松本清張     

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1名無しのオプ
2名無しのオプ:2008/04/30(水) 06:24:23 ID:2cWShcd8
過去

社会派ミステリーといえば松本清張。
http://book2.2ch.net/test/read.cgi/mystery/964968259/

社会派ミステリーといえば松本清張。その2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1083168387/

社会はミステリーといえば松本清張。第三章
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1137654712/

社会派ミステリーといえば松本清張 第四章
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1161004112/l50
3名無しのオプ:2008/04/30(水) 15:12:27 ID:myhYRLRG
鈴木英夫が映画化した寒流は傑作だね。
原作よりも苦い結末が素晴らしい。
4名無しのオプ:2008/05/01(木) 05:31:45 ID:9I1b8sO+
昭和のはじめに大川周明に資金援助してたのが、播磨造船(今のIHI)と
神戸の貿易商
万俵喜蔵だったとわなあ。 
昭和史発掘ってひつまぶしにいいね。
5名無しのオプ:2008/05/01(木) 21:54:48 ID:MhNejIZA
私説日本合戦譚とか、文庫で復刊されないかな・・・。
6書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/01(木) 22:48:57 ID:yAPR5ghK
NHKBS2で録画した橋本忍特集を見ているが、
「張込み」「黒い画集・あるサラリーマンの証言」「ゼロの焦点」「霧の旗」「影の車」「砂の器」と
手がけた清張作品全てが佳作というのは凄いものがある。
「砂の器」のように原作とは別物の松竹人間ドラマとして楽しめる作、
清張作品の暗い叙情性を良く活かした「影の車」(原作の清張ワールド好きには本作を推す)、
等々。
7名無しのオプ:2008/05/02(金) 08:16:37 ID:zwWr9GrI
>>6
いいな。お前んとこのNHKは録画までしてくれるのか。
8名無しのオプ:2008/05/02(金) 11:04:09 ID:hfh4Sim0
>>5
今月、新潮文庫で復刊されたよ。
活字が大きくなっていてありがたい。
「点と線」などと並行して連載してたとは知らなんだ。
やっぱ、すごいわ、このひと。

>>6
「黒い画集・あるサラリーマンの証言」だけ見てないです。
再放送を頼むよ、みなさまのNHK!
民放のパクリみたいな垂れ流し番組は要らんから。
9名無しのオプ:2008/05/02(金) 11:12:21 ID:b/gNN2Fw
はいはいカマッテ君
10書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/02(金) 21:00:30 ID:wcvf/eiC
BS2の橋本忍特集はハイビジョンでオンエアしたものの再放送。
(今日は山下清特集。GW期間の平日に濃過ぎるぞ(w )
地上波で多くの清張ファンにも見て欲しいが、2時間番組ということもあって難しそうだ。

クールなタッチが多い清張作品の雰囲気に合う映画会社は松竹ではなく東映ではないかと
思うている。だが、東映作品は「点と線」のみ。
もし、「砂の器」が東映作品であったなら、あのSFミステリまがいのトリックを活かし、
娯楽色が濃い、原作に沿った作となったのではなかろうか。
11名無しのオプ:2008/05/02(金) 21:06:27 ID:hfh4Sim0
でも それだと後世に残る感動作にはならなかったでしょうね きっと
監督は石井輝男か誰かでカルト映画が誕生したかもしれないけれど…
12名無しのオプ:2008/05/02(金) 21:09:34 ID:iHvHPrZP
石井輝男ってw
普通に深作欣二あたりじゃね?
13七資産1970:2008/05/02(金) 22:05:41 ID:D/EM32ct
既に話題になっているようだけど
今月、「小説日本芸譚」が新潮文庫で復刊されたようですね
14名無しのオプ:2008/05/03(土) 07:32:44 ID:WmqXWO0F
書斎55歳。もう巨大活字本しかよめない。
老人になるということはかくもつらいものなのだ。
15名無しのオプ:2008/05/03(土) 11:44:17 ID:SabL9eFP
おお清張スレいつの間にか復活か。
落ちないよう記念カキコ。
16名無しのオプ:2008/05/03(土) 13:50:32 ID:v9xz3WmV
>>14
おまえさんも若死にしなければ いずれ老人の仲間入りするわけだが……w

ところで 瀬戸内寂聴の「なんとか曼陀羅」の単行本が書店に並んでいたよ
清張さんの女性関係についての挿話は日経連載のときのままの文章だった
ご本人が健在だったら激怒したことだろうなあ
死人に口なし 長生きしたもんが勝ちなのか
17名無しのオプ:2008/05/03(土) 17:12:18 ID:WjDMbyCI
瀬戸内86歳、老いてますますお盛んですな。
いまでもセクスしてるんではないかと。
もりみっちゃんといい、この人といい老女はしぶとい。
18名無しのオプ:2008/05/04(日) 09:38:37 ID:OQotMHxP
>>16
寂聴まんだら。あれは清張以外の文士も下半身をボロクソに書いてるな。
いささか調子に乗りすぎ。スレ違いだけど。
19名無しのオプ:2008/05/04(日) 12:46:43 ID:nVmza+DC
弱長ってなんであの年になってまでもえぐい商売して
金儲けしなきゃなんないの?
くっだらない法話テープ売り。 もう十分じゃないのか。
老醜無残。
20書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/04(日) 22:06:31 ID:LmE0U1Vt
「黄色い風土」はニュー東映で石井輝男監督、鶴田浩二、佐久間良子の豪華共演(当時)で
映画化されている。見た人はいるだろうか?
網走番外地シリーズや異常性愛路線のようなコテコテな濃さの石井タッチと
どこか醒めたタッチが魅力の清張作品はミスマッチという感もあるのだが。
21名無しのオプ:2008/05/05(月) 00:29:59 ID:JNTbVzLZ
火曜サスペンス劇場「黒の回廊」
あまり期待しないでDVD観たけど想像以上の駄作。

動機、被害者、登場人物の性格とプロフィール、犯行手段、登場人数、ロケーション
などが原作と著しく乖離。

無理して褒めれば
賀来千香子はフランス語よくできました。
22名無しのオプ:2008/05/05(月) 10:09:02 ID:rYIESBzt
>>20
学生の頃、たまたま名画座で見ました。
娯楽映画の佳作だとおもいます。もういちど見たいですね。
石井輝男のどぎつさは影をひそめて、映画職人に徹した快適なテンポの演出だったという記憶があります。
鶴田浩二とは現場であまりうまくいってなかったそうですが、映画を見るかぎりでは息が合っていましたよ。
23名無しのオプ:2008/05/05(月) 10:59:41 ID:/cdzbHRa
261 :名無シネマさん:2008/05/05(月) 09:03:51 ID:iXT7m7Jq
噂だが東宝が「黒地の絵」の映画化をクサナギで着手
松本氏の最大の悲願が結実するか否か
24名無しのオプ:2008/05/05(月) 13:06:59 ID:bbMXGYG5
カルト的に持てはやされている石井輝男のビザールな作品群は、
'57年デビューから80本以上の作品中、ほんの一握りでしかないよ。
石井監督の持ち味はむしろ、新東宝〜東映東京撮影所時代のスタイリッシュなアクション映画にある。
「黄色い風土」はその頃の一本。
出来自体はまあまあだが、コテコテ作品しか知らない人には、
清張との組み合わせも含めて意外な映画かも知れない。
25伊藤伊織:2008/05/05(月) 15:42:11 ID:mSqAu4AF
4 6 3 8 2 6 3 3 3 2
4 8 8 0 4 7 0 8 8 7
3 5 8 3 3 4 1 5 8 8
3 7 8 4 1 0 3 5 1 7
1 4 7 4 3 8 0 4 3 3
26名無しのオプ:2008/05/05(月) 19:15:55 ID:xQLxb1Oy
石井監督ってゲイですよね。 ねちっこい作風。
27書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/05(月) 21:31:40 ID:h4yXrSct
「黒の回廊」は、ボリュームもあり観光小説としては楽しめたが、
一般人のヨーロッパ一周旅行が夢でなくなった現代では魅力減なのは否めないものが
あるかと思う。

スタイリッシュなアクション映画→「黄色い風土」。
未見だと、これもなんかピンと来ないものがある。
石井作品は地帯シリーズを見て、こんなのも撮るんだなと思うたことはある。
ミステリ板的には大乱歩の「孤島の鬼」等を映像化した怪作「恐怖奇形人間」の監督という
イメージが強い。やはり本領はこっち方面なんではないか。
28名無しのオプ:2008/05/06(火) 00:11:11 ID:3coJtG/8
見てもいないのに決めつける書斎の得意技炸裂だな。

おれも言葉が足りなかったが。
「黄色い風土」はアクション映画ではない。あくまでも、その次期の作品ということ。
奇型人間が本領と思うなら思ってればいい。
ギャングシリーズや網走番外地シリーズの面白さは見なければ分からない。
ミステリー的な要素もユーモアもある、一級の娯楽映画だよ。

スレチ失礼。
29このスレのテンプレ:2008/05/06(火) 16:28:35 ID:fQc4Tjry
NGワード・あぼーんのススメ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
■書斎魔神 とは? 
かつて発狂コテにも認定された、松本清張スレに住みつく NGワードの指定対象人物。 
間違い持論を振り回し、その論拠を問われても一切答えず 
そのくせ反論する人間には論拠を要求する傲慢な態度から他の住人からは忌み嫌われることに。 

誹謗中傷当たり前、間違いを認めない、自作自演当たり前と、 三拍子揃った厄介物。 
それ以外にも他人のレスを捏造、根拠のない言いがかり、その場しのぎのいい加減な発言など 
卑怯で下劣な発言は枚挙に暇がない。 

例えば第五巻スレでは「明治政府の西郷札回収は史実」と出鱈目を述べ 
発言の根拠を何度問われても完全無視、 
挙句に「書斎は西郷札と藩札とを混同している」と指摘されると逆ギレし 
完全に言いがかりを基に相手を「西郷札を未読」と決め付け、 
「未読の者は相手がどんな出鱈目なレスをしてもも甘んじてそれを受け入れなければならない」 
という要旨の、常識外れで身勝手な発言をして皆を呆れさせた。 

彼の発言に反応してしまうとスレが荒れる一方だが、 
反応さえしなければ独り言を言い続けるだけなので、 
余程のことがなければ、NGワードに指定してのスルーが推奨される。 

どうしても我慢できない・反論したい場合は、下記スレにて 
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その22 
http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1202568999/l50 
30このスレのテンプレ:2008/05/06(火) 16:29:02 ID:fQc4Tjry
■NGワード・あぼーんについて 
2ちゃんねる専用ブラウザのオプションのひとつ。 
設定することで、任意のレスを消すことができる。 

2ちゃんねる専用ブラウザに関するサイトはこちら。 
http://www.monazilla.org/ 
31七資産1970:2008/05/07(水) 00:16:56 ID:8x2MkUg7
>>5
「私説・日本合戦譚」は7月に新装版が出るようだ


双葉文庫からまた松本清張作品集が出るみたい
「松本清張映像化作品集」・・・どんなのだろ ?

ソースはネット書店の注文受付から
32書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/07(水) 21:16:10 ID:3ySZC6Al
前にも話題に出たが、清張先生唯一のSFと言える「神と野獣の日々」が今月角川文庫から復刊、
わりと短めの作なのだが、ミサイル登場の幕切れまでの息詰まるような緊迫感が忘れられず。
33名無しのオプ:2008/05/07(水) 22:34:42 ID:m2v7mdKA
>>31
>「松本清張映像化作品集」・・・どんなのだろ ?

たぶん「張込み」「鬼畜」「潜在光景」「顔」あたりでしょうな。
それから時代小説が入るかもしれないね。
企画としてはおもしろいかも。

>>32
たしか角川の「野性時代」に一挙掲載された作品じゃなかったですか?
印象が薄いので、再読してみたいな。
34名無しのオプ:2008/05/07(水) 23:04:00 ID:usx387fj
荒らしに構う33はきちんとトリップつけろ
35名無しのオプ:2008/05/08(木) 00:50:05 ID:D0KHGx+9
↑いつものカマッテ君
36名無しのオプ:2008/05/08(木) 10:11:52 ID:egiSeqWO
「神と野獣の日々」は「日本沈没」を意識したようなパニック小説なんだけど
日本(東京?)に核ミサイルが撃ち込まれる必然性が弱くて
話全体を説得力の無いものにしていた。印象の薄さもそれが原因か。
37七資産1970:2008/05/08(木) 11:34:51 ID:RYbYJCuZ
「神と野獣の日々」って
清張さんの年譜なんかによると「女性自身」に掲載されていたみたいなんだけど
これって女性誌ですよね
当時、受けは良かったんだろうか・・・
38名無しのオプ:2008/05/08(木) 19:09:24 ID:C3INcSLn
>>37
33です。
掲載誌を間違えました。週刊誌連載ですよね。
だいたい、当時はまだ「野性時代」なんて発刊されてなかったですね。
39書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/08(木) 22:29:21 ID:YdvuYQoD
>>33
この機会に是非再読してみて欲しい。

>「神と野獣の日々」は「日本沈没」を意識したようなパニック小説なんだけど
>日本(東京?)に核ミサイルが撃ち込まれる必然性が弱くて
>話全体を説得力の無いものにしていた。
「神と野獣の日」の雑誌連載は昭和38年、「日本沈没」の刊行はずっと後の昭和48年であり、
この言い方はおかしい。
また、ミスという設定ゆえ「撃ち込まれる」という表現も「?」である。

雑誌連載時から評判にはならず、清張ブームに乗って角川文庫に収録されたと考えるのが妥当。
品切れ後は、清張の読者でもその存在を知らない者がいてもおかしくはないであろう。
それぐらい異色と見られている作である。
4037:2008/05/09(金) 02:57:54 ID:aEYdNkZN
>>38
私もあまり詳しくないから
お気にされなくていいですよ
41名無しのオプ:2008/05/09(金) 17:01:31 ID:0I8QWtd8
さすが書斎さん!
厳しい突っ込み!
42名無しのオプ:2008/05/09(金) 20:15:03 ID:P9A9BgA/
鬼火の町

水の肌

と読んで来たんだけど清張初心者の私に
次に読むべき作品を参考までに教えてくれないかえ?
43名無しのオプ:2008/05/09(金) 20:29:46 ID:MzWJcAXx
》41
いつものカマッテ君
44書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/09(金) 23:27:17 ID:CNKgzOqH
偶然にしても>>42のセレクトは最早初心者とは言えないような(w
手堅くコンパクトに纏まったものとしては、中公の松本清張セレクション(全36巻)を推しておく。

45名無しのオプ:2008/05/09(金) 23:46:28 ID:jwt9JFE9
『砂の器』と『影の地帯』が俺はお気に入りだな。
46名無しのオプ:2008/05/10(土) 00:52:49 ID:dLbfyHwk
47名無しのオプ:2008/05/10(土) 09:14:06 ID:nDLireZq
明治史ものらしい『小説東京帝国大学』いずれ読みたいけど面白いかなあ?
48名無しのオプ:2008/05/10(土) 11:26:13 ID:EfuJsFLh
読む人を選ぶとおもう
題材に興味があればすこぶる面白い
49名無しのオプ:2008/05/10(土) 12:20:23 ID:RH56Rxv/
46は何が言いたいんだ
50名無しのオプ:2008/05/10(土) 15:57:17 ID:dLbfyHwk
>>49
言いたいんじゃなくて見せたいの
51書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/10(土) 16:44:26 ID:S2aiBuHJ
ある有名大学の近隣書店に新装された「小説日本芸譚」 が平積みとなっていた。
文学部が(もか)名門の大学だけに推薦図書にした先生でもいたのであろうか。
清張健在なりの感あり、ミステリではないこういう地味な作品集も注目されるのは好ましい。
52名無しのオプ:2008/05/10(土) 17:26:07 ID:q3VBl9Ot
>>44
また「初学者とは思えない選択」だとさw
書斎は読む(フリをする)本の選択からその内容のとらえ方まで
何もかもマニュアルに沿ったやり方しかしていないからわからんだろうけど
初心者wが適当に選べば偶然にマニアックな作品ばかり読んだり
妙にバランスの取れた選択になることもままあるんだよw
53名無しのオプ:2008/05/10(土) 18:23:30 ID:uP03n/Ye
54名無しのオプ:2008/05/10(土) 19:50:41 ID:gShNrMuU
>>51
大学の教官が「推薦図書」としたら学生は普通どういう形でどこで買うかしらなさすぎ
ってかその書店にこの本大学で推薦したからと教官が教えたんですかねw
5542:2008/05/10(土) 20:47:22 ID:0Gmu79FI
>>44
お返事1009
全巻セットは少し敷居が高い…
でも損はしないはずなので将来的に検討してみまっす

>>45
参考にさせてもらいますです
56名無しのオプ:2008/05/10(土) 20:51:15 ID:VOhYanYE
そんなささいなことで書斎を叩きたい、そんなことも知らない書斎は
大学に行ってない馬鹿、という含意なら、学歴のない清張先生否定に繋がるし
清張先生でさえこの人は大学行ってないからこんな事も知らない・書けないんだな
と思わせる所もある。
俺は早稲田大学理工学部を出ているが、教授にこの本買えと言われたことは
あったっけ? もしあったとしたらどこで買ってたろう? 生協だったっけ?
かなり経ってるんで憶えてない。
まあ向学心のある俺のような人間は、本を買うのもいちいち生協で取り寄せたりせず
高くついても専門書店でばんばん買ってたがね。
57書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/10(土) 21:16:24 ID:hXFA+QR3
>>55
清張先生は短編の名手ゆえ、セレクションは32〜36巻の短篇セレクションあたりから読むと
よいかもしれぬ。

>>56は一流大学出身者特有の自負心がレス中に見えているのがわかるかな?
しかし、そんなことより理科系出身の清張ファンってのが面白い。
どんな作が好きなのだろうか。
余談になるが、俺が見た書店がその大学近隣で唯一の書店と言ってもよい存在だったことも
あり、授業で推薦され学生がよく探しに来る本を近隣の書店が多めに入荷するってのは有り得る
ことだと思う。
58名無しのオプ:2008/05/10(土) 21:30:18 ID:3Rg98txs
ニヤニヤ。こいつ何も知らないなw
59名無しのオプ:2008/05/10(土) 21:40:24 ID:nDLireZq
「小説日本芸譚」の写楽は「写楽の謎の一解決」と人物像が違う。
前者は通説の能役者となってるけど、後者はかなり大胆な推理。
まあ両立できないことでもないけど。
6046:2008/05/11(日) 00:01:14 ID:zYznC3no
61名無しのオプ:2008/05/11(日) 00:23:13 ID:kTIgYk8Z
>>56
>俺は早稲田大学理工学部を出ているが

最寄りの駅はどこでしたっけ?
62名無しのオプ:2008/05/11(日) 00:31:47 ID:zYznC3no
早稲田大学真前です
63名無しのオプ:2008/05/11(日) 00:40:31 ID:kTIgYk8Z
>>62>>56
64名無しのオプ:2008/05/11(日) 00:44:57 ID:zYznC3no
早稲田大学真横でした
65名無しのオプ:2008/05/11(日) 01:54:07 ID:kTIgYk8Z
>>61 の質問をちょっと変える。

JRで最寄りの駅は何駅でしたっけ?
66名無しのオプ:2008/05/11(日) 02:07:33 ID:XYb/IbhZ
今日図書館で「山峡の湯村」を読んだ。
いつもと作風が違ってて驚いた。
6756:2008/05/11(日) 08:03:03 ID:r9BdgPXr
>>65
つまらないことを聞くね。清張とも関係ない。
もう書く気もなかったけど、行きは新大久保から歩いて通ってたよ。
帰りはあちこち。
68名無しのオプ:2008/05/11(日) 10:52:42 ID:FmT1EDUx
魔人さん教えてください。

家紋の話は確か実際の事件を基にしていたかと思ったんですけど、
どんな事件でしたっけ。赤マントの男とか、青い毛布とか‥
確かそんな感じだったと思うんですけど。

どこかで読んだ記憶があるんですけど思い出せなくて。
69いつものカマッテ君w:2008/05/11(日) 14:32:26 ID:D3TWGxh3
>>68
馬人乙w
70名無しのオプ:2008/05/11(日) 16:34:13 ID:zYznC3no
>>49-50
別にいいんじゃない。話題のきっかけになるでしょ。
現に『小説東京帝国大学』「小説日本芸譚」とかが出てきたし。
71名無しのオプ:2008/05/11(日) 18:42:39 ID:64gR+I8E
無宿人別帳、再読中です。
ああいう人たちが大量に生み出され、
虐げられる世ということで、なんか現代社会に
通じるもの感じます。
72書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/11(日) 21:44:12 ID:AW/J8FTe
ミステリ板でありながら、最近は非ミステリの清張作品の話題が多いな。
現時点では書籍系で清張スレはここにしかないので別に構わないのだが、
いまだに社会派ミステリの巨匠というイメージも強い清張先生だが、
非ミステリ系統の傑作集を編んでみても面白いかもしれぬ。
既出の作では「黒地の絵」「式場の微笑」「遠くからの声」「老春」等々。
新潮文庫の傑作短編集の第二集はこの傾向に沿った初期傑作集だが、
今ならより広範な時期からセレクトして編めるように思う。

「無宿人別帳」は俺も大好きな作品集だが、この頃の清張先生の完全な弱者目線も好感度大、
清張先生のシンパシーは虐げられる渡世人や島帰り等のアウトサイダーにある。
この頃と比較すると、文壇の巨人化した後年は天下国家を語るという感が強い。
7346:2008/05/12(月) 00:17:33 ID:5/uHEok8
7456:2008/05/12(月) 20:05:25 ID:bQvxyFwY
『無宿人別帳』は最初の話の牢内の私刑で○○を食わせ(ようとす)る描写のえぐさが強烈で
なんとなく筒井康隆的破滅描写の先駆けとも感じられる。
似たようなのでは「いびき」という単編も同様。
しかし○○を食わせるなんてほんとにあったのかね。
75書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/12(月) 23:45:36 ID:6FZ/Yjbq
作品としての「町の島帰り」と「いびき」のエグさは異質だと思う。
前者はフィジカルな面が強調されるが、後者は終盤は心理面のサスペンスへと移行してゆく。

牢内ではないが、糞食わせプレイは「カムイ伝」などでも描かれている。
まあ、拷問としては究極の類でしょう。
76名無しのオプ:2008/05/13(火) 00:19:51 ID:HhiyDdPX
お前、究極の意味判ってるのか?
77名無しのオプ:2008/05/13(火) 10:13:52 ID:agpbo4Bt
>>74
史料に残っていたはず。
古代中国や中世ヨーロッパなど、世界各地に似た話はありますね。
78名無しのオプ:2008/05/13(火) 11:54:16 ID:DF3x8Zi/
素人ですが入門に良さそうなのがあれば
教えて下さい(´・ω・`)
79名無しのオプ:2008/05/13(火) 16:50:04 ID:kHP4Q5QH
ぼくちゃんいくつ?
8046:2008/05/13(火) 20:52:49 ID:P5BNylJq
>>78
「或る小倉伝日記」
81名無しのオプ:2008/05/13(火) 22:30:28 ID:DF3x8Zi/
>>80
レスありがとうございます。
検索してみます。
82書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/13(火) 22:51:14 ID:XneFi1Jx
「町の島帰り」も非ミステリ作品だな。
時代小説(短篇)でも悠々と非ミステリ傑作集が編めそうなのが清張先生の凄いところだ。
83名無しのオプ:2008/05/13(火) 23:17:22 ID:P5BNylJq
84名無しのオプ:2008/05/14(水) 13:16:21 ID:DeNdag94
米倉涼子ファンで、小説を読み始めました。高卒の女デス。(関係ナイ?)
言葉が難しくて読むのが大変・・・(>_<。)。でもハマって何冊か読みました!
読或る小倉伝日記は、読みやすいですか?
85名無しのオプ:2008/05/14(水) 18:05:33 ID:+WRcxFEO
『或る「小倉日記」伝』をはじめ、
初期の短編はどれも、そっけないほど
文体が平明簡潔で、非常に読みやすいです。
とくに新潮文庫は文字も大きくて良いデス。
8646:2008/05/14(水) 20:33:23 ID:ADaLC1DM
87書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/14(水) 22:10:24 ID:Oc2LLOQQ
初期短篇は現代ではそんなに読み易いだろうか。
昭和の時代も遠くなり、時代背景なども大分わかり難くなっているし。
>>84嬢には「黒い樹海」あたりを推したい気がする。
ムーディだし、今読んでも読み易い感じだ。
88名無しのオプ:2008/05/15(木) 00:46:07 ID:928mlNer
89名無しのオプ:2008/05/15(木) 09:47:06 ID:PLIsyzlB
黒い樹海!!!
読んでみます+:。(*´ェ`*)゚.+:。
知識が追いつかないので、お勧めのモノから入りたいデス★
90名無しのオプ:2008/05/15(木) 10:50:44 ID:95iCO2Mg
「黒い樹海」は現代ではそんなに読み易いだろうか。
昭和の時代も遠くなり、時代背景なども大分わかり難くなっているし。
まあ、社会風俗資料としての価値ぐらいはあろうかと思われる。
91名無しのオプ:2008/05/15(木) 20:54:35 ID:pLv7OtW8
いいから自演君の相手するなよカマッテ君w
92名無しのオプ:2008/05/16(金) 23:08:43 ID:2v2yp6jf
>>79
来年で生きていれば百歳
93名無しのオプ:2008/05/16(金) 23:26:38 ID:Jh3ABpPb
>>92
何を言っているのか、さっぱりだが

読みかけの本があるから小倉伝はまだ読んでません。
来週には読んで見る予定です。

本は資料なのかよくわかりませんが
面白かったら他も読むつもりです。
94名無しのオプ:2008/05/16(金) 23:53:48 ID:QCVo/B9G
しかし未だに清張先生と太宰治が同い年とは思えない・・・・
95名無しのオプ:2008/05/17(土) 01:06:20 ID:tAFegWnU
>>94
へえ、そうだったんだ。太宰は早死にしたんだね。
そう考えると、富嶽百景に出てくる井伏先生は、ずいぶんと長生きだったんだね。
死んだのがついこの間のように思えてしまう。
96名無しのオプ:2008/05/17(土) 12:03:47 ID:60sjG+b7
清張先生が文壇デビューしたとき、太宰はすでに故人となっていたからな。
たしか、大岡昇平も同い年じゃなかったっけ?
97名無しのオプ:2008/05/17(土) 12:48:08 ID:Bojo311F
清張氏は自殺するような作家は作品はともかく人間は好きではなかったようだよ。
たとえば芥川も三島も嫌いだった。
98名無しのオプ:2008/05/17(土) 14:58:43 ID:0tewAA2r
まつもっさんや菊池寛の顔みてわかるように
自殺するようなタマじゃないわな。
99名無しのオプ:2008/05/18(日) 12:14:53 ID:x0ppxS3I
>>97
そもそも東大卒のエリートが大嫌いだったそうですよ
100名無しのオプ:2008/05/18(日) 14:53:54 ID:NYWSiYee
黒地の絵は夫は草薙がまんまはまるが
今妻役やってくれる女優いんのか
超過激な描写もだが役とはいえ精神的に病むと思うんだが
監督が誰か早く知りたい
101書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/18(日) 17:16:04 ID:xG/PLxMd
天才三島に関しては、NHKで「書けなくなって死を選んだ」という趣旨を断言していた。
天才三島による清張先生への中公全集外しは有名だが、この件以外でもこの両マエストロ、
方向性が異なり過ぎて合いそうにないのがわかる。
102名無しのオプ:2008/05/18(日) 18:09:23 ID:0ARKMw+S
>>101
三島の文才も実績も認めるが、俺は、松本の方がはるかに大物だと思う。
103名無しのオプ:2008/05/19(月) 21:23:55 ID:Vl9qItXg
>>102
同意 ホモに大物はいない
104書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/19(月) 21:54:32 ID:sc3f9dg4
自然主義嫌いの天才三島、花袋の紀行文を愛読していた清張先生とは文学的嗜好から見て合う
はずもなかったか。
105名無しのオプ:2008/05/21(水) 01:49:52 ID:if8c1u2R
作家同士のいがみ合いなんて一小市民の僕には関係ないね
わが家の本棚では松本清張と三島由紀夫が仲良く並んでますよ
五十音順だから
106名無しのオプ:2008/05/21(水) 01:59:29 ID:ut7w7PBx
昭和30年前後の時代背景が興味深くて
その頃の作品読んでる
やたら電報使ったりしてw
107名無しのオプ:2008/05/21(水) 06:07:37 ID:arPSdk7B
編集者相手に作家の悪口いうのがストレス解消だったところもある。
井上靖が大嫌いみたいだったようだが、
お高く止まって芸術院会員みたいな作家が嫌いだったのかもな。
108書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/21(水) 21:47:10 ID:WL61Mgti
>わが家の本棚では松本清張と三島由紀夫が仲良く並んでますよ
結構な事じゃないのかな。俺も2人共愛読している。
たまに、もし清張先生が「鏡子の家」を書いたらとか、天才三島が「黒地の絵」を書いたらとか、
夢想して楽しんでいる。

今では清張作品の魅力のひとつとなっている昭和30年代風俗だが、
作品中に極く自然に登場する煙草屋も過去の風景となりつつあるように思う。
109名無しのオプ:2008/05/22(木) 10:58:10 ID:wvKBr1UR
魔人さん教えてください。

家紋の話は確か実際の事件を基にしていたかと思ったんですけど、
どんな事件でしたっけ。赤マントの男とか、青い毛布とか‥
確かそんな感じだったと思うんですけど。

どこかで読んだ記憶があるんですけど思い出せなくて。
110名無しのオプ:2008/05/22(木) 11:11:20 ID:fkLyZ2vP

何で自分で調べないの?
ちょっとキーワード検索しただけで色々出てくるよ。
それが清張の小説に関係あるのかないのか、解きほぐすのこそ知の喜びだと思うぞ。
111名無しのオプ:2008/05/22(木) 11:25:47 ID:q2jWhhTS
>>110
ばか!
112名無しのオプ:2008/05/22(木) 17:53:44 ID:fkLyZ2vP
知識を教えるのではなく知識を得る方法を教えるのが真の教育。
今は何でも検索しろで済ませちゃう安易さもあるけど。
113名無しのオプ:2008/05/22(木) 18:14:15 ID:tIJMwT/8
>知識を教えるのではなく知識を得る方法を教えるのが真の教育。

別に教育論をブツつもりはないが、知識を生かす方法を教えるのが、教育だとおれは思う。
114名無しのオプ:2008/05/22(木) 23:10:17 ID:DE0cp9m9
要するに ひととおり調べても ようわからんときは訊いてくれや
115名無しのオプ:2008/05/25(日) 00:44:44 ID:5VDGGWxO
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/book/kyushu100/2006/01/post.shtml
ここに書いてあることって本当?
116名無しのオプ:2008/05/25(日) 00:55:29 ID:Ae4xwvRc
>>115
まあ、本当かウソかと言われれば、本当なんじゃね?
117名無しのオプ:2008/05/25(日) 01:02:54 ID:3C4arvSs
>>115
面白い話だね。あのトリックから時間差を思いついた松平もなかなかのものだなw
118名無しのオプ:2008/05/25(日) 01:04:52 ID:Ae4xwvRc
東洋の魔女と言われた頃、そして男子が優勝したミュンヘン、
あのころは、まだ清張が活躍していた時代だったな。
ナツカシス
119書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/25(日) 16:32:52 ID:ZDpRZf6p
その時代をリアルで知る者が減って来ているせいもあるが、
世間で主流を占める昭和30年代のイメージは映画「三丁目の夕日」なんだろうな。
松本清張作品の方が実態には即しているのだろうが。
120名無しのオプ:2008/05/26(月) 08:45:04 ID:3MCgMZ0C
昭和30年代ってこんな自体だよ。
このブログを読めばわかる。

http://pandaman.iza.ne.jp/blog/entry/515564/
http://pandaman.iza.ne.jp/blog/entry/533569/
121名無しのオプ:2008/05/26(月) 16:13:06 ID:h2WT0czX
>>115
ちょっと出来すぎた話だな〜。電車の停まっていないホームが見渡せること
から、時間差攻撃をひらめくなんてw
ぜんぜん根拠のない持論なんだけど、時間差も速攻も移動もサッカーやバスケ
の応用なんじゃね?
122名無しのオプ:2008/05/26(月) 16:57:29 ID:MSeDE14C
あのトリックは時間差じゃなく時間の隙間・空白だろう。
123名無しのオプ:2008/05/26(月) 17:40:32 ID:MjZAdTt7
>>121
サッカーやバスケの時間差攻撃ってのは、バレーを見て学んで初めてできたんだよ。
時間差攻撃とかで日本が金メダル取ったのは1964年だよ。もう半世紀近く経っているんだから。
124121:2008/05/26(月) 17:40:39 ID:h2WT0czX
俺に言ってるのか?
俺は >115さんの引用した西日本新聞の松平氏(知ってるか?)に関する記事に
ついて言ってるんだよ。

清張の「点と線」についてだけ言えば、あんたの言うとおりだよ。
125書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/26(月) 23:45:50 ID:rt3PmlhV
内容は本格ファンも好むような謎解きミステリでありながら
「点と線」が一般に相当広く読まれていたことがよくわかるエピではある。
今はもうこういうミステリはないね。
清張ファンでもある人気作家宮部みゆきも読者層は限定されているし。
126名無しのオプ:2008/05/27(火) 01:09:18 ID:y6J9LkvL
>>119
点と線は灰色なイメージ
127名無しのオプ:2008/05/27(火) 01:27:01 ID:2nLP1K8v
昭和30年代はまだ白黒だったからなぁ
128名無しのオプ:2008/05/27(火) 01:46:25 ID:CiwDshpZ
 有栖川有栖だったか、新本格の作家が、点と線を読んで落胆したと書いていた。
どのような感想を持とうが各人の自由だが、文面から、「社会派なんてつまらない、
新本格こそが本当のミステリーだ」と言わんばかりの変なプライドが見え隠れしていた。
 確かに、現在の本格推理のトリックを知り尽くしている読者から見れば、点と線のトリック
はチャチに思えるかも知れない。しかし、小説を評価するには、それが書かれた当時
の環境や文学界の実状を知らなければならないはず。
 それを考慮せずに上記のような感想を堂々書いたのを見て、俺はその作家の底の浅さ
を見透かした気がした。それは同時に、新本格の作家全般に言えることのようでもある。
129カマッテ君:2008/05/27(火) 01:53:27 ID:TlWnOJgc
》126
はいはいw
130名無しのオプ:2008/05/27(火) 05:02:40 ID:jngn9iMb
有栖川って2冊くらいしか読んだことないから何とも言えないけど
「新本格」というジャンルを立てたとしてもそんなに面白くなかった印象しかないな。
131名無しのオプ:2008/05/27(火) 07:23:17 ID:5nJcAEte
アリスってゲイじゃん。 センセイの唇にむしゃぶりつきたい
衝動はあるはず。
132書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/27(火) 21:59:17 ID:jnw7MPdP
三丁目の夕日の作者西岸良平が描く昭和30年代には、
まだ舗装されていない道も多く砂埃や泥が凄かったはずなのだが、
絵柄のせいもあって、あまり埃ぽさが感じられず、町並み等も小奇麗に見える。
映画の方もこの線を踏襲し、物語も人間性の明るい面や善を主眼に描かれているため、
ここから昭和30年代懐古ってことになるのであろうが、
同時代を描いた清張作品を読むと、情景描写も地味で沈んだ風であり、
どろどろした人間の生態は今と変わらずという感を抱く。
生活が便利になり、娯楽も増えた分だけ、現代の方がマシという気もしている。
133名無しのオプ:2008/05/27(火) 22:08:12 ID:1pHbzQA6
へえ、三丁目の夕日って、西岸良平なのか、知らなかった。
西岸って、昔、青年誌に味のあるマンガ書いていたよな。
ナツカシス。
134名無しのオプ:2008/05/27(火) 23:33:11 ID:yTUXfKRd
>>128
「有栖の乱読」の文章のことなら、そりゃ中学生のころの初読の感想だぞ。
後年読み返して見直したといってるし、そもそも100選中の1作に選ばれてるから、
その文章があるわけで。
135128:2008/05/28(水) 00:10:38 ID:/cJhIp+K
>>134
それじゃなかったと思う。

それと、「後年読み返して……」のソースを教えてくれ。
136名無しのオプ:2008/05/28(水) 10:54:57 ID:T+8YLLGA
お前って あちこちの板で いつもソースにこだわってるヤツだな
一日じゅうネットでカキコご苦労さん いいご身分だねw
137135:2008/05/28(水) 11:20:48 ID:ge+AO1pz
>>136
はあ? 何か勘違いしていないか?
たしかに俺は自由業だから、夜昼かまわずネットをやることはある。
一応、株式会社を経営しているから、収入もそんじょそこらの人の数倍くらいはある。
たしかに、「良いご身分」ではあるな。
しかし、ネットをやっているのは一日の内の多くても数パーセントどまりだ。
ソースを希望したことが他にないわけではないが、今回が久しぶりだと思う。

まあ、君のようなニートとは全然別の意味で自由な生活を謳歌しているよ。
138名無しのオプ:2008/05/28(水) 12:35:08 ID:GOAYjVOk
>>135
ソースも何も同じ本の中の文章だって。
139135:2008/05/28(水) 12:47:35 ID:zL2Y/7/8
>>138
サンクス。そうか、ひとつの本なのか。
俺が見たのは、数年前のとある雑誌でだった。短い文章なので、その
「後年云々」などはなかった。
それと、「有栖川だったと思う」という程度なので、もしかしたら他の
新本格の書き手だったかもしれない。
140書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/28(水) 22:00:50 ID:j6gqq55U
俺はアリスの新国名シリーズの愛読者でもある。
彼氏が協会賞を受賞した「マレー鉄道の謎」の主舞台は清張先生の「熱い絹」と同じ
マレーシアのキャメロン・ハイランド(リタイア後の移住地として著名)、
両作品共に謎解き主眼の楽しめるミステリであるが、
特色が強い舞台でも作家の持ち味により非常にテーストが異なる作に仕上がるのがわかる。
141名無しのオプ:2008/05/28(水) 23:16:20 ID:xtHX3pTb
>俺はアリスの新国名シリーズの愛読者でもある。

愛読者という割には最近になって「読みました」スレに感想文を垂れ流しているんだからねえ。
しかもその感想文の内容のスカスカたるやw

142名無しのオプ:2008/05/29(木) 00:34:12 ID:ukhFHT8i
143名無しのオプ:2008/05/29(木) 01:08:54 ID:U+mceKvI

テースト
144書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/29(木) 23:00:17 ID:uPEPCEXm
「渡された場面」「殺人おくのほそ道」「十万分の一の偶然」「迷走地図」「熱い絹」・・・
いずれも清張作品中では卓越した作ではないものの、
刊行当時は全てベストセラーリストにランキングされている。
清張先生の新刊が出れば売れた時代、今なら、ミステリ作家なら宮部みゆき、東野圭吾
に相当する存在だったと考えられるが、現代の方が作風的に子供っぽくなって来ている感があり、
清張作品にあった渋いオトナの読み物という風は感じられない。
これも日本社会全体における幼児化傾向の顕在化のひとつであろうか。
145名無しのオプ:2008/05/29(木) 23:17:59 ID:1PKdHxb7
有栖川作品群で国名シリーズを愛読というのはちょっとw


146名無しのオプ:2008/05/30(金) 00:07:54 ID:dFjRXOoQ
>>144
> これも日本社会全体における幼児化傾向の顕在化のひとつであろうか。

幼児化は深刻だよね。今時の30歳はけっこうガキで、昔の20歳よりも幼い。
まあそれは、日本人の平均寿命が大幅に伸びたことと無関係ではないと思う。
なにしろ、昭和22年と現在では、30歳以上も伸びているのだから。

147名無しのオプ:2008/05/30(金) 00:43:20 ID:nNbE7KFV
148名無しのオプ:2008/05/30(金) 10:25:35 ID:sYj7Xkpx
>>146
昭和20年代の社会は太平洋戦争のせいで、ある世代の男子がごっそり抜けていたからな。
会社で20代の課長、30代の部長なんてあたりまえだった。
闇で運び屋やってたのが何年かたったら社長になってたなんて話もあったぐらい。
東京は完全に焼け野原だったから必死で働いていたし、自然と老成した人物が多かった気がする。
老人の退屈な昔話ですまん……。
149名無しのオプ:2008/05/30(金) 14:57:52 ID:IjBDaUkA
ものすごい勘違いしちゃってるよね。

>まあそれは、日本人の平均寿命が大幅に伸びたことと無関係ではないと思う。
なにしろ、昭和22年と現在では、30歳以上も伸びているのだから。
150名無しのオプ:2008/05/30(金) 14:58:53 ID:2CyXYU7V
>>149
どこが勘違いなのか説明してくれないか。
151名無しのオプ:2008/05/30(金) 15:05:41 ID:x4+hdDbf
清張作品に限らないがその頃は女性の社会的年齢が老けるのが早かったことが分かる。
清張氏自身は年増好みらしいが。
152名無しのオプ:2008/05/30(金) 18:15:10 ID:BGSWapH7
社会的年齢が老ける、とは?
153名無しのオプ:2008/05/30(金) 18:34:52 ID:2CyXYU7V
やっぱり149は思いつきで書いたアサハカ者だったようだな。
154名無しのオプ:2008/05/30(金) 20:57:38 ID:9oiPxYr8
史実について自分で語っていたくせに追い詰められると「板違いの話はするな」と言い出した浅墓な奴もいたし、
このスレはこんな奴ばっかなのかよ
155名無しのオプ:2008/05/30(金) 23:28:07 ID:27M+sCoZ
俺は149じゃないけど、146が言いたいのは平均寿命が延びた結果、昔の50歳が今の80歳、
昔の20歳が今の30歳、てな理屈だと思うけど、これはこれで勘違いじゃね?科学的な根拠何もないし。

仮に幼児化現象が事実だとしても、>>146のように社会的背景から説明するなら分かるが。
156名無しのオプ:2008/05/30(金) 23:34:48 ID:yBlfKbHZ
>>155
おまいも単純だな。もうちょっと深読みしろよ。
その前に148の間違いだろ?

157書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/05/30(金) 23:42:22 ID:LPfpAY3I
ケータイ小説からダイレクトに移行は無理としても、
ラノベ読者でもいずれ手を伸ばしそうな雰囲気もあるのが、みゆきや圭吾の作品。
「理由」や「白夜行」なんかは、このテーマで清張先生が書いていればもっと淡々とした落ち着いた
オトナの読み物になったと思う。
158名無しのオプ:2008/05/30(金) 23:45:19 ID:2cZYQmrJ
よくはわからんが、50でだいたい死ぬことがわかってる場合と、
50なんてまだまだこれからっていうのじゃ、心構えからして全然違う気もするが。
昔は小卒中卒で働くなんてのも当たり前だったろうし。
今より生き急いでいた気はしないでもない。
159155:2008/05/31(土) 00:03:22 ID:a7GtyJLL
>>156
はい、>>148の間違いでした。すいません。
158みたいなことなら分からんではないが、「死に臨む存在」なんてハイデガーみたいな話、
例えば20〜30歳代に妥当するか?戦争体験なら分かるが、50で死ぬというのは別だろ。
1930年代にすでにハイデガーが、現代人は死の不安を忘却してタイ落した日常性に埋没してる、
なんて嘆いてるんだぞ。

やっぱ幼児化現象(これは事実かもしれない)は、小卒中卒で自分で稼ぐようになるとかそういう
要因だろ。
160155:2008/05/31(土) 00:06:41 ID:a7GtyJLL
最後訂正:昔は小卒高卒で自分で稼ぐのが当たり前だったから、今の同年代より精神的に大人だった
ってことね。
161名無しのオプ:2008/05/31(土) 00:24:09 ID:ORYzGDQ4
負けないぞ。理解者は必ずいる。声なき者の中にきっといる。負けないぞ!
啓蒙と厳しい指導を継続するからついて来い!!!
162名無しのオプ:2008/05/31(土) 01:09:13 ID:PomtFzb/
163名無しのオプ:2008/05/31(土) 11:15:29 ID:bq6Lw98L
瀬戸内寂長さんの奇縁まんだら、という本に愛人のこと書いてある
一人は花街出身で清張が落籍した女性。
もう一人は性格の悪いタイプで作家の妻になりたかった女。
強き蟻、クロカワの手帳、雑草群落などは作家の経験が生きてるな。
164名無しのオプ:2008/05/31(土) 14:42:05 ID:MFArEkEQ
清張本人が瀬戸内寂聴にだけ特に話したというわけでもなかろうから
交友者・関係者で知っている人は皆知っているのだろう。
ただあえてそんなことをネタに書かないだけで。
165書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/01(日) 00:26:43 ID:To8SA5DC
担当編集者だった宮田毬栄嬢も「後から、芸者さんも好きだったと聞いて、なるほどね、と思ったりしました」
と語っている。(阿刀田高「松本清張アラカルト」の対談中より)
いろいろ思い当たる節があったんではないか?
166名無しのオプ:2008/06/01(日) 07:46:48 ID:osAW/GNk
いわゆる二号の元深川芸者さんは最初は金で落籍された女性だったが、
次第に愛情がこまやかになり、病状が重くなったときは
私の命と引き換えにセンセーを助けてやってくださいと、深川八幡に
祈願したとのことだから。
「西街道談奇」の恵之助、おえんそのものだ。
167名無しのオプ:2008/06/01(日) 11:44:32 ID:Wd61BJQh
>>164
作家の下ネタは、存命中は出版業界のタブー。誰も書かないですよ。
男と女がいる限り、星の数ほどあるお話です。

イツキ先生と松坂さん、ズン一先生と川島さん、キタカタ先生とオオサワ先生は穴兄弟とか……

スレ違いなんで退散します。

168名無しのオプ:2008/06/01(日) 18:38:07 ID:ZYv3nhAP
清張先生はお酒はたしなまなかったけど宴席は好きでクロウトの女の人が好きだった。
169書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/01(日) 21:07:50 ID:Y/WzC3t+
清張先生はお水系好きという反面、「或る『小倉日記』伝」の耕作の母ふじに象徴
されるような聖母信奉みたいな面もあったらしい。
170視点論点:2008/06/02(月) 19:35:38 ID:Q9RBAXR1
視点論点
171名無しのオプ:2008/06/02(月) 20:09:26 ID:WnEdqVCz
経済的に余裕があったろうから、清張も女にかなりの金を使ったんだろう。
今まであまり気に留めなかったが、そういう先入観で見ると、清張モノは金を
持った男が、女がらみで殺したり殺されたりする作品が目立つな。
172名無しのオプ:2008/06/02(月) 21:24:08 ID:GjMl5F42
まあ それが人間のさが というものではないかな
清張をバルザックにたとえた評論家がいたのを思い浮かべたよ
173書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/02(月) 21:54:10 ID:TGSpDOiN
森村誠一も清張は日本のバルザックと言うていたような。
174名無しのオプ:2008/06/03(火) 17:29:41 ID:npIP4i63
英会話や古代史に凝ったのも現実世界の苦しさから
逃れるためだったのかもしんないね。
私なんかは妻ひとりでももてあましてるんですからね。
175名無しのオプ:2008/06/03(火) 17:48:45 ID:5TzNQiq3
「連環」読んだ。
あんまり話題にならないけど、個人的には好きなタイプの作品。
話しの流れは「わるいやつら」に似てると思った。
176名無しのオプ:2008/06/03(火) 20:43:24 ID:p++wic2W
清張にはアイディアやストーリーを楽しむものとディティールを楽しむべきものがある。
大ざっぱには、アイディア→短編、ストーリー→中編、ディティール→長編となろうか。
『連環』は典型的なディティール堪能型でストーリーで読んではいけない。
話自体は他愛もない。
例によって中小企業の印刷屋、弱小出版・エロ出版事情(当時の)、
清張作品には珍しい「萌えキャラ」宇都宮早苗と主人公の駆け引き、等々。
他の長編とかでもダラダラした流れの中に勘所(例えば美術ネタなど)を見いだしながら楽しむのが清張通。
177名無しのオプ:2008/06/03(火) 20:50:07 ID:p++wic2W
修正

清張にはアイディアやストーリーを楽しむものとディティールを楽しむべきものがある。
大ざっぱには、アイディア→短編、ストーリー→中編、ディティール→長編となろうか。
『連環』は典型的なディティール堪能型でストーリーで読んではいけない。
話自体は他愛もない。
例によって中小企業の印刷屋、弱小出版・エロ出版事情(当時の)、
清張作品には珍しい「萌えキャラ」宇都宮早苗と主人公の駆け引き、等々のディティールの方が面白い。
他の長編とかでもダラダラした流れの中に勘所(例えば美術ネタなど)を見いだしながら楽しむのが清張通。
178名無しのオプ:2008/06/03(火) 22:10:49 ID:5TzNQiq3
なるほど。
「連環」のような、肩の凝らない長編は乗り物の中での読書にいいね。
年に数回、4時間ほどフェリーに乗らないといけないことがあるんで、こういう本があると得した気分。
清張作品では他にどんなのがあるかな?
179名無しのオプ:2008/06/03(火) 22:15:47 ID:p++wic2W
有名な『砂の器』や『ゼロの焦点』もストーリー・アイディア・トリックよりもディティールを
味わいながら読むのが正解だと思うけどね。前者が全然詰まらないというわけではないが。
180名無しのオプ:2008/06/03(火) 22:47:24 ID:W1iodZeO
バルザックは10以上の作品を読んだし、
伝記なども読んだが、松本清張の方がずっと偉大だと思う。
181書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/03(火) 23:20:39 ID:QGIy3h8b
ディテール重視・小ネタ堪能という作なら、旅のお供には「二重葉脈」なんかは
ボリュームもあって良いのではないか。
182名無しのオプ:2008/06/04(水) 10:05:39 ID:5RZMcHiD
牛乳ビンのふた、がでてくる話の題名を教えて下さい。
183名無しのオプ:2008/06/04(水) 10:09:51 ID:PwnYERX2
>>180
そこまで断定すると、ひいきの引き倒しという感なきにしもあらず、だな。
両者とも、強靭な胃袋で社会を描ききっているのは、ものすごいとおもう。
184名無しのオプ:2008/06/04(水) 10:46:27 ID:6ck7RVLS
作品の数でも清張の方が圧倒しているよ。まあ、バルザックは
比較的若くして没したせいもあるけれどね。
185名無しのオプ:2008/06/04(水) 17:38:41 ID:uEn9PJEb
>>183
清張もバルザックも強靭な胃袋というのは、具体的にどういうことを言ってる
のか教えてくれ。
186名無しのオプ:2008/06/04(水) 18:07:37 ID:uEn9PJEb
>>182
「晩景」だろう。牛乳ビンの紙のふたの上からビニールを蔽うアイデアを、森永牛乳が
パクッて訴訟に発展した実話らしい。
187書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/04(水) 23:47:41 ID:3tPD93uU
>強靭な胃袋
貪欲なまでに多彩な素材を作品として結実させてしまう(=消化)ということでは。
清張先生の多彩な作品群は言うまでもないが、バルザックも「暗黒事件」を書く作家が
「知られざる傑作」や「谷間の百合」と書くとは・・・という感がある。
188名無しのオプ:2008/06/05(木) 10:18:12 ID:wFG44CCo
>>185
要するに「強靭な胃袋」というのは フランス語のクリシェというかメタファーでしょ?
この場合は 王侯貴族 ブルジョア 知識人などから ホームレス 娼婦 犯罪者などにいたる
当時の社会のあらゆる階層の人間模様を貪欲に描写した くらいの意味合いでいいのではないですか?

バルザックに譬えてもらえるなら清張先生も悪い気はしないと思う
189名無しのオプ:2008/06/05(木) 11:11:57 ID:bN4k7LBQ
明治初期の藤田組贋札事件を扱った作品が「不運な名前」「相模国愛甲郡中津村」と二つある。
大した事件とも思えないのに何でそんなに執心だったんだろう?
190名無しのオプ:2008/06/05(木) 12:26:38 ID:W89pGBw2
>>188
清張先生に譬えてもらえるならバルザックも悪い気はしないと思う
191名無しのオプ:2008/06/05(木) 18:47:22 ID:JWuxuVL2
「神と野獣の日」(角川文庫)って
 出てますね。
192書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/05(木) 22:22:35 ID:2YhIl+tz
>>189
贋札事件という内容が清張先生の興味に合致したのだと思う。
時代小説には「大黒屋」(「彩色江戸切絵図」に収録)があり。
193名無しのオプ:2008/06/06(金) 06:33:41 ID:6D2C6K/X
「遊古疑考」が河出文庫から出てるの知らなかったよ。
しかし1000円というのはなあ。
もう文庫買えないよ。
194名無しのオプ:2008/06/06(金) 10:48:50 ID:FGLjr27T
清張の作品はハズレがないので、多くが文庫化され、手軽に読めたが、
没してからは、逆に追悼の意味もあってか、ハードカバーでの再版が
増えたね。俺はほとんど古本屋で文庫を買うようにしている。しかし、
かなりマメに足を運ばないと、目当ての作品は見つからないね。
195名無しのオプ:2008/06/06(金) 14:19:43 ID:PZt3MZdE
「古本」(新潮文庫『死の枝』収録)という話で不審を持った刑事が
主人公の作家の元を訪ねた、というのが結末だけど、
あの行為は結果的にはああなったけど、あれは犯罪には問えないと思うなあ。
196名無しのオプ:2008/06/06(金) 20:20:05 ID:hBcqtfiy
>>193
文庫本全体が本当に高くなったね。
正確じゃないかもしれないけれど、感覚的にはこの10年位でずいぶん値上がりした気がする。
大型活字化の流れで改版したり、紙質を良くしたりということがあるんだろうけれど、それに
伴う便乗値上げじゃないかと疑いたくなるよ。
197名無しのオプ:2008/06/06(金) 21:05:02 ID:xEgf7V/H
西郷札の件で、バカをさらした豚が、
なんかほざいているぜw
198名無しのオプ:2008/06/06(金) 21:12:17 ID:cq/xYtbg
昔の文庫本は、紙を節約するため、一辺は切り揃えていなかった。
それで良いと俺は思っている。ついでに、文庫はカバーも要らない、
というのが俺の価値観。一般人とはかなりずれているのかな。
まあ、最近はほとんど図書館から借りるから、俺の懐とはあまり関係ないけれど。
199名無しのオプ:2008/06/06(金) 21:39:00 ID:uE1PcXr+
40年前は文庫本に紙カヴァーなんてついてなかったよ
かわりにパラフィン紙と帯が掛かっていた
岩波だけ1980年ぐらいまでそんな状態だったけど
書店で埋没してしまうせいか他社のようなカヴァーをつけるようになった
そんな記憶があるな
200書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/06(金) 21:59:08 ID:dNX/Aa/D
新潮文庫にもパラフィン紙と帯(腹巻)の時代があった。
勿論、清張作品が収録される前だが。
201名無しのオプ:2008/06/06(金) 22:08:40 ID:zjrnznCu
>>198
今も岩波角川新潮早川創元春陽は切りそろえていないよ。
ちなみにそれは紙の節約じゃなくてちょっとしたオシャレのためだとどこかで聞いた。
書籍板の文庫スレだったかな?

>>199
そしてカバーをつけたら岩波文庫の売り上げが飛躍的に上がったそうな。
202名無しのオプ:2008/06/06(金) 22:39:51 ID:cq/xYtbg
>>201
今も切り揃えていないのは「レトロ」≒「おしゃれ」なのかもしれないが、
切れ揃えないのは、もともとは紙の節約のためだよ。
「折り本」という本の作り方を学ぶとよく理解できる。
203名無しのオプ:2008/06/06(金) 22:47:11 ID:zjrnznCu
>>202
なるほど、ちょっと製本について調べてみるよ。
204202:2008/06/06(金) 23:26:18 ID:empphurI
 製本の仕方について書かれたサイトはないかと探してみたけれど、あまり詳しいのは
見つかりませんでした。ちなみに、「折り本」について書かれたWikipediaは、極めて一部の
用語について説明しているだけで、かなり不完全です。少なくとも、普通の製本の工程
のひとつである「折り本工程」とはまったく異なるものです。

 正しいやり方は、このサイトに少し書いてありますね。
http://www.azma.co.jp/process/process5.html

 こうして、一枚の紙を折って16ページ分を作る工程が「折り本」工程で、この工程だけを
専門に行っている業者もあるくらいです。
 この図のように折ってみるとわかりますが、背中はつながっていて、手前と上(下)は最初
からバラバラです。下(上)のつながっている部分だけ切れば、それだけで本のようにパラパラ
とめくることが出来ます。手前は、切り揃えないとめくりにくいので切り揃えます。
 このとき、最初からバラバラになっている上(下)を切り揃えないことにより、切り代の分
だけ紙を節約しようとしたのが、文庫本の一辺が揃っていない理由です。
205あぼーん:あぼーん
あぼーん
206あぼーん:あぼーん
あぼーん
207名無しのオプ:2008/06/07(土) 00:15:10 ID:iY/+slKv
こういうAA書いている椰子って、書斎魔神大先生の足元におよばない
どころか、ケームショに行っても足手まといなゴキブリだね。
208名無しのオプ:2008/06/07(土) 00:19:59 ID:QkdKc/Il
ヒント・本人の自演
209名無しのオプ:2008/06/07(土) 00:59:37 ID:eVWo4jZZ
ゴキAAを貼る奴だけは無条件に死んで良いと思ってる
210名無しのオプ:2008/06/07(土) 01:25:31 ID:Fmmal1eC
何で得々と製本を語ってるの?
清張が印刷工だったからってスレチだな。
本は中味が全て。
211名無しのオプ:2008/06/07(土) 01:37:33 ID:K/r9w3YU
少しの脱線や閑話休題が許せないセコイヤツってどこにでもいるよね。
212あぼーん:あぼーん
あぼーん
213ミステリ板住人 ◆zdGbAbO9p6 :2008/06/07(土) 09:16:03 ID:ugLPudVK
AA荒らしをやめろ!!!!!
214名無しのオプ:2008/06/07(土) 12:54:18 ID:OQVFa0at
>>212-213
ID同じだよ。ミス住=荒らし
他スレも同じだな。
まだ200番台だから、先長いねw
215名無しのオプ:2008/06/07(土) 13:56:09 ID:A2bZoayR
なんだ、やっぱり書斎の自作自演かwwwww
216名無しのオプ:2008/06/07(土) 20:25:40 ID:7A8E3qqn

wwwww





またおまいかw
217名無しのオプ:2008/06/08(日) 18:00:47 ID:wKbU/cOH
松本清張傑作短篇コレクション 上中下
が文集文庫から出ていますが、これはどの範囲で選んでいるのでしょうか?
ここには入っていない名作短篇が多い、なんてことはありますか?
218書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/08(日) 19:11:32 ID:JnGBTUFr
>>217
清張ファンを自称する宮部みゆき(以下「みゆき」と略す)のチョイスでしょ。
全体的に見た選出は悪くはないが、
「女性が読むのはきつい」との理由(「文藝春秋」における半藤一利氏との対談での発言)で
「黒地の絵」を外しているのが痛い。
紙数制限もあったのであろうが、時代小説への目配りも弱い感がある。
「明治金沢事件」あたりをチョイスしてあれば、さすがとか思うのだが。
219名無しのオプ:2008/06/08(日) 23:06:10 ID:aPQ90yDa
宮部先生のセレクションは、わざとはずした感じがするなあ。
初心者は無難に新潮文庫の傑作集全6巻のほうがいいんじゃないかしら?
220書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/09(月) 22:08:22 ID:0FWVtB11
刊行が古いため初期作に限定されてしまうのが難だが、俺も短編集としては新潮の傑作集を推したい。
221名無しのオプ:2008/06/10(火) 05:40:23 ID:+I+Hn3O1
昭和30年代の清張にハズレはないよ。多少の出来不出来はあってもみな読んで損はしない。
222名無しのオプ:2008/06/10(火) 06:54:39 ID:kKne7J9c
初期短編は本格系のトリックもやってるけど、やっぱりそっちより、
人間描写やサスペンスのうまさの方が光るね。

テレビの2時間ドラマを、予備知識もなく観てたら、
なんかいつもより面白いな、レベル高いぞと思ってたら、
清張原作だったってことが何回かある。
223名無しのオプ:2008/06/10(火) 20:47:19 ID:TNXHeEW6
>>222
2時間ドラマの件、とてもよくわかる。
ところで、家政婦は見たも終わっちゃうみたいですね。
まだみんな元気そうなのに、残念。
もっとも、もう今は清張先生とは全然関係ないけどw
224名無しのオプ:2008/06/11(水) 05:03:13 ID:lDyuonhS
読者をぐいぐい引っ張ってくプロットがうまいんだよね。
225名無しのオプ:2008/06/11(水) 14:46:05 ID:0T+QxurQ
上の方で勘違いな引き合いに出されてる「家紋」という作品。
清張には珍しく最後にも謎が完全には解かれず、まあ想像は付くとは言え
読者に解釈をゆだねている。そしてけっこう不気味でもある。
だから上のような珍解釈をする人もいるのだろう。
226名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:13:09 ID:lXZ61jXt
僕ちゃん、したり顔で偉そうな事書いてると後で恥かくぜ。
227名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:44:14 ID:0T+QxurQ
苦労は金を出しても買え。恥も同じだよ。
228名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:47:12 ID:oN3E3dVY
旅の恥はかき捨て
229書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/11(水) 21:56:42 ID:nTn6zAfu
やはり初期短編はアイデアが良い。
「顔」や「捜査圏外の条件」の犯行露呈、「一年半待て」の法律ねた、
「陸行水行」の邪馬台国ねた等々。
230名無しのオプ:2008/06/11(水) 22:50:21 ID:6UrqxaHk

  1−79
231名無しのオプ:2008/06/12(木) 21:23:18 ID:r66vpv1X
松本清張あらかると
阿刀田高/著
232書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/12(木) 23:31:37 ID:p8t7l3a9
>>231
遂に文庫化されたね。単行本未入手なら買っておいてもよい。
233名無しのオプ:2008/06/13(金) 20:41:28 ID:RnXY7N51
双葉社文庫の映画化作品集は二冊目まで出たけど、どう思われますか?
なんか新鮮味に欠けるような…
234書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/13(金) 21:49:47 ID:iQDUs0iZ
初文庫化作品集は作品の掘り出しという意義があった企画だと思うが、
映画化作品集はあまりに単純過ぎる企画かと思う。
二匹目の泥鰌狙いが見え見え。
235名無しのオプ:2008/06/15(日) 20:58:21 ID:LCp55sJX
メタに出すには不謹慎かもしれないが
このたびの秋葉原事件は、清張もルポルタージュ『ミステリーの系譜』
で取り上げている「津山30人殺し」を彷彿とさせた。
236名無しのオプ:2008/06/15(日) 22:25:24 ID:Uq+7urrA
津山30人殺しは横溝のモチーフっていうイメージだけどな
237書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/16(月) 00:26:40 ID:4uyW66sG
「闇に駆ける猟銃」か。
シマソウも「龍臥亭事件」で書いている。
238名無しのオプ:2008/06/16(月) 20:59:28 ID:5HSMXDNV
「花氷」読了
暇つぶしには良かったが、さすがにこれは清張作品の中では駄作かな・・
謎もないし、主人公のキャラも半端だし。
239名無しのオプ:2008/06/17(火) 00:49:55 ID:KggPlcgi
やばい話
240名無しのオプ:2008/06/18(水) 20:14:56 ID:G3seuZge
清張は誰かに命狙われたりしなかったの?
241書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/18(水) 23:03:48 ID:oSe29DzG
15日深夜1時(正確には16日)のNHK「ラジオ深夜便」インタビューコーナーに
文春新書「松本清張への召集令状」の著者である森史朗氏が登場。
いろいろと編集者時代の清張先生との思い出話を語っていたが、
朝6時の指定で原稿を浜田山の清張宅に取りに行ったエピが面白かった。
朝も早いため、原稿はポストに入っているのだが、取り出していたら2階の窓から清張先生が
見ていたとか。
恐い・気難しいといった印象は無かったそうで、担当していた頃は毎日が講演を聞いている
ような至福だったそうな。
242名無しのオプ:2008/06/19(木) 13:14:51 ID:++pUfPpK
気に入らない男性編集者は家に上げず、書くごとに原稿を二階から1枚1枚ヒラヒラ投げ落としてきた
という伝説は>>241が元ネタ?
243名無しのオプ:2008/06/19(木) 21:36:54 ID:WGb2nTf4
そいつの言うことは当てにならんからな…
244書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/21(土) 01:06:05 ID:jZmiXpBe
>>242の伝説(?)の出典は?

清張先生と編集者のエピとしては、文春の半藤一利氏(後に「日本のいちばん長い日」の著者
と判明)との絡みが面白い。
前にNHKの「司馬さんと清張さん」という番組中で半藤氏が話していたのだが、
一緒に海外取材中(「空の城」)に口論(原因は清張先生のあまりのマイペースな取材ぶり)となり、
清張先生がソフトクリームを2つ買って来て半藤氏のご機嫌を取ろうとしたエピなどは、
なんか微笑ましいものがある。
ちなみに半藤氏の場合は呼称は「清張先生」ではなく「清張さん」。
245名無しのオプ:2008/06/21(土) 17:06:23 ID:03Ax7gxf
出店ていうか、「噂の真相」誌に昔書いてあったことだけど、まあどの程度の信憑性はあるのかねぇ。
246名無しのオプ:2008/06/21(土) 18:14:24 ID:x4ebsjbf
「噂の真相」に何が書いてあったの?
247書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/22(日) 09:39:37 ID:L1zieMWf
清張原稿投げ落とし説は、あの「噂の真相」が出所ってのがなんとも微妙。
口述筆記も多かったとはいえ、作家が自己のクリエーションを窓からひらひらってのはちょっと・・・
ただし、「噂の真相」という雑誌は正に「紙版2ちゃんねる」的存在だっただけに、
逆に頭から全面否定するのは判断を誤るかもしれない。
なんか清張先生の短編「ベイルート情報」を想起させる展開。
248名無しのオプ:2008/06/22(日) 12:10:19 ID:pU7B1kCV
郷原宏が連載中の「松本清張とその時代」で口述筆記を担当していた速記者に触れているね。
死後に公表したのは職業倫理に悖るというようなことを書いていたが、
別に代筆したわけじゃないから問題ないと俺は思ったけど…。
249名無しのオプ:2008/06/22(日) 14:36:38 ID:I9HiLDo6

↓↓↓ 何か怪しいサイト発見 ↓↓↓

http://x101.syuriken.jp/
250書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/22(日) 14:52:39 ID:K7xRj+F3
清張先生の口述筆記を担当していた人は前にNHKのインタビューも受けていた。
女性キャラまで成りきりで演じる清張先生の語りに惹き込まれたそうな。
251名無しのオプ:2008/06/23(月) 10:56:02 ID:WpkxoobM
あの唇と表情を思い浮かべると、なんだか気色悪い気もするけどね。
252名無しのオプ:2008/06/23(月) 20:12:32 ID:Mdzb07RY
インタブーによると、本人は松平健で、愛人の柳橋芸者さんは
松坂慶子さんを、イメージしてたみたい。
西海道譚奇、 映画化テレビ化希望する。
253名無しのオプ:2008/06/23(月) 21:12:17 ID:J87eV51J
TVドラマ化は以前にあったよ
できはいまいちだった記憶がある
254七資産1970:2008/06/23(月) 23:53:18 ID:3CC49eum
>西海道譚奇

調べずに書くと
フジの時代劇スペシャルで、松平健主演で放映された気がする
255名無しのオプ:2008/06/24(火) 02:33:47 ID:r00JVPSc
あの主人公はマツケンよりももっと線が細いイメージがあるが。
256書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/24(火) 12:57:01 ID:Ls3j5YQp
「西海道・・・」の主人公は妻夫木聡というのもありかと思う。
妻の裏切りに合うとはいえ、清張作品には珍しく基本的にはモテモテのキャラだし。
257名無しのオプ:2008/06/24(火) 17:20:30 ID:r00JVPSc
「笛壺」の主人公で女で転落する学者にはモデルがいるんでしょうか?
妙に生々しいので。
258名無しのオプ:2008/06/24(火) 18:24:08 ID:obEbrrYw
いる
259名無しのオプ:2008/06/24(火) 21:50:15 ID:obEbrrYw
調べればわかること
260名無しのオプ:2008/06/25(水) 18:01:54 ID:Gk4P25JH
ミステリ版で主人公を実際の俳優になぞらえるのは、なにやらネタバレの感じがしなくもない。
芸能やTV版でやってくれ。
261名無しのオプ:2008/06/26(木) 13:09:24 ID:H/gB5x42
あと、松本清張の容貌について語るのもよしてくれ。
262名無しのオプ:2008/06/26(木) 21:54:09 ID:A0g14sBu
特にいかりや長さんと比較することは厳禁だ。
263名無しのオプ:2008/06/26(木) 23:42:41 ID:E54+VlTH
下くちびる ベロンチョ!
264名無しのオプ:2008/06/27(金) 12:06:38 ID:hDcm5TBq
清張スレ住人はもっと大人かと思っていてがこういうガキみたいな奴らもいるんだな。
しょせんにちゃんってことか……
265書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/27(金) 21:14:08 ID:N0kxGi3c
じゃあ、井上ひさしとの顔面VSも禁止かな(w
これって一時期のタモリの持ちネタだった。
266名無しのオプ:2008/06/28(土) 00:27:38 ID:Pizq2p7W
>>265
見損なった。
267名無しのオプ:2008/06/28(土) 00:57:36 ID:vm/uHR66
>>266
「しょせんにちゃんねらー」で「ガキみたいな奴」の代表にレスつけんなよw
268名無しのオプ:2008/06/28(土) 10:21:41 ID:IcZdQSm+
そう言えば竹中直人も、かつては清張さんを芥川龍之介と並ぶ形態模写の得意ネタにしていたな。
269書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/06/28(土) 14:16:19 ID:BLlVpYML
タモリも竹中直人も清張作品を読んだことがある点は許せる気がしないでもない。
今の芸人は宮部みゆきも東野圭吾も読んだことないだろうし。
270名無しのオプ:2008/06/28(土) 15:17:18 ID:TjiV7WzN
しつこいな同じネタをいつまでも。
271名無しのオプ:2008/06/28(土) 23:35:11 ID:+TS5cDuq
司馬遼太郎氏のスレにて

398 :無名草子さん:2008/06/28(土) 14:51:51
権威者にきくということは饅頭を作って食うことをせずに売っている饅頭を
買うようなもので、調べを人に頼むのは饅頭のあんこを人にたべられるようなもの、
物事に近ずく作業を自分ですることによってその本質がわかる感じがする


404 :無名草子さん:2008/06/28(土) 22:07:03
>>398
松本清張批判ですね、わかります。


これって、松本清張さんの、どこが批判対象になっているの ?
272名無しのオプ:2008/07/09(水) 01:32:56 ID:Yj1maatE
直接の現場や実証に当たらず、他人が書いた資(史)料や書籍にばかり頼っていると、
長年の間には紙をめくる際に舐める下唇が腫れて元に戻らなくなる…と、いうこと。
273名無しのオプ:2008/07/10(木) 04:26:42 ID:625Zg88+

面白くも何ともない。
バカ晒し上げ。
274名無しのオプ:2008/07/10(木) 05:08:31 ID:4GERIHAL

昭和は遠く去りにけり…。
275名無しのオプ:2008/07/10(木) 21:18:27 ID:/J+D5o9D
『霧の旗』
なぜ霧の旗がタイトルなの?
276名無しのオプ:2008/07/11(金) 11:16:02 ID:GGYeEaIm
もしかして「砂の器」や「ゼロの焦点」「眼の壁」もわからなかったんじゃないかい?
277名無しのオプ:2008/07/11(金) 13:56:38 ID:QCiz0RvU
自覚的に松本清張作品を読んだのはたぶん霧の旗が初めてです。
日頃からタイトルとかあんまり気にしないので、他の作家さんとかでも、タイトルだけだと未読か既読かわからなくなることがよくある。
昨日読み終わって、『濃霧の挿話はあったけど、旗ってなに?』とたまたま気になって。
看板とか名声みたいな意味ですか?
それとも、舞台全体が霧に包まれてるってことなのかな?
278名無しのオプ:2008/07/11(金) 18:11:49 ID:yw3InfZK
 原作は、松本清張の小説「熱い空気」。市原の役は河野信子という名前の家政婦で、エリート家庭を崩壊に導く“悪女”として描かれていたのだ。

 初回の視聴率は27.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と高い数字を記録した。

 これに気をよくした柳田博美プロデューサーが松本に「第2話を作りたい」と申し出たところ、「私には連続ものは1本もありません」
と断られた。作品の設定を拝借して続編を作ることを何とか承諾してもらったものの、
松本は「柳の下にドジョウ2匹はいないよ」と言い放ったという。

 ところが、ふたを開けると、第2作の視聴率は30.9%をマーク。この数字は現在も「土曜ワイド劇場」史上最高記録として破られていない。
279名無しのオプ:2008/07/11(金) 19:24:44 ID:j1yQsWD9
>>278
何を言っているのかはわかるが、ちょっとは空気読みなよ。
280名無しのオプ:2008/07/11(金) 20:18:05 ID:ifTZxfwq
2chのスレの空気って何だろう?
考えてみるといいかもね。
281書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/11(金) 21:06:38 ID:9P1eM7+Z
前に「草の陰刻」のタイトルの意がわからないというレスもあったが、
清張作品のタイトル(特に長編に顕著)には印象深いのだが意味がわかり難いものが多く、
作中で明確な説明が無いものが多い。
「眼の壁」「Dの複合」「黄色い風土」等々
ゆえにタイトルに関する質問が出るのは当然であろう。
「霧の旗」についてはヒロインの心中を象徴するものかと思うが。
282名無しのオプ:2008/07/12(土) 07:53:04 ID:DGeK23AM
『黄色い風土』は、主人公が思ったことが次の瞬間に起きるっていう展開を
ひたすら繰り返す、ご都合主義のオンパレードのような作品で、
ラストも真犯人が唐突にいきなり現れてオシマイで、謎も全部解けておらず、
破綻だらけの大駄作だって書評を「平成の名探偵50人」という
ムックで読んだ事がある。
それでおっかなくて手が出せない。あの厚さだし。
・・・これは事実なの?
283名無しのオプ:2008/07/12(土) 08:08:06 ID:DGeK23AM
ちなみにそのライターの選んだ傑作は、短編と昭和史を除くと、
ゼロ、砂器、時間の習俗、西海道。
284名無しのオプ:2008/07/12(土) 09:09:40 ID:RMS1OR2c
清張長編なんてあんなものでもともと謎解きが主眼じゃないし、主人公の行動を描くのが優先される。
だからごく短時間の謎解きが繰り返されているという解釈にでもすれば
ご都合主義的に見えるのも仕方ない、あまりご都合主義というと書斎が喜ぶから止めておくけど。
285名無しのオプ:2008/07/12(土) 10:08:26 ID:1gUj1Koh
連載小説は〆切に追われて、いきあたりばったりの展開になりやすいからなあ。
286名無しのオプ:2008/07/12(土) 11:14:18 ID:S8KBN5Sq
多かれ少なかれ連載物はそうなる傾向があるよね、誰でも。
最初にちゃんと構想固めてから始めたりするんならともかく。
287書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/12(土) 16:06:54 ID:KrwhaNFT
繰り返し話題にされても仕方ないほど清張長編の御都合主義は極端。
では、読むに堪える長編として推せる作はと言えば、後期は「数の風景」ぐらいだと思う。
288名無しのオプ:2008/07/12(土) 19:57:53 ID:wBlgEy/x
そのかわり、毎回短い紙数の中で、ちゃんと山場を作って
読者をもてなすという手腕はピカイチだったらしい。
289名無しのオプ:2008/07/12(土) 20:47:09 ID:ng0IpSeu
まあ >>285 に賛成だな
290名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:03:16 ID:ng0IpSeu
清張の長編って前半は引きつけてくれるんだけど、後半になると読むのがつら
くなるんだよな。

新聞・雑誌で連載を読んだことないけれど、当時の読者もほとんど投げ出して
たんじゃないかな?
291名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:07:20 ID:yCHqICV0
>>290
> 新聞・雑誌で連載を読んだことないけれど、当時の読者もほとんど投げ出して
> たんじゃないかな?

それはかなりマイナーな意見だと思う。
そうだったとしたら、「巨星」と称されるほど偉大にはならなかっただろう。
292名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:19:04 ID:1gUj1Koh
>>290
>当時の読者もほとんど投げ出してたんじゃないかな?

それは違うとおもう。
俺は当時まだこどもだったが、うちのジイチャンは清張の連載小説のつづきを読むだけのために、
毎週発売日に、わざわざ週刊新潮や週刊朝日を買っていたのをおぼえてるよ。
293名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:24:13 ID:ng0IpSeu
>>291
俺は「眼の壁」も「砂の器」も「ゼロの焦点」も「点と線」も後半は全部退屈
した。
あんた連載小説を最初から最後まで読んだことある?

>>292
それが連載前半だと言っているのです
294名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:55:03 ID:XBBkM4pO
290 293は今後スルー
295名無しのオプ:2008/07/12(土) 21:57:08 ID:L7K4RuYE
>>293
> >>291
> 俺は「眼の壁」も「砂の器」も「ゼロの焦点」も「点と線」も後半は全部退屈
> した。
> あんた連載小説を最初から最後まで読んだことある?

俺は何度もあるよ。雑誌連載も新聞連載も。
そういう君は、その3作品については、単行本になってからしか読んだことないんじゃない?

296名無しのオプ:2008/07/12(土) 22:02:23 ID:ng0IpSeu
>>295
もちろん単行本ですよ(4作品ね)。
あなた連載で読んだんですか?
297名無しのオプ:2008/07/12(土) 22:09:11 ID:L7K4RuYE
単行本化されてからしか読んでなくて、よく連載時のことが想像できるね。
俺も清張作品を連載中に読んだことはさすがにない。
他の最近の作家はけっこうあるって意味。


しかし、294の意見に従うのかが一番正しいと思えるようになった。

298名無しのオプ:2008/07/12(土) 22:20:57 ID:ng0IpSeu
想像はできるよ。
何度も言うように清張の長編は後半読むのがつらいからな。
299名無しのオプ:2008/07/12(土) 23:51:39 ID:IegI1FHx
おれも>>294に同意
300名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:40:15 ID:Y48yShIB
>>299
スルーしていないから聞くけど、あなたにとって感銘を受けた
清張作品って何?
301名無しのオプ:2008/07/13(日) 06:22:56 ID:phBsOHc9
299じゃないが、「けものみち」はストーリーが面白いね。感銘とかじゃないけれど。
最後に「因果応報」があるところなんか、さすがだと思う。
302名無しのオプ:2008/07/13(日) 08:46:22 ID:6nE4+tGT
「日本の黒い霧」
最初の「下山国鉄総裁謀殺論」を読んだときはあまりの見事な推理の展開にドキドキし、
震えが来た。ノンフィクションの面白さを初めて知った。フィクションの推理小説なんて子供っぽいと思った。

しかし…最後の「謀略朝鮮戦争」で失望。時代も時代なんだろうけど、何あの北朝鮮&中国マンセー。
「先に手を出したのは韓国」(北なのは後の調査でも明らか)
「韓国の悪政と違って北は不満のない善政だった」(そりゃ不満を口にすらできない国だし)
「仁川上陸は大した作戦じゃない」(じゃあなんでその後、本国まで占領されてるの)
云々…

そのせいで、なんか「下山論」以下あの本すべてが胡散臭く思えてしまう。徹底した資料の読み込みが清張たる所以なのに
資料が不足した状態で朝鮮戦争みたいなスケールの大きな事件を論じたのが失敗だったのでは。
303名無しのオプ:2008/07/13(日) 10:45:03 ID:C7iDYUE0
清張さん朝鮮と一衣帯水の北九州出身だし戦争中は徴兵されて朝鮮に送られてたし思い入れは深いんだよ。
実際、李承晩政権の酷さは北の将軍様以下だったかもしれない。韓国がマシになったのは全斗煥政権のあとだよ。
304名無しのオプ:2008/07/13(日) 10:53:40 ID:C7iDYUE0
そういう政治向きの話を離れて推理小説的に考えると、北の軍隊がどうやって撤退したのか?
兵器を地中に埋蔵して逃亡したというようなことを言っているが、それなら韓国の土地には
未だに北朝鮮の兵器が隠されているのだろうか?
305名無しのオプ:2008/07/13(日) 10:57:54 ID:stPVeJDK
>>302
何にしろ、歴史的流れを知らずに、今の感覚だけで考えていると、
逆に三十年後に笑われちゃうかもよ。
306名無しのオプ:2008/07/13(日) 11:31:18 ID:l7whIK7s
清張さんは流行作家になってからは
雑誌や新聞で常に何本も連載小説をかかえていた。
連載前にじっくり構想を練りあげたり、
単行本にする際に大幅に手を入れる余裕なんてなかったとおもう。
だから途中で複線らしきものがうやむやになってしまったり、
ストーリー展開が適当になってしまったりしているものが少なくないね。
あるいは長編小説は消耗品だ、と割り切って書き飛ばしたのかもしれない。
307名無しのオプ:2008/07/13(日) 15:51:45 ID:BFJPjDwa
「偉大な業績を残した」という結果がすべて。
今、活躍している作家で清張に匹敵する人は皆無。
308書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/13(日) 17:37:27 ID:H4jshV/z
週刊誌に限らず月刊誌(80年代ぐらいまでは今よりも小説誌が盛況)の売れ行きも清張作品の
有無で違って来たと聞く。
エンタメ作家としてはこの点だけ見ても>>307に同意。

ミステリ史の中で見ると、横溝御大は基本的には長編ミステリ作家、
大乱歩は短篇ミステリの名手にして通俗長編なら書ける作家、
清張先生は基本的には長編作家ではなく稀代の短篇の名手という評価が妥当だと思う。
社会派ミステリの旗手という看板をしょってしまったため、前2者と比較してリアリティを期待される
のが長編における苦しさになったかと思う。
御都合主義は時代小説の場合も同様であり、長くなる程この傾向が顕著だが、
「鬼火の町」ぐらいの中編といってよいボリュームだと、スムースに面白く読ませる。

「けものみち」も悪くはないが、中盤のホテルでの偶然の目撃シーン等には、
やはり萎えるものがある。
309名無しのオプ:2008/07/14(月) 06:12:49 ID:8hoNf2M/
「神と野獣の日」って一応は新刊案内にも載っていたけど書店とかにとっては単なる刷り増しに準じる扱いだったのかな。
今日的に見た新たな解説とかが載っていたらちょっと立ち読んでみようとしたがなぜか立ち寄る本屋本屋のどれにも置いていなかった。発売から日が経っていたとはいえ。
ま、けっきょく新しい解説とかは付いていなかったわけだけど。
310名無しのオプ:2008/07/14(月) 13:09:39 ID:yWia/ekL
「昭和史発掘」は文春の記者はもちろん、赤旗の記者数人が資料集めに
奔走した。
だからそうゆう史観になるのはやむおえん。
ミヤケンにセイチョーさんは伊豆の別荘を貸してたくらい蜜月関係だったけど、
あるとき共産党の欺瞞隠蔽体質に気が付いてから共産党とは手を切った。
まあそれで正解なんじゃないの。
十代のころ赤旗を読んでいた容疑で小倉警察に二週間拘束されたことは
一切その状況を語ってないよね。
311書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/14(月) 21:30:04 ID:QncQEtqM
俺が見た書店(ある有名大学の近所)では「神と野獣の日」は新刊コーナーに並べられ、
わりと目立っていた。
数軒の書店を比較すると、それぞれ扱いが異なる感はある。
東西緊張の狭間にあった当時の日本の社会状況がリアルに伝わって来る本作は
清張ファンには必読という点は不変でしょ。
312名無しのオプ:2008/07/14(月) 23:45:17 ID:k4GYpOQI
>>311

魔神師匠、キャラ変わってないっすか?

> 清張ファンには必読という点は不変でしょ。

以前なら、

> 清張ファンには必読という点は不変であろう。

とか書くはずなのに。

313名無しのオプ:2008/07/15(火) 01:40:07 ID:nWclKBQn
書斎さん、キャラが揺らいでまっせ

ところで書斎さんの読書量に期待してひとつ聞きたいことがあるんですが
松本清張の書いた小説のなかでこれはもう見たくないと思ったものってありますかね

世の中、表と裏を踏まえることで本質が見えてくるってことがありますから
あえてそのような質問をし、その答えを参考までに聞いてみたいのです

なくても、もちろん結構ですが
314名無しのオプ:2008/07/15(火) 05:42:16 ID:y7mmk6NM
揺らぐもなにも前スレの西郷札の(ry
315名無しのオプ:2008/07/16(水) 06:16:03 ID:XPOEJN04
西尾維新のキャラが清張ワールドに迷い込んだ小説を観たい(森のキャラでも可)
316名無しのオプ:2008/07/16(水) 08:22:17 ID:jk692Rrr
昭和3年、小倉北警察署の特別警察の取調べを受けた、唇の分厚いブサメン男19歳は
刑事さんに因果を含められ小倉の左翼活動家についてゲロってしまい、
また以後スパイとして生きることとなった。
後の世になってその体験から、
「北の詩人」のイムファや 非合法時代の日共にいた特高のスパイ、Mなど
迫真の描写である。
この秘密は墓場まで持っていった。
317名無しのオプ:2008/07/16(水) 10:36:38 ID:zm+YvsUc
『けものみち』がNHKでドラマ化された時、政財界の黒幕の屋敷として
清張氏自身の豪邸が使われた。
清張はドラマ出たがりやであったから家の使用を持ちかけたのも本人かもしれない。
318書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/16(水) 21:31:13 ID:hz76oMob
「日本の黒い霧」シリーズ最終回の「謀略朝鮮戦争」に失望したというレスがあるが、
「朝鮮戦争はケタ外れに大きいし、必ずしも、このシリーズの最終に書くべき課題ではないかも
しれない」とあるとおり、内容面ばかりでなく素材からして異色なのは否めないものがある。
上記の引用に続く文章には、「しかし、これまで書いてきた一連の事件の最終の「目的」は
朝鮮戦争のような極点を目指し、そこに焦点を置いての伏線だったと云うこともできる」とある。
「伏線」というワードの使用法など、いかにもミステリ作家でもあった清張先生らしいものが
感じられるが、いささか飛躍がある論調という気もする。
結局、清張先生は「朝鮮戦争」について書きたかったのであり、
(つまり、清張流謀略史観の展開、司馬史観=シバリョウ流講談と同様にエンタメとして
読めばOKだとは思うが、清張先生の場合は素材が現代史ゆえビビッド過ぎる面はある)
下山事件等の怪事件は巨大な前ふりに過ぎなかったのではないかという感もある。
また「昭和史発掘」に関しても、結局、二・二六事件を書くための企画とも見える。
319名無しのオプ:2008/07/16(水) 22:06:10 ID:tamWU4bY
書斎さん的には、今度ちくま文庫の新刊で出たのはおもしろいですか?
ノンフィクション風なのかな。
320名無しのオプ:2008/07/17(木) 07:06:45 ID:ddqbh60J
長年NHKでヘアメイク担当のおじさんの話だと、
「髭つけてメイクして顔が変わったのをすごく喜んでた」
んだって。そのメイクのまま、銀座のクラブに行ってたらしいし。
本人がいうことには、
「もうこの顔秋田」んだそうだ。でも実際は大嫌いだったんだろうけどね。
321書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/17(木) 20:27:40 ID:WTbvQMGS
雲助タクシーのドライバー、遊園地の整備員(台詞無し)、学校の用務員、
好色なボケ老人(台詞は無しだが手真似等で出番は多い)・・・
清張先生がNHKの自作ドラマ化作品で熱演(?)していた役柄である。
ボケ老人役を演じた「駅路」のドラマ化では、ヅカのスターだった乙羽信子嬢との
共演(芝居での絡みもあり、清張先生演じるボケ老人の義娘=息子の嫁役)を
とても喜んでいたとか。
322名無しのオプ:2008/07/26(土) 17:45:09 ID:k2pcZlsP
書斎さんの論考はためになるなあ。
323名無しのオプ:2008/07/26(土) 20:10:22 ID:iWGJ6oVh
書斎さんの論考でだめになるなあ・・・このスレが。
324名無しのオプ:2008/07/27(日) 09:34:37 ID:ZgXgraTD

こういう奴が要らん軽口をきいてスレをダメにするんだよ。
325名無しのオプ:2008/07/27(日) 09:36:39 ID:ZgXgraTD
ドラマでいい効果を出していたのは『天城越え』の巡礼役かな。
326名無しのオプ:2008/07/27(日) 12:45:46 ID:Cfm8K/8h
坂上二郎が昔のエロ本ってか春画をチラっと見せるシーンが忘れられない。
327書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/27(日) 23:53:03 ID:IXUmYlNk
清張先生には自作の映画化作品にも出て欲しかった。
角川映画ということもあるが、横溝御大や森村誠一氏は出演歴あり。
清張作品は巨匠や名手と称される監督がメガホンを取ることが多かったためか、
素人タレントの清張先生をキャスティングするには抵抗があったのか。
328名無しのオプ:2008/07/28(月) 00:04:20 ID:VbTj3q6m
>>327
何度か映像化された中のひとつの天城越えには出てるよね。
たしか、お遍路さんかなにかの爺さん役で。
329書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/28(月) 23:37:31 ID:DpUHeck2
>>328
清張先生は映画「天城越え」(ヒロインは田中裕子)には出演していない。
出てたのはテレビドラマ(ヒロインは大谷直子)でしょ。
映画館のスクリーンでも清張先生の御姿を見たかったファンは多い??
330名無しのオプ:2008/07/29(火) 01:59:19 ID:RD0M57Pj
今時の中学生14歳だったら、でかいから女の足とは間違えられないかもね。
331名無しのオプ:2008/07/29(火) 03:34:26 ID:tq4XLzXt
今時は女の足もでかいぞ。
それに体には個人差というものもある。
332名無しのオプ:2008/07/29(火) 05:02:55 ID:yuvefF1Y
あれは清張には珍しい叙述ものだったね。
333名無しのオプ:2008/07/29(火) 08:53:47 ID:0I3UVzps
しかし、当時はたったの一円でやれたのか・・・・
334書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/07/29(火) 23:20:43 ID:ol+AOoAF
当時の1円だし、ということと、足跡トリックという古典的なねたの清張的処理(小説化)も
非常に面白かった。最後までクールなタッチの原作(清張作品の特色である)に対して
映像化作品はいずれも叙情に走り過ぎている感もある。
このケースは大ヒット映画「砂の器」が典型ではあるが。
335名無しのオプ:2008/08/01(金) 17:45:52 ID:t4ZfuBns
映画のあの土工の男は病気?なんか怖かった。
336名無しのオプ:2008/08/01(金) 19:17:22 ID:QMun5S2N
>>335
誰が演じていたの?
テレビ版は佐藤慶かな
337書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/02(土) 10:51:45 ID:CmUshaNd
佐藤慶は主人公の印刷屋。
338名無しのオプ:2008/08/02(土) 12:36:05 ID:HORg0XXZ
>>337
書斎はん、すまんけど、そんなこと誰も聞いてませんで。
339名無しのオプ:2008/08/04(月) 02:01:46 ID:pDKXn4u8
2008/08/04(月) 01:31:36 ID:???

★映画監督の三村晴彦氏死去

 映画監督の三村晴彦氏(みむら・はるひこ)が2日午後9時31分、
上腸間膜動脈閉鎖症のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去、71歳。
東京都出身。喪主は妻久美子(くみこ)さん。
主な監督作品に「天城越え」「瀬戸内少年野球団・青春篇 最後の楽園」など。
映画の脚本やテレビドラマも手掛けた。
340名無しのオプ:2008/08/04(月) 13:48:08 ID:N6F+EvY1
>>337
違うよ。
テレビ版なら佐藤慶が演じていたのは、殺された土工だよ。
印刷屋は知らない男優だった。
341名無しのオプ:2008/08/04(月) 16:29:27 ID:pcr/1u5z
今日は清張さんの命日だ…
342名無しのオプ:2008/08/04(月) 16:43:18 ID:WXTCvQgS
>>341
そうだったね。あれからもう16年になるのか。
小倉の記念館の方を向いて黙祷するよ。
343名無しのオプ:2008/08/04(月) 17:49:32 ID:N6F+EvY1
>>336
映画版で土工は、金子研三という人が演じていたみたいだ。
ちなみに映画版(82年封切だったと思う)出演者は
娼婦・・・・・・・・田中裕子
印刷屋・・・・・・・平幹二朗
 〃 の子供時代・・伊藤洋一
刑事・・・・・・・・渡瀬恒彦
旅の菓子屋・・・・・坂上二郎
旅の呉服屋・・・・・柄本明
となっている。

344書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/04(月) 21:04:05 ID:wNZCUykI
余命幾許もない印刷屋は佐藤慶が演じていたイメージがあったが、
あれは映画版の平幹二郎だったか。失礼した。
345名無しのオプ:2008/08/04(月) 22:24:51 ID:MLq9K6cH
346名無しのオプ:2008/08/05(火) 09:40:41 ID:Z3VzlFJ2
光文社文庫から清張短編選集の刊行が始まるみたいだね。
新潮文庫版以降を網羅してるんだろうな、きっと。
347名無しのオプ:2008/08/05(火) 20:26:40 ID:yKbBkXDC
>>346
カッパ・ノベルスが文庫になるんじゃなくて?
348書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/05(火) 21:38:08 ID:bpWmfEFS
文庫版で短編選集でなく全集を出して欲しいものである。
349名無しのオプ:2008/08/06(水) 10:44:44 ID:aD3F8GYZ
巻数が多すぎて出版ビジネスになりにくいから かなり難しいかもな
それに凡作も少なからず混じるからマニア向けになるよ
愛読者は図書館にある全集版を読破してるだろうから
わざわざ文庫で出ても全巻購入するかどうか…
350書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/06(水) 21:24:03 ID:ejb2GTfL
清張先生の場合は、全集と称されてもいても結構洩れている作があるのが気にかかる。
限定予約販売で短編だけでも網羅して欲しいとは思う。
351名無しのオプ:2008/08/06(水) 23:51:42 ID:/sbgHwMS
NGワード・あぼーんのススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■書斎魔神 ◆AhysOwpt/w とは?
発狂コテに認定されている、乱歩スレ、横溝スレ、カースレ、クイーンスレ他に住みつくNGワードの指定対象人物。
別名義はミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE。コロンボスレ、三丁目の夕日スレ、SF感想スレ等ではこの名義を使用。
書斎魔神(ミステリ板住人)の発言は以下のような発言をくり返し、他の住人に迷惑をかけております。

誹謗中傷罵詈雑言乱れ打ち(一例:マルクス氏をマル公と呼ぶ、住人を初学者・オタと決め打ち)、
己の間違いを認めない(一例:「ローマンハット」は存在するとシルクロードまで持ち出して強調。もちろん存在しない)
意味不明な自己賛美(一例:存在しない雑誌で連載をしていると自慢、存在しないミステリクラブの会員と自慢)
自作自演当たり前(一例:書斎名義でレスを書いた後、名無し名義でレスを書いたことがIDでばれた)
自分の説の根拠を示すことができない(一例:数字のデータは一度たりとも出したことがない)
自分が使う言葉の説明すらできない(一例:歴史ミステリ、本格ミステリ等の意味を説明できない)
自説がコロコロ変わる(一例:横溝長編犯人パターンは2つしかない→3ヶ月後には3つしかない)
物理法則無視(一例:関西の方へ「巨大パラボラアンテナを設置してテレビ埼玉の番組を受信しないのか」と罵倒)
故人を罵倒(一例:都筑道夫スレ その後別のコテハンの方に矛盾を突きつけられ、泣いて逃亡)
ストーカー疑惑(一例:三丁目の夕日スレで「やす子ちゃんだね?僕から逃げ切れるとでも思っているのかい?」)
無意味なクイズ出題(一例:「○○作品の何ページの冒頭の言葉を書け!」)
発言は思いつき(一例:乱歩はヴァン・ダインの二十則を知りながら「心理試験」を書いたと発言。「心理試験」1925年、二十則1928年)
352名無しのオプ:2008/08/06(水) 23:52:19 ID:/sbgHwMS
(上の続きです)

最悪板には、そんな書斎魔神(ミステリ板住人)の被害者である住人たちが集まったスレが2つあります。
「書斎魔神・アホアホ語録格納庫」「ミステリ板住人被害者の集い」です。
被害者の方々は住人に迷惑をかけないように、
2ちゃんねるのルールに則って、書斎魔神から被った被害を慰め合っておりましたが、
書斎魔神の自称支持者は、上記2つのスレから勝手にコピペをし、
書斎当人もそれに答えて住民を罵倒しています。

以上より、下記の点を厳守願います。

書斎魔神の発言に反応してしまうと、自称支持者達が現れスレが荒れる一方だが、
反応さえしなければ独り言を言い続けるだけなので、
余程のことがなければ、NGワードに指定してのスルーが推奨される。
 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○少しでもスレが荒れると「最悪板の荒らし」「アンチコテハン」などと言い
 ||  自分が目の敵にしている相手に責任転嫁しようと画策してきます。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。                  ΛΛ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ
353名無しのオプ:2008/08/07(木) 14:11:55 ID:+oK7RX9M
>>349
>>350
しばらく以前に文春が司馬遼太郎の短篇全集を出したけど、採算面ではぎりぎりだったらしい。
人気作家ですら、個人全集を売るのは大変な時代なんだね。
何十年か前までは、人気作家の全集は飛ぶように売れたという話だが、近年は、宮部みゆきや大沢、東野あたりでも難しそうだな。
ましてや短篇となると、佐野洋、阿刀田、重松あたりでも選集が出せればいいところじゃないか?
354書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/07(木) 22:04:53 ID:ixWdFMYo
>>353
佐野洋では選集も厳しいのではないか。
阿刀田高も近年はパワーダウン気味な感あり、選集というか初期作中心の傑作集なら可かも。
清張先生の場合も、新潮文庫の傑作短編集が版を重ね、文春文庫からみゆきによるセレクション
が出た程度で良しとしておくのが、現代の出版状況なのであろうか。
355名無しのオプ:2008/08/08(金) 10:53:33 ID:xyIrUESP
凡作駄作も全部読みたい愛読者は限られているんでしょうな。
読者層が世代交代してるはずだから、傑作集はつねに入手可能な状態であってほしい。
356名無しのオプ:2008/08/09(土) 07:09:43 ID:dzO1Qp2h
ちくまが、砂の審廷とか小説東京帝国大学とか火の虚船とか文庫でだしてる
じゃんか。
これって文芸春秋とか新潮社とかが版権もってるわけでしょ。
そうするとちくまはいくばくかの金銭を版権所有者に払うよね。
出版社の取り分が定価の30%だとして、やっぱその半分は払うのかねえ。
357名無しのオプ:2008/08/09(土) 10:56:03 ID:aNbE9hDx
版権持ってるの? どうなんだろう。
半分も取られたらわざわざ出すメリットないような気がするけど。
358名無しのオプ:2008/08/09(土) 10:59:57 ID:kciY2/NM
マジレスすると、どれも売れ行きが芳しくなくて各社の文庫で絶版になってるやつを、零細出版社の筑摩が落ち穂ひろいしてるのさ。
359書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/09(土) 22:03:52 ID:1hlC213k
>>358
ふと都筑道夫が思い浮かんだ。
清張先生の場合はまだまだ新潮・文春の文庫現役でいけるかと思う。
360名無しのオプ:2008/08/10(日) 10:53:14 ID:nLznqsbV
今まで読めなかったものが読めるようになったことがありがたい。

でいいじゃない。
361名無しのオプ:2008/08/10(日) 20:09:14 ID:FvxkeHjw
>>359
文庫だけじゃどうかな?
わるいやつらみたいに映像化で宣伝してくれなきゃ、清張もだんだん廃れていくんじゃないかな。
司馬も同じだと思う。

いみじくも >>355 の言うように読者層の世代交代は進んでいるんだよ。
オレは結果、傑作集が入手できなくなってもいいと思ってるよ。
362書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/10(日) 21:20:35 ID:ixZM8uMi
角川商法を見てもわかるとおり、確かに映像化の影響は大きい。
前から指摘されているところではあるが「砂の器」は映画化が無ければこれほど著名な作
となったかは疑問である。
>清張もだんだん廃れていくんじゃないかな。
>司馬も同じだと思う。
ロングスパンで見れば致し方ないことかと思う。
好きな作家が忘れられてゆくという事実を指摘されるだけで切れる奴もいるが、
現実は現実、時の流れは非情。
国民作家シバリョウや文壇の巨人清張先生も例外でなくこの時の流れの渦中にあるかと思う。
363名無しのオプ:2008/08/10(日) 23:36:53 ID:Mu7ipsPg
>>362
> 前から指摘されているところではあるが「砂の器」は映画化が無ければこれほど著名な作
> となったかは疑問である。

その通りだが、ニワトリとタマゴの関係と似ているような希ガス。つまり、原作の良さがあった
からこそ映像化された、という考えも成り立つ。

原作には、連載ゆえかとんでもないようなエピソードとかサブストーリーがかなりあり、
それらが映画ではスパッと切り捨てられているから、かえって良かったかも。

364書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/11(月) 00:07:50 ID:qfQREc6g
「砂の器」のSFミステリまがいのトリック、原作では「売り」のひとつであるが
映像で見せられたらトンデモそのものだったかも。
365名無しのオプ:2008/08/11(月) 03:08:11 ID:g6+3BkI7
目欄の健康被害は実証されている。
それが死に到るほどのものかどうか。
366名無しのオプ:2008/08/11(月) 11:12:54 ID:x3SIdcea
海野十三のパクリ
367名無しのオプ:2008/08/11(月) 11:30:09 ID:g6+3BkI7
戦前端艇ものみたいに目欄で殺すんじゃなくあくまでを妊娠中の女体調不良にして流産で死ぬように持っていく。
清張は合理的だよ。
368書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/11(月) 21:07:32 ID:RQdBHSuy
時代性と作風の違いゆえか、海野の「振動魔」は面白く読めるのだが、
リアリズムに重きを置く清張作品だと、「砂の器」のトリックはその実現性を云々する以前に
浮いて見える感はある。小説なら趣向のひとつでOKだが、
映像で見せるとやはり引かれてしまうであろう。
369名無しのオプ:2008/08/12(火) 10:21:02 ID:k/7AhWrK
>>362
戦前の作品がいまだに版を重ねている吉川英治がいかに破格の存在であるかがわかるよ
ほとんど唯一の時代ミステリともいうべき「牢獄の花嫁」はいまいちの翻案だったけど
今でも普通に読める文章なのはさすがじゃないかね?
370書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/12(火) 21:31:28 ID:clyFJruO
吉川英治の面白さがわからない。
確かにわかり易く(ストーリーもキャラも)読み易いというエンタメの王道のような作が多く、
これが長期に渡って読み継がれている最大の因かと思うが、
時代性もあるのか、ひねりが無さ過ぎで物足りないものを感じてしまう。
既に大衆小説の古典といった取り扱いなのか。
清張作品(現代もの、ノンフィクション)の舞台となることが多い昭和30年代が「歴史化」してゆけば、
歴史・時代小説的に清張作品が読み継がれてゆく可能性はあろう。
371名無しのオプ:2008/08/12(火) 23:08:12 ID:nxK5rMLM
吉川英治は読んだことがない。
372名無しのオプ:2008/08/16(土) 22:50:24 ID:YubV9d4l
ミステリではないが「宮本武蔵」は読んで損はない。
373名無しのオプ:2008/08/16(土) 23:12:01 ID:i3Dgs61l
それは好みによるのでは

笹沢佐保の「宮本武蔵」ならミステリ的な興趣もあるけどさ
374書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/17(日) 15:35:45 ID:7+PvZnX/
吉川作品の不満点も清張先生の長編と同様にわかり易いがゆえの御都合主義かと思う。
宮本武蔵は人物に対する掘り下げも今ひとつな感があり、面白いとは思わなかったが、
内田吐夢監督の東映映画は原作を活かしながらも虚無感漂う独自のラストが秀逸、
異論かもしれぬが、必見は東映映画版かと思う。
375名無しのオプ:2008/08/17(日) 16:01:40 ID:g16m1A/i
清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
この先の展開がどうなるんだろうワクワクと読める作品も多いし、
読後にご都合主義だったなといっても推理小説という形式上仕方ない。
376書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/17(日) 19:22:31 ID:7+PvZnX/
>清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
これは違うと思う。
このスレでも現代もの、時代ものを問わず長編での御都合主義が繰り返し話題に挙がっている。
清張長編を楽しむためには、先生十八番のストーリー展開のための好都合な偶然をどこまで許容
出来得るかにかかっているかと思う。
377名無しのオプ:2008/08/17(日) 20:58:04 ID:gS4Snu1K
連載中は細切れに読まされてるから、ご都合主義的な展開があまり気にならない面はあるとおもうよ。
で、そのまま手を入れずに単行本化すると、突っ込みどころ満載だったりなんかするけどな。
378名無しのオプ:2008/08/17(日) 21:10:21 ID:g16m1A/i
『Dの複合』あたりをどう読むかだね。
ご都合主義ととらえるか面白い展開とととらえるか。
自分は本になったのを読んで後者。
379名無しのオプ:2008/08/17(日) 21:26:31 ID:liFD9fe2
>>375
> 清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
>>376
> これは違うと思う。

この手の議論をしても仕方がないと思う。どの小説でもエンタメである以上、
読者の興味を引くために、ある程度の辻褄合わせ=ご都合主義はあり得る。
それを一人一人の読者がどう評価するか、そのハードルの高さだけの問題
だと思う。

私自身は清張の大ファンなので、ご都合主義と言われればわからないではないが、
自分が読んでいる段階ではまったく気付かない。
380名無しのオプ:2008/08/18(月) 13:09:52 ID:KhTqYpol
ここの住民どもはちゃんと書斎さんを指導者として認めているね。
他のスレのクソどもとはえらい違いだ。
381名無しのオプ:2008/08/18(月) 15:29:24 ID:904vW5bb
書斎はともかく君はやけに偉そうだね。
382名無しのオプ:2008/08/18(月) 17:37:41 ID:pVrTP2+U
清張って書き下ろしの長編推理は何冊くらいあるの?
383名無しのオプ:2008/08/18(月) 20:06:39 ID:o5yZetpf
とっさに思い浮かばない
もしかして一冊もなかったりなんかして…
384書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/18(月) 21:17:29 ID:RJIza15G
俺も「Dの複合」はアイデアの良さもあって清張流御都合主義をぎりぎり楽しめた作だった。
他のミステリの巨匠、横溝御大や大乱歩の作にも相当な御都合主義は存するわけだが、
清張作品においてこの点が目立つ感があるのは、
前述したとおり、作風の相違、「お化け屋敷の外に出たミステリ」(清張先生の志向)を
成立させたゆえの逆効果かと思う。
385名無しのオプ:2008/08/22(金) 01:44:11 ID:MCcB4KbS
清張の文庫、揃わんなあ(時代小説以外)・・・復刊がスローテンポ過ぎ
古本屋・古本市・古本フェアに意外と無い(ありふれたもの・新刊入手可のもの・時代物ばかり)
新古本屋は言うに及ばず

手に入らないのは、本スレに挙がってるのを中心に言えば、
「連環」「草の陰刻」「黄色い風土」「迷走地図」「熱い絹」「黒の回廊」「古代史疑」
新潮文庫短編集「巨人の磯」
講談社文庫の歴史評論
etc
386名無しのオプ:2008/08/22(金) 07:46:52 ID:35GxS8tk
全部持ってまっせ。
ホントに探してますか?
ひたすら古本屋を探せばあるはず。
387名無しのオプ:2008/08/22(金) 08:17:58 ID:uO6GIwR1
つーか、ブックオフ系の古本屋にそのあたりの文庫はざくざくあるけど。
388名無しのオプ:2008/08/22(金) 09:08:43 ID:e+6xvuEF
アマゾンとか、ヤフオクとか、ネットを駆使すれば、けっこう手にはいるよ。
それも格安で。送料が馬鹿にならないのが玉に瑕だが。
389名無しのオプ:2008/08/22(金) 09:31:26 ID:mpXpJKsc
熱い絹、って最後の数ページで壮大な物語が台無しになった。
香山滋とか橘外男が、最後だけ、アイデア教えたかと思った。

最近の調査ではキャメロンハイランドを早朝散歩してた、ジムトンプソンを
誤って轢いてしまったマレー人の運転手が狼狽して
地面掘って埋めてしまった、というのが、ほぼ間違いない真相らしいよ。
390書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/22(金) 20:58:51 ID:LAHkxtoM
刊行当時はベストセラーリストをにぎわした「迷走地図」の新潮社文庫絶版は寂しい感がある。
同じくベストセラーになった「熱い絹」は講談社文庫が生きているはずなのだが、
確かに見かけない気もする。
391名無しのオプ:2008/08/22(金) 20:59:18 ID:VpQYHdMd
光文社文庫版の短篇傑作集の収録作品はまだ発表されてない?
ひょっとしてカッパノベルスの古いやつをそのまんま文庫化するのかな?
だとしたら買わないつもりですが…
392名無しのオプ:2008/08/23(土) 00:59:52 ID:8wBpKpwc
鶴 1−79
393名無しのオプ:2008/08/23(土) 16:19:30 ID:oM9ubsKY
書斎が書き込むとスレに緊張感が出るね。
394名無しのオプ:2008/08/23(土) 19:11:02 ID:NIQ09NMh
たとえば「黄色い風土」は全集にもはいってないんだぜ
でも、文庫は長らく絶版
しかも、講談社文庫は清張の復刊は余りやらない
395名無しのオプ:2008/08/23(土) 19:58:10 ID:2uFrNE6s
書斎が書き込むと虫唾が走る  鶴ヶ峰1−79の犯罪者
396書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/23(土) 20:34:00 ID:hRsSF7tl
「黄色い風土」は文庫の特性であるハンディさが台無しの部厚さだった。
(近年でも京極作品とかあるが)
広く読まれたのはカッパノベルス版だと思う。
397名無しのオプ:2008/08/23(土) 20:44:27 ID:NIQ09NMh
逆鉾寺尾の実父双差し名人鶴ヶ峰の或る一時期の戦歴が、通算一勝七十九敗、て言うわけ?
398名無しのオプ:2008/08/23(土) 22:47:15 ID:6FECyugQ
>>397

 自称知識人 書斎山 の人生が、 0戦(いつも逃げてるから) 0勝 
 
 10000000000敗 という意味ですw
399名無しのオプ:2008/08/23(土) 22:49:36 ID:6FECyugQ
1−79は、奴のやさの場所です
400名無しのオプ:2008/08/23(土) 22:52:15 ID:6FECyugQ
 __|__O  \   /  .  /|
   |        /    ─┼─    /| ̄\
 /|\    _/     __/.      \|  /
   __                                   |   ___
   /  /ヽヽ \   /  __|__ヽヽ     | |    / | | ̄ ̄ ̄|     /
  / ̄/       /    |    ――  |  |   /  |     /   /\
    /     _/   /|\       ノ  |/ /   |    /   /   \


                   _____________
◎◎◎◎            /[  横浜市旭区鶴ヶ峰1−79| .  )
 ̄ ̄ ̄ ̄|          /  [     _____  |   \
 ̄ ̄ ̄| ̄~~~~~~~~~~~~'/    [     |    丶  |  .|     》~~~~~~~~~~~~~~~~~
ワッフル |        /     .[ .      |◎-◎-).  | |    〈
10ペソ. | ̄| ̄ ̄| ̄/       [     |. (_ _) )  | |    》 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄
     | ̄ ̄ ̄ ̄/        .[     |  3  ) .| |     〕 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
401名無しのオプ:2008/08/23(土) 22:55:39 ID:6FECyugQ
         ↑
ダンボールで作られた、自称 豪邸に住む 自称 セレブ の 林 博士(書斎魔神=ジョー・サージェント)
402名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:05:56 ID:6FECyugQ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1202745748/225-231
225 :名無しのオプ:2008/08/23(土) 01:03:09 ID:8wBpKpwc
鶴ヶ峰 1−79 の犯罪者
226 :書斎魔神:2008/08/23(土) 06:19:56 ID:c6drUY4w
やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!
227 :名無しのオプ:2008/08/23(土) 15:35:21 ID:2uFrNE6s
ほ〜も ほもほも ふけつのコ つるがみねぇ〜から やぁってきた〜♪
228 :書斎魔神:2008/08/23(土) 19:53:28 ID:c6drUY4w
苛めはやめろ!!!!!!!!!!!!
229 :名無しのオプ:2008/08/23(土) 20:04:10 ID:2uFrNE6s
鶴ヶ峰1−79 の 林さん
「苛め早めろ!」 
そうですか、早めたほうがいいんですねw
230 :名無しのオプ:2008/08/23(土) 20:14:34 ID:2uFrNE6s
ジョ〜♪ ジョジョジョジョジョ サージェント おなじ おうちにすんでいる〜♪
231 :名無しのオプ:2008/08/23(土) 20:15:38 ID:2uFrNE6s
ほ〜も ほもほも ふけつのコ つるがみねぇ〜から やぁってきた〜♪
403397:2008/08/23(土) 23:07:31 ID:NIQ09NMh
>>400
この絵で、わかった・・・
404名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:10:28 ID:NIQ09NMh
ついでだ、書斎魔神さん、て誰のことですか? スレ主? どんな方?
405名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:26:11 ID:LQGnWFq1
書斎魔神とは?
ミステリー板で発生し、蝗式に他の板・スレを食い荒らしながら成長を続けています。
活動範囲は広く、これまでミステリー板、一般書籍板、文学板、映画板、アニメ板、
アナウンサー板、芸能有名人板、特撮板、海外テレビ板、時代劇板での出没が確認されています。
使用ハンドルは、書斎魔神、ミステリ板住人、支持者、通りすがり、なお、名無しでの自作自演も多用しているので観察には注意が必要です。
406404:2008/08/23(土) 23:28:49 ID:NIQ09NMh
>>405
ありゃりゃ?? 何か、いわくありげだ・・・スレ主ではないのか
407名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:31:40 ID:LQGnWFq1
書斎魔神ことミステリ板住人の情報

本人が自供した内容など、今までに分かっている情報

●横浜ケーブルビジョンのインターネット接続サービスを行なっているサービスエリア、つまり保土ヶ谷区・旭区・泉区のいずれかに居住。
●横浜ケーブルビジョンのサービス内容の違いにより、旭区・泉区のどちらかに居住していると思われる。
●推定住所 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1丁目79 本名 林 博士
●神奈川県立五領ヶ台高校・第1期生で、「例の県議とは同級生」
指し示す人物は民主党の伊藤とおる氏(平塚市)と思われる。

●学歴の一部について自供した内容が正しければ、2008年現在で46〜48歳。

408名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:33:43 ID:LQGnWFq1
●横浜市の図書館に執着、特に横浜市中央図書館に粘着。
横浜市中央図書館から4km圏内という
自転車で楽に通う事が出来る地域に居住しているのではと推測される。

●『月明かりの闇 フェル博士最後の事件』(原書房・四六版)という本は、横浜市の市立図書館18館のうち、
中央・鶴見・港南・保土ケ谷・旭・磯子・金沢・緑・山内・泉・瀬谷しか所蔵していない。そのうちの一冊が、
保土ヶ谷図書館(保土ヶ谷区星川1-2-1)から借り出されている事が判明。(2004/5/10)
中央図書館でもなく旭図書館でもなく泉図書館でもなく、保土ヶ谷図書館から借り出しているのである。
これによりミステリ板住人(書斎魔神)の住居から一番近い図書館が、保土ヶ谷図書館という可能性がある。
有力となっているミステリ板住人・旭区区民説に従えば、旭区の南東部に潜伏していると考えるのが合理的であると私したらば板住人は思う。

●イオングループの店舗でアルバイトをしていたらしい。
横浜市内・近郊で該当するのは以下の三店舗。
イオン大和ショッピングセンター (ジャスコ大和鶴間店神奈川県
大和市下鶴間1丁目2番1号)
天王町サティ      神奈川県横浜市保土ヶ谷区川辺町3
横浜ビブレ       神奈川県横浜市西区南幸2-15-13


409名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:38:55 ID:LQGnWFq1
1 最低人類0号 投稿日:2008/07/04(金) 01:28:19 ID:ZFloNEok0
書斎魔神=ミステリ板住人=ウルトラマンコスモス等、
「良コテ名コテスレ」にて発狂コテ認定された人物の手で
各スレに撒き散らされた間抜けで笑える駄文を収拾するスレです。
感想もおk。
叩かれにくる人に対しては叩いてやるも無視するもご自由に。

なお、このスレの「その16」の314以降で話題になりましたが、
他板へのコピペ対策の一つとして、板を移転しました。


《前スレ》
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その23
http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1211593463/l50
2 過去スレ一覧 投稿日:2008/07/04(金) 01:30:01 ID:ZFloNEok0
《過去スレ》(その1)

書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その22          ←…… (1001レス)
 http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1202568999/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その21          ←…… (1001レス)
 http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1194241042/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その20          ←…… (726レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1189502447/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その19          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1185715970/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その18          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1181196663/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その17          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1178030119/l50
【下郎】書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その16      ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1176559677/l50
410名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:39:01 ID:oM9ubsKY
この荒らしは何なんだ。他所でやれ。
411名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:39:40 ID:LQGnWFq1
【ボケカス】書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その15    ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1173795554/l50
3 過去スレ一覧 投稿日:2008/07/04(金) 01:31:13 ID:ZFloNEok0
《過去スレ》(その2)

【自縛自捉】書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その14     ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1171718723/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その13          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1168348134/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その12          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1163515760/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その11          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1160131467/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その10          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1156953247/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その9          ←…… (1001レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1151102542/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その8          ←…… (956レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1142694486/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その7          ←…… (565レス)
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1135965257/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その6          ←…… (1001レス)
 http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1129950014/l50
412名無しのオプ:2008/08/23(土) 23:43:15 ID:fKV6SW48
410のような反応を期待して本人がやってる可能性大なので、無視で
413名無しのオプ:2008/08/24(日) 00:07:52 ID:HqGcUznh
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その5          ←…… (1001レス)
 http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1126102844/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その4          ←…… (1001レス)
 http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1122243216/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その3          ←…… (1001レス)
 http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1115991431/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その2          ←…… (302レス)
 http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1112887180/l50
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その1           ←…… (885レス)
 http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1102853762/l50
4 関連スレ&関連過去スレ一覧 投稿日:2008/07/04(金) 01:32:20 ID:ZFloNEok0
《関連スレ》

・最悪板@2ch掲示板
【頭が】ミステリ板住人被害者の集い90【おけない?】
 http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1210907172/l50

414名無しのオプ:2008/08/24(日) 00:09:44 ID:HqGcUznh
・なんでもあり板@2ch掲示板
広域コピペ荒らし過去ログ保管庫5
 http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1209393110/l50

・おいらロビーインタナショナル@2ch掲示板
【史実】書斎魔神ファンクラブ10【野暮天】
 http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1205053691/l50
【下ネタなんて】書斎魔神ファンクラブ9【自由】
 http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1190660779/l50

《関連過去スレ》

・なんでもあり@2ch掲示板
カー論議(ネタバレあり)                   ←…… (504レス)
 http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1097069585/l50
カー論議(外野用雑談スレ)               ←…… (428レス)
 http://tmp4.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1098374559/l50
広域コピペ荒らし過去ログ保管庫
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1180360053/l50
広域コピペ荒らし過去ログ保管庫2
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1182472432/l50
広域コピペ荒らし過去ログ保管庫3
 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1185014083/l50
広域コピペ荒らし過去ログ保管庫4
 http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1196316382/l50
415名無しのオプ:2008/08/27(水) 18:03:27 ID:WAa/+FY2

魔神www


麻疹ならわかる。
416あぼーん:あぼーん
あぼーん
417名無しのオプ:2008/08/28(木) 18:28:22 ID:w+mpO1K5
書斎魔神さん・ミステリ板住人さんに対する、腹立ちの気持ちから
上記のような適当な推測による、いいかげんな住所や事実無根のデマを
書き込んでしまいましたが、皆様からの警告を受け、深く反省しております、
書斎魔神さん・ミステリ板住人さんや皆様に不快な思いをさせ、
ご迷惑をおかけした事を深くお詫び申し上げます、申し訳ありませんでした、
もう2ちゃんねるへの書き込みは、いたしません、ご迷惑をかけたことを
お詫びさせていただきます。
418名無しのオプ:2008/08/28(木) 21:03:52 ID:rqltKk78
『乱灯 江戸影絵』が角川文庫で復刊しましたね。
最近、文庫での復刊が多くて嬉しいな♪
419名無しのオプ:2008/08/28(木) 21:54:23 ID:pfn7H63L
今後もまだまだ続きますから ぜひご購入を検討なさってくださいませ!
420名無しのオプ:2008/08/29(金) 22:20:48 ID:RqdK+T4N
でも、今の復刊ペースには、まだまだ不満だなあ・・・。
あの司馬遼太郎の文庫、つい先頃位いは、「ちょっと落ち着いたかな?」と思ったら、
又々、毎月毎月、新装版だの増刷りだのって続々出るじゃないか。
本屋の棚に、まだ前のが有るのに、もう新装版が出て来る、って勢いじゃないか・・・。
そっち方面は、全て持ってるから、清張をもっと出してくれ、ってのだ!
421書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/08/30(土) 00:34:56 ID:0bQT7CJ+
清張先生とシバリョウ両者を担当した半藤一利氏は、
清張作品より司馬作品が売れる時代になったという旨のことを書いていたが、
歴史・時代小説というのは時代を越えて強い面がある。
清張作品は作品中の社会風俗が古びて見える難がある。
422名無しのオプ:2008/08/30(土) 19:26:27 ID:K3lZg0OB
双葉社の映画化傑作集、ダメだ!
漢字書き換えてるみたいだ、細かい話だけどね・・・。
文庫未収録集の時も、「こんな字を遣わない作家のはずだ」と、思ってはいたが・・・。
423名無しのオプ:2008/08/31(日) 10:48:29 ID:mpM+oBX9
具体例を挙げてもらえますか?
424名無しのオプ:2008/09/01(月) 00:22:52 ID:z+waYmt5
今夜ラジオ深夜便で清張特集あり
425名無しのオプ:2008/09/01(月) 01:59:37 ID:D9HTSibp
>>424
もうちょっと早く教えて欲しかった・・・

426名無しのオプ:2008/09/01(月) 18:30:40 ID:4f6uEeDC
まったくだよ。もう遅いわ
427書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/01(月) 21:38:27 ID:deGYUHCB
>>425
再放送だった。
このスレでも話題に出た文春新書「松本清張への招集令状」の著者で、清張先生の担当編集者
だった森史朗氏のトークインタビュー。
428名無しのオプ:2008/09/04(木) 22:14:04 ID:fOqxw0on
ネット通販(アマゾン)で
光文社文庫の松本清張短編全集が紹介されていたけれど
ついに出るんだな
・・・内容が気になるけれど

煽りでなくて
復刊される作品群などについての書き込みが読みたい
429名無しのオプ:2008/09/07(日) 17:43:06 ID:Q/9dzGcC
 内容は以前に出版された新書のものと同じじゃないのかな?
そうなると、ほとんど他社の文庫に収録されているので個人的に非常に残念ですが・・・。
430名無しのオプ:2008/09/07(日) 20:58:57 ID:YAlTa3yL
旧カッパノベルス版の短篇全集をそのまま文庫化しただけなら買う必要ないなあ。
だいたい全集ではないわけだし……。
解説が郷原宏だったら、いよいよ要らない気がするわな。
431428:2008/09/07(日) 23:52:12 ID:h2F6zYjn
光文社は江戸川乱歩全集 (←完全版 ?) を出しているから
期待しているんだけど

カッパノベルズ版を文庫化しただけならば
収録内容が微妙ですよね
432名無しのオプ:2008/09/09(火) 00:15:45 ID:rGeAhM9a
>>431
アマゾンにカバー写真がアップされていたけどノベルス版と同じ内容の可能性が高そう。
タイトルが『西郷札』になっているところからして。
433名無しのオプ:2008/09/09(火) 01:40:37 ID:rg9yGhXm
清張作品をコンプリートするって、至難の業だね
434名無しのオプ:2008/09/09(火) 07:35:33 ID:Vl+dR8xc
しかし不可能なことではない
作者は故人なんだから 不完全な内容のものを全集とは呼べないであろう
435名無しのオプ:2008/09/09(火) 21:37:59 ID:U73Ss16U
Dの複合面白かったー
終わりかたが最高
436名無しのオプ:2008/09/10(水) 19:16:39 ID:hGSVuD2k
面白いね。
清張の面白さの一つにああいう「奇想」があるのは間違いないが
それをトンデモといって退けてしまう人は清張は楽しめない。
437書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/10(水) 21:04:54 ID:aTVaJxSj
考えてみれば、「砂の器」のSF風トリック、「点と線」の東京駅での奇跡的目撃等、
代表作にも奇想じみた要素多し。
確かにこれが楽しい。
438名無しのオプ:2008/09/10(水) 23:14:41 ID:MboVl9nq
スレ違いかもしれませんが清張スレがここしかないので質問させてください
「或る小倉日記」というのを読んでかなりよかったです
いわゆる障碍者を描いた作品ですが
母子の愛情なども書かれていて好きになりました
こういった障碍者を描いた作品は他にないでしょうか
「砂の器」では目の不自由な子供が出てきた記憶がありますが
できればメインかそれなりに重要な人物として
描写されてるものをさがしています
439名無しのオプ:2008/09/11(木) 02:39:14 ID:WEUfDugT
タイトル忘れたが、障害のため、数字オタクになっている若い娘が登場するのがあったな。
440名無しのオプ:2008/09/11(木) 12:33:19 ID:QU+0Xjmr
↑『Dの複合』かな?
あと短編の『歯止め』にも障害者が出てたような

441名無しのオプ:2008/09/11(木) 16:40:26 ID:+zOg+3Pz
計算狂が松本作にはよく出てくるな
442書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/11(木) 20:59:19 ID:BtwiVURW
「歯止め」は障害者ではなく病的性欲者。
「点と線」のラスボス(?)、「砂の器」の業病ネタ、
脇キャラとはいえ、はじけっ放しな「けものみち」のヒロインの寝たきり旦那等、
清張作品には病者がキーパーソンとなる作は多いが、障害者は耕作ぐらいしか思い浮かばない。
ましてや主人公となるのは小倉日記伝だけでしょ。
443名無しのオプ:2008/09/13(土) 19:29:12 ID:g42YAde6
「菊枕」は
最後には、精神障害。
444名無しのオプ:2008/09/14(日) 12:41:06 ID:ZSiXUE75
最後に気が狂うというのはいくつかあったと思う。「疑惑」とか。
445書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/14(日) 20:14:13 ID:kmo+lXDk
「菊枕」のぬいが典型だが、障害っていっても心の方の話だね。
耕作のような身体不自由という例とは異なる。
446名無しのオプ:2008/09/15(月) 17:39:36 ID:cU0atmT6
徳川家重
「通訳」と「乱灯江戸影絵」とでは
印象が違うな
447名無しのオプ:2008/09/15(月) 17:47:35 ID:CDDMzuWm
清張氏は歴史に関する自説(トンデモとは云わないまでも「斬新」なもの)を専門家に手紙で尋ねたりしたようで
専門家も相手が清張だからむげには否定できず対応に困ったことであろう。
448名無しのオプ:2008/09/15(月) 19:13:03 ID:cU0atmT6
障害とか病苦とかが絡んだ作品だと
「与えられた生」「延命の負債」「途上」
「闇に駆ける猟銃」「聞かなかった場所」
なんかがあるけど

「障害にも負けず業績を残した」
という枠にこだわらず
「学者、文学者を扱った小説、評伝」という事で捜すほうが良い・かも
449書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/15(月) 21:31:34 ID:9677/ZU4
フリークス大好きな乱歩ワールド、キティが跋扈する横溝ワールド等とは異なり、
清張作品、特にミステリは平凡な市井の犯罪を描くことにあるゆえ、
身障者等がメーンになるとそれだけでキャラが立ってしまう恐れがある。
また、身体や精神のハンデではなく門地、学歴等の社会的ハンデを負う人物をシンパシーを
持って描いた作が多いかと思う。
450名無しのオプ:2008/09/17(水) 04:36:57 ID:ugSEg/kF
基本的に同じ登場人物が別の話で出てくることも少ないね
時間の習俗は例外
451名無しのオプ:2008/09/17(水) 19:57:24 ID:o6aAvYzs
「真贋の森」や「石の骨」「笛壷」なんかに出てくる
老敗残者の惨めさを通り越したルサンチマンというか
凄まじい感じ、好きです。ああいう主人公が出てくる小説って
存外少ないですよね。
452書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/17(水) 21:20:45 ID:HB+EdjpL
清張長編で同一の探偵役(三原&鳥飼の両刑事)が再登場する「時間の習俗」は、
確かに異例中の異例と言える。
自分は清張先生存命時には「砂の器」の今西&吉村両刑事の再登場もひそかに期待して
いたのだが・・・
引退した今西刑事を吉村刑事が訪ねるエピとか入れた原作「砂の器」のラストを活かした
ような作を。

ルサンチマンがこもった作ということでは「断碑」も見逃せない。
初期にはこの傾向の作が集中しているが、軍隊経験や行商で鍛えられた頑健な清張先生に
とっての切実な「障害」は身体ではなく、やはり「学歴」や「貧困」だったのであろう。
453名無しのオプ:2008/09/17(水) 22:33:56 ID:76eg7FBC
どの作品だったか忘れたが、点と線で登場した刑事が再び少しだけ
登場するのがなかったっけ? 「点と線参照」とかって文中に注釈があった
と記憶している。
454名無しのオプ:2008/09/18(木) 02:23:32 ID:qu3xl46t
「遠い接近」すごいな。
軍隊生活や終戦直後の描写の異様なリアリティ、サスペンス。
最後は主人公が可哀想だな。
455名無しのオプ:2008/09/18(木) 07:09:03 ID:PJHQenws
19歳のとき小倉北警察署に逮捕されて2週間拘束されたが、結局
起訴猶予で出てきたのは、当時の警備課長にスパイとして
働かないか、といういわば密偵みたいなことをするかわりに、
不起訴になったのではないか。

というのは私もある思想関係で逮捕拘留されたが、捜査4課の課長に説得されて、
とある情報をずっとリークし続けている。 昭和史発掘で共産党の大物スパイ
松村を、執拗に追い求める筆致は鬼気せまるものがある。

いまでも私はソクソクと身の危険を感じるが、課長さんは「無理するな」
といってくれてる。
456名無しのオプ:2008/09/18(木) 15:07:19 ID:f25aK736
今の共産党にスパイまで侵入させて見張るほどの実体があるとは思えん
自民党が選挙データを得るため警察を使っているのかな
457名無しのオプ:2008/09/18(木) 15:19:52 ID:gWZmd7I6
そんなことはない!共産党を厳しく監視して欲しい、それが「声なき声」の全国民的願い。
これほど恐ろしい団体・組織は無い!
公安調査庁の近頃の白書、共産党部分が甘い。
体制外社会を目指す綱領を持ってるのに、何で、合法政党として扱っているのか全く理解できない。
458書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/18(木) 21:41:47 ID:Wqabihvt
なぜか共産党ネタに脱線気味。
「半生の記」は清張タッチで淡々と綴られているが、やはり貧乏に涙を禁じ得ない。
459名無しのオプ:2008/09/19(金) 07:02:21 ID:zr52wDQ+
当時の北九州では八幡製鉄とTOTOぐらいが大企業であとは
中小零細。
こういった大企業にいる左翼分子とも文学での付き合いがあったわけだから、
かなりの内部事情を知っていた可能性があるよね。

30歳過ぎて徴兵にいかねばならなかったのも、左翼活動がにらまれての
ハンドウをまわされたんだろう。
460名無しのオプ:2008/09/19(金) 10:42:11 ID:T/0IC13Z
>>30歳過ぎて徴兵にいかねばならなかったのも、左翼活動がにらまれての
ハンドウをまわされたんだろう。

それは違いますよ。
左翼は別に関係ない。
なんせ兵卒が足りないから戦火が進むにつれて、十代や三十代も赤紙で徴兵されたのが現実。
貧乏人の二男三男坊が多かったけど、大卒のインテリだって、健常者はほぼ例外なし。
お役所関係によほどのコネでもあれば行かずにすんだかもしれないけど。
461名無しのオプ:2008/09/19(金) 11:41:32 ID:0mPB6hKQ
十代は赤紙で徴兵されていません。志願兵ですよ。志願していない人は行ってません。
また、いくら兵卒が足らないって言ったって、「三十代を赤紙で徴兵する」なんてえことが普通にあったわけがない。
兵が要るなら、豫備役を使うのが世界の常識でしょう。もちろん日本かて、そうしました。

それまで兵役に行ってないのに三十代で徴兵されたのなら、よほど何かで目を付けられたか懲罰的な措置に限られたもの。
特殊な例を、さも一般的なように言うのは、ちょっと罪ですよ。
462名無しのオプ:2008/09/19(金) 11:48:20 ID:0mPB6hKQ
それと、追加。
「二男三男坊が多かった」=これは事実です。長男は、優先順位が最後、結局行かなかった人が多い。
特に、税金をたくさん納めるのに役立っている長男は、最後まで実質上徴兵の対象外でした。
463名無しのオプ:2008/09/19(金) 11:54:53 ID:ZXv12UYI
兵役が懲罰だとすると「名誉の出征」とは矛盾するな。
ホンネとタテマエってやつかな。
464名無しのオプ:2008/09/19(金) 15:34:13 ID:N9ZC93m+
昭和19年とか20年くらいになると、かなり高齢でも召集されたが、
昭和14年くらいでは高齢者など足手まといになるから
召集されない。
465名無しのオプ:2008/09/19(金) 16:39:15 ID:RZo4ZLs1
うちの爺さんは感覚器官に軽度の障害(目耳口が悪いの類)があり
少々虚弱体質で徴兵検査は乙の下か丙といったあたりだったそうだが
昭和20年に招集され訓練をやらされた。あとは実戦にでることなく
そのままだらだら終戦を迎えた。もとより本気で戦力になるはずはないので
訓練もそれほどきつくされなかったという。
466名無しのオプ:2008/09/19(金) 20:27:23 ID:QaePXHkB
>>461
>十代は赤紙で徴兵されていません。志願兵ですよ。志願していない人は行ってません。

健常者で成績優秀なのに志願しないのは非国民という風潮があった。
ほぼ国民全体が洗脳されていたようなものだったから、喜んで志願した者が少なくない。

>「三十代を赤紙で徴兵する」なんてえことが普通にあったわけがない。
三十代の初めくらいで健康な男であれば、太平洋戦争末期には召集されていたようです。
知人に虫垂炎の仮病を使って手術を受けて兵役を免れた人がいたけどね。
467名無しのオプ:2008/09/19(金) 20:53:19 ID:3qKNZjYH
IWOZIMAでは40歳超えた老廃兵がかなりいたようですね。
468名無しのオプ:2008/09/19(金) 20:56:19 ID:lEeezuvp
しかし、誰かが命をかけて戦わなければならなかった
そしてそのおかげで今の日本があると考えるならば
徴兵を不正に逃れた奴は嫌だなと思う
誰だって死にたくないし、逃げられるなら逃げたかっただろう
469名無しのオプ:2008/09/20(土) 00:46:42 ID:zzg7AEmA
わるいやつらは面白いがリアリティが無い部分があるな
あんなに簡単に人をぽんぽん殺す頭悪い医者はいないだろ
婦長の死体を埋めずに放っておくなんてとても良策だとは思えない
街中で叫んでんの見られてんのに
同じ長編でもけものみちとかのが納得できる流れだった
470名無しのオプ:2008/09/20(土) 05:57:57 ID:6Is5kU/F
「北の詩人」「遠い接近」「スパイMの謀略」
文章が最後までだれないで、緊迫感をもったまま終了している。
かなり気合の入った作品ですよね。

京城帝国大学予科があった場所は、なんと今いかがわしい売春街になっている。
唯一の民族資本、京城紡績跡地も売春街。
チョんはなんと、民度が低い。
471名無しのオプ:2008/09/20(土) 08:59:11 ID:H3GzAns7
もちろん大日本帝国の遺物だと知ってて故意にやってることなんだけどなw
472書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/20(土) 11:01:12 ID:fQ8XQAH5
「けものみち」もホテルでの久恒の民子目撃シーン(前半終盤)等、御都合主義な展開は多い。
総体的に見れば「わるいやつら」との出来はどっこいどっこいでしょ。
473名無しのオプ:2008/09/20(土) 16:53:27 ID:I3HlfjOI
けものみちだったか死体をトラックに寝せて寝ている人と見せかけて運搬するという小トリックは
なかなか秀逸
474名無しのオプ:2008/09/20(土) 19:50:34 ID:v2SP8UzV
>>473
あの時代だからあり得ることなのかもしなれいな。
しかし、本当にその時代、荷台で足を出して寝るような工夫がいたのだろうか?
俺はトラックの荷台に何度も乗ったことがあるが、乗り心地が悪くて寝てなんかいられない。
昔は悪路が多かったからよけいにそうだったと思うのだが……。
475名無しのオプ:2008/09/20(土) 23:06:25 ID:eXsg6ug8
>>474
>荷台で足を出して寝るような工夫がいたのだろうか

停まっているトラックの荷台で足を出して
昼寝している工夫は清張の実見談
476名無しのオプ:2008/09/21(日) 10:20:10 ID:PX2ZZIBf
>>474
どでかいダムの現場でやったことあるが、疲れていたら結構眠れるもんだ。
背中は少々痛いが、あの振動がかえって心地よい。
今じゃさすがに公道でやることはないが。
477名無しのオプ:2008/09/21(日) 17:29:15 ID:/K2opkpU
>>475
清張のは走っていたけどね。
>>476
そうなのか、そんなものなのかな。
478名無しのオプ:2008/09/21(日) 17:30:27 ID:/K2opkpU
あ、しかし、わざわざ足を出さなくても、荷台の長さが人の長さより長ければ
隠せるから、現実の犯罪ならそっちの方が良いと思うな。
おれ、清張先生大好きだけどね。
479書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/21(日) 23:46:51 ID:qmR5N+SJ
>>473にあるトリックなんかも短編で使用した方がより活きる感がある。
繰り返し指摘されているが、小説に関しては清張先生は稀代の短編の名手であり、
長編は・・・ということになろう。
「時間の習俗」の女装ネタは当時は盲点を突いていて斬新だったが、これも短編使用の方が
シャープに決まったのではないか。
480名無しのオプ:2008/09/23(火) 15:36:18 ID:qgfIz+am
社会派推理小説でもトリックの要素を入れなければならないから
リアルな描写の一方、犯人の行動、犯行隠蔽工作などに作為が目立つことになる。
普通の犯罪はそこまでやらないという。
「鬼畜」でも子供を処分するのに現実なら睡眠薬でも飲ませてくびり殺し、
赤ん坊ならうつぶせで布団に押し付けるだけで、死体の始末は床下にでも埋めるか
気が利いていれば車を用意して山中にでも埋めに行けばよい。
昨今の犯罪を見るとそう思う。
ただ「鬼畜」は現実の事件をモデルにしているらしいがどのくらい現実に忠実なのだろう。
481名無しのオプ:2008/09/23(火) 18:06:40 ID:ImgCc7yv
>>480
> 社会派推理小説でもトリックの要素を入れなければならないから

「トリック」の定義にもよるが、ミステリー的な要素があれば、いわゆる「トリック」は
なくて良いんでない? 社会派であっても完全にトリックとか犯人当ての要素があれば、
それは、本格推理の範疇に入ると思う。初期の森村誠一なんか良くやっていた。
482名無しのオプ:2008/09/24(水) 01:32:54 ID:E9DpOhCA
黒革の手帖
つまらなすぎて吹いた
無駄な官能、無謀な恐喝
483名無しのオプ:2008/09/24(水) 02:10:33 ID:Uve0jOhk
>>482
下手な釣りだな
釣り堀行け
484書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/24(水) 23:42:26 ID:So1qfFAR
しかし、ミステリである以上、作品に面白いトリックがあれば好ましい。
「砂の器」のSFまがいトリックも、短編で使用すれば異色の傑作となった可能性があったかと思う。
485名無しのオプ:2008/09/25(木) 20:52:55 ID:OFfVfFbI
トリックどうこうはともかく文学と面白さという
今まで相容れなかったものを融合させたのが清張だという気がする
無論ここでいう面白さとは期待感やその先どうなるか気になって仕方ない
という意味での一般庶民的なものとして
486名無しのオプ:2008/09/25(木) 20:55:21 ID:RWaJV+QI
>>485
文学というのは元々面白いから存在するんだよ。
「純文学」とかいって堅苦しいジャンルを作ってそれにこだわっているのは
世界中探しても日本人くらいのもの。
487名無しのオプ:2008/09/26(金) 00:54:40 ID:bZBSaNVT
>>486
タイムリーにも純文学にこだわる人物が登場する「渡された場面」を読み終えたばかりだ。
信子が一夫の小説に感じたり、香春が若者の書く文学に抱く感想は清張自身の代弁だったりするんだろうか。
488名無しのオプ:2008/09/26(金) 06:11:43 ID:sRMIyBid
プロレタリア文学なんかも、一種のSM小説として読めば
ゾクゾクするほどの快感官能がある。「セメント樽」
や「蟹工船」などは、共産くささを消したらサドにも匹敵するな。
もちろん若かりしころの、彼もそこに気がついていたはず。
489名無しのオプ:2008/09/26(金) 09:32:47 ID:J8p9qXhc
>>486
きみはバカ?
欧米でもはっきりとジャンル分けされている
シドニー・シェルダンやハーレクイン・ロマンスを文学と見なしている者はまずいないだろう
490名無しのオプ:2008/09/26(金) 09:48:58 ID:JmUOhlNU
>>489
ちゃんと原文で読んで勉強してから言いなさい。
491名無しのオプ:2008/09/26(金) 09:50:14 ID:JmUOhlNU
ついでにいうと、
もしかして君は、「文学」=学問という考え方の持ち主なのかな?
492名無しのオプ:2008/09/26(金) 10:13:43 ID:m0833XWa
アメリカなんかでもメインストリーム文学はある。ニュウヨウカーとか
エスクワイアとかいうスリックマガジンなんかは
格式高いよ。
出版エージェントが売り込むんだが、買っても
雑誌に載せないことがるほど。
トルーマンカポーテなんかだと、一万語で数万ドル。
日本と違って、アメリカでは一語いくらで計算する。
日本は原稿用紙一枚いくらだろ。
493名無しのオプ:2008/09/26(金) 13:47:04 ID:abUWZDOy
何を言いたいんだろうね
494名無しのオプ:2008/09/26(金) 13:48:43 ID:8rh6wYGR
日本だと会話を多くするとかで枚数を稼ぐがアメリカではなるたけ短い単語を多く使って稼ぐわけかな。
ワープロ時代では意味も希薄かな。
495名無しのオプ:2008/09/26(金) 14:07:15 ID:gM5OuNi/
>>492
> 日本と違って、アメリカでは一語いくらで計算する。


 その傾向はあるが、つねにそういうわけではないよ。
 manuscript何枚でいくらという契約もよくある。
 一番多いのは、
「何語程度で書いてくれ。トータルのギャラは○○ドルだ」
 みたいな決め方かな。
496名無しのオプ:2008/09/26(金) 14:13:59 ID:gM5OuNi/
>>492
あ、それと、

> トルーマンカポーテなんかだと、一万語で数万ドル。

これはいくらなんでも間違いでは? 桁が違う。
印税ナシで原稿買い取りの場合でも、そのレートは最高水準以上だよ。
それとも、超有名な人のケースってこと?


497名無しのオプ:2008/09/26(金) 14:47:23 ID:X7R56gXb
アメリカには400字詰め原稿用紙がないから。
ただそれだけ。
作家には出版エージェントが必ずいる。
売り込みからギャラ、版権、サイン会、二次三次発生版権、
キャラクター、映画化権、その他交渉事はすべて
エージェントが行う。

JKローリングなどは数千億円稼いだが、エージェントがいないと
その権利などは彼女自身では気がつかないだろう。

素人は無理。 霧プロダクションも素人だったから、多大な負債抱えて
倒産。
498名無しのオプ:2008/09/26(金) 15:16:23 ID:iq8KYgxl

はいはいおまいらが外国に詳しいのはわかったから
早く清張の話を汁
499名無しのオプ:2008/09/26(金) 20:24:36 ID:FeWdTL6L
先日の夜、「断碑」を再読していたのですが、
清張さんは書いてて、ある種マゾヒズムをおぼえた
のではないかと思いましたw
ひどい あまりにひどいわww 
500名無しのオプ:2008/09/26(金) 20:34:14 ID:ZNmfzeR/
清張くらいなら純文学を書くこともできたと思うが
確か学歴が低いんだっけ?
そういう部分で不当に悪く評価されるのを避けて
推理小説の形を取ったのではなかろうか
もちろんそれだけの理由ではあるまいがそういう部分もあった気がする

昔の文学、小説って今と違って学歴も大いに評価の対象になってたような気がする
どんな良いものを書いても高卒、中卒が何を偉そうに、で一蹴されそうだ
今はろくでもない生活を送った奴が書いたものほど
あたかもすごい物のように取られて芥川賞なんか貰ってるようだが
501名無しのオプ:2008/09/26(金) 20:45:01 ID:QbxEgghR
純文学=私小説という古い定義に照らすと、
清張も結構自分自身のことをネタに書いている。だから純文学というわけではないが。
三島由紀夫的美文は大嫌いだろうから書いてないね。
502名無しのオプ:2008/09/26(金) 21:14:41 ID:IKM1/TGE
純文学と云えば、90%男女問題を描くショーモナイ小説。
そんなのは、昭和30年までで終了。
今更、「純文学」なんて話題にもならない。ハッキリ言って死語だ。
503書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/26(金) 21:33:29 ID:0okWTlpo
清張先生を純文学の系譜に位置付けると、自然主義の流れをくむ作家ということになるので
あろうか。
天才三島に忌避された理由のひとつがわかる気がする。
ただし、清張先生は大谷崎や川端先生も愛読していたとのこと、
「瘋癲老人日記」「眠れる美女」等は清張短編への影響が見られる気がする。
504名無しのオプ:2008/09/26(金) 21:48:13 ID:iq8KYgxl
>>500
清張くらい博識だと、学歴が低いから純文学が不得手ってことはないわな。
彼の作品でも、たとえば「ある『小倉日記』伝」は芥川賞受賞しているし、
「砂漠の塩」なんかは、私小説ではないが、純文学の匂いがする。
505名無しのオプ:2008/09/27(土) 11:16:56 ID:JbcOynKc
清張は純文学が嫌いなんじゃなくて、大衆文学が低くみられることがいやだったんだよ。
清張のころから急速に大衆文学が普及してきて純文学を脅かすまでになった。(清張のほかには
吉川栄治とか司馬遼太郎も含むかも)
そこで純文学側は、「大衆に媚びた愚かしい小説」みたいなレッテルを張って攻撃した。
それに対し、清張は小説が面白くて何が悪いというスタンスで反論していた。
このへんは「黒い手帖」とかにも書いてるはず。
506名無しのオプ:2008/09/27(土) 15:22:33 ID:VsfGE8oe
その頃にはまだ中間小説というものがあって、その無意味さを批判していたね。
507名無しのオプ:2008/09/27(土) 20:17:30 ID:peRuDscj
バルザックとかデュマとかやはり後世に残るのは
ストーリーテーリングなわけ。
全然話が進展しないウダウダ小説が残るわけない。
ページをめくるのがもどかしいほど話がドンドンすすむほうが面白いよね。
508名無しのオプ:2008/09/27(土) 20:38:47 ID:FGAIHeK2
>>507
清張はデュマより上だろうね
509名無しのオプ:2008/09/27(土) 20:39:50 ID:I8HIpSFy
清張に純文学なんて書けないよ。
デビュー時からの清張の作中人物は、必ず合理的に考え、行動するからな。
言い方を変えると、どうしても合理的に考えて小説を書いてしまう清張の性分と言えると思う。
そういう意味で、同時代人の三島・吉行・大江的な発想力は清張にはない。
510名無しのオプ:2008/09/27(土) 20:56:16 ID:ga4dNq/w
人間を書いてれば文学じゃないのか
ならば十分に文学だろう
石原慎太郎がどこかで言ってたが
つまらない描写を延々と続けるのが文学だったりする側面もあるようだ

ならば清張がそんなものでなくて良かったとしか言いようがない
今は純文学なんて完全に衰退しきってるし
所詮その程度の分野だったと思う
自分達だけで「すごいぞすごいぞ」とやっていれば良いのではないか
511名無しのオプ:2008/09/27(土) 23:20:33 ID:bw/dr3Qy
『偽狂人の犯罪』を読んでいると、昔は、精神異常で無罪になるケースってえのが、
いかに厳しい判断があったか、ってのが、よくわかる。当たり前のことだ。
今は、「なんで?」てのを皆、弁護側から精神鑑定申請だ!どう見てもマトモなのが皆、無罪だ!
異様な犯罪ほど無罪。日高隆さんが、再々書いておられる通りだ。
512名無しのオプ:2008/09/27(土) 23:29:12 ID:bw/dr3Qy
『家紋』のテレビドラマ(以前)は、動機部分がクド過ぎたが、
原作は、読者に詳細を推測させるアッサリしたもの・・・意外な人物が犯人というだけで・・・
513名無しのオプ:2008/09/28(日) 00:13:01 ID:o3s48VtM
ノーベル文学賞にも値する作家だと俺は思うぞ。
514名無しのオプ:2008/09/28(日) 10:02:54 ID:eEsxDfB/
純文学文壇のボスは、黒井千次っていうひと。
誰もよんだことがない。
東大卒で一流企業に勤務していたが、その後作家になったひと。
労務課で人身掌握術を学んだ老獪な人物。

黒いシリーズを長年書いていたのも、この黒井が大嫌いだったから。
515書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/28(日) 15:16:40 ID:a11Iiogi
>ページをめくるのがもどかしいほど話がドンドンすすむ
このため清張長編の特徴ともいえる都合主義が連発されてしまうわけでもある。
そう言えば、大デュマやバルザックの作にも御都合主義がついて回る感があるが、
この点でも清張先生は世界的巨匠クラスということか。

「家紋」は清張作品の特色である暗いリリシズムが十二分に発揮された「文学」と言ってよい作
かと思う。やはり短編で人間ドラマを書かせたら一流の名手と言い得る。

黒井千次の「たまらん坂」という作品集が、意外に面白かった記憶がある。
伝統的な私小説タッチの純文学作家だが、読み難くはない。
516名無しのオプ:2008/09/28(日) 17:15:06 ID:pt5YlRtq
いつも鋭い考察
さすが書斎さんだ
517名無しのオプ:2008/09/29(月) 08:19:09 ID:9JcG1YZ7
この間までレスが飛び交っていた文学論争には全く口出しできず
収束するまで逃げていた自称文学通のアホ書斎には笑った。
518名無しのオプ:2008/09/29(月) 10:14:25 ID:6cGm/Dwk
書斎はスレ違いの話題はしないよ。
519名無しのオプ:2008/09/29(月) 10:16:48 ID:avmghLQL
文学についての話は清張に関係あるし
だいたい書斎はスレ違いの話をしょっちゅうしてるぞ。
誤魔化そうとするなよ。
520名無しのオプ:2008/09/29(月) 10:26:35 ID:6apqRYNy
個人攻撃はやめなよ。君自身の書き込みも人から見るとかなり目障りだから。
521名無しのオプ:2008/09/29(月) 10:33:01 ID:avmghLQL
事実を指摘することが個人攻撃だと言われてもなあ。
それに目障りだという言葉は個人攻撃ではないと?
522名無しのオプ:2008/09/29(月) 11:09:44 ID:eEo+vskV
書斎魔神が出入りするほとんどすべてのスレで住人とトラブルを起こし
荒らしとしてスルー推奨されているのはまぎれもない事実。

書斎魔神は「スレに溶け込んで普通に書き込みをする能力がない人物」
ということ。現に清張スレでも西郷札をめぐる書き込みでトラブルを
起こしている。

「スレの趣旨に沿った話」をしてさえいれば良いという訳ではない。
2ちゃんには「他人に迷惑をかけない」という大きなルールがある。
これを守れない書斎魔神のような奴は、例えスレの趣旨に沿った話を
していようとも「荒らし」に他ならない。

ましてや上で指摘されているように、しょっちゅうスレ違いの話を
しているようでは尚更だ。擁護の余地はない。
523名無しのオプ:2008/09/29(月) 13:16:02 ID:067Goo45
このスレはまったりスレだからそういう書き込みで荒らさないように。↑
524名無しのオプ:2008/09/29(月) 17:23:37 ID:DuruK9Vt
書斎と名無しの自演とコピペは無視という方向で。
525名無しのオプ:2008/09/29(月) 22:22:05 ID:F6f6zeoQ
526書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/09/30(火) 21:08:37 ID:Ee749KuG
菊池仁著「ぼくらの時代には貸本屋があった」という本に松本清張の章が設けられている。
著者は時代小説大好きな御仁であり、
「かげろう絵図」  
主人公新之助が役割だけ与えられた顔のないヒーローであり、
伝奇小説でないのが物足りない。
「天保図録」
史実に密着した本格的歴史小説だが、求めていた内容ではなかった。
「西海道談綺」
正真正銘の伝奇小説として高評価。

要約すれば著者の評価はこんな感じであるが、正に人それぞれという感がある。
自分は大部な上に現代小説と同様な御都合主義フル回転な展開に3作共に感心しなかった。
(特に西海道)
「かげろう絵図」との比較だけならともかく、「天保図録」を本格的歴史小説とする評価はどんなもの
であろうか?
527名無しのオプ:2008/09/30(火) 21:38:12 ID:xzFc35RX
歴史小説というより、時代小説だな。
自分は、全く逆だね!三点とも大いに気に入っている。・・・皆、おもしろい。
何度も読み返している作品だ。
528名無しのオプ:2008/10/01(水) 08:06:38 ID:xhiR7rct
鹿児島の山野を金を求めて歩いていた三井金属鉱業の山師社員が、
ヤマの斜面に金精をみたのが、1981年。
なんと普通の金山の八倍もの金含有量。
世紀の発見、菱刈金山である。
529名無しのオプ:2008/10/01(水) 10:58:59 ID:NbBaZzAJ
>>528
どこの誤爆だ? 先日テレビでやっていたね。
530名無しのオプ:2008/10/01(水) 12:02:19 ID:Rc9LIhbw
>>529
書斎ストーカーの仕業でしょ。
531名無しのオプ:2008/10/01(水) 12:19:28 ID:2LUDYY8d
ほんとにバカだなあ。黙ってりゃいいのに。
532名無しのオプ:2008/10/01(水) 17:12:55 ID:fcN5XoKm
清張の神髄はトリックよりも暑苦しいまでのサスペンスだな。やはり短編。
533書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/01(水) 21:48:38 ID:kR5HhBem
>>528は「西海道談綺」 から連想した話題と思われ。

しかし、この作品を何度も読み返すってパワー有り過ぎ(w
俺は清張作品は時代小説の場合もやはり短編を推す。
「無宿人別帳」なんかは収録作品がそれぞれに面白いという逸品かと思う。
534名無しのオプ:2008/10/02(木) 11:34:19 ID:h1Vdos44
「断線」って中編読んだがこうなんか来るものがあるピカレスクもの。
妙なユーモアが漂っているから陰惨にはならない。
「連環」「密宗律仙教」などと同じ傾向。
もうちょっと脚色して映画かTVドラマにしたら良さそう。
535名無しのオプ:2008/10/02(木) 19:39:43 ID:YOhZhtnt
「増上寺刃傷」の諸作品も
いいですね。
536名無しのオプ:2008/10/02(木) 20:22:13 ID:vOYPeYcM
「昭和史発掘」の芥川龍之介の自殺について、H女という
芥川を苦しめた女性のことが、異様に注目している点。
この女は文士なら誰でも彼でもセクスしていた札付き女という
悪評のようだが、
実は松本もこのような性悪女に付きまとわれ往生したことが
あるそうな。
かなりの手切れ金渡して縁切りしたみたではあるが、
中年過ぎての女道楽は怖いっていういい例ですね。
性悪女を書くときの筆致は鬼気迫るものがある。
537書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/02(木) 22:10:24 ID:yM1UbDD0
>>535
「明治金沢事件」が秀逸。
「嗤うことはない。人間は演技の模本がなければ、思い切ったことができぬものである」
結びの一文が、いかにも清張先生らしいシニカルな味わいがあって印象的である。

清張先生の女性関係については、長年担当した藤井&宮田の美人編集者姉妹が
色々知っていそうだが、まあ、書かないだろうね。
538名無しのオプ:2008/10/02(木) 22:27:42 ID:Gg4ks2Ew
担当編集者が付いていた頃というより、作家初期の頃までは、女に付きまとわれた経験が
かなり有るんではないかな?
作品に、中年男が不正常な女関係をもつのが多いが、やはり自分の経験でもあるのでは?
清張は、どうも、そういう感じに見える。
ドラマに、みずから出演してみたりする正確からして、清張には、女に付け込まれそうな隙が有る。
539名無しのオプ:2008/10/03(金) 09:38:27 ID:209acMg0
若い頃もてなかったのが、中年になって、先生、先生ってちやほやされるようになったわけだから、けっこう社会勉強してるはず。
540名無しのオプ:2008/10/03(金) 17:42:13 ID:YKJzMK/6
>>528 はズバリ「山師」だよ。
541名無しのオプ:2008/10/03(金) 23:36:00 ID:6j45aOrp
相当左翼だしな
542名無しのオプ:2008/10/04(土) 00:40:39 ID:ZG7K/oUC
「山師」ってふた通り意味があるもんな。

・鉱山師
・きこり、林業関係者

さらにはそれから派生して、投機的なことをする人とか、詐欺まがいの人とか。
543名無しのオプ:2008/10/04(土) 08:55:00 ID:BsXERTyk
「老春」って主人公の老人が浅まし過ぎて読んでて嫌になる。
544名無しのオプ:2008/10/04(土) 10:22:14 ID:mpXOu7PR
鉱山発見は生涯に一度あるかないかの僥倖に恵まれたものだけ。
だからいちかばちか、ってことになる。
試掘を繰り返して、これはとあたり見つけても金鉱の脈はどこまで
筋が延びてるのかは、掘ってみないとわからん。
だが、いまでも有望な鉱山があることは確かで、海中にはかなり
あるそうな。
545書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/04(土) 14:47:35 ID:gluaOjs8
NHKで「駅路」をドラマ化した際の清張先生の好色ボケ老人演技は絶品だった。
ここまでやるかという感じ。
さすがに「老春」のような傑作も書ける人物だけある。
546名無しのオプ:2008/10/04(土) 15:15:30 ID:Q8L/MXfU
演技が絶品だと、傑作が書ける。
さすがに間違いだらけの文章が書ける人物だけある。
547名無しのオプ:2008/10/04(土) 16:02:31 ID:FrEoAh0w
心底あの顔が嫌いで倦んで飽きて抹殺したいくらい
いやだったようで、
メイクさんが付け髭カツラドウラン塗ってまったく違う顔を見て
本人は上機嫌で、銀座に出撃してたようだし。
またホステスも知ってて、「あらどちら様でしょうか?」
っていうもんだから、ますます喜んでさ、子供みたいなとこあるね。
548書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/05(日) 14:50:30 ID:lDd84zXj
「後から、芸者さんも好きだったと聞いて、なるほどね、と思ったりしました」との宮田嬢の発言
(中公「松本清張あらかると」より)からは、この美人編集者姉妹はいろいろ知っていたのでは
と思わせるものがある。
まあ、作品評価とは別次元の話ではあるが。
549名無しのオプ:2008/10/06(月) 19:21:03 ID:SS/9B3Qe
ある作品で、睡眠薬心中で相手が死に自分だけ生き残るように、事前にコーヒーを大量に飲んでおいた
という手法が出てきたがこれは医学的にあり得るのだろうか?
550名無しのオプ:2008/10/07(火) 10:56:42 ID:kwQ7Rkme
『鬼畜』で熱演した緒形拳が死去。冥福を祈ろう。
551名無しのオプ:2008/10/07(火) 23:13:27 ID:T0XIujXc
>>549
「寝敷き」の事かな
うろ覚えだせけど、その手の話を聞いたことがあるから
(成功確率は分からないけれど) 可能性としては「あり得る」でしょうね

>>550
私は『砂の器』の元・警官役が思い浮かんだな
ご冥福をお祈りします
552名無しのオプ:2008/10/08(水) 13:50:32 ID:EQzoV5LT
大岡昇平は「アカデミックなものへの遺恨と反感」は、多くの読者が感じるところだったでしょうが、それが「せいぜい相手の顔に泥をなすりつけるというような自己満足に終る」
「私のみるところ、松本氏には人格の根本に大きな歪みがある。氏は、世界をその歪みを通してしか見られなかったのではないかと思う。(p263)(『常識的文学論』 講談社)」 
553名無しのオプ:2008/10/08(水) 21:05:41 ID:+u6lc7ck
それはまた辛辣ですね。
554名無しのオプ:2008/10/08(水) 21:36:10 ID:uwQq2gE1
大岡昇平は成城に住んでいた。
家に来る編集者に成城の作家の私生活を事細かく聞いていた。
もちろん、大岡家の外に出せない暗い秘密を知っていた。
それをネタにして小説を書いている。
作家との親交や交流がなかったが、すべての一流出版社の
編集者に文壇ゴシップを執拗に聞き出していた。
555書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/08(水) 22:06:28 ID:oi7iUwxt
「事件」(日本推理作家協会賞受賞作)に対する清張先生の評価ってあったけ?
556名無しのオプ:2008/10/09(木) 16:45:10 ID:dlAq5Yez
事件の映画は清張作品をたくさん作った野村芳太郎なので、見て暗い嫉妬を燃やしたと思う
野村と清張はよほどウマがあった感じがするね
557名無しのオプ:2008/10/09(木) 19:31:00 ID:l5Ik2FHM
>>554
大岡昇平ネタの小説教えてくれ
読みたい
558名無しのオプ:2008/10/09(木) 19:53:56 ID:mjPIOV5L
晩年は死ぬまでにとにかくたくさんあれもこれも描きたいという執念に取り憑かれて、
他人を嫉妬するひまなどなくなっていたのではないか。
559名無しのオプ:2008/10/09(木) 20:15:44 ID:e3iz9l/R
自宅に来る編集者に根掘り葉掘り文壇裏話をせがんで、
聞いておもしろがってた、というのは本当。
特に純文学の乙に澄ました作家たちの
醜悪なことを聞いては楽しんでた。
とにかく朝から晩まで書いてたわけで、
自由になる時間がほとんどない。
560書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/09(木) 21:01:31 ID:4H50GnBn
70年代後半だから極めて多忙な時期ではあったと思うが、
なんか清張先生は「事件」をあえて読まなかったのではという気がしている。
「事件」が刊行された77年は「渦」「屈折回路」「棲息分布」というそれぞれに
特色がある清張作品も刊行されている。
561名無しのオプ:2008/10/11(土) 00:06:32 ID:43WrTxLO
大岡昇平についてはブログだけどここにちょっと書いてある。
http://blog.goo.ne.jp/ippusai/e/9a89c1662bc48f8db5c77060a25c895a
562書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/11(土) 22:02:30 ID:qWLOv/Yd
清張謀略史観が批判されるのであれば、おなじみ鳥瞰図、司馬史観ももっと叩かれてもよいかと思う。

清張先生の大岡作品評価も知りたいところだ。
563名無しのオプ:2008/10/11(土) 23:30:55 ID:xqy+HLvY
あいかわらずへたくそな文章だな。
564名無しのオプ:2008/10/12(日) 17:39:10 ID:YYgS7B69
司馬のは鳥瞰図というか人物史観で主役脇役が将棋の駒のように動かされて歴史を紡ぐ、
だからまとまった体系を築きづらい歴史観。
565書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/13(月) 21:30:54 ID:+z8Y6Eni
司馬史観と清張陰謀史観の件だが、
共にベストセラーとなり今でも読み継がれている「竜馬がゆく」と「日本の黒い霧」の例で見ると、
前者はどう見ても史実の竜馬だけとは思えないし、
後者はミステリ仕立てにし過ぎている(特に「もく星号事件」は無理やり風)、という感がある。
だが、両巨頭がエンタメも意識していたのは間違いないだろうし、
前者を司馬流痛快講談(前半には善玉の盗賊まで登場する有様)、
後者を社会派サスペンス・ミステリとして鑑賞しても、読者サイドとしては無問題であろう。
566名無しのオプ:2008/10/13(月) 23:53:14 ID:dC0kZxRy
「竜馬がゆく」と「日本の黒い霧」を並べて論じられても、な。
567名無しのオプ:2008/10/18(土) 02:06:06 ID:I20gKMzN
テレ朝の『点と線』が第1回東京ドラマアウォードを受賞したらしい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008101702000107.html
568名無しのオプ:2008/10/19(日) 19:34:32 ID:fj3Cw0Bm
いま「小説帝国大学」を読み始めたんだがいきなり坂本龍馬勝海舟に出会うの図みたいな場面が出てきて驚いた。
つーか、誰かがこれをパクって坂本龍馬のネタにしたのか?
569名無しのオプ:2008/10/20(月) 21:47:29 ID:AYvcPbZb
| 清張先生自身が結構面食いだったらしいし、美人姉妹の妹さんの方(宮田さん)は
| 伝説の編集者「やすけん」こと安原顕の上司だったこともあるらしい。
| 彼氏のエッセイの中で、2人のぎすぎすした関係がわかるくだりがあるが、
| 「美人編集者として知られる」という旨が記された後、仲が良くないのにもかかわらず、
| あの毒舌家が否定的な見解を示していないのは、美人説に説得力を持つと思う。
|___  ______________
     ∨   。ρ。
         ρ         ______   ハァハァフゥフゥ
   ピュッ  .m γ⌒ヽ  .γ   ,,n^h‐-'、,, ヽ
        C|.| /',', (●ヽ( J n |/ロロヘ lu ) 徹平キュン、ぼくちん、今日モ
      /⌒ヽ⌒ヽ___ミ巛( .∵)u∠ロロロロロ>u ) 「論考」ヲ書イチャッタヨ
     ./巛',',',`ゝ、彡巛) (6   ●⌒)(゚ ゚)(⌒●) ぼくちんノ「知識人」プリ最高デショ? 徹平キュンモ
    /彡人    ̄ ̄巛ミミ ミミミヘ-‐‐◎-◎ー-/ 綾瀬ナンテ「女」ハ忘レテ、ぼくちんノ
    _/ )  ゞ、,',','ノ⌒`―‐'"ミミミ ゞ、_ノ .ゝ、_ノ  とろまんヲ試シテミルトイイヨ。コレハ
   (__/     ̄        \禁治産命/   命令ダト心シテオケ!!!1Q ネ徹平キュン?
                     ̄ ̄ ̄ ̄     …ウッけつまん!
               ↑
 「文学界にいる知『美人』や『美男』と知り合えて日々、酒池肉林らしい」
 と神奈川県旭区鶴が峰の吸えた臭いの万年床で、「知識人幻想」に耽りつつ
 男性アイドルの赤裸々な姿態を想像して一発抜く「2ch毒専の分泌仰射」にして
 「カキコライター」の書斎魔神さん
570名無しのオプ:2008/10/21(火) 20:01:32 ID:9OnU6NeR
サンデー毎日の「名作を読む」という
コラムで、「笛壷」が取り上げられています。
光文社文庫の短編出ていますが、
目下、絶版になってる最初期の作品群も
取り上げてほしいです。「湖畔の人」なんか
大好きなので。
571書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/21(火) 21:35:20 ID:ubfAzxVI
サン毎は俺も見たけど「笛壷」は取り上げる程の傑作かという疑問もある。
勿論、悪い作ではないが。
572名無しのオプ:2008/10/21(火) 23:59:36 ID:JOVcdJt1
「黒い樹海」読んだ

当時は飲酒運転に寛容だったんだなあ

しかし講談社文庫の長編は微妙な作が多いな
「黒い樹海」「連環」「花氷」「黄色い風土」・・
新潮社に取られた残りなのか?
573名無しのオプ:2008/10/22(水) 02:13:20 ID:WN/+xVBI
>>572
たしかに、清張の名作は全部新潮社から出ているね。

昔は飲酒運転に寛容だったのは事実。
だんだんと厳しくなっていったが、つい数年前までは、地域の消防団に入っていると、
酒を飲んでも、消防団の法被を着ていれば見逃してくれる、なんてうそぶく団員も
いたほど。

ましてや、その当時なら、飲酒運転は誰でもしていたんじゃないかな。
574書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/22(水) 21:23:50 ID:MhZv5BhJ
確かに講談社文庫には一般向きの大衆小説的な作が多く収録されている。
ゆえに、例の御都合主義モードが全編で炸裂。
時代小説集は「彩色江戸切絵図」「紅刷り江戸噂」「奥羽の二人」「増上寺刃傷」
と良いものが揃っているのだが。
575名無しのオプ:2008/10/23(木) 01:44:29 ID:3oJBLN8y
今日東野圭吾のガリレオシリーズ読んでたら、清張の「黒い画集」からの
ネタが多くて驚いた。
576名無しのオプ:2008/10/23(木) 09:15:01 ID:430ETWqi
東野は読んだことないなあ
いくつか具体例を挙げてもらえますか?
577書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/23(木) 21:28:19 ID:FOS3Be0r
今、男性ミステリ作家でトップに立つのは直木賞も取った東野圭吾なのは否定しないが、
清張作品あたりと比較すると、子供っぽい感じがして食指が動き難いものがある。
578575:2008/10/23(木) 23:20:13 ID:b+Wh4xQa
>>576
文庫で書くとして、例えば
『探偵ガリレオ』の第三章「壊死る」は「坂道の家」を意識してると思う。
まずホステスが勤めてるクラブの名前がキュリアスで同じ。殺され方(浴槽につかったまま死亡)
も同じ。
『予知夢』の第四章「絞殺る」は「紐」を明らかに題材にしてる。
容疑者のアリバイで喫茶店で飲んだアイスティーに蛾が入ってるという話(「紐」だと蝿だったかな?)
絞殺方法に不自然があるという点などが似ている。何より目欄が同じ。
もっとも清張みたいに不倫話がでてくるわけではない。

長いけどこんなかんじ。東野圭吾は清張好きだとよく言ってるから影響を受けてるのは間違いない。
579名無しのオプ:2008/10/24(金) 00:16:14 ID:le/EGbAn
>>577
所詮先入観とラベルにしか作家と作品の価値を見出せない幼稚な書斎よ…
580名無しのオプ:2008/10/24(金) 00:28:04 ID:EBkHfYAd
>>578
そこまでいっしょなのか。
これは、パクリとかじゃなくて、逆に清張先生に対する敬意だね。
つまり、清張のパスティーシュと分かるように書いているんでしょう。

>>577
先日、別スレだったか、書斎魔神さんのファンだと書いて自演だと叩かれた者です。

確かに、清張作品に比べると、東野作品は、あたかもラノベでも読むような軽さですね。
でも、今の時代、それはそれでなかなか面白いと思いますよ。
もとより、清張ほどのリアリティや重厚さを出せる作家なんて、一世紀に何人も出ないん
ですから。
581名無しのオプ:2008/10/24(金) 01:12:59 ID:VLq7gHlD
582名無しのオプ:2008/10/24(金) 03:41:55 ID:vBNMaLbk
東出は清張好きみたいだね
583名無しのオプ:2008/10/24(金) 05:54:59 ID:oXuvxjM/
いちいち断るところが怪しいもんだな。
>先日、別スレだったか、書斎魔神さんのファンだと書いて自演だと叩かれた者です。
584名無しのオプ:2008/10/24(金) 10:05:08 ID:T6SKYdwJ
>>578
576です
具体的なご指摘をありがとう
東野氏はどうやら確信犯のオマージュとして書かれたようですね
585名無しのオプ:2008/10/24(金) 12:33:01 ID:/PpJsRpD
>>583
疑いたければ疑いなさい。心の貧しい坊や。
586名無しのオプ:2008/10/24(金) 20:23:50 ID:DpHMOBJM
これって、エシルとかシメルとか読むんですか?
あと目欄ってなんですか?
587書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/24(金) 21:25:29 ID:ujZjQMje
男性ミステリ作家のトップは東野なら女流では宮部みゆきなのは認めざるを得ない事実ではある。
清張ファンを広言しているのはみゆきの方だが、意外に作品に清張の影響を感じさせる点は
少ない。
出世作「火車」や直木賞受賞作「理由」にしても題材は清張的であっても、みゆき流人情噺に
仕上がっている。まあ、自身のスタイルは確立されている作家ということではあろう。
588名無しのオプ:2008/10/25(土) 00:44:31 ID:93Qq10la
>>587
たしか東野も小説家めざすきっかけになったのが清張の作品じゃ
なかったっけ。人間同士の戦いがおもしろくて、そこは自分も参考にしてる
ようなことなにかで書いてたけど
589名無しのオプ:2008/10/25(土) 07:04:25 ID:KKx4gAaP
スレが活性化しているね。
590名無しのオプ:2008/10/25(土) 13:21:07 ID:1cOYiJqh
>>588
きっかけはたしか 小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」だったんじゃないかな?
591書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/25(土) 20:48:50 ID:agnQlPFS
小峰→東野って流れはわかる気がする。
この辺から日本のミステリーは女子供の読物化してゆく感がある。
清張作品は勿論のこと、森村誠一、笹沢左保等も、
ミステリはオトナ(たとえ女であっても)の娯楽、通俗的であっても落ち着きがある読物という印象
があったのだが、今はその面影は無し。
592名無しのオプ:2008/10/25(土) 21:15:01 ID:DZU3DlQ9
>>589
同意。これも書斎さんの人徳のいたすところだね。
593名無しのオプ:2008/10/26(日) 09:31:03 ID:O53JSppz
久し振りに清張を読んだ
新潮文庫の傑作短編集(一)「或る小倉日記伝」

やっぱ清張の短編は恐ろしいな
物凄い負のパワーだよ
清張と比べれば東野とか宮部とか子供の日記としか思えんよ
594書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/26(日) 11:07:04 ID:4K6cZVho
>物凄い負のパワーだよ
初期短篇にはこの表現は言い得て妙。
しかし、ベストセラー作家になってからは、さすがの清張先生にも妙に余裕が出て来てしまい
単調、迫力不足な面も否めない感はある。

>清張と比べれば東野とか宮部とか子供の日記
同意。
「理由」や「白夜行」のテーマは清張先生にあの淡々とした暗い叙情性漂う筆致で書いて
欲しかった。
595578:2008/10/26(日) 17:07:48 ID:M78k9hcl
>>586
読みは確か「くさる」と「しめる」だったかと。要するに当て字。
あと目欄はメール欄のこと
>>590
ちなみにガリレオの他の章にその「アルキメデス」を意識してるような話もある。
殺人方法が似ているだけだけど。

今の作家には確かに清張のような重い作品を書いてるのは少ないかもしれない。
宮部や東野は内容は重いけど文体は軽く書いてるし、横山秀夫や佐々木譲は警察小説
が多いけど何か清張とは違う気がする。
596名無しのオプ:2008/10/26(日) 20:23:51 ID:XkCTL+QA
いやあー、今日家内と、「容疑者Xの献身」
見てきたとこなんですよ、シニア割引で、二人で2000円でしたね。
やっぱりすごいっていうか、現代人の感覚ですよね。
30年前には中年初老の男がまったく結婚暦ないなんてことはなかったもんね。
絶望と愛がテーマの佳作でした。
でも犯人像は書斎を被るよ、これ。
清張さんには愛をテーマにした、愛ゆえに犯罪ということは理解しにくい
んでしょうねえ。とにかく今は女性に受けるテーマでないと、小説はヒットしません。
597名無しのオプ:2008/10/26(日) 21:37:43 ID:5fOxgFw1
なんか微妙にスレ違いなレスが増えたなw
598名無しのオプ:2008/10/26(日) 22:08:35 ID:AnNnUk26
「ポストモダン」って概念も過去のものになりつつあるのに、このスレの住人はいまだに高度成長期以前の自然主義リアリズムの世界に生きてるんだね。
なんか田舎のばあちゃんに説教されてるみたいで、ほっとしたよ。ありがと。
599名無しのオプ:2008/10/26(日) 22:18:21 ID:kHt6KSCJ
「黒い画集」の「寒流」
後半、暴力団の宴のところ、ギャグかと思うくらいの展開、ぶっ飛んだ。
面白いな。清張先生、さすがです。
600名無しのオプ:2008/10/26(日) 22:34:36 ID:UZPg00UY
丸谷才一も自然主義とか言って嫌ってる
601名無しのオプ:2008/10/26(日) 23:10:13 ID:O53JSppz
俺は東野や宮部に清張を感じたことは一度もないが
黒川博行には清張を感じることがある
特に短編集で
「文福茶釜」「燻り」「左手首」
ここら辺は清張のオーラが出てると思う
「文福茶釜」あたりで直木賞か芥川賞をやって欲しかった
あと長編の「厄病神」シリーズもまぁまぁ清張してるかも
他はちょっとダレるが
602名無しのオプ:2008/10/27(月) 01:40:27 ID:exgEBQp7
自然主義とかロマン主義とかより最近のラノベとか漫画の影響をモロに受けた
ミステリにはちょっとうんざりしてきた気がする。
603名無しのオプ:2008/10/27(月) 03:00:11 ID:SvP3Piqj
ギャグというか清張には妙なユーモアのセンスがある
604名無しのオプ:2008/10/27(月) 10:17:36 ID:VNq/5aVx
>>602
同感だす
ページをめくって活字をながめただけで読む気が失せる…
605名無しのオプ:2008/10/27(月) 10:19:49 ID:VNq/5aVx
マンガのネームみたいな会話がだらだらつづくのは
幼稚すぎてついていけないんだよな…
606名無しのオプ:2008/10/27(月) 18:36:48 ID:TrMo3ipl
「小説東京帝国大学」「砂の審廷」「玄人」
などガツンとくる小説やフィクションを読んでいると、
確かに今の小説はただの書割だわな。

一冊何万円もの未見資料が枯渇して、いくら新資料探してもないのも
不幸だ。
607名無しのオプ:2008/10/27(月) 20:26:26 ID:SvP3Piqj
『小説東京帝国大学』は重厚な作品であるが読み物としても面白い。
これにも清張流ご都合主義が作用している。それほどマイナスにはなっていないが。
608書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/27(月) 21:02:15 ID:I6ZItO6I
自然主義という話が出ているが、田山花袋の紀行文の愛読者だった清張先生が自然主義的な
淡々とした筆致なのは志向として納得がゆくものがある。
私小説のような文体で巧みにミステリや時代奇談を綴ってゆくところに独自の清張ワールドの
魅力があるやに思う。
ポスト清張と言われたのは横山秀夫だが、やはり女性等広汎な読者層を意識したのか違う方向へ
流れてしまった感がある。
ミステリ界トップランナーのポジションにある、宮部、東野はテーマは重厚な場合でも、
女性、アニオタ、マンキチ、JK&JC等まである程度意識した作りを狙った書き方だと思う。
だが、清張先生の全盛期は女性誌への連載もあったり、
単行本・文庫本共に、結構、女性読者が多かったのだが。
609名無しのオプ:2008/10/27(月) 21:53:16 ID:Y9+TKZ6F
宮部・東野が狙って薄っぺらい小説を書いてるわけじゃないだろ
精一杯やるとそういう風になっちゃうんだよ
やっぱ今の作家は恵まれた時代に育ってるから人格のヒダが浅いんだよ
ま、確かに作家の社会的ポジションの変化もあるよな
清張・司馬までは作家がその時代のシャーマン的役割を負っていたが
今はその役割を電通と芸能人キャスターが負ってるからな
だから作家に緊張感がないしそれに堪えうる能力もない
フリーター感覚っていうのかな
610名無しのオプ:2008/10/28(火) 02:31:11 ID:311FhHVq
おっと×××の悪口はそこまでだ。
611名無しのオプ:2008/10/28(火) 10:30:42 ID:NoXKei0F
昔の作家は、一日15時間くらい、書斎にいて、書いてた。
資料も、国民的作家といわれる人は、金に糸目をつけず古書店からの
目録全部買いなどということをしていた。
もういまの作家にそれはできない。 
物語、っていうかストーリーテイリングの面白さでグイグイ引っ張る
作家はいないよね。さびしいけど。
612名無しのオプ:2008/10/28(火) 17:38:03 ID:+2A3Gt4v
それをしないのは、「する必要がない」という一面もあるかもね。インターネットが発達
しているから。

しかし、司馬遼太郎みたいなのは、もう出てこないのかな。
613名無しのオプ:2008/10/28(火) 18:07:32 ID:4sJvMeIN
作家がネットの情報をネタに物を書くようになったらおしまいだ。
614名無しのオプ:2008/10/28(火) 18:41:03 ID:16f6G4RS
清張、司馬さん、山田風太郎などという大衆作家は、まだ誰も資料として、
つかったことのない、古書をいち早くゲットするため、
一番高い値段をつけて買っていた。
清張などは、イランペルシャササン朝などの骨董品をたくさん買っていたが、
いいものは10個に一個しかないが、明らかに怪しい骨董も買わないと、
本物を持ち込んでこない、などと、言って嘆いていた。
615書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/28(火) 21:23:33 ID:BKt0vtOH
何度も話題に出ているが、シバリョウや清張先生の資料探索はいまだに神保町で語り草に
なっているしね。
現代のミステリ作家の資料探索の話はあまり耳にしない。
若い頃から神保町大好きな逢坂剛氏のエピぐらいか。

正直言うて、宮部や東野より山本モナの方が影響力があるのが「現代」という時代かと思う。
清張先生にはジャーナリズムや芸能界を真っ向からネタにしたミステリを書いて欲しかった。
616名無しのオプ:2008/10/28(火) 21:27:45 ID:QDi+NbCP
>>613
> 作家がネットの情報をネタに物を書くようになったらおしまいだ。
バカですか?
インターネットの情報は「情報を『効率よく』集める」ため。
そうすれば、目録全部買って全部目を通すなんてばかばかしい作業をしなくて済む。
617名無しのオプ:2008/10/29(水) 02:30:49 ID:Z+8l9kKo
スルーでもよかったのでは。
618名無しのオプ:2008/10/29(水) 08:25:12 ID:U8LyiILC
そうだね。613がスルーすべきだった。
619名無しのオプ:2008/10/29(水) 09:47:23 ID:ClNdOFFZ

>目録全部買って全部目を通すなんてばかばかしい作業

そう思っているようじゃとうてい清張や司馬の境地は理解できない。
彼らにとってそれは「ばかばかしい作業」ではないしそこから意外な創作のヒントも生まれるのだ。
ネットでちょいちょいと検索した安易な情報とは重みが違う。
620名無しのオプ:2008/10/29(水) 10:13:57 ID:cNNaZjlM
>>616
きみが本気でそう考えてるとしたら情けないです。
労を惜しんでは真の情報を手に入れることはできないよ。
ま、最近の学生のレポートなんてwiki丸写しのひどいやつが目立つけどな…
621名無しのオプ:2008/10/29(水) 10:30:06 ID:1CB3OS4O
江戸時代、宗門取締りの寺社奉行の報告書に、
「彼らバテレンども、堅く取り締まれ、死罪申し受けそうらえるが、
ゆえ、 陸続と日本に潜入せり」

というのがある。 バテレンどもは殉教の機会があるからこそ、日本に100人以上
きていた、というなんとも宗教的逆説。
この一行のヒントのために、何百という、一次資料を読むわけだ。
これが作家であり、だから金出して読みたいんじゃないか。
ネット検索だろ、100次コピーペースト資料だろ。
そんなもの手垢まみれ。
622名無しのオプ:2008/10/29(水) 10:53:14 ID:H91+rdOy
>>619
>>620

そんなにくやしかったの?
623名無しのオプ:2008/10/29(水) 22:32:44 ID:PiYGLJtw
ネットで集めた情報から書物その他をあたってより深いものを得るというのが普通だと思ってた。
ネット全否定もネット信仰もどちらもちょっとなぁ…
624書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/29(水) 22:34:11 ID:U0/vtgQZ
俺は好奇心旺盛な清張先生ならウィキも「それなりに」使いこなした(情報収集の一環として)
ような気がしている。
存命であれば、リーマンや主婦を主人公にしたインターネットねたのミステリを絶対書いて
いたであろう。
625名無しのオプ:2008/10/29(水) 22:52:24 ID:C0gPa5Gj
キチガイ陰謀論者ww
626名無しのオプ:2008/10/30(木) 00:09:02 ID:r0nlM8Lh
目録全部買って全部目を通すというのは、金をかけられるベストセラー作家だから
できたこと。伝説としては面白いが、けっして効率は良くないな。時間にしても
金にしても。
627名無しのオプ:2008/10/30(木) 13:19:49 ID:zDlxoUrg
ブログで御託を垂れてる清張先生なんて想像したくもないな。
628名無しのオプ:2008/10/30(木) 13:56:34 ID:8T5EzcgS
>>624
この手の全く意味の無い臆測には、清張先生も草葉の陰で苦笑しておられるであろう。
629名無しのオプ:2008/10/30(木) 18:22:54 ID:kmIVMb7X
瀬戸内弱長、86歳。 パープルの名義でケータイ小説執筆。
絵文字、間、 感嘆詞で苦労する。
こうゆう、挑戦はどうなんでしょうか。
大御所作家もやれば面白いかもね。
でも弱長はもう二度と書かん、といってるらしいが。
630書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/30(木) 21:11:55 ID:HtNuyz0k
前にも書いたことがあるが、陰謀史観は「こういう見方も出来ないことはない」程度に
清張先生もある程度狙って書いているエンタメでしょ。

活躍した時代が異なっても清張先生がブロガーになったとは思わないが、
「探偵小説を『お化け屋敷』の掛小屋からリアリズムの外に出したかった」
(随筆「黒い手帖」より)という清張先生にとって、インターネットは格好の素材かと思う。
地図好きの清張先生にグーグルアースを見せたかった。
631名無しのオプ:2008/10/31(金) 05:54:20 ID:edA08eaH
阿刀田氏はあらかるとで清張作品に明らかにどうでもいい難癖をつけていたりするね。
同じような時代の大家に対するちょっとした反抗精神の表れかな。
632名無しのオプ:2008/10/31(金) 10:13:01 ID:LiwdyEDG
>>629
スレ違いだと思うけど、
あれは出版不況の話題づくりのために、スポンサーの舞ニチ新聞社が仕掛けたヤラセという業界関係者のうわさが流れていることを知らないのかい?
どう考えても無理がありすぎるとは誰も指摘しないのがその証拠かも……
633名無しのオプ:2008/10/31(金) 12:52:16 ID:qf5nwuke
普通に考えて、86歳のおばあさんが自発的にケータイ小説かくわけないから、
どこからかオフアーがきて書いたんだろうとは思うけど、
いまさら瀬戸内が書いても、女子が熱狂するはずないわね。
634書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/10/31(金) 21:26:04 ID:c4mK0xF7
後に新潮文庫や文春文庫に大量に清張先生の作品が収録される(特に前者)のを知っていると
隔世の感がある話ではあるが、元女性週刊誌編集長が書いているところによると、
清張先生は光文社(カッパノベルス)でばかり書いていると文春から注文が来なくなるのではと
心配していた時期があったとか。
芥川賞同期の五味康祐が新潮系の作家として活躍していた関係らしいが、
昭和30年代から40年代にかけての新潮と文春の存在感がわかるエピではある。
また、東大出で新潮社に厚遇された船橋聖一を憎悪していたとか、
とにかく作家同士の人間関係を巡っても清張先生の興味深いエピは尽きないものがある。
635名無しのオプ:2008/11/01(土) 01:01:21 ID:3bwkyQru
>>633
自発的らしいよ。
受けるかどうかは、もう少し様子を見てみないと分からないけれど。
ネタは源氏物語をダイジェストして現代に持ってきたようものらしい。
636名無しのオプ:2008/11/01(土) 07:55:33 ID:Fc5jAz0u
>陰謀史観は「こういう見方も出来ないことはない」程度に
>清張先生もある程度狙って書いているエンタメでしょ。

下山事件研究会を作って、あれだけ資料を集めた執念を考えれば、
そんな程度の認識で書いたとは思えない。
637名無しのオプ:2008/11/01(土) 12:59:53 ID:pHK/371q
ちなみに、当時はいまと違って共産党に勢いがあったからそっち方面からも情報提供や協力が得られたそうです。
638名無しのオプ:2008/11/01(土) 13:22:18 ID:pXLXUUEY
歴史は陰謀で作られるという意味の陰謀史観なら清張のそれはあまり成功しているとは言えない。
アメリカ(軍)の陰謀にしても広瀬隆の米英財閥の陰謀史観にはるかにスケールでも負けている。
せいぜい占領期の日本でアメリカ軍がこんな工作をやってましたよ、その程度のものだ。
歴史を動かす程の話ではない。
639書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/01(土) 18:21:22 ID:XdMX2K0v
清張先生同様に広瀬隆さんもエンタメ狙いの面もあるでしょ。
ジョン・ウェインねたとか東京に原発ねた等々、面白いが明らかに「面白さ」を狙っている感がある。

清張先生は資料探索に限らず、現地取材をきちんとしていた点も評価出来る。
「波の塔」では前記した女性週刊誌編集者と樹海にまで入ったとか。
640名無しのオプ:2008/11/01(土) 23:54:09 ID:oiF0hkBM
いや清張さんの陰謀史観というか、物の見方の歪みはガチガチだったと思うぞ。
641名無しのオプ:2008/11/02(日) 00:23:57 ID:rP2Cw60f
642名無しのオプ:2008/11/02(日) 01:19:05 ID:vDA51OJb
鯨統一郎の「新・世界の七不思議」のオチ(メ蘭)は、「日本の黒い霧」の
パロディだったんだろうか?
643名無しのオプ:2008/11/02(日) 03:17:51 ID:hYNFdrXz
清張小説に頻繁にでてくる
ちょっとした他人の不幸話に目をキラリと光らせたり、とにかく他人の財産や地位、身上話に対する異常な好奇心を示す登場人物は
モデルは清張自身だったんじゃないかな。本人は無意識だと思うけど。
644名無しのオプ:2008/11/02(日) 13:03:49 ID:vDA51OJb
モデルが清張自身といえば、「或る小倉日記伝」で、田上耕作の家族構成や死因、
生没年まで実際のものとは変えちゃうのなら、なんで名前をそのまま使ったんだろうなあ。
今ではちょっと考えられない話だ。
645名無しのオプ:2008/11/02(日) 13:51:35 ID:poZPZiOs
作者である清張が作中人物の不幸を冷徹に見つめるのが清張作品。
646名無しのオプ:2008/11/02(日) 16:43:10 ID:GY8sCbGA
>>643
あははw、面白い見方だね。以前、清張が他の作家の私生活を編集者から聞き出して
いたなんて書き込みがあったけど、案外あなたの言うとおりかもしれない。
清張も乱歩みたいに天井裏を歩き回っていたりして
647名無しのオプ:2008/11/02(日) 20:20:11 ID:+Hpt+Gwe
旧石器捏造事件をあの世から見て、どう思っているんだろう。

少なくとも、「学歴のないアマチュア研究者」をアカデミズムがまったく
相手にしなかったらあんなに問題にならなかったのに。
今生きていて小説にしたら、やはり「石の骨」みたいな描き方になるんだろうか。
できないな。。。結構、優遇されていたし。
それから、「明石原人」が「明石人」に変わったのをどう思うかきいてみたい。

>>644
実際の耕作は、空襲で死んだんだよ。
648名無しのオプ:2008/11/02(日) 20:35:56 ID:GY8sCbGA
>>647
すると、あなたはアカデミズムは「学歴のないアマチュア研究者」を相手にす
るべきではないという立場ですね?
649書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/02(日) 20:51:31 ID:eZN9ghjd
古代史ネタでも現代史ネタでも読者にとってエンタメであると同時に歴史大好きな
清張先生自身にとってもエンタメしていた感がある。
研究会を設けたり、高木君と対立したり等、一見、真面目一方に見えるが、
エンタメは真面目にやる程面白いものである。
文春の担当編集者だった半藤氏は、(九州出身ではあるが)清張先生は邪馬台国九州王朝説
には拘泥せず、
資料を読み解き推理する作業そのものがとても面白いという旨を語っていたそうな。
650名無しのオプ:2008/11/03(月) 01:57:03 ID:t4+QMM4m
>「こういう見方も出来ないことはない」程度
がいつのまにか、真面目にやっていたになっているのは、何故なんだろうね。

歴史大好きアカデミズムの人たちも、みんな楽しく研究しているんだけどね。そして、みんな真面目に研究をしている。
651名無しのオプ:2008/11/03(月) 03:23:11 ID:i9iswKQl
652名無しのオプ:2008/11/03(月) 04:12:10 ID:gXTT10x8
坂口みま子と関川重雄は一体なんだったの
作者にしてみれば連載を考慮した一種の釣りだったんだろうけど、すっきりしないな
関川「あれは上手くやったんだろうな?」 と東北出身の指摘に不快感を表わすところ
坂口「先生はわかっていらっしゃるんでしょう?」
のくだり(両方うろおぼえ)

誰か納得いく説明をくれ
653名無しのオプ:2008/11/03(月) 04:25:00 ID:8pWil0NR
納得のいく答えなどない。ジャンプ漫画によくある矛盾と同じだ。
今だったら、単行本にする時にワープロソフトで辻褄あわせの加筆修正が
割合手軽にできるけど、当時は面倒だったんだろう。激忙しかっただろうし。
654名無しのオプ:2008/11/03(月) 14:27:53 ID:iF8cLm0/
その作品に限らず、すべてが完璧という作品の方が少ないんじゃないかな? 
もちろん、清張に限らず。
あの「点と線」は完璧だという人がいるが、それでも、メール欄の部分は
説明が付かない。

655名無しのオプ:2008/11/03(月) 14:40:40 ID:o8Q8Yb+C
「石の骨」は小説のよりもモデルになった人の夫婦関係の方が興味深い。
事実は小説より奇なりというか。
656名無しのオプ:2008/11/03(月) 16:35:06 ID:8pWil0NR
>>654
今となっては完璧という人なんていないって。
「点と線」こそ、その穴を四方八方から指摘されたことで有名な作品だよ。
有名なとこでは「名探偵松本清張氏」とか。
そのリベンジが「時間の習俗」。普段はシリーズキャラクターを作らない清張が、
今度こそ文句の着けようの無いものを書いてやるという気持ちで、点と線の刑事を
再登場させたっていう説がある。
確かにこっちの方が完成度が高いんだが、でも知名度は圧倒的に「点と線」なんだよな・・・
657名無しのオプ:2008/11/03(月) 17:03:47 ID:ANWSFXlU
>>656
> 「点と線」こそ、その穴を四方八方から指摘されたことで有名な作品だよ。

それだけ着目度が高かったってことだろうね。
658名無しのオプ:2008/11/03(月) 18:31:24 ID:kaqbAwuX
全集の初版って一冊880円の定価なんですよね。
古本屋で、一冊200円とか300円でよく端本が出てる。
659書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/03(月) 20:58:23 ID:wVzVHrrT
「点と線」は、有名な東京駅プラットホームでの目撃シーンからして既にファンタジーの世界として
読むしかないかと思う。
そもそもリアリティに重きを置く社会派にしてもミステリはファンタジーやメルヘンの世界であって
よいのだ。
俺も「時間の習俗」の方がミステリとしても面白いのではないかと思うが、
当時としては着眼点が面白く、今でも使えると思われる女装トリックを低評価する向きあり。
俺はややこしいキャメラトリックよりもトリッキーで好みなのだが。
660名無しのオプ:2008/11/03(月) 22:46:24 ID:zUIDhrT1
>>659
> 「点と線」は、有名な東京駅プラットホームでの目撃シーンからして既にファンタジーの世界として 読むしかないかと思う。

 俺は何度か書いている「書斎魔神さんのファン」だが、それはちょっと首肯しかねるな。

 当時、清張はまだまだ無名に近かったしミステリーも「点と線」が処女作。その段階では、
まだまだ「本格」としての要素を盛り込むことにかなり執心していたことはいろいろな文献
でも触れられている。点と線に限らず、基本的な(本格推理的な)トリックの案出にはかな
り頭を悩ませていたらしい。たとえば、氷でナイフを作るトリックなどのことも語られている。
 その意味で、「空白の?分間」というのを発見したときは、清張自身も大変喜んだらしい。
だから、それをファンタジーという目で見られたのでは、草場の陰で清張先生も泣いておら
れるのではないかな?
661名無しのオプ:2008/11/04(火) 10:48:28 ID:G/wBGT74
>>657
何をおっしゃる?
社会派推理の未曽有の隆盛に先鞭をつけたベストセラー小説です。
まあ雑誌連載中は話題になっていなかったけど…。

>>660
短篇でならミステリといえるものを既に書いていました。
三田文学だったかに載った「火の記憶」とか、いくつかあるはず。
662名無しのオプ:2008/11/04(火) 13:48:10 ID:icIN+va3
>>661
> >>657
> 何をおっしゃる?
> 社会派推理の未曽有の隆盛に先鞭をつけたベストセラー小説です。

なんで反論口調なの? まったく同意じゃないの?
663名無しのオプ:2008/11/04(火) 16:51:33 ID:9YkUA7KS
崖っぷちとか砂丘とか、天城トンネルとか、新しい所だとペルシャの廃虚だとか、
映像化で清張作品が印象づけられいる。
NHKにおける清張自身の演技もそうだ。
664名無しのオプ:2008/11/04(火) 19:20:55 ID:GAV5JH/Y
>>662
ま、気にするなよ。
いるんだよ、朝から酔っ払って支離滅裂なこと言うやつが。
一応清張ファンだってことで勘弁してやれ。
665名無しのオプ:2008/11/04(火) 19:24:49 ID:BOXPvLlz
昭和38年から二年間、「文学界」に連載されてた「屈折回路」
今読んでるとこなんだけど、やっぱし風俗描写なんかはふるくせー、
って思うけど、感情なんかはまったく変わらないもんだなと、
しみじみそう思う。
666書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/04(火) 21:58:30 ID:dgPgHT0N
>>660
「天城越え」のような純文学風のミステリでも足跡ネタに拘る清張先生の謎解きに対する興趣は
理解出来るが、
本格ミステリというジャンルそのものが既にファンタジー、メルヘンの世界でしょ。
ゆえに、この方向性に拘ると自然にファンタジー、メルヘン化してゆく結果と相成る。
>「空白の?分間」というのを発見
これって日常世界にかいま見えるファンタジックな様相なのである。

「屈折回路」は一番、屈折しているのは主人公の心理、まあこれが意図か。
667名無しのオプ:2008/11/04(火) 22:27:40 ID:iapLZjxC
書斎はなに考えてんだ????

キャラも変わってるし
668名無しのオプ:2008/11/05(水) 09:56:01 ID:wuJKhXyQ
彼は昔の彼ならず…
669名無しのオプ:2008/11/08(土) 15:20:34 ID:WiLb6TvI
昨日出た「日本共産党の戦後秘史」 新潮文庫、
兵本達吉。

これすごくいい、 なんでも下山国鉄総裁は、技術畑出身で、労働争議や
首切りなど、経営には、不慣れでGHQと国鉄労組の間にあって、
悩んでたようだ。 もちろん自殺で、親族も幾人か、うつ病で早死にしてるそうだ。
松川、白鳥、三鷹などの事件もGHQなんかではなくて、
共産党がやった自作自演だと結論づけている。

とにかく面白いから、読んでみても損はないよね。
670名無しのオプ:2008/11/08(土) 15:32:08 ID:DG5ca9CK
>>669
それも「共産党の陰謀」という一種の謀略史観だね。

事件性のない自殺や事故を、GHQや共産党やその他の勢力が宣伝に利用した。
これがおそらく正しい歴史なんだろう。夢もロマンもないが。
司馬風英雄史観も同じように退けられる。
671名無しのオプ:2008/11/08(土) 18:03:15 ID:2Yf0ag0+
というのも根拠のない妄想でしかないわけだが…
672名無しのオプ:2008/11/08(土) 19:07:22 ID:DG5ca9CK
オッカムの剃刀といって、余計な仮定を持ち込むのは避けるべきなのが学問の態度。
陰謀謀略を持ち込む必要はない。
エンターテインメントはまた別だろうが。
673名無しのオプ:2008/11/08(土) 21:00:52 ID:txTGLrRK
達吉っあんは、犯人とされるひとにあったことがある、元共産党員。
すぐ話しそらして、岩内んだって。
法廷戦術で無罪になった人も多いが、確信あるんだって。
674書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/08(土) 23:09:09 ID:Daln+85X
前述したとおり、清張先生の陰謀史観に関しては、
>エンターテインメントはまた別だろうが。
これでいいかと思う。
松本清張という存在が大なせいか、何か読者の方がムキになり過ぎているという感あり。
675名無しのオプ:2008/11/08(土) 23:30:54 ID:d2mkwlq+
「いつもながら書斎の論考は深いなあ」という感あり
676名無しのオプ:2008/11/09(日) 16:54:39 ID:suMgW4jJ
凡人の浅い考察で清張の上を行こうとしても無理。
たとえ清張のごく一部を崩せても死してなお清張は生き続けているから自己修復する。
677書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/09(日) 22:18:30 ID:iAkc5GXq
清張先生の二・二六事件に対する入れ込み方は相当なものを感じるが、
「日本のいちばん長い日」でおなじみ宮城占拠事件は書いていないのはなぜだろうか。
担当編集者だった半藤一利氏が「日本の・・・」のゴーストライター(現在は半藤作品として刊行)
だったとかが関係しているとか?
678名無しのオプ:2008/11/11(火) 14:58:48 ID:ggHl8wex
中高のうろ覚えの知識しかないのだが、清張の昭和史読んでもわかるかな
679書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/11(火) 23:41:06 ID:Ps7wlmeO
>>678
わかる・読めるどころか、学校の歴史の授業よりはるかに面白いから大丈夫。

680名無しのオプ:2008/11/12(水) 00:16:59 ID:iGGzhxMf
わかるかもしれないけれど、「昭和史発掘」が面白いと思えるにはそれなりの
下地が必要かも。
中高のうろ覚えの知識なら、魔神がさっき言った半藤氏の書いた「昭和史」の
方が面白いのでは?(平凡社刊)
もちろんこれでも教えられるところは多いよ。
681名無しのオプ:2008/11/12(水) 13:39:29 ID:MFSqy3P2
清張さんって戦前戦後のことは書くけど戦争そのものについてはあまり書いてないんだよね。

例えば南京虐殺事件などは関心やそれなりの見解は持ってたと思うけど、ああいう不毛な論争に足を踏み入れて
論敵につけ回される(人身攻撃までされる)愚は犯したくなかったのだろう。
682書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/12(水) 22:26:44 ID:vYwpxHk5
時代背景の説明もあるし「昭和史発掘」は参考書無しで読めないことはない。
しかし、基本事項確認のためベストセラーにもなった半藤氏の「昭和史」を座右に
置いておく手はあるかと思う。
勿論、山川の日本史でもOKなのだが、これも「面白さ」という点で優る半藤本を推す。

確かに、いまだにミステリな部分が多い南京大虐殺事件に関しては清張先生は書いていないね。
「幻の南京大虐殺」が評判になった時も清張先生のコメントを見た記憶は無い。
先に触れた宮城占拠事件も書いていないし、
微妙なところは巧くスルーしている感がないでもない。
683名無しのオプ:2008/11/20(木) 01:19:08 ID:/RRZKmjr
厚生省役人宅襲撃は、いかにも清張が好きそうな事件だな・・。
ご存命だったら、清張一流の妄想を膨らまして一遍の小説を書いたことだろう。
 
684名無しのオプ:2008/11/20(木) 16:21:55 ID:/GIfRR0g
こんな粗暴犯が出るようなのは清張の世界とは少し違うような。
現実の方が怖いね。
685名無しのオプ:2008/11/20(木) 17:00:04 ID:rb0seRVC
世田谷一家殺人事件も清張氏がとりあげそうだよね。
あれは、当初はすぐに解決すると思われていたが、
いまでは迷宮入りすらささやかれている。
686名無しのオプ:2008/11/20(木) 17:27:33 ID:/GIfRR0g
派遣労働者の問題を絡めれば現代の社会派として清張的かもしれないが。
687書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/20(木) 20:33:38 ID:fFkFbkz+
清張先生のキャリア官僚嫌いは筋金入り。
688名無しのオプ:2008/11/21(金) 04:51:25 ID:z44gDnwC
>>684
被害者にキャリア官僚が絡んでいる時点で、清張の陰謀論妄想の食指が伸びるよ。
>>686
底辺の話題にはあんまり食指伸びない気がするんだよなあ・・。
あと、マクロ的な史実より、ミクロ的な事件のほうが清張の得意分野と感じる。
689名無しのオプ:2008/11/21(金) 10:48:40 ID:jPx6rs0P
>>688
> 底辺の話題にはあんまり食指伸びない気がするんだよなあ・・。


「触手が動く」は、「食指が動く」の誤用だが、既に市民権を得た表現。
「触手が伸びる」は表現として正しいが、「食指が伸びる」というのは明らかに誤り。
中国の故事に照らしてくればわかる。
690名無しのオプ:2008/11/21(金) 11:58:47 ID:WJdbEeap
どうでもいいが、>>688は言葉の先駆者で保守派が>>689のようなことを言っているまに日本語の表現の幅は拡がっていく。
保守派は常に事後承認しかできない。
691名無しのオプ:2008/11/21(金) 12:45:10 ID:g9qMswIX
>>690
 その判断はどうかな?
688は単なるバカミスだろ。
少なくとも「食指が伸びる」はおかしいよ、現時点ではね。
その内にもっと誤用が広がってそれが当たり前になるかもしれないが。
689は「触手が動く」を認めているから保守派というよりは現状認識派だろうな

692!!!助力頼みます!日本大ピンチ!!!:2008/11/21(金) 15:38:05 ID:okaQW+nM
本当の本当に日本崩壊のお知らせです。

日本に潜伏していた、中国、韓国、北朝鮮のスパイの手によって
11月18日に、ついに史上最低最悪の法案
「国籍法改正案」が、衆議院で可決されてしまいました。
11月28日の参議院で可決されてしまうと
年内にも、中国人フィリピン人を筆頭とした貧困層の外国人が
雪崩をうって日本に入国し、日本国籍を取得します。

外国人犯罪により治安は最悪状態となります。
生活保護により、国家予算は大幅に削られてしまいます。
医療もただで受けられるため、医療制度も崩壊します。
日本人の被害は計り知れません。

マスコミはすでにおさえられているため、一切報道されません。
が、今ならまだ止められます。ですがまだまだ人手が足りません。
日本人全員の力が大至急必要です!!

【国籍法改正】 閣僚「流れ作業でサインしたが…とんでもない法案が通る!助けて」 誰も理解せぬまま、参院審議入り…28日成立へ★9
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1227242574/
【国籍法改正案】 衆院で可決、今国会で成立へ…「ウソの確認できない」と自民党から異論も★14
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1227225573/
【国籍法改正案】 「公明党、他党を圧倒し改正に全力注いできた。短期間で法案化勝ち取った」…公明党が自負★5
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1227159927/

詳しくは ニュース速報+、既婚女性、ニュー速vip、大規模OFF の国籍法改正案スレへ
693書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/21(金) 21:46:23 ID:H353w6+6
少なくとも、清張先生が今回の事件を元ネタにした場合、キャリア官僚(OBを含む)を
被害者という側面からのみ書かないことは間違いないかと思う。
これは現実の事件の真相(凶悪なテロに過ぎなかったとしても)には関係なくである。
694名無しのオプ:2008/11/21(金) 23:44:50 ID:PTxcXzpq
ふたりの元次官が近日中に、政界を揺るがす爆弾発言をする予定だったことをある新聞記者が偶然知る
  ↓
生き残った元次官から爆弾発言の内容を聞き出そうとするが様々な妨害が入る
  ↓
元次官の妾からその内容がだんだん分ってくる
  ↓
殺傷事件のスクープ記事を書こうとするが、見えない圧力により新聞社から追い出されてしまう
警察も相手にしてくれない
  ↓
やがて生き残った元次官、妾、記者と次々に消されてゆき、結局爆弾発言の内容は闇に葬られる。


長編なら大体こんな展開が予想されるんじゃないか?別に新聞記者じゃなくても構わないが。
695名無しのオプ:2008/11/22(土) 05:47:53 ID:XPTgdHZR
>>693
同意。なんらかの汚職に関わった、汚職のキーマンとして扱われるだろうね。
都合の悪くなった官僚を消すという筋。
696名無しのオプ:2008/11/22(土) 13:50:26 ID:YamypEv+
聖獣配列って本は新潮文庫でいいんだよね?
上巻を古本屋で買ったんだが、下巻が見つからなくて
697書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/22(土) 20:55:59 ID:KWmyPArg
清張先生は「役人(全般)嫌い」ではなくして、高級官僚(帝大教授とかも含めて)嫌い。
「ある小官僚の抹殺」の結びの一文、「彼らは、いつも風に吹かれてそよいでいる弱い草である」
と末端職員には同情的な感さえある。
698名無しのオプ:2008/11/24(月) 02:17:50 ID:pziGLb2f
清張の素晴らしさは否定しようがない。

ところが、その素晴らしさが伝説となったのか、メディアが注目して、次々と映像化していった。
となると、映像化していない作品は限られてくる。
その結果、日の当たらなかった短編までもが着目されることになり、それが二時間ドラマになったりすることも多い。
「地方紙を買う女」は、立派な短編だが、小柳ルミ子、峰岸徹(ご冥福お祈りします)、露口茂等のキャストに
恵まれて長編ドラマになった。これなんか、脚本家の功績が大きいと思う。
また、「中央流砂」もそう。緒方拳の主演で良策に仕上がった。
清張レベルの作家になると、脚本家や役者が頑張って、さらに清張を高みに上げていると言っても過言じゃないね。
699名無しのオプ:2008/11/24(月) 11:22:48 ID:TY/l0ZpL
単なる結果論に過ぎないね。
700名無しのオプ:2008/11/24(月) 12:13:16 ID:GN03u6iO
50年くらい前には課長補佐がよく自殺してたが、あとの妻子を
手厚く保護したようですね。
最近でも、竹下登や田中角栄の秘書などが、すべて黙って
自殺したが、
もうこんなのは出てこないよな。仕事やめてあらいざらいしゃべって
終わり。 忠誠を誓う部下がいなくなったのは仕方なし。
企業の不始末が表に出るのも従業員のチクリ。
701書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2008/11/24(月) 12:44:23 ID:JIJ50Zi3
「地方紙を買う女」は小山内美江子脚本、井川比佐志主演のバージョンが
原作の面白さを活かしたものであった。なんと円谷の「恐怖アンバランス劇場」の一作として
オンエア、番組の基本線からはミスマッチ過ぎだが・・・
「中央流沙」もNHKの和田勉監督、川崎敬三、中村玉緒主演のバージョンが面白かった。
川崎が気弱な小市民を好演、玉緒ちゃんの変化ぶりも見物だった。

「迷走地図」がベストセラーになったとき、謀殺等のシーンが現実離れし過ぎとの批判があったが、
案外と「事実は小説よりも奇なり」という感がしないでもない。
702名無しのオプ:2008/11/24(月) 12:47:50 ID:xrbnQR+W
あんたいつもそのドラマの話しかしないな
しかも中身でなくて誰が出てたとかいう情報ばっかり
703名無しのオプ:2008/11/24(月) 12:50:52 ID:YUBa4zMs
正社員を採らず(最小限に押さえ)、業績に応じて臨時社員を採用する
風潮の中で

泥を被った社員は見捨てる(現場が勝手にしたこと)
になりつつあるから
身を捨てて会社を庇う人は少なくなってくる気がする
704名無しのオプ:2008/11/24(月) 15:08:27 ID:yaWlBu7L
>>699
はあ? 
最初から結果を見た上で評しているのだから
結果論で当たり前じゃないか。
705名無しのオプ:2008/11/25(火) 12:19:36 ID:kiTmTAnR
むきになっちゃって。 ぷ
706名無しのオプ:2008/11/25(火) 13:03:26 ID:A0mvAPmT
なんだいまごろになって。やっとその程度か?
707名無しのオプ:2008/11/25(火) 22:39:36 ID:tp9sI4JU
きみー、次元が低いんだよ、次元が。まったく。
708名無しのオプ:2008/11/26(水) 00:23:49 ID:hogO6VYV
20年位前のテレビのご対面番組で
清張先生出てきたな
対面相手は「半生の記」で針金を横流ししてくれた小田さんの息子さん
清張さんと小田さんがつきあいのあった頃はまだ生まれていなかった人だったけど
しかしよく見つけてきたもんだ
709名無しのオプ:2008/11/26(水) 00:32:22 ID:hogO6VYV
最近『松本清張の残像』読んだんですけど
この文春の清張担当者だった藤井さんの尋常ならざる働きぶりは
やっぱり愛人関係にあったんでしょうか
それこそ下司の勘ぐりだって、そうですか失礼しました。
710名無しのオプ:2008/11/28(金) 23:02:54 ID:4iMbuWJc
「熱い空気」読んだ。
とにかく,この清張の雰囲気がたまらない。

「熱い空気」と関係ないけど,清張の作品って,何となく,
「夕方」のイメージがあるねぇ。

711名無しのオプ:2008/11/30(日) 18:22:20 ID:Zf+JkEd8
裁判員制度だが清張だったらこれをネタに何か書いたろう。
まあ清張でなくても格好の題材だからいろんな作家が書くだろうけど。
712名無しのオプ:2008/11/30(日) 23:36:53 ID:pzzB29Xv
現代の交通、通信事情でどんな小説書くのかは興味ある。
713名無しのオプ:2008/11/30(日) 23:58:03 ID:ELofpDqR
>>711
清張に限らず、まず誰でも考えるのが、裁判の元となる事件そのものに、
裁判員自身、あるいはその身内や恋人などが関係しているケースだろうな。
そういう人は裁判員になれないのだが、関係していることが分からないからこそ
小説になる。
714名無しのオプ:2008/12/01(月) 18:55:52 ID:V1LM2XTF
裁判員制度の恐ろしい所は、それをネタに話を書くと、取材に応じた者も話に書いた者も守秘義務違反で罰せられることだ。
715名無しのオプ:2008/12/01(月) 22:26:54 ID:p2jZRoH+
いや、それぐらい厳しくないとダメだろ
どうせmixiとかにバカがどんどん情報漏らすだろうけど
716名無しのオプ:2008/12/03(水) 04:09:58 ID:xUSXCaqU
生きてたらブログとかやってそう
717名無しのオプ:2008/12/03(水) 19:42:06 ID:XE7jW79f
半藤にしろ元共産党議員秘書の兵本にしろ、掘下げ方が浅い。
何故そういう結論になるのか、の書込みが足らな過ぎる。文章力も清張には到底及ばない。
ちなみに、戦後謀略事件の実態は……
「下山」は、いくらミステリアスな要素が有っても、自殺。
「三鷹」は、事故。
「白鳥」「松川」は、共産党の組織的犯罪。
718名無しのオプ:2008/12/04(木) 03:01:39 ID:68TB8QfX
絶筆となった「神々の乱心」だが
ミステリとすれば犯人、動機、実行方法も明らかになってるのでほぼ完結だが・・・
小説家として宮廷女官や軍人、警察官、華族などの係わり合いをどうまとめられたか
編集者との話で構想の一端は披瀝されてるが・・・
719名無しのオプ:2008/12/04(木) 03:13:39 ID:bW4QC0hr
北九州小倉の松本清張記念館には、清張の書斎も再現されていて、
執筆に使っていた机などもそのままに保存されている。
そこに、書きかけの原稿がそのまま展示されているのだが、その絶筆となった
作品とは違うのかな?
720719:2008/12/04(木) 03:14:38 ID:bW4QC0hr
ちなみに、その原稿のなかに「吝嗇(りんしょく:ケチのこと)」という言葉が
書かれていたのを記憶している。
721名無しのオプ:2008/12/04(木) 03:56:48 ID:68TB8QfX
>>719
週間文春に連載されてたもので著者死亡のため未完
機会があれば行ってみます(ちょっと遠いけど)
722名無しのオプ:2008/12/06(土) 07:30:02 ID:9nPKsjG9
清張は長編より短編のほうがいいな。
長編は出だしは面白いけど、死体が見つかった辺りからワンパターンのアリバイ崩し

文庫の裏表紙の解説はタチの悪いネタバレだろ・・
まあ、清張は行方不明=死亡のワンパターンだけど、ここからどうなるかって前半が一番面白いのにあのネタバレはねえよ

殺人推理小説にこだわらずにいろんなアイデアで小説書いてほしかったな。
清張は人が死ぬより死なない小説のほうが面白い
723名無しのオプ:2008/12/06(土) 19:18:35 ID:T9TCVEfs
>>722
注文生産だから仕方なかんべ
724名無しのオプ:2008/12/07(日) 10:32:47 ID:XZXUe35a
清張の場合謎解きの興味で引っ張っていくような作品ではない。
動機重視だからトリック的要素は付け足しみたいなもの。
725名無しのオプ:2008/12/11(木) 09:45:02 ID:IUhGpXxT
>>711
ズッコケ中年三人組の最新刊
726名無しのオプ:2008/12/12(金) 18:07:23 ID:Y0RRfZuf
2008/12/12(金) 17:21:16 ID:???0
東宝が「ゼロの焦点」48年ぶり映画化

東宝は12日、都内で09年配給作品ラインナップを発表し、松本清張の代表作の一つ
「ゼロの焦点」を48年ぶりに映画化することを明かした。東宝では、来年が清張の
生誕100年であることから映画化を企画。「タッチ」「メゾン・ド・ヒミコ」などの
犬童一心監督(48)がメガホンをとる。犬童監督は「高度経済成長時代の直前を
描いた作品。時代の変わり目ということでは、今の日本と重なるのでは。重厚な
社会派作品を作りたい」と話しているという。

「ゼロの焦点」の映画化は1961年(野村芳太郎監督。主演・久我美子)以来で、
清張作品としても84年の「彩り河」(三村晴彦監督。主演・真田広之)から25年ぶりの
映画化となる。
727名無しのオプ:2008/12/12(金) 19:41:52 ID:1zIfMHVr
なんで同じ作品ばかり何度も何度も・・・

清張作品死ぬほどあるんだからまだ映像化されてないものをやればいいのに
728名無しのオプ:2008/12/12(金) 20:27:35 ID:dcV17vf0
生誕100年なんだね。
松竹もなんか企画を練ってるんじゃないかな?
「張込み」「天城越え」「点と線」「砂の器」の下手なリメイクだけはやめてもらいたいものだ。
729名無しのオプ:2008/12/13(土) 07:03:14 ID:WU+zgluK
ゼロの焦点こそサスペンスのヤマ場に断崖を用いた嚆矢
730名無しのオプ:2008/12/13(土) 17:05:46 ID:HM1fW7ti
ゼロの焦点の初版本が打ちにあるけど、それなりのお値段になるんだろうか
731名無しのオプ:2008/12/13(土) 18:05:48 ID:vZEi5XHO
>>730
ブッコフに持っていけば10円くらいにはなる
732名無しのオプ:2008/12/13(土) 20:14:17 ID:fURbVbuR
『小説東京帝国大学』読了。
あとがきや解説にもあるように、小説というより小説風ドキュメントという感じだね。
しかも色々盛り込みすぎで帝国大学自体がそれほど描けているわけでもない。
特に帝国大学にこだわらなくても、もう少し主人公を立てて「明治物語(仮称)」という作りにすれば
よかったかも。
733名無しのオプ:2008/12/13(土) 23:20:03 ID:vZEi5XHO
新潮社以外はあまり読んでないな。
今度、その東京帝国大学読んでみようかな。
734名無しのオプ:2008/12/14(日) 21:50:59 ID:JnHePKWA
「ゼロの焦点」で斎藤由紀のやつ,DVDとかになってるかなぁ?
735名無しのオプ:2008/12/15(月) 01:04:35 ID:PjJ+Jclm
ゼロの焦点は、やはり

大谷直子、竹下景子、星野知子、勝野洋、河原崎長一郎、
三好美智子、潮哲也、鶴田忍、唐沢英二、庄司永健、金内喜久夫、風見章子、池部良

とかのが出来が良いと思う。


http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1067.html
736名無しのオプ:2008/12/15(月) 14:49:50 ID:d8xVA0VL
新作でも時代設定はそのままに原作に忠実に描く。犬童監督は「将来の日本を切り開いた当時の人たちの姿を、
今の日本人に見せたい」といい、「新しい時代を前に生き残ろうとして間違いを犯していく人間たち。
その純粋な気持ちを描きたい」と力を込めた。

 また、5年以上前から企画を温めてきた東宝映画の本間英行プロデューサーは
「悲劇と社会派が織り込まれた清張作品の王道。ボディーブローのようにきいてくる
重厚な人間ドラマにしたい」と意気込んだ。
 気になる3人の女優については「本来なら、メリル・ストリープに演じてもらいたい。
ちゃんと演技が出来る人、真剣にその役を追究してくれる人。3人の組み合わせが
作品のおもしろさでもあるので、(選定は)大事にしたい」。現在、キャスティングの最終段階に入っている
737名無しのオプ:2008/12/17(水) 16:02:58 ID:AzlEL5QV
書斎魔神が来ないな
738名無しのオプ:2008/12/17(水) 19:49:12 ID:g6juhWx3
来ないほうがいい。
739名無しのオプ:2008/12/17(水) 19:56:38 ID:QDi/1U4t
名無しに戻っただけだろう。
740名無しのオプ:2008/12/17(水) 22:41:18 ID:cgIzmEr/
>>737
ヤツが喜ぶから、話題にするのも止めような。
741名無しのオプ:2008/12/18(木) 06:30:38 ID:tzeVLXLt
>>740
本人だから仕方ない
742名無しのオプ:2008/12/19(金) 13:30:04 ID:S9txiP9H
このスレ見つけて、また読み返してる。
老人力のたまものか、すっかり忘れてるので新鮮でいいよw
今日は文春文庫の短編集「証明」。
表題作とか「新開地の事件」とか、やっぱり面白いわ。
743名無しのオプ:2008/12/19(金) 14:46:50 ID:GMUS8xOp
魔神は親にPC代差し押さえられたから、携帯から
名無しの書き込みしかできなくなったんじゃなかった?
744名無しのオプ:2008/12/19(金) 17:53:04 ID:nepGVDKR
そうかもな、乱歩とか横溝なんかのスレッドからも消えてしまってるし。
っていうか魔人は失業して金なくなっちゃったんかも。
745名無しのオプ:2008/12/19(金) 18:02:23 ID:IFRwEqnq
いや、加齢でアルツハイマーになったのかも
746名無しのオプ:2008/12/19(金) 21:49:52 ID:TpQhQD2j
聞くところによれば、年内で寮を追い出されて大変らしい。

いくら政治家連中が無能揃いとはいえ、
この寒空に、契約の途中で派遣切りとは、さすがに気の毒だと思うた……

トヨタの車は今後買うまいと心に決めたそうである。
747名無しのオプ:2008/12/19(金) 22:55:55 ID:VPKJxJL1
すごい人物像が一人歩きしているな。
748名無しのオプ:2008/12/19(金) 23:07:07 ID:1LXBfYsL
ってか、完全にスレ違いな話題だ。
よそに行ってやってくれ。
749名無しのオプ:2008/12/20(土) 09:11:02 ID:Hh59zQoV
とうとう書斎がホームレスか。50歳くらいの人なんでしょ。
独身だし、これからどうすんでしょ。
性格的にヤバイひとですから、きついですよね。
750名無しのオプ:2008/12/20(土) 13:24:16 ID:u+b5biNd
流石に迎合するだろう
751名無しのオプ:2008/12/20(土) 13:57:57 ID:qVG5feIn
ホームレスになったら本を置く場所にも困るだろうな。
752名無しのオプ:2008/12/21(日) 01:20:36 ID:ZM8OM46H
西郷札の話をしていたときも。
史実について間違った発言をして突っ込まれたら
主張していたことを曲げてまで自己弁護に走っていましたね。
挙句に「西郷札を読んだのか」といい始めたと思ったら
「史実の話に既読か未読かは関係ない」と諌めた相手を
「やはり未読か、未読の荒らしは俺を叩くな」と意味不明な論旨で罵倒
更には「史実についての話は板違いだから止めろ」とまで…
あの一連の痛い発言には呆れましたね。
753名無しのオプ:2008/12/21(日) 01:51:52 ID:HjfG69ib
書斎魔神の話題を書いていらっしゃる方々にお願いします。
スレタイを見れば分かるように、ここは『松本清張』のスレです。
書斎魔神の話題をしたいのなら、
おいらロビー板にある『書斎魔神ファンクラブ』スレなどに移動して、
そちらで思う存分話題にしてください。

このスレでは、これ以上スレ違いの話題をしないようにお願い申し上げます。
754名無しのオプ:2008/12/21(日) 08:30:17 ID:XQPDZ15A
いるよねー。

散々自分で触れといて最後にスレ違いの話題はやめましょうという奴。

755名無しのオプ:2008/12/22(月) 12:46:35 ID:Fdg9q8Ck
>>754
それって何ておまえ? ppp
756名無しのオプ:2008/12/22(月) 15:58:32 ID:6b+mwe0G
新潮文庫で生誕100周年記念復刊ktkr
757名無しのオプ:2008/12/25(木) 19:41:01 ID:Kw0nk7VK
だれか書斎魔神の家行ってやれ
758名無しのオプ:2008/12/26(金) 02:01:45 ID:CFXzrouR
シーッ!
そういう話題はいけません!
759名無しのオプ:2008/12/26(金) 02:55:52 ID:dqfhKIuV
あの、お尋ねします。以前TV2時間物?で見たのですが原作名を知りたいのです。雪深い山奥の集落・檀家が舞台。顔が隠れる背の高い三角錐形のかぶりものを着けた人が訪問する場面…しか覚えていないですが…。教えて下さい!
760名無しのオプ:2008/12/26(金) 12:15:51 ID:QyWLHRhR
「家紋」だよ
761名無しのオプ:2008/12/26(金) 13:51:33 ID:dqfhKIuV
すっきりしました。ありがとうございます!
762名無しのオプ:2008/12/26(金) 15:30:18 ID:OkHFwqoO
>>756
新装版・第一弾 「ゼロの焦点」
復刊・第一弾 「黒の様式」
みたいですね

盛り上がってくれると嬉しいんだけど
763名無しのオプ:2008/12/26(金) 20:52:18 ID:yWgZ02z7
西田司郎・多田和博デザインで統一されてく

新潮では見ないが清張といったら伊藤憲治だったが
764名無しのオプ:2008/12/27(土) 09:49:26 ID:zfAwq+NJ
新年号の、オール読み物は、生誕100年記念号ですね。
半藤と佐野の対談がおもしろい。
邪馬台国論争で、高木彬光が、告訴されてたなんて始めて聞いた。
これで、高木さん心労で脳梗塞になったんではないか。
765名無しのオプ:2008/12/27(土) 11:18:00 ID:V5Uwni3z
いやァ それはないでしょうw

高木彬光といえば 義経ジンギスカン説を思い出すなあ
あれはベストセラーになったんじゃなかったっけ?
766名無しのオプ:2008/12/27(土) 15:18:27 ID:Hyvm5xst
太宰治と松本清張って実は同い年生まれなんだよね。
そう思うと感慨深い。
767名無しのオプ:2008/12/27(土) 16:55:04 ID:LMzNAEe8
>>766
太宰は早く死んだんだね。しかし、太宰が富嶽百景で書いたあの井伏鱒二先生が
清張よりも後に死んでいるというのがまた驚き。

768名無しのオプ:2008/12/27(土) 17:44:49 ID:2wyoiPqJ
太宰とかは清張は好きだったのかな。漱石の『こころ』とかは嫌いだったみたいだけど。
769名無しのオプ:2008/12/27(土) 19:27:53 ID:V5Uwni3z
マジレスすると、太宰の生前に、清張さんはまだデビューしてないから、好きも嫌いもないです…。
770名無しのオプ:2008/12/27(土) 20:21:11 ID:uB3cCIc2
鱒二さんとはよく将棋したり、銀座の小料理屋で会ってたから、
わりと昔の文壇話を取材してたようだ。
771768:2008/12/28(日) 09:40:59 ID:Up2vjiT0
>>769
すみません。清張が太宰の作品を好きかどうかというつもりで書きました。
主語は清張です。
772名無しのオプ:2008/12/28(日) 14:00:26 ID:bFrUUvLA
オレさ太宰の良さが全く分らないんだよね。
知り合いの女に何度も太宰を読めって言われて読んだんだけど。
太宰ファンて女に多いけど、太宰が鱒二の顔だったら太宰文学って生残ってた
のだろうか?なんて考える事があるんだが、オレ変かな?

清張ファンではあるが、スレチすまん。
773名無しのオプ:2008/12/28(日) 14:13:45 ID:dIwU762E
そりゃ、太宰は長身でイケメンだったから「色魔」とまで呼ばれる男になったんだろうし、
その実体験なしでは多くの作品は書けなかっただろうね。
俺も太宰は半分以上は読んでいると思うが、特別面白いとは思わないまでも、
読むのが退屈だったってこともないから、それなりの価値はあると思う。
774名無しのオプ:2008/12/28(日) 18:42:29 ID:jIlIPytr
●総力特集● 松本清張、生誕百年
清張さんと昭和史 佐野 洋×半藤一利 司会・千街晶之
邪馬台国論争を考える 中村彰彦
グラビア
清張映画のヒロインたち 橋本 忍
775名無しのオプ:2009/01/01(木) 16:53:15 ID:SuJXT8t6
>>768
> 太宰とかは清張は好きだったのかな。漱石の『こころ』とかは嫌いだったみたいだけど。

 先日の讀賣新聞に、太宰と清張のことについて記事が出ていたね。さっそくスクラップにした。
776書斎代理:2009/01/01(木) 18:48:23 ID:g7l7VBSi
実は、清張さんは監督をやりたかったんですよ。26年前、映画「疑惑」の撮影で、能登半島に行きましたが、清張さんは僕につきっきりでカメラをのぞくんです。食事中「僕が監督をやるときは回してくれるかい」
とまじめな顔で言われ、うれしかったですね。監督の野村芳太郎さんが「僕が助監督をやる。ちゃんとしたシナリオがあり、カメラマンがつけば悪いものはできない」なんて言うから。実現させたかった。

 忘年会などは、忙しいからすぐにお帰りになるが「これ。足りなかったら言ってよ」と言って僕のポケットに1万円札をわしづかみにしてポンと入れるんです。足りないような額ではなかった。相当苦労されたから、おおらかな気持ちになれるんでしょうね。
777書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/02(金) 00:08:01 ID:Muk40sWC
年末に「日本のいちばん長い日」を再読。
前記したとおり、作者の半藤一利氏はシバリョウと清張先生の担当編集者だが、
文体はシバリョウ(独自の講談調)の影響の方が大きそうなのが本作に関しては残念。
宮城占拠というショッキングな事件だが、逆に清張風の淡々とした抑制したタッチの方が
コントラストが活かされ、スリリングで効果的なように思う。
(清張先生の手になる二・二六事件はこれで成功)
まあ、ベストセラーになった昭和史等、他の著作でも半藤氏は張り扇片手風な語りではあるが。
2大マエストロを担当した結果、自己のスタイルを選択したのか。
778名無しのオプ:2009/01/02(金) 03:19:20 ID:yS5ezOKo
帰ってきた書斎さん!
779名無しのオプ:2009/01/02(金) 06:56:02 ID:hbYm08m3
>>777
しかし清張スレでコテとはいい度胸だなぁ
最低でも昭和40年以降の三大紙。文春の清張関連の記事はスクラップしないまでも
目は通してるんだろうね
780名無しのオプ:2009/01/02(金) 08:26:21 ID:JKOmofUo
>>779
せっかく今まで無視してきたのですから相手にするのは止めましょうよ。
781名無しのオプ:2009/01/02(金) 22:51:42 ID:XSSx0u1v
ちょっとしたきっかけでミステリーにハマり、松本清張の砂の器と点と線を読みました。
点と線は良かったのですが、砂の器は余りにも様々な繋がりから、都合よく閃きすぎる西村氏に少々トンデモ感がありました。
今となっては古い書物ですので、当時としてはこれで良かったのかも知れませんし、スピーディーな読書は可能ですが、こんなので公判を維持できるのでしょうか。
次はわるいやつらを読もうと思っていますが、悩んでしまいますね。
782書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/02(金) 23:16:53 ID:6RswlZHU
「砂の器」の御都合主義が気にかかるぐらいだと、「わるいやつら」「けものみち」等の
清張流ピカレスク小説も萎える可能性大。
このスレで過去に繰り返し話題に挙がっているが、御都合主義は清張長篇の特色とも言える。
清張初学者には是非短編集を手にして欲しい。
こちらは現代もの、時代ものを問わず、珠玉の作品が目白押しだ。
783名無しのオプ:2009/01/03(土) 00:11:51 ID:X6MZmb8f
何もかもあまり退屈だから、
もっかい「霧の旗」でも読もうかな。
784名無しのオプ:2009/01/03(土) 01:43:25 ID:7zOCAYNk
ネット通販を検索していたら
松本清張全集の品揃えがよくなっているんだけれど
生誕100周年記念で増刷したのかな
785名無しのオプ:2009/01/03(土) 08:02:20 ID:NqBR71Dm
親父が全集持ってるから読んだんだけど
落丁があってがっかり(´・ω・`)
786名無しのオプ:2009/01/03(土) 10:16:53 ID:wK81yQ11
すみません、スレ違いですが森村誠一のスレはどこですか?
787書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/03(土) 11:43:06 ID:r1PH0/44

「霧の旗」は暇つぶしに読むには重いテーストって感もある。

毎度清張短編を持ち上げているので、異色の1冊を紹介。
角川ホラー文庫「恐怖短編集 潜在光景」。
清張作品でホラーをセレクトするという着眼点が面白い、
確かに表題作は現代的なホラーと言えなくもない。
788名無しのオプ:2009/01/03(土) 14:58:56 ID:NqBR71Dm
>>785だけど

落丁があったのは黒い画集の巻なんだけど
新潮文庫に選ばれた以外のやつって
どこで読めんのかな
789名無しのオプ:2009/01/03(土) 19:56:32 ID:sv7BxB7F
>>788
『黒い画集』は9編
「遭難」 「証言」 「坂道の家」 「失踪」 「紐」
「寒流」 「凶器」 「濁った陽」 「草」

今、本が手元に無いけれど
双葉文庫の「松本清張初文庫化作品集」1巻、2巻を買えばよいと思う
790書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/03(土) 23:34:39 ID:lVjuHjvF
「潜在光景」「八十通の遺書」「発作」「鉢植えを買う女」「鬼畜」「雀一羽」

この並びをホラーと見るかどうかだが・・・「鬼畜」は知名度とタイトルでセレクトしている感あり。
791名無しのオプ:2009/01/04(日) 00:37:55 ID:/LX5rQem
全集は是非復刊してほしい。短編全集が今光文社から出てるけどもっと宣伝していいと思う。
792名無しのオプ:2009/01/04(日) 08:56:28 ID:Z3bAfmRf
>>784

文藝春秋のぞいたら確かに1〜66まで全部ありましたね。前に見たときは
かなり品切れになってたけど。

ところで魔神さん、清張は古代史に関する著書も多数有るけど
清張の古代史観についてご意見拝聴したいものですね。

いや、「学会からは無視されていたようだ」などの一般論ではなくて
魔神さん個人の意見を是非。

未読ならいいんですけど。
793名無しのオプ:2009/01/04(日) 09:02:29 ID:eRrcO+k+
>>789
どうもです
ありがとうございます

双葉のそれは盲点でした
794名無しのオプ:2009/01/04(日) 09:50:44 ID:TZO9FJb7
全集の「古代史疑」って誤字とか脱字多いよね。
校訂する人もあんまり古代史に関心がないのか、
明らかに間違いでもスルーしてる。
全集決定版としては、いささかお粗末ですね。
795名無しのオプ:2009/01/04(日) 11:06:49 ID:WFK6ovJY
そうでしたか
796名無しのオプ:2009/01/04(日) 12:33:55 ID:DCfmfSRg
>>787
角川ホラー文庫で「潜在光景」が出たときよりも収録作品がひとつ減ってるらしいんだけど、
落とされた短篇のタイトルはご存知ですか?
797書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/04(日) 20:24:15 ID:/u0hGB8P
今年は清張生誕100年ということもあって、
新潮文庫から絶版となっていた作品集が順次復刊されるとのこと。
「黒の様式」は文句無しの買い。
全集とか気張らずとも、かなり清張作品が流通する年になりそうである。
798書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/04(日) 20:54:24 ID:/u0hGB8P
>>796
「黒い血の女」でしょ。
俺は中公の作品集で読んだ。
799名無しのオプ:2009/01/04(日) 21:07:10 ID:Ggx6vQuV
「遠い接近」文庫で復刊しないかなぁ。
800名無しのオプ:2009/01/04(日) 21:52:50 ID:DcrumT7T
≫799
『遠い接近』
最近、増刷されていると思う

去年、ネット通販で買いましたから
801名無しのオプ:2009/01/05(月) 00:19:19 ID:FPu0mHdR
>>798
「黒い血の女」に何か問題があって収録しなかったのかな?
たとえば 差別表現とか…
802書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/06(火) 00:12:19 ID:qAgnWgUg
>>801
特にそのことを覗わせる部分はない。
ボリュームの関係ではないのか?
これもホラーと言うには「?」な作だが、前記したとおりこの観点からなら「鬼畜」も「?」だし。
実は外されたのは「肉鍋を食う女」と勘違いしていた時期があり、
再刊の際はノンフィクションゆえオミットされたのかと。
これは現代ホラーそのものな慄然とする内容ではある。
803名無しのオプ:2009/01/06(火) 10:34:12 ID:2opjkqWQ
801です
参考になりました ありがd!
804名無しのオプ:2009/01/06(火) 10:53:43 ID:s37vlhZb
無理スンナw
805名無しのオプ:2009/01/06(火) 17:41:06 ID:9f5d64x3
産経新聞紙上の
太宰はん×清張さんの架空対談
面白かったです。
清張さんが終始押されぎみでしたが、
清張さんのほうがむしろ太宰文学なんか、っていう気持ち
強かったんじゃないでしょうか。
806名無しのオプ:2009/01/06(火) 17:59:39 ID:3zx4byOF
まあ地方の名門の放蕩息子の甘ったれた純文学には共感できなかったとしても無理はない
あまりにも異質な生い立ちだからなあ
807名無しのオプ:2009/01/06(火) 18:37:26 ID:u4XOb3je
仮想対談糞すぎワラタw書いた人どっちの小説もあんまり読んでねえなあ
808名無しのオプ:2009/01/06(火) 19:31:24 ID:GPiJmFp4
清水って人、セイチョウー読んでないし、性格も違うと思う。
かつての編集者に取材くらいしたほうが、いくないですか。
原稿料がすんごく安いんじゃないか。
産経だし。
809名無しのオプ:2009/01/06(火) 19:38:52 ID:1z4/CF9K
>>808
清水って人って言い方はないだろ清水義範つかまえて
810名無しのオプ:2009/01/06(火) 19:39:30 ID:1z4/CF9K
>>809
もぐりダナ
811書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/07(水) 00:04:02 ID:8bArZb1B
架空対談読んだが、俺は「国語入試問題必勝法」が話題になった頃からの愛読者だが、
清水義範作品としても出来はよくないと思う。
812名無しのオプ:2009/01/07(水) 00:22:56 ID:Dua2hQOL
架空対談という企画そのものが寒いと思う
813名無しのオプ:2009/01/07(水) 04:20:38 ID:DGTxr/8F
パスティーシュ?
懐かしいなぁ、読んでないけどw
814名無しのオプ:2009/01/07(水) 10:52:46 ID:/GERb2zo
ちくま文庫で集大成が出始めたね
好景気の頃なら単行本で出版する企画だったかもしれないが…
815名無しのオプ:2009/01/07(水) 21:45:33 ID:P/dEl76R
クイーンとか本格読んじゃったら
清張は読めなくなった
プロットが穴だらけで密度がなくて御都合主義
816名無しのオプ:2009/01/07(水) 22:35:04 ID:DGTxr/8F
清張のあとにクィーン読んだのか、変わってるなw
普通は本格派〜社会派じゃね?
817名無しのオプ:2009/01/07(水) 23:09:12 ID:1NkxTeTU
9時のNHKニュースウォッチと民放でくしくも清張の生誕100年が語られていたね。
友人から清張のことでメールが来たからNHK見てんのかと聞いたら民放だった。
偶然ってのはあるものだね。
818書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/08(木) 12:34:43 ID:TQMFaNlI
清張先生の短編は集成する価値がある面白い作多数ゆえ、
光文社文庫の短編全集は刊行後も是非キープしていって欲しいものである。
819名無しのオプ:2009/01/08(木) 15:02:10 ID:iy0zs/3B
清張は短編が秀逸なんだよなあ・・。長編は明らかに商用で長期連載のための枚数稼ぎのグダグダな引き伸ばしや無駄な会話が多すぎて萎える。
なんでそれをそのまま単行本に載せるのって・・。
せめて単行本は編集してほしかった。清張は書き上げた小説を一切読み返さない主義らしいから無理だったろうけど。
820名無しのオプ:2009/01/08(木) 15:14:46 ID:KWCUdLrT
>>814
ちくまなんかやんの?
821名無しのオプ:2009/01/08(木) 17:42:39 ID:mlJHXA8w
スレチでごめん
清水義範のパスティーシュ選集だった
822名無しのオプ:2009/01/08(木) 20:57:01 ID:nMWgb4WH
>>819
だからあんなに文章の繰り返しがひどい

初めて初期の短編読んだとき文章が別人みたいに密度があったんでびっくりしたよ
823名無しのオプ:2009/01/09(金) 00:33:56 ID:1QyOKD5Z

クイーンはホームズ、ルパン、クリスティーなどと一緒に小学生向けに
編集されたのを良く読んだ。
中学になって創元や早川文庫で読み直した。
清張は新潮文庫の点と線、目の壁、ゼロの焦点など次から次に
読み漁った。
歴史小説、時代小説以外はほとんど読んだが、一番好きなのは
黒い画集。
824書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/09(金) 12:38:04 ID:dpBrmR6g
>せめて単行本は編集してほしかった。
残念だが、物理的にとてもそんな時間は無かったと思う。

>>823
時代小説にも短編に面白い作が多数あり、食わず嫌いは惜しい。
是非、新潮文庫の傑作選、「無宿人別帳」あたりを手に取ってみて欲しい。
825名無しのオプ:2009/01/09(金) 17:29:50 ID:A8/apToT
清張と同い年(1909年:明治42年)生まれ 「埴谷雄高」「大岡昇平」「太宰治」「中島敦」

生誕100年記念、北九州市・松本清張記念館で「1909年生まれの作家たち展」開催
http://www.kid.ne.jp/seicho/html/zigyou/kinen_2.html
826名無しのオプ:2009/01/10(土) 03:19:47 ID:ALZK0XED
中島敦ってもっと昔の人だと思ってたわ
827名無しのオプ:2009/01/10(土) 03:23:44 ID:XEU+A11r
あの山月記の人だよね? 俺の恩師の同級生が、その中島敦の息子だと言っていた。
あの先生、今生きていれば75位。その父だと生きていれば100歳くらい。
計算は合うね。
828書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/10(土) 08:43:50 ID:sZVV8+ui
>清張と同い年(1909年:明治42年)生まれ 「埴谷雄高」「大岡昇平」「太宰治」「中島敦」
凄い年過ぎる。
中島敦は教科書でおなじみ「山月記」よりも「名人伝」(名人も極めると・・・というオチの話)
で印象深い。どこか清張作品にも通じるシニカルな味わいあり。
829名無しのオプ:2009/01/11(日) 07:35:17 ID:mAMfrixi
太宰治も中島敦も芥川賞貰えなかったのに
清張は貰ってるんだな
たいしてほしくもなかったのに
830書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/11(日) 09:23:39 ID:N8V47F8j
清張先生が受賞した頃は、
マスコミで今ほど芥川賞が華々しく扱われる時代ではなかったせいか、
賞よりも、まず生活ってことだったのだろうが、本当はそれなりに嬉しかったのではないか。
エッセイを読むと嬉しさを噛み殺しているような感もあり。
831名無しのオプ:2009/01/11(日) 10:39:17 ID:AKUdqngR
よほどのへそ曲がりでもないかぎり賞をもらえるのはうれしいものでしょ
ましてや 清張さんの場合 当人は予想だにしてなかったみたいだからなおさら
832名無しのオプ:2009/01/11(日) 11:29:44 ID:D9dW4WV2
清張作品は100冊程度しか読んでいないんだが、
受賞作である「ある『小倉日記』伝」と「砂漠の塩」だけは、
清張作品としては特別異色に感じる。
833名無しのオプ:2009/01/11(日) 11:58:14 ID:nhpudoDD
中央公論2月号
昭和文学の巨星とその時代〉
生誕100年の作家たちを読み直す
二十世紀の落とし子たちの文学
「顔ぶれの意外性が面白いんです」(加藤)
座談会加藤典洋関川夏央高橋源一

松本清張
橋本 治
834書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/11(日) 19:52:05 ID:vt6J99OK
「或る『小倉日記』伝」は耕作の探索行に後の清張ミステリの萌芽を見る感があるし、
(そもそも本作をミステリとする説もある)
「砂漠の塩」はいかにも清張風らしい乾いたタッチのロマンであり、
この点で大ヒットした「波の塔」との差異は感じなかったが、
俺が異色に感じたのはやはり「高校殺人事件」だ。
835名無しのオプ:2009/01/11(日) 20:11:46 ID:mAMfrixi
中村光夫は中島敦に芥川賞やらなかったのは失敗だったと書いてたけど
太宰については何も言ってなかったな
836名無しのオプ:2009/01/11(日) 20:23:39 ID:oD5ztl04
太宰は芥川賞(というよりその賞金)が欲しくていろいろと運動したらしいね。

それとちょっとググってみたらこんな文章みつけた。

 > 川端康成 - 太宰が芥川賞候補になって落選したときの選考委員の一人。
 > 川端が「作者(太宰)目下の生活に厭(いや)な雲ありて、才能の素直に発せざる憾(うら)みあった」と批評したため、
 > 太宰は『川端康成へ』と題する短文を書いて抗議。
 > 川端は『太宰治氏へ芥川賞について』という釈明の短文を発表し、己の不遜を詫びた。
837書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/12(月) 09:43:19 ID:LWktV3dh
「西郷札」             直木賞候補
「或る『小倉日記』伝」      芥川賞受賞
「顔」(作品集)          日本探偵作家クラブ賞(現 日本推理作家協会賞)受賞
「昭和史発掘」等        菊池寛賞受賞

清張先生の受賞歴を見ると、短編、ノンフィクションでの高い評価がわかる。
この点では文壇は清張先生の作を正当に評価し得たように思える。
不思議にも長編小説のベストセラーはあっても受賞作(単独)は見当たらない。
(吉川英治文学賞受賞の際は、旺盛な長編小説執筆活動も全体として考慮されたようであるが)
838名無しのオプ:2009/01/13(火) 11:37:39 ID:9cXWmvAi
彩り河ってどうよ?
839名無しのオプ:2009/01/14(水) 01:16:20 ID:5HSjlG4o
>>838
真田広之!
840名無しのオプ:2009/01/15(木) 02:13:36 ID:jTFgKnRE
>>839
なんや?映画かなんかで真田主演だったの?
841名無しのオプ:2009/01/15(木) 02:26:10 ID:Lxm+3DdG
ちょっと検索したところでは
真田広之が映画版に出演していたみたいですね
842書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/15(木) 20:21:14 ID:ILgZkaCt
「彩り河」も典型的な清張長編の短所(御都合主義)をもった作。
「わるいやつら」「けものみち」のピカレスク・ロマンに「霧の旗」のリベンジの要素を加味した感じ
の作で、清張ファンでも好みは分かれるところか。
松竹の映画版は清張映画コーナーがあるレンタルショップなら在庫してある可能性大。
843名無しのオプ:2009/01/16(金) 20:39:29 ID:nPTTg5WL
私は文庫派なんだけれど

そんな私にでも
お勧めの (全集の) 巻ってあるのかな
844名無しのオプ:2009/01/16(金) 23:32:43 ID:6CTQXPOk
現代官僚論なんかは文庫化されてないはずだけど、あえてお薦めはしません。
845名無しのオプ:2009/01/17(土) 01:12:33 ID:qEDOrFfW
清張の作品で、「小説三億円事件」だったかな?
あれは面白くないね。
846名無しのオプ:2009/01/17(土) 05:48:29 ID:sov2eL9o
点と線もあんまり面白くないよな
847名無しのオプ:2009/01/17(土) 11:03:31 ID:elH4JBcj
面白かった作品を聞いた方が早そうだなw
848名無しのオプ:2009/01/17(土) 11:08:31 ID:9og0Jotp
江藤新平や徳川忠輝を書いた短編は風太郎さんにもあるが、
これほど両者同じ主人公を書いても、
とんでもない違いがあるのはあるいみ二人とも天才だ。
人間の醜悪な部分と奇想天外な部分。
生前風ちゃんは、清張を読んでたみたいだけど、
文豪は風ちゃんを読んでなかった。
849名無しのオプ:2009/01/17(土) 13:25:45 ID:elH4JBcj
マジレスすると、流行作家になってからの清張さんは資料以外の読書はほとんどするヒマがなかったそうだよ。
850名無しのオプ:2009/01/17(土) 13:37:42 ID:Hazwaxgx
>>844
文庫化されています。持ってます。

>>845
おもしろかったがなあ。二三度読返したぐらいだ。
851名無しのオプ:2009/01/17(土) 15:09:21 ID:LdhD+sKG
点と線の方がずっと面白いよ。
852名無しのオプ:2009/01/17(土) 18:33:21 ID:P8z187IO
ニュースとかでも事件説明する時「点と線」って表現よくされるよな
853書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/17(土) 20:29:02 ID:uPmSuzBz
「ゼロの焦点」も相当に売れ流行語にもなったとか。
今読むとさすがに地味でベストセラーになる本という感じではないが、
この辺は時代の違いを思わせる。
854名無しのオプ:2009/01/18(日) 02:13:40 ID:5SZy62zv
映画は「影の車」が一番面白いと思う。
855名無しのオプ:2009/01/18(日) 02:23:28 ID:22P/AZTX
テレビドラマ化したやつでは、やはり「霧の旗」かな。
主人公の弁護士が仲代達也のやつも田村高廣のやつも両方とも良い。

856名無しのオプ:2009/01/18(日) 06:25:43 ID:VuAV9oox
>>855
やはり三国連太郎だろ霧の旗の弁護士は
しかし霧の旗自体は奇怪な半分逆恨みの話だからあまり面白くない
857名無しのオプ:2009/01/18(日) 10:51:18 ID:tRrG/k1R
あれは筋違いの復讐だから後味悪いよね。
映画版は寅さんシリーズ撮る前の山田洋次監督だったが、ミスマッチという感は拭えない。
858書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/18(日) 11:43:38 ID:MwBlXvUS
映画「影の車」→原作「潜在光景」。
清張作品映画化としては大ヒットした「砂の器」よりも良かった。
あれこそ映像化した清張ワールドかと思う。
859名無しのオプ:2009/01/18(日) 14:22:33 ID:GsDA7Otd
>>856
あ、そうか、三国連太郎は映画版に出ているからテレビの方は忘れていた。
860書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/18(日) 20:22:36 ID:XMuR0qmd
清張作品の雰囲気は松竹よりは東映の方がマッチすると思うのだが、
製作本数は圧倒的に松竹だね。
861名無しのオプ:2009/01/18(日) 20:38:14 ID:Tu9uk72w
テレビ朝日開局50周年記念 松本清張生誕100周年記念SPドラマ「疑惑」


出演
 田村正和/室井滋、真矢みき、若村麻由美、内山理名(友情出演)、渡辺いっけい、鈴木浩介、油井昌由樹、中村俊太、土屋裕一、橋爪遼、
山崎樹範、大東俊介・津川雅彦・矢島健一、朝加真由美、笹野高史、小林稔侍、沢口靖子
862名無しのオプ:2009/01/18(日) 23:02:28 ID:lP9bDyx7
文庫の帯によると

文春からも記念出版があるみたいですね
863名無しのオプ:2009/01/19(月) 04:28:13 ID:GuYUEa/8
文春は絶版になってるの多いから
どんどん復刊して欲しいね。
864書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/19(月) 21:45:18 ID:JDx/bUzK
脚色されているが「疑惑」は映画版の女対決(岩下VS桃井)の印象が強烈過ぎる。
865名無しのオプ:2009/01/21(水) 03:42:59 ID:UyaLdPQc
あの頃の桃井かおりは
強烈な存在感があるね。
866名無しのオプ:2009/01/21(水) 04:58:21 ID:roeK3Ckc
NHKの番組で神々の乱心に興味を持ちました、未完らしいけど世間はどういう評価なんだろう?
867書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/21(水) 21:03:06 ID:mv8G3+h9
>>865
ダウンタウンの番組ゲストの時に話していたが、
当時は女優引退も考えていたので女優としてのイメージとか気にせず思いっきり演じてしまったと。
868名無しのオプ:2009/01/22(木) 11:03:09 ID:GEbJKDFP
>>866
未完で話題にならなかった。
たしかに惜しい作品だとは思うが致し方ない。
869名無しのオプ:2009/01/22(木) 22:02:04 ID:MpYabtgp
宮部みゆき責任編集みたいなのが気になるんだけど面白い?
清張読むのは初めてです
870名無しのオプ:2009/01/22(木) 23:29:04 ID:Ylues0Oi
初見なら宮部みゆき編集は読まないほうがいい。色々な意味で。短編なら黒い画集が良い。
871名無しのオプ:2009/01/23(金) 06:07:08 ID:9ssIE+1K
>>870
いゃー
アマゾンで上中下買っちゃったよ
目次みたら殆ど読んだのばっかりだけど
まぁ忘れてるしね
872名無しのオプ:2009/01/23(金) 17:07:17 ID:77Cir/h5
宮部みゆき編集は既存短編集からいろんなのつまんでるから、その後短編集読もうとすると色々かぶって損なのよ。
873名無しのオプ:2009/01/23(金) 21:42:14 ID:hChQaXjx
初・短編集は、入手しやすさも考えると

光文社文庫か新潮文庫がいいと思うけれどな
874書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/23(金) 21:55:45 ID:YeIJteRm
繰り返しになるが、最初に読む短編集は新潮文庫の傑作短編集がいい。
他には時代小説なら「無宿人別帳」「彩色江戸切絵図」「紅刷り江戸噂」、
この3冊は多彩で粒揃いの作品ゆえ、文句無しで推せる。
875名無しのオプ:2009/01/24(土) 00:40:32 ID:uxOpcRPQ
昔、清張の家に新聞の集金をしにきた人(だったかな?)が
清張に「原稿を取りに来た編集者」と勘違いされ

原稿できずにイライラしてた清張がその人に向かって
「誰が家に来いと言ったかあ!!」と詰め寄り、その人を
「ひいいっっ」とさせたところを奥さん等に必死で止められた。


・・・というエピソードを誰かの本で読んだ事があったのだが
誰か知ってる方おられたらその本教えてください。
876名無しのオプ:2009/01/24(土) 09:15:28 ID:JE8OcN2/
似たようなエピソードなら
森雅裕の『推理小説常習犯』で読んだことがありますが・・・。
これとは違うかな?
877名無しのオプ:2009/01/24(土) 11:12:26 ID:F4E6+0nd
たぶんそれ。
森雅裕が芸大生の頃に出版社のバイトしてたときの話だったと思う。
878名無しのオプ:2009/01/24(土) 11:23:59 ID:m0/6MJa0
小説日本芸譚、なんてのは、苦しんで途中ほっぽりだして
逃げたくなったと、本人がいってるね。
879名無しのオプ:2009/01/24(土) 14:25:16 ID:QXm2kMZH
>>874
入門者には光文社文庫の短編集は不適なのでしょうか。
毎月刊行されているものを順次購入しているのですが…
(´・ω・`)
880名無しのオプ:2009/01/24(土) 15:11:25 ID:9t6c74S/
今夜疑惑が放送です。今清張の特集やってる。
881名無しのオプ:2009/01/24(土) 15:34:32 ID:nQDrA93T
>>879
そいつの言うことは当てにならないから鵜呑みにしないほうがいいよ。
882名無しのオプ:2009/01/24(土) 17:29:22 ID:bvBWjbiV
もともと、日本芸譚は12人の芸術家を採りあげてるはずなのに、文庫本も全
集も10人しか収めていませんね。

どなたか現在入手可能な本で「鳥羽僧正」と「北斎」を読めるものを知りませ
んか?
883873:2009/01/24(土) 20:51:42 ID:sdOj3nrs
>>879
あなたの好みにもよるけれど
入門者用には、光文社文庫か新潮文庫のどちらかでいいと思います
両方購入すると、かなり重複があるはずだし・・・
あなたが光文社文庫版を購入しているならば
そのままでいいと思います

>>874 は、あくまでも >>874 の意見でしかないですから
884名無しのオプ:2009/01/24(土) 21:00:55 ID:sdOj3nrs
>>882
新潮社の「岸田劉生晩景」とか
中央公論社の「松本清張セレクション 4」とかを

ネット古書で購入するくらいかなあ
885名無しのオプ:2009/01/24(土) 21:05:34 ID:9t6c74S/
>>882
阿刀田氏も解説で、日本芸譚は同業者から見ても相当辛い企画で、
光悦から明らかに苦しくなって筆致が乱れているって書いてたな。最後の話に至っては苦しまぎれに、企画の舞台裏を題材にしてしまったと。

そういう事情で単行本化のボリュームの問題より、鳥羽憎正と北斎は本当にデキが悪かったみたい。
886名無しのオプ:2009/01/24(土) 21:10:52 ID:jW8rb6HR
 フジテレビ系では、松本清張生誕100年を記念したスペシャルドラマ「駅路」を今春放送する(放送日時未定)。故・向田邦子さんが約30年前に書いた脚本を「北の国から」の演出を手掛けた杉田成道が脚本家の矢島正雄と共に脚色し、演出も担当する。
主人公の呼野刑事を役所広司、事件の鍵を握るヒロイン・慶子を深津絵里が演じる。

 2004年以来のドラマ出演となる役所は「松本清張さんの作品を杉田監督の演出、向田邦子さんの脚本でドラマ化するという、
素晴らしい企画に出合えてドキドキしています。魅力的な俳優さんたちとの共演もとても楽しみです」と意気込みを語る。

 喜多麗子プロデューサーは「このドラマは、定年の時などに訪れる“人生の駅路”をテーマにしたミステリーですが、謎を追うだけではなく、
事件を取り巻く人々を色濃く描いた人間ドラマでもあります。役所さんはまだまだお若いですが、人生の終着点を間近に控えた人間の心情を確実に演じてくださるだろうという確信がありました」と役所へ全幅の信頼を寄せている。
887名無しのオプ:2009/01/24(土) 21:13:08 ID:jW8rb6HR
テレビドラマ研究家の古崎康成さんによると、清張ドラマのブームは一九六〇年代中ごろと七〇年代後半。そして、二〇〇四年に「砂の器」(TBS)、「黒革の手帖」(テレ朝)などが続けて放送され、再び注目が集まったという。
松本氏は生前、質の低下を危ぶみ、ドラマの脚本をチェックするなど映像化を厳しく管理していた。氏が亡くなった今もテレビ局の間には
「清張作品のドラマ化は各局年一本」という暗黙のルールがあり「ドラマの高い品質が保たれている」と古崎さんはみる。

今年はこのほか、テレビ東京も三月四日午後九時から「黒の奔流」を船越英一郎主演で放送する。
888名無しのオプ:2009/01/24(土) 22:15:42 ID:QXm2kMZH
>>883
ありがとうございました。
889書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/24(土) 23:39:20 ID:GKLIPdqN
>>879
購入開始後だし、
清張短編を読み尽くす方向性でOKなら光文社文庫で揃えるのも有りかと思う。
ただし、時代小説まで読む場合「無宿人別帳」のような各話独立性があるシリーズものは
単独で刊行して欲しいものである。
纏めて読んでこそ、シリーズとしてのカラー、テーマ(アウトサイダーの悲哀)が浮かび上がって
来る。
890名無しのオプ:2009/01/25(日) 11:02:46 ID:hXE0/zbW
>>889
時代小説も読みたいので、参考にさせていただきます。

皆様、ご親切に教えていただき、ありがとうございました。
891名無しのオプ:2009/01/25(日) 11:34:06 ID:UFUqAFGT
>>885
なるほど。
どれも長篇に発展できる題材ばかりだから新人作家で毎月読み切り掲載はきついっすよね。
892名無しのオプ:2009/01/25(日) 13:33:28 ID:75vZgNQG
>>876-877
それでした。ありがとうございます。


昨夜のドラマ「疑惑」。意外と好評だと聞いた。
個人的には同じドラマでも、その前の佐藤浩市が記者やってた方のが
まだ面白かったな。はめられた感じが出てて。オニギリも上手そう
893書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/25(日) 16:16:27 ID:BURszqWf
やはり清張作品は短編>中編>長編だね。
「疑惑」は中編と言ってよい程度のボリュームに纏めたのが成功の因か、
短く刈る程に清張作品は良くなる感あり。
この点は時代小説も同様で、短編は初期のダークな藤沢周平作品や笹沢左保の股旅ものが
好きな向きに推せるし、戦国・武家ものはシバリョウ作品にも劣らない面白い作多数、
つまり本職にも劣らない相当なレベルなのである
個人的希望としては戦国もの等を時代別に纏めて編集して欲しいと思うている。
894名無しのオプ:2009/01/25(日) 17:49:24 ID:SO9TBY2P
訊かれたことには答えもせずに
しつこくしつこく短編推すバカ
895名無しのオプ:2009/01/26(月) 19:37:39 ID:gj4SVCAk
光文社文庫の短篇全集が旧版のままだったんでガッカリした
896882:2009/01/26(月) 22:23:08 ID:dtgd586m
>>884
中央公論の「松本清張セレクション4」に入ってますか、ありがとう。
図書館を検索したらあちこち蔵書登録されてたので、今度行ってみます。

>>885
デキは悪いでしょうな。どの位デキが悪いかも楽しみです。
897書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/27(火) 21:51:22 ID:Aj/o0e6m
作風的には意外な阿刀田高氏の思い入れたっぷりな「松本清張小説セレクション」(全36巻)は
順次文庫化しても面白かった。短篇集のセレクトが非常に良い。
898名無しのオプ:2009/01/28(水) 11:44:15 ID:8S4T7F0U
中公文庫で出るかも
899名無しのオプ:2009/01/28(水) 17:19:31 ID:YHG972bY
書斎よ、お前いいかげんにしろよ…
本名・住所が、知られているんだぞ、
どう言う事か理解しているのか?
お前を破滅させる方法なんて、いくらでもあるんだぞ!
反対にお前は、おれ達の情報を何も知らないだろうが、
もう、チェックメイトなんだよ、
みんなが、お前に直接攻撃をしないのは、優しいからなんだよ、
お情けなんだよ、普通は荒らしが、本名・住所を知られたら破滅なんだよ、
その程度の事も理解できないのか?
お前は、裸の王様なんだぞ、よく考えて行動しろ、
本当に破滅するぞ。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1230611379/478
900名無しのオプ:2009/01/28(水) 17:53:50 ID:NeygMCkD
きゅうひゃく!
901書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/28(水) 21:03:40 ID:z+ZPZYMt
讀賣資本が入る前の中公ならセレクションの文庫化をしていたかも。
そう言えば讀賣と清張先生はあまり縁が無かったように思う。
902名無しのオプ:2009/01/28(水) 21:57:35 ID:kNrGrhod
新潮文庫が百年記念で復刊する件、
今絶版になってる作品、今年中に全部復刊してくれるのかな?
「分離の時間」「地の骨」「巨人の磯」「鴎外の婢」「黒の様式」
こんなもんだったか?うろ覚えだが。
903名無しのオプ:2009/01/28(水) 22:31:06 ID:8YXCW71O
『砂の器』『落差』『草の陰刻』『二重葉脈』『霧の会議』
これらの作品を連載したのはどこでしょう?
904名無しのオプ:2009/01/29(木) 00:00:27 ID:BKGC4qTa
>>899
単なる荒らしというよりは、脅迫のように受け取れる内容なので、一応通報しておきました。
悪しからず。
905名無しのオプ:2009/01/29(木) 08:06:41 ID:6oKKy4jP
>>903
讀賣だ。
906名無しのオプ:2009/01/29(木) 09:01:50 ID:uXQfzmNu
『考える葉』が連載されたのは?
907名無しのオプ:2009/01/29(木) 10:34:00 ID:27PdkWUh
実家にあったカッパノベルズ『翳った旋舞』を読んでみた。
新聞社の女子新入社員が社の派閥抗争に巻き込まれるというサスペンス。
殺人は無し。
女の処女性が妙に重要視されてて今読むと少し違和感のある昭和三十年代の話。
908名無しのオプ:2009/01/29(木) 10:57:17 ID:cCblZS+Q
文春から 「対談 昭和史発掘」 という新書が発売されたみたい
単行本未収録だった 「昭和史発掘」 も収録されているとか

過去スレで問合せの書き込みを見た気がするが
その方も、これで満足・・・かな ?
909名無しのオプ:2009/01/29(木) 11:15:08 ID:S3ZS1OpX
>>902清張唯一のSF
「赤い氷河期」なんてのもあるよ。
910名無しのオプ:2009/01/29(木) 11:16:45 ID:UOkty1eY
ほんとだ、。特に「隠田の行者」
なんかは、遺族問題が解決したんだろう。
清張以外にも、山田風太郎や林真理子なんかも
この飯野って男の遺族の妨害で、
出版差し止めあったからなあ。
911名無しのオプ:2009/01/29(木) 13:54:41 ID:vyawUJAD
一個人

特集されてるぞ
912書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/29(木) 21:16:07 ID:L+hgYr8l
>>903
清張先生のキャリアと膨大な著作を見ると、日本最大発行部数の新聞社と清張先生のつきあい
はその程度だったとも言える。
目立つのは「眼の壁」の週刊誌連載ぐらいであり、
「砂の器」はずっと後の映画化以後のヒットだし、決定的な仕事を読売でしていない感がある。
反体制の作家として見られることが多い(俺は疑問に思っているが)清張先生ゆえ、
保守的・大衆的な読売のカラーには合わない面もあったのか。
と言っても、保守系出版社と言われる新潮や文春で大量の仕事をしているゆえ、
商売は商売なのかもしれぬが。

森本穫著「松本清張歴史小説のたのしみ」(洋々社)。
これは一読の価値ありかと。
913名無しのオプ:2009/01/29(木) 22:10:00 ID:xcaCSP/Z
砂の器で老刑事が新聞の野球ページみて
戦前の戦争用語みたいに報じてアホらしいし
若い人が夢中になるのが理解できんとかいってる

清張ってスポーツ全般に興味ないっぽい?
914名無しのオプ:2009/01/30(金) 00:07:39 ID:w6MRkYyG
たぶんスポーツには興味無かったと思う
軍隊でも相当しごかれたみたいだし
915名無しのオプ:2009/01/30(金) 06:26:39 ID:4CmaKVzE
「神々の乱心」でやはりフィクションでしかかけなかった、
宮中女官、下田歌子を匂わすようなことかいてるんだな。
「隠田の行者」こと飯野と下田の性スキャンダルは
生のままでは、出版できない事情もあったんだろうけど、
これは飯野というより下田歌子側の妨害だろな。
916名無しのオプ:2009/01/30(金) 07:42:54 ID:tEsWXcKe
『小説東京帝国大学』でそのあたりのことはしっかり書いてるんだが。
清張は昭和史のシリーズに昭和のできごとでもないスキャンダルめいた話を入れることは本意ではなかったろう。
出版社サイドの希望だったと思う。
917名無しのオプ:2009/01/30(金) 08:40:14 ID:4CmaKVzE
っていうか、昭和史発掘は、完結を待たずに
単行本にまとまる分量の連載がたまれば、
すぐに出版していた。当時はこんな一般受けしない
ノンフィクションでも10版20版と重ねていたから、
やはりなんらかの事情があったんだろう。
皇室の禁忌に関わる話は昭和40年代では、事実上出版無理。
中央口論社長宅襲撃もあったし。死人がでてるんですよ。
918名無しのオプ:2009/01/30(金) 08:51:01 ID:tEsWXcKe
だから昭和40年代に『小説東京帝国大学』でそのネタを取り上げても平気だったのだよ。
裏なぞない。
919名無しのオプ:2009/01/30(金) 09:21:59 ID:4CmaKVzE
ふむ、過分にしてしらんけど、帝国大学というノンフィクションノベルに
飯野と下田歌子のセクススキャンダルなんてあったかな?
何ページにあんの?
920名無しのオプ:2009/01/30(金) 18:22:11 ID:XMaAnFKP
>>919
このレス、釣りかァ? ちょっとヒドイなあ・・・
「浦島太郎」読んで、「浦島太郎が龍宮城へ行ったなんて、何ページに書いてあんの?」って言うみたいなものだ。
921名無しのオプ:2009/01/30(金) 18:25:50 ID:tzrYmTmx
いやそうではなくて、小説東京帝国大学を、以前読んだけど、
そのような記述があったとは、
記憶してないんですよ。
あの作品は、官立大学の自治と独立が、はたして税金で運営されてるのに
可能なのかという主題なので、
宮中関係はなかったと思うね。
922名無しのオプ:2009/01/30(金) 21:38:32 ID:t2I6xg9j
>>921
私も「小説東京帝国大学」には、宮中関係の話は出て来なかったと記憶してます。
923書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/30(金) 21:39:33 ID:tahzFYP9
やはり清張先生の関心は政治・経済・歴史といった堅めの方向にあったようだ。
スポーツに関心があれば、時代的にプロ野球黒い霧事件や大相撲輪島事件等を
書いていてもよかった。
また「ミステリーの系譜」で犯罪実話にも巧みな筆使いを見せながらも、
この方面を書き続けることはなかった。
924名無しのオプ:2009/01/30(金) 22:19:21 ID:XMaAnFKP
>>921->>922
えぇっ〜?出てきますよォー。
当然その流れになるだろう、って、出て来るべくして出て来てる。

どこ?って言われれば、改めて探さなければならないが、後半部のカナリの部分に出て来るハズ。
(随所に出て来る、どの箇所てなものではない。全集版のハナシだよ、『火の・・・』何とかと一緒に収録されている・・・)
そして、その結論みたいな記述と清張の意見が、最後の北野の手紙を借りて、また、「あとがき」にも書かれている。

とにかく、飯野、下田(歌子)問題と幸徳秋水事件は、「小説東京帝国大学」での周辺史実発掘の中心をなすものだよ。
925924:2009/01/30(金) 22:32:30 ID:XMaAnFKP
それとも何か、その後の単行本や何かでは、両事件とも、あまりに一方的な記述だ、とか何かで削られてるのか?
幸徳秋水事件でも、官の側が可哀相過ぎるよ、って書き方だったからな。
926名無しのオプ:2009/01/30(金) 22:57:09 ID:5pst1UnN
スレの住人さんたち、こんばんわ。
質問させて下さい。
「弱気の虫」をどうしても読みたいのですが、
今売ってる本には入ってないのでしょうか?
927名無しのオプ:2009/01/31(土) 01:12:53 ID:zYTWGm8Q
文庫は絶版状態じゃないか?
でもブ〇オフとかでもたまに見かけるけど。
928名無しのオプ:2009/01/31(土) 01:47:07 ID:KOw7By50
う〜ん
やっぱりそうですよねー。
神保町にでも行ってみます。
ありがとうございました。
929名無しのオプ:2009/01/31(土) 06:06:42 ID:S9XVBJvO
書斎こと、林某、横浜市在住、40代後半、中卒。
ここまで面が割れてるのによく書き込めるよな。
930名無しのオプ:2009/01/31(土) 06:38:26 ID:vf/Ryknf
>>912

一読の価値あるって? ないよ。
元ねたの発見を自慢しただけのものだ。
解釈、評論は平々凡々。
魔人なみ。



931名無しのオプ:2009/01/31(土) 11:04:39 ID:mp9FaaZU
と、読まずに書き込むいつものバカ。
932名無しのオプ:2009/01/31(土) 16:00:30 ID:nwld76UY
だいぶ忘れてしまったので既読の長編を読み返してるんだけど、やはり面白い。
『翳った旋舞』あたりだと偶然が過ぎる気がするが、あとはそれほどでもない。
初期の『蒼い描点』なんて、土ワイ火サスの原点だな。
TVドラマが全然進歩してないわけだけど、原型を造った清張はすごい。
『天才画の女』『黒い空』あたりがおすすめ。
今は『数の風景』を読んでるけど、これもいいな。
933名無しのオプ:2009/01/31(土) 16:53:47 ID:3QBHEpB3
>>929
おっさんの方がウザイよ
934書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/01/31(土) 18:58:30 ID:KSWvmhJz
「弱気の虫」は文春文庫を探索するしか手はなさそうだ。
脚色したラジオドラマはなかなかの出来であった。

>森本穫著「松本清張歴史小説のたのしみ」(洋々社)
本全体の評価は各人が読んで判断してもらうしかないが、
現代小説やノンフィクションと比較してスルーされがちな清張時代・歴史小説のみを題材として
取り上げた点は評価しておきたい。

「数の風景」「黒い空」等、この辺の後期作は清張先生の推敲が丁寧にされている感あり、
花袋の紀行文好きらしい初期作のような丁寧な情景描写が蘇っているのが良だ。
935名無しのオプ:2009/02/01(日) 01:42:18 ID:w9DlqUGC
>>932
数の風景はいいですね
936名無しのオプ:2009/02/01(日) 18:54:13 ID:ebEgqMGM
書斎! いいかげんにしろ!
937名無しのオプ:2009/02/01(日) 19:37:08 ID:ebEgqMGM
書斎いや、林 博士 クダラナイ書き込みをいますぐやめろ!
自分でやめられないのなら、病院に行け!
お前は、典型的な自己愛製人格障害だ、もう人様に迷惑をかけるのをやめて
治療に専念しろ、このままだと今に悲惨な事になるぞ!
938名無しのオプ:2009/02/01(日) 20:38:58 ID:7PznI2/+
「黒の様式」も復刊したんですね。
939書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/01(日) 20:42:51 ID:tN3J370u
>>938
「歯止め」「犯罪広告」「微笑の儀式」とテーストが異なる面白い3作収録ゆえ、
お買い得かと思う。「古拙の笑い」ネタ非常に面白い。
940名無しのオプ:2009/02/01(日) 20:58:26 ID:9O/aoKRF
はいはい、エライ・エライ・・・えらいでちゅね〜
941名無しのオプ:2009/02/01(日) 21:03:25 ID:rjnSABjb
みんな迷惑していることになぜ気づかないのか。
942名無しのオプ:2009/02/01(日) 21:31:58 ID:uc5h7gRN
書斎が迷惑なんだよ
943名無しのオプ:2009/02/01(日) 21:34:26 ID:LAv3t1yP
>>940
ムツゴロウさん乙
944名無しのオプ:2009/02/01(日) 21:45:08 ID:uc5h7gRN
鶴ヶ峰動物王国へようこそ♪
945名無しのオプ:2009/02/01(日) 22:28:43 ID:uc5h7gRN
中卒 馬人 ははは
946名無しのオプ:2009/02/02(月) 00:43:30 ID:X/mKIuyT
>>913
昭和48年に出た文春増刊「松本清張の世界」に
野球のユニフォームを着てバット振ってる写真が載ってた。
文壇関係のお遊び野球みたいだけど、フォームは普通w
毛嫌いしてるというほどではないけど、まあ興味はなかったでしょうね。

上記増刊には筆でさらりと描いた自画像が載ってたけど、これはうまい。
さすが元デザイナー、プロ級でした。
947名無しのオプ:2009/02/02(月) 04:47:12 ID:0UqeVhgj
昨日の朝日の報道スペシャルを見て、やっぱり良くも悪くも清張は朝日の人間だったんだなあ・・と感じた。
948名無しのオプ:2009/02/02(月) 07:29:08 ID:qCBsk2F+
林ひろし、 48歳、横浜市在住、イトーヨーカドーでバイト中。
これが、容疑者Xなんですか?
949名無しのオプ:2009/02/02(月) 18:19:30 ID:PxFk8pif
スポーツには大して関心がなかったとは言え登山ネタの話がいくつかあるから
登山=知識人のスポーツという意識がやはりあったのかな。
950名無しのオプ:2009/02/02(月) 19:34:06 ID:1RMUYDr3
黒い画集の『遭難』での取材で初めて山に登ったらしい。
「わたしは心臓があまり丈夫でないし、足弱の点は女なみ」と後に語っている。
951名無しのオプ:2009/02/02(月) 19:50:45 ID:87CWhG+4
>>949
> 登山=知識人のスポーツという意識がやはりあったのかな。

(´,_ゝ`)プッ
952書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/02(月) 20:54:15 ID:CUSq9iqe
清張先生はプロ級どころかその道(デザイン)でも受賞歴ありでしょ。

登山といえば、活躍時期がだぶる山岳小説の巨匠新田次郎作品をどう見ていたかを
清張先生に聞いてみたかった。
逆に、ミステリも書く新田先生の「遭難」評も見たかった気がする。
953名無しのオプ:2009/02/02(月) 21:01:38 ID:Y07NmzP0
登山=大学山岳部=ブルジョワ
954名無しのオプ:2009/02/03(火) 05:42:33 ID:uDdrsn3C
プロ級とか言うより、それで社員としてメシ食ってたんだから。
955名無しのオプ:2009/02/03(火) 10:41:35 ID:mtdOkEa7
>>952
「黒い手帖」だったかに「遭難」は登山家に取材して書いたと書いてあった記憶があります。

>>953
一概にそうでもない。
たとえば、森村誠一はブルジョワとは言えないでしょう。

956名無しのオプ:2009/02/03(火) 11:26:57 ID:gaTbcrG0
「遭難」を読んだ読者から作者は山のベテランに違いないと思ったとの手紙が来たという自慢めいた?
ことをそのエッセイで書いていたね。
957名無しのオプ:2009/02/03(火) 11:49:15 ID:bWayTJJC
こういう低学歴は普通サブカルチャーに生きがいをみいだすのになー
958名無しのオプ:2009/02/03(火) 14:00:39 ID:oNx+lHIL
登山をテーマとした作品、
松本清張 森村誠一 横山秀夫らに共通しているね。
なんか作風やビッグさにも共通点を感じる。

959名無しのオプ:2009/02/03(火) 14:35:33 ID:gZgKf00T
>>955
清張がそういう連想をしても全く不思議は無いけどな
960946:2009/02/03(火) 16:16:49 ID:HdR1ByVU
>>952>>954
朝日の版下部だっけ?賞とってるのも知ってるけど、
デザイナーでも絵へたっぴなのもいるからさ。
筆で描く似顔絵があまりにもうまいのと、上でも出てるけど
自分で飽きていた?顔の特徴が見事に出ていて感心したよ。
平気で美化した自画像を描く漫画家もいるというのにw
961名無しのオプ:2009/02/03(火) 17:25:28 ID:uDdrsn3C
登山に限らず、清張の少年期の時代はスポーツ=金持ちの子息がやるものってイメージはあったと思うぞ。
962名無しのオプ:2009/02/03(火) 17:59:54 ID:IRy9qEtG
50年前の左翼の趣味、 
登山、歌声喫茶、映画鑑賞。
いまでもやってる。
963書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/03(火) 21:30:07 ID:7tZW5gmw
清張先生の絵心は、小説家になってからも巧みな情景描写として活きている。
後期でこの点が最も発揮されている長編が「数の風景」でしょ。
思わず石見銀山の温泉に行きたくなってしまう。
964名無しのオプ:2009/02/03(火) 21:58:51 ID:jEC8Om2X
イイカゲンカキコミヒカエテクレナイカ
ウンザリダ
965名無しのオプ:2009/02/03(火) 23:36:07 ID:J2T8KqUI
↑ ボク、漢字も書けないの?
966名無しのオプ:2009/02/04(水) 15:39:18 ID:B29Gen5R
ガキは相手にしないよ
967書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/04(水) 22:56:03 ID:pPuigFol
光文社文庫の短編全集は、せめて現代小説と時代小説ぐらいの巻別にはして欲しかったが、
時代小説忌避気味の読者が読む可能性が高まる点ではランダムな収録の方が好ましくは
あろうかと思う。
968名無しのオプ:2009/02/05(木) 10:23:56 ID:58D2wwAE
まあ上みたいな「だから何?」みたいな書き込みは勘弁だがな
969名無しのオプ:2009/02/05(木) 11:21:58 ID:jgW482ku
>>968
目糞鼻屎を笑うw
970名無しのオプ:2009/02/05(木) 12:54:45 ID:58D2wwAE
笑ったつもりはなかったんだが…

つか笑ったようにみえるか上の文
971名無しのオプ:2009/02/07(土) 06:33:05 ID:rwpkPMtb
「対談 昭和史発掘」
楽天ブックスで注文したら在庫なしだった。
本屋でも見かけないし、よく売れてるのかな。
まあ増刷するでしょう。
しかし早く読みたいもんだ。
972名無しのオプ:2009/02/09(月) 13:34:28 ID:AUSGO/lq
女優の広末涼子(28)が松本清張生誕100周年記念映画「ゼロの焦点」(犬童一心監督、
09年秋公開)に主演することが8日、分かった。
原作は昭和30年代前半の北陸を舞台に、時代の波に翻弄(ほんろう)される
3人の女性の生き様に焦点を当てた社会派の傑作。広末は新婚まもなく夫が
行方不明になったヒロインを演じる。物語の鍵を握る女性に中谷美紀(33)。
豪華女優陣の“競演”によって、同作が48年ぶりによみがえる。
ttp://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1234128060
973名無しのオプ:2009/02/09(月) 17:02:43 ID:YE+ZBoWa
あー広末は意外と合うかもしれない。
974名無しのオプ:2009/02/09(月) 17:37:09 ID:myN+XdKh
書斎はいいこと言うな
975名無しのオプ:2009/02/09(月) 19:11:09 ID:Eb8K7KS6
「翻弄」にわざわざふりがなを付ける972の親切過剰度が笑える。
976名無しのオプ:2009/02/09(月) 20:48:42 ID:06/hMuZf
>>975
おいおい、元の記事を確認してからそういうことを
書いた方がいい
読売とか報知なんかは難しい(基準は知らない)漢字に
よくふりがなが振ってある
977名無しのオプ:2009/02/09(月) 22:55:29 ID:AiVlaRIb
夫は誰がやるんだろう?
978書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/09(月) 23:57:57 ID:GK1wWuJe
清張ワールドに木村多江はフィットと思うが、ヒロインがヒロスエってのは・・・
綾瀬はるかあたりの若手を使った方が良かったと思う。
979名無しのオプ:2009/02/10(火) 00:32:47 ID:t8BCC9TB
>>976
それも含めて言っているんだよ。
980名無しのオプ:2009/02/10(火) 01:33:21 ID:RNDM2esl
>>978
確かに木村多江は悪くない。
でも、綾瀬はるかはないでしょう。
綾瀬よりは広末の方がいいと思う。
まぁ、魔人は巨乳好きなのだろうね。
981名無しのオプ:2009/02/10(火) 16:06:05 ID:9yqGmyup
ロ秋々吟(しゅうしゅうぎん。「しゅう」は口へんに秋)
て文庫化されてますか?

10年以上昔の雑誌で読みました。
また読みたいなあと思って。
982魔神:2009/02/10(火) 16:45:24 ID:yovGXYZZ
新潮文庫の短編集『西郷札』に入ってるよ。
983名無しのオプ:2009/02/10(火) 17:17:23 ID:PX2icKQY
あれって、なんか若き日の清張さんの
自画像っぽいニュアンスもある気がするのですが。
984名無しのオプ:2009/02/10(火) 18:21:14 ID:L0snoFi4
.

















985名無しのオプ:2009/02/10(火) 21:37:22 ID:9yqGmyup
>>982
どうもありがとう。買ってきまーす。
986名無しのオプ:2009/02/10(火) 21:52:22 ID:V4F4u9TC
でも、オレ、横須賀なんで、ちょっと遠いよ!自転車じゃムリだ
987書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/10(火) 23:33:03 ID:TrogNwUg
>>980
>魔人は巨乳好きなのだろうね
なぜわかった?(w
格別に綾瀬はるかのファンではないが、小林翁が評価するとおり演技力はまずまずかと。
とにかく久我美子がハマリ役だったところにヒロスエはない。

988名無しのオプ:2009/02/11(水) 00:50:19 ID:p/7X/KjJ
木村多江とかその辺清張作品に合いそうだけど、
清張は目鼻立ちや凹凸のはっきりした洋風の美人が好きな気がする。その方が描写が簡単ってだけかもしれないけど。
989名無しのオプ:2009/02/11(水) 03:40:11 ID:FhbiVfrB
すみません、教えてください。
人殺しの話が嫌いで、松本清張を避けてたのですが、最近漸く黒革の手帳を読んで面白さに目覚めました。
人殺しがない話で、面白い話はどれですか?
ここの皆さんはよくご存知なので、出来ればあまりメジャーではない話を教えてください。
100周年に向けて色々本が出ているようなので、参考にさせていただきたいと思っています。
990名無しのオプ:2009/02/11(水) 03:48:50 ID:YJcj9bD1
だれかそろそろ次スレ立ててくれ。
991名無しのオプ:2009/02/11(水) 03:59:04 ID:p/7X/KjJ
>>989
紅い白描とかけっこう面白いですよ。
清張作品としてはマイナーで、殺人事件も起こりません
(女性誌上の連載だった都合もあるみたいです。殺人事件がないということ自体が若干のネタバレになってしまいますが、それは希望ということで)
清張作品は長編はほとんど殺人事件が絡むんですが、短編や中編は殺人事件の無い作品がかなり多いです。
短編だったら真贋の森や装飾評伝なんかも、オススメです。
992名無しのオプ:2009/02/11(水) 04:13:12 ID:p/7X/KjJ
あと塗られた本とかもいいかも。
黒革がハマったということなら水商売系で女と女の意地が絡む短編もあったんですが、タイトルを失念してしまいました・・。
お座敷の中の年増の女と若い新入りの女の駆け引き・・。なんだっけ。
993書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/02/11(水) 11:32:50 ID:UCTttE+M
>目鼻立ちや凹凸のはっきりした洋風の美人が好きな気がする。
この手の傾向が多いお水系の女性も好きだったとの証言もある。
「けものみち」「梅雨と西洋風呂」等々には取材効果が出ているのかも。
994名無しのオプ:2009/02/11(水) 12:10:30 ID:igR7ghLo
清張さんにはもっと旅行記や紀行文書いて欲しかったな

995名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:29:45 ID:vcp9hlt7
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996名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:30:16 ID:vcp9hlt7
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997名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:31:40 ID:vcp9hlt7
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998名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:32:13 ID:vcp9hlt7
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999名無しのオプ:2009/02/11(水) 14:33:25 ID:vcp9hlt7
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1000当たり!:2009/02/11(水) 15:16:33 ID:ha82Dx8c
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