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マンセー名無しさん :
2009/05/13(水) 17:46:16 ID:vUd0CjSM
春・夏・秋・冬
中国・四川大地震の発生から1年が経った。
日本の新聞やテレビは、復興が進む一方で、被災民の生活が改善されていないと強調しながら、
中国の体制批判へと論理をすり替えている。とりわけ、学校校舎の手抜き工事により、
多くの子どもが犠牲となったことを取り上げながら、中国当局の対応を非難している
▼テレビにいたってはもっとひどい。ある民放のニュース番組は、中国のメディアが復興のプラス面
だけを報じ、原状回復のままならない市民の姿は報じていない、その一方で貧富の格差の拡大により
各地で起きている暴動などについてもいっさい報道していない、などと主張した
▼3年間に二度の大地震に見舞われ、今も仮設住宅で暮らしている新潟県中越地方の人々の
現在の暮らしぶりや、貧富の格差や当局の横暴に抗って示威活動を行った大阪・西成地域の
労働者たちのたたかいも取り上げなかったメディアが、よくも言えたものだと呆れかえってしまう
▼朝鮮での「人権状況」に関する国連人権委員会の動きについては大々的に報道する一方、
これまで数度にわたって出された「従軍慰安婦」や強制連行などについての勧告については
「見ざる、言わざる、聞かざる」を貫き通す。
日本のメディアが掲げている「不偏不党」「公明正大」とははたして何なのか
▼朝鮮の人工衛星発射について唯一「長距離弾道ミサイル」と断定し、
それを口実に軍備拡張ひいては核武装までを目論む政界の保守勢力と一緒になって、
世論をミスリードし続ける日本のメディアには、すでに自浄能力はない。(国)
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0513-00001.htm
人工衛星問題 日本政府の不当な対応非難 各地日朝団体 朝鮮の人工衛星「光明星2号」の打ち上げ(4月5日)に対する日本政府の不当な対応の是正を 求める声が各地の朝・日友好団体、人士などから上がっている。各団体では共同アピールの発表や、 中央官庁を訪問して要請文を直接手渡すなどの活動をはじめさまざまな取り組みを続けている。 ◆制裁解除、対話再開を 愛知の各界人士が要請 「日朝教育、文化交流をすすめる愛知の会」(以下、「愛知の会」)の竹内宏一事務局長と 総連愛知県本部の文光喜副委員長が1日、東京都千代田区の内閣府と外務省を訪ねた。 愛知県を中心とした各界の日朝人士が日本政府の対朝鮮制裁措置の解除と在日朝鮮人に対する 人権侵害の中止を求めて発表した共同アピールと、アピールの履行を求める要請書を麻生首相と 中曽外務大臣に宛てて担当者に手渡した。 共同アピールは「愛知の会」の竹内事務局長が呼びかけたもので、安川寿之輔・名古屋大学名誉教授、 原科浩・大同大学教授、作家の磯貝治良さんら各界人士49人が署名している。 同アピールは、人工衛星打ち上げを問題視する国連安保理の議長声明採択と、これを非難する 朝鮮外務省の声明、6者会談の再開が困難になった状況など最近の朝鮮半島情勢に言及した。 そして、「朝米会談」は水面下で進展が見られることが期待されるが、 日朝関係だけは依然としてこう着状態にあると指摘し、日朝関係の現状に憂慮を示した。 また、日本国内で在日朝鮮人の生活と人権を著しく圧迫する不当な抑圧が続けられている事実について 指摘し、「日本における人権と民主主義の否定であり許してはならないこと」だと厳しく批判した。 そのうえで日本政府に対し、朝鮮に対する経済制裁措置を即時解除し、「万景峰92」号の入港を はじめとする両国間の人的往来や物資流通を再開することと、平壌宣言の精神にのっとって 国交正常化交渉を早期に再開し、在日朝鮮人に対する人権侵害を中止することを求めた。
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「愛知の会」の竹内事務局長は担当者との面会の場で、日本政府が今回、対朝鮮独自制裁の
1年延長に踏み切るなど、以前にも増して両国間の対立を激化させる方向に進んでいると指摘し、
政府の政策を強く非難した。
また、日本側が対朝鮮政策の基本的な姿勢を転換するべきだとし、
政府が問題を対話で解決する立場を明確にし、制裁措置の即時解除に向けて取り組むよう要請した。
◆「過剰反応自制すべき」 長野県民会議が抗議
朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議は、人工衛星打ち上げ問題に対する日本政府の
過剰対応に抗議する取り組みを展開した。
長野県民会議は3月末から4月初めにかけて、同会議に加盟する諸団体、個人に呼びかけて、
総理官邸、外務省、防衛省などに朝鮮の人工衛星打ち上げに対する日本政府の過剰対応に抗議する
申入書を届ける活動を積極的に行った。
同会議は申入書を通じて、朝鮮の人工衛星打ち上げをミサイル発射と決めつけ日本国内で
「北朝鮮の脅威」をあおり、日朝両国間の対立と不信を激化させようとする日本政府の対応を非難した。
そのうえで、政府に対して
▼国内で不安と不信をあおるような言動を自制し
▼対朝鮮追加制裁と制裁措置の延長を中止し
▼対話のテーブルにつく努力を行うことを求めた。
また、4月13日には同会議の第1回運営委員会を招集し、今後もこれらの取り組みを続けていく
方針を確認した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0513-00001.htm
「衛星、当初の目的達成した」 朝鮮宇宙空間技術委員会 朝鮮宇宙空間技術委員会スポークスマンは7日、人工衛星「光明星2号」の打ち上げから 1カ月が経ったことで要旨次のような談話を発表した。 「光明星2号」が軌道に進入して正常稼動を始めてから1カ月が過ぎた。 運搬ロケット「銀河2号」は3段式になっており、試験通信衛星「光明星2号」は歌とともに 衛星内部の作動状態に関する資料の電送、試験中継通信を行うようになっている。 運搬ロケットと衛星には、軌道測定と資料電送のために遠隔測定装置と軌道測定装置をはじめとする 測定、送信装置が設置されており、地上には軌道追跡探知機と遠隔受信装置などの測定手段を展開した。 470メガヘルツで地球に電送する「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」のメロディーと 衛星資料に関する観測を通じて、そして地上に展開された軌道追跡探知機をはじめとする測定手段に よって、衛星が正確に軌道に進入したことを確証した。 衛星から送られる各種の計測資料を受信、分析した。地上管制所から送る操縦指令に従って 衛星の作動状態を変更させ、地上の各地域に展開されている中継通信所で衛星を通じた 中継通信試験が成功裏に行われた。 われわれがすでに公開した通信周波数帯域で正体不明の電波障害が強く生じたが、 衛星観測と管制試験は正常に行われた。 われわれは、「光明星2号」の打ち上げと運用過程で多くの経験を蓄積することになり、今後、 実用衛星の打ち上げのための科学技術的土台を築くうえで大きな進展を遂げた。
祖平統 反北人権騒動を糾弾
◆「北南対話の余地すらない」
祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは9日、李明博政権が米国と南朝鮮の
保守右翼団体主幹のもと、ワシントンの米議会議事堂の前で開かれた「北朝鮮自由週間」行事に
30余人の「脱北者」とともに「北人権大使」を派遣し反北人権騒動を起こしたことを非難する
談話を発表した。
談話は、「北の国境地域に脱北者定着村が必要」「脱北者定着村で脱北者を教育、訓練して今後、
北を改革、開放へと導くことのできる旗手に育てるべき」などといった「北人権大使」の発言や、
外交通商部の「平和外交企画団長」が米国に「北の人権」と「脱北者問題」「現代峨山職員抑留問題」
に対する協力を要請した事実に言及。南朝鮮保守当局の人権騒動は、「自らの反北対決政策を合理化し、
南朝鮮で連北・親北気運を抹殺しようとする不純な企図から出発した反北謀略劇」だと非難した。
さらに、「李明博一味は人権という言葉を口に出す体面も資格もない」と断じた。
談話は、李政権が外部勢力と結託して繰り広げる反北人権騒動は「われわれの尊厳と体制に対する
真っ向からの否定、挑戦」だと指摘し、「李政権が北側を公然と中傷、冒とくし、否定した状況で、
北南間の対話については論議する余地すらない」と一蹴した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0513-00002.htm
離散家族招請行事は茶番劇 朝鮮赤十字会
朝鮮赤十字会のスポークスマンは8日、南朝鮮の統一部がソウルと京畿道、仁川地域の離散家族、
親せき300人を招いて京畿道都羅山の「南北出入事務所」と都羅山駅、
「統一展望台」などを参観させる「離散家族招請慰労行事」を催したことで談話を発表した。
スポークスマン談話は同行事を、「離散家族問題に大きな関心でもあるかのように世論をミスリード
して同族対決を合理化し、北南関係悪化の責任を免れようとする企図から発した狡猾な茶番劇」
だと非難した。
また、北南人道問題の解決を阻み、北南関係を対決と戦争の局面へ追い込んだ張本人が
「離散家族の痛み」や「慰労」といった言葉を並べていることこそ、
「北と南の離散家族、親せきをはじめ全同胞に対する愚ろう、冒とく」だと非難した。
談話は「李明博一味を放置しては北南関係の改善も、離散家族、親せきの対面など
赤十字人道事業もありえない」と断言した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0513-00003.htm
朝鮮代表 国連広報委で演説
◆国際広報活動で見解表明
5日、国連広報委員会第31回会議で演説した朝鮮代表は、国際広報活動が平和と安全、
健全な社会発展と持続的開発の促進に貢献するための実質的対策を立てることについて
朝鮮政府の見解を表明した。
団長は、こんにち一部の国が広報技術と手段を独占して他国に自分たちの「価値観」と生活風潮を
拡散しているだけでなく、わい曲された情報を流布して社会的混乱を生じさせ、制度転覆をそそのかす
行為を働いているのは、主権尊重と平等、内政不干渉の原則を示した国連憲章と国家間の関係を
規定した国際法的原則に対するじゅうりんであると強調した。
さらに、国連と国際機構、先進諸国が発展途上国に対する技術移転と人材養成、
インフラ改善のための資金投資など、広報通信分野での国際的な協力をより強化するための措置を
講じなければならないと指摘した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0513-00003.htm
〈論調〉 米は軍拡の主犯
米国で新政府発足後、初の国防予算計画が発表された。
米国は2010会計年度に国防費として5340億ドルを費やそうとしている。
これは2009会計年度国防予算より4%ほど増えたものである。
現在、米国は金融危機によって深刻な経済的破局に陥っている。この主要原因は他国に対する
無分別な侵略行為と軍拡にある。米国内では国防費を減らすべきであるとの声が高まっている。
しかし今回、米国の国防費は減ったのではなく、逆に増えた。
米国が国防予算を再び増やしたのは、国際舞台で新たな軍拡競争をいっそう激化させる危険な行為である。
米国の国防費の多くが新しい兵器の開発とその生産に費やされている。
米国の現代的な兵器の開発は他国をしてそれに対応する兵器を開発するようにしている。
これは、米国によって世界が新たな軍拡競争に巻き込まれていることを物語っている。
新たな国際的軍拡競争の主犯は他ならぬ米国である。
国際舞台で新たな軍拡競争を助長、激化させる米国は他国の自衛的な国防力強化問題について
どうのこうのと言う権利も、名分もない。(労働新聞6日付論評)
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0513-00004.htm
カナダ教育関係者が神戸初中を訪問 「日本政府の差別政策明らか」 ◆共同コミュニケ通じ提言 神戸・カナダ教育文化交流事業の一環としてカナダの教育関係者が来日、 4月22日に神戸朝鮮初中級学校をはじめとする民族学校と日本学校を訪問したほか、 24日には「みんなで考える『ヒューマン・ライツ』」(主催=同実行委、後援=兵庫県、 兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会)を開催し、共同コミュニケを通して文部科学省に対し、 日本国内で生活するマイノリティーの民族者の人権、学習権をないがしろにしてはいけないとする提言を 行った。提言は、各学校教師との交流を通して浮き彫りにされたものだ。 メンバーの一員として女優のオリビア・チェンさんも来日した。 ◆人権侵害の是正 緊急な課題 神戸朝鮮初中級学校を訪れたのは、小学校〜大学教員、教育委員会、歴史問題研究者などの11人。 2004年からカナダの教育関係者は、「平和と和解のスタディ・ツアー」を展開。 アジア各地を訪問し戦時下の生存者、歴史家、学者から多くの証言を集め、史跡の歴史性の検証を 行ってきた。120人のカナダ人教師は第二次大戦中に日本軍が犯した残虐行為の聞き取り調査も 行っている。 園児たちから歌と踊りの歓迎を受け、各学年の授業を参観した一行は、金錫孝校長から、 強制連行と朝鮮学校創設の背景、4.24教育闘争をはじめとする権利獲得の歴史について話を聞いた。 また、「神戸朝鮮初中級学校」と書かれた表札が赤いペンキで汚されるなどのいやがらせや、 いわれのない脅迫、暴力事件についての聞き取りも行なった。 話は現在も残る助成金、税制上の差別からくる苦しい学校運営にも及んだ。 金錫孝校長は、「自分たちの生活よりも子どもたちの未来のほうが大事だ。 その誇りが我々教員を支えている」と発言。一行は大きな感銘を受けていた。
>14
この他にも一行が「驚いた」というのは、朝鮮学校卒業生の大学入試資格を日本政府が認定して
いないことと、朝鮮学校、中華学校が依然、法制度上、自動車教習所と同じカテゴリーに位置づけ
られているということだった。
代表のジョゼフ・ウォン博士は、「訪問を通して在日コリアンに対する日本政府の差別政策が
明らかになった。驚きを隠せないものばかりだった。我々は朝鮮学校の教育関係者へ敬意を表し、
在日コリアンに対する差別的政策がなくなるよう働きかけていきたい」と述べ、
多くの市民が共存共栄出来る社会作りへの理解を深めて欲しいと呼びかけた。
一行の来日をコーディネートした、神戸国際支援機構・岩村義雄主幹は、日本人教師との交流では、
大陸に侵略していない、十分謝罪したという意見が出たことで、彼らに日本側の見識が遅れていると
いう印象を与えてしまう場面もあったと指摘しながら、「真実、正義を貫く姿勢を改めて決意した」
と語った。
共同コミュニケは、今も続く民族的差別は若者たちの間でも決してなくなっていないとしながらも、
阪神淡路大震災では日本人と在日外国人が相互に助け合いライフラインがない逆境を乗り切ったことを
振り返り、人権侵害の是正を求める提言を緊急な課題として神戸から発信するとした。(鄭尚丘記者)
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/03/0903j0513-00001.htm
【民団新聞】不衛生な便所の落書き『マンガ嫌韓流』が堂々と売られているのは日本の恥[05/13]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1242204769/l50 <民論団論>日本の恥部「マンガ嫌韓流」
◆匿名で憎悪する卑劣 劣等感の裏返し まざまざ
「韓」を忌み嫌い中傷する『マンガ嫌韓流』の第4巻が発売された。
帯によれば、シリーズ累計で90万部を突破したという。
出版不況の中、書店にとってはありがたい数字であり、例の田母神もの
(元航空自衛隊幕僚長の歴史認識発言)と並んで、多くの書店で目を引く場に陳列されている。
シリーズ第1巻の後書きによれば、もともとインターネット上の匿名サイトの連載を単行本化したものだ。
当初、数人の原作者と若手漫画家との共同執筆であろうとの指摘もあったが、
最新巻には作者(?)の写真が掲載されている。
それでも、インターネット匿名サイトの連載という性格はほとんど変わっていない。
インターネットの登場以前、匿名の無責任な「殴り書き」と言えば、「便所の落書き」がその代表だった。
社会的な差別や偏見を煽る過激な落書きは減っていた。数年前に某有名私大のトイレに部落差別の落書きを
した者が特定され、退学になったニュースが目立つほどだった。
何も便所使用のマナーが向上したわけではない。
落書きによるカタルシス(日常生活のなかで抑圧されていた感情が解放され、快感がもたらされること)
の居場所が、便所からインターネットの匿名サイトに移動したということだ。
『マンガ嫌韓流』シリーズの内容も、インターネットの匿名サイトに移った「殴り書き=落書き」以上の
代物ではない。どのような意匠をほどこそうと、‐例えば、あとがきには「日韓友好」「差別反対」などの
美辞も記されているが‐全編を通してそれに相応する箇所は一つもない。
そもそも落書きなのだから、まともな反論の対象にもなり得ない。
敢えて反論した書‐例えば「『マンガ嫌韓流』のここがデタラメ」(朴一、姜誠他著/コモンズ社刊)‐
などもあるが、反論が論理的かつ高尚すぎて噛み合わないほどだ。
>16 ◆落書きなのに売れ筋本とは 不衛生な便所の落書きのようなものが、サラリーマンや学生で賑わう駅頭の書店で、 売れ筋本として推奨され、堂々と置かれている。日本の恥部そのものと思えてならない。 −−あと数年以内に在日韓国・朝鮮人は内政干渉を可能にする「外国人参政権」と言論弾圧を合法化する 「人権擁護法」を手に入れていよいよ「日本乗っ取り」の最終段階に突入する! これは最新巻の帯にある文句だ。作品で言いたいことは帯に集約される。 特定の層の気を引こうとする惹句としても、限度を超えている。この種のものは順次過激化していくものだ。 だが、ここでは内容ではなく、マンガ表現の問題だけを指摘する。 第4巻の最終ページに「人々の描き方には特徴を誇張した表現が一部分含まれ、 ……(これは)漫画の重要な表現手段の一つ」とある。 だが、日本の大手出版社で発行されている主要な作品では、このようなキャラクター設定はなされない。 善人は善人らしく、悪人は悪人らしくという条件は前提だが、善悪の基準は大多数読者の共感を 生むように、作者と編集者で検討し、決定する。著者の一方的で主観的な、特に悪意がこもった設定は 絶対に避ける。だが、『嫌韓流』のキャラクターは、北朝鮮のプロパガンダ看板の描写に酷似している。 自分たちは逞しい美男美女であり、米帝国主義者は貧相な鬼のように描くそれだ。 シリーズで一貫しているのは、「日本を批判し続ける隣国が目障りだ。半島出身者が日本国内を 日本人と同様に闊歩するのは胸クソ悪い」という一点である。いわば、原初的な排外意識だ。 波止場の哲学者と言われたエリック・ホッファーは自著『大衆運動』で、 「自分が優秀であると主張する理由が薄弱になればなるほど、人はますます彼の属する国家、宗教、 人種、あるいは真正な大義が、優秀きわまりないと主張する傾向がある」と述べ、「同じ憎しみをもつ 人々と一体になるように、われわれを駆り立てるのは、主として非理性的な憎悪」だと指摘する。
>17
◆負の連鎖切断加害者側から
権力者が狭隘な「愛国主義」「民族主義」を鼓舞しようとするとき、原初的な排外主義が動員されやすい。
この意識は世界のどの国、どの民族にも伏在している。しかし、植民地支配や侵略の歴史における加害側と
被害側のそれは峻別される。なぜならば、加害者側のその意識が侵略の歴史を作り、
被害者側のその意識を対抗軸として作らせたからだ。負の相互作用は加害者側から断ち切るべきである。
「非理性的な憎悪」は御し難いが、問題は「90万部」、1巻につき30万部という数字にある。
その種の「支持者」はこの間ほぼ、30万で推移していると見ていい。これが多いのか少ないのか。
日本社会がまだまだ健全性を保っている証と考えたい。
学習塾講師(東京)
結城 重之
(2009.5.13 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=210&corner=8
【在日/東京】「朝鮮人狩り」語り継ぐ関東大震災〜同胞虐殺の記憶 慈善コンサート、チケット600枚完売 追悼碑建立へ弾み[05/13]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1242202710/l50 1923年9月の関東大震災時、流言飛語などによって、東京・墨田区の荒川河川敷で虐殺された
多数の在日朝鮮人をしのぶチャリティーコンサート&トーク「ほうせんかの夕べ」が4月29日、
区内の曳舟文化センターで開かれた。事件を風化させまいと、証言の掘り起こしと追悼式典を
続けてきた同胞・市民が実行委員会を構成した。
東京と大阪を拠点にライブ活動を続ける李政美さんと趙博さんの共演が実現したことで話題を呼び、
会場は約600人で満員となった。荒川河川敷で毎年9月に行われる追悼式典に招かれ、
91年から平和への祈りを捧げてきた声楽家の李松子さんも歌曲「鳳仙花」で澄んだ声を響き渡らせた。
トークショーには辛淑玉さんのほか、ゲストに朴慶南さんと永六輔さんも飛び入り参加し、会場を沸かせた。
震災当時、李松子さんの父は神奈川県川崎で働いていたとき、襲われそうになった。
日本人の親方から2日間押し入れにかくまわれ、「もうだめだ」というとき、
北海道行きの船に乗せてくれた。朴慶南さんも祖父が東京の浅草で「朝鮮人狩り」に遭っている。
マンホールのふたを開け、下水道沿いに埼玉に逃れ、九死に一生を得たという。
客席からは、「事件はうすうす知っていましたが、本当に知らないことはまだまだたくさんある
のだなと痛感した」「たいへん苦しい思い出ですが、私たちはしっかり歴史を心に刻み、
2度とあのような事を繰り返さないようにと思います」といった声が聞かれた。
この日の収益金はすべて、虐殺現場にほど近い旧四つ木橋のたもとの私有地に今夏、建立を計画
している関東大震災韓国・朝鮮人殉難者追悼碑の建立費用に充てられる。4月15日現在の建立基金は
498万7934円。目標の1000万円をめざして今後、募金運動に弾みがつきそうだ。
(2009.5.13 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=3393&corner=2
制度的無年金者の救済急ぐ 同胞高齢者・障害者 特別措置・増額を 各地民団 自治体への要望強化 在日同胞の現在83歳以上の高齢者、47歳以上の障害者は、本人の意思と関係なく国民年金制度から 排除され、1982年1月の難民条約発効に伴う「国籍要件」撤廃後も救済措置が講じられず、 無年金のまま放置されている。このため民団では、年金関係法の改正を日本政府・国会に強く求める 一方で、暫定的救済措置がもっと多くの自治体で実施されるよう、またすでに実施している自治体に 対しては法的解決策が講じられるまで、少しでも老齢福祉年金(無拠出)・障害基礎年金に近づける よう特別給付金の増額等の要望活動を、各地方本部や支部単位でより積極化している。 ◆関係法の改正も 「国籍要件」の撤廃に伴い公的年金制度に加入が義務付けられた在日(82年当時35歳未満)は、 保険料によって日本人高齢者を支えながら無年金状態の親も養うという二重の負担を強いられている。 在日無年金障害者の場合には、生活を支える高齢の家族もまた多くが無年金状態にある。 高齢化に伴い、毎年多くの同胞が無年金のまま、また特別給付金もなく亡くなっている。 民団は、このような状態を踏まえ各地自治体に対して、自己の責任によらず無年金とされている 定住外国人高齢者および障害者への救済措置を早急に講じるよう、国および国会に働きかけてもらう とともに、暫定措置として自治体独自の特別給付金制度の採択・早期実施を強く要望してきた。 その結果、在日多住地を中心に、現在600以上の地方自治体が、 独自の福祉手当として「高齢者特別給付金」や「障害者特別給付金」などを支給している。 だが、自治体での給付金支給は、年金関係法が改正されるまでの代替措置である。 給付額も全国一律ではなく、まちまちだ。全国的には高齢者1万円前後、障害者2万円前後が多く、 高齢者・障害者とも1万円以下の自治体もある。ちなみに日本国民高齢者に支給されている無拠出の 老齢福祉年金は現在、月額約3万 4000円。09年度の障害基礎年金(月額)は1級約8万2000円、 2級約6万6000円である。
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このため、全国知事会、全国市長会、全国都市国民年金協議会などでは、無年金外国人高齢者・
障害者の早期救済のための関係法の改正等の要望を政府に対して毎年のように行っている。
たとえば昨年7月、全国都市国民年金協議会は「国民年金制度改善についての要望書」で、
「現在独自の給付を行っている自治体もありますが、自治体独自で行う救済は年金とは異なるもので
あり、本来は国の施策として一律に措置されるべきものであります。ついては『特別障害者に対する
特別障害給付金の支給に関する法律』(特別障害給付金支給法)附則並びに附帯決議にありますよう、
早急に救済・改善措置を講じられるよう」にと、改めて促している。
なお、首都であり、再度の「五輪招致」を目指している東京都の場合、23区中、特別給付金制度を
設けているのは13区にとどまり、その他の区では、いまだに救済措置を講じていない。
東京都も救済へ動いていない。
(2009.5.13 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=3395&corner=2
【民団新聞】石原都知事よ、朴正煕大統領が日本の植民地支配が「優しくて公平」などと本当に言ったのか?客観的な飼料を出せ[05/13]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1242224350/l50 <民論団論>石原知事の言動と五輪招致
謳い文句と矛盾明白 「三国人」・「騒擾」どう総括!?
東京都が2016年夏季五輪の開催地に名乗りを上げている。4月中旬には国際オリンピック委員会(IOC)
評価委員会の現地調査が行われ、石原都知事らは好感触を得たという。
五輪招致に対して、都民や日本国民の世論は歓迎が大勢だ。在日同胞の気持ちも、日本の世論と大差はなかろう。
そう断ったうえで、知事や都の関係者に若干の物言いをつけない訳にはいかない。
◆歴史認識には自分の言葉で
理由は大きく二つ。一つは、国際的な視野や感覚が問われる歴史認識において、都知事のそれは利己主義
の腐臭に汚染されたままであることだ。評価委員会の視察を受けた後の記者会見で、英国人記者が
「知事が朝鮮半島への日本の行為を矮小化しているため開催地に選ばれるべきではないという韓国での
報道を知っているか」と問われ、こう答えている。
「私は日本の韓国の統治がですね、すべて正しかったと言った覚えは全くありません。た
だ比較の問題ですけどね、やっぱりほかのヨーロッパの先進国はアジアでいくつかの植民地を持ちましたね。
その植民統治に比べてですね、日本のやったことはむしろですね、非常に優しくて公平なものだったと
いうことを朴大統領からじかに私は聞きました」(質問とも朝日新聞4月21日付)
日本の朝鮮統治は抑圧者と被抑圧者、収奪者と被収奪者という、どこの植民地でも見られた関係以外に、
歴史の改ざん歪曲や言語使用の抑圧、天皇崇拝や神社礼拝、創氏改名の強要など、どこにも見られなかった
民族性抹殺、二級国民への改造政策があった。最も苛烈かつ卑劣とは言えても「優しくて公平」だったと
言える代物ではない。
>22 石原氏がかつて朴正煕大統領と会ったことは知っている。国際的な左右激突の当時にあって、ある種、 気心を通じあったであろうことも想像がつく。しかし、朴大統領が本当にそう言ったのかどうか、 石原氏は客観的な資料をもって証明する責任がある。 そもそも、歴史認識について石原氏は、自分の言葉で語るべきだった。自分の考えを故人となった 朴大統領の、すでに真偽を確認するすべのない「発言」に置き換えるべきではなかった。 逃げの姿勢があからさまであるだけでなく、故人をも貶めずにはおかないからだ。 この発言を撤回し、改めて自分の言葉で語り直すよう石原氏に求めたい。
>23 ◆特定の外国人へ常に色眼鏡 もう一つは、石原氏の「在日外国人」への視線が歪んでいることだ。知事は2000年の4月、東京・練馬 の陸上自衛隊第1師団の式典でこう語った。「今日の東京を見ますと、不法入国した多くの三国人、 外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している。こういう状況を見ましても、もし大きな災害が起こった時には 大きな騒擾(そうじょう)事件すら想定される。こういうものに対処するためには、皆さんに出動願って、 災害の救助だけでなしに、治安の維持も大きな目標として遂行していただきたい」 そして9月の総合防災訓練の当日、銀座通りを装甲車が走り、上空には軍用ヘリが旋回、東京湾には 艦艇が浮かんだ。動員された陸・海・空の自衛官は約 7100人。主役となったのは幕僚会議の指揮する 自衛隊であり、肝心な自治体や防災組織との連携を欠いたと指摘されている。 これはまさに「治安出動」であり、練馬駐屯地での発言が伏線になっていたことは言うまでもない。 駐屯地発言にも実は伏線があった。石原氏が参議院から衆議院にくら替えした1972年に発表した小説 『機密報告』は、在日韓国・朝鮮人を「三国人」と呼び、この者たちが「騒擾」を起こし、その混乱の なかで日本政府を転覆するという筋を立てた。30年の時間を経て一直線につながるこの発想は、 石原氏が一貫して在日韓国・朝鮮人を含む特定の外国人を、いざとなれば「騒擾」を起こす「三国人」 と見なす、傲慢な確信犯であることを意味する。 大震災を含む過去の大災害で、外国人による騒擾が発生した事実はない。関東大震災時に騒擾を 引き起こしたのは、流言飛語に脅えて朝鮮人虐殺に走った日本人であった。その記憶からすれば、 「防災訓練」はむしろ、すべての外国人を虐殺・迫害から守り、被災者はお互いを区別・差別することなく 助け合うよう導くものでなければならなかった。
>24 ◆招致成功へのふさわしい姿 大震災など大規模災害は民族も国籍も選ばずに襲う。それを事実で示した阪神淡路大震災は、 「三国人」の騒擾が起きるどころか日本人と外国人が協力して被災者の救助に当たり、 同胞が多く住む長田区などでは他の外国人もともに日本人と手を携えて復興に力を尽くす姿を浮き彫りにした。 石原知事が関東大震災時の虐殺と、対極にある阪神淡路の助け合いを知らなかったはずはあるまい。 東京五輪招致委員会のホームページにはこう書かれている。 「世界がますますテロや災害などのストレスにさらされるなか、世界一安全な都市で、人間的なふれあいに 満ちたオリンピックを開催できるということ自体、地球への大きなプレゼントとなるはずです」 00年の駐屯地発言や外国人騒擾を想定した治安出動訓練と、 「世界一安全な都市」という謳い文句の落差をどう説明するのか。9年間で何が劇的に変わったのか。 いや、東京はもともと外国人の騒擾などあり得ない「世界一安全な都市」なのだ。 00年の二つの言動は、石原氏の個人的な観念に基づくパフォーマンスに過ぎなかったことを 自ら証明したことになる。 石原氏にはゼノフォビア(外国人嫌悪、排外意識)と呼ばれる心根があるように見える。 二つの意味からこれを早急に取り除くべきだろう。 それは期待できないとして、少なくとも完全に封印すべきである。 本人は「誤解だ」と言うかも知れないが、たとえ誤解だとしてもそれを払拭する努力を惜しむべきではない。 一つは、オリンピック招致を成功させるためだ。夏季五輪大会には、大規模な選手団・応援団のほか 不法滞在予備軍を含む大量の外国人が来日する。不良外国人や不法滞在者を一掃しようとする都知事の 方針と本来ならば相容れない。これにどう落とし前をつけるのか。都知事は今後心して、 世界人類の平和祭典の最高峰に位置する夏季五輪を招致するにふさわしい言動に徹すべきだろう。
>25
もう一つは、日本が危険な方向に引きずられるのを防ぐためだ。
日本社会は現在、先の見えない年金や介護問題、学校・家庭の崩壊、長引く不況と企業経営の過度な
合理化によるリストラなど、生活格差の拡大と将来への不安が深刻化している。そうした閉塞感から
鬱積したストレスが、何かをきっかけに社会的な弱者にそのはけ口を求める可能性は常にある。
◆信頼深める場願うからこそ
「オリンピックを通じて世界につながり、人間同士の信頼が深められるような場をつくる」(招致委H・Pから)。
石原知事は今すぐに、その趣旨を身をもって実践し、自分の意識は00年当時と大きく変わったことを
証明すべきだ。開催地を決定する10月のIOC総会を前にした今年の「防災の日」から、
災害時こそ日本人と外国人がともに助け合うことをコンセプトにした訓練の日とすべきだろう。
あの「治安出動」のイメージを覆して余りあるものにするよう勧めたい。
フリーライター
朴景久
(2009.5.13 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=211&corner=8
早い話が:先軍政治の危機一髪=金子秀敏 ソマリア沖で北朝鮮の貨物船が海賊船に襲われた。海賊退治に派遣された韓国の駆逐艦「文武大王」が たまたま近くで、救援を求める英語の通信を傍受して現場に駆けつけた。 海賊船は貨物船まで3キロに迫っていた。文武大王の艦載ヘリが威嚇して追い払った。今月4日のことだ。 貨物船は朝鮮語でなんども感謝のメッセージを発信したという。 韓国軍が発表した写真を見ると、船橋で数人の乗組員がヘリに手を振っている。 本当に喜んでいる様子だ。そばにアルファベットで書いた船名が読み取れる−−「タバクソル」。 タバクソルは松の一種だが、金正日体制下では神聖な意味を付与されている。 えびす丸だの宝来丸だの、普通の船の名前ではなく、政治的な名前なのだ。 95年の1月1日。国防委員長たる金正日総書記が平壌近郊の人民軍第214部隊を視察して、 「革命の基本は銃だ」と誓ったのだそうな。以後、松林(タバクソル)の中に砲を並べた部隊は 「タバクソル中隊」と呼ばれ、金総書記の「先軍政治」が始まった。 (鈴木琢磨著「テポドンを抱いた金正日」文春新書) 先軍政治は、いまの北朝鮮の国家体制そのものであり、タバクソルはそのシンボルだ。 ということは、北朝鮮でこんな名前の貨物船が普通の商船であるはずがない。 軍か、労働党か、あるいは金総書記直属の特殊機関に所属する特別な船だろう。 アフリカ向けの貨物船に特殊任務があるとすれば外貨稼ぎのための武器輸出か。 船体に北朝鮮国旗を大きく描いたタバクソルを発見した海賊は、 船員を拉致して身代金を要求するだけでなく、武器が手に入ると勇み立ったという推測もできるだろう。 いくら北朝鮮がテポドンやノドンを保有していても、また核兵器を隠してもっているという疑惑に 包まれていても、海賊には通じない。
【カンヌ国際映画祭】日本映画主演でペ・ドゥナが登場 共演は板尾創路
2009.5.15 09:37
艶やかな赤いドレスでレッドカーペットに姿を現したのは、韓国の人気女優、ペ・ドゥナ(29)。
「ある視点」部門に出品された是枝裕和監督の「空気人形」が14日上映され、
是枝監督や共演のお笑い芸人、板尾創路らとともに愛想を振りまいた。
「空気人形」はダッチワイフが人間の心を持つファンタジー映画で、日本映画としては唯一の招待作。
板尾はレッドカーペットを意識したのか純白のタキシード姿で、ひときわ目立つ芸人根性ぶりを発揮した。
ペ・ドゥナは「頑張れ!グムソン」「グムエル−漢江の怪物」などで知られる韓国のトップ女優で、
日本映画は同じ是枝監督の「リンダ リンダ リンダ」以来2本目の主演。
またこの日は、河瀬直美監督(39)に贈られた「金の馬車賞」の授賞式も行われた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090515/tnr0905150941001-n1.htm
6月下旬の訪日検討 韓国大統領
2009.5.13 11:54
日韓関係筋は13日、韓国の李明博大統領が6月下旬に日本を訪問する方向で調整に入ったことを
明らかにした。同月28日に京都を訪れ、麻生太郎首相と首脳会談する案が検討されている。
李政権で復活した日韓首脳のシャトル外交の一環で、北朝鮮の核・ミサイル問題や日韓の経済協力強化
などが協議される見通し。ただ、民主党の小沢一郎代表の辞任で日本の政局が流動化していることから、
日程がずれ込む可能性もある。
日韓両国は李大統領の年内訪日で合意しており、日本側はできるだけ早い日程を要請。
李大統領と麻生首相の関係が良好なことから、韓国側も早期訪日を目指していた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905131155002-n1.htm
金総書記、再び喫煙? テーブルに灰皿
2009.5.13 18:20
韓国の聯合ニュースは13日、10年前に健康のため禁煙したと伝えられていた
北朝鮮の金正日総書記が再びたばこを吸い始めたとの観測が出ていると報じた。
朝鮮中央テレビで今年2月、たばこ工場の視察時に喫煙している写真が公開されたほか、
4月の故金日成主席の誕生日を祝う行事で、金総書記の前にだけ灰皿が置かれているのが
映っていたという。
ヘビースモーカーだった金総書記は1999年秋ごろから禁煙したとされ、
同年11月には内閣などの機関紙「民主朝鮮」が「たばこは吸わないようにすべきだ」
と国民に禁煙を訴える総書記の発言を伝えていた。
金総書記は昨年夏に健康悪化説が表面化したが、最近はアルコール度数の高い酒も飲んでいるという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905131822003-n1.htm
【新型インフル】韓国が日本並みに検疫強化
2009.5.13 19:57
韓国保健福祉家族省は13日、新型インフルエンザへの水際対策に関連し、
国際空港の検疫態勢を強化し「日本と同じ水準で行うことにした」と明らかにした。
聯合ニュースが伝えた。
機内で感染が疑われる症状の乗客が見つかれば、本人だけでなく半径2メートル以内に座っていた
乗客や客室乗務員も空港内の施設に即時隔離するなどとしている。
これまでは近くに座っていても症状がなければ自宅での待機措置にとどめていた。
韓国ではメキシコ旅行帰りの女性ら3人の感染が確認され、
1人は機内で二次感染した可能性が高いとみられている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905131958004-n1.htm
韓国最高裁判事に警告 政府抗議集会で圧力疑惑
2009.5.13 20:20
韓国大法院(最高裁)の李容勲院長は13日、申暎●(=轍の車をさんずいに)大法院判事が
ソウル地裁所長だった昨年、李明博政権への抗議集会をめぐる裁判に不当に介入したと受け取られる
行動があったとして申判事に対し厳重に警告した。
聯合ニュースによると、大法院長が大法院判事に対し警告するのは初めて。
李長官は「国民の信頼を傷つける結果を招いた」として遺憾を表明。
しかし懲戒処分は見送り、一線の判事らからは不満の声が出ている。
申判事は集会・デモ関連法違反などで起訴された被告らの公判進行を促すような電子メールを
担当判事に送ったり、被告を保釈した判事に「世間が騒がしいので慎重にすべきだ」
との趣旨の発言をし、圧力をかけたとされる。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905132023005-n1.htm
盧前韓国大統領実兄に懲役4年 証券会社買収で口利き
2009.5.14 16:44
ソウル地裁は14日、証券会社の買収をあっせんした見返りに金品を受け取ったとして、
特定経済犯罪加重処罰法違反罪に問われた盧武鉉前韓国大統領の実兄、盧健平被告に懲役4年、
追徴金5億7000万ウォン(約4300万円)の実刑判決を言い渡した。聯合ニュースが伝えた。
盧健平被告は前大統領の在任中、前大統領の高校同窓生の実業家兄弟と共謀し、
当時の農協中央会長に証券会社買収を要請。証券会社の大株主から口利きの謝礼として、
同兄弟とともに約30億ウォンを受け取ったとして起訴された。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090514/kor0905141645000-n1.htm
拘束の米国人記者、6月4日に裁判 北、対米姿勢強硬に 2009.5.14 19:01 【ソウル=水沼啓子】朝鮮中央通信は14日、北朝鮮の中央裁判所がこの日、不法入国などをした として拘束、起訴された米国の女性記者2人に対する裁判を6月4日に開くことを決めたと報じた。 2人の現在の状態には触れていない。米朝関係が悪化する中、懲役刑を宣告されることも予想され、 早期釈放はさらに難しい状況になっている。 裁判にかけられるのは、米カレントTVに所属する韓国系米国人のユナ・リー記者と 中国系米国人のローラ・リン記者。2人は3月17日、中朝国境地帯で取材中に拘束された。 朝鮮中央通信は発生から4日後にこの事件を公式に認めた。 さらに3月末に「不法入国と敵対行為が証拠と供述により確認された」と報じ、 起訴に向けた準備が進められていることを明らかにした。米国との交渉カードに使うため、 北朝鮮の秘密警察「国家安全保衛部」が計画的に2人を拘束した、との説もある。 韓国の聯合ニュースによると、米政府は拘束直後、在北朝鮮スウェーデン大使館を通じて 状況把握していたが、北朝鮮は3月30日以降、スウェーデン大使館員が2人と接見することを 拒否しているという。 北朝鮮は4月5日に長距離弾道ミサイルの発射を強行。 これを受け、北に対する国連安全保障理事会の議長声明が採択されると、 北は核実験やさらなる弾道ミサイルの発射実験を示唆するなど、強硬姿勢をより際立たせた。 北朝鮮は一方で、米国との対話に応じないなど、国際社会の中での孤立も強まっている。 今月8日には「(対北朝鮮)敵視政策には少しも変化がないことが明白になった」 とオバマ米政権を名指しで非難し、対米批判も強めている。
北にゴア元副大統領派遣の要望 米国人記者拘束
2009.5.14 21:21
【ワシントン=有元隆志】米政府は北朝鮮に拘束されている米国人記者2人について
「米国民の安全は最優先事項であり、外交努力を行っている」(国務省報道官)として、
ニューヨークの国連代表部などを通じ北朝鮮と連絡を取り、解放を求めている。
ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)は先週、日本、韓国、中国3カ国を訪問し、
この問題についても話し合った。
膠着(こうちゃく)状態が続いていることについて、ブッシュ前政権で国家安全保障会議(NSC)
アジア部長を務めたジョージタウン大のビクター・チャ教授は米紙ワシントン・ポストに寄稿し、
「オバマ政権は彼女たちを助けるために、ほとんど何もしていないようにみえる」と批判した。
チャ教授は、問題解決のため「ハイレベルの特使を派遣する必要がある」と主張。
特使候補として、2人の記者が所属するケーブルテレビ局の共同創設者であるゴア元副大統領を挙げた。
米朝間では1996年8月にも韓国系米国人がスパイ容疑で北朝鮮に拘束された。
約3カ月拘留され、ニューメキシコ州のリチャードソン知事(当時下院議員)が訪朝し解放された。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090514/amr0905142124021-n1.htm
米前政権の専門家ら 「圧力行使」の対北新政策を提案 2009.5.14 21:25 【ワシントン=古森義久】米国のブッシュ前政権で北朝鮮の核兵器問題に直接かかわった 中堅の専門家3人が、同前政権の末期と現オバマ政権に共通する対北朝鮮政策の基本に反対する 代替案をこのほど発表した。 同案は北朝鮮が一定の報奨を得れば核兵器を放棄するという米側の従来の大前提を否定し、 日米同盟の強化や拉致問題の重視を含む新しい抑止や圧力の行使を提唱している。 この新政策提案は、保守系政治週刊誌「ウイークリー・スタンダード」の5月1日号に 「ピョンヤンに圧力をかける」という題の論文として発表された。筆者はブッシュ政権の国務省、 国防総省や国家安全保障会議で数年間、北朝鮮問題を直接に担当した30代から40代の3人の専門家。 同論文はまず北朝鮮の最近のミサイル発射や核施設の再稼働、国際査察の排除などは、米側のブッシュ政権 後半からオバマ政権にいたる「北朝鮮は十分な経済や政治の報償を得れば核兵器を放棄する」という大前提 が間違っていたことを明白にしたと述べる一方、「中国が北朝鮮の核放棄のために影響力を行使する」 という6カ国協議の前提も間違いだったと断じている。 また、新政策は抑止と拡散防止などを目指す現実的なアプローチでなければならないとして、 (1)日米同盟の再復活(ブッシュ政権の北朝鮮への宥和で打撃を受けた日米同盟を、 F22戦闘機の対日売却や日本人拉致問題解決への協力増大で修復する) (2)米韓同盟の再定義(米軍は北の地上砲火の撃滅能力の強化に集中し、韓国軍は高度兵器を増強する) (3)北の核とミサイルの拡散防止強化(北からイラン、シリアへの核とミサイルの移動を防ぎ、 多国間のPSI=拡散防止構想=を拡大する) −などをまず大枠として提案した。
自転車大国目指す韓国 専用道路を整備へ 2009.5.14 22:48 【ソウル=水沼啓子】韓国が自転車大国を目指し、自転車専用道路などインフラ整備と自転車産業の育成 に乗り出す。2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出量を半減させることを目標に李明博大統領は 「低炭素グリーン成長戦略」を掲げており、温室効果ガス排出量削減と省エネを目的に自転車の復活を 呼びかけている。 李大統領は先月のラジオ演説で「自転車はグリーン成長のパートナー。主要交通手段として復活させる ことが進むべき道だ。自転車は走るのが遅すぎると倒れてしまう。自転車時代へ急ぐべきだ」と強調。 具体的には、市街地では自転車道路と歩道を区分し、地下鉄の最後尾の1車両を自転車持ち込み専用とする ことなどを打ち出した。 ソウル市は昨秋、自転車で通勤できるように道路を1車線減らし、 2012年までに207キロの自転車専用道路をつくる自転車利用活性化総合計画を発表している。 韓国政府も4大河川開発の1次開発が完了する11年までに河川沿いに自転車道路を整備する計画だ。 20年ごろには、全国で3000キロの自転車道路を整備する青写真も描く。 自転車インフラ整備事業予算は375億ウォン(約30億円)。 このうち230億ウォンが盛り込まれた追加補正予算も4月末に国会で成立した。 日本の自転車保有台数は約7000万台。ほぼ2人に1台の割合で、普及率は50%を超える。 韓国は約800万台とされ、普及率はまだ20%にも満たないという。
【正論】月刊朝鮮編集委員・趙甲済 「北」を抱き込む中国の狙いは 2009.5.15 03:41 ≪核・ミサイルで壁に直面≫ 北朝鮮のミサイル発射で韓国と米国、日本の協調関係が強まる中、北朝鮮の中国への依存が 鮮明になっている。中国は国連安保理の対北制裁決議を阻むなど、国際社会の北への圧力を抑えた。 中国が北側にいる限り、核・ミサイルの問題は解決されず6カ国協議は失敗するだろう。 中国の協力なしに、金正日政権への軍事的、経済的圧力が効果を生むのは難しい。 中国は北朝鮮を緩衝地帯とみなしている。韓米日の影響力が中国にまで北上するのを、 北朝鮮は食い止める。冷戦時代、韓国が日米の前で中ソの南進を阻む緩衝地帯だったのと同じだ。 韓国政府は、対話を拒む北への食糧や肥料の支援を中断し、韓国人観光客の射殺事件を受けて 金剛山観光も中断させた。金大中、盧武鉉政権下では、韓国から年間約10億ドル分の金品が 北に渡った。韓米日からの援助が減るほど北は中国に依存するようになった。 中国は、北が延命できる程度の物資だけを支援し、金正日政権を操ろうとしているのだ。 中国政府は、北の核・長距離ミサイル技術が依然、実戦配置できない低水準のものとみている。 核爆弾を500キログラムほどに小型化し、これを搭載したミサイルが誤差なく目標物に到達する までにはさらに数十年の期間と幾度かの追加的核実験が必要との認識だ。 韓国に亡命した北朝鮮の元高位級科学者も「北は、国際的な封鎖で技術や部品の輸入が困難になり、 核・ミサイル開発で壁に直面している」と語っている。
>45 ≪中国も北の崩壊は防げず≫ 12年前韓国に亡命した黄長●元書記は「中国は、米軍が北に展開すれば、朝鮮半島に軍事介入 するだろう。領土的野心はないが、朝鮮半島が韓国中心に統一され、自由の風が“裏門”から入り込み、 中国大陸の安定が脅かされることは絶対に容認しない」と言った。 黄氏は「(韓米日にとって)最善の対北政策は、中国式の改革・開放の道を歩むべく、 北の内部に体制変化が起こるようにすることだ」と主張する。 中国は北の政権の親米化は防げる。だが、体制の崩壊は防げない。 最近発表された北の国防委員会の名簿を見ると、軍や公安警察の代表者が多く配置され、 さながら戒厳司令部を思わせる。核とミサイルの実験は、対外的脅威を通して緊張を作りだし、 揺らぐ体制の統制を強化するという対内的目的に重きを置いている。 最近の北東アジア情勢は、新羅が朝鮮半島を統一した7世紀末に似ている。 新羅は唐と連合して百済、高句麗を滅亡させた。倭(日本)の百済支援を白村江の戦いで 挫折させる中で新羅は、唐の狙いが朝鮮半島の属国化だと見破り唐との戦いに備えた。 新羅は、倭が唐につき、新羅の背後を攻めないよう対日外交攻勢にも努めた。 新羅と唐が戦っていた670年から6年間、日本は新羅への友好的中立を守る。 日本は唐の侵略に備え、九州北部に防御施設を造った。新羅の勝利は、唐の対日侵略を防ぐ 防波堤を意味する。新羅と日本の対中戦略が一致した約50年間、両国関係は良好だった。 現在の韓国が北を吸収、統一する過程で、韓日は同じような経験をするかもしれないのだ。
>46
≪圧力と住民への直接支援を≫
憲法にも明示された韓国の目標は「統一され、強力で自由な繁栄した国の建設」である。
日本が韓国の国家目標に同意すれば、韓米日関係は戦略的価値のある同盟として称賛されよう。
三国はすでに自由民主主義と市場経済という政治理念を共有している。
新羅と戦ったとき吐蕃が反乱したため、唐は両面作戦をとれず朝鮮半島を放棄した。
唐と新羅は国交を回復し、北東アジア三国は約200年間、共存共栄の黄金期に入る。
朝鮮半島が統一されれば周辺国家は平和を享受し、分裂や弱体化すれば困るのである。
新羅の朝鮮半島統一から、中国の漢民族と朝鮮半島の韓民族の間には1200年にわたり親善関係が続いた。
遊牧民族による侵略はあったが、漢族政権の宋と明は韓族に友好的で、軍事支配はしなかった。
長年の親善関係は、1950年10月、中国が金日成を救うために朝鮮戦争に介入したことで終わる。
92年、韓中は国交を樹立したが、現在も中国と北朝鮮が軍事的同盟国である事実に変わりはない。
それは今回のミサイル騒動でもわかる。
中国は、北の政権を支えることが韓国主導の統一を黙認するより安くあがると考える。
これからも、北を抱き込み続けるだろう。だが、朝鮮半島統一は、
ドイツ統一のように民族自決の原則に立たねばならない。結局は北住民の選択にかかる。
北の住民が決定的瞬間に「われわれは南の兄弟とともに生きる」と決断するとき、
中国を含むいかなる国も統一を阻むことはできない。今から北の住民の心をつかむ努力が必要だ。
金正日政権への圧力と北住民への直接支援は並行しなければならない。(チョ カプチェ)
●=火へんに華
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090515/kor0905150342000-n1.htm
拘束記者の裁判日程設定を歓迎 米国務長官
2009.5.15 08:32
【ワシントン=有元隆志】クリントン米国務長官は14日、
北朝鮮に拘束されている米国人記者2人の裁判が6月4日に決まったことについて、
「何らかの手続きがあるということは、早期に解決することが可能という合図だと信じる」と述べ、
「歓迎」の意向を示した。記者団に語った内容をロイター通信が伝えた。
長官は、なぜ早期解決が可能とみるのか具体的な根拠は示さなかった。
北朝鮮の核開発問題に関しては、「ボールは北朝鮮側のコートにある。
北朝鮮に譲歩するつもりはない」と述べ、直ちに核問題をめぐる6カ国協議に復帰するよう求めた。
2人は3月17日に中朝国境地帯で取材中に拘束され、不法入国と敵対行為の罪で起訴されている。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090515/amr0905150833003-n1.htm
北のミサイルに十分対応可能 米国防長官
2009.5.15 08:33
【ワシントン=有元隆志】ゲーツ米国防長官は14日の上院軍事委員会公聴会で証言し、
米本土に配備している地上配備型迎撃ミサイルの追加調達を中止しても、
北朝鮮の長距離弾道ミサイルへの対処能力は十分にあるとの見解を明らかにした。
長官は「30発の迎撃ミサイルで、北朝鮮に対して十分防衛能力を発揮する」と述べた。
2010会計年度(09年10月〜10年9月)国防予算案で、ミサイル防衛(MD)予算を
対前年度比13%削減に踏み切った長官は、「1983年にレーガン大統領(当時)が(戦略防衛構想を)
発表して以来、MDを支持してきた」と述べ、MD計画に懐疑的との見方に反論した。
そのうえで、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と、戦域高高度地域防衛(THAAD)システムへの
予算は増額しているとして、MD能力は強化されると強調した。
地上配備型迎撃ミサイルはアラスカ州グリーリー基地に16発、カリフォルニア州バンデンバーグ基地に
4発配備されている。国防総省は当初、44発までミサイル配備を進める予定だったが、
ゲーツ長官は当面30発で配備を打ち切ることを決めた。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090515/amr0905150834005-n1.htm
米韓艦艇、ソマリア沖で海賊17人拘束
2009.5.15 09:49
【ワシントン=山本秀也】中東バーレーンの米海軍第5艦隊司令部は14日、
ソマリア近海のアデン湾で、米海軍の巡洋艦ゲティスバーグと韓国海軍の駆逐艦「文武大王」が、
海賊に襲撃されたエジプトの商船を13日に救助し、海賊17人を拘束したと発表した。
韓国艦は、さきに北朝鮮の貨物船も救助していた。
アデン湾を航行中のエジプト商船から「海賊の襲撃を受けている」との救難要請を受け、
両艦は艦載ヘリを現場に派遣。さらに、米艦に乗船していた臨検チームが海賊母船を制圧し、
海賊を米艦に収容した。海賊は自動小銃やロケット弾で武装していた。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090515/amr0905150950007-n1.htm
北朝鮮でエリートの子弟に“英語ブーム”
2009.5.15 11:54
【ソウル=水沼啓子】15日付の韓国紙、東亜日報は、米国の自由アジア放送が14日に報道した
内容を引用し、北朝鮮で現在、英語ブームが起き、英米の英語講師が招請され、英語塾も登場したと
伝えた。
北朝鮮では米朝関係が悪化の一途をたどったブッシュ前政権時代に、英語ブームに火がついた。
北朝鮮教育省が英国政府傘下のブリティッシュ・カウンシルを通じて、
2002年から十数人の英語講師を招請。07年には、講師の追加招請も行われた。
また、北朝鮮は英米の民間団体に英語講師の派遣を熱心に要請。
これを受け、民間団体が英語講師を派遣した。
米国の大学教授が金日成総合大学で4年以上も教べんを執ったこともあるという。
一方、英国政府の招請で1998年夏季に、北朝鮮の教授2人が英語研修に出かけた。
現在は、北朝鮮の学生らがカナダでホームステイをしながら英語を学んでいるという。
北朝鮮の学生らが英語を学ぶため、北米圏に出向くのは初めてとされる。
最近は、英語教育を行う塾も登場した。
ただし北朝鮮で英語を勉強しているのはエリートの子弟。塾の受講料は高く、
半日レッスンを受けると、労働者の月給の5倍ほどの受講料がかかるという脱北者の証言もある。
東亜日報は「北朝鮮のエリートらは子供たちの世代には必ず北朝鮮が対外的に開放され、
そのときは外国語の知識が何よりも重要になると判断しているとみられる」と指摘。さらに
「当分使うことはなくても、近い将来には必ず、独占的に持つ外国語の知識が権力と金を生むと
エリートたちが信じていることが英語熱につながっている」と書いている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090515/kor0905151155001-n1.htm
テポドン2号 約3200キロ飛行 防衛省が分析結果公表 2009.5.15 08:43 防衛省は15日午前、北朝鮮が4月5日に発射した長距離弾道ミサイルの分析結果を公表した。 発射されたのは「テポドン2号」かその改良型で、飛距離は3150〜3200キロだったと推定。 1段目と2段目以降はいずれも北朝鮮が設定した危険区域内に落下しており、 命中精度の高さが浮き彫りになった。 テポドン2号は約6000キロの最大射程で撃った場合、高度は約1000キロに達する。 今回はミサイルの高度が最高高度に近い日本通過時点で370〜400キロにとどまっており、 「あえて最大射程で撃たず、命中精度を試した」(防衛省幹部)との指摘も出ている。 ミサイルは4月5日午前11時30分、1段目に液体燃料を使用して北朝鮮東北部の咸境北道舞水端里 (ムスダンリ)から発射された。1段目は同37分ごろ、秋田県西約320キロの日本海に落下。 2段目以降は東北上空を通過し、同46分ごろに発射基地から3150〜3200キロ離れた 太平洋上に落下した。 1段目と2段目以降の落下地点は、いずれも北朝鮮が事前に設定した2つの危険区域内だった。 防衛省が当初2段目の落下予測として発表した日本の東約1270キロの太平洋上への落下物は 確認できなかった。また、秋田県西約280キロの海上としていた1段目の落下位置も修正し、 その後に海面変色が発見された海域の近傍とした。
6月4日に米国人抑留女性記者裁判 朝鮮中央通信
2009年5月14日11時4分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、中朝国境地帯で3月に拘束した米国人女性記者
2人について「中央裁判所は該当機関の起訴に基づき、6月4日に裁判することになった」と伝えた。
北朝鮮は「不法入国と敵対行為容疑」を主張。北朝鮮刑法によれば、不法入国は3年以下の労役。
罪状が重い場合は、収容所での10年以上の労働教化刑となるスパイ罪が適用される可能性がある。
米政府は2人の解放を強く求めている。
韓国政府などによると、北朝鮮と国交がない米政府の依頼を受けたスウェーデン大使館員が
3月と4月に平壌市内で2人と面会した。ただ、北朝鮮側は自由な面会を拒んでいるといい、
解放に向けた交渉は進展していないという。
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY200905140095.html
日本人観光客向け売春あっせん容疑 ソウルの業者を逮捕
2009年5月14日18時54分
【ソウル=牧野愛博】ソウル地方警察庁は14日、日本人観光客を相手に韓国人主婦らによる
売春をあっせんしていた容疑で、韓国人の女性業者(47)ら2人を性売買あっせん等行為処罰法違反で
逮捕したと発表した。売春した31歳の主婦ら韓国人女性10人と、買春した日本人観光客3人を
書類送検した。
調べによれば、業者はソウル市内の飲食店に待機した主婦らに1人あたり5万円で日本人観光客を
あっせん。代金は折半し、これまでに9億ウォン(約6800万円)の利益を上げていたという。
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY200905140276.html
北朝鮮ミサイル長射程化、飛距離3千キロ超 防衛省報告 2009年5月15日12時11分 北朝鮮が4月に発射した弾道ミサイルについて、防衛省は15日、弾道ミサイルの長射程化が進んだ 結果、3千キロ以上飛んだとする分析結果をまとめ、同日開かれた政府の安全保障会議(議長・麻生首相) に報告した。背景に第三国からの資材・技術の流入があると指摘し、「北朝鮮は将来、更なる長射程化 などの弾道ミサイル開発を一層進展させる可能性が高い」と警戒感を示している。 防衛省は、ミサイル発射の当日(4月5日)、日本海や太平洋に展開したイージス艦のほか、 国内配備の高性能レーダーがとらえた情報を集約し、米軍などの情報ともすり合わせて分析した。 報告書では、今回の発射は「弾道ミサイルの性能の向上のために必要となる技術的課題の検証」 が目的だったと指摘。北朝鮮から発射されたミサイルは、 (1)1段目のブースターを分離した後、東北地方を約370キロから400キロの高度で通過 (2)3千キロ以上の距離を飛び、北朝鮮が太平洋上に設定した危険区域の西端 (発射地点から約3200キロ)付近に落下 ――と推定した。 こうしたことから、06年の「テポドン2」の発射失敗後に「北朝鮮が弾道ミサイルの長射程化を 進展させた」と認定。「外部からの各種の資材・技術の北朝鮮への流入の可能性」 「弾道ミサイルの輸出先で試験を行い、その結果を使用している」と明記した。 「外部」とは、中国、ロシア、イラン、パキスタンなどを想定しているとみられる。 日本の安全保障に与える影響も考察。今回のミサイル発射が、弾頭の重量の増加や命中精度の向上に つながるとし、日本全域を射程に収める弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)の性能向上にも 結びつく可能性があるとの見解を示した。
北核問題「日米韓の3国協調で」打開…コーエン元米国防長官
来日中のコーエン元米国防長官は13日、東京都内で読売新聞と会見し、
北朝鮮の核問題を巡る6か国協議が手詰まりに陥っていることについて、
「日米韓が連携し、北朝鮮に近い中国やロシアが行動するよう働きかけることが重要」と述べ、
3か国の協調で事態打開を図ることを提唱した。
特に、中国に対して「様々な方法で圧力をかけるべきだ」との見解を示した。
コーエン氏は、北朝鮮が6か国協議に「二度と参加しない」と表明していることについては、
「北朝鮮は外国の支援なしには立ちゆかず、破綻国家も同然」
「協議への復帰が自国の利益にかなうと認識するはず」として、協議再開に楽観的な見通しを示した。
一方で、「ルールを破ったら制裁を受けなくてはならない」と言明。
関係国が妥協すべきでないとの姿勢を鮮明にした。(国際部 梁田真樹子)
(2009年5月13日20時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090513-OYT1T00889.htm
「国民に多大な迷惑かけた」…ミサイル誤報で防衛省
防衛省が15日に公表した北朝鮮の弾道ミサイル発射の誤報に関する報告書は、
「防衛省・自衛隊における情報伝達の不手際により、国民に多大なご迷惑をかけた」と非を認めた。
誤報の原因については、言い間違いや確認不足など「守るべき情報伝達の手順を怠った
ヒューマンエラー」として、「複数の人為的ミスが重なった」と分析した。
再発防止策として、米軍の早期警戒衛星によるミサイル発射情報(SEW)の確認の徹底や、
言い間違いや勘違いが生じない分かりやすい言葉の使用、
ミサイル発射情報に関する伝達訓練の定例的な実施などを打ち出した。
報告書によると、4月4日午後0時16分頃、防衛省の技術研究本部飯岡支所(千葉県旭市)の
警戒管制レーダー「FPS―5」が日本海上に何らかの航跡を探知。
航空自衛隊の防空指揮群(東京都府中市)経由で航空総隊司令部(同)に、
ミサイルの発射探知を意味する「スパーク・インフォメーション」「飯岡探知」という連絡が入った。
これを司令部の担当官が緊張状態の中、「飯岡探知」「SEW入感」と言い間違えて、
別の担当官から防衛省中央指揮所(東京都新宿区)に伝えられた。そこで同省運用企画局の管理職が
「発射」と連絡し、首相官邸から誤った発射情報が発表された、としている。
(2009年5月15日12時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090515-OYT1T00496.htm
北ミサイル「第三国から技術流入」示唆…防衛省報告書
防衛省は15日午前、北朝鮮が4月に発射した長距離弾道ミサイルに関する報告書をまとめ、
首相官邸で開かれた安全保障会議で説明した。
飛行距離は3000キロ以上で、北朝鮮はミサイルの性能向上に必要な技術的検証を行うことが
できたと分析、第三国から資材・技術の流入などがあった可能性も指摘した。
「人工衛星の軌道進入に成功した」との北朝鮮の主張は否定した。
報告書によると、ミサイルはテポドン2(2段式)またはその改良型(3段式)で、
全長は約30メートル。1段目ブースターの推進剤は液体燃料を使用したとみている。
ミサイルは4月5日午前11時30分、北朝鮮北東部から発射され、秋田・岩手両県上空を通過した。
1段目は秋田県の西約320キロ、2段目以降は発射から約16分後に太平洋に落下。
いずれも北朝鮮が事前に警告した区域内と推定している。2段目以降の飛行距離について、
防衛省幹部は「発射地点から3150キロから3200キロ」と説明している。
北朝鮮が、2006年にテポドン2を発射して以降、実験をほとんど行っていないことから、
イラン、パキスタンなどを念頭に、第三国の協力を示唆。
「ミサイル輸出先で試験を行い、結果を利用しているとも考えられる」と踏み込んだ。
ミサイルが衛星を軌道に乗せるための速度に達していないことなどを理由に、
「人工衛星を軌道に進入させることに成功したものとは考えられない」と結論づけた。
(2009年5月15日12時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090515-OYT1T00206.htm
中国・北朝鮮:ピリピリ中朝国境 ミサイル発射で友好に傷、両岸住民感情にも溝 国交樹立60周年を迎えた中国と北朝鮮の間に重苦しい空気が漂っている。 中国の忠告を無視し、北朝鮮が人工衛星打ち上げ名目で長距離弾道ミサイルを発射してから 既に1カ月余りが過ぎた。中朝貿易の大動脈、中国遼寧省丹東で市民の声を拾ってみると、 両国民の意識のずれが、はっきりと感じ取れる。【丹東で西岡省二】 ■鴨緑江 国境の川、鴨緑江を隔てて北朝鮮平安北道(ピョンアンプクド)新義州(シンウィジュ)に隣接する丹東。 小型ボートに乗って対岸に近づけば、新義州住民の生活ぶりに触れることができる。 ボートツアーは観光客に人気で、川岸は乗客を募る船主の声で活気づいていた。 ところが4月下旬、丹東を訪れた際には、その声はほとんど聞かれなかった。 「ボートを対岸に近づかせないよう、中国側の役所が指示を出した。客が集まらないんだよ」。 ボート客をあっせんする張晶さん(40)が嘆いた。 「指示」は、北朝鮮が衛星打ち上げ準備を表明した2月下旬ごろ出されたそうだ。 以前は、対岸にボートから客がカメラを向けると、北朝鮮住民は笑顔で撮影に応じていた。 だが、今は遠巻きに写そうとしただけで怒鳴られる。 「この付近は明らかに緊張しているよ」。張さんは13年のあっせん経験を振り返り、現状を憂えた。
>61 ■貿易 中国商務省の統計によると、08年の中朝貿易額は前年比41%増の約27億ドル(約2600億円)。 うち丹東経由が3分の2とされる。数字上では、つながりは密接だ。当事者の意識はどうか。 地元の貿易関係者は「丹東に進出している北朝鮮企業は大部分が食糧関連で、 しかも多くが北朝鮮の軍を背景にしている」と証言する。 核問題などで情勢が緊迫すれば、北朝鮮側は直ちに態度を硬化させる。 「午前に正常だったものが、午後に突然悪くなる。中朝間の往来が遮断され、代金も払われなくなる」(同関係者)。 北朝鮮相手の商取引は国際情勢に敏感で、長期展望を打ち出せない。これは地元の共通認識という。 ■丹東駅 平壌行きの国際列車は、丹東駅で出国手続きを終えた後、中朝友誼(ゆうぎ)橋を渡って北朝鮮側に入る。 平壌行き列車が出発を待つ間、丹東駅のホームには現地在住の北朝鮮住民が集まっている様子が 確認されていた。入場券だけ買ってホームに入り、列車乗務員らに荷物や郵便物を預けて平壌まで 届けてもらうためだ。 だが、年明けごろから、駅側がこれを許可しなくなったという。 昨年の北京五輪を契機に、中国当局はテロ防止の観点から全国的に安全検査を実施。 丹東駅でも検査体制を強化し、乗客以外のホームへの立ち入りを厳しく制限したためだ。 しかし、北朝鮮住民の見方は違う。丹東在住の北朝鮮貿易関係者は「中国が嫌がらせをしている」と、 中国側の措置に感情をむき出しにして反論した。
>62 ■新大橋 中朝友誼橋は鉄道・車道併用。だが、鉄道は単線、車道は幅3メートルの片側通行となっており、 橋の上ですれ違いはできない。中国側は01年、橋の新設を提案。 既に設計を完了し、北朝鮮側の最終決裁を待っている状態だ。 中国側では既に、新たな橋の建設予定地である丹東市浪頭地区で新都市開発が始まり、 土地の売買が活発化している。開発への期待感から、時々、韓国メディアを中心に 「北朝鮮が新義州付近に新たな特区を設置する」といったニュースも打ち上げられる。 だが、内実は「確定した話は一切ない」(姜勲烈(カンフンヨル)丹東韓国人会会長)という。 北朝鮮がいつ「新・中朝友誼橋」設置に向けて動き出すのか、めどは一向に立たない。
>63 ◇「忠告」無視され中国硬化 ミサイル発射は中朝間の友好関係に深い傷跡を残した。 特に中国側は態度を硬化させ、国内では北朝鮮との関係見直しを求める声も出ている。 6カ国協議で議長を務める武大偉中国外務次官が今年2月中旬、秘密裏に訪朝した。 北朝鮮側にミサイル発射の自制を促すためだった。 しかし、武次官の勧告に北朝鮮側は「敢行する」と答えた。 それでも中国は一部の関係国に対し、武次官訪朝を「国交60周年記念行事の話し合いのため」と説明し、 調整が不調に終わったことを伏せた。 中国はなぜ北朝鮮に配慮するのか。「朝鮮半島の現状維持こそ、中国の国益だからだ。 北朝鮮を刺激しても何の利益にもならない」(中国外務省関係者)というのが一貫した立場だ。 だが、北朝鮮が発射を断行したことで中国側の空気は変わった。 中国は、発射を強く非難する国連安全保障理事会の議長声明(4月13日)を受け入れた。 「よくぞ中国は譲歩してくれた」(日本政府高官)と言われるほど、中国としては予想外の厳しい態度に転じた。 中国共産党機関紙・人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」は同日の社説で 「北朝鮮が周囲の忠告を聞かず、核問題の安全限界ラインに繰り返し足を踏み入れるなら、 大きな代価を払うことになる」と警告した。 今年は国交樹立60周年の節目の年だ。しかし、記念行事にもひずみが表れている。 北京の外交関係者によると、ある記念映画の製作担当者が試作品を中国当局に提出したところ、 映画で強調されていた「中朝は血盟関係」「血でつながった兄弟」の表現を変更するよう求められた。
韓国:ソウル市庁、建て直し 植民地時代の建物、老朽化で
【ソウル西脇真一】ソウル市中心部で市庁舎の建て直しが進んでいる。
日本の植民地時代に建設された旧京城府庁舎を解体・復元した本館の背後にガラス張りの新館を建設。
2011年春の完成を目指している。
旧市庁舎は1926年完成。ルネサンス様式の4階建てで、ソウルを代表するランドマークとなった。
03年に国の登録文化財に指定された。
原形保存を求める声は強かったが、内部の鉄筋が腐食するなど老朽化が進んでおり、
外壁やホールを再利用した建て直しが決定。
2年後には地上4階、地下4階建ての図書館やギャラリーになる。
一方、新館は韓国の瓦屋根の曲線をモチーフにした斬新なデザインで、行政部門などが入る。
地上13階、地下5階で、太陽光発電や壁面緑化などを取り入れたエコ仕様。
本・新館建設費は2288億ウォン(約177億円)。
毎日新聞 2009年5月14日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/14/20090514dde007030068000c.html
韓国:前大統領の兄に懲役4年の実刑−−ソウル中央地裁
【ソウル大澤文護】ソウル中央地裁は14日、証券会社買収に関連して約30億ウォン
(約2億2500万円)の不正な利益供与を受けた罪(あっせん収財)で起訴された
盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の兄、盧建平(ノゴンピョン)被告に対し、
懲役4年、追徴金5億7000万ウォンの実刑判決を言い渡した。
判決によると、盧被告は、知人と共謀して証券会社社長を韓国農協中央会会長に紹介した。06年、
社長の思い通り農協が証券会社を買収した際に、社長から謝礼として約30億ウォンを受け取った。
判決は「建平氏は大統領の兄という特殊な地位を利用した」と指摘。民間人の収賄類似行為を
処罰する「特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(あっせん収財)」が成立すると判断した。
毎日新聞 2009年5月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/15/20090515ddm007030042000c.html
韓国前大統領後援者から1万ドル 現職検事を事情聴取
2009.5.15 14:14
韓国検察当局は15日、盧武鉉前大統領の権良淑夫人に100万ドル(約9600万円)を渡した
有力後援者から現金1万ドルを受け取っていたとして、現職の検察幹部を事情聴取した。
聯合ニュースが伝えた。
事情聴取されたのは、全州地方検察庁の閔有台検事長。閔検事長は昨年6月、公務でベトナムを
訪問した際、有力後援者の指示を受けた関係者からホテルで現金を受け取ったとされる。
検察当局は、現金がわいろに当たるかについて捜査しているが、閔検事長は現金の授受を全面的に
否定している。
当時、閔検事長は最高検の麻薬・組織犯罪部長。有力後援者が麻薬服用容疑で拘束された際の
担当検事で、その後ゴルフを共にするなど交際していたという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090515/kor0905151415002-n1.htm
春・夏・秋・冬
人工衛星発射を非難する国連安保理議長声明が出されたことと関連し、朝鮮が6者会談への
不参加や自衛的核抑止力の強化などを発表した後、他の参加国があわただしく動き回っている。
事の重大さを知ってのことだろうが、日本だけはいまだに気付いていないようだ
▼外務省の斎木アジア大洋州局長は12日、6者会談ロシア代表のボロダフキン外務次官と会談。
「焦らず冷静に対応すべきだ。当面、冷却期間を置くべきだ」と述べ、
ボロダフキン外務次官も同意したと報じられている。同日、ボズワース米特別代表とも会見したが、
「冷静に粘り強く対応することが適当という認識で一致した。協議再開のために焦って譲歩するのは
賢明ではない」と述べ、関係国の足並みはそろったとの認識を示した
▼ところが、ボズワース特別代表は会見の席で、6者会談の枠内で朝米協議を進める用意がある
ことを明らかにしている。一方、モスクワでは現地時間の13日、6者会談のロシア次席代表と
米特使が会談し、朝米会談を含む6者会談を早期再開することで意見を調整した
▼朝鮮外務省が4月14日に発表した声明を受け、6者会談の「必要性」をもっとも喧伝していた
日本だが、最近の対応を見ていると、6者会談自体より自分たちが蚊帳の外に置かれないことにしか
関心がないようだ
▼朝鮮外務省が声明で明らかにしているように、日本の妨害があるかぎり6者会談に存在意義はない。
これまで会談の進展を阻んできた当事者が、「必要だ」といくら声高に叫んでも、
誰が耳を傾けるだろうか。(国)
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0515-00001.htm
くらしの周辺−在日外国人の人権
数年前から「広島市外国人市民施策懇談会」に「朝鮮人」枠の一人として参加している。
広島市も市民局人権啓発部を中心に外国人の生活と人権の取り組みを行い、
同懇談会も一定の成果を収めてきた。先日、今年度の初会議が開かれ、教育問題などが議論された。
オールドカマーである在日朝鮮・韓国人にとっては、
日本学校に通いながらも民族のアイデンティティーを守り、育んでいくのが課題になる。
ニューカマーは日本語を身に着け日本の生活に慣れるのが課題だ。委員会の1人がいう。
「日本の学校に通わせて果たして外国人が自民族のアイデンティティーを育めるのか」。
その問いに明確な答えは出ない。
日本に住みながら日本人とわれわれが互いを理解しつつ共に生きることは必要だ。
しかし、それだけでは民族の誇りと文化を受け継ぐことはできないだろう。
「区別と差別」。
この問題を考えながら、総聯支部会館に昨年から突然課された固定資産税のやり取りを思い出した。
行政担当者との話し合いの中では「公共性」が論点となる。
担当者は「朝鮮会館が一般の公民館のようになれば」と言う。
私は「それでは私たちが苦労して会館を立て、維持する必要がないではないか」と主張する。
相手の言う「公共性」については理解できるが、
在日朝鮮人が日本にすべて身を任せて生きるとなれば、それは同化を進めるだけだ。
民族のアイデンティティーを守り、同胞同士を繋げる拠点は必要だと私は考える。
朝鮮会館の存在はむしろ日本人にとっても有益ではないだろうか。
日本社会との距離の取り方は、同胞と日本人、どちらにとっても重要な問題だ。(呂世珍・団体職員)
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/06/0906j0515-00005.htm
非同盟諸国 朝鮮の立場支持 「6者会談不要」に理解 人工衛星発射問題に対する朝鮮の政策に対外的な支持が広がっている。 既報のように、非同盟諸国会議調整委員会の閣僚級会議が4月27〜30日、キューバの首都・ハバナで開かれた。 朝鮮外務省スポークスマンは1日、今回の会議で非同盟諸国が朝鮮の6者会談不参加の立場に 理解を表明したと明らかにした。会議には朴宜春外相を団長とする朝鮮政府代表団も参加した。 4月5日の衛星打ち上げ以降、朝鮮外相が国際会議に臨むのは初めて。 ■朝鮮問題言及せず 「光明星2号」の打ち上げを受けて14日、国連安全保障理事会が議長声明を採択し、 米国、日本などが朝鮮に敵対行為を働いたことで6者会談と朝鮮半島の非核化プロセスは破たんした。 また、李明博政権の反北対決政策によって北南関係も最悪の状態に陥っている。 朝鮮中央通信社記者の質問に対する外務省スポークスマンの答弁によると、ハバナ会議参加国は、 「朝鮮半島に生じた危険極まりない情勢に憂慮を示し、死滅した6者会談と破たんした北南関係に これ以上言及する必要がないと認めた」という。そのうえで、会議で採択された最終文書に 「6者会談を含む朝鮮関連の条項を盛り込まないことを決定」した。 同スポークスマンは、会議参加国が「朝鮮半島非核化のための6者会談がこれ以上必要なくなった という朝鮮の立場に理解を示した」とし、これは「朝鮮半島の平和と安全を守り、 祖国統一をなし遂げるための朝鮮の努力に対する力強い支持となる」と述べた。また 「非同盟諸国会議の参加国が今後も朝鮮側に変わらぬ声援を送るものと確信している」と付け加えた。 朴外相は29日、非同盟諸国の代表らを前に演説し、6者会談不参加、核抑止力強化などを表明した 14日の外務省声明などに基づいて朝鮮側の立場をあらためて述べた。
>72
朴外相は国連安保理が国際法の手続きを踏まえた朝鮮の人工衛星打ち上げを問題視したのは、
「宇宙条約に対するじゅうりん行為になる」と強調。
また、安保理の議長声明採択に6者会談参加国が直接または間接的に加担したことを非難し、
「6者会談不参加は朝鮮政府の確固不動たる立場」だと主張した。
■注目すべき動き
非同盟諸国会議には118の国と地域が参加している。
世界の過半数の国と地域が集まる今回の会議が現在の世界情勢にどう対応するかに注目が集まった。
これまで非同盟諸国の会議で採択された最終文書には朝鮮半島問題に関する立場表明が含まれてきた。
昨年7月、イランで開かれた第15回非同盟諸国会議閣僚会議で発表された最終文書は、
朝鮮半島で永続的な平和と安全を保証することの重要性を認めて、6.15共同宣言と10.4宣言に
基づく北南朝鮮の共同の努力を通じた朝鮮半島統一に支持を表明した。
また、核問題の包括的な解決における6者会談の重要性に留意し、9.19共同声明および
その後の合意に示された原則の支持と、合意の迅速かつ誠実な履行を強調した。
外務省スポークスマンは、今会議で朝鮮関連の条項が除外されることになったのは、
「敵対勢力の策動によって6者会談がなくなった現在の事態を反映したもの」だと指摘している。
今回、大国を中心に構成された安保理ではなく、国連加盟国の圧倒的多数を網羅している
非同盟諸国が朝鮮の主張に賛同したことは注目される動きだ。
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0515-00001.htm
労働新聞 南の補選結果を評論 ◆ハンナラ党敗北 民心の審判 労働新聞9日付は4月末に行われた南朝鮮の国会議員補欠選挙の結果に関して、 「民心の冷酷な審判、厳しい警告状」と題する論評を掲載した。論評の要旨は次のとおり。 4月末、南朝鮮で国会議員補欠選挙が行われた。 仁川の富平区をはじめ南朝鮮各地の五つの選挙区で行われた今回の選挙でハンナラ党候補が全敗し、 同党はまれに見る最悪の選挙成績を記録した。 五つの国会議席は民主党と進歩新党、無所属の候補が獲得した。 今回の選挙は補欠選挙ではあるが、その政治的意味は決して小さくない。 それは、登場から1年が経った李明博政権の諸般の政策に対する「中間評価」の性格を帯びていたし、 また、南朝鮮の民心を反映したものである。 こうした側面から見ると、選挙結果は李明博政権に対する南朝鮮人民の公正かつ冷酷な審判である。 南朝鮮の現執権勢力は、この1年余の間に反人民的で売国・反民族的な政策によって民心を完全に 裏切った。6.15共同宣言と10.4宣言に反する外部勢力依存、同族対決策動やそれに基づいた 北南関係の破たん、核戦争危険の増大は民族の運命と祖国統一偉業を著しく損ねた。 「経済再生」が李明博政権の執権の名分ではあったが、無能な当局の経済政策、金持ちと財閥を重視し、 人民の苦痛に背を向けた特権層本位の「実用」政策はかえって南朝鮮の経済破局を深め、 大衆の生存権を無残に踏みにじった。 政治はもちろん、言論、教育、文化など社会全般にわたって独善と独裁に明け暮れた。 民主主義を踏みにじる時代錯誤的な専横は数十年前のファッショ独裁時代をほうふつさせている。
>74
「実用政府」の出現とともに人びとが抱いていたかすかな期待は、
すでに砂上の楼閣のように崩れ、彼らに残ったものは政権に対する幻滅と怒りだけである。
今回の選挙は、近年にない高い投票率を記録したという。こうした状況でのハンナラ党の
選挙大惨敗は、全般的な民心が李明博一味に完全に背を向けているということを確証している。
南朝鮮のマスコミも今回の選挙結果について「ハンナラ党の危機警報」「民心の冷めた反応」
「これ以上言うまでもない冷静な審判」などと一様に評した。
一言で選挙結果は民心を見捨てた李明博政権に対する人民大衆の断固たる審判、厳しい警告状である。
南朝鮮人民はすでにハンナラ党に、人民に背いた反逆政治は苦い惨敗しか招くものがないことを
教えた。しかし李明博政権はこれを無視した。謀略と欺まんによるかつての大統領選挙と
国会議員選挙の結果を我田引水的に解釈して人民を見下し、自主、民主、統一に対する彼らの志向を
ことごとく踏みにじった。ここに、今回の選挙でハンナラ党が惨敗した根本原因がある。
現在、ハンナラ党は「人的刷新」を行うなどと「選挙」の敗北による後遺症を解消しようとしている。
人民の要求は、民族の志向と時代の流れに逆行する反逆政策の全面撤廃、「実用政府」の即刻退陣である。
これにそむき、「刷新」だの何のと狂奔している者に果たして将来があるのかと問わざるをえない。
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0515-00003.htm
北、海外団体が非難声明 「汎民連弾圧は計画的暴挙」
南朝鮮当局による統一運動団体の大々的な弾圧に対して、北側の団体、政党などが連日声明を発表し、
李明博政権の措置を激しく非難している。
南朝鮮の「情報院」と警察当局は7日早朝から一斉に祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部と
各地域本部の事務所および関係者宅に対する強制捜索を敢行し、
コンピュータのハードディスクや各種出版物などを押収した。
また、議長、宣伝委員長をはじめとする汎民連南側本部の中核メンバーらを逮捕、拘束した。
さらには、全国農民会総連盟の忠清北道連盟、6.15共同宣言実践南側委員会忠清北道本部の
主要メンバー、民主労働党江原道党の政策委員長と江原道青年団体協議会などの事務所と個人宅も
同時に捜索し、関係者を逮捕、連行した。汎民連北側本部は8日に発表した声明を通じて、
今回の弾圧を「民族の統一志向と北南共同宣言に対する挑戦」と断じ、激しく非難した。
朝鮮社会民主党中央委員会も9日、スポークスマン声明を発表し、当局による弾圧を
「南朝鮮の統一民主勢力を北側と強引に関連づけて完全に息の根を止めようとする計画的な作戦」
だと批判した。とくに、労働者、農民をはじめとする大衆の意思を代弁する合法的な進歩政党である
民主労働党に対してまで弾圧を加えたことを問題視した。
また、汎民連南側本部に対する弾圧を受けて、汎民連の共同事務局および海外本部、
在日朝鮮人本部、欧州本部など海外の関連団体も8日、いっせいに非難声明を発表した。
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0515-00004.htm
〈論調〉 「敵基地攻撃」は言語道断
最近、麻生政権の主催で行われた「新しい防衛計画大綱の策定」のための懇談会では、
われわれに対する「先制攻撃」を想定した「敵基地攻撃能力の保有」に関する「検討」問題が
主に上程された。
これに元首相の安倍と自民党所属の衆参議員らが、
「集団的自衛権の行使や敵基地攻撃能力の保有について議論しないといけない」
「日本の敵地攻撃能力は、自衛権(の範囲内)であれば憲法に違反しない」
「敵地攻撃に類する対応措置をとれるか考えるべき時期に来ている」などと声をそろえている。
これは、朝鮮半島に生じた現在の事態に付け込んで再侵略の道を開こうとする日本の反動層の
反朝鮮対決策動へのさらなる強化を意味する。
こんにち日本の対朝鮮敵視策動は、われわれの衛星打ち上げを「ミサイル発射」とミスリードして
さらに露骨になっている。
彼らが騒ぐ「敵基地攻撃」論は即ち、朝鮮再侵略戦争論である。
「朝鮮半島の有事」を基本とする「日本周辺の有事」の迅速かつ効率的な「対応」に向けた
「有事法制」の完成、「自衛隊」戦闘部隊の編成と配備、
朝鮮東海での「自衛隊」の頻繁な軍事演習などは、すべて朝鮮再侵略準備策動の一環である。
防衛省が最近、「宇宙開発利用に関する基本方針」を作成し、
これに「敵国」の弾道ミサイル発射を即時に探知できる早期警戒衛星の開発に向けた研究に着手する
ことを明記したのも、まさにその延長である。
われわれの平和的な宇宙活動は世界的な宇宙開拓努力の一環であって、問題視されるべきものは
一つもなく、特に「攻撃」についてうんぬんするのは言語道断である。(8日発朝鮮中央通信)
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0515-00005.htm
〈論調〉 米の保護貿易政策 非難まぬがれない
こんにち、米国の保護貿易主義政策に反対し、新しく公正な国際経済秩序を立てるのは、
時代の切実な要求となっている。
米国は世界的な金融危機を発生させた張本人であるにもかかわらず、
利己的な目的だけを掲げて不公正な保護貿易主義政策を引き続き強行、実施している。
米国の保護貿易主義は他国を支配して略奪するための手法の一つになっている。
その第一の犠牲者は発展途上国である。
米国は、発展途上諸国に市場開放の圧力を加え続けて自分たちの余剰商品を大量に押し付けながらも、
これらの国の対米輸出商品に対しては高い関税および非関税障壁を設けて国内市場への進出を抑制し、
自分の利益を満たしている。
今年に入って、米国の保護貿易主義政策に反対する国際的な動きが目に見えて現れている。
米国は一方的で利己主義的なこの政策を撤回すべきである。(労働新聞10日付論説)
[朝鮮新報 2009.5.15]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0515-00006.htm
韓国首相、環境分野で日本と協力 部品・素材、中小進出を支援
【ソウル=山口真典】韓国の韓昇洙(ハン・スンス)首相は14日、ソウルの政府総合庁舎で
日本経済新聞と会見した。省エネルギーや新再生エネルギー開発など環境分野で日本との協力を進める
考えを表明。関連の部品・素材産業で日本の中小メーカーの韓国進出を積極支援する姿勢を示した。
新型インフルエンザ対策で「韓日中3カ国の間で感染拡大を未然に防ぐシステムづくりを検討すべきだ」
とも提唱した。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨年4月に来日した際、招請した天皇陛下の韓国訪問にも触れ
「1日も早く実現することを期待する」と強調。「(訪問実現を通じて)日韓の距離が近くなり、
過去の難しい問題を解決する契機にしたい」と訴えた。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090515AT2M1401Y14052009.html
ハーバード大:韓国やブラジルのETF購入−新興市場株の好調背景
5月14日(ブルームバーグ):米国の大学で最も資金力のあるハーバード大学は、ブラジルや中国、
メキシコの株式相場に連動する上場投資信託(ETF)の保有を1−3月(第1四半期)に増額した。
新興市場国の株式が米国株を上回る値動きを見せたことが背景にある。
ハーバード大の寄付基金288億ドル(約2兆7500億円)を運用するハーバード・マネジメントが
13日に米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書によると、新規購入銘柄では
iシェアーズMSCI韓国インデックス・ファンド174万株(4900万ドル相当)が最大だった。
また、組み入れ比率トップはiシェアーズMSCIエマージング・マーケット・インデックス・ファンド
の828万株(2億 500万ドル相当)だった。
四半期報告書にはハーバード・マネジメントの保有株全てが反映されているわけではないものの、
同基金が大恐慌以来最悪の金融危機をどう乗り越えているかを垣間見ることができる。
MSCI新興市場指数は第1四半期に0.52%上昇した一方、米国株の指標のS&P500 種株価指数は
12%下落した。
ハーバード・マネジメントは第1四半期に米国上場証券61銘柄の購入と28銘柄の売却を報告しており、
保有証券の評価額は35%増加して7億7100万ドルとなった。
報告書には米国外の株式やヘッジファンド、商品、不動産などへの投資状況は開示されていない。
同基金はまた、第1四半期にETFのバンガード・エマージング・マーケッツ227万株と
iシェアーズMSCIブラジル・インデックス・ファンド150万株、
iシェアーズFTSE/新華チャイナ25 インデックス・ファンド114万株を購入した。
更新日時 : 2009/05/14 15:04 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=aFsVv7caC1bg&refer=jp_us
IHI:船内設備、安価な韓国製など採用検討−円高に対応(2)
5月14日(ブルームバーグ): 国内2位の重工メーカーIHIは、
日本製で賄ってきた造船用の船内主要設備に韓国製などコストの低い輸入品を採用する検討に入った。
円高による収入の目減りに対応するとともに、資材調達面で米ドル安と韓国ウォン安のメリットを
生かすのが狙い。
同社の造船部門を担うアイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド(IHIMU)の蔵原成実次期社長
(6月就任予定)が13日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで明らかにした。
蔵原氏はポンプなどの船内設備について「外国製品でも性能が同等ならば、
日本製品と同じ以上のことができる」と述べ、輸入品導入に積極的な意向を示した。
IHIは、前期(2009年3月期)の船舶・海洋事業で、ここ数年の造船ブームを背景に208億円
の増収を確保。ただ、ドルベースの契約が多いため、急激な円高の進行で利益が伸びず、
営業利益の増益幅は4億円にとどまった。
10年3月期は船価の高い船の引渡しが増えるため、前期以上に増収を見込むが、1ドル=95円
(前期は102円)と厳しい為替レートで予想しているため、営業利益は前期以上に縮小する見込み。
こうした収益構造を変えるため、IHIMUでは、船主の了解を得た上で、韓国製など低コストの
外国製舶用機器導入の検討を始めた。「これまでは、ほとんどが日本製」(蔵原氏)だった
ポンプやモーターなどの船内舶用機器に外国製の採用を検討する。船体も船内設備も国産が基本
だったが、韓国製の船内設備の技術力も日本製に対抗できるレベルまで向上していると判断した。
外国製の舶用機器を導入すれば、為替対応では円高に見舞われた場合、
資材輸入では支払いコストの軽減につながり、邦貨換算の売価ダウンを補える。しかも、
日本製より安価な機器を使用することで、船主に対して低廉な船舶を提案できるメリットもある。
(以下略)
更新日時 : 2009/05/14 13:25 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aqCoJGIHBJ50&refer=jp_asia
NYタイムズの『東海』広告を見たアメリカ人の感想は? 2009年5月14日 11日のニューヨーク・タイムズ紙に、韓国人教授が意見広告を出稿。 「日本海でなく東海こそ正しい名前」とする主張を1ページ丸々使って展開したことは本サイトでも 先日お伝えしたとおり (『日本海表記はニューヨークタイムズの誤り!』 とニューヨークタイムズ紙に全面広告)。 もちろん何の根拠もないままに主張しているだけなので、日本人にとっては失笑モノでしかない。 むしろこんなものに広告費を何百万円かけたのだろうかと、そっちの方が気になってしまうくらい。 だけど、アメリカの人々には日本と韓国の間にある海なんか知られていないだろうし、 知っていてもどうだっていいかもしれない。こうして盛んに訴えられるうちに、 彼らはいつか韓国側の言い分を真に受けちゃうんじゃないだろうか? といった心配が頭をよぎる。 今回のような広告をどう思っているのか、当のアメリカ人たちに聞いてみることにした。 伺ったのは、おもに以下の2点。 ・今回の韓国人の主張をどう思うか? ・このような広告はアメリカの人々の意見に影響を及ぼすか? これを、意見交換掲示板などを通じ、協力を約束してくれた2名のアメリカ人にぶつけてみた。
>84 まずはニューヨークの出版社に勤めるパターソンさん(30代男性)。 『あほくさい問題だよね。絶対日本海が正しい名前だよ。 もし日本がなかったら、あそこは太平洋の一部でしかないでしょ? しかもそれ言うんなら、映画「アポロ13」の中で訓練飛行中に「日本海上空を通過」なんて言ってる トム・ハンクスにも文句つけるべきじゃない?』(原文は英語) まったくその通り! 日本がなかったら太平洋だ……ってちょっと待って、 「アポロ13」に日本海が出てくることを覚えてるの? なんという記憶力! この賢さっぷりから見て、 相当博識な方とお見受けする。だけどもしかしたら、日本に親しみを持っているから日本の肩を持つ ようなことを言ってくれてるのかな? というわけでもう一人、ニューヨーク郊外の会社で働いている というウェルズさん(40代男性)にも伺ってみることに。 『韓国の人たちが植民地時代のせいで劣等感持ってるのはわかる。 どんな手段でもいいから「取り戻そう」としているんだろうね』(原文は英語) なるほど、そう言われてみれば韓国側の心境も(わずかながら)わからないでもない。 やはり、こちらはまず冷静さを失わないのが大切ということか。 でもやはり、日本が何もしないでいるうちに、外国で「東海」という名称が定着してしまったらと 思うと恐ろしい。そんな心配症の記者に、彼はこう続けてくれた。 『東海キャンペーンに賛同するのは韓国系アメリカ人くらいじゃない? 誰も相手しないよ。 「ナショナル・ジオグラフィック(※)」の人々が、こんな広告に簡単に騙されるわけがないし。 君たちが気にする必要はまったくないと思うよ』
>85
多くの外国人がこのように考えてくれるなら、心配はいらない。
確かに、もしも日本の新聞に、どこか特定の国による一方的な意見広告に載っていたら、
やっぱり変だと思うのが普通だろう。
とはいえ、事態はもう少し複雑だ。
韓国側の過激な抗議や批難によって、海外のマスコミや大手サイトが表記を変更している例も多い。
欧州委員会が運営するサイト『European Commission』では各国の地図が掲載されているのだが、
日本と韓国が描かれている地図から「日本海(Sea of Japan)」の名前が消えている
(European Commission:日本紹介ページ-右側の地図を参照のこと)。
他の地域の地図にはちゃんと海の名前が記入されているのに、極東のこの海にだけは何も書かれていない。
消えた理由は定かではないが、韓国の一部団体による抗議の電話やメールなどの結果、
サイト運営者が仕方なく変更したのだとすれば、たまらなく残念な気持ちになるというものだ。
※「ナショナル・ジオグラフィック(協会)」は、地理学における権威的存在の非営利団体。
「地理知識の普及と増進」を目的として学術調査などに資金を提供するほか、
地理・自然科学に関する同名の雑誌を発行している。
http://rocketnews24.com/?p=9061
在日外国人と半世紀「最後の授業」 17日に朝鮮学校で 2009年5月14日15時0分 就職差別撤廃や指紋押捺(おうなつ)廃止など、国籍で差別されない社会を目指して在日外国人を 支え続けてきた田中宏・一橋大名誉教授(72)がこの春、大学の教壇を去った。田中さんが歩んだ 半世紀を振り返る「最後の授業」が17日、改築で取り壊される東京の朝鮮学校で開かれる。 アジアとの出会いは、大学生の時。台湾や香港からの留学生と寮にいた。 ある日、1人の留学生が戻らなかった。外国人登録証を携帯していなかったため、逮捕されたと分かった。 外国籍者を区別する外登証の存在を初めて知った。 その後、愛知県立大、一橋大で日本とアジアの関係史などを教えながら、在日外国人の権利獲得運動に かかわってきた。 国籍による就職差別撤廃を求める裁判の支援集会では、参加した在日朝鮮人のお年寄りに、 別の差別の存在を教わった。「私たちが市営住宅に入れないことをみなさんはご存じでしょうか」 田中さんは「日本人は知らないこと、気づかないことがあまりにも多い。 わたしも、当事者が声をあげることで教わってきた」と振り返る。 田中さんは3月で京都の龍谷大を退職。東京に戻り、外国人学校の支援などに奔走している。 江東区の東京朝鮮第二初級学校(枝川朝鮮学校)もそのひとつ。 同校の敷地所有をめぐる東京都との裁判では、民族教育の大切さを訴える意見書を出し、 支援基金作りにもかかわった。裁判は2年前に和解したが、築40年をこす校舎は老朽化し、 近く建て替えられることになった。今回、取り壊される古い校舎の講堂が「最後の授業」の場に決まった。
円高で本県への教育旅行中止/韓国の女子高
2009年05月14日 10時28分配信
教育旅行で今月にも本県を訪れる予定だった韓国・ソウル市の慶福女子高が、
訪問を中止すると県に伝えてきたことが13日分かった。
県によると、円高・ウォン安など厳しい経済情勢を受けて韓国政府が各学校に
海外教育旅行を自粛するよう求め、中止が決まった。
「来年度以降、景気が回復すればぜひ訪れたい」と同校から県に連絡があった。
同校は佐藤雄平知事が2月に韓国を訪れた際に100人程度が来県する意向を示していた。
KFB 福島放送
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=200905144
北朝鮮、開城工業団地の契約無効を宣言
2009.5.15 16:57
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮は15日、南北経済協力事業として運営されている
開城工業団地の契約の無効を一方的に宣言し、韓国側に提示した賃上げなど新たな条件を受け入れる
意思がなければ工業団地から撤退してもよいとの立場を表明した。韓国の聯合ニュースが伝えた。
これを受け、韓国政府は「無責任な措置」と北朝鮮を非難し、
「政府は北朝鮮の一方的な措置を受け入れられない」との遺憾の意を表明した。
さらに、韓国側がこの日午前、北朝鮮側に提案した18日の南北政府間実務協議に応じるよう求めた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090515/kor0905151659003-n1.htm
左翼退潮の象徴?作家の変身 黄氏が韓国大統領随員に 2009.5.15 18:20 【ソウル=黒田勝弘】韓国を代表する左派系の作家・黄(ファン)●暎(ソギョン)氏(65)が最近、 李明博大統領の中央アジア外遊に特別随行員として加わり政権への“協力”を公言し話題になっている。 黄氏は1989年、北朝鮮に“密航”し金日成主席と会うなど一時は親・北朝鮮派の知識人として知られた。 左派・親北勢力はその変身を「裏切り」「屈服」と猛烈に非難しているが、 保守政権誕生に伴う韓国社会における左翼退潮の象徴として注目される。 黄氏は右派の作家、李文烈氏(60)と並んで韓国を代表する純文学系の人気作家。 社会的発言も多く、左翼・進歩派の代表的知識人として社会的影響力は大きかった。 先の大統領選では「李明博反対」の運動に加わっている。 今回、李明博大統領のカザフスタン、ウズベキスタン訪問(10〜14日)に随行したのは、 かねてからの主張である朝鮮半島とモンゴル、中央アジアをつなぐ「アルタイ文化連合」論による 関心からという。 外遊先で記者団から“変身”の理由を追及された黄氏は 「時代は古典的な左右のワクでは説明できなくなった。 左派はリベラルでなければならないのに古い慣行にとらわれている。 李大統領の考えは保守・右翼というより中道・実利主義であり、自分の考えと同じ部分がある。 大きなワクで協力していきたい」 と語り、左派陣営からの非難に対しては「覚悟ができている」と開き直っている。 また韓国の左派勢力の間で神聖視されている1980年の反政府武装闘争「光州事件」についても 「ああいうことは韓国だけでなく英仏にもあり、社会はそういうことを経験しながら動いていくものだ」 と突き放した評価をしている。
北朝鮮:ミサイル、射程長距離化が進展 3000キロ以上飛行−−防衛省分析
防衛省は15日、北朝鮮が4月5日に発射した弾道ミサイルに関する分析結果をまとめた。
ミサイルは日本上空を約370〜400キロの高度で通過し、飛行距離は3000キロ以上と推定。
発射の狙いを「ミサイルの性能向上に必要な技術検証」とし、射程を長距離化する技術を進展させたと
分析した。資材や技術に関し、第三国から流入した可能性を示唆したほか、他国への拡散を懸念している。
また、北朝鮮は「人工衛星打ち上げに成功した」と主張しているが、
防衛省は衛星を軌道に乗せるのに必要な第1宇宙速度(秒速7・9キロ)に達していないなどの理由で
「成功したとは考えられない」と結論づけた。
ミサイルに関しては、全長約30メートルの3段式と推定。
発射7分後に1段目のブースターが秋田県の西方約320キロの日本海に落下したとみている。
2、3段目は東北地方上空を通過し、16分後に発射地点から約3150〜3200キロ付近の
太平洋に落ちた。落下地点はいずれも北朝鮮が事前に指定した危険区域内。
最高高度や速度、3段目の分離に成功したかどうかは明らかにしていない。
高度については、日本の領空に西から約370キロの高さで入り、
約400キロに上昇した時点で東へ抜けた。最高高度は500キロ弱に達したとみられる。
発射されたのは、弾道ミサイル「テポドン2」またはその改良型とみられている。
98年に発射した「テポドン1」の飛行距離約1600キロから大幅に伸びている。【仙石恭】
毎日新聞 2009年5月15日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090515dde001010010000c.html
北朝鮮:ミサイル発射 「誤報は人為ミス連鎖」関係者処分見送り−−防衛省
防衛省は15日、4月の北朝鮮のミサイル発射を巡り「発射された模様」と誤発表した問題について、
「情報伝達の手順を怠るなど複数の人為的ミスが重なった」などと原因を分析し、再発防止策をまとめた
報告書を公表した。関係者の処分については「再発防止を重視した」などとして見送る方針。
報告書によると、4月4日午後0時16分ごろ、千葉県旭市にある航空自衛隊が運用する
地上配備型レーダー「FPS5」がミサイルの軌道と疑われる航跡を探知した。
連絡を受けた空自航空総隊司令部(東京都府中市)の制服組担当官は、航跡探知を意味する
「スパーク・インフォメーション」という情報を、FPS5ではなく米早期警戒衛星による探知を意味する
「SEW入感」として司令部内に誤って報告。情報を受けた防衛省中央指揮所(東京都新宿区)の
背広組の管理職が、官邸に「発射」と伝え、自治体などに一斉送信された。
同省は
(1)航空総隊司令部と中央指揮所は米軍の情報端末でSEW情報を確認することが可能だったにも
かかわらず確認を怠った
(2)官邸に報告する際、SEWの再確認手続きが定められていなかった
(3)航空総隊内で不正確な情報伝達が行われた
−−などと原因を分析。
再発防止策として、SEW情報の確認徹底のほか、手順の習熟の必要性などを指摘した。
処分見送りについて浜田靖一防衛相は閣議後、
「処分よりエラーがどれだけ減らせるかが重要だと判断した」と述べた。【本多健】
毎日新聞 2009年5月15日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090515dde007030024000c.html
「北情報を宮本大使に提供」 中国新華社前局長スパイ事件判決
2009.5.15 19:50
【北京=野口東秀】中国国営新華社通信の元外事局長、虞家復被告(62)が宮本雄二・駐中国大使らに
情報を提供し金品を受け取っていたとして懲役18年の実刑判決(1審)を受けた事件で、関係者によると、
判決では、対北朝鮮政策などを提供した報酬であり、違法に国家機密情報を提供し国家の安全に危害を
与えた罪と認定した。判決では、宮本大使よりも、韓国の元外交官が情報機関出身であることを知りながら
同外交官に情報提供していたことを重くみている。
関係者によると、虞被告は、大使が公使時代の1998年に知り合い、食事などをする関係になり、
(大使着任後の)2006年9月から翌年7月にかけ、宮本大使から複数回に分けて20万7000元
(約300万円)を渡されたと供述。判決などでは、同被告が口頭で
(1)対北朝鮮政策の変化
(2)中国銀行の北朝鮮への送金停止措置
(3)北朝鮮の輸出優遇政策の変化
(4)中国の外交政策−についての情報を提供した、としている。
虞被告は宮本大使にこれらの情報を話したことや金品の授受は認めているが、
「情報は外国の通信社などが報道した内容ですべて公開情報だ。機密情報を渡していないし、報酬でもない」
と否定。虞被告の妻は「宮本大使に現金の意図を裁判の場ではなくていいので記者などに説明してほしい」
としている。同被告は上級審に控訴した。
宮本大使は15日、記者団に「外交の仕事の内容をいちいち申し上げることはマイナス面も出てくるので
コメントしない。日本の対中活動に影響が出るとは思わない」と述べ、判決への言及は避けた。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090515/chn0905151951007-n1.htm
北朝鮮、開城工業団地の契約無効表明 韓国に譲歩迫る
2009年5月15日16時53分
北朝鮮当局は15日、南北朝鮮の経済協力の象徴とされる北朝鮮南部の開城(ケソン)工業団地に
関する法規や契約を、無効にすると表明した。事業継続のためには法規などの改定が必要だとし、
韓国側がこれを受け入れなければ工業団地から出て行くべきだと主張した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮労働者の賃金引き上げなどに応じない場合、開城工業団地を閉鎖すると示唆することで、
韓国側に譲歩を迫った形だ。
北朝鮮側の表明を受け、韓国統一省報道官は15日、「深刻な遺憾」を表明。
「工業団地の安定を根本的に脅かす措置で、決して受け入れることができない」と語った。(ソウル)
http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY200905150236.html
北朝鮮、開城団地の契約無効宣言 韓国に揺さぶり
【北京15日共同】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の中央特区開発指導総局は15日、
韓国との経済協力事業となっている開城工業団地をめぐる従来の法令や契約の無効と一方的改定を宣言、
改定内容の無条件受け入れか撤退を求める通知文を韓国側に送った。
韓国の李明博政権に対し、同団地の存続をめぐる決断を迫りながら、揺さぶりを強める狙いとみられる。
韓国統一省報道官はこれに対し論評を発表、深い遺憾を表明し、宣言の撤回を求めた。
北朝鮮は4月下旬、同団地での韓国企業に対する優遇措置の全面再検討を通告、
韓国と実務協議の日程を調整していた。しかし、韓国が同団地で3月末から拘束されている
韓国人男性職員の釈放に向けた協議も要求、日程調整が難航していた。
2009/05/15 19:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051501000579.html
NPT準備委の勧告案判明 核軍縮目標設定や半島非核化
【ニューヨーク15日共同】今月4日からニューヨークの国連本部で開かれている
核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会が最終日の15日に「核軍縮目標の設定」や
「朝鮮半島非核化の促進」など具体的な核不拡散体制の強化策を盛り込んだ勧告案の採択を
目指していることが14日、分かった。共同通信が勧告案を入手した。
5年に1度開催される再検討会議を前に行われる同準備委は、核軍縮機運の高まりを受け、
焦点だった再検討会議の「議題」を開幕3日目という異例の速さで採択。
さらに同会議の「たたき台」となる勧告まで出せば会議は10年ぶりの成功に前進することになる。
勧告案では事実上の保有国、イスラエルの核問題に触れた部分などで意見対立もあり、
最終的に合意できなければ「委員会勧告」でなく「議長勧告」としたり、
最終報告書の付属文書にとどめる可能性もあるという。
勧告案は5ページ。NPTが核不拡散体制の「土台」と強調した上で、
「核軍縮」「核不拡散」「原子力の平和利用」の3分野で行動計画を勧告。
核軍縮では、実際的な核軍縮策や目標の設定の必要性を指摘、核不拡散では、
輸出管理の徹底が核物質流出の最も効果的な防止策と再確認。
北朝鮮核問題では朝鮮半島の非核化を目指している6カ国協議への支持も求めた。
2009/05/15 19:09 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051501000778.html
北朝鮮、南北工業団地事業の契約、法規の無効を通告と
(CNN)韓国の統一省報道官は15日、南北朝鮮の経済協力の象徴でもある北朝鮮南部の開城工業団地
で北朝鮮当局が同事業に関する契約や法規を無効すると一方的に通知してきたことを明らかにした。
韓国側がこの通知の受け入れを拒否すれば、工業団地から退去することが出来るとも述べたという。
同報道官は北朝鮮の通知に深い遺憾を表明し、一方的な威嚇の行動を受け入れることは出来ないと述べた。
また、工業団地に参加する韓国企業の権利保護も要求した。
韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮は契約無効などの理由に関連し、韓国側の同事業に関する交渉での
不誠実な態度を非難、団地の閉鎖も示唆したという。南北は同団地に関連し、北朝鮮が要求した労働者の
賃金引き上げなどで交渉してきた。今回の北朝鮮の通告は、引き上げを実現させる強硬手段の可能性
もある。事業は北朝鮮指導部にとって貴重な外貨獲得源ともされる。
また、前政権の対北朝鮮宥和政策を撤回している韓国の李明博政権に対する揺さぶりとも受け止められる。
統一省によると、韓国は北朝鮮に対し団地事業に関する実務協議を5月18日に開催することを
提案していたという。北朝鮮の通告を受け、同団地の従業員の出入りが規制されている動きはない。
北朝鮮は今年3月、工業団地での韓国人関係者の出入りを禁止し、数百人が立ち往生する騒ぎが起きていた。
米韓合同軍事演習に反発しての措置だった。
2009.05.15 Web posted at: 19:33 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200905150029.html
ゴア氏、訪朝も否定せず 米国人記者釈放に全力
2009.5.16 00:56
ゴア元米副大統領は15日、CNNテレビの番組で、
北朝鮮に拘束されている米国人記者2人の早期釈放に向け「あらゆることをするつもりだ」と述べ、
自らが訪朝する可能性も含め、進展が得られるよう全力を尽くす考えを強調した。
拘束されている2人はゴア氏の創設した「カレントTV」の記者。
ゴア氏は同時に「航空券を買えば(簡単に)行けるような場所ではない」として、
訪朝する場合には周到な準備が必要との認識を示した。
またイランに拘束されていた日系米国人記者ロクサナ・サベリさんが判決後に釈放されたことを
引き合いに「裁判を受けた後、2人が速やかに釈放されることを期待している」と述べ、
北朝鮮が6月4日としている裁判の後、ただちに2人を釈放するよう北朝鮮に呼び掛けた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090516/amr0905160057000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ソウルの明治座
2009.5.16 03:21
日本統治時代(1910〜45年)のソウル(京城)の日本人街は今の明洞(ミョンドン)あたりで、
当時は「本町」といった。この明洞の入り口に韓国を代表するデパートの1つ「新世界百貨店」があるが、
ここは日本時代は三越百貨店だった。
「新世界」は三越時代の建物をそのまま長く使い、4年前には大型の新館をオープンした。
しかし三越時代の建物は品があって文化財的価値もあるということで本館として残した。
また「新世界」の向かいに中央銀行の韓国銀行があるが、
韓国銀行も日本時代の建物を残しその裏に大型の新しいビルを建てた。
しかし繁華街の明洞には日本時代の建物はほとんど残っていない。
ファッションと飲食の街として絶えず街の様子が変わってきたからだが、
ここに日本時代の代表的な公演場だった「明治座」が“復活”した。
「明治座」は34年(昭和9年)、東京の明治座に模して建てられた。
日本統治が終わった戦後は「国立劇場」になるなど韓国を代表する公演場として知られたが、
70年代に民間の金融機関に売却され明洞から“芸術”が消えてしまった。
しかし文化人などの強い要望で先年、政府が建物を買い戻し、「明洞芸術劇場」として復活させ
来月オープンすることになった。手直し部分が今風で気になるが、建物の外観はほぼ昔のままだ。
建物をはじめ日本時代の“過去”を消すのに躍起だった韓国も近年、心の余裕が出てきたようだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090516/kor0905160322000-n1.htm
北ミサイル報告 「敵基地攻撃」は冷静に議論せよ(5月16日付・読売社説) ミサイル防衛(MD)に限界があるとすれば、敵基地攻撃能力の保有を研究することは、重要な意義を持つ。 ただし、冷静に議論を進めることが肝要である。 防衛省が、4月の北朝鮮のミサイル発射に関する報告書を公表した。ミサイルの2段目以降の 飛行距離は3150〜3200キロで、テポドンの「長射程化を進展させた」と分析している。 長射程のミサイル実験は、射程の短いミサイルの射程の延伸や、弾頭重量の増加、 命中精度の向上に資する、とも指摘している。 確かに、日本の安全保障にとって警戒すべきは、日本を飛び越えるテポドンの長射程化よりも、 日本を射程に収めるノドンの性能向上である。 政府は、イージス艦発射型と地上発射型の2種類のMD配備を着実に進めるべきだ。 だが、一度に多数のミサイルが発射された場合、MDで完璧(かんぺき)に迎撃するのは極めて難しい。 日本は専守防衛の方針の下、自衛隊は防御に徹し、報復の攻撃力は米軍に依存する、 という役割分担をしている。日米同盟が機能すれば、現体制でも軍事的抑止力は基本的に維持される。 ただ、現体制を補完する形で、自衛隊が一定の攻撃力を持つ選択肢も排除すべきではあるまい。 敵基地攻撃の手段を大別すればトマホークのような巡航ミサイルと、攻撃機による爆撃がある。 巡航ミサイルは、攻撃目標の正確な位置を発射前に入力することが必要なため、 ノドンのような移動式発射装置の攻撃は難しい。 攻撃機による爆撃は、敵の防空網を突破するため、爆撃機だけでなく、制空目的の支援戦闘機や、 妨害電波を出す電子戦機、空中給油機など、大規模な航空部隊の編成が必要となる。
>102
いずれにせよ、米軍との緊密な協調が前提となる。
そもそもミサイル発射の兆候の探知や攻撃目標の位置特定には、米軍の情報協力が不可欠である。
自衛隊単独での全ミサイル基地攻撃というのは、膨大な費用と時間を要し、非現実的だ。
どんな場合に、自衛隊が米軍の攻撃力をどう補完するのが効果的なのか。
部隊運用の実情を踏まえて、客観的に研究したい。
日米同盟を機能させるには、政府の憲法解釈が禁じている集団的自衛権の行使を可能にすることも必要だ。
米国に向かうミサイルは憲法上、迎撃できないというのでは、同盟が揺らぎかねない。
(2009年5月16日01時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090515-OYT1T01083.htm
北朝鮮:開城工業団地問題で強硬姿勢
【ソウル西脇真一】開城工業団地で働く労働者の賃金引き上げなどを求めている北朝鮮は15日、
従来の契約を無効とし、改定作業の早期開始を要求する通知文を韓国に送った。
「(受け入れの)意思がなければ、団地から出て行っても構わない」と、強硬姿勢を示している。
一方、韓国統一省は報道官論評を発表し「非常に無責任な措置だ」と、撤回を求めた。
4月21日に李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、初めて行われた南北政府間協議で、
北朝鮮は賃金や借地料など韓国側に与えている「特恵措置」の全面見直しを要求。
韓国側に再協議を求めていた。
一方、韓国側は3月末から「北朝鮮の体制批判をした」として身柄を拘束されている進出企業の
韓国人職員の問題を協議で取り上げるよう要求。これを嫌う北朝鮮側と駆け引きが続いており、
この日も北朝鮮に協議の18日開催を提案したばかりだった。
協議開催までは拒否していないことから「北朝鮮は団地の即時閉鎖は考えていない」との分析があり、
高有煥(コ・ユファン)東国大教授は「団地ができた当時と韓国の対北朝鮮政策が変わってしまったので、
契約内容も更新しようということではないか」と指摘。李政権への圧力の一環との見方を示した。
毎日新聞 2009年5月15日 20時15分(最終更新 5月15日 21時15分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090516k0000m030062000c.html
拘束記者2人に面会許可 北朝鮮、米への意思表示か
2009.5.16 10:43
米国務省のケリー報道官は15日、不法入国したなどとして3月から北朝鮮当局に拘束されている
米国人女性記者2人が同日、北朝鮮で米国の利益代表を務める平壌のスウェーデン大使と面会したことを
明らかにした。2人が大使側との面会を許されたのは、北朝鮮によるミサイル発射前の3月30日に続き
2度目。
ミサイル発射後に核問題をめぐる6カ国協議離脱を表明するなど対外的姿勢を硬化させている北朝鮮は、
2人の拘束問題を米国との直接交渉の糸口にしようとしているとの見方があり、
面会許可は対話への前向きな意思表示の可能性がある。
北朝鮮の中央裁判所は今月14日、2人の初公判を6月4日に開くと発表。
クリントン国務長官は「早期に解決があり得るとのシグナルだと思う」と歓迎していた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090516/kor0905161045001-n1.htm
NPT準備委が閉幕 核軍縮の機運映すも実質的議論に課題 国連 2009.5.16 16:51 【ニューヨーク=松尾理也】来年開催の核拡散防止条約(NPT)再検討会議をめぐり、 ニューヨークの国連本部で開かれていた準備委員会が15日、来年の議題設定で合意にこぎ着けるなど 一定の成果を上げ、閉幕した。委員会の順調な進行は、オバマ米大統領が4月、欧州歴訪を締めくくる プラハ演説で示した「核兵器なき世界」の考え方に反応し、国際社会に核軍縮機運が高まりつつある 現状を映し出した形だ。 「長く進歩がみられなかったが、潮目が変わった」。 最終日、英国代表は今回の議論をこう総括し、今後の進展に期待を示した。 準備委は、本番に向けた「地ならし」の側面が強い地味な会合だが、今回は比較的注目度が高かった。 その理由は、2005年の再検討会議の失敗にある。NPTは5年ごとに運用状況を検討する 再検討会議の開催が定められているが、05年会議では核保有国と非核国との対立が解けず、 成果文書を残せないまま決裂して終わった。 それに先立つ04年準備委では、議題の設定に失敗している。そうした経緯から類推すれば、 今回の議題設定の成功は、来年の本番に向けて明るい先行きを示したといえる。 追い風となったのは、オバマ大統領が「米国は、核兵器によらない世界の平和と安全の追求に 関与していく」と宣言したプラハ演説だ。準備委での議論を前向きにする上で「決定的な役割」 (国連外交筋)を果たした。 その一方で、各国ともこの「機運」に水を差すまいと、具体的な対立点には深入りしなかった。 結果的に、決裂に終わった05年の対立の構図が温存されたともいえる。
>106
たとえば、NPT未加盟国で、核を「保有するともしないとも明確にしない」立場を取っている
イスラエルをめぐるアラブ諸国の不満はなんら変化していない。
また、中国の核保有状況に関する透明性はいっこうに増していない。
北朝鮮、イランといった核拡散の脅威が迫る一方、「核不拡散強化を求める西側諸国と、
それを原子力の平和利用に対する制限ととらえる非同盟諸国との対立は変わっていない」(外交筋)
との指摘もある。
準備委は今回、議題設定に成功した勢いに乗って、具体的議論のたたき台となる「勧告案」の
とりまとめにも着手したが、最終的には合意に達しなかった。
「機運」がどこまで実質的議論につながるかは、まだ未知数だ。
■核拡散防止条約
核兵器保有国を米ロ英仏中の5カ国に限定し、他の国に核兵器保有を禁じた多国間条約。
1970年発効。インド、パキスタン、イスラエルが未加盟のほか、北朝鮮が2003年に脱退を宣言した。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090516/erp0905161653006-n1.htm
鳩山氏選出を速報=韓国メディア
【ソウル16日時事】韓国の聯合ニュースは16日、鳩山由紀夫氏の民主党代表選出を速報し、
「小沢一郎前代表体制で菅直人代表代行と共に『トロイカ』で執行部を導いてきた安定感により
幅広い支持を確保した」と伝えた。また、鳩山氏について「日本の政界有数の名門の生まれで学者出身」
「韓国に対して非常に友好的な考えを持っている」などと紹介した。
最終更新:5月16日17時11分 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000065-jij-int > 「韓国に対して非常に友好的な考えを持っている」
> 「韓国に対して非常に友好的な考えを持っている」
> 「韓国に対して非常に友好的な考えを持っている」
【朝鮮半島ウオッチ】「長男、金正男は知りすぎた」「後継者は三男」説が急浮上 2009.5.16 18:00 金正日総書記の後継者問題をめぐり、三男、金正雲氏(27)に関する情報が急増している。 北朝鮮情報に精通する関係筋は、「金正雲氏は現在、金総書記の義弟、張成沢氏と密接な関係にある」 と語った。張氏は後継体制の責任者とみられている。張氏の国防委員会入りなど、 「国家主権の最高軍事指導機関」である同委員会が拡大・改編された4月初旬以降、 北朝鮮の権力中枢部では「権力闘争が始まった」という。(久保田るり子) ■長男、金正男氏は世界を知りすぎた? 関係筋によると、有力視されてきた長男の金正男氏(38)は後継レースから脱落したもようだ。 理由は正男氏の「開明性」にあるという。中国やマカオに長期滞在し、欧州にもしばしば赴き、 改革開放論者ともいわれる正男氏について、金総書記および側近から「世界を知りすぎた」(同) として、西側寄りの思想が危険視されているという。 国防委員会入りし、後継体制の責任者となった張成沢氏は正男氏と親しく、 その擁立に熱心とされてきた。だが、現在2人の間には「距離が生じた」(同筋)という。 両者が接近していたのは二男の正哲氏、三男の正雲氏の母親、高英姫夫人(2004年に死亡)が、 前夫人の子どもである長男の正男氏と張氏の追い落としをはかった時期だった−と関係筋は解説。 今後については、「後継体制への権力闘争は始まったばかりだが、3男が有力と聞いている」と述べた。 理由は「本人の金総書記への忠誠心の高さ」であるという。
>109 ■金正雲後継説の火元は? 「後継者は三男」説が急浮上したのは今年1月15日、韓国の通信社、聯合ニュースの報道からだ。 同ニュースは情報筋の話として「金総書記が三男を後継者に選び、1月8日に党組織に指示した」と伝えた。 その後も聯合ニュースはたびたび「三男説」を報じた。 4月のミサイル発射の際には「正雲氏は衛星センターにいた」。 最近では、正雲氏が後継者としての実績作りで「経済分野の国民総動員態勢である『150戦闘日』を 主導している」(5月11日)などと、北朝鮮消息筋の情報を流している。 韓国のメディアは特に、北朝鮮を脱出した脱北者出身記者を育てており、 有力メディアには北内部にルートを持つ北朝鮮専門記者がいる。聯合ニュースもそのひとつだ。 人事絡みの北朝鮮情報は、韓国の情報機関、国家情報院があらゆる手段で入手するが、 脱北者が激増した近年は、北朝鮮の恣意的な偽情報が中国経由などで流されるケースも少なくない。 その一方、金大中、盧武鉉政権の10年間で進んだ南北交流の「成果」もあって、南北の地下ルートも 増え情報は多様化。当局情報に頼らない情報のクロスチェックも少しずつではあるが始まっている。 韓国政府当局は後継者問題に敏感で、「三男説」には「そうした情報は把握していない」 と全面否定だが、民間ルートの「三男説」が4月初旬の最高人民会議後の「第3期金正日体制」 スタート後に急増している。 聯合ニュースの他にも「正雲氏が国防委員会に配属され、指導員となった。 金総書記が正雲氏の世襲準備を進めている可能性が高い」(東亜日報、4月27日)や、 「平壌では金正雲氏の帝王学学習について3つの説が広まっている。保衛省で学んでいるという説、 人民武力省で大佐となったという説、同省で指導員となったという話もあり内部消息筋では党、 軍幹部の間で正雲後継説は定説になりつつある」(北朝鮮専門ニュースのデイリーNK) などの報道が相次いでいる。
【鳩山新代表】韓国メディアは「友好的」と好意的に報道
2009.5.16 19:12
民主党新代表に鳩山由紀夫氏が16日に選出されたことについて、
韓国の聯合ニュースは選出とほぼ同時に速報した。日本の政局が事実上の選挙態勢に突入するとし、
韓国政府も次期衆院選での政権交代の可能性を注視している。
日韓両政府は韓国の李明博大統領が6月下旬に訪日し、関係が良好な麻生太郎首相と
首脳会談を行う方向で調整しているが、政局次第では日程に影響が出そうだ。
聯合ニュースは「政界有数の名門」「4世議員」と鳩山氏の経歴や家族構成を詳報。
在日韓国人ら永住外国人への地方選挙権付与に肯定的で、日韓議員連盟顧問を務めるなど
「韓国に対し非常に友好的な考えの持ち主」と好意的に紹介した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090516/kor0905161915003-n1.htm
【Re:社会部】期待は世論の高まり
2009.5.16 22:37
拉致被害者の家族や支援者が4月、被害者の救出を誓う歌を、都内のスタジオでレコーディングしました。
家族から「拉致問題を訴える集会で歌う元気の出る歌がほしい」と求められたのに応じ、
支援者の1人が作詞作曲したものです。
録音に参加した横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(76)と母、早紀江さん(73)
夫妻は「この歌でみんなが心を一つにしてもらえれば」と期待します。
5月6日、東京の日比谷公会堂で開かれた「国民大集会」。ここで、田口八重子さん=同(22)=
から日本人化教育を受けた金賢姫元北朝鮮工作員(47)が、田口さんの兄、飯塚繁雄さん(70)へ
あてた手紙が朗読されました。
「市民団体と政府、国民が勇気を持って努力し続けるなら会いたかった家族に必ず会える日が来る」
こう励ました金元工作員の言葉は、横田夫妻の思いとつながっているように思えます。
米国が北朝鮮に対し対話を優先する姿勢を示す中、国際社会で拉致問題が“置き去り”にされる懸念を
家族は募らせます。
再び拉致問題での国際的な結束を強めるために欠かせないのが世論の高まり。
家族にとって、「国民が心を一つにしてくれること」が支えなのです。(亨)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090516/kor0905162240004-n1.htm
【週刊韓(カラ)から】ソウルの「神社跡」をめぐる 2009.5.17 13:00 日本統治時代、朝鮮半島にたくさんの神社が創建された。当時京城と呼ばれたソウル市内にも 数多くの神社があり、古い地図を見ると朝鮮神宮、京城神社、乃木神社、稲荷(いなり)神社…と 次々に見つかる。昭和20年、日本の敗戦を受け、ソウル市内にあった神社はすべて壊されたが、 その遺物がわずかに残っている。ソウル市立大学国史学科の鄭在貞(チョン・ジェジョン)教授らの 案内でソウル市内の神社跡をめぐった。(ソウル 水沼啓子、写真も) 日本統治時代、ソウル市の中心に位置する南山(標高268メートル)にあった朝鮮全土の総鎮守、 朝鮮神宮の跡地をまず目指した。南山は、朝鮮王朝時代は聖なる山とされた場所だ。 当時は、京城駅(現・ソウル駅)から拝殿まで参道が続いていたという。 朝鮮には、天皇家の祖先や天皇を祭る神宮が朝鮮神宮のほかに、 扶余神宮が創建される予定だったが扶余神宮の方は完成を見ずに日本の敗戦を迎えた。 朝鮮神宮の祭神は、天照大神と明治天皇で、1925年(大正14年)に創建されたが、 日本の敗戦により廃座。敗戦直後、汚されることを恐れた神主らが昇神祭を開き、 拝殿の中にあった御幣などすべてを自分たちで手で燃やしたという。 その後、地元住民らによって敗戦から1週間以内に建物も完全に破壊されたようだ。 ヒルトンホテル近くの急な階段を登ると現在、南山公園となっている広場が現れる。 独立運動家、金九の銅像などが建っていた。広場を抜けて素月通りを渡り、急な階段をさらに登った。 当時も同じあたりに、境内へと続く階段があったとされる。 階段を登り切るとまた広場が現れ、右手に伊藤博文を暗殺した安重根の記念館、 左手にソウル科学教育館があった。この辺からさらに奥に入った所が朝鮮神宮の境内だったという。 記念館辺りには社務所があったようだ。
>114 奥までさらに進むと噴水台が現れ、また本殿があったとされる場所には草木が生い茂り、 何も残っていなかった。当時は、参道のところどころに献灯や鳥居があり、 本殿のほか拝殿など十数個の建物が立ち並んでいたという。 しかし、現在は鳥居の台石すら残っておらず、跡形もなく“消された”といった印象を受けた。 当時の資料によると、1940年代には、朝鮮神宮に年間200万人から250万人が参拝したという。 1日平均おおよそ5000人から7000人が参拝していたことになり、かなりにぎわっていたと みられる。 1936年、神社規則の改定により「一邑面一神社主義」(村ごとに1つの神社をつくる政策)が 打ち出され、朝鮮全土に国家神道の普及が図られることになった。 翌年から大々的に神社参拝の強要が始まったとされる。 それまでは朝鮮人への参拝は強制されていなかったが、その後年々朝鮮人の参拝が強化されたようだ。 次に向かったのが、朝鮮神宮から下ったところにあった京城神社だ。 跡地は一時期、朝鮮を建国したとされる「檀君(タングン)」を祭る「檀君聖祖廟」になり、 現在はミッション系の祟義学園が運営する女子大学や中学、高校などが建っている。 朝鮮神宮は国によって創建されたが、京城神社は当時、京城(現・ソウル)に住んでいた 日本人たちの寄進によって自主的に創建され、神宮よりもなじみが深かったという。 境内があった場所には、芝生が植えられ、牧師の祈念碑が建てられていた。 周辺には、鳥居の台石や当時の石畳とみられるものも残っていた。 また、神社への寄進者と思われる日本人名が彫られた石が逆さまになって使われている石段もあった。
【新型インフル】北朝鮮紙、経済に打撃と論評
2009.5.18 00:34
北朝鮮の内閣などの機関紙「民主朝鮮」は17日、新型インフルエンザの世界的な拡散は
「金融危機で沈滞した世界経済の回復に非常に大きな障害をもたらしている」とする論評を掲載した。
北朝鮮メディアは新型インフルエンザの各国での発生状況は比較的詳細に報じているが、
経済に与える影響も含めて取り上げたのは初めて。
またラヂオプレスによると、同日の平壌放送は、北朝鮮ではこれまでのところ新型インフルエンザの
発生報告はなく、空港や港湾など水際で阻止するための措置が「徹底的に講じられている」と伝えた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905180037000-n1.htm
北朝鮮紙、核再実験への警告に反発
2009.5.18 00:39
北朝鮮の内閣などの機関紙「民主朝鮮」は17日、米国のボズワース特別代表(北朝鮮担当)の
日中韓歴訪の際、北朝鮮の核再実験について「重大な結果を招くだろう」と警告したことに反発し
「不当な詭弁(きべん)」と非難する論評を掲載した。
特別代表の日中韓歴訪をめぐる北朝鮮メディアの論評は初めて。
同紙は「米国の現政権は対話の看板を掲げながら、裏ではわが国を力で圧殺しようとしている。
力でわが国を屈服させようとする米国の野心は少しも変わっていない」と指摘、
米と歩調を合わせる韓国の姿勢も批判した。
さらに「わが国は、いったん決心し公表したことを変更しない」と述べ、
6カ国協議離脱の方針に変わりはなく、
核再実験や大陸間弾道ミサイルの試射もあり得ることをあらためて強調した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090518/amr0905180040000-n1.htm
【鳩山新代表】「夫婦で韓流ファン」と韓国紙 「麻生首相と因縁の戦い」とも
2009.5.18 10:40
【ソウル=水沼啓子】韓国各紙は18日、民主党の新代表に鳩山由紀夫氏が選出されたことについて、
自民党の麻生太郎首相と同様、「元首相の孫」というエリート政治家であり、
祖父同士も激しい権力闘争を繰り広げたことから、次期総選挙は因縁の戦いになるなどと報じている。
中央日報は国際面で「和合型リーダーシップを持ち…夫婦ともに韓流ファン」
「おじいさんは首相、お父さんは外相だった政治貴族」との見出しを掲げ、
政治家一家に生まれたことやこれまでの経歴に触れている。
さらに、鳩山氏が首相になる可能性について、麻生首相よりも支持率が高いことを挙げ、
「“鳩山旋風”を予告した」とする一方、「彼に対しては家柄の良さと背が高くスマートな容貌(ようぼう)
のため、“苦労を知らないお坊ちゃん”政治家という感情的な反発もある」と指摘している。
東亜日報も国際面で、次期総選挙における自民党との対決に関連して、
「祖父の鳩山一郎元首相は麻生首相の母方の祖父、吉田茂元首相と激しい権力闘争を繰り広げたことで
有名だ。この点から“首相の孫たちの対決”となる次期総選挙に、より一層の関心が集まっている」
と報じている。
朝鮮日報は2面で、「国会議員も子々孫々の“世襲王国”日本」との見出しで、
「すでに参議院は民主党が第一党だ。衆議院まで奪えば自民党独走の歴史は終わる」
と次期衆院選での勝敗を分析している。
また、「鳩山氏は“打倒自民党”の先頭に立ったが、まさに彼の祖父は55年体制を作った
鳩山一郎元首相だ」「そのとき権力の座を引き下ろされた吉田茂元首相の孫がいま自民党を率いる
麻生首相」と両者の因縁の関係を披露している。
そのうえで、「孫がおじいさんの遺産(自民党)をつぶそうとする局面に、
政敵の孫が遺産を守る政治ドラマが脚本なしで進行している」と伝えた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905181042001-n1.htm
韓国の人気漫画家が旅行記を連載 日本各地を紹介
2009.5.18 11:30
料理をテーマにした「食客」などの作品がある韓国の人気漫画家、許英万さん(60)が、
日本各地を訪れて現地の食や文化を紹介する旅行記の連載を韓国紙、中央サンデーで4月末から始めた。
連載には日本の自治体なども協力。
日本各地の魅力を韓国で広く知ってもらい、新たな観光客を呼び込みたい考えだ。
旅行記は数カ月に1回のペースで掲載。許さんは今後2年間で日本国内を10カ所程度訪れ、取材する。
4月18〜23日には秋田県を訪問し、男鹿半島や大湯温泉などを回って、郷土料理や民俗芸能を堪能。
旅行記は26日の同紙に掲載された。
秋田県の印象について、許さんは「人々の応対がとても親切で、心を開かせてくれる場所。
温泉や料理もよかった」。連載には「各地をゆっくり回り、その魅力を伝えたい」と期待を示す。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905181130002-n1.htm
【外信コラム】北京春秋 ゾッとする話
2009.5.15 03:45
米国籍の女性記者2人が北朝鮮の兵士につかまった事件で、かつて中朝国境地帯を延々と車で回り
取材したことを思いだした。いまから思えばゾッとする。というのも、女性記者をつかまえたとき、
北朝鮮の兵士は中国領内に入り込んでいたという話もあるからだ。
当時、ある「案内人」と一緒に自動小銃を手にした北朝鮮兵士と1メートルほどの距離で話をした。
「案内人」からは事前に「撮影は絶対に駄目。何するかわからない」と注意されていた。
その指示を守って正解だったと思う。
しかし、鴨緑江でモーターボートから対岸の北朝鮮側を撮影したとき、
北朝鮮の監視所周辺にいた兵士が雨あられと石を投げてきて頭をかすった。
棍棒(こんぼう)を手に追っかけようとした兵士もいた。
ボートを操っていた中国人は「撮影は大丈夫だ」と言っていたのだが…。
石を投げてきた兵士らは私のことを「中国人」と認識していたと思う。
話をした兵士も「中国は資本主義になった。修正主義者だ」などとののしっていた。
中国側も北朝鮮には批判的だ。
中国の国防大学教授の張召忠氏(海軍少将)は北朝鮮が先に弾道ミサイルを発射した後、
「人工衛星」から送信しているという「金日成将軍の歌を聴かせてほしいものだ」とブログで書いた。
痛烈な皮肉だ。中国政府関係者と本音で語り合うこともあるが、北朝鮮を良く言う人には
まだ会ったことがない。(野口東秀)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090515/chn0905150346002-n1.htm
韓国FSC、外貨建て短期債務の長期債借り換えを呼びかけ
2009年 05月 15日 15:03 JST
[ソウル 15日 ロイター] 韓国金融監督委員会(FSC)の陳棟洙(チン・ドンス)委員長は
15日、当局は国内銀行の外貨建て債務の構造に懸念を抱いているため、
外貨建ての短期債務を長期債に借り換えるよう要請することを明らかにした。
同委員長は記者会見で「FSCは、国内銀行の海外からの資金調達構造を改善するために、
中期および長期債務の割合を、現在の規制で上限となっている貸出総額の80%から、
110%まで増加させるよう要請する」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38037220090515
日本、韓国圧倒し2連覇=アジア5カ国対抗ラグビー
ラグビーのアジア5カ国対抗は16日、大阪・花園ラグビー場で日本代表−韓国代表戦が行われ、
日本が80−9(前半33−3)で圧勝した。日本は3連勝で勝ち点を18とし、
シンガポールとの最終戦を待たずに2年連続2度目の優勝を決めた。
日本はSOウェブの先制トライをはじめ、バックスが好調。
計12トライを奪い、韓国をノートライに抑えた。
来年のこの大会の優勝チームが、2011年にニュージーランドで開催される
ワールドカップの出場権を得る。
(2009/05/16-17:00)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009051600307
韓国から修交勲章・祟礼章贈呈
京大・上田名誉教授に最高の勲章
韓国と日本の友好促進に貢献したとして、京都大名誉教授の上田正昭氏(82)=亀岡市=に
韓国政府から「修交勲章・祟礼章」が贈られることになった。
21日、大阪市の駐大阪韓国総領事館で伝授式が行われる。
同領事館によると、修交勲章祟礼章は原則として韓国との親善に貢献した民間外国人に贈られる
最高の勲章。
上田氏は長年、日本と朝鮮半島の古代交流史を研究。高麗美術館(京都市北区)の開設や
朝鮮半島文化を伝える韓国民団と朝鮮総連の両京都府本部、京都市国際交流協会による
「コリアンサロンめあり」結成に尽力した。朝鮮通信使400周年の2007年には、
民間交流の大切さを説きその再現行列を成功に導いた。
今回の授章はこうしたことを通して、両国の相互理解の増進や多文化共生社会の実現に努力した
ことなどを理由としている。
Kyoto Shimbun 2009年5月15日(金)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009051500170
韓国:BSE番組めぐりプロデューサーら逮捕 深まる政府と放送界の溝 米国産牛肉の輸入再開表明に端を発し、昨年5月から韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権を揺さぶった 「ろうそくデモ」。あれから1年の2日、ソウルでは、デモ隊乱入で市民イベントが中止に。 検察当局は「ろうそくデモ」のきっかけを作ったMBCテレビの番組について、名誉棄損や業務妨害の疑いで 捜査中だ。昨年2月の10年ぶりの保守政権の誕生で、韓国では政治とメディアの新たな戦いが始まっている。 【ソウル西脇真一】 ◇権力監視、緩む懸念 ■地検の捜索を阻止 「帰れ、帰れ」。 4月22日朝、ソウル・汝矣島(ヨイド)のMBC本社前で、約100人の同社労働組合員の怒声が響いた。 家宅捜索に入ろうとしたソウル中央地検の検事と約40人の捜査官の立ち入りを阻止するためだ。 地検が捜索を試みるのは同8日に続き2度目。 両者のにらみ合いは約1時間続いたが結局、検察側は引き揚げた。 捜索は、米国産輸入牛肉の牛海綿状脳症(BSE)の危険性を報じたMBCの調査報道番組 「PD手帳」の撮影原本を押収するためだ。 検察は、危険性を歪曲(わいきょく)して報道したことを確認するには、 本社に保管してある取材映像と、実際に放送した映像とを比較する必要があるとしている。 一方、検察は捜索と並行し、名誉棄損や業務妨害容疑で、番組制作にかかわったプロデューサー (PD)ら計7人を3月以降、相次いで逮捕した(その後釈放)。プロデューサーやMBC労組は 「政府の政策を批判し、国民の健康権を守るため言論の責務を果たしただけだ」などと反発した。
>126 事件の発端は、李大統領が昨年2月に就任後、同4月に初訪米した時点にさかのぼる。訪米に合わせ、 韓国政府はBSEの発生を受けて実施していた米国産牛肉の輸入制限を「段階的に緩和する」と発表。 これに疑問の声を上げたのが「PD手帳」だった。 同29日に放送した「米国産牛肉−狂牛病から安全なのか」では、米国の牛が力無く座り込む映像や、 BSE牛を食べて起きる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で娘が死亡したとする女性の インタビューを流し、さらに「韓国人はBSEに脆弱(ぜいじゃく)だ」とも報じた。 ■ネットでデモに発展 それまでも「食の安全」の観点から拙速な輸入解禁に反対する声はあり、 インターネット社会の発達した韓国の特性で、番組の内容は瞬く間に広まった。 翌月2日にはソウル中心部で「ろうそくデモ」が始まった。給食で牛肉を食べる中高生が 「もっと生きたい」と声を張り上げ、乳母車を押したお母さんたちが参加した。 8月まで続いたデモは、一部が青瓦台(大統領府)を目指して警官隊と衝突するなど反政府集会化。 一時は全閣僚が辞表を提出するまで政権は追い込まれた。 ピークの6月10日夜、ソウル中心部はろうそくを手にした10万以上の人であふれた。 就任時に50%以上あった李大統領の支持率も10〜20%台に低迷した。
>127 ■番組に不備も その一方で、番組の不備も指摘された。法律に基づいて設立された民間機関「放送通信審議委員会」 の決定などを受け、MBCは昨年8月、労組の反対を押し切り謝罪放送を行った。 放送では、へたり込む牛をBSEと断定した点や、韓国人が西洋人に比べBSEに脆弱だとした点 などを挙げ「放送審議に関する規定のうち公正性、客観性、誤報訂正に違反し、謝罪命令を受けた」 などと明らかにした。 プロデューサー逮捕について、韓国紙・中央日報は社説で「メディアの使命である権力批判・監視を 緩ませるおそれがある」と指摘。その一方で、日本のテレビ局では誤報で社長が引責辞任した例を 引き「言論の自由に劣らず、言論の責任も重要である」と、MBCの姿勢を批判した。 これに対し、陳重権(ジンジュンクォン)中央大兼任教授は 「この1年で表現の自由を取り巻く状況は悪化した。ろうそくデモの捜査や、自身のホームページに 虚偽の経済情報を書き込んだとして逮捕された『ミネルバ』事件を機に、活動の舞台を外国に移すなど、 いわゆる『サイバー亡命』するネットユーザーが増えている」と憂慮する。 また、「PD手帳制作陣の逮捕は、政権に批判的な放送ができないような雰囲気作りが狙いではないか」 とみる。
>128 ■「コード人事」 金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)の両政権を支え、 その10年間で各界へ進出した進歩勢力を狙い、李政権は、排除を本格化させている。 韓国ではこれまでも政権交代に伴い放送局の社長が代わることがあった。 政権に従うという意味から「コード人事」と呼ばれるが、李大統領は昨年8月、 進歩寄りと言われていたKBS(韓国放送公社)社長の解任手続きをとった。 また、韓国のニュース専門テレビYTNでは理事会が、 07年12月の大統領選で李氏のメディア担当補佐官を務めた側近を次期社長に内定した。 しかし、労組は「青瓦台による落下傘人事だ」と猛反発。 10月には、抗議のためキャスターが喪服を連想させる黒い服を着て出演する事態となった。 一方、MBCでは今年4月、有名アンカーマンの降板をめぐり会社と記者らが対立。会社は 「番組の視聴率低下」を理由としたが、記者らは「政治的外圧があった」と反発し、ストに入った。 記者らは「以前から青瓦台がアンカーマンに対する不快感を公然と示し、露骨に交代を要求してきた」 などと明らかにした。 このアンカーマンが出演するニュース番組では、例えば与党のメディア関連法改正案については 「大企業や新聞社が放送に参入できるようになれば、テレビ局の寡占や独占が進む」などと、 反対の立場を鮮明にしていた。
>129 ◇政府、統制は不可能−−李相敦(イ・サンドン)・中央大教授 李政権はメディアを統制しようとしているが、昔のように新聞社と放送局だけで済むわけではない。 今や個人のブログだってメディアなのだ。政府は監視はできても統制はできない。 「PD手帳」に誇張はあったが、逮捕までするのはこっけいだ。 問題はそのような報道に政府がとても弱かったということだ。 食の安全の問題の深刻性を政権が見逃したのだ。 「ろうそくデモ」は李政権に大きな打撃を与えた。 だが、それを収拾するのに支持者だけを見て政治をしている。 それは、敵か味方かを完全に区別するスタイルだった盧前大統領と同じ悪循環に陥っているようだ。 この次は、保守でもない進歩でもない謙虚な政権の時代が来るのではないか。 ============== ■ことば ◇韓国の放送界 KBS(韓国放送公社)、MBC(文化放送)、SBS(ソウル放送)が地上波の3大ネットワーク。 MBCは公益財団を大株主とし、広告収入で経営する公営放送の性格を有する。 ニュース専門テレビ局YTN(聯合テレビニュース)は、当時の聯合通信の子会社として、 93年に創設された。
>130
==============
■李明博政権とMBCなどを巡る動き■
《08年》
2・25 李大統領就任
4・18 米韓両政府が米国産牛肉の輸入制限緩和を発表
29 PD手帳がBSEの特集を放映
5・ 2 ソウルで初のろうそくデモ
8・12 MBCがPD手帳の謝罪放送を行う
《09年》
3・25 検察がPD手帳プロデューサー1人を逮捕。これまでに計7人に
4・ 8 検察がMBC本社の家宅捜索を試みるが労組に阻止される
22 再度、検察が家宅捜索に失敗
5・ 2 ろうそくデモから1年のデモ隊が警察と衝突
毎日新聞 2009年5月18日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090518ddm012030032000c.html
韓国、ワクチン開発成功か 新型インフルで忠南大チーム
【ソウル18日共同】韓国の聯合ニュースは18日、同国の忠南大の研究チームが
新型インフルエンザのワクチン開発に成功し、早ければ9月ごろには一般への提供が可能になる
見通しだと報じた。同チームは「世界初とみられる」としているという。
聯合ニュースによると、研究チームは米疾病対策センター(CDC)から送られたウイルスを利用し、
ワクチンのもととなる株を開発した。
研究チームは、開発成功をCDCに連絡済みで、各国政府などの要請があれば無償で株を提供する
用意があるという。
2009/05/18 16:54 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051801000446.html
《中学生日記》
5月23日(土) 午後7:15〜7:45
「YES,WE 缶!」
ある日、東桜中では、生徒会長・堀井大督(ほりい・だいすけ)からの提案により、
「アルミ缶回収運動」が行われた。
【アルミ缶を回収して、老人ホームにオルガンを贈ろう!】
【ボランティアで自分発見!】
こんなスローガンが掲げられるが、他の生徒たちは誰も協力していない。
ゆうりも他の生徒たちと同様だ。
しかし、そこに韓国からの転校生イ・ドンウクが現れ…
http://www.nhk.or.jp/nikki/weekly/index.html
中曽根外相、田原総一朗氏の拉致被害者めぐる発言は「まったくの誤りだ」
2009.5.19 12:21
中曽根弘文外相は19日午前、閣議後の記者会見で、ジャーナリストの田原総一朗氏が
4月25日のテレビ朝日の番組で、拉致被害者の横田めぐみさんと有本恵子さんは
「外務省も生きていないことは分かっている」と述べた問題について、
「大変遺憾で非常に誤解を与える発言だ」と反論した。
中曽根氏は「外務省は安否不明の拉致被害者はすべて生存しているとの立場、前提に立っている。
田原氏の発言はまったくの誤りで残念に思う。一日も早い拉致被害者の帰国に努力している人たちに
失礼な話だ」と指摘した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090519/plc0905191224008-n1.htm
春・夏・秋・冬
「情勢が厳しい、生活が厳しいと言うが、そういう暗い言葉はなしにして、飲んで歌って楽しくしましょう」
−同胞を前にしてあいさつしたある日本人の発言に共感した。
同胞たちの苦難を理解する彼の発言だからこそ、聴衆も笑って拍手で応えた
▼「行く道険しくとも笑って歩もう」。日朝友好運動にまい進する日本人のなかには、
こうした気概を持った人が多いようだ。厳しい苦難を乗り越えるからこそ、笑顔がまたまぶしい
▼運動に携わってきた日本のある地方議員は長年、ネット上での中傷被害を受けてきた。
在日朝鮮人の生活、民族教育の権利問題に言及するたびに「北朝鮮の工作員」
「朝鮮総連から献金を受けている」などと根も葉もない誹謗中傷を受けた。
同じ地域の議員からも「拉致被害者より朝鮮人に味方している」と不当に非難された。
だが、「そんな時だからこそ」と、交流や活動をネットで広くアピールし正当性を訴え、誹謗中傷を沈黙させた
▼ある日朝友好団体のメンバーは、日朝関係の悪化でメンバーが離れていくなかでも、
勉強会の回数を増やし日朝関係や在日同胞社会に対する理解を深め、団体を発展させた。
「事実を聞いたうえで展望についてワイワイと議論する」。そんなメリハリがメンバーに刺激を与えたという
▼在日同胞たちの厳しい現状を知り支援する日本人もまた、その過程で多くの苦難を負っている。
だからこそ同胞たちは、笑顔の裏にある不屈の信念に敬意を表し、
「日本人の活動の一つ一つ、励ましの一言一言がわれわれに力と勇気を与えている」と感謝する。(天)
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0518-00001.htm
日朝友好促進東京議員連絡会結成 総会に超党派の73人参加 ◆「オール東京」で活動を 東京の日朝友好促進区議会議員連絡会の第7回総会が11日、東京・新宿の叙々苑「游玄亭」で行われた。 総会には、代表世話人の江口済三郎・中野区議ら都内の区議会および市町村議会の超党派議員73人をはじめ、 総連東京都本部の朴昌吉委員長、総連西東京本部の李在哲委員長と総連各支部委員長ら24人が参加。 連絡会の規模を東京23区から都全域に広げていくために、 名称を日朝友好促進東京議員連絡会へと改称することが決まった。 ◆対話と交流が必要 総会では代表世話人の江口議員、来ひんを代表し永木秀人・新宿副区長と朴委員長があいさつした。 江口代表世話人は「日朝関係はこう着状態が続いているが、われわれは草の根の運動として、 地域の在日朝鮮人と交流し支援を続けてきた。今年はメンバーが増え多摩地区の議員らも参加し、 オール東京の議員が結集した。日朝友好促進をさらに力強く展開していこう」と述べた。 朴委員長は、朝鮮の人工衛星打ち上げを機により激しくなった反朝鮮バッシングや総連と在日同胞に 対する規制、日本政府が導入しようとしている新しい在留管理制度の問題点などについて指摘。 「連絡会がオール東京で活動することは大変喜ばしい。在日同胞にとって大きな励みになる」 と議員らに敬意を表した。 2002年4月に結成された同連絡会は、民族教育支援、地域の在日朝鮮人との交流、 訪朝団派遣などの活動を行ってきた。昨年は、家族との面会や朝鮮学校生徒の修学旅行、 人道支援物資の輸送などで在日朝鮮人が不自由な思いをしているとして、 代表らが首相官邸を訪れ「万景峰92」号の入港禁止措置の解除を申し入れた。 さらに今年は、金剛山歌劇団東京公演(7月22日、大田区民ホール)を実行委員会と共催する。
>137
活動報告では、「地域で交流を重ねる過程で在日朝鮮人について理解を深めることができた。
力による制裁だけでは物事は解決しない。対話と交流こそ必要。こうした基本をしっかり押さえて活動しよう」
との呼びかけが行われた。
総会には立川市、清瀬市など多摩地域から7人の議員が参加。
区議会議員連絡会を発展・解消させ、東京議員連絡会が結成された。
多摩地域のある市議は「こうした会があることを聞いて驚いた。
多摩地域の一部でも教育補助金、無年金問題などへの取り組みがあったが、
今後は一緒になって日朝国交正常化と在日朝鮮人の生活、権利問題に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
李在哲委員長は「今日は歴史的な総会になった。今日の参加者が火種となり、
より多くの議員の賛同を得て、草の根の朝・日友好を広げていきたい」と述べた。
総会後、参加者たちは食事をしながら、それぞれの地域での活動を紹介し交流を深めた。(泰)
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0518-00001.htm
入管特例法と住基法改定案に関する院内集会 ◆管理ではなく共生を 「ここが問題! 入管法・入管特例法改定案&住基法改定案院内集会第4弾 『特別永住者にとってプラスになるか?』」(主催=「在留カードに異議あり!」 NGO実行委員会) が13日、衆議院第二議員会館第一会議室で行われた。現在、国会で審議されている入管法および 入管特例法の改定案の上程理由には、「適法に在留する外国人の利便性を向上させる」という文言が 含まれているものの、実質的には在日同胞をはじめとする外国人が、厳しい管理の下で生活せざるを 得ない状況が生まれることが予想されることから、集会には当事者である在日外国人やNGOを はじめとするさまざまな団体の関係者たちが多数参加した。 ◆国会議員も多数参加 集会ではまず、国会議員らが発言。 社民党の福島みずほ党首は、改定案には「情報を整理する」という文言が入っているが、 外国人を管理しようという企図がうかがえると述べながら、改定案が通過した場合、学校や宗教団体、 職場などで外国人への監視が強まることが憂慮されると指摘。住基法改定案においても、外登法から 住基法への移行がうまくいかない場合、外国人が「透明人間」になり、行政サービスが受けにくくなる 可能性もあると述べた。そのうえで、「外国人は煮ても焼いても構わない」という発想に変わりない ことへの怒りを持って共にたたかっていこうと訴えた。 辻元清美衆院議員は、次の総選挙で政権がどうなるかわからない時期に、このような重要な法案を 出すというところに政治的意図が見える、まずは廃案にして総選挙後にしようとがんばっていると 語った。さらに、改定案の考え方の基本が共生ではなく管理だと指摘、 人権を守るのが本来の政治であり、これを規制、管理することが政治ではないと強調した。 保坂展人衆院議員は、今回の改定案はただの改定ではなくまったく新しい制度の導入であり、 法の改定を進めているのは政治家ではなく危機管理産業に携わる企業だと指摘した。 この他にも、「どこの国の人であれ、人権が保障されるのが日本のあるべき姿」(相原久美子参院議員)、 「法には本来、弱者のために幅を持たせなければならない」(今野東参院議員)などの発言があった。
>139 ◆当事者、問題点訴え 続いてNGOや当事者が発言した。 在日韓国人問題研究所と外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会を代表して発言した 佐藤信行氏は、今回の改定案では「外登証」が廃止され、「在留カード」と「特別永住者証明書」 になるが、常時携帯を義務付けられることに変わりはないと指摘。1999年に外登法改定案を 審議した参議院法務委員会は附帯決議の中で、「永住者に外国人登録証の常時携帯を義務付ける必要性、 合理性について十分な検証を行い、同制度の抜本的な見直しを検討すること。とりわけ特別永住者に 対しては、その歴史的経緯などが十分考慮されなければならない」と明記していたにもかかわらず、 今回の改定案にはそのような文言は入っていないと強調した。 そのうえで、日本は常時携帯義務に関する国連自由権規約委員会の3回にわたる廃止勧告を まったく無視しており、「4世、5世になっても外国人として差別していいのか。 在日朝鮮人の法的地位についてしっかり議論しなければならない」と語った。 李春熙弁護士は、歴史的経緯や生活、居住の実態が同じなのに扱いが違うなど、今回の改定案は人権、 平等という観点から見直すべきだとし、「みなし再入国許可制度」から朝鮮国籍の同胞が除外された 場合、在日同胞の分断を招くと指摘。すべての在日同胞が特別永住者ではない現状に鑑み、 すべての在日同胞が平等に扱われなければならないと訴えた。 続いて発言した総連代表は、歴史的に弾圧の手段として使われてきたことから、総連はこれまで 一貫して外登法の廃止を求めてきた事実に触れながら、刑事罰規定と常時携帯義務が残っている限り、 在日同胞は不安と恐怖の中で暮らさなければならないと指摘。証明書の常時携帯、提示義務をなくす ことや住所変更時の申請義務などを含む各種義務違反に対する刑事罰制度をなくすこと、特別永住者の 再入国を許可の対象からはずし、「みなし再入国許可制度」の適用対象にすることなどを求めた。 とくに「みなし再入国許可制度」の条文が「有効な旅券」という文言を削除することを強く求めた。
>140
外国人人権法連絡会共同代表の田中宏・一橋大学名誉教授は、これまでと同様に外国人を「害国人」
として扱っていいのかと問いかけながら、外国人に対して現在も続いている「適用除外」など
さまざまな問題点を挙げた。そのうえで、日本は「最大多数の最大幸福」ではなく
「少数者への最小抑圧」を目指すべきだと指摘した。
一方、集会に先立ち、入管法の改定案に反対するキリスト教会代表者たちが記者会見を行った。(李松鶴記者)
【注】「みなし再入国許可制度」:有効な旅券を所持するものが再入国の意図を表明し出国するときは
再入国許可を受けたものとみなすという制度。
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/02/0902j0518-00001.htm
開城工業地区問題で南側に通知 特恵的な法規、契約は無効
朝鮮中央特区開発指導総局は15日、南朝鮮に通知文を送り、
▼北側が6.15共同宣言の精神にしたがって開城工業地区で南側に特恵的に適用してきた
土地賃貸料と使用料、労賃、各種税金などの関連法規と契約の無効を宣言し、
▼情勢の変化にそった法規定、基準の改定、施行の手続きに着手することを明らかにした。
さらに、同地区に入居している南側企業と関係者に対して、「通知事項を無条件受け入れるべきであり、
これを履行する意思がなければ同地区から撤退しても構わない」と通達した。
通知文は、このような事態が「南側当局によってもたらされた」と強調した。
これに先立ち北側は4月16日、特恵措置の全面再検討、再協議のための実務接触を南側に提案。
21日に実務接触が行われた。
しかし、南側はこれに対決的な姿勢で応じた。
通知文の内容によると、南側は不当な問題を提起し、実務接触を10余時間も遅延させた。
また、次回の接触の日時、場所などに関して、北側が通告したにも関わらず、
20余日間も自側の通告を引き延ばしたあげく、北側が再度提示した12日にも接触に応じなかった。
さらには、北側への敵対行為で逮捕され調査を受けている現代峨山職員の処遇問題をもって騒ぎを起こし、
この問題の解決を実務接触の前提条件として提示した。
北側は南側のこのような行為を、「工業地区の事業を破たんさせようとする計画的な挑発行為」
と見なし、協議を通じて論議しようとした問題を今回、一方的に通告することになった。
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0518-00001.htm
在日朝鮮人歴史・人権週間 09年版ブックレット発行
「2009在日朝鮮人歴史・人権週間」が7月3〜26日にかけて行われる。
これに先立ち、朝鮮人強制連行真相調査団と日本の市民団体が共同で主催する実行委員会が
ブックレットを発行した(写真、頒価=500円)。
今年の「在日朝鮮人歴史・人権週間」のテーマは、
(1) 朝鮮人強制連行(日本軍「慰安婦」・「労務動員」・軍人軍属)、
(2) 在日の無年金と消えた年金問題、
(3) 全国の強制連行地の案内。
ブックレットではこれらのテーマに沿って項目別に紹介されている。
(1) では、法と人権の視点からこの問題をとらえ、Q&A方式でわかりやすく開設されている。
(2) では、在日高齢者と在日障がい者が置かれている無年金状態の原因と現状、課題などについてまとめられている。
(3) では、各地の強制連行跡地の特徴や追悼碑などについて言及しながら、体験者の証言なども紹介している。
また巻末では、昨年の「在日朝鮮人歴史・人権週間」における各地での賛同企画や奨励賞受賞団体、
今年の予定と奨励賞、ロゴマークの募集などについて紹介されている。
問い合わせは、朝鮮人強制連行真相調査団まで TEL 03・3262・7111。
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/01/0901j0518-00001.htm
鉄の約束
「千里馬」「チュチェ鉄」
これらの単語はいまや朝鮮経済を語るうえで代名詞となりつつある。
昨年、独自の技術によってUHP電気炉の製造に成功した千里馬製鋼連合企業所は一躍、
「時代の寵児」となった。
今回、千里馬製鋼連合企業所と同企業所の傘下で「チュチェ鉄」を供給しているポサン製鉄所への
取材を通じて、それを肌で感じた。同時に、2人の男が交わした20年来の「約束」についても
知ることになった。
その2人とは、「千里馬」のキム・ヒョンナム支配人と「ポサン」のパク・ソンチョル支配人だ。
2人は清津鉱山工業大学の同窓生で、卒業後、ともに千里馬製鋼連合企業所に就職。
「鉄をもって国の復興を誓い合う」仲だったという。
「いつも会話は鉄で始まり鉄で終わった」とパク支配人は若き日を振り返る。
90年代、工場の生産がストップし生活にも窮した「苦難の行軍」期、
キム支配人との「約束」を思い出して何度も気を取り直したという。
それから20数年、2人は国の基幹を支える企業の支配人になった。
現在、金属工業部門は経済発展の生命線として位置づけられている。
現実は、多忙を極める2人に1杯の酒を酌み交わす時間すら与えない。
「わが企業所の運命は『ポサン』にかかっている」(キム支配人)
「たとえどんなことがあっても『千里馬』に鉄を届ける」(パク支配人)
2人の交わした「鉄の約束」は今、さらに強く息吹いている。(陽)
[朝鮮新報 2009.5.18]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/01/0901j0518-00002.htm
「帰国者」の待遇改善指示―金総書記
次男への後継作業の一環?
【ソウル17日上田勇実】北朝鮮の最高指導者・金正日総書記が2004年7月、
日本から北朝鮮に帰国した在日朝鮮人、いわゆる帰国者たちの待遇を改善するよう指示していたことが
分かった。北朝鮮の国家科学院出身の脱北者(昨年1月脱北)が17日、本紙に明らかにした。
04年は金総書記の有力な後継者候補の1人である次男・正哲氏(27)が朝鮮労働党中央委員会の
メンバーになったという観測がすでに広がっていた時期で、帰国者で在日朝鮮人2世の母・高英姫氏に
対する偶像化が軍部や党内で進められた後でもあることから、指示は後継者選定作業の一環だった
可能性もある。
この脱北者は、「生活浄化」と呼ばれる週1回の職場の集まりで、党幹部が「金正日将軍さまが
『わが国で帰国者という名をなくせ』という方針を出された」と読み上げるのを聞いた。これは、
北朝鮮で昇進の妨げになってきた「帰国者」というレッテル貼りを止めるよう指示したもので、当時、
帰国者たちは「希望を持って働けというメッセージと受け止め、興奮した」(同脱北者)という。
北朝鮮の帰国者は、1959年から84年までの25年間で約9万3000人(日本人妻など含む)
に達する。金日成主席が「帰国者は愛国者の代名詞」と語ったといわれ、歓迎ぶりも熱烈だった。
だが、結局は大半が差別に遭い、スパイ摘発などを行う国家安全保衛部の監視対象にされることも多く、
日本の親類から仕送りを受けた一部の富裕層を除けば、社会的に苦しい立場に置かれた。
ただ、04年8月に高氏は死亡。指示とは裏腹に帰国者の待遇改善は実現しなかった。
現在、金総書記の後継者をめぐっては、正哲氏のほかその弟・正雲氏(26)、
異腹兄弟で金総書記の長男に当たる正男氏(38)の動向が注目されている。
2009/5/17 15:19
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090517-151951.html
朝鮮総連福岡支部の幹部をひき逃げで逮捕 最初は「妻が…」
2009.5.18 21:17
福岡県警東署は18日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)福岡支部幹部の李光鎬容疑者(45)=福岡市博多区千代=を逮捕した。
同署によると、李容疑者は事故直後の10日夜に妻(33)と出頭し「妻が運転して事故を起こした」
と証言。その後、自分が運転していたことを認め、「飲酒運転がばれるのが怖かった」と供述した
という。知人の結婚式などでビールやワインを飲んだ帰りとみられ、
同署は道交法違反(酒気帯び運転)容疑でも調べる。
逮捕容疑は10日午後7時50分ごろ、福岡市東区箱崎の国道3号交差点で、同県飯塚市の
専門学校生(18)のミニバイクに追突し、1週間の軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090518/dst0905182118016-n1.htm
北朝鮮タンクローリー不正輸出事件で社長逮捕
2009.5.19 11:47
京都府舞鶴市の中古車販売会社が韓国経由で北朝鮮にタンクローリーを不正輸出したとされる事件で、
兵庫県警外事課などは19日、外為法違反(無許可輸出)容疑で、韓国籍の中古車販売会社社長、
鄭麟采(チョンリンチェ)容疑者(50)を逮捕した。鄭容疑者は犯行前に、中国経由でタンクローリー
の輸出を図ったが、経済産業省の許可が得られず、失敗していたことが判明。このため、県警は、
鄭容疑者が輸出の認められる「ホワイト国」と呼ばれる韓国経由で輸出したとみて追及する。
県警によると、ホワイト国経由の北朝鮮向けの不正輸出の摘発は全国初。
鄭容疑者の逮捕容疑は、平成20年1月28日、仲介役の中国・大連の貿易会社を通じ、
神戸港から日産と日野自動車製の国産中古タンクローリー2台を、実体のない韓国の運送会社への
輸出とみせかけ、北朝鮮・平壌の商社「朝鮮白虎7貿易会社」に向け、不正に輸出したとされる。
県警によると、鄭容疑者は「納得がいかない」と容疑を否認しているという。
白虎7社は大量破壊兵器やミサイル開発などの懸念が残る海外企業として、同省のリストに掲載。
朝鮮人民軍直轄で、従業員数は2000〜3000人。
鄭容疑者には直接、ミサイル運搬などに転用可能なタンクローリーを発注していたとみられている。
鄭容疑者は19年12月19日、このタンクローリーを大連の貿易会社へ輸出するため神戸税関へ
申告したが、キャッチオール規制の対象品であるため、同20日に同省から不許可の通知を受けて
いたという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090519/crm0905191149020-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090519/crm0905191149020-n2.htm
北朝鮮にタンクローリー不正輸出図る 容疑の貿易会社社長を逮捕
弾道ミサイルの発射台などに転用できるタンクローリーを北朝鮮に不正輸出しようとしたとして、
兵庫県警外事課は19日、韓国籍で住所不定、京都府舞鶴市の貿易会社社長、鄭麟采容疑者(50)を
外為法違反(無許可輸出)の疑いで逮捕した。
同課によると、同容疑者は「納得できない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は昨年1月28日、大量破壊兵器開発などに転用できる製品輸出を規制した経済産業省の
「キャッチオール規制」対象の大型中古タンクローリー2台を北朝鮮に輸出するため、
輸出許可が不要な韓国に輸出した疑い。
同課によると、2台の最大積載量は約12トンで、荷台を改造すればミサイルの発射台に転用でき、
ミサイルの燃料運搬も可能という。2台は神戸港から韓国・釜山港に渡った段階で、
経産省の通報を受け、同国内で停留されている。
(2009/05/19 11:51)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090519AT5C1900Y19052009.html
>147,148
同じ事件の (-@∀@) の記事。
北朝鮮へタンクローリー不正輸出容疑 貿易会社長を逮捕
2009年5月19日11時21分
ミサイルの燃料運搬や移動式発射台として使えるため、北朝鮮への輸出には国の許可がいる
タンクローリー2台を神戸港から北朝鮮へ輸出しようとしたとして、兵庫県警は19日、
京都府舞鶴市で貿易会社を営む盛田忠雄容疑者(50)を外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕したと
発表した。県警の調べに対し、盛田容疑者は「納得できない」と容疑を否認しているという。
外事課によると、盛田容疑者は昨年1月、経済産業相の許可を受けず、韓国釜山経由で
タンクローリー2台を北朝鮮の商社「朝鮮白虎7貿易会社」に向けて輸出しようとした疑いがある。
同社は、経済産業省が核兵器開発の関係企業として認定している。
県警は、北朝鮮に運ばれる直前に釜山でタンクローリーを確認したという。韓国の荷受先関係者は
「(盛田容疑者から)2台を北朝鮮に送るよう指示された」と説明しているという。
同課は、盛田容疑者がほかにも軍事転用できる車両などを輸出していなかったかどうかについても調べる。
http://www.asahi.com/national/update/0519/OSK200905190033.html
拉致家族に「申し訳ない」 田原氏の発言でテレビ朝日
2009年5月19日0時4分
ジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ朝日の番組でした発言を巡り、拉致被害者の家族連絡会が
「被害者の死亡を既成事実のように発言した」として田原氏と同社に抗議した問題で、
同社は家族会に「不快の念を抱かせ誠に申し訳ない」などとするプロデューサー名の文書を送った。
田原氏は4月末の「朝まで生テレビ」で、横田めぐみさんら2人について
「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言した。
田原氏は「人の生死に関する問題を、具体的な情報源を示すことなく発言したことは深く反省している。
横田さんたちが生きていることを心から望んでいる。言葉が足りず、大変申し訳ない」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0518/TKY200905180378.html
ちょっと スレちになるかも試練がご容赦あれ
殺意すら感じるな辻本 今度の選挙 民国に乗り込んで
事実を応援の前でぶちまけてやろうかね
平成4年わが国初の本格的な国連平和維持活動(PKO)に参加して
いたのが岩見沢の施設大隊であり、彼らから聞いた話であるが、
社民党の辻元清美を先頭に約70名がカンボジアのタケオ基地を訪れたという。
そのときの彼女らの勝手気ままの行動は、写真家の宮嶋茂樹さんの
『ああ、堂々の自衛隊』(クレスト社)に詳しいが、隊員の宿舎に
入り込んで私物を勝手に触ったり、隊員に下品な質問をしたり、
「自衛隊の作業はカンボジアの環境を破壊している」だの、
「従軍慰安婦を派遣するというウワサがある」「隊内でコンドームを
配っているとか」「(相手の隊員を指差して)あなたのポケットにも
あるのでしょう」と言ったり、そこにいた隊員はあまりのひどさに
唖然とすると同時に、この女殴ってやろうかと思ったという。
また別の隊員は彼女らの悪意ある言動とあまりにも無礼極まる行動に
“同じ日本人”であろうかとも思ったともいう。
もっとも反日左翼政治家、反日ジャーナリストは出自(出身)を
明らかにせず、通名(日本人名)で世間を渡っているもの、日本に
対する愛情も忠誠心もないまま、仕事に便利だからという理由だけで
日本に帰化したものが多いと言う。
それにつけても今回のソマリア沖への海自派遣について、反対運動を
続けていた辻元の所属する福島社民党、どのツラ下げて自衛隊に
守ってくれと言うのか、開いた口が塞がらない。
自衛隊は日本の軍隊であるから例え反日勢力であっても、日本の国籍を
持っていれば守るのが彼らの使命であり、断ることはできない。
それを見越して守ってくれという、かれらは自衛隊を番犬程度にしか
見ていないのである。
それにしても“ピースボートを海自が護衛”の件を記事にしたのが産経
新聞だけであったとは・・・。
日本のメディアは如何に偏向しているかお分かりになったことと思う。
http://blog.livedoor.jp/wildhorse38/archives/51498295.htmlより
北に拘束の女性記者「ネットで救え」、ヒラリー米国務長官
2009年05月19日 13:02 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月19日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は18日、
ニューヨーク(New York)の女子大、バーナード・カレッジ(Barnard College)の学位授与式で
講演を行い、北朝鮮に拘束されている米国人女性ジャーナリスト2人の解放をインターネットを使って
訴えるよう呼びかけた。
クリントン国務長官は「北朝鮮にはいま、2人の若い女性ジャーナリストが拘束されています。
インターネットを活用して、この事実ををわれわれはまったく受け入れられないということを
北朝鮮に知らしめましょう」と述べた。
さらに、インターネットを使えば、世界にはびこる不当な行為に立ち向かえると強調した。
拘束されているのは、米カリフォルニア(California)州の「カレントTV(Current TV)」と契約して
いる韓国系米国人記者のユナ・リー(Euna Lee)さんと中国系米国人のローラ・リン(Laura Ling)さん。
2人は3月17日、中朝国境の豆満江(Tumen River)付近で脱北者について取材中、身柄を拘束された。
北朝鮮政府は今月14日、2人の裁判を6月4日に行うと発表している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2603841/4165500
北朝鮮、開城工業団地協議に応じず 韓国は再提案の方針
2009.5.18 19:33
韓国統一省は18日、韓国側が同日午前の開催を提案していた北朝鮮の開城工業団地に関する
当局間協議について、北朝鮮側から連絡がなく開けなかったと明らかにした。
玄仁澤統一相は記者団に対し、「適切な時期にもう一度、協議を提案する」と表明。
北朝鮮で拘束中の韓国人男性職員の釈放問題を議題として取り上げる方針にも変更がないことを
強調した。
同省によると、男性職員の拘束場所は「開城の近隣地域」で、健康状態に問題はないという。
先月21日に続く当局間協議は、男性職員の問題などで日程調整が難航。
北朝鮮は今月15日、同団地をめぐる従来の契約無効を宣言した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905181934004-n1.htm
北朝鮮、相変わらず「衛星は現在も稼働」
2009.5.18 21:32
北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、先月打ち上げられた試験通信衛星「光明星2号」が現在も軌道で
正常に稼働しているとする記事を配信した。社会主義経済建設で科学者や技術者が大きな役割を
果たしている、と紹介する記事の中で主張した。
一方、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日、米韓の対北朝鮮政策を批判した論評で、
オバマ米政権もブッシュ前政権の敵視政策を継続していると主張。
「向き合っても得るものはあるのか」とし、政策転換がない限り対話には応じない立場を
あらためて示した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905182133005-n1.htm
北朝鮮、統一戦線部副部長を処刑か 対南政策失敗で
2009.5.18 22:53
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは18日、北朝鮮の朝鮮労働党統一戦線部の
崔承哲副部長が、対南政策に失敗した責任を取り、昨年処刑されたとみられると報じた。
聯合ニュースは、対北朝鮮消息筋の話として「表面的な(処刑の)理由は南北経済協力事業を
めぐる個人的な汚職だが、実際には韓国の新政権(李明博政権)の対北政策に対する誤った判断と、
韓国の太陽政策が北朝鮮社会に及ぼした影響などに対する責任を問われた」と伝えた。
また、ほかの消息筋も処刑された事実を確認した上で、「北朝鮮が崔副部長に着せた最大の罪は、
北朝鮮社会全体の対南依存度を高め、韓国への幻想を植え付けたこと」と説明した。
崔副部長は1956年生まれ。金日成総合大学卒業。
南北閣僚級会談をはじめ、さまざまなレベルの南北会談を統括していた実力者で、
金正日総書記の信任も厚く、直接、対南事業を報告していた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090518/kor0905182254006-n1.htm
「戦争で南朝鮮は火の海、廃虚に」北の委員会が報道官談話
2009.5.19 00:34
北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は18日、韓国の外交通商省が
北朝鮮の核問題や「衛星」打ち上げを国連などで非難し南北関係を破綻(はたん)させたと主張、
「このままでは戦争が起き、南朝鮮(韓国)が火の海、廃虚となるのは避けられない」
と警告する報道官談話を出した。朝鮮中央通信が伝えた。
韓国の李明博政権が南北関係の進展と核問題を一体化させ、北朝鮮との懸案について、
国連や日米などとの多国間外交を通じて取り組もうとする姿勢をけん制したとみられる。
談話は、外交通商省が韓国政府の中でも「最も悪質で無分別な反民族的集団」と非難。
開城工業団地で韓国側職員が拘束されている問題を、国連人権委員会に持ち込もうとしている
ことについても「立場をわきまえず介入している」と批判した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090519/kor0905190035000-n1.htm
ソウルで世界都市気候サミット開会 クリントン米元大統領が講演
2009.5.19 11:12
【ソウル=水沼啓子】地球温暖化の原因とされる 二酸化炭素(CO2)など
温室効果ガスの削減策を話し合うため、世界大都市気候先導グループ(C40)による国際会議
「世界大都市気候変動サミット」がソウルで19日開会した。
同サミットは今回が3回目で、「都市の気候変動に対する対応の成果と課題」をテーマに、
石原慎太郎東京都知事をはじめ、世界約80都市の市長や環境専門家ら約500人が参加。
開幕式では、ビル・クリントン元米大統領が出席して基調演説を行い、
「温室効果ガスを2050年までに80%程度減らさなければ致命的な状況が現れる」とし、
「当面する課題は全世界の政府がどこに、どれだけ(温室効果ガス削減のために)投資するか
ということだ」と、全世界的な取り組みの必要性を訴えた。
最終日の21日に、温室効果ガス削減する具体策などを盛り込んだ「ソウル宣言文」が採択される。
世界大都市気候変動サミットは2年に1度開かれ、1回目は2005年にロンドンで、
2回目は07年にニューヨークで開催された。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090519/kor0905191116001-n1.htm
7月、ARFで米国務長官、北朝鮮外相が初顔合わせ
2009.5.19 11:25
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは19日、ヒラリー・クリントン米国務長官と
北朝鮮の朴宜春外相が7月にタイで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安保フォーラム
(ARF)に参加する予定だと報じた。オバマ米政権がスタートして初めての米朝協議が開かれる
可能性もあり、注目される。
聯合ニュースによると、タイの政府関係者が、韓国の報道陣に対し、
両氏が7月17日から23日にタイで開催されるARFに参加することを明らかにしたという。
2004年にインドネシア・ジャカルタでARFが開かれた際には、
パウエル米国務長官と北朝鮮の白南淳外相との間で会談が行われた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090519/kor0905191126002-n1.htm
米に対話前の謝罪要求 北朝鮮
2009.5.19 13:55
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は19日に掲載した対米論評で
「米国は(北朝鮮との)対話を持ち出す前に、これまで合意した内容を覆し、
わが国の自主権を侮っていることについて謝罪すべきだ」と主張、
米オバマ政権に対北朝鮮政策の根本的な転換を求めた。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は「オバマ政権がスタートして以降の(対北朝鮮)政策は、過去(の敵視政策)と少しも
変わらず、より凶悪な方法で強化されている」と非難。米国が北朝鮮との対話を呼び掛けるのは
「火を放つのに有利な条件をつくるためのジェスチャーにすぎない」と指摘した上で
「米国の侵略策動に対処し、自衛的な核抑止力をさらに強化するのはわれわれにとって最重要の課題だ」
と強調した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090519/kor0905191356003-n1.htm
韓国で売春あっせん業者逮捕 57人を川崎に送った容疑
2009年5月18日18時56分
【ソウル=牧野愛博】韓国の京畿地方警察庁は18日、韓国人女性57人を川崎市内に送り込んで
売春をあっせんしていたとして、韓国人の男性業者(47)を性売買防止特別法違反の疑いで逮捕した
と発表した。
調べによれば、業者はインターネットで「日本に行けば月2千万ウォン(約152万円)を
簡単に稼げる」と勧誘。応募した80人以上の女性から、年齢や身長などの条件に合った57人を、
川崎にある風俗店14カ所に送り込んだ。
同庁は「韓国で取り締まりが強化されたため、外国に逃れて売春する事例が増えている」と説明している。
http://www.asahi.com/international/update/0518/TKY200905180260.html
北朝鮮・南北関係担当の崔氏、処刑か…聯合ニュース報道
【ソウル=浅野好春】韓国の聯合ニュースは18日、消息筋の話として、
北朝鮮の崔承哲(チェスンチョル)・前労働党統一戦線部副部長が昨年、
「対南(韓国)政策の失敗」を理由に処刑されたと報じた。
崔氏は韓国で左派政権が続く中で南北関係を担当し、2007年10月に行われた
第2回南北首脳会談に先立ち、南北軍事境界線を徒歩で越えた盧武鉉(ノムヒョン)大統領(当時)
夫妻を出迎えた人物として知られる。韓国では今年に入り、崔氏が地方の養鶏場に左遷され、
再教育を受けているとの情報が流れていたが、処刑が明るみに出たことで、南北関係の悪化が
長期化するとの懸念も強まっている。
聯合電によると、処刑の理由は、表面的には「南北交流に絡む個人的な不正」とされている。
だが、実際には、崔氏が韓国の李明博(イミョンバク)政権の対北朝鮮政策に対して誤った判断を
下したことや、盧政権まで10年間続いた対北融和政策により、
「北朝鮮社会全般に韓国に対する依存度が高まり、韓国への幻想を抱かせた」ことが問題視されたという。
韓国統一省は、崔氏処刑の情報について「確認されていない」としている。
(2009年5月19日00時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090519-OYT1T00019.htm
北朝鮮にタンクローリー不正輸出、貿易会社社長を逮捕
弾道ミサイルの発射台などに転用できる大型タンクローリーを北朝鮮に輸出しようとしていたとして、
兵庫県警は19日、京都府舞鶴市内の貿易会社社長で、韓国籍の鄭麟(チョンリン)チェ容疑者(50)
を外国為替及び外国貿易法違反(無許可輸出)容疑で逮捕した。(チェは「爪」の下に「木」)
輸出先になっていた北朝鮮の貿易会社は、
経済産業省に「核兵器などの開発に関与している恐れがある外国企業」と認定されている。
発表によると、鄭容疑者は2008年1月28日、大量破壊兵器などに転用可能な製品の輸出を
禁じる「キャッチオール規制」対象の大型タンクローリー(最大積載量約12トン)2台を、
経産相の許可を受けないまま、韓国経由で北朝鮮の貿易会社に輸出しようとした疑い。
調べに対し、鄭容疑者は「納得いかない」などと否認しているという。
(2009年5月19日14時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090519-OYT1T00324.htm
総連支部委員長がひき逃げの疑い、福岡県警逮捕
福岡県警東署は18日、福岡市博多区千代6、朝鮮総連福岡支部委員長の
李光鎬(リグァンホ)容疑者(45)を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。
発表によると、李容疑者は10日午後8時前、同市東区箱崎4の国道3号で軽乗用車を運転中、
交差点付近で停車していた専門学校の男子学生(18)のバイクに追突。
首などに軽傷を負わせたまま逃走した疑い。
李容疑者は居酒屋でビールやワインを飲んでおり、
「飲酒運転が発覚することが怖くて逃げた」と容疑を認めているという。
事故の約2時間後、妻(33)と一緒に同署に出頭。当初は、妻が運転したと口裏を合わせていた
という。同署は李容疑者を道交法違反(酒気帯び運転)容疑、妻も犯人隠避容疑で調べる。
(2009年5月19日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090519-OYS1T00233.htm
開城工業団地、北朝鮮の契約無効宣言で混乱状態に=韓国統一相
2009年5月18日
[ソウル 18日 ロイター] 韓国の玄仁沢(ヒョン・インテク)統一相は、
南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地について、混乱状態に陥っている、との認識を示した。
当地の学術セミナーで述べた。
北朝鮮は15日、開城工業団地における労務、賃貸、税務上の一連の契約を無効とすると宣言。
これを受けて18日のソウル株式市場では、ロマンソン<026040.KQ>(腕時計メーカー)や
シンウォン<009270.KS>(衣料メーカー)など、開城工業団地で事業展開する企業が急落した。
韓国の統一相は「開城工業団地は危機的状況となった」としている。
ただし、当局者などの話によると、開城工業団地の韓国企業は18日も、
通常通りに事業活動を行っている。開城工業団地では、100社近い韓国の中小企業が進出しており、
現地で4万人程度の北朝鮮国民を雇用している。
アナリストは、北朝鮮の狙いは賃料と賃金の引き上げ、と指摘する。
現在の賃金水準は月額70ドルからで、政府に直接支払われるという。
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200905180069.html
「日本でインフル猛威」に韓国緊張…旅行中止や検疫強化
2009年5月19日11時31分
【ソウル=牧野愛博】日本で新型インフルエンザ感染が広がり、お隣の韓国でも緊張が高まっている。
仁川国際空港では、日本での感染者発生を受け、米国やメキシコなど主要感染国と同様に、
日本からの到着便への検疫も強化した。
1日約50便ある日本からの到着便搭乗客に、検疫質問書と検温を義務づけている。
日本へのツアーを扱うソウルの大手旅行社によると、今週から関西地方への旅行予約客を中心に、
キャンセルや別の場所への振り替えが出始めたという。
また、韓国製薬協会によると、22日にソウルで予定されていた日韓製薬セミナーが日本側の出席が
見込めず中止になった。サッカーのアジア・チャンピオンズリーグで、ガンバ大阪と20日に大阪の
万博競技場で対戦するFCソウルの選手らは、急きょ購入したマスクを着用して18日に大阪に到着した。
一方、韓国保健福祉家族省は19日、韓国で4人目となる新型インフルエンザ感染者が確認されたと
発表した。この感染者はベトナム人女性(22)で、17日に米シアトル発の航空便で韓国に到着した。
http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY200905190093.html
北ミサイル開発 頭脳と物資、流出危機 発射半年前に科学者訪朝
2009.5.19 03:53
北朝鮮が、ミサイルや燃料の運搬に利用できるタンクローリーを日本から調達しようとしていた
実態が浮かび上がった。ミサイル開発、配備と密接に関連した物資の調達。
北朝鮮は昨秋以降、日本の大学で学んだ在日朝鮮人のロケットエンジンの技術者を呼び寄せるなど
ミサイル開発に国家を挙げて動いていることも公安当局は把握している。
日本から「頭脳」と物資が流出する危機が迫っている。
今回、中古車販売会社に大型タンクローリーを発注した「朝鮮白虎7貿易会社」は朝鮮人民軍直轄の商社。
経済産業省が「大量破壊兵器やミサイルの開発への関与の懸念が払拭(ふっしょく)できない」とする
リストにも載っている。
北朝鮮のミサイルのうち、大型発射台を必要としない弾道ミサイルはトレーラーで移動していると
みられており、情報衛星による所在把握は困難だ。タンクローリーもシャーシ部分を使って
トレーラーのように改造できることから経産省や各地の税関は特に厳重に輸出統制を敷いている。
また、液体燃料を使う北朝鮮のミサイルシステムにとって、高い耐腐食性をもつタンクを据え付けた
タンクローリーは必須の資材。大量の燃料を輸送できればミサイル運用の機動性は大幅に高まる。
北朝鮮が調達に心血を注ぐのは物資だけではない。
公安当局によると、昨年10月から11月まで、在日朝鮮人の科学者4人が、
ロシア・ウラジオストク経由で北朝鮮を訪問。在日本朝鮮人科学技術協会(科協)の幹部や顧問らで、
かつて東大生産技術研究所などに所属し、優れた研究業績から米国で表彰されたことのある権威もいた。
訪朝の時期が4月のミサイル発射の約6カ月前だったことから、公安当局はタンクローリーの調達と
関連がないか注視している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090519/crm0905190354005-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090519/crm0905190354005-n2.htm
韓国人気俳優を在宅起訴 日本から密輸の麻薬使用
2009.5.19 20:03
【ソウル=水沼啓子】日本から密輸入した麻薬などを使用した疑いで書類送検された、
日本でも人気の高い韓流スター、チュ・ジフン容疑者(27)について、ソウル地検は19日、
麻薬類管理法違反罪で在宅起訴した。
チュ容疑者は昨年4月中旬ごろ、ソウル市内のマンションで合成麻薬「エクスタシー」などを
知人の俳優やモデルら3人と一緒に2度にわたって使用したという。
日本に渡航し、麻薬を密輸入していた3人も同罪で起訴された。
チュ容疑者はドラマ「宮(クン)」や映画「キッチン」などに出演、日本でも多くのファンを獲得した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090519/kor0905191834005-n1.htm
金総書記の後継者は二男? 要職に就任と脱北者
2009.5.20 11:11
【ソウル=水沼啓子】20日付の韓国紙、東亜日報は、黄長●(=火へんに華)
(ファン・ジャンヨプ)元朝鮮労働党書記の秘書をしていた脱北者の話として、北朝鮮の金正日総書記の
後継者に三男、金正雲氏(26)ではなく、二男の正哲氏(28)がなる可能性が高いと伝えた。
東亜日報によると、1997年に黄氏とともに韓国に亡命した黄氏の秘書、
金徳弘(キム・ドッコン)氏が、最近広がっている「三男後継説」について、
「甲論乙駁(こうろんおっぱく)する価値すらない」と一蹴(いっしゅう)。
「正哲こそ党組織指導部の隠された第1副部長の肩書で後継者としての教育を受けており、
父親の後を引き継ぐ可能性が高い」と主張した。
金氏が正哲氏を後継者とみているのは、金総書記の3人の息子の中で唯一、党中央委員会に入り、
組織指導部の総合担当第1副部長を務めており、組織指導部で李済強第1副部長が補佐しているからという。
韓国政府は、組織指導部の第1副部長として李済強氏を含めて3人を確認しているが、金氏によれば、
正哲氏は「総合担当第1副部長」として、3人の第1副部長から受けた報告を金総書記に直接伝え、
金総書記からの指示を3人に伝えて統制する役割を担っているという。
党組織指導部内に「総合担当第1副部長」という職責があり、
正哲氏がその職責に就いているのが明らかになるのは今回が初めてという。
金氏は情報の出所については明らかにしていないが「この事実を確認した」とした上で、
「後継者の職責は絶対に対外秘なので、北朝鮮は公開しないものとみられる」と述べている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090520/kor0905201113002-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090520/kor0905201113002-n2.htm
春・夏・秋・冬
発足後から一貫して6.15、10.4を否定し反統一政策に固執してきた李明博政権。
開城工業地区問題と関連し、「対話と圧力」という日本と同様の政策に舵を切ろうとしている
▼青瓦台の関係者は18日、記者たちに対し「開城工団の閉鎖や中断は上程したくない」としながらも、
南の職員が北の自主権を侵害し、該当する法に抵触する行為を行ったことで拘留されている問題が
解決しなければ継続にも支障をきたすと述べた
▼南朝鮮当局はこれまで、この拘留について「開城工業地区と金剛山観光地区の出入および滞在に関する
合意書」に「違反」しており、「人権侵害」だと主張してきた。しかし、朝鮮の中央特区開発指導総局
スポークスマンが明らかにしているように、「事態の真相をわい曲し、北南関係と開城工業地区事業に
障害が生じた責任をわれわれにかぶらせるため」の詭弁にすぎない
▼中央特区開発指導総局はこれに先立つ15日、南側に通知文を送った。通知文は、これまで南側にだけ
特恵的に適用していた関連法規と契約が無効であると指摘。これを執行する意思がなければ出ていっても
構わないと述べ、6.15を否定する者に6.15の恩恵は与えられないと強調した
▼開城工業地区は統一の象徴であり、南朝鮮のメディアが主張するような北側だけが利益を得る事業ではない。
そもそも、北南関係の悪化を招いた南朝鮮当局が、この期におよんで日本が何の成果も進展も得られな
かった「対話と圧力」という政策をとるという時点で、北南関係はさらに悪化せざるをえない。(国)
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0520-00001.htm
市民団体と総連の代表 大阪府知事らに要請書 「朝鮮児童のための措置を」 「日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪」(日朝市民連帯・大阪)の有元幹明、 永久睦子共同代表、「アプロハムケ・ネットワーク」(大阪市内の朝鮮学校を支援する会のネットワーク 組織)長崎由美子代表、総連大阪府本部の朴栄致国際統一部長が4月23日、大阪府庁を訪ねた。 代表らは、朝鮮の人工衛星「光明星2号」の打ち上げ(4月5日)に対し、日本政府が不当な対応を とっている中で、大阪府下の朝鮮学校や日本学校に通う在日朝鮮人生徒に対する暴言、暴行、 嫌がらせなどが起きないよう自治体が対策を講じることなどを求めて、橋下徹大阪府知事、大阪府教育長、 大阪府議会議長にあてた要請書を担当者に手渡した。 またこの日一行は、大阪府議会各会派を訪ね、同要請書を配布した。 一連の行動には大阪府議会議員が同行した。 要請書は、「日朝市民連帯・大阪」が、日本国首相自らが署名した日朝平壌宣言に則って日朝両国の 不正常な関係を正すよう政府に働きかけるとともに、日本で最も多くの在日朝鮮人が暮らす大阪で、 日本人と朝鮮人が互いに尊敬しあって一緒に生きたいと願って行動してきたことに言及した。 また過去、日本と朝鮮の国家間の政治的対立が激化したとき、女子生徒のチマ・チョゴリがナイフで 切られるなどの暴力事件がひん発したばかりでなく、在日の子どもたちが在籍する日本学校では、 「朝鮮に帰れ」などの暴言をあびせる心痛いできごともひん発したと指摘した。 そしてこうした事実は、朝鮮人がなぜこんなに多く日本で生活せざるをえなかったのかなどの 歴史教育が浸透していない日本社会の現状を映し出しているのではないかと強調した。
>172
そして、朝鮮の人工衛星打ち上げのニュースが伝えられるや、またも不穏な空気が流れており、
今回も国家間の問題で在日の子どもたちが決して暴力にさらされないよう目配りを強めなければならない
と強調し、
(1) 日本学校の中でいじめの事象がないか、丁寧に調査すること、
(2) 日本学校における、日本と朝鮮の近現代の歴史教育と、人権教育になおいっそうの力を入れ、
また社会教育の場においてもあらゆる機会をとらえて取り組みを強めること、
(3) 通学時の安全にできるかぎりの配慮と手だてを講じることを強く要請した。
また大阪府担当者との面談席上では、橋下徹知事がさる4月6日の記者会見で、
「大阪にも多くの北朝鮮籍の人が住んでいる。言論の自由が保障されている日本に住む北朝鮮籍の人は、
北朝鮮の今の体制について厳しく批判しないといけない。国民に変える気概がなければ、国は変わらない」
などと極めて政治的問題を含んだ暴言をしたことに関し、「北朝鮮籍」など法的に存在しないばかりか、
府民の安全を守るべき知事として極めて不適切な発言だと強く抗議した。
これに先立ち一行は4月20日、大阪市会議員を訪ね同様の趣旨について要請した。【大阪支局】
[朝鮮新報 2009.5.20]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/02/0902j0520-00001.htm
朝鮮の論調 09年 4月 4月5日、朝鮮は人工衛星「光明星2号」の打ち上げに成功した。 国連安保理は衛星発射を非難する議長声明を14日に採択した。 これを受けて朝鮮は同日、6者会談不参加、核抑止力強化の立場を表明した。 同日夜には太陽節を記念する祝砲夜会「強盛大国の花火」が金正日総書記参席のもと、大同江畔で盛大に行われた。
>174 ◆◆◆対米 宇宙空間は人類共同の財産 人工衛星発射に関し、米国は朝鮮に対して「自制」を求めてきた。 これと関連し、朝鮮国内のメディアは「他国は人工衛星を百基、千基発射してもかまわないが、 朝鮮だけはたった1基の衛星も発射してはいけないのか」(民主朝鮮1日付)などといっせいに反発。 宇宙空間は人類共同の財産であり、ある特定国の独占物ではないことを強調した。 また、人工衛星発射を問題視するのは9.19共同声明の精神に反すると指摘。 国連安保理でこの問題を扱った場合、6者会談は破たんするとも警告した。 しかし、国連安保理は14日に議長声明を採択。衛星発射を非難した。 これをうけて朝鮮は同日、外務省声明を発表。かねてからの警告どおり 「6者会談の各参加国自身が国連安保理の名で9.19精神を真っ向から否定した以上、(中略) 6者会談はその存在意義を取り返しのつかないまでに喪失した」と指摘した。 そして「われわれが参加する6者会談はもはや必要なくなった」との立場を宣言するとともに、 6者会談のいかなる合意にもこれ以上拘束されないことを明らかにした。 朝鮮外務省は29日にも声明を発表。議長声明に基づき、制裁対象を指定した国連安保理に対して謝罪を要求した。 そして、国家の最高利益を守るために「やむをえず追加的な自衛的措置を講じざるをえなくなるだろう」 と指摘し、自衛的措置には大陸間弾道ミサイル発射実験が含まれることを発表した。 また、軽水炉型の原子力発電所の建設を決定し、その第一工程として 「核燃料を自身で生産、保障するための技術開発を遅滞なく始める」こともあわせて表明した。
>175 ◆◆◆対日 「被害妄想症」にかかっている 朝鮮の人工衛星を指して「ミサイルだ」と騒いだ日本は太平洋に落下した衛星運搬体の部品を探す とまで言い出した。これと関連し、朝鮮人民軍は8日、総参謀部報道を発表した。 報道は、「衛星運搬体の部品を探すと言いつつ戦闘艦船を機動させることは、 朝鮮に対する悪辣な偵察行為、内政干渉であり、自主権を侵害する軍事的挑発行為」だと糾弾した。 また、衛星発射前日の誤探知騒動にも触れ「被害妄想症にかかり、世界の物笑いになっている」と皮肉った。 また、今回の衛星発射を口実に日本が経済制裁をさらに1年延長したことをうけ、 「このような妄動は朝鮮に対する厳重な挑戦であり、挑発である」(労働新聞14日付)と指摘し、 「(合法的権利である衛星発射を)『ミサイル発射』だと騒ぐのは、 一種のヒステリックであり極度の対朝鮮敵対意識の発露である」などと厳しく糾弾した。 民主朝鮮は28日付に「日本は6者会談破たんの主犯だ」と題する記事を掲載した。 記事は、日本がこれまで9.19共同声明に判を押しながらも、6者会談を朝鮮を圧殺するために 利用してきたこと、会談が開かれるたびに進行を妨害してきたこと、合意履行を拒み続けてきたこと などを列挙し、衛星発射を安保理に持ち込み、議長声明採択騒動の先頭に立つことによって 6者会談の破たんを決定的なものにしたと非難した。
>176 ◆◆◆対南 PSI全面参加は宣戦布告 朝鮮の人工衛星発射をめぐって南朝鮮当局は、同族対決の姿勢を煽り、米日と連携して「ミサイル騒動」 に加わった。そして、この騒動を利用して実現しようとしているのがPSIへの全面参加である。 朝鮮国内各紙はこの動きに猛反発。PSIとは、米国とその追従勢力が、侵略と干渉の口実を設けて 自分たちの気に食わない国の自主権を侵害し、政治軍事的制裁と封鎖を行うための国際憲兵隊のような ものだと指摘した。 そして、そこに南朝鮮が全面参加しようとするのは「外部勢力との野合をさらに強め、 北侵野望を実現しようとする計略の発露」(労働新聞1日付)、「われわれに対する露骨な対決布告、 宣戦布告である。(中略)ソウルが軍事境界線から50キロメートルしか離れていないことを片時も 忘れてはならない」(18日、朝鮮人民軍総参謀部記者会見)などと厳しく糾弾した。 また民主朝鮮26日付は、人工衛星発射を支持した南朝鮮歌手の告発騒動にも触れ、 「同族対決のもう一つのヒステリック発作」と非難し、「彼が人工衛星発射をして、一つの血筋を分けた 同族として民族的矜持と自負心、喜びを綴った文をHPに載せたのは、至極自然なこと」と強調した。
>177
■
国連とは、何のための寄り合いであろうか。
加盟各国の主権平等を憲章に謳いつつも、「あれはミサイルだ」と強弁する一部の主張だけを汲んで、
議長声明なるものを仰々しく採択するような組織のことを指すのか。
朝鮮が外務省声明で指摘したとおり、これまでに国連安保理が特定国の人工衛星発射を問題視した
ことは、ただの一度もない。なのに、今回の空騒ぎ。主権平等が聞いて呆れる。
形骸化していた以前の6者会談もしかりだ。体裁保持に汲々とするばかりで「何かを決定、実行する」
という会合ではなくなっていた。6者が一堂に会しても会談の進展に期待が持てなくなっていた以上、
6者プロセスに朝鮮半島の非核化を託すのは、すでに困難であった。
「会議は踊る、されど会議は進まず」の6者会談というのは、朝鮮半島情勢を進展させたい勢力に
とっては足枷であり、また、進展を望まない勢力には好材料になっていた。
そして、6者プロセスは終焉を迎えた。いまさら「6者会談の再開」を訴える日本の姿は滑稽だ。
朝鮮半島情勢は、日本の思惑が遠く及ばない別次元で、着々と進行する。(韓昌健記者)
[朝鮮新報 2009.5.20]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0520-00004.htm
金正日後継に次男・正哲氏?亡命書記の元秘書が見解
【ソウル=浅野好春】1997年に北朝鮮から黄長ヨプ(ファンジャンヨプ)労働党書記とともに
韓国に亡命した黄書記の元秘書、金徳弘(キムドクホン)氏は20日、ソウル市内で講演し、
金正日(キムジョンイル)総書記(67)の次男、正哲(ジョンチョル)氏(27)が後継者になるとの
見方を明らかにした。(ヨプは火ヘンに「華」)
後継者をめぐっては、三男の正雲(ジョンウン)氏(26)が有力とする情報もあるが、
金徳弘氏はこれを否定している。
金徳弘氏によると、正哲氏は、総書記の3人の息子の中で唯一、労働党中央委員会に所属し、
党を実質的に統括する党組織指導部の「総合担当第1副部長」に就任。
このポストは、他の3人の第1副部長(本部党担当、人民武力部総政治局担当、地方党組織担当)
よりも格が上で、正哲氏は3人から受けた報告を総書記に直接伝える役割を果たしている。
また、本部党担当の李済強(リジェガン)第1副部長が正哲氏を補佐しているという。組織指導部長は
金総書記が務めているとされ、正哲氏の総合担当第1副部長職就任が明らかにされたのは初めて。
金徳弘氏はただ、正哲氏が労働党独裁体制を率いることになっても、
その行方は食糧不足などの問題により、「極めて不透明」なものになると予測した。
(2009年5月20日20時13分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090520-OYT1T00732.htm
韓国政府、都心での大規模集会不許可の方針
2009.5.20 18:36
【ソウル=水沼啓子】韓国政府は20日、都心における大規模集会を原則として認めない方針を
明らかにした。この日開かれた閣僚会議で、韓国法務省と警察庁がこうした方針を報告し、不法、
暴力デモを行った者は現場で検挙するなど厳しく対応するとした。韓国の聯合ニュースが伝えた。
現行法では、不法、暴力デモが憂慮されるケースや都心の交通網に重大な支障がもたらされることが
予想される場合のみ、集会を不許可とすることができる。
韓国では昨年夏、米国産牛肉輸入に抗議するろうそく集会が頻繁に開催され、
ソウル市中心部の交通網がまひするなど被害が出た。また、今月16日に韓国中西部・大田市で
開催された全国労働者大会では竹やりを持ってデモが繰り広げられ、
李明博大統領は「韓国のイメージが大きく損なわれた」と非難した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090520/kor0905201838003-n1.htm
日本の就学ビザ不正発給 韓国警察が28人摘発
2009.5.21 00:22
韓国・釜山の警察当局は20日、日本の就学ビザを不正に受け取っていたとして、
ソウル市内の留学仲介業者の経営者(41)を公文書偽造容疑などで拘束、
経営者に発給を依頼した27人を書類送検した。聯合ニュースが伝えた。
経営者は2007年から最近まで、就学ビザ取得に必要な高校や大学の卒業証明書を偽造し、
就労目的で、就学ビザの発給を依頼してきた27人から、
合計1億4000万ウォン(約1000万円)を受け取っていた疑い。
警察関係者は「景気悪化と円高で日本での就職希望者が急増し、
ビザを不正発給させるブローカーも増えている」としている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905210022000-n1.htm
協議復帰要求する資格なし 麻生首相に北朝鮮通信社
2009.5.21 00:23
北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、麻生太郎首相が北朝鮮に6カ国協議復帰と合意履行を求める発言を
繰り返していることに反発、首相には「6カ国協議を語る資格も名分もない」と非難する論評を配信した。
論評は、日本が6カ国協議でこれまで「議題と何の関係もない拉致問題を持ち出し、協議進展を妨害してきた」
と主張。さらに「この機会に麻生に明確にしておくことがある」と首相を呼び捨てにした上で、
「われわれが6カ国協議はもはや必要なくなったと表明しているにもかかわらず、
協議再開や合意履行に言及するのは、われわれの自主権に対する侵害で内政干渉だ」と強調した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905210023001-n1.htm
河村市長 「韓国と姉妹都市提携を」
名古屋市の河村たかし市長は、21日午前、名古屋の韓国総領事館を訪れ、
韓国の都市との姉妹都市提携を前向きに検討すると話しました。
河村名古屋市長は名古屋の韓国総領事館を訪れ、李泰雨総領事と会談しました。河村市長は総領事から、
韓国の都市と名古屋市の姉妹都市提携の提案を受け、前向きに検討すると話しました。
20日は、「放課後子どもプラン」のモデル事業となっている小学校を訪れました。
この事業は市が外郭団体、市教育スポーツ振興事業団に委託して運営されています。
河村市長は、担当者に「お金はいくらかかっているの」などと質問し、
外郭団体に一括して委託している方法を見直し、民間の参入を検討している考えを明らかにしました。
更新時間: 2009年05月21日21:25:29
http://www2.nagoyatv.com/LanDB/jsp/NewsH0200/NewsH0200.jsp?id=29338
ソマリア沖で海賊対策の韓国海軍、新兵器はキムチ
2009年05月22日 17:25 発信地:ソウル/韓国
【5月22日 AFP】アフリカのソマリア沖で海賊対策にあたっている韓国海軍に、
このほど、強力な「新兵器」、韓国産のキムチ1トンが送られることとなった。
駆逐艦の乗組員300人が1か月分の量だという。
聯合(Yonhap)ニュースによると、同海軍は当初、現地の輸入業者からキムチを調達していたが、
高価格なうえ味も良くないと、乗組員の評判は芳しくなかった。
今回、輸送されるキムチは100%、韓国製だ。
韓国海軍の参謀長は、ソマリア沖での海賊対策任務にあたっている兵士らへの謝意を示すとともに、
韓国産キムチを食べて士気を高めてほしいとの期待を込める。
軍用ヘリコプターを搭載する韓国海軍の駆逐艦は、前月から海賊対策を開始し、
これまでに商船などを4回、海賊船攻撃から保護している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2604893/4177956
>>184 ソマリア沖韓国海軍軍艦、謎の爆発?
詳細は不明だが、差し入れられたキムチが、ソマリア沖の高温で発酵がすすみ爆発した模様。
なお、送られたキムチ総量は1トンに及ぶとの事である。
金総書記、地方鉱山を視察
2009.5.21 07:46
北朝鮮の朝鮮中央通信は20日付で、金正日総書記が咸鏡南道端川市剣徳地区にある
大興マグネサイト鉱山や剣徳鉱業連合企業所、龍陽鉱山などを視察、現地指導を行ったと報じた。
実際の視察日は不明。金総書記の活動報道は、慈江道煕川市の工場を視察したと9日に報道されて以来。
今年の金総書記の活動報道はこれで61件となり、30件だった昨年同期の2倍以上となった。
今回の視察先は、アジア有数のマグネサイトや亜鉛などの生産基地。朝鮮労働党の金己男書記、
金総書記の義弟でもある張成沢部長、経済担当の朴南基部長らが同行した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905210749002-n1.htm
協議に戻らなければ「一銭も出さない」 ヒラリー国務長官が北に
2009.5.21 11:33
【ワシントン=有元隆志】クリントン米国務長官は20日、上院歳出小委員会公聴会で証言し、
核再実験を示唆するなど強硬姿勢を強めている北朝鮮について、
「(核問題をめぐる)6カ国協議に復帰し、(核施設の無能力化という)義務を再開しない限り、
一銭も出さない」と述べ、現時点で経済支援を実施する考えがないことを強調した。
イランの核開発問題に関しては、「イランが核武装することになれば、中東地域での軍拡競争に
火を付けることになる」と述べ、交渉を通じてイランの核保有阻止を目指していく考えを示した。
これに関連、ギブズ大統領報道官は20日の記者会見で、イランが同日、
新型地対地ミサイル「セジル2」の発射実験を行ったと発表したことに関して、
「イランのミサイル開発と核兵器開発を大統領は懸念している。これらの計画を追求しても、
イランの安全保障を強化することにはならない」と述べ、計画の中止を求めた。
ゲーツ国防長官は20日の下院歳出小委員会公聴会で証言し、「セジル2」の実験が「成功だった」
との認識を明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090521/amr0905211135003-n1.htm
拉致問題解決に支援求める 蓮池さん子ども帰国5年で
2009.5.21 12:14
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(51)と祐木子さん(53)夫妻は21日、
子ども2人の帰国から22日で5年となるのを前に、新潟県柏崎市を通じてコメントを発表、
「拉致問題の完全解決に向け、国民の皆さまの変わりない関心と声援を」と、
あらためて支援を呼び掛けた。
蓮池さん夫妻は、家族の近況について「子どもたちは日本での生活に慣れ、娘はいったん学業を
終えて就職を果たし、息子も将来の目標を持って勉学に励んでおります」と紹介。
政府に対しては「拉致問題の解決を最重要課題の一つとして位置付け、
なおいっそう尽力してくれることをお願い申し上げます」と要望した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905211215003-n1.htm
北朝鮮が道路管理を要求 違反すれば罰金
2009.5.21 13:05
韓国統一省は21日、北朝鮮の中央特区開発指導総局が先月末、
開城工業団地にある道路の管理義務と罰則を明記した細則草案を送付してきたことを明らかにした。
中央日報によると、草案には44の条項が記載され、大半が韓国側に順守を求める内容。
環境汚染や道路を損傷させる恐れのある車の通行を禁止し、入居する企業に道路使用料を徴収、
自転車道や街路樹などを備えた「最上級」の道路を建設することも韓国側に求めている。
違反した場合には最高1万ドル(約94万円)の罰金を科すとしている。
同省は、草案について「現在、南北間で協議を進めている」としている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905211307004-n1.htm
【政治】在日韓国人ら新証明書携帯不要に 与党、民主が修正で一致
2009年5月21日 21時56分
外国人の不法滞在への厳格対処を目的とする入管難民法改正案をめぐり自民、公明、民主各党は21日、
在日韓国・朝鮮人などに新たに発行する「特別永住者証明書」の常時携帯義務を削除することで一致した。
特別永住者証明書の常時携帯義務削除は民主党が求め、与党が受け入れた。
3党は、特別永住者以外の外国人に新たに発行する「在留カード」の常時携帯義務の削除などをめぐり
最終調整した上、22日にも法案修正で合意する方向だ。
入管難民法改正案は衆院法務委員会で審議中。3党が合意すれば、
早ければ26日の委員会で修正のうえ可決されて衆院通過し、今国会で成立する見通しだ。
3党は、このほか
(1)技能実習で来日した外国人の受け入れ先企業の責任明確化
(2)政府が取得した外国人情報の目的外利用防止の厳格化
―などでも一致した。 入管難民法改正案は、これまで市町村が発行していた外国人登録証明書を廃止し、
国が「在留カード」を発行するなど在留外国人に関する行政を国に一元化。
企業が賃金不払いなど重大な不正行為をした場合のペナルティーも規定した。
ただ「在留外国人の管理強化につながる」と人権上の問題点も指摘されていた。(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009052101000828.html
北の外貨依存型「宮廷経済」 圧力こそが効果 元外貨管理職員が証言 2009.5.21 20:16 【ワシントン=古森義久】北朝鮮中枢の外貨管理部門で長年、働いていた金光進氏はこのほど 産経新聞と会見し、北朝鮮の特異な経済構造などについて語った。金氏は、北朝鮮経済が金正日総書記に 直結する外貨依存の「宮廷経済」と国民一般の「人民経済」に分離され、日本の朝鮮総連が長年、 この宮廷経済を支える主柱の1つだったことを明らかにした。そのうえで、宮廷経済への圧力こそが 急速に進む金正日体制の弱体化を早める上で最も効果があると強調した。 金光進氏は朝鮮労働党組織指導部の国家保険機構で主要諸国の大手保険会社から外貨で高額保険金を 獲得して総書記に供する任務にあたっていたが、2003年に国外に亡命し、韓国などを経て今年春から ワシントンの「北朝鮮人権委員会」の研究員となった。 金氏はまず北朝鮮の近年の経済構造について「内閣が統括する一般の『人民経済』と、 外貨を得る企業、産業のほぼすべてと兵器産業を統括する『宮廷経済』が存在し、外貨に依存する後者は 労働党中央委員会から金総書記に直結し、その政治・軍事独裁体制を支えている」と解説した。 金氏によると、日本の朝鮮総連による送金などの財政貢献はすべてこの宮廷経済を支える財源と なっており、外貨全体の実に20〜30%が日本からの送金、寄金でまかなわれてきた。
日韓の習慣 違いを紹介 対馬観光物産協会が冊子 トラブル防止へ配布開始
2009年5月21日 01:52
対馬観光物産協会は、対馬市を訪れる韓国人観光客と地元観光業者とのトラブルをなくそうと、
日韓の習慣の違いをまとめた冊子「アンニョン! 対馬」を作成した。
市国際交流員のソン・スジンさん(28)=韓国・釜山市出身=が、自身の経験やこれまで
市に寄せられた苦情を基に執筆。ソンさんは「お互いの国への理解を深めるために役立ててほしい」
と話している。
同市では、韓国人旅行客の増加に伴い、トイレで使った紙を流さずにごみ箱に捨てた旅行客と
トラブルになるなどのケースが目立ち始めた。
冊子は、韓国ではトイレの紙質が悪い上、排水管が細く詰まりがちなため、むしろトイレに
紙を流さない習慣になっていることを紹介。このほか、飲食店や宿泊施設への飲食物持ち込みや
宿泊予約のキャンセルなどが多いことについても、韓国では持ち込みが当たり前であったり、
宿泊予約そのものが一般的ではなかったりすることを説明している。
冊子はA5版、31ページで、日本語と韓国語を併記。3000部発行し、
市内のホテルや飲食店などに配っている。対馬観光物産協会=0920(52)1566。
=2009/05/21付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/96923
北朝鮮、沿岸130キロの海域を航行禁止に 目的不明
2009年5月22日2時45分
海上保安庁は21日、北朝鮮が今月30日まで連日、日本時間午前10時から午後6時まで
北朝鮮北東部の金策(キムチェク)沿岸130キロの海域を航行禁止区域に設定したとの航行警報を
出した。日本海で海保の巡視船が北朝鮮の船舶向けに放送している警報を受信して判明したという。
北朝鮮が何のために航行禁止区域を設けたか目的はわかっていないという。
日本政府関係者は「北朝鮮が短距離ミサイルを発射する可能性があるとの情報があるが、
日本への直接的な脅威はないとみている」と語った。
http://www.asahi.com/international/update/0522/TKY200905210403.html
北朝鮮紙が論評「国民のための政治期待できず、日本の未来明るくない」
2009.5.21 22:14
北朝鮮の内閣などの機関紙「民主朝鮮」は21日、民主党の代表交代や、鴻池祥肇前官房副長官が
週刊誌に女性問題を報じられ辞任したことなど、最近の日本の政局を紹介しながら、
「今後の選挙結果がどうなるか断定できないが、国民のための真の政治は期待できず、
日本の未来は明るくない」との論評を掲載した。
北朝鮮メディアが、民主党の小沢一郎代表の辞任と鳩山由紀夫幹事長の代表就任を伝えるのは初めて。
論評は「今後行われる衆議院選挙は、麻生太郎首相と鳩山代表の対決になる見通し」としたが、
政権交代の行方と日朝関係には言及しなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090521/kor0905212214007-n1.htm
【対馬が危ない!!】ソウルから直行便計画 韓国航空会社が近く申請 2009.5.22 01:31 韓国の航空会社がソウル(金浦国際空港)と対馬(長崎県)を結ぶ直行便を運航する方向で、 国土交通省と最終調整に入っていることが21日、関係者への取材で分かった。同社は近く申請する予定。 対馬をめぐっては、過疎化が進んだことで韓国資本が一部不動産を買収し、国防上の問題となっている。 直行便運航により、経済効果を期待する半面、不動産買収が加速するのではとの見方もあり、 地元からは懸念の声があがっている。 国交省国際航空課によると、韓国の航空会社は6月末から8月末にかけての期間限定のチャーター便 運航を打診。便数などは調整中だが、使用機種はビーチクラフト社の小型プロペラ機(定員約20人) の見通し。 航空会社は近く申請に踏み切るとみられ、 国際航空課は「安全性などが確認されれば、通常の手続きに従い許可されるだろう」としている。 ソウル−対馬便をめぐっては、「漢瑞(ハンソ)宇宙航空会社」(現・「コリア・エクスプレス・ エアー」)が昨年7月、「ビーチクラフト」の試験運航を実施。同社の代表理事が対馬市長を訪問し、 同年8月にもソウル、釜山と対馬を結ぶ定期便の就航を目指す考えを示していた。しかし、対馬空港の 税関や入管整備がネックとなり、定期便就航には至らず、計画は宙に浮いたままになっていた。 「航空便運航は昨年頓挫していた」と理解していた住民も多く、直行便就航計画が水面下で実施に 向けて進められていたことに、対馬市議会の前国境離島活性化特別委員会委員長の作元義文市議は 「(就航の)うわさはあったが、詳細は聞いていない」と話した。
延世大語学堂が創立50年 日本人ら7万人韓国語学ぶ
2009.5.22 10:57
韓国の有力私大、延世大(本部キャンパス・ソウル市)付属の韓国語教育機関で、
日本人や在日韓国人の留学生を多数受け入れてきた同大韓国語学堂が創立50周年を迎え、
22日に記念式典を行った。
延世大によると、同国最初の韓国語教育機関として1959年に設立されて以来、
これまでに128カ国の計7万人以上が課程を修了。
このうち日本人が2万人余り、在日韓国人が約1万人を占めている。
同大は「今後も語学教育を通じ、多くの国の人々が韓国人と韓国社会への理解を広げ、
交流を深める手助けをしていきたい」としている。
同大などによると、語学堂に通う日本人は、かつては外交官や研究者、企業駐在員らが大部分だったが、
十数年前から一般の大学生や、韓国語を使って再就職を目指す若者らが目立ってきた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090522/kor0905221058001-n1.htm
北朝鮮支援予算を見送り 米議会
2009.5.22 12:42
北朝鮮の非核化進行の見返りとして、オバマ米政権が2009会計年度(08年10月〜09年9月)
補正予算案で議会に要求していたエネルギー支援費用9500万ドル(約89億5000万円)について、
上院は21日の本会議で「現状では必要ない」として計上を見送った法案を可決した。
4月のミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明採択に反発した北朝鮮が、
核問題をめぐる6カ国協議からの離脱を表明したり、寧辺の核施設無能力化を担当していた
米作業チームを退去させたりしたことなどが理由。今後の北朝鮮の反発も予想される。
上院歳出委員会の事務局員は「北朝鮮が協議に復帰すれば計上を検討するが、現状では必要ない予算だ」
と話している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090522/amr0905221243004-n1.htm
「北朝鮮核実験なら国連制裁」 米高官が講演で警告
2009年5月21日10時10分
【ワシントン=村山祐介】米ホワイトハウスのセイモア調整官(大量破壊兵器・国際安全・軍縮担当)
は20日、ワシントンで講演し、北朝鮮が2回目の核実験に踏み切った場合、
「『衛星』発射の後と同様、追加的な国連制裁の観点から各国と共に対処することになる」と警告した。
セイモア氏は、弾道ミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明に反発して北朝鮮が
6者協議脱退を表明したことについて「6者協議を葬り去り、核を米国との純粋な2国間問題にしようと
決めたのだろう」としたうえで、米国としては「単なる2国間問題にするつもりはないことは明確だ」
と強調した。
http://www.asahi.com/international/update/0521/TKY200905210052.html
埼玉県で感染者、成田でも韓国人…国内では計302人に
埼玉県は22日、同県鷲宮町の調理師男性(29)が新型インフルエンザに感染したと発表した。
男性は大阪、京都府内を旅行していた。
近畿地方以外の人が、同地方を訪れた後に感染が確認されたのは初めて。
同県によると、男性は17日から、大阪市内での野球観戦や京都観光をした後、
19日に大阪(伊丹)空港から羽田空港まで航空機で移動し、電車で帰宅した。
◇
厚生労働省は22日未明、米シカゴ発のユナイテッド航空881便(乗員乗客350人)で
21日午後に成田空港に到着した20歳代の韓国人男性について、新型感染が確認されたと発表した。
機内で周囲に座った乗客ら11人は一晩、空港近くの施設に留め置かれたが、
濃厚接触者を自宅で健康監視する運用方針が決まったことに伴い、22日午前に停留措置が解除された。
22日午後1時現在、国内で確認された感染者は、検疫で見つかった5人を含めると、大阪、兵庫、
滋賀、東京、神奈川、京都、埼玉の7都府県で計302人となる。
(2009年5月22日13時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090522-OYT1T00232.htm
韓国:集会を制限へ 過激デモ封じ狙い
【ソウル西脇真一】韓国政府は20日、都市部での大規模集会を厳しく制限する方針を決めた。
韓国中部・大田市で16日、政府の労働政策に反対するデモ隊が警官隊と衝突し150人以上が
負傷するなど、デモ隊の過激化が問題となっていた。
韓国メディアによると、集会制限の方針は韓昇洙(ハンスンス)首相らが出席した政府の対策会議で
決まった。警察などは不法デモ鎮圧のため、現在は使っていない催涙弾の再使用も議論しているという。
韓国では民主化運動の盛んだったころから例年、5〜6月に学生らの激しいデモが起きてきた。
政府関係者は「デモのシーズンを迎え、法を厳格適用して集会から派生しやすい過激なデモを封じる
のが狙い」と話している。
韓国の「集会及び示威に関する法律」は、暴力的なデモなどが予想される場合、
当局に集会禁止を通告する権限を与えているが、これまでは弾力的に運用されてきた。
毎日新聞 2009年5月21日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/21/20090521dde007030050000c.html
韓国:最高裁、延命治療中止認める 尊厳死法制化、議論が活発化
【ソウル大澤文護】韓国の最高裁判所は21日、植物状態に陥った患者の家族が病院を相手取り
「無意味な延命治療の中止」などを求めた訴訟で、病院側に人工呼吸器の取り外しを命じた
1、2審判決を支持する初の判断を示した。韓国メディアは今回の判断で必要以上の延命治療を拒否する
「尊厳死」の法制化に関する議論が活発化すると報じている。
訴訟を起こしたのは昨年2月、ソウル市内の病院で、肺がんの組織検査中に大出血を起こし、
脳損傷から植物状態に陥った女性(77)の家族ら。
家族らは「患者本人は平素、機械装置による延命を望んでいなかった」と訴え、病院側に人工呼吸器の
取り外しを求めたが、病院側が拒否したため提訴した。昨年11月、ソウル西部地裁は、韓国で初めて、
病院に人工呼吸器取り外しを命じる判断を示し、今年2月、ソウル高裁も地裁判決を支持した。
この日、最高裁の裁判官13人のうち9人が「短時間に死に至ることが明白な時は、
回復不可能な死亡段階に入ったと評価でき、延命治療を強要するのは、むしろ人間の尊厳を損なう」
と主張。患者が延命治療拒否の文書を残していなかった今回のケースについても「平素の価値観、
信念などに照らして、客観的に患者の利益に合致すると認められる」と述べ、原判決を支持した。
しかし4人の裁判官が「患者が現時点で延命治療中断を望んでいるかどうか推定することは難しい」
と反対の少数意見を述べた。
毎日新聞 2009年5月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/22/20090522ddm007030083000c.html
麻薬“運び屋”の日本人逮捕者が急増 韓国<5/22 12:43>
韓国に覚せい剤などの麻薬を持ち込んで逮捕される日本人が急増している。
背景に何があるのか、ソウル支局・大滝公成記者が取材した。
去年8月以降、逮捕された日本人は15人に上る。
20歳代の若者が多く、大半は「30万円程度の報酬で荷物を運んでくれと頼まれた。
中に何が入っているかは知らなかった」と供述している。
第三国から韓国を経由して日本に運ぶ、「運び屋」に仕立てられたものとみられている。
仁川税関のイ・スンギュ麻薬課長は「韓国は『麻薬に汚染されていない国』という印象があるので、
(韓国から日本に入る旅行者は)疑われず、税関検査を避けられます」と話している。
麻薬の密輸は韓国でも重罪。覚せい剤密輸の罪に問われ、
19日に裁判所に出廷した日本人被告には、一審で懲役3年以上の刑が言い渡されている。
韓国の捜査当局は、背後に日本の暴力団などの大がかりな組織がからんでいるとみている。
http://www.news24.jp/135950.html
開城工業団地への進出企業の保険金増額へ 韓国政府
2009.5.22 19:11
韓国政府は22日、南北交流協力推進協議会を開き、開城工業団地に進出する韓国企業が加入する
保険について、支払限度額を50億ウォン(約3億8000万円)から70億ウォンに引き上げる
ことを決めた。
保険金は、開城工業団地が北朝鮮側によって閉鎖されるなどして操業できなくなった場合、
損失を補てんするために支払われる。これまでは、操業停止が3カ月以上続いた場合に保険金支払いが
可能となっていたが、1カ月に短縮された。
また開城工業団地に原材料を納入したり、製品の納入契約を結んだ企業に対しても、
取引が2週間以上停止した場合には損失を補償する保険を新たに導入するとした。
開城工業団地をめぐっては、北朝鮮側が15日、土地利用や労働条件などに関する優遇的な法令や
契約の無効を宣言。改定内容の無条件受け入れか撤退を求める通知文を韓国側に送るなど、
混乱が続いている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090522/kor0905221913002-n1.htm
朝日の基地外投稿第182面
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1242123898/l50 222 名前:文責・名無しさん メェル:sage 投稿日:2009/05/22(金) 22:39:44 ID:/X/pNrza0
22日東京版
原爆投下の主語忘れまい 会社社長 伊谷周一(鳥取市 80)
オバマ大統領が核軍縮演説で、米国を「核を使用した唯一の保有国」と表現したことについて、
作家の井上ひさしさんが「核爆弾を落としたのは誰だという主語をはっきり語った」と評価した。
これを受けた8日の「天声人語」は、「日本語は主語があいまい」という議論に触れている。しかし
主語が忘れられたのは、本当に日本語のせいなのか。
8月が近づくとマスコミがいっせいに原爆の記事を掲載する。多くは「被爆」のように受け身で書
かれる。原爆投下の主語にはあまり触れられない。
一時代前なら、主語が米国であることは自明だったので、触れる必要はなかった。しかし、時代
は変わりつつある。私は被爆者として若い世代に体験を伝えているが、最近の小学生に「核保有
国はどこですか」と尋ねると、真っ先に北朝鮮をあげる子がいて驚かされる。
原爆投下という人類史的大事件を、事実として若い読者に改めて伝えることが、マスコミの大き
な使命である。
> 最近の小学生に「核保有国はどこですか」と尋ねると、
> 真っ先に北朝鮮をあげる子がいて驚かされる
何か問題でも?
キム・ヨナが「自分がかわいそう」と衝撃告白!
毎週水曜にフジ系で放送されている「グータンヌーボ」の27日(水)放送の回に、
フィギュアスケートのキム・ヨナ選手がゲストとして出演。
日本のバラエティー番組に初登場となるキム選手が、ゲストの阿部美穂子とMCの内田恭子に、
スケートとの出合いや私生活、スター選手ならではの悩みなどを明かしていく。
また、スタジオゲストには市原隼人が登場する。
「グータンヌーボ」は、MCのうちの1人が女性ゲスト2人を迎えて、ロケを行うトークバラエティー。
カメラを意識しないゲストの素の表情をとらえつつ、女性3人による飾らない本音トークが繰り広げられる。
韓国で行われた今回のロケでは、キム選手と内田は英語で、内田と阿部は日本語で、
阿部とキム選手は韓国語で話す、という3カ国を使ったクロストークが展開。
「トークショーに出演するのは初めて」と緊張するキム選手に、元韓国代表のサッカー選手である
チェ・ソンヨンと結婚し、韓国で生活する阿部が韓国語で次々に質問を投げ掛ける。
キム選手は現在、トップスケーターとして活躍し、韓国では“国民の妹”と呼ばれるほどの人気選手だが、
普段はTシャツにジーンズなどのラフな格好が多いとのこと。
「好きな男の子からかわいい服を着てほしいと言われたら着る」と18歳らしい発言も飛び出すが、
「今はそんな余裕がない」と、アスリートとしての顔ものぞかせる。
さらに、「もしかなうなら、1日だけでいいから、誰もわたしを知らなくなって、友達と道を歩いたり、
普通のことをしてみたい」と人気選手ならではの悩みも打ち明ける。そんなキム選手に「かわいそう〜」
と同情する2人だが、「わたしも自分がかわいそう」とキム選手が泣きまねすると、すっかり打ち解けた
雰囲気に。収録後には、「2人とも自然に話してくれてよかった」と今回の感想を語った。
「グータンヌーボ」
毎週水曜 夜11:00-11:30 フジ系で放送中
※キム・ヨナ選手がゲストの回は5月27日(水)
日時: 2009年5月22日 22:25
http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2009/05/20090522_09.html
北朝鮮拉致:田原総一朗氏が安否発言でおわび文
北朝鮮による拉致被害者の安否についてジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ朝日の討論番組で
「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言したことを巡り、
拉致被害者家族会と支援団体「救う会」は22日、田原氏からおわびの文書が届いたと発表した。
文書は「乱暴な言い方でご家族や関係者のお心を傷つけたことをおわび申し上げます」と記されている。
これに対し、家族会などは「『乱暴』などという表現ではすまされない人命軽視の暴言で、
重大な人権侵害」とする共同声明を出した。
家族会側は番組放送後、田原氏側に抗議文を送っていた。
毎日新聞 2009年5月22日 19時25分(最終更新 5月22日 20時47分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090523k0000m040038000c.html
北朝鮮:ミサイル発射準備か 韓国が動きを注視
【ソウル大澤文護】韓国政府関係者は22日、北朝鮮北東部の咸鏡(ハムギョン)北道(プクド)
金策(キムチェク)市付近で2〜3日前から移動式のミサイル発射台が組み立てられ、
車両が移動している様子が観測されていると明らかにした。韓国メディアが同日、一斉に報じた。
政府関係者は「短距離地対地ミサイルを発射しようとしているようだ」と語った。
また、「状況をみながら中・長距離ミサイルの発射を試みる可能性もある」と述べ、
北朝鮮側の動きを注視していることを明らかにした。
海上保安庁の巡視船は21日夕、北朝鮮が金策市沖合を航行する船舶向けに発した「航行警報」を
受信していた。ミサイル発射に備えた動きの可能性がある。
毎日新聞 2009年5月22日 23時13分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090523k0000m030138000c.html
【国際】韓国の盧武鉉前大統領死亡 自殺との見方も
2009年5月23日 10時18分
【ソウル23日共同】韓国の聯合ニュースは23日、盧武鉉前大統領(62)が健康異常で病院に運ばれ、
死亡したと伝えた。韓国警察当局も死亡を確認。自殺を図ろうとしたとの見方も出ている。
KBSテレビは自宅近くの山から落ちたと報じた。
前大統領周辺には600万ドル(約5億7000万円)を超える不正資金供与疑惑が浮上、
韓国検察当局が先月末、前大統領を被疑者として取り調べていた。前大統領は容疑をほぼ否認している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009052301000225.html
【速報】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領、死亡確認
2009/05/23(Sat) 10:08
盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が23日午前、死亡したことを確認したと慶南警察庁が明らかにした。
警察によると、盧前大統領はこの日午前6時40~50分頃、秘書官1人と登山中にがけ下に転落し、
病院に緊急移送したが死亡した。
盧前大統領は当時、頭部をひどく負傷し午前7時5分頃、近隣病院に移送した後、
釜山大病院に移送したが死亡したと警察関係者は説明した。
警察は盧前大統領の死亡原因が転落事故によるものか自殺を図ったのか正確な経緯を調査中。
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=2&ai_id=99136
【対馬が危ない!】ソウル直行便、近く運航許可
2009.5.23 00:53
韓国・ソウルと対馬(長崎県)を結ぶ直行便の運航を計画している「コリア・エクスプレス・エア」
(ソウル)は22日朝、4回目の試験運航を行い、同社の盧(ノ)承英(スンヨン)代表理事ら
14人が来島した。同代表理事は韓国政府から6月15日から運航できる許可を得たとし、
日本政府からも来週中には正式に許可が下りるとの見通しを示した。
また、直行便は定期的なもので、週5便の就航でスタートし、
「いずれは使用する小型プロペラ機を20人乗りから50人乗りに代え、毎日5便の就航を目指したい」
と述べた。その上で、韓国人観光客の数は現在の3倍以上にのぼり、「対馬にとってはいいことだ」と、
経済効果の大きさを強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090523/plc0905230054000-n1.htm
【対馬が危ない!】「経済策」と「領土保全」…新法急務 2009.5.23 00:55 直行便について対馬市民の受け止め方は複雑だ。経済効果を期待する半面、習慣の違いから起きる 市民との軋轢(あつれき)の拡大や不動産買収が加速するのではという懸念がある。 トラブルは、話し合いや取り締まりにより解決の糸口を探ることができそうだが、不動産買収は、 領土保全問題がからむだけにより深刻だ。 財部能成市長も「不動産買収が加速する可能性は否定できない」と述べ、過疎化で島民数が減り、 その半面、韓国人の数が増え、土地が次々と買収されれば、 「用地取得を含むさまざまな事業を市が推進する際、仮に合意してもらえない事態になれば、 行政がイニシアチブをとれなくなる可能性がある」と、不安を隠せない。 同市議会の前国境離島活性化特別委員会委員長の作元義文市議も 「外国人に参政権を付与することになると、韓国による対馬の実効支配が進む恐れもある」と述べ、 これが現実のものとなれば、対馬を揺るがすだけでなく、国家を揺るがす事態にもなりかねない。 韓国では、外国資本の不動産売買について「外国人土地法」がある。 ここには文化財保護区域や生態系保護区域、軍事施設保護区域や軍事上必要な島の中にある土地を 外国人が取得する際は、事前の許可が必要だと定められている。 米国でも、包括通商法のなかに、「エクソン・フロリオ条項」と呼ばれる条項を盛り込み、航空や通信、 海運、発電、銀行、保険、地下資源、国防、不動産の分野で、対米外国投資委員会(CFIUS)が 米国の安全保障を脅かすと判断した場合、大統領にその取引を阻止する権限があると定めている。 1988年、日本資本による米企業の敵対的買収を阻むために導入された。
北、ミサイル発射の可能性 沿岸海域で「航行警報」
2009.5.23 01:30
北朝鮮が沿岸海域で船舶の航行を禁止する「航行警報」を発令していたことが22日、分かった。
日本海をパトロール中の海上保安庁の巡視艇が21日に情報をキャッチしたという。
地対地短距離ミサイルの発射などを伴う軍事訓練が行われる可能性もある。
海保によると、航行警報が出されているのは、北朝鮮の金策沖約130キロの海域。
期間は30日までで、対象時間は毎日午前10時から午後6時(日本時間)。
理由などの説明はないが、海保幹部は
「警報が出されるということは、軍事訓練や海上作業が行われる可能性がある」としている。
ただ、日本と北朝鮮を結ぶ海域の距離は約750キロで、
海保幹部は「(航行禁止区域は)ほぼ北朝鮮の沿岸で、日本の船舶は航行していない。
ミサイルなどが発射されたとしても日本への被害はないだろう」とみている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905230130000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 仰げば尊し
2009.5.23 03:27
ソウルの学生街である新村(シンチョン)に住んでいるが、
地下鉄の出入り口でよくプレゼント用の花束や花かごをずらりと並べて売っている。
卒業式など学生たちの祝い事を目当てにした露天商で、これが出るとその日が何の日なのかが分かる。
今月も2回ほどあって、1つは8日の「父母の日」だったが、もう1つの15日はとっさには
何の日か分からず、後で「師(先生)の日」と分かった。この日は、ハングル文字を作ったことで
知られる李朝時代の学問の王様・世宗大王の誕生日を記念して制定された。
先生に感謝する日というわけで、世界に冠たる受験王国で勉強好き(?)の韓国ならではだ。
この日は学生、生徒たちが先生に花束や贈り物を手渡し、日ごろの教えに感謝することになっている。
大学でも結構やっているからほほえましい。
しかし聞くと、小学校などではお母さんが子供に持たせる先生へのプレゼントで頭が痛いという。
わが子をよろしくとつい欲が出てプレゼント競争になってしまうからだ。
プレゼントには高額の商品券が入っていたり…。
ほほえましくもうるわしい「師の日」だが、裏には厳しい現実もあるようだ。
実は筆者のところにも小さな花かごとプレゼントが届いた。
贈り主は先年、韓国の大学で日本文化論を教えたときの学生班長だった。
最近、ちょっとした頼まれごとを聞いてやったお礼のようだったが、それを「師の日」にとは憎い。
(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905230327001-n1.htm
「無謀」と北朝鮮を非難 米国務省、開城工業団地で
2009.5.23 08:50
ケリー米国務省報道官は22日の定例記者会見で、北朝鮮が開城工業団地をめぐる
韓国との従来の契約を無効と宣言したことを「無謀な行動で、誤った方向への一歩だ」と非難した。
北朝鮮が短距離ミサイルを発射する兆候があることには
「これまでも挑発行為はやめるよう求めてきている」と自制を要求した。
現時点で核問題をめぐる6カ国協議の再開に向けた好材料がないことも示唆。
「われわれの忍耐にも限りがあるが、(協議再開を目指して)多国間による取り組みを続ける」
と繰り返した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090523/amr0905230850003-n1.htm
北朝鮮、短距離ミサイル発射の動き
【ソウル=浅野好春】聯合ニュースは22日、韓国政府消息筋の話として、北朝鮮が北東部の
咸鏡北道金策(キムチェク)市一帯で2〜3日前から、短距離ミサイル発射の動きを見せていると報じた。
北朝鮮は5月30日までの毎日午前10時〜午後6時の間、金策市付近の沿岸数十キロ、
沖合130キロまでの日本海の海域を航行禁止区域に設定しており、短距離ミサイルの発射実験を行うと
みられる。
聯合電によると、咸鏡南・北道一帯では2〜3日前から、移動式発射台を装着した車両の動きが
頻繁に観測されている。北朝鮮はこれまでも、短距離ミサイル発射や各種の砲撃訓練の際は
航行禁止区域を宣告してきており、同区域の設定自体は通常の動きだという。
北朝鮮は短距離ミサイルKN―02(射程160キロ)を実戦配備しているが、今回発射準備を
進めているミサイルの名称、射程などは不明。ただ、同筋は「北朝鮮は国際社会の関心を引くため
短距離ミサイルをまず発射し、状況を見計らって中・長距離ミサイル発射へとエスカレートする
可能性もある」と指摘している。
(2009年5月23日00時14分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090522-OYT1T01117.htm
盧前韓国大統領が死去=登山中に滑落、自殺説も−不正疑惑で捜査中
【ソウル23日時事】韓国の聯合ニュースによると、不正資金疑惑で最高検の捜査を受けていた
盧武鉉前大統領(62)が23日早朝、南部の慶尚南道金海市の自宅近くの山で登山中に滑落して
重傷を負い、病院に運ばれたが、同日午前8時30分ごろ、死去した。62歳だった。
遺書を残していたとの情報もあり、警察は前大統領が自殺した可能性もあるとみて、
経緯について調べている。
疑惑の渦中にあった前大統領の突然の死去に韓国社会への衝撃は大きく、テレビ各局は速報し、
特別番組で伝えた。
最高検は有力後援者が前大統領の家族に提供した計640万ドル(約6億1000万円)の資金が
わいろに当たるとみて収賄容疑で捜査中だった。最高検は前大統領に対する事情聴取を先月30日に
行っており、近く前大統領の逮捕状を請求するかどうか最終的な判断を下す方針だった。
(2009/05 /23-11:03)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009052300121
盧武鉉・韓国前大統領、自宅裏山で転落死…自殺の可能性も 【ソウル=浅野好春】韓国慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キムヘ)市郊外の烽下(ポンハ)村で 23日午前6時40分ごろ、自宅の裏山を登山中の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が転落し、 病院に運ばれたが、間もなく死亡した。 警察当局は自殺、事故の両面で調べている。盧前大統領は、大統領在任中に有力後援者から 不正資金を受け取った疑いで最高検察庁の事情聴取を受け、最高検は5月中にも逮捕か在宅起訴かを 決める方針だったが、盧氏の急死で疑惑の解明は困難となった。 聯合ニュースなどによると、盧前大統領はこの日早朝から、秘書官と一緒に登山をしていた。 転落の詳しい状況は不明だが、頭部を強打し、大きな傷を負ったという。 午前7時5分ごろには金海市内の病院にいったん運ばれて応急手当てを受けた後、 近隣の梁山(ヤンサン)市内にある釜山(プサン)大病院に移送されたが、同9時30分ごろ、 死亡が確認された。 地元警察当局が、どのように転落したのかなど、秘書官や関係者らから事情を聞いているが、 盧前大統領は不正資金授受疑惑の渦中に置かれていたため、これを苦にして自殺した可能性があると みている。聯合ニュースによると、遺書が残っていたとの情報もある。 だが、現場の裏山一帯は22日からの降雨で足元が滑りやすくなっていたとみられ、 誤って滑落した可能性も排除できない。盧前大統領は在任当時から、 ソウルの青瓦台(大統領府)の裏山にたびたび登るなど、「登山愛好家」として知られていた。 最高検は昨年12月、盧前大統領の有力後援者や実兄を逮捕、夫人や家族らが金品を受け取った疑惑を 捜査していた。4月30日には、夫人らに渡った600万ドルが前大統領へのワイロだったと見て、 10時間近くにわたり本人から聴取した。盧氏は家族らが金を受け取ったことは認めたが、 「在任中は受け取りの事実を知らなかった」と述べるとともに、 有力後援者への便宜供与や資金要求を否定し、収賄には当たらないと主張したとみられている。
盧武鉉前大統領が死亡、自殺との報道も 韓国
(CNN) 韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が23日、同国南部の慶尚南道金海市郊外の
自宅近くをハイキング中に転落し、病院に運ばれたが死亡した。韓国の警察が同日、発表した。
詳しい死因などは不明。転落時の状況などを警察が調べているが、
聯合ニュースは前大統領が遺書を残していたようだと報道している。
盧前大統領は2003年から08年まで大統領を務めた。
今年4月、収賄容疑で事情聴取を受け、捜査が続いていた。
2009.05.23 Web posted at: 11:40 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905230001.html
盧武鉉・韓国前大統領が死亡 高台から転落、自殺説も
【ソウル=尾島島雄】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日朝、慶尚南道金海市にある
自宅の裏山から落下、病院に運ばれたが死亡が確認された。盧氏を巡っては親族らの不正資金疑惑で
先月30日、韓国最高検察庁から事情聴取を受けており、地元メディアは自殺の可能性があると報道。
地元警察は滑落による事故と自殺の両面から慎重に調べている。
政府関係者の話やメディアの報道によると、前大統領は警護員を伴って自宅近くの裏山に出かけ、
午前6時40分から50分ごろに高台から落下した。頭部に大けがをし意識も無く、
梁山市内の大学病院に移送したが、病院関係者によると午前9時半ごろ死亡が確認された。
警察や救急への通報は同伴した警護員が行ったもようだ。
聯合ニュースは盧氏が遺書を残していたと報道。警察関係者が8時半ごろ死亡を確認したとしている。 (11:40)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090523AT2M2301L23052009.html
韓国前大統領が転落し死亡、自殺か
不正資金疑惑で検察の取り調べを受けていた韓国のノ・ムヒョン前大統領が、23日、
自宅近くの岩山から転落し、死亡しました。警察は自殺とみて調べています。
韓国からの報道によりますと、ノ・ムヒョン前大統領は、キョンサン南道キメ市の自宅近くの山を
登山中に滑落し、午前8時半ごろ、運ばれた病院で死亡が確認されました。
地元警察では、自殺とみて調べを進めていますが、
韓国の聯合ニュースは、ノ・ムヒョン前大統領が遺書を残していたと伝えています。
ノ・ムヒョン前大統領の周辺には、有力な後援者から600万ウォン、
日本円で5億6千万円の不正資金が渡っていたとの疑惑が浮上しており、
前大統領自身も先月30日、検察の取り調べを受けていました。
最高検では在宅起訴に逮捕状を請求するかどうか、近く最終判断を下す方針でした。(23日11:31)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4139443.html
【盧前大統領死亡】清潔イメージ地に落ち、国民的失望が原因? 2009.5.23 11:47 23日早朝、自殺したとみられる盧武鉉前大統領は、在任中の600万ドル(約5億7000万円) に上る不正供与資金疑惑の渦中にあり、近日は新たに家族の金品授受の事実が明らかになるなど、 「清潔と庶民派」のイメージは地に落ち、国民的な失望を一身に受けていた。 韓国検察当局は先月末、盧前大統領を収賄容疑の被疑者として事情聴取、 前大統領は否認していたが、当局に出頭する前に前大統領は国民に向け頭を垂れ、 「国民のみなさんに面目ない。申し訳ない」と謝罪した。 一連の疑惑で前大統領は在宅起訴とみられ、妻や家族、秘書官らが連座する公算が大きくなっていた。 大統領退任後、盧氏は政界での影響力拡大を狙っていたとされる前大統領だが、疑惑拡大で自身の 政治生命が断たれただけでなく、これまで率いてきた左翼・革新勢力に多大な影響が広がっていた。 盧武鉉氏は韓国慶尚南道の貧しい農家出身で高卒だが、司法試験に挑戦して弁護士となり、 70年後半から人権派弁護士としてならし弱者保護や福祉重視などを売り物として政界入りした人物。 80年代には全斗煥元大統領の不正蓄財事件を聴聞会で追及し、これがテレビ中継されて国民的な スターになっただけに、「カネにきれいな盧武鉉政権」が前大統領のキャッチフレーズだった。 革新政権、金大中政権の後継者として大統領候補となり、保守の腐敗を追及するとともに 在韓国米軍による女子中学生轢死(れきし)事件で盛り上がった反米運動に後押しされ、 80年代の学生運動世代の圧倒的な支持を受けて第16代韓国大統領に当選した。 現職時代、内政では「歴史の清算」を政策の柱としで過去の人権弾圧の洗い直しや 日本植民地時代の親日派などに熱心だった。 だが、これにより小泉純一郎首相(当時)との歴史認識問題が拡大、日韓関係は冷え込んだ。
盧武鉉・韓国前大統領が死亡 山で転落、自殺か
2009年5月23日11時49分
【ソウル=稲田清英】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日朝、
釜山郊外の自宅近くで登山中に転落、病院に運ばれたが、死亡した。警察当局が確認した。
盧氏は家族あてに遺書を残していたといい、自殺の可能性が高い。警察が詳しい死因などを調べている。
盧氏は大統領任期中の妻らの金銭授受にからんで検察当局から事情聴取を受けていた。
捜査当局や韓国メディアの報道などによると、盧氏は早朝、警護担当者1人を伴って登山し、
斜面を転落した。病院に運ばれたが頭部に大けがを負っており、午前9時半、死亡が確認された。
大統領在任中に大統領府秘書室長を務めた文在寅弁護士は記者会見で、盧氏は岩の上から
自ら飛び降り、家族あてに短い遺書を残していた、と語った。遺書の内容は明らかになっていない。
不正資金疑惑の渦中にあった前大統領の突然の死去。自殺の可能性も濃いことから、
韓国テレビ各局は緊急特番を組んで集中的に報道している。韓国社会にも衝撃が広がっている。
盧氏は46年9月、慶尚南道金海の貧しい農家に生まれ、高校卒業後、会社勤めを経て75年に
司法試験に合格。軍事政権下で民主化運動が弾圧を受けた80年代に人権派弁護士として活躍した。
その後政治家に転身し、古い政治体質や金権体質などからの決別を訴えて02年の大統領選で当選。
03年から08年まで大統領を務めた。
権威主義の打破などに一定の成果をあげる一方、歴史認識や北朝鮮問題では日米との摩擦も
表面化した。南北関係では前政権の「太陽政策」を受け継ぎ、
07年には北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と平壌で会談した。
しかし退任後、大統領在任中に盧氏の妻らが有力支持者から計600万ドル(約5億6千万円)の
不正資金の提供を受けていたとの疑惑が浮上。4月末には包括収賄容疑の被疑者として
最高検から事情聴取を受けた。盧氏は容疑を否認。最高検が来週にも最終判断する見通しになっていた。
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230033.html
盧前韓国大統領が死去=登山中に滑落、自殺説も−不正疑惑で捜査中
【ソウル23日時事】韓国の聯合ニュースによると、不正資金疑惑で最高検の捜査を受けていた
盧武鉉前大統領が23日早朝、南部の慶尚南道金海市の自宅近くの山で登山中に滑落して重傷を負い、
病院に運ばれたが、同日午前8時30分ごろ、死去した。62歳だった。遺書を残していたとの
情報もあり、警察は前大統領が自殺した可能性もあるとみて、経緯について調べている。
疑惑の渦中にあった前大統領の突然の死去に韓国社会への衝撃は大きく、テレビ各局は速報し、
特別番組で伝えた。
最高検は有力後援者が前大統領の家族に提供した計640万ドル(約6億1000万円)の
資金がわいろに当たるとみて収賄容疑で捜査中だった。最高検は前大統領に対する事情聴取を
先月30日に行っており、近く前大統領の逮捕状を請求するかどうか最終的な判断を下す方針だった。
(2009/05 /23-11:03)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&rel=j7&k=2009052300121
韓国:盧前大統領が登山中に転落死…自殺か、短い遺書残す
2009年5月23日 10時31分 更新:5月23日 12時7分
【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が23日朝、
韓国南部・慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キメ)市の自宅近くで登山中に山道のがけから転落し、
釜山市内の病院に運ばれ、同日午前9時半、死亡が確認された。
前大統領側近は「前大統領は家族にあてた短い遺書を残した」と明らかにした。
警察当局は不正資金疑惑で捜査を受けたことを苦にした自殺の可能性が高いとみて、
関係者からの事情聴取や現場検証をして、事故当時の状況を確認している。
前大統領が死亡したことで、有力支持者から、前大統領の家族や関係者が600万ドルの資金を
受け取り、それが収賄罪にあたるかどうかの捜査は中断し、韓国内政や南北関係にも大きな影響が
出るのは避けられない情勢だ。
警察当局によると、盧前大統領は同日午前6時40分(日本時間同)ごろ、秘書官1人とともに
自宅裏の山に登った。その途中、山道のがけから転落し頭部を負傷した。すぐに近くの病院に
運ばれたが意識はなく、釜山市内の大学病院に移送されたが、頭部外傷による死亡が確認された。
前大統領が在任中に秘書室長を務めた文在寅(ムン・ジェイン)氏は、報道陣の質問に対し
「前大統領は家族あての短い遺書を残した」と明らかにした。
また、同行秘書官によると、前大統領は自らがけから飛び降りたようにも見えたという。
一方、警察当局は関係者から事情聴取して確認を急いでいる。
盧前大統領は、在任中、家族らが有力支持者から計600万ドルを受け取った不正資金疑惑で
検察当局から事情聴取を受けていた。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090523k0000e030011000c.html
韓国前大統領が滑落死、事故と自殺で捜査<5/23 11:54>
韓国・盧武鉉前大統領が23日午前、死亡した。
盧前大統領は、親族が後援者から不正に資金を受け取ったとされる疑惑で、
先月に検察の事情聴取を受けており、警察は事故と自殺の両面で調べている。
慶南地方警察庁によると、盧前大統領は23日午前6時50分ごろ、南部・金海市にある
自宅の裏山を登山していて滑落し、頭を強打した。盧前大統領は釜山の病院に緊急搬送されたが、
23日午前8時半に死亡が確認された。警察は事故と自殺の両面で調べている。
これに関連し、盧前大統領の側近が23日午前に会見し、
「盧前大統領が家族あてに遺書を残して飛び降りた」と話した。
疑惑の渦中にあった盧前大統領が死亡したというニュースは韓国中に大きな衝撃を与えた。
韓国のテレビ局は軒並み、通常の番組を中断してこのニュースを伝えている。
盧前大統領は、妻や親類が5億7000万円に上る金を受け取っていたとされる疑惑などに絡んで
先月30日、検察の事情聴取を受けた。盧前大統領は容疑を否定したが、検察は逮捕も含め、
立件するかどうかの判断を近く行うとみられていた。そのタイミングでの死亡だけに大きな波紋を呼びそうだ。
http://www.ntv.co.jp/news/136031.html
盧前大統領の死亡、新華社も速報―中国
2009年5月23日、韓国メディアは韓国の盧武鉉前大統領が登山中に死亡したと報じた。
中国の国営通信社・新華社通信もこれを速報で伝えた。
盧武鉉前大統領は収賄疑惑で捜査を受けており、先月30日に事情聴取され、
最高検が近く逮捕状請求の判断を下す予定だった。新華社は韓国メディアの報道を基に、
盧前大統領が自殺した可能性もあると伝えている。(翻訳・編集/TH)
2009-05-23 12:06:55 配信
http://www.recordchina.co.jp/group/g31657.html
「清廉」イメージ失墜のまま 盧武鉉前大統領死亡
2009年5月23日12時7分
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が死亡した。
事故なのか、自殺なのかについて捜査が続いているが、つい1年余り前まで韓国の最高権力者だった
盧氏は、多額の金品を後援者から受け取った容疑を抱えたまま非業の最期を遂げた。
韓国政治を、良くも悪くも分け隔てる存在だった金大中(キム・デジュン)大統領の後任を争う
選挙で、盧氏は当時の与党・新千年民主党(現・民主党)の中でも前評判は高くなかった。
しかし、公認を勝ち取り、一気に大統領の座を射止めることができたのは、
古い政治に飽き飽きしていた国民の「変革」を求める思いが、かつてないほど強かったためだ。
盧氏の政治家としての信条は、国内外にある多くの対立の解消を目指すことだったが、
直情型の政治スタイルはあちこちで反発も招いた。
日米との間でも、首脳関係は時間がたつほどにぎくしゃくしていった。
竹島(韓国名・独島)の領有権や靖国神社参拝問題で小泉首相(当時)との間は冷え切り、
両首脳のシャトル外交もいったん途絶えた。
南北関係では基本的に前政権の太陽(包容)政策を受け継いだ形をとった。
分断以来2回目となる北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との南北首脳会談を、
退任間際の07年10月に実現させた。だが、そこで出された宣言には、
00年にあった初の共同宣言に比べ、北朝鮮への経済協力がたっぷり盛り込まれたものだった。
ただ最近、多くの韓国国民を落胆させたのは、盧氏のクリーンなイメージの失墜だった。
政治とカネの問題が保革両陣営ともに切り離せなかった韓国で、盧氏は清廉さだけは
誇ることができると見られていた。だが、古くからの有力後援者が脱税で拘束された後、
多額の金品を盧氏の妻が受け取ったことが発覚した。
盧氏が帰らぬ人となったのは、検察当局の判断が注目されていた矢先だった。(箱田哲也)
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230087.html
韓国の盧武鉉前大統領が死亡
2009年05月23日 13:12 発信地:ソウル/韓国
【5月23日 AFP】(一部更新、写真追加)韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)
前大統領(62)は23日朝、山歩き中に岩から飛び降りて頭部に重傷を負い、搬送先の国立釜山大学
付属病院(Busan National University Hospital)で午前9時30分に死亡が確認された。
大統領在職当時の元側近、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-In)元民政主席によると、
元大統領は韓国南東部沿岸部の金海(Gimhae)市郊外でボディガードと一緒に山歩きをしていた
ところ岩から飛び降りたという。また、元大統領は家族に宛てた短い遺書を残していたという。
警察当局は自殺がどうか調査を進めているとしている。
盧氏は、後援者である靴製造企業の社長から、盧氏の妻である権良淑(クォン・ヤンスク、
Kwon Yang-Suk)夫人が100万ドル(約1億円)、実兄の娘婿ヨン・チョルホ(Yeon Cheol-Ho)氏が
500万ドル(約5億円)の資金供与を受けた疑いに関して聴取を受けていた。
盧氏は親族がこの件に関与したことに対して謝罪したが、自身の不正への関与は否定していた。
これとは別に盧氏の兄、盧建平(ノ・ゴンピョン、Roh Gun-Pyeong)服役囚が、
盧氏の大統領在職中に200万ドル(約2億円)を超えるわいろを受け取ったとして禁固4年の刑を受け
前週、収監された。
盧氏は反汚職などを掲げ2002年の大統領選で勝利し、2003-08年に大統領を務めた。
韓国で前大統領が事情聴取のために召喚されたのは全斗煥(チョン・ドゥファン、Chun Doo-Hwan)
元大統領、盧泰愚(ノ・テウ、Roh Tae-Woo)元大統領の2人に続き3人目。
両者は1995年に反逆罪と収賄で有罪判決を受けたが、97年に特赦を受けている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2604960/4180879
韓国前大統領が転落死、自殺か
不正資金疑惑で検察の取り調べを受けていた韓国のノ・ムヒョン前大統領が、23日、
自宅近くの岩山から転落し、死亡しました。警察は自殺とみて調べています。
ノ・ムヒョン前大統領の自宅からは遺書が見つかりました。
また現場の状況からも、警察は自殺とみて捜査しています。
韓国の警察当局によりますと、ノ・ムヒョン前大統領は23日午前6時40分ごろ、
韓国南部の自宅近くの岩山で、秘書官1人と一緒に登山中、がけ下に転落したということです。
前大統領は頭を強く打つなどしていて、病院に搬送されましたが、午前9時30分、死亡が確認
されました。内容は明らかにされていませんが、家族宛に短い遺書を残していたということです。
ノ・ムヒョン前大統領は在任中に有力後援者だった企業の会長から、およそ5億6000万円を
受け取った疑いで、先月、最高検察から事情聴取を受け、自身の疑惑を否定していました。
前大統領の死亡を受けて、韓国の大統領府などは緊急会議を招集し、
午後にも正式なコメントを発表する予定です。
疑惑の渦中にあった前大統領が死亡、しかも自殺の可能性が高いだけに、
韓国社会全体に衝撃が走っています。(23日11:45)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4139446.html
盧前大統領が転落死=自宅裏山で自殺か−不正疑惑の捜査中・韓国
【ソウル23日時事】不正資金疑惑で最高検の捜査を受けていた盧武鉉前韓国大統領が23日早朝、
南部の慶尚南道金海市にある自宅の裏山から飛び降りた。重傷を負い、病院に運ばれたが、
同日午前9時30分ごろ、死亡した。62歳だった。
盧武鉉政権で秘書室長を務めた文在寅弁護士が明らかにした。
文氏によると、家族あてに遺書を残しており、自殺とみられる。警察が経緯を調べている。
疑惑の渦中にあった前大統領の突然の死に、韓国社会への衝撃は大きく、テレビ各局は速報し、
特別番組で伝えた。
文氏によると、前大統領は23日午前5時45分ごろ、私邸を出て裏山に登った。
警護官1人が同行していたが、同6時40分ごろ、岩から飛び降りたとみられる。
同8時13分に病院に運ばれたが、頭部を強く打ったもようで、意識は戻らなかった。
最高検は、有力後援者が前大統領の家族に提供した計640万ドル(約6億1000万円)の資金が
わいろに当たるとみて、収賄容疑で捜査中だった。最高検は前大統領に対する事情聴取を先月30日に
行っており、近く前大統領の逮捕状を請求するかどうか最終判断を下す方針だった。
(2009/05 /23-12:45)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009052300188
【盧前大統領死亡】「まさか」衝撃の韓国
2009.5.23 11:51
収賄容疑で検察当局の捜査を受けていた韓国の盧武鉉前大統領(62)が23日朝、死亡した。
「まさか」。韓国メディアには国民から真偽の確認を求める電話が相次ぎ、衝撃が広がった。
自殺の可能性が強まり、検察捜査に対する非難の声も出ている。
聯合ニュースによると、李明博大統領は午前7時20分(日本時間同)ごろに報告を受け、
午後からの日程をすべて中止。与野党共に緊急会議を開催し、情報収集に追われた。
検察当局は先月末に盧前大統領を聴取。KBSテレビによると、権良淑夫人を再聴取の上で
月内にも前大統領を在宅起訴にするか、逮捕状を請求するか最終判断を下す見通しだった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905231152008-n1.htm
【盧前大統領死亡】追い詰められ自殺か
2009.5.23 13:04
韓国の盧武鉉前大統領が23日死亡したのは、不正資金供与疑惑をめぐる最高検の捜査が長期化し
精神的に追い詰められた結果の自殺とみられており、捜査中断は避けられない。
詳しい原因や経緯の解明が急がれる。
検察捜査のあり方に批判も出ており、韓国政界や社会での新たな対立の火種となる可能性もある。
前大統領は先月30日に最高検で聴取を受けた後、沈黙を保っていたが、聯合ニュースによると、
側近に対し最近「(検察の捜査を受け)すごく疲れた」と漏らしていたという。
一方で今月に入って検察は長女を聴取し、有力後援者から40万ドル(約3800万円)の
資金提供を受けていたことが新たに判明したと発表。23日には権良淑夫人を再聴取する計画
だったとされ、「外堀」は埋まりつつあった。
前大統領の支持者からは検察捜査について「国策捜査」「政治報復」との非難が強まっている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905231305009-n1.htm
韓国:半島情勢にも影響…盧前大統領死亡
【ソウル大澤文護】在任中、親北朝鮮政策をとった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の
23日の死亡によって、北朝鮮が李明博現政権を激しく非難し、南北接触に応じないばかりか、
南北交流事業にも深刻な影響を与えることは避けられない情勢だ。
李政権は、北朝鮮との対話や交流を優先・重視してきた金大中(キム・デジュン)、
盧武鉉の両政権に比べ、北朝鮮の核・ミサイル開発放棄を求める原則的な立場をとると宣言。
これに反発する北朝鮮は李政権との対話をしない方針を示してきた。さらに15日、北朝鮮側は、
開城工業団地の契約無効を宣言。労働者の賃金値上げと、土地代支払いの猶予期間繰り上げを要求した。
韓国政府は18日に「南北接触」を図ったが、北朝鮮側からの反応はなく、北朝鮮側が唯一の
南北交流の機会となっている開城(ケソン)工業団地の事業を完全に放棄する可能性も指摘されてきた。
こうした情勢の中で、不正資金疑惑を追及中の盧前大統領が死亡したことに対し、
北朝鮮側は「李政権の政治的圧迫が原因」などと主張してくる可能性は極めて高い。
さらに、6カ国協議への参加を一層、激しく拒否し、米朝接触の早期実現を求めてくるとみられる。
また、22日には北朝鮮の北東部で新たなミサイル発射実験の兆候が確認されている。
現状では、地対地短距離ミサイルとの見方が強いが、韓国の政治的混乱を増大させるため、
中・長距離ミサイルの実験に切り替えるなど、軍事的圧迫を強める危険性もある。
毎日新聞 2009年5月23日 12時53分(最終更新 5月23日 13時02分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090523k0000e030048000c.html
韓国:資金疑惑の捜査頓挫、政局緊迫へ…盧前大統領死亡
【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日、死亡したことで、
前大統領とその家族らをめぐる不正資金疑惑の捜査進展は頓挫する見通しとなった。
前大統領を支持してきた進歩勢力が、政府に対する抗議や批判を激化させることは確実で、
韓国政局は一気に緊張状態に入るとみられる。
韓国検察当局は4月30日、前大統領をソウルの最高検察庁まで呼び出し、収賄容疑で事情聴取した。
検察は、前大統領の在任中、有力後援者から、夫人や親族に計600万ドル(約5億7000万円)
などの金品が渡った事実を把握し、前大統領が在任中に、この事実を知っていたかどうかを中心に
深夜まで聴取を続けた。
しかし前大統領は「辞任後、(家族による)金品受け取りの事実を知った」と主張し、
容疑を強く否定。これに対し、前大統領を支持する勢力は、事情聴取当日も最高検前でデモや
抗議活動を継続。今月に入ると、ソウル市内でたびたび集会やデモの開催を企図し、
警察と激しくぶつかる事態が発生。さらに、労働組合による大規模集会が韓国中部・大田市などでも
起きたことから、韓国政府は、デモの事前届け出制の強化や、催涙弾の使用許可を検討するなど、
対立姿勢を強めていた。
こうした状況の中で、前大統領が死亡したことで、野党側は政府や捜査当局による
「圧力」が死亡原因となった可能性を激しく追及するのは間違いない。
これに対し李明博(イ・ミョンバク)政権は、国民への冷静な対応を呼びかけると同時に、
野党の反政府行動に対する警戒心を高めるとみられる。
毎日新聞 2009年5月23日 13時21分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090523k0000e030057000c.html
盧武鉉・韓国前大統領が死亡 山で転落、自殺か
2009年5月23日13時2分
【ソウル=稲田清英】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日朝、
釜山近郊の自宅近くで登山中に転落、病院に運ばれたが、死亡した。警察当局が確認した。
盧氏は家族あてに遺書を残していたといい、自殺の可能性が高い。警察が詳しい経緯などを調べている。
盧氏は大統領任期中の妻らの巨額の金銭授受疑惑にからんで検察当局から事情聴取を受けていた。
韓国法務省は同日、「進行中の捜査は終了する見通し」と発表。真相究明は困難になった。
捜査当局や韓国メディアの報道などによると、盧氏は早朝、警護担当者1人と自宅近くの山に登り、
斜面を転落した。頭部に大けがを負い、午前9時半に死亡が確認された。
大統領在任中に秘書室長を務めた側近は会見で、盧氏は岩の上から自ら飛び降り、
家族あてに短い遺書を残していた、と明らかにした。韓国メディアは盧氏が遺書で、
「ひどく苦しかった。恨まないでほしい」などと心境をつづっていたと報じた。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日、「信じがたい。実に惜しく悲しい事だ」と哀悼の意を表した。
不正資金疑惑の渦中にあった前大統領の自殺の可能性がある突然の死。
韓国テレビ各局は特別番組で集中的に報道している。韓国社会にも衝撃が広がっている。
盧氏は80年代に人権派弁護士として活躍。その後政治家に転身し、古い政治体質からの決別などを
訴えて02年の大統領選で当選。03年から08年まで大統領を務めた。
しかし退任後、大統領在任中に盧氏の妻らが有力支援者から計600万ドル(約5億6千万円)を
超える金品を受け取っていたとの疑惑が浮上。4月末には包括収賄容疑の被疑者として最高検から
事情聴取を受けた。盧氏は容疑を否認。最高検が来週にも最終判断する見通しになっていた。
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230033.html
【スポーツ深層】負けて収穫? FIFA理事選でハマム氏追い詰めた 2009.5.23 13:00 8日にクアラルンプールで開かれたアジアサッカー連盟(AFC)選出の国際サッカー連盟(FIFA) 理事選挙(改選枠1)は、現職のハマムAFC会長(カタール)がサルマン・バーレーン協会会長を破り、 4選を果たした。そうなると、現体制に公然と反旗を翻す形でサルマン氏を支持した日本のAFC内における 今後の立場が気になるところだ。だが協会幹部は「影響はない」と断言、収穫まで口にする。(森本利優) ◇ 「やっぱり悔しいよね。1票違っていたら同数だから」。 9日早朝、成田着の航空機で帰国した日本協会の小倉純二副会長は率直な感想を漏らした。 加盟46協会による投票結果は23−21。両候補の名前にチェックが入っていた2票は無効とされた。 知名度抜群の現職AFC会長に、AFCの理事ですらない小国の会長が挑んだという意味では、 確かに善戦といえる。 そもそも、小倉副会長は接戦となった背景に日本の存在があると強調する。 「日本が応援しなかったら、こういう小差にはならなかった。逆に評価されており、(敗戦で) 何かマイナスになることはないと思う」。今回、日本は東アジアの票をまとめる責任を果たした。 また日本や韓国、サウジアラビアなどW杯常連国がサルマン氏支持に回ったという事実は FIFAも無視できず、アジアにおける影響力の高さを証明したとの認識だ。 負けはしたものの、約半数がハマム体制に「NO」を突きつけた意義も小さくないという。 ハマム氏は2011年に今度はAFC会長選を戦わねばならない。 「ハマムは今後きちんと運営しないといけないと思ったはずで、悪くない」と一定の成果を強調。 犬飼基昭会長も「(AFC本部の移転案など)こちらからクレームをつけていた部分は、 ハマムは全部撤回した。そういう意味ではよかった」と語った。
>256 何より小倉副会長が強調するのが、「アジアの選挙の厳しさを経験できたこと」だ。 これまで、日本のサッカー外交はアジアに4人いるFIFA理事の1人でもある小倉副会長が 長年にわたり一手に引き受けてきた。そんな小倉副会長のFIFA理事の任期も2011年まで。 AFCの規定で70歳以上は再度FIFA理事に立候補できず、日本としては小倉副会長引退後の 後継者をFIFA理事に送り込むことが至上命題となっている。 選挙に勝つためには、知名度が重要な意味を持つ。 今回のサルマン氏も、この点が最後までネックとなった。小倉副会長も「僕は知名度はあるが、後任は…。 だから今回、幸三(田嶋専務理事)を連れて行った。犬飼さんも会長になったばかりだし、 選挙は経験を持っている人が必要。そういう意味で、今回はいい勉強になった」。直接的には関係のない 今回の選挙戦に日本が積極的に動き回ったのも、2年後の「絶対に負けられない選挙」を見据えてのことだ。 とはいえ負けは負け、日本も無傷ではいられまい。 分裂状態が浮き彫りとなったアジアサッカー界の先行きは不透明、 「ハマム会長も今は殊勝な態度を見せているが、ほとぼりが冷めたころにいろいろ仕掛けてくるかもしれない」 と警戒する関係者もいる。 日本が目指す2018、22年のW杯招致に向けても影響を与える可能性がある。 アジアからは日本のほか韓国、豪州、インドネシア、カタールが開催意思を表明。 開催国は来年、FIFA理事の投票によって決定されるが、ハマム氏は母国・カタールに1票を入れる ことが確実なだけに、サルマン氏をFIFAに送り込むことができなかったのは痛い。
麻生首相「大変驚いている」 盧武鉉前大統領死去に
麻生太郎首相は23日午後、北海道占冠村で開かれていた太平洋・島サミット終了後の記者会見で、
韓国の盧武鉉前大統領の死去について「外相当時に話をした間柄でもあり、大変驚いている。
韓国政府としての発表を聞いたわけではないが、心よりの哀悼の意を表するとともに、
冥福をお祈りしたい」と述べた。
民主党の鳩山由紀夫代表も「前大統領の人柄をしのび、ご冥福をお祈りするとともに、
遺族と韓国国民に哀悼の意を表したい」との談話を発表。
岡田克也幹事長は記者会見で「韓国に新しい流れをつくり出すと期待された大統領だった。
日韓関係をさらに進めていただきたかった」と述べた。
2009/05/23 13:27 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052301000528.html
【盧前大統領死亡】「とてもつらかった」と遺書に記す
2009.5.23 13:33
【ソウル=水沼啓子】韓国メディアによると、23日自殺したとみられる盧武鉉前大統領は遺書の中で、
「これまでとてもつらかった。多くの人を苦しめた。本を読むこともできない」と心情を吐露し、
「恨まないでもらいたい。生と死は1つではないか。周辺に小さな石碑を1つ建ててほしい」
と記していた。また、火葬してほしいとつづっていた。
前大統領の側近、文在寅弁護士によると、盧前大統領は、この日午前5時45分ごろ自宅を出て、
登山中の午前6時40分ごろ岩から飛び降りたもよう。前大統領は頭部に重傷を負い、
午前8時15分ごろ、病院に到着したが、すでに意識不明の重体だった。搬送先の病院に駆けつけた
権良淑夫人は、前大統領の死亡を確認したのち気を失い、現在安静にしているという。
最高検は、有力後援者が前大統領の家族らに提供した計600万ドル(約5億7000万円)の
資金が実質的に前大統領へのわいろに当たるとみて、収賄容疑で前大統領を4月30日に事情聴取した。
最高検は近く前大統領の逮捕状を請求するか、在宅起訴にするかの最終的な判断を下す方針だった。
韓国法務省は23日、前大統領の死亡を受けて、最高検の捜査が終了する見通しだと発表した。
前大統領は先月、ホームページを通じて、自ら「政治的死亡宣告」を表明し
、家族や関係者が相次いで取り調べるを受けていることに対する苦しい心境をつづっていた。
前大統領死亡について、李明博大統領はこの日、
「大変驚いている。心からの冥福をお祈りしたい」と哀悼の意を表した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905231336010-n1.htm
韓国:資金疑惑の捜査頓挫、政局緊迫へ…盧前大統領死亡 2009年5月23日 13時21分 更新:5月23日 13時31分 【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が23日、死亡したことで、 前大統領とその家族らをめぐる不正資金疑惑の捜査は頓挫することになった。 前大統領を支持してきた韓国内の進歩勢力が、政府に対する抗議や批判を激化させることは確実で、 韓国政局は一気に緊張状態に入るとみられる。 韓国検察当局は4月30日、前大統領をソウルの最高検察庁まで呼び出し、収賄容疑で事情聴取した。 検察は、前大統領の在任中、有力後援者から、夫人や親族に計600万ドル(約5億7000万円) などの金品が渡った事実を把握し、前大統領が在任中に、この事実を知っていたかどうかを中心に 深夜まで聴取を続けた。しかし前大統領は「辞任後、(家族による)金品受け取りの事実を知った」 と主張し、容疑を強く否定。これに対し、前大統領を支持する勢力は、事情聴取当日も最高検前で デモや抗議活動を継続。今月に入ると、ソウル市内でたびたび集会やデモの開催を企図し、 警察と激しくぶつかる事態が発生。さらに、労働組合による大規模集会が韓国中部・大田市などでも 起きたことから、韓国政府は、デモの事前届け出制の強化や、催涙弾の使用許可を検討するなど、 対立姿勢を強めていた。 こうした状況の中で、前大統領が死亡したことで、野党側は政府や捜査当局による「圧力」が 死亡原因となった可能性を激しく追及するのは間違いない。これに対し李明博(イ・ミョンバク)政権は、 国民への冷静な対応を呼びかけると同時に、野党の反政府行動に対する警戒心を高めるとみられる。
>264
◇盧武鉉氏の経歴
46年8月6日、韓国慶尚南道金海市生まれ。釜山商高卒業後、独学で司法試験に合格し
「人権派弁護士」として民主化闘争事件の弁護活動に従事した。
88年に国会議員に初当選。海洋水産相などを歴任した後、
02年12月の大統領選で当選し第16代大統領に就任。08年まで務めた。
80年代の学生運動出身で「反米・反日・親北朝鮮」の傾向が強いスタッフを政府機関に多数配置。
金権選挙の改善、外交文書公開などの成果の一方、格差拡大、不動産価格の上昇を招いた。
退任後は故郷で自然農法の研究に取り組み、政治の表舞台から姿を消していた。【ソウル大澤文護】
http://mainichi.jp/select/today/news/20090523k0000e030057000c.html
盧氏の自殺「疑惑批判に耐えきれなかった」との見方も
韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が23日、自殺したとするニュースに国内にも衝撃が広がった。
若者からの絶大な支持を集めて当選した2002年12月の大統領選挙、
北朝鮮との融和政策の推進……。その華やかさを打ち消すような不正資金疑惑のさなかの死亡に、
「南北統一を願う在日社会にとっては、残念」などという声があがった。
「何かの間違いだと思った。逮捕というのなら分かるが」。
コリアレポートの辺真一編集長はこの日、自宅のテレビで自殺のニュースを聞き、驚きと同時に
「弁護士出身で誠実さを売りにしていた人なので、世間の批判に耐えきれなかったのではないか」
という思いを抱いた。
大統領が退任するたびに不正が追及されるという韓国社会。それが生んだ今回の悲劇については
「『韓国病』とも言えるもので、韓国国民も嫌気が差しているのでは」と語った。
小説家の梁石日(ヤンソギル)さんも同じ感想。「前大統領が進めた北朝鮮の太陽政策を、
在日社会は、南北統一が実現するのではと期待をもって見ていた。それだけに、こんな終わり方は
非常に残念でならない。これでますます、南北統一が遠のいたのではないか」と話す。
前大統領が大統領選で若者の支持を得るために活用したインターネット。
支持率アップに貢献したとされる韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」の日本版サイトの
編集長を務めたジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「前大統領は、これまでの韓国の大統領にはない
クリーンでリベラルな政治家として当選した。自らの歩んできた道と、不正疑惑とのギャップに
耐えられなかったのだろう」と推し量った。
(2009年5月23日13時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090523-OYT1T00482.htm
盧前韓国大統領が死亡 山で転落、自殺か 家族に遺書
【ソウル=尾島島雄】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が23日朝、慶尚南道金海市(韓国南東部)
にある自宅の裏山から転落、病院に運ばれたが頭部損傷による死亡が確認された。62歳だった。
盧氏は親族らの不正資金疑惑で先月30日、韓国最高検察庁から事情聴取を受けており、
自殺との見方が強まっている。盧氏側近の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領秘書室長は記者会見し
「岩から飛び降りたとみられる」と話した。家族にあてて遺書も残したという。
文氏によると、前大統領は午前5時45分ごろ、警護官を伴い自宅近くの裏山に出かけ、
同6時40分ごろ高台の岩から飛び降りた。
頭部に大けがをし意識も無く、梁山市内の大学病院に移送したが、同9時半ごろ死亡が確認された。
韓国メディアによると遺書には
「この間とてもつらかった」
「(住んでいる)村の周りに小さい碑石をひとつ建てて」
などと記されていた。李明博(イ・ミョンバク)大統領は訃報(ふほう)に接し
「遺族らに深い哀悼の意を伝えてほしい」と語った。 (13:47)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090523AT2M2302B23052009.html
【国際】盧前韓国大統領が自殺 資金疑惑の渦中 『登山中に飛び降り』
2009年5月23日 夕刊
【ソウル=福田要】韓国警察当局によると、同国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が
二十三日午前、同国南東部・金海市の自宅の裏山を登山中に転落、頭部を強く打ち病院に運ばれたが
死亡した。盧前大統領は有力後援者からの不正資金を収賄した容疑で検察当局の事情聴取を受けていた。
警察当局などによれば、盧前大統領は自ら飛び降りており、遺書も残されていることから、
自殺したとみられる。
前大統領の弁護士も務める側近の文在寅(ムンジェイン)元秘書室長によると、
前大統領は同日午前五時四十五分ごろ、警護員一人とともに自宅を出発、
登山中の同六時四十分ごろ岩から飛び降りた。
韓国メディアは遺書には「今まで大変だった。多くの人に苦労をかけた。恨むな」などと書かれていると
報じた。搬送先の病院は、死亡は午前九時三十分で、死因は頭蓋(ずがい)骨骨折と脳挫傷と発表した。
最高検察庁は近く前大統領の逮捕状を請求するかどうか最終判断する予定だったが、二十三日、
死亡により前大統領に関する捜査は終了すると発表した。
検察当局の責任問題を含め、李明博(イミョンバク)大統領の政権運営にとって逆風となりそうだ。
最高検は前大統領周辺に有力後援者から提供された六百万ドル(約五億七千万円)の資金が
わいろに当たるとみて捜査中だった。前大統領夫人や長男、大統領在任時の秘書官らの事情聴取と併せ、
先月三十日には、前大統領本人も取り調べた。
前大統領は道義的責任を認めながら、容疑はほぼ否認していた。
前大統領は二〇〇三年から〇八年までの大統領在任中、前任の金大中(キムデジュン)元大統領が
進めた北朝鮮への融和政策を引き継ぎ、〇七年十月には金正日(キムジョンイル)総書記との
第二回南北首脳会談を実現させた。しかし、歴史問題などで日本との関係を悪化させ、
韓国経済が停滞する中で任期後半には国民の支持率が低迷していた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009052302000237.html
【盧前大統領死亡】少年のときに遊んだ裏山で命絶つ 2009.5.23 16:05 【ソウル=水沼啓子】「これまでとてもつらかった。あまりにも多くの人を苦しめた。本を読むこともできない」−。 こう遺書を残して死亡した韓国の盧武鉉前大統領。 韓国南部・慶尚南道金海市郊外の自宅近くにある烽下山の岩から飛び降りたとされる。 烽下山は前大統領が子供のときによく遊んだ山だという。 貧しい農家の5人兄弟の末っ子として生まれた前大統領。最終学歴は高卒。 建設現場で働きながら苦学の末に弁護士になり、ついに大統領の地位まで上り詰めた立身出世の人物だ。 子供のときにのぼり、大志を抱き将来の夢も語ったであろう自宅の裏山で、前大統領は人生の幕を自ら閉じた。 烽下山は自宅から直線で200メートルほどの距離にある。以前はミミズクが多く生息し、 よく鳴き声が聞こえたことから、地元住民の間では「ミミズク岩」と呼ばれる20〜30メートルの 切り立った岩があり、そこから飛び降りたとされる。 韓国の聯合ニュースは、関係者の話として、登山に同行した警備要員を押しのけるようにして 投身自殺を図ったと伝えた。また、自殺直前の様子も報じている。 前大統領と警護要員との間にはこんなやりとりがあったという。 前大統領「たばこはあるか」 警護要員「持ってきましょうか」 前大統領「取りに行く必要はない」 この後、前大統領は岩の上から下を眺めて、「あそこに人がいるな」と淡々と語った後、 飛び降りたという。
【YouTube】松本人志の結婚、追加情報でコメント大荒れ
2009/05/23(土) 09:18
今週のエンタメニュースはダウンタウン・松本人志の結婚報道で幕を開けた。
発表から約1週間が経過し、少しほとぼりが冷めてきたと思われる。
そこでユーチューブ(YouTube)に掲載された松本人志結婚報道の動画をまとめてみた。
YouTubeで「松本人志」で1週間以内に投稿された動画を検索してみると、
結婚関連ニュースの動画が約15件ヒットした。再生回数を全て合計すると、約75万回に達しており、
改めて今回の結婚に対する関心の高さをうかがい知ることができる。
最も再生回数が多かったのは、読売テレビの昼間の情報番組「ミヤネ屋」5月18日放送分。
二人の馴れ初めを詳細に解説してる約4分半の動画で、約30万回を記録している。
次いで多かったのは、フジテレビ「めざましテレビ」18日放送分で約19万回。
結婚発表翌朝の放送を真っ先に掲載したために回数が増えたと思われる。
コメント欄にも多数書き込みがされているが、かなり荒れている状況だ。
特徴的なのは、それぞれのコメントにつけられる評価「ナイス!(+)」「イマイチ(−)」の数字が
極端に振れていること。結婚を祝福するコメントなどは+の数値が大きくなっている一方で、
アンチ松本人志と思われる中傷や、結婚相手の親が韓国出身であることへの中傷あるいはそれに対する
フォローなども目立ち、こちらは−の数値が大きくなっている。
ある動画では、−評価のコメントが圧倒的多数を占めるという異常事態になっている。
とにもかくにも、影響力の大きい結婚発表であった。
果たして、松本の芸に変化はあるのか?(編集担当:柳川俊之)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0523&f=entertainment_0523_002.shtml
【大阪】タクシー強殺未遂で再逮捕の韓国人・安承哲容疑者、生活保護を受けながら借金280万円…路上強盗の被害者を装い、自作自演も
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1243056189/l50 【タクシー強殺未遂】再逮捕の元警備員、借金280万円
2009.5.23 12:44
タクシー運転手を震撼(しんかん)させた凶悪事件は、発生から約5カ月で大きな節目を迎えた。
逮捕された元警備員の安承哲容疑者(37)は当時、生活保護を受けながら大阪市平野区の
マンションで1人暮らしをしており、借金の返済を迫られていた。
タクシー強盗直前には路上強盗の被害者を装って、警察に虚偽通報したこともあったという。
付近の住民は「金に困って切羽詰まっていたのだろうか」と話した。
近所の住民によると、安容疑者は約4年前の春ごろに現在のマンション3階の一室に引っ越してきた。
昼間は働いている様子はなく、夜遅くまで部屋の電気がついているなど夜型の生活で、
朝たばこを吸いながら野球帽をかぶり、作業服で歩いて帰宅する姿が頻繁に見られていた。
あいさつをしても、うつむいたままのことが多かったという。
パチンコ好きで消費者金融などから少なくとも280万円の借金があった。
取り立てとみられる男が安容疑者の部屋の玄関ドアをけり飛ばし、
「おら、開けんかい」と怒鳴っていたこともあったという。
府警によると、毎月12万円の生活保護を受けていたが、振込先の口座の残金は数円しかなかった。
今年3月27日にコンビニ強盗の容疑者として逮捕された後の4月12日には、
両親が引っ越しのトラックを呼んで部屋を引き払いにきた。
マンションの間取りは6畳と3畳のキッチンの1Kで家賃は4万円台だったという。
4月ミサイル「臨戦態勢だった」
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090524091733.asp 米軍のレーダー関連施設がフル稼働し、イージス艦が寄港するなど、四月の北朝鮮長距離弾道ミサイル発射で“
最前線”と化した本県。「人工衛星打ち上げ」と主張する北朝鮮は、ミサイルが迎撃された場合には交戦も辞さないと
いう「戦時体制」を人民武力部総参謀部名で発令し、ミサイル監視・迎撃のため日本海に展開していた日米イージス
艦を即時に攻撃できるよう戦闘爆撃機を待機させるなど臨戦態勢を取っていたと、北朝鮮情報機関の元幹部が東奥
日報社の独自インタビューで証言した。また、元幹部は北朝鮮関係者がミサイル発射について「技術的には失敗した
が、政治的には成功だった」とみていることを明らかにした。
証言したのはソウル在住の脱北者で、国家安全保衛部の元上佐(共産圏特有の階級で大佐と中佐の間に位置する)
の権革(グォン・ヒョク)氏(49)。
権氏によると、北朝鮮軍は発射四日前の四月一日の時点で「戦時体制を維持することに関して」という特別指令を
関係機関に通達。日米がミサイルを迎撃した場合には全面戦争も辞さない−という強硬な内容で「国民の多くは戦争が
始まらなければいいと不安がっていた」(権氏)という。
こうした臨戦態勢の中、北朝鮮にとって重要なターゲットになっていたのが日本海のイージス艦だ。権氏が軍内部
から得た情報によると、北朝鮮南西部の黄海北道にある谷山(コクサン)基地、中央部の平安南道にある北倉里
(プクチャンニ)基地などの戦闘機が爆装して攻撃に備えていたという。
各種資料によると、谷山基地には主力のミグ21戦闘機が一個連隊(二十四機)配備されている。権氏は「すべての
機体にロケットポッドなど対艦兵器を取り付け、いつでも出撃できる態勢を取っていた。パイロットたちは寝る時も飛行
靴を履いたままの状態で、誰もが戦争になると思っていた」と説明する。
一方、北朝鮮関係者がミサイルの技術的失敗としているのは推進力が不十分だった点。特に二段目が正常に燃焼 せず、衛星を軌道に乗せることができる速度(秒速約八キロ)に達しなかったという。舞水端里(ムスダンリ)の発射施設 がある北朝鮮北東部の咸鏡北道からの情報で、国内では極秘にされているという。 「二段目を点火した際、噴射炎がミサイル全体に燃え移った。機械系のトラブルで、一段目と二段目のインターステージ (取り付け部分)に欠陥があったらしい」と権氏。証言から浮かび上がるのは、今回の発射がミサイルの技術試験を兼ね た「衛星打ち上げ」だった可能性だ。 しかし、失敗にもかかわらず、日本政府が大きく取り上げたことで、結果的に北朝鮮の主張をPRする形になったという。 権氏は「日本の過剰反応で北朝鮮を助けたようなもの。朝鮮労働党の関係者は『日本との自尊心の戦いに勝った』と 話している」と話す。 権氏は一九九九年に脱北。それまで国家安全保衛部で軍内部や市民の思想・行動を監視する任務に当たった。 亡命した軍・警察関係者の中で階級上位者の一人。現在でも国家安全保衛部や軍、政府内部などに多くの情報源を 持っており、韓国情報機関の国家情報院も注目している。 ◇ 事実は衛星失敗 私の情報と同様/北朝鮮情勢に詳しい早稲田大客員教授でジャーナリストの恵谷(えや)治さんの話 防衛省は発表していないが、私が得ている情報も権氏の証言とほぼ同様だ。つまり、二段目が正常に飛行せず、 (人工衛星を軌道に乗せる)第一宇宙速度に達しなかったほか、三段目の切り離しもうまくいかなかったということだ。 今回のテポドン2号発射について、日本政府は「ミサイル試射」という立場なので、金正日の念願である「人工衛星打ち 上げ」という事実を無視している。だから、打ち上げ目的が失敗しているにもかかわらず「失敗」と公言できない。
280 :
マンセー名無しさん :2009/05/24(日) 18:47:56 ID:3PCqLsRy
281 :
マンセー名無しさん :2009/05/24(日) 18:49:38 ID:Bp5ID0Of
【盧前大統領死亡】自宅出る30分前に遺書(全文)
2009.5.23 19:26
【ソウル=水沼啓子】盧武鉉前大統領が23日朝、自宅を出る30分前にパソコンにA4版用紙
1枚分の短い遺書を残していたことが分かった。地元警察が公表した遺書の全文は次の通り。
あまりにも多くの人たちのお世話になった。
わたしのために多くの人が受けた苦痛はとても大きい。
これから受ける苦痛も推し量ることができない。
余生も他人の荷物となるしかない。
健康が良くないので何もすることができない。
本を読むことも、文章を書くこともできない。
あまり悲しむな。
生と死はすべて自然の一部ではないか。
すまないと思うな。
誰も恨むな。
運命だ。
火葬にしてくれ。
そして家の近くに、ごく小さな石碑を1つだけ残してくれ。
長く考えた末のことだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905231928016-n1.htm
【盧前大統領死亡】自殺、亡命、暗殺、投獄… 悲劇多い歴代韓国大統領 2009.5.23 21:03 【ソウル=黒田勝弘】韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。夫人や息子など家族の“金銭疑惑”に 追いつめられた結果だ。それにしても韓国では歴代大統領の悲劇や不幸が多い。 今回のような退任後の自殺は初めてだが、初代の李承晩大統領は海外亡命、 長期政権だった朴正煕大統領は暗殺、全斗煥、盧泰愚大統領は逮捕・投獄、 金泳三、金大中大統領は息子の逮捕・投獄…。 この背景には、南北分断が続くなかで対立が激しい政治状況などのほか、 強力な大統領中心制からくる権力の集中度の高さや、相変わらずの血縁を中心にした家族主義・ 縁故主義などがあるように思える。 今回の盧武鉉氏の場合、在任中の金銭疑惑が原因になっているが、全斗煥、盧泰愚両氏のような 財閥企業などからの巨額政治資金疑惑というのではない。夫人や息子など家族、親戚(しんせき)が、 以前から知り合いの業者から金銭的支援を受けていたというものだ。 そこで盧武鉉氏の支持者たちは「昔の大統領疑惑に比べるとたいしたことはない」 「いわば生活型犯罪だ」などと弁明、擁護している。 しかしそれだけに、同じ疑惑でもスケールが小さく見栄え(?)はよくない。 過去、全斗煥氏も金泳三、金大中両氏の場合も家族が金銭疑惑で逮捕されている。 権力者の家族や親戚、縁者に群がれば、その口利きなどで利を得ることができるという縁故主義の 結果だ。これには「権力を背景にすれば法律や規則など無関係に何でも可能になる」という 権力の大きさが作用している。 みんなが権力を利用し、権力に群がって甘い汁を吸おうとする。韓国では現在の李明博政権下を 含め「自分は大統領官邸に知り合いがいる」といって詐欺をはたらく者が依然、後を絶たない。
【盧前大統領死亡】落ちた偶像 屈辱の日々 偽善に耐えられず? 2009.5.23 21:28 【ソウル=黒田勝弘】自殺した盧武鉉・前韓国大統領の最後は“屈辱の日々”だったに違いない。 盧氏が自殺に追い込まれる原因になった検察捜査によるファミリーの金銭疑惑は、 彼が大統領在任中を含めこれまでカッコよく主張してきた「清潔」や「正直」「庶民風」などとは まったく逆の事態だったからだ。 彼は2002年の大統領選でダークホースながら意外な当選を果たした。 その背景には左派・革新系の市民勢力のほか、既成の政治家に飽きた新しいネット世代など 無党派の若い人びとの支持があった。 「新しい指導者像」への期待から、初の戦後(解放後)生まれとして盧武鉉大統領は誕生した。 ところが“盧武鉉疑惑”の中身はそれらのイメージと期待をまったく裏切るものだった。 国民はその偽善に驚き、大きく失望した。 検察が「包括的ワイロ」としている業者からの外貨600万ドル(約5億6900万円)は象徴的だ。 この外貨の一部は米国在住の息子や娘に送られ、豪華マンション購入などに使われたとの疑いが出ている。 在任中、「アメリカが何だ!」といわんばかりに反米的な言動で話題になった盧氏が、 自分の子供はちゃっかり米国に留学させ、しかも米国で豪邸まで買ってやっていたというのだ。 さらに盧氏は高卒の人権派弁護士出身という”たたき上げ”(?)らしく、一流大学卒や高級官僚、 財閥経営者、富裕層などを「既得権層」として終始、非難するなど「庶民の味方」になっていた。 ところが夫妻ともども業者から1個1億ウォン(約800万円)もするスイス製の超豪華腕時計を プレゼントされていたという。これでは「落ちた偶像」以外の何モノでもない。 疑惑について本人は「在任中は知らなかった」といい、夫人や子供のこととして逃れようとしていた ふしがある。しかし結局、「逃れようもない偽善」に耐えられず自殺を選んだものとみられる。
【盧前大統領死亡】追悼式で市民と警察が小競り合い ソウル市
2009.5.23 23:04
【ソウル=水沼啓子】盧武鉉前大統領が23日に死去したことを受け、市民らがこの日夕、
ソウル市内の観光地、徳寿宮の大漢門前で自主的に始めた追悼式で警察が
「焼香台を屋外に設置するのは不法の可能性がある」として焼香台の天幕を撤去するなどしたため、
市民らとの間で小競り合いが起き、辺りが騒然となる騒ぎが起きた。
韓国の聯合ニュースによると、インターネットに「徳寿宮の大漢門前で追慕大会を開こう」と
呼びかける案内が掲示され、これを見た市民らがこの日午後4時ごろから、
徳寿宮前に集まり始めたという。警察の推計によると、午後6時までに約1000人の市民らが
追悼に訪れるなどして周辺地域が混乱した。
このため、警察は「追悼式が暴力デモに変わる危険がある」などとして、
近くの地下鉄駅入り口や周辺の地下通路を封鎖した。
一方、徳寿宮前の追悼式に訪れた市民らは弔意を示す黒いリボンをつけ、
臨時の焼香台に麦わら帽子をかぶって笑う盧前大統領の遺影に白いキクを献花するなどして追悼した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090523/kor0905232305019-n1.htm
北朝鮮は権力継承に着手 オバマ政権結論と米紙WSJ
2009.5.23 23:33
【ワシントン=有元隆志】23日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、
北朝鮮が昨年8月に脳卒中になった金正日総書記からの権力継承作業に着手したとの結論に
オバマ米政権が達したと報じた。国防委員に就いた金総書記の義弟、張成沢氏と3男、金正雲氏が
新しい権力構造のなかで「カギを握る人物」となっているとみられている。
複数の米政府高官が語ったもので、北朝鮮が4月に弾道ミサイルを発射し、
核問題をめぐる6カ国協議からの離脱を表明するなどする挑発的な外交政策を強めているのは、
権力継承の動きに関係があるとしている。オバマ政権は発足後からアフガニスタンやパキスタン情勢に
焦点をあててきたが、北朝鮮の権力継承の不透明さも、主な懸念事項として浮上してきているという。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090523/amr0905232336018-n1.htm
【盧前大統領死亡】「時代の犠牲者」韓国社会に衝撃走る 2009.5.24 00:29 【ソウル=水沼啓子】23日朝の盧武鉉前大統領の自殺について、韓国メディアは一斉に速報を流した。 主要テレビ各局は特別番組に切り替えて前大統領の搬送先の病院や自殺したとされる現場の様子を詳報し、 主要各紙も号外を発行した。前例のない大統領経験者の自殺は韓国社会に大きな衝撃を与えている。 死亡が伝えられると、盧武鉉氏のホームページやファンクラブ「盧武鉉を愛する人たちの集い」 (通称・ノサモ)のホームページにアクセスが殺到し、サーバーがダウンする事態にもなった。 これまでの歴代の大統領と違い、盧武鉉氏はインターネットを活用した選挙戦で大統領に当選した ということもあり、ネットを通じて自らの立場を表明してきた。盧氏は、不正資金疑惑についての 事情聴取を控えた4月下旬、ホームページを通じて「民主主義や進歩、正義などの言葉を述べる 資格を失った」「皆さん(支持者)が追い求める象徴になれない」と謝罪していた。 死亡報道から1時間ほどで、韓国のインターネットの掲示板には 「既得権に勇ましく闘った立派な大統領だった」「時代の犠牲者だ」「親しみある笑顔が浮かんでくる」 「心より故人の冥福(めいふく)を祈る」といった追悼の言葉が1万件以上寄せられた。 韓国の聯合ニュースによると、盧武鉉氏の故郷で私邸のある韓国南部・慶尚南道金海市郊外の 烽下村ではこの日午前10時ごろから、町内会館のスピーカーを通して鎮魂曲を流し始め、 村全体が悲しみに沈んだ。一部の住民は「検察とマスコミが盧氏を殺した」 「われわれが盧氏を守ってあげられず申し訳ない」と語ったという。
【盧前大統領死亡】市民1万人以上が弔問
2009.5.24 12:09
韓国の盧武鉉前大統領の自殺から一夜明けた24日、前大統領の自宅があり、
遺体が安置されている同国南部の金海市郊外の集落には、支持者や一般市民が夜通し訪れ、
聯合ニュースによると、前日からの弔問者は計1万人以上となった。
前大統領の実兄、盧健平被告(不正事件で拘置中)が特例措置として一時的に釈放され、
韓国メディアによると、24日未明にこの集落に到着し、関係者と葬儀の形式などについて協議している。
ソウルや全国各地の寺院などに設置された弔問所にも多くの市民が足を運び、
前大統領の冥福を祈った。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090524/kor0905241211001-n1.htm
【週刊韓(カラ)から】入国は迅速に 仁川国際空港“舞台裏”ルポ 2009.5.24 13:00 海外に出かけたとき、その国の国際空港で受ける入国審査に少し緊張する人も多いのではないだろうか。 審査官が「偽造パスポートを持っていないか」「テロリストではないか」と目を光らせているからだ。 その上、審査を受けるために長い列に並び何十分も待たされ、うんざりさせられることも多い。 実は、韓国の仁川国際空港では利用者の利便性を高めるために審査時間の短縮に力を入れており、 さまざまなシステムを導入している。普段はなかなか入ることができない空港内の 韓国法務省出入国管理事務所をルポした。(ソウル 水沼啓子、写真も) 仁川国際空港出入国管理事務所には現在589人の職員が勤務。韓国人や外国人の出入国審査のほか、 再入国許可や偽造パスポート所持など不正行為の摘発などを行っている。 仁川国際空港は2001年に開港。現在、63社の航空会社の航空機が就航し、 64カ国170都市をつないでいる。1日平均564便の航空機が離着陸。 2007年の出入国者数は2763万人で、うち韓国人1866万人、外国人897万人。 出国者が1377万人、入国者が1386万人となっている。1日平均の出入国者は8万人近くになる。 「国際空港評議会(ACI)」(本部・ジュネーブ)が毎年、世界の空港の顧客満足度を格付け している2008年の「空港ランキング」の総合評価部門で、韓国の仁川国際空港が4年連続で 「世界最優秀空港賞」に選ばれた。出入国審査サービス部門でも4年連続世界1位の評価を受けた。 出入国審査で高い評価を受けているのに、まずその迅速性が挙げられる。 自動出入国審査台が20台設置され、現在、試行段階で利用できるのは韓国人のみだが、 1日平均4418人が利用している。 事前に個人情報などを登録しておけば、出国審査は機械を通して5、6秒で終了してしまう。 機械にパスポートを載せると、問題がなければゲートがすぐに開き、出国できる。 また審査管理センターでは、入国審査の全カウンターの様子を16台のモニター画面で常に チェックしていた。長い列ができると、職員がすぐに空いている列に誘導する態勢になっていた。
【高英煥の眼 北朝鮮遠望】“ミサイル大国”へ突き進む北 2009.5.24 18:19 北朝鮮は国連安全保障理事会が北朝鮮のミサイル打ち上げを糾弾する議長声明を出したことに反発し、 6カ国協議に「2度と絶対に参加しない」「核施設を原状復旧し使用済み燃料棒を再処理する」 と発表した。これにより、核施設の無能力化作業に参加していた国際原子力機関(IAEA)の 監視要員と米国の専門家が追放され、監視装置も取り除かれた。 さらに、北朝鮮外務省は「国連安保理が対北制裁を撤回し、 謝罪しなければ第2次核実験と大陸間弾道ミサイルの打ち上げ実験を行う」と警告した。 北朝鮮は現在、平安北道東倉里でミサイル発射施設の建設を急いでおり、 2006年に核実験を行った咸鏡北道豊渓里では車や人の動きが活発になっている。 それ以外にも北朝鮮は、米国のオバマ政権に対し、ブッシュ前政権と少しも変わらないと非難し、 米国人女性記者2人と開城工業団地の韓国人職員1人を抑留し続けている。 黄海上の軍事境界線である北方限界線(NLL)以北では、北朝鮮の軍事訓練が強化されている。 これらの強硬策をみれば、まるで北朝鮮が全世界、とくに米国と韓国を糾弾しているという感じさえ受ける。 北朝鮮のこのような強硬策の背景には何があるのか。 まず北朝鮮の国家目標と関連づけて考えれば、その答えは出てくる。 北朝鮮の国家目標は“強盛大国”の建設だ。北朝鮮は普通の国家のように経済を画期的に発展させ、 経済強国を建設することはできない国だ。したがって北朝鮮は“強国”を建設する方法として 核兵器を作り、大陸間弾道ミサイルを開発して“ミサイル大国”になろうとするのだ。 このような国家建設目標は金正日総書記によってすでに確定されたようにみえる。 北朝鮮はこの目標を実行するために突き進んでいるのだ。米国との会談も韓国との対話も、 さらに100億ドル以上を巻き上げることができると思っている日本との交渉も、 “核強大国の地位”が確固として保証された後に有利に展開できるという計算だ。
【盧前大統領死亡】韓国政府、国民葬を決定
2009.5.24 20:13
【ソウル=水沼啓子】韓国政府は24日臨時閣議を開き、前日に自殺した盧武鉉前大統領の葬儀を、
哀悼と敬意を表するため国葬に次ぐ国民葬で執り行うことを決めた。
また、李明博大統領の弔問も検討している。
国民葬の期間は死亡した23日から7日間とし、告別式は29日に盧武鉉氏の自宅がある
韓国南部・慶尚南道金海市などで執り行う方向だ。
共同葬儀委員長の1人に韓昇洙首相が決まった。告別式当日は、官公庁で半旗を掲げる。
国民葬は葬式期間が最大7日間で葬式費用の一部が国庫負担となる。大統領経験者の場合、
国民葬とするのが慣例。前職大統領の国民葬は、2006年10月に死亡した崔圭夏氏に次いで2人目。
一方、国葬の場合、最大9日間で費用はすべて国庫負担となる。
これまで国葬が行われたのは、現職で死亡した朴正煕元大統領のみ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090524/kor0905242017006-n1.htm
【産経抄】5月24日
2009.5.24 03:14
このところなぜか土曜日に大きなニュースが飛び込んでくる。
政府が「北朝鮮が飛翔(ひしょう)体を発射」と早とちりしたのも、
新型インフルエンザの国内初感染が確認されたのも、民主党代表選が行われたのも土曜日だった。
そしてきのうは韓国の盧武鉉前大統領が岩壁から飛び降りた。
▼前大統領を取材した経験のある記者に聞くと
「心臓に毛が生えたような人柄で、自殺するなんて信じられない」という。そんな人物が
「余生も他人の荷物となる」と遺書を残すのだから人間という生き物は繊細で複雑にできている。
▼在任中は、国内の不満をそらそうとしてか、過去の謝罪と賠償を要求するなど北朝鮮に優しく
日本に厳しい大統領だったが、死者に鞭(むち)打つのは小欄の好むところではない。
謹んでご冥福をお祈りしたい。
▼日本で首相経験者が自殺したのは、A級戦犯に指定され、収監直前に服毒死した近衛文麿元首相
以来、60年以上いない。しかし、11年連続で自殺者が年間3万人を超えているのは尋常ではない。
NHK朝の連続ドラマで人気になった埼玉県川越市の人口が10年でゼロになる計算だ。
▼政府もようやく対策に本腰を入れだしたが、不況による生活苦という目に見える原因だけでなく、
心の問題と密接にからんでいるだけに難しい課題だ。それでもすぐにできる対策がある。
飛び込み自殺を人身事故と言い換えるのをやめることだ。
▼「人身事故のため遅れます」という駅のアナウンスや表示にわれわれはすっかり不感症になっている。
「飛び込みで…」とはっきり知らせることで、悲惨な鉄道自殺が頻繁に起こっていることが明確にわかり、
身近な問題としてとらえる人が増えるのではないか。第一、自殺は断じて事故ではないはずだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090524/stt0905240315000-n1.htm
社説:盧武鉉前大統領 衝撃的な最期だった 韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領が自宅に近い岩山のがけから転落し、死亡した。 この国の現職大統領または退任者の受難や非運は切れ目なく続いてきたが、 自殺は建国以来初めてで、世界的にも稀有(けう)のことだ。 突然の最期を悼むとともに、この衝撃が韓国内の政治的混乱や対立激化を招かないよう祈りたい。 盧前大統領は先月末、在任中に後援者の企業会長から約6億円相当のわいろを受け取った容疑で 検察当局の聴取を受けた。在宅起訴されるという見通しの中で、夫人に対する2度目の聴取が迫って いた。前大統領の実兄も別の不正事件で懲役4年の実刑判決を受けたばかりだ。 前大統領のパソコン画面には家族への遺書が残っていたという。捜査当局が公表した内容を見ると、 多くの人々に迷惑と苦痛をもたらしたことへの強い自責の念や「本も読めず、字も書けない」 といった疲労感がつづられている。重い抑うつ状態にあったのだろうか。 盧武鉉という人は強烈な個性の持ち主だった。高卒後に独学して人権派弁護士になり、 野党党首だった金泳三(キムヨンサム)氏の誘いで政界入りしたが、 その金氏が政権獲得の手段として軍人出身大統領の与党に合流すると、同調を断固拒否した。 金大中(キムデジュン)政権の後継者として出馬した大統領選では、経済発展を主導した 「既得権勢力」への敵意や反米感情をあらわにして、新世代の国民の共感を得た。 大統領在任中も国会の弾劾訴追を受けるなど波乱が続き、米国や日本とも摩擦を起こして 「革命政権のようだ」と評された。任期末が迫って実現した金正日(キムジョンイル)総書記との 南北首脳会談では、次期政権が履行できないような大盤振る舞いの支援約束をして禍根を残した。 このように「信念を貫く」一方で激越さが目立ち、和合の精神に乏しい政治家だったが、 死去を受けて、金大中元大統領が「民主政権10年を共にした人間として、私の体の半分が崩れた ような心情」だと述べただけではない。インターネットの各種サイトには追悼の書き込みが殺到している。 歴史的評価はともかく、一時代を作った人であった。
クローズアップ2009:盧武鉉前大統領自殺 負の遺産、死で清算 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> 韓国大統領経験者の不正資金事件は、本人の自殺というかつてない形で結末を迎えた。 80年代以降の大統領は例外なく自身や家族に関する不正資金で追及されており、 盧武鉉(ノムヒョン)前大統領もそれにたがわなかった。 ただ、歴代よりはるかに少額の不正資金で捜査当局が盧氏を追及したのは、 韓国社会の健全化が進んだ表れとの声も一部にはある。【ソウル大澤文護】
>303 ◇疑惑の温床、権力集中 韓国社会変化、不正に厳しい目 「だれも恨むな。運命だ」。 韓国メディアによると、盧前大統領は自宅のパソコンに遺書を残していた。 「法廷で最後まで闘う」と語っていた盧氏は、だれもが予想しない形で生涯を閉じた。 危機への対応の強さから韓国メディアは盧氏を「勝負師」と評してきた。 貧しくて大学に通えなかったが、独学で司法試験に合格。 人権派弁護士として既存権力と対決して得た国民の支持で、政界に進出した。 インターネットを駆使した選挙戦術で若者を中心に支持を広げ、02年12月の大統領選で当選。 就任後の04年3月に側近の不正などを理由に、大統領弾劾訴追案が韓国憲政史上初めて国会で可決された。 盧氏は大統領権限を停止されたが、翌月の総選挙で与党は圧勝し、危機を乗り切った。 土俵際で勝負強さを発揮してきた盧氏は、今回の資金疑惑も「任期中は知らなかった」と主張して 乗り切ることができると見ていた。だが、捜査の進展につれ、夫人だけでなく長男、長女への資金の 流れが判明。23日は権良淑(クォンヤンスク)夫人の再聴取が予定され、 盧氏の収賄罪での起訴が近いとみられていた。 長期化する捜査でさらし者になった盧氏は、大統領経験者としての誇りが傷つけられたと 韓国メディアは分析する。今後の展開が不透明な上に、期待していたほど国民の支持は集まらず、 現政権への批判も広がらなかったことで、盧氏の心の緊張が突然、断ち切れた可能性があるとも指摘している。 韓国では、大統領の退任後、不正を摘発されることが繰り返されてきた。 大統領に強大な権限が集中し、家族も強い影響力を持つ。このため利権を求める勢力との癒着を生みやすい。 指導者が強大な力を持ち、批判を受け入れない「権威主義」といわれる韓国独特の権力構造は、 儒教思想を背景に、軍人出身の朴正熙(パクチョンヒ)、全斗煥(チョンドゥファン)、 盧泰愚(ノテウ)政権が続く中で形成された。
>304 政界事情に精通する消息筋は、盧武鉉氏の資金疑惑が浮上した際、 毎日新聞の取材に「この政権も従来の政権と同様の問題を抱えている」と指摘した。 一方、過去の政権をめぐる不正資金事件では、少なくとも数千億ウォン(数百億円)単位の 不正資金が摘発された。だが盧氏は600万ドル(約5億7000万円)程度とされ、 「これぐらいの金で大統領経験者が検察の召喚に応じざるを得なかったのは、韓国政界が健全化している証拠」 と見る向きもある。韓国社会の変化が、盧氏を追い詰める原因の一つになったとも言える。
>305
◇歴代大統領、絶えぬ資金疑惑
韓国大統領は歴代、任期途中のクーデターや退任後に不正追及を受けてきた。
大統領経験者で初めて逮捕・起訴された全斗煥、盧泰愚両氏は、いずれも数千億ウォン(数百億円)
といわれる不正資金を集めた。軍人出身で力を背景に権威をちらつかせることで、
巨額の資金を一気に集めた。
「権威主義」一掃を図った金泳三(キムヨンサム)政権だったが、やはり大統領の権威の利用を
図った次男が、不正資金を受け取った。旧体制や古い政治手法を認めない「進歩派」と呼ばれる人々の
支持を受け登場した金大中(キムデジュン)政権も次男らの不正資金事件が発覚、国民の失望を招いた。
◇世論注視、当面静観か−−北朝鮮
北朝鮮は23日夕の時点で、盧武鉉前大統領の死亡に反応は示していない。
韓国の北朝鮮専門家は、北朝鮮指導部は、韓国の「進歩派」勢力が今後、どのような反応を示すのか、
当面は静観する可能性が高いと見ている。
北朝鮮は最近、李明博(イミョンバク)政権への批判を強めると同時に、失業者増などで反発する
韓国労働組合を支持する動きをみせる。22日も「朝鮮職業総同盟中央委員会」名で、
韓国政府が「労働者弾圧」を強めていると訴えた。
だが専門家は「北朝鮮がすぐに李政権を批判したり、盧氏を支持してきた『進歩派』を支持する
声明を出す可能性は小さい」と指摘する。李政権批判の輪に北朝鮮が加われば、韓国民が逆に
「北への反発」で一致する可能性があるためだ。韓国・東国大学北韓(北朝鮮)学研究所の
姜聲允(カンソンユン)所長は「北朝鮮が韓国の現政権を強く批判する態度に出れば、
韓国の一般国民は反政府集会に参加しにくくなる」と指摘する。
毎日新聞 2009年5月24日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090524ddm003030167000c.html
クローズアップ2009:盧前韓国大統領自殺 追い込まれた“勝負師” <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> ◇当局、少額でも追及 【ソウル大澤文護】韓国大統領経験者の不正資金事件は、本人の自殺というかつてない形で 結末を迎えた。80年代以降の大統領は例外なく自身や家族に関する不正資金で追及されており、 盧武鉉(ノムヒョン)前大統領もそれにたがわなかった。ただ、歴代よりはるかに少額の不正資金で 捜査当局が盧氏を追及したのは、韓国社会の健全化が進んだ表れとの声も一部にはある。 「だれも恨むな。運命だ」。 韓国メディアによると、盧前大統領は自宅のパソコンに遺書を残していた。 「法廷で最後まで闘う」と語っていた盧氏は、だれもが予想しない形で生涯を閉じた。 危機への対応の強さから韓国メディアは盧氏を「勝負師」と評してきた。 貧しくて大学に通えなかったが、独学で司法試験に合格。 人権派弁護士として既存権力と対決して得た国民の支持で、政界に進出した。 インターネットを駆使した選挙戦術で若者を中心に支持を広げ、02年12月の大統領選で当選。 就任後の04年3月に側近の不正などを理由に、大統領弾劾訴追案が韓国憲政史上初めて国会で可決された。 盧氏は大統領権限を停止されたが、翌月の総選挙で与党は圧勝し、危機を乗り切った。 土俵際で勝負強さを発揮してきた盧氏は、今回の資金疑惑も「任期中は知らなかった」と主張して 乗り切ることができると見ていた。だが、捜査の進展につれ、夫人だけでなく長男、長女への資金の 流れが判明。23日は権良淑(クォンヤンスク)夫人の再聴取が予定され、 盧氏の収賄罪での起訴が近いとみられていた。 長期化する捜査でさらし者になった盧氏は、大統領経験者としての誇りが傷つけられたと 韓国メディアは分析する。今後の展開が不透明な上に、期待していたほど国民の支持は集まらず、 現政権への批判も広がらなかったことで、盧氏の心の緊張が突然、断ち切れた可能性があるとも指摘している。
>307 韓国では、大統領の退任後、不正を摘発されることが繰り返されてきた。大統領に強大な権限が 集中し、家族も強い影響力を持つ。このため利権を求める勢力との癒着を生みやすい。 指導者が強大な力を持ち、批判を受け入れない「権威主義」といわれる韓国独特の権力構造は、 儒教思想を背景に、軍人出身の朴正熙(パクチョンヒ)、全斗煥(チョンドゥファン)、 盧泰愚(ノテウ)政権が続く中で形成された。 政界事情に精通する消息筋は、盧氏の資金疑惑が浮上した際、 毎日新聞の取材に「この政権も従来の政権と同様の問題を抱えている」と指摘した。 一方、過去の政権をめぐる不正資金事件では、少なくとも数千億ウォン(数百億円)単位の 不正資金が摘発された。だが盧氏は600万ドル(約5億7000万円)程度とされ、 「これぐらいの金で大統領経験者が検察の召喚に応じざるを得なかったのは、韓国政界が健全化している証拠」 と見る向きもある。韓国社会の変化が、盧氏を追い詰める原因の一つになったとも言える。
>308 ◇北朝鮮、当面静観か 北朝鮮は23日夕の時点で、盧武鉉前大統領の死亡に反応は示していない。 韓国の北朝鮮専門家は、北朝鮮指導部は、韓国の「進歩派」勢力が今後、どのような反応を示すのか、 当面は静観する可能性が高いと見ている。 北朝鮮は最近、李明博(イミョンバク)政権への批判を強めると同時に、 失業者増などで反発する韓国労働組合を支持する動きをみせる。 22日も「朝鮮職業総同盟中央委員会」名で、韓国政府が「労働者弾圧」を強めていると訴えた。 だが専門家は「盧氏の死去で、北朝鮮がすぐに李政権を批判したり、盧氏を支持してきた『進歩派』 を支持する声明を出す可能性は小さい」と指摘する。盧氏の死亡で李政権への批判が韓国内で強まった としても、批判の輪に北朝鮮が加われば、韓国民が逆に「北への反発」で一致する可能性があるためだ。 韓国・東国大学北韓(北朝鮮)学研究所の姜聲允(カンソンユン)所長は「北朝鮮が韓国の現政権を 強く批判する態度に出れば、韓国の一般国民は反政府集会に参加しにくくなる」と指摘する。 逆に北朝鮮が、対話・交流重視政策をとった盧氏への弔意を伝えて来る可能性もある。
>309
◇歴代大統領も不正資金
韓国大統領は歴代、任期途中のクーデターや退任後の不正追及を受けてきた。
大統領経験者として初めて逮捕・起訴された全斗煥(チョンドゥファン)、盧泰愚(ノテウ)両氏は、
いずれも数千億ウォン(数百億円)といわれる不正資金を集めた。
軍人出身で力を背景にした権威をちらつかせることで、巨額の資金を一気に集めた。
そうした「権威主義」の一掃を図った金泳三(キムヨンサム)政権だったが、
やはり大統領の権威の利用を図った次男が、利権に介入して不正な資金を受け取った。
旧体制や古い政治手法を認めない「進歩派」と呼ばれる人々の支持で登場した
金大中(キムデジュン)政権も次男らの不正資金事件が発覚し、国民の失望を招いた。
◇追悼で混乱
【金海(韓国慶尚南道)西脇真一】韓国南部・金海市の自宅近くで自殺した盧前大統領の遺体は、
23日午後6時半(日本時間同)、釜山市近郊の釜山大学病院から自宅近くの公民館に戻った。
自宅周辺には数千人の支持者が集まり、保守系国会議員の弔問を阻止するなどの混乱が起きた。
ソウル市中心部でも同夜、約2000人の支持者が追悼集会を開いた。
盧氏の遺体を乗せた車が自宅近くに到着し、赤い布に包まれたひつぎが姿を見せると、
現場にすすり泣きの声が広がった。保守系の自由先進党の李会昌(イフェチャン)総裁が
弔問に訪れたが、支持者が阻止し、李氏の乗ってきたマイクロバスに卵を投げつけた。
支持者は一部の保守系メディアの取材陣に対しても自宅周辺から離れるよう要求した。
毎日新聞 2009年5月24日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090524ddn003030018000c.html
盧・韓国前大統領自殺:検察の責任論浮上 李政権に波及も
【ソウル大澤文護】盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の死亡について検察当局の責任論が浮上し、
当局が対応を誤れば李明博(イミョンバク)政権に対する国民的な非難にもつながるとの見方が出ている。
23日、最高検察庁は緊急幹部会議を招集し今後の対応策を協議した。
会議参加者によると、複数の検察幹部から「(盧氏に対する)捜査は、大統領経験者に対する
最大限の配慮をもって実施されたが、想像もできない事態が起きた」との意見が相次いだという。
先月30日の事情聴取では、質問書を送って事前の回答を求め、聴取時間の短縮を目指した。
さらに盧氏の自宅まで専用バスを派遣し、最高検庁舎の特別室を用意した。韓国では国家指導者に
対する「礼遇」が重視され、大統領経験者も社会的に特別待遇を受けることが慣例になっている。
だが関係者によると、実際の捜査は難航を極めた。
盧氏は有力支持者から、権良淑(クォンヤンスク)夫人や長男建昊(ゴンホ)氏に渡った
計600万ドルについて「在職中はまったく知らなかった」との主張を崩さなかった。さらに、
大統領が極めて幅広い職務権限を持っていることから、「資金のワイロ性も包括的に認められる」
という検察側の主張に対し、「法律の解釈を誤っている」と強く反発。法廷で最後まで争う態度を示した。
検察側が、資金を提供した有力支援者を同席させての事情聴取実施を求めても、
「長時間にわたる」との理由で拒否した。
こうしたやり取りについて、盧氏を支持する勢力は「検察は政治的捜査を進めている」と反発し、
事情聴取から自宅に戻った盧氏を熱烈に歓迎していた。
その後、李政権は盧氏支持勢力などを中心とした「ろうそく集会1周年」を記念するソウルでの
集会や、中部・大田市での労働組合の集会を強力に規制した。23日、盧氏の遺体を自宅で迎えた
支持者らは、こうした政府側の強硬策を批判。さらに、李政権寄りとされる、保守系メディアによる
自宅への接近を拒否するなど、対決姿勢を強め、政治的緊張感は高まっている。
毎日新聞 2009年5月24日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/24/20090524ddm007030198000c.html
盧・韓国前大統領自殺:「誰も恨むな、運命だ」 早朝、パソコンに遺書
【ソウル大澤文護】韓国メディアは23日、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の死亡直前の様子などを、
同行した警護官の証言などを使って報じた。
報道によると、盧氏は同日午前5時20分(日本時間同)ごろ、通常使っているパソコンにハングル
で「遺書」を打ち込んだ模様だ。そして警護官1人を連れて、自宅裏の「コノハズク岩」に登った。
午前6時40分ごろ、岩の頂上に着いた後、盧氏は「あそこに人が歩いている」などと言いながら
山ろくを見下ろした。警護官がその方向を見た瞬間、盧氏はがけを飛び降りたという。
聯合ニュースはパソコンに残され、警察が発表した遺書の内容を報じた。明らかになった文章は次の通り。
◇
「あまりにも多くの人々からお世話になった。私のために、多くの人が受けた苦痛はあまりにも
大きい。これから受ける苦痛も計り知れない。余生も周りの人にとって、荷物になるしかない。
健康状態が良くないため、何もできない。本も読めず、字も書けない。あまりに悲しむな。
生と死はすべて自然の一部ではないか? すまないと思うな。誰も恨むな。運命だ。火葬してくれ。
そして家の近くにとても小さな碑石を一つ建てて、残してくれ。ずっと考えてきたことだ」
毎日新聞 2009年5月24日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/24/20090524ddm007030199000c.html
盧氏自殺:葬儀は国民葬 韓国政府発表 【金海(韓国慶尚南道)西脇真一】韓国政府は24日、自殺した盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の 葬儀を国民葬として執り行うと発表した。盧氏を追悼する動きが全国に広がるなか、遺族や支持者の 感情に配慮した措置とみられる。ただ、地元の韓国南部・金海市では「盧氏を死に追いやった」として 李明博(イ・ミョンバク)政権批判が高まっており、今後の政権運営にも影響が出そうだ。 盧氏の国民葬は同日、遺族の意向を踏まえ韓昇洙(ハン・スンス)首相主催の会議で決定された。 国民葬は国家に多大な貢献をした人物が対象で、費用の一部を国が補助する。 歴代大統領では06年死去の崔圭夏(チェ・ギュハ)氏(第10代、在任1979年12月〜80年8月) 以来2人目の国民葬となる。 時期は未定だが、29日を軸に調整中。ソウル駅前など各地に弔問所を設けるほか、 別に告別式を金海の運動場で行う案も出ている。政府は埋葬地に韓国中部・大田の国立墓地を 候補にあげたが、遺族は地元を希望しているという。 一方、金海では盧氏が自殺した23日夜の受け付け開始から弔問客の列が途切れず、 その数は既に10万人近くにのぼっている。24日午前には新たに大きな祭壇が整えられ、 目を真っ赤に泣きはらした盧氏の長男建昊(ゴンホ)氏も白菊を献花した。23日に遺体と対面直後に 失神し入院した権良淑(クォン・ヤンスク)夫人は24日朝、自宅に戻ったが姿は見せなかった。
>314
地元では李政権批判が高まっており、韓国南部・大邱市の漢方医、崔長潤(チェ・チャンユン)さん(49)は
「これは自殺ではなく、政治的な報復による他殺だ」と、不正資金提供事件をめぐり盧氏に対する
最高検の捜査手法を批判した。また、ボランティアで弔問客の整理をしていた同市のタクシー運転手、
呉世憲さん(49)は「李政権が今の姿勢を続ければ、当分は(盧政権を支えた)進歩勢力と
保守勢力の葛藤(かっとう)が続く」と指摘。李大統領が弔問する意向を示したとの報道については
「われわれ支持者の反発が強く、ここまで来ることはできないだろう」と強調した。
毎日新聞 2009年5月24日 20時45分(最終更新 5月24日 21時13分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090525k0000m030059000c.html
「清潔イメージ」失墜した前大統領、自殺でさらに失望感
【ソウル=浅野好春】韓国の盧武(ノム)鉉(ヒョン)前大統領(62)の自宅裏山での転落死は、
自殺だった可能性が高まっている。最高検による不正資金授受疑惑の捜査が大詰めを迎える中、
追い込まれた末の自殺とみられ、前大統領の「壮絶な最期」は、韓国国民に大きな衝撃を与えている。
盧前大統領は、2002年12月の大統領選に向けた民主党の予備選に出馬。
当初は公認を得られるとみる向きはほとんどなかったが、全国各地で予備選が進むにつれ、
有力候補を相次いで破り、一気に公認候補へと躍り出た。
人気の秘密は、「人権派弁護士」として労働組合活動家、学生運動指導者らを擁護してきた経歴と、
金銭に汚くない「クリーンイメージ」で支持者を急速に増やしたことだった。
また、若者に狙いを定め、韓国社会で急速に影響力を拡大したインターネットを最大限に活用した。
この勢いで、大統領選では当時の野党ハンナラ党の李会(イフェ)昌(チャン)候補に勝利した。
韓国国民が衝撃を受けたのは、盧氏自身が強調していた清潔なイメージが決定的に崩れ去ったためだ。
4月30日に最高検に出頭した盧氏は、報道陣を前に「失望させて申し訳ない」
と言葉少なに語るだけだった。国民の多くは改めて失望感を味わうことになった。
(2009年5月23日14時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090523-OYT1T00532.htm
「だれも恨まないでほしい」盧武鉉前韓国大統領の遺書全文
盧武鉉前韓国大統領が自宅コンピューターに残した家族あて遺書は次の通り。
◇
非常に多くの人々にお世話になった。私のせいで、いろいろな人が受けた苦痛はあまりにも大きい。
今後、受ける苦痛も推し量れない。余生もほかの人の負担になるだけだ。
健康が思わしくなく、何もできない。本を読むことも、ものを書くこともできない。
あまり悲しまないでほしい。生と死はすべて自然の一部分ではないか。
(私に)申し訳ないと考えないでほしい。だれも恨まないでほしい。運命だ。
火葬してもらいたい。そして、家の近くにごく小さな石碑を一つだけ、残してほしい。
(これは私の)昔からの考えだ。
(2009年5月23日20時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090523-OYT1T00704.htm
北の核問題「6か国協議が重要」…核軍縮北東アジア会合
【北京=佐伯聡士】日豪が主導する「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の
北東アジア地域会合が22、23の両日、北京市内で開かれた。
エバンス元豪外相と共同議長を務めた川口順子元外相は終了後の記者会見で、
北朝鮮の核問題解決に向けて、日本、中国、韓国などの専門家から、
「6か国協議が重要な枠組みだ」との意見が多数を占めたことを明らかにした。
同委員会は昨年10月、シドニーで初会合を開催。
2010年5月に開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて、核兵器廃絶のための
数値目標を盛り込んだ提言を年内に行う方針だ。来月にはモスクワで第3回会合が開かれる。
地域会合は、各国の専門家らと核軍縮や原子力の平和利用などについて意見交換し、
委員会に対する理解と支持の獲得を目指している。
(2009年5月23日23時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090523-OYT1T01025.htm
韓国警察、盧氏は自殺と見解…疑惑捜査は事実上終結へ
【ソウル=浅野好春】韓国の慶尚南道地方警察庁は23日午後、
盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が自宅裏山を登山中に
「高さ30メートルの岩場から飛び降りた」と発表し、死亡は自殺とみていることを明らかにした。
死因は頭蓋(ずがい)骨、脊椎(せきつい)などの多発性骨折、頭部損傷などによるものとの見方を示した。
金慶漢(キムギョンハン)法相は同日、
「盧前大統領に関する(不正資金授受疑惑の)捜査は終了するだろう」と述べ、
捜査が事実上終結するとの見解を示した。最高検察庁はこの方針を受け、政官界の一連の
不正資金事件の捜査は続けるものの、盧氏については、被疑者死亡で処理するとみられる。
盧氏の遺体は23日夜、収容先の梁山(ヤンサン)市内の病院から同道金海(キムヘ)市郊外の
盧氏の自宅がある烽下(ポンハ)村に運ばれた。同夜から弔問受け付けが始まり、
最大野党・民主党の丁世均(チョンセギュン)代表ら野党関係者や韓昇洙(ハンスンス)首相らが次々に訪問。
だが、韓首相は住民らの反発で弔問を拒否された。同深夜時点で一般市民数千人が弔問に訪れた。
韓国政府は国葬の次に位置づけられる「国民葬」を執り行うことも検討しており、
遺族の要望を踏まえて国民葬を実施するかどうかを決める方針だ。
同地方警察庁はまた、盧氏の自宅から、パソコンに残された家族あての遺書が見つかり、この中で
「私のせいで、いろいろな人が受けた苦痛があまりにも大きい」などと記していたことを明らかにした。
(2009年5月23日21時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090523-OYT1T00794.htm
盧前大統領の葬儀「国民葬」に、韓国政府が決定
【ソウル=前田泰広】韓国政府は24日、死去した盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の葬儀を
「国民葬」として執り行うことを決めた。
盧氏の支持者や最大野党の民主党は、最高検による不正資金疑惑捜査が盧氏を死に追いやったとして、
李明博(イミョンバク)政権を批判しており、政府は国全体で盧氏を弔うことで反発を和らげる狙いと
みられる。
国民葬の日取りや場所は決まっていないが、29日に盧氏の故郷・慶尚南道金海市で告別式を行う
案を固め、遺族側と調整している。葬儀委員長は、政府側と遺族側の人物が共同で務める。
盧氏の遺書に沿って遺体は火葬され、盧氏の自宅がある金海市郊外の烽下(ポンハ)村に埋葬される見通しだ。
国が費用の一部を負担する国民葬は、国が全費用を負担する国葬に次ぐ位置づけで、
2006年の崔圭夏(チェギュハ)元大統領など、過去に12例ある。
烽下村を訪れる弔問客は24日、約20万人(聯合ニュース)に達した。慶尚南道地方警察庁は同日、
盧氏が自宅裏山の岩場から投身自殺したと断定する捜査の中間結果を発表した。
(2009年5月24日21時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090524-OYT1T00500.htm
盧武鉉前大統領 疑惑の中での尋常ならざる死(5月24日付・読売社説) 疑惑の渦中にあった韓国の前国家元首の尋常ならざる死である。 盧武鉉前大統領が、自宅付近の山を登山中、転落して死亡した。 側近によると、遺書があり、自殺だったという。 盧武鉉氏は、収賄容疑で最高検察庁の事情聴取を受け、近く在宅起訴されるのではないかと 見られていた。夫人と、実兄の娘婿が有力後援者から計600万ドル(約6億円)の外貨を 受け取った疑惑に直接関与したとの疑いである。 その最中の突然の死だ。収賄疑惑が関係したに違いあるまい。 パソコンに打ち込まれていたという遺書に、「私のせいで人々が受けた苦痛はあまりにも大きい」 「小さな石碑を残してほしい」など、心情がつづられていたようだ。 それにしても、なぜ命を絶たなければならなかったのか。 盧武鉉氏は、先月末の10時間に及ぶ事情聴取の際、 「カネの授受を知らなかった」と述べて収賄容疑を否定したとされる。 検察当局は前大統領の死を受けて捜査の打ち切りを決め、 盧武鉉氏にかけられた疑惑の全容は解明されずに終わることになった。 だが、どうにも説明のつかない不明朗な巨額のカネを家族が受け取った事実は残る。 人権派の弁護士で能弁家で知られた盧武鉉氏も、家族の罪状までは弁解のしようがなかったろう。 面目なさと後ろめたさにさいなまれ、精神的に相当追い込まれていたのかもしれない。
>322
盧武鉉氏の悲劇は、韓国の“政治文化”の所産とも言える。
大統領に強大な権力が集中するシステムのもと、私利私欲を求める勢力が地縁血縁を利用して
大統領周辺に近づき、家族、側近たちもカネまみれになる醜態が、歴代政権で繰り返されてきた。
清廉潔白を標榜(ひょうぼう)した左派政権も例外ではなかった。
こうした文化をどこまで是正できるかが、保守派の李明博政権には問われている。
盧武鉉前政権の時代、日韓関係は、歴史認識や竹島問題で冷え込み、
首脳同士のシャトル外交もストップした。
当時、韓国は一方的な北朝鮮支援に傾く融和政策に固執し、
そのため日本や米国との安全保障関係はぎくしゃくした。
政権交代で登場した李政権は、北朝鮮の核開発に厳しい態度で臨み、日米韓連携が再構築されてきている。
盧武鉉氏の死は、時代の変化を象徴するようにも映る。
(2009年5月24日01時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090523-OYT1T00997.htm
5月24日付 編集手帳
韓国の民族太鼓「チャング(杖鼓)」の軽妙なリズムに合わせてキム・ジュホン(金株弘)さん(39)
が歌い始めた。哀愁を帯びた野太い声、日本の音楽にはない独特なリズムにひき込まれる
◆やがて、ドラ「チン(鉦)」やチャルメラ「テピョンソ(太平簫)」の高い音色も加わり、
ダレル・ジェンクスさん(51)がドラムを叩(たた)き始めた。東洋と西洋の打楽器の合奏で、
「36分の1拍子」のリズムはモダンジャズのような雰囲気を醸し出す
◆この米韓合同セッションは横浜市中区山手町の米国務省日本語研修所で催された。
米国の若手外交官に日本語を教える施設で、ジェンクスさんは音楽好きの所長である
◆キムさんとはソウル駐在時代に親交を結び、キムさんの音楽グループ「ノルムマチ」が
在日韓国人の子供たちに伝統文化を伝える催しで今回来日したのを機に、横浜に招いた
◆「伝統を踏まえた、新しいコリアン音楽を日本人にも聴いて欲しい」とキムさんは語り、
「〈ノルムマチ・ニューウエーブ音楽〉と名付けてみました」とジェンクスさんは語る。
国境を超える音楽の輪が、日本で広がるのはうれしい。
(2009年5月24日01時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20090523-OYT1T01138.htm
面倒をかけた… 盧武鉉前大統領の遺書(全文)
2009年5月23日18時31分
盧武鉉前大統領の遺書(韓国警察発表の全文)
とても多くの人々に面倒をかけた。私のせいで人々が受けた苦痛はあまりに大きく、
今後受けるであろう苦しみもはかりしれない。余生も、他人に負担をかけざるを得ない。
体調が悪く、何もできない。本を読むことも、ものを書くこともできない。
あまり悲しまないでほしい。生と死はどちらも自然の一端ではないか。気の毒だと思わないでほしい。
誰も恨まないでほしい。運命だ。
火葬してほしい。そして家の近くに、とても小さな碑をひとつだけ残してほしい。
ずっと考えてきたことだ。
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230170.html
日韓関係には響かず 盧前大統領死去、政界から悼む声 2009年5月24日2時7分 盧武鉉・韓国前大統領の突然の死去に対し、日本の政界からは悼む言葉が相次いだ。 しかし、昨年、盧氏の後任に李明博大統領が就任し、盧政権当時に中断していた「シャトル外交」が復活。 6者協議や北朝鮮によるミサイル発射時の韓国との連携も進んだ。 すでに過去の存在になっていた盧氏の死去が今後の日韓関係に与える影響は、小さいとみられる。 「死去の話が会議の最中に入り、大変驚いております。ご冥福をお祈りしたい」。 外相として盧氏と会談した麻生首相は23日の記者会見で、 太平洋・島サミット出席中に訃報(ふほう)を知ったことを明かし、哀悼の意を表した。 04年の代表当時、北東アジア非核化で意見交換した民主党の岡田克也幹事長も同日の会見で 「新しい韓国を作り出すということで大変期待された大統領だった。日韓関係をさらに進めていただきたかった」 と悼んだ。 盧氏は、大統領に就任した03年に訪日し、国会で「心の壁を取り壊し、真の和解と協力の時代を 開いていこう」と演説。翌年には「任期中は歴史問題を争点として公式に提起しない」と表明し、 未来志向を強調していた。 しかし、当時の小泉首相による靖国神社参拝や歴史教科書問題もあって、 任期後半の日韓関係は一転して歴史問題一色に。とくに竹島問題で盧氏は「外交戦争もありうる」 と激しい言葉を使い、日韓双方のナショナリズムを刺激した。 対北朝鮮政策でも融和的な姿勢を貫き、日本と不協和音をきたす場面が目立った。
>326
小泉元首相は23日、朝日新聞の取材に対し、秘書を通じて
「訃報に接し、心からお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます」とだけコメント。
官房副長官として当時の首脳会談に立ち会った自民党の細田博之幹事長は
「非常に大統領が北朝鮮との関係を重視しているという感じが、拉致問題を含めてあった。
これは先行きが大変だなと思った」と記者団に振り返った。
一方、自民党の山崎拓・元副総裁は23日、朝日新聞の取材に対し、盧氏が最近、不正資金疑惑で
検察当局から事情聴取を受けていたことから、「おそらくその屈辱感に耐えられなかったのではないか」
と指摘。「日韓関係や国際情勢への影響は少ない」としたうえで、「内政干渉の発言は慎むべきだが、
1期5年の大統領の任期中に権力が集中することがもたらす弊害があるかもしれない」とも語った。
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY200905230292.html
北朝鮮、「盧氏が死亡」と初報道
2009年5月24日13時8分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日午前、
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が死去したことを初めて伝えた。
同通信は「報道によると、前南朝鮮(韓国)大統領、盧武鉉が5月23日午前に死亡したという」と、
慎重な言い回しで短く報じた。さらに「内外のメディアは彼(盧)の死亡の動機を、検察の圧迫捜査
による心理的負担と関連づけて報道している」と、間接的に検察当局の捜査のあり方に触れた。
盧前大統領は退任が近づいていた07年10月に訪朝し、
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と首脳会談を実現。北朝鮮への大規模な経済協力事業
などを盛り込んだ「南北関係発展と平和繁栄のための宣言」を南北で発表した。
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY200905240067.html
警護のスキ見て飛び降り 盧前大統領「自殺」で警察発表
2009年5月24日16時46分
【ソウル=箱田哲也】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)・前大統領の死亡状況などを調べている
地元警察は24日、「自殺と判断される」との見解を発表した。盧氏が飛び降りるまでの警護官との
詳細なやりとりも明らかにした。盧氏は警護官が目を離したわずかな間に、岩山から身を投げたという。
警察の発表によると、盧氏は23日午前5時45分ごろ、自宅に待機していた警護官1人を
インターホン越しに「散歩に行こうか」と誘い、5分後に家を出た。午前6時20分ごろ、
自宅から約500メートル離れた裏山の「ミミズク岩」と呼ばれる岩壁に到着。
「ミミズク岩にミミズクはいるのかな?」「たばこ持ってる?」などと聞いた。
さらに、登山路を行く人を見た盧氏が「誰かな?」とつぶやいたため、警護官が登山客の方に
視線を移した瞬間の午前6時45分ごろ、盧氏は高さ約45メートルの岩壁から飛び降りた。
意識不明のまますぐに病院に運ばれたが、午前9時半ごろ、死亡が確認された。
死因は頭骨骨折や脳挫傷などだったという。
また、自宅のコンピューターに残された遺書は23日午前5時21分ごろから書き始め、
同44分に上書き保存していたことも判明した。作成直後に警護官を呼んだことになる。
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY200905240102.html
金総書記後継に三男有力、権力継承の動き 米政権分析
2009年5月24日20時5分
【ワシントン=村山祐介】米紙ウォールストリート・ジャーナルは23日、
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が権力継承作業を始めたとオバマ米政権が結論づけたと
報じた。金総書記の三男正雲(ジョンウン)氏が有力後継候補との見方を強めているという。
複数の米政府高官の話として伝えた。高官らは、北朝鮮が4月の弾道ミサイル発射や6者協議からの
脱退表明など強硬姿勢を強めている背景に、体制内部での権力継承問題が絡んでいると分析。
4月に国防委員会委員に就任した金総書記の義弟、張成沢(チャン・ソンテク)氏が事実上の「摂政」
として、継承作業を支えるとの見方も示した。
ただ、継承のプロセスが不透明なことから政府内で懸念も強まっているという。
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY200905240139.html
盧前大統領の死―隣国の政治の悲劇を思う 思いもかけない、何とも悲痛な結末である。 1年あまり前まで韓国の大統領だった盧武鉉氏が亡くなった。 きのう早朝、自宅の裏山に警護員とともに登り、岩場から落ちた。 家族あての短い遺書を盧前大統領は残していた、と側近の弁護士が明らかにした。 自殺と見られている。 盧氏は在任中の収賄の容疑者として検察の聴取を受けた。 会社を経営する後援者が盧氏の妻や親族に640万ドル(約6億1千万円)の資金を渡したが、 絶大な権限が集まる大統領制のもと、大統領への賄賂(わいろ)として問うべきではないか、 との判断からだ。 「退任後に知った」などと盧氏は容疑を否認していたが、身内が受け取ったことは認め、 自分のホームページで「民主主義や正義という言葉を述べる資格は失った」と記していた。 出頭時も「面目ない」と国民にわびた。 検察が盧氏の法的処分をどうするかを決める最終段階での死である。 今回の盧氏周辺の資金疑惑は、韓国の国民に対して、これまで以上に政治への深い失望を与えてきた。 地縁や血縁、学閥が幅を利かす。日本もそうだが、政治とカネが切り離せない。 そんな社会を変えてほしい。盧政権は、国民のその熱い期待にこたえるべく登場したはずだった。 全斗煥、盧泰愚の両元大統領は自身が腐敗に問われ、続く金泳三、金大中元大統領は、 いずれも子息が不正資金の受け取りで断罪された。
>331
それもあって盧武鉉氏は裏取引のない透明な政治を唱えた。
人権派弁護士として活躍し、対立する野党からもカネに清潔と見られる庶民派だった。
かつて政権と検察の癒着が激しかったが、盧氏は検察の独立を保証し、
陪審制導入を含む司法改革を支えた。過去の権力犯罪の解明にも切り込んだ。
そういう盧氏も旧弊は断ち切れなかったということか。
「歴史の清算」を目指したのにできず、司法の裁きに耐えかねたのだろうか。
韓国では早速、捜査が強引だったとの批判が噴き出している。政界対立の火種にもなりかねない。
だが、今回の悲劇をそうさせるべきではない。
世界は未曽有の経済危機にある。輸出に頼る韓国経済もまた、たいへんに苦しい状況だ。
ここで政治も対立を深めてしまってはよくない。
朝鮮半島の安定を望む日本にとっても、まず韓国が安定してほしいし、存在感を高めてもらいたい。
曲折はあっても、韓国には独裁から民主への一貫した流れがある。そしてこの20年あまり、
民主主義を深めて市民社会を成熟させ、経済の発展という輝かしい成果をあげてきた。
こうした実績を踏まえ、政治の安定に歩みを進めてほしい。
それが、盧氏の死を無にしない道ではないか。
(-@∀@) 新聞社説 2009年5月24日(日)付
http://www.asahi.com/paper/editorial20090524.html
天声人語
韓国のことわざに「往(い)く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」とある。
日本の「売り言葉に買い言葉」の裏返しだが、前向きなのがいい。
言葉にせよ行為にせよ、身から出たものは自分に返る。
そんな因果応報の教えを、ことわざの背景に見るのはうがちすぎだろうか
▼韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が思いがけない死をとげた。
登山中に転落したというが、遺書もあって自殺と伝えられている。
その「因」は何なのか。何ゆえの「果」なのか。分からないことがまだ多い。
何にせよ、貧家から上りつめた苦労人の痛ましい最期である
▼このところ苦境に立たされていた。
妻ら身内が巨額の不正資金を受けていた疑惑が、退任して明るみに出た。
自身も収賄の疑いで事情聴取され、近く最高検が最終判断をする見通しになっていた
▼政権末期の人気は散々だった。舵(かじ)取りの失敗で貧富の差が広がった。
何か問題が起きると「盧武鉉のせいだ」と茶化(ちゃか)す冗談がはやった。
それでも「清廉さ」には信を置く国民が多かったそうだ。
イメージが崩れゆく中で落日の思いを募らせたのだろうか
▼韓国の大統領には無残な末路が目につく。全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)の
両氏が囚人服を着たのは記憶に新しい。そして今回である。
死をもっての清算より、生きて真実を語るのが、最高権力にあった人の責任ではなかったか
▼6年前、就任直後に日本で出した本に氏は書いている。
「国民は真実を語る者には寛大だが、うそをつく者には冷淡だ」。
うそはつけない、されど語れぬ真実が、何かあったのかも知れない。
2009年5月24日(日)付
http://www.asahi.com/paper/column20090524.html
社説2 韓国の変化と前大統領の死(5/24) 親族らの不正資金疑惑で検察から事情聴取を受けていた韓国の盧武鉉前大統領が亡くなった。 「あまりに多くの人々に迷惑をかけた」との家族あての遺書が残っており、 疑惑を苦にした自殺とみられている。 成長より分配、低所得者層への配慮、北朝鮮との融和政策……。 2002年大統領選で盧武鉉氏を当選に導いた公約だが、当時の韓国社会の要請はもう1つあった。 経済界との癒着のないクリーンな政治だ。 人権派の弁護士として労働問題や民主化運動に携わった経歴を持ち、 既存の利権構造から遠かった盧武鉉氏は、政治の変化を望む時代の風にも後押しされていた。 韓国では1980年代までの軍事政権下、大手財閥が大統領に多額の資金を提供するのが慣例となっていた。 時の政権はその見返りに、許認可や政府系金融機関を通じた融資の便宜を図ったといわれる。 世界を舞台に活躍する財閥も生まれたが、不透明な癒着の構図は海外から不信の目で見られ、 後に金融機関が不良債権に苦しむ伏線になった。 97年のアジア通貨危機で、国際通貨基金(IMF)に支援を仰がざるを得なくなった一因でもある。 90年代以降、政権は癒着を断ち切る方向にかじを切った。大統領経験者である全斗煥、盧泰愚の 両氏や財閥トップが贈収賄に問われた「秘密資金事件」は、その一例だ。 97年の危機を教訓に韓国が市場開放や外資受け入れを軸に経済を立て直した時期は、 金大中、盧武鉉と10年続いた左派の政権の時代と重なる。 政権による「財閥たたき」は、より透明な経済構造への移行を目指す動きの一側面ともいえる。
春秋(5/24)
70歳を過ぎ初めての海外旅行で韓国の地を踏んだ知人女性がいる。
ヨン様ドラマの撮影地巡りが目的だったが、帰国したらすっかり韓国人のファンになっていた。
「日本よりずっと年寄りに親切にしてくれる」気質に感激したという。
▼たとえ年長者でも、韓国では過去の最高権力者には容赦がない。
親族らの不正資金疑惑で検察の厳しい取り調べを受けていた盧武鉉前大統領が、昨日、亡くなった。
「誰も恨みに思うな。運命だ」との遺書が自宅のパソコンから見つかった。
前大統領は清廉なイメージの失墜を恥辱と感じていたのかもしれない。
▼貧しさから大学進学を断念、建設現場などで働きながら弁護士になった苦労人。
特定グループに属さず1人で考え行動するタイプだったと聞く。
インターネットの熱心な利用者でもあった。死の3日前から食事を減らし、
やめたはずの煙草(たばこ)をまた吸い始め、支持者との面会も拒んで自室から出なかったという。
▼風に吹き上げられ、頂点を極めた62歳の男は最期に何を思ったのだろう。何を思う余裕も失い、
一線を踏み越えたのか。自身も疑惑の渦中にある夫人は、遺体と対面し失神したという。
資金疑惑は疑惑のままだ。名が泥にまみれ不本意な晩年でも、とにかく生き、語ってほしい。
家族はそう願うのではないか。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090523AS1K2300523052009.html
【社説】盧前大統領自殺 「清潔さ」を自負したが 2009年5月24日 韓国の盧武鉉前大統領が自殺した。収賄容疑で検察の事情聴取を受けていた。 韓国ではこれまでも大統領やその一族による不正蓄財が繰り返された。政治風土の変革が課題だ。 「私のせいで多くの人が受けた苦痛はとても大きい」。家族にあてた盧氏の遺書の文面だ。 貧しい家庭に生まれ苦学の末に弁護士となり、大統領にまで上り詰めた。痛ましい限りだ。 盧氏は激情型で、妥協を好まない人だった。容疑は否定したが、起訴される可能性が高かったと いわれる。自ら命を絶ったのは、大統領を務めたプライドだったかもしれない。 盧武鉉政権(二〇〇三−〇八年)が社会に新風を起こしたのは確かだ。 権威主義の打破、金権政治からの脱却を掲げ、多くの労働者や若者の支持を得た。 非政府組織(NGO)関係者らが政権スタッフとして加わり、市民の政治参加を促した。 一方で、盧氏が過去の政治の清算にこだわりすぎたため、国政はしばしば混乱し、 外交でも日韓関係が冷却化した。ただ、自らの政権について「不正、腐敗とは縁がない」と自負していた。 在任中の汚職、選挙違反の摘発は歴代政権と比べ明らかに少なかった。 ところが退任後、検察は有力後援者から盧氏の家族や親族に日本円換算で五億円以上のカネが 渡った疑いで、盧氏と夫人、長男らの事情聴取をした。 背景には韓国の政治風土がある。任期五年の大統領は絶大な権力を持つ。また古くからの地縁、 血縁主義が色濃く残る。利権のおこぼれにあずかろうとする縁故者が盛んに近づいてくる。
>337
歴代政権にはいつも不正、腐敗があった。十四年前には全斗煥、盧泰愚という大統領経験者が
収賄罪などで逮捕された。続く文民政権時代では金泳三氏の次男、そして金大中氏の二人の息子が
それぞれ企業から請託を受け、見返りに巨額の金銭を受け取ったとして訴追された。
大統領の強大な権力を背景にした犯罪だった。
盧政権も例外ではなかったようだ。政権後半には盧氏と同郷の人物がしばしば要職に起用され、
それとともに不正資金疑惑が相次いで浮上した。
韓国は経済発展と民主化を着実に進めてきた。だが権力の腐敗は保守、革新を問わず、
恒例であるかのように繰り返される。政治風土を変えていく、地道な取り組みを期待したい。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2009052402000046.html
【国際】盧前韓国大統領自殺 南北関係悪化の懸念 2009年5月24日 朝刊 【ソウル=築山英司】北朝鮮に対する融和政策を推進した韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62) が23日に自殺したことで、北朝鮮が李明博(イミョンバク)現政権に対する批判を強め、 南北関係がさらに悪化しそうだ。北朝鮮が南北交流事業の完全放棄など強硬策を展開して揺さぶりを かけ、韓国内の親北朝鮮勢力を含む進歩派と保守系の対立拡大を図る可能性は大きい。 盧前大統領は大統領在任中、金大中(キムデジュン)元大統領の北朝鮮への「包容政策」を 継承・発展させ、金剛山観光や開城工業団地開発を進めた。2007年10月には、 金大中元大統領に続いて、金正日(キムジョンイル)総書記と2度目の南北首脳会談を行った。 後任として昨年2月に就任した李大統領は第2回首脳会談での合意事項を再検討する方針を表明。 北朝鮮の核やミサイル開発放棄を求める原則的な立場を取る。 これに対し北朝鮮は反発。「李明博一味は民族の和解と団結、平和と統一に反対する戦争狂信者」 (20日付労働新聞)などと激しい非難を繰り返す。 昨年7月に起きた韓国人観光客射殺事件を機に金剛山観光事業は中断。 今月15日には開城工業団地の契約無効を一方的に宣言し、 前政権まで拡大していた南北交流事業は風前のともしびだ。 北朝鮮が前大統領死亡の原因として「李政権の政治的弾圧」などと批判をエスカレートさせるのは 必至。李政権との対話拒否を継続し、軍事境界線付近での挑発行為などで圧力を強める懸念も排除 できない。
>339
◆1週間前に病室予約
【ソウル=築山英司】韓国南部・金海市の自宅裏山の岩から飛び降り自殺した盧武鉉前大統領の
関係者が、自殺の1週間前に前大統領の体調不良を理由に病室予約をしていたことが、23日分かった。
通信社、聯合ニュースなど韓国メディアが一斉に報じた。
同ニュースによると、予約の連絡があったのは15日ごろ。前大統領の関係者が梁山市の釜山大病院に
「(盧前大統領が)最近ストレスを受けて疲れている。VIP病室を用意してくれるとよい」
と言ってきたが、後に理由を言わずに予約を取り消したという。
自宅のパソコンに残されていた遺書にも「健康が良くなくて何もできない」とあり、
警察当局は自殺に至った経緯との関連を調べている。
最高検は前大統領周辺に有力後援者から提供された600万ドル(約5億7000万円)が
わいろに当たるとみて捜査中だった。
前大統領の遺体は、安置されていた同病院から23日夕、自宅のある金海市郊外の集落に搬送された。
韓国政府は同日、葬儀の手順などを協議、韓昇洙(ハンスンス)首相が最大の礼節を尽くすよう指示した。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009052402000146.html
【国際】「政治的捜査」批判強く 韓国野党、連帯の動き 2009年5月24日 朝刊 【ソウル=福田要】不正資金疑惑を追及されていた韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が 23日午前、突然自殺したことで国民の間に驚きや怒りが広がっている。 政界を含む韓国社会で、保守と革新の対立が一層激しさを増す可能性が高い。 自殺を受け、与党ハンナラ党幹部は急きょ前大統領の遺体が安置された病院を弔問。 野党民主党も全国の党事務所に焼香所を設け、政界を覆う衝撃の重さを物語った。 敏感な国民感情に配慮し、この日の野党からの反発は抑え気味だったが、 李明博(イミョンバク)政権に対する革新勢力の批判が噴出するのは時間の問題だとの見方が強まっている。 ソウル市中心部では23日夜、前大統領を追悼する市民が集結。 大規模デモへの警戒から警察隊が大量に動員された。 盧大統領の疑惑をめぐる捜査については以前から野党側が「政治的な捜査」とけん制し、 政権側の人物の疑惑についても徹底捜査を要求。自殺を受け、野党は連帯を強める動きに出るとみられる。 14年ぶりに大統領経験者を聴取した捜査をめぐっては、4月末の世論調査で「不拘束での捜査」を 望む声が70・6%に達し、複雑な国民感情を示した。 捜査の行き過ぎによる「政治的な逆風」への懸念は保守層からも出ていただけに、李明博政権は今後、 苦しい立場となりそうだ。 すでに有識者の間からは「野党が政権を『政治報復』と批判できる口実を得たことで、 経済政策や北朝鮮政策、労使問題での左右対立が激化する」との予測が出ている。 韓国では昨年、米国産牛肉の輸入制限撤廃に反対した革新層を中心とした大規模デモが起き、 混乱で閣僚が更迭された。前大統領の突然の死も、政権を揺るがす事態に発展する恐れをはらんでいる。
>341
◆ネット上にも悲しみの声
【ソウル=築山英司】「わが国の民主主義が終わった気がする」「涙が止まらない」−。
韓国の盧武鉉前大統領が自殺した23日、インターネットのポータルサイトには追悼のための
「追慕掲示板」が登場し、哀悼の意を表する書き込みが相次いだ。
前大統領は2002年12月の大統領選の際、「ネチズン」と呼ばれる若者らネット利用者から
多くの支持を集め、これが当選に大きな役割を果たした。
突然の訃報(ふほう)を受け、ポータルサイト「NATE」の追悼掲示板の書き込みは開設後6時間で
1000件以上に。ネット上の同様の掲示板全体で、悲しみの声は十数万件以上になった。
一方で別のポータルサイト「ネイバー」には不正資金疑惑に関連し
「真実を知らせてこそなのになぜ死亡したのか」と厳しい意見もあった。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009052402000150.html
【国際】途絶えぬ報復政治 歴代韓国大統領、暗い末路 2009年5月24日 16時45分 韓国の盧武鉉前大統領は、退任後に有力後援者からの不正資金受領が浮上し、 検察捜査の結論が注目される中で23日に突然、自殺した。韓国の歴代大統領は暗殺されたり、 後の政権によって不正資金疑惑で自身や息子らが逮捕されるなど、不運な末路をたどる例が多い。 (ソウル・築山英司) 盧氏は2002年12月、不正腐敗の脱却を掲げて大統領に当選した。 就任後に取り組んだ改革の一つが「検察改革」だった。 検察は、歴代政権の「最高の権力道具」といわれてきた。 盧氏は、検事総長よりも若い女性弁護士を法相に起用し、序列人事の解消などに着手。 検事総長が後に辞任するなど、検察内部の反発はすさまじかった。検察当局が退任後の盧氏を ターゲットにして、全斗煥(チョンドゥファン)、盧泰愚(ノテウ)両元大統領に続き、 14年ぶりに事情聴取した理由の一つと指摘する韓国メディアも少なくない。 韓国政治学会の元会長の金浩鎮(キムホジン)高麗大名誉教授は「報復政治の伝統」と言う。 盧氏の自殺を「告発型自殺の性格が強い」と指摘し、「精神的に苦しんだ面もあろうが、 捜査が政治的報復に感じられ、不当性を告発するために反抗的に自殺したのではないか」とみる。 軍事クーデターを経て就任した朴正熙(パクチョンヒ)氏は、 「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げたが、1979年に側近の中央情報部長に暗殺された。 「粛軍クーデター」で軍の実権を握り、大統領になった全斗煥氏と後任の盧泰愚氏は95年、 秘密資金疑惑で逮捕。全氏は無期懲役、盧氏は懲役17年の刑が確定したが、 97年12月の特別赦免で釈放されている。 「文民政権」の金泳三(キムヨンサム)氏は、任期中に次男がケーブルテレビ事業認可の あっせん見返りに不正資金を受け取った容疑などで逮捕された。
>343
金大中氏も任期末の02年、不正資金事件で次男と三男が次々と逮捕された。
大統領周辺に不正が続く背景として、同郷者や親族を優遇する縁故主義が指摘される。
韓国社会では、政権が交代するたびに民間会社のトップも交代して、
政権と癒着しようとする人事がはびこっている。
大統領の持つ権限があまりにも強大なことも弊害として指摘されてきた。
韓国国会では現在も大統領の権限を弱め、現在の任期5年を4年にする案などが検討されている。
しかし、本格的な議論はまだ始まっていない。
(中日新聞・東京新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009052490133809.html
【国際】李政権、反政府デモ再発を警戒 盧氏自殺で捜査非難が殺到
2009年5月24日 18時16分
【ソウル24日共同】韓国では24日、盧武鉉前大統領が「国策捜査」で自殺に追い込まれたとの
批判が拡大、李明博政権は、米国産牛肉問題を契機に大規模な反政府集会・デモが起きた
昨年のような事態が再発することを警戒し、世論の動向を注視している。
国民の間では、悲劇的な死で前大統領への同情論が高まり、検察のホームページに
「捜査の行き過ぎ」を非難する書き込みが殺到。前大統領派と金大中元大統領派の対立などで
揺れていた野党民主党は結束を強め、李政権に全面攻勢をかける機会をうかがっているようだ。
インターネット上では前大統領の自殺に対する追悼の言葉に交じり、李政権批判も出始めた。
韓国の大手ポータルサイトには前大統領を追悼するコーナーができ、丸1日で10数万件の
書き込みがあった。牛肉問題では「BSEの恐怖」がネットを通じて独り歩きし、
「ろうそく集会」に発展した。政府・与党ハンナラ党内には同様の事態を心配する声がある。
6月の国会では、民主党が撤回を要求しているメディア関連法改正案など与野党が対決する
法案審議が控えている。民主党は野党共闘を組むなどして「街頭闘争」で李政権に圧力をかける
ことも予想される。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009052401000492.html
【国際】盧前大統領は国民葬に 29日で調整、故郷近く
2009年5月24日 20時12分
【ソウル24日共同】韓国政府は24日、自殺した盧武鉉前大統領の葬儀を「国民葬」とすることで
遺族側と合意したと発表した。日程は29日で調整中という。
前大統領側近によると、会場は南部金海市内の公営運動場で、
遺体は前大統領の故郷で自宅がある同市郊外の集落に埋葬する予定。
韓国の大統領経験者の葬儀は国民葬が通常で、政府が費用の一部を負担し、各界代表らが参列する。
葬儀委員長には韓昇洙首相と、盧前政権で首相を務めた韓明淑氏の2人を充てる案が検討中だが、
韓国メディアによると前大統領側は同意していない。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009052401000673.html
【国際】自宅周辺に弔問客1万人 韓国、盧前大統領の死悼む
2009年5月24日 18時40分
【金海(韓国南部)24日共同】韓国の盧武鉉前大統領が自殺し一夜明けた24日、
自宅のある南部・金海市郊外の集落には多数の弔問客が訪れ、突然の死を悼んだ。
聯合ニュースによると、前日からの弔問客は1万人以上にのぼった。
前大統領の遺体は、23日夕に集落へ運ばれ、自宅近くの建物に安置されている。
隣接する駐車場には献花台が設置され、花を手にした人たちが長い列をつくった。
約2時間並んで献花したという主婦、朴順子さん(50)は、目を真っ赤にはらし
「権威主義に対抗した努力家。死んでほしくなかった」と話した。
集落の入り口では、弔問に訪れようとした与党ハンナラ党の関係者が、
前大統領の支持者らに阻まれる場面も。また、李明博政権寄りとされる新聞社の立ち入りを制限する
放送が流れるなど、集落には悲しみとともに緊張した雰囲気も漂った。
ソウルから訪れた会社員、金載鎬さん(44)は「(前大統領は)国民と政府の距離を縮めた人。
自殺の原因は、検察とマスコミが過剰に追い詰めたためで、政権もそれを促した」と話した。
「ポンハ村」と呼ばれる集落は前大統領の出身地。
2008年2月の退任後、生家近くに自宅を新築して移り住んでいた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009052401000173.html
盧武鉉前韓国大統領の死去に思うこと
2009/05/24 08:15
韓国の盧武鉉前大統領が自殺しました。「前」とはいえ、一国の元首の自殺というのは、
やはり大きな驚きを誘いますが、大統領就任後に見栄えを気にして目を二重に整形した人だから、
現在の屈辱は耐え難かったのだろうなあと、どこか納得している自分もいます。
日本にとっては(たぶん韓国国民にとっても)いろいろと迷惑な人でもありましたが、ともあれ、
ご冥福を祈りたいと思います。
盧氏については、その奇矯な言動と世界の反応について2008年4月11日のエントリ
「盧武鉉前韓国大統領の『功績』とエピソード」(
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/539919/ )
でもちょっと書いているので、関心のある方は読んでみてください。
それとは別に、私の記憶があいまいでいつのことだったか分からなくなっていることが一つあります。
私は小泉元首相に同行して04年7月に済州島に、05年11月に釜山にそれぞれ行き、
日韓首脳会談を取材しました。確か済州島のときだったと思うのですが、小泉氏と盧氏の共同記者会見の
最中に、盧氏が「これから夕食会だが、メニューは簡単なものにした」と言い放ったのです。
おそらく国内メディア向けに日本を厚遇しない、靖国問題などで言うことを聞かない小泉氏はなおさらだ、
という姿勢を示したかったのでしょうが、横に立って共同記者会見している相手を平然と侮辱した
のでした。何と幼い、感情的な大統領だろうかと呆れたのですが、あとで飯島勲秘書官に聞いた
ところでは、この盧氏の態度には小泉氏も激怒していたそうです。
ところが今回、この話はいつのことだったろうかとちょっとネットで検索してみると
別の日韓首脳会談でも盧氏が「食事は軽めにしておいた」と発言したという記事がヒットしました。
そのときは私は小泉氏に同行していませんので、そうすると盧氏は複数回にわたって同じ侮辱を
行っていたことになります。死者にあれこれ言うべきではないのかもしれませんが、
やはり一国の大統領の器ではなかったのだろうと思う次第です。
>348 今回、韓国の警察は盧氏の遺書を公開しました。それを読んでも、自身の苦痛や現状を嘆く部分が 目につき、反省もない上、前国家元首としての国民へのメッセージもありません。 つまるところ、そういう人だったのかなと冷たい感想を持ちました。 韓国では、歴代大統領が暗殺されたり、退任後に逮捕されたりでろくな目に遭っていませんが、 盧氏の遺書を読みながら、ふと全斗煥元大統領のエピソードを思い出しました。 私は以前、瀬島龍三・元伊藤忠商事会長(故人)の回想録「幾山河」の編集に携わったのですが、 その際、瀬島氏から話を聞きもし、本にも収録されている全氏とのやりとりについてです。 瀬島氏は退任時期が近づいた全氏から「退任後の自分のあり方」について尋ねられ、こう答えています。 「(前略)四番目は、退任後のあり方だが、これを一歩誤ると、以上の第一、第二、第三が立派でも 全体としては有終の美でなくなってしまう。退任後は次の最高責任者を陰に陽に助けていくことが 大切でしょう。そして。それが最高責任者だった者の国家に対する責務だと思います」 ご多分にもれず、全氏も退任後、財閥企業などからの巨額資金提供などの疑惑が発覚し、 ソウルの自宅を去って夫婦で寺へこもることになりました。 その際の、全氏が国民に対して出した声明は以下の通りです。 「大統領在任中の国政のすべての過誤は、それが誰の考えであれ、どの機関の行ったことであれ、 すべて最終決定権者であり、監督権者であった私に責任があると考える。 したがって、すべての過誤に対する国民の皆さんの審判は私が受けるべきものだ。 在任中、私は自分なりに最善を尽くしたが、この七年半が国民から権威主義と不正の時代として 追及されており、その全責任は私がとらなければならない」
>349
げに、為政者というものは大変だと率直に思います。国会議員はみな、あわよくば自分も、
と思っているといいますし、ライバルの中川秀直氏を窓際に追いやって派閥会長の座についた
町村信孝前官房長官などは、その意欲がギラギラしてきた印象がありますが、
なんでそんなに重荷を背負いたいのかと不思議でなりません。いや、土日も祭日もなく、
地元と国会を往復したり、陳情を受けたりし続けなければいけない政治家になんて、
好んでなろうという心境がそもそもよく分かりません。まあ、動機、志は人それぞれなんでしょうが…。
(産經新聞・阿比留氏)
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1050548/
盧武鉉時代とは何だったのか 2009/05/23 22:49 韓国の盧武鉉前大統領の自殺はやはり衝撃的です。 明らかに刑事事件の捜査の対象となり、追い詰められていたことを関係がありそうな死です。 でもいろいろな思いに襲われます。 そもそも民主的な選挙で国民から選ばれた国家元首あるいは政府の長が任期切れのあと、 すぐに懲罰を受ける。前大統領とか前首相という座からも引きずり降ろされる。 その本人も懲罰を受けてもしかたのない不正や腐敗の行為を働いていた場合が多い。 こんな事態が年中行事のように、政権交代の際に必ず起きる。 こんなケースの続出する国はやはり成熟した国とは思えませんね。 でも盧武鉉大統領といえば、その政権時代の米韓関係の悪化、冷却化を思い出します。 米韓両国は同盟関係にあり、北朝鮮に対しては一致団結して防衛線を構えるはずなのに、 盧武鉉政権は安保政策として韓国は米国と北朝鮮や中国との間の第三者的立場に立つような言動を 繰り返していました。 この4月末から5月はじめにかけて、ワシントンで開かれた「北朝鮮人権週間」でも、 脱北者多数が参加して、米国や韓国の同志と声を合わせて、 北朝鮮の金正日総書記の人権弾圧の非道さを激しく糾弾しました。 日本から参加した拉致被害者の「家族会」「救う会」の代表たちも、これに唱和しました。
>351
ところが盧武鉉政権時代にはこうした現象はみられませんでした。北朝鮮の非難はタブーだったのです。
盧武鉉政権が北朝鮮への宥和政策をとり、金正日書記への批判は一切、禁止、北朝鮮の非難もご法度
だったのです。韓国に住む脱北者がアメリカを訪問し、政治的な意思表示をすることも事実上、
禁じられていました。
いまからみると、悪夢のような時代でした。
でも盧武鉉氏の冥福は祈りましょう。
(産経新聞・古森義久氏)
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/1050189/
盧前大統領自殺、弔問に列 政府や検察に批判、国民葬に 2009年5月24日22時13分 【ソウル=箱田哲也】盧武鉉(ノ・ムヒョン)・前大統領の死を、多くの韓国国民は素直に受け止められないでいる。 自殺から一夜明けた24日、ソウルや盧氏の地元をはじめ、全国各地に設けられた弔問施設に長い列ができた。 疑惑捜査で盧氏を追い詰めたと批判されている政府側や検察当局は、矛先をかわそうと躍起だ。 政府は24日、盧氏の葬儀を「国民葬」とすることを決めた。 「まだ1時間はかかるみたいだ」。 ソウル中心部に設けられた焼香所に続く列で、すでに2時間待っているという40代の男性会社員は、 険しい表情で語った。「保革の政治路線の問題ではない。捜査に権力者の意向は働いていたのか。 前大統領の死を機に、みんなが大韓民国のあり方を考えるべきだ」 すぐ近くでは警備の機動隊員に激しい言葉を浴びせる人たちも。 「なぜお前らは道をふさぐのか。前大統領を死なせて恥ずかしくないのか。警察は権力の犬か」 韓国のMBCテレビは、主催者発表として24日夕までにソウル中心部の1カ所だけで10万人以上が 弔問したと伝えた。盧氏側関係者によると、地元の金海市烽下村には約15万人が足を運んだ。 退任後の大統領経験者が軒並み不幸な末路をたどってきた韓国でも前例のない「前大統領の自殺」は、 現政府や与党、検察当局に重くのしかかっている。 政府は23日に緊急閣議を2回開いたのに続き、24日も臨時閣議を開いて、 大統領経験者としては06年の崔圭夏(チェ・ギュハ)氏以来2度目となる国民葬の開催を決定した。 7日間の弔問期間が有力で、葬儀は29日前後になる見通し。 国民葬は国葬に準じる扱いで、葬儀費用の一部を国費負担する。 韓国メディアは「早々と国民葬を打ち出すことで批判をかわす狙いがある」と指摘する。
【盧前大統領死亡】左派、反政府活動を画策 弔問の首相ら追い返す 2009.5.24 22:34 【ソウル=水沼啓子】韓国の盧武鉉前大統領の突然の死から一夜明けた24日、 全国的に追悼の輪が広がる中、行き過ぎた捜査で自殺に追い込まれたとする批判や同情論が高まっている。 盧氏を支持してきた左派の野党勢力は、前大統領の自殺を反政府運動に利用する動きもみせている。 これに対して李明博政権は、米国産牛肉輸入問題を契機に大規模な反政府デモに発展した 昨年夏の事態が再燃することを警戒し、動向を注視している。 盧氏の自宅がある韓国南部・慶尚南道金海市郊外の烽下村では、弔問のために訪れた与党議員らが、 村の入り口で盧氏の支持者に立ち入りを阻止され、弔問できないまま引き返す事態が続いている。 24日、与党ハンナラ党の金炯●(日ヘンに午)国会議長が焼香所に向かおうとしたところ、 盧氏の支持者ともみ合いになり、数百人の支持者から「帰れ」などと罵声(ばせい)とともに 水をかけられ、弔問をあきらめて帰途に就いた。 23日夜にも、韓昇洙首相の乗ったバスが通行を阻まれ、韓首相は弔問ができなかった。 また、23日には、李大統領や全斗煥元大統領が贈った花輪が焼香所に運ばれる途中、 盧氏の支持者らによってなぎ倒されて踏みつけられる騒ぎも起きた。 一方、ソウル市内の観光地、徳寿宮の大漢門前で23日、市民らが始めた追悼式には、 24日も朝から長い行列ができ3時間以上並んだ市民もいた。熱烈な支持者らが泣き崩れる姿もあった。 警察当局によると、24日午後4時までに7000人以上が弔問に訪れた。 会場に掲げられた黒い垂れ幕には「虐殺政権」「李明博退け」などと書かれていた。 また、機動隊と市民の間で小競り合いも起き、近くの警察車両には「明博警察!人間に対する礼儀がない」 と記された紙が張り付けられていた。
【主張】盧前大統領自殺 旧弊を打破できなかった 2009.5.25 03:15 韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の自殺は韓国政治の悲劇だ。 自殺の背景には、家族が後援者の企業人から受け取った600万ドルの外貨を「包括的ワイロ」とする、 金銭疑惑への検察当局の追及がある。 韓国では歴代権力者の家族が、金銭疑惑に巻き込まれてきた。とすると、これは政治的悲劇というより、 韓国社会の古くからの問題点が改めて浮き彫りになったということではないだろうか。 盧武鉉氏は政治的には「左派」「革新系」「進歩派」などといわれ、市民団体と手を握り、 権威主義を否定するなど政治改革に取り組んだ。 にもかかわらず、家族を巻き込む金銭疑惑という旧弊は打破できなかった。 彼は商業高校卒で弁護士になった庶民的政治家として、日ごろから意表をつく大胆な言動で知られた。 今回の自殺もその一環だろうか。死を選択することで責任を取ったとみれば、 政治家としては「いさぎよかった」と評価されるかもしれない。 しかし一方では、600万ドルの背景や行方など、疑惑の真相がうやむやにされる恐れがある。 起訴を逃れ、法廷に立つことを回避したという意味では「卑怯(ひきょう)だ」という声もありうる。 弁護士出身だけに、自殺は自ら「敗北」を認めたに等しい。 それにしても疑惑の焦点が、家族による600万ドルの授受だったというのはさびしい。 なぜドルなのか。どこか発展途上国のような印象を受ける。 韓国はとっくに、そんな段階を脱していたはずではなかったのか。 韓国国民からすれば、国際的に韓国の国家イメージを傷付けた責任は大きいということになる。
>357
すでに退任していた盧武鉉前大統領に対する政治的評価は今さらの感がするが、
対外政策についてだけ振り返っておきたい。
盧武鉉氏は任期末期の2007年10月、平壌を訪れ、金正日総書記と会談するなど
金大中政権に続き「親北政策」を進めた。
しかし結果は周知のように、核・ミサイル問題をはじめ北朝鮮に何らの変化ももたらさなかった。
日韓関係では、領土問題や靖国問題をはじめ歴代政権以上に対日強硬策が記憶に残る。
世論の反日愛国ムードに迎合した印象が強い。疑惑の背景究明を含め、
李明博(イ・ミョンバク)政権には、「盧武鉉時代」を教訓に、内外で新たな時代を築いてほしい。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905250315000-n1.htm
【盧前大統領死亡】4日前に子供時代の通学路たどる 心の整理か
2009.5.25 11:09
25日付の韓国紙、韓国経済は、盧武鉉前大統領が自殺4日前の19日夕に、
自宅から自転車に乗って子供時代に通学した道をたどるなど、
「心の整理」とも受け取れる行動をしていたと報じた。前大統領の幼なじみの話として伝えた。
同紙によると、かつての通学路を警護員と自転車で走る前大統領を目撃した幼なじみは
「最後に自分の人生を回顧したのだろう」と推定。
20日に小学校の後輩と焼酎を飲みながら夕食をとった際には、
憔悴(しょうすい)した表情で黙ったまま料理を口に運び、ひたすらたばこを吹かしていたという。
前大統領の自宅は故郷である同国南部金海市郊外の集落にある。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251111002-n1.htm
李大統領が審査員賞のパク監督に祝電 カンヌ映画祭
2009.5.25 11:26
【ソウル=水沼啓子】韓国の李明博大統領は25日、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した
韓国映画「サースト」のパク・チャヌク(朴賛郁)監督(45)に
「韓国映画界の名誉を高めた朴監督の努力を国民とともに祝福する」との祝電をおくった。
韓国の聯合ニュースによると、パク監督は受賞後、「真の芸術家になるにはまだまだ遠いようだ。
ただ自分にわかるのは創作の楽しみだけだ。創作の楽しさが映画を作る原動力だ」と感想を語った。
パク監督は1963年ソウル生まれ。韓国・西江大学哲学科卒業。カルト映画やB級映画などジャンルを
越え、映画制作に携わる。日本でも大ヒットした映画「JSA」や「親切なクムジャさん」などを手がけ、
「オールド・ボーイ」で第57回カンヌ国際映画祭でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞している。
「サースト」は、多くの人から尊敬されてきた神父(ソン・ガンホ)が吸血鬼になり、
友人の妻(キム・オクビン)と危険な関係に陥るという設定。韓国では4月30日に公開されたが、
残酷なシーンが多く、上映中に嘔(おう)吐(と)したり退場したりする女性観客も出ており、
評判はいま一つで興行面では苦戦しているようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251132003-n1.htm
北朝鮮が核実験か
2009.5.25 11:41
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは25日、北朝鮮が同日、核実験を実施したもようだと伝えた。
報道によれば、北朝鮮の北東部で地震波が関知されたという。韓国与党関係者によれば、
地震波は「人工地震」のような波動といい、核実験の可能性が指摘されている。
北朝鮮が核実験を行う可能性については、7日付の韓国紙・朝鮮日報が、
北朝鮮が2006年に実験を行った北東部の咸鏡北道豊渓里で最近、
新たな核実験の準備とみられる兆候を見せ、関係当局が注視していると伝えていた。
韓国政府筋によると、豊渓里で車両や人の動きが活発になっているのが持続的に把握されているとされていた。
北朝鮮は4月29日に、核実験と大陸間弾道ミサイルの発射に言及しており、朝鮮日報は、
韓国政府筋の話として「地下核実験は事前予測が難しく、いつ核実験が可能かは正確にわからないが、
北朝鮮がその気になれば近いうちに実施できる準備をしている状態とみられる」と報じていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251141004-n1.htm
【北核実験】「核実験実施」と北朝鮮 北東部でM4・5の揺れを観測、韓国
2009.5.25 12:02
【ソウル=水沼啓子】朝鮮中央通信は25日、北朝鮮が核実験を実施したと発表した。
核実験は3年ぶり2回目。
韓国のニュース専門テレビYTNは25日午前11時半過ぎに緊急ニュースを流し、
韓国気象庁が25日午前9時54分にマグニチュード(M)4以上の揺れを観測、北朝鮮が核実験を実施
した可能性が高いと伝えた。北朝鮮が核実験を実施したかどうかをめぐり米韓両国政府が確認中という。
青瓦台(大統領官邸)関係者がYTNに語ったところによると、25日午前9時54分、
北朝鮮が2006年に核実験を行った北東部の咸鏡北道豊渓里でM4・5の揺れが観測されたという。
一般的な爆発物だとM4以上の揺れは観測されないことから、地震か核実験の可能性が高いという。
朝鮮半島ではM4以上の地震が発生することはこれまでないことから、核実験の可能性が高いといわれる。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251203006-n1.htm
【北核実験】米韓からも日本政府に「速報」
2009.5.25 12:32
北朝鮮が25日に2回目の核実験を強行したことを受けて、政府は25日午後、
首相官邸に関係省庁担当者を集め、連絡会議を開き、国連安全保障理事会での今後の対応などを協議する。
複数の政府筋によると、気象庁の地震計測装置が25日午前10時前、北朝鮮北東部咸境北道付近を
震源とする不自然な地震波をとらえ、核実験の可能性があるとみて解析を開始した。
米韓情報筋からも「核実験の可能性が高い」との情報を得たという。
北朝鮮は4月5日の長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。4月29日には北朝鮮外務省報道官が
「核実験を辞さない」とする声明を発表したため、政府は警戒を強め、情報収集にあたっていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090525/plc0905251233010-n1.htm
【北核実験】孤立打破狙い強硬姿勢 米へのいら立ち背景
2009.5.25 12:49
北朝鮮が25日、2回目の核実験実施を発表したのは、米オバマ政権が
「北朝鮮の予測できない行動に譲歩すべきでない」(クリントン国務長官)として、
北朝鮮との2国間協議に積極的に応じる姿勢を見せないことへのいら立ちが背景にある。
また、国連安全保障理事会が4月に同国の「衛星」打ち上げを非難する議長声明を採択、
国際社会で孤立感が高まる中、核保有をカードにあくまで外からの圧力に屈しない強い姿勢を
鮮明にしたといえる。
ただ、今回の核実験実施で、これまで比較的、北朝鮮寄りの姿勢を示していた中国やロシアも、
北朝鮮批判を強めるのは必至だ。米政権も、制裁強化を含めてこれまで以上に強い態度で臨むことになる。
核実験というカードが、北朝鮮の思惑通りに効果を上げるかは未知数だ。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251249009-n1.htm
【北核実験】制裁措置の強化検討へ 米国
2009.5.25 12:49
【ワシントン=有元隆志】AP通信など米メディアは24日夜(日本時間25日午前)、
北朝鮮が地下核実験を実施したとの朝鮮中央通信の発表を速報で伝えた。
米国は25日のメモリアルデー(戦没将兵記念日)を控えており、米政府からの反応は出ていないが、
ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドに滞在中のオバマ大統領にも核実験の情報は伝えられた
とみられる。
米政府内では最近、北朝鮮が2回目の核実験を実施するとの見方が強まっていた。
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のセイモア大量破壊兵器拡散・テロ行為防止調整官は
このほどワシントン市内で講演し、北朝鮮が核実験を実施する可能性に言及したうえで、
実際に行った場合は「適切な措置をとることになる」と警告していた。
米政府は今後日本などと連携し、制裁措置の強化を検討することになりそうだ。
北朝鮮は2006年10月の第1回核実験も、米国の休日であるコロンブスデーにあわせて行った。
同年7月の弾道ミサイル実験も、米国の休日である独立記念日に実施された。米政府内では
「米国の休日にあわせて実施することで、米政府の関心を引こうとの狙いがあるのではないか」(政府高官)
との見方が出ていたが、今回も同様にメモリアルデーにあわせたことになる。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090525/amr0905251250005-n1.htm
【北核実験】「地下核実験を成功裏に実施」北朝鮮発表全文
2009.5.25 12:57
25日の朝鮮中央放送と平壌放送は正午の定時ニュースで、第3項目に、
朝鮮中央通信社が報道した「いま1度の地下実験を成功裏に実施」との発表を伝えた。
全文は以下の通り
◇
わが方の科学者、技術者らの要求に従い、共和国の自衛的核抑止力を各方面から強化するための
措置の一環として、主体98(2009)年5月25日、いま1度の地下核実験を成功裏に行った。
今回の核実験は、爆発力と操縦技術において新たな高い段階で安全に実施され、実験の結果、
核兵器の威力をさらに高め、核技術を絶えず発展させる上での科学技術的問題を円満に解決する
ことになった。
今回の核実験の成功は、強盛大国の大きな扉を開くための新たな革命的大高潮の炎を
力強く燃え上がらせ、150日戦闘に一丸となって立ち上がったわが軍隊と人民を大きく鼓舞している。
核実験は、軍事優先の威力で国と民族の自主権と社会主義を守護し、
朝鮮半島と周辺地域の平和と安全を保障する上に寄与するであろう。(RP)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251257010-n1.htm
【朝日・社説】日本の宇宙開発―技術は軍より民で磨け 北ミサイルで盛り上がる早期警戒衛星の導入、国際的緊張を高めないか[05/25]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1243205568/l50 日本の宇宙開発―技術は軍より民で磨け
軍事にばかり目が向いていると、日本の宇宙開発は先細りになりかねない。
麻生首相を本部長とする政府の宇宙開発戦略本部が初めてまとめた宇宙基本計画案を見ると、
改めてこんな懸念を抱く。
計画案は、アジアの防災に貢献する陸や海の観測、気象観測など五つの利用分野と、
宇宙科学や有人活動など四つの研究開発分野を挙げ、
今後10年を視野において5年間で進める計画を掲げている。今月末に正式決定される。
安全保障はその利用分野の一つだ。昨年5月にできた宇宙基本法で道が開かれた。
早期警戒衛星の研究開発が盛り込まれているのが目を引く。
この衛星はミサイル防衛システム用だ。高熱の物体が放つ赤外線によってミサイルの発射を知る。
技術的な難しさに加え、解析システムの開発なども合わせると費用は巨額になり、
導入には消極的な意見が少なくなかった。
しかし、北朝鮮が4月に行ったミサイルの発射実験をきっかけに、自前の衛星を持つべきだ
という声が与党内で一気に盛り上がった。
導入するかどうかは、年末に予定される防衛計画大綱見直しの際などに議論される。
その必要性や費用はもちろん、日本が宇宙の軍事利用に本格的に乗り出すことで国際的な緊張を
高めないか、十分に考える必要がある。安定した官需を求める宇宙産業の事情に引っ張られて
先走ってはならない。
>382
計画案は、宇宙技術は使い方次第で民生にも軍事目的にも使える「デュアルユース」の考え方を
持ち出し、安全保障への利用を広げようとしている。
たとえば、早期警戒衛星の技術は森林火災の探知にも役立つというのだ。
たしかに偵察衛星も地球観測衛星も基本技術は同じだ。それなら企業間の競争がある民生部門
でこそ技術を磨くべきだ。米国の商業衛星は数十センチのものを見分けることができ、
日本の情報収集衛星の能力を上回っている。
防衛関連の技術は割高になり、その秘密主義は技術の発達を妨げる。
安全保障の名の下に採算を度外視した計画が増えれば、民生部門にしわ寄せが及ぶ恐れもある。
計画が遅れて費用が大幅に増え、その意義が薄らいでいるGXロケットも、
安全保障目的で開発が正当化されようとしている。
日本の宇宙開発を育てるためにすそ野を広げる必要があることは、計画案でもうたわれている。
そのためにも、開かれた環境で進めることが重要だ。
宇宙開発には国際的に大きくとらえる視点も欠かせない。
宇宙は、各国が独自の技術やアイデアをもって競い合い、協力しながら未知に挑む舞台だ。
そこに日本ならではの技術力をどう生かし、どう世界に貢献するのか。
日本の飛躍につながる、そんな戦略を示す基本計画であってほしい。
2009年5月25日(月)付
http://www.asahi.com/paper/editorial20090525.html
盧氏自殺:支持者、与党関係者の弔問を阻止
【金海(韓国慶尚南道)西脇真一】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前韓国大統領の弔問に訪れた政府や
与党ハンナラ党関係者らが、盧氏支持者らの強い抗議に遭い、引き返す事例が相次いでいる。
支持者は、自殺につながったとみられる検察の不正資金提供事件捜査を「政治報復」ととらえているためだ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は遺体が安置されている盧氏の地元・金海を弔問し礼を尽くす
考えだが、現地での激しい反発も予想されている。
盧氏の祭壇は23日夜、金海の公民館に設けられた。ソウル−金海間は約500キロあるが、
同夜のうちに韓昇洙(ハン・スンス)首相や保守政党の党首が弔問に駆けつけたものの、
車両に生卵が投げつけられるなどして公民館には入れなかった。
24日には元ハンナラ党代表の朴槿恵(パク・クンヘ)氏が弔問に向かったが、途中で断念。
同党出身の国会議長も水をかけられるなどした。
主催者側は繰り返し放送などで「弔問客は温かく迎えよう」と訴えるが、効果は上がっていない。
政府高官や与党関係者の姿が見えるたびに周囲から「来るな、帰れ」の怒号が上がり、会場付近には
李政権を批判するビラなども張られている。このため、李大統領側も弔問の方法に苦慮している。
盧氏の遺体は25日未明に納棺され、盧氏の死後、体調を崩していた権良淑(クォン・ヤンスク)
夫人が車いすに乗って初めて姿を見せた。
毎日新聞 2009年5月25日 11時01分(最終更新 5月25日 12時59分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090525k0000e030017000c.html
盧氏自殺:金総書記が弔電 朝鮮中央放送報じる
【ソウル大澤文護】北朝鮮の朝鮮中央放送は25日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が、
自殺した韓国の盧武鉉前大統領の遺族に同日付で弔電を送ったと報じた。
報道された弔電の内容は「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が不運にも逝去したという消息に接し、
権良淑(クォン・ヤンスク)夫人と遺族に深い哀悼の意を表します」だった。
盧前大統領は07年10月、平壌で金総書記と南北首脳会談を行い、
「南北関係発展と平和繁栄のための宣言」に署名した。
毎日新聞 2009年5月25日 11時07分(最終更新 5月25日 12時38分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090525k0000e030019000c.html
北朝鮮核実験:06年以来2度目 吉州付近の地下で
【ソウル大澤文護】韓国青瓦台の李東官(イ・ドングァン)報道官は25日午前11時半、記者会見し、
「本日午前9時54分、咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクドキルジュグンプンゲリ)付近で
マグニチュード4.5内外の人工地震が感知された。核実験の可能性があるとみて韓・米情報当局が
分析し、状況を注視している」と述べた。
また、AFP通信によると、朝鮮中央通信は、地下核実験に成功したと伝えた。
日本の外務省幹部によると「日本でも地震計で揺れを確認した」と話した。
こうした事態を受け、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は25日午前、緊急安保関係閣僚会議を招集した。
北朝鮮の核実験は、06年10月9日以来2回目。
再核実験に対し、日米だけでなく最大の支援国・中国や韓国を含む国際社会の強い反発は必至だ。
前回の核実験で制裁決議を採択した国連安全保障理事会は、拘束力の強い制裁決議採択に動くとみられ、
90年代からの北朝鮮核問題は緊迫した状況に突入した。
北朝鮮は、過去に核実験を実施したインドやパキスタンなどの事例に従い、
短期間に核実験を繰り返すことで兵器の性能を高める目的だったとみられる。
1回目の核実験は、爆発の規模がトリニトロトルエン(TNT)火薬換算で1キロトン以下と
推定され、長崎型原爆(約20キロトン)などに比べ、極めて小規模。
実験場所は同道吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ)付近の地下とみられる。
米メディアなどは最近「追加実験の兆候がある」と報じていた。
初回の核実験をめぐっては、国連安全保障理事会が06年10月14日、
国連憲章第7章(平和に対する脅威への対応)に基づき、北朝鮮への核関連物質の輸出入や
核開発関連の個人・団体の資産凍結などを含む制裁措置を決議した。
毎日新聞 2009年5月25日 12時33分(最終更新 5月25日 13時15分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090525k0000e030049000c.html
北朝鮮核実験:「成功」朝鮮中央通信など報じる
朝鮮中央通信などが報じた、「核実験に成功した」とする北朝鮮の発表の要旨は次の通り。
共和国の自衛的核抑止力を各方面から強化するための措置の一環として、5月25日、
いま一度の地下核実験を成功裏に行った。
今回の核実験は、爆発力と操縦技術において新たな高い段階で安全に実施され、
核兵器の威力をさらに高めた。
今回の核実験の成功は、強盛大国の大きな扉を開くための新たな革命的大高潮の炎を力強く
燃え上がらせ、150日戦闘に一丸となって立ち上がったわが軍隊と人民を大きく鼓舞している。
核実験は、軍事優先の威力で国と民族の自主権と社会主義を守護し、
朝鮮半島と周辺地域の平和と安全を保障する上に寄与するであろう。
毎日新聞 2009年5月25日 13時04分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090525k0000e030061000c.html
金正日総書記が盧武鉉前大統領遺族に弔電
【ソウル=前田泰広】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記は25日、
自殺した韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の遺族に弔電を送った。
金日成(キムイルソン)主席以来、北朝鮮の指導者が韓国大統領経験者の死に際し、
弔意を示すのは初めて。盧氏が2007年、金総書記と会談し、
「10・4南北首脳宣言」に合意するなど対北朝鮮融和政策をとったことを考慮したためとみられる。
弔電では「盧武鉉前大統領が不幸にも逝去したという報に接し、
権良淑(クォンヤンスク)夫人と遺族に深い哀悼の意を表します」としている。
金総書記は01年3月、韓国の財閥、現代グループ元名誉会長の鄭周永(チョンジュヨン)氏が
死去した時にも弔電を送り、葬儀に弔問団を派遣した。鄭氏は1998年、金総書記と会談して
経済協力の推進で合意。金剛山観光事業の開始に大きな役割を果たした。
(2009年5月25日10時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T00324.htm
北朝鮮が地下核実験に成功…朝鮮中央通信
【ソウル=前田泰広】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、「地下核実験を成功裏に実施した」と報じた。
北朝鮮の核実験は2006年10月に続き、2度目となる。韓国青瓦台(大統領府)によると、
25日午前9時54分、北朝鮮北東部の咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)を震源とする
マグニチュード(M)4・5の人工的な揺れが確認された。李明博(イミョンバク)大統領は、
北朝鮮が核実験を行った可能性が高いとして、同日午後に国家安全保障会議を緊急招集するよう指示した。
北朝鮮は、追加的な核実験を行わないよう求めた国連安全保障理事会決議を無視して核実験を
行ったもので、国連安保理で北朝鮮に対する制裁論議が高まるのは確実だ。朝鮮中央通信は、
「爆発力などにおいて、新しく高い段階で行われた。実験結果で核兵器の威力をより高め、核技術を発展させる」
としており、2006年10月に行われた前回の核実験を上回る規模であることを示唆した。
北朝鮮は今年4月、人工衛星を打ち上げるとの名目で長距離弾道ミサイルを発射。これを非難する
国連安保理の議長声明などに反発し、同月29日、外務省報道官の声明で核実験を行うと予告していた。
この時は、実施時期を特定していなかった。北朝鮮は核問題を扱う6か国協議のボイコットも
宣言している。強硬姿勢をエスカレートさせることで、米国を交渉に引きずり出す狙いがある。
同時に、ミサイルに搭載可能な「使える」核爆弾を本気で保有する決意を示している。
(2009年5月25日12時18分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T00484.htm
首相官邸に対策室設置…北朝鮮核実験、日本でも地震波確認
北朝鮮が2度目の核実験を行ったと発表したことに関し、日本政府は25日午前11時45分、
首相官邸の内閣危機管理センターに官邸対策室を設置した。
核実験の実施を確認し次第、首相や関係閣僚による安全保障会議を開く方針だ。
また、国連安全保障理事会の開催を求める考えだ。
麻生首相は25日昼、千鳥ヶ淵戦没者拝礼式に出席するため首相官邸を出発する際、
記者団に「北朝鮮が核実験したと発表したが」と聞かれ、無言で軽くうなずいた。
政府高官は同日昼過ぎ、国会内で記者団に「核実験とはまだ確認していない。
日本としても地震波は確認した。ただ、人工的なものか、自然のものかは調べないといけない」
と述べた。また、米国、韓国両政府とも連絡を取り合い、情報収集に当たっていることも明らかにした。
外務省は25日午前、藪中三十二次官の部屋に北朝鮮を担当する幹部が集まり情報の分析を進めた。
藪中氏は記者団に「今、事実関係を調査中だ」と述べた。
別の外務省幹部は「核実験を行った前提で対応を考える。国連安保理の開催をすぐ求めたい」
と語った。
一方、アジア欧州会議(ASEM)外相会議出席のためベトナム訪問中の中曽根外相は25日午前、
韓国の柳明桓(ユミョンファン)外交通商相と会談。北朝鮮の核実験に関して意見交換したと見られる。
(2009年5月25日12時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090525-OYT1T00493.htm
「北とまともに交渉できるのか」被爆・拉致関係者が非難
北朝鮮が地下核実験を実施したことに、広島の被爆者や、北朝鮮による拉致被害者の家族らからは、
強く非難する声が上がった。
広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長は「核兵器廃絶に向けた国際的な潮流に逆行する
行為で、許されない。6か国協議を有利に進めるための手段と考えたのかもしれない」と批判した。
拉致被害者・有本恵子さん(失踪(しっそう)当時23歳)の母、嘉代子さん(83)
(神戸市長田区)は「北朝鮮ならやりかねないが、何を考えているのかわからない。
今後、日本政府が北朝鮮とまともに交渉ができるのか、心配でならない」と話していた。
(2009年5月25日12時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090525-OYT1T00502.htm
米は強硬姿勢示す構え…安保理での制裁検討へ
【ワシントン=本間圭一】オバマ米政権は、北朝鮮の核実験実施が確認されれば、6か国協議の
参加国や国連安全保障理事会のメンバーに呼びかけ、国連安保理での制裁議論を開始する方針。
朝鮮半島の非核化を迫るため、強硬姿勢を示す構えだ。国務省当局者は24日夜、
「確認中」としているが、同省筋は「確認されれば、看過できない事態となる」と語った。
オバマ政権は、国連安全保障理事会が弾道ミサイル発射で議長声明を採択したことに反発し、
北朝鮮が6か国協議のボイコットや核実験実施を予告したことを受け、再三にわたり、
自制を呼びかけていた。先にアジア諸国を歴訪したボズワース米政府特別代表(北朝鮮担当)は
「核実験には結果が伴う」と述べ、強い制裁を示唆。関係筋によると、米ニューヨークの
北朝鮮国連代表部に対しても、非公式に、核実験を行えば制裁議論が加速する点を伝えたという。
ただ、ホワイトハウスのゲイリー・セイモア不拡散戦略担当上級部長は、北朝鮮の今後の出方に
ついて「核実験も含め、圧力を高める方法を使い切った後、(交渉の)テーブルに戻ってくる。
なぜなら、ほかに選択肢がないからだ」と述べており、北朝鮮が核実験を実施するのは、
その後の核協議で交渉力を高めることが狙いと見ている。
(2009年5月25日12時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T00500.htm
政府、国連安保理開催を要請へ
【ニューヨーク=白川義和】北朝鮮の核実験を受け、日本政府は国連安全保障理事会の緊急会合を
25日にも開催することを安保理議長国のロシアに要請する。
北朝鮮が2006年に核実験を行った際は、国連安保理は北朝鮮に核、ミサイル開発の放棄を求め、
幅広い制裁措置を盛り込んだ決議1718を採択した。
日米などは今回の核実験を受け、新たな制裁強化決議を求める方針とみられる。
ただ、北朝鮮が今の時期に核実験を強行することは日米も想定しておらず、
決議案作りに一定の時間がかかる可能性がある。今年4月の北朝鮮の弾道ミサイル発射の際、
制裁強化決議に反対した中国が今回、どのような態度に出るかも焦点となる。
(2009年5月25日12時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090525-OYT1T00522.htm
「いま一度の地下核実験を成功裏に」…朝鮮通信の報道全文
【RP=東京】5月25日の朝鮮中央放送と平壌放送は正午の定時ニュースの第3項目として、
朝鮮通信社報道「いま一度の地下核実験を成功裏に実施」(25日付)を全文次のように伝えた。
◇
わが方の科学者、技術者らの要求に従い、共和国の自衛的核抑止力を各方面から強化するための
措置の一環として、主体98(2009)年5月25日、いま一度の地下核実験を成功裏に行った。
今回の核実験は、爆発力と操縦技術において新たな高い段階で安全に実施され、実験の結果、
核兵器の威力をさらに高め、核技術を絶えず発展させる上での科学技術的問題を円満に解決することになった。
今回の核実験の成功は、強盛大国の大きな扉を開くための新たな革命的大高潮の炎を力強く
燃え上がらせ、150日戦闘に一丸となって立ち上がったわが軍隊と人民を大きく鼓舞している。
核実験は、軍事優先の威力で国と民族の自主権と社会主義を守護し、
朝鮮半島と周辺地域の平和と安全を保障する上に寄与するであろう。
(2009年5月25日13時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T00533.htm
中国困惑、6か国協議議長国として北と日米の板挟み
【北京=佐伯聡士】北朝鮮が核実験を行ったことについて、中国の国営新華社通信は25日午前、
韓国の聯合ニュースを引用する形で、矢継ぎ早に速報するなど関心の高さを見せた。
中国外務省は同日午前現在、報道官談話は発表していない。核実験の規模など情報の把握に努め、
事態の推移を注視しているとみられるが、6か国協議の議長国として、
協議再開を模索していただけに、困惑している模様だ。
4月の北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射をめぐる国連安全保障理事会の協議では、中国は、
非難決議採択を求める日米などと、協議そのものに反発する北朝鮮との間で板挟みになった。
最終的に、米国と妥協を図り、議長声明に持ち込んだ経緯がある。
しかし、それでも北朝鮮は激しく抗議し、6か国協議不参加を表明、協議再開のめどが立っていない。
今回、北朝鮮が核実験を実施したことで、安保理で制裁強化に向けた議論が始まるのは避けられず、
中国は苦しい対応を迫られそうだ。
(2009年5月25日13時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090525-OYT1T00539.htm
震源、前回の核実験とほぼ同じ北朝鮮北東部…M5・3
気象庁は25日午前9時54分40秒ごろ、北朝鮮北東部を震源とする地震波を観測した。
震源地は北緯41度、東経129度で、震源の深さは非常に浅い。
規模を示すマグニチュードは5・3と推計している。
同庁によると、地震波が発生したのは、北朝鮮が前回核実験を行った2006年10月と、
ほぼ同じ場所と見られる。
関田康雄・地震津波監視課長は
「地震波だけでは断定はできないが、P波(初期微動)が大きくてS波(第二波)が小さいという、
人工地震の特徴が見られる」と話しており、同庁で地震波の分析を急いでいる。
(2009年5月25日13時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090525-OYT1T00543.htm
〈北朝鮮の核・ミサイルをめぐる主な動き〉
2009年5月25日11時55分
■北朝鮮の核・ミサイルをめぐる主な動き
93・5 北朝鮮、「ノドン」を日本海に向け発射
98・8 北朝鮮、「テポドン1」を発射。一部が日本を越えて太平洋に落下
03・1 北朝鮮、核不拡散条約(NPT)脱退宣言
8 北京で第1回6者協議
05・9 6者協議、北朝鮮の核放棄を盛り込んだ共同声明採択
06・7 北朝鮮、「テポドン2」など計7発のミサイル発射
10 北朝鮮が初の核実験
09・4・5 北朝鮮、「テポドン2」改良型の長距離ミサイル発射
4・9 最高人民会議で、金正日総書記が再び国防委員長に
4・13 国連安全保障理事会、ミサイル発射を非難する議長声明を全会一致で採択
4・14 北朝鮮外務省、国連安保理声明を受け、6者協議からの離脱と「自衛のための核抑止力強化」を表明
4・29 北朝鮮外務省、「安保理が即時謝罪しなければ、核実験や大陸間弾道ミサイル発射実験を含む追加的な自衛措置をとる」と声明
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250140.html
北朝鮮核実験〈朝鮮中央通信の報道全文〉
2009年5月25日12時18分
25日午前の朝鮮中央通信の報道は次の通り
われわれの科学者、技術者たちの要求に従って、共和国の自衛的核抑止力をあらゆる面から強化するため
の措置の一環として、主体98年(2009年)5月25日、2回目の地下核実験を成功裏に実施した。
今回の核実験は、爆発力と操縦技術において新たな高い段階で安全に実施し、実験の結果、
核兵器の威力をさらに高め、核技術を絶え間なく発展させることのできる科学技術上の問題を円滑に
解決することになった。今回の核実験の成功は、「強盛大国」の大門を開くための新しい革命的大高揚の
炎を激しく燃え上がらせ、150日戦闘に一丸となって立ち上がった、わが軍隊と人民を大きく鼓舞している。
核実験は、先軍(注:軍事優先)の威力で国と民族の自主権と社会主義を守り、
朝鮮半島と周辺地域の平和と安全を保障するうえで寄与するであろう。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250148.html
「核軍縮に逆行」広島・長崎怒り 自衛隊、放射能の調査
2009年5月25日12時27分
北朝鮮が25日、地下核実験を成功させたと発表した。国際的に核廃絶への機運が高まる中、
4月のミサイル発射に次ぐ強行に、広島や長崎からは「核軍縮の流れに逆行する。とうてい容認できない」
と怒りの声が上がった。
防衛省では防衛政策局の担当者らが情報収集に追われた。
幹部の一人は「確認作業を急いでいる」と話した。
前回の核実験の際は、自衛隊は航空機を飛ばし、放射性物質の調査を行ったが、
幹部は「関係省庁との連絡をとった上で対応することになる」と語った。
原水禁日本国民会議の議長で、長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長の川野浩一さんは
「内容が詳細にわからない」としたうえで、「オバマ米大統領の登場で、核廃絶に向け、世界が動き
始めている時期に、核実験をやっても孤立感を増すだけで、決してプラスになることはない。
北朝鮮には、核を廃棄して、保有しないという意思表明を求めたい」と話した。
拉致被害者家族連絡会の増元照明事務局長(53)は「すべて北のペースでやられている」と悔しがった。
拉致問題が行き詰まるなかでの実験強行。「やるという兆候はあったのだから、やるならば全面制裁する
と表明するなど、何とか日本のペースで止められなかったのか。
やられてしまった以上、日本は容認できないという強い姿勢を示してほしい」と話す。
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200905250163.html
北朝鮮「地下核実験に成功」 朝鮮人民軍の動きはなし 2009年5月25日13時23分 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮は25日午前、「自衛的核抑止力を強化するための措置の一環として、 25日に地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮による核実験は、 06年10月9日に北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ) の地下で実施して以来。韓国政府は25日午前に緊急の国家安全保障会議を招集し、対応に乗り出した。 北朝鮮の2回目の核実験実施により、朝鮮半島の緊張がさらに高まるのは必至。 経済的に困窮し、最高指導者の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康不安を抱える北朝鮮は、 オバマ米政権との直接対話を求めてきた。4月5日には長距離弾道ミサイルを発射したが、 国際社会での孤立感は強まる一方で、核実験という最も強硬な対応に踏み切った。 北朝鮮は今回の核実験について「新たな高い段階で安全に実施した」と説明。 「今回の核実験の成功は、我が軍隊と人民を大きく鼓舞する。国と民族の自主権と社会主義を守り、 朝鮮半島と周辺地域の平和と安全保障に貢献することになる」と主張した。 同通信は核実験の規模については触れていない。韓国気象庁によれば、25日午前9時54分ごろ、 豊渓里を含む北朝鮮咸鏡北道吉州(ハムギョンブクトキルジュ)郡でマグニチュード(M)4.5程度 の地震を感知したという。前回核実験ではM3.58程度を観測していた。 韓国政府関係者によれば、北朝鮮は前回、爆発規模をTNT火薬換算で4キロトン(長崎原爆は 約20キロトン)と意図的に小さくしようとしたが、十分な爆発は起きず、結果は1キロトン未満の 規模に終わったという。北朝鮮メディアは前回も実験直後に「成功裏に実施した」と発表した。 韓国政府によれば、北朝鮮は06年当時、豊渓里の実験場内の東西に核実験用の地下トンネルを 各1本準備していた。今回の実験は、残る1本を使って実施された可能性がある。同政府は、米韓両国 の人工衛星などは、前日までに核実験の準備と判断できる特別な動きを確認していなかったとしている。
>404
一方、韓国大統領府の李東官(イ・ドングァン)報道官は25日午前、
「韓米情報当局は北が核実験をした可能性があるとみて状況を分析中だ。詳細な内容と我が政府の立場
について、事実を確認次第発表する」と語った。同日中にも、核実験かどうかを確認できる見通しという。
韓国外交通商省も同日午後、緊急対策会議を開く。
韓国軍は警戒態勢を強化しているが、同日昼現在、北朝鮮の朝鮮人民軍に特別な動きは見られない
としている。
6者協議を通じて08年6月に申告した北朝鮮の核計画によると、同国は兵器用のプルトニウムを
計38キロ生産。このうち、26キロを核兵器化した。北朝鮮の技術水準では核兵器1個に4〜8キロ
のプルトニウムが必要とされる。
北朝鮮の外務省報道官は4月14日、国連安全保障理事会が弾道ミサイルの発射を非難する議長声明
を全会一致で採択したことを受け、核問題をめぐる6者協議の脱退とともに「自衛的核抑止力の強化」
を進めると宣言した。
さらに安保理の制裁委員会が北朝鮮の3団体を資産凍結の対象に指定すると、外務省報道官は
同月29日に「安保理が即時謝罪しなければ、核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を含む追加的な
自衛措置をとる」との声明を出し、一連の動きの中で初めて核実験の実施に言及していた。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250143.html
日本政府、官邸に対策室 関係閣僚会議へ
2009年5月25日12時44分
日本政府も25日午前、通常とは異なる地震波を確認。政府関係者は「(北朝鮮の)地下核実験では
ないか」との見方を示した。外務省幹部も記者団に「気象庁が揺れのようなものを観測したようだ」、
自民党幹部は「気象庁が自然のものではない揺れを観測した。北朝鮮の示威行為だろう」と語った。
これを受けて、政府は同日午前11時45分、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。
政府高官は「確認が取れれば連絡会議を開く」と述べ、関係閣僚会議を開催し対応を協議する考えを示した。
自民党内からは「国会で非難決議をすべきだ」(幹部)といった意見が出始めている。
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200905250138.html
「米朝協議求めるメッセージだ」静岡県立大・平岩教授
2009年5月25日12時49分
平岩俊司・静岡県立大教授(現代朝鮮論)の話
北朝鮮の2度目の核実験は、オバマ米政権に対して6者協議ではなく、
米朝二国間協議によって核問題を解決しようという強いメッセージだ。
また核技術を向上させ、小型化を進めるためにも新たな実験が必要だったとみられる。
核の能力が向上すれば、それによって米国との交渉力も強まるからだ。
だが、北朝鮮の思惑通り米国が二国間交渉にすぐに応じるかは即断できない。
中国が米国と北朝鮮の間に入ってどう動くかがカギになる。
北朝鮮は、韓国の李明博政権への非難を強めているが、
今回の核実験は南北関係に決定的に悪い影響を及ぼすことになるだろう。
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200905250181.html
北朝鮮06年の核実験、成功か失敗か不明のまま
2009年5月25日12時52分
北朝鮮の外務省報道官は4月14日、国連安全保障理事会が弾道ミサイルの発射を非難する議長声明を
全会一致で採択したことを受け、核問題をめぐる6者協議の脱退とともに「自衛的核抑止力の強化」
を進めると宣言した。
さらに、安保理が北朝鮮の3団体を資産凍結の対象に指定すると、同月29日に外務省報道官が
「安保理が即時謝罪しなければ、核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を含む追加的な自衛措置をとる」
との声明を出し、一連の動きの中で初めて核実験の実施に言及していた。
北朝鮮は国際社会の反対を押し切る形で06年10月9日午前、初の地下核実験に踏み切った。
北朝鮮メディアは同日中に「成功裏に実施した」と発表したが、爆発の規模が極めて小さかったため、
専門家の間でも、失敗に終わったのか、小型化に成功したのか議論が分かれている。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250186.html
金総書記、故盧氏の遺族に弔電 「深い哀悼の意」
2009年5月25日13時0分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は25日、
死去した盧武鉉(ノ・ムヒョン)前韓国大統領の遺族にあてて「盧武鉉前大統領が不慮の事故で死去
したとのニュースに接し、権良淑(クォン・ヤンスク)女史(夫人)と遺族に深い哀悼の意を表する」
とした弔電を送った。朝鮮中央通信が伝えた。金総書記は肩書を用いず、個人の資格で送った。
金総書記と盧前大統領は07年10月、平壌で開かれた第2回南北首脳会談で
「南北関係発展と平和繁栄のための宣言」に署名した。
金総書記は、01年3月に韓国・現代グループの鄭周永氏が死去した際、
「国防委員長」の肩書で遺族らに弔電を送ったほか、弔問団をソウルにある鄭氏の自宅に派遣した。
韓国政府によれば、25日朝現在、北朝鮮から弔電や弔問団派遣に関する連絡はないという。
北朝鮮は08年3月以来、韓国との政府間対話を原則的に拒否する方針を維持している。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250083.html
拉致家族会「罰が必要」、在日朝鮮人も疑問の声 核実験
2009年5月25日13時3分
北朝鮮の核実験に対し、拉致被害者の家族らは怒りを隠さず、在日朝鮮人からも疑問の声が上がった。
拉致被害者家族連絡会の飯塚繁雄代表(70)は
「北朝鮮は周りの要請を無視して勝手なことばかりやっている。それなりの罰が必要だ」と憤る。
「拉致問題も含めてすべて北の思うがままにされてしまう。日本も強く出ないと、先に進まない」
家族会の増元照明事務局長(53)は
「兆候はあったのだから、実験をすれば全面制裁すると表明するなど、何とか日本のペースで
止められなかったのか。日本は容認できないという強い姿勢を示してほしい」と話す。
かつて在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に所属していた作家の
金賛汀(キム・チャンジョン)さん(72)は「え、またか」と驚いた。
「また同じようなことをやり出した。瀬戸際外交なんて今の社会に通じるのか」
周囲には北朝鮮に帰国した肉親を持つ人が多い。「祖国が国際社会でますます孤立し経済制裁を
受けることで、肉親が苦しむのに耐えられないと思う仲間は多い」と心配する。
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200905250188.html
厳しい対応迫られる中国 「明確な安保理決議違反」の声
2009年5月25日13時9分
【北京=坂尻顕吾】中国の新華社通信は25日、平壌発の報道で、朝鮮中央通信が地下核実験の実施を
公表したと伝えた。北朝鮮の核問題をめぐり、これまで「冷静で抑制された行動」を関係各国に求め、
北朝鮮だけを名指しで批判することは避けてきた中国だが、今後は厳しい対応を迫られそうだ。
北朝鮮の核問題に詳しい政府系シンクタンクの関係者は朝日新聞に対し、
「北朝鮮が自ら核実験実施を公表したとなれば、明確な国連安保理決議違反となる。
(中国側として)対応をいろいろ検討していくことになる」と語った。
中国は北朝鮮による4月のミサイル発射の際、発射されたものが「ミサイルなのか人工衛星なのか
断定できない」との姿勢をとり、北朝鮮の主張もくんできた。北朝鮮核問題をめぐる6者協議の議長国
として、北朝鮮を刺激すれば協議の枠組みを壊しかねないと判断したためだ。
今後、中国は北朝鮮に特使を派遣するなど、様々な形で働きかけを強めることになりそうだ。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250191.html
新潟・秋田県、情報収集や放射線観測急ぐ 北朝鮮核実験
2009年5月25日13時12分
日本海沿岸の各自治体も、情報を集めたり、放射線観測データを確認したりなどの緊急の対応に追われた。
新潟県は25日正午、情報連絡室を設置し、情報収集を始めた。
県によると、正午現在、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(同県柏崎市・刈羽村)周辺に設置した
放射線監視施設の数値に異常は出ていないという。
秋田県も25日午前11時45分、県の危機管理計画に基づいて危機管理連絡室を庁内に設けた。
約20人の職員はテレビのニュースで核実験を知った。事実関係の情報収集を進める。
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200905250192.html
「想像以上に早い」 辺真一・コリア・リポート編集長
2009年5月25日13時15分
辺真一(ピョン・ジンイル)コリア・リポート編集長の話
ミサイル発射に対する国連安保理議長声明への反発から、いずれ核実験に踏み切ると思っていたが、
想像以上にタイミングが早い。クリントン国務長官の訪朝など、北朝鮮の要望に米国が応じる気配を
見せぬことから、核保有国として米との交渉に持ち込むとの戦略的決断をしたと考えられる。
北朝鮮は6者協議の枠組みを完全に崩壊させ、米との直接交渉、それがかなわなければ
米中ロとの核保有国による4カ国協議の枠組みをつくり、日韓外しを狙っている可能性がある。
米中ロが簡単に乗るとは思えないが、このまま事態を放置するわけにもいかず、当面、
米中ロも6者協議の枠組みに固執することは難しくなるのではないか。
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200905250194.html
北朝鮮核実験、日本政府「寝耳に水」 安保理会合へ協議
2009年5月25日13時16分
【ニューヨーク=松下佳世】06年の北朝鮮の核実験は、事前に予告したうえでの実施だったが、
今回はまさに「寝耳に水」(日本政府筋)だった。米国では25日が祝日に当たるため、
安保理会合が早急に開けるかどうか、今月の議長国のロシアなどを中心に協議が進む見通しだ。
4月のミサイル発射で、日本は米国などと非難決議採択を目指したが、
事前に国際機関に通知したうえでの「人工衛星」名目の打ち上げだったことなどから中ロが反発。
最終的に発射を非難する議長声明の採択にとどまった。だが、今回核実験実施が確認されれば、
前回の核実験の際に採択された06年10月の制裁決議の明確な違反となることから、
日本としては追加制裁も視野に、安保理の強い対応を呼びかけるものとみられる。
北朝鮮の核・ミサイル問題をめぐっては、これまでに二つの決議が採択されたほか、
今年4月の議長声明を含め、複数の声明が採択されている。
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200905250189.html
米政府も核実験を確認 安保理での制裁検討か
2009年5月25日13時19分
【ワシントン=村山祐介】米国務省筋は24日深夜(日本時間25日午後)、
「北朝鮮による核実験について複数の報告を受けている」と述べ、核実験の事実を確認した。
また、「複数の同盟国と対応を協議している」とも語り、
国連安全保障理事会を通じた制裁を探る考えとみられる。
北朝鮮の核実験についてはこれまで、複数の米政府高官が「止める手だては少ない」とする一方、
実施した場合には「相応の結果があるだろう」と警告してきた。米政府は北朝鮮が4月に弾道ミサイルを
発射した後には、日本などとともに国連安保理で発射を非難する議長声明の採択を主導した。
米CNNテレビは24日午後11時(日本時間25日正午)ごろから、
北朝鮮が2度目の核実験に踏み切った可能性があると速報した。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250172.html
自衛隊幹部「核実験、今日とは…」 調査飛行を検討 2009年5月25日13時25分 「自然地震ではない可能性のある地震が北朝鮮で発生した模様だ」 25日午前10時10分、気象庁が首相官邸に緊急連絡を入れた。震源の場所が06年に核実験が あった場所に近いことや、観測された地震の波形から自然地震ではないと推察されると伝えた。 防衛省など各省庁は、情報収集に追われた。 「北朝鮮が核実験の準備を進めていることが分かっていたが、今日とは…」「寝耳に水だ」。 自衛隊幹部からは一様に驚きの声が上がった。 防衛省の担当幹部は急きょ首相官邸へ向かい、省内では緊急会議が開かれた。 4月に弾道ミサイルを発射した後、北朝鮮が核実験の準備を進めていることは防衛省も把握していた。 自衛隊は前回06年の核実験の際、航空機で放射性物質の調査を行った。 今回も日本海や東シナ海で大気中の放射性物質を集める調査飛行を検討している。 米軍も、大気中の微粒子を集められる観測機WC135を沖縄・嘉手納基地に展開済みだという。 別の自衛隊幹部は「指示があればすぐ対応できるよう準備を進める」と話した。 海上保安庁は21日と23日に日本海を航行する船舶に航行警報を出していた。 北朝鮮が二つの沿岸海域に航行禁止措置をとったとする船舶放送を受信したというものだった。 北朝鮮が航行禁止としたのは、北朝鮮北東部の金策(キムチェク)沿岸約130キロの海域と、 東部の元山(ウォンサン)沿岸約130キロの海域。北朝鮮が航行禁止とした目的や、 今回の核実験との関係については「不明」だという。
日本、新たな制裁要求へ 官房長官「断固たる対応」
2009年5月25日13時28分
日本政府は北朝鮮による2回目の核実験を、北東アジアの平和と安定を脅かす極めて深刻な事態と
受け止めている。25日中にも国連安全保障理事会の緊急会合の開催を要請し、
新たな制裁決議の採択などを求める方針だ。北朝鮮の核技術は日本の脅威に直結するため、
米国とも連携しつつ、地震波などのデータを慎重に分析する。
麻生首相は河村官房長官に「安保理できちんとした対応をとるように」と指示。
河村氏は国会内で記者団に「明確な国連安保理決議違反であり、断じて容認できない。
断固たる対応をとる」と述べた。政府は首相官邸に対策室を設置し、情報収集・分析にあたっている。
北朝鮮が強硬姿勢をエスカレートさせていたことから、核実験は日本政府にとってある程度予期された
行動だった。しかし、北朝鮮は米高官との直接対話を探るかのような動きも見せており、
今回のタイミングは日本政府内の大方の予想より早かった。
北朝鮮が当面、米国を含む国際社会と対話する意思がないことを明らかにしたと言える。
外務省幹部は、米国の祝日「メモリアルデー(5月25日)」に合わせて北朝鮮が核実験を行った
可能性があるとの見方を示した。
日本政府は、ブッシュ米前政権末期に暗礁に乗り上げたままの6者協議の再開は当面困難との
受け止めだ。拉致問題を含む日朝間の懸案を動かす対話のチャンネルも事実上閉ざされたまま。
日本政府は、米国、韓国と情報交換や政策のすり合わせなどの連携を強めつつ、
6者協議参加国で北朝鮮への影響力のある中国とロシアに働きかけて、
北朝鮮を対話のテーブルに引き戻すよう努める考えだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200905250197.html
「なぜこの時期に」「絶対に許せぬ」被爆者ら怒りの声 2009年5月25日13時29分 北朝鮮が地下核実験を発表した25日、関係省庁は対応に追われた。 オバマ米大統領の演説で国際的に核廃絶への機運が高まる中、4月のミサイル発射に次ぐ強行。 国内の被爆者や核問題に取り組む人々は「なぜ、この時期に」と怒りの声を上げた。 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長の木戸季市さんは 「冷や水を浴びせられたような心境だ」と憤った。今月中旬に米国で開かれた核不拡散条約再検討会議 準備委員会に出席し、被爆体験を語ったばかりだった。「『核兵器のない世界を目指す』という オバマ大統領の演説もあり、核軍縮の流れを肌で感じて喜んでいた。 核実験は世界の流れに逆行しており、絶対に許してはならない」と話した。 「長崎の証言の会」の森口貢事務局長も準備委に参加し、核廃絶に向けた胎動を実感したばかりだった。 それだけに、「核廃絶への道が閉ざされたような気がする。核実験実施は理解に苦しむし、とても許せない」 と言った。 ピースボート共同代表の川崎哲さんは正午ごろまで、外務省で「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」 (ICNND)の共同議長を務める川口順子元外相と、北東アジアの核軍縮について意見交換をしていた。 北朝鮮の核実験を聞いたのはその直後だった。 川崎さんは「予想されていたことが起こったという感じだ。 北朝鮮をこれ以上エスカレートさせないために、米国が北朝鮮とハイレベルな対話をする必要がある。 より早くしっかりした世界の核軍縮を進める制度をつくるべきだ」と言った。 16歳のときに被爆した広島県被団協事務局長の吉岡幸雄事務局長(79)は「極めて許し難い行為だ」 と非難した。北朝鮮は、オバマ大統領の演説直前にも「人工衛星」を発射した前科がある、と指摘。 「国際世論が核軍縮に向かっている時期に、なぜという思いだ。 核廃絶を望む国際世論で根気よく北朝鮮を包囲し、核を手放させるしかない」と言った。
【北核実験】金正日政権の体制固めが狙いか 韓国専門家
2009.5.25 13:14
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮が25日、2006年10月に続き、2回目の核実験を実施したことを
受け、韓国ではテレビ各局が緊急ニュースを流すなど慌ただしい動きをみせた。また、李明博大統領は
この日午前、青瓦台で安全保障関連の緊急閣議を招集、午後には国家安全保障会議を開く。
北朝鮮は4月末に核実験の可能性を示唆しており、警告通りに実施した形だが、
韓国の専門家らは実験の狙いについて、金正日政権が体制固めに利用しようとしているとみている。
北朝鮮は4月29日、国連安全保障理事会の議長声明と制裁措置に関連し、安保理の謝罪がなければ、
核実験や大陸間弾道ミサイル発射実験などを含む「追加的な自衛的措置を講じざるを得なくなる」
と警告していた。
5月に入ってから、北朝鮮が1回目の核実験を行った咸鏡北道豊渓里で、
新たな核実験の準備とみられる動きを見せ、関係当局が注視しているところだった。
豊渓里で車両や人の動きが活発になっているのが持続的に把握されていた。
北朝鮮は4月5日、国際社会の制止を押し切って、「人工衛星打ち上げロケット」として長距離弾道
ミサイル発射を強行したばかりだ。さらに、今回の核実験は追加的な核実験をしないように求めた
国連安保理の制裁決議を無視した行動で、北朝鮮に対する国際社会の圧力が強まるのは確実だ。
韓国外交安保研究院の尹徳敏教授は「今回の実験は核兵器の開発を着実に進めていることを示すもので、
核兵器を完成させるための手順の一つに過ぎない。外交カードとして利用するというより、核兵器を
保有していることを示して政権の求心力を高め、それによって体制を固めようとしている」と指摘した。
また、韓国国防研究院の白承周氏は「核実験は体制維持のために実施したとみられる。
米国など諸外国から核保有国として認めてもらうのが狙いだ」とみている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251316014-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251316014-n2.htm
【北核実験】「制裁措置強化を」…拉致被害者家族ら
2009.5.25 13:35
北朝鮮が2回目の核実験を実施したと発表したことを受け、
拉致被害者の家族や関係者からは25日、憤りや制裁措置の強化を求める声が上がった。
田口八重子さんの兄の飯塚繁雄・拉致被害者家族会代表は「国際社会からこれだけ警告を受けて
いながら、無視して、自分たちの勝手な言い分で実施した。(核実験を)黙って見ていれば、
認めることになる。制裁措置を実施しなければ、拉致も北朝鮮の思うままになってしまう」
と怒りを隠せない様子。
「何の前触れもなく核実験を実施したのは、内部の統制が取れず、混乱している証拠」
と指摘するのは特定失踪(しっそう)者問題調査会の荒木和博代表。
「本来は米国との交渉で使うカードなのに、(金正日総書記が)リーダーシップを取っていくため
強硬策を取ることしかできなかったんだと思う。これでは米国も近づきようがない」と分析した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251336015-n1.htm
【北核実験】露、「慎重に確認を」
2009.5.25 14:05
【モスクワ=佐藤貴生】北朝鮮の核実験実施の情報を受け、
ロシア外務省当局者は25日午前7時40分(日本時間午後零時40分)ごろ、
「情報について慎重に確認、分析作業を行っている」と述べた。インタファクス通信が伝えた。
当局者は、さまざまな手法により確認を進め、「最終結果や評価はその後で明らかにする」
との姿勢を示した。
インタファクスによると、ロシア極東ユジノサハリンスクの地震観測所では現地時間の
同日午前11時54分(日本時間午前9時54分)、マグニチュード(M)4・7の揺れを観測。
北緯41・3度、東経129度の北朝鮮国内で、深さ約10キロの地点が震源だとしている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251408017-n1.htm
【北核実験】「安保理で緊急協議を」日韓外相が一致
2009.5.25 14:13
アジア欧州会議(ASEM)外相会合出席のためベトナム訪問中の中曽根弘文外相は
25日午前(日本時間同)、韓国の柳明桓外交通商相とハノイ市内のホテルで会談し、
北朝鮮の核実験実施を受け、国連安全保障理事会で緊急に対応を協議する必要があるとの認識で一致した。
会談後、中曽根氏は記者団に対し「核実験は安保理決議違反だ。強く非難し抗議する」と述べた。
会談では、北朝鮮政策に関する日米韓3カ国の連携堅持を確認、北朝鮮が離脱を表明した6カ国協議の
今後の進め方について意見交換したとみられる。北朝鮮を早期に協議復帰させる道筋を協議した
もようだが、今回の核実験実施で正常化はさらに困難になった。
このほかアフガニスタン支援やソマリア沖の海賊対策での日韓連携の実績を踏まえ、
今後の国際舞台での協力の在り方も議論したとみられる。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090525/plc0905251414017-n1.htm
【北核実験】「言語同断」「許せない」…国会からも怒りの声噴出
2009.5.25 14:34
北朝鮮が核実験を実施した25日、東京・永田町の国会では議員から「言語道断」「許せない」
といった怒りの声が相次いだ。
核実験実施の一報を受け、北朝鮮による複数の拉致事件の舞台となった新潟県選出の
筒井信隆衆院議員(民主)は「言語道断。本当に許せない国だ」とぶちまけた。その上で、
「外交交渉で追いつめられると、核実験やミサイル実験を行って譲歩を引き出すのが北朝鮮のやり方。
今回の2度目の核実験で、アメリカや日本のこれまでの外交戦略が破綻(はたん)した」と話した。
また、比例北信越ブロック選出の鷲尾英一郎衆院議員(民主)は「これまでの対北朝鮮外交を見直す
とともに、核問題の陰に隠れないよう、拉致問題を多国間協議の中でより打ち出していく必要がある」
と強調。「国会としても厳しい対策をとる方向で議論をしていきたいが、
何よりも関係各国による一枚岩での経済制裁を実施することが重要だ」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090525/kor0905251437019-n1.htm
北朝鮮核実験の威力…前回の数倍以上、技術高度化との見方 北朝鮮の核実験については、日本の気象庁や米地質調査所などが、 地震の規模を表すマグニチュード(M)で5・3から4・5の震動を観測している。 Mの値は0・2違うとエネルギーの大きさは2倍になるため、 現在わかっている数値から推定される爆発の威力には、かなりばらつきがある。 九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)の松島健准教授(地球物理学)は、 九州を中心に設置された171か所の地震計のデータを解析し、 「2006年10月の核実験に比べて、エネルギーの規模は10〜15倍に達している可能性がある」とみる。 また、八木勇治・筑波大准教授(地震学)は、 「米地質調査所の観測では、前回の核実験時のM4・2から、今回は4・7に大きくなっている。 爆発の規模は約5倍になった。インドやパキスタンの核実験とほぼ同規模で、技術的にも前回と比べ、 高度になった」とみている。 国内の専門家の多くは、今回、TNT火薬に換算して数キロ・トンの威力を持った爆発があった 可能性があるとみる。 一方で、阿部勝征・東大名誉教授(地震学)は、「地震の規模は実験場所の岩盤が固い方が 大きい値が観測される。今回の方が威力が大きいとは限らない」と慎重な見方を示している。 核兵器(原子爆弾)には、濃縮ウランを使用するものと、プルトニウムを使用するものがあるが、 これまでの経緯から見て、北朝鮮は寧辺の原子炉で使用した核燃料棒から抽出したプルトニウムで 爆弾を製造した可能性が高いと見られている。
>434
プルトニウム爆弾をつくる場合、高い製造技術を必要とするため、核実験を行い、それを確認していく
必要がある。前回は、米国や韓国などの分析で様々な威力の推定がなされたが、情報を総合すると、
核兵器の爆発(臨界)としては不十分な1キロ・トン程度の小さなものだったとの見方があり、
一種の不完全燃焼のような状態だったと考えられる。
今回、これを数倍上回る威力があったとすれば、広島型原爆よりは規模は小さいが、
核兵器としては十分な爆発を起こしていた可能性がある。
ただ、これだけの条件を持つ核兵器を作るには、精密な爆縮を起こす加工技術が必要で、
前回が不完全に終わった北朝鮮が、2回目にして、これだけの技術を確立できたかどうかは不明だ。
(2009年5月25日14時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090525-OYT1T00583.htm
北朝鮮「地下核実験に成功」 06年10月以来2度目 2009年5月25日13時36分 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮は25日午前、「自衛的核抑止力を強化するための措置の一環として、 25日に地下核実験を成功裏に実施した」と発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮による核実験は、 06年10月9日に北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ) の地下で実施して以来。韓国政府は25日午前に緊急の国家安全保障会議を招集し、対応に乗り出した。 北朝鮮の2回目の核実験実施により、朝鮮半島の緊張がさらに高まるのは必至。 経済的に困窮し、最高指導者の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康不安を抱える北朝鮮は、 オバマ米政権との直接対話を求めてきた。4月5日には長距離弾道ミサイルを発射したが、 国際社会での孤立感は強まる一方で、核実験という最も強硬な対応に踏み切った。 北朝鮮は今回の核実験について「新たな高い段階で安全に実施した」と説明。 「今回の核実験の成功は、我が軍隊と人民を大きく鼓舞する。国と民族の自主権と社会主義を守り、 朝鮮半島と周辺地域の平和と安全保障に貢献することになる」と主張した。 ラヂオプレスによれば、北朝鮮の国内向けメディアの朝鮮中央放送も25日、 正午の定時ニュースの第3項目で「地下核実験に成功した」と報じた。 朝鮮中央通信は核実験の規模については触れていない。韓国気象庁によれば、25日午前9時54分 ごろ、豊渓里を含む北朝鮮咸鏡北道吉州郡でマグニチュード(M)4.5程度の地震を感知したという。 前回核実験ではM3.58程度を観測していた。 韓国政府関係者によれば、北朝鮮は前回、爆発規模をTNT火薬換算で4キロトン(長崎原爆は 約20キロトン)と意図的に小さくしようとしたが、十分な爆発は起きず、結果は1キロトン未満の 規模に終わったという。北朝鮮メディアは前回も実験直後に「成功裏に実施した」と発表した。
>437
韓国政府によれば、北朝鮮は06年当時、豊渓里の実験場内の東西に核実験用の地下トンネルを
各1本準備していた。今回の実験は、残る1本を使って実施された可能性がある。
同政府は、米韓両国の人工衛星などは、前日までに核実験の準備と判断できる特別な動きを確認して
いなかったとしている。
一方、韓国大統領府の李東官(イ・ドングァン)報道官は25日午前、
「韓米情報当局は北が核実験をした可能性があるとみて状況を分析中だ。
詳細な内容と我が政府の立場について、事実を確認し次第発表する」と語った。同日中にも、
核実験かどうかを確認できる見通しという。韓国外交通商省も同日午後、緊急対策会議を開く。
韓国軍は警戒態勢を強化しているが、同日昼現在、北朝鮮の朝鮮人民軍に特別な動きは見られないとしている。
6者協議を通じて08年6月に申告した北朝鮮の核計画によると、
同国は兵器用のプルトニウムを計38キロ生産。このうち、26キロを核兵器化した。
北朝鮮の技術水準では核兵器1個に4〜8キロのプルトニウムが必要とされる。
北朝鮮の外務省報道官は4月14日、国連安全保障理事会が弾道ミサイルの発射を非難する議長声明を
全会一致で採択したことを受け、核問題をめぐる6者協議からの脱退とともに「自衛的核抑止力の強化」
を進めると宣言した。
さらに安保理の制裁委員会が北朝鮮の3団体を資産凍結の対象に指定すると、
外務省報道官は同月29日に「安保理が即時謝罪しなければ、核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を
含む追加的な自衛措置をとる」との声明を出し、一連の動きの中で初めて核実験の実施に言及していた。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250143.html
進まぬ米との会話にいらだち 止まらぬ強硬姿勢
2009年5月25日13時55分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮は25日、3年ぶりとなる地下核実験を実施したと発表した。
06年に強行した初の核実験は結果として、かつてないほど冷え込んでいたブッシュ前米政権との
関係を改善させる決定的な契機となった。今回の実験も、北朝鮮との対話を重視する姿勢を示しつつ、
本格的には始動していないオバマ米政権を動かす狙いがあるのは間違いないが、
北朝鮮が危険なカードを繰り出す間隔は確実に狭まっている。
オバマ政権の発足後、日韓との協調を重視する米の態度にいらだつ北朝鮮は、
次々に強硬姿勢をみせてきた。4月29日には国連安全保障理事会の決定した措置を受けて、
ついに外務省報道官が「核実験を含む追加措置をとる」との声明を出した。
声明を受け、韓国政府当局者らは、北朝鮮が2度目の核実験に踏み切る可能性は高まったとしつつも、
一方で「核カード」は簡単には手放さないとみていた。
わざと衛星などに見える形で核実験場周辺での作業を始め、緊張を高めるだけ高めた末、
それでも米との有利な協議が期待できないと判断した場合に強行するのでは、との見方だ。
北朝鮮が拘束している2人の米記者の裁判が6月4日に開かれることになっており、
これも米朝対話の何らかの契機になりうるとの観測も出ていた。
4月の長距離弾道ミサイル発射に続く、2度目の地下核実験の実施は、
北朝鮮が対米交渉の早期再開にかけた決意の裏返しともいえる。北朝鮮が故・金日成主席の
生誕100年にあたって経済再建を目指す、2012年の「強盛大国」づくりまで残された時間は
多くない。さらに、昨夏以来浮上した金正日総書記の健康問題もある。
自国の安全保障に直結する米国との関係改善が不可欠、という従来の考えに変わりはないとみられるが、
北朝鮮をとりまく厳しい現状は、その選択肢を一層かたくなな手段に追い込んでいる。
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250199.html
「プルトニウム26キロ兵器化」〈北朝鮮の核能力〉
2009年5月25日13時55分
北朝鮮は80年代から寧辺にあるプルトニウム型核施設(5千キロワット黒鉛減速炉)の稼働を
進めるなど、核開発を進めてきた。一時、米朝枠組み合意(94年)に基づいて核開発を凍結したが、
その後再開。6者協議で核放棄の道筋を話し合う一方、06年10月には初の核実験を実施した。
08年6月に6者協議の議長国である中国に申告した核計画のなかで、
北朝鮮がこれまでに兵器用プルトニウム26キロを核兵器化したほか、核実験で2キロを消費したとした。
使用済み燃料棒にも8キロが残るとしており、4月25日には「再処理開始」を宣言した。
北朝鮮の技術水準では核兵器1個に4〜8キロのプルトニウムが必要とされる。
このほか北朝鮮の核施設としては、建設中とされる寧辺の5万キロワット黒鉛減速炉や
泰川の20万キロワット黒鉛減速炉もあるが、いずれも建設凍結から10年以上たち、
再利用は難しいとみられている。
また、ウラン型核開発計画については、パキスタンから遠心分離器の原材料や設計図を輸入済みと
されるが、その開発の実態について不明な点が多い。4月末、軽水炉発電に使う核燃料生産の
技術開発開始も宣言したが、同発電には低濃縮ウランを使うため、
韓国政府は「ウラン型核開発の公式宣言」(関係者)とみて、警戒を強めていた。(古谷浩一)
http://www.asahi.com/international/update/0525/TKY200905250201.html
午後の日本株は上昇、北朝鮮核実験の影響は限定的−鉄鋼株が高い
5月25日(ブルームバーグ):午後の東京株式相場は上昇。
北朝鮮の国営通信は25日、同日早くに核実験を実施したと発表した。
これを受け、午前に176円高まであった日経平均株価は午後の取引開始直後に51円高まで
上げ幅を縮小したが、その後は再び戻り歩調で、影響は限定的となっている。
業績回復期待から、新日本製鉄など鉄鋼株が上昇。JTなど食料品株、第一三共など医薬品株
といったディフェンシブ銘柄も買われている。金相場など商品相場の上昇傾向を受け、
住友金属鉱山など非鉄金属株も高い。三菱地所など不動産株の上げも目立つ。
東海東京証券の鈴木誠一マーケトアナリストによると、
「直近の相場は仮需で売り込まれて、仮儒の買い戻しで戻してきた。現物で買った人がいないため、
売り手は不在だ。市場参加者は減少しており、売りも出ない状況」という。
午後1時42分現在の日経平均株価は前日比125円46銭(1.4%)高の9351円27銭。
TOPIXは同8.84ポイント(1%)高の884.72。東証業種別33指数は28業種が上昇、5業種が下落。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は25日、核実験を同日実施したと発表し、
この地下核実験は「成功した」と報じた。同国が初めて核実験を行ったのは2006年。
日本政府は同日午前、北朝鮮の核実験情報を受けて、首相官邸と外務省に対策室を設置した。
北朝鮮の核実験が伝わると、午前はプラス圏で推移する場面もあった韓国総合株価指数が
一時6.3%安と急落、韓国ウオンは対ドルで一時1.9%安まで下げ、
シカゴ24時間電子取引システム(GLOBEX)ナスダック100指数先物も基準価格比で
一時19.50ポイント安まであった。ただ、いずれもその後は落ち着いた動きとなっている。
更新日時 : 2009/05/25 13:58 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=ai.bTZ_xq2yE&refer=jp_asia
北朝鮮が核実験実施、為替への影響は一時的の公算−市場関係者の見方 5月25日(ブルームバーグ):25日の東京外国為替市場では北朝鮮による核実験実施の報道を受け、 逃避通貨とされるドルや円を買う動きが強まる場面が見られたが、一時的な影響にとどまった。 北朝鮮の核実験のニュースが伝わったのは日本時間午前11時半すぎ。 外国為替市場では地政学リスクの高まりを嫌気して韓国ウォンが急落したほか、 投資リスクを回避する目的でユーロなど外貨を売ってドルや円を買い戻す動きが活発化した。 ユーロ・ドルは前週末に約4カ月半ぶりに1ユーロ=1.4000ドル台を回復していたが、 報道後には1.39ドル台後半までユーロ売りが進行。 朝方に1ユーロ=133円台に乗せていたユーロ・円も一時、132 円ちょうど付近まで値を下げた。 もっとも、その後はドル買い・円買いも一服。市場では 「米英が休みのなか、反応が増幅された面が大きく、そこまで反応していいかははなはだ疑問」 (資産管理サービス信託銀行資金為替部の野村祥宏調査役との指摘が聞かれる。 ステート・ストリート銀行の富田公彦金融市場部長は、 「実験の中身や国連の動きなどを見極めるまでは先走るわけにはいかない」とした上で、 「今の段階ではまだ何とも言い難いが、市場としてはむしろ景気の方が大事で、 こうしたイベント的な材料は一時的な要因にとどまる可能性の方が高い」と指摘。 今後は経済制裁といった話も出てくると予想されるが、北朝鮮はすでに経済的孤立を強めているため、 「世界経済に与える影響は限定的ということであれば、相場への影響は落ち着いてみるべき」と語る。 北朝鮮は25日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じて、核実験を同日実施し、 「成功した」と発表した。国連安全保障理事会が北朝鮮の4月のミサイル発射を非難する声明を 採択した後、同国は同月、謝罪がなければ核実験を行う可能性があると警告していた。
韓国金融市場が一時急落、北朝鮮の核実験報道で 2009年 05月 25日 13:54 JST [ソウル 25日 ロイター] 北朝鮮が25日に核実験を実施したと報じられたことを受け、 韓国金融市場では株価とウォン相場が一時急落した。ソウル株式市場の総合株価指数は 0326GMT(日本時間午後零時26分)現在、2.22%安で推移。一時6%超下げた。 ウォンの対ドル相場も1%安の1ウォン=1259.9ウォンを付けた。 朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮は25日の核実験が成功したと発表した。 これにより、北朝鮮の孤立化が一段と進むとみられている。 アナリストは今回の北朝鮮の核実験について、韓国の金融市場と経済に与える 地政学的リスクが高まると予想しているが、韓国の金融市場に与える影響の規模は、 今後国際的な反応がどの程度になるかによって決まるとみている。 Hana Daetoo Securitiesの市場アナリストは「北朝鮮の核実験報道で韓国金融市場はパニックとなった。 市場はすでに3月以来の急伸を受け、売られやすい状態にあった」と述べた。 韓国金融監督委員会(FSC)は、北朝鮮の核実験実施を受け、金融市場の状況について協議するため、 緊急会合を開くことを明らかにした。 北朝鮮の核実験は2006年に続き2回目。 ソウル株式市場の総合株価指数は3月初旬から40%超上昇しているほか、ウォン相場も先週末までに 25%超高となっていたため、投資家の間では既に利食い売りに対する警戒感も出ていた。 前出のアナリスト「政界がこの核実験にどう対応するかによって相場の正確な方向性は決まるが、 下落は比較的短命に終わるとみている」と述べた。
北朝鮮:核実験を実施、「成功」と発表−国営朝鮮中央通信(4)
5月25日(ブルームバーグ):北朝鮮は25日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じて、
核実験を同日実施し、「成功した」と発表した。国連安全保障理事会が北朝鮮の4月のミサイル発射を
非難する声明を採択した後、同国は同月、謝罪がなければ核実験を行う可能性があると警告していた。
KCNAは声明で、「今回の核実験は、爆発力と技術において新たに高い水準で安全に行われた」
と表明した。金正日総書記体制で2回目の核実験となる。最初の核実験は2006年だった。
韓国の李明博大統領は、対応策を練るため安全保障担当官らと会議を開いた。日本政府も、
首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設けた。ホワイトハウスの報道官はコメントを控えた。
北朝鮮は4月、国連がミサイル発射を非難する議長声明を採択したのを受け、
国連検査官を国外退去させ、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議から脱退。
今回の核実験で、北朝鮮に核廃棄を促す努力はさらに打撃を受けることとなった。
米地質調査所(USGS)はウェブサイトで、北朝鮮北東部で同日午前9時54分、
マグニチュード(M)4.7の地震を感知したと発表した。
地震が観測されたのは平壌の北東約375キロの地点で、震源の深さは10キロ。
USGSの担当官は、同調査所の地震学者はエネルギー発生の原因を特定できなかったと述べた。
更新日時 : 2009/05/25 14:44 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aNqmpjacQryM&refer=jp_asia
北朝鮮の核実験、米専門家は「政治色強い」と
(CNN) 25日に2度目の核実験実施を発表した北朝鮮について、米マサチューセッツ工科大学で
国際安全保障問題を研究しているジム・ウォルシュ氏はCNNに対して「予想より早い」とコメント
するとともに、核実験によって浮上する問題は軍事色より政治色が強いと指摘した。
ウォルシュ氏は、国際社会との関係が冷え込んでいる北朝鮮が政権移行を予定し、
さらに核実験を実施していることの問題について
「軍事行動が行われる可能性がなく、情勢不安と政治的結果のみを招くことだ」と述べた。
同氏はまた、今回の核実験に憂慮を表明する一方、北朝鮮が実際に使用できる核兵器を生産するのは
「明日や来年」ではないと明言した。北朝鮮は昨年6月、核兵器約7個分にあたる40キロ前後の
濃縮ウランを生産したことを認めたが、同氏は北朝鮮が米国や中国、ロシアのように長距離ミサイル
に搭載可能な核兵器を生産するまでには、依然「何年もかかる」と予想している。
2009.05.25 Web posted at: 15:12 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200905250010.html 次スレ
日本マスコミによる半島ニュース64刷
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1243231472/l50