1 :
名無しより愛をこめて:
ライダーに関する自由度の高いSSを職人さんに発表してもらうスレです
・時代も世代も違う作品群の夢の競演
・仮面ライダー作品の世界観のアナザーストーリー
・ライダーの敵(幹部、怪人)をメインとしたSS
・オリジナルライダー
・小説・ノベル
・ライダーをメインにした他作品とのクロスオーバー
age,sage自由、批評は良いが煽りをしてはいけないよ
読者の方も感想、激励等どんどんカキコして行きましょう
職人さんもぜひよろしく
<注意事項>
・新フォーム、ネタバレなどはTVの流れに準じて解禁
・劇場版のみのライダーは公開から約1月後をメドに解禁
・他作品とのクロスオーバーの場合、
元ネタをみなが知っているとは限らないので(特にアニメ系)、
元ネタを先に宣言してくれるとありがたい
・避難所のみで連載している人もいるので避難所も時々覗いてね
まとめサイト
http://www.geocities.jp/maskedrider_ss/000
2 :
名無しより愛をこめて:2006/05/08(月) 18:22:16 ID:Hugxa5cR0
2
先に整理しないで思いつく順にリンクを貼ったのでグチャグチャになってしまった。
今は反省している。
だが、私は謝らない!!
ので、後は宜しく。
10 :
2005:2006/05/08(月) 21:24:08 ID:M+s7CYJR0
おばあちゃんは言っていた
>>1には乙するものだって
おばあちゃんはこうも言っていた >>テンプレを貼ってくれた人にはGJを送るべきだと
みなさん 乙!
12 :
名無しより愛をこめて:2006/05/09(火) 22:17:05 ID:eSlhBRUW0
1日1回保守age
13 :
名無しより愛をこめて:2006/05/10(水) 20:11:02 ID:89HWDMz/0
ところで、ライダーって悪の組織と戦うだけなのかな?
その力を利用して冒険したり、
普通の人間相手の一般の難事件を解決したりする話、
ってどうかな?
本日の保守
明日夢のようなキャラはライダーになってはいけないか?
〜ヒビキの最終回&剣の最終回後の話〜
ひとみが魔化網にさらわれて、明日夢と京介が救出をしたあの日から
1年。18歳の誕生日を迎えたひとみが突然倒れる。手に「魔」とい
う文字を刻まれて・・。
そして、明日夢と京介の前に突然現れた「アンデッド」と呼ばれる者達。
だが彼らは4年前に封印されたはずだった・・。2人のジョーカーを残して・・。
そこへ現れる3人のライダー達、ギャレン・レンゲル・カリス。
封印されたはずのアンデッドが何故?ひとみが倒れた事と関係があるのか?
そして、遂に2代目のブレイドが誕生する。
15 :
名無しより愛をこめて:2006/05/12(金) 00:42:31 ID:a+v2dH4F0
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < 保守だゴラァ!
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
マッハな俺『ジャガーアンデッド』は、スペードスートの猫科アンデッドであるっ!!
俺達アンデッドを誤って解放した『人類基盤史研究所BOARD』は、自分の間違いは認め
ても絶対誤らない変人『烏丸所長』が率いる謎の集団であるっ!!
解放された俺達はアンデッドの本能に従い、マッハで『バトルファイト』を始めたが、勝者
の召喚で敗者を『封印』する『統制者』が出現しないため、バトルファイトが成立しなくなっ
てしまったのだっ!!『統制者』に何があったのか!?
上級連中が話し合った結果『バトルファイト』を一時中断し、解放された総てのアンデッド
で『統制者』を探す事になったのだっ!!
その頃『BOARD』は俺達を再び封印するためアンデッドの力を使う刺客『仮面ライダー』
を放った。俺達アンデッドは迫るライダーと戦いながら、行方不明になった『統制者』を探すの
であるっ!!
マッハでそれはそれとしてっ!!ぶっちゃけバトルファイト抜きの解放生活はマタ―リとし
て素敵、快適、イイ感じっ!!しかも人間世界には面白い事がいっぱいあって毎日がちょっと
した冒険なのであるっ!!この際『統制者』探しはマッハでちょっと置いといて、マッハな俺
は、この楽しい解放生活をマッハで満喫する事にしたのだっ!!
〜って事で、マッハな俺『ジャガーアンデッド』の活躍が始まるのだが、オリジナルでは解
放されてないアンデッドが出て来たり、捏造設定テンコ盛りだったり、他の東映ヒーローとの
時間軸が変だったりするのだが、それらはマッハでスルーしてくれっ!!復活ジャガー、始ま
りジャガー、マッハで行くぜぇえええ――――――っ!!
楽しそうだ。期待。
むかしむかし浦島太郎は、浜辺で子供達が亀を苛めているのを見た。そして現在、
マッハな俺は市街地で子供達と亀のバトルファイトを見ているっ!!
ここはマッハで亀を助けて竜宮城で鯛や平目を踊り食いっ…と思ったが、よく見ると
あれは亀は亀でもトータスロードっ!! 覚醒前のアギトを狩ってるアンノウンだっ!!
〜となると、ここはマッハで子供達を助けて、謝礼として猫大好きフ〇スキーを奢っ
ていただく事にしようっ!!
〜って事で、亀ガンバレ亀っ!!子供達をマッハでピンチに陥れるのだっ!!
それにしてもあの子供達は何者だ? マッハな俺は見事な連携プレイでトータスロードと
一進一退の攻防を繰り広げる子供達に興味を持った。
トータスロードと直接戦っている子供は3人。サイズはそれぞれS、M、Lだ。
Sサイズの子供はちょこまか素早く動いてビームガンを撃ちまくっている…って、そんな
物騒な物どこで手に入れたんだっつーのっ!!
Mサイズの子供はMTBを自由自在に操ってトータスロードを撹乱している。よく見ると、
そのMTBの車体には鋭利な刃物が装備されている…って、違法改造だろそれっ!!
Lサイズの子供はトータスロードに肉弾攻撃を仕掛けている。しかも驚いた事にそれなりの
ダメージを与えている…って、あれは赤心少林拳かっ!?
そしてすこし離れた場所に、車椅子に乗った少年がいて、膝に乗せたノートパソコンを操作
しながら指示を出しているようだ。なるほどあいつが司令塔か。
車椅子の少年の後ろでヘタレ丸出しでガタガタ震えている兄ちゃんがいる。どうやらこのヘ
タレ兄ちゃんがトータスロードのターゲット、覚醒前のアギトらしいな。
少年達の戦いっぷりを見ていると、どうもマッハな俺の出番はなさそうだ。そう思った矢先
新たなトータスロードが現れたっ!!
つづく
20 :
名無しより愛をこめて:2006/05/14(日) 00:37:11 ID:NwOkjGlq0
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < 保守だゴラァ!
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
南光太郎はゴルゴムの世紀王ブラックサン、またの名を仮面ライダーブラック。
彼は自らを改造したゴルゴムを倒し、親友の秋月信彦を救出するためゴルゴムと日々戦っていた。
しかし信彦はゴルゴムのもう一人の世紀王シャドームーンとして復活し、人類に堂々と宣戦布告してきた。
その数ヵ月後の話である。光太郎は市街地に突如現れ、市民を虐殺していたゴルゴムの最強怪人ドラゴン怪人と戦っていた。
ドラゴン怪人にはどんな攻撃も見切られており、ブラックはドラゴン怪人の攻撃を見切れなかった。
ブラック「ぐはっ!……隙がまったくない…どうすればいいんだ……バトルホッパー!」
バトルホッパーはすぐに現場に急行、それに乗ったブラックはすぐ怪人に突撃するが怪人の力はそれより強く、バトルホッパーは中破してしまった。
ブラック「バトルホッパー!」
容赦なくブラックに攻撃を加えるドラゴン怪人。その頃市街地上空。そこには空を飛んでいる緑色の仮面ライダー、スカイライダーがいた。
スカイ「よし……あれか!スカーイ、キーッッック!!」
上空から凄いスピードでドラゴン怪人にスカイキックを喰らわすドラゴン怪人。しかしドラゴン怪人はなおも倒れない。
ブラック「あなたは?俺に似てるが一体………?」
スカイ「俺はスカイライダー!この怪人は俺に任せて君は早く逃げて!君のマシンも自己再生機能で復活している、だから早く!」
ブラック、バトルホッパーに乗りその場から離れる。どこかの採石場に逃げ込むブラックを密かに狙う怪人、カブト怪人がいた…
独特の笑い声を出すカブト怪人。しかしその後ろには同じカブトムシのライダー、仮面ライダーストロンガーがいた。
ストロンガー「何が面白いんだって?俺にも見せてもらいたいもんだな………」
カブト怪人「!?」
応戦しようとするカブト怪人。しかしストロンガーは電パンチを喰らわせカブト怪人をぶっ飛ばす。
バトルホッパーの前に落下するカブト怪人。すかさずストロンガーは電キックを喰らわせる。カブト怪人は爆死した。
ブラック「あなたは………?」
ストロンガー「仮面ライダーストロンガー。アメリカの滝さんから聞いてるぜ、仮面ライダーブラック」
>>14,16
ジャガー!! ジャガー!! マッハなお前は素敵だよ。
ジャガー!! ジャガー!! マッハなお前は素敵だよ。
日本は不思議なワンダーランド
毛むくじゃらのお前でも道を歩ける、店で買い物もできる。
マッハ!! マッハ!! 怪人天国だよ東京は〜〜
>>21 ストロンガー スカイ ブラック 放送のころって
本当に小さなお子さまっだからわからないや
でも記憶の片隅にシャドームーンを応援していた自分がいる。
ブラックが人間側、シャドームーンが怪人側とわかるいまでも
シャドームーンが昭和で一番好きだ。
隕石落下前の、あの最後の夏について、何か書く人は皆、まるで申し合わせたように、
それが、異常な好天つづきだったことに触れずにいられないようだ。
くる日もくる日も、日中は抜けるような青空、白い雲は遥かに高くのどかに行き来し、
紫色に染まる遅い宵のおとずれとともに、さわやかな風がそよいで、
夜空を横切る銀河、満天の星空。それからまた小鳥のさえずりと、
白んだ空に斜めにさしかける黄金色の陽光で朝がはじまる。
北海道から東京、そして沖縄まで異例の上天気を日本中が共有したのだった。
あの最後の夏の、あの長く炎の尾を曳いた隕石落下は、
二十世紀と二十一世紀、成長と発展の時代と停滞と分裂の時代の区切りとなった、
この7年間も続く、泥濘と苦悩と憎しみと死にまみれた戦いの開始を告げる狼煙だったのだ。
その夏のことを話題にする人々の中には、その季節の異常なすばらしさの中に
なにか不吉で終末的なものを感じとったと主張するものがすくなくない。
しかし私の場合は、当時の日記や書き付けたメモをささやかな資料として、
あの最後の八月のことを思い出してみても、そのすばらしい天候を
皮肉な運命のたわむれとみなした形跡は無い。
たぶん私は予兆というものに鈍感だったのだろう。
24 :
それも名無しだ:2006/05/14(日) 22:52:02 ID:V08gJAiJ0
主人公が変身して怪人と戦うんだけど、仮面ライダーの「ラ」の字もなくて、バイクもないって作品はここおkなの?
25 :
名無しより愛をこめて:2006/05/15(月) 00:29:25 ID:ESvXuhFC0
>>24 ライダーを名乗らなくても、貴方が、ライダーSSだと思うならそれでいいのでは?
他の方はどうです?
いいと思う。
>>21 スカイ「さすがブラックが苦戦するだけのことはあるな……」
スカイライダーはドラゴン怪人に苦戦していた。その時ドラゴン怪人が突然のびてきたロープに巻かれ、動けなくなった。
その先には、V3とライダーマンがいた。
スカイ「風見先輩!結城先輩!」
マン「その怪人は俺が抑える!」
V3「洋、奴にライダーダブルキックを決めるぞ!」
スカイとV3は空高く飛び、スカイキックとV3キックをドラゴン怪人に決めた。ドラゴン怪人は爆死した。
その頃ゴルゴム神殿。
シャドー「ブラックサンの他に、仮面ライダーを名乗るものがいるだと?」
ダロム「ははっ、そやつらはゴルゴム最強の怪人ドラゴン怪人、カブト怪人を倒したようでございます」
ビシュム「そやつらは我々の前に出てきた4人以外にもあと6人いるようです」
シャドー「うむ、それは厄介なことになった」
バラオム「シャドームーン様、私にお任せください。現在のあやつらの基地はアメリカのアリゾナにあるようです。滝竜介を暗殺するためアメリカに潜入していたピラニア怪人をそちらに向かわせましょう」
アメリカ、アリゾナのライダー基地の司令室
本郷「風見からV3ホッパーで連絡が入った。ゴルゴムは本格的に人類とブラックの打倒と地球の征服に乗り出したようだ」
一文字「そこで、我々も日本に向かいブラックの援護に向かいたいところだが」
敬介「我々もこのアメリカにいる悪の軍団の残党を倒さないといけない……」
アマゾン「俺、日本、行く。ブラック、守りたい、ゴルゴム、倒したい」
本郷「しかし、なんといっても一也が宇宙へ行ってしまっているしな。我々にとってこの穴は大きい」
竜介「あなた方ライダーは日本に向かってほしい。悪の残党の軍事力程度なら俺達FBIで倒せる。それに光太郎君が心配だ」
本郷「…わかりました。よし、みんな行くぞ!」
全員「おう!」
全員が司令室から駆けだす。司令室に残ったのは竜介一人になった。それを見たピラニア怪人とバラオム。
バラオム「よし、行けぇぃ!」
ピラニア怪人は飛び出すと、竜介に襲いかかる。サバイバルナイフで応戦しようとする竜介だが、身動きがとれない。
ピラニア怪人が竜介に噛み付こうとした時、まわりに銀色の粉が舞い上がり、ピラニア怪人はもがき苦しみだし、やがて死んだ。
竜介「こ、これは確か……」
竜介が前を見ると、ラナ・カウアイがいた。
バラオム「ラナ・カウアイ!?お前の力はすでに消え失せたはず、なぜ!」
ラナ「私はあの後、修行して超能力をおば様達のように超能力をゴルゴムの力なしで使えるようになったわ!」
バラオム「ううむ、予想外の事態だ。一旦引き返そう」
新たに出現した2匹目のトータスロードは金色だ。最初にいたトータスロードは銀色だから
トータスロード『銀』が、あと4匹集まったら『オーパーツの缶詰』が2個貰えるのだっ!!
(((なわけねえだろっ!!)))(((いい加減にしなさいっ!!)))(((もうええわっ!!)))
念波でツッコミが入った。どうやら近くに俺の他にもアンデッドが何人かいるようだ。
〜ってな事をやってたら出遅れたっ!! トータス『金』がパソコン少年に襲い掛かった。
マッハでやばいっ、パソコン少年がやられるっ!!
「マッハ……ダメかっ!?」
俺は慌ててマッハでパソコン少年を助けに行こうとしたが、どうにも間に合いそうにない。
その時、パソコン少年の後で震えていたヘタレ兄ちゃんが根性見せたっ!!
「うゎあああぁわぁぁああああ〜〜〜っ!!」
兄ちゃんは叫びながらトータス『金』にタックルを喰らわせたっ!! 人間の力で突進して来た
アンノウンを止める事ができるとは思えなかったが、意外にも兄ちゃんの捨て身のタックルを受け
たトータス『金』は見事にすっ転んだっ!! 兄ちゃん、すげぇぞGJっ!!
この時、一瞬兄ちゃんの直ぐ側に緑色の人影が現れたように見えたんだが……目の錯覚か?
何はともあれ兄ちゃんの活躍でマッハな俺は間に合った。俺は転がっていたトータス『金』を捕
まえてマッハで加速して、少年達と戦っているトータス『銀』に向かって投げ飛ばした。
このスレの懐の深さにマッハで感動しつつ今日のマッハ保守
光太郎と茂は、スナック・キャピトラに着いた
光太郎「ふぅ、着きましたよ。ここです」
杏子&克美「光太郎さん、おかえり〜!」
茂「へぇ、ここが。とりあえずコーヒー一杯」
克美「光太郎さん、この人は?」
光太郎「城茂さん。仮面ライダーの先輩だよ」
杏子「へぇ〜………」
茂の顔をまじまじと見る杏子。
茂「な、なんだよ。俺の顔にゴミでも付いてるかい?」
杏子「ううん、光太郎さんの他にもライダーいたんだなって。それにかっこいい人だったし」
茂「ハハハ、そうかい」
そこに駆け込んでくる風見、結城、洋。
茂「おう、風見さんに結城さんに洋か」
風見「茂、ちょっと来てくれないか」
光太郎「その人達は?」
茂「俺のライダーの先輩と後輩さ」
その時、光太郎の頭脳に誰かが直接話しかけてきた。
光太郎「(この感覚は…信彦!?)」
シャドー「南光太郎。貴様の仲間達を連れてすぐ影月山に来い。待っているぞ」
光太郎「……………」
茂「光太郎、お前にも聞こえたか?」
風見「奴は影月山に来いと言っていたな」
結城「よし、すぐ行くぞ!」
自分の専用バイクで月影山へ走る5人。それを呆然と見送る杏子と克美。
杏子「あ、茂さんコーヒー忘れちゃってる」
影月山に着いた5人のライダー。
光太郎「信彦、どこにいるんだ!?」
テレポートして5人を見下ろせる場所にいたシャドームーン、ダロム、バラオム、ビシュム。
シャドー「待っていたぞ、仮面ライダー」
ダロム「お前達に面白いものを用意した」
ダロムがそう言うと、シャドームーンの周りに無数の黒い怪人がぞろぞろと現れた。
結城「こ、この数は………」
洋「なんて多いんだ………」
ビシュム「これは我が愛しのアリ怪人達よ」
バラオム「この軍勢では、貴様等は到底勝てまい」
一斉にその場所から駆け下りていくアリ怪人。
風見「みんな、変身だ!」
ライダー全員「変、身!」
無数のアリ怪人に立ち向かうブラック
26の秘密を使いながら次々と倒していくV3
ネットアームで複数の敵を捕獲しマシンガンアームで奮闘するライダーマン
エレクトロファイヤーでアリ怪人に電気エネルギーを伝わせていくストロンガー
スカイターボを使いアリ怪人にライダーブレイクを喰らわせていくスカイライダー
各々のライダーが得意技を使いながらアリ怪人を倒していくが、数は一向に減らない。
そこに一台の車がやってきた。杏子と克美が乗る車である。
克美「確かここが影月山よね………」
杏子「あ、お兄ちゃんだ!」
ブラック「杏子ちゃん、克美さん、危ない!」
2人に襲い掛かる無数のアリ怪人。しかしどこからか声が響く。
?「エレキ光線、発射!」
あっと言う間に杏子と克美の周りのアリ怪人は蒸発した。
マン「来てくれたのか、一也!」
スーパー1「宇宙で作業中に頭の中に誰かが直接話しかけてきたんでね。作業ほったらかして来ちゃいました」
変な人天道が大胆不敵かつ奇抜な行動で難事件を解決、
というカブトの番組フォーマットを昇華させて
ミステリーやサスペンス系もしくは007スパイ風SSがつくれないだろか、
と思いつつ今日の保守
俺がマッハで投げたトータス『金』は、トータス『銀』にクリーンヒットしたっ!!
トータス『金』と『銀』はマッハでぶっ飛んで倒れた。トータス『銀』と戦っていた少年達が驚いて
こっちを見た。うおっ、マッハでヒーローっぽいぞ俺っ!! 俺はマッハでポーズを決めたっ!!
〜って、こんな事してる場合じゃねぇっ!! やつらが回復して体制を立て直すまでにマッハで決め
ねぇと今度はこっちがヤバイ。俺はさっき俺にツッコミを入れたアンデッド達に念波で呼び掛けた。
((( 念波ゆんゆんして、もしも――――しっ!! マッハな俺はスペードスートのジャガーだっ!!
誰かマッハでサポートミーっ!! )))
マッハな俺の呼び掛けに、マッハでアンデッド達が応じたっ!!
((( 燃える漢ファイヤ―――フラ―――イっ!!名水10Lでファイヤーっ!! )))
((( 赤毛のボアだ、タックル1発サツマイモ10本。当たったら御祝儀で20本 )))
((( リザードだ……斬撃1閃玉子1パック )))
((( カプリコフォ――――ッ!! 御手紙100枚フォ――――ッ!! )))
俺は右手の留め金を外した。俺の切り札『マッハブレード』が飛び出し、ガキンとロックが掛かった
音が辺りに響いた。俺は『マッハブレード』を頭上に掲げ念波を飛ばした。
((( ファイヤーフライ、リザード、お前等に決めた、マッハで頼むぜっ!! )))
((( 燃えて火を噴く夏の虫、ファイヤーフライファイヤ――っ!! )))
((( 我がスキル宿れし刃に斬れぬもの無し……リザードスラッシュっ!! )))
ファイヤーフライとリザードのスキルが俺の『マッハブレード』を強化したっ!!行くぜっ!!
トドメだジャガー、決めるぜジャガー、マッハでバーニングスラッシュ――――――――っ!!
当たったら御祝儀にヮロスw
36 :
名無しより愛をこめて:2006/05/21(日) 00:16:01 ID:l4b94XvN0
,.._,/ /〉___o ○(新作をまたーりまつぼ)
./// //──∧_゚∧ ─::ァ /|
/// //~~'~~(・∀・ ,)~~/ / .|
.///_// "'''"'''"'" / / |
//_《_》′─────‐ ' / ./
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /
| | ./
|__________|/
しかしスーパー1が来ても一向にアリ怪人の数は減らない。
ブラック「く…こうなったら……キングストーンフラァッシュ!」
ブラックは全ての力を使いキングストーンフラッシュをした。
V3「怪人達が次々と………」
スカイ「消えていく…」
スーパー1「さすが俺達の後輩だ」
ストロンガー「将来大物になりそうだな」
アリ怪人は女王アリ怪人を残して全滅した。しかしブラックは全ての力を出し切り光太郎の姿に戻り倒れた。
ビシュム「ほほほほほ、まんまと引っ掛かりましたね」
バラオム「我々はこれを待っていたのだ。行けライオン怪人、トラ怪人、オオカミ怪人よ!」
V3「く、みんな!奴等に光太郎を指一本触れさせるな!」
マン「ネットアーム!」
ネットアームで3体の怪人を抑えようとするライダーマン。しかしネットは3体の怪人の噛み付きの前に脆くも引き千切られた。
その様子を見て撤退する3大怪人と女王アリ怪人。次第にライダー達が不利になる。
ライオン怪人が光太郎に歩み寄り、噛み付こうとしたその時、ライオン怪人は誰かに顔面を殴られ吹っ飛んでた。
V3「せ…先輩!」
光太郎「あなた達も……仮面ライダー?」
1号「光太郎、助けに来たぞ!」
2号「よし、みんな!一気に畳み掛けるぞ!」
ZX「マイクロチェーン!」
ZXのマイクロチェーンは、3体の怪人を巻きつけると電流を流して怪人を苦しめ始めた。
1号「よし、トドメだ!」
1号と2号が空高く飛ぶと、ライダーダブルキックをした。ライオン怪人とオオカミ怪人に当たり、2体とも爆死した。
残ったトラ怪人は一回吼えると、体毛を白く変化させビャッコ怪人に変身した。
ファイズとカブトを主人公にした話を構想中。
出来上がるのはまだ先になりそう…
39 :
それも名無しだ:2006/05/22(月) 12:12:08 ID:7pEx8pHr0
まぁ、特撮二次って少ないからな…
1号ライダーが誕生する以前に実験台としてプロト仮面ライダーにされてしまった中年おっさんの話とか。
拉致される際に妻子を殺され、臆病者なので復讐も断念するが、
結局なんだかんだで事件に巻き込まれて不本意ながらもショッカー怪人を倒してしまうとか。
モロ諸岡見て思いついたんだがw
後、G3マイルド、ライオトルーパー、ゼクトルーパーが集団で戦うミリタリィテイストの話とか。
明日夢のような位置のキャラがライダーになるのはまずいよな
42 :
それも名無しだ:2006/05/22(月) 20:20:53 ID:VqHAE43o0
別に二次小説にタブーも何もないだろ。
43 :
今日の保守:2006/05/23(火) 13:58:30 ID:8kfPbYO+0
ちょっと、聞いてくださいよ
最近俺の周りを変な赤いかぶと虫がうろついてるんですよ。
頭の上をぐるぐる回っていたかと思うと、
俺の腰に変なベルト巻かせて、そのベルトの上に止まって休むんです。
なんだろう?と思って触ると、『HENSHIN』とか外人の声がして、
体に変なもんがくっついてきて、体が勝手に動きはじめるんです。
するといつの間にか変な気持ちの悪い化け物追っかけて、
『CAST OFF』とか『CLOCK UP』とか『1・2・3、ライダーキック』とか、もうわけわかんねー
その後、美人と熱血の変な2人組が訪ねてきて、
『ZECT』とかいうあやしげな宗教団体みたいな組織に入らないか?とかしつこく誘ってくるんです。
『資格者だから』とか『選ばれし者だから』とか超キモイっての
挙句の果てには、そいつらの仲間だと思うんだけど、黒と黄色の鎧みたいなの来た変な奴に、
『ZECTに入らない奴はしね』とか襲いかかられちゃうし
いやもう全く意味不明だから、あんた達
そういえば、胸に変な黒いアザが出来たしな〜
なんかそのアザかぶと虫にも見えるし、俺かぶと虫にとり憑かれちゃったんだろうか
44 :
今日も保守:2006/05/24(水) 16:49:00 ID:kY3Kd14y0
汝、選バレシ者ナリ
汝ガ願ウコトナラ、スベテハ現実トナルダロウ
汝、選バレシ者デアルガ故
我、汝ニ願ウコトスベテヲ、現実トナス力ヲ与エヨウ
ダガ、ソノ代償ハ大キイ
汝、我ト共ニ闘ウベシ
サスレバソノ力与エラレン
汝、我ト契約セヨ
契約ノ証シトシテ、汝ノソノ肉体ニ、我ガ刻印ヲ与エン
我ガ刻印ヲ受ケ、汝願ウコトスベテヲ、現実トナス力ヲ得ルベシ
汝、我ト契約セヨ
汝ハ、選バレシ者ナリ
なんだ?このかぶと虫?ブチッ
以下
>>43に無限ループ
なんかヤダなーそれw
「マッハでバーニングスラッシュ――――――――っ!!」
俺はマッハでトータス(金)(銀)を斬った。傷口から炎が噴出しトータス(金)(銀)の全身は
炎に包まれた。俺は『マッハブレード』を戻して留め金を掛けた。カキンと、留め金を掛け
る音が周囲に響き、同時にトータス(金)(銀)が爆発四散した。マッハで決めたぜっ!!
マッハな俺は振り返って少年達を見た。少年達はなぜか微妙な表情をしている。俺が下級
アンデッドだからか!? 俺が下級だとしても助けたことには変わりない。報酬はガッツリ
マッハで頂くぜ。トータスロードを2体倒したんだから、フ〇スキー2缶は請求できるな。
いや待てよ、ヘタレ兄ちゃんと合わせて5人分の命を救ったんだから、もう5缶。それに危
険手当てとマッハ手当ても頂かないとな。
マッハな俺はリーダー格らしいパソコン少年に近付いて交渉を始めた。しかしパソコン少
年は筋金入りの『あきんど』だったっ!! 交渉は熾烈を極め、結局ヘタレ兄ちゃんが俺に
フ〇スキー2缶買う事になった。兄ちゃん災難だったな……。
・
・
・
「この腐れ哺乳類っ!!これは水道の水だろうがあ――――っ!!」
「あんだよ昆虫、文句あんのかよっ、ちゃんと浄水器付きの家で汲んできてやったんだぜっ!!」
「だから水道の水って時点でアウトなんだよっ!!」
「てめぇーそのセリフは水道局に喧嘩売ってるってマッハで解釈するぞっ!!」
「ゴチャゴチャ言ってねぇでとっととマッハで名水汲んで来いっ、ファイヤ――――――ッ!!」
「うゎあぢゃあぢゃぢゃ――――――っ!!」
(おしまい)
「ウルトラサイクロンッ!!」
ドクターケイトに毒に侵され、限られたわずかな時間しかないその命を
タックルこと岬ユリ子は、最後の捨て身の攻撃に費やした。
ストロンガー・城茂の目の前で、タックル・岬ユリ子の命と体は儚く露と消え去った。
「岬ユリ子はただの女だ」
命を賭して戦った岬ユリ子を城茂は追悼する。
改造人間となり組織から脱出して以来、
常に自分のパートナーであった岬ユリ子を失った喪失感。
傷心、失意の城茂を、強大な力を持ったデルザー軍団の魔人達が追い詰める。
ついに力尽きジェネラルシャドウの前に膝をつくストロンガー。
もはやここまでかと思われた時、
天を割き、羽音をさせながら猛スピードで飛んで来る赤いかぶと虫。
赤いかぶと虫は回転しながらジェネラルシャドウに突っ込んで行く。
それはさながら赤い弾丸のようでもあった。
赤いかぶと虫の体当たりによろめくジェネラルシャドウ。
そして採石場の切り立った崖の上に太陽を背にして立つ人影。
「誰っ!貴様っ!」 ジェネラルシャドウの声を鼻で笑う人影の主。
その右手の指を天高くに突き上げる 「天の道を行き、総てを司る者」
「おばあちゃんは言ってた
人知れず人間の自由と平和を守る為に闘う者達が居るって
その者達の名は・・・仮面ライダーだと」
「ならば俺はさしずめ仮面ライダーカブトというところだな」
「おばあちゃんはこうも言ってた・・・」
「仮面ライダーの中に、単細胞で猪突猛進がたまに傷だが、勇敢な戦士がいたと。」
「そしてこのカブトゼクターはその勇敢な戦士を模してつくられたってな」
赤いかぶと虫・カブトゼクターは影の主・天道総司が再度突き上げたその手の中におさまった。
天道はカブトゼクターをベルトに装着する「っ変身」
『HENSHIN』 天道の体を一瞬のうちに強化服が包み込む。
「なんだ?あれは」
鎧を着込んだようなその重厚ないでたちは、
あまり仮面ライダーのようには見えなかった。
突如現れたライダーを名乗る謎の戦士に城茂もまた困惑していた。
マスクドフォームとなった天道は崖より飛び降りる。
「ええいっ、やってしまえっ」ジェネラルシャドウの声に
次々とマスクドファームに襲い掛かる戦闘員達。
「キャストオフ」天道の声と動作にベルトが呼応する『CAST OFF』
襲い掛かる戦闘員達に向かって、マスクドフォームのパーツが勢いよく吹っ飛ぶ。
パーツに当たり共に吹き飛ばされる戦闘員達。
その時はじめて現れるカブトの真の姿・ライダーフォーム。
赤と黒のボディに青い目。
見たことのないタイプではあったが、それはまさしく仮面ライダーの姿そのものであった。
「おいっ、いつまで休んでいる気だ」
「なにっ?」天道の俺様節に少しむっとする城茂・ストロンガー。
「俺はあんたに用があって来たんだ」
「とっととあいつを片付けるぞ」
「ふんっ言われるまでもないっ」
謎の仮面ライダーがおそらく敵ではないであろうことを確信したストロンガーは、カブトと共闘することを決める。
「クロックアップ」カブトがベルトの横のボタンを押す
『CLOCK UP』超高速の世界の中でその拳を何度も繰り出すカブト。
はじめは意表を突かれたジェネラルシャドウであったが、やがてカブトの高速の動きに追いついてくる。
「高速の動きが自分だけの技と思うな」
「おばあちゃんの言ってた通りだ・・・この世界の敵は少しはやるようだな」
カブトとジェネラルシャドウの超高速の追撃・攻防が繰り広げられる。
(チャージアップ最改造前の為、ストロンガーは高速移動不能)
ジェネラルシャドウの攻撃に押されはじめるカブト 「他愛も無いな、お前の負けだ」
だがカブトはジェネラルシャドウの言葉をせせら笑った。
「おばあちゃんは言ってた・・・勝ったと思った瞬間が敗北の時だとな」
「追い詰められたのは俺ではない、お前の方だ」 「よく見てみろ」
「何っ?!」
ジェネラルシャドウの超高速での移動、その先にストロンガーの放ったエレクトロサンダーが待ち受けていた。
そのスピードの差はあれストロンガーもまた動き続きけていた。
ジェネラルシャドウはカブトの挑発に乗り我を忘れその存在を軽視した。
だがカブトは常にストロンガーを意識し、その攻撃が当たる位置へとジェネラルシャドウを誘導していた。
ストロンガーの放電により発生した落雷をその身に受けるジェネラルシャドウ。
ジェネラルシャドウの動きが一瞬止まる、その隙を突くカブト。
「ライダーキック」天道が呟く、その強き願いが力となり、カブトのボディに青い電流が走る。
『1,2,3,ライダーキック』
背を向けたカブトは勢いをつけ振り向きざま回し蹴り、渾身の一撃、ライダーキックを放つ。
ライダーキックが顔面にヒットしたジェネラルシャドウが今度は膝をつく。
『CLOCK OVER』超高速の世界が終わりを告げる。
だがダブルライダーの攻撃はそれで終わりではなかった。
動きが止まり、現実の時間の流れの中に引き戻された
ジェネラルシャドウを待ち受けていたのは、ストロンガーの電キックだった。
カブトのライダーキックの直後に電キックの直撃を受けるジェネラルシャドウ。
「くっ、ストロンガーよっ、決着はいずれ」
そう言い残すとその姿を消すジェネラルシャドウ。
カブトゼクターはカブトのベルトを離れ、羽根を羽ばたかせて空へと舞上がって行く。
人間の姿をなった天道はストロンガーに向かって言う。
「俺はあんたにおばあちゃんの言葉を伝えに来た」
「人間の自由と平和を守る為に闘う仮面ライダーの勝利を信じていると」
「共に戦うことは出来なくなったが、自分も人間の自由と平和を守る為に出来ることをすると」
「そして・・・ありがとう、と」
「おばあちゃんほどの人間がなんであんたに礼を言うのかはわからんが」
「おばあちゃんの伝言、確かに伝えたからな」
「カブトゼクターの力を借りて時空を越えたはいいが、これは帰るのも命懸けだな」
そうぶつぶつ言いながら立ち去ろうとする天道
「ちょっと待ってくれっ!お前のおばあちゃんって、まさかっ?!」
ウルトラサイクロンを放ったタックル・岬ユリ子は、
別世界の時間軸で起こった渋谷隕石落下の衝撃波に同調してしまい、時空の彼方へと放り出された。
ストロンガーの目の前でその姿が露と消えたのは、その所以であった。
岬ユリ子は時空の流れの中で別世界の時間軸で起こった渋谷隕石落下とワームの存在を知る。
そして時空を放浪していたゼクター(各ゼクターの起源種、妖精?)により助けら、別世界にて一命をとりとめた。
岬ユリ子はゼクターと共に来るべきワームとの戦いに備えるべく、ライダーシステムの開発に尽力する。
つまりカブトこそが岬ユリ子がかっての戦友・ストロンガーを模してつくった強化服であった。
そして、別世界での岬ユリ子の生涯は、城茂が望んだ通り、ただの女として幸福なものであったという。
ストロンガーはこの後、再改造を受けチャージアップ可能となり、他ライダーと合流。
7人ライダーとしてデルザー軍団を退けることとなる。
53 :
↑:2006/05/25(木) 17:30:17 ID:s9xOlzUm0
カブトの謎が解明されていないのを逆手に、捏造設定で遊んでみました
今しか出来ないSSの楽しみ方ということでご容赦を
おばあちゃん…(つ∀`) GJ!
55 :
名無しより愛をこめて:2006/05/25(木) 22:14:54 ID:8pHYyu4q0
下がり過ぎなような気もするのでたまにはageてみる
「あぁーっ!待ってー!待ってくださいっ!!」
「乗りますっ!乗りますっ!てばっ!」
ハァハァ、危ない危ない、あやうくバスに乗り遅れるとこだった。
今日はこれから大事な商談ですよ、絶対遅刻は許されません。
また部長に大目玉食らっちゃいますっからね。
今度ミスったら減給になるかもしれません、
いや下手したらクビにされてしまうかも(汗
余裕を持って早目に出たのでまず間違いなく大丈夫でしょうが、ヤレヤレ
・・・
・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
さっきからバス全然進んでないじゃないですか・・・イライラ
渋滞ですか、エライ道混んでますね・・・イライラ
余裕を持って早目に出たので丈夫でしょう・・・多分(アセアセ
おやっ?なんかスゴイ勢いで大勢人が乗って来ましたね
あの全身黒タイツの方々・・・嫌な予感(アセアセ
・・・
・・・ ・・・ ・・・
やっぱり!!ショッカーの方達じゃないですかっ!!
なんであなた達、こんな日に、こんな時に、
よりによって私が乗っているバスでバスジャックなんかやっちゃいますかっ!?
私は大事な商談で私は急いでいるんでよっ・・・アセアセ
つうか、あなた達思想犯でもないんだからバスジャックなんかしてもダメでしょ!?
また改造人間要員を大量に拉致るつもりですかっ?
それにしては白昼堂々大胆不敵過ぎますよ?
しかも渋滞中のバス、バスジャックするなんて・・・
どうやって逃げ切るつもりなんですか?
思いつきで私が乗ってるバスをバスジャックなんかしないでくださいっ!
今日は大事な商談があるんですから・・・アセアセ
あわわ、戦闘員の方がこっち見てますっ、カバンで顔隠さないとっ
まぁ私は改造人間の実験台用に科学班に拉致された大勢の中の1人に過ぎず、
実験も失敗した廃棄処分の1人に過ぎませんからね、顔なんか誰も覚えてないでしょうし、記録も残っていないでしょうが
仮面ライダー?が脱走した騒ぎのどさくさに紛れて、私もなんとか廃棄処分寸前から逃げだしましたがね
そんなことより、私は急いでいるんでよっ・・・アセアセ
あなた達はいつもそうだ、たまたま偶然、私の前で大事件を起すんですから
私は何事も無く平穏な日常を送りたいだけなのに
拉致の時に妻子を殺されたのに、復讐もせずに許してあげてるんですよ
なんて、ホントはショッカーがコワクて関わりたくないだけなんですが
あわわ、早く行かないとまた部長に怒られる・・・アセアセ
ちょ、ちょ、ちょっと、こっちに来ないでくださいよっ
顔覗き込もうとしないでくださいっ
カバンで顔隠さないとっ このカバンは絶対どかさせませんよっ
私はあなた達とは全く関係ありませんから、ええ金輪際関係ありませんとも
あぁ力づくでカバン取り上げなくてもぉ
ドキドキ、そんなジロジロ見つめないでください、アセアセ
ホッ、やっぱり私の顔は知らないみたいですね
まぁ私はあくまでその他大勢ですから
こんな末端の戦闘員の方が知ってる訳ないですよね
えっ?ええっ?
ちょ、ちょ、ちょっと、まさか、こっ、こんな時に
よりによって誤作動ですかっ?
ちょ、ちょ、ちょっと、待ってください
なっ、なんで、よりによってこんな時にぃ??
あぁ、恨めしいのはこのベルト
改造されてから、このベルトのせいでロクなことがない
いつ誤作動を起して変身するかわからないし
会議中にいきなり変身してしまった時はホントにまいった
お陰で私はいつも部長に怒られてばかりですよっ
大概ショッカーの方達と遭遇した時に限って誤作動起すし
私には変身する気なんかはこれっぽっちもないんですってばっ!
あぁ、やめてぇっー、お願いっー
商談がっー、時間がっー、部長に怒られるっーーーーー
それでもやっぱり止まらないのですねっ
「変身っ??」
ホラ言わんこっちゃない
バスの乗客のみなさんドン引きですよ
ショッカーの戦闘員達の方達まで固まってるじゃないですか
いいえっ、違いますっ、違いますともっ、
私は断じて仮面ライダーなどではありませんっ!!
あぁーっ!違う違うって顔の前で手を左右に振ってる時に突っ込んで来るから
往復ビンタになっちゃったじゃないですかっ
戦闘員の方大丈夫ですかっ!? 全くもって悪気はないんですよっ
あぁーっ!戦闘員の方の肩をゆすってる時に突っ込んで来るから
エルボー入っちゃったじゃないですかっ
いやいやっ、そんなナイフとか持ち出さなくても、アセアセ
ちょっと腰が抜けちゃったじゃないですかっ
立ち上がらないと、よっこらしょっと
あぁーっ!立ち上がろうとした時くるから、頭突き決まっちゃたじゃないですかっ
いきなり運転手さんっ急発進っ!?揺れるっ揺れるっ
戦闘員の方達危ないですよっ!どいてっどいてっ!
今度は急ブレーキ!?コケたっー!!
そのまま回る回る、でんぐり返しっー
ふぅっ、運転手さん危ないじゃないですかっ、気をつけてくださいよっ
って、あれっ?ショッカーの方達、みんなのびてますね
えっ?みんな私がなぎ倒したんですかっ?
そっ、それはっ、やばいですねっ
ここは逃げた方がいいいですかねアセアセ
いやぁっ、やっと目的地のビルの前に辿り着きましたよ・・・
約束の時間から2時間過ぎてますけどね(泣
こわくて中になんか入れませんよ OTZ
あぁ、今さらながらに気付きましたよ
「バイクにすればよかった・・・」
61 :
↑:2006/05/26(金) 11:37:37 ID:h5USANi00
(age)はあげではなくエイジの方で仮面ライダー39歳って意味です
62 :
↑ :2006/05/27(土) 00:17:56 ID:YtDFyYLO0
よさげな話思いついたのでおっさんライダーの次回作やってもよい?
次回はちょびっとだけ真面目なお話になるかも
廃棄処分寸前だったプロトタイプ、格好良く言えばロストナンバーズ
しかし所詮はただの小心者の中年おっさんw
楽しみにしてます。
「本郷猛さん、お願いです、助けてください」
えっ?えぇっ??いきなり何言ちゃってますか?この女子小学生は?
本郷猛って誰ですか?そんな方はこれっぽちも存知あげませんよ、私
「本郷さんは仮面ライダーなんでしょ?」
えぇーっ??またショッカーの方達方面のお話ですかっ??
ブンブン、私が仮面ライダーなんて滅相もないっ
おそれ多いにもほどがあるっ 私は単なる善良な小市民に過ぎませんからっ
「お父さんがショッカーに脅されているんですっ」
「ショッカーに協力しないと、お父さんと私を殺すって・・・」
ショッカーの方達もまた単なる思いつきで、そんな大それたことを 全くもって許せませんな 許せないっ!
許せないとは思っても、刃向かう気持ちは全くありません なにせ臆病者ですから
妻と子の復讐すら諦めたこの私デスョ
誰かを助ける為にショッカーの方達に刃向かうなんて無理、絶対無理ってもんです
「ごめんね、人違いだよ」
「おじさんは本郷猛って人じゃないから」
「仮面ライダーなんてのも知らないなぁっ」アセアセ
「そんなっ・・・せっかく探しだしたと思ったのに・・・」
あーっ、泣かないでくださいっ、泣かないでくださいっ
こんな公道で誰かに見られたら、
中年おっさんの私が、女子小学生を泣かしていると思われるじゃないですか
下手したら変質者だと思われて通報されてタイーホされてしまうではないですかっ
そういえば、私にもこんな年頃の娘がいた時期がありました・・・困りましたなぁ
黒いマフラー巻いて口元隠して、黒いニットの帽子に、黒いサングラスと。これで変装は完璧デスョ。
少女が心配で気になって仕方がないんで、ちょっとだけ様子を見に行くとしますか。
しかし、よくよく考えると、この格好で夜道を歩いているとますます変質者っぽいような(アセアセ
どっちかと言うとショッカーの戦闘員の方達方面のファッションのような気も(アセアセ
警官の方と遭遇したら間違いなく職務質問されますなぁ(アセアセ
しかも女子小学生の家に様子を見に行くとこだ、なんて言おうものなら、間違いなくタイ−ホですよ(泣
えーと、さっきの女子小学生の家は確かこの辺・・・
んっ??あの闇夜に浮かぶ骨模様の集団は・・・
さっそくいきなりショッカーの戦闘員の方達ではないですかっ!?アセアセ
ここは通りすがりのただの通行人のフリを・・・
ドキドキ ヒュ〜と自然な感じで口笛など吹きながら
私は全くあなた達のことなど知りませんよ〜金輪際関係などはありまんよ〜ってな感じで さっさっと通り過ぎちゃいましょう
「ちょっと待てっ、お前随分怪しい奴だな」
うわーっ!!一発で怪しいのバレたーーーっ!!
ってか、全身黒タイツのあんた達の方がよっぽど怪しいしっ!!
あんた達に怪しい奴よばわりされる私って一体っ(アセアセ
ってか隠密行動で少女の父親拉致りに行く途中で、通りすがりの人に気軽に声かけちゃうのってどうよっ??
いくらなんでもちょっとフランクリー過ぎなんじゃねっ?
って今回もショッカーの方達の行動は突っ込みどころ満載ですよ
やっぱりっだ、やっぱり単なる思いつきで行動してるに間違いないっ!
てことを考えてる場合でもないのでとりあえず逃げちゃいましょう(アセアセ
「逃げたぞっ!やはり怪しいなっ、追えっ!」
普通の方だって、あなた達のその格好見たら逃げると思いますよ(アセアセ
さすが戦闘員の方達、普段から鍛えていらっしゃる
日頃運動不足の私は、もう既に走るのもいっぱいいっぱいですよ
ダメです、このままでは追いつかれます・・・
そうだっ!!こういう時こそ変身?
変身すれば身体能力が高まるみたいですからね、逃げ足だって早くなること間違いなしです
私ってば結構機転が利くじゃない
今はじめてこのベルトが私の役に立つ時が来たのです
ベルトさんお願いしますっ!!
「変身っ!!」
・・・
・・・ ・・・ ・・・
あの〜もしもし?何でこういう時に限ってうんともすんとも反応しませんか?
普段は空気読まずにどこででも変身したがるじゃないですか、ベルトさん
あぁ、恨めしいのはこのベルト
改造されてから、このベルトのせいでロクなことがない
いつ誤作動を起して変身するかわからない
会議中にいきなり変身してしまった時はホントにまいりましたよ
お陰で会社のOLの方達にはコスプレオヤジと陰口を叩かれるし
陰口ならまだいいですよ、私本人に向かって
名前の変わりにコスプレさんて呼ぶんですよ?それはどうしたもんでしょうか
部長にはいつも怒られてばかりだし
いやいや、そんなことはどうでもいいんです
夜中に走りながら大声で「変身っ!!」と叫んでしまった、大変大人げないことをしてしまった
私の立場も少しっは考えては頂けないでしょうかね、ベルトさん(アセアセ
ヤバス 囲まれちゃいましたよっ(アセアセ
ベルトさんが反応してしてくれないから・・・(泣
こっ、こうなりゃヤケですとも
両手をグルグ回して、ショッカーの戦闘員の方達に突っ込んで行きますよっ
とりゃぁーーーっ
んっ??おやっ?今さらながらにベルトさんに反応がっ
もしかして手を上げてグルグル回すのがスイッチ?
「変身っ?!」「すんのっ?」
変身キター これで一気にこの場から逃げ去りますよ〜
「貴様一体何者だっ!!」
何者だと言われましてもねぇ〜
ここはちょっとお茶目な感じで誤魔化してしまいましょうか
「え〜っと・・・」
「なんちゃって仮面ライダー??」
「・・・なんちゃってぇ〜」
「貴様が仮面ライダーかっ!?」
戦闘員の方達の顔がコワイ顔になりましたよっ!!アセアセ
いえいえ、とんでもないっ 私が仮面ライダーだなんて
なんちゃって、ですってば、なんちゃって
いやだなぁ〜もう すぐ本気にしちゃうんですから
お茶目な感じは失敗だったみたいですね(アセアセ
とりあえず、ジャンプしてこの場から早く逃げちゃいましょう
・・・ ドスン
・・・ ・・・ ・・・ ドスン
身体能力が上がるって言ってもねぇ〜もとが大したことないからねっ
最近全く運動してなかったから、運動不足だしぃ
最近また太ったしなぁ〜お腹まわりが、糖尿も心配だなぁ
高まった身体能力に肉体が全く追いついてない感じぃ〜?
あぁ、待って、待って、ショッカーの戦闘員の方達、お願いぶたいないでっ
ヤバイっす、これは絶対絶命のピンチじゃないですかぁ〜
やはり、やはり、少女の心配なんかして
ショッカーの方達なんかに関わるんじゃなかったぁ〜
んっ??んっ??
ちょっと、ちょっとなんですか、このエンジン音は・・・
闇夜に光るバイクのライトと赤い眼・・・
もっ、もしかしてあれが?
本物の仮面ライダーっ???
くわーっ マジ カッコイイっすなぁー
バイクで戦闘員の方達をなぎ倒し、ターン、再び敵をなぎ倒す シビレルー
あらあら、こっちに向かって来ましたよ
まさか私敵だと思われてはいないでしょうね(アセアセ
白旗でも振っておきましょうか、ホールドアップで両手上げておきましょうか(アセアセ
「あなたも仮面ライダーなんですか??」
いえいえとんでもありません、あなた様のような本物のヒーローとは訳が違います
あなたに比べたら私なんて、パチモン、ニセモノ、フェイクですよ、所詮はなんちゃってですから(アセアセ
「本郷さん、私はあなたみたいにはなれないんです・・・」
「私はあなたみたいに強い人間じゃないんです・・・」
「ショッカーに拉致され改造される時、妻と娘を殺されました・・・」
「悲しくて、悔しくて、怒りが込み上げてきました・・・」
「警察や政治家の方にも相談しましたが」
「ショッカーに関わるのを彼らもおそれているようで、とりあってはもらえませんでした」
「そして、やはり巨大なショッカーという組織の前に、自分があまりにも無力であることがわかり、私も復讐を諦めました・・・」
「あなたにはまるで巨象が蟻に立ち向かっていくようなもんです」
「私はあなたのようにはなれない、無力なただの臆病者なんです」
「それでもあなたは・・・」
「それでもあなたは、少女のことを心配して、ここまで様子を見に来たじゃないですか」
「あなたはホントは優しくて勇気のある人だ」
「あなたは今のままでいいんですよ」
「ショッカーとは俺が戦いますから」
「あなたの分まで俺が戦いますから」
「あなたは今のまま普通の人として生きてください」
「ただ・・・」「もしもあなたの周りに困っている人がいたら」
「今回みたいにちょっとだけでいいから心配したり、助けてあげてください」
「ショッカーの事件の時は危険を冒さずに、すぐに俺に連絡をください」
くーっ、本郷さん あんたマジ漢(オトコ)っすねー惚れるーっ シビレルー
「あなたはもう1人の俺であり」
「そして、俺はもう1人のあなたなんですよ」
本郷猛、いや本物の仮面ライダーはそう言うと、バイクで少女の家へと向かった。
私は自分の不甲斐なさ、弱さ、惨めさを思い知らされたが、それ程後味は悪くはなかった。
それは本郷猛という青年の人柄に触れたからであろうか。
まるで突然やって来た爽やかな風が走り去っていったようでもあった・・・
「本郷猛さん、お願いです、助けてください」
えっ?えぇっ??いきなり何言ちゃってますか?この男子小学生は?
つーかまたこの展開ですかっ??
一体全体どこをどうやって、私を本郷さんと間違えるんでしょうか、今時の小学生は(アセアセ
「ごめんね、おじちゃんは、本郷猛でも、仮面ライダーでもないんだ」
「でもね、きっと必ず、本物の仮面ライダーが君を助けてくれる」
「おじちゃん、本物の仮面ライダーに知らせておくから」
「おじちゃんにとって、仮面ライダーは憧れのヒーローなんだ」
「僕もだよ」
「そっか、じゃ一緒に心の中で仮面ライダーを応援し続けよう」
そう、私はみんなと一緒に、心の中で仮面ライダーを応援し続ける。
ホントに心の中でだけなんですけどねw
きっと、それだけでもいいんだ
72 :
↑:2006/05/27(土) 16:51:11 ID:0T0QAjZ20
おっさんライダーはとおりあえずおしまいです
また面白そうなネタ思いついたら再登場するかもしれませんが
この本郷猛はFIRST版黄川田本郷のイメージで
おっさんはやはりモロ諸岡?w マックスに変身した石橋蓮司さんもいいな<2人とも39歳は無理あるかもだけど
書く感覚が戻って来たので、2005 EPI2 HAYATO の続きも書こうかと思ってます
いつになるかはわかりませんがよろしくです
「東京」
無数の再生怪人集団に襲われる本郷猛、そして一文字隼人。
バダンの猛攻に、奮戦する仮面ライダー達も為すすべなく・・・
「一文字・・・諦めるな!!俺達は・・・」
「仮面ライダー・・・だろ?」
しかし、怪人軍団の猛攻は2人のライダーを追い詰め・・・その時。
時空が割れ、天が裂け日本各地に謎の雷が舞い降りた。そして、ここ東京にも。
本郷と、一文字。2人のライダーの前に現れた2人の戦士。
赤い目と、赤い装甲の戦士・・・そして、金色の装甲と赤い目の戦士。
「そうですよ、諦めちゃだめです。大丈夫!!」
親指を突きたて、サムズアップのポーズを見せる赤色の戦士。
「何があったかは知らないですけど、元気出して!!俺も、アギトとして戦いますから」
一文字の肩を取り、呑気に笑う金色の戦士。
突然の戦士の来訪に、驚く2人であったが・・・
「いっしょに・・・戦ってくれるのか?」
「本郷、こいつらも俺達と同じ仮面ライダー・・・ってとこでいいんじゃないか?」
「仮面ライダー・・・ですか、いいですね!!見ててください、俺の戦い。」
「皆さん、頑張りましょう!!アギトの力で皆を救えるんなら・・・!!」
今、数百匹を超える怪人の集団を前に時空を超え、4人の仮面ライダーが
立ち上がった。人類の未来を守る為に・・・!!
「大阪」
バダンの再生怪人集団の前に奮戦するも追い詰められるストロンガ―。
「くそったれが・・・ちっ!!」
倒しても、倒しても現れる敵。しかし、諦めない心は奇跡を呼ぶ・・・
突如、時空を割り大阪の通天閣に落ちる雷。
そして、聞こえてくる声。
「おばあちゃんは言っていた・・・諦めない心。それが戦士の証、戦う心が消えない限り希望の灯は消える事は無い・・・ってな。」
通天閣の頂上から舞い降りる赤い装甲を持つ青き目の戦士。
「おめぇは・・・確か、前に。カブト・・・?」
ストロンガ―はその戦士の姿に、どこかで出会った気がした。
そう、記憶は確かではないがどこか懐かしい思いがする。
「よぉ、元気だったか?・・・しかし、また呼び出されるとはな。
天も気まぐれだ・・・」
そんな感動の再会?を2人がしていると思いきや・・・通天閣にもう1つの雷が。
そして、落下してくる1つの物体。
「うわぁぁぁぁああああああああああああああ、て、てんどぉぉぉおおおおおお!!」
頭を掻き、苦笑いする赤い戦士。
「やれやれ・・・あいつも呼ばれたのか。」
舞い落ちた戦士。それは青い装甲を纏った赤い目の姿をしていた。
「加賀美、お前。その姿になっても相変わらずだな・・・・」
「う、うるさい!!俺はもうライダーなんだ、皆を救うためにライダーに・・・」
2人のミニコント(?)に呆れ果てるストロンガ―。
「あのよ・・・どうでもいいが。お前たち、何なんだよ。カブト、お前はともかくも。」
カブトは、青い戦士を指差し笑う。
「こいつは、見習いだ。気にするな。」
「み、見習いって・・・ちょ・・・」
ストロンガ―は2人を制し、大阪の街を襲撃する怪人軍団を指差す。
街の惨状に息を呑むカブトと加賀美。
「・・・やれやれ。どうやら俺様の出番らしいな。」
「こんな・・・街が。あいつ等・・・許せない!!天道!!」
カブトと加賀美の声に、ストロンガ―が頷く。
「戦ってくれるかい・・・?俺と。」
無言で頷き、街を襲う怪人達へ向き直る時空を超え現れた2人仮面ライダー。
そして、彼らマスクドライダーシステムに酷似した姿を持つ仮面ライダーストロンガー、城茂。
しかし、絶望の声が聞こえてくる。暗雲が空を覆い・・・
「我が名は・・・JUDO。我に従え。・・・これが人の明日だ。」
絶望のビジョンを見せ、人に恐怖を植え付ける。
その声に導かれるように歩いて行く人々へ、もう1つの声が遮る。
「おばあちゃんが言っていた・・・天の道を往き総てを司る。
それが俺だと。・・・お前達、そんな奴の言う事など聞く必要は無い。
何故なら・・・世界、いや宇宙で一番偉いのは、俺様・・・だからな。」
毎度の事と呆れる加賀美を他所に、茂は天道の言葉に頷く。
「そうだ・・・こんな奴らに負けてたまるかよ!!
天が呼ぶ 地が呼ぶ 人が呼ぶ 悪を倒せと俺を呼ぶ
俺は正義の戦士 仮面ライダーストロンガー!」
見栄をを切り、怪人軍団へ突撃するストロンガーとカブト。
今、2人のライダーが時空を超え人類の未来を守る為立ち上がる・・・・!!
「え、俺はぁぁぁぁ!?ちょ、待てよ2人共!!」
そして、その正義の心を受け継ぐ戦士。仮面ライダーガタック・・・加賀美新。
一応、本編とはまったく別のオリジナルストーリーです。
加賀美ガタックネタはあくまで妄想なのでw
ガタックの名前出すのまだ早くないか?
一応本編とかに登場してから解禁だろう
>>37より
ビャッコ怪人は変身が完了すると、突然姿を消した。
2号「む、どこへ行ったんだ……?」
緊迫した雰囲気のライダー。しかし次の瞬間全員の体に痛みが走る。
1号「くっ!どういう事だ!?」
ビャッコ怪人は高速で移動し、ライダーを思うがままに攻撃していた。
ブラック「マルチアイでも捕捉できない。どうすれば…」
その時ライダー達の周りに銀粉が舞い、ビャッコ怪人の動きが鈍った。
V3「あれは!」
ブラック「竜介さん!ラナ!」
アマゾン「ブラック、今ダ、奴ニトドメ、サス」
ブラック「わかりました!ライダーッ、キャッ!(キック!)」
ブラックのライダーキックをまともに喰らったビャッコ怪人は、ぶっ飛びながらついに燃え尽きた。
保守
影山ザビーVS矢車なんてのは需要ある??
「影山、お前は道を踏み外した」
矢車はこんな感じで復活して欲しいかなぁ〜みたいなの
ちょっと妄想キモイっぽくなっちまうけどね(汗
82 :
名無しより愛をこめて:2006/05/30(火) 23:41:49 ID:4dNvzLXO0
一応今日も保守っておこうか
83 :
保守:2006/05/31(水) 22:42:56 ID:e2d0LaXq0
ある時は謎の牧師
またある時は謎のドクター
またある時はゼクトの隊長
またある時は謎の調理人
その実体は・・・
山の彼方の空の下、名水あると蛍の言う……
〜って事で、マッハな俺は名水を求めて山の彼方の空の下にやって来たっ!!
前回ファイヤーフライのスキルサポートで勝利したマッハな俺は、報酬として水道水10Lを渡
そうとしたが、ファイヤーフライはファイヤーで受け取り拒否し、マッハな俺を焦げジャガ君にし
たのだっ!! アンデッドの間ではスキルサポートの報酬未払いは最大のタブーで、これを破ると
無言念波を送られたり、バトルファイト八分にされたり、スキルハラスメントされたりするのだ。
また上級連中〜特にうちのスートのウンチク鳥にチクられたら『バックル百連開の刑』に科せら
れてしまうのだっ!!
そんな訳でマッハな俺はファイヤーフライがマッハで受け取るような名水を探して、こんな山奥
までマッハでやって来たのだっ!! それにしても凄い景色だな。思わずマッハで叫びたくなった。
「マッハ―――――――――――――っ!!」
「…………マッハ―――――――……………」
なんだなんだ!? 変な山彦が返ってきたと思ったら辺りがマッハで暗くなったぞ!? 周囲を
見回すと、すぐ近くの木に見るからに怪しい兄ちゃんと姉ちゃんがいてマッハな俺を見ていた。
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < 保守だゴラァ!
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
86 :
名無しより愛をこめて:2006/06/03(土) 00:41:14 ID:0umXsgPa0
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < 保守だゴラァ! 上げ忘れていた^^;
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
ライダー版第三惑星の奇跡、検討中
究極大量破壊兵器 if とか、怒らないでね^^;
88 :
名無しより愛をこめて:2006/06/05(月) 16:21:28 ID:/BF9S5uT0
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < 怒らないから、はよ読ませてね
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
「声だ!」「声!」「声!」「声をもらうよ!」「もらうよ!」
わけのわからん事を言って怪しい兄ちゃんと姉ちゃんが近付いて来る。うおっ、変身した!?
怪しい兄ちゃんと姉ちゃんが猿の怪人に変身した。鋭い爪をこっちに向けて殺る気満々だな。
面白れぇ相手になってやる。異種族バトルファイトだ、俺のマッハを舐めんじゃねえぜっ!!
マッハな俺も殺る気満々で構えた。
しかし突然何処からか薄っぺらな赤い鳥の大群が飛んで来て、猿カップルに襲い掛かった。
なんだこの玩具みたいな鳥は? マッハな俺は呆気に捕られて鳥と猿のバトルファイトを見てい
た……ぐぇっ!? いきなり後から首根っこを捕まれて、そのまま凄いスピードで後に引き摺ら
れた。弾丸が風を斬る様な音がした。なんだなんだ何がどうなってんだっ!?
90 :
保守:2006/06/07(水) 22:47:48 ID:w7f5fo8V0
劇場版(妄想)カブト書きたいとこだが
ひとまず保留か
ストーリーとか気にせず
燃えシチュエーションだけ書きたいんだが、そんなんもありか?
いいんじゃないですか。職人さんたちが触発される可能性もあるし。
93 :
名無しより愛をこめて:2006/06/08(木) 20:42:38 ID:DXyX3g540
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ このスレはほっしゅほっしゅが . ┃
┃ はりきって保守しております。 ┃
┃ ┃
┃ o ,,,,.,.,,, 。 o ┃
┃ 。 ミ・д・ミ <ほっしゅほっしゅ. ┃
┃ o "''''''" 。 ┃
┃ . ┃
┃ . --NOW HOSSYING-- o ┃
┃ . ┃
┃ 無表情ですが何ら問題はありません。 . ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
美しい音色だ・・・
どこから聞こえてくるのだろう・・・
せつなく悲しいはずなのに、優しく暖かい旋律
まるで胸が締めつけられるような、それでいて
遠い昔に俺にもあったはずの暖かい温もりの日々を思い出させるかのような調べ
聞いていると奏者の真摯さと音楽への愛情が溢れんばかりに伝わってくる
なぜだろう、自然と涙さえ溢れてくる
いつまでも聞いていたい・・・
どこから聞こえてくるのだろう・・・
美しい音色だ・・・
「誰っ?誰かいるのっ?」
突如として音色が止むと、そう問いかける声が聞こえた
俺はその音色につられ、いつの間にかその音色の主のもとまで来てしまったようだ
その音色の主はまだ幼い少女
おそらくは盲目なのであろう、少女の目は決して開かれることはない
「すまない、驚かせるつもりはなかったんだ」
「君の演奏があまりに素晴らしくてね」
「ついつい聞き惚れて、ここまで来てしまったんだ」
俺は少女に素直に自分の心情を打明けた
女の演奏を聞き、心穏やかになっていたからであろうか
「嬉しいっ、ありがとうっ」
そう言うと少女は満面の笑みを浮かべた
これっぽちの偽りのない心からの喜びの笑顔
ちょっと保守りますよ
今、二つ案があるんだけど、どっちがいいかな?
1.新説・仮面ライダー響鬼
バイク、戦車、ヘリ、ミサイル音撃武器etcと何でもありのミリタリー路線バリバリの響鬼。明日夢や
京介も音撃バズーカ片手に暴れ回るゼ!
2.仮面ライダーSPIRITS NEXT
平成版ライスピ。真〜カブトまで勢ぞろい。ファーストの二人も出るよ。ギリギリでBLACKも?
2を希望
おまえなあ
本当はまだほとんで考えてないだろ
ムラエダSPIRITSに少々裏切られた感がある今日この頃
まああんまり期待しないで「2」を読んでやるから書いて見ろ
>>99 そういうことを余り言うとやる気のあるやつもこなくなっちゃうぞ。
すまんな
逆説的エールのつもりだったんだが
もうすこしストレートに応援した方がいいのかここは
頼む!燃えるライダースピリッツ満載で
俺の期待の無さをみごと裏切ってみせてくれ!!
>>99 スレ違いだが………………
村枝のライスピ………駄目か?
103 :
名無しより愛をこめて:2006/06/13(火) 00:16:00 ID:xfY/nrGE0
空気読まずにageてみる
>>102 駄目とまでは言わないがな
なんだかんだいって今一番楽しみにしているマンガではある
麺タロウとかSPIRITSというオリジナルキャラまで出てきたのが
ちょっと好みに合わなかったというところ
もっと早く原典キャラが出てきてればねえ。
俺は「ミサイル音撃武器」も捨てがたい、間違った方向に進化した音撃武器が気になるよw
ミリタリー路線が書けない俺にはミリタリーテイストというのも気になる
107 :
名無しより愛をこめて:2006/06/13(火) 22:33:51 ID:xfY/nrGE0
燃え主体の共闘スレで、俺は笑いと泣きを目指したい
いやきっと笑えないし、泣けないんだろうが
今日も軽く保守っておきます
109 :
名無しより愛をこめて:2006/06/17(土) 22:40:11 ID:p/MLFYBY0
∫
∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),っ━~ < しかし、沈没さん、ドコ行っちゃったんだろうね。戻ってきてくれないのかな
_と~,,, ,,,ノ___. ∀ \_______________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
最近特板でSS系のスレ多いみたいだね
書き手が分散されてたりするのかもね
111 :
名無しより愛をこめて:2006/06/19(月) 21:21:40 ID:50z2qfH30
こういう新作投下しづらい雰囲気の時ってdat落ちすんだよねage
112 :
名無しより愛をこめて:2006/06/21(水) 01:00:49 ID:tnRDueEm0
このスレの更なる発展を祈って
◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇
◇◇ \ |__| ◇◇
彡 O(;,,゚Д゚) /
( P `O
/彡#_|ミ\
</」_|凵_ゝ
113 :
名無しより愛をこめて:2006/06/23(金) 00:29:30 ID:m7vS9dsu0
新作だーそれー
+ _,,、、,,,_,_ /_ /| ____ + ド ド
/■\ ,r';;'::゛':::`::;''t (|__|/) ////\ ド ;;::⌒
r(´∀` ) 'r、´∀`;::;;:y (´∀` ∩ (´∀` ) +Y;::⌒
+ ヽ つ ⊂⊂ ) (つ j と つ ;:⌒ :;(:;⌒
(⌒_ノ 〈 へ \ \ ヽr' ;;⌒⊂、_ノ (;;:⌒
し'ゝ ;;::⌒:: し' (_)Y;::⌒ し丶 )≡≡ し' r;::
仮面ライダーV3・デストロン再び
デストロンを倒した仮面ライダーV3=風見志郎は、立花藤兵衛たちの前から
姿を消して数ヶ月がたった。
父、母、妹が眠る墓に訪れた風見志郎、その手には供えるための花を持っている。
風見家の墓の前に来たとき志郎は、すでに供えられているたくさんの花、たいた
ばかりであろう線香を見て驚いた。
「・・・一体誰が?」
志郎は自分を見つめる気配を感じ振り返った。
そこには殺気に満ちた表情で志郎を見つめる一人の少女が立っていた。
「雪子?」
志郎は驚いた、その少女はデストロンに殺された妹・雪子に似ていたのだ。
少女は静かな口調で話し出す。
「風見志郎・・・いや、仮面ライダーV3、お前に滅ぼされた我らデストロン
の恨み必ずはらす。その花束はお前への挑戦状だ」
「何?・・・」
花束に一瞬目をやり、再び少女の方を見たときにはすでに少女の姿はそこに
なかった。
「どこにいった、出て来い」
叫ぶ志郎。
手に持った花を握り締め、
「デストロン、首領と共に滅んだと思っていたが生き残りがいたのか・・・
雪子に似ていたあいつは一体?」
そのまま立ち尽くす志郎。
仮面ライダーV3・デストロン再び
薄暗い場所にいる少女、そのまわりにはデストロン兵がいる。
そこに赤いランプが点滅し、その向こうから不気味な声が聞こえる。
「今こそ君たち生き残ったデストロンのメンバーで仮面ライダーV3を倒せ、
そのためには私も協力を惜しまない。強力な改造人間を与えよう・・・
出でよデストロン死骸王」
四つの骸骨が現れ、鎧の様なものを身にまとう。
各自それぞれ名乗る。
「髑髏蜘蛛」
「髑髏蠍」
「髑髏蟷螂」
「髑髏蟻」
謎の声が語りかける。
「さぁ、行きたまえ」
「ハッ」
そういって赤いランプは消え、少女たちもその場を去った。
そのころバイクに乗った風見志郎は雪子に似た少女を探していた。
交差点に差し掛かり赤信号で止まった志郎の前を少女が通り過ぎていく。
「待て!」
バイクから降りた志郎は少女のあとを走りながら追った。
人気のない場所へ移動する少女、志郎が追いつくと地面の中から手が出て
志郎の足を掴む。
倒れる志郎。足元を見ると髑髏蠍が地中から姿を見せる。
「何者だ貴様?」
「我が名は髑髏蠍、デストロン死骸王の一人。今から貴様を処刑する」
「何、やれるものならやってみろ」
挑発する志郎。
「後悔するぞ」
そう言って、髑髏蠍は右手の腕を鋏に変えて攻撃してきた。
仮面ライダーV3・デストロン再び
髑髏蠍の攻撃をかわした風見志郎は、相手と距離を取り変身の構えをする。
「変身・・・V3!!!」
志郎の身体はベルトのダブルタイフーンを中心に光り、仮面ライダーV3になった。
見得を切り、
「仮面ライダーV3!!!」
と名乗る。
「行くぞ、トォーッ」
ジャンプしキックを放つV3、右手の鋏でガードする髑髏蠍。
跳ね返されるV3、今度は右、左と交互にパンチをする。
だが髑髏蠍は右手だけでガードをしている。
「クソッ、奴の鋏を壊せない。どうしたんだ?」
そこに髑髏蠍の左パンチが腹に当たり、その場にひざまずき苦しむV3。
「ううッ」
V3の視界がぼやける。
「この程度の攻撃で・・・」
目の前にぼんやりながらも髑髏蠍の足が見え、見上げたV3。
「クックックッ、やっとオレの毒が効いてきたようだな」
「何?毒だと」
「さっき貴様を掴んだときにオレの毒を注入しておいたのだ・・・どうだ、
身体が痺れて動けまい」
「くっ・・・卑怯な」
「フン、油断をした貴様が悪いのだ・・・V3、噂ほどでもなかったな」
右手の鋏でV3を掴む髑髏蠍。
「このまま、貴様の首を跳ね飛ばしてやる」
力をこめる髑髏蠍。
>>115 最後の一文
×右手の腕を鋏に
○右手を鋏に
仮面ライダーV3・デストロン再び
仮面ライダーV3は、髑髏蠍の右手の鋏を両手で掴みながら、
「このまま、やられてたまるか」
「ホゥ、まだそんな力が残っているのか・・・だがこのままの状態でいつまで
耐えられるかな」
そういってさらに力を入れる髑髏蠍。
「V3、逆ダブルタイフーン!!!」
「ウワーッ!?何だこれは」
V3と髑髏蠍の周辺に巨大な竜巻が現れ、吹き飛ばされる髑髏蠍。
「バカな・・・このオレが・・・こんなことで」
地面に勢いよく叩きつけられて、爆発する髑髏蠍。
「ハァー、ハァー・・・」
変身が解け、V3から風見志郎へと戻った。
「こうしなければ俺がやられていた、死骸王・髑髏蠍恐ろしい敵だった」
息切れしていながらも志郎は少女を探したが、すでに少女はいない。
「雪子・・・雪子・・・雪子〜!!!」
そう叫びながら志郎はその場に倒れこんだ。
仮面ライダーV3・デストロン再び
暗い場所にいる風見志郎、歩いていると彼を呼ぶ声がどこからともなく聞こ
えてくる。
「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・助けて、お兄ちゃん」
志郎の前に妹の雪子が現れる。
「雪子〜!!!」
雪子を抱きしめようとする志郎、しかしその瞬間雪子の身体は消えてしまう。
「雪子〜」
ハッと目を覚ます志郎。そこは病院のベッドの上だった。
我に返った志郎、髑髏蠍に受けた傷が痛む。
「うぅッ、一体ここは?俺は・・・」
ガチャっと扉が開き、部屋にに入ってきたのは雪子と同じ年くらいの女の子だった。
「あ、目が覚めたのね」
「ここはどこなんだ?俺はどうなったんだ?君は?」
志郎の枕元にある台に花をいれた花瓶を置きながら女の子は答えた。
「そんなにいっぺんに質問しないでよ、私は胡桃(くるみ)、志藤胡桃。
ここは私のお兄ちゃんが働いている病院。あなたは怪我をして倒れてるの
を私と私のお兄ちゃんが見つけてここまで運んできたのよ」
「そうだったのか・・・ありがとう」
「どういたしまして・・・あ、お兄ちゃん」
そこに入ってきたのは胡桃の兄の志藤幸太郎。
「まだ、安静にしていた方がいいですよ。それにしてもすごいですね。
あれだけの怪我を負っていたのに・・・」
「いえ、すみませんでしたご迷惑をお掛けして」
「人の命を救うのが私の使命ですから」
「何カッコつけてるのよ、お兄ちゃん」
といって幸太郎に抱きつく胡桃。
「ハッハッハッ」
ふざけて笑う幸太郎。
そんな二人を見て志郎は微笑む。
仮面ライダーV3・デストロン再び
病院にいる風見志郎は志藤幸太郎、胡桃の兄妹を見て自分と生きていた頃の
妹・雪子を重ね合わせていた。
志郎たちいるの病室に大急ぎで入ってくる男性、立花藤兵衛だ。
「・・・おやじさん・・・」
志郎がいう間もなく思いっきり殴りかかる藤兵衛。胸ぐらを掴み、目に涙を浮かべながら、
「志郎・・・ワ、ワシが・・・今までどれだけ心配したと思ってるんだ?」
「落ち着いてください」「おじさん、このお兄ちゃん怪我してるんだよ」
藤兵衛を抑える幸太郎と胡桃。
我に返った藤兵衛、両手を離し、
「すまん、でもよく無事だったな志郎」
「おやじさん・・・どうしてここが?」
「(胡桃の左肩に右手をおいて)この娘は元・少年ライダー隊でな、
お前が持ってたペンダントを見てワシに連絡してくれたんだよ」
「そうだったんですか、それにしてもひどいですよおやじさんいきなり殴るなんて」
「もう、うれしいやら、かなしいやらでな」
「喜怒哀楽が同時にでちゃったんだよね?」
「そうそう」
胡桃の頭をなでながら答える藤兵衛。笑い声が病室に響く。
仮面ライダーV3・デストロン再び
髑髏蠍がやられた広場に集まる死骸王・髑髏蜘蛛、髑髏蟷螂、髑髏蟻。
「髑髏蠍の野郎、油断したな」髑髏蜘蛛がいう。
「ホッホッホッ、所詮その程度の奴だったのよ」オカマ口調の髑髏蟷螂。
「次は俺がやる、いいな?」髑髏蟻が口から蟻酸をだし、電柱を溶かす。
「いいだろう、だが油断するな。仮にもV3はデストロンを滅ぼしたんだからな」
「ま、アンタの酸にかなう奴なんていないと思うけどね」
「ああ、任せな」
そういって立ち去る三人の死骸王。
―病院でこれまでの経緯を立花藤兵衛に話す風見志郎。
「デストロン、滅んでいなかったのか?」
「ええ、しかしもう大丈夫です。今度はこっちから攻撃しますよ」
「おいおいどうやって?」
「雪子に似た少女を探します。そいつを捕まえれば残りの怪人たちも現れるはずです」
「あんまり無茶するなよ、志郎」
包帯をはずし、着替えて病室から出て行く志郎。
>>119 ×志郎たちいるの病室
○志郎たちのいる病室
誤字多くてすんません。
仮面ライダーV3・デストロン再び
病院を出た風見志郎は、雪子に似た少女探すためバイクに乗って走った。
その頃病室では、立花藤兵衛、志藤幸太郎が話していた。
「それにしても驚きましたよ、風見さんの身体を見たときは」
「いや見つけてくけてくれたのが先生でよかったよ、他の人だったら今頃大騒ぎだ」
「大丈夫でしょうか?まだ傷も完全には治っていないのに・・・」
「心配するだけ無駄だ。あいつは人間の自由のために自分の身を捨てて戦っているんだから」
バイクに乗ったまま志郎は変身ポーズを取る。
「変身・・・V3!!!」
ハリケーンに乗って仮面ライダーV3はベルトから筒状のものを取って、
「V3ホッパー」
上空高く打ち上げ、V3の触覚に情報が送られてくる。
「どこだ?どこにいる」
仮面ライダーV3・デストロン再び
仮面ライダーV3はV3ホッパーで少女を探すが、見つからない。
次の瞬間、V3ホッパーの映像が途絶えた。
「何が起こった?・・・場所はA地区だな」
A地区にハリケーンで向かうV3。そしてそこには死骸王・髑髏蟻がいた。
「貴様も死骸王って奴か?」
「そうだ、オレは髑髏蟻。髑髏蠍のようにはやられんぞ」
向かってくる髑髏蟻、ハリケーンからジャンプするV3。
「V3キック!!」
髑髏蟻はキックをかわすと、V3の右足に蟻酸をかけた。
「あ、足が・・・クソォッ」
右足を引きずりながらもハリケーンへと歩くV3。
「逃がすかよ、シャァーッ」
蟻酸がV3の背中にかかり、
「グワァァー!!」
とハリケーンに倒れこみながらも何とかまたがり逃げるV3。
仮面ライダーV3・デストロン再び
病院に戻った風見志郎、立花藤兵衛が走ってきて
「大丈夫か志郎?ほれいわないこっちゃない。先生!!」
慌てて出てくる志藤幸太郎、胡桃兄妹。
「風見さんしっかりしてください」
志郎の背中を見た幸太郎。
「ひどいやけどだ、胡桃」
「うん、お兄ちゃん」
手術室へ志郎を運ぶ三人。
A地区の広場にいる髑髏蟻、そこに髑髏蜘蛛、髑髏蟷螂が現れる。
「どうした、なぜ奴に止めを刺さない?」
「そうよ、絶好のチャンスだったのに」
髑髏蟻を睨みつける二人。
「奴は万全の状態じゃなかった。ただそれだけだ」
目をそらして立ち去ろうとする髑髏蟻。
「お待ちなさい」
髑髏蟷螂が大きな鎌で髑髏蟻の首に当てる。
「アンタの出番は終わりよ、次は私がやるわ」
「お前では無理だ蟷螂」
「キーッ!!何よ、あんな奴すぐに殺してやるわ」
そういって立ち去る髑髏蟷螂。
仮面ライダーV3・デストロン再び
病院。手術室の前で待つ立花藤兵衛。
「志郎・・・」
そこに髑髏蟻が現れる。
「貴様、デストロン」
「オレは髑髏蟻、仮面ライダーV3は?」
「こっから先は通さんぞ」
立ちふさがる藤兵衛。
「まあ待て、オレは怪我人相手に戦おうとは思わん」
「なんだと?そんなこと信用できるか」
「そういきりたつな。それよりも奴にこれを飲ませてやれ」
とカプセル状のものを藤兵衛に渡す髑髏蟻。
「頼んだぞ」
そういって立ち去る髑髏蟻。
手術室から出てきた胡桃。
「おじさん、駄目よ大声出したりしちゃあ」
藤兵衛の持っているカプセルを見て、
「これ何?」
「ああ、変な奴がこれを志郎に飲ませてやれって・・・どうせ毒かなんかだろ」
「ちょっと貸しておじさん」
藤兵衛からカプセルを取った胡桃はそれを持って手術室に入った。
「おい、そんなもの志郎に飲ませんじゃないぞ」
仮面ライダーV3・デストロン再び
手術室のランプが消え出てくる志藤幸太郎と胡桃。
そこに立花藤兵衛が来て、
「先生、志郎は・・・志郎は?」
「大丈夫ですよ、あのカプセルを飲んだら急に落ち着きを取り戻して」
「おいおい、あれを飲ませたのか?」
「ええ、それにしてもすごい効き目ですよ。今度じっくり研究しようと思ってます」
「アイツ、味なマネしやがって」
ホッとする藤兵衛。
>>121 ×いや見つけてくけてくれたのが
○いや見つけてくれたのが
ホンマ何回もすんません。
アギト・ファイズ・カブトを混ぜると面白いことになりそうねー。
白倉ライダー繋がりだし。
岬さんと小沢姐の早食い対決とか見たいw
ゼクトルーパー
『キミを殺した夜』
0.1・キミと出会った夜
2005年、冬。弁当屋のバイトを終えると、上弦の月の下、三宅兵庫は愛車のCB400を飛ばしていた。
人通りと街灯が少ない裏道を抜け、灯り一つ点いていないビルの地下駐車場に入る。
「遅いぞ、早くしろ」
ヘルメットに備えられたボイスチェンジャーを通して、黒い戦闘服に身を包んだ男が三宅を急かした。発声した男と同じ姿をした者が数人、右手の武器に左手を添えて待機している。
「すまんすまん。今日は忙しくてさ……」
三宅も男と同様の装備に着替え、ヘルメットを被る。
「さあ、行くぞ。」
この瞬間から、三宅兵庫という『個人』は存在しなくなる。ボイスチェンジャーに変換され、統一された声。素肌を1ミリも見せない戦闘服が、体型を隠す。武装は唯一、右腕のマシンガンブレードのみ。
「現場は都心、ポイント24だ。既に田所さんのチームが出動している」
2台のバンに乗り込み、移動する途中、素顔の矢車隊長が部下達に説明し、作戦を立てる。
「中間報告では、ワームの数は5体。まだ脱皮はしていないらしい。今回は各自3名で背中を守り合い、1体ずつ仕留めていけ」
隊長と違うバンに乗った三宅達にも、インカムを通して作戦が伝えられていた。
矢車は三宅の同期だった。隊員の一人が左手を挙げた。
「しかし隊長、それでは1名、余分になってしまいます」
矢車は黙ってヘルメットを被り、マシンガンブレードを構えた。
「俺が奇襲をかける。お前達は、ワームが俺を攻撃しようとする隙に一斉射撃するんだ」
「了解」 「了解」
田所のチームは、苦戦していた。既に、何名もの隊員が倒され、動かなくなっている。まだ脱皮こそしていないが、蛹状態のワームでも、怪力と外骨格を備えていた。
必死にマシンガンブレードを撃ち続け、抵抗する者はもはや4名。その時、暗闇に金のラインが躍り出た。
ブレードで田所班の隊員を囲むワームを斬り付け、矢車は振り向いた。
「総員、射撃用意!」
ゆっくりと、5体のワームが近づいてくるが、かまわず矢車は叫んだ。
「撃て!」
既にワームを取り囲んでいた、戦闘服に金のラインを持つ三宅達9人が、5体に銃弾を浴びせる。
ワームがそれぞれ動きだすと、作戦通り3名1チームで背を守り合い、2チームで2体を各方向から攻撃し始めた。
田所班の生き残り4名と、矢車も指示を出しながら加勢する。やがて、ワーム達の緑色をした外骨格が砕け始めた。
遂に4体が、体色と同じ炎を上げて爆散した。矢車が命令する必要もなく、全員が残る1体に弾丸を集中させる。
ワームが赤い蒸気を吹き上げ始めた。田所班の一人が、モニターのサーモグラフィを通じて警告する岬の発言を矢車に伝えた。
「脱皮します!!」
「撃ち続けろ! まだ完全に脱皮するには時間が有る筈だ!」
変形していくワームの身体から、銃撃を受けた部分が細かな肉塊となって飛び散る。しかし止めを刺す前に、ワームは脱皮を完了した。
オレンジ色の体、首周りを白い綿の様な体毛で覆い、巨大な柊の形をした2対の触角を額に生やし、紫色の複眼と蝶の様な翅を背中に持っていた。
「ダメージは与えている!ひるむな!」
止まない銃弾の雨に、ワームは成体となり、人間に近づいた身体を傷つけられてゆく。
……。
次の瞬間、ワームの姿は消えていた。しかし、矢車達、隊員達は無事だった。
「……クロックアップで逃げたか。」
田所から礼を言われ、待機所のビルに戻った彼等は、ヘルメットと戦闘服を脱ぎ、ゼクトルーパーという『集団』から解放された。
軽いミーティングを終え、三宅が再び愛車に乗り、自宅である小さなアパートに着いた頃には、日付が変わっていた。
残り物の弁当をリュックから取り出し、小さな冷蔵庫を開けた時、茶を切らしている事に気付いた。
コンビニまで、徒歩3分。駅から遠いその路地は、午後9時を過ぎれば時折車が通り過ぎるだけだった。
冬の星空は、静かに瞬き、数時間前まで、この都市で怪物と戦闘集団との激戦が行われていた事を知らぬように、平和を物語っていた。
北風に、ジャンパーの襟を立てる。コンビニはすぐそこだった。
「……ん?」
若い女性が一人、電柱に身体を預け、座り込んでいた。
「おい、大丈夫か!?」
酔っ払いかもしれない。透き通る様な白い肌、この真冬に白いワンピースで、裸足だった。長い睫毛に閉じられていた瞳が、三宅の声に反応し、開かれた。
「……大丈夫か、あんた?」
女性は何故か、いきなり三宅に抱きついてきた。咄嗟に身構えた三宅だったが、肩に触れた右手から、震えを感じとると、そのまま抱き締められた。
「怪物が…… 助けて…… お願い……」
か細い声が、三宅の耳元で発せられた。セミロングの黒髪は、名前のわからない花の香りがした。
背後に気配を感じた三宅が振り向くと、路地裏から、蛹のワームが現われた。
続く
作者さんたちのオリジナルライダー同士を戦わせるのも面白いかもね
ていうか俺はHeatさんの小説の続きが見たい
>>130 Heat 作者ですが、どれの続きがみたいですか?
途中で投げっぱなしが多くてすいません;
一応HAYATOだけは書き上げたいなぁと思ってはいるんですが
>>131 一番見たいのは、仮面ライダー Heat on!外伝/Another 13riders/2nd Survive
の続きなんです。
仮面ライダー Heat on!の続編の話で、タケトが小さい頃に生き別れになった
弟タケルと死闘を繰り広げる、というストーリーを考えちゃってました
134 :
131:2006/06/30(金) 22:40:39 ID:8yEf/nNh0
>>132 あれからかなり時間が経っているので、今龍騎キャラってのは少しキツイかも;
>>133 面白そうですね
是非、続きつくってここで見せてくださいよ
ある意味リレーSS?
135 :
名無しより愛をこめて:2006/07/01(土) 11:33:31 ID:Bh4duKet0
沈没さんは、もうにちゃねらーを辞めちゃったのかな(涙
沈没さんぽいSSを最近他スレで見かけ記憶があるから、
2ちゃんにいることはいるんじゃないかな
天道は誰に対してもああゆう口の聞きかたなのかなて思ってたけど十人ライダー辺りにはきちんと敬語使いそうだな。
天道が尊敬するのは自分より美味いメシ作れる人だけだろう。
何しろ「料理には作った者の人間性がそのまま顕れる」と思ってるようだし。
天道とタメはれるぐらいの料理人ライダーか・・・
矢車さん以外だと津上翔一ぐらいしか思い浮かばん。
城戸真司って手もあるぞ。
餃子限定だが
ライダーじゃないが吾郎ちゃんなんかはどうだ
いつかライダー関係者料理バトルSSとか出そうだなw
やっぱ戦士ってよりは料理人なのかな?1号にタメ口きいてアギトに敬語ならウケるけどw
戦士として他と張り合うことはないからな>天道
特板にSS系スレ多いみたいですが、
このスレ以外でみなさんのおすすめSS系スレってあります?
ライダー共闘SS書くのに参考になるかなと思いまして
145 :
名無しより愛をこめて:2006/07/05(水) 23:19:44 ID:X+c0DTyl0
おまいらウルトラQの脚本を創ってください。再々 とか結構好き
プレッシャーの回も結構印象的だった
松木隊員(MAC)に一票。
148 :
名無しより愛をこめて:2006/07/09(日) 20:32:51 ID:NotMmFMA0
天道・加賀美は現代版本郷・一文字みたいだね
というわけでそろそろ保守
クウガとギャレンとガタックの共闘、是非見たい!
ギャレンはアンデッドに騙され、ガタックはワームに騙される。
>>クウガとギャレンとガタックの共闘
クワガタキャラに悪い奴はいない、ちょっと人が良過ぎるが
が定説になりそうだな
各作品の主人公たちを「アギトの会」入れたがる翔一
翔一の料理食って「こいつタダ者じゃない」と唸り、勝手に彼をライバル視する天道
そういやクワガタライダーのバイクって全部オフロードだよな。
たしか以前このスレでクウガとギャレンの共演小説あったよね。
156 :
名無しより愛をこめて:2006/07/13(木) 22:44:33 ID:a1P6wzq50
______,.___, |;:;:.... |
゚ 。 : ..:| |l ̄|
: 。 ..:| |l水|
゜ : ..:| |l穂|
: ゚ ..:| |l_|
゚ : ..:|;:;:.... |⌒ヽ
゜ : ..:|;:;:.... | ゚д゚) 新作こないかな
。 ゚ ..:|;:;:.... | |
: : ..:|;:;:.... | .|
゚ 。 : : ..:|;:;:.... | j
: : ..:|;:;:.... |_,,ノ
,,.,、-‐''"´~ `ー-‐
これはライダーがメインならリュウケンドー等を出しても良いのですか?
オリジナルライダー同士を倒れるまで戦わせたい
大丈夫かな? 心配だから 保守。
>>158 最終的に『水晶の輝きを放つ水』が倒れずに残ります。
書き手の人の裁量でごー
163 :
名無しより愛をこめて:2006/07/22(土) 16:25:54 ID:z592DP0R0
┼─┨| | | | | |、// | ...... .ネエネエ シンサクマダー .
┼─┨| | | | | | //、 ミーン ∂チリーン . ∧ ∧ ... .. ┠─┼─
┼─┨| | | | | |||ミ、 ミーン ... .ヽ(・∀ ・)ノ . ┠─┼─
┼─┨| | | | | ||、m . (( ノ( )ヽ )) ┠─┼─
┼─┨| | | | | ||| ^ ..... .... ... < > ... . ┠─┼─
┷━┫| | | | | |||ミ ... . ┣━┷━
┃.._/_/_/_/._/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/..┃
━━┛,,.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,..... .. . ,...,,,, ,,,,,..... ┗━━
;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;; ::,.. ,,:::.: . . . ,. _,,..,,,,_ γ⌒'ヽ
;:;;;;;;;::,,,..:::.@~: . .. . ...... ......./ ,' 3 `ヽーっ 〜 i ミ(二i
;;::,,,.. ::.: . .┸ . ....... l ⊃ ⌒_つ 〜 、,,_| |ノ
`'ー---‐'''''" . r-.! !-
カブト最終回妄想ネタ
最終決戦にクウガ〜カブトまでの平成ライダーが集結。
そして遂にその姿を現すワーム大首領(仮)。彼はライダー達に語りかける。
大首領「ライダー諸君、私の声に聞き覚えはないか?」
クウガ「その声は、ダグバ!?」
アギト「謎の青年!?」
龍騎「神崎士郎!?」
555「オルフェノクの王!?」
剣「天王寺!?」
ヒビキ「大正浪漫!?」
カブト「いや、おまえら…無理ありすぎだろ。」
オリジナルライダー同士で戦わせたら、最後に残るのは?
いつでも最新ライダーが最強なのがお約束でつ
カブトの後にどんなライダーが出るか楽しみでつ
龍騎や響鬼のハズし方(キャラ的に)も良かったけどね
35年前マスクドライダー計画の被験体第1号となった本郷猛は
今尚渋谷隕石落下跡地の地下室に、鉄の仮面を被せられた状態で、監禁されていた
>>164 全員同時ライダーキックが見てみたいな。
あ。
響鬼…orz
ヒント:場の勢い
原作版black、仮面ライダーBLACK、仮面ライダーBLACKRXを同一世界の出来事
とする手段が一つある
>>168 マカモウを清める時は音撃で、物理的攻撃はキックでもいいんジャマイカ?
ヒビキックとかだったら萎えるな
飛び蹴りなら、裂空衝撃蹴脚とか、とりあえず漢字にすればおk
音激鼓を張り付けてからキックをすればOK
175 :
名無しより愛をこめて:2006/07/30(日) 00:47:12 ID:cRm3ve100
V
. ____>○<
/ .//`''ヽヽ\
◇ ミ ◇\/ /゚∀゚ノ!) ) ◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇/ヽ/|i\y/.||× ◇◇ . | ̄ヽ ◇◇
◇◇ \ |__| ◇◇. ゝ/` O_ヽ_ノO) ◇◇ |__| ◇/◇
彡 O(´∀`)/ (_ノ/ /"゚゙i|し′彡 \ (´∀`)O
( v `O / / l ゝ!i O( v `)
/彡#_|ミ\ /.ノ ,/ !ノ /彡|_#ミ\
</」_|凵_ゝ ⌒ \_ノヽ_ノ . </凵|_||_ゝ
新作祈願
カブトGSL、とんでもないことになってるな
>>176 どんなこと
クウガやアギトでも出てきた\(^o^)/
hosyu
ホッシュ いつかくるSSのために
保す
181 :
名無しより愛をこめて:2006/08/09(水) 21:25:14 ID:n6+qcw1L0
新作が見つからん時はネルに限る
そのうち何か出てくるでしょ
ファサァ
∧_∧
( ・∀・) ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ ) \ ))
(__丿\ヽ :: ノ:::: )
丿 ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
劇場版スレにあったんだが
劇場版の荒廃した世界でノーブリスオブリジェを極める鍛錬をしつつ
ワーム退治の放浪の旅を続ける神代と爺や、とか面白そう
「荒廃した世界だからこそ、健気に咲く一輪の花の美しさが際立つというものだ、違うか?」
「さすがでございます、お坊ちゃまっ!」
「あたりまえだ、俺は花を愛でることでも頂点に立つ男だ」
JOJO+北斗の拳みたいになりそうだw
神代の性格は全く変わりそうだが
ワームの連続攻撃を上体を反らすだけの最低限の動きで余裕でかわす神代。
「これぐらいで俺に勝つつもりでいたとは」
「ディスカビル家の血統と誇りをなめてもらっては困るな」
「さすがでございます、お坊ちゃまっ!」
「あたりまえだ、俺は一族を誇りに思う気持ちでも頂点に立つ男だ」
「ディスカビル家の血をあまく見たお前は、我が一族を侮辱したに等しい」
「許しがたいことだ、まさに万死に値する」
「ワームよ、我が一族への屈辱、死をもって償うがいい」
「変身!!」
こんなノリでw
ほっしゅ
らいだー、ぱんちー
らいだー、きっくー
かめーんらいだー、かめーんらいだー
らいだー、らいだー
185 :
名無しより愛をこめて:2006/08/13(日) 16:50:29 ID:dWmFrhR10
♪ ☆彡
/
∧_∧ /
(*゚ー゚)/) 新作こい!
⊂ く
ノ つつ
☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜
さあげほす
時に、一条専用G3改の作り方を覚えている人はいるかな?
流れ星が流れている間に願い事を3回唱えると願い事がかなうという。
オレの願いは…
あの日、
誰の願いもかなえることもなく、
誰が願うわけでもなく、
無数の流れ星が降ってきた。
望まない贈り物とともに…
その贈り物は、
干上がった海に追われ、抉られた大地に残された、
光なき人々の命の灯火をことごとく消し去った。
そして今、その替わりとして君臨している。
『こんなところで… 珍しいな。』
「珍しいか?」
『お前はまだ人間のままでいる。』
「それがどうした?」
『おばあちゃんは言っていた…
どんな食材も放っておけばはすぐ腐る。
手を加え形を変え、最高の料理にする。
人という存在もまた同じ、だと。』
「だから人はワームに取って代わられるとでも言うのか?」
『そうだ加賀美。あとはお前だけだ。』
かつてオレが目指した男と同じ姿で、
かつてオレが目指した男と同じ口調で、
そしてオレが目指した男と異なる思想で、
ヤツはオレの前に立ちふさがる。
「お前にオレが倒せるのか?」
『お前にオレが超えられるのか?』
「オレが超えるのは貴様ではない。」
『オレは天の道を往き…』
「お前は天道じゃない!ただの… ワームだ!」
『…』
「…」
数瞬の沈黙の後、ヤツは真の姿を現した。
筋肉をそのまま鎧にしたような肉体を持ち、
雄々しき一本角を顔面に掲げた赤褐色の怪物…
同時にオレの手元に飛来する2色の閃光。
右手に収束したそれは、オレに遺された最後の希望。
紅き強さと蒼き勇気を1つにした… 最強最後のゼクター。
「いくぞ… 天道ぉ!!」
目の前の偽者ではなく、記憶の彼方に向かって叫んだ。
「変身っ!!」
“HENSHIN”
「キャストフォフ!!」
“CAST OFF”
マスクドフォームなどどうでもいい。
オレはただ、目の前の偽者に見せつけたかった。
『…!』
「覚えておけ!
たとえ姿形を真似したとしても、
貴様はアイツにはなれない!!」
オレの願いはただ1つ!
ワームをぶっ潰すこと!!
END
同じく。
短い中にきちんとまとめてあってGJ
なぜかこれを読んで
「7年前の隕石で実は人類はすべて死滅
今の世界の人間はみな幽霊
ワームは人間の霊を成仏させるようとしている」
という話を思いついたw
全ライダーの黒幕にアノ人が出てくるSS書いて良いですか?
>>192-194 感想感謝。
カガミン見てたら久々に特撮SS欲が出てきたんで書きました。
続き(みたいなの)書いていいですか?
そりゃあもうどんどん書いてください!!
待ってますよ〜
198 :
名無しより愛をこめて:2006/08/22(火) 22:39:57 ID:5r+2rAX10
夏ばて中
∧_∧ フサフサーってのも
(υ-д-) 夏場にゃ問題だわ
( ,つつ ,,,,.,.,,,
( ̄__)__)ミ・д・ミ ホッシュ
."''''''''"
私は、読めるなら何でもいいです
天道「35年前の招待リストに息子の名前を書いたのはアンタか?」
加賀美陸「何の・・・招待リストだね?」
天道「マスカレード。仮面舞踏会。」
加賀美陸「・・・私の息子に名前を付けてくれたのは、ある人物だ。彼は息子が産まれるずっと前に
その名を付けてくれた・・・。いずれ自分の手駒になる者に相応しい名を、ね。」
天道「その人物とは、何者だ。」
加賀美陸「・・・その35年前から今も尚、手を変え品を変え、この世界を自らの手に治めようと企む
「悪」の根源・・・・彼の本当の名は今だ誰も知らない。だが・・・」
天道「だが?」
加賀美陸「彼はこう呼ばれている、『大首領』と・・・・」
200 :
195:2006/08/23(水) 17:36:02 ID:y71cEFn/0
一同に終結した仮面ライダー達の前に遂に姿を現した新の黒幕
「久しぶりだな仮面ライダー諸君、そして新世代の仮面ライダー達よ、君たちの事はよく知ってるぞ」
その声を聞き身構える十大ライダー達
良「貴様が何故…」
「フッフッフ、ゼクロスの器が使えなくなったが、今まで人類にしてきた事が新たな器を探すのに役に立った」
本郷「今日こそ、教えてもらうぞ!!貴様は人類の何なんだ!!」
「私は人類を繁栄を代償に支配する者だ」
一文字「どういうことだ!!」
「遠い昔、私がこの星に来た時に、私が持つ軍団の一つ『フォッグ』を使い、そこに居た恐竜を絶滅させ他の生物達に改造を施した…この時
改造した生物の王国が『ゴルゴム』であり、その王として作られたのが『創世王』だ」
光太郎「何だって!!」
耕司「『フォッグ』が!!貴様の軍団!?」
「そうだ。恐竜を絶滅させた後、放置してたから貴様と戦ったときは大分弱体化がね…そして怪人達がある程度の数が増えた後、各種族の長
に再改造を施し、不死の能力を与え戦い合わせた」
橘「!!それは…まさか…」
「君達の言い方を借りれば『バトルファイト』だな」
睦月「どうして、そんな事をしたんですか!!」
「この星の中で最も強い種を見つけるためだ」
始「なら俺を作り出したにのは何故だ?」
「『ジョーカー』か、勝ち残った者が最低でも貴様ぐらいの力があって欲しかったからな……その後、勝ち残った種族、人類には栄光が与えられ
た、私の僕となる栄光が…」
剣崎「勝手な事言うな!!」
「人類にはその守護者として『光と闇の存在』を作り出し、その使徒として『ロード』まで作り守ってやったのだ、当然の義務だと思うが」
風見「それで…『ゴルゴム』の怪人達はどうしたんだ!!
「最後の『創世王』をこの私に倒され、ロード怪人との戦いに敗れたの怪人達の多くは異次元に追放して残してやった。保険としてな・・・そ
して私は『光と闇の存在』に人類の管理を任せ、眠りについた。しかしその間に面白い事がおきてね」
結城「面白い事だと?」
「人類の管理を任せたの『光と闇の存在』の内、『光の存在』が人類に力を与えた。私に対する反逆の力それが『アギトの力』だ」
翔一「反逆の力・・・」
201 :
195:2006/08/23(水) 17:37:20 ID:y71cEFn/0
「そして『闇の存在』は『アギトの力』に目覚めた人間と戦う力を整える為に眠りについた。もう一つの面白い事に、私がこの星に来たせい
で陰と陽のバランスが崩れ、この星の邪気が具現化した魔物『摩訶魍』が生まれた事だ。しかし人間の中に『摩訶魍』に対抗するため肉
体の鍛錬によって『アギトの力』を目覚めさせた人間も現れた」
ヒビキ「それが鬼だな」
「それから最後の一つ、『ゴルゴム』の遺産だ」
茂「遺産だと?」
「『キングストーン』を作る過程で生み出された人を怪人に変異させる金属片、『キングストーン』と同じく対になる二つを手に入れること
で絶大な力を得る事が出来る」
アマゾン「それが『ガガの腕輪』と『ギギの腕輪』」
「そして私は目覚め、人類を僕にする為に、かつての私の体のコピーを作らせる事にしたのだ」
敬介「そして貴様は『ショッカー』を始めとする十二の組織を作り挙げた…」
「君達ライダーの活躍のお陰で全て台無しになったがな……次の器を作る時は保険として残していた『創世王』に目を付けた」
洋「『創世王』は貴様が倒したんじゃなかったのか?」
「地下に落ち延びさせた『ゴルゴム』の残党に『創世王』の心臓を持ち出させていたのだ、その心臓に憑依して『闇』の存在からの追撃を恐
れ眠りについていた怪人たちを目覚めさせ、活動を再開させ次の『創世王』を作り出そうとしたのだが、これも失敗した」
光太郎「貴様のせいで信彦が!!」
「そして私は、南光太郎を抹殺すべく。次の保険として異次元に追放した『ゴルゴム』の怪人達が異次元で築いた帝国操った。それが『クラ
イシス』だ。しかしこれも貴様ら仮面ライダーに敗れた・・・」
一也「残念だったな・・・」
「二つも用意していた保険だったが、それも使えなくなったため、新しい器を作ろうと『財団』に『改造兵士』を経て作らせた『ネオ生命体』
も貴様等に倒された」
新「貴様が『財団』を操っていただと!?」
勝「しかも貴様が『ネオ生命体』を作らせただと!?まさか望月博士を…」
「そうだ洗脳した。だが『ネオ生命体』の完成の為にご子息を贄にしようとした所で洗脳が解けた……全く人間というのは不思議な生き物だ」
勝「通りで…あの優しかった博士が俺を改造するなんて…オカシイと思ってたんだ…」
202 :
195:2006/08/23(水) 17:40:38 ID:y71cEFn/0
「『クライシス』が破れ、『怪魔界』が消滅したときに次元に小さな歪みが生じた、私はその歪みを使って新たな世界を作り上げた。虚像の
世界『ミラーワールド』を・・・」
連「何!!」
「偶然にも、誕生直後からその存在を知る神崎志郎と取引をし、『コアミラー』を作り出し、13個の『デッキ』を作り出す手助けをしてや
った」
北岡「そんな事をする、理由は何なのよ?何か魂胆があるんだろう?」
「私は『ライダーバトル』の最後のライダーの命を神崎士郎に、残った体を私が使うという約束をしただけだ」
真司「貴様のせいで優衣ちゃんが、みんなが何回、苦しんだと思うんだ!!」
「フッ、あの兄妹が『ミラーワールド』に関わる原因を作ったのは、城戸真司、お前なんだぞ…」
連「どういうことだ!!」
「城戸真司が小さい頃に神崎優衣との約束を守らなかった為に最初の『ライダーバトル』が起きた・・・そして神崎士郎が幾ら時間を巻き戻し、
神崎優衣が城戸真司に会わないようにしても、必ず優衣は『ミラーワールド』で虚像の自分と入れ替わり、城戸真司がライダーに成らない
様に仕組んでも必ずライダーなってしまい『ライダーバトル』の邪魔をする」
真司「そんな…」
「他にも九郎ヶ岳の発掘を進めさせ、『グロンギ』共を蘇らせた事もあった。『グロンギ』たちが埋め込んだ金属片、これはアマゾンの持つ
『ガガとギギの腕輪』と同じく『ゴルゴム』の遺産、特に『グロンギ』の長『ダグバ』の持つ金属片と戦士『クウガ』の持つ『アマダム』は
『キングストーン』に極めて近い性質を持つため『創世王』と同じ様に二人を戦い合わせ勝ち残った方を私の器にしようと思い、二人がお
互いに『究極の力』を持つように成長させるため『グロンギ』共に『ゲゲル』をさせた」
五代「そうだったのか…」
203 :
195:2006/08/23(水) 17:41:24 ID:y71cEFn/0
「後は今度は私の力で進化を早ませた人類『オルフェノク』を作り出した。『オルフェノク』王の体を奪う為にね」
三原「じゃあ『オルフェノクの王』って・・・」
「『オルフェノク』を糧に、誕生する私の為の体だ」
草加「『流星塾』を父さんに作らせたのも王を探すためだったんだな」
「それも中々効果が無いので私が力を与えたドラゴンオルフェノクに襲わせた。もしかしたら、その中に王がいるかもしれないと思ったから
ね、中々見つからないので王の覚醒を早める為に『王のベルト』を作り出した。『フォトンブラッド』の波動は王の覚醒を早める効果があ
るのだ。そして王が見つからない時の為に『帝王のベルト』保険として作り出した」
木場「保険?『帝王のベルト』は一体…」
「『創世王』と同じだ、もし王が見つからない時は天と地のライダーを戦わせ残った方を私の体にするつもりだったのだ」
巧「勝手だな」
「そして、もう直ぐ人類は私の僕となる時は来る!!『光』の存在が人類に力を与えた力『アギトの力』を覚醒させた人間、『アギト』が現
れ始めたのが、その前兆だ」
涼「一体、『アギト』とは何なんだ!!」
「『アギト』は私に支配された人類に抗う力、少々目障りなので此方も『アギトの力』に目覚めた人間が少数の内に狩ることにした」
北条「それが『アンノウン』に不可能犯罪をさせた理由か!!」
「そうだ『闇』の存在を操り、『ロード怪人』によって『アギト』が増えないようにしたのだ」
翔一「そんな事の為に姉さん達を・・・俺は貴方を許さない」
「だが茶番ももう終わる…人類が僕となる時の下準備として『ワーム』を呼び寄せたのだ」
加賀美「何!!『ワーム』を貴様が呼び寄せた!?」
天道「『フォッグ』と同じく貴様の手下という事だな」
「その通りだ。最初に下準備として呼び戻した『フォッグ』は倒されたが、その時に、この星のエネルギーを使った反動で邪気を浄化する力
が弱まってしまった。近年の『摩訶魍』の大量発生は、それが原因だ。もっとも私が少し手助けしたがね」
204 :
195:2006/08/23(水) 17:44:20 ID:y71cEFn/0
トドロキ「手助けした?どいうこだ!」
「例えば『傀儡』を作り出し、『摩訶魍』の発生を促進させた。おかげで興味深いデータが取れたよ」
イブキ「『スーパー童子達』や『鎧童子』たちを作ったのもアナタなのか?」
「そう、あれらには『グロンギ』共と同様に『ゴルゴム』の遺産によって変化させたのだ。私が『摩訶魍』を作り出した原因なら、その力を
持つ物質を体内に取り込むことでパワーアップさせたのだ。それらのデータを元に私自らの力で邪気が強化し『オロチ』がやって来るのだ」
ヒビキ「俺達が止めるてやるぜ」
「止めるだと?フッフッフそんな事は出来ない…『オロチ』などこれから起きる事に比べれば些細な事だ」
空に魔方陣が描かれ、その中から今までライダー達に倒された全ての怪人達が蘇って来る。
「フッフッフ、仮面ライダー達よ!!これが最後の戦いだ!私こそが『ゴルゴムの創世神』、『クライシスの真の皇帝』、『財団の支配者』、
『究極なる闇』、『人を作りし者』、『ミラーワールドを開いた者』、『オルフェノクの王:、『バトルファイトの統率者』、『オロチ』、
『時空の支配者』そして仮面ライダー諸君には、この名が一番相応しいだろう私の名は『 大 首 領 』 なり」
本郷「貴様の野望は俺達が潰し続ける!!今までも・・・・・・そしてこれからも!!」
妄想とはいえつじつま合い過ぎて凄いショックなんすけどwwwwww
しかも北条さんもV1で参戦!?
誤字(魔化魍はちょっと・・・)、脱字が多いけど凄くいい!
これから大首領との総力戦が始まると思うとわくわくするな。
やっぱ属性が似てるライダー同士が協力し合ったりすんのかな?
昔のSSスレで祭り起こしてたやつみたいなの希望!
>>206 多分氷川と北条を間違えたんだと思われ。
時間改変後の真司や北岡が何らかの経緯でライダーとしての記憶を取り戻したってことで
龍騎組が参戦してくるのは分かるんだけど木場とか草加はどうやって復活したんだろう?
時空魔方陣で敵として召還されたのが自我に目覚めたとか?
@黒神が人類を守る為に蘇生 A改心した神崎の残留志念が新しい命を与えて蘇生 Bパラレルワールド 理由なら幾らでも
HOSU
* 原作の続編
部下の報告を無言のまま聞いていた<大使>は、報告が終わると同時に右手を
叩きつける様に振り下ろす。
やはり、あの愚か者のダモンめに<10月計画>という大任を任せるべきでは
無かったのだ。
「これだけ組織が大量な資金を投じ、なんとか日本政府に気づかれる事無く乗
っ取りに成功した計画も、何十年もかけて築いてきた日本支部も総て水泡に帰
した・・・・。」
独り言のようにダモン=ビック・マシンに呪詛の言葉を吐き出す<大使>の姿
を、画面に映る無数の大幹部達は冷ややかな視線を向けている。
「<大使>。済んだ事は、どう足掻いても元には戻らん・・・・。問題は、ビ
ック・マシンの死と共に壊滅した日本支部を、どう立直すかだ・・・。」
やはり個人的には平成ライダーと原作を絡ませてみたい
*「ZO」ネタ
<俗悪な・・・・・。>
その少女は拡がる無数の光芒を見下ろしながら、そう呟く。
歳は17くらいであろうか。
型までストレートに伸ばされた黒い長い髪が時折、風で揺れている。
<人類と名乗る害虫達は、地球に寄生し自らの独占欲を満たすだけという理由
だけで、自然を破壊し、海と空を汚した・・・・。>
少女の端正な顔が怒りで歪む。
<人類は・・・・ゴミだ。地球を汚すゴミだ・・・・!!>
突然、少女の姿が緑色の光芒を放ち変化する。
華奢な少女の容姿はそのままだが、その白い漉き取るような肌は緑色に染まり、
眼窩は大きくなり、濃い鮮血のように紅く、頭部に突き出した一対の触覚は、ま
るで何かを探しているかのように動いている。
飛蝗。人間飛蝗。
<大掃除だ・・・・・!!>
肩甲骨の後ろに生えた巨大な羽を拡げながら、少女は呟く。
<ボクが、この地球に寄生する人類の大掃除をしてやる・・・・。>
飛揚
「しかし、またハデにやったモンだ・・・・!!」
無数の焼け焦げた鉄の断片。その破片を掴みながら滝和也は呟く。
スクラップ置き場
その中央に俗悪に聳え立つ廃墟の塔。
「これが、例の飛蝗の化物の造った物なのか・・・?」
滝は傍らに立つ一文字隼人に尋ねたが、すぐにそんなデリカシーのカケラも無
い言葉を口にした事を後悔した。
一文字隼人は、悪の秘密結社「シヨッカー」に拉致され、飛蝗の機能を備えた
改造人間に改造された。ただ、邪魔になる仮面ライダー1号=本郷猛を倒すと
いうエゴを満たすだけの為に・・・・・。
傷ついた表情を浮かべる滝に満面な笑みを浮かべ「大丈夫、気にしちゃいない!!」
という一文字。
「しかし、望月博士が個人で造り上げられるレベルのモンじゃないな・・・・。」
一文字の言葉に顔を強張らせる滝。
「まさか・・・・・!?」
「じゃない事を祈るよ・・・・・・。」
滝和也は押収された「シヨッカー」の書類から望月博士の名を知り、数ヶ月前
から追跡調査の為に日本に帰国した直後、例の飛蝗人間が出現する騒動が起き、
おまけに突然スクラップ置き場に現れた謎の塔と爆発騒ぎだ。
「滝。オマエもみただろ?あの望月博士の死に様を・・・・。」
塔の中央部といえる部屋に無数の機械の触手を着けられた望月博士の姿を思い
出し、滝和也は顔を歪めた。
「アレは、いまの人類の科学では製造する事すら不可能な物だ・・・・。」
「だからといって・・・。」と言い一旦、言葉を飲み込む滝。
「だからといって、望月博士と今度の飛蝗人間の騒ぎを「奴等」と繋げるのは
早計じゃないか・・・?」
『シヨッカー』って何だ。『ショッカー』だ。
*ご指摘、ありがたく・・・・。
滝の言葉に「ふむ」と言ったきり考え込む一文字。
たしかに、滝の言う通りかもしれない。
「ショッカー」から「バダン」までの悪の組織との長きに渡る戦いのせいで、
なんでもかんでも「奴等」の仕業だと疑る癖がついてしまったのかもしれない。
だが、現実に当の内部の現代の科学では製造する事すら不可能な機械類は、どう
説明できるのか?
「新人類計画・・・・。」
背後からする声に滝と一文字が振り返ると、内部から結城丈二が来るのが見えた。
「なんだ、それ?」
「デストロンにいた頃、聞いた事がある。遺伝子改造を行い新人類=ミュータント
を完成される。だが、それは反乱を起こしたミュータントにより担当者のバンバが
殺害され施設が破壊された事で中止になったと聞く・・・。」
「では、やはり・・・・。」
「まだ断定は出来んが、おそらく東京に出現した飛蝗の異形は改造人間では無
く、人工により造り出されたミュータントだ。」
「だが、もう望月博士もあの状態だ。死人に口なし・・・何も聞き出す事は出来
んぜ!!」
「いや、答えが出るかどうか判らんが、ヒントになる男なら知ってるぜ!!」
「誰だ、滝?」
「麻生勝・・・。くたばった望月博士の助手だ。」
****
麻生勝はバイクを駆りながら、虚空のなかを彷徨っていた。
これから俺は、どう生きていけば良いのか?
俺は、何を支えとして生きていけば良いのか・・・・?
昔は好きな研究に打ち込み、バイクを駆り、普通に恋をし結婚をし、子供を造り
小さいながらにいつも笑っていられる家族を持つのが夢だった。
だが、それも改造されたあの日から、人間である事を奪われたあの日から、そん
な小さなささやかな夢も総て喪った。
望月博士を恨んだ。殺してやろうとさえ思った。
だが、望月博士がドラスに殺害された今となっては、それも虚しい。
どうやって生きていけばよいのか?
望月博士の息子 宏は、一緒に住もうといってくれた。
その言葉に、泣きそうになった。
改造されて以来、久しく聞く事のなかった優しい言葉。
だが、それを断った。
改造され異形と化した自分と居る事は、宏に危険が及ぶからだ。
これから、どこにいこう?
このまま、バイクと共に風になりたい・・・・。
そうすれば、悲しみも憎しみも怒りも、この化物と化した身体もろとも消えて
しまうから・・・・。
<ZOよ・・・・。>
ふいに、脳の中から誰かが麻生勝に向け呼びかけた。
”何!?”
<ZOよ・・・・・。>
「誰だ!?」
突然、バイクのライトが人影を捉え、慌ててブレーキを踏む。
少女であった。全裸の少女。
”まさか、この少女が、俺の脳に直接、呼びかけたというのか・・・・?”
<ボクと共に、地球に寄生する人類の大掃除をしょう・・・>
”この少女は一体・・・・?”
<ボクとひとつになろう・・・・・。>
「嫌だ!!俺は、そんな事に加担するつもりは無い!!」
風が少女の肩まで伸びた黒髪を揺らした。
同時に
少女の身体が緑色の光芒を放ち、変化していく。
「ドラス!!馬鹿な!!奴は俺が殺したはず!!」
立ち尽くす麻生。それを嘲るように口許を歪め右手を麻生に向け突き出す。
衝撃が襲い、麻生勝の身体がバイクごと飛ばされ、道路わきの赤土の斜面に叩
きつけられる。
<どうしたの?ボクは、まだ30分の1の力しかだしていないよ・・・・。>
ふらふらと立ち上がる麻生。腕で変身スイッチを作動させる動作をする。
「変・身!!」
****
戦いは一方的であった。
ZOのありとあらゆる攻撃も、ドラスの身体に触れる事すら出来ず弾かれ、地面
に叩き付けられた。
”強い・・・・!!以前、倒したドラスよりも遥かに・・・・。”
地面にうつ伏せに倒れたまま動けないZOにトドメをさそうと近づくドラス。
”このまま、死んでしまえば楽になるか・・・・。”
”さぁ、ZO。ボクと一緒になろう・・・・。>
右手を倒れているZOに向け差し出す。
突然、殺気を感じ右側に視線を遣るドラス
人影がドラスに向け走り高くジャンプして、空中で一回転する。
「電光ライダー・キック!!」
強烈な飛び蹴りがドラスの右肩に当たり瞬時に粉砕する。
機械的な叫びを上げ、翼を拡げて飛揚するドラス。
ZOは倒れたまま、その立ち尽くす男を見た。
飛蝗の姿をしてはいたがZOともドラスとも異なり機械的だ。
黒い服。腰にベルトが巻かれ、首筋には深紅のマフラーが風に靡いている。
「だれだ・・・アンタ・・・・?」
「俺は仮面ライダー1号だ・・・・。」
「仮面ライダー・・・・・。」
意識が遠くなっていく・・・・。
意識が戻った時、5人の男達がいた。
本郷猛=仮面ライダー1号。一文字隼人=仮面ライダー2号。結城丈二=ライダー
マン。そしてFBI特別捜査官 滝和也と立花籐藤兵衛。
麻生勝は、彼等が悪の組織に改造されたが「仮面ライダー」を名乗り、自由と平和
を護る為に戦っていると藤兵衛に教えられた。
<まさか、俺と同じ境遇の者がいたとは・・・・・。>
麻生は驚きが隠せなかった。改造された怒りはわかるし、悲しみも判る。
だが、この仮面ライダーと名乗る男達は、その凄まじい力を復讐の為でなく、他人
を護る為に使っている。
”俺も、この男たちのようになれるだろうか・・・・?”
「さて、アンタの事、望月博士とあの飛蝗の化け物の事、洗いざらい喋ってもらおうか?」
滝和也が椅子の背もたれに組んだ両腕と顎を乗せて言う。
麻生勝は、淡々とした口調でドラスを造る試作品として望月博士に改造された事、宏を誘拐
さたドラスとの死闘の事を皆に話した。
「ドラスとかいう飛蝗の化物はもう一体、いたという事か?」と、一文字が言う。
「塔に残された液体を分析した結果、もう一体は雌の可能性が高い。」
結城の言葉に麻生勝は人間体の少女の姿を思い出した。
たしか、奴は自分とひとつになろうといった・・・。
「しかし何故、雌なんだ?」という本郷に「オマエ頭固いな、相変わらず。雄と雌
といえば子造りに決まってんだろうが!!」と答える滝。
”ひとつ。雌と雄のドラス・・・。まさか!!”
***
死刑囚 堀哲也は夢の中で裸の美女と情事にふけっていた。
刑務所に入って10年。刑も執行されずに生殺しにされた彼は、妄想の美女に欲望を
ぶちまける。
***
刑務官は部屋の中にいる囚人たちの呻き声で、慌てて見回る。
「大丈夫か?」
毛布を跳ね除けた瞬間、そこには干からびてミイラと化した囚人が横たわっていた。
刑務所内の囚人全員が瞬時にしてミイラと化し息絶えた。
刑務所の塔の上にいるドラスは、囚人たちに淫らな夢を見せる事で、生体エネ
ルギーを吸い尽くし復活しようとしていた。
それが証拠に、仮面ライダーのキックを喰らい完全粉砕されたはずの右肩が無数
の神経や血管が虫の如く蠢き結合され再生していく。
<我が娘よ・・・・・。>
ドラスは顔を持ち上げ、天空を見上げる。
<偉大なる御父様・・・・。>
<早くZOと一体化するのだ。仮面ライダーに邪魔されぬうちに・・・・。>
ドラスは「仮面ライダー」という名を聞いた瞬間、顔を歪めた。
ZOと一体化するのを邪魔した異形も、そう名乗っていた。
<ボクにまかせて・・・・。>
沈黙。完全に右肩の修復を終えたドラスは羽を拡げ飛揚した。
目指すは刑務所に程近い山梨県甲府市。
<誰にも、ボクの邪魔はさせない・・・・。>
****
仮面ライダー達と麻生勝は、立花藤兵衛が点けたTVに見入っていた。
「山梨県甲府市につい先程、飛蝗の姿の怪物が出現して市中央を破壊し尽くし死者
が大勢、出た模様です・・・。」
紅蓮の炎に焼き尽くされる街。怪獣か何かに引き倒されたのように横倒しにな
ったビル。泣き叫び白い布に覆われ担架で運ばれる遺体に縋り付く人。
「くそ!!」と一文字が呻く。
「何としても、ドラスを倒さねば・・・・。」という本郷に「無理だ・・・。」
と応じる麻生。全員、無言のまま麻生の方に視線を遣る。
「奴は以前、俺が倒したドラスの何十倍も強くなってる。俺達、4人では勝ち目
が無い・・・。」
「それでも、俺たちは勝つしかないんんだ。」と言う一文字
その言葉に絶句する麻生。あの甲府市の惨状を見れば、以前のドラスを知らな
かったとしても、あのドラスが核兵器並みの破壊力を有している事が判るはずだ。
仮面ライダーを名乗る彼等は、死ぬ事が怖くないのか?
「怖くないのか?」と搾り出すように言う麻生に、二ャリと笑って見せる一文字。
「怖いさ・・・。小便チビッちまうくらいな・・・・。」
「だが、それでも戦わねばならない。たとえ百パーセント、勝ち目がなかったと
しても・・・・。」と、結城丈二が言う。
「それが、俺達・・・仮面ライダーの使命だから・・・。」
その本郷の言葉に無言で頷く一文字隼人と結城丈二。
”これが・・・これが、仮面ライダーという物なのか・・・!!”
***
山梨を壊滅させたドラスは静岡県富士市を襲撃し、街のほとんどを壊滅させて
いた。
<さぁ、ZO。ボクの所に来るんだ・・・・。人間を護りたければ・・・・。>
<次は、どこを掃除しよう・・・・。>
***
バイクでドラスのいる場所に向かう本郷、一文字、結城、滝、そして麻生勝。
本郷は出発前に麻生に呼び止められた事を思い出していた。
「たぶん、奴の狙いは俺だ。俺が雄のドラスを倒した事で、元々、ドラスを繁殖
される為に造られた雌のドラスは本来の目的を喪った。奴が完璧な完全生命体に
なる為に、同じ望月博士に改造された俺を吸収するつもりだったのだ。」
言葉を飲み込む麻生。
果たして、俺は彼等のようになれるのか?
「もし・・・、この俺がドラスに吸収された時、完全に吸収される前に、俺もろ
ともドラスを殺してくれ・・・。」
ZOと昭和ライダーの繋がりってのもなかなかいいですねぇ。
今度のドラスはボクっ娘か!(・∀・0)
227 :
名無しより愛をこめて:2006/09/06(水) 22:37:23 ID:vLm6B1RC0
*たぶん、ひなた役の里中唯さんの影響(い、いかん!!病気が!!)。
どうするべきであろうか?本郷猛は迷っていた。
麻生勝の推測は、おそらく正しいだろう。
雌のドラスは雄との対で、大量繁殖させる目的でつくられた。
望月博士が結城丈二の推測通り「ショッカー」の「新人類計画」に関わっていた
とすれば、侵略活動を容易にする為、繁殖させ大量生産させるつもりだと考えた
としておかしくは無い。
”だが、雄のドラスが麻生(ZO)に殺され望月博士も死んでしまった為に、あ
のドラス以外は製造されなかった。ドラスにすれば、同じ望月博士により製造さ
れた麻生を吸収する事で完璧な究極生命体になろうと考えてもおかしくはない。
”だが・・・・。”
たとえ、ドラスの完璧な究極生命体になる事を防ぐ為とはいえ、麻生勝を俺は殺
す事ができるのだろうか?
同じ、悪魔に体を切りさいなまれ化物にされた、この男を・・・・?
『全員、聞こえるか!!ドラスは北富士市を壊滅させた後、飛行しながら東京に
向かってる。この進路からすると、例の雄のドラスが立てた塔に向かってる!!』
自衛隊の大型輸送ヘリから滝が怒鳴る。
滝を隊長として世界中の傭兵や特殊部隊から先発された「ACS(アンチ・ショッ
カー・ユニット」を満載しており、彼等は「ショッカー」の改造人間の強化皮膚を
スーツとアーマー、特殊強化ヘルメットを装着している。
「判った。そちらに急行する。」
滝和也と「ACS」が本郷達より早く到着した時、ドラスは塔の折れた部分に
立ち尽くしていた。
<ゴミ達も、やっとボクと戦う気になったみたいだね・・・・。でも、君達は
邪魔だから仮面ライダー達とZOが来るまでに、綺麗に掃除してあげる。>
翼を拡げ、低く飛びながら「ACS」隊員達に襲いかかる。
特殊部隊や傭兵としてCIAに雇われ何度も改造人間相手に「ACA(アンチ・
ショッカー・アーマーが無く、銃と生身で戦い何度も修羅場を潜り抜けてきた「A
CS」隊員たちが成すすべも無く次々と惨殺されていく。
ドラスの羽は改造人間用に作られた強化皮膚の素材を素に造られた黒いスーツを苦
も無く胴体から切断し、ライダー・パンチの直撃すら耐えられるアーマーとヘルメ
ットを粉砕した。
腸を抉られ腸が出て仰向けに倒れている隊員に近づくと、ヘルメットを装着している
頭部に小振りな膝頭を乗せ、一気に押し潰す。
鮮血でドラスの身体は真っ赤だが、そんな状態でも歓喜の雄叫びをあげている。
{精鋭部隊が・・・・!!」
唖然として立ち尽くす滝和也に、血まみれのドラスが近づく。
”本郷、一文字、すまん・・・・!!”
瞼を強く閉じる滝。
だが、ドラスの動きが止まり、滝もゆっくり瞼を開けドラスの視線の方向に眼
をやる。
そこには本郷猛が、一文字隼人が、結城丈二が麻生勝が立っていた。
彼等が変身ポーズを取りスイッチを作動させる。
「変・身!!」
仮面ライダー1号が、仮面ライダー2号が、ライダーマンが、そして仮面ライダーZ
Oが同時にドラスに立ち向かう。
***
ドラスの強力な力は、仮面ライダー達を圧倒した。
肌にまったく触れる事も出来ず、叩きつけられ跳ね飛ばされ、右腕から放たれる閃光
が仮面ライダー達に大きなダメージを与えていく。
「うぉぉぉぉっ!!」
ジャンプするZOは、ドラスにライダー・キックを放つ。
”何!?”
何と突如、ドラスの両腕が伸び、天空でドラスの心臓に向け放たれた右足を掴んだ。
<さぁ、ZO。今度こそ、ボクとひとつにならう・・・・。>
ドラスの両胸と腹筋がふたつに割れ、上半身に突如現れた穴が開いた。
右足首を掴んでいたドラスの両手が急激に縮み、ZOの身体が穴に急迫する。
”本郷!!いまが最初で最後のチャンスだ!!俺ごとドラスを倒せ!!”
ZOの足がドラスの身体に飲み込まれた瞬間、何かがZOの両腕を掴んだ。
”何!?”
仮面ライダー1号=本郷猛であった。
仮面ライダー1号は咄嗟にZOの腕を掴んでいた。
”確かに麻生の言う通り、人類を護る為に麻生もろともドラスを葬るべきなの
かも知れない・・・・。”
腕を力強く掴み引っ張る1号ライダー。
”だが・・・・。”
ZOと眼が合う。その眼が、早くドラスもろとも自分を葬れと訴えかけている。
”本当に、それで何かを護れたといえるのだろうか?”
”麻生勝を犠牲にする事で勝利を収めたとして、何かを護り抜いたといえるのか?”
ベルトの風車がフル回転を始める、パワーを出す事でヘルメットと強化服のなかで変身
した飛蝗男の体内から放出される熱を醒ます為だ。
”否!!それは、単なる自己満足に過ぎない。”
歯を食い縛り、さらに力強く引くが、すでにZOの腰の辺りまでドラスに飲み込まれて
いる。
”俺が戦う理由はこれ以上、自分のような犠牲者を出さない為だ。”
”これ以上、奴等のエゴを満たす為に人生も夢も希望も命も破壊され泣く人を、一人で
も多く減らす為だ・・・・!!”
”だから、麻生勝。オマエを絶対死なせない!!”
麻生勝=ZOは、本郷の行動に驚きを隠せなかった。
何故、俺を助けようとする。
正面からドラスとぶっかれば、たとえ仮面ライダー達に俺が加わったとしても
百分の一も勝ち目は無い事は明白だ。だからこそドラスがZOを吸収する間の
スキを突いて、ドラスごと俺を殺せといったのに・・・・。
”本郷・・・仮面ライダー1号。俺を助けようとするな!!オマエ達が本気で人
類を救いたいなら、俺ごとドラスを殺せ!!”
そんな思いとは裏腹に、腕をさらに強く引く仮面ライダー1号。
****
すでに胸板の下辺りまで飲み込まれたZOを、艶やかな視線で見るドラス。
人間でいうエクスタシーが全身を貫く。
<これで、ZOは完全にボクの物だ・・・・・!!>
人間の女性が感じる何千倍のエクスタシーが全身を駆け抜ける。
****
すでに首筋まで飲み込まれるZO。必死にドラスの身体から引き抜こうとする
仮面ライダー1号
”限界なのか・・・・!!”
”畜生!!”
突然、別の何かがZOの腕を掴み引っ張った。
仮面ライダー1号が振り返ると、それは仮面ライダー2号とライダーマン、そして
滝和也だった。
仮面ライダー達の行動に、ドラスは激高した。
<ボクの邪魔をするな!!>
5本の指から放たれる怪光線がライダーを襲う。
それでも、仮面ライダー達はZOの腕を放さない。
***
首筋まで飲み込まれたZOは、薄れゆく意識のなかで仮面ライダー達を取り巻く
ように飛び交う無数の光の球を見た。
”なんだ・・・・、あれは・・・・?”
それは、やがて人の形になった。日本人ばかりではなかった。黒人、白人、ア
ジア系もいる。数万数億の球体となった人間。
”これは・・・・?”
ZOの耳は、ある音を捉えていた。無数の小さい声が「がんばれ!!」、「負け
無いでくれ」と叫んでいる。
”これは・・・・?”
麻生勝は、球体となった無数の人間が仮面ライダーの周りを飛び回る意味を理解
した。
彼等は、いままでの戦いのなかで救う事が出来ずショッカーの毒牙にかかり、そ
の命を無残に奪われていった人達。
数万数億の魂がこれ以上、自分達のような犠牲者を出さないでくれという祈りを
込めて仮面ライダー達を後押ししている。
無言の祈り・・・・。
”これが、仮面ライダーなのか!!本郷達が身体を盾にして護る意味は、これ
なのか・・・・!!”
”多くの命を、生きている者も、助けられず命を奪われた者の魂も背負い戦う
事が仮面ライダーというものなのか・・・・!!”
俺は何の為に生きているのだろう?
無理矢理、望月博士に改造され化け物にされ、復讐を近い一度は身体だけでな
く心さえも人間ではなくなった。
結局、望月博士の息子 宏を救いドラスを倒した。
だが、それは本当は宏を助ける事で自分自身に口実を作り、博士が究極生命体
と呼ぶドラスを倒してのける事で望月博士に復讐したかったのではないいか?
自分の自己満足の為・・・・。
”本郷達に助けられる価値も無い男だ・・・・・!!”
意識が遠のく。
”このまま、ドラスもろとも自爆する・・・・・。
身体に残る全パワーを暴走させれば、ZOの肉体はメルトダウンを起こし、もの
凄いエネルギーを放出されながら大爆発を起こすはずだ。
さすがに最強のドラスではあっても、内部から爆発されればふとたまりもない。
”これで、総て終わりだ・・・・!!”
その瞬間、麻生の耳に誰かの声が響いた。
”誰だ・・・・・!!
「麻生、生きろ!!俺達が、俺達がおまえを護る!!」
”本・・・郷・・・・・。”
意識が飛んだ。
潮の音
雲ひとつさえ無い青い空
太陽に照らされた海岸に少年の麻生勝が立ち尽くしている。
視線が何かを探ししきりに動かしている。
視線が、ふと止まる。
その視線の先には30前半の美しい女性が、口許に優しい笑みを浮かべ立っている。
<お母さん・・・・!!>
少年の麻生が必死にかけよりスカートにしがみつき少年らしい満面な笑みを浮かべる。
それは、麻生勝の7歳の記憶であった。
父親を顔を知らぬうちに亡くした麻生勝を女でひとつで育て、それでもいつも笑顔を
絶やす事がなった母。
(俺は母を護ると誓った。だが、その母も俺が高校を卒業する頃、無理が祟って身体
を壊し亡くなった。)
だから大学で知り合った望月博士の研究に参加して、それに狂ったように没頭した
のだ。大事な物を、愛する者を喪った悲しみを一時でも忘れる為に。
”護る?何を護る為に戦う・・・・?”
自問自答
「それでも、戦わなければなない。たとえ百パーセント勝ち目が無かったとし
ても・・・・。」
俺は何を護る為に戦う・・・・?
「それが・・・俺達、仮面ライダーの使命だから・・・・。」
戦い護る?
「死ぬな麻生勝!!俺達が御前を護る!!」
突然、母親の姿が現れた。その口許には幼少の頃、見たあの優しい笑みのまま。
”俺の護るべきものは・・・・!!”
***
ドラスに伸ばされた腕を除き完全に吸収されたZO
勝利の歓喜か、全身に駆け巡るエクスタシーのせいか甲高い叫びを上げるドラス。
だが・・・!?
<ボクの身体が・・・・!?>
ZOの腕だけが突出した胴体が強烈に光る。
<熱い!!ボクの身体が燃える・・・・!!>
***
紅く燃え上がるドラスの胴体。
腕を掴んだまま唖然とする仮面ライダー1号2号、ライダーマンと滝和也。
「これは・・・一体?」
仮面ライダー2号=一文字隼人が誰と無く呟く。
眼前で悶絶して苦しむドラス。
「麻生だ!!奴に間違いない!!」とライダーマン
「助けるんだ!!」
仮面ライダー1号の言葉に頷き強く腕を引く仮面ライダー2号とライダーマン、
滝和也。
”俺には、まだ護る物がある・・・・。”
彼の愛した母の生まれたこの星を、そして彼を助けようと必死に戦っている仮面
ライダー達を。たくさんの尊い命を・・・・。
「ウォォォッ!!」
ZOがドラスの体内で吠えた。
***
ドシューという音と共に閉じられていた胸板と腹が開き赤黒い液体と共に飛び出す
ZO。
「大丈夫か?」
「それより、いまがチャンスだ!!」
「うむ、隼人、結城。ライダー・アタックだ!!」
頷く結城と一文字。
「フル・チャージ!!」。変身の動作をしながら仮面ライダー1号・2号が叫ぶ。
「フル。チャージ!!」。ライダーマンが叫ぶ。
風車が激しく回転する。
***
<そ、そんな・・・・ボクが、究極生命体のボクが・・・!!>
ヨロヨロのドラスは空中を見上げる。
「電光ライダー・キック」
「ライダー・卍キック」
「ドリル・アーム」
そしてZOのライダー・キックがドラスを真っ二つにする。
エピローグ
2006年
『大首領』の新たな軍団が、タイで新たな活動を開始した。
「いくぞ!!」
仮面ライダー1号の声と共に仮面ライダー2号がV3がライダーマンが、Xが、
アマゾンがストロンガーがスカイ・ライダーがスーパー1がZXがJがブラック
がマシンを駆り続く、そして、麻生勝=仮面ライダーZOも・・・・。
戦いは終わらない・・・・・。
(後記)
読んでくれてありがとうございます!!では、また!!
用語
ACA(アンチ・ショッカー・アーマー)・・・対改造人間用に作られた戦闘強化
服。ヘルメット、鎧と肘、踵を護る鎧(ライダー・パンチの直撃を受けても破壊さ
れない素材で造られている。)と、下地の黒いツナギは、改造人間の強化皮膚を素
に造られ、ライフルの連射や刀の攻撃にも耐えられる。
「進化を求める生物の意志が不死身の化身となり、一万年周期で繰り返されるバトルロイヤル。勝者は繁栄を、敗者は従属を……そして一万年前に勝ち残ったのは我らが祖先たるヒューマンアンデッドだった。実際には何回か連勝していたらしい。なぜだと思う?」
所長はチョークを休めると、研究員を見渡した。
若手が手を挙げる。「やっぱ人類が強いからっすよ」
うなずく所長。「その通りだ。では、なぜ急に強くなった?それ以前の生物史を紐解いても、特に類人猿が大きく繁栄した時代は無い」
「ええと……ええと……」言葉に詰まる若手。
「大事なことを忘れているぞ」
所長はそういうと、後方に座っている男に呼びかけた。「橘」
後方で空虚を見ていた男は、視線定まらぬままに答えた。「道具だ」
感嘆の声が上がる。男は続ける。
「氷河期が去り、炎は手の自由に使えるヒューマンの大きな武器となった。逆に、当時毛皮を発達させ寒さに耐えていた覇者エレファントにとっては気温の上昇が徒となる。動物達は活発になり、動きが鈍いのは致命的だったろう」
所長は満足し、うむ、と言いかけた。話の続きをしたかったのだが、男は続ける。
「一万年前のバトルファイトで勝ち残ったヒューマンアンデッドの願いを俺達は聞いた。ヒューマンアンデッドはジョーカーを抑えることで、そして奴は、ジョーカーになることで、この戦いに決着を着けた……」
ひとりが席を立った。もうひとり、更に二、三人が続く。
後には男と所長を含む数人が残るのみだった。
「橘」所長は言った。「何度言ったらわかる。ここは人類基盤史研究所では無いんだ」
そうして男も席を立った。
うっ、改行を忘れました。
----
橘が外に出ると、ばたばたと茶髪でロン毛の青コートが駆け寄ってきた。外見だけで
判断すると、橘の一番嫌いなタイプである。
「橘……朔也さんですよね。うぉー本物だ!か・ん・げ・き……!!あ、握手して
ください。握手」
茶髪でロン毛は手をズボンでゴシゴシしてから、勝手に橘の手を取る。橘の表情も
気にせずに喜んでいる。「俺この手当分洗わないぞ、うす」
「誰だ。人をおちょくってると……」橘が文句を言うより先に、相手は名刺を出……
そうとして、ポケットを探っている。結局持ちあわせが無かったらしく、口頭で
名乗っていた。
「おれおれじゃーなるのきしゃでき……」相手をするのも面倒なので橘はろくに
聞かなかったが、オレオレ詐欺を連想させる名乗りに、なんとなく身構える。
すると、益々絡まれたので、結局橘は時間を割くことになってしまった。
「ちょっとあんた、ちゃんと聞いてくださいよ」
……話を聞くとなんのことはない、ブン屋の類いだった。それにしてもスーツぐらい
来てくるべきではないだろうか。やはり、研究者というのは舐められているのだろうか。
あるいは、ここが、建物は立派でも、事実上行き場の無い研究者の集まる
トンデモ研究所だと知っての振る舞いだろうか。
「ジョンバール分岐点」
記者は聞き慣れない単語を必死でメモしている。
「それが今橘さんの研究しているテーマですね。じょんばーるぶんきてん、と」
明らかにわかっていないようだ。
「いやーあの『仮面ライダーという名の仮面』読んで俺ファンになったんですよ。
赤いライダーってのがいいですよね。やっぱ戦うってどんなもんでした?研究者として
装着員に選ばれた時はどう思われました?あ、じょんばーるぶんきてんの話でした」
橘はさっきから白い目で睨み付けているが、記者は意にも介さない。橘は自分が、
奇人変人・近寄りたくない研究者の悪例として認識されているのは充分承知していた。
もしかしたらこいつが寄越されたのは単に嫌がらなかったというだけの理由かもしれない。
「ジョンバール分岐点とは」橘は言った。
「歴史の分かれ目。もしかしたら、歴史の歯車がひとつ違えば、君も仮面ライダー
だったかもしれない。お気に入りらしい赤いライダーだったかもな」
記者は目を丸くした。「まさかあ。俺なんて。無いっすよ、有り得ない。実は今朝も
寝坊して原付の燃料が切れてて歩いてたらいつもの占い師に絡まれて編集長が……」
橘は頭を抱えた。暫く開放して貰えそうに無い。
例えば。例えばという言葉は禁物だが、例えば。
上条睦月は、最近自分の人生はもっと別のものになっていたんじゃないかと考える。
あのとき自分がかっこよくジョーカーを封印できていれば、大怪我も追わず入院もせず、
従って留年もせず、望美に振られることもなく、就職活動に失敗することも無かった
のではないか?そうすれば、自分が一度は見下した筈の剣崎さんよりも安い給料で、
スーパーの店員を続けることもなかったのではないか。
いや……その……まあ……そもそも無理だったことは考えまい。
しかし、でも。
あのとき、剣崎さんが、ジョーカーを封印できていれば、生意気盛りを迎えた栗原さん
ところの天音ちゃんが、一向に容姿の変わらない相川始を疑うことも無く、そうすれば
他に相談相手の居ない相川始が仕方なく自分に相談を持ちかけることも無く、現実に
なんの力も持たない19歳の高校生の自分が、メイクさんを探して回ることも無かった
に違いない。
というか、まず虎太郎さんに相談すべきだろ、自分なんかよりも。よっぽど顔がきくし
本は売れてるし……。
はいそうです。栗原家の親戚であるところの虎太郎さんは、今は取材で海外に行って
いるのでした。
だからってなんで自分が、男を老けさせるメイクさんなんてものを探さないといけない
んだろう。睦月は、電話帳片手に、次の番号にダイヤルをした。繋がった。
受話器の向こうからいきなり聞こえてきた声はこうだ。「貴方は美しい」
は?「もしもし?」
「なんだ男ですか……」明らかに落胆した声が聞こえる。なんだこの業者は。
「私は女性専門でして。女性は美しい。ひとつの……ええと……ええと……」
相手もそれ以上言葉が思いつかないようだったし、睦月も言葉を思いつかなかったので、
電話を切って、そのまた次の番号にかけることにした。
例えば、もっと親切な業者さんが電話に出てくれたらいいのに。
橘は、研究の合間、息抜きに、先日の記者に渡されたメモ書きのアドレスを入力し
サイトを覗いてみた。インタビューがどうなっているのか気になる。
『歴史のIF〜橘朔也インタビュー〜』
大きく取り上げられていた。小さなネット配信の新聞社らしいが、それでも研究者
としては誇らしい。
しかし、バックナンバーのタイトルを見ると認識を改めざるを得なかった。
『金色のザリガニ』『2000の技を持つ男〜ある冒険家〜』『無人電車』『天才外科医の
奇蹟〜木野薫の遺した弟子〜』『人が消えるエレベーター』『鏡の世界〜清明院大学教授
は語る〜』『今時の洗濯屋事情』『吉野の秘密結社』『街頭の占い師』『歴史のIF〜橘
朔也インタビュー〜』
どうやらこういう路線のシリーズらしい。しかも私的に絡まれたと言っていた筈の占い師
まで記事にしているところをみるとネタに困っているらしい。橘は頭を抱えた。また
研究仲間の誤解を招かなければいいのだが。
編集長コメントとして「真司にしてはまともなネタを拾ってきた。ぜひ一読して欲しい」
とまで書かれている。これは他の記事は読むまでもない……。
橘はそれでもいちおう『歴史のIF〜橘朔也インタビュー〜』を開いた。
歴史には様々な別れ道が存在する。それはジョンバール分岐点と呼ばれる。
もしかしたら、あなたは別の場所で別の人生を歩んでいたかもしれない。
今回取材班は、この謎を研究する、橘朔也研究員にインタビューを行う。
なお氏は、数年前に不死の怪物が世界中を埋め尽くそうとした事件の解決において
大きく関った人類基盤史研究所(BOARD)に所属し、現場にも参加した経験を持つ。
BOARDは閉鎖されたため、氏は当時の所長共々現在はxxxx研究所に所属している。
テクニカルライターの文章とは程遠いが、まあ間違ったことは書かれていない。
しかしまあ、内容は予想通り、興味と関心を煽るだけの、トンデモ科学スレスレの記事
である。一般には橘自身がそういう研究者だと思われているのはこの際さっ引く。
一通り目を通し、安堵のため行きをする。
これなら害は無い……橘が研究の肝心な目的を話さなかったせいもあるが。
もし話していたら、記事は一層のトンデモ色を帯びていたことだろう。
なにせ、あれからラウズカード、封印のカードを突き詰めて調べた結果、もし最後に
残ったアンデッドが何かの間違いで封印される事態が起きていた場合、進化を求める
生物の意志は、新たなジョーカーを産み出し、バトルロイヤルの再開を促すのでは
ないかとの疑いが起きたのがそもそも所長と橘がここに移籍してきた動機である。
しかも、それは巨大な怪物を生むに至るかもしれないことや、もし一万年前にそれが
起きていたとしたら、人類はおろか全生物が今の形では現存しないであろうこと、
ではその場合どのような生態系になっていたのか……その追求までもが時間分岐の研究の目的に含まれているからだ。
ただし今は、分岐点それ自体の物理的解釈だけで精一杯であるが。
あの時は馬鹿野郎と喚いたが、今となってみれば、つくづく剣崎様々だな……。
橘は自虐気味に笑った。
記事にはそれ以上の関心を持てなかったので、橘は研究に戻った。
ある晴れた日。
高い山に登る冒険家が空を見あげた。
市場へ買い出しに出た料理人が空を見あげた。
東へ西へ走り回る三文記者が空を見あげた。
天日干しを行う洗濯屋が空を見あげた。
人里離れた道を行く世捨て人も空を見あげた。
老人ホームの掃除をする医者の卵が空を見あげた。
自分こそが最強であると信じて疑わない無職の若者も空を見あげた。
そして、世界は一瞬消え、一瞬蘇り、またたきを繰り返し……。
透けては現れ、現れては透け……。
道行く人が怪物となり、再び人に戻り……。
生物の意志を代表する52枚のラウズカードは、振動した。
今は解体されたSB社のロゴが書かれた人工衛星は、宇宙からの隕石の像を捕らえた。
地球外生命体の宿るその隕石は、一万年前に落ちていた。
いまだ処分が決まっていないSB社の財産はとりあえず国が管理していたし、管財人にも
意味はともかくそれが国民いや全人類の生命を脅かすかもしれない現象であること
ぐらいの判別はついたため、その情報はまず警察機関に持ちかけられた。
本来だったらもみ消される筈のその情報は、たまたま野心的に出世を狙う北條という
刑事が聞きつけ、たまたま少し昔に未確認生命体が日本に大虐殺をもたらした事件の
担当をしていた松倉貞雄という部長が警視に出生していて、たまたま告げ口先が比較的
警察のあるべき姿像をまともな常識として持っている彼だったという理由だけで、
無事に世に出ることとなった。
それから桜井という刑事が、橘の勤める研究所を訪れ、橘は所長に付き従って応対を
することになるまで、それから24時間とかからなかった。
「ハイパーゼクター……ですか」
桜井はペットボトルのお茶を飲み干しながら話す。
「すみません、ごたごたしてて何も食べる機会が無かったもので……それで、警察内部に
いつの間にかZECTという機関ができてまして。G5チームは有名と思いますが……
どんどん物騒になります」
「それで」所長が相槌を打つ。
「それで、ハイパーゼクターというのは、タキオンを使って」割り込む。「いや正常な
物質がタキオンと反応できるなら」「しかし境界条件がもし」「……すみません、
性分でして」
所長がしきり直す。
「一介の研究者としてにわかには信じがたいですが、我々は既に散々信じがたい経験を
してきております。わざわざこうして訪ねてこられたからにはおっしゃることは真実
なのでしょう。ハイパーゼクターを使うと、その装着員は、時間をさかのぼり過去に
戻ることができる。そして本来今の時間に落ちる筈だった隕石を一万年前に落とした。
信じるしかありません」
橘は焦って先を急かす。妄想とも電波ともいえる言える自分の研究目的が脳裏に蘇る。
「しかし、なんのために!」
桜井刑事は、自分の足場を確かめるようにして、言った。
「私だって信じがたい話なのですが……衛生からのデータを解析したところ、隕石には
地球外生命体が乗っていたとしか考えられないようです。これを仮にワームと呼び
ましょう。ZECTの中には何故かワームの味方をする勢力がいるそうです。もし今の
地球にこの隕石が落ちていた場合、最悪またここ数年断続的に起きている物騒な惨劇が
繰り返される可能性も否定できませんが……しかし、今の我々には自衛隊をはじめ
それなりに力があります。特に近年は、数タイプの未確認生命体を退けた実績もあります。
だが、一万年前ならどうでしょうか」
しかし……しかし。橘は声を荒げた。
「ボード事件の際に最終的に報告したように、地球には生物の代表たるアンデッドがいる。
アンデッドはアンデッド同士覇権をかけて戦いその時代の覇者を憎む危険な存在だが、
同時に、それぞれの種の代表として、守護者としても振る舞う。アンデッドは不死身だ。
ワームがどのような異星生物としても封印はできないだろう。何が来ようと負ける筈は
無い!違いますか!」
しかし……しかし。所長が言う。
「そのアンデッドは、同時に地球種の弱点でもある。ひとつ間違えれば世界を滅ぼし
かねない。巨大な怪物を生んでしまう可能性を、橘。君も垣間見た筈だ」
世界がまた揺れた。
どうすればいいんだ……。
「なぜZECTは隕石の飛来をあらかじめ……」
桜井が遮る。床に拳を打ちつけながら。「時間を逆行できる存在を確信しています。
従ってそのような疑問を追求することは無意味であるというのが我々の見解です」
どうすればいいんだ……。
「そ、それで、警察は俺達に何をしろと?おれは……」
桜井刑事はきっぱりと言った。
「我々はハイパーゼクターをもうひとつ作ります。絶対に」
所長も、橘も、瞬間声が出なくなった。
「一万年前のバトルロイヤル……そこに、隕石と、ワームと、タイムトラベルを
起こした張本人、我々はコードネームで『カブト』と呼んでいます、がいるはずです。
我々は、あなたたちの前回のバトルロイヤルを切り抜けた手腕に頼るしかない。残念
ながらハイパーゼクターは片道通行です。酷なことをお願いしているのはわかってます。
それでも……あなたたちに頼るしかない!この通りです!」
桜井刑事は、拳を握り直し、頭がぶつかり机をひっくり返すのも構わずに土下座した。
「我々のハイパーゼクターの装着員として、一万年前に遡り、ワームと『カブト』を
喰い止めていただきたい!お願いします!」
これはもう、断れない。
橘ははっきりと言った。
「わかった」
桜井刑事は顔をがばっと上げた。号泣している。
「だが……正直言って、俺の身体はボロボロだ。それでも学生の睦月は巻き込めないし、
おとなしくしているとはいえジョーカーを行かせるわけにもいかん……何が起きるか
わからないからな。俺は行く。ただし、忙しいところすまないが、警察には探し出して
欲しい人間がいる」
橘は続けた。
「剣崎一馬。ビートルアンデッドと融合した仮面ライダーの装着員だった男だ」
記憶が蘇り……小夜子の顔も通り過ぎる。
剣崎一馬。俺もあいつも今は世捨て人だ。
それに。
『カブト』がどんな相手でもビートルアンデッドならいい勝負だ。橘は皮肉に笑った。
おしまいです。昨日書いたのですが翌日にもうワームは隕石から来た設定が怪しくなるとは……。
ともあれスレ汚しご容赦のほど。
250 :
名無しより愛をこめて:2006/09/11(月) 12:12:53 ID:2sXat9b80
250
251 :
@:2006/09/11(月) 12:31:37 ID:yBN5u5bC0
>>249 よかったです!
橘さんが哀愁感じてるようなところが特にw
剣崎一馬
* アマゾンの密林
秘密結社<同盟>コマンド ジム・ボラスキー大尉は密林の鬱蒼とした葉を体で
打ち払い疾走していた。
<何が、ACA(アンチ・ショッカー・アーマー)だ!!あの化け物共には、
ぜんぜん役に立たねぃじゃないか!!>
彼の<ACS(アンチ・ショッカー・ユニット)>分隊は、あの怪物の前に成す
術も無く叩き伏せられ壊滅した。
まだACAみたいな鎧が造られる以前から、銃と生身だけで改造人間共相手に幾度
と無く修羅場を潜った精鋭のみで編成されたベテラン部隊がである。
<信じられん・・・・!!>
あの異形は「ショッカー」の改造人間では無いのか?
横に殺気を感じ銃口を向ける。弾丸は特殊加工された弾丸で、弾頭が内部には通常
で使うより多い水銀が納められている。ジェネーブ条約で生産も使用も禁止されて
いる水銀弾だ。
植物の重なった壁を突如、打ち抜いて現れた灰色のギリシャ神話の彫刻を思わせる
容姿の異形=オルフェノク
引き金を絞るボラスキー
命中はしてはいるが手ごたえが無く、そのまま腕を振り下ろすオルフェノク
<殺られる!!>
眼を強く閉じるボラスキー
だが、オルフェノクの振り下ろされた右腕がボラスキーの脳を砕く前に「何か」
が、それを止めた。
「大丈夫か?」
「遅いぞ、カザマ!!」
男の名は風間志郎。仮面ライダーV3
釣り…?
カツーン… カツーン…
若干埃が舞う中、オレは迷うことなく階段を下り続けている。
目指すは、ゼクトの中でも最も堅牢といわれた禁断の部屋。
地下10階に相当するその深き闇に、アレが眠っている。
オレに再び力を与えてくれる、“狂神”が…
その“狂神”は、意外にも静かに佇んでいた。
まるでこの時を待っていたかのように。
嵐の前の静けさのように…
手を伸ばすのに、若干躊躇する。
これを手にすることは、自分を捨てることに等しい。
だがもう一度だけ、あの強さを取り戻せるのなら、
オレの時代を迎えられるのならば、
捨てるものなら幾らでもある。
「来い…!」
意識が闇に堕ちる前に、脳裏に映ったのは、
ここまでオレを堕とした男の憎き顔だった。
お前を倒さないと、オレはオレでなくなる…
お前を倒すために、オレはオレでなくなる…!
Continue?
hosu
keep
そです。
キックホッパーの情報が流れる前に、考えていたものをショートにしました。
設定では、漆黒の“狂神”ギガントは山蟻のライダーで、
特殊な分泌液で資格者に寄生、また他の生物(ワーム含む)を操ります。
必殺技は、操ったワームなどを特攻させる“RIDER SWARM”
インペラーのファイナルベントみたいなヤツです。
…でも、話がうまく書けなかったので、上だけで終わりです。
keep
keep
263 :
名無しより愛をこめて:2006/10/02(月) 18:32:05 ID:plPEyoAY0
|ハ,_,ハ
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ダレモイナイ・・・
| ⊂ :, モサモサ スルナラ
| ミ イマノウチ
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
l^丶
もさもさ I '゙''"'''゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ
(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | もさもさ
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/) いまのうち
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u
ホッパーズネタに人気が集まる予感
矢車の空白の半年を描いたSSキボン
>>266 流れ的にそこかなと思ったら諸一日スレで吹いたw
keep
269 :
新隊長来る:2006/10/10(火) 23:54:46 ID:3GXltASf0
立川の死から数日後、天道の元をシャドウの新隊長が訪れた。若いながら義理堅い男で、元自衛隊員だそうだ。
「直々に就任の報を伝えに来るとは、見所のありそうな奴だ。」
オフィスの窓から空を見上げながら、天道は言った。すると蓮華が階段を下りてきて、天道に伝えた。
「シャドウの鉄隊長をお連れしました。」
「通せ。」
天道がそう言うと、蓮華は階段の上にいると思われる鉄という新隊長に入るように言った。
そして中に入ってきたのは、大柄な体系に、天道よりも年上といった感じの顔をした男だった。
男は天道の前で敬礼し、こう言った。
「鉄 徹(くろがね とおる)。この度、シャドウの新隊長に就任しましたことを、直々にお伝えに参りました!」
言い終えた鉄はその場で休めの体勢になった。
「やはり見所のある奴だったようだな・・・。」
天道は呟いた。
「あの・・・何か?」
鉄は天道の顔色を伺った。天道は
「いや、何でもない。ご苦労。ついでにコレも返しておこう。大事な隊長の証だ。」
そう言って天道が掌を開くと、そこにザビーゼクターが現れ、天道の掌に止まった。
そして天道は、その手を鉄に差し出した。
「はっ、ありがとうございます。」
鉄は再び敬礼すると、天道の掌からザビーゼクターを受け取った。
「では、これにて失礼いたします。」
そう言って鉄は回れ右をして階段へ向かっていった。そして階段の側にいる蓮華の目の前まで行くと、
彼女の方を向き、敬礼した。思わず敬礼し返してしまう蓮華。
すると鉄は再び階段の方を向き、階段を上がって去っていった。
「何か・・・いかにも職業軍人って感じですね・・・。」
天道の方を向き、蓮華は言った。
270 :
新隊長来る:2006/10/11(水) 00:00:34 ID:euQlfdHQ0
一応ここまで。先週の回で天道がゼクターを全部返すと言ってたんで、何となく書いてみた。ちなみに
鉄は「鉄のごとき非情に徹する男」と言うとか言わないとか。彼のライダースティングはパンチではなく
貫き手です。ファイトスタイルはカンフーに近いです。
|ハ,_,ハ
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ キターーーー!!!
| ⊂ :, オイワイニ
| ミ モサモサ スル
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
l^丶
もさもさ I '゙''"'''゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ
(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | もさもさ
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/) うれしいな
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u
272 :
名無しより愛をこめて:2006/10/14(土) 00:10:31 ID:W8AbeYVy0
とりあえずあげとく。
>┴< ⊂⊃ 憶えていますか?
...-(・∀・)- ⊂⊃
>┬< ワーイ 幸せだった日々
J( 'ー`)し ('∀` ) いくら お金を積んでも 手に入れられない思い出
( )\('∀`) )
|| (_ _)||
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.., ,; .: ,,。,.(◯) ::
: :::., / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /,,; (◯) ::: ヽ|〃 ;;:
. ,:.; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.., ,; :ヽ|〃 ,,。, ::;;,
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
忘れていませんか?
子供の頃なりたかった本当の自分。
∧∧ _,,-''"
_ ,(ュ゚ /^),-''"; ;, '
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;, ''
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': , '
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :'
>>273 要約すると、いい年して特撮なんかにはまらないで真面目に働けってことだなw
≡ (゚∀゚) 華麗にスル〜
≡ 〜( 〜)
≡ ノ ノ
276 :
名無しより愛をこめて:2006/10/24(火) 17:50:22 ID:xgtD2bAY0
再び
最下層に落ちるまで……保守!
見事に過疎ってるなぁ。変なのも沸いてるし。
放送中のカブトが今、致命的につまらないからっていうのもあるだろうけど。
初期、中期の頃は面白かったし、この板もそれなりに盛り上がってたのになぁ。
>>278 そんなつまらんか?この間のキャンプの話は終わり方が何となく昭和ライダーを彷彿とさせて結構面白かったと思うぞ。
まぁ、技名言わなくなった(気がする)のは不満だけど・・・
注:他ジャンルとのクロスオーバー、元ネタ分からないと結構キツイかも・・・
暗闇の中、深き眠りから覚めた「悪魔」は言った。
「時は来た・・・今こそ、二つの世界を我が手に!」
そして、その暗闇の中から不気味な怪物たちが生まれ出で、生みの親である「悪魔」の期待に
応えるかのように雄叫びを上げた。
「行け!『鍵』と『聖杯』を手に入れ、この世界を今度こそ我が手に収めるのだ!」
「悪魔」の言葉に従い、怪物たちはいずこへと消えていった・・・。
所変わって、我々の住む現実世界。又の名を「エルデ」と言う。この世界、否、この世界
ともう一つの別世界、二つの世界に「悪魔」の魔の手が忍び寄っている事を、この時はまだ
誰も知らなかった。わずかな「例外」を除いては・・・
海の見える小さな町、冬木市。この町の学校の一つ、穂群原学園の中等部に通う少年、鈴風
草太は、幼い頃母に聞かされたおとぎ話を探して、日々いくつもの図書館や本屋を歩き回っていた。
そして彼は、昨日も遅くまでその物語を探していたため、寝坊し、学校へと急いでいた。
「もうっ、あんまり遅くまで探すなってあれほど言ったのに!」
走りながら彼を叱っている少女の名は木ノ下りんご。草太の幼なじみである。両親があまり帰ってこない
草太の面倒を見ている、気の強い女の子だ。
「ゴメン、つい熱が入っちゃってさ・・・」
苦笑しながら謝罪する草太。すると、後ろから彼を呼ぶ声が聞こえてきた。
「お〜い、草太〜!」
振り返ると、後ろから白いバイクに乗った青年と、黒いバイクに乗った青年が近づいてきた。
草太はその二人に気付き、手を振った。
「サイト兄ちゃんに士郎さん!」
白いバイクに乗った青年の名は平賀才人。穂群原学園高等部に通う青年で、皆からはサイト
と呼ばれており、草太にとっては兄のような存在である。
黒いバイクに乗った青年の名は衛宮士郎。サイトの親友で、草太とも仲が良い。
「よっ、また本探しに熱を入れすぎて寝坊したのか?」
「うん、まぁ・・・」
サイトの問いに頬を掻きつつ答える草太。するとサイトは
「しょうがねぇな、ホラ、乗せてってやるよ。」
と言って、草太にヘルメットを渡した。
「ゴメン、サイト兄ちゃん。」
「りんごちゃんは俺が乗せてってあげるよ。」
士郎もそう言うと、ヘルメットをりんごに渡した。
「ありがとう、士郎さん!」
二人がヘルメットを被り、自分達に掴まったのを確認すると、二人は再びバイクのアクセルを吹かし、
走り出した。
「そうだ、今度の休みにちょっと秋葉原に用事があるから、連れてってやるよ。」
バイクを運転しつつ、サイトは草太に言った。
「本当?ありがとう!」
草太は満面の笑みでサイトに言った。
数日後、約束通りサイトに連れられ、秋葉原を訪れた草太は、あらゆる本屋を探し回った。
だが、結局目当ての本は見つからず、仕方なく帰ることにした。
「あそこに行っても見つからねぇとは・・・こりゃ相当レアなおとぎ話だぜ。」
帰り道、バイクを運転しながらサイトは草太に言った。
「うん・・・一体、どこにあるんだろう・・・?」
草太がそう言った直後、どこからともなく異形の怪物たちが現れ、サイトと草太の
乗るバイクを取り囲んだ。
「な、何だコイツ等!」
サイトはそう言うと、今度は巨大な蜘蛛のような怪物が現れ、草太に言った。
「見つけたぞ!エルデの『鍵』よ!」
lヽ、 ∧,,∧ /ヽ
i! ゙ヽ,(´・ω・`*)^ / ゙i!しょぼ〜ん..,, .,,.;;''⌒ヽ
l ゝし-し/' i! , ,__,,;'" "'; ,ノ
,/" i!''" ....゙'';;..,,;; ,,Y"
,/' 〈 'i;;- 、,,
i'/ \ 'i, ゙"ヽ、
i! ● ● ,'i ゙)
'i,::: (__人__) ::::::: ,/ ' ゙",;''i,-‐'"
,,-‐''"ヽ、 ,,-‐ ,..;;;゙"
( ,,, '' ,,.-‐''" ,,'"´``´
ヽ,..-‐'' ,.-‐''" ノ-‐''"´
( ,. -'"
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lニニニニコ .i |
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| | i. | (*´・ω・) / ∧∧ | |
_| |_ / o〆 (・ω・ )
|___| しー-J uu_)〜
_,,、-―ー―--、,,
/~::..: ..:::.::.`、
,,.、''/ハ ノ, ヽ,,ヽノ」、,,.:::::::'i
ヽヽ`' '`ノノ:|
(ヽ`.. :::.: ::..: ::.::::.:.:.:....::.::`ー
\、 .:..:::.::::,:,_,.、-―ー―、,,._::::.:::.::... ヽノ
ニ.:.:.:.:.:::::::::,-'' `''-;,::::::::.:...::ニ
/ト::.:.:::::,:' ヽ ノ '';:::::.:::.::ヽ
'`ノ/ ; ● ● ;'、ヽー
';,⊃ (__人__) ⊂⊃;'
`:、 // ,;:''
,-''´~ ̄~`''-、 .;''
;''~~'';:。::::::::::::..:.:.;''~~''、, `;;
.;、,,_,,ノ::::o::::::::。::::ヽ,,_,, .;
!::::::::::::::::::::::::::::::::,' ;'' ,,
;;'"~`'、:::o::::::::::::::;''"~`'、 ;;..ノ";
.; ;、::::::::::::::::; ;_,,;-''
;、,,._,,ノ,i'~”~`'i,,,,''、,,._,,ノ''"
'、_,ノ
284 :
名無しより愛をこめて:2006/11/09(木) 15:28:19 ID:5/kBok4e0
とりあえずあげとけ
カブト「よう、カイザ。 元気だったか?
カイザ「・・・誰だ! 貴 様 は―――?」
カブト「お前は・・・俺のことを知らないのか?」
カイザ「フッ。やけに自信過剰な奴だな――? 気に入らないな」
カブト「だったら、ど う す る ?」
カイザ「どうもしないさ。一人で粋がってろ!!(変身解除)」
カブト「ほぅ。少しは骨のある、見所がある男らしいな?(変身解除)」
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『つづくぅ!』 by クウガの中?? の 人だった人
カブト「よう、ギャレン。 久し振りだな?」
ギャレン「・・・・・・・・・・・」
カブト「どうしたギャレン? 体の具合でも悪いか?」
ギャレン「・・・・・・・・・・・」
カブト「・・・・ギャレン、お前 は――」
ギャレン「うるさい、お前になんか一度も会ったことは無い!
ましてや 気軽に声を掛けられる程 親しくなんか無い!!!
(ギャレンラウザーをゼロ距離射撃で、乱 れ 撃 ち)」
カブト「よう、サソード。調子はどうだ?」
サソード「 OH 我 が 友 よ !」
カブト「お前って、意外と いや、やはり好い奴なんだな?」
サソード「OH 我が友。
カ・ガーミ!!
よく来てくれた 岬犬は健在なのかぁー」
カブト「――やっぱり? そういうことなのかよ ○| ̄|_ 」
「oh!我が友ツ・ガーミ!!」
「呼んでますよ。津上さん」
「君の事だろう?翔一くん」
「いえ、俺は沢木哲也です。だから呼んでるのは貴方の事ですよ津上翔一さん」
「くっ・・そんな名前はとっくの昔に捨てている・・・!」
「あ、ちょっと!行かないで下さい!」
「葦原涼」
「・・・あんたか」
「今の津上には助けが必要だ」
「・・・」
「彼を・・頼む」
ごめん思い付きで適当に書いた
共闘もしてねぇし・・
ガタック「――待たせたな? 行 く ぞ 天 道!」
カブト「この時を ずっと俺は待っていた! 加賀美!!」
ガタック&カブト「 クロックアップ!!! 」
そして
というか
だ か し か し・・・・・
ドレイク「天道さん? 加賀美さん――!?
参ったなぁ、
二人して正面衝突して のびてやがるぜ」
291 :
仮面ライダー020:2006/11/10(金) 12:20:34 ID:hf8Dk3E20
「お買い上げありがとうございましたー」
やる気のない、形だけの礼と一緒に差し出されるおつりの小銭を受け取り、店の外に出る。
自動ドアが無機質な音を立て開く。まぶしい外の光が目に飛び込み、思わず目を細めた。
出た外で、目に映るのは笑いあう姿、歩き姿、急ぐ姿。
誰もが、思い思いに自由に生きている。何よりも尊い、誰にも犯すことのできない自由を謳歌する姿。
誰の顔にも、形容しがたい恐怖におびえる色はない。
だが、彼はそれを冷ややかに、何処かぬぐえない違和感と共に眺めていた。
その目に、本来彼の持つ慈愛あふれる温厚さはない。
―――なにか、違う。
漫然と、そう感じる。
この自由は、間違いなく本物だ。そして、この目の前を過ぎる姿も偽りではない。
「なにか、違う」
今度は口に出して呟く。
偽りなく本物であるという確信と、彼のカンと、『人間』としての心の否定が、ずれを感じさせている。
しかし、その声は、突然ついた頭上の大型の街頭テレビがつく音でかき消された。
「みなさーん、今日はうれしいニュースで〜〜す!今日、町でテロ活動をしていた36人の人間を処理しました〜〜!
そのうち三人が、仲間入り〜〜!これで……残りの人間は3521人で〜〜す!」
その違和感を生み出す要因が、空から響く。
そして、一気に湧き上がる周りの『人々』、いや……『オルフェノク達』。
心からそれを喜び、見ず知らずのオルフェノクとも、手を繋ぎ歓喜を分け合う。
その姿に邪悪さはない。それは……人間と何一つ変わらないからだ。でも、だからこそ。
「違う」
にらみつけるようにテレビを眺める彼の肩を、誰かが叩く。
「スマートブレイン社の使いです。同行お願いできますか?」
遠くない未来。今や世界は人類の進化系的存在・オルフェノクの組織・スマートブレイン社が完全に統治し、
ほぼ全ての人間がオルフェノクと化していた。どこかの国。
残りわずかとなった人間たちは人里離れた居住区に追いやられ、オルフェノクの襲撃に脅える終末の日々を過ごしていた。
しかし、その中で、たった世界で一人だけ、人間でもなく、オルフェノクでもない――またオルフェノクとは別の進化をした
といえる生物がいた。
>>279 超星神の後継者のアレだな。
赤いヘルメットの般若ライダーと
白いツンデレ氷ライダー、それに
万年寝不足の薔薇乙女ライダーが活躍するのか。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
`ヽ_っ⌒/⌒c
⌒ ⌒
ショッカー戦闘員「な、何者だ!」
サソード「俺の名は神代剣、又の名を仮面ライダーサソード。
ショッカーを倒す事にかけても頂点を目指す男だ」
???「なかなかの戦いぶりだ。
だが、そのショッカー退治、日本じゃあ2番目だな」
* * *
正直これ以上は大惨事で、とても続けられなかった。
_____
∧_∧ /
( ´Д`) <変身モナー!!
⊂ ⊃ \_____
〔=○=〕
| | |
(__)_)
∧_∧
( ´Д`)
⊂ ⊃
〔=◎=〕 ジュウィイン
| | |
(__)_)
____________
∧_∧ /
( 0V0) <仮面ライダーモナー参上だモナ!!
と つ \____________
〔=◎=〕
| | |
(__)_)
|
| 中略
|
終了
296 :
保守:2006/11/21(火) 11:11:48 ID:26Kdc+q90
ドレイク・風間大介って要素だけ取出すとライダーの王道っぽい
・本人の意志に関係なく巻込まれてライダーに
・記憶喪失の少女と出会い
・少女を守る為に戦う
・記憶を取戻した少女との別れ
・冤罪で殺人犯として追われ
・かって共に過ごした少女に助けられる
・愛する女を自らの手で倒す
これだけで全く別の話がつくれそうだw
297 :
名無しより愛をこめて:2006/11/23(木) 22:59:43 ID:D9zs+iAm0
ageるぜ
古代より地球に生息するネイティブ、そして7年前の隕石に乗って飛来したワーム。
人類との共存を望むネイティブと人類に代わって地球を支配しようと目論むワームは
対立。ネイティブは理解ある人類と手を組み「ZECT」を組織、しかし一部は
ZECTに反逆しワームと手を組み「NEOZECT」を組織。ネオゼクトは、隕石落下で
壊滅状態となった渋谷を根城とし、加賀美陸に擬態した総帥、ローチワーム、そして四幹部が
率いる4種の軍団で構成されているのだ。
乃木「生簀に続いて間宮も敗れたか・・・それでは、そろそろ私が出よう。」
黒崎「いや、今度は私が出ましょう。あちらがライダーを使うなら、こちらもライダーを使うべきです。」
乃木「・・・貴様が飼いならしている『黒い太陽』か。だが、いかに貴様の色で塗りつぶされても『赤い靴』
であることに変わりは無い。飼いならしたつもりでいい気になっていると、地獄を見るぞ。」
黒崎「あなたこそ、その能力は自分にしかないと思っていると、足元をすくわれますよ。」
杖を投げ捨て、姿を変えて彼にしかない能力『フリーズ』を使って一瞬で黒崎に迫る乃木。乃木の刃が黒崎
の首を狙う。しかし
ガキィィン!
一瞬の内に黄金のライダー、コーカサスへ変身し、左腕で乃木の刃を止める黒崎。その腰には、ゼクトから
奪ったハイパーゼクターを更に改良した物が。
総帥「やめないか。お前達ほどの奴らがその程度のことで刃を交えていると、名が泣くぞ。」
突然、暗闇の中から現れた総帥の言葉を聞き、変身を解く乃木と黒崎。
総帥「乃木、君はゼクトのアンチミミック弾を破壊したまえ。黒崎、君はカブトの持つハイパーゼクターを破壊
したまえ。」
そう言うと、総帥は再び闇の中へと消えていった・・・
299 :
矢車想の逆襲:2006/11/23(木) 23:36:10 ID:N0alX2w40
ネオゼクトに寝返った元ゼクト隊員、織田秀成。彼はワーム側の技術で作られたライダーシステム
を使い、銀色のライダー、ヘラクスへと変身。矢車ザビーを破ったが、加賀美ザビーに圧倒され一時
撤退、それ以来、黒崎の命令で戦闘に参加することを禁じられていたが、黒崎の許しを得て、再び
戦場に舞い戻った。そんな彼を待ち受けていたのは・・・
矢車「久しぶりだなぁ、織田ぁ。」
織田「お前は・・・矢車!」
矢車「お前のお陰で俺は闇の何たるかを知った。お前にはある意味感謝してるぜ。
だが・・・やっぱり仮は返させてもらうぜ・・・・・変身。」
ホッパーゼクターを手に取り、ベルトにセットする矢車。その姿は、緑色のライダー、
キックホッパーに変わっていく。
織田「ネオゼクトの新型ライダーシステムを奪ったのは、お前だったのか!・・・変身!」
ライダーブレスにヘラクスゼクターをセットし、銀色のライダー、ヘラクスへ変身する織田。
矢車「お前にも見せてやるよ・・・闇の世界をな。」
ゲーム発売まで、あと一週間。
▲,,∧ ∧,,∧ ∧,,▲ ∧,,∧
(,,・∀・) ミ,,・∀・ミ (;;・∀・) ミ,,・∀・ミ
〜(_u,uノ @ミ_u,,uミ @(;;;;uuノ 〜ミ_u,,uミ
301 :
保守:2006/12/01(金) 18:34:12 ID:UpIQHgyi0
来年のライダーキター ここでは誰と絡むだろうか
302 :
名無しより愛をこめて:2006/12/02(土) 07:24:52 ID:1feiaIcK0
頬を連続的に叩きつける感触で目を覚ました。
…雨か?
声に出したつもりが、口唇が動かなかった。
口だけじゃなく、手も、足も。
景色が垂直に曲がっている。
身体は燃えているように熱いのに頭だけが冷めている。
これは夢なのか、と思った。
だが、すぐに現実を感じ取る。
最初に目に飛び込んできたのは、
オレと同じように外に投げ出された烏丸所長。
そして、大きく口を開けたジュラルミンケースから、
バラバラに散らばったアンデッドのカード。
やっぱりオレ達は何者かに襲われた。
カードの完全封印に行く途中、車を破壊された。
この凍えるような雨が嘘だなんて思えない。
そう気がついた途端、頭のてっぺんから足の先まで痛みが駆け抜けた。
内臓をぐるぐるとかき回されてるような感覚。
全身を快楽と恐怖の藻に雁字搦めにされたよう。
ボロボロだ…
…誰だ?
不意に人影に目が反応した。
オレの身体はまだ滝のように降る雨の中に転がっていた。
吐く息は白く、あちこちの肌が切れたように痛い。
辺りを見回そうにも首は動かなかった。
しかし、その人影が何者であるか、すぐにわかった。
ヤツはオレの目の前で、カードを拾いながら言葉を走ったのだ。
人外の、アンデッドの言葉を。
させるか…!
凍えるこの世界で、声を絞り出してみせる。
口の中に溜まった血を吐き出す。
咳き込むと肺に切られたような痛みが走った。
気絶しそうなオレを、視界を占める左手だけが支えてくれた。
「…ま…て…」
やっとの想いで喉から洩れた声が、オレを絶望に突き落とす。
降り注ぐ雨音の中で、こんなかすれた声が届くのだろうか?
ヤツの足止めになど、なるはずはない。
ヤツはそんなオレに気づいていないのか、
それとも相手にならないと無視をしているのか、
闇の向こうに消えてゆく。
「う…」
寒い。熱い。身体中が痛い。
なにも感じない。耳鳴りがする。
聞こえない。
雨粒が容赦なくオレを消し流そうとする。
オレの総てを水に流そうとする。
待て!
まだ終わりじゃない!
もう既に闇と同化しつつあった、
ヤツとオレの意識にむかって叫ぶ。
このまま終われない。
オレは人であること捨てたアイツの為にも、
人として生きることを誓ったはずではないか!
アイツがアイツらしく戦い続けているのに、
このザマは何だ!
待て!
まだオレは生きている!
まだオレは戦える!
喉から絞り出した声が、ヤツを足止めする。
そしてもう1つ、力を呼び覚ます。
暗闇の中から飛来する黒い光…
オレはそれを迷わず手にすると、
誰から教わったわけでもないのに、
ベルトを腰に巻き、一定の所作を行っていた。
「変…身っ…!」
“HENSHIN”
『…! バカな…!?』
黒い光の効果は絶大。
ヤツに人の言葉を出させた。
“カテゴリーA”は手元にあるのに、何故?
そんなことオレにすら解らない。
ただ、オレはこの光を求め、光は闇より生まれた。
そしてこの姿になった。それだけは真実だ。
これが切り札になるかは、オレにもわからない。
だが、オレにはやはりこの道しかない。
どんなにボロボロになろうと、どんな恐怖に囚われようと、
オレは戦う。
仮面ライダーとして。
END
ブラボー!
かっこいい〜!!
途中まで映画の橘さんかと思ったw
この流れでファイズを是非
(`Д´≡`Д´)?
……で?誰?
感想ありがとうございます。
主人公はもちろん、我らが橘さんです。
101でコラ話題になっていたケタックを出してみました。
話の筋としては、“剣”本編の最終回+劇場版という感じです。
312
313 :
名無しより愛をこめて:2006/12/09(土) 11:38:06 ID:o19JTd4K0
ほしゅ
315 :
龍騎×剣:2006/12/09(土) 21:24:51 ID:j0DEP7cR0
城戸真司は鏡の中、仮面ライダー王蛇と対峙する。
その右手にカードの束、十三枚の『ラウズカード』を握り締め。
ただのフィクションだと思っていた。
自分のような、未だに人間を殺す覚悟も決められない甘ったれとは違う、友を殺して世界を救った正義の味方の物語。
『仮面ライダーという名の仮面』
その主人公だった彼はこの戦いを知り、すでに壮年である自身の肉体の限界、そして鏡の中には入れないことを理解しながらも、その犠牲者を救おうと戦った。
あるライダーに対し、自ら鏡の中に引きずり込まれるという方法によって同じ戦場に立った彼は敗北したが、それを自分に託してくれた。
だから自分も覚悟を決める。
――彼の仇。仮面ライダー王蛇を討つ。
「・・・ッハァ。全くイライラさせる奴だ。あの爺がそこまで惜しいか」
それが最後の一押しだった。
「―オマエは」
「アァ?」
はっきりと言葉にし、その一言で完全に踏み込む。
「オマエは、俺が、殺す」
二つの意思が激突し、鏡の世界が凍りついた。
316 :
龍騎×剣 2:2006/12/09(土) 21:26:00 ID:j0DEP7cR0
「―――ッッッ最高だ。最高の気分だ。今までこんな本気の殺意は居なかった。
まさかあんな甘ったれのオマエが、オレと同じ目に成るとはな」
そんな言葉は耳に入らない。
意識に映るのはヤツの紫。そして左手の手甲。
まずは二枚、一枚はバックルから引き抜く。
――半分は自分の力、だが半分は――彼の力だ。
『STRIKE VENT』『Beat Lion』
右手にクローが出現、同時にライオンの紋章が吸い込まれ光を帯びる。
「・・・何だそれは?」
ヤツの声。その疑念に対して彼の意思を伝える。
「あの人の力だ!!」
勢いでとりあえずここまで書いた。一応先の展開は考えてる。
ミッシングエースの数十年後って感じ?
なかなかいい感じです。
あと、細かいようだけど、ラウズすると、アンデッド名までは言わないよ。
「BEAT」とか「KICK」だけ。
続きみたいなぁ〜
剣崎は65あたりって設定なので、まあ妥当な年代。
ただそうすると剣本編がノーパソなんざ存在しない年代に・・・
>ラウズすると、アンデッド名までは言わない
ああそうだった。何となく脳内で『エヴォリューション パラドキサ』ってメッセージが流れて。
あと、ラウズカードをどこに仕舞ってるかは聞かない方向で・・・
319 :
龍騎×剣 3:2006/12/09(土) 23:38:46 ID:j0DEP7cR0
放った一撃は王蛇のサーベルを打ち砕き胸板に衝突、吹き飛ばす。
「・・・ッッッ!!」
息を吐き出しつつ王蛇がベントイン。
『ADVENT』
銀に輝く犀、飛翔する紅のエイ、そして地を這う巨大な紫の蛇。
「――ッハァ・・・ここからは、全力だ」
「望む、所だーーー!!」
『Tackle』
猪のそれに等しい突貫によって銀の犀の進撃を逸らし、その隙に二枚。
『SWORD VENT』『Slash』
蜥蜴の紋章を吸い斬撃力を底上げされた青龍刀がエイの片翼と打ち合い、その安定を
崩す。更にニ枚。
『ADVENT』『Magnet』
蛇が吐き掛けた強酸の毒液は斥力によって弾かれ、逆に赤龍がその喉笛に喰らい付く。
320 :
龍騎×剣 4:2006/12/09(土) 23:40:59 ID:j0DEP7cR0
「・・・チッ!!」
『FINAL VENT』
犀の突撃は赤龍の火球が停止させた。
『FINAL VENT』
エイの巨岩を打ち砕く一撃は龍の尾によって叩き落される。
『FINAL VENT』
そして毒液を纏った連続蹴りは――
『Kick』『Thunder』『Mach』
「――ッヴェェェェェェィッ!!」
『Lightning Sonic』
雷を纏った神速の飛翔蹴りが打ち落とす―――!!
あえてベタな展開に。
あ、ラウズカードは複数回使用出来ません。ベントインしたらどっかに消えるので。
アブソーブをどう使うかがとても気になる。
羽根の生えたサバイブとか?
・・・・・・・変だな。
ドラグレッダーと融合するんだろう
324 :
龍騎×剣 5:2006/12/14(木) 00:10:52 ID:Kabj93vz0
「・・・ッ、は、く」
カードに封印された鹿の始祖が放つ雷を受け、片膝を突き呻きを上げる王蛇。
「―――――――――」
それに対し、龍騎はただ無言。
「グ、は・・・『仮面ライダーという名の仮面』・・・実話だったとはな。
―――つまりあの爺が剣崎一真。オマエの覚悟もそれが理由か」
「―――オマエも読んだのか、あの本を」
「ああ、気に入ったぜ。
胸糞悪い話だと思ったが、ラストだけは例外だ。何せ――
―――――傑作じゃねえか。世界の為の殺人なんざ」
「それでもあの人は世界の為に戦った。自分の欲望の為に戦うオマエとは違ってな」
「ふざけるな」
「・・・何、だって?」
「オマエもあの爺も、自分の為に戦ってるんだろうが!
剣崎一真は世界を救いたいという自分の望みを叶える為に親友を殺した!
オマエはこの戦いを終わらせるという望みを叶える為に他のライダーの望みを踏み砕く!」
『UNITE VENT』
蛇を中心に、犀が長大な角に手足と強固な装甲、エイが大きく開いた翼を与えたその姿は西洋の竜
。
その顎が吐き出すのは強酸性の毒液ではない。
陽炎、あるいは彗星じみた無色の炎だ。
325 :
龍騎×剣 6:2006/12/14(木) 00:11:47 ID:Kabj93vz0
対応してラウズカードを取り出す龍騎。
それを―
「ッハ、動揺したな・・・貰ったぜ!」
『STEEL VENT』
一瞬にしてカードが王蛇の手元に移動する。
「くそっ、なら―――!」
カードを引き抜く。
荒れ狂う焔をバックに黄金の翼が描かれたカード。
それを掲げただけで、溢れ出した真紅の焔が無色の炎を掻き消した。
顎を開いた龍を模した巨銃の、その顎の奥にカードを差し込み、飲み込ませるようにベントイン。
『SURVIVE』
生存、耐久、あるいは克服。その名を冠された、ライダーを強化するカードだ。
光弾が王蛇の胴を狙い、龍の焔が竜の炎と喰らいあう。
のけぞった王蛇に疾走し、バックルから二枚のカードを引き抜く。
『SWORD VENT』『Metal』
王蛇のサーベルを鋼と化した体で強引に弾き、激烈な一刀によって逆に弾き飛ばした。
「ッグ、ハ、が・・・」
苦しげな息を吐きつつ、カードをベントインする王蛇。
とりあえずここまで。
テスト中だが半徹して書いた。
おかげで三角関数が理解できねえ・・・
いやぁ無理すんなw
三角関数っていうとサイン、コサイン、タンジェントだっけ?
328 :
保守:2006/12/15(金) 21:50:05 ID:6PvobMxm0
特板いつの間にかSS系スレすげぇ増えたな
3日たちました。保守
ほしゅ☆
age
保守
保守
334 :
名無しより愛をこめて:2006/12/29(金) 17:24:51 ID:My9FpXre0
保守
336 :
保守:2007/01/04(木) 22:10:33 ID:qELMz4j40
ライオン丸G風お下劣ライダーってのはどうだろうかね
大の女好き俗物一文字隼人、堅物童貞本郷猛みたいな
荒れそうだよね(汗
上げ
>>336 むしろライオン丸Gそのものとのクロスがいい。
最終回その後みたいな感じで。
>>338 ネオ歌舞伎町をひとり彷徨うやさぐれ獅子丸ちゃんは容易に想像出来るんだが
仮面ライダーをどうやって絡めるかだな
ジョーさん達を生き返らせる願いで、神崎兄に魂売るか、イマジンに魂売るか
むしろ555のベルトかカードデッキ手に入れて変身願望叶えるジュニアとかそっちの路線の方が面白そうだが
ジュニアルート
↓Jr死亡
↓オルフェノクとして蘇生
↓スマートブレインに拾われる
↓ついでにベルトまで手に入れる
↓企業893として生きるか、カタギとして生きるか悩む 等々
【願いを叶えてしまった男の話】
獅子丸ルート
↓彷徨う獅子丸
↓神崎兄現れる
↓ジョーさん達を生き返らせる為にライダーバトル参戦
【願いを叶えたい男の話】
の2本立てで対立軸にして、最後にJrVS獅子丸とかにすれば意外と面白くなるかも
341 :
保守age:2007/01/06(土) 01:34:16 ID:N/64T8lr0
クロスオーバーなら牙狼は響鬼・クウガあたりと相性よさげか
アギトはリュウケン、ブレイド・カブトは超星神あたりがやりやすそう
あー、ガロ書きたいけどスレタイからしてちょっと・・・と思ってたんだが、住人的にはおk?
>>342 最近かなり過疎ってるからいいんじゃないかな、ライダーも出てれば
ホラーとマカモウつなげるとか
アンノウンは天使だったけ?そっから牙狼つなげるとか、そういうのもありかと
344 :
名無しより愛をこめて:2007/01/06(土) 03:26:56 ID:rD1ukSGv0
そういえば、初代の話は、漫画版・テレビ版・1st版と
パラレルワールドのお話だよね
1st→テレビ版につなげられたら神なんだが
345 :
名無しより愛をこめて:2007/01/08(月) 12:46:52 ID:Vc1qFnqg0
あー
どんな話でもいいから読ませてくれ
ほする
保守
348 :
名無しより愛をこめて:2007/01/14(日) 02:28:45 ID:gck6hpRl0
2chマジ閉鎖すんの?
このスレのネタであった 和風ライダー、時空越え、ダブルライダー、宇宙戦 等々結構TVでも実現されたのに
肝心の歴代ライダー共闘だけは未だ実現されてないんだよね
保守
保守
351 :
名無しより愛をこめて:2007/01/22(月) 01:52:37 ID:16T9A+wM0
爆発の中に消えたダークカブトでも小説作れそう
カブトは一番続編とかその後とかつくりやすいだろうね
生きた人が誰もいなくなった最低の街。そんな街に、一人の男が足を踏み入れる。男は足元に転がる血にまみれた
亡骸を見て、呟く。
「・・・いけねぇなぁ、俺達の方が生き易い時代になっちまうとは・・・」
そこにもう一人、紅いコートを身に纏った男が現れ、男に尋ねる。
「アンタ、この街のヤツか?」
男は振り向き、コートの男の身なりを一通り見ると、口を開いた。
「・・・・いや、アンタと同業者さ。まぁ、アンタらより苦しい生活してるがな」
男が言い終えると、何処からとも無く三、四体、黒いクグツが現れる。
「どうやら、こいつらが犯人らしい。全員死んだかと思ったが、ここに何体か残ってたんだな」
男はコートの男に言う。
「さっさと片付けるぞ」
コートの男がそう言って手に持っていた剣を抜けば、男も腰から鬼の顔がついた音叉を取り出し、刀に変える・・・。
2011年、ネオ歌舞伎町。獅子の戦士が居ない間に、魔を狩りし『騎士』と『鬼』とが舞い降りる・・・。
「この世界を、頼んだよ」
男はそう言って、自らの仇と共に炎の中へと消えた。
ここに、一人の男の不運な、そして数奇な運命は終わりを告げた・・・かに見えた。
男は、本来の顔を失いながらも生きていた。だが、彼の手元にあった黒い『赤い靴』はもう無い。
彼に残された選択は、二つ。
このまま自分で死ぬか。永遠に暗闇の中を彷徨うか。
そして彼は、暗闇を彷徨うことを決めた。焼け爛れ、醜く変化した顔を純白の布切れで隠し、男は
闇の中を歩いて行く。どこへ行くのか、それは男自身も知らない。そんな当てもない旅の途中、男は出会った。
自分のように全てを失い、暗闇の中を彷徨い、途中、共に彷徨ってきた『弟』を殺してしまった一人の男と。
その男は、彼に言った。
「お前も、俺の弟になれ・・・」
全てが終わり、平穏な日々を取り戻したかに見えた世界。天の道と永遠の暗闇、相対的な世界を行く者たちの物語
は、「次なる段階―NEXT LEVEL―」へと向かっていく・・・。
カブト放送終了記念と言う事でカブトと他作品の競演を考えてるけど、
どの作品がいいですかね?
カブトの時期はひよりを探してHCUを繰り返していた時で、
天道が偶然迷い込んだ世界のヒーローと共闘する流れを考えてます。
一万年前のバトルファイトでヒューマンアンデットが勝ったのは
HCUした天道のおかげだった・・とか
ヒューマンアンデッドがなぜ勝ったのかは謎だからいいかも
でも時代が古すぎるか
>>353 上でも要望があったライオン丸Gとのクロス?
「鬼」は響鬼だと思うけど「騎士」は牙狼かな?
最初はそのままナイト(蓮)かと思ったけど。
あと来週始まる電王の主人公は気弱な振り回されタイプみたいだね。
昭和ライダーはともかく他のアクの強い平成ライダー(特に龍騎やカブト)
と絡ませたら一時間ともたなさそうw
359 :
353:2007/01/23(火) 22:58:47 ID:XkIngVyL0
>>358 当たり。ただし鬼の方も魔戒騎士の方もオリキャラ。
保守
361 :
名無しより愛をこめて:2007/01/28(日) 19:48:07 ID:7gyQlcQx0
カブトと電王の書いてみよ
362 :
名無しより愛をこめて:2007/01/28(日) 19:57:31 ID:7gyQlcQx0
あれから1年。
1つの世界から、危機は去った。
35年にも渡る人類の存亡を賭けた戦い・マスカレードは終わりを告げた。
そしてもう一つの平行世界。ここも、何ら変わりのない世界。
…時刻は、2007年。
もう一つのクライマックスが、今、始まる。
363 :
電王×カブト カブトルート:2007/01/28(日) 20:29:36 ID:7gyQlcQx0
天の道を往き、総てを司る男・天道総司は、完全に復興しつつある渋谷を歩いていた。
「ひより、どうしてるかな」
そう呟きながら、ビストロ・ラ・サルへと足を運ぶ。
だが、その背後には「太陽の神」が迫っていた。
「ほう…予想外の再会だな」
その雄々しき角を持った神は、彼の手に収まった。
364 :
電王×カブト カブトルート:2007/01/28(日) 20:31:58 ID:7gyQlcQx0
ネイティブの生き残りかと思っていたが、辺りには誰もいない。
だがその神・カブトゼクターは変身するよう訴える。
そこにガタック・マスクドフォームの姿の加賀美が駆けつける。
「あれ?天道…!?」
「久しぶりだな、加賀美」
[HENSHIN]
あっという間にマスクドフォームの鎧をまとった天道=カブト。
「恐らく…、ワーム以外の何かが迫っているんだ。
ひよりに会うまでは負けていられないがな。」
「ワーム以外の何か!?」
「ハイパーゼクターに道案内を頼むぞ。時空に問題があったとすれば、大事だ」
365 :
電王×カブト カブトルート:2007/01/28(日) 20:33:10 ID:7gyQlcQx0
[CAST OFF]
[CHANGE BEETLE]
[CHANGE STAG BEETLE]
「俺と一緒に来てくれるか?加賀美」
ハイパーゼクターを手にし、天道が言う。
「ああ」
加賀美は答えた。
「俺につかまれ!」
[HYPER CAST OFF]
[CHANGE HYPER BEETLE]
[HYPER CLOCK UP]
二人は、緑色の閃光と共に、時空を越えた。
ハイパーゼクターはどこへ向かうのか。そんな事は関係ない。
ゼクターが呼ぶ限り、戦い続ける。それが、仮面ライダーであるから。
366 :
電王×カブト 電王ルート:2007/01/28(日) 20:40:57 ID:7gyQlcQx0
一方、平行世界の住人、野上良太郎。
彼の運の悪さは、ギネス級。
何をしてもうまくいかず、さらに周りにも煙を撒く始末。
彼はついこの前に未来人「イマジン」に憑依された人間。
しかし彼は、憑依したイマジンの意思を押さえ込む事ができる唯一の人間「特異点」でもある。
367 :
電王×カブト 電王ルート:2007/01/28(日) 20:46:03 ID:7gyQlcQx0
彼は「ライダーパス」を拾い、電王としてイマジンと戦っていた。
そう、ついにこの世界にも危機が訪れたのだ。
そしてその世界に、「太陽の神」と「戦いの神」が舞い降りる…。
368 :
電王×カブト 電王ルート:2007/01/28(日) 20:49:44 ID:7gyQlcQx0
とりあえずここで一旦休止。
電王とカブトの「時」という要素をつなげてみた。
良かったら感想を。
次回予告
ハイパーゼクターが導いたのは、イマジンのうごめく世界だった。
天道と加賀美は、偶然良太郎と出会う。
うわつまんね^^;
死んだら?
>>368 なかなか面白そうではあるけど、続きは電王の世界観とキャラが固まってからのほうがいいんじゃね?
まだ一話目だし。
「時の流れを曲げてでも、救わなければならない未来がある
俺はこの世界を護る。護りたいが故に、時を操るのだ
邪魔をすると言うなら…ここで消えてもらわなくてはならない」
天の道を往く男に迷いはない。彼の正義、それ即ち世界の正義であるからだ
言い知れぬ迫力が男の体から発せられていた
対極の男。最弱の男は、天の道を往く男の纏うオーラにたじろぐ
しかし彼とてライダー。彼の中の正義は、最強の男の信じる道を否定していた
「それでも僕は時を…時を護る!時は唯一の基準、それを曲げれば必ず無理が出るんだ!誰かを救えても、そのために必ず誰かが傷つく!そんなの…そんなの耐えられない!!だから僕は戦う!時の運行を護るために!」
少年の手には黒い長方形のケース
それを握りしめ、彼は精一杯男を睨みつけた
敵わぬ抵抗、そんなことはわかっている
逃げたい、しかし体は逃げようとしてくれない
守りたい、その思いが少年を衝き動かした
372 :
2:2007/01/28(日) 22:33:27 ID:UvphruGVO
「どうしても行くというなら…僕を倒していけ!!変身!!」
少年の腰に現れる奇怪な形状のベルト
彼が生涯で唯一手に入れた幸運にして、最大の不幸
「お前の決意がそれほどまでに強いというなら…」
空が歪み、赤い何かが飛び出す
赤い飛行体は空中を旋回し、男の手の中に収まった
彼はそれを斜めに構え、少年を見据える
男の腰には銀色のベルト、歴戦の、百戦錬磨のベルトだった
「お前が俺と道を違えるなら、容赦はしない…変身」
「ウワァァァァァァァ!!!」
『sword form』
「ハアアアア…」
『henshin』
どちらの信ずる道が真に正しいか、それを知る者はない。正義は絶対ではないのだ
にもかかわらず、二つの正義は道を違え、ぶつかり合う
真の正義を求めて…
半年後ぐらいに良太郎がこんな感じになればいいなぁ。
詳細設定が明らかになればモモタロスの単独SSも出来そうだな
375 :
電王×カブト:2007/01/31(水) 17:19:17 ID:qFM56uAD0
ぶつかり合う二人の力。
しかし天の道を往く者・カブトはライダーフォームに姿を変える。
【俺と替われ!】
モモタロスは良太郎に叫んだ。しかし良太郎は聞かない。
「これは僕の戦いだ!僕が護らなければならないんだ…僕の正義で、時の運行を!」
「おばあちゃんが言っていた…俺はあらゆる世界の中心。俺の正義は、世界の正義だ!
その正義を否定する者こそ、悪だ!」
『CLOCK UP』
超高速の動きに翻弄される電王。―もう駄目かと思われたその時、良太郎の意思は弱まった。
【今だァ!】
376 :
電王×カブト:2007/01/31(水) 17:21:54 ID:qFM56uAD0
現実世界の帰還と共に、また新たな力が目を覚ます。
「俺、参上!!」
keep
keep
379 :
名無しより愛をこめて:2007/02/09(金) 21:30:34 ID:+joforC+0
それ
、、、、
ミ0w0ミ<ほっしゅ
""""
381 :
モモタロス:2007/02/14(水) 00:34:55 ID:0otJ4hIP0
「デンライナーが脱線事故を起こして、俺様は大昔に放り出されちまった
その時代で大暴れ出来るってんで俺は役の小角って爺様の用心棒やることになった。
その爺様の弟子達に修行つけてやっているうちに、
そいつら俺様そっくりの鬼の姿に変身出来るようになりやがった。
その中の一人のヒビキって奴と一緒にマカモウなんて化け物退治したりして、あの時代も結構面白かったぜ。
だが鬼に変身出来るようになった奴らの一部は、その力を悪事に使うようになりやがった。
そこで俺を迎えに来た良太郎が電王に変身して、響鬼と一緒に鬼退治したってわけだ。
電王になって鬼退治した良太郎は桃太郎とか呼ばれてよ、笑っちまうぜ」
なんかいいな。GJ!
383 :
名無しより愛をこめて:2007/02/16(金) 12:37:35 ID:yoqJXlmMO
あ
ブレイドとなのはで小ネタ書いたんだけどここに載せてもok?
いいんじゃない?見たい。
「えっ!?」
「…そんな……」
「う、嘘や………」
三人の魔法少女の最大魔法を持ってしても、最後の障壁を破壊することはできなかった。
『失敗』
その二文字が皆の頭をよぎる。
その時だった。
ブレイド・ジャックフォームが飛び去った暗い空から黄金の鎧を身に纏った戦士が現れ、防御プログラムへと落下していく。
その姿はまるで、闇を斬り裂く一筋の光。
光の名は、仮面ライダーブレイド・キングフォーム。
「あれは………剣崎!!!」
「なにっ!?」
「剣崎さん!?」
ヴィータの言葉に皆が一斉にブレイドを見た。
しかし、ブレイドは視線を外さない。
「止めろ剣崎一真!!いくらお前でもそいつは倒せない!!!」
「剣崎さん!止めてください!!」
「無茶すんじゃねぇよ!!戻れ!剣崎!!!」
ヴォルケンリッターが声を荒げてブレイドを呼ぶ。
「剣崎さん!!戻って!!」
「一真!だめ!!」
「だめや!剣崎さん!!」
三人の魔法少女がブレイドに向かって叫ぶ。
それでも、ブレイドは視線を外さない。
ただ真っ直ぐに、敵を見つめ、落下していく。
「剣崎一真!!はやく…」
「俺は」
「…!?」
静かな、しかし真の通った力強い剣崎の声がシグナムを、引いてはその場にいる全員を黙らせる。
同時にブレイドの鎧が輝きを放ち、輝きは五枚のカードとなってその手に収まった。
「俺は仮面ライダーだから」
手から離れ、自らブレイドの大剣・キングラウザーへとラウズされてゆくギルドラウズカード。
「この世界の…戦えない大勢の人々の為にも…」
『Spade Ten』
「シグナムさんやシャマルさん、ザフィーラさん、ヴィータちゃん達の想いの為にも…」
『Spade Jack』
「これから幸せにしなきゃいけない…リィンフォースの為にも…」
『Spade Queen』
「なのはちゃんやフェイトちゃんの気持ちを無駄にしない為にも…」
『Spade King』
「そして…はやてちゃんの為にも…!」
『Spade Ace』
「…俺は戦う!!!!そして…みんなの悲しみを終わらせる!!!!!」
『Royal Straight Flush』
電子音声と共に五枚の光の壁が剣崎を導く。
ターゲットは闇の書の暗黒面にして、リィンフォースらの悲しみの象徴…防御プログラム。
「はあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キングラウザーが魔力障壁とぶつかり、そこから眩い光と爆音が発せられる。
刹那、ヴィータが渾身の力を込めて
「剣崎いいぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
その名を呼んだ。
ーーーーーー運命の切札を掴み取れーーーーーー
仮面ライダー剣afterIF
『魔法少女リリカルなのは剣ーブレイドー』
公開予定…なし(?)
以上
設定的には「なのは世界に迷い込んだ剣崎(始を封印した未来)」です。
ツッコミ所は満載ですが、まぁそこは『IF』ということで
お目汚し失礼しました
実はなのはってよく知らんのだが、(とりあえず見てみたかった)
おもしろいですよ。剣崎がスゲーカッコいい。
390 :
388:2007/02/17(土) 01:39:02 ID:GKbRXEuLO
>>389 そう言ってもらえると書いたこっちとしてもありがたいかぎりです。
また気が向いたら何か書かせていただきますね
モモタロスとバットイマジンが小学校の同級生という設定。あと一部設定変更。
未来の小学校。
先生「今日の給食は、パン一個です」
一同「えー!!」
先生「いただきます」
帰り道
モモ「んたくっ、あれじゃ、ハラへるっちゅうの」
バット「しょうがないよ、むかしのおとなが、給食ひ、はらわないから、ふたんがたまって、はたんしたから」
モモ「マジ?それになんで、むかしのことが、おれたちにかんけいあるんだよ!」バット「むかしの人が、むだづかいでこっかのざいせいを、はたんさせて、つぶしたんだって」
モモ「なんだか、わかんねぇけど、おれは、さいしょから、くらいまっくすだぜ!」走りだす。
バット「そんな、むだづかいする、むかしの人なんか、いなくなってしまえば、いいんだ、そうしたら、ぼくらたのしくすごせるのに」
自分自身忘れていたのだが、
>>388を見て思い出したので再開したいと思う。人も多くなってきたし。
「鍵?…っていうか、何なんだ、お前ら!」
サイトは蜘蛛の怪物に言った。
「その小僧こそは、我らの主サンドリヨン様が探し求めている『エルデの鍵』!その『鍵』と『聖杯』が
一つになる時、二つの世界はサンドリヨン様のものとなるのだ!さあ、若造よ、命が惜しければその小僧
をこっちによこすのだ!」
蜘蛛の怪物はそう言って、才人と草太にゆっくりと近づいていく。
「ワケわかんねぇことばっか…喋ってんじゃねえっ!!」
才人はそう言って愛車のHONDA X-5のアクセルを吹かし、蜘蛛の怪物の下を潜り抜けた。
「ほう…それが答えか。いい度胸だ…シアゴースト!」
「ォウ」
灰色の怪物は蜘蛛の怪物に従い、才人と草太の乗るX-5を追いかけた。あっと言う間に
追いつかれ、再び囲まれる才人と草太。
「チッ…」
もはやこれまでかと思われたその時、一つの声がその場に響いた。
「そこまでだ、ミラーモンスター!」
「そ、その声は、まさか…!」
声を聞き、焦る蜘蛛の怪物。そして、一陣の風が吹き、才人と草太の目の前に、黒いマント
を纏った仮面の男が現れた。西洋の騎士と蝙蝠を思わせる姿をした男は、剣を抜き、こう名乗った。
「仮面ライダー…ナイト!」
2006年12月10日、渋谷隕石と共に飛来したワームはカッシスという個体に率いられエリアZに進軍
友軍がそれを迎撃するが、防衛線は次々突破され遂にワーム軍は俺達木村班と田所班を始めとする友軍が待機する最終防衛ラインに到達する
ここに到達する途中、マスクドライダーの『サソード』と『ガタック』と『ザビー』がカッシスと戦ったらしいが、ワーム軍の進撃は未だ止まらず
全く、大層な物持ってる割にはお前らはワーム1体倒せないのか。まあ蛹1体倒しただけではしゃいでる俺も俺だが
とにかく、俺達はエリアZ防衛のため、戦闘体制に入った
ワームの姿が1体、2体と見えてきた。すでに配置完了していた我々は、ワームがマシンガンの有効射程内に入るのを今や遅しと待ち構えていた
隊長の私も戦闘服に身を包み、陣頭指揮を執っていた
「ったく、なんで俺達がこんな面倒くさい雑魚の片付けをしないといけないんだよ」
後方に配置している真面目な性格の森川隊員の後ろで、加藤隊員が呟いた。私は任務中の私語は慎めと注意しようと思ったが、その間にもワームが接近していたので、ワームに注意を向けた
「仕事です。それに我々は雑魚の相手で精一杯じゃないですか」
「まあ、それもそうなんだがな」
「おい、森川!加藤!私語は慎め!ワームが来るぞ!」
私の代わりに吉田隊員が2人を注意した。吉田の声は緊迫感に溢れていた
ワームが来るのが早く感じる。友軍の銃声が聞こえた。そして遂にワームの1体が我々の射程圏内に入った…!
「撃てぇ!!」
隊長の声で一斉にマシンガンが発射された。先頭にいた1体のワームが大量の弾丸を浴び緑の炎を上げて死んだが、次々と後ろにワームが続く
他の班も既に戦闘を開始している。もう殆ど銃声と仲間の悲鳴とたまに起こる爆発の音しか聞こえない
俺は怖くなり、撃つのをやめた。そして走ろうとした。だが仲間がそれを抑えた
「止まれ加藤!任務放棄すると謹慎処分になるぞ!」
「うるせえ!おめえは命が惜しくねえのかよ!?」
次の瞬間、俺はそいつをワームの中に放り込んだ。ワームがそいつに群がる
「うわあああああ!!」
そいつを助け出そうと、3人の隊員がマシンガンをワームに撃ち込むが、ワームはそれを気にせず、俺が放り込んだ奴を殴り、蹴った
そして、弱々しく抵抗をしていたそいつはやがて動かなくなった
「おい加藤!止まれ、止まれ!」
隊長の木村が俺を止めようと呼びかけたが、俺は気にせずそこから逃げた。生きるためにだ
396 :
モモタロス:2007/02/19(月) 22:47:01 ID:aS3QxbqV0
「
>>381の続きだがな
俺が役の業者の爺様の用心棒をしてた頃はよ、
前鬼・赤鬼=モモタロス、後鬼・青鬼=響鬼なんて言われてたもんさ。
ところが鬼の力を私利私欲に使って悪事を働く奴らが多くなっちまって、
世間の鬼へのイメージはすっかり悪くなっちまったんだよ。
まぁ結局最後は良太郎とこの俺が電王になってそいつらを退治してやったわけだが。
もともとこの時代の住人じゃねぇ俺には大して関係のねぇ話だが、
もともとこの時代の人間として生きてた響鬼は、
人に信用してもらえなくなって、後ろ指さされてよ、故郷の村も追い出されちまったのよ
そんな響鬼がちょっと可哀想になったんでよ、俺様は一計を案じた訳だ
ちょっと村に出ては悪さしたりしてな、暴れたり、お宝盗んだり
別にただ暴れたかった訳じゃねぇからな、ホントだぜぇっ
で俺の悪行を聞きつけた響鬼がやって来たんで、
俺様は村人達の目の前で、鬼に変身した響鬼にわざと退治されてやったんだよ
その甲斐あってか響鬼は村人達に信用してもらえたようで
今まで通りに村人達と一緒に暮らせるようになったって訳だ
まぁおかげで俺はあの時代に居られなくなっちまったが
もともと俺はあの時代の住人じゃなかったしな
そのまま良太郎とデンライナーでこの時代に戻って来たって訳よ
ん?昔話と色が逆じゃないかって?
まぁ細かいことは気にすんじゃねぇよ 」
1989年 8月某日
仮面ライダーBLACKRX、南光太郎とクライシス帝国との戦いは佳境に入り、既に4大隊長のうちのゲドリアンとガテゾーンがRXにより倒されてしまった
そんなある日、RXは怪魔ロボット大隊隊長ガテゾーンの残した、怪魔ロボットデスガロンの残骸を回収、改造したデスガロンUと戦っていた
RX「怪魔ロボットデスガロン、何度貴様が地獄から蘇ろうと、貴様の野望はこの俺が打ち砕く!」
飛び上がってデスガロンUに組み付くRX。だが、逆に動きを抑えられてしまう
デスガロンU「貴様の力など俺には通じない!これを喰らえ!」
デスガロンUの体が光りだし、RXと共に空へとジャンプする
RX「こ、これは!?まさか俺を怪魔界に連れて行くつもりか!?」
デスガロンU「そうだ。貴様の墓場は怪魔界だ」
怪魔界と地球の狭間で、必死にデスガロンUから離れようとするRX
ふいにRXの体がデスガロンUから離れ、怪魔空間から落ちていく
RX「うわあああああ」
デスガロンU「しまった!このままでは、将軍の立てた計画が台無しになる」
2006年12月11日。仮面ライダーカブト、天道総司達ライダーは、ワームの大規模な攻勢を退け、ほんの1時の平和な時を過ごしていた
そんなある日、渋谷のエリアXでは謎の物体(RX)の調査のため、田所班が急行していた
田所「物体の詳細は不明だ。全員警戒を怠るな」
ゼクトル一同「了解!」
加賀美「了解!」
捜索を開始する田所班一同。そんな時、RXの意識が戻った
RX「ここは…怪魔界?」
RXは3人のゼクトルーパーの姿を見つけ叫んだ
RX「クライシス!!」
RXの大声に3人も気付く。しかし気付いた次の瞬間3人はRXに倒されていた
3人の悲鳴を聞き、加賀美がガタックエクステンダーに乗って駆けつけた
加賀美「お前は…?」
RX「クライシスの手先か!?トウッ!」
加賀美「クライシス?なんだそれは?うわっ!」
加賀美に襲いかかるRX。加賀美の手にガタックゼクターが飛来し、それをキャッチする加賀美
加賀美「変身!(HENSHIN。チェンジ、スタッグビートル)」
RX「クライシスの野望は、俺が打ち砕く!」
2人の力の差は歴然としていた。ぶっちぎりの強さでクライシスを何度も退けたRXと、幹部級でもなんでもない成虫ワーム1体に敗北したガタック
RXが相手ではガタックも相手が悪すぎた
RX「RXキック!」
ガタック「ライダーキック!」
ぶつかり合う2人のキック。しかしガタックが吹き飛ばされる。変身を解除する加賀美
加賀美「うわあああああああ!」
RX「クライシスめ、まさか仮面ライダーを模した怪人を作るとは」
どこからともなく走ってきたアクロバッターと共にどこかへ走るRX。倒れながら加賀美がそれを見送る
加賀美「だから…クライシスって…何のことだよ…人の話を…聞け…よ(バタッ)」
しばらくして田所と岬、そしてゼクトルーパー数名が駆けつける
岬「加賀美君!しっかりして!」
田所「加賀美を病院に連れてけ。早く!」
ゼクトルA「了解!」
1989年 クライス要塞
ジャーク「馬鹿者!貴様それでも最強の怪魔ロボットか!」
デスガロンU「(恐る恐る)RXはもしや、未来へと行ったのでは…?」
ジャーク「ええい言われなくともわかっておる!早くRXが向かった未来へと行けい!」
2006年 東京
変身を解き、バイクで東京を疾走する光太郎
光太郎「(おかしい…怪魔界のはずなのに人々は普通に生活している…)」
人気が無くなった場所で、2人の男がバイクの前に立ち塞がる
光太郎「君達!ここは一体どこなんだ?怪魔界じゃないのか?」
影山「なんなんだ、あんた。ここは怪魔界なんてもんじゃない。地獄だ」
光太郎「地獄?俺は死んだのか?」
矢車「俺達は地獄の住人。俺達は絶望してしまったんだ」
光太郎「(この人達はクライシスに酷い目にあったのか?)駄目だ、絶望してはいけない!希望を持つんだ!」
矢車「希望だと…笑わせるな!」
矢車&影山「変身」
光太郎に襲いかかるキック&パンチホッパー。2人の攻撃を避け、光太郎が叫ぶ
光太郎「変、身!」
パンチ「貴様…ライダーだったのか」
RX「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK、RX!」
パンチ「汚してやる…太陽なんて!」
キック「眩しいんだよ…!」
戦闘を開始するRXとキックホッパー、パンチホッパー
400 :
名無しより愛をこめて:2007/02/21(水) 22:21:05 ID:Kq7oRyDh0
原作版Blackもタイムリープネタがあったよね
パンチ「ライダーパンチ!」
RXにパンチホッパーが襲いかかる。しかしそれを軽くあしらい、逆にパンチホッパーにRXパンチを叩き込む
パンチ「うわああああ!」
倒れて変身解除するパンチホッパー。その直後にキックホッパーが襲ってきた
キック「…貴様…!ライダージャンプ、ライダーキック!」
RX「RXキッーク!!」
2人のキックがぶつかり合い、激しい光が辺りを包む。そして…
矢車「ぐぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
物凄い勢いで消し飛ぶ矢車
影山「ま、待ってくれ兄貴!」
影山もそれを追う。変身を解除するRX
光太郎「……なんなんだここは」
光太郎は再びバイクに跨り、またどこかへ走り去っていく
なんか作家さんたちがいろいろなスレにばらけちゃったね
ライダーロワがなあ。
正直あっちの方が面白いし、良書き手も多いしコメントも付くし。
……かくいう俺も流れた内の一人だが。
ロワもいいが一番のお気に入りは平成ライダー兄弟スレ。
あのなんともいえないほのぼのワールドが大好きでw
兄弟スレはわかったのだけど『ロワ』ってどこ?
409 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:03:20 ID:nkx00gZZ0
そこは、喫茶店ハカランダ。
俺は相変わらず暴飲暴食をしていたのだが、少し引かれているようなので手を止めた。
勘定を済ませて、財布が軽くなった気がした。「全く、あれでまけてやったとでも言うのか!?」
彼は、自分が食べ過ぎたのに気付いていなかった。
しかしその帰りであった。「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア」俺は無駄にでかい悲鳴をあげた。
落ちていく!しかしどこへ!?何も解らない。
ただただ、無の空間に落ちていく感覚が伝わる。
「小夜子―――!」
410 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:12:15 ID:nkx00gZZ0
気付けば…俺は町のゴミ捨て場で眠っていた。
どこだ?なんでここに?疑問は浮かぶばかり。ゴミをあさる気はしなかったので、空腹に耐え
歩いていく。適当にさまよい、辿り着いた店はなかなか美味そうな気品が漂っていた。
「ビストロ・ザ・サル」
看板にはそう書かれていた。
すぐに転がるように入ると、歳はいってそうな妙に明るい女性が、注文を聞く。
俺は即座に言う。
「ウニ」
「ウニは当店にはございません」
即答であった。仕方ないのでミートパスタで我慢。
411 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:21:26 ID:nkx00gZZ0
大量のミートパスタを食し、笑みを浮かべる俺。財布が心配になった。
「ハカランダでだいぶ使ったが、まあ足りるだろう」
彼は気楽であった。自分が別世界に居るのも知らずに。
そしてポケットに手をやる。
「……足りないどころか、無いじゃないか――――――――――!!」
逃走する俺。「ドゥクナンダココハイッタイ!!ムォウオレノカダダウァボドボドダ!!」
息切れのせいか、うまく喋れない。どうしてここに居るのか、なぜ財布が無いのか。彼は全てがわからなかった。
412 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:32:16 ID:nkx00gZZ0
走って居ると、誰かとぶつかる。
「ダリナンダアンダイッダイ!」俺は聞いた。我に返り、あっ、たまたま歩いてた人か。と、ほっと胸をなでおろす。
しかし次の瞬間、そいつは緑色の蛹のような怪物に姿を変える。
「ウワアア…じゃなかった!アンデッドか!?ヘンジ…」
しかし、あの愛用のダイヤのバッグルはない。
「ど、どうすれば!」本気で困る俺は、道に捨てられている赤いグリップを見つけた。
「コレクッテモイ…じゃなかった!」スライディングで怪物の攻撃をかわし、グリップを手にする。
「どこをどうすればいいんだ?」とりあえず威嚇にとグリップを振り回す。しかし何も起きない。
413 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:39:43 ID:nkx00gZZ0
一発殴られ、吹っ飛ぶ謎の男。もう駄目かと思われたその時、空から何かが飛来し、ワームにダメージを与える。
「戦えって言ってるのか?」ゼクターの動きを察した俺。するとゼクターは、グリップに合体した。聞きたい事は山ほどあるが、今は戦うしかない。
久しぶりに、その叫びをあげる。
「ヘンジンッ!!」[HENSHIN]
414 :
謎の男の軌跡:2007/03/02(金) 17:44:49 ID:nkx00gZZ0
次回予告「赤き風」
その瞬間、俺の体は朱色の装甲に包まれた。
レッドドレイク・マスクドフォームが姿を現す。
「銃撃戦なら!」自慢の腕を見せ、ワームを倒していく。
しかしある日彼は、何を思ったかZECTに進入し…
415 :
謎の男の軌跡 第2話 「赤き風」:2007/03/03(土) 14:56:14 ID:/XFeJhjB0
死ぬ。
彼は、自分の死を悟った。
だが、神は彼を見捨てなかった。
[HENSHIN]
赤と朱色で彩られた装甲が、右腕から徐々に生成・構成を繰り返し、変身を完了させる。
レッドドレイク・マスクドフォームの誕生だ。
そのスーツは、どこか懐かしく想えた。Z・E・C・T…ゼクトと読むのだろうか。
何のマークかは解らなかったが、グリップにはそれが刻まれていた。しかしこれがなかなか動きにくい。
そこで、遠距離からの射撃でワームを追い詰める。この銃の性能は謎の男を満足させた。赤い光弾が、
トリガーを引くたびに2発3発と発射される。威力も高いようで、倒れこみひるむワーム。
彼はその隙を見逃さなかった。目にもとまらぬ速さで光弾を連射し、ワームの体は限界を向かえた。
蛹の姿をしたその怪物・ワームは、体に稲妻が走らせながら、断末魔の叫びと共に爆死した。
416 :
謎の男の軌跡 第2話 「赤き風」:2007/03/03(土) 15:01:05 ID:/XFeJhjB0
修正。 稲妻が走らせながら
↓
稲妻を走らせながら
417 :
謎の男の軌跡 第2話 「赤き風」:2007/03/03(土) 15:22:58 ID:/XFeJhjB0
…それからは、護身用にとグリップを常備する事にした。
どれだけ運が悪いのか、今までであの怪物に6回は会ってしまった。その度にグリップを使い変身し、倒す。
ただ気に入らないのが、やはりあのスーツは動きにくい。防御力・パワーに重点を置いたシステムの様だが、
かつてスピード重視で戦っていた俺には、扱いにくい物であった。当時俺が使っていたライダーシステムとは
明らかに形式が違う。だが変わったのは、それだけでは無い。敵のほうも全く未知の生命体なのである。
蛹のような見た目で、頑丈そうな外骨格を持っていた。ある程度ダメージを与えれば爆発する。
つまり、あいつらは「不死」では無いのだ。これであのライダーシステムに「封印」の機能が無いのも納得できる。
そして何日たったかも解らないが、この場所で過ごしていくうちに、俺は一つの結論に到達した。
「やはりそういうことか!」
………。俺は、どうやら俗に言う「並行世界」って所に迷い込んだらしい。
それも、怪物がうごめくメチャクチャな世界に。
――西暦は…2006年?
418 :
謎の男の軌跡 第2話 「赤き風」:2007/03/03(土) 15:48:00 ID:/XFeJhjB0
ならばと、グリップを手にとる。「じゃあ…これが対怪物用の兵器、この世界のライダーシステム。」
それだけ解れば―いや、正確には、それだけ推測できれば十分だ。後は、この世界からどうやって脱出するか。
――茂みから、音がした。
とっさに身構え、ワームの姿を確認。そして、グリップを天にかざし…叫ぶ!
「ヘンジンッ!」
レッドドレイクゼクターがグリップに合体し、眩い光と共に鎧を生成する。威嚇射撃をしようと銃をかざす。
しかし銃口の先には、見慣れた緑の怪物ではなく、異形の生物が立っていた。手を止める謎の男。
「な、なんだあれは!?」そう叫んだ瞬間、体に重い衝撃が走った。「ゴフッ…」相手の攻撃を喰らったらしい。
だが、姿は見えない。そして受身をとる暇もなく次の攻撃が彼を襲う。速い。
どれ位の時が流れたのだろう。そのまま倒れるレッドドレイク=謎の男。体中に激痛が走り、立つ事も出来ない。
苦しみの中、彼の目はようやく怪物の姿をとらえる事が出来た。ワーム成虫体の姿を…。
419 :
謎の男の軌跡 第2話 「赤き風」:2007/03/03(土) 16:09:39 ID:/XFeJhjB0
倒れている謎の男。ワームが彼を殺そうとするが、間一髪で青いゼクターに助けられる。雄々しき2本の角を持った、
ガタックゼクターに。「俺のほかにもライダーが!?」驚く謎の男。「大丈夫ですか!?」若い男が駆け寄ってきた。
「ドレイクに似てるけど…赤い?」俺を見て首をかしげる。襲い掛かるワームの攻撃をかわすと、彼はガタックゼクターを
手にした。――ベルト?その男の腰には、何かが巻かれていた。「変身!」[HENSHIN]
ガタックゼクターをベルトにインサート。すると青年はガタック・マスクドフォームに姿を変える。
両肩の砲門から光弾を発射し、ワームがひるむ。「今だ!」ガタックはゼクターに手をやる。
「いいですか?ゼクターを操作してください!マスクドライダーシステムには、二段変身の機能があるんです!」
ゼクター。マスクドライダーシステム。二段変身。聞いたことも無い言葉ばかりであったが、何をすればいいかは、
予測がついた。レッドドレイクゼクターを操作する。そして2つのゼクターから、[CAST OFF]という電子音声が
発声された。体に稲妻が走り、体を包んでいた重装甲が一気に弾け飛ぶ!
420 :
名無しより愛をこめて:2007/03/12(月) 00:02:16 ID:jTtZg/Rm0
それ
モモタロスの話。
予想以上に長くなっちまったので分けました。
様子見ながら一週間くらいかけて貼っていきます。
全四話で完結の予定です。
デンライナー食堂車。モモタロスとウラタロスは今日も元気に喧嘩していた。
もう既に相当殴りあったらしい二人の身体はボロボロで、お互いを睨みつけながら肩で息をしている。
両者の壮絶な睨みあいは、ハナの鉄拳で終わりを告げた。
「ぐっ!何だよ、暴力ハナクソ女ッ!!」
「何だじゃないわよ!全く毎度毎度、一般のお客様に迷惑でしょう!」
「今日は客は居ねえじゃねェか」
今日は食堂車に客の姿はなく、ナオミとハナ、喧嘩の当事者二人のみであった。
「何?あんたに、口答えする権利があると思ってるの?」
確かに、客が居ようが居まいが二人は喧嘩を始めるであろう。
しかし、非情な言葉の投げナイフに、文句のひとつも言いたくなる。
「はっ、大体、亀公だって悪いのに、叩かれるのは俺ばっかりじゃねえか。」
「そう、自分の事は棚上げするの。最低ね!」
「くあぁっ、それが乗務員の態度かよ!」
「あんたはお客じゃない。それに、そんなに嫌なら出ていけばいいじゃない」
「ぐ………」
どんな事をしたって、口ではハナが優勢である。
ハナは更に追い討ちをかけた。
「ほうら、言い返せないでしょう。イマジンの弱みね」
カッとなったモモタロスは、遂に言ってはならない事を口走ってしまった。
「言われなくったって出てってやるぜ、こんな電車!!」
――何時までそうしてるつもり?
「知るか。もう帰るかよ、あんな所」
――別に、僕はいいんだけどさ……
良太郎――…いや、モモタロスは、良太郎の自室で横になり、天井を見つめていた。
家出すると言っても、実体を持たないモモタロスが住める場所など、
デンライナーを除けば、皆無に等しい。
必然的に、良太郎の体の中しか選択肢がなかった訳で。
「暇だ、良太郎」
――……はいはい、そこの本棚の本、読んで良いよ。
主に『ミルク・ディッパー』店主、野上愛理の趣味である、星の本が本棚ひとつを占領している。
店内にも相当な本があったが、ここでさえ本が溢れかえっている。
「活字は嫌いだ」
――…絵本もあるから……それなんかどうかな。そう、その青い表紙の。僕が小さい頃、好きだったやつ。
モモタロスは指定された本を手に取った。
ぱっと見、絵本にしては文字数は多いが、読めない程ではない。
「『双子の星/宮沢賢治』か…熱い奴が主人公なんだろうな?」
――うーん、モモタロスの考えてるのとは、ちょっと違うかもね……
でもとっても良いお話だよ。
ふうん、と唸り、モモタロスはページをぱらりぱらり、めくり始めた。
意識を共有しているため、良太郎には彼の心の内が何となく分かってしまう。
モモタロスは分かっているのだ――自分が悪いのだと。
だからこそ、良太郎はあえて干渉せず、モモタロスが自分から言うのを待っている。
数日もすれば、帰る気にもなるであろう。
――…でもこの調子じゃ、日が暮れちゃうな……
良太郎の心配をよそに、モモタロスは絵本を黙々と読み耽っていた。
「良太郎、双子ってスゲエ良い奴らだな!!
蟹とカラスが喧嘩してもどっちも助けてやるなんてよ!!」
良太郎の与えた絵本は、モモタロスの琴線に少なからず触れたようだ。
モモタロスと言えば、蟹だのやれ、させ、だのぶつぶつ呟きながら、さっきからずっと号泣している。
予断だが、蟹ではなく『蠍』なのだが彼は漢字を解読できず、
挿絵のハサミの存在から蟹と判断したようだ。
この間相対したイマジンにも、少しばかり影響されたようだが。
――…き……気に入って貰えて嬉しいよ
多分、モモタロスは『喧嘩は駄目だ』と言う良太郎のメッセージには気付いていない。
もっと直接的な描写の物がよかったかな、でもそうしたら本当に幼稚園児向けになっちゃうよなあ――…
良太郎は、本日何十回めかの溜め息を漏らした。
「良ちゃーん、ご飯よー」
「やった、飯だ!」
階下で姉の呼ぶ声がする。モモタロスは、喜び勇んで絵本を乱暴に仕舞った。
――モモタロス、姉さんの前で僕のフリ…できるよね?
「!!……そうだった……」
良太郎の姉、愛里はモモタロスの存在を知らない。
姉を巻き込みたくない良太郎は、電王に関する事を何ひとつ伝えていないのだ。
前にもこんな事があったが、正直上手くいったとは思えなかった。
しかも今回は、成り済ます時間が前回と比べると、大分長い。
もし良太郎が良太郎でない、なんて事がバレたりすれば――…モモタロスはこの体から退去せねばならないだろう。
恐ろしさに身震いする。
モモタロスのそんな気持ちを、良太郎は敏感に感じ取ったようで。
――大丈夫、何かあったら早い段階で知らせるから。
不安は全く拭えなかったが、さ、行こう。と促す良太郎に従って、モモタロスは立ち上がり、
ドアノブに手をかけた。
つづく
GJ!!!
自分こういう話大好きです。
続き楽しみにしてます♪
これは非常に和んだ
GJ!
「あ、良ちゃん。座っていいわよ。もう少しだけ待っててね」
確かに良太郎の姉――野上愛理は美人であった。ウラタロスが力説するだけはある。
促されるままテーブルに着くと、モモタロスは眼下に広がる料理に目を見張った。
一人分にしては相当な量だ。
いや、それよりも特筆すべきは、そのメニューの方であろう。
驚いたことに、ドンブリのご飯の上にかき揚げが乗っている。普通は蕎麦であろうに。
その他にも、枅川のサラダに山椒とチーズが添えてあったりと、数々の不思議料理が食卓を彩っていた。
もしかしたら、良太郎のセンスは姉譲りなのかもしれない、とモモタロスは思った。
と、それにしても。
「旨そうだ」
料理に手をつけようとすると、早速良太郎から待ったがかかった。
――待たなきゃ駄目だよ。お行儀が悪い。
「ちぇ…何だよ、良いじゃねえか。目の前にあるのに待たないといけないなんて拷問だぜ」
「さ、良ちゃん、いただきますしましょうか」
愛理が席に着いた。二人は手を合わせる。
「「いただきます」」
漸く食べる事ができる。モモタロスは箸を手に取るや否や、豪快にかき揚げ丼を掻き込む。
「旨え!」
やはりと言うか何と言うか…――がっつくモモタロスに良太郎は苦笑した。
「まあ、良ちゃん今日はよく食べるのね!嬉しいわ、まだお代わりあるからどんどん食べてね」
――…まあ、姉さんも喜んでるし……いいか。
「あれ、良ちゃん……御箸の持ち方が変よ?」
首を傾げて、愛理が呟く。
二人にひやり、と戦慄が走った。
箸を二本揃えて、人差し指と親指で挟むようなスタイル――モモタロスはまるで、スプーンを持つように箸を持っていた。
――ッ、おい!良太郎何とかしろよ!
箸の持ち方は盲点であった。対策なんて全く用意していない。
――何とかって言ったって……その…人差し指と中指で…
――ああ、クソッ!口で説明されても分かるか!!
こんなところで計画がパアになってしまうのか。二人が覚悟したその時、
なんと、愛理はくすくす笑っている。やがて声すらたてて笑いだした。
「アハハッ、やだ良ちゃんったら。それ、『私、スプーンより重い物持った事がないの』っていう洒落でしょう!」
「あ、…うん……じ…実はそうなんだぁ」
ははは、と乾いた笑いを発する。二人はホッと胸を撫で下ろした。
「あ、でもわざわざ洒落を説明するのは野暮よね。ごめんなさい。」
――姉さんの素敵な勘違いに助けられた。
どうもこの家の住人は、ことごとく一般常識(特に芸術的センスが)から微妙にズレているようだ。モモタロスでさえそう思った。
とりわけ彼女のセンスは、良太郎に似ているのではない――良太郎すら越えている。
もし、あやまってモモタロスが良太郎でなく、愛里についたとしたら――どんな奇天烈な姿になったか知れない。
――良太郎、俺…お前でよかったのかもな……
人知れず呟くモモタロスであった。
窓を開けると、ビルの隙間を縫うように、月がでていた。何時もよりも朱い月。
夜風が吹き込むのも気にせず、モモタロスは月を見つめて、考え事をしていた。
今日は散々な日であった。毎日これが続くのか、と思うと溜息がでる。
もし、良太郎の機嫌を損ね、体から締めだされれば――モモタロスは今度こそ本当に居場所が無くなる。
いつかの誰かの様に、砂の味がする唇を噛み締めるのは嫌だ。それだけは避けたい。
そうならぬ為に、モモタロスはそれ以外の事は何でもしなくてはならなかった。
幸い、良太郎は、そう理不尽な要求はしてこない。
今回のミッションだって、理論的に考えれば当たり前の事なのである。
でも。
――俺は何をしているんだったっけ
危うく忘れかけていたが――…普通は…本当なら、良太郎の願いを叶えれば、過去に行くことができる筈なのに。
なのに、今のこの状況は何なのだろう。
まるで逆ではないのか。
イマジンのアイデンティティを問われる問題に、モモタロスは(足りない頭なりに)苦悶していた。
月を見つめて、ふと浮かんで来るのは、(僅かな期間ではあったが)懐かしき我が家(宿)――デンライナー。
デンライナーの中というのは、相当恵まれた環境であった事を嫌でも思い知らされる。
少なくともあそこでは、ある一定の(実際はパスポートの有無くらいだが)規律の上で自由であった。
今の様に、自由に個性を表現できなかった訳ではないし、要らぬ気遣いをすることもなかった。
確かにハナやウラタロスは嫌な奴らだが…――今の状況を鑑みるに、仮にそれらを差し引いてもお釣りが来る。
しかも、寝床と三食コーヒー付き――…
幸福数量計算の結果は明らかだった。
急に後悔の念に苛まれる。しかし、あんなタンカを切った手前、帰る事なんてできやしない。
頬杖を外す。何だか、伽藍堂な胸の中を隙間風が差し込むようで。
「良太郎」
呼べども返事がない。寝ているようだ。
「俺も寝るかな……」
窓を閉めた。風の音が遠ざかる。
モモタロスは、いつか自由を切望していた頃のように、夜遊びをしようなどとは到底思えなかった。
続きキタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
モモがカワイイw
家に居ると、より鬱屈した気持ちになるから、散歩に行こう――そう誘ったのは良太郎だった。
家に居ても、生産的な事は何ひとつするでもなし。
良太郎から借りた絵本(童話か、若しくは星の本ばかり)にも、ルービックキューブにも飽きた。
退屈していたモモタロスにとっては、またとない申し出であった。
近日、暖冬ゆえにコートもマフラーも要らない暖かさであったが、何もないとまだ肌寒い。
そして、今日は寒の戻りが激しく、特別風が強かった。
「っはあ、寒ィ。流石良太郎の姉ちゃんだな」
――後でお礼、言わなきゃね。
風は手足を叩きながら、そこここで音を立て、去ってゆく。
過保護な姉に半ば無理矢理持たされたジャンパーは重宝していた。
「しっかし、イマジンいねえとこうも暇だとはな。体がなまってしょうがねェ」
人っこ一人いない。平日の住宅街なんてこんなものだ。
――あ、猫だ
良太郎が言ったとおり、道の端に段ボールと一匹の猫。
モモタロスはそれらに近付いた。段ボールを覗き込む。
「お前ェ、不細工な面してやがるな」
ひひ、とモモタロスは猫を抱きあげた。
顔はくしゃりと潰れており、片目がヤニだらけ。明らかに飼い猫ではなさそうだ。
――尻尾が無いね、喧嘩か何かで失くしたのかな…
「ふうん、なかなか根性のある猫だな」
みィ、ふみゃァと返事をする様に鳴く猫。
「はは、何言ってんだよ、コイツ」
普段こんな体験をしないモモタロスは、とても嬉しそうに猫の腹を撫で回した。
ふ、と手を止め、モモタロスの視線は、濡れ跡でボロボロになった段ボール箱に注がれた。
「そうか、お前も家が無ェのか……」
ぽつりと呟き、小猫を自分のジャンパーの中に放り込んだ。
――モモタロス、どうするの。家じゃ飼えないよ。
「でも、放って置けるかよ」
モモタロスは、走り去るようにして、その場から離れた。
ハナは今朝からずっと苛々している。
さっきだって、挨拶をしても何も言わずにとびきりキツイ眼光を寄越したし、訳もなく食堂車を行ったり来たりしている。
彼女の纏う空気は何時もよりぴりぴりしていた。
――……あーあ、見ちゃいられないね。
ウラタロスは、本日六杯めのコーヒーを一口飲んで、ちらりとハナを盗み見た。
僕に助けを求めないなんて、強情なんだから…まあ性格から言って、彼女はとても言いそうに無いけどさ。
僕もこの雰囲気飽きてきたし、そろそろ助け船を出してもいいかもね。
よし、完全に意識を遮断してるわけではないみたいだな……
確認をしてから、空間に言葉を放り投げる。
「僕、居場所分かるよ」
「本当?」
早速反応が来た。いれぐい、という奴だ。
「また嘘じゃないでしょうね」
「ハナさんがデートしてくれるなら――…」
「ふざけないでよね、目玉潰すわよ」
冗談半分、本気半分で言ってみると、間髪をいれず解答を投げ付けられる。
口元は笑っているが、目は笑っていない。
――こいつはかなりキてるな……
今は大人しく従った方が無難かもしれない。ウラタロスは溜息をついた。
「…――しょうがないな……今回だけ特別だよ?」
家出したモモタロスの気持ちがほんの少し分かった気がした。
――…ま、だけど何時までも僕にばっかり、ハナさんの相手を背負わせられるのは嫌だからね。
折しも、今のハナの不機嫌さはクライマックスである。連れ戻すには絶好のタイミングだと思われた。
ハナが擬餌の友釣り漁だ。
覚悟しとけ、先輩――…にやりほくそ笑みながら、ウラタロスは意識を集中させた。
436 :
名無しより愛をこめて:2007/03/17(土) 23:52:02 ID:sGYtN3Gq0
5話でモモがやった乗っ取り返しだねw
――…こんなもんかな
「おう、ちょっと五月蝿ぇが前よりゃマシだろ」
駅のガード下。鉄が擦れあう喧騒の中に二人はいた。
彼らは、猫の第二の居住地にここを選んだのだ。
店も多く、食料には事欠かないだろう。
飼う訳にはいかないので、せめて…と良太郎は自分の青いハンカチを猫に与えた。
新しい段ボールの中の猫は、ハンカチを引っ張り遊んでいる。
その微笑ましい光景に、微かな既視感を覚えた。
前だって、こんな――…
そうだ、良太郎のハンカチだ。
そういえば、良太郎は何時もこんな風に人を幸せにしてきたのではなかったか。
もし、それが単なるその場限りの同情なら、彼らはまた同じ過ちを繰り返す事だろう。
しかし彼らは――彼らが一番必要な、自立する心を取り戻した。
もう彼らは生きてゆける。
ささやかな幸せの為の、未来への分岐点。
それが特異点――良太郎なのだ。
傍から見れば、ただのお節介にも見えるが……それは確実に彼らを未来に導いていたに違いない。
「つくづく、変な野郎だ」
――ん?なあに、モモタロス
「いいや、何も」
猫の頭を撫でながら、モモタロスは寒い風とは裏腹に
なにか温かいものが広がるのを感じた。
プァン、という音が微かに響く。
駅のほうからかもしれないが、それにしては妙に聞き慣れた音だ。
モモタロスは不吉な予感がして、振り返った。
つい、げ、という声が漏れる。
「ハナクソ女…!」 ――…ハナさん!
ハナであった。
ハナはつかつかとブーツを鳴らし接近してきた。
そして、目の前で立ち止まったかと思えば、挨拶がわりと言わんばかりの右ストレート。
小気味よい音をたて、渾身の一撃が見事に決まった。
出会った頃より、格段にキレが増した気がする。モモタロスにとっては迷惑極まりない話であるが。
「ぐっ…!……何だよ、ハナクソ女……!!」
慌てて、さらに繰り出される拳を両手で封じる。
すると、無防備な横腹に強烈なキックを叩き込まれた。
たまらず、膝と片手をついた。すぐに起き上がる事ができない。
――…痛い……
「何すん…だ、……テメエッ…良…太郎の……体だぞ……」
「それはこっちの台詞よ!よりにもよって死のうとするなんて!!正気!?」
胸倉を掴まれ、耳元で叫ばれるので、耳の奥がきん、と痺れた。
「はあ?」 ――…へ?
「あれは……確かに私もちょっと言い過ぎたって思ってるけど、何も死ぬ事――…」
更にぎりぎり締め上げようとするハナ。
「ち、ちょっとまて。誰が死ぬって!?」
「誰って――…あんた達が」
「良太郎が死ねば、俺も死ぬだろうが」
「だから!あんたが良太郎を道連れに――…」
「するか!!いつ俺がそう言ったんだよ!」
「だってウラが………あっ」
ハナはやっと認識したようだった。
ハナは、先程のウラタロスとの会話を思い返した。
――…あ、橋かな……いや、駅のガード下に居るみたいだ。
――えっ…でも、どうしてそんなところに?
――さあ………身投げでもするんじゃないの?
だから、ハナは血相をかえて飛んで来たのだ。
あいつか。あいつの要らぬ情報に、またもや踊らされた。
思いだすだけで腹が立つ。
「〜〜ッ、あんの嘘つき亀ぇっ!!」
意図せず振り上げた拳はアッパーカットと化し、良太郎に襲い掛かった。
それは顎に綺麗にヒットし、二人に悲鳴を上げさせる余裕さえ与えない。
「あ…ああっ、良太郎……ごめ…」
ハナは謝るものの、良太郎は気を失い、返事が返って来ない。
良太郎の運の悪さは、たとえモモタロスがついたところで、ちっとも代わり映えしないのであった。
彼の幸運の星は、まだまだ先のようだ。
あのあと、モモタロスは謝罪、和解を経て、漸くデンライナーに搭乗を果たした。
良太郎は、モモタロスを匿っていた事が解決の遅延を招いて悪かった、と詫びたし、
ウラタロスはハナに、ハナは良太郎に殴った事を詫びた。
みんな謝る事があって、少し可笑しかった。
「いやあ、楽しかったよ。ここじゃあ釣りネタには困る事はないね」
一部始終を見物していたウラタロスは、まだ彼を肴にクスクス笑っている。
「しっかしやり過ぎだぞ、良太郎まで怪我させちまいやがる」
「いいよ、別に。あれ位きついお灸を据えてもらった方が、モモタロスの為だし」
良太郎は、さらり、と言ってのけた。
彼は、正直彼ひとりではモモタロスを連れ戻すのは困難だと思っていたのだ。
しかし、二人が絡むと、これだけ早く話が収束するとは。
良太郎は二人の行動力と影響力に、素直に驚嘆した。
「でも、最後のアレはちょっと効いたかな……」
良太郎は気を失う程の鋭いアッパーを思い出し、苦笑する。
「それに、僕だって殴られたんだぜ。痛み分けだよ」
「へっ、良い気味だ」
「ありがとう、ウラタロス。モモタロスが謝るきっかけ作ってくれてさ」
良太郎はにっこり笑って言った。
ウラタロスは、少し意外そうな顔をしたが、またすぐ普段の笑みに戻った。
「良太郎が言うなら…そうゆう事にしとこうかな」
「チッ、嘘に決まってら」
「さあね、釣られる間抜けは、針なんざ見えてない」
「んだとコラ!」
「やめなよ、二人とも。折角帰ってきたのに」
ウラタロスと軽口を叩きあい、それを良太郎とハナが止める。
傍らにはナオミのコーヒー。
たまには気に食わないこともあれど、こう言うのも悪くない。
モモタロスは、いつもの日常がある幸せを噛み締めた。
おしまい
いい話でした。お疲れ様!
もしネタが浮かんだらまた書いてくださいね〜
昨日「ヴァン・ヘルシング」見てて思いついた『世界中に蔓延る怪物や魔化魍と戦いながら
旅をする鬼』っていうファンタジーでバイオなライダーと、攻殻見てて思いついた『ある組織
に改造されるも脳改造寸前に脱出し、情報操作で警察から追われる身になったサイボーグ』
っていうSFでメカニックなライダー。どっちがいい?
>>442 個人的には後者が好きかも
442の活躍に期待
>>世界中に蔓延る(ry
誰かが書くとしたら
ライダーはバイオライダー
でいいんじゃないいかな
雑談でもしながら神を待とうや。
職人さんも何か思いつくかもだし。
イマジンとかかなり個性的なの多いから、オリジナルの話とか来そうな余寒。
それが良い奴で、でも悪役の振りして倒されたりとかしたら泣く。
え〜と、ちょっとSS投下してみようと思うんですがいいですか?
一回の話が短めですが一応ライダー共闘SSです。
では投下させていただきます
プロローグ
空は紫がかっていた。
もうすぐ夜が明ける…それを告げるかのように次第にその明るさを増してゆく。
その場所に人影は無い。
あるのは荒涼たる廃墟、そして虚しさ。
無造作に山積みされたスクラップが、まるで何かのオブジェのように見える。
「それ」はそこにあった。
いつから存在していたのか。
何故存在しているのか。
金属的に輝く脳のような「それ」が強く輝いた。
スクラップの山が「それ」に集まる。
フェンス。
鉄パイプ。
折れ曲がった鉄塔。
かつて自転車だったもの。
人によってつくられ、人によって処分されたモノを「それ」は身に纏って行く。
スクラップを纏った「それ」は次第に形を変えてゆく。
腕、脚、そして頭を作っていった。
やがて完成されたその姿はあまりにまがまがしいものだった。
朝日が昇り、陽光が射す。周囲に散乱するガラスの破片に反射しミラーボールのように光を撒き散らす。
まるで「それ」の誕生を祝福するかのように。
そして「それ」は産声とも聞こえる雄叫びをあげた。
ACT.1
『1・2・3、ライダーキック』
「どおりゃぁあ!!」
懇親の力を込めて放った右足は、ワームを完全に捕らえていた。
爆音と共にワームは爆砕され、後には緑色の炎だけが残っていた。
「一体なんだって言うんだ。何故こんなにワームが…」
『ガタック』の変身を解除し『加賀美新』は疑問を呟く。
ここ最近ワームの数が異常に増えているのだ。
何が発端なのかは見当がつく。
一週間前に「渋谷遺跡」で観測された謎のエネルギー反応だろう。
7年前に隕石が落ちた場所は今は遺跡…廃墟と化し今は何も無いはずだ。一体ここで何があったのか…。
「…!?」
咄嗟に殺気を感じた。無意識に回避行動に移っていたのは、ガタックとして戦いをこなしてきた賜物だ。
案の定、さっきまで加賀美がいた場所には一見して五寸釘にも見える針が突き刺さっていた。
針の刺さり方から、相手がどこにいるのかは見当がついた。
空だ。
見上げた先には蜂のようなフォルムをした『何か』がいた。一見してワームのようにも見える。だがそれはワームとは違うものであることを、加賀美は感じとっていた。
「くっ、変身!」
空間が裂け、蒼いクワガタが飛来した。加賀美はそれを掴み、ベルトのバックルにセットする。
一瞬。
まばゆい閃光を放ち、加賀美の姿は『仮面ライダーガタック』にかわっていた
「相手が何であろうと…人を脅かす存在なら、俺は倒す!!」
加賀美の叫びに答えるようにその『何か』は呟く。
「…ゲゲル、ザヂニ(ゲーム、開始)…」
すいません、一回の話が短いのでちょっとずつ投下していきます。
一応次はACT.2です
451 :
対カッシスのそのあと:2007/03/24(土) 15:10:34 ID:rgDN6/SyO
保守がてら、地獄兄弟投下。
「準備運動は…できたな」
矢車はくわえて間もないハコベを投げ捨て、カッシスワームの巻き起こした火の粉を踏み潰した。
歩道橋の下では、一斉に集まったワームどもがひしめきあっていて、さながら緑の海が眼前に展開していた。
集まり、うごめく怪物たち。時折、飢えた、彼ら特有の声があちこちで響く。
「弔い合戦か…似合わない事してるのかなあ、俺達」
「勘違いするな。可愛い弟の、最期の望みを叶えてやるだけだ」
いつもの仏頂面で矢車は答えた。
相変わらずの矢車に、影山は嬉しそうににっこり微笑んだ。
影山は、引きちぎった鎖の欠片を拳に忍ばせ、握りしめた。
パン、と強度を確かめるように、左手に自らの武器を叩き込む。
……――もう一度光を求めてみるか
それを聞いた時、影山は本当に嬉しかったのだ。
昔、兄弟は共に、同じ力の資格者であった。
部下に裏切られた時、矢車はどんなに悲しかったのだろう。どんなに孤独だったのだろう。
どんなに――…どんなに絶望したのだろう。
矢車はその時の事を話したがらない。また、影山もそれを強いることはない。
故に、空白の数カ月間に、元上司を闇の住人に変貌させる何かがあったはずなのだが、影山はそれを知らない。
「…そうだね、兄貴」
矢車の事、自分が同じ道を辿って、漸く理解できた気がする。少し、遅過ぎたけれど。
もしかしたら、俺はその時間の埋め合わせの為に闘っているのかもしれないな。影山はふと、そう思った。
いや、闘う理由なんて最初から決まってる。
――…俺は、どんな事があったって、兄貴に着いていくと、決めたのだから。
影山は、俯く矢車の端正な横顔を見つめながら思い出していた。
以前、矢車が、醜い根性の影山を叱り飛ばした事があった。
あの時…過去の栄光に縋った影山は、ザビーを求めた。
どうしようもなく力が欲しかった。今でも愚かだったと思っている。
だけれど――…自分の正義に嘘を吐かなかった事だけは、誇る事ができる。
今だってそうなんだろ、兄貴。
あの時の、俺と同じだ。
口はぶっきらぼうだけど、正義感が溢れててしょうがない、って顔だぜ。
昔の様に、他人の事ばっかり考えてて
昔の様に、自信に満ち溢れていて
昔の様に、正義の塊みたいな兄貴は――やっぱり最高に格好良い。
矢車は立ち上がり、黙祷を捧げた。
影山もそれに倣う。
目を開け、顔を上げると、さっきの立ち位置のままの矢車の横顔。
「ざっと数千か。やり甲斐がある」
矢車はにやり笑って、体ごと彼らを見遣る。彼の目がたちまち鋭く光る。獲物を淡々と見据える戦士の瞳。
そこには、ZECT・シャドウ精鋭部隊隊長――…矢車想がいた。
いや、最早あの時よりも、矢車の瞳は黒く、深く光っており、彼の言葉を借りれば――闇を見た人間独特の、強い色彩を放っていた。
影山は考えを改めよう、と思った。
今の、兄貴をしてる兄貴が、一番格好良いな。
見てるか、剣。
俺たち、幸せだったよな。
こんなに格好良い兄貴が、俺らの兄貴でさ。
風が音を起てて、顔を、手足をなぶってゆく。
破片を握る拳が、微かに震えた。
ふたつのゼクターは、もう既に二人の手の中。
「さあ、地獄が待ってる――行くか」
「うん」
「変身」「変身」
『『HENSHIN』』
二人のホッパーは闇を背にして――…群衆へと一歩、踏み出した。
sage忘れスマソ
あと改行エラーで随分遅くなったり、長さが中途半端だったりしててごめん。