1 :
B37 ◆P3udnAZtt. :
03/11/03 18:51
2 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/03 19:03
Z-
乙です
>>1 乙。
関連スレ見るとなんだか寂しいなあ。
チャンドラー再読中です。
マーロウって、ほんと嫌な奴。
6 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/05 00:23
しばらくリアクションがなかったのでスレ立てる時期誤ったか?と、ちょっと冷汗がでたよw 前スレ最初の方にいたコテハンの方たちは今どうしてんのかな? 後半は冒険小説家の訃報が続いて悲しかった・・ >5 まあチャンドラー本人自体いろんな逸話をみるに、かなりややこしい人だったみたいだしね。
7 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/05 00:34
前も邦題について愚痴ったけどハヤカワ文庫NVのタイトルも最近ひどくなったなあ。 「氷雪のサバイバル戦」だとか。内容はともかく(読んでないからわからん)これじゃ手に取る気になんない。 二見や新潮でこれなら「しょうがない」と思えるのに。 バグリイの「高い砦」なんか今出たとしたらどんなタイトルになるやら・・・
『橋がない』
『石弓と投石器』
「砂漠のサバイバルゲーム」ってのも激しくそそられなかった覚えがある。 「高い砦」なんかは直訳でうまくいったパターンなんだろうな。
11 :
名無しのオプ :03/11/05 01:30
『大統領の巻添えたち』
12 :
名無しのオプ :03/11/05 01:33
『男の中に熱い血が流れていたおかげで犠牲者続出』
おもろい!なんか他のタイトルでもやってみんか?
『アンデスの死闘』
↑うわ!ベタだな。実際にありそうなのが恐い
16 :
名無しのオプ :03/11/05 03:46
時代モノでいいのある?
17 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/06 23:32
いきなりネタでスレが伸びるとは思わなんだ(藁 >16 佐々木譲「五稜郭残党伝」「北辰群盗録」集英社文庫 どちらも蝦夷を舞台にウェスタン調の大活劇が展開する。 朝松健「旋風伝」朝日ソノラマ これも蝦夷が舞台のウェスタン。 なによりもホラー作家、朝松健がこれほどの冒険小説マインドを持った作品を書いたのが驚き。 本が高いのが難だが(2200円)充分お釣りがくる内容だった。 「カムイの剣」矢野徹 ハルキ文庫 忍法合戦あり、謀略あり、宝探しあり文庫一冊に詰めこまれた内容が濃い。 時代小説家で冒険小説よりの作品を書くのが南原幹雄で 「神々の賭け」「灼熱の要塞」などは戦国時代を背景に A・マクリーンばりの骨太な冒険アクションが展開する。 「魔界天生」「柳生忍法帖」「柳生十兵衛死す」山田風太郎 こんなとこで忍法帖出すのもなんだが「十兵衛3部作」は忍法の対決よりも 活劇としての面白さがより前に出ていて冒険小説としてもイイ!と思う。
18 :
名無しのオプ :03/11/06 23:43
小説でウェスタンというのをそもそも読んだことがないんだけど、 「蝦夷が舞台のウェスタン」とは?
19 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/07 00:01
>18 朝松健、佐々木譲どちらの作品も多分に西部劇を意識しており 「北海道の荒野」を「大西部の荒野」に見たててウェスタン映画みたいに 馬に乗って旅したり銃撃戦やったりしてるということです、はい。 説明不足スマン。
20 :
名無しのオプ :03/11/07 02:20
>>16 こーゆー歴史活劇もなかなかイケルよ。
義和団に妻を殺された元日本軍間諜が復讐戦を挑む「謀略回廊」
阿片撲滅に尽力する林則徐の抹殺を企む腐敗官僚&闇商人と戦う
宦官を描いた「陰の刺客」
密命を帯びた歌人西行(実は拳法の達人)がみちのくを舞台に
幕府転覆を企む勢力と対峙する「花月秘拳行」シリーズ
1543年、種子島に伝わったのが戦闘用ロボットだったらつー想定で
書かれた「天魔の羅刹兵」・・・・etc
最後のはイロモノっぽいけど悪くないよ。
21 :
名無しのオプ :03/11/07 19:04
ハードボイルドでお勧めは? チャンドラーや原りょうは読了。 矢作俊彦やロバート・B・パーカーが気になるんだけど面白いのない?
22 :
名無しのオプ :03/11/07 19:28
>>21 チャンドラーを読んでから矢作「あじゃぱん」を読むと細かいところが楽しめると思う。
#本筋も面白いけど
23 :
名無しのオプ :03/11/07 21:10
んじゃおすすめの復讐モノ教えてください。
>>23 ベタだけど「燃える男」後、「チャイナマン」「復讐の狼」「黒く塗れ!」
「復讐の天使」なんかもなかなか良かった気がする。
>>22 やっぱり「あじゃぱん」か…。
ストーリーの時代設定が近いから? それともオマージュ色が強いから?
矢作本人は、ほとんど有名作品のアレンジだって言ってるけど…。
とにかく読んでみるよ。長いし、高いけどね。
26 :
名無しのオプ :03/11/08 20:57
豊田有恒、火の国のヤマトタケルも面白い、絶版かもしれないし古本屋で探して。
27 :
名無しのオプ :03/11/09 00:59
最近ヒギンスはどうすか? ここんとこ冒険小説からずっと離れてたもんで… また「鷲…」みたいな熱いの読みたいな
>>27 相変わらずディロン物でお茶濁してます。 いい加減飽きた・・
29 :
名無しのオプ :03/11/09 19:21
>>22 三人称のハードボイルドを知らないか?
私小説ばかりで、たまには視点を変えたのが読みたい…。
30 :
名無しのオプ :03/11/09 20:16
三銃士とかスカラムーシュちっくな奴ないですか?
31 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/09 21:37
>30 フェイ・ケラーマン「慈悲のこころ」上下 創元推理文庫 シェイクスピアが主人公で剣戟をする波乱万丈の大活劇。 あと読んでないんだけど佐藤賢一が書いてる作品群はそんな感じじゃないんかね? >29 ダシール・ハメットは読んだかな?「マルタの鷹」「血の収穫」「ガラスの鍵」等。 チャンドラーと違って文体もシンプルでもってまわった表現がなく今でも斬新だ。 最近の国産では逢坂剛「禿鷹の夜」文春文庫が三人称にこだわったハードボイルド小説でイイ。
よく考えたら「血の収穫」だけは一人称だった・・・
33 :
名無しのオプ :03/11/11 00:17
ラドラムって最近出してる?
34 :
名無しのオプ :03/11/11 00:19
死んでなかったっけ?ラドちゃん
>>33 遺作?の「カヴァート・ワン」物はまだ角川から出るみたいだけど。
36 :
名無しのオプ :03/11/12 10:24
今更だけど、稲見一良を図書館で借りてきた。
稲見は「ソー ザップ!」しか読んでないな・・・
>>37 借りたのは、「ダブルオー・バック」、「ソー・ザップ!」、「ダック・コール」、
「セント・メリーのリボン」、「男は旗」。
面白かったら残りの5冊も借りてみよう。
39 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/12 23:51
>38 ぜひ書き込んだその順番に読んで欲しい。 癌と闘病していた作者のテーマが「いさぎよい死に方をしよう」から 「夢をもって生きよう」に変わっていく過程がよくわかると思う。 前スレでも書いたけど、おれが「男は旗」を読んでいた同日 稲見一良氏が亡くなられたことが忘れられない。
稲見いいよ〜 ダック・コールが一番好きかな。 初めて読んだから印象が強い。
41 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/13 00:11
>40 「ダック・コール」はハードカバー版の夕陽を背景に鴨?が舞ってる表紙イラストが素敵だな。 最初に買ったのはかなり痛んでしまったから 最近ブックオフで新品同然を見付けて嬉しい。 そういえば追悼特集の載った雑誌も買っておけばよかったと後悔・・・ 本になってない短編もあったというのになあ。
冒険小説かな?と思って読み始めた「長く孤独な狙撃」 ちょっと違ったけどものすごく面白かった。 なるほど作者はあの人ですか。
>42 同じ作者の「ただ一度の挑戦」も良かったよん。
>>39 そのつもりです。
明日から年代順に読んでいきます。
あと、風間一輝も気になってます。
45 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/13 00:49
稲見一良と風間一輝なんか似たような過程をたどった作家だったなあ。 稲見一良はCFプロデユーサー、風間一輝はイラストレーター(桜井一名義)と 元々違う職種の人でありながらミステリ・冒険小説好きで少ないながらも鮮烈な作品を残して去っていった・・・ 風間一輝は最初の「男たちは北へ」が一番好きだけど品切れ・・・ 角川文庫「漂泊者」はなんというかおっさん臭さが変に強すぎてちょっと読んでて気恥ずかしかった。
風間一輝は「されど卑しき道を」「片雲流れて」もなかなか面白いよね。
47 :
名無しのオプ :03/11/13 03:29
「逃亡作法」って小説には気をつけてくれ。
48 :
名無しのオプ :03/11/13 21:08
シャドー81傑作だと思うけど。ラストが爽やか。
49 :
名無しのオプ :03/11/15 23:17
>>48 読み始めますた。
今、船買ってるところ。
50 :
名無しのオプ :03/11/16 03:16
渋いAA
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0310/02/1034503461.html#R164 女探偵っぽいものもありますね
___
/´,,,._`ヽ
( ノノ _.ヾ、)
f、 "_.ノゞ´
_| ー \,; シュボッ
/ / / (),
`´ |E|
___
/´,,,._`ヽ
( ノ _.ヾ、) ふふ、あんたみたいなのを
f、 ,_.ノゞ´ 男っていうんだろうね
_| ー,´_
/ / /__ ヽ
`´ /ミ)━・~~~
___ _l≡_、_ |_ ( (≡,_ノ` ) ) <__ヽyゝヽy━・ /_l:__| ´ lL lL こっちの方は宍戸錠のイメージがあるな。
それ見ると「エースだ!」と思うな、漏れも
「シャドー81」読み終わりましたよ。 面白い! サンタクロースと警官隊のところは、ちょっと違う意味で面白かった。 笑ってしまった。 この勢いで、ブロック「超音速漂流」に手を出してみるつもり。
君、目の付け所が良いねえ。超音速漂流も物凄く面白い、俺と本の好み合うかも。あとお勧めは、高い砦、狼の時、A10奪還チーム出動せよ 日本物では、ははきぎほうせい著<逃亡>あたり。俺は池波正太郎の忍びの風読み終わった処。
>>54 は49です。失礼します勃。
「高い砦」は読みました。武器を作るところもいいんですが、山越えのシーンが何とも言えませんね。
「A10」は確か買ってあったはず。次はそれ行ってみましょうか。
国内物はよく分からないんですが、「逃亡」チェックしてみます。
何かの書評で、ジャングルに放り出された主人公(少年?)のサバイバルを描いた小説があるとか。
うろ覚えながら恩田陸だった気が・・・。そっちも気になってます。
57 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/18 23:29
>56 恩田陸のは「上と外」幻冬舎文庫全6巻、全巻を一冊にまとめた単行本もある。 キングの「グリーン・マイル」みたいに分冊にして隔月ぐらいで順番に文庫が刊行された。 毎度新刊で文庫を買っていた癖にいまだに読んでいない、おれ・・・。 A10はカーアクション冒険小説ともいうべき内容で 後半のデッドヒートの連続にはノックアウトされること請け合い。前半にはA10の緊迫した空中戦もあるしね。 正直「シャドー81」「超音速漂流」「A10」これらを立続けに初読みできるあんたが羨ましいよ。
おっと、<影武者徳川家康>忘れていた。
そういや「エースの錠」で思い出したけど鈴木清順監督 宍戸錠主演「殺しの烙印」の前半で 「深夜プラス1」がコンパクトな形で映像化されてたな。 モーゼル・ミリタリーがちゃんと出てたし、木の銃床つけてマシンガンになって活躍する場面まであるので感激だったよ。 後半はお話が変わってかなりシュールだけど。 ナンバー3の殺し屋がナンバー1にのしあがる話というのはどちらも同じ部分もある。 ハードボイルドアクションをとことんデフォルメしきった映画で面白い。 (でもワケワカラン映画といえばそうだが)
近年さっぱり精彩を欠いているカッスラーのピット物、でも初期の作品は高品質の粒ぞろい。お気に入りはQD弾頭を回収せよ。そういえば題名に<追え>とか<せよ>とか付いたの多いけど、はしりはピット物じゃないかな。
61 :
名無しのオプ :03/11/19 19:58
金庸「連城訣」読んだ。 妖怪ジジイ萌え〜
このスレ、何人いるんでしょうね
いまのところ少数精鋭でやってる、とポジティヴに解釈してみるw
「天使と悪魔」読んだ。盗まれた反物質だのガリレオが設立した秘密結社だの いかがわしさ大爆発だったけど、読んでみるとこれがなかなか。
65 :
名無しのオプ :03/11/25 15:32
クライムノベルなんかはこのスレでいいんかな
クライムノベル専用のスレも特にないし(ノワール系はあるけど)ここでいいと思う。 というかおれも語りたいし。
「悪魔の分け前」はクライムノベルに入れていいのかな? 高校の時読んだけど、たまに読み直す位好き・・
グレイ「復讐のギャンブラー」読んでます。 まだ、主人公の車が爆破されたあたりまでしか読んでないけど、 この作者、上手いヨ!
えーと、私あまりこの分野を読まないんですが ハードボイルドのパロっぽい作品は好きです。 ハードボイルド好きからするとどうなんでしょう? 「さらば、愛しき鉤爪」とか「クロへの長い道」とか。
誰だったか「ミステリのパロディはミステリになる」という言葉を聞いたんだが、 それでいうと「ハードボイルドのパロディはやっぱりハードボイルド」 ではないかな。 鉤爪はわかるけどクロって誰の作品?
>>70 二階堂黎人。探偵が「メール欄」なバカミス(になるのかな?)。
恐竜とか、探偵役が変わるだけでイメージが崩れて笑いを誘うってのは
ハードボイルド好きには許せなかったりします?
72 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/28 00:11
「クロへの長い道」調べてみたら二階堂 黎人の作品だね。 解決! 「ボクちゃん探偵シリーズ」第2弾。ライセンスを持たない私立探偵の私、渋柿信介は6歳。 大人顔負けの大胆な推理で、4つの難事件に敢然と立ち向かう。孤独な幼稚園児が魅せる哀愁のハードボイルド。 という内容だそうだ。 ライオネル・デヴィッドソンの作品で「シロへの長い道」ってのがあるけどこれを捩ってんのかな。 こっちは家の本棚にあったが(何年眠らせてたのやら・・・) 裏表紙の紹介読んだらインディ・ジョーンズみたいで面白そうじゃん! >「ミステリのパロディはミステリになる」 似たようなことを小林信彦が言ってたと思う。
73 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/11/28 00:23
>71 面白けりゃなんでもありだな、おれは。映画の「ロジャー・ラビット」なんかも 設定が変わってたけど(人間とアニメーションのキャラクターが共存する世界が舞台) ハードボイルドものとしてもちゃんと出来ててよろしかったよ。 しかしもろにかぶったな・・・。
74 :
名無しのオプ :03/12/02 23:22
「収穫」「鷹」と来てハメットの「ガラスの鍵」を読み始めました。
75 :
名無しのオプ :03/12/03 00:30
ジェラルド・シーモアの「暗殺者のゲーム」再読したら、ああこんな 切ない話だったのかと感心。 最近は、レン・デイトンの初期のスパイもの読みなおしています。 お気づきのとおり、レン・デイトンのスパイは、全員WW2参加者に 劣等感なり郷愁なり憧れを持っています
ハメット(血の収穫)を読んでる最中だけど、ほんとこの人って ぎりぎりまで描写を削るのね。読んでて「俺が書くならここにこういうセンテンス を入れてしまうなあ。風景描写や人物描写をもそっと書いてしまうなあ」 と思うことしきり。なかなかここまで思い切れない。 でも真似して書いて文芸板あたりに載せたら「描写が絶対的に不足してます」 って叩かれるんだろうなあ。
77 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/12/03 23:29
チャンドラーやロス・マクドナルドの「後継者」と言われる作家は沢山出てきたけど ハメットは後継者というべき作家が思い当たらない。本当に「孤高の作家」と感じる。 古い作品だし、そっけない文体なのに現代に読んでも必ずどこかでハッとさせられる。 「血の収穫」って黒澤明の「用心棒」はじめ小説、映画、漫画の元ネタにされまくりよな。 全部集めたら膨大な数だと思うよ。
78 :
名無しのオプ :03/12/04 00:42
ハメットの後継者としてはウェストレイクが良く引き合いに出ますよね。 というか、ウェストレイクの作品の後書きでその辺に良く触れられている、と。
>76 うん、そうかもしれない。 しかし、あういう筆致こそが本来は文芸っぽいんだけどね。 ヘミングウェイとか読んで比較してみると、 ハメットがロストジェネレーションの作家に含まれないのが 不思議な気がしてくるよ。
80 :
名無しのオプ :03/12/04 14:31
81 :
名無しのオプ :03/12/04 21:08
82 :
B37 ◆P3udnAZtt. :03/12/04 22:48
>78 ウェストレイクは「殺しあい」なんかはもろに「血の収穫」意識してたもんね。 ただこの人はコミカルなのも書けるし作風が幅広いので ハメットの文芸ぽさがなくて職人肌な印象がある。 「凄い!」というより「巧い!」という感じ。 >80 4分の1ぐらい読んでるな。ちょっと作品が古めだけどモノクロ映画のリストみたいでいいかも。
>>76 味も素っ気もない無味乾燥な翻訳と評されて、ぐちっていた翻訳家もいました。
B37 ◆P3udnAZtt.も固定で継続スレ立てたり、前スレ埋め立てもしないとはいい加減な奴。
85 :
名無しのオプ :03/12/06 01:17
ブレット・ハリデイってどう? 面白い?
86 :
名無しのオプ :03/12/08 23:56
最近このスレ系読んでなかったけど…ルカレは最近どう?
>>86 16日にThe Constant Gardenerが『ナイロビの蜂』という題で集英社文庫から出る。
88 :
名無しのオプ :03/12/11 09:19
ル・カレは一番好きな作家のひとりなんだけど、正直、ナイト・マネージャーの 頃から作家として老衰期に入った・・・いったら失礼かな。 プロットやディテールどころか「描写」そのものをやめて、えんえん修辞句や 暗喩、警句ばかり書き連ねられると、「もう書くことが無いんじゃなの?」と 責めてしまう。おそらく早川書房が翻訳を止めたのも、そのへんが事情とか 下司の勘ぐり。 いや、我らのゲーム以降、読むの止めてるから、パナマの仕立て屋とか知らんけどさ
89 :
名無しのオプ :03/12/11 09:22
いや、今、スマイリー三部作再読しててさ。その素晴らしさに息を呑んでるところなん だけど。 「ティンカーテイラーソルジャー・・・」再読すると、確かにスマイリーやコントロールは 最初から裏切り者が誰か判ってたし、文章のあちこちに、名前だけ出さないで スマイリーはその裏切りを探索の途中から責めてるね
90 :
名無しのオプ :03/12/12 00:51
スマイリーものの一作目は何ですか? 奥さんが浮気するらしいので読みたいのですが。
91 :
名無しのオプ :03/12/12 01:36
傑作を希望なら「ティンカー」「スクルボーイ」「スマイリーと仲間た ち」の3部作からの読書を推薦します。 そういえば、この3部作では、スマイリーは終始、アンの不貞に苦しめ られ、ついに妻を許せないところまで追い詰められます スマイリー初登場は「死者にかかってきた電話」(1961)いうル・カレ のデビュー作です。 金持ちで美貌の妻アン・スマイリーは、ごく初期作品からスマイリーと いう修業僧じみた男に飽き足らず、浮気にはしっていたはずです。 スマイリー自身、それを自らの至らなさの結果と受け止めてたと記憶し ます。 「死者にかかってきた電話」「高貴な殺人」と、初期作品はどうでもい い習作ばかりです。気が向いたら読めばいいといったら乱暴でしょうか。
>>91 > 「死者にかかってきた電話」
これだけ読んで、それ以降ルカレは敬遠してた
読んでみるかな…
スマイリー3部作は確かに面白いが、 それを補って余りあるほど、文章が読みにくい。 楽しませてもらったけど、再読する気力が起きない。 訳者の人は相当苦労したんじゃないかな
94 :
名無しのオプ :03/12/12 03:13
エスピオナージュの主人公ってかなりの確率で 奥さんに浮気されてる気がする…
95 :
名無しのオプ :03/12/12 09:07
>93 私もティンカー文庫購入してから読むまで2年ほどブランクあります(w 10回くらいトライしては挫折。ただ一読して、何が書いてあるか判ってから 100回くらい読んだでしょうか。 訳者の村上博基さんも、ほんとご苦労様です ル・カレで一番派手でスケールが大きく派手、かつ比較的読みやすいいったら、やはり 「スクールボーイ閣下」ではないですかね? 前作「ティンカー」でソ連諜報部の潜入スパイに壊滅的打撃を受けた英国情報部は ジョージ・スマイリーを長に再建。復讐を狙って、ソ連が中国に潜入させたスパイを 捕縛すべく、香港に一人のスパイを派遣する・・・。 1973年の香港から始まり、サイゴン、カンボジア、タイ、また香港を舞台に、 遠くにサイゴン陥落(1975.04.30?)を目撃しながら、戦乱のアジアをかけめぐる。 冒頭でいきなり、前作の「潜入スパイ名」があるので、ネタバレいうならネタバレ ですが、一番面白くて、こちらを突破口に、私はル・カレの熱狂的ファンになりました。
96 :
名無しのオプ :03/12/12 09:14
最近は、レン・デイトン「ベルリン・ゲーム」(光文社文庫)以降の 大河スパイ小説を読んでいるのですが、英国スパイスパイ小説と 例えばトム・クランシーのハイテク諜報小説を読み比べると、やはり 米国は力技ばかりで、人間関係を無視し、ゆえにイラン大使館人質救出作戦 や例のブラックホークダウンのような軍事作戦においても失敗をするのが わかるような気がします。 ヴェトナム戦争中、英連邦系列のオーストリアSASが死者を一人しか出さないのに比べ、 米軍系列の長距離潜入偵察部隊が、よく交戦で死者をだしたのと、根底には同じ問題が 横たわっている気がします。 アメリカのハイテクよりは英国の人間観察小説が、最近は面白いです
>>96 私もT.クランシーが嫌いで、レッドオクトーバーくらいしか面白いと思いませんでしたが、
だからといって米国小説はダメだというのは極端ではないでしょうか。
いや、確かに大雑把には英国と米国は日本と中国のような、繊細さと豪華さの色分けに見えるんですけど。
えーっと、S.ハンターは米国でG.ミードは英国じゃないですか(?)
98 :
名無しのオプ :03/12/12 19:53
いやいや、小説ではなく現実の諜報や軽歩兵の戦闘技術の話ですよ。 これは失礼しました。いや、当方もトム・クランシーのご先祖のロバートA ハインラインとかは好きですよ。文春文庫あたりの米国人謀略小説家なんて いいの目白押しで。 米国のスパイ作家には
99 :
極大射程は別格ですがナ :03/12/12 20:09
文春文庫では、「ミネルヴァの梟は夜更けに飛び立つ」?とかデビッド・イグネシアス 「報復回路」「神々最後の聖戦」とか、CIAの高級官僚の雰囲気が上手に描写されてて 好きですよ。あとエルロイについては、あっちのスレで、年中ひそかにラブコール 送ってます(w 映画板で時々、婦女子の方があげるスレ「映画スパイゲーム」なんて 時代設定は違いますが、Rレッドフォードが昔のニューディーラーというか、ルーズベルト時代に、 国務省の密命をうけてアジアに派遣された本物のWASP官僚(のちに赤狩り時代に大半が更迭された)の 雰囲気あって、「あ、本物のCIAらしいな」思いました
100 :
名無しのオプ :03/12/14 00:58
草原から鬼のように出てたSASシリーズの内、 マルコの婚約者アレクサンドラが見られるのは どれどれかわかる方教えてください。 「伯爵夫人の舞踏会」は読みました。
識者の人、面白いハードボイルド小説教えてくれ。頼む。出来れば海外小説がいい。 ローレンス・ブロック、リチャード・スターク、ミッキー・スピレイン、A・J・クィネル ハメット、アンドリューヴァクス、深夜プラス1なんかが好き。 マーロウ、ロバート・B・パーカー、ル・カレ、ヒギンズ、クランシーは私的にイマイチ。
ディック・フランシスはどうなんでしょうか?
私、大好きなんですが。
あれはハードボイルドではない??
>>101 私は識者どころか超初心者ですが。
ヒギンズは『鷲は舞い降りた』は例外として、ですよね?
ル・カレは私も読みにくくて苦手……。
>>102 ディック・フランシスは読了済です。あれ面白いですよね。
ヒギンズは「鷲は舞い降りた」も無理でした。スティーブン・ハンターは微妙。
エルロイも微妙だが、ハメット、トレヴェニアン、マーク・ショア、ガードナー、
マクドナルドはイケる。警官が主人公の物は無理。
この差は何なんでしょうね?どこが違うんでしょうね?シャドー81も無理なんですよ。
>>101 アクション&バイオレンスの要素があるのが好きなのかな?
好きな作家を見てそんな感じがした(ローレンス・ブロックは当てはまらないけど)
個人的にはマイクル・Z・リューインが好きなんだけど。
好き嫌いの傾向からみると、キザすぎたりナルシズムがちらつくのが苦手なのかな? チャンドラー、パーカー、ヒギンズなんかその辺モロにでてるし。
ジム・トンプスン、シェイマス・スミス
有難うございました。ジム・トンプスンとリューインに挑戦してみます。 遂に沈黙のセールスマンに手をつけることになるのか頑張ります。 シェイマス・スミスは好きだ。でもMr.クインでハァハアしすぎて「俺はレッド」でちょっとがっかりした。 一番好きなのはウェストレイク=スターク。斧とか地味にいい。 ブロックは殺し屋が一番好きだったが殺しのリスト読んでちょっとがっかりした。 ケンリックも好きだがあれはハードボイルドじゃないよな? 最後にもう一つだけ。赤いキャデラックが家にあるんだがあれは面白いですか?
マイクル・コナリーなんかはどうなのかな?刑事が主人公だから やっぱだめだろうか。 フーダニットの要素もあるので(結構意外な犯人がでてくること多し) そういうのが作り物っぽいと考える人には向かんか。
109 :
名無しのオプ :03/12/16 00:22
>101さん。 デニス・レヘインのパトリック&アンジーシリーズ(角川文庫) 映画にもなった「ミスティックリバー」 ロバート・クレイスのエルヴィス・コールシリーズ(扶桑社文庫) J・C・ポロック〜(これはS・ハンターが好きなら読める)一連の作品 特に「かくも冷たき心」なんかはオススメだよ。 あと、ジェレマイア・ヒーリィ。 108さんも書いている、マイクル・コナリーもいいね。 トレヴェニアンが好きなら大丈夫と思うんだけど。。。。
110 :
名無しのオプ :03/12/16 01:11
>>101 ロブ・ライアンなんかも気に入ると思うなぁ・・・
>>110 つーかロブライアンはもっと有名になってもいいと思うんだけどなあ
ドライなのがお好きなんですね マティーニを頼んでおいて、ベルモットのボトルを眺めながら(あるいは思いうかべながら) ストレートのジンを飲む(w みたいな。
オフで薦められたため大沢在昌を読んでます。 短編集『深夜曲馬団』中の「インターバル」、 生まれ故郷に戻ってきた男がジョギングや縄跳びなどで体を鍛えはじめる。 十年ぶりの運動にしては回復力すごすぎな気がしますが、 (翌日に筋肉痛というのは筋肉が若い証拠) ちょっといい感じの爽やかな話です。 大沢の好感度急上昇しました。
114 :
名無しのオプ :03/12/19 17:10
フリーマントルってソ連の味方なのか?w
115 :
名無しのオプ :03/12/19 22:45
あまり話題にならない作家なんだけど、デイビットマレルの初期の作品が好き。ブラックプリンスと石の結社に痺れた記憶がある、テロリストを養成する過程なんかが、妙にリアルだったんだが。
116 :
名無しのオプ :03/12/20 00:24
「北壁の死闘」の作者って誰だっけ? 度忘れ…最近書いてる?
118 :
名無しのオプ :03/12/20 00:38
そうだ!ボブ・ラングレーだ ありがとう 北壁の死闘がどっか行って見つからない…明日買って再読しる!
119 :
名無しのオプ :03/12/20 02:32
全盛期のボブリースワガーとラマーパイが闘ったらどっち勝つと思う?
120 :
名無しのオプ :04/01/11 15:34
age
キャビン・ライアル「深夜プラス1」
フォーサイスは冒険小説として読んでも面白いと思うな。
123 :
名無しのオプ :04/01/13 00:41
たまたまブクオフにあったので、 プロンジーニの“名無しのオプ”「迷路」〜「復讐」あたりを流し読みしたんだが、 糞女デイズはこの後どうなるんですか? ちなみに脳内役者はリズ・テイラー(w
ギャビン・ライアルが大好きなんです。 出てる奴だいたい 読んだんですが・・・・・ マクシム少佐シリーズがライアルのなかで一番好きな俺は 変 態 で す か ?
イギリス的変態だな。
質問スレから誘導されてきました。 んで、面白くて渋めのガンアクション小説を紹介してもらえませんか? ラノベ板で質問したらここのほうが良いと言われたんで。
128 :
名無しのオプ :04/01/14 15:09
>>126 小峯隆生の「ズロチ」は思ったより面白かった。
後はJ・C・ポロックの「射程圏」「終極の標的」とかかな。
渋くはないか・・・
渋いのが良かったらスティーブン・ハンターになるかな。
>>126 入手可能なら、ギャビン・ライアルの「最も危険なゲーム」なんてのはいかがでしょう。
>>126 深夜+1、といってみる罠。
このままこのスレをライアルスレにしてしまおう
それとも、ライアルスレ、立てていいですか?
131 :
名無しのオプ :04/01/14 22:42
冒険ハードボイルド系は2chでは伸びないからね。 国内作家は専用スレが立つ程度の需要があるが、 海外作家はとんとだめ。ロス・トーマスだってスレあるけど 2ヶ月で26レスだよ。 ここに集約した方がいろいろ派生的な話もできていいんじゃないかな。
ロビン・ホワイト「凍土の牙」(文春文庫刊)は、思いの外面白本ダタよ〜。 読んでいないヒトは是非、読むべし! この本を読んでいたら、クレイグ・トーマス「闇の奥へ」を何となく思いだしたな。 全然、似てないけどね。
>>133 タイトルからしてウィルバー・スミスのようなものを期待していいですか?
>>134 う〜〜ん。ウィルバー・スミスほど、王道はいってないかも。
どちらかと言うと、ストイックな感じの内容かな?
>>126 クリス・ライアンの
「特別執行機関カーダ」と『暗殺工作員ウォッチマン」
は割とお勧め。
派手ではないが、なんつぅか、渋い。
厨房みたいに、作者が、出てくる銃のカタログスペック並べて喜んでるような、
そんなばかばかしさはない。
たまにあるもんな、そんなオナニー小説。
クリス・ライアンのSAS物は、なんかその気配が濃厚で俺はあんまり好きに
なれなかったけど、この2作は出来が違う。ぶっちゃけ、ゴーストライター雇っ
て本人は監修のみに徹したか、と思っちまったもの。
とはいえ、SAS物も割り切ってみればそれなりに面白い。俺は、厨臭いところ
が多少鼻についたが、気にならない人は気にならないだろうし、アクションその
ものは上の二つよりやっぱり派手やね。
あと、アンディ・マクナブの 「リモート・コントロール」「クライシス・フォア」
もいいかも。
余裕があるなら、この二人の読み比べをしてみてくれ。
この二人、湾岸戦争のとき同じ部隊だったそうだが、物語の端々に出てくる
固有名詞や人物像から察すると、戦後も二人して諜報機関でアルバイトし
てないか、なんて錯覚を起こすかも。
デズモンド・バグリイって何? それおいしい? とかほざいてみる
138 :
名無しのオプ :04/01/25 21:30
アレックス・ガーランド最高! 四次元立方体最高! 今、一番すきな作家です。
139 :
名無しのオプ :04/01/28 04:09
エバハートが自殺した遠因はデイナにあるのではないか?
ピート・ハミルが好き。
141 :
B37 ◆P3udnAZtt. :04/01/29 01:07
>140 サム・プリスコーものの3作目「天国の銃弾」やっとでましたな。 なんと前作「血の胸飾り」が出て12年たってる!創元推理らしいというか・・・ しかも出たと思ったらこれでシリーズ完結だって。 さすがに前の話忘れてるし休みにまとめて3作読もうと思ってる。
142 :
名無しのオプ :04/01/29 03:17
「深夜+1」が好きな人たちって 日本人作家の「深夜再び」なんて、どう思ってるわけ? 両者とも政治体制の隔絶がなくては成り立たない話だっけ?
143 :
名無しのオプ :04/01/29 03:56
>>142 バカにも分かるよう、もうちょっと優しくいってもらえますか?
>>142 「もっとも危険なゲーム」ではなく「深夜+1」で、政治体制の隔絶を語る・・・・
よくわからん。なぜ?マガンハルトは自分の会社を救うためだけにリヒテンシュタイン
に行くわけだしケインもハーヴェイも、自分の信念にしたがって行動しただけよ?
わからん。お前の話はわからん。
145 :
名無しのオプ :04/01/31 10:12
ペレケーノスの名前がまったく出てきません。 評価に値しないのでしょうか? 個人的にはレヘインより好きなのですが・・・。
>>145 >ペレケーノスの名前がまったく出てきません。
>評価に値しないのでしょうか?
そんな事ないよ。
ペレケーノスはワシントン・サーガ4部作も、デレク・ストレンジの
新シリーズも好きだよ〜ん。
レヘインとはまた違った面白さがあるね!
ペレケーノス好きな人いると思うな。 私も大好きです。早く新作が読みたい。
148 :
名無しのオプ :04/02/01 14:20
>>146 ・147
うれしいなぁ。
あんな、超ハードボイルドないですよ。
今月のミステリマガジンに、ペレケーノスの短編が掲載されています。
読みましたか?
ミッキー・スピレインの著作で一番面白いのってなんですか? 今のところの一番は「裁くのは俺だ」と「エレクションセット」なんだが。 最近は「殺す男」読んでる。スピレインはラストと女性の描写がいい。
風!風!風! えろいてこと?_
>>148 今月のミステリマガジンにペレケーノスが掲載されて
いるんですね。教えてくれてありがとう。
私も最近ではいちばん好きな作家です。
ミステリマガジンって毎月の何日頃発売ですか?
152 :
名無しのオプ :04/02/02 13:05
>>151 愛読誌ではないので、よくわからないんですが、
今号は3月号です。
年度末号なので、昨年出版された全てのミステリー一覧も掲載せれていて便利。
ペレケーノスの短編は、94年に書かれたアンソロジーの翻訳みたいです。
25日じゃなかったかな? 最近は図書館で読んでるから間違いかも 今月もGUN講座(銃器の携帯に関する法律)が面白かった。
>>152 >>152 ミステリマガジンの存在を教えていただいて良かったー。
どうもありがとうございます。
>153 25日で間違いないです。発売月の翌々月号(例えば1月に出るのは3月号)になってますね
>>124 少佐ラブ。クロッカスの反乱とか一月ぐらいずっとポケット入れてた。
標的読んでパンツァーフロントをやり
影の護衛読んで北アフリカのウォーゲームをやり…自由フランス軍つええぜ!
少佐シリーズの三人称の、変な、独特の語り口、面白い。
愚痴をぜんぶ「何か呟いた」ですっとばしちゃうとこや、
省略も大きくズバっと切ってびびる。教会の回廊のシーン その他、文章が
ぎこちなくなってるとこも楽しい。
「小林宏明のGUN講座 - ミステリーが語る銃の世界」 既出かな。 銃器に関する知識を体系的に(かつ大雑把に)身に付けるのに良い本でした。
158 :
名無しのオプ :04/02/16 21:28
「ティンカー、テイラー…」を読んだんだけど、 最後裏切り者を殺したのは誰なの? 後スマイリーを尾行してたのは誰?
159 :
名無しのオプ :04/02/16 22:18
トッツィ&ギボンズシリーズ たった4作で打ち止めはないだろ・・・ 残りの出せよ〜
ジョゼ・ジョバンニってどうですか?
フランスの安部譲二
162 :
名無しのオプ :04/02/17 18:11
>>159 アンソニー・ブルーノに期待しておられる方がいて、
ちょっとうれしかったです。
あと残すは、"BAD MOON"と"BAD APPLE"の二作ですね。
久しぶりにブルーノの公式サイトを覗いたら……、
何と"BAD APPLE"が映画になったんだとか!
しかも公開は現地時間で今日(2月16日)ですってよ。
この勢いで翻訳してほしい……ムリかな。
http://www.anthony-bruno.com/news.html
163 :
B37 ◆P3udnAZtt. :04/02/17 21:43
>160 「おとしまえをつけろ」や「墓場なき野郎ども」いろいろ読んだな。 銃撃戦もたくさんあるし少しアメリカ産のギャングものと比べて 湿っぽいのも独特だった。 この人が監督した映画観てフィルム・ノワールにはまった。 いまでもポケミスで著作が何点か生きてるね。
164 :
名無しのオプ :04/02/17 22:00
ルパンごっこ: 1. コンビニにいく。 2. 普通に買い物をする 3. なにくわぬ顔で店を出る 4. 数分後、息を切らしてコンビニのレジにかけよる 5. 「お、おい!さっきこんな顔をした奴がこなかったか!」と叫ぶ 6. 「あなたがさっき買い物していったんですよ?」と店員に言われる 7. 「ば、ばかもぉ〜ん!それがルパンだ!追えぇ〜!」と、叫びながら店を出る
>>163 前から名前だけは知ってたけど
漏れは映画の方から興味を持ちました。
「穴」と「おとしまえをつけろ」が今でもあるみたいですね。
>>165 ありがとうございます。
探してみますね。
>>162 前から読みたいとは思ってて、ブックオフ行ったら100円コーナーに
4冊共揃ってたんでまとめて購入、一気読み。
もう少し、間空けて読むんだった・・・・
「映画版」はビデオリリースでもいいから是非観たいね。
海外もので映画「ニキータ」か「エイリアス」な女主人公(諜報員)の スパイ小説ってないでしょうか。冷戦テーマじゃなく、現代がテーマの やつ探しているですぅ。
>>168 とりあえず自分が読んだのだと「マスカレード」「堕天使の報復」位
かな。
170 :
名無しのオプ :04/02/24 17:40
数十年ぶりに、マクリーン「女王陛下のユリシーズ」を読み返した。 やはり、ラストは泣いた。
168
>>169 早速「マスカレード」借りてみました。まさにこんな小説探してました。
感謝感謝ですぅ!堕天使も是非読んでみまーす。♪♪
>>171 スパイ物じゃないけど、「シークレット・サービス」「ゼロ・アワー」
「ハードアイズ」「イージーマネー」「女処刑人ジャネット」
「蒸発請負人」はタフなヒロイン大活躍で面白かったよ。
173 :
名無しのオプ :04/02/28 19:59
>>172 タフなヒロインものと言えば、
リンダ・ラ・プラントのロレイン・ペイジシリーズもおすすめです。
やっぱり「長いお別れ」が好きだ。 …好きなんだが、 「私はその後、事件に関係があった人間の誰とも会っていない」 の余韻に激しく感動した後、「プレイバック」以降にもリンダが出てくるの知って 裏切られた気分になったのは自分だけなのか(;´д`)
175 :
名無しのオプ :04/03/15 19:12
「悪夢のバカンス」のような冒険小説が好きです。 閉鎖された空間からの脱出みたいな設定に非常に萌えます。 オススメの作品がありましたらご紹介ください!! お願いします。
>>174 実は俺もかつては同じような疑問を持った。
そして以下のような解釈が成り立つと判断した。
【解釈1】
リンダは「事件関係者の義理の姉」であって
「事件関係者の一人」とは見做さない。
【解釈2】
プレイバックは長いお別れの後の物語であり
マーロウは「死ぬまで誰とも会わなかった」
と言っているわけではないので
時系列として矛盾していない。
178 :
名無しのオプ :04/03/16 02:00
>>175 「殺人摩天楼」 ハイテクビルの中枢コンピューターが暴走して、ビルの
中の人間を次々と殺していくパニックアクション。
閉鎖空間での悪戦苦闘モノがすきなら面白いかも。
後、似た様なので「ユートピア」ってのも。これはアミューズメント
パークのコンピューターが人為的に狂わされて云々って話。
>>175 『ホワイトアウト』真保裕一
言わずと知れた国産冒険小説の一大金字塔。テロリストに占拠された巨大ダムを脱出し…
『今夜も木枯らし』風間一輝
タッチはハードボイルド調だが設定は救出譚。ヤクザに追われたホステスを連れて前橋市内を
右往左往。現在は入手難と思われる。
女っ気が無く殺伐としていて じめじめとはしておらず 色々と凍える何かが吹き荒ぶハードボイルドキボンヌ
181 :
名無しのオプ :04/03/24 04:13
注文多いなw とりあえず風間一輝「されど卑しき道を」をお薦めしたい。 後、稲見一良の「ソーザップ」戸井十月「闘いの詩」なんかも。 逢坂剛の「禿鷹」シリーズもそんな感じか? これはまだ読んでないけど。
182 :
ロディ・マーティンデイル :04/03/24 23:56
>158 ジム・プリドーだよ。 ピーター・ギラムの愚か者がサラット保育園の近所で、ちらっとその 人好きのする背中を目撃していると思う
183 :
名無しのオプ :04/03/25 10:12
>>181 「されど卑しき道を」推薦同意!
「不器用な愛」(角川文庫)に改題・増補され、入手可能。
184 :
名無しのオプ :04/03/26 01:33
スパイ&冒険小説好きって、一番金のかからない趣味だなと思うことがある。
185 :
名無しのオプ :04/03/26 03:59
「スパイ&冒険小説好き」というのは趣味とは言わないけどな。 ちなみになんでだい?一度読んだ本を何度も読み返せるから?
186 :
名無しのオプ :04/03/26 12:17
>>185 人それぞれの意見だからいちいち絡むな。
187 :
名無しのオプ :04/03/26 16:51
ブクオフの100円コーナーで買って一冊を6hかけて読む。 つまり\100で6時間楽しめる趣味ってなかなかない罠。
>>187 「小説好き」全部に当てはまるだろ。
「スパイ&冒険小説好き」に限定されない罠。
189 :
名無しのオプ :04/03/26 20:15
>>182 プリドーだったのか。
俺はてっきりコントロールが実は生きていた!とかいうのではないかと
ひとり合点していた。
散歩が趣味なら何時間でも何年続けてもただだけどな。
191 :
名無しのオプ :04/03/27 14:17
やたらと厳密な椰子が多いスレな。 読書好きってそうなのかしらん。
スパイ&冒険小説好きが興じて舞台になった国訪ねたり 山登ったりする人いてるぞ。
193 :
名無しのオプ :04/03/27 19:04
>>192 本当にスパイになる香具師はいないかな?w
194 :
名無しのオプ :04/03/28 02:55
風間一輝の「男たちは北へ」に影響されて自転車旅行に出たことならある。 二度とするもんかと思ったが。
195 :
名無しのオプ :04/03/28 04:16
推理小説好きが高じて、私立探偵になったって香具師は あまり聞かないしな。 刑事になったという香具師はいるかも知れないが。
刑事ドラマを見て憧れ、警察官になった、っていう人はいるらしい。 捕り物帖なんかも人気があると聞いたぞ。やっぱり勧善懲悪さがらかな。
197 :
名無しのオプ :04/03/29 00:46
あ、おれなんか警視庁公安部桜分室だかチヨダでSIGザウエル220片手に ゴラン高原で日本赤軍と銃撃戦演じたよとかいう奴はいないのかね?
198 :
名無しのオプ :04/03/29 02:51
実際、大薮春彦の小説に感化され華々しく散った銀行強盗いたしな。
199 :
名無しのオプ :04/03/30 01:21
警察板いって聞いたほうがはやくない? いや、行けば行ったでマニアに「おまえらテキスト世界の住人には及びもつかない 考証とリアリズム」とやらで、絶対、叩かれると思うが(w
警察マニアって鉄道マニア以上にキモイやつ多いよ。
201 :
B37 ◆P3udnAZtt. :04/03/31 22:26
第22回日本冒険小説協会大賞決定 国内作品 船戸与一『夢は荒れ地』 海外作品ヴィクター・ギシュラー『拳銃猿』 船戸の受賞は何回目になるんかな?『拳銃猿』はタイトル通りヘンテコなユーモアがあって いまどき珍しいタフガイ・アクションで面白かったけど 大賞というようなタイプの小説ではなかったんで受賞は以外でした。
だね。
>>201 選考基準がいまいち不明でつね
<日本軍>
1.夢は荒地を 船戸与一
2.太平洋の薔薇 笹本稜平
3.クライマーズ・ハイ 横山秀夫
4.天使の爪 大沢在昌
5.光の山脈 樋口明雄
6.コンタクト・ゾーン 篠田節子
7.アリスの夜 三上恍
8.第三の時効 横山秀夫
9.ららら科學の子 矢作俊彦
10.ZOO 乙一
<外国軍>
1.拳銃猿 ヴィクター・ギシュラー
2.アップ・カントリ− ネルソン・デミル
3.亡国のゲーム グレン・ミード
4.ボストン、沈黙の街 ウィリアム・ランディ
5.鴉よ、闇へ翔べ ケン・フォレット
6.石の猿 ジェフリー・ディーヴァー
7.精神分析医 ジョン・カッツエンバック
8.凍土の牙 ロビン・ホワイト
9.死者を侮るなかれ ボストン・テラン
10.ユートピア リンカーン・チャイルド
<特別賞>
シービスケットーあるアメリカ競走馬の伝説 ローラ・ヒレンブランド
外国軍にマイクル・コナリーもジョー・R・ランズデールも入ってないとは、、、 特別賞はギャビン・ライアルじゃないのか!
メルキオールの惨劇のように、登場人物の小粋なジョークや モノローグが無茶苦茶なハードボイルドありませんか?
メル気オールとかがなんだかわかんないけど、 俺は、ウォーレン・マーフィーのトレース・シリーズが大好きですね
207 :
名無しのオプ :04/04/26 21:17
ジョセ・ジョバンニ死去 とりあえず「狼たちの標的」はなかった事にして、合掌。
>206 最高!
209 :
名無しのオプ :04/05/01 12:07
210 :
名無しのオプ :04/05/02 00:11
>>203 選考基準は、
1)内藤氏が酒場及び各媒体(藁、で勧める本をそのまま投票派
2)船戸廚、志水廚、大沢廚、佐々木廚等、固定ファン
3)ノンジャンルで面白かったと思った本を会で広め投票する非冒険小説派
大まかに三種のタイプの会員がその年の奥付1月1日〜12月31日の本に
保守派、主義者、ラジカルノンセクトが適当投票するので基準が不明になりがちでつ。
212 :
名無しのオプ :04/05/13 16:50 ID:EHNXK2Yr
クレイグ・トーマスの「狼殺し」って一巻完結じゃなかったの? 続きがあるんですか? オーブリーとは別だよね?(ファイアフォックス)
213 :
飛び魚@B37 ◆BtK8Gaebqo :04/05/14 03:34 ID:LeultNUv
>212 背景や登場人物に一部オブーリーと繋がりあるけど 今のとこ「狼殺し」そのものの続編は無いし単発作品と考えていいと思うよ。
すべて灰色の猫のことか?
215 :
名無しのオプ :04/05/17 16:26 ID:/4ggZZZo
レン・デイトンのスパイ9部作を男女関係に関する個所だけ拾い読みで読破中。 こんなことやるの俺ぐらいだろうなw 現在8作目ですが、とうとう主人公が「あのこと」を相棒から聞いてしまいました。 さぁ〜、さらなる波瀾の予感ww
216 :
215 :04/05/17 22:31 ID:uCKGLw8y
今読了しました。 涙が出そうになりました。 ラストも感動的ながら、何より1作目からずっと訳してこられた田中融二さんが 翻訳半ばで亡くなられたことがショックでした… 現在まだ60代だから大丈夫だと思っていたのに… でも原書はきっと感読なさったに違いないからそれだけは間にあってよかった… 感想は別スレで
217 :
名無しのオプ :04/05/18 07:31 ID:cESaBi6z
アイルランド紛争に関する(背景にした)冒険小説やスパイ小説って無いですか? 映画の「デビル」が凄い好きで、IRAなどの物語を読んでみたいのですが
218 :
名無しのオプ :04/05/18 10:49 ID:Az4Mz/SV
ジェラルド・シーモアのデビュー作77年?「暗殺者のゲーム」と 中期の傑作85年?「テロリストの荒野」(早川文庫) あと扶桑社?新書ででてた90年代執筆の「密告者」 いうのがいいよ。 あと「詩篇殺人者」いう早川文庫のなんとかいう単発作家も 良かった。
219 :
飛び魚@B37 ◆BtK8Gaebqo :04/05/18 20:23 ID:/eWnZsom
>217 ジャック・ヒギンズがアイルランド紛争を背景にした作品をたくさん書いてるよ。 作者もアイルランド問題は相当思い入れあるらしい。 「死にゆく者への祈り」「黒の狙撃者」「テロリストに薔薇を」「非情の日」など 作品のムードも「デビル」に似てる。 というか「デビル」みてヒギンズの小説連想したね。
220 :
217 :04/05/18 23:03 ID:cESaBi6z
>>218 >>219 レスありがとうございます、早速探して読んでみます。
ヒギンズは鷲は舞い降りたの人ですよね。そういえばデヴリンもそうだったか…
221 :
名無しのオプ :04/05/19 02:01 ID:LP4S4Vaa
>>217 クリス・ライアンの「暗殺工作員ウォッチマン」「襲撃待機」
「弾道衝撃」も一応IRA絡みの冒険小説。
新潮から出てた「警部サマービルの戦争」「チャイナマン」は
IRAに家族を殺された男が復讐に立ち上がる話でなかなかお薦め。
シーモアとかヒギンズみたいな風格はないけどね。
今回山本賞受賞した熊谷達也「邂逅の森」は冒険小説の範疇なのかしら。 読んだ人いたら教えて。 稲見一良さんみたいな感じなら読んでみたい。
223 :
名無しのオプ :04/05/20 05:57 ID:o263u2pS
このスレ、クラムリーで検索したら、全くひっかからないのね。 寂しい。漏れは「酔いどれの誇り」「さらば甘き口づけ」「ダンシング・ベア」 の三作だけでも、現代ハードボイルド最高の作家だと思うんだけど。 その後は……うん、でも、まあ、漏れは好きだよ……。
クラムリーは主人公落ちぶれすぎ。いや、面白いけど。
225 :
名無しのオプ :04/05/27 00:17 ID:KFHC+p7H
最近の冒険小説ってどんなのがあるんでしょうか?面白いのありましたら教えて下さい。 イラク戦争とかブッシュとか911とかでてくるやつもあるんですかね
226 :
名無しのオプ :04/05/27 16:21 ID:bULOsris
内藤陳の店って今どうなってるの? 過去レス読んで爆笑したんだが・・・。
227 :
名無しのオプ :04/05/28 01:36 ID:/js4rkdx
ハリー・パタースン(ジャック・ヒギンズ) 「ヴァルハラ最終指令」ハヤカワNV文庫 復刊。 買え。
228 :
飛び魚@B37 ◆BtK8Gaebqo :04/05/28 01:41 ID:Wv465C6P
「ヴァルハラ最終指令」がおれの読んだ最初のヒギンズだったなあ。 スキーでのチェイス場面に燃えたぜ。
229 :
226 :04/06/03 14:48 ID:B036cJjC
こないだアラン・ドロンの「鷹」っていうビデオ見たら、終了後に「内藤陳の観れずに 死ねるか」とかいうのが入ってた。 ジョゼ・ジョバンニの紹介してるらしいんだけど、映るのは殺し屋を演じてるらしい 陳が寒いセリフを延々のたくってるだけ。とんだオナニー企画だったよ。
230 :
名無しのオプ :04/06/18 16:06 ID:+sMMzRJA
森詠ってどうなんですかね。 読んだことがない作家なのですが、文庫が発売されていたので 買おうか迷っています。この分野に入る人なんだろうか……。
>>231 おいおい、森は船戸・志水とともに80年代冒険小説を代表する
作家だろうよ。
233 :
名無しのオプ :04/06/19 15:32 ID:I1DwYLKh
しばらく、森詠=和製ギャビン・ライアルってイメージがあったな。
和製冒険小説って全然読みたくならないんだけど 日本の小説に外国人が出てきただけで萎えるなぁ
235 :
231 :04/06/19 16:48 ID:LMwNMfh5
有名だったのですね。疎くてすみません。 「警官嫌い」(光文社文庫)が発売されていて気になったので 読んでみようと思ったんですが、いきなりこれから読んでも 大丈夫なものですか? シリーズの初めから読まないとおもしろくないのかな。
ナチス支配下において苦しめられるユダヤ人達の姿を描いた小説ってないですか? 第2次世界大戦当時の作品はよく見かけるんですが、ユダヤ人にスポットを当てた (当時の彼らの生活がどんなものだったか、どのような非道を繰り返されていたのか等) 作品がありましたら、教えてください。
夜と霧
238 :
名無しのオプ :04/06/21 01:04 ID:kB0EcVjw
冒険小説を読み漁ってやろうと思ってるんですが、どの辺から 読むのが妥当ですかね?
西村寿行の鯱シリーズから入った俺とか
>>238 ディック・フランシス!
『興奮』『度胸』『大穴』がとりあえずのおすすめ
241 :
英知恵 :04/06/21 18:44 ID:lwIb81Bo
私もディック・フランシスはお薦めです。 渋くてかっこいいハードボイルドが好きなら。 ちなみに、昨日はじめて高村薫が女性だと知りました・・・ 『地を這う虫』『黄金を抱いて翔べ』を買ってみました。
242 :
名無しのオプ :04/06/21 20:01 ID:Ymrx4cj8
>>238 山田正紀「火神を盗め」「謀殺のチェスゲーム」
「謀殺の弾丸特急」「崑崙遊撃隊」
風間一輝「男たちは北へ」「片雲流れて」
ベタだけどハズレはないのでお薦め
244 :
名無しのオプ :04/06/26 03:30 ID:kZIAW9gR
245 :
名無しのオプ :04/06/29 01:06 ID:Z+yD0Fk5
冒険小説読みの強者の皆さんにとって福井晴敏はどう? おれは全部一応読んでるけどいまいちガキくさくて好きになれないんだけど… 『川の深さは』だけはアニメ的要素うすくて好きだけどね
246 :
名無しのオプ :04/06/29 19:22 ID:c/qjtIjm
>>245 俺も「川の深さは」は好き。福井初体験だったけど
「有望なのが出てきたな〜」と思った。 何となくだけど自分の中では
作風が樋口明雄とダブってる様な気がする。
「亡国〜」「終戦〜」は映画観てから読もうと思ってるんで未読。
247 :
名無しのオプ :04/06/29 20:34 ID:Z+yD0Fk5
亡国は来年公開だよ〜ローレライは映画の話がまずあって原作書いたらしいよ 戦国自衛隊のリメイクには期待してる でも福井テイストでガキの話になっちゃうのかな? 彼にはもっと右的な男くさい小説書いて欲しいな〜 今ロス・トーマスは? あと何年か前にすごくいい海洋冒険小説何冊か書いてた作家誰だっけ?ミスマガもずいぶん読んでないから 最近のミステリー界は全然わかんなくなっちゃった
248 :
名無しのオプ :04/06/29 21:25 ID:P0YjAl5E
矢作俊彦と東郷隆以外は読まぬ。 定吉セブンはイアンフレミングに限らず英国冒険小説の パロディで好きだなあ。 東郷隆は風貌から資質から佐藤大輔と瓜二つなんだけど、 アニメや童貞の匂いがしないところが、佐藤大輔との違いかなあ
249 :
名無しのオプ :04/06/29 22:43 ID:c/qjtIjm
>>247 バーナード・コーンウェルかな?
>>248 東郷隆は「定吉七番」以外なら戦車のヤツが好きだな。でも
正直「定吉」の新作書いて欲しい・・・
250 :
名無しのオプ :04/07/01 15:53 ID:jvwhUYJY
東郷隆は、こないだ本屋で信長制海伝だか、佐藤大輔とまったく同じ 「もし信長があのとき新種武器をもったら」いうIFモノ書いてたな。 需要があるから書いたんだろうが、火葬戦記は好かんな。 東郷隆「大砲松」いう佳作があって、上野彰義隊戦争を描いたものだけど、 司馬遼太郎のアームストロング砲ものの対抗馬として、幕府側砲兵隊(4ポンド山砲)を 描いたのが面白かった。さすが元月間GUNだかコンバットマガジン寄稿者だなと 感心した
251 :
名無しのオプ :04/07/01 15:56 ID:lX4JfmUI
佐藤さんは餌を変えずに何匹どじょうを釣るつもりなんだ・・・
252 :
名無しのオプ :04/07/04 12:39 ID:znGvCR9+
クーデターを題材にした小説ありますか?『ジャカルの日』より『皇帝のいない八月』みたいな感じの 思想もテーマみたいな
253 :
名無しのオプ :04/07/05 20:25 ID:A1GESpEp
「クーデター」(新潮文庫刊)ってのがあるけどね。
ボリビアを舞台に、麻薬組織と結託した為政者を葬るべく軍事行動を起こす
将校の話。「皇帝〜」程の重厚さはないけど、それなりに面白いよ。
>>252
254 :
名無しのオプ :04/07/05 20:49 ID:n28MtqZB
>>252 ロバート・モスの「モスクワを制する者は」というのはどう?
255 :
252 :04/07/06 01:36 ID:uWZ7zbGQ
253さん254さんありがとうございます 両方探してみます!
256 :
名無しのオプ :04/07/06 09:03 ID:l47WSl4m
そうげん推理文庫で、1980年ごろの作品で「最後のシーザー」いうの あったな。カーター政権末期に書かれた小説で、オイルショック後ヴェトナム後で 心身ともにがたがたになったアメリカにルーズベルト風の大統領が登場。 これまたルーズベルト風の軍縮と計画経済導入を叫び、 「アメリカを社会主義化するつもりだ」 と軍部が大規模クーデターを起こす話。 今の情勢下じゃ、書き様がないアメリカ軍事クーデター小説。 フランケンハイマー「5月の7日間」いう映画も佳作だよ
定吉セブンのファンがいるのか!いやーうれしいなぁ。 で、私のお勧めは 「アラスカ戦線」ハンス・オットー・マイスナー 早川文庫 「ランターン組織網」テッド・オールビュリー 創元文庫
258 :
名無しのオプ :04/07/08 14:57 ID:xLH0ajfm
ああ、あったですねえ。名作アラスカ戦線。 ドイツ領事だか誰だかが趣味で書いた「高貴な男たちの冒険小説」 武器のディテールとかは、内向的なガンマニア英国冒険小説に比べると曖昧だけど むしろ大自然の中の追跡技術や野営描写がいかしていたなあ。 開高健やCWニコルとかが喜んで読む感じですかね。 ・・・そういえばデズモンド・バグリーなんていたなあ。読んだこと無いけど。 自然派冒険小説
259 :
名無しのオプ :04/07/08 21:08 ID:3kffi7eD
そういえばCWニコルが日本海海戦描いた小説、文春文庫であったが、 誰か知らない?
260 :
淋しいので、こっちでも宣伝 :04/07/24 23:06 ID:iR3Gw3YO
>>259 あったよ。シリーズ物の一冊。「盟約」だったかな(違ってるかも)。
面白いけどヘンな話だった。途中はほとんどボンド物でした。
262 :
名無しのオプ :04/08/02 12:58 ID:PzVfuiKU
ハッシュパピーの男は今なにしてる?
263 :
名無しのオプ :04/08/02 14:12 ID:QYOTqPz2
チャーリー・マフィン? 矢作俊彦「暗闇にノーサイド」で ミシェル・ポワカール(勝手にしやがれ)と 共演したの見たけど。 これも古い話しだな
ハッシュパピーの男はなぜに1作とばしたまま 翻訳が進んでるの? なんかあれ以降、つながりがわからなそうで避けてるんだが。
266 :
265 :04/08/07 12:29 ID:NhFBNZ6V
ごめん、ageるの忘れてた。
>>212-213 「DC-3の積荷」にリチャード・ガードナーらしき人物が登場してないか?
国産冒険小説は読む気がしない〜? 騙されたと思って一度でいいから谷甲州読んでみそ 遥かなり神々の座 凍樹の森 惑星CB−8越冬隊(これは+SF) 語り口は朴訥だけど逆に読み慣れるとそれがひしひしと伝わってくる あと前出の山田正紀さん 火神を盗めは ザ・ベストオブ冒険小説の称号を与えていいくらいの傑作だとおもー ダメリーマン再生のビルディングスロマンとしてもイイ!! あとは田中光二さんなんかもいいかもね
保守
270 :
名無しのオプ :04/09/01 03:55 ID:ySg7lnk9
国産は大藪晴彦だけでいい。
色んな意味でかわいそうな人ですね
272 :
名無しのオプ :04/09/08 01:48 ID:pyxrAzQG
つい最近、ハメットの『血の収穫』と『ガラスの鍵』を読んだ。 『血の収穫』は圧倒的に面白くて、ハードボイルドの粋だと感じた。 『ガラスの鍵』はそれにくらべると、面白くねぇなぁと思ってたんだけど、 ラストシーンは秀逸だと思う。 『マルタの鷹』はサム・スペードのキャラクターがマンガチックな気がして、 今のところ読む気がしない。どうなんだろう。
273 :
名無しのオプ :04/09/09 16:12 ID:qm8UIwul
『密偵ファルコ』シリーズは結構おもろい? 『トウモロコシ・・・』 『まだ16歳だったのよ(怒』 とかイースターエッグを探すのも良い暇つぶしになる。
274 :
名無しのオプ :04/09/09 17:22 ID:SJI6llm0
>272 自分は両方とも面白かったけどな。 ただ、「丸太の鷹」は3回読んでボガートの映画も2度見たけど いまだにどこがどう面白いのかよくわからない。 サム・スペードの行動原理がハードすぎて感情移入できないというか。
俺も「マルタの鷹」をそんなに面白いと思えなくて、ハメット読むのを止めてしまった。 「血の収穫」の方がいいのかな。
1920〜30年代の小説って、流石に古いよな。 今となってはハードボイルドは珍しくもなんともないので 有難みが薄いし。
>>276 チャンドラーは古くない!
って思うのは俺がチャンドラー好きだからなのかね。
ハメットは確かに古く感じるのだが…。(面白い、つまらないは別にして)
悪党パーカーの初期は古く感じるが面白く読めた
>>274-275 やはりそうですか。
『マルタの鷹』はそれこそ、その時代の産物にすぎないのかも・・・
『血の収穫』はコンティネンタル・オプのスマートでないキャラクターと、
背景となっている不毛な町のとりあわせが個人的には気に入っています。
まさにハードボイルドの原点といった感じです。
古さも気にならなかった。
>>277 チャンドラーも好き。
俺、酒は苦手なんだけど、
たまにバーに行くとギムレットだけは頑張って飲む。
でも、すぐ顔が真っ赤になってえらいかっこ悪い。
ロバート・B・パーカーのスペンサー物に手を出そうと思って 「ゴッドウルフの行方」を読んだのだが、そのあとが続かないのだ。 全部が"あの人"の訳だと思うとゲンナリしてしまうのだ。 パーカーは他に「ガンマンの伝説」を読んだが案の定 ”ジェッシィ・ジェームズ”などの表記に違和感を感じまくったのだ。 私がギャビン・ライアルにハマれなかったのは、この人のお陰ではないかとさえ にらんでいるのだ。 同じ理由でなかなかディック・フランシスにも手が出せないのだ。
チャンドラーはマーロウがセンチメンタルすぎる上にクサいセリフ吐きまくりで好きになれん。 作者が批判的に書いてるならそういうキャラもありだと思うが、マンセーしちゃってるのは どうかと思うぞ。
だけどハードボイルド自体、男性的なセンチメンタリズムの 一つの形っていう感じがしないでもないよね。 チャンドラーはその辺をマーロウに具現化させたのかも。 マーロウ好きだけど、マンセーしているつもりはないよ。 ただテリー・レノックスとの淡い友情譚は、僕のツボにはまっちゃってる。
283 :
281 :04/09/22 23:07:19 ID:Ya5Nrwnb
いや、ファンがマンセーするのは全然問題ないんだけど、作者が「マーロウってかっこいいだろ? 男の中の男だろ?な!」って感じで描写してるのがちょっと俺には合わなかった。 もうちょっと突き放した感じで書いて欲しかったな。 遅レスでスマソ。
284 :
名無しのオプ :04/09/27 13:04:24 ID:CKayeJcC
読んだことないけどネルソン・デミルってどう? 「希代のストーリーテラー」とか「児玉清の好きな作家ベスト1」とか言われてる割には 何故か日本ではあんまり話題にならない人だけど。
>>284 誓約、ゴールド・コースト、将軍の娘などは「このミステリーがすごい」の
海外部門ベスト20に入ってますよ。決して話題になってないことはないかと。
>>284 日本で最初に紹介されたのは「誓約」だったのかな
それは面白かったし、感動した
実は転職するきっかけになったくらいの影響を受けた本だ
主人公がベトナム戦争中の陸軍中尉だったという微妙な位置の中間管理職
その悲哀みたいなものが流れていて良かった
どの作品にしても長いのが難点かな
「アップカントリー」は上下巻に別れているうえに一冊が異常に厚い
おかげでそちらはまだ未読
287 :
284 :04/09/27 17:03:30 ID:CKayeJcC
>285-286 サンクス。 とりあえず「将軍の娘」から入ってみるよ。
デミル、文春文庫ででてる初期のは結構読んだな。 とくにゴールドコーストは大笑いしながら読んだ。 誓約は名作だと思う。 あと講談社文庫で出ているデミル「王者のゲーム」いうのどうだろ? いきなりダレス国際空港? 満員の旅客機、300人毒ガス死、 謎のアラブテロリスト合衆国潜入、どうせ行方不明の神経ガスは テロリストの手元という展開だと思うけど・・・?
デミルの最初は「バビロン脱出」ではないかと(ドミル表記) 実際は「超音速漂流」においてさらに前に読者は出会っていたわけだけど。
誓約がこのミス89年版で6位 ゴールド・コーストが同93年版で7位 将軍の娘が同95年版5位 このころはすごかった。出せばベスト10入り。 文春は「デミル」表記ですね。ドミルと表記しているのはどこだっけ。 検索時は要注意です。
超音速漂流・・・・・・・・・・・・えーっ。あれデミルだっけ? なんとかブロックとかいう新人じゃなかったっけ? 空母に旅客機が着艦したり、旅客機が宇宙空間まで飛んだり とんでも系列だったような。 絵に描いたようなC級サスペンス映画化されなかったっけ?
292 :
名無しのオプ :04/09/27 19:07:33 ID:Eq2CHMpo
超音速漂流はもともとトマス・ブロック名義で出たんだけど ブロックは元パイロットの知識を提供したのみで 実際の執筆はデミルがほとんど担当したようで 現在はブロックとデミルの連名で再版されてます(文春文庫) 旅客機が宇宙まで飛んじゃうのは「亜宇宙漂流」 空母に旅客機が着艦するのは「101便着艦せよ!」で別の作家の作品だと思う。 ブロックにも「盗まれた空母」という作品があるけどね。
なるほど。知らんかったな。 「超音速漂流」が、デミルだったとはねえ・・・。 いや、まじ驚いた。 「エリアンダーM? ああ、あれはヒギンズの別名義の小説だよ」 言われたくらい驚いたよ(w
294 :
名無しのオプ :04/09/27 22:30:10 ID:Gl/LAxxB
ハードボイルドって 自分に酔っているような文章だから毛嫌いしてしまう。
>294 そんなあなたにダシール・ハメット。
>294 どれを読んでそう感じたのかちょっと知りたい。
夢枕莫じゃね?
え? 夢枕莫ってハードボイルドを書いてるの? その名前が出てくるのはスッゲー意外だ。
300 :
名無しのオプ :04/10/01 11:58:09 ID:xFZBAohO
デミル気になったんで、王者のゲーム買って読み始めたところ。 誓約以外は、基本的にこの人、ギャグ作家なんじゃないかと 思った。主人公の捜査官なりスパイなりが、かならずトボケタ ギャグで終始語り手となる。 アメリカ人作家だからパトリオシズムに走るのは構わんが イスラム過激派は「過激派」としか見ないというのは アメリカ中華思想なんだろうな
301 :
名無しのオプ :04/10/01 12:01:24 ID:xFZBAohO
あと現職FBI捜査官(勤続20年)ポール・リンゼイ「目撃」シリーズ(文春文庫) 読み出したけど、現職さんの捜査官は、やはり”軽い”ね。 景山民夫「トラブルバスター」と同じで、現職者が自分の業界を描くと リアルだけど、どこか軽い御伽噺になる。 そういう人こそ、現場で生き残れるのだろう。 高村薫やマーティン・クルーズ・スミス、トマス・ハリスの 自己省察とトラウマまみれの暗い暗い刑事たちは、やはり小説家の 想像力の産物か
暗い刑事は小説家にはならないだろうしね。(何人かはいるけど)
そもそも軍人・警官・捜査官は体育会系だろうからな。
304 :
名無しのオプ :04/10/01 18:06:14 ID:V8WfErUc
ブッシュミルズを傾けながらホメロスだかバイロン卿だかを 語る奴は現実にはいねえというこった。 それは全て書斎のインテリが夢見るマッチョ願望という奴だ。
305 :
名無しのオプ :04/10/07 14:06:56 ID:pCeTmZ7a
想像力の産物とか願望とかってこととは別に、主人公の内なる物語を読みたい という読者側の要求もあると思うけどね。
いま24セカンドシーズン見てるけど、これの ノベライズ誰か読んだ? LA核テロ(グランドスラム)→捏造された中東諸国関与の証拠→報復開戦 いうながれが9.11(ぐらんどすらむ)以降の大量破壊兵器保有の曖昧な証拠を めぐりイラク開戦に突入した現政権のパロディだとやっと気づいたよ
307 :
名無しのオプ :04/10/08 01:01:18 ID:uY/MLCxi
誓約級の作品をまた読みたいなあ。
デビッド・マレルの「一人だけの軍隊」を読んでるところ。 すげえよランボー、警官隊瞬殺しまくってる、署長もすげえタフ、 こりゃ完全に一対一の男の闘い、今まで読まずぎらいでごめんなさい>マレル、 スタローンのイメージなんてあっという間に吹っ飛んだ。
309 :
名無しのオプ :04/10/08 14:05:30 ID:ZrQ0UPzS
Dマレルの原作は、最後、テレパシーで敵味方が共感するくらい(物の喩えだよ) 双方のガチンコ勝負への入れ込みが凄いからな。 銃器性能に頼らぬ地の文章の暴力描写燃え。 マレルは「トーテム」も良かったな
『一人だけの軍隊』は数あるマレルの著書でも最高だよな。 情景描写がまた優れていて、片田舎の感じとか日差しとかコーヒーの匂い、 雨のつめたさ、チョークのような錠剤の味 etc. まざまざと感じられるようだった。
>>307 デイビッド・K・ハーフォードの「ヴェトナム戦場の殺人」(扶桑社ミステリー)は
読んだことあるかな?
こちらはどちらかというとミステリーだから、「誓約」とは違うし、短編集だ
けれどもどこか似たような雰囲気が漂う
この短編集の中の「ホーチミンルートの死」という作品は、
オットー・ペンズラー&エド・マクベイン共同編集の「アメリカミステリ傑作選2001」
にも収録されている
主人公はMPで、戦場で殺人事件の捜査をするという何とも不条理な世界を描いている
これを読んだあとに、再び「誓約」が読みたくなった
>>312 >>308 も言っているけど、スタローン的なイメージのランボーとは別物だよ。
それと軍事小説でもないから、出てくる銃も地味だからね。
(そういう本なら元軍人の書いた小説の方が優れている)
でも暴力シーンの”ビビットさ”は抜群。
それと、映画では単なる悪役でしかなかった”署長”にちゃんとした
骨肉を与えているのが特徴。(というかむしろ主役か?)
ル・カレって読んだこと無いんですけど、どうです? やっぱ古臭いですか? それとも古臭い空気を逆に楽しめますかね?
エスピオナージのジョン・ル・カレは『寒い国~~』で挫折した思い出が・・・orz 再びチャレンジしてみたいですが。 (今日あたり時間つくって立ち読みにいってくるかな)
冒険小説読みの皆さんは、やはり色々と興味のある国際情勢や歴史なんかを 専門書で調べたりとかして、作品への理解を深めたりしてるんでしょうか? それとも結構劇中の事実背景やノンフィクションの部分でわからないことがあっても 読み流したりしてるんでしょうか?
317 :
名無しのオプ :04/10/11 15:02:38 ID:+4Peju66
ル・カレは寒い国なんか、単なる若書きのトリック小説にすぎないよ。 一番派手でスケールの大きな「スクールボーイ閣下」(1973〜75年の東南アジアが舞台) が人物描写、情景描写、物語、文章が成熟したと思うけどな。 この前作の「ティンカーテイラー」の続編だけど、ティンカーから読むと 挫折する事請け合いだから、スクールボーイがお勧め。 スクールボーイで挫折したら、ル・カレは何読んでも挫折すると思うし、 こればかりは読者の責任じゃなく19世紀文学の伝統で文章書いている ル・カレが合わないということじゃない
ドナルド・ハミルトンのマット・ヘルム(部隊)シリーズご存じの方います? あれは・・・中2のとき読みました。学校に置いてあって。 この間久しぶりに手にとって懐かしかった。
319 :
名無しのオプ :04/10/11 17:15:13 ID:k2G7+Eku
>>318 サイレンサーだね。
しかしポケミスのある学校ていいなぁ
ル・カレの「ドイツの小さな町(街?)」 この作品がどういうストーリーなのか どなたか教えてください。 頑張って1回だけ読んだんだけど ちっとも解からなかったものだから。
321 :
名無しのオプ :04/10/12 00:18:57 ID:UPkIG8Uw
ドイツ社会民主党のウィリー・ブラントが政権を取った西独政治首都ボンで 反英・反西側の学生デモが吹き荒れている時代背景がまずあるわけ。 ブラントは「東方政策」いって、東独・ソ連との緊張緩和政策を遂行するんだけど、 小説内で学生たちの反英デモをアジっているのが、ナントカ博士。 英大使館内のリオっていう臨時雇いのアルバイトが、その何とか博士が戦時中、 ハダマルの安楽死センターを指揮していた元ナチスの逃亡戦争犯罪人だったの つきとめる。 主人公の下っ端英書記は、リオを助けて何とか博士を戦争犯罪人として告発すれば 反英デモも止むと思うんだけど、 英国大使館上層部は、リオを西独警備当局に引渡し、何とか博士を見逃して 西独に貸しを作る事のほうが国益になると踏む。 リオは独自の正義感によって、「告発」がダメならと何とか博士の狙撃を予定するけど 失敗し、警察だか何とか博士の手のものに殺されてしまうという苦い結末
322 :
320 :04/10/12 00:23:39 ID:entNrjym
323 :
名無しのオプ :04/10/12 00:32:24 ID:UPkIG8Uw
ハダマルの安楽死センターというのは障害児童や精神薄弱者を 安楽死させていたいわゆる「人道に対する犯罪」施設ね。 「ドイツの小さな町」のリオを皮切りに、ル・カレは 「スクルボイ閣下」の新聞記者や 「我らがゲーム」のイングーシで死ぬ元スパイみたいな 若い時代の罪(妻への不実、友人への不誠実)を、ナチス戦犯の告発や、 中国からの亡命者援助や、抑圧されるチェチェンへの資金援助といった 死を厭わぬ労苦で自らを救済しようとする人物をテーマに描いている。 ル・カレの隠しテーマである<罪と罰と救済>は、 正直ジョゼフ・コンラッドの「ロードジム」の焼きなおしなんだけど そこが高村薫とか、惚れ込むファンが多い理由なんだろう
>>313 アドバイス、どうも!
実はスタローンのランボーが好きで(もちろん一作目のみ)、
DVDも持っているくらいなんですが、
別物とはっきり割り切って読んでみます。
明日にも、届くかもしれないので、とにかく楽しみ。
自分もル・カレは読みにくいという評判だけ聞いて敬遠してたけど、 映画化されるっていうことで初めて読んでみた「ナイロビの蜂」は退屈もせずに 面白く読めた。 最近は円熟してわかりやすくなってきたってことなのかな?
326 :
名無しのオプ :04/10/12 23:54:27 ID:HnwS6ILE
「シリウス・ファイル」 かつてのマクリーン、バグリィ読んでるみたいな 感じが心地良い。 最近、早川がイマイチ元気がない様な気がするけど その代わり新潮や文春で快作が連打されるのが有り難い。 後、二見はデイブ・ライリーの続き、扶桑社はタイラー・ヴァ−ンスあるい はトッツィ&ギボンズの残りをとっとと出す事。
マレルに関するレス読んで、マレルの本、easyseekでまとめ買いしてみました。 まずはブラッドから読んでみる予定。 蛍とか、ダブルイメージとか 面白そうなのばっかりなので当分読み物には困らないだろ みなさん、冒険小説の情報ってどこで得てまつか? 冒険小説ハンドブック片手に読み漁ってる初心者なんですが やっぱミステリマガジンとかに書いてあるんでしょか
328 :
名無しのオプ :04/10/13 10:24:35 ID:PbrQ5uNn
早川、文春、二見の背表紙をひたすら眺め、これはと思うものの 裏表紙解説文を読む
329 :
326 :04/10/13 23:24:58 ID:64YTFNYb
>>327 マレルなら「ブラック・プリンス」「石の結社」「夜と霧の盟約」
「真紅のレクイエム」「偽装者」は特にお薦め
今、人に勧められてハメットの「ガラスの鍵」読んでるけど、何じゃこりゃ。 文章が淡泊すぎる。 心理描写や風景描写が無くて、ひたすら行動描写。 主人公がおかしな帽子かぶってラリったふりするシーンとか、意味わからん。 主人公が何考えてるのかくらい書いてくれよ。 文章が淡泊だからと言って、さらりと読みやすいわけじゃなくて、 ちょっと読み飛ばすとたちまち付いていけなくなる。 無味乾燥な文章を集中して読まなきゃならないなんて苦行だよ〜
( ゚д゚)ポカーン
>>330 気持ちはよく分かる。けどがんがって、最後まで読んでみ。
そんで、感想聞かせて。
おれも、つまらんなぁ〜と思って読んでたんだけど。
けして、それだけではなかったよ。
>>330 風景描写はともかく、心理描写をしないというのが
本来のハードボイルドですが?
334 :
名無しのオプ :04/10/15 10:51:56 ID:pjy3plXz
おれどっちかというと士郎正宗だかトム・クランシーは嫌い。 志向性爆薬で扉を爆破。小口径のブルパップ軽量樹脂SMGで特殊部隊突入 通信はNSAの衛星経由で暗号変換なんて糞。 男はやっぱしぶい英国車でウィスキーをすすりつつ、モーゼル拳銃の1弾1弾を 心を込めて撃ち合ったり、傭兵部隊ならコンゴ動乱出身、長老にはノルマンディー 上陸作戦の思い出を語れる元英国陸軍准将がいなけりゃいう「深夜プラスワン」や 宍戸錠系列が好きなんだが・・・
「深夜プラスワン」ってつくづくいい題名だよね。 「ナバロンの要塞」読み終わったけど、最後は結構あっさりなんだね。今だともう一波乱持ち込みそう。 面白かったが、島の構造とか分かりにくかった。おれが悪いのかな
336 :
名無しのオプ :04/10/15 12:58:50 ID:166KmFiR
「ナバロンの要塞」って読んだ事無いんだよね。今度読んでみるか 映画も名作言われるんだけど、今ひとつ、あっさり味で。 ハリファクスだかランカスターの本物1機をわざわざ飛ばして 雰囲気は好きなんだけど。 SF板のどっかのスレッドで、「何故ハリウッドの米国SFメカは格好悪いのか。(SWは除く)」 いうのあったけど、やっぱ「暁の出撃」とか「ナバロンの要塞」とか 悪のドイツ軍基地を叩く英国機いう展開にすると、シチュエーションだけで メカが格好よくなるのだろう>スターウォーズ
337 :
名無しのオプ :04/10/15 13:06:49 ID:166KmFiR
恥ずかしながら、平野小唄の「ヘルシング」読むと泣けてくるんだよね。 あれ、もう平野小唄の白鳥の歌で、彼が高校以来暖めていたキャラクターが 「ただ一度の見せ場」のために見得切って敵も味方もどんどん死んでいく。 本当の男はWW2の兵士が最後で、現代のケプラー繊維の防弾ジャケ・マスク被った ハイテク特殊部隊など歯牙にもかけない因循姑息な価値観がいい
丁度今マクリーンの最後の国境線を読んでたりします。面白い!
339 :
読後感 :04/10/15 17:29:42 ID:wqeKBHgP
クレイグトーマスのハイドモノの第一作は何ですか? 「永遠の恋人」つーのがどうも気になって…
あ
何故か出たばっかりの「狼たちの山脈」がブクオフの105円コーナーに落ちてたので オヤッお買い得、と思ったけどあらすじ見て二の足を踏んでしまった。 軍事チーム物(そんなジャンル分けあるか知らないが)には食指が涌かない(除く第二次大戦秘話もの)んだな、 という自分の嗜好を再認識した。 というわけでもないけどこれからグレッグ・アイルズの「ブラッククロス」に挑戦。 ちょっと長いけど現代サスペンス「24時間」と同じレベルのテンションが維持できてるなら楽しい読書になるはず。
>>339 「ジェイドタイガーの影」ぢゃないかな?
この作品でチャーリー・バックホルツが(ry
343 :
341 :04/10/16 21:49:03 ID:hWTyeGDK
勘違い>猟犬たちの山脈、だった。
344 :
名無しのオプ :04/10/17 00:31:07 ID:DFh8+2KJ
「24」2ndが凄い面白かったんで、ノベライズ買おうと思ったんだけど、 立ち読みして文章スカスカで購入中断。脚本に役者の動き、適当に地の文章で 書き添えた程度。 所詮、ノベライズか思ったよ。 口直しにボブ・ウッドワード「ブッシュの戦争」(2002) ラピエール&コリンズ「第5の騎手」(1980)再読。 前者は9.11グランドスラム後の報復開戦までの政権の道筋。 「24」のTV会議等を駆使した大統領府の意志決定が面白かった。 後者は「パリは燃えているか」のノンフィクションコンビ描くカダフィ大佐が NYに水爆テロを仕掛ける話。バルザックを生んだ国だけあって、 NY市警刑事が巡る町の描写が巨眼微視で面白い。
冒険小説好きの皆さんはやっぱりナヴァロンの要塞が大好きなんでしょうか? 僕は大好きです。
346 :
名無しのオプ :04/10/21 03:26:11 ID:T6P9NuhA
近々「ポセイドン・アドベンチャー」がテレビでやるので、ageます
ポール・ギャリコだっけ?原作者 エクソシストのピーター・ブラッティもそうだけど、 門外漢のシナリオライターが、小説かくんだよな
348 :
名無しのオプ :04/10/25 15:34:44 ID:5Z/XLdlc
「神は銃弾」読んだんだけど、何つーかなあ。 ボブとケイスの問答になじめないし、 敵役やそのカルト教団にスゴみってか感じないし。 話はわからなくはないんだけど、何か雑。ノレない。 日本冒険小説協会大賞だったりこのミス1位だったり してるけど、オレがだめなのかなあ・・
349 :
読後感 :04/10/25 18:01:34 ID:SmIA5oJA
回答どうもでした。
>>348 自分もダメでした。
ケイスってちっとも魅力的じゃないし。
ただのバカじゃん。
訳者は萌え萌えんなってたけど。
おれも「神と銃弾」は今ひとつだったけど、ケイス(ヒロインだよね?2年くらい前に読んだから忘れた) の人物造形はおもしろかったがなあ。ちょっと珍しいヒロインじゃなかった?
それはそうと、今「極大射程」を読んでるんだけど、おもしれー。冒頭から一気に 引っ張られるよ。教えてくれた人に感謝
352 :
名無しのオプ :04/10/26 14:56:17 ID:8s5HzfqT
神はスティーブン・ハンター、だなぁ。 「ハバナの男たち」は誰かもう読んだ?どうなんだろう。 まあ、つまんないって言われてもたぶん読むけどw
353 :
名無しのオプ :04/10/26 16:03:16 ID:FpCBRQJn
二見の「戦士を狩れ」 まんま「ランボー」なんだけど・・・ ま、100円分の面白さはあったのでOK.
「豪華客船のテロリスト」・・・って、本売る気あんのか?>講談社 「完全な四角」の表紙はありゃ何のつもりですか?>ハヤカワ
355 :
名無しのオプ :04/10/26 23:39:50 ID:Tlz3dDDL
>>354 「豪華客船のテロリスト」・・・ 徳間の「第八のラッパが鳴る時」以来
のマヌケなタイトルだな。
映画「MAN ON FIRE」の日本語タイトルが 「マイ・ボディガード」・・・ そりゃ「燃える男」じゃ客は入らないと思うが、 それでももう少しなんとかならんかったのか・・・
ガードできないしねぇ
358 :
名無しのオプ :04/10/31 18:57:40 ID:qD5f7opD
クリーシィが黒人ってのはちょっと・・・・
359 :
名無しのオプ :04/11/03 01:10:59 ID:OCbR9X1u
白人になったD・ワシントン。 彼のやる役の殆んどは、原作では白人。
「青いドレスの女」は違うけど、他はたいていそうだな。
「マイ・ボディーガード」くだらね・・・。「燃える男」は読んでないんだけど、面白い? 映画は「メール欄」であることがまたガックリなんだけど、小説は違うのかな?
362 :
361 :04/11/05 12:47:56 ID:UJLA6h+c
し、しまった・・・間違えた・・・すまんすまんすまんすまんすまん
363 :
名無しのオプ :04/11/06 14:18:22 ID:Y3cWFs6F
政治的な権謀術数を楽しめる冒険小説を探してるんですが 何かお勧めの作品ってありますでしょうか?
>>361 映画はまだ見てないけど、「燃える男」は面白いぞ!
シリーズ化されてるけど、シリーズじゃない作品の方が
面白いかな。クリーシィは少々マンネリ気味。
・・・などと書きながらも、新作早く読みたいと思っていたり。
>>361 ギャビン・ライアルの
「影の護衛」
「マキシム少佐の指揮」
「クロッカスの反乱」
「砂漠の標的」
はどうだ? 駄目かな?
367 :
366 :04/11/08 23:12:28 ID:H9dDFVNH
368 :
板ルール変更議論中@自治スレ :04/11/15 03:54:58 ID:iEE1oDaz
アラスカ戦線とクルーガーやルッカのシリーズとかどうかな? あっ!ペレケーノスの新刊良かったと思う人いるかなぁ?
369 :
板ルール変更議論中@自治スレ :04/11/18 04:06:20 ID:dTxbdDB7
シリーズ物は連続して読んだほうがいいんでしょうか? それともある程度期間を置いたほうがいいんでしょうか?
好きにしろ
371 :
板ルール変更議論中@自治スレ :04/11/18 13:10:11 ID:nzdMBbMr
「無頼船長トラップ」久しぶりに読んだがやっぱり面白い! 是非ともトレバー・ハワード主演で映画化して欲しかった・・orz
レイモンド・ベンスンの007シリーズ読んでる香具師いる? 黒豹シリーズ並に雑でマンガチックな展開、そのくせストーリーは 凡庸で飛躍しない。はっきりいって007シリーズのファンという 義務感があるから読んでいるだけ。ツマラン。 まぁそうはいっても新刊が出たら買うんだろうが…。
あのー、このスレ的にヘミングウェイってどうなの? 元祖ハードボイルドはハメットでもチャンドラーでも無くてヘミングウェイだと 固く信じてるクチなんだけど。
>373 ヘミングウェイがハードボイルドの元祖と言われるのは、 ハードボイルド=文体の特徴=客観描写に徹する姿勢、 と捉えた時のことだと思う。 いいんじゃないのヘミングウェイ語っても。 ただこのスレが冒険・ハードボイルドスレであることを踏まえて やるならある程度空気読んでやれよ。
ライアルは大好きなんだけど、何か初期4−5作品とその後の作品に 差があり過ぎないか?独特の文体とか味があるからその後の奴も それなりに読めるけれども、プロットとか緊迫感、疾走感が欠ける気がする。 なんか急激に衰えたって感じがする。 ちなみに「深夜」も「危険なゲーム」も好きだけど、なんでか一番好きで 何度も読んでいるのが「本番台本」。
『本番台本』は、中古の爆撃機と対面するシーンが妙に好きです。 私の一押しは『もっとも危険なゲーム』。
377 :
ここで宣伝してよいのかな :04/12/04 13:14:11 ID:HjUYDUvl
379 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ :04/12/09 02:48:22 ID:LZR/ipzO
>>378 漏れ以外に”マクシム少佐”物が好きな香具師に会えたので記念age
評価低すぎだよな、マクシムシリーズ。
そらたしかに、初期の名作とは作風は違ぇだろうが、それがいい味だしてる
んじゃねーか。
漏れは別に初期のライアル作品をけなすつもりはない。深夜+1ともっとも危険なゲーム
はマイ・フェイバリットだと断言する。
その上で、マクシム少佐ものも、捨てたものではないと明言したい。
ぶっちゃけ、ライアル先生がほかのPNつかって出してれば、あと10
倍は評価された、悲劇の名作だと思う
マクシム物は全部最高だぁぁぁぁ!
クレイグ・トーマス初体験で「ファイアフォックス」読了。 敵地潜入の前半は凄く楽しめたけれど、 後半ハイテクアクションになってから読むテンションが下がってしまった。 昔はトム・クランシーとか好きだったんだけど、自分の嗜好が変わってしまったのを実感。 「ロシア語で考えるんだ!」が無かったので肩透かしを食らった感もなきにしもあらず。 一応ガント物は制覇するつもりで「ダウン」もブクオフで買ってるんだけど、 今のところまだ読む気にならないなあ。
382 :
378 :05/01/02 01:11:13 ID:c8sfGeyv
映画化された後に書かれた「ファイアフォックス・ダウン」には「ロシア語で考える」ってのがあったような希ガス。 ついでに、そもそも銀色でMiG-25似だった筈のFirefoxが、「ダウン」では黒色になってたような気もする。 それは兎も角、「ファイアフォックス」を読まれたのであれば、その直後から始まる「ダウン」も是非々々読んでみて欲しい。 その後は「ウィンターホーク」も読んでみて。
383 :
381 :05/01/02 02:45:24 ID:hD+Y9ak7
>382 一応そのつもり。 確か「ウィンターホーク」までウラジミーロフとの対決が続くみたいだね。 でもあらすじ読む限り「ディファレント・ウォー」は激しく別物っぽい雰囲気が。
384 :
378 :05/01/02 06:48:40 ID:vVDC/w5F
>>383 ドミトリ・プリャービン大佐だったような・・・>「ウィンターホーク」
「ディファレント・ウォー」は、私の中では『なかったこと』になってます。
>>371 トラップおもしろいね・・・おいらも大好きだよ。
副長がいい味出してるね
2作目はいまいちだったが
先週はマイクル・コナリーの「夜より暗き闇」 完了。
悪くはないが、ファンサービス的な一冊かな。3.5〜4点
「バッドラック・ムーン」ほどはずしてはないが。
最近文庫じゃないの多くて手を出しずらい・・・
あと、作家忘れたが「24時間」も完了。
まあ悪くはないが、3点。
ちなみに、漏れはバグリイとか大好きだったりするわけだが、誰かオススメおしえてけろ。
いろいろ試してるが、最近これというのがない。
ちなみに、好きな作家がコナリー、バグリイ、ブロックと主役がやや暗いのが好きだったり。
386 :
385 :05/01/04 22:52:13 ID:NZ/opKGd
ちなみに漏れ相模原市民でつが、だれか本交換とかしませぬか? もしくはそういう会?とかないでつか? もしくは本交換オフ会とか・・・・ 最近はブクオフ100円で面白そうなのを勘で適当に買ってるが、なんか 邪魔だし、安いとはいえ捨てるのも忍びないし・・・。
そういえばケン・フォレットの新刊が出てるね。 自分は「針の目」と「鴉よ闇へ翔べ」を読んで文句なく面白いと思ったものの、 他のは正直、題材と設定に興味を感じられなくて手に取る気にならない。 ”冒険小説の皮を被ったハーレクインロマンス”みたいな言われ方をしてる せいもあるし。 今度の「ホーネット、飛翔せよ」も第二次大戦秘話ってとこは良さそうなのに 裏表紙のあらすじ読んでもピンと来るものがないんだよな。
388 :
名無しのオプ :05/01/08 16:11:14 ID:bdEuAiZu
>>387 まぁまぎれもなくハーレクインなんだが
「レベッカへの鍵」
も読んでみよう。
「針の目」を2回読んだような気になるから。
389 :
名無しのオプ :05/01/08 16:24:20 ID:BHeumbDT
>>387 「冒険小説の皮を被ったハーレクイン」最近、二見から出てる
のはそんなのばっかりだな。リンダ・ハワードとかw
後、文春のステルス艦のヤツも。やっぱり活劇小説は殺伐と
してナンボの様な気がする。
>>385 多分読んでるかもしれないけど、講談社文庫から出てる
「キリング・フロア−」「反撃」「撃て そして叫べ」
「黒く塗れ!」辺りはとりあえずオススメしときたい。
390 :
読後感 :05/01/08 18:43:36 ID:PraRdyQF
フォレットはハーレクイン、と。
391 :
名無し物書き@推敲中? :05/01/10 13:30:38 ID:0x8T7zOE
でぶはストライプを着ないはどうでしょう?
392 :
名無しのオプ :05/01/10 18:36:12 ID:hR5f5siY
ヘミングウェイもWW2、V2迎撃のスピットファイアだかハリケーン乗りこんだり イギリス空軍もの企画はしてたんだよ。 「海流の中の島々」って読むと、父はキューバ沿岸でUボート狩り、 息子は英上空でスピットファイアで戦死いうネタやってるけど
393 :
名無しのオプ :05/01/15 07:13:33 ID:tk0OSonK
とりあえず、トム・クランシーに天誅食らわせたいなぁ。 「恐怖の総和」以降俺のなかでトムはいないことになってる。 レインボー・シックスでおれは泣きそうになった。 天下のカルロスをチョイ役で使い捨てとは恐れ入った。 そーいや、ネットフォースは怖くて手を出してない。読んだ奴インプレきぼんぬ。
394 :
名無しのオプ :05/01/17 21:51:16 ID:zcdPapVL
何日か前の新聞にサッチャーの息子が赤道ギニアでクーデター企てたけど失敗、 司法取引でなんとか娑婆に・・ってのが載ってたけど、集めてた傭兵に 元南ア軍人とか元SASとかいてかなり本格的。もろ「ワイルドギース」とか 「戦争の犬たち」の世界w
「本格的」ってあなた
396 :
ちょっと宣伝です :05/01/29 02:00:42 ID:BJJG6rEh
ハイドとロスの顛末が描かれるのって「救出」でいいの? それ以前は出てこないの?ネタバレは梨で教えてくれ。
>>379 「影の護衛」読んだ。
確かにこれは結構隠れた名作かも。ライアルお得意のどんでん返し
(タイラー教授の例の秘密)もあるし。
深夜プラスワンみたいなある意味聖典というか冒険小説の金字塔
みたいな名作と比べられてるから損をしているだけで、他の作家が
これ書いていればそいつの代表作になっていてもおかしくない。
399 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ :05/02/04 13:26:56 ID:2q7BvkMF
『長いお別れ』でマーロウが最後の方、リンダ・ローリングと ヤっちゃう展開ってあまりにも唐突すぎない? 何回読んでも納得いかない。
>>313 めちゃくちゃ遅レスだけど、「一人だけの軍隊」読んだ。
個人的にはまあまあってとこなんだけど、
「死」についての描写がとても新鮮でよかった。
「一人だけの軍隊」か…「ランボー」公開時に買ってすり切れるくらい読んだな (ヤな小学生だ)。暴力描写よりも、マズそうな食い物の描写が印象的だった。 後で映画を見て大甘な結末にガッカリしたよ。
冒険小説とハードボイルドって全然ジャンル違うじゃん。 何で別々にスレ立てなかったの?読者層が被るとは思えないんだけど。
ネタか?かぶるだろ。今なんてどっちともいえる作品も少なくないんだし
>>403 ネタじゃないよ、マジだよ。『今なんて』云々は現代作家の話だろ。
そりゃ今活躍してる冒険系作家の文章はハードボイルドなタッチが多いが、
ちょっと昔のハードボイルド系作家にそれほど冒険小説的要素が有るか?
あるいはハードボイルド系作家を広く拡大解釈し過ぎてるんじゃないか?
昔のハードボイルドの読者が皆、同時に冒険小説も読んでいたとか、
ハードボイルドの衰退後、皆冒険系に移行したとでも言うのか?
昔は一応別ジャンルだったって気がするけどな。今は垣根が曖昧になっただけだろ。
『今の作家に限定して話をしろ』って言うのならその意見も分らなくもないが。
「読まずに死ねるか!」世代は両方読んでるんじゃない? 自分もそうだけど。
そうか、世代の違いを言われると仕方が無いな。 私にとってはハードボイルド系作家をジャンル的に狭い意味で解釈してるんで、 だから狭い意味のハードボイルド作家は少しではあるが読んでたし嫌いじゃないが。 冒険小説は全く読まないし興味も無いんで、このスレにももうこないと思う。 邪魔してスマンカッタ。
なんをそんなに熱くなってるんだ
408 :
亀レス :05/02/13 08:52:27 ID:70bh1j/H
ダンス・ダンス・ダンスのラストでユミヨシさんとヤッちゃうのはわざと唐突にさせてるな スレ違いだけど似てるからさ・・・
410 :
軍板より転載 :05/02/14 03:20:52 ID:BkSgBS5e
324 :名無し三等兵 :05/01/31 17:32:09 ID:??? 俺はライトなミリオタで色々なスレをROMして勉強中。 身の回りの色々なオタを見るに何オタかに関わらず、空気 読めない、しったかする、卑小な優越感を露にするオタは 誰からも嫌われる。普通に人とコミュニケーションがとれ、 求められた時にさりげなく有益な知識を開陳してくれるよ うなオタは寧ろ尊敬される。個人的な意見だが、ウザイ オタは 冒険小説オタ>ミステリーオタ>SFオタ>軍オタ>アニオタ=格オタ=プオタ の順。冒険小説オタは自分がかっこいいと勘違いしているし、聞いてもいないのに 蘊蓄を傾けなおかつ男とはとか語り出すのが嫌だ。ミステリオタも同様。SF オタは宇宙関連のニュースがあるとはっちゃけるのがうっとおしい。軍オタも 多少その傾向があるが、前者ほどではない。アニオタあたりになると慎みを知って いるというか振られないと話をしない。あくまでこれまで出会ったオタに関する 個人的体験ですが。
411 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ :05/02/14 03:22:27 ID:BkSgBS5e
324 :名無し三等兵 :05/01/31 17:32:09 ID:??? 俺はライトなミリオタで色々なスレをROMして勉強中。 身の回りの色々なオタを見るに何オタかに関わらず、空気 読めない、しったかする、卑小な優越感を露にするオタは 誰からも嫌われる。普通に人とコミュニケーションがとれ、 求められた時にさりげなく有益な知識を開陳してくれるよ うなオタは寧ろ尊敬される。個人的な意見だが、ウザイ オタは 冒険小説オタ>ミステリーオタ>SFオタ>軍オタ>アニオタ=格オタ=プオタ の順。冒険小説オタは自分がかっこいいと勘違いしているし、聞いてもいないのに 蘊蓄を傾けなおかつ男とはとか語り出すのが嫌だ。ミステリオタも同様。SF オタは宇宙関連のニュースがあるとはっちゃけるのがうっとおしい。軍オタも 多少その傾向があるが、前者ほどではない。アニオタあたりになると慎みを知って いるというか振られないと話をしない。あくまでこれまで出会ったオタに関する 個人的体験ですが。
>>85 遅レスでスマソ
マイケル・シェーン・シリーズの作家ですな。
「死の配当」しか読んだ事無いけどこれは面白い。
捜査課長を散々コケにして犯罪スレスレのラインで行動するシェーンは
如何にもハードボイルドって感じだし。
あとジョナサン・ラティマーはどうなのか?
「死刑六日前」は昔読んだのだが「幻の女」に類似した内容だった。
ドン・ウィンズロウの<ニール・ケアリー>シリーズが面白い。 ”青春ハードボイルド”という惹句だけれど、エージェント物の要素あり、 本格冒険小説ばりに自然を背景にしたアクションありで、 リーダビリティが高い。 今、2作目まで読んだけど、次の「高く孤独な道を行け」を読むのが楽しみでしょうがない。
>>413 ちょうど昨日今更ながらではあるけど、ストリートキッズを読了した。
翻訳物だと、個人的にはどうしても訳文ってことでリズム崩されるけど、
これはそういうのがない。訳者の人も上手かった。
だけど、ちょっと皮肉なものの言い回しが合わないときもあるかも
415 :
変更投票開始@ローカルルールスレ :05/03/05 01:35:18 ID:HMxTuSfC
俺は本格以外皆好きだ。
416 :
変更投票開始@ローカルルールスレ :05/03/05 01:53:39 ID:FbX39zok
ストリートキッズは挫折したな確か‥ 合わなかったのかな
「ストリートキッズ」は面白く読めたけど、 「仏陀の鏡への道」は挫折しちゃった
「ボーン・スプレマシー」を観たので、未読だった原作の完結編「最後の暗殺者」を読みました。 が、読み通すのに一生懸命で面白がる余裕がありませんでした。 「殺戮のオデッセイ」よりは持ち直したと思うけど、上巻の終わり辺りが一番盛り上がってしまって、 その後も延々と続くのはちょっと辛かった。 ロシアのノブゴロドの設定は面白かったけど。
419 :
変更投票開始@ローカルルールスレ :05/03/06 17:12:36 ID:TS3s4OMt
探偵、沢崎も仲間に入れてもらって、okですか?
420 :
変更投票開始@ローカルルールスレ :05/03/06 17:14:34 ID:TS3s4OMt
あ、そうそう、グーディスの 「ピアニストを撃て」これは、 どうでしょ。
俺、ミステリ読書歴かなり長い方で、読むのはほとんど海外のみなんだけど、 ず〜っと、疑問に思ってたことがある。 それはチャンドラーの傑作「長いお別れ」について。 たいてい、ミステリのベスト10なんかをやると、ランクインする名作なんだけど、 個人的には、そんなに面白いと思わないんだよな。男の友情とか、マーロウの かっこよさとか、言われるけど、かなり退屈な作品じゃない? マーロウのキャラも、今の時代では、そんなにかっこよく見えないし、 ミステリとしては、結構大きなトリック仕掛けられてるから、いいにしても、 描写がくどすぎる・・・。けど不滅の人気を誇ってるんだよねえ。分からん。
422 :
ジョー パイク :05/03/12 18:24:49 ID:/epIejXT
ロバート クレイスを読め。
423 :
名無しのオプ :05/03/12 18:31:24 ID:4iRoSKNd
長いお別れは 面白いけどな…
>>422 お、ちょうど図書館で「破壊天使」借りてきたとこだよ。
今まで知らなかった作家だけど、新作がブルース・ウィリスで映画化
されたってことで興味を持ったんでね。
チャンドラーは、あまり筋について考えちゃいけないと思う。 描写やセリフが面白いものであって、くどいと思うようだったら合ってない。 船戸与一のチャンドラーに対する意見はもっともだと思いつつ、でも面白い じゃんと思うのであった。
「かわいい女」の二転三転する謎解きは何がなんだかわからなかったな。
427 :
名無しのオプ :05/03/16 14:30:33 ID:YMeGYZjw
「ホーネット、飛翔せよ」のハラルドとカレンの顔が全く想像出来ないんだが・・・。 なんか最近想像力無くなって来たな・・・。っていうか他の人たちのヤるシーンは書いてるのに カレンとハラルドのも書いてやれよ、気になる
428 :
名無しのオプ :05/03/17 09:54:24 ID:wvXEczVC
age
429 :
名無しのオプ :05/03/17 18:43:54 ID:TbaWWmAt
初心者です。「燃える男」が面白くこれから色々読んでみたいと思っています。好きになると同じ主人公物を続けて読みたくなるタチなのでシリーズものを探しています。お薦めがあればどうか教えて下さい。
>>429 「燃える男」というとクィネルかね。
スティーヴン・ハンターのボブ・リー・スワガーものなどいかが。
「極大射程」(新潮)など。
431 :
名無しのオプ :05/03/17 21:51:40 ID:MX8DxFd8
>>429 講談社文庫のボディガード・アティカスシリーズ
著者グレッグ・ルッカ
同じくジャック・リーチャ−シリーズ
著者リー・チャイルド
扶桑社文庫のヴァ−ンスシリーズ
著者クレイ・ハーヴェイ
他にもあるけど、とりあえずこんなトコで
432 :
429 :05/03/17 22:32:51 ID:bplGVIGw
早速のレスどうもありがとうございます。すごく嬉しいです。
>>430 クィネルです。映画宣伝をみて映画は観ずに原作を読んで嵌りました。
スティーブン・ハンター、某書店のレヴューを見てきました。
主人公が魅力的で楽しみです。早速注文してみます。
>>431 ジャック・リーチャー『キリング・フロアー』を昨日読み終わったところです。
お薦め作品になっていてとても嬉しいです。
他のシリーズもこれから読んでみますね。
何を読めばいいのか悩んでいたので、すごく助かりました。
良いスレに巡り合えて嬉しいです。どうもありがとうございます。
>>429 氏にギャビン・ライアルの 「マキシム少佐シリーズ」 を奨めちゃイカンのだろうな
434 :
431 :05/03/17 23:01:37 ID:MX8DxFd8
>>429 追加 文春と扶桑社から出てるトッツィ&ギボンズシリーズ
著者 アンソニー・ブルーノ
後、古いけど創元のマック・ボランシリーズ
著者ドン・ペントルドン
435 :
429 :05/03/17 23:29:26 ID:bplGVIGw
>>433 奨めちゃイカン、と言われると逆に気になりました。
探してみます。
>>434 何度もありがとうございます。某書店検索しっぱなしで楽しく探しています。
トッツィ&ギボンズ、面白そうですね。
海外ミステリや警察モノも大好きなので楽しみです。
マック・ボランも探してみますね。
436 :
433 :05/03/17 23:34:25 ID:IN8VlD6+
>>435 (=429)さん
> 奨めちゃイカン、と言われると逆に気になりました。
> 探してみます。
んんん・・・・
私はとても面白く読んだんだけど,でもちょっと地味ですよ.
それに,いまや Out of Date な東西冷戦モノだし.
ここはひとつ,他のひとたちのご意見に従われた方が・・・・
437 :
429 :05/03/17 23:59:47 ID:bplGVIGw
>>436 了解致しました。でも過去レスにもお好きな方がいらっしゃった様ですし
すぐには無理かもですが、いずれ読んでみたいです。
どうもありがとうございました。
438 :
429 :05/03/18 00:07:09 ID:bplGVIGw
>>436 了解致しました。でも過去レスにもお好きな方がいらっしゃった様ですし
すぐには無理かもですが、いずれ読んでみたいです。
どうもありがとうございました。
2重カキコになってしまいました。ごめんなさい。
>>429 シリーズもので、主人公が復讐に燃えるパターンと言うと
クリス・ライアンのジョーディー・シャープはどうだろう。
ハヤカワ文庫「襲撃待機」「弾道衝撃」「偽装殱滅」「孤立突破」
の4冊が一連の作品です。
個人的にこの作者のベストは「ウォッチマン」だと思うんだけど、
それはシリーズじゃないので。
441 :
429 :05/03/18 18:01:00 ID:M4w5bPqK
>>440 検索しました。評判も良く面白そうな作品で楽しみです。ありがとうございます。
シリーズ物は、好きな作家(主人公)を安心して追えるのが嬉しいので探してしまいます。
お薦めの「ウォッチマン」も是非読ませて頂きますね。
442 :
429 :2005/03/22(火) 16:39:42 ID:BdJUiGUn
ボブ・リー・スワガーシリーズ『極大射程』読了しました。 読み進める毎にわくわくしてきて、とても楽しめました。 主人公以外の登場人物も魅力的でシリーズの他の本も早く読みたいです。 紹介してくださって有難うございました。 次はグレッグ・ルッカ『守護者』を読みます。
443 :
名無しのオプ :2005/03/24(木) 17:24:00 ID:+fZ12U9C
ボブリースワガーシリーズはまず極大射程読めばOK? 凄い気になってきたんで
444 :
M1911A1 :2005/03/24(木) 19:33:53 ID:AhqOnzG+
ちょっとageたくなったんで、ええ
445 :
名無しのオプ :2005/03/24(木) 20:41:25 ID:UuaWr+Vx
>>443 OK
それで気に入ったら「ブラックライト」「狩りのとき」「悪徳の都」「最も危険な場所」
446 :
名無しのオプ :2005/03/24(木) 22:31:27 ID:3GP3wBc2
447 :
読後感 :2005/03/27(日) 00:38:59 ID:aPdhYhV2
「パラダイス・マンと女たち」ジェローム・チャーリン 読みごたえあって面白かつた。 おススメ。 本作のように圧倒的な力量差の相手に立ち向かう物ってある?
448 :
431 :2005/03/27(日) 00:55:17 ID:RLcxTWAR
>>447 トニー・ケンリックの「バーニーよ銃をとれ」
ひょんな事から独裁者&配下の殺し屋軍団を敵にまわす羽目になった
平凡な男達が退役軍人を雇い入れ、即席コマンド部隊を結成する話。
兎に角オススメ。
後、引退を余儀無くされたベテランスパイが実力誇示する為に
CIA相手に命懸けの鬼ごっこを挑む「ポップスコッチ」もなかなか。
449 :
名無しのオプ :2005/03/28(月) 01:17:08 ID:fQNcnR9T
ジョー・R・ランズデールのハップ&レナード物が好きなんだけど、 このシリーズってハードボイルドとも冒険小説ともジャンル分けしにくいんだよな。 もちろんそこが魅力なんだけど、このスレで語っていいもんだかどうだか判断しにくいのが困るw
450 :
読後感 :2005/03/29(火) 05:07:04 ID:daeBSMAz
「モスクワ、2015年」読み出す。 なかなかいい感じ。 北上次郎は当てになりそうだ。
451 :
読後感 :2005/03/30(水) 00:36:02 ID:7YQ6sP+y
そして読了。 ウジウジ君が最後に大挽回! ナイフ一本でよく頑張った! 感動した! ありがとう!
452 :
名無しのオプ :2005/03/30(水) 22:34:53 ID:PZrpe7Zb
453 :
名無しのオプ :2005/04/03(日) 19:40:46 ID:LPDq0Twd
大学で自転車旅行サークル入っております。 「自転車小説だ」と聞いて「男たちは北へ」読みました。 良かったです。また旅に出たくなりました。あと酒飲みたくなりました。 自転車じゃなくてもいいんですが、 オススメの旅行小説とかありましたらご教授ください。
454 :
431 :2005/04/03(日) 23:36:32 ID:DYzcYqHJ
>>453 旅行小説って括りじゃないけど、「男たちは北へ」の姉妹編
「片雲流れて」も面白いよ。
旅行関連の本は沢木耕太郎、宮脇俊三辺りを何作か読んだ位だなぁ・・・
455 :
名無しのオプ :2005/04/04(月) 11:58:13 ID:ldkgSFzX
自転車だと 『銀輪の覇者』 斎藤純(著) 戦前に実用車でロードレースが行われたという無茶な話なんだけど レース描写は微細でリアル。読み始めたら一気だったよ。
456 :
453 :2005/04/05(火) 16:13:33 ID:CX2ZcYvd
457 :
名無しのオプ :2005/04/06(水) 02:44:41 ID:Da9TQ8Ud
衛星でやってたジョゼ・ジョバンニの『父よ』、よかったよ。 どう良かったとかは聞くな、自分で見てくれ。 ちょっと前には『アトランティスのこころ』もやってたな。 アレも、父モノだ。 こういうのばっかり見てると、本妻の子供が欲しくなる。
458 :
名無しのオプ :2005/04/12(火) 20:31:41 ID:9HYGcr/p
マンハッタン市街戦、バスブーストかましたようなメリハリのきいた造りが面白かった。 この作者って他の作品見つからないんですけどもしかして一発屋ですか?
459 :
名無しのオプ :2005/04/16(土) 13:02:20 ID:RcdobJad
>>458 うん、完璧に一発屋。でも一作だけにするには惜しいキャラだったよね。
460 :
名無しのオプ :2005/04/17(日) 04:52:39 ID:WewXBXU9
459さん そうなんですか、あれだけメイン、サブ共にキャラが立ちまくってたのに残念です。 小ネタやテンポ、間のとり方も良かったし(訳者の方のおかげなのかな?)、 ストーリーも粗いとはいえ勢いがあって面白かったのに・・・ 是非続き出して欲しかったな〜 情報どうもでした。
461 :
名無しのオプ :2005/04/19(火) 10:54:55 ID:aJ4G1dM/
ハモンド・イネスの「トロイの木馬」買おうかどうしようか迷っているんですが かって「スパイ・スリラー」と呼ばれた類の、魅力的なサスペンス・謎解きの 要素があれば即・買いなんですが…読まれた方、いますか?
462 :
名無しのオプ :2005/04/19(火) 12:22:33 ID:CvKt8dZo
>>461 ハモンド・イネスの作品だったら何でも読む、という方でないとつまらないかも。
スパイ・スリラーではありませんが、ヴィレッジ・ブックスのイネス作品であれば
「獅子の湖」がお勧めです。
463 :
名無しのオプ :2005/04/25(月) 00:03:21 ID:inxOgqlP
韓国映画の「甘い人生」がこれでもかというくらいハードボイルドだったので ハードボイルドオタクのヤシは是非みてくれ でもミステリではないので念のため
464 :
名無しのオプ :2005/04/25(月) 01:42:05 ID:ok8tG2KA
5/14公開の「ブルーレクイエム」もかなりハードなフレンチノワール風味 で期待大
465 :
名無しのオプ :2005/04/25(月) 19:43:22 ID:agv+9A/l
>>463 CM見た感じでそうかなあと思ったんだが、やっぱりそうなのか。
韓国映画はあんまりはまるのがなかっただけに、
これはちょっと楽しみだ。週末はコンタンティン→ブレード3→甘い生活
の三本立てでいくかなあ
466 :
名無しのオプ :2005/04/26(火) 00:12:50 ID:RfdNFs93
>>464 ブルーレクイエムはダークでよさげですね
ハリウッドリメイクするらしいし
>>465 そう考えるとハードボイルド続いてるね
復活の兆しか!?
インファナルアフェアとかはイキマツカ?
467 :
名無しのオプ :2005/04/26(火) 23:16:47 ID:ikyREam1
>>466 コンスタンティンとブレードはあくまでハードボイルド風味な主人公って気がするけどねw
インファナルアフェアは2を観てないのでまずそっちを見てから。
468 :
名無しのオプ :2005/04/26(火) 23:17:11 ID:Y8GZEV/a
>>453 私も自転車乗りです。『男たちは北へ』を早速購入してみました。
表紙を見ただけで熱くなりますね。楽しみです。
469 :
名無しのオプ :2005/05/02(月) 07:50:03 ID:Q/uegUu4
『男たちは北へ』読了。 少々くさいところがあったものの、なかなか楽しめました。 私としては、桐沢よりも尾形に感情移入していました。 自転車乗りが読めば、ランドナーで旅に出たくなること請け合いですな。
470 :
453 :2005/05/02(月) 12:34:55 ID:Ol196ZaD
しかし今じゃランドナーも減りました。 これから自転車小説が描かれるにしても、 マウンテンなのかなぁと思うとちょっと寂しい。
471 :
名無しのオプ :2005/05/03(火) 16:14:16 ID:1wjH8ZSL
GWで実家に帰ってきて、置いてあったドンウィンズロウの本を三冊一気に読みました。 すごく面白かったです こういう、青春系ハードボイルド?みたいな本があったら教えてください
472 :
名無しのオプ :2005/05/11(水) 02:25:14 ID:3A0Wj4/T
473 :
名無しのオプ :2005/05/19(木) 00:13:23 ID:Tcf/1L+i
極大射程いいな。このミス1位だから今まで腰が引けてた。 読後はこりゃ1位になるわとごめんなさい状態。 ほんと最後まで飽きずに楽しく読めた。 ただ、ブラックライトになると訳者が変わるのがちょっと気がかり。 最も危険な場所まで買ったから読み進めるけど・・・
474 :
名無しのオプ :2005/05/20(金) 22:38:50 ID:GJvanQDa
あまり話題になりませんが、景山民夫はどうでしょう? 「虎口からの脱出」「遥かなる虎跡」は 冒険小説として第一級だと思いますが‥。
475 :
名無しのオプ :2005/05/22(日) 02:32:32 ID:pXoGZtx4
タイトル忘れたけど左文字小隊のやつ文庫化して再販してほしいなー
476 :
名無しのオプ :2005/05/26(木) 20:19:25 ID:PvIoH7pa
リンゴォキッドの休日が角川から出ることを朝刊で知った。
477 :
名無しのオプ :2005/05/27(金) 17:12:40 ID:wnhrlSgm
ドンウィンズロウ、ニールケアリーシリーズで新しい翻訳版が出るみたいだな。 待たせ杉
478 :
名無しのオプ :2005/06/03(金) 00:46:32 ID:WqkTg/L7
>>475 野鼠戦線だったかな?
確かに面白かった
479 :
名無しのオプ :2005/06/19(日) 23:17:21 ID:1yBdn5aW
ウィザードリィみたいなダンジョン小説ないでしょうか? よりリアルな感じで、ガンガンしんだりしたりしそうな勢いの奴。 食料難とかちょっとした毒や病気でやられて崩壊の一途を辿るような感じの・・・ドワーフとか魔法とかはありでも無しでもOKです。
480 :
名無しのオプ :2005/06/19(日) 23:30:47 ID:l/0RCKnd
>>479 もう一度心を落ち着かせてスレタイを読むこと
481 :
名無しのオプ :2005/06/20(月) 21:11:29 ID:RJEVui4q
まぁ、冒険といえなくも無い…のか?
482 :
名無しのオプ :2005/06/21(火) 21:22:29 ID:29V8NatS
>481 ファンタジーではなかろうか?
483 :
名無しのオプ :2005/06/23(木) 00:14:54 ID:jGnzqGLE
「僕が恐竜だったころ」なんかは。 児童書だが立派にハードボイルドしてると思う。
484 :
名無しのオプ :2005/06/23(木) 02:59:00 ID:FdtRLuzz
このスレでのハードボイルドってどんな話がハードボイルド? チェイスなんかの悪党が主人公のすぐにドンパチやるってやつは駄目?
485 :
名無しのオプ :2005/06/23(木) 18:22:05 ID:VqeCay+U
ハードボイルドは生き方なので、主人公の性格次第です。 ドンパチやるのはいいけど、よく喋る奴はダメ。
486 :
名無しのオプ :2005/06/23(木) 18:56:18 ID:swNaT9Yg
>>485 ウォーレン・マーフィーのトレースものも
一応ハードボイルドに入れられていないか。
487 :
名無しのオプ :2005/06/26(日) 02:36:04 ID:tcYH5lu7
早くパトリック&暗示ーの新作書いてくれ>レヘイン
488 :
名無しのオプ :2005/06/28(火) 13:43:09 ID:/+pJkaPe
a
489 :
名無しのオプ :2005/06/28(火) 17:34:50 ID:C2LtQyvq
老害ちんはいつまで怪鳥?
490 :
名無しのオプ :2005/06/29(水) 03:15:51 ID:aUW3qD77
アイアンサイド買いましたが
491 :
名無しのオプ :2005/06/29(水) 17:59:16 ID:RPeuYNDM
>>490 俺も。
「わたしの中の殺し屋」の方が10倍面白かった。
ノベライズにしてはよ〜く書けてるのは分かるが・・・。
492 :
名無しのオプ :2005/06/29(水) 19:51:01 ID:dWokBYkO
>>491 ドラマファン向けの作品だから、オリジナル作品と比べるのは酷のような気がする
493 :
名無しのオプ :2005/07/03(日) 00:14:52 ID:bToLUvQI
フレドリック・ブラウンのエド・ハンターシリーズって、ハードボイルドっぽい 何ともいえぬ哀しさがあったりするような。けど創元では猫マークなんだなあ。
494 :
名無しのオプ :2005/07/09(土) 13:04:53 ID:S6IqsFoG
サムリーヴスのタクシードライバー、クーパーマクリーシュシリーズ 好きな人いません?著者は筆折っちゃったのかなぁ?
495 :
名無しのオプ :2005/07/10(日) 22:14:38 ID:A32ViMJF
>>494 『長く冷たい秋』だけは読んだことありますよ。
親子モノに弱いんで、そこそこ楽しめました。
続編は背表紙の文句が面白くなさげで買わなかったけど。
496 :
名無しのオプ :2005/07/16(土) 16:43:13 ID:rHoF+WdW
二ールケアリーの新作はそろそろ来たのかな?
497 :
名無しのオプ :2005/07/17(日) 00:42:55 ID:bO0yCHHz
498 :
名無しのオプ :2005/07/18(月) 15:43:56 ID:Bwu/lNpl
A.J.クィネル死去を今日はじめて、ネットで知った。 新聞の訃報記事には何も出てなかったのに・・・、合掌。
499 :
名無しのオプ :2005/07/18(月) 20:51:48 ID:helrn7Yp
500 :
名無しのオプ :2005/07/18(月) 23:55:07 ID:msEd0taO
クィネルか・・・ ケツマイトは強烈だった・・・ 合掌。
501 :
名無しのオプ :2005/07/19(火) 01:25:48 ID:DQvyC1W5
502 :
名無しのオプ :2005/07/19(火) 19:32:09 ID:5opDVEsG
503 :
名無しのオプ :2005/07/20(水) 06:55:02 ID:GiP114Z2
リア厨のときヴァチカンからの暗殺者のエロシーンで抜きました。
504 :
名無しのオプ :2005/07/20(水) 18:17:46 ID:+6LgWXUp
505 :
名無しのオプ :2005/07/20(水) 23:45:49 ID:MOcPA0eX
506 :
名無しのオプ :2005/07/30(土) 00:43:51 ID:sPGC3J2v
507 :
名無し募集中。。。 :2005/08/06(土) 21:33:17 ID:s1yfXpLo
なんか今やってる映画で軽飛行機のパイロット役をジジイになったハリソンフォードがやってるんだが もうちょっと若いときにライアルの最も危険なゲームの主人公やらせたかったね
508 :
赤い館 :2005/08/06(土) 22:31:58 ID:z3vzLrTE
エルモア・レナード好きな方居ませんか?
509 :
名無しのオプ :2005/08/06(土) 23:50:00 ID:dVUi/S5Y
>>507 ハン・ソロじゃイメージにあわない気がする。もっと重い感じのする人間をイメージ
してたから。
510 :
名無しのオプ :2005/08/07(日) 00:27:41 ID:YOYB09hN
>>508 スワッグ、スティック、ラブラバが大好き。
グリッツ冒頭でダメだった。買ってきてあるけど未だに読んでない。
それ以前のもいくつか読んだ。
けどまだ個性が確立してない時期で厳しいかな。
511 :
赤い館 :2005/08/07(日) 00:50:02 ID:lmi28D53
エルモア・レナードの作品は当たり外れがけっこう激しいから注意しないとねえ。ラブラバは映画化されてたけど見事なB級でした。(良い意味で)これぞレナード!
512 :
名無しのオプ :2005/08/07(日) 03:34:59 ID:iRFkrihz
マジェスティックと五万二千ドルの罠しか読んでないけど、所謂 冒険活劇モノばっかりだったから新鮮だったね。これが切っ掛けで ハードボイルドも悪くないなぁとか思った。
513 :
赤い館 :2005/08/07(日) 04:17:38 ID:lmi28D53
レナードから離れるけど今まで一番強烈なインパクトがあったのは 「39階段」ですね。 何度も映画化、ドラマ化された古典ですが 一読の価値あり、です。
514 :
名無しのオプ :2005/08/07(日) 09:25:52 ID:UpFjjh8S
映画化されたのはラブラバじゃなくてスティックでは 映画は酷かったらしいけど、原作はとても面白いんだよ 刑務所から出てきたばかりのスティック。現金受渡しの仕事にヤバイと わかりながらのるが、現場ではやはり殺しが起きてしまう。スティックは無事 切り抜けるが、約束のギャラは払われないまま。その後車を動かせずに 困っていた金持ちを助けた事からお抱え運転手として雇われ、危険な土地に いついてしまう。それから・・・ スティックはスワッグの続編で時系列なので、もし手に取るならスワッグから 読んだ方がいいかも。ただし、6年後に続編が書かれるまでにレナードの 筆致が格段に向上してるので前作は退屈かもしれない また、女性的な感性の主人公なので、マッチョな冒険話が読みたい人にも お薦めできないか。俺にはこの二作がバイブル的存在なんだけど ミスター・マジェスティックと五万二千ドルの罠は普通のハード・ボイルドじゃ なかったかな?読んだのが昔なので思い出せないけど、その二つでは レナードの真骨頂は味わえないと思うよ(けなすつもりはないの、ゴメンね)
515 :
名無しのオプ :2005/08/07(日) 11:45:59 ID:SLL9WNhP
516 :
名無しのオプ :2005/08/13(土) 16:49:48 ID:3oOyg2U6
517 :
名無しのオプ :2005/08/17(水) 02:05:10 ID:oaH9z9jX
お盆休み、ロバートBパーカーの初秋読みました。 なんか爽やかな読後感のあるハードボイルドですなあ。 スペンサーシリーズは初めて読みましたが残りも読むことにしました。
518 :
名無しのオプ :2005/08/19(金) 00:36:00 ID:IFVDDSZx
今日書店でレナードの「ビー・クール」見かけたけど、御大もう80歳かよ!
519 :
名無しのオプ :2005/08/22(月) 22:14:20 ID:4/b3BNko
ハードボイルドコミック「ブラックサッド」読みました。 「チャンドラーを髣髴させる詩情」なんて大それたアオリが激しく不安でしたが 案の定ストーリーはいまいち。類型的を通り越してもはやテンプレートとでも言うしか… 主人公がやたらめったら陶酔しまくってるのもどうも歯が浮いて困るなあ。 絵的にはキャラも町並みも洗練されててかなり好みなんですがね。
520 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 03:28:23 ID:akrZJFev
この板にハメットのスレ無いようだけど、どう?
521 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 10:39:55 ID:5GjYFqdq
ハメットのスレなんか即死するよ
522 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 10:43:59 ID:aBpfp86a
523 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 13:21:11 ID:akrZJFev
524 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 13:23:34 ID:akrZJFev
なぜだろう。
525 :
名無しのオプ :2005/08/31(水) 22:00:40 ID:bgMC6fKg
実は、ジョー・ゴアズの「ハメット」スレだったとか
526 :
名無しのオプ :2005/09/01(木) 01:39:20 ID:J5undMjQ
ハメットは基本でしょう。ハメット・スレの無いミステリー板なんて、 経営学板にドラッカー・スレが無いようなもんだ。(実際に無いんだよな、これが。orz)
527 :
名無しのオプ :2005/09/21(水) 17:30:30 ID:6Swo0hVt
捕手
528 :
名無しのオプ :2005/09/21(水) 23:40:20 ID:DZkmbZXx
先日衛星放送で映画「ハメット」見たよ。 もちろん原作は読んだ(つもり)だったけど、あんな話だったんだ・・・(w あと、衛星放送ではちょくちょく「名探偵登場」もやりますね。 もちろん続編も。 話は全然違いますが、アメリカのあれ(ハリケーン?タイフーン?ウィリウィリ?) キーウェストの状況とかも流れてきて、ちょっと「キーラーゴ」なんかを思い出してしまいました。
529 :
名無しのオプ :2005/09/27(火) 00:49:57 ID:XHciEgOj
ボブ・ラングレー「オータム・タイガー」10月に創元より復刊。
530 :
名無しのオプ :2005/10/04(火) 16:09:57 ID:LUcoT1gK
ハメットの文体、最高!
>>526 経営学板にドラッカー・スレできたよ
531 :
名無しのオプ :2005/10/05(水) 16:46:50 ID:+oauknfr
笹本稜平好きな人いませんか
532 :
名無しのオプ :2005/10/05(水) 23:03:36 ID:wkrD4yJk
>>531 好きですよー。スレ立てたんですが、仕事が急がしくてネットできないうちに、
落ちてしまいました。「太平洋の薔薇」はほんと名作だと思います。
個人的には「天空への回廊」が一番好きですけどね。
533 :
名無しのオプ :2005/10/15(土) 22:25:29 ID:3aeoYfTG
キャンベル「鮫とジュース」を完読。だが、いまいち。うっすーいエルロイ? 「ハッチ」も読むべき?
534 :
名無しのオプ :2005/10/17(月) 00:41:18 ID:obaR6RtW
「燃える男」がむちゃくちゃおもしろかったので クィネルを揃えようかと思ったんだけど……難しそうだね。
535 :
名無しのオプ :2005/10/17(月) 09:20:17 ID:vdNACbCO
むつかしくないんじゃない。 集英社文庫で生きてるのがあるから それ以外はブクオフで105円。
536 :
名無しのオプ :2005/10/18(火) 05:07:22 ID:6SNbkkA5
クゥイネルコンプリートは案外楽だと思う。そろえるだけなら。 この人はクリースィシリーズなんだろうけど、個人的には クリースィ以外のほうが面白かったのさ。 いや、クリーシィがだめ、ってんじゃなくて。アレはアレで面白いし好きなんだけども。 個人的には 「ヴァチカンからの暗殺者」「スナップ・ショット」「メッカを撃て」がお気に入り。 いや、正直に言うとクリーシィ強すぎるのに飽きただけなんでつ
537 :
名無しのオプ :2005/10/20(木) 18:13:09 ID:2/qqxW75
>>535-536 レスどうもありがとう。
近所に古本屋がないので、マケプレで揃えようと思います。
「ヴァチカンからの暗殺者」、おもしろかった!
ノストラ・トリニタの呼称が決まったあたりから
一晩でいっきに読んでしまいました。
538 :
名無しのオプ :2005/10/22(土) 22:42:05 ID:knPopr+m
正直、いまさらトム・クランシ-に手を出すのが怖い奴です、もれ
539 :
名無しのオプ :2005/10/23(日) 02:33:56 ID:dgJe7ZPY
昨日ハイアセンのインタビューがやってたよ
540 :
名無しのオプ :2005/10/24(月) 01:24:02 ID:sVza25+I
541 :
名無しのオプ :2005/10/24(月) 01:34:59 ID:WeRDJfi/
CBSドキュメントの話だろ
542 :
名無しのオプ :2005/11/01(火) 20:07:19 ID:CgQIp4HK
仲村トオルスレにて風間一輝を教えてもらい、 近所の図書館にて絶版になっているもののほとんどをゲットしました。 面白いですね。 とくに「されど卑しき道を」は絶品です。 これだけは購入したいと思ったら、なんとこちらも絶版。 著作権者が亡くなってる場合、再版はどうなるんでしょうね。
543 :
名無しのオプ :2005/11/11(金) 00:03:00 ID:eTR/y0E3
主人公に好感が持てる、というか感情移入が出来る作品を教えていただけませんか? 出来れば長めのシリーズものがいいです。 本屋に行ってみたのですが、冒険小説やハードボイルドは殆ど読んだことがないのでよく分からなくて・・・。
544 :
名無しのオプ :2005/11/11(金) 00:32:25 ID:GLcAL7+L
>>542 「されど卑しき道を」は「不器用な愛」ってタイトルの短編集に
収録されてるよ。角川文庫から出てる。
>>543 騙されたと思って桑原穣太郎の「群狼」シリーズか
「復讐の帝王」シリーズを読んでみよう。
545 :
名無しのオプ :2005/11/11(金) 05:36:05 ID:MwsTzLCT
>>543 自分はアル中なので、ローレンス・ブロックのマット・スカダーものにはすんなり感情移入できました。
546 :
名無しのオプ :2005/11/11(金) 13:46:37 ID:sz69D4Q0
>>543 >>544 の挙げた桑原譲太郎の群狼シリーズははいいよ。
感情移入度だと復讐シリーズかな。俺がこっち側にくるきっかけになった。
他だと笹本稜平もいいと思う。どれでもいいと思うけど、
冒険小説らしさを楽しむなら「天空への回廊」がおすすめかな
547 :
543 :2005/11/11(金) 23:10:45 ID:eTR/y0E3
みなさんありがとうございます 最近、大沢アリマサとデニスレヘインとホワイトアウトを読みまして、 何だかハードボイルドっぽいのや冒険小説を読んでみたいなと思ったもので・・・。 早速探しに行ってみます 他にもオススメがあったら教えてください。少し青春小説みたいな風味があるとなお好みです
548 :
544 :2005/11/12(土) 20:45:05 ID:oZBOFM5U
))543 青春小説風味だと樋口明雄「俺たちの疾走」 森村誠一「勇者の証明」 風間一輝「男たちは北へ」「片雲流れて」辺りがお薦め。
549 :
名無しのオプ :2005/11/13(日) 06:58:30 ID:H0s3iLjD
青春風味というには少しひねているかもしれないが、 ドン・ウィンズロウ「ストリートキッズ」も主人公が若いしいいよ。
550 :
名無しのオプ :2005/11/13(日) 19:06:58 ID:N8xV48lq
一番近くの本屋にいったんですが、桑原作品も笹本作品もありませんでしたorz
ブクオフなんかのほうがかえってありそうですね
みなさん本当にありがとうございました
早速本屋に行ってみますね
>>549 さんのドン・ウィンズロウだけは知ってました。
数年前にハマって全部読んだのですが、とても面白いですよね
あのひねた感覚が好きです
スレ汚し失礼しました
551 :
名無しのオプ :2005/11/14(月) 11:45:54 ID:FnoFl60/
初期の田中光ニの作品みたいに、冒険SF小説って最近流行んないのでしょうか?
552 :
名無しのオプ :2005/11/23(水) 12:53:27 ID:kIDFTQl3
捕手
553 :
名無しのオプ :2005/11/23(水) 16:43:56 ID:bPKI2R69
>>551 初期の田中光ニの作品というのを読んだことがないのですが、冒険SFということは
スペースオペラみたいな感じなんでしょうか
554 :
名無しのオプ :2005/11/23(水) 18:35:29 ID:Lqt25pEm
555 :
名無しのオプ :2005/11/24(木) 10:34:15 ID:qQXdnpsf
幻覚の地平線、灼熱の水平線、我が赴くは蒼き大地、エデンの戦士みたいに主人公がA地点からB地点まである目的を持って旅(冒険)をする、まぁーギャビン・ライアル風スタイルをSFにした様なものです。 筒井康隆はかつて「道中もの」と評していました。
556 :
名無しのオプ :2005/11/25(金) 00:56:11 ID:R9R+JxFM
>>554 >>555 レスありがとう。なるほどそれだとスペオペというのとはちょっと違った感じですね。
西部劇っぽい匂いもありそう?
読んでみます。
557 :
名無しのオプ :2005/12/06(火) 17:45:35 ID:TlF2Z5h1
ほしゅ
558 :
名無しのオプ :2005/12/06(火) 22:31:46 ID:lfrD/C/k
559 :
名無しのオプ :2005/12/09(金) 15:27:51 ID:n0sNlTMv
笹本稜平が最強
560 :
名無しのオプ :2005/12/09(金) 20:00:56 ID:F5Hu8wnX
561 :
名無しのオプ :2005/12/13(火) 22:42:21 ID:W+hSEhLA
マイクルコナラーが2位おめでとう
562 :
名無しのオプ :2005/12/18(日) 20:36:06 ID:OlN4HK5/
で、今一番ホットな作品は何なんだ? 思いっきりage
563 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 03:51:44 ID:B+853uSX
あえて西村健「劫火」を挙げたい。 洒落にならん分厚さだがw
564 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 14:34:34 ID:VOsr58+M
>>563 上巻なんだが
来月ハヤカワから高い砦が復刊
565 :
563 :2005/12/19(月) 16:40:28 ID:ob/ymweG
>>564 下巻が待ち遠しい。兎に角「脱出」以降パッとしなかったので
「あれ以上のは書けないか・・」と勝手に心配してたが、
「これを書く為の雌伏期間だったのか!」と嬉しくなったw
「高い砦」も好きだけど、最初に読んで嵌ったバグリィは
「砂漠の略奪者」だったんで、こっちも復刊して欲しいな。
566 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 17:00:26 ID:xrL0d4zG
日本軍の最近のでお薦めは? 大沢、船戸以外で。
567 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 17:12:40 ID:nvyrkrUX
早川から出たバグリイ物は昔全部もってたぞ。 押入れの奥にあるはずだが、全部腐ってるかも。
568 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 20:23:43 ID:opCCr9Do
昔はよかったに浸るは逝く無い。
569 :
名無しのオプ :2005/12/19(月) 22:00:46 ID:IV71XWFJ
バグリイは「敵」が最高傑作と聞いて読んだがふーんてな感じ
570 :
名無しのオプ :2005/12/21(水) 16:07:58 ID:yMxAsiLp
571 :
名無しのオプ :2005/12/23(金) 21:36:31 ID:f4xBLAir
なに、皆トレヴェニアン嫌い?
572 :
名無しのオプ :2005/12/23(金) 21:43:00 ID:CyC2Che4
573 :
名無しのオプ :2005/12/30(金) 16:47:43 ID:CFasLl36
ねえ西部劇の小説ってきかないよね あんのかな
574 :
名無しのオプ :2005/12/30(金) 18:41:22 ID:hsxqzwlw
つ「ワイオミングの惨劇」トレヴェニアン 新潮文庫
575 :
名無しのオプ :2005/12/30(金) 21:46:48 ID:mhrNpRCT
西部小説は日本ではまったく受けないジャンルとされていたので、ほとんど紹介されてないのが実情。 エルモア・レナードも長らく西部劇書いてたけど、未訳ばっかり。
576 :
名無しのオプ :2005/12/30(金) 22:39:03 ID:sN2+neGi
今年の何月かにミステリマガジンで西部劇ミステリの特集してなかったかな?
577 :
名無しのオプ :2005/12/30(金) 23:47:06 ID:CFasLl36
別にミステリじゃなくてもいいんだけど
578 :
名無しのオプ :2005/12/31(土) 00:00:05 ID:QL2IcUmx
だったら西部映画のノベライズでも探してみれば? ついでに つ『アリゾナ無宿』逢坂 剛
579 :
名無しのオプ :2005/12/31(土) 01:08:32 ID:EwqPx2My
邦訳モノで思いつくのはアーネスト・ヘイコックス他の西部小説短編集「駅馬車」とか、 ジェイムス・フェニモア・クーパーの「モヒカン族の最後」「開拓者たち」かなあ。
580 :
名無しのオプ :2005/12/31(土) 01:10:52 ID:rmMfEovR
マクリーンの軍用列車も入れていいですか?
581 :
名無しのオプ :2005/12/31(土) 01:12:10 ID:EwqPx2My
582 :
名無しのオプ :2005/12/31(土) 11:43:13 ID:HHOjS/6V
「ウェスタン武芸帖」「逆襲の地平線」もお勧め。
583 :
名無しのオプ :2006/01/01(日) 12:22:23 ID:yS29Xk5g
584 :
名無しのオプ :2006/01/01(日) 14:44:58 ID:nJH6PI3C
SFだがオルタードカーボンはハードボイルドだった。
585 :
名無しのオプ :2006/01/05(木) 18:58:57 ID:YUqGXvN8
保守
586 :
名無しのオプ :2006/01/06(金) 22:50:31 ID:OWpl6miO
>>584 このミスに間違ってランクインするかと思ったんだけどねw
マルドゥック・スクランブルは面白かったが、
それでもオルタードと比べるとレベルが違う。
SFの設定を借りたハードボイルドだよ。間違いなく。
587 :
名無しのオプ :2006/01/11(水) 15:07:52 ID:+0Q2q3fg
チャンドラーさいこぅ 俺もマーロウみたいに孤立したい
588 :
名無しのオプ :2006/01/11(水) 15:30:39 ID:X8Kn/WxF
>>584 うーん、ストーリー聞くと面白そうなんだけど、サイパーパンクって俺は過去につまずいた経験がある。
映像だと良いんだけど、文章だと概念を頭の中でヴィジュアル化出来ないと苦しいよね?
これ読みやすいのでしょうか?
つーかその前に3千円近くするんか?この本は!
589 :
名無しのオプ :2006/01/11(水) 17:25:18 ID:9uCPSoUf
>>588 カテゴリSFだがほとんどハードボイルドミステリ。それにあんまり科学力が発達してない感じで、
未来っぼっくない。
死んでもセーブしとけばOKっの、設定のため未来にしたような物。
文章は読みやすい。翻訳物はことごとく挫折してたのがこれは読めた。
ただ確かに高いね。
俺はほとんど本がかっこよかったから買ったが。
590 :
名無しのオプ :2006/01/11(水) 18:31:55 ID:9fGl6umr
「復讐日本@」桑原譲太郎 「オペレーション・0」生島治郎 「汗血流るる果てに」生島治郎 「無頼船」西村寿行 「飢えて狼」志水辰夫 今日、買ってきた。すべて105円。
591 :
名無しのオプ :2006/01/12(木) 01:26:55 ID:d3ZPay1y
>>590 「復讐日本@」を読むとA、Bが立て続けに読みたくなるw
「劫火」の下巻、まだか〜
592 :
名無しのオプ :2006/01/12(木) 10:49:23 ID:0b7hkF8P
>>591 確かに続き読みたくなるねえw
結構譲太郎ファンっているんだなあ
>>588 >>589 や
>>586 の言うとおりSFというよりハードボイルドだよ。
値段は確かに高く感じるけど、それに見合ったものではあると思う。
翻訳はほんと抜群に上手いと思うよ。
593 :
名無しのオプ :2006/01/19(木) 02:02:58 ID:iST0B9zS
クリーシィーシリーズは、後のほうになるともうなんかねぇ… 友人知人が集まって、「あいつはスゴイ! あいつは男だ!」 なんて調子でイヤになる パーフェクトキル以降のクィネルはなんかなあ
594 :
名無しのオプ :2006/01/21(土) 20:08:32 ID:5HGXgg3M
>>593 >友人知人が集まって、「あいつはスゴイ! あいつは男だ!」
ワロタw
皆様、ゴードン・スティーブンズはいかがでしょうか
595 :
名無しのオプ :2006/01/27(金) 21:28:02 ID:j/sDR6I7
最近はじめてナヴァロンの要塞を読んだ。 いやはや、こんな面白い作品があったんだ。今まで冒険小説を食わず嫌いしていたのを懺悔。 今手当たり次第に読んでるんですが、大定番といえば何があるんでしょう。 とりあえず深夜プラスワン、もっとも危険なゲーム、樹海戦線、超音速漂流、ブラックプリンスあたりは読みました。
596 :
名無しのオプ :2006/01/28(土) 00:39:58 ID:gfAFhelN
597 :
名無しのオプ :2006/01/29(日) 14:19:39 ID:tMaWiA+z
つ『暗闇にノーサイド』
598 :
名無しのオプ :2006/01/29(日) 21:46:58 ID:VBABn/5r
>>595 つ「ミッションMIA」「海から来たサムライ」「高い砦」
599 :
名無しのオプ :2006/01/29(日) 23:21:30 ID:IOx622oy
つ「コルテスの収穫」 嘘です、許してください。下巻を20年近く待ち続けているので。
600 :
名無しのオプ :2006/01/29(日) 23:22:04 ID:rimhRxtD
北壁の死闘 ボブラングレー 遥かなり神々の座 谷甲州
601 :
名無しのオプ :2006/01/30(月) 00:44:49 ID:6EYHx/dp
>>595 「超音速漂流」の流れで「亜宇宙漂流」
「ブラックプリンス」の流れで「石の結社」「夜と霧の盟約」あたりかな
602 :
名無しのオプ :2006/01/30(月) 22:00:28 ID:Sk1E5L8r
つ「読まずに死ねるか」
603 :
名無しのオプ :2006/02/01(水) 05:30:35 ID:GiMtKRh6
隅の老人のオルツイ原作の歴史冒険小説「紅はこべ」のドラマが 今日からBS2で3日連続放送 ジュブナイルでしか読んでないから楽しみ
604 :
名無しのオプ :2006/02/01(水) 06:21:27 ID:GiMtKRh6
国会のため明日にずれ込んだ模様
605 :
名無しのオプ :2006/02/01(水) 13:12:17 ID:PwVBTYKs
なんだってー!録画予約してあるのにぃ!
606 :
名無しのオプ :2006/02/02(木) 16:48:57 ID:7f9KcczS
来月、「パンドラ抹殺文書」が復刊だね。 なぜ今ゾウハーと思ったら、「ミュンヘン」の原作ってゾウハーなのね。 知らんかったわ。
607 :
名無しのオプ :2006/02/05(日) 02:13:44 ID:yg+Rw3gV
いや「ミュンヘン」の原作は新潮から出てる「標的は11人」のほう。 早川の「ミュンヘン」は便乗にしてもタイトルのつけ方があざとすぎるよ。 関係ないけど最近読んだのではノンフィクションながら「シャドウダイバー」 がむちゃくちゃ面白かったな。 「北壁の死闘」にも似た感慨があって、非常によかった。
608 :
名無しのオプ :2006/02/05(日) 15:27:42 ID:nz/j/lMJ
>>607 あっそうなのか。ハヤカワは便乗か。教えてくれてサンクス
てか私含めミーハ―は絶対勘違いしそうだが…
ユダヤ人バー=ゾウハーの「ミュンヘン」はやっぱ私怨入ってるのかな?
609 :
名無しのオプ :2006/02/05(日) 21:16:47 ID:T7UrW/vP
歌舞伎町の深夜プラス1って何人ぐらい入るの?何時開店?
610 :
名無しのオプ :2006/02/06(月) 11:53:53 ID:i0DrCC9j
10人も入ると一杯でねーの? もっと入れたかな? 時間は分からん
611 :
名無しのオプ :2006/02/06(月) 19:16:11 ID:8oVFU5yZ
深夜プラス1、まだあるのかw 内藤陳氏も、このミスで一年に一度 お目にかかるだけになっちまっただなあ。俺にとっては。 「読まずに死ねるか」で冒険小説にはまっただけに、懐かしい。
612 :
名無しのオプ :2006/02/07(火) 23:30:26 ID:y6T5fjV6
>>609 行くなら相応に覚悟していったほうがいい。
613 :
名無しのオプ :2006/02/08(水) 10:21:10 ID:t0dcm2W2
単なる小さなバーだよ 別にどーってコトない
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/02/13(月) 19:45:36 ID:NWMW2ZMD
ディーヴァーの「獣たちの庭園」賛否両論という感じなんですが 読むべきか読まざるべきか…。 (リンカーン・ライムシリーズを期待すると肩すかしという噂だし) ちょうどバー・ゾウハーの話題が出ていますが、あれぐらいのパンチの 効いたひねり(どんでん返し)さえあれば文句はないのですが。 (「エニグマ奇襲指令」の皮肉極まりないラスト、最高だったなぁ…)
615 :
名無しのオプ :2006/02/13(月) 20:24:02 ID:sqPLClmh
図書館で予約しとけばよろしい
616 :
名無しのオプ :2006/02/18(土) 18:30:56 ID:oL8ySvFV
テリー・ホワイトの「真夜中の相棒」はいいよ。
617 :
名無しのオプ :2006/02/22(水) 21:23:27 ID:tVR9KbPi
ティンカーテイラー二日目でギブアップ。 あれは無理だ。暇を持て余してて、他に読む本が 一冊もないときに再チャレンジしてみるか。
618 :
名無しのオプ :2006/02/22(水) 21:45:05 ID:e0h0eMmn
>>617 ル・カレは・・・w
俺も15年近く前に買った「リトル・ドラマー・ガール」が手つかずだ。
619 :
名無しのオプ :2006/02/23(木) 00:25:41 ID:7rmgBh04
「鏡の国の戦争」「寒い国から帰って来たスパイ」の頃はウソみたいに読みやすいのにな
620 :
名無しのオプ :2006/02/23(木) 06:25:01 ID:xlnELOJE
>>617 頑張って最後まで読んでクレー!!心にしみるぞ。
ル・カレは確かに本国じゃ純文学?扱いで本屋でもそっちのコーナーにある
そうな。文体からしみ出る滋味のようなものを愛せないとたしかに辛いかも
しれない。
おれが一番辛かったのはパーフェクトスパイ。でも高村薫いわく世紀の大傑作
だそうな。
621 :
名無しのオプ :2006/02/23(木) 10:11:35 ID:GExxg4GU
文豪高村先生が誉めた時点で辛そうだなw
622 :
名無しのオプ :2006/02/23(木) 17:55:37 ID:/+S3+ihQ
深夜プラス1、大昔に何度か行ったことあるが、 ボトル入れるとき、そのボトルに小説のタイトルを付けるんだよな。 結構、感動した。 当時話題だった「蝦夷地別件」にしたかったが、 もうすでにその名前で入れてあるボトルがあり、 無理を言って「ハルナフリ」にしてもらった記憶が…。
623 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 04:34:35 ID:LTLmssgQ
車が活躍する、いわゆるカーアクションの冒険小説ってどんなのがありますか〜? 『深夜プラス1』やスティーブ・L・トンプソンの奪還チームシリーズは好きで読み返したりしてます。 最近はNSXが穴だらけになるカバーに魅かれて買った、ダン・シモンズの『ダーウィンの剃刀』を読んだんですが なかなか面白かったです。 国内ではとりあえず描写のリアリティーはともかく、大藪作品はかなり読みました。 最近読んだのは『闇先案内人』です・・・。 国内外を問わず、お勧めがあったら教えてください。 お願いします
624 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 14:40:55 ID:vAY/f7or
景山民夫作品には、車が活躍するものが多いな。 「虎口からの脱出」→デューセンバーグ …映画化にあたっては、本当にこいつに万里の長城の上を走らせるつもりだったらしい。 「遥かなる虎跡」→ダッジ・チャレンジャー改…復刻モデル出ましたな。 「トラブルバスター」シリーズ→フォード・マスタング&キャディラック・セビル アメ車ばっかだな…。
625 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 17:44:52 ID:erzRzCN1
ストーリーにぐいぐい引きつけられる冒険小説はありませんか?
626 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 20:15:04 ID:dNbVwyPp
>>625 ハリー・パターソン(ジャック・ヒギンズ)の「ヴァルハラ最終指令」が「これでええか!ええのんか?」とばかりに
とばしまくり。
627 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 20:50:00 ID:z88FMwMZ
チャンドラーっつったら「長いお別れ」「さらば愛しき…」 「大いなる眠り」でとどめを刺すってことになるの? 湖中の女読んだんだけど読み終わるのに10日かかった。 ミステリ的にはともかく評判良くないよね?アレ
628 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 21:03:56 ID:dnHxd04G
>>625 つーか、ストーリーにぐいぐい引き込まれるのが冒険小説だぞ
629 :
名無しのオプ :2006/02/24(金) 23:37:19 ID:kUlgBoep
>>623 ギャビン・ライアルの 『砂漠の標的』 は特殊な車が大活躍する話だが如何かナ?
630 :
名無しのオプ :2006/02/25(土) 09:15:13 ID:hg4THfbU
ボブ・ラングレー アリステア・マクリーン ジャック・ヒギンズ BIG3
631 :
名無しのオプ :2006/02/25(土) 13:09:03 ID:sn7ot3ds
船戸先生は、車のことを車輌という。
632 :
名無しのオプ :2006/02/25(土) 19:01:07 ID:kjTfz2MY
>>627 「プレイバック」さえ読まなきゃいいんじゃ?
「さらば〜」だけでもいいのかも
「長いお別れ」は映画(エリオット・グールドがマーロウのやつ)があんまりいい
ので過大に評価されてる気も、、冗長だし
633 :
名無しのオプ :2006/02/25(土) 22:42:48 ID:2xvpn/rp
冒険小説を読んでみようかと思うんですけど くさいセリフが大嫌いな僕でもハマりますかね?
634 :
名無しのオプ :2006/02/26(日) 02:31:16 ID:EM531LEe
635 :
名無しのオプ :2006/02/27(月) 22:51:29 ID:dkTwBJea
じゃあ「ロビンソン・クルーソー」辺りから
636 :
名無しのオプ :2006/02/28(火) 00:06:22 ID:Wiiw3JGa
>>633 以前、妻に
「飲んでばっかり」
と言われたので、
ここぞとばかりに冒険小説というか私立探偵小説によく出る台詞、
「酒を注いでいるときは飲んでないぜ」
と言ったら、
「あんた缶ビールじゃない」
と言われた。
ま、冒険小説で気障な台詞に触れるということは、
日常生活にちょっとした吉本新喜劇をもたらすってことだ。
637 :
名無しのオプ :2006/03/02(木) 14:18:44 ID:ZBS9LUxn
気障なセリフはハードボイルドだな 冒険小説の中のいちジャンル
638 :
名無しのオプ :2006/03/03(金) 17:41:39 ID:NlISxWj2
いやジャック・ヒギンズやマイケル・バー・ゾウハーにも頬っぺたが火照るセリフが・・・・・・
639 :
名無しのオプ :2006/03/03(金) 19:22:55 ID:GqxoAyMv
キザなセリフも悪くはないぜ。 実生活で使おうなんて思わなければw
640 :
名無しのオプ :2006/03/04(土) 01:28:57 ID:UtTatEl6
とりあえず朝に雨が降ってたら、「なぜ神はこんな朝を造ったのだろうか」
641 :
名無しのオプ :2006/03/05(日) 00:22:04 ID:ZvFzm4/j
>623 虎口からの脱出 遙かなる軌跡 両作品とも景山民夫。合掌。
642 :
名無しのオプ :2006/03/11(土) 00:10:08 ID:NwFEmdWh
ローレンス・ブロックのスカダーシリーズ好きな人いるかな?
643 :
名無しのオプ :2006/03/11(土) 00:17:48 ID:vGs1NOy6
海外オフ宣伝あげ 詳細はオフスレで
644 :
名無しのオプ :2006/03/11(土) 10:20:24 ID:FrCxO9dN
西麻布のカフェで眼鏡をかけて、春物の格好いいジャケット着て、チャンドラーの ハードカバー読んでた坊主の人がいたんだよ。 驚いて良く見てみたら、ボクシング亀田兄弟の兄だった。 サイン貰おうと思って声かけたら、気さくに応じてくれた。 「TVと印象違いますね」って言ったら、 「演出なんですよ・・・。僕は嫌なんですけど、スポンサーの関係で断れなくて・・・。 世間の人にイヤな思いさせて、本当に申し訳なく思ってます」だって。 その後お礼言って、しばらくお茶飲んでたんだけど、帰ろうとしたら店の人に 「お代は頂いてますから」って言われた。 オレの分だけじゃなくて店にいた人全員分払ってくれたみたい。 それからテレビで見るたびに応援している。 TVであの姿を見ている人には信じられないと思うけど、本当に作り話。
645 :
名無しのオプ :2006/03/11(土) 11:00:17 ID:UT7oiaxG
本当に作り話って・・・
646 :
名無しのオプ :2006/03/11(土) 13:04:43 ID:Y46QdcfF
2点
647 :
名無しのオプ :2006/03/12(日) 23:43:41 ID:1EKBzGdi
俺は途中で作り話って見ぬいた!!!
648 :
名無しのオプ :2006/03/13(月) 02:49:24 ID:T6KPO/G9
>「TVと印象違いますね」って言ったら、 こっから嘘くさいもん。 つーか、ウソであるなしにかかわらずグルーヴが伝わらない。 話者の責任だな。 信じさせてくれよ。
649 :
名無しのオプ :2006/03/15(水) 17:56:31 ID:Jh77FMOk
俺好き。 何はともあれ"All the Flowers are Dead"を早く邦訳してくれ! 「死への祈り」の不完全燃焼な読後感をいつまで放置させておくつもりだ!
650 :
649 :2006/03/15(水) 19:15:39 ID:Jh77FMOk
651 :
名無しのオプ :2006/03/17(金) 23:47:34 ID:ryL7driH
クラムリーとどっちがイイと思う?
652 :
名無しのオプ :2006/03/24(金) 18:31:55 ID:tNqF6cYt
653 :
名無しのオプ :2006/03/25(土) 13:00:04 ID:zEm37nrS
グレン・ミード、グレッグ・アイルズ、P.T.デューターマンって どうでしょう?これから読んでみようと思うのですが、何かお勧め がございましたら、ぜひアドバイスよろしくお願いします。 (自分はどちらかというと冒険小説でも、プロットにひねりと ゲーム性のあるミステリー的な作風の作品が好きで、キャラクター重視型 −たとえばヒギンズとか−や、いわゆる「アメリカン・ベストセラー」型 が苦手…なのですが)
654 :
名無しのオプ :2006/03/25(土) 23:26:10 ID:Dczduzhk
スチュアート・M. カミンスキーのロストニコフ捜査官シリーズ、何気に好きだったんですが(´・ω・`)
655 :
名無しのオプ :2006/03/27(月) 03:34:15 ID:AybWu+J6
うちの画面で見ると (´ ・ω・`) なんだよ!
656 :
名無しのオプ :2006/03/28(火) 17:04:34 ID:SOsHLouw
>>653 ブックオフの100円コーナーで結構見かける作家だね。
騙されたと思って何か適当に買ってみたら?
「亡国のゲーム」「甦る帝国」「闇の狩人を撃て」とか持ってるけど
まだ読んでない・・
657 :
名無しのオプ :2006/03/29(水) 04:14:58 ID:fkAt2Vti
亡国のイージス? 火車? そして・・・!?
658 :
板ルール変更議論中@自治スレ :2006/04/02(日) 14:54:56 ID:5FikDava
冒険小説読んだことないんですが、入門用に一冊読みたいと思ってます。 いくつかお勧め教えてください。 1冊完結の文庫本で、ブックオフで容易に手に入るものをお願いします。
659 :
名無しのオプ :2006/04/02(日) 15:41:59 ID:PIu0WzL7
>>658 早川から出てるハリー・パターソン(ジャック・ヒギンズ)の「ヴァルハラ最終指令」とか
ギャビン・ライアルの「深夜プラス1」とか
660 :
名無しのオプ :2006/04/02(日) 19:06:44 ID:pqGfzBaf
「読まずに死ねるか」から選べば?
661 :
名無しのオプ :2006/04/03(月) 21:32:32 ID:zWf6IbCo
ヒギンズなら鷲は舞い降りたがいいんじゃないか? あとマクリーンのユリシーズ号 まあ、ウェットな話でぐっときて熱くなる話です
662 :
名無しのオプ :2006/04/03(月) 21:37:35 ID:KknUt/Uy
二つとも、映画になってますものねえ・・・(´∀`*)
663 :
名無しのオプ :2006/04/03(月) 23:08:58 ID:YoubRMBT
>>658-659 俺は敢えて 『本番台本』 を薦めたい。
入手はチト難しいかも知れないが。
664 :
名無しのオプ :2006/04/04(火) 00:46:39 ID:kXFuYSte
>>663 本番台本→ちがった空→最も危険なゲーム の順でいいですか
新装判で出たから、バグリイの「高い砦」も入手しやすくていいかも。
665 :
名無しのオプ :2006/04/04(火) 02:13:36 ID:wU7swLFf
志水辰夫の初期作と佐々木譲の戦争秘話三部作を勧めたい 俺はコレとライアルで入って船戸与一とかに読み進めたな あとは北上の「冒険小説の時代」
666 :
名無しのオプ :2006/04/04(火) 17:22:25 ID:EtCTETk9
シミタツの初期はいいなあ新潮文庫で復活したから(改稿に色々あったが) 手に入りやすい。船戸は大長編全盛期のはどれもいいがやっぱり箱舟かな。 完成度は砂クロだとおもうが、キャラ立ては箱舟のほうがグッときた。 あと、太平洋の薔薇の文庫。こういうのを読みたいんだよな〜ってのを書いて くれてる
667 :
名無しのオプ :2006/04/04(火) 22:55:52 ID:dEBIXy8u
>>666 笹本稜平は入手しやすいしいいね。天空への回廊もおすすめ
668 :
名無しのオプ :2006/04/05(水) 09:39:41 ID:mCm03mZ6
太平洋の薔薇で一気にブレイクするかと思ったけど、どうもなあ。 もちろん、コンスタントに平均点以上の作品を出し続けてるんだが、どれも もう一息な感じがあるのは何故だろうか。あ、今年一番かもって思わせるような のを書いて欲しいな
669 :
名無しのオプ :2006/04/07(金) 22:29:04 ID:myHG6aoS
どなたか第二四回(2005年度)日本冒険小説協会の大賞受賞作(日本/外国)をご存知でしょうか?
670 :
名無しのオプ :2006/04/08(土) 09:21:52 ID:3Ga9PEVb
日本軍大賞 西村健 『劫火』 外国軍大賞 ジェイムス・カルロス・ブレイク 『無頼の掟』 特別賞 柴田哲孝 『下山事件 最後の証言』 だそうです。
671 :
名無しのオプ :2006/04/12(水) 14:01:06 ID:OJLyqXjg
随分長いこと冒険小説・ハードボイルドから 離れていたんだけれども最近また読み始めようと思ってまして。 むか〜しは「読まずに死ねるか」のためだけに 月刊PLAYBOYを購読してました。 今は新作はどれを選べばよいのかわからなくって・・ みなさんは新作を選ぶ時に誰かの書評とか、 何かを参考にしてますか? どうやって選んでます?
672 :
名無しのオプ :2006/04/12(水) 15:34:32 ID:gu88PnDh
>>671 カバーに載ってる粗筋を読んで判断するのが一番
手っ取り早いと思う。
673 :
名無しのオプ :2006/04/12(水) 16:44:54 ID:ho4vOnDI
>>671 ミステリマガジンの書評かな。最近は図書館ですませてるw
でも前年の作品を振り返る毎年3月号だけは買ってる。
その中から面白そうなのを選んでる。
674 :
名無しのオプ :2006/04/14(金) 18:14:54 ID:W5jyjSnq
このミスや文春
675 :
名無しのオプ :2006/04/15(土) 01:32:05 ID:QTU+mlnH
明日なき二人 文庫に落ちてるジャン
676 :
名無しのオプ :2006/04/18(火) 02:29:22 ID:Rb1dGJbM
うわ、まだ後半読んでないのに……
>>675 でも「ファイナルカントリー」はもう読んだ俺
677 :
名無しのオプ :2006/04/21(金) 22:22:14 ID:OwEU1oxv
>658 深夜プラス・ワンは、シトロエンDSというクルマについて(その中の型式はどうでもいい)基礎知識を仕入れてから 読まないと、おもしろさプラス1/3なので気をつけませう
678 :
名無しのオプ :2006/04/21(金) 22:37:14 ID:G3NoWg1C
679 :
名無しのオプ :2006/04/21(金) 22:49:04 ID:OwEU1oxv
ジャック・ヒギンズなら、鷲は舞い降りた、はいいのですが、この作品はミリタリーの知識を過剰に必要とする側面も あるので、ちょっとミリタリ色がうすめの「エグゾセを狙え」や、「地獄島の要塞」もいいでせう。絶版ですが密林で 売り物がいくらでもあります。エグゾセは表紙がかっこいいのでカバー付きをぜひ。 マクリーンのユリシーズ号は、人によっては「分厚くエピソードつんだだけ」とも評されます。むしろ「ナヴァロンの要塞」や 短編集の「孤独の海」がいいでしょう。どれも2次大戦欧州戦線の知識がいりますが。 レン・デイトンの「宣戦布告」も短編集で軍事ものですが、2次大戦だけではないのと、これはおもしろい、というか 視点がいろいろ工夫してあるおもしろい、おすすめミリタリものです。 佐藤亜紀の「1809」はナポレオン時代が舞台のミステリとアクションがほどよくブレンドされたおすすめです。 翻訳というフィルター通さないのは、いいかもしれませぬ。これだけ文春文庫です。 全部密林で手に入ります。 ああ、偏った。逝ってきます。
680 :
名無しのオプ :2006/04/21(金) 22:51:30 ID:OwEU1oxv
>678 プラスです。ただ1/3だけ、ということです。 残り1/3はガン・オイル臭さ、 1/3は浪漫なのです。
681 :
名無しのオプ :2006/04/22(土) 01:14:38 ID:JHVvTVxk
俺は車好きで深夜+1も大好きだから、言いたいことは分かるけど あの雨の夜のフランスを疾走する緊迫感は車に詳しくなくても十分に伝わるような 気がするよ〜
682 :
名無しのオプ :2006/04/22(土) 21:05:35 ID:Q+V3KJcS
深夜+1は、ルトガー・ハウアーで映画化して欲しかった… (いまはもう太っちゃって・・・_| ̄|○ )
683 :
名無しのオプ :2006/04/22(土) 23:43:55 ID:zOaUkQSA
684 :
名無しのオプ :2006/04/23(日) 01:58:23 ID:EChbWr0F
>>682 じゃあ「深夜ふたたび」の方を。
>>683 マックイーンは実際に映画化権持ってたんだよね。実現しなかったけど。
685 :
名無しのオプ :2006/04/25(火) 20:12:32 ID:cP6FCJMh
686 :
名無しのオプ :2006/04/30(日) 05:07:31 ID:LE0rLmrK
読んだことないから投票できない・・・
687 :
名無しのオプ :2006/04/30(日) 11:33:36 ID:ZPsGtnif
何故柴田よしき・・・
688 :
名無しのオプ :2006/05/02(火) 20:05:39 ID:Sx7R6yN0
689 :
名無しのオプ :2006/05/02(火) 22:43:25 ID:QCtqjWt5
690 :
名無しのオプ :2006/05/08(月) 04:09:53 ID:m3o61i6z
今更ながらトニー・ケンリックにドハマリ・・・ 「チャイナ・ホワイト」「ネオンタフ」「スカイジャック」・・ 何でもっと早く読まなかったんだろうと思う位面白い!
691 :
名無しのオプ :2006/05/08(月) 05:49:20 ID:hl4kGWqX
でもスカイジャックとネオンタフは結構差がない?
692 :
名無しのオプ :2006/05/08(月) 23:32:42 ID:24kGo4cU
やっぱ「バーニーよ銃を取れ」だろ
693 :
名無しのオプ :2006/05/09(火) 01:08:54 ID:+dpX77wH
ケンリック原作の『上海サプライズ』はぜんぜん面白くなかった。 ケンリックの小説は、(キャラクターやプロットが)きわめて ハリウッド的なのに… (壊れてないころのジョン・ランディスにとって欲しかった…(´・ω・`)ショボーン )
694 :
名無しのオプ :2006/05/10(水) 22:20:43 ID:4l49IOx+
『リリアンと悪党ども』でっしゃろ。あと『マイ・フェア・レディーズ』も。 あと『三人のイカれる男』がけっこう好き。
695 :
名無しのオプ :2006/05/11(木) 00:22:46 ID:ndtu5zhf
「俺達には今日がある」のラストが何とも… 余韻があるんだかないんだか、自分にとっては 実に消化不良気味で、モヤモヤ感が残っている。 やっぱり『マイ・フェア・レディーズ』までが好きだ。
696 :
名無しのオプ :2006/05/16(火) 21:11:36 ID:iBjlEW+F
漫画だけど村上もとかの「龍」とかはどう? 単行本が中々出ないのがあれだけど結構好き
697 :
名無しのオプ :2006/05/16(火) 21:54:17 ID:r4CBUbqb
漫画なら村枝賢一の「RED」だろう
698 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 00:51:11 ID:EpQu+2Fi
火坂雅志のスーパー拳法家西行の「秘拳行」シリーズがお気に入り。 ところどころにエロなシーンも設けてるけど、全然エロくない。 やっぱ格闘シーンに萌える
699 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 00:56:43 ID:PVLSfwGt
>>698 火坂はエロ描写下手だしねw 「骨法」シリーズも取って付けた様な
エロが邪魔で仕方なかった。
700 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 00:58:36 ID:bBogk4Yf
701 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 01:11:23 ID:EpQu+2Fi
「蒼き海狼」も燃えたなぁ・・・ ただ、時代がいつ頃なのかいつも読んでてわかんなくなってしまうんだけど・・ ラストはちょっぴり涙出た。
702 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 01:17:33 ID:EpQu+2Fi
>>699 そのシリーズは読んだ事ないけど、どんな感じなんでしょう?
エロはいいけど、戦闘シーンは気になりますな。
703 :
699 :2006/05/30(火) 01:29:01 ID:PVLSfwGt
>>702 戦闘シーンはそこそこ。でも色んな点で「花月秘拳行」には及ばず・・・
704 :
名無しのオプ :2006/05/30(火) 01:49:55 ID:EpQu+2Fi
>>703 そうですか・・
買ってガッカリするのもなんだから
他を読むかな。
しかし、剣術モノよりも拳術モノがやはり良いなぁ
だから時代背景が時々わかんなくなっちゃうんだけど・・
705 :
名無しのオプ :2006/06/03(土) 08:59:37 ID:Db29UlU/
デイビッド・ローン「音」シリーズ、俺ははまったけどな。 あんまり評判を聞かない、みんなどうなの。 もうずいぶん新作出てないみたいいだけど。
706 :
名無のオプ :2006/06/03(土) 23:57:17 ID:RDKKAMVc
>>705 懐かしいですな。『音の手がかり』ほか新潮文庫で3冊ほどありましたな。
本国じゃ続刊って出てるんですかね。おれは第1作しか覚えてないけど、
息をつめて読んだような覚えがあります。
ただ、読後感はメアリ・ヒギンズ・クラークと似てるような気もする。
私はリック・ボイヤーの、外科医の地味な冒険ものが好きでした。
アメリカ出身の作家にしては、密度の濃い活劇シーンを書いてくれる人だった
という思い出があります(まあ全体のごく一部ですが)。
パンピー主人公でシリーズ続けるのは難しいのかな。
707 :
名無しのオプ :2006/06/04(日) 11:20:14 ID:BVNo7Sex
>>706 ドク・アダムスものは90年代後半までに9作書かれたみたいだけど、
邦訳は4作どまりだったね。
歯医者だったと思ってたら口腔外科医だったんだ…
708 :
名無しのオプ :2006/06/09(金) 20:04:02 ID:x6VA18qn
709 :
集計人がいない :2006/07/04(火) 20:40:10 ID:UyHUYk2d
710 :
名無しのオプ :2006/07/05(水) 13:53:20 ID:cZQalbbf
15時から行きずりの街ドラマ再放送やるね
711 :
名無しのオプ :2006/07/05(水) 19:09:51 ID:s3ERszZu
>>710 「行きずりの街」ってドラマ化されてたのね。知らなかった。
未見だが、シミタツの作品って、映像にしちゃうと陳腐なものになっちゃうんじゃない?
いやまあ、シミタツ大好きなんだけどさw
712 :
710 :2006/07/06(木) 01:00:09 ID:b7QHn4lp
録画したの観てんだが何で妻が田舎から逃げた設定に変えたんだろ これじゃラストが説得力不足になる気がする
713 :
名無しの眠れない :2006/07/08(土) 03:05:27 ID:aDNHc/5L
>>712 あなたの疑問に答えることはできないが、藤本美紀ちゃん好きでした。
夏に向けて、意外に拾い物だと思う冒険小説を誰か教えてください。
おれの場合はこんなの。
「ロマノフ家の金塊」(上下)ブライアン・ガーフィールド(ハヤカワ文庫NV)
「ナチ金塊を奪え!」ジョー・ポイヤー(徳間文庫)
「石の豹」コリン・フォーブズ(ハヤカワノヴェルズ)
「ダイヤの戦場」クリストファー・ウッド(ハヤカワ文庫NV)...
別に金塊好きではありませんが。
714 :
名無しのオプ :2006/07/08(土) 07:31:28 ID:AjfJr9iY
>>713 確かに彼女は適役だと思った
ロマノフ100冊の徹夜本見て読んだな
お薦めは「ブラザーズ」とか
その前に「マラソンマン」読んでないとだけど
715 :
名無しのオプ :2006/07/08(土) 14:49:52 ID:ZpMnpOgr
>>713 金塊繋がりで選択。
「革命の夜に来た男」ダンカン・カイル
「コールデン・キール」デズモンド・バグリイ
「恐怖の関門」アリステア・マクリーン
マクリーンは金塊物が多すぎる…
716 :
713 :2006/07/08(土) 16:54:05 ID:C88DNu9z
今日健診だってのに朝4時ころまで眠れなかったすよ
おまけにおしっこ出なくて…
それはそうとレスありがとうございます。
>>714 渋いですな。「ブラザーズ」はいちど手放してまた入手した本です。
いまも大事に積ん読ちう。今夏読んでみようかな。100冊の徹夜本、ああ!
そんな本がありました。仰るとおりだったかもしれないw
>>715 趣味がいいですな。こちらはすでに読ませていただいてますが、
特に「恐怖の関門」は好きな本です。カイルも面白かったなぁ。
バグリイは初期作らしい瑞々しさがありましたな。
ほかにも見落とされがちな良作を紹介してもらえるとありがたいです。
人様の薦める文章って、すごく気持ちが盛り上がりませんか
717 :
名無しのオプ :2006/07/08(土) 22:35:37 ID:0xXVAUrq
>>713 少し地味目かもしれませんが・・
「氷雪のゼルヴォス」 コリン・フォーブス
「悪魔の分け前」 マーティン・ケイディン
「バンダースナッチ作戦」 デスモンド・ラウデン
「無頼船長トラップ」 ブライアン・キャリスン
個人的には「再読に耐えうる傑作」だと思ってますw
718 :
713 :2006/07/09(日) 20:12:10 ID:RSh5qPzr
>>717 絶妙なところを攻めてきますね。マーティン・ケイディンは、比較的近作の
「シャトル防衛飛行隊」が面白かったという覚えがあります。そうすか、
「悪魔の分け前」いけますか。また古本屋をまわる楽しみができました。
ブライアン・キャリスンいいすね。トラップ船長のシリーズは気になっていながら
手に入れそびれていましたが、今後チェックしようと思います。
それからこの人の「スピアフィッシュの機密」は引き締まったスパイアクションで、
こちらもお薦めでした。
719 :
名無しのオプ :2006/07/10(月) 01:30:28 ID:H9Xk1OP0
永遠のB級作家ウィルバー・スミスの「闇の豹」 元SASのクリス・ライアンの作品でもっとも英国製冒険小説色の強い「孤立突破」 バグリイ風の冒険サスペンスだけど最後の数ページでトンデモSFになる 天文学者フレッド・ボイルの「秘密国家ICE」 一見サイコ・サスペンスだけど実は都市を舞台にした冒険小説の拾い物 ジョージ・C・チェスブロ「ボーン・マン」 結末が爽やかなリー・グルーエンフィールドの「脅迫された管制システム」 これは割と評判になったかなジョン・スミス「消えたパターソン編隊」 以上あまり評判にならなかった作品を独断で選んでみた。
720 :
713 :2006/07/10(月) 21:05:19 ID:jSMrxeaJ
>>719 秘密国家ICE! おれがこれを読んだのはガキの時分で、その良さはほとんどわかりませんでしたが、
今で言うツンデレのヒロインが印象的(でしたよね…なぜかそんな印象が)。
Hのシーンは「これはこの話とは関係ない」などとかわされて「なんだよw」と思ったり。
やっぱり冒険のシークエンスが頭に残っているためか、いまだに手放せない印象深い本です。
リー・グルーエンフィールドはノーチェックでした。よだれ出ますね。
こういうのを教えてもらえると本当嬉しいです。ありがとう!
721 :
名無しのオプ :2006/07/14(金) 22:43:47 ID:3K7TJDks
大傑作と評判の鷲は舞い降りたなんですが、 185ページまでなんとか読んだけど未だにちっとも 面白くありません。残り300ページもあるんですが これから怒涛のようにおもしろくなるんでしょうか? 正直今の段階では読んでるのが苦痛なほどです。 ちなみに高い砦も読んでみましたがあまり面白いとは おもいませんでした。
722 :
名無しのオプ :2006/07/14(金) 22:56:48 ID:8/oTZGY1
美少女とか出てこないとダメ?
723 :
名無しのオプ :2006/07/14(金) 23:22:19 ID:3K7TJDks
いやいなくていいけど…
724 :
読後感 :2006/07/14(金) 23:45:25 ID:A6+zXb0d
>>720 絶対読も絶対読も
ぜ っ た い よ も
725 :
名無しのオプ :2006/07/14(金) 23:59:33 ID:WC1bFbIg
>>721 絶対完読すべし!
さもなきゃ一生後悔するぞ!
・・・と言い切りたいところだが、
『高い砦』 を読んでそんな感想じゃあなぁ・・・
まぁヒトそれぞれなんだけどね。
726 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 02:39:23 ID:N63kXu9h
>>725 もうちょっと頑張ってみます。
よしんば駄目でも捨てるわけじゃないからいつか
良さが分かる日もくるでしょうし。
727 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 05:21:25 ID:LzWPx83j
>>721 案外「アバランチエクスプレス」辺りイケルかもしれない。
728 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 05:30:53 ID:4ypGsYVJ
>>721 邪道かも知れないけど映画を先に見てみては?
729 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 08:29:02 ID:zL3EH3nR
>>727 あるいはエルモア・レナード、ロス・トーマス、
チャールズ・ウィルフォード……それともトニー・ケンリック
721さんが普段どんなものを楽しんでるのか知りたいね
730 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 09:28:30 ID:U8zg1GzM
マレル「石の結社」さっき読み始めたら止まりません。 前作「ブラック・プリンス」未読ですが楽しめます。 ちょっとラドラム「暗殺者」ぽいですが。
731 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 15:06:36 ID:P4HuJnzz
ハードボイルド小説とは?と聞かれたら船戸与一さんが浮かんでくる。 中でも“猛き箱舟”などが壮絶だった。 シドニー・シェルダンの“ゲームの達人”なども冒険小説の仲間に 入れてもいいのではないかな。 BOOK OFFでジュース1本買う感覚で買えました。 面白さは超ベストセラーになっただけのことはあると思う。 最近、読んでないな〜・・・・・・・残念。
732 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 17:09:11 ID:N63kXu9h
>>729 横溝系が大好きで文春のミステリーベスト100みたいな
本で冒険小説もたくさんランクインしてるので挑戦してみっか
と読み始めたんですが目下苦戦中というわけです。まあ海外の
小説はどれも最初からページが進んで止まらないという経験が
ないから基本的に日本の作家のが好きなんだとは思いますが。
733 :
729 :2006/07/15(土) 19:41:12 ID:Ago/4Rz4
>>732 こんにちは。そうすか、横溝系…。本格推理系なら洋物でもいろいろありそうですが…。
冒険小説とはちと違いますが、ロバート・ゴダード「千尋の闇」あたりか?
いっそロス・マクドナルドの「縞模様の霊柩車」「ウィチャリー家のむすめ」
あたりが楽しめるのかも。
「鷲は舞い降りた」はわたしは好きですが、楽しめなくても問題ないかな。
ヒギンズの中では丁寧に書かれている作品だとは思います。
わたしは設定の新鮮さとともに、
人生を達観した登場人物の思わぬ感情の発露、
遅れて生まれてきた騎士たちが任務達成にかける意志や感傷、
そういったある意味ベタなドラマ性を楽しみました。
一にも二にも、登場人物に没頭(感情移入)できるか否かが鍵かな。
冒険小説にもさまざまあるので、これが楽しめなくても好みに合うものは
あると思います。好みって変わるしね。そういうのが見つかればいいですね。
734 :
名無しのオプ :2006/07/15(土) 22:26:23 ID:N63kXu9h
>>733 まずはクラシックと言われる鷲は…を
読破することに務めます。
735 :
名無しのオプ :2006/07/16(日) 03:00:24 ID:dSMhykVm
ヒギンズなら先ずディロンモノで慣れてから古典に・・という手もあるかな。 まあそのせいでヒギンズに飽きる可能性もあるけどw
736 :
名無しのオプ :2006/07/16(日) 04:26:05 ID:NTcavabR
年齢で好みが変わるんじゃないの。 俺は二十歳前は本格物だったが 年をとるにつれつまんなくなって 今は殆んど他のミステリーや冒険物
737 :
名無しのオプ :2006/07/16(日) 08:27:08 ID:NnhkkBlv
違う考えの人も多いと思うけど、古典を読むものはどうしたものかな、と。 若かりし頃読んだ「高い砦」。強烈なインパクトがあったと記憶していたが 先日出ていた新装版を購入して読んだら、何て緊張感がないのだろうと、 退屈極まりなかった。昔読んでよかった作品の再読はもうやめようと思った。 限られた時間の中で単純に面白さを追求するのであれば、日本の最新版 の中から選んだほうが良いように思う。
738 :
名無しのオプ :2006/07/16(日) 20:10:55 ID:yXygcJzW
まあ、分かってる話を読むわけだからねえ………
739 :
名無しのオプ :2006/07/16(日) 22:32:32 ID:ekzar6Vs
ハメットの『マルタの鷹』読了。 『地の収穫』も『ガラスの鍵』も、面白いと思っていたんだけど、 これは、冒頭のスペイドの人物描写が気に入らなくて、 もう何年もほったらかしにしてあった。 最近、あらためて読み直してみたら、結構面白かった。 古典中の古典だよね。 現代的な視点からすると、 トリックもスピード感も、派手なシーンもないから、 それを期待しちゃうとたしかに退屈しちゃうかも。 それより少し前に、ブロックの『八百万の死に様』を読んだ。 ブロックは初読だったが、こちらもまぁまぁよかった。 知り合いに、アル中で死んじまった人がいて、 俺はその人のことが好きだったので、アル中ものは結構好きだ。 しかしかみさんがすかさず、「ヤオマンってだれ?」 なんて、しょうもない天然ボケをかましていた。 あと、チャンドラーの『レイモンド・チャンドラー語る』 も読んでいるんだけど、こちらは止まってしまっている。 ちなみに、俺は結構再読するほう。 『長いお別れ』はもうぼろぼろになってるよ。
740 :
名無しのオプ :2006/07/17(月) 00:23:48 ID:HLbMQeWZ
鷲は〜をつまんないと言う人もいるんだね〜。ネタかと思った 完全版はつまんないって聞いたことあるけどどう違うの?
741 :
名無しのオプ :2006/07/17(月) 01:53:28 ID:ZQAoIkx5
エピローグの前に作者自身が生き残った関係者(モリー・プライアや リーアム・デヴリン)を訪問するシーンが追加されてた。あとなんだっけ?
742 :
名無しのオプ :2006/07/17(月) 02:11:56 ID:pwoqpkvG
>>740 完全版で変わったところは
リタァ・ノイマン → リッター・ノイマン
そこだけ憶えてる。
743 :
名無しのオプ :2006/07/17(月) 15:32:35 ID:sPUv3E1D
うわぁ、それじゃあ面白さガタ落ちだ・・・
744 :
名無しのオプ :2006/07/18(火) 20:22:26 ID:7rk2DYtA
ミッキー・スピレーンが亡くなったという記事を、 本日7月18日夕刊で見つけました。 88歳、死因は書いていないけど、大往生だと思いたい。 合掌。
745 :
名無しのオプ :2006/07/19(水) 19:27:45 ID:oHIoE+32
結構前に、ハードボイルドと冒険小説はミステリにさようならを言ったんだ …いや、ミステリ板にいるんだけどさw 横溝好きの人には合わないだろうね ヒッチコック好きに007は勧められても 金田一少年の事件簿が好きな人に望月三起也は勧められないよ
746 :
名無しのオプ :2006/07/19(水) 19:50:06 ID:Uzjx7Ot8
冒険、ハードボイルドファンは本格好きな人は 少ないんだろうけど、本格ファンは冒険、ハードボイルド 大好きな人が多い。 日本の新本格でファンになった人は違うようだけど それ以前からの本格ファンは冒険、ハードボイルドも守備範囲に している人は多いと思う。(少なくともうちの 本格愛好者集団はそう。) まあ、本格は新作が無い時代が長かったからその間は ネイハムに始まる冒険小説でも読むしか無かったってのもあるけど。 マクリーンなんかはうまいこと謎解き風味を活かしてたりしますよね。
747 :
732 :2006/07/19(水) 22:35:38 ID:+ONqb7Rz
鷲は舞い降りた読了しますた。さすが最後らへんはかなり早い ピッチで進みましたね。まあまあ面白かったって感じです。 冒険ものというか軍人モノは実話のほうが好みですね。 燃えよ剣とか翔ぶがごとくみたいな。 シーマーが精神病院行ったってのはプレストンを酷いやり方で 殺したっつーことですかね?
748 :
名無しのオプ :2006/07/19(水) 22:50:00 ID:q31ElJg5
>>719 「秘密国家ICE」の紹介、ありがとうございます。
早速入手して読みましたが、SFに分類されてるのがもったいない冒険小説でした。
749 :
名無しのオプ :2006/07/20(木) 10:27:16 ID:pb2izJ5f
9/22に発売される「ワイルド・ギース」のDVDに内藤会長のコメンタリー収録されるらしい。
750 :
名無しのオプ :2006/07/20(木) 11:59:51 ID:AH28sc80
陳さんお元気でしょうか… 「読ま死ね」リターンズみたいな本出さないのかな
751 :
名無しのオプ :2006/07/21(金) 08:45:07 ID:6tVkJTKz
女王陛下のユリシーズ号を読んでいるのですが、 翻訳に癖があっていまいち頭に入ってこずに悩んでいます。 この本に限らず古い本の翻訳ものはどうも文章が理解しづらく、 手を出しにくい印象を持っているのですが、 何かいい方法はなしでしょうか?
752 :
名無しのオプ :2006/07/21(金) 11:47:03 ID:hzFiHx1I
脱出航路,佐和誠の訳がわかりにくい 同時にとか瞬間とか・・・・ 受験生の訳っぽい
753 :
名無しのオプ :2006/07/21(金) 14:03:14 ID:wlFkq696
『深夜プラス1』 昨晩、読了。結構良かった。 俺は、車にはまるで興味が無いから、読まず嫌いしていたんだけど、 車に興味の無い人が読んでも大丈夫。 これもアル中男との友情譚が重要なファクターになっている。 アル中はハードボイルドの必須アイテムだね。 映画化するならカントンはダニエル・クレイグか? 翻訳の問題は確かについてまわる。 俺は一念発起して、学生時代以来、十数年ぶりに英語の勉強を再開。 英文で読めるようになるのは、いつの日やら。
754 :
名無しのオプ :2006/07/21(金) 14:29:00 ID:un+zoeeL
ユリシーズ号が「古い本」か orz 訳者の「村上博基」でググてみると、名訳と激賞している方もおられます。 人が褒めるからというわけではなく、村上さんは文章の中で漢字をひらくことで、 独特のリズムとぬくもりを訳文にあたえているように思います。 わかりにくさは、マクリーンの比喩を多用したたたみかけるような文章にもあるかも 知れませんが。 肌があわないのは仕方ありません。 でも、味わうつもりで読んでみていただけたらな、とも思います。 きっと豊かな世界を手に入れることができると思います。 佐和さんの訳はちょっとクセがありますよね。わたしは脱出航路をはじめて 読んだときに、「なんでこの人に訳させた」と思ったものですが、 最近は逆にクセになって、けっこう名調子だな、と楽しむようになってます。 なんといっても終盤のマードック老人の啖呵は白眉。 前よりも脱出航路が好きになりました。
755 :
名無しのオプ :2006/07/21(金) 14:56:15 ID:txpOThXj
ミリタリーモノで訳者が伏見威蕃だと妙な安心感がある。
756 :
名無しのオプ :2006/07/22(土) 23:34:45 ID:GVnNWY22
列車の音がカタコト聞こえてくるような冒険物教えてください
757 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 00:25:07 ID:X8/jHnez
つ「無頼列車南へ」
758 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 00:26:06 ID:s4oQyXhU
759 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 00:52:30 ID:X8/jHnez
クリストファー・ハイドの「アムトラック66列車強奪」も面白いよ
760 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 02:31:04 ID:IASPioVx
『ペトログラードへの七日間』 はどうだ?
761 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 02:34:43 ID:DjGha8b2
ロシアより愛(ry
762 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 04:03:27 ID:fszECGsk
>>754 実際、筋がどうも掴み難い訳にあたったときってどうされてますか?
何度も吟味して少しずつ読んでいくか諦めるか…
僕の場合は細かいことは気にせずバンバン飛ばして読みすすめていくんですが、
おかげで名作とうたわれる本でも読後の印象はかなり薄っぺらいものになってしまいます。
かなり損してるような気が…
763 :
名無しのオプ :2006/07/23(日) 08:29:18 ID:UU7AzTZw
ロス・マクドナルドの『さむけ』 ロス作品ははじめてだったけど、とても面白かった。 ハードボイルドの名作と言ってもいいと思う。
764 :
754 :2006/07/23(日) 09:09:14 ID:B8w4h+4X
>>762 おはようす。わたしの場合はじっくり読むように努めます。
でもわかんないのもあるけどw
ただ、名作や大作と呼ばれるものを複数訳しておられる訳者さんで
読めない悪訳はそうないのでわ・・・と思います。
わたしは先述の村上さんのほか、高見浩さんや、すごくタフな訳文を書ける
佐々田雅子さんといった方が好きです。
こういった話題で槍玉に上がりそうな菊池光さんもわりと好きw
わたしはオサーンですが、二十歳前後のころはとにかく数をこなしたくて読み飛ばしました。
そういう時代でも楽しめたのは、デズモンド・バグリイでした。
この人は非常に高度な内容を平明に書くことができる知性的な作家です。
やっぱ原文にも難解さの要因があるのではないかと……。
読み続けているうちに、吟味して読みたいという欲求が、必ず生まれてくると思います。
怒涛の読破がいまのスタイルであれば、そうやって楽しんでいいのでは。
ただ、たまった本を処分するのは慎重に。
昔は良さがわからなかった本にはまることも多々あります。
わたしはいま、かつて手放した本を収集するのに古書店をまわる毎日です(´・ω・`)
765 :
名無しのオプ :2006/07/25(火) 10:25:57 ID:iCljjNai
ふー脱出航路読み終えた。話をドラマチックにしようとしすぎなのか 人が死にすぎ。そもそも危険をおかしてまで出港する動機が弱いんじゃない? でも人物造詣とかゲリックの最後の暗示するオチ面白かった 次は嵐の前の静けさらしい小品死に行く者の祈りか再び海洋物 ゴールデンキール読んでみようかと思う。面白いですかね?
766 :
名無しのオプ :2006/07/26(水) 22:02:14 ID:LwG3r54y
ヒギンズはムード歌謡だ 雨、墓地、牧師… 可憐な乙女w ゴールデンキールはややイネスっぽい出だしで、 クライマックスは意外に派手だったような もちろん面白いんだが、冒険小説の愛好家が愛でる作品て感じか
767 :
名無しのオプ :2006/07/28(金) 14:04:16 ID:JMxNc1EL
『レイモンド・チャンドラー語る』を読んでいるんだけど、 彼がそうとう気難しくて皮肉屋だということがよくわかる。 付き合いにくそうだ。 しかし、同時にそうとうやさしい人であるらしく、 猫を溺愛している話なんて、けっこう微笑ましい。
768 :
名無しのオプ :2006/07/29(土) 00:46:57 ID:gOTkUg7k
アルトマンの「ロング・グッドバイ」はその辺も踏まえてるんだろうな
769 :
名無しのオプ :2006/08/03(木) 23:48:52 ID:mqrT1KqK
探偵物語の原作(not ハルキモノ)ってどうなんでしょうか? 面白い?
770 :
名無しのオプ :2006/08/04(金) 03:30:51 ID:piC4/XBx
not ハルキモノ
771 :
名無しのオプ :2006/08/11(金) 23:58:33 ID:cjZvfsZp
テロがニュースになっている・・・・ そういえば、藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」良かったな。
772 :
名無しのオプ :2006/08/13(日) 20:49:09 ID:a0tW5rKU
比喩表現が優れた小説を紹介してください
773 :
名無しのオプ :2006/08/16(水) 14:19:31 ID:GxWvoNo0
打海文三
774 :
名無しのオプ :2006/08/16(水) 23:29:58 ID:obbaTwiU
矢作俊彦の「マンハッタン・オプ」
775 :
名無しのオプ :2006/08/23(水) 18:29:19 ID:h7vKE6Bf
つーか、矢作俊彦作品全般って感じも。 最近の角川文庫の二村シリーズ2作と『さまよう薔薇のように』が お手ごろ価格で入手しやすくてお勧め。
776 :
名無しのオプ :2006/08/27(日) 22:57:42 ID:LTjwRbHV
三浦浩の『薔薇の眠り』 どーすれば手に入るのだ?
777 :
名無しのオプ :2006/09/03(日) 01:05:06 ID:/p0Lp2q7
「ホログラム街の女」読んだ 2章の分子ワイヤ怖すぎ、ワロタけど。 同じSF系だと「重力が衰える時」に匹敵する面白さだった。
778 :
名無しのオプ :2006/09/14(木) 22:11:57 ID:uaM/RW4h
「不夜城」をBOOK OFFで買って読んだ。 日本冒険協会大賞作品だけありハードだけど、異色だった。 パワーを取られ気だるくなる後味が残る。 読んで損はないけど、後世読み返しはしないと思う。
779 :
名無しのオプ :2006/09/14(木) 22:32:09 ID:l2i3dSDL
不夜城は嫌い。 1人称語りの冒険小説ほどつまらないものはない。 最近は垣根涼介が好きかも。
780 :
名無しのオプ :2006/09/18(月) 09:40:33 ID:iR+TvRcv
麻生幾『瀕死のライオン』が読み進めない‥、妙に読みにくい。 せっかくの上下本なのにぃぃぃ。 面白い展開になるんだろうか。
781 :
名無しのオプ :2006/09/21(木) 00:24:59 ID:mMM3AYEn
>>779 国産の冒険小説は一人称の方が傑作は多いと思うけどな
つ「背いて故郷」「カディスの赤い星」「猛き箱舟」
782 :
名無しのオプ :2006/09/22(金) 06:24:54 ID:NhWsq910
流れぶった切って洋物をば ギャビン・ライアル御大の「マクシム少佐シリーズ」 けっこういい。てか、すんごいいい。 ラストの戦車の話さえなけりゃもっといいorz 御大ってぇとなにかと 「もっとも危険なゲーム」「深夜+1」あたりが神格化されてて、それ以降 がなんだか評価低い感じがするのは被害妄想ばかりでもあるまい。 違う作家が書いたんだとおもえば、こんあに面白い冷戦スパイ小説も なかなかないぜ。 ただ・・・・・・・・・・・・・「拳銃を持つヴィーナス」も好きなことを親友に告白したら 「それもすきでマクシム少佐シリーズが好きってなぁおめぇ、ただのツンデレ属性だ」 オレの属性見抜かれちまいますた・・・
783 :
名無しのオプ :2006/09/23(土) 19:03:02 ID:SKpUW4p9
>>782 楽しそうだなw
おれもあのシリーズは雰囲気は嫌いではないけど、
「クロッカスの反乱」あたりは冗長で腹が立った覚えがあるんだ
楽しみどころが違ったのかな
こういうところがおもしろいんだぜおめえょ、というところを教えてください
784 :
名無しのオプ :2006/10/02(月) 02:16:31 ID:Ezo6yeoM
チャンクオ風雲録っていうの読んだことある人いる? 中国が世界を支配してる設定の話 文春から出てるシリーズなんだけど
785 :
名無しのオプ :2006/10/03(火) 21:46:11 ID:HyFO/8i+
>>784 「チョンクオ風雲録」だろ?
1巻の途中で投げ出した。
786 :
名無しのオプ :2006/10/06(金) 03:01:19 ID:Zj+z3uvO
787 :
名無しのオプ :2006/10/06(金) 20:22:12 ID:GoQsa0lh
788 :
名無しのオプ :2006/10/10(火) 00:18:15 ID:7khTHpVm
789 :
名無しのオプ :2006/10/12(木) 23:47:37 ID:pqChS+8z
337 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2006/10/12(木) 00:06:38 ID:Kt0yL2Hw0 「攫っても無駄だぁ」 イギリス空挺部隊の戦闘服を脱ぎ捨てると下にドイツ落下傘部隊の戦闘服という ジュネーブ協定違反の折衷案の格好をして、俺はDC47の中に立ち股を開く。 俺はこの格好は初めてだ。既に十数人に減った俺の中隊は俺の降下合図を待つ。 体を横にして窓から覗くと、イギリスの寒村スタドリ・コンスタブルの浜にデブリンが置いたライトがあった。 「俺の落下傘一本の降下だぜ」声に出していう。 「男はやっぱ降下猟兵」 やおら前袋の脇から、ズルムケ状態の偽装装備のステンガンを取り出す、手にオイルをたっぷり取り、逆手で銃口をこね回す、 「ヌリュ、ヌチョ」音が俺の戦闘中枢を更に刺激する。 「降下たまんねぇ」扱きに合わせて体を上下させる。 「男の降下にゃあこれだよ」ラッシュを吸い込む。 「スッ、スッ、スッ、」顔から熱くなり、やがて頭の中が真っ白になる。 「チャーチル、チャーチル」「拉致か暗殺」 頃合みてダコタの扉を横引き飛び降りる。俺はこの格好が好きだ。 白い落下傘が夜空に開き、ぶらぶらの体にバッグを押し付けて腰を振り左手で操作紐を引っ張り右手でヌルヌルとチンポを扱く。 空の上の俺たちは欧州一の伊達男になっていた。 「ちくしょう、誰にも見られたくねえよ」地面が近づくと、いつもそう思った。ラッシュを効かせ、オイルを追加すると降下地点へまっしぐらだ。 「偽装貫いてやる」「服を脱ぎ捨てて子供を助けるほんまもんの男」 「偽装がバレた!」「アメリカ軍特殊部隊が来るぞ!」戦闘で血飛沫を飛ばしながらクライマックスを目指す。 「作戦失敗」思考の奥から激しいうねりが起こった。やがて奔流となり、俺を悩ます。 -撤退してぇ- -親父助けてぇ- -ナチには染まりたくねぇ-母方からくるアメリカ人の血がせめぎ合い、作戦は崖っぷちに立つ。 「きたっ」俺は最後に残ったノイマン中尉をデブリンに預け、今生の別れをする。それに備えてケーニヒ少尉が波浪を切って助けに来る。 「男一匹!」「ミスタ・チャーチル、任務を果たします」 駆けつけた護衛の銃口を押し分けて、熱い弾丸がしゃくり出される。 真っ白い時間が無限に続くと思ったが、作者は「後編」を用意する。
790 :
名無しのオプ :2006/10/13(金) 11:59:10 ID:q+4ogtyM
A・クィネル「燃える男」読了!おもしろかったー!「ゴー、クリーシィ!」 映画「マイ・ボディーガード」を先に見ちゃったから、結構腰が引けてたん だけど、あっという間に引き込まれました
791 :
名無しのオプ :2006/10/13(金) 12:06:48 ID:MyH8oT2E
トレヴェニアンのシブミが最高。 ギャビン・ライアルやディックフランシスも好きだが 菊池光の訳が最低。
792 :
名無しのオプ :2006/10/13(金) 23:09:54 ID:x20lwzK6
ヒギンズだと意外なところで「エグゾゼを狙え」「テロリストに薔薇を」がすきであります
793 :
名無しのオプ :2006/10/14(土) 21:06:54 ID:zCoDkol5
>>779 「ひとりしょう」じゃなくて「いちにんしょう」だぞ
794 :
名無しのオプ :2006/10/15(日) 00:44:30 ID:Z+HU+QXh
岩波の新刊、ブラッカムの爆撃機 すっごくいいっす。
795 :
名無しのオプ :2006/10/17(火) 19:26:05 ID:T9du45Lq
桑原穣太郎という作家について教えて下さい。 今後出版社から本を出さずに会員を募って販売するそうなんですが、 それってかなり危ない人? なにか読者を誘導したり、洗脳するような作風なのでしょうか。 全巻繰り返し読み込むにつれて思想・行動や性格が変わった方とかは いますか? (もしスレ違いならごめんなさい)
796 :
怪人ホーホーホ博士 :2006/10/18(水) 12:13:16 ID:bGNVe642
ヒギンスの「地獄島の要塞」が読みたい。 ディロンシリーズは鷲や脱出航路が好きな者としては 軽すぎて受け入れられない。
797 :
名無しのオプ :2006/10/18(水) 13:15:29 ID:2lPsQY0/
>>795 別に普通の作家だと思う。俺もファンという訳じゃないが、もう20年も前に集中して読んだことはある。(今はもう読んでいない)
作風からいうとB級アクションというのが端的かね。最近はどうかしらんけど・・・旬が過ぎた作家という印象は拭えないかな。
最近は時代小説にも手をひろげてたみたいだけど・・・
昔は、小泉今日子や仲村ヒロシや、当時のメジャーどころが主演を張って作品が立て続けに映画化されたり、と引く手あまたな感じだったけど、
最近の版元は角川春樹事務所1本で、作品を出すにもちょっと寂しい状況になっていたようだが・・・
自分で自分のファンを募って、彼等のためにだけ、作品を発表したいという意向なのかね。
現在の出版のシステムに関して、なにか含む所もあるんだろうな。
ま、そういう面倒っぽい販売形態にされたら、俺は勘弁だな・・・
798 :
名無しのオプ :2006/10/18(水) 21:09:57 ID:vfkW8SYQ
>>797 さん、マジレスありがとうございます!
そんなに前から執筆していたとは知りませんでした。
家人がここ数年その作家がお気に入りなんですが時々様子が変なので、
もしかしたら感化されるような作風なのかとても気になってました。
(かといって、自分で読んでみるような数じゃなかったもので)
家人は病気かも知れず今後もっと注意して観察します。
会員制という形にしたのは、削られたり時代背景をこうしてと指図されるのが
嫌なんだそうです。
でも795さん同様にそういった販売方法にされると普通は買いませんね。
助かりました。どうもありがとうございました。
799 :
名無しのオプ :2006/10/24(火) 05:23:16 ID:WYkuAiL9
>>795 思想云々のことなら左ではないよ
別に影響力ないけどね。ハルキ事務所から出てるのを読んでみて、
それで合わなかったらそこまでくらいでいいと思う
おすすめはタイトルに「狼」が入ってるシリーズ
個人的には中1の頃群狼シリーズ読んで、熱い友情の物語書く人だなあ
こういう話っていいなあくらいの影響を受けた程度。
それにしても、今後は会員募って販売とかいうわけのわからんことはじめるのかw
ってかそれどこの情報?
800 :
名無しのオプ :2006/10/24(火) 08:56:07 ID:qDzgsREz
同人誌活動、ってことですよね。 自由に書けるけど、それとは別の煩雑さも付いてくるのに。 大丈夫なのかしら。
801 :
名無しのオプ :2006/10/25(水) 19:36:44 ID:ZTg7pML9
ブレット・ハリデイの位置付けってどんなもん?
802 :
名無しのオプ :2006/10/26(木) 11:34:39 ID:taRmCAQn
30年前はカーター・ブラウンとミッキー・スピレインの間。 俺はA・Aフェアよりちょっと硬派と思う。
803 :
名無しのオプ :2006/10/29(日) 23:25:46 ID:oUHqE6UG
804 :
名無しのオプ :2006/10/30(月) 00:45:14 ID:cWekGDrN
ちゃんと確認はしてないがけっこう空きがあったと思う。AAフェアことESガードナーのペリィメイスン物と同じように作者が死去されても続編を後任が書いているが007シリーズのように邦訳は、出ていません。
805 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 14:14:44 ID:YWreiaRr
>>779 『不夜城』は冒険小説じゃないと思うが。またハードボイルドでもないし。
あれは一人称だからいいんだし…
806 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 14:52:51 ID:Aeoy74f+
807 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 16:47:04 ID:YWreiaRr
>>806 俺を試しているのなら、頼むから人の悪い質問はやめてくれよ(笑)
本気で質問しているのなら、エルロイあたりを読んでみてくれよ、大将
808 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 16:52:56 ID:Aeoy74f+
>>807 いや未読ながら気になったもんで
ないないだけじゃ良くわからないからさ
809 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 17:07:28 ID:YWreiaRr
>>808 悪かった、未読だったんだな。簡潔に言えば、馳の『不夜城』の文体は、ヴァクスの『凶手』の文体に学び、精神はエルロイに学んでいると思う。
これ以上はスレ違いになる。黒い小説の話だ。
810 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 17:22:00 ID:Aeoy74f+
ふーん、じゃつまりノワールてこと?
811 :
名無しのオプ :2006/11/04(土) 21:55:25 ID:sUh5+EkQ
少し遅いが 「チベットの薔薇」ライオネル・デヴィッドソン発売age
812 :
名無しのオプ :2006/11/06(月) 15:24:45 ID:jP9TQq8s
>いや未読ながら気になったもんで
帯の惹句やら表4見れば、雰囲気くらい察しがつきそうだが。
厨ならいざ知らず、人にモノを尋ねるレスの仕方ではないね。おニイさん。
>>809 は大人だね。
813 :
名無しのオプ :2006/11/14(火) 21:59:21 ID:B8dGRXUs
真夜中のデットリミットを久々に読んだ。やっぱ面白いな。 『100冊の徹夜本』が紹介しているのはさすがだけど、著者カタログハウスの社長? そりゃ巧いわけだ紹介が。
814 :
名無しのオプ :2006/11/17(金) 08:38:48 ID:OtowtxNh
メル欄のところはなぜか泣けてきたなあ リチャード・コックスの「アイス・レイド」はお読みだろうか スティーヴン・ハンターほどエモーショナルな描写はないけれど、 翻訳された特殊部隊物ではこれが一番好きだな
815 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 00:17:44 ID:a4Uawycm
クリス・ライアン、アンディ・マクナブと読んでる。フォーサイスやコリン・フォーブスが 好きだった俺が、クランシーは嫌いな俺が読むスパイ小説はほかにないですかね? ちなみに国産では笹本稜平が好き。五条瑛や麻生幾は読むけどあんまり好きじゃない。
816 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 00:44:13 ID:Nna79KQJ
817 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 01:10:52 ID:3FFli9ma
818 :
名無のオプ :2006/11/18(土) 09:07:51 ID:5D/JIwj7
>>815 きみはスパイ風味の冒険小説を求めているな!
…というわけで、クレイグ・トーマス、J・C・ポロック、
アレグサンダー・フラートンのSBSシリーズとかかなあ
ひょっとしたらマイケル・バー=ゾウハーなんかも面白いかもな
819 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 09:44:15 ID:OnwB2IPi
クレイグ・トーマスは全然新刊出ないですよねー。 原書は刊行されているんだろうか。 ハイドがあの猫飼い大家さんとハッピーになって欲しいんだけどなぁ。
820 :
名無のオプ :2006/11/18(土) 10:16:06 ID:5D/JIwj7
821 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 16:50:08 ID:a4Uawycm
>>817 ,818
815です。
ありがとうございます。クレイグ・トーマス、J・C・ポロック
バー・ゾウハーは読みました。ポロックも「終局の標的」まで読みました。
面白かったなあ。元グリーンベレーだったような?
ロバート・リテルとA・フラートンは読んだことないです。今度チャレンジ
してみますね。
A・J・クィネルも好きでした。でも「トレイル・オブ・ティアーズ」
以来新刊でないですね。
他にスパイテイストの冒険小説(できれば最近の)知ってる方いませんか?
822 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 16:54:26 ID:Nna79KQJ
クィネルは亡くなったね 未訳は何作あるのかな?
823 :
名無のオプ :2006/11/18(土) 17:45:57 ID:0qpCJ2rd
>>821 最近はなかなか渋いテイストの作品がないのよ
ライオネル・デヴィッドスンの「極北が呼ぶ」は? これも訳出は10年前…
ハヤカワNVでもちょくちょく何か出てるけどみんな途中で放り投げたもんばかりで…
能天気な軍事冒険ものではジェイムズ・H・コッブのアマンダ・ギャレットシリーズはわりと面白かったかな
反共色ぷんぷんですがネルソン・デミルの「チャーム・スクール」てのもある(これも古いね)
いや、文春の工作員ではありませんが
824 :
名無しのオプ :2006/11/18(土) 18:41:37 ID:OnwB2IPi
ウィリアム・ディールの『27』と『タイ・ホース』 ってスパイテイストの冒険小説‥ではないか? ずいぶん前だから忘れちゃったけど、面白かったという印象だけは残っている。 ウィリアム・ディールも『邪悪の貌』の続きが出ないんだよなぁ。 福武から徳間に行った時点で、もう彷徨いだしている感じだもんなぁ。 ずーっと角川で出してくれれば良かったのに。
825 :
名無しのオプ :2006/11/19(日) 00:22:17 ID:FwMdu4Ey
>>822 ,823,824
ありがとうございます。821です。
クィネル死んじゃってたんですか?この人の正体は裁判で判明したって読みましたが、、、。
ライオネル・デヴィットスンは初めて聞きました。探してみます。
ネルソン・デミルは「将軍の娘」「プラム・アイランド」面白かったです。
「チャーム・スクール」は未読ですが、講談社文庫の方はどうなんでしょう?
ウィリアム・ディールも初耳です。
自分的にはフォーサイスの「ジャッカルの日」「イコン」のような
あるいは船戸与一の「非合法員」「神話の果て」のような
スパイ小説の枠組みを持った、男の熱い戦いを描いた小説が読みたいです。
あっ、贅沢を言うなら、現代が舞台で。
難しいですね、冷戦が終わってスパイ小説はダメになったと言われたようですが
本当なんですかねえ?
826 :
名無しのオプ :2006/11/19(日) 02:45:33 ID:bxR3BJKF
>825 >824は当てずっぽうです。 スパイテイスト入っていたか覚えていません、面白かったのは確かだけど。 ついでに『邪悪の貌』は『真実の行方』の続編で、これはスパイテイストでも冒険小説でもありません。 でも面白いですよ、『邪悪の貌』のラストは恐いし。 図書館なら蔵書してるかも>ディール。 デミルの「プラム〜」ジョン・コーリーキャラが面白かったなら、 『王者のゲーム』『ナイト・フォール』を連続で読むのもいいかも、濃いなぁ。 ただ「ナイト〜」の続きが、本国でちょうど今頃出版されるって話なので、 我慢できるなら、この作品の邦訳を待つのもテかもしれません。 分かっているけど、「ナイト〜」のラストはやっぱりちょっと衝撃。 どう続けるのかな。 同じくデミル『アップ・カントリー 兵士の帰還』は、『将軍の娘』の続編ですが、 冷戦とは別の、ベトナム戦争以降のベトナムを舞台に、思い通りにならない不自由さの中で活躍する主人公が印象的です。 スパイというほどではないけど、目的を悟られないように行動し、ビックリの真実が待っているという作品でした。 最近はスパイ物読まないんだけど、去年出たヘンリー・ポーター『スパイズ・ライフ』は現代物の、ちょっと地味目な作品でした。 今時のスパイ物はこうなっちゃうのかなーって思った。
827 :
名無しのオプ :2006/11/19(日) 09:17:05 ID:WIjVH3J9
>825 ウィリアム・ディールは824さんに同意 「タイ・ホース」ほか、時間を作って読まれるよう。まじで徹夜します。 スパイ物とは違いますが、ハードカバーで「フーリガン」見つけたら入手されますよう。 熱いです。 やっぱり70年代から90年代に発表された作品が中心になりますね… かなり読み込んでおられるようなので昨日は遠慮した、作家名を列挙します スティーブン・L・トンプソン「A−10奪還チーム出動せよ」他 新潮文庫 ゴードン・スティーブンズ「テロルの嵐」「カーラのゲーム」他 角川、創元推理文庫 クリストファー・フィッツサイモンズ「フィッシャーを殺せ」他 文春文庫入手難 ジョー・ポイヤー「ノールカプ岬」創元推理文庫 ジェラルド・シーモア「プレトリア救出戦」「攻撃ヘリハインドを撃て」「一弾で倒せ!」他 ハヤカワ、新潮文庫 ケン・フォレット「トリプル」 ジェフリー・アーチャー「ロシア皇帝の密約」他 ノエル・ハインド「サンドラー迷路」文春文庫「ベルリンの花束」いまは亡きサンケイ文庫 クリストファー・クレイトン&ノエル・ハインド「ポーツマス港の罠」新潮文庫 ペイン・ハリソン「イントレピッド号強奪指令」新潮文庫 ルイス・ラムーア「シベリアの孤狼」二見文庫 グレン・ミードやグレッグ・アイルズ……きりがないですな とにかくソ連邦ありし日の作品ばかりw 今の時代はテロ組織や犯罪シンジケートを相手にする風潮が目立ちますね 作品カラーも個の情念が強調されて、ボストン・テランやロブ・ライアンみたく ノワールがかった作品が多いですな 欧州、中国、東南アジア、アフリカ、南米、スパイの活躍する舞台はむしろ増えていると思いますが、 対立構造が地下に潜ったために、作品を形にするのは困難なのかな、とも思います
828 :
名無しのオプ :2006/11/19(日) 22:42:58 ID:FwMdu4Ey
>>826 ,827
何度もありがとうです。
デミルの講談社文庫、やはり面白そうですね。読むリストに入れときます。
トンプソンの「奪還チーム」ものは三作まで読みましたが、一作目が最高であとは、、、、。
「カーラのゲーム」は読んだんですが、うろ覚えで、ユーゴ内戦経験者の女テロリストの話でしたっけ?
「テロルの嵐」は未読です。
シーモア、フォレットもスパイモノは多分全部読んだかと?ただ、フォレットは歴史ものにいっちゃいましたね。
アーチャーはフリーマントルと並んで私の苦手路線なんです。挑戦はしたんですが。
827さんのあげてくれた中で他はグレン・ミード以外は知らなかったので図書館か、BOOKOFで見てみます。
あと、ラドラムも新作出るたび買ってたんですが、いいときと悪いときの差が激しくて、、、。
角川文庫のカヴァートワンシリーズは一応読んでます。
ほんとにいろいろレスもらってうれしいです。しばらくは困らなそうです。
829 :
名無しのオプ :2006/11/19(日) 23:05:11 ID:bxR3BJKF
>>828 ラドラムはやっぱり昔の作品がいいでしょ。
最近のは、ちと物足りない。
デミルは、私は大好きなんだけど、冗長という人もたくさんいると思います。
そのへん、覚悟してね。
図書館ユーザならOKでしょう。
830 :
名無しのオプ :2006/11/20(月) 23:50:59 ID:yeizXIuX
ゲームの神宮寺三郎が小説になるらしいな。 俺、このゲーム好きなんだよな。ちょっと良いかもな。
831 :
名無しのオプ :2006/11/23(木) 01:12:07 ID:8pdkIicN
832 :
名無しのオプ :2006/11/23(木) 18:35:35 ID:sdbc/wOD
北方謙三の話をしてはダメですか。そうですか。
833 :
名無しのオプ :2006/11/23(木) 23:02:44 ID:n+xd/C0p
ハメットの作品ってハヤカワ文庫と創元推理文庫とどっちの方が概ね訳がいい?
834 :
名無しのオプ :2006/11/23(木) 23:08:55 ID:IbSc/PDw
タイトルセンスは早川だと思う 中身は未読だけど
835 :
名無しのオプ :2006/11/23(木) 23:13:22 ID:3sakv1gj
>>829 828さんではないですが、
わしもデミルは好きなんですが、近年の作は、主人公の軽口が多すぎるように思います。
ほとんど流れに掉さしています。
そこだけが残念で、基本的には、骨太で読み応えのある作品群だと思います。
「ニューヨーク大聖堂」が、ダイナミックないい作品です。
初期作品らしく、軽口も少ないし。
836 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 00:35:30 ID:zl/LNBI/
>>831 ,835
828です。
レス遅くなってしまったが、ありがとうございます。
「チェスプレーヤー」ってピアスンの本格スパイ小説なんですね。
冒険小説とスパイ小説って、微妙に違いますよね。
ル・カレの初期みたいなのはあまり好きじゃないんですが、これはどうなんでしょうか?
デミルは最近軽くなってますか?わたしははじめて読んだのが「将軍の娘」なので
「プラム・アイランド」には違和感なかったです。
みなさんのお勧め、全部は無理ですが、ぼちぼち読んで行こうと思います。
837 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 01:01:11 ID:P+zlwy81
>>836 >デミルは最近軽くなってますか?
いや、軽いのは主人公の口、作品自体は軽くないと思いますよ。
多分835さんにはうるさいのよ、喋りすぎでw。
話が進まないじゃないかって。
私もうるさく感じなくもないんだけど、まぁ概ねキュートってことでw。
最新作の『ナイト・フォール』なんて喋る喋る。
で、それだけにあのラストにビックリ&虚脱。
838 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 01:31:48 ID:Zvr828yD
ゲーム原作ですけど、神宮寺の新しい小説オススメです。 いまどきハードボイルドの新作ってないからなぁ〜
839 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 14:17:50 ID:yNcoMPgg
ったく、21世紀にもなってタイホースだの27だのってタイトルきくとは思わん買ったぜよ 面白いんだけどさ。主人公後ろ向きすぎっつーかなんつーか とくに27 「戦時中はよくこうして、ライターの頭をなでたもんさ」 この台詞がかっこよくって、その戦時中の話のほうが知りたくなりましたわ 言葉使いがかっこいいんだけど、かっこよすぎるのがこの作家さんの悪いところかも
840 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 22:37:48 ID:P+zlwy81
>>839 >21世紀にもなって
ごめんね、おばさんだからつい古いもんを思い出しちゃうのよ。
841 :
835 :2006/11/25(土) 23:02:05 ID:AJf4xxJK
>>837 >いや、軽いのは主人公の口、作品自体は軽くないと思いますよ。
そうです。同意です。
842 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 23:12:12 ID:axSBemCp
月刊プレイボーイの1月号(11月25日発売?)で、なんかミステリーの特集やるみたいよ。 amazonで見たら「この10年で最も面白いミステリー・ベスト100」とか 「『このミス』今年のナンバー1はこれだ!」みたいな内容だった。
843 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 23:14:03 ID:P+zlwy81
今日立ち読みしようと思ったのに忘れちゃった>プレイボーイ。 内藤陳氏の連載があったときも、人目を気にして(♀なので)立ち読みしたもんです。
844 :
名無しのオプ :2006/11/25(土) 23:51:49 ID:Fq2b6hm6
陳さんは例のナイン仕立てでオールタイムベスト選んでたね 本の下敷きになりそうな書斎の写真があった
845 :
名無しのオプ :2006/11/26(日) 23:40:30 ID:W0yc/4yR
すばらしいバランスで積み上げられた書斎でしたね、 地震のあとに見てみたいもんです。
846 :
名無しのオプ :2006/11/27(月) 14:13:51 ID:Frg0vBbx
陳さん凄い! 下敷きになった本を取りだせないために新たに又買うそうだw
847 :
名無しのオプ :2006/11/27(月) 17:50:30 ID:wePOOzyZ
>>812 亀だけど、先のやりとりを見て気になったから質問した。
何かおかしいとこある?
帯だの表紙だの見ろったって持ってないし
見た所で貰った回答と同じ内容を導き出せるとは思えないが。
なら人にモノを尋ねる正しいレスの仕方って何?
平和裡に済んだやりとりに後から口を出すような人に
それがわかるとは思わないけど。
848 :
名無しのオプ :2006/11/27(月) 19:12:23 ID:X2aDkt7A
>>846 で、新たに買うときは、ブクオフとか利用しないんだろうな、きっと。
泣ける話だわ。
849 :
名無しのオプ :2006/11/30(木) 02:36:36 ID:zubSSBOV
村上春樹が「長いお別れ」を新訳するって既出?
850 :
名無しのオプ :2006/11/30(木) 18:47:29 ID:zAqUcdwH
851 :
名無しのオプ :2006/12/01(金) 21:50:06 ID:J8qxDyRq
852 :
名無しのオプ :2006/12/02(土) 19:24:33 ID:MDlN1H0p
カタカナ大好き村上くん
853 :
名無しのオプ :2006/12/02(土) 20:50:09 ID:jdj7qij7
トンプソンって結局上空からの脅迫以降は邦訳なしですか?? おいらは車好きだから、マクスウェル・テイラー・モスが大好きなんですが・・・ アイザック・ウィルスンもなかなか良い味だしてました・・・
854 :
名無しのオプ :2006/12/02(土) 22:38:50 ID:v4G4fJ4H
教えて厨ですみませんが、今、たとえるなら景山民夫の「虎口からの脱出」的な 二次大戦前を舞台にしたミリタリー臭い冒険小説を書いております。舞台は欧州です。 謎解きも若干ありますが、ミステリーではありません。 このような傾向の拙作ですが、いざ応募してみようと思ってもどの賞に応募したらよいのか いま一つよくわからなくて悩んでいます。特にいますぐ応募!と焦ってもいないのですが、 なにか向いている賞があったらご教授・ご助言いただけないでしょうか。 原稿用紙で800枚位ですが、のばすのも削るのも、その辺はちっともかまいません。 よろしくおねがいいたします。
855 :
名無のオプ :2006/12/03(日) 01:47:54 ID:XAPEzX5I
>>853 邦訳はあれ以降ありませんね
ベルリンの壁崩壊が影響しているのかと皮相な感想を抱いていましたが、
新機軸の新作のうわさも聞かず…
ただ、たしかウォルター・ボインと共著で「ワイルド・ブルー」っつう航空物を書いてたんじゃないかな
著者の英語名でネット検索すると、英語の情報を見つけられるかも
>>854 スレが違うかなとも思いますが、いちおう反応いたしますと、
最近冒険物の受賞作ってあんまり聞かないんですよね
過去の受賞作や、冒険物で最近成功している版元主催の賞などを調べるのが早道かと
ただ、そういう細かな傾向をすっ飛ばして、受け入れてくれそうなところをあげてみると、
このミステリーがすごい!大賞
新潮エンターテインメント大賞
横溝正史ミステリ大賞(ちょいミステリ濃い目?)
日本ミステリー文学大賞新人賞
小学館文庫小説賞 …あたりですかね
枚数上限は600枚、800枚、計算しないとわかんないなどさまざまですが、
個々の応募規定を当たってみてください
たいていは主催者のサイトにあると思います
冒険小説のように定型を極めることが美徳のようなw ジャンルは、
最近の、新機軸を全面に打ち出す作品傾向からすると不利なのかなと思います
でも、自分なりに確かな新しさを表現できていると思うなら、
あえて上記の賞にこだわらずに自分の目と鼻を利かせて応募してみるのも面白いかも
我が国でも景山さんのほかに、佐々木譲さんの偉大な三部作がありますな
「ベルリン飛行指令」がやっぱり印象的だけど、「ストックホルムの密使」の完成度は
いまだに陶然とするものがあります もし万一未読の場合はぜひご賞味あれ
せっかく書かれた800枚の原稿、
ぜひ納得のいく形にして挑戦されますよう がんばってください
856 :
854 :2006/12/03(日) 20:40:36 ID:lHLWX2mb
>855 ご丁寧にありがとうございます。なんとかがんばってやってみます。 重ねて、ありがとうございました。
857 :
名無しのオプ :2006/12/03(日) 23:59:58 ID:zjT74rOi
チャンドラー「高い窓」読了. 最後の「お前とキャパブランカ」ってどういう意味が込められてんだろう?
858 :
名無しのオプ :2006/12/04(月) 11:36:34 ID:007RrzrV
カパブランカって、キューバの有名なチェスプレイヤーです。それにひっかけてあるのでは。
859 :
名無しのオプ :2006/12/05(火) 18:55:35 ID:PYy+vwtU
前半で本のキャパブランカと対戦してたから また暇つぶしに一人チェスをやるってことじゃね? ブッコフで創元の短編集4巻ってのを買ったけど ナンか大いなる眠りとかさらば愛しき人よとか長いお別れを思い出した‥‥ マンネリ作家はロスマクのほうだと思ってたが、チャンドラーも結構引き出し少ないんだな マーロウもアーチャーも大好きだけどね
860 :
名無しのオプ :2006/12/05(火) 20:01:57 ID:xmxK+Hwz
カパブランカの棋譜並べるのは面白い
861 :
名無しのオプ :2006/12/06(水) 10:52:14 ID:7CexV/8Q
>>859 チャンドラーはデビューも遅いし、仕方ないだろ。
862 :
名無しのオプ :2006/12/07(木) 11:32:41 ID:bZAjZ5iI
今、ポール・ケインの「裏切りの街」を読んでるけど、すごく文意がとりづらい…。 え、これ誰?あれ、こいつ、いつからこの部屋にいたの? と何度もページを戻ら ないといけない。おれだけ?
863 :
名無しのオプ :2006/12/07(木) 19:38:32 ID:gkJds0A2
河出に小鷹信光編のハードボイルド叢書があるけど何かお薦めある? 「灰色の栄光」は読むつもりだけど
864 :
名無しのオプ :2006/12/07(木) 22:08:17 ID:g2yyntBi
何故か積んでいた「死にゆく者への祈り」を読了 ファロンと神父の格好良さは異常
865 :
名無しのオプ :2006/12/07(木) 23:14:57 ID:tNAeT9Bm
>>859 ロスマクの場合は全盛期を過ぎた後に、全盛期の二番煎じをたくさん書いたってことで、
全盛期の作品群だけを見れば別にワンパターンじゃないんだよな。
チャンドラーは短編の頃に鍛えた要素を長編で強化したって感じだな。
866 :
名無しのオプ :2006/12/07(木) 23:24:58 ID:tNAeT9Bm
>>859 ロスマクの場合は全盛期を過ぎた後に、全盛期の二番煎じをたくさん書いたってことで、
全盛期の作品群だけを見れば別にワンパターンじゃないんだよな。
チャンドラーは短編の頃に鍛えた要素を長編で強化したって感じだな。
867 :
名無しのオプ :2006/12/08(金) 18:03:15 ID:oDNr6cZq
わかったよ。
868 :
名無しのオプ :2006/12/08(金) 19:03:43 ID:lHugTQVO
>>862 うん、あれは読みづらいね。
ちょっと出てきた人物がその後の大事な場面でまた出てきたりしなかったっけ?
物語そのものはハメットのよりもチャンドラーのよりもロスマクのよりも好きだけど。
話は変わるが、来週のTVドラマ『相棒』に、高橋克実が「チャンドラー探偵事務所」の私立探偵役で出るみたい。
869 :
名無しのオプ :2006/12/11(月) 12:38:31 ID:Qymk8NYv
「酔いどれに悪人なし」ケン・ブルーウン読んだ。 短編良かったけど長編はどうかなと思ったけど ジャック・テイラー良いね。本、音楽、酒好きにはたまらない。 それ以外の人には面白くもなんとも無いだろうな。
870 :
862 :2006/12/11(月) 16:54:26 ID:uF7/eCg3
>868 よかった、おれだけじゃなくて…。物語自体はとても面白かったです。ラストもよかった。
871 :
名無しのオプ :2006/12/13(水) 00:24:25 ID:Ux+qG3IS
>>869 アル中探偵だと先輩にスカダーがいるけど
俺はこっちのジャック・テイラーのほうが好きだな
テイラーにP・コーンウェル読んでるとこ見られた女が
言い訳始めるとこ吹いたw
872 :
名無しのオプ :2006/12/13(水) 04:35:24 ID:pybe7IhH
クリス・ライアンの『襲撃待機』っておもろい?
873 :
名無しのオプ :2006/12/13(水) 08:39:48 ID:E62moZve
>872 それ単品だけで言うと、小説としては微妙…やはり素人臭さが横溢してて 目いっぱいto be continuedな幕切れまで読んで2作目に手が出せないでいる フィクションの処女作ならアンディ・マクナブに軍配(私見) ただし作品が継続して発刊されているので、徐々に良くなっているのかもね このスレにも4作目あたりを褒めている人がいたような
874 :
名無しのオプ :2006/12/13(水) 17:53:28 ID:jb84S75d
>>872 クリス・ライアンは全部読んだので私見を。
『孤立突破』までSAS4部作として読むと良くできている。ストーリーは少し地味だけど、
それが逆にリアルさを増してるような気がしなくもない。
ターゲットの監視の手順とか、やたらとディテールに凝っている部分があるので
その辺を楽しめるかどうかで評価が異なると思う。
ちなみに、この4作以後は「ハリウッドに映画化権売りたい」路線に傾いていく。
カーダ、ウォッチマンあたりは面白く読めたけど、最近の2作は映画のノベライズ
みたいでつまらなかった。
>>873 マクナブのニック・ストーン・シリーズは安定して面白いね。
875 :
名無しのオプ :2006/12/14(木) 17:41:09 ID:jOPxgMwH
マクナブの新刊って次いつ出るんだろう。
876 :
名無しのオプ :2006/12/14(木) 20:05:11 ID:DIniuGzv
クリス・ライアンの新刊は(ひどい邦題で)すんなり出るのにマクナブと来たら・・・ Remote Control (1998), Crisis Four (2000), Firewall (2000), Last Light (2001) ================== Liberation Day (2002) Dark Winter (2003) Deep Black (2004), Aggressor (2005) Recoil (2006)
877 :
名無しのオプ :2006/12/15(金) 19:31:32 ID:DcEsd6MZ
今日チャンドラー+パーカー「プードル・スプリングス物語」を読了しました。 とても楽しめました。犯人に意外性がなかったので80点ですが大満足です。
878 :
名無しのオプ :2006/12/15(金) 21:37:09 ID:s805kxS4
ハードボイルド作家に本格書かせる企画とかないかなー 何か面白そうじゃない?
879 :
名無しのオプ :2006/12/16(土) 13:27:52 ID:4H8132Qs
長いお別れ読んで、マーロウが出てるのは全部読もうと思ったんだけど 一番面白い(とよく言われる)のは何?それを最後に読みたい。
880 :
名無しのオプ :2006/12/17(日) 17:53:12 ID:qkiQ0+67
>>879 『長いお別れ』が最高だと思う。
それ以外の順位付けは、俺には無理だ。
似たりよったりってきがする。
いや、それなりにどれも面白いんだけどね。
881 :
名無しのオプ :2006/12/17(日) 18:50:31 ID:t9lmTRQf
最初に読んじゃったね
882 :
名無しのオプ :2006/12/17(日) 23:14:48 ID:W/0QEJ3z
>>874 私もクリス・ライアン読んでますが
新作「テロ資金根絶作戦」「抹殺部隊インクレメント」が
読みやすくて、面白いと思います。
初期の作品はリアりティ重視でしかも語ることの不慣れさが私には感じられます。
軍事マニアでなく面白本好きなら新しいとこから責めたほうが良いのでは?
883 :
名無しのオプ :2006/12/17(日) 23:38:07 ID:qI8nVax9
俺もその2作好きだな 初心者だからかも知れんけど
884 :
名無しのオプ :2006/12/18(月) 05:22:05 ID:ThDiobK1
>>879 あえて対抗を挙げるとすれば『大いなる眠り』か『さらば愛しき人よ』かなあ
物語の完成度では圧倒的に『長いお別れ』なんだろうが、雰囲気は上の2作の方が個人的には好きだ
テリー・レノックスよりも大鹿マロイの方が人間味が……いやこの比較は無理があるな
885 :
名無しのオプ :2006/12/18(月) 06:50:26 ID:OkIcZTTI
でも大鹿マロイは(・∀・)イイ!よ。本当に。 ハードボイルドの定型のひとつになっちゃったしね…
886 :
名無しのオプ :2006/12/24(日) 03:29:38 ID:K9cqzKsP
高い窓も結構面白いね。
887 :
名無しのオプ :2006/12/28(木) 01:54:11 ID:VBAKUtIR
デビッド・メイソンってひょっとして断筆でもしたのかな・・・ 「バビロンの影」「暗殺阻止」二作共面白かったのに、すっかり後続の ライアンやらマクナブに置いてけぼりにされてる上に、新作の話を 全く聞かないんだが。
888 :
名無しのオプ :2006/12/28(木) 02:46:55 ID:IBae7Hwo
889 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 14:19:16 ID:gqrnmoKA
この前東海道線に乗っていたら、どこかのおばちゃんが、 トレンチに帽子、くわえタバコ(←だったと思う。)の男が描かれた 紙袋を持っているのを見かけた。 それには、「MARLOWE」って大書きされていて、 俺は思わず激しく反応してしまった (別におばちゃんに反応したわけではない)。 あれは何の紙袋なんだろう?「MARLOWE」なる店は何屋か? たぶん漬物屋ではないと思うが、真相はいまだに不明。 このまま年を越すのは嫌なので、誰か知っている人がいたら教えてくれ。 ちなみにそのおばちゃんは、すがるような俺の視線に気付くことなく、 大船駅の人ごみに消えた。
890 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 14:26:08 ID:O1KJDCqT
>>889 マーロウは、葉山にある有名なレストラン。
ビーカーみたいな器に入ったプリンが超有名。
お値段も結構します。
お菓子類なら、デパ地下でも買えるんじゃないかな。
891 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 14:31:02 ID:crFpZZoI
ググれば最初に出てくるし・・・
892 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 14:57:35 ID:gqrnmoKA
>>890-891 おお!即レス!多謝!
しかし、マーロウの名前で売るものがプリン・・・いいのか?
しかも「MARLOWE」でググッて最初に出てくるのが、
その店・・・いいのか?世の中そんなんで。
それなら、俺は「スペード」って店つくって
「マルタの鷹」って名前で白菜の漬物売るぞ!それでいいのか?
くそっ、穏やかな年越しを望んでいたのに。
でも、葉山なら近いから、いつかプリン買いに行こう。
893 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 15:07:28 ID:+3v6L7q3
霞流一の日記みたいに寒いレスですね
894 :
名無しのオプ :2006/12/30(土) 20:38:44 ID:O1KJDCqT
>>892 横浜そごうの地下にショップがありますよ。
東海道線で大船近辺利用者なら、葉山よりそっちの方が楽なんじゃない?
895 :
名無しのオプ :2007/01/05(金) 00:45:23 ID:pn4oWTd4
『ガラスの鍵』って創元のとハヤカワのと訳はどっちの方がいい? やっぱり新しいハヤカワの方がいいのかな。
896 :
名無しのオプ :2007/01/05(金) 11:45:07 ID:SSj+3GDK
マーロウって名前のプリンか 甘くなさそうだぜ
897 :
名無しのオプ :2007/01/05(金) 23:14:53 ID:jH0E+5D8
ガラスの鍵と言えば2年くらい前にNHK第2ラジオの 英語番組で各訳者の訳文比較やってたな 「マイクの唇が離れた」を「マイクの口が開いた」と意訳すべきか 原文どおり主人公の目撃した事実を客観的に描写すべきかとか
898 :
名無しのオプ :2007/01/06(土) 01:20:57 ID:URdEPrhV
>>897 その番組ではどっちの訳文がいいって結論になった?
899 :
名無しのオプ :2007/01/06(土) 10:44:01 ID:Nn4H1DUf
>>898 その話早川文庫の解説に新訳者小鷹 信光が書いてる。
小鷹のいろいろ訳の裏話の本がちくま文庫からでてる。
船戸与一の訳はボロクソに言ってた
900 :
名無しのオプ :2007/01/06(土) 12:31:04 ID:IQZ8TVgG
900GetBackers
901 :
名無しのオプ :2007/01/08(月) 01:29:07 ID:2gktWGpu
皆さまのお勧めを教えてくださいませ。 一人対複数の戦闘が描かれてる作品で、これは○!というものはありますか? できれば海外モノで、銃撃戦よりもナイフ使うようなのがいいですが・・ おヒマな方よろしくお願いしますノシ
902 :
名無しのオプ :2007/01/08(月) 01:35:04 ID:QEmnTKyB
ハメットのガラスの鍵(創元文庫)の表紙がトランプの奴になったのって イツからなの?
903 :
名無しのオプ :2007/01/08(月) 20:36:46 ID:l6AOqBx2
横浜島屋にはマルタの鷹があるぞ。
904 :
名無しのオプ :2007/01/09(火) 08:32:24 ID:dtsqXI8u
>>901 ウエスタン小説で良ければ 「セント・アグネスの戦い」
905 :
名無しのオプ :2007/01/09(火) 13:32:16 ID:Na4DGBeI
>>903 宝石売り場の福袋に入っていたんですか?
906 :
名無しのオプ :2007/01/09(火) 22:50:34 ID:Of8ejXMt
>>901 フィリップ・ケリガン「待ち伏せの森」
素人一人VSプロ三人。
樋口明雄「光の山脈」
猟師VSヤクザ多数。
ハモンド・イネス「呪われたオアシス」
これも最後一人で大勢と戦うはず。
907 :
名無しのオプ :2007/01/10(水) 01:00:57 ID:XKHz1FtF
>>901 ランボーのパチモンだけどそこそこ面白いと思う二作
「公園(セントラルパーク)は俺のもの」「戦士を狩れ」
908 :
名無しのオプ :2007/01/10(水) 17:43:26 ID:iBO5EZT8
「キャスコ湾乗っ取り作戦」も一応。 「公園は俺のもの」は……手に入るのか、あれ?
909 :
名無しのオプ :2007/01/11(木) 17:56:16 ID:18O4+FOk
>>908 「キャスコ湾乗っ取り作戦」 懐かしいなw
910 :
名無しのオプ :2007/01/11(木) 18:38:32 ID:ifc3p8a8
911 :
名無しのオプ :2007/01/12(金) 10:16:31 ID:cUUexbNJ
>>901 素直にデヴィッド・マレル「一人だけの軍隊」
912 :
名無しのオプ :2007/01/12(金) 16:14:56 ID:u2l6bgQi
それなら「ブラック・プリンス」と「石の結社」もな! 「夜と霧の盟約」は……まあいいや。
913 :
名無しのオプ :2007/01/12(金) 16:39:29 ID:2/AbAO9O
マレルといえば、もうすぐ本当に製作開始されるという「ランボー4」の ノベライゼーションを頼まれたら、またやるつもりなんだろうか? ちなみに自分は"脱出"も"アフガン"もわざわざ手に取る気にならなかった。
914 :
名無しのオプ :2007/01/12(金) 21:59:07 ID:QRNf2GCf
>>913 どっちも結構面白いよ
特にアフガンは映画とはまったく別の話で、
瀕死のトラウトマン大佐と女医と少年を連れての脱出行がメイン
915 :
名無しのオプ :2007/01/16(火) 04:04:50 ID:eCuwdOVH
アンディ・マクナブとクリス・マクナブって親戚???
916 :
名無しのオプ :2007/01/16(火) 20:29:01 ID:cdwab7Qr
917 :
名無しのオプ :2007/01/17(水) 01:44:01 ID:v6MRPDTD
クリス・ライアンとアンディ・マクナブってガチで闘ったらどっちが 強いんだろう・・・一応、ライアンがアンディの元上官みたいだけど。
918 :
名無しのオプ :2007/01/17(水) 01:52:14 ID:v6MRPDTD
逆だ・・マクナブがライアンの元上官だったんだった。
919 :
名無しのオプ :2007/01/17(水) 03:26:35 ID:tMn1wROI
それでクリス・マクナブは? そんな人いない?
920 :
名無しのオプ :2007/01/17(水) 22:31:11 ID:hSk7wDTa
クリス・マクナブは英国の軍事専門家 まぎらわしいと評判の人だよ
921 :
名無しのオプ :2007/01/18(木) 17:54:01 ID:hsMi9Bwh
クリス・ライアンの『〜ウォッチマン』読んでるけど、なかなか面白いな。 ただ彼の作品は全て共通して英国の階級社会を批判的、シニカルに描写してるね。 アメリカ移住もその辺りを嫌ってなのかな〜
922 :
名無しのオプ :2007/01/18(木) 23:03:02 ID:y45Hw7eM
だいたい英国人は小説も映画もそんな感じだろ
923 :
名無しのオプ :2007/01/19(金) 20:28:41 ID:9huX9E81
924 :
921 :2007/01/20(土) 04:02:39 ID:vLagsL8V
ウォッチマン読了 最後のどんでん返しが面白かった。
925 :
名無しのオプ :2007/01/22(月) 02:02:57 ID:m0Ly/1Md
藤田宜永の『遠い殺人者』で17歳の主人公が23歳の女と濃厚なセックスをするシーンが あるけど、このシーンで年上女って逝かされたっけ? 確かはっきり逝かされたって明示した記述はないけど、少なくとも感じてよがりまくって るのは読み取れるよな。17歳って言ったらまだ少年なのに23歳の女をセックスで悶えさせ るって、セックス上手すぎじゃない? てか女、6つも年上のくせに年下の少年にやすやすと感じさせられて悔しくねーのかよww
926 :
名無しのオプ :2007/01/23(火) 21:25:35 ID:ClTdmbaU
タイトルのダサさで今までずっと敬遠してたけど 極大射程おもしれー あっという間に読み終わった。
927 :
名無しのオプ :2007/01/27(土) 22:25:25 ID:5nVUKdcM
ローレンス・ブロックは『八百万の死にざま』から読んでも大丈夫? 『暗闇にひと突き』がどこにもないから・・・
928 :
名無しのオプ :2007/01/28(日) 00:01:39 ID:1L6C6bTW
>>927 八百万最初に読むのはどうかと
二見書房のスカダーシリーズ刊行順に読んでって暗闇にひと突きだけ飛ばせば?
929 :
名無しのオプ :2007/01/28(日) 22:35:17 ID:Y9i4hMvs
暗闇にひと突きから読むってのはいいのか悪いのか?
930 :
名無しのオプ :2007/01/31(水) 00:13:55 ID:JsH7W328
十八の俺、初チャンドラーは「長いお別れ」になった。今から読む。 矢作俊彦の「ロング・グッドバイ」もそのうち読もうかなぁ。
931 :
名無しのオプ :2007/01/31(水) 00:48:53 ID:2r6WIeCs
矢作に行くなら ハメットとかロスマクとかがあるだろ あとカートキャノンとか
932 :
名無しのオプ :2007/01/31(水) 20:08:28 ID:8s+cHHJ5
>>930 一番いいの最初に読むんだな
チャンドラー作品が少ないのが残念
もっともっと読みたい・・
933 :
名無しのオプ :2007/02/02(金) 02:09:48 ID:RlqzIHQj
マクナブの作品ってどんな感じですか? オモロイですか?
934 :
名無しのオプ :2007/02/02(金) 15:09:42 ID:X63e9jaq
>>933 軍事モノ、スパイモノが好きなら面白いと思うよ。
冒険小説なのに必要以上にタフさを全面に出してないのも新味あるし。
935 :
名無しのオプ :2007/02/03(土) 16:40:09 ID:MUltl3zm
ありがとう。
936 :
名無しのオプ :2007/02/04(日) 04:02:01 ID:bn1RuO4O
リー・チャイルドの新作はまだか・・・・
937 :
名無しのオプ :2007/02/04(日) 21:53:08 ID:76mBWmMY
もう10作も出てるのにね・・・・
938 :
名無しのオプ :2007/02/10(土) 14:40:23 ID:xuK5Fer/
あげあげ
939 :
名無しのオプ :2007/02/10(土) 18:58:50 ID:LH8R2tq5
内山安雄にがっかり
940 :
名無しのオプ :2007/02/12(月) 01:58:35 ID:nKQNENgT
>>934 リモートコントロール、マジで面白いね!
941 :
名無しのオプ :2007/02/12(月) 21:46:12 ID:MZxnDxBP
クリス・ライアン新作のあとがきで訳者の伏見が 「いまイギリスで面白い冒険小説が次々と生まれている」 って書いてるけど誰のことなんですかね?
942 :
名無しのオプ :2007/02/23(金) 01:02:01 ID:eDgenDtm
マクナブの主人公って失敗ばかりだなw 本当のSASの工作もあんなに杜撰なんだろうか・・・
943 :
名無しのオプ :2007/02/23(金) 12:22:11 ID:ie0m/XWP
944 :
名無しのオプ :2007/02/24(土) 03:23:32 ID:VSgnskaE
>>942 最初は「人間味溢れすぎw」ってな感じだったけどこういう
ヒーローも悪くないな。ただでさえこの手の話は単なる戦闘マシン
みたいな主人公多いし。
945 :
名無しのオプ :2007/02/26(月) 20:34:54 ID:tmtS+x//
ラスト・ライト読み始めたが何とも間の悪い男だな、ニックは。 毎回毎回くそにまみれてるなw
946 :
名無しのオプ :2007/02/27(火) 01:04:24 ID:13k8LX2C
ニック・ストーンのシリーズってまだ続いてるのか?
947 :
名無しのオプ :2007/02/27(火) 01:25:36 ID:BdctDIYO
デイン家の呪いの映画ってどう? ちょっと興味あるんだが
948 :
名無しのオプ :2007/02/27(火) 19:55:11 ID:s6HIS7Ay
949 :
名無しのオプ :2007/02/28(水) 12:35:10 ID:bsLZe4CM
950 :
名無しのオプ :2007/03/02(金) 02:29:08 ID:ctB+llyD
『トリプルX』L.A.モース…‥とか書いてみる。
951 :
名無しのオプ :2007/03/02(金) 15:07:40 ID:65DCVfl2
次スレでは 冒険小説スレと、ハードボイルド・スレとを別々に 分けて立てて欲すい。
952 :
名無しのオプ :2007/03/02(金) 15:35:02 ID:uk8eDLxd
却下
953 :
名無しのオプ :2007/03/02(金) 21:00:24 ID:baOiNFyo
一週間で10レス+αしかいかないスレでそんなこと言われても(´Д`lli)
954 :
名無しのオプ :2007/03/02(金) 23:26:04 ID:TUj17/CV
不思議なのはエスピオナージュは独立スレあるんだよね 冒険小説+エスピオナージュ総合スレのほうがしっくりくる気もするが 時代性もあるんだろうか それとも今は冒険小説の読者とスパイ小説・諜報ノベルの それぞれの読者層が冷戦時代と違って分離してるってことかな
955 :
名無しのオプ :2007/03/03(土) 00:11:43 ID:AhlIJMZ1
>>954 例えば、冷戦構造の時代の小説は「ジャッカルの日」でも冒険小説になっていた。
後にフォーサイスは情報小説に傾倒していったけど、日本で言うと森詠が「燃える波濤」
で示した「国際情勢の中の冒険」を描く小説が多かった気がする。
でもいまや森詠は無残な有り様だし、船戸与一も振るわない。
海外でも「軍事シミュレーション小説」が幅をきかせている。
やっぱり書きにくいのかなあ?
素人考えだと「アメリカの空爆で肉親を殺されたイスラムテロリストが、自身の肉体と精神を
鍛え抜いて(その過程を綿密に描写、例えばチェチェンの原理主義訓練キャンプとか)アメリカに潜入
して、徐々にテロ細胞を築き(ここでもアメリカ女に惚れたりいろいろ)大統領爆殺テロを実行する」
なんてストーリーを、バーゾウハーあたりに書いてほしいんだけどな。
956 :
名無しのオプ :2007/03/03(土) 00:46:06 ID:VTyIro2T
でもさあ、そのテの話しって、現実の報復合戦と同じで、後味悪くて不毛な脱力感ばかりが残るんだよねえ…。 冷戦時代が懐かしくさえ思える昨今…。
957 :
名無しのオプ :2007/03/05(月) 18:00:34 ID:oFQ9eKft
『ラスト・ライト』読了。 マジで続きが気になる〜! ここで止めるな! 早く新刊出してくれ、角川書店!
958 :
名無しのオプ :2007/03/07(水) 01:10:29 ID:UTqb96P7
ラドラムのボーン・シリーズは面白いでつか?
959 :
名無しのオプ :2007/03/07(水) 01:24:45 ID:rSbA9ttY
>>958 とりあえず読んで判断してもらうしかないなぁ。
960 :
名無しのオプ :2007/03/08(木) 00:25:44 ID:AdM9nVuK
なんと。このスレ4年物か。
961 :
名無しのオプ :2007/03/08(木) 00:29:36 ID:3eSCv+eQ
962 :
名無しのオプ :2007/03/08(木) 01:01:50 ID:9bXetJH/
963 :
名無しのオプ :2007/03/11(日) 03:15:20 ID:sFnJmvAG
ボーン・アイデンティティーもなかなか面白いね
964 :
名無しのオプ :2007/03/12(月) 11:49:06 ID:uoo99W3H
ラドラムって粗製濫造のイメージしかないのだが
965 :
名無しのオプ :2007/03/12(月) 12:57:09 ID:X3ALgWXB
西村健「劫火1」「劫火2」を連続で読んだ。 とても面白かった。 スレ汚しスマソ
966 :
名無しのオプ :2007/03/12(月) 22:56:12 ID:FYpnm7ZC
西丸を身内褒めするのは止めてね。 それよか青に候の話がなかなか出ないな。
967 :
名無しのオプ :2007/03/14(水) 13:07:55 ID:iodFwffl
女王陛下のユリシーズ号が好きだ。 しかし、もう一回読みたいとは思わないが。
968 :
名無しのオプ :2007/03/15(木) 17:03:55 ID:rTV8TvM7
国内小説で公安や陸幕調査部、あるいは福井晴敏の小説にでてくるような架空のスパイ組織に属している主人公が出てくるおすすめの小説あいませんか?
969 :
名無しのオプ :2007/03/15(木) 21:23:24 ID:LpGADZFM
>>968 『男たちは北へ』風間一輝
自衛隊情報組織が暗躍するロードノベル
入手困難かな?
970 :
名無しのオプ :2007/03/16(金) 00:23:37 ID:8XNEe0PZ
>>968 志津三郎の加賀八束モノ(確か陸幕調査部所属)
大薮春彦「破壊指令NO1」とかの内調モノ
971 :
名無しのオプ :2007/03/16(金) 19:56:37 ID:5u4C6XkE
972 :
名無しのオプ :2007/03/19(月) 09:48:07 ID:QihGHOIy
マクリーンの「恐怖の関門」を 古本屋でやっと見つけたけど 字があまりに小さくて乗れない。 マクリーンの最高傑作という人もいるよね。 私は「最後の国境線」が一番好きだけど。
973 :
名無しのオプ :2007/03/19(月) 22:21:07 ID:lHFKShmR
昔の人は目がよかったんだなぁ。
974 :
名無しのオプ :2007/03/20(火) 07:35:26 ID:NO9jde2d
最後の国境線いいねぇ。 冒険小説全般やマクリーン好きだが ユリシーズの良さがまるでわからない。 初めて読んだ時何度も途中でやめようかと思った。 で2年くらい前に再読に挑戦したがすぐあきらめた。 こちらの読むセンスがないのか 重い、感情移入できない、わくわく感がない、さくさく進めない。 ユリシーズが駄作と思う人っていないのかなぁ。
975 :
名無しのオプ :2007/03/20(火) 10:56:38 ID:wYeRgc7E
「ユリシーズ」は土曜の夕方頃から読み出して、我慢して我慢して 夜明けにラスト150ページの感動が待っているという本だ。 「ナバロン」や「最後の国境線」くらいまではこのカタルシスがあるけど。 (ナバロン要塞で物語の最初から足手まといの若造がみんなを助けるため 「爆薬だけ置いていってください」という場面は本当に素晴らしい)
976 :
名無しのオプ :2007/03/20(火) 23:39:38 ID:6N1nRQ63
鷲は舞い下りたってつまんなかったなぁ。 ヒギンズで面白かったのはサンタ丸太だけだ。
977 :
名無しのオプ :2007/03/21(水) 01:17:10 ID:WWv8lQcl
>>我慢して我慢して ができず駄作という先入観で無理して読みきったのかも。 また5年後にでも再々読に挑戦してみる。 ナバロンの要塞・嵐、荒鷲の要塞、黄金のランデブーはいいと思う。 恐怖の関門は入手できていなく未読。 話しは変わるが先月ラドラムのマタレーズ暗殺集団を再読したら 前読んだ時よりもかなり良かった。 ジェイソン・ボーンシリーズよりいいかも。 再読して評価が急に上がった作品てどんなのがある?
978 :
名無しのオプ :2007/03/21(水) 08:10:05 ID:Ez8+6Iyn
急落した作品とかなら。 トレヴェニアンとか。
979 :
名無しのオプ :2007/03/21(水) 20:42:22 ID:e5QbVp/x
>>974 あれが日本だけでなく世界中でやつの最高傑作なら、訳が糞なんだろーね
980 :
名無しのオプ :2007/03/22(木) 06:31:07 ID:hNPY7eX8
村上春樹訳の『ロンググットバイ』ってどうなの? 俺は早川の『長いお別れ』が今まで読んだ洋モノの最高傑作なんだが。
981 :
名無しのオプ :2007/03/22(木) 12:56:53 ID:JM8Bv0pz
チャンドラーのスレを読んだほうがいい。 俺の感想では「丁寧に訳したのだろうけどリズムが悪い。」 ところで「女王陛下のユリシーズ号」がめちゃくちゃ好きだが マクリーンの初期は字が小さい。読みやすいサイズにしておくれ。
982 :
名無しのオプ :2007/03/22(木) 14:59:30 ID:I3sXacX1
>>976 ヒギンズは「死にゆくものへの祈り」が最高だった
983 :
名無しのオプ :2007/03/22(木) 17:55:03 ID:qCjmOG2A
高校生の頃「どうせ古臭いだろw」とずっと読まず嫌いだった 「アラスカ戦線」を一気読みした時の興奮は忘れられない。
984 :
名無しのオプ :
2007/03/22(木) 23:19:26 ID:rJWEw0RJ >>982 読んでる途中で猫パンチ主演の実写版を見てしまったのが運の尽き。
オレの脳内で凶暴なジェームズ・ウッズみたいな顔つきだったファロンが、
全て猫パンチに変換されてしまう切なさ。
ダコスタ神父に至っては、ローレンス・オリヴィエがスーパーマリオに(泣