◆プロジェクトX【401号室、3度目の正直】(499+2)◆

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1名無しより愛をこめて
プロジェクトX 「401号室、3度目の正直」
〜謎の巨大企業を探れ・スマートブレイン社の驚くべき陰謀〜

香川 英行教授
仲村 創
東條 悟

これはある大学の小さな研究室からはじまった、運命の物語である。

「本放送が終わっても…このプロジェクトに終わりはない…
 そこにあるのは…スレ住民の純粋な願いだけである…」

       その是非を問える者は?

東條「むつかしいはなしはおいといて、まったりやろうよ?…ですちゃん、ごー!!」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…

…てな訳で、殺伐としたTV本編はどこ吹く風
清明院大学3人組と龍騎ライダーズとその他大勢が織り成す
ですちゃんに引きずられたり引きずったり
なんちゃったりしてなんちゃったりなんかする
うっかりちゃっかりな日々。

前々スレ◆プロジェクトX・ミラーワールドを閉じろ◆(499) 虎
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1033369563/l50
前スレ:◆プロジェクトX【401号室の再挑戦】(499+1)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/l50
関連スレ:プロジェクトX番外編・龍騎39.5話『地獄のエキデン』
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1036228197/

関連スレは2-10辺り。
2名無しより愛をこめて:03/03/15 22:52 ID:YL3F+Wvj
2get
3名無しより愛をこめて:03/03/15 23:18 ID:kkXHM/Sp
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…
4名無しより愛をこめて:03/03/15 23:25 ID:ZuoNA0Kl
関連スレ:◆プロジェクトX年越しSP 地獄の紅白歌合戦
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040037706/l50
5関連スレ:03/03/15 23:25 ID:EKEUYXmL
龍騎嫌スレリンク(各キャラの嫌スレリンク集)
ttp://2ch.attorney-site.com/iya.htm

東條関連スレ:
【タイガ】高槻純をマターリ語るスレかも…【ネオス】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1046957754/l50
【タイガ】東條悟追悼スレ【英雄】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040513507/l50(html化待ち)
【英雄】仮面ライダータイガPart.2【かも】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1037/10378/1037807099.html (dat化)
【白】仮面ライダータイガPart.1【虎】
http://tv.2ch.net/sfx/kako/1030/10308/1030839488.html (dat化)

【英雄】こんな東條悟好き…かも【タイガ】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039696250/l50


香川&仲村関連スレ:
【追悼】香川教授を悼むスレッド【追悼】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1038094259/l50
【14人目?】仮面ライダーオルタナティブPart1【謎黒】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10338/1033861687.html (dat化)
【勝手に】仮面ライダー龍騎EPSODEFONAL【補完】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/l50


よいこのためのほーむぺーじ(特撮画像ネタのアップローダー)
ttp://tanoyo.vxx.jp/
秘密の龍騎スレ龍騎ネタ保管所サバイブ(画像や記事の保管庫)
ttp://www.medianetjapan.com/2/14/tv_radio/gokuakurider/
6岩のような瓦斯:03/03/15 23:33 ID:gpKJZxSF
関連スレ、と言うか、初代スレ(最近トンと忘れていたが):
プロジェクト] ショッカーの研究者たち
http://natto.2ch.net/sfx/kako/1020/10201/1020191894.html
7名無しより愛をこめて:03/03/16 00:54 ID:sma7SZc7
■前スレのあらすじ■
ビスケット「たべっこオルフェノク」とそれに関する
人体実験が発端の騒動後、製造元の大企業「スマートブレイン」
へ見学会と称して偵察に向かう401号室の一行+α。
折しもショールームにて、キッチン公開デモを兼ねた
ホワイトデー向けお菓子作り教室が開かれていた。
講師の津上翔一をはじめ、研修社員として招かれた
木場勇治・長田結花も交えて楽しく菓子作りに
励んでいるところに殴り込みをかける浅倉=王蛇。
辛くも一度退却した北岡=ゾルダが持ち出してきたのは
極秘で開発されていたガン○ム風アーマードスーツだった。
と同時に、蓮の焼いたクッキーが...
そのころ須藤刑事は、乾巧に路上でからまれ...

うっかりちゃっかりな日々。
8名無しより愛をこめて:03/03/16 08:31 ID:Smtd87Vj
4は何考えてるんだ
9名無しより愛をこめて:03/03/16 08:59 ID:5Z5/rBFr
イヌタクととっくみあってる須藤刑事
巧「これは俺んだよ!」
須藤「うわっ」
ケースを取られる須藤。バイクに向う巧
巧「じゃあな!」
バイクで走り去ろうとエンジンをふかす巧
須藤「逃がしませんよ、ボルキャンサー!!」
ボル「ボルボル!!」
バイクのタイヤに穴をあけるボルキャンサー
巧「あ・・・」
その後、須藤にとやかく言われた後、免停中なのにバイクに乗ってたことで
さらに注意される巧だった
10名無しより愛をこめて:03/03/16 10:54 ID:W+SaH3n3
オートバジン(せっかく助けに行ったのに、たっくんに蹴られてイジメられるし…。
  タイヤは蟹に刺されて穴だらけだし…。今日はついてないバジン)

須藤のネチネチ小言にムスっとなるイヌタクの側、
バイク状態のまま心でさめざめ泣くバジンだった。
11名無しより愛をこめて:03/03/16 13:49 ID:eqmpVB2j
巧「じゃぁ、俺のベルトはどこいったんだよ・・・」
無言でイヌタクの腰を指さす須藤
灯台もと暗し。そういえば既につけていたことを忘れていた。唖然とする巧
須藤「私の勝ちですね・・」
巧「ぬぅあにぃ!?ちょっと忘れてただけだ!調子にのるなヘタレ!」
逆ギレし、またとびかかろうとする巧を止めたのは真理だった。
真理「ちょっとなにまた喧嘩してるの!今日はスマートブレインに行くんでしょ。お父さんに会いに」
啓太郎「たっくんどうしたの!?」
巧「うるせーよ!」
舌打ちしながらも巧は渋々背を向け歩き出した。
真理に逆らえば今夜の晩御飯はアツアツのグラタンになるので。
啓太郎「どうしたのさぁ?たっくん!」
真理「ごめんなさい。アイツ、いつも喧嘩っぱやくて。本当にごめんなさい」
謝り、巧のあとを慌てて追いかける真理と啓太郎。
残された須藤

「プニっ娘・・・萌え・・(;´Д`)…ハァハァ」
須藤もボルボルの後ろに隠れつつ、こっそり追いかけるのだった。

                 4名様ご招待・・・・?
12名無しより愛をこめて:03/03/16 16:11 ID:6G2FED2w
新しい風がビュンビュン吹いてるね
13名無しより愛をこめて:03/03/17 13:14 ID:UxFsTHst
   そして『タイムベント』で止まってた時が動き出す…。


時が止まっていたので

この騒動が終わるまでは

スレの中の時間は3/14のままなのだった…という事でひとつご了承を(泣)


バトルで白熱してる中でやや忘れられていたみんなの夢(クッキー)が
崩れ去ろうとしてる。
(お邪魔蛇浅倉のせいで)悲しみを繰り返し
オチはどこに行くのだろう?


津上「そろそろ時間ですね。オーブンから出さないとクッキー焦げちゃいますよ」
海堂「その前にぃ全員逃げた方がいいかもよ。ヤバいっちゅーか、うん。マジでヤバいし」
仲村「おーい!東條!遊ぶ暇があったらクッキーを取り出せ!浅倉から守れ!」
(25)(そう言えば、前スレで『クッキーを頼む』と先生に言われてた様な…)

葦原「ホワイトデーなんて俺には縁が無い。それでもクッキーを守る事は出来る…」
秋山「また浅倉に食べられてうえ〜ん…じゃ、つまらないしな」
裕太(またあの人に食べられる前に、みんなのクッキーを助けなきゃ…)

城戸「で、餃子クッキーが最高の自信作でさー、もうすぐ出来るかな?」@馬鹿
佐野「そーですねー先輩。アトラクションが終わるのが楽しみですねー」@空気読めてない

…各自の思惑が動き出そうとしていた。
14名無しより愛をこめて:03/03/17 17:55 ID:zm6oXLRs
思い出した数名が動き出した。
いいつけを守って「くっきー、とりだそー。」と園児が動いたは良いが「やけど
したら大変だぞ!!」と思わず手を出して自分がやけどする、うっかりな戸田。
おそるおそる階下に降りてクッキーを何とか保護した25。
(ついでにやけどの手当も。手際よし!)
ぐんだめ型と対峙し「楽しいなぁ〜〜!!」と暴れる浅倉。
「うわぁぁ!!キズついちゃったじゃない!!」と慌てまくる31。

25「先生!そろそろケリを付けないと、見てる名無し数名がダレてくるっす!」
31「そうだね〜吾郎ちゃん。んじゃ、ここらで・・」
コクピット左側にあるレバーを、がちゃこん、と引く31。
その瞬間、パワードスーツの背中にあるスタビライザーが円を描くように展開
した。そしていつの間にかモビルトレースシステムに切り替わる。
31「決着付けますかっ!!」
右手を力強く前方に構える。
31「俺のこの手が真っ赤に燃えるぅ!!勝利をつかめと轟き叫ぶぅ!!くらえ!」
右手を力一杯後方に引き、突進!!
31「ばぁぁくねつぅ!!ゴッド!フィンガァァァァッ!!」

数分後。
ショールームの一角が、階の上を巻き込んで爆発した。
果たして、メンバーの生死は?
(ま、大丈夫だろうけど。)
15名無しより愛をこめて:03/03/17 20:08 ID:3NPaKK1w
爆発の末、立っていた人間は1人。

まぁ予想ついてると思うけどその男=芝浦淳

「なんで・・・いつもこうなるんだよ・・・」

ほぼ全員に盾にされた芝浦だった。
16名無しより愛をこめて:03/03/17 21:54 ID:zBu+Mu21
「ちゅーか、近くにいたオマエが悪いんだわ」
どこかで聞いたような台詞を言って、海堂がゲラゲラ笑い飛ばすと真っ黒芝浦はポテリと倒れた。

「…この人もやっぱりオルフェノクになったりするんですか……?」(まだ死んでネーよ゚(゚´Д`゚)゚。ウワァァァァァン@芝浦)
サラッと酷いことを言う結花だった。
17名無しより愛をこめて:03/03/17 22:25 ID:9xXmVlXx
ムクッと起き上がる黒こげ芝浦。
「やっぱり・・・この人、オルフェノクなんですか?」
またしてもサラリとひどいことを言う結花。
「だから死んでネーよ!ウワァァァァァン(つ`Д')ノ」
とさりげに変身するこんがり芝浦。

「やっぱり・・・オルフェノクだったんですね・・・」
思いっきり誤解をまねいた芝浦であった。
18名無しより愛をこめて:03/03/18 12:39 ID:TAZTtTEt
仲村「生ゴミの日は火曜日と金曜日だったか?」
戸田「この地区はそうだったな。ああ、産業廃棄ならウチで処理するとしてだな
  あとは警察が来てからの事情徴収が厄介だな。」
北條「ああ、それなら私が取り繕っておきますよ。」
戸田「・・いつの間にいたんだお前。」
北條「細かい事はよしにしましょう。とにかく、後の処理は私が引き受けます。」
戸田「だったら、ウチの処理班も手伝わせよう。・・それと、ボウズに約束の
  ものと、ごほうびをあげなきゃな。」
実は爆発のどさくさで、フリーズベントをかました東條である。
31や浅倉は勿論、ベノちゃんや25、真司やなんちゃら山まで凍らせてしまった
のはうっかりだったとして、とりあえずその場は丸く収まった。
処理班が到着して、凍った浅倉と31、ついでに真司や蓮を運び出していった。
そして他の残った連中は、無事にクッキーを堪能した。
さらに・・
戸田「こいつは俺が作った<さーたーあんだぎー>だ。クッキーじゃないけど勘
  弁な。それと、ボウズの好きなコーヒー牛乳だ。」
東條「わぁ〜〜〜〜!!!ありがと〜〜!!ねぇね、ゆうたくんもたべよ〜〜。」
裕太「うん!いただきまぁ〜す!」
こうして、ほのぼのと終わりを告げるホワイトデーだった。
で。
夕日をバックに遠くでギターの音が風に乗って流れた。
海堂「おれってかっこいいじゃ〜ん。」
勇治「・・・・・(何か疲れたな〜。)」
19名無しより愛をこめて:03/03/18 13:21 ID:HcLY+uBg
スマレ「わあ〜サイアクですね〜。あの時あの場所が凍らされなかったら
  ショールーム館が丸ごと吹っ飛んでた…か・も?」
戸田「酷いな、こりゃ…。いったい何を焼いたらこうなるんだ?」

内側からの圧力で歪んで壊れた最新オーブンを前にして
なぜかハシャぐスマートレディと憂鬱な顔になる戸田だった。

戸田(一応、うちの会社の名誉回復になったし、評判も良かったし、
  あの騒動もヒーローショーだと思ってお客さんは喜んで帰ったが…
  修理費でプラマイゼロ…いやマイナスかもな)
ボーナスはぐぐっと下がりそうで溜息を付く中間管理職の背に、哀愁が漂っていた。


秋山「許さんぞ浅倉!俺の恵里への思いをよくも!」
血涙でシャウトする蓮を遠巻きに見るライダーズ@近寄ると絡まれるから怖いし〜

…幸せに楽しくクッキーを食べたり贈ったり出来た者だけでなかった。
何名かは「壊れた」オーブンに夢(クッキー)を砕かれていたのだった。

蓮の肩をポンと叩いて、笑顔で自分の作ったクッキーを差し出す真司@恐れ知らず
城戸「蓮?これでも食べて元気出せよ。新しく作り直せばいいってば。聞いた事あるよ。
  …クッキー作りを途中で挫折した人間は、ずっと呪われ続たまま…らしい。…って」

真司にむかって無言でうなずくとトリックベント+5倍飛翔斬をくらわし
借金を増やしまくる蓮@でもみんなの夢を壊した真犯人
20名無しより愛をこめて:03/03/19 12:35 ID:yE3T7A6T
で、一部のホワイトデー後日談。
ニヤリ、と笑みを浮かべつつ、小沢の宿泊先の一室を後にする北條。
たまたま小沢は恩師である高村教授の顔を見に日本に戻ってきていた。それを
どこでどう感づいたのか、好機とばかりに北條が小沢に連絡を取り、宿泊先の
部屋に訪れた。
小沢「日本に戻って一番見たくもない顔を見るなんて、幸先が良くないわ。」
北條「それはお互い様でしょう。私だって好きこのんであなたの顔を見に来た
  わけではありませんよ。ただ、バレンタインの返礼を、と思いまして。」
そう言いつつ豪奢に飾り付けられた小さな箱を小沢に手渡した。
北條「最近業績を伸ばしている、スマートブレイン社製のクッキーです。
  いくつかの農家と契約して厳選された素材を栽培しているほどですから
  味は保証できますよ。」
小沢「・・そう。ありがと。」
素っ気ない返事と共に、さっさと部屋の奥に引っ込んだ小沢。そしてそれを合
図に一室を去る北條。

それから二日後。
成田へ向かう途中、警視庁を訪れた小沢が、北條のデスクに大量の手巻き寿司
を土産に置いて帰ったのは言うまでもない。
21名無しより愛をこめて:03/03/19 12:53 ID:yE3T7A6T
401号室にて。
香川の書いた論文でいくらか報奨金が手に入り、一部破れた壁も綺麗に補修さ
れた。ペンキ塗り立ての張り紙にもかかわらず、手を出そうとする園児を叱り
つけ、いつもの如くガリガリされてから、戻ってきた仲村は、一枚の紙を手に
していた。
仲村「スマートブレイン九州工場の見学旅行のお知らせ、と書いてあるな。」
ローグ「・・・・・(場所は荒尾市本井手とありますね?)」
デス「うがうがうが?(荒尾市本井手っておめぇ、そりゃあ三井グリーンランド
  だろ?)」
東條「わぁ〜い、ゆうえんちだぁ。あ、いまねぇ、ひーろーさいきょうでんせ
  つ、っていうのをやってるんだよ〜。」
仲村「・・・成る程なぁ。しかし、それとスマブレとどういう関係が?」
22おたぬき:03/03/19 18:50 ID:R0LWIx3c
遠足話で盛り上がりつつある研究室を思いも寄らない人物が訪れた
御存じ佐野の婚約者、百合絵である。何やら大きな鞄を手にしている
「今日は一体どうしたんですか?」
美人を前に緊張を隠せない仲村がたずねると、彼女は大粒の涙を流した
「父が…
父が、満さんとの婚約を破棄しようとしているんです」
スマートブレイン社の台頭により、佐野の会社自体は、まだ影響はないが、取引先の中には深刻な打撃を受けたところがあり、遠からず株に響くだろう
彼女の父親はそう読んでいた
そこで、新たな婚約者候補を探しているというのだ
娘に幸せな結婚をさせたい親心とはいえ、迷惑な話である
「いちじょうけいじと、るりこさんみたいになっちゃうの?
それとも、ひかわくんとひかるさん?」
さすがに園児をガリガリできないので、そっと袖を引く、ですちゃんであった
23おたぬき:03/03/19 19:07 ID:mlgM154v
父親に対する一つの答えとして、彼女は家を出たのである
しかし、佐野の所ではすぐに見付かってしまう…
「絶対に見付からない場所が一つしか、神崎さんたちの所しか思い付かなかったんです」
言い終えると百合絵は沈痛な面持ちでうつむいた
「そういう事ならば、神崎君も味方になってくれるでしょう。ねぇ」
一同が、香川の目線の先を見ると、全裸をやめている神崎がうなづきながら、山下眞司のように涙をたれ流していた
そういえば、昨日の本家プロジェクトX再放送を見たときも、流しまくっていたらしい(ちなみにスクールウォーズの元になった話)
24名無しより愛をこめて:03/03/19 19:13 ID:nEadzaFW
スマートレディ「社長はいませんよ〜」

高見沢「んだとコラァ!」

スマートブレイン本社を訪れる高見沢逸郎(38)

社長は・・・いなかった。

高見沢「無料ですむと思うなよ・・・チィ!」
25名無しより愛をこめて:03/03/20 00:50 ID:hjmQvG8c
高見沢がスマブレ本社を後にしたころ。
東條「わーいおやつおやつ〜」
仲村「あ、コラ!それは遠足用にとっておく分だろうが!」
東條「えーん、デスちゃん〜!」
再びガリガリとひきずられていく仲村。
百合絵「あの…大丈夫なんですか?」
香川「ああ、大丈夫ですよ、いつものことですから」

芝浦「何、遠足?やだね〜いまだにそんな幼稚なことやってるわけ?」
メタ「ぐおぐお…(淳くん、あのーこのリュックとおやつは一体…)」
手塚「九州か。たまには旅行も悪くない」
雄一「この分だとちょうど着いた頃には桜が咲いてるねえ」
ローグ「……(あなたたち…いつのまにかついて来る気満々ですね)」
26名無しより愛をこめて:03/03/20 11:40 ID:6hqUSh/I
「…あ、そう。でもバナナはおやつに入るんじゃないの?」
「ジュースを水筒に詰めるのってセーフだよね?」
「だから遠足じゃないって言ってるだろ!この馬鹿者共が!」
「うわぁぁぁん!なかむらくんがいじわるするー!」ガリガリガリ…。

ワイワイガヤガヤと旅行の段取りを決める一同。
ノリが違う人達の輪に入れずに、ポツンと一人座る百合絵に
「おねーちゃん、これあげるね」とミルキーを差し出す小さな優衣。

懐かしくて甘い香りに、甘い生地を手に奮闘中の佐野の笑顔を思い出す。
佐野「…ここをこうすれば。はい、完成ですよ〜。
  いや〜。お菓子を一緒に作るのって、ホント楽しいですよね〜」
百合絵「事情を知らなくて、怒っちゃってごめんなさいね。
  満さん、この為に練習して遅くなっていたんですね。大変だったでしょ?」
佐野「いえいえ。百合絵さんの為なら俺はどんな苦労もどんと来い!ですよ」
百合絵「ありがとう満さん。素敵なお返しで、とっても嬉しいわ」
佐野「百合絵さん(ハアト」
百合絵「満さん(ハアト」
その後ろでペタペタとクッキーの型を抜いたり、プレートに油を引いたりして、
出来あがりをワクワク待つゼール達…。

ついさっきまで、そんな楽しい時間を過ごしてたはずなのに…。
このままだと佐野やゼール達と一緒の日々が
走っても手の届かない「思い出」になりそうな気がして
少し哀しくなる百合絵だった。

その頃、肝心の佐野は緊迫した空気なんか読めるわきゃないので
寝転がって情報誌をパラパラめくりつつ
「明日のデートはどこに行こうかな〜」とか脳天気に考えていた。
会社の危機なんか眼中に無い若社長がトップにいるんじゃ
会社は風前の灯かもしんなかった。
27名無しより愛をこめて:03/03/20 11:43 ID:6hqUSh/I
わーい遠足遠足とハシャグでかい園児を見て、いいなあと羨ましそうな神崎の妹達。

「ちょっとの間しか鏡から出られないし…。僕達は遊園地に行けないね」と小さな士郎。
「わたし、みんなとどこかへ行ったことがないな…。
 お母さんたちと海へ行ったのもウソの思い出だったよね…。
 いちどでいいからみんなとたのしくあそびたかったな…」と小さな優衣。

それを聞いてし〜んとなってしまう一同。
またも涙がだだ漏れの神崎。
「優衣!昔の俺!俺がお前達を遊園地に連れて行ってやる!必ず連れて行ってやる!」
子供達の手を取って「大丈夫よ。お姉さんと一緒に遊びに行こうね?」と百合絵。

仲村「神崎?お前しょっちゅう江島先生の研究室から抜け出してたよな?
  急にあ!とか叫んで空を指差して、振り返ったら鏡の前でぜえぜえ言ってたり。
  今考えるとあれはトイレ休憩じゃなくて時間制限で鏡に引っ込んでたんだな?」
神崎「そうだが…。待て?貴様か!俺がトイレを10分も我慢できない変人だとか、
  部屋に長く居られない閉所恐怖症の変人だとか、全裸で体操してる変人だとか、
  妙なデマを撒いた犯人は!そうか…お前だったのか…(何かメモ帳に書き付ける)」
仲村「…。最後のは実際にやって…。それはともかく、あの子達もお前と同じ様に、
  普通にこっちへ出てきて9分55秒ごとに鏡の中で休憩を取ればいいんじゃないのか?
  そうすればどこにでも遊びに行ける筈だ」
神崎「人の少ない研究室ならともかく、人混みの中の出入は目立ってしまうぞ…」
香川「それならホログラフ装置で解決できますよ。
  休憩の間、その場所に子供達の立体虚像を映せば問題は無いでしょう。
  以前に見学した研究室で開発中の携帯装置を見た事がありますからすぐ作れます」

ワーイ先生ありがとうと喜ぶ子供達を見て和みかけるものの、
香川が引っ張り出してきた「思い出のアルバム」に写ったホログラフ装置に
薄っすら「B*DAN」と刻印されてるのを見て「ZXかよー!!」と心で叫ぶ仲村。
いつどんな理由で悪の組織バ○ンの研究所を見学できたのですか?とは、
ニコニコ笑う香川を前に恐ろしくて聞けない仲村だった。
28名無しより愛をこめて:03/03/20 12:31 ID:6hqUSh/I
ちょっと前、>>19の続き。
蓮を励ますつもりで怒らせてどつかれても、挫けない真司だった@馬鹿だし
城戸「蓮、俺の分をやるよ。遠慮しなくていいって。美穂にはまた別に作るからさ?
  津上さんが美味しいですって言ってくれて味はバッチリだし、
  これを代りにプレゼントに渡せば全部丸く収まるよ、きっと」
真司の差し出したクッキーを見つめニッコリ笑うと
「ニラとネギと挽肉が乗ったクッキーなんか要るかー!」と叫んで
再びゲシゲシと真司を蹴り飛ばす蓮。
城戸「あ゛〜」

手塚「城戸…。なぜ平気で同じ事を繰り返せるのか?」@やっぱ馬鹿だからか?
芝浦「ま、学習能力が無いんじゃないのぉ?」@そりゃもう凄い馬鹿だもん
蓮のとばっちりが来ない様に遠くから見てる手塚達だった。

芝浦「大体セコいんだよ、あいつら。お菓子教室で作ったクッキーなんか、
  普通は本命にプレゼントしないって。何考えてんの?」
手塚「お前には判らないだろうな。金じゃ買えない思いを伝えたい気持ちは…。
  さて、お返しはどうしようか。俺達の分は騒動で吹っ飛んだらしい。
  せっかくの無料でお返しが作れる機会が失われてしまったのは非常に惜しい」
芝浦「お前もセコいじゃん。いいよ。さっきので作り方は覚えたから。
  こんな埃だらけの場所じゃなくて家の清潔なキッチンで作ってみるからさ」
手塚「遠慮するな。手伝ってやろう」
芝浦「遠慮する、つーか来るな!タダで作ろうって魂胆が見え見えじゃん」


その頃、圧力で吹っ飛んで変な塊になった巨大クッキーをゴミ捨て場で拾い
超ラッキー☆と喜んでガリガリ齧る浅倉だった@味なんか関係無し
浅倉「おい、そこの奴!物陰に隠れて見てるのは誰だ?」
ベノ「しゃーしゃー(先月、秘密基地に花とポッキーを置いて逃げてった小娘ですぜ)」
浅倉「あれは落し物じゃなかったのか?まあ今は機嫌が良い。どうだ?お前も食うか?」
うんと頷いて、差し出されたクッキー(一番まともなドライフルーツ版)を手に
嬉しそうに駆けて行く実加ちゃんだった。←また浅倉を良い人だと勘違い
29名無しより愛をこめて:03/03/20 23:26 ID:h+oFZLla
>>21
(31)「なんでいきなりスマブレの工場見学に
 九州のグリーンランドが絡むって話になるのよ?ゴロちゃん」
(25)「気になって調べてみました。ttp://www.greenland.co.jp/
 今、その場所にヒーロー達が続々と集まってるらしいです。
 ttp://www.greenland.co.jp/2003spring/retsuden/holiday.htm
『舞台は「エコセンター」と呼ばれる研究所。ここでは、
 人間が日常生活で不要となった電化製品を再利用し、再び社会に
 役立てられるようにするための様々な研究が行なわれている。
 今日も、沢山の工場見学ツアーの人々に、「加藤博士」が研究の説明を
 行なっていた。するとその時、とんでもないことが起こりはじめる。
 変態する研究員たち・・突然現れる謎の「馬型」モンスター。
 そして、そのモンスターの仲間と見られる、ハカイダーと王蛇・・・。
 どうやら、この研究所では、裏で極秘の研究を行なっているようであり、
 彼らは、それを狙ってやってきたのだ。
 ここでは、何が研究されているのか?
 どうして、この時代にハカイダーが現れたのか?
 そして、この敵を迎え撃つヒーロー達は?』
ttp://www.greenland.co.jp/2003spring/retsuden/cast.htm
 どうやら、ファイズと龍騎チームと宇宙刑事3人組とイナズマンとキカイダー&01と
 ウルトラマン&セブン&ティガが一緒になって悪と戦うみたいですね。
ttp://www.greenland.co.jp/2003spring/retsuden/heijitsu.htm
『研究所。けたたましく響くサイレンのなか、研究員が逃げ惑う。
 謎のモンスターたちが、当然この研究所を襲ったのだ。
 そこに登場する「仮面ライダーファイズ」。
 ひとまずモンスターたちを蹴散らすが、逃げ遅れた研究員が、
 ファイズの腕の中で、死に際にこう言った。「アレを渡してはいけない・・」
 最新のヒーローファイズが、その魅力を最高に発揮する大スケールステージ。
 そして、龍騎たちの「サバイブ」変身が目前に!
 休日ショーとは、全く違うストーリーでおくる、もう1つの「最強烈伝」です』
 ・・・以上です。先生、グリーンランドの話はどちらも黒幕がスマブレ社らしいので、
 こっちの旅行も怪しい気配がします。何か企みがあるんじゃないでしょうか?」
30名無しより愛をこめて:03/03/21 08:35 ID:DDFP/DHP
戸田「ネタをばらせば、ウルトラマンはただのゲストだけどな。」
ウルトラマンの活躍の場がないので、心なしか、ものすごく悔しく思う戸田。
<ま、俺にはウルトラマンランドと弥生の湯があれば・・・>等と悦に浸ってい
る戸田は、思わず<弥生の湯・入浴回数券>を握りしめていた。

そんなこんなで、ツアー添乗員・戸田は、スマブレ本社でツアー参加者の到着
を、いまかいまかと心待ちにしていた。
しかし、黒づくめのコートにツアーご一行様の手旗が、妙に似合わなかった。
31名無しより愛をこめて:03/03/21 12:36 ID:DDFP/DHP
真っ青にはれた行楽日和。そこへある人物がツアー参加を希望した。
??「・・・ツアーの集合場所は、ここでいいっすか?」
戸田「はい・・って、青木、お前も行くつもりか?」
青木「そりゃあ、こんな時だし。某報道でくらーくテレビにかじりつくよりは。」
戸田「・・ま、そうだな。他に参加者は・・・」

人というのは。
血を吐くまで走り続ける悲しいマラソンを何度くり返せばいいのだろう・・と
寂しく呟く青木だった。(キャラ違い。)
32名無しより愛をこめて:03/03/22 11:54 ID:3zceeuv4
439 :名無しより愛をこめて :03/03/20 00:04 ID:werocpV9
本スレのほう おかしなことになってて辛いな。
前の浅倉の巨大化の話なんか秀逸だったんだがな。
誰か流れを変えてくれないかと密かに願ってるよ。
自分でやればいいと言われるかもしれんが
悲しいかな俺ネタセンスないんだ。
小粋な職人さん復活キボンヌだ。

440 :名無しより愛をこめて :03/03/20 17:11 ID:3epMTCNe
>>439
本スレ、確かにおかしなことになってるな。
く、俺も流れを変えられそうにない。鬱だ。

445 :名無しより愛をこめて :03/03/20 23:57 ID:6hqUSh/I
>>439-440
ごめん。流れを変えようと思って本スレに3つ分書いてみたけど
もっと メ ロ ド ラ マ になってしまって終始つかないです。
字数制限で会話が舌足らずな感じになってるし、
前の流れと一応整合性付けようと思って大失敗。
慣れないラブコメなんか書くんじゃなかった(´・ω・`)

元のお馬鹿な展開に戻せる勇者は居ないのかな?

450 :名無しより愛をこめて :03/03/22 03:31 ID:qi+BTN6M
ま、本スレがカオスと化して行くのは、仕方が無いことだし。
「書き込み止めます」まで、思いつめないでおくれ。所詮は2chだ。
33名無しより愛をこめて:03/03/22 12:12 ID:R5gZakGt
お馬鹿な展開というと・・・
東條「かいじゅうがでてきて、もんすたーがでてきて、うちゅうけいじがでて
  きてねぇ・・・さいごに、しゅーてぃんぐふぉーめーしょん!って・・」
仲村「三井のショーじゃないんだぞ!!」
東條「ちがうよー、みついだと、れーざーぶれーど!ってさんにんがやるの。」
仲村「しかし・・確かに前スレに比べてネタがマンネリしていると言うのも・・」
北條「否めませんね。やはりここは私が活を入れるべくV1システムを駆使した
  新たなる活躍を・・・」
仲村「あんたは関係ないだろ!!」
ツッコミデッドエンドで吹っ飛ばされる北條だった。(藁

名無しは思った。
最強ヒーローが集う三井グリーンランドを舞台にしているから、カナリの暴走
が期待できると思ってるんですけど。かつて怪獣が襲った場所だし、犯罪者が
逗留していた場所なので。ファイズもいたし。
34名無しより愛をこめて:03/03/22 12:17 ID:z7Pv+rfr
          ナニ? コノ ポンコツ?
  [゚!゚]    (ミ彰)
 <[∀]>   ノ[虎]ヽ
  <゚・゚>    〈〈



    ビ〜ム ,ジュ
  [゚!゚]   /:・,:
 <[∀]>/ノ[Y]ヽ
  <゚・゚>   〈〈
35名無しより愛をこめて:03/03/22 12:42 ID:0w8/2mPc
>34
戸田「何かよくわからんな。とりあえず・・」
オルフェノク化してイカスミぶっかけておく戸田だった。

ツアー参加の面々が集合を終え、羽田から飛行機で熊本空港に到着。
そこで待っていたのは、スマブレロゴ入りの大型タクシーだった。大はしゃぎで
乗り込むお子様とその他面々。タクシーの運転手である地元のおいちゃんが、
親しげに話しかけてきた。
??「あんたら、どっからきたんね?」
仲村「東京からです。」
??「東京!そりゃあ、とおかのう。熊本へは何しに来たんね?」
東條「ぎゃばんとねぇ、ふぁいずにあうんだよ〜。」
??「ギャバン・・?」
その時おいちゃんの目が、キラリと光った。それに気づいてか気づかないでか
東條は夢中で話し始める。
「ぎゃばんはねぇ、さとちゃんがちっちゃいころ、だいすきだったひーろーなん
だよ〜。ん〜と、らいだぁもすきだけどぉ、さとちゃん、ちっちゃいころは、
ぎゃばんみたいになりたかったの〜。れーざーぶれーど!ってやって・・」
「そうかそうかぁ〜。ギャバンはカッコええもんなぁ!」
「うん!」
東條と意気投合したおいちゃんの顔を、戸田が訝しげに見つめていた。
(このおいちゃんのドングリ眼とぶっとい眉は、どっかで見たような・・)
36名無しより愛をこめて:03/03/22 13:30 ID:evTFS77t
♪春の嵐が過ぎた後
 何もしなかったと嘆くより
 あぁ 過ち悔やむ方がマシ〜

秋山「…それでも続いて欲しいスレがある。
  たとえ世界中を敵に回してもそいつをdat落ちさせたくないと思う」

…さて、新スレ移行のトラブルを見てて弱気になって、
うっかり「3つ分書いてみたけど」とか
見える場所にぬる甘い泣き言を綴ったせいでMMに付け込まれたようだ。
自分のうっかりで闇から何かを召還したなら、ネタで戦い闇に帰さなきゃ。
「今日は調子が悪かったかも…」なんてもう言わないよ。

城戸「もう連投や滑るの怖さに遠慮しないでバンバン小ネタ行くからな〜。
  覚悟しとけよ?」

すべっても転んでもネタはネタ。
自分がコケてもそれが後に繋がればそれでよし。
隠密同心じゃないんだし、倒れても骨ぐらいは拾って貰えるだろう。
37名無しより愛をこめて:03/03/22 14:35 ID:B8sg29Dw
>>11
そのころ東京では…。
スマブレ本社へ向かう若者3人と、その後ろを移動する怪しいカニ型オブジェ。
ボルキャンサーの影に隠れて尾行中の某刑事だった。
須藤「プニッ娘…(;´Д`)…ハァハァ」
ボル「ぼ、ぼるぼる!?(す、須藤さん、一体どうしちゃったんですか!?)」
須藤「あのぷにぷにしたほっぺ…ああぜひとも切り刻んで壁に埋めて差し上げたい…」
ボル「ぼるぼる…(須藤さん、それじゃ悪徳刑事じゃなくて快楽殺人鬼ですよ…)」
とはいっても久しぶりに須藤が悪事に燃えているのを見てちょっと嬉しいボルキャンサー。
だがその時!
「(待つバジン!)」
「ん?何ですか貴方は?」
「(真理さんを襲うのは許さないバジン!さっきのお返しだバジン!)」

ばばばばばばばばばばばばばばばばばばば。

ロボットバジンの空中放火を受けて、見事に穴だらけになる一人と一匹だった。
「そんな、私は絶対生き延びて〜〜(がく)」
「ぼるぼる〜(お約束ですね〜)」

真理「あれ?なんか今後ろで変な音しなかった?」
巧「気のせいだろ」


…と、こんなネタ書いておいてなんだが、明日どういう展開になるのやら。
ちょっと怖い名無しだった。
38名無しより愛をこめて:03/03/22 23:46 ID:JRS7x73/
前スレが落ちたので、ここに保管しておきました。
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/9968/proxrc.html
39名無しより愛をこめて:03/03/23 09:46 ID:sxevfC+g
オートバジンの姿が見えなくなるまで待ってから
そっと様子をうかがって起き上がる須藤。

須藤「いきなり失礼なロボットですね。
  お気に入りのコートに穴が開いてしまいましたよ」
ボル「ぼるぼる…(須藤さん、身体にも穴開いてますけど…(汗))」
須藤「なに、このぐらいの怪我はいつもの事です。
  サビオでも貼っておけば大丈夫でしょう」
ボル「ぼる?(本当にそれでいいんですか?)」

…まあ、ギャグキャラだし。

オートバジンを警戒して今日はひとまず戻りましょうと引き帰す須藤の横を、
折り畳み自転車に乗った男が軽やかに通り過ぎて行った。
40名無しより愛をこめて:03/03/23 20:37 ID:gJYcu8c9
須藤「…何故でしょう。今すれ違ったあの方…妙に親近感を感じるような」
ボル「ぼるる…ぼるぼる(でもあっちの方が圧倒的に強そ…いえなんでもありません)」
41名無しより愛をこめて:03/03/24 12:31 ID:STufQcuT
一方その頃、九州では。
ヒーロー最強伝説のイベントが行われていた。
東條「ふぁいず〜がんばれ〜〜。」
裕太「りゅうき〜〜。」
広い野外ステージで繰り広げられるアクションに大喜びの園児と裕太。

ショーが終わって舞台裏。
??「本気で殴る事ないだろう・・。これはショーなんだから。」
??「・・あ、しょー?なんつって・・。しっかしお前の演技力のなさっつっ
  たら、どうにかなんねぇもんか?」
??「俺だって、一生懸命やっている・・」
??「どーだかね。ま、いくらかこれで給料がもらえるし、万々歳だ!」
ファイズ=海堂直也とホースオルフェノク=木場勇治の会話である。
木場「ただ・・あのアテレコだけは納得できない(泣)これじゃあ俺が本格的
  に悪者じゃないか・・」
42名無しより愛をこめて:03/03/24 12:38 ID:yEnG+88F
スマートブレイン社九州工場見学の真の目的とは?

グリーンランドのイベントと研究所ツアーを混同してる一行を待つものは?

そもそも誰と誰が参加しているのか?

東京でぼーっと暮らす真理達は今回の話にどう絡むのか?



遥か海外の地、九州に行く機会も無い名無しは

グリーンランドの実際のイベント内容は想像を働かせるしかないので

多分大間違いで話を進めるだろうけど

♪おはなしちょっぴ〜り狂ってる♪ハハンハン 精神で

夢の積み木を組みたてますよ〜。
戸田「どうだ?グリーンランドは楽しいか?」
子供達「うん!!」
戸田「まだ時間はあるし、隅々まで楽しんで来いよ。
  ゆっくり遊んだ後、うちの工場の見学会がある。そっちも面白いと思うぞ」
東條「わーい。こうじょうけんがくって、さいきょうでんせつみたいだね。
  わるいおるふぇのくや、はかいだーもあそびにくるのかも?」
戸田「うちの工場は普通の再生施設だし、そんな事にはならないと思うが」

…そんなヒーローショーみたいな事が起きる訳無いじゃないか。
今度は自分達がお話の中に入れると盛りあがる子供達を見て、
戸田はちょっと笑った。
44名無しより愛をこめて:03/03/24 13:02 ID:yEnG+88F
その頃、私はいいからみんなで楽しんできてねと

子供達を送り出した大きな優衣は、

蓮が花鶏の新しいオーブンの側に寄らないように見張っていた。


真司の提案で製菓材料を抱えて(31)の家に向かう蓮(と真司)を見ながら

北岡事務所の無事を「♪祈ってる〜」優衣だった。
45名無しより愛をこめて:03/03/24 13:03 ID:yEnG+88F
高見沢「どうやら、あいつらうちの系列のホテルに泊まるらしい。
  くれぐれも粗相の無い様おもてなしをしておけよ。くくく」

グリーンランドの施設「ホテルヴェ○デ」ではなく

高見沢グループ直営の「ホテルベルデ」に電話を入れる高見沢だった。
46名無しより愛をこめて:03/03/24 13:09 ID:yEnG+88F
「百合絵さ〜ん!百合絵さ〜ん!!どこに行ったんだよー!!」

百合絵の家出を知って半狂乱で泣きながら走り回るサノマン。


事情や行き先を書いた百合絵の置手紙を

空腹なゼールがもしゃもしゃ食べてしまっていたとは

知るよしのないサノマンだった。
47名無しより愛をこめて:03/03/24 15:16 ID:STufQcuT
>42
九州地元民の名無しは「関東の地理には疎いからここらで頑張るぞ」と意気込ん
でいた。
戸田「そう言うわけで、ここが再生施設だ。」
仲村「・・・ここは昔ア●アパークがあったトコロじゃないか!?」
戸田「社長の趣味でウチが買い取った。」
仲村「趣味・・・(汗」
買い取ったにしちゃ、このポリネシアン丸出しの装飾やらこあいお面の数々は
どうよ?と思う仲村だった。
東條「わぁ〜〜い、ふしぎじゅうがいぱ〜いだぁ。」
48名無しより愛をこめて:03/03/24 17:45 ID:STufQcuT
だが。
東條が「いいにおいだね〜」と極彩色の花に顔を近づけた瞬間。
ごそ、と顔を出した不気味なヒマワリ面。
そして・・
ふっしぎしぎ まっかふしぎ・・・とあのテーマソングが流れだし、得体の知
れない生物が、あちこちからごそごそと這い出してきた。
仲村「再生施設て・・前回のぐんだめに続いて、またこのパターンか!?」
戸田「ああ、エサの時間か(平然)。こいつらも一応、再生の一環でな。立派な・・」
言いかけて、慌てて咳払いする戸田。
仲村「・・・立派な、何だ?」
戸田「さて、次の施設に移るか・・。こっちはモータースの再生施設で・・」
言いよどんだ戸田の態度に不信感を募らせる仲村だった。
49名無しより愛をこめて:03/03/24 22:43 ID:79Sfsql1
「うう…天本さんが、天本さんが死んじゃった…」
悲しみに暮れる名無しであった…
50名無しより愛をこめて:03/03/25 12:34 ID:veCawE6l
同じイカ種の大御大に、哀悼の意を表します。
思わずその場で黙祷する戸田だった。
その隣では、同じ海産物種として黙祷を捧げる手塚もいた。
そして東京では、須藤とボルキャンサーが静かに黙祷を捧げていた。

巧「で、天本さんって誰?」

そんなたわけた事をのたまったイヌタクは、村上社長の元気玉を喰らうのであ
った。
51名無しより愛をこめて:03/03/25 13:13 ID:aSuEh/Ch
>>49
香川「また一人、惜しい方が亡くなられましたね…」
丁度、天本氏の活躍をリアルタイムで見ていた世代だったので
香川の悲しみは深かった。

「たけしの平成教育委員会」の話を持ち出して、しみじみする若人達に
ちょっぴり別な悲しみも感じる香川だった。

香川「死神博士…ワルワル博士…プロフェッサーK…偉大な先達を思うと、
  私もこの世界に対し何かをやり遂げたい情熱に駆られますね」
仲村「あのー…。冷静に考えると確かに先生は仇役だった気がしますが
  先生はそういった博士達とは真反対側の人だったんじゃないでしょうか?(汗)」
香川「ああそうでしたね。つい、彼らの激や助言を忍ばずにはいられなくて…」

だから一体どこでその人達と知り合ったんですか!とは
怖くて聞くに聞けない仲村だった。
52名無しより愛をこめて:03/03/25 13:14 ID:aSuEh/Ch
なんだか怪しいオブジェだらけの工場だったが
子供達は大ハシャギであちこち見て回り、それを見た戸田の説明にも力が入っていった。

そんな優衣たちを見て優しそうに笑うものの、携帯を見つめてため息を漏らす百合絵。
手塚「どうした?浮かない顔だが?」
百合絵「家を出てからずっと、満さんから連絡が来ないんです…。
  送ったメールにも返事が来ないし、電話もつながらないし…。
  私はあの人にとって迎えに来る価値も無いんでしょうか…」
斉藤「佐野って、そんなに薄情な男だったかな?
  なにかと騒いで軽薄に見えるけど、芯は情熱的な人だと思ってたけどね?」
手塚「…。…。いや…。なにか不吉な気配が貴女の回りに見える。
  思いがけず出来た隙間に付け込んで溝を広げようとする複数の意思が…」

わーいと珍しい辺りの様子をスケッチし続ける東條の目に
同じく楽しそうにノートパソコンをいじる芝浦が写った。
東條「しばうらくん、ぱそこんでなにしてるの?すけっちかな?」
芝浦「うるさいなあ。要らないメールを捨ててるんだよ。SPAMって奴ぅ?
  つまらない宣伝とかつまらない勧誘とかつまらない文章とかさ。
  そういう屑メールを、メールサーバを直でいじってゴミ箱行きにしてるわけ」
ノーパソをいじりながら芝浦はクスクス笑った。
53名無しより愛をこめて:03/03/25 15:13 ID:veCawE6l
仲村「こんなにたおやかな女性を一人放っておくなんてゆるさん!!」
妙に意気込むお節介・仲村である。
仲村「俺が奴を連れてくる!」
手塚「仲村、連れてくるのは良いが、手だてはあるのか?」
仲村「う・・・」
その時「ねぇね、もいっかいへんしんして〜」と東條にせがまれた戸田が、思わ
ず口を出した。
戸田「ウルトラマンランドの知り合いに頼めば、無償でビートルを貸し出すが、
  それでいいのか?」
仲村「・・え?」
戸田「それがダメならハートビーターSXのディフェンシングモードが・・」
東條「はーとびーたーって、ねおすのくるまだよね〜。さとちゃん、しってる
  よ〜。」
イヤ、そう言う問題じゃなくて、あんた何でウルトラマンランドに知り合いが
いるんだ!?と激しくツッコみたい仲村だった。
54名無しより愛をこめて:03/03/25 17:52 ID:veCawE6l
それはさておき、三井のイベント会場ではえらいことになっていた。
??「ここかぁ・・祭りの場所はぁ・・・」
予定にはなかった王蛇の妙に早い登場。そして相方であるハカイダーは遠慮無
くボコるわ、止めに入ったホースオルフェノク(木場勇治・素)すらも蹴りを入
れるわの大乱闘をかましていた。
木場「・・なにか、変だ。普通の着ぐるみのはずなのに・・」
王蛇「着ぐるみ・・?・・ああ、あの妙に弱い俺かぁ・・。」
その言葉に、思わず意識が遠のく木場。
(いつの間に本物が入り込んだんだよ!そんなの、約束と違うじゃないか!)
さらに楽しそうに暴れようと、客席にまで歩み寄ろうとする王蛇だが。
木場「やめろぉっ!!」
とうとう本気を出したホースオルフェノクが、騎馬形態で王蛇を止めに突っ込
んでいった。
55名無しより愛をこめて:03/03/25 20:29 ID:flDBh1uw
しかし凶暴さにおいては歴代ライダーの中でも1、2を争う王蛇である。
ちなみに他候補はアマゾンとギルスだったりするが、まぁそれはさておき。
ホースオルフェノク強しといえど、なかなか一筋縄ではいかないものがあった。

木場「てぇいっ!」
浅倉「はぁっ!」

剣と杖とが火花を散らして何度もぶつかりあう。
そして、両者の動きが一瞬止まった時、王蛇の後ろから木場めがけて
巨大な口を開くベノスネーカーが!

木場(嘘だろ…こんな所で、こんな奴に…俺はまだ何もしてないのに…)

ものが馬だけに切ない走馬灯になりかけた瞬間。

さく。

ベノスネーカーの口の中に、銀色の光条がつき刺さった。
「しゃーっ」と「げーっ」の混じった声をあげ、半泣きで逃げるベノ。

浅倉「なにっ?」

客が全て逃げ出した座席の列の真中に、黒いライダースーツに身を包んだ
若い男が一人。

??「弱いもの苛めはやめておけ」

白いスカーフを風になびかせ、男はふいと背を向けた。

誰だ?
そう思うより先に「俺って弱かったのか?」と複雑な気分になる木場だった。
56名無しより愛をこめて:03/03/25 23:49 ID:zrmnVpt9
ttp://www.greenland.co.jp/map/map.html

「ぐりーんらんどっておおきなのはらに、ほてるやゆうえんちやごるふじょうが
 なんこもいっしょにならんでるんだね。でぃずにーらんどみたいなかんじかな?
 さいしょ、きどくんやあきやまくんもいきたいっていってたけど、
 わんわんらんどってばしょがあるのをみて、ないてにげてったよ」

舞台になってる場所がピンと来ないので
元になってる遊園地の説明を眺めてイメージしている所です。
ところで今この話ってどういう展開なんですか?
と、名無しはサトちゃんの脇を全速力で駆けながら呟いた。
57名無しより愛をこめて:03/03/26 00:00 ID:ioibXrIk
戸田「何?…そうか。こっちはこっちで忙しい。木場、海堂、お前達に任せておく。
  万が一の時は俺も行くが、なるべくお前達だけで浅倉を抑えてくれ。
  これ以上お客さんに害が出ない様に頼む」

苦々しい顔で携帯を切る戸田だった。なんで本物の浅倉がこの地に現れたんだ?

この世界のGLのショーの企画と演出はスマブレ社で、
エコとクリーンな社会を目指すスマブレ社を狙う「悪い」オルフェノクや悪者から
スマブレ社のヒーローのファイズとその友達がみんなを守ってくれるよ!てな内容だった。
(※本当のショー内容と多分違うと思うけど、そう言う事で堪忍して下さい)

大きなヒーローショーにスマートブレイン社の技術を貸す事で
知名度UPと商品の浸透を図ったのだが…。

予定外の事故が起きれば、うちの会社が責任を問われる事になる。
本物のオルフェノク(&ファイズ)に支えられたショーに事故が起きるはずも無かったが
制御の利かない最悪ライダーが来たとなると話は別だった。
こっちはこっちで予定通りに行くかどうか微妙な状態なのに
こりゃかなりマズい事になったと、戸田はうなった。

悩みを隠して明るく案内を続ける戸田をニヤニヤ眺める芝浦。
芝浦の背後の空間が歪んで、バイオグリーザが少し姿を現し、メタルゲラスを突付いた。
グリ「きゅるる(よお、馬鹿サイ。お前はいいよな。
  ガキのお守だけしてりゃ良くてよ。今回はホント疲れたぜ…)」
メタ「ぐおぐお(淳君はガキじゃないやい!ま、大変なのは大変だったな。
  浅倉をおびき寄せるために、カップヤキソバ何個バラまいた?
  1kmに1個づつでも、東京から熊本までえーと…?)」
芝浦「おおよそ1,250km+α。高見沢さんもこっちに来るのかな?」

新興のくせして芝浦物産と高見沢グループの提携力をなめんなよな。
とっても楽しい遠足じゃん、もっともっと楽しい遠足にしてやるよと、
芝浦は例の生意気そうな笑い方で戸田を後ろから見上げた。
58名無しより愛をこめて:03/03/26 00:51 ID:zWM3fHC5
そのころ、真理と啓太郎と巧は
ファイズギアが無いので出番もやることも無かった。

お魚くわえたドラ猫捕まえたりとか
主婦が忘れた財布を届けたりとかの
ご近所のしょうもない悩み解決で
次の日曜まで過ごしていた。
59名無しより愛をこめて:03/03/26 02:30 ID:ioibXrIk
さて、元ア○アパークとか言う所(どこ?)にあるスマブレのリサイクル研究所。

再生怪人…もとい再生家電を見て「わー!掃除機やTVがロボットになってるよ!」と
感嘆の声をあげる子供達と、うんうんと感慨深げにうなずく香川、
なんか怪しい雲行きに警戒する仲村。

変形合体する家電ロボやどう見ても怪人の家電を眺め、
香川「これに…これも…いや、懐かしいですね。若かりし日々を思い出しますよ」
仲村「あの…。その『懐かしい』は、『番組を見てた』懐かしさですよね?
  『そこに参加してた』懐かしさじゃないですよね?」
微妙に青ざめてオロオロする仲村を尻目に
マッドサイエンティスト魂に火が付きつつある香川だった。

それを眺めながら、香川の勧誘説得作戦第1弾はうまくいってるようだと
心の中でガッツポーズをとる戸田。

戸田(香川英行…。あれだけの才能と特殊能力があれば普通あっち方面に行くものを、
  『この場所は英雄的じゃありませんから』とか『作戦目的:正義』とか言って
  数多ある幹部の座を蹴って一介の大学教授に留まった変人…もとい正義漢。
  だが、ふつふつと流れる ア レ な才能は、抑えられないはずだ…。
  お前はオルフェノクではないが、ぜひうちに招きたい人材。
  強引な説得では効果が無い事は判ってる。それなら、北風よりも太陽を推そう。
  見学会と称してうちの最新式の設備や技術の一端をちらつかせておけば、
  技術に魅了されもっと多くの知識を望み、奴もうちへの招致を受け入れるだろう)

が。
神崎「まあまあだな。アクレイ大学の俺の研究室には及ばんが…」
スマブレの最新式設備を見渡したのち、
鼻をほじりながらやや退屈そうに呟く神崎に心底不愉快になる戸田。

「香川は秀才、真の天才は神崎だ」と社長が言っていたが、
あれは天才ではなく天災なので知らんフリしておく戸田だった。
60名無しより愛をこめて:03/03/26 05:12 ID:ioibXrIk
仲村君のメモ

・なぜか九州にあるスマブレのリサイクル研究所の見学会に招待された。

 側にある三井グ○ーンランドという大規模遊園地では、
 その研究所をモデルにしたヒーローショーが催されていて、
 東條が好きだった宇宙刑事ギャバンも出てるのというので奴は大ハシャギ。
 みんなで九州に行こう行こうと言い出した。

 先生は最初渋ってたが、東條に甘いので結局折れて九州行きを決めた。
 俺達と裕太君の他に、気が付いたら芝浦や手塚や斉藤も旅行に参加すると宣言。

・そんな中、百合絵さんが佐野との仲を裂かれそうになりここへ助けを求めに来た。
 成り行きで父親との喧嘩のほとぼりが冷めるまで彼女を匿う事になり、
 優しい百合絵さんは、楽しい思い出の無かった神崎の小さな妹達に同情し
 遊園地に行くなら一緒に行こうと誘い、神崎と子供神崎と小さな優衣ちゃんも来る事に。

 こんな可愛い人と一緒に旅行できて物凄く嬉wwヘ√レvv─ww(←何かに引きずられた様なペン跡)

 遊園地は楽しく、子供も大人もショーや乗り物にも満足したようだ。
 俺も子供に返った気分で恐竜コースターを楽しんだ。

・急に佐野が百合絵さんに冷たくなった。家を出てからこっち連絡が途絶え、
 メールも送ってこないし、電話にも出ないそうだ。最低だな。
 ここまで連れて来て、百合絵さんの代りに5,60発ぶん殴ってやりたい。

・スマブレ社の戸田の案内で研究所の見学が始まったが、
 再生された家電やロボットを見てるうち香川先生の様子がおかしくなった。
 顔は笑ってるけど何かに取り憑かれたようにブツブツ言い始めて怖い。

 あの戸田って野郎もスマートブレインも何もかも信用できない。
 先生がどうにかなる前に早くここから引き上げたい。
61名無しより愛をこめて:03/03/26 05:14 ID:ioibXrIk
戸田の走り書き

・香川教授の我が社への誘致は成功しかけている。
 あの研究所を見れば学者魂も燃える筈。

 思った通り、最新設備に触れた教授は、
 うちの業務内容にも目を輝やかしだした。

 何も無ければあとちょっとで取り込めそうだ。

・我が社の企画のヒーローショーに浅倉が乱入して邪魔を開始。
 木場と海堂と後何名かで排除に当ってるが苦戦中らしい。

 香川教授の案内が終わったら俺も浅倉退治に向かう。
 二人ともそれまで辛抱しろ。


芝浦のテキスト

・いっつも目の前でチョーシこいてムカつく真似する佐野なんかザマみろってね。
 俺がスーパーハカーなのを忘れてもらっちゃ困るな。
 ガードの甘いお前らのメールなんて読み放題なんだけどぉ?
 プ。また佐野の奴、屑メール送ってる。バカみたいな泣き言いっぱい書いてんの。
 百合絵も甘〜い思い出話なんかいっぱい書くなよ。な〜んか、読むんじゃなかった。
 削除削除。ついでに通話ジャミングも快調っと。

・高見沢さん、スマブレへの嫌がらせでスマブレ主催のショーに浅倉を送り込んだって。
 へぇ〜やるじゃん。
 この退屈な研究所も何か来ないかな?全部ぶっ壊れたら面白いんじゃないの?
62名無しより愛をこめて:03/03/26 10:42 ID:QroSct5H
誰もが「どう厄介払いするか」に頭を悩ませている浅倉だが、
その頃、闘争から逃走に心ならずもモードチェンジしつつあった。

強い。強すぎる。

謎の黒服の男は、素手でベノバイザーの一撃を止め、渾身の蹴りを
軽くいなすという荒業をみせていた。
しかも、呼吸も乱さず汗もかいていない。

??「つまらんな…ヤツが現れるかと思って来たのに…」

かざしたナイフが静かな表情の前をよぎった時、その正体が明らかになった。
黒いボディ。銀のベルト。真紅に光る眼。
透明なドーム状の頭部に覗く、あきらかに人のものである、脳。

「本もの(しかも光明寺脳)だぁ〜〜〜っ!逃げましょうっ!」

ようやく戻ってきたベノスネーカーが、なおも吼えたける浅倉を
横ぐわえにして逃げ出したのはこの時であった。



ちなみに木場と海堂は、ここまでの二人の闘いのあおりをくらって、
舞台の袖でのびていた。
63名無しより愛をこめて:03/03/26 12:23 ID:ey+tFWPA
数分後、意識を取り戻した木場は戸田の携帯に連絡を入れた。
木場「いつの間にか騒ぎは収まったみたいです。」
戸田「そうか。観客に被害は?」
木場「それもありません。只、俺の勘違いかも知れませんが・・」
と言いつつ報告をする木場。そして戸田の顔がみるみるうちに青ざめていった。
戸田「まさか、ショーに登場しているキャラクターの、本物が集結している・・?」
そして戸田は、施設内でのんきに散歩をしていた珍獣に目をやり、さらに頭を
抱えていた。
戸田(大体あの社長も怪しいもんが大好きだからなぁ。あの珍獣だって、どっかの
  企業、しかも社長がオカマで、そこで仕入れてきたとか言ってたしな。)
オカマと珍獣。その妙な符号が戸田の脳裏に妙な答えをはじき出した。

そのうち宇宙刑事がやってくるんじゃ・・・?

絶対勝ち目なさそうだな、俺。(←いつになく肩を落とす戸田。
64名無しより愛をこめて:03/03/26 12:49 ID:9RCapkG1
あと少しだ……。戸田は心の中でほくそ笑んだ。
香川のスマブレ社への勧誘が成功すれば、前回失敗した臨時収入もボーナスも夢じゃない。
だがしかし、今までずっとスマブレ社の誘惑を「英雄的行為じゃないので」だけで振り払ってきた香川を、今までの勧誘と大差ないこれだけで落とせるはずもない。

勧誘作戦も第二弾へ移行しなければ。
だが、何か、止めとなる事は無いだろうか……。辺りを見回して、戸田は思案する。
その時パッと、ただの掃除機が二足歩行する自走掃除機ロボへ変形する様に歓声を上げている子供二人……もとい、東條と裕太に目を付けた。

戸田(そうだ! 今までの勧誘との圧倒的な違いは、今回は現場に香川の息子が居るんだ。
   そして香川本人には、これは勧誘だというプレッシャーもない。
   上手くあの息子をこのスマブレ社の製品の虜にすれば、それを通して香川自身もこの道を見直すかもしれない……)

香川が英雄的行為の為なら家族をも犠牲にする必要がある、と覚悟した事があると知らない戸田は、この手で行こうと拳を握った。
これならいける。そう思い、次の施設へ香川達を誘導しようと口を開いた、その時。

神崎「おい、こんなものはもう良い。他にはもう無いのか?」
その言葉に、戸田は思わずつんのめりかけた。
この邪魔者であり不安要素でもある神崎が居る以上、何かが起こりそうな気がした。しただけかもしれない。
天災だし、やっぱり。
65名無しより愛をこめて:03/03/26 12:59 ID:ey+tFWPA
ショーを終えて、ひとまず汗を流そうと、歩いて数分の温泉施設「弥生の湯」で
のんびり湯船に浸かる、オルフェノク二人。だが、木場は神妙な面もちで、風
呂に浸かっていた。
木場「やっぱり、間違ってる・・。」
海堂「(仰向けに伸びながら)あ〜?」
木場「俺たち、ただ会社の為に言いようにこき使われているだけじゃないかな。
  今回だって、九州の大事な仕事だって言っておきながら、あんな事態にな
  って・・」
海堂「おもしろけりゃ、いいんじゃねぇの〜?俺はのんびりできりゃあオッケー
  だなぁ〜」
そう言いつつ海堂は、いきなり風呂へ上がると女湯のある方向へずんずんと向
かっていった。
数分後。

木場「止めといた方が良かったのに・・・」

わんわん鳴きながら蛇をどつくクレインオルフェノクだった。
66名無しより愛をこめて:03/03/26 16:09 ID:6zHxqRrS
ヒーローショーでの騒ぎと、香川勧誘の目論見でいっぱいいっぱいな戸田。
東條「うえまつさん、さっきからにやにやしたりかなしそうなかおしたり、へんだね〜。
  どうしたのかな?」
仲村「だからウエマツさんじゃなくて戸田さんだろうが…。
  あれ?そういえば百合絵さんは?」
手塚「ああ、彼女ならさっきウルトラマンランドに向かった。
  戸田の用意したビートルで佐野を迎えに行くと言ってな。
  不吉な運勢が出ているからやめた方がいいと忠告したのだが…。」
仲村「ええっ!1人で行っちゃったのか!?
  なんだ、言ってくれたら俺がついて行ってさしあげたのに…そしたらしばらく二人きr」
言い終わらないうちにガリガリされる仲村だった。
芝浦「ところでウルトラマンランドってさ、三井グリーンランドの敷地内にあるんだよね。
  それで隣りには俺たちの泊まるホテルがあるんだよね」
手塚「それがどうかしたのか?」
芝浦「いや、別に〜」
にやりと笑って、ホテルベルデの高見沢にこっそり連絡を入れる芝浦だった。
67名無しより愛をこめて:03/03/27 12:32 ID:FX6G99FQ
一方、クレインにどつかれてしばらくぶっ倒れていた、ヘビフェノクこと海堂
直也。気を取り直して三人で宿泊先の施設へと向かう。
木場「戸田さんの話だと、宿泊施設は弥生の湯からも近いんだって・・。」
海堂「おーおー!ウルトラマンランドの奥にあんなぁ!こりゃあいやらしいピン
  ク色の建物だぁな〜!」
結花「・・・・・(怒」
木場「ま、まぁとりあえず、ホテルに戻ってから、近くの飲み屋で馬刺でも・・」
結花「あたし、まだお酒のめません。」
木場「・・・・・」
どっち転んでも間に挟まれていっぱいいっぱいの木場勇治だった。
木場(そういえば、ツアーの宿泊先ってヴェルデじゃなくて、ベルデってなっ
ていたけど、誤植かな?)
ちなみにスマブレ社スタッフは、村上社長のはからいでヴェルデに宿泊である。
68名無しより愛をこめて:03/03/27 13:17 ID:jPLgmx7i
木場「冷たくなった恋人…」
結花「携帯のメールが頼り…」
思いつめた様子で目の前を通った百合絵の心の声が聞こえてしまい
なんだか見過ごせず事情を聞いて、思わず同情する結花達だった。
69名無しより愛をこめて:03/03/27 13:19 ID:jPLgmx7i
浅倉「脳だ…脳みそだ…」
ハカイダーから逃げても
まだ(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブルな浅倉。
ttp://www.toei.co.jp/tv/user/program/browse2.asp?Command=Old&StrNum=25&SID=159
ここのこぼれ話その3より。

ヤキソバは大好きなのに
脳みそに見えるヤキソバ入りお好み焼きは苦手な浅倉だった。
70名無しより愛をこめて:03/03/27 14:28 ID:lmxgWPM/
>67
>木場「ま、まぁとりあえず、ホテルに戻ってから、近くの飲み屋で馬刺でも・・」

海堂「ちゅーか、お前が馬刺し食ったら共食いにならない?」
木場「Σ(゚Д゚;)!」
どっちにしてもいっぱいいっぱいな木場だった。

真司「ヽ(´ー`)/ヽ(´ー`)ノイッパイイッパイナカーマ?」

木場「は!今幻聴が!」
71名無しより愛をこめて:03/03/27 22:33 ID:jPLgmx7i
浅倉がお好み焼きにまで(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブルしてた頃。
(25)「こりゃうまいっす。さすが本場の味ですね」
秋山「ドロソースが決め手だ。それと山芋をケチらないのがコツかもな」
城戸「ケチらないのか?蓮なのに?」@この直後ダークウイングが来て成敗Bye!!
(31)「おいしいけど、お前さっきからお好み焼きとたこ焼きばっかり作ってない?」

台所を借りるぞと言って突然秋山蓮が押し掛けて来た北岡事務所。
手間賃代わりにと蓮が作った大阪風お好み焼きは(25)にも(31)にも好評で、
うじゃうじゃ居る小さいのも「おいしいねー」「おいしいねー」と大満足。
そんなうららかな春の午後だった。
72名無しより愛をこめて:03/03/27 23:59 ID:ZxwxJRIz
神崎はつまらなさそうな態度を崩さず、薄笑いのまま手近な機械を手で払うと
戸田に話しかけた。

神崎「香川の記憶力を知っていて、末端とは言え新技術を見せるのは危険だぞ…。
  この男にはオリジナルが生み出せない。せいぜい他人の作品のコピーが関の山だが、
  それでもよその技術を盗み取る才能だけは人一倍あるからな」
仲村「貴様!」
神崎「実に三流の研究者に相応しい場所だ。
  だが、ろくな予算も貰えずアルバイトに精を出すよりは、
  子飼いになって好きなだけ予算を使って研究するのがお似合いだろう。
  香川?いっそ清明院の様な低レベルの大学は引き払い、
  ここの研究員になったらどうだ?」

思いがけない応援に内心「しめた!」と大喜びの戸田。
だが、香川は浮かない顔になり、仲村は顔真っ赤で神崎を睨み付けた。
73名無しより愛をこめて:03/03/28 00:31 ID:SZCDzZ0Q
上機嫌になって香川や東條に話し掛ける戸田。
戸田「そろそろ食事でもどうだ?ここの社員専用のカフェテリアは結構美味いぞ。
  家庭の味から珍しい物まで色々あるし、何でも好きな物を奢ってやろう」
東條「なんでもすきなもの・・・」(←目がキラキラ)

これは接待費として通しておくか…。
いや、食事代ぐらいポケットマネーで出した方が社長の心象が良くなるかな?
待てよ、ここは税金対策でやっぱり通した方が良いかもしれん…。
顔は笑いながらも、心に物凄くミニマムな葛藤を抱える中間管理職だった。(哀)
74名無しより愛をこめて:03/03/28 01:17 ID:SZCDzZ0Q
手塚に耳打ちされて、漂う険悪な雰囲気を子供達に気付かれないよう
明るい調子で「社員食堂に何があるか楽しみだねー」と子供達を先導して行く斉藤。
(身も蓋も無く社員食堂言うなー!)と心でぶつくさ言う戸田。

戸田と子供達の姿が消えると、即座に仲村は神崎の胸倉を掴んだ。
仲村「貴様!先生に向かって何を言う!」

だが、仲村を制して香川は力無く笑う。
香川「いや、ありがとう神崎君…。助かりましたよ。
  どうやら私は自分を見失いかけていたようです」
仲村「先生…?」
香川「神崎君は揺らぎかけていた私に喝を入れてくれました。
  私の居るべき場所は清明院で、私がやるべき事は教鞭を取る事、
  そして身近な不思議を研究する事が私の成すべき事でした。…改めて感謝します」
神崎「なに…礼には及ばん…。優衣を遊び場に連れて行ってもらったしな…。
  どのみち…この会社の雰囲気は気に食わない…。用心しておく事だ…」


手塚「戸田とか言うあの男、どうやらお前をここに引き抜こうとしているようだな。
  一見柔和そうだが、あの手合いはいざとなると手段を選ばなくなる。気を付けろ」
香川「ええ。どうやって波風立てずに誘致を断るか、考えておきますよ」

一番最後に部屋を出ながら、いつもより暗い顔で呟く神崎。
神崎「この空気…。この空間のざわめき…。レジェンドベントを思わせるな…」
75名無しより愛をこめて:03/03/28 02:22 ID:6iqTZ1Q7
東條「うえまつさーん。ぼく、きゅうしゅうにいったらまえからすっごくたべたかったものがあるんだよー」
戸田「何だ?ここなら大抵のものが揃ってるぞ」
東條「えーとねー・・・」
76名無しより愛をこめて:03/03/28 08:29 ID:XwePVEJP
「いきなりだごと、ひともじぐるぐると、だごじゅると、とっかんと、わきゃ
ーと、らむだいこんとりゅふと、ばさしぱいと・・・」
園児!何でこんなに詳しい!?内心舌を巻く戸田だった。
(ご存じではない方、る●ぶかマップルの熊本を読んでね、と宣伝しておく
名無しである。)
77名無しより愛をこめて:03/03/28 12:27 ID:XwePVEJP
このスレを読んで、ふと、戸田英一(中間管理職)が、結構立派な敵役として頑
張っていることに喜びを隠せない名無しだった。
考えても見たら、ちょい役(?)であんなに強烈だったキャラクターは、オルフ
ェノク側としてはあまり珍しく、同時に勿体ない気がしたので、思わずスレ住
民の反感を買われるのを覚悟で、前スレから戸田英一をあえて登場させた名無
しだったが・・・

木場「楽屋ネタはもういいでしょう・・・。スレの流れを止めた、あなたの罪
  は重い。」

ホースオルフェノク(騎馬体)に蹴られて飛んでいく名無しだった。
78名無しより愛をこめて:03/03/28 23:33 ID:SZCDzZ0Q
>>66-68
海堂「ちゅーか、のこのこ家に戻って気持ちを確かめたいなんてー、
  あんたその男、全然信用してないとか?今戻ったら、かっくじつに
  親父に捕まってお説教くらうっちゅうに」
木場「一度心が離れたら…。もう元には戻れないかもしれないんだよ」
結花「気持ちは判ります。だけどここはもう少し耐えて、その人を信じて
  待った方がいいかもしれないですよ」

迷う百合絵に彼らなりのアドバイスをする木場達だった。

一方、芝浦の連絡を受けた高見沢は
佐野へ恩を売るか、佐野への切り札に使えると
ホクホク顔で百合絵を迎えに動き出した。
79名無しより愛をこめて:03/03/28 23:52 ID:6iqTZ1Q7
そしてサボテンオルフェのあの人は
戸田に操縦を頼まれたビートルの側で
ぼけ〜っと百合絵を待ち続けていた。
80名無しより愛をこめて:03/03/29 00:44 ID:fKUjXJ4F
百合絵「皆さん、私のために親身になってくださって…ありがとうございます」
オルフェノクトリオのアドバイスに感激気味の百合絵。
通りすがりの自分になんでここまで親切にしてくれるのか、などという疑問は
疑うことを知らない百合絵にはまったく思い浮かばなかった。
百合絵「もちろん、満さんのことは信じています。でもなんの連絡もないなんて…。
  もしかしたら満さん、事故か何かにあってこっちに来たくても来れないのかもしれない。
  そう思うといてもたってもいられなくて…。」

木場(事故…千恵もこの女性みたいに俺を信じてくれたなら…)
結花(事故で動けない…でも助けにいっても感謝されるどころか捨てられる…)
海堂(事故…といえばバイクに細工…ちっ、嫌なこと思い出させやがって…)
それぞれ過去のトラウマを思い出し、百合絵につられて陰鬱になった3人は
姿を消したカメレオンが近づく音にも気づかないでいた。
81名無しより愛をこめて:03/03/29 12:03 ID:YuUfN3FY
いったい何が起こったのだろう。
瞬きしている間に百合絵の姿が消えた理由が3人にはわからなかった。
ましてや2度と戻ることの出来ないミラーワールドに引きずりこまれてしまったなどと想像できるはずもなかった。
いやたとえそれを知ったところでオルフェノクであってミラーモンスターでも仮面ライダーでもない彼らにはどうすることもできなかったのだが。
仮に彼らの誰かがデッキを手に入れたとしてもライダーになってミラーワールドに行くことはできなかった。
それは、普通の人間がファイズギアを手にいれてもファイズになれないのと同じことだ。
彼らが百合絵に会うことは2度となかった。

そして百合絵の前にはあのカメレオンの姿があった。
82名無しより愛をこめて:03/03/29 12:36 ID:ZMOouA3B
そこへ、カクタスこと青木が叱咤した。
青木「お前等、何をぼんやりしていた!?」
木場「あなたは・・?」
青木「彼女・・百合絵さんはここにいる。」
海堂「おいおいおい、ただのガラスじゃねぇか!」
青木「馬鹿、ガラスの中じゃない。よっく見てみろ!」
三人はウルトラ=デ=レストランのガラス張りの壁の、一点を見つめた。
そこには、妙なカメレオンに抱えられた百合絵の姿が。
結花「百合絵さん!?」
海堂「・・おい、何だあいつ!?」
木場「オルフェノク、じゃない・・・」
83名無しより愛をこめて:03/03/29 12:48 ID:ZMOouA3B
ライダーじゃない限り、ミラーワールドに入る事は出来ない。
途方に暮れる三人だが・・・
<ヤーダ、ヤーダ・・>
結花の足下に、一匹の珍獣がまとわりついた。さらに三人の脳裏に声が響いた。
<そのちびは、不思議時空を創り出す事が出来る。不思議時空を中継すれば、ど
んな異次元世界でも移動が可能だ。・・行く気があるなら、そいつを使え。>
結花「あたし・・・」
海堂「俺は行くぜ。あんなんにコケにされて黙ってられるかよ。」
木場「俺も・・・彼女を助けたい。」
結花「・・・行きましょう。」
ライダー以外の人間<つーかオルフェノク>が、初めてミラーワールドに干渉す
る瞬間だった。珍獣の創り出した時空の渦に入る寸前に、三人はオルフェノク
体と化し、ミラーワールドへ突入した。

ミラーワールド内、呆然とカメレオンを見上げる百合絵。そこへ・・
ホース「彼女をどうする気だ・・」
待ち受けるカメレオン<バイオグリーザ>と対峙する三体のオルフェノク。

妙な組み合わせの戦いが始まろうとしていた。
84名無しより愛をこめて:03/03/29 15:54 ID:fKUjXJ4F
百合絵が拉致され、世にも奇妙な戦いが始まろうとしていたころ、佐野は…。

啓太郎「へー、じゃあ突然彼女が失踪して、連絡もとれないんですね?」
佐野「はい…(ぐすぐす)」
真理「それってさぁ、彼女に逃げられたってことじゃないの?」
佐野「そんな…百合絵さぁぁぁぁぁん!(ぐすぐす)」

涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、クリーニング屋に泣きついていた。

啓太郎「真理ちゃんそれはひどいよ、彼女の方にもきっと何か事情があるんだよ」
結花のことを思い出しつつフォローする啓太郎。
巧「ともかくだ。俺たちは人探しにつきあってるヒマはない。他をあたってくれ」
啓太郎「タックンひどいよ、なんでそんなこというのさ!」
巧「明日になったら人探しどころじゃなくなる気がすんだよ…」

明日は、日曜日だった。
85名無しより愛をこめて:03/03/29 18:27 ID:9Ovs1R/Y
大変な事が起きつつある事にまだ気が付かずに
めまいがする程アジアンなグリル(←推測)で、昼食を取り出す香川達。

メニューを見て「ああ、ありました」と指差し
「冷や汁をお願いします」「俺も」「ぼくも」「わたしも」
一度真似して食べてみたかったんですよと、
ご飯に豪快に冷たい汁を掛けてシャクシャク食べ出す香川一行に、
これならポケットマネーで大丈夫かなと、にこやかに笑う戸田。

その背後から聞こえる「ファイナルベント!」
…ではなくて、さっき挙げた名物料理を片端から注文する東條の声。
笑いながらちょっぴり青ざめる戸田。

冷や汁を前菜代りに、東條の頼んだ巻いたネギやら何やらに舌鼓を打つ神崎や手塚。
で、結局憧れの名物料理はお子様の舌には合わない物が多かったらしく
皿の前で固まってしまう東條と、「どうした?食べないなら俺が貰うぞ」と
横から箸で取ろうとしてガリガリされる仲村だった。

ローグ「…(頼んだ物を残しちゃ悪いですからね。頑張っていただきますよ)」
デス「うがー(うまいなこの馬刺し。血が滴るぐれえ新鮮なのがたまらねえ。
  これなら何皿でもいけるぞ。じゃんじゃんお代り追加だ)」
メタ「ぐおん(この卓袱料理フルコースってのも食べごたえがあるっス)」
芝浦「え?しっぽく料理?長崎の料理まであるのぉ?ふーん、九州なら何でもOKなんだ。
  じゃあ松露天麩羅とムツゴロウの蒲焼とあと…」(←珍しそうな物を片端から注文)

遠慮容赦の無いモンスター達+飼い主の食べっぷりに
にこやかに笑ったまま、やっぱりこれは接待費にしてもらおうと固く決意する戸田だった。
86名無しより愛をこめて:03/03/29 18:30 ID:9Ovs1R/Y
陰気な顔で冷や汁のキュウリを齧りつつ
それでも楽しそうな優衣達の姿に笑みを浮かべたりまた陰気になったりする神埼。
その隣でレンコンを齧りつつ手塚がそっと神崎に声をかけた。

手塚「さっき聞こえたが、レジェンドベントとは何だ?
  それがお前の浮かない顔の原因か?」

神崎「レジェンドベントか…。それにリバイバルベント、スレイブベント…。
  それらは試作品で…使わずに廃棄したカードの名前だ…

  リバイバルベントはモンスターが倒されても甦らせる事が出来るカードだ…。
  モンスターを盾に強引な手を使ってもブランク体にならずに済むので
  便利過ぎて却下した…。

  スレイブベントは任意のモンスターを仲間に出来るカードだ…。
  バズスティンガーだろうがデッドリーマーだろうが
  好きなモンスターを配下に出来る…。
  だが一時的にせよ契約モンスターが変るとライダーの性質が変ってしまい、
  例えば龍騎なら蜂騎や猿騎になってしまう欠点があったので却下した…。

  そしてレジェンドベントは…。
  パラレルワールドから…本来この世界に居無い者を召還できるカードだ…。
  これもバランスが大幅に崩れるので却下した…」

(※ちなみにこの3枚はヒーローショー専用アドベントカードで、
 去年はあちこちの舞台で活躍した。ちなみにショーの中でレジェンドベントを使うと
 クウガとアギトとG3-Xが異世界から召還されて龍騎達を助けたらしい。
 なぜギルスではなく戦力ゴニョゴニョのG3-Xだったのかは置いておくとしても、
 本編に出せばゲームバランスが崩れまくるカードなのは確かだった)

手塚「廃棄したカードが、何故お前を悩ませる。俺にはお前の苛立ちが見えるぞ」
神崎「カードその物は関係ない…。気にするな…」
87名無しより愛をこめて:03/03/29 18:52 ID:YgxXU8Pd
東條「せんせいはどこー?いっぱいいてわかんないよお」
仲村「どこだ?先生はどこに居るんだ?」
デス「うがうがう(ごちゃごちゃしてて目が痛え)」
深刻な話も知らないでTVでやってる5時間半のクイズ番組を眺める東條達だった。
88名無しより愛をこめて:03/03/29 19:22 ID:9Ovs1R/Y
神崎「さっき…レジェンドベントを使うと起きる空間の揺らぎを…
  この建物のどこかで感じた…。だが俺には関係無いので放置しようと思った…」
手塚「何故だ?」
神崎「レジェンドベントがあったとして、この世界では使う意味が無い…。
  なぜならこの世界は既に色々な世界と重なり合っていて
  本来居ない筈の者が普通に大勢暮らしている世界だからな…」
手塚「本来居ない者?」
神崎「お前や東條の共通の友人達も…いつも来訪する額の広い男も…
  他の多くの世界では共に居る事が滅多に無いぞ…」
手塚「そうなのか?藤宮や我夢の居ない世界もあるのか?」

だったら、浅倉の居ない世界もあればいいな〜と、ちょっぴり思う手塚だった。

神崎「レジェンドベントはこの世界ではあまり意味が無いが…
  だが…仮にその力を逆に他の世界に使う事が出来れば
  その異世界に影響を及ぼすだけの力があるだろう…」
手塚「!!」
神崎「特殊な能力者が何百人も何千人も居るこの世界と違い…
  ほんの数組しか守り手の居ないパラレルワールドに
  大量の怪人やMMを送り込めば…そこがどうなるか判るな…?」
89名無しより愛をこめて:03/03/29 21:08 ID:9Ovs1R/Y
神崎「俺は世界の支配だの…強大な力だの…そういったものには興味は無い…。
  だが…権力を欲しがる者や…狂信者には…」
香川「魅力的なものでしょうねえ」

さすがに自分一人だけの話にしておけないので手塚は香川と相談して、
ちょっとトイレと断って戸田に聞かれない様にみんなでぞろぞろMWで会話を始めた。

仲村「権力を欲しがる者と言うと…高見沢逸郎や村上峡児、
  それにいわゆる『悪の組織』とかいう奴らだな?」
神崎「そういった者がレジェンドベントもどきを手に入れて…
  異世界に対して悪さをしたらどうなるか…。
  最初は…自分に関係無い話だし…
  この世界に害が無いなら…知らんフリでも良いと思った…。
  だが…こことは違う世界の中に…
  また別に優衣達が幸せに暮らしている世界があるとして…
  もしそこが荒される事があったらと思うと…憂鬱になった…」
90名無しより愛をこめて:03/03/29 21:46 ID:9Ovs1R/Y
仲村「しかし異世界征服なんて、とんでもない話しだ!
  やっぱり怪しい会社は怪しい事を企んでるんだな」
神崎「いや、こんな無防備な場所に隠す気配も無く『なにか』を置いているぐらいだ…。
  それの持つ意味が判らず…偶然生み出した可能性が高い…。
  せいぜい…空間を繋げ場所と場所の距離を縮めるもの…程度の認識なのだろう…」
手塚「その程度のと言っても凄い発明だと思うがな。
  Dもんの『どこ○もドア』とか、『おーいで○こい』の穴の様な感じの
  そういう物だとスマブレは思ってる訳だ」

神崎「まだ弱く完成されていない『なにか』が真の力を出す前に…
  スマブレや悪の組織の奴らがその価値に気付く前に…
  処分するか…きちんと管理できる者に渡すべきだろう…」
91名無しより愛をこめて:03/03/29 21:52 ID:9Ovs1R/Y
東條「じゃあ、つぎはたからさがしだね?わるものがみつけるまえに
  ここにある『なにか』をさきにみつけちゃえばいいのかも」
仲村「だからその『なにか』って何だ?」
神崎「判らん。機械なのか生物なのか…それさえも…。
  何しろそれには…空間と空間を繋ぐ微量な力しか無いからな…」
香川「東條君?戸田さんに…いえ、ウエマツさんにこの話しはしてはいけませんよ。
  『なにか』は秘密のうちに見付けて私達の力で廃棄しましょう」
東條「はーい」
手塚「やはりおせっかいを焼くか。まあ俺もひとの事は言えないが。
  よし、俺も協力するぞ。お前達も戸田には悟られない様に気を付けるんだな」
芝浦「な〜んか面白そうじゃん。んじゃ判った。戸田には内緒にしとくからさ」

…でも高見沢さんに教えるなって言ってないよな?
あとで隙があったら連絡しようっと、と芝浦は上機嫌にニコニコ笑った。
92名無しより愛をこめて:03/03/30 09:40 ID:jQSEBfML
>いつも来訪する額の広い男
「今どこかで誰かに、不吉な事を言われた気がします・・」
>>20で、見ただけでパニックになる手巻き寿司を机に置かれ寝込んでたが、
今の不吉な言葉に顔がさらに青くなる北條だった。
93事務所を熱く語るスレで見たお話:03/03/31 00:24 ID:phN0/dYB
ttp://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Pochi/6135/niji.html

………天国の一歩手前に、『虹の橋』と呼ばれる場所がある。
地上にいるだれかと親しくしていた動物は、死ぬとその『虹の橋』へ行く。

動物たちは幸せに暮らしているけれど、ひとつだけ不満がある。
それぞれにとって特別なだれかが、
あとに残してきただれかがいないのを寂しく感じているのだ………


その横で、動物たちより先に来てしまった数人の男女が待ちぼうけている。
彼らが想うものは、サイだったりエイだったり白鳥だったり、
たとえ人生が終わっても、忘れることのない友の姿だ。

隅に一人離れ、陰気なアンパンマン似の青年が居て、
誰とも口をきかず体育座りで固まったまま日々を過ごす。
しかしある日、新しく入った一匹に目を向けると
突然、彼はみんなから離れて、緑の草地を転がるように走っていく。

自分の友を見つけたのだ。

とうとう出会えた虎と抱き合って再会を喜びあう。
もはや二度と別れることはない。
そして、信頼にあふれたその瞳をもう一度見上げる。
心からは一日たりとも消えたことがないその瞳を。

それから、虎にガリガリと引きずられながらいっしょに『虹の橋』を渡るのだ。
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仲村「…という悲しい夢を見ました」

えんぎわるーいとガリガリされながら、俺の場合虹の橋で出会うのは
やっぱりサイコローグになるのかなあと思うと鬱まっしぐらな仲村だった。
94名無しより愛をこめて:03/03/31 02:48 ID:BJ4nQsvG
もちろん悪者の一部はとっくに気付いていた。

宇宙刑事達と敵対する、マクーマドーやマフーやなどの異世界人達は、
「魔空間」や「夢幻界」や「不思議時空」とかの
異空間を開いて空間を渡ったり中に引きずり込んだりできる技術を
ど田舎の星の地球人が持つ事を快く思っていなかった。

思っていなかったけど、田舎星の技術だからと大幅になめていて、
神崎が知ったら「2流のシステムエンジニア」と芝浦に言われた時の島田の
あの反応になりそうなぐらい、そりゃ酷い言い方で馬鹿にしていた。

なので、観光半分で数名が遊びがてらにやって来たぐらいであまり必死でなくて、
見付けたらとっとと壊して帰ろうぐらいに思ってた。
95名無しより愛をこめて:03/03/31 02:49 ID:BJ4nQsvG
むしろ宇宙刑事達の方が必死だった。この地球星の異空間を開ける技術は、
宇銀河連邦警察にとっては貴重な資料の一つになりそうだったからだ。

一条寺烈(ギャバン)は地元の人間に扮して聞き込みを開始し
伊賀電(シャリバン)は刑事に変装して聞き込みを開始し
沢村大(シャイダー)はケーブルTV局のディレクターの立場を利用して放送網の中から
それぞれ情報を集めていた。
96名無しより愛をこめて:03/03/31 02:51 ID:BJ4nQsvG
その頃、プロフェッサー・ギルとダークの一党は、
シャドウとファントム帝国と合同で
香港マカオ遊覧とグルメの旅10泊11日に出掛けていた。
団体旅行が嫌いなサブロー(ハカイダー)だけは、ふらっと一人旅に出ていた。


一方、ジロー(キカイダー)とイチロー(キカイダー01)と渡五郎(イナズマン)は、
「異世界を守ってやってくれ」との連絡を最後に、
行方不明になったジロー達の創造主、光明寺博士を探していた。
ア○アパークという言葉だけが手掛かりだった。


…今ここに遊園地を舞台に、善悪入り乱れのドタバタ捜索劇が始まろうとしていた。
97名無しより愛をこめて:03/03/31 07:35 ID:phN0/dYB
>>94-96
この調子で思うままキャラを出しまくると
果てしなく泥沼化や居酒屋スレ化や
熱いストーリースレ化しそうなので
オールド系の登場は人数を限定して欲しいと
名無しは切実に思った。
ココ、プロXダヨネ?
98名無しより愛をこめて:03/03/31 11:23 ID:APwHducE
>>97
それもそうだと頷く名無しがいた。
加減ってものは必要ですね。と、したり顔であった。
しかし、実はハカイダーを出現させた張本人なので、
あっという間にガリガリされ、磨り減った挙句、
春の陽気に埃と化して黄砂に紛れて飛び去った。


いや、すいませんでした悪ノリして。
99名無しより愛をこめて:03/03/31 11:30 ID:ip/pPuZG
というわけで、遊園地でギャバンとイナズマンが力をあわせて戦ったり
ジローとイチローがジェットコースターでマクーの面々と乗り合わせたり
迷子になったハカイダーが途方にくれたりしていたわけだが


香川「さて、それじゃご飯も食べたことですし、みんなでスポーツマン決定戦でも見ましょうか」
東條「これってすどうくんやかぶとらいじゃーが出るんだよね〜?たのしみかも〜」
仲村「お、おいおいみんな、>>91の決意はどうなったんだよ!?
   その『なにか』ってのを見つけないとやばいって展開だったんじゃないのかー!?」
神崎「そのことだが、どうやら異世界の警察機構が動き出したようだ…。
   彼らが自力でなんとかするというなら、我々がヘタに手を出す話ではないだろう。
   むしろ我々は足手まといになる可能性が高い」
仲村「だからって、いきなりこんなまったりしてていいのかーーー!?」
東條「なかむらくん、うるさいかも」

流れの変化についていけない仲村は、

やっぱりガリガリされていった。
100名無しより愛をこめて:03/03/31 12:03 ID:P3NlzH9/
とりあえず、スレの流れが何とかなったので一安心の名無しであった。
そういうわけで、ミラーワールド内では。
木場「元気莫大!ホースフェノク!」
海堂「本気爆発!スネークフェノク!」
結花「勇気で驀進!クレインフェノク!」
木場「荒ぶるオルフェノガッツ!爆霊戦隊!」
三人「オルフェノレンジャー!!」
鮮やかな三色の爆発をバックに、とりあえずポーズも決まった三人。だが一人
と一匹は冷静にそれを見ていた。
グリーザ「きゅる・・(パクリじゃん。)」
言ってはいけない一言に、一番大人しそうに見えて恐ろしい奴が真っ先に切れ
た。
木場「カメレオンに・・・いわれたくない!(泣」
疾走体で真っ直ぐ突っ込み剣でがしがしどつくホースフェノク。空から襲いか
かる飛翔体クレインフェノクと、さらに変化したスネークフェノクに身体をギ
リギリ締め付けられてえらい目にあったバイオグリーザだった。
(いつもの如く白い羽毛に埋もれたまま・合掌)

数分後。
百合絵を乗せたジェットビートルが、ウルトラマンランド上空から飛び立ち、
三人は特撮ヒーロー乗りで、それをしっかりと見送ったのだった。
101名無しより愛をこめて:03/03/31 12:41 ID:P3NlzH9/
コソーリ戻ってきた三人。結局ウルトラ・デ・レストランで昼食となった。
木場「店の外にある自販機で食券を買ってから中で食べるんだね。えーと・・」
海堂「こっれっ!」
ぴ、とボタンを先に押され、出てきたのは<父のビールセット>と<ウルトラ・デ
ハンバーグセット>だった。
木場「勝手に押すなよー。」
海堂「いいじゃん、俺ぁビールが飲みたかったの〜。」
ぶつぶつ言いながら再びお金を投入する木場だが。
結花「あたしこれ・・」
さらにボタンを押され、でてきたのは<ウルトラ・デ・ランチ>だった。
木場「・・・これ、お子様ランチだけど・・」
結花「あっ・・ごめんなさい!ごめんなさい・・。あたし、あまり量を食べら
  れないから・・」
木場「俺はこれでいいか・・」
結局木場は<ピグモンスパゲティ>を頼み、三人は店内に入った。
店内に入ったら入ったで、海堂は店内の中心にある360度のテレビモニターの
映像を見ながら大騒ぎし、結花も壁にかけられた鹿の剥製よろしく並んでいる
ウルトラマンの顔に終始落ち着かずで、結局木場はいっぱいいっぱいだった。
(そういえば木場勇治=城戸真司・・名前も似てるわ。)
102名無しより愛をこめて:03/03/31 21:39 ID:1Bbq+/w5
そのころ須藤は、跳び箱を跳んでいた。
103名無しより愛をこめて:03/03/31 22:21 ID:fmt+cjL/
>102
決め技が技なだけに、かなりの跳びっぷりだった。
104名無しより愛をこめて:03/03/31 22:29 ID:phN0/dYB
ボル「ぼるる(須藤さん!須藤さん!大丈夫ですか?)」
ジャンプなら得意中の得意ですよと余裕で跳び箱を飛んでいた須藤だったが、
急に正面からそのまま跳び箱にぶつかって引っくり返ってしまった。

仲村「おいおいおいおいおい!やっぱりあれが居たのかよ!」
東條「いんちきしたから、ばちがあたったのかもー」
ボル「ぼるぼる(須藤さんごめんなさい。トスを失敗してしまいました…)」
みんなが指差すTV画面の中、
すまなさそうにジャンプ台の下からこっそり顔出すボルキャンサーだった。
105名無しより愛をこめて:03/03/31 23:44 ID:9ez45ZHG
ほっと一息ついている爆霊戦隊3人組。
「あたしちょっと失礼します・・」
席を立つ結花。
「ど、どこへ行くの!」
木場の言葉を無視して早足で立ち去る。
「バカ、トイレに決まってんだろ!」
海堂がたしなめた。

「無神経なヒト・・女の人と付き合った事がないわけじゃないくせに・・」
不愉快そうに手を洗う結花。
その前の鏡の中に現われるバイオグリーザ。

そう、3人は知らなかった。MMは同族が何体もいることを。

「ずいぶん長いトイレだな・・ちょっと覗いてくるか・・」
海堂が腰を上げた。
106名無しより愛をこめて:03/04/01 02:02 ID:GqPmRuDq
海堂が廊下にでた瞬間、耳を劈くような悲鳴があがった。
走る海堂につづき、木場もトイレへ向かう。

「うーわぁ・・こりゃひでぇな・・」
駆け付けた海堂と木場の目に飛び込んできたのは目を覆いたくなるような惨状だった。
散らばる羽毛の中にグリーザを含む3体のモンスターが気絶していた。

「トイレを覗こうとするなんて・・最低です!」
自分達にもとばっちりが及びそうな二人は、すぐに廊下にもどろうとした。
だがモンスターはもちろんこれだけではなかった。

「いやぁっぁぁぁぁぁぁ!」
「にょわぁぁぁっぁぁぁ!」
「ぎょぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
ワラワラと20体ほどのシアゴーストが現れ、3人をアっという間にミラーワールドへ引きずり込んでしまった。
「ウッホウッホヴッヴッ」
シアゴーストに神輿のように担がれる海堂が唐突につぶやいた。
「そういやまだベルトしてたんだっけ。」
107名無しより愛をこめて:03/04/01 08:37 ID:fBbWyIAY
「よぉーし、変身」
555をインプットする海堂
だが・・
「うああ、だめだ、ミラーワールドではファイズになれないのか!?」
しかたなくオルフェノクの姿に変身する3人だった・・
108名無しより愛をこめて:03/04/01 12:23 ID:6/ztTWRH
が。
いきなり運び込まれて三人は体育座りをしていた。(結局オルフェノク化はし
ていない。)
理由はこうである。
シア「ヴヴッヴゥヴッ・・(実は練習の成果をお三方に見て貰いてぇもんで。強
   引にかっさらっちまって、すまねぇこってす。)」
結花「はぁ・・・」
海堂「んでぇ、成果ってのは何だっつのよ?(←耳ほじってる」
シア「ヴッヴヴッ(まぁ、座って見ておくんなせぇ。)」
ランド前のフロアーに一杯一杯整列するシアゴースト。何故か一列だけが真っ
黒な身体に塗りつぶされていた。
そして、シアゴーストは踊り始めた。
<あばあばあばあばあばれんじゃー・・・>
ホカーンと三人はそれを眺めているだけであった。

木場(俺が・・・俺が爆霊戦隊なんてネタを振ったばかりに・・)
109名無しより愛をこめて:03/04/01 19:59 ID:kcFPeG6d
しかも。
シアゴーストに混じって楽しそうに踊っている約一名・・。
??「あばあばあばあばあばれんじゃ〜」
チビッコよろしくでたらめに腕や脚を振り回し、元気に踊っている。
海堂「なんだありゃ?」
結花「どこかで聞いた声ですけど・・」
木場「多分、一緒にお菓子教室で会った彼じゃないかな・・(汗」
ちなみに楽しそうに踊っている彼の後ろでは。
??「うがうがう(もう程々にしとけボウズ。)」
保護者代わりのですちゃんが、心配そうに<永遠の園児・東條悟>を見ていた。
110名無しより愛をこめて:03/04/01 23:50 ID:7oYO5zaZ
「ヴヴッヴ(ヒーローショーの皆さん、俺達の踊りはどうでした?
 俺達ダンシングチームとしてショーに出たいんですけど〜)」と
お願いするシアゴースト達に
「じゃあ、会社の方に聞いてみましょう」とのんびり答える木場。

で、のんびりすぎて9分55秒があっという間にきて…。
海堂「そりゃいいけど、俺達どうやって帰るの?また送ってくれんのか?」
シア「ヴッフォ(あ!そういや引っ張り込むのが専門で、帰り方はちょっと…)」
結花「あのー。なんだか身体がシュワシュワになってるんですけど?」
海堂「面白いなー。なにこれ?」
デス「うがー!(うわー!やべー!大変だー!)」

結局、東條のライドシューターにぎゅう詰めになって送ってもらう三人組みだった。
木場「狭い…」結花「足が…痺れて…」
海堂「ぽよん?おや?ちょっとラッキーだったりして」(←直後、鶴乱打パンチが炸裂)

変身を解いてもまだ踊る東條を前に、疲れがどっと増す木場。
「そこ、ひねりが甘〜い!こうだ!」と一緒に踊る海堂。
結花「あなたもオルフェノクなんですか?」
変身する者は全部オルフェノクだと思ってる結花。

ショーが終わるまで、まだまだ受難が続きそうな三人組みだった。
111名無しより愛をこめて:03/04/02 00:27 ID:gSY70ZL/
ホテルベルデでくつろぐ香川達に、戸田から電話が入った。

戸田「実は…うちの研究所が、中味だけすっぽり消え失せてしまいまして…。
  その回りで異星人と怪人が大喧嘩してるので見学会は中止になりました」

東條「えー!がっかりー。ばいおぶもんのけんがくって、たのしみだったのにー」

仲村「こら東條、本気にするな。お前、今日が何の日か知ってるよな?
  あんたもあんただ。幾らエイプリルフールだからってもっとマシな嘘を付けよ」

戸田「ふ…。俺だって、こんな話しを聞かされたら即座に『馬鹿者!』と返すだろうな…。
  だが現実なんだ。
  ああ、心配には及びませんよ。見学会はこちらの不都合で中止になりましたので、
  香川教授達の滞在費用はこちら持ちで結構です」

香川「それなら、あまり長くご厄介なるのも悪いですね。近々引き上げますよ」

戸田「はい、どうか滞在の間はこの地を楽しんで下さい。それでは…」

携帯を切ると溜息をついて、滞在費まで上乗せしなければいけない接待費の計算に
頭を悩ませる中間管理職だった。
112111:03/04/02 00:28 ID:gSY70ZL/
上のは4月2日になったら使えないネタだった。
もうダメポ。

とりあえず、すぐにフリーズベントを使うOSを作ったシアトルのMr.オクレに
呪まーすの念を送っておく名無しだった。
113名無しより愛をこめて:03/04/02 00:29 ID:gSY70ZL/
その頃、ホテルベルデの一室でバイオグリーザを追い掛け回す高見沢だった。

高見沢「この馬鹿野郎!あの娘は慎重にお迎えしろって言ったろうが!」

グリ「きゅるる(だから慎重になって、誰にも追っ掛けて来られないよう
  MW経由で連れて行こうと思ったんですよ、ボス)」

高見沢「慎重の意味が違う!怖がらせねぇように丁寧にお迎えしろって意味だ!
  おまけに娘は放ったまま、親戚集めてチンピラライダーにお礼参りかよ!
  畜生!大事に扱って佐野に引き渡せば恩が売れたのに!
  これじゃあいつの心象が悪くなって味方に出来ねえじゃねえかよ!」

グリ「きゅるるる(佐野の奴はどうせ、許嫁の親父にまで見限られた阿呆ですぜ?
  味方にしたって損にしかならないと思いますが?)

高見沢「あいつは大馬鹿だが、あいつの情報収集能力と分析力は使える。
  奴は初登場の時本気になってたら、
  事前に他のライダーを潰せるぐれぇの調査力を持ってた。
  空気の読めない奴じゃなきゃ、今頃全員墓の下だったかもな。
  だからよ、ちゃんと脳みそのある奴があいつに指示すりゃ、
  競争相手との情報戦が有利になるに違いねぇんだ」

グリ「きゅるるん(その能力、会社の為に真面目に使ってりゃ
  こんな事態にならなかったほどの大馬鹿大将なんですがねえ…)」

ボスは言い出したら、ひとの言う事全然きかないんだしなぁと、
逃げまわりながら溜息つく中間管理モンスターだった。
114名無しより愛をこめて:03/04/02 01:19 ID:cP4ugZNw
佐野はかんかんに怒っていた。
佐野「こうなったらとことん高見沢に逆らってやるゥ」

その頃百合絵を乗せてウルトラマンランドを飛び立ったジェットビートルはバラージの上空で消息を絶っていた。
アントラー「キリキリキリキリ」

そんなことは露知らぬオルフェノク3人組はスマートレディの出迎えを受けていた。
レディ「社長がカンカンですよォ」
115名無しより愛をこめて:03/04/02 11:59 ID:iJ0PK5un
「百合絵さーーーーん!今行きますよー!!」
ゼールの「MWで百合絵さんを見掛けますた」報告で
九州に向かってライドシュータを走らせる佐野だった。

その後方でボツンと残されて
「百合絵さんはそれから東京に行ったそうでつ」
「いや、なんと中近東で見掛けたでつ」
…大事な情報を知らせようと思ったのに
佐野が居ないのではんぼりしてるゼールが2匹。

情報収集能力は高いかもしれないけど
肝心な連絡は届いたり届かなかったりで
慌て者の佐野はやっぱり使えない奴なのは確かだった。
116名無しより愛をこめて:03/04/02 12:25 ID:gSY70ZL/
>>114
ttp://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/tv/tv01007.htm

九州から東京へ行くのに、中近東の国バラージを通っちゃたりするぐらい
サボテンは極度の方向音痴だった。
このご時世に「中近東で飛行機が撃墜」はマズーかもー?とか
ちょっとハラハラするカクタスオルフェノクと、ここはどこでしょうと困惑する百合絵。

なんだかんだで近くの町になんとか無事に避難した百合絵は
「久しぶりのお客様ですから」とバラージ町民に歓迎されて、
シナモンやナツメッグたっぷりのスパイシーなターキッシュコーヒーをご馳走になっていた。

一方でカクタスオルフェノクは、ジェットビートルをオシャカにされた腹いせに
犯人である蟻地獄怪獣アントラーに喧嘩を売っていた。
トゲでチクチク→「キリキリ!(怒)」→グシャ!→「馬鹿め!俺は不死身だ!」→チクチク…
果てしない砂漠を背景に、不毛な攻防戦がエンドレスで延々続いていた。
117名無しより愛をこめて:03/04/02 12:28 ID:dest8L6h
そういうわけで>114。
ヴェルデのロビーでふてぶてしく座っている村上社長と、向かい側でそれぞれ
姿勢を正しながら座っている爆霊(木場・命名)三人。但し一人はぼけー、とあ
さってを向いている。
村上「全く使えないですねぇ、あなた達は。百合絵嬢を私の下へ送り出す手は
  ずが、こうも邪魔が入るとは・・・」
木場「あの・・どういうことですか?」
村上「彼女と私は既に婚約を取り決めているのですよ。」
海堂「はぁ〜?」
結花「そんな・・・」
村上「その為に青木にも彼女を護衛し丁重にお迎えするようにと指示を・・・」
その時、社長の携帯が鳴り出した。おそらく部下からであろうが、連絡を聞い
ている顔が見る見る険しくなっていく。
村上「・・・下の下以下です。」
そう言い残しあわただしく出ていく社長を、三人はぼんやりと見送ったのだった。
そしてスマートレディも後を立つ前、三人にこう言い残した。
スマレ「・・あ、そうそう。あなた達にプレゼントがありまぁす。」
木場「何ですか?」
スマレ「あなた達専用のコスチュームでーす。大事にしてね。うふ。」
紙袋を手渡され呆然としている木場。中身を開けてみると、そこには。
赤・青・黄の派手なジャケットが入っていた。しかもそれぞれの変身体が、
どどーんとデザインされている。
海堂「面白いのか面白くないのか、まだ引っ張るかよ。」
結花「・・・後で、着てみようかな(←気に入ったらしい」
118名無しより愛をこめて:03/04/03 00:35 ID:ZvYAYtfV
それっていいかも。欲しいかも。と名無しは思った。

スマレ「評判がよければ、ヒーローネット限定で商品化の予定でーす。ぜひ入会してね。うふ。」
海堂「売れるのか売れないのか、そんなに欲しがるやつがいるのかよ。」
スマレ「わたくしのコスチュームも商品化の希望が多いんですよ。うふ。ヒーローネット限定でブラックバージョンの企画も進行中でーす。うふふ。」
木場「・・・いいかも」
その視線は結花の足先から上へと移動していくのだった。
結花「木場さん・・・」
119名無しより愛をこめて:03/04/03 12:29 ID:5DKo/hDO
その頃の砂漠…。
チクチク攻撃に根気が尽きて泣きながら砂漠に逃げ帰るアントラー。
アントラーに向かって中指立ててファッキンとか言うカクタス。
それを見て「ありがたや」「町の危機の時現れる救世主さまじゃ」と拝む町の住人。

…こんな救世主つーかウルトラさんは嫌だ。

まだ蟻地獄を威嚇するカクタスに、青木さんご苦労様ですとコーヒーを差入れる百合絵。
怪獣にガン飛ばしながらコーヒーをちみちみ飲みつつ「俺、本当は『赤井』なんすよ」

「え?」
120名無しより愛をこめて:03/04/03 12:34 ID:5DKo/hDO
「『青木』はゲンコツのでかい奴で、あといつも見てるビデオで有名…げふんげふん…
 知ってる人には超有名な『緑川』の、この2人と俺で、入社式で大喧嘩やって、
 それが縁で社長に気に入られて3人で特別な用事を任されてんだけど、
 社長が俺を『青木』って呼ぶから本気で俺を『青木』だと思ってる奴も多くて…」

「どうしてそんな事になったんですか?」

「青木の奴が俺の名札を付け間違えたのがそもそも喧嘩の原因で、
 でー、社長は間違えて覚えちまったらしいけど記憶力自慢してる人だし、
 上の者から『社長に間違いですぅって言うと怒りますから〜、
 青木さんって呼ばれたら返事してあげてくださ〜い』って言われて、ま、いいかなって」

「そういうものですか」

「社長が堂々と呼ぶから、みんなも馬も蛇も真顔で『青木さん』って呼ぶし、
 良く会う園児には『かざもりくん』って呼ばれるし…。
 もう『青木』でも『赤井』でも『カザモリ君』でも何でもいいや〜って気分で」

「よく判りませんが、大変なんですね」

ビートルが行方不明なら、航路を追って救援が来るかもーと楽観してるカクタス。
満さんを信じて待っていれば他の人を巻き込まずに済んだのにと空を見る百合絵。

同じ頃、MW内をライドシューターで駆ける佐野の姿があった。
「百合絵さーん!今行きまーす!」
…もちろん佐野なので、行き先は大幅に間違っていた。
121名無しより愛をこめて:03/04/03 12:37 ID:T+d3lKaj
その頃。
延滞料金云々で頭を悩ませていた戸田。しかもしょっぱなからホテルの予約先
を間違えるわ(当初はヴェルデだったらしい。)香川の勧誘には失敗するわで、
もう散々であった。
しかもとどめとばかりに村上社長から再び研究施設の増設の命が。
おもわず辞表を出して地道にウルトラマンランドで働こうか、と思っていた矢
先、バラージにいる青木から連絡が入った。
そして戸田がGUTSウイングで急行し、結果がどうなったかは既に目に見えてい
たのは、いうまでもない。
そして数時間後。
爆霊三人はそれぞれのジャケット姿で、何故か阿蘇の<一心行の大桜>で花見を
やらかしていた。
さらに同時刻。
三井グリーンランド内特設ブースで、401号室の面々は東條のお買い物に付き
合わされていた。
東條「ふぁいずぽいんたーと、おーとばじんと、ふぁいずしょっとと・・。」
仲村「そんなに買えないぞ俺は!どれか一個だけだ!」
東條「ぶぅ〜。」
香川「心配はいりませんよ仲村君。・・全て覚えましたから。」
仲村「え?」
香川「例のリサイクル施設に連絡を取りましょう。何、心配はいりませんよ。
  材料さえあれば作る事が出来ます。」
仲村はいつもながらに、香川の脅威の記憶力に<ホカーン>とするしかなかった。
122名無しより愛をこめて:03/04/03 12:46 ID:T+d3lKaj
>119
馬・蛇・鶴「・・・え?」
花見をしていた三人は、遙か彼方から驚愕の事実を知った。
(つうか名無しも。)
海堂「んな知るかよ〜!レギュラーじゃあるめぇし。ザコみてぇなもんだろ〜?
  いちいち覚えてられっかっての!!何でもいいじゃんよぉ!」
結花「でも、名前を間違えたのは良くないと思います。」
木場「・・・そうだよね。後であお・・赤井さんに謝っておこう。」
赤井さんゴメンね、としんみりとしていたその時である。
遙か後方へ、一機の黄色い飛行機がよれよれと墜落した。
海堂「・・・なんだありゃ?」
木場「多分・・戸田さんだよ。どうしてここに・・」
123名無しより愛をこめて:03/04/04 12:27 ID:oxEcs6+0
墜落した機から、よれよれと倒れ込む戸田。
海堂「おいおい大丈夫かよ〜?(蹴」
半分酔っぱらっていた海堂が、片手に持っていた一升瓶(焼酎)を戸田にぶっ
かけると、瞬時に復活した。(←酒好き)
戸田「すまない。バラージへ向かう途中に、阿蘇の噴火口でメガヌロンと交戦
  状態に・・・」
木場「・・・メガヌロン(呆」
結花「あの、本当に大丈夫なんですか?」
海堂「ま、死ぬわけねぇわな!オルフェノクなんだからよ!」
戸田「・・・ところでお前達、その格好は何なんだ?」
木場「いや、いろいろと事情が・・。ところでバラージって何ですか?」
戸田「あお・・じゃなかったな。赤井からの最後の連絡があった場所だ。これ
  から救出に向かわなければならんが、機があんな状態では・・・」
結花「・・・あ。それなら、香川さんって人に頼んだら・・。あたし、連れて
  きますから。」
数時間後。
灰色の鶴が三井上空から香川を連れ去ったというニュースが地元で流れて大騒
ぎとなっていた。
124名無しより愛をこめて:03/04/04 23:21 ID:4jY5Tzzj
近所に住む主婦今中笑里さん(仮名)の証言
「動物好きな方で、怪我をしたノラ猫を獣医さんに連れて行ったりしてました。
たぶん、罠にかかっているところを助けられた鶴に恩返しに竜宮へ連れて行かれたんじゃないでしょうか。」
125名無しより愛をこめて:03/04/04 23:49 ID:PXRC4JUi
それは、無事に東條のお買い物も終えさてそれでは帰りましょうかと
一行がホテルへ歩き出した矢先のできごとだった。
目の前で大きな灰色の鶴(?)が香川を抱えて飛び去ったのである。
……が。
つれていかれそうな香川にとっさに「せんせいをつれてっちゃだめー!」と飛びついた東條。
東條を止めるつもりがつられて飛びついてしまった仲村。
それに気づかず飛び立ってしまった結花。
その結果、

東條「うわ〜ぼくたちおそらをとんでる〜!すごいね〜!」
仲村「あわわわわわ東條暴れるな、落ちる、落ちるっ!」
香川「な、仲村君…襟元を掴まないでください…(顔真っ青)」
鶴結花(お、重い…なんでこんなことに)

こうして、余計なオマケを引き連れて、結花は花見会場へ戻ったのだった。
126名無しより愛をこめて:03/04/05 00:18 ID:/gW5Whuo
結花「ああ、重い、重い、もうだめ…」

スマートレディから木場たちへ連絡が入ったのはそれから間もなくのこと。
「たいへんですう。結花さんをロストしてしまいましたあ。みなさんも捜索に協力してくださいね。お姉さんも頑張りますう」
花見会場は騒然となった。
127名無しより愛をこめて:03/04/05 12:48 ID:Q4F0UhHn
疾走体で俵山を駆けめぐるホースやら、探す気ゼロな海堂はそば道場でそばを
打つやら散々駆け回っていた。
(再びニュースを提供してしまった二人だった。)
戸田は地元に明るい仲間(オルフェノク)に協力を依頼し、捜索の指示に当たっ
ていた。
で、ようやく見つかった香川英行教授だったが。
戸田「・・・香川教授だけじゃなかったのか?」
結花「それが・・急にこの二人が飛びついてきて。」
東條「あれ〜?うえまつさんだぁ。」
仲村「おい!勝手に人を攫っておいてどういう事だ!!」
香川「まぁ仲村君、それぐらいにしておきなさい。」
戸田「手荒い真似をしてしまい申し訳ありません。実は・・」
今までの事情を全て話し終えた後、香川は快くGUTSウイングの修理に当たった。
が。もちろんそれだけでは終わらなかった。
香川「・・・ではバラージに出発しますか。」
東條「わーい、こんどはきゅうしゅうから、ちゅうきんとうだね〜。」
仲村「極端から極端に走りすぎな展開では・・(汗」
木場・海堂「まさか・・・俺たちも行くのか?」
結花「赤井さんを助けに行かないと。あたしたちも協力しますから。」
戸田「そうだな。では・・・」
マキシマオーバードライブを点火する戸田。
「アートデッセイ号、発艦!」

阿蘇から異常なまでの巨大な戦艦が飛び立ったのは言うまでもない・・。
128名無しより愛をこめて:03/04/05 15:15 ID:Q4F0UhHn
で。
バラージについて早々、復活したアントラーと対決したり、オルタナ・タイガ
と爆霊戦隊の夢の共闘だったり、ピンチ!の時にバラージの伝説の戦士が復活
したりといろいろあった挙げ句、おみやげにコーヒーを山ほど貰って九州に帰
り着いたそうである。
ちなみに赤井と百合絵さんも無事に保護された。
(仲村創のメモによる。)
129名無しより愛をこめて:03/04/05 16:00 ID:obmAQheR
斎藤「へ〜、なんだかすごいことになってたんだね。
   俺たちも行きたかったなあ」
手塚「俺は行きたくない…」
芝浦「なんだよ、アンタたちも遭難しちゃえば面白かったのにさ」
裕太「怪獣とたたかうなんて、お父さんかっこいい〜!」

ホテルベルデの一室で
無事帰ってきた一同の土産話をそれぞれ面白そうに聞く面々。
(ちなみにオルフェトリオ&戸田&赤井も一緒である。)
百合絵「皆さんには本当にご迷惑をおかけして、申し訳ありません…」
香川「いえいえ、あなた方が無事でなによりですよ」
仲村「そうそう!このくらいぜんぜん何でもありませんって!(美人に弱い)」
東條「でもなかむらくん、すぐやられちゃってぜんぜんやくにたたなかったかも〜」
仲村「なんだと〜!?」
というわけで、喧嘩腰仲村がまたガリガリされたりと、
久々に和気藹々とした雰囲気に包まれる一行だった。

そのころ
佐野「中近東のバラージにいるって!?今行きますよ百合絵さぁぁぁぁん!」
ゼール1「あ、待ってください佐野さん、今九州に戻ったって情報が…」
ゼール2「あ〜あ、行っちゃっでつ…」

やっぱり情報を生かせてない佐野は、今更バラージに行ったあげく
三たび復活したアントラーと死闘を演じるハメになるのだった。
130名無しより愛をこめて:03/04/05 22:48 ID:k1+jIM6g
数分後。
百合絵を乗せたGUTSウイングが、ホテルベルデ上空から飛び立ち、
香川&東條&仲村&オルフェトリオ&戸田&赤井は特撮ヒーロー乗りで、
それをしっかりと見送ったのだった。
131名無しより愛をこめて:03/04/05 23:51 ID:yt21OQXm
芝浦「佐野のカノジョには逃げられたし、『なにか』も手に入らなかったし。
  ホントついてないよね高見沢さん(ぷ。くすくす)」
高見沢「本当についてねえな。宇宙刑事とかいう宇宙人に仕切られるのも面白くねえが、
  宇宙戦艦持ってる相手じゃ太刀打ちできねえしな。
  ま、儲け損なった事をぐちぐち追い続けても始まらねえ。明日は別な儲け話を探すぜ」
芝浦「ふ〜ん。そうなんだ。まぁ俺は色々遊べて楽しかったからいいけどね」

窓の外、怪人相手にビームサーベルを振りまわすコンバットスーツを眺めながら
今一つハジケられなかった事を愚痴る高見沢だった。
132名無しより愛をこめて:03/04/06 00:00 ID:TuMXN3p8
明日は何して遊ぼう(=回りに嫌がらせ)かなと
ふふんと鼻歌で廊下を歩く芝浦の前に立ち塞がる仲村と木場。

仲村「百合絵さんのメールを調べて判ったぞ。全部お前の仕業だったんだな」
木場「あなたの罪は…重い…」

馬と馬面に蹴り飛ばされ、遥か彼方に飛んでいく芝浦だった。
133名無しより愛をこめて:03/04/06 01:54 ID:TuMXN3p8
あ!上の文章、「馬〜」の前に「ひとの恋路を邪魔する奴は」が抜けていた!
一緒にW馬に蹴飛ばされ消え行く名無しだった。


その頃の東京。なぜかスマートブレイン社の前に立つ北條だった。
「はて?スマートブレイン社が私に何の用でしょう…?」
134名無しより愛をこめて:03/04/06 02:55 ID:oyDBFH4v
「あら、あんたも呼ばれたの?この会社も人を見る目がないのねえ」
振り返ると小沢澄子が立っていた。
「お二人とも相変らずなのね。」
呆れ顔で深海理絵が近づいてきた。
「上層部の目的は人造オルフェノクをつくること・・」
「よくわかっていただいててありがとうございますゥ。みなさんこちらへ。社長がお待ちかねですわ」
スマートレディーが手招きしていた。
135名無しより愛をこめて:03/04/06 06:24 ID:9iph2kpT
「僕は呼ばれなかった・・・」
オムロンこと御室は一人で焼肉を食っていた
「あっ・・・確か、御室さん・・・でしたよね」
そこに現れたのは
「え〜と、確か・・・須藤さん・・・でしたっけ?」
「ええ、そうですよ、今日は一人ですか?」
須藤に事情を説明する御室
「では、今日は私もご一緒しましょう」
地味な刑事二人でひたすら肉を食いまくった
・・・・代金は小沢さんにつけておいた・・・
彼らが後に地獄を見たことは言うまでも無い。
136名無しより愛をこめて:03/04/06 08:40 ID:U9zR0ULz
今日のファイズ、北條さん(によく似た人)がいた…
137名無しより愛をこめて:03/04/06 23:30 ID:ugGCmD6c
北條「まったく、スマートブレインもずいぶんと私をなめてくれますね…。
  私があんな計画に加担するとでも思っているのでしょうか。
  まああの女自衛官はかなり乗り気でしたがね」
スマートブレインは北條の性質を見誤っていた。
小沢はどうせ計画に反対するだろうから、北條はそれに対抗して計画にのってくるのではないかと思っていたのだ。
だが北條は、よくも悪くも骨の髄まで警察官であった。
無駄な時間を過ごしてしまったことに舌打ちしつつ、北條がスマブレ本社を後にしようとしたとき、
1人の男が向こうから歩いてきた。
「…………。」
「…………。」
お互い無言ですれ違う二人。
(今、メガネをかけた私が歩いてきたような気が…。疲れてるんでしょうか…)
(今、コートを来た僕が歩いてきたような気が…。疲れてるんでしょうか…)
こうして瓜二つの二人は、目をごしごしこすりながら
逆方向に別れていくのだった。
138名無しより愛をこめて:03/04/07 13:04 ID:HNntYuh3
「百合絵さーん!!今度こそ会えますよねー?!」
多分また間違った所へライドシューターを走らせる佐野だった。
139名無しより愛をこめて:03/04/08 12:26 ID:vjUx2czV
>137
北條が計画に荷担しなかった理由。
ttp://tanoyo.vxx.jp/cgi/imgb2/img-box/img20030406212721.jpg
北條「あの社長・・いつか肖像権の問題と人権侵害で訴えますよ・・・(怒」
140名無しより愛をこめて:03/04/08 12:44 ID:wqQP5//h
そんなこんなで羽田空港前。
北條は「おみやげあるからね〜。」の園児の言葉につられて(?)わざわざ迎えに
来たのであった。ちなみにスマブレ社専用で送迎の車が用意はされていたのだ
が、あえて香川はそれを断ったのである。
401号室で使用しているワゴン車に銘々が乗り帰途についた。久々の401号室で
のんびりとお茶を飲みながらくつろいでいるときである。
香川「・・・今度はあなた方にスマートブレイン社の手が伸びましたか。」
北條「ええ・・。全く馬鹿げています。人の手で創り出す生命体の危険性とい
  うものを全く考えていませんよ、彼らは。」
仲村「その・・オルフェノクにもロボット三原則みたいなもんを植え付ければ
  間違いの心配は・・」
北條「そういう問題ではありません。人が神と同じ創造という行為をする事。
  それが既に問題なのですよ・・」
険しい顔で抗議する北條。考え込む仲村。
東條「・・・とおるちゃん、こあいよ〜。」
北條「ああ、すいません。あなたを怖がらせるつもりはなかったのですが。」
東條「あんまり、こあいかおしちゃだめだよ〜。はい、おみやげ。」
北條「・・・これは?」
東條「ばさしぱいと、こむらさきらーめんだよ〜。あとねぇ、これも。」
めいっぱいお土産を手渡す無邪気な園児の様子に、険しかった北條の顔が少し
ずつ解きほぐれていった。
141名無しより愛をこめて:03/04/08 13:15 ID:RxjGYGu/
>>140
そして帰り着くちょっと前…。

東條「わーい!きかいだーがんばれー!たばたさんもがんばれー!」
仲村「はしゃぐな!…って、秋山みたいな事言わせるな!
  裕太君や優衣ちゃん達を見習ってお前も少しは落ち付け。お前、年は幾つだよ?」
香川「色々ありましたが楽しい旅でしたよ」
戸田「まあ…色々ありましたがね(溜息)」

普通にバスに乗って、遠くなる遊園地を見送る香川達だった。

まだ遊園地では、怪人や昔のヒーローがチャンチャンバラバラやっていたが
観光客はショーだと思って喜んで、カメラを向けたり大きな声援を送るので、
怪人も正義の味方も乗り気になってますます絶好調でアクションしまくっていた。

狭いバスの中をガリガリされて行く仲村を横目に、失礼と言って一服する戸田。
戸田「吸殻はちゃんと始末するのが礼儀だしな」

エチケットポーチにこまめに灰を落とす戸田を見て、不思議そうになる東條。
東條「うえまつさん、そんなにちいさいぱっくだと
  すぐに すいがらがいっぱいになっちゃうよ」
戸田「捨てる必要は無いんだ。このポーチは灰まで綺麗に分解する機能があって
  いつも『中がカラッポ』になってるからな」

神崎が小さな声で呟いた「これだったのか…」

戸田が持ってるエチケットポーチの正体が『なにか』だった。
142名無しより愛をこめて:03/04/08 13:16 ID:RxjGYGu/
「お客さん、いいもの持ってるねぇ。本当に良かねえ。
 灰皿を回してもすぐいっぱいになるし、端から灰が無くればどれだけ助かるか」

眉のぶっといドングリ眼の運転手はさりげなく声のトーンを変えた。
「それ、良かったら売ってくれんかねぇ?500…いや、千円までなら出すよ」

子供の様に「いいなあ」を繰り返す運転手に苦笑する戸田。
「代金はいい。偶然に出来た試作品でたいした物じゃないし」
その価値を知らずにあっさり渡す戸田だった。

それじゃ悪いからと、運転手から土産品を山のように貰ってホクホクする戸田。
…こうして銀河連邦警察は無事に事件を解決したが、
それは一部の人間にしか知られざる秘密で終わったのだった。
143名無しより愛をこめて:03/04/08 15:15 ID:iOCF5MTd
お茶飲んでくつろぐついでに北條は、某公式HPにツッコミを入れていた。
北條「・・・警察やめて誰がオルフェノクになったって・・?
  そんな事を言ったら、特殊編成の警察組織から防衛軍の隊員に移って
  ちんどん屋のトランペッターをやった挙げ句に医者になったその後に
  オルフェノクになった人間はどう説明するんです。」

その頃、残務処理をやっていた中間管理職が盛大なくしゃみをしていた。
144名無しより愛をこめて:03/04/08 19:05 ID:4BASr+ft
スマブレ社事務室。小さな机に座りながら残務処理でいっぱいいっぱいの戸田
管理職である。
琢磨「随分と接待の費用がかかりすぎていますね。当初の予定ではホテルの宿
  泊料金及びオプションの遊園地のみで計算していたはずですけど?」
オルフェノクの中でも<上の上>とされるラッキークローバーの琢磨逸郎。
書類をつまみ上げると、メガネの端っこをいやみったらしく光らせながら、鋭
い指摘を入れた。
琢磨「香川教授の引き抜きにも失敗しています。少しは今後の身の振り方でも
  考えたらいかがですか。」
嫌みな琢磨の言葉に答える様子もなく、戸田はふっと笑みを浮かべると、一言
こう答えた。
戸田「    (適当に台詞を入れましょう)      」

数分後。
わんわん泣きながら琢磨逸郎が事務室を後にしたのは言うまでもない。
145 ◆LEONok996s :03/04/08 21:12 ID:MZO7M250
あんなキモスレ誰も読みたくないと思いますが一応資料として。
html化されるまでの間、紅白をlzh圧縮ファイルにして保管しています。
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/9968/prox_sp.lzh

ついでに、「再挑戦」の保管はこちら。こっちはすぐに読めます。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/9968/proxrc.html
146名無しより愛をこめて:03/04/09 16:51 ID:iazPcNys
さて、

春である。

キャンパスの中も春である。

研究室の窓から散りそめた桜を眺める、九州帰りの香川教授だった。

香川「しかし何でしょうね、この風景を見ると覚える妙な胸騒ぎは。」

そこにやってくる仲村創
仲村「いやー、参りましたよ!この年になってサークルの勧誘に引っ張られるとは
   思いませんでした。なんなんですかね、あれは。」

香川「まあそういう時期ですからね。」
仲村「しかしこっちのツラ見れば新入生じゃないというのはわかると思うんですg…」

・・・
・・・・
・・・・・

仲村&香川「「あ。」」

例年通り、新人勧誘にひっぱられて行った東條が「えーん、ですちゃん」を
発動させたとの報が届くのは数分後のことだった。

香川「つまりアレです。春に宴会ばかりやっている人間が、桜といえば
   焼きイカとソースの臭いをまっ先に思い出してしまうようなものですね。」

それでもなんとか、かろうじて麗らかな春の日だった。
147名無しより愛をこめて:03/04/09 21:42 ID:vnawWurK
香川「こうして窓の外ののどかな光景を眺めていると、あの大晦日に
騒いだ歌合戦がまるで嘘のようですね。」
仲村「つい昨日の事のように思い出します。盛り上がりましたね。」
香川「おおいに盛り上がりましたね。どうです。春は宴会のシーズン。
新しく出あった、木場さんに結花さんたち、あの人たちも呼んで、また
やりましょう。」
すでに鼻歌を口ずさみはじめる教授だった。
148名無しより愛をこめて:03/04/09 23:00 ID:3xAM97NG
海堂「おいおい何めかしこんでんだよ〜?」
結花「香川さんから春の紅白歌合戦のご招待をいただいたんです。あたしたちにも是非って。」
木場・海堂「まさか・・・俺たちも行くのか?」

その日、大きな灰色の鶴(?)が2人の男を抱えて飛び去ったのが目撃されたのである。
149名無しより愛をこめて:03/04/09 23:17 ID:iazPcNys
ちょっと待ってほしい、と名無しは思った。

紅白スレが盛り上がったと思った御仁はどれだけいるのだろう、しかも
あのスレが落ちたこの時期に。

イベントを設定するのもいいが、この辺りで一度、ネタを書ける人間が
限られてしまい、間口の狭まってしまっていたここのところの歩調を
整えてみてはどうだろうか。

純粋に401号室ネタスレとして参加した者には、手に負えない展開になってしまって
いると思うのだ。
もう少しライトな参加者への考慮が欲しい。

偉そうで本当に申し訳ないのだが、意見させてもらって去る名無しだった。
150名無しより愛をこめて:03/04/09 23:41 ID:NtcHz4GC
これはちょっとひく…
何となく排他的に聞こえるよ。
その通りにしなきゃ下手にネタフリできない雰囲気っていうか。

難しく考えることないのでは。
私は楽しめましたよ。
「出したネタがマイナーで誰も食いつかなかったときは責任もってオチをつける」ことを
こころがければいいのでは。
151名無しより愛をこめて:03/04/09 23:57 ID:2S1uwLnn
うを!?紅白スレ余白でオイラが書いた文が引用されとる…。

確かにこの時期にわざわざ紅白ネタを振るってのは
なんか恣意的なものを感じることは感じるのですが、

そして、私もこのへんで一休みしてまったりほのぼのな401の日常が
見たかったな〜、とか思ったりもするんですが

でも、ネタフリされちゃったものは仕方ない。

ネタフリをなかったことにするんじゃなくて
どうせならまったりほのぼのなステキなネタを考えて
うまいことつなげたいと私は思います。

デス「がうがう?(で、言いたいことはすんだのか?)」
はい…。
デス「がうがう〜(それじゃまあ、ひとっ走り行ってくっか)」

こうして、デスたんに引きずられて退場する名無しだった。

152名無しより愛をこめて:03/04/09 23:58 ID:iazPcNys
時期が時期だけに、>>145への紅白スレ1による嫌がらせの可能性も
否定しきれないのではないかと懸念しているのだが。

今、下手に動くのはどうかということだ。違うのなら幸いだが。
153名無しより愛をこめて:03/04/10 00:10 ID:Xwvp/GAG
4月14日21:00〜22:54 TBS系月曜ミステリー劇場
「上条麗子の事件推理3 死を呼ぶ遺産相続」
オルタナティブ仲村(水野純一)
仮面ライダー本郷猛(藤岡弘)
なんていう素敵なニュースを見つけたので
14日にはテレビネタで盛り上がれるかもーと思っていた名無しは 紅白ネタが出てきてちょっとはんぼり気分であった。
東條の秋刀魚御殿展開とか面白かったからさ…(遠い目)
154名無しより愛をこめて:03/04/10 00:16 ID:F+1h+PKC
>>153
香川「おや、そうなんですか?これはこれはおめでとうございます仲村君」
東條「なかむらくん、にじかんどらまにでるの?すごいねー!」
デス「がうがう(すげえじゃねえか、今度は殺されねえように気をつけろよ〜?)」
ローグ「……。(当日はしっかり録画の用意をしておかなければいけませんねぇ)」

口々に祝福する401メンバーに囲まれて、
(これで出番が一瞬だったり死体役だったらどうしよう…)
と、ちょっと冷や汗が出てくる仲村だった。
155 ◆LEONok996s :03/04/10 01:15 ID:S2YNCfUB
ひっそりとプロX応援サイトを作ってる者ですが、
>>145で挑発的な紹介文を書いたせいで嫌な雰囲気を呼んじまったような…。
すみません。もうちょっと角の立たない穏やかな言葉を選べば良かったかも。

紅白ってネーミングがやっぱり、はんぼり気分を招く気がするんで、
開くなら桜下カラオケ大会とか春先カラオケ大会とか、別な名前にするってどうでしょう?
みゆきタンカラオケ大会は楽しかったから、そういうノリで行けたらいいですね。

あと、ここん所の展開はまとめて読んだらそれなりに面白かったですよ。
元が判りにくいネタもあったけど、勢いと雰囲気でなんとなく判るし、
別れてもつれた話も最後には401号室のみんなへまとまって行ってて。

>>153 IDがギャグ あーんど 良いニュースどうもです。
156名無しより愛をこめて:03/04/10 08:31 ID:7yT310Ut
香川「ほほう、よく来て下さいました。
紅白形式で行おうと思うのですが?もちろんオルフェノクだけでなく
ほかの特撮キャラの皆さんにも参加していただきます。」

仲村「このたび二時間ドラマに出演することになりました私仲村が
司会を勤めさせていただきます。」

木場・海堂「僕たちやっぱり白組ですか?」

香川「ドリカムよろしく赤組で三人一緒にではいかがでしょう。」
157名無しより愛をこめて:03/04/10 08:34 ID:wMEsyVRx
スマブレ社社内。
結花がマンションを飛び去ったニュースを聞きつけての事。
戸田「カラオケには正直自信はない。だが俺は宴会芸のエキスパートだと社長
  からの推薦がある!」
琢磨「そのエキスパートぶりを仕事にいかせたら上の上だと、社長の言葉もあ
  りますが・・(キラッ」
とりあえずイカとデンキウナギ(たたき上げVSエリート)は静かな火花を散ら
していた。
158名無しより愛をこめて:03/04/10 08:39 ID:BSxPOJcI
159名無しより愛をこめて:03/04/10 08:42 ID:wMEsyVRx
スマートレディ
「はぁーい、当社も、今回の歌合戦にスポンサーとして参加させて頂きまぁす。」
スマブレ社最新情報
アパレル関連
ttp://tanoyo.vxx.jp/cgi/imgb2/img-box/img20030409121906.jpg
たべっ子オルフェノク新商品
ttp://tanoyo.vxx.jp/cgi/imgb2/img-box/img20030409122156.jpg

仲村「理不尽な話だな・・・」
戸田「それは社長に言ってくれ(泣」
160名無しより愛をこめて:03/04/10 10:03 ID:dXf/YLST
>>149への賛意を表し、ひっそりと立ち去る名無しがいた。
紅白終了後にあった会話を思い出しつつ。


今度は上手く行くといいですね。では、さようなら。
161名無しより愛をこめて:03/04/10 12:32 ID:aVHLt/VW
北條「こうイベントばかり押していては、ここでゆっくりしている暇もありま
  せんね。」
東條「そうだね〜。」
401号室据付のおこたでのんびりくつろぐ刑事と園児である。園児は寝っ転が
りながら、今まで書きためたお絵かきを整理(?)していた。
です「うがうがうがう・・(ぼーず、あんまり散らかすなよ。)」
仲村「・・この絵、懐かしいな。去年の駅伝の絵か?」
東條「うん。なかむらくんが、さいしょのこーすでがりがりされてるとこー。」
仲村「・・・(汗」
東條「あとねぇ、めかごじらにのったのとー、いっしょにえきでんのれんしう
  したのとー、おんせんでたっきゅうしたのとかぁー、せんせいがおるへの
  くのじっけんと、ちょこれーとつくったのとかぁ・・」
くれよんで殴ったように書かれている訳の分からない絵の数々。
そこにはスレで起きたうっかりちゃっかりな日々の思い出がいっぱいいっぱい
綴られていた。
北條「このスレが最初に立ってから六ヶ月弱ですか・・。いろいろと思い出深
  いものがありますね。」
仲村「確かに、な・・。そういやぁ、あんたも紅白に参加するのか?」
北條「ええ、例によって演奏で。歌はどうも苦手ですから。それに、少々嫌な
  予感がします。」
仲村「どういうことだ?」
問いに返す言葉もなく北條は黙ったまま、静かに茶をすすっていた。
北條(スマートブレイン社も一枚噛んでくるならば、例の人造オルフェノクに
  関した指令も動き出すはず。参加するであろう人物に危害を加えかねない
  とも知れませんね。)
後々に北條は、小沢澄子とG3ユニットの面々にコンタクトを取った。
162名無しより愛をこめて:03/04/10 12:41 ID:aVHLt/VW
>157
琢磨「不確定な情報を鵜呑みにするとは、あなたの良識が足りない証拠ですよ」

琢磨逸郎のおるへのく体を勘違いしていた名無しは、クロコダイルに吹っ飛ばされた。
163矢口真里:03/04/10 12:48 ID:GWGdaoRS
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1049938408/l50
このスレ1000まで逝かすーヨきゃんぺーん実施中☆
164koi:03/04/10 12:53 ID:UioViLZu
新型肺炎SARSも免疫の権威、森田先生のいる健命堂薬局の免疫剤で大丈夫。
165名無しより愛をこめて:03/04/10 12:58 ID:xNql89kI
佐野「いやぁ〜先輩がた、カラオケ大会ですか?
  しかも紅白対抗なんて国民的イベントを思わせるノリとは、いやほんと凄い!」
百合絵「紅白…男女対抗ですか…。
  満さんと別々になるのはもう嫌ですから、私は満さんの応援に回りますね」
佐野「え?百合絵さんと一緒に歌えないなら…。
  歌いないのは残念だけど俺も応援に回りますよ」

まあそんな私の為に、いえいえ歌よりも大事なのは…、見詰め合う二人に割り込む園児一名。
東條「さのくーん、ゆりえさんとなかなおりできたんだー!よかったね」
佐野「やだなぁ先輩。百合絵さんとは喧嘩なんて、ぜ〜んぜんしてませんよ。
  百合絵さんを探して世界の果てまで行ったり怪獣と戦ったりした熱意には負けたって、
  お義父さんから許しを貰えて、それにお義父さんの指導で資料や情報を集めて
  毎日忙しく働くようになったら、会社の運営もどうにかうまく行って毎日幸せですよ〜。
  この騒動で、俺の幸せはやっぱり百合絵さんあってのものだってよく判りました」
百合絵「私の幸せも満さn(以下略)」
佐野「百合絵s(以下略)」

また二人だけの世界に突入した佐野を見て、
(あー。またかよ、またかよ!カップルなんて〜カップルなんてぇ〜(泣)
と、どんより気分になる仲村@彼女募集中〜

その肩をぽんと叩いてニッコリ笑うと、立てた親指を下に向ける芝浦@彼女居ない暦21年
芝浦「ムカつくバカップル撲滅作戦、いつでも準備OKだけどさ?どお?参加しない?」

もちろんニッコリ笑い返すと、木場と一緒に芝浦を袋叩きにしておく仲村だった。

香川「ああ、そうですね。紅白対抗形式ですと、色々堅苦しくなってしまうので、
  誰でも飛び入りで、サッと歌ってサッと結果の判る方が良いでしょう」

公平な結果が出るようにと、香川製カラオケ採点マシンを用意して、
香川「成績の良かった人には、スポンサーから商品が出るそうですよ」とやる気満々の香川。
ひょっとすると一番乗り気なのは、みゆきタンレパートリー満杯のこの人かも知れなかった。
166 ◆LEONok996s :03/04/10 23:58 ID:S2YNCfUB
えーと…まあ…。なんか朝は言葉が足りなかったかも。
まるっと賛同っていうよりは、
どうせ開かれるなら形を変えてやって欲しいなって訳です。
本音を言えば紅白を連想させるイベントそのものが…その…(´・ω・`)。

で、開催の方に向かってるなら、みゆきタンの時みたいなのを見たいです。
圧縮してるスレを教訓に、あれにならない様に頑張ってください。

進行の足を引っ張るような事書いてすみません。

それでは名無しに戻って、
ここをまたーり見守りながら自分が出来る仕事、
保管とか解説方面で参加していきますので。
167名無しより愛をこめて:03/04/11 00:49 ID:FCsHDhFT
手塚「なんだか最近あちこちで俺の名前を耳にするな」
斎藤「お前のことを言ってるんじゃないと思う…」

それはさておき、準備に忙しい401の面々。
香川「ともかく、紅白対抗形式をやめるとなると、大会の名前も変えないといけませんね。
   401号室主催のど自慢大会とでもしましょうか」
仲村「どこまでもN●Kから離れないんですね…(汗)」
東條「ぷろじぇくとえっくすだしね〜」
168名無しより愛をこめて:03/04/11 01:53 ID:ewRpUcvU
スマートレディ
「はぁーい、それではスポンサー権限で決めさせて頂きまぁす。
でもいろいろ難しいこと考えるのはお姉さん苦手なのでぇ。
それに大会の名前ごときでいつまでもぐずぐず言ってるのもどうかと思いますのでぇ。
教授の案を採用しちゃいますぅ。
「401号室主催 地獄ののど自慢大会」
略して「のど自慢大会」にしましょう。
シンプルなのが一番ですよぉ。」
169名無しより愛をこめて:03/04/11 13:13 ID:xlQhW5e4
神崎「まあ、いきなり歌えと言われても何を歌って良いか判らないだろう…。
  今から始まる歌合戦のテーマを決めておくのはどうだ…?
  『そのキャラに一番ふさわしい歌』…とかな…。
  歌唱力・パフォーマンス度・そしてテーマをどれだけ表現しているか、
  この3点で優劣をはじき出せば良いかもしれん…。
  テーマがあれば…通りすがりのキャラでも…いきなり飛び込みの歌い逃げができるしな…」

鏡の向こうから、妹達が桜見物に遊びに行ってるのを良い事に
久しぶりにラフ過ぎる格好で語りかける全裸が居た。
170名無しより愛をこめて:03/04/11 15:17 ID:hkm5VUQG
スマブレ社ラウンジにて。
戸田「会場は清明院大学の講堂でいいんだな?」
結花「はい。」
戸田「当日の機材設置の準備も済ませないとな。」
北條に続いて裏方で仕切る男・戸田英一(34)は、妙に張り切っていた。
戸田(新入社員歓迎で何度も幹事やら宴会部長を務めた腕を発揮できるっても
  んだ・・(燃)
171名無しより愛をこめて:03/04/12 08:51 ID:v1ObhkcF
401号室。おもちゃぼこの中をごそごそ探している園児である。
東條「あれぇ〜?」
仲村「どうした?」
東條「あのね、さとちゃん、のどじまんにーってつくった、きぐるみがないの。」
です「うがうがう?(あー、結構作ってたよな?)」
ローグ「・・・・・(ぶちとかリボン付きとかドカヘルとか、赤い前掛けとか、メガネ
   とか、ひまわりの種とかですか。)」
東條「うん。」
その時、話を聞いていた仲村の顔から一気に血の気が引いた。
仲村「・・・あの汚いぼろ切れなら・・片づけの時に・・・」

数分後。
盛大なるタラちゃんばりの「うわぁ〜〜〜〜〜ん」なる鳴き声をBGMに、コロコ
ロが飛び交い、修理したドアをぶち破り「最後のお願いに参りました」の選挙
カーを跳ね飛ばしつつ御町内中をかけずり回る、白いクマ(?)の姿があった。
172名無しより愛をこめて:03/04/12 12:22 ID:v1ObhkcF
スマブレ社ラウンジ。戸田のおごりで昼食を御馳走になっているのは、本編で
家出中の結花だった。
戸田「ところでのど自慢大会があるのはいいが、日時の方はどうなっているん
  だ?」
結花「さぁ・・。香川さん、何もおっしゃってなかったみたいですから。」
戸田「全くあの先生にも参ったな。肝心なところが抜けちまってんじゃねぇか。」
と、突然そこへ携帯が鳴り出した。戸田は仕事上、通常の着信とは違いそれぞ
れの相手によって曲を変えているらしい。(ちなみに着メロはNEOS TYPE2001)
戸田「もしもし・・」
返事は返ってこない。だが、鼻をすする音が聞こえる。
戸田「・・ぼーずだろ?一体どうした?」
東條「・・・あのね・・なかむらくんがね・・さとちゃんの・・ぜんぶ・・ぽ
  いって・・(ぐしぐし」
戸田「そりゃショックだったろうな・・。一生懸命作ったんだろ?」
東條「うん・・みんなで・・いっしょに・・のどじまんで・・きようねーって
  ・・それで・・それで・・」
その時、自動ドアの開く方を見た結花が、思わず声を上げた。戸田もあわてて
振り返ると、そこにはプリペイド携帯を片手に鼻をぐしぐしやりながら立って
いる東條の姿があった。しかも背中には<とっとこハム太郎>のリュックサック
である。

些細なことから東條は、初めての家出を試みたのであった。
173名無しより愛をこめて:03/04/12 12:42 ID:v1ObhkcF
一方スマブレ社の施設。
専門の技術者と共に籠もりきりのある人物が、システムの調整を急いでいた。
人造オルフェノク計画は、G4システムにとりつかれた人物にとってうってつけ
であると言えた。人間をパーツとしてのみ扱う死の鎧に不死のオルフェノク。
これ以上最強かつ最悪な取り合わせはない。
??「過去のデータを集計すると、駅伝大会における参加者はすべて強靱な肉
  体を持った者ばかり。私が新たに開発したオルフェノク適合システムに見
  合う人間は必ず現れるはず・・・」
ゆくゆくは自衛隊の守りの要として最強の軍団を作り上げる。恐ろしい野望を
胸に息を巻く深海理沙だった。
その頃。
社長は社長で、のんきにのど自慢の演目やら衣裳やらを思案中だったという。
174名無しより愛をこめて:03/04/12 16:30 ID:v1ObhkcF
へたくそなクレヨン書きの置き手紙。それを力一杯握りしめ、必死こいて東條
を探す401号室の面々だった。
仲村「・・・あいつ、どこにいっちまったんだ!?カードデッキまで置いて行
  きやがって・・」
そこへ・・
??「おめぇ、なにしてんだテラ?」
仲村「何してるも何も、25歳の園児が迷子・・・に・・」
おもわず仲村の顎ががくんと落っこちた。目の前に小型自動車、いやそれ以上
の巨大な鼻面が仲村を見つめているのだ。しかも凶悪な牙がズラリと並んでい
る。食われそうな恐怖に気が遠のく仲村だが。
??「迷子だってぇ!?そいつぁ一大事だ!よし!俺も一緒に探してやるテラ!」
見た目は凶悪だが、とてつもなく人情味あふれる爆竜・ティラノサウルスだっ
た。
(ちなみに彼ものど自慢に参加する予定らしい。)
175名無しより愛をこめて:03/04/13 22:09 ID:Fbp7lPV6
硬直している仲村。
と、にわかに周囲が暗くなった。
気配を感じて見上げると、巨大な影が頭上をおおっているではないか。

「あたしも捜してあげるプラ!」

おそろしい巨体とは裏腹の可愛い女の子の声を残して爆竜・プテラノドンは飛び去った。
176名無しより愛をこめて:03/04/13 22:48 ID:9uCVcnu5
その後、純情そうな爆竜・トリケラトプスやら、頭が堅くて融通の利かなさなそうな爆竜・パキケロナグルスやらも加わり、
さらに疾走体で俵山を駆けめぐるホースやら、探す気ゼロな海堂はそば道場でそばを打つやら散々駆け回っていた。
(再びニュースを提供してしまった二人だった。)
仲村は佐野を通じてゼール軍団に協力を依頼し、捜索の指示に当たっていた。
で、ようやく見つかった25歳の園児だったが。
177名無しより愛をこめて:03/04/14 08:09 ID:HL3VOWIE
「うわぁ〜〜〜〜〜ん、さとちゃんのきぐるみがないの〜〜〜」

優衣「おにいちゃん、何とかしてあげて」
神崎「仕方ないな・・ピンポイントタイムベント!」

「うわぁーーい、さとちゃんのきぐるみがもどったよ〜〜」

香川「やれやれ、これでやっと始められますね」
仲村「それでは最初の方・・」

ぼく、ぼくがいちばん〜〜、と手を上げる東條を押しのけて前に出る佐野
佐野「はい、はい、はい。先輩、まず僕たちから」
陽気な顔でマイクを取ったが
178名無しより愛をこめて:03/04/14 08:26 ID:VxOFm3Og
リジェ「まあ、最初はあなたなの? がんばってね!(ちゅ)」

あっという間もなくかき消える佐野
「俺は・・・俺は・・・ただ先輩たちの前座をつとめようとしただけ・・・だったのに・・・」

佐野の名を叫ぶ百合絵。
そしてまたまた捜索のために散ってゆくギガゼール、メガゼールどもだった。

香川「危険ですからリジェさんにはロリポップでもくわえていていただきましょう。」
仲村「えー、ではあらためまして」
179名無しより愛をこめて:03/04/14 11:44 ID:jJKiTWvz
スマレ「は〜い。それでは私からルールを説明しまーす。
  みなさん良い子で聞いてくださネ?
  堅苦しい事はヌキで、飛び入り歓迎です。
  どんっどん!歌っちゃいましょう。替え歌もOK。
  でも、歌はひとり1レス内でお願いしま〜す」

芝浦「ちぇ。せっかく用意したのに…」
メタ「ぐお?(これじゃ鉄道唱歌200番メドレーで嫌がらせって計画は無理っすね?)」

スマレ「どんなジャンルの歌でも構いません。
  歌の説明があった方が、お姉さん嬉しいですけどぉ、
  『〜は、〜を歌った』だけでも大丈夫。
  でもぉ、おげふぃんな歌や社会通念上不愉快な歌は、
  えーん、お姉さん泣いちゃいます。
  そんな悪い子は、怖〜い怖〜いバジンちゃんに
  お仕置きされますので注意して下さいネ」

高見沢「なにぃ!俺の十八番が封印かよ!頭きたぜ!」
(31)「…。何を歌う気だったのよ?」

スマレ「お歌は、ひとり3回までチャレンジOKですぅ。
  この人はもう歌っちゃったけど別なネタも歌いたかったな〜って時でも、
  まだチャンスはありますから、どんどん挑戦してみてください。
  歌唱力・パフォーマンス・『そのキャラに一番ふさわしい歌』度
  この3つの点で色々決めちゃいます。
  お歌が上の上の人には我が社から商品が贈られますけどぉ、
  お歌が下の下以下の人にもプレゼントがあるのでお楽しみに〜。
  それでは始めてください!」

…あーん、もうちょっと準備やネタフリがあるのかと思ってたのにぃ
いきなり始まってしまって、えーん。
じゃあ暫定ルールのままでスタート行きまーすと、こちらに手を振るスマートレディだった。
180名無しより愛をこめて:03/04/14 11:56 ID:jJKiTWvz
真司は馬鹿なので全然気付いてなかったが、島田と接触のあった龍騎メンバーは
アシスタント役のスマートレディを見て首を傾げていた。

リュウガ「まー、世の中にはよく似た人が3人居るって言うし」
美穂「お前が言うか?!」

スマブレの息が掛かってるイベントなら嫌がらせしなきゃウソだよねと、
メタちゃんとごそごそ打ち合わせ始める芝浦。


その頃、ひとりでたそがれる仲村だった。
仲村「今晩、アルバイトで2時間ミステリに出るのに誰も話題にしてくれない…」


その後ろ、「真犯人」「死体役」「通りすがりの目撃者」「喫茶店の客その1」で
トトカルチョを始める契約モンスター達と爆竜達だった。
181名無しより愛をこめて:03/04/14 12:31 ID:dbWzchwa
仲村「・・まあ、気を取り直して。一曲目はだれだー?」
散り掛けた桜を眺めながら一升瓶を担いで登場するは、爆竜ティラノサウルス
である。
テラ「堀内孝雄の愛しき日々を歌うテラ!(←ちょっと千鳥足」
舞「ティラノ〜がんばってぇ〜〜。」
舞い散る桜の花びらよろしく、飛び交う羽毛(演出効果・長田結花)を背景に、
選曲も渋すぎるがそれを熱唱するティラノは、容姿を除いて完全に「オヤジ」と
化していた。しかも完璧なまでに歌いこなしている。
凌駕「すごいなー!さっき近所のカラオケボックスで3時間熱唱していたとは思
  えないよー。」
素直に喜んでいる伯亜凌駕の傍らで、思わず近所のカラオケボックスに通う、
ばかでかい恐竜の姿を想像して戦慄を覚える三条幸人だった。
182名無しより愛をこめて:03/04/14 12:43 ID:dbWzchwa
北條「・・・・・」
演奏に参加している常識人(?)は、改めて裏方の光景に「ホカーン」とし
ていた。
(あの不気味な鳥型アンノウンは!?あの巨大な恐竜型ロボットはスマ
ートブレインの製品ですか!?)
今更ながらびびってしまいつつも、表面では平静を装いつつ演奏をこな
す北條透<誕生日が来て27>だった。

東條「つぎは、さとちゃんのおうただよ〜〜。」
183名無しより愛をこめて:03/04/14 15:12 ID:dbWzchwa
着ぐるみを着た東條は、てちてち歩きながらステージの真ん中にたった。
既にステージには、小学校の合唱コンクール(低学年)を思わせる並びっぷりで
同じように着ぐるみを着た何かが並んでいた。
指揮者(雑用係・戸田)の合図で演奏が始まり、軽やかなリズムの楽しい曲が流
れ始めた。
舞「あ、これ・・!」
凌駕「舞ちゃんの好きな曲だよ〜!」
#と〜っとこ〜♪かくすよ はむたろ〜♪
#うがうが〜がうがううがうが〜(どこかへ〜♪かくすよ はむたろ〜♪)
#あーぎゃぎゃあぎゃぎゃー(おーちているもの〜♪)
#う゛ーう゛う゛う゛う゛う゛う゛ー(たーいせつなもの〜♪)
#・・・・・・・・(かくして〜♪わすれる はむたろ〜♪)

はむちゃんずの扮装をした契約モンスターと一緒に、夢の大合唱を堪能する、
東條悟<精神年齢5歳>だった。
184m:03/04/14 15:13 ID:EagqB7dl
185名無しより愛をこめて:03/04/14 19:17 ID:BeZj3hGV
楽しそうに歌い終わった東條たちに、舞ちゃんが「ハムたろう〜!」と嬉しそうに駆け寄ったり
会場はなごやかで微笑ましいムードに包まれた。

結花「よかったですね、あの子。ちゃんとのど自慢に出られて」
木場「え?あ、ああ…そうだね…。」

微笑みながら東條たちを見つめる結花。そして、

木場(あの子?あの子って歳か!?彼は大人じゃないのか!?
    でも他の人たちも何も疑問に思ってないみたいだし…。
    前から思ってたけど、彼が180cmで25歳くらいの青年に見えるのは俺だけなのか…?)」

まだ現実を受け入れられずに人知れず苦悩する木場だった。
186名無しより愛をこめて:03/04/14 20:58 ID:BdvLAnWt
仲村「じゃあそろそろ行ってきます。」
楽しく盛りあがる講堂から、外へ出る仲村だった。

誰も見送ってくれないなーとがっくり歩く仲村の、その肩をたたく手が。
「うがうがう(頑張れよ。最後まで見てるぜ。)」
「……(ちゃんとビデオに撮ってますからね。)」
「しゃーしゃー(どーんと暴れてこい!)」
「応援してますケラ。」

仲村「お前達!ありがとう。(うるうる。)よーし、やってやるぜ!」
モンスターが応援する理由が>>180だったとは
知らぬが仏で大感激する仲村だった。
187名無しより愛をこめて:03/04/14 22:19 ID:s/4DHj0e
東條「なかむらくん、かっこいいー!」
大会を中断して特設スクリーンで中継されるドラマに
仲村が映るたびにおおはしゃぎする園児だった。
香川「しかし仲村くんはこんなところでも喧嘩腰なんですねぇ…」
188名無しより愛をこめて:03/04/14 23:59 ID:jJKiTWvz
「おーい!帰ったぞ、俺どうだった?たくさん映っ…」
いきなり遠くまでガリガリされる仲村。

「ぴー(賭けの中に「刑事役」って入れとけば良かったのにねえ?)」
「きゅるる(ドローかよ。面白くねえな)」
賭けが流れた腹いせにガリガリされてるとは思いもよらない仲村だった。
189名無しより愛をこめて:03/04/15 00:45 ID:4I7ZngpK
香川「総合司会がこう持ち場を離れるようでは困りますねえ」

らんる「じゃあ次は私が『ヴェラカミ』いきまーす!」

凌駕「ちょ、ちょっと、それって反則じゃないの?」

ティラノ「べらんめえ!かたいこと言うんじゃないテラ」

プテラ「らんるとっても素敵プラ!」

さすが元アイドル歌手は違う。ギャラリーはすっかり聞きほれていた。
190名無しより愛をこめて:03/04/15 12:34 ID:3NpAH+gZ
「ふふふ…。のど自慢を制するのはこの私…
 ストリートライブで鍛えたギターさばきと
 蟹スレで何十となく披露された歌の蓄積がある、
 須藤”シザース”雅史だと言う事を
 会場の皆さんに教えて差し上げねば…」
プロの参入で大賑わいの舞台に、ちょっぴりライバル意識を燃やす蟹刑事だった。

須藤「本職で本気の勝負と言うなら私も負けてはいられません!」
ボル「ぼるぼる(あのぉ須藤さん…。須藤さんの本職は…その…(汗))」

「左官屋だ」
「穴ヲ掘ッテウメタテル人デツ」
「蟹工船の漁師だろ?違うのか?」
ノワァァァァァン!!ミュージカルスターダヨー!!と、泣きながら走り去る須藤だった。

ボル「ぼるる(それも違いますよぉ(泣))」
191名無しより愛をこめて:03/04/15 12:45 ID:6mm0/wyw
??「俺にも歌わせろ・・イライラする。」
逃げ去った須藤の後に、蛇革の男が現れた。しかも片手にみかん箱、そしても
う片方には<浅倉威リサイタル>の垂れ幕を抱えている。
仲村「おい!またいたらん事をするんじゃなかろうな!!」
香川「仲村君、心配はいりませんよ。彼も純粋に歌いに来ただけでしょう。周囲
に危害を加えるような心配はありませんよ。」
渋々引き下がる仲村。
だが、香川の憶測は見事に外れた。

後々のど自慢で語り継がれるであろう、その凄惨な光景は参加していた人々に
トラウマを残した。
演奏やら警護に参加していたオルフェノクは悉く砂に変わり、爆竜は町中を大
暴れし、三条幸人と木場勇治は貧血で倒れ、長田結花と樹らんるは錯乱の余り
その場から逃走した。<飛翔体・自転車ともに時速600km>
仲村は既に気絶したままうなされ、香川と東條、そして伯亜凌駕はひたすら
「ホカーン」としていた。
アスカ「まさか・・・私と同じ必殺技を使えるアナザーアース人がいたなんて
   っっ!!(←思いっきり勘違い」
192名無しより愛をこめて:03/04/15 21:00 ID:KFUAmMgN
「…はっ、仲村君、みんな、しっかりしたまえ」

「まるで実写版ジャイアンでしたね」

「どうやらみんな無事だったようでなによりです」

「ほら、結花さんとらんるさんも戻ってきましたよ」
193名無しより愛をこめて:03/04/15 21:26 ID:MBlU4fP9
「ハッハッハッハッハッハ」
マイクで笑う浅倉威
「カラオケはいい・・・イライラがすっかり取れた・・・」
わかったからはやくどっかいけと言いたい中村
「さて・・次の曲行くか・・・俺の十八番だ・・・」
「やぁめぇろぉぉぉぉぉ!!」
と、誰もが叫びたかった・・・だが


普通に歌われた「Spining around」は普通に上手かった・・・
           ↑
        スペル違ったらスマソ
194名無しより愛をこめて:03/04/15 22:31 ID:v65c2Eff
飛び入りで学生がステージに上がる。

「♪しゃ〜ぼんだ〜ま飛んだ〜 屋根まで〜飛んだ〜
 屋根まで飛んで〜 壊れて消えた〜」
神経質そうな眼鏡の学生が切々と歌いあげる。

「♪しゃ〜ぼんだ〜ま消えた〜 飛ばずに〜消えた〜
 生まれてすぐに〜 壊れて消えた〜」
気の弱そうな学生が悲しそうに歌う。

「♪風〜風〜吹くな〜 しゃ〜ぼんだ〜ま〜飛ばそ〜」
二人で合唱してから、ペコっと礼をして去っていった。

しゃぼんだまの様に儚く出番の去ったカイザの中の人、
流星塾の西田清高と神道貴久だった。
195名無しより愛をこめて:03/04/16 12:28 ID:xNC//sAQ
さて、鬱な空気を吹き払い、龍騎レギュラー陣三人目の登場は・・・
31「やっぱり俺の出番でしょう!!」
白いタキシードで登場の31である。しかも<祝!5/5三井グリーンランドにてイ
ベント出演決定!>のたすきをかけている。
31「っつっても、俺らは別の場所でトークショーのみだから、おるなんちゃら
 との絡みは無しね、ゴローちゃん。」
25「はぁ・・(泣」
宣伝はさておき、31の後ろには城戸・秋山・吾郎・手塚が並んでいる(しかも
黒服)。
31は片手を高々とあげて、高らかに指を鳴らした。
31「れっつだんしん!ぱらぱらー!!」
31熱唱の「消えない虹」ユーロアレンジで、周囲から妙な熱気が沸き上がってい
た。
爆竜だろうがオルフェノクだろうが、みんながみんなパラパラを踊っていた。

仲村「・・なんなんだ、この世界は(汗」
香川「ジュリアナもマハラジャも、もう遠い過去の遺物なのでしょうか・・」
196名無しより愛をこめて:03/04/16 12:31 ID:xNC//sAQ
>194
演奏をしつつ思わず遠い目をするオルフェノク<戸田&赤井>。
「俺らも似たようなもんだったなぁ・・(しみじみ」
197名無しより愛をこめて:03/04/16 12:46 ID:xNC//sAQ
アバレンジャーがゲスト参加したので、思わず悔しがる二人。
??「我らもこの日のために歌を・・歌を・・!」
??「言うな一鍬!ここは忍びの文字のごとくに堪え忍ぶしかない!」
??「せっかく一牛の好きだったドナドナを俺は・・!」
??「一鍬!!」
壁に隠れてコソーリ嘆く二人に、てちてちてちと歩み寄る着ぐるみ一人。
東條「ごうらいじゃーは、おうたうたわないの〜?」
一甲「何!?我らを知っているのか!?」
東條「さとちゃん、りゅうきのまえは、はりけんじゃーみてたよ〜。
  ねぇね、これに、さいんちょーだい。」
霞兄弟の前に、ゴウライジャケットを広げてみせる東條。
一甲はその場でサインを書きながら(知られたからには歌うしかないのか)と重
く悟るのであった。
198名無しより愛をこめて:03/04/16 15:32 ID:bX4zmAtD
仲村「そういえば先生、採点システムはどうなったんですか?」
香川「ああ、あれですか。実はスマートブレインからの要望で使わないことになったんですよ。
   確かにいちいち採点するよりは、最後に一気にグランプリを決めた方が盛り上がりますしね」
仲村「じゃあ、あれは一体…?」

舞台の隅っこに鎮座している、どこかで見たようなでかい楽器。

香川「代わりにといってスマブレ側が置いていった『全自動演奏装置つきチャイム』なんですが…」
仲村「今まで一度も鳴ってませんよね。壊れてるんじゃないですか?」
香川「ええ、そうかもしれませんね…」
香川の目が、す、と細められた。

その頃
「おかしいわ、まだ一度も合格の鐘が鳴らないなんて…」
舞台裏で苛立ちを募らせる深海理沙。
マイクに仕込んだ「人工オルフェノク適合検査システム」の『合格者』が出たとき、
キコカコキコカコキンコンカーンと、例の音が鳴るはずだった。
深海「まあいい、まだ挑戦者はたくさんいるわ…その中に1人くらいは適合者がいるはず…」
199名無しより愛をこめて:03/04/17 12:30 ID:XKNm+68x
陰鬱な空気を背負って「ドナドナ」を歌い出し、在りし日の一牛を思い浮かべ涙
する霞兄弟。
「ありがとう、一牛〜っ!!」という叫び声で最後に締めると、いずこともなく
去っていった。
仲村「何だったんですか、あいつらは(汗」
香川「ただの飛び入り参加者ですよ。ところで次は・・」
??「ちょっと待ったぁ!!!」
バン、と勢いよく会場の扉を開け、ずかずかとステージに上がってきた、派手
な衣装の男。傍らには、コックのような格好をした、気の弱そうな男を引きず
っている。
仲村「何なんだおまえは!?」
??「飛び入り参加もありなんだろう。歌うけどいいか?」
??「やっぱり、やめようよたっく〜ん!!」
??「うるせぇよ!大体お前が、のど自慢の景品を彼女にプレゼントをするっ
  て言うから、俺がこうやって・・」
??「でも、この格好でステージに上がるのは・・」
??「馬鹿!今更ビビんなよ!」
わんわん泣きわめくコックの男を引きずり、たっくん<乾巧>は派手な衣装をひ
らめかせ、マイクを握った。
イヌタク「俺の十八番・・行くぜ!」
高らかに指を鳴らすと、ど派手な音楽が辺りを叩きつけるように流れ出した。

K!K!K!
熱く〜るしいぜぇ〜 ずびずばっば〜ん
はぁとにぃ〜く〜るぜぇ〜 どんずきゅずきゅっきゅ〜ん・・

ルックスとは裏腹にぶちかます雄叫び。しかも曲が曲なだけに、誰もが「ホカ
ーン」としていた。
城戸「これ、料理少年Kタローの歌だろ〜!俺好きだったなぁー!!」
秋山「はしゃぐな!」
200名無しより愛をこめて:03/04/17 12:42 ID:+lIfwudE
リジェに飛ばされた極地からどうにか戻ったら戻ったで、
全然懲りずにいちゃいちゃと百合絵さんと二人だけの世界を作って
何を歌いましょうか〜何を歌ってもお似合いですよ〜とかやってる佐野まんだった。

芝浦「ねえねえ、これってどう?マイナーなムード歌謡だけどさ。
  みんなが知らない歌を歌いこなせた方が、パフォーマンス度高く評価されるかもね」
佐野「おー、タイトルに俺の文鳥(故人)の名前が入ってる。
  いーですね先輩。これいただきますよ。じゃあ頑張りますから、俺」

芝浦に渡された歌詞カードを手に、笑顔でステージに上る二人、
佐野「じゃあ歌います。曲は『ピエールとカトリーヌ』!」

物凄い勢いでバジンたんに機関銃照射され
「ごめんなさぁぁ〜い!」と泣きながら逃げまわる佐野まん。
本当の歌詞を見て倒れ込む百合絵さん。

…このタイトルで検索すれば、お仕置きされる理由は明らかだった。
よくもまあこんな歌が堂々とラジオで流されたなと思ってビビる真司。

逃げる佐野を横目で見ながら、
そういやスネークマンショーのスレどうなったのかなぁと
ちょっとだけ遠い目になる浅倉だった。
201名無しより愛をこめて:03/04/17 12:43 ID:+lIfwudE
芝浦「ごめんごめん。な〜んか間違えたみたい。
  お詫びにこれどお?明るくて楽しい冒険ソングだから、あんたに似合ってるかもね」

今度は充分に歌詞を調べて、これなら大丈夫と納得する佐野。

ニヤニヤ笑って、これでイエローカードからレッドカードだねとガッツポーズの芝浦。
芝浦が勧めたのは、つぼイノリオの「金太の大冒険」だった。
…知らなかったら検索してみてくだちぃ。

もうちょっとでステージに上りかけた佐野を押し止め、芝浦の襟を掴む男。
芝浦「離せよぉ〜。誰だよお前!」
本郷「また下らないイタズラか?うん?男がモテる奴を妬いて嫌がらせじゃいかんだろう。
  うちの知合いの所で根性をちょっと鍛えてやる。いいから来い」
本郷警視総監に引きずられて、どこかへ連れて行かれる芝浦。

そして今晩8時、京都府警方面で働かされる芝浦の姿があったとか無かったとか。
202名無しより愛をこめて:03/04/17 22:31 ID:hHtgw87v
実際に歌詞を見たけど「ポカ〜ン」でした。
東條「ねぇね、ちゃうすとか、ほかけぶねって、なぁ〜に??」
仲村「お前は知らなくていい!!!」
31「蝉かがりとかいう技もあるよね〜。あとは松葉崩しとか・・」
言葉はそれで途切れた。
とりあえず遠くへ・・・ひたすら遠くへ引きずられていく31だった。

戸田「#遠くまで〜♪僕らは〜いける〜♪強い雨も凍る風も受けながら・・♪」
赤井「それ・・誰の歌ですか?」
203名無しさん:03/04/17 22:35 ID:VmSkmtPt
女子トイレ内を隠し撮りで京大整形外科教授逮捕−京都

・京都市下京区の阪急河原町駅で、京都大学整形外科教授 中村孝志容疑者(54)を
 女子トイレ内を隠し撮りしたとして、警視庁は軽犯罪法違反の疑いで逮捕した。
 近く同容疑で書類送検する。

 調べでは、教授は3月29日午前0時10分ごろ、京都市下京区の阪急河原町駅の
 女子トイレで、手を伸ばして個室内を上からデジタルカメラで撮影しているのを駅員に
 発見された。
 同容疑者は容疑を認め「ほかにも10件ほどやった」と供述。
 同容疑者は現在京都大学整形外科の教授で、専門はリウマチ。

 京都大学は「事実関係を確認したうえで、厳正に対処する」としている。
204名無しより愛をこめて:03/04/17 23:57 ID:+lIfwudE
ヘビープレッシャーで、誤爆を装ったミラーモンスターは吹っ飛ばされて行った。
芝浦「油断すんなよな。春だし。あちこちでモンスターも湧いてるじゃん。
  ま、俺が留守だったしー、ダサい清明院とスマブレの奴らに任せてたんじゃ、
  侵入されても仕方無いかもね?」

そもそも、お前がおげふぃんネタを振るからMMが来たんだろうがと
仲村のデッド=エンドで遥か遠くにぶっ飛ばされて行く芝浦だった。

飛んで行く芝浦に手を振る園児。
東條「しばうらくーん。てれびにでてたの、もんちっちみたいでかっこよかったよー」
デス「うがう…(モンチッチって…(汗)。誉めたうちに入るのか?)」
ローグ「……(入るんでしょうねぇ)」
205名無しより愛をこめて:03/04/18 12:34 ID:rWJC3QSM
現在の参加状況
歌い手と曲目
・爆竜ティラノサウルス「愛しき日々」
・東條悟「とっとこハム太郎」
・樹らんる「ヴェラカミ」
・浅倉威「ジャイアンの歌」「Spining around」
・流星塾の西田清高と神道貴久「しゃぼん玉」
・北岡秀一(31)「消えない虹・パラパラバージョン」
・霞兄弟「ドナドナ」
・乾巧「熱くるしいゼ」

芝浦「司会が司会だけに、参加者もパッとしないよねぇ〜。」
仲村「・・・(怒」
206名無しより愛をこめて:03/04/18 12:43 ID:rWJC3QSM
戸田「まぁいい・・。司会進行は勤続三十四年のベテラン・不肖戸田英一
  に任せて貰おうか。」
テラ「ちょっと待つテラ!ダイノアースじゃ俺も宴会部長として名を馳せ
  ていたベテランだぁ!ここは俺に任せるテラ!!」
仲村「ここは俺達のスレだ!あんたらが仕切ってどうする!!」

ここに来てもめ始める、のど自慢大会。
流石にマンネリの色は隠せないのか、誰もが焦りを見せ始める。
その時、香川の決断が下った。

香川「ここは、東條君に任せましょう・・・」
戸田・テラ・仲村「・・・はぁ?」

ハム太郎の着ぐるみを着たまま、ローグの作ったおにぎり弁当をもしゃ
もしゃ食べていた園児に、彼らの視線が移った。

東條「?(←きょとんとしている」
207名無しより愛をこめて:03/04/18 21:21 ID:ADoe+KPS
「・・・・」
「・・・・」
そんな園児たちの傍らで、コーヒーの前で黙りあっている二人の男がいた。
『すみませんが』
ちょうど同時に言って、気まずくなってコーヒーカップに手をかける二人。
誰かといえば
V−1の装着者で敵前逃亡の前科のある刑事と、『センチピード』という
マイナーな昆虫に返信する男だった。
208名無しより愛をこめて:03/04/18 22:41 ID:AEb3U0e8
「センチピードをご存知ない?英語でムカデのことなんですがね。
 あ、ムカデが昆虫でないことは当然ご存知ですよねえ。
 それと返信ってなんですか?まさか変身と書こうとしたとか」

マイナー呼ばわりされたことに腹をたて、大人気なくイヤミをいう琢磨逸郎だった。
209名無しより愛をこめて:03/04/19 00:26 ID:1eyU5QKJ
琢磨逸郎をクリアベントで隠れて睨む高見沢逸郎。
高見沢「何で俺と似たような名前なんだよ。納得いかねえし気に食わねえ。
  後から出てきてでかい顔するんじゃねえぞ、このヅラ野郎が」
グリーザ「あのぉ、ボス。文句があるならそんな小声じゃなくて堂々と…」

次の瞬間、未公開の物凄い攻撃で吹っ飛んで行く高見沢とバイオグリーザ。
高見沢はオルフェノクの聴覚の鋭さを知らなかった。

「誰がヅ○ですってぇぇぇ!!」
100M先でもNGワードを聞きつけられる北條透から
勘違いついでにV-1で掃射され逃げ回る高見沢達だった。
210名無しより愛をこめて:03/04/19 00:30 ID:1eyU5QKJ
しまった。グリの「きゅるる()」が抜けてた…。
「抜けて」が「抜け毛」に聞こえたWイヤミに吹っ飛ばされ、虚空に消えていく名無しだった。
211山崎渉:03/04/19 23:13 ID:FaBuJ2A+
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
212名無しより愛をこめて:03/04/20 00:53 ID:/tejkjKw
「うがう(またお前かよ)」
お約束で ていねいにガリガリされていく山崎渉だった。
213名無しより愛をこめて:03/04/20 21:57 ID:vOmImPwF
>>206
そんなこんなでまわりはゴタゴタしていたわけだが、
メインステージではようやく時が動き出そうとしていた。

東條「それじゃさとちゃん、しかいするね〜!」
ほっぺにご飯粒をつけたまま、やる気満々の着ぐるみ園児。
一方、司会を下ろされた仲村は、深く落ち込んでいた。
仲村「先生、俺じゃ力不足ですか?
   俺は司会には向いてないんでしょうか…」
香川「そんなことはありませんよ。
   司会を東條くんに変えたのは、君にはやってもらいたいことがあったからです」
仲村「えっ!?それは?」
香川「それは…」

裏でなにやら話し合う二人をよそに、のど自慢は再開されつつあった。
東條「それじゃ、つぎのひと、どうぞー!」
214名無しより愛をこめて:03/04/21 01:26 ID:PZ95iTuG
空の彼方から一体のギガノイドが飛んできた。
英雄「それじゃみんなでギャラクシアンイグレックの主題歌を唄おう!。
   いっしょに唄えばきみも英雄になれる・・・かも」

東條も観客と一緒にこぶしを振り上げて唄っている。
司会のことなどすっかり忘れている。

アスカ「やっぱり東條さんではだめです。司会を放棄してしまいましたよ。
    ここは私が何とかしましょう」
215名無しより愛をこめて:03/04/21 08:42 ID:E6LonDbs
香川「飛び入り参加も続いて盛り上がっているのはなによりです。
   ところで仲村くん、きみひとつお見合いをする気はありませんか。この方なんですが」
仲村「えぇっ!?」

教授の差し出す霧島美穂の写真を見て、思わず顔がほころぶのを抑えようとする仲村だった。
216名無しより愛をこめて:03/04/21 12:21 ID:sgZE97UE
わーい!と喜ぶ仲村だったが、ハタと気付いた。
仲村「城戸はどうした?」

香川の説明で、ぬか喜びしてた自分にしょぼん(´・ω・`)となる仲村。
仲村「偽装の見合い…ですか?」
香川「君しかこの役にふさわしい人は居ませんから。
  霧島さんをどうか助けてあげてください」
217名無しより愛をこめて:03/04/21 12:34 ID:g2WhoBr9
高見沢を排除して戻ってきた北條は、真っ先に東條をたしなめた。(←なんだ
かんだ言っていい人)
北條「香川さんがあなたを信頼して司会を依頼したというのに、その心を無に
  するつもりですか?」
東條「・・とおるちゃん、ごめんね。こんどはちゃんと、しかいするね。」
なんとかイグレックの歌が終わり、次に登場したのは・・・
??「本当の歌というものがどんなものか、私が知らしめる番ですね・・・」
カリメロ鬘に派手なラメ入りドレス、さらに凶悪なハイヒール姿で、スポンサ
ー社長・村上峡児の出番である。
戸田「おいおいおい・・(こめかみを指で押さえている」
赤井「あの格好・・どっかでみたな?」
村上「ミュージックスタート!」
音楽に合わせてノリノリで踊り出す社長。
そしてそこから飛び出した歌詞は・・・

#のーもーなやみむよー♪
あーなーたーのかみ きっとはえてくるー♪

歌の最中、わんわん泣きながらフルスピードで会場を立ち去った琢磨逸郎と、
殺意を胸にV1ショットを構える北條透の姿があった。
218名無しより愛をこめて:03/04/21 17:17 ID:BhZsM5zK
仲村「霧島が困ってるから、偽装の見合いで助けてやれ、か…。
   ん?何で俺に頼むんだろう。城戸に頼めばいいのに」
首を傾げつつ、某料亭に向かう仲村。
通された立派な座敷には、和服で正装した見るもあでやかな霧島美穂の姿があった。
霧島「げっ!仲村!?香川教授め、学生1人貸してって言ったのに、
   よりにもよってあんたをよこすなんて…うかつだったわ」
仲村「なんだよ、俺だと何か困るってのか?」
霧島「困るわよ、あんたじゃ真司に面が割れて…」
はっと口を抑える美穂。
仲村(なんとなく話が読めた気がする…)
霧島「とにかく、他の人を連れてくるか、バレないように変装するかしてよ!」
仲村「そんないきなり言われてもできるか!」
ぎゃーぎゃーと言い争う2人。
その時、
??「ちょっと待ったぁ!」
バンと障子が開いて、1人の人物が入ってきた。
仲村・霧島「あ、あんたは…!」
219名無しより愛をこめて:03/04/21 17:18 ID:BhZsM5zK
??「えーと…(カンペをごそごそ)、このお見合い、待ってもらいましょうか。
   私は霧島さんとお付き合いさせてもらってる弁護士なんですが(棒読み)」
霧島「真司…何やってんのよ…」
現れたのは、きちんとスーツを着て髪を七三に整えたものの
やっぱり背が低くてなんか変な城戸真司だった。
城戸「何って…お前が『お姉ちゃんにお見合いを頼まれて断れそうにない、このまま結婚しちゃうかもしれない』っていうから
   助けに来てやったんじゃないか」
霧島「へえ…。真司、あたしが結婚するのイヤだったんだ」
城戸「ば、馬鹿、俺はだな、またお前が詐欺をするんじゃないかとだな、心配して…」
霧島「はいはい、素直じゃないんだから。でもまあちゃんと助けに来たってことで許してやるか」

こうして、2人はラブコメの甘酸っぱい匂いを残して去っていき、
仲村は呆然と1人立ち尽くすのであった…。


城戸「あのお見合い相手の人、どっかで見たような顔だったよな〜?
   えーと、どこで見たんだっけ?」
霧島「さ、さあ、気のせいじゃない?(バカでよかった…)」
220名無しより愛をこめて:03/04/21 17:44 ID:9rHqRfkm
その頃、会場では鶴フェノクが歌っていた。
もちろん、その能力である超高周波の乱れ撃ちは危険極まりなかったが、
会場が阿鼻叫喚の坩堝と化していたのはそれが理由ではなかった。

 のん・のの・の〜ん♪ のん・のの・の〜ん♪
 のん・のの・の〜ん♪ のん・のの・の〜ん♪
 今日は〜わたしの〜♪ 失恋記念日です〜♪

ものすごいばかりに暗い声音。しかも繰り出された歌が、これ。
1人を除いて、誰もが耳をおさえて座席の下で転がりまわっていた。

海堂「おおっ?すげー効果じゃん!オレも新技作るかな?」

誰のせいだ、とツッコみたいが、結花が不憫でそれもできず、
ひたすら周囲に「すいませんすいません」と謝りまくる木場だった。
221名無しより愛をこめて:03/04/21 22:47 ID:Km0wcLAO
??「ひとこと、ひとこと言わなきゃ!」

黄色い翼が鶴に向かって飛んだ。

らんる「1回ふられたくらいで何よ。結果を恐れずに飛ぶのよ!」

結花「??な、なに言ってるんですか?」

らんる「元気を出して。踊れば元気が出るわ!
    キ〜ン・キ〜ン・キング・ゲイナ〜♪
    メ・タ・ル・オーバマ〜ン♪キ〜ング・ゲイナ〜♪
    ほら、一緒に!」

結花「は…はい…キ〜ン・キ〜ン…」

木場「なぜ…なぜ、モンキーダンス…??」
絶句する木場の隣で若かりし頃を思い出して涙にむせぶ教授の姿があった。
222名無しより愛をこめて:03/04/22 12:30 ID:152yqg1U
凌駕「いいなぁらんるさん!よっし!俺も歌っちゃおうかなぁ。」
舞「凌ちゃん、がんばって〜。」
自信満々にマイクを持つ伯亜凌駕。いきなり歌い出したのは・・・

ててごと ははごと ごとごとと いっこくばーしでまてばよい・・・
ててごと ははごと ごとごとと いっこくばーしでまてばー・・・
よ〜い〜・・

戸田「・・曲選渋すぎだぞ。幾つなんだあいつ?」
琢磨「ててご橋なんてマイナーな曲、今時の若い人に解るわけがありませんよ」
戸田「曲のタイトルを知っているお前は、充分若い人に入らないよなぁ。」
琢磨「・・・!」
ちなみに。
司会進行役の東條は、演出のため乳母車に乗って、あの格好をしていた。
東條「ちゃ〜ん。」

テラ(凌駕の奴、大五郎(本物)との共演があるんだテラ。)
アスカ(ネタバレになりませんか?)
テラ(既に新聞に掲載されてるから心配ねぇんじゃねぇか?)

ネタを書いたのち、ここはプロXだろうが!とばかりに引きずられる名無しだ
った。
223名無しより愛をこめて:03/04/23 12:24 ID:AJiC5QgY
会場の隅で、えぐえぐ泣いてるアスカだった。

東條が司会をサボってノリノリになったせいで混乱した会場を収めるべく
「アナザーアースの常識」と書かれたメモを片手にたどたどしく司会進行を始めた所、
「すっこめ!」「おたく、なに言ってんの?」「下の下ですね」とさんざん野次を飛ばされて、
あげくに>>217で東條がやる気になったからとお払い箱にされてしまったからだった。

アスカ「私には…祭りを明るくする役は、向いていないんでしょうか…」
その方をポンと叩いて笑う誰か。
琢磨「あなたの天地を砕くほどの能力…気に入りました。(ニヤ)
  その力を特殊効果に場を盛り上げながら、僕と一緒に歌ってみませんか?」
アスカ「はい!みなさんに楽しんで頂けるなら、喜んで力をお貸しします!」

今ここに、嫌なユニット Hage & Aska が結成されたかもしれなかった。

琢磨「だーれーがーぁぁっ!!Ha(略」
224名無しより愛をこめて:03/04/23 12:36 ID:dNPp9/NM
いきなり長身の男がステージに上がった。
アスカ「ここで一つ気合いを入れて、次は私が歌います!みなさんご起立下さ
   い!」
何だ何だとどやどや騒ぎながら、一斉に立ち上がる面々。
香川「かつてのアリスのコンサートを思い出しますね・・」
仲村「それとは違うんじゃないですか?」

全員が立ち上がったのを確認し、イントロと同時にアスカが歌い出した。
そしてその歌に、思わず全員が踊り出す。
木場「覚えてるよ、この振り付け・・(←うなだれ」
海堂「そこ!手首の返しが違う!もっと脚をシャキシャキ動かせ!」
結花「そんなこと言ったって・・・」
琢磨「なぜ私まで・・・」
海堂「そこのあんた!せいぜいヅラはずれないように踊れよ!」
琢磨「・・これは地毛だと何度言えばわかるんです!」
海堂「へぇ〜、じゃあ増毛か!」
琢磨「・・・(怒」

今週海堂とドツキあいになる琢磨は<閻魔帳>に海堂の暴言をしっかりと書き留
めるのであった。
225名無しより愛をこめて:03/04/23 12:52 ID:AJiC5QgY
こそこそ相談する(31)と(25)。
(31)「だから〜。ここで告白ついでにパーっと豪華な贈りものを…」
(25)「誠意っす!こういう時こそ。先生の誠意が一番の…」

東條「つぎのひとどうぞ〜!」
ライトが真っ暗になってマイクだけがスポットで輝く中、
シンプルにスーツを着て手に1本の白いバラを持って現れる(31)。
(31)「この歌を令子さんに…」
♪あいしーとぅいーおぐぃーん〜 れっろずとぅ〜

ピアノだけをバックにたどたどしく歌う唄。
サッチモの「What a wanderful world」だった。
おせじにもうまいとは言えなかったが、歌い方は丁寧で心はこもっていた。

歌い終わると、手にした白バラを令子さんに手渡し「誕生日おめでとうございます。令子さん」
4/23は令子さん(ってゆーか、久遠さやかさんの)の誕生日だった。

驚いた顔になった後
「もーう!北岡さんったら。恥ずかしいからやめて下さい。
大声で誕生日って言われても、いい加減大人になると嬉しくないんだから」と
照れながら返す令子さんだった。
226224:03/04/23 15:11 ID:dNPp9/NM
>223に割り込んでしまったのでちょこっとタイムベント。
戸田「効果担当・・?大方フラッシュライト役くらいのもんだろう。」
琢磨「知性のかけらも感じられない、出た死んだであっけなく終わった貴方に
  言われる筋合いはありませんよ・・・」
いきなりにらみ合う二人におたおたするアスカの裾を、ちょいちょいと引っ
張る園児。
アスカ「・・何ですか?」
東條「ねぇね、さとちゃんも、あばれんじゃーになれる?」
アスカ「えっ・・?」
一瞬絶句するも、園児の必殺技・子供特有の<何かを訴えるまなざし>を喰らい
思わずまじめに説いた。
アスカ「アバレンジャーになるにはダイノガッツがあればいいんです。」
東條「さとちゃんにもあるかなぁ・・?」
アスカ「ええ、きっとありますよ(根拠無し」
その時、アスカは何かひらめいた。

アスカ(そうだ・・。司会が出来なくったっていいじゃないか!私には、ダイノ
   ガッツがあるんだから・・!)

ますます訳の分からない方向へ思考の向くアスカだった。
以下、224へ。
227名無しより愛をこめて:03/04/23 23:54 ID:A9vSgnlk
「うふ、なによあれ?プレゼントがたった一本のバラですって」
「てゆーか、あんなオバ●んがいいなんて、ちょー信じられないー」

突然乱入した二つの影
歌はもちろん「くノ一イチイチ宇宙一」

セクシー美女とコギャルのそろい踏みに会場の男達の視線は釘付けだ
228名無しより愛をこめて:03/04/24 08:52 ID:EqpLOvoW
令子「なによ!ポスト藤原紀香と言われたこの私をさしおいて。
  それに北岡さんたちまでデレデレしちゃって!
  見てらっしゃい。各誌のグラビアを総なめにした私の魅力を思い知らせてあげるわ。」

そそくさと控え室へ着替えに向かう令子。その後を追うめぐみ。

めぐみ「令子さんの同僚としてナンバーワンレースクイーンのこの私も黙っていられないわ」
229名無しより愛をこめて:03/04/24 12:39 ID:onsb76sp
東條「じょうずだね〜。(ぱちぱち)どーもありがとーございました。つぎの
  ひとはぁ・・」
クールな笑みを浮かべ、いきなり三条幸人が立ち上がる。
凌駕「あれ・・?幸人さんも歌うんですか?」
幸人「お前のててご橋には、ニヒルのかけらも感じられなかった。俺が男のニ
  ヒルの何たるかを教えてやる・・・」
そう言いつついきなりマタタビ姿でステージに上がった。
「あっしには・・関わりのねぇこってぇ・・」とか何とかつぶやき、静かなイン
トロに併せて、幸人が歌い出す。

どこかで 誰かが きっと待っていてくれる・・・

ケラ「幸人さん、股旅姿がきまっているケラ!」
戸田「だから、お前ら年幾つだよ・・・」
230名無しより愛をこめて:03/04/25 08:38 ID:dZU1CRZo
神崎「ちょっぴりタイムベントが発動してしまったが、
   時間の流れは>223>226>224>229>225>227>228が本来の順だな・・・」
231名無しより愛をこめて:03/04/25 10:14 ID:2KUx9gJQ
ちなみに「ちょっぴりタイムベント」の理由は。

フェニックス系集団が、嫁探しに駆け回っていたためだった。

ま、春だしね。
232名無しより愛をこめて:03/04/25 21:44 ID:rNziMm5y
「ぎろんば ぎろんば ぎろずんば〜♪」

「シカゴ」のダンサースタイルで「ぎろずんばの唄」を歌う令子とめぐみの姿に男どもは鼻血寸前だった。

それを歯噛みしながら睨みつける真理だった。

1人東條だけが無邪気に振りを真似て踊っていた。
233名無しより愛をこめて:03/04/25 22:31 ID:qkCAvHO7
会場に一台のタクシーが停まり、降りてきた若い女性。
なぜか自動ドアを開いたままで、発進しないタクシー。
ケバいメイク。大きく開いた胸元からのぞく深い谷間。
きわどいタイトな黒のミニスカート。なぜか手に扇子。

東條「ざざるのお姉さんだ。はじめましてようこそ〜。」

ゴ・ザザル・バ「traveling!」

セクシー美女が三連続で魅入られたかのような聴衆席。

香川「タクシーが一番乗せたくない客がこの曲を歌う。
   心なしかバックコーラスもザザル・ザザル・・・と
   歌っているように聞こえてきてぞくっとします。」
234名無しより愛をこめて:03/04/25 22:44 ID:j6mNNqbZ
その頃、結花もぞくぞくするものを感じていた。

それが、運転手が溶かされてしまったために傍らに停まったままのタクシーのフロントガラスから投げかけられる視線だと気付いたときは遅かった。

次の瞬間、ガラスの中から伸びてきた触手に結花は引きずり込まれてしまった。

手塚「あの触手は・・・」

嫁探し中のフェニックス系集団が、結花が鳥系オルフェノクであることに気付き、奪い合いを始めたのだった。
235名無しより愛をこめて:03/04/26 12:38 ID:gHvkA9ay
慌てて結花の後を追ってMWに入る手塚。
ガルド達を追って行った先で目にしたものは…。

ゴルトフェニックス「きぇぇぇ(あのぉ、良かったらお付き合いして頂けませんか?)」
ガルドサンダー「きょぉぉ(暮らしに不自由はさせません、何でも好きな物を用意します)」
ガルドストーム「けっけけ(兄者よりも、この私の方がよりあなたを幸せにできます!)」
ガルドミラージュ「こぉぉぉぉ(いや、兄者達よりも俺の方があなたにふさわしいかと…)」

結花「はあ…」

羽根を広げて踊ったり、御馳走を用意したり、仲間内でどっちが強いか殴り合いをしたりで、
結花の気を引こうと涙ぐましい努力をする鳥達の姿だった。

そういや鳥って求愛の為なら、一生懸命自分を綺麗に見せたり、立派な巣を作って見せたり、
価値のあるもの(光る物とか青い物とか)を山の様に集めて見せたり、
人間以上に苦労をするんだよなぁと博識な所を見せる手塚。←ちょっと学者の藤宮入ってます

結花「あの…お付き合いと言われても…私には…。もう…好きな人が居ますから…(ポ)」
ノワァァァァン!!と泣きながら走り去る鳥モンスター達。

…しかもどれだけ苦労しても決定権は女性の方にあったりするので、
努力一発水の泡だったりするワケで…。
俺は人間で良かったと、結花を連れて帰りながらしみじみ思う手塚だった。

そして、まだえぐえぐ泣くゴルトを捕まえて、追い討ちで大量の小言で叱った上に、
ミニタイムベントで運ちゃんを元に戻してお帰り頂く神崎だった。
「あの女(ザザル)が居る間は、動く物に乗ってると酸で溶かされる恐れがあると
 会場の奴らに警告しておかないといかんな…」
236名無しより愛をこめて:03/04/26 22:40 ID:rOCu6HSA
「4組目のセクシー美女はジャンヌの登場です!」

その手で/築く/未来は…

見事な脚線美を披露しながら「Believe」を熱唱するジャンヌ

バックで演奏しているのはヴォッファ、色とりどりの花々をあしらった衣装はミケラの手になるという豪華なステージだ

アスカ「でもところどころ花の間に渦巻き模様や虫や動物の体の一部のようなものや機械的なものが見えるな」

ミケラ「大天才のわしがこの日のためにジャンヌのシンボルたるアンモナイトとわしのトリノイドたちを合わせてドレスの形に集大成してつくったアンモナイトリノイドレスだ」

アスカ「・・・(絶句)」
237名無しより愛をこめて:03/04/27 14:11 ID:q5nVinJ1
えみぽん「5組目の女戦士はいよいよあたし、アバレピンクの出番よ!
      今日のために『桃色闘志』は全曲マスターしてきたんだからッ
      こんどは子豚になったりしないわ、
      いくわよっ、爆竜チェーーーンジ!」
238名無しより愛をこめて:03/04/27 19:15 ID:9vc3VoT5
>>236
「さとちゃんのしごととっちゃ、だめー!」
「わー、ごめんなさい〜!ちょっと気をきかせただけなんです〜〜」
自分の知り合いだからと、ついつい紹介アナウンスをしてしまい、
このスレのお約束、ガリガリをくらう凌駕だった。
>>237に続く
239名無しより愛をこめて:03/04/28 12:20 ID:xDDWB1EK
仲村「こりゃあ、どうしたもんかな。」
琢磨「間をつなぐために不本意ではありますが、一曲歌わせて貰いますよ。」
えみぽんの劇的な変化をさておいて、壇上に上がった琢磨逸郎は、マイクを握
り、静かに歌い始めた。

お酒はぬるめの モンキーズランチ〜・・肴はあぶったイカフェノク〜・・

数分後。
ステージ上ではイカスミやらトゲトゲの鞭やらが飛び交い、えらい揉めていた。

その頃、ですちゃんとローグの手によって、えみぽんはステージ端に回収され
ていたという。
えみぽん「ちょっと、あたしの出番はぁ!?」
デス「うがうがうがぁ・・(その格好で歌うのはどうかとおもうぜ・・。)」
ローグ「・・・・・(見ている方もヒキますからねー)」
240名無しより愛をこめて:03/04/28 12:46 ID:xDDWB1EK
ステージ階下、木場勇治と海堂直也はぶつぶつ言いながら何か揉めていた。
海堂「・・・な!だから、これが劇的な効果を狙ってドッカーン!てなもんだ
  からよ、頼むわ!」
木場「・・・それなら結花さんと歌えばいいだろう。」
海堂「あいつ嫌がっちまってんだよ!しょうがねぇから頼むのお前しかいねぇ
  し。な!」
木場「おい、海堂・・」
強引に何かを持った木場をひきずってステージに上がる海堂。しかも、立ち位
置が中央ではなく、何かの背後に立っている。木場は木場で、台に乗って何か
の上にスタンバっている。
海堂「荒川区在住(ウソ)木場勇治と海堂直也!曲は精楼流し!」
侘びしげなギターのメロディを奏でつつ、さだまさしの声をまねて歌い出す。

#きょーねんの あーなたの おーもいでとー♪

仲村「さだまさしといえば、昔、ものまね王座でビジーフォーがやったネタだ
  ったな。」
東條「あはははは〜・・!!!(笑い転げている」

強力なドライヤーで髪を禿しく煽られ、案の定劇的な効果に利用され、観客に
大爆笑される琢磨逸郎だった。
241名無しより愛をこめて:03/04/29 10:28 ID:rJ26XKR8
そんなオルフェノクたちを苦々しく見つめる村上社長。

彼の気持ちを代弁するかのような歌がどこからともなく聞こえてくるのだった。

#げっ げっ げげ下の下♪
#げげ下の げげ下の げげ下の下♪
#げげ下の下 げげ下の下 げげ下のげげ下の下〜♪
#げげ下の げげ下の下♪
#げっ げっ げげ下の下♪
#げげ下の げげ下の げげ下の下♪
#げげ下の げげ下の げげ下の下・・・♪

「なんだか寒気がしてきた・・・」
242名無しより愛をこめて:03/04/29 11:40 ID:9Erp8Wq6
社長が呆れ返っていたその時である。
係員「ちょっと、関係者以外は立ち入り・・うあっ!!」
係員を突っ切って、突如ステージ周囲を武装した自衛隊員らが囲んだ。いきな
りの物騒な展開に騒然とする会場。そして武装した自衛隊員の中心から、悠々
とした態度で深海理沙が現れた。
木場「・・何なんですか、あなた達は。」
海堂「俺らの歌に聴き惚れたー!ってわけじゃなさそうだな。」
結花「・・・(蒼白になりながら戸田の後ろに隠れている」
ふっ、と皮肉な笑みを浮かべながら深海は朗々と語り始める。
深海「手荒い歓迎はご容赦下さい。いえ、あなた方の中でいつシステムに適合
  する人材が現れるか、少々待ちくたびれたものですから。」
戸田「・・・システム?」
琢磨「ああ、例のオルフェノク適合システムですか。」
深海「ええ・・。流石はオルフェノクのエリート、理解が早いですわ。」
琢磨「残念ですが、この私には世辞は通用しませんよ。しかし貴方は少々出過
  ぎた真似をしたようですね。じっくりと時を待てば適応者は現れるはずで
  は?」
深海「残念ながら、優秀なオルフェノクは既に見つかっているの。・・そう、
  あなた達を置いて他にいない。特にオリジナルオルフェノクである三人と
  ラッキークローバーの琢磨逸郎。これほどまでに優秀な人材はないわ。」
戸田「ちょっと待った!・・・俺はどうなる。」
深海「・・・ああ、貴方は解放しますわ。粗悪なオルフェノクには用はありま
  せんもの。」
言ってはいけないその言葉。戸田英一は、完全に切れた。

東條「けんかしちゃだめだよ〜・・」
芝浦「へぇ〜・・面白くなってきたじゃない(←完全に他人事。」
もめ事やら迷惑ごと大好きの芝浦は、神崎に邪魔をされると困るとばかりに、
いつでもコンファインベントをかけられるようにスタンバっていた。
芝浦「どうせまたタイムベントで、いつも通りにのど自慢は続けられた、じゃ
  面白くないしさ。」
243名無しより愛をこめて:03/04/29 12:14 ID:QEFCGppN
あの音が会場に鳴り響いたのはまさにその時だった。

キコカコ キコカコ キンコンカーーン!!!!!

深海「ついに見つかった?
    誰?いったい誰なの?」

全員の視線がステージに注がれた・・・!!!
244名無しより愛をこめて:03/04/29 12:20 ID:XKkLdhtP
「えぐ・・えぐっ・・」
けんかしちゃだめー、の言葉も無視され、そのあげくに自衛隊員に突き飛ばさ
れ(もちろん報復は忘れなかったが)隅っこで泣いている何者かが、不意に顔を
上げた。
「なぁに?どーしたの?」
気が付けばステージ上に視線が集まっている。おもわずきょろきょろと見回す
人物は、まさか自分が適応者であることに気づくはずもなかった。
245名無しより愛をこめて:03/04/29 15:26 ID:ZRM4tQ3i
深海「こ、これが適応者…?」
ステージ上できょとんとしている園児(25歳、身の丈六尺)にクラリとなる深海。
深海「で、でも何故…この子は最初に歌ったはず……あ。」
そう、東條は歌うとき着ぐるみごしにマイクを掴んでいたために
センサーが正常に働かなかったのだった。
深海(どうしよう、スマートブレインとの関係を良好に保つためには
    既存のオルフェノク以外の適応者を使うにこしたことはないが…ないが…。)
みんなが静かになったので、わーいわーいと無邪気に喜ぶ東條の姿に
最強オルフェノク軍団(みんな園児)を想像してしまい
再びクラリとなる深海理沙だった。
246名無しより愛をこめて:03/04/29 16:54 ID:rSQrfEj+
だが、深海はめげなかった。
深海「ふっ・・こんなこともあろうかと、今までのスレは全て把握しているの
 よ。確か彼には本来の能力を抑制する良心回路が埋め込まれているとか。
 それを摘出すれば本来の凶暴性が遺憾なく発揮される最強のオルフェノクと
 なる・・!もちろん、良心回路の代わりにESPリンクシステムを使用し、彼
 らを意のままに扱うことも可能だわ・・。さあ、彼を施設へ連行しなさい。」
深海の指示に園児を取り囲む自衛隊員。訳も分からず自衛隊員に囲まれ、威圧
感に耐えきれず泣き出す園児。
東條「こあいよ〜〜・・せんせぇ〜、なかむらく〜ん・・」
仲村「何すんだお前ら!」
喧嘩腰・仲村がまっさきにデッキを片手に乗り込もうとしたが・・
247名無しより愛をこめて:03/04/29 17:47 ID:OnR5eYZ9
??「待って!」

深海「あなたは・・小沢さん!?」

小沢「この会場へ来たからにはあなたにもステージで歌ってもらうわ!
   それとも自身がないのかしら?」

深海「な、何をバカな・・見てらっしゃい!」

傍らのマイクを奪い取りステージへ躍り上がった深海だったが、
実はカラオケなどやったことがなかった。
248名無しより愛をこめて:03/04/29 18:03 ID:U171p0YF
凌駕「だーいじょーぶですよー。僕が後ろについて一緒に歌いますから。」

さすが、自信を失いかけている人を理屈も何もなく元気付けることにかけては前に出る者のないである。

凌駕「いいですか、いきますよー
   アバレ アバレ アバレ ま く れ 〜♪」

深海「あ あ アバレ アバレ 〜♪」

だんだん調子の出てきた深海である。

深海「ああ何だかとってもいい曲ね。」

凌駕「そりゃーそうですよー。なんつってもクウガイズムを継承していますから。」

なるほどそうかと深海がうなずいた時、思いがけないことが起こった。

キコカコ キコカコ キンコンカーン

深海「まさかそんな、わたしが適格者などと・・・」

そんな彼女を見上げて、腕組みをした小沢が1人にやりと笑いながらうなずいていた。
249名無しより愛をこめて:03/04/30 00:25 ID:OqvBAp10
くつろぐザザルだったが・・

「そろそろ帰らないと、怒られるわよ」

「音楽を奏でるのもいいがな」

一緒にプールに入りたくない女と一緒に飛行機及び船に乗りたくない女が
迎えにきたりしていた。
250名無しより愛をこめて:03/04/30 00:43 ID:vooaCucl
香川「一緒にタクシーに乗りたくない特撮キャラbPのザザルさんが
   タクシーに乗り込む歌を歌うというのは、とても洒落てると
   思いましたが。
   残念ですが、鐘が鳴らなかったのでは仕方ありません。
   お迎えも来られているようですし、退場していただきましょう。」

結花「あ、またタクシー拾ってますけど・・」
251名無しより愛をこめて:03/04/30 22:49 ID:h0UZwO3l
今微妙に、ガルドが暴れてタイムベントが起こったような気がしたが、
小沢と深海の緊迫の対決は続いていた。
小沢「まさかあなた自身が適格者なんてね。
   適格者には国を守るために犠牲になってもらうんじゃなかった?
   どうする?自分を実験台にする?」
深海「くっ…そ、そうだわ、別に新たに適格者を使わなくてもオルフェノクを使えばいいわ!
   そのオルフェノクたちを連行するのよ!」
苦し紛れに命令する深海だったが、
スマレ「ピー!深海理沙さん、イエローカードでーす♪勇治くんたちはともかくぅ、ラッキークローバーの琢磨さんまで
   連れていこうとしちゃって、うちの社長、とっても怒ってまーす♪
   これ以上うちの社員に手を出したら、この計画はなかったことにさせてもらいまーす♪」
深海「うっ…」
追い詰められた深海理沙は、
深海「きょ、今日はこのくらいで勘弁してやるわ!」
と、どこかで聞いたような捨てゼリフを残して去っていくのだった。

深海たちと自衛隊員が、全員撤退した後。
香川「ありがとう小沢さん、助かりましたよ」
小沢「いえいえ、これでよかったかしら?」
仲村「ちょ、ちょっと!一体どういうことなんですか!?説明して下さいよー!」
何やら意味ありげな会話を交わす2人に、ますます混乱する仲村だった。
252名無しより愛をこめて:03/05/01 12:36 ID:Q55eQ76X
混乱するも、ふと、誰かが足りないことに気づく。
仲村「それはともかく、東條は・・?」
忽然と姿を消した東條。それもそのはずで、引き返した自衛隊員らとともに拉
致られた東條も一緒に帰っていったのだった。
小沢「尾室!あんたちゃんと確認したの!?」
尾室「そんなこと言ったって、会場突っ切るのに手間取って確認どころじゃ・・」
仲村「ちっ・・!先生、ローグと一緒に奴らを追います!」
香川「頼みましたよ、仲村君!」
慌てて駆け出す仲村はオルタナティブと化し(久々ですねぇ)サイコローダーで
深海らの後を追った。あと数メートルという距離のところ、急に数名の人影が
彼を遮った。
仲村「何だお前!?邪魔をするな!」
??「これも社長の命令ですからお気を悪くなさらないよう・・」
いきなり立ちふさがるラッキークローバーの面々とオルフェノク数名。
芝浦(面白くなってきたじゃん。またまた一波乱ありそうってかんじ。)
完全に他人事の芝浦はわざわざ後を付けていたらしく、高見沢の連れてきたグ
リーザによってとっととクリアーベントをかまし、高みの見物をしている。
一方自衛隊員に囲まれてわんわん泣いている東條に向き直る琢磨。
琢磨「人造オルフェノクに必要な逸材・・まぁ司会者である彼が適応者という
  のも皮肉な話ですが、彼は選ばれた人間です。我々とまではいかないでし
  ょうが、新種のオルフェノクとしては優れた能力を秘めている。」
そうは言ったものの、えぐえぐ泣いている東條には、琢磨の話などとうてい理
解できるわけがなかった。
その傍らで仏頂面を噛まし、琢磨を睨み付けている人物がいた。
戸田(・・もう少し手際とか対応があるだろう。子供(東條悟・精神年齢5歳)ま
  で泣かせちゃどうしょうもねぇぞ。全く今時の若いもんは・・)
253名無しより愛をこめて:03/05/02 11:38 ID:1EhXeKG9
凌駕「カラオケ大会はどうなっちゃうんだろうね〜舞ちゃん?」
幸人「司会が去っていきなり中断して説明も無いとは、手際が悪いにもほどがあるな」
らんる「なにか事情があるんでしょ?急いてはいかんとよ」
のんきに会場でお菓子をつまみながら、様子を見てみる凌駕達だった。
254名無しより愛をこめて:03/05/02 21:17 ID:S2Wyba29
仲村「うるさい!さっさと東條を開放しろ!!!」
琢磨「よく考えてください。いいですか、選ばれた人間である彼を救うために
ただの人間であるあなたが苦しむ・・・それを彼が望んでいないかもしれないのに?」
仲村「関係ない!!」
『ソードベント』
スラッスダガーを持って突撃する仲村、だが・・・
琢磨「無意味ですね」
本で受け止める琢磨。そして本を開き、言葉の塊を召還する。
琢磨「殺しはしませんよ、ただ、すこし向こうに行っていてもらえれば」
仲村「なんだこりゃ・・・・って、うおぉぉぉ!!」
言葉の塊を食らって吹っ飛ぶ仲村
琢磨「それでは、さようなら」
去ろうとする琢磨だが・・・
255名無しより愛をこめて:03/05/02 21:23 ID:S2Wyba29
『アクセルベント』
後ろから高速に迫ってくる仲村
琢磨「なっ・・」
すこしよろける琢磨、そしてその隙を狙って東條を囲んでいるオルフェノクを
張り倒す仲村、そしてそれに協力するローグ
仲村「どけどけどけぇぇい!!」
そして、なんとか東條の下にたどり着く仲村だが・・・
東條「・・・・・・」
仲村「どうした、東條?」
東條「少し・・・怒った・・かな・・・変身!!」
キレた=本放送モードに戻った東條を見て真っ白になる仲村とローグだった。
東條(タイガ)「君達は・・・許せない・・かも」
果たしてオルフェノク達の運命は・・・ってこのスレの乗りじゃない
良心回路は到着するのか・・・
256名無しより愛をこめて:03/05/03 00:13 ID:xjRhhaWA
その頃カラオケ大会会場では・・

??「クウガの後継者たる者が、司会が席を外しているからといって、
   そんなことでいいのかな?」

凌駕「そういうあなたたちは?」

??「俺たちは伝説の後継者だ!」

幸人「そのセリフどこかで・・」

鷹介「21世紀のスーパー忍者ハリケンレッド!」

七海「同じくハリケンブルー!」

吼太「そしてハリケンイエロー!」

鷹介「俺たちは頑張って伝説を受け継いだ。
   おまえたちもクウガ魂を受け継ぐ者であるのなら、
   ただお菓子を食べながら見物していたりしてちゃだめだ。
   まず笑顔そして行動で大会を引っ張っていくんだ!」

なんとなく相手の勢いに呑まれながら思わずサムズアップを返すアバレン三人組だった。
257名無しより愛をこめて:03/05/03 01:07 ID:YHFxutcw
いきなり乱入してきた深海達に驚いたものの、
深海がステージに上がって歌い出したので
てっきりこれは歌の演出だと思って拍手を送り、
東條がさらわれた事もまだ気付かず呑気に構えてる会場の連中だった。

ハリケン3人組にシュシュッっと怠惰を指摘され、
それでは俺達のダイノガッツを見せる番だと
張り切って司会を始めるアバレン3人組。
らんる「次の方どうぞー!」凌駕「どーぞー!」幸人「さあ、来い」

その様子を見ながら、これからどうするべきか話し合う小沢澄子と香川教授。
小沢「あの人は、使える人材なら子供でも情け無用でさらって使い捨てる人です!
  すぐにこの大会を中断して、東條君を取り戻さないとあの子の身に危険が…」
香川「いや、むしろ心配なのは、さらっていった側なのですが…」

天才科学者の二人は、とうに深海の企みに気付いていた。
気付いていたが、せっかくの催しなので中止とかの無粋な真似はせずに
機械の判定を最大にきつくして合格者が出ない様に仕向けていた。
…まさか適格者が出るとは思っていなかったのだ。

東條の危機には、澄子に裏で判定マシーンを調整してもらい
偽の合格音で深海を騙し、言葉で追い返すのには成功したものの、
行きがけの駄賃に東條を連れて行かれては意味が無かった。

楽しそうに進行してるカラオケ大会を中断するかしないか。
決断に頭を悩ませる香川だった。
258名無しより愛をこめて:03/05/03 14:19 ID:PpVNrbIE
しかしその心配は無用だった。

仲村が東條を連れて戻ってきたからだ。

なんと東條はタイガに変身して自力で振り切ったというのだ。

仲村「そのあと、変身が突然解けたと思ったら、いつもの通りの東條に戻っていました。

  変身したことは全く憶えていないと言うんです。」

香川「どうやら危機に陥ると本人もわからないうちに変身して爆発的なパワーを発揮するようですね。」

小沢「それって俗にいうキレるってやつじゃないかしら。」

そんな3人をよそに無邪気な東條はステージに駆け寄っていきながら叫んでいた。

東條「さとちゃんのしごととっちゃ、だめー!」
259名無しより愛をこめて:03/05/03 15:15 ID:/gwR/7Od
一方その頃。
琢磨「あれが…東條悟の本来の姿…」

そう、深海理沙の失態に呆れつつ、守備よく東條をさらったまではよかった。
仲村が追ってきたのは計算外だったが、対処できないことはなかった。
だが…。

突然、東條が漢字でしゃべりだし、変身した、あの後。
周りの自衛隊員を突き飛ばし、
なんのためらいもなく自分に襲いかかってきた、あの白い戦士。

琢磨「なるほど…普段は幼稚園児並の精神状態に抑えられているが、
  ひとたび暴走すれば本来の凶暴性を取り戻す…こういうことですか」
ガリガリで負った傷の痛みに時折顔をしかめつつ、
琢磨「ふふ…このくらいでなければ…面白くない」
ニヤリと笑う、琢磨だった。
260名無しより愛をこめて:03/05/03 19:01 ID:YHFxutcw
>>257
「ここで待ってろ。お前達が来ると、あの自衛隊女がまたちょっかいをかけるかもしれん」
どたばた出て行った戸田にそう言われ、ぼーっとステージの凌駕達を見ている木場達だった。

アバレン3人組みに呼ばれてマイクの前に立つ、洗い熊尻尾の狩人帽子にジーンズ姿の須藤。
らんる「次は岩崎友彦監督の不朽の名作から、タイトルロール『蟹とミュージシャン』!!」
須藤がギターを構えた瞬間、息を切らして駆け寄ってくる舞。

アスカ「どうしたんですか舞ちゃん?そんなに慌てて?」
舞「りょうちゃ〜ん!おにいちゃん〜!たいへんだよ!ハムたろうのおにいちゃんが、
  さっきのわるいひとたちに つれていかれちゃったのー」
木場「なんだって!」

「♪蟹!蟹!俺は蟹!」と絶叫し続ける須藤と、側で踊る全身真っ赤塗りのボルキャンサー。
そこそこ盛りあがる会場と楽しそうに司会をしてる3人の様子を見て、
「…。ここは…、ここは私に任せて下さい!」と飛び出すアスカ。


追跡の途中、乗り竜ライドラプターがよく見えない何かを跳ね飛ばしたような気がしたが
気にせず先に進むアスカだった。

??「ちくしょぉ…俺がゲームを面白くして…やろうと…思ったのに…ガクっ(気絶)」
メタ「ぐおん(淳く〜ん(泣) だから、夜道のクリアベントは危いって言ったんすよ)」


ふと、後ろからの異様な気配にアスカが振り返ると、
空を飛ぶ鶴と疾走体の馬に乗った海蛇が真後ろに迫っていた…。
261名無しより愛をこめて:03/05/03 19:03 ID:YHFxutcw
結花「自分の野望の為に、子供を勝手に連れて行くなんて…許せません。私も手伝います」
木場「(子供じゃない気もするけど…)とにかく、僕もあの連中を止めたいから…」
海堂「ちゅうか、禿の態度が気に入らん!一緒に成敗しよう!な!?」
思わぬ助っ人に素直に喜んで、一緒に追跡を再開するアスカだった。

だが4人は目の前の光景に驚愕した。「ええ〜っ?!」

「さっきのわるいひとたち」は、
本放送モードの東條に大変な目に遭わされて泣いて逃げてる最中だったからだ。

結花「…。酷いですね…」
海堂「んん?どっちがだ?」
木場「あの…戸田さん。何がどうなってるんですか?あの子をどうするつもりですか?」
戸田「おう。お前達か。待ってろと言ったのに、しょうがないなー。
  なんでも優れた素体を元に人造オルフェノクを作る計画だとか…無茶な話だな。
  無茶過ぎて、捕獲途中で素体候補に反撃されてるし。
  俺は粗悪なオルフェノクだから、こんなに無茶な相手じゃ手出しも出来ないから
  黙って見てるしかないよな〜。(←嫌味っぽく)よ!がんばれ坊主!」
なんだかんだ言いながら深海や琢磨も逃げてるのを見てちょっと嬉しそうな戸田だった。

逆に仲村に押し止められてる東條のあんまりにもアレな暴れぶりに、
無理に助ける必要はなかったですねと
今のは見なかった事にしてそっと会場に帰るアスカと木場達だった。


須藤「♪燃やせ燃やせ〜もっと燃やせ〜!銀の放射能まき散らせ〜!」
須藤が挿入歌メドレーを歌い終わった頃、仲村と一緒にニコニコ笑って戻ってくる園児東條。
そして>>258
262名無しより愛をこめて:03/05/05 14:17 ID:KNYK+62q
ふたたび平和が戻った会場に、近づく人影2つ。
??「あなた〜〜」
??「おとーさーん!」
香川「典子、裕太!」
大量の柏餅&ちまきをのせた手押し車を押してきた典子夫人と
新聞紙の兜とミニこいのぼりでご機嫌な裕太だった。
香川「ああ、今日は子供の日でしたね」
典子「ええ、それで皆さんにもおすそ分けしようと思って持ってきました」
元気よくステージに上る裕太。東條や舞ちゃんも一緒になって歌う。

♪はしら〜の き〜ず〜は おとと〜し〜の〜
  ごがつ いつか〜の せいく〜ら〜べ〜

典子「とはいっても、実は我が家では柱に傷をつけたことないんですけどね」
仲村「へえ、どうしてですか?」
典子「うちの人が、去年どの辺りまで背があったか、傷をつけなくても覚えているので…」
仲村「ああ、なるほど〜」
などと世間話を交わしたりする、香川夫人と仲村(@小さい子の保護者同士)だった。
263名無しより愛をこめて:03/05/05 23:59 ID:G41ZDy7L
東條「わーい(ぱちぱち)。ゆうたくん、うまかったよぉー。
  じゃあ、つぎのひとは・・・。えーと・・・。え?!」

東條が渡されたメモを見て驚きの声を上げた次の瞬間、
会場が真っ暗になった。
264名無しより愛をこめて:03/05/06 13:14 ID:TCu0Msul
またあいつらの仕業かと、デッキを手に緊張する仲村。
どこからともなくパイプオルガンの荘厳な音が響いてきた。

「♪ハッピィ・バースディ・トゥ・ユー〜
 ♪ハッピィ・バースディ・トゥ・ユー〜」

神崎のパイプオルガンに合わせて、江島均教授、田宮耕太、西本良平、小川恵里の
元401号研究室メンバーが歌い出した。

「♪ハッピィ・バースディ・ディア・仲村君〜
 ♪ハッピィ・バースディ・トゥ・ユー〜」

香川教授と東條の現401号室メンバーも、いつの間にか端で歌っていた。
東條「なかむらくん?きょうがたんじょうびだって、いってくれたらよかったのにー」


シュークリームを積み上げたケーキ、クロカンブッシュにローソクを灯して
ニッコリ笑う恵里。
恵里「先輩、これを。『こういうのは得意だ任せとけ!』って蓮が作ってくれたんですよ」

「蓮が作ったケーキ」の一言でパニックになる会場(前スレ参照)
ニコニコ笑う元401のみんなを前に、嫌と言えずに青ざめる仲村。
「あーこれ、たこやきだ(もぐもぐ)。わーい。すごくおいしいよ。よかったね?」

恵里「蓮には、『もういいよ…甘い物はもう作らなくて良いよ…』って言っておきました。
  おかげでホワイトデーのお返しもこれだったから(苦笑)」

「ローソクの火も消してないうちからケーキ(?)を食う奴があるか!」
と、東條を叱ってお約束でガリガリされながら、
誕生日祝いがたこ焼で良いのかとちょっぴり疑問を持ちつつそれでも嬉し涙にくれる仲村だった。
265名無しより愛をこめて:03/05/07 17:59 ID:A7fAz9uJ
その頃、バーCLOVARでは。
影山「嬉しそうね琢磨君。」
琢磨「ええ。久しぶりに楽しめそうですよ。彼のおかげで、ね・・」
東條にはやり込められたものの、流石に懲りない琢磨だった。
軽くグラスを掲げ、モンキーズランチを飲み干す。
影山「あー、言い忘れてたけど、先月からのツケ、ちゃんと払ってね。」
琢磨「は?」
影山「いつだったかしら、また若い社員が貴方の名前でボトルを五本くらい開
  けたみたいよ?」
琢磨「(フッ・・)仕方がありませんね、幾らですか?」
バーテンはつい、と請求書を琢磨の前に滑らせた。
そこには、ちょっと考えられないくらいの金額がしたためられていた。
琢磨「これは一体・・・?」
266名無しより愛をこめて:03/05/07 21:31 ID:da9zjptu
香川「たこ焼きといえば・・・」
ローグ「・・・・(そういえば)」
デス「がうがうぅ(そーだな)」
仲村「昔(多分初代スレ)でたこ焼きマントマンの話題がでてたな・・」
あのころを回想する4人(二人と二匹)
ローグ「・・・・(私は最初はいませんでしたね)」
香川「懐かしい歴史です」
本当に懐かしくなった名無しだった。
267名無しより愛をこめて:03/05/07 22:03 ID:PkBMEefP
東條「先生、過去を懐かしがってばかりでは英雄にはなれないと思うな・・」

仲村「え?
   せ、先生、東條が漢字で話しています!?」

香川「東條君、あなた一体・・?」

東條「たこ焼きを食べたら急に頭が冴えてきたんですよ。
   そして悟ったんです。
   この地獄ののどじまん大会に勝てば僕は英雄になれる・・!」
268名無しより愛をこめて:03/05/08 08:40 ID:IGz7rCz+
??「年をとるとその分、一本ずつ髪が減る・・らしいな。」
琢磨「あなたは・・・」
??「別に祝いたくもねぇし義理もねぇが・・」
その瞬間、クラッカーが鳴り出し、スマブレ社員一同(全員オルフェノク)が顔
を出した。
影山「ハッピーバースディ、琢磨君。」
戸田「やれやれ、これでお前も俺の年に一歩近づいたって訳だ(藁」
赤井「これ、俺達からのプレゼントです。」
そう言われて琢磨の手に押しつけられたのは、相田みつを著「にんげんだもの」
だった。
選んだ経緯がよく解らないので「ホカーン」だったが、とりあえずはお義理で
「ありがとう」と言っておく琢磨逸郎だった。
(顔には出さないがめちゃくちゃ嬉しかったようで。)
琢磨「ところで、あの請求書ですが・・・」
赤井「あ、あれ?あれはほら・・その・・・(汗」
戸田「固いこと言うなよなー。エリート様は給金たっぷり稼いでんだろ?」
琢磨「・・・やはり。」
数分後。
店内でセンチピードオルフェノクが「ムーチをふりふり」大暴れだったという。
269名無しより愛をこめて:03/05/08 09:46 ID:JunT/vPz
MW経由でどこかのケーキ屋からこっそり調達してきた
バースデーケーキを芝浦に差し出すメタルゲラス。
メタ「ぐおぐお(ご主人様、お誕生日おめでとうございます)」
芝浦「お、さすがメタちゃん。覚えててくれたんだ。サンキュー。
   メタちゃんだけだよなー。俺の誕生日祝ってくれんのなんて。
   ま、誕生日なんてはっきり言って、一つジジイに近くなる日なんだしぃ?
   ハタチ過ぎちゃうと、ぶっちゃけあんま嬉しくないんだけどね。
   それより見てよあの司会。急に目つき変わっちゃってさ。
   なーんか面白そーじゃん?」
のどじまん会場に流れる不穏な空気に目を輝かせながら、
極甘ショートケーキをパクつくお子さまその2であった。
270名無しより愛をこめて:03/05/08 12:37 ID:IGz7rCz+
凌駕「じゃあ、次の方・・あれ?」
皆が留守中の間仕切っていたアバレン組は、いきなり壇上に上がった東條を見
驚きを隠せずにいた。
幸人「・・おい、何かやばそうだぞ。」
らんる「目つきが違うみたい。」
東條は突然、マイクを握りしめ立ちすくんだ。
が・・・

東條「・・・漢字モードだと理性が働きすぎて、何歌っていいか解らなくなっ
  たかも。」

数分の間をおいて。凌駕、幸人、らんる、ついでに爆竜含め、会場の客全員が
ずっこけた。

その拍子で。
東條「あれ?どーしてみんな、ねてるのー?そんなとこでねてると、おかぜひ
  いちゃうよー?いまねぇ、おかぜひくとたいへんだーって、かがわせんせ
  いがゆってたからぁ・・・」

また元の園児に戻ったらしい。仲村は唖然としていた。
仲村「どうなってんだ?ありゃ・・」
小沢「接種した量は関係無しに、たこ焼きの効果は三分が限度のようね。」
香川「どうやらあのたこ焼きは、微妙に配分を間違えて作っているらしいです
  ね。しかも材料はスマートブレイン社製だとか・・」
小沢「全く迷惑な話だわ。」
271名無しより愛をこめて:03/05/08 12:49 ID:IGz7rCz+
たこたこたぁこ たーこたこたぁこ たぁーこたこたこやき マントマン♪
仕切なおして、元気に歌い出す東條悟(園児)。
頬笑ましい拍手が会場中を包み、のど自慢大会は幕は閉じた。

それから数時間後。
こたつも既に片づけられた401号室では、ちゃぶ台の前に座りながらぼんやり
している北條の姿があった。
北條「結局私の出番はありませんでしたね・・(泣。これというのも、私が彼
  女を呼び出したせいでしょうか・・・」
デス「うがうがうがう(ま、終わりよければ全て良し、だろ)」
北條「それはそうですが・・・」
そう言いつつも、ちゃぶ台の上に置かれた、へたくそなクレヨン書きの紙片を
手に取る。

とおるちゃんえ
おたんじょうび おめでとう さとる

北條「気を遣ってくれなくてもいいのに。」
ふっ、と嬉しそうにほほえみながら煎茶をすする北條透(設定年齢ならもう27
か?)だった。
272名無しより愛をこめて:03/05/08 22:34 ID:aPKP0EnK
というわけで通常業務に戻った401号室だったが、香川の様子はどこかおかしかった。
デス「がうがう?(どうしたんだよ香川のダンナ、えらくぼーっとしてるじゃねえか)」
香川「それが、何かとてつもなく重要な何かを忘れている気がして…」
ローグ「……。(珍しいですね、教授が物忘れとは)」
香川「ううむ、何なのでしょう…いずれ思い出すとは思うのですが」
と、そこへ、通りすがりの占い師とピアニストの会話が聞こえてきた。
手塚「のど自慢大会でタコヤキをタダで配っていたとは…行けばよかった」
斎藤「あはは、食べものの話になると執念深いね〜海之は」

海之

ミユキ

み ゆ き

香川「み ゆ き タ ン !!!!!!!!!」

それから数時間の間、401号室では
香川教授が泣きながら熱唱するみゆきメドレーが響き渡った…。
273名無しより愛をこめて:03/05/08 23:53 ID:MwSbleec
小沢「まだ熱唱してらっしゃるなんて、よほど紅白のどじまん大会が忘れられないのね。
   1ヶ月にわたって100レス以上と盛り上がったのだから無理もないわ。
   結局優勝者は決まらず、スマートブレイン社は目的を果たせず、深海さんもこれで
   諦めるような人じゃないから、きっとまた教授もステージに立てる日がきますよ。」

東條「そのときは、またぼくがしかいやるねー」

1人仲村だけが聞こえないふりして、花盛りから新緑に変わった窓外の風景を眺めていた。
274名無しより愛をこめて:03/05/09 23:35 ID:udi+lqZV
「やっぱり、『あれは客をおびき寄せるおとりだったから』って言って、
 約束した商品も渡さずに結果も無しに、うやむやにするのは良くないと思うな…」

片付いた会場の隅で一人黙々と、粗品の入ったダンボールを背に
のど自慢のお帰りの際のアンケートの結果を集計する木場が居た。
275名無しより愛をこめて:03/05/10 07:39 ID:0EmIPQAf
仲村「しかし、疲れたな」

ローグ「・・・・(烏龍茶どうぞ)」

仲村「ありがと・・」

しかし、仲村にコップを渡したのは赤いサイコローグだった・・・

仲村「かかかかか香川先生ぃぃぃぃ!ああれれれはなんですかぁぁ!!」

香川「ああ、あれですか?以前から計画していた量産型サイコローグの試作一号機
ですよ」

ローグ(白)「・・・・(そんな計画があったんですね)」

ローグ(赤)「・・・・(ほうじ茶いかがですか?)」

香川「ですが、まだお茶汲みなどのことしかできませんがね」
276名無しより愛をこめて:03/05/10 10:46 ID:kg6IT9qy
深海「それでは全く役立たずというわけですね」

ローグ(白)「・・・・(深海さん、どうしてここへ)」

ローグ(赤)「・・・・(ほうじ茶いかがですか?)」

深海「(無視して)香川教授、もう人造MMの研究など止めて、我々の人造オルフェノク計画に協力なさい」

香川「ですが、適格者がいないのでしょう」
277名無しより愛をこめて:03/05/10 11:15 ID:JaLTAP4P
で、ローグ(黒オリジナル)はどうしてたかって言うと
展開が紅白でもなけりゃ香川教授が泣きながら歌ってた理由も判らねえ
空気の読めない通りすがりの273の小沢一郎をつまみ出していた。

仲村「ありがとう、助かった。カマ言葉が気持ち悪くて目を合わせたくなかったんだ」
ローグ「…(それでは、私はこれで。ちょっと買い物に行ってきます)」
東條「えー?なにかうのー?ぼくもいくー」
ローグ「…。…(…。ナイショですので)」

鏡の方をチラッと振りかえって買い物カゴを下げて出掛けるローグに向かって、
深海を警戒しながら背を逆立ててスタンバってるデストワイルダーが、そっと声を掛けた。
デス「がうがう(そういや明日は母の日だったなー。俺の分もよろしく頼まぁ)」
ローグ「…(はい。あのひとは全モンスターの生みの親、つまりはお母さんですからね)」

そのころ花鶏で、皿を洗いながら優衣は派手にクシャミをした。
優衣「誰かが私の噂したのかなあ?」
278名無しより愛をこめて:03/05/10 11:37 ID:bM0i7+DM
結局ローグにナイショにされ買い物にも連れて行ってもらえなかった東條
しかも相棒デストワイルダーは何か知っているらしい
仲間外れにされてぐずり出す東條
ローグ(赤)「・・・・(わたしが子守唄を歌ってあげましょう)」
仲村「ほう、そんな歌も歌えるのか」
279名無しより愛をこめて:03/05/10 11:55 ID:fqUMWX0B
277さん、273さんはわかっててボケてらっしゃるんじゃないかなーと思うのですが…。
ところで

斎藤「みんな、俺初代スレで赤色のオルタナティブ02に変身したりしてたんだけど、覚えてる〜?」
手塚「どこに向かってしゃべってるんだ雄一…」

赤いサイコローグで思い出し、懐かしくなってしまった名無しだった。
280名無しより愛をこめて:03/05/10 12:11 ID:MHREw6NB
>278
赤ローグはコブシを振り上げ、突如でっかいこえで子守歌を歌い出した。

うるとーらまん うるとーらまん おーねーおすー・・

仲村「・・・何でそんな歌を知っているんだ(泣」
赤ローグ「・・・(他にもありますよ。哀戦士とか、BeyondTheTimeとか、モス
    ラからインファント島の祈りの歌とか・・・)」
仲村「先生はどんなプログラミングを施したんだ・・」
それはともかく、赤ローグの歌で却って園児が喜んで一緒に歌い出す羽目にな
った。
東條「いーま、ひとりひとりのむーねーのーなーかー・・♪」
281名無しより愛をこめて:03/05/10 12:19 ID:MHREw6NB
東條「あかろーぐちゃんは、せぶんつーわんで、しろろーぐちゃんは、ねおす
  ってなまえにしよーよ。」
仲村「ややこしいぞ、それ。第一、ここはウルトラスレじゃないんだぞ。」
東條「きりゅう、でてきたのに〜?」
仲村「それは・・」
東條「がんだむも、ごじらもでてきたよ〜?」
仲村「軍駄目はともかく、ゴジラはキメラ化した浅倉だったろう。とにかく、
  名前なんて付ける必要はない!」
仲村に言いくるめられ、東條は再びぐずり始めた。
282名無しより愛をこめて:03/05/10 12:49 ID:qbjVNBhX
東條「うわぁーん、せぶんつーわんとねおすがいいのぉー」

おろおろしている仲村に追い討ちの言葉が浴びせられる。

香川「ほほう、この私がプログラミングしたガンダムとゴジラとウルトラマンの歌に
   ケチを付けようというのですね。
   いつから中村君はそんな英雄になったのでしょう?」
283277:03/05/10 13:17 ID:JaLTAP4P
>>279 すみません。
あの文中の、スレ住民が使う筈のない単語からそこはかとなく悪意を感じて
角の立つ物言いで返してしまいましたが、どうやら悪意は自分自身の脳の中にあったようです。
ごめんなさぁぁぁぁぁい!!!!。・゚・(ノД`)・゚・。サノマンの出て来た魔方陣にでも飛び込んできます。

ttp://www.medianetjapan.com/2/14/tv_radio/gokuakurider/img/alternative02.jpg
(02の元ネタはこれですね)
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/431-441n
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/445-450n
(ついでに。補完スレで見掛けたカッチョ良いオルタ02のお話)

まだあたふたしてる仲村の側を、↑の置き土産を残して走り去る名無しだった。
284名無しより愛をこめて:03/05/10 14:17 ID:MHREw6NB
マターリとした仲村らのやりとりを放置したまま、深海は本題に入った。
深海「それは既に解決済みです。貴方が御協力いただければ、彼・・最初の適
  格者である東條悟に関する全てのデータを基本フォーマットとして、制御
  可能な箇所を指摘していただければと思うのですが・・」
香川「なるほど。まだ諦める気はないと仰るのですね。」
不適な笑みを浮かべながら深海は、だだをこねている東條の方へ向き直った。
深海「僕が東條君ね?ほら、僕の好きそうなお菓子いっぱいあるのよー。お姉
  さんに付いてきてくれたら、もっといっぱいお菓子あげる。だから、いっ
  しょにお外行きましょ?大丈夫、恐くないから。・・ね?」
東條の好きそうなクッキーだのチョコレートだのがごっそり詰まった箱を見せ
る深海。だだをこねるのをやめ、綺麗な箱をじっと見つめる東條だが、すぐに
泣きそうな顔になり思わず仲村の後ろに隠れた。
東條「おばちゃん、こあいからやだ・・」
自衛隊員に囲まれ恐い目にあった東條は、しっかりとその事を覚えていた。も
ちろん指示を出した深海の顔も<こあいおばちゃん>として記憶していた。深海
のつくり笑顔が、明らかに引きつった。そこへ、追い打ちを掛けるようにあの
男が現れた。
??「往生際が悪いですよ、深海さん。」
全員がドアの方を振り返る。値の張りそうなスーツにキザったらしい佇まい。
そして誰もが注目する広いデコ(誰がデコですって!?)の自称エリート刑事・
北條透だった。
285名無しより愛をこめて:03/05/10 14:18 ID:MHREw6NB

北條「物事には引き際、というものがあります。それを皆無にするとは醜悪の
  一言にすぎませんね。」
深海「何のことかしら。」
北條「もう既に貴方の出番は終わった、と言うことですよ。そしてスマートブ
  レイン社からも計画の破棄を言い渡されているはずですよ。全て貴方の犯
  したミスが原因でね。挙げれば幾らでも出てきますよ。この調書全てに書
  かれている、貴方の犯した失態全てね・・(ニヤリ」
首を取ったとばかりに会心の笑みを浮かべる北條だが、あの小沢澄子と張り合
った深海理沙である。転んでもただでは起きないしぶとさを持っていた。
深海「残念だけど、そんな物は過去の一部にすぎないわ。私の計画は、もう次
  の段階に進んでいるのよ。」
北條「何・・?」
286名無しより愛をこめて:03/05/10 22:54 ID:fqUMWX0B
そのころローグは、401号室での騒ぎも知らず、お買い物にいそしんでいた。

ローグ「……。(いつのまにか、私の弟分が出来ていたとは…。
     これで私1人で香川先生と仲村さんと斉藤さんをカバーしなくてすみますね。)」
少し嬉しいサイコローグだったが、見た目は相変わらずの無表情なため、
他の買い物客にちょっぴり怖がられていた。
287名無しより愛をこめて:03/05/11 00:45 ID:e7bxKyst
黒ローグ「……。(おっといけない、肝心な物を買い忘れるところでした…。)」
バイク形態になって花屋へ急ぐサイコローグ。
黒ローグ「……。(やはりカーネーションがなくては…。今年は紅白の絞りが人気だとか…。)」
そこへ弟分の紅白ローグコンビから連絡が入った。
紅ローグ(またの名をつーわん)「……。(どこにいるんですか。早く戻ってきてください…。)」
白ローグ(またの名をねおす) 「……。(今、研究室が大変なことになっているんです…。)」
288名無しより愛をこめて:03/05/11 13:13 ID:81nBbDwj
大変な事になってる401号室をよそに
もっと大変になってる花鶏だった。

ハイドラグーン達とレイドラグーン達とシアゴースト達が持ってきた花に埋まって
あっぷあっぷ状態の優衣と沙奈子さん。

すぐ隣で、身体のベタベタに花がくっついて
こちらもあっぷあっぷしてるブロバジェルとゲルニュート。
ブロバ「じゅるじゅる(あ゛〜!俺が持ってきた花がどれか判らなくなった!)」

優衣「もう!なにがどうなってるの?!」
沙奈子「お客さんにサービスだって差し上げちまおうか?」←こんな状態でも営業する気満々

その頃、佐野にお小遣いを貰って
母の日のカーネーションを買いに出かけるゼール達の姿があった。
ゼール「「「「わくわく。優衣さんに喜んでもらえると嬉しいでつね〜」」」」
289名無しより愛をこめて:03/05/11 15:15 ID:a0fJQMNz
莫大な遺産を受け継いだ佐野であったから、ゼールたちに渡した小遣いの額も半端ではなかった。

山のように紅白のバラもといカーネーションを買い込んだゼールたちが足取りも軽くぴょんぴょんと花鶏に近づいていくと、なにやら歌声が聞こえてきた。

ゼール「「「「はてな、今度は花鶏で歌合戦が始まったのかな〜」」」」

着いてみると、紅白歌合戦ではなく、先に来ていたMMたちが、みんなでお母さんに感謝する歌を歌っていたのだった。

よく見ると、真ん中でかしずかれているのは優衣ではなく沙奈子さんではないか。

沙奈子「おほほほ、悪い気はしないわね〜。」

優衣「あたしにとってのお母さんはおばさんだもの。」

ゼール「「「「なろほど〜。そういうわけでつか〜」」」」

沙奈子「顔は悪いけど、この子たちの方がしんちゃんやれんちゃんより素直で頼りになりそうだわね〜。」
290名無しより愛をこめて:03/05/11 23:34 ID:q/7I+wjp
沙奈子「気分がいいからあたし歌っちゃおうかしら〜。」

もしも〜ねが〜いが〜 か〜な〜う〜なら〜♪
と〜い〜きを〜白い〜ばら〜に〜かえ〜て〜♪

優衣とMMたちの拍手に包まれて沙奈子がうっとりしている頃、ローグは401号室へ急いでいた。
291名無しより愛をこめて:03/05/12 12:40 ID:8KhOTib5
>285
いつになくシリアスな空気が流れる401号室。
未だ睨み合いが続く深海理沙と北條透。厳格な態度で見守る香川。何だか蚊帳
の外でちと不満な仲村と、泣きそうな顔の東條。そしてオリジナルの到着を待
ちつつ、おろおろしている紅白ローグだった。
正直、お茶どころではない。
北條「(フッ・・)エイプリルフールは終わりましたよ。とっくの昔にね。」
深海「ずいぶん余裕ね。少なくとも私は、あなた達とは違って中身のない冗談
  は嫌いなの。」
北條「それでは貴方の発言には少なくとも中身がある、と仰りたいのですか。
  全く・・自信過剰で困った人だ。」
言葉の駆け引きに堂々と応じる北條だが。
深海「・・・これが何か、あなたには解る?」
取り出した一枚のDVD-ROM。それが深海に絶対なる自信をもたらしている根元
であるらしい。そして彼女は思わぬ言葉を漏らした。
深海「スマートブレイン社も、一部のセキュリティには甘かったのかしら。封
  印していたブラックボックスのデータも簡単に引き出せたわ。」
北條「・・!」
深海「それだけじゃないわ。過去にある企業が作り出した戦闘マニュアル搭載
 のヒューマノイドやバイオロイド・・。中でも素晴らしいのは、一部の肉体
 を強靱なものに変える技術・・。まさにG4を駆るにはふさわしい・・」
愛しげにDVDをさすりながら深海は、こう告げた。
深海「香川教授、私は全てを諦めたわけではありませんわ。いずれは貴方を私
  の協力者としてお迎えするつもりですから。・・・それでは、これで。」
颯爽とした態度で言いたいだけ言った深海は、颯爽と部屋を出ていった。
292名無しより愛をこめて:03/05/12 13:15 ID:cnBklY4a
・爆竜ティラノサウルス「愛しき日々」/堀内孝雄
・東條悟「とっとこハム太郎」/ハムちゃんず
・樹らんる「ベラカミ」/D☆shues
・浅倉威「ジャイアンの歌」/たてかべ和也 「Spinnin' around」/萩野崇
・流星塾の西田清高と神道貴久「しゃぼん玉」
・北岡秀一(31)「消えない虹・パラパラバージョン」/涼平
・霞兄弟「ドナドナ」
・乾巧「料理少年Kタロー主題歌・熱くるしいゼ」/水木一郎
・英雄「ギャラクシアンイグレックの主題歌」
・村上峡児「リーブ21のCMソング」/和田アキ子
・長田結花「失恋記念日」/石野真子
・樹らんる&長田結花「キングゲイナー・オーバー!」/福山芳樹
・伯亜凌駕「子連れ狼初期の主題歌・ててご橋」/バーブ佐竹
・アスカ「チャゲアスの歌」
・三条幸人「木枯らし紋次郎主題歌・だれかが風の中で」/上條恒彦
・北岡秀一(31)「What a wonderful world」/ルイ・アームストロング
・ウェンディーヌ&フラビージョ「くノ一イチイチ宇宙一」
・桃井令子&浅野めぐみ「ぎろずんばの唄」
・ゴ・ザザル・バ「traveling」/宇多田ヒカル
・ジャンヌ「Believe」
・琢磨逸郎「『舟歌』の替え歌」/八代亜紀
・木場勇治&海堂直也「精霊流し」/グレープ
・??「ゲゲゲの歌」
・深海理沙「爆竜戦隊アバレンジャー」/遠藤正明
・須藤雅史「蟹とミュージシャン・挿入歌メドレー」
・香川裕太「せいくらべ」
・401研究室メンバー「ハッピィ・バースディ」
・東條悟「たこやきマントマン」/さねよしいさ子

木場「ふう〜、疲れた。有効票はこんな所かな?」
293名無しより愛をこめて:03/05/12 13:16 ID:cnBklY4a
まだ講堂に残ってアンケートの結果を考えてる木場だった。
木場「優勝は無しでも、せめて準優勝と努力賞と功労賞と最下位賞は決めてあげないと。
  浅倉さんには結構非難が集まってるみたいだけど、誉めてる票もあって難しいな…」
結花「功労賞はあの子、サトちゃんですね。司会をしたり歌ったり色々活躍してくれたから」
海堂「もう、うだうだは面倒臭い。ささっと俺らを準優勝にしちゃえばいいじゃんか?」
木場「駄目だよ。ウケたのは歌じゃなくて琢磨さんだからね」
海堂「じゃあいっそ、全員に理由を付けて何か粗品を贈っとけ。あれこれ考えるのは面倒だ」

それがいいかもと立ち上がる木場。名簿を手にする結花。粗品箱を担いで付いて行く海堂。
それじゃ一番近い人から渡そうと、401号室に向かって行く3人だった。
294名無しより愛をこめて:03/05/12 17:46 ID:MzyjDMOf
401号室に到着した三人。
木場は紅白ローグの出迎えに顔面蒼白となり、結花は北條を見て唖然となり、
傍らでは粗品の文字の間にコソーリ「悪」とか言う文字を入れて、ひたすら爆
笑する海堂とさとちゃんだった。
ちなみに粗品はスマブレ社製ピンズとシステム手帳、そしてキーホルダーの
三種。
白ローグ(ねおす)「・・・・・(うらやましいなぁ〜〜)」
紅ローグ(つーわん)「・・・・・・(余り羨ましがるものではないぞ、ねおす。)」

だが、東條はどっちかというと「おえかきちょう」の方が良かったと思っていた。
295名無しより愛をこめて:03/05/13 12:32 ID:vABRcQfm
紅白ローグが木場達にお茶を出してる最中に、鏡から黒いバイクが飛び出してきた。
ローグ「…(何があったんですか?みなさん無事ですか?)」
今頃帰ってきたローグだった。

ローグ「…、…(あぁ、慌てていて母の日のカーネーションを忘れてしまいました。
  色々ありましたから…優衣さんにはきちんと贈り物をしておきたかったのですが…)」

「母の日」の一言で、色々過去を思い出して悲しくなる木場と結花。
同じく何か親不孝な事でも思い出したのか隅で頭抱える仲村と海堂。

その時、鏡の向こうからそっと
「きもちだけでうれしいから。ありがとう」と小さな声が。

みんなが鏡に注目する中、
大きな花束を抱えて困ったような笑いを浮かべてる子供優衣と
花の洪水に溺れてバタバタしてる神崎と子供神崎の姿があった。
296名無しより愛をこめて:03/05/13 12:51 ID:as8f6Kdd
401号室。いつものマターリとした日常風景。
東條はファイズのビデオを何度も何度も見ていた。
仲村「飽きないな、お前。話難しいのに面白いのか?」
東條「・・・・・」
返事をしない東條に不思議に思った仲村が、画面をのぞき込むと・・・
お子さまランチが写っていた。
ローグ「・・・・・(さとちゃんさん、お昼はお子さまランチ、作ってあげまし
   ょうか?)」
東條「・・・うん!」
しばらくしてローグ手製の昼食を味わう401号室の面々。
にこにこしながらケチャップライスを頬張る東條をぼんやり眺める仲村。
お子さまランチを差し出され、乾巧はカナーリ怒っていたが、東條の場合は却
って嫌みが通じないだろうなーとしみじみ思うのだった。
297名無しより愛をこめて:03/05/13 13:21 ID:vABRcQfm
木場「ごちそうさまでした。それでは配達がありますのでこれで」

おもしろそうだからぼくもいく〜とダダをこねる園児。
邪魔をしちゃ駄目だと叱った仲村をガリガリしながら
「がうがう(じゃあ俺が付いて行くからよ)」と答えるデストワイルダー。

面倒そうな所から先に行こうと、着いた所はセンティピードだった。
ウェンディーヌとフラビージョに「誘惑賞」を贈る木場。
良い素質があるからジャカンジャに入らないかと勧誘を始めるタウザントに困惑する結花。
サタラクラ相手にボケ漫談を始める海堂。
自分のネタを取られたと悔しがるツッコミーナ。
しまいにサターズ+海堂のトリオ漫才が始まり爆笑する園児。

木場「えーと、遊んでないで次に行こうよ」
298岩のような瓦斯:03/05/13 18:48 ID:KdLHKusK
>275
(30)「あ……赤!つ……角!」
興奮のあまりは無い気が荒くなる(30)。

それよりも……
(30)「みんな――!俺(の中の人)が、遂に、遂にあの超有名テレビ番組『機動戦士ガンダムSeed』に出演する事が決まったのであ〜る!」
299名無しより愛をこめて:03/05/13 22:21 ID:6kewz6u4
しかもその役は、な、なんと
 殺人兵器カラミティ の中の人 だ!  嘘は言ってないぞ!
300名無しより愛をこめて:03/05/13 22:48 ID:TjVt67jP
白ローグ(ねおす)「・・・・・(超有名な『機動戦士ガンダムSeed』ってどんな番組なの?)」

紅ローグ(つーわん)「・・・・・・(なんでも赤いガンダムとと白いガンダムが闘うらしい。)」

白ローグ(ねおす)「・・・・・(つまり『紅白歌合戦』みたいな番組なんだね?)」

紅ローグ(つーわん)「・・・・・・(『紅白歌合戦』というよりも丁度俺たちが兄弟喧嘩しているようなものらしい。)」
301名無しより愛をこめて:03/05/13 23:15 ID:4gVvLl6M
>>298-300
(25)「はいはい、先生。嬉しいのはわかりましたから。
   でも、どさくさに紛れて年のサバを読んじゃだめっすよ。」
(31)「判ってるって、ごろちゃん。でね、(以下、大量の名場面の引用。)」
木場「そういうものですか。」
(31)「思うんだけどさ、あれって(以下、マニアックなMSの話。)」
東條「う〜ん。う〜ん。なんだか、ねむたいよお・・・。」
(31)「歴代のと比べても意味はないのよね?だってさ(以下、ディープなガノタ話。)」
結花「あの、ちょっとお話の意味がよく判らないので…。あ!すみません、すみません。」
(31)「それなら最初から説明してあげましょう。(以下、初代からSEEDまでガンダム歴史講義。)」

うっかり北岡法律事務所に参加賞を届けに行ったせいで
長い長いガンダム話に付き合わされてしまった東條達だった。

海堂「だ〜めだこりゃ!次行ってみよう!(いかりや長介口調で。)」
302名無しより愛をこめて:03/05/14 12:29 ID:0WAGFhTN
向かった先は恐竜や。
参加賞と審査員特別賞受賞の粗品を渡すついでに、名物・恐竜カレーをご馳走
になる4人と一匹だった。
幸人「うまいか?」
東條「うん!おいしーよねーですちゃん。」
デス「うがうがうがう(スバイスの分量がなかなかだ。)」
テラ(モニターから)「お?おめぇ通だなテラ。」
デス「うがうがう(以前ポレポレのカレーを食ってから、カレーにはちーとうる
  さいんだ。)」
テラ「俺も知ってるテラ!確かあすこのマスターは、スケさんの弟子だとか聞
  いたテラ。・・・クウガイズムつながりっつうのか?」
デス「がうがう(俺にはわからん。)」
凌駕「それにしても、ありがとーございますぅ!こんな良い景品まで頂いちゃ
  ってぇ〜。」
舞「よかったね〜りょうちゃん。ハムたろうのおにいちゃんも、おけがしなく
 てよかったね〜。」
東條「うん!」
幸人「・・・ところで・・・丁度新しいカレーのレシピを発表しようと思って
  いたところだが・・・」
その瞬間、嫌な空気が店内を包み込んだ。
数分後。
新作カレーの実験台(?)にされた木場、海堂、結花はしばらくの間、手足のし
びれが取れずに粗品の配達が不可能だったという。
(東條は当然けろっとしていた。)

結花「・・・さとちゃんくん、先に次の所に行っててくれますか?」
東條「うん、いいよ〜。おねえさんたちは、ここでまっててね。
  いこ、ですちゃん。」
303名無しより愛をこめて:03/05/15 17:31 ID:N8GwojqM
とりあえず先に行き着いたのは湖の畔。
園児が「ぶらちゃーん!」と叫ぶと、激しい水飛沫と共に爆竜ブラキオサウルス
が出現した。
ブラ「歌は良い・・。魂の安息地・・・ブラ。」
デス「うがうがうがう(相変わらず哲学的だな。ま、いいや。ティラノのとっつ
  ぁん呼んでくれや)」
ブラ「解ったブラ。」
出てきたティラノに粗品を渡す東條。
東條「それは、おねえさんたちからの。あとね〜・・」
何やらごそごそと、ハム太郎のリュックサックから取り出す園児。
そこから取り出したのは、園児の工作力で作った、色画用紙と糊でべたべたの
首飾りだった。
東條「しかいしゃとくべつしょうの、じょうずにうたったでしょう、だよ〜。」
テラ「・・・・・」
東條「・・あれ?うれしくないの・・」
しょんぼりする園児だが、ティラノはいきなり滝のような涙を流した。
テラ「ぼうず〜〜!!おめぇ、いいこだな〜〜!!」
思わず息子がいた頃を懐かしみ涙するティラノだった。
304名無しより愛をこめて:03/05/15 22:01 ID:H5N02/wL
ティラノの子供って男の子だったんか?
305名無しより愛をこめて:03/05/16 09:53 ID:D4PWJmgm
>304
琢磨「フッ・・・行き当たりばったりの勢いで書くから、そんなミスが生じ
  るのですよ。」
303の名無しは「にんげんだもの」で、お腹いっぱいにどつかれていった。
306名無しより愛をこめて:03/05/16 12:07 ID:7mYBokIU
プテラノ「ティラノは『こども』って言ってたから、男の子でも女の子でもいいんじゃないかなプラ」
トリケラ「そうだケラ。恐竜は卵から大勢産まれるから、きっとどっちの子供も居たんだケラ。
  あんまり細かい事は気にする必要は無いケラ」
嫌味な琢磨を湖の遥か遠くまでブン投げてから、
まあ落ち付けと303と304にスケさん特製のコーシーを勧める爆竜達だった。

結花「次はどこへ行きましょうか?」
海堂「面白そうな所から行こ!すぐ行こ!」
木場「面白い所って言われてもよく判らないし…」
東條「(目をつぶってリストの適当な所に指を置いて)このひとのところは、どーかなー?」
307名無しより愛をこめて:03/05/16 12:39 ID:D4PWJmgm
そう言うわけで、次の行き先。
次の場所へと移動する園児とデスちゃん。強い日差しを感じ初夏の緑をのんび
り眺めながらてぺてぺ歩き、河原の土手へさしかかったときである。
デス「うが!?(なんだこの臭い!?)」
東條「うわぁーん、くさいよ〜〜・・」
一人と一匹が土手の向こうから漂ってくる異臭に思わず目を向けると、そこに
は巨体を横たえ失神しているベノスネーカーの姿があった。鼻をつまんでベノ
スネーカーのもとへ駆け寄る。
東條「べのちゃん、だいじょうぶ〜〜?」
ベノ「・・・しゃー(・・水を・・)」
園児がハム太郎のリュックから水筒を取り出し麦茶を飲ませると、ベノスネー
カーはやっと身体を起こした。
デス「うがうが?(おめぇ、一体どうしったってんだ?)」
ベノ「しゃーしゃーしゃー・・(面目ない。実は、毒にやられて・・)」
東條「べのちゃんが?」
デス「うがうがう?(毒ってお前、自分が毒持ってんのにか?)」
ベノ「しゃーしゃーしゃ。しゃー・・(まさか効くとは思わなかったんだ。味見
  しただけで・・)」
ベノの向けた視線を辿る。そこには・・・
汚い鍋と汚いフライパン、そして傍らにうず高く積まれた訳の分からない雑草
の数々。
ご丁寧にスパイスの材料を火で煎った後、じっくりと鍋で煮込む本格的なカレ
ーを作っているベノのご主人は、味見をし満足げにうなずいた。
浅倉「お前らも・・・くうかぁ・・?」

粗品を渡すのも忘れ、思わず泣きながら脱兎の如く駆け去っていく園児とデス
ちゃんだった。

木場「粗品は、後で届けた方がいいね・・(泣」
308名無しより愛をこめて:03/05/16 21:24 ID:xiOnCBst
東條「次は・・・」
木場「これって、どこに行けばいいの?」
海堂「・・・・匂いが・・こっちだ!」

行き着いたのはとあるビルの一室だった。

???「ジョブビダバ!」
木場「うわっ!」
長田「あなたは・・・?」
出迎えた男はシルクハットを被った男。
そして、目標の人物は奥にいた。
ザザル「んだぁ・・っと、オメェラは・・・」
海堂「ちゅうかぁ、粗品だな」
ザザルはシルクハットの男と、もう一人、黒いシャツの少年と3人でトランプをしていた。

シルクハット=ガメゴ「ちょっと、遊んでいかねぇか?」
309名無しより愛をこめて:03/05/17 00:06 ID:BeTiWuKZ
東條「うわぁ〜。がおぶらっくだぁ〜♪」
海堂「ちゅーか、さっきお前漢字で喋ってなかったか?」
310名無しより愛をこめて:03/05/17 00:20 ID:bKgEsCO6
>>309
東條「きっとききまちがえだよ〜。で、なにするの?」

ガメゴ「七並べで勝負だ!」

数分後・・・

海堂「ちゅ〜か、ダイヤの6と8止めてんのだれだぁ?」
311名無しより愛をこめて:03/05/17 01:02 ID:68X9v//S
長田「・・・・・(ああ、海堂さんが困っているわ・・でも、でもこのダイヤの6と8を出してしまったら、私・・負けてしまう・・恥ずかしい罰ゲームをしなければいけなくなってしまうわ・・)」
312名無しより愛をこめて:03/05/17 13:04 ID:wmAV+0Ax
海堂「だめだぁ、もっかいパス」

黒いシャツの少年=ジャラジ「これで3回目だね。次も出せるカードがなかったら、あんたの負けだよ」

ザザル「楽しみだねえ、ふふふ」

海堂「ちきしょぉぉう、誰がダイヤの6と8持ってやがんだよぉ?」

長田「・・・・・(ああ、あたしの好きな海堂さんを負けさせたくない・・でも、そうでなければ私が負けてしまう・・とっても恥ずかしい罰ゲームをしなければいけないのよ・・ごめんなさい、私できない・・ごめんなさい海堂さん、ごめんなさい・・)」
313名無しより愛をこめて:03/05/17 18:22 ID:BzzixZXV


♪ふ〜とん〜ま〜つり〜 ♪ふ〜とん〜ま〜つり〜
派手な浴衣で布団を掴んで頭上でブン回しながら踊り狂う、罰ゲーム中の海堂だった。

ゲラゲラ笑って海堂を指差すグロンギ達。
勝ち逃げて泣いてる結花と、ポカンとしてる木場と、なんですかコレ?な顔で立ち尽すデスちゃん。
そして、負けてもいないのに当然のように浴衣姿に着替えて一緒に踊る東條の姿もあった。
東條「ぼくはとうぜん、ふとんまつりは だった・・・♪ふ〜とん〜」

結花「私の…私のせいで…海堂さんが…」
木場「気にしなくていいよ。あれって海堂さんにとっては全然恥ずかしくない事だから、
  (って言うか日常茶飯事だし)これで良かったんじゃないかなあ」
結花「そうですか…」
木場「でも布団祭りで助かったよ。これが岩祭りの方だったら、海堂さん重さで潰れてしまって
  5cmの隙間からニョロっと手足を出して踊るもっと恥ずかしい絵になってたね、きっと」

シティボーイズのネタを知らないデストワイルダーを置き去りに
ますます調子に乗って踊りまくる2名だった。

デス「うがー!(踊るのはいいけどよ、雨が降ってきたし(←お!)。そろそろ次だ!次いけ!)」
314名無しより愛をこめて:03/05/17 21:32 ID:P/hjv/Mm
海堂「あの色っぽい姉ちゃんともっとお近づきになりたかったなぁ。勝気なところがまたたまんなかったねぇ。
   木場もちらちら横目で眺めてたよなぁ」
315名無しより愛をこめて:03/05/18 13:00 ID:nGSFIU7T
紅白ローグのいれた煎茶をゆっくりと味わう香川だった。

香川「静かですねえ」
仲村「ああ、本当に静かですね。あいつが遊びに行ってるだけで、こんなに空気が違うなんて。
  おかげで溜まっていた資料の整理もできて、部屋も隅まで片付けられて言う事無しですよ」
香川「こういう落ち付いた時間もたまには良いものですが
  騒動に慣れてしまうと物足りなく感じるのは贅沢でしょうか。
  それにしても…。東條君が木場さんたちに迷惑をかけてなければいいのですが」
仲村「デストも居ることだし、参加賞のお届けもの手伝いなら、そうそう無茶苦茶も起きないですよ」

…もちろん、そんなのどかな予想は吹っ飛んでしまうのが、このスレのお約束だった。
316名無しより愛をこめて:03/05/19 12:21 ID:mQqTgs/D
嫌な予感は間違いなく当たっていた。なぜなら彼らが次に向かった先が、災厄
の根元ともいえるべき場所だから。
海堂「ちゅうか、同じ会社の社員(?)なんだしよぉ、何で届けなきゃなんねぇ
  わけ?」
木場「それは・・琢磨さんは滅多に本社に来ないから・・。」
結花「のど自慢が終わってから、自分で粗品は貰っていったんじゃないですか?」
木場「それもあるかもしれないけど・・もうリストに書いてるし。」
東條「ねぇね、はやくいこーよー。」
園児に促され、木場は鬱になりながらも結局バーCLOVERに到着した。
冴子「いらっしゃい・・。」
店内には婉然とほほえむウェイターの女性。黙ってビールを飲み干すガタイの
良い黒人。可愛らしいチワワ。そしていつもの如くイェーツ・・ではなく相田
みつをに見入っている琢磨逸郎がいた。
木場が嫌々ながらも粗品を渡し、帰ろうとした瞬間である。
ジェイ「・・・・・」
いきなりドアの前に立ちはだかる大男。しかもオルフェノク体である。
木場「なんのつもりですか・・」
琢磨「折角店に来ていただいたのですから、一つ面白いゲームでもしましょう。」
パキッと指を鳴らすと、カウンターから幾つもの酒樽が用意された。
琢磨「これを飲みきったなら、この無料回数券を付けて帰してあげてもいいで
  すよ。」
突然の突拍子もない巨大な酒樽を目の前に、ますます鬱になる木場。
木場(やっぱり嫌な予感はしていたんだ。もしもここに戸田さんがいれば軽く
  飲み干せたかな・・あ、海堂はどうだろうか・・)
海堂「バッカじゃねぇ!?んなもん挑戦すっかよ!」
木場(・・駄目だ。あとは・・・)
デス「うがうがうが・・うがうがう(しょうがねぇな・・俺がやるよ)」
東條「ですちゃん、がんばれー。」
意外なことに、園児の契約モンスターが名乗りを上げた。
317名無しより愛をこめて:03/05/19 23:17 ID:UNZr4Mcu
琢磨「ほう、昔からいくら酒を飲んでも平気なのはウワバミで、
トラは酔って正気を失ってしまうものと相場が決まっているのですが
・・まあいいでしょう、見事飲み干してみせていただきましょうか。」

30分後、見事に全部飲み干したあげく昔からのお決まり通りに正気を失って
大アバレしたデストにめちゃくちゃに破壊されたバーに伸びているワニとムカデと
いち早くカウンターの下に隠れていた女を残して、海堂をぶら下げて飛び去る結花と、
東條を乗せて走り去るケンタウロス木場と、床にこぼれた酒に飛び込んでミラーワールドへ去って行ったデストだった。
318名無しより愛をこめて:03/05/20 15:14 ID:5v/nrDav
修理代を請求される前に、とっととオルフェノク体で疾走し店を後にした木場
ら四名。
東條「わーい、らくちんだねー。」
木場「・・・よかったね(汗。このまま・・次の場所に行こうか。」
結花「そうですね。」
海堂「ちゅーか次の場所は・・」

次の場所は、さらにやっかいなヨカーン一杯であった。
(目の前は警視庁だし。)
319名無しより愛をこめて:03/05/21 01:39 ID:e2aIiwcP
その頃401号室では、よだれを垂らし大いびきをかいて寝込んでいるデストを囲んで、
オルタとゼロ、そして10体のローグたち(黒・白・赤・黄・緑・青・紫・桃・燈・紺)がぜいぜい
はあはあと肩で息をしていた。

「いったいどういうことなんでしょう。いきなり真っ赤な顔で鏡から飛び出してきたと
思ったら大暴れだ。7体の量産型サイコローグが起動スイッチを入れるだけのところまで
完成していたから12人がかりで何とか取り押さえられたものの・・」

「私たち二人とローグ三体だけではとても抑えきれませんでしたね。」

「デストが一緒だから大丈夫だと思っていたのに、これでは東條君が心配ですね。
中村君、サイコローグでひとっ走り様子を見てきてください。」
320名無しより愛をこめて:03/05/21 12:00 ID:oq2IdqRE
東條「はいこれ、どーぞー。ぴんずとー、しすてむてちょうとー・・・」
須藤「今、取込中なので後にして下さい!」
バギューン!バン!バン!
結花「刑事さんの参加賞と、蟹さんに舞踏賞ですが、お邪魔…でしたか?」
ダ!ダダダ!バン!バキューン!
氷川「お邪魔です!君達、危ないので下がった方がいいです!
  もしも流れ弾が当って死んだりしたらどうするんですか!」
木場「えーとー(汗」
立てこもる犯人相手に銃撃戦の最中の須藤達だった。

添野「いいから出てきなさい。ここは包囲されてる、もう逃げられんぞ〜」
沢村「河野さん!裏手から一人脱出しようとしています」
河野「よしゃ!」
東條「すごーい!わるいひと、こーのさんにほーりなげられてるよー!がんばれー!」
海堂「ちゅうか、こんなかったるい事するより、Gなんとかって使えば良いのに」
氷川「アンノウン相手じゃないんだから、一般人に向かって特殊装甲は使えません!」
バン!バン!
犯人「ごらぁ、どうした!!こうなったらお前ら全員道連れだぁ!」
結花「あの…。あの人、細長い筒に火を付けてますけど…。あれってもしかして…」
河野・氷川・添野・沢村・海堂・木場「ダイナマイトだーーーーー!!!」@きゃ〜!!

須藤「ふ。丁度良い場所に動きましたね。やってしまいなさい!」@例の怖い笑い顔
真後ろのガラス窓から大きな鋏が伸びると、あっという間に鏡面中に引きずり込まれる男達。
気絶した犯人達をポイっと投げ返すボルキャンサー。

良くやったと肩を叩き合う刑事達を見ながら
木場「…。あの〜。いいんですか?それで?」
須藤「いいんですよ。ボルは危険な特殊装甲じゃありませんから」
そういうものですかと納得する3人組+状況が判ってなくて「わーい!」とか言ってる1人。

ボルキャンサーの方が暴走したG3-Xより危ないっての、とツッコミを入れたくなった
木陰から東條を星明子のようにこっそり見守ってる仲村だった。
321名無しより愛をこめて:03/05/21 12:58 ID:oq2IdqRE
眠りこける大トラを前に9色ローグがせっせと働くのをニコニコ眺め、
静かになった401号室で明日のテレビ出演の準備を始める香川だった。

香川「君たち追加の7名にも、ニックネームを考えた方が良いかもしれませんね」
桃ローグ「…(ありがとうございます)」
香川「七色なら、白・黒・抹茶・あがり(こし餡)・コーヒー・柚子・桜…とかはどうでしょうか」
黄ローグ「…(どこかのCMで聞いたような名前ですが?(汗)」
橙ローグ「…(それだと、オリジナルや先輩達と色が重複していませんか?(焦)」
香川「うーん、そうですか。ネーミングとは、なかなか難しい物ですねえ」

東條も仲村もオリジナルのローグも出払って、デストワイルダーも眠りこけ、
頼りない集団の中に一人残されたままの今、
近寄る暗雲にまだ気付かずにのんびりウイロウとお茶で休憩中の香川だった…。
322名無しより愛をこめて:03/05/22 08:49 ID:1HzAr2RH
何故かいつもの洗濯屋の前。しかもそこには結花と園児の二人しかいなかった。
結花が店の中を覗くと啓太郎が受話器片手に、えらい剣幕でまくし立てていた。
啓太郎「もうっ!僕にとっては一大事なんですよ!!真っ白い洗濯物が泥で汚
   されるなんてもー!!」
結花「あのう・・これ、どうぞ。」
そっとカウンターに粗品を差し出す結花。思わず電話を落っことす啓太郎。
啓太郎「・・!長田さん!!」
結花「それじゃ・・」
足早に店を出る結花。
啓太郎「待って!長田さん!!」
一方その頃、浅倉の住処である土手では。「DEADorALIVE」のテーマに乗って、
ファイズがライノックスオルフェノクをぶちのめしていた。
東條「わーい、ふぁいずがんばれー。」
真理「・・・あんた誰?」
ポインターを装着。READYと同時に跳躍、鮮やかにきまるクリムゾンスマッシュ。
オルフェノクは砂と化して粉砕された。
東條「わーい。ふぁいず、かっこいいー。」
巧「(変身を解除して)お前、誰だ?」
東條「さとちゃんね、のどじまんたいかいの、そしなをとどけにきたのー。は
  い。」
巧「・・ああ、さんきゅ。」
東條「あとねぇ、これ、さとちゃんがつくった、うまくうたったでしょう、だ
  よー。てらちゃんとおそろいなのー。」
ティラノに渡したものと同じく園児の工作力で作(略)を、乾巧の首に架ける園
児。
東條「じゃあねー。ばいばい。・・ふぁいず、がんばっておるへのくやっつけ
  てねー。」
てぺてぺと架けだしていく園児に妙な顔をしながらも、思わず手を振り見送る
巧だった。
真理「・・・あんた、何にやけてんのよ?」
巧「にやけてねぇよ!」
貰った粗品とペンダントに心なしか顔がほころぶ(実はいい人)の乾巧だった。
323名無しより愛をこめて:03/05/22 09:39 ID:OS6hG6Ug
一人きりの香川に迫る怪しい何か…。

勢い良く401号室の扉が開いた。
芝浦「なに呑気に遊んでんのぉ?打ち合せついでに送ってくれるって言ってたじゃん?」
香川「ええ。用意なら出来てますよ。それでは出発しましょうか」

こちらに向かってピシっとカメラ目線になってポーズを気取り
「俺がレギュラーやってる刑事ドラマ『おみやさん』のゲストに
 今日は香川教授が出るからよろしくね〜。今晩8時のテレビ朝日だからさ」と、
 でかい声で宣伝する芝浦。


芝浦とメタちゃんと一緒に出掛ける教授を見て、
忍び寄ろうとしたものは
ちっと舌打ちして次の機会をうかがった。
324名無しより愛をこめて:03/05/22 12:36 ID:1HzAr2RH
ローグ21「・・・・・(私の中で蓄積されているデータによれば7人と言うことでかつ
    て存在したヒーロー・忍者キャプターにちなんで名付けるのはどうだ
    ろうか?)」
ローグネオス「・・・(今時の若い子にはわかんないよ〜。どうせならワンピー
      スとか、今はやりの奴にちなんで名付けるとかぁ。)」
ローグ「・・・・・(お話は後にして、片づけを手伝っていただけませんか?)」
ローグネオス「・・・(はぁ〜い)」
片づけをせっせと始める10人ローグらを眺めつつ、少し酔いの醒めてきたデス
ちゃんは「この光景を見たら、ボウズが真っ先にウルトラ兄弟の名前を付けそ
うだなー」と思いつつ再びごろりとねっ転がるのだった。
325名無しより愛をこめて:03/05/22 21:37 ID:ipDSyh6i
せっかくだからマンとかセブンとかよりも、新しいほうから・・・

ジャスティス コスモス ナイス ガイア アグル ダイナ ティガ

とか、どうかなと思うローグだった。

というか、セブンとセブン21が一緒になるのは・・・と思う名無しだった。
326名無しより愛をこめて:03/05/22 23:47 ID:Scz5j4bJ
青ローグ「・・・(どんな名前を付けてくれるのか楽しみだね)」

緑ローグ「・・・(名前もいいけどさ、そろそろ腹が減ってないか)」

紺ローグ「・・・(実は俺もさっきから腹ぺこなんだ)」

桃ローグ「・・・(生まれたばかりなのにいきなり大仕事させられたからな)」

燈ローグ「・・・(擬似ミラーモンスターとはいえ俺たちも他のモンスターや人間の生体エネルギーが必要なんだが)」

紫ローグ「・・・(このままじゃ人間を襲うかさもなきゃ共食いしかないぜ)」

紺ローグ「・・・(物騒なことをいうな。当然教授が何か考えてくれてるだろ)」

緑ローグ「・・・(いや、実はその問題が未解決なので俺たちを目覚めさせられないでいたんだが、あの酔っ払い虎を取押えるために後先考えずに全員起こしちまったらしい)」

青ローグ「・・・(それじゃやっぱり俺たち自力で食料を確保しなけりゃいけないじゃん)」

桃ローグ「・・・(よし、みんな外に出て行こうぜ)」

教授が不在の401号室に不穏な空気が漂い始めていた。
327名無しより愛をこめて:03/05/23 12:03 ID:xXKNRfuu
香川教授がゲストの刑事ドラマを見て肩を落とす仲村だった。
後輩ローグ達の指導からすぐに戻ってたローグも気の毒そうに頷いた。

仲村「先生、また犯人役だったな…。しかも酷い教え子のせいだったとは…。
  つくづく教師運に恵まれてないな(泣)」
東條「せんせいとおなべをかこんでたときは、たのしそうだったね・・・」
仲村「そうだな。あれが事件解明の切っ掛けになるのは皮肉だったな。
  それでも思い出よりも先生に誓った刑事になる夢の為、あえて…」←ひとりで熱弁
東條「ふーん。(←話しを全然聞いてない)
  ねえ?ゆばろーるっておいしそうだったね。こんどつくってみてよ」
仲村「お前は、ドラマの内容よりも食い物にしか目が行かないのか!」
東條「わーん!なかむらくんがいじめるー!たすけてー!ですちゃーん!!」

しかし、デストはまだ寝てるのでガリガリは起きなかった。
だだっ子の様に地面で足をバタバタさせてる東條を通行人がじろじろ見るので
これならガリガリされてた方がマシだったんじゃないかと思う仲村。

木場がとりなしても、結花が優しく声を掛けても、海堂が腹踊りをやっても、
東條の機嫌は治らなかった。
ローグ「…(仕方無いですね。私が何とかしましょう)」
仲村「頼む!お願いだ!」

機嫌が良くなって笑う東條を尻目にサイコローダーにガリガリと引きずって行かれながら
なんか…なんか違うぞと叫びたい仲村だった。
328名無しより愛をこめて:03/05/23 12:22 ID:YqRqQIJa
>326
ちょこっとタイムベント。
Xスレにて出演が確認出来、実際に出演作品を見られるなんてと名無しは、昨
日のおみやさんを見て感動しつつそう思うのだった。(仲村君を見逃した故に
悔しい思いをしたので。)
で。件の七色ローグは、どやどやと外を出ていくのだった
ローグ21「おい、君たち、待ちたまえ!おい!」
ローグネオス「ちょっと待ちなってばぁ!!」
がらんとした401号室。残されたのは三体のローグと、すやすや眠りこける大
きな虎だけである。
ローグ「我々は幸いモンスター用フードを食べたばかりですから空腹感は感じ
   ませんが、問題は彼らです。」
ローグネオス「モンスターフードの残りはあるの?」
ローグ「それが、フードを作ることの出来る唯一の人物が留守中では・・」
ローグ21「香川教授の帰りを待って対策を練るしかないな。」
ローグネオス「待ってられないよ。もし人間に危害を加えるようなことがあっ
      たら大変だし、俺が行ってあいつらを止めて来る!」
ローグ21「待て、ネオス!」
ローグ「21、この場はネオスに任せましょう。」
(注:あえて通常会話型式にさせていただきました。)
329名無しより愛をこめて:03/05/23 12:24 ID:YqRqQIJa
その頃、次なる粗品のお届け先へ向かう園児らは、えらい光景に遭遇していた。件のローグらが無差別に人間に襲いかかっていたのである。
東條「・・・あれ?ろーぐちゃん、いぱーいいるよ。」
ローグネオス「・・・(あっ、さとちゃん、丁度良いところに。)」
東條「ねおす、どーしたの?」
園児はローグネオスのおでこに手を乗っけた。何故か瞬時に事の経緯が園児の
頭に入った。当然、手足をばたばたさせながら慌てる園児。
東條「たーいへーんだぁー!!ろーぐちゃんのえさ、かわないとー!!」
ローグネオス「・・・?(餌?)」
きょろきょろと辺りを見回すと、園児はにっこりと微笑んだ。
東條「よかったぁー。ちかくにすーぱーがあるから、だいじょうぶー。」
数分後。
七色ローグらは園児の機転で一人ずつ「たべっこどうぶつ」を買い与えられ、お
となしく401号室へと帰っていった。

以下、327へ。
330名無しより愛をこめて:03/05/23 12:25 ID:xXKNRfuu
芝浦「ってゆーかさー。なんでローグを、10色なんて半端な数にしたワケぇ?
  色で分けるなら8とか16とか256とかさー
  キリのいい数にすれば良かったのに」←プログラマー的発想
手塚「あんなものが256体も居てどうするんだ?」
香川「ああ、その手がありましたね。次に作る時は#000000から#FFFFFFまでの
  16777216色のローグを製作してみましょうか」
芝浦「え?本気にしたの?(汗」
斉藤「あはは。色の番号の#FE4672と#FE4671ってパっと見て違い判るかな?」
手塚「判るんじゃないのか?絵描きには」←根拠無く言い切る

斉藤雄一や手塚と、バイトの帰りに一緒になった香川だった。

香川「斉藤さんにも必要になる時があるかもしれませんからね。
  人数も増えたことだし、赤色か桃色のローグを手伝いにいかせましょう」
斉藤「そりゃいいですね。手塚の所も新しいスレが出来たし。
  俺のローグが来るとにぎやかになっていいかもしれないな」
手塚「既に浅倉がスレに取り憑いて祓う事も出来ないのにか?
  これ以上余計なキャラが増えると面倒にならないか」
斉藤「うーん。手塚の所はあんまり常連キャラが居ないから良いと思ったんだけど。
  最近、藤宮も我夢も遊びに来なくなったしねー。そう言えば前は良く遊びに来てた金…」
手塚「そいつの名前を口に出すな!やっと祓ったのに黄泉帰って来るぞ!」

401号室の扉を開けた一行は、目の前の惨状に呆然となった。
331名無しより愛をこめて:03/05/23 12:28 ID:xXKNRfuu
山のような丼やお皿やピザの箱が積まれてる中で
ローグ達がお茶で一服していた。

紺「…(狩の時間ダと、みんなでゼールを追いかけていたら…)」
黄「…(奴らが言うには、『食べないで下さい。他にも方法がありまつ』と…)」
赤「…(この世界のMMは人間の食べ物に適応できてるからと…)」
桃「…(じゃあ、それはどこで手に入れるのか聞くと…)」
緑「…(ゼールは『いつも佐野さんに注文してもらってまつ』って言ってました…)」
青「…(それじゃあ我々も同じ様にしてみようと、片端から電話を掛けてみました…)」
橙「…(どれも美味しかったです)」

請求書の山をちらっと見て、
「えーと、ローグはまた今度落ち付いてから迎えに来ます」と手塚と一緒に逃走する斉藤。
ひとの不幸にガッツポーズで大喜びの芝浦。

ひとまず紅白ローグを残して、追加7名には必要な時まで眠りに戻ってもらう香川。
紅白ローグの入れたお茶と請求書の束を前に溜息を付いた。
香川「せっかくバイト料で少しは経費がまかなえると思ったのですが。
  この調子では、また明日にでもテレビのバイトに行かないといけませんね(泣)」
332330-331:03/05/23 12:31 ID:xXKNRfuu
ぎゃふん。
えーと、えーと、すみません。

またリロードせずに送信しちまいました。

たすけて、かんざきくーん!!←園児の必死の呼びかけ
333名無しより愛をこめて:03/05/23 18:29 ID:7mtkPXgE
キィンキィン
神崎「わかった、微妙に修正してやろう…。

   7匹のローグは東條のたべっこどうぶつで落ち着いたものの、
   帰り際に美味しそうな(?)ゼール達と会ってしまい、
   つい狩猟本能が働いて追いかけてしまった。
   ネオスと21も彼らを止めるために後を追った。
   しかし追い詰められたゼールから人間の食べものでも十分ハラが膨れることを指摘され、
   401号室に戻って店屋物を取りまくった…。
   そこへ香川達が帰ってきて、食糧事情から7匹にはしばらく眠っていてもらうことになり、
   一息ついたところで仲村がドラマの話を始めた…。>>327に続く

   でどうだ?
   不満な点があれば、さらなる修正に応じるが…。」

えーと、神崎士郎口調のため偉そうになってすいません。
しかしものの数分の違いで長文投稿がかぶるなんて、
珍しいこともあるものだと思った名無しだった。
334名無しより愛をこめて:03/05/24 00:16 ID:+IDozkXd
>不満な点があれば、さらなる修正に応じるが…。」

ぷちタイムベントThanks!
でもこういうリレー形式はあまり前のを変更したりなかったことにしたりすると面白さが激減してしまうので、
せっかくだけどこれ以上の修正はいいですよと思った名無しだった。
335名無しより愛をこめて:03/05/24 11:27 ID:gsyCF7eG
>>331
そういう理由で、今日もテレビのバイトに出かける準備を始める香川教授。
芝浦も帰って一人っきりの教授に忍び寄る謎の影が…。

401号室の扉がバタンと勢い良く音を立てて開いた。
(31)「今日は弁護士の役だって?スーパー弁護士の俺が色々アドバイスしてあげましょう」
真司「弁護士なら俺だってちょっとアドバイスできるから。なんでも聞いてよ」
(31)「いや、聞かない方が良いですよ。こいつの話を聞いたらお笑い弁護士になりますから」
真司「あんたが参考じゃ悪徳弁護士になって、また殺すか殺されるっつの!」←悪気なく酷ぇ
香川「まあまあ。お気遣いありがとうございます。話は行きながらうかがいますよ」

ちなみに教授の出演は今晩9時のテレビ朝日「土曜ワイド劇場・検事朝日奈耀子」っす、と
去り際にぬかりなくフォローを入れて行くスーパー秘書(25)。

(31)と(25)と真司と一緒に出かける教授を見て、
またもちっと舌打ちして次の機会をうかがう謎の影だった。
336名無しより愛をこめて:03/05/24 11:28 ID:gsyCF7eG
>333
フォローありがとうございましたと、言うだけ言ってささっと引っ込む名無しだった。
337名無しより愛をこめて:03/05/24 15:06 ID:uQMGbMwt
>335
東條「あー、きどくん、ちょうどよかったぁ。さとちゃん、きどくんにおねが
  いがあるのー。」
真司「何だぁ?金の貸し借りなら勘弁だけど・・」
東條「ぶぅー、ちがうもーん。(←むくれてる」
仲村「ああ、粗品の事だな。お前の知り合いの桃井とか言う記者と浅野とかい
  う女に渡しておいてくれ。」
真司「ああ、わかった。」
東條「きどくん、わすれちゃったら、おこるかも・・・」
真司「だぁーじょうぶだってぇ!」
どやどやと出ていく三人。401号室にはローグ三匹と仲村、園児が残った。
教授の出演に備えて、眠らないようにとお昼寝の準備に入る園児と、ビデオと
りゃあいいだろうとツッコミたかった仲村だった。
338名無しより愛をこめて:03/05/25 01:27 ID:oiudNuxL
残るお届け先はあと少しになった3人組だった。
結花「サトちゃん君、お昼寝の時間だからって帰っちゃいましたね…。
  あの子に今まで手伝ってもらって…色々助かりましたね?」
木場「(あの人、子供に見えないんだけどなあ…)
  うん、そうだね。居なくなるとちょっと残念かな」
海堂「じゃあ俺らだけでもさ、次に行こう!次!」


で。着いた所はどこかの暗くてピカピカ光る部屋。
結花「こちらが2人分の参加賞と…それと興奮賞です…。どうぞ…」
ミケラ「お前達、誰だ〜?!」
海堂「んー、怪しいもんじゃない。全然ないから」
ヴォッファ「充分怪しいぞ?バーミア兵!!」
エヴォリアン基地にお邪魔して、要らない騒動を巻き起こす3人組だった。
木場「すみません。すみません。えーと、次に行こうよ(汗」


で。次は迅雷の里に。霞兄弟へ参加賞と哀愁賞のスマブレ社特製スナックを渡す結花。
一鍬「兄者〜!喜べ!食い物だっ!」
一甲「良かったな一鍬。まことにかたじけない。これで少しは腹の足しになる」
結花「…。この雰囲気…雑草まで料理してた浅倉さんを思い出しますね…」
スナック菓子ごときで「美味いぞぉぉぉ!!(口から透過光)」とむせび泣く貧乏兄弟を前に
なんだか可愛そうになって食料関係は全部置いて帰る木場達だった。


…そうしてキャンピングカーの眼鏡と気の弱そうな若者達にも参加賞を贈った帰り道。
海堂「毎日、毎日、歩き回っていい加減疲れたっちゅうの。あと、幾つだ?」
木場「残りは社長と香川裕太君と深海理沙さんだけだよ」
結花「深海さん…ですか…」
木場「…」
海堂「…」
彼女は一番後回しにしようと無言で決める3人だった。
339名無しより愛をこめて:03/05/25 01:30 ID:oiudNuxL
TVを前に溜息を付く仲村。

仲村「予想はしてたけど、また先生が犯人役だった…。
  おまけに途中で死んじゃったし…単なる真犯人の手先だし…(泣)」
ローグ「…(東條さん、番組の進行がゆるかったので、
  せっかくの先生の出番を待ちきれずに寝てしまいましたねぇ)」
仲村「見てたら見てたで、先生がどうのって騒いで大変だったろう。
  そう言えばアドバイスとやらは悪徳弁護士の参考になったかもしれん。
  (31)にお礼をしなきゃいけないな」↑さりげに酷い台詞
ローグ「…(そういえば今日は(25)さんの誕生日でしたね。
  (31)さんへのお礼を兼ねて何か作っておきましょう)」

台所に立つついでに、遅く戻る香川を労おうと軽い夜食を用意しだすローグ達。
しかし、東條達がいつまで待っても香川が帰って来る様子はなかった…。
340名無しより愛をこめて:03/05/25 22:16 ID:xEtSwRJ9
結局一晩中待っても香川は帰ってこなかった。

それもそのはず、香川たち4人は打ち上げと称して、(31)の行きつけの高級スナックで

セクシーな美女達をはべらせながら飲み明かしていたのだった。

もちろん(31)のおごりである。

「いっつもこんなところで飲んでるんすかぁ?」

「ああ、そうだよ・・・おやぁゴロちゃん酒が進んでないねぇ。

 今夜はゴロちゃんの誕生祝も兼ねてるんだから、遠慮なくぱぁーっといってよ」
341名無しより愛をこめて:03/05/26 11:06 ID:sU8uIsRe
(25)「遊びよりも…残してきたうちの用事が心配っす」@家事大好き人間
真司「この酒うまいな〜。お姉さん達が綺麗だとすごくおいしいな〜」@お酒大好き人間
香川「そろそろ戻らないと妻や東條君達が心配しますので」@家庭大好き人間
(31)「いいじゃないの。時にはハメを外して楽しまなきゃ」@人間の欲望って奴が大好き人間

とか何とか言いながらも、「あら〜格好良いおじ様(ハァト)」「可愛い坊や達ね〜」と言われて
嬉しくなって勧められた高い酒をガンガン飲んでしまう一同だった。

…しばらくして。

すっかり目がすわってスパナ片手に宙を見る香川教授@去年暮れの連続撲殺犯役
俺はもう見習い記者じゃない!俺は存在する!と叫んでる真司@ほとんどリュウガと変らず
パチンコ帰りが似合いそうなやくざ者と化す(25)@byお義母さんといっしょ

今にも血で血を洗うようなバイオレントな場面が始まりそうな不穏な空気を目にして、
怖いよ〜この酔っ払い達怖いよ〜と隅で怯える(31)@助けてゴロちゃ〜ん!
てんぱってて、ゴロちゃんが酔っ払い側な事をド忘れ中↑

お姉さん達の機転で、もっともっと飲ませられ結局酔いつぶれてグーグー寝る大人3人と、
それを前に途方に暮れる(31)だった@マグナ早く来て〜!!(泣)
342名無しより愛をこめて:03/05/26 11:59 ID:sxUnJ9nl
飲んだくれている三人が潰れていたその頃。
??「流石は旧日本軍で開発された最新鋭の兵器だけれど、まだまだ改良の余
  地が残されているわね・・」
薄暗い研究室で、一人黙々と人造オルフェノクに変わる狂戦士を量産している
深海理沙。昔の軍事主義気質はどうであれ、研究に関しては殊の外真面目な彼
女であった。
??「・・・つまづいたっていいじゃないか、人間だもの。」
突如発せられた声に一瞬驚きながらも、思わず振り返る深海。そこには「にん
げんだもの」を片手に薄く笑いを浮かべる、もう一人のデコ<デコ言うな!>の
琢磨逸郎の姿があった。しかも丁寧に包まれた粗品が入った紙袋も下げている。
琢磨「来る途中、長田結花に頼まれましてね。まぁ流れで参加した貴方にも粗
  品を渡していただきたいと。」
深海「ああ、そう。どこでもいいから適当に置いて下さる?」
琢磨「なるほど、自分が対象としてみる物以外は、全く興味を示さない。貴方
  らしいと言えば貴方らしいですが・・。」
言葉も返さぬまま、モニターに映し出された狂戦士に関するデータを解析する
深海。
深海「・・・ところで粗品って何なの?」
琢磨「Tシャツとボールペン、システム手帳です。私も同じ物を頂きましたから。」
深海「システム手帳・・丁度よかったわ。新しい物を買っている時間がなかっ
  たの。・・こっちの方が楽しくて・・(ニヤリ」
モニターを見ながらくすくすと笑う深海を見、琢磨は思った。
「科学者という者はどこも似たような者ですね」と。
343名無しより愛をこめて:03/05/27 12:29 ID:sgqQnszR
いつまで待っても香川が戻らないので
「せんせいが、かえってこないよ〜」と泣き騒ぐ東條。
泣いても仕方無いからおとなしく待ってろとたしなめて
お約束でガリガリされて行く仲村だったが…。
仲村「あれ?」
よたよたと引っ張られるガリガリにはいつもの迫力もダメージも無かった。

デス「うが〜(ボウズの気力が萎えてると力が出ねえ。『助けてトニー!』って気分だぁ)」
ローグ「…(あなた自身がトラなのに、トラに助けを求めてどうするんです?!)」

泣き疲れて丸くなって眠る東條に、タオルケットを掛けてやる仲村。
仲村「お前、先生が居ないと滅茶苦茶弱くなるな…」


で、その頃ゴージャスなお店では。
眠る酔っ払い3人に囲まれてマグナギガの救援を待ってる所を誰かに肩を叩かれ、
振り向いた所にコピペを付きつけられる(31)。
>341
>てんぱってて、ゴロちゃんが酔っ払い側な事をド忘れ中
通りすがりの芝浦に「ぷ。もうアルツなの?年だから仕方ないかもね〜」と笑い逃げされて、
「助けてポパ…もとい!マグナ〜!」な気分の(31)だった。


そして怪しい研究室の深海のもとに、部下の水城史朗から連絡が入った。
水城「深海一尉。ターゲットは、なかなか一人きりになりません。
  今も人の多い店内で眠ったまま…あ!たった今、緑の巨大メカに運ばれだしました。
  これからどうしますか?」
深海「眠ってるの…?それは好都合かも?そのまま監視を続けなさい。
  あの男、いつも回りを生徒やモンスターに囲まれててガードが異様に固かったけど、
  彼らがバラバラになってる今が一番のチャンスなのだから」

その頃、俺の(中の人の)誕生日を祝えー!!と、お祝い強制の旅に出かける浅倉が居た。
344酔っ払い達の見た夢1):03/05/27 15:02 ID:/LlH/hIY
香川教授は夢を見ていた。

うららかな昼下がり、研究室には例の粗品を届け終えたらしい琢磨が顔を出し、東條が何やら一人で接待している。

東條「ねーねーたくまさん、おちゃっぱきれてるからぼくの『マミー』でいーい?おいしいよー。」
琢磨「フ…お子様向け乳酸飲料ですか。勘弁して下さいよ。
       まあこんな三流キャンパスで昼間からモンキーズランチとは行かないでしょうが。」

相変わらずシニカル度全開な態度の百足フェノクである。

東條「小声で:(ねえねえですちゃん、もんきーずらんちってなに?)」
デ「(あーそりゃアレだ、コーヒー牛乳に酒ぶち込んだみてーな糞甘いカクテルだな、坊主。)」
東條「ふーん、そうなんだあ。」

東條「ねえねえたくまさん、さけがこーひーぎゅうにゅうっぽかったらいいのー?」
琢磨「それはまた随分と大雑把な表現ですが…ま、お手並み拝見しましょうか。」

数分後、琢磨の前にはきちんと冷やされたカクテルグラスが置かれていた。

○印のコーヒー牛乳で縁まで満たされたグラスの中央には 

  鮭 の お 頭 が鎮座していた。

琢磨がそれを飲んだかどうかは謎のままである。

香川「度を過ぎたお酒は、碌な夢を見せないものですね…」
悪夢から跳ね起きてそうひとりごちる香川教授だった。
由良吾郎(26)は夢を見ていた。

何故か舞台は空で時代はコズミックイラだった。

何故か彼の先生は金髪でアニメ系ワハハ顔になっていた。

何故か絶好調でマグナギガっぽい巨大モンスター(?)に乗り込み、
バーニアを噴射して熱線の刃をかわしまたバスターライフルを構え、空気が
焦げて辺りにイオン臭が満ちたり装甲面で発生した衝撃波にはじきとばされ
たり、ぶっちゃけ観ている側としてはよくわかんないのだが、取り敢えず
彼の先生的には幸せそうだった。

が、

撃墜された時の台詞は吉本テイストに「熱い熱い熱いイタイイタイイタイ!」だった。

不吉ッス!不吉すぎるッス!と跳ね起きる(26)だった。

予知夢スか。予知夢なんッスか!?と苦悩する(26)の背後で、イヤそりゃ
(26)が寝ている間にコソーリ観た『ガンダムウォーカー』の悪影響だとは白状できない
(31)だった。

取り敢えず、明日はちゃんと仕事しようと思う(31)だった。
346同上。:03/05/27 16:37 ID:/LlH/hIY
城戸真司は夢を見てい‥‥なかった。

店から泥酔客の連絡を受けて嫌々迎えに来た秋山蓮は、しばらく考えた後、
爆睡する真司の耳元で『生き人形の話』ば〜い稲川淳二を流し、放置してみた。
ttp://www001.upp.so-net.ne.jp/monday19/inagawa.html

人前で酔っぱらって正体無くすのは恥ずかしい事と知れ!と風紀委員な秋山蓮であった。

城戸がその後どんな夢を見たかは、誰も知らない。
347名無しより愛をこめて:03/05/28 00:00 ID:tBQ67Rl2
「何か寄越せぇ!」
「プレゼントちょ〜らい」
「何か寄越せぇ!」
「プレゼントちょ〜らい」
浅倉と象オルフェの不毛な会話がエンドレスで続いていた。

青木「何やってんだ?あれ?」
赤井「今日は緑川の誕生日とかで、あいつが何か贈るとか言いだして
  通行人からカツアゲやってたんだが…。ちょっと妙なのに絡まれてな」
青木「良い奴だなあいつ(ほろ)」
赤井「…良い奴か?(汗」
348名無しより愛をこめて:03/05/28 01:03 ID:tBQ67Rl2
赤井「もちろん『今日』と言うのは27日の事だぜ(ちょっと汗)」
緑川「け!タイムリーなネタを時間を越えてから書く奴が居るかよ。だせぇ」
殴り合う赤井と緑川を見ながら、最近誕生日がバッティングする奴って多いよなーと
茶をすすりながら現実から逃避する青木だった。


一方で北岡事務所そば。
目覚めたばかりの酔漢をどうからかおうかなと考えてる所を誰かに肩を叩かれ、
振り向いた所にコピペを付きつけられる芝浦。

http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1046763311/932-935n
932 :名無しより愛をこめて :03/05/27 19:59 ID:KMZGDm1x
   秋刀魚御殿に森下千里が出てる。
933 :名無しより愛をこめて :03/05/27 20:00 ID:Vmy3jBJS
   さんま御殿にめぐみ。
934 :名無しより愛をこめて :03/05/27 20:28 ID:rMTl5thL
   さんま御殿の裏「運命のダダダダーン」に太陽
935 :名無しより愛をこめて :03/05/27 20:39 ID:4lZd7ikM
   めぐみはガイよりも目立っていた

「いや、めぐみさんより芝浦さんの方が目立ってました。
 芝浦さんの御殿時の絶妙なマシンガントーク、本当に素晴らしかったっすぅ〜〜」
酔いでふらふらだけど壮絶な笑みを浮かべた(25)に、(31)の仇とばかり言い逃げされて、
「助けてメタちゃ〜ん!」な気分の芝浦だった。
349名無しより愛をこめて:03/05/28 02:27 ID:9GaTwFuu
浅倉「ちっ…収穫ゼロか・・・」
象フェノクとの不毛な言い争いにイライラして、
適当にボコって(ひでえ)ねぐらにもどってきた浅倉だった。
と、後ろでガサリと音がした。
浅倉「誰だ!そこにいるのは」
ビクリと肩を震わせ、踵を返して駆け去っていくセーラー服のお下げの少女。
そして、後には、
「おたんじょうびおめでとう」のプレートとかわいいヘビさん型の砂糖菓子が乗った
バースデーケーキが残されていた。
浅倉「なんだアイツは・・・まあいい、これはもらっておくか」
実加ちゃんの気持ちが届いたかどうかはともかく、
ケーキは無事、浅倉に丸かじりされたのだった。
350山崎渉:03/05/28 09:17 ID:W1AbijsO
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
351名無しより愛をこめて:03/05/28 12:47 ID:kahhZfsI
>350
浅倉「・・・殺るか?あぁ・・?(ニヤ」
とりあえずボコっておく浅倉だった。

それはさておき。401号室で香川の介抱にいそしむ面々。
仲村「節度というものを考えて下さい。まったく先生とあろう人が・・」
香川「・・・すまない、仲村君。」
ローグ「・・・(心配だからと仲村さんと探しに行って正解でしたね。)」
デス「うがうがう(しばらく酒はこりごりだぜ。)」
東條「せんせい、うめぼしのはいったおばんちゃのむと、だいじょうぶだよ〜。」
香川「ああ、ありがとう東條君。・・・ところでそれは?」
東條「・・・あ!!」
園児が慌てて隠したチラシ「本日開店!スマブレトイストア」を見た香川。
再び波乱は起きる・・のか?
352名無しより愛をこめて:03/05/28 16:33 ID:9GaTwFuu
その頃、水城は無線ごしに深海の叱責を受けていた。
深海「逃がしたですって!?何をやっているのよ!」
水城「申し訳ありません」
言いたいことは山ほどあった。
火器で重装備した緑の牛型巨大メカ。
予想外の迎えの到着。
任務に失敗したのは、決して水城が無能だからでない。
だが失敗は失敗、言い訳など通じないことを水城は知っていた。
だから黙って深海の悪罵にも耐えるのだ、それが男のダンディズム・・・

凌駕「って幸人さん、何ぶつぶつ言ってるんですか?」
幸人「うるさい!お前にはダンディズムがわからんのか!」

物陰から状況を見ていて、すっかり浸っていた三条幸人だった。
353名無しより愛をこめて:03/05/28 22:24 ID:gwVRpVhY
ティラノ「おい、今日は新しく開店するお店に舞ちゃんを連れてってあげる約束だテラ。
     早く帰るテラ!」

凌駕「いっけない、忘れるところだったー」

幸人「なんて店だ?」

凌駕「ええと、何てったかなあ・・そうだ、スマブレトイストアですよー」

幸人「スマブレ・・?なんだか嫌な予感がするな・・」
354名無しより愛をこめて:03/05/29 12:45 ID:ljaxPE4f
スマブレトイストア一号店開店セール。
メインで出資しているのはスマブレ社であり、もちろん生産ラインも全て社で
まかなっている。設計・原型及び型どりは日本、中国にある工場では組立と着
色、梱包まで行っている。
簡易梱包のためコストもかからず、一部業界では<玩具業界のダ○ソー>と揶揄
されているらしい。
ちなみに店内は。マイナーな玩具からメジャーな玩具までを全て取りしきって
いる、小規模だがなかなか濃い品揃えである。そしてごく一部の一般市民も大
いなる期待を寄せていた。ついでに言うと一部商品の原型製作も自分で行った
とか。
それはさておき。
東條「なかむらくーん!あーるあんどえむのじゅうさんらいだーせっとが、い
  ちまんえんだってー!!」
仲村「・・・R&M-exオルタナティブとゼロのセットが2980円!?どういう値段
  の付け方だ・・」
凌駕「あ!舞ちゃん、ハム太郎のお兄ちゃんがいるよー。」
舞「おにいちゃーん!」
東條「あ、りょうがさんたちだぁ〜。」
保護者同士と園児同士、ご近所さんの如くマターリと会話を交わすのだった。
355名無しより愛をこめて:03/05/30 00:02 ID:U+86GLK7
凌駕「あ!ほら、舞ちゃん、開店記念イベントで、のど自慢大会やってるよー。」
舞「わあ、楽しそうー。」
仲村「合格の鐘がなったら、5万円分の商品券か・・悪くないな。」
東條「ねーねー、ぼくさんかしてくるー。いいでしょー。」
仲村が止める間もなくステージに駆け上がり、いきなり「ハム太郎とっとこ歌」を歌いだす東條。
司会者のおねーさん「順番を守ってもらわないと困りますぅ。まず受付でエントリーしてくださぁい。」
もめてる間にさっさと舞のエントリーを済ませている凌駕。
凌駕「ほーら、こんなこともあろうかとこれを用意しておいたよ。」
京都でもらってきた青影の衣装を差し出されて、わーいと喜ぶ舞だった。
356名無しより愛をこめて:03/05/30 00:49 ID:MoDhWrjo
香川「まさか、こんなに早くチャンスが来るなんて…。」
仲村「先生…?」
香川「神は私を見捨てなかった…!待っててくださいみゆきタン!!」
お子様たちに混じって猛然と受付に向かい、エントリーする香川の姿に
仲村は言い知れぬ不安を感じるのだった…。
357名無しより愛をこめて:03/05/30 12:26 ID:OOYCgjLL
司会「えーん、すみませ〜ん。これってぇ、保護者の方と中学生までのお子さんだけが
  参加できる催しですので。申し訳ありませんですぅ」
佐野「残念でしたね〜百合絵さん」
百合絵「ええ」
佐野「百合絵さんでしたらきっとs(以下略」
百合絵「まあ。うr(以下略」

突然、店内で水鉄砲で遊んでた子供達に巻き込まれ集中攻撃を食らう、いちゃこらカップル。
退散するカップルを見ながら子供達に飴を渡しつつドスの聞いた声で受付に立つ男。
高見沢「参加者2名。こいつと、こいつの保護者の俺だ」
芝浦「よろしくね、お姉さん」

仲村「待てぇーーー!芝浦!経済学部現役大学生21歳のお前のどこが中学生だ!」
芝浦「でももう、受かっちゃたからぁ…。(東條の口調を真似て)
  それ言い出したら、お前んとこの身の丈6尺どうなるの?お互い様じゃん」
仲村「大体お前ら、賞品なんて欲しがるか?充分過ぎるぐらい金はあるのに?」
高見沢「はした金なんかどうでもいいんだよ!前回歌えなかった雪辱を晴らせるならな!」

司会「ちなみにーお子様のど自慢なので、お下品な歌や社会的に不愉快な歌を歌っちゃうと
  怖〜い怖〜い、バッシャーちゃんがお仕置きしますので、気を付けてくださいね?」
高見沢「なんだとー!!また俺の自慢の18番が歌えないって言うのかー!」

だからお前の18番の持ち歌って何なんだと、高見沢を小1時間問い詰めたい仲村だった。
358名無しより愛をこめて:03/05/30 12:58 ID:OOYCgjLL
(31)「子供と保護者だけなのか…。そうだ!うちのスレのちび達を連れて来れば…」
(25)「ダメっす。あの子らは他のスレには遊びに行かない約束っす。
  それにあいつらが玩具屋に来たら、食玩と間違って買って行かれて騒動になります!」

やだやだ歌いたいと騒ぐ(31)を、騒ぐと何も買って上げませんよとたしなめる(25)。
本当は(25)こそ(31)の保護者みたいなものだよなぁと、影から涙を流すマグナギガだった。
359名無しより愛をこめて:03/05/30 12:58 ID:OOYCgjLL
真司「私はこの娘の保護者です(いつかの眼鏡セールスマンスタイルで名刺を渡す)」
美穂「ぱぱ〜。あたし頑張っちゃうから〜(腕に捕まってブリっこ風に甘えながら)」

可愛いピンクのリボンに短めなドレス、白タイツでロリロリな格好でキメてる美穂だった。

裏真司「…。(汗)お前ら、幾らなんでも無理があるって…」
360名無しより愛をこめて:03/05/30 13:00 ID:OOYCgjLL
司会「その方ら、年は幾つじゃ?」

令子「はい、15にてございます」
めぐみ「同じく15にてございます」

ちゃら〜ん!(日本刀に手を掛けながら立ちあがり)
司会「ぬぅあにをぉ言ってるこのクソアマぁ!
  ひとが黙っておとなしく聞いてりゃぁ付け上がりやがってぇ。
  そこへ直れ!手打ちにしてくれるわ!」

追い掛け回される2人を見ながら、まだバカ殿でこのネタやってるかなーと
鼻をほじりながら生暖かい目で見る大久保だった。
361名無しより愛をこめて:03/05/30 13:01 ID:OOYCgjLL
拓也「お前の子供のフリしてやるんだから、お前の分け前は1/4でいいよな?
  お前歌うと絶対落ちるから俺の足引っ張るなよな」
秋山「ハシャグな!」

恵子「あたしの事好きなら、応援しなきゃダメよ。優勝しなかったらあんたのせいだから」
啓太郎「はいはい。頑張ってね(溜息)」

太一「真魚姉ぇも頭が固いな〜。中学生だって誤魔化せば、参加できたのに」
翔一「あはは。真魚ちゃんは高校生だからダメだよ。ルールはちゃんと守らなきゃね?」

…ここはクソガキ博覧会かと絶望的な気分になる仲村だった。
362名無しより愛をこめて:03/05/30 13:02 ID:OOYCgjLL
実加「5万円…」
普通の中学生にとっては、かなりの大金だった。

御馳走を前に「あのひと」が嬉しそうに笑う姿を思い浮かべた実加は
すぐに受付に向かった。
363名無しより愛をこめて:03/05/30 13:07 ID:OOYCgjLL
立ち寄った香川家で一緒にご飯を御馳走になる木場達だった。
仲の良い母と子の様子に、ほろっとなる木場。なぜか悲しくなって胸が痛くなる結花。
全然遠慮せずにお代わりする海堂。

おもしろいお兄ちゃんと裕太に懐かれてご機嫌になり、
そう言えばうちの会社のオモチャの店がオープンだぞとチラシを渡す海堂。
結花「あとは社長だけですね…」
海堂「どうするよ?シャッチョさんにぃ、自分自身の会社の物をあげても喜ばんだろ?」
木場「社長のあの歌で参加賞を贈ると、琢磨さんの機嫌が悪くなるだけな気がするけど」
結花「でも。こういうものは…気持ちですから…」

突然、木場の携帯が鳴った。
戸田「悪いな。本社じゃなくて、スマブレトイストアの方に回ってくれ。
  店の手伝いと、それとのど自慢のイベントがあるから、そちらのサポートも頼む」
結花「のど自慢…ですか?また?」
木場「やっと…やっと前の積み残しを消化したと思ったら。また歌のイベントが…」
がっくり肩を落とす木場。大丈夫ですかと背中を支える結花。

木場や結花の様子を気にする事無く
丁度良かったなぁ、そのオモチャ屋に一緒にGO!!だと裕太を肩車してハシャグ海堂だった。
364名無しより愛をこめて:03/05/30 13:14 ID:OOYCgjLL
…こうして355から363に渡って盛りあがったのど自慢も盛大に幕を閉じた。

嬉しそうな実加ちゃんを背に、仲村の袖を引っ張る園児。
東條「ねぇね?はやくかいものにいこうよー」
365名無しより愛をこめて:03/05/30 13:21 ID:OOYCgjLL
キィィィン...  キィィィン...

まあ、幾らなんでも364はやり過ぎだと俺も思う…

俺が355で振られたネタを見て…どう思ったかは…察してくれ…

だが俺の主義として…どんなネタでも頭から否定はしない…ネタはネタで返す…

だから…


「364-365をタイムベントで消して、このままのど自慢を続ける」

「364-365をあったものとして別な話しを続ける」

このスレの住人として好きな道を選んでくれ…
366名無しより愛をこめて:03/05/30 16:59 ID:yTbgSWEU
トイストアのネタをふった名無しっす。
まぁ、のど自慢の展開はちと強引とは思いましたが、それはそれでいいんでは?

本編)
木場「乗用ホースオルフェノク疾走体が、今なら2980円ですけど・・」
海堂「乗用エレファントオルフェノク!!これがなんと3800円!!どうですか
  おくさーん!!」
結花「あの・・サイドバッシャーままごとはうすが・・いまなら・・4800円で
  ・・あ、ごめんなさい・・」
スマブレトイストアの臨時社員の三人だった。
木場「あのー店長・・」
戸田「何だ?」
木場「この・・ホースオルフェノクの注意書きの・・自走するので注意!って
  何です?」
戸田「あー、それか?商品開発に協力してくれた深海が、片手間でお前らのデ
  ータを一部拝借して作ったんだと。」
木場「・・・それってかなりやばくないですか?(汗」
367名無しより愛をこめて:03/05/30 17:08 ID:yTbgSWEU
木場「あと・・アレもどうかと思うんですけど・・」
三人が仰ぎ見る、店内の中心。
そこには「麗しき社長・村上峡児」という黄金のプレートを付けたフィギュアを
頂きに置いたプラスチックのタワーが。
戸田「アレか?モデルはさておき・・まぁ出来は良いだろ?例の無償で寄付し
  た一般市民が、ある報酬を条件に作ったものだが・・」

その時、ほけーと像を眺める木場の後ろを。

ほくほく顔で両手一杯にガ○プラを抱えてうろちょろする31の姿があった。
368名無しより愛をこめて:03/05/30 23:05 ID:ZN/eG4vi
>>365
優衣「お兄ちゃん、あたしは>>355-356でのど自慢が始まったのも面白かったし、>>357-364の展開も面白かったよ。
たしかに>>364はちょっと強引な気もしたけど、それもありだと思うの。
タイムベントは、レスの内容が物語の時間軸上で前後したときに整理するためにちょこっと使えばいいわ。
どんなレスであっても、なかったことにしてしまうなんてやめて欲しいよ。
お兄ちゃんがそんなことするくらいなら、あたし消えちゃってもいいから・・・」
369名無しより愛をこめて:03/05/30 23:43 ID:LED2XBrL
…こうして354から367に渡って盛りあがったスマブレトイストアオープンセールも盛況のうちに閉店した。

嬉しそうな園児を連れて401号室に帰ってきた仲村。
東條「ねぇね?あしたはからおけにいこうよー。ねんれいせいげんもないしさー」
370名無しより愛をこめて:03/05/31 00:06 ID:Bf7tZXJ8
仲村「お前、あんだけ歌ったのにまだ歌い足りないのか!?当分カラオケはナシだ、ナシ!」
東條「えーん、ですちゃん〜、なかむらくんがいじめる〜」
当然のごとく、引きずられていく仲村だった。

>>357-356さん
 今までの展開がイヤだからといって、1人で長々と書き込んだあげく
 強引に展開を変えてしまうのは
 出来たら今後は自粛して欲しいなー、と思います。
 悪意の連鎖はもうこりごりですよ〜)
371名無しより愛をこめて:03/05/31 00:32 ID:4Tb1Rrmc
その頃、舞を背にのせて凌駕も帰途についていた。

凌駕「舞ちゃーん、残念だったねー。
   青影さんのコスプレ似合ってたのにねー。
   お歌もちゃーんと青い忍者さんの歌う歌だったのにねー。」

ティラノ「いくらなんでも「忍び恋」という選曲は幼稚園児には渋すぎたと思うテラ。
     いったいいつのまにおぼえたんだテラ。」

舞「・・・・・」

凌駕「おやぁ舞ちゃん寝ちゃったんだ。
   どんな夢を見てるのかなー。」
372370:03/05/31 00:57 ID:Bf7tZXJ8
あっ!
>>357-365の間違いでした!すいませ…

ぶち。
ティラノ「ん?何か踏んだテラ?」
凌駕「ティラノ、静かにしないと舞ちゃんが起きちゃうよ。
   舞ちゃんどんな夢を見てるのかなー」
373名無しより愛をこめて:03/05/31 08:49 ID:41XxTZ93
強引に終わったような気もする開店セール。
倉庫に山ほど堪っているセール用の在庫を見ながら、戸田と31は途方に暮れて
いた。
戸田「こっちの主旨も解ってもらえなかったようで残念だったな。」
31「ハッタリでいろんなライダー関係のおもちゃネタを、あることないこと振
 って「いまならシザース愛用日曜大工ごっこセットが2980円!どんな壁でも
 塗り込めちゃう!」とか「全裸なりきりセットがオール100円!!やっぱ全裸
 だし」とか「バッシャーままごとハウスが暴走した!!一般人おそってどうす
 る!!」とか「乗用オートバジンの在庫全部まで暴走した!!それを阻止する
 は乗用ホースオルフェノク!!これがホントの騎馬戦か?」とかしょうもな
 いドタバタで盛り上げようと思ったけど・・ムリあったみたいねー(泣」
戸田「最後は村上社長のスタチューがゲンキ玉で滅茶苦茶にするオチだったろ?どっちにしろ、やはりのど自慢の焼き回しは強引にでも止めるべきだったか。」
31「でも一人で書くと反発あるし迷惑かけちゃうからさ、それは逆効果じゃな
 いの?」
25「先生、ネタフリの例として、これは、おもちゃではないだろうってネタを
 一本か二本振っておけば問題ないんじゃないっすか?」
さすがにおもちゃじゃネタ振りにくかったのか、まぁ、ネタののるかそるかは、
名無し次第なわけで。かつてのネタみたいなドタバタも見たかったなぁ、と。
途方に暮れた名無しはバジンと一緒に黄昏てしまうのだった。
374名無しより愛をこめて:03/05/31 10:55 ID:41XxTZ93
31「いつまでも在庫の前でくよくよしてもしょうがない!店内販売の改善案を
 出すためにさ、いっそ消費者の代表者を募って改善案を出させようよ。」
25「いいっすね、それ。今後の売り上げ向上にもなるし・・」
戸田「それなら消費者の代表は香川教授にするか。一児の父親として、子供が
  どんな物に興味があるかとか案を出してくれそうだしな。」
31「俺は・・・?」
戸田「まぁ、あんたももちろん参加な(汗」

開店セールの赤字を解消すべく、トイストア店長兼中間管理職・戸田英一は、
一大勝負に出たのだった。

31「会議の場所はウチの事務所でいいよね?ゴローちゃん。」
25「・・先生、どさくさに紛れて自分の趣味をぶち込もうって腹っすか(泣」
375名無しより愛をこめて:03/05/31 11:13 ID:41XxTZ93
北岡法律事務所にて。
31「・・・そんな訳でさ、保護者のメンツを募って消費者同士話し合いをしよ
 うってわけ。あんたも参加するでしょ?東條の保護者なんだしさ。」
仲村「まぁ、な。あいつが余計なおもちゃを欲しがるもんで、やりくりに苦労
  しているからな・・。」
凌駕「舞ちゃん、イグレックのおもちゃにすごく喜んでましたよ!ああいう夢
  のあるものって、たくさん作って欲しいですね!」
テラ「おい凌駕、話し合いは会議の時にしろテラ!まったく気ばかり焦りやが
  って。・・お?おめぇさんも31の保護者として参加するテラか?」
25「・・・俺・・保護者、っすか(泣」

戸田「とりあえず上記メンツの他にも募集だ。飛び入りでコネタも待っている。
  架空のおもちゃネタ要望なら何でもいい。じゃんじゃん振ってくれ。」
376名無しより愛をこめて:03/05/31 12:07 ID:dBlMZnPa
(1.2話しか登場していないキャラを採用しすぎると、参加する人間が
 限られる上に読んでいる人間にもわけがわからないと思うぞ、と
 事前に言ってみる名無しだった。)
377名無しより愛をこめて:03/05/31 13:53 ID:41XxTZ93
ご指摘どうもありがとうです。
31「そうだよねー。俺とか華のあるメインキャラを差し置いて、誰?ってな奴
 が出しゃばっても、参加する人もそうだけど、ネタフリに困るしね。」
戸田「そうだな。まぁ脇は脇でもセミレギュラーまでってことで。
  但し特撮系で誰でも解るようなオイシイキャラは例外にするか。
  俺や赤井みたいな奴はな。」
31「あと、こいつとこいつを強引に親子にするってのもアリだよね〜。
  一般人同士(?)の馬鹿馬鹿しい討論や改善案を期待してるよ〜。」
ベノ「しゃー(浅倉威の保護者ですが。あのー、モンスターでもありっすか?)」
31「・・・ま、いいんじゃない?(汗」
378名無しより愛をこめて:03/05/31 23:36 ID:bW23SY4Q
>>373
キィィィン... キィィィン...
神崎「本当に済まない…。
  悪意のポトラッチ(報復合戦)に巻き込んでしまい…ネタを潰させてしまった…。
  意趣返しが来るような余計な書き方をした俺のミスだ…。
  玩具ネタの展開がどうなるか興味があったのだが…残念だ…」

「高見クン、イマ私ヲ呼ビマシタカ?」
いいえ違いますとガルドサンダーに外につまみ出されるポトラッツ教授だった。

>>370
神崎「展開を潰すつもりは無かった…。あまり議論ばかりに寄るとスレが荒れるからと…
  ネタはネタとして飲み込んで…振られたネタに沿った形で流れを書いて…
  363で終わらせて次の人に回すつもりだった…。
  だが…。

  避難先の紅白のトラブルが原因で去っていった人達や…。そのもっと前の紅白絡みや…。

  ごたごたで始まったのどじまんだが…ネタ書きの意地で…イベントを自然消滅させずに…
  なんとか話しを繋げようと書いた事や…。そういった諸々を思い出すと…

  コピペ失敗で360の冒頭の『子供2名参加しま〜す』が消えてるのに気付かないぐらい…
  冷静でいられれなくなって…気が付いたら364でイベント一気消しをしていた…。

  書いてから…さすがにこれは一方的過ぎると思い…365で…
  継続の意思があれば続けて欲しいと書いたが…
  結局…不要な悪意の連鎖を呼び込んでしまっただけだった…。

  あの場合…再度の『のど自慢』ネタが出た時点で…
  ネタを出した相手ときちんと話し合っておくべきだった…と思う…。

  神崎調なので偉そうな物言いになって申し訳無いが、まずはこの辺で…」
379名無しより愛をこめて:03/06/01 01:03 ID:qJM2z85P
峡児「・・・今ご説明したように、トイストアは初日から予測を大幅に上回る来店客数を迎え、
 また、喉自慢大会などイベントも大盛況だったのですが、それにも関わらず売上は芳しくなく
 在庫が山積みの状況です。そこでいよいよあなたに活躍していただく番だと考えたのですよ」

冴子「わたしに夜の商売だけでなく昼の商売も預けようというのかしら?村上君」

峡児「このようなこと任せられるのは、わたしの信頼するラッキークローバーでもあなただけです。
 正直言って琢磨さんもミスタージェイもふがいないし、北崎さんはこういう方面は少々センスに
 欠けるようですから」

冴子「わかったわ。では明日の経営会議でまた会いましょう」
380名無しより愛をこめて:03/06/01 01:26 ID:e2/zRwcb
子供、白い虎……とくれば、
どうしてもビャッコレンジャー、もといキバレンジャーが浮かんできてしまう。
保護者は天風星リンとして、でも特別なイベントじゃなきゃ出さない方が良いかな
なんて周囲の顔色を窺う、臆病な、名無しがいた……
381名無しより愛をこめて:03/06/01 12:39 ID:3bZNls1H
琢磨「心外ですね。ネタに困らない僕を差し置いて、影山さんが店舗改善の責任者に任命されるなんて。」
戸田「全くだ。まぁお前が出し抜かれた当たり、俺的にはオイシイが。」
琢磨「・・・よしましょう。あなたと言い争っても時間の無駄です。私も社員として今回の話し合いに参加しますよ。(ニヤリ」 戸田「言っておくが、趣味に走るなよ。」
琢磨「フッ。僕はどこかの三流弁護士とは違いますよ。」 そう言いつつ、大人専用ファイズギアセット・自分でカスタマイズ可能案をコソーリ提案したい琢磨だった。
琢磨活躍記念あげ。
382名無しより愛をこめて:03/06/01 22:02 ID:mvIgsb6f
>>380
冴子「なるべくいろんな方から意見を募るというのが村上君の考えよ。
   さすがにこの会議室に大人数が入るのは無理だから、有名な方しか呼ばなかったけど、
   招待されてない人は電話による意見も受け付けているからぜひ利用してね。
   でも、
   >>376さんの意見ももっともだから、あまり長い意見は出さないこと。
   1レスに抑えてね。
   あと、名前は正確に名乗ってね。偽名やペンネームはダメよ」

(あまり参加者を限定するのも線引きが難しいので、こういうルールでどうでしょう…
と、提案してみる名無しだった。)
383名無しより愛をこめて:03/06/02 01:11 ID:u+K8Fkl0
Mr.J「この子の意見を聞いてやってくれませんか」
香川「…?いったいどうやって犬の意見を聞けというのですか?」
村上「わが社の技術力をなめてもらっては困りますね。
   ご覧ください。これが間もなく商品化される予定の「スーパーバウリンガル(仮称)」です。
   文字だけではなくちゃんと音声にして伝えてくれる装置です」
皆が注目する中でチャコは人間の言葉でしゃべり始めた。
384名無しより愛をこめて:03/06/02 11:24 ID:BjUgxRdu
注目していた。誰もが注目していた。
Jは喜々とした表情で待ちかまえていた。シャッチョは自信ありげに待ちかま
えていた。31は、止せばいいのに無茶な提案ばかりを考えていた。
テラと凌駕はワクワクしながら待ちかまえていた。

そして期待の集まる中、なめらかな日本語で、チャコはこう言った。

ウサーイハゲー。

その瞬間。
約一名が、半分砂になりかけた。

香川「まぁ・・素晴らしい技術力ではありますね。」
戸田「・・・・・(ひたすら笑い転げる」
385名無しより愛をこめて:03/06/02 11:49 ID:CmDspOna
J「キヲ トリナオシテ…。チャコ、イケンヲ キカセテ クレナイカ?」(少し錯乱気味)
チャコ「チャコは眠いチャコ…少し寝かせてくれチャコ…」

…約一名はが八割が砂になった。

香川「…本当に…素晴らしい…技術力ですね…」
村上「そうでしょう、そうでしょう!(勝ち誇ってる)」

この会社の行く末が気になり、笑いも止まる戸田だった…
386名無しより愛をこめて:03/06/02 12:59 ID:BjUgxRdu
テラ「父親として、ちと真っ当な意見をさせて貰うテラ。」
香川「私も少し提案がありますが・・いいでしょう。お先にどうぞ。」
テラ「すまねぇな。じゃあ遠慮なく。
  親としては、あのプレイランドをどうにかして欲しいテラ。」
村上「ほう・・。私が考案した、完璧な設備に何か意見があると?」
テラ「遊具の安全性について考えて欲しいテラ。あまり物騒な遊具は子供を預
  ける親として心配だテラ。」
村上「安全性には完璧を記しています。」

テラ「遊具が全部オルフェノクモチーフじゃあ、子供が怖がって寄りつかねぇ
  テラ!」

・・・・・。
確かに村上社長の言うとおり、プレイランドの遊具設備は完璧だった。
だが灰色一色の不気味な遊具は確かに恐いわな、とおもう戸田であった。
387名無しより愛をこめて:03/06/02 14:27 ID:BjUgxRdu
東條「ばくりゅうくんや、ですちゃんたちがおともだちなら、みーんなよろこ
  ぶよ〜。」
仲村「おい東條!お前は留守番だと言ったろう!」
東條「・・・だってぇ・・せんせいもなかむらくんもいないし・・(ぐす・・」
デス「うがうがう(まぁ、許してやれや。ボウズはみんな一緒じゃないと嫌なん
  だからよ)」
仲村「・・しょうがない。俺のとなりに座ってろ。」
東條「うん!(にこ」
戸田「爆竜やミラーモンスターか・・。確かに見た目もカラフルだし、爆竜な
  ら可愛いから子供の受けも良いよな。」
東條「ですちゃんも、かわいいよ〜(ぶぅ〜」
388名無しより愛をこめて:03/06/02 23:26 ID:XNbZxl/d
海堂「俺もオルフェノクになるとどーも地味な配色なんで元気が出なかったんだよな。
   本当ならムカデなんかにやられるはずは…」
結花「あ、あたしも変身するたびにもっときらびやかだったら…って。
   去年はキャンギャルとかいっぱいいっぱい楽しいコスプレしてたのに…」

佐野「それでは試しに今ある遊具をカラフルに塗ってみましょう。
   なに、皆さんの手はわずらわせませんよ」
いっせいに沸いて出たゼール軍団が色とりどりのペンキの缶と刷毛を手に作業にかかった。
そして30分後…
東條「わーん、まえよりこわいよー」
香川「こ、これはまるでタイガーバームガーデン…」

ティラノ「色を変えただけではだめだテラ。
     根本的に造りなおすテラ。
     俺たちにまかせるテラ。
     ディメノコドン!バキケロナグルス!」
左手にノコギリ、右手に金づち代わりのハンマーを装着したアバレンオージがみるみるプレイランドを造り変えていった。
389名無しより愛をこめて:03/06/03 01:31 ID:EveIymGu
トンテンカン、トンテンカン・・

「し ば し も ♪ や す ま ず ♪ つ ち う つ ひ び き 〜 ♪」

ティラノ「おい、そりゃ大工さんじゃなくて鍛冶屋さんの歌だテラ。しかし、いい声してるなテラ。」

バキケロ「えへへ〜、今度の歌合戦に出場しちゃおうかなバキ。」

ティラノ「ふん、まだまだ俺の歌にはかなわないテラ。生まれて間もないてめぇにはわからないだろうが
 歌ってのは人生経験積んでこそ深みが出てくるものなんだテラ。」

プレイランドのリフォームは完成間近だった。
390名無しより愛をこめて:03/06/03 09:22 ID:CrMOEGCm
次回歌合戦スレ立てるなら【こんな紅白歌合戦は嫌だ@特撮板】みたいなタイトルで、こことの関係を曖昧にしたらと、常々思っている名無しもいた
391名無しより愛をこめて:03/06/03 10:52 ID:Dqa7ic5F
>390
賛成です。
正直最初の頃は歌合戦面白かったけど、後々になると確かにうざい。
忘れた頃に、とかいうならいいけど。マジレススマソ。

本編)
リフォームで先行作業している爆竜達はおいといて。
会議はまだ続いていた。
仲村「俺の提案としては、大人向けの面白いおもちゃがあれば、とも思うんで
  すけどね。昔ながらのキャラクターでプレゼントに最適な奴とか。」
東條「そ〜いえば、いぬいくんのおたんじょうび、あしただね〜。」
仲村「ああ、乾ってふぁ・・」
ど げ し っ!!!
(↑番組の都合上、村上社長からつっこまれる仲村。)
冴子「大人の喜ぶ物・・それはいいわね。ウチの店でも、サンプルとして置か
  せて貰おうかしら。」
琢磨「それならば、販売されているおもちゃのサンプルを売場に置いて、実際
  に触れてみるのもいいですね・・・」
冴子「・・・ねぇ琢磨君、荒れるから1レスだっていったはずだけど・・・」

数分後。シュリンプとセンチピードが周囲の迷惑考えず揉め合っていた。
392名無しより愛をこめて:03/06/03 16:30 ID:Dqa7ic5F
31「ところで香川さん、さっき意見があるって言ってたけどなんなの?」
香川「ええ。先日の九州旅行でヒントを得たのですが、誕生日の子供に、好き
  なヒーローと一緒に祝えるというのはどうでしょう。」
東條「さとちゃん、しってるよ〜。うるとらまんのれすとらんだよね〜。
  はっぴーばーすでいのおうた、うたってくれるんだよ〜。」
村上「それはいい提案です。中の上、といったところですか。早速我が社専属
  のヒーローを手配して、サンプルにバースデイを行ってみましょう。」

しかしそのバースディが、カナーリとんでもないことになるのを予想出来ずに
いた犠牲者・乾巧であった。
393岩のような瓦斯:03/06/03 18:16 ID:4Mlc/Eyp
(31)「てことは……

 俺のときはガンダムに祝って……」

それは板が違うのでは……

(31)「いいや!ガンダムが祝ってくれるのなら俺、何歳でも年取っちゃうよ!」
香川「でも貴方、ガンダム乗りに成るのでしょう?」
(31)「えへへ(なぜか赤面)」
394名無しより愛をこめて:03/06/03 22:39 ID:yq6SURx6
海堂「あーあ、このネタはうざいからイヤだ、あのネタはうざいから放っとけ、て意見が出てきちまったぜ。
 この会議ももうやめちまおうぜ、うざいから。」
結花「海堂さん!」
海堂「うるせえ、オレがうざいって言ってんだよ、このオレが。だったら他の住人もみんなうざいって思ってるさ。オレの思いはみんなの総意だからな。」
木場「何うぬぼれてるんだ、海堂!」
海堂「とっとと帰って寝てえんだよ。お肌にワルイからなあ。」
巧「それも一理あるな。この辺で終わった方がいいかも。」
K太郎「たっくん、何言ってんのさ。みんなが幸せになれるトイストアを作るために会議してるのに。」
巧「だがな、このまま続けても、そのネタはうざいからイヤだ、そんな展開はうざいから他所でやれって続出するだけだぜ。」
冴子「そうね、みんな興奮しすぎているようだし、今日は終わりにして明日再開しましょう。」
ティラノ「ちょうどプレイランドも完成したテラ。」
舞「凌ちゃんはきらいなネタやきらいな展開はないよねー。」
凌駕「好きなネタならいっぱいありますよー。遊園地とか歌合戦とかガンダムとか琢磨さんの○○とか。」
冴子「ステキなお父さんね、舞ちゃん。さあ、みなさんお疲れでしょうから、お紅茶を入れてさしあげますわ。」
村上「ほう、あなたがお茶をお入れになるとは。」
冴子「ほほ、ノンアルコールの方面にも自信がありますのよ、村上くん。」
よい香りの紅茶をごちそうになってみんなは解散した。


そして翌日。
冴子「みなさん、よくお眠りになれましたかしら。でははじめましょう。まず誕生パーティーのアイデアから。そういえば今日はどなたかのバースデイだったんですわね。」
東條「はーい、いぬいくんでーす。」
395じゃあちょっと解説しよう:03/06/03 23:56 ID:SBx6iNzc
>394
駅伝の1だが。

ちょっと違うな。
「このネタはうざいからイヤだ、あのネタはうざいから放っとけ」じゃあない。
そんな事は誰も言ってない。

同じネタをしつこく全員に強要する名無しのネタが嫌がられてるだけだ。

ただそれだけだ。
396名無しより愛をこめて:03/06/04 00:05 ID:x9sSaAeq
冴子「村上君も皆さんも>395さんの言うことをちゃんとお聞きなさい。
   何と言ってもエキデンの1さんを名乗っておられるんですよ。
   ただの名無しさんとはわけが違うんですから。
   偉大な方なのです。
   わかったわね。

   ただそれだけです。」
397名無しより愛をこめて:03/06/04 00:17 ID:K5dH6yrV
>>395
凌駕「…というわけでーす。わかったかな舞ちゃん。
   自分が正しいことをしてる、言ってると思っても、結果的にそれがみんなの迷惑になったりするんだね。
   舞ちゃんも気をつけようね〜」
舞「うん、わかったー!」
冴子「で、誕生パーティのアイデアは出たのかしら」
東條「はーい!さとちゃんねえ、いっしょうけんめいかんがえたんだよ〜
    えーとねえ…」

そして。
巧「なんだよ、結局やるのかよ、めんどくせえな…」
いつもの仏頂面を崩さないが、実はものすごく嬉しい巧。
会場の扉を開けた彼が見たものは…
398名無しより愛をこめて:03/06/04 00:40 ID:75UtyCh/
 どうしてだろうと名無しは思うのだった。
 >>394の本当に言いたかったことは先週の凌駕と舞のセリフを引用して
冴子に「いいお父さんね」と言わせた部分にあったのではないだろうか。
 いやたとえそうでなかったとしても、名無しはこの部分が一番大事なポイント
であったと思うし、落ち着いてゆっくりお休みなさいと紅茶を出してくれた冴子
の気持ちを汲めばよいと思うのだけど。
 どうしてその一番大事な部分でなく、別の部分を取り上げて非難し、あげく
よりによって凌駕と舞に>>394を全否定するようなことを言わせるんだろう。
 どうしてだろうと思う名無しだった。
399名無しより愛をこめて:03/06/04 00:47 ID:UZEdf3EX
うるせえ。>>397も書いてるだろ。
自分が正しいことをしてる、言ってると思っても、駅伝の1のほうが正しいんだよ。
400名無しより愛をこめて:03/06/04 00:49 ID:W1rWn2et
>399
東條「ですちゃーん」

ガリガリガリガリガリ

香川「気持は十二分に分かりますが、お約束にのっとって書き込むべきですね」
401名無しより愛をこめて:03/06/04 03:46 ID:ELes8iz3
>396
いや、自分はただの名無しでさぁね。

どうしてわざわざ名乗ったのかは
どうして自分が「紅白」がイメージするものが嫌いなのかきちんと説明する為で。


紅白スレの最初の頃はみなさんも何かと協力して
スレ同士を繋げようと色々小ネタを張ったりしてて
どう膨らんで行くか自分も楽しみにしていましたよ。

でもだんだん様子がおかしくなって、
紅白の1が自分の都合に合わせた形で
本スレのみなさんにイベント強要をやりだして。

とどめが当日のアレ。ありゃ心底脱力した。

あれで気性の激しいその2さんが怒ったのもまあ判るし、
それからずっとバッシングし続けてるのは感心しなかったけど
それでもその怒りに共感するものはありましたよ。


だけど、スレを立ててイベントを始めたらどんなに苦労するかは知っているから
むしろ紅白の1には大変だったねと同情してて。

…紅白の1が、イベントの盛り下がりは本スレの人間の協力不足だと言い出すまでは。
402395:03/06/04 03:48 ID:ELes8iz3
あちゃあ。すぐ上、名前欄の395が抜けてた。
…気を取りなおして。

「少ない自由時間を全て注いで、血を吐く思いでネタを振り絞って、
 ここまでやってあげたのに、だのに何故みんな協力してくれないんだ」ってな言いぐさは、
そりゃあ、お門違いってもんですよ。

一生懸命の方向が違っていたら、
幾ら辛くても努力しても誰も喜ばせる事が出来ないんですよ。

それにイベントを始めたなら、自分の都合にひとを合わせちゃいけない。
器だけ作ってもひとはついて来ないんですよ。

ただ場所があるからじゃなくて
そこでネタを書くのが楽しいから、ネタを書くんだよ。誰もが。

覚えていて欲しいんだけど
同じ「楽」でも「タノしい事」は「ラクな事」じゃない。
特に何か先頭に立って引っ張ろうとする時は、お気楽極楽には行くわけも無く。
そのうえ更に、自分の「楽しい」よりも、
まずどうしたら他のひとに喜んで貰えるかを考えなきゃいけないんですよ。

ネタを書く時は、ひとによって楽しかったりお気楽だったり脳から何か出てたり、
色々あると思いますから。
だから自分は「これをしろ」「これをするな」ってひとに言ったりはしたくない。


このスレ的に「紅白」「歌合戦」のイメージする物は、強要と不和。
スレの自由と平和を脅かすものなんですよ、自分にとって。
403395:03/06/04 03:49 ID:ELes8iz3
紅白が原因で喧嘩が起きて人が離れた時は物凄く残念だったし
あの時にキチンと意見を出して喧嘩を収める力がなかったのも心残りで。

遡って遺恨が残らない形で紅白に協力していればとか、
避難場所として紅白に誘導した時にハシャグ真似しなければとか、
紅白で「勇者求む」とか余計な愚痴をこぼして更に人を離れさせてマイガァーーー!とか、
色々思う事はあったけど、
とにかく振られたネタを繋げる事が、自分のやるべき事で自分の楽しい事だったわけですよ。


で、まあ「のど自慢」ネタ。
思う事は飲み込んでネタ振って、振られたネタを引っ張って
その中で楽しい事を見付けて書いてきた筈なんですが。


またのど自慢を振られた時、げんなりはしたものの、
今度は設定を保護者と子供だけって限定する事で
話が濃く転がって行けると思いましたよ。


でも上の色々を思い返し、書込みの特徴から前にものど自慢と振ったひとのネタと気付いたら
ネタ書いてるうちに幻聴が聞こえましたよ。

    ほら、ネタを用意してやったからさぁ、俺の為にまた皆で踊ってよね(芝浦風)

ピキっと、決定的な何かが切れましたよ。

で、また余計な事を書いて荒れを呼んでしまったわけで、
これは完全に自分の失態ですわな(何度目なんだろうね)。
404名無しより愛をこめて:03/06/04 04:09 ID:ELes8iz3
>398
いや、その文章、冴子さんのセリフの前に
凌駕が思いっきり当てこすって喧嘩売ってるし

だからその直後の冴子さんの「いいお父さん」のセリフで
かえって退くけど?
405名無しより愛をこめて:03/06/04 09:26 ID:tnuRjlRO
>397さんのつづきです。

ティラノから連絡を貰った一同は、会場であるトイストアへと向かった。
巧「おい!あんまり女の子を怖がらせるもんじゃないぜ・・・」
5.5.5.-enter<STANDING-BY>
巧「変身っ!」
<COMPLETE>ちゃっちゃっちゃー・・
完成したプレイランドにて。360度フルスクリーンモニターから流れるファイ
ズのバトルシーンやら<爆竜チェンジ!>のアバレンジャーの映像。遊びに来
ていた親子は迫力ある映像に釘付けになっていた。
幸人「言って置くが某社の液晶ワイドスクリーンの試作品だ。俺の知り合いが
  某社の技術者でな。無償で譲ってくれた。」
しかも爆竜らが作った爆竜型遊具は、見た目もカラフルで可愛らしいデザイン
である。ティラノやブラキオの滑り台や、ミニチュアのケラタンは特に人気者
だった。園児と舞、香川の息子・裕太も大喜びでブラキオの滑り台で遊んでい
る。
「へっ。ガキじゃあるめぇし、なんであんなもんで俺が喜ぶんだよ。」近所の子
供の世話を頼まれた啓太郎につかまった乾巧。ティラノの滑り台をめちゃめち
ゃうらめしそうに見ているのをつっこまれそう言った物の、実際は子供より自
分が一番楽しんでいるようだった。
啓太郎「・・・たっくん・・好きなら好きって言えばいいのに・・」

その時である。例の館内放送が流れたのは。
<はぁ〜い!ラッキーエントリーのお時間で〜す!今日お誕生日のお友達は誰
かなぁ〜?>
406名無しより愛をこめて:03/06/04 10:20 ID:K5dH6yrV
>395
397です。
実は私、もう1回のど自慢ネタが出たときに、次のネタ(356)を振ったヤツなんです。
同じネタをもう一度繰り返すのも盛り上がらないし、何か変化を出そうと思って、
「直前で香川先生拉致ネタがあったな、そういえばみゆきメドレーの時の小沢さんのセリフもあったし、
このへんを使って誰か話を転がしてくれないかな」
と思って書いたんですが、
今思えばもうちょっと転がし方を工夫すればよかったかと思います。
例えば、「子供たちがカラオケで盛り上がっているその頃、店内では(31)が…」
みたいに書いておけば、のど自慢ネタを背景として処理することもできたのに。

ただ、「紅白」ネタをあえて振ってきたり、終わったばかりのイベントをあえて繰り返そうとする人って、
いわば「荒らし」みたいなものだと思うんですよ。
普通のスレならスルーが基本でも、リレーSSの性格上それはできない。
ならば、いちいち腹を立てたり、やっきになって潰そうとする前に、
心に余裕を持って、自然に別の展開にもっていこう
…ということを心がけてます。(今回は失敗しましたが…)
そもそも何故「荒らし」が出るのかというと、
「紅白」ネタを出すたびに、スレ住人がその処理で大騒ぎするのを見て喜んでいるわけで。
あまり「紅白」に対する憎悪を剥き出しにするのも逆効果だと思うんですよ。
もちろんこれは私個人の考えであり、スレ住人の皆様いろんな考えをお持ちだと思いますが、
一つの意見ということで。

デス「がうがう!(っておめえ、せっかく話が続いてるときに水さすんじゃねえ!)」
ひー、すいません〜!
それでは>>405さんの続きどうぞ〜!(引きずられ中)
407405:03/06/04 10:27 ID:tnuRjlRO
>406
巧「お前の気持ち、ありがたく受け取っておくぜ。」

てなわけで。
結花「今日、お誕生日だったんですね。おめでとうございます。」
巧「・・俺に?」
トイストアの制服姿(ちょっとトイザ●ス系)の結花から可愛らしいバースデー
ケーキをもらい、しかも<ほっぺにちゅ>までもらい、メートル上がりまくりな
乾巧。うらやましげに見ていた仲村がガリガリされていったのはさておき、問
題はここからだった。
アナウンス<なんと、お友達のお誕生日をぜひ!お祝いしたいと、スペシャル
     ゲストがきておりまぁす!御紹介しましょう!>
そう言われて登場したのは。黄色いフォトンブラッド、物騒なブラスターを構
え、悠々と巧の目の前に立ちつくすDQNことカイザだった。
カイザ「・・・気に入らないんだよ、お前・・」
凍り付く巧と結花。殺気漂うカイザの登場でただでさえ落ち着かない状況の中
突如切り替わるモニター。しかもそこには、とんでもない物が映っていた。
海堂ファイズ「はっぴぃば〜すでぃ〜!!っちゅうか、まぁ〜た一つ年くっち
      まったなぁ!ま、それも一つの愛ってか!?」
木場(ちなみに馬)「・・おとーさん、おかーさんをたいせつにして、元気な強
        い子になって・・」
海堂ファイズ「ばぁ〜か!その面じゃ説得力ないっつぅの!」
木場「頼むから、真面目にやろうよ・・」
海堂ファイズ「しゃぁねぇなー。もう歌いこう歌!せぇ〜のっ!」
音頭とともに甘いメロディーラインのギターが流れる。おいおいおい、誕生日
でこれかよ!?乾巧は、ひたすら凍り付いた。
季節はずれの嘉門達夫メドレーがむなしく鳴り響く、スマブレトイストアの昼
下がりだった。
仲村「中身はアレだがお前・・・そのまんまだろ?」
東條「うん。(にこ」
408香川:03/06/04 15:00 ID:63x1DJC4
困りましたねぇ。職人さん達が連絡とりあえるような掲示板でも作るべきでしょうか? 新しいスレでは他の板住人に叱られますし…。         ネタのすり合わせは禁止にするとかして…
409香川:03/06/04 15:00 ID:63x1DJC4
困りましたねぇ。職人さん達が連絡とりあえるような掲示板でも作るべきでしょうか?
新しいスレでは他の板住人に叱られますし…。        
ネタのすり合わせは禁止にするとかして…
410神崎:03/06/04 15:03 ID:L/aOIudW
コピーベントとは、愉快な技を使えたものだな
411蓮(28話):03/06/04 15:07 ID:rlqTnuRf
落ち着け!
412名無しより愛をこめて:03/06/04 15:14 ID:tnuRjlRO
>408
啓太郎「・・たっくんのお誕生日だよ?スレ対策はあとにしようよ。」
幸人「それはいいが・・・あれをどうにかしないとな。」

ケーキを食っている巧の横で、未だに殺気みなぎるカイザだった。
413名無しより愛をこめて:03/06/04 16:25 ID:JKeN2u39

 >>408-409
       キィィン…   キィィン…
 神崎士郎「初代スレ…駅伝…………ザンジオー達を覚えているか?
      やつらが残したこんなものもある…」

 プロジェクトX番外地
 ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/1913/

414名無しより愛をこめて:03/06/04 21:33 ID:k4RCs4kn
>413
あ、立てたまま忘れてた(゚∀゚)と城戸真司@つか漏れ
この自動初期化機能付き脳!としばき倒す秋山蓮@嫌スレから出張

どうぞお好きにしてくんなまし、とデストに引き回しの刑に処される名無しであった。
415名無しより愛をこめて:03/06/04 23:01 ID:rXOLNvsr
>>412
啓太郎「ねえねえ真理ちゃん。僕思うんだけど・・。」
真理 「・・何?」
啓太郎「ひょっとして僕達雅人さんの誕生祝を忘れていたりしていない?雅人さんの誕生日っていつだったの?」
真理 「・・忘れた・・。」
啓太郎「きっともう今年は終わっちゃたんだよ。僕達がお祝いしないうちに。たっくんだけパーティー開いてもらったんで怒ってるんだよ。」
真理 「・・そうかも・・どうしよう・・。」
416名無しより愛をこめて:03/06/04 23:56 ID:RiOKq/4S
真理「とにかくあたしたちが何とかしなくちゃ…草加く〜ん」
啓太郎「ごめんね、君の誕生日を忘れてて」
二人はカイザに駆け寄って連れていった。

他の連中は嘉門達夫メドレーを歌い続ける海堂ファイズに釘付けになっていた。

ぽつんと残された巧。
「ま、いいさ。一人ぼっちの誕生日なんて今に始まったことじゃない」
「そんな顔しないで、巧さん、あたしがずっとそばにいるから…お誕生日おめでとう
Happy Birthday to You♪
Happy Birthday to You♪
Happy Birthday dear Takumi♪
Happy Birthday to You♪
ぱちぱちぱちぱち〜(拍手)」
上半身を乗り出すようにして迫って来る結花の姿に巧も頬を赤らめた。
「あ、ありがとうよ…でも何でマリリンモンローの格好してんだ?付けぼくろまで…」

村上「ふっ、そんなことも知らないとは下の下ですね。Happy Birthdayといえばモンロー。
  そんなことは世界の常識ではありませんか」
香川「まあ下の下というほどのこともないと思いますが…そんなことはどうでもいいじゃないですか。
  彼の幸せそうな目の表情をご覧なさい」

こうして日付が変わるぎりぎりのところで巧はハッピーなバースデーを迎えることが出来たのだった。
417名無しより愛をこめて:03/06/05 00:00 ID:rZIo4Em8
>>415
西田「雅人も遠慮しないで一緒に祝ってもらえばいいのに」
神道「草加〜、忘れて悪かったよ。このひとと一緒にお祝いして貰おうよ?な?」
晴子「ねえ草加君。ここのお祝いって楽しそうじゃない」

流星塾のメンバーに言われても無言のままのカイザだった。
418名無しより愛をこめて:03/06/05 00:15 ID:oabNwbpN
冴子「>>412さんの忠告にもかかわらず>>408-409に釣られてスレ対策に夢中になって
  乾くんの誕生パーティーが中途半端のまま日が変わるところだったわ。
  >>416さんありがとう。
  それでは誕生パーティーのアイデアは今後取り入れる方向で進めます。

  他にアイデアはないかしら?」
419名無しより愛をこめて:03/06/05 00:29 ID:MWh/LQxf
東條「はあい、>>417につづけてくさかくんのおたんじょうぱーてぃーをしてあげればいいとおもいまーす。」

真理「あ、あたしはモンローのコスプレなんてしないからねっ。」

冴子「それはステキなことだと思うわ、東條君。でもね似たネタが続くと・・・」

舞 「正しいことを言ってもみんなの迷惑だって凌ちゃんが言ってたー。」

冴子「だからもっと別のアイデアはないかしら?」
420名無しより愛をこめて:03/06/05 10:22 ID:tIgETEsI
深海「トイストア限定の、対戦型バトルゲームというのはどうかしら。」
それは意外な人物の提案だった。
冴子「あら、理沙ちゃんじゃない。お仕事の方はもう良いのかしら?」
年下の女にちゃん呼ばわりされ、一瞬カチンときた深海だったが、そこは規律
正しい自衛隊員で、ぐっと堪えていた。
深海「これは、私と芝浦淳のプログラミングしたバトルゲーム<帝国復興>よ。
  顧客が銘々ソフトを購入して思い通りの軍団員をカスタマイズし、トイス
  トアに訪れたゲーマーとバトルをするの。軍団員のカスタマイズはそれぞ
  れよ。一部サイボーグ化した人間、DNA基盤操作から作り出したモンスタ
  ー、ヒューマノイド型戦闘ロボット、そしてヒューマノイド型を更に強化
  した機甲兵器。但しプレイヤーは一つの軍団に所属しなければならない。
  各軍団に配属し任務を全うするには、それだけの覚悟が必要だから。」
強引に席に着いたかと思うと、データを広げる深海。そこには本格的体感シュ
ミレーションシステムの完成予想図が映し出された。
31「うっわぁ〜いいじゃないのぉ!某プ●モ狂●郎みたいで!ね?ゴローちゃ
 ん。」
25「・・何か、物騒っすね。」
意外な提案で沸き上がる中、冴子だけは冷たく笑みを浮かべていた。
冴子「ふふ・・わかっているわよ理沙ちゃん。ゲームのランキングで上位に入
  った人は、あなたの作っている軍団に適応する人材だって事。」
31「・・う・・(汗」
25「やっぱり・・」
冴子「でも、面白そうな提案なのは確かね。いいわ、検討しましょう。」
深海「あなた・・結構話せるわね?」
冴子「あら、理沙ちゃんほどしたたかじゃないわよ・・・」
ここにダー●ィペ●を凌ぐほどの、史上最凶のコンビが誕生した・・のか?
421名無しより愛をこめて:03/06/05 10:46 ID:+3kIIh4t
一方、流星塾のみんなの前でも無言のままの草加。
と、そこへ、見知らぬ園児が近づいてきた。
東條「くさかくん、ごめんね〜。ろくがつついたちがおたんじょうびだったんだね。
   くさかくんのおたんじょうびかいもしてもらおうとおもったんだけど、おねえさんにとめられちゃった。
   だからぷれぜんとだけあげるね〜」
草加「なんだ君は…おい、何をする!」

(数分後)

草加「おい、きみ!まちたまえ!これをなんとかしろー!」
西田「草加…お前なんだかカワイイぞ…」
晴子「ほんと、セリフがひらがなになっただけなのに、すっごくかわいい〜vv」
草加「ふざけないでくれ!こんなようちえんじみたいなしゃべりかたはごめんだ!」

仲村「東條、まさか…」
東條「うん、くさかくんにね〜、
    せんせいにもらったよびの『りょうしんかいろ』をあげたの〜」
仲村「おい、そんなもんあげて大丈夫なのか!?まあ性格に影響出てないみたいだからいいか…」
いいことをしたと思ってご機嫌な東條と、ため息をつく苦労人の仲村だった。
422名無しより愛をこめて:03/06/05 12:36 ID:+VlBkJOb
冴子「他に提案はあるかしら?」
凌駕「はぁ〜い!子供の好きなお菓子も、可愛いものにしたらいいと思いまっ
  す!」
舞「りょうちゃんのだいすきな、きのこのおかし、かわいくておいしいもんね
 〜。」
凌駕「そうっ!で、提案なんですけどぉ・・・」
・・・キノコ?
その時、園児と一緒に戻ってきた仲村は、その言葉で立ちつくした。
きのこ・・。キノコ・・・キノコと言えば・・・・
嵐で遭難したヨット。限られた食料。愛憎劇ともいえる複雑な人間模様。そし
て禁断の島で見た青年の、恐怖の結末・・・

<い つ か は き の こ に な る の よ・・・>

東條「?なかむらくん、どうしたのぉ〜?」
仲村「 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 」
その頃。
海堂と木場は、次のお友達のお誕生日に控えて「湘南マタンゴ娘」をマスターし
ていた。

(ちなみに。仲村くんの中の人のお母さんが出演されており、なかなかの怪艶
でした。マジで恐かったです。)
423名無しより愛をこめて:03/06/05 23:59 ID:rZIo4Em8
草加「いや、かんちがいしないでもらいたいな。
  たかだか たんじょうびをいわってもらえなかったぐらいで
  このおれが たにんにそっせんして いやがらせをするわけはないだろう?
  じゅんすいに いぬいくんのせいたんをいわおうとおもい
  おれの こころからのいわいとして えんぶでもひろうしようと
  あそこでよういしていたわけなんだが・・・」

西田「平仮名で長文セリフだと…くるものがあるな」
神道「あれ聞いてるとなんだかさ、たのようスレの
  『きゃんぱすは あびきょうかんの るつぼと かして しまったぞ!』を
  思い出しちゃうね」
晴子「でも可愛いよ、草加君」
424名無しより愛をこめて:03/06/06 01:04 ID:sHB7yoHO
どごーん!!
とつぜん といすとあの かべを つきやぶって きょだいな ろぼっとが あらわれた。
あっ あれは さいどばっしゃーだ。
からかわれている かいざを たすけに きたんだ。
かいざは さいどばっしゃーに とびのると みさいるはっしゃの ぼたんを おしたぞ。
たいへんだ!
このままでは みんな ころされてしまうかも。
425名無しより愛をこめて:03/06/06 09:34 ID:JVNHMTSM
「だから!物騒な絵本(原作:芝浦淳/作画:東條悟)を作るんじゃない!」
芝浦の脳天にチョップを食らわせる仲村だった。

東條「やがて めをおおうような こうけいが あたりいちめんにひろ・・・」
仲村「こら!聞いてないのか!朗読もやめい!」

ガリガリされて行く仲村に向かって親指を立ててる芝浦の肩を叩き、
振りかえった所をバッシャーの大パンチで空高く舞い上げる笑顔の草加。
草加「おもいつきだけで、いいかげんなことをかくのは やめてほしいな。
  いったいきみたちは、おれを どういうにんげんだと おもっているんだ?」

真理「んー。草加君は良い人だと思うけど、今のはちょっとおとなげないかな?」
里奈「草加君は…。良く言えばクールな人なんじゃない?」
晴子「草加君。でも、その怒り方も可愛いよ」

「可愛いのか?あれって可愛いのか?」
淡々と(だけどぴよぴよと)喋る草加を前にハシャグ彼らを見て
普段聞きなれた喋り方だけに物凄〜く疑問を抱く仲村だった。

アスカ「あれがアナザーアースの諺『憎まれっ子ほど可愛い』というものなのですね」
幸人「意味が違う!」
426名無しより愛をこめて:03/06/06 12:31 ID:K+1A48Oj
>422つづき
結花「凌駕さんの言われたとおりに、サンプルでお菓子を作ってみたんですけ
  ど・・」
凌駕「お!いい感じにクッキーが焼けてますねぇ〜!!」
テラ「俺らの形もあるテラ!・・・味もなかなか上出来だぜぃ!」
結花「本当ですか?・・ありがとうございます。乾さんにも手伝って貰って・・
  いろいろと作ってみたんですけど・・」
巧「まぁ、よかったな。・・ただ、こいつは何なんだ?」

ぱくっ。

凌駕「あ、それは・・!!」

手にしたのはキノコだった。キノコのお菓子だった。
だが・・

めりめりめり・・・

香川「またですか・・・」
31「どっかで見た展開なんだけど・・」

スマブレ社会議室の天井を見事に突き破って、ぐんぐんと大きくなった乾巧が
そこにいた。
427名無しより愛をこめて:03/06/07 19:25 ID:mhQ436IN
香川「しょうがないですね」

巧の足にすばやく注射を打つと、みるみるうちに元の大きさに戻っていった。
仲村達はホッと胸をなでおろす
香川「一度した失敗はもうしませんから」

だが巧の縮小は止まらなかった
巧「おいおいどーなってんだよ!」

巧の縮小が止まった時には、かれは親指サイズになっていた。

結花(か・・・カワイイ・・・)
428名無しより愛をこめて:03/06/07 21:03 ID:Gz/EP9Rm
香川「しょうがないですね」

巧の頭にすばやく注射を打つと、みるみるうちに元の大きさに戻っていった。
仲村達はホッと胸をなでおろす
香川「二度した失敗はもうしませんから」

巧「思いつきだけでいい加減なことを書くのは、やめて欲しいな。
  いったいお前らは、俺をどういう人間だと思っているんだ?」

アスカ「あれがアナザーアースの諺『大は小を兼ねる』というものなのですね」
凌駕「いいえ『大同小異』ですよー」
幸人「どっちも意味が違う!」
429名無しより愛をこめて:03/06/08 10:46 ID:8EfOrgIl
ファイズのセリフ・・。>425と被っていますね。
仲が悪いとか言っても実は仲良しさんなのでは・・?
とか何とか言いながら、先ほどお茶をしてたカフェテリアに戻って、血眼にな
って「詩集どけいったつやぁ〜!!」と探しまくる琢磨逸郎だった。
戸田「社長に頼まれて仕事もいいが、お前らしくないな。・・ほれ。」
差し出された「にんげんだもの」を手に取り、ふっ、と溜息を付く琢磨。
琢磨「・・僕らしくありませんね。まぁ、仕方のないことでしょう。今の僕は
  まるで死地に赴く佐々木小次郎。」
戸田「勝って帰るならなぜ鞘を捨てる、ってやつだな。だが、ここではそんな
  もん、ただの杞憂にすぎん。・・・正直、まったりしてっからな。あいつ
  らはよ。」
琢磨「そうですね・・。どうですか?僕のおごりで一杯・・」
戸田「おいおい、昼間っから酒か?」
琢磨「美味しいコーヒーでも、と思いまして。」
戸田「なるほど・・。付き合ってもかまわんが。」
琢磨「ニヤリ)・・行きましょう。」
あぼーんはお互い様、と思いつつもここに来て妙にうち解ける、中間管理職と
気苦労の多い(リストラ間近?)のエリートだった。
430名無しより愛をこめて:03/06/08 23:14 ID:2hBSVKeM
草加「らいしゅうはやすみのようだね」
西田「そうだっけ?」
新道「うん、そうらしいよ」
犬飼「えっと、去年は『祭りの場所』で一昨年は『エクシードギルス』で
今年は『アクセルフォーム』か、お預けが上手だ」
草加「そうだ、ぼくのひさしぶりのとうじょうがいっしゅうかんさきのばしに
   されたぞ。いぬいくんのあくせるふぉーむはおいておいて、ぼくの
   ひさしぶりのとうじょうをさきのばしにするのはひどいとおもわないか」
・・・・・・いや、俺達灰だし・・・・と言いたい流星塾の3人・・・・
西田「まぁ、それはおいておいて、前回で鰐のオルフェノクは倒したみたいだな」
新道「清高が一番地味な倒し方だったな」
西田「・・・・・・・・」

431名無しより愛をこめて:03/06/09 12:46 ID:cKjLUJk3
戸田「なるほどな、来週はお預けかぁ。よかったな?」
琢磨「しかし休みの間は、どうするつもりでしょうね?特に<地獄の○○大会>
  などという催しの動きも見られませんが。」
戸田「催しか。それなら在庫処分を兼ねて、スマブレ社主催のフリーマーケッ
  トでもやりゃあいいのにな。」
琢磨「なるほど・・・」
と、そこへ。姿を現した影山冴子。
琢磨「会議はどうしたんですか?」
冴子「仕事をね、村上くんに頼まれたの。会議ならいいのよ、ここにトイスト
  アの改善案はあらかたまとめておいたから。それで今度はそれを元に経営
  を行ってほしいの。二人でね。」
そう言いつつ冴子は、スマートパッドのブースターカードを差し出した。
琢磨「戸田さんはいいとして、私にはまだ任が・・」
す、と琢磨の耳元に顔を近づける冴子。
冴子「琢磨君・・お ・ ね ・ が ・ い・・」
琢磨「・・・( ̄ー ̄) ニヤリッ」
結局いいように手玉に取られた二人は、トイストアの管理者にされたのである。
−−−−−−−−−−−−その後。
琢磨「何故僕がこんな事を・・」
木場「仕方ないですよ・・海堂さんが風邪ですから。それにギアを装着できる
  知り合いはあなただけだし。我慢して下さいよ・・」
琢磨「・・・(TДT)」
新装開店後のトイストアにて。赤井くんのお誕生祝いで<湘南マタンゴ娘>を熱
唱する、琢磨ファイズと馬フェノクだった。
432名無しより愛をこめて:03/06/09 23:18 ID:7hEZbQup
同じ頃、ひとりギター片手に歌う草加がいた。

 つよければ〜 それで〜 いいんだ〜♪
 ちからさえ〜 あれば〜 いいんだ〜♪
 ひねくれて〜 ほしを〜 にらんだ〜♪

一方(25)は口笛の練習に余念がなかった。

その傍らでガンダムSEEDの新主題歌を口ずさみながら新発売のガンプラの仮組に夢中の(31)だった。
433名無しより愛をこめて:03/06/10 08:36 ID:UxS6PLFs
そして冴子は新しい仕事のために一人空港へ向けて車を走らせていた。
カーラジオからはSPEEDの懐かしい歌声が流れていた。
434名無しより愛をこめて:03/06/10 13:21 ID:gJNj97LM
東條「つぎのにちようは、あばれんじゃーもふぁいずもないから つまんないよー」
仲村「たまにはゆっくり朝寝の出来る日曜もいいじゃないか」
東條「そんなのやだー。あ、そうだ!ですちゃんにたのんで、せんしゅのひとや
  てれびのひとをがりがりしてもらったら、ごるふがなくなるかも?」
仲村「やめろ!お前なら本当にやりかねん。TV局に迷惑をかけるんじゃない!」

狭い室内を仲村がガリガリされて行く中
401号室の呼び鈴が短く鳴り、勝手にバタンと扉が開いた。
「そういう時には大型イベントですぞ!香川君、今度こそ借りは返させてもらいます」

扉の外には、ランニングにたすきを掛けて、やる気満々の高村教授が立っていた。
香川「イベントと言いますと、まさか…」
高村「そう。去年このスレに興奮と感動を巻き起こしたあの名イベント。駅…」
全部言い終わらないうちに、「お騒がせしました」と
木野と美杉教授にえっほえっほと担がれ持ち去られる高村教授。

仲村「何だったんだ?今のは?」←まだ引きずられ中
435名無しより愛をこめて:03/06/10 13:23 ID:gJNj97LM
「ほほほ。イベントと言えば歌!既にスレには唄を歌いたい気配は漂ってるもの。
 もう一度、歌で勝負しなさい!」
水城史朗のG4に、カラオケセット一式を背負わせて来襲してきた深海だった。
香川「勝負とは、また穏やかでありませんね深海さん」
深海「なにごとも、勝敗がつかないまま終わる事は潔くありませんからね」

ぐにゃ。

深海「なによこれ?粘っこいものを踏んでしまったわ?!」
東條「あー!ぼくの、ちょこあじのたべっこどうぶつが!」
深海「相変わらずだらしないのね?でもそれも今のう…え?ええ??…。きゃぁぁっ!!」

甘い匂いに誘われた通りすがりのアントロードに、えっほえっほと担がれ持ち去られる深海。
「深海一尉をお助けしろー!」と叫んでバタバタ立ち去る水城と自衛隊員達。

仲村「だから、何だったんだ?今のは?」←まだ引きずられ中
香川「暇なのは暇なので、何かイベントを起こそうという動きがあるんでしょうね」

「ふざっけんじゃねえぞっ!ゴルァ!!」
キャディー姿のバイオグリーザと並んで、ニッカボッカにハンチングの高見沢が立っていた。
高見沢「馬鹿野郎!ゴルフで潰れたイベントなら、ゴルフで勝負が筋ってもんじゃねえのか?
  香川!てめえもオサーンなら、親父魂を賭けて、親父の親父による親父の為の神聖なスポーツ、
  ゴルフで勝負を…」

全部言いきる前にガリガリされてお帰り頂かれる高見沢だった。
436名無しより愛をこめて:03/06/10 21:27 ID:JaKLCmrl
仲村「ところで香川先生、それなんですか?」
香川は何かを作っている様子だ。
ローグ「・・・・(携帯電話のようですが)」
仲村「携帯電話・・・ハッ、まさか!」
香川「ええ、完成です。オルタナティブの第二形態」
香川が、仲村にその携帯電話らしきものを差し出す。
香川「仲村君、やってみてください」
仲村「やってみてくださいって・・・どうするんですか?」
香川「これをつけてください」
香川が仲村に手渡したのは、どこかで見たことのあるベルトだった。
仲村「・・・もう、何も言いませんよ」
香川「コードは、4・0・1・Enter です」
ピッピッピと、コードを入力する仲村
香川「では、変身を」
仲村「ど〜にでもなれって感じですよ!変身!!」

『コンプリート』

と、どこかで聞いたことのある女性の声が聞こえた。
437トモロヲ:03/06/10 22:25 ID:DNK+Cif7
姿身の前に立った仲村。 驚愕した。

右肩から左腰にかけて タスキのような帯が 点灯していた。

右の腰に付いている物を 引き抜いてみた。 カラオケの マイクのようだった。

左の腰に付いている物を 引き抜いてみた。 スイッチがあった。

押してみた。 光の帯が伸びたかと思うと 実体化した。 ゴルフの クラブのようだった。

背後から 香川の声がした。

「これで どんなイベントでも 勝てますよ」
438名無しより愛をこめて:03/06/11 08:37 ID:baXeY4nT
己の姿に、仲村が真っ白になっていたその頃。
外回りのついでに立ち寄った北條(随分とご無沙汰でした)は、デストワイルダ
ーと立ち話をしていた。
北條「確かに、一昨年の駅伝は面白かったですね。」
デス「うがう(全くな。)」
北條「豪華客演に、それぞれで繰り広げられたドラマ・・」
デス「うがうがうがう(お前だって、最後の最後に見せ場があったしな。SREDと
  の合同捜査だったか?)」
北條「ええ。ただ、最近見た別スレで、氷川さんらがソルブレインと共闘して
  いるのには驚きでした。改めてレスキューポリスの人気の根強さを知らさ
  れたような気がします。」
デス「うがう(そうだな。)」
北條「・・ああ、そういえば東條さんへのことづてを預かっていました。いつ
  でもいいから、また遊びに来てくれ、おいしいホットケーキを焼いて待
  っているから、だそうです。」
デス「うがう?(誰からだ?)」
北條「・・大熊拳さんです。」
東條「ほっとけーき・・」(●´ω`●)
はっ、と慌てて振り返る一人と一匹。そこには、爆竜ティラノサウルスのおも
ちゃを手に、今にもよだれを垂らさんばかりの幸せそうな顔をした園児が立っ
ていた。
ローグ「・・・・・(あとでつくってあげますから、お部屋に戻ってください。)」
東條「はぁ〜い」(●´∀`●)/
439名無しより愛をこめて:03/06/11 08:39 ID:OGoZ88DO
仲村「これがオルタナティブ第二形態・・・」

香川「すなわちオルタナティブサバイブです。」

仲村「名前が長い・・・ハッ、ということはもしやローグも?」

香川「もちろんです。ためしにファイナルベントをやってごらんなさい。」

仲村が携帯にコードを入力すると

『ファイナルベント』

さわやかな女性の高い声が響き、サイコローグが変形を始めた。

香川「どうです。これでどんなイベントでも無敵ですよ。」

ローグ「・・・・(なんじゃこりゃあぁぁ)」
440名無しより愛をこめて:03/06/11 13:22 ID:baXeY4nT
東條「わぁー、なかむらくんのだいすきな、きしだんの、わんないとかーにば
  るがきこえるよ〜。」
何事かと401号室に入ってきた北條も、唖然としていた。
北條「その姿で公道を走られたら迷惑極まりありませんね・・・」
デス「うがうがう(お前、変わりやがったなぁ・・・)」
ローグ「・・・・・」
どさくさに紛れて。
スモウライダーにパシリをさせるというアドベントカードを眺めながら、ひた
すらため息を付きまくる仲村だった。

北條「ところで・・イベントとは何ですか?」
441名無しより愛をこめて:03/06/12 10:34 ID:0Gj9QOIt
仲村「本編休止の間の祭りのことだろう・・が・・」
嶋大輔のあの曲を聴きながら大喜びで踊る東條を見つつ、ため息を付く仲村。
香川「本編が休止の場合、間を持たせる為の何らかのイベントが発生する場合
  を想定し、対処するためにオルタナティブを改良する必要があるのです
  よ。そして仲村くん、このゼロも・・」
STANDING-BY、とともに変身する香川。だがマイクの形が少々大型で違ってい
た。マイク下のスイッチを押すと、ブレード状の突起が突出する。
香川「これはマイクスタンドになるのですよ。そしてあらかじめ起動した赤ロ
  ーグと白ローグをユナイトさせることで・・」
がしゃがしゃと箱根細工のように変形する赤白ローグ。
なんとも大がかりで立派なカラオケセットが出現した。

香川「さて、テストを兼ねてカラオケでも・・・」

こうして。
香川は、ローグに入力されていた懐かしのアニメやら特撮やらを、ジャンル問
わずに三時間も熱唱しつづけたのだった。
東條「わ〜、せんせい、じょ〜ずだね〜。」(●´∀`●)
仲村「結局オチは、教授の中の人のネタか(泣。」
442名無しより愛をこめて:03/06/12 10:43 ID:CFMFkc4y
北條「本編休止中のイベント、ねえ…。
   公道にそぐわないその格好に、その大型カラオケセット。
   まさか集団で暴走行為を働いたあげく、
   大音量で低俗な音楽を聞かせ、ご近所に迷惑をかけるつもりではないでしょうね?」
仲村「え?違います違います!」
北條「しかしそれ以外にその格好をするイベントなど思いつきません。怪しいですね。
   ちょっとお話を聞かせてもらいましょうか」
仲村「違うんですってばー!」

仲村が北條の誤解を解こうと必死になっている横で、

東條「わーい、さとちゃんもぼうそうする〜!」

久しぶりに専用バイク(三輪車仕様)でぶいぶいいわせる園児だった。
443名無しより愛をこめて:03/06/12 12:32 ID:lLfIKbXu
壊さんばかりに勢い良く401号室の扉が開いた。

深海「TVを見たわよ!あんなに高らかとカラオケを熱唱していたではありませんか。
  そしてその歌いっぷり。香川教授、ここはもう一度のど…」
北條「はああ。やっぱり暴走迷惑行為を計画していましたか」
仲村「違うって!あんた達が来るとますます話しがややこしくなるから帰ってくれ!
  こうなったら…。女の人は傷付けたくないけど、ごめん!」( ゚゚)ノ ⌒□ ポイ

ポイっと投げ渡された箱を受け止め損ねた深海に、ザラザラしたものが降り注ぐ。
深海「なによこれ?!髪にくっついたじゃないの!なんて甘い匂いなの!甘い?はっ!!」
東條の食べ残しのチョコフレークの甘い香りに誘われてアント(略。
持ち去られた深海を追って走り回る自衛隊員達に溜息をつく仲村だった。
444名無しより愛をこめて:03/06/12 13:16 ID:lLfIKbXu
いつの間にか背後に現れ、白ローグに入れてもらった茶をすする人影。
高村「だから今こそ、駅…」

最後まで言う前に、木野にまあまあと取り押さえられる高村教授。
美杉「木野さ〜ん、高村さんも年だしあまり無茶はしないで欲しいなぁ」
木野「皆さん、失礼しました。イベントというものは自主的に発生するものだ。
  案を出して回りに受け入れられて、それから進行していく。
  しかし、たとえ一度ウケたものでも、回りに聞かずに勝手に始めては反感を買う。
  高村教授にはその所を少し判って欲しいと思っているんだが…」


「良く言った!」壁がみるみるうちに変化して、潜んでいた者が現れた。
高見沢「だからゴルフだっつてんだろうが!そこのオサーン共!お前らもゴルフぐらいするだろ?
  俺が儲けられねぇ駅伝、俺が優勝できねぇ卓球、俺が歌えねぇのど自慢、
  俺が活躍できねぇヒーローショーなんてもう御免だ!ゴルフだったら俺が絶対に…」
最後まで言わないうちに、
サバイブ仕様道路交通法違反サイコローダーに遥か遠くまで撥ね飛ばされる高見沢。

香川「いけませんねえ。自分が勝ちたいからイベントを開きたいなどとは…」
東條「でも、にちようはひまだし。なにかしてあそびたいよお」
木野「何もしないと言うのも一つの選択肢だし、出た案を詰めてそれで遊ぶのも一興だ」


ゴルフと言えば「たけし・さんま・タモリのBIG3ゴルフ」しか見た覚えのない名無しにとって
「ゴルフ休みだからゴルフ」という提案はちょっと厳しいものがあった。

何か良い案があればいいなと他人任せのまま
同じくサイコローダーに遠くまで吹っ飛ばされて行く名無しだった。
445名無しより愛をこめて:03/06/12 13:55 ID:vWiEYcL1
そんな時

「ちわーす お届け物で〜す」
宅急便屋の格好をした真司が騒々しく室内に飛びこんできた。

「あれ〜きどくん たっきゅうびんさんになったの〜?」
「いやぁ 蓮への借金返さなきゃいけないからバイトしないとさー
そんなことより これ」
城戸が引く台車にはペットボトルが入った箱が山積みされていた。
箱には「体脂肪が気になる方に!!3ヶ月飲み続ければ必ず10%体脂肪が落ちる!!
オサーン必須アイテム ヘルシニア茶」
と明記されていた。
446名無しより愛をこめて:03/06/12 14:46 ID:0Gj9QOIt
トイストアへですちゃん(保護者)と一緒に遊びに行った東條。
せわしなく売り上げやら在庫の計算を行っているオサーン二人(誰がオサーンじゃい!)
がいた。
琢磨「休日?休まず営業ですよ。来月にはアクセルフォームの販売もあります
  からね。確か八月にはクレインやスネークのソフビも販売になるとか。」
東條「ふぁいずのあたらしいへんしんだね〜。かいざぶれいがんも、もうすぐ
  でるの〜?」
戸田「ああ。何ならボウズの分、ファイズのおもちゃだけでも予約して置いて
  もいいが。」
東條「わ〜い。うえまつさん、ありがと〜。あ、これきどくんにもらったの。」
戸田「「体脂肪が気になる方に!!3ヶ月飲み続ければ必ず10%体脂肪が落ちる!!
  オサーン必須アイテム ヘルシニア茶」?」
琢磨「オルフェノクにも効果あるんですか?」
戸田「さぁ・・。但し疲れに一番聞くのはエスファイトゴールドだぞ。これだ
  けは自信を持って言える!」
琢磨「そのうち香川教授が、目薬にはサンテ40とか言い出しそうですね。」
東條「ねぇね、えるせーぬって、なぁに??」
戸田「神奈川なんとかクリニック(グレーのとっくりセーターの奴)ってのも・・」

デス「うがうがうがうがう!(全部中の人のネタじゃねぇか!)」
最後のは誰もしらんだろうな、と思いつつガリガリされていく名無しだった。
447名無しより愛をこめて:03/06/12 14:58 ID:0Gj9QOIt
クリーニング屋にて。
巧「なんだよ誤字多いじゃねぇか。聞く→効くで、目薬には→目薬は、だろ。
 少しは余裕持てよな。」
東條「あれ?ねぇねいぬいくん、てれびにまりちゃんがでてるよ〜。」
巧「テレビって・・おみやさんだろ?それ。」
東條「あ〜、ほんとだ〜。しばうらくんが、でてるんだよね〜。」
巧「へぇ、真理の中の人がゲスト出演か。それより日曜日はどうすんだ?」
東條「といすとあがいそがしいよ〜って、めがねくんとうえまつさんがいって
  たよ。」
巧「・・そうか。だったらクリーニング屋も無理そうだし、よそでバイトでも
 すっか。バジンも暇だしな。」
バジン「・・・・・(バジンも手伝うバジン。)」
448名無しより愛をこめて:03/06/12 20:20 ID:mPAmHTq6
戸田「誰が出てるんだって?」
勘違いした名無しは、ひたすらどつかれていた。
449名無しより愛をこめて:03/06/12 21:13 ID:kQHugcjV
芝浦「ちなみに俺の番組に出てたのは実加ちゃんだけどぉ?また不幸な役でさー
   目の前で親父が死んだショックで記憶喪失になった中学生役だったよ。
   で、結局おとなになってもその事が原因で…。」
ペラペラ喋る芝浦を前に、どこが「俺の番組」だとツッコミを入れたくなる仲村だった。
450名無しより愛をこめて:03/06/13 10:49 ID:qJw34YfB
ご丁寧にデッドエンドで(?)芝浦をお返しした後、紅白ローグの作ったかき氷
(カフェフラペチーノ)で一息つく二人。六月とはいえ、晴れ晴れとした青空が
広がっていた。心なしか日差しもきつく、少し早い夏を感じ取る一日である。
仲村「そういえば父の日も近いですね。先生、裕太くんからのプレゼント、随
  分楽しみでしょう?」
香川「ええ。しかし研究のせいで裕太にかまってやれない分、父親であるから
  と強くは言えませんがね。」
仲村「でも裕太くんは、先生の似顔絵を描いたり、チョコをプレゼントしてあ
  げたり、あんなに先生が好きじゃないですか。きっと先生のことを誇りに
  思っているはずですよ。」
フッ、と笑みをもらす香川。照れ隠しに窓の外に目をやると、園児がどこから
か持ち出したお子様用ビニールプールで水遊びをしていた。ホースを片手にき
ゃあきゃあ騒ぎながらデストワイルダーに水をかけている。
仲村「全く・・このくそ暑いのに元気だなぁ。あいつら。」
ローグ「・・・・・(かき氷が溶けそうですから、そろそろ上がるように言って
   きますね。)」
かいがいしくバスタオルを手に外へ。せっせと園児の体を拭くローグ。
ローグ「・・・(日差しが強いせいで洗濯物もよく乾いています。)」
東條「おひさまいっぱいあびたばすたおる、あったかいね。」
ローグ「・・・(そうですね。部屋にはかき氷がありますから。デストさんも一
  緒にどうぞ。)」
デス「うがうがう(お、すまねぇな。)」
どこかちぐはぐだけれども、妙にマターリとした401号室の昼下がりだった。
451名無しより愛をこめて:03/06/13 13:19 ID:zpz3rWcX
木場「なにをニヤニヤ眺めてるんだい?」
海堂「いや、なんでもない。なんでもないぞ〜」
結花「…。まさか…職場でエッチな写真を見ているんですか…?」
海堂「ちが〜う!!失敬な。これだ、これ。見てみろ」

海堂が差し出すバインダーには、クレヨン描きの絵が数枚。
恵子ちゃんの描いたレモンパックの海堂の顔や、
裕太や東條の描いた、トイストアオープニングセールの時に場を盛りあげようと頑張って
食いだおれ人形やもじもじ君に扮して奮闘した海堂(放送時間の都合で未公開)の絵が
収められていた。

海堂「子供達が描いてくれた絵はよいな。心が和むっちゅうか、癒されるっちゅうか」
戸田「子供の絵か…。父の日に向けて、お父さんの似顔絵を募集とかはどうかな?」
琢磨「父の日…。お父さんの似顔絵大会…。
  父子で訪れたお客さんにサービスするとか、記念品を贈るとか、
  父の日フェスタも良いアイデアかもしれませんね。その線でいってみましょうか」
452名無しより愛をこめて:03/06/13 13:20 ID:zpz3rWcX
出番が欲しいとぐずる高見沢や高村教授を、お邪魔しましたと引きずって帰る木野。
やがて、オサーン同士盛り上がりオサーン友の会を急結成して
スレの隅でゴルフ大会を開こうと決意したのは別な話。

高見沢から「中年親父に囲まれてゴルフ大会」ってな趣旨を聞いただけで
芝浦と佐野は口実を作って逃げ出した。

オサーン連中からの問い合わせもボチボチ増えて高見沢はご満悦だった。
だが、部下にチヤホヤされる接待ゴルフに慣れてた高見沢の目論見には落し穴があった。
どのオサーンも地位もそこそこ高くて、腕にも自信があって、負けん気も強かった。
当日になれば和気合い合いもどこ吹く風な真剣勝負が繰り広げられるのは必須だった。

休日の山間に怒声がとどろく日も近かった…。
453名無しより愛をこめて:03/06/13 13:21 ID:zpz3rWcX
仲村「これどうするんだ?」

部屋には高村教授が置いていった特製の水のボトルと、
真司から「お試し販売中です。お願いだから買って」と泣きつかれて
しぶしぶ何ケース購入したヘルシニア茶が山の様に積まれてた。

ねおす「…(そのお水ですが、高村教授、お茶は要らないと頑なに言われまして、
  どうしても淹れたいならならこれで作ってくれと指示されました)」
つーわん「…(かき氷の氷もこれで作ってみました。良い水で作ると密度が違いますね)」
ローグ「…(ついでにご飯もこれで。良いお水でご飯を炊くと味が違いますね)」

仲村「高そうな水なのに…。なんだか勿体ない使い方な気がするぞ?」
香川「いえいえ、贅沢な使い方かもしれませんね。飲み物はお茶のボトルがありますから
  そちらを頂いて、高村さんの贈り物はローグ達に有意義に使ってもらいましょう」

ところでヘルシニア茶にはスマブレのロゴがあった事はさておき。

高見沢杯ゴルフトーナメントの招待状と、トイストアから父の日フェスタの招待状が届いた。
仲村「同じ日に開かなくても。先生はどちらに行かれるんですか?」
香川「答えは決まってますよ。最初からね」
454名無しより愛をこめて:03/06/13 20:21 ID:k6yRyJ2C
***オヤジの日記念  高見沢杯ゴルフトーナメントのお知らせ***

拝啓 皆様いかがお過ごしでしょうか。
来る6月15日の本編休止日を利用して、ゴルフ大会を開催する運びとなりました。
参加資格は、オヤジであること。
オヤジだったら誰でも参加歓迎だ!ちゅーか参加しないと承知しねえぞゴルァ!!
(以下、会場などの説明が続く)

**********

「…で、なんでこの招待状がウチに届くわけ?」
「さあ…」
「まったく、誰がオヤジだよ。失礼しちゃうよねゴローちゃ〜ん。
 それよりさぁ、トイストアのイベントなんだけど、何か記念品出るらしいんだよね。
 でも俺子持ちじゃないし、どうしたもんかなあ」
「先生…頼みますからあまり恥ずかしいことは…」
日曜日に備えてあの手この手を思案する(31)と、頭の痛い(25)だった。
455名無しより愛をこめて:03/06/13 21:28 ID:r/2mqd2N
***オヤジの日記念  高見沢杯ゴルフトーナメントのお知らせ***

拝啓 皆様いかがお過ごしでしょうか。
来る6月15日の本編休止日を利用して、ゴルフ大会を開催する運びとなりました。
参加資格は、オヤジであること。
オヤジだったら誰でも参加歓迎だ!ちゅーか参加しないと承知しねえぞゴルァ!!
(以下、会場などの説明が続く)

**********
「ザジオ・・・何を見ている?」
「ボセザジョグ(これだよう)」
「ゴルフ・・・?」
456名無しより愛をこめて:03/06/13 23:59 ID:zpz3rWcX
>>454
「仕方ないわね。吾郎ちゃんがこまってるならきょうりょくするわ。
 この前のお子さまのどじまんの時みたいに、また先生の子供のフリしてあげるから
 かわりに先生、いい子にしててね?」

ゆかりちゃんに感謝感激の(31)と、トイストアで先生が騒動を起こしませんようにと祈る(25)だった。
457名無しより愛をこめて:03/06/14 10:46 ID:F6QYe6Yp
トイフェスタの準備に向けて人一倍張り切っているのは、中間管理職(現在ト
イストア番頭)の戸田英一(34)だった。
琢磨「・・・何ですか?これは。」
戸田「トイフェスタ用の露店を出すんだよ。ヨーヨー釣りに金魚すくいな。あ
  とはスーパーボールも捨てがたい。」
海堂「ちゅうか、俺もバイトかよ!?」
戸田「お前が似顔絵云々言い出したんだろ?しっかりとそいつで的になってく
  れよ。」
鬼の全身タイツをつまみながら、実はまんざらでもない海堂だった。
琢磨「こんな庶民じみたものが受けると思っているのですか?」
戸田「案外喜ぶもんだぜ?親父なんか特にな。金魚すくいもヨーヨー釣りも、
  昔っからあるもんだ。少なくとも子供の頃に、金魚すくいにハマった挙
  げ句にいろいろな小技を身につけた親父だっているくらいだからな。」
琢磨「それは解りますが・・もう少し文化的なものが・・」
ジェイ「ベニヤ・・タテタヨ。ココニ、ニガオエハレル。」
琢磨「ジェイ、あなたまで?」
呆れ返った琢磨が、何事か小言を言おうとした瞬間である。
不意に視線を感じ、下を見下ろす琢磨。
そこには、か細く鼻を鳴らすチャコがいた。
うるうるした瞳で、琢磨を見つめるチャコ。
琢磨は、そのまま硬直するしかなかった。
ジェイ「タクマ、ダマラセル、チャコイル、モンダイナイ。」
海堂・戸田「なるほどなぁ・・」
その時、店の電話が鳴りだし、戸田が応対に出た。
戸田「・・?ああ、バイトの乾くんだったな。明日七時に店に来てくれ。」
458名無しより愛をこめて:03/06/14 11:52 ID:F6QYe6Yp
ちら、と事務机に置かれたチラシを見る戸田。

***オヤジの日記念  高見沢杯ゴルフトーナメントのお知らせ***
拝啓 皆様いかがお過ごしでしょうか。
来る6月15日の本編休止日を利用して、ゴルフ大会を開催する運びとなりました。
参加資格は、オヤジであること。
オヤジだったら誰でも参加歓迎だ!ちゅーか参加しないと承知しねえぞゴルァ!!
(以下、会場などの説明が続く)
**********

戸田「俺も・・・やっぱり親父に入るのか?」
ため息を付きながら外へ戻ると、<すまぶれ・よいこのすけっちぶっく>を片手
に、にこにこ笑顔の園児が手を振っていた。
東條「うえまつさ〜ん!あーそーびーにーきーたーよー!」
459岩のような瓦斯:03/06/14 20:36 ID:2yLs5PkQ
>454
そう言えば、(30)さん、本編でもゴルフしてましたね。
460名無しより愛をこめて:03/06/14 21:10 ID:L33zPfzJ
城戸「島田さん、はいこれ。お茶の売上」
島田「城戸君ごくろーさん。この調子でアルバイト頑張ってね?」
城戸「ういっす!(←猪木の物真似で)元が安くても数が出るから結構売上もあって
  何かこーやる気満々つーか、それにこのお茶、安くて身体に良いって評判なんすね〜」

令子「ねえ?それって美味しいの?最近あちこちで良く見掛けるんだけど」
大久保「うまくはねえけど、身体に良いって言うしな。健康は自前で維持しなきゃな。
  ま、青汁飲むよりどうって事ないわなぁ」
めぐみ「げえーー。青汁と同じなら要らな〜い」

腰に手を置いてヘルシニア茶一気呑みをしてる大久保編集長。
大久保がさっきまで読んでた招待状を眺めて「ゴルフか〜」と呟くと、
面白半分にデスク脇にある大久保のゴルフクラブを振りまわす真司。

城戸「ゴルフって、この棒を使って玉を穴に落とすんですよね?
  でも、それのどこが面白いんだかサッパリ判んなくて」
大久保「棒?穴ぁ?
  真司っ!!てめー、そこへ直れ!紳士のたしなみを何だと思ってやがんだ!
  これでも読んで、一からルールを頭に叩き込め!」
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~w-hiro/top/for_beginner_2.htm

令子「編集長?こんな暇な中年親父の会みたいなものに、本当に参加するんですか?」
大久保「もちろん行くに決まってるだろ?遊びだけじゃなくて取材もするから安心しねぃ。
  趣味と実益を兼ねた美味しい取材が向こうから誘ってるのに、断る理由もねえもんな」
島田「城戸く〜ん。その日のゴルフ場でキャディーのバイトもあるんだって。
  お茶のワゴンも持って行けば一石二鳥で儲かるかもよ?」
城戸「え?ホントっすか?」

わーいわーいと単純に喜ぶ真司を横目に、アマリリスにデータを打ち込み続ける島田。
データは次々とスマブレのリサーチセンターに送られて行く。
(オサーンの集団が居るなら、そこへヘルシニア茶を持って行けば飛ぶ様に売れるわね?
 …それに、きっともっと面白いデータも取れますわ。うふ)
461名無しより愛をこめて:03/06/14 22:06 ID:L33zPfzJ
仕事も一段落して、貰ったヘルシニア茶のボトルを弄ぶ戸田だった。
戸田「また知らないうちに、うちから妙な製品出してたんだな…」
琢磨「自社製品も把握してないとは、まったくあなたには呆れたものですよ」
戸田「ムカッ!(お前だって同じだろーが!)試しにひとつどうだ?」
琢磨「遠慮します。飲むのでしたら、僕はお茶よりコーヒーの方が良いですから。
  それに、それって戸田さん向けの製品ですからね(にやり」
戸田「俺はオサーンじゃない!俺もこんなもの要らないって。どうだボウズ?このお茶飲むか?」
東條「それにがいから、いらな〜い。こーひーぎゅうにゅーのほうが、いーかも」
戸田「そうか。明日の準備を手伝ってくれたお礼にホットケーキと一緒に作ってやろうか?」
琢磨「じゃあ僕にもカフェ・オ・レを。熱めでお願いします」
戸田「凸!それぐらい自分で作れ!」
(この後、恒例のイカとムカデのドツキ合い勃発)


ベニアに東條の描いたサンプルの絵を貼りつけながらジェイはヒュ〜と口笛を吹いた。
チャコ「ジェイ、何を面白そうにしてるチャコ?」←バウリンガル発動中
ジェイ「ホラ、ミテゴラン。カレハ、スゴイサイノウヲ モッテルネ。
  コドモノ タッチデ エガクノハ プロデモ ムズカシイノニ。
  ドレヲトッテモ オトナノカイタ エニハ ミエナイヨ」
どう見ても幼児の絵にしか見えない落書を感慨深げに眺めるジェイだった。
462名無しより愛をこめて:03/06/14 22:26 ID:rWAYxNSn
>>459
(31)「打ちっぱなしよりもガンダム!ゴルフよりもレアな記念品!悲しいけどこれ、アイテム争奪戦なのよね。」
(25)「先生、演説はいいですから明日に備えて早目に休んでください。」
463名無しより愛をこめて:03/06/14 23:59 ID:L33zPfzJ
また東條が遊び歩いて帰って来ないと愚痴を垂れつつ、茶を飲んでみる仲村だった。

仲村「あんまり美味くないなー、これ。健康茶ってこういうものなのか?
  ったく城戸の奴、変な物を押し付けやがって…」
ローグ「…(そうですね。健康物って美味しくて身体にも良い物のほうが少ないですよね)」
香川「まあ、それほど不味いものでもありませんから。慣れればおいしく頂けるでしょう。
  余計な体脂肪を落とす効果があるなら、続けてみればいずれ効めも判りますから」
仲村「わざわざダイエット茶を飲まなくても先生には必要無いと思うんですが…」
香川「この年になると一見太って見えなくても、目に見えない内臓の脂肪は
  油断できないですよ。用心に越した事はありませんからね」

そういうものですかと言いながら、しかめっ面で茶の残りを飲み干す仲村。

見えない所で、茶を口にした者の体力と忍耐力が少しづつ計量されていった…。
464名無しより愛をこめて:03/06/15 00:23 ID:pWBVeLWy
ところで参加者増えてきたし、ゴルフ大会は別スレ化したほうがいいだろうか。

ついに当日を迎えてしまい、どうしたものか考える名無しだった。
465名無しより愛をこめて:03/06/15 00:32 ID:nW+fmO2h
>>464
えーと。流れから言っても、メインは父の日フェスタじゃないでしょうか?

ごるふは思い出したように隅でゴソゴソ書けば良いんじゃないですかね?
466名無しより愛をこめて:03/06/15 13:08 ID:pWfZVGMf
朝から親子連れでごった返すスマブレトイストアに現れた、
全身黒服にサングラスの怪しい風貌の男とひょっろとした青年。

真島「木野さ〜ん。オモチャ屋なんかに何の用なのさ」
木野「明日手術する予定の子供が手術を怖がってな。ちょっと気持ちを落ち付かせようかと。
  浩二?小さな男の子が喜ぶオモチャってなんだろうな?」
真島「俺、子供の喜ぶ物はわかんないしー。でも、木野さんは偉いな。
  せっかくの休日なのにゴルフ遊びに行かなくて、患者の事を第一に考えてるなんて。
  俺だったら時間が勿体無くてできないよ」
木野「…まあ、息抜きは必要だが、医者には休みは無い。
  休日をどう過ごすかはそれぞれの自由だ。俺は休みを有意義に使いたいと思っただけだ」

相変わらず黒サングラスに全身黒で渋く決める木野を見て、
遠くから「あれが漢のダンディズムか」と感心する三条幸人。

サングラスのまま渋く決めてるから判り辛いが、内心は
まさか天才外科医のこの俺が「ゴルフは苦手」と言えないしなぁと溜息ついてる木野だった。


木野「なんだこれは?」
結花「今日は…お父さんと来られたお子さんに…記念品を差し上げています…。
  あ!ごめんなさい…。もしかして…要らなかったですか…?」
真島「そんな事無いよ。貰います貰います。あー木野さん、見てよ。
  全身灰色の可愛いマスコットだよ。これ、なんの動物かな?」
木野「さあな。これは子供が喜ぶものだろうか?」

サングラスのまま渋く決めてるから判り辛いが、内心は
予備校生ぐらいの息子が居るオサーンに見られて、ちょっぴり落ち込む木野だった。
467名無しより愛をこめて:03/06/15 21:55 ID:nW+fmO2h
スマブレトイストア内の縁日は大盛況だった。

たくさんの親子連れが金魚すくいや輪投げを楽しんだ。

一番人気は、ボールを鬼に当てる懐かしい「鬼泣かせ」だった。

ボールがうまく的に当たってブザーが鳴ると、迫真の演技で鬼が叫んだり踊ったりした。

鬼のリアクションが面白がられ、順番待ちの長い行列が出来るほどだった。

「なんで俺までこんな事を?」

海堂と並んで鬼の格好でボールの的になりながら

時給の良いバイトを後悔する巧だった。
468番外編・ゴルフ場にて:03/06/16 15:47 ID:OF2K6Qop
高見沢「木野の野郎…すっぽかしやがったなー!!」

今ごろになって、ようやく気づいた高見沢だった。

高村「まあまあいいじゃないですか、それより早く始めましょう」
大久保「そーそー、ゴルフでぱーっと汗を流してすっきりしましょう!」
高見沢「まあそうだな。メンツに不足はねえし」

ゴルフ場には、高見沢があちこちに配りまくった招待状のせいか、
さまざまな腕に覚えのあるオヤジ達が集まっていた。

嵐の 予感だった。


ちなみに、名無しはグロンギ語がわからないので
ザジオはしゃべらせてもらえなかった。

つづく(のか?)
469名無しより愛をこめて:03/06/16 22:49 ID:KRkGW3Ch
順番が決まり、まずは高見沢が打った。
薄曇りの空にゆるやかに弧を描いていく球は勢いがないかに見えたのだが、
なぜか速度は落ちないでどんどん飛距離を伸ばしていった。
なんといきなりホールインワンである。
「この世は強い奴は何をやっても強いって訳だ」
高笑いが響き渡った。
470名無しより愛をこめて:03/06/17 11:16 ID:uYOUno6s
露店で売り出しているベビーカステラやらチョコバナナに惹かれて、親子がわ
いわい楽しんでいる様子を、仮設案内所から遠目で見つめる琢磨だった。
琢磨「まさか、とは思いましたが。客の入りも良いようですね。」
戸田「やっぱり由緒正しい親子のふれあいといやあ、いつの時代でも縁日だか
  らな!」
琢磨「まぁ、戸田さんらしい発想ではありますね。僕くらいになれば、そんな
  庶民の遊びには縁がありませんから。」
戸田「(いちいち突っかかる野郎だなぁ・・)さて、俺も仕事に戻るか。」
<怪獣射的>の大きな登りへと足早に戻る戸田。教育係に選ばれただけあって、
射的を子供に教える姿が妙に様になっていた。しかも当たったら当たったで
一緒に大喜びである。大げさに万歳三唱を繰り返す姿に琢磨はひたすら呆れ
ていた。

琢磨「全く・・幾つになっても子供と大差ありませんね。」

その背後では。
??「だから、今のは絶対当たりだって!ほら、ルーレットの針が一ミリ赤の
  当たりゾーンに入ってるでしょ〜?」
木場「この赤は、ただの仕切部分だから無効ですよ。」
??「そんな話あるわけぇ!?ちょっと、もう一回よ〜く確認してよ!」
くじ引きルーレット<当たりはSEEDアストレイ>で本気で揉めている31の姿があ
ったという。
471名無しより愛をこめて:03/06/17 22:59 ID:Vr/ZzPgu
ゴルフ場では後発組が遅れている最後の参加者を待っていた。

ザジオ「遅刻するなんて当然ペナルティですな」
村上「まったく下の下です。しかし、この方は特別な方だそうですから…どうやら我が社の誇る新開発のグロンギバウリンガルは上手く働いているようですな」
スマレ「そぉなんですぅ。何でもかつてウルトラマンや仮面ライダー達を教え導いた特別な方だとか…」
ガドル「あんたらは店の方はほったらかしでいいのか?」
村上「現場は部下どもに任せて自分は秘書を専用キャディにしてゴルフを楽しむ…これがセレブというものですよ」
神崎先生「ところで、その遅れている特別な方というのはいったい…」
村上「参加者名簿を見てみましょう…村上峡児…スマートブレイン社長…木野薫…医師…無断欠席……特別…あっ、この方は…」

その時轟音と共にカスタムチューンナップされた大型バイクがコースに乗り込んできた。

「待たせてすまない。途中で困っているおばあちゃんに出会って駅までお送りしていたもんでね。じゃ、はじめようか」

特別友情参加のその男は、バイクを降りるとやおら芋羊羹を取り出し、もぐもぐやりながら向かってきた。
472名無しより愛をこめて:03/06/17 23:18 ID:7cPhTA4Y

ゴルフ場に 最大の危機が訪れた。

473名無しより愛をこめて:03/06/18 00:45 ID:EZCyxpmV
一方的に、高見沢が、ホールインワンを連発していた。

特別友情出演の、駅伝の1が、二番手につけていたが、差は歴然としていた。

他の参加者は、遥か後方で、団子状態で、三位争いをしていた。

そして、最終ホール。

風向きが変わった時、ついに、ザジオが異変に気付いた。

ザジオ「ガルメと、同じ匂いがする。」

高見沢の顔色が、変わった。
姿を消したバイオグリーザに、ボールを運ばせていたのが、ばれてしまったのだ。
474名無しより愛をこめて:03/06/18 19:20 ID:YwgPMdRc
>>473
ゴルフ場最大の危機…。


美杉教授の機転で何者かが呼び出された。

「すみません、うちの合い方がご迷惑おかけしました。」と

ダッシュで飛んで来た筑波洋に袋に詰められ

あの男は持ちさられて行った。

みんなは安心してプレイを続けた。


危機はどうにか去って行った…のかもしれない。
475名無しより愛をこめて:03/06/18 20:04 ID:YwgPMdRc
スマブレトイストアの縁日は大盛況だった。

ボールが当るたび激しく踊る海堂の隣で

やる気がなさそうに「ガオー」と棒読みするだけの巧。

時々叫ぶだけでただ立ってるだけなら楽なバイトだと思い始めた頃

流星塾の学生達がやって来た。


「たまには どうしんに かえるのも わるくないかもな。」

「凄いボールの数だな草加。それだけ投げればみんなの分も賞品がゲットできるね。」

「草加君、一人でそんなにたくさん投げるの?後ろに大勢並んでるんだよ?」

「私、賞品はいいからさ。後ろの子供達に譲ってあげなよ。」

「じゃあ、すぐにおわらせるよ。うごきの にぶそうなほうを ねらえば らくしょうさ」

抗菌ティッシュでボールを拭きながら草加はニヤリと笑った。


巧の危機はこれから…かもしれなかった。
476名無しより愛をこめて:03/06/18 23:37 ID:uypmn4wi
>>473
まずい...と思った高見沢

「神崎、タイムベントでインチキがばれる前の時間に戻してくれえ。」

キィィィン...  キィィィン...

「だめだ...そんなことのためにタイムベントは使えない...。
 それに...お前が失格になれば優勝するのは駅伝の1らしいな...。
 優衣もその方が喜ぶだろう...。」

高見沢が参加者にボコられかけたその時

駅伝の1「やめなさい。そのようなことはわたくしの本意ではない。」

村上「さすがは駅伝の1さん。特上の特上ですね。」

平和が戻ったゴルフ場を包む拍手の渦

パチパチパチパチ...

477名無しより愛をこめて:03/06/18 23:48 ID:gEIGueZP
親子連れに片端から声を掛け、来店記念に渡されたSDオルフェノクマスコットを見せて貰い
気に入った物をガチャのプライズやカード等と交換している芝浦だった。

なにしてるのしばうらくーんと駆けて来た園児に、成果を得意そうに見せびらかす芝浦。
芝浦「…だからー、これって今回限りの限定品じゃん。フルセットコンプに価値あるわけぇ」
東條「えーと、そっか。しばうらくんはぜんぶのしゅるいをあつめたいんだー」
芝浦「だからさっきからそう言ってるじゃん。判ってないなー。あ…」

無言になると、通り掛った木野の持つ「スネイル」のマスコットに目を光らせた。
芝浦(ああいう地味なキャラって最初から数が少ないんだよな。貰った!)
478名無しより愛をこめて:03/06/18 23:49 ID:gEIGueZP
佐野「父の日は…。俺、もう親父は居ませんから…」
さすがに空気読めない帝王の佐野でも、父の日はしょんぼりしてた。

親子連れをぼーっと見てる佐野の隣に何も言わずにそっと寄り添い
並んでディメノコベンチに腰を降ろす百合絵さんだった。


その側を通る裕太と香川教授。
トイストア開店前に一緒に並んだ朝の会話を思い出す。
入場の順番を待ちながらローグ型貯金箱を大事そうに握り締めて裕太は香川に話し掛けた。
「お父さん?プレゼントはなにがほしいの?ぼく、がんばってちょ金したんだ」
「そうですね。いつも裕太と一緒に居られないですから。
 裕太と一緒に遊ぶのが私にとって一番のプレゼントですよ」

白いバラを手にニコニコ笑う香川の手を引いて、次はティラノで遊ぼうよとハシャグ裕太。


教授達を見掛けた園児が「ぼくもいっしょにあそぶー」と言い出すのを緊急に察して
「ほら。あっちの方でウエマツさんが射的で遊んでる。なんだか面白そうじゃないか」
わーい!うえまつさーん!と、芝浦を放って走り去る園児の姿に苦笑する仲村。
教授が親子水入らずで居られるようにと、今日は園児のお守りに徹するつもりの仲村だった。
479名無しより愛をこめて:03/06/19 02:21 ID:hBrP4gdu
一鍬「兄者〜!カンカン照りの中で重い荷を扱うのは辛いな」
一甲「それでも工事作業よりは楽じゃないか、一鍬」

今日は父の日だから親孝行しろと強制的にキャディー役を押し付けられて、
霞一鬼とハム館長こと日向無限斎が談笑するのを横目に
父の日なんか大嫌いだ〜!と内心で悪態つく霞兄弟だった。


カートを押しながら笑顔で色々アドバイスするアルバイト部隊のリーダー役、椎名鷹介。
鷹介「キャディの皆さん。仕切り直しがあったので、今から次ホールに出発です」
真司「はーい、椎名さん。今行きまーす!(くるっと、セールスマンモードになって)
  ところでプレイヤーの皆さん、喉は乾きませんか?今大人気の健康茶いかがっすか?
  ただいまお試し価格で販売しています」

高見沢「要らねえ。スマブレの商品なんかお断りだ」
高村「こちらも同じく。特注の水がありますからね」
美杉「まあ、そうガチガチに堅い事言いなさんな。それ、一つ貰おうかな」
大久保「おう真司。遠慮はいらねえ。じゃんじゃん持って来い」

こっちにも頼む!こっちにも!と大盛況な売上にホクホクになる真司。

親父達がヘルシニア茶をゴクゴク飲み干す中、
茶に潜んでいる計測装置はフル回転で動いていた…。
480名無しより愛をこめて:03/06/19 08:55 ID:WfbiN+8X
深海「ふふ…お茶に仕組んであるのはマイクロセンサーだけではないわ…
   新開発のこの薬…これを飲むと、リレースレであることを無視して、
   仕切り直しと称して、他人の書込をなかったことにして自分一人で
   話を進めたくなるのよ…どうやら効いてきているようね…このゴルフ
   大会実験が成功すれば、一つの作戦を成功させるために兵を統率させる
   という軍の根本を覆す兵器に発展させられるわ…そのときはこの薬を
   カンザキ1号と名付けましょう…ふふ…まさに仕切り直し薬にふさわしい
   名前だわ…」
481名無しより愛をこめて:03/06/19 12:07 ID:hBrP4gdu
なにしろ、ホールインワン男と異名を取る高見沢の事なので
仕切り直した先でも、実力でそこそこの成績を叩き出し続けた。

だがやっぱり高見沢の事なので
「またですか?小細工は無しにしましょうや」と嫌味を言われ、
掴み合いの喧嘩を始める始末でもあった。

鷹介と真司が両方から止めてる最中に、高見沢の罵声が途中で止まった。
グリ「きゅる?(ボス?)」
一甲「親父?」
一鍬「父さん!?」



「お父さん?」
急に香川の声が途絶えたのを不思議に思って振り返る裕太。

地面にポツリとバラが落ちていた。…そしてバラの持ち主も地面に。



めぐみ「島田さん!編集長から速報が!ゴルフ場で次々と人が倒れてるって!」
島田「えぇっ!?ちょっと、なにそれ?なにそれ!」
めぐみ「よくわかんないけど、編集長も体の調子が悪くなったって言ってるよ。
  人間の胸から花が咲いたって変な事言ってるし。
  ねーねー?編集長が悪くなった所って頭かなぁ?」
島田「知るか、ばかもの〜。ちょっと替わって?」

編集長と会話しながら島田は自分のマシンに送られてくるデータをちらっと見た。
一瞬、素に戻って違う表情を見せる島田が居たが、
ややパニくってるめぐみは気付かなかった…。
482名無しより愛をこめて:03/06/19 12:08 ID:hBrP4gdu
村上「生体ナノマシンが暴走した?馬鹿な。万全の注意を払った筈だ!
  それとも何か?また浅倉の時のような、テスト段階の欠陥商品が原因なのか?!」

冴子「いいえ。村上君、落ち着いて。
  以前の浅倉暴走の苦情から、宿主に直接変化の起きる方法は避けてきたの。
  あれは宿主のデータを送ってから、数時間で体内で分解される無害な物のはず。
  …ついさっきまでは。
  何者かによる工作で一部の製品に変異体が紛れ込まされてて、あれってどうやら
  知力・体力・能力等が、上の上と判断された者にのみ発動している様なのね」

村上「それで被害の範囲はどの位になる?日本全国この有様なのか?
  もしそうなら、イメージダウンによる我が社のダメージは計り知れないぞ」

スマレ「幸い〜、私が担当させたロットの物にだけ、細工があったようで〜す。
  えーん。城戸君のバーヤバーヤ。ぼんやりしてるから〜。
  担当の物をすり替えられちゃうなんて、さすが城戸君でーす。ぷんすか」
483名無しより愛をこめて:03/06/19 12:09 ID:hBrP4gdu
眠るように倒れる香川の側で泣きわめく東條と、しくしく泣く裕太。
お前が泣くと裕太君まで不安になるからやめろと、胸を抑えて青い顔でへたり込む仲村。
デストワイルダーが裕太と東條を抱えて、なんとか二人を落ち着かせようと奮闘していた。

木野が香川の脈を取り命には別状無さそうだと告げると、少しだけ泣き声は小さくなった。
香川の胸から上着を突き破り、植物の様な金属の様な奇怪な物が伸びていた。
少しづつ成長する鈍灰色の大型の花のつぼみは、笑う様にさわさわと揺れていた。


高村「これは生物と金属の中間体だ。まず宿主から全体のデータを引出し、
  それから自分の持つ遺伝子情報と宿主の情報を置き換えようと試みる」
いつのまにか木野の後ろに立ち、真顔になって分析結果を叫ぶ高村教授だった。

高村「今はまだ発芽したばかりだ。宿主のデータを採取するのに全力を使っている。
  だが早急に病巣を取り除かないと、いずれこれに全身が覆われるだろう。
  木野さん。君の出番だ。君の繊細な腕だけが彼らを救える。
  今すぐ総合病院に来て欲しい。同じ様な症状の患者が大勢あなたを待っている」

木野「断る。明日にも大きめな手術があって、俺は少しでも身体を休めておきたい。
  それに飛び入りの患者達の治療費は誰が出すんだ?」
真司「何て言いぐさだよ!あんた、それでも医者かよ!」
ゴルフ場から高村教授を送ってきた真司が、木野に掴みかかった。

真司「大勢の人が俺の目の前で倒れて苦しんでたんだ!
  医者なら、苦しんでる人を助けるのが当たり前じゃないのか?
  自分の休みやお金が先なんてあんまりだ!治療費ならそれぐらい…それぐらい俺が出す!
  出すから香川さんや、一甲と一鍬のお父さんや、高見沢さんや、警視総監達を助け…」
木野「いいだろう。そこまで言うなら俺にも医者としてのプライドがある。治療を始めよう。
  ただし俺の治療費は高額だ。一介の雑誌記者ごときに払えるのか?」
真司「…そんな」
木野「払えないなら、この話しはお断りだ…。
  なにも手術をしないとは言わない。2日ほど先に延ばす。それだけの事だ」
484名無しより愛をこめて:03/06/19 12:23 ID:hBrP4gdu
いつのまにか木野達はぐるっと周りを囲まれ、ギャラリーの非難が集中していた。

「この子の父ちゃん、手術を急がないといけないのに、後回しは無いだろ?この守銭奴!」
こぶだらけで鼻にティッシュを詰めた鬼の姿のままの巧が叫んだ。

「ちゅうか、のんびりしてる間にぃ、花に患者が食われちゃったら意味無いんじゃないか?」
ノリで両鼻にピロピロ笛を差したままの本気の海堂が叫んだ。

「あのー、お父さんが目の前で倒れて泣いてる子供さんが居るんですし。
 駄目だってすぐに言い切らずに、少しだけ考えてあげて貰えませんか?」
いつもよりやや真顔の凌駕が、回りをまあまあと抑えながらそっと意見した。

裕太「おじさん!おねがい!お金ならあるよ!これでお父さんを助けて!」
木野「お父さん?」
東條「ぐす・・・ひっく・・・。ぼくも・・これ・・せんせいをたすけて・・・」

じゃあ俺もバイト代を、私も少ないけどこれ、と、
ギャラリーの皆さんが海堂の差し出す帽子の中に次々寄付を入れた。
どさまぎで「そのマスコット売ってくんないかな〜」と言おうとして近付いた
芝浦の財布も丸ごと放り込まれた。

ローグ型貯金箱と菓子箱とを手に戸惑った様子の木野に、怒り気味の表情でつかつか近寄る男。

(31)「判った。ここは全額俺が…」
幸人「俺が出す!」

高額な小切手を切ると、床に叩き付ける幸人。
幸人「これで文句は無いだろう?一介の外科医ごときには充分過ぎるだけの額だからな。
  あんたには失望した。父の日に子供の願いを聞いてもやれない男だったとはな…」
真島「やい!木野さんの悪口言うな!木野さんにだって事情があるんだぞ!明日は…」
木野「浩二、もういい。ああ、文句は無いさ。高村さん、手術室に案内してくれ」
485名無しより愛をこめて:03/06/19 13:23 ID:hBrP4gdu
木野の神業の様な手術で、全員が鮮やかに助け出された。

ナノマシンに上の上と判断されなかった者や、摂取量が少なかった者場合、
発芽する前のタネ状のモノがイボを取るぐらいの簡単な時間と手間で取り除かれた。

高見沢「やけに不味い茶だ、げぇ!スマブレかよと思って少ししか飲まなくて助かった。
  もう二度とスマブレの商品は使わねえ!使ってやんないからな!」
大久保「やっぱり基本は青汁だよな。あんたもどうだ?」


ぐったりした様子の木野にコーヒーを作って差し出す真島。
真島「木野さん。お疲れ様。明日の手術まで少し休んでよ」
木野「ありがとう。なあ?俺は確かにろくでもない医者だろうな。
  あの子の手術への不安でちょっとナーバスになってたようだ。
  あれだけは絶対失敗させてはいけないと焦る余り、他のものが見えなくなっていた。
  俺は医者だ。助けを求める者を救うのが俺の努めだ。
  体力のある大人より幼い子の方が大事だと正義漢を気取って、
  どこかで驕りかけていたのかもしれない。患者はみな同じなのに。
  おれの馬鹿な部分をあの人達が目を覚まさせてくれたようだ」


スマブレ側はナノマシンの話しは伏せたまま
「うちの商品は健全で健康です」と安全キャンペーンを打ち出し、
販売員の城戸の茶だけが悪意ある何者かにすり替えられましたと発表した。
気の毒な真司は「真司!お前のせいか!そこへ直れ!」と大久保や秋山に追い掛け回された。


真島「木野さん〜。これ…」
玄関出でた真島が、困り顔で子牛を引いて現れた。
真島「こいつ手紙が付いてるよ。『あんなクソ親父でも、助けて頂いて感謝は尽きない。
  我ら兄弟にとって一番大事な物を感謝の念を込めてここに贈る。霞一甲・一鍬』だって」
木野「…。…。なあ、浩二?これは子供が喜ぶ物だろうか?」
486名無しより愛をこめて:03/06/19 22:30 ID:+tx2II05
真島「やっぱりこのままじゃ 子供達は喜ばないと思うよ」
木野「やっぱり 浩二もそう思うか」
そういうわけで トイストア父の日イベントでは 来場者にビフテキランチが振舞われた。
子供達はもちろん 親達も大喜びだったことは いうまでもない。
そして 午後のイベントの案内が アナウンスされた。
「午後1時からは ちびっこサッカー教室です。
 コーチは 海外でミスタードラゴンの異名をとる あの人です」
その言葉に ぎくりとした人物が 3人いた。
ジェイ「ミスタードラゴン トハ マサカ…」
琢磨「すべてを破壊し すべてを消滅させてしまう…」
冴子「あの第4の人物では…」
午後1時。
会場を埋め尽くした親子連れ達の前で 司会のお姉さんがにこやかに叫んだ。
お姉さん「みなさん こんにちはー」
子供達「こんにちはー」
お姉さん「それでは コーチをお迎えしましょうー」
琢磨達が緊張していると 上空から爆音が轟いてきた。
見ると 空軍機が1機 低空で向かってくる。
トイストアの上空を通過したその瞬間 1人の人物が機外へ飛び出した。
あざやかにパラシュートをひろげ 司会のお姉さんの目の前に着地した かと思うと
サッカーボールを蹴り上げ アクロバティックな動作で 見事ゴールに叩き込んだ。
いっせいに拍手がわき起こった。
お姉さん「すばらしいですね。今のが名高いドラゴン・シュートですね」
コーチの男「そのような軽い名前でなく ちゃんとリュウ・シュートと呼んでもらいたいですね」
彼はすっかり来場者達の心をつかんでしまったようだ。
冴子「あたしの知ってる人じゃないわ…でもステキな人ね」
琢磨とジェイは思わず彼女の顔をのぞき込んだ。
487名無しより愛をこめて:03/06/19 23:59 ID:hBrP4gdu
…ノックの音で、父の日のドタバタの回想から引き戻される仲村だった。

ちなみに午後からも色々あった事を思い出して鬱になったり
ちょっと嬉しくなったりしている所を「なにを、にやにやしてるのー?」と東條にからかわれ
逆ギレして叱った所をお約束でガリガリされている最中だった。


部屋の片隅で、またもや明日の夜9時15分のNHK時代劇のアルバイトに
出かける準備を始める香川の様子が目に映った。

ちなみに、今ならここで明日の予告編のムービーも観る事が出来た。
ttp://www.nhk.or.jp/jidaigeki/html_story.html

東條「わ〜せんせいのかみが、ばさばさだね。かたなふりまわして、かっこいーよ」
仲村「先生…。これって…。また思いっきり悪役ですね?(泣)」


部屋の扉を開けて、爽やかな顔立ちの男が現れた。
警察手帳を見せると一条刑事はにっこり笑った。
一条「この所、香川教授に対して不穏な動きがあるそうなので護衛に参りました。
  明日は私が責任持って現場まで案内しますので安心してください」

一条が見せるわーい!わーい!おおきなじゅうだすごーいと、単純に喜ぶ東條と
そんな物騒な物を平気で持ち歩くのはマズいんじゃないだろうかちょっぴり血が引く仲村。


…「ああそうですか。ではお任せします」との香川の言葉に安心しつつ、
そして再び父の日の回想に戻る仲村だった。
488487:03/06/20 00:20 ID:engYKzBf
>487
一条が見せる → 一条が見せる大型の銃に

ああ、やっぱり所々目が眩むなと、ガリガリされ続けながら仲村は思った。


…そして、父の日に戻って。
489名無しより愛をこめて:03/06/20 00:24 ID:5xkkq4WD
シュシュっと惨状〜♪
490名無しより愛をこめて:03/06/20 09:22 ID:h3Dcyper
父の日フェスタの集計作業にかかる戸田。
戸田「いろいろあったが何とか盛況に終わったな。売り上げも赤字分を余裕で
  上回っているようだし。」
海堂「ちゅうかオルフェノクフィギュアのアイディアは随分とウケたな〜。」
戸田「長田の手製というのもウリだった。(まぁ、俺と木場も手伝ったが)一点
  物の限定生産だからマニアが血眼で探し回っていたようだな・・」
海堂「怪獣射的の景品もレアだね〜。ティガとセブン1999とネオスの怪獣ソフ
  ビ・・」
ふと、海堂は口をつぐんだ。(全部おっさんの中の人の作品かよ?)
それはさておきである。すっかり日も暮れているというのに、真面目に後片
づけを続けている人物がいた。
戸田「乾くん、もう帰っていいんだぞ。」
巧「片づけぐらいはやっとく。あんたんとこ、従業員も少ないらしいしな。」
本編では、さんざぶん殴った挙げ句にクリムゾンスマッシュであぼーんしやが
ったファイズのガキ・・と思っていた戸田だったが。無愛想な顔で真面目に片
づけをする姿を見「結構いい奴」と少し感心していた。
戸田(それにくらべてあの凸は・・・)
お気づきの方も少ないと思われるが、巧が担当していた鬼のボール当て。
草加と揉めるのを回避するために、管理棟にいた凸・・もとい琢磨とチェンジ
したのである。
しかも凸は、四十人目の客にボールをぶつけられた直後、わんわん泣きながら
スローモーションで遁走し、捕まえるのに一苦労だったという。
もちろんご迷惑を蒙った近所に、菓子折を持たせた琢磨を謝りに行かせたのは
いうまでもなかった。
491新商品予告1:03/06/20 10:47 ID:h3Dcyper
総天然色短編映画「爆竜大進撃」予告
爆竜の住む爆竜島。そこにはティラノがいる。トリケラも、プテラも、それ
れの環境に適応した島でのびのびと暮らしている。バキケロも、ディメノコ
も、ステゴも快適な島の暮らしに満足しているようだ。火山島にいるブラキ
オはのんびりと日光浴にしゃれ込んでいる。「もえろいい女もえろナツコ・・ブラ。」
管理センターに常駐している香川英行、助手の仲村創はモニターで爆竜の生
態及び健康状態をチェックしている。「ばくりゅうは、よいこのみかただもん
ね〜」常に<よいこのかんさつえにっき>を首に下げた助手・・といえんのかこ
いつ・・の東條に困惑する仲村。その時である。「先・・もとい所長、北北東
の方角から特殊な怪電波をキャッチしたようです。」「・・どうやら何者かの
通信らしいですね。」「サイコローグに翻訳機能が搭載されています。解読さ
せましょう。」早速サイコローグに通信を解読させたが、内容は以下のような
ものだった。<我々はフェノーク星人。地球との友好関係の証に<帝王の石>を
ぜひ受け取っていただきたいのです。もし我々の言葉を信じていただけるなら
ば、我々は富士の風穴にて皆様を歓迎する宴を用意し地球人の来訪をお待ちし
ております。>
492新商品予告2:03/06/20 10:49 ID:h3Dcyper
富士の風穴に仄明るく光る、灰色ずくめの異様な集団。フェノーク星人は地球
の代表者である使節団<城戸真司・秋山蓮・手塚海之>を歓迎した。そして友好
の証である<帝王の石>を手に取ろうとした瞬間である。
「どうした?手塚。」「・・廃墟が見える。一面砂漠の悲しい光景・・俺の占い
は当たる。」「ふ〜ん。」
手塚の予知は当たっていた。巴里を縦横無尽に突っ走るディメノコドン。シド
ニーを破壊し尽くすステゴスライドン。タイの寺院を頭突きで破壊しつくすバ
キケロナグルス。ワシントン内をバッファローのように駆け回るブラキオサウ
ルス。ロンドン上空を滑空し衝撃波で破壊し尽くすプテラノドン。モスクワ赤
の広場に出現するトリケラトプス。そして。
「・・東京湾にティラノサウルスが上陸しました!このまま都心部に向かった
ら・・」「ばくりゅうは、よいこのみかただよね?そうだよね?」泣きそうな顔
でかんさつえにっきを握りしめる東條。静かに笑みを浮かべながら肩に手を置
く香川。「そうですよ、東條君。」「やはり、全てはフェノーク星人の策略だっ
たって訳か!くそっ!あいつら既に地球から姿を消してやがる!」だが、香川
にも秘策があった。「ムーンライトSY3です。フェノーク星人の潜伏している本
拠地を叩くのです。」仲村創隊長以下数名<北岡秀一・由良吾郎・佐野満>が地
球の命運をかけてSY3に乗り込み、惑星へと向かう。
果たして地球の運命は・・?
<戦え・・最後に残る爆竜はただ・・>(SE)ガリガリガリガリガリガリガリ・・・
493以上です。:03/06/20 10:52 ID:h3Dcyper
戸田「・・というオリジナルビデオを八月に販売いたします!なんとトイスト
  アの限定商品!初回限定には爆竜の可動リアルフィギュアが付いてくる!
  さぁ、ご予約下さいませ!」
テラ「おめぇって奴は商売上手だテラ(呆」
494岩のような瓦斯:03/06/20 19:06 ID:zduKjFwF
(30)「しつもーん。そのSY3は勿論、ガンダムに変形s」(がりがりがりがり)
あくまでも御約束に生きる(30)であった。
495名無しより愛をこめて:03/06/20 21:27 ID:1u/DvD/E
草加「ちっ。あのはげがとちゅうでじゃましなければ、いぬいくんにとどめをさせたのに。
   まああれだけぼこぼこにしてやったから、よしとするか」
ぴよぴよしゃべりに似つかわしくない黒い笑いを浮かべる草加だった。

真理「あれ?草加くん何ぶつぶつ言ってるの?」
草加「あっ、まり。いや、なんでもないさ」
真理「ふーん。でも父の日のお祭楽しかったね。
   私たちのお父さんにも親孝行したかったな。
   お父さん、今ごろ元気にしてるかなあ…」
草加「そうだね…」
本編では未だ行方不明の養父のことを思って、ちょっとしょんぼりする2人。
そんな暗い雰囲気を吹き飛ばそうと、
真理「あ、そうそう草加くん、これトイストアでもらったからあげるね」
そう言って真理が差し出したのは、
「おるふぇのくへんしんおめんせっと(紙製)」だった。

草加(まり…もしかしてきみ、おれをほんきでようちえんじだとおもってる??)
ちょぴり疑問がわいたが、特に確認はしないでおく草加だった。
496名無しより愛をこめて:03/06/20 22:07 ID:okVv+Bn9
いちじょうけいじが、せんせいにはかなわないって、いってたね。 さすが、せんせい
497名無しより愛をこめて:03/06/20 22:11 ID:yBnM5KNg
>>492
「あやつられていたとはいえ、僕はたくさんの人たちを殺してしまったですケラ。
 もう生きていたくないですケラ。」

ショックのあまり家出してしまった爆竜トリケラトプスだった。
498名無しより愛をこめて:03/06/20 22:27 ID:Yxpmv9Cv
>487
一条刑事に送られて帰ってきた香川だったが…

裕太「一条さん、お父さんを許してくれてありがとう…(涙を溢れさせながら)…うわーん(泣
   お父さんって、最低な野郎だったんだね…」

ショックのあまり家を飛び出してしまった裕太だった…
   
499名無しより愛をこめて:03/06/20 23:55 ID:MISQQh21
「ぼく、どうしたんだい?」
独り土手に座って泣いている裕太に声をかけた人がいた。
「あっおじさんはサッカー教室のドラゴンさん?」
「ドラゴンじゃなくてリュウ・・・タキだよ。よければ泣いてるわけを聞かせてくれないかな?」
話を聞いた滝竜介は裕太に語り始めた。
「いいかい、まだまだ我々の知らないことがたくさんあるんだ。
 これからなんだよ、裕太君。
 我々にはやらなきゃいけないことがたくさんあるんだ。
 君はアギトに負けちゃいけないよ。
 わかったかい?」
裕太は黙ってうなずいた。何だかとっても格好良くて素晴らしい事を教えてもらったような気がして嬉しかった。
(しかし、後になって考えてみると、滝の言葉は何を言いたいのかさっぱりわからないものだった。)

「それじゃ、俺はまたしてもチャダビン星人を逃がしちまったので、これから冥王星にでも行って来ようかな」
それが裕太の見た滝の最後の姿だった。
500名無しより愛をこめて:03/06/21 00:06 ID:l28JLMFF
記念すべき500を飾ろうとしたところ、フリーズベントで氷結し、

がりがりされていく名無しだった。
501499+2!:03/06/21 00:37 ID:XtstKyvm
>>497
幸人「トリケラ?トリケラ応答しろ!トリケラ!」
突然のトリケラの家出に動揺する幸人たち。
スケさん「トリケラ君は純粋ですから、お芝居と現実がごっちゃになってしまって、
     人々を傷つけたと勘違いしてショックを受けたんでしょう…」
凌駕「…だーいじょうぶですよ!ティラノ達にも探してもらってますからきっとすぐ見つかりますよ!」

その頃、
ケラ「また操られるなんて、私はダメな爆竜ですケラ…」
夕暮れの公園1人(一匹?)たそがれるトリケラトプス。
「ぼく、どうしたんだい?」
「あっおじさんはサッカー教室のドラゴンさんケラ?」

(中略)

「ありがとうですケラ!なんだか生きる勇気がわいてきたケラ!」
「それはよかった。それじゃあ俺はこれから行くところがあるから」
そう言って滝は、なぜか組紐を振り回しつつ去っていった。
502名無しより愛をこめて:03/06/21 15:56 ID:6RjpTQtU
父のことが許せない裕太はまだ土手にすわっていた。
「ぼく、どうしたの?」
ふり向くと結花だった。

「裕太君が怒るのも無理はないわ。
でもね、大人にはいろいろな事情があるものよ。
裕太君も大人になったらわかる時が来るわ。」

「早く大人になりたいなあ。」

その言葉を聞いたとき結花の心に暗示のように響いてくる指令があった。
「あなたがゆう○くんをおとなにしてくれたらとってもうれしいんだけどなあ。」

「一緒にいらっしゃい。今夜はあたしがずっとそばにいて裕太君を大人にしてあげるから。」
結花は催眠術にかかったような表情で立ち上がるときょとんとしている裕太の手を引いて夜の街へ
消えていった。
503名無しより愛をこめて:03/06/21 20:49 ID:vnjyiJO4
長い夜が明け、一睡も出来なかった香川の元へ、結花に連れられた裕太が戻ってきた。

裕太「お父さんお母さん、心配かけてごめんなさい」
香川「裕太は私のことを最低だと思っているようですが、あれは・・」
裕太「何も言わなくてもいいよ。僕ももう大人だから。お父さんもいろいろあるんでしょ」

すっきりした表情で話す裕太の顔を不思議そうに見つめる香川は、裕太の後ろで結花が顔を赤らめているのには気付かなかった。

結花「(私が人間として生きていく生き甲斐を見つけたわ。これからも裕太君のような人たちを大人にしていってあげよう)」

まるで天にも昇りたい気持ちだと思った結花は、久しぶりに空を飛んでマンションに帰った。
504名無しより愛をこめて:03/06/22 01:44 ID:6kzSIDGL
というわけで通常業務に戻った401号室で香川と琢磨が議論していると、一人の男が訪ねてきた。

「私はザンジオー2世。
 父であるザンジオーは生涯をゲルショッカーの研究に捧げて亡くなりました。
 私は亡き父の遺志を継いで研究を続け、新世紀の合成怪人をつくる方法を完成させたのです。

 …これが怪人合成光線銃ことゲルパー光線銃です。
 これを使ってまずは一号ライダーを苦しめたムカデタイガーの再来をお目にかけましょう」

いきなり謎の男がゲルパー光線銃を発射し、あたりはまばゆい光に包まれた。
その光の中で香川と仲村は琢磨と東條の悲鳴を聞いた。
光がおさまったとき、そこに立っていたのは…右半身がタイガ、左半身がセンチピードオルフェノクの姿をした怪人だった。

「これが新世紀ムカデタイガーです。
 …しかし、別の番組の怪人同士を合成するよりも同じ番組の怪人同士を合成する方がより強力な怪人が完成します。
 私は次に新世紀カナリーコブラ、新世紀ガニコウモルを作ります。では…」

謎の男は泡に包まれて姿を消した。

香川「ザンジオー2世…驚くべき科学力だ。
今度はカナリーコブラを作ると言っていましたが…鳥とヘビ…いけない、彼らが危ない」
仲村「すぐに知らせてきましょう。しかし、あれをどうしましょうか」

仲村が指差す先に立っているのは、新世紀ムカデタイガーの人間体…右半身が東條、左半身が琢磨の姿をした男だった。
505名無しより愛をこめて:03/06/22 01:50 ID:6kzSIDGL
鏡から飛び出したオルタナティブに話を聞かされているオルフェノク3人組。

木場「東條くんはともかくあの琢磨がかわすこともできなかったとは恐るべき早業だ」
結花「えーと、それじゃ海堂さんが私と『合体』しちゃうんですね…?(*^^*)」
海堂「おい待てよ、俺には真理という女性が…それに俺は木場と違って馬並みのモノは持ってないし(^^;ゞ」
木場「合体じゃなくて合成だよ。二人とも何を言ってるんだ」

「まったくです。亡き父の研究を侮辱するような言い方はやめてもらいましょう」
気が付くとゲルパー光線銃を構えたザンジオー2世が立っていた。
次の瞬間、海堂と結花に向けて光線が放たれ、部屋の中はまばゆい光に包まれた。
しかし、悲鳴は結花と木場の声だった。
逃げ足の速い海堂はすばやくソファの後ろに隠れていた。
おそるおそる顔をのぞかせた海堂の目に映ったのは、結花の上半身に馬の下半身がくっついた美しきケンタウロスの姿だった。

海堂「(頬をつねりながら)夢でも幻でもねえ。絵本の中の話でもねえ。これは現実なんだ」

しかもケンタウロスの下半身は(木場なので)雄だった。
506名無しより愛をこめて:03/06/22 02:56 ID:f4YKNaGL
「うえええええええんんんん」
 突然、泣きじゃくる20代身の丈六尺の幼児に、デストワイルダーが
何事かと覗き込む。
 今し方までおやつのミルクと食べッこオルフェノクを食べ終え、裕太と
共に枕を並べて満足そうに昼寝をしていたはずだったのだが。
「がう(どうした)?」
「こわいゆめ、みたんだよお〜ぼくとたくまくんが、どらごんぼーる
みたいにはんぶんづつくっついちゃうゆめ……」
「が…がう(は)?」
 荒唐無稽な夢の話をさも事実のように語る東條に、首をひねるデスト
ワイルダーの背後で追い討ちをかけるように、別の泣き声が響く。
 裕太だった。
「がうがーう(おいおい、どうした坊主、お前まで)」
「あのね、あのね、鶴のお姉さんが大人になるための儀式はやっぱりこれかしらって
ライオンさんは谷に子供を突き落として這いあがったものだけを育てるのよ、
って僕を崖からすごい勢いで下に下りて、地面にぶつかるーと思った瞬間に、
今度は元のところに連れ戻すんだよ、僕、ジェットコースターとか苦手なのにぃ」
「「「「びええええええええええ」」」」
 幼児のけたたましい鳴き声×2に、こんな時は猫科の過敏な聴力が仇となるな、と
遠い目をするデストワイルダーであった。

 その頃。
海堂「こ、怖い夢、見た…ちゅーか」
 がばっと布団から起きて脂汗を流す男がいたとかいないとか。
507名無しより愛をこめて:03/06/22 03:21 ID:y6uWiILR
キィィィン...  キィィィン...

神崎「ううむ、夢オチにしてしまったか。
  夢オチにして繋ぐというのは私もすぐに思いついてはいたのだが。
  これ程のネタを振られながら安易に夢オチというのは、何というか
  ネタ職人の意地が許さないという思いもあり、しばらく考えてみる
  つもりだったのだが。
  海堂のセリフで『これは現実だ』とまで言わせているのは、夢以外の
  オチを考えてみろという6kzSIDGLの挑戦だというのは考え過ぎか。

  自分も神崎調にしてみた。偉そうな物言いになって申し訳無い。」
508名無しより愛をこめて:03/06/22 20:03 ID:pIeNEsIY
ムカデタイガー「>>506のようなゆめをみましたが、じょうきょうはあまりかわりませんね。
        うぅ〜、嫌だよ嫌だよ〜。はやくもとのさとちゃんに戻りたいよ〜」

明らかに二重人格のようなことを口走るムカデタイガーの悲鳴を耳に、ザンジオー二世は
もう1タイプの新世紀カナリーコブラ及び新世紀ガニコウモルを完成させていた。
ブランウィング「ぴーぴー(どうしましょう。このままでは二人はくっ付いたまま……)」
ベノスネイカー「しゃーしゃー(へ…変なことを想像させるな。ムラムラする……)」
ボルキャンサー「ぼるぼる(あくまで"合成"ですってば)」
ダークウィング「うぃんうぃん(どっちにしたって、嫌や)」

キィィィン...  キィィィン...

神崎「>>507のような意見があったので悪夢をこの様な形で再可動させてしまった……
   本当にすまない……納得いかなかったらコンファイン(無視)してくれ………」
509名無しより愛をこめて:03/06/22 23:05 ID:g+OLqoJV
 ベッドに横たわったままで汗を拭う海堂がふと傍らを見ると、
結花が心配そうに自分の顔を覗き込んでいるのに気付いた。
「海堂さん、怖い夢を見たんですか…?」
「けっ、何言ってやがる。ガキじゃあるめえし、俺がそんな風に見えるか。
ちょこっと木場の野郎とおめえが夢に出てきただけだ…うわあっ!?」
 目の前の結花の下半身は馬だった。海堂は再び気絶した。
510名無しより愛をこめて:03/06/23 12:41 ID:UaB2xR7N
一連のメンツが悪夢にうなされている頃。
中間管理職はせっせと仕事をしていた。
ビデオの予約リストをパソに入力しながら、在庫リストに目を通す戸田。ふと
顔を上げ、トイストアで迷子の世話をぶっきらぼうにしている乾巧を見た。
戸田「無愛想な割に乾くんはよく働くな。・・ん?どっかで聞いた名字だな?
  いぬい・・いぬい・・・」
迷子の世話を木場に任せて戻ってきた巧。
巧「ムコウはあいつに任せた。俺は店内の掃除でもしとく。」
戸田「なぁお前、城之崎君っていう友達か知り合いは・・いないよな?」
巧「・・いねぇよ、そんな奴。」
戸田「そう、だよな。まぁ、いい。掃除用具はいつもの所だ。よろしく頼む。」
巧「ああ。」
妙な顔をしながらも巧が、用具置き場に向かおうとした去り際である。
戸田「・・・一番遠い星へ行くのは誰だっ!?」
巧「・・・はぁ?」
折しもその時、モニターでは海堂(収録済み)が<TakeMeHigher>を熱唱していた
という。
511名無しより愛をこめて:03/06/23 13:14 ID:UaB2xR7N
その頃401号室では。
ムカデタイガー「ぐす・・ひっく・・」
おえかきちょうを持ったままぐずっている、琢磨だか東條だか解らない人物。
そこへ、誰かがハンカチで優しく涙を拭った。
ムカデタイガー「あれぇ・・小沢さんだぁ・・」
小沢「大丈夫、心配ないわ。香川さんとさっき調べたの。DNAレベルで双方の繋
  がりを断ち切れば元に戻るわ。ただ、そんな非常識な方法を可能にする人
  物は・・私の知っている中では彼しかいない。あなたもよく知っている人
  よ。」
ムカデタイガー「まさか、あのひとのしりあいでは・・」
別の場所。事務机の手元にある受話器が鳴り出し、電話を手に取る。
??「はい、楽しさと狂気を提案するよいこの味方、スマブレトイストアです
  が・・」
小沢「戸田英一さんね、初めまして。悪いけど自己紹介は割愛させて用件だけ
  いうわ。実は・・」
園児が困っている。元ヒーローのお兄さんとしては、子供を助ける事に、躊
躇など無かった。
戸田「専門家か・・解った。すぐに連絡を取る。」
そう言いつつ電話を切り、すぐにある施設の番号をかけた。ちなみに戸田は知
り合いのよしみでか直通番号を知っていた。
戸田「よう、俺だ。」
??「おお!何やひっさしぶりやなぁ!元気しとったか?」
戸田「まさかお前に頼むことになるとはな。まぁいい、用件だけ手短に言う。
  実は・・・」
合成されて困ってしまった園児の経緯を一通り話し終える、
??「よっしゃ、任しとき!この天才に不可能は無しや!」
戸田「頼りにしてるぜ。」
受話器を切ると、掃除を終えた巧に向かってこう言った。
戸田「乾くん、すまないがコスモネット東京本社へある人物を迎えに行ってく
  れないか。」
何かウルトラ臭くなってきたが、今回一回限りで後々に引っ張る気はないので
と謝っておきたい名無しだった。
512名無しより愛をこめて:03/06/23 13:43 ID:UaB2xR7N
コスモネット前にて。
トイストア専用のバンに寄りかかりながら、ある人物の到着を待つ乾巧。
十分が経過したころである。何やら機材を抱えた小太りの好人物がどたどたと
通用口から現れた。
巧「ホリイ=マサミさんってのは、あんたか?」
ホリイ「おう!ボウズがファイズか!いつも家族でみとるで!・・あとでサイ
   ンもらえるか?」
巧「・・はぁ。」
バンに乗り込み、401号室へ向かう間、ホリイは機械の調整に余念がなかった。
到着すると、小沢そして香川と仲村、戸田が部屋に控えていた。
ホリイ「姉ちゃんのデータを見さして貰ったが、二つの細胞が丁度こう磁石み
   たいにひっついとんねん。しかもぎょうさん細かいDNAの螺旋に二重に
   絡みつきよる。それが出来とんのも、この触手や!髪の毛ほどの細かい
   触手が細胞に絡んでひっついとる。方法としてはこいつを一時的に引き
   離し、単純に焼き切るしかない。そこで・・こいつや。戸田、見覚えあ
   るやろ?」
戸田「サウンドトランスレーター?」
ホリイ「そうや。この触手は、ある一定の周波数を嫌うらしいわ。そこでこい
   つを聞かして・・」
戸田「分離したところを斬るって訳か。それで分離するのはどのくらいの間だ?」
周囲が期待の視線をホリイに集める。だが、先ほど威勢の良かったホリイはか
すかに表情を曇らせた。
ホリイ「・・・・分離するのは、たったの0.5秒間や。」
意気消沈する一同。その中で、一人、いや二人だけが不適な笑みを浮かべた。
仲村「0.5秒か。時間としては充分すぎる位だ。」
巧「ああ。・・・不可能じゃないぜ。」
513名無しより愛をこめて:03/06/23 15:02 ID:UaB2xR7N
清明院大学構内の裏庭。ムカデタイガーを取り囲むサウンドトランスレーターの増幅装置。
巧はファイズフォンとアクセルスターターをポケットから取り出した。そして仲村もカード
デッキを取り出す。
「仲村君、いいですね。分離してからの時間は0.5秒です。増幅装置は私とホリイ氏で操作し
ますから、君は・・。」「解っています、先生。」片や戸田はファイズドライバーを巧に手渡した。
「頼まれたファイズギアだ。凸はいけ好かない奴だが、ボウズが一緒ならそうも言っておれんか
らな。」「ああ。ただし、こいつは貸しにはしないぜ。」それぞれが定位置に着く。仲村の一歩下
がって巧が後ろに立つ。装置左右の端には香川、ホリイがそれぞれに付いた。
「乾・・いくぞ。」「ああ。」仲村がカードデッキを構えたと同時に巧が、ファイズドライバーを
装着する。「変身!!」黒き外骨格とフォトンブラッドが二人の身体を包み込む。
「香川はん、こっちも行くで!」「ええ。・・起動開始!」低いうなりと共に、サウンドトランス
レーター増幅装置が起動を開始した。低周波に近い振動がムカデタイガーを覆い尽くす。
「・・いたいよぉ・・くるしいよぉ・・」「東條、我慢するんだ!すぐ助けてやるからな!」「おい
仲村さん・・そろそろだぜ。」ゆっくりと拡散し揺らめきながら、ムカデタイガーの身体がそれ
ぞれ左右に離れ始める。そして、静電気の如く無数の白い触手を残しながら二人の身体が完全に
分離した。「いまだ!」
無機質な女性の声。瞬間、土煙をあげて疾走するオルタナティブが、スラッシュダガーで触手を
一閃した。だが、切り離された触手は再び左右に引き合おうとする。「させるかよ・・!」
<START-UP>。胸のカバーが開き、真紅のフィールドに包まれたファイズ。一瞬だった。引き合う
触手をくぐり抜けたかのように見えた。だが、焼け焦げた髪の毛のような物が辺りに散らばり、
東條悟と琢磨逸郎がそれぞれ気絶していた。くぐり抜けた瞬間、ファイズの振り上げたエッジが
真紅の閃光を放ち、全ての触手を焼き尽くしたのである。
514名無しより愛をこめて:03/06/23 16:26 ID:UaB2xR7N
アクセルスターター<ファイズアクセル
でしたね。
一万人のオルタナティブに追いかけられる名無しだった。
515名無しより愛をこめて:03/06/24 10:40 ID:1DJ69Nvi
>>513
東條「……というゆめをみたんだよ〜」
仲村「 夢 オ チ か よ !!!」
自分の長くてかっこいい活躍が全部夢だったことを知り、本気で脱力する仲村。
そんな彼を、案の定デスちゃんがガリガリしていくのだった。

401号室は、今日も、平和だった。
516名無しより愛をこめて:03/06/24 11:48 ID:oiWZziBg
後日談、トイストアにて。
戸田「ご苦労さん。こいつはバイト代と俺のポケットマネーからだ。一応、凸
  には言うなよ。」
巧「貸しにはしないつもりだが・・まあいい。」
バイト代の入った袋を手に取ると、不意に乾巧が笑みを漏らした。
戸田「どうした?」
巧「仲村さんと東條には気の毒だったな。」
仲村も東條も件の出来事を夢、と思っていた理由は。
東條はただ単に同化した副作用で意識が朦朧としており一連の出来事を夢だと
取り違え、仲村はと言うと、切り込んでから素直にどいていれば良かったのに
ファイズが特攻した延長線上に立っていたもんだから、王蟲の群に吹っ飛ばさ
れたナウシカの如く高ーく舞い上がり、意識を完全に失っていた。それゆえに
活躍がなかったことにされた。(気の毒・・)
戸田「他の奴らだが、香川氏と小沢とか言う姉ちゃんが、くっついた奴らを元
  に戻したそうだ。香川氏が発案したもう一つの方法・・フリーズベント
  で触手を固定、細胞の活動を鈍くさせてから焼き切る・・っつうので対応
  できた。」
巧「俺の手を借りなくて済んだって訳か。まぁよかった。ところで原因を作っ
 た野郎はどうした?」
戸田「社長の息のかかった奴らと、小沢の仲間が捜索に当たっているらしい。
  まぁ、これ以上厄介な問題にならんようにそれぞれ警戒していれば問題
  はないな。」
巧「そう、だな。一応あいつ(草加)にも連絡しておくか。」

夢オチも仲村君らしいけれど、ちょっとだけ仲村君をフォローしておきたい
名無しだった。
517名無しより愛をこめて:03/06/24 12:00 ID:71uDG1vS
香川「海堂さんに、東條君と…。立て続けに >>497-509,>>511-514 の様な
  夢と現実の境目の無い悪夢に巻き込まれて苦しんでいます。
  しばらく様子を見ていましたが一行に収まる気配も無く
  むしろ拡大して行っているとは…憂うべき事態ですね」

仲村「一体何が起きたんですか?今までの流れと明らかに異質な展開じゃないですか?
  なんだか…夢に侵食されて現実感が失われて行く様で怖いです」
浅倉「さあな?夢だろうと現実だろうとまあ、俺にはどっちでもいいが」
東條「あれ?なんであさくらくん、ここにいるの?
  そのふく、せいふくみたいでかっこいいね?あ、ばななぱふぇだ」
仲村「シャンゼ最終回かよ!」

盗んだZAIDOCの制服を着てバナナパフェを勝手に注文して食らってた浅倉は
話がややこしくなるからとガリガリされて持ち去られて行った。


東條がねだるのでバナナパフェが朝ご飯(泣)になった香川達の前に
鏡の表面がゆらっと揺れて、真顔の神崎が現れた。
神崎「香川…。この悪夢…俺には思い当たる節がある…」
518名無しより愛をこめて:03/06/24 12:01 ID:71uDG1vS
神崎「あまりに長い間…このスレで発達してきた独自の設定は…
  本編から遠く外れ独特過ぎた…
  このスレで培われた設定や展開に馴染めない者も居るはずだ…

  物語は書きたい…だが…この設定やキャラクターでは書きたく無い…
  そういった不満や鬱積した物が…悪夢となって…実体化してきたのだろう…

  この地で幸せを感じないのなら…それならば…
  世界をもう一度やり直した新しい世界を用意した…

    『特撮キャラで、ちょっとしたストーリーを描くスレ』
    http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1056418536/l50

  シリアスもギャグも一発ネタも何でもありの…
  自由に…思い付くまま書き逃げの出来る場所だ…
  ここなら…この世界の設定に縛られず…
  心に思うまま…あらゆる特撮キャラを使った話が紡げられるだろう…

  行くも行かないも…お前の自由だ…だが…
  行かないのであれば…このスレにはこのスレの暗黙のルールがある…

  それは一言で言えば 「ま た 〜 り」 だ…

  物語の破壊の為の破壊…今までの展開の安易な蹂躙…
  そういった物は「このスレ向きの話」では無い…

  ここには…シリアスでもドタバタでも…その根底に「また〜り」が常にあり続けた…
  以前に語られた話に対する配慮や…全ての登場キャラに対するこころ配り…
  リレーを称するスレでそのお約束で書けないのなら…
  悪夢は悪夢として…安易に処分され忌まわれ続けるしかない…

  道は示した…あとはお前の意思次第だ…」
519517-518:03/06/24 12:04 ID:71uDG1vS
ぎゃふん。
またも同時に被ったと思う名無しだった。

でもできたら、一方的な悪夢の延長の話は
現実であって欲しくないのが本音なのです。
520519:03/06/24 12:07 ID:71uDG1vS
今のは516への呼びかけでした。
521名無しより愛をこめて:03/06/24 13:02 ID:oiWZziBg
バー・CLOVAR。
まじめな顔で「ねぎぼうずのあさたろう」を黙読する琢磨逸郎。モンキーズラン
チの入っているはずのグラスには、KAGOMEのHUGHUGが並々と注がれていた。
冴子「ねぇ琢磨君、トイストアで働くには子供と同じ感覚を持つことも必須じ
  ゃない?怪我の功名、と思っても罰は当たらないわ。」
琢磨「あなたは、たにんごとだから、そんなのんきなことが、いえるんです。」
ジェイ「オコラナイ、タクマ。チャコノスキナ、タマゴボーロ、アゲルカラ。」
琢磨「あなたまで、ぼくをこどもあつかい、するのですか!?じぇい!」
もう子供だし、と言っても余計ヒステリーになる琢磨を思うと、面倒くさくて
何も言えない二人だった。琢磨はくっついた副作用で園児と同じ嗜好が完全に
染みついて、えらいことになったのだ。
冴子「自然派高級志向が仇になったわね、琢磨君。添加物の入ったお菓子に抵
  抗力がないあなたには、東條君との同化は耐えられなかったでしょうから・・。」
一時がえらいことになっていたものの。
それぞれに何事もなく、ごく普通のまたーりとした生活に戻っていった。

戸田「かつて浅倉が巨大化したときもえらい騒ぎではあったが・・。
  まぁ、確かに夢か現実か区別が付かない悪夢を引っ張るような事態になっ
  たのはこっちのミスだ。夢として処理をする方法もあったのだろうが・・
  折角なら401の奴らも立ててやりたかったし。
  まぁ、今回の展開を悪意ある暴走、と捉えられたのなら謝っておく。
  あと、気の利いたスレも立ててくれて感謝する。>>516にかわってな」
522名無しより愛をこめて:03/06/24 22:26 ID:j9bepJ6Z
あのー、516さんの書いたことってそんなにいけないことだったんですか。
憂うべきだとか一方的な悪夢の延長とか悪意ある暴走とかずいぶんな言われ方ですけど。
名無しはトイストアの話と同じように面白く楽しめたので、516さんがさらっと解決編を書いて〆てくれたのがよかったと思うです。
こう書くと気を悪くされるかも知れないですけど、夢だったという落ちよりずっと面白かったです。(506さん、気を悪くされたらごめんなさい。)
感じたままを正直に書きますが、暗黙のルールとか言われてもまるで518さんが気に入るか気に入らないかがルールのようですが。
それを神崎の言い方で言われるので、とても引いてしまいます。
またーりがルールと言いながらそれを自分で壊しているのではと思う名無しでした。
523名無しより愛をこめて:03/06/24 22:34 ID:BQNq7amr
>522
百足「名無しだったをつければ、それでいいと思う根性はどうかと思いますがね」

蛇「ちゅーか、改行は必要じゃねーの?」
524517-518:03/06/24 22:35 ID:71uDG1vS
516さんは善意で「全てがあった事としてかつ、事件が無事に終わった」解決策を書いた人です。

自分が指してるのは、517で書いているように
連日の悪夢を連貼りしてる人ですよ。
525517-518:03/06/24 22:40 ID:71uDG1vS
>522
あれはただのネタではなくて、悪意とスレに対する嫌がらせが透けて見えているから
あえてあの提言を入れました

嫌がらせって言うのは、>523みたいなやつです
526名無しより愛をこめて:03/06/24 23:07 ID:+SmayTwT
途中途中で名無しや神崎語って仕切ってるID:71uDG1vSのほうがウザいと思う人の数。
(-д-)ノ
文句つける前にネタ書けばよろし。

そんなこんなで夢だか現実かはよくわからないが
とりあえず普通の生活に戻った401号室。
ちょっと早いけど七夕に備えて笹の葉を飾ってみる仲村であった。

「なかむらくぅ〜ん おねがいごとかいていい〜?」
527sage:03/06/25 00:00 ID:uD5WtPWy
仲村「いちいちことわらなくていいよ。
   どんな願い事であっても、星に願うのは万人に許されている自由だ。」
東條「それじゃたんざくひゃくまいちょうだーい。」
仲村「そんなに願い事を書く気か・・・・・?」


>悪意とスレに対する嫌がらせが透けて見えているから
A胸に花が咲いた香川達を皆が協力して助ける話
B合成怪人にされた東條達を皆が協力して助ける話
どうしてBだけがいやがらせだというのかさっぱりわからん。
俺はどっちも楽しめた。

>>526
俺も(-д-)ノ
528名無しより愛をこめて:03/06/25 00:11 ID:dV6s3QYJ
「ぼくひとりじゃないもーん。みんなにもわけてあげるんだもーん」
デストはもちろん10色ローグやゼール軍団にも短冊を配って歩く良心回路の幼児だった。
529名無しより愛をこめて:03/06/25 04:07 ID:7zbc6tS5
仲村「短冊を配るのは良いけど、ヤツらに字は書けるのか?」
デス「うがうがう(あたりめえよ、正月に書初めをみんなで書いたろ?)」

正月の書初めと言われてその内容を思い出し、頭が痛くなる仲村だった。
530名無しより愛をこめて:03/06/25 11:42 ID:6jxeEwwJ
スマブレトイストア内。
七夕用に大きな笹を「麗しき社長・村上峡児」のプラスチックのタワーの取っ払
われた後に据え付ける中間管理職。一連の流れはしっかりと<オリジナルビデ
オ>として商売に結びつけ新たに心機一転で頑張る、気分は細腕繁盛記の34歳
だった。
そこへ、てちてちと短冊を両手一杯に握りしめながら園児と保護者がやって
きた。
東條「うえまつさん、あそびにきたよー。」
仲村「すいません、店の準備もあるっていうのに、こいつがどうしてもって・・」
戸田「ああ、気にするな!ボウズの約束通り、モンスターの分もいっぱい短冊
  飾れるようにってな、こうやって七夕用にでっかい笹を用意して置い・・」
その時、倉庫から悲鳴が上がった。三人が倉庫へ入ると、大きな葉を広げた植
物が、太い蔦を木場勇治に絡みつかせていた。スマブレ社南アジア支部に依頼
し、大きな野生の笹を輸入したはずが、妙な植物までもが入り交じっていたら
しい。
戸田「あっちゃぁ・・。吸血植物スフランがまじってやがったな。」
仲村「吸血て・・!本当に・・大丈夫なんだろうな!?」
戸田「客に迷惑かかっちゃならんからなぁ。木場、悪いが全部片づけておいて
  くれ。今なら客もいないし大丈夫だろう。」
木場「は・・はい。」
従業員の顔に浮かぶ不気味な文様。ちょっと本気モードの木場は、青白い光を
放ちながらホースオルフェノクと化した。剣を振り上げつつ吸血植物と組んず
ほぐれつの戦いを繰り広げる。
東條「わーい、きばくん、がんばれー。」
戸田「こいつもビデオに撮っておくか。目の前にミニチュアをセットすれば、
  立派な怪獣映画になるだろう。」
仲村「いい加減、商魂逞しいなあんたも(呆」
531名無しより愛をこめて:03/06/25 13:04 ID:TVpTpzjP
斉藤「七夕か・・。思い出すね。去年の手塚の逝き様」
手塚「勝手に命日にするな!」
精霊流しを演奏して「去年のあなたの思い出が」としみ
じみ故人をしのぶ斉藤と、その側でバットを持ってぷる
ぷる怒る手塚だった。
532525:03/06/25 13:08 ID:7zbc6tS5
>>527
>どうしてBだけがいやがらせだというのかさっぱりわからん。
確かにそうですね。
冷静に見たらこの所の自分の書いた流れ(木野さんとか)ありゃマズいですよ。
ひとりよがりで。

ヒートアップして、「荒し絡みのネタなんか使えるか」って姿勢が
視線も論点も曇らせてしまったようですよ。

ホリイが出て来て正統派に解決した部分に
スレへの冷やかしよりも「書きたい思い」が出てるのって
あれは良く見たら荒らしじゃなくて他の人の作だったですから。
血が昇ってて、部分しか見えなかった。
あの人の書いた物まで荒し扱いしたり全否定したり、滅茶苦茶失礼な事を言ったようです。

スレにある流れを置いて勝手に進む展開というなら、
「ハァ?」具合は荒らしのも自分のも同じだ。


今までがそれで、住人もそれを望んでるならと思ってまた〜り路線を強調しても、
実際には自分にはまた〜りは書けないんだし。
ちょっと油断すると、木野さんスペシャルやグリーンランドのレジェンドベント編みたいな
笑いの取れない固い展開にしてしまうわけで。

最後通告風に書いて「また〜り」だと言うのは
喉もとに刃物出して「さあ、なごめ」って言うようなものですね。
そんな状態でなごめる人は居ないですよ。

また〜りは自主的に産まれるもので、言われてできるもので無く。
孵化途中の卵を、手伝うつもりで外から割ったら中の雛は死んでしまうし。
もう少し我慢して余計な真似はせずに、内からの浄化が進むのを待つべきでした。
533名無しより愛をこめて:03/06/25 22:35 ID:b9qa9T1c
結花「お二人の願い事は何なんですか」
海堂「そりゃもちろん俺は真理ちゃんと・・うへへ」
木場「僕は一度でいいから空を自由に飛んでみたいな、長田さんみたいに」
結花「木場さんだってすごい速さで走れるのは素晴らしいと思います。
 木場さんと合成された時、風を切って大地を駆け回った体験は忘れることはできません」
木場「それほどのものでもないさ」
結花「飛ぶのだってそれほどでもないですよ」
海堂「はいはいどーせ俺は木登りしかできませんよ。悪うございましたね」
結花「ごめんなさい、海堂さん、ごめんなさい、ごめんなさい」
いつものように結花の「ごめんなさい」がマンションにこだましていた。
534名無しより愛をこめて:03/06/26 00:47 ID:pPwEurpN
戸田たちに挨拶をして、401号室に戻ってきた3人。
教室の笹用に、大喜びで折り紙の飾りを制作する園児だった。
仲村「お、なかなかうまく出来てるじゃないか」
東條「えへへ〜。あとはたんざくをかざればできあがりだよ〜」
仲村「お前まだ短冊書くのか!?トイストアにいっぱい吊るして来ただろう!」
東條「うえーん、ですちゃーん、なかむらくんがいじめる〜〜!」
引きずられながら仲村は、「お願いは『もうガリガリされませんように』にしようかな〜」
などと薄れ行く意識で思うのだった。

香川「まあまあ仲村君、短冊は一枚じゃなければいけないという決まりもありませんよ。
   ところで東條君はいったい何をお願いしたんですか?」
東條「それはね〜…」
535名無しより愛をこめて:03/06/26 12:43 ID:/2Q6nal4
401の面々が帰途についた後、バイトと一緒に店内のセッティングである。
巧「ファイズの七夕飾りセット、ココに置いていいのか?」
木場「うん。アバレンジャーの七夕飾りと花火セットも、そこでいいよ。子供
  が今大好きなヒーローだからね。・・ああ、商品だからそーっと置いて。」
七夕セールに備えて売場の一部をそれらしくセッティングする傍ら。
トイストアの豪勢な七夕飾りを眺める戸田と海堂、そして結花。園児の付けた
短冊やら、一般客の短冊もたくさん下がっていた。
戸田「長田結花が加勢してくれたおかげで、高いところの飾り付けも早く終わ
  ったな。」
海堂「こういう時ほど役に立つ奴はいないよな!」
結花(海堂さんがほめてくれた・・嬉しい・・)
そこへ・・
琢磨「このぼくがしじをおこなわずとも、あらかたおわらせているようですね。
  さすがはとださんだ。」
戸田「店長のくせに社長出勤か?凸ボウズ。」
琢磨「ぼくは、ぼうずではありませんよ!こうなったのもすべては・・」
戸田「わかったわかった!お前もそのまんまじゃ困るだろう。こんな事もあろ
  うかとあらかじめ元に戻す方法は考えて置いた。」
海堂「こんな事もあろうかと?ウルトラマンの某隊員かよ!?」
そんなツッコミもそこそこに、戸田は園児の落書きが下がっている上方の笹を
指さした。
ttp://tanoyo.vxx.jp/cgi/imgb2/img-box/img20030625185622.jpg
数分後。
わんわん泣きながらトイストアを後にスローモーションで去っていく琢磨の姿
があった。
巧「ところで店長って戸田さんじゃないのか?」
木場「もう、そう思ってもいいんじゃないかな・・(汗」
536名無しより愛をこめて:03/06/26 16:23 ID:/2Q6nal4
>534
・おつきさまのほとけえき おほしさまのくき いぱいたべたい
・ですちゃんと みんなと あまのがわおよぎたい
・ゆたくんと ろぐちゃんと すいかわりしたい
何だか子供らしい(って戸籍上は25歳の男だが)願い事がかいてあった。
仲村「これは何だ?」
東條「あ〜、だめ〜!!まだできてないの〜!!」
手をばたばたさせる園児の頭を片手で押さえ込み、仲村が拾い上げた紙切れ。
それは園児が折り紙をしこたま買い込み、独自の工作力を駆使して作り上げた
それぞれのモンスターだった。
東條「ですちゃんと、ばくりゅうにみせるの・・」
紙切れを片手に黙ったままの仲村を見つめ、はんぼりとする園児。そのとき、
園児の頭に手を置いた仲村が、照れたように口を開いた。
仲村「まぁ・・去年より工作、上手くなったよな。」
そう言った後、よほど照れくさかったのか「どうですか先生」と香川の方に話を
振るのだった。
ローグ「・・・・・(よかったですね)」
東條「うん!」
537名無しより愛をこめて:03/06/27 13:21 ID:LGNWeUYC
ごっそりと集めたモンスターの色紙を抱え、裏側にクレヨンで名前をごりごり
書いていく園児。
だがその傍らには、何故かティッシュの空き箱が幾つも転がっている。
しかも真っ白な丸い塊にひらひらした帯のある物体が、山のように積まれてい
た。
香川「これは・・七夕飾り・・ではありませんね?東條君。」
仲村「・・あー!おまえ、ディスカウントで買ったティッシュを・・」
東條「ひこぼしとおりひめ、ちゃんとあえるように〜って、てるてるぼーず、
  いっぱいつくるの〜。」
いっぱいつくるの〜・・と言いながら加減という物を知らない園児だった。
さらに。
仲村「・・おい、この短冊はまさか・・」
香川「学会の研究発表に使う資料ですね。なるほど。綺麗に均一に斬られてい
  ます。」
仲村「感心してる場合じゃありませんよ!・・しかしはさみの使い方、上手く
  なったな。」
東條「ぼるちゃんに、おしえてもらったんだよ〜。」
付き合いは長いゆえか、ここに来て妙に親バカになる二人の保護者だった。
ローグ「・・・・・(さとちゃんさん、お片づけしてから、おやつにしましょうね。)」
538名無しより愛をこめて:03/06/27 14:10 ID:LGNWeUYC
ふと気づいたように文句を言いながら、ディスカウントストアへ向かう仲村は
特売のティッシュが売り切れていないかの心配で頭が一杯になっていた。
そこへ・・
??「よう。仲村創・・だったな。」
仲村「あんたは・・トイストアの店長。」
菓子折を手にした戸田英一と、おばちゃんの財布を手にした仲村創。ご近所の
道行きで、偶然でくわす妙な二人だった。
戸田「これからそっちに挨拶に行こうと思ってな。・・いろいろと迷惑かけち
  まったし。」
仲村「どうした?あんたにしては、嫌に威勢がなさ過ぎるが。」
いつもの強気なオーラが全く感じられない戸田。いつになく寂しそうな笑みを
浮かべながら、戸田はこう言った。

戸田「昇進が決定した。俺が・・九州エコセンターの新しい責任者だそうだ。」
539名無しより愛をこめて:03/06/27 14:12 ID:LGNWeUYC
戸田「大げさにするつもりはないんだ。ただ、引き際・・だと思ってな。これ
  以上あんたらに迷惑をかけるつもりもないし、俺自身は本当に、あんた
  らと知り合えて良かったと思っている。」
不意に思い出す、浅倉巨大化騒ぎやら、三井の一件。そのことが、昨日のこと
のように思える二人だった。
仲村「それでいいのか?他の奴らはどうするんだ・・」
戸田「さぁな。後は残った奴らの判断次第だろう。今後、あんたらとの関わり
  を続けるか、続けないか。」
仲村「そうだな。・・それにしてもあんた、早く言ってもらえりゃあお別れパ
  ーティでも・・」
戸田「いや、あまり大げさにするほどじゃないだろ。まぁ、お前の気持ちだけ
  取っておくよ。別に後生の別れって訳でもないしな。
  ・・あと、こいつは俺からだ。三人それぞれにあるから。
  言って置くが自社製品じゃないから安心してくれ。・・じゃあ元気でな!」
仲村「おい、戸田さん!!」
颯爽と風を切って去っていく一人の男。
それが、仲村の見た戸田英一の最後の姿だった。

仲村「後生の別れじゃない・・・?戻ってくる気なんてない癖に・・・・」
540538:03/06/27 17:59 ID:LGNWeUYC
後生の別れ→今生の別れ だった(泣

戸田「・・おい!」
541名無しより愛をこめて:03/06/27 21:41 ID:HUKShzXy
琢磨「そういう訳で戸田さんの後任として今日からこの店の店長を務めさせていただくことになりました琢磨です。」

村上「私としては、冴子さんに店長をお任せしたかったのですが、彼女が琢磨さんを推薦してきましてね。」

琢磨「そういうことでしたか。彼女の顔をつぶさないためにも、この私が見事に店の業績を倍増してご覧に入れましょう。」

村上「店員とバイトの皆さんもご協力をよろしくお願いしますよ。」

木場「新店長、張り切ってるね。とても輝いた表情をしてるじゃないか。」

巧「おい、輝いてるとか光ってるってのは禁句だって話だぜ。まあ俺たちも頑張ろうや。」

七夕を一週間後に控えて明るく盛り上がる店内だった。
542名無しより愛をこめて:03/06/27 23:40 ID:mF5Fxln7
琢磨がスマブレトイストアの店長に着任した報は401号室にも届いていた。
香川「言葉遣いもすっかり元通りだとか。さすがは上の上と呼ばれるオルフェノクだ。
   思えば、ムカデタイガーになった時は、21世紀少年ゲルショッカー隊を結成する
   といって暴れまわり、乾さんや北岡さんら新旧のライダーが束になってかかって
   やっと麻酔をかけることが出来たのですが、あの強さもラッキークローバーの
   一員なればこそだったのでしょう。今にしてみれば、左半身の百足の縞模様と
   右半身の虎の縞模様が絶妙にマッチしていました。
   悪夢のような出来事でしたが災い転じて福と成るの例えの通りに琢磨さんにも
   東條君にも、二人を助けた我々にもいい経験になりました。
   あの合成技術をもっと生かせば素晴らしいことができるでしょう。
   やはりまったりと進めるのが一番ですから。」
仲村「同感です。まったりと行きましょう。琢磨さんにはお祝いの電報を打っておきます。
   戸田さんにも餞別を送っておきましょう。」
543名無しより愛をこめて:03/06/28 00:59 ID:4lWYghIL
仲村「それでいいのか?他の奴らはどうするんだ・・」
戸田「さぁな。後は残った奴らの判断次第だろう。今後、あんたらとの関わり
  を続けるか、続けないか。」
544名無しより愛をこめて:03/06/28 01:40 ID:FFj6J8LU
戸田さんの進退が波紋を呼んでいたその頃。
(31)は眠れぬ夜を過ごしていた。


明日は、デビューの日だった。


(31)「どうしようゴローちゃ〜〜ん、ドキドキして眠れないよ〜」
(25)「先生…トイレに行けない子供じゃないんスから夜中に叩き起こさないで下さい…」
545名無しより愛をこめて:03/06/28 09:18 ID:ulaTxatW
戸田「さぁな。後は残った奴らの判断次第だろう。今後、あんたらとの関わり
  を続けるか、続けないか。」
546名無しより愛をこめて:03/06/28 12:37 ID:3pf+GOLF
仲村は、戸田の言葉を何度も思い返していた。
戸田を中心に付き合いが多かったあっちの連中とは
これから縁が薄くなっていくんだろうか?

ぼんやりしてるところを肩を叩かれ
振りかえった所に付きつけられたチラシで顔が埋まる仲村。
巧「これ…。受け取れ」
仲村「なんだよ!脅かすな」

道行く通行人に片端から店のチラシを押し付ける巧の側で
もっと人を見て渡した方が良いんじゃないかな〜と言いつつ、のんびりチラシを配る木場。

パフォーマンス満載で黒山の人だかりの海堂と、
少しも減ってない大量のチラシと一緒に黙って固まったまま立ってる結花。

チャコの「お願い」顔にほだされて、みるみる減るジェイのチラシ。
冴子にうまい事おだてられ、冴子のと2人分のチラシを配る琢磨。


そりゃぁ同じ町内なんだし、会う時はいつでも出会うんだろう。
まあ、「世の中なるようになるようになるだわさ」と言う至言を胸に
晴れやかに暑い顔で買い物カゴを下げて歩く25歳理系大学院生だった。
547名無しより愛をこめて:03/06/28 13:18 ID:DXC03H23
買い物かごを下げて、戻ってきた仲村。
仲村「・・先生、東條は?」
香川「いま、ローグと一緒にお昼寝をしていますよ。」
仲村「丁度良かった。実は・・」
菓子折を差し出した後、改めて戸田と出会った経緯を全て話した仲村。
香川は、思慮深げに呟いた。
香川「東條君には・・しばらく話さない方がいいでしょう。」
仲村「ショックが大きすぎますよ。あいつには、いくらなんでも・・」
香川「しかし、別れの後には楽しい出会いもある。東條君も、きっとその事を
  理解するでしょう。ところで、その包みは・・」
仲村「菓子折の中に入っていたCDです。あと手紙も。」
548名無しより愛をこめて:03/06/28 13:20 ID:DXC03H23
手紙には、以下の文章が戸田の直筆で記されていた。
今まで世話になった。楽しかったことや迷惑をかけたこと、全てが最近のよう
に思える。
特に401号室の面々、それぞれの存在が、自分自身にも良い刺激になったと思う。
香川教授。
今更ながら、あんたのずば抜けた頭脳と記憶力、もっと早く知っていれば会社
にとっては大きな人材となっただろう。
一中間管理職として、オルフェノクとしてお前と知り合えたことを本当に嬉し
く思う。
最後に。
香川教授には添付したCD(あんたの欲しがっていた合成人間とやらのデータだ)
仲村には某有名デパートの商品券一年分
ボウズ・・いや東條には俺のコレクション<年代物のウルトラ怪獣ソフビ401体>
感謝の印として俺から送らせてもらう。
いつかまた、新たな形でお前達との再会を願って、ここに筆を置く。
正直、辛気くさいのはあまり好きではないんだが、とりあえず・・
また会う日まで。

追伸。
どこかの馬鹿が、俺の解釈をはき違えているようだが、あくまでも俺自身の見
解であり、他の奴らに無理強いするつもりはない。そこを理解してほしい。
549てれっピ:03/06/28 15:29 ID:Gpmc08Or
う〜む、このスレのライダーは誰が一番強いのか、
迷っちゃうっピー
550名無しより愛をこめて:03/06/28 16:42 ID:3pf+GOLF
ゴルトフェニックスがくしゃみをした影響で、
>548の前後の会話が少し前のレスに飛んでしまったり、
よそのスレのセリフが混じってしまった様だが、それはさておき。


話し声で昼寝から覚めた東條が、戸田の持ってきた菓子を頬張りながら呟いた。
東條「うえまつさんは、きゅうしゅうにりょこうなんだー。おみやげなにかな?」
香川「(真剣な顔で)東條君。ウエマツ…いや、戸田さんは転勤になったのですよ。
  それがどう言う事かは判りますね?こちらには、暫くの間は…」
東條「あー。うえまつさんだ。うえまつさーん、おみやげかってきてねー」
??「やあ、久しぶりだな。元気にしてたか?」

会話途中で、通りすがりのSREDの叶隼人(戸田そっくり)に手を振る東條を見ながら
(ああ、東條君は「誰かが居なくなる事」の重さがどんな事か判っていないんですね)と、
少し寂しくなる香川だった。


香川「戸田さんが遠くに行くと、あちらの人達と出会う機会も減るでしょうねえ」
仲村「いいえ。結花さんや冴子さんや真理さんや琢磨達(男はひとくくり)には、
  また町内のどこか…クリーニング屋とかピザ屋とかで、きっと会えると思います」

香川達の会話をよそに、ぐるぐるとスケッチブックに落書を続けてる東條。
デス「うが?(おい、ボウズ?どうしたんだ?)」
東條「うえまつさんに・・すけっちを…スケッチを贈るって約束してた…から・・。
  うえまつさんが・・かえってきたら・・みせてあげたらよろこぶかも・・」

デス「うがう…(ボウズお前、本当は今の状況全部判ってる状態なんだな?
  いつものように泣いて騒いで香川のダンナに迷惑掛けないように我慢してるのか…)」
顔を伏せたまま黙って絵を描き続ける東條を、静かに見守るデストワイルダーだった。
551名無しより愛をこめて:03/06/28 17:05 ID:XykDm89w
香川「…しかしながら、>>546>>550君のIDは、先々週だったら神だった
   かもしれませんね(w
   いやいや、心が和みました。ありがとう」
東條「わーいごるふごるふ!!はなしのこしをおってごめんねー!!」
552名無しより愛をこめて:03/06/28 21:48 ID:EAGrVpNr
そんなある日、仲村は香川の個室に呼ばれた。「二人だけで話がしたい」と。

香川「あなたの研究の成果をまとめた論文が先日発行された国際学会誌に掲載されたわけですが」

仲村「はい、手前味噌ですが、完成度の高い内容だったと自負しています」

香川「その素晴らしい内容が認められましてね、アメリカのM大学の最先端研究所から、あなたを
研究員として招聘したいという話が来ているのですよ」

仲村「えっ、それは本当ですか」

香川「もちろんです、これはあなたにとって大きなチャンスですよ、まあ最低でも2年間はアメリカ
暮らしということになるでしょうが、あなたは英語もできるし、幸いまだ独身ですから気がねなく
日本を離れられるでしょう」

仲村「はい、しかし・・」

仲村はふと東條のことを思った。俺がいなくなってもあいつは大丈夫だろうか。

香川「私としてはこのチャンスを掴んであなたに大きく飛躍して欲しい、ですが今ここで決心しろ
とは言いません、先方には二三日のうちに返事をすればいいことになっていますから、よく考えて
ください」

仲村は無言で一礼すると部屋を出た。

401号室に戻ると、東條がいつものようにデスやローグや遊びに来た結花たちときゃっきゃっと
はしゃいでいた。
戸田が去ってから一ヶ月、やっと明るい笑顔が戻った園児の姿を前に、どう話を切り出そうかと
仲村の顔は曇った。
553名無しより愛をこめて:03/06/28 23:19 ID:jD1sRfWB
デス「うが…(どうした、ボウズのことで何か心配事でもあるのか?
  よかったら相談に乗るぜ)」
振向くとデストワイルダーのでっかい顔が迫っていたので思わずのけぞる仲村だった。
554名無しより愛をこめて:03/06/28 23:59 ID:3pf+GOLF
>551
あ!ほんとだ!と驚きながらその場を走り去る名無しだった。


仲村「実は…」
555名無しより愛をこめて:03/06/29 00:50 ID:f0Pbgs/A
デス「うが…(話はわかった。心配するな。ボウズの面倒は俺が付いてるから大丈夫だ)」

デス「うがう…(男なら他の全てを忘れて仕事に打ち込まなけりゃならねえ時ってのがあるもんだ)」

デス「うがが…(ボウズだって自分のためにおめえにチャンスを捨てて欲しいなんて思っちゃいねえぜ)」

556名無しより愛をこめて:03/06/29 01:09 ID:KWH+FDns
…などと仲村を説得するデストワイルダーだったが、
その目にはキラリと光るものがあった。

仲村「デスト、お前…」
デス「がうがう!(もうわかっただろ、おめえはこんなとこで燻ってちゃいけないんだ!)」
吐き捨てるように言うと涙を隠すように走り去っていくデストワイルダーの背中を
仲村は呆然と見送るのだった。
557名無しより愛をこめて:03/06/29 01:37 ID:oSOLKH0E
まだ迷う仲村の背中を、再び戻るとドヤして活を入れるデストワイルダーだった。
デス「うがーー!(馬鹿野郎!ボウズに気兼ねして、
  てめえ自身の夢が果たせなくてどうするんだ!)」

半分気絶しながら今までの事を思い出す仲村。
走馬灯の様に浮かぶ、がりがりがりがりがり…の日々と、がりがりがりがりがり…の日々。

仲村「ひょっとして俺…香川先生の下に入ってから、
  ガリガリとおさんどんの毎日だったんじゃないのか?俺は今まで何をやってたんだ?」
東條「ねーねー。なかむらくん。あめりかにりょこうにいくんだー。おみやげはなに?」

仲村「お前、俺が海外勤務になるって聞いてたのか?良い話だがまだ迷ってる。
  俺はお前が心配だ。
  どうなんだ?俺が居なくなったら、お前はきちんと生活できるのか?
  俺が居なくなるとお前の面倒は誰が見る?お前の馬鹿を誰が止める?
  香川先生だけじゃ多分お前を持て余す。俺はそれが一番心配なんだ」

東條「なかむらくん・・いま…今、僕とても腹が立ってきたんだけど?
  君って何様のつもり?心配?面倒?
  保護者気取るのもいい加減鬱陶しいかも。
  別に君が居なくても僕にはですちゃんとローグが居るから…だから・・
  だから・・きみがいてもいなくても、どこへいっても、ぼくにはかんけいないから・・。
  それに・・ろーぐのつくったりょうりのほうが、なかむらくんのよりおいしいかも」

仲村「うわ!頭来た!よーし判った!もう決めた!こんな馬鹿な生活とはオサラバだ!
  新天地でもっとまともな知り合いと金髪美人のガールフレンドを山の様に作って
  研究もバカスカ進めて、幸せに暮らした方がまだマシだぁぁぁぁぁ!」

あーそうか!そうか!お前と知り合わない方がよっぽど幸せになれたんだ!と
悪態付いてガリガリされていく仲村を、遠い目で見送る東條だった。
558名無しより愛をこめて:03/06/29 01:45 ID:oSOLKH0E
結局アメリカ行きを決断して旅立つ仲村、結局見送りに来なかった東(略)
「なんでここにお前達が?」「えへへ」「うがう(MW使えば世界中どこでも(略)
「手伝ってやろう。このスイッチか?」「神崎ー!余計な真似するなー!(略)
結局渡米3日で招致を断られ泣いて帰った所に(略)
ああやっぱり俺の居場所はここなんだなと、香川と東條と3人で夕日を眺め笑う仲村だった。

…という、怒涛の未来が1ヶ月先に振りかかるとは思ってもいない仲村だった。


>544
香川「そういえば北岡さんの新しいお仕事、声優の件が話題になっていますね。
  声優と言えば数々の怪人の声や懐古アニメでお馴染みの八代駿さんが亡くなられました。
  名古屋章さんといい、立て続けに惜しいかたが次々と亡くなられています。
  この場を借りてご冥福をお祈り致します」
仲村「確か先生は昔のアニメがお好きだそうですね。八代さんへの思いは大きいですか?」
香川「ええ。くまのプーさん、いなかっぺ大将の西一(へっへっへ、だいざぇも〜ん)、
  ロッキーチャックのカケスのサミー(ニュ〜スだよ!)、ビッケのゴルム(カンゲキ〜)
  それになんと言ってもトムとジェリーのトムさんは忘れられない存在でした」

仲村「トムはスネ夫の人じゃなかったんですか?」
香川「あれはアカデミー賞受賞版の方ですよ」
東條「とむって、おんなのひとじゃなかったの?」
香川「それは新バージョンの方ですよ」

ああ、昭和は遠くになりにけりですねえと、深く溜息を付く香川だった。
559名無しより愛をこめて:03/06/29 01:46 ID:oSOLKH0E
(31)「そうだよねー、トムと言えばやっぱり八代さん、ドルーピーは玉川良一、
  チャーリー・ブラウンは谷敬が定番でしょ?」
香川「チャーリー・ブラウンはなべおさみじゃありませんでしたか?」
(31)「やだなあ、それはうんと後のバージョンで70年代の終りから80年代初期のヤツでしょ?
  もうとうに成人した身だと思春期に見た谷敬版の方が懐かし…」

物凄い勢いでダッシュして来て、これ以上(31)が自爆ネタを喋る前に
スレに連れ帰る(25)だった@年齢詐称ネタはスレ違いっす先生!

仲村「いまあいつ、好きだったアニメ声優として
  由利徹とか立川談志とか金馬師匠とか言ってなかったか?(汗)」
560名無しより愛をこめて:03/06/29 17:11 ID:JtMfQxyn
「所長、ご面会の方が来られていますが・・」
「なんだ?今忙しいんだ・・アポなしの面会は断るように言ってあるだろう」
「それが・・あの・・その・・怪獣を連れてきていて・・きゃー、近寄らないで!」
「怪獣だと・・まさか・・」







仲村「お久しぶり」
戸田「なんでここにお前達が?」
東條「えへへ」
デス「うが(鏡さえあれば俺たちは世界中どこへでもすぐに行けるんだ)」
仲村「そういうわけさ、俺もこいつらの被害に遭うまでは気付かなかったんだけど」
デス「うがう(被害とはなんだあ、被害とは、ああ?)」
東條「ですちゃーん」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…

…ひきすられていく仲村を見ながら、2か月前のしんみりした別れは一体・・と思う戸田だった。
561538-539:03/06/30 12:45 ID:sXXYOCxE
マジレスカコワルイけど。
戸田の幕引き後の展開を色々考えたのですが、本スレの邪魔になると思ったの
でここに書き込ませていただきます。

戸田英一の一ヶ月間(多分)
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1056418536/l50
562名無しより愛をこめて:03/06/30 14:26 ID:gQuSL1bg
昼下がりの午後。
そろそろ昼寝でもさせようかと 仲村が布団の用意をしている時だった。
付けっぱなしにしていたテレビから聞き覚えのある声。
園児「あれーしばうらくんが てれびにでてるよー」
仲村「今回は昼ドラ…しかも東大生役か。
ということは ほぼ毎日、こいつのツラをみることになるんだな。
(フジTV午後一時半〜)」

目をキラキラさせながらテレビに釘付けになる園児を後目に
お昼寝時間が減ってしまうことに 微妙に欝になる仲村であった。
563名無しより愛をこめて:03/06/30 21:52 ID:9RsQJCa+
ひとしきり騒いだ後で401号室に戻った2人と1匹。

香川「九州はどうでした。戸田さんは元気でしたか。」

仲村「見た目は元気そうでしたが…」

東條「せんげつのきょうりゅうこーすたーおおあばれじけんのあとしまつがやっとおちついてきたところだったのにーていってた。」

香川「あの事件では奇跡的に犠牲者は出なかったそうですが、施設はかなり破壊されたそうですから大変だったでしょう。私達にも力になれることがあれば、協力してあげましょう。」

デス「うが(それじゃあ明日さっそく行ってやるか)」

東條「さんせーい。きっとよろこんでくれるねー。」

同じ頃、えもいわれぬ悪寒を感じながら、くしゃみをくり返す戸田だった。
564名無しより愛をこめて:03/06/30 21:53 ID:lMCmdvb1
あのぉ〜ひとつ聞きたいのですが、戦闘シーンを書いてもいいですか?
565名無しより愛をこめて:03/06/30 22:01 ID:+WiauE59
おうよ!
書いちゃだめなんて決まりはないぜ!
またーりとして痛快無比なやつを頼むぜ! by巧
566名無しより愛をこめて:03/07/01 07:38 ID:YbXbjaJO
…と、言う調子で
1ヶ月後に怒涛の米国招致騒動が来て、
その1ヶ月後に九州緑国でまた騒動を起こす事になるとは露知らぬ香川達だった。

今は7月。

芝浦「どうだった?今度からさぁ〜、真面目な勤労青年で行こうかと思ってさ
  授業料ぐらい自分の手で払おうかなって。(見えない様に舌を出して)
  で、試しに3ヶ月新聞配達始めたワケ」
香川「それは良い心掛けですね。芝浦君のご両親もさぞ喜ばれる事でしょう」
東條「はたらいてる しばうらくん、かっこよかったよ」
仲村「いや、お前が自分の口から『真面目』って言う時点で裏がある。
  絶対に何かある!」

芝浦「うっさいなー。じゃあさ、サンプルの小学生新聞どうよ?気に入ったら購読してよね」
東條「わーい。みせてみせて」
手塚「待て!それを手に取るな!怪しい気が漂ってる!読めば100日寿命が縮むやもしれん」
仲村「恐怖新聞かよ?!」
芝浦「(ち!)失敬な事言うなよな?良く見てみたらぁ?どうみても普通の新聞じゃん?」

香川「(横から手を伸ばすと、勢い良く全誌面めくって)普通の新聞じゃありませんね。
  これは…サブリミナル効果を狙っていますね?芝浦君(眼鏡を光らせながら)」
東條「なに?なにー?」
仲村「(読みながら額にしわを寄せて)お前は見るな!手の込んだ物を作りやがって」
香川「パっと見は普通ですが、字と字の間隔や文字の濃淡からメッセージが浮かんできます。
  一度完成された物の上に、東條君限定での悪口が山の様に刷り込まれてますね。
  これを読んだらあとで彼は、思いだし泣きしてしまうでしょう」

今度から朝が早いんだからもう帰れとばかり、当然の様にガリガリされていく芝浦だった。

やれやれと肩をすくめながら
仲村「あいつが真面目に3ヶ月バイトを続けられると思う者、手ぇ挙げ」
567試合に勝って勝負に負ける:03/07/01 16:05 ID:UeOY0Wbp
戸田の一ヶ月騒動の後。園児が突然、ある番組を欠かさず見るようになった。

香川「ほう、懐かしい。ウルトラマンのような巨大ヒーローですか。」
東條「うん!すっごくかっこよくて、つよいんだよ〜。」
大喜びの園児は、手足を振り上げ、テレビのヒーローと一緒に戦っていた。
仲村「一週間前からスマブレでビデオを販売してるそうですよ。もう子供から
  大人まで幅広い層の人気で・・・。」
そんな会話も耳に入らない園児。おもちゃを振り回してヒーローになりきる。
東條「いくぞ!ひっさつ、ついんぎゃらくしー!!」
ローグ「・・・・・(あぶないですよ、さとちゃんさん。)」
仲村「東條の持っているおもちゃも、スマブレの製品なんですが・・」
香川「なかなか凝っていますね。安全面も考えているようですし。」
仲村「ええ、グッズの売り上げも好評なんですが、店長はかなり不機嫌そうで
  したね。
  「せっかく店長になったというのに、またあの人にしてやられるとはっ!!」
  とか言ってましたよ。
  あの人の言葉を借りれば「いい気味だ」と言ったところでしょうかね。」

目をきらきらさせながらヒーローに声援を送る園児を、頬笑ましく見つめる
保護者二人だった。
568名無しより愛をこめて:03/07/01 17:35 ID:WTNEFSaU
>>565
えっ!じゃ、じゃあいいんですね!かなり期待を裏切るかもしれませんが・・・

>>546の数時間後
巧「ふぅ〜終わった〜」
どうやら全員チラシを配り終えたらしい。
木場「皆さんお疲れさまでした、折角なので、
後で焼肉でも食べてパーッとやりましょう。」
海堂「おっ!いいねぇ〜」
などと騒いでいる最中、事件は起こった、近くで爆発事故が起こったらしいのだ。
巧「行ってみるか。」
巧たちが現場に着くと、そこには何故か大量のバーミア兵がいた。
木場「何なんだこいつ等は!」
巧「んな事はどうでもいい!行くぞ!変身!」
海堂「だな!」
変身して立ち向かう3人。
『バトルモード』
『レディ』
オートバジンを呼び出してファイズエッジにミッションメモリーをセットするファイズ。
『コンプリート』
アクセルメモリーをファイズフォンにセットしてアクセルフォームに変身するファイズ。
『スタート』
大量のバーミア兵を切り裂くファイズエッジ。
『3,2,1、タイムアウト(でしたっけ?)』
『インフォメーション(でしたっけ?)』
ノーマルに戻るファイズ、何もせずに変身を解いて鬱になる木場と海堂。
それに気にせず変身を解いてファイズアクセルの画面を見る巧。
巧「戦闘時間1分、まだまだこんなもんか、さ、行くぞ。」
夕焼けを背に戻っていく3人。
数時間後、ジョッキ片手に焼肉パーティを楽しむ巧達と何故か加わっている香川達であった。

つまらなかったですか?後は好きにして下さい。
569名無しより愛をこめて:03/07/01 18:25 ID:aCj/pIQe
>>568
巧(あいつらなんだったんだろうな。まあいいか。
  ところでよく見てなかったんだが、あの馬のオルフェノクと蛇っぽいオルフェノクは誰だったんだ?)

木場(ファイズの奴…またどこかから現れて僕たちの見せ場を奪うなんて…。
   ところで戦闘の間乾君の姿が見えなかったけど、どこに行ってたんだろう?)

海堂(…なんか今すげえ無理矢理っちゅーかご都合主義っちゅーか強引な解釈がされた気がしたが…。
   ま、いっかあ♪)

本編がどうなるかわからないので、ここでもお互い正体に気づいてないことにされた2人だった。
570トモロヲ@久々:03/07/02 01:20 ID:F8bIeSk8

>568 が ス レ に フ リ ー ズ ベ ン ト を か け た

571名無しより愛をこめて:03/07/02 01:34 ID:rkodxs1L
>>568
一つだけ言っておくと「インフォメーション」(=情報)でなく、
「リフォメーション」(=再変形)、多分。
あと、スタート『アップ』が抜けてる。
>>569
まだ、前の方読みきってないんですけど、このスレでも互いの正体は知らないって
ことですか。
572トモロヲ:03/07/02 03:07 ID:nevIUzaB
>>571

…ネタスレで本来、マジレスをしたり求めたりしては…いけない

ネタの解説を求める、ということは そのネタを殺すも 同じなのだ

そういう野暮より ネタに乗せて サラリと聞くのが、粋なのだ

スレを熟読して、空気を掴んでから 書く

そういう努力も必要なのだ…ということを わかって欲しい、と思った

573名無しより愛をこめて:03/07/02 10:19 ID:DVZ3Iaa8
>568
どさくさで飲んだ喰ったで喜びながら帰っていく401号室の面々。
東條「しおかるびと、しおやきそば、おいしかったね〜。」
デス「うがうがう(いくら旨いからって、デザートの杏仁豆腐おかわりしすぎだ
  ぞ、ぼうず。)」
ローグ「・・・・・(帰ったら、ちゃんと歯磨きして下さいね。)」
東條「はぁ〜い。」
香川「いつもながら、東條君が喜んでくれてなによりです。」
仲村「そうですね。食費も浮いたことですし。」
香川「(ふっ、と笑いながら)仲村君はすっかり主夫業が専業職となっています
  ね。」
仲村「面目ないです。しかしあの店、デスやローグが入っても誰も驚きません
  でしたね?」
ローグ「・・・・・(店長が元宇宙暴走族の人ですから。)」
東條「おみせのひと、そうちょうってゆってたよ〜?」
仲村「・・・・・(呆」
香川「さて、学会の研究発表も近いことですし、仲村君には大いに頑張って貰
  いましょう。」
仲村はその言葉にため息を付いた。
期待は裏切りたくない。自分は専業主夫がすっかり板に付いてしまったが、
元々は研究生として江島研究室、そして現在の香川研究室に在籍しているのだ。
天才肌の神崎士郎ほどではないが、自分も培ってきた自らの研究に対する情熱
は、今でも失われてはいない。
が。
東條「なかむらく〜ん、おうちかえったら、いっしょにげーむしようね〜。」
仲村「ああ。一時間だけな。」
屈託のない園児の笑顔。(早く研究発表用の資料をとっとと仕上げて家族(?)
サービスに勤めなきゃなぁ。)と思わずハムテル並みに苦労の耐えない仲村だ
った。
574名無しより愛をこめて:03/07/02 10:50 ID:DVZ3Iaa8
焼き肉屋から戻ってきた仲村は、園児とゲームをしてから寝かしつけ、早速資
料作りに取りかかった。
まる一日かけて自分のパソコンに座りっぱなしの仲村は、炊事洗濯掃除をサイ
コローグ、園児のお守をデストワイルダーに任せていた。
そして深夜。あらかたまとまった論文を一人読み返していた。
仲村「ある女性学者の発見した細胞は、外部からの衝撃により拡散し、48時間
  後それぞれの拡散した細胞が、本体と同じ姿で再生する。」
母親から聞いた話。その一つ一つを覚えていた仲村は、いつかそれを自分の手
で研究し学会に発表しようと考えていた。
一時トラウマのあった例のキノコも、研究の題材として取り上げていた。
仲村「キノコの胞子は一時的に人間の感覚を麻痺させるが、一番恐ろしいのは
  胞子ではなく、キノコ自体を体内に取り入れた場合の人体変化であり、そ
  れは脳の松果体に影響を及ぼし・・・」
ローグ「・・・・・(プレゼン用のデータ、入力終わりましたよ。)」
仲村「済まないな。お前まで資料作りに手伝わせちまって。」
ローグ「・・・・・(いいえ。香川様が研究用の資料を集める際のお手伝いもよ
   くしましたし、私自身、楽しいんですよ。)」
仲村「ミラーモンスターとは思えない台詞だな。案外ローグが研究生だったら、
  香川先生の優秀な右腕になったろうに。」
ローグ「・・・・・(かいかぶりすぎですよ、仲村さん。)」
うん、と伸びをする仲村。しとしとと降りしきる雨音が聞こえる部屋の外に目
をやりながら呟いた。
仲村「・・・・まぁ、悪くないな。こんな静かな日も。」
575568:03/07/02 16:51 ID:vcd9DIqY
未公開シーン

その1
東條「なんか、ひさしぶりにやきにくたべたくなってきちゃったぁ。」
香川「じゃあ本日新装開店のキッチンガイナモ(ですよね?)に行きましょう。」
仲村「なんか変な名前ですね。」
香川「まあ、いいじゃないですか、それでは行きますよ。」
デス「がう(俺達も行くぜ。)」
こうして、香川達一行はキッチンガイナモへと出発した。

この後もいろいろあります。
576名無しより愛をこめて:03/07/03 09:45 ID:/CDD6489
>575
あの日の出来事を今でも色々思い出し、その度笑ったり怒ったりする香川達だった。
>574
そして、その静かな雰囲気もけたたましいノックの音で破られた。

美穂「つーわけで。今日は『半夏生』だからタコ食え、タコ」
仲村「いきなり押し掛けて来て何だ?城戸×2も居るじゃないか?」
東條「ねえ?はんげしょう、ってなに?」
香川「半夏生とは夏至から11日目、7月2日を指します。近畿ではこの日に蛸を食べる習慣が
  あるそうですが、最近では圏外でもこの日に蛸や蛸料理を勧める店が増えましたよ」

美穂「そーゆー事。で、うちのケーキ屋で、タコをイメージしたケーキを作ってみたのよね。
  ね?見てみて、可愛いし美味しいよ〜?お試し価格で販売中だからぜひ買って頂戴!」
真司×2「ぜひ買って〜♪」

仲村「…。タコケーキって、まさか…『本物のタコがたっぷり入ってます』ってな、
  金魚ケーキみたいなオチじゃないだろうな?」
東條「きんぎょけーき?」
浅倉「知らないのか?美味いぞ。甘い生クリームの上にトッピングされた、
  ピッチピチに跳ねる生の金魚ごとガブリと丸かじ(略」

めちゃめちゃ気持ち悪くなって浅倉にガリガリでお帰り頂く一堂だった。

「いやあねぇ形だけよ♪」と言い包めて香川達に大量に買わせ、まいどあり♪と引上げながら
ケーキをもふもふ食べる東條達を背後に「♪ちょろ〜い」と舌を出す美穂だった。

裏真司「おい?幾ら、夏向け試作品でブロバジェルのモチーフのお菓子を作りすぎたからって
  タコだって言い張って押し売りは良くないよな、やっぱ。
  それに、伝統ある風習なら菓子じゃなくて本物じゃないと意味が無いんじゃないのか?」
真司「え?あれタコじゃなかったのか?!(←馬鹿)」
美穂「男がいちいち細かい事は気にしない、気にしない。♪
  この調子でガンガン売りさばくわよー!(←元詐欺師の本領発揮)」
577名無しより愛をこめて:03/07/03 09:47 ID:/CDD6489
久しぶりに401号室に立ち寄った所、
「とおるちゃんもどーぞー」と東條にタコジェレとスプーンを渡されて戸惑う北條だった。

北條「タコですか?」
タコねぇ?タコと言いますと…何か嫌な思い出が…。

タコ型アンノウン モリペス・オクティペスを思い出し憂鬱になる北條だった。
確かあの時は…G3ユニットが大破して…危機的状況だった為に…その…

「 と お る は に げ だ し て し ま っ た ぞ ! 」

あれから何年たってもネタにされ続ける「泣きながらG3を脱ぎ捨てて離脱した」過去を回想し、
ああ、なんだかしょっぱい味がしますねと、しょもしょもと匙を口に運ぶ北條だった。
578576-577:03/07/03 09:53 ID:/CDD6489
ネタを見掛けてから2日が終わるまでに書き終えられなかった名無しも
強引に放った賞味期限切れのネタを前にしょっぱい思いを味わいながら磨り減って行った…。
579名無しより愛をこめて:03/07/03 12:34 ID:uAbpcUsK
>578
「おもしろければ、それでかまわんさ。」と九州の遠い空から呟く戸田英一だった。

そんなわけで。
トラウマの甦った北條を「まぁまぁ、人間誰でもそう言うことはよくあるから」
と宥めながら丁重に見送った仲村。発表用の資料が、あともう少しで仕上がる
のだというのに・・とちょっとイラつきはじめていた。そこへ・・
31「ど〜も、嫌でも通りかかちゃうんだよね、ここ。」
25「お久し振りっす。これ、つまらない物ですが・・」
仲村「つまらないって・・これ、某有名三ツ星レストランの折り詰めじゃない
  か!?」
25「先生の知り合いの弁護士が、黄綬褒章を貰ったお祝いだそうっす。」
31「業務に精励し衆民の模範である人物へ、宮廷から贈られるそうだよ〜。」
少なくともあんたには縁遠いよな、と言う言葉を飲み込む仲村。
とりあえず「すまないな」と吾郎に礼を述べた。
31「そうそう、でお祝い終わって帰ってきてからさ、偶然にも昨日見た訳よ。
 <サンダ対ガイラ>。
 何なのあれ?しょうもないオチだったよね〜ゴローちゃん。」
25「はぁ・・(←何も言えない」
31「フランケンシュタインの細胞っていうのも取って付けたように強引な話だ
 し、第一、あれのどこがフランケンシュタインな訳?どう見たってキング
 コングのバッタもんじゃない。おまけにガイラが東京に逃げ込んだり<サン
 ダがガイラを倒すために山を下りてきた>っていう下りも、何だかなーって
 かんじで・・。挙げ句のオチは海底火山の爆発で二匹ともあぼーんだよ?
 何なのあれ?」
さらに罵詈雑言が続き、仲村の怒りは爆発寸前だった。
仲村「こ れ 以 上 馬 鹿 に す る と ゆ る さ ん ! !」
久々にデッドエンドが炸裂し、イライラもすっきり取れた苦学生・仲村創だっ
た。

25「あの・・マタンゴは面白かったっすよ。」
580名無しより愛をこめて:03/07/03 15:25 ID:uAbpcUsK
31らが帰った後に、なんとか資料をまとめ上げた仲村。学会へ赴くため、ロー
グと旅行の準備を始めようとしていた。
ローグ「・・・・・(学会は三日間の日程でしたね。)」
仲村「ああ。・・そういや学会のあった仙台で、まえにタコ刺しを喰ったが、
  なかなか絶品だったな。さて、今度の学会の会場はどこだろう。」
ローグ「・・・・・(仲村さん、学会の打ち上げに期待してませんか?)」
仲村「・・うっ。い、いや、もちろん学会の研究発表にも興味はある。ところ
  で場所は・・」
ローグ「・・・・・(今更・・申し上げにくいのですが。)」
おずおずとパンフレットを差し出すサイコローグ。仲村はうきうきとした表情
でパンフレットを手に取った。が・・・
デス「うがうがうがう(なんとか会場の準備も終わったな。)」
香川「ええ。講堂を改築し、スライドや映像の設備や音響も完璧なものに仕上
  がっていますよ。」
東條「しらないひと、いっぱいくるの・・?」
デス「うがうがうがう(心配すんな、知ってる人も来るぜ。美杉教授とか高村教
  授、沢渡さんにも会える。)」
東條「わ〜い。・・あれ?なかむらくん、ど〜したの?」
旅行鞄の傍らで、すっかり真っ白に燃え尽きた仲村創であった。
「会場、ウチ(清明院大学)だったのか!?」

一方、警視庁にて。
北條「断っておきますが、学会ネタで、だらだらと引き延ばす気はありません
  よ。例によってさらっと流していただいて構いませんので。」
河野「誰と話してるんだ?北條。」
581名無しより愛をこめて:03/07/03 16:43 ID:uAbpcUsK
仲村「こら、じっとしてろ!」
東條「うわぁ〜〜ん・・」
もう本当に久々にタラちゃんばりの鳴き声をあげる園児。講義が終わって戻っ
てきた香川は、何事かと研究室へ戻ってきた。
香川「どうしたというのです?」
仲村「あっ、大したことじゃないのですが・・こら、東條!逃げるな!」
東條「やだ〜、ですちゃんとあそぶ〜・・」
だだをこねる園児。傍らの仲村の手にはデジタルカメラが握られていた。
香川「なるほど、写真ですか。それなら・・」
そう言いつつ、すかさず香川が取り出した物。それは龍騎の指人形ひと揃えだ
った。
香川「東條君、ごらんなさい。今から私が、ライダーバトルの名場面を始めま
  すよ。」
ご丁寧に台詞やら擬音を付け熱演する香川。なんだかな〜、と仲村が思いつつ
見ている中、香川が目で促した。きゃっきゃと大喜びではしゃいでいる園児の
表情をデジカメで撮る仲村。
仲村「助かりました、先生。会報に掲載する写真の提出が今日だって聞いて、
  慌てていたもので。」
香川「乳児はカメラを怖がる傾向があります。リラックスをさせる事が大切な
  のですよ。別の方法もありますよ。今の時期ならうちわで顔を扇いであげ
  るのも良いでしょう。」
仲村「ほとんど「あかちゃんスクスク」のノリですね、先生。」
582名無しより愛をこめて:03/07/03 23:53 ID:dxnwGelW
デス「うが(イグレックが始まる時間だぞ)」
東條「わーいテレビ、テレビ」
仲村「>>567以来すっかり夢中になってしまったな」
香川「これも戸田さんの活躍の賜物ですかな」
仲村「あの九州の事件のおかげで今や全国の人気者ですよ」
香川「東條君は>>214-222の頃から大ファンだったようですが」
仲村「戸田さんの活躍が忘れかけていた英雄のことを思い出させてくれたんですね」
東條「いくぞ♪ひっさつ♪ついんぎゃらくしー♪♪」
583名無しより愛をこめて:03/07/04 12:00 ID:0XOudJ9N
仲村「しかし巨大ヒーローってのも、たまには良い・・」
園児のとなりに腰掛けた仲村だが、画面を見て硬直した。

<イグレックの新たなる強敵・ランゼー軍団を率いる首領・キンザッカー!
その命を受けた刺客・光鳥獣ドルガスクフェニーを相手に、果たしてイグ
レックに勝機はあるのか!?
そしてイグレック最大の危機を迎えた今、防衛隊隊長・岡滝の下した決断
とは!?>

仲村「あいつ、最近見ないと思ったら・・(泣」
584名無しより愛をこめて:03/07/04 12:31 ID:O6lH9fdk
あんまりな予告編に呆然となってる仲村のもとを、新聞を手にした葦原が訪ねてきた。
葦原「読んだか?葉山達の機龍輸送艇に、新人が入るそうだな」
ttp://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2003/07/04/02.html

仲村「へえ。あいつらの所にまた可愛い女の子が配属されるんだ。
  家城さんといい、可愛い子ばかりで超ラッキーな職場で羨ましいな」
葦原「なあ?それは良いんだが、しらさぎのメインパイロットがこの子になるなら
  次のゴジラとの対決に葉山と関根の出番はあるんだろうか…?」
仲村「…。…。あればいいな(泣」
585名無しより愛をこめて:03/07/04 22:25 ID:NkwpR0e+
そうは言っても映画の公開はまだまだ先のこと。
それよりまずは明日から始まる学会が当面の問題だった。
開会式では天才女史小沢澄子氏による特別記念講演がある。
このたび新開発されたG−5のお披露目があるかも知れないともっぱらの噂だ。
全国から続々と参加者が現地入りして街はにぎやかだった。
東條「まるでおまつりみたいだねー」
ローグ「…(普段お目にかかれない顔ぶれがいっぱいですね)」
586名無しより愛をこめて:03/07/04 23:27 ID:XOHRdwB4
開会式を明日から備え、天才(ある意味逝っちゃってる才能の持ち主)達が
集まり、その成果を発表する場である今回の学会。
何事が起きてもおかしくはない為、会場にはGユニットの面々も派遣されていた。

氷川「そう言えば以前から疑問だったんですが」
尾室「何がですか?」
氷川「小沢さんのような天才が、どうしてアルケミースターズの一員じゃなかったんでしょうね」
尾室「はぁ。それもそうですね」
北條「そりゃ、他人と足並みを揃えようなんて協調性が、欠片もないからに決まってるでしょう?」

   その頃、翌日の公演の打ち合わせをやはりゲストであるおぼろとしていた小沢だったが。
   小沢「くしゃん!」
   おぼろ「どないしはったんですか、小沢さん?」
   小沢「いえ、誰か根性のひねくれた奴が、悪口を言ってるような気がして……」

氷川「どうして北條さんがここに?」
北條「実は、このような予告状が警視庁に届けられましてね」
587名無しより愛をこめて:03/07/04 23:45 ID:JSKUDNtE
「このたびは だい1かい せいめいいんだいがく みっかれんぞく まらそんうたがっせん
 かいさい おめでとう
 しかし うたの だいてんさいである わたしが しょうたいされないとは いかがなものか
 このようなこと けっして ゆるされる ものではない
 さんかしゃ ぜんいん おそろしい てんばつを まのあたりに することに なるだろう」

氷川「・・何か激しく勘違いしているようですが?」
北條「しかし、小沢さんだけならともかく参加者全員が危険に晒されているとなると
   我々としても警戒しないわけにいきませんから」 
588名無しより愛をこめて:03/07/05 09:02 ID:y4Sq+9w1
犯罪予告の手紙を手にしていた北條だが、あることに気が付いた。
北條「ん?」
氷川「どうかしましたか?北條さん。」
北條「いえ・・・」
コソーリ会場を抜け出し、足早に401号室に駆け込む北條は、例の犯罪予告を
香川に見せた。
北條「おかしいとはおもいませんか?なぜ予告状が全てひらがなで明記されて
  いるのか。文章の流れから判断するに、書いた人物が大人であることは間
  違いないのですが・・・この筆跡は・・」
香川「ええ。確かに、このクレヨン書きは間違いなく東條君ですよ。」
傍らでローグに<ちゃんとしたかっこう>に着替えさせて貰っている園児を見る
二人。園児は着替えの間もきゃあきゃあ喜んで騒ぐので、ローグは手を焼いて
いた。
北條「ですが、彼があなたに迷惑をかけるようなこと、学会に対する妨害を企
  てるとは考えられません。」
香川「それだけではありません。仲村君の研究成果の発表もあります。」
北條「彼を知っているだけに、妨害は考えられませんね。念のため、こちらで
  筆跡を鑑定させてもらってよろしいでしょうか?」
香川「それならこちらで出来ますよ。・・ローグ、お願いしますよ。」
北條「・・え?」
ミラーモンスターでありながら、主人に似てクレバーで頭脳明晰。
研究生の仲村ですら才能を認められ誉れ高いサイコローグ。
彼は早速予告状をスキャンし、筆跡の真偽を割り出した。
ローグ「・・・・・(これは一度、さとちゃんさんの筆跡をデータに記憶させて
   それをパソコンの書体として落とし込んで、フォントとして使用してい
   ます。)」
香川「このように手の込んだ嫌がらせをする人物は、おそらく・・・」
その頃。
13日の金曜日ばりに不気味なアップを至近距離でかまされた北條は瞬時に気絶
していた。その側には、自分で<ちゃんとしたかっこう>に着替え終わった園児
が、きょとんとした顔で北條の顔をのぞき込んでいた。
東條「とおるちゃん、おふとんでおねむしないと、かぜひいちゃうよ〜?」
589名無しより愛をこめて:03/07/05 12:44 ID:QcEs0pbl
気絶していた北條は、ローグに丁重に詫びを入れ、講堂へと戻っていった。
そして件の香川の見解を仲村に知らせ、再び警護の任へ戻ろうとしたのだが、
ちょっとの間雑談を交わしていた。
北條「こうして見てみると、大学によって研究課題が様々ですね。」
仲村「城北大学・高村教授率いるグループの研究発表が<遺伝子学における音楽
  と遺伝子の融合に関する考察>。あの人、ロボット工学専門じゃなかった
  か?」
北條「そのはずですが、何か怪しい研究にでも目覚めたのでしょう。
  次にあるのは城南大学ですか。<古代の碑文から解読するリパルサーリフ
  ト理論>・・?」
仲村「どこをどう結びつけたら、そんな論文が出来るんだろうな。
  それで、次の明林大学は・・やめた。大体想像はつく。
  おっと、北條さん、あんたは見ない方がいい。」
しかし、見るなと言われると見てしまうのが人間の性。

数分後。

「講堂でござる!北條殿、鯉口三寸切ればお家断絶ですぞ〜!!」
「ええい離せ仲村!芝浦めに一太刀!一太刀浴びせねば気が済まぬ〜!!」
てな状態の北條と仲村の姿が、講堂の端っこで展開されていた。
(少なくとも犯罪がらみであることはあきらか。)

さらに数分後。
北條「あくまで上記は研究発表課題の概略ですので、深くネタを掘り下げる必
  要はありませんから、スルーしても構いませんよ。」
仲村「誰と話してるんだあんた?」
590名無しより愛をこめて:03/07/05 17:36 ID:TxPsJj9O
やがて講堂のステージから、ファンファーレとそれに続いて元気な歌声が聞こえてきた。

北條が恐れていた72時間耐久紅白歌合戦が始まってしまったのだ。

北條「いけない。何とかして中止させなければ全員が危険なことに」

講堂に向かって走り出した北條だったが、その耳に聞こえてきた曲は・・

「たこたこたぁこ たーこたこたぁこ たぁーこたこたこやき マントマン♪」

意識とは別に身体が回れ右をして走り去ってしまう北條。

仲村「おい、どうしたっていうんだ」

氷川「北条さんはタコと手巻き寿司が大の苦手で、身体が拒否反応を起こしてしまうんです」

仲村「しかし、このままでは仕掛けられた爆弾が・・」

氷川「こうなったら私一人でやってみます」
591名無しより愛をこめて:03/07/05 19:04 ID:k8RBzY6N
「…氷川が…迷ったすきに…そこへ…。」
「はいな、大変やなあ。」
「…あかいけーぶる…が…。」
会議の途中で壮絶に寝ぼけてむにゃむにゃ冒険物語を語る590に苦笑しながら
風邪を引かない様にタオルをかけてやるおぼろさんだった。

香川「それはそうと、このスレの残り容量が430kを越えました。
   そろそろ次スレの準備を始めねばなりません。
   タイトルやテンプレ、それ以前に次スレは立てるべきかどうかも検討する必要があるでしょう。
   スレに関わる人々の層は、平日と週末でも変りますし、
   早朝からお昼と、夕方から深夜とでも変りますから、
   全員の意見を聞く為には来週末ぐらいまでの猶予期間が要ると思われます。
   ネタと平行しながらで良いですから、みなさんのご意見をお待ちしています。」
592名無しより愛をこめて:03/07/05 23:33 ID:xRpnhS3p

キィィィン...  キィィィン...

神崎「どんな状況でも夢や空想に逃避することは自ら敗北を認める行為だ…」


…氷川の前に現われた小沢は言った。
「どんなときでも現実から目をそむけないあなたの姿こそ私の英雄よ。
これを使いなさい。氷川君。」
「小沢さん、それは…」
「これはG-5Xよ。私が用意してきたG-5に、おぼろさんはじめこの会場に
集合した科学者達が提供してくれた様々な機能を追加した、超改良型よ。」
「ありがとうございます。小沢さん。」

G-5Xの超高性能センサーはたちまち爆弾を見つけ出し、耐久のど自慢と学会は
それぞれ何事もなく始まった。


巧「…ところで耐久と言えば、鈴鹿8耐に555が出場することになったな。」
啓太郎「すごいじゃない。たっくん。絶対みんなで応援に行くよ。」
巧「いや。出るのは俺じゃないんだが。しかし応援には行く。」
真理「できれば優勝して欲しいけど…。仮面ライダーが出場する心意気だけでも
素晴らしいよね。」


次スレは立てればいいと思います。
タイトルですが、とりあえず
◆プロジェクトX【401号室その4】(499+3)◆
をベースに、何か4のつくいい言葉があればそれを使えばいいと思います。
593名無しより愛をこめて:03/07/05 23:43 ID:xRpnhS3p
このスレの>>1-6をまとめてこんな感じではどうでしょう。
プロジェクトX 「401号室 その4」
〜謎の巨大企業を探れ・スマートブレイン社の驚くべき陰謀〜

香川 英行教授
仲村 創
東條 悟

これはある大学の小さな研究室からはじまった、運命の物語である。

「本放送が終わっても…このプロジェクトに終わりはない…
 そこにあるのは…スレ住民の純粋な願いだけである…」

       その是非を問える者は?

東條「むつかしいはなしはおいといて、まったりやろうよ?…ですちゃん、ごー!!」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリ…

…てな訳で、殺伐としたTV本編はどこ吹く風
清明院大学3人組と龍騎ライダーズとその他大勢が織り成す
ですちゃんに引きずられたり引きずったり
なんちゃったりしてなんちゃったりなんかする
うっかりちゃっかりな日々。

前々々スレ◆プロジェクトX・ミラーワールドを閉じろ◆(499) 虎
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1033369563/l50
前々スレ:◆プロジェクトX【401号室の再挑戦】(499+1)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/l50
前スレ:◆プロジェクトX【401号室、3度目の正直】(499+2)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1047735382/l50

関連スレは>>2-10辺り。
594名無しより愛をこめて:03/07/05 23:47 ID:xRpnhS3p
関連スレ:プロジェクトX番外編・龍騎39.5話『地獄のエキデン』
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1036228197/
関連スレ:◆プロジェクトX年越しSP 地獄の紅白歌合戦
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040037706/l50
関連スレ(初代スレ):プロジェクト] ショッカーの研究者たち
http://natto.2ch.net/sfx/kako/1020/10201/1020191894.html
595名無しより愛をこめて:03/07/05 23:48 ID:xRpnhS3p
龍騎嫌スレリンク(各キャラの嫌スレリンク集)
ttp://2ch.attorney-site.com/iya.htm

東條関連スレ:
【タイガ】高槻純をマターリ語るスレかも…【ネオス】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1046957754/l50
【タイガ】東條悟追悼スレ【英雄】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1040513507/l50(html化待ち)
【英雄】仮面ライダータイガPart.2【かも】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1037/10378/1037807099.html (dat化)
【白】仮面ライダータイガPart.1【虎】
http://tv.2ch.net/sfx/kako/1030/10308/1030839488.html (dat化)

【英雄】こんな東條悟好き…かも【タイガ】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039696250/l50


香川&仲村関連スレ:
【追悼】香川教授を悼むスレッド【追悼】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1038094259/l50
【14人目?】仮面ライダーオルタナティブPart1【謎黒】
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10338/1033861687.html (dat化)
【勝手に】仮面ライダー龍騎EPSODEFONAL【補完】
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1031794396/l50


よいこのためのほーむぺーじ(特撮画像ネタのアップローダー)
ttp://tanoyo.vxx.jp/
秘密の龍騎スレ龍騎ネタ保管所サバイブ(画像や記事の保管庫)
ttp://www.medianetjapan.com/2/14/tv_radio/gokuakurider/
596名無しより愛をこめて:03/07/05 23:54 ID:xRpnhS3p
あらすじですが、どんどん変化していくリレースレですから、このスレが落ちないうちに
新スレへの移行期間があれば、特になくても大丈夫だと思います。



G-5Xの予想以上の性能に対する全員の驚きの余韻も覚めやらぬまま、
おぼろの研究発表が始まろうとしていた。
597名無しより愛をこめて:03/07/05 23:58 ID:1jg+v7Lt
>592
巧「そうだ。俺には夢が無い。でも話を守る事ぐらいはできる」

イベントと言えば歌とかの類のお祭りだと思っているので、
学会中の講堂の端でアンパンマンカラオケセットを持ち込んで熱唱を続けるハタ迷惑な東條と、
音楽と聞けば乗り込んで黙っても演奏を始める須藤、
そしてちゃっかり開いたギターケースを置いておひねりを集めるボルだった。

598名無しより愛をこめて:03/07/05 23:58 ID:WBfcS6SQ
>>592
仲村「夢オチでも面白ければいいんじゃないかと思うけどな。やりすぎは困るが。
   収拾がつかなくなりそうな時は使えるし」
猪上「ふっ甘いな、収拾がつかなくなることを怖れていては面白い話はかけn」
ガリガリガリガリガリガリガリガリ…

デス「がうう…(ふう、あぶねえあぶねえ…)」
仲村「なんだったんだあれ…」

(初代スレのの猪上さん、勝手にネタにしてごめんなさい。
 あ、私も次スレ立てて欲しいです。
 でも4のつく言葉って何だろう。四面楚歌?(駄目じゃん))
599名無しより愛をこめて:03/07/06 00:26 ID:7vyiosjP
すぐ側を、何か変なものがガリガリで連れて行かれるのも気に留めず
「OVER THE TIMES」を空耳ウソ英語満載で歌い続ける東條だった。

おぼろ「元気な坊ちゃんやなあ(苦笑)。まあええわ、なんも味気ない静寂より
  ちょいと派手めなBGMがあった方が楽しいもんなぁ」

東條なりに気を利かして、「ハリケンジャー参上!」「ハリケンジャー音頭」がエンドレスで熱唱される中、
おぼろさんの発表が始まった…。




4の付く言葉だと
「よんどころない」(数字じゃないよ)
「ここは4階」(そのまんま)
「四分五裂」(不吉だ)
「四則演算」(意味なし)
「劇団四季」(なんで?)

…変なのしか浮かばない。不調す。
600名無しより愛をこめて:03/07/06 00:50 ID:uIOdrQuL
>>599 俺なんて「死して屍拾う者無し」 しか思いつかんかったよ。 「し」は三つも入ってるが 屍…あかんがな。
601名無しより愛をこめて:03/07/06 00:59 ID:FuendDfK
「四つ数えろ」…パロディ映画のタイトルなんですが。


あと、一番最初のテンプレのURLは古いバージョンなのと、新しいスレが上の方が使いやすいんで、
こう変えた方がいいかもしれないです。
前スレ:◆プロジェクトX【401号室、3度目の正直】(499+2)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1047735382/l50
前々スレ:◆プロジェクトX【401号室の再挑戦】(499+1)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/l50
前々々スレ◆プロジェクトX・ミラーワールドを閉じろ◆(499) 虎
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10333/1033369563.html
602名無しより愛をこめて:03/07/06 01:12 ID:PTsKcnYg
おぼろの研究発表が行われている一方。
離れたところで、額…もとい瞳をするどく輝かせた北條が、
講堂をじっと見つめていた。
北條「全く呑気なことですね。あれで全てが片付いたわけでもないでしょうに」
?「仕掛けた爆弾がひとつとは、限るまいに」
北條「おや、私と同じことを考える人がいるとは」
?「仕掛けは二重、三重に仕掛けてこそ功を奏するものだろう?違うか?」


とまあ無責任にネタをふりつつ。
嫌スレリンクはこっちでおながいします。
http://kobe.cool.ne.jp/zolda/iya.htm
603名無しより愛をこめて:03/07/06 01:30 ID:7vyiosjP
オープニングの案その1
----------------
プロジェクトX『題未定4』
〜内容未定〜

香川 英行教授
仲村 創
東條 悟

これはある大学の小さな研究室からはじまった、運命の物語である。

「花鶏」に「OREJ」、「西洋洗濯鋪菊池」に「スマブレ社」に「恐竜や」。
本放送は終わってもご町内を巻き込んでの401号室の騒動は終わらない。

今日も今日とて、殺伐としたTV本編はどこ吹く風
清明院大学3人組と龍騎ライダーズとその他大勢が織り成す
ですちゃんに引きずられたり引きずったり
バジンタンやバッシャータンやティラノに豪快にぶっ飛ばされたりの
うっかりちゃっかりな日々。


前スレ:◆プロジェクトX【401号室、3度目の正直】(499+2)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1047735382/l50
前々スレ:◆プロジェクトX【401号室の再挑戦】(499+1)◆
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1039143741/l50
前々々スレ◆プロジェクトX・ミラーワールドを閉じろ◆(499) 虎
http://tv3.2ch.net/sfx/kako/1033/10333/1033369563.html

関連スレは>>2-10辺り。
604名無しより愛をこめて:03/07/06 02:40 ID:tSY3/egN
◆プロジェクトX「401号室の四天王」(499+3)◆ 特に誰がというわけではないけども ◆プロジェクトX「401号室はいつも四苦八苦」(499+3)◆ なんかここんち家計とか火の車っぽくてなあ ◆「401号室で四捨五入」(499+3)◆ なんとなーく
605575:03/07/06 10:17 ID:JmKKmse7
未公開シーンその2

ガイナモ「いらっしゃいませ。」
巧「うわっ!なんだよこれ。」
木場「おもしろいでしょう、あ、7名です。」
その時、香川がぬっと顔を出した。
香川「いや、11名です。」
ガイナモ「はいはい、11名様ですね、お〜い、この人達を案内しろ。」
グラッチェ「は〜い、さ、こちらへどうぞ。」
すると、グラッチェは去って行った。
巧「にしても熱そうだなぁ、中の人も大変そうだぜ。」

その3
ガイナモ「いらっしゃいませ。」
真司「うわあっ!びっくりした。」
蓮「4名だ。」
ガイナモ「はいはい、ささ、こちらへ、ごゆっくり。」
真司達の席の隣は、偶然にも香川達の席だった。

その4
ジョッキ片手に、焼肉を楽しむ香川達。
東條「ぼくものむ〜」
仲村「ダメだ、お前は飲んじゃイカン。」
と言いながら笑う仲村。
東條「あ〜、よっぱらってる〜」
それを見てはしゃぐ東條、皆も大笑いする、かくして、彼等にとって最高の1日だった。
606岩のような瓦斯:03/07/06 10:49 ID:Gsl5jQIy
先生質問。
各番組の公式サイトは乗っけないんですか?

仮面ライダー龍騎(東映公式)
ttp://www.toei-group.co.jp/tv/ryuki/
仮面ライダー龍騎(TVアサヒ公式)
ttp://www.tv-asahi.co.jp/ryuki/

(本家)プロジェクトX〜挑戦者たち〜
ttp://www.nhk.or.jp/projectx/
607名無しより愛をこめて:03/07/06 11:02 ID:MwBTUlD8
あくまで一ネタスレなので、そこまでする必要は無いかと。本家プロXを
意識する参加者もいなくなって久しいし。

関連スレもリンクしすぎてキャラ萌えや中の人ハァハァの人間ばかり集まると
微妙な空気になるので、貼りすぎるのはどうかと思う。プロX過去スレだけに
止めた方が参加者に何かを押し付けてしまう事が無く無難なのでは。
608名無しより愛をこめて:03/07/06 12:30 ID:gQlDPGfc
四面楚歌
再三再四
609名無しより愛をこめて:03/07/06 12:35 ID:W83qpdoM
カラオケセットを背中に背負った浅倉が不気味に微笑んだ。
浅倉「仕掛けた場所は・・ハッ、お前らで考えろ。」
北條「フッ(ニヤリ)あなたの弱点は既に香川教授から聞き及んでいます。」
浅倉「おいおいおい、楽しい奴だな。だが、これだけは言える。爆弾はこの場所
  にはないぜ。」
高笑いを残しながら、浅倉は講堂から姿を消した。
その頃、すっかり忘れ去られていた予告状について、張本人「芝浦淳」の胸ぐら
をひっつかみ問いつめる仲村。例によって園児を困らせるための物だというこ
とだと言うことが分かった。
で。
北條が血相を変えて、東條の腕をひっつかみ、爆弾が仕掛けられたであろう場
所に急行。フリーズベントによって無事、爆弾の機能を全て停止させた。
北條「ご協力感謝します。あとでマミーでもビスコでもHugHugでもたくさんか
  ってあげますよ。」
東條「せんせい、よくやりましたね、いいこいいこ、ってしてくれるかなぁ?」
北條「ええ、ええ。あとで私からちゃあんとお話ししますから。」
東條「わーい。」
デス「うがうがう(俺にも高級松坂の生肉な。)」
北條「ええ、わかっていますよ。それよりも早く戻りましょう。
  学会の最後・・・仲村さんの研究発表が始まります。」
なかむらくんのはっぴょう。心なしか嬉しそうな東條の笑顔。思わず微笑む
(ニヤリじゃないっす)北條。足早に講堂へ戻る二人と一匹。

今まで、ずっとおさんどんやら保父に徹していた、仲村創の研究生としての。
このスレ始まって以来の晴れ姿を拝む瞬間が近づこうとしていた。
610名無しより愛をこめて:03/07/06 17:28 ID:wnMIBA21
次スレ希望には私も同意です。
タイトル案は401と4をかけたのとか。
401号室が名前の通り4階にあるなら、それも使えそう。
>>608の四面楚歌もイメージはあってる気がします。

そういえば、タイトル脇の(499)の由来ってなんなんだろう…
611名無しより愛をこめて:03/07/06 19:26 ID:DSVk7RUK
>>610

(499)の由来は、ない。
 単に、ここが本来単なる引っ掛け一発ネタスレ(?)だった頃の名残り。
 初代スレが立った日は「やた!500げとずさーー!…あれ?」
 という香具師が・・3人ぐらいはいた。(故意に書く酔狂というか粋な者も)

 ネタが滑り出し、スレが伸びるようになってから、(499)は目標になった。
 ここまで伸ばそう、と。

 500を越して、スレ数を重ねて、外伝スレができて・・・
 それでも、401号室の見果てぬ「何かの」目標として、
 (499)はそこに鎮座し続けているのだろう。   
                  ・・・と、思った。

 ついでにスレタイ案
  「◆プロジェクトX【401号室と四川風拉麺】(499+4)◆
612名無しより愛をこめて:03/07/06 21:10 ID:xKOQY2QG
スレタイ案一覧

「401号室四面楚歌」
「401号室よんどころない」
「401号室ここは4階」
「401号室四分五裂」
「401号室四則演算」
「401号室劇団四季」
「401号室死して屍拾う者無し」
「401号室四つかぞえろ」
「401号室再三再四」
「401号室の四天王」
「401号室はいつも四苦八苦」
「401号室で四捨五入」
「401号室と四川風拉麺」



まだまだ募集中。
613名無しより愛をこめて:03/07/06 21:45 ID:GgGU17l6
芝浦「401号室で四葉タンハァハァ、とか」
琢磨「401号室と四つ葉のクローバー、はどうでしょう」

ガリガリガリガリ……
香川「今のは聞かなかったことにしましょう」
仲村「まったく、容量が残り少ないのにゴミレスしやがって…東條!」
東條「うん! ですちゃ〜ん!」
デス「がう(オレ、忙しいなぁ)」

四のつく言葉って、意外と思いつかないものだな。
そう思いながらひきずられていく、名無しの姿があった。
614名無しより愛をこめて:03/07/06 22:23 ID:a2SWeOv5
「401号室、まだ4回裏?」
615名無しより愛をこめて:03/07/06 22:28 ID:/kVMJRy+
香川「これなんかどうでしょう。亡くなった旦那さんは
   キバ男爵の方、と記憶していますが」

「◆プロジェクトX【401号室、四つのお願い】(499+3)◆」

ttp://www.biwa.ne.jp/~kebuta/MIDI/MIDI-htm/Yottsu_no_Onegai.htm
616名無しより愛をこめて:03/07/06 22:59 ID:RCaIgfkO
>>613
401号室と四つ葉のクローバー、いいと思う。いやマジで。
617名無しより愛をこめて:03/07/06 23:00 ID:MwBTUlD8
容量が残り少ないので徹底sage進行で!
618名無しより愛をこめて:03/07/07 06:58 ID:u9pbe2vM
【401号室、史上最大の作戦】というのはどうだろうか。
619名無しより愛をこめて:03/07/07 08:19 ID:6TszYXRK
「401号室四つかぞえろ」
「401号室ここは4階」
「401号室と四つ葉のクローバー」
「401号室、四つのお願い」
のどれかがいいだろう。
620名無しより愛をこめて:03/07/07 08:49 ID:eWLp6teM
>613
東條「あんぱんまんとよつばのくろーばー、みたいだね〜。」
北條「琢磨とか言う人、最近客演が多くなってますからね。私以上のキャラに
  なりかねない・・・(←ライバル視」
東條「さとちゃんも、よつばのくろーばーにする〜。」
北條「ええ。そうですね。・・ほら、静かに。もうすぐ仲村さんの発表ですよ。」

その頃、九州では残務処理に追われて落ち込む男の姿があった。
戸田「・・話のオチも書かないままにスレが落ちた・・(号泣」
621名無しより愛をこめて:03/07/07 09:20 ID:HADEVssV
神崎「哀れな男よ…きっとまた偉大な>>518様がお前に道を示してくださることであろう…
  大いなる>>518様を奉ってひたすら…お祈り申し上げておすがりするのだ…
  あとは>>518様の御意思次第だ…」
622名無しより愛をこめて:03/07/07 12:03 ID:eWLp6teM
(609つづき)
仲村「・・・であるからして、様々なプランクトンを要する海底内で著しく変
  化を遂げた細胞Bは、細胞Aと同種の個体である核の特長を持っており・・」
満を持しての研究発表。幸い奇天烈な輩しか集まっていなかったため、ローグ
の手も借りることが出来、仲村なりに全力を尽くした発表がなんとか終わった。
静寂に包み込まれる講堂内。気力を出し尽くし、顔を上げるにもあげられない
仲村。
その時、香川が静かな笑みをたたえながら拍手を送った。そして立て続けに他
大学の教授や研究生らから、心温かい拍手が鳴り響く。
仲村は安堵のため息と共に、こみ上がる嬉しさで思わず涙を流した。
東條「なかむらくん、ないてるよ〜?」
北條「日頃の努力が報われ、嬉しいのでしょう。」
東條「うれしくても、ないちゃうの?・・へんなの〜。」
デス「うがうがうがう(ぼーずにゃ、わからんだろうな。)」
発表が滞りなく終わり、仲村の感涙と共に学会は幕を閉じた。

数日後。
部屋中覆い尽くすほどのてるてるぼうずと七夕飾りを眺めながら、きゃあきゃ
あ騒ぐ園児の頬笑ましい声が聞こえる401号室。
ローグと共に仲村が、某番組でやっていた<長芋の天の川そうめん>を作ってい
ると、電話のベルが鳴り、仲村が電話の応対に出た。しばらくして戻ってきた
仲村は、心なしか嬉しそうな表情だった。
ローグ「・・・・・(先ほどのお電話、東洋大学の波川明美女史ですか。)」
仲村「今回の論文、波川女史には世話になったからな。」
ローグ「・・・・・(お知り合いですか?)」
仲村「知り合いも何も・・俺がガキの頃、科学者としてあこがれていた人だか
  らな。メーサー殺獣光線車も彼女が一部、技術提携したとの噂があるらし
  い。」
ローグ「・・・・・(香川様と同じくらいに尊敬なさっているんですね。)」
仲村「ああ。」
長芋そうめんをちゃぶ台(もとコタツ)に置くと、いつものようににぎやかな昼
食が始まるのだった。
623トモロヲ:03/07/07 12:39 ID:QzJSPsaJ
容量、現在462k。 長文SSは、厳しいかも知れなかった。
切り詰めてカキコしてるので、トモロヲ口調も厳しかった。
スレタイは「401号室と四つ葉のクローバー」「401号室、四つのお願い」のどちらか。
語呂の良さから言えば、「401号室、四つのお願い」を支持したい、と思った。
624名無しより愛をこめて:03/07/07 13:09 ID:jcGH5AKo
401号室が4階なら「ここは4階」が好きかも
625名無しより愛をこめて:03/07/07 14:13 ID:afU/l+ze
「ここは四階」もらしくて良い。
「四つ葉のクローバー」も琢磨と冴子が半レギュラー状態の今なら良い感じだが、こちらはジェイ消滅と北崎未登場という難点もあるんだな…
ここまでのタイトル案
【401号室、四面楚歌】3p  【よんどころない401号室】1p【ここは4階、401号室】5p
【401号室、四分五裂】1p  【401号室の四則演算】1p  【劇団四季”401号室”】1p
【401号室〜シシテ屍ヒロウモノナシ】1p【401号室…四つ数えろ】2p 【401号室の四天王】1p
【401号室はイツモ四苦八苦】1p 【401号室で四捨五入】1p  【401号室、再三再四】1p
【401号室と四川風拉麺】1p 【401号室で四葉タンハァハァ】1p 【401号室と4つ葉のクローバー】6p
【401号室、まだ4回裏?】1p 【401号室、四つのお願い】3p【401号室、史上最大ノ作戦】1p
1票以上支持があるもの
【401号室、四面楚歌】3p    【ここは4階、401号室】5p 【401号室…四つ数えろ】2p
【401号室と4つ葉のクローバー】6p 【401号室、四つのお願い】3p
627名無しより愛をこめて:03/07/07 23:47 ID:t1WodWly
クローバーも捨てがたいけど、音の響きで「401号室、四つのお願い」がいいかも
628名無しより愛をこめて:03/07/07 23:54 ID:Fiqq88FJ
4つ葉のクローバーに1票
何よりタイムリーだし特撮版らしくていいと思う
629名無しより愛をこめて:03/07/08 00:02 ID:QyTk2Fsr
四葉のクローバーはラキクロもあるけど幸せっぽい感じでよい。
ここは4階も気の抜けた感じでよい。
630名無しより愛をこめて:03/07/08 19:47 ID:83Xb63Ue
ここまでの得票の上位三位は、
【401号室と4つ葉のクローバー】8p 【ここは4階、401号室】6p 【401号室、四つのお願い】4p
この中のどれかに決めたらいいと思うんだけど。
631名無しより愛をこめて:03/07/08 19:59 ID:El1pmZTa
【ここは4階】に一票です。
ラキクロはやっぱ現時点じゃ全員揃ってないのがね。これのさとちゃんらしさがいいし。
632名無しより愛をこめて:03/07/08 20:38 ID:xfIIea1c
自分も【ここは4階】に
633三度目の正直を提案した者ですが:03/07/08 21:59 ID:0Zex825B
「ここは四階」が401らしく気が抜けてて好きです。
634名無しより愛をこめて:03/07/08 22:34 ID:KilgIep0
>四葉のクローバーは幸せっぽい感じでよい。
同感でつ。おいらも四葉のクローバーに一票でつ。
635名無しより愛をこめて:03/07/08 22:54 ID:FMWwdVdf
「ここは4階」に一票。
四葉のクローバーもいいにはいいけど、ネタ出し時に縛られそうでちょっと。
今まで意味を持たない(縛らない)言葉が続いてたから
今回も意味のない言葉がいいと思う。

636名無しより愛をこめて:03/07/08 22:56 ID:w0zrTb8/
次スレの途中で4人目が登場の予感がするので【401号室と4つ葉のクローバー】に1票
637名無しより愛をこめて:03/07/08 23:59 ID:D73fCTn7
どっちかっつーと「ここは4階」の方が舞台を限定してしまうような感じだ。
「4つ葉のクローバー」に賛成。
638名無しより愛をこめて:03/07/09 00:38 ID:i+3z+a6x
んー…書き手から言わせてもらえば「四葉のクローバー」のほうは
常にラキクロメンバー出さなきゃいけんような気がするので遠慮したいかも。
今後どうなるかわかんないけど現時点ではラキクロメンバーって琢磨以外あんま動かせないし。
もしかしたらラキクロが無くなっちゃう事もあるかもしんないし。

「ここは4階」はまあ401が4階くらいにありそうだったからいいんじゃないかと。
401が伸縮自在、部屋数増加自在、突然庭設置可能等々だってのは暗黙の了解だと思うし。

長く(永く)使う事を考えたら「ここは4階」のほうがいいかなと思う。
マジレス長文スマソ。
639名無しより愛をこめて:03/07/09 01:07 ID:xpolZqPP
俺は四葉のクローバーがいいな。

>>638
そういう自分が書き手を代表しているかのような言い方は避けた方がいいと思う。

俺もちょくちょく書かせてもらっているが、タイトルで縛られるか逆に上手く話を広げるかが書き手の腕の見せ所だと思う。
幸せな感じがするタイトルに特撮キャラをかけたタイトルで、かといってラキクロにこだわり過ぎる必要もないし。
ラキクロも琢磨以外動かしにくいとも思わないし。琢磨が一番活躍しているのは確かだが、冴子やジェイを生かして書いている人達もいるし、まだ見ぬ北崎を上手くネタに使った人もいた。
思い込みで縛りを作ったりせずに自由に話を作っていくのが書き手の醍醐味だと思う。
書き手の1人としてのマジレスでした。
640名無しより愛をこめて:03/07/09 01:37 ID:jtDw5Rz9
自分は「401号室と4つ葉のクローバー」の方がかえっていろいろ話が書きやすいと思うんですが…。
401号室だけだといつも香川と仲村と東條の誰かを出さなくちゃいけないようで、3人がメインなのはいいんですが、たまには戸田の活躍とかあってもいいと思うんですが、必ず東條とかを出さなくちゃいけないみたいで…。
401号室と4つ葉のクローバーだったら、いつも必ず3人に固執してなくてもたまには別の人を書いてもいいんだと思えて、いろいろな話が書けそうなんですが…。
こういう意見はだめですか…。
641名無しより愛をこめて:03/07/09 01:39 ID:umXVC2pu
どっちかっていうとここは4階のほうがアホっぽくて今までのスレタイの雰囲気残してて好きだ。
642名無しより愛をこめて:03/07/09 02:35 ID:D85KM0bh
>>640 ?このスレの最初のほうで401メンバーがないがしろにされてスレがしっちゃかめっちゃかになったの忘れちゃった?ここは「401スレ」だからあくまでも401メンバーが(なるべく)メインになるようにしたほうがいいと思うよ。
643642:03/07/09 02:44 ID:WL7+N4S+
続き→ 他の誰を使って書いても全然いいと思うけど、401メンだけは外さないで欲しいなと。スレタイ云々は置いといてな。そこが気になった。そして改行できなくてスマン。
644名無しより愛をこめて:03/07/09 07:16 ID:f+QIZeSa
>640は他のキャラメインで書けば良いし
>642-643は3人メインで書けば良いと思う。
「必ず東條とかを出さなくちゃいけない」なんて決まりも無ければ
「401メンだけは外さないで欲しい」という思いもOKだと思うから。
645名無しより愛をこめて:03/07/09 07:50 ID:mh+jpP6G
そもそもスレ序盤がグダグダだったのはキャスティングのせいではなく、
個々の参加者がネタのキャッチボールであるという部分を忘れていたせい。
646名無しより愛をこめて:03/07/09 08:09 ID:HSFiMxAm
>>645の言う通りだね。
>>642
しっちゃかめっちゃかになっちゃったのは401メンバーの他のキャラで書く人が出たからじゃない。
むしろ他のキャラも混じっていた方がキャッチボールがうまくいっていたよ。
だから僕も4つばのクローバーを推す。
そもそも>>640は「3人がメイン」で「たまには」他のキャラもって言ってるじゃん。
647名無しより愛をこめて:03/07/09 08:35 ID:OaCdo8V6
幸せな感じとかは気持ち悪いから「ここは4階」がいい。
648名無しより愛をこめて:03/07/09 08:50 ID:5kGUTKLg
>>647
別にキモくはないが、自分も「ここは4階」のほうに一票。
理由はそっちのほうが面白いタイトルだから。
幸せな感じは…401はいつも幸せそうだからなぁ(w
649名無しより愛をこめて:03/07/09 09:02 ID:mh+jpP6G
容量がヤバいので、1.2代目スレ常連ザンジオーさんが提供して下さっている
スペースを再度紹介。ザンジオーさんに感謝。
ttp://jbbs.shitaraba.com/movie/bbs/read.cgi?BBS=1913&KEY=1036577766
650名無しより愛をこめて:03/07/09 14:18 ID:lFEdiROj
漏れは話が縛られるとかあまり気にしない質なもんで、東條らしいアホさが出てる「ここは4階」に一票。
651名無しより愛をこめて:03/07/09 19:19 ID:f+QIZeSa
>649
えーと。その避難所は、嫌スレリンク集でおなじみの(゚∀|∀゚)さんが、
ザンジタンに代わって開設したんじゃないかと思うんですが。
…そしてザンジタンが避難所に書いた話の続きを待ってるけどなかなか更新されず。
(って、ザンジタンはまだこのスレに居るんだろーか?)
652名無しより愛をこめて:03/07/09 20:14 ID:mh+jpP6G
別名かお知り合いかと思ってた自分に;y=ー( ゚д゚)・∵.
しかし、ここの面子は容量maxまで自称マターリをやりかねないのでやはり緊急用として
御世話になるが吉では?
653名無しより愛をこめて:03/07/09 23:13 ID:y1lJI19u
うーん、やっぱり4つ葉のクローバーがいいよね。
654名無しより愛をこめて:03/07/10 01:42 ID:e7LApgGQ
ここまで票が割れて結論が出にくくなるぐらいなら
いっそのこと「401号室と、4階のクローバー」にでも魔獣合成するのはどうだろうかと思う名無しだった
…って、合体事故で「401号室、シシテ史上最大ノ拉麺」になったら明日はどっちだ?(寒
655名無しより愛をこめて:03/07/10 01:51 ID:e7LApgGQ
容量ギリギリなのに寒ネタ書いてどうすると、自分を叱責する名無しだった
双方の意見も揃った様なので、
>649の避難所で最終投票を行って決めるのはどうだろうかと言いつつガリガリガリガリ…
656名無しより愛をこめて:03/07/10 22:17 ID:4Mbir75x
いやいや俺も「4階のクローバー」は結構いけるかもと考えていた。
657名無しより愛を込めて:03/07/11 00:47 ID:1kgZNDRD
私もそう思う。四階にある幸せって感じじゃないですか。
658名無しより愛をこめて:03/07/11 10:48 ID:nNJOc6vY
いっそ3つ合成して「お願い、4階のクローバー」つーのは(w
659名無しより愛をこめて:03/07/11 13:39 ID:aBaIygrG
>>658
わけわからんが、なんかいいなそれ(w
ところで避難所スレの70を取った人が次スレを立てることになったみたいですよ。
660名無しより愛をこめて:03/07/11 22:18 ID:n/3o0Os2
>>658それ(・∀・)イイ!
でも字数オーバーのヨカーン
661名無しより愛をこめて:03/07/11 22:56 ID:tnvccepW
忙しい最中だが赤字補填の為、明日の「土曜ワイド劇場」のバイトの用意をする香川教授だった。
東條「わたせつねひこさんがしゅやくだねー。おみやさんとおなじだー」
おみやさんで紫陽花を思い出し、どうか今度のバイトは善人役であります様にと祈る仲村だった。
662名無しより愛をこめて:03/07/11 22:57 ID:bnpL/M/z
スレタイですが、避難所管理人の (゚∀|∀゚)さんのご好意でレンタルしていただいた
http://www.acpit.com/~rental1/vote/freevote.cgi?ID=prox
こちらの「投票システム」で投票して決める事になりました。土曜の夜までの期間限定で、
一人一票だけ入れられるシステムです。奮ってのご参加をお待ちしています。
663山崎 渉:03/07/12 12:36 ID:cSJy3aNV

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 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
664名無しより愛をこめて:03/07/12 12:37 ID:PkGcEbOM
   //.|
             //./|
           //./ル | 
          //./ /|. |
        //./|/::/| |          _______________
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        | |/.;;;;//.  | ||.         | じゃあ、山崎渉は死刑という事で・・・。
        | | ;;;;;;//   | |||         |_
        | |.;;;//    | |.||     ∧ ∧  |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        | |//..    | | ||.    ( ・∀・)
        | |/.     | |. ||    (    )           ワイワイ  ガヤガヤ
 ______.| |___//| ||__ / | | |__   
        | |   //  |. ̄∠/(__(__) /.|          ∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧. 
..∧_∧   (| |⌒/. ∧ ∧⊃イヤァァァ.     //|         (´-`;)(@・ )(;´∀)(
( ・∀・)ポ.(⌒| |//(;^^) ←山崎歩   //  |        ∧∧ ∧ ∧ ∧_∧. ∧∧
(    )  ̄| |/ (⊃ /  ⊂.⊃.   //   |       (∀・ )(ー゚* )(   )(´∀`
| | |.   | |    /   └─┘ //   /.      ∧_∧ ∧ ∧ ∧ ∧. ∧_∧
(__)_)   | |  /         //   /       <_`  )(´・ω)(д゚` )(  
        | |/         //   /.       ∧_∧ ∧ ∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧
        ~~         //   /        (   )( ゚∀゚)(`   )(・・)(゚д
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665名無しより愛をこめて:03/07/13 11:29 ID:3Ljklr9G
残り容量無視のうざいAA達はまとめてガリガリされて行った。
デス「がるる(AA共!ここで遊ぶのはやめい!削除要請が出ない場所なんだしよ。
  …ところで次のスレタイはほぼ決まった事だし、避難所で80を取った人、スレ立てよろしく頼まあ)」
666名無しより愛をこめて:03/07/13 14:11 ID:O9d9A5G6
せっかくの妥協案「4階のクローバー」だめだったな。
それにつけても投票数少な過ぎ。
667名無しより愛をこめて:03/07/13 15:56 ID:bmmMpARY
龍騎のモットーは「譲り合ってみんなで幸せに」じゃなくて「相手をつぶして自分の望みを押し通せ」だから仕方ない。
668名無しより愛をこめて:03/07/13 18:44 ID:2qjtMq+O
ちょっとしたストーリーを書くスレ復活
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1057921161/l50
669名無しより愛をこめて:03/07/14 02:24 ID:jx7DyR9X
ROMなのに差し出がましいとは思いましたが
たてました。
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1058116749/l50
670名無しより愛をこめて:03/07/14 08:27 ID:Vsw9025T
>>669
感謝します。
671山崎 渉:03/07/15 12:06 ID:WKPcDkcX

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 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
672名無しより愛をこめて:03/07/16 21:19 ID:uQEV6fC2
>>667「ここは4階」が良いと思った人が多かっただけじゃん。
673名無しより愛をこめて:03/07/17 13:53 ID:KevXNO78
もし、「401号室、史上最大の作戦」が次のスレタイならいいなと思いながら予告
プロジェクトX 〜401号室、史上最大の作戦〜予告
ジェノサイダーの片足と片腕を切断するタイガのブーメランデストバイザー、
バイザーをキャッチすると体が粒子になり始め、倒れるタイガ、それを背負って
ミラーワールドを出るデストワイルダー。
舞「さとるくん?」
東條に話しかける舞
東條「まいちゃん、ぼくはね、かめんらいだーたいがなんだ!」
改造ジェノサイダーに苦戦するオルタナティブ、オルタナティブゼロ、龍騎、ナイト、
ゾルダ、555、アバレンジャー
オルタ「くっ!」
ゼロ「こいつ、手強いですね。」
龍騎「どうすれば・・・」
舞を振り切ってタイガに変身しようとする東條、そこに現れるオーディン
オーディン「東條、もう一度変身したらお前は死ぬかもしれないんだぞ!」
東條「ぼくはそれでもかまわない!変身!」
プロジェクトX〜401号室、史上最大の作戦
いかがでしょう、まあようするに
ウ ル ト ラ セ ブ ン の 最 終 回 の プ ロ ジ ェ ク ト X 版
と言う事で、没なら削除してもいいです。
674673:03/07/17 16:49 ID:S9Jkreg+
やべ、「もし、」って言葉消しておくの忘れてた。(文を一回修正した)
675名無しより愛をこめて:03/07/17 17:10 ID:LjaSKtZJ
「5」が付かないからそれは無いと思う。
676名無しより愛をこめて:03/07/17 17:35 ID:S9Jkreg+
もっと詳しく言うと
「プロジェクトX【401号室、史上最大5つの作戦】」
 〜明けの明星光る時〜
です。
677名無しより愛をこめて:03/07/17 19:59 ID:Nz7F0rQE
無理矢理すぎだろ。
678名無しより愛をこめて:03/07/20 12:37 ID:tyi6lO8s
次スレどころか…
679名無しより愛をこめて:03/07/20 13:12 ID:/Bs8vOvL

神崎「夏風が強く吹く季節になった。

   ネタスレなのかリレースレなのか、線引きが曖昧なままで居ると

   ここも吹き流されそうになるやもしれん。

   一度、きちんとネタの出し方について考えてみてはどうだろうか?


   ネタスレなら、少々無茶なネタを書いても構わないし、各々が好きに書けば良い。

   飽きたら別なネタに行けば良いし、ネタを繋ぐ繋がないはそれぞれの自由だ。


   リレースレなら、最低限、前後が繋がるように配慮する必要があるだろうし、

   あからさまに前のレスと繋げる意思の無いちゃちゃ入れ的なレスは無視して

   その寸前のレスと繋ぐのが妥当な線だろう。


   どちらの線で行くかは、住人同士で避難所で話し合い

   「暗黙のルール」ではなくて、きちんと明示しておいた方が良いと思う」

680名無しより愛をこめて:03/07/20 13:12 ID:/Bs8vOvL

神崎「それと、ここは龍騎がベースのスレなので、龍騎と放映中の現行作品以外のネタは

   いまひとつ判りにくく、ネタに乗れない人も居ると思う。


   なので、秋山スレや居酒屋スレのように、

   判り難いネタを扱う時は元ネタになる物の軽い説明やURLを貼るとかの配慮があれば

   ネタのやりとりの流れも乗りやすくなるだろう。


   元ネタに制限があると受け取られるのは、ネタスレとしてどうかと思うのでな」


681名無しより愛をこめて:03/07/20 19:32 ID:hcXm75Iy
仕切ってるアンタが一番
このスレを駄目にしてると思う
682名無しより愛をこめて:03/07/20 20:35 ID:tyi6lO8s
>679
避難所を知っているなら、そちらで聞くよ。
しかしこのスレの立て直し力は驚く程低かった。
683名無しより愛をこめて:03/07/20 23:04 ID:/Bs8vOvL
「>682 いや、立て直しの芽は出つつあると思う。

 徐々に、フットワーク軽く、波立てず、軌道修正を試みてるようだし。


 >681 言い分は向こうで聞く。

 まだ間に合う内に、スレのこれからを話し合う必要があるのは確かだ」
684名無しより愛をこめて:03/07/24 11:13 ID:OQgkffh4
ダレモイナイ、イマノウチ…


へっどらーいと てーるらーいと
たーびはーまだ おわらーないー♪
685名無しより愛をこめて:03/07/24 18:27 ID:Dl4PmhNU

                 ( ̄ ̄<     / ̄>
                  \  ヽ   / /ソ
        プ ロ ジ ェ ク ト\  ヽ P r o j e c t X
   ─────────────────────
         挑戦者たち /|_/ /\room number 401
                 |   /   \   丶
                 \/       \__ノ

エェェーーックス!!!
686名無しより愛をこめて:03/07/25 09:36 ID:/0opO21B
ゴソ…ゴソゴソ…

えー?!ぼくがうたぅ…いいからマイク貸せ!こっちへよこs!…ガリガリガリガリガリ…
…いけませんねぇ、慎重に行きましょう慎重に。ここはひとつ順番でどうでしょうか?…


香川「♪語り継ぐ人もなく 吹きすさぶ風の中へ
   紛れ散らばる星の名は 忘れられても
   ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
   ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない」

仲村「♪足跡は降る雨と 降る時の中へ消えて
   称える歌は 英雄のために過ぎても
   ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
   ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない」

東條「♪いくさきを てらすのは まださかぬ みはてぬゆめ
   はるかうしろをてらすのは あどけないゆめ
   へっどらいと・てーるらいと たびはまだおわわらない
   へっどらいと・てーるらいと たびはまだおわわらない」

   ♪ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない
   ♪へっどらいと・てーるらいと たびはまだおわわらない
687名無しより愛をこめて:03/07/25 09:59 ID:/0opO21B
仲村「『おわわらない』ってなんだよ?え?
  なんで選りに選ってここで間違えるんだ!このアホタレ!」
東條「わーん!なかむらくんが、ずっとまいくにぎって はなさないから
  きんちょーして、まちがえちゃったのにー!なかむらくんのせいなのにー!」
仲村「ひとのせいにすr」ガリガリガリガリ…

なにかバタバタ聞こえる破壊音と怒声を背景に
余韻台無しですねえと渋茶をすする香川だった。
688名無しより愛をこめて:03/07/29 22:22 ID:YIIUCzJb
まだおわわらないよ
689名無しより愛をこめて:03/08/01 13:14 ID:XS/mPaYV
香川「気が付けば8月になりましたね。初代スレが立ったのが9月30日。
  もうあれから10ヶ月になりますか。時が経つのは早い物です」
東條「せんせいたちが、ほんほうそうにでたのは9がつ22にちからで、ぼくは9がつ29にちから。
  ぼくがとうじょうしたから、すれができたんだよ」
仲村「今の『とうじょう』はシャレか?」
東條「なかむらくんがほんほうそうからきえちゃったのは10がつ20にちだから、
  すれのなかで、なかむらくんがほんとにうごいてかつやくできてたのは、
  はつかちょっとだけだったんだよ。すごいかも。
  はつかちょっとだけなのに、ずーといまでもすれのなかでかつやくしてるんだから」
仲村「ものごっそな嫌味か?それは?それに消えたんじゃない!お前が逆恨みぶっこいて俺をkwwヘ√レvv…」

ああ、そういえば仲村君は本放送よりも早く何度もガリガリされていたんですよねえと、
毎日の恒例行事を見ながら感慨深く茶をすする香川だった。
690山崎 渉:03/08/02 01:35 ID:1Ofe/qod
(^^)
691名無しより愛をこめて:03/08/02 14:34 ID:oAwSCgqt

                 ( ̄ ̄<     / ̄>
                  \  ヽ   / /ソ
        プ ロ ジ ェ ク ト\  ヽ P r o j e c t X
   ─────────────────────
         挑戦者たち /|_/ /\room number 401
                 |   /   \   丶
                 \/       \__ノ

エェェーーックス!!!
692名無しより愛をこめて:03/08/02 22:31 ID:cyFpyRiY
ものごっそ?どこの方言?
693名無しより愛をこめて:03/08/03 00:00 ID:gaArBkmS
>692
香川「さあ、どこの言葉でしょう?仲村君は生粋の東京産まれの東京育ちの筈ですが?」
694名無しより愛をこめて:03/08/09 17:45 ID:IffPITcO
窓の外、涙を流しながらこんな記事を掲げて走り回っている高見沢が居た。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030808-00000022-spn-ent

その後ろで「判決 無罪!」と書かれた紙を持って一緒に走り回る東條。


仲村「誰だ!あんなものを東條に持たせた奴は!」
香川「だいたい予想はつきますが。それにしても嬉し泣きをする程喜ぶとは…。
  本気の本気だったんですねえ。いや、何にせよ情熱的な事は羨ましく思いますよ」

芝浦「で〜も『大丈夫。別れてません。あのひととはまだ付合ってます』って言ってるのは、
  おっさんの方だけだしぃ。案外、義理だけで煙たがられてたりとか(ぷ。くすくす」

「不吉な事言うな」とばかり、バイオグリーザの舌に巻かれ窓から放り出される芝浦だった。
仲村は5年間待ち続けた推理小説の続編を堪能していた。

ちょっと見せてくださいねと本を手に取って
凄い勢いでパラパラ頁をめくると、すぐに本を返す香川。
凄い勢いでパラパラ頁をめくると、すぐに漫画が載ってないと抗議する東條。

埃だらけで帰って来て、東條の持ってる本に目をやると、
わざとらしいでかい声で注意を引く芝浦。
芝浦「ああ、まだそれ読んでるんだ。あのさー、ちょっと情報遅いんじゃないのぉ?
  それって6日にフライング(σ´∀`)σゲッツ!!したからさ。もう読んじゃった。
  教えてあげよっか?それって真犯人は…」
仲村「止めろ!喋るな!」
香川「ああ、それはですね。また、少し読み進んだだけでいつものように…」
仲村「先生も止めてくださいよ〜(泣」
東條「これって、かいじゅうおんもらきが せんごのにほんで おおあばれするんだよねー」
仲村「お前、読んでもないのに無理に会話に混ざろうとするな!このアホt…」ガリガリガリ…


東條「せんせい、ほんは もういいの?なかむらくんが がりがりされてるあいだに
  ゆっくり よんだらいいかも」
香川「いえ。今のでもう頭に入りましたから。頭の中で思い出しながら読んでる最中ですよ。
  そう言えば若い頃は、どんな膨大な物でも全巻頭に収めて何度も読み返したものです」
仲村「凄いですね。ひょっとして○○○も○○○も全巻…」←まだガリガリされながら
香川「いいえ。余計な物はここに入れない事にしていますから、1頁たりとも読んでいません」
東條「へぇー。○○○ってよけいなものなんだー。ごみばこに すてちゃってもいいかもー」


不穏当な発言に「しばらくお待ち下さい」のテロップが流れる401号室だった。


696名無しより愛をこめて:03/08/09 21:42 ID:YTvJfE8n
(´-`).。oO(長く巻が続いてて余計なものって何だろう?「まるぺ」かな?)
697名無しより愛をこめて:03/08/10 12:06 ID:u4ir4KwO
東條「きょうの ふぁいずも おもしろかったねー」
香川「ええ。青い紫陽花が一段と美しかったですね」
仲村「先生?注目してたのはそこだけですか?(焦」

東條「きたざきくんって、ぼくと しゃべったかんじが そっくりだったね。
  がっこうに あそびにきてくれたら、そっくりどーしで ともだちになれるかも」
仲村「確かにあいつは、お前と似た系の奴みたいだな(溜息)。
  いや、退屈して面白い事を探してる外道なら、芝浦や仲代にも似てるかもしれん。
  どっちみち、お前らに似てるって事は『超絶 ろ く で な し な奴』に確定だが」

ダーツに追いかけられサイに撥ねられ服が灰になってガリガリされて行く者を見送りながら、
どうして彼は「口は災いの元」という言葉を覚えられないんでしょうねぇと、
ローグの煎れた茶を飲みつつ頭に入れた「薔薇の名前」を読み返す香川だった。
698名無しより愛をこめて:03/08/11 12:57 ID:8SYcVcEF
仲村「ライドシューターで須藤とすれ違ったって?あいつMW経由で何を急いでたんだろ」
東條「すどうさん そわそわしてて、『これをみてください!』って いってたよー」
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030810-00000024-kyodo-soci

”鳥取市賀露町の鳥取港で10日、約50種類のカニなどを飼育、展示する
鳥取県立「とっとり賀露かにっこ館」(三木教立館長)がオープンした。”
”同館は1万平方メートルの敷地を県が約9億円かけて整備。ズワイガニ
やベニズワイガニなど日本海でおなじみのカニのほか、世界最大の体長を
誇るタカアシガニなど約20種類のカニを中心に飼育、展示されている。”

香川「ああ、なるほど。須藤さんなら開館初日に行きたがるわけですね」
東條「かにのすいぞくかん いーなー。ぼくも いってみたいかも」
仲村「勿体無い。こんな大きな蟹なら、飼うより鍋にした方が…」
最期まで言う前に、シザースアタックで空高くまで吹っ飛ばされ、
わーい!おみやげありがとうの歓声の中
アクセルベントでボルキャンサーから逃げ回るオルタナティブだった。
699山崎 渉:03/08/15 14:26 ID:7PYp5ChP
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
700名無しより愛をこめて:03/08/15 22:13 ID:mZiP7sjf
>>699
ガリガ(略)
701名無しより愛をこめて:03/08/22 11:03 ID:c7uWUnBK
佐野「ファイズの映画見ました〜?いや〜、もうホント、百合絵さんが素敵でしたよね。
  どんな役でどんな出番でも光り輝いて見えるのは、さすが!百合絵さん!
  あと、大久保さんも沙奈子さんもいい味出してましたよね〜。
  未来ちゃんもワンシーンだけど印象深…(エンドレスリピート)」

仲村(うるさい!うるさい!うるさーい!俺だってなー…俺だってなー!!)
東條「えいがは おもしろかったけど、ぼくも ちょっと でてみたかったかも・・・」
香川「おや。東條君の機嫌がよろしくないようですよ。長話もなんですし、
  佐野君にはそろそろお引取り願いましょうか?」←顔笑ってるけど眼が笑ってない


強制お引取りを食らう前に、「俺だって出てみたかったんだよー!」と
泣きながら乱入した真司のドラゴンライダーキックで空高くぶっ飛ばされる佐野だった。
702名無しより愛をこめて:03/08/22 17:10 ID:CuCP0Mmz
空の彼方に吹っ飛ぶ佐野を眺めながら、チャリンコをこぐ出前持ちが一人。
榊原「成る程、いい蹴りだ。」
小さく呟きながら去っていく榊原だった。
その頃401号室では、東條がじたじたと手足をばたつかせていた。
東條「おなかすいたぁー!!」
仲村「ああ、分かった!分かったから買い出しに行くぞ。何が喰いたい?」
東條「ん〜とねぇ・・ふぁいずかれー!」
仲村「お前、レトルト食品は勘弁してくれ。身体に良くないぞ。」
東條「・・・・ですちゃ〜ん・・」
ご近所中を駆けずり回り引きずられても、財布だけは離さない仲村だった。

香川「仕方がありません、出前を取りましょう。」
デス「うがうがう(そうだな)」
703名無しより愛をこめて:03/08/23 11:43 ID:313u3Ble
ものごっそな嫌味か?それは?
704名無しより愛をこめて:03/08/23 15:12 ID:JwFc9XfB
↑引きずられてもレトルト云々に文句を付ける仲村。
東條「そうだよー。れとるとのかれーはおいしいよ〜。さとちゃんのおすすめ
  かれーのおうじさまだもん。」
香川「ボンカレーもなかなかですね。」
デス「うがうがう(じゃあ、カレーでも喰うか)」
705名無しより愛をこめて:03/08/25 12:53 ID:XS0uqsSv
三条「カレーか。丁度良かった。ここに俺の作った試作品の薬膳カレー、
  超特製スタミナスパイシーウルトラダイナマイトグレゴリオスーパーアタック
  リフレッシャー・夜明けのルネッサンス…」

最期まで聞かないうちに、天井にデストワイルダーを乗せたライドシューターと
サイコローダー×2がMWに緊急発進した。
706名無しより愛をこめて:03/08/27 23:59 ID:jzmtP4aS
ttp://kahaku2003.kids.yahoo.co.jp/mars/index.html

香川「今晩は6万年ぶりの火星の大接近の日。素晴らしい天体ショーが開かれようとしていますよ」
東條「ちょうどまよなかに みなみのそらをみると あかくひかる ほしがみえるんだって。
  でも、かんとうちほうは くもりだよ。いちばんおおきなかせいが みたかったな・・」
仲村「今日は諦めろ。曇ってない北海道や沖縄なら綺麗に見られるそうだが…」

タイガになって凄い勢いで鏡に飛び込む東條を前に
だからおまいはライドシューターの使い方を間違えてませんかと
激しくツッコミを入れたくなる仲村だっt…
仲村「先生!先生までサイコロで北海道ですかー?!(泣)」
707名無しより愛をこめて:03/08/28 22:28 ID:WDu3WEAb
東條「せんせい。ここはどこお?」
香川「何を言っているのです。ここは火星。ミラーワールドを通れば地球から火星へなどひとっとびです。」
東條「あっせんせい。みて。かせいじんです。」
香川「まさか・・おお。あれはまさしく火星人!」
どこから現われたのか火星人の一団が二人を取り囲むように迫ってきた。
708名無しより愛をこめて:03/08/28 23:42 ID:7qdgyAb3
「せんせい、かせいじんがなにかいってます。」

「どうやら火星人もこの『地球大接近』の日に地球を詳しく観察しようとしていたようです。」
709名無しより愛をこめて:03/08/30 08:42 ID:Tr0hd0Vw
??「あれが忌まわしき地球・・」
??「おい、あすこに誰かいるぞ!君は・・五世代(ペンタ)なのか!?」
??「いや、火星人の髪は白髪で目は赤と決まっている!第一・・・」
東條「?????(むつかしくてわかんないよ〜」
香川「そうでしたか。火星人・・萩尾●都の書いたことは嘘ではなかった!!」

その頃、地球では。
31「ふっふっふ・・会いたかったよ、ヤマトの諸君。」
25「火星はヤマトに関係ありましたっけ先生・・(泣」
710名無しより愛をこめて
仲村は、401号室の鏡越しから、香川らのいる火星の状況を見つめていた。
ねおす「・・・・・(火星人って言ったら俺、プリンプリン物語の耳のでかい
   奴を思い出すなぁ。)」
つーわん「・・・・・(先ほど触れたヤマトといえば嘉門達夫の替え歌で・・)」
マニアな会話で賑わう二人。<マーズアタック!!>って映画があったな〜と
ぼんやり思い出す仲村だった。