうが多いね。
「アルシオーヌ」は、本当にオペラが終わって、最後に置かれてるんだけど、
劇としてのカタストロフィーの後に聞く長調のそれは、本当に感動的。
それがフランスオペラにはまるきっかけになった。
923名無しの笛の踊り:2005/07/24(日) 23:48:17 ID:PBF6+lhB
>劇としてのカタストロフィーの後に聞く長調のそれは、本当に感動的。
>それがフランスオペラにはまるきっかけになった。

わかるなあ。(アルシオーヌは聴いてないけど。)
組曲の最後に長調でこられると「それでは皆さんさようなら」って感じするね
924名無しの笛の踊り:2005/07/25(月) 07:57:00 ID:0VjPuR2y
>>919
いきなり濃い目のプロカンどっぷりというのも合わなかった時悲惨なので
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1957964
これなんかもついでに聴いてみるといいかも。
925名無しの笛の踊り:2005/07/29(金) 04:02:40 ID:0zRsYdOM
中古でde Lalandeのlecons de tenebres(Auvidis-Astree)
買った直後、レコード屋逝ったら同曲の新録出たのね
皆川先生が解説の邦訳になにかと因縁漬けられるレーベル
これどうなの?

やっぱde Lalandeわええね、とか書こうとしたら
CDが止まった・・・
ムラが原因か?
926名無しの笛の踊り:2005/07/29(金) 06:54:52 ID:s1oImeX1
>>925
マーキュリーは皆川さんがどうとか以前に、普通の翻訳としてムチャクチャだから、
自分の好みの欧文できちんと読んだほうがいい。邦訳はしばしば抄訳だし。
ディストリビューターとしてはどうかと思うが、扱ってるのは優良レーベルだから。
直接取り寄せるにしても送料とか考えると国内で買ってしまうなぁ、マーキュリー扱いレーベルは…。

俺も、Astreeのほうのルソンをもってるし、新録は2枚組とはいえ、2枚目は朗読
みたいだったんでためらってるが、今まで演奏面では裏切られたことないし、
買っても損はないんだろうとは思うが、上記のような理由で個人的優先順位が低い。
ド・ラランドはすごく好きな作曲家だから、それこそ中古とかで出たら間違いなく買う。
927名無しの笛の踊り:2005/07/30(土) 09:05:55 ID:oa/859Yv
マーキュリー翻訳はさんざん叩かれているわけだが、
最近はどうなの?ちっとは改善したわけ?
928名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 06:08:04 ID:6fNz91N8
>>927
名前の表記を見る限り、相変わらずのようだ
http://www.mercury-coo.com/index.html

>ジョルジュ・プルーデルマッハー
929名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 09:08:36 ID:4JC1wdPn
>>928
ネットで「誹謗中傷」されたから意地でも改善しねぇ、基地外素人どもはだまっとれ、
的な妙な空気があるのは気のせい?

ここ、取り扱いレーベルのチョイスの良さと、
企業体質のうさん臭さのアンバランスがよく分からん会社だよ...


...ともあれ、ヨメッリを待つ。
930名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 09:25:51 ID:u9V9G6h0
>>929
まあ、これだけいいレーベルをチョイスするセンスは確かなものがあるから、
プライドもかなり高そうだしねぇ…それなりの腕利きはいるんだろう。
ただ、邦訳担当者と同一とは限らん品。もうちょい人選も改善すれば
非の打ち所がなくなるのに、本当オシいね。

あるいは絶食までして骸骨のような風貌を保ったというパガニーニみたいに、
60〜70年代のアングラ的いかがわしさを故意に装ってるのかも知れんが。
それはそれで立派な企業努力というべきか…努力の方向性を540°くらい間違ってそうだが。
931名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 13:08:17 ID:DhmSdOGh
マイナーレーベルだけじゃないけどね。今聴いてるブリュッヘンのCD
(ワーナーミュージックジャパン)より、那■田務氏の解説↓

Jacques-Martin Hotteterre ジャック・マルティン・オトテール
Gravement グラーヴメント
Gay ガイ
Tendre テンドレ
Gracieusement(優美に) [←なぜか読み方無し]
932名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 21:26:46 ID:4JC1wdPn
>>931とか、レスだけ見ると一見粘着の揚げ足取りっぽく見えるけど、
実際にデザインからセンス、翻訳のクオリティ、統一性のなさ、無神経なフォント指定とか、
積もり積もって商品価値を皆無にしてるからねぇ

古楽系だと、海外レーベルがちゃんとしてるから、その差が...もうみてらんない...

で、売れない物を頑張って売っているからコストが足りないの大義名分ですよ。
こういう子供だまし的でテキトーな解説が普通だと固く信じてるんだよね
933名無しの笛の踊り:2005/08/02(火) 21:29:12 ID:4JC1wdPn

コストがかかる or
予算が足りない

スマソ
934名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 00:07:33 ID:vZMkoQeO
>>931
「ホテテール」って表記されてないだけマシだね
935名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 01:06:16 ID:aHZdb12R
ホッテター
とかね・・・
936名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 01:21:35 ID:8anTk0ec
オッ勃テター みたいで嫌だ
937名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 02:22:05 ID:11hnm1k/
那須■務のような男が
アーノンクール著書を翻訳する
業界のデタラメさ
938名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 06:11:03 ID:AqHGfUP5
俺は真剣にHotteterre→ホテテレと読んでいた
オトテールって表記見た事あるしどんな人なのかも知ってたのに結びつかなかった
もう歳だな
939名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 08:47:21 ID:yX7JWm8v
ホテトルと読めてきますた・・・
940名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 09:49:22 ID:RCj1vftM
それよりマルタンに突っ込めよw
941名無しの笛の踊り:2005/08/03(水) 12:38:45 ID:aHZdb12R
こうも暑いと適度に空調の効いた部屋で白ワイン片手にヴェルサイユ樂派だね

漏れの生活環境わそれを許さないが・・・
942名無しの笛の踊り:2005/08/05(金) 00:27:42 ID:VS/RALUJ
>>864氏を受けて 上半期ベスト5(独断)

1,ドラランド『エレミアの嘆き〜ミゼレレ、聖週間のためのテネブル』
 ルポエムアルモニーク クレールルフィリアトル(s) α/Alpha60
 上の方で話題になってる盤ですが、冒頭から眩暈がするほど美しいです。はい。
 
2,PHANTASM 〜four temperaments
 Laurence Dreyfus他  AVIE/AV2054
 多血質がタリス、胆汁質がパーソンズ、粘液質がフェラボスコ、憂鬱質がバードだそうです。
 上の方でヴィオールの話題が出てましたので。6人のヴィオール奏者が 濃密な競演をしています。

3,ガスパリーニ:カンタータ集
 Susanna Rigacci Gabriele Micheli TACTUS/TC660701
 雑誌で話題になった盤だそうですね。極美のソプラノでした。

4,バッハ:カンタータ
 BWV243(ヘレヴェッヘ)&BWV214(コープマン) ORF/CD365
 迫力のライブ録音で、珍しく‘熱いヘレ’が聴けました。大音量でうっとり。

5,ヴィヴァルディ『バヤゼート』
 ビオンディ指揮 virgin/7243 5 45676 2 9
 ヴィヴァルディスレでかつて話題になっていたので聴いてみました。
 DVDが面白いですね。ジュノーもチオフィもミヤノビッチもパワフル。

あとは、ヘンデルの『ロデリンダ』もよかったし、クニャーゼフのバッハ無伴奏も、
グルックの『パリードとエレーナ』(新譜)と『中国人』(再販)も、
ボストリッジの唄う『オルフェオ』も。
943名無しの笛の踊り:2005/08/05(金) 20:38:55 ID:Ui988I5n
テキトーなカタカナ表記ばっかりだから、ジャン・バティスト・ルイエって
ジャン・バティスト・リュリの間違いだとばっかり思ってたよ。別人なんだね。(^^;
944名無しの笛の踊り:2005/08/06(土) 20:25:38 ID:BDoCdJfa
デュモンのグラン・モテ集(α/Alpha69)聴いた。

これはすごい。グラン・モテ特有の5声部アンサンブルのバランスと精緻さに圧倒された。
フランスものは、SATBと音域も異なるから、ことにターユが音域的に難しいんだが、
フランスの演奏家が育ってきて、ここまでの演奏が可能になったんだなぁ、と感慨深い。

最新校訂版を使っている(Vla.無し)のもポイントだけど、それを生かしているのは
間違いなく並外れたアンサンブルの力量あってこそ。
ほんとαはすごいレーベルだ。ことにフランスもの好きにはたまらん。

あと、朗報。邦訳担当者代わったw かなり改善されてるよ。
945名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 00:51:42 ID:rvh8kc2I
α(ALPHA)俺も注目している。特に録音がむちゃくちゃ良い。
ユークデショーという録音技師が「鬼才」なのだそうだ。
この人、ASmusiqueという新レーベルでも働いてるらしい
(マッツォッキのが出ましたね。フェルドマンの唄う)
αでは、バッハの無伴奏チェロ(コクセ)の演奏と録音がすごく、
ぞくぞくしました(生々しさ・色っぽさで)。
946名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 08:11:01 ID:tTH+n3Xc
よし、んじゃ買ってみるか。>α
ただ、翻訳担当者って1人なのかなぁ、
その方面詳しそうな人に適当に話回してて、
たまたま、まともな人にあたったという可能性もあるけど。

というか、値段つり上げて邦訳つけて、その邦訳がダメなので問題なわけだが、
普通にタワーあたりで2400あたりで取り扱ってくれるとうれしいんだけど、
ディストリビュータ契約とかどうなってるのかな

まえランプのブランド品で、輸入独占を大元からもらってたはずなのが、
大元の方針変わって安く流れ込み死んでた輸入代理店があったけど
947名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 20:24:43 ID:0PoNVXBa
こんなの買ってみました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1481258
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1066049
あと、シャルパンティエの「病は気から」の全曲盤がでましたが、
これには、「王は踊る」でできた、死神の踊りが入っているのでしょうか。
何気に気に入った曲なので、入っているとうれしいです。

あとこれ、
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1759021
前に似たような盤があったような。買い逃しましたが。
曲目と演奏陣をみるかぎり、なかなかのもののようです。リュリの
ディエス・イレが入ってるし。

あとこれ、
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1071287
なんとあの国宝級の一品が再発ですね。もちろん買いましたが。

復刻ラッシュはうれしい限り。
948名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 20:57:53 ID:yToLTZpx
>>946
α(アルファ)レーベルは、日本語の背帯付き(マーキュリー扱い)が普通だが、
タワレコには時々直輸入盤が並んで配架してあるときもあり、
例えばデュモンのグランモテ集(α/Alpha69)は、2400円でしたよ。


>>947復刻の話
アレッサンドリーニ指揮のモンテヴェルディマドリガーレ集、
opus111ではない分も、arcanaから再発されたようです。


今日は新宿タワレコで、試聴機に置いてあった、
Thomas-Louis BOURGEOIS《cantates francaies》
  I.Desrochers(S) , Ensemble Ausonia
  musique en wllonie(MEW0422) 2004録音
を試聴して、冒頭から華麗だったので買ってみますた。
フランス人だと思いますが、「ブルジョワ?」何者でしょうか?
中身は、ソプラノ独唱が美しいのを上回って、
ヴァイオリンとチェロが超絶的にうまく、アタリでした。
949名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 23:06:49 ID:GkHFT5gz
あーぁスコット・ロスの大クー、鰤が馬鹿値で出してくんねーかなー・・・
950名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 23:56:48 ID:VBHuy9Fk
>>948
ブルジョワについては、下を見てくれ。
ttp://perso.wanadoo.fr/jean-claude.brenac/BOURGEOIS.htm
951名無しの笛の踊り:2005/08/07(日) 23:59:28 ID:8lQRXipB
>>949
ブリはベルダー全集製作中だから出すわけないだろ
952名無しの笛の踊り:2005/08/08(月) 23:01:16 ID:nTB/kwv9
>>951
ベルダーが全集製作中なのは息子スカルラッティだけだと思ってたが、
F.クープランも製作するのか?なんかスゲーな。

ロスのフランソワは、演奏はともかく、STILレーベルがマジやる気無いというか…
オルドルの途中で平気でぶった切るし、スゲー投げやり…その部分でなかなか聴く回数が多くない。
F.クープランといえば、1年くらい前だったか、ロスの師の一人である
ショーリャクの全集も出たけど、聴いた人いますか?
さすがに全集4つ目を買うのはためらわれて、買ってないんですが、なんとなく気になる。
953名無しの笛の踊り:2005/08/09(火) 07:49:51 ID:3x0RGjnQ
stilのやる気なさについてエロい人いたら詳細キボン
954名無しの笛の踊り:2005/08/09(火) 09:09:58 ID:Ij4mh+NV
>>952
スカルラッティと間違えた・・・・Orz
955名無しの笛の踊り:2005/08/14(日) 19:54:07 ID:mpCJIbqH
age
956sage:2005/08/14(日) 20:18:22 ID:RgcYZ5bq
ここにいらっしゃる皆さんは恐らく何百枚(千何枚?)もCDをお持ちだとおもうんですけど、
買って聴いてみて、「失敗だー」「こりゃ はずれ!」って思うことありませんか?
そんなCDをお訊きしたく。今後の参考にできれば と思って。


ちなみに私は 月に5−6枚買うくらいですが、最近では、
バッハのカンタータ12.38,75 ヘレベッヘ がちょっとNGでした。
(曲そのものが陰気で変化に乏しく、演奏にも芯がない?)
あと、ジュズアルドのPrencipe di Venosa カーティス指揮(symphonia)
もNG。(カーティスは、宗教曲の合唱系がヘタなのかな?)
957名無しの笛の踊り:2005/08/14(日) 23:20:55 ID:W/15Zuef
>>956
五歳のときからクラシックが大好き。
今年でクラ歴22年。
「王は踊る」でバロックに開眼してから買ったCDは
すでに200枚を超えています。
でもまだまだ少ない。この世界、上をみたらきりがない。

そんな毎日で、ハズレに当ることは確かにあります。
でもアタリに出会うこともある。
だからやめられない。

HMF,アルカナ、BIS,グロッサ、エラート、と発掘したレーベルも多い。
ゲーベル、サヴァール、クイケン、ルセと、出会った名演奏者も
数知れず。

958名無しの笛の踊り:2005/08/14(日) 23:30:08 ID:W/15Zuef
つづき

だから、世代的には私は一番ひよっこでしょう。
まずMAKの演奏とリュリにであっって、
「すげーーー」と思い、それからシャルパンティエ、クープラン、マレ、
とフランスバロックを柱に、イタリアものも聴く、といった感じ。

で、アリアヴォクスをしり、あとはもう一直線。

レオ師は、幸か不幸か知らない。
昔、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」という映画で
見たことは有ったけれど、そのころはまだリヒターのカンタータ集を
聴く程度でした。
959名無しの笛の踊り:2005/08/15(月) 00:36:30 ID:w8vIzokU
>>957 5歳からとは!
私は、中2の時に映画『アマデウス』を観てモーツァルトにはまり、
以後 レクイエム・ミサ・カンタータ・受難曲をききあさり、
この10年は、バロック(特に、伊・独・仏 16c末〜17c)に没頭です。
CDは、500枚くらいですが、“ハズレ”は、中古屋に売ってしまいます(恥)

>>958 MAKがお好きとのこと。私は『CHACONNE』という曲集で
このグループが好きになりました。最近では、テレマンの四重奏曲集とか
コジェナーの歌う『ラメント』とか良かったです

以上 駄弁失礼。
>>956 さいきんの‘ハズレ’は、 鈴木秀美さんの新譜・無伴奏チェロです。
(ファンの皆さんごめんなさい)私がこの曲に求めるのは、
深み・厚み・響きとは逆のものなので。
960名無しの笛の踊り:2005/08/16(火) 05:22:34 ID:XWu2RvWe
チェンバロスレ落ちた。

フォルテピアノスレ落ちた。

続いたのに残念。
あああ。
961名無しの笛の踊り:2005/08/16(火) 22:41:29 ID:5mtnLqSl
>>960 哀しいことだ。
最近バロックファンの2ちゃん離れが進んでいる模様。
他にお喋りサイトでも出来たのか?


チェンバロの最近のGJCD教えておくれ このすれで
962名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 07:28:16 ID:fi/VWT2K
1. 2chだと周りのスレ眺めて孤立感があるね...
2. 景気回復の兆しでバロックファンは忙しいのだ
3. 話の展開パターンが読めてきた...

ちょい古いけど

つ フローベルガー ストラスブール写本 cpo
963名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 12:18:31 ID:pXUGrqpP
> つ フローベルガー ストラスブール写本 cpo

くあしく!

CD & 楽譜
964名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 15:07:25 ID:BdrD1eWW
ひたすら技巧的でスピード感のあるバロック・アリアを探してます。
皆さんお薦めは?

ちなみに私の現在No.1
ルセのヘンデル『シピオーネ』
サンドリーヌ・ピオーが歌う"Scoglio d'immota fronte"です。
965名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 15:07:57 ID:nYvpkLV3
コピーライトが2003とか2004だから既出だと思うが、
ランペのフローベルガーとムファット。
966名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 16:33:08 ID:tSv2+hWg
古楽関連のスレって良スレに限って沈んじゃうんだよね。
現代音楽みたいに板独立してもらえないかな?
967名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 18:56:10 ID:fi/VWT2K
>>963
ごめ、今みたら全然最近じゃなかった
Ludger Remy / cpo 999 750-2 / 1999, 2000

しかもチェンバロあんまし詳しくないから...orz
968名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 19:03:45 ID:fi/VWT2K
>>966
外国語板とかみたいに、5年前のスレがじっくり熟成していっているとか、
そっち向けだよね >>> 古楽

というか、現音板ができてるんだったら、古楽は「現代音楽」でいいんじゃない?
この上なく「現代的」な音楽だし。
ベクトルが似ている割には領域が全然違うから共存できると思うよ。
レーベルだって古楽&現音の二刀流は結構あるし。
969名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 22:59:21 ID:nZ+Q5Kes
>>964>>ひたすら技巧的でスピード感のあるバロック・アリアを探してます

ふぉっふぉっふぉっ 俺様の得意分野だな

■ヴィヴァルディ:モテット集 virgin;7243 5 45704 2 1
 ビオンディの演奏が過激。チオフィの歌が超絶的。
 特にRV626のめくるめくスピード感には失禁しそう
■もひとつヴィヴァルディ:怒れるオルランド naive;op30393
 スピノジ指揮、M-R Lemieux, V Cangemiほか
 冒頭から最後の狂乱まで、パワーとスピードと歌いぶりがすさまじい
■A.スカルラッティ:Colpa,Pentimento,e Grazia  HMF;HMI987045-46
 バンゾ指揮、Lola Casariegoほか
 スペイン流の熱い演奏。速い。激しい。最後の合唱はめまいがする
■モンドンビユ:グランモテ   クリスティ指揮 ERATO;0630-17791-2
 アリアじゃなくて申し訳ないが、合唱でこの早さはすごい。デモーニッシュ
■ヘンデル:アリオダンテ
 ミンコフスキ指揮 ARCHIV;457 271-2
 3幕目のアンネゾフィフォンオッターのアリアが、3オクターブ上がり下がりの急進曲芸

あとはまかせた
970名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 23:01:53 ID:5HW2ll1L
漏れは19世紀音楽は聴かないんで、古楽と現音を一緒の板にするのは賛成。
971名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 23:06:01 ID:nZ+Q5Kes
>>970
現音板に引っ越してまもなく過疎化して落ちるのが目に見える。
クラ板にあれば、バッハから入った初心者や、チェンバロ聴いてみたいという初心者が
ここに流れて来るのに・・・
どの板にあるのが理念としてふさわしいか、という議論はおかしい。
落ちずに人が増えるにはどうしたらよいのか考えよう、みなさん
972名無しの笛の踊り:2005/08/17(水) 23:20:59 ID:QKrpEfBr
初心者の無知な発言が場を悪くするということが多いので、初心者の事など考える
必要は、ない。
973名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 00:13:51 ID:CqKAn6Sw
うへぇ!! 総合スレなのに閉鎖的!!
974名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 00:40:51 ID:/e0o3dts
初心者の無知な発言ならまだいいけど、クラヲタが荒らしにくるしな。
それに多少過疎化しても、一つのスレッドが息長く続いて、内容が深まる方が、
ずっといい。ここにあると、あまたのクソスレのせいで、ちょっと気を抜くと良スレが
落ちちゃうよ。
975名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 05:16:30 ID:kcJS3yVH
そろそろ次スレの季節ですよ、皆さん。

おれも無理に人増やすってのは理解できん。
興味あればすぐ検索できるでしょ、そのための総合スレなんだから。
あとは>>974の言うとおりだ。だいたい荒らし対策でsage推奨スレになったんだし。
まあ、最近は昔ほど頻繁に荒らしにこなくなったけどね。

あと、過疎板は、dat落ちの心配がほとんどないから、考えようによっちゃなかなかいいよ。
976名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 08:08:32 ID:VRQpDEDP
無理にごっちゃにして初心者巻き込むより、
過疎板でクオリティ上げて入門者にアピールした方がいいかも。

初心者が求めてるのは大抵、
古楽のバロックじゃなくて、モダンの有名バロックだと思うから
モダンの人たちが案内するのが、むしろ妥当なのかもしれない。
977名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 10:02:30 ID:/e0o3dts
別にバロックに限らず古典派でも(古典派だからこそか?)、
ハイドン総合スレやモツ関連スレなんか見てると、
クラヲタと古楽ヲタはあまりに考えていることが違いすぎる。それは
感じ方とかいうレベルではなくて、音楽を語るときの語彙や解読格子のレベルで。
古楽板ができればそれぞれのヲタがそれぞれの視点で語りあえて、互いにとっていいことだ。
978名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 11:46:47 ID:VRQpDEDP
少なくともクラとは分離派が多いようなわけだけど、
古楽板は無理そうだし、現音板に聞いてみる?
古楽は「現代音楽」です!!、ってことで。

http://music4.2ch.net/test/read.cgi/contemporary/1117118258/l50

まあ、クラ板に出張所スレおいても言い訳だし、
979名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 12:10:41 ID:K7TIFMo/
いや、現代音楽板ができたのだから、
古楽板も可能でしょう。

ここはひとつ、「古楽板設立」でも目指しますか?
980名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 12:35:15 ID:gVNiE7MR
ダイサンセイ!
クラオタと同じ屋根の下は耐えられない!
981名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 14:47:17 ID:/e0o3dts
そろそろこのスレも終わりだし、ここはひとつ誰か
古楽板設立のための準備スレッドでもたててよ。
982名無しの笛の踊り:2005/08/18(木) 18:22:45 ID:VRQpDEDP
>>981-982
他力本願だなw
983名無しの笛の踊り
ワールド音楽板、ヒーリング・ニューエイジ板だと板違いかなあ。



やっぱりそうだわな。