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マンセー名無しさん:
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<1>東京で書いた覆面ルポ
「韓国からの通信」の筆者 池明観氏(84)
2009年04月14日 17:23
■日韓併合から100年(2010年)■
岩波書店の月刊誌「世界」に1973−88年に連載された覆面ルポ「韓国からの通信」(後に新書化)。
軍政批判を続け、当時の韓国=独裁のイメージを日本社会で決定的なものにした。
筆者「T・K生」は謎の人物とされたが、2003年になり、池明観・東京女子大元教授が同誌などで、
自分が東京で執筆していたことを告白した。記事は真実だったのか。
−なぜ自分がT・K生だと告白したのか。
「韓国に民主主義が根付き、秘密は歴史の中に流し込もうというわがままが許されなくなったからだ。
『韓国からの通信』は、実は東京のアパートで書いていたことを、今は深く恥じ入りたい」
−最初の執筆動機は。
「72年に韓国に戒厳令が敷かれた当時、私は韓国から東京に留学していた。
知人の安江良介・岩波書店元社長(98年死去)から、『軍政下でよく分からない国内事情を書いて
くれないか』と頼まれた。日本にいる韓国反体制系の友人と相談し、海外での民主化運動の起点にしようと、
引き受けた。T・K生という名は安江氏が付けたが大した意味はないと思う。
私の名前の池(チ)と観をもじったのかな、と」
−「タイトル詐称」は論議にならなかったか。
「安江氏は、『世界』には匿名で文章を書かせたことはないが今回は例外で、私が責任を持つ、と言った」
>5
−架空ルポなのか。
「違う。韓国内には反政府系のキリスト教関係者がいて、集会などを頻繁に開いていた。
そうした場に月に2回、人を送り込んで情報を取っていた。韓国に入ることができる欧米人や日本人の
キリスト教関係者だ。集会メモや獄中メモをたばこに巻いたり、肌着に忍ばせたりして東京に運んだ」
「あらゆる手を使って秘密を守ったが、実は2、3回当局者に見つかりその場でメモを廃棄させられた。
ただ彼らもそれが『韓国からの通信』につながっているとは思わなかったようだ」
「韓国政府(朴正熙(パクチョンヒ)政権)は、いつごろか私の存在に気付いたようだ。
東京の韓国中央情報部(KCIA)要員が私について回った。
しかし、朴政権は私を拉致したり殺害したりすることはできなかった。
73年に東京から金大中(キムデジュン)氏(元大統領)を拉致した事件で、世界の目は厳しかった。
韓国は(経済や軍事で協力を得るために)米国や日本に開かれていなければならなかった。
そこが今の北朝鮮の独裁とは決定的に違った」
−ルポでの暗黒イメージと違い、実際の韓国は人々が普通に生活をしていたとの声を聞く。
「韓国からの情報は、東亜日報(韓国紙)や日本の新聞の韓国報道と擦り合わせて、
真実に近づけていた。ただ地下通信にはありがちだが、体制側をあしき姿に描き、
抵抗する側を美化することはあったかもしれない」
−北朝鮮の独裁について書かなかった理由は。
「執筆の目的は朴政権を倒すこと。力を分散せず、南(韓国)に攻撃を集中させたかった。
逆に北朝鮮がいいと書けば、共産主義の宣伝文書だと逆宣伝されただろう」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<2>「銃声」今はどこに響く
人質籠城事件の元服役囚 金 嬉老氏(80)
2009年04月17日 10:59
■日韓併合から100年(2010年)■
日本で民族差別問題をあぶり出す契機となった1968年の金嬉老事件。
在日韓国人の金氏は静岡県で、借金をめぐり暴力団員2人を射殺。
さらに以前差別発言をした警察官に謝罪を求め、人質13人を取り旅館に4日間籠城(ろうじょう)した。
無期懲役確定後、韓国永住を条件に99年に仮釈放。
祖国では「民族の英雄」とされたが、移り住んだ釜山市でも事件は起きた。
−金嬉老事件とは何だったのか。
「事情はどうであれ、ひと2人を殺(あや)め、(ライフルを手にした人質籠城事件という)
法を犯した行為は、今も正しいとは思わない。しかし、朝鮮人への差別発言をした
静岡県警の警察官がひと言『悪かった』といえばそれで終わっていた。
その言葉を聞くことができれば、籠城した旅館で自殺するつもりだった」
−その警察官は、暴力団と在日朝鮮人のけんかを止める中で「てめえら朝鮮人は日本に来て
ろくなことをしねえ」と言った。偶然通り掛かったあなたへの発言ではない。
「自分は幼いころから朝鮮人というだけで、社会から徹底的な差別を受けたり、
警察から不当な取り調べを受けたりしていて、日本社会の理不尽さを憎んでいた。
殺した暴力団員もわれわれの仲間を虐げていた」
−旅館に居合わせた宿泊客ら人質は無関係だ。
「本当に申し訳ないと思っている。しかし彼らにも謝った上で、言い分を聞いてもらった。
私は逮捕されるまで、彼らには優しくしたつもりだし、そのことは後の公判で証明されたはずだ」
>8
−移住した釜山市で2000年、殺人未遂と放火の罪で逮捕・起訴されたのは事実か。
「そうだ。懲役3年の実刑判決を受けた。
この国に来てすぐ、地元の経済人が(民族差別と闘った)英雄を歓迎しようと、
私のために焼き肉店でパーティーを開いてくれた。
そこで花屋をしているという40歳くらいの女性と知り合い、周りからは冷やかされた」
「その後、彼女が20年間亭主に奴隷のようにされていることが分かった。
彼女はコルセットをしないと歩けないくらい暴力をふるわれていた。
亭主は(焼き肉店でのうわさを聞き)私を殺すと言って回った。
『そんなら果たし合いだ』と、私は刺し身包丁を持って家に乗り込んだ」
−それから。
「そのときは、誰かの通報で警察が飛んできて、私に『先生、これはどういうことですか。
その包丁は預かります』といって収まった。私は、国を挙げての歓迎を受けた有名人。
警察は男に『この方が誰か知っているのか』としかった」
「それでも男は私を殺すと言っていたらしいので、後日もう許せなくなった。
もう一度家に乗り込んだら、折れたテーブルの脚であごを殴られた。今もこの通り大きな傷がある。
本格的にやり合った後、新聞に火を付けたらレースのカーテンが燃え上がった」
−その事件で、「英雄」に対する韓国メディアの評価は地に落ちた。
「もともと英雄なんかじゃない。それに評価も落ちていない。
落ちていたら、こんな(各界から経済的支援を受けての)生活はできていない」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<3>時代が生んだ頭突き王
レスラー・大木金太郎の弟子 イ・ワンピョ選手(52)
2009年04月18日 10:55
■日韓併合から100年(2010年)■
日韓両国間に国交がなかった1956年、日本に密入国した−。
日本で一時代を築いた韓国人プロレスラー大木金太郎=本名・金一(キムイル)=氏(2006年死去)は、
遺稿となった自伝にそのもようを書いた。朝鮮半島出身の師匠力道山と、朴正熙(パクチョンヒ)韓国大統領。
2人の存在なしに密航は「政治決着」せず、伝説の頭突き王は誕生しなかった。
一番弟子イ・ワンピョ選手が語る。
−まずイ選手がレスラーになったきっかけを。
「小学生だった60年代、韓国プロレスは全盛期だった。
大木先生が得意技の頭突きを相手に繰り出す姿に興奮し、リングに上がることを夢見た。
テコンドーや柔道を習い75年、キム・イル体育館による第1期生募集に応募し、約130人の中から
合格者4人に選ばれた。デビュー戦は2年後、韓国での大仁田厚(長崎市出身)戦だった」
−大木選手はどんな師匠だったのか。
「頭突き王として知られた人なのに、弟子に頭突きをすることはなかった。
でも力道山先生と同じでたくさん殴った。残酷なほどのスパルタ特訓だ。
『大木』の名の通り、体も精神も太かった。
ある日私に、『おまえは目が生きている』と弟子にした理由をおっしゃった。うれしかった」
−そんな大木選手にとって力道山はどんな存在だったのか。
「力道山先生は天であり神様だった。
目線を合わせることもできなかったし、食堂でも足を崩して座ることができない雰囲気だったと聞いた。
大木先生は同胞の力道山先生が日本で英雄になっていることに感銘し、日本に渡ったという」
>11
−大木選手は27歳のとき、妻子を残し、韓国南部の麗水港から漁船で下関港に密航したという。
「当時は日本との国交樹立(65年)前だった。私も同じ時代だったら同じ選択をしたはずだ。
密航は仕方なかったと思う。運命的だと感じるのは、それより16年前に力道山先生が釜山港から
関釜連絡船に乗って下関港に渡った、といわれていることだ。
力道山先生は密航ではないが、同じ玄界灘を渡っていたことに不思議な力を感じる」
−プロレスラー大木金太郎の誕生には、政治家も介在したらしいが。
「そう聞いている。大木先生は下関から東京駅に着くなり、密入国の疑いで逮捕されたが、
収容所から力道山先生に手紙を書き情熱を伝えた。それが通じて、力道山先生の秘書が見も知らぬ
大木先生に会いに来て『身元を引き受ける』といい、釈放された。力道山先生がオオノ・バンボク
(故・大野伴睦自民党副総裁=日本プロレスコミッショナー)という政治家に働きかけたのだと思う」
−韓国にとって大木選手は不法出国者だが、帰国の際も「政治決着」したと聞く。
「そうだ。朴正熙大統領(在任63−79年)がプロレスと大木先生の大ファンだった。
青瓦台(大統領官邸)の執務室で日本からビデオを取り寄せて試合を見ていたという。
韓国はまだ貧しく、国民を勇気づけるためにも『韓国版力道山』が必要だった。
国交樹立とともに法的な手続きはすべて政府が済ませ、高官が大木先生を迎えに行った。
帰国したその足で青瓦台に入り歓迎された」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<4>人さし指の自由 祖国は
在日コリアン人権協会創設者 徐 正禹氏(54)
2009年04月18日 11:20
■日韓併合から100年(2010年)■
在日韓国・朝鮮人(在日)による外国人登録証への指紋押なつ拒否運動は1999年、
日本の押なつ制度を全廃に追い込んだ。だが運動の矛先は、自国民にも課す韓国の押なつ制度に
向くことはなかった。自ら掲げた「人さし指の自由」は、祖国には必要なかったのだろうか。
反差別闘争の先頭に立った在日コリアン人権協会の創設者徐正禹氏=大阪府在住=に聞いた。
−「指紋押なつは犯罪者扱いだ」として、拒否・保留者は85年に1万人を超え逮捕者も出た。
「当時、私たちが地域活動をしていた川崎市で、市は拒否者を告発しないと宣言した。
しかし警察は、市内に住んでいた当協会の現会長李相鎬(イサンホ)氏(現・北九州市在住)を、
外国人登録法違反容疑で逮捕した。
告発なしの逮捕者第1号で、私たち拒否者のうち周辺では4人前後が逮捕された」
「在日は16歳になると指紋を外登証に押し、自分が韓国・朝鮮人であることをいや応なしに実感する。
逮捕されても在日としての誇りを失わないよう、地域活動で接していた子どもたちに教える必要があった」
−自身が反差別運動にかかわった経緯は。
「60年代までは在日社会には差別と闘うという概念がなかったように思う。
そんな中、私の場合は同和地区住民の反差別運動に影響され、
74年に結成された民族差別と闘う連絡協議会(民闘連=在日コリアン人権協会の前身)に参加した」
>14
−民闘連は既存の在日組織とどう違ったのか。
「韓国系の在日本大韓民国民団(民団)や、北朝鮮系の在日本朝鮮人総連合会(総連)は、
いずれ祖国に帰ることを目指して運動をした。しかし私たちの前提は日本定住。
だから『民族の裏切り者』とも批判された」
「定住志向と押なつ拒否運動は密接に結び付いていた。
当時は既に、在日の世代は日本生まれの2、3世の時代に移っていた。
この地に生き税金も納めているのに、なぜ日本人には課さない指紋を、
自分たちにだけ強制するのかという素朴な疑問を持った。
もし日本が自国民も指紋押なつの対象としていたら、私たちの拒否運動はなかったはずだ」
−日本の指紋押なつは52年施行の外登法で始まったが、採取は一指。
韓国は10指押なつを自国民にも課している(外国人は2003年に廃止)。
運動は日本人との差別だけでなく、国家による指紋採取自体を「人権侵害」「屈辱の烙印(らくいん)」
と非難していたはずだ。韓国の制度は批判しないのか。
「韓国は朝鮮戦争(50−53年休戦)後も準戦時下にある。
そんな国では、敵国民と自国民を厳格に区別するために指紋を取るのが普通だ。
自国民を誤って殺さないことが目的だ。
ただ韓国が人権の観点から外国人の押なつを廃止した点は評価したい」
−日本では、韓国人密航者や北朝鮮工作員の潜入を防ぐ目的もあった。
「そんなことにも援用しただろう。だが、そもそも日本は戦後、
管理を目的に『国民皆指紋』制度にしようとしたが批判が強く、対象を外国人だけにした経緯がある」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<5>「矛盾」の批判に応える
元北朝鮮工作員 安 明進氏(40)
2009年04月18日 11:20
■日韓併合から100年(2010年)■
元北朝鮮工作員の安明進氏は韓国亡命後の1997年、それより20年前に新潟市から北朝鮮に
拉致された横田めぐみさん=当時(13)=を首都平壌で見たと証言。
長年闇の中にあった拉致問題が、大きく動きだす突破口をつくった。しかしそれらの証言をめぐっては、
「矛盾がある」などとして疑問もくすぶる。韓国の地方都市に身を隠す元工作員は、どう応える。
−初めに。金賢姫(キムヒョンヒ)元北朝鮮工作員と拉致被害者田口八重子さんの家族が3月、
釜山市で面会した。どう感じたか。
「私にとって金賢姫さんは、現在の金正日政治軍事大学での先輩にあたる。
彼女が、涙を流して田口さんの息子の(飯塚)耕一郎さんを抱いた気持ちはよく分かった。
罪悪感と、家族に会えた喜びだ。私が初めてめぐみさんの両親に会ったときも同じ気持ちだった」
−あらためて、めぐみさんを初めて目撃したときのもようを。
「朝鮮労働党創建日の88年10月10日、金正日政治軍事大学の講堂で記念行事があった。
チョンという先輩が10−15メートル先にいた女性を指さし、『あの子が私が拉致した子だよ』と言った。
濃い紫色の洋服姿だった。教官たちは軍服だが、拉致した日本人や韓国人は私服なので目立った」
「その後、ときどき食堂の階段で彼女を目にした。
若い女性が珍しく、男の学生たちは気を引こうとしたが、彼女は黙ってほほ笑んでいた。
えくぼがあった。きれいな女性だと思った。その人がめぐみさんだということは、
私が韓国に亡命(93年)した後、97年に日本人記者から写真を見せられて知った」
>17
−先輩は実際の拉致のもようを話したか。
「それ以前に、こんな話を聞いた。日本で工作活動をしていて、間違って子供を拉致した。
夜なので顔は見えなかったが、背が高かったので大人と思った。彼女は工作船の中で壁を引っかいたのか、
つめから血が出ていた。上司は子供を連れ帰ったことを非難した、と」
−めぐみさん目撃証言を、日本の雑誌「アエラ」の取材を受けた94年にはせず、
97年になって突然したのは不自然だとの指摘がある。
「亡命後、韓国の国家情報院から韓国人拉致について調査を受けた。
その際、日本人拉致のことはできるだけ口外しないよう言われた。
当時は、言うと大変なことになると思っていた」
−あなたは帰国した拉致被害者の蓮池薫さんも「金正日政治軍事大で見た」と証言したが、
蓮池さんは否定した。
「蓮池さんの帰国前に、日本の警察庁に写真を指しながら『この人は確かに北朝鮮にいる。学校で見た』
と証言した。だから日本政府は北朝鮮との交渉で蓮池さんの存在を強く主張できた」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<6>「左派批判」をする理由
抵抗詩人 金芝河氏(68)
2009年04月22日 10:42
■日韓併合から100年(2010年)■
軍事クーデターで誕生した朴正熙(パクチョンヒ)韓国政権(1963‐79年)を
長編詩「五賊」などで鋭く風刺し、死刑判決も受けた詩人の金芝河氏。
サルトルや鶴見俊輔氏ら国際的な進歩派知識人による救出運動で出獄した。
今はソウル近郊に住み、宇宙や生命への言説が目立つ一方で、韓国社会を揺るがした
昨年の米国産牛肉輸入反対デモでは左派勢力をも批判して、韓国メディアを驚かせた。
‐政府批判で軟禁されたあなたを救うため72年当時、日本では救援運動が巻き起こった。
「日本の方々には感謝している。私の釈放には、欧米よりも日本の世論が重要な役割を果たした。
朴大統領は(経済支援をしている)日本を気にする人だったからだ。
日本の運動には、人類愛、国際連帯、アジア人としての連帯意識などがあったと理解している」
「私が馬山市(韓国南部)の国立結核療養院に監獄代わりに軟禁されていたときに、
鶴見俊輔先生(哲学者)が日本から会いに来た。釈放請願書を持って面会を申し込んだところ、
日本の世論悪化を懸念した韓国中央情報部(KCIA)は承諾した」
「そこで鶴見先生に言った私の一言が後に有名になった。
『あなた方は私を救うことができない。私が抵抗を通じてあなた方の運動を救うことができる』。
下手をすれば高慢な一言だが、鶴見先生には、新しいひらめきがあったのだと思う。
これからの日韓関係でも、この概念はとても重要ではないかと思う」
>20
‐当時は日韓両国で、右翼的な軍政に対する「抵抗詩人」として熱烈な支持者を生んだ。
そんなあなたが牛肉デモでは左派批判をした、と韓国メディアをにぎわした。
「デモ自体は批判していない。デモは4月下旬から約3カ月におよんだが、初めは純粋に『食』に
対する危機感を持った女性や小中高校生がろうそくを手に声をあげた。芸術的で歴史的な出来事だった」
「それが(最大規模の約8万人が参加した)6月10日からは左派のろうそくデモに取って代わられた。
金大中(キムデジュン)(元大統領)、盧武鉉(ノムヒョン)(前大統領)に関連する政治団体や
労組の人間たちだ。警察や新聞社への暴力行動に出て、李明博(イミョンバク)政権も暴力で反撃した。
私が批判したのは、デモを利用しようとした政治的な集団。左派も右派もだ」
「昔、監獄にいた私を不屈の革命家と持ち上げ、一種の左翼神話をつくろうとした人たちがいる。
私はそれを批判できなかった。民主化に進む1つの道なのだから、私が我慢すればよいと思った。
私は右でも左でもない。中道進歩だ」
‐かつて「左翼」の一翼と見なされていた北朝鮮が独裁社会になった理由をどう考えるか。
「マルクス(共産)主義は非科学的という結論がもう出ている。
もちろん部分的にマルクス主義の長所は尊重し、活用していかなければならない。
ただそれは教科書ではなく参考書だ。
金日成(キムイルソン)(主席)時代に、韓国より経済が成長したことがある。
しかしすぐにダウンした。人々の暮らしはマルクス主義では解決しないということだ」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<7>タブーに挑む「元在日」
首都大学東京教授 鄭大均氏(61)
2009年04月22日 12:45
■日韓併合から100年(2010年)■
在日コリアン(在日)の強制連行起源説を否定し、在日の日本国籍取得(帰化)を推奨する−。
鄭大均・首都大学東京教授=都内在住=は、日韓関係書で問題作を送り続ける。
2004年には日本国籍を取り、名刺にも「てい・たいきん」と日本語読みの仮名を振る。
常識やタブーに挑むかのような姿勢は、新たな摩擦を生んでいないのか。「元在日」の論客が語る。
−「在日・強制連行の神話」(04年、文春新書)や
「在日韓国人の終焉(しゅうえん)」(01年、同)などを執筆した理由は。
「私は米国で少数派民族とともに暮らした経験などから、外国人が異国でハンディキャップを持つのは
当たり前だと思っている。日本で在日が不当な差別を受けているとも思ったことはない。
在日論を語るときだけ『在日=聖なる被害者』を装うような在日社会の風潮に、非常な違和感を覚えていた」
−「在日・強制連行の神話」の反響は。
「支持も批判もあまり大きなものはないが、コペルニクス的な発想の転換だと評価する人もいる。
しかし私は転換だとは思っていない。在日イコール強制連行ではないことは、在日1世なら分かることだ。
在日も多く読んでくれているのだろう。第6刷まで重版されている」
「そもそも日本では、1960年以前に強制連行という言葉が使われた例はほとんどない。
貧困などから逃れるため自らの意思で渡航した、というのが最も有力な言説だった。
日本の外務省は59年、在日約60万人のうち国民徴用令(44年9月適用)による徴用で来た者は
245人だと発表し、当時の新聞はそのまま報じている」
>23
−それでも徴用や徴兵があったのは事実だ。
「戦争による労働力不足で徴用され、劣悪な労働現場に送り込まれた者が少なくなかったのは
事実だろう。44年からは徴兵もされた。しかし徴用・徴兵は日本人にも強制されたことで、
その不条理をもって『強制連行』という朝鮮人の被害者性と日本人の加害者性を強調する態度は
ミスリードにつながる」
−「在日韓国人の終焉」で主張したことは。
「在日が韓国籍を持ち続けることの不自然さだ。
昨今の在日に見られるのは、韓国籍を持ちながら韓国への帰属意識に欠け、
外国籍を有しながらも外国人意識が薄いというアイデンティティーと帰属(国籍)のずれだ」
「帰属意識もない国に自らの運命を託すという態度を、子供に説明できるのか。
日本国籍を取り、この社会のフルメンバーとして生きればいい。
そのために必要ならば、帰化手続きの弊害を批判し、権利としての国籍選択を主張すればいい」
−妹の鄭香均(チョンヒャンギュン)さんは、日本国籍でないことを理由に
都の管理職試験の受験を拒否されたことを提訴するなど、まったく違う生き方をしている。
「妹は、逆転敗訴(05年最高裁)後の会見で『世界中に言いたい、日本には来るな』と言ったその人。
皮肉だ。私は被害者意識に人生の根拠を置くような生き方を批判しているのに、
妹は自らを差別の被害者と規定し生きようとしている」
【連載】今、語る 再取材・日韓現代史<8完>記者ノート 「冷戦」今も 真実どこに
2009年04月23日 10:44
■日韓併合から100年(2010年)■
元大統領から歌手まで、この企画で会いたい人はたくさんいたが、かなわないことも多かった。
徐勝(ソスン)・立命館大コリア研究センター長(京都市)もその1人だ。
ソウル大留学中の1971年、北朝鮮のスパイとして韓国の国家保安法違反容疑で逮捕された
在日韓国人。「逮捕後に拷問で顔に大やけどをしたとされる青年」といった方が記憶に残っているだろう。
当時日本では、「スパイ容疑は韓国の公安当局によるでっち上げ」として、
「良心囚を救え」との運動が広がり、90年に釈放された。
94年、張明秀(チャンミョンス)・元在日本朝鮮人総連合会新潟本部副委員長が、
著書「徐勝 英雄にされた北朝鮮のスパイ」を出し、「実は本当にスパイだったのではないか」
との疑いを表明した。押収したとされる乱数表、韓国での公判記録など多数を根拠として挙げた。
「多忙」として会えなかった徐勝氏から、事実を問うメールへの回答がソウル支局に届いたのは
4月初め。内容は簡潔だった。「気になっておられるようだから、お答えしますが、
私は北朝鮮に行ってきました。そのことについては裁判でも陳述しています」
>26
■「陰謀」を警戒
返答はそれだけで、スパイ説の真偽については分からない。ただ、ここではそれを問うのが
目的ではない。問題は、日韓現代史には何が真実か分からないことがあまりに多いことだ。
連載第1回で、ルポ「韓国からの通信」の覆面ライターだったことを告白した池明観(チミョングァン)
・元東京女子大教授は、執筆の目的は「朴正熙(パクチョンヒ)政権を倒すこと」で
「表現には誇張もあった」と証言。同書が「客観的なルポルタージュ」ではなく、
政治運動的な文書だったことを認めた。一方で、ルポが指弾した73年の金大中(キムデジュン)氏
(元大統領)拉致事件に象徴される政治経済の「日韓癒着」の真相も、多くはまだ闇の中にある。
この企画の取材途中、先輩記者から忠告を受けた。
取り上げたテーマのいくつかは、北朝鮮と韓国のそれぞれ陰謀が絡んでいるので「要注意」だと。
当事者はそんな疑いを否定した。しかし長い目で見た場合、インタビューで各自が答えた内容は
「現時点での真実」と考えるべきだ、との心証を強めたのも事実だ。
>27
■共感から立案
朝鮮半島ではこうした難しさは過去のことに限らない。
韓国では、盧泰愚(ノテウ)と全斗煥(チョンドファン)両元大統領が95年に不正蓄財や
クーデターの罪で逮捕(後に特赦)されたほか、最近では盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の
周辺にも巨額収賄容疑で司直の手が伸びている。
これらの出来事は87年以降進んだ民主化の成果とも取れるが、
政権交代ごとに前政権が否定されれば何が正義なのか、判断は容易でなくなる。
少なくとも、今回の「再取材」で分かったことは、朝鮮半島では今も冷戦の緊張状態が続いており、
多くの事象はそのフィルターを通さない限り、本質が見えてこないという点である。
「会えるのなら、ソウルから京都まで出向きたい」。
徐勝氏に対しては非礼を省みず、しつこく取材を申し込んだ。
こだわったのは、筆者自身が当時、氏の救援運動に共感していたからでもある。
事実を直接聞けなかったのは残念だが、この企画を思い立つ動機の1つをつくってもらったことには
感謝している。
=おわり
(この連載はソウル支局・小出浩樹が担当しました)
つんく♂ 韓国人のズバ抜けた声とリズム感に驚く
4月24日 13時16分
音楽プロデューサーのつんく♂(41)が韓国で行われたハロー!プロジェクトオーディションに行き、
そこで感じたことを4月22日の自身のブログで報告している。
つんく♂は韓国人を世界の中でも日本人と最も似ている国民であるとしたうえで、
「前々からわかってたけど、韓国人の喉はすごい!アジア人の中でもずば抜けた声とリズム感を持ってます。」
とそのリズム感の違いに驚きを表している。
同日のブログには真剣にオーディションに望むつんく♂の姿が写真でアップされており、
「ここからもっともっと詳しく細かく判断していき、合格者を出していきます。どうかみなさん、お楽しみにね!」
とその心意気を語っている。
http://news.ameba.jp/weblog/2009/04/37471.html
31 :
マンセー名無しさん:2009/04/27(月) 01:32:02 ID:lsrsG+wF
百万ドルの使途明かさず 書面回答で盧前大統領
2009.4.27 14:44
韓国の聯合ニュースは27日、盧武鉉前大統領が不正資金供与疑惑をめぐる検察の質問書への書面回答で、
権良淑夫人が有力後援者から受け取ったとされる現金100万ドル(約9600万円)について
「使用先を明かすことはできない」と答えていたと報じた。
前大統領は「被疑者としての権利」を前面に出し、検察の捜査に徹底抗戦の構え。
捜査陣からは「国民の関心が集中している疑惑を解消する義務に背いている」と不満も出ているという。
権夫人は11日に参考人として事情聴取を受けた際、債務返済などに使ったとだけ説明、
前大統領は知らなかったと主張している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090427/kor0904271446001-n1.htm
【昭和正論座】京都産業大教授・小谷秀二郎 昭和50年6月26日掲載
2009.4.25 08:22
■知られざる北朝鮮の実態
≪「結婚の自由」もない国家≫
比較的近くにありながら、ほとんどその実態がわからないのが北朝鮮である。
北朝鮮を訪ねた人がそれほど多くないということも原因の一つであるかもしれない。
が、日本人の通例として、共産国の恥部については決してしゃべらないということが、
大きな理由ではないかと思う。韓国の朴正煕大統領を独裁者だといい切るほどの人が、
どういうわけか金日成主席を独裁者とはいわない−−それが日本で見られる共通した現象である。
はっきりいって、北朝鮮には日本人の享受している自由はない。が、韓国にはそれがまだある。
具体的な例を挙げて説明しよう。
北朝鮮では、現在女性は二十七歳、男性は三十二歳まで結婚は許されていない。
しかも、適齢期に達した男女の場合、上司の許可がなければその結婚は認められない。
北朝鮮における結婚は、男女の愛情がその大前提にあるのではなくて、
国家の必要とする若い男女の労働力を阻害させてはならないということが、大前提となっている。
このことは基本的人権が極端に抑圧されていることを意味すると思うのだが、
なぜ日本人はそれに目を向けようとはしないのであろうか。
>33
≪金主席の健康と個人崇拝≫
もし日本で、今日このような政策を打ち出したならば、その政権は完全に国民の支持を失い、
崩壊してしまうであろう。しかし北朝鮮では、これほど人権が抑圧されているにもかかわらず、
金日成主席に対する個人崇拝熱は極めて高く、金日成主席のために生命を棄てることを少しも恐れない
青年は無数に存在する。たとえば、大東亜(太平洋)戦争末期に見られたあの特攻隊員と全く同じものが、
現在の北朝鮮には八万人もいる。青年突撃独立旅団と軽歩兵部隊がそれである。
すでにこれらは三八度線に沿って展開されている第一、第五および第二集団軍にそれぞれ配備されている。
命令が下れば、彼らは金日成主席のために、戦いそして死ぬことを決して嫌がらない。
むしろ名誉と心掛けている。
しかも金日成主席に対する個人崇拝熱は、現在でもますます高まるばかりで、
最近「朝鮮中央通信」が伝えた例を挙げると次のようになる。
「金日成の生誕六十三周年を迎えて全国の青少年学生の名で金日成元帥に捧げる忠誠の手紙を伝達する
駅伝競争」が始められ、約五十万人の青少年がこれに動員されている。
これは学業を中断して実行される“大動員”である。
この種の個人崇拝運動は、これまでもいろいろ展開されてきたが、さらに金日成一家に拡大される
傾向を見せているのも、注目すべき現象である。しかもこの傾向が、首にコブのある金日成主席個人の
健康問題と結びつけられ、情報通のあいだで種々取沙汰されているところに、北朝鮮の当面の動きを
見る一つのポイントがある。すなわち、朝鮮半島に軍事的緊張が急速に高まったいくつかの原因の中で、
金日成主席の健康および後継者問題があることを、われわれは見逃してはならない。
いいかえれば、金日成主席の目の黒いうちに、朝鮮半島の統一を完成したいと本人も熱望し、
忠実な部下もそう考えているがゆえに、危機が急速に現れたといえるかもしれない。
>34
≪戦争への道を求める独裁≫
ところで、朝鮮半島に見られる戦争の危機は、北朝鮮の巨大な軍備体制の確立と、
それに並行してあらわれた国家経済の破綻(はたん)現象である。
経済の行きづまりという現実のもとで創り上げられた独裁国家が、自ら求めるものは戦争への道である。
この点について、北朝鮮の内部事情を検討してみよう。
北朝鮮には総兵力四十六万七千があるとされているが、このほかに準軍隊として民兵が百二十六万人
いるというのが常識である。ところが準軍隊としての民兵は、現在その大部分のものが準軍隊から
完全に軍隊として、各軍団(第四、第三、第七及び第六)に配備されている。
労農赤衛隊の正規軍化がそれであり、加えて若年層を民兵化した赤旗青年近衛隊が七十万人によって
編成されている。戦力の強化は単に正規軍の大規模な増員ばかりでなく、韓国が一隻も保有していない
潜水艦を新旧あわせて九隻も持っているように、海軍力の増強にまで現れている。
そして韓国海軍にとって脅威なのは、潜水艦ばかりでなく、その効果が実証済みのミサイル哨戒艇十八隻
が北朝鮮にあることであり、奇襲上陸用の魚雷艇まで保有していることもまた注目を浴びている。
パラシュート部隊の夜間降下訓練をはじめ、大規模な渡河演習が最近とくに顕著になっていることも
緊張を高めている。さらに三八度線全域に亘(わた)って、戦略的にも戦術的にも重要な意味をもつ
十九本のトンネル(うち二本は発見済み)が掘り続けられていることも、
緊張増大の原因となっていることは周知のとおりである。
>35
≪内部エネルギーの暴発も≫
このような軍事力の強化は、北朝鮮にとって極限に達していると解してもいいが、その半面、
北朝鮮経済はのっぴきならない事態に自らを追い込んでいる。
その具体的な例は、各国に対する北朝鮮の輸入代金の滞納現象となって現れている。
北朝鮮は一九七〇年以降、日本および西欧から機械類やプラントなどを輸入し始めたが、
その金額は約十億ドルに達しており、その滞納償還金はすでに一億三千万ドルにのぼっている。
三月四日現在で、日本だけをとってみても、日朝貿易会傘下各社に対して、約百七十億円の支払代金の
滞納をしている始末である。そのために、北朝鮮の対外信用状態はゼロに等しく、
このままの状態が続けば、経済的に北朝鮮は破産する以外にはない。
多数の特攻隊員を抱えた軍国主義国家が、目前にある経済的破産状態を救う道は、二つしかない。
一つは、二十五年まえ北朝鮮が選んだ道−−韓国への侵略である。戦争によってすべてを解決しようと
する方法である。もう一つの道は、緊張を緩め経済再建に方向転換を計ることである。
前者の道は、北朝鮮の社会体制からして、後者よりも容易かもしれないが、冷厳な歴史的事実から
判断して、北朝鮮の選ぶべき道であってはならない。それはかつて日本が歩んだ道であり、同時に、
犠牲を払っただけに終わった朝鮮戦争の愚を再び繰り返すことになるからである。
朝鮮半島をめぐる国際環境から判断して、どの国も戦争が起こることを望んではいないといってよい。
その意味で積み重ねられた内部エネルギーの暴発以外には戦争原因は見当たらないとすると、
皮肉なことに金日成主席の独裁力こそいまとなっては唯一の戦争防止力といえそうである。(こたに ひでじろう)
【北の核施設再処理開始】資産凍結指定への対抗措置か
2009.4.25 20:59
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮が25日、寧辺の核施設で使用済み核燃料棒の再処理作業を開始した
ことを明らかにした。北朝鮮はすでに弾道ミサイル発射を非難する議長声明を国連安全保障理事会が
採択したことに反発し、核開発の再開を宣言している。
今回は安保理の制裁委員会が北朝鮮企業を資産凍結の対象団体に指定したことへの対抗措置とみられる。
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の外務省報道官は「われわれの実験用原子力発電所から出た
使用済み燃料棒を再処理する作業が始まった」と表明。「燃料棒再処理は敵対勢力らの軍事的威嚇に
対処し、自衛的核抑制力をあらゆる方面で強化していくことに寄与することになる」としている。
北朝鮮の核開発再開の時期をめぐっては国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が
「数カ月以内」との認識を示し、核専門家らも再処理施設の再稼働は早ければ1、2カ月で可能だとしてる。
核関連施設を完全に復旧し、核兵器の原料となるプルトニウムを実際に抽出するまでには1年程度を
要するというのが大方の専門家の見方だ。寧辺の実験用黒鉛減速炉から取り出した使用済み核燃料棒を
再処理すれば、1、2個の核爆弾を製造できるという。
2007年10月の6カ国協議での合意に基づき、寧辺の核施設に対する無能力化作業が進められた
結果、これまで使用済み核燃料棒約8000本のうち、約6500本の抜き取り作業が終了し、
貯蔵プールに保管されているという。
北朝鮮は昨年9月、米国がテロ支援国指定解除を一時延期した際にも、核施設の復旧作業に着手する
動きをみせた。このときは、無能力化作業を監視していたIAEAの要員らによって動向が把握されていた。
しかし、今回はIAEA要員が退去させられており、実際に核開発再開の作業に着手したかどうかは
確認できない状態だという。
【主張】北の資産凍結 全加盟国に履行を求める
2009.4.26 03:42
国連安全保障理事会の制裁委員会は北朝鮮のミサイル発射に対する制裁強化の一環として、
北の政府系企業3社の資産凍結を命じる制裁リストを正式採択した。
国連が資産凍結の対象に北の企業を指定したのは初めてで、日米は制裁の完全履行へ向けて
周知徹底に努めるべきだ。
指定された朝鮮鉱業開発貿易会社、朝鮮嶺峰総合会社、端川商業銀行の3社は、
ミサイル関連物資や武器などの取引、調達、決済に関与している。
また、ミサイル関連の軍民両用品や技術なども新たな禁輸対象に指定された。
新たな指定は、2006年の北の核実験後に採択された安保理制裁決議1718の正式付属文書
として週明けにも全加盟国に通達される。
各国は決議に基づき、指定企業の銀行口座凍結や指定品目の禁輸を実施する義務を負う。
だが、実際の履行は各国の自主性に委ねられている。
日米を中心に各国に趣旨を徹底し、説得する外交が重要なかぎとなる。
日米は13日の安保理議長声明を受けて、北系の企業十数社を資産凍結対象候補に提案していた。
中露などの抵抗で3社しか認められなかったのは残念だ。「全会一致で国連の制裁対象とされた効果は
大きい」(外務省)とはいえ、今後も国連を通じて制裁リストの充実強化に努める必要がある。
北は国際社会の制止を無視してミサイル発射を強行した。
それが今回の制裁強化を招いた直接原因であることはいうまでもない。
中露がリストの拡大に反対し、訪朝したロシア外相が「制裁強化は非生産的だ」などと述べたのには
耳を疑う。国際社会の一致した意思表示に水をさす行為で、許し難いことだ。
家族会が米国へ出発 米高官に「テロ支援国家の再指定」訴え
2009.4.26 11:55
北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」のメンバーは26日午前、
米政府高官や議会関係者らに拉致問題解決に向けた連携を呼びかけるため、米ワシントンに向け
成田空港を出発した。オバマ大統領との面会も求めており、家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は
出発前、「ブッシュ前大統領が解除した北朝鮮に対するテロ支援国家指定を復活させ、
北朝鮮への対応を厳しいものにしてほしいと伝えたい」と語った。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、核開発再開を表明する中、飯塚さんは「拉致問題で進展がない。
北朝鮮が解決せざるを得ないと思うように、制裁を徹底的にやってほしい」。
家族会事務局長、増元照明さん(53)は「米国がもっと日本と強い連携を取ってもらわないと、
日本だけでは(北朝鮮を)動かすことはできない」と話した。
メンバーらは、米国務省、NSC(国家安全保障会議)の高官らとの面会を予定している。
5月3日に帰国する予定。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090426/kor0904261157001-n1.htm
【週刊韓(カラ)から】ソウル最大のお祭り 5月2日から開催
2009.4.26 13:00
韓国の首都ソウル最大の祝祭「ハイ!ソウル・フェスティバル2009」(ソウル市主催)が
5月2日から、ソウル市庁舎前広場や清渓川一帯、5大古宮(景福宮、慶煕宮、徳寿宮、昌徳宮、昌慶宮)
を会場に開催される。2003年に始まり、今年で7回目。韓国の伝統文化などが体験でき、
ソウル市民だけでなく外国人にも人気だ。昨年は、145万人(うち外国人観光客18万人)が参加した。
期間中にソウルを訪れる観光客はぜひのぞいてみてはいかが?(ソウル 水沼啓子)
フェスティバルの幕を開けるのは、2日午後7時半にスタートする「桃色の道」をテーマとした開幕パレード。
単に見物するだけの観覧型パレードではなく、誰もが飛び入り参加できるスタイルのパレードだ。
祝祭のメーン会場となるソウル市庁舎前広場には、祭りのランドマーク施設として「5月の宮−天宮」
が設置される。最長200メートルの繊維のラインで数十匹の竜が天に昇っていく様子が表現される。
開幕式などの主要イベントはここで催される。
5大古宮では、朝鮮王朝の第4代国王、世宗(1397〜1450)の即位式を再現する
「世宗大王に会う」や参加者が王家の1人となって宮廷生活を体験する「宮殿の一日」、
宮廷料理文化を学ぶ「朝鮮を味わう」など盛りだくさんのイベントが開催される。
清渓川では、厳しい経済状況を分かち合いながら克服しようという願いを込めて
「分かち合い清渓川」をテーマに、さまざまな支援プロジェクトが用意されている。
祝祭の期間中に集まった寄付金は、ソウル市内の欠食児童などの困窮者支援に使われる予定という。
今年の祭りのスローガンは「ソウルの春、希望で花開く」で、そのイメージカラーは桃色。
昨年に引き続き、総演出を手がけるアン・ウンミ芸術監督は、
「人の感性に働きかけるのは言葉よりは色だ。桃色の持つ愛と希望が、今回の祭りを通じ、
ソウル市民の心に伝わることを期待して祝祭を象徴する色として設定した」と語っている。
盧武鉉前大統領 30日に事情聴取 韓国検察
2009.4.26 18:34
【ソウル=水沼啓子】韓国最高検は26日、盧武鉉前大統領の家族・親戚(しんせき)に対する
巨額不正資金疑惑に関連して、前大統領から事情聴取を行うため、
30日に出頭するよう要請したと発表した。前大統領に関する捜査は大詰めを迎えた。
検察当局から出頭要請を受けた大統領経験者は盧泰愚、全斗煥両氏に次ぎ3人目。
盧前大統領は25日、検察当局の質問書に対する回答を送付し、疑惑を否定したとみられている。
検察によると、前大統領の有力後援者、朴淵次・泰光実業会長が権良淑夫人ら前大統領の
家族・親戚に計600万ドル(約6億円)を提供したとされる。
検察はこれらの資金が実質的に前大統領へのわいろに当たるとみて捜査している。
前大統領は、権夫人が借金返済のために資金を受け取ったことを認めているが、自身の関与は否定している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090426/kor0904261834003-n1.htm
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 故・李方子さんのこと
2009.4.27 03:01
戦前、日本の皇族から韓国(朝鮮)の李王家に嫁いだ李方子(まさこ)(梨本宮方子)さんが
亡くなられてから30日で20年になる。
同じく20年前の1989年には昭和天皇も亡くなられている(1月)。
お二人は同時代の人ということになるが、実は方子さんは昭和天皇の皇太子時代、
有力なお妃(きさき)候補だったことで知られる。
その経緯は省くが、方子さんは韓国の李王朝最後の皇太子、
英親王・李垠(イ・ウン)殿下のお妃だった。日韓双方で激動の戦前戦後を経験され、
20年前の4月30日、ソウルで87歳の生涯を静かに閉じられた。
今から90年ほど前の方子さんの日韓結婚は、歴史的には日本の韓国(朝鮮)に対する
支配・統治のため「日韓融和」を目指してのいわゆる“政略結婚”だった。
韓国人にとっては愉快な話ではなかっただろう。
戦後(韓国では解放後)、共和国として新しく出発した韓国にはもう王家は存在しなかったが、
彼女の葬儀は「最後の王朝葬礼」として当時、話題になった。
今でもよく覚えているが、ソウル中心街の沿道には多くの市民がつめかけ、
「ウリナラ(わが国の)イ・バンジャ(李方子の韓国語読み)王妃」といって見送った。
手を合わせる人、頭を下げる人、目頭を押さえる人…。そして1人の老女は車道に進み出て、
葬列に向かってひざまずいては頭を地にすりつけるという、伝統礼式を何回も繰り返していた。
葬儀には三笠宮ご夫妻が参列され、天皇、皇后両陛下をはじめ日本の多くの皇族からも弔花が届けられた。
>46
方子さんが戦後の韓国社会で韓国国民に親しまれた背景には、障害者福祉活動に献身されたこともある。
韓国における障害者福祉の草分け的な存在だった。
活動の中心になった障害者施設「明暉園」と「慈恵学校」は今もある。
亡くなられた当時、韓国のテレビが日韓双方で街の声を聞いていたが、
韓国では方子さんをほとんどの人が知っていたが、日本ではほとんどの人が知らなかった。
あれから20年。この間、2002年に高円宮(たかまどのみや)ご夫妻が訪韓の際、
ゆかりの「明暉園」を訪問されたことがあるが、今や方子さんは日韓双方で次第に忘れ去られつつある。
考えてみると実に不思議かつ残念なことだが、「明暉園」は別にして、
李方子さんを記念・顕彰するものが日韓双方にいまだ何もない。とくに日本側でそうだ。
ごく一部の人たちが私的に関心を持ち、時に韓国を訪れ御陵に参拝しているくらいだ。
方子さんは歴史的にみて日本の皇族から唯一、外国の王家に嫁いだ人である。
ヨーロッパ諸国の王室ではよくあることだが、日本にはそれがなかった。その後もない。
しかも彼女の嫁ぎ先は、日本支配によって消滅させられた朝鮮王朝(李朝)の旧王家だった。
日本は彼女に政治的、歴史的重荷を背負わせたのである。
方子さんは昭和天皇の香淳皇后のいとこにあたる。
日本の皇族方を含め、日本として何とか方子さんの記念事業がやれないものか。
そうでないと日本はあまりに冷たい−。
生前、方子さんのそばで長く仕え、自らも障害児の母である金寿姙(キム・スイム)さん(88)は
日ごろよくそういって残念がっていた。命日にはささやかに墓前祭があるという。
「誰か皇族の方にきていただければいいのですがねえ」とまた残念がるのだった。(ソウル支局長)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090427/kor0904270302000-n1.htm
北の再処理活動再開 米、粘り強く協議復帰求める
2009.4.25 18:05
【ワシントン=有元隆志】北朝鮮が寧辺の核施設で使用済み燃料棒の再処理作業を始めたと発表した
ことについて、米政府は公式見解を出していないが、「予測不能な北朝鮮の行動には屈せずに強く、
辛抱強く臨む」(クリントン国務長官)として、核問題をめぐる6カ国協議への復帰を求めていく方針だ。
北朝鮮に拘束されている米国人記者の解放問題もあわせ、北朝鮮との直接対話も模索していく。
米朝は国交がないため、ニューヨークの国連代表部などを通じて、北朝鮮側と接触を図っていくとみられる。
ウッド国務省副報道官(報道官代行)は24日の記者会見で、
6カ国協議について「(核放棄が)実現可能な枠組みだ」と述べ、協議継続の意義を強調した。
そのうえで、ロシアのラブロフ外相が24日に訪朝したことに関して、
「北朝鮮を交渉のテーブルに戻すことが6カ国協議参加5カ国の目的だ」と述べ、
協議再開に向け日本や韓国をはじめ、ロシアや議長国・中国とも引き続き連携をとっていく考えを示した。
昨年爆破された冷却塔の建設など、本格的な再処理作業の再開には数カ月必要とみられており、
米政府としては、その間に交渉再開の糸口を見いだしたい考えだ。
バルビーナ・ホワン前米国務省東アジア・太平洋局上級顧問は
「米政府の北朝鮮政策として制裁と支援を使い分ける『アメとムチ』が言われてきたが、
真の意味で『アメとムチ』が両立して行われたことはなかった。
時にアメをぶらさげ、時にムチを用いたが、いまこそ両方を同時に行うべきだ」と指摘する。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090425/amr0904251807014-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090425/amr0904251807014-n2.htm
対北制裁の資産凍結で政府系3社を決定 安保理制裁委
2009.4.25 18:13
【ニューヨーク=松尾理也】北朝鮮のミサイル発射を非難する国連安全保障理事会議長声明を受け、
資産凍結の対象団体指定などの作業を進めていた安保理制裁委員会は24日、
北朝鮮の弾道ミサイル関連部品の輸出を取り扱う「朝鮮鉱業開発貿易会社」など
政府系3社を資産凍結の対象とする制裁リストを採択した。国連による具体的な対象指定は初めて。
対象団体の数は日米が提案した14団体から大幅に減少したものの、高須幸雄国連大使は
「制裁委での決定は全会一致が必要で、その厳しい交渉条件を考えれば、今回の成果は大きな前進」
と中露など北朝鮮との関係が近い国も含んだ決定の意義を強調した。
指定されたのはこのほか、北朝鮮の軍需物資の調達を担当しているとされる「朝鮮嶺峰総合会社」、
武器取引の決済を担当しているとされる「端川商業銀行」の計3社で、いずれも米国による原案に
含まれる。米原案に入っていた残る8社は、いずれも今回制裁対象に指定された3社の子会社。
制裁対象リストは今後、北朝鮮への制裁を定めた安保理決議1718に付帯する国連文書として
国連全加盟国に通知される。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090425/amr0904251814015-n1.htm
ワシントンで「北朝鮮自由の週」家族会、拉致議連も参加
2009.4.25 23:04
【ワシントン=古森義久】ワシントンでは27日からほぼ1週間、
北朝鮮の日本人拉致も含む人権弾圧に抗議する「北朝鮮自由の週」が開かれ、
日本から拉致に関する「家族会」「救う会」「議連」の代表も参加する。
国会議員6人をはじめとする同訪米団はオバマ政権に拉致問題解決での連携を求めるという。
米国の民間の人権擁護組織や議員から成る「北朝鮮自由連合」(スザンヌ・ショルテ会長)が主催する
「北朝鮮自由の週」では全世界でも北朝鮮政府による人権弾圧や宗教弾圧が最悪だとして、
その実態を広範に知らせる「北朝鮮の集団殺害展示」を27日から催するとともに、
28日には米国議会前で北朝鮮政権への抗議集会を開く。29日からは5月1日まで北朝鮮から避難した
脱北者たちの報告や米国議会での北朝鮮の実態を知らせる公聴会開催が予定されている。
日本からは拉致問題解決のための「家族会・救う会・拉致議連」の合同訪米団が26日から
ワシントン入り。同訪米団は「家族会」代表の飯塚繁雄氏を団長とし、「家族会」の増元照明事務局長、
「救う会」の島田洋一副会長や西岡力氏、「拉致議連」の平沼赳夫会長らから成る。
同訪米団は「北朝鮮自由の週」の各種行事に参加する一方、
(1)オバマ政権のホワイトハウス、国務省、国防総省高官に面会し、意見を交換して、
北朝鮮に対しブッシュ前政権の末期のような宥和政策を取らないよう要望する
(2)対北朝鮮政策に影響力を持つ議会上下両院議員や民間の専門家に会い、
拉致解決のための意見の交換や連携を訴える−ことなどを予定している。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090425/amr0904252305019-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090425/amr0904252305019-n2.htm
【土・日曜日に書く】ニューヨーク支局長・松尾理也 「アメリカ人に聞いてくれ」
2009.4.26 04:21
≪思わぬ感情の噴出≫
日本の高須幸雄国連大使は、笑みを絶やさない温厚な人柄で知られている。
それは半ば、職業上の要請である。異なる国家という、いわば究極の他者を相手にする外交官なる
職業に就いた者としては当然であろうが、思い通りにならないといっていちいち感情を乱していては
仕事にならない。周到に目配りしつつも泰然と構えているのが、外交官のあるべき姿であろう。
半面、外交はすぐれて人間的な営みでもある。ぎりぎりのところで思わぬ感情の噴出があったとしても、
そうそう目くじら立てる必要もないかもしれない。
国連安全保障理事会を舞台に、北朝鮮のミサイル発射への対応をめぐって交渉が続いていた渦中、
大使が公衆の面前で声を荒らげたことが一度だけ、あった。
今回の安保理の議論は、米英仏中露の5常任理事国と日本により実質的に進められた。
だが、決議を求める日米と、報道機関向け声明で十分とする中露との隔たりがあまりに大きく、
当初は2国間協議の形で腹の探り合いが進められていた。それが9日夕になって、急遽(きゅうきょ)
「5常任理事国プラス日本」会合の招集となったのである。
となれば、何らかの進展があったと考えるのが自然である。だが会合後の高須大使の表情には
明らかに疲れが漂い、困難を逆に楽しんでいるかのような、いつもの精気は消えていた。
>51
≪「いわれのない非難だ」≫
大使は「申し合わせにより内容を明らかにすることはできませんが、生産的な議論ができた」
とコメントした。すると、欧米メディアから、「どんなふうに生産的だったのか」という質問が飛んだ。
高須大使は一瞬、質問者をにらみつけたかのようにみえた。「質問が理解できませんね」。
前に向き直って、続けた。「私は日本の立場を申し上げた。するとそこの紳士は、生産的ではないと
おっしゃる。そんないわれのない非難に私は断じて同意できません」
やや大使の過剰反応の気味はあったものの、思いがけない強い反応に、記者団の側も沸騰した。
収拾がつかなくなり、大使はその場を切り上げようとした。
と、そこでたまたま、「次の会合の予定は」という穏当な質問が出た。
「決まっていません」とでも言えばいい話だ。あるいは、そのまま話を切り上げてもよかった。
だが、大使は短く答え、そして、憤然と、と形容してもいいくらいの勢いで、その場を立ち去った。
何だかその答えは、会見場にどさりと投げ出されたままいつまでも周囲を睥睨(へいげい)
しているかのようだった。大使はこう言ったのだ。
「アメリカ人に聞いてくれ(チェック・ウィズ・アメリカンズ)」
>52
≪一瞬走った亀裂≫
あらゆる感情をいったん蒸留機にかけ精製してから表に出すかのような外交官が見せた、
生の感情の起伏の理由は、何だったのか。
後になって次第に判明したことだが、この日の会合は、日本にとって決定的な転換点だった。
決議追求で足並みをそろえていたはずの米国が主導する形で、中国にも配慮しつつ、
一段効力が弱い議長声明で決着する案が諮られ、
「あくまで決議を求める」との姿勢を崩さない日本は、いわばはしごを外された形になっていたのだ。
とすれば大使の言葉は、職業とはいえ、意図せぬ方向に事態が動き出す刹那(せつな)に
立ち会ってしまった外交官の慨嘆ではなかったか。
もちろん大使はすぐ、練達の外交官としてのたたずまいを取り戻した。
議長声明採択後、日本にとって不本意な結果ではなかったのかと問う記者に対し、粘り強く、論理的に、
今回の成果は決して敗北などではなく、十分に得るところがあったこと、そして何より、
外交交渉において百パーセントの勝利などあり得ないのだということを、根気よく説明し続けた。
19世紀末に英外相を務めたソールズベリは、外交官の資質について「賢明なる妥協、先見の明のある
粘り強さ、油断なき機転、不動の平静さ」と論じたという(細谷雄一『大英帝国の外交官』)。
「アメリカ人に聞いてくれ」という言葉は、交渉を通じて大使が見事に演じ続けた
「油断なき機転、不動の平静さ」の中に、一瞬、走った亀裂だったように思える。
ひょっとしてそれは、オバマ政権下における日米関係の難しさを暗示しているのかもしれないし、
あるいは、「賢明なる妥協、先見の明のある粘り強さ」によって、
何事もなかったように修復されていくものなのかもしれない。
「自分でできる」北、露の「衛星」打ち上げ代行を拒否
【ソウル=前田泰広】ロシアのラブロフ外相は25日、韓国の李明博(イミョンバク)大統領と会談し、
北朝鮮の長距離ミサイル発射を認めない考えを明らかにした。
また、24日までの訪朝で北朝鮮側に、北朝鮮の人工衛星をロシアが代わりに打ち上げることを
提案したが、北朝鮮側は「我々も自分でできる」と拒否したと説明した。
ラブロフ外相は、北朝鮮核問題をめぐる6か国協議の再開に努力することで李大統領と一致。
ただ、「北朝鮮は孤立した要塞(ようさい)のような状況だ。感情的に対応するより、
問題解決方法を模索するべきだ」と述べ、対北朝鮮制裁に否定的な立場を改めて強調した。
(2009年4月25日19時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090425-OYT1T00625.htm
不正資金疑惑で韓国前大統領が答弁書、月末にも聴取か
【ソウル=前田泰広】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領は25日、600万ドル(約6億円)以上の
不正資金授受疑惑に関連し、最高検の質問書に回答する答弁書を提出した。
聯合ニュースによると、盧前大統領の側近は「これまでの報道で明らかになってきた程度」
の内容だとしており、疑惑への関与を否定したとみられる。
盧前大統領の聴取は、30日か5月1日が有力視されている。
盧前大統領はこれまで、2007年6月に有力後援者の朴淵次(パクヨンチャ)被告から提供された
100万ドル(約1億円)について「妻が受け取り、借金の返済にあてた」と説明。
盧前大統領自身は授受を知らなかったと釈明している。退任直前の08年2月に提供された
500万ドル(約5億円)についても、「退任後に知った」と主張している。
最高検は、「盧前大統領から頼まれた」とする朴被告の供述などから、資金が盧前大統領に対する
ワイロに当たるとみている。
(2009年4月26日02時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090426-OYT1T00153.htm
盧前大統領、「容疑者」として30日に聴取
【ソウル=浅野好春】盧武鉉(ノムヒョン)韓国前大統領(62)の不正資金授受疑惑を捜査している
韓国最高検中央捜査部は26日、前大統領に対する事情聴取を30日午後1時半からソウルの
最高検庁舎で行うことを決めた。
韓国メディアは最高検が「容疑者」として取り調べる方針と伝えており、
捜査は立件に向けて大詰めを迎える。
最高検では、盧武鉉氏が大統領在任中の2007年から08年にかけ、有力後援者の靴製造会社会長、
朴淵次(パクヨンチャ)被告が前大統領夫人や親族に供与した600万ドル(約6億円)以上の資金に
ついて、前大統領に対する事実上のワイロだったとみている。聯合ニュースによると、最高検は大統領、
国会議員の職務権限を幅広く解釈する「包括的な収賄罪」の適用を検討している。
前大統領は25日に最高検の質問書に対する答弁書を提出、疑惑を否定したとみられており、
最高検が主張をどう突き崩すかが注目される。ただ、最高検が立件する場合でも、
盧氏は大統領経験者のため、拘束せずに在宅起訴に持ち込むのではないかとの観測もある。
韓国の大統領経験者への事情聴取は、金泳三(キムヨンサム)政権下の1995年に行われた
全斗煥(チョンドゥファン)、盧泰愚(ノテウ)の両氏に続き、3人目となる。
(2009年4月26日18時14分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090426-OYT1T00523.htm
人気の韓流俳優、麻薬使用容疑で送検…入手先は日本
【ソウル=浅野好春】ソウル地方警察庁は26日、日本から密輸入された合成麻薬MDMAなどを
使用した疑いで韓国人気男優の朱智勲(チュジフン)容疑者(26)を書類送検した。
モデル出身の朱容疑者はテレビドラマ「宮(クン)」「魔王」、
映画「キッチン」(2009年)などに出演し、日本でも人気がある。
聯合ニュースによると、朱容疑者は08年3月、知人の女優(28)と男性モデル(26)から
麻薬を購入し、2回使用した疑い。この女優は07年8月から1年間、モデルらから1億ウォン
(約740万円)を受け取り、日本で14回にわたって麻薬を買い、下着の中に隠して密輸入していた。
警察は2人の逮捕状を請求しており、今回摘発された者以外にも芸能人7〜8人の麻薬使用者がいる
とみて調べている。韓国で、芸能人が麻薬を直接密輸入して摘発されたのは初めてという。
(2009年4月26日19時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090426-OYT1T00560.htm
金総書記の三男・正雲氏、国防委指導員に任命か
【ソウル=浅野好春】聯合ニュースは26日、北朝鮮消息筋の話として
金正日(キムジョンイル)総書記(67)の三男、正雲(ジョンウン)氏(26)が
国防委員会の末端職の指導員に任命されたと伝えた。
担当業務は不明だが、金総書記の後継者としての「修業」を始めたとみられるという。
聯合電によると、正雲氏は、9日に開かれた最高人民会議(国会)第12期第1回会議の「数日前」
に指導員に任命された。国防委員会は憲法で「国家主権の最高軍事指導機関」と規定される。
先の同会議でメンバーを増やして機能強化を図ったほか、金総書記の義弟の張成沢(チャンソンテク)氏が
委員に就任したことから、後継者の「後見人」の役割を果たすことになるとの観測が出ていた。
金総書記は父親の金日成(キムイルソン)主席から権力を世襲した際、労働党の指導員からスタートし、
党幹部への道を歩んだ。金総書記は「先軍(軍事優先)政治」を掲げているため、正雲氏は今後、
国防委の中で昇進していくと予想されるという。
(2009年4月26日20時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090426-OYT1T00606.htm
北朝鮮、想定超す強硬ぶり 「核再処理再開」宣言
2009年4月26日10時52分
【ソウル=牧野愛博】「使用済み燃料棒の再処理作業が始まった」とする25日の北朝鮮の宣言は、
6者協議関係国に衝撃を与えた。
寧辺核施設の無能力化作業により、「作業開始までの所要期間は3カ月」と分析していたためだ。
北朝鮮の説明は政治的な圧力という側面が強いものの、予想以上に強硬な姿勢に、
関係国の焦燥感は深い。米政府のボズワース北朝鮮政策特別代表は5月上旬、
日中韓などを訪れ対応を協議するが、具体策は見つかっていない。
北朝鮮外務省は14日に発表した声明で、すでに使用済み燃料棒の再処理に言及していた。
韓国政府は25日の宣言について、国連安全保障理事会の制裁委員会が24日に資産凍結の対象として
北朝鮮の3団体を指定したことへの「対抗措置」とみている。
3団体は、北朝鮮の軍需経済を担当する第2経済委員会・対外経済総局の傘下にある。
ミサイル生産などに必要な資材の輸入や貿易に必要な外貨獲得などを担っており、
資産凍結措置は北朝鮮に相当の打撃となりうるためだ。
ただ、関係国を当惑させたのが、北朝鮮の出足の早さだ。
複数の6者協議筋によれば、使用済み燃料棒の再処理施設はすでに無能力化が完了。
関係国は「主要部品を施設内に戻す復旧作業に1カ月、試運転して実際の作業が可能になるまでに
2カ月、計3カ月が必要」とする分析資料を共有していた。
北朝鮮が寧辺に駐在していた国際原子力機関(IAEA)と米政府の監視要員に国外退去を求めた
のが14日。韓国政府当局者は「北は復旧開始とは言っていない。
10日間で施設を本当に復旧したのか知るすべがない」と語り、当惑を隠さない。
盧前大統領を30日に聴取 不正資金疑惑で韓国最高検
2009年4月26日18時47分
【ソウル=牧野愛博】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)・前大統領周辺の不正資金疑惑を捜査している
韓国最高検察庁は26日、盧氏からの事情聴取を30日午後に行うことを決めた。
大統領経験者が検察の事情聴取を受けるのは、95年の盧泰愚(ノ・テウ)、
全斗煥(チョン・ドゥファン)両氏以来、3人目になる。
最高検は、盧氏の妻などに有力後援者から計600万ドル(約5億8千万円)を超す金が渡った事を
確認できたとしており、盧氏が大統領在職中にこの事実を知っていたかどうかを調べる。
知っていたとすれば包括収賄にあたる。盧氏側は25日に文書で検察の質問に答えたが、
容疑を否定したことから聴取に踏み切ったとみられる。
盧氏は、金銭に清潔な政治家として評価されてきただけに、支持者の間に動揺が広がっている。
ただ韓国では、盧泰愚、全斗煥両氏が80年の光州事件をめぐる内乱罪などに問われて服役したほか、
金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)両元大統領の在職中に家族があっせん収賄罪
などに問われるなど、過去10年以上、大統領経験者やその家族の訴追が続いてきた。
与党ハンナラ党も26日に「国民はこれ以上、大統領経験者が検察に呼ばれることを望まない」
とのコメントを出すなど、批判的な声も出ている。
最高検は容疑が固まった場合も、逮捕するかどうかを慎重に判断するとみられる。
http://www.asahi.com/international/update/0426/TKY200904260077.html
北朝鮮:核再処理再開…米政権揺さぶる狙い
【北京・西岡省二】北朝鮮外務省が使用済み核燃料棒の再処理着手を表明したのは、
長距離弾道ミサイル発射(北朝鮮は人工衛星と主張)後も対北朝鮮交渉に乗り出さない
オバマ米政権を揺さぶる狙いがあると見られる。
今回の表明にもかかわらず、米国が直ちに2国間協議のテーブルに着かない場合、
北朝鮮は新たな脅威のカードを示す可能性が高く、朝鮮半島をめぐる情勢はさらに緊迫しそうだ。
北朝鮮北東部の寧辺(ニョンビョン)核施設はもともと老朽化が激しいうえ、
6カ国協議に基づく無能力化プロセスを進めてきた。このため、無能力化作業を逆行させても
「切迫した脅威にはならない」(北京の外交関係者)との見方が一般的だ。
だが長期的には、国際原子力機関(IAEA)が「数カ月以内に核施設を再稼働させることができる」
と警告。一部では「再処理施設だけの復旧であれば、1〜2カ月で可能」との見解もあり、
実際に再処理が始まればプルトニウムが増産され、北朝鮮が“核兵器”を増強する可能性はさらに高まる。
一方、対北朝鮮交渉について、米国はミサイル発射後も「当面、2国間協議は実施しない」
と日本側に確約したなどの情報があり、北朝鮮側が米国の対応にいらだちを感じているのは間違いない。
再処理表明後も米国が柔軟姿勢を示さない場合、次のミサイル実験や核実験に踏み切る可能性も
指摘されている。
北朝鮮では今月の最高人民会議で国防委員会委員を倍増させ、そのメンバーの写真を公開するなど、
国防委を中枢とする国家指導体系確立を目指している。25日は朝鮮人民軍創建77年の記念日であり、
強硬姿勢を印象付けることで国内の求心力を高める狙いもあるとみられる。
毎日新聞 2009年4月25日 21時53分(最終更新 4月25日 23時42分)
http://mainichi.jp/select/world/northkorea/news/20090426k0000m030076000c.html
北朝鮮:ミサイル発射 安保理、資産凍結早期決定 「一致して行動」強く
◇友好ムード、中露妥協
【ニューヨーク小倉孝保】国連安保理制裁委員会による24日の対北朝鮮資産凍結は、
議長声明採択から10日余りという「異例の短期間」(高須幸雄大使)で決定された。
早期決定の裏には、オバマ米政権誕生による安保理内の友好ムードと、中露を含む安保理各国に
「北朝鮮に対し一致して行動すべきだ」との認識が強まっている事情がある。
北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、議長声明が採択されたのは13日(日本時間14日)。
新決議を断念した日本には、議長声明で決めた制裁強化の実行が何としても必要で、
これまで実施されてこなかった資産凍結を決めれば、新決議と同じ効果を持つと考えていた。
決定期限である「24日まで」は「あまりに短期間」という感想がメンバー国から出たが、
日米は決定を急いだ。
当初、中露のほかリビア、ベトナムも、6カ国協議開催を優先するため、制裁強化に消極的だった
とされる。しかし、日米は「資産凍結対象リスト作成は、安保理全メンバーが認めた議長声明で
決定しているはず」と、中露などを説得。23日ごろには中露なども妥協する姿勢を示した。
安保理外交筋によると、米オバマ政権誕生後、安保理内の空気は極めて友好的だ。
ブッシュ前政権がグルジア問題、スーダン・ダルフール問題などで、ロシア、中国と鋭く対立したのに
比べ、オバマ政権の柔軟姿勢が安保理の雰囲気に影響しているらしい。
中露もこのムードを壊すのは得策ではないと考えており、妥協点を探る姿勢を強めている。
毎日新聞 2009年4月26日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/northkorea/news/20090426ddm007030127000c.html
イラン・北朝鮮:米女性記者拘束 「交渉カード」米、警戒
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
核開発や長距離弾道ミサイル発射問題などで米国と緊張関係にあるイランと北朝鮮で、
いずれも米国人女性記者がスパイなどの疑いで拘束されている。
イランと北朝鮮は対米強硬姿勢を見せつつも、
「敵との対話」を掲げるオバマ米政権との政治交渉を望んでいるのが本音だ。
このため、拘束された記者が何らかの取引材料に使われるのではないか、との憶測を呼んでいる。
◇イラン−−「革命防衛隊員」釈放と取引か
イラン革命裁判所は今月中旬、日本人を母親に持つイラン系米国人の女性記者、
ロクサナ・サベリ被告(31)にスパイ罪で禁固8年の判決を言い渡した。
「米国に秘密情報を漏らした」という。サベリ被告は1月末から2月初めに逮捕された。
イランとの直接対話を掲げるオバマ政権が1月20日に発足して間もないころだ。
イランの政治評論家、レイラズ氏は「米国との取引材料にしようとしたのではないか」と推測する。
オバマ政権が「早期釈放」を要求し、国際社会の関心が高まる中、取引カードの価値は確実に上がっている。
イランは米国に対し、約2年前にイラクで米軍が拘束したイラン人外交官5人
(米側は「革命防衛隊員」と主張)の釈放を求めている。
このため、サベリ被告は5人との交換に使われるのでは、との見方も出ている。
一方、サベリ被告が実際に「記者を装ってスパイ行為をしていた」(イラン検察当局)
と見る向きもある。被告は06年、メディアを統括するイスラム文化指導省から「活動に問題がある」
として、記者証の更新を拒否されていた。
今回のような事件の「摘発」は司法当局の独断ではあり得ない。体制指導部が決定して初めて可能になる。
「国家にとって致命傷にならない程度の非公然活動者を自由に泳がせ、タイミングを見計らって拘束し、
政治的に最大限に利用しようとすることは十分考えられる」(改革派系記者)という。
【テヘラン春日孝之】
>67
◇北朝鮮−−日朝交渉の経験も参考
米ケーブルテレビ「カレントTV」(サンフランシスコ)所属の中国系ローラ・リンさんと
韓国系ユナ・リーさんは3月17日未明、中朝国境付近で取材中に拘束された。
北朝鮮は24日、2人を不法入国などで裁判にかけると発表した。
北朝鮮は米朝交渉再開のきっかけを得るため高位の米政府代表団の訪朝を希望し、
米国も問題解決の糸口をつかまなければ世論の非難を浴びる。両者の思惑は「接触開始」で一致している。
ただ、拘束から1カ月余経過し、長期化の様相が深まっている。北朝鮮情勢に精通する韓国の研究者は
「ミサイル発射後の緊張した国際情勢下では、米国はすぐに北朝鮮との接触を開始できない」と分析する。
韓国メディアは今回の類似ケースとして、99年12月に北朝鮮当局に日本人元記者が「スパイ容疑」
で抑留され、2年2カ月後に「釈放」された事件を紹介している。
中央日報は3月20日付紙面で「当時、秘密裏に進んでいた日朝接触で、北側は記者の無条件釈放を
受け入れた。日本側は『北朝鮮が関係改善に誠意を持っている』と判断。
小泉純一郎首相の初訪朝(02年9月)と日朝首脳会談に至った」と解説した。
北朝鮮は日朝交渉の経験も参考に、米国からなるべく高位の代表団を受け入れ、
記者拘束問題だけでなく、米朝関係全体についての協議を希望する可能性が高い。【ソウル大澤文護】
>68
◇慎重に水面下で対話模索
オバマ米政権はイランと北朝鮮に対し、拘束された記者の釈放を求めつつも強硬な発言は慎み、
相手方の出方を慎重に見極めようとしている。
両国との対話を模索している段階で、この問題を交渉カードとして使われたくないためだ。
イランでサベリ被告にスパイ罪で禁固刑が言い渡されたと報じられた直後、クリントン米国務長官は
「深く失望している」との声明を発表したものの、両国関係への影響には言及しなかった。
ただ、対話へのシグナルを送り続けるオバマ大統領に対し、イラン側は明確な態度を示していない。
このため、サベリ被告の問題が米・イラン間の対話へと前向きに発展するのか、
別の政治的取引に向かうのか、米国にとっては判断が難しいところだ。
一方、オバマ政権は、北朝鮮が拘束した記者を手札に直接交渉を求めてくることを警戒している。
国務省のデュグイッド副報道官代行は、北朝鮮のミサイル発射前に
「(ミサイルと拘束の)二つの問題は関係ない」とけん制したほどだ。
北朝鮮で拘束されている記者の家族について議会関係者は「国務省が静かにしているよう頼んだ」
と明かす。事が荒立てば北朝鮮のペースにはまりかねないためで、
現在は北朝鮮と関係を持つ第三国を通じ水面下で交渉をしている。【ワシントン草野和彦】
毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/27/20090427ddm012030066000c.html
北朝鮮・拉致問題:拉致被害家族会・飯塚代表ら渡米 解決へ協力求め
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(70)と増元照明事務局長(53)が26日、
米国の市民団体が開く「北朝鮮自由週間」(26日〜5月2日)の行事に参加するため、
成田国際空港から米国へ出発した。米政府に拉致問題解決への協力を求める。
飯塚さんは空港内での取材に「米政府は北朝鮮に対して一番厳しい対応を取れる。
オバマ大統領にも直接会い、話を聞いてもらいたい」。
増元さんは「北朝鮮はミサイルを発射、6カ国協議への不参加を表明するなどしており、
テロ支援国家指定の解除は意味がなかった。米政府にはぜひ、責任を果たしていただきたい」と述べた。
家族会には、救う会のメンバーも同行し、拉致議連の平沼赳夫会長らも現地で合流する。
米国務省、米国家安全保障会議高官との会談などで、北朝鮮をテロ支援国家として再指定するよう求める。
【駒木智一】
毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/27/20090427ddm041040077000c.html
韓国:不正資金提供 前大統領、疑惑で30日聴取−−最高検
【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前政権に対する不正資金提供疑惑を捜査中の
最高検察庁は26日、前大統領の事情聴取を30日午後1時半(日本時間同)から実施することを決めた。
前大統領側も韓国南部・慶尚南道金海市の自宅から、ソウルの最高検に出頭することを了承した。
検察は前大統領に対する書面調査を終了している。今回の事情聴取では、前大統領が有力後援者から
家族らへの資金提供を在任中に知っていたかどうかが焦点になる。
検察は事情聴取後、前大統領に対する収賄容疑などでの逮捕状を請求できるかどうか判断を下すと見られる。
韓国メディアの報道によると、前大統領の有力後援者だった靴メーカー会長、
朴淵次(パクヨンチャ)被告=別の脱税事件で起訴=が
▽06年、青瓦台秘書官を通じ権良淑(クォンヤンスク)前大統領夫人に100万ドル(約1億円)を提供
▽昨年、前大統領親族に提供した500万ドルが、前大統領の長男、建昊(ゴンホ)氏に渡った
−−などの疑惑が捜査対象になっている。
毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/27/20090427ddm002030120000c.html
韓国:不正資金提供 前大統領疑惑捜査、最終段階に 収賄立件へ検察、慎重に判断
【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領に対する不正資金提供疑惑の捜査は
最高検察庁が26日、前大統領の事情聴取を30日に決めたことで最終段階に入った。
政府内には国内政治の混乱や対外イメージ悪化を考慮して「在宅起訴が適当」との声もあり、
検察当局は慎重な判断を迫られている。
韓国メディアの報道によると、前大統領側は、有力支援者の朴淵次(パクヨンチャ)被告
=別の脱税事件で起訴=から権良淑(クォンヤンスク)前大統領夫人に渡った100万ドル(約1億円)
について「借金返済に使った。その事実を退任後に知った」と主張している。
長男、建昊(ゴンホ)氏に渡ったとされる500万ドルは「大統領の職務とは無関係」と述べている。
これに対し、検察側は朴被告への取り調べ結果などから
「(前大統領は)夫人への資金提供を在任当時から知っていた」
「長男への資金提供は事実上、前大統領向けだった」
とみている。95年に逮捕された全斗煥、盧泰愚両氏の巨額不正資金事件の裁判では、
大統領の職務権限が極めて幅広いことを理由に、大統領に提供された資金のわいろ性が認められた
前例がある。検察側は今回の事件でも、収賄罪などの立件は可能と判断している模様だ。
一方、捜査当局内部に「前大統領に対する礼遇を考慮すれば、決定的証拠が出ない場合は、
容疑が固まったとしても、在宅起訴が精いっぱいではないか」との根強い慎重論が出ている。
また、朴被告が政界工作のためにばらまいた資金が現政権の与党関係者などに渡ったとの情報がある
ことや、大統領経験者の逮捕が繰り返されることで韓国の対外信用度が低下するとの理由で、
政界などからは、慎重捜査を望む声が出ているとの報道がある。
このため、前大統領の身柄の取り扱いについての最終判断には、さらに時間がかかるとの見方も出ている。
毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/27/20090427ddm007030191000c.html
北朝鮮:ミサイル発射 実験は許容−−エジプト外務次官
【カイロ和田浩明】エジプトのゾルカニ外務次官(アジア担当)は25日までに毎日新聞と会見し、
北朝鮮の5日の弾道ミサイル発射に関し「国際法に反しない限り、各国は自らを防衛するため、
いかなる機器や武器の実験も行うのは自由だ」と述べた。一方で、「エジプトは核兵器のない世界を
求めている」と語り、北朝鮮も含め核保有に反対の姿勢も強調した。
ゾルカニ次官は北朝鮮との関係について「アラブとイスラエルの紛争でアラブ側の立場を
強く支持しており、友好国と考えられている」と説明。各国のミサイル発射実験に対しては、
国際法や加盟する関連条約に反しない限り、許容するとの立場を示した。
中東地域では、イスラエルが核兵器保有国とみなされ、イランも米欧などに核兵器開発の
意図を持つと疑われている。エジプトは「中東非核化構想」を提唱しており、
ゾルカニ次官は「どんな国でも核兵器を保有してほしくない」と語った。
毎日新聞 2009年4月27日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/27/20090427ddm007030192000c.html
春・夏・秋・冬
4月某日、東京朝高グラウンドで行われたサッカー公式戦。
平日ながらスタンドには数十人の同胞の姿があった。その中に人一倍大きな声援を送る同胞男性がいた。
息子が出場するわけでなく、サッカー部OBというわけでもないという。
だが試合後は、OBたちと酒を飲みながらサッカー談義に花を咲かせた
▼「幻の強豪」と言われた朝高の伝説的なエピソードは多い。
今ではその伝説となった選手たちの子どもたち、孫たちが元気いっぱい、グラウンドを駆け回っている。
今年プロになった選手の中には元朝鮮代表選手の子どももいる
▼日本の「全国大会」やクラブの大会に出場できなかった「伝説世代」は、子どもたちに夢を託す。
東京中高、朝鮮大学校の運動場には人工芝や照明が設置され、公式戦が行われるようになった。
子どもたちへの愛情の表れだ
▼試合となれば親たちも熱くなる。京都や大阪の朝高が「全国大会」に出場した時は、
正月にもかかわらず5000人以上もの同胞が競技場に足を運び声援を送った。
毎年行われる初級部の「コマチュック」も各地から駆けつけた父母たちの「応援合戦」で盛り上がる
▼深夜にまでおよぶサッカー談義。
「これほど多くの同胞が自然に集まるイベントがあるか?」と問いかけられた。
「同胞たちは、子どもたちから元気をもらうために出かける」。
そこには応援とは別の大きな動機があった。
朝高生は「同胞に力を与えたい」とよく口にするが、それがしっかりと伝わっている。
朝鮮学校生徒たちの活躍を報じることの大切さをあらためて実感した。(天)
[朝鮮新報 2009.4.27]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0427-00001.htm
植民地支配正当化発言を非難 朝鮮教育省が談話
朝鮮教育省は24日、スポークスマン談話を発表し、
日本国内で進められている朝鮮に対する植民地支配の正当化と歴史わい曲の動きを非難した。
同談話は、石原慎太郎東京都知事が16日、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査に
関する記者会見で、「ヨーロッパの先進国がアジアで植民地を持ったのに比べ、日本が韓国にしたことは
非常に優しくて公平だったと、韓国の朴正煕元大統領から聞いた」と語ったことに触れ、
「詭弁を用いて日本の植民地支配を正当化した」と非難した。
また、文部科学省が、日本の朝鮮侵略と植民地支配を合理化し朝鮮の歴史をわい曲した
中学歴史教科書に検定合格の判定を下したことにも言及した。
談話は、これを「わが民族の自主権と尊厳、歴史に対する悪らつな冒涜」だと糾弾した。
一方で、南朝鮮の各階層に向けて、
「日本反動勢力の歴史わい曲を許さず、内外同胞が力を合わせてこれを叩き潰そう」と呼びかけた。
また、「『和解』と『未来』をうんぬんし、『歴史問題で韓日関係が後退してはならない』という
妄言まで吐き、日本反動勢力を庇護している李明博政権の売国行為を絶対に許してはならない」と訴えた。
[朝鮮新報 2009.4.27]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0427-00002.htm
実践連帯に「利敵団体」判決 市民・社会諸団体が抗議
ソウル中央地方裁判所が21日、南北共同宣言実践連帯(実践連帯)を「国家保安法」に基づく
「利敵団体」と規定し、同団体の中核メンバー4人に懲役刑などを宣告した。
これに関連して市民社会諸団体は同日、裁判所前で記者会見を開き、当局の不当な処置に抗議した。
これらの団体は記者会見文を通じて、「『実践連帯事件』が李明博政権の対決政策に便乗した
公安当局のねつ造事件であることが満天下にさらされた」と主張した。
また、実践連帯を「利敵団体」に仕立て上げたのは6.15共同宣言、10.4宣言に対して
「利敵」のレッテルを貼ったのと変わりがないとし、拘束者全員が釈放されるまで一致団結して
たたかおうと呼びかけた。さらには、実践連帯に対する弾圧に控訴すると付け加えた。
[朝鮮新報 2009.4.27]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0427-00002.htm
「つくる会」主導の歴史教科書、検定合格 歴史改ざんは許されない
日本の文部科学省は4月9日、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」)が
自由社を通じて申請した中学校歴史教科書を検定・合格させた。
朝鮮中央通信は「朝鮮半島に対する日帝の侵略と植民地支配を正当化し性奴隷犯罪、強制連行など
歴史的事実を歪曲する内容で一貫している」と指摘し、「日本の反動らの醜悪な歴史歪曲行為」と断じた。
南朝鮮の外交通商部も声明で、「過ちを合理化、美化する誤った歴史観に基づく歴史教科書」と指摘、
検定通過に抗議し是正を求めた。
「アジアの平和と歴史教育連帯」など南朝鮮の市民団体や「歴史認識と東アジアの平和フォーラム
日本実行委員会」を含む日本の35団体(8日現在)も、アピールを発表した。
>80
◇ ◇
「つくる会」による中学歴史と公民教科書(ともに扶桑社)は2000年度に初めて検定に合格した。
「皇国史観」に基づく日本帝国主義を美化し、侵略を正当化した内容だったため、
この教科書は朝鮮をはじめとしたアジア各国の厳しい批判を浴びた。
採択率は後の改訂版(2004年)ですら全国で歴史が0.4%、公民が0.2%であった。
そもそも「自虐史観の克服」を標榜して結成された「つくる会」は、1997年発足後、
10年を経ずして分裂した曲学阿世の徒たちである。
現在、「つくる会」と扶桑社は歪曲教科書の発行と著作権をめぐって争っている。
両者の歴史教科書は章立てや項目の表記は言うに及ばず、文章表現まで瓜二つである。
もともと申請本は、昨年12月の検定で516カ所の欠陥が指摘されて不合格になった代物。
「つくる会」が訂正、再申請したが、その後さらに136カ所を修正、再々申請したいわくつきである。
内容を見ると、事実を歪曲した記述が多い。
例えば、4世紀後半、大和政権が朝鮮半島南部の伽耶地方に「任那日本府」を設置したとしているが、
これは朝・日両国の学界で公式に否定されて久しい。
また、独自の年号を使ったのは東アジアで日本だけだとの記述もある。
「朝鮮併合」については「日本の安全と満州の権益を守るためだった」とし、
植民地支配も「近代化」のためであったと強弁している。
アジア太平洋戦争を「大東亜戦争」と呼称し、侵略の事実を曲げ肯定、美化している。
旧日本軍による「従軍慰安婦」問題の言及は一言半句もなく、「創氏改名」、
徴用徴兵などについては申し訳程度に記している。
>81
これらはむしろ「南京大虐殺、朝鮮人強制連行、従軍慰安婦は嘘、旧敵国のプロパガンダ」
と言い張る彼らにすれば当然の帰結だろうが、要は「日本の戦争は正しかった」と教えることで、
再び戦争に命を捧げる国民を育てようというのだろう。
◇ ◇
ともあれ、健全な歴史認識に逆行し、アジアとの友好関係を損なう検定合格は日本政府が下した。
これまで公式に発表した見解との整合性をあえて問いたい。
旧日本軍「慰安婦」問題についての「河野談話」(93年)、アジア諸国「植民地支配と侵略について」
「多大の損害と苦痛」に対するお詫びと反省を表明した「村山談話」(95年)、
歴史への痛切な反省を盛り込んだ朝・日平壌宣言(2002年)などがある。
来年は、日本帝国主義が朝鮮を武力で不法強占して100年になる。日本は負の遺産を完全に
清算すべきである。今回の検定合格を撤回し、教科書の誤った記述を修正させなければならない。
歴史の歪曲はアジアの嘲笑を買い、高い代価をもたらすだけである。日本に対する尊敬も侮辱も、
挙げて恥ずべき歴史の清算にある。(李一満、東京朝鮮人強制連行真相調査団朝鮮側事務局長)
[朝鮮新報 2009.4.27]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/01/0901j0427-00003.htm
北南ロケットへの対応
南朝鮮が7月末に初めて人工衛星を打ち上げるという。
ロケットは九州南西部から沖縄本島にかけて日本の領海上空を通過する予定。
すなわち、飛ぶ方向は違うものの朝鮮のロケットと同様に日本の上空を通過するのだ。
しかし日本は、これを静観する構えだ。
朝鮮が人工衛星の打ち上げを発表(2月24日)した際は、「自制」を求め、
「万が一の落下物」に備えるとしながら、ミサイル防衛システムによる迎撃態勢を取って大騒ぎだった。
これと関連し、日本外務省の報道官は21日の記者会見で、
「北朝鮮は国連の安保理決議で禁止されている。韓国に対する決議は存在しないし、平和目的は明らかだ」
と語た。
宇宙開発は万国に認められた権利だ。北と南が同様にこの権利を行使してロケットを打ち上げる
というのに、対応の違いは当然といわんばかりの開き直りだ。
今回の騒動は、今年1月末に米国が「長距離弾道ミサイル発射準備説」を流したことから始まった。
しかし国際社会の認識は、ミサイルから平和目的の人工衛星発射へと移行していった。
中国、ロシアはもちろん、米国、南朝鮮もロケットと認めたが、日本は「飛翔体」から最終的に
「ミサイル」と結論づけた。そして、「自前の早期警戒衛星導入論」に火がつき、
どさくさ紛れに核保有論まであがっている。
この間の「北朝鮮ミサイル発射騒動」の目的が何だったのか、改めて明確になった。(姜)
[朝鮮新報 2009.4.27]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/01/0901j0427-00004.htm
北朝鮮が核再処理を開始した兆候ない─韓国政府筋=報道
2009年 04月 27日 13:00 JST
[ソウル 27日 ロイター] 韓国の朝鮮日報紙は27日、北朝鮮は核兵器の原料となる
プルトニウム抽出を開始していないと報じた。
同紙によると、ある政府筋は「北朝鮮が使用済み核燃料棒の再処理を再開した証拠はない」と語った。
核施設付近には清掃やメンテナンス作業を行っているとみられる作業員がいるという。
北朝鮮は25日、寧辺(ニョンビョン)の核関連施設で使用済み燃料棒からのプルトニウム抽出を
開始したと表明した。この数時間前には、国連安全保障理事会の制裁委員会が、ミサイルおよび核計画を
支援したとして北朝鮮企業3社を資産凍結の対象団体に指定。北朝鮮大使が激しく反発していた。
専門家の間では、北朝鮮の核施設再稼動には少なくとも3カ月かかるとの指摘がある。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37712020090427
北朝鮮:金正日の3男、正雲氏を国防委員会に配属−韓国紙
4月27日(ブルームバーグ):韓国紙、東亜日報は27日、北朝鮮の金正日総書記の3男、
正雲(ジョンウン)氏(26)が国防委員会に配属され、昇進したと報じた。
同紙が匿名の情報機関関係者らの話として伝えたところでは、正雲氏には「指導員」の地位が与えられた。
金総書記は国防委の委員長を務めており、今回の任命は同総書記が正雲氏の指導者就任ないし
権力世襲に向けて準備を進めていることを示唆している可能性があるという。
同紙によれば、正雲氏はスイスのインターナショナル・スクール・オブ・ベルンで学び、
米プロバスケットボールNBAのファンだという。同氏は北朝鮮が先月発表した新たに選出された
最高人民会議メンバーのリストには含まれていなかった。
更新日時 : 2009/04/27 11:40 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=aS6uj_gahmzg&refer=jp_asia
金総書記の3男、国防委に配属 聯合ニュース
2009年04月26日 20:58 発信地:ソウル/韓国
【4月26日 AFP】韓国の聯合(Yonhap)ニュースは26日、北
朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-il)総書記の3男、正雲(ジョンウン、Kim Jong-Un)氏
(25)が、国防委員会(National Defence Commission、NDC)に配属されたと伝えた。
正雲氏が、北朝鮮の次期指導者としての教育を受けていることを示す人事とみられる。
聯合ニュースは、情報筋の話として「金正雲氏が、9日の第12期最高人民会議(Supreme People's
Assembly、SPA)より前に、国防委の末端職員の『指導員』に任命された」と伝えた。
正雲氏の具体的な職務内容は明らかになっていないが、情報筋によると、正雲氏の配属は、
北朝鮮の次の指導者としての教育をほどこすための「後継者教育」の一環として行われたという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2596529/4078164
88 :
マンセー名無しさん:2009/04/27(月) 19:28:32 ID:8M1EdoZF
>>87 要約:
・日本には、韓国のようなスーパー・マーケットの無料配達という先進システムは無い。
・日本のスーパーには駐車場がない。韓国のスーパーは駐車場完備である。
・日本では、東南アジアの遅れた国のように、自転車の前後に子供を乗せる。
・現在の日本は、大衆交通があまり発達していなかった時代の韓国と同じで遅れている。
・日本では、狭い歩道を自転車が走り、毎年膨大な死者を出している危険な社会。
・日本は、自転車専用道路がまともに整備されていない後進国。
○結論:日本は自転車に乗るしかない遅れた生活環境だ。
89 :
マンセー名無しさん:2009/04/27(月) 20:52:02 ID:BxH5mYf/
覚せい剤運び役の邦人に懲役刑 韓国の裁判所
2009.4.27 21:49
韓国の仁川地裁は27日、トルコで入手した覚せい剤約860グラムを旅行かばんに隠して
昨年12月、仁川国際空港から入国したとして、麻薬類管理法違反罪に問われた
20代の日本人の男に、懲役3年6月を言い渡した。
判決によると、男は1983年生まれで埼玉県在住の無職。
韓国を中継地として日本への密輸を図る、日本の麻薬組織の指示を受けた運搬役だったとみられる。
男からソウル市内でかばんを受け取った別の日本人も共犯として起訴されたが、仁川地裁はかばんに
覚せい剤が入っていることを知っていたとする十分な証拠がないとして無罪を言い渡した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090427/kor0904272150004-n1.htm
韓国で豚インフルエンザの疑いのある患者
2009年4月28日9時52分
【ソウル=牧野愛博】韓国の保健福祉家族省疾病管理本部は28日午前、
国内で豚インフルエンザに感染した疑いのある患者1人が発生したと発表した。
メキシコなどに旅行した市民3人に感染の可能性があり、自宅に隔離して一次検査を行った結果、
1人を感染の疑いのある患者に分類したという。現在、精密検査を実施している。
感染の疑いがある患者は、ソウル近郊の京畿道に住む51歳の女性で、
メキシコ南部を旅行したという。現在、体温が37.7度あり、咳や鼻水などの症状がある。
同本部は「メキシコや米国などからの入国者に対する検疫をさらに強化する」としている。
http://www.asahi.com/international/update/0428/TKY200904280023.html
「テロ支援国家」再指定検討せず 拉致被害者家族に米特別代表
2009.4.28 08:31
【ワシントン=有元隆志】訪米中の北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表(70)らは
27日午後(日本時間28日早朝)、国務省で米政府の北朝鮮政策を担当するボズワース特別代表と
面会した。飯塚さんが弾道ミサイル発射を受けて、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するよう求めたのに
対し、ボズワース特別代表は「現時点で制裁により北朝鮮の行動を変えられるとは思わない」と述べ、
再指定しないと明言した。
家族会や支援組織「救う会」の面会後の説明によると、ボズワース特別代表は日本人拉致事件に
ついて、「大変同情している。今後とも協力していきたい」と語った。
飯塚さんらがテロ支援国家への再指定と金融制裁を再び強化するよう要請したのに対して、
ボズワース特別代表は「北朝鮮の核計画の申告には満足していない」として、将来的には制裁強化に
踏み切る可能性は指摘しつつも、「今は圧力強化の時期ではない」と述べるにとどまった。
飯塚さんは「制裁に関する考え方の違いという現実を実感した。米国は拉致を忘れないと言ってきた。
そのことをこれからも信じていくつもりだが、被害者の気持ちをくみ、人権問題を最優先に対応して
ほしい」と述べた。
米政府は核問題をめぐる米朝交渉の結果、凍結していた北朝鮮の違法な金融資金の解除に応じたほか、
昨年10月にはテロ支援国家指定を解除した。しかし、北朝鮮は核施設への検証を認めていないだけで
なく、ミサイル発射を非難する国連安保理の議長声明に反発し、核開発の再開を宣言、寧辺の核施設で
使用済み核燃料棒の再処理作業を開始したと発表している。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090428/amr0904280833003-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090428/amr0904280833003-n2.htm
∧_∧
(*@∀@) スパルタ→軍国主義→日帝→端島の炭坑→強制連行
_(つ 朝 φ_
|\ .\三\[=]\
| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 天声人語 2009年4月27日(月)付
. \| 強制連行 |
http://www.asahi.com/paper/column20090427.html 英語にスパルタン(古代スパルタ風の)という言葉がある。
質実剛健、飾り気がないといった意味で、スポーツカーの試乗記などで目にする。
何であれ、一切の無駄をそぎ落とし、機能を追い求めた姿は美しい
▼その意味で、これほど美しく、スパルタンな島はなかろう。
35年ぶりに上陸が許された長崎市沖の端島(はしま)だ。海底の石炭を休みなく掘るためだけに、
小さな岩礁の周りを埋め立て、高層アパートがひしめく「軍艦島(ぐんかんじま)」の異形となった
▼陸上競技場を二つ並べたほどの島に、昭和30年代には5千人以上が暮らし、集合住宅の実験場といわれた。
小中学校、病院、映画館、寺社も一つずつ。無人となる74年まで、すべてのものに存在理由があった
▼80年代、ほど近い池島の海底炭鉱にもぐったことがある。
「まず600メートル降ります」の言葉にこわばったものだ。
地の底を進んだ穴の先で、重機がうなりを上げていた。
過酷な仕事は鉱員や家族を一つにする。端島の生活にも濃密な連帯感が満ちていたと聞く
▼閉山前から島を見てきた写真家、雜賀(さいが)雄二さん(57)が語る。
「残すべき場所だから、もっと早く手を打つべきでした。
それでも、あの姿を前にすれば誰しも何かを感じ取る。近現代史や人間の未来を考えるきっかけにもなる」
▼かつては強制連行の外国人も働いた。高度成長の初期を支え、
島民もろともエネルギー革命の波にのまれた不夜城に、今度は観光資源の期待が寄せられる。
人工地盤の下に折り重なるいくつもの記憶をたどれば、廃虚はおのずと語り始めるだろう。
米政府、北朝鮮に追加制裁の考えなし 拉致家族会に示す
2009年4月28日10時30分
【ワシントン=鵜飼啓】米政府のボズワース北朝鮮政策特別代表は27日、訪米中の北朝鮮による
拉致被害者家族連絡会の飯塚繁雄代表らと会い、米政府としては現時点で北朝鮮に追加制裁を科す
考えがないことを伝えた。飯塚氏は会談後、「考え方が違うと実感した」と失望感を示した。
飯塚氏らによると、北朝鮮のミサイル発射強行を受け、家族会側は会談でテロ支援国家の再指定と
金融制裁の強化を求めた。これに対し、ボズワース氏は「制裁によって北朝鮮の行動を変えられるとは
思わない」との持論を披露、「現時点では制裁強化は考えていない」と話したという。
米政府は国連安全保障理事会でミサイル発射非難の議長声明を採択したことや、制裁委員会が北朝鮮の
3団体を資産凍結対象に指定したことを評価。今後は再処理再開宣言などで揺さぶりをかける北朝鮮に
6者協議復帰を働きかける構えで、ボズワース氏は「協議を前に進めていくしかない」との考えも強調した。
家族会などの一行は訪米中、米議員らとも会談する予定。
オバマ大統領にも面会を求めているが、現時点でめどは立っていないという。
http://www.asahi.com/international/update/0428/TKY200904280072.html
ひと模様:日韓漁業解決、22年間を本に /島根
4月26日15時1分配信 毎日新聞
1978年の韓国による竹島周辺の一方的な領海宣言によって侵された島根の漁場を取り戻すため
尽力した和江漁協の元組合長、月森元市さん(85)=大田市静間町=が、
新日韓漁業協定(99年発効)実現までの22年間の苦闘を、自身が毎日記した日記を基に本にまとめ
「豊饒(ほうじょう)の海 悲劇の海」(漁業協同組合JFしまね刊、A5判)と題し出版した。
月森さんは、72歳で引退するまで半世紀以上、小型底引き網漁とシイラ漬漁などに従事してきた。
78年4月、韓国が竹島を領土として含む12カイリを一方的に領海と宣言。
その直後から、シイラのいかだが韓国漁船に破壊され、網まで切られるようになった。
月森さんは、最初は海上で韓国漁船に直接「お互い邪魔しないで漁をしよう」と呼びかけたが、
被害は広がる一方。漁連や海保、農水省などにも働きかけたが有効な対応は得られなかった。
しかし、国へ延べ400回陳情し、韓国に渡って漁業団体と直接交渉するなど粘り強い活動を続け、
日韓間に200カイリの排他的経済水域を設定する新協定の実現につながった。
月森さんは「海に生き、海に生かされている者同士、分かり合えるんだという教訓も込めて
書き上げました」と語った。【鈴木健太郎】
4月26日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000204-mailo-l32
【Youtube】浅田真央を…?キム・ヨナ爆笑!韓国TV番組で
4月28日9時8分配信 サーチナ
韓国女子フィギュアスケート選手のキム・ヨナが韓国のバラエティ番組に出演した際の動画が
ユーチューブ(Youtube)に掲載され、物議をかもしているようだ。
掲載後1日で約1万回の再生、100件以上のコメントがついている。
映像は、キム・ヨナが4月25日に出演した韓国のバラエティ番組を編集し、日本語字幕と解説を
加えたもので、再生時間は約3分。番組の中でキム・ヨナは、出演者たちとスケートの話題で
盛り上がっている様子で、その中では出演者が「アントニオ猪木」や「浅田真央」の名前を連呼している。
また、出演者が浅田真央の名前を言い間違えた際、他の出演者と一緒に笑っているシーンもある。
動画の投稿者は「キムヨナ爆笑!韓国TVで真央中傷コント」というタイトルをつけ、解説の中でも
「出演者は明らかに浅田真央のことをバカにしていて、キム・ヨナはそれを大笑いしている。
先日の練習妨害疑惑も含めて、スポーツ選手として非常に疑問」といった観点から説明している。
この動画に対してつけられた100件以上のコメントも、そのほとんどがキム・ヨナ自身や出演者、
そして番組自体を批判する内容で占められていた。
この動画は投稿者によって編集されたものであり、そこから全てを判断することは危険である。
しかし、いずれにせよスケートリンク外の不用意な行動・言動は、マスコミや世論の格好の餌食となる。
日本選手いじめと取られるような一連の行動が、キム・ヨナ自身が意図したものかどうかという議論は
置いておいて、ぜひ今後もリンク上で浅田真央らと名勝負を繰り広げてほしい。(編集担当:柳川俊之)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090428-00000032-scn-spo
「われわれの敵がい心が爆発すれば…」 北、日本の先制攻撃論に反発
2009.4.28 13:27
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」と内閣などの機関紙「民主朝鮮」は28日、
北朝鮮の「衛星打ち上げ」に関連し、自民党などで発射拠点への先制攻撃論や核保有論などが
浮上していることに反発、「報復で応じる」などと警告する論評を相次いで掲載した。
労働新聞は「日本の反動勢力の無分別な発言はわれわれの対日憎悪心を激化させている」と指摘。
「日本が核武装を進めるなら、世界の平和と安全を守るため、われわれは自衛的核抑止力をさらに強化する」
と主張した。
民主朝鮮は、日本が北朝鮮の6カ国協議からの離脱表明を批判するのは「責任転嫁だ」と反論。
「6カ国協議に核と関係のない問題を持ち出し、協議を妨害したのは日本で、合意を履行しなかったのも
日本だ」とした上で「われわれの対日敵がい心が爆発すればどうなるかを考えるべきだ。
これは決して空言ではない」と警告した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090428/kor0904281328001-n1.htm
「パンツなら大丈夫」? 韓国から輸入の偽ブランド下着578点
2009.4.28 13:17
海外の有名ブランドに似せたマークの下着を販売目的で持っていたとして、
警視庁大塚署は商標法違反の疑いで、埼玉県川越市笠幡、無職、倉持俊介容疑者(28)を逮捕した。
同署によると、倉持容疑者は容疑を認め、
「カバンなどを売れば捕まるだろうが、パンツなら大丈夫だと思った」などと供述している。
同署の調べによると、倉持容疑者は昨年7月から、インターネットオークションで販売するため、
イギリスのブランドのバーバリーに似せたマークを付けた下着78枚を所持し、
バーバリー・リミテッド社の商標権を侵害した疑いがもたれている。
同署は倉持容疑者の自宅から、「ドルチェ&ガッバーナ」や「エンポリオアルマーニ」など
5ブランドに似せた計578点の下着を押収した。
同署によると、倉持容疑者は昨年7月、韓国でみやげ品として購入した下着の残りを
ネットオークションで販売することを思いつき、その後も韓国から郵送させるなどして、
1点600〜700円で購入した商品を1000〜2000円で販売していた。
韓国で購入した時点で、ブランドに似せたマークがついていた。
倉持容疑者は「これまでに約2200点を販売した」と供述。
同署は約300万円を売り上げたとみて調べている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090428/crm0904281317017-n1.htm
【調査】中国と交戦の可能性がある国は?1位インド、2位日本…「韓国?中国の足元にも及ばない」「相手にもならない」[04/28]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1240881548/l50 【中国のアンケ】中国と交戦の可能性がある国、第1位は?
2009/04/28(火) 08:32
中国大手サイト新狼網(SINA)で「中国と最も戦争の可能性がある国は?」との題で
大規模なインターネットアンケートが実施された。(インド、ベトナム、アメリカ、日本、韓国、
フィリピン、ロシア、インドネシア、オーストラリア、モンゴルの10カ国中からの選択制)
2009年4月27日現地時間午前11時時点での投票数は1万7790票。1位インド26.5%(4812票)、
2位日本24%(4263票)、3位ベトナム16.2%(2893票)、4位フィリピン8.2%(1459票)。
日本と僅差で抜いたインドの理由は、領土問題。中国とインドでは東部、中部、西部合計
1700キロメートルに渡る国境問題がある。中国は9.2万平方キロメートルの領土をインドに
占領されていると主張している。現在、両国の話合いは平行線を辿っている。「インドは話し合いでも
全く歩み寄りを見せず、中国を挑発しているとしか思えない」との意見が最も多かった。
2位日本の意見もまた、日本海問題や尖閣諸島(中国名:釣魚島)など領土問題に関するものが
多かった。しかし、歴史問題に関しては「現在は歴史問題が発端で戦争に発展する可能性は少ない」、
「仮に日本が軍国主義に戻った場合、核兵器保有、軍備増強などが急速に行われ戦争に発展する
可能性があるが、今の日本政府は軍事に関して一定のコントロールがなされているので、問題はない」
と比較的冷静な意見が目立った。
3位ベトナムに関しては、「かつては中国だった国」との考えがあるようで
「たった千年前に中国から独立し、百年前まで中国に属した国だったにも関わらず、その恩恵を忘れている」
「中国から多大な援助を受けているのに、なにかにつけて中国に牙を向ける」と感情的な部分からの意見が多かった。
韓国で感染の疑い…メキシコ帰り
【ソウル=前田泰広】韓国保健福祉家族省の疾病管理本部は28日、
メキシコ旅行から帰国した韓国人女性(51)が豚インフルエンザに感染した疑いがあり、
「自宅隔離」の措置をとったと発表した。
同本部は、女性から採取した検体を精密検査中で、感染が確認されればアジアでは初めてとなる。
女性は17日から25日までメキシコを旅行し、米ロサンゼルス経由で26日に帰国。
37度7分の高熱やせきの症状を訴えたため
同本部がのどの粘膜から検体を採取して簡易検査を行ったところ、陽性反応が出たという。
同本部は29日にも結果を確定させ、感染が確認されれば女性を病院に隔離し、
検体を米疾病対策センター(CDC)に送って現在流行中の豚インフルエンザと同型かどうか確認を求める。
(2009年4月28日12時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090428-OYT1T00549.htm
春・夏・秋・冬
ここ2、3年、季節の移ろい、草花や生き物に耳目が向くようになった。
自然環境に恵まれたところに住んでいるせいもあるだろうが、
とくにこの季節は家の周りを見ていて飽きることがない
▼まだ寒かった2月頃、花満開だった梅の木には、すでに実がなりつつある。
2週間ほど前までは、申し訳なさそうに頭だけ出していたタケノコは、今では背丈を越えるほどに成長した。
春の陽気に誘われるように姿を現したウグイスは、誇るかのように美声を競い合い、
名前もわからない小鳥も春を謳歌するかのようにさえずっている
▼新聞や雑誌、インターネットなど活字があふれる中で仕事をしているせいかもしれないが、
たまの休日に自然の中にどっぷりとつかっていると心身ともに「フォーマット」されて、
「来週もがんばろう」という気持ちが湧いてくる。ましてや、「北朝鮮バッシング」一色のメディアに
一日だけでも接しないという意味においても、「リフレッシュ効果」はかなり期待できる
▼ここ数年、祖国を訪問する機会に恵まれていないが、平壌でもこの時期は暖かい陽気の中、
さまざまな花が咲き乱れとても過ごしやすい。遊園地などでは職場の仲間同士が集まって
花見をやっていたり、家族や親せきがピクニックに来ていたりする。
また、結婚式もこの時期が一番多く、市内のあちこちで記念撮影をする新婚夫婦を見かける
▼平壌であれ日本であれ、旧知はもちろん、多くの朝・日の人たちが、
今の厳しい朝・日関係を笑いながら振り返られる日が一日も早く来ることを願ってやまない。(国)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0428-00001.htm
ロシア外相が朝鮮を訪問 朝ロ関係、安保理「声明」後の情勢協議
制裁反対の立場を再確認
ロシアのセルゲイ・V・ラブロフ外相が4月23〜24日、朝鮮を訪問した。
ロシア外相の訪問は、朝鮮が4月5日に人工衛星を打ち上げてから初の外国要人の訪朝となった。
ラブロフ外相は23日、朴宜春外相と会談を行った。また24日には、最高人民会議常任委員会の
金永南委員長を万寿台議事堂に表敬訪問し、金正日総書記宛のメドベージェフ大統領の親書を手渡した。
朝鮮外務省は24日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、ラブロフ外相の訪朝の内容について
明らかにした。
それによると、ロシア外相の訪朝は、昨年末、両国外務省間で結ばれた合意にしたがって、
両国の経済・文化協力に関する協定締結60周年にあたる今年を記念する交流活動の一環として実現した。
一連の会談では「朝ロ両国間の伝統的な親善・協力関係をいっそう拡大、発展させることに関する問題」
が話し合われた。
また、両国は「朝鮮の平和目的の人工衛星打ち上げを非難した国連安全保障理事会の議長声明採択に
よって醸成された情勢」についても論議した。
朝ロ双方は衛星打ち上げがそれぞれの国の自主的権利ということを認めた。
外務省スポークスマンは、会談でロシア側が
「朝鮮に対する国連制裁に反対するという立場を再確認した」と明らかにした。
また、「ロシア側が6者会談がこれ以上必要なくなったという朝鮮側の立場に留意した」とも伝えた。
>106
ラブロフ外相は平壌訪問を終えたあと、24日南朝鮮に入り、柳明桓外交通商相とソウルで会談した。
会談後の記者会見でラブロフ外相は、「関係国が冷静な態度で問題解決を図る必要がある」と指摘。
さらに朝鮮に対する制裁は「非建設的だ」とあらためて反対の立場を強調した。
ラブロフ外相の訪朝期間には、会談のほかにも朝ロ両国政府間の2009−2010年度
文化・科学交流計画書が平壌で調印(23日)された。
また、平壌外国語大学に新設されたロシア語センターの開館式が24日、両国関係者の出席のもとで
行われた。
朝鮮政府が主催する外相一行歓迎宴会も23日、万寿台議事堂で催された。
朴宜春外相は演説で、ロシア人民が世界的な金融危機のなかで国の全般的な安定と経済の発展を維持し、
対外的地位を高めるために努力していることに言及した。
また、朝ロ友好・協力関係が両国の首脳が署名した共同文書と国家間の条約の精神にのっとって強化、
発展するものとの確信を表明した。
ラブロフ外相も、朝鮮との関係を発展させるロシアの確固たる立場は2000年に調印された
両国の友好・善隣および協力に関する条約に反映されていると指摘した。
そして、両国の首脳が署名した共同文書はロ朝関係の発展を推し進めたと述べ、
朝鮮人民が新たな前進を遂げることを願うと強調した。(相)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0428-00001.htm
「ミサイル問題」で李明博政権の外部勢力共助を非難 労働新聞
労働新聞4月25日付はミサイル、核問題に関する李明博政権の外部勢力共助の姿勢を非難する
論評を掲載した。
論評は、「国際社会と力」を集めて「北のミサイル、核問題を解決していく」という李明博大統領の
発言や、「北の核問題解決のため日本と緊密に協力する」という柳明桓外交通商部長官の発言などに言及、
「外部勢力を後ろ盾にして同族と対決する現南朝鮮執権勢力の策動は現在、頂点に達している」と指摘した。
また、李明博政権が北側の平和的な人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」だと強弁し6者会談破たんの
責任を北側に転嫁しようとしていると指摘したうえで、李政権のこのような動きは「外部勢力と共助して
同族を中傷し、孤立、圧殺しようとする醜悪な事大売国政策の表れ」だと厳しく批判した。
さらに、北南関係の悪化は「6.15以降にもたらされた民族共助を否定して外部勢力との共助を
『万能の処方』と見なす李明博の独善的かつ反民族的な思考観点のせい」だと断じた。
論評は、民族共助を否定して外部勢力と共助する事大売国行為がもたらすものは
「自身の破産、北南関係の取り返しのつかない破局だけだ」と警告した。(朝鮮通信)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0428-00003.htm
人工衛星打ち上げ 日本の過剰反応を非難
朝鮮メディア 「幼稚な政治劇の幕下ろせ」
朝鮮のメディアが人工衛星「光明星2号」の打ち上げに言いがかりをつける
日本の「反朝鮮ヒステリー」と、それを口実に進めている軍備増強などの動きを厳しく批判している。
4月22日発朝鮮中央通信の報道は、自民党内で起こっている「敵地攻撃能力」保有、
早期警戒衛星導入論議などに言及、朝鮮の平和目的の宇宙開発活動に対する日本の過剰反応は
「軍事大国化と再侵略の野望を実現するための政治劇で、世の中の嘲笑を呼び起こしている」と指摘した。
とくに、軍事色を強める日本の宇宙開発計画を問題視しながら、
「ばく大な量のプルトニウムを備蓄し数多くのロケット発射実験を経てミサイル防衛システム樹立を
進めている日本が朝鮮の衛星打ち上げに対して言いがかりをつけることはできない」と述べた。
日本の宇宙開発戦略本部は「光明星2号」が打ち上げられる2日前に発表した「宇宙基本計画」に、
外国の衛星を含め今後5年間に34基の衛星を打ち上げると同時に弾道ミサイル探知のための
早期警戒衛星技術の研究に着手する内容を盛り込んだ。
日本は2004年から2008年までの5年間に16基の衛星を打ち上げた実績がある。
朝鮮中央通信はこれらの事実に言及したうえで、「自分たちが打ち上げる衛星は問題がなく、
他人が打ち上げる衛星には問題がある」という日本の主張は「鉄面皮で強盗まがいの詭弁」だと非難した。
一方で、日本は今回の「ミサイル騒動」を機に軍事大国化と海外侵略を進めており、
現在はそのための「装備と指揮系統を点検する段階にある」と指摘した。
〈論調〉 安保理の措置は不当
米国とその追従勢力が国連安全保障理事会を盗用し、われわれの人工衛星発射を問題視したことは、
わが国の自主権と尊厳を踏みにじる最大の冒涜であり、絶対に容認できない犯罪行為である。
すべての国には自国の発展戦略によって宇宙を開発利用する権利がある。
とりわけ今回、われわれは国際的なルールに従って、事前の手続きをすべて踏んだ。
これについては関係する国際機構も認めている。
このようなわれわれに対し、国連安保理が「挑発」「決議違反」などと非難したことは
極めて不当なことである。
主権平等と内政不干渉の原則をはっきりと憲章に刻んでいる国連でこのような
ダブルスタンダードが行われることは、実に驚くべき出来事だといわざるをえない。
問題は、国連安保理が特定の国家の政治的な利害関係によって国際問題を処理していることにある。
米国は、その手中にある国であれば国際法を違反する罪を犯したとしても見逃してやり、
逆に自主的に生きていく国の場合は、合法的な活動であっても大きく騒ぎ立てる国である。
今日の国際関係はいくつかの特定国家によって歪められており、
国際社会の民主化は著しく後退している。このような重大な事態の中で人類が生きていく道はただ一つ、
自分の力を育て、その力に依拠していくことである。
われわれが今回、国家の最高利益のために講じた措置は、まさにこのような認識に基づいたものである。
6者会談の運命もしかりである。わが国が自主権と尊厳を蹂躙されてまで6者会談に拘束される
必要などないということは、あまりにも当然のことである。(民主朝鮮4月22日付論評)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0428-00004.htm
朝鮮で知的所有権を保護、奨励
国家的関心の下で推進
4月24日発朝鮮中央通信は朝鮮で
「知的所有権を法的に保護し、奨励するための事業が国の関心の下で進められている」と報じた。
報道は、4月26日の世界知的財産権デーを控えて配信された。
同通信は、朝鮮が「朝鮮民主主義人民共和国発明法」を採択し、発展的で新しい、高度の経済的効果を
発揮できる科学技術分野の成果に対し、発明権または特許権を与えることになると説明した。
発明権や特許権の所有者の権利を保護し、正確に保障されるようにしており、発明事業を積極的に
奨励し、現場に導入するうえで必要な投資が増え続けるよう力を注いでいくことになる。
また、朝鮮は商標、原産地名、工業図案の保護のための法律も採択したほか、著作権法に基づき、
各種の文化芸術作品、科学論文、地図、図形、コンピュータープログラムのような創作物、
編集物の作者に人格的、財産的権利を与えている。
朝鮮国家品質監督局のチェ・チホ処長は「ここ数年間、知的所有権部門の法と規定を新たに制定、
公布し、修正・補充する事業を進めてきた。知的所有権に対する社会的認識を高め、科学的企業戦略、
経営戦略の遂行に向けた確固たる担保を設ける事業を積極的に発展させている」と述べた。
世界知的所有権機構が打ち出した方針にしたがって今年、朝鮮では展示会、学集会、講習といった
さまざまな関連活動が予定されている。
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0428-00005.htm
〈論調〉 シン・ヘチョル氏告発は同族対決
数日前、南朝鮮の極右保守団体が、「光明星2号」の発射を称賛する記事をインターネットの
ホームページに掲載した歌手シン・ヘチョル氏を「国家保安法」違反容疑で検察に告発した。
これは同族対決にやっきになっている者たちによるヒステリー行為である。
内外の同胞はわが国の衛星発射の成功を心から喜んでいる。
このような中でシン・ヘチョル歌手も「慶祝」というタイトルの記事をホームページに載せた。
記事は「朝鮮民主主義人民共和国が主権に基づき、また適法な国際ルールにしたがいロケットの
発射に成功したことを民族の一員として慶祝する」「わが民族が外部勢力に対抗する自主的な態勢を
整えたことをうれしく思う」という内容だったという。シン氏がわれわれの衛星発射成功を踏まえ、
同じ民族として民族的な誇りや自負心、喜びをこめた文をホームページに掲載したことはあまりにも
自然な行為である。
極右保守団体の背後に李明博当局がいることは言うまでもない。
検察は極右保守団体が告発することを待っていたかのように、この事件を「公安1部」に担当させた。
ハンナラ党は「人気取り」「個人の英雄意識」などとシン氏を非難し、彼を南朝鮮から追放すべきだと
検察を煽っている。李明博当局がマスコミに送り込んだ者たちも「公開処刑もの」だとしながら、
シン氏を極刑に処すべきだと騒ぎ立てている。
李明博当局は反民族的で反統一的な「保安法」をかざし、極右保守団体と検察、「ハンナラ党」、
保守メディアを総動員し、南朝鮮を初歩的な言論の自由すらない人権不毛の地にしている。
今日は人気歌手であるシン・ヘチョル氏が検察の魔手にかかったが、
明日また誰が検察に拘束されるかわからないほどだ。(民主朝鮮4月26日付論評)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0428-00003.htm
ミサイル騒動 「危機」あおる日本、軍拡推進に向けた足場固め
朝鮮の人工衛星打ち上げ(4月5日)を受けて、日本で軍備拡張を主張する論議が起こっている。
とくに、政界では自民党を中心に「核武装」や「敵地攻撃能力」保有を検討すべきとの声が
相次いで上がった。人工衛星を「ミサイル発射」と強弁し、国内に「安保危機」を醸成した日本は
ミサイル防衛(MD)のさらなる強化など軍拡路線に踏み出そうとしている。
◆敵地攻撃、核論議
「ミサイル騒動」を絶好の機会とばかりに、軍拡勢力の強硬発言はおさまる気配がない。
「光明星2号」打ち上げ直後の4月6日、自民党本部で開かれた「北朝鮮ミサイル問題に関する
合同部会」で同党の山本一太参院議員は、「日本の敵地攻撃能力は自衛権(の範囲内)であれば
憲法に違反しない。能力、要件を本気で議論することが抑止力を増す」と発言した。
坂本剛二衆院議員も7日の党役員連絡会で、
「北朝鮮に核開発をやめさせるまで、日本も『核を保有する』と言ってもいいのではないか」と述べた。
6者会談不参加と自衛的核抑止力強化を明言した朝鮮外務省声明が発表(14日)された後も、
中川昭一前財務相が19日、「純軍事的に言えば核に対抗できるのは核だというのは世界の常識だ」
と述べ、日本として核武装を議論すべきとの考えを表明した。
「核(武装)の論議と核を持つことはまったく別問題」と断ってはいるが、
同氏は党政調会長を務めていた06年10月にも「憲法でも核保有は禁止されていない」
と発言していることから、今回の発言の意図は明らかだ。
対朝鮮強硬発言を繰り返す安倍晋三元首相も21日の講演で、
「日米両国が協力を深めつつミサイル防衛を機能させるためには、
集団的自衛権の行使や敵基地攻撃能力の保有について議論しないといけない」と述べた。
>115
◆騒動のてん末
「光明星2号」打ち上げをめぐる今回の「ミサイル騒動」。
他国と比べても日本の強硬な対応は際立った。「茶番劇」ともいえる国内での騒動のてん末を見ると、
日本の「ミサイル脅威」キャンペーンの異様さが浮き彫りになる。
麻生首相は3月に入り、「北朝鮮による弾道ミサイル発射の兆候」があるとして、
「自衛隊法上の対応はできる」と朝鮮側の発射物に対する「迎撃」を示唆。
浜田防衛相も「迎撃対象は、なんであれ制御を失ってわが国に落下する可能性があるとすれば、
人工衛星も含まれる」と述べた。
朝鮮側が、衛星の打ち上げ計画を国際機関に通告した後も、
「人工衛星と称しても国連安保理決議違反との政府の立場は変わらない」(麻生首相)と強調し、
発射の場合は制裁を強化する立場を繰り返し表明した。
日本政府は3月27日、運搬ロケットの落下物に対して自衛隊法に基づく「破壊措置命令」を発する
方針を確認。日本への落下の危険性は非常に少ないとしつつも、「万が一に備える」と、
大々的に社会の不安を煽り立てた。その後、PAC3ミサイルを東北や首都圏など5カ所に配備し、
海上発射のSM3ミサイルを搭載したイージス艦を東(日本)海に展開するなど臨戦態勢を敷いた。
また関係自治体のみならず、全国の自治体にも危機情報の伝達システムの構築を求めた。
その結果、打ち上げ当日の5日には防災放送や広報車で空襲警報発令のような「ミサイル発射」の
広報が行われた。
一方、メディアも自衛隊部隊が各地をものものしく移動する光景を繰り返し報じるなど危機をあおった。
>116
◆政権の人気取り
日本は今回の騒動を機に、ミサイル防衛の拡大など軍事大国化を本格的に推進するための
足場を固めようとしている。前述の政治家たちの発言もこのような流れに沿ったものだ。
自衛隊を動員した臨戦体制を敷き「国家の危機」を演出した政府と、
それを無批判に報じ続けたマスメディア。両者が「ミサイル騒動」をあおった狙いは何だったのか。
朝鮮のメディアが指摘するように、そこにはいくつかの政治的意図が垣間見える。
麻生首相は今回の騒動を国内の政治危機の解消に最大限活用した。国民の目を人工衛星打ち上げに
向かせ国内の「安保危機」を醸成することで、政権の危機管理能力をアピールしようとした。
安倍政権が支持率を高めるために利用した「北朝鮮バッシング」を麻生首相も切り札に使った。
さらに、「北朝鮮の脅威」を口実にMDシステムの樹立と核武装の必要性を国民に宣伝し、
それを積極的に推進しようとしている。
今回の迎撃命令はMDの実戦運用に向けた予行演習的な性格も帯びた。
米国の圧力で導入したMDシステムの構築には1兆円ものばく大な予算がかけられている。
一方で、MDには技術面も含めた費用対効果、国内法および国際法上の問題点が指摘されている。
今回も、「鉄砲の弾で鉄砲の弾を撃つようなもので、当たるわけがない」という
鴻池祥肇官房副長官の発言が伝えられるなど、MDの実効性について否定的な意見は少なくない。
「宝の持ち腐れ」になりつつあるMDへの国民的合意を取りつけるうえで、
今回の騒動は防衛省などにとってまさに千載一遇の機会となった。
>117
5日、与党の「北朝鮮ミサイル問題対策本部」が発表した声明は、
「弾道ミサイル防衛体制のさらなる整備に万全を尽くすべき」だと露骨にアピールしている。
また、政府の宇宙開発戦略本部がまとめた「宇宙基本計画」の原案には、
ミサイル発射を探知する早期警戒衛星の導入を検討する内容が盛り込まれた(4月22日、時事通信)。
さらに、これまで拉致問題やエネルギー支援の不履行などで6者会談を妨げてきた日本にとって、
今回の衛星打ち上げに乗じて6者会談を破たんさせ朝鮮半島の非核化プロセスを遅らせることは都合がよい。
このような日本の動きに対して、海外からは懸念の声が上がっている。
6日、ロシアで開催された討論会では、同国の朝鮮問題専門家らが日本の対応を
「病的」「ヒステリック」と批判した。
また、米国や南朝鮮、欧州の著名な研究者らによる「朝鮮半島問題を憂慮する学者同盟」も7日、
過剰反応の自制を各国に求める声明を発表した。
米シカゴ大学のブルース・カミングス教授や東京大学の和田春樹名誉教授ら70人が署名した声明は、
日本の対応について「現在の危機を自国のミサイル防衛計画を進める好機にしようとしている」と指摘し、
「ロケット発射への過剰対応は交渉をさらに難しくする」と批判した。(李相英記者)
[朝鮮新報 2009.4.28]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0428-00002.htm
知る楽 2009年5月(全4回) 午後10:25〜10:50(教育テレビ)
韓流シネマ 抵抗の軌跡
映画やドラマで圧倒的人気を博す“韓流”。
しかし、その隆盛の陰には朝鮮半島の熾烈(しれつ)な現代史がにじんでいる。
“韓流”の源流は、日本の植民地支配下の黎明(れいめい)期、そして、戦後の解放、朝鮮戦争、
それに続く冷戦・・・と、映画が国家意思と一致することが求められた過酷な時代にまでさかのぼる。
“韓流”爆発に至るまで、映画人たちは、どのように時代と格闘し、自らの表現を獲得してきたのか。
日本での韓流ブームの火付け役となった在日コリアンの映画プロデューサー・李鳳宇(リボンウ)さんは、
この春、かねてからの念願だった韓国の映画人の足跡をたどり、往年の巨匠や名優たちを訪ね、
映画づくりに込めた彼らの思いに迫った。
番組では、映画人たちの証言をつむぎながら、スクリーンの舞台裏から朝鮮半島の現代史を見つめる。
第1回 それはアリランから始まった 4月28日
植民地支配下で産声を上げた韓国映画。
4年前、1940年前後の映画のフィルムが中国で発掘され、韓国近代史の空白を埋める資料として注目を集めている。
「内鮮一体」が叫ばれた時代に、「アリラン」で民族意識を覚醒させたナ・ウンギュ、
そして日本の国策への協力を迫られた映画人たちの軌跡を辿り、日本の植民地支配の矛盾を描く。
第2回 朝鮮戦争 巨匠たちの苦悩 5月5日
日本支配からの解放後も、映画人たちには朝鮮戦争、南北分断という厳しい試練が待っていた。
北からの越南民の悲惨な生活を描いたユ・ヒョンモク監督の名作「誤発弾」は軍事クーデター直後、
上映停止の憂き目にあう。
イム・グォンテク監督も若き日、パルチザンの父を持つゆえに「連座制」の苦難を味わった。
度重なる検閲をかいくぐり、大作「太白山脈」を作るまでの苦闘を通して過酷な時代を振り返る。
>121
第3回 風吹く良き日を求めて 5月12日
1980年の光州事件以後、湧き起きた民主化への胎動。そんな時代に人々に勇気を与えた映画が
ソウルで彷徨する青春群像を描いたイ・チャンホ監督の「風吹く良き日」だった。
彼のもとに集まった大学生や作家たちは映画で民主化をリードしていく。
反共映画からの脱却を目指す新しい表現者の試行錯誤から“韓流”爆発前夜の社会の胎動を描く。
第4回 映画は国境を越える 5月19日
民主化以後、韓国映画の制作は飛躍的に開花する。
「シュリ」「JSA」以後、韓国映画は現代史のタブーにも果敢に挑戦しつづけてきた。
光州事件の後遺症を描いた「ペパ−ミント・キャンディー」のイ・チャンドン、「殺人の追憶」のポン・ジュノ等々。
新たな可能性を求めて国際合作に挑む映画人たちの取り組みから韓国現代史の“闇 ”をみつめる。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/tue/index.html
韓国人女性、感染の疑い濃厚 メキシコから帰国、隔離病棟へ
【ソウル28日共同】韓国の保健福祉家族省は28日、豚インフルエンザ感染の疑いが持たれていた
韓国人女性(51)について、のどから採取した試料を追加検査した結果、
感染の疑いが濃い「推定患者」と診断されたと発表した。感染が確認されればアジアでは初めて。
女性は今月中旬にメキシコを旅行し、26日に米ロサンゼルス経由で仁川国際空港に帰国した。
同省によると、女性は隔離病棟に入院した。同じ飛行機に搭乗していた315人の乗客全員について、
インフルエンザの症状がないか追跡調査している。
女性の家族らに対する2次感染は起きていないという。
韓国政府は推定患者の発生などを受けて28日、4段階の警戒態勢を下から2番目の「注意」に格上げした。
空港などでの検疫や国内患者の監視態勢をさらに強化し、国レベルで隔離病棟などの防疫施設や装備の準備を整える。
2009/04/28 17:03 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042801000646.html
北が核再処理を再開 日本政府確認、7月末にも核実験
2009.4.29 01:30
北朝鮮が2度目の核実験に向けた活動を開始したことを日本政府が確認したことが28日、分かった。
北朝鮮・寧辺(ニョンビヨン)の核施設について衛星写真を分析した結果、
使用済み核燃料棒の再処理作業を再開したことが判明した。
日本政府は、最短で3カ月後にも核実験を行うとの見方を示している。
米軍も、大気中の塵(ちり)などを集めて核実験を把握する気象観測機「WC135C」を
嘉手納基地に展開。日本海周辺などで頻繁(ひんぱん)に監視飛行を行っており、
北朝鮮の核実験に向けた活動に対する警戒を強めている。
北朝鮮は平成18年10月9日、初の核実験を実施。
実験場所は、吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ)付近の地下核実験場とみられている。
今年4月5日に北朝鮮は長距離弾道ミサイルを発射した。その後、ミサイル発射を非難する議長声明を
国連安全保障理事会が採択したことに反発し、核開発の再開を宣言。安保理の制裁委員会が
北朝鮮企業を資産凍結の対象団体に指定したことへの対抗措置として、北朝鮮外務省報道官は25日、
寧辺の核施設で使用済み核燃料棒の再処理作業を開始したことも明らかにしていた。
北朝鮮は18年7月5日にテポドン2号を含む弾道ミサイル7発を連続発射した後、
10月に核実験を行った。このため、日本政府は今回も早ければ3カ月後にも核実験に踏み切る
可能性があるとして警戒している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090429/plc0904290130001-n1.htm
【正論】平和・安全保障研究所理事長 西原正 日米の「共同対処」が試された
2009.4.29 03:33
≪日米安保5条想定の事態≫
去る4月5日、北朝鮮が発射した「人工衛星」という名目のテポドン2号(改良型)ミサイルは
大気圏外で軌道に乗ることなく、太平洋に落下したようだ。この予告された発射は日本への
直接的脅威となる可能性があったため、日米両国はこれに備えたわけだが、幸い大事には至らなかった。
今回のミサイル発射は、日米安全保障条約第5条の定めた事態、つまり「共同対処」の最初のケースに
なりえたのである。果たして日米同盟は期待通りに機能したのだろうか。両国はどうすべきだったのか。
まず、日米両国は安保条約第5条の「共同対処」をどこまで行ったのかという点である。
第5条には「日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、
自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って
共通の危険に対処するように行動することを宣言する」とある。
今回の発射は名目上は「人工衛星」の打ち上げで、初めから日本への武力攻撃を表明したものではなかった。
しかし、日本の「平和及び安全を危うくするもの」であることは明白だった。だからこそ日米は
イージス艦やパトリオットを要所に配備して、「共通の危険に対処」する準備をしたのである。
ミサイル発射後の情報伝達および日米間の連携に関しては、同盟は見事に機能した。
発射後、直ちに米国の早期警戒衛星が認知し、1分後には日本側に連絡があった。
政府の地方への連絡も極めて迅速に行われた。
>125
≪北の核威嚇抑止するには≫
しかし問題は、ミサイル発射に関して日米が異なる対処方針を示していたことであった。
日本はミサイル、あるいはその一部が日本の領土に落下するようであれば破壊する
(3月27日安全保障会議)が、米国に向かって飛んでいく場合には迎撃しないとした。
いわゆる個別的自衛権の行使であって、集団的自衛権の行使を拒否したものであった。
だが米国も、「米国に落下するのでなければ迎撃しない」(3月29日ゲーツ国防長官)としていた。
つまり日本に落下する場合には迎撃しないということであった。
これは米国が集団的自衛権行使を否定したことになる。
日米安保条約にあるように「共通の危険に対処する」行動が情報収集および伝達に限られたのは、
将来に問題を残す。
米軍は自衛隊の対処で十分と考えたのか、あるいは北朝鮮を必要以上に刺激したくなかったのか。
それとも日本側の集団的自衛権の行使否認の姿勢への不満の表明だったのか。
理由は不明であるが、条約第5条に沿った「共同対処」とは言えなかった。
米国の方針は安保条約第5条下の義務違反ではなかったとしても、
将来日本への核の威嚇があった際にも、同じような方針をとることはあるのだろうかという不安が残る。
次に気になったのは、日米を含む国際社会が再三北朝鮮に対して「人工衛星」の発射を
国連安保理決議違反とし、さらに日本は飛んでくるミサイルは破壊すると表明したにもかかわらず、
北朝鮮がそれを無視してしまった点である。このことが将来も起こるとすれば、深刻だ。
将来、北朝鮮が日本に対して核による脅しをした時に、米国がこれに核報復の可能性を表明しても、
核抑止の効果が働くだろうか、という疑問が生じる。
>126
今回の発射後、国連安保理で採択された議長声明を受けて、北朝鮮は非難声明を発し、
「6カ国協議を悪辣(あくらつ)に妨害してきた」と日本を名指しで非難した。
北朝鮮の敵意に満ちた言辞や挑発は自らの脆弱(ぜいじゃく)性を隠す「空威張り」のことが多いし、
また譲歩を引き出すための常套(じょうとう)手段でもある。とはいえ、北朝鮮がどんな挑発行為に
出てくるか分からないのであるから、当方は冷静さを失わずに警戒を強めておく必要がある。
日米は北朝鮮に対しては何が抑止効果になるのかを真剣に検討すべきである。
≪グアム防衛と集団的自衛権≫
最後に、今度のミサイル発射は失敗したとはいえ、北朝鮮は3800キロを飛ばしたことで、
1998年の発射(これも失敗している)よりも技術を向上させた点である。これで重要なのは、
北朝鮮が、太平洋で米軍の一大戦略基地になろうとしているグアム基地を間もなく射程圏に入れる
ことができることである。
グアムは今後、数隻の空母用の埠頭(ふとう)、戦略潜水艦基地、戦略爆撃機基地、
海兵隊司令部などを擁する重要な基地になると言われる。
そしてなによりも米軍が有事の際の日本防衛のために作戦を展開する基地となる。
日本は自国の安全のために、グアムを狙うミサイルを迎撃できる法的、政治的態勢を整えるのが
急務である。日米同盟の最大の弱点は日本が集団的自衛権の行使を拒否していることである。
日米双方とも、同盟の機能を高めるためにすべきことは多い。(にしはら まさし)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090429/plc0904290333002-n1.htm
日中韓首脳会談は「6月か8月」 中国が打診、日本は政局からみ保留
2009.4.29 01:22
中国政府が日本に対し、今年の日中韓首脳会談について、6月か8月に中国・天津市で開催したいと
打診してきていることが28日、分かった。7月上旬にイタリア中部の地震被災地ラクイラで開催される
主要国首脳会議(G8サミット)の時期を避けたとみられる。
「外交日程的にはどちらのタイミングでもいい」(外務省筋)ところだが、衆院解散をいつ断行するかも
微妙にかかわってくるため、麻生太郎首相はどちらを選択するか中国側への回答を保留している。
中国は今年が建国60周年にあたるため、10月1日の建国記念日「国慶節」の前後は国内行事が
立て込み、夏までに日中韓首脳会談を終えておきたいという事情もある。会談のテーマは、
北朝鮮の核・ミサイル問題や世界的な金融危機への共同対処法、北東アジアの地域情勢などになりそうだ。
日中韓首脳会談は3カ国が年1回、持ち回りで開く。
昨年は日本が主催国を務め、12月に麻生首相の地元、福岡県の太宰府市で開催した。
今年の主催国である中国が、開催予定地として温家宝首相の出身地の天津市を選んだのは、
互いの故郷を訪問し合うことで友好ムードを演出するためとみられる。
麻生首相は、平成21年度補正予算案と関連法案成立の見通しを見極めながら、
衆院解散のタイミングを計っている。6月か8月か中国側への回答を保留したのは、
どちらを選んでも衆院選の時期と結びつけて受け取られかねず、
フリーハンドを確保するため慎重に検討しているとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090429/plc0904290124000-n1.htm
ミサイル称賛の韓国ロック歌手 当局捜査に北朝鮮も反応
2009年4月29日3時1分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮のミサイル発射を祝うメッセージを自身のウェブサイトに載せた
韓国の有名ロック歌手に対し、警察当局は27日までに国家保安法違反容疑で捜査を始めた。
保守系市民団体が告発していた。北朝鮮メディアも「参戦」して非難を加えるなど、泥仕合となっている。
歌手シン・ヘチョルさんは8日、
「朝鮮民主主義人民共和国がその主権によりロケットを発射し、成功したことを祝う」とサイトに書いた。
これに市民団体が「北を称賛することを禁じた国家保安法違反だ」とかみつくと、
北朝鮮の朝鮮中央通信は「同族対決に狂った者のヒステリーだ」などとシンさんを擁護した。
警察当局関係者によると、表現の自由も考慮しつつ慎重に捜査を進めている。
シンさんは90年代にヒット曲を連発した韓国の代表的なロック歌手。
これまでも大麻の使用合法化を呼びかけるなど発言が波紋を広げてきた。
http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200904280338.html
強姦致傷:四国・九州IL 愛媛MP選手を疑いで逮捕−−松山東署 /愛媛
◇球団陳謝、解雇
松山東署は27日、松山市道後多幸町、四国・九州アイランドリーグ
「愛媛マンダリンパイレーツ(MP)」の韓国人選手、
文相勳(ムンサンフン)容疑者(26)を強姦致傷の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、今月13日午前3時20分ごろ、同市内の飲食店勤務の女性(23)宅に侵入し、
女性の髪をつかんで床に押し倒すなど約1時間半にわたって暴行し、女性に1週間のけがを負わせた、
としている。同署によると、文容疑者は調べに対し「女の子の家に行ったが、同意のもとだった」
と容疑を否認しているという。一方、女性は文容疑者と面識はないと話しているという。
愛媛MPは27日午後、同署の家宅捜索を受けた後、同市東石井6の事務所で記者会見。
薬師神績球団代表取締役は「ファン、後援会、スポンサー、リーグの他球団の皆様に対し
本当に申し訳なく、私の管理不行き届きでした。被害者に心からおわび申し上げる」と陳謝した。
同球団は文容疑者を同日付で解雇したことを明らかにした。
文容疑者は今年2月、韓国のプロ球団から入団し、10試合に出場し打率は8分8厘、
6番を打つ主力選手だった。
同署によると、「男は片言の日本語で外国人だったと思う」などという女性の証言や
女性が覚えていた顔の特徴などを基に捜査していた。【柳楽未来、村田拓也】
毎日新聞 2009年4月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090428ddlk38040730000c.html
韓国でも豚インフル、往来多い九州ショック
2009年4月28日21時33分
韓国で豚インフルエンザに感染した疑いの強い「推定患者」が出たことが、九州各地で波紋を広げている。
渡航者には一抹の不安がよぎり、観光業界は影響を懸念する。
海外航路の乗降客数が約84万人(昨年)と全国最多の博多港。韓国・釜山と結ぶ高速船は4月、
1日3〜6便が発着し、5月の黄金週間中は8便に増える。すでに船内に約220個のマスクを備えた。
28日午後、高速船で博多港に戻った北九州市門司区の会社員男性(60)は
「釜山では公園で大勢の児童が遊んでいるなど、混乱が起きている様子はなかった。
日本でも人込みでマスクを着けるなどすれば大丈夫では」と話す。
1週間のソウル出張にでかける福岡県篠栗町の男性会社員(48)は福岡空港で、
「韓国で豚インフルエンザ発生の疑い」を知った。
「行きたくなくなったが仕方がない。ソウルは寒いようなので体調管理を徹底します」
週3往復のソウル便がある宮崎空港。運航するアシアナ航空宮崎支店の担当者は
「今のところキャンセルは出ていない。疑いの段階で終わってくれれば」と語る。
大分県別府市では、外国人観光客の約8割(年間21万4千人)を韓国人客が占める。
ウォン安や経済危機に追い打ちをかけるような事態に、市観光協会の担当者は
「韓国は非常に大きなマーケットで、ダブルショックだ。影響が広がらなければいいが」と頭を抱える。
韓国や台湾などから観光客が訪れる鹿児島県指宿市。市観光協会の大山功専務理事(60)は
「内外から人が集まるので、感染の拡大や長期化で影響が出ないか心配だ」。
「感染の疑い」1人を病院隔離、旅客への検疫強化も…韓国
【ソウル=前田泰広】韓国政府は28日、豚インフルエンザに感染した疑いのある患者が見つかった
のを受け、空港での検疫強化などの対策を取った。
抗インフルエンザ薬の備蓄も従来の倍に増やす予定で、国民に早期診断と冷静な対応を求めている。
韓国政府は同日、4段階の対策レベルを最低の「関心」から海外で発生した伝染病が国内に流入した
場合などに相当する「注意」に1段階引き上げた。患者発生地域から帰国した旅客に対する検疫を強化し、
帰国して7日以内に発熱などの症状があれば近くの保健所に申告するよう呼びかけている。
また、メキシコ旅行の中止や延期を勧告した。
保健福祉家族省の疾病管理本部は、感染が疑われている女性(51)を「自宅隔離」から
病院での隔離に切り替え、症状の推移を確認中だ。女性は9日間のメキシコ旅行の後、
米ロサンゼルスからの航空機で帰国しており、同じ便の搭乗客315人に対しても症状を確認する。
女性と集団生活していた約40人には、抗インフルエンザ薬のタミフルを投与する。
仁川国際空港の検疫所を訪れた全在姫(チョンジェヒ)保健福祉家族相は
「感染しても早期に見つかれば抗ウイルス剤で治療できる」と述べ、早期診断を求めるとともに、
国民に冷静な対応を呼びかけた。韓国政府は、タミフルとリレンザの備蓄を500万人分に増やすという。
養豚業界は豚肉の売り上げ減少を心配し、大韓養豚協会は「豚インフルエンザ」と呼ばずに
「北米インフルエンザ」との呼び方に変えるよう求めている。
(2009年4月29日10時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090429-OYT1T00107.htm
【新型インフル】韓国で5人に疑い例
2009.4.29 11:50
韓国保健福祉家族省は29日、メキシコと米国への旅行から帰国した9人から
新たに新型インフルエンザ感染の症状があると申し出があり、
うち5人に「感染の可能性がある」と発表した。残る4人は感染の疑いなしと判明した。
韓国では28日に、メキシコ旅行から帰国した女性(51)が、
感染の可能性が濃い「推定患者」と診断されたばかり。
発表によると、5人は男性2人、女性3人。発熱やせき、のどの痛みなどを訴えているという。
韓国政府は28日、新型インフルエンザの感染が拡大しているメキシコ全域を
「旅行制限」地域に指定し、現地に在留している韓国国民への帰国勧告を発表している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090429/kor0904291152000-n1.htm
豚インフル警戒度4 韓国旅行減少を懸念
2009年04月29日
新型インフルエンザと認定された豚インフルエンザの警戒レベルがフェーズ4に引き上げられ、
韓国でも疑い例が報告された28日、ソウルとの定期航空路線がある県内にも緊張感がじわりと広がった。
旅行会社のメキシコ行きツアーには中止の動きも出ている。
鹿児島空港に乗り入れている大韓航空によると、28日現在、問い合わせはなく、運航も通常通りという。
福岡検疫所鹿児島検疫所支所は、29日の韓国からの到着便について、
乗客に質問票を書いてもらうことを検討している。質問項目は、過去10日間前までに
(1)メキシコ、米国、カナダに渡航したことがあるか
(2)同3国に渡航した人と接触したか
(3)発熱、せきなどの症状が出たか――の3項目。
韓国が発生国と認定された場合、出国者の減少を関係者は懸念する。
昨年秋からの世界的不況とウォン安の影響で、県内を訪れる韓国人観光客は激減。
同便の利用率は昨年10月から3カ月連続で5割を切った。
ソウル便の利用率低下を警戒した県は、県民に海外旅行をしてもらい利用率を高める作戦を展開。
「ウォン安は韓国旅行に有利」と、テレビCMや鹿児島市の天文館地区で「かごしま海外旅行博」
と銘打った催しなどでPRした。その結果、同便の日本人利用者は2月が
2895人(前年同月1282人)、3月は3387人(同1177人)と大幅に増加。
利用率も2月73・4%、3月68・2%と持ち直した。
県は今年度も「鹿児島からもっと海外へ!」キャンペーンを計画しており、事業内容を詰めている
矢先だった。県交通政策課の担当者は「新型インフルエンザへの対策が、今後どの程度の規模になるか
見極めたい。イベントの開催時期などを調整する必要も出てくる」と話す。(以下略)
asahi.com> マイタウン> 鹿児島
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000904290001
【疑惑の濁流】北朝鮮は核の小型化に成功したのか…現実味帯びる「悪夢」の到来
2009.4.29 18:00
「北朝鮮が核爆弾の小型化に成功した」。
こんな情報が各国の軍事当局や研究機関の間で広がっている。「人工衛星」と主張し4月5日、
長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮。だが、核爆弾の小型化が進めば、中距離弾道ミサイルにも
搭載が可能になり、日本にとっての脅威はさらに増す。北朝鮮は国連安全保障理事会でミサイル発射を
非難する議長声明が採択されたことに反発し、核開発の再開を表明した。
小型核兵器が日本を射程に入れる「悪夢」の到来が現実味を帯びてきている。
■日本全土射程のノドンにも搭載?
「北朝鮮が核爆弾の小型化に成功し、中距離弾道ミサイル『ノドン』搭載用の核弾頭を配備した」
「テポドン発射」の緊張が高まっていた3月末。ベルギー・ブリュッセルに本部を置く
国際シンクタンク「国際危機グループ」が衝撃的な報告書を発表した。
ノドンの射程は約1300キロ。日本のほぼ全土を射程内に収め、事実であれば深刻な脅威となる。
報告書によれば、核弾頭を保管する施設は、慈江道と両江道にあるノドンの発射基地周辺にあるとみられる。
一方、米国防情報局(DIA)のメープルズ局長は、この報告書に先立つ3月10日、
上院軍事委員会に提出した資料で「核弾頭と弾道ミサイルを成功裏に一体化させられるかもしれない」
として、北朝鮮が核爆弾の小型化技術の獲得に成功した可能性があるとの見方を示した。
マレン米統合参謀本部議長も同様の可能性を指摘しており、相次ぐ米国当局者による証言は
「懸念が本物の“脅威”になりつつある」(北朝鮮問題関係者)という証左なのかもしれないのだ。
>142
■脱北技術者が見た「核爆弾」の姿
「2001年1月に核爆弾を見た。その1カ月後に、『朴松鳳』が急死したのを覚えている」
05年に韓国に亡命した北朝鮮の核技術者(専門は火薬)、朴元哲氏(仮名)が昨年、シンクタンク
「日本政策研究センター」(東京)朝鮮半島問題専門家チームのインタビューで衝撃的な証言をした。
専門家チームメンバーだったジャーナリスト、恵谷治氏によると、「朴松鳳」は朝鮮労働党軍需工業部
の第1副部長を務め、核開発の責任者だった。死亡したのは01年2月20日という。
朴元哲氏が核爆弾を目撃した場所は、平壌の北約90キロの寧辺(ニョンビョン)。
米国がテロ支援国家の指定解除を決定したことを受け、北朝鮮が昨年6月に爆破した
実験用原子炉(黒鉛減速炉)の冷却塔から、約2キロの地点に立つ建物内だった。
朴元哲氏は「寧辺の党委員会近くの研究施設のような建物だった。
車で1回行っただけなので、はっきり区別できないが、2つの建物のいずれかだったのは間違いない」
と語りながら、同チームが示した衛星写真に写った2つの建物を指さしたという。
核爆弾は「1個だけ部屋に置かれていた」(朴元哲氏)といい、円筒形で、直径、高さともに
約1メートル。上部と下部に電気コードが巻いてあったという。
朴元哲氏は「ここにコードがあった」などとスケッチを描いてみせた。
朴元哲氏は、現場で「点火装置は60個以下。起爆薬やプルトニウムも入っており、ベリリウムなどの
中性子発射装置も真ん中に入っている。それらを合理的に配置すれば核爆弾になる」と聞いたという。
>143
北朝鮮の核兵器開発をめぐっては、重要な証言をした人物がもう1人いる。
北朝鮮に核技術を提供したとされるパキスタンの「核開発の父」、カーン博士だ。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が04年4月に報じたところによれば、
カーン博士が北朝鮮を訪問した際、地下にある秘密核開発施設に案内され、
3個の核爆発装置を示されたという。時期は、朴元哲氏の目撃証言に先立つ1999年ごろとみられる。
恵谷氏は「朴元哲氏から小型化に成功したかどうかの言及はなかった。
今回の『人工衛星』は失敗しており、(より難しい)小型化できる技術レベルには達していないのだろう。
逆に、すでに成功しているのなら米国はもっと真剣な対応を取っているはずだ」と推測する。
>144
■セットで進められた核、ミサイル開発
「核兵器の開発と、それを運搬するミサイルの開発は車の両輪、セットだ」。
ある公安関係者はこう解説する。核兵器はミサイルという運搬手段を得ることではじめて脅威を増す。
事実、北朝鮮の動きをみると、2つを連動させようとしている節がある。
1993年5月のノドン発射は、第1次核危機で核拡散防止条約(NPT)脱退宣言後に行われ、
03年春の短距離ミサイル発射は核施設の再稼働時期に当たっていた。
06年7月のテポドン2号発射は、10月の核実験強行の前だった。
DIAは核実験を強行して以降、北朝鮮は核兵器を弾道ミサイルに搭載するため、
核爆弾を小型・軽量化する研究に本格的に着手したとみている。
日本を射程に入れるノドンに搭載するには、重さを400〜500キロに小型・軽量化しなければ
ならず、射程が長くなればなるほど、さらなる小型・軽量化が必要とされる。
北朝鮮は本当に核爆弾の小型・軽量化に成功したのか。
恵谷氏は「小型化は起爆装置の開発がカギとなる。
あらゆる技術力、産業力にかかわるもので、現在の北朝鮮の技術でできるほどではない」としながら、
「時間が進めば進むほど、『小型化成功』という“悪夢”は現実に近づく」と警告する。
「北朝鮮のレベルは恵谷さんが思っているほど低くはない。もっと進んでいる」。
恵谷氏はインタビューの際、朴元哲氏から、こうクギを刺されたという。
謝罪なければ核実験と警告 北朝鮮、安保理の非難声明に
2009年4月29日 18時06分
【北京29日共同】北朝鮮外務省は29日、国連安全保障理事会が同国の「衛星」打ち上げを
非難する議長声明を採択し、関係貿易会社などに追加的制裁を決めたことをめぐり、
謝罪がなければ「核再実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を含めた自衛的措置を講じる」
と警告する声明を朝鮮中央通信を通じて発表した。
声明は、安保理の議長声明採択などを「自主権の侵害」と非難し、謝罪と撤回を要求。
核再実験とともに、軽水炉建設に向けた核燃料の生産も「直ちに開始する」と表明した。
北朝鮮は25日、寧辺の核施設で使用済み核燃料棒の再処理を始めたと発表したが、
今回は核再実験や長距離弾道ミサイルの発射実験にまで踏み込んだ。
長距離弾道ミサイルの開発能力がある核保有国として、米国への圧力を一段と強める形となった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009042901000555.html
北朝鮮、安保理に謝罪要求…なければ核実験とミサイル発射
朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は29日、国連安全保障理事会が議長声明に基づき、
北朝鮮企業3社を制裁対象に指定したことに対し、
「即時に謝罪しない場合、やむを得ず追加的な自衛的措置を取らざるを得ない」として、
核実験と大陸間弾道ミサイルの発射実験を行うと表明した。
さらに、軽水炉建設も決定し、「その最初の行程として核燃料を独自に生産するための
技術開発を速やかに始めるであろう」と宣言した。
(2009年4月29日18時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090429-OYT1T00520.htm
北朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験を警告、国連安保理に謝罪と決議撤回要求
2009年 04月 29日 18:01 JST
[ソウル 29日 ロイター] 北朝鮮は29日、国連安全保障理事会が、同国に制裁を課した
ことを謝罪しなければ、核実験と大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施すると警告した。
朝鮮中央通信(KCNA)によると、外務省報道官は、国連安保理に対し、
これまでのミサイル発射実験と核実験に対する決議をすべて撤回することも求めた。
国連安保理は、2006年7月の北朝鮮による弾道ミサイル発射とその数カ月後の核実験を
受けて制裁を課した。
さらに北朝鮮が今月、長距離ロケットを発射したことを受け、制裁強化を求める議長声明を採択した。
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJS845672120090429
謝罪なければ核実験と警告/北朝鮮、安保理の非難声明に
2009/04/29 18:06
【北京29日共同】北朝鮮外務省は29日、国連安全保障理事会が同国の「衛星」打ち上げを
非難する議長声明を採択し、関係貿易会社などに追加的制裁を決めたことをめぐり、
謝罪がなければ「核再実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を含めた自衛的措置を講じる」
と警告する声明を朝鮮中央通信を通じて発表した。
声明は、安保理の議長声明採択などを「自主権の侵害」と非難し、謝罪と撤回を要求。
核再実験とともに、軽水炉建設に向けた核燃料の生産も「直ちに開始する」と表明した。
北朝鮮は25日、寧辺の核施設で使用済み核燃料棒の再処理を始めたと発表したが、
今回は核再実験や長距離弾道ミサイルの発射実験にまで踏み込んだ。
長距離弾道ミサイルの開発能力がある核保有国として、米国への圧力を一段と強める形となった。
http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/article.aspx?id=20090429000291
【福岡】福岡空港・博多湾 “不安の中”出国ラッシュ 主な渡航先は韓国・中国・台湾の順 [04/29]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1240996482/l50 “不安の中”出国ラッシュ 04/29 17:08
新型インフルエンザへの懸念が広がる中で大型連休を迎え、
福岡空港や博多港は休みを海外で過ごす人たちの出国ラッシュが始まっています。
以前から予定していた連休の海外旅行を楽しみにしつつも、やはり新型インフルエンザが気になるのか、
出発ロビーにある売店ではマスクがよく売れているということです。
福岡空港で連休の期間に出入国する人は5万3000人あまりで去年より16パーセント減っていて、
主な渡航先は韓国・中国・台湾の順になっています。
アメリカ、カナダ、メキシコからの直行便はないことから福岡空港では到着便の機内検疫は
実施していませんが、滞在先や健康状態に関する質問票の記入をすべての乗客に求めています。
一方、博多港とフェリーや高速船で結ばれた韓国では、メキシコから帰国した51歳の女性が
新型インフルエンザに感染した可能性が濃厚だと見られていますが、帰国した人たちは、
特に大きな混乱はなかったと話しています。
韓国・プサンに向かうJR九州高速船のビートルは連休の期間を通してほぼ満席状態で、今のところ、
キャンセルはほとんどないということです。
博多港で連休の期間に出入国する人は2万8000人あまりでこちらも去年に比べ6パーセント減少。
福岡入国管理局は、景気の低迷に加えて高速道路料金の割引で、
今年の大型連休は海外旅行よりも国内旅行を選ぶ人が多いのではないかとみています。
発電所完工「まるで光明星3号」 金総書記称賛と北朝鮮紙
2009.4.29 18:36
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は29日、長文の論評で、金正日総書記がこのほど完工した
平安南道の大型水力発電所を視察した際、「まるで光明星3号を打ち上げたようだ」
と発電所完工を称賛したとのエピソードを紹介した。朝鮮中央通信が伝えた。
「光明星3号」はまだ実在していないとみられるが、北朝鮮が今後も進めるとしている
「宇宙の平和利用計画」で、先に試験通信衛星だとして打ち上げた「光明星2号」に続く「衛星」も
「光明星」の名を冠して開発されていることを示唆した可能性もある。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090429/kor0904291837001-n1.htm
安保理謝罪なければ核実験実施と発表
北朝鮮の外務省はミサイル発射について非難した国連安保理が謝罪しなければ、
核実験と長距離弾道ミサイル実験を実施すると発表しました。
「国連安保理が直ちに謝罪しない場合、我が方は自衛的措置を講じざるを得ないだろう。
これには核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験が含まれることになるであろう」(朝鮮中央テレビ)
国連安保理は、北朝鮮のミサイル発射について今月13日、国連決議に違反するという
議長声明を全会一致で採択していて、このことに北朝鮮が強く反発したものとみられます。
北朝鮮は5日のミサイル打ち上げの際には、一貫して「人工衛星」の打ち上げという言葉を
使っていましたが、今回は「弾道ミサイル」という言葉を明確に使用しています。
また、「軽水炉発電所を独自に建設し、核燃料を生産するための技術開発を開始する」とも述べ、
ウラン濃縮開発に乗り出すことを示唆しています。(29日17:48)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4120306.html
北朝鮮、核再実験や新たなミサイル発射に言及、安保理に反発
(CNN) 北朝鮮外務省は29日、先の人工衛星打ち上げとする長距離弾道ミサイル発射を受け、
国連安保理がこれを非難する議長声明を出したことに関連し、「撤回、謝罪しなければ、
核実験や新たな大陸間弾道ミサイル発射実験を実施する」と警告した。朝鮮中央通信が報じた。
謝罪しなければ、北朝鮮の最高度の利益を守るため再度の自衛措置を行使しざるを得ないと主張している。
北朝鮮は議長声明を受け、6者協議からの離脱や核開発の再開を宣言。
25日には、非核化作業が進んでいた寧辺の核施設での使用済み核燃料棒の再処理開始も発表している。
同協議脱退や再処理開始などは、米国を直接協議に引き込むための手段と受け止められているが、
今回は核再実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験にまで踏み込んている。
オバマ米政権は、北朝鮮との直接対話を大枠で否定していないが、6者協議重視が基本姿勢となっている。
国連安保理の制裁委員会はミサイル発射実験を受け、北朝鮮の貿易会社3社に追加制裁も打ち出している。
北朝鮮の次席国連大使はこの制裁を拒否すると反発していた。
2009.04.29 Web posted at: 18:46 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904290020.html
北朝鮮が核実験実施を示唆 国連安保理に謝罪要求
2009.4.29 19:24
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮の外務省報道官は29日、国連安全保障理事会が
同国の「衛星」打ち上げを非難する議長声明を採択し追加制裁を決めたことに関連し、
安保理の謝罪がなければ、核実験や大陸間弾道ミサイル発射実験などを含む
「追加的な自衛的措置を講じざるを得なくなる」との声明を発表した。
また、声明は「軽水炉発電所建設を決定し、その最初の工程として核燃料を自ら生産、
保障するための技術開発を遅滞なく始めるだろう」と濃縮ウランによる核開発も示唆した。
北朝鮮は今月25日、使用済み核燃料棒の再処理作業開始を明らかにするなど緊張を高めており、
今回も瀬戸際外交の一環とみられる。外交安保研究院の尹徳敏教授は
「対米交渉に向け、核武装を既成事実化させるために核実験を行う可能性が高い。
今回の声明もそのために緻密(ちみつ)に練られた手順の一つだ」と分析している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090429/kor0904291928002-n1.htm
豚インフル 韓国、新たに16人を感染の疑いで検査
2009年4月29日20時17分
【ソウル=稲田清英】韓国保健福祉家族省は29日、メキシコと米国から帰国した16人に
新たに豚インフルエンザ感染の可能性が確認され、検査中だと発表した。
同省は29日朝までに男性2人と、生後1年3カ月の女児を含む女性3人の計5人が
感染の疑いがあると発表した後、同日夜になって11人を疑い例に追加した。
メキシコや米ロサンゼルス、ニューヨークなどを旅行し、発熱やせき、鼻水などの症状を訴えている、
という。
韓国ではこれまでに、メキシコ旅行から26日帰国した51歳の女性が感染の疑いの濃い「推定患者」
と診断され、病院に隔離された。感染の有無の最終判断は2週間程度かかる見込みだが、
せきなどの症状は29日までに回復しつつあるという。
http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200904290070.html
韓国の3月経常黒字が過去最大 輸入が急減
2009年4月29日20時29分
【ソウル=稲田清英】韓国銀行(中央銀行)は29日、韓国の3月の経常収支が
66億5千万ドル(約6400億円)の黒字だったと発表した。単月の黒字額では過去最大。
輸出入とも前年同期比で減少したが、特に輸入が約36%減り、貿易収支が大幅な黒字となった。
輸入減少は原油価格の下落に加え、国内の生産活動の停滞で原材料などへの需要が低調なことが要因という。
韓国は原油高による輸入急増などで08年の経常収支が11年ぶりに赤字となり、
通貨ウォン下落の一因となった。09年は3月までの累計で85億8千万ドルの黒字となっている。
http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200904290148.html
北朝鮮:国連の謝罪なければICBMの実験 外務省が声明
【北京・西岡省二】北朝鮮外務省報道官は29日、朝鮮中央通信を通じて声明を発表し、
長距離弾道ミサイル発射(同国は「人工衛星」打ち上げと主張)に対する国連安全保障理事会の
北朝鮮非難の議長声明採択について、即時に謝罪しなければ「追加的な自衛的措置」として、
2度目の核実験や大陸間弾道弾(ICBM)実験を実施すると表明した。
北朝鮮がミサイル発射以後、核実験に言及するのは初めて。
報道官は、13日の安保理議長声明採択や、声明に伴う北朝鮮企業3社への制裁決定などを
「不法無道な挑発行為」と批判し、謝罪と撤回を要求。応じない場合には核・ミサイル実験とともに、
軽水炉原発の建設に向け、核燃料の独自生産のための技術開発を速やかに始めると警告した。
毎日新聞 2009年4月29日 21時25分
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090430k0000m030078000c.html
2回目の核実験を示唆―北朝鮮外務省
【ソウル29日上田勇実】北朝鮮外務省は29日の声明で、国連安全保障理事会が今月5日の
ミサイル発射を糾弾する議長声明に基づき資産凍結の対象として北朝鮮企業3社を指定したことに
反発し、国連がこれを撤回し、即時に謝罪しない場合は「追加的な自衛措置」として
核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射も辞さないと明らかにした。
国営の朝鮮中央テレビが同日伝えた。
また声明は、「軽水炉発電所建設を決定し、その最初の工程として核燃料を自力で生産するための
技術開発を始める」とし、濃縮ウランによる核開発を目指すことを示唆した。
北朝鮮はミサイル発射後、14日に6カ国協議への不参加を宣言したのに続き、
25日には寧辺の核施設で使用済み核燃料棒を再処理する作業が始まったと発表するなど、
国際社会に与える脅威の度合いをエスカレートさせている。
特に今回言及した核実験とICBM発射は、「核保有国」としての地位や直接的な脅威を
オバマ米政権に認知させ、米朝間の直接対話で主導権を握るのが狙いとみられる。
2009/4/29 19:46
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090429-194620.html
(4/29)「安保理の謝罪なければ核・弾道ミサイル実験」 北朝鮮が声明
【ソウル=山口真典】北朝鮮外務省報道官は29日、
国連安全保障理事会が北朝鮮企業3社を資産凍結の対象に指定したことを非難し
「安保理が謝罪しなければ核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験など追加的な自衛措置を講じざるを
得ない」とする声明を発表した。「軽水炉発電所の建設を決定し、核燃料を自力生産する技術開発を
遅滞なく開始する」とも表明、ウラン濃縮技術の確立を目指すことも示唆した。
朝鮮中央放送などの報道をラヂオプレスが伝えた。
北朝鮮は核・ミサイルの危機を一段と高め自らの立場を優位にし、米国に早期の交渉開始を迫る
狙いとみられる。核実験や弾道ミサイル発射をする時期は示していない。
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt71/20090429AT2M2901U29042009.html
韓国前大統領30日に聴取 不正資金疑惑、抗戦の構え
【ソウル29日共同】韓国の最高検は30日午後、盧武鉉前大統領から一連の不正資金供与疑惑に
ついて事情聴取する。前大統領は29日、弁護士らとの打ち合わせなど最終調整を行った。
従来の主張に従って疑惑を否定するとみられており、聴取は深夜まで及ぶ可能性もある。
前大統領は、30日朝に韓国南部・金海市郊外の自宅を出発。盧政権で大統領秘書室長を務めた
文在寅弁護士らを伴ってソウル市内の最高検庁舎に出頭、午後1時半から特別室で事情聴取を受ける。
検察側は、有力後援者から権良淑夫人や親類に流れたとされる計600万ドル(約5億8000万円)
などについて質問。韓国メディアによると、質問項目は200から300に上る。
これに対して前大統領は「容疑者としての権利」を主張し、捜査に徹底抗戦の構えだ。
聯合ニュースによると、自宅周辺には29日から前大統領の支持者が集結、出発の際には見送りを
行うという。一方、前大統領への徹底捜査を求める保守派も集まる可能性があるとして、
警察当局は300人態勢で警備に当たる方針。
また、最高検までは、乗用車またはバスで高速道路を経由し、約4時間半かけて移動すると
みられている。だが、聯合ニュースによると、警察当局は交通の安全確保などを理由に
韓国高速鉄道(KTX)を利用するよう前大統領側に提案、調整を続けている。
2009/04/29 18:34 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042901000592.html
韓国の国会補選、与党ハンナラ党が惨敗…1議席も取れず
【ソウル=浅野好春】韓国国会(定数299)の補欠選挙が29日、5選挙区で投開票され、
与党ハンナラ党が1議席も取れず、惨敗した。
最大野党・民主党は1、左派系の進歩新党1、無所属が3議席を獲得。
2007年12月の大統領選の際、次点で敗れた鄭東泳(チョンドンヨン)氏(55)が
全羅北道全州(チョンジュ)市の選挙区から無所属で出馬、得票率72・3%で圧勝し、政界復帰を果たした。
今回の補選は与野党とも分裂選挙が目立ち、無所属候補が健闘した。
ハンナラ党は170議席と単独過半数を確保しており、国会運営に影響はないが、
支持率の低迷傾向が顕著に表れたと言える。
(2009年4月30日00時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090430-OYT1T00074.htm
韓国:ハンナラ党惨敗、1議席も取れず 国会議員再選挙
韓国の国会議員(定数299)の再選挙が29日、全国5選挙区で行われ、
与党ハンナラ党は1議席も取れず惨敗。最大野党・民主党も1議席にとどまった。
民主党の公認を得られなかった鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相ら無所属が3議席、
進歩新党が1議席をそれぞれ獲得した。
ハンナラ党は同時実施の自治体議員選でも苦戦。
今後、政権与党として経済危機への対応策などの立て直しを迫られる。
全羅北道全州市徳津区から出馬した鄭氏は、民主党候補らに圧勝。
公認をめぐり同党内で生じた対立が鄭氏の復党を巡り激化する可能性がある。【ソウル支局】
毎日新聞 2009年4月30日 1時41分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090430k0000m030123000c.html
>162
盧前大統領が検察出頭 不正資金6億円で聴取
2009.4.30 08:19
韓国の盧武鉉前大統領(62)は30日、有力後援者による600万ドル(約5億8000万円)余りの
不正資金供与疑惑でソウルの最高検に出頭、事情聴取を受ける。
最高検は収賄容疑での立件を目指しているもよう。韓国メディアによると、逮捕はせず在宅起訴となる
公算が大きい。前大統領は30日早朝弁護士らを伴い韓国南部・金海市郊外の自宅を車で出発した。
韓国で大統領経験者が事情聴取を受けるのは1995年に逮捕された盧泰愚、全斗煥両氏に次ぎ3人目。
清廉さが看板の前大統領の聴取は国民に衝撃を与え、前大統領の流れをくむ野党民主党に大きな打撃となる
のは確実だ。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090430/kor0904300819003-n1.htm
韓国でも人→人感染か、渡航ない女性に症状
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090501-OYT1T00489.htm 【ソウル=前田泰広】韓国保健福祉家族省の疾病管理本部は1日、海外に最近渡航していなかった女性(44)から新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)とみられるウイルスを検出したと発表した。
女性は、すでにウイルスが検出された患者と車に同乗するなどしていたため、韓国で初めて人から人への二次感染が起きた可能性がある。
検出されたのは、豚に感染する可能性のある「A型」ウイルス。季節性の既存ウイルスとは違う型の新種だという。同省は検出されたウイルスが、現在流行している新型インフルエンザと同型かどうかを精密検査している。
女性は4月26日、メキシコ旅行から帰国した知人の女性(51)を空港に迎えに行き、車に乗せて移動したという。この知人は帰国後の検査でウイルスが検出されている。
韓国では1日午前10時現在、感染した疑いのある患者は21人。このうち3人からウイルスが検出されており、病院に隔離する措置がとられている。
(2009年5月1日12時29分 読売新聞)
<神戸市教委>外国籍の副主任認可 「当然の法理」解釈を翻す
【兵庫】神戸市内の公立中学校に教員として勤務する在日韓国人3世の韓裕治さんが、
新年度から副主任就任が認められた。市教委は、「副主任は学校長の行う校務の運営に関わる職務」
として昨年度、一度は決まっていた韓さんの副主任就任を認めなかった経緯がある。
市教委教職員課では、「昨年度は韓さんから問い合わせを受け、法律解釈の問題から難しいのでは
ないかと申し上げた。だが、どこまでが学校長の行う校務の運営に関わるのかの具体的な線引きは
難しいし、各学校で事情も違う。教育委員会が指示を出すべき問題ではないと判断した」と述べており、
学校側の意向を尊重する構えに転じた。
だが、「学年主任の代行は校長か教頭がします」と断りを入れている。
韓さんは副主任と合わせ、進路指導担当も引き受けた。だが、「昨年度までだめだった副主任職が
なぜ、今年度から許されるのか。主任の代行をしない者を副主任と呼ぶこと自体もおかしいのでは
ないか」といまだに釈然としない表情だ。
支援団体では「関係弁護団や民族団体、韓国政府の支援による闘いの成果」と、
ひとまずはほっとした表情。兵庫在日韓国朝鮮人教育を考える会の小西和治事務局長は、
「今年度なぜOKなのかについては、5月中旬からはじまる日弁連の事実調査・市教委への
尋問などを通じて真相を解明していただきたい」と話している。
また、様々なあつれきのなか、兵庫県立湊川高校で昨年度に続いて学年主任を務めることになった
方政雄さんは、「まずは『主任』という実績を積み上げることからだと思っています」
と気を引き締めている。
(2009.4.29 民団新聞)
http://www.mindan.org/shinbun/news_bk_view.php?page=1&subpage=3376&corner=2
【話の肖像画】外交の戦略と志(上)前外務事務次官・谷内正太郎
2009.4.28 03:17
(前略)
−−次官就任後、次に問題となったのは竹島をめぐる日韓関係でした
谷内 日韓両国の協力関係ができれば、国際社会で大きな力になりますが、対立していると、
他国から「あの隣国はどうなっているんだ」と軽く見られてしまう。
両国には深く、複雑な歴史的経緯がありますが、それを乗り越えて信頼関係を築くことは可能。
竹島は日本固有の領土ですが、韓国に力で占拠されました。それを後から外交で取り戻すのは難しい。
力には力で対処しなければならないのが国際社会の現実です。
尖閣諸島も同様で、外国から物理的行動があればきちっと対応すべきです。
−−北朝鮮の拉致問題では「譲歩せず」の立場をとってきました
谷内 原点は拉致被害者のご家族がいわれているように「自分の子供が拉致されたらどう思うか」
ということですから、あいまいにはできません。国民の痛みを共有できない政府は、国民から
信頼されない。政府は拉致問題について、粘り強く取り組んでいかなければならないと思います。
−−北朝鮮は5日、長距離弾道ミサイルを発射しましたが…
谷内 北朝鮮は局面打開の策としてミサイル発射や核実験を行ってきました。
今回もそういう意図でしょうが、国際社会が国連安全保障理事会の議長声明という形で、
厳しい表現で非難したことは良かった。日本外交も積極的な役割を果たしました。
北朝鮮は反発していますが、6カ国協議にはやがて参加してくるでしょう。
その際は本格的な問題解決に向けて具体的な進展が図られることを期待しています。
(後略)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090428/plc0904280318003-n1.htm
北朝鮮女性の「売られる生命」 米人権団体が報告書
2009.4.30 18:58
【ワシントン=古森義久】米国の民間人権擁護団体「北朝鮮人権委員会」は29日、
「売られる生命」と題する北朝鮮女性の人身売買の実態を明らかにした報告書を発表した。
同報告書は実際に結婚や売春を強制された北朝鮮女性58人からの聞き取り調査をもとに
中国、北朝鮮両政府の人権抑圧を非難している。
リチャード・アレン元大統領補佐官とスティーブン・ソラーズ元下院議員が共同委員長を務める
「北朝鮮人権委員会」は、元連邦議員や政府高官、学者らで構成する。
同報告書はまず、専門職員たちがこの2年ほどに中国・東北部の吉林省と黒竜江省で実施した
北朝鮮出身の女性たちへの調査の内容を明らかにした。
それによると、
(1)北朝鮮女性たちは本国での貧困や飢餓のために中国の吉林省と黒竜江省に出稼ぎのつもりで入り、
朝鮮族の中国人のブローカーに強制的な売春や結婚へと人身売買されたというケースが大多数
(2)商業結婚の相手は中国人の大幅に年上の男性や身体障害の男性が多く、
代金は500ドルから1500ドルの場合がほとんど
(3)密入国してきた北朝鮮人は逮捕された後、本国へ強制送還する場合が多く、
送還後は北朝鮮できわめて過酷な懲罰を受ける−という。
同委員会は報告書発表の記者会見で北朝鮮政府から残酷な措置を受け、
現在は韓国に定住した脱北者女性2人を紹介し証言させた。その一人のバン・ミスンさんは
「北朝鮮で夫が死に、生計が立てられず、2004年に中国へ逃げて、ずっと年長の身体障害の
中国人男性の妻として585ドルで売られた。その後、中国当局に拘束され、北朝鮮に送還され、
特別の収容所に入れられてものすごい迫害にあった」と述べた。
ワシントンを訪問中の日本人拉致問題に関する「家族会」や「救う会」の代表たちも
この記者会見に加わり、北朝鮮当局の残虐行為についての体験談に耳を傾けていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090430/kor0904301900007-n1.htm
「またも」の大統領スキャンダル 背景に韓国の血縁のしがらみ
2009.4.30 20:07
【ソウル=黒田勝弘】韓国の盧武鉉前大統領は30日、検察当局に出頭し、深夜まで取り調べを受けた。
容疑は在任中、知り合いの会社経営者から家族がらみで外貨600万ドル(約5億8000万円)を
「包括的わいろ」として受け取ったというもので、退任大統領が金銭疑惑で調べられるのは全斗煥、
盧泰愚両元大統領以来のことだ。
盧前大統領は退任後、故郷の金海市(釜山近郊)に引きこもっていたが、この日、最高検に出頭する
にあたって「国民の皆さんに面目ない。失望させて申しわけない」と述べ、ソウルに向かった。
しかし、権力を背景にした家族がらみの金銭疑惑は、それぞれ息子が逮捕された金泳三・金大中
元大統領の時を含め歴代政権で起きている。後を絶たないこうした“大統領疑惑”の背景には、
大統領をはじめ韓国社会が家族など血縁のしがらみを抜けきれないことや、
権力とその周辺にむらがって利を得ようとする強い縁故主義に支配されていることがある。
今回の「盧武鉉スキャンダル」の場合、すでに大統領の実兄が贈収賄容疑で逮捕されているほか、
夫人には大統領官邸で外貨100万ドルを受け取った疑惑が出ている。さらに息子や「めいのムコ」
などには500万ドル授受の容疑が持ち上がるなど、多くの大統領ファミリーが登場している。
疑惑としてはこのほか大統領在任中、還暦祝いとして夫妻でプレゼントされた1個1億ウォン
(約700万円)のスイス製ブランド時計や、大統領秘書官の公金流用なども問題になっている。
今回のワイロの主人公は盧武鉉一家と昔から親しいスポーツシューズ製造などで知られる同郷の
中堅企業経営者、朴淵次・泰光実業会長(逮捕済み)で、これまで盧氏の政治活動や生活を
支援してきた人物。朴会長は事業拡大などで“盧ファミリー”を利用しようとしたとみられている。
韓国・仁川空港が4年連続で「世界最優秀空港」に
2009.4.30 22:00
【ソウル=水沼啓子】韓国の仁川国際空港が「国際空港評議会」(ACI、本部・ジュネーブ)による
2008年「空港ランキング」の総合評価部門で、4年連続の「世界最優秀空港賞」に選ばれた。
01年に開港した仁川空港は、国際貨物量が06年に成田空港を上回って世界2位になるなど、
世界を代表する空港に成長しつつある。
ACIは世界175カ国・地域の約1650空港で構成。チェックインから搭乗まで34項目の
アンケートをもとに利用客の満足度を評価し、格付けとなるランキングを毎年、部門別に発表している。
126空港がエントリーした総合評価部門ではアジア勢が上位を占め、仁川空港は
2位のチャンギ空港(シンガポール)、3位の香港国際空港、4位の中部国際空港(日本)を抑えた。
浅瀬を埋め立てた仁川空港はソウル市内から西へ約52キロ。昨年、3本目の滑走路の運用が始まり、
航空機の発着可能回数は従来の年間24万回から41万回、旅客処理能力は3000万人から
4400万人、貨物取扱量は270万トンから450万トンへとそれぞれ大幅にアップした。
さらに20年ごろをめどとする整備が完了すれば、空港総面積は成田空港の5倍となる
4743ヘクタール、滑走路は計4本、発着回数48万回、年間旅客数1億人、
貨物量700万トンという巨大空港となる。
同空港の強さの秘(ひ)訣(けつ)はまず、出入国手続きのスピードアップがあげられる。
昨年、事前に登録したパスポートや生体情報で利用客の本人確認をする自動出入国審査サービスが
登場した。出国の所要時間は平均10秒程度で済む。仁川国際空港公社の李采郁社長は
「情報技術とバイオ技術を空港の運営に生かした“ユビキタス空港”を具体化させ、
迅速な出入国手続きが可能になった」と自信を示す。
80年代初期に「めぐみさんと会った」 金元工作員が注目の新証言
2009.4.30 23:12
拉致被害者、田口八重子さん=拉致当時(22)=から日本人化教育を受けた大韓航空機爆破事件の
実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元北朝鮮工作員(47)が、「横田めぐみさん=同(13)=と
直接会って話をしたことがある」と証言していることが30日、分かった。政府関係者が明らかにした。
金元工作員は、拉致被害者の家族会などからの訪日招請に、前向きの意向を示しているといい、
めぐみさんの家族との面会が実現すれば、当時の様子や詳しい会話内容が明らかになる可能性が出てきた。
政府関係者によると、外務省当局者らがソウル市内で金元工作員と極秘に面会したのは4月28日。
金元工作員は「工作員教育を受けた1980年代初めに平壌の招待所で、
めぐみさんから日本語を学んだ同僚の紹介で、めぐみさんと何回か会って話をした」と語ったという。
めぐみさんは、金元工作員の同僚の女工作員「金淑姫(キム・スクヒ)」と同居しながら日本語を
教えたことが分かっており、めぐみさんを金元工作員に紹介したのは、「金淑姫」とみられる。
ただ、めぐみさんと「金淑姫」が同居していた時期は、今回の証言時期よりもやや後だったことから、
めぐみさんの北朝鮮での生活で新事実が出る可能性もある。
金元工作員はこれまで、「(めぐみさんには)会ったことがない」としていたが、
田口さんの家族と今年3月に面会した際には、めぐみさんについて「金淑姫」から聞いた話として、
「韓国人と結婚し、娘を産んだと聞いた。心を病み少し入院したこともあったが、さほど深刻でない
ということだった」と証言している。政府関係者はこうした経緯についても関心を寄せている。
めぐみさんの父、滋さん(76)と母、早紀江さん(73)夫妻は
「日本に来られれば、めぐみがどんな様子だったかお聞きしたい」と期待を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090430/kor0904302313011-n1.htm
北朝鮮に経済支援せず クリントン米国務長官
2009.5.1 08:20
【ワシントン=有元隆志】クリントン米国務長官は30日、上院歳出委員会の公聴会で証言し、
北朝鮮が核問題をめぐる6カ国協議に復帰する可能性について、
「不可能ではないにしても、現時点ではありそうもない」との見方を示した。
そのうえで、6カ国協議に復帰し、核施設の無能力化作業を再開しない限り、
「(重油支援を含めた)一切の経済支援を与える考えはない」と明言した。
クリントン長官は北朝鮮が核実験の実施を警告するなど、弾道ミサイル発射を非難する
国連安全保障理事会の議長声明に反発していることに関しては、
「安保理で中国とロシアが北朝鮮の金融機関などに対する厳しい制裁に同意したことに衝撃を受けている」
ためと分析した。
さらに、弾道ミサイル発射など「(北朝鮮の)最近の言動は受け入れられない点を明確にしていく」
と述べた。
ウッド国務省副報道官(報道官代行)はこの日の記者会見で、
「6カ国協議は非核化に向け、最もよいメカニズム」と述べ、協議再開を目指していく方針に
変更のないことを強調した。米政府当局者によると、ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)は近く、
日本、韓国、中国の3カ国を訪問し、今後の対応を協議する。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090501/amr0905010821002-n1.htm
北朝鮮はテロ支援国家に含まれず 米国務省テロ報告
2009.5.1 08:40
【ワシントン=有元隆志】米国務省は30日、2008年版の国際テロ活動に関する国別報告を発表した。
テロ支援国家に指定されたのはイランなど4カ国で、昨年10月に指定解除された北朝鮮はリストに
含まれていない。
報告では北朝鮮に対する指定解除の理由として、北朝鮮が過去6カ月間、国際的なテロ支援を行わず、
今後も行わないと確約したためと説明している。
シュリッカー・テロ対策調整官代行は記者会見で、北朝鮮による4月の弾道ミサイル発射について
「重大な懸念事項」としながらも、「テロ問題との関連はない」と述べ、
ミサイル発射によっても北朝鮮をテロ支援国家に再指定はしない考えを示した。
テロ支援国家にはイランをはじめシリア、キューバ、スーダンの4カ国が指定された。
30日記者会見した北朝鮮による拉致被害者家族会と支援組織・救う会、国会議員でつくる拉致議連の
合同訪米団によると、ブッシュ前政権で6カ国協議の米次席代表を務めたジョージタウン大の
ビクター・チャ教授らは訪米団との面会で、北朝鮮をテロ支援国家に再指定すべきだとの考えを示したという。
米政府は昨年10月、北朝鮮が核施設への検証に同意したことを踏まえ、テロ支援国家指定を解除した。
しかしその後、北朝鮮は検証受け入れ拒否に転じただけでなく、核開発再開を宣言している。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090501/amr0905010841005-n1.htm
オバマ政権の拉致対応懸念 訪米中の拉致被害者家族会
2009.5.1 08:53
拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は30日、ワシントン市内で記者会見し、
オバマ米政権の北朝鮮対応が「融和的になりそうなことを心配している」と懸念を表明。
対話姿勢より制裁などの圧力を強めるべきだとの考えを強調した。
同行した拉致救出議員連盟の松原仁事務局長代理(民主党)は、オバマ大統領に拉致問題解決への
協力を直接訴えかけるため、議連として書簡提出を検討する考えを明らかにした。
飯塚さんは、米政府高官らと面会した感想として「北朝鮮を過度に刺激したくないという雰囲気
だった」と指摘。北朝鮮に対して強硬姿勢だったブッシュ前政権とは「空気が違う」などと述べた上で、
「核やミサイルなどの懸案に拉致がうずもれてしまうことのないよう何度でもお願いに来るつもりだ」
と語った。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090501/amr0905010853006-n1.htm
盧前大統領、聴取終え帰宅 疑惑捜査ほぼ完了と最高検
2009.5.1 09:30
韓国の盧武鉉前大統領は1日、600万ドル(約5億8000万円)余りの不正資金供与疑惑を
めぐる最高検の事情聴取を終え、韓国南部・金海市郊外の自宅に戻った。
最高検によると、再聴取の予定はなく、前大統領に関する捜査はほぼ完了した。
聴取は休息や供述調書の内容確認の時間を含めほぼ半日に及び、前大統領は同日未明に最高検庁舎を
出た際、憔悴(しょうすい)した表情で、記者団に「最善を尽くし(聴取を)受けた」とだけ述べた。
最高検は聴取内容を詳細に検討した上で、来週中にも逮捕の必要があるかどうかを最終判断する
見通しだが、在宅起訴にとどめるとの見方が強い。
権良淑夫人に関しては、補完捜査として再聴取する可能性もある。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090501/kor0905010932001-n1.htm
【新型インフル】新たに推定患者2人 韓国、2次感染の疑いも
2009.5.1 09:58
韓国のニュース専門局YTNテレビは1日、同国で新たに2人が新型インフルエンザへの
感染の疑いが強い「推定患者」と診断されたと報じた。同国の推定患者は計3人となった。
同テレビによると、2人のうち1人はメキシコまたは米国方面から帰国した旅行者。
もう1人は、メキシコ旅行から帰国し韓国で最初に「推定患者」と診断された女性(51)と
同居している60代の女性で、2次感染とみられる。
韓国では感染の可能性があるとして検査中の患者は4月30日午後5時現在で16人いた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090501/kor0905010959002-n1.htm
「盗人たけだけしい」 韓国人拘束非難に北が反論
2009.5.1 12:58
北朝鮮の開城工業団地を統括する朝鮮中央特区開発指導局の報道官は1日、
北朝鮮当局による韓国企業、現代峨山の韓国人男性職員の拘束を韓国が非難していることについて
「盗っ人たけだけしい」と反論した。朝鮮中央通信を通じ表明した。
男性職員は北朝鮮の政治体制を非難したとして拘束された。
報道官は職員が「われわれの自主権を侵害し、法に抵触する重大な行為を犯した」
として拘束の正当性をあらためて強調、「引き続き詳しく調査している」とした。
さらに、韓国が非難を続けるなら「事態はさらに厳しくなり、開城工業団地の事業にも不利になる」
とけん制した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090501/kor0905011258003-n1.htm
6カ国関連条項を除外 非同盟閣僚級会議でと北朝鮮
2009.5.1 13:31
北朝鮮の外務省報道官は1日、キューバで4月30日閉幕した非同盟諸国会議の閣僚級会議で
採択された最終文書で、これまで記載されてきた6カ国協議を含む朝鮮半島関係の条項が除外され、
同協議が「もはや必要なくなった」とする北朝鮮の主張が会議で理解を得た、と表明した。
朝鮮中央通信を通じ述べた。
報道官はまた、「会議の参加国は、破綻(はたん)した(韓国との)北南関係も言及する
必要がないと認めた」とした。北朝鮮は今回の会議に、朴宜春外相率いる政府代表団を派遣している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090501/kor0905011331004-n1.htm
>>187 > 「盗っ人たけだけしい」
朝鮮人の通常モードだよね。
【新型インフル】世界各地で拡大続く 加、独、韓などで2次感染
2009.5.1 20:08
【ニューヨーク=松尾理也、パリ=山口昌子】新型インフルエンザの感染は1日までに、
カナダで新たに15人が確認されるなど引き続き世界各地で拡大し、感染者からの二次感染も目立ち始めた。
メキシコでは同日から政府機関の業務と経済活動の停止が始まった。
ロイター通信によると、カナダの保健当局者は4月30日、新たな感染者の1人は二次感染が原因
とみられると明らかにした。ドイツでは1日、国内で感染者と接した女性1人の感染が見つかり、
フランス通信(AFP)は女性は看護師だと伝えた。
韓国でも同日、2人が感染の疑いの強い「推定患者」と診断され、2人とも二次感染とみられる。
メキシコ政府は30日、感染者312人を確認したと発表した。このうち12人が死亡した。
メキシコでは感染の疑いを含め死者は176人とされていたが、今後は感染が確認された死者数のみを
公表するとしている。感染者1人が出たとしていたペルーが同日、感染確認を取り消したため、
感染確認国は12カ国、感染者は計約500人となった。
一方、世界保健機関(WHO)は同日、新型インフルエンザの呼称を正式に
「インフルエンザA(H1N1)」に改め、使用を開始した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090501/amr0905012010021-n1.htm
日中韓3カ国を招待へ ASEAN保健相会議
2009.5.1 21:52
東南アジア諸国連合(ASEAN)のスリン事務局長は1日、新型インフルエンザの流行に備えるため
8日にバンコクで開催する緊急保健担当相会議に、日本、中国、韓国の3カ国をタイ政府が招待すること
を決めたと発表した。ASEANプラス3(日中韓)の各国で対応策を協議するのが目的。
ASEAN域内では現在、新型インフルエンザ感染者は出ていないが、
鳥インフルエンザや新型肺炎(SARS)が流行した経験から、各国とも警戒を強めている。
バンコクでは7日に高級事務レベル協議が行われ、8日に保健担当相会議が開かれる予定という。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090501/asi0905012153006-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 今度は豚肉受難
2009.5.2 03:37
ソウルの日本系レストランの日本人オーナーによると、韓国ではヒレカツなどトンカツに使う
高級ヒレ肉が安いので助かるという。韓国人は脂身が多い三枚肉(バラ肉)の「サムギョプサル」
が大好きで、脂身の少ないヒレ肉は人気がないからだ。
韓国では豚肉も焼き肉が多いが、メニューもワイン漬けやキムチ添え焼きなど多様だ。
ただ豚汁だけはにおいのせいか食べない。辛うじて南部の釜山で「テジクック(豚汁)」といって
名物になっている。におい消しにニラをたっぷり使い結構、いける。
ところがこのところ世界的に問題になっている新型インフルエンザが「豚インフルエンザ」と
いわれたものだから、豚肉の消費が急減している。養豚農家やスーパー、焼き肉屋などは
「豚肉はいつものように加熱して食べればまったく問題ない」と安全キャンペーンをしたり
「名前を“メキシコ・インフルエンザ”に変えてほしい」などと訴えている。
ちょうど昨年の今ごろ韓国は輸入牛肉で大騒ぎだった。
米国産牛肉を食べると「狂牛病」にかかるといわんばかりのテレビや反政府派の扇動のせいだが、
今回は反米など政治的背景がないせい(?)か「豚肉パニック」は起きていない。
韓国で面白いのは、豚肉は体内のホコリや砂など異物をきれいにするといわれ、
黄砂の飛ぶ季節や大掃除などの時によく食べることだ。
今回、人気の韓国豚肉はトンだ受難に泣いている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090502/kor0905020337001-n1.htm
「北朝鮮、核再実験の見通し」 米政府高官予測
2009.5.2 09:57
【ワシントン=有元隆志】米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の
セイモア大量破壊兵器拡散・テロ行為防止調整官は1日、北朝鮮が核実験を行うとの見方を明らかにした。
オバマ政権高官から北朝鮮の核再実験実施に関する発言が出たのは初めて。
AP通信によると、セイモア調整官は米シンクタンク・ブルッキングス研究所で開かれた会合で、
北朝鮮が2006年10月に続いて、2回目の核実験を行うと思うかと聞かれたのに対して、
「彼らはやると思う」と答えた。
同調整官は北朝鮮が核実験に踏み切った場合、北朝鮮への制裁に慎重だった中国やロシアも、
北朝鮮への追加制裁を支持するだろうと語った。
そのうえで中国などが制裁を支持した結果、北朝鮮は9カ月以内に核問題をめぐる6カ国協議に
復帰せざるを得なくなるとの見通しを示した。セイモア調整官は「われわれは待つだけだ」と語った。
クリントン国務長官も先月30日の上院歳出委員会公聴会で、北朝鮮が6カ国協議に復帰する
可能性について、「現時点ではありそうもない」と懐疑的な見方を示した。
北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁委員会が北朝鮮企業を資産凍結の対象に指定したことに反発し、
核実験の可能性を示唆している。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090502/amr0905020958005-n1.htm
【新型インフル】韓国でも感染確認
2009.5.2 10:05
【ソウル=水沼啓子】韓国の保健福祉家族省は2日、メキシコから帰国し、
新型インフルエンザ感染の疑いが濃い「推定患者」と診断されていた韓国人女性(51)の感染が
最終的に確認されたと明らかにした。韓国で新型インフルエンザへの感染が確認されたのは初めて。
アジアでは香港に続き2カ所目。
感染が確認された女性は修道女で、4月中旬にメキシコでボランティア活動に従事し、
26日に米ロサンゼルス経由で仁川国際空港に帰国した。飛行機内でせきや発熱などの症状があり、
28日から隔離病棟に収容された。女性の病状は回復しており、来週初めにも退院する予定という。
保健福祉家族省は1日、女性と同じ修道院で暮らす別の修道女(44)も推定患者と診断されたと
発表。メキシコなどへの渡航歴がなく、2次感染の可能性があり、詳しい検査を続けている。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090502/bdy0905021007006-n1.htm
韓国最高検が盧前大統領を聴取…6億円収賄、容疑否認
【ソウル=前田泰広】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)をめぐる不正資金供与疑惑で、
最高検中央捜査部は30日午後11時20分ごろ、盧氏への約10時間に及ぶ取り調べを終えた。
最高検は、権良淑(クォンヤンスク)夫人(61)や親族に渡ったとされる600万ドル(約6億円)
の資金授受が盧氏の要求で行われ、盧氏に対するワイロにあたるとみて追及。
盧氏は収賄容疑を否認した。最高検は今後、逮捕状請求の可否を判断する見通しだが、
前大統領であることを考慮し、在宅起訴にとどめるとの見方が強まっている。
最高検は、有力後援者で靴製造会社会長の朴淵次(パクヨンチャ)被告(63)(別の贈賄事件などで
起訴)から渡された600万ドルについて、盧氏による要求の有無を聴取。火力発電所建設事業の
受注などに成功した朴被告からの謝礼だった可能性もあるとみて、授受の趣旨も聞いた模様だ。
盧氏は検察官の質問に、「そうだ」「違う」「記憶にない」と短く答える場面が多かったという。
2007年6月に供与された100万ドル(約1億円)については、権夫人が受け取ったこと自体を
知らなかったとの立場を示したという。
退任直前の08年2月にあった500万ドル(約5億円)供与についても、
退任後に知ったとする趣旨の供述をし、朴被告への便宜供与や資金要求を否定したとみられる。
大統領経験者に対する聴取は1995年以来で、全斗煥(チョンドゥファン)、
盧泰愚(ノテウ)の両氏に続き3人目。
(2009年5月1日00時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090430-OYT1T00688.htm
韓国でも人→人感染か、渡航ない女性に症状
【ソウル=前田泰広】韓国保健福祉家族省の疾病管理本部は1日、海外に最近渡航していなかった
女性(44)から新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)とみられるウイルスを検出したと発表した。
女性は、すでにウイルスが検出された患者と車に同乗するなどしていたため、
韓国で初めて人から人への二次感染が起きた可能性がある。
検出されたのは、豚に感染する可能性のある「A型」ウイルス。
季節性の既存ウイルスとは違う型の新種だという。同省は検出されたウイルスが、
現在流行している新型インフルエンザと同型かどうかを精密検査している。
女性は4月26日、メキシコ旅行から帰国した知人の女性(51)を空港に迎えに行き、
車に乗せて移動したという。この知人は帰国後の検査でウイルスが検出されている。
韓国では1日午前10時現在、感染した疑いのある患者は21人。
このうち3人からウイルスが検出されており、病院に隔離する措置がとられている。
(2009年5月1日12時29分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090501-OYT1T00489.htm
米のテロ支援国指定、北朝鮮解除されて4か国に
【ワシントン=本間圭一】米国務省は30日、2008年の「国別テロ報告書」を発表した。
テロ支援国は、昨年10月に指定を解除された北朝鮮を除き、イラン、シリア、キューバ、
スーダンの4か国となった。
北朝鮮については、テロ指定解除の要因として「北朝鮮政府が過去6か月間で国際テロを支援せず、
将来も支援しないと確約した」と言及したが、米国と北朝鮮が核検証手続きで合意したとの背景には
触れなかった。日本の拉致問題では、経緯を簡単に言及した。
イランに対しては、「引き続き最も強力なテロ支援国家」と断定し、革命防衛隊の一部が
イスラム原理主義組織ハマスやイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援していると指摘した。
一方、世界各地のテロ件数は、イラクの治安改善で前年比約20%減の1万1770件となったが、
国際テロ組織アル・カーイダが暗躍するパキスタンでは治安悪化が深刻化している。
(2009年5月2日00時09分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090501-OYT1T00878.htm
韓国でメキシコ帰りの女性、新型インフル感染と確認
【ソウル=前田泰広】韓国の聯合ニュースは2日、メキシコから4月下旬に帰国した韓国人の
修道女(51)が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に感染していることが確認されたと報じた。
アジア地域でアジア人の感染が確認されたのは初めて。修道女が帰国した直後に、
同じ車で移動した別の修道女(44)からもA型ウイルスが検出されており、
保健福祉家族省の疾病管理本部が新型インフルエンザへの感染の有無を精密検査している。
感染が確認された修道女は4月17〜25日までメキシコに滞在し、米ロサンゼルス経由で
26日に帰国。37度7分の高熱やせきの症状を訴え、28日から病院に隔離されていた。
現在は快方に向かっているという。
(2009年5月2日08時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090502-OYT1T00220.htm
「北朝鮮は核実験行うと思う」米高官が予測
【ワシントン=本間圭一】米ホワイトハウスのゲイリー・セイモア不拡散戦略担当上級部長は1日、
ワシントン市内で研究機関が開いた会合で、北朝鮮による核実験の見通しについて、
「行うと思う。それが彼らの脅しなのだ」と述べ、
国際社会への恫喝(どうかつ)を目的に予告通り実施すると予測した。
AP通信によると、セイモア氏は「北朝鮮が戦いを選択しようとしているのは明白だ」と述べ、
北朝鮮が核実験の強行で、6か国協議の枠組みにとらわれず米国などから譲歩を引き出したい狙いを
解説した。
(2009年5月2日11時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090502-OYT1T00419.htm
盧武鉉前大統領、在宅起訴か 最高検、来週中に判断
2009年5月1日23時10分
【ソウル=牧野愛博】韓国最高検察庁は1日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の不正資金疑惑を
巡る聴取結果をまとめ、林采珍検察総長に報告した。来週中に盧氏の処分を最終決定する。
検察は明言を避けているが、韓国メディアは「包括収賄罪による在宅起訴」との見方を伝えている。
30日午後11時過ぎまで及んだ聴取を受けた盧氏は、1日午前2時過ぎにソウルの最高検を出発。
同日朝、韓国南部の金海市烽下村にある自宅に戻った。
盧氏は、妻らが600万ドル(約5億8千万円)を超える不正資金を受け取ったことを認める一方、
自身は08年2月までの大統領在任中はこの事実を知らなかったと主張した模様だ。
検察は、職務権限が広い大統領は、在任中に金銭授受の事実を知るだけで包括収賄罪が
成立するとしている。検察幹部は1日未明、聴取結果について「成果を得た。
証拠を整理し、逮捕令状を請求するかどうか決める」と述べ、立件に向けて自信をみせた。
ただ、検察当局は繰り返し、「前職大統領に対する礼儀」を強調。
すでに盧氏の政治的威信は大きく傷ついたとする見方も強い。韓国の世論調査機関、
リアルメーターが4月30日に実施した調査によれば、70.8%が「在宅による捜査」を求めた。
このため、韓国メディアを中心に「これ以上、盧氏を追いつめることは政治混乱を招く」として、
在宅起訴になるとの観測が流れている。
http://www.asahi.com/international/update/0501/TKY200905010312.html
北朝鮮の動向注視、日米の連携強化確認 防衛相会談
2009年5月2日2時46分
【ワシントン=石松恒】米国を訪問中の浜田防衛相は1日午前(日本時間同日夜)、
米国防総省でゲーツ国防長官と会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題や在日米軍再編などで連携を強化
していくことを確認した。浜田氏は、国際テロなど新たな安全保障環境に対応する日米同盟のあり方
について、新しい日米安保共同宣言の策定も視野に協議していくことを呼び掛けた。
日本の防衛相の訪米は07年8月の小池防衛相(当時)以来1年9カ月ぶり。
オバマ政権発足後、日米防衛相会談は初めてとなる。
会談後、浜田氏は「オバマ政権になって態勢がどうなるか確認できた」と述べた。
会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題について、北朝鮮の技術が向上していることを確認。
今後も6者協議の場などを通じて、北朝鮮の動向を注視していくことで一致した。
日米で配備を進める弾道ミサイル防衛システムについては、
北朝鮮のミサイル発射に対して運用面で成果を上げたことを確認した。
浜田氏は、年末に改定する防衛計画大綱について、政府内の検討状況を説明。米国側が現在進めている
「4年ごとの国防政策見直し(QDR)」の作業状況を聞き、中長期の防衛戦略や防衛力整備計画に
ついて、日米の考え方をすり合わせながら検討を進めることを確認した。
自衛隊の次期主力戦闘機(FX)についても、浜田氏は日本として最新鋭ステルス戦闘機
「F22ラプター」を導入したい考えに変わりないことを伝えた。
しかしゲーツ氏は、禁輸条項を理由に輸出は困難だとの考えを示した。
日米が「14年の完了」で合意している在日米軍再編については、
浜田氏が沖縄県民の意向を踏まえた負担軽減について、理解を求めた。
韓国・仏でも新型インフル感染確認
2009年5月2日12時28分
【ソウル=稲田清英、パリ=飯竹恒一】新型の豚インフルエンザは、2日までに韓国とフランスで
新たに感染者が確認され、感染が確認された国・地域はこれで計16になった。
韓国保健福祉家族省は2日、4月26日にメキシコから帰国した51歳の女性が、
新型インフルエンザに感染していたことが確認されたと発表。韓国での感染確認は初めて。
女性は4月中〜下旬にメキシコに滞在し、仁川国際空港着の航空機で帰国。
すでに症状はほぼ回復しているという。また、この女性と同居している44歳の女性も1日に、
感染の疑いが濃い推定患者と発表され検査中。
最近、海外旅行はしておらず、感染が確認されれば韓国内で初の二次感染となる可能性がある。
一方、フランス保健省は1日、同国初となる新型インフルエンザの感染者2人を確認したことを
明らかにした。AFP通信によると、いずれもメキシコ帰りの男性(49)と女性(24)で、
別の1人も感染した可能性が高いという。
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY200905020034.html
「北朝鮮は核実験行う」 米高官予見、静観の構え示す
2009年5月2日13時35分
【ワシントン=鵜飼啓】米ホワイトハウスのセイモア調整官(大量破壊兵器・国際安全・軍縮担当)
は1日、ワシントン市内での講演で「北朝鮮は核実験を行うと思う」と予見した。
セイモア氏は「見守るだけだ」と静観する構えを示す一方、
北朝鮮が核実験を行えば制裁強化で各国が一致するだろうと警告した。
AP通信が伝えた。北朝鮮は、長距離弾道ミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明や、
北朝鮮団体に対する制裁に反発。核開発再開を宣言し、国連の「謝罪」がなければ2度目の核実験を
行う可能性も持ち出している。セイモア氏は「北朝鮮がケンカを売ろうとしているのは明らか。
6者協議をつぶそうとしている」と語った。
北朝鮮はオバマ政権の発足以降、強硬路線を強めており、6者協議ではなく米朝間での交渉に
持ち込もうとしているとの指摘が米国などでは出ている。セイモア氏は、米政府は6者協議を通じて
問題解決を目指す姿勢を堅持するとし、来年初めまでに北朝鮮は6者協議に復帰せざるを得なくなる
との考えも示した。
オバマ政権内では北朝鮮が一向に対話に応じる兆しを見せないことにいらだちが強まっており、
「北朝鮮の駆け引きに引きずり込まれるべきではない」との警戒感が出ている。
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY200905020086.html
家族会、民主・前原副代表発言を批判
【ワシントン=小川聡】北朝鮮による拉致被害者家族会の増元照明事務局長らが
30日午後(日本時間1日)、ワシントン市内で記者会見し、民主党の前原誠司副代表が先の訪米の際、
拉致問題より核問題を重視すべきだという趣旨の発言をしたとして批判した。
前原氏は4月16日、ワシントンで講演し、「拉致問題はあるが、日本も重油支援などに加わる
べきだ。6か国協議の中心議題は核の問題で、日本も関与し続けることが大事だ」と述べていた。
増元氏は「日本の中に(北朝鮮に)核を放棄させるために拉致が障害であるというような意見を
言う人がいなくなるように、国民運動を広げていかなければならない」と指摘した。
(2009年5月1日10時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090501-OYT1T00347.htm
韓国:不正資金提供 前大統領夫人、再聴取 100万ドル使途解明で−−最高検検討
【ソウル大澤文護】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前政権への不正資金提供事件で、
最高検察庁は前大統領が「妻が受け取った」と認めた100万ドル(約1億円)の使途解明のため、
権良淑(クォンヤンスク)夫人の再聴取を検討している模様だ。1日、韓国メディアが伝えた。
検察当局は使途解明によって、前大統領に対する収賄容疑などでの逮捕状請求も可能になると見ているようだ。
調べによると、前大統領の有力後援者だった靴メーカー会長、
朴淵次(パクヨンチャ)被告=別の脱税事件で起訴=が、07年に青瓦台秘書官を通じ、
権夫人に100万ドルを提供。08年には親族を通じ前大統領の長男に500万ドルが渡った疑いが
持たれている。検察当局は、計600万ドルの資金提供には、いずれもわいろ性があったとみている。
聯合ニュースによると、権夫人は06〜07年、米国に滞在中の息子らに計30万ドル以上を
送金した事実が確認されている。検察当局は、この送金は、朴被告から受け取った100万ドルの
一部だったとみている。
先月11日、参考人として権夫人から事情聴取したが、権夫人は「用途は明らかにできない」
と供述を拒否した。前大統領は自身のホームページで「任期終了後に(夫人の)100万ドル受け取り
を知った」と主張し、わいろ性を否定した。しかし検察側は、長男への送金が事実なら前大統領の
「知らなかった」という主張の信頼性は弱まるとみている。
検察当局は、前大統領に対する逮捕状請求について「まだ決定していない」と繰り返している。
来週前半まで夫人からの再聴取を含むさまざまな追加捜査を行う方針だ。
毎日新聞 2009年5月2日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/05/02/20090502ddm007030020000c.html
新型インフル:韓国で感染確認、メキシコから帰国の女性
【ソウル大澤文護】韓国政府は2日午前、メキシコから帰国した韓国人女性(51)の
新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。
香港に続く近隣での感染確認で、アジア地域の在住者では初めての感染となった。
この韓国人女性と仁川空港で接触した別の40歳代の女性にも兆候がみられ、新型インフルエンザの
「推定患者」とされており、2次感染の疑いがあるとみて衛生当局が調べている。
記者会見した韓国保健福祉家族省の李鍾求(イジョング)疾病管理本部長は
「(韓国)国内ではまだ新型インフルエンザの拡散を憂慮する段階ではないと見ている」と説明。
韓国政府の警戒態勢を4段階のうち下から2番目の「注意」に据え置くと述べた。
さらに「推定患者」とされていた57歳の男性患者については
「新型インフルエンザではないことが確認された」と明らかにした。
また、欧州でも新たにフランスで感染が判明。
感染が確認されたのは15カ国・地域となり、世界各地の感染者数は648人になった。
毎日新聞 2009年5月2日 13時33分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090502k0000e030056000c.html
4月の韓国輸出は前年比‐19%、6カ月連続の減少=知識経済省
2009年 05月 1日 16:00 JST
[ソウル 1日 ロイター] 韓国知識経済省が発表した4月の輸出は前年同月比19.0%減で、
6カ月連続の減少となった。
世界的な景気減速で、韓国製品への需要が減退していることが背景にあるという。
ただ、マイナス幅はロイター調査の予想である23.2%減を下回った。
4月の輸入は前年比35.6%減、ロイター調査の予想は36.3%減だった。
1営業日当たりの輸出額は12億8000万ドルで、3月の11億7000万ドルから増加した。
また、4月は貿易黒字が過去最高の60億2000万ドルとなった。
3月改定値は、42億9000万ドルだった。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37816820090501
外国人教育:処遇改善考え 与党有志議連、西成で視察 /大阪
政府与党有志の議員連盟「外国人学校及び外国人子弟の教育を支援する議員の会」のメンバーらが
1日、大阪市西成区の長橋小学校(嶋野貞夫校長、233人)の民族学級を視察した。
同議連は、外国人の子どもの教育権を保障し、財政支援が得られない無認可のブラジル人学校などの
処遇を改善する法案作りを進めている。
民族学級は、公立学校に在籍する在日コリアンの子どもたちの民族的アイデンティティーを
はぐくむため、府内約180の小中学校に設置。
放課後に母国語や朝鮮半島の歴史、音楽、舞踊などを教員ではない専門講師から学んでいる。
この日、同小では今年度の開級式があり、同議連幹事長の山下栄一参院議員(公明)らが参観。
2〜6年生の36人が韓国・朝鮮語で自己紹介したり、じゃんけんの歌を披露したりした。
その後、保護者らも出席して懇談会があり、「講師の報酬が少なく、キムチを作って売り、
カンパしている」など待遇改善を求める声が出た。山下議員は「多文化共生のための大事な取り組み。
国が自治体に財政支援するなどさまざまな仕組みを考えたい」と述べた。【立石信夫】
毎日新聞 2009年5月2日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090502ddlk27100341000c.html
報道の自由、侵害の傾向深まると 世界最悪は北朝鮮 米NGO
(CNN) 民主主義と報道の自由を守る運動を進める米NGOフリーダム・ハウスは1日、
世界各国における報道の自由についての年次報告書を発表、7年連続で世界的に侵害の傾向が深まって
いる、と結論付けた。しかし、徐々に改善が見られる国もあるとしている。
同団体は報道の自由に関する世界各国のランキングを作成。1位はアイスランドで最下位は北朝鮮だった。
米国はチェコ、リトアニアと同じ24位。日本はオーストリアやハンガリー、ベリーズと並ぶ33位だった。
66位となった韓国や南アフリカまでは、報道の自由度について「自由」と評価されている。
これまで「自由」とされていたイスラエルは今回、「部分的に自由」という評価に後退した。
パレスチナのガザ自治区における軍事衝突をきっかけに、外国人記者の往来が制限されたことが主因。
香港もまた、中国政府の影響が強いと見なされ、「自由」から「部分的に自由」になった。
イタリアも、表現の自由を制限する裁判や法律が増えたことを踏まえ、「部分的に自由」の73位に評価が
落ちた。特に、テレビなどメディア企業を独占するベルルスコーニ氏が首相に復帰したことを懸念材料とした。
一方、報道の自由度が高まったと判断された国は、アフリカ地域ではシエラレオネやコモロ、アンゴラ、
リベリアなど。アジアでも、モルジブが「不自由」から「部分的に自由」になった。
また、世界で最も劣悪な状況だと指摘された国は、最下位195位の北朝鮮のほか、193位のミャンマー
(ビルマ)とトルクメニスタンや、190位のキューバとエリトリア、リビアだった。
2009.05.02 Web posted at: 19:52 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905020024.html
<中国製品>「メイド・イン・チャイナ=粗悪品」のイメージが定着―アフリカ
2009年4月27日、アフリカ事情に詳しい中国人男性が、
中国製品=粗悪品のイメージが現地で定着していると指摘する文章を「中華網」に掲載した。
アフリカと聞いて、飢餓や貧困などを連想する人もいるだろう。しかし実際は、アフリア各地が多様な
特色を生かしながら発展し続けている。南アフリカの観光地・ケープタウンはヨーロッパのような街並みで
有名だ。南アフリカには多くの大型ショッピングセンターがあるが、筆者はそこで中国製品を見かける
ことが少ないことに気づいたという。「Made in China」の大半は、OEM(相手先ブランド製造)。
相手先ブランドで販売される製品にすぎない。「馴染みの自国製品を露店街で見かけることが度々ある。
悲しいことに、アフリカではあまり評判は良くないようだ」と同氏は嘆いている。
同氏はアフリカ人との交流を通じて、中国製品が「Feng Kong」と呼ばれていることを知った。
Feng Kongとは「安かろう悪かろう」という中国製品のイメージを揶揄(やゆ)した言葉。
現地の少女が同氏の破れたサンダルを指差しながら、「そういうのを Feng Kongって言うのよ」と教えてくれたという。
ちなみにアフリカでは日本製は高品質、韓国製は最先端、欧米製はゴージャスで高価というイメージだとか。
90年代初め、目先の利益にとらわれた中国の小さなメーカーが、しばらくすると鶏のフンの臭いの
するような劣悪なダウンジャケットをロシアに輸出し、信頼を一気に失ったことがある。
ロシアにおいて、中国製品は粗悪品の代名詞になったという。「利益追求に走って、ガラクタをアフリカに
排出していないだろうか」と疑問を投げかけながら、同氏は「中国・アフリカ貿易の前途を粗悪品で
再び台無しにしてはいけない」と自国メーカーに向けて呼びかけている。(翻訳・編集/SN)
2009-05-02 15:07:01 配信
http://www.recordchina.co.jp/group/g31031.html > ちなみにアフリカでは日本製は高品質、韓国製は最先端、欧米製はゴージャスで高価というイメージだとか。
> 韓国製は最先端
> 韓国製は最先端
> 韓国製は最先端
【韓国の検索ワード】「勤労者の日」、そして「こどもの日」の由来
2009/05/02(土) 10:24
5月1日、この日は韓国の「勤労者の日」で、勤労者をねぎらい、勤務意欲を向上させるのが
その目的となっている。5月1日のCNBNEWS紙は、「勤労者の日」を法定休日とし、
振替休日制度の投入も合わせて検討されていると伝えた。
それが原因なのか、韓国のNAVERサイトで、一時人気急上昇ワードに登場した。
5月1日の国際メーデーは1886年、アメリカの労働者が8時間労働制度を求めたデモが起源である。
一時は韓国労働組合総連盟の創設日である3月10日を「勤労者の日」とし、名称も日にちも変更されて
いたが、1994年に再び5月1日に戻された。世界歴史と理念のずれから、同じ 5月1日の日に、
「勤労者の日」と国際メーデーの二つの名称が用いられる。
なお、韓国でも5月1日の「勤労者の日」から5月5日の「こどもの日」までの間、
会社によっては連休になるところも多い。「こどもの日」は日本と同じく5月5日となっているが、
その由来には日本の支配から独立したいという希望が込められていた。
韓国の「こどもの日」は1923年子供たちに民族意識を植え付けようと8人の有志が行った
「セクトンフェ」行事が始まり。27年から5月の最初の日曜日に関連行事が行われていたが、
39年から日本の抑圧で中断を強いられる。
そして46年から5月5日を「こどもの日」とし、70年に法定休日になった。
日本の5月5日は鯉のぼりに象徴される男の子の日であるが、韓国では男女の区別がない。
いまとなっては、「子供の人格を大切にし、子供たちの幸福をはかる」という趣旨は、日韓同様である。
(編集担当:金志秀)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0502&f=national_0502_013.shtml
韓国は混乱なし、マスク姿もほとんど見られず
【ソウル=前田泰広】韓国では2日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の患者が確認されたものの、
市民生活には大きな混乱は起きていない。
人の多い場所でもマスクを着けた人は皆無といっていい状況だ。
ただ、ホテル業界では、日本人を中心とした観光客減少の懸念が高まっている。
保健福祉家族省の疾病管理本部によると、修道女(51)の感染が確認された。
一方、バス運転手(57)から検出されたA型ウイルスが季節性の既存インフルエンザだったことも判明。
同本部幹部は「不特定多数に新型インフルエンザ感染が拡大する懸念はひとまず払拭(ふっしょく)された」
との見方を示した。
ソウル市内は普段の休日と変わらないにぎわいを見せるが、大型連休に入った日本からの客をあてこんで
いたホテルにはキャンセルの連絡が届いているという。
また、新型インフルエンザ感染の不安をあおる携帯メールを送りつけるなどして、金をだまし取ろうと
する新手の詐欺が起きた。同省によると、詐欺の手口は、感染の疑いのある患者と接触した可能性がある
などとして、携帯への電話やメールでインフルエンザ薬タミフルの購入や予防接種を勧誘するもの。
メールの返信や音声案内に従って番号を押すことを求めるもので、同省は注意を呼びかけた。
(2009年5月2日23時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090502-OYT1T00965.htm
韓国で「新型インフル詐欺」 旅行客に薬購入持ちかけ
2009年5月3日22時0分
【ソウル=牧野愛博】韓国政府は、新型の豚インフルエンザをめぐる「振り込め詐欺」の被害に遭わないよう、
このほど市民に対する注意喚起を始めた。
保健福祉家族省によると、メキシコなどへの旅行客を対象に「あなたは新型インフルエンザの患者と同じ飛行機に搭乗した」
などとウソの電話をかけ、予防接種や抗インフルエンザウイルス薬タミフルの購入を持ちかけるという。
不審に思った旅行客からの問い合わせで分かった。
今のところ、被害は確認されていないが、同省は「注意が必要」と判断。
不審な電話を受けた場合、近くの保健所などに相談するよう求める報道資料を4月30日に配布した。
警察当局によると、韓国国内でも振り込め詐欺事件が相次いでおり、被害額は06年6月から今年3月にかけて、
計約1万6千件、約1621億ウォン(約126億円)にのぼる。
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY200905030150.html
中曽根外相がイラン訪問、北朝鮮との関係に懸念指摘
【テヘラン=松永宏朗】中曽根外相は2日(日本時間2日)、
日本の外相として5年ぶりにイランを訪問し、テヘランでモッタキ外相と会談した。
同日夜にはアフマディネジャド大統領とも会談する。
外相会談で中曽根氏は、北朝鮮の核やミサイル開発が日本の脅威となっている現状を説明した上で、
「イランと北朝鮮の間で核やミサイル分野の協力があるのではとの見方があり、懸念している」
と指摘した。
これに対し、モッタキ氏は「北朝鮮とは核の協力はない。ミサイル開発はイランの技術でやっている」
と明言した。
また、中曽根氏は、イランと米国の関係に言及し、「オバマ米政権はイランとの対話を真剣に
希求している」と述べた。米国や欧州諸国との関係改善の障害となっているイランの核開発に関しては、
ウラン濃縮活動停止など国連安全保障理事会決議の順守を訴えた。
モッタキ氏は、「オバマ米政権が何かしたいと考えていると(我々も)感じている。
(状況しだいで)協力したい」と対米関係改善に前向きな姿勢を示した。
核開発については、国連安保理5常任理事国とドイツとの高官級協議で話し合いを行う考えを示した。
一方、両外相は、麻薬対策や難民支援などアフガニスタン復興に協力して取り組むことで一致した。
(2009年5月3日01時15分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090503-OYT1T00064.htm
アジアからの帰国客「無警戒ぶりが不安」
新型インフルエンザ感染者が、香港、韓国とアジアでも相次いで確認されたのを受け、
3日に成田空港へ帰国した乗客からは、不安の声が聞かれた。
この日、ソウルから17便、香港からは11便が到着したが、いずれも機内検疫の対象ではなかった。
ソウルから姉妹で帰国した東京都江戸川区の女性会社員(31)は、「感染者が出たことはニュースで
知ったが、現地の人たちは人ごみでマスクもせず、その無警戒ぶりが不安だった」。
友人と帰国した文京区の女性会社員(37)は「ソウルのメーデーは、多くの人であふれかえっていた。
ただ、街中よりも、色々な国の人が出入りする空港の方が怖い」と、マスクをかけたままだった。
一方、家族旅行でソウルへ向けて出発した東京都杉並区の男子学生(28)は
「不安はあるが、先に出発した家族2人が現地で待っており、今更キャンセルはできない。
大量に買ったマスクを極力外さないよう気をつけたい」と話した。3日の成田発のソウル、
香港行きは計28便あったが、航空各社によると、目立ったキャンセルはなかったという。
(2009年5月3日20時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090503-OYT1T00618.htm
「高炉の牙城」へ安値攻勢 韓国ポスコ、自動車鋼材など拡販
2009/5/4
韓国の鉄鋼大手や、鉄スクラップを主原料に建築用鋼材を製造してきた国内電炉メーカーが、
新日本製鉄など国内高炉メーカーの牙城だった自動車と家電用鋼材市場に安値攻勢をかけている。
業績悪化でコスト削減が急務の国内自動車、電機メーカーにとっては渡りに船で、
鋼材の調達戦略を見直す動きも出始めているが、国内高炉メーカーにとっては死活問題だ。
≪家電向けも開拓≫
韓国鉄鋼大手のポスコは4月、ソニーに対し、液晶テレビの主要基盤向け鋼材の納入を始めた。
2月には、トヨタ自動車にも納入を開始した。
ポスコが日本の主要企業との取引拡大を図るのは、韓国内の需要減少分を対日輸出で補いたいためだ。
同社の2009年1〜3月期決算は、韓国の自動車メーカーなどからの受注減が響き、
最終利益は前年同期比68%の減益になった。
一方で、韓国製の鋼材は、昨夏以降の韓国通貨ウォン安の影響で、
日本製よりも割安で、安値を武器に日本市場での勢力拡大を虎視眈々(たんたん)と狙う。
電炉最大手の東京製鉄も、鋼材受注の獲得を目指し、ソニーや日産自動車と交渉を進めている。
鉄スクラップが主原料の電炉メーカーの鋼材は、鉄鉱石と石炭を原料に高炉で製造される鋼材に比べて
不純物除去などの成分調整がしにくく、安定性能が求められる自動車、家電向けの展開は難しかった。
だが、東京製鉄は技術的な課題を克服し、自動車メーカーから性能と品質面でお墨付きを得たという。
もともと、高炉製品よりも安価なのに加え、鉄スクラップ価格は昨夏の高値の約4分の1まで下落し、
東京製鉄は価格面での優位性を生かして売り込みをかけている。
>218
≪取引固定化、崩す≫
自動車、家電向け高級鋼材の供給は新日鉄などの高炉大手が独占し、
「メーカーの要望に応えた鋼材を供給することで、製品競争力を下支えしてきた」(高炉大手幹部)。
しかし、昨秋以降の世界同時不況で、トヨタですら09年3月期は初の連結最終赤字に転落する見通し。
業績不振の中にあって、自動車、電機各社は、鋼材コストの負担抑制など、収益改善が最優先だ。
固定的な取引関係を崩す姿勢を示し、高炉大手との鋼材価格交渉を有利に運ぼうとの思惑もあるとみられる。
高炉大手は、前年比4割程度の減産を余儀なくされている。
09年3月期の連結最終利益は、新日鉄が前年同期比56.3%減り、4社合計も半減するなど厳しい。
生産量がピーク時の水準まで戻るには「3〜5年はかかる」(日本鉄鋼連盟会長の宗岡正二・新日鉄社長)
とされる中で、“高炉離れ”が加速すれば、さらなる打撃は避けられず、
業績回復の先行きにも暗雲が立ち込める。(本田誠)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905040030a.nwc
韓国でまた二次感染の疑い、患者と同一機で帰国の女性
【ソウル=浅野好春】新型インフルエンザで、韓国保健福祉家族省は3日、
新たな感染疑いのある無職の韓国人女性(62)をソウル郊外の病院に隔離入院させたと発表した。
この女性は米国旅行後、2日に感染が確認された修道女(51)と同じ旅客機で4月26日に
米ロサンゼルスから仁川(インチョン)空港に降りており、二次感染の可能性がある。
一方、米疾病対策センター(CDC)は3日、同国で感染が確認された人が前日から66人増え、
30州で226人になったと発表した。
スペイン保健省によると、国内の感染者は40人で、前日までの2倍になった。
アイルランドやコロンビアでは初の感染例が確認され、感染者は19か国・地域に広がった。
また、香港紙・蘋果日報によると、米ロサンゼルスの取材出張から4月23日に香港に戻った
同紙記者が、感染の疑いがあるとして2日に隔離された。
発生地メキシコの感染者数は506人で、このうち死者数は19人になった。
(2009年5月4日01時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090504-OYT1T00154.htm
【週刊韓(カラ)から】不況下の韓国ウエディング事情
2009.5.3 13:00
春のウエディングシーズン真っ盛りの中、今年は韓国の結婚シーンが様変わりしているようだ。
韓国では、結婚となると何かと物入りで結婚する当人同士はもちろんこと両家の負担も大きい。
そのせいか、このところの景気低迷の影響で、あの手この手で結婚費用を倹約したり、
結婚資金が足りず結婚を遅らせるカップルも増えているらしい。結婚費用を節約するノウハウも、
ネット上で多く紹介されている。最近の韓国の結婚事情を探ってみた。(ソウル 水沼啓子)
韓国の結婚式というと、まず思い浮かべるのがモデル張りのポーズを決めて撮影する結婚記念写真と
何百人もの参列者が集まり、乱雑にごった返す披露宴だ。
結婚記念写真は以前、野外で撮影されることも多く、景色の良い名所の徳寿宮などに行けば、
必ず結婚を間近に控えたカップルの記念撮影シーンにお目にかかれた。
しかし最近は野外撮影よりも室内撮影のほうが主流になっている。
一生残る大切な記念写真ということで、たとえどんなに結婚費用を節約にしても、
ウエディング姿の記念アルバムやスチール写真の製作を省略するカップルはほとんどいない。
韓国では、記念写真は結婚の必須アイテムで、これがなければ結婚した証にならないぐらいに思っているようだ。
結婚写真にまつわるこんなエピソードもある。
1999年7月、韓国の警察が2年6カ月もの間逃亡を続けていた脱獄囚をついに逮捕した。
この脱獄犯は女性にモテるタイプだったようで、逃亡中は出会った女性の家に転がり込み、
誰かに通報されると逃亡。
また別の女性と同居し、次々と違う女性にかくまってもらいながら警察の手を逃れていたという。
しかし、ついに警察の手が回った伸びたきっかけは、夫婦を装って暮らしていた家に換気扇交換の
ために来た電気修理工からの通報だった。「人相が脱獄犯そっくりで、家に女性と写っている
結婚写真がないので変だ」と夫婦でないことを見破られたためだ。
そのぐらい韓国では結婚した夫婦が記念写真を部屋に飾るのは当然のことだ。
>221
さて話を戻すと、不況の中で人生一度の晴れの舞台に着るウエディングドレスを安上がりに
済ませる女性たちが増えている。一般的には韓国の女性は貸衣装を使用するケースが多く、
これまでは平均するとレンタル料80万ウォン(約6万円)−150万ウォンをかけていた。
しかし、不況になってからは、3カ月ほどかけて手作りでウエディングドレスを作る女性たちも現れ、
この場合は費用が20万から30万ウォンで済むという。
さらに、貸衣装を借りる場合でも、最近は10万ウォン以下の費用で済ませる女性もいるようだ。
婚礼家具も、シンプルな組み立て式家具などで費用を節約するケースが増加。
食器、家電製品なども少しでも安く購入できる店を探すなど涙ぐましい努力をしているようだ。
婚礼用品購入にかかる総費用は2000万ウォンを超えることも多いようだが、
結婚展示会などを利用して、賢く割引サービスを受けるカップルも増えている。
結婚式にかかる費用を節約するため、15〜20%ほど安くなる平日やシーズンオフに挙式する
方法も韓国メディアで紹介されていた。韓国の場合、結婚シーズンは1、2月、7、8月を除く
春と秋が中心だ。実際、ソウル市内のある結婚式場の場合、オンシーズンである5月の予約状況が
昨年の半分以下という。
韓国では、結婚式のゴールデンタイムが土曜日正午から日曜日午後4時ぐらいまでという。
ただゴールデンタイムを避け、平日夜に結婚式を挙げる場合、その習慣が韓国にはないのが問題だ。
この場合、両家の両親や年配者たちを説得するのが鍵という。
ハネムーンにも変化が現れている。2、3年前までは一生に一度のことだから、
ハネムーンだけは高くても派手にする傾向が強かったが、
最近は安いパック旅行や済州島など国内旅行で済ますカップルも増えているらしい。
【新型インフル】韓国で2人目か 同じ航空機から推定患者
2009.5.3 18:30
韓国保健福祉家族省は3日、同国で最初に新型インフルエンザ感染が確認された韓国人女性(51)
と同じ飛行機で先月26日に米国から帰国した女性(62)が、感染の疑いが濃い「推定患者」と
診断されたと発表した。
同機の乗客から、感染確認された女性以外に推定患者が見つかったのは初めて。
機内で二次感染した可能性があるが、座席が感染した女性の席と離れているため、
米国内で感染した疑いもある。同省は推定患者の女性の隔離措置を取り、詳しい検査を続けている。
保健福祉家族省によると、この女性は米アリゾナ州に約半年間滞在し、ロサンゼルスから同機に搭乗。
保健福祉家族省は同機の乗客を追跡調査し、女性にも先月28日に電話したが、
当初は搭乗時に少しせきが出ただけとの回答だったため精密検査の対象にならなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090503/kor0905031832002-n1.htm
「日韓連携で米に働きかけを」 拉致家族会が米から帰国
2009.5.3 22:35
米政府高官らに拉致問題での協力を呼びかけるためワシントンを訪れていた拉致被害者の家族会と
支援組織「救う会」のメンバーが3日、成田空港に帰国した。家族会代表、飯塚繁雄さん(70)は
「オバマ政権は北朝鮮に対し宥和政策をとる傾向を感じた。だが、(被害者のいる)日本と韓国が
率先して連携し、(米国を動かす)具体的な方向に持っていけるのではないか」と振り返った。
飯塚さんは、要請していたオバマ大統領との面会について「会えなかったのは残念」とし、
「これまで北朝鮮にだまされ続けた苦い経験がある。引き続き意見していかなければならない」と語った。
家族会事務局長の増元照明さん(53)は、ブッシュ前政権が解除した北朝鮮に対する
テロ支援国家指定について「日韓が連携して(米国に)再考を促す必要がある」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090503/kor0905032240003-n1.htm
韓国、感染疑い新たに1人 国際空港の防疫体制を強化
2009年5月3日21時41分
【ソウル=牧野愛博】韓国の保健福祉家族省は3日、新型の豚インフルエンザに感染した疑いが濃く、
病院に隔離する必要がある患者が新たに1人見つかったと発表した。
感染の疑いが濃い患者は計2人になった。いずれも2日に感染を確認した患者と接触していた。
同省は、感染経路が限られており、被害が拡大する可能性は低いとみている。
新たな患者は、米アリゾナ州に滞在した62歳の女性で、感染者と同じ飛行機で4月末に帰国した。
一方、ソウル近郊の仁川や釜山近郊の金海などの国際空港は2日から防疫体制を強化。
係官が感染国からの到着便に乗り込み、体温検査などを実施している。保健福祉家族省も同日、
モニタリングセンターを開設。検疫質問書を基に、感染国からの入国者を追跡する体制を強化した。
韓国には、ゴールデンウイークを利用した日本からの観光客が大勢訪れている。
ソウル市中心部の大型ホテルでは、希望客へのマスクの配布を始めた。
担当者は「インフルエンザによるキャンセルは数%で、今のところ影響はほとんどない」と語った。
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY200905030146.html
盧前大統領聴取 変わらなかった韓国政治文化(5月4日付・読売社説)
韓国の最高検察庁が収賄容疑で盧武鉉前大統領を事情聴取した。
大統領在職中に、夫人と、実兄の娘婿が、有力後援者である靴製造会社会長から計600万ドル(約6億円)
の外貨を受け取った不正資金供与疑惑に、盧武鉉氏が直接関与していたとの疑いだ。
盧武鉉氏は「在任中、カネの授受を私は知らなかった」と収賄容疑を否定していた。
だが最高検は、発電所建設事業や企業買収への口利きを当て込む賄賂(わいろ)だった可能性もあるとみて
追及した模様だ。
最高検は週内に、逮捕状請求の可否を決めるという。
韓国で検察当局から事情聴取された大統領経験者はこれで3人目だ。
1995年に逮捕にまで至った全斗煥、盧泰愚両氏の場合は、収賄罪と反乱罪で、
それぞれ無期懲役と懲役17年の実刑が確定し、後に赦免されている。
国家元首だった人物が収賄で取り調べられるというスキャンダルがまたも繰り返された。
14年前、日本円で300億円を超す巨額の収賄が糾弾された盧泰愚元大統領は、
「在任当時の政治文化では避けられない一面もあった」と釈明したことがある。
問題は、強大な権限を持つ大統領の周辺で欲得ずくの怪しげなカネが乱舞するその「政治文化」が、
その後も変わっていないように見えることだ。
2人の大統領経験者を断罪した金泳三元大統領は「カネは一切、受け取らない」と言明した。
本人は無事でも、「小統領」と称されるほど人事に介入した次男は、
企業から請託を受けた見返りに巨額の金品を受け取り逮捕された。
>228
革新政権として登場した金大中元大統領も、3人の息子がそろって同様の容疑で摘発された。
盧武鉉氏の場合も、すでに企業買収に絡んで実兄が、今回の不正資金供与疑惑で側近だった
元秘書官が逮捕されている。夫人と長男も事情聴取を受けている。
軍人政権や保守政権の「不正腐敗」を厳しく非難し、「清廉さ」や「道徳性」を強調して
若い世代の支持を集めた左派政権といえども、権力の座につけば、例外ではなかったということだろう。
説明のつかないカネの授受が明るみに出たことで、盧武鉉氏の権威は失墜した。
左派勢力の政治的な影響力も、相当そがれることになるに違いない。
地縁主義、血縁主義に支配されることなく政治資金の透明性をどう確保するか。
保守派の李明博政権にとっても重い課題だろう。
(2009年5月4日01時27分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090503-OYT1T00862.htm
【社説】核軍縮 「北」の実験回避をまず
2009年5月4日
オバマ米大統領が「核なき世界」を提唱し、米国とロシアが戦略兵器削減交渉を開始した。
これを受け日本政府も核軍縮・不拡散の提言をしたが、目の前に難問が控えている。
中曽根弘文外相は東京都内で講演し、全世界の核兵器の90%以上を保有する米ロに対し、
自国の核弾頭削減だけでなく、協調して世界の核軍縮に指導的な役割を果たすよう呼び掛けた。
多国間での措置として、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を訴えた。
オバマ政権は十年間棚上げされてきたCTBTの批准を議会に促すと明言している。
米国が批准すれば、核兵器を持つが核実験の一時停止(モラトリアム)宣言をしている
インド、パキスタンに対しても批准を促す効果が期待できる。
核テロリズムを防ぐ世界サミットの開催を支持し、国際原子力機関(IAEA)の権限強化も提言した。
だが、途上国への核拡散の懸念は払拭(ふっしょく)できないでいる。
北朝鮮外務省は先月末、声明を出し、二度目の核実験も辞さないと警告した。
ミサイル発射に対する国連安保理の議長声明への反発からだ。
「核なき世界」実現には、まず目前にある危機に対処しなくてはならない。
六カ国協議の参加国は北朝鮮に対し、国際社会から完全に孤立し経済支援も期待できなくなると警告し、
一致して実験回避に取り組みたい。
カギを握るのは中国だろう。中曽根外相は講演で中国について「これまで核兵器削減に取り組んで
いない」と批判したが、中国はCTBTの早期批准に前向きな姿勢を示すなど現実的な対応もしている。
北朝鮮が核実験を自制するよう、中国に影響力行使を働きかけていくべきだ。
首相、米朝の直接協議を容認 オバマ氏に、6カ国再開が前提
麻生太郎首相が4月24日に行ったオバマ米大統領との電話会談で、北朝鮮に核問題をめぐる
6カ国協議の再開を働き掛けることを前提に、米朝2国間の直接協議を容認する意向を
伝えていたことが3日、分かった。複数の日米関係筋が明らかにした。
米朝直接交渉に関し、政府、与党内には「拉致問題が置き去りにされかねない」との懸念が根強い。
麻生首相は北朝鮮が6カ国協議離脱を宣言し、核実験実施も辞さない強硬姿勢を示していることを踏まえ、
事態打開の糸口を見いだすためにはやむを得ないと判断したとみられる。
関係筋によると、麻生首相は電話会談で「6カ国協議再開につながるなら米朝協議を
やってもらっていい」と表明した。オバマ氏は米朝協議の具体的な構想や日程などは示さなかった。
日本側は電話会談前、事務レベルで米側から「直接交渉は当面行わない」との言質を得ていたという。
米国の北朝鮮政策を統括するボズワース特別代表は、近く日本など6カ国協議の参加国を訪問する予定。
ボズワース氏は各国首席代表と協議した後、自ら訪朝する可能性も探るとみられている。
6カ国協議筋は麻生首相の意向について「頭越しの米朝協議を警戒し、
事前に容認することで日米間に溝が生じるのを防ぐ狙いもあったのではないか」と指摘している。
2009/05/04 02:02 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050301000643.html
後継者めぐり、権力闘争激化か−北朝鮮
強硬姿勢の要因にも
北朝鮮の労働党総書記の後継者をめぐり、体制内部で権力闘争が激化しているとの見方が
広がっている。北東アジアの外交筋によれば、「ポスト金正日」に長男の正男氏を支持する実力者の
張成沢国防委員(60)と、次男正哲、三男正雲の両氏を後見する軍古参幹部が対立、
両派の争いが最近のミサイル発射など同国の強硬姿勢につながっているもようだ。
金総書記の義弟で、最近実権を拡大している張氏に対抗している軍幹部は、
朝鮮人民軍の玄哲海大将(75)=総政治局副局長=と李明秀大将(72)=国防委行政局長=。
この二人は二○○八年の金総書記の各地の視察随行頻度で一位と二位を占める。
金総書記の指示を軍に伝達し、軍の反応を報告する立場にあり、強大な影響力を発揮しているとみられる。
両派の確執は表面化していないが、北東アジアの外交筋は「後継問題がタブー視されている中で、
玄大将が正哲氏か正雲氏を新たな将軍にするかのような態度を見せていることが、
張氏との対立の構図を示している」と分析した。
張氏は中国の厚い信任を受ける改革開放路線の推進派といわれる。
○四年に一時失脚したが、背後には正哲、正雲両氏の母親で金総書記の三番目の妻、
高英姫氏(○四年病死)と近い軍上層部の圧力があったとされる。
関西大学の李英和教授(北朝鮮経済論)は、
「両派は主導権を握るため、互いに強硬姿勢をエスカレートさせている。
最近のミサイル発射はその一環で、今後は再核実験もやりかねない」と指摘している。
平成21年5月4日
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/090504-3.html
【韓国】【クローズアップコリア】文化成熟した韓国で、額縁市場の拡大狙う
5月4日8時30分配信 NNA
オフィスや店舗、住宅など――。
センス良いアート作品が掛けてあると、企業やその人に対するイメージが大きくアップすることがある。
作品の雰囲気一つで、その場の印象ががらりと変わることも。
しかし、インテリアに合ったアート作品を、専門家でない人が選ぶのは簡単なことではない。
そこで、顧客の要望に合わせて、その空間に合ったアート作品を提案・提供しているのがサイト二番町だ。
【韓国編集部・佐々木朋美】
延世大学付属・セブランス病院(ソウル西大門区)の総合館。
大通りに面して人通りも多いここには、遺体安置所や葬儀場が併設されている。
重苦しく落ち着かない雰囲気になってしまいがちな場所だが、そうした予想とは反対に現場はいたって
穏やかな雰囲気。このような印象を与える理由の一つに、アートの存在が挙げられる。
また、事務室にも柔らかみのあるトーンのシンプルなアートが掛けられており、
部屋の雰囲気を和げているような印象を受ける。
白い床に壁という、もともとは無味乾燥な建物内が、アートがあるだけで大きく変わることが分かる。
>234
■空間に合ったアートを提案
このようなアートを提案・提供したのがサイト二番町(本社・大阪市)だ。
オフィスや店舗、個人の住宅など、あらゆる空間に合ったアートを提案し提供するのが同社の業務。
アートといっても単にアーティストによる絵や版画、ポスターを提供するだけではなく、
それに合った額用マット(絵の周囲に配置し縁取りするマット)や額縁で額装したものを提供する。
アート作品や額縁などの組み合わせを考案し提案する人を「フレーマー」といい、
日本では資格の1つとして認められている。
「額縁は家具やカーテンなどとともに、部屋を構成する上で重要な役割を担います」
と言うのは韓国支社の中川洋子支社長。額縁は、それだけが美しければ良いというのではなく、
顧客の要望に応えつつインテリアと調和したものでなければならないという難しさがある。
そのため、額縁を飾るための作業は、部屋のコーディネーターとの共同作業で進められる。
コーディネーターが部屋全体のコンセプトを考案し、家具のデザインや配置を決める一方、
フレーマーはそれに合ったアート作品や額縁を提案する。部屋のコンセプトにも、モダンやナチュラル、
クラシックなどさまざまあるが、同社は自社が保有する約2,000種類のアート作品と、
約1,500種類のフレームの中から最適のアートを選び出しているという。何気なく掛けられている
絵1つにも高度に専門化された仕事があり、そこからセンス良い空間が生み出されているのだ。
>235
■住宅事情の違い、額にも影響
フレーマーの仕事として韓国で多いのは、高層マンションのモデルルームへの導入事例。
日本と同様、建設会社からデザイン会社に依頼が来て、コーディネーターがコンセプトを決めて
フレーマーとの共同作業に入るという仕組みとなっている。
だが、大きく異なるのはモデルルームの寿命が短い点、そして建設会社の発言権が強い点だという。
韓国においてモデルルームは大抵、展示するだけでなく売れ次第そこへの居住も可能という前提で
作られている。そのため、綿密な打ち合わせをして額縁を飾っても、1カ月程度でそのモデルルームが
売れてしまうこともあるという。こうした場合には、別のフロアにモデルルームを作るため
再度アートを額装し直すことになるなど、アートの展示期間やサイクルが比較的短いのが特徴だ。
また、日本ではコーディネーターやフレーマーの仕事は、その人に一任するのに対し、
韓国では建設会社の発言権が強いトップダウン方式であるため、デザインに関しても介入してくることが
多いという。コーディネーターやフレーマーが部屋を作りこんでも、モデルルームの公開直前に建設会社
の一言で作り直し命令がかかることもしばしば。それほど多くの関係者による意見が反映されやすいと
いうことで、コンセプトが決まるまで多くの時間を要する分、納期までの時間が短くなってしまう
ケースもあるようだ。
このほか、住宅事情の違いから、部屋にふさわしい額縁も明確に異なっている。
韓国では日本ほど地震が頻発しないことから、部屋が広いという特長がある。
それに伴い、額縁も自然と枠が太くて大きいものが好まれるという。
「韓国では、枠が細身の小さな額縁を好む日本で扱ったこともないような、太めのものを扱うことが
多くなりました」と中川支社長。日本も韓国も、モダンでシンプルなデザインが好まれるのは同じで
あるものの、韓国の部屋で日本のようにきゃしゃなアートを扱っても貧弱に見えるだけということで
枠が太めのものが普及しているようだ。
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一方、課題は日韓共通だ。両国とも、もともと掛け軸文化だったため、額縁を飾ることに対する認識が
欧米より高くないこと。これに加え、昨今のような不況時には特に“なくても困らない”(中川支社長)
額縁から省略されていく傾向が強まるという。しかし、欧米では壁は額縁を飾るものという認識が
あるほどアートが根付いている。西欧式のライフスタイルへ変化している、日韓を始めとしたアジアでも、
今後は額縁が定着することに期待を寄せている。
モデルルームや病院以外への、額縁の導入事例として印象的だったのは、大衆的な雰囲気の焼肉屋だ。
気軽な雰囲気を持ちつつも韓国を感じられるような、“ 古くて新しい”雰囲気のアートを提供した。
個人宅では息子が米国の大学を卒業した際に受け取った卒業証書を額装してほしいという、
ユニークな依頼もあったそうだ。リース例としては、江南にあるUCCコーヒーショップが代表的だ。
余裕ある落ち着いた空間を演出できるよう、過去の時間と現在の空間をテーマにしたコラージュアートを
提供。ゆったり感を出すのに成功した。
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■外資企業や個人需要狙う
同社は2006年11月に韓国進出を果たした。アートに関しては、文化が成熟していなければならない
との判断から、それが見込まれる韓国への市場調査を開始。その後、約1年を経て進出を決めた。
アート作品はすべて日本からの輸入品。韓国のアーティストの作品も導入したい意向で、
ギャラリーで展示する作家にアプローチすることもある。
ただし、良いアーティストほど作品も高価なのがネックで、商品としての作品の質と価格のバランスを
取ることが難しく、いまだ提携までには至っていないのが現状だ。
今後は、韓国に進出している欧米や日本企業を中心とした外資企業をターゲットとして販路を拡大して
いきたい意向だ。また、1〜2年契約のチョンセ(大金を一度に支払い引っ越し時に受け取る賃貸制度)
が根付いており、引っ越しが頻繁に行われるという韓国ならではの特長を利用して、
個人の引っ越しおよびリフォーム需要も狙っていく計画。
今後は、まだ掘り起こせてはいないものの、潜在的な需要が狙える部分を拡大していく方針だ。
サイト二番町のような企業は韓国にはそれほど多くなく、同様の仕事はギャラリーに所属する人が
行うことが多いほか、フレーマーという資格自体も存在していないようだ。そうした市場であるからこそ、
同社では高い専門性と経験を活かし、今後の需要拡大が見込まれる韓国市場の開拓を続けて行く方針だ。
最終更新:5月4日8時30分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090504-00000011-nna-int
【国内】「一身にして二生を経(ふ)る」姜尚中さん「俳優に挑戦したい」〜偽善的悪人など、自分のイメージと正反対の役を[05/04]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1241398505/l50 【コラム】中日春秋
2009年5月4日
織田信長といえば、愛誦(あいしょう)したという
<人間五十年、下天の内をくらぶれば夢まぼろしのごとくなり…>が頭に浮かぶ。
下層の四王天の一昼夜は、人間界の五十年に当たる。
対比して、人間の命のはかないことを表す(『広辞苑』から)
▼人間八十年の今も、はかないことに変わりはない。
しかし人間界にいる身からすると、三十年の差は大きい。
福沢諭吉は<一身にして二生を経(ふ)る>との言葉を残しているが、必要な時間は十分にある
▼ただし、年齢を重ねることを衰退ととらえるのは禁物だ。そのうえで「自己規制をしない」と、
心掛ける必要がある。きっと無性に、いろいろなことに挑戦してみたい気分になる
▼実はこれ、五十代後半になる政治学者の姜尚中(カンサンジュン)さんが著書『悩む力』で説いている
「二生を経る」ための処方せんである。自分自身は、まず俳優に挑戦したいという。
偽善的悪人など、自分のイメージと正反対の役を演じたいというから大胆だ
▼ちなみに俳優や歌手、タレントは「大人の夢」として人気がある。第一生命保険がかつて行った
調査では五十代の男性で八位、女性で五位と上位に入った。気分は若者に近いのだろう
▼ゴールデンウイーク中、時間を持て余したときに「自分ならば…」と思案してみるのも悪くない。
「一身にして三生」、いやもっと数多く生きたい意欲満々の人もいそうである。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2009050402000039.html
蓮池薫さん刊行『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』
2009.5.4 09:53
■国際交流のきっかけに
蓮池薫さん(51)が『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(講談社)を刊行した。
人気の韓流ドラマを通して朝鮮半島の歴史をひもとくエッセー集で、東アジアの文化論、民族論、
国家論、安全保障論にもなっている。
韓国で大ヒットし、日本でも放映された歴史ドラマ「太王四神記(たいおうしじんき)」と
「朱蒙(チュモン)」は、ともに三国時代の高句麗を舞台にしている。
「ドラマからは、高句麗に対する中国の評価など、現代の東アジアを取り巻く国際問題も読み取れます。
中国と北朝鮮の関係や高句麗をめぐる南北の歴史観の違いを伝えたいと思いました」
歴史は現在進行形の諸問題につながっている。そんな思いが執筆の動機。
24年にわたり北朝鮮に拉致され、苦難の日々を過ごした著者の言葉には説得力がある。
「ただの歴史本を出しても、なかなか興味を持ってもらえないですからね」。
他国の歴史や文化、伝統に学問的な興味を抱く人は少ない。
読みやすいものにしようと工夫を重ねた。自身の体験と心情も織り込まれている。
たとえば高句麗遺跡の一つ「大城山」(テソンサン)。かつて平壌を守る山城が築かれ、いまは
平壌市民の憩いの場となっているが、拉致後はじめて祐木子夫人に再会し、プロポーズした場所でもある。
「女性としてはとても寂しかったと思います。花嫁姿だって親に見せられないわけですから…」
と振り返る。
中国―朝鮮間に観光列車が開通へ 今月中に試運転
2009年5月4日15時6分
吉林省図們市人民政府と朝鮮咸境北道観光局、図們市図們江国際旅行者、朝鮮咸境北道清津鉄路局の
代表者がこのほど朝鮮の清津市で、鉄道観光路線をめぐる協力合意書に調印した。
これにより中朝が両国を結ぶ観光列車の開通に正式に合意したことになる。
吉林省観光局が明らかにしたとして「新京報」が伝えた。
今回調印されたのは「中朝両国の中国図們−朝鮮南陽・清津・七宝山間の鉄道観光路線の開通に
関する協力合意書」。これによると同鉄道観光路線は両国が共同で開通させたもので、
両国の旅行会社が共同で運営を担当するという。
朝鮮側は事務所を設立し、路線の運営で生じた問題を処理する予定だ。
双方は今月中旬から下旬にかけて試運転を行い、開通式典を行うとしている。
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200905040106.html
世界に売り込め韓国料理 ペ・ヨンジュンさん参加の推進団発足
2009.5.4 16:30
韓国料理を世界に売り込め−。韓国政府は4日、国と民間が一体となって韓国料理のイメージアップや
専門家育成、海外進出拡大を図るため、韓流スターのペ・ヨンジュンさんら文化・芸能関係者や学者、
農業関係者などからなる「韓国料理世界化推進団」を発足させた。
韓国の国家ブランド価値を高めるため、文化面で影響力を行使する「ソフトパワー」の強化に力を入れる
李明博大統領の方針を受け、2017年までに韓国料理を「世界5大料理」の一つにするのが目標だ。
李大統領の金潤玉夫人が「名誉会長」として推進団を全面支援し、
東京で韓国レストランを経営するペさんも提言などを行っていくとみられる。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090504/kor0905041631000-n1.htm
北朝鮮が米政権への本格非難開始 「政策に変化なし」
2009.5.4 18:53
北朝鮮の外務省報道官は4日「現在の米政権」の対北朝鮮政策はブッシュ前政権と
「少しも変わりはない」と指摘、オバマ政権を初めて本格的に非難する立場を朝鮮中央通信を通じ表明した。
北朝鮮は「衛星打ち上げ」に対する国連安全保障理事会の議長声明採択後、
使用済み核燃料棒の再処理着手や核再実験の方針表明など段階的に緊張をエスカレート。
この過程でも米国を非難してきたが、北朝鮮当局が公式に「現在の米政権」とオバマ政権を念頭に
非難の対象として言及したのは初めて。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090504/kor0905041854001-n1.htm
北朝鮮、オバマ政権「妖術ろうしている」と非難に踏み切る
【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は4日、
弾道ミサイル発射を非難する国連安保理議長声明の採択に当たって、
米国が「主導した」としてオバマ政権を非難した。
北朝鮮はこれまで、「米朝対話」路線を掲げるオバマ大統領への批判を慎重に避けていた。
報道官は「米国が我々の衛星発射を必死に弾道ミサイル発射だと強弁する政治的狙いは、
何とか制裁の口実を作り、わが国の国防工業を物理的に窒息させることにある」と指摘。
その上で、「米国の現政権は『変化』や『多国間協力外交』と騒ぎ立て、妖術を弄(ろう)しているが、
気にくわない国々を力で圧殺しようとした前政権と少しも変わらない」と述べ、
名指しは避けながらもオバマ政権を非難した。
さらに報道官は、「人工衛星『光明星(クァンミョンソン)2号』は現在も正常に軌道を回っている」と、
あくまで「成功」を強調した。
(2009年5月4日19時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090504-OYT1T00569.htm
韓国海軍、北朝鮮貨物船を海賊から救助…ソマリア沖
【ソウル=浅野好春】ソマリア沖のアデン湾で4日朝、韓国船舶の護衛のため派遣されている
韓国海軍部隊が、海賊の襲撃の危機にさらされた北朝鮮の貨物船を救助した。
韓国の善意で北朝鮮側を救った形だが、悪化した南北関係の改善に役立つかどうかは不透明だ。
韓国国防省によると、この日、駆逐艦「文武大王」が護衛任務を終え洋上監視活動をしていたところ、
アデン港南方沖37キロを航行中の北朝鮮貨物船「タバクソル」から「海賊に追われている」
と救助要請の緊急信号を受信した。駆逐艦はヘリ1機を出動させ、40分後に現場に到着。
海賊船は貨物船まで3キロに迫っていたが、ヘリの狙撃手が射撃姿勢を取ると逃げ去った。
救助後、貨物船は韓国部隊に「たいへん感謝する」と無線連絡してきたという。
(2009年5月4日20時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090504-OYT1T00590.htm
国民総動員態勢を提示 「150日戦闘」と北朝鮮
2009.5.4 20:09
北朝鮮は4日、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の社説を通じ、
経済分野を中心に国民総動員態勢を図る「150日戦闘」を全国民に提示した。
今年9月の建国記念日や10月の党創建記念日を目標にした経済再建策とみられるが、
一定の成果を示すため今後、核再実験や長距離弾道ミサイルの再発射などの動きを本格化させる
可能性もある。
北朝鮮で期間を区切り生産や建設の目標達成を促す経済運営方式は「速度戦」と呼ばれており、
これまで1970年代の「70日戦闘」「100日戦闘」や80年代の「200日戦闘」などが代表的。
最近では、2005年の党創建60周年を前に「100日戦闘」が展開された。
社説は今回の「150日戦闘」が、故金日成主席の生誕100周年となる2012年に
「強盛大国」を建設するための「闘争を左右する」と意義を強調している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090504/kor0905042010002-n1.htm
【新型インフル】韓国では日本人観光に影響なし
2009.5.4 20:09
2日に新型インフルエンザの感染者が確認された韓国。
日本からの観光客らの減少が懸念されたが、これまでのところ大きな影響は出ていない。
繁華街の人出も変わりなく「感染国」の緊張感は感じられない。
伝統工芸品店などが並ぶソウル中心部の仁寺洞は、4日も多くの観光客でにぎわった。
マスクをしている人はほとんどおらず、東京都から訪れた会社員の男性(44)は
「万が一を考えてマスクをしたが、周りが誰もしていないので恥ずかしいくらいだ」と話した。
韓国メディアによると、ホテルや飲食店のキャンセルや売り上げ減などはほとんどなく、
航空会社も「日本からの乗客が1割ほど減ることを予想したが、実際はほとんど問題なかった」
としている。日本人客の多い焼き肉店の従業員は「わずかにキャンセルがあり、
豚肉の仕入れを一時ストップしたが、全体の売り上げは変わらない」と話した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090504/kor0905042011003-n1.htm
>>134 愛媛MP 球団関係者を処分
四国・九州アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツに所属していた元選手の男が女性に乱暴したとして、
逮捕された事件を受けて、球団は、3日、薬師神績社長を無期限で無報酬とするなど、
球団関係者の処分を発表しました。
この事件は、愛媛マンダリンパイレーツの元選手で、韓国人のムン・サンフン容疑者が(26歳)
松山市内で女性に乱暴し、軽いけがをさせたとして、4月27日、逮捕されたもので、その後、
解雇されています。
この事件を受けて球団は、3日、
▼薬師神績社長を無期限で無報酬に、
▼沖泰司監督を減俸20%、3か月の処分とすることを発表しました。
また、沖監督は3日から10試合、出場自粛の処分とし、斉藤浩行コーチが監督を代行することも
明らかにしました。
さらに、今回の不祥事を受けて再発防止策を検討するため弁護士や有識者など第三者による委員会を
早ければ5月中に発足させたいとしています。
http://www.nhk.or.jp/matsuyama/lnews/07.html
朝鮮人強制連行:労働者遺骨発掘 足など4体分発見−−猿払 /北海道
旧日本陸軍によって強制連行され飛行場建設工事に従事させられた朝鮮人労働者の遺骨の発掘調査が3日、
宗谷管内猿払村浅茅野の旧共同墓地で始まり、足や腰の骨など4体分の遺骨が見つかった。
「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」が05年に試掘を始め、
06年には12体の遺骨が見つかった。作業にあたる北海道大の加藤博文准教授は
「今回が最後となるはずだったが、考え直す必要もある」と語った。
今回の調査は工事に従事させられた韓国在住の池(チ)玉童(オクトム)さん(82)が立ち会い
4日まで行い、5日には追悼式と報告会が予定されている。【金子栄次】
毎日新聞 2009年5月4日 地方版
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090504ddlk01040128000c.html
韓国:盧前大統領の逮捕状請求など慎重に協議 最高検
【ソウル大澤文護】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権の不正資金疑惑事件を捜査中の韓国最高検察庁は
4日、前大統領の逮捕状請求を含めた事件処理について幹部会議を開催した。
聯合ニュースによると林采珍(イム・チェジン)検事総長は「独自の判断で合理的な結論を出す」
と述べ、検察内部で慎重な協議を続ける姿勢を強調した。
検察当局は先月30日、前大統領から約10時間にわたる事情聴取を終え、
すでに権良淑(クォン・ヤンスク)夫人や親族に渡ったとされる600万ドル(約6億円)の資金授受は、
大統領の職務権限が極めて幅広いことから、前大統領に対するわいろだったと判断。
収賄罪などでの起訴は可能とみている。
毎日新聞 2009年5月4日 21時46分(最終更新 5月4日 21時54分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090505k0000m030083000c.htm
回復じわり「特需」再び? 対馬の韓国人観光客 島ぐるみの値下げ奏功 先行きになお危うさも
2009年5月4日 01:26
昨秋の世界同時不況で韓国人観光客が激減した対馬市に、再びにぎわいが戻りつつある。
連休中は韓国人客で満室という宿泊施設も出現。地元では早くも「韓国特需の再来」を期待する声が
出ているが、宿泊料金などの引き下げでしのいでいる側面も強い。 (対馬通信部・犬束真一)
◆背に腹代えられず
「料金値下げが効いた。客足が戻り始めた」。
同市厳原町にあるホテルの男性マネジャー(32)にも、笑顔が戻っていた。
100人が宿泊できる同ホテルは、昨秋まで月平均約1000人の韓国人観光客が宿泊していた。
しかし、ウォン安が進んだ昨年11月以降、平日はがら空き、週末も20人程度という状況に陥っていた。
「背に腹は代えられない」と、今年に入って、韓国人向けに1人1泊4600円としていた宿泊料金を
3500円に値下げ。韓国旅行社の反応は良く、同国でも連休中の5月初めは50の客室がすべて埋まり、
年末まで月平均600人の予約が入るまで持ち直した。
>254
◆「韓国頼み」根強く
2008年に対馬を訪れた韓国人観光客は、前年を約7000人上回る約7万2000人。しかし、
右肩上がりの増加傾向は世界同時不況で一変し、11月以降は対前年比約50%にまで急落した。
今年3月ごろまでに、全島的に宿泊料金やバス料金などの値下げの足並みがそろい、
ウォン安も一段落すると、4月の落ち込み幅は対前年比40%に回復。
5月も同30%台が見込まれ、徐々に上昇軌道を描きつつある。
離島の対馬にとって、割高な交通運賃や知名度の低さなどの固有のハンディゆえに、
国内客の誘致はままならない。一方、韓国人客に対しては「最も手ごろな外国旅行」という強みがある。
県対馬振興局のまとめでは、韓国人観光客の07年の島内消費額は21億円以上と推計され、
韓国人観光客に寄せる期待感は大きい。
韓国人釣り客誘致のパイオニア的存在で、同市美津島町で民宿を経営する神宮安実さん(61)は
「回復傾向がこのまま続いてほしい」と願う。
◆「現状でぎりぎり」
現在、釜山発の対馬1泊2日の旅行代金は約2万2000円前後。韓国の国内旅行と比べても
なお割安感はあるというが、釜山の旅行会社に勤める金純淑(キムジュンシュク)さん(42)は
「国内経済の先行きは不透明で、まだ海外旅行を控える人々が多い。対馬旅行も為替レート次第で
再び減る可能性もある」と指摘する。
宿泊料金などの引き下げでかろうじて踏みとどまっている形の対馬にもまた、日本国内の不況風が
吹き付けており、神宮さんは「現状の料金で採算ラインぎりぎり。これ以上の値下げを求められても
無理でやっていけない」と語る。国境の島の観光の先行きには依然危うさが残っている。
=2009/05/04付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/93345
社説:視点=盧前大統領聴取 「時代精神」に背いた罪
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が被疑者として検察の聴取を受けた。
在任中に後援者の企業会長から約6億円相当のわいろを受け取った容疑だという。
本人は否認した模様で、起訴されるかどうかは近日中に決まる。
しかし、盧氏の親族や側近も不正資金がらみで次々に摘発されている。構造的な腐敗を否定できない。
前政権に好意的だったハンギョレ新聞は盧氏聴取後の社説で、90年代に数百億円相当の
収賄で断罪された全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)両元大統領の事件と比べ
「むしろ、もっと胸が痛い」と嘆いた。これはなぜか。
韓国では「時代精神」という言葉をよく使う。
「大統領選の結果に表れる民意こそ時代精神だ」。そんな言い方をする。
そして直接選挙で選ばれた歴代大統領はそれぞれ当時の発展段階に即して、経済成長、穏健な民主化、
文民統治、国内対立緩和といった国民多数の願い、つまり「時代精神」を担ってきたように見える。
では盧武鉉氏を小差の当選に導いた民意は何か。それは政治刷新と「清廉」への期待であったろう。
盧氏は韓国の経済発展を主導した勢力を守旧派と決めつけ、「特権、癒着」を批判した。
これを特に若者たちが歓迎した。
当時、失業・就職難や格差拡大など社会的ストレスが強まり、自殺も急増し始めていた。
こうした閉塞(へいそく)感の中での盧氏当選には、「自民党をぶっ壊す!」と叫んだ
小泉純一郎氏の首相就任やその後の人気の高さと重なる側面があったのではないか。
>256
また盧氏は、高卒後に独学し人権派弁護士となった経歴を持つ。
自らの政権について「不正腐敗とは無縁だ」と誇り、それを国民は信じた。
盧政権に「無能」のレッテルを張った保守陣営も、清廉さは認めていた。
こうした信頼を盧氏は裏切った。
自らの刑事処分の行方はさておいても、周辺の腐敗を防げず「時代精神」に背いた道義的責任は免れない。
「進歩」を掲げる勢力の自負心は大きく損なわれた。ハンギョレ新聞の痛憤はここに向けられている。
もちろん、こうした感覚はかつて盧氏を支持した人々のもので、保守派はもっと冷淡だ。
前大統領から激越な批判を浴びた日本でも、冷ややかな視線を送る人々が少なくないだろう。
ただ、単に旧態依然の政治腐敗がいつまでも続いていると見るのは適切でない。
韓国社会全体を見れば、時代の流れに相応する変化は着実に進んできた。
日本と似た閉塞状況の中で、次なる「時代精神」が、発現の時を待っている。
そういう認識をもって隣国を見守りたい。(論説委員・中島哲夫)
毎日新聞 2009年5月5日 0時17分
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090505k0000m070108000c.html
「意識かすむ時もある」 金総書記、疲労を吐露
【北京5日共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は4日付で、金正日総書記がある党実務者と
面談した際、「仕事が多く疲れることは事実だ。私がどんな仕事もてきぱきと片付けると話す人もいるが、
そうではない」とした上で、「時には数時間も精神を集中し考えようとすれば、意識がかすむ時もある」
と語ったとする記事を掲載した。
発言時期は「ある年の暑い夏の昼食時間」としたが、健康が悪化したとされる昨年8月かどうかは不明。
金総書記が自らの健康状態に立ち入り、心情を吐露する発言が紹介されるのは異例。
同紙はまた、金総書記が「長時間考えた末、明け方に明白な答えを探し当てる喜びは何事にも替え難い」
と話し、「一生涯、仕事に没頭しようと思う。これが私の最大の幸福であり喜びだ」と語ったとも伝えた。
2009/05/05 06:27 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050501000049.html
【あめりかノート】ワシントン駐在編集特別委員・古森義久
2009.5.5 02:54
■拉致訪米団が提起したこと
拉致問題解決のためにワシントン入りした訪米団の一員、塚田一郎参議院議員が横田めぐみさんとともに
新潟市立寄居中学に通っていたという話を聞いて、この拉致のむごさをまたまた実感した。
めぐみさんが北朝鮮工作員にさらわれた1977年11月、二人はともに13歳の寄居中学の生徒だった。
学年こそ塚田氏が1年上だったが、小さい学校だからおたがいに知っていた。
めぐみさんが行方を絶った後の地元社会の騒ぎや悲しみも塚田氏は肌身で体験したという。
それから30余年、塚田氏は東京の大学から米国の大学院を終え、大手銀行に勤めた後、国政への道を進んだ。
同じ中学で同じ時期に学んだめぐみさんにも、こうした躍進へのドアは開かれていたはずだった。
だが彼女は工作船に閉じ込められ、「お母さん、助けて!」と泣き叫びながら、北朝鮮の闇にのみこまれていった。
同じ中学に通った日本人同士の人生のこれほどの断層はめぐみさんや彼女を愛する人たちを悲嘆に突き落とした
犯行の残忍さを改めて感じさせる。
この悲劇の終結に米国の協力をも得ようとする拉致被害者の「家族会」「救う会」「拉致議連」の
合同訪米団が4月末からこの3日までワシントンに滞在して、政府や議会など広範な米側関係者多数と
面談した。オバマ政権になって初めての拉致関連の訪米団だった。
「家族会」の飯塚繁雄代表と増元照明事務局長は妹や姉を連れ去られた肉親の立場から米側に
「拉致問題が埋もれないよう北朝鮮への圧力を緩めないでほしい」と訴えた。
「救う会」の西岡力会長代行と島田洋一副会長は政策面で北朝鮮の「テロ支援国家」への再指定と
金融制裁の新発動を求めた。
>259
「拉致議連」は国会での補正予算などの審議の合間をぬって駆けつけた平沼赳夫会長や古屋圭司事務局長、
松原仁同局長代行がオバマ政権の国家安全保障会議や国務省の当局者に
「米国が拉致での対日協力を渋ると、日本側の対米不信を高め、日米同盟に悪影響を与える」などと告げた。
イラク派遣の自衛隊で活躍した佐藤正久参院議員と前述の塚田議員も初参加ながら積極的に発言していた。
訪米団がまとめた米側の反応は、北朝鮮のテロ支援国家再指定や金融制裁新発動の要請にははっきり
ノーの回答が返ってきたように、「オバマ政権はとにかく圧力よりも対話を優先させ、
日本の拉致への認識もまだ高くない」(飯塚、増元両氏)という感じだった。
その一方、松原、塚田両議員とも「日本側の官民が拉致の解決をなお強く求めているというメッセージを
新政権に伝えたことの意義は大きい」と強調した。オバマ政権の北朝鮮政策というのはまだまだ固まって
いないから、今回の日本側からのインプットには期待は残る。
しかし気になったのは訪米団が総括の記者会見で日本の民主党の前原誠司、岡田克也両氏の名をあげて
批判したことだった。両氏がともにワシントンを最近、個別に訪れた際、米側関係者に
「いまの日本は拉致解決に固執しすぎて北朝鮮の核放棄への障害となっている」という趣旨を述べたと
いうのだ。増元、島田、塚田の3氏がともにその「前原・岡田発言」について米側から聞いたと明言し、
そんな発言は日本側の拉致解決への希求に対する疑念を米側に抱かせると述べ、
日本自体がきちんと団結しない限り、拉致の解決は難しいとも主張した。
前原、岡田両氏の側の見解を聞きたいところである。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090505/amr0905050254002-n1.htm
【朝鮮半島ウオッチ】3羽のツルは世襲のサイン? 張成沢は「後継請負の責任者」か
2009.5.5 08:00
将軍が行軍した厳冬のその地に、不思議な現象が起こった。
「突然、羽を広げて3羽のタンチョウヅルが飛来した」のだ。
北朝鮮で宣伝されている「神秘現象」が、思わせぶりで関心の的だ。
内政では「後継管理体制」が整ったもようだ。責任者は金正日総書記の義弟、張成沢氏(63)。
国防委員となった張氏は軍、党、監視機関の絶大な権力を掌握し、事実上のナンバー2となった。
人民への宣伝、組織の改編とポスト金正日に向けた動きが目立っている。(久保田るり子)
◆「世襲の予言」か
タンチョウヅル報道があったのは4月18日。
「将軍」(金総書記)が通りすぎた地に、「幸福のすみかを定めようとするかのように悠々と飛び回った」。
「軍事優先朝鮮が遠からず強盛大国の大門をくぐる日を、あの空も予感し神秘的な自然現象として
繰り広げたのか」。次期体制を示唆する文言がちりばめられている。
北朝鮮で「革命の世代交代」などという表現で世襲を予言する論説が朝鮮労働党機関紙、「労働新聞」に
登場するようになったのは昨秋から。3月下旬も『革命の3世4世が、強盛大国を担う主人公に成長した』
(21日)と次期政権にふれる論説が掲載された。宣伝は党機関紙だけでなく、
北朝鮮の対南(韓国工作機関、祖国平和統一委員会のウエブサイトでも公開され、
韓国政府や韓国内の親北分子へのメッセージにもなっている。
>261
◆「権力の代行者」
次期体制を準備する中心人物とみられるのが張成沢氏だ。最高人民会議で国防委員に選出され軍の上に立った。
張氏はこれまで、朝鮮労働党行政部長として国家安全保衛部(秘密警察)、人民保安省(警察)、
裁判所を統括。さらに人事・監察権を持つ党組織指導部副部長を兼務し、2012年の
「金日成生誕100周年記念事業の総括責任者」として外資導入の決定権も持っているとされてきた。
今回、改編され強化された国防委員会は「国家主権の最高軍事指導機関」である。
党、軍に協力な権力基盤を付与された理由を専門家は、ポスト金正日の後見人を担わせる「金総書記の意志」
と分析し、今後は張氏が「健康不安を抱える金総書記の指導力を補う役割を果たす」とみる。
>262
◆昔は遊び人…その毀誉褒貶
張成沢氏とは、どんな人物なのか。
義父は故金日成主席、義兄は金総書記と金一族の血縁に連なる背景が張氏の政治力の源泉だ。
金総書記の妹、金敬姫氏とは金日成総合大学で出会った。
敬姫氏の強い求めで2人はつきあったが、遊び人だった張氏との結婚に父親が反対。
2人を無理矢理に引き離そうとしたが敬姫氏は聞き入れず、見かねた兄の金総書記が取りなした
−というエピソードを亡命した黄長●(=火へんに華)・朝鮮労働党元書記が明かしている。
金総書記の側近として80年代から朝鮮労働党で活動し、94年に党で最も強い人事・監察権を持つ
組織指導部の第一副部長の要職についた。だが、「押しが強い。指導力や人望もある」(北朝鮮元高官)
という性格があだとなって、謹慎・左遷の憂き目もみている。
70年代に私生活の乱れから「思想教育を受けた」とされるほか、2004年から約2年、
消息が途絶え、親しい複数の人物も解任されて本人については自宅軟禁説が出た。高級幹部の子弟の
結婚式で派手に振る舞ったのが支持者集めの「分派活動」と見なされ、再教育を受けたといわれている。
2006年に復帰したときの肩書は「首都建設部第一副部長」だった。
2002年には韓国経済視察団として韓国を訪問し、南北経済交流の計画にも参画。
秘密訪中歴もあり中国との関係は良好とされ、「張氏は改革開放派?」という観測もあった。
有田焼の礎築いた李参平たたえ陶祖祭・・・有田町
有田焼の礎を築いたとされる朝鮮陶工、李参平の功績をたたえる「陶祖祭」が4日、
有田町の陶山神社で行われた。例年、神社山頂に建つ「陶祖李参平碑」の前で開かれるが、
雨で会場を本殿に変更。日韓両国の約100人が参列し、先人の遺徳をしのんだ。
豊臣秀吉の朝鮮出兵に従軍した鍋島直茂が帰国時に連れ帰ったといわれる李参平は、
江戸時代初めの1616年、同町泉山で磁器原料の陶石を発見したことで知られる。
陶祖祭は有田商工会議所などでつくる実行委員会の主催。韓国陶磁文化協会の金基衡会長が
「李公の開拓創造精神を継承し、韓日親善をもっと美しく実らせることを誓います」
と追慕の言葉を述べた。この後、神楽が奉納された。
この日の有田陶器市の人出は約15万人。6日間の累計は約90万人となった。
(2009年5月5日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20090505-OYT8T00156.htm
北東ア非核化構想を発表 NPT準備委で民主議連
2009.5.7 10:16
民主党の核軍縮促進議員連盟の平岡秀夫事務局長(衆院議員)は6日、
ニューヨークの国連本部で行われた非政府組織(NGO)のシンポジウムで、
同連盟などが作成を進めていた「北東アジア非核化構想」を正式に発表した。同党は政権交代を視野に、
米国の「核の傘」頼みの従来の外交・安保政策を転換、同構想を将来の政策の核にしたい考えだ。
構想は日本、韓国、北朝鮮の3カ国で核兵器の開発、保有などを禁じる非核兵器地帯条約を締結。
並行して米国、ロシア、中国が3カ国に核攻撃や威嚇を行わないことを議定書で取り決めるというもの。
シンポジウムは4日から開催されている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会の
サイドイベントで、NGOなどを通して各国政府に働き掛けてもらう狙い。
同事務局長は八日には日本と韓国のNGOに構想の詳細を説明する予定。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090507/stt0905071017000-n1.htm > 構想は日本、韓国、北朝鮮の3カ国で核兵器の開発、保有などを禁じる非核兵器地帯条約を締結。
> 構想は日本、韓国、北朝鮮の3カ国で核兵器の開発、保有などを禁じる非核兵器地帯条約を締結。
> 構想は日本、韓国、北朝鮮の3カ国で核兵器の開発、保有などを禁じる非核兵器地帯条約を締結。
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拉致被害者家族らが対北強硬姿勢を訴え
2009.5.5 19:32
北朝鮮による拉致被害者の家族会や支援者は5日、JR渋谷駅前で、
日本政府が北朝鮮に強硬な姿勢で被害者の帰国を要求するよう、世論が働き掛けてほしいと訴えた。
家族会代表の飯塚繁雄さん(70)は、先月26日から今月3日にかけて米国を訪問した感触として、
オバマ政権は北朝鮮に対して融和的で、家族が求める圧力強化に転じることは望み薄だとし、
「いい方向に向かっていない」と話した。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(76)は「日本政府が独自に解決するしかなく、
国民が(政府に解決を求める)意見を表明することが力になる」と支援を訴えた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090505/kor0905051934003-n1.htm
対話の米を日韓で動かす 拉致解決へ家族会 6日に国民大集会
2009.5.5 22:51
北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、緊張が高まる中、拉致被害者の家族が危機感を強めている。
米オバマ新政権が、北朝鮮に対して制裁よりも対話を優先する姿勢を示すなど、拉致問題が国際政治で
“置き去り”にされる懸念が出てきているためだ。拉致問題の解決に向けた日米韓の連携強化に欠かせない
のが、国内世論の盛り上がり。家族は6日、再び米国を動かすため、韓国の被害者家族とともに、
東京の日比谷公会堂で開く「国民大集会」で改めて世論の支持を訴える。
家族会は先月26日から今月3日まで、オバマ政権の高官らに拉致問題での協力を呼びかけるため、
ワシントンへ訪米団を派遣した。
政府高官からは拉致問題への「深い懸念」の表明は相次いだものの、
田口八重子さん=拉致当時(22)=の兄で家族会代表、飯塚繁雄さん(70)は
「オバマ政権は北朝鮮に対して融和的政策になる傾向を感じた」と振り返った。
家族会は、北朝鮮をテロ支援国家に再指定し、金融制裁を強化するよう訴えたが、
逆に「日本は十分に制裁をやっているのか」と、日本側の姿勢を問われる場面もあったという。
家族とともに訪米した支援組織「救う会」の西岡力会長代行は「日本が制裁をきちんとすることが
シグナルとなり、各国が同調してくれる」と、国内世論の重要性を指摘する。
一方、韓国ではテロ支援国家指定解除に積極的だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権から、
拉致など人権問題を重視する李明博(イ・ミョンバク)政権に代わった。
田口さんから日本人化教育を受けた金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員(47)と、
飯塚さんが面会を果たせたのは、変化の兆しといえる。
家族は、その変化をテコに韓国の家族と連携、米国に再び圧力を強化するよう働きかけていく方針だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090505/kor0905052253004-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090505/kor0905052253004-n2.htm
【主張】北朝鮮 軍拡路線にアメは禁物だ
2009.5.6 03:28
北朝鮮が長距離ミサイル発射以来、相次いで強硬策を発表している。
直接的には日米韓や国連の安保理議長声明の北朝鮮非難に対する反発からだが、
その内容は先月29日の外務省スポークスマン声明で明らかなように、
新たな核実験実施や大陸間弾道ミサイルの発射、核燃料開発など「軍備拡張」である。
国際社会との話し合いの場である「6カ国協議」への出席も拒否している。
北朝鮮は文字通りの軍事独裁国家だ。金正日総書記は最高権力ポストの「国防委員会委員長」になり、
軍歴などないにもかかわらず国民には「将軍さま」と呼ばせている。そして「軍事優先」を意味する
「先軍思想」や「先軍政治」を叫び、北朝鮮の国家、社会を軍事一色で塗りつぶしている。
北朝鮮は近年、故金日成主席の生誕100周年で金総書記が満70歳になる2012年を
「強盛大国の門を開く年」と盛んに強調している。「強盛大国」とは何よりも「軍事強国」を意味する。
したがって北朝鮮は当面、12年までに核弾頭の小型化と長距離弾道ミサイルが結びついた
核ミサイルの開発を最大の目標に据え、すでに全力で走り出しているのだ。この「軍拡路線」は、
米国など国際社会との交渉次第では引っ込めるかもしれないといった“外交カード”ではない。
これは「6カ国協議」をはじめ国際社会との数多くの話し合いや交渉にもかかわらず、
北朝鮮が核開発とミサイル開発を決して放棄しなかったことからも明らかだろう。
話し合いで“アメ”を与えれば、北朝鮮の態度は変わるかもしれないとしてきた
「6カ国協議」は国際社会の誤算、幻想だったといっていい。
北朝鮮で韓国ドラマの視聴者増加 取り締まり強化へ検閲組織新設
2009.5.6 08:00
北朝鮮で韓国のドラマや映画を隠れて視聴する者が増え、こうしたビデオなどを専門に検閲する組織
「109班」が新設されたことが、韓国統一院がこのほど発表した2009年「北朝鮮人権白書」で
分かった。白書は毎年、韓国に渡ってきた脱北者の証言などを通じて北朝鮮の人権の実態をまとめている。
白書に記された脱北者の証言を紹介する。
「韓国のドラマを録画して売る人がおり、『ホテリア』『冬のソナタ』『秋の童話』などのドラマをみた」
「韓国ビデオをたくさんみたが、(とくに)『青春の罠(わな)』を思いだす」
「平壌でも韓国映画を見るのがはやっていた」
「2002年から『花嫁はギャングスター』のような韓国映画、ドラマなどのビデオを見るようになった」
「軍でもひそかにビデオを見ている。一人で見たり、後方部隊などで仕事をしている人たちが
ドアを閉め隠れて見ている。自分も軍に服務していたとき、1998年から見ていた」
「金貞淑(キム・ジョンスク)教員大学の“全員総括”の時間に韓国のビデオを見た罪で、
2人の学生が退学処分を受けた。自分も学校の卒業を間近に控え夜遅くに帰宅したとき、
両親が韓国ドラマを見ていて一緒に見たことがある」
「市場で“ビデオCD販売”と書いて販売している女たちがいて、その人たちに聞けば購入できる」
「中国製の録画機がたくさん売られていて、新品でもよく故障するので修理する人がかなり金をもうけている」
「北朝鮮で『冬のソナタ』『天国の階段』『ガラスの靴』や羅勲児(ナ・フナ)のコンサートの
ビデオCDなど韓国のビデオをたくさん見た」
>272
「韓国ドラマをたくさん見たが、昔の映画『TUBE』『オルガミ〜罠〜』『JSA』などの映画を見た」
「平壌市の金亨稷(キム・ヒョンジク)師範大学のある女性教員が授業中に韓国語を使って
問題となった。この教員は韓国映画やドラマのビデオCDを好んで視聴していた。
授業中に笑い話で韓国語を使って問題になった」
「平壌市を始め、平城、元山地域で不法ビデオCDを見たり、所有および流通して摘発された場合、
厳しく処罰する内容の不法ビデオCD関連の布告が張り出されていた。当局はとくに青少年の間で
韓国の映画鑑賞が流行することに警戒心を持っていて、処罰の度合いを高めていた」
「新義州でも当局の方針で、不法ビデオおよび宣伝物を流通した者に対して、大々的に調査し、
粛清をした。咸鏡北道花蓮、穏城、茂山などの地域では7月4日夜に布告文を張り出し、5日朝まで、
保安要員たちが人民班別に大々的に捜索し、携帯電話や不法ビデオCDを集中的に捜査している間、
住民たちは一晩中不安だった。人民保安省の布告文には『反社会主義思想の文化的浸透を断つ掃討戦だ。
金もうけのために開いている食堂、カラオケルーム、電子娯楽室、ネットカフェを通じて反社会思想が
広がることを断つためにすべてを廃止する。違反者は地方に移住させ追放するとともにすべてを没収し、
連帯者は地位に関係なく厳罰に処す』とあった」
「電力事情が悪く、よく停電になるが、保衛部員らは停電になると、集中的に取り締まりを行った。
ビデオを見ていて、突然停電になった場合、ビデオテープを取り出すことができないため証拠品を
押収するのが容易だからだ」
「とくに平壌では意図的に停電にし、電気を消して取り締まりを実施した。取り締まりを受けたら、
金を渡せばほとんど解決できたが、教化所(刑務所)に送られたり、地方に追放されることもあった」
「麻薬とともにビデオ視聴が公開裁判の対象としていちばん多かった」
脱北者が機密資料盗む 北京の韓国大使館
2009.5.6 09:44
韓国のKBSテレビは5日、北京の韓国大使館に保護されていた北朝鮮からの脱出住民(脱北者)
2人が昨年12月、大使館の領事部に侵入、脱北者関連の機密資料などが入ったUSBメモリーを
盗み出して逃走したと報じた。北京の外交筋の話としている。
2人は逃走後、大使館に電話をかけ、USBメモリーを北朝鮮に渡すと脅して金を要求。
しかし大使館側が2人を捜し出し、USBメモリーを取り返した。
大使館側は機密の流出はなかったとしているが、事件の責任を問い責任者を更迭したという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090506/kor0905060945002-n1.htm
「日本は意志を見せて」「北に圧力を」拉致家族会など国民大集会
2009.5.6 18:28
「日本は意志を見せて」「北朝鮮に圧力を」−。
拉致問題をはじめ、核、ミサイル問題でも国際社会への挑戦を続ける北朝鮮に対し、
オバマ米政権が対話優先の姿勢も見せるなか、拉致被害者の家族らが怒りの声が上げた。
拉致被害者の家族会などは6日、日比谷公会堂(東京都千代田区)で国民大集会を開き、
日米韓を中心とした国際連携による問題の解決に向け、日本政府の行動を求めるとともに、
国内世論の一層の理解を訴えた。
家族会の飯塚繁雄さん(70)は「日本人が日本人を救うために、なぜ一丸となれないのか。
(解決に向けた)日々の動きがはっきりと見えないのが残念」とし、
「解決には国際連携が必要。日米韓が一体となって(北朝鮮に対し)強いメッセージを出してほしい。
国民の世論がなければ問題は風化する」と危機感を吐露した。
韓国は、北朝鮮との対話を重視した盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権から、
拉致など人道問題を重視する李明博(イ・ミョンバク)政権に代わった。
河村建夫官房長官は、田口八重子さん=拉致当時(22)=から日本語教育を受けた
金賢姫元北朝鮮工作員(47)と田口さんの家族との面会が実現したことに触れ、
「(日韓の)協力関係は緊密になっている。面会は解決に向けた一歩」と語った。
その言葉を受けるように、田口さんの長男、飯塚耕一郎さん(32)は
「2歩目、3歩目を歩み出してほしい。一筋の希望の光を消さないでほしい」と、
政府に具体的な行動を求めた。
国際連携の強化には、韓国の被害者家族らも同調の声を上げた。
「日米韓が積極的に立ち上がって解決を模索しなければならない」
「国際社会に訴えれば必ず解決する」。
「家族に必ず会える日が来る」 金賢姫元工作員が飯塚繁雄さんへ手紙
2009.5.6 18:29
拉致被害者の家族会などが6日に開いた国民大集会で、拉致被害者の田口八重子さん
=拉致当時(22)=から日本人化教育を受けた金賢姫元北朝鮮工作員(47)が、田口さんの兄、
飯塚繁雄さん(70)にあてた手紙が披露された。手紙は「市民団体と政府、そして国民が勇気を
持って努力し続けるなら会いたかった家族にかならず会える日が来る」と、家族を励ましている。
手紙はA4判の便箋(びんせん)4枚。横書きで丁寧な漢字とハングルで書かれており、
集会に参加した韓国のジャーナリスト、趙甲済さんに金元工作員が託したという。
日本の被害者家族が味わってきた救出運動の苦労に思いをはせつつ、
「ついに韓国政府まで動かし」たとし、今年3月、繁雄さん、田口さんの長男、飯塚耕一郎さん(32)
との面会につながったとつづっている。
金元工作員が飯塚繁雄さんにあてた手紙の全文は以下の通り(「救う会」の西岡力会長代行訳)。
◇
>279
飯塚繁雄 拉致被害者家族連絡会代表様
こんにちは。私は金賢姫です。
3月中旬、飯塚代表と八重子さんの息子耕一郎さんに釜山で劇的に会い、
妹さんに関するお話をしてからでもすでに2カ月になりました。
趙甲済先生が5月6日の拉致被害者家族会が主催する国民大集会に出席されるという話を聞いて、
私の手紙を託しました。
飯塚代表と面談しながら私は、兄として妹の代わりに耕一郎さんを30余年間、しっかり育ててきた、
飯塚代表の献身的な心に畏敬の念を持ちました。
息子に会いたいと招待所で多くの日々を涙で過ごした八重子さんも、息子に関する消息を知れば
お兄さんに限りない感謝と喜びを感じるでしょう。
私は飯塚代表が私に直接くださった「妹よ」(飯塚繁雄さん著書)という本を読みました。
その本を通じて飯塚代表と拉致被害者家族たちが救出運動をしながら、
この間どれほど困難で孤独な戦いの道を歩いてきたのかを知ることになりました。
家族会がはじめて拉致被害者救出のための署名運動を展開したとき、一般の人たちは冷淡な表情で
「そんなことをして拉致被害者が帰ってこられるのか」と無関心だったが、家族会の不断の努力により多く
の市民が理解し手紙と激励を送り、署名運動へ積極的に参加してくれ、関心を持つようになったといいます。
そしてこのような民間団体の救出運動が次第に拡大され日本政府の協力にまでつながり、
ついに韓国政府まで心を動かして3月釜山で私と飯塚耕一郎さんが会うという歴史的な日が来ました。
【新型インフル】韓国3人目の感染確認 新型インフルエンザ
2009.5.7 09:19
韓国保健福祉家族省当局者は7日、新型インフルエンザ感染の疑いが濃い「推定患者」と
診断されていた女性(62)の感染が確認されたことを明らかにした。韓国の感染確認は3人目。
女性は韓国で最初に感染が確認された韓国人女性(51)と同じ飛行機で米国から帰国したことから、
機内で2次感染した可能性が出ている。
当局者によると、今回感染が確認された女性は症状が回復しており、7日中にも隔離病棟から
退院する予定。最初に感染が確認された女性(51)と2人目の女性(44)は既に退院している。
今回、感染が確認された女性は米アリゾナ州に約半年間滞在し、ロサンゼルスから同機に搭乗した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905070920000-n1.htm
北が核実験準備の兆候 新ミサイル基地建設完成も前倒しと朝鮮日報
2009.5.7 10:31
【ソウル=水沼啓子】7日付の韓国紙・朝鮮日報は、北朝鮮が2006年に核実験を行った北東部の
咸鏡北道豊渓里で最近、新たな核実験の準備とみられる兆候を見せ、関係当局が注視していると伝えた。
韓国政府筋によると、豊渓里で車両や人の動きが活発になっているのが持続的に把握されているという。
北朝鮮は4月29日に、核実験と大陸間弾道ミサイルの発射に言及しており、実際に準備を進めている
可能性もある。朝鮮日報は、韓国政府筋の話として「地下核実験は事前予測が難しく、いつ核実験が可能
かは正確にわからないが、北朝鮮がその気になれば近いうちに実施できる準備をしている状態とみられる」
と報じている。
また、朝鮮日報は、北西部の平安北道東倉里で、8年前から建設が進められている新たな
ミサイル発射基地の完成が、当初予想された今年末よりも数カ月前倒しされるとの見通しも伝えた。
韓国政府関係者は「北朝鮮が最近、東倉里発射基地に装備と人材をこれまでよりも多く投じ、
工事を急いでいることが把握された」と述べたという。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905071033001-n1.htm
金総書記、列車で2カ月間移動生活「人民経済が心配で家に帰って安心して眠れない」 労働党機関紙
2009.5.7 13:33
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は7日の論評で、金正日総書記が経済再建や国民生活向上の
ため「昨年末から約2カ月間、家に戻れず列車で生活しながら、人民経済のさまざまな部門で現地指導
を続けている」とする発言を伝えた。
発言時期は今年2月の「意義深い祝日」としており、同月16日の金総書記自身の誕生日での
発言とみられる。
金総書記は「この2カ月は旧正月など祝日も多く、家で家族と休みたいという思いもなくはなかったが、
人民経済が心配でそうはできなかった」と述べ、経済再建までは「家に帰って安心して眠れない」
と話したとも伝えた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905071335003-n1.htm
ボズワース米代表が北京入り 北朝鮮説得で中国と協議へ
2009.5.7 19:25
米国の北朝鮮担当、ボズワース特別代表率いる代表団が7日午後(日本時間同)、北京入りした。
楊潔チ外相や6カ国協議の議長、武大偉外務次官らと、協議からの離脱と核活動再開を表明した
北朝鮮への対応について意見交換する。
米中とも6カ国協議が朝鮮半島非核化を目指す「最善の枠組み」との認識で一致しており、
北朝鮮を説得するための環境づくりや説得方法なども取り上げられるとみられる。
北京の外交筋の間では、北朝鮮の協議復帰に向け、中国の特使訪朝と米朝協議を連動させる
可能性も指摘されている。
特別代表は8日に韓国へ移動、その後日本も訪れる。北朝鮮が「衛星打ち上げ」として
4月5日にミサイルを発射して以降、特別代表が協議参加国を歴訪するのは初めて。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905071926004-n1.htm
ペ・ヨンジュンさんに実行委員委嘱 9月の日韓交流おまつり
2009.5.7 20:36
韓流スターのペ・ヨンジュンさんが、9月に東京とソウルで相互開催が計画されている
「日韓交流おまつり」の実行委員の1人に選ばれ7日、柳仁村文化体育観光相から委嘱状を渡された。
日韓交流おまつりは市民の交流を拡大し、若者らの友情を育てようと2005年から毎年ソウルで
開かれ、双方の参加者が伝統の踊りなどを披露してきたが、日本での開催は初めてとなる。
文化体育観光省によると、韓国と韓国文化を伝えるのにペさんが適任として、
有名俳優出身の柳文化体育観光相が直接電話し依頼した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905072040006-n1.htm
「力には力で対抗」北朝鮮機関紙がオバマ外交を非難
2009.5.7 21:35
北朝鮮の内閣などの機関紙「民主朝鮮」は7日、オバマ米政権の外交政策を
「本質においてブッシュ前政権と少しも変わらない単独主義的政策を実施している」と非難した上で、
「米国の力の政策には力で対抗するのがわれわれの固い意志、信念だ」とする論評を掲載した。
朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮は4日、外務省報道官の談話を通じてオバマ政権への本格的な非難を開始しており、
同紙の論評も非難攻勢の一環とみられる。
論評はまた「米国は自分の力を過信して国際的な正義と公正を踏みにじる国際社会のごろつき」
などと主張した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090507/kor0905072137007-n1.htm
中国山東省で公安当局が脱北者30人余り拘束か
2009.5.8 00:07
韓国の民間運営の対北朝鮮ラジオ「開かれた北朝鮮放送」は7日付のニュースレターで、
中国山東省青島で4月28日ごろ、北朝鮮脱出住民(脱北者)30人余りが公安当局に拘束され、
北朝鮮側に送還される予定だと報じた。中国の公安関係者の話として伝えた。
ニュースレターによると、脱北者には生後8〜10カ月の乳児を含む子供7人が含まれ、
最終的に韓国行きを希望。朝鮮族のブローカーの手引きで団体観光客に偽装しバスで
雲南省昆明に向かい、ラオスやベトナムとの国境地帯を経由して脱出する計画だった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905080009000-n1.htm
韓国情報機関、親北団体の幹部ら6人を拘束
2009.5.8 00:14
韓国の情報機関、国家情報院と警察当局は7日、国家保安法違反容疑で、
北朝鮮の統一戦略を支持する韓国の在野団体「祖国統一汎民族連合」(汎民連)の南側本部や
市民団体の幹部ら計6人を拘束し、同本部事務所などを家宅捜索した。韓国メディアが一斉に伝えた。
聯合ニュースによると、幹部らは韓国政府の許可を受けずに北朝鮮関係者と会い、
出版物を通じて北朝鮮の体制を称賛した疑い。同本部は「公安当局による弾圧」と反発している。
同本部は国家保安法で「利敵団体」とされている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905080015001-n1.htm
北の専門機関が「光明星2号」目的は達成と発表
2009.5.8 01:29
北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は7日、試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げから
1カ月過ぎたことを受け、「試験通信の目的を十分に達成した」などとする報道官談話を発表した。
朝鮮中央通信が伝えた。
談話はまた「今後の実用衛星発射のための科学技術的な土台作りに大きな進展があった」と指摘。
時期は明示しなかったものの、実用衛星打ち上げを計画していることも示唆した。
4月5日に打ち上げた「光明星2号」が軌道に進入、通信が行われていると専門機関が強調することで、
「平和目的」との主張を支える狙いがあるとみられる。
長距離弾道ミサイルの発射だったとする国際的な批判には触れなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905080130002-n1.htm
【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 恥ずかしい国に住んでないか
2009.5.8 03:41
≪日本の世界史的役割に目を≫
もういいかげんに覚悟を決めたらどうだろうか。
中国には海を奪われ、油田をかすめ取られ、毒食を送りこまれて知らぬ顔の半兵衛を決めこまれ、
国連で常に妨害され、韓国には島を占拠され、野球のWBCのマウンドに太極旗を立てて侮辱され、
北朝鮮には人さらいをされ、ミサイルを発射され、これら特定アジアからそろって偽史まで強要されている。
そのような恥ずかしい国に住んでいくという覚悟を、もう決めた方がよいのではないか。
海の向こうには三種一様の国がある。
日本軍と戦わずしてアメリカに解放してもらった国(韓国)、
少しゲリラ戦をしたが大負けに負けてソ連の傀儡(かいらい)にしてもらった国(北朝鮮)、
別の人たちが日本軍と戦っている間に山で英気を養い、戦後、前に戦っていた人々を追い出して独立した国(中国)。
これらは日本に戦勝したという偽史なしには国民の物語が作れない国々であり、
これからも絶えず日本と戦っていると国民にアピールするために、日本の主権をおかし、
侵略をしつづけることであろう。
日本がかつて彼らに悪辣(あくらつ)なことばかりしてきた、などという進歩的文化人や
良心的知識人のウソを、いつまでご託宣のように信じているのだろうか。
日本は彼の地を征服し、近代の民法典や私有財産制を移植した。
仏人にそういうと、「なんだ。ナポレオン・ボナパルトではないか」との答えが返ってきた。
日本の世界史的役割とは、案外そんなものだったのかもしれない。
日本が敗れてからは、それらの遺産を活用した韓国は栄え、払拭(ふっしょく)して
社会主義を始めた中国や北朝鮮は、あるいは遅れ、あるいは衰えていったのであろう。
>293
≪独裁国家同士による大団円≫
時代は変わって、いまや世界は四つの国家群に分けることができるようになった。
進歩主義は幻想となり、静的に四群が並存するだけの世界である。
いわく、資本主義も民主主義もできる国、資本主義はできるが民主主義ができない国、
資本主義も民主主義もできない国、何もできない国、以上である。
後ろの三つは大体独裁国であるから、いかに人間存在が独裁好きかということがよく分かると思う。
独裁国家は民主主義を排除するために、陰に陽に協力し合う。
4月5日の昼、北朝鮮のミサイルの脅威が日本列島に躍りかかった。
ミサイル実験のデモンストレーションは武器の販路を広げ、北朝鮮製の装甲車やロケット弾を積んだ
偽装船舶はさらにインド洋を北上することであろう。結局、国連での事後処理は民主主義国家に
脅威を与えたい中国やロシアにまかされ、独裁国家同士の大団円となって終わった。
なぜ我が国民は怒り、立ち上がろうとはしないのだろうか。
今年からグーグル地図が一部更新され、北朝鮮の火力発電所が盛大に煙を上げているのが上から
見られるようになった。プルトニウム開発の寧辺から河をはさんだ南方に北倉火力発電所がある。
そもそもソ連の技術援助で1982年に完成したもので、出力が150万キロワットもあるが、
長い年月で老朽化していた。2007年6月、ここに国家科学院と、機械工学研究所の研究員が入り、
再開発の意図がはじめて明らかになった。
中朝国境で精巧な偽1万円札 米ドルとの交換用か
2009.5.6 01:20
中国東北部の北朝鮮との国境付近の印刷工場で製造されたとみられる偽「一万円札」が、
中国国内などで流通していることが5日、日米外交筋などの情報で明らかになった。
偽札は主に両替商や商店で米ドルやユーロ紙幣などへの交換用に使用されているという。
専門家は「透かしやホログラムもあり精巧。鑑別機でなければ真贋(しんがん)判断は難しい」
と指摘している。
日米外交筋によると、この偽札は東南アジアから紙幣鑑別機の開発・製造会社
「松村テクノロジー」(東京都台東区)に郵送され、鑑定で偽物と判明した。
平成16年11月から発行されている一万円札で、表面に福沢諭吉の肖像、
裏面に平等院鳳凰(ほうおう)堂(京都府)の鳳凰像が描かれた最新の「E号券」と呼ばれるものだ。
偽札は、中朝国境の中国側にあたる丹東や延吉などの組織が作製したものとみられる。
製造工場は複数あり「カラーコピーしたようなレベルでなく、大組織が関与しないとできない精巧な作り」
(同筋)という。
「スーパーノート」など偽造紙幣が多い米国の政府関係者は「偽ドル札が何度も摘発されたため、
偽造対象を日本円に切り替えたのではないか」との見方を示している。
日本銀行は偽造防止のため、一万円札中央の円に福沢諭吉の肖像が出る「透かし」技術や
超細密画線を採用。特殊インクで角度を変えると画像の色や模様が変わる技術も使った。
だが、今回の偽札には「透かし」があり、マイクロ文字や、傾けると左右の余白部に半透明の模様が
浮かび上がるパールインキも模倣した精巧な作りだ。
金総書記「意識かすむ、仕事疲れる」…北の機関紙が報道
【ソウル=前田泰広】韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、
金正日(キムジョンイル)総書記(67)が「何時間も集中して考え続けていると、意識がかすむ時もある」
と語ったとする記事を掲載した。
北朝鮮メディアは3月以降、やせ細った金総書記の姿を報じ、その姿に涙を流す工場関係者の様子も
紹介している。今回の金総書記の発言は、体調が優れないことを自らの言葉で認めることで、
国民の同情をさらに買い、求心力を高める狙いがありそうだ。
記事では、語った時期を「ある年の蒸し暑い夏」としている。金総書記は2008年夏に脳卒中で
倒れたとされているが、同じ時期かどうかは不明だ。金総書記は「仕事が多くて疲れる」
と幹部に弱音を吐き、「私がてきぱき仕事をこなすと言う人もいるが、実はそうではない」と、
職務遂行能力の低下を認めるような発言もしたという。
(2009年5月5日19時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090505-OYT1T00515.htm
北朝鮮が核実験を準備?車両や人の動き活発化…韓国紙
【ソウル=前田泰広】韓国紙・朝鮮日報は7日、北朝鮮が核実験の準備とみられる動きを
見せていると報じた。韓国政府消息筋が明らかにした。
北朝鮮が2006年に核実験を行った北東部の咸鏡北道豊渓里(プンゲリ)で、
車両や人の活発な動きが把握されており、関係当局が注視しているという。
北朝鮮は4月29日、核実験や大陸間弾道ミサイル発射実験を行うと表明している。
同紙はまた、北朝鮮が、北西部の平安北道東倉里(トンチャンリ)で、新たなミサイル発射基地の
工事を急いでおり、今年末と予想された完成が数か月、早まりそうだと伝えた。
(2009年5月7日13時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090507-OYT1T00420.htm
北朝鮮担当の米政府代表、核・ミサイル問題協議のため北京入り
【北京=本間圭一】スティーブン・ボズワース米政府特別代表(北朝鮮担当)が率いる
米政府代表団が7日、北朝鮮の核・ミサイル問題を協議するため北京入りし、中国、韓国、日本、
ロシアの4か国歴訪を開始した。
ボズワース氏は同日、中国の楊潔チ(ようけつち)外相や武大偉外務次官らと会談し、北朝鮮が、
ボイコットを表明した6か国協議に復帰することを目指し、米中両国の連携強化で合意した。
(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
北朝鮮の弾道ミサイル発射後、米代表団のアジア歴訪は初めて。
会談の詳細は不明だが、ボズワース氏は会談後、記者団に対し、「非常に有意義な会合だった」と述べた。
代表団は11日には東京入りし、斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長らと意見交換する。
ボズワース氏らは8日、ソウル入りするが、滞在期間が4日間となるため、
北朝鮮訪問の観測が流れている。
(2009年5月7日21時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090507-OYT1T00782.htm
豚骨ラーメン、韓国で人気UP 「テジクッパに似てる」
2009年5月7日3時7分
韓国で豚骨ラーメンの人気が上昇中だ。
観光で訪れた福岡の街で挑戦した若者のブログなどで情報が広がり、釜山やソウルにも以前はなかった
豚骨ラーメン店が登場。ラーメンには親しみのなかった韓国だが、牛や豚、鳥を煮込むスープには
なじみがあり、豚骨に違和感を感じない人も多いようだ。
福岡―釜山の高速船が発着する福岡市博多区の博多港国際ターミナル。
観光案内所への問い合わせで、すしと並んで多いのがラーメンだ。
学生や20〜30代で「ブログの旅行記に出ていた」と特定の店名を挙げる人が多いという。
釜山近くの晋州(チンジュ)市から1泊2日で福岡市を訪れた20代の女性4人組は前夜、
インターネットの情報で知ったキャナルシティ博多(博多区)のラーメンスタジアムに行った。
「テレビや雑誌でも日本のラーメンの情報はよく出る。日本はラーメンの元祖と聞いた」。
大田(テジョン)市の男子大学生(26)も、旅行社においしい店を聞いて豚骨ラーメンに初挑戦。
「慣れない脂っこさだけど、1カ月したらまた食べたくなりそう」
これまで、韓国でラーメンといえば揚げめんのインスタント。
「辛ラーメン」などの唐辛子が入った味が主流だった。
豚骨とはだいぶ違うが、一方で牛や鶏、豚を煮込み味を出す汁料理は多い。
牛の骨や肉、内臓を煮込むソルロンタン、鶏の腹にもち米やナツメを詰め込んで煮込むサムゲタン。
釜山には豚骨を煮込んだスープにご飯を入れて食べるテジクッパがある。
博多の豚骨ラーメンに初挑戦した釜山の看護師女性(26)は「テジクッパと似ていてにおいも
気にならなかった」。数人のグループで来ていた釜山の会社員女性(31)も「牛骨を煮込んだ
韓国の料理に似ていて違和感のない味。それでいて韓国の味とどこか違うのがいい」と話す。
>302
むろん「テジクッパに比べると脂っこいし、塩辛くて苦手」(中洲の屋台を訪れた女子学生)
などと不評もある。釜山の会社員、パク・チウンさん(28)も、5年前、初めて博多で食べたときは
「テジクッパよりにおいがきつく、ムカッとして全部食べられなかった」。
しかし、仕事で福岡を訪れて何度か食べるうちに慣れてファンになった。
「豚骨の白いスープは健康によさそう。韓国人には、同じ豚骨ラーメンでも脂っこくなくて
さっぱりしたのがいい」
韓国内でも、数年前まで見られなかった豚骨ラーメンの店が登場している。
釜山市金井区の釜山大前に昨年3月開店した博多ラーメンの店「美味堂(ウマイドウ)」は、
メニューがハングルなのを除けば日本のラーメン店とほぼ同じ。製めん機も香川県から取り寄せた。
経営するイ・ジュンソンさん(39)は日本を旅行するうちラーメンが好きになった。
「韓国風にアレンジしたものでなく、日本の食文化をそのまま、韓国に伝えたい」。
豚骨ラーメンを選んだのは「味に力強さがあって、韓国人でも好きな人ははまりそう」だからだと言う。
弟とともに1年かけて準備。福岡の専門店にも習いに出かけた。
まず、07年秋に弟がソウルに開店。口コミで人気が広まり、釜山にも進出した。
イさんによると、2年ほど前までは、ソウルにも日本ラーメンの店が10店舗ぐらいしかなかった。
しかし、今では約40店舗に。うち10店ほどは豚骨ラーメンの店という。
店で働くナム・グヮンスさん(34)は言う。
「韓国で豚骨ラーメンを知っているのは、まだ一部の通の人たち。
でも、九州に近い釜山では九州で食べたラーメンと同じ味を求めて訪れるお客さんが
増えていくんじゃないかな」(後藤たづ子)
http://www.asahi.com/international/update/0506/SEB200905050001.html http://www.asahi.com/international/update/0506/SEB200905050001_01.html
北朝鮮が米政権を名指しで初非難 「わが国への敵視政策に少しも変化はない」
2009.5.8 13:05
北朝鮮の外務省報道官は8日、「オバマ米政権がスタートし100日間の政策動向を見守ったが、
わが国への敵視政策に少しも変化はないことが明白になった」と述べ、
オバマ政権を名指しで初めて非難した。朝鮮中央通信を通じ語った。
報道官はまた、「われわれを変わりなく敵視する相手と向き合っても、何も生まれない」と指摘、
米国の政策転換がない限り対話する意向のないことを示唆した。
北朝鮮は4日、外務省報道官が朝鮮中央通信を通じ、「現在の米政権」との表現でオバマ政権非難を
開始した。6カ国協議再開に向け、7日から日中韓など参加国への歴訪を始めた米国の北朝鮮担当、
ボズワース特別代表の動きをけん制する狙いもあるとみられる。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905081306004-n1.htm
隔離で4千億円の契約逃す?=封鎖ホテルの韓国人宿泊客−香港
【香港5日時事】5日付の香港各紙は、新型インフルエンザ感染者が出て封鎖された
同地のホテルに泊まっている韓国人ビジネスマンが、
「隔離されたため、計40億ドル(約3960億円)の契約を逃した」と主張していると伝えた。
このビジネスマンは、香港政府を相手取って訴訟を起こし、賠償を求めるとしている。
これに対し、衛生当局は「隔離は法律に基づく」と主張。
法律専門家も「ビジネスマン側が勝訴する可能性は低い」とみている。
(2009/05/05-17:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009050500303
竹島と対日、分離して対応 韓国大統領が表明
【ソウル14日共同】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は14日、
韓国人歴史学者らとの懇談で、日本の新学習指導要領解説書への竹島(韓国名・独島)明記に関連し
「独島問題に対応していく一方で、日本との関係は引き続き維持していかねばならない」と表明した。
大統領府が明らかにした。竹島問題と対日関係について分離して対応する考えを示したとみられる。
竹島明記発表後、李大統領のこうした発言が公になったのは初めて。
李大統領は竹島問題について「断固とした、冷徹な意思を持って対処する」という姿勢を強調した上で、
従来の対応は「無条件に声を張り上げ、数日過ぎれば冷めてしまう」ようなやり方だったと批判。
「非常に賢い対処」の必要性を訴え、政府と企業、在外同胞などが協力して「緻密(ちみつ)に文化的に」
行動していくよう要請し「戦略的で長期的」対応の重要性をあらためて訴えた。
2008/08/15 00:23 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081401001291.html
北朝鮮非核化へ行程表 6カ国協議で作成目指す
政府は7日、6カ国協議を支持する国連安全保障理事会議長声明採択を受け、
協議再開の場合には北朝鮮非核化に向けた「行程表」作成を目指す方針を固めた。
米国や韓国には既にこの意向を伝えているとみられる。
ただ北朝鮮は議長声明に反発し6カ国協議離脱を宣言。再核実験にも言及し態度を硬化させている。
協議再開の見通しは立っておらず、行程表の取りまとめは今のところ困難な情勢だ。
6カ国協議関係者は北朝鮮の態度について「核計画申告など小出しにカードを切っては
エネルギー支援を求めてきた」と指摘。日本政府筋は、北朝鮮ペースの交渉を許さないためには
「一定の拘束力がある行程表の必要性を話し合うべきだ」と主張している。
日本側は北朝鮮の非核化に関し、寧辺の核施設の無能力化、
核兵器やウラン濃縮計画の廃棄や検証を盛り込みたい考え。
核施設の使用済み核燃料棒の買い取りや、核廃棄に対する費用拠出なども課題となりそうだ。
麻生太郎首相は4月24日、オバマ米大統領との電話会談で、
6カ国協議の再開への働き掛けを前提として米朝直接対話を容認する意向を伝達。
30日には、訪問先の北京で中国の胡錦濤国家主席に対し、6カ国協議に向けた仲介努力を要請している。
2009/05/07 20:07 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050701000578.html
1千万円近い貯金を引き出せないままホームレスの男性が亡くなる、韓国
2009年05月06日 13:51 発信地:ソウル/韓国
【5月6日 AFP】1000万円近い貯金がありながら、自分の名前を思い出せなかったために
お金を引き出すことができなかったホームレスの韓国人男性が、貧困のなかで死亡した。
当局者が6日明らかにした。
56歳と見られるこの男性は前月、1億2800万ウォン(約980万円)の貯金を残し、がんで死亡した。
男性は1993年に「Na Hae-Dong」の偽名でこの銀行口座を開いた。
しかしその数か月後に汚職対策の一環として偽名口座を禁じる法律が施行され、男性の口座は凍結された。
こうした口座への預け入れは可能だが、口座名義人が実名で登録していない限り預金の引き出しは
不可能だという。
韓国南西部・光州(Gwangju)市の当局者によると、男性は昼間は鉄くずなどのがらくたを集め、
夜は手押し車の荷台でプラスチックシートをかぶって寝るという生活を送り、
2007年に運送用コンテナで作った仮設避難所に身を寄せた。
男性は自分の名前や出生地をどうしても思い出すことができなかったため、
預金を引き出すことができなかったが、貯金は続けていた。
つねづね、「お金をためて家を買いたい」と言っていたという。
光州市は前月、男性の新しい身分証明書の作成を認めるよう地元の裁判所に申し立て、
手続きが進んでいた。しかし男性の死亡を受け、預金は裁判所の命令により国庫に収められる
見通しだという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2599833/4116055
「堂々と日本で暮らしたい」 不法滞在者の子供 語り合う
在留資格がないものの、日本で生まれ育ったため在留特別許可を求めている外国人家族の子供たちが
5日、板橋区の区立熊野地域センターでこどもの日に合わせた交流会を開いた。
家族らを支援する市民団体「APFS」の主催。
フィリピンや中国籍などの小学5年〜中学3年の12人で、自分が不法滞在者の子供であることを
大きくなるまで知らずに育った子供も。交流会では「日本語しか話せない」
「今から外国で暮らしてもなじめない」と、日本での生活を望む心情を語り合った。
フィリピン国籍で、千葉県在住の中学2年の男子生徒(13)は、肌の色や名前が日本人と違うために、
学校で「お前帰れ」と言われ、金銭を要求されるなどのいじめを受けた悔しさを語り、
「家族で堂々と日本で暮らしていくために、在留特別許可がほしい」と話した。
(2009年5月6日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090506-OYT8T00089.htm
鄭夢準氏、ハマム氏を批判 AFCのFIFA理事選で
アジア・サッカー連盟(AFC)総会は7日、本部のあるクアラルンプールで始まり、
最大の焦点となっているAFC選出の国際サッカー連盟(FIFA)理事選挙(改選枠1)を翌日に控え、
韓国の鄭夢準FIFA副会長が4選を狙うカタールのハマムAFC会長を痛烈に批判した。
ロイター電によると、鄭夢準氏は「彼は精神の病気ではないか。FIFAよりも病院へ行った方がいい」
と口を極めて非難。「彼は犯罪組織の親分のようだ。透明性や民主制が欠けている」と容赦なかった。
日本や韓国は独善的な組織運営を続けるハマム会長に反発し、今回のFIFA理事改選では対抗馬の
サルマン氏(バーレーン協会会長)を支持している。鄭夢準氏とハマム会長は将来的にFIFA会長の
座を争うとされる長年のライバルだけに、韓国側はハマム氏失脚に躍起となっている。
総会には日本協会の犬飼会長ら各国サッカー界の要人が集結している。
票の買収疑惑や脅迫などの騒動が相次いだ選挙の結果は、8日午後に判明する見通しだ。(共同)
2009/05/07 20:06 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050701000861.html
北朝鮮「人工衛星は正常に運行、ただし妨害電波受けた」
2009/05/08(金) 13:15
8日付新華社電によると、北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官は7日、ピョンヤン(平壌)で、
4月5日に打ち上げた人工衛星「光明星(クァンミョンソン)2号」は正常に運行し、
所定の目的を達成したと述べた。
報道官は「光明星2号は正確に軌道に投入され、地上では衛星から送られる各種のデータを受信し、
分析した」、「衛星は地上からの指令により、状態を調整している」、
「地上基地との通信実験に成功した」などと述べた。
さらに、同衛星との通信では、「地上からの正体不明な強烈な妨害電波を受けたが、
衛星は現在も正常な状態を保っている」と主張。
報道官は、「衛星打ち上げによる所定の目的を達成し、宇宙空間の平和利用に大きな一歩を踏み出した。
経験を積むことにより、今後の実用衛星の打ち上げの基礎を築いた」と述べ、
日米などの◆ミサイル打ち上げ実験だった◆3段目の分離では課題が残った
――とする日米などの見方を、実質的に否定した。
写真は朝鮮中央テレビが発表した同ロケット/ミサイル打ち上げの様子。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0508&f=politics_0508_008.shtml
韓国携帯事情:“100年に一度”の不況でも強いSamsungとLG――飛躍を目指す戦略とは
2009年05月07日 15時45分 更新
景気後退の影響で端末が売れず、世界の携帯電話メーカーは減収に苦しんでいる。
韓国の Samsung電子とLG Electronicsも不況の影響は受けたもののその傷は浅く、
出荷台数が減少するなかで効率的に利益を確保している。その強さの秘密はどこにあるのだろうか。
4月に入り、世界的な携帯電話メーカー各社が2009年の第1四半期決算を発表した。
この不況の中、端末メーカーの実績はいずれも思わしくはないが、Samsung電子と
LG Electronicsの韓国勢はともに高い実績を上げている。両社が好調な理由とは何だろうか。
◆SamsungとLG、その実績を見ると……
Samsung電子の第1四半期の売上高は、単体で18兆5700億ウォン(連結で28兆6700億ウォン、
日本円で単体約1兆4486億円/連結約2兆2365億円)、営業利益は1500億ウォン(連結4700億ウォン、
単体約117億円/連結約367億円)。9400億ウォン(約734億円)もの営業損失を出し、
赤字に転落していた2008年第4四半期から、大きく回復した。
携帯電話やネットワーク機器などを含む、通信部門の売上高は単体で8兆600億ウォン
(連結9兆7700億ウォン、単体で約6296億円/連結で約7632億円)で、前年同期比は34%増、
前期比でも4%増となった。営業利益は9400億ウォン(同1兆1200億ウォン、単体で約734億円
/連結で約875億円)で、前年同期比2%増、前期比509%増のV字回復を達成したことになる。
Samsung電子はイ・ゴンヒ会長が不正資金問題で2008年4月に退任して以来、
大規模な組織改編が行われて、現在の事業部門はデバイスソリューションと
デジタルメディア&コミュニケーションの2つになった。
Samsung電子の売上高は、半導体や液晶ディスプレイなどを手がけるデバイスソリューション部門
より、携帯電話や家電を担当するデジタルメディア&コミュニケーション部門のほうが高い。
後者の中でも通信、とくに携帯電話の売上高は大部分を占め、同社全体の実績を左右する要素と
なっている。以前は半導体も同社を支える中核事業だったが、価格下落などで不振なことから、
携帯電話への期待は高まるばかりだ。
>313
一方、LG Electronicsは全部門が黒字という好調ぶりで、売上高は、単体で7兆700億ウォン
(連結は12兆8500億ウォン、単体で約5523億円/連結で約1兆38億円)、
営業利益は4372億ウォン(同4600億ウォン、単体で約342億円/連結で約360億円)だった。
携帯電話やネットワーク機器などを含むモバイルコミュニケーション部門の売上高は連結で
3兆9159億ウォン(約3061億円)、前年同期比は 22.6%増、前期比では4.3%減となった。
営業利益は2626億ウォン(約205億円)となり、前年同期比42%減、前期比は22.4%増という
結果だった。
モバイルコミュニケーション部門は、液晶テレビなどを手がけるホームエンターテインメント部門に
続く売上高を記録。携帯電話部門は、LG Electronicsの主要部門である薄型テレビ部門を営業利益で
上回るなど、携帯電話事業が全体の実績を左右する部門になっているのはSamsung 電子と同じだ。
◆ハイエンド端末で効率よく利益を上げる
とはいえ、両社とも世界同時不況の影響を受けなかったわけではない。
Samsung電子の携帯電話出荷台数は、前年同期比(4630万台を記録)から1%減となったほか、
LG Electronicsは同7%減の2260万台にとどまった。
出荷台数が前年割れしたとはいえ、その差は10%以内。ほかのメーカーが急激に実績を落とす中、
下げ幅を小さく抑えたのは評価できるだろう。両社とも、利益率が高いミドルからハイエンド端末が
人気を得ており、また欧米など先進国での売り上げが依然として好調なことから、
出荷台数が減っても効率よく利益を出せる収益構造を維持できている。
Samsung電子の代表的な人気端末が、1カ月で80万台を販売したタッチパネルケータイの
“Touch Wiz(タッチウィズ)”こと「SGH-F480」と、QWERTYキーボードを搭載しメッセージ機能を
強化した「SGH-A767」だ。とくに Touch Wizに搭載されている独自のインタフェース(UI)は、
“遊びのあるフルタッチ端末”という新コンセプトで旋風を巻き起こした「Haptic」(ハプティック)
と同じもので人気が高い。
>314
LG Electronicsでは500万画素のカメラを搭載した“Viewty(ビューティ)”こと「LG-SH210」が
世界的ベストセラーとなっており、安価なフルタッチパネル携帯という新市場を切り開いた
「LG-SU910」も世界で200万台を販売した。
韓国内では、両社ともターゲットを明確化した安価な端末を発売して人気を集めている。
Samsung電子はひもを引くと警報が鳴るセキュリティ機能がついた「SPH-W7100」、
LG Electronicsはビジネスパーソンを狙ったスマートなイメージの“Suit Phone(スーツフォン)”
こと「LG-SV710」を販売するなど、あらゆる価格帯に売れ筋を投入しており、
2社の厚いラインアップは、他の追随を許さないほどになっている。
◆第2四半期も手綱を緩めず――注目モデルを続々投入
第1四半期は比較的好調だった両社だが、第2四半期は不況の影響が続くとして消極的な予測を出して
いる。両社とも今後の効率経営を目指して戦略モデルや高価格端末を立て続けに投入する見通しだ。
Samsung電子の次期戦略モデルが、有機ELディスプレイや800万画素カメラを搭載した
「Ultra Touch」(ウルトラタッチ)、Googleのオープンプラットフォーム「Android」を搭載した
「i7500」、HD動画の録画機能とQWERTYキーボードを搭載したタッチ端末“OMNIA HD”こと
「i8910 HD」などだ。第1四半期に好調だった欧州市場には、厚さ11.9ミリのフルタッチ端末
「S5230」や、下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応した厚さ12.9ミリの「S5600」など、
スリムでコンパクトなモデルで攻勢を強める。
また北米市場ではシェア1位の座を維持するため、販売戦略をより一層強化するという。
>315
一方LG Electronicsには、3Dの新UI「S Class UI」を搭載した「ARENA」(アレナ)、
透明なキーが新しい“Crystal”(クリスタル)こと「GD900」、800万画素カメラを搭載した
「Viewty Smart」などが控えている。また2005年に初めて販売したQWERTYキーボードを搭載した
シリーズも好調で、これまで世界で2000万台を売り上げている。
2008年のシェアが20.9%にまで伸びた北米市場では、映画「トランスフォーマーII」に
専用携帯電話を提供するなどマーケティング体制も強化中だ。
また先進国だけでなく、新興市場でのシェア拡大も忘れてはいない。
特に世界最大の市場である中国には積極的で、Samsung電子はChina Mobileへ、
LG ElectronicsはChina MobileとChina Unicom、China Telecomの3社へ3G端末を供給する予定だ。
とくにSamsung電子は、北京郵電大学大学院に携帯専攻課程を設立するなど、
販売以外の分野からも中国にアプローチしている。
韓国企業の強みといえば経営決断と市場対応の速さだが、これは世界企業となり、
力を十分につけた今でも変わらず、流行や市場をリードするまでになっている。
単に高価端末でブランド力を高めただけでなく、常に話題となる新端末を提供するなど
期待を裏切らなかったのも、強さの秘訣と言えるだろう。また、“技術のSamsung電子”“デザインの
LG Electronics”というブランドイメージを生かした端末開発も、シェアを伸ばす要因になっている。
次第に「追う側」から「追われる側」へと市場での立場を変えてきている両社は、
決して守りに入ることなく、常に攻めの姿勢で市場拡大を狙っている。
その戦略が世界同時不況下でも好調を維持し続けられるかに注目が集まる。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/0905/07/news051.html
東方神起やSMAPの曲も 覚醒剤使用の作詞家・園田凌士を起訴
2009.5.8 15:39
東京地検は8日、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で、
作詞家の園田凌士(本名・利隆)容疑者(33)=東京都港区=を起訴した。
起訴状などによると、園田被告は4月22日ごろ、新宿区のホテルの客室で、
知人から手に入れた覚醒(かくせい)剤を使用したとしている。
地検によると、園田被告は以前から覚醒剤を使用していたが、現在は後悔している様子だという。
園田被告は東方神起やBoA、SMAPら有名歌手やアイドルグループへの作詞提供で知られ、
映画監督やラジオのパーソナリティーなども務めていた。
「愛火光」のユニット名で歌手デビューもしており、アジア各国でライブ活動を行っていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090508/crm0905081542022-n1.htm
春・夏・秋・冬
進歩・保守団体が共に統一教育事業の一翼を担ってきた南朝鮮の統一教育協議会(統教協)から4月30日、
19の団体がいっせいに脱退した。当局による保守・御用化を目論んだ干渉に抗議してのことだ
▼1999年に制定された「統一教育支援法」に基づき、2000年12月に結成された同協議会は、
進歩、保守団体が互いにバランスをとりつつ、政治性を最小限に抑え「均衡の取れた統一教育」
を目指して活動してきた。同時に、進歩と保守の両勢力が互いの違いを認めながら、
一つずつ信頼を築いていく「南南対話」の場でもあった
▼脱退した団体は同日発表した理由書で、政府の政策に対する見解の相違を組織から排除した統教協の
態度は、「違いを認めることから始まる統一教育の基本精神をないがしろにするものだ」と指摘。
「長い間蓄積されてきた統教協の対外的位相はもちろん、各団体間の信頼にもひびが入った」と強調した。
そのうえで今後、「志を同じくする団体と共に、平和教育と統一教育の内容と経験を分かち合う
ネットワークを作り活動していく」としめくくった
▼発足当初から6.15、10.4宣言を否定してきた李明博政権。
最近では、「南北共同宣言実践連帯」を「国家保安法」における「利敵団体」に規定するなど、
反統一政策を露骨にしている。その一方で、国際社会に向けては北との「対話」「交流」を強調し、
統一を望んでいるかのような立場をとっているように振舞っている
▼しかし、「わが民族同士」という統一の基本理念に基づかない限り、結局はパフォーマンスで終わる。(国)
[朝鮮新報 2009.5.8]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0508-00001.htm
安保理決議、声明の撤回要求 朝鮮外務省スポークスマン声明
核実験、核燃料生産など示唆
朝鮮外務省は4月29日、スポークスマン声明を発表、国連安全保障理事会に設置された制裁委員会が
朝鮮の3つの企業を制裁対象にし、多くの種類の軍需関連物資および資材を朝鮮に対する輸出入禁止品目
に公式指定したことを激しく非難した。また、これらの敵対行為への対抗措置として、
▼核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験を含む自衛的措置を講じ、
▼軽水炉型の原子力発電所建設の第一歩として核燃料の独自生産に向けた技術開発を始めると宣言した。
スポークスマン声明は、安保理の措置を「わが国の最高利益である国と民族の安全を直接侵害する」
ものだと断じ、「敵対勢力は6者会談を通じてわれわれを武装解除させようとする目的を果たせなくなるや、
ついに物理的方法によってわれわれの国防工業を窒息させようと妄想している」と非難した。
一方で、「過去数十年間、敵対勢力の制裁と封鎖の中を生きてきた朝鮮にこのような制裁は
絶対に通用しない」とも強調した。
また、朝鮮戦争停戦協定の法的当事者である国連が朝鮮に制裁を加えることは
「停戦協定の破棄すなわち宣戦布告にあたる」と指摘。「敵対勢力によって6者会談とともに
朝鮮半島非核化の念願は永遠に消え去り、情勢は戦争直前へと近づいている」としたうえで、
これらの事態に対処するための朝鮮側の立場を明らかにした。
そして国連安保理に対して、朝鮮の自主権を侵害したことについて即時謝罪し、現在まで採択した
「すべての反朝鮮決議および諸決定を撤回すること」を要求した。そして、これこそが
「国連安保理が米国の強権と専横の道具としてもてあそばれることなく、加盟国の信頼を回復し、
国際平和と安全を維持する自らの責任を果たせる唯一の道」だと強調した。
さらに、国連安保理が即時謝罪しない場合、朝鮮が自国の最高利益を守るため、
「やむをえず追加的な自衛的措置を講じざるをえくなるだろう」と警告した。
自衛的措置には核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験が含まれると明らかにした。
>319
さらに、国連安保理が即時謝罪しない場合、朝鮮が自国の最高利益を守るため、
「やむをえず追加的な自衛的措置を講じざるをえくなるだろう」と警告した。
自衛的措置には核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験が含まれると明らかにした。
また、軽水炉型の原子力発電所の建設を決定し、
その第一工程として「核燃料を自身で生産、保障するための技術開発を遅滞なく始める」と明言した。
朝鮮は今回のスポークスマン声明に先立って、4月14日に外務省声明を発表。
人工衛星「光明星2号」の打ち上げを問題視した国連安保理の議長声明を非難したうえで、
6者会談への不参加と、6者会談合意に基づいて無力化した核施設の現状復旧など
自衛的核抑止力を強化していく立場を表明していた。
その後、国際原子力機関および米国の要員を寧辺から追放し、
4月25日には実験用原子力発電所から抽出された使用済み燃料棒の再処理に着手したと発表した。
[朝鮮新報 2009.5.8]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0508-00001.htm
朝鮮メディアの対日論調 「ミサイル騒動」
◆日本は6者破たんの主犯 民主朝鮮4月28日付論評◆
このほど、日本の河村官房長官は記者会見で、9.19共同声明の「義務の順守」だの、
「会談復帰」だの何のとわれわれを指弾した。また、「6者会談が極めて重要」だの、
国際社会が共同で「対応」すべきだのと言って、関係国に影響力を行使するよう哀願した。
第4回6者会談で合意された9.19共同声明には、相手側の自主権を尊重しいかなる脅威も
加えないということが明記されている。これは、自主権尊重と主権平等が6者会談の基礎であり
生命であるということを明らかにしたものである。
ところが、9.19共同声明に判を押した日本はどうしたのか。
6者会談を、わが国を陥れて圧殺するための道具に利用した。
6者会談が開かれるたびに、日本が会談と何の関連もない問題を持ち出して人為的な障害をつくり、
会談自体を壊そうとあがいたのは公認された事実である。6者会談の合意に基づき他の参加国が
義務履行に取り掛かる時も、日本だけはその履行を拒否してむしろ朝鮮に対する経済制裁の度合いを
強めた。今回、日本は「ミサイル発射」だの、「違反」だのと無理押しをして反朝鮮ヒステリーの発作
を起こした。各国から日本に「神経質な反応」「病的な過剰対応」を止めるべきであるという非難の声
が上がるほどであった。日本は9.19共同声明に明記された自主権尊重と主権平等を投げ捨てて、
公然と朝鮮圧殺策動に狂奔し、6者会談を破たんの崖っぷちへと追い込んだ。
ところが、6者会談の参加国はこれについて問題視する代わりに、むしろ今回、
国連安保理の「議長声明」なるものをつくり上げた。
6者会談はわが国の自主権を侵害して武装解除と制度転覆を企む場に転落した。
わが国が、6者会談に二度と参加しないという立場を明らかにしたのはまさにこのためである。
>321
6者会談を先頭で壊した日本が、今になって会談の「重要性」を騒ぎ立て、「義務の順守」だの、
「会談復帰」だのと騒ぎ立てる裏には不純な悪だくみが潜んでいる。それは、内外世論をミスリード
して6者会談を破たんさせた自分たちの罪悪を隠してその責任をわれわれに転嫁し、
それを口実に政治的危機を免れると同時に、再侵略のための核武装化を本格的に進める名分を
あらかじめ設けることである。
>322
◆「敵基地攻撃」論は再侵略論 労働新聞4月28日付論評◆
最近、日本当局はわれわれの衛星打ち上げに対して中傷し、対朝鮮単独制裁を決定した。
これと時を同じくして、日本の反動勢力の間から「対朝鮮先制攻撃」の暴言が公然と飛び出している。
機会あるたびに、朝鮮が自分らの要求を受け入れなければ「制裁措置」「強硬措置」を講じると
騒ぎ立ててきた日本の反動勢力は近年、それを実践に移してきた。現在、その度合いをさらに強めている。
日本が単独制裁を決定した裏には、朝鮮半島問題を悪用して政治的な漁夫の利を得ようとする
陰険な下心が潜んでいる。
わが国はすでに、われわれに対するいかなる制裁も宣戦布告と見なすであろうし、
それに対処して当然の自衛的措置を講じるであろうことについて何度も明らかにしてきた。
にもかかわらず、日本がわが国に単独制裁を加えようとするのは、朝・日対決関係を極限に導いて
朝鮮半島で新たな戦争の火ぶたを切るための口実を設けるところにその目的がある。
彼らが「敵基地攻撃」論を提唱しているのもこれと関連する。
「敵基地攻撃」とはわが国を念頭に置いたものである。
数年前、当時の防衛庁長官がわれわれの「ミサイル脅威」に対処した「先制攻撃を辞さない」
と騒ぎ立てたこと、自衛隊がF2攻撃機を用いてわれわれの「ミサイル発射基地」の空襲方案を
検討したこと、今回日本の反動層が「敵基地攻撃」論を提唱したことを結びつけて見ると、
彼らの朝鮮再侵略企図の危険性は極めて大きい。「脅威」についてうんぬんし、朝鮮再侵略の道に
乗り出そうとする日本の反動勢力の策動は、前例のない露骨さで現実味を帯びている。
今回、日本の軍国主義者が平和的なわれわれの衛星打ち上げを「ミサイルの発射」であると言い張り、
その「対応」の美名のもとに自衛隊の戦時実動訓練を行い、軍事的な緊急動員態勢を検討して戦争熱を
鼓吹したのは極めて重大な事態であると言わざるをえない。
開城の南朝鮮職員を調査中 朝鮮中央特区開発指導総局
朝鮮中央特区開発指導総局スポークスマンは1日、南朝鮮当局と一部メディアが、
南朝鮮の現代峨山開城事業所の職員ユ・ソンジン氏の「抑留問題」について「合意違反」「人権侵害」
だと騒いでいることを批判した。
同スポークスマンは朝鮮中央通信社記者の質問に答え、
「南朝鮮当局と保守メディアは事件の本質を知りもしないで、この問題についてあたかもわれわれが
『開城工業地区と金剛山観光地区の出入および滞在に関する合意書』に違反したと強弁しており、
調査については『人権侵害』であると非難して反北謀略策動を強化している」と述べた。
そしてこれを、「事態の真相をわい曲し、北南関係と開城工業地区事業に障害が生じた責任を
北側に転嫁するための妄言、謀略」だと断じた。
また、事件の真相について、ユ氏が「開城工業地区に入り、われわれの尊厳ある体制を悪意に
満ちて中傷して国の自主権を侵害し、当該の法に抵触する重大な行為を働いた」と明らかにした。
そして、ユ氏に対する調査は当該機関によって継続中だと説明した。
さらには、南朝鮮当局と保守勢力が「事件の本質を分からず、妄言を吐き続ける場合、
事態はさらに重大になり、開城工業地区事業にも有益でない」と警告した。
[朝鮮新報 2009.5.8]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0508-00002.htm
在日朝鮮人差別の中止を求める 人種差別撤廃会議で朝鮮代表
ジュネーブで開かれた世界人種差別撤廃会議の再検討会議で4月23日、朝鮮代表が演説を行った。
代表は、人種主義と人種差別を根源から除去するうえでの基本は、
過去史を正しく清算することであると主張した。
また、かつての日本の植民地支配の実態を資料を挙げて明らかにし、
こうした反人倫的犯罪が世紀をまたいだこんにちまでも依然として清算されていないと非難した。
さらに、むしろ日本では過去の植民地支配を正当化し、
民族抹殺政策の痕跡を覆い隠すため中学校の歴史教科書をわい曲し、
A級戦犯を「英雄」として賛美する行為が露骨になっていると指摘した。
朝鮮代表は、過去の植民地政策の被害者の子孫である在日朝鮮人が現在、
不当な理由で弾圧され、社会生活のあらゆる分野で差別を受けていると指摘、
日本に対し過去の反人倫的犯罪史を一日も早く清算し、
総聯と在日朝鮮人に対する弾圧と差別を中止することを強く求めた。
[朝鮮新報 2009.5.8]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0508-00001.htm
情報BOX:北朝鮮の核兵器開発、脅威の現実度
2009年 05月 8日 13:47 JST
[ソウル 7日 ロイター] 7日付の韓国紙は政府筋の情報として、北朝鮮の核実験場での
動きが活発になっており、数週間以内に核実験の準備が整う可能性があると報じた。
北朝鮮は先に、国連安全保障理事会が制裁について謝罪しなければ、
核実験と大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施すると警告していた。
◎北朝鮮の核兵器開発能力はどの程度か
核爆弾6─8個を製造するのに十分なプルトニウムを持っていると考えられており、
すでに初歩的な核爆弾1個を製造している。ミサイルに搭載できるだけの弾頭小型化は済んでいないと
みられ、兵器専門家によると、小型化技術の開発には相当な回数のテストが必要。
また、北朝鮮軍が保有する旧ソ連時代の爆撃機では、
日本の自衛隊機や米国や韓国の空軍機による攻撃を回避できないとみられることから、
北朝鮮の核兵器が現実的に世界の脅威となるのは何年も先になる可能性がある。
◎核実験の実施までに必要な時間は
北朝鮮は2006年10月に核実験を実施したと発表、それに対して国連安保理は制裁決議を
採択した。専門家らは、新たな核実験の準備は数週間程度で整う可能性があるとみている。
ただ、核実験の準備の兆候は米国のスパイ衛星で監視できることも多いため、
北朝鮮は交渉を有利に運ぶための駆け引き材料としてそれを使う狙いがあるとみられる。
一部の専門家からは、2回目の核実験は向こう数カ月は行われないとの声も聞かれる。
>327
◎次の核実験の回数は1回以上か
備蓄したわずかなプルトニウムを使い果たしたくないため、次の核実験は1回のみになるとみられる。
それ以降の核実験については、6カ国協議を通じて無能力化されていた寧辺(ニョンビョン)の
核関連施設の再稼動状況次第。同施設では、年間に核爆弾1個分の核分裂性物質を製造することができる。
米国などは、北朝鮮が未申告のウラン濃縮プログラムを持っていると非難している。
◎安全保障上の脅威はどの程度か
北朝鮮の核兵器プログラムは、製造能力や配備能力が完全ではないとみられることから、
現時点では大きな脅威ではない。
北朝鮮の軍事力で最大の脅威は、韓国全域と日本の大部分が射程圏内となる中距離ミサイル数百発と、
韓国との国境付近に配備されている迫撃砲。
防衛専門調査会社ジェーンズは、北朝鮮は韓国の全人口4900万人の約半分が住む
ソウルおよび近郊に、1時間以内に砲弾50万発を降らすことができる推定する。
北朝鮮が生物兵器や放射性物質を搭載したミサイルなどで先制攻撃をすれば、日本や韓国の経済は
大打撃を受け、世界経済にも深刻な影響が出る。しかし、その場合は米国主導の報復攻撃によって
北朝鮮も壊滅的なダメージを受けるため、自殺行為とも言える。
◎北朝鮮の核関連施設は
核兵器プログラムの中心は、平壌(ピョンヤン)から北に約100キロ離れた寧辺の核施設。
そこには核燃料加工施設や原子炉、使用済み燃料の一時貯蔵施設などがある。ある情報機関筋によると、
北朝鮮はほかにも、未申告の兵器開発施設やウラン濃縮施設を持っているという。
>328
◎外交努力で北朝鮮の非核化は実現できるか
恐らく難しいだろう。北朝鮮は過去何年も軍事的な脅威を使って大国からの譲歩を引き出しており、
専門家らは、金正日総書記が最大の交渉カードを手放すことはないとみる。
国際的にほぼ孤立する金正日政権にとって、核兵器だけが最後のよりどころになる。
◎核兵器拡散の脅威は
北朝鮮から核兵器が拡散する可能性は現実的な脅威だ。
ブッシュ前米政権は、北朝鮮が核開発プログラムでシリアを支援していたとみていた。
たとえ北朝鮮の核兵器開発が専門家の指摘する「時代遅れの技術」に基づいているとしても、
核燃料サイクルを確立した北朝鮮が、兵器目的のプルトニウム製造を目指す国家に核の専門技術を
売る可能性は否定できない。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37895720090508
クローズアップ2009:NPT再検討会議準備委 低調ムード一変
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>
ニューヨークで開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議準備委員会に5日、
オバマ米大統領が「核兵器のない世界」を求める異例のメッセージを寄せた。
米代表はNPT体制強化や米露間の核軍縮交渉への努力、核実験の停止呼びかけなど、
核軍縮にこれまでにない積極的な姿勢を見せた。背景には核テロや拡散への強い危機感がある。
北朝鮮の核開発など難問を抱えつつも、会議は昨年までの低調な雰囲気を一変させた。
【ニューヨーク小倉孝保、ウィーン中尾卓司】
◇「対話と努力で核不拡散強化」 米大統領、異例の声明
「私はプラハで、核のない平和な世界を目指すため、米国が最初の一歩を踏み出すことを約束した。
私は協力と相互理解でNPTを強化し、信頼を回復するという希望に満ちている」。
オバマ大統領のメッセージが読み上げられると、会場にどよめきが起こった。
ゴットミューラー米国務次官補(軍縮担当)が大統領のメッセージを伝えたのは、
準備委2日目の一般討論(演説)。この段階で首脳がメッセージを寄せるのは異例だ。
大統領は、核兵器保有国が核軍縮に動き
▽非保有国は核兵器を入手せず
▽すべての国が核を平和利用できる−−ことを保証したNPTは「有効」とした。
また、「お互いの違いによってでなく、NPTを確かにするため対話や努力の用意があるかどうかで
私たちの立場を明確にしよう」と、違いを超えて行動する重要性を訴える「オバマ節」も見せた。
次官補は米露間の核軍縮については、今年末で失効する「戦略兵器削減条約(START)」
に代わる条約交渉に「最大限の努力」をすることを約束。
前ブッシュ政権が「死文化」させた核実験全面禁止条約(CTBT)については、米国による批准を
「即座に積極的に追求」、発効に必要な国に署名・批准させる「外交的努力を始める」とした。
発効までの核実験禁止を各国に呼びかけた。
>331
また、NPTに未加盟のイスラエル、パキスタン、インドと、「脱退」を主張する北朝鮮の加盟を
「米国の根本的な目標」だと改めて主張した。
こうした積極姿勢の背景には、テロリストが核兵器を入手することが「最も緊急で最悪の脅威」
(同次官補)との危機意識がある。大統領もNPT強化の理由に「核テロの脅威」をあげた。
米国の姿勢転換で、各国には「これまでにない核軍縮への期待感が高まって」(西側外交筋)おり、
昨年までの準備委の低調ぶりは一変した。
準備委では「『核のない世界』への積極的な意思を歓迎する」(アラブ首長国連邦)
▽「世界規模で軍縮協議を後押しした」(韓国)とオバマ提案を歓迎する声が次々と出された。
◇会議開催で機運を醸成−−日本
日本政府は「唯一の被爆国」として、来年のNPT再検討会議の成功に向け、
オバマ米大統領の核廃絶戦略を強く支持する。4日からの準備委員会では、
中曽根弘文外相が先月末に発表した「世界的核軍縮のための11の指標」を提起した。
核軍縮に関する国際会議を来年2月にも国内で開催し、世界的核軍縮への機運を醸成する。
一方で、麻生太郎首相は4日、プラハでの共同記者会見で
「北朝鮮の核・ミサイル開発、中国の核軍備近代化など日本の安全保障環境は厳しさを増している」
と指摘。先月末の訪中では、胡錦濤国家主席らに直接、核軍縮への協力を促した。
米国の「核の傘」に守られていることを踏まえつつ
「核による抑止力を維持しながら核軍縮を進める」(外務省幹部)戦略もとる。【犬飼直幸】
>332
◇でも課題は山積 非加盟国/二重基準…
NPTには課題も山積している。インド、パキスタンは非加盟のまま核実験を実施。
イスラエルも核兵器を保有するのは「公然の秘密」とされる。
北朝鮮は「脱退」を主張して核実験を実施した。これらの国にどう対処するのか、具体策は描けていない。
また、NPT強化に欠かせないCTBTの発効要件国のうち、インド、パキスタン、イスラエルや中国など
9カ国が批准していない。
米国など核保有国の「二重基準」も問題にされている。
準備委では、エジプト代表が「中東の非核化をイスラエルは拒否し続けている」と、
イスラエルを不問に付してきた米国の姿勢を批判。
イラン代表は、核保有国こそ軍縮をせずに非保有国の「核の平和利用」の権利を奪おうとしていると指摘。
「米英仏は不正義で二重基準を押しつけようとしている」と核開発を非難され続けることに不満をぶちまけた。
米国はまた、核実験を行ったインドと、民生用の核燃料などを援助する米印原子力協定を08年に結んだ。
パキスタンでは、「核開発の父」と呼ばれるカーン博士が関係した「核の闇市場」が核兵器製造につながる
機密情報や部品を流出させた。
>333
==============
■ことば
◇NPT再検討会議準備委員会
190カ国が加盟する核拡散防止条約(NPT)は5年ごとに条約の実施状況や必要な対応を話し合う
再検討会議を開く。再検討会議を前に議題などを話し合うのが再検討会議準備委員会。
来年の再検討会議に向け、07年ウィーン、08年ジュネーブに続き、
現在国連本部で15日まで準備委が開かれている。前回05年の再検討会議は合意に達せず決裂した。
==============
■NPT準備委へのオバマ大統領のメッセージ骨子■
▽核兵器保有国が軍縮に向け行動し、非保有国は核兵器を入手せず、
すべての国が核エネルギーを平和利用する権利を有するNPT体制は有効だ
▽核兵器と核テロの脅威に対処するためNPT体制を強化しなければならない
▽NPTの検証体制を改善し、核の(平和)利用を発展させるため行動が必要だ
▽対話と努力でNPT体制を強化する
毎日新聞 2009年5月8日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090508ddm003030146000c.html
NPT再検討会議:議題巡り各国合意 特定国名指し避ける−−準備委
【ニューヨーク小倉孝保】来年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け国連本部で開かれている
準備委員会は7日までに、再検討会議の議題で合意した。外交筋が明らかにした。
前回(05年)の再検討会議では、準備委段階で議題の合意ができず、最終的な失敗につながった。
オバマ米大統領の核軍縮への積極姿勢で各国に会議成功への期待が高まり、議題での合意につながったようだ。
準備委での最大の焦点は、議題で合意できるかだった。準備委筋によると、合意した議題は
▽会議議長の選出
▽議長声明
▽国連事務総長や国際原子力機関(IAEA)事務局長の演説
−−など事務的な事柄のほか
▽核兵器使用や核兵器での脅しに対する国際社会の効果的な対応
▽非核地帯などに関する条約内容の実行
▽あらゆる国の核の平和利用に関する条約規定の実行
−−など。00年の再検討会議の議題を基礎にした。
前回再検討会議の準備委では、米国が過去の約束事項を議題から外すよう求め、非核保有国が反発した。
また、欧米などが、北朝鮮やイランなど個別の核疑惑について議題に入れるよう要求する一方、
エジプトなどがイスラエルの核開発疑惑について議題とするよう求め、合意に至らなかった。
この反省から、今回は各国とも議題で個別の国を名指しすることを避けた。
今回、議題では合意したものの具体的事項について、各国の意見が隔たっている状況は変わらない。
来年の再検討会議では、「非核地帯」に関する協議の中で、中東各国がイスラエルの核疑惑を取り上げる
一方、日米欧は北朝鮮やイラン、シリアの核開発問題も取り上げる。
準備委は、難題を先送りしたとも言えそうだ。
毎日新聞 2009年5月8日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090508dde007030018000c.html
米KKR:インベブ韓国部門18億ドルで買収合意―マネートゥデー
5月7日(ブルームバーグ):米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、
ビール最大手であるベルギーのアインハイザー・ブッシュ・インベブの
韓国部門オリエンタル・ブルワリーを 18億ドル(約1775億円)で買収することで合意した。
韓国のニュースサイト、マネートゥデーが7日、業界関係者の話を基に報じた。
報道によると、両社は6日に契約書に署名し、近く正式発表する予定。
野村ホールディングス、英HSBCホールディングス、米JPモルガン・チェース、
英スタンダード・チャータードがKKR向けのシンジケートローン(協調融資)に参加する。
更新日時 : 2009/05/07 12:33 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=aO7kWRkYpf6I&refer=jp_us
入管法改正案:反対であす市民団体がデモ 「逆行の動き、納得できない」 /大阪
◇外国籍住民を一元管理
法務省が外国籍住民の在留情報を一元管理する入管法改正案などに対し、
府内の在日外国人や市民団体などが「外国人を監視し、分断・差別や人権侵害を招く」と反発している。
既に国会審議が始まっており、大阪市内で9日、廃案を訴えるデモ行進をする。
新しい在留管理制度は、短期滞在(90日以内)や特別永住者(在日コリアンら)を除く中長期滞在者に、
ICチップ内蔵の在留カードを交付。顔写真や氏名、生年月日、在留資格、期間などの情報を記載させ、
さらに外国人が所属する企業や大学、日本語学校などに就労・就学状況の報告を義務付け、
法務省が情報を集中的に把握する。
カードの常時携帯や居住地を変更した場合の届け出を怠れば刑事罰を科し、
在留資格取り消し理由になる場合もある。
在日中国人2世で「永住者」の在留資格を持つ徐翠珍さん(62)=大阪市西成区=は
「戦前から日本に溶け込んで生活している私たちが、いまだに住民として認められない」と憤り、
チラシ配布の活動を続ける。
徐さんはかつて、外国人登録の更新時に指紋押なつ(99年全廃)を拒否して逮捕された。
「現行の外国人登録証の常時携帯や切り替えがなくなり、地方参政権も得られるようになると期待したのに、
全く逆行する動きは納得できない」と話す。
デモ行進は、午後3時に同市西区新町1の新町北公園(大阪厚生年金会館南側)に集合。
御堂筋を通って中央区難波5の高島屋大阪店までの約2キロを歩く。
問い合わせは、主催のカトリック大阪シナピス(06・6942・1784)。【立石信夫】
毎日新聞 2009年5月8日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090508ddlk27040357000c.html
本四高速と韓国公社 技術協力
明石海峡大橋や瀬戸大橋などを管理している本州四国連絡高速道路会社が、
韓国の道路公社と技術協力を進めることを決め、8日、神戸市で調印式が行われました。
調印式では、本四連絡高速道路会社の中村守常務と、韓国道路公社のカン・チェイス本部長が、
技術協力についての合意書に署名して交換しました。
今回の技術協力には、明石海峡大橋や瀬戸大橋など大規模な橋の設計や管理に高い技術を持つ
本四連絡高速道路会社と韓国のほとんどの高速道路を建設し、道路の運営に優れている
韓国道路公社が互いの強みを生かす狙いがあります。両社は、今後、少なくとも4年間にわたって
相互に人材を派遣し、技術情報を交換するほか、協力して橋や高速道路の設計を進めるということです。
本四連絡高速道路会社の中村常務は、「高い技術を持つ韓国道路公社と協力できることをうれしく思う」
と話していました。
また、韓国道路公社のカン本部長は、「今回の技術協力が韓国と日本の道路技術の発展に大きな役割を
果たすことを期待している」と話していました。
NHK 神戸放送局
http://www.nhk.or.jp/kobe/lnews/04.html (リンクは変わると思う)
北朝鮮、オバマ政権を名指し非難「敵視政策に変化なし」
【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は8日、
「オバマ米政権発足後の100日間の政策動向を見守ったところ、対(北)朝鮮敵視政策には
少しも変化のないことが明白になった」として、米国との対話を拒否する姿勢を明らかにした。
北朝鮮がオバマ政権を名指しで非難したのは、これが初めて。
8日午後にソウル入りしたボズワース米政府特別代表(北朝鮮担当)は4日間の滞在期間中、
直接対話実現のため訪朝を目指す意向とみられるが、実現は極めて困難になった。
報道官は「我々の平和的衛星打ち上げ」に対し、オバマ大統領が「罰なしには済まない」
と述べたことや、3月に米韓合同軍事演習を実施した点、国連制裁の実効性確保に動いている点を列挙。
その上で、「我々を敵視する相手と対座したところで何も得るものはない」として、
「核抑止力の一層の強化」を改めて表明した。
報道官は4日にも米政権を非難したが、この時はオバマ大統領を名指ししていなかった。
(2009年5月8日19時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090508-OYT1T00819.htm
韓国の気温、地球平均の2倍超も上昇 急速な都市化
2009.5.8 20:19
韓国気象庁は最近発行した気候変動問題の資料集で、
韓国の年平均気温が1912年から2008年までの96年間で1・7度上昇し、
ほぼ同じ時期(1906−2005年)の地球の平均0・74度に比べ、
2倍以上の早さで温暖化が進んでいることが分かったと発表した。
同庁は、急速な都市化が最大の原因と推定。
今のペースで温暖化が進めば、地域ごとに極端な干魃(かんばつ)と集中豪雨に見舞われるほか、
周辺海域の温度上昇に伴い、強力な台風に襲われる可能性があると警告している。
気象庁によると、96年間で年間降水量は19%増加。
夏が2週間前後長くなった一方で、秋が大幅に短くなった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905082020005-n1.htm
北朝鮮、核実験強行なら重大な結果=米特別代表
2009年 05月 8日 19:39 JST
[ソウル 8日 ロイター] 韓国を訪問した米国のボズワース北朝鮮政策担当特別代表は8日、
北朝鮮が2回目の核実験を強行すれば、重大な結果を招くことになるが、それを阻止することは困難
との見方を示した。
北朝鮮は、米国が北朝鮮敵視政策を撤回していないことを理由にオバマ米政権と対話する意味はなく、
核抑止力を強化せざるを得ないとの姿勢を示している。ボスワース氏はソウルで韓国政府関係者と
協議した後、北朝鮮の強硬姿勢にもかかわらず、米国は対話の可能性を残していると指摘。
「もし北朝鮮が2回目の核実験を実施することを決めれば、われわれは対応に取り組む。
重大な結果がもたらされるだろう」としたうえで
「しかし現段階でわれわれは北朝鮮がすることをコントロールすることはできない」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-37902920090508
北朝鮮に対話促す=核実験は自制を−米特別代表
【ソウル8日時事】米国のボズワース北朝鮮政策担当特別代表は8日午後、訪問先の中国から韓国入りし、
柳明桓外交通商相と会談した。双方は北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議を再開させる必要性があるとの
認識で一致した。同特別代表は会談後、記者団に対し、「対話の扉は開かれている」と述べ、
北朝鮮に多国間または2国間での協議に応じるよう求めた。
ボズワース特別代表は、北朝鮮が核実験も辞さない構えを見せている点について
「われわれはその結果に対処することになる」と警告。
「2回目の核実験を行わないよう望む」と述べ、北朝鮮に自制を促した。
(2009/05/08-19:45)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009050800951
韓国に学んだGEキャピタル
2009年5月8日(金)
米ゼネラルエレクトリック(GE)の金融子会社GEキャピタルにとって、韓国事業は最近まで
苦労続きだった。完全子会社を通じ個人ローンや自動車ローン、オフィス機器のリース事業を6年間
手がけたが、シェアをあまり握れなかった。そこで同社は合弁事業で必ず過半株式を握るという
従来の方針を捨て、現代自動車の金融子会社2社に事業を譲渡した。その結果、今や両事業は同社で
最も利益率の高い事業の1つとなっている。「GEキャピタルにとって韓国での成功は目からウロコの
出来事だった」と、同社の韓国代表バーナード・ヴァン・ブニック氏は言う。
韓国事業は今、GEキャピタルのマーケティング及びブランド戦略の手本となっており、
ニューヨーク州クロトンビルにあるGEの幹部養成所からも研修に来るほどだ。
2月にもソウルに4人の幹部がやってきて、提携成功の秘訣を知ろうと2日連続で現代自との
合弁に携わる幹部と会っていった。
韓国での経験により同社の主要戦略の見直しにも拍車がかかっている。
現代自との提携以前のGEキャピタルは、合弁事業で経営の主導権を握ることにこだわった。
だが2004年以降、現代自の自動車ローン子会社である現代キャピタルとクレジットカード子会社の
現代カードに計30億ドルを出資し、保有株式を各々43%にした。韓国事業は今や同社最大の
少数持ち分投資で、2007年のタイ・アユタヤ銀行株の25.4%取得といった同様の取引に結びついている。
韓国市場での現代自のシェアは75%と高く、自動車ローンで大きな可能性を秘めている。
GEキャピタルはこれに賭けた。賭けは成功、同社消費者向け部門の2008年利益に占める
韓国事業の割合は5.1%、2事業の総資産利益率は2.66%で各部門中最高の部類に入る。
>343
◆GE、現代自、双方で学び合う
GEキャピタルは、企業統治で不十分な点が多い現代自との提携がこれほどうまく進むとは
思っていなかった。そのため、米国側は数十人もの管理職を合弁事業の主要ポストに送り込み、
重要局面で行使できる拒否権を米韓双方が握っていた。だが、どちらも拒否権を使う必要はなかった。
それどころか、「経営に関して衝突したことがない」と、事実上同一企業として経営されている
両ベンチャーのテッド・チョン社長は話す。
「むしろ、もっと多く人材を送ってほしいと頼んでいる。彼らから多くのことを学びたいからだ」。
学習は双方向で行われている。チョン氏によれば、現代自は当初クレジットカード事業の損失を
補ってくれる投資家を探していた。だが、今はGEキャピタルの出資を「最小の貢献であらゆる恩恵を
もたらしてくれた」と評価している。より重要なのは、GEキャピタルのリスク管理や金融ノウハウ、
「行動倫理の徹底した実践や人材開発、経営哲学」を吸収できることだとチョン氏は話す。
一方GEキャピタルは現代自からマーケティングの技を学んでいる。
チョン氏はブランドに高級感を与えるため、有名デザイナーを雇ってカードデザインを個性的なものに
一新したり、デザインコンサルティング会社IDEOにポスターやホームページをシンプルに改良させたり
した。またオランダの建築デザイン会社に依頼して顧客窓口を快適に改装した。一流イメージを定着
させるため、フィギュアスケートや体操、自転車、テニスなどのスポーツで「スーパーマッチ」を開催。
テニスではラファエル・ナダル対ロジャー・フェデラーなど超一流選手の対戦を全国中継した。
>344
現代自はクルマの値引きでも顧客を引きつけている。現代カードを使えば380ドルもの値引きを
受けられ、カード購入額の2%分のポイントが付与される。こうしたサービスにより、
クレジットカードを何種類も持っている人が、現代カードをメーンに使ってくれる。
この戦略はうまくいっているようで、顧客による平均月間消費額はほかのカード利用者より37%高い。
現代カードは「混戦市場の中でデザインやブランディングで自らを差別化した」(ヴァン・ブニック氏)。
おかげで韓国事業が「GEマネー(GEキャピタルの消費者向け事業)の標準」となった。
Moon Ihlwan(BusinessWeek,(C) 2009 Apr. 27,McGraw-Hill, Inc.)
日経ビジネス 2009年5月4日号103ページより
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090501/193670/
【新型インフル】ASEANと日中韓が情報共有、連携強化を確認
2009.5.8 22:55
東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国は8日、新型インフルエンザの世界的な
感染拡大を受けた緊急の保健担当相会議を開き、域内での感染拡大防止に向け各国が緊密に情報を
共有し、効果的な監視体制や対策のため連携を強化することを盛り込んだ共同声明を発表した。
共同声明は、アジア地域では鳥インフルエンザの感染が依然として重大な脅威で、
有効な監視体制の構築や対応が必要だと強調。その上で、新型インフルエンザ対策として、
医学的な技術協力を一層強化し、情報交換の連絡窓口を設置することなどを確認した。
会議には、日本から渡辺孝男厚生労働副大臣が出席した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090508/asi0905082256004-n1.htm
米代表「6カ国協議の早期再開を確認」韓国外交通商相と会談
2009.5.8 22:54
米国のボズワース特別代表(北朝鮮担当)は8日、訪問先のソウルで核問題をめぐる6カ国協議の
離脱や核開発の再開を表明している北朝鮮への対応について柳明桓外交通商相と会談し、
6カ国協議の早期再開が必要との認識で一致した。
ボズワース氏は会談後、記者団に「交渉を再開し、検証可能な北朝鮮の非核化実現に向けた作業を
続けることが重要だと米国と韓国はともに確信している」と説明、6カ国協議が「取り組みの中心」
と強調した。
その上で「多国間協議を補完するための2国間協議の用意がある」と述べ、
北朝鮮の6カ国協議復帰を前提とした米朝2国間の直接協議などを進める考えを示した。
ただ、6カ国協議再開実現に向けた方策については「現段階で何の手だてもない」
と打開策がないことを示唆した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905082255006-n1.htm
「韓国人職員と記者解放を」韓国統一相、北に要求
2009.5.8 23:23
韓国の玄仁澤統一相は8日、北朝鮮に対し、同国内で拘束されている韓国企業の男性職員と
米国人女性記者2人を即時解放するようあらためて要求した。
訪韓している米国の北朝鮮担当、ボズワース特別代表との会談の冒頭、記者団に対し述べた。
玄統一相は北朝鮮が3人を解放し、「国際社会に積極的に協力する姿勢を示せば、われわれも協力する」
と言明。また「(核問題をめぐる6カ国協議参加国に)北の安全保障を脅かす国はどこにもない」
と指摘し、協議に応じるよう促した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905082324007-n1.htm
北朝鮮の核実験阻止は「困難」 米特別代表ボズワース氏
2009年5月8日23時24分
6者協議関係国を歴訪中の米国のボズワース北朝鮮政策特別代表は8日、ソウル入りした。
ボズワース氏は市内で記者団に対し、北朝鮮が示唆した2度目の核実験について
「現段階で抑えることはできない。実施しないよう強く望む」と述べ、
事前の阻止は困難との見方を示した。
米政府代表団にはソン・キム6者協議担当大使も参加。6者協議からの離脱を表明した北朝鮮への
対応をめぐり、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相と玄仁澤(ヒョン・インテク)統一相、
首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長らと相次いで会談した。
ボズワース氏は韓国側との会談について、「米韓の考え方は非常に近いことが分かった。
両国は非核化に向けた交渉のテーブルに戻る必要を確信している。6者協議はその中核だ」
と認識の一致を強調。ただ北朝鮮に復帰を促す方法については「現時点で具体策はない。
対話の扉は常に開いていることを強調し続ける」と述べ、手詰まり状態にあることをにじませた。
一方、朝鮮中央通信によれば、北朝鮮外務省報道官は8日、
「米オバマ政権発足後100日間の政策を見守ったところ、(対北朝鮮)敵視政策に少しも変化がない」
と語り、名指しで批判した。
「最近の国防力強化は、決して誰かの注意をひいて、対話をしてみようということではない」とも語った。
そのうえで、報道官は「核抑止力をいっそう強化していく」と主張したが、具体的な措置には
言及しなかった。韓国政府関係者によれば、北朝鮮が06年10月に核実験を実施した
咸鏡北道豊渓里の実験場では、保守管理とみられる動きはあるものの、
実験準備の兆候は確認されていないという。(村山祐介、ソウル=牧野愛博)
http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY200905080370.html
盧前大統領の資金疑惑で近く夫人再聴取 最終判断、来週か
2009.5.8 23:35
韓国の聯合ニュースは8日、盧武鉉前大統領の不正資金供与疑惑で、権良淑夫人が有力後援者から
受け取った現金100万ドル(約9900万円)の使途に関する陳述書を近く最高検に提出すると報じた。
最高検はこれを受け夫人から再び事情聴取する方針。
韓国メディアによると、林采珍検事総長は前大統領の逮捕状請求を避け、在宅起訴にしたい意向で、
最終判断が出るのは来週になる見通しだ。
最高検は当初、4日の検察幹部会議で前大統領の身柄の取り扱いに関する最終方針を決めると
みられていたが、夫人に関する追加調査などのためずれ込んでいる。
同ニュースによると、100万ドルのうち70万−80万ドルは、前大統領の長男の米国留学費用
などに充てられ、残りは前大統領の当選前の借金返済に使われた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090508/kor0905082336008-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 将軍さまのピザ
2009.5.9 03:36
北朝鮮の平壌に初めてイタリアンレストランがお目見えしたという。
北朝鮮のメディアが伝える写真を見ると、どのテーブルにもピザとスパゲティが出ているから
そうした軽食風のレストランのようだ。写真撮影のためだろうか、客はみんな正装で、
男性は背広にネクタイ、女性は高級(?)チマチョゴリ姿だ。
報道によるとこのイタリアンレストランのオープンは金正日総書記の直接の指示によるもので、
ローマとナポリに調理人を送り料理法を研修させたという。金総書記のグルメぶりはつとに知られるが、
先年、「わが国の大学生たちにもハンバーガーを食べさせたい」と学生向けハンバーガーの“生産・供給”
を指示したというニュースもあった。
北朝鮮の面白いところは「主体思想」とか「わが民族だけで」とか「朝鮮第一主義」とか
「世界にうらやましいものはない」などと片意地張りながら意外に“洋モノ”が好きなことだ。
金総書記も最近は健康を考え酒、たばこは控えているようだが、以前は賓客を前に輸入モノの
高級ワインや高級たばこを楽しんでいる。イスラム世界の原理主義者や強硬派の“西洋嫌い”とは違うのだ。
一方、韓国では最近、大統領夫人を名誉会長に官民合同の「韓食世界化推進団」が発足した。
国を挙げて韓国料理を世界に売り出そうというわけだが、その「国家代表メニュー」の第1号に
「ビビンバ」が選定された。筆者の好みでいうとウーン、どうかな?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090509/trd0905090336003-n1.htm
「長女」不法入国認める――脱北家族偽装、大阪地裁で初公判
2009/05/07配信
北朝鮮から脱北した日本人妻の親類を装った中国人の不法入国事件で、入管難民法違反罪に問われた
中国籍の金孝女(キム・ヒョニョ)被告(44)の初公判が7日、大阪地裁(安永武央裁判官)であり、
同被告は「(間違っているところは)ありません」と起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、孝女被告は、北朝鮮から脱出した日本人妻(68)が2001年8月に
日本に帰国する際、北朝鮮で亡くなった日本人妻の長女になりすまして入国したことを指摘。
「長女を装って旅券を取得し、日本と中国を多数回行き来していた」と述べた。
起訴状によると、孝女被告は2月26日、有効な旅券を持たずに成田空港から不法入国し、
東京都板橋区に不法在留したとしている。
同被告は、親類の金孝月(キム・ヒョウォル)被告(47)=入管難民法違反などの罪で起訴=らと
共謀し3月、孝月被告の顔写真を張った他人名義の旅券を入手するため申請書を偽造するなどしたとして
旅券法違反などの罪でも起訴されている。
孝女被告は大阪府警に逮捕された当初「私は日本人」と否認。
その後の調べに対し「私は中国人。長女になりすました」などと認めたという。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news006400.html
>352
脱北偽装で「親類」の女も不法入国認める──地裁公判
2009/05/08配信
北朝鮮から脱北した日本人妻の親類を装った中国人の不法入国事件で、入管難民法違反や旅券法違反
などの罪に問われた中国籍の金孝月(キム・ヒョウォル)被告(47)の初公判が7日、
大阪地裁(西田真基裁判官)であり、孝月被告は入管難民法違反について「(間違いは)ありません」
と起訴事実を認めた。旅券法違反などについては認否を留保した。
起訴状によると、孝月被告は2006年7月、有効な旅券を持たずに成田空港から不法入国し、
東京都板橋区などに不法在留したとしている。また親類の金孝女(キム・ヒョニョ)被告(44)
=公判中=らと共謀し、今年3月、孝月被告の顔写真を張った他人名義の旅券を入手するため
申請書を偽造するなどしたとしている。
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news006412.html
「南北対話は論議の余地なし」 北朝鮮、韓国に反発
2009.5.9 18:33
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は9日、報道官談話を通じ、
韓国政府が北朝鮮の人権問題を提起したことについて、「わが方(北朝鮮)の尊厳と体制を全面否定
したものだ」と非難し、「われわれを公然と中傷、冒涜(ぼうとく)し、露骨に否定した状態で
北南間の対話について論議する余地すらない」と主張した。韓国の聯合ニュースが伝えた。
4月21日に開催された南北の政府間協議を受け、次回協議は早ければ来週中にも開催されることが
予想されていたが、今回の談話からは、協議が開催されるかは不透明だ。
米ワシントンで4月下旬に開かれた北朝鮮の人権弾圧に抗議する行事「北朝鮮自由の週」に、
今回初めて韓国政府を代表して諸成鎬(チェ・ソンホ)北朝鮮人権大使が参加。
韓国政府の対北人権政策の方向性と北朝鮮の人権改善に向けた政府の取り組みを説明した。
北朝鮮は談話の中で、この行事に参加した諸大使が「脱北者定着村建設」に触れたことなどを
とくに問題視し、「われわれの度重なる警告にもかかわらず、反共和国(北朝鮮)人権騒動で
一層狂奔している」と批判した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090509/kor0905091834000-n1.htm
【週刊韓(カラ)から】冬ソナの舞台で「春川ジャパンウイーク2009」 5月18日から
2009.5.10 13:00
韓国の地方都市を巡回し年に1回、日本文化を紹介するイベント
「ジャパンウイーク」(在韓日本大使館主催)がまもなくやって来る−。
今年は韓国ドラマ「冬のソナタ」の舞台にもなった韓国北部・春川(江原道)で5月18日から
開催される。ジャパンウイークは1998年の日韓首脳会談を契機に始まり、今年で12回目。
回を重ねるごとに韓国各地で高い評価を受け、多くの韓国人が日本文化を楽しんでいるという。
(ソウル 水沼啓子)
今回のジャパンウイークでは、まず国立春川博物館で、日本を代表するさまざまな人形70点が
展示される「愛と祈りの表現〜日本人形展」と浮世絵の復刻版62点を紹介する
「日本の伝統画〜浮世絵展」が開催される。
春川文化芸術会館では、日本の食文化や風習などを紹介する「日本の歳時展」や
「日韓映画チラシ比較展」のほか、「J−POP紹介展」が開催され、
毎日2回人気アーティストのDVDが上映される予定。
このほか、日韓親善音楽交流祭やミュージック&パフォーマンス・ライブ、
ピアノ公演など各種の音楽公演も開かれる。翰林大学では「日本映画傑作選」が開催され、
「ALWAYS 三丁目の夕日」「キューポラのある街」などの映画が上映される。
また、茶道裏千家の茶会も開催され、「宗妙」という茶名を持つ高橋妙子・在韓日本大使館
公報文化院長のお手前も披露される。さらに今回は、江原道と姉妹交流関係にある鳥取県の協力で、
米子市の伝統祭り「米子がいな万灯」も登場する。
期間中、一部の会場で日本への留学やワーキングホリデー、
JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)の説明会&相談会も開催される。
死去から20年 李方子さんの墓前祭開かれる
2009.5.10 20:04
【南楊州市(韓国北西部)=水沼啓子】日本の旧皇族、梨本宮家から韓国の李王朝最後の皇太子、
英親王・李垠(イウン)殿下に嫁ぎ、1989年に87歳で亡くなった李方子(まさこ)さんをしのんで、
2人が眠る南楊州市の陵墓「英園」で10日、墓前祭が行われ、約100人が参列した。
墓前祭では、第26代国王・高宗のひ孫の李源(イウオン)さんらが李王家の儀礼にのっとり
祭祀を執り行った。墓前祭は毎年開かれており、日本側からはこの日、日韓教育文化協議会代表の
草開省三さんや駐韓日本大使夫人ら約10人が参列した。
方子さんは戦後、60歳を超えてから夫とともに韓国に戻り、障害者福祉活動に尽力した。
そのとき通訳を務め、そばで支えた金寿姙(キムスイム)さん(88)は
「互いに勇気づけたり、慰め合ったりした」という。
方子さんが亡くなって今年で20年。金さんは「墓前祭に参加する人が昨年よりもずっと減った。
あれだけ日韓親善や韓国の慈善活動に尽くされた方が、両国の人々の記憶から忘れ去られていくのが
寂しい。故人をぜひ何らかの形で顕彰してほしい」と訴えた。
方子さんは時代に翻弄された女性だった。戦前、8カ月になる第1王子を連れて初めて朝鮮の地を
踏んだ際、愛児が急死。毒殺説も流れた。日本の準皇族の扱いを受けていたが戦後は皇籍離脱。
韓国でも李王家が廃止され、排日を掲げる李承晩政権時代は日本での生活を余儀なくされた。
朴正煕政権時代の63年にようやく韓国への帰国が実現。
70年に夫が死去した後も韓国を離れず、奉仕活動を続けた。
方子さんの墓碑には「懿(イ)愍(ビン) 皇太子妃」と表記されている。
懿愍とは「一生いばらの道を歩まれた方」という意味だという。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090510/kor0905102004001-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ マスクしない韓国人
2009.5.11 03:30
新型インフルエンザが猛威を振るい、パンデミック(世界的大流行)も懸念されるというが、
韓国にいると、どうもそういった危機感が実感として沸かない。韓国では二次感染者まで確認された
にもかかわらず、街中でマスクをしている人をまず見かけないせいかもしれない。
空港や医療機関を除いて、韓国でマスク姿を見られるとしたら、ソウルの繁華街、明洞ぐらいだろう。
ここに買い物に来た日本人観光客がそろってマスクをしているからだ。
先日、日本のニュースを見ていたら、日本人はみなマスクをしているのにぎょっとした。
この差には、もともとマスクに対する“親近感”が、日韓でだいぶ違うことがあるだろう。
風邪が流行する冬場でも韓国人はあまりマスクをしない。
日本の場合は、花粉症の人も多いせいかマスクは必需品となり、実に身近な存在だ。
日韓の国民性の違いもよく表れている。きまじめで心配性の日本人は、マスクをするのが当然と考える。
逆に韓国人は「簡単にはかからないから大丈夫」とマスクもせず、楽観的というか悠長に構えている。
自然災害に何度も見舞われてきた日本。そのため日本人は大きな被害に遭わないよう前もって
準備するのが、習性になっている。一方、地震などがないせいか、韓国人は被害を未然に防ぐという
感覚が乏しいようにみえる。感染症には予防がいちばん。感染症に強いのは日本人の方?(水沼啓子)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905110330000-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905110330000-n2.htm
北朝鮮:米国人記者拘束は計画的か 秘密警察が国境待機
【北京・西岡省二】中朝国境地帯で取材中の米国人記者2人が北朝鮮側に拘束された事件で、
北朝鮮の秘密警察「国家安全保衛部」が事前に国境付近に待機し、記者を拘束していたことが分かった。
北京の複数の北朝鮮消息筋が中国当局の証言をもとに、毎日新聞に明らかにした。
案内役の中国朝鮮族ガイドは中国当局に対し、北朝鮮側の協力者であることを認めているという。
消息筋は「北朝鮮側の計画的拘束」との見方を強めている。
韓国の有力紙、朝鮮日報(電子版)によると、記者2人を含む米国の取材陣3人とガイドの計4人は
3月17日午前6時ごろ、中朝国境の図們江(朝鮮語名・豆満江)沿いに到着。凍結していた川の上を
移動しながら周囲を撮影していたところ、監視していた北朝鮮側国境警備隊の兵士に拘束された。
韓国側では「行き過ぎた取材活動が原因」との見方が示されていた。
だが、中国当局などが詳細に調査すると、実際に記者を拘束したのは、北朝鮮でスパイや反体制派の
摘発を任務とする国家安全保衛部の部員だった。現場付近には同部員と兵士を合わせて5人が待機して
いた。北朝鮮の国境には通常、兵士2人が約100メートル間隔で配置され、1人は固定の場所、
別の1人は巡回警備に当たっている。
記者2人は拘束された後、約5日後に平壌へ送られた。北朝鮮の貿易関係者は「国境地帯には通常、
『米国籍』を特定できる兵士はいない。人定した上で平壌に連れて行くには半月かかる」と毎日新聞に証言。
北朝鮮消息筋は「北朝鮮側は事前に記者の渡航情報を入手し、協力者に国境付近に誘導させた可能性が
高い」と指摘する。
米国との直接交渉を望む北朝鮮には、米国人記者の拘束を何らかの政治的取引の「カード」として
使う狙いがあるとみられている。
毎日新聞 2009年5月11日 2時30分(最終更新 5月11日 2時55分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090511k0000m030112000c.html
竹島の領有権訴え 韓国の財団が欧州でフォーラム
2009.5.11 10:41
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは11日、韓国の北東アジア歴史財団が近く、
韓国が領有権を主張する日本の竹島(韓国名・独島)について、
英国とドイツで韓国側の主張を訴えるフォーラムを開催すると伝えた。
今月30日と来月5日に、それぞれ英国のロンドンとドイツのベルリンで、現地に住む韓国人らを
対象に竹島の領有権と日本海(韓国名・東海)の表記問題に関するフォーラムを開くという。
聯合ニュースによると、フォーラム開催の目的は、海外に住む韓国人を中心に領有権問題を広報し、
これによって在住する当該国の世論に韓国の主張を反映させることにある。
北東アジア歴史財団は、竹島と日本の歴史教科書問題などを研究するために2006年に発足した。
財団側は「海外に住む韓国人が独島問題を広報しようとしても、何をどうすればよいのかよくわからない
ことが多い。そんな人たちのために財団が独島に関する正確な情報を提供するために用意した行事」
としている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111041001-n1.htm
韓国で16日からハローキティ展
2009.5.11 11:09
【ソウル=水沼啓子】日本で「キティちゃん」の愛称で知られるサンリオ(本社・東京)の
人気キャラクター「ハローキティ」誕生35周年を記念した特別企画展「INSIDE KITTY」が
16日から、韓国ソウル市近郊の城南アートセンター美術館本館で開催される。
今回の展示会では、キティちゃんを使ったデザインやメディアアート、
実用美術など各分野の専門作家たちの作品などが展示されるほか、体験コーナーなども設けられる。
開催期間は6月28日まで。開館時間は午前10時半から午後7時半。
入場料は1万5000ウォン(約1200円)。2歳未満は無料。
ホームページはhttp://www.insidekitty.co.kr/(韓国語)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111111002-n1.htm
ソン・イルグク:「朱蒙」「風の国」の主人公 韓流スターは宮崎アニメの熱狂的ファン
古代朝鮮の「高句麗」建国神話の伝説の英雄を描き、日本でも人気を集めた韓流大河ドラマ
「朱蒙(チュモン)」主演の韓国俳優ソン・イルグクさん。その後の時代を描いた「風の国」では、
チュモンの孫で「戦争の神」と言われた「無恤(ムヒュル)」役を演じている。それまで女性ファン
主体だった韓流ドラマに、“男がほれる”新たな世界を切り開いたソンさんに話を聞いた。
−−「風の国」はどのようなストーリーですか。
悲劇の運命にとらわれた主人公ムヒュルが、さまざまな試練を乗り越えて、高句麗の王になるまでの
半生を描いています。「チュモン」が仲間を増やしながら成長していくのとは逆に、
愛する人や仲間を失いながらも逆境を乗り越えていくストーリーです。
−−撮影中、苦労したことは?
時代劇なので、重いよろいを重ね着したり、独特の声の出し方などは、やはり大変でした。
撮影は、中国の内モンゴル自治区で行ったのですが、30分も外にいると砂まみれでした。
休憩中もよろいを脱がず、馬の上で過ごしていたこともありました。
ある時、私が馬の上で休憩していると、近くに雌馬が来て、私の馬が興奮してしまい、
危うく落馬しそうになりました。原因が原因なので、他の人に助けてくれとも言いにくかったですし、
みんな大笑いしていましたが、ちょっと間違えたら大けがしていたでしょうね。
−−ソンさん自身は、チュモンとムヒュルどちらに似ていると思いますか。
自分を歴史上の人物と比べるのはおこがましいとは思いますが、どちらかと言えばチュモンでしょうか。
チュモンは、仲間の力を借りて成長していきますし、何といっても運がいいんです。
私が、俳優を始めたころに出演したドラマでも、最初悪役だったのに、人気が出てきたお陰で、
段々いいキャラクターになっていきました。(日本でも放送された)「海神(ヘシン)」では、
主人公のライバルで、アンチヒーローの「ヨムジャン」を演じましたが、悪役なのに人気が出てしまった。
本当に運がいいと思っています。
>364
−−「風の国」は韓国のマンガが原作ですね。
原作のマンガの方が複雑なストーリーになっています。原作は、ムヒュルが王になるまでの過程は短く、
王になってからの息子との葛藤などにページが割かれています。
一方ドラマは、王になるまでの父親との葛藤(かっとう)などがメーンになっていますね。
−−日本のアニメやマンガを見ることはありますか。
実はジャパニメーションの熱狂的なファンなんです。中でも宮崎駿さんの作品が大好きでほとんどの
作品を見ています。「崖の上のポニョ」はまだ見ていないので早く見たいですね。
−−オフの時は何をやっていますか。
韓国の他の俳優さんはウエートトレーニングをすることが多いのですが、私はジョギングなどの
有酸素運動をしています。写真を撮るのも好きで、もう200ギガバイト以上撮影していますね。
最近はピアノも習い始めました。ここ4、5年ほとんど休みがなかったので、
今までできなかったことをやったり、ゆっくり出演作を決めている段階です。
−−日本のファンに一言お願いします。
韓国ドラマに愛情を注いでいただいてありがとうございます。「風の国」も楽しんでください。
これをきっかけに日韓の交流が進んでくれることを願っています。
◇プロフィル
ソン・イルグク
71年10月1日生まれ。185センチ、80キロ。中央大学芸術大学院在学中。
「愛情の条件」(04年)で注目され、「海神」(同)で主役をしのぐ人気を集め、
「チュモン」の主役を演じて国民的俳優になった。
2009年5月4日
http://mainichi.jp/enta/mantan/entama/news/20090502mog00m200040000c.html
「北朝鮮軍侵攻」想定し、 米陸軍が訓練 韓国紙報道
2009.5.11 12:31
【ソウル=水沼啓子】2018年、脱北者を装った北朝鮮軍が韓国に侵攻−。
米陸軍が今月5日、ペンシルベニア州カーライルの陸軍大学で、北朝鮮軍が攻めてくるなどの
シナリオの下、シミュレーション訓練を実施したという。11日付の韓国紙「東亜日報」が報じた。
訓練は、北朝鮮の韓国侵攻のほか、
▼ウズベキスタンとトルクメニスタンの武力衝突
▼首都ワシントンに対する米国内の過激グループの炭(たん)疽(そ)菌攻撃
▼メキシコ麻薬組織の米テキサス州国境地域への浸透
−など、米国が今後10年以内に直面するかもしれないシナリオに沿って展開された。
北朝鮮の韓国侵攻のシナリオは、「2016年、金正日総書記死亡。北朝鮮の新指導者は濃縮ウラン
の生産を再開していることが明らかになり、米国は国連安全保障理事会を通して、対北制裁を実施。
これを受け、18年、北朝鮮軍数千人が脱北者を装い、非武装地帯(DMZ)を越える。
同時に北朝鮮は米韓両国にサイバー攻撃を加える。北朝鮮は核兵器を持っていることから、
米国と世界がこれに対抗して…」といった内容という。
訓練は米国チームと北朝鮮軍チーム、第三国チームに分かれて実施された。
訓練の結果は、実戦マニュアル作成に反映されるという。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111231004-n1.htm
北朝鮮へのエネルギー支援、米が日本分6割相当を予算案に
【ワシントン=小川聡】オバマ政権が先月、議会に送付した2009会計年度補正予算案に、
北朝鮮へのエネルギー支援の費用9500万ドル(約93億円)が盛り込まれていることが8日、
予算関連資料からわかった。
日本が拉致問題を理由に支援に加わっていないため、宙に浮いている重油20万トン相当分の
6割弱を肩代わりできる額だ。
ブッシュ政権は昨年12月、北朝鮮が6か国協議で核検証手続きの文書化を拒否したため、
エネルギー支援の停止を表明した。
オバマ政権も、北朝鮮が6か国協議に復帰し、寧辺(ヨンビョン)の核施設の無能力化を進めない限り、
支援は行わないとしているが、今回の措置は北朝鮮との直接対話を念頭に、
見返りであるエネルギー支援を完了する用意があるとの姿勢を示す狙いとみられる。
オバマ政権が7日に発表した10会計年度予算案の関連資料によると、北朝鮮へのエネルギー支援名目
で昨年までに予算化された中で、未使用分が6800万ドル(約67億円)ある。
(2009年5月10日09時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090510-OYT1T00009.htm
中国人が結婚したい外国人は「日本女性」 人気断トツ
2009.5.11 13:20
【成都(中国四川省)=河崎真澄】華僑向け通信社の中国新聞社がインターネットで中国人の読者を
対象に調査中の「結婚したい外国人」アンケートで、男性は4人に1人が「日本人女性」と答えた。
これに対し女性の場合は「米国人」「韓国人」にあこがれる回答が集中し、
「日本人男性」はわずか3%と振るわない。
調査には11日までに男性で4100人以上、女性で2100人以上が回答している。
複数回答で調査は続いているが、中国人男性が日本人女性と結婚したい理由には「優しい」
「かわいい」「なにがなんでも日本女性」といったコメントが並ぶが、一方で、反日感情から
「日本人に復讐(ふくしゅう)するため」との屈折した回答や、
「日本のアダルトビデオを見て好きになった」などといった困った回答もあった。
中国人女性の場合は、米国人と韓国人がいずれも14%を超え、英国人8%、フランス人7%、
北欧人6%となっている。“白人志向”がうかがえるが、中には「米国籍が欲しい」といった
分かりやすい回答もあった。
韓国人男性が好まれたのは、中国のテレビでも高視聴率の「韓流ドラマ」が影響した。
日本人男性について読者コメントはほとんどなく「興味なし」のようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090511/chn0905111321006-n1.htm >これに対し女性の場合は「米国人」「韓国人」にあこがれる回答が集中し、
>これに対し女性の場合は「米国人」「韓国人」にあこがれる回答が集中し、
>これに対し女性の場合は「米国人」「韓国人」にあこがれる回答が集中し、
春・夏・秋・冬
麻生首相は昨年9月の就任後、わずか半年余の間に中国、南朝鮮首脳と複数回の会談を持った事実を挙げ、
大きな成果だと胸を張っている。そしてそのたびに朝鮮の核、人工衛星発射問題、6者会談開催に言及し、
「同盟」「戦略的互恵」関係の強化を口にする。
しかし、内実を見ていると日本からの一方的なラブコールに過ぎず、逆に日本に対する風当たりは非常に強い
▼4月29日からの麻生訪中に先立つ27日、中国との間で「事件」が起きた。
中曽根外相が「中国は核兵器削減に取り組んでいない」と批判したのだ。
中国外交部は翌日、すぐさま報道官を通じて「理不尽な非難」「根拠がない」と反駁した
▼中国にすれば、そんな発言は十数倍もの核弾頭を保有する米国に向けるべきもので、
はなはだ心外だと言いたかったと思う。さらには、酔っ払い記者会見という醜態をさらした
中川前財務大臣らの「核武装」発言。それこそを槍玉に挙げるべきだろう
▼訪朝の帰途、ソウルに立ち寄ったロシア外相は6者会談に触れながら
「9.19共同声明に出ている義務を、全関係国が履行しなければならない」
「理由をつけて、自らの義務を避けてはならない」(4月24日)と釘を刺した。
むろん日本を念頭に置いての発言。
さらには、前述中川発言などを前提に「そのようにして問題は解決できない」と辛辣な批判を加えた
▼そういえば、不当な国連安保理「議長声明」もわざわざ「9月19日の共同声明及びその後の
コンセンサスが得られた文書を完全に実施する」よう言及した。実施していないのは日本だけだ。(彦)
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0509-00001.htm
米国政府の制裁論を非難 朝鮮外務省スポークスマン
「人工衛星をミサイルと強弁」
外務省スポークスマンは1日、朝鮮の人工衛星打ち上げを弾道ミサイル発射として既成事実化しよう
とする米国の動きを問題視し、米国の現政権を「『変化』と『多国間協力外交』を主張しているが、
自国の意にそぐわない国を力で圧殺しようと狂奔した前政権と少しも変わるところがない」と非難した。
人工衛星「光明星2号」の打ち上げを問題視した国連安全保障理事会の議長声明採択に対して、
朝鮮は4月14日の外務省声明を通じて6者会談不参加と自衛的核抑止力の強化を宣言した。
その後、29日には朝鮮企業に対する安保理の制裁を非難、大陸間弾道ミサイル発射実験と
2度目の核実験の可能性も示唆した。
安保理の強権によって6者会談の枠組みが事実上破たんしたことを受けて、
問題解決に向けた関係各国の外交が本格的に動き出しつつある。
米国は、ウッド国務省スポークスマン代行が4月30日、「必要があれば他の外交的選択肢を
検討する」と述べるなど、破たんした6者会談以外の枠組みを模索する可能性を示唆した。
一方で、クリントン国務長官が同日の上院歳出委員会で「(朝鮮は)国際社会で自らさらに
深い墓を掘っている」と述べ、朝鮮側が6者会談と核施設の無力化再開に応じなければ
「いっさいの経済支援を与えない」と言明するなど、強硬姿勢をちらつかせている。
これに対して朝鮮は制裁論に傾きつつある米国の動きをけん制し、この問題に対する自国の立場を
再度表明した。
>372
外務省スポークスマンは4月5日の衛星打ち上げについて、「宇宙空間の平和的利用に向けた
自立的な科学研究発展のためのもの」だとあらためて正当性を主張した。
また、「米国の科学研究機関と軍事専門研究所、軍事部門の情報機関も衛星打ち上げの成功を
確認している」が、「唯一、米国政府とその追従勢力だけが衛星打ち上げを弾道ミサイル発射だと
強弁している」と米国の対応を批判した。
スポークスマンは、米国が朝鮮の衛星打ち上げを一貫して弾道ミサイル発射だと主張するのには、
「何とかして制裁の口実を設け、朝鮮の国防工業を物理的に窒息させようとする政治的思惑がある」
と指摘した。
そのうえで、衛星打ち上げ問題を国連安全保障理事会に持ち込み、拘束力のない議長声明を発表し
、朝鮮に対する制裁を実行に移した挑発行為は「何をもってしても正当化できない」と非難した。
スポークスマンは「力によってのみ国の自主権を守れるというのが、
こんにちの国際関係の現実が示す教訓」だと指摘し、
「国の自主権と生存権を守るために核抑止力強化の道を選択したことは正しかった」と主張した。
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0509-00001.htm
〈論調〉 正当な自主権の行使
国連安全保障理事会が敵対勢力のなすがままにわれわれの衛星打ち上げを非難、
糾弾する「議長声明」を採択したことに対する即時的な対応措置として、わが国の外務省がそれを
断固糾弾、排撃して6者会談に二度と参加しないし、自衛的核抑止力をあらゆる面から強化していく
という重大な政治的決断を下す声明を発表したのは、至極正当な自主権の行使である。
わが国が今回講じた措置を、事態を瀬戸際に追い込んだり、誰かに圧力を加えたりするためであると
見なすのは、実に近視眼的な見解である。今回の措置は、米国とその追従勢力が国連安保理を盗用して
国際規範と条約を踏みにじってわが国の自主権を侵害しようとする策動から国の尊厳と利益を擁護、
固守するための断固たる自主的な対応措置である。
米国をはじめ敵対勢力は慌てて6者会談を再開しなければならないと奔走しているが、
それはすでに後の祭りである。敵対勢力の策動に盗用されてきた6者会談は、国連安保理の「議長声明」
発表と同時にその存在価値と意義を完全に喪失した。朝鮮半島の非核化のための9.19共同声明に
込められている自主権尊重と主権平等の精神がない6者会談、わが国の自主権を侵害して武装解除を
狙った会談は、われわれに全く必要ない。
これまでも6者会談は、ぎいぎい音を立てながらかろうじて進む荷車のようであった。
行動対行動の原則がまともに守られなかったからである。
こうした状況で、われわれは6者会談にもはや関心はなく、興味もない。
われわれに対する誹謗、中傷の度合いを強めて国際的包囲網を形成しようとする敵対勢力の試みは
問題の解決に何の助けにもならないし、かえって事態を複雑にするだけである。
当面の情勢に対処してわれわれは、自衛のために核抑止力をさらに強化するであろう。
(労働新聞4月29日付論評)
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0509-00007.htm
〈論調〉 同族対決あおる醜態
最近、南朝鮮のある歌手がホームページにわれわれの人工衛星打ち上げを祝賀するコメントを掲載し、
各界の注目を集めている。彼は、「慶祝」と題する文で「朝鮮民主主義人民共和国が当然の主権に
依拠して、また、合法的な国際手続きに基づいてロケットの打ち上げに成功したことを民族の一員
として祝賀する」と心情を吐露した。
ところが、ハンナラ党をはじめ保守勢力は、何か大事でも起きたかのように大騒ぎしてあらゆる
悪口雑言と非難で彼を打ちのめし、苦しめている。ハンナラ党のある国会議員は、「個人の英雄意識」
だの、「人気取りのため」であるだのと彼を非難する一方、だれかのもとで「生きろ」だの、
彼の「司会や出演を禁止すべきである」だのと口角泡を飛ばして悪言を吐いた。東亜日報の論説委員
なる者は、彼に「毒舌中毒」だの「公開処刑の対象」だの険悪な言葉まで浴びせている。
一方、「ライトコリア」をはじめ極右保守団体は、彼を「保安法違反」に仕立て上げ、検察に告発する
妄動まで働いた。
同族が宇宙開発事業で収めた成果を喜び、称賛した南朝鮮歌手の行動の一体何がいけないのか。
同族の成功を喜べないまでも、これを称賛した愛国的行為に言い掛かりを付けるのは、
ひねくれ者の卑劣極まりない猜疑、嫉妬である。
李明博政権には同族と和解して北南関係を改善する考えが少しもないし、
骨髄には同族に対する極度の敵対感と対決野望だけが詰まっている。(労働新聞4月29日付論評)
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0509-00008.htm
南朝鮮のPSI全面参加 北南武力衝突の導火線に
◆関係悪化に憂慮の声
南朝鮮が「大量破壊兵器拡散防止構想」(PSI)に全面参加しようとしている問題で、
北南関係の悪化を憂慮する声が内外から上がっている。李明博政権は朝鮮の人工衛星「光明星2号」
の打ち上げに合わせてPSIに全面的に参加する意志を表明。現在、正式発表に向けて準備を進めて
いると伝えられている。北側は南側のPSI全面参加を「宣戦布告」と見なし、
「即時、断固たる対応措置を講じる」と警告している。
◆深まる対立
朝鮮はPSIを「米国とその追従勢力が自分たちの気に障る国に制裁を加え、
圧殺するために作り出した侵略の道具」(3月30日、祖国平和統一委員会スポークスマン談話)
などと断じ、一貫してその危険性に警鐘を鳴らしてきた。
前述の祖平統スポークスマン談話や、朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン答弁(4月18日)は、
南側のPSI全面参加の動きが北側の人工衛星打ち上げを口実に進められている事実を指摘、
李政権が米国、日本などと野合し同じ民族に対する対決策動を追求していると非難した。
問題の重大性は何よりも、北南関係が破たん寸前の状況にある中で南側がPSIへ全面参加することで、
北南間の政治・軍事的対立をさらに激化させ、西海上での武力衝突の危険性をいっそう増大させる
結果をもたらすことにある。
北側は昨年から声明や談話、メディアの論評などを通じて、北南関係に対する姿勢を改めるよう
李明博政権に繰り返し忠告してきた。
しかし、6.15共同宣言と10.4宣言を否定し、北側との対決姿勢をあらわにする李政権の
政策路線に変化はなかった。
>376
こうした状況に対処して北側は昨年12月、軍事境界線の陸路通行遮断を含めた「重大措置」
の履行を南側に通告。今年1月17日には朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン声明を通じて、
南側との「全面対決態勢に入る」ことを明らかにした。
その後、祖国平和統一委員会(祖平統)も1月30日、
李明博政権が西海上をはじめ軍事境界線一帯に武力を大々的に集中させていることを非難し、
▼北南朝鮮間の政治・軍事的対決状態の解消と関連したすべての合意事項の無効化、
▼「北南間の和解と不可侵および協力、交流に関する合意書」(1991年採択)と
その付属合意書にある西海上軍事境界線関連の諸条項の廃棄を宣言する声明を発表した。
西海では1999年と2002年の2度にわたって北南間で武力衝突が起きた。
南側は、朝鮮戦争停戦協定に反対した李承晩政権の「単独北進」を防ぐために米国が引いた
「北方限界線」(NLL)を西海の海上境界線として主張している。北側は朝米間でも北南間でも
合意がないNLLを一貫して認めていないため、同海域は武力衝突の危険を常にはらんでいる。
◆衛星発射口実に
一方の南朝鮮当局は、PSIへの全面参加が「北をターゲットにした圧迫の手段ではなく、
大量破壊兵器拡散防止に向けた世界規模の動きに合流しようとするもの」(外交通商部)
と説明するなど、北側の人工衛星打ち上げとは無関係であることをアピールしている。
しかし、昨年からの情勢の経緯を見ても、今回の全面参加方針が北側の衛星打ち上げに対する
南側の独自の対応だということは明らかだ。本来、全面参加方針の発表は「光明星2号」の
打ち上げ直後に予定されていたが、国連安保理議長声明の採択後に延ばされ、現在に至っている。
発表時期の変更は、PSI参加が北南関係に及ぼす悪影響を南側当局が自ら認めていることを物語って
いるといえよう。
>377
朝鮮は自国の人工衛星打ち上げを問題視した安保理議長声明の採択を非難し、6者会談への不参加、
自衛的核抑止力の強化など一連の強硬な対応を宣言した。朝鮮半島情勢の緊張が高まっている時期に、
南朝鮮があえてPSI全面参加を強行しようとしていることに対して内外で批判が噴出している。
専門家らは南朝鮮が現在の情勢の下でPSI全面参加を宣言した場合、北南関係は取り返しのつかない
破局へ至ると憂慮を示している。
また、PSI全面参加は北南海運合意書(04年署名、翌年発効)の破棄につながるという指摘もある。
同合意書は北南間の海運分野における協力について規定しており
▼北南間の航路開設、
▼相手側船舶に対する同等な待遇、
▼海上事故時の相互協力、
▼海事当局間の通信網開設などの内容が含まれている。
南朝鮮のPSI全面参加によって海運合意書が白紙化されれば、北南間の軍事的対立の激化と
西海上での武力衝突の危険性はいっそう増す。さらには、軍事境界線を通じた陸路通行と
開城工業地区の事業にも否定的な影響を及ぼすことが確実視されている。(李相英記者)
>378
■PSIとは
◆米国主導、圧力・封鎖に利用
PSIとは、核兵器や生物化学兵器などの大量破壊兵器およびその関連物資の拡散防止を目的に
2003年、米国の主導で発足した国際協力体制だ。2003年5月、当時のブッシュ大統領が
ポーランドでの演説でアイデアを提唱。同年9月、パリで「阻止原則宣言」が11カ国共同で発議され、
本格的な活動がスタートした。
正式な国際協定ではなく、参加国の自発的意思による一種の「有志連合」的な取り決めだ。
現在、70数カ国がPSIの趣旨に賛同を表明し、さまざまな形で参加している。なかでも米国、英国、
ドイツ、フランス、日本などG8諸国を中心とする15カ国が中心的な役割を果たしている。
PSIの活動の中心は、大量破壊兵器の積載が疑われる船舶および航空機の移動の遮断だ。
このために、参加国間の情報共有、各種訓練や実際の作戦時における物資および人員支援に関する
協力などが定められている。
02年12月、米国がスペイン軍とともに、イエメン付近の公海を航行中だった朝鮮の貿易船に
対して「核物質密輸」の嫌疑で臨検を行った事件が、PSI発足の必要性を正当化する根拠の一つに
なっている。このような経緯からしても、PSIは朝鮮に対する封鎖と圧力に大きな目的を置いている
といえよう。
PSIについては国際法の見地から、「公海通航の自由を脅かす危険性がある」との反対意見が多い。
また現在、大量破壊兵器の輸出を包括的に禁止する規定はなく、実効性に問題があるという点も
指摘されている。
南朝鮮は、PSIの8つの協力項目の内、5つの分野に限って協力するなど、部分的な関与の立場を
とってきた。しかし、対北強硬と「韓米同盟」強化を掲げる李明博政権は、全面参加を検討する方向
へと踏み出した。
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0509-00001.htm
日本の過去清算問題 南で共同機構設立
「汎民族的運動の展開を」
南朝鮮のインターネット新聞統一ニュースによると、日本の過去清算問題解決に向けた
南朝鮮の各界団体による共同機構「真実と未来、国恥100年事業共同推進委員会」
(以下、推進委員会)が4月25日、結成された。
推進委員会は「『韓日併合条約』締結」100年を迎える2010年に向けて、
日本の真摯な植民地過去清算と東アジアの平和を実現させるための転機をもたらそうという
趣旨のもとで結成された。
委員会には「韓国原爆被害者協会」「太平洋戦争被害者補償推進協議会」
「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)、「民族問題研究所」など、50の団体が参加している。
委員会は今後、従来まで個別の団体ごとに取り組んできた過去清算問題の懸案に関して共同で
対処できる組織を創設するとともに、北と南、海外の市民社会団体の連帯を可能にする
国際連帯機構結成の礎を準備する計画を立てている。
この日、ソウル市内で開かれた結成集会には各界団体の代表150人あまりが参加。
集会で読み上げられた結成宣言文は、「推進委員会は2010年を植民地主義の清算と
東アジアの平和、共存の未来を開く元年にすることを宣言する」と明らかにした。
また、南朝鮮の過去清算問題の関連団体と人士の力を結集したうえで、
「北と海外の団体と連帯し汎民族的な運動へと発展させていく」と指摘した。
さらには、東アジア各国の市民、学会と連帯していく意向も示した。
>380
推進委員会は2010年に北と南、海外の3者共同で
「植民地過去清算と未来を開く東アジア市民宣言大会」を開催することを主要な活動として打ち出した。
推進委員会の結成に先立ち、昨年11月に平壌で開かれた
「日本の歴史わい曲および独島強奪策動反対北南共同討論会」では、2010年まで
日本の植民地支配の被害に関する南北民間共同委員会を設立することが南側から提案されている。
結成集会に参加したユン・ミヒャン挺対協常任代表は、
「今回の推進委員会発足を機に、北側に対して共同事業の提案を行っていきたい」と明らかにした。
[朝鮮新報 2009.5.9]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0509-00006.htm
JR福知山線脱線:国境超え「安全」目指す 韓国地下鉄火災の遺族と初の交流
兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故(05年4月)の遺族、
藤崎光子さん(69)=大阪市城東区=が6月、韓国・大邱(テグ)市を訪れ、
地下鉄火災事故(03年2月)の遺族と初めて交流する。
「安全な社会」を目指し、日航機墜落事故などの遺族とも交流する藤崎さんは
「理不尽に愛する人を奪われた者同士、言葉の壁や国境を超えて分かり合えるはず。
安全な未来に向けた情報交換もしたい」と話す。
藤崎さんは脱線事故で一人娘の中村道子さん(当時40歳)を亡くした。
韓国の地下鉄火災では約200人が亡くなった。
藤崎さんは「これから自分にどんな活動ができるのか、韓国の遺族の方から学びたい」と話す。
遺族の橋渡しをしたのは、大邱地下鉄労組と交流のあるJR西日本労働組合
(JR西労、組合員約1000人)。JR西労によると、藤崎さんは6月16日に大邱市を訪問、
火災の教訓を伝える防災体験施設も訪れる予定という。【山田奈緒】
毎日新聞 2009年5月9日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/kansai/news/20090509ddf041040009000c.html
日章旗を持った日本女性2人組 韓国・明洞を練り歩く 物議に?
2009.5.11 14:55
【ソウル=水沼啓子】韓国ソウルの繁華街、明洞で4月24日、若い日本人女性の2人組が「神風」
と書いた日章旗を持ち、練り歩いている様子が韓国のネットニュースに流れ、話題になっている。
映像は人気動画投稿サイト「ユーチューブ」を通して流れ、まず日本のネット上で関心を集めたという。
40余秒ほどの動画には、2人が背番号「51」と書かれたマリナーズのイチローのTシャツを着て、
日章旗を持ち、明洞などを練り歩く様子などが映し出されている。
日章旗を掲げるパフォーマンスは、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で
イチローを3打席凡打に打ち取り、“日本キラー”と呼ばれた韓国の奉重根投手をモチーフにした
“奉重根烈士”のTシャツを販売するなど、韓国が「不快な言動を日常行っている」ことに対する抗議という。
韓国のネットニュースはこの様子を「物議をかもしている」と報じている。
2人は「韓国人たちはみなイチローに恨みを抱いていると思ったが、実際にイチローのTシャツを見た
韓国人たちはむしろ喜んでいるなど、どこへ行っても反日感情を感じなかった。日本から近くて航空券も
安くて、焼き肉もおいしくて、日本語もよく通じる立派な隣国の韓国を刺激して少し申し訳ないことをした」
と話しているという。
このニュースを見た韓国人からは、「むかつく」「他の国に来てそんなことをするなんて」
「その場にいたら放っておかなかった」「彼女たちは気がおかしい」といったコメントが寄せているが、
とくに韓国で大きな問題にはなっていない。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111456006-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111456006-n2.htm
ソニー、北米薄型TV3位に後退 09年1−3月期出荷調査
【ニューヨーク11日共同】米調査会社ディスプレイサーチが11日発表した2009年1−3月期の北
米市場の薄型テレビ出荷調査によると、ソニーは08年10−12月期に14・2%だった
市場占有率(シェア)が13・2%になり、メーカー別順位は2位から3位に後退した。
景気後退が深刻化する中で、台湾中心に生産し低コストを売り物にディスカウント店向けを主力とする
米ビジオが12・3%から17・9%に伸ばし2位に浮上。
液晶テレビ分野で18・9%を占めトップとなったことが貢献した。
韓国サムスン電子はトップを維持したが20・4%から18・2%に落とした。
ソニー、サムスンとも過度な安売りによる消耗戦を避けるために出荷を抑制、ビジオの攻勢を許したとみられる。
全体の出荷台数でビジオが13%も上積みする一方、サムスンは30%、ソニーは27%も減らした。
4位は韓国のLG電子、5位は日本の船井電機だった。
2009/05/12 10:23 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051201000235.html
田原総一朗氏に拉致被害者家族会など抗議文 「生きていない」発言で
2009.5.11 19:27
ジャーナリストの田原総一朗氏(75)がテレビ朝日の番組で、拉致被害者の横田めぐみさん
=拉致当時(13)=と有本恵子さん=同(23)=について死亡を前提とした発言をしたとして、
家族会と支援組織「救う会」は11日、田原氏とテレビ朝日に抗議文を送付した。
田原氏は4月25日のテレビ朝日の「朝まで生テレビ!」で、拉致問題交渉が難航する背景について、
「2人は死亡した」と主張する北朝鮮側に対し、日本側が生存を前提に交渉しているためと説明。
「外務省も生きていないことは分かっている」と発言した。
めぐみさんの父、滋さん(76)は「めぐみが死んだという北朝鮮の説明に納得することはできない。
外務省の見解についても根拠を示してほしい」。有本さんの父、明弘さん(80)は
「死んだという前提で話をされるのは、とんでもないこと。家族は怒り心頭だ」と話している。
田原総一朗氏の話
「家族会の方が抗議される気持ちはよく分かる。しかし、私は事実を言ったまでです」
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090511/kor0905111928008-n1.htm 田原総一朗氏の話
> 「家族会の方が抗議される気持ちはよく分かる。しかし、私は事実を言ったまでです」
> 「家族会の方が抗議される気持ちはよく分かる。しかし、私は事実を言ったまでです」
> 「家族会の方が抗議される気持ちはよく分かる。しかし、私は事実を言ったまでです」
【小沢辞任】韓国各紙大々的に報じる 「政界風雲児、ついに落馬」
2009.5.12 10:25
【ソウル=水沼啓子】12日付韓国各紙は、民主党の小沢一郎代表が辞任表明したことを
大々的に報じている。東亜日報は1面に、小沢氏が記者会見で頭を下げる写真を大きく掲載し、
「“政界風雲児” 小沢、首相の夢また破れる」と報じた。
さらに国際面で、「小沢、黒い金で“ご破算”」という見出しで、
「“清い政治”を訴え、政権交代を叫んできた彼が、古い政治家たちと同じように黒い金を受け入れた
という事実に対し、国民の怒りは大きい」と書いた。
また、“ポスト小沢”として岡田克也副代表を挙げ、
「彼は世襲議員出身でない上、誠実な議員活動で日本式の古いタイプの政治を嫌悪する若い有権者から
広く人気を博している」とした上で、「自民党との違いを強調するのにちょうどいい人物でもある」
と伝えている。
中央日報は国際面で「“日本政界の風雲児”小沢一郎代表がついに落馬した」と報じ、
「皮肉なことに彼が師匠に仰いだ田中角栄、竹下登元首相、金丸信自民党元副総裁などは
日本の政治史で金権政治の代名詞にもなっている」と指摘した。
朝鮮日報も国際面で「小沢民主党代表 結局辞任」との見出しを立て、
新代表には岡田副代表が有力視されていると報じている。
京郷新聞は総合面で小沢氏のこれまでの経歴に触れ、国際面で「小沢辞任、日本政界荒波の中に」
との見出しで、今後の政界の動きを分析している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090512/kor0905121026000-n1.htm
米代表訪朝は時期尚早 国務省報道官
2009.5.12 11:09
米国務省のイアン・ケリー新報道官は11日の記者会見で、ボズワース特別代表(北朝鮮担当)が
アジア歴訪中に北朝鮮を訪問しなかったことについて「訪朝は時期尚早だ」と述べ、
訪問実現に向けた環境が整っていないとの認識を示した。
同省当局者は記者団に、ボズワース氏が訪朝するのは「北朝鮮に行けば何かができると決断した時」
と説明し、現状では訪問しても得られるものがないとの判断が働いたことを強調した。
ボズワース氏は7日から中国、韓国、日本を歴訪した。
クリントン国務長官は11日、報道官にケリー氏を起用したことを発表。
広報担当の国務次官補にはクローリー国家安全保障会議(NSC)元報道官が指名されているが、
ケリー氏はクローリー氏の下で毎日の定例記者会見を担当する。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090512/kor0905121111001-n1.htm
「『日本海』の表記は誤り」 韓国人が米紙に全面広告
2009.5.12 12:59
【ソウル=水沼啓子】11日付の米紙ニューヨーク・タイムズに、同紙が日本海について韓国名の
東海とせず、日本海と表記したのは誤りだと指摘する全面広告が掲載され、韓国で話題になっている。
韓国の聯合ニュースによると、全面広告を出したのは、韓国の誠信女子大学客員教授、
ソ・キョンドク氏(35)で、4月6日付の同紙が北朝鮮のミサイル発射に関連した記事の中で
日本海と表記された地図を載せたことを問題視した。
英文で書かれた広告は「小さいが重要な誤りを発見した。われわれは韓国と日本の間にある海は、
日本海ではなく東海と呼ばれていることをお知らせしたい」と述べ、
地図の中で日本海の表記を線で消し、大きく東海と書いている。
広告はさらに、「過去2000年の間、世界のさまざまな国で東海と呼ばれてきた。
東海上に存在する独島(日本名・竹島)もまた韓国の領土と認められてきた。
この事実は誰も変えられない歴史的事実」と強調するとともに、
「この世に日本海というものはなく、日本海は歴史を歪曲(わいきょく)しようとする
日本政府の考えの中にだけ存在する」と非難している。
聯合ニュースによれば、「ソ氏は世界で最も権威のあるニューヨーク・タイムズや
ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポストの過去10年間のアジア関連記事を検索したが
東海と表記されたことが一度もなかった」という。
このためソ氏は「各国政府や企業、国際機関、報道機関で最も多く購読されている、
こういった世界的新聞に日本海と誤って表記されていることを正したくて、広告を掲載するようになった」
と全面広告を出した理由を説明しているといわれる。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090512/kor0905121301002-n1.htm
「オバマ政権と向き合っても成果ない」 北労働党機関紙
2009.5.12 13:39
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は12日、「衛星打ち上げ」に対する国連安全保障理事会の
議長声明の不当性を強調、「国連安保理が直ちに誤りを認め謝罪しなければ、
核(再)実験と大陸間弾道ミサイルの発射試験を含む自衛的な対応措置を講じざるを得ない」
とあらためて警告する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評はまた、オバマ米政権が「ブッシュ前政権と同じ旧態依然の(対北朝鮮)敵視政策を展開している」
と非難、「そのような相手と向き合っても成果はない」と主張した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090512/kor0905121340003-n1.htm
春・夏・秋・冬
日本の領海内外を問わず自衛隊派遣を可能にする「海賊対処法案」が衆院本会議で可決された
4月23日、テレビや新聞は酔っ払って騒ぎを起こしたタレントの逮捕報道一色に染まった。
日本の平和憲法が危機に瀕している中、タレントの騒動を事細かに報じる必要があったのか。
行き過ぎた家宅捜索や過熱報道がそうした疑問を増幅させた
▼5月に入ると、日本の最初の豚インフルエンザ感染者をめぐる緊急速報が相次いだ。
感染が疑われた段階で、あたかも犯罪者を移送するかのように加工された映像が繰り返し流された
ことに違和感を覚えた
▼米国では、ブッシュ前政権下の司法省がテロ容疑者に対する過酷な尋問を容認した
米中央情報局あての覚書が公開され、責任追及を求める声が挙がっていた。
一方、米国とメキシコの間では麻薬・銃器の密売などが絡む国境問題や経済摩擦などで溝が深まっていた。
だが、豚インフルエンザ問題で「吹き飛んだ」
▼過熱報道は新たな問題をも引き起こしている。
深刻な経済危機で格差、貧困、失業などの問題が広がるなか、メーデーに欧米各地で
デモが予定されていたが、インフルエンザ対策を理由に「封じ込められた」。
メキシコと中国は感染者の扱いや発生源をめぐって非難の応酬を繰り広げている
▼当初、感染死亡者数は150人以上と報じられていたが、メキシコ当局は4月末、十数人と下方修正。
大半は一般的なインフルエンザだったことが確認された。
過熱報道の陰で何が起き、誰が得をしているのか、見極めなければならない。(天)
[朝鮮新報 2009.5.11]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0511-00001.htm
核抑止力強化の立場強調 朝鮮外務省スポークスマン
◆「米の敵視政策に変化ない」
朝鮮外務省スポークスマンは8日、米国のオバマ政権発足後100日間の政策動向を見極めたうえで、
同政権の「対朝鮮敵視政策にはいささかの変化もないことが明白になった」と指摘した。
さらに、「われわれを変わらず敵視する相手と向き合っても、生まれるものは何もない」と断じ、
核抑止力を強化していく姿勢をあらためて強調した。
スポークスマンは朝鮮中央通信社記者の質問に答えて、
「朝鮮が自ら選択した思想と制度を消し去ろうというのが現在まで続く米国の対朝鮮敵視政策の本質」
だと指摘。「現大統領は朝鮮の平和的衛星打ち上げを『挑戦』『挑発』などと問題視し、国務長官は
朝鮮に対して『暴政』『不良国家』などと、前政権の敵対的な発言をそのまま受け継いでいる」
と米国の姿勢を非難した。
さらには、「現政府の朝鮮敵視の姿勢は高官の発言だけにとどまらない」とし、
3月に行われた南朝鮮との合同軍事演習や、朝鮮の人工衛星打ち上げを非難する国連安全保障理事会の
議長声明採択などに言及した。とくに、議長声明の内容に基づいて行われた朝鮮企業に対する制裁に
ついては、「朝鮮の国防工業を物理的に抹殺しようとしている」と強く非難した。
また、国防力強化に向けた最近の一連の措置は「国の安全と民族の自主権を守るためのものであって、
決して誰かの注意を引いて対話をしようとするものではない」と主張した。
外務省スポークスマンの今回の発言は、朝鮮の人工衛星打ち上げを弾道ミサイル発射として既成事実化
しようとする米国の動きを問題視し、現政権を「『変化』と『多国間協力外交』を主張しているが、
自国の意にそぐわない国を力で圧殺しようと狂奔した前政権と少しも変わるところがない」
と非難した1日の発言に続くものだ。
>396
7日から12日にかけて米国のスティーブン・ボズワース朝鮮政策担当特別代表が中国、南朝鮮、
日本、ロシアの4カ国を歴訪するなど、問題解決に向けた関係各国の外交が本格化している。
訪問期間中、ボズワース特別代表は核問題の解決に向けて6者会談のほかに米朝2国間対話も行うことが
できるとの立場を表明する一方、朝鮮が再び核実験を行った場合は「応分の対価を支払うことになる」
と述べた。
外務省スポークスマンの一連の立場表明は、米国など関係国の外交的動きを念頭に置いたものといえる。
米国が敵視政策を撤回していない以上、オバマ政権と対話する意味はなく、
核抑止力を強化せざるをえないという原則的な姿勢をあらためて明確にした。
>397
◆軍事的挑発を非難
朝鮮は軍事的挑発を続ける米国の姿勢についても批判している。
とくに、ウォルター・シャープ南朝鮮駐留米軍司令官の4月22日の演説を問題視している。
シャープ司令官は南朝鮮に戦時作戦統制権が返還されても「米韓相互防衛条約」は有効という見方を
示したうえで、南朝鮮に対する「核の傘」公約の維持、「作戦計画5029」の完成なども示唆した。
また、朝鮮の「急変事態」に対処して「即応戦闘態勢を維持」しているとも述べた。
労働新聞5日付の論評は、米軍司令官のこれらの発言には「北侵戦争の準備を急ぐ企図が潜んでいる」
とし、「米国の対朝鮮敵視政策をそのまま代弁したもので問題視せざるをえない」と批判した。
また、「朝鮮が検証可能な方法で核を廃棄し、6者会談に復帰しなければならない」という発言に
対しても、「北侵戦争計画の完成と南朝鮮に対する『核の傘』提供を強調する一方で、
朝鮮に対して核廃棄を主張するのは、武装を捨てて両手を上げろというのと同じ」と一蹴した。
論評は「作戦計画5029」の危険性や米、南朝鮮軍による挑発行為を実例を挙げて明らかに
したうえで、「日増しに露骨になる核戦争策動に対処して自衛的核戦争抑止力を備えたことの
正当性を切実に感じている」などと強調した。
[朝鮮新報 2009.5.11]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0511-00001.htm
「京都府在日外国人高齢者・重度障害者特別給付金」の改善求める
◆「在日外国人『障害者』の年金訴訟を支える会」、総連代表ら 「血の通った行政を」
「京都府在日外国人高齢者・重度障害者特別給付金」の改善を求めて、
「在日外国人『障害者』の年金訴訟を支える会」事務局の鄭明愛さん、総連京都府本部・琴基都副委員長
(京都同胞生活センター・会長)をはじめとする5人の代表が4月27日、府庁で要請活動を行った。
京都府議会・角替豊議員がこれに同行した。
京都府からは健康福祉部障がい者支援課、同部健康福祉総務課の参事らが対応した。
2006年の年金法改正により障害基礎年金受給者が老齢年金を重複して受けることができるようになっている。
代表らはこれに合わせて、給付金受給者も老齢年金と重複して給付金を続けて受けることができる
ように、「京都府在日外国人高齢者・重度障がい者特別給付金支給要綱」の一部削除、変更を求めた。
先に京都市では、「在日韓国・朝鮮人高齢者の年金訴訟を支える会」、総連活動家の尽力もあり、
在日無年金障がい者と障害基礎年金受給者との不平等を解消するために、
今年4月から厚生年金と給付金満額の重複受給が実施されるように改善されている。
代表らはまた、給付金の対象者を障害基礎年金受給者と同様の範囲(障害基礎年金の認定基準2級相当)
に広げることと、在日無年金問題の早期解決に向けて京都府から国に対し、
(1) 特定障がい者に対する特別障害給付金の支給に関する法律を改正し、
同法の定める特定障がい者に無年金の在日外国人障がい者を含めること、
(2) 無年金の在日外国人高齢者に老齢福祉年金相当の給付金を支給する措置を講じるように働きかける
ことを求め、
「困窮する市民に対していかに支援できるかを考えることが、血の通った行政ではないか」と訴えた。
対応した担当者らは市民生活の現状に対し勉強不足な点があったとし、
語られることが多くない部分に対する勉強、理解を深めていきたいと述べた。
そして、市民が望むべきスピードで対応できるように取り組みたいと答えた。
[朝鮮新報 2009.5.11]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/02/0902j0511-00001.htm
【特派員コラム】「やっと見つけた柔軟剤」(釜山)[05/12]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1242110143/l50 やっと見つけた柔軟剤
2009年05月11日 16:41
在釜山日本国総領事館の方々と懇談する機会があり、「お困りのことはありませんか」と聞かれた。
駐在する釜山日報ではよくしてもらっているし、生活も快適だし、これと言って困ったことは…と考え、
1つ重大なことを思い出した。
そこで「韓国では柔軟剤を何と呼ぶのでしょうか」と尋ねた。
アパート備え付けのサムソンの洗濯機はよく働いてくれるが、なぜかタオルがごわごわになる。
洗剤は日本製を持ってきたので、水のせいか?とにかく柔軟剤がないと顔が痛い、とスーパーで探すが、
液体洗剤と区別がつかず、店で何と聞いていいのかもわからず、困っていたのだ。
領事館の人たちは驚いだ(普通、在留邦人の困り事は子どもの学校や病院のことなのだろう)が、
皆さん「絵を見て買ってる。泡とか渦巻き系なら洗剤、頬ずり系や赤ちゃんの絵なら柔軟剤」
とのことだった。あら、そんなことだったの。
釜山日報の女性記者に話したら「一緒にスーパーに行ってあげるわよ」ということになり、
「シャプラン」と「ピジョン」が韓国2ブランドだと教わった。
あとは香りを吟味して、ラベンダーとミモザエキス入りの「シャプラン」に決定。
量の加減がいまいちわからない(日本のようにフタに目盛りがない)けれど、
タオルは少しふわふわになり、いい香りがするようになった。
http://www2.nishinippon.co.jp/travel/busan2/2009/0511_post_4.shtml
拉致被害者:家族会などが田原総一朗氏とテレ朝に抗議
北朝鮮による拉致被害者の家族会と支援団体「救う会」は11日、
横田めぐみさん(行方不明時13歳)と、有本恵子さん(同23歳)の安否を巡り、
テレビ番組で根拠のない発言をしたとして、ジャーナリストの田原総一朗氏とテレビ朝日の
君和田正夫社長に抗議文書を送付したと発表した。
家族会などによると、田原氏は4月25日放映のテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」で、
2人について「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言した。
東京都内で会見しためぐみさんの父滋さん(76)や恵子さんの父明弘さん(80)ら家族会側は
「確実な証拠もないまま死亡説を唱えるのは家族や国民の気持ちを踏みにじるもの」と批判した。
田原氏は「家族のお気持ちは分かる。ただ、情報源は言えないが情報を得ている」と説明。
テレビ朝日広報部は「内容を詳細に検討し、誠意をもって対応したい」と話している。【曽田拓】
毎日新聞 2009年5月11日 18時51分(最終更新 5月11日 20時24分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090512k0000m040021000c.html
金総書記の三男・正雲氏、後継者の実績作り本格化
【ソウル=浅野好春】韓国の聯合ニュースは11日、消息筋の話として、
北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記(67)の三男、正雲(ジョンウン)氏(26)が、
経済再生のため5月に始まったキャンペーン「150日戦闘」を主導するなど、
後継者としての実績作りを本格化させていると報じた。
聯合電によると、正雲氏は1月に後継者に内定した後、「人工衛星」名目で長距離弾道ミサイルを
発射した際に「衛星管制総合指揮所」(平壌(ピョンヤン)所在)を視察した金総書記に随行するなど、
総書記の最近の公開活動には必ず同行しているという。
正雲氏はまた、4月15日の金日成(キムイルソン)主席生誕97年に平壌で行われた花火大会や、
5月1日のメーデー関連行事も企画、指揮したという。「150日戦闘」は、金総書記が後継者に
決まった後の1974年10月から行われた「70日戦闘」のコピー版とみられている。
(2009年5月11日19時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090511-OYT1T00799.htm
拉致被害2人「生きていない」田原総一朗氏発言に家族会抗議
先月25日放送の討論番組「朝まで生テレビ!」で、司会を務めるジャーナリストの
田原総一朗氏(75)が、拉致被害者の横田めぐみさんと有本恵子さんについて「生きていない」
と発言したことに対し、拉致被害者家族会などは11日、田原氏と番組を放送したテレビ朝日に
抗議文を送ったと発表した。
抗議文は、発言を「(2人の)死亡を既成事実のように扱い、
家族と多くの国民の気持ちを踏みにじるもの」と指摘。横田滋さん(76)は記者会見で、
「客観的な(死亡の)証拠がない以上、生きている前提で北朝鮮と交渉するのは当然だ」と話した。
一方、田原氏は読売新聞の取材に「家族の方が心を痛めたことは大変申し訳ないと思う。
(発言には)事実に基づく明確な根拠があるが、情報源を明らかにすることはできない」としている。
(2009年5月11日20時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090511-OYT1T00833.htm
拉致家族会が田原氏に抗議=番組で「生きてない」
北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失跡当時(13)=と有本恵子さん=同(23)=について、
ジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ朝日の番組で根拠もなく「生きていない」などと発言したとして、
拉致被害者家族会などは11日記者会見し、田原氏と同局に抗議文を送ったことを明らかにした。
家族会によると、田原氏は4月25日未明に放送された「朝まで生テレビ!」の中で
「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言した。めぐみさんの父滋さん(76)は
「私たちは真相が知りたい。客観的な証拠がないのに、視聴者に対して誤解を与えかねない発言で許せない」
と批判した。
田原氏は「私の発言で被害者の皆さんが傷ついたとしたら申し訳ないが、事実を話している」としている。
(2009/05/11-22:17)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009051101008
北朝鮮・拉致問題:寺越武志さんと叔父の子帰国、母が県に協力要請 /石川
◇北朝鮮との自由往来も
1963年に日本海へ漁に出て行方不明となり、現在は北朝鮮・平壌で暮らす寺越武志さん(59)
の母友枝さん(78)=金沢市=が7日、県庁を訪れた。武志さんと、叔父の外雄さんの子について、
帰国と自由往来の実現に力を尽くすよう求める要請書を谷本正憲知事あてに提出した。
友枝さんは支援者と県庁を訪問。谷本知事との面会は「多忙」を理由に果たせず、
対応した秘書課職員に要請書を渡した。要請書は武志さんらについて「日本国民、石川県民であり、
生命と安全を守るのは行政の義務」と指摘し、県の意見表明などを求めている。
武志さんが日本海で消息を絶った日から、今月で丸46年。一時帰国は02年の1度のみ。
友枝さんは「当時13歳の息子がもう還暦。少しでも前に進んでほしい」と語った。【野上哲】
毎日新聞 2009年5月8日 地方版
http://mainichi.jp/select/jiken/kidnap/archive/news/2009/05/20090508ddlk17040542000c.html
大陸棚延伸、韓国も国連に文書提出
【ソウル=尾島島雄】韓国外交通商省は12日、東シナ海で200カイリ(約370キロ)を超える海域への
大陸棚の延伸を求めるため、国連大陸棚限界委員会に申請文書を提出したと発表した。
対象は東シナ海にある日韓共同開発区域の一部で約1万9000平方キロメートル。
韓国政府は東シナ海の大陸棚について縁辺部が沖縄トラフ(海溝)まで延びていると主張。
海洋権益の確保を狙うものの、今回の申請提出は日韓大陸棚協定で定めた共同開発区域にとどめている。
同省は「最終的な境界画定は(日中との)3国間の交渉によって決まる」との見解を示した。
(5月12日 23:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090512AT2M1202O12052009.html
韓国・盧前大統領の長女、後援者から数十万ドル授受か
【ソウル=浅野好春】盧武鉉(ノムヒョン)前韓国大統領の不正資金疑惑を捜査している最高検察庁
中央捜査部は12日、前大統領の長女、静妍(チョンヨン)氏(33)が米国に滞在していた
2007年9月当時、前大統領の有力後援者から数十万ドルの資金を受け取っていたことが判明した、
と明らかにした。
中央捜査部は11日午後から12日未明にかけ、静妍氏と同氏の夫から事情を聞いた。
その結果、数十万ドルの資金は、権良淑(クォンヤンスク)前大統領夫人や親族に渡ったとされる
600万ドル(約6億円)とは別のものと分かったという。中央捜査部では
「複雑なマネーロンダリング(資金洗浄)を経て静妍氏の知人の口座に移された事実を確認した」
としており、前大統領へのワイロだった可能性があるとみて、さらに調べを進める方針だ。
だが、盧前大統領の弁護人はこの資金について、07年6月に授受された100万ドルの一部と主張、
新たな疑惑ではないとの見方を示している。
(2009年5月12日23時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090512-OYT1T01291.htm
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 日米一体で北に正常化圧力を
2009.5.13 03:14
≪果実をあせった米前政権≫
北の核開発が問題となってから今までの米朝交渉には大きく言って二つの型がある。
一つはクリントン時代の枠組み合意である。その基本的情勢判断は当時の文書を見れば明らかな通り、
軍事的衝突は100万近い犠牲者を出す恐れがあり、この際妥協しかないということであり、
妥協の内容は、大筋では、北は寧辺の施設の稼働をIAEA(国際原子力機関)の査察の下に凍結し、
見返りとして重油などの供与を受けるということであって、北は1994年から2002年まで
この妥協を忠実に実施している。
もう一つはブッシュ大統領になってからの北を悪の枢軸と呼ぶ政策であり、理論的には、
北の崩壊を予想しないと成立しない政策であった。そして、北のウラン濃縮疑惑を理由として
枠組み合意を中断したが、結果として、北は崩壊せず、寧辺を稼働して2006年には核実験を行った。
その意味ではブッシュ政策は失敗だったが、成功の可能性が無かったわけではない。
核実験後日米は北に対して厳しい制裁措置を執り、北は忽ちに困窮した。
それをもう1年続けていたならば、今度は、クリントン時代のようなアメによらず、
ブッシュ氏の本来の政策であるムチによる譲歩獲得も可能だったかもしれなかったが、
米国務省が、同盟国日本に協議せず、制裁の果実を過早に収穫することに走ってしまった。
>408
≪実質問題は2国間が有効≫
そして、金融制裁解除、テロ国家指定解除などの代償を与えて、その結果、寧辺の施設を
一部破壊させたが、今や北はその修復を宣言している。つまり、今となってみれば全く不必要な代償を
与えた上で、クリントン氏の枠組み合意前の状況を次の政権に引き継ぐこととなった。
修復をやめさせるためには、少なくとも油か金の代償を要求されることは目に見えている。
しかし、それでも既に生産したプルトニウムは廃棄しないであろうから、
これ以上の生産にストップをかけられるだけであろう。
これからどこに戻れば良いのだろう。六カ国協議は何も実質的な成果を挙げなかった。
成果と言えるのは、時々、中国の仲介で北の会議出席を実現しただけである。単なる会議出席と
実質問題との取引は意味をなさないことは外交の当事者ならば誰でも知っていることである。
過去の米朝交渉で最も成功したのは1998から1999年にかけての元国防長官ペリー氏の
交渉であった。それは、地下の核疑惑施設の現地査察とテポドン発射の自主規制を実現させ、
与えた代償は、枠組み合意の継続の他は若干の人道的援助だけだった。
それよりも特筆すべきは、交渉に当たって、ペリー氏は同盟国たる日韓との完全な合意を前提条件とし、
繰り返し三国の協議を重ねた上で、三国政府が承認する共同提案を北に提出し、
この成果を勝ち取ったことである。
日本側の代表だった、後の駐米大使加藤良三氏は今でも最も成功し、日本にとって最も満足な交渉だった
と追憶している。
今後の問題として、六カ国協議を再開することには異議はない。ただ、外交の実務に携わる者が
誰でも知っている一般的原則として、多数国間会議よりも二国間協議の方が実質問題の解決に適している。
今後、日韓両国と完全な協議の上での米朝二国間交渉に期待したい。
>409
≪核全廃と拉致完全解決で≫
そこで私には提案がある。
日朝正常化が実現すれば、北は1965年の日韓正常化の際の総額5億ドルの補償に相応した補償を
日本に求めるであろう。
南北の人口、面積の格差もあり、その後の貨幣価値に変動もあるので、額の算定はその時の
交渉如何(いかん)であろうし、日本政府は、その額を明言したことは一度もないが、
巷間1兆円という数字も出ている。それは今まで米国が与えた譲歩とは桁(けた)の違うものであり、
核全廃の代償となり得る額と想定される。
私の提案はこれを日米同盟の共同財産とすることである。
即(すなわ)ち、日米による北との正常化交渉を一体化して、核計画の全廃と拉致事件の完全解決を
一歩も譲れない条件として、米国が日韓両国を代表して交渉を行うことである。
韓国は米朝、日朝国交正常化の最大の利益関係者であり、また、日韓正常化の際の補償との
均衡の問題にも関心があろうから、参加は当然である。
それだけ明確かつ大義名分のある目標があるならば、その実現まで、今回のミサイル実験を契機として、
いかなる厳しい制裁であっても、これを実施し継続する正当な理由がある。
そしてまたそれは、日米の対北朝鮮戦略に一貫性を持たせることとなる。
北は反発しようが、軍事面では、北の通常戦力は弱体化し、核、ミサイルはまだ開発中と想定されるので、
当面はこれに対抗する戦略は持ち得ないと考えられる。(おかざき ひさひこ)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090513/amr0905130314000-n1.htm
韓国統一省、組織改編へ 北情報の分析機能強化が柱
2009.5.12 16:48
韓国統一省は12日、北朝鮮の情報分析機能の強化などを柱とした組織改編案を発表した。
改編案では、統一政策局を統一政策室に拡充するほか、情報分析局を新設し、
傘下に北朝鮮の政治や経済、軍部の動向を分析する専門の課を置くように改編する。
一方、北朝鮮への人道支援や離散家族問題、脱出住民(脱北者)の定着支援などを扱ってきた
人道協力局を廃止。統一政策室と南北交流協力局に統合される。
人道協力局の廃止について、同省では「組織の効率化という側面での判断。
統合により、より効果的な運用ができる」と説明している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090512/kor0905121650004-n1.htm
北の朝鮮中央通信、米に核軍縮率先を要求
2009.5.13 00:22
北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、「米国が核軍備競争を終息させようとするなら、
世界最大の核保有国である自らの核政策を直ちに是正すべきだ」と米国に核軍縮を率先して行うよう
要求する論評を出した。
オバマ米大統領が4月にプラハで行った核軍縮演説には言及しなかったが、同演説を念頭に置いた
論評とみられる。
論評はまた「核を持った相手には核だけが通用する」とした上で「日増しに露骨になる米国の
核戦争策動に対処し、われわれが自衛的な核抑止力を備えることは正当だ」と主張した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905130025000-n1.htm
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 食の世界化とは?
2009.5.13 03:15
韓国人は自分たちが世界で何番目に位置するか、世界ランキングが大好きだ。
いろんなテーマで韓国は今、世界で何番目かというのがいつも話題になる。
マスコミにはしょっちゅうその順位表が出る。
今朝の新聞には「アジア大学ランキング」特集があり、韓国の大学が2つ入ったと伝えている。
順位を見て競争心をかきたてられ「順位が上がるよう頑張ろう」というわけだ。
これは韓国発展の原動力の一つだろう。
とくに日本より上か下かという日本との比較は、韓国人にとっては尽きない「元気の素(もと)」である。
先日、韓国では李明博大統領が省エネ・グリーン政策のイベントで自ら自転車に乗って「自転車時代」
をアピールしていた。その呼びかけも「5年以内に世界3大自転車王国に」だった。
最大の自転車王国は台数の中国なのか普及率のオランダなのか。そして2番目はどこなのか。
「3大王国」の基準がよくわからないが、ここでも「世界で3位」になりたいというのだ。
さらに最近、大統領夫人を名誉会長に官民挙げてスタートした「韓国食世界化推進団」でも
「韓国料理を世界5大料理に」とゲキが飛ばされている。
世界的な人気料理としてフランス料理、中華料理、イタリア料理、日本料理が挙げられていて、
これらに次いで韓国料理も「ベスト5」に入れるよう頑張ろうというのだ。
「その志やよし」だが、ただ近年、日本料理が各国で人気だからといって日本人が日本料理を
「世界でベスト何番目」などとは発想しないだろう。
>413
韓国では最近、「韓国料理の世界化」とか「料理でも韓流を」などといって、
韓国料理の国際的売り出しに懸命だ。その背景には明らかに日本からの「刺激」がある。
とくにフランスのグルメ誌が日本料理を高く評価しているとのニュースが伝わったあたりから
「わが国も!」となったように思う。ここでも韓国にとって日本は「元気の素」だ。
フランス料理はともかく、中華料理やイタリア料理の「世界化」には移民の影響が大きい。
いずれも中国人やイタリア人の海外移民によって国際的に広がった面がある。
その意味で、移民とは無関係の日本料理の国際的広がりは、日本の文化的パワーを物語っていて面白い。
日本料理には清潔、きれい、かわいい、ソフト、小さい、静か…
日本文化の核のようなものが込められている。
では韓国料理はどうか。韓(朝鮮)民族は南北で約7000万の人口があり、
その約10%に相当する移民が米国、中国、日本、ロシアを中心に各国に存在する。
国際的にも有力な“移民国”だが、それにしては韓国料理はこれまで国際的広がりは弱かった。
理由は、においが強い、辛い、赤すぎる、見栄えがいまいち…?
しかし韓国料理が現在、世界で最も普及している国は日本だろう。
ところが韓国料理と日本料理の違いは大きい。
だから日本での成功(?)の秘訣(ひけつ)を探れば「世界化」へのヒントが探れるかもしれない。
あの焼き肉だって韓国人自身が「もはや日本の方がうまい」といっている。
今後、日本人が「韓国料理の世界化」に一役買うかもしれない。
米国では韓国人経営の日本料理店も多いと聞く。
先年、モスクワのすし屋でも韓国人の板前がすしを握っていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905130315001-n1.htm
田原氏が唱える拉致被害者 「8人死亡説」の根拠
2009/5/12
討論番組での拉致問題をめぐる発言が、被害者家族の怒りを買っている。
司会者の田原総一朗氏が「北朝鮮が死亡したと主張している8人は、実は外務省側も死亡している
ことを知っている」などと述べたことが「家族と多くの国民の気持ちを踏みにじるもの」として、
批判を浴びているのだ。いったい、田原氏が「死亡している」としている根拠は何なのだろうか。
◆交渉にあたった外務省の当事者から直接聞いた?◆
田原氏は2009年4月25日未明にテレビ朝日系で放送された討論番組「朝まで生テレビ!」で、
日本政府が、横田めぐみさんや有本恵子さんなどの拉致被害者が生存しているという前提で
北朝鮮との交渉に臨んでいることに対して、
「ところが北朝鮮は繰り返し、『生きていない』と言っているわけ。
外務省も生きていないことは分かっているわけ」
と指摘し。国内の鑑定で偽物だとされた遺骨について、「米国で再鑑定すべき」との持論を展開した。
この発言について、「家族会」「救う会」は、「確実な根拠も示さず被害者死亡説を公共の電波を
使ってまき散らしたとすれば、著しい人命軽視であり、家族と多くの国民の気持ちを踏みにじるもの」
と反発。田原氏とテレビ朝日に対して抗議文をファクスで送付した。
同日開かれた会見でも、家族会の増元照明事務局長は
「このままでは、田原氏の伝聞による『死亡説』が流され、定着することになりかねない。
(死亡説の)根拠を示せるならば、示していただきたい」
などと訴えた。
>415
抗議文への対応について、テレビ朝日広報部は
「抗議文の内容を詳細に検討した上で、誠意をもって対応します」
としており、田原氏側も、今後、何らかの追加説明を行うことを明らかにしている。
その一方で、田原氏は事務所を通じて
「一次情報から(情報を)得ている。だが、情報源を言うことはできない」
ともコメント。発言内容には自信がある様子だ。実際、田原氏は、07年10月に訪朝した直後に
早稲田大学で開かれたシンポジウムでも、北朝鮮高官から聞いた話を元に
「(横田めぐみさんなど)8人は死んでいるが、それ以外で生きている人はいる」
との見方を披露しており、「世界」08年7月号でも、
「宋日昊(ソン・イルホ、日朝国交正常化交渉担当大使)の説明に不自然だと感じられるところは
ない。どちらかと言えば、北朝鮮側が『死亡した』と発表した8人を『生きている』と主張している
日本側の方に無理があるのではないか。それに、日本側が調査を依頼していない人々の中には
生存者がいる、と、これは交渉にあたった外務省の当事者から直接聞いた」
と、「ネタ元」が北朝鮮側か日本側かのブレはあるものの、同趣旨の主張を展開している。
>416
◆「拉致問題の全貌は、北朝鮮外務省当局者でも良く分かっていない」◆
もっとも、専門家からは、田原氏の「死亡説」に懐疑的な声があがる。
コリア・レポートの辺真一編集長は、
「外務省が『8人が亡くなっている』という話をしているのは、公式にも非公式にも聞いたことは
ありません。(田原氏は)北朝鮮担当者以外の、外務省関係者の『個人的な見方』を伝えているに
過ぎないのでは」
と、懐疑的だ。ただ、「8人は絶対に生きている」とも言い切れないのが実際のところのようだ。
拉致問題の担当大臣である河村建夫官房長官が08年12月17日、東京・有楽町の外国特派員協会で
会見を開いた際、辺編集長は
「8名が間違いなく生存しているとの確証を持っているか。
死亡した可能性は全くないと受け止めてもよいのか」
と質問。辺編集長は、「断固とした確証がある」との答えを期待していたのだが、実際の回答は
「『死亡した』との確固たる証拠がない以上、我々(政府)としては、生存としているとみて、
救出に全力を挙げる」
と、腰が引けていると言われても仕方がないもの。このやり取りから、辺編集長は、
「北朝鮮は『亡くなっていることを証明できない』一方、
日本側は『生存していることを証明できない』というのが公平な見方なのでは」
と、慎重だ。
>417
また、北朝鮮側も一枚岩でないことが、問題を複雑化させている様子だ。
「実は、拉致問題の全貌については、北朝鮮外務省当局者でも良く分かっていません。
宋日昊や政府高官も、『表の人間』に過ぎず、奥深いところまでは把握していません。
拉致にかかわったのは、工作機関などの『裏の人間』。
金正日総書記は『裏』も掌握していますから、『真相は金正日のみぞ知る』ということです」
http://www.j-cast.com/2009/05/12040970.html
6月下旬の訪日検討 韓国大統領
2009.5.13 11:54
日韓関係筋は13日、韓国の李明博大統領が6月下旬に日本を訪問する方向で調整に入ったことを
明らかにした。同月28日に京都を訪れ、麻生太郎首相と首脳会談する案が検討されている。
李政権で復活した日韓首脳のシャトル外交の一環で、北朝鮮の核・ミサイル問題や
日韓の経済協力強化などが協議される見通し。ただ、民主党の小沢一郎代表の辞任で
日本の政局が流動化していることから、日程がずれ込む可能性もある。
日韓両国は李大統領の年内訪日で合意しており、日本側はできるだけ早い日程を要請。
李大統領と麻生首相の関係が良好なことから、韓国側も早期訪日を目指していた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090513/kor0905131155002-n1.htm
【世界の街から】ソウル 失って発見した事実
2009年5月12日
小銭入れをなくした。硬貨が大量に入っていたわけではないが、気に入っていたものだけに、
失ったと気付いたときは悔しさのような思いが込み上げた。
思い当たる場所はすぐに見当がついた。前夜に友人と一緒に行ったサウナだ。
風呂上がりに小銭で飲み物を買った後、レンタルの浴衣のポケットに入れたままだ。
サウナが保管しているかもしれないと期待をかけた。
電話口のサウナの女性係員は冷たかった。発音から分かったのか
「あなた日本人? 忙しいから早く話して。パルリパルリ(早く早く)」
早く話そうとして逆にもたついた。係員は途中で話を遮り「保管してません」と答えて電話を切った。
頭にきたが、韓国の知人が当方の韓国語に注文を付けないことに気づいた。
韓国で暮らして一年余。自分はまだ温室にいるのだと思った。(築山英司)
http://www.chunichi.co.jp/article/world/worldtown/CK2009051202000251.html
廃校にブルース響け 17日に新井英一さんコンサート、那珂川
(5月13日 05:00)
【那珂川】ブルースシンガー新井英一さんによる「里山ライブコンサート」が十七日、
旧和見小校舎で開かれる。主催するプロジェクト・ルーデンスの片山典一さん(49)は
「生命力にあふれ、力強い新井さんの声を里山の木造校舎で体感してほしい」と話している。
新井さんは在日韓国人二世で、自らを「コリアンジャパニーズ」と呼ぶ。
「清河への道」などの代表曲で知られ、一九九五年には日本レコード大賞「アルバム大賞」を受賞。
国内はもとより、海外でのライブも精力的に開いている。
コンサートを企画した片山さんは約三年前、出身地である馬頭に約三十年ぶりに帰郷した。
関西で多くのイベントを手掛けてきた経験を生かし、「那珂川町にも、十代から三十代くらいまでの
人が内面を輝かせられるものがあるべきだ」との考えから企画。二〇〇八年三月に閉校した小学校の
木造校舎と、新井さんの歌声との「出会い、反応に期待している」という。
徐々に賛同者が増え、スタッフは町内の有志約二十人に増えた。当日、ステージの背景に用いる
縦約一メートル、横約三・五メートルの絵画も、町内のアマチュア画家が制作中という。
午後一時開場、同一時半開演。前売り三千円、当日三千五百円。
問い合わせは片山さん電話090・9830・3757(携帯)。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090512/146899
対北、アフガンで米と協力=亀井国民新代表代行
【ワシントン12日時事】訪米中の亀井静香国民新党代表代行は11日、
ベーダー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長とホワイトハウスで会談した。
亀井氏は、次期衆院選後に民主、国民新、社民3党による連立政権が樹立される可能性が大きいとの
見方を示し、北朝鮮外交やアフガニスタン支援などで米国と協力していきたいとの考えを表明。
ベーダー氏は両国間で協力の在り方の議論を続けたいと応じた。
亀井氏はまた、「インド洋での海上自衛隊の給油活動に反対した勢力が与党になることを
念頭に置いてほしい」と指摘、現在の野党による連立政権の場合、
日本が現在よりも自衛隊の海外派遣に慎重になることに対し、理解を求めた。
(2009/05/12-16:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009051200666
「負の遺産」を観光資源に 日本家屋韓国で脚光 植民地時代の建築 保存・活用 歴史的意義も見直し
2009年5月13日 14:24
日本統治時代(1910‐45)の建築物を観光資源に生かそうとする動きが、韓国の地方自治体で
広がっている。かつて「植民地支配の残滓(ざんし)」と取り壊されることもあったが、
近年は「歴史の教科書・文化遺産」との見方に変化。日本からの旅行者誘致を目指し、
「ジャパンタウン」などの名称で町づくりを始める自治体も出てきた。
「あれ、日本っぽくていいわ」。パスタを味わいながら韓国人の主婦たちが見上げた。
視線の先には欄間。全羅南道木浦(モッポ)市の旧市街にある木造2階建て日本家屋を活用した
カフェレストランは、欄間や柱を昔のままにしてモダンなインテリアをしつらえ、
しゃれた雰囲気に仕立てた店構えだ。
戦前、日本人が住み、戦後は韓国人の手に渡り、所有者が変わって2006年に開店した。
経営者の李栄哲(イヨンチョル)さん(66)は「築後約90年なのに柱は丈夫で、
建築様式も洗練されている」と日本の匠(たくみ)の技に感心する。
木浦市は日本家屋が数多く残る旧市街に「ジャパンタウン」構想を描く。同店などをモデルに、
市が古びた家を買い取るなどしてカフェや日本料理店をつくるよう業者に働き掛け、
12年の完成を目指す。1月には姉妹都市の大分県別府市の事業家が同地区に飲食店を出店した。
木浦市観光企画課は「歴史は歴史として、停滞している旧市街を活性化させるため、
日本人観光客を誘致したい」と話す。
慶尚北道浦項(ポハン)市では、数十軒の日本人家屋が残る漁村九龍浦(クリョンポ)地区を
「日本人家屋通り」と名づけ、同地区を中心に年間1万人の日本人誘致を目標に掲げる一方、
九龍浦に住んだことのある日本人に当時の様子を聞き取り、本を出版する計画だ。
同市は日韓両国が領有権を争う竹島(韓国名・独島)に近く、一連の事業に反対意見もあるが、
朴承浩(パクスンホ)市長は「不幸な歴史を繰り返さない教育の場にしたい」と語る。
>423
「過去の清算」「負の遺産」という文脈で壊されることも多かった建築物。韓国紙によると、
今年に入り、野党議員がこうした建物を文化財登録できないようにする改正法案を発議したが、
建築学界や十八銀行群山支店の建物が残る全羅北道群山市などが反発しているという。
風向きが変わったのは1995‐96年、植民地支配の象徴だった旧朝鮮総督府の建物取り壊し。
群山市文化体育課の金中奎(キムジュンギュ)学芸研究員は「撤去か保存か大議論になり、それ以降、
近代建築物の歴史的意義を考え直すようになった」と指摘する。2001年に始まった登録文化財制度
も後押し。「敵産家屋」という日本家屋に対する韓国での呼び名も、研究者間では「近代建築物」
に見直されつつある。(神屋由紀子)
=2009/05/13付 西日本新聞夕刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/95224
「ニンニクで街おこし」に学ぶ 韓国TV局田子町取材
韓国のテレビ局の番組プロデューサーが12日、ニンニクによる街おこしに取り組む田子町を取材し、
県も県産品をPRしようと取材に協力した。
訪れているのは、韓国文化放送(MBC)のドキュメンタリー番組プロデューサー、
ジョン・イデさん(32)。韓国では特産品を使った街おこしは珍しいといい、日本での成功例として
田子町を番組で紹介することにした。県もPRになると協力を申し出て、通訳や案内を務めた。
12日はニンニク畑を見学した後、町内の「ガーリックセンター」を取材。
ニンニク料理を食べる客に感想を聞き、売店にならんだ焼酎やカレーなどのニンニク商品を念入りに
撮影した。取材を終えたジョンさんは、
「ニンニクという一つの作物で町全体が盛り上がっていてすばらしい」と話した。
今回の取材をもとにした番組は今月下旬、韓国で放送される予定。
(2009年5月13日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090512-OYT8T01375.htm
在日外国人が現状語る集会 '09/5/10
「広島の『在日』を考える集会」が9日、広島市南区の市留学生会館であった。
在日外国人が置かれた現状や課題について理解を深めてもらうため、
全国在日外国人教育研究協議会などが開いた。
シンポジウムには、在日韓国人3世で高校3年の岩本炯来さん(17)、
山口大1年の呉祐昊さん(20)たち5人が登壇。
学生たち約60人を前に、今の暮らしや社会への要望について意見を出し合った。
岩本さんは「(初対面で)韓国人だと言うのは勇気がいる」と打ち明け、
差別意識をなくしてほしいと要望。呉さんは「在日外国人について知らない人が多い。
自ら考え、どう行動したらいいか考えてほしい」と述べ、教育の充実も求めた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200905100205.html
北に核施設用機材流出=戦略物資をずさん管理−韓国
【ソウル13日時事】韓国の行政のチェック機関である監査院は13日、
同国から北朝鮮にずさんな手続きで、核施設などで使用される可能性のある戦略物資が流出している
実態を明らかにした。これを踏まえ、同院は北朝鮮への輸出手続きを適正に行うよう統一省に通知した。
大量破壊兵器製造に転用される恐れのある機材などを北朝鮮に輸出するには、
統一省の承認が必要となる。しかし、監査院によると、2007年から08年に、
核施設内の撮影に使われる耐放射線カラーカメラなど4品目、計15件について
統一省は戦略物資に該当するかどうか十分な確認手続きを行わずに承認。
また、パソコン270台が仁川港から承認なしに輸出されていた。
(2009/05/13-11:30)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009051300326
偽ブランド品1万点所持、韓国人容疑者逮捕
2009.5.13 14:47
ルイ・ヴィトンの偽のバックを販売目的で所持したとして、警視庁府中署は商標法違反の現行犯で、
大阪市天王寺区小宮町、無職、申東益(しん・とんいく)容疑者(33)と、
住所不定、無職、文相基(むん・さんぎ)容疑者(31)=ともに韓国籍=を逮捕した。
同署によると、両容疑者は容疑を認め、申容疑者は
「借金があり、韓国人の知人に頼まれて(偽ブランド品の販売を)始めた」などと供述している。
同署の調べによると、両容疑者は11日午前11時50分ごろ、大阪市浪速区元町のビルの倉庫で、
フランスのブランド「ルイ・ヴィトン」に似せたバッグを販売目的で持ち、同社の商標権を侵害した。
同署はルイ・ヴィトンのほか、エルメスやシャネルなどの偽ブランド品計約1万点を押収した。
同署によると、申容疑者は昨年4月から、韓国から仕入れた偽ブランド品の販売を始め、
文容疑者は今年1月から倉庫の管理を手伝っていたという。
倉庫ではバッグや財布などの偽ブランド品が展示販売されていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090513/crm0905131448012-n1.htm
春・夏・秋・冬
中国・四川大地震の発生から1年が経った。
日本の新聞やテレビは、復興が進む一方で、被災民の生活が改善されていないと強調しながら、
中国の体制批判へと論理をすり替えている。とりわけ、学校校舎の手抜き工事により、
多くの子どもが犠牲となったことを取り上げながら、中国当局の対応を非難している
▼テレビにいたってはもっとひどい。ある民放のニュース番組は、中国のメディアが復興のプラス面
だけを報じ、原状回復のままならない市民の姿は報じていない、その一方で貧富の格差の拡大により
各地で起きている暴動などについてもいっさい報道していない、などと主張した
▼3年間に二度の大地震に見舞われ、今も仮設住宅で暮らしている新潟県中越地方の人々の
現在の暮らしぶりや、貧富の格差や当局の横暴に抗って示威活動を行った大阪・西成地域の
労働者たちのたたかいも取り上げなかったメディアが、よくも言えたものだと呆れかえってしまう
▼朝鮮での「人権状況」に関する国連人権委員会の動きについては大々的に報道する一方、
これまで数度にわたって出された「従軍慰安婦」や強制連行などについての勧告については
「見ざる、言わざる、聞かざる」を貫き通す。
日本のメディアが掲げている「不偏不党」「公明正大」とははたして何なのか
▼朝鮮の人工衛星発射について唯一「長距離弾道ミサイル」と断定し、
それを口実に軍備拡張ひいては核武装までを目論む政界の保守勢力と一緒になって、
世論をミスリードし続ける日本のメディアには、すでに自浄能力はない。(国)
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0513-00001.htm
人工衛星問題 日本政府の不当な対応非難 各地日朝団体
朝鮮の人工衛星「光明星2号」の打ち上げ(4月5日)に対する日本政府の不当な対応の是正を
求める声が各地の朝・日友好団体、人士などから上がっている。各団体では共同アピールの発表や、
中央官庁を訪問して要請文を直接手渡すなどの活動をはじめさまざまな取り組みを続けている。
>432
◆制裁解除、対話再開を 愛知の各界人士が要請
「日朝教育、文化交流をすすめる愛知の会」(以下、「愛知の会」)の竹内宏一事務局長と
総連愛知県本部の文光喜副委員長が1日、東京都千代田区の内閣府と外務省を訪ねた。
愛知県を中心とした各界の日朝人士が日本政府の対朝鮮制裁措置の解除と在日朝鮮人に対する
人権侵害の中止を求めて発表した共同アピールと、アピールの履行を求める要請書を麻生首相と
中曽外務大臣に宛てて担当者に手渡した。
共同アピールは「愛知の会」の竹内事務局長が呼びかけたもので、安川寿之輔・名古屋大学名誉教授、
原科浩・大同大学教授、作家の磯貝治良さんら各界人士49人が署名している。
同アピールは、人工衛星打ち上げを問題視する国連安保理の議長声明採択と、これを非難する
朝鮮外務省の声明、6者会談の再開が困難になった状況など最近の朝鮮半島情勢に言及した。
そして、「朝米会談」は水面下で進展が見られることが期待されるが、
日朝関係だけは依然としてこう着状態にあると指摘し、日朝関係の現状に憂慮を示した。
また、日本国内で在日朝鮮人の生活と人権を著しく圧迫する不当な抑圧が続けられている事実について
指摘し、「日本における人権と民主主義の否定であり許してはならないこと」だと厳しく批判した。
そのうえで日本政府に対し、朝鮮に対する経済制裁措置を即時解除し、「万景峰92」号の入港を
はじめとする両国間の人的往来や物資流通を再開することと、平壌宣言の精神にのっとって
国交正常化交渉を早期に再開し、在日朝鮮人に対する人権侵害を中止することを求めた。
「愛知の会」の竹内事務局長は担当者との面会の場で、日本政府が今回、対朝鮮独自制裁の
1年延長に踏み切るなど、以前にも増して両国間の対立を激化させる方向に進んでいると指摘し、
政府の政策を強く非難した。
また、日本側が対朝鮮政策の基本的な姿勢を転換するべきだとし、
政府が問題を対話で解決する立場を明確にし、制裁措置の即時解除に向けて取り組むよう要請した。
>433
◆「過剰反応自制すべき」 長野県民会議が抗議
朝鮮の自主的平和統一を支持する長野県民会議は、人工衛星打ち上げ問題に対する日本政府の
過剰対応に抗議する取り組みを展開した。
長野県民会議は3月末から4月初めにかけて、同会議に加盟する諸団体、個人に呼びかけて、
総理官邸、外務省、防衛省などに朝鮮の人工衛星打ち上げに対する日本政府の過剰対応に抗議する
申入書を届ける活動を積極的に行った。
同会議は申入書を通じて、朝鮮の人工衛星打ち上げをミサイル発射と決めつけ日本国内で
「北朝鮮の脅威」をあおり、日朝両国間の対立と不信を激化させようとする日本政府の対応を非難した。
そのうえで、政府に対して
▼国内で不安と不信をあおるような言動を自制し
▼対朝鮮追加制裁と制裁措置の延長を中止し
▼対話のテーブルにつく努力を行うことを求めた。
また、4月13日には同会議の第1回運営委員会を招集し、今後もこれらの取り組みを続けていく
方針を確認した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0513-00001.htm
祖平統 反北人権騒動を糾弾
◆「北南対話の余地すらない」
祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは9日、李明博政権が米国と南朝鮮の
保守右翼団体主幹のもと、ワシントンの米議会議事堂の前で開かれた「北朝鮮自由週間」行事に
30余人の「脱北者」とともに「北人権大使」を派遣し反北人権騒動を起こしたことを非難する
談話を発表した。
談話は、「北の国境地域に脱北者定着村が必要」「脱北者定着村で脱北者を教育、訓練して今後、
北を改革、開放へと導くことのできる旗手に育てるべき」などといった「北人権大使」の発言や、
外交通商部の「平和外交企画団長」が米国に「北の人権」と「脱北者問題」「現代峨山職員抑留問題」
に対する協力を要請した事実に言及。南朝鮮保守当局の人権騒動は、「自らの反北対決政策を合理化し、
南朝鮮で連北・親北気運を抹殺しようとする不純な企図から出発した反北謀略劇」だと非難した。
さらに、「李明博一味は人権という言葉を口に出す体面も資格もない」と断じた。
談話は、李政権が外部勢力と結託して繰り広げる反北人権騒動は「われわれの尊厳と体制に対する
真っ向からの否定、挑戦」だと指摘し、「李政権が北側を公然と中傷、冒とくし、否定した状況で、
北南間の対話については論議する余地すらない」と一蹴した。
[朝鮮新報 2009.5.13]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0513-00002.htm