【ロリも】ハーレムな小説を書くスレ【熟女も】 12P

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1名無しさん@ピンキー
オリジナル・二次創作を問わず、男一人対女複数をテーマにした物語を書くスレです。

基本的には複数プレイや、そこに持っていくまでの過程を中心にしたいですが、
二股三股等、とにかく男一人が複数の女性と関係を持つ話もOKとします。

ネット小説等に関する情報交換も行っています。

(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)タイスキ
(・∀・)スキ ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・)スキ(´∀` )<ハーレムはいいぞ。語れ!
(・∀・)スキ(    ) \_____
(・∀・)スキ| | |  (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(_(_) (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)スキ

外部リンク集(保管庫付) ハーレム小説リンク集
ttp://marie.saiin.net/~mcharem/harem.htm
2名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 14:05:21 ID:ObqtNSvx
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3名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:03:00 ID:B1JQwk5i
即死防止>>1

ハーレム黄金律(?)である13Pまで、いよいよあと1スレ。

まったり運行の良スレになりますように。
4名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 15:43:56 ID:Ia7O01N0
1乙
5名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 18:01:30 ID:VLQFCGfI
新スレおつ
6名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 00:58:48 ID:P1CFUBkM
1乙
7名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 13:21:24 ID:iWdir44h

 ☆。:.+:    ハ ハ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   .. :.   (*‘∀‘)♪  <>>1 今日もスレタテおつかれさーん♪
     / ̄ヽ/,― 、\ o。。。\________
.:☆   | ||三∪●)三mΕ∃.
.:*    \_.へ--イ\  ゚ ゚ ゚
+:..♪.:。゚*.:..  (_)(_)     ☆。:.+:
 ☆。:.+::..   ☆:.°+     .. :
   。*.:☆゚x*+゚。::.☆ο::.+。 *ρ


「今日もスレタテおつかれさん」

Am F
今日も

Em    G7   Am
スレタテおつかれさーん
http://www.yonosuke.net/u/7c/7c-23319.mp3
8名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 13:44:53 ID:ClJ3WXbe
>>7
わーい、ミックミック

あ、電波が来た!
ミク2号と3号にデュエットでスレ立て乙を歌わせながら、5号のマムコを指でいじりつつ、
顔に跨った4号のマムコを舐めつつ、1号が俺の腰の上で必死でお尻を振りたてて…

…基本的に、全員同じってこれハーレムか?
9名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 15:41:35 ID:OtCVS38U
>>8
駄目なハズはない!偉大なる先人たちを

オリジナルのマトリョーシカな彼女(タイトル失念)
とある魔術の禁書目録より『ミサカ』(『こんな夢を見た。』リンク集GJ)
新世紀エヴァゲリオンの水槽から綾波さん大量出現系(一クラス綾波さんとか)

忘れるな!その想像も間違いではない!
10名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 16:59:47 ID:tF+082ma
>>9
宣伝ついで。
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その12】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164655218/317-321
本人はがんばって続きを書こうとしています。


ちなみにひとつめのヤツは、

SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
【妖怪】人間以外の女の子とのお話【幽霊】
18-8様: 『僕の彼女はマトリョーシカ』
11名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 20:37:46 ID:tSuwSrdg
>>7
つーかここかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
12名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 02:42:11 ID:5z8Pk1GD
「ハーレム勇者」が開けない。
13名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 15:06:51 ID:I3Fg7c3f
Haniwaが更新してた。
14名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 22:48:58 ID:OqEvr8AW
ナイス報告
読んできたが……じいさんワロス
15名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:10:32 ID:0tBnw5RV
誰も書かないので・・・保守
16はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:33:24 ID:RSpM90X7
全部書いてから、とか思ったけど投下しちゃうね

注意点は途中で止まるかもしれないということ
17はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:34:25 ID:RSpM90X7


魔王城はグロイったらない。人間が最も吐き気を催すその造型、材料は黒い肉で、常に不規則に脈づいている。
もはや建築物というよりは献上品の山が積み上げられたといったほうがいいだろう、丁度鳥や虫が、巣をこしらえるために分泌液でゴテゴテ固めるように。その様は乱雑で、なぜか揺らがぬ秩序の芯を持っている。



「ごきげんようドラディエラ」

一人の女が暗闇の海を歩く。褐色の肌、黄金の毛並みは、炎のように闇に映える。
闇からの声に彼女は足を止め、振り返るでもなく声の主に応える。そのくちびるは宝玉のように美しい。

「グルボロス…我々はむやみに接触しないほうが双方のためだと思うが?」
「フフ…寂しいことをおっしゃいますのね…わたくしはあなたに会える理由ができて、嬉々としておりますのに…」

声の主はゆっくりと、黒々と煮えたぎる闇から顔をだす。暗闇が糸を引いたように、光のない髪。彼女もまた、人の姿をしていた。その姿、いわゆる一つの巫女装束。

「ではその理由を聞こう、それがすんだらまた眠りたまえ。あなたの力は夢の中でさえ強すぎるのだから」


「クリステスラが目覚めたのだよ」


2人の前に、また1人黒い鎧に身を包んだ女が現れる。彼女が女だと分かるのは、心臓を直接握り締めるような、溶け始めた砂糖にも似た、蠱惑的な声による。彼女が美人でなかったら神様に苦情が殺到するだろう。まぁ魔族なのだが。



「サロ殿。…それは件の宝剣のことか」
「その通りですわ。貴方がまだ生まれる前の話。…少し懐かしいわ」
「貴公には一度アレの力を見ていただく必要がある。我々とて絶対ではないのだということを」

「…あなた方が一時に集まるほどのものなのか」
「そう、次に貴方がいないということも十分にありえるの。1000年前もそうでしたわ」
「…いいだろう」

ひるがえる黄金の髪。

「私の友も喜んでいる」

彼女の腰に吊るされた剣が、闇の中で、少女のように少し笑った。


・・・・・・。
18はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:35:25 ID:RSpM90X7

「あちーな、どちくしょー…」
「そーだそーだ、あっちーゾ。なんとかしろよミスラのくせに」
「ひっつくなよ2人とも…あちぃ」

フライパンみたいな太陽が、ジリジリと熱砂を炒める。ここは白骨砂漠、あまたの生物が死に死に死んで、骨やら殻やら積もりに積もった死の砂漠。

うかつに眼を開ければ、一瞬で眼球が半熟になる。そんな砂と光の嵐の中、小さな鉄の塊が、虫のように這っていた。

「も、も、もう少しひだ、ひ、ひだりですよミスラさん」
「おめー、適当にいってねぇだろうなーメロ助」
「ししし、失敬な…、こ、こ、ここはぼくのに、に、庭みたいなモンですよ…」

状況だけ説明すると、彼と彼女等5人と剣一本は、復活させた古代の文明兵器「戦車」の中ですし詰めになって、砂嵐の中を行軍している。ここはハッキリと遭難というべきか、先行する本隊と連絡がとれなくなってずいぶんたってしまった。

全員汗ダラダラ。腕の位置を変えようと思えば誰かの股間にはさまる、そんな状態。



「あー、あちぃ」
「尻を乗せるな!ウゴッ」
「ひぁ、ミスラ君…そこは…」
「あぅー、おしっこもれそうです…」
「痛って!ひっぱんなよボケ!バカ!」


ばたばたもにもに…


―――そんななか操縦桿を握るのは勇者ミスラ。


並以下の凡人でありながら寝ぼけた故郷の風習によって勇者となった少年は、同じく勇者として故郷を追いだされた少女、ヘルザクロと合流し、彼女の率いるザクロ団の一員として、今日も今日とてがんばって生きようとしている。

ミスラが腰に下げているのは宝剣クリステスラ。ルール無用の生命力を備えたその力は思いのほか強く、おかげでこの世界ではゴミ屑同然の人間集団が、今ではそこそこ魔物達と戦えるようになっていた。

そんなこんなで調子に乗ったのが運のつきか、もう一本もう一本と宝剣を求めて砂漠を探索、今死にかけである。

「ホントにこんなトコに宝剣なんてあんのかよー」
「あ、当たり前じゃないですか!ぼ、ぼ、ぼくらの一族が100年かけて追い続けてるひ、ひ、悲願なんですから!!」
「ウケケケ、世の中にゃ、無駄死にって言葉がたらふくあるぜ、ココの砂漠みたいにな」
「あ、あ、ひどい!侮辱です!これは侮辱ですよ!!」
19はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:36:41 ID:RSpM90X7

車内は蒸れ蒸れ、詰め詰め、怒声が飛んでは誰かが泣いて、最終的にはミスラを巻き込む。

そろそろこの騒がしいメンバーの紹介をするべきだろう。まずは丁度今、車中のどさくさコレ幸いと、ミスラにペッタリとくっついて涼んでいる少女…

「すまんミスラ君、肌を貸してくれ…ああ、大気が熱すぎて人肌のほうがひんやりする」
「ぐ、グリモー…おっぱいが…」

魔法少女グリモー、現在はトレードマークの三角帽子をうっちゃって、おでこ丸出し、MPギリギリ。切れやすいのが玉に瑕で、このパーティーでは一応リーダー。

「ミスラよー、一人で操縦しててしんどいだろ?…こうやってこうやって、いたわってやるからよ…あむ」

ちゅぶぶぶ…

東方剣士、カリンザのくちびるが、揺れに乗じてミスラの一物を咥え込む。砂漠の只中、久しぶりの潤みが、ジワジワと皮膚に浸透してゆく。

ザクロ団古参にして主力。荒々しい気性ながら、容貌は極めて艶やか。肌が白く、すこし蒸気して、ペッタリと張付く黒髪がやたらとなまめかしい。彼女は既に、ベタ濡れの湯文字一枚細い腰に貼り付けて、あとは真っ裸だった。



「うぐ…すっげぇでけぇ、…オレ様もまぜろよー、ボケミスラー」

金色の巻き毛の少女が、裏側から肉茎にほっぺたをよせる。ラブラノ・オドケナウ、通称ラブ。職業ネクロマンサー。魔物に操られて、一度はミスラ達に牙を向いた少女である。
小悪魔的な、というかまんま小悪魔。この頃は、一度ポロッととれた牙がまた生えてきて、かゆいかゆいとよくミスラに噛み付いている。言葉遣いは超ぶっきらぼう。あんまり胸をペタペタやると超切れる。

「…ちゅぶ…ちゅ、はいんねぇぞ…ん、んく、こんなの」
「へへ、じゃぁもーらい」
「あっ、ずるいぞカリンザ…」

ちゅぷん、…ちゅぐぐ…。ぎゅこ、ぎゅぽ

「お前等…いいかげんに…うぐ」
「ホレホレミスラ、ちゃんと前見て運転しろよー…ん」

汗でぬらぬらする肌と肌のこすれあい。グショグショになった下着と女のにおい、腋の下。もうずいぶん前から、鼻の奥の方で女体のにおいが固まったやつが詰まってる感じがして、脳みそはとっくに桃色に窒息している。



「なな…なな、なにを、な、なにをしてるんですか…皆さん…。ここ、こんなところで、俗にいう、そそそ、そうにうを…」
「…んぁ?おめーも勉強しとくかメロ助?…ぅが、せめぇなちくしょー」
「ケケ、まだガキだからなメロは」
「お前が言うな」これはグリモーのツッコミ。

「わわわ、わかり、わか、わ、わかりません、ぼぼぼぼくは…」

ガニメロは自称考古学者。通称メロ。ボッサボサの鳥の巣頭にでっかいめがね、よくドモり、隅っこでブツブツいつも独り言をつぶやいている。これでも女の子。今回の作戦の原因というかきっかけ。

「あう、あう、ぐりおさん、みすらさんー、あれみてくださいー」

最後に見習い魔術師ミルケロル。綿菓子みたいにピンク色の髪をして、一応魔法使いなのだが使える魔法は一個もない。魔法がでそうででないのーともだえる練習風景は、周りをやきもきさせ、チビっこいクセにたまにエロっちい。

2人は新参で、共にモンスターに食われかけているところをザクロ団に助けられたのだった。
20はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:37:28 ID:RSpM90X7

「んあ?なんだー?」
「ぅん…ミスラく、ん。…途中で止めるなんて…」
「ぐ、…グリオー、、あれ、あれ」

「おっきなダンゴムシさんですねー」

なんであろう、砂嵐の先にたたずむのは砂漠の王、骨壷具足虫。別名戦艦フナ虫。
体長数百メートルにも及ぶソレが、こともあろうに集団で寄り添って、ケナゲにも砂嵐に耐えている。



「ぎゃーーー!!!きめぇ、ききき、きめぇよぉ!!!」
「な…なんて数だ…、ここは巣か?」
「ぐぐ、ぐ、具足ぶぶ、虫は…。ここ、こっちから仕掛けなければだだ、だい、大丈夫で、です」
「ヘイけってーい、逃げろ逃げろオメーら」
「いって、捻るなカリンザ…」

「あぅー?どーしたんですかー、みなさー…ふぁ、ふぁ」
「ん?お…おいミル…まった、まったまった!」
「だだだ、だめですよ、ま、ま、万が一あの群れの真ん中にいる生まれたての子供達を攻撃しようものなら…ぜぜ、ぜったいダメですよ!!」


「へっきひ!」



ポチリ



ところでミスラたちの乗っている戦車は通称ケルベロスといって、主砲を横に3つならべて、同時に発射できる優れものである。口径88mm。グリモーお手製の魔法弾も積んでいて、これがまた騒々しいくらいの音と光を炸裂させる。

丁度そう、今現在、フナ虫たちの群れの、丁度そう、真ん中の方でビクビクしている子供達に炸裂しているソレのように。


「ぶぁぁあああっああああっか、やろぉぉぉおおおお!!!!
「右右右!!!だぁあああ!!よっけろぉぉ!!!」

もう数えるのもめんどくさい足足足足。

一本一本が爆撃のように砂塵を巻き上げて、そんだけいっぱいあっても結局2発目が直撃したのだからもったいないというかなんというか、ミスラはあっさりこの辺でもう気絶した。


・・・・・・。
21はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:38:36 ID:RSpM90X7
ちゅぶっ…ひゅぶ。きゅっきゅぶ、じゅぷじゅぽ。

「ん?」

ぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽ…
くぷ…ぷぷぷ。じゅる
ちぃぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、っぽん。…あむ。

「クリス?」
「ふへ?あるひ…、ひふひはへ?」
「く…咥えながらしゃべるな」
「はふっ…」

ちゅぱん

「元気になった?」
「ん…」
「じゃぁ帰る」
「まてまてまてまて、そんなあわてんなよ」
「…なんで?」
「なんでってか、…その格好も久しぶりだし」
「…いいの?」
「ん?…ああ」
「じゃぁいる」

ちょこりとミスラの横に座る少女は、淡く青白い光を放っていて、ゆったりとしたローブに身を包んでいる。

宝剣クリステスラ人間形態。眉が隠れる程度の前髪、その下の潤んだ瞳はいつも心ココにあらずといった感じ。
こまったことに、本来そのキレイな足を保護するはずのスカートはなんの意味もなく、ふとももまでまくれあがって、少女が位置を変えるたびに果肉がのぞきそうになる。

「ここは…地下か?どれだけ落ちてきたんだ?」

見上げれば、まったく光のない天井。サラサラと砂のこぼれる音だけが耳に残る。地表ははるか遠くにあるのだろう、星の底に見捨てられて、とり残されたような感覚がミスラを包む。

「みんなは大丈夫かな」
「…」
「クリス?」

彼女はミスラの瞳を覗き込んで離さない。

「クリスってば」
「…」
「傷とか、治してくれたのか?」
「…あるじ、内臓でてた」
「…そ、そっか」

ミスラが腰をあげると、クリスはぺったりと地面に尻をつけ、主人の手を掴んだまま。なにをいわんとしているか、一発で分かった。純粋な瞳がキラキラと、エメラルドのように光っている。

「…」
「…」
「…」
「…」

「まぁ、その、なんてか…」
「…」
「したいのか?」
「…」
「するか?」
「あるじ!!」
22はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:39:24 ID:RSpM90X7
そのまま少女は、ミスラの下腹におでこを押付けて、加減もせずにゴリゴリしながらミスラを押し倒しす。お前は犬かといいかけたが、彼女がいなければミスラはただのゴミなので、実際の立場は逆でなければならない。

彼女の要望を汲みとることはミスラの義務だ。決して無毛の性器に頭を焼かれたとか、仲間の命より性欲をとったとか、そういうわけでない。決して。


・・・・・・。


降り注ぐキスの嵐、2度3度と噛み付くたびに、少女はうかがう様にミスラの顔を覗き込む。

「…そんな、気にせず好きにしなよ」
「…」
ホント?見たいな顔。

「…クリスには世話になりっぱなしだし、たまには…」
「…」
噛むよ?見たいな顔。

「あんまりこういうこと…してやれないしなぁ…」
そう、彼女とのセックスは強烈な副作用がついてくるのだ。



「……ッ!!、ぐぐぐ」
「ン…あむ…ちゅぶ」

少女は噛み付きながらも、己の果肉をミスラにこすりつけるのをやめない。

ペタペタと、ほほにひっつけたり、自分の口に飲み込みやすいよう、亀頭をきゅうきゅうと搾ったり、与えられたオモチャで遊んでいるような愛撫。

そんなでも気分は徐々に高揚する。桃色のソコは、窮屈ながらも十分なとろみをもってミスラを迎え入れる。

「…っ」

声にこそださないが、この頃の彼女は初期の頃と比べ物にならないほど、表情のバリエーションが増えていた。
眼を伏せる、涙を絞る、少しだけくちびるを噛む、時折はねる様に首をそらす……などなど。
23はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:40:05 ID:RSpM90X7

「…っ!!」
「…クリス」
「……?」
「…今の顔、もっかい…」
「…ふぁ!…ぁ…ぁ」

っちゅぶ、ちゅぶっ、っぷ、

「…あるじ」
「ん?」
「…あるじ…、ぃ」
「どした?」
「…ソコ、…そこがそこきもちーの」
「ん?ここ?」

ちゅっぽちゅっぽちゅっぽ、ちゅく

「っぁぅ!、ぁつ!っぁ、っん!!!」

ついに決壊したそのくちびるを指でつまみ、少しの間ふにふにともてあそんでから、ゆっくりとうながすように開く。あたたかいソコへ、舌の肉を流し込み、ぎゅぅぎゅぅと首に抱きつく彼女のだ液を飲み込んだところで下腹部は共に絶頂へ。

びゅぷ、びゅっ、びゅく

「…ふぁ、あぅ、…いっぱいでてる…。」

相変わらずミスラの瞳を除き続けるクリス。試みに覗き返してみたら、案外簡単に眼をそらした。


・・・・・・。
24はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:40:45 ID:RSpM90X7

白骨砂漠の地下に、膨大な空間が存在することは昔からほのめかされていた。周囲にはソコの見えない裂け目、光源は発光するクリスのみ。

「いって…」

つまずいてバランスを崩す。砂の中からヒョッコリ顔をだした石版を蹴っ飛ばしたのだ。

「文字…か?…じゃぁやっぱここは7層文明遺跡なのか?」



―――7層文明、遥か昔の話、彼の文明郡は滅びた先人達の上に新たな文明を重ねることで進歩を続けた。
めくるめく人種と民族の坩堝。彼等は文明の層を重ねるごとに栄華を増し、繁栄を極め、最後には大地に別れを告げて天空へと飛び立ったという。

遠い神話、今では誰も信じていない。子供でもウソだといって笑う話。

7層文明に祭られている剣は、伝説の宝剣と酷似している。そんな話をもってきたガニメロは、みんなに笑われ、指を指され、絶望のうちに一人でザクロ団を飛びだした。
今回の行軍は、そんな彼女を保護しつつ、ついでだから宝剣も探してきちゃえ、と、そういう話なのだ。

「メロにあやまらないとな」
「あるじ」
「!?」

いつの間にか、クリスの発光が気にならなくなっていた。地面が、砂が、自ら光を放っている。

「これは…すげぇな」

それは塔、7つの層を貫く白き支柱。全長数百メートルにも及ぶ砂漠の王、彼等の死骸が、砕け、積もり、幾重にも幾重にも積み重なって、はるか地表まで伸びている。

「お墓だね…」
「ああ…」

そこは彼等が最後に行き着くところ。終末の地。彼等は骨となり石と化し、この地で、悠久の時間を、白く白く積み上げていた。

「上にいたヤツラは…ここを守ってたのか?」
「…」
「どうしたクリス?」
「…」
「クリス?」
「…なんでもない」

彼女は泣いていた。静かに。


・・・・・・。
25はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:41:26 ID:RSpM90X7


「あれ?ミスラ?」
「ティコ!」

ギルジム・ティコネット、職業銃士。ザクロ団一の射手にして料理長。趣味は掃除。黒髪のセミロングは隅々まで若さに満ちて、黒々とした瞳に直視されるとまずウソをつけない。
くるものは拒まず去るものは追わず、結構なリアリストで年齢的にはミスラより少し上。

今回の作戦の、ミスラ達に先行していた本隊のメンバーである。

「アンタ無事なの?ケガない?」
「ああ…死にそうだったみたいだけど」
「おっ、そっか、クリスが守ってくれたか」
「…うん」

彼女にかかるとクリスも少し素直になる。

「ティコこそ、みんなは?」
「ああこっちは大丈夫、みんなそろってるよ」
「ふぅ、よかった…」



先行部隊にはガニメロとミルケロルもいた。よくもまぁ無傷でいられたと思ったが、垂直落下を経験したのはミスラだけらしく、他のみんなは滑り台で降りてきたのだそうだ。
ティコによれば、おそらくここは7層文明の最下層、脱出には相当骨を折るハメになるだろうとのこと。しばらくのダンジョン生活は覚悟しなければならなかった。

「あぅー、みすらさんです」
「無事だったかミル」
「あぅ、でもメロちゃんおかしくなったです」

「あ、ああ、あ!ほら、ほらほらほらぁ!!!あったでしょ!?いったでしょ!?やっぱり存在してたんですよ7層文明は!!」

小さな学者は狂喜して、その辺に転がっている石をスケッチしている。無理もない、聞けば彼女が受けた迫害は今回だけに限らず、父も祖父も曽祖父も、皆7層文明を追い続けて、笑われ、追いやられ、こころざし半ばで死んだというのだ。



ベースキャンプでは調理用の煙が上がっていた。キャンプの中央にはミスラ達の乗ってきたボロボロのケルベロスと、それを牽引する先行隊のモグラ型戦車。通称モグタンク。コイツはだいたいバスくらいの巨大さがある、軽い基地だ。

近くに水脈が走っているらしく、水はストックを使わずに済むらしい。

「あとはカリンザ、グリオー、それにラブか」

テントにて。先行隊隊長のエルサが、肉感的な脚を組みかえる。長い耳に夕日に映える麦穂のような金髪、彼女はエルフだった。
装備は軽装の鎧。レイピアに似た細い剣を用い、魔術の斬撃で敵を貫く。天然というか、大事な部品を一個ハメ忘れたような性格をしているので、要所でボケる。

「よし、ほっとこう」
「え…エルサ…?」
「あいつらなら自分でなんとかするだろう」
「…まあそうだな」
「それよりミスラ…少しにおうぞ」
「う、…ずっと砂漠行軍だったし」
「モグラの裏手に風呂を沸かしてある。ここを発ったらしばらくは入れないんだ、アカを落としてこい」
「うん…」
26はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:42:08 ID:RSpM90X7

改めてみればエルサの肌はつやつやしている。たぷんたぷんのおっぱいと、その谷間に流れ込む
汗の雫。

「ど、どこをみているんだキミは…」
「あ、ごめん…ってうわ!」
「きゃっ、ちょっ…まって」

がしゃごーん

「ごごご…ごめんエルサ…!!…ちょっと眩暈が…」
「ぁう……いいからその…手を…」

ふにんふにん

「ゃぅ…ミスラ…」
「エルサ…」

乳房をおおう布がするりと外れて、ピンク色の突起のはじっこがあらわになる。とろけそうな肉の熱が、指の先から血管に流れ込む。

「はぅ…ん…ミスラのココ、ものスゴイことになってる」
「そ…それは…」


それは宝剣クリステスラの副作用。初めてミスラが彼女と契約したとき、暴走したエネルギーは性欲へと転換され、当時のザクロ団82人はことごとく破瓜を散らした。もちろんエルサも。

「よし…」
「ん?」
「よしわかった!お、お…おフロいこうミスラ!そうしよう!!」
「うわ!え、でも、もうはいったんじゃ…」
「別に何回はいってもいいだろ!…いくぞ、キミの汚ないところを全部スミズミまで洗い流してやる!」
「ちょ、ちょ、エルサ!おっぱいしまって!!」

そんな会話が成立し、コソコソと、それでいてどこかしら浮ついた気分をかかえながら一路フロオケへ。



「フォフォ、ミスラ、きておったのかえ」
「あらー、ミスラちゃん」

「おわぁ!ビックリした」
「なんじゃけったいな奇声をあげよって、失礼なヤツじゃのう」
「も…モナメテオ、トロピア」

モナメテオ、職業大魔導師。ロリロリした外見ながらじじいみたいな言葉でしゃべる少女。年齢不詳。
地面につきそうな長い髪をたらし、いつも寝てるのか起きてるのか分からない眼をしている。、その手にはいつも湯気がでてる湯のみ。とてつもない魔力をもっているといわれながら誰も戦闘に参加しているのを見たことがないので真偽は定かでない。

トロピア・ストランテ、職業遊び人。上半身は至極伝統的なバニー衣装、下半身はケリの威力を倍化させそうなゴテゴテしたズボン。これは冷え性だから。
フサフサの髪の毛は10mくらい離れててもいいにおいがして、ミスラに対しては時折赤ん坊をあやすように話しかける、極めてタチの悪いエロスの申し子。
27はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:42:49 ID:RSpM90X7

2人はねめつける様にミスラとエルサを見る。上気した男女が互いに手を握りながらどこへ行くのか、ははんさてはコイツラ…

「よいのう、若いのは…フォフォ、はげめよーはげめよー」
「な…な、な!なにをいってるんだモナ!変な想像はよせ!」
エルサ一歩前へ。

「ミスラちゃん、苦しいんでしゅかー?おねぇちゃんにいってくれれば抜いてあげたのにー」
「そ…そういう卑猥なジェスチャーはやめろよ…」
「あは、あいかわらずかわいーんだー、ヨチヨチ」
「ど…どこをかわいがってんだよ!」
「い…いくぞミスラ!こいつらにかまってられるか…!」
「フォフォ、エルサよ、そっちは人がおる…逢引きにはむいとらんぞえ」



「え?」
「んー?」
「あれ?なんでミスラがいるネ?」

忠告を振り切って向かった暫定お風呂場、ミスラが見たのは丁度ぱんつ脱ぎかけ状態の少女3人。

「わぁああ!!ごめ、ごめん…ぶは!!」

一人目の尻はギルジム・ティコネット、他の2人はヒスカとザラクというのだが、確認したところで目の前は真っ暗暗転。ザクロ団一の長身、ローキス・マルスのおっぱいに直撃したのだ。

そのままズルズルと意識を失うミスラ。噴出す鼻血。

少しばかり彼のために説明をしておくと、別に衝突が激しすぎたとか興奮したとかそういうわけではなく、元々クリスの副作用の関係で、血圧関係がギリギリだったのだ。

早いトコ精子をださなければ爆発する、そうクリステスラが皆に宣告しているのを、ミスラは滑落する意識の中で聞いた。都合7人の美女少女が、ミスラの顔をのぞいている。その眼はミスラの正中線をなぞり、ちんこへ。

「ふむ、なるほど…」
「いつものことだな」
「なら…まぁ…仕方ないよな…」

そんなうれしげな声がどこかで聞こえる。


・・・・・・。
28はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:43:35 ID:RSpM90X7

「ふむ…ん、ふぁ…ちゅぶ、ちゅぶ、ぷ」
「ん、んっ、ん、ふっ、ん、あ」

びゅる、びゅじゅぶ、ぶる、ぶ

「……ん?」

「ん、ちゅぶ、…んぁ?気づいたか?」
「ふぁ、ん、…全然とまらないネ」
「寝ててもいいよ…全部おわらしといてあげる」



薄明かりの中、角膜が捉えたのはテントの天井、誰かの陰毛。下腹部を見ればヒスカとザラクが、汁まみれになりながら陰茎を上下にしごきあげている。

「水飲むか?」

ストローからぬるい水が流れ込む。それでもノドは大歓迎、同時にほほを撫でる陰毛の持ち主がティコネットであると分かる。

「…オレ…なんで」
「んっ、ん、んぁ、お前倒れたんだぞ…ん、ん」

ヒスカが根元まで性器を加え、くちびるの力で、尿道に残った精液を搾りだす。



ヒスカ・クランクアイ、職業泥棒兼墓荒らし。常に冷静というのか一種の無感動。鋭く細い眼を彩るは小さめのメガネ。その黒髪のポニーテールが動揺で揺れるところなど人に見せたことがない。
それでも内に秘めた情熱はマグマのようで、親しくなればその恐ろしいまでの妄念にイヤでも気づく。頭のキレはピカイチ、戦闘は常に最後の手段と心得よ。

「クリスあやまってたネ…あむ、ミスラの世話頼まれたよ…ちゅぶ、ちぅ」

ザラク・ニー、職業武道家。肩口から胸元にたらした髪の束が動きにあわせてくるくるはねる、
元魔法使い。
才能があったのに、まだるっこしいからと拳の殴り合いを選んだ彼女は、性格そのまま単純一番。その集中力は他を圧倒、本気になったら格闘も魔法も冷静に切り替えるバトルマシンと化す。



「うあ…」
びゅぅ、びゅぶっ、びゅ

「気持ちいいネ?ミスラ…フフ…」

ザラクの左手が、射精直後の亀頭を包みながらクネクネと動く。素早いスナップは緩急がついて痛くなく、加えて玉のところをヒスカの舌が這う。

ちゅっ、ちゅご、きゅぶ、ぷ、きゅ…
29はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:44:15 ID:RSpM90X7

「ねーえー、そろそろ入れてもいーい?」
「…ガニメロとミルケロルはちゃんと寝ただろうな」
「ふぉふぉふぉ、その辺はクリスがちゃんとやっとるようだぞ…あの子はようできとるのぉ」

トロピア、エルサ、モナメテオ、みんな裸。端っこにはローキスが、股を広げながらボーっと傍観しているがやはり裸。

「ヨフネとナキリコは呼ばないネ?」
「ヨフネは寝てるよ、ナキリコはなんか照れてたな」

ザラクとヒスカの舌は、相変わらず肉物に絡む。

「もー、代わってよー」
「おトロ…お前はその辺のこんぼうで十分だろ」ティコの、お前のことなんかどうでもいいみたいな口調。
「えーなにそれ!やーだー、ミスラちゃんのち○ぽじゃなきゃやーだー!!」
「順番的に私だろう!!お前たちが邪魔しなければいまごろ私が…」
「ふぉふぉ…ではあいだをとってワシがいただこうかの…ん」
「モナ!?」「ずるっ!」「汚っ!!」

ちゅぷぷ…ぷ

「んっ…は、ふふ…お前は寝ておれ…まだ意識が朦朧としておるじゃろうに…ん」
「モナ…」

じゅぷ、じゅ、ぷっ、ぷぢゅ、ぷ

モナメテオのいうとおり、ミスラの意識は熱に浮かされたようになっている。それでも本能なのか、腰だけは微妙に動く。ジワジワととろけるような快楽。記憶で知った、モナメテオの神経過敏なところ。

「んっぁ!っく、お…お主それは…っ」

抱き寄せられたモナメテオは、おっぱいがないせいで身体の表面全部が密着する。直接聞こえる心臓の鼓動。小さなくちびるから、だ液を吸う。

ぶっ、じゅぷ、じゅっ、じゅく…く

「…ふ…ん!…っっ、っあ」
「はいちぇーんじ!!」
「のぁ…こ、これ、まだゼンゼン…」

味わうまもなくミスラの肉物はトロピアの肉に包まれる。自分勝手に上へ下へ、左へ右へ。楽ではある、が、その快感はオナニーのときのソレでもある。

びゅっ、ぴゅぅ

「え?ウソ!?」
「はいどけー」
「えーん、今のなしでしょー!?ちょっとミスラちゃーん!」
「ふふ…ミスラ、アタシはちゃんとしてやるぞ…」
「ヒスカ…」
「おっ?なんだ、少しは元気でてきたか?」

ミスラはヒスカの手を借り、身体を起こして座位へ移行。頭を胸に埋めてできるだけ揺らさないようにしながらも、乳首を吸って、わき腹を指で愛撫。
30はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:45:05 ID:RSpM90X7

「ほらミスラ、口開けて」
「ん…」

とくとくと、くちびるを通じてオレンジジュースが流れ込む。舌を舌で捕まえ、少女の口内に残った果汁の味を残らず吸おうとする。

ちゅぷ、くち、ちゅ…

最後にはヒスカに覆いかぶさって、ミスラが腰を前後。

「ぁん、ん、…ん、ぁ、無理すんなよ…」
「うぐ…ん」

びゅる…びゅ…ぴゅ


・・・・・・。


肉欲の宴は続く。ミスラはそれを重く垂れた幕越しに見る。視界に映る映像は、ひどく他人事のよう。

―――ミスラはボーっとした頭のまま、エルサとティコネットのおっぱいにはさまれる。愛撫の手。精液のついた亀頭が、少女達の指のつけ根を抜ける。興奮したエルサは何度も何度もミスラの鼻に甘い吐息を吹きかける。
―――ティコネットは本来左利き。それゆえ右手での愛撫はつたなくぎこちない。ミスラは少女の髪に鼻を突っ込み、断わりもなく首筋を舐める。こそばゆさ。自分の指よりも何倍も熱いミスラの手を使い、何度も何度も恥丘の少し下を摩擦する。



「んぁ…ミスラ…すごいネ…」

ほんのりという言葉が的確なくらい意識が戻ったミスラは、ザラクの小さな身体を抱えたまま後ろから突上げる。小さな脚。これが本気をだせばミスラの胴など轢断してしまうだろう。

窮屈な膣から抜けだした肉の茎部は、深海から浮上でもしたのか、外の空気をありがたがり、コリもせずまた奥に潜る。あとはもうぬっこらぬっこらの繰り返し。

ちゅぱんっ、ちゅっ、ちゅぷ、…っぱつ、ちゅぱ…びゅく、びゅる

「んっ…はやいよ…モウ…」

小さな膣にあふれる射精液。少女を引寄せながら、雛尖に汁をまぶしてこねる。不満げなザラクから肉物をぬきとると、重心を制御できずにフラつくミスラはそのまま肉の花園へ。



「…危ないなぁこの子は」
「ミスラ…もうお願い…私…」

エルサとティコに左右から抱かれ、乳と乳に両頬を挟まれながら、どちらかの尻を握るようにつかむ。ビクリとはねたのはティコの乳。
ミスラのちんこは入り込める場所を探してうろうろ。先端でフサフサとした陰毛の周囲をまさぐっていると、ぬるりとばかりに滑り込み、熱湯のような体温で、それが膣の内壁だと分かる。

「ミスラ…ん、ぁ」

声の主はエルサ。吐息がミスラの鼻にうらむように吐きかけられ、くちびるからいやらしくこぼれただ液が、糸を引いてミスラと繋がる。

「あっ…っくぁ…はぁ」
「ズルイなぁ…もう、こうしてやる」
31はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:45:49 ID:RSpM90X7

もにゅん

「やぁ…なにをする…ぁ、ティコ…ぉ、つねら…ないで…ぁ!」
「エルサも…してよね…ここ」

つぷっ…くち、ちゅぅ…

「こ…こう…?」
「ん、ぁ……そう…、ソコ…ひっかいて…エルサ…ぁ」
「あぅ…だめこんなの…あ、ぁう、…もういっちゃ…ぅよ」

「…エルサ、ティコ」
「んぁ?ぁ、ぁっ…、ぁん!ミスラ?」
「ん?目ぇ覚めた?」

「……2人がキスしてるとこみたい」
「な…なにをいってるんだキミは…ゃ、あん!」
「ん…ふふ、こう?」
「ゃう…ん、ちゅぶ…ぁ、あ、はぅ」

ちゅぷ…ちゅぅ…

3人はくんずほぐれつ、抱き合って寝転がって、べたべたとよだれでひっつきあう。

エルサから肉供物を抜きティコへ、ティコからエルサへ、ときに愛液まみれになった2人の陰毛にやわらかいたわしでするように洗われ、射精。その頃になるとミスラの意識もだいぶ戻って、自分が今異常な環境にいることを改めて知る。

ローキスを除く6人の少女が、いずれもミスラに膣を向けて、白くこぼれたアンをさらして物欲しそうな顔。まるで虫から見た食虫花だ。

「…じゃぁオレはこれで…」

「まて」
「だめよーん」
「なに寝ぼけてるネ」
「まだ夜はながいぞえ」
「ん、…ぁふ、もっとぉミスラ」
「ロー、アンタもきなよ」

「んー?」

ローキス・マルス。重装歩兵。泰然自若として、どっしりかまえ、どっしり過ぎて自分からはあまりアクションを起こさない。
例えるなら長生きなゾウの長老。バッサバサの髪に鍛えられた肉体はまさに野生。その美しさもまた大自然のそれだ。
32はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:46:31 ID:RSpM90X7

「ミスラちゃーん!おねぃちゃんのココつねってー」
「そうネミスラ…もっと腰ふるヨ」
「若いのはいいのう…」



結局足首をつかまれたミスラは肉の獣の群れに食われ食まれ貪れら、明け方まで搾れるだけ搾りとられた。最後に起きていたのはローキスとミスラの2人。

「ロー…、嫌ではなかった?」
「んー?楽しんでるぞ、十分」
「ん、ならいいや」

じゅっ、じゅぷ、じゅっ、じゅこ

「…むしろお前のほうこそ…私相手は退屈だろう?」
「そんなワケないよ…むしろ落ちつく、…他がアレだから」
「ふーん、まぁ、ヘルザクロの代わりとはいかんが」
「な…なんでザクロ姉ちゃんがでてくるんだよ…」

ローキスのくちびるを吸いながら、今日何度目かの射精を行う。その後、後ろからついたり、正面から押し倒したり、他のメンバーが起きだすまで、2人は繋がっていた。



そして朝。



目覚まし代わりに、女の子がテントを突き破って降ってきた。


・・・・・・。
33はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/11(木) 00:47:29 ID:RSpM90X7
とりあえずここまで

変なトコで切れてごめんよ
34名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:05:15 ID:+Dz/mXvd
GJ

前のは西尾維新だったけど、今度はなにげにジブリなんだね。
35名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 01:22:12 ID:QZn5J0qD
GJ!
降って来るのかいっ!

>>34 ジブリってww

ところで保管庫の『夏の終わりに姫三昧』消えちまった。

作者の要請って、何作者勝手に消してるんじゃい!面白かったのに!
だからと言ってPIPIに載せてるわけじゃないし。
36名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 07:33:49 ID:aoeyUtuH
いやいや実はどっかの雑誌にでも投稿するのかもしれん

>>34GJ!
37名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 15:26:48 ID:A+aKSeIb
>>33
GJ!!!

>>35
ググれ
38名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:02:56 ID:D9PPxBP1
ちょっ、降って来るんかいwwwwww
3935:2007/10/11(木) 17:40:28 ID:6JELq4p+
失礼した、ブログのほうに乗り換えたわけね。

>>37サンクス
40名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:14:48 ID:yOzhKO2S
>>33
GJ!
なんか初期のグレンラガン思い出したわw
41名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:12:45 ID:l3bWMguf
ゴーレムでハーレム
そんな電波を受信した
42名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 22:27:16 ID:+d8n/TWy
>>41

> ゴーレムでハーレム
鳴美
43名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:17:30 ID:BM9WYdJv
>>41
ストーンゴーレムの石子ちゃん 特徴、重くて固い。
アイアンゴーレムの鉄子ちゃん 特徴、重くて固い。強い。
ブロンズゴーレムの銅子ちゃん 特徴、重くて固い。比較的安い。
ミスリルゴーレムの銀子ちゃん 特徴、重くて固い。中二病的に強い。
スチールゴーレムの鋼子ちゃん 特徴、重くて固い。鉄子ちゃんのアッパーヴァージョン。

そんな美少女ゴーレムにモテモテの主人公、フレッシュゴーレムの肉彦くん 特徴、防腐剤使用。
みんなに押し倒されてあえなく圧死。

そんなハーレム。
44名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:44:58 ID:U6v/N/Q6
>43
あなたを、金の肉座布団です。
45名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 20:56:16 ID:Y1QaSQzO
ゴールドゴーレム
シルバーゴーレム
ダイヤゴーレム
エメラルドゴーレム
サファイアゴーレム
ルビーゴーレムで
最高の輝きとともに圧死でいいじゃないか
46名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:21:05 ID:No1SofX/
木子、骨子、液体娘、雪女、シリコンガール、ラバーガール、ビニールガール、呪い人形(巻きま、力素体娘(映像、水銀t・液体娘……

が仲間外れに悲しそうだっていうか素材だけでも豊富だ
47名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:23:47 ID:BM9WYdJv
>>45
「本来守るべき財宝に戦わせてどうする」というリアルリアリティ脳が働いてしまって……。

あ、トラップを突破した冒険者から逃げ回る為のゴーレム化ということにすればいいのか。
48名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:51:20 ID:Y1QaSQzO
額にその金属ないし宝石が象徴として埋まってて、
肉体は金属ないし宝石に宿る魔力か何かで擬似的に構成したもの、とかだと
普通に出来ちゃうな
あとその額の宝石は敏感なのでいじると凄く悶える訳ですよ
49名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:19:19 ID:BM9WYdJv
>>48
むう、「ゴーレムの所有者の証たる○○を手に入れた主人公は〜〜」とかやると、わりと簡単に導入ができるなあ。

じゃあがんがって書いてくれ(ォィ
50名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:26:43 ID:wOPMlvP1
ゴーレム子の額には、エメスと書いてある。
メをロに書き換えると〜?
51名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:25:04 ID:96yMEMvF
>>48-49
ゴルドランがそんな感じじゃなかったか?

っつか、>>42。お前オカルト娘スレの人間だろ。
52名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 01:41:40 ID:vakpBgi9
エメスのエを削るとゴーレムは女性化したっていいジャマイカw
53名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 06:56:19 ID:jelh3/qu
>>51
ゴルドランは宝石触られて悶えたりしない(笑)


アドベンジャー(茶風林)は悶えてたような気もするが。
54名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:31:26 ID:uXDWhsjH
そういえばマルチみたいなロボットと恋愛するものはあるけれど、
一度結ばれた後、その記憶や性格が同じタイプのロボットにコピーされて
外見、中身ともオリジナルと全く同じの量産型ロボハーレムってないのかな?
55名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 19:19:02 ID:zB+mpMQp
>>54
正直それ面白いか?エピローグでの一発ネタとかにしかならないと思うが。
様々なタイプの女性を独り占めするのがハーレムの旨味。
まったく同じでいいと思えるのは双子が限度だと思うが。
56名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 19:48:09 ID:EdeFYhBO
毎回ごとに同期されて、全機体が同じ記憶を持つけど
セクロスする相手はいつも同じ一機に決めていて……

それ何てタチコマ?
57名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 19:56:22 ID:BFbqTzEI
むしろロボ娘の場合は、何かの原因で一度記憶を全て無くすイベントこそ重要だろう。
58名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:08:05 ID:lnyug+5J
バックアップもとらないで、HDDが急に壊れたー!って泣く人は10年先でもいるんだろうな
59名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:26:42 ID:NUGKPC1+
10年先なら自動でバックアップされているのを知らなかったり、
されていても戻し方が分からん、って事の方が多いと思う。

いや、思いたいだけなんだけどね。
60名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 20:44:32 ID:/dlTNjuj
>>55
そこで話を終わらせず、コピーされたロボットにそれぞれの個性が生まれるまで可愛がってやればいい。


『主人公の事が好き』という感情を持った超AIをベースにした姉妹ロボットたち。
それなんてジェイデッカー?
61名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:07:22 ID:QGaUTL/4
RAID69で、69人のバックアップハーレムに対応!
62名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:19:35 ID:EAPZgO7R
あれだな
共通化されるべき経験情報を渡そうとしないので
全員が同じ経験をするために主人公といたすという方法ならどうよ?
63名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:22:34 ID:KTue1fiw
マザーコンピューターが暴走して世界中のロボットが
主人公のことを大好きに・・ってか?
64名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 21:25:06 ID:GVASV4eE
同じ頭脳を積んだはずが量子的な揺らぎで補正しきれない違いが発生してしまう設定とか。
65名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:19:09 ID:YvSaAngw
この流れで何故かミサカ妹達が頭に浮かんだ
66名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:31:39 ID:4HHj7s37
>>63
「なななな」でそんな話があったな
67名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 22:51:48 ID:qu7he4qD
>>65
2chエロパロ板SS保管庫 ゲーム系 その7 『こんな夢を見た』
へ行く
68名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:48:18 ID:5XhjX8ZA
>>67
ゲームじゃなくてラノベじゃね?

夏にはアイスハーレムなんかでいい感じに混沌としていたが、秋にはなんかあるのかね?
紅葉=ロリ 栗=グラマーとかそんなん?

69名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:49:55 ID:SMXmCr6d
問題は一人が狂うと全員がすごいことになってしまうことだ
70名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 02:52:43 ID:zTejEVLh
秋こそ『多様性』で勝負するべき
読書、食欲、etc...
71名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 05:37:56 ID:y0k5mq23
>>54
ゲーパロ専用◆0q9CaywhJ6の保管庫の”或る女科学者の死”が微妙に該当しているか?
72名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:54:25 ID:RZeiLJhW
更新停止してた ドラ○もんの道具を悪用してエロ小説 のまとめが新たに出来てたので一応
http://www22.atwiki.jp/dora-eroparo/pages/1.html
73名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:55:23 ID:RZeiLJhW
て、もう変わってたな・・・スレ汚しスマソ
74名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 22:08:19 ID:ZQRJDGkt
>>73
このうっかりさんめ問題はこっちだ
つ『素直クールスレ保管庫』
管理人(FE&スラムダンクも)引退による変更、以下引退声明
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191464305/28
暫定新規保管庫設立のレス
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191464305/40
75名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:12:44 ID:8fnXI5Qs
今はいったい、どういう流れ?
76名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 20:25:16 ID:wIxDjZCf
(ハーレム的な意味で)秋の味覚選り取りみどりフェア開催中
77名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:05:23 ID:viLAszTz
松茸喰いたいなあ……
78名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:10:41 ID:+gIjctyu
松茸かぁ。あれはうまいよなぁ
夏休みカムバーック!
79名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:37:28 ID:orSpLmr4
なぜ夏休みなんだろう…
サッカー代表戦見てたら、ポジションの特性に応じた個性をもつスポーツハーレムとか
妄想してた俺はハーレム症候群の末期。
80名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:37:39 ID:TSrbR0Kt
>>77,78
バカタレがぁ!
男が松茸食ってどうする!!
俺たちの松茸は喰わせるものだろうがぁ!!!
81名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 21:41:15 ID:/YLnjuSB
秋の味覚……栗、松茸、秋刀魚、梨、鮭、あと何かあったっけ?
松 たけことか思いついた俺はもうダメだな。
82名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:10:31 ID:EoZj3/m+
秋というと文化祭とか学園祭だろう。
83名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:20:01 ID:5srqVur3
ttp://etrn.binc.net/cl-elec-exch/msg02100.html
大人な女性が好きな人
ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312387488
彼はきっと人間的に大人な女性が好きなんでしょうね。 ...
ttp://no3360.pickup-fun.com/hit99/
人妻メインのサイトの為大人な女性が好きな男性にはたまらないだろう。 ...
ttp://www.date2.jp/bbs/9008/
大人な女性が好きなのかもね
ttp://d.hatena.ne.jp/toriikuon/20061103
年上、もしくは自分よりも圧倒的に大人な女性が好きなのです
ttp://go-kaku.chu.jp/nikkeiorgaishi.html
精神的に大人な女性が好き
ttp://blog.livedoor.jp/ryouma_yatteyaruze/archives/2007-01.html
最近、気付いたケド、やっぱ僕はしっかりした大人な女性が好きみたいだ。
ttp://www015.upp.so-net.ne.jp/macus/476.html
意思の強い大人な女性が好き
ttp://gomenn.blog62.fc2.com/blog-entry-188.html
大人な女性が好きです
ttp://tora-kool.blog.ocn.ne.jp/kick/2005/06/post_b859.html
俺は大人な女性が好きです!19以下にゃ興味ないぜ!
ttp://www.salburg.com/php/gps_temp/998.htm
その友人は大人な女性が好きで
ttp://imasss.web.fc2.com/ss/27.htm
そういえば少し前に大人な女性が好きとか言ってたような・
http://wonderful.cocolog-nifty.com/tylor/2007/06/index.html
あの当時は大人な女性が好きだったんだよなぁ。←この21世紀が異常
ttp://sakura02.bbspink.com/erochara/kako/1092/10928/1092846001.html
男の人って色っぽいっていうか、大人な女性が好きなんだと思ってました←勿論です。
84名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 22:21:03 ID:5srqVur3
ttp://satchin.net/comment_t&rmenu/repor1.html
坂「ぶっちゃけどんな女性が好きなんですか?」
亮「僕、僕大人っぽい人が好きですね」
ttp://blog.so-net.ne.jp/mishiro-coyote/2007-09-04
大人っぽい女性が好きなので格好良くと思っていると男性顔にorz
ttp://www.amazon.co.jp/g-girl-private-%E5%A4%8F%E7%9B%AE%E7%90%86%E7%B7%92/dp/B00079FI4W
大人っぽい女性が好きな人は気に入るのかもしれませんが
ttp://matetu.com/lori2/compe/html/sst000300.html
僕は生徒会長みたいな、大人っぽい女性が好きだったので
ttp://irorin.x0.to/erogame/gamek/hinotukik.html
大人っぽい女性が好き
ttp://blogs.yahoo.co.jp/newjazzcat/41258156.html
僕は 可憐な女性も好きですが、しっとりした色気のある大人っぽい女性が好きです。 ...
ttp://kya4.sblo.jp/
大人っぽい女性が好き
ttp://jaytakahiro.jugem.jp/?month=200702
僕は昔から年上が好きです。 今はあまりいない のですが、26〜39くらいまでの大人っぽい女性が好きです。 頑張れオバサン! ...
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~raindrop/cp.hinotsuki.htm
大人っぽい女性が好き
ttp://zeruses.blog.shinobi.jp/Page/3/
大人っぽい女性が好きです
ttp://yookari.gozaru.jp/r/r-actress.html
大人っぽい女性が好きな自分ですけど
ttp://knct-rikujou.sakura.ne.jp/diary/diary.cgi?field=21
彼は大人っぽい女性が好きらしいです・
ttp://chemistry.links-japan.net/chemijisyo/links.cgi
堂珍王子が大人っぽい女性が好きとの ことで結成された大人の女性の同盟
ttp://cheese.2ch.net/fortune/kako/976/976028464.html
(大人っぽい)女らしさ
ttp://www.x49hasama.com/cgi-bin/hasama_novel_board/cbbs.cgi?mode=al2&mo=178&namber=178&space=0&rev=0&page=0&no=0
ダンストさんは大人っぽい美女という裏設定
85名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:30:29 ID:YkB0pgBb
スレ違いでは?

大人っぽくても全然かまわないが、このスレは若いとダメってわけでもないし。
つーか、
・寝取られがない
ってのが、このスレの最大の関心事だと思う。

ガチレズの拒否感とかも、元をただせばここに行き着くはず。
場合によっては、モブで男が出てくるだけでイライラする人も要るだろう。
それというのも、ハーレムに寝取られはあまりにも安易な組み合わせで、
空気が読めてない作家は必ずやる。
このスレでは、全裸で読み進めていくと、最終話がなぜか寝取られ、という経験をした人も多いと思われる。

つまり、書き手の側に「寝取られを使わない」という断固たる意思が必要なわけで、
そういう意味では、真のハーレムは本当に貴重な珠玉のようなジャンル、だと思う。
86名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:07:22 ID:0hC5YzFL
>85
えっと、僕にはハーレムと寝取られの結び付きが分からないんですが。

ハーレム物って、寝取るのが基本では?
女を奪い合うボードゲームは確かにあるけど。
87名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:11:56 ID:2SmFyIpB
>>86
ラノベなんかで一見ハーレムっぽいのに主人公の本命は一人だけっていうのがあったりする。
そういった場合にあぶれたサブヒロインが他の男たちとくっついたりすることを言ってるんじゃない?
具体的な例は挙げられんけど。
88名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:17:40 ID:Fg2XjEli
『サルでもできるハーレム教室』でも、寝取られだけはNGとされている。
リンク集のNG要素も、寝取られのほか、輪姦乱交スワッピングみたいな、
それ系統の「非独占シチュ」がほとんどだ。

少なくとも、このスレでは、「独占」がハーレムの前提条件とみなしていいと思う。
でも、とくにエロ漫画家や古手のエロゲライターなんかには独占志向がない人が多いから、
ハーレムモノのように見えても、実は単なる「女複数の乱交モノ」だったという例がよく見られる。
89名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:54:34 ID:t6+jTXa/
>>86
MCハーレムとかでは寝取りも普通に使われるけれど、寝取るのが基本というのは誤解だと思うが。
作品が結果としてハーレムになっていくものではなくて最初からハーレム作品として書かれているものは、
元からモブも含めて男の影をほとんど見せないものも多い。

というか寝取りの描写をされると寝取られも連想されて安心して読めなくなる。
そうなるとスレが違うし。

ところで>63・>34は宣伝じゃないの?
90名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 06:57:02 ID:pERu7eoS
> というか寝取りの描写をされると寝取られも連想されて安心して読めなくなる。
> そうなるとスレが違うし。


今書いてるのが、寝取りものなんだけど、それをここに投下するのはスレ違いなのか?
スレ違いだというなら去るよ。
いちおう、寝取りの警告はするつもりだけど。

とあるスレで、作者がレイプ未遂を描写したら、
「未遂であっても、レイプが起こるのではと思って気分が悪くなった。未遂であっても警告するべきだ」
とクレームつける住人が居た。

このスレもそうなのか?
作者が演出のために描写する「寝取られ未遂」「レイプ未遂」も警告しなければいけないの?
91名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 07:03:16 ID:pERu7eoS
言葉が足りなかった。
今書いているのは、寝取りによって構成されたハーレム。
92名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 07:44:34 ID:ozIzHmQP
スレ違いではないだろうし、警告あればOKだと思う。

「寝取られ未遂」「レイプ未遂」は……裏切られて(ってのもアレだが)
地雷踏んで過敏な人もいるだろうから警告あるとよさげだけど、強制するのもなぁ。
ギミックだったり重要イベントな場合もあるだろうしね。
個人的には未遂で終わるなら警告なくても構わないけど
作者さんの作風知らないと心配ってのもわかるしなぁ。
このあたりは作者さん次第のとこじゃないかな。
93名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:00:00 ID:yRF8QNGP
このスレの住人的にハーレム物の最低要素って
・独占
・複数人に好かれる
じゃないかな
独占のない物は
ラブラブな孕ませ物と、人外孕ませ物ぐらい違うジャンルだと思うんだ

寝取られがあればハーレムじゃないと思う人がいても
寝取りがあればハーレムじゃないと思う人は少数な気がするし
一筆書いておけば大丈夫じゃないかと思う
94名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:28:23 ID:R0iiuyZR
>とあるスレ
素直クールか?あれは警告なしだったから心の前準備ができていなかった
ために起きた批判だから警告さえあれば問題ないかと。
95名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 09:12:02 ID:846cuJMV
>>93
ラブラブ人外孕ませは?

あくまでも個人的にだが、寝取り寝取られはどっちもアウト。
寝取られた側の事を考えて感情移入してしまう場合がある。
寝取られた側がよっぽどクソッタレ野郎なら話は別だがね。
96名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 09:22:35 ID:auwTqIk7
現在と未来が大事、そこがストレートにラヴくなればいい
問題は回想シーン位、常に現在の彼女が前の男を貶す(?「主人公のがいい」とか「〜でも、○○だった」等)
や過去は軽く女の台詞に出るだけにする等

読者が前の男へ感情移入しないようにすればきっと無問題
97名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:13:56 ID:Z/GmW+Xq
普通に「寝取り・寝取られスレ」に投下すればいいんじゃない?
向こうがハーレム禁止て言わなければ。


たとえ未遂だろうと、読んでる途中で寝取られを感じさせられたら、正直萎える。
そういうのは絶対、警告してくれ。読まないから。

ストーリーの盛り上がりにレイプ未遂や寝取られ未遂を持ってくる陳腐なSSはノーサンキューだ。
98名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:41:01 ID:Y5LCow2i
寝取ろうとする男が出てくるけど女は主人公一筋ってのなら
展開の一種としてありだと思うが
ただし指一本でも触れた男には酷い展開が待っているようにして欲しい
9989:2007/10/18(木) 10:45:13 ID:t6+jTXa/
言葉が足りんかった。
「寝取りの描写で相手の男から寝取っていく様を中心に書かれると寝取られも連想されて」だな。
「寝取りもの」でハーレムになるのか、「ハーレムもの」で寝取っていくのかという感覚の違いだ。
寝取りの描写を主に書いていくならハーレムスレである意味がなくなるし。
スレ違いかどうかに関しては作者の感覚でいいんじゃないか?

ただ、「『寝取り』を書くのがメインで、結果女複数落とす」なら敢えてハーレムスレじゃなくてもいいと思う。
要は鬼畜ヤリ捨てはハーレムじゃないということだ。
100名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 10:46:15 ID:gqUKhVlB
寝取ろうとする別の男が出てきた時点で自分ならギブアップ
101名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 11:13:46 ID:vXo5sOKG
まあここに投下する前に過去ログの空気を読んでこいよって感じ
102名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:29:20 ID:PguufP3c
某スレの作品は必要成分足りなさ杉なのが問題だと思うよ

必要なのはマイナス分をきっちり補うだけのハーレム分を演出してくれるかどうか
それが出来ないならイラネ、ハーレムすれでやる必要がないし。
103名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 14:43:14 ID:PguufP3c
一つ言い忘れた、警告のせいで内容がばれて面白みが半減するってこともないと思うぜ

「寝取られ未遂があります」ってハッキリ警告しなくて構わない

「人によっては嫌悪感を催す描写があります」
↑これで先読みできるってことも無いだろうし、
過敏な人なら極端な話”警告”って書かれただけで避けるよ。
104名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:01:19 ID:auwTqIk7
つまらんスレだな、ヤマ無し落ち無し意味なしになりかかっとる!
このままでは適当男主人公と適当女達のギシアンonly?

キャラの両親?主人公以外に男は不可、主人公に惚れない売女は地獄に落とすものだ!
友達?女は綺麗で愛人以外存在意義無し、男ってなんですか主人公のことですね!
盛り上がり?絶頂と射精です!
ストーリー?出てきてヤる!
口説く?ニコぽ!
105名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:07:35 ID:t6+jTXa/
はしゃぎすぎだ
106名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:17:39 ID:gqUKhVlB
Jってのはジョークの意味か
107名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:22:49 ID:hjA62Qmt
このスレ住人も、だいぶ先鋭化してるな。
非独占展開だけでなく、非独占類似展開もダメらしい。

スレ住人なら何度か裏切られたことがあるだろうから仕方ないか。
盛り上がりだの演出だのというと、バカの一つ覚えのように
ライバル出現!とか、レイプの危機! とか、
そういういうモヤ展開を持ち出す阿呆が多すぎる。

108名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:28:56 ID:yF8RLY/w
寝取られでしかヤマやオチが表現できない、って方が変だと思うけどね。
エロ作品は「エロを入れる」というキツイ縛りが既に一つあるわけで、
そここに「女性二人以上登場」と「主人公以外の男なし」という縛りが2つ加わっただけ。

こんなに緩い条件からはみ出すようじゃ、そもそもこのスレが向いてないんだろう。
「主人公以外の男なし」にしたって、男性が全部ダメってわけじゃなくて、
要はエロシーンに男が出なければいいってだけの話だし。
109名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:28:59 ID:cn9YUMfV
まあ……、ネットのエロ小説なんて地雷前提な部分がなきにしもあらず。
幾度ぎりりと歯を食いしばったことか。属性準拠で探すならなおさら。
だからこそ、ハーレムものに当たれば、紹介にもちょっぴり気合いが入るんだけどね。
110名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 22:44:05 ID:R0iiuyZR
ハーレムか・・・八百万の神に願えばいつかはかなう・・・のか?
111名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:02:17 ID:ozIzHmQP
むしろ八百万の神をはべらすんだ。
男は女体化で。
112名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:19:28 ID:y/W4lwIQ
他の男キャラ出てもいくね?むしろこう優越感抱く当て馬に。
ヒロイン狙ったりしても、完璧ガードした上徹底的に叩いて、全く隙が無いってところ見せ付ければ。
まあ、なんとなく乗り切って、なんとなく流すとかは消化不良だし不安要素が残るんで絶対止めてほしいけど。
主人公もしくはヒロインの自力で、絶対どうしようも無いって関係の完璧さ見せて、他の男キャラを完全駆除してくれれば。
むしろそっちの方が、男キャラ全く出さないよりも、どんな事あっても大丈夫っていうハーレムの鉄壁さが確認できて安心できそうかと。
113名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 23:36:44 ID:ClupOVSW
千の言葉よりも一つの行動の方が重い

つまりそうやって理屈を並べてる暇があったら自分で話を書いてその理屈を体現しろって話だな
114はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:48:36 ID:S0vI6bCS
投下するね

↓これキャラ


ミスラ:主人公

クリステスラ:反則的な生命エネルギーを内包する宝剣。人間になったり剣になったりする。人間形態時は青白く光る長髪、伏し目がち、なげやり。
カリンザ:着物剣士。横暴、粗雑な外見に反して容姿の方は艶やかな黒髪、白い肌。
グリオー:召喚魔術師。魔術師特有の三角帽、その下はショートカット。ちょっとしたことですぐ怒る。
ラブラノ・オドケナウ:ネクロマンサー。金髪巻き毛、羊みたいな感じ。ツリ眼、キバ、乱暴、わがまま。

ミルケロル:魔法使い見習い。ピンクの短髪くせ毛。よく指をくわえてあぅあぅいっている。天然。ちびっこい。
ガニメロ:学者。黒髪寝癖、鳥の巣頭。どもる。ちびっこい。

エルサ:エルフ騎士。金髪、長髪。サラサラしたのが腰まで。眼は細い。
ギルジム・ティコネット:銃士。料理長。赤みがかった黒髪セミロング。
ヒスカ・クランクアイ:泥棒。青みがかった黒髪ポニーテール。近眼めがね、細い眼で睨むように人を見る。よくヘラヘラ笑う。
ザラク・ニー:武闘家。黒髪。結った束を二つ肩から胸に垂らす。デコが広い。
ローキス・マルス:重戦士、でかい、バッサバサの髪。いつもぼーっとしてて、眼とじてるように見える。
トロピア・ストランテ:遊び人。ピンクの巻き毛腰まで。冷え性。人のこと赤ん坊扱いする。
モナメテオ:自称大魔導師。ロリロリしてる。長髪。じじくさい。
ナキリコ・ニルバナ:僧侶。エロの大好きな娘。
シラカワ・ヨフネ:歌人。いつも寝てる。

マユー:謎の少女。白い髪白い服。14・5歳に見えるのに、精神の方は3・4歳。

ゾゾルド:銀髪、神父っぽい服。魔族。
ドルキデ:ツリ眼、銀髪、黒ワンピース。魔族。

マルキアデス:暗黒騎士。黒髪焦げ茶まじり。
115お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:49:37 ID:S0vI6bCS

「名前は?」
「……ふに?」
「名前」
「…なぁー。はー?」
「な・ま・え」
「…きゃーぅ」
「…ダメだこりゃ」



7層文明探索2日目。

空から降ってきた少女の正体はいまだ不明。白い髪、白いローブ、まるで色という装いのない少女は、肌がわずかに真珠のように輝くばかり。歳はミスラと同程度、でるとこはしっかりでていて、長いまつげがやはり白い。

どこから降ってきたのか、見上げれば具足虫の柱を挟んで、霧がかったモヤのむこう、朽ちた文明の断面が見える。そのどこかからの来訪者なのだろうか、それにしても、無傷ですんでいい高さではなかった。

「も、も、モンスターに決まってますよ!たたた、退治するべきです!!」
「いやそういうわけにも…」

いかないので、連れて行くことになった。一つ分かったこと、それは彼女はその年恰好に反して精神の方の発育が不十分であるということだ。

「やーう」
「あぅ、くすぐったいですよー」
「あーぅあー!!」
「あああ、や、や、やめてください!ボクなんかおいしくないですよ!」

丁度チビ2人と同等程度か、波長がピッタリ、なんだか仲良くなっている。

「みすらさん、この子なんてよんだげますか?」
「んー、そうだなぁ…」
「マユー」
「クリス?」
「この子、マユーだよ」
「あうー、まゆーちゃんですかぁ、いいお名前ですねー」
「きゃぅ、あうあー」

「ん?クリス、どこいくんだ?」
「散歩」
「散歩って、戦闘中だぞ!?」



おかまいなしの少女がハッチをあけると、鼓膜を震わす爆裂音が流れ込んでくる。斬撃、魔法、モンスターの断末魔。

モグタンク内にはミスラとミルケロル、それに謎の少女とその舌で溶けかけのガニメロがいて、ドアを隔てた操縦席にはヒスカが収まっているはずである。

「あぅー」
「あぅ、まゆちゃんみるのマネしてます」
「もういやだ…ぼ、ぼ、ボクの貞操が…」
「はは…」

白い少女は舐めるところがなくなったガニメロをほっぽって、じゃれつくようにミスラに頭を寄せる。お腹をだす。お腹をだすとは文字通り、肌がでている。布一枚のローブでお腹をだす、すなわち股間もあらわになる。
ミスラ、見ないようにしてそれを隠そうとするが、少女、きゃぁきゃぁ笑いながらミスラの手を弾き飛ばす。

「こ、こらマユー、暴れるな…」
「きゃぅ、きゃー」
116お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:50:21 ID:S0vI6bCS

こうしてマユーの呼び名は無事に定着。少女を押さえようとしたミスラの右手は神のイタズラか、モロに股間にはさまって、すべすべの肌にすべる。ぼやかす程度に薄っすらと生えた陰毛。わずかな汗。

「うぐ…」
「あぅ、みすらさんえっちぃことしてます」
「み、み、ミスラさん…そんななにも分からない子をテゴメにするだなんて、じじ…獣畜にもおとりますよ!!」
「あが、ち、違うぞミル、メロ…こ、こ、これは…」
「あーぅ!」
「あだ!」

ミスラはありえない角度から現れた少女のかかとに蹴っ飛ばされて毛布の塊に倒れる。マユー、果肉と肛門を丸出しにしながら、動物の格好でミルに飛びつく。じゃれあい。もうミスラは蚊帳の外だった。

「なんだよもう…」
「ふにゃ!」
「ふにゃ?」

見ればよっかかった毛布の下から、ほっそい手がのぞいている。何者か、まだ増えるのか。

「あれ…ナキリコ?いたの?」
「ああ…ミスラ様…ご、ごめんなさい…わたし…その」


ナキリコ・ニルバナ、僧侶、見習い、ド天然。


「…ずっと寝てたのか?ここで…」
「ち…ちがいます、…私見てません、皆さんがその…テントの中であんなことやそんなこと…」
「そうか見てたのか…あんなとこやそんなとこ…」
「ちがいます…その…わたし…」

何も違わない。この少女の性格は、彼女を覆う毛布をめくっていけば一発で分かるものだ。こもった体温、妙な湿り気。特に股間部分。

「…………してた?」
「してません…そんなわたし…自分でアソコをなぐさめるだなんて…ああやだ!!」

そういいながら少女は股間に左手をあてがってモジモジしている。本当に単純に、覚えたての少年少女のように、彼女はそういうことをし始めると止まらないのだ。というかもう、ある種開き直っている。

「もうだめ、ミスラ様!!」
「おわぁ!」

毛布の中に引きずりこまれるミスラ、驚いたことに、薄暗い毛布の塊の中にはもう一つ人影がある。ヨフネ・シラカワ、歌人。一度寝だすとなかなか起きないので、紹介は後回し。今はミスラに腰をすりつける少女だろう。

「ああだめ…ごめんなさいミスラ様…こんなこと…」
「だだだ、駄目だってナキリコ…ガニメロ達がそこに…」
「そう…もう駄目なんです私…ああ」

そういって押付けられたくちびるからは、ぬらぬらとしただ液が糸を引く。

「昨日こればよかったのに…」
「だってああいうのは…はずかしくて…」

よくわからない価値観。
117お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:51:03 ID:S0vI6bCS

ナキリコははぁはぁと熱い息をミスラの鼻に吹きかけながら、こもったような声で口早にしゃべる。布越しにミスラに果肉をこすらせ、首をよじり、もう何度目かのオルガズム。

黒髪が涙に濡れる。彼女の下半身は比較的長いスカート。不自由な体勢で、じれったそうにそれをまくる。ふとももから直接伝わる体温。ショーツからのぞいた毛をつんつんとひっぱると、それにあわせてくちびるから白い歯があらわれる。

「はぁ…ふぁ…んっ、くっ!」

無言の愛撫はなお続く。しだいに大胆に広がる少女の脚。その中央に中指を埋めると、悲鳴のように呻いて果てる。透明に噴きでる愛液。毛布内の湿度の上昇は天井知らず。

「あっぐ…ん、ん、ああ!!」

そんな少女を密閉空間で眺めていて、むらむらとこみあげてこないはずもない。毛布の外では、チビ2人がマユーと絡んで、こちらを気にする様子もない。

「で…できないこともないか…うん」
「はぅ…ぁ、ぁ、っく……、ゃぁ、…。」

ミスラがバカになった瞬間である。

ミスラはそのまま柔穴を指で広げながら、窮屈な体勢で肉物をとりだすと、そろそろと挿入。少女はのたうち、毛布にしがみつきながら後ろから責められる。
彼女に対して遠慮が要らないと知っているミスラは、特に間も開けずにびゅーびゅーと注ぎ込み、甘い痺れを共有する。

気にせず再開。毛布の外で勝手に流れていく時間。毛布の中では吸う空気もロクになくて、少女はノドの奥から、感嘆するようにあえぎ悶える。
また射精。何度も何度も繰り返し、休みはない。そのうち、少女の開いた口が閉じなくなる。甘みを増した体臭。あふれた精液がボトボトと毛布に垂れる。

「うっ、…ひぅ、あ、…あっ!」
びゅぽっ、ぶ、びゅぷ、っびゅぶ…ぶぽ…
「ああぅ、あ…や…うぁ…やぁ…」
ずぼっ、びゅぼ、っじゅ、っじゅっぽじゅぽ…
「だ…めぇ…。ふぅ…ぁ、ぁっん!」

感覚が麻痺し、摩擦の変わりに痺れだけが交尾の事実を伝えるころ。少女は息の吐き方を思い出せなくて意識が朦朧とし、霧の中で、人間の脳内に隠された麻薬畑に迷いでてぶっ倒れる。

「あぅあ…ふぅ…ふ、…ぅあああああ」

緩んだ尿道から流れる黄金の液。外ではとっくに戦闘が終わっていて、毛布を引っぺがしたエルサは度を越えた交尾に腰が砕けた。


・・・・・・。
118お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:52:14 ID:S0vI6bCS

「で?エルサはなんて?」
「…せ、節度は必要だって」
「ははは、バカだねー」

探索2日目真夜中。ミスラはヒスカと共に見張り番をいいつかった。顔にはもみじの跡。
予想外のタイミングでナキリコとの交尾を目撃したエルサは、教育的見地からミスラをはっ倒してお説教。子供の前でなんてことをしているのだ、仰る通りである。



「うー、冷えるな…」

2人は周囲を見渡せる遺跡の上にいた。7層遺跡、第2層。滅びた文明の痕跡が、うっすらと白い光の中に浮かび上がる。
羽織っている毛布はモグタンクにほったらかしてあったもの。どこかにナキリコとの交尾の痕跡が残っている可能性は十分にある。特に尿。



「ヒスカ、何か収穫はあったのか?遺跡の探索」
「いんや、…もうほとんど残りカスって感じだな」
「残りカス?」
「誰かが荒らしてった後ってことさね」
「…オレたち以外にも、いるんだなそんなヤツラ」
「まったく罰当たりもはなはだしいさ、役目を終えた遺跡に土足でズカズカと…」
「自分の職業を棚に上げんな」
「あげちゃいないよ、泥棒はもっとスマートにやるもんだ」
「スマート?」
「盗んだほうも盗まれたほうも、気持ちよくね」
「…なにいってんだ」

「……へへー、なぁミスラ」

ヒスカが、背中合わせだった身体の重心をずらして、ミスラの肩に寄りかかる。

「なんだよ…」
「私が何で泥棒やってるか知ってるか?」
「さぁ」
「ヒヒヒ、あのな」
「な、なんだよ…!」

黒い瞳がするすると近づく。空気が冷たいせいで、一際際立つ人肌のぬくとさ。

「悪いことは気持ちいいぞー…」
「ひ…ヒスカ…」

冷たい指が腹をまさぐり、そのまま下降。衣服のスキマにおかまいなく進入してちんこをつまむ。ゾクリとするしびれ。

「あー、あったかー…」
「エルサにいわれたばっかなのに…」
「だ・か・ら、だろーこのやろ」
「ま、まてってば…!!」
119お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:53:06 ID:S0vI6bCS

さて、クリステスラなしでは何もできないミスラはロクナ抵抗もできず、あれよあれよとひん剥かれてひっくり返され、世にも恥ずかしい格好で地面に押さえつけられてしまった。両膝が地面につく勢いの例の格好だ。

ヒスカが、天井を向いた肛門を指で開きながら、睾丸を反対の指で撫でる。

「はー…あんたこうしてるとかわいいねぇ…ちゅむ。」
「……。」
「ありゃ、なに照れてんのこの子…あむ、…いつものことだろーに」

冷たい外気にさらされた下半身を、ヒスカの舌が這いながら暖めていく。丹念に丹念に、肉茎をゆっくりとしごきながら、冷えないように。

ちゅぶ…つぷっ…ちゅぅぅ。ちぅ。

「……。」
「ん…はむ…ちぅぅぅ…」
「……。」
「…ん、ちゅぶ…あのなミスラ」
「ん?」
「おまえそんなにエルサが好きか」
「な…なんだよ」

ミスラの自由を奪っていたヒスカの脚がはずれる。少年はじっとりと睨みつける黒い瞳の意味をはかりかね言葉に詰まる

「目の前にこんないい女がいるだろうがっての」
「う…」

少女の言葉に誇張はなく、スルスルと装備を脱ぎさるその身体は、地面の燐光に照らされて神秘的な陰影をまとっている。月や骸骨、日陰に潜む住人に義務付けられた翳り。
見られていることにいささかの羞恥もなく、命を誇り、無防備な格好で毛布を拾い上げるその様子は、幾度となく芸術家達のキャンパスにえぐられてきた、人間、特に男の奥底でくすぶる闇の熾火を象徴している。死とエロティシズムの内包…

簡単にいうと、ちょっと危険な感じにエロイ。影すらも匂いそうに。

毛布一枚はおっただけのヒスカは、そのまま寝そべっているミスラの腹にのっかって寒い寒いと身を震わす。こすれあう性器の肉。彼女はメガネを外そうとするが、おき場所に困って結局そのまま。

「ん…ミスラあったかい」

くちくちと前後にこすれる性器の肉。外側と外側でこすれあう性器の肉。申し訳程度に潤む肉。肉のあいだに陰毛が割り込み、肉が陰毛に割り込まれる。要はスマタ。

「一回夜這いとかしたら?エルサに」
「な…なにいってんだよ…」
「あんたの立ち位置はメンドくさいんだよ。自由に誰とでもやりたい放題なキャラをつくってしまえ」
「そんなこと…」
「ホントはそうしたいんだろ?アンタはね、私と似たトコあると思ってんだ…」
「どこが…」
「バカなくせに認めないトコ…」

ミスラはヒスカの瞳を見、自分が故郷にいた頃を思い出す。当時のミスラは夜這い三昧、それは復讐と自暴自棄とほとんどのヤケクソ、その他の暴挙。
120お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:53:59 ID:S0vI6bCS

「バーカバーカ」
「ちがう…」
「へたれ…へへ」
「ちがうわい…」

ヒスカの舌は長い。口の中に逃げ場はなく、どう逃げても舌は舌に絡めとられる。

「ぁ…っ、いきそう?ミスラ…」
「うん…ヒスカ…」
「だめ。エルサのこと考えながらイきな」
「な…なんだよそのプレイ…」
「それともヘルザクロがいい?」
「うあ…」
「ふふ、いい顔。そのままだしな…ほら」

ヒスカが、射精を促進するような腰の動きで、根元から肉物をすりあげる。欲しいところにだけかかる体重、そうしながらも少女は指の先で鈴口をさする。
最後に、少しだけ果肉に亀頭をくわえ込んで、2度3度腰を捻ると、それで達した。

「そろそろ見張り交代だな…ちゃんとやれよ」
「なにを…」
「夜這い」
「ホンキか…」

ヒスカはくったりとしたミスラに意味深に笑い、とっとといってしまった。

「なんだよ…」

頭の中で、バーカバーカという声が鳴っている。


・・・・・・。
121お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:54:43 ID:S0vI6bCS
「痛っ!…ふにゃむにゃ…誰ネ…」
「う〜、大根が抜けないのじゃ…ふにゃふにゃ」

モグラの中は人多すぎ。ローキスとティコネットが見張りに抜けたとしても、ミスラをいれて11人もの人間が詰め込まれることになる。ちなみにクリステスラは剣状態になって眠っているので一人分のスペースは節約。

いい感じにぬるくなり、酸素も薄くなったタンク内、先に着いたヒスカはにやにやと笑いながらエルサの位置を指差す。一番奥の隅っこ、まるで夜這いのための寝床である。

「ん…っ」

タンク内は暗い。陰がエルサだと分かるのは耳の形と頭髪のにおいのおかげ。
平時は凛々しい彼女でも、一日の代謝が完了しつつあるこのときはさすがに少しボサっとした感じで、その無防備さにちんこが直に反応する。

めでたく思考は停止。ただただ脳髄は、少女に近寄る自分の手を眺めるだけ。



「ん…?……んん…ゃ」
もにゅん
「ん…ぁ、…」
ぷにゅんもにゅん
「ぅえ…?…んん?」

(おはよ…)
(…ミスラ?え?ふぇ?)

毛布のなかでエルサの身体を抱きしめる。あふれんばかりの、肉と熱気。

(なに…ミスラ…こんな…)

モゾモゾと抵抗する年長の少女は、戦闘が始まればすぐにでも飛びださなければならない義務感から、スネや間接を保護する金属をまとっていて、その下に汗を封じ込めている。

ある意味で彼女の一日はまだ終わっていないのだ、いないはずなのだが…

(…ものすごいぐっすり寝てたねエルサ)
(ん、やめ…)

胸当てを外し、押し込められていた彼女の胸が零れおちる。まとった布はほとんど厚みがなく、目の粗い繊維は、乳首への摩擦を増やす。

(やめなさいミスラ…おねがい…んっ、ぁ)
(ゴメンエルサ…ゴメン…)
(ん、あっ、……ゃ…)

硬く閉じた股に脚を割り込ませ、腰紐を解くと、艶やかな尻がミスラの手に触れる。まさぐり、茂みの辺りを指でなぞると、汗ともつかぬ湿り気がねっとりと絡みついた。
完全に休眠し、外敵に対する備えをまったくしていなかった秘肉は、物憂げに肉物を迎え入れ、熱湯のように暖められた膣は投げやりに亀頭を包み込む。はりつくような肉。互いにひっぱりあうような肉の接点。

(ん、…ふぁ…ぁ、ぁん…もっと…おねがいゆっくり…)
(エルサ…っく)

ずるずると前後し、ゆさゆさとゆすり、間がもたなくなったころに射精。まだ夢への名残惜しさを残した、とろりとした眼でミスラを見つめるエルサ。少し困った顔になり、いそいそと尻をしまいだす。
122お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:55:26 ID:S0vI6bCS

「もうすんだ…?」
「うん」
「じゃぁ…もう休みなさい。…ね?」
「うん…ごめんエルサ」
「ううん、大丈夫だから…」
「うん」

ところが、である。

ミスラの陽物はまったく萎える気配がない。丸一日眠っていないのに眠気など微塵も感じない。
疲れ?その感覚すら思い出すことができない。

「なんだ…これ…」
「あるじ」
「クリス…?」

少女が、闇の中で揺れている。はかなく消入りそうに。

「ごめんねあるじ」
「クリス…、お前の力なのか?」
「はやくしないと…あるじがあるじでなくなっちゃう」

淡く光る少女はポロポロと泣き始める。エルサはクリスのそんな姿を見るのは初めてだろう。ただならぬ事態を察し、すぐに頭を切り替えてリーダーの顔になる。

「クリス、落ち着いて…。どうしたの?最初からゆっくり話して…」
「私…知ってていわなかったの…ごめんね…あるじ…」



クリスいわく。

現在ミスラの身体にはクリスの生命エネルギーがあふれかえっている。
交わることによって、クリスから与えられてきたその力は、本来数日でミスラの身体から抜ける仮初のもの。
しかし常に前線に立ち続けたミスラは、借りた力を使い切る前に次の力を借り、また次を借りる、その連続。換言すれば、例の副作用に対する抵抗感を差し引いても、結構マメにクリスとえっちらおっちらしてたのである。

「本当は…使えもしない人にこの力をあげたら駄目なのに…私…ふぇ…」

クリスはエルサの胸で泣き崩れる。

ミスラの体内に注入され続けた生命エネルギーは蓄積、凝固し、やがて新しくできた星のように、自らのエネルギーで回転を始める。それこそが、宝剣の真の意義なのだとクリスはいう。

「あんまり強くない人がこの力を手に入れると、力を制御できずに爆発しちゃう…分かってたことなの…」
「クリス…」
「私分かってたのに…あるじがへなちょこだって分かってたのに…できそこないだって分かってたのに…ふぇ…」
「いやクリスあのな…」
「…ガマンできなかったの…あるじと…私…いっぱいしたかった」

面と向かって役立たずだといわれるとズシリとくるものだ。だが同時に、いっぱいしたかったという言葉でズシリときたところが甘くなる。
123お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:56:26 ID:S0vI6bCS


「時間は…猶予はどれくらいあるんだ?」
エルサが、そっとクリスの髪を撫でながら問う。その様子は妹思いの姉のようにも見える。

「3日…くらい」
「3日…アジトには戻れないか…なにか、回避できる方法はある?」
「…うん」
「ん?」
「とにかく力を使い続ける…それと」
「うん」
「あるじがへなちょこじゃなくなる」
「なるほど…確かにミスラの虚弱さは何とかしないと」
エルサ、うんうんとうなずく。

「力を使うというのは、つまりセックスか?」
「…あれが一番直接的…命そのものだから…」
「あとは戦闘…それにダメージを回復したりするときにも力は使われているな…?」
「うん」
「ということは…」
「あ…」
「どうした?」
「メルがいれば助かる」
「メル?…宝剣メルズヘルズか?」

宝剣メルズヘルズ。忘れちゃいけない、この遺跡に来た目的である。
こめかみに手をあてて、一生懸命しゃべろうとするクリスと、辛抱強く聞くエルサ。ウンウンとうなりながら言葉を捜すクリスに、当のミスラは笑いそうである。爆発するというとるに。

「メルズヘルズはこの遺跡にあるのだな?」
「多分…」
「つまり…」
エルサ、素早く整理。

「ミスラを特訓でしごきあげ、できる限り戦闘にはでてもらう。かつ、適度に性の処理を行い、あまったメンバーは全力で宝剣を探索、最終的に宝剣の力の総量をミスラの肉体が上回れば…」
「死なない」

「と…特訓?」

「よし決まった!24時間体勢で誰かがミスラに着く、皆起きろ!」

いわれるまでもなくみんな目を覚ましていた。事情を理解したものしないもの。股間が濡れているものいないもの。


・・・・・・。
124お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:57:41 ID:S0vI6bCS

「ホラホラミスラ、ペースあげるネ!」
「うー…ゲホゲホ」

探索3日目。一向は下から3層目の文明まで来ていた。

「もっと地面を蹴るネ!!」
「げっほぁ…がっは…」

過酷の極地である。

ミスラをしごく修羅はザラク・ニー。シャツにスパッツ、いつもは両胸に垂らしている結び髪を、今日は一つにまとめている。汗と、滝の飛まつで、キラキラと光る黒色。



ミスラの身体は放っておけば回復するから容赦はいらない。むしろどうすれば死ぬのか試みるかのように、細胞と細胞が潰れては膨れ上がり、膨れてきたところを狙って消し飛ばされる。限界状態を維持したまま、死ぬに死ねずに駆けずり回る。

想像してみるといい、地獄の修羅に踏みつぶされるもやしの気持ちを。

「キンタマがガラ空きネ!!」
「ごっふあぁ!!」

ランニングの後、こん睡状態のまま組み手を強いられたミスラは、睾丸を蹴り上げられて自分の身長より高く飛ぶ。受身も取れずに頭から落下、どこやらの骨が折れるが治る。

「ハイ休憩ネー」
「だっふぁぁぁああ」

息を吸い、一巡して吐きだされる頃には、もう破壊された筋繊維が修復され、結束力を強めていく。送りだされる血液の量が増え、流れる酸素も速度を上げる。

「ミスラちゃーん、水汲んできまちたよー」
「あぅぅ…」



時に、驚くべきことだが第3層には雨が降る。仕組みなど分かったものではないが、下から上に常にしとしと、それが壁を伝い、流れをつくり、合流し、河になる。
ザラクとミスラと、おっぱいまるだしのトロピアの目の前にある滝つぼは、なんだかよくわからない文明の産物だった。

ちゅぶ…ちゅぼ…くぽぉ。

「んふ、…おいひ…」
「なにしてるネトロピア」
「あん、まだ休憩でしょー?」

トロピアは寝そべったミスラの下半身にかがみながら、とろとろとしただ液をおっぱいに塗り、それでもって肉物を包み込む。眼を閉じれば、肉が熱で溶けて、自分の股間と少女の肌との接点がどこにあるかわからなくなる、そんな浮遊感。

「焦らしてる時間がないといってるネ」

武闘家少女は靴を脱ぐと、コレまでの走り込みで散々蒸れに蒸れた足の親指で亀頭を弾く。

「うあ…」

びゅく、びゅるく。
125お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:58:32 ID:S0vI6bCS

「あらー、ふふ、いっぱいでまちたねー」
「まだまだ全然ネ、手加減しないヨミスラ」

そういいながら、2人の蛇は飲み込むように肉物を口にふくむ。トロピアは裏から、ザラクはミスラの顔をまたぎながら。この時点でミスラは裸、少女2人は上半身丸出しで、トロピアは腰巻のしたにもう茂みが見えている。。

「ん、…ふ、ひゅぁ…ちゅぶ、きゅぷ。…ん」
「あらザラクちゃん、うっとりするくらい上手…」

ミスラの眼からは、すりすりと胸板の上で前後するザラクの股間が見える。少女の形に添うように食いこむスパッツ。その攻撃的な愛撫にあわせるように、トロピアの舌やくちびるが、丁寧に睾丸を覆う。

「んぢゅ…ぶ、ぶぶ…ぷ。…ん、なかなかイかないね」
ザラクは指ごとに異なる圧力を欠け、遠慮なしに肉物を上下。

「ふふ、もう少しやさしがあるといいわねー」
ザラクの指からはみでた亀頭を、トロピアのくちびるが濃厚に吸い上げると、それを待ち望んでいたかのように尿道が震え上がる。

びゅる、びゅぐぐ…

「う…さすがといわざるをえないネ」
「えへへー、先、もらっちゃうね」

相変わらずとっぷりとした胸で、2度3度包まれれば肉物は即リロード。そのまま、あれよあれよと桃色の肉海原に飲み込まれる。機嫌よく、うねうねと縦横に動くトロピアの腰。ミスラはそれを眺めながら、ザラクの汗と愛液に潤む股間のスジに鼻を押しこむ。

「あっん!…これ…だめぇ…」

ゴボゴボと汁があふれる接合部には、ザラクがトロピアの動きにあわせて舌を押し当てている。身体やらけーなーとか寝ぼけているのはミスラ。

肉の芯が溶けていく。金属の様に硬かったそれが、熱でとけ、どろどろと交わっていく。

ごぼっ、びゅぶっ…ぶぶぶ…

「んぁ…だめ…ん、んっ!!」

最後に少女は、そのやわらかい尻を強靭なザラクの手に押さえつけられて、一番深くまでミスラと繋がりながら果てた。



「寝ぼけてるヒマなんてあげないネ、ミスラ」
「ふが?」
「女の子からいわせるんじゃないネ」

石灰質の岩肌に手をつき、ミスラに尻を向けるザラク。準備OKである。全身水を浴びたように濡れて、その中でも少女の中心は一際暗い。それはもう、言い訳不可能なまでにビッタビタ。

「ぐぅぅ…あーぅあー」
「ぁん、もっとネミスラ、今日の怒りを全部ぶつけるネ…そうヨ、そうヨー」

それにしてもノリノリな少女を前に、かたやゾンビなミスラ、後ろから少女の尻を乱暴につかんで、スパッツをヒザまで降ろすと、ゴチゴチの肉物を入口になすりつけてそのまま最深部へ。
126お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/18(木) 23:59:30 ID:S0vI6bCS

「んぁ!!…ぁ、…ぅぁ!…ッ、きゃぅ!!」
ちゅぶっ、ちゅぱん、…ぷぶ。……じゅっぱじゅっぱじゅっぽじゅっこ…
「ん、ん!…いいヨ、ミスラ、ミスラ!!」
じゅぱんじゅぱんじゅぱんじゅぱん、…ちゅぶ、じゅぱん、びゅぐ、びゅく
「あっ、あっぅ、ゃ、…でてる…すご…ぅぁ!!」
びゅぱん、びゅぱん、じゅっ、じゅこ、びゅー…こ、びゅぶぶ…
「んっ、ん、ぁぁぐ…うぁ…あっ!!ぁ!」
じゅぱんじゅぱんじゅぱんじゅぱん、ぶぱ、ぶぷ、ぶぱん、ぷぱん
「あがぅ…ぅぅ…」

つま先立ちで、ほとんど宙吊り状態の少女に、構わず後ろから叩き込み、垂れ流す。

「あぐ…あぁぅ…ひぐ…ん」
ぎゅぶ、ぎゅびゅ、びゅぐぐぐ…

ボタボタとあふれる汁。肉物を抜くと、勢いよく一本の線を引いて、スパッツの内側に溜まっていく。

「ん、…終わりネ?」
「ぐるるる…」

べっとべとのスパッツを元通り履かせるとそれで終了。荒れた息を整えるだけの間があって、よしとばかりに訓練に気持ちを戻す。

「さぁあとこの階層を3週ネ…はぅ」

だが残念、ザラクの足取りは内股でフラフラ。ふとももから伝いおちる精液でない液体。震えるふくらはぎ。そのまま、似たように桃色の海から水揚げされたトロピアにつっこむ。

「あーん、立てないわー…」
「なに見てるねミスラ!この先もっとぐちゃぐちゃのどろどろになるヨ!」
「うがー」

ズビシとばかりに親指を立て、ザラクはぜぇぜぇと息を吐きながらも、笑顔を決めて走りだす。ミスラ、ボケた頭のままフラフラとついていく。トロピア、ほったらかし。


・・・・・・。
127はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/19(金) 00:01:39 ID:S0vI6bCS
こんなもんかな

話進まないけどな!
128名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:02:53 ID:XpMYc5G6
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
相変わらずクオリティたけー
129名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:05:46 ID:vXo5sOKG
おっと投下GJを忘れていたぜ
130名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 02:51:49 ID:16iGwBq2
GJ!(^O^)/
131名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 09:19:48 ID:UcsRXVMG
はなじる氏のハーレム電波は宇宙一や!
132名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 13:39:38 ID:0iG2hMvs
G(愚高橋)J(ジョージ)
133名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 19:26:10 ID:Y+XBE/kK
GJ!
「えっちらおっちらしてた」で吹いた。相変わらずそういうのの使い方うまいなぁ。
そしてクリスかわえぇ。
134名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 20:02:25 ID:NvEC/6gP
何という、擬音師。ぐっぢょぶ!
135名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:57:24 ID:21CdagK+
根津美紀
140〜150 B/70 ショートヘヤー
小林音々
160前後 83 ショート
1361:2007/10/20(土) 00:34:36 ID:DMI9shCI
 目を開けると仰向けの状態の身体を体育服の女の子が馬乗りにまたがっていた。
 目覚めたばかりで意識ははっきりとはしていなかったが、その美少女が誰であるか分かった。陸上部の根津美紀。なので彼女が体育着なのも当然だった。
 そこまで思考したところで再び睡魔が襲ってくる。今は睡眠のほうを優先したかった。
 瞳を閉じた後、突然に口内を犯される。
 力の入らない状態の陸奥五郎は抵抗もなく相手の思うようされた。

「ぷはっ、お姫様のキスですよ。起きましたか?」
「…ああ、なんとか」

 徐々に目覚めてきた思考は、まず体育着の下から両手を潜り込ませることを選んだ。美紀の肉体は多少蒸れていたが、特に気になることではなかった。
 小振りな乳房のためか揉むという行為よりも先端の乳首を指で苛めた。押し付けながらクリクリと乳首を捏ねると、美紀の身体は軽く震えた。時折、押し付ける力を力を強めたりして刺激を与える。

「ふぁっ…あ…ん…先輩」

 何かを求める瞳に五郎は察する。
 美紀の顔が近づき、再び口の中を犯してきた。激しく動く舌に合わせながら自らの舌を絡ませる。
 その時、ズボンのチャックが下りてあっさりと肉棒が取り出された。
 突然のことに唇を離す。同時にそれが何かに包まれた。温かみがあり湿り気が充満する空間。他にも上下の固い何かが当たる。そこで口の中に入れられたことに気づいた。
 いったい誰なのか確かめるために美紀の身体を右側に寄せた。

「なにをやっているんだ、音々。お前は呼んでないぞ」

 小林音々は顔を上げて微笑みながら裏筋を舌で刺激した。
1372:2007/10/20(土) 01:20:00 ID:DMI9shCI
「えっ、後ろにネネセンパイがいるのですか?」
 驚きながら振り返る。音々の存在を確認できたためか、身体を引いて自分から遠ざけようとした。
 口から肉棒を放す。顕わになったそれは半分ほど勃起した状態で全面が唾液で濡れていた。

「いや〜、愛しの美紀ちゃんを探していたら倉庫の中に入って行くのを発見したから、後をおってみればイチャイチャ乳繰り合っているところを見ちゃったわけなんだよ、こりゃ」

 話し終えると猫のように舐め始める。

「なら、見て見ぬふりでもして出ていけよ」
「だって、美紀ちゃんが私以外と愛し合っているのはムカつくじゃない。だから邪魔しに来たの」

 竿を手で扱く。加えて裏筋を舐めていた舌を鈴口を刺激し始めた。
 それに激高したのが美紀だった。

「私達の邪魔なんかしないで帰って下さい。先輩…五郎さんもそう思いますよね」

 先程の音々の話からレズビアンの誤解を恐れ、また親しみの意味も込めて呼称を変えた。前々から名前で呼びたかったので良い機会でもあった。

「ん。気持ち良いし、まあいいや」

 同意を求めていたのをあっさり拒否をされて呆然とする。気を取り戻すと、拗ねた表情で睨みつけた。

「…気持ち良ければどんなことでもいいんですね」
「こんな時に面倒なこと言うなよ」

 強引に唇を奪う。
 左手は彼女の後頭部に、右手は臀部を撫で始めた。
 口内を犯しつつ、ブルマの上から割れ目を擦る。
 美紀も愛撫に気分が乗り始め、積極的に舌を交わらせた。
 そのことに察した五郎は、左手を臀部へ移す。そしてブルマの中へ進入させた。
 美紀の驚く表情を見ながら秘所を見つける。迷うことなく指を入れた。
 臀部を突き出し、快楽に我慢をするように目を瞑って震えながら耐える。その姿が可愛らしく思い、調子に乗って出し入れを始めた。
 ビクビクと震える臀部は面白いように動いていたが、舌の動きは止まってしまった。
 一方、肉棒に刺激を与えていた音々は目の前に見える光景に大変興奮をしていた。
 五郎の指の出し入れによって変形をするブルマ。加えて、会館に反応する身体。
 頂点に達した興奮は五郎の肉棒に牙を剥ける。
1383:2007/10/20(土) 02:00:53 ID:DMI9shCI
 荒々しく頬張り、はしたない音をたてながら激しく上下に首を動かした。
 下半身からくる強烈な心地良さに思わず口を離す。
 このまま快楽に身を任せたかったが、相手が音々のためか負けるものかと美紀への愛撫を強める。
 臀部を揉んでいた手と秘所を弄っていた手を入れ替える。愛液によって濡れた指を菊門に当てて押し込んだ。

「ひゃあ!」

 身体を大きく仰け反らす。
 出し入れの度に今まで以上の反応をした。

「ああ…ひっ…そ、そこはだめ!」

 美紀のあられもない姿を見ながら、音々は肉棒を吸い上げるようにしながら激しく動かした。
 股間の我慢が利かなくなる。限界は間近だった。

「わ…わたしいっちゃいます。もういっちゃ…!」
「くっ、俺も」

 清掃に溜まっていた精液を解放する。同時に両方の指を奥まで入れ込んだ。
 美紀は全身を硬直させて声も出ない状態のまま達した。表情は快感に満ちていた。
 また音々は肉棒から射精される度に嬉しそうな表情で精液を口に含む。
 やがて勢いも落ちてくるが、代わりに全ての精液を吸い出そうとする。

「おい! 吸いすぎだ、アホ」

 しかし、五郎を無視しているために止めようとしない。また、アホと言われたことに少々ムッとした表情となり、両手で袋に入っている二個の玉を刺激した。

「くっっ! 強すぎだ」

 文句を言いながらも腰を震わせながら奥へ押し込もうとする。
 自分のテクニックに喜んでもらい、満足そうな表情で全ての精液を口に含んだ。
 肉棒を口から離し、口内を満たしている精液を舌で味わいながら緩やかに飲んでいく。

「ん…おいしい」

 ぼんやりとした表情で呟く。今の音々は幸せに包まれていた。
 そんな彼女を現実に戻したのは五郎だった。
 気が付いていない間に乗っていた美紀をどけて頭上に先程の借りを返した。
1393:2007/10/20(土) 02:11:32 ID:DMI9shCI
「いった〜。なにするのよ、人が良い気分に浸っていたのに」

 頭をさすりながら睨みつけた。五郎も股間を押さえながら睨んだ。

「強すぎだ、アホ。お前、ここは男にとってはデリケートな場所なんだから抑えろよ」
「なによ。最高に気持ち良かったでしょ」

 拗ねた声と表情。こちらとしては褒められることはあっても非難されるとは一切思わなかった。
 股間を押さえていた手を外して覗き込む。徐々に萎えてしまった肉棒が正常に機能するか心配だった。
 その時、背後から手が伸びて肉棒を捕らえた。
 驚く五郎を無視し美紀は勃起をさせようと扱く。

「するいです。一回も貰っていないんですよ」
1403:2007/10/20(土) 02:13:04 ID:DMI9shCI
終わり
めんどくさいからもう書くことはないだろう
非常に疲れた
141名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:46:26 ID:EWCzwpEQ
というか書きながら投下してるのか? そりゃ疲れるよ
GJという以上にお疲れ様だ
142名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 04:00:46 ID:meVtAYNz
GJかつお疲れww
リアルタイムに書いてるのかwww
143名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 19:10:47 ID:hm6sZY9g
GJ&お疲れさん。
夜中だったから良かったが、真っ昼間にやったらアレだったな。
144名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 01:32:59 ID:DcroYOC9
今週のバキ読んでこれってハーレムネタに使えんじゃね?
って思ったが想像したら無理だった。
145名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 03:30:38 ID:z6znEsfz
>>144
とある女格闘家がおりまして
ナニカの拍子にその強さが全世界に知れ渡り
俺より強い奴に会いに行く的なノリで世界中から女格闘家が戦いを挑みに来た
が当の本人はぶっちゃけマンドクセと言い出し同門の弟に勝てたら相手するという条件を出し雲隠れ
しかしなんということでしょう弟が伝承していたのは下半身の闘技だったのです

まで妄想した
元ネタ跡形しかねーw
146名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 17:03:24 ID:d0/pMMdX
GJしつつ
とりあえず何かに書いてからそれをコピペして投下したほうがいいよ。

そして、Haniwa更新ですよ皆の衆。
147名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 19:37:27 ID:wH3EUuc+
近親三昧、なんとか落としたんだが、2話だけで続きはなしかな?
148名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 22:41:37 ID:e8dH0X89
そういえば新ジャンルのオナホールの妖精がオナホールの妖精
アナルホールの子悪魔、妹、ラブピローの付喪神でハーレムだった。
ただ、これから個別のルートを作っていくのでハーレムエンドがあるか
どうかが不明なんだがどうだろうか?
149名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 11:13:23 ID:QWNN6llD
無いと思うぜ。
新ジャンル系はハーレムエンドにしないのが基本。

学園が男と誰かはあっても男と女の子達全員のエンドが無いだろう?
それと同じさ。
150名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:18:27 ID:7cIe8oeI
36時間も止まるとは珍しい。
151名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 15:55:12 ID:1l7sgXTb
皆新ジャンルかつハーレムを捜しておるのだ
我々は一夫一妻の常識からの異端者、基本的だからなどと諦めて居られぬ。

あるものは電子の海でサブキャラの離反に心削られ
あるものは自己の埋にヒロイン共存の道を探す

私は古き物語を尋ね歩いておりました。
152名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 01:18:24 ID:R/+V2SZq
ハーレム小説リンク集の、エロシーンがないものを見てて思ったんだ。
サイレントフェスティバルがアリなら、“蒼天”の“Dive to Heaven”もアリじゃないかって。
あれも立派にハーレムしてるし、面白いし。エロないけど。
153名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 08:44:10 ID:S0Vo/ztT
蒼天なら裏にエロあるよ
154名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 12:30:38 ID:tsC0esjo
多分蒼天違い
155はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:51:35 ID:3tatJpRS
投下しちゃうね

↓これキャラ


ミスラ:主人公

クリステスラ:反則的な生命エネルギーを内包する宝剣。人間になったり剣になったりする。人

間形態時は青白く光る長髪、伏し目がち、なげやり。
カリンザ:着物剣士。横暴、粗雑な外見に反して容姿の方は艶やかな黒髪、白い肌。
グリオー:召喚魔術師。魔術師特有の三角帽、その下はショートカット。ちょっとしたことです

ぐ怒る。
ラブラノ・オドケナウ:ネクロマンサー。金髪巻き毛、羊みたいな感じ。ツリ眼、キバ、乱暴、

わがまま。

ミルケロル:魔法使い見習い。ピンクの短髪くせ毛。よく指をくわえてあぅあぅいっている。天

然。ちびっこい。
ガニメロ:学者。黒髪寝癖、鳥の巣頭。どもる。ちびっこい。

エルサ:エルフ騎士。金髪、長髪。サラサラしたのが腰まで。眼は細い。
ギルジム・ティコネット:銃士。料理長。赤みがかった黒髪セミロング。
ヒスカ・クランクアイ:泥棒。青みがかった黒髪ポニーテール。近眼めがね、細い眼で睨むよう

に人を見る。よくヘラヘラ笑う。
ザラク・ニー:武闘家。黒髪。結った束を二つ肩から胸に垂らす。デコが広い。
ローキス・マルス:重戦士、でかい、バッサバサの髪。いつもぼーっとしてて、眼とじてるよう

に見える。
トロピア・ストランテ:遊び人。ピンクの巻き毛腰まで。冷え性。人のこと赤ん坊扱いする。
モナメテオ:自称大魔導師。ロリロリしてる。長髪。じじくさい。
ナキリコ・ニルバナ:僧侶。エロの大好きな娘。
シラカワ・ヨフネ:歌人。いつも寝てる。

マユー:謎の少女。白い髪白い服。14・5歳に見えるのに、精神の方は3・4歳。

ゾゾルド:銀髪、神父っぽい服。魔族。
ドルキデ:ツリ眼、銀髪、黒ワンピース。魔族。
キルソロ:銀髪、短髪、活発、イライラしてる。魔族。

ミルチア・マルキアデス:暗黒騎士。黒髪焦げ茶まじり。
156お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:52:46 ID:3tatJpRS

高台に3人の魔女がいる。影は妖しくたゆみ、かさぶたのように黒い。その眼は、たらふく血をすすったダニやしらみの腹の色だ。

「みつけましたよー、んふふふふ」

中央にいる銀髪の魔女は一見、人間に蔓延した宗教の聖職者を思わせる格好をしている。もちろん神をあがめたことなど一度もない。コレはただのジョーク、自分でも結構気に入っている類の、タチの悪いやつだ。

丸い帽子に分厚い教本。不気味な棺おけ肩に抱き、口からのぞくキバは肉食魚類のそれ。その視線はじっとりとモグラの戦車を追いかけている。もちろんミスラ達の乗ったバスみたいなヤツ。。



「ゾゾルド…コレ、命令違反なんですケドー」
「ぬあーにをいっとるのですかドルキデ、コレはチャンス!我等が神ドラディエラ様に日々のご恩をお返しするチャンスなのですぞ!!」
「いやだから命令違反なんですケドー」

ドルキデと呼ばれたのは、終始世の中どうでもいいオーラを撒き散らす少女。同じく銀髪、黒のワンピのミニスカート。

「んふふふふ、ハイハイと命令にしたがっとるだけが武将にあらず、そうでしょうキルソロ!?」
「……。」

キルソロと呼ばれた少女は黙して腕組み、明らかにイラついている。やはり銀髪、少年を思わせる容貌、格闘を念頭に置いた鎧に、野山を駆けずりそうな手足がついている。

はっきりいってしまえば彼女はドルキデが嫌いだった。ゾゾルドはまだマシ、それでもこの諦観少女の、舞台に上がらず人を見下す態度は殴ってやりたくなる。
彼女は嫌いなのだ。分をわきまえない存在はすべて嫌いなのだ。しゃしゃりでる者、怠惰に怠ける者、あきらめる者、斜に構える者、コイツラが全部いなくなれば、この世は少しはマシになる。彼女が心を許すのはそう…

「ドラディエラ様…」

3人の魔女は、魔族の長たる三貴神ドラディエラが部下ティラティスの部下のそのまた部下の部下の…要は一般兵だった。たまたま家から歩いて5分のところに7層遺跡があったため、主の命に応じてはせ参じ、主の命に背いて勝手に攻撃しようとしている。
157お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:53:27 ID:3tatJpRS

「全滅ですぞ!全殺しなのです!!」
「だからそんな命令はでてねーつってんですケドー」」

それでもゾゾルドがやるというならやるだろう、それが友人思いのドルキデにできること。彼女の目は、ゾゾルドを見るときだけ少しやさしくなる。

「コレ、いてーんですケドー…」
「どぁーいじょうぶですドルキデ、アナタの処女性はわたくしの口から将来のダンナさんに証明してあげるのでぇす!!」
「ですケドー…」

ドルキデはおへそのあたりに手をあてる。断わっておくが彼女はぱんつはいてない。ふるふると震えるまつげ、涙の雫。下腹に力を入れる魔族少女はなんたることか、その大きいとはいえない果肉の割れ目からまるまる肥えたミサイルを産み落としたではないか。

火薬を着床してミサイルを育む。それこそがドルキデの、人知を超えた異界の能力。

「……もうなれましたケドー」
「すんばらしぃぃぃいいいい!!!さすがドルキデ!あなたのエグゾセと私の力をあわせれば必殺!撃滅!!チリも残さず蒸発コレせしめましょうぞ!!」
「……うるさいなぁ…」
「なんですかぁキルソロ!?さては戦を前にぶるっとるのですかな、ぬははは、もらされよもらされよ!誰も気づかん!!!」

ゾゾルドが高らかに叫びつつ、つま先でもって、もっていた棺おけを蹴り飛ばすと、中からワラワラと黒い影が現れる。人の形をした、鎧の集団。どれだけつまっていたのか、ぞろぞろぞろぞろ…
見ればなんと、現れた影は一度整列。前に習えで列を整えてから、互いに互いと組み合って、見事な要塞、強固な戦車を構築する。異形の、巨大な鉄カブトムシ。

これぞ魔界のエンバーミング、魔界の組体操、死したる人間のオスを、超絶なパワーアップを施した上で犬にする。

「ぬはははは!!全滅です!全滅ですぞ!!」
「聞き飽きたんですケドー…」

「いわれなくてもやってやる……ドラディエラ様のために…」

キルソロのイライラも頂点に、右手一つで両のこめかみを押さえるように顔を覆い、ギリギリギリギリと歯を軋らせる。牙を研ぐ獣の音。その音は口からでなく、彼女の腹の底から響いてくる。

「私一人で…」

次の瞬間、少女が弾け、弾けた肉を中から飛びでた鎧が覆う。白い白い、骨の鎧。
これこそは魔界の外骨格。一騎当千、生者の肉を喰らい尽くす、死神の戦装束である。

いずれもとらぬ悪魔の申し子、ああミスラ、どうするミスラ。
158お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:54:10 ID:3tatJpRS


「んぁあああぁぁっあああ!!!」
「ふぎっ、あぅ、あっぐぁ…!!!大き…あうぅぅぅ」
「ふぁぁぁ、ゃぅ、なにこれ…こんな…こんなの…!!」

爆発した精液が3人の少女に降りかかる。痙攣の止まらないうち股、力の入らない尿道。あわれ魔族少女の面々は、精液で溶けたトイレットペーパーみたいにドロドロにされて半泣きである。

「…ぁぁぁあ、オレは何を…」

魔族であるから無垢とはいわない、だが確実に処女であった3人の魔女は、本能のまま一人でモンスターを蹴散らしていたミスラを強襲、2秒で返り討ちにあい、ひん剥かれ、ズコズコと前も後ろも犯されてしまった。
射精するだけ射精して、少しだけ冷静になったミスラの絶望感たるや、石筍の先に頭を打ちつけて死のうとするも、即座に回復、跡も残らない。不死者の自殺はただの喜劇だ。

「ぁぁぁぁあ、最低だ、最低だオレは…」

「ああ…ふぅ…はぁ…生きてますかドルキデ…」
「ミサイルより…大きかった…ん…ですケドー…ぅぁぁ」
「こんなの…初めて…はぅ」

肛門を締めようとしても、コポコポと精液の漏れが止まらないゾゾルドは、まだ潰された神経が回復しないのか、身体の奥に残った肉物の感触に時折ビクリと跳ね、甘い電気に身体をよじる。

他方のドルキデ、その目のウツロなこと。果肉から垂れる朱の筋。甘にがい蜃気楼に誘われて、もう一度ミスラのソレに蹂躙されたいと、心の底から望んでいる。身体の中で爆発したあの爆弾とその威力。

キルソロは涙。イヤなのに、身体の内側から逃げ損ねた快楽を求めて、その指は恥ずかしい場所をなでたりなぞったり。脊髄が砕ける音、内側からドロドロに液状化する感覚、全てが、彼女の未成熟な人生にはあまりに衝撃的過ぎた。

「わたくしはぁ…たった今神というものを信じる気になったのであります…あぅ」
「同感ですケドー…ぁ、や…やぁっ!」
「ごめんなさいドラディエラ様…キルは悪い子になりました…なります…ぁう」

3人は半ば夢の中で新しい主を眺めながら、ゆるんだ門から放尿した。



シャァァッァァァァアアア……
159お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:54:51 ID:3tatJpRS

「また次から次へと…」

エルサの艶やかな肌が、さすがにブチ切れそうだった。

カリンザやグリオーが行方不明なのはいつものこととして、途中で拾った白い少女、爆発をひかえたミスラ、魔族の出現…既に調教済み。
モグタンクにもはや足を伸ばせるスペースはなくなった。

「もうウチでは飼えません!捨ててきなさい!」
「そんなこといわれても…とりあえずコイツらの話を…」

「エルサ!」
「なんだティコ…」
「怪我人が倒れてる、冒険者みたいだ」
「うう…もうだめ…」

「ふぉふぉ、なんぞにぎやかになったのう」
「モナ、こうなったらお前にも働いてもらうぞ、ロー!魔族を警戒、ザラク!ヨフネをたたき起こせ!!殴れ殴れ!!」

ワタワタワタワタ

騒々しい中でもナキリコは物陰にミスラを引っ張り込む、探索から帰ってきたヒスカは汗も拭かずにミスラを押し倒す、あられもない姿のマユーをたしなめる、さらには…



「あの…キルソロ…ちゃん?」
「……気安く呼ばないでください」
「なんでついてくるの?」
「……だめですか?」
「いいけど…」
「じゃぁいいじゃないですか」
「なんで怒ってんの?」
「うっさいなぁ…」
「え?あ、ごめん…え?」

キルソロは距離を開けながら、うつむき加減でついてくる。その眼、相変わらずイライラして。

「認めませんから…」
「へ?なんて?」
「……レイプ魔」
「わぁあああああ!!!まったまったまった、なにを…」
「……ロリコン」
「落ち着こう…!話し合おう…な?な?」
「触らないでくれませんか」
「ひ、ひ、人聞きの悪いことをいうなよ…」
「そういうことをしたのはあなたじゃないですか」
「う…ぐ…」

まったくその通りである。
160お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:55:32 ID:3tatJpRS

「ごめんなさい」
「許しません」
「どうすれば…」
「はぁ?自分で考えてください」
「う…」

その怒り、はぁ?の部分で人を刺せそうな気さえする、まぁ、悪いのはミスラだし。

「そんなこといわずに…その」
「……。」
「こちらとしてはその…キルソロ…さんの意見を最大限尊重することで誠意を…」
「……。」
「見せたい…んだけど…ん?」
「目、つぶってください」
「へ?」
「つぶってください」
「ん…」
「かがんで」
「へ?」
「かがめって」

蹴り。

「あぐ…こう?」
「もっと」
「こう…ですか?」

さても、意味が分からないが逆らうわけにもいかない立場。キャラも忘れてへりくだり、背筋を伸ばして座して待つ。するとまもなく、聞こえてくるのは少女の吐息…

「……なにしてんの?」
「うひゃぁぁ!!…開けないっていったじゃないですか!!」
「…いや、一言もいってないけど…」

ミスラが見たのは、鼻先でキスしようかどうしようか迷いながらはぁはぁと熱い息を漏らす少女のドアップであった。そう、どういう理屈か知らないが、要は奇特な少女になつかれたのだこの正座のレイプ魔は。

「許してませんから!」
「ああ…うん…、こっちきたら?」
「……ヘンタイ」
「うーん…」

キルソロはまたキョリをあけ、ちょっと遠くからミスラについてくる。わからない、なに考えてるのか全然わからない。
161お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:56:20 ID:3tatJpRS
さて



とりあえずケルベロスの中に運ばれた怪我人は、騎士のような身なりをして、どうやらトラップにやられたらしかった。血の色をした呪いの文字が、少女の鎧を食んでいる。漆黒の鎧に黒い髪、わずかに焦げ茶。もはや流れ的に、確認するまでもなく女性である。

「何をしていたんだミスラ」
「あ…うん、ごめん」
「…まぁいい、さっさと脱げミスラ」
「え…?え?」
「キミの力で浄化するのが一番合理的だ。済んだらナキリコに引き継いでモナと修行、私は新米2人を見てくるから…いや、3人だったか…」
「別にキルソロはこっちでみてるよ」
「ああ、いい、もう…、なんでもいいやなんでも、たのんだ」
「エルサ…」

エルフのリーダーはトボトボしながらでていった。入れ替わり現れたのはモナメテオ。

「なんじゃカリカリしとるのうあの娘は、手伝うぞえ、ミスラよ」
「うん…」

仕方がないのでミスラがちんこをだす。キルソロ、チラチラ見る。外では爆裂音、誰かがバトル。

「やっぱこう…無抵抗な子にイキナリってのは…」
「なにをいうとるのじゃ、お主はワシが300年守った処女を3秒で散らしおったくせに…」
「いやそれは…」
「ふぉふぉ、まぁこの程度の呪いなら塗布するだけで消し去れようぞ」
「とふ?」
「胤を、じゃ」
「お…おっぱいに?」
「ほぅれ、グズグズしておるから顔にまで呪いが…」
「あ、あ、あ…さっきまで鎧の上だけだったのに…」

毒々しい黒い血管が、少女のほほ、くちびる、まなじりへと伸びていく。これはもうやるかたない、顔射顔射。

「ホレホレ、あいかわらずたくましいのぅ…はむ」
「うあ…」
「こ…コリャ…ワシにだしてどうする」
「ああーもう…」
「ん…あふ、ほれほれそこの童も、そんなほこりっぽいところでなにをしておるのじゃ…」
「え、…や、ちょ…」
「また奇異なものを拾ってきたのうお主…」

そういってモナメテオはキルソロの頭をナデナデする。
162お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:57:14 ID:3tatJpRS

引きずりだされたキルソロからしてみれば、自分よりちんまい少女に上から見られるのはどうにもやりづらいだろう、彼女のトゲのある性格は、突き立てることが許される相手にのみ成立するシロモノだ。

ぢゅぷ…ちゅぷ…

「いつも…こんなことばっかしてるんですか…?」
「いつも?ふぉふぉふぉ、いつものミスラはもっとがっついとるかのお」
「犯罪だ……」
「ち…ちがうぞキルソロ…!誤解だ、誤解なんだって」
「なにあわててるんですか?…バカですか?」

などというキルソロの言葉に覇気がないのは、どう見ても丸出しのちんこのせいだろう。彼女の視線は他所を向いてはちんこに戻り、他所を向いてはちんこに戻る。

「こんなの…こんなの…」

キルソロの指は肉茎にのび、触れるか触れまいか散々迷った挙句ひっこむ。再び伸び、亀頭に触れ、透明な糸に驚き、一つため息。

「おぬしきれいなくちびるをしておるのう」
「うぁ…な…なに…」
「若いのう、若いのう、すべすべじゃ…」
「あ…や…」

焦れたのか、モナは戸惑う少女に絡み、腕やフトモモの内側に己の四肢を挟み込んでいく。導くようにてのひらを開かせ、肉物へ。ようやくまともに接触したその手は、肉の外周を伝いながらゆっくりと上下、銀髪の少女は、自分の動きに魅入っている。


…………じゅ…ちゅぐ。……ちゅ……くち…く………

「お主、もうミスラの毒牙にかかったか…」
「ぁ…ん、はい…」
「気の毒にのう…はてさて」
「あ…あの…」
「ほぅれ、口をあけるのじゃ…一緒に……」
「ん……ふぁ……ぁ、やぁ…」
「せーのじゃ、…ほれ、せーの…」
「…ぁぅ…はい…」

2人のくちびるが、同時に迫り、同時に開き、同時に着肉。じっくりと、ゆっくりと。

ちぷ…ぶ…ぢぅぅぅ…ぷん。
ちゅぶぷ…っ。
ぢゅ…。
るろ…。ちゅ、…ちぅ。…ちゅっ。…はむ…ん。
……ぇふ、ん、…ちゅっぢゅぶ、ぢゅ、っぷ。ちゅぶ。
ぢゅぷぷぷ…ぷぷ…。
ちゅぽ。
っぁむ。…ん。…っふぁ…こうえふか?…ん、ん
ん、ぁ。…ふふふ、んぷ。
ちゅぷぷぷ…っ。
ちぅぅ…。
ちゅぼ。ちゅぼ…
ちゅぶぶぶ…ぇふ。けぽ。
ちゅむん。
ずぷ、ずぶぷ。ちゅずずずず…ちゅぱ。ちゅく、んぁ…
はむ…ん、ん、ん、あふ。
163お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:58:11 ID:3tatJpRS

熱い舌がねっとりと湯液を垂らし、れろれろともつれ、じゅるじゅるとフライパンの上の脂身のように溶け、ぷくぷくと気泡を弾きながら、るろるろと少女同士でだ液の交換をし、きゅぶきゅぶと尿道の精液をすすりつつも、ざらざらと表面全体でやする。

…ぢゅ、ずずず…つぷち。…ぢゅぢゅ。…つぷ…

「うぁ…」

そうして盛大に放出した精液はキルソロの頭からヘソまで満遍なく降りかかる。皆して予想外に熱中するものだから、当然、鎧の少女の呪いのことなど見事に忘れた。


・・・・・・。


「ぁ…ぁぅ…やぁ…動かないでください…動かないで…あ、や、動いちゃだめ!!」
「お、落ち着いてキルソロ…」
「いぁ…う、うぐ…キルって…キルってよんでくださいぃぅ…うあぅぅ…痛ぁいぃい!!!」
「うんうん、落ち着いて落ち着いて…キル…」
「う、ぁぐ…み、ミスラさん…!ミスラさんミスラさん!!!」
「うおお…なになにどうした」
「あっ、あぅ、ギューってしても…ぅぁ、や」
「ん?」
「ギューってしても…ぅぁ、あ、ふぇ、いいですか…ぅぅぅ」
「へ?なにを?」

ぎぃううぅぅぅぅううぅぅ

「あだだだだ!!!」

座位で、対面しながら、バカ力で、ギューッとされるミスラ。やわらかい胸がどこにもないせいで、肋骨が露骨に痛い。

「なんで…なんで、なんでこんな痛いの…っぁあぁぁぅぅ…!!!」
「いやなんでっていわれても…」
「うそつき…ぃ!!!ぃ、い、…うそつきぃぃぃぅ、…ぅぇぇえええん!!!」
「ついてない、ついてないよ…」

キルソロは泣き叫んだその口で、がぶりとミスラの鎖骨に喰らいつく。もちろん痛いので、一緒になって叫ぼうとしたその時、少女の口から牙がとれた。

「ふぁ、ぅあ、…ぅぇ?」
「あー、なるほど、つまり…」

クリステスラの力が、魔族の身体に浄化の作用を及ぼした最初の交尾と、人間になりつつある今とでは、何かしら勝手が異なるのだ。

「ふぐ…ぁぅ…ぅぁ…」
「ふぉふぉふぉ、愛いのう愛いのう…」

モナメテオは後ろから少女の尻の穴を舌でなぞっている。ゆさゆさと少女の身体を揺すり、傷口を広げているのはこの妖女だ。
164お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:59:01 ID:3tatJpRS


ちゅぱん、ちゅぱん、づぷ、じぷ、…ちゅく。
「ん…ぁ!?なに…はぅ…むぁ、ゃぅ…ちゅく」
ちゅっちゅぱ、ぢゅ、…ぢゅぅぅぅ…。ちぷ。
「痛いのは若者の特権じゃて…はむ」

うすい緑の髪が銀髪ととろけあう。見た目自分の方が乳臭いこの仙人少女は、戦車内の段差を利用して、キルソロのおでこ越しに彼女にキスを見舞う。キルソロがのけぞる形で上を向き、モナがそれを覗き込む形。
ミスラは銀髪少女の尻をつかみ、その目からはモナのつむじと、キルソロの白い下顎、それに絡み合う舌が見えていた。

「どうじゃ?はむ…そろそろ慣れてきたかの?…ちゅぶ…ちぅ」
「ふぐ…う、うぅ…ん、ん」

緑ぃ仙女は、とろとろとこぼれただ液をすくって、キルソロの胸にペタペタと塗っていく。小さな指に挟まれる乳首。ヌラヌラとてかっていく肌。

「う、ぅぅ…ぅぁ、ぅぅ…」

ほほ、鼻先、まぶた、はえぎわ。熱を帯びたモナメテオの舌は、もはや後の処理など考えずに、銀髪少女をよだれまみれにしていく。キルソロは目をとろりとさせ、両手で2・3回空をつかむと、ミスラの髪を見つけてわしづかみ。

「あだだだ…」
「ふぁ…ぅ、ふぎゅ…もぅやぁ…」

ミスラの胸の中に戻ってきた少女は、もういいですとばかりにモナメテオのちょっかいを拒否し、ミスラにおでこを擦り付けながら、それっきり黙ってしまった。



ぎぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…


・・・・・・。


―――そうこうしているウチに、モグラ戦車とりかこむ敵の軍勢はもりもりと数を増していた。明らかにレベルの上がった装甲、迫りくる魔人の力の余波で、本来眠っているべき者々まで起きだしているのだ。

ゾゾルドがもたらした事実は、一瞬にしてザクロ団の面々を凍りつかせる。

「ンフフフ、皆ドラディエラ様の到着を感じて殺気だっておるのですな…」
「ドラディエラ…?」
ティコが問う。

「魔族の長、三貴神が一人ドラディエラ様ですよ。あのアバズレ、宝剣奪取がどうのとぬかしとるようですが、なぁにミスラ様にかかれば一発で…」
「魔族の…長だと…!?」

時間が止まる。エルサの顔がひきつっている。
165お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 17:59:54 ID:3tatJpRS

「どういうことだ…詳しく話してくれ」
「詳しくも何も、魔族が扱えなかった宝剣を人間が手に入れたとなってはね、山だって動きますとも」

ゾゾルドは調子に乗ってしゃべりだす。エルサに、その内容が半分も聞けたかどうか。

「勝てると思うか?」とティコ。
「無理だろ…多分、今のミスラじゃ…」ヒスカが返す。

「狙っているのはクリステスラだけか?」
冷静なのはローキスだった。その言葉にはもちろん、少女を切り捨てることが含まれている。

「その他を見逃してくれるほど甘い女ではないですケドー」



広がる絶望感。エルサはティコを見て、ティコはエルサに、決断するのはあなただという。相対するには早すぎる敵。
ミスラが爆発するというだけで、エルサには結構重かったのに、最後に随分、身に余る危機が降りかかったものだ。ヘルザクロならなんというか、こういう重大な決断は彼女が下してくれるものだとばかり思っていた。

「…引き続きメルズヘルズを探す」

「迎え撃つのか…私たちだけで」
ティコの暗い顔。ザラクが応える。
「私たちの最大戦力がミスラとクリス。その力のせいで敵が追いかけてくるならやることは決まってるネ」
「ふんばりどころ、か…」
「まぁー、確かに、ここでクリスを切ったら、次なんて一生こないかもしれないな」と、ローキス。
「準備万端の人生なんかありゃしないネ」
3人は敵の集団めがけて走っていく。

「トロピア、お前はミルとメロ、それにマユーを連れて、最悪我々が全滅しても生き残る準備をしておいてくれ」
「エルサちゃん…うん、…わかった」



のろしが上がった。

戦車の周囲に、敵の魔法が炸裂する。予想外の威力。深々と開いた穴は下の階層に続いている。

「あ、あ、あ、ケルベロスが!!」

モグラとケルベロスを繋いでいたワイヤーが切れ、番犬は重心を失って落下、中には…

「あるじ!!」

クリスが飛びだす、よりにもよってマユーがつられ、ミルがちょろちょろ歩きだして押さえられる。弾丸の雨はやまない。飛びだしかけたエルサを、ヒスカが制する。

「私がいく!!」

崩落は止まらない。エルサはモグラを発進させ、ヒスカが、少女2人を腰に抱いて、帰還かなわず深い闇に飲まれていく。崩壊の音。こんなときミスラは、番犬の中で少女2人とセックスしてただなんて、口が裂けてもいえない。


・・・・・・。

166お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/10/25(木) 18:01:30 ID:3tatJpRS
このぐらいかな

ここまでー
167名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 18:12:41 ID:4wIvqBL2
>>166
リアルタイムGJ!
悪魔っ娘まで加わったかww
168名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 19:52:51 ID:pL7T2GOH
>>166
GJ!いつもえろえろですなw
169名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:10:52 ID:myKExdVW
>>166
今日も楽しませてもらいます
170名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:38:04 ID:TfP0X5hJ
ごちそうさま。
171名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:20:14 ID:MJoA0dxp
着肉イイネ!
172名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:41:58 ID:BHvvTtUc
変な話だが自分が弱っている時ほど彼女とかに優しくされると惚れ直したり
するよな。
現実の話じゃなくてあくまでSS内での話だけど主人公が風邪で寝込んだり
してるシチュエーションとかさ。
173名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:20:03 ID:mZGb5/vC
ご近所のもんすたあのようなハーレムもみたい
174名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:39:25 ID:pL7T2GOH
>>173
みた森たつやのか?でもあれ最後に親父の再婚相手ねとるからなぁ・・・逆の事されそうで怖い。
175名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:37:37 ID:frzG3Vf4
>>174
寝取られだけじゃなくて寝取りもここでタブーに近い扱いをされるのは
まさにそれが原因なんだよな、たぶん
176名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 08:29:48 ID:qzof9Zdo
俺達が必要としてるのは純粋なラブラブハーレムなんだよな
寝取りとかの余計な属性が読みたいor書きたい奴は、よそのスレに行けってこと
177名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 08:40:56 ID:5Zcz+V1o
まーたキ印が現れちゃったよ
ただでさえ人減ってる気がするのに…
178名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 14:33:51 ID:EqqafQ51
男は主人公一人のハーレム独占が見ている方も安心は出来るが
話の種類によっては他の属性も多少は必要になるのもあるだろうしな。
179名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 15:47:58 ID:RF7LBScD
いったん所有したら永久に変更が効かないとかそういう設定でフォローしてる作品も多い
180名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 16:30:29 ID:jZ93IGyP
>>179
アンドロイドだとかモンスター娘だとかで、一度主従契約すると変更できないとか
そういう感じか。

個人的に、ヤンデレ属性の娘も(上のみたいな設定的な裏付けはないが)同じような
カテゴリーに入らないかと思ってる。ヤンデレって、要するに惚れた相手に対する
依存心が異常に高いキャラがほとんどだし。主人公を殺される心配はあっても
他の男に寝取られる心配がないというような。

……ん、ということは意外にヤンデレとハーレムって相性いいのか?
181名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 17:34:56 ID:zvhbYDLl
ヤンデレは自分以外の女が主人公とイチャイチャしてるのに耐えられないと思う
182名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:40:28 ID:nVsIIj7v
じゃあヤンデレではなく主人公に依存ならばよいか?
嫉妬は邪魔だが妨害ではなく発憤
『あの娘がお口なら私は喉で受け取めるの!』
とか
『あの女(ヒト)の腸(ナカ)に?なら私は腑(ナカ)にっ!』
割腹しようと鉈か包丁か鋸にてを伸ばすも主人公に駄目といわれ
『私勝たないと捨てられそうで……
としおしおになった所を主人公にトロントにされたりはいかがか
183名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:06:52 ID:frzG3Vf4
>>182
愛されてるというのはわかるけど非常に疲れそうだな、そのハーレムはww
184名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:07:34 ID:EHrXJlZh
>>182
愛は深そうだよなw
ヤンデレになる一歩手前くらいまでの依存レベルで。
ハーレムの形にもよるだろうけど依存しあう関係というのもハーレム構築
になりそうだわな。
他の男とは違う「何か」があるからくっついているんだろうし。
185名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:12:20 ID:3yjBkLkK
たまたま寄った先でハーレム発見。エロ無しだけど。
女性の求めをエロカッコ良く押しとどめろ!2制止目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/l50
186名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:28:48 ID:oSuDHjAS
>>185
えっと……どれ?
187名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 22:46:53 ID:DUZNOnhu
飛んでみて今読了した
>>108からの奴だな
男が同一人物っぽい
188名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 03:33:56 ID:BzcTO5Kx
>>180
「あの泥棒猫を〜」とか言って、
主人公に近づく自分以外の女を第三者に強姦させたりとかはあるけどな
寝取り寝取られとは違うが、女キャラが他の男に○られる可能性はある

>>182
それ、多分同じことを繰り返すうちに段々エスカレートしていくんじゃないかな
主に二番目的な意味で
しかしハーレムの主なんてただでさえ精力の消耗激しいのに、
精神的な疲労まで加わったらあっさり死にかねんな

腹の上で
189名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 03:35:08 ID:BzcTO5Kx
sage忘れスマソorz
190名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 05:58:33 ID:2xHVRZ6E
シスプリあげ
191名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 05:59:41 ID:2xHVRZ6E
誤爆スンマソorZ
192名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 11:47:29 ID:xFWSM1Ki
尻の位置が高すぎるな。
まるで犯してくださいと言っているようなものだ。


orZ
orZ
orZ
orZ

こうすればハーレムっぽくなる。
193名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 13:01:43 ID:pG0NrQgI
>>188
ヤンデレは男の都合を考えてくれんからなぁ…
194名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:25:01 ID:0SDGAw4S
>>192
or2
or2
or2
or2
195名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:25:52 ID:0SDGAw4S
うわ・・・、なにかマジでエロっぽくなっちゃった
196名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:42:44 ID:2CXCsxgX
>>193
男の都合を考えつつヤンデくれれば完璧だな
197名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 17:07:58 ID:myJ/gnG/
それヤンデレじゃなくね?
198名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 17:18:53 ID:viOaAtbH
ならリンクにあるこちら魔導協会総務課に学べるかな?ヒロインの一部はある意味病んでるし
つまり主人公に殴る蹴るして発憤・・・ハーレムらしくないな。
あ、間違った方向に出し抜こうとするのでもいいのか。腐った野菜やら逆さにつった鶏やらを送りつける・・・ちとつらいが
199名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 17:45:55 ID:xFWSM1Ki
>>194
type-A

「ねぇ、早く入れてェ〜」
「あん、最初はボクからだよっ!」
「わたし、もう我慢できません! 早くくださいっ!」
「だめだめっ!こういうのは先輩のあたしが先よっ!」

「よ〜しおまいら、そこに尻を並べろ! 一番美味しそうなヤツから犯してやるぜ!」


type-B

「せんせぃ、ごめんなさい」
「もうしないから、ゆるしてぇ・・・」
「もう、けんかなんかしません!」
「なかよく、ご奉仕しますからぁ・・・」

「だめ、許しません。バツとして、そこでみんなお尻並べて、エッチな言葉で先生を誘ってみなさい!」


type-C

「うーむ、壮観だなぁ。生徒会長に茶道部部長、チア部の新入生、それに、我が校のアイドルが俺の前に尻並べ!
 これがドラエモンから借りた『夢風鈴』のちからか・・・」

「zzz・・・」
「zzz・・・」
「zzz・・・」
「zzz・・・」

「さすがにみんな寝てると、反応がなくて寂しいなぁ・・・」
200名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 17:48:32 ID:/8j7A288
>>193
まあ、ハーレムも女の都合を考えているとは言い難いけどな
ハーレムを構成する女を殺ったりは間違ってもしないけど

>>198
詳しく
201名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 20:04:25 ID:Wy90+MZg
ハーレムは設定自体で修羅場の火種を抱えてるからなぁ
下手に他の属性を混ぜるとすぐに修羅場が起こりなねない。
原則として「修羅場が起こらない」のがハーレムなのだと愚考するのですよ
202名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 20:15:58 ID:UHk+Ox4q
いやいや、ヒロイン同士の確執や駆け引きや競争もよいものですぞ。
もちろん死亡やらイジメやらで「脱落」するヒロインでないのが大前提ですが。
203名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 20:50:09 ID:xZnBugHS
同じく剛速球だけは満足できなくなり、多少の変化球もありかなって思う
ただ、どの玉もストライクはいること前提でね
204名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 20:53:43 ID:UHk+Ox4q
そのたとえで言うなら、ひとつふたつのボールならとくに問題としない。
ただし危険球は退場だ。
205名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:02:35 ID:9Z4SCN5u
てめえに職人を退場させる権限はない
206名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:47:45 ID:xFWSM1Ki
くそう、やはり or2 では流れは変わらんかったか。

んじゃあ、さらばだ。
207 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 22:51:13 ID:CPc52O2s
ヤマなしオチなしイミなしプラスエロなしなんだが、
ちょっくら投下してもよいだろうか?
あと初心者だからなんかミスるかもなんだけど。
208名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:54:40 ID:0tiyAlcz
もちろん
209名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:55:04 ID:myJ/gnG/
Just do it.
210 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:00:23 ID:CPc52O2s
ありがとう、Thanks.
それじゃあこれより投下する。
211無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:02:15 ID:CPc52O2s
 薄々、気づいてはいたのだ。
 どうもおかしいな、という程度には。
 そして、納得していたのだ。
 まあこんなこともあるかな、という程度には。

 学園に行けばメイドさんがいて。
 家に帰れば自称探究者――なにを探究しているのかはもちろん知らない――がいて。
 蹴れば崩れそうなアパートの大家さんは日本を代表するような大企業のご令嬢で。
 長髪とメガネを常備の友達が実は女の子だったりして。
 たまに学園の中を箒にまたがった女の子が飛んでいたりして。

 そんな非科学的なことがあるわけないだろ、と思う反面。
 それでも、まあ、広い世の中、こんなこともあるのかもしれないなあ、と、半ば本気で、思っていたのだ。
 どうせ自分とは関係ないし、関係ないならなんでもいいや、と半ば投げやりになりながら、納得していたのだ。

 でも、さすがに。
 色白の女の子に首筋を咬まれているいま現在。
 現在進行形で血を吸われているらしい、いま現在。

 メイドさんは許そう。なんか妙にかわいいし。
 自称探究者も許そう。変人は嫌いじゃない。
 深窓の令嬢も許そう。素直な子は好きだ。
 男装の友達も許そう。女だったとしても友達であることは変わらない。
 箒の女の子も許そう。毎日、下からしか見えない絶景をありがとう。

 けれども。
 さすがに、これは。
 吸血鬼は、守備範囲外だ。

「――ああ、寒い」

 呟いてみたものの、本当は寒いというより冷たい。
 指先が、目の奥が、首筋が。
 足音もなく、ただ虫が這うように、自分の寿命が近づいてくる。
 いや、俺が近づいているのか。
 そこで待っているものに。
 ずっと待っていたものに。

「――死ぬ、のかな」

 死ぬんだろうなあ、とぼんやり思う。
 俺がなにを呟いても吸血鬼の女の子は反応してくれないから、自分の問いには自分で答えるしかない。
212 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:04:48 ID:CPc52O2s

 死ぬのが恐いのか、というと、それは、たしかに恐い。
 そもそも小学生のとき予防注射から全力で逃げた俺だ。
 あらゆる罠とあらゆる抜け道と持てる体力と持てる知力を使って大人五人から逃げ切った俺だ。
 道端で「おい、へたれ」と呼びかけられたら間違いなく振り返ってしまう俺だ。
 恐くないわけがない。

 でも、それとは違う気がした。
 よくはわからないけれど、なにか、違う。
 死ぬのが恐いというよりは、他人事のように、悲しい。

「……まあ、でも」

 顎が震えて歯が音を立てる。
 寒いのか、恐いのか。
 きっとどっちも正解で、どっちも正解のひとつでしかないのだろう。

 寒いし、恐いし、悲しい。
 でも、まあ、それでも、食べ物を買う金もなくなってのたれ死ぬよりは、遙かにましな死に方だろう。
 吸血鬼とはいえ、誰かが俺を殺したいと思って、それが成功したのだから。
 吸血鬼だか猟奇殺人鬼だか知らないが、俺がここで死んだら彼女は喜ぶだろう。
 目的を達成して、喜んで、そのあとどうなるかはわからないが、少なくとも誰の意志でもなく死ぬよりはいい。
 道端でのたれ死ぬなら、いらいらしている人の気晴らしに殴られて死んだほうが、まだ有意義というもの。

 満足なのかもしれない。
 こんな死に方ができて、俺は、満足しているのかもしれない。
 ただ死ぬ間際の恐さを紛らわせるためにそう考えているだけかもしれないが、それでも俺はたぶん、笑っている。
 笑いながら、そして、死んでいく。

 さようなら、この世界。
 こんにちは、あの世界。

 ばいばい、みんな。
 久しぶり、父さん母さん。

 ――それじゃあ、いままでありがとう。
 ――そういうわけで、これからよろしく。



     ◇
213 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:06:24 ID:CPc52O2s
     ◇



 目が覚めたときから、微かな違和感は感じていた。
 三時半になったらいつも憎らしいほど的確に脳をシェイクしてくる目覚まし枕が、今日は震えていない。
 おかしいな、と思いながら目を開け、手探りで枕元の時計をたぐり寄せようとして――また、違和感。
 手が動かない。
 ついでに、目も開かない。
 そう気づくととたんに腕がかゆくなった。

「――に、これで大丈夫なの?」

 目は閉じられても耳は閉じられない――ああ誰だっけ、そう言ったのは。
 まったくの暗闇、身体中の感覚が喪失してもなお、耳だけは正常に機能していた。
 ただ、とても遠くから聞こえているような気がして、言葉は聞こえるのにどんな声なのかはよくわからない。

「――大丈夫なはず、としか言いようがありませんけれど……」
「魔法使いなのに――空だって飛べるのに、こんなときはなにもできないなんて……」
「わたくしだって、そうですわ。いくらお金があっても、いくら人が動かせても、そんなことなんの意味も……」
「無力なのは魔法使いだろうと金持ちだろうと同じ、ということだよ。もちろん、探究者たる私もね」
「ひーくんはいつも助けてくれたのに――僕は、なにもできないなんて」

 でもな、と俺は動かない口を動かしたつもりになりながら呟く。
 でもな、きっと、想うってことは実際に行動するよりもずっと大切だ。
 想いがなければどうにもならない。
 たとえ行動ができたとしても、想いのない行動に、きっと意味も意義もない。

 だからおまえらはすげーんだぞ、と言ってやりたかったが、声は出なかった。
 人の枕元でくっちゃべっている彼ら――彼女ら?――が誰かは知らないが、すげー奴らだということはわかる。
 誰かに想われるより誰かを想える奴のほうがすごいのは常識だ。

 ――ああ、すっきり。

「……っていうか、もう、動けるはずなんだけど?」

 うん?
 あれ、そういえばかゆかった腕がなぜかすっきり。

「――あ」
214 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:07:32 ID:CPc52O2s
 目を、開ける。
 そもそも赤い瞳を真っ赤にしているメイドさん。
 シニカルな表情を崩してじっと俺を見下ろしている自称探究者。
 頬に手を当てて悩ましげに眉をひそめているお嬢さま。
 顔をくしゃくしゃにして肩を震わせているしましまパンツの女の子。
 メガネの奥の大きな瞳いっぱいに涙を溜めている友達。
 そして、

 白い八重歯を見せる青い目の吸血鬼。

「ひー……くん?」

 まず、最初に呟いたのは男装の令嬢を地でいくハヤ。
 その声を飛び越えるようにして抱きついてくる箒が得意の魔法少女イコ。
 呆れ顔でため息をつくのは、いつもなにかを探究しているエナ。
 抱きついてくることはないが控えめに手を握ってくるのは一松財閥の次期当主アイ。
 いつものように一歩後ろで優しく微笑んでいるのはメイド服が大好きなラトさん。
 その隣で、いいように言えば天真爛漫、悪く言えば脳天気に笑っているのは、名前も知らない吸血鬼。

 なぜか、みんな、それぞれ違う表情をしているのに、同じように泣いていた。
 その涙に、俺は思い知った。
 もう彼女たちは無関係ではないのだと。
 もう彼女たちを無関係だと済ませられないのだと。

 俺はその日、本当の意味で、彼女たちと出会った。
 この先、まるで出来の悪いマンガのような展開が続くことを、ほんの少しだけ、予感しながら。
215 ◆MFi1XRZQyw :2007/10/27(土) 23:11:24 ID:CPc52O2s
これで終わり、っていう。
なんていうか、スレをぼんやり見てたら無性に書きたくなって十分くらいで書いた。
いまは後悔も反省もしてる。

個人的には平和なハーレムが好きだったり。
なんつーか、みんな仲良しこよしで、
「ねーバレンタインどーする?」
「じ、自分の身体に塗ってみようかなー、なんて……」
「伝説の『Eat Me!』に挑戦する気!?」
みたいな。いやよくわからんが。
長々とすまん。
216名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:13:08 ID:AucSEeYO
>>215
後悔しているならば、反省しているならば、続きを書こう。
217名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:19:36 ID:myJ/gnG/
こっからがまたタイヘンなんすよ。あなたが、もし自称初心者を脱出してみたいのなら、
ぜひがんばって続きにチャレンジしてみて下さい。
218名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:22:59 ID:2rJke2xS
おいおい、アンタGJが懲役に加算されるなら今頃首くくってるぜ

吸血鬼はいいよね

今日はお返しにお前が噛めとかいいだしたらもうね
219名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 10:30:49 ID:xaRrHaRI
>ヤンデレ
多少なりとも男の都合に合わせたヤンデレとかは?
・・・・それはヤンデレじゃないという突っ込みは無しの方向で。
220名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 12:46:11 ID:KX8p2QzR
>>219
多分、主人公の前では嫌われたくない(他の女に差をつけられたくない)から猫をかぶりまくるけど、
裏では日夜血みどろの主人公争奪戦が繰り広げられることになる

そして表向きは事故や事件や失踪として扱われながら、
ハーレムを構成する女は一人、また一人と減っていく・・・・・・

いや、ヤンデレってどうしても殺し合いになるから、
それを防ごうと思ったら男が体張らにゃあいかんのだけど、
それをやると今度は男が殺される方向にシフトするから、正直言って手に負えませんw
全員が生き残り、かつ五体満足のヤンデレ作品ってほとんどないからなぁ・・・
221名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 13:58:21 ID:paCf93Sh
ナイフで刺される前に肉棒を刺して屈服させてしまえばいい。
222名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 15:12:05 ID:9FUWBrS/
主人公がギャグ体質の不死身系ならモーマンタイ
223名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:30:20 ID:z/NIgBRP
妖精やちっちゃい女の子スレでハーレム展開になりそうな作品あるんだけど、既出?
224名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:34:30 ID:iaorO7BU
>>221
多分、「どうして私じゃなくてそんな女と!」と言って別方向から殺られる

>>222
ヤンデレってシリアスというかホラーみたいなとこあるから、ギャグは馴染まないんだよなぁ
ギャグとか出る日常編から、段々女が怖くなっていく崩壊編に入るから
ちなみに、主人公が死なない、または殺されない場合は男を監禁して調教フラグが立つ
それがヤンデレ
ヤンデレは基本的に主人公よりヒロインが幸せになるようになってるので、
男主体のハーレムには向かんのですたい

つまり何が言いたいかというと、オレは>>182の前半がツボ

>>215
GJ!
225名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 20:38:48 ID:+O8wgsh1
>>223
まとめには載ってない。もちろん期待したいが、「ハーレムになりそう」か…
ハーレムになりそうでなってない作品はどのタイミングでスレで紹介すべきかよく迷う
226名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:07:32 ID:iMHiBW6R
ヤンデレねぇ・・・ヒロイン&主人公が超人ならいけるか?刺しても死なない監禁されても自力で逃げられる。でもそれ正直おもしろそうにないしな・・・
さてどうしたものか
227無題-7 ◆PRLxNog8XE :2007/10/29(月) 00:08:04 ID:15iI9SFL
「くっ、もう逃げ切れないか」

 逃げた先が行き止まりだったとは運が悪い。しかも、室内だから、壁を飛び越える事が出来ない。

「あはははははは!」
「げげぇ!来た!」

 アレだけ引き離していたのに、もう追いついてきやがった。

「まってよぉ〜」

 迫ってくるのは、女、女、女。それぞれ……さまざまな服を着ている。

「………」
「見つけたー!」

 通路の隅に隠れていた俺は、遂に見つかってしまった。

「今行くからー」

 …後ろを見る、壁。左右を見る、壁。正面を見る、大勢の女。
 ここで待っていても、いずれはゲームオーバーだ。
 そこで俺は、せめてもの反抗として、迫り来る壁に突撃した……


       『ゲームオーバー』


「…はあ」

 折角いいところまで進んでいたのに、見つかるなんてヘマをやらかしたんだろうな?
 ゲーム画面はコンティニュー画面に変わっていた。

「やり直すか」

 小さく気合を入れながら、玄関のほうからするドアを叩く音から逃げるように、コントローラーのスターとボタンを押した。
 女性恐怖症の主人公が、女性から逃げ延びるこのゲームは、自分とまったく同じだと、心の隅で喜びながら、ゲームを再開した。

「南無三…」
228 ◆PRLxNog8XE :2007/10/29(月) 00:10:51 ID:15iI9SFL
すまん、保管庫を見ていたら、無性に書きたくなってしまった。
小説なんか書ける訳がない自分が、本能と煩悩のままに書いてしまった。
読めないところがたくあんあるかと思うけど、自分の都合で治してもらいたい。
今は、死亡寸前で人生何処で間違えたかなー?と思うくらい、後悔している。
掃除をしていないエアコンの上に積もったホコリより多く反省している。

もうね、こんなゲームがやりたい自分がここに居るんですよ。どうしたらいい?
すまない。空気を濁してしまって。
229名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:55:31 ID:B5aA8hhM
>>228
女性恐怖症なのにハーレムというとガールズザウルスが思い浮かぶ俺

主人公、現実逃避になってなくないかw
230名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:04:08 ID:hTpPA6fm
そう言えば『私設本棚』ってサイトにDQXのハーレムSSありましたよ。
ただ半年位更新してないけど。
231名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 01:48:54 ID:IxDM8Qvu
Arcadiaの18禁掲示板にある少女病が俺的におすすめ
主人公と女子高生4人組との開いたが少年誌のハーレム物みたいな感じ
色々エロい事はしているんだが、本番はまだ無しって所で更新停止中
232名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 02:25:10 ID:mgt/uz2F
>>231
あれは良いものだ。
233名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 03:53:16 ID:0fqyRKQr
>>228
該当一件しかしながらNG付きを記憶の限り紹介
検索単語『フリー』『童貞』『ツクール』
魔王は童貞のみ滅ぼせる、よって呪いで女が童貞喰いをした世界。
主人公は最後の童貞、世界をかけた鬼ごっこ
234名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 14:17:12 ID:Njd/8FPo
>>231
理想郷の中では、数少ない更新を心待ちにしてる作品の一つだなー
アレは何というかこう・・・読んでるとひどく、萌えるんだ
エロいしな

>>233
なんという羨ましい鬼ごっこだ
235無題-7.2 ◆PRLxNog8XE :2007/10/29(月) 17:31:04 ID:15iI9SFL
「とりあえず、逃げ切ったぜ」
 ふう、と息を吐き出す。
 あの大量の集団から逃げ切れたのは、奇跡に近いものを感じた。

「何処に行くか」
 上手く逃げても、隠れる場所がないと、『見つかり→捕まり→いただきまーす』ってなってしまうからな。
 隠れる場所も重要だぜ。何処に一派がいるか分からないからな。適当に入って、その場所に居たら、応援を呼ばれてしまう。それだけは避けなければ。

「あー、いたー」
 う、この間延びしたような声は、幼馴染で、俺の女性恐怖症の原因であり、一番最初に追いかけて来た奴だ。
 しかし、こんなにも早く見つかるとはな。
 だが、しっかりと対処はしてある。
 これから逃げようとする方向と逆方向を指差し、

「あっちに、おいしいカレー屋が出来ているぞ!」
「え!?本当!」
「おう」
「ありがとー」
 奴はお礼を言うと、韋駄天も舌を巻く速さで、走って行った。
 奴が、どんな事よりも食欲を優先する事を知っていた俺の勝ちだ。

「さて、と」
 とりあえず、実家に帰るか。


       『セーブシマスカ!?』


「コンクリートセーブ、でっと」
 ようやく、第一章が終わったぜ。
 しかし、相変わらず難しいなー。
 女の出現ポイントが毎回変わるし、選択肢が毎回変わるし、それによる今後の結果も毎回変わるし、各章が終わらないとセーブが出来ないのも辛い。
 どんなにやり尽くした奴でも、コンティニュー回数が最低二桁は行ってしまう、難しいゲームだ。

「おい、やっと一章かい。つくづく大変だねえ」
「そんなこと言うなよ。唯一の楽しみなんだから」
 ところで今いる所は、自分の実家だったりする。
 一日中絶えず叩かれる扉のある家ではない。
 あの家は、既に他人の物だろう。

「本当に捨ててよかったのかよ。あの家」
「別にいいんだよ。ここまで来るなら、お前を道連れにするだけだし」
「意外と黒いなお前!」
 ちなみに、今話をしているこいつも、女性恐怖症だ。自分と同じ理由で。

「で、このゲームだけか?財産」
「いや、ちゃんと、着替えも持ってきたし、貯金も全部下ろした。そして事実、住民票も書き換えた」
「しかし、そういうとこだけは、万全だな」
「色々と大変だけどね」
「頑張れよ」
「けど、女達がここに来たら道連れだぞ?」
「う、そうか。人のことも言えないな」
 そう。女達は、知らないところでも、たとえ、北極に来たとしても、あらゆる手段で追いかけてくるだろう。
 だから、ここも、安全地帯ではないと言う事。

「さて、行きますか」
「どこにだ?」
「役所へ」
「そうか…」
 電源を切ったゲーム機をバックに入れて、役所へと向かった。
236 ◆PRLxNog8XE :2007/10/29(月) 17:32:57 ID:15iI9SFL
>>233
やった事はありますよ。一応…

ありのままを撒き散らしているので、思いつく→書く→即投稿→後悔。となっております。
次は何処に行こうかなー?
237名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 18:45:41 ID:y4c3lw7D
>>236
次元界を渡るんだ
238名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:48:12 ID:We9IS8Jj
ハーレムものを書こうとして、一番悩むのが、女の子の名前。
日本人ならまだしも、ファンタジーものになると、思い浮かぶ名前もついついありきたりになってしまう。

で、相談。

『ダ』が付く、可愛らしい女の子の名前って、ないかい?
あと、『ブ』が付く可愛らしい名前。
239名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 01:59:41 ID:ExFpmL/E
240名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 02:06:17 ID:Tx57Ik59
>>238
ダリー
ブリジット
241名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 02:06:46 ID:We9IS8Jj
>>239
それがいまいちピンとこないから、このスレの住人のお力を借りようとしたのだが・・・

お騒がせしました。
242名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 08:08:27 ID:2pRnpcuB
ダリア(花の名前)
243名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 08:31:34 ID:372Tarrj
ブラッティマリーとかかな 人名だとあかほりさとる作品みたく何らかのジャンルで統一するの多いよね
244名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 09:59:25 ID:DdcXTQWv
ダイヤとブルーとか
245名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 10:32:59 ID:qSeKl9SH
>>238
こっちも参考になるかと

名前の資料館
ttp://www.geocities.jp/mt_erech_ave/data.html
246名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 10:52:02 ID:6Gtdl2HU
ダルメシアラ&ブルテリン
247名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 13:25:52 ID:m4ZkEybt
ダルメシアン&ブルテリア
248名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 20:42:34 ID:s+JtZIE7
出遅れて今更だけど…
ダイアナ
ブレンダ
とか?
249名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:09:34 ID:IMN8pQ1P
ダが難しいなぁ
よくあるっちゃよくあるけど、
人や何かの名前を適当に変えたり一文字抜いたり足したりしてみるとかは?

ブリューナ(ク)とかダヴィ(デ)とか
250238:2007/10/30(火) 23:25:40 ID:We9IS8Jj
いろいろとありがとうございます。

ファンタジー世界特有の、現実世界ではあり得ない系な名前、という方向性で考えています。
ブラウィナとか、ダルフィニアとか、ごろごろと言葉を転がしたりして。

出来上がりのSSは、いろいろと難しいので、警告付きになるでしょうけれど。


ちなみに、

イゼルスカ

ランゼルグ

この二人の名前は、女の子の名前には厳しいですかねぇ?
251名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:42:23 ID:a6nubtGY
>>250
本名はそれで、愛称は「イーズ」と「ラン」とか。
必ずしも常に本名で呼ばなくてはならないってワケでもないし。
俺は高校時代は本名よりもむしろあだ名で呼び合うような部活だったよ。人数が少なかったからかもしれないけど。
252名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:55:37 ID:WMKxCwpr
>>250
素人読み手の率直な希望をこぼすと、「覚えやすいのがいい」「性別がすぐ分かる」
ハーレムヒロインには意外と重要かも。キャラ立ちしてないと誰?ってことがたまにあるので。


そう考えると、カタカナヒロインの中にぽつんと刹那、とか、たま、とかの漢字・ひらがな表記が出てくるのは
ある意味嬉しい、覚えやすいので。
253名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:03:00 ID:lAv/2WQp
ブリトニー(アメリカの歌手。性はスピアーズ)
ダッキ(封神演義に登場する美女。漢字で書くと妲己)


なんてのもあるな
254名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:14:31 ID:sAtlCUFP
>>253
「封神演義に登場する」というより実在の人物なんだが……
まさかと思うが架空の人物だとでも思ってたか?
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%B2%E5%B7%B1
255名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:56:07 ID:T0e6Jyv+
でも封神演義に登場するのは間違いないんだしいいのでは?
256名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 00:57:59 ID:T0e6Jyv+
スマン、元の話を読んでなかった。忘れてくれ
257名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:35:10 ID:NNgzmzHw
>>250


ふーん、変な名前……………………………………ブフォッ!!

仕込みに気付いたときマジで噴いた
258名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:40:39 ID:welfxwiv
年がばれるなw
259名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:43:45 ID:EETF4Pvt
>>250
……そんな姉がミサイルに、妹が発射台に変身しそうな名前は……

…完成したSSがギャグ系ならなんとか。
260名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 01:49:11 ID:Tlz2srCs
ネタが分からんw
261名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 02:03:15 ID:15zoReBj
言われて気付いたwwww
宇宙から来た兄弟ならぬ姉妹ロボットかwww
262名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 13:10:35 ID:Qyjx6RNF
>250
何そのすごかが。
263名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 16:03:23 ID:mDV4d5pK
きっとなんたらシーマインとかいうに違いない。
で、〜℃マインか4マインとか(マインは単位)の何かを放つに違いない。
264 ◆PRLxNog8XE :2007/10/31(水) 17:13:10 ID:9ArLEZkg
続けて投降いたしまふ。
265違うトコ ◆PRLxNog8XE :2007/10/31(水) 17:23:14 ID:9ArLEZkg
「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」
「キェェェェェイ!」
「クワーーーーー!」
「ざ・2ちゃんねる!!」
「鯖よ止まれぇ!」
「くぁwせrdtfgy」
「ふじこlp;@:「」」
「おしーえてー」
「どらえーもん」
「ぬふぅ?」
「ふぁん!」
「高性能」
「包茎神」
「うぼぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁあぁあ!!!」
「ヌヌネネヌヌネネヌヌネネヌヌネネヌヌネノ」
「アイツのパンチラ伊達じゃない!だから次は絶対勝つために」
「僕は核弾頭は最後まで取っておくぅぅああああああ!」


 はい。只今友とゲームで遊んでいます。
 何故奇声を発しているのかは、ゲームに集中しすぎて口から涎が垂れるような人と同じ現象だと考えてください。
 でも、女達から逃げていたのではと言う疑問は簡単に拭えます。
 今現在、変な空間にいます。以上。
 女達がいないので、ゲームし放題です。ですが、流石に疲れてきたので、PCゲーをやっていると、何処からともなく、

「らめええええええええええええ」
 という、嬌声ともとれる"女"の声がした。
 ちなみに今やっているのは、リズム系のゲームである。
 自分は不審を買ったので、あたりを見渡してみる。
266違うトコ ◆PRLxNog8XE :2007/10/31(水) 17:24:06 ID:9ArLEZkg

『生で玉ねぎを食べている友』
『電源が切られたテレビ』
『熱を帯び始めたノートパソコン』
『ガタガタと震えているキーボード』
 ん?もう一度見渡してみよう。

『爆弾おにぎりを一口で食べる友』
『電気が供給されていないテレビ』
『蒸気が出始めたノートパソコン』
『ねっとりとした液体を垂らすキーボード』
 あれ?よく見渡してみよう。

『カルピス瓶(原液)を一気飲みをしている友』
『15型のブラウン管テレビ』
『くちゃくちゃと音を立てるノートパソコン』
『盛大に液体をふきだすキーボード』
 んー、変だな。

『でかいバケツ一杯のプリンを飲むように食べる友』
『1992年製のテレビ』
『液体が漏れ始めたノートパソコン』
『くたっとなっているキーボード』
 よく分からん。もう一回。

『まだ食べ足りなさそうにこちらを見つめる友』
『何処までも持ち運んでいたテレビ』
『ノイズが走り始めたノートパソコン』
『時折ピクッと動くキーボード』
 もう少しで分かりそうだ。

『じれったそうにモジモジする友』
『水に落ちても全く壊れなかったテレビ』
『イキナリ電源が落ちたノートパソコン』
『溶けかけているキーボード』
 あ、そうか。

「友よ、これをやろう」
「おお!これはカ○リー○イトじゃないか!ありがとう!」
 友は、感謝をすると、がつがつと食べ始めた。
 まだ、腹が減っていたのか。仕方の無いやつめ。
 さて、やり直すか…って、壊れてやがる!誰かが中に粘着性の高い液体を流し込んだな!
 あ〜あ、これで何台目だろう?それに比べてテレビは、未だに現役だぜ。

「そろそろ、帰ろうや」
 友が、言ってきた。
「せやな」
 こうして、壊れたパソコンとキーボードを変な空間に置いて戻りましたとさ。
267ある意味挑戦 ◆PRLxNog8XE :2007/10/31(水) 17:27:28 ID:9ArLEZkg
「…………………………」
「……」
「…」
「なあ」
「なに?」
「今回は地の文を出さないとか言う挑戦らしいぞ」
「へー」
「……」
「……」
「…」
「そう言えば、新しいのが出たとか聞いたよ」
「うん。これだけど…」
「……」
「………」
「ヤンデレ?」
「ううん。狂気」
「…………」
「…」
「ツンデレ?」
「ううん。高飛車」
「……」
「…………」
「エロゲ?」
「ううん。R-18もの」
「……」
「………」
「今までの?」
「うん」
「…」
「おっと、そろそろ時間だな」
「ん?帰るか」
「ああ」
「こうして"普通の"男二人はホテルへと帰りました」
「わざわざ強調しなくてもいいじゃん」
268 ◆PRLxNog8XE :2007/10/31(水) 17:31:10 ID:9ArLEZkg
ある意味、朴念仁。
次元界ときいて、思いついたのがこれ。全く違うと思います。
地の部分が無いとだいたい無言になる。さあ大変だ。
また頑張りたいね。

ちなみに、無題-7だけじゃ分からないから、題名を考えてみた。
「こんなゲームはいかが?」
よく分からん。これでいいかな。

海底でも行ってみるか。
269名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:28:44 ID:PIL97D7q
>>238
http://game14.2ch.net/cgame/1074420400
1の参照としてある所に欧州系100通り他
卓上ゲーム、TRPGというものはシナリオを自作する都合上命令の悩みは絶えない。
そのために古くから各種リストやジェネレータが多数生成されてきた、シナリオやキャラクター等とともにな。
マンネリズム打破や気分転換にも使える?
270名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 21:40:49 ID:PIL97D7q
ノーパソは人化してたのか若しくは沙耶の歌系なのか、なんともスレあってる?と聞きたいモノだが。
先に期待する、一歩踏み出す事にGJを
271赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:21:50 ID:4mT8oyQZ
ハーレム隊投下します。
今回で一旦区切りです。
272ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:24:09 ID:4mT8oyQZ
ベル
しょくぎょう:どうし(ねこみみ)
 とし:16さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:ばにら
 じょうたい:よくじょう


 じゅぼっじゅっぱ、じゅぶぶっ!

「あ、あぅあぅあぅあぅ……」
 ベルは目の前の光景にじっと見入っていた。
 自分よりも年上であり憧れだった三人の親衛隊の先輩たちが、この王国の最高権力者である王子の股間に立てられた肉棒にまとわり着いているのである。
「べろ、べろっ。やっぱり、閣下のは、先走りだけでも、すっごい匂いだな! べろっ、べろべろ」
 大きく膨らんだ亀頭の鈴口を舌先でほじくるように動かすのはベルの直属の上司でもあったランサー親衛隊チキータ。顔つきや表情は冷静だが、鋭い瞳は情欲に染まり鈴口から溢れてくる先走り汁を吸い込んでいる。
「ほらほらぁ、ガベロンさまぁ。このおちんぽの裏側。きれいきれいしましょうねぇ♪」
 ゆさゆさと大きな胸を揺らしながら、ガベロンの肉棒に顔を寄せ傘の裏を丹念にねっとりと弄るのはラクレット。艶ややかな表情とガベロンの傘の裏からこそぎ出した恥垢を美味しそうに舌に乗せ、肉棒から唇を離さぬまま口の中で味わう。
「もがごっ。もごご、もご」
 一番下でくぐもった声を出すのはミモザだ。先ほどまでぺろぺろと足を舐めていた口はガベロンの袋をぱっくりと含み、こりこりもごもごとくぐもった声を出しながら、精子がたっぷり詰まった玉2つを口内の粘膜と舌でやさしく転がす。
 三人が三種三様。思い思いの方法でガベロンを悦ばせようと躍起になっていた。この三人が昼間は何人もの兵の上に立ち、厳しく兵士たちを虐待一歩手前まで調教してたというのだから、人はわからない。
 ぺちゃぺちゃじゅるじゅると響く唾液の音にガベロンのうめき声が混じる。
「あああっ。うんっ……ラクレット、チキータ、ミモザっ。いいよっ。それぇ、腰に力が入んないや……」
 そうして名前を呼ばれた途端に三人はさらに愛撫を強くしていくのだ。
 ガベロンはリディアとルリに顔中を嘗め尽くされてべとべとだ。ガベロンは自分の胸板押し付けられるリディアの豊乳と顔や耳を這うルリの舌にさらに下半身の集中的攻撃に、脱力していく。
 そうしてぼふりとガベロンの上半身はベッドに倒れた。胸を掴まれていたリディアとルリも釣られて倒れる。
「あんっ、おーじさま。もっと、もっとわたしのおっぱいを虐めてくださぁいですわぁ」
 リディアの甘ったるい声と同時にガベロンの頭は、リディアの大きな二つのメロンパイに包みこまれた。
 むにゅぅぅぅぅ。
「おぼっ……。こ、これは……」
 大きな大きな白い谷間がガベロンの視界をすべて支配する。左右の頬肉が挟まれたおっぱいにむにゅむにゅされて、ガベロンは夢心地だ。
 そして、リディアが自らの双球を揉みしだく。自由自在にうごめくマシュマロおっぱいの母性的で心豊かなエロっちい愛撫に顔面の骨を甘さで溶かしてしまいそうなほどの快楽がガベロンの脳髄を駆け巡る。
 ちょっと、苦しいけど……。谷間の間は空気が薄いのではぁはぁと酸素を求めるガベロンの荒い息が行き場を上へ変えてひゅうひゅうとリディアの顎に向かって噴出していた。
「おーじさまぁの息、あっついですぅ」
 どきんどきんと胸越しに聞こえるリディアの心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響いている。
「ああー。ガベロン様の頭、おっぱいサンドイッチになってます」
「よし、じゃあこっちもおっぱいサンドだ」
 舌でつんつんと肉棒を突いていた、ラクレットとチキータはお互い目配せしにやりと笑いあうと、自分の軍服の胸元をがばりと開いた。ぷるるんと溢れ出す4つの乳房。
どれも、両手で収まりきれないほど大きくピンク色の小さなぼっちがつんと張っていて、ラクレットとチキータはそれを救い上げるように支える。
「せーのっ」
 ぶにゅぶにゅぅ。
 左右から合計4つのおっぱいをガベロンの肉棒を挟むように押し潰した。二人の大きな4つの果実が重なり合って、敏感な圧力を肉棒へ与える。
 2人のおっぱいは巨大だったが、それでもガベロンの肉棒は4つの重なり合った中心からちょこんと顔を出しており、ひくひくと
「おおおおおお……」
 おっぱいに挟まれたガベロンの顔から感嘆の声が上がった。
 母性や懐かしさがこみあげてくる感覚に腰が浮いてしまい、乳圧をもっと受けようとおっぱいの波を書き分けるようにガベロンは肉棒を乳の間にすり抜けさせる。
「あははっ、ガベロン様のアレ。ぴゅうぴゅうお汁を出してあたし達のおっぱいから、顔を出したり入れたり♪」
「もっと、良くしますね」
 チキータがミモザに合図するようにミモザの頭を撫でた。。

273ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:26:02 ID:4mT8oyQZ
 袋を口に含んでころころしていたミモザが、顔を上げた。おっぱいに挟まれたガベロンのモノを上から見下ろし、そこから顔を出す亀頭を眺める。
 ミモザの手がベッドの横に伸び、果実の入ったバスケットを掴む。その中からライチほどの大きさの青い実を取り出した。ひとつ、口の中へ。もごもごと口を動かし、ぷちりと歯で皮を破る。
 そして、口から割れた一枚の皮を取り出すと、もごもごと中身をいれたままの口をおっぱいの波に揺れる亀頭の真上へ。そのまま彼女は口をあけた。
「れろぉ……」
 彼女の口から出てきたのは、どろどろになった果汁。
 果汁は亀頭を中心にラクレットとチキータの胸周りにべどべどと落ちていき、それが二人の乳腺テカテカと光らせる。
「な、なんですかそれ……?」
 ミモザの様子を見たベルが、恐る恐る聞く。
「この果実の汁は、強い粘性と潤滑性を持っているんだ。この汁をかけて愛撫すると、私たちの唾液を使うよりも数倍、気持ちよくなっれっるっ!!」
 答えるチキータの言葉の最後は跳ねるような口調になっていた。チキータとラクレットの胸が潤滑汁によりその形をさらに大きく変形させ揺らし、ぶるんぶるんとおっぱいの波を高く強く揺らしたのだ。
 お互いの乳首同士が重なり、潤滑汁によってすべり擦れることで胸を合わせる二人も快楽を得ているのだ。
「あぁっ、それにぃ、予想外に滑ってっ、快感っ!」
 チキータの手がラクレットの胸に伸びると、ラクレットの手もチキータの胸へのびる。互いが互いの胸を揉み合って押し付ける行為。
「あんっ、もぉっ。チキータぁ、あんた、やっぱりぃ、おんなのこぉの扱い、うまいわねぇっ」
「ラクレットぉ、お前ぇ、またっ、すこぃしぃっ、大きくなっただろぉっ、うらやましいぞっ」
 顔を快楽に染めて、キスできそうなほど顔を近づけ、重なり合った胸を愛撫しあう。
その光景にベルは、股間がじんじんと熱くなっていくのを感じた。うわぁ、どろどろだぁ。呟く声にピンク色の艶やかさが混じりつつある。
 どろどろぐにゃぐにゃ暴れまわる乳の中心に居るガベロンの敏感な塔は、摩擦が大きくなりさっきよりも速く素早く愛撫される感触におふおふと声にならない声をあげる。
 皮が乳の上下運動と連動して、すべって亀頭をかぶったり吐き出したりする感覚は、唾液を使った時よりも何倍も気持ちよかった。腰砕け。
「あふぅ、あふぅ、ふぅー……もごご」
「あぁん、王子様ぁ、舐めていいんですよぉ、いっぱい、いっぱい舐めてくれてぇ」
 ガベロンが息苦しい中べろべろと舌を動かせば、リディアは喜んでさらにぐいぐいと巨乳を押し付けた。ガベロンの頭に手を回してロックするリディアは、やろうと思えば乳で圧殺することが可能かもしれない。
 それに負けじとおっぱいサンドをしている二人も動く。お互いの重なり合った乳首を4つの果実の中心へと集める。ピンク色のポッチ同士が真ん中の赤い亀頭へとキスした。
「えいっ、えいっ」
「ふふふっ、閣下の弱いところ、私の弱い乳首で、刺激しますっ……」
 亀頭の縦線からびゅくびゅく汁を流す赤い玉の傘を4つの乳首がなぞりあう。勃起して硬くなったそれらは指とは違う予想外の動きをして、ちょびちょびと竿を活性化させる。
 傘をなぞられる度にガベロンの尿道はびくびくとその管を広げ、射精のカウントダウンに向けてびゅくんびゅくんと猛々しく熱くなりはじめる。
 ラクレットとチキータが座っている部分は、どこからか溢れた汁でシーツをびしゃびしゃに濡らしていた。
 潤滑汁のぴちゃぴちゃという音と各人の荒い息遣いがベッドの上で重奏曲を奏でていた。
 おっぱいの間から間欠泉のごとく噴出す先走りを舐めるのは、上半身から移動して来たルリだ。ミモザはいつのまにかお気に入りのガベロンの足にポジションを移し、れろれろといつものように小さな口で親指人差し指の間を舐めている。
「そろそろかなぁー」
 ルリはてかてかにまみれたガベロンの亀頭をじっと見つめてわくわくした顔で呟く。
 確かに、この愛撫もはじめてから結構な時間が経っている。そろそろ限界が来てもおかしくない。
「ねぇ、ベルちゃん」
「は、はい。なんですかっ!?」
 ルリは呆然と見つめるベルの緊張を研ぎほぐすように声をかける。
 ベルの足を内股にしてもじもじとさいている様子に、最初の頃の自分を思い浮かべたのだろうか?
 くししと悪戯っ子のように口元を緩めると、ルリはおいでおいでと手招きをした。
「ベルちゃん。ちょっと、ここに顔を近づけてみて」
「こ、ここにですか?」
274ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:27:05 ID:4mT8oyQZ
 ルリはおっぱいが波打つサンドイッチの上方へベルの顔を持ってくる。ベルの十数センチ下には、我慢汁を噴出すガベロンのてっぺん。
「あ……あのー…、これって?」
「ふふふ。ベルちゃん。まずはガベロン様のに慣れて見ようかー」
 不安げにルリと挟まれた肉棒を交互に見るベルは、段々怖くなってきたのか顔を引っ込めようとする。それを姉貴分であるチキータが止めた。
「ベルっ、いいからっ、目を閉じずにっ、眺めていろっ、もうすぐだからなっ!」
 胸を揉まれながらのチキータに咎められ、ベルはどうしようもできず、結局てかてかと光るガベロンのを上から見下ろした。
「もうすぐそこからガベロン様の命の源が溢れてくるんですよぉ」
 ガベロンを胸に抱えたリディアは首を後ろに回して、あふあふと荒い息遣いのままベルに教える。
「命の源?」
「ええ、私たちはいつもそれをガベロン様から頂いているのよ」
「あふぅー。ジェシカ様もガーネット様も頂いてらっしゃるのよ。ガーネット様なんて床に飛び散ったそれをもったいないなんて言って舐め取っちゃうほどですわ……」
「え、それ本当なの?」
「見たことはっ、あるなっ、んぅっ」
 命の源と、言われ、ベルはここから飛び出すなにかに淡い期待を寄せたようだ。
「う、そろそろ、でそぉ……」
 ガベロンの息遣いがさらに荒くなり、大きく膨らんだ竿がびくりびくりと激しく脈動する。それにあわせて胸を合わせたラクレットとチキータの動きも激しくなった。
「ほら、もうちょっとよっ」
「ベル、目を閉じないでねぇっ、あんっ、あっ」
「お前一人に正面からっ、んぐぅっ、全て頂けるのだぞっ、ちゃんと受け止めろぉ、んはぁっ!」
「はい! 私。正面から受け止めます!」
「出るっ、出るっ、出るっ、もぐぐっ」
「王子様! 王子様! 王子様!」
「ふぅうっ、んはぁぁっ! ふぅあんっ! あああっん」
「んぐー…、ははぁ、ああんっ、閣下ぁっ、閣下ぁ、閣下ぁ! 閣下ぁぁ!!」
「…………っ!!」

 びゅぅぅぅぅぅぅ!!

「んぁっ、きゃあ!」
「出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 鈴口から噴出した精液は勢いよく天に向かって飛び、頂点に居たベルの顔面へびちゃぁとぶつかった。
 ベルの鼻頭に当たった白濁色の液体は四方に飛び散り、顔全体を汚濁に染めていく。その勢いに驚いてベルは思わず顔を離した。

 びゅううう。びゅるるっ、びゅるるんっ

 第一撃の後は、それよりも勢いが劣る精液が飛び、粘液汁で光る二人の巨乳に垂れ落ちていった。あたりがじんわりと独特の匂いで満たされてゆく。
「王子様の絶頂の時の表情ぉ。私独り占めですわぁ」
 リディアは胸に顔をうずめたガベロンに、恍惚として笑い母親のように頭を撫でる。

 びゅるるんっ、びゅるる……。

 ふぅ、と全てを出し終えて脱力するガベロンの下半身でラクレット・チキータ・ミモザの三人は早くも胸に飛び散った精液の舐め掬いあいが始まっていた。
「あははぁ、今日も……、素敵なほどの量ですわぁ」
「桃まんのホワイトソースあえ、だなぁ。ぺろ、ぺろ」
「果実汁と混ざり合ってる……。甘い……」
 精液を吐き出しぐにゃりと脱力させた肉棒をラクレットがちゅうちゅうと吸って、尿道に残ったわずかな精液も回収すると、チキータとミモザは頭を伸ばして乳にまぶされた精液を赤い舌で舐めあう。
「ぴちゃ、ぴちゃぁ、ふふふ、こうやって口の中で泡立つのが、たまらん」
「くっちゃ、くちゃ……」
275ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:28:13 ID:4mT8oyQZ
 しかもそれをお互いに見せ付けあうように、口の中を開けて音を立てて咀嚼しあう。さらには口まで合わせ、精液同士を口腔交換するのだ。
 顔面に精液を受け止めたベルは鼻から垂れる精液をぬぐうのも忘れ、その光景に見入っていた。
 優秀で憧れでもあった姉貴分と先輩があんな貪りあうようなキスを、それも女の人同士でしあうなんて!
「ベールちゃん」
 いつの間にか隣に居たルリに鼻頭を舐められベルはハっとする。
 ルリは、えへへとベルの顔についた汁をぺろりぺろりと舐め、目が合えば悪戯に成功した子供みたいな顔で笑う。
「これが……、命の源なんですか?」
「そうだよ。ガベロンさまの命の源。赤ちゃんの元」
 ベルは鼻頭からこぼれる精液をぺろりと舐め取ってみた。
「に……にがいです……」
 ぺろぺろと舐めあうので甘いのかと思った命の源は顔をゆがめるほど苦く、ベルは思わず吐き出しそうになる。
「あはは。やっぱり慣れないとダメだよねぇー……。こっちに顔向けて。私が舐め取ってあげる♪」
 しゃぷっしゃぷっしゃぷっ。
 ルリのピンクの唇がおでこに触れた。そこから啜る音と共にベルの顔を滑っていく。くすぐったくてルリが目を閉じると、その瞑ったまぶたの裏をちゅっちゅっと啄ばむように吸われていった。
 優しげなキス。ああ、気持ちいい……。
「ふふふ、恍惚って感じね。ベルちゃん……」
 ぽわぽわと頬が赤く染まり、ベルの表情もゆるんでくる。あの潤滑果実のせいだろうか。あの果実は、実は匂いにとても強力な催淫効果が含まれているのである。
 何度も使ったことある親衛隊員たちはすでに耐性が出来ているので平気だが、あれは初めて間近で見て匂いをすぐ近くで長時間嗅いでしまったベルには効果抜群であった。
 ベルはふにゃふにゃと愛のついばみに夢中になってしまったのだ
「どうです? 王子様。ベルちゃんも仲間に入れてあげましょうか?」
「んぐーっ、んぐーっ!」
 リディアの胸でガベロンは一際大きい興奮の声を漏らした。



 ベルはベッドの上で憧れのお姉さまであるチキータに支えられる。
「お姉さま……」
「ベル。今からお前を私たちの姉妹にしてやろう。いいか?」
 姉妹、という言葉にベルはぱぁぁぁっと顔を輝かせた。場に飲み込まれたとでも言うのだろうか、先ほどまであった恐怖感は消え去っていた。
「はい、姉妹になります」
「ほら、ベル。閣下と姉達にお前の全てを見せてさしあげるんだ」
「はい……」
 服を脱ぎ捨て、真っ裸になったベルはチキータの胸のまくらに後頭部をうずめ、自分の全てをベッドの上に居る皆に曝け出していた。腕はチキータにとられ股は大きく開脚させられている。
やはり心の中ではとても恥ずかしいのだろう。顔は真っ赤になって瞳は切なげに潤んでいた。
 中心に居るガベロンはもちろんのこと、ラクレット・ミモザ・リディア、そしてルリ。全員妖艶で快楽に支配された顔でベルの体を眺める。
 ベルの体はチキータやラクレットと比べ、幼児体型と言っても過言ではないほど小さかった。
 この中でいままで一番貧乳であったミモザを大きくリードして『ぺったんこ』と言う擬音が似合いそうなほどの平べったい胸には、可愛らしいピンクのラズベリーがぴょこっと2つくっついているようだ。
 下へ目線を移すと、両足の付け根に綺麗な一本線のたてすじ。毛は生えておらず、そこから溢れている水がきらきらと光っていた。幼子のような
 しかし、すべすべとしたきめ細やかな肌と、腋の下から腰まで至る緩急の無い幼げなラインの体つきは、禁忌じみた魅力となってガベロンの心をわしづかみにする。
「綺麗だよ。ベルちゃん……」
 思わず呟いたガベロンの言葉にベルはいやいやと首を振る。
「御免なさい。ガベロン様……。お姉さまと違って、貧相な体で……」
「いや、全然そんなことはないよ」
「そうですわ。とっっても可愛いですわ」
 リディアの母親のような笑顔に、泣きそうになっていたベルの表情がいくらか緩和される。
「その証拠に見てみてよ。閣下の愛棒……♪」
 先ほど、あんなに出したばかりだというのに、ガベロンの肉棒は大きく膨張し反り返ってどくんどくんと音が聞こえそうなほど脈打っていた。
「お前の体に興奮してくれているのだ。ベル」
「あ、ありがとうございます。ガベロン様ぁ……」
 チキータの手がベルの下半身に伸びてゆく。細くてたくましい指が綺麗な縦線をなぞると、ベルの細やかな声とちゅぷちゅぷという水音が溢れていく。
「ああん……お姉さまぁ……」
276ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:29:03 ID:4mT8oyQZ
 無抵抗のベルの下でチキータの指は線を何度か往復し、粘りとした蜜にまみれてきたところで人差し指と中指を縦線に引っ掛けるとゆっくりゆっくりくぱぁ……と開かせる。
 綺麗な縦線を割って出てきたのは綺麗なピンク色でとくとくと蜜を吐く、幼げな初々しい膣口だった。ルリがひゅぅと口笛を吹く。
「ベル。ガベロン様にお前でさえも知らない恥ずかしいところを見られているぞ。気分はどうだ?」
「み……見てください……」
 てっきり抵抗するか、恥ずかしさに嫌がるかと思ったが、意外にもベルの欲求の言葉を口にする。
「ガベロン様ぁ、わたしでさえも知らない、恥ずかしいお○んこ……、穴が開くまで見てくださぁい」
 熱に浮かされたベルの表情は、快楽を求める要素が強くなってきた。女性器の呼称も口ごもることなく自らばんばんと連呼し始めた。
「お○んこぉ、はじめて見せちゃいましたぁ……、ガベロン様にお姉様ぁ……、これがベルのお○んこですぅ……。どうぞ、自由にお使いくださぁい」
 ベルの身悶えっぷりと代わりように親衛隊の4人は顔を見合わせた。
 そんな中、ガベロンは無言で全裸のベルに近づいてゆく。
「ベルちゃん……」
「が、がべろんさま……ん、んちゅ……」
 ガベロンとベルの影が重なった。唇を重ね合わせただけのキス。欲望のキスではなく、気持ちの、愛情のキスだ。
 ベルにとっては、男性相手でのファーストキスだった。
「……ベルちゃん。いくよ?」
「はい……来てください」
 口を離した後、ベルの心の中はガベロンでいっぱいだった。心の底まで彼女はガベロンのモノへとなってしまったのだ。
 もはや、彼女がガベロンを裏切ることはないだろう。こうして、ベルは本当の意味でガベロンの親衛隊となった。
「うううう……」
「んんんんんっっ!!」

 ずずずずずず……。

 ガベロンの肉棒がベルの縦線に吸い込まれていった。ぶちりという音と共に、重なり合った性器から赤い純血の証が垂れていく。
 ベルの体は痛みに震えた。体の芯を張りで突き刺された感覚と下半身から昇ってくる異物感に思わず悲鳴を上げそうになる。
(んぐっ、き、きつぅぅぅぅう)
 ガベロンも悲鳴を上げそうだった。ミモザたちの時とは比べ物にならないほどの小さなベルの膣は、肉棒を突き入れるだけでもかなりの抵抗で締め付けてくるのだ。
 奥まで全て入った時には、根元から圧迫してくる流動する膣にすぐにでも果ててしまいそうだった。飛び出しそうになる精液を、肛門に力を入れてなんとか食い止める。
「うふふ。おめでとう。ベルちゃん。これで、身も心もガベロン様のものだね」
「おめでとう、ベル」
「おめでとう」「おめでとぉー」「おめでとう……」
 ベルの純血とぽこんと肉棒の形に膨らんだ下半身を眺めながら、ルリたち親衛隊員は笑顔で口々に賞賛の言葉をベルにかけた。
 彼女たちも昔は、このようにしてガベロンの女になったのだ。自分の時と今の破瓜したベルと重ね合わせているのだ。
「あ、あ…りがと……、うござ…い、ま、すぅぅ……。お姉ぇ、さま…た、ちぃ……」
 苦しさに顔を歪め、グリーンの瞳からはぽろぽろと涙を溢れさす。しかし、心の中は悦びで満ち溢れていた。その証拠にぎゅうぎゅうと締め付ける膣はきつめながらもガベロンを悦ばせ快楽を与えるべく、蠢いていた。
「大丈夫か? 痛いだろうが、我慢したまえ。すぐによくなる」
「は……い、お姉…様……」
「王子様。動けます?」
「ん、なんとかね」
 ゆっくり、ゆっくり、ガベロンは腰を動かす。
 初めての挿入にベルはガベロンが腰を動かした途端、イってしまった。しかし、それだけじゃ終わらない。呆然とした意識はすぐに現実に戻され、すぐに異物の刺激に絶頂へと押し上げられるのだ。
「ベルちゃん、すっごい感度がいいですわねぇ……」
「3秒ごとにイってるよ……」
277ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:30:23 ID:4mT8oyQZ
 ルリとリディアはお互い顔を見合わせ、ベルの表情から感想を言い合う。
 対する経験豊富なガベロンもあまりの快楽に眩暈がしそうだった。
 きつきつの膣はガベロンが腰を引いただけで、肉棒に絡みつくように無数の突起が離すまいと手を伸ばすようにして抜かれていくのだ。
 反対に腰を押し込めば、こんどは挿入を拒否するかのように閉じた口が肉棒を摺り上げ、奥まで届いたときは子宮口にキスされる。
 そして、ベルがイくたびにきゅぅぅと力いっぱい肉棒が締め付けられ、おっぱいサンドイッチとは比べ物にならないほどの圧迫が肉棒を襲ってくる。
ガベロンはすぐに限界を迎えてしまった。
「ごめん、ベルちゃんっ。もう、もうでる!!」
「え、あ!? あ、ああんっ! あんっ! あんっ!」
 高速に動く腰の動きとともに二人の絶叫が響いた。
「んああああっ、出るううううううう!」

 びゅくるるるるっ! びゅるるるる!

「あああああああああああああっ、出てますぅぅぅぅぅうううううう!」

 びゅるるるるんっ! びゅるるる! びゅびゅびゅびゅびゅーーーっ!

 大量の精液はベルの膣内には納まらず、結合箇所から愛液混じりのピンクの汁を噴出した。
「あらら。すっごぉい……」

 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ……。

「閣下。いままで見たこと無い顔してるわ……」
「ベルって、もしかしたら。超名器なのでは……?」
 絡み合っていた二人の姿に見とれていた親衛隊員たちは、あまりの二人の激しさにしばし呆然としていたが、ガベロンとベルが気持ちよさに気を失って倒れると、全員慌てて二人を助け起こした。



 その様子をじっと眺める目があった。
 暗闇に光る4つの瞳。
 秘密の覗き穴からベッドで脱力するガベロンを見ていたのはこの国の最高軍事顧問ジェシカとミシェル女史だった。
「どうでしょうか」
 ジェシカが同じくベッドの絡みようを見ていたミシェルに聞く。ミシェルはカップに注がれたココアを一口飲んで口を開く。
「……ふぅん。なるほど。ハーレム要員たちの忠誠度は合格。愛情の深さも大きし、なによりお互い仲がいいのがポイント高いわよね。こういうハーレムって女の子たちで変に派閥とか出来ちゃうとやりづらいのよね。」
 でもね、とミシェルは続ける。
「親衛隊員が、ちょっと自分の欲望にストレート過ぎるわよね。王子様が少し消極的だから、あれじゃあ、いずれは女の子たちで暴走しちゃって逆レイプみたいになっちゃうわよね」
「それは、私も感じていました。だからこそあなたを呼んだのです」
「ええ、わかってるわよね」
 そう言うと、ミシェルはカップを傾けココアを全て飲み干した。
「この国は、これまで私が出会ったどの国よりも、最高のハーレムがつくれそうな環境なのよね。だから、私も気合を入れて指導をするのよね」
「是非、おねがいいたします。ミシェル女史」
「ん、こちらこそね……」
 ふふふふふふっ………。

 ミシェル。
 彼女はこれまでいくつもの国で、王族の後宮やハーレムを作り、プロデュースしてきた、ハーレムのプロフェッショナル中のプロフェッショナルであった。

 大陸戦争まであと四年。
 ガベロンの国はじわりじわりとその領土を少しづつであるが広げつつあった。
(終わり)
278赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:32:26 ID:4mT8oyQZ
 スレでちょっとだけ出ていたハーレム内のレズ的な要素の話題があったので、ちょっといれてみました。
 最終的にいい要素になったのですが、これはNG対象でしょうか…?
279名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:41:59 ID:GWJjRWfV
>>278

嗜好は人それぞれだから
自分は好きだが
280名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 00:10:13 ID:vQnweB/X
>>278
GJ!




MooLichにハーレムっぽい「ドレアム戦記」なるものが投稿されているが…。
なんというか、場面が不自然に飛んだり描写がちぐはぐだったりで私にはちょっとあわなかったみたいだ。
281名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:16:48 ID:4F56ZRHK
>>278
これぞハーレム!
あいかわらずイイ仕事してますな。

超GJ&超乙!
282赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/11/01(木) 01:29:24 ID:tnlgTIbp
今見るとステータス部分修正してなかったわ。

正しくは
 
 ベル
 しょくぎょう:けんし
 とし:16さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:ばにら
 じょうたい:よくじょう

です。些細な部分ですけど。
283名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 05:04:11 ID:nnPA/Y6F
GJ !!

特に、最後に思い出したように戦争の話に戻るあたり
284はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:23:30 ID:oXqDBrr+
へんな時間に起きちまったから変なテンションで投下する

↓キャラ

ミスラ:主人公

クリステスラ:反則的な生命エネルギーを内包する宝剣。人間になったり剣になったりする。人間形態時は青白く光る長髪、伏し目がち、なげやり。
カリンザ:着物剣士。横暴、粗雑な外見に反して容姿の方は艶やかな黒髪、白い肌。
グリオー:召喚魔術師。魔術師特有の三角帽、その下はショートカット。ちょっとしたことですぐ怒る。
ラブラノ・オドケナウ:ネクロマンサー。金髪巻き毛、羊みたいな感じ。ツリ眼、キバ、乱暴、わがまま。

ミルケロル:魔法使い見習い。ピンクの短髪くせ毛。よく指をくわえてあぅあぅいっている。天然。ちびっこい。
ガニメロ:学者。黒髪寝癖、鳥の巣頭。どもる。ちびっこい。

エルサ:エルフ騎士。金髪、長髪。サラサラしたのが腰まで。眼は細い。
ギルジム・ティコネット:銃士。料理長。赤みがかった黒髪セミロング。しっかりしすぎてたまにもろい
ヒスカ・クランクアイ:泥棒。青みがかった黒髪ポニーテール。近眼めがね、細い眼で睨むように人を見る。よくヘラヘラ笑う。
ザラク・ニー:武闘家。黒髪。結った束を二つ肩から胸に垂らす。デコが広い。
ローキス・マルス:重戦士、でかい、バッサバサの髪。いつもぼーっとしてて、眼とじてるように見える。
トロピア・ストランテ:遊び人。ピンクの巻き毛腰まで。冷え性。人のこと赤ん坊扱いする。
モナメテオ:自称大魔導師。ロリロリしてる。長髪。じじくさい。
ナキリコ・ニルバナ:僧侶。エロの大好きな娘。
シラカワ・ヨフネ:歌人。いつも寝てる。

マユー:謎の少女。白い髪白い服。14・5歳に見えるのに、精神の方は3・4歳。

ゾゾルド:銀髪、神父っぽい服。魔族。
ドルキデ:ツリ眼、銀髪、黒ワンピース。魔族。
キルソロ:銀髪、短髪、活発、イライラしてる。魔族。

リリィ:亡国の姫君、歌がうまい、黄色い髪・量多
ミルチア・マルキアデス:暗黒騎士。黒髪焦げ茶まじり。ムラっけのある精神
エルエン・トラキストラ:リリィの家臣、緑髪の中わけピッチリロング、ボクっていう
アザカゼ:リリィの家臣、赤い髪、ちょいウェーブ、自分の世界作り上げてる人


↓そろそろキャラわかんなくなってきたと思うけど、特に分かりづらい2人のオマケ
ttp://cgi2.coara.or.jp/~negichan/imgloda/src/img4461.jpg
285お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:24:17 ID:oXqDBrr+


「ん…」

ミスラに意識の断絶はなかった。

無重力状態の番犬の中で、モナと騎士の少女をかばい、キルソロを胸でうけて胸骨が潰れる。それでも着地の衝撃、転がるあいだ、止まった瞬間、全部その眼で捉えていた。

「モナ、キル…無事か?」
「ん…ぐぅ…ふがふが」
「きゅう…」

呼吸も脈拍も乱れがない、気を失っているだけだろうか。むしろ急なのは、呪いが進行している騎士の少女。ぬこぬこしているあいだに、毒々しい悪魔の血管が全身を覆ってしまっている。

「ああくそ…こうなったら…」

四の五のいってはいられない。萎えることのない剛物を少女に向け、一心不乱にしごきあげる。

びゅく、びゅる……。
びゅー、びゅくびゅく……。
びゅ、びゅく…。

またたく間に白濁に溶け始める少女。しかしいくらか顔色はよくなったものの、依然として苦悶の表情が残る。

「そうか…鎧の下…」

重厚な殻を剥ぎとると、中からでてきたのは意外にも細い身体のラインだった。

感心している間もない。呪いの血管が、丁度岩をどけられた日陰の虫たちのように跳ね回り暴れまわる。

「ああ…ふ、服の下にも…、いやいやさすがに…ああでもこんなとこにも…うあああ…違うんだ違うんだぁぁぁ…」

仕方がないので。

仕方がないので。



もにゅん。



もにゅん、もにゅもぷ…にゅぷねぷ…にゅぷにゅぷ…

服の上からもみしだくことになったしだいである。

「ん…あっ」

甘い心臓を搾ったような声を聞き、ミスラの頭はいつものようにおかしくなる。おかしいおかしい、少女の苦悶は続いている。まだ呪いが?どこにどこに?塗れるところは塗ったのに…ぬるぬるぬるぬる…少女は悶える…こうなったらもう…ずるずるずるずる…

「うむむ…いかんのコレは…」
「…も……もな……?」
「甘く見ておった…根が心の臓まで…これでは…」
「…ぅぅ…」
「直接注ぐしかないのう…ミスラ?どうしたのじゃミスラ…ほれ」

いつもの発作。もう聞いてなかった。
286お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:24:58 ID:oXqDBrr+

――――――。

精液まみれの、眠り込んだ少女。半裸と半裸で。あらわになった肌を、ぬるぬるのまま抱きかかえる。摩擦がないから、両腕の中からするりと抜けようとする肢体。つるつると光るおでこ。黒髪のはえぎわは、こびりついた精液が少しだけ乾きはじめている。
ミスラは浮力の大きい夢の海でぷかぷかとただよっている。こんこんと湧き上がる変態性欲の泉に溺れている。少女たちもそうしているように見える。飲んでも飲んでもお腹にたまらない愛液。初めて空気に触れた少女のソコは、大きく深海からため息を吐く。
ミスラは3人の少女を一つの塊にする。肌と瞳と淡いピンク、あとは髪と陰毛の色だけが残り、そのどれもが、白く濁った精液によって輪郭を不確かにしている。ミスラのちんこは気持ちよくはまり込む場所を探し、一時休み、休んでは精を吐きだす。
モナの果肉を指で開く。くちびるを押し当てる。くちびるの裏のを押し当てる。柔らかい毛が鼻にこすれる。その毛の根元を舌でなぶる。味の変わる場所がある。水分を失ってベタベタするところがある。そんなところはすぐに、だ液と愛液の津波の下に沈んでなくなる。
キルソロのぬるぬるする肛門に鼻の頭を押付ける。すぐにうわくちびるが会陰に触れ、したくちびるがシワの数を数える。舌の進入を拒む肉。ミスラの尿道は、モナメテオのノドの奥で破裂する。嗚咽と、幸福を搾りだしたような涙声。
名前も知らない少女の膣は、丁度ノドの奥の肉に似て、生まれたばかりの肉のように、抵抗する力もない弾力でふるふるとしがみつく。
ぬるま湯が、プリンのように固まったその肉の、奥の奥にたどり着くと、また一つめくれあがった肉が亀頭の先端ふさぎ、ふるえながら尿道のヘリを刺激する。何度も何度も射精し、達するうちにもやが晴れ、霧のむこうの少女は、眼を開いてミスラを見ていた。

――――――。

じゅぱん、じゅぱん、じゅぱん、じゅぷ…

「は!?…オレは何を…」

ちゅぶぶ…ぢゅ…ちゅぷん、ちゅぷ…じゅぷ。

「……ふぁ…ぇ?ぅぁ…なに…いや…」
「ち…ちがうんだこれはこれはこれは…」
「ぁ…やだ…なに、なんだ…お前は…痛っぁ!!」
「話せば分かる…!まず話を…」
「こ…ぁ、痛ッ…動くな…痛い!!」
「ああ…ごめんごめんごめん…」

びゅく、…びゅる

「ぁぅ、…や、ぁ…ひぁ…」
「あ…」
「いや…」
「その…」
「いやぁぁぁぁあああ!!!」

吹き飛ばされたミスラは狭い戦車の中で乱反射し、奇跡的にも意識を失った。まぁ、全部ミスラが悪い。


・・・・・・。
287お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:25:51 ID:oXqDBrr+

「気がついたかえミスラ?」
「…ん…ここは…」

あたりは暗い岩肌。黒でなく、わずかに青い。その青みで、人影が確認できる程度の明かりがもたらされている。
辺りにはモナ、その横ですやすや寝息をたてるキルソロ。

「ふむ、…ずいぶんと入り組んだところに落ちたようじゃぞ」
「あの子は…騎士の…」
「ふぉふぉ、肌を洗っておるわ。…お主が念入りに練りこんだからのう。ホレ、ワシもまだにおうわい」
「いやあれは…」

言い訳の仕様もない。あの形の良いおっぱいを思いだすと、コリもせず血流が流れ込む。いい加減ウンザリするほど健康な身体。

「あやまってこないと…」
「事情は説明してある。放っておくのが一番じゃぞ」
「でもなぁ…」
「どうせ嫌でもあの娘と睦みあわなければならなくなるのじゃ」
「…どういうこと?」
「あれは特殊じゃて。あの呪いは…そうじゃの、例えば目当ての宿主に食べられるのを待っておる寄生虫の様なものじゃ。念願かなって、今一番のりにのっておる。」
「消せなかったってこと…クリスの力でも」
「ふむ…やっかいじゃのう…やっかいじゃ。お主のだけでも手一杯というに、黒の心臓…魔族…パーティーはバラバラ…宝剣は探さねばならぬ…」
「そうだ魔族…!あれ?モナにいったっけ…」
「ふぉふぉ、キルソロに聞いたぞえ、…ほんにやっかいじゃのう…」

老練の少女は深々とため息をつく。その息の向こうに、騎士の少女が顔をだした。鎧はない、濡れた髪でミスラに気づき、ものすごい眼で睨みつける。

「ふぉふぉ、火でも起こそうかの、まずはメシじゃ。おおいヨフネや」

暗がりで何かが動く。シラカワ・ヨフネ、モグラの中でずーっと寝てた女の子。彼女も上層の崩落に巻き込まれ、番犬の近くに落下したのだった。

「あらーミスラはん、おはようさん」

夢から抜けだしてきたような少女は、ふらふらしながらミスラの前を通り過ぎる。すべるように、体重を感じさせないその足は、いつだって素足。浮世離れとはまさしく彼女のためにある言葉だ。

「ゆうげの用意をしたいのじゃて」
「はいな」

少女が白の襦袢をヒラリと振ると、またたく間に新鮮な魚貝、野菜がボトボトと零れ落ちるのであった。

彼女こそは歩く収納ダンス。夢に物質を保存し、取りだせる力。その夢の空間は睡眠時間分しか維持できない、それゆえ、彼女の睡眠は義務でもあるのだ。
288お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:26:32 ID:oXqDBrr+

調理のにおいにつられて、キルソロももぞもぞと起きだした。相変わらずミスラにつっかかり、ぶすぶすと文句をたれる。それでも、真向かいの騎士の少女に比べたらやさしいものだ。結局夕食の間、騎士の顔から眉間のしわがとれることはなかったのだから。

「ミスラさん…」
「ん?」
「ついてます…ごはん」
「ん、ああ…」
「もう…!!しっかりしてください…まったく…!」

キルソロはゴチャゴチャいいながら、ミスラのほっぺたについたゴハン粒を指でとると、虫でも潰したかのように汚がる。
改めてみるにこの小娘は、イライラしながらミスラと腕を組んで離さなかったり、野菜も食べてくださいといいながらつねったり、いちいち難解。


ちなみに騎士の名前はマルキアデス、それも、モナメテオ伝いに聞いた話。


・・・・・・。


真夜中。遺跡探索は4日目にはいった。

「急ごうかの。休憩は交代じゃ。お主もくるじゃろう?」

モナメテオがもっていた湯飲みをひっくり返すと、アツアツのお茶が湯気を上げて雲になった。この雲、なんと乗降可能である。

「いや…私はいい」
「うむ?なぜじゃ?」
「友を…遺跡の奥に残してきている。世話になったな」
「友…他にも仲間がおるのか」

マルキアデスは黒々と悪魔を模した兜を被ると、そのまま立ち去ろうとする。人を寄せつけぬ剣のようなオーラ。それでもまぁ、黙ってみてるわけにもいかないミスラは…

「ま…待てよ…」

と少女の肩に触れる。

「私に触るな!!」

一閃、ミスラの手から消えた少女は、下段からきらめく剣閃を残し、ミスラの眉間に切っ先を押付ける。丁度自分の苛立ちを他人にも刻みつけるように。

「恥を知れケダモノ…!本来ならとっくに切り捨てているところだ…」
「うぐ…」

現在絶好調のミスラをもってしても、その太刀筋を追いかける事ができなかった。体躯に比べて大振りの剣を、身体全体で振り切ってなおその鋭さ。

まっさきに怒りをあらわにしたのはキルソロだったが、これはヨフネがキャッチ。

289お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:27:13 ID:oXqDBrr+

「じゃがのうお主…お主の身体は浄化しきっておらぬのじゃぞ」
「これ以上汚れることがあるか!!」

切っ先が、また少しめりこむ。

「こんなゲスに身体を許すことは二度とない…例えキサマが私の死体にまたがっても…朽ちゆく身体で貴様の首を締めてやる…!!」

兜の悪魔に、そのまま睨まれているようにも思う。意思や殺意で人をどうこうできるなら、とっくに切り刻まれていることだろう。実際ミスラは随分ヘコんだ。

「お主がおもっとる以上に長くはもたんぞその身体」
「ならばこそ……こんなところで時間を潰しているヒマはない」

その言葉が終わるか終わらないかで、少女は剣を納めて歩きだしてしまった。

「お…追いかけなきゃ」
「まていミスラ」
「だって…」
「時間がないのはわしらとて同じこと、お主自分が爆発するという自覚がないのか自覚が」
「だからってほっとけないだろ…いくのはオレ一人でいい、モナは皆を探してくれれば…すぐに追いつくよ、絶対…」
「ミスラよ…」

ピシャリ、と張り手。

普段はもふもふと、ひねもすまぶたを閉じて、寝てるのか起きてるのかよくわからない彼女の目が開いている。細胞の継ぎ目にまで入り込まんとするその眼。その力。

「も…な…?」
「三貴神というのはのミスラ…」

ミスラはヒザから崩れる。世界がたわむ。

「巨大な自然現象が集約したようなものじゃ…嵐…落雷…地震…人間など地の底でもがくアリに過ぎん…」

頭痛、吐き気、眩暈。世界がぐるぐるぐるぐる。止めてほしいのに止まらなくて、限度を知らないその力は、ミスラが許可をする前に胃液をぶちまける。世界は止まらない。ミスラを置いてグルグルグルグル。

「お主の全細胞に魔術的な負荷をかけた。そうじゃの、今のお主はアリ。せめて巣穴からでれたのなら、再び人の子になることもできようぞ」

げろげろげろげろ、嘔吐は止まらず、体中が発汗、熱をもち、毛穴が針で刺されたように痛い。表皮の全てがめくられてペンチでねじられるように電気が走り、ハリネズミがグルーミングでもしているのか、内臓にブツブツと穴が開いていく。

「生きるのじゃぞミスラ。まぁ巣穴からどのように這い上がるかはお主の自由じゃ」
「げっ…ぼ」

モナのお茶雲は見る間に高度を上げていく。残されたのはミスラ一人。血を吐き、重力のリンチにあいながら、彼がたどったのは騎士の足跡だった。


・・・・・・。
290お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:27:53 ID:oXqDBrr+

「どういういことですか!!」
「ふむ?どうしたキルソロよ。ミスラが心配かの?」
「ち…ちがいます!……あんなヤツ…。」
「ふぉふぉ…少しばかり試したというかの、レベルアップ用のバネをしこんでやったのじゃ、強力なヤツをの。あの状態でお使いをこなし、ワシ等に追いつく…これぐらいのできぬようではどの道全滅じゃのう。じゃができれば…」
「もういいです!ここで降ります!お世話になりました!!」
「ヨフネや」
「はいな」
「うにゃ!や、離して!!」

「まぁ聞くのじゃキルソロ。ワシとてやらずにすめばやりとうないこと…じゃが今はやれることは全てやるべき時…お主の上司が迫っておるからの」

「…じょ、上司なんかじゃ…あのお方は…」
「ふぉふぉ…いっそのこと三貴神も骨抜きにしてくれたら楽なんじゃがのう…お主みたいに」
「な…なにいってるんですか!…誰があんなレイプ魔…」

「なんやしらへんけど、こんなかいらしい子ぉに心配されるなんて、ミスラはんも幸せやねぇ」
「だ…だからちがう…!!ちがうちがうちがーう!!」



その頃ミスラはといえば、崖から転げ落ちて脾臓が潰れていた。モナの仕掛けた魔力の枷は、魔力で持って対抗しなければ即座に体中がひき潰される。痛みの激流。嫌でも、身体の中を走る力の流れを意識することになった。

「……。」

本来のミスラが持ち合わせた、水たまりのようなちっぽけな魔力。その横でみるみる太る、小惑星。

「で…でっけぇ…げほ」

ミスラの横を、てくてくと歩いていく影が2つあった。ちっこいミスラと、それを追いかけるクマのぬいぐるみ。クマは手にツルハシをもって、えいさとばかりにちびミスラの頭にぶち込む。

「あだだだ…」

気がつけば、方々で似たような虐殺が繰り返されている。ちびミスラをふんずけ、ゲシゲシ笑うクマ。するとどうか、小惑星から次々と人影が現れ、クマの前に立ちはだかる。ちょっとちっこいが、それはクリスの形をしていた。

「うう…クリス?」

ちびクリスはゲンコツでクマを殴る。クマは泣きながら逃げていく。戦況は一変した…かに見えたのだが。

「あだだだだだ!!!」
291お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:28:34 ID:oXqDBrr+

あろうことかちびクリスは、クマを追いかけながらちびミスラを踏みつぶしてしまった。よく見れば、あちこちで似たようなことが頻発している。かばった拍子に抱き潰し、クマと一緒にふきとばす、どのちびクリスも半泣きだった。

これではいかん。

ミスラは意識を集中し、ちびミスラに集合をかける。お前等情けなくないのか。

「クリスにばっか迷惑かけて…」

ちびミスラはぶーぶーと帰れコールを始めた。しらねーよバカめんどくせーよバカ…しゃしゃりでてくんなよできそこない…と、主もあきれ果てたその時である。
一人のちびが群れを割って前に進んだ。その手に、怪我をしたちびクリスを連れて…



オレはやるぞ



そのちびは笑われた。こづかれ、突き飛ばされ、泥にまみれた。

「このやろ…」

そこへクマの群れが襲い掛かる。ちびミスラの群れはパニックに陥り、ザクザクと叫び声をあげながら殺されていく。歯向かったのは、泥にまみれたちび一人。



オレがやってやる



ちびはまた笑われた。バカかアイツ、頭おかしいんじゃねぇの。

ちびはクマの群れに立ち向かう。案の定、ちびはリンチされ、ツルハシで内臓を穴だらけにされ、ボコボコにへこんだ頭蓋骨にうんこをされ、ぐずぐずになって死んだ。腹を抱えて笑うちびミスラの群れ、だがしかし



オレもだ!!



また一人、新たに現れたちびのミスラが躍りでた。そのちびは目玉を吹き飛ばされながらもクマの耳に噛み付く。戦場に衝撃が走る。小さいが、確かな波。
292お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:37:03 ID:oXqDBrr+
オレもやるぞ!!オレもだ!!



ちびミスラの群れから、次々と無謀な勇者達が飛びだした。
砕かれ、踏みつぶされ、かかとでぐりぐりされながら、しがみつき、もがいた。
ついにクマの一匹が倒れ、二匹目が倒れる、群れがひるむ。

「なんだ…」

勇者達の群れは勝どきをあげていた。めんどくさがっていた連中も、しぶしぶと武器をとる。クマは続々と援軍を送っている。だがもう、やられるだけのミスラではなった。

「なんとかなるもんだな…」

ミスラは、ゲロを吐きつつも立ち上がる。ちびクリスが笑いながら喜んでいる。はしゃぎすぎて、なにも履いてない果肉がチラッと見え、少しだけ元気がでた。


・・・・・・。


「なぜきた…キサマ…」
「手伝う…げほ…うげっぇぇ」

マルキアデスに追いつけたのは不思議という他ない。視界の端にちびクリスが見えた気がして、その影をとぼとぼ追いかけていたらマルキアデスの尻に抱きついてしまった。

「殺してやりたいところだが…なんですでに瀕死なんだお前…」
「げろ、げほ、…やらなきゃいけないことが山ほどあるんだ…だから早く済ませよう」
「寄るな気色悪い…うっ…」

かくいう彼女も死にかけだった。心臓を押さえて呻く。

「茶番だな…はは」
「げほ、げほ、…あれ?…もしかして初めて笑ったな」
「笑わずにいられるか…くはは、くだらん」
「はは…げほ」
「お前は…ははは、それ、ふは、…なにをおったててるんだ…はははは」
「ああ、いや…これは…げほ、調子が戻ってきたっていうか…」
「ふはははは…」
「ははは…」
「あはははは」
「はは…」
「あっははははは!!!」
「は…」

「何がおかしい」

「うぐ…」

少女が兜を脱ぐ。ゼンゼン笑ってない。
293お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:37:47 ID:oXqDBrr+
「そこから一歩でも動けば本当に殺す」
「やめとけよもう…お互い時間の無駄だそんなの…」
「黙れ、舌からえぐるぞ」
「あー…もう、わかった、わかったからコレで許してくれ…」

というとミスラ、両手をあげ、ひざを突き、かつてカリンザに教えてもらった、東方月国に伝わる最大限の謝意のポーズ、土下座のまま…



地面に頭を打ちつけて脳漿をぶちまいた。



これが治る。治ってしまう。丁度モナメテオのスパルタ教育のせいで、頭痛が止まらなくてイライラしていたのだ。ミスラには見える。ちっこいクリスがオタオタしながら肉片のパズルを組み立てていくところ。

まったくの余談だが、めんたまのままちびクリスのローブの中を覗いたら、股間を押さえながら舌をだしてベーっとやった。そのほほえましさはまぁいいとして…

「な…あ…?な…」

マルキアデスは腰が抜けてしまった。なんたるムチャ。なんたるバカ。

「お前…なんだそれは…?グールか…」
「うごえぐあご…えべれべ」
「いや…くるな…」
「えぼ…げほ、げほ、さぁいぐそぼう…げほげほ、後でいくらでも殺されてやるから…」
「や…」
「あ…」

マルキアデスの抜けた腰の下。広がる染み、黒い染み。

「あああ…よしわかった、いうな、なにもいうな、とりあえず先に進もう…な?な?」
「ふ…う…ぐぐぐ…」

人間、最初に決めておいた一線を現実が余裕ですり抜けると、その瞬間からいろんなものがどうでもよくなるものだ。
彼女は吹っ切れた。まともに考えようとする事がバカバカしくなった。バカバカしいからとりあえずこいつを受け入れよう。深く考えるのはひどく億劫。切れてしまえば少しは楽だ。
鎧の下にはいているハーフパンツの裾が、ペタペタとフトモモに張付くの鬱陶しいとか、尿のにおいが鎧の中からあがってくるとかもう知らない。

「ミルチアだ」
「へ?」
「マルキアデスは一族の名だ…」
「そっか…よろしくミルチア…」

ミスラの手にはゲロと脳漿、ミルチアの手にはしっこ。お相子だとばかりに交ぜ込み合い、がっつりと手を結んだ。


・・・・・・。
294お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:38:29 ID:oXqDBrr+

「今から数千年前の話だ…人間がまだ、そこそこの栄華に酔いしれていた時代。人間は分際もわきまえず好き勝手に想像力を膨らませた。あらゆる饗宴、拷問、呪詛…例えば政敵の子を、先祖代々呪いが遺伝するようなおぞましい儀式に捧げる…そういうことを平気でやった…」

ミルチアとミスラは肩を組んで、足を引きずりながら歩く。荒い息。汗とドロのにおい。尿は置いといて。

「私の母も、母の母も、そのまた母も…皆生まれながらにして呪われてきたんだ」
「じゃぁ…その心臓は…」
「ずっとおとなしくしてたんだがな…子供だましのトラップを喰って飛び起きてしまったらしい…」
「……。」

ひょこひょこと襲ってくるモンスターを張り倒す。2人で話しながらだと、痛みや吐き気もずいぶんごまかせた。

「断ち切らなければならないんだ…だから少しでも年代の古い遺跡を見つけたらすぐにでも飛び込んでいった…ヒントが少なくてな…我々の祖先の…」
「……。」
「そんな時一人の商人に声をかけられた…興味深い文明がある、その文明は処女の心臓に種を植え付け、その少女が将来に産むであろう子供たちのエネルギーを吸って魔法の花を栽培したという…」
「ちょっとだけ…似てるかな」
「ああ…」
「ソレが…」
「ここだ」

眼前に広がる、黒い鉱石の遺跡。深いヒダが織り込まれ、まさしく、毒々しい魔界の花を思わせる。

7層文明、第2層。

「正確には2.5層だ。3層からしかこれん」
「ああ、そうなのか…」
「お前に意味があるかどうか分からんが…」
「ん?」
「ここはな、迷うぞ」
「なにが?」

ミルチアはかがみこんで、地面の鉱石をコツコツやる。

「全部麻薬だ」
「な…」
「いやらしい夢とか見る」
「なな…」
「正直お前も夢なんじゃないかと思ってる」
「な、なにいってんだよ」

よく見れば、女性の裸像がそこかしこにある。どれもこれも、股間に花が咲いて、造ったやつの頭の具合がうかがいしれる。なんかベタベタしてるし。

「と、ところでさ」
「なんだ…」
「ヒントはあったのこの遺跡」
「え?」
「ヒント」
「よく…きこえない」
295お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:39:13 ID:oXqDBrr+

ミルチアの顔が近づく。妙にあだっぽいくちびる。少し焦げ茶の混じった髪が、ほっぺたに張付いている。

「葉っぱ…」
「ちょ…ミルチア?」
「この葉っぱをかじってないと駄目なんだ…お前は大丈夫か…?」
「いや、いまさら…」

少女が口を開けて舌をだし、だ液でくちゃくちゃになった緑色の葉っぱを見せる。どうみても乙女のやることではないのだが、偏頭痛でよどんだ脳に、ハッカ系の息は心地よい。

襲ってきたモンスターをミルチアが叩き潰す。2人は遺跡の中へ、光はない。
ないのだが、不思議なことに、お互いの身体だけが鮮明に浮かび上がっていた。



「シャマニ…商人は私にキャラバンの護衛を依頼した。いや、私の主人にだな…順番が逆になってしまうが…」
「うん…」
「歌姫リリィ、滅びた国の王女でな…あの子は、流れ者の私を拾い、命を助けてくれた…。不思議な歌を歌うんだ…私の心臓も彼女の声のおかげで今日までもったといってもいい…あぐ…」
「だ、大丈夫か?」
「…ちが…これはお前が…」

彼女が抑えているのは、股間。

「あ…その…ごめん」
「と、とにかく!リリィは私なんかのためにキャラバンに同行することに決めたんだ…おい、いやらしい顔をするな!いい話なんだぞ!!」

歌姫リリィはミルチアの忠節を知っている。ミルチアが自分を置いては遺跡に向かわないだろうということ。それゆえ彼女は、自分には直接利益のないこの遺跡に、自ら望んでおもむいたように振舞ったのだ。
キャラバン隊と分かれた一行は遺跡内遺跡に到着。魔物に襲われ、ミルチアは葉っぱを吐きだしてしまい、幻覚の霧の中第3層まで迷いでてしまった。そのまま、彼女いわく子供だましのトラップを踏んで呪いが発動、そこをティコネットが見つけたのだ。



「ついたぞ」

一面の、花畑。

「ここは…」

光が部屋を包んでいた。色とりどりの花弁、蔓草。中でも目を引くのは、赤。

「魔物を喰ってるんだ…いいかミスラ」
「ん?」
「コレから襲ってくるヤツ…ためらわずに吹き飛ばせ」
「え…?」
296お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:39:59 ID:oXqDBrr+
巨大な影法師が広がる。ミルチアがミスラを弾かなければ、2人して飲まれていただろう、蜜の塊。

「な…なんだこれ…」

脳を貫く甘いにおい、見る間に、服が溶けていく。もうもうと上がる白い煙、床も壁も、まとめて溶けているのだ。

(やばい系の煙か…これ)

ミルチアを探して周囲を見回す、煙の中には無数の影、囲まれていた。

(こいつら…!!)

裸像。

無数に林立していた女の裸像が、意思を宿したように動いている。それも皆、明確な殺意をもって。
ミスラは息を呑む。自分を殺しにくる裸像の顔が、皆ミルチアのソレだったからだ。

(そういうことか…!)

身体はまだ思うように動かない。一撃受け、二撃受け、三撃目をつかんで反撃。金属音のなる間接を軋ませながらふりかぶり、集団を弾き飛ばす。
幻覚か、現実か、裸像の肌は肉のように柔らかく、そのにおいは、とろけたミルクのように甘い。

「ミルチア無事か!!」

際限のない暴力の時間。モナメテオの言葉が頭をよぎる。確かにここはアリの巣。密にたかる群れ群れ群れ…

「!?」

その時、肌色の塊から一つの影が躍りでて、手刀でもってミスラのわき腹を貫いた。血しぶきが、美しい裸身を朱に染める。

「この…」

ミスラは右腕を振り上げる。逃がすつもりはない。左手は自身を貫く狂気の腕をがっちり掴み、満身の力でもって殺戮破壊者の…



もにゅもん。



おっぱいをもんだ。

「うひゃぁぁあ!!」
「オレだってミルチア…」
「ミ…ミスラか…」

それからは一方的だった。協力したタッグに、裸像の群れはスナック菓子のように飛び散り、幻惑の花は根こそぎ踏みつぶされた。ああ無残。
297お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:40:45 ID:oXqDBrr+

煙が晴れ、空間の粒子が安定し始めた頃、部屋の中心にはぐったりとした2人の姿が残るだけであった。

「無事か…ミルチア…」
「ぅぅ…ちょっと…疲れたかな…」
「うん…」
「武具が溶けてしまったな…こんな攻撃は知らなかった、スマン…」
「肉以外はいらないってことか…ヤな花だな」
「……ミスラ?」
「ん?」
「…やはりお前は幻覚にかからなかったんだな。こっちは大変だったんだぞ、大量のお前が…」
「いや、かかってたよ…っていうか幻覚とはちょっと違う感じだったな。ミルチアがいっぱいだった」
「だってお前…じゃぁなんで私が私だとわかった?」
「それはほら…その…」
「ん?」
「あいつら皆甘ったるいにおいだったからその…」
「その…?」
「……。」
「……。」
「……。」
「…おい」
「へ?」



「私がオシッコくさいっていいたいのかお前は!!!!!」



「違う違う違う違う!!!…いや、そうだけどその…まった!落ち着いて…その」
「なんだ…」
「いやその…なんかで隠したほうが…」

仁王立ちのミルチアは、素っ裸。

「う…うるさいなぁ…!一回見たんだろ全部…!」
「そうだけど…ほら…」
「……まぁいい」
「ん?」
「おあいこにしてやる」
「なにが?」

ミルチアの、艶々した膝頭が地面につく。強靭な戦闘力からは想像できないほどに白く、長い指が、地面をする。白刃のような爪はミスラの血を吸ってなお美しい。その爪が、傷跡を探すようにミスラのわき腹に触れる。
298お試し勇者 ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:41:31 ID:oXqDBrr+
「私はな」
「うん」
「お前なら死んでも大丈夫だろうと思って、一切手加減しなかった。楽しかったぞ、200回くらいお前を殺してやった。うん、だからもう殺さないでおいてやる」
「うおーい…」
「ふふ…」
「何がおかしいのさ」
「おかしいよ…すごく」
「ミルチア…」
「まだ傷…残ってる…」
「ん?どこ…」
「見えない?」
「残ってないよ」
「ホラ…これ」
「え?」


ちゅぷ…


その瞬間だけは、ミスラを縛り上げている魔力の枷が全部止まって、単純に肌を走る少女の舌だけを感じることができた。


・・・・・・。
299はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/02(金) 05:42:17 ID:oXqDBrr+
ここまで

ちなみに今回は長いくせにエロくない、すまない
300名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 19:08:49 ID:1/LEI6HZ
GJ!
でも微妙にホラーで怖いぜ!
ちびミスラに、なんか帰るドラえもんを心配させない為にジャイアンに勝ったのび太を
思い出して少し感動してたら、直後に見えて元気になるとかどんだけ絶妙な。
しかし最初のやさぐれてやんちゃしてた頃から比べると成長したなあミスラ。
ミルチアもやっと起きたと思ったら味があっていいね。
301名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 05:54:00 ID:EW6eU4AB
>>250
遅レスだが。
元ネタは卓上ゲームからだが西洋風の名前一覧表があったのでURL書いとく。

大阪大学RPG研究会 キャラクター名前集
ttp://www.trpg.net/circle/handai/namelist/index.htm

名字と名前それぞれあわせて1300個あるのでネタには困らないと思うぞ。
ちなみに通常この名前表は10面ダイスを振って出た目の名前と名字を組み合わせる
システムなので意外性のある名前ができるので面白いシステムだと思う。
302大きな女の子は好きですか 0/14:2007/11/04(日) 09:21:14 ID:8VagZ/xG
誰も起きていない、投下するなら今のうち。身長ギャップ萌えハーレムを目指して。

■お話
・学園もの
・身長ギャップ萌えハーレム

■注意
・エロあれど、挿入なし
・身長の高い女の子が苦手な紳士はスルー推奨
・45文字改行(専ブラ推奨)

■NG Word
・大きな女の子は好きですか
303大きな女の子は好きですか 01/14:2007/11/04(日) 09:22:01 ID:8VagZ/xG
今でもたまに思い出す。中学時代の放課後、忌まわしき瞬間を。

「なあ、タケ。前から思ってたんだけどさ……、〜〜のこと好きだろ」
「ぶっな、なに言い出すんだよ!?」
「いや、それは俺も思ってた、つうかタケ、チラチラよくあいつの事見てるし」
「そうそ、女には興味ないって顔しててバレバレなんだよ、このおチビは」
「み、見てないっつうの、それにどさくさにチビとか言うな!」
「あはは、わりわりぃ。で、どうなの、タケ、好きなん?」
「いや、だからそれは……どーでもいいだろっ」
「タケ、顔真っ赤じゃん。それで否定しても説得力ねーよなったく」

友人達のからかいに逃れられず、竹は冷や汗を流す。逃げようにも自分の机の周りに集まって砦の
ようにぐるっと取り巻いている状況だ。何とかやり過ごそうとして適当に時間を潰そうとしていたが、
間の悪いことに、女子グループが教室に入ってきて
「え、うっそ。タケの惚れてる子ってそうだったの!?」
「うわっ、ほんとにポの字なの。放課後残ってて良かったあ〜」
「ちょっ、何盗み聞きしてるんだよっ」
その騒ぎに気づいてしまう。

「何よ、ポの字って古いって、もぅ! あ、でもタケが真っ赤になってるし、これまじっぽいよ!」
「へえ、意外。それにしてもあのタケがねえ〜、でも丁度良かったわねえ?」
「――え?」
「ねえ、どうするのよ! タケが好きらしいよ、あんたのこと!」
「え……えっと、ほんとに?」

そしてそのグループ中に、今話題の本人がいることにタケは気づくと、サッと血の気が引いていく。
他の女の子より一際身長が高い彼女を、なぜすぐ見つけられなかったのかと悔やんだ。
すぐ見つけたところで状況は変わらなかっただろうが、そこまで思考は至らない。
竹より15cmは大きいだろうその子は、椅子に座ったままのタケを離れた位置から見下ろすような
位置関係にあり、竹の焦りの混じった挙動不審の目は恐る恐る顔をのぞき見る。

――――彼女は竹を見ていた。そして、タケと目があった。

(ば、ばれてしまった……、しかもこんな形で)
真剣に付き合うとかなんてまだ考えていなかったし、ちょっと淡い気持ちで惹かれていただけだった。
それなのに、こんな形で知られてしまうのは想定外もいいとこだ。
3メートル先にいる相手の瞳を見上げていると、緊張でごくりと喉が鳴った。

場の空気が相手の女の子を中心に、タケへどういう返事が来るかを待つかのように、静かになる。
しーーんとした空気の中、やがて女の子は審判を下す。
「えっとごめんね、だってタケってその……」
照れを誤魔化すように女の子の言ったその台詞は

「ちっさすぎて、やっぱ無理。恋愛対象にはちょっと……ね。ミニミニサイズだし」

ピシッ

少年の心に小さくない楔を打ち込むと同時に、周囲の大爆笑を引き起こした。
「アハハハ、言い過ぎ。いや確かにタケって身長低いけどミニって!」
「しかも二回繰り返すってひでえ〜、どっかの賃貸じゃねーんだし」
少年少女が好き勝手に喧噪を繰り広げる中、タケは呆然として椅子からも立ち上がれず、周囲の
友人が笑いながら肩を叩かれるがままになった。全く動けなかった。
(み、ミニ……。俺が、ちっさくてミニ……、わ――分かってたけど……みに、)
やがて周囲の喧噪が耳障りなほど大きくなり、笑いと嘲笑が甲高く響き出す。視界が揺れて、上下の
判別もつかなくなり、渦巻き状に風景が回転しだし、思わず叫びそうになったところで、
「うわああっ!!! ――て、ベッド?」
目が覚めた。


■大きな女の子は好きですか 第1話 「先輩と妹」
304大きな女の子は好きですか 02/14:2007/11/04(日) 09:22:39 ID:8VagZ/xG
「……お、おはよう兄さん。……ぎゅ、牛乳いる?」
「……」
「……あ、あう、別に変な意味で言ったんじゃなくて」
「はぁ………………、いる」
「……う、うん。すぐ入れるね」
「それと、藍」
「……な、なに?」
「おはよう」

モジモジと長身の身体をもてあそびながら指先を合わせて窺う長身の妹は、嬉しそうに顔を伏せて
冷蔵庫のドアを開ける。
(そうやって気使われる方が、よっぽど堪えるっての)
タケは今やもう、慣れすぎた一連のやり取りに溜息をつく。

少年の名は小山 竹(こやま たけ)、現在高校二年生である。
そしてチビだ。
陰でミニミニというあだ名が知られるほど、身長が低い。150cmに満たない身長は、小顔も相まって
さらに小さい印象を与えてしまう。
それに対して、妹の藍(あい)は少年とは全く似ておらず、キリッとした顔立ちに長髪のウルフヘア、
そして高校一年生にして170cmを越えるモデル体型。
初めて2人を見た人は、「これって何のギャグ?」と突っ込みを入れるケースが後を絶たない。

だがそれも当然、竹と藍は義理の兄妹にあたるのだ。
数年前、早くして妻を亡くした竹の父親が連れてきたのが、今の義母と藍である。
母子家庭であった2人と生活しだしてからは、共働きの両親はほとんど家に帰らないため、実質的に
2人暮らしの様相を呈している。

もちろん、2人の生活は充分長いのだが、妹である藍はどうも非常に引っ込み思案らしく、いまだに
モジモジしながら義兄と接する事が多い。特に身長関連の話題では。
(別に俺が敏感に反応するからではない、断じて! うん、多分)
竹はたかが牛乳をコップへ注ぐ作業に集中力を高めたままの藍を見ながら、再度溜息をつく。
悪気はないのだろうが、あまり過敏に反応しないで欲しい。でないと、懸命に身長関連の話題を
スルーしようとしている自分が馬鹿みたいだ。

「……はい、兄さん」
「ん、さんきゅ」
並々と注がれたコップを見つめると、グイッと一気に飲み干す。藍はその間にもハムエッグと
トーストを載せたお皿を竹の前に並べ、食事の用意をすませる。
「藍はもう食べたのか?」
「……う、うん」
藍の目が泳ぐ。
「ダイエットとかしてないだろーな?」
「……」
ぶんぶんと首を振る藍を見て、逆に確信を深める。この見た目は怖そうに見えるウルフ系美少女は
意外にも嘘がヘタで、口下手であった。

竹は黙って、自分のトーストを縦に引き裂くと、「食え」と差し出す。
「……た、食べたから」
「倒れてもしらねーぞ」
竹がほらっと目で威嚇すると、渋々ハーフトーストを受け取り、もぐもぐと咀嚼しだす。
その様子を眺めながら、竹は満足げに頷くと黄身とハムをフォークで突き刺して口に運んだ。

「藍、これ以上大きくなりたくないってのは分かるけど」
「……う」
「身体を維持するエネルギーぐらい取れ、心配するだろ。りょーかい?」
「……りょーかい」
控えめに藍は頷く。だが最近の傾向から、おそらくまた藍は同じ事を繰り返すだろうと予想していた。
というのも、高校に入ってから、特に似たやり取りを毎朝繰り返しているにもかかわらず、藍は
いっこうにダイエットを止めようとしないのだ。
305大きな女の子は好きですか 03/14:2007/11/04(日) 09:23:20 ID:8VagZ/xG
竹にはその理由がさっぱり理解できない。確かに年頃の女の子が体重を気にするのは当然だろうけど、
自分の妹は贔屓を差し引いても素晴らしいプロポーションの持ち主であり、即モデルとして通用する
と思っている。性格的に無理だとも分かってはいるが。
顔も義母譲りのキリッとした輪郭は美人と言って差し支えなく、不揃いの長髪は同性からあこがれる
ほどの格好良さを体現しており、下手な男より人気がある。
引っ込み思案の性格も、周囲からは「寡黙でクールなのがまたいいのよね!」と色々ポジティブに
受け取られており、赤面しがちな所もごまかせているらしい。

そんな外見に恵まれた彼女でも、ダイエットをしようとするから、女は分からない。
義兄として何度も説教した結果、藍は「……お、大きくなりたくないから」などと呟いたから、竹は
食事を抜くことの悪影響のリスクを延々と聞かしては食事を取らせる日々なのだ。

(だいたい、大きくなりたくないって……まあ、こいつのことだから厭みではないだろうけど)
それでも羨ましい。身長、それは遺伝子と言う名の理不尽な質的因子に彩られた竹のコンプレックス。
ちなみに竹は、環境要因などという曖昧なモノを信じていない。理由は……試したからだ、まあ
色々と。彼は頑張った、だが伸びなかった。それこそが竹にとって唯一の事実だ。

残りのハムエッグを口に放り込むと、食器を流しで洗い出す。
ごっくんと最後のハムを飲み込んだ後、未だトーストをチミチミ食べている藍を急かすと学校への
準備を超特急で用意した。
「あ、そうそう。俺、今日もバスケ部の練習で遅くなるから」
「……また?」
藍の瞳が彼女にしては積極的に(と言っても、違いが分かるのは竹ぐらいだが)疑念の色を露わにする。

「う、うん。ちょっと特訓でな。ご飯待たなくていいから」
「……ま、待つ」
「ばか、夜遅くに食事とったらそれこそ健康に悪い。ダイエットなんかよりそっち気にしろよ」
「……うう」
まだ何か言いたげな藍を無視し、行くぞっと声をかけて、ボウッと突っ立ってスタートの遅い妹の
手を強引に引っ張る。

端から見ると身長差が20cmほど空いた2人は姉と弟にしか見えないので、小さい弟が一生懸命姉の
手を引っ張っていくような光景だが。
だが、その姉、ではなく妹の方は、そんな力強い竹の手を嬉しそうに握りかえし、赤面を無造作な
長髪の中に隠した。

(……この髪型、やっぱり便利。赤いのが隠れるし。……兄さん)


――――――――――――――


小山 竹、17歳は高校のちょっとした有名人だ。

理由は単純、そのチビっぷりにある。
現在高二の彼は一応バスケ部に所属している。バスケ部と言えば、曲がりなりにも球技の花形、
一時期の勢いこそないものの未だにサッカーや野球、テニスと並んで人気のスポーツであり、何より
女子に受けがいい。実際、バスケ部のエース級でなくとも、ちょっと顔が良ければ同級生から
キャアキャアと部活中に手を振ってもらえるものだ。

なら、小山 竹もそうであるかと言えば、どうも様子が違う。身長150cmに満たない彼が運動場で
ランニングをこなすと、確かに女子から声はかかる。かかるのだが、その内容に耳を澄ますと、
「ミニくん、かわいいわあっ! なんかハツカネズミみたい」
「あはは、言い過ぎだよぉ。せめてイタチとかぁ」
「それってましになってんの? でも相変わらずミニミニちょこまか走ってるぅ!」
ときたのものだ。

いわゆる異性に対するグルーピーな歓声ではなく、珍動物へのそれに近い。
こういう歓声を受けるようになったのは、中学生も半ばの頃からだ。
306大きな女の子は好きですか 04/14:2007/11/04(日) 09:24:01 ID:8VagZ/xG
この頃になると少年の周囲の友人達は一気に背丈が伸び、肩幅が広がり、のど仏が出て声が低くなり、
いわゆる少年から青年と呼ばれる別人に孵化していった。

竹は焦った、いつまで経っても自分だけ大きくならないと。ただ、第二次性徴が来なかった訳では
ない。変声期も訪れたし、身体は確実に大人へ変化していった。
これは逆に、成長期がこのまま終わるのではないかという少年の焦りを加速させていることになる。

もちろん、周囲はそんな彼の悩みも知らず、ただただ部活の為にちょこまかと鍛える姿を見ては、
くすくすと笑い、そして声をかけるのがいつしか学校全体の風習の1つとなった。
そして、彼が有名な理由の一端に、藍の存在がある。

竹の家庭事情に詳しくない学生にとって、身長が170cmを越える怖面美人の妹は遺伝子の不条理さを
示す例として話の種となった。2人が並んで歩けば、凸凹という漢字はこの2人から生まれたのではと
思わせるコンビっぷり。しかも、なぜか2人は今時の兄妹に珍しく、よく一緒にいることが多いから
噂にならないわけがない。
今は7月。藍が入学して三ヶ月で噂が全校にて周知の事実として扱われてしまう現実に、小山兄妹
でなくとも全く、とぼやきたくもなる。

そして今日も相変わらず、竹は女性陣から稀少動物に手を振る感覚で声をかけられる。
竹は中学時代こそそんな声に苛ついたものの、今ではもう諦めという悟りの心境でやり過ごしながら、
今日もバスケ部の練習に励む。

「ディフェーンス、ディフェーンス!」
「おらおら、サイド甘いぞ、腰が高いっ!」
「一年、声ださんか! セット追加すんぞっ!!」
「「うぃっす!」」
体育館裏のスペースを活かした基礎トレーニングメニューに男子バスケ部員達が汗を流す。
二年生の指導の元、新入生の身体を極限の一歩手前までいじめ抜くのがこのバスケ部の伝統である。
最上級生の三年生は、試合が近いこともあり別メニューをこなし、他のメンバーは新入生と共に基礎
体力と技術をつける塩梅だ。

そして、その基礎トレーニングをこなす集団の中心で指示を出すのが竹である。これはひとえに
竹本来の面倒見の良さからくる。身長こそ新入生に完敗だった彼だったが、その人当たりの良さと
後輩への気遣いは評判が良く、自然と彼にまとめ役の任務が上級生より押しつけられる流れとなった。
竹としても、好きなバスケ部の為ならと気楽に引き受けた。

「よっし! お前ら、後一周校庭の全力疾走でラスト!」
「ええ、まだっすかぁ!」「タケさん、勘弁ッす」
「戻ってきた順で先着五人には、マネージャー特製のレモン蜂蜜漬けやるぞ!」
「「喜んでっ!」」
「ちょ、ちょっと小山くんっ!」
マネージャーの戸惑いも聞かず、竹の釣った餌に全力で食らいつく新入部員達。その様子に苦笑
しながらも、二年生もまた全力で競争し出す。なんだかんだでこの小さな二年生は部員の信頼を勝ち
取っていた。


――――――――――――――


「「お疲れっした!」」
部活を終えた一年生達は、疲労困憊で家路を目指すべくダッシュで更衣室に向かって走っていった。
それを見送った二年生もまばらに戻り出す。
その中、竹がボール入りのワゴンをチェックしだす。本来、マネージャーの役目なのだが、竹はこの
後の私用のために、マネージャーから許可を貰ってこの任務を引き受けている。
ぱっぱとすませるべく、バスケ部の専用倉庫を開けてボール数をチェックし出すと、突然、後ろから
明るい声がかけられた。

「よっ、タケ。今日もお疲れさん!」
「あ、空良先輩。女子の方はもう終わったんですか?」
「終わった終わった、ほんと女はすぐ音を上げるから、とっと練習を切り上げてやったんだよ」
307大きな女の子は好きですか 05/14:2007/11/04(日) 09:24:33 ID:8VagZ/xG
「先輩のメニューは特別辛いって、誰かが言ってましたよ」
「へえ。タケぇ、誰が言ってたか教えてもらえるとお姉さんは嬉しいんだけど」
「いや、それはまあ、勘弁してください」

身長が藍と張り合えるほどに大きいこの女性は、女子バレーボール部長の空良明日香(そら あすか)。

すでにバレー部の練習は終えていたのか、とっくに夏服の制服に着替えていた姿で、シャワーを
浴びた後なのだろう、少し湯気を頭に浮かべて上気した頬をしている。
耳の横辺りで揃えたボブカットは水分を含んだ為にしんなりとボリュームが減り、彼女の顔立ちの
良さを強調している。だが、何より目立つのは運動には邪魔じゃないか?と心配されてしまいそうな
胸である。決して牛のようなボリュームではなく、凛として形の良い胸であることが体操服越しにも
分かってしまう。きっと、鍛えられた胸筋で上向きに維持されているのだろう。

彼女の体型は学園内の女子にとって羨望の的であり、きっとバレーをすれば彼女のようになれると
錯覚した者が後を絶たないせいか、新入生の仮入部率は高かった……が、ほとんどがその後、
意外にもスパルタな明日香のしごきに音をあげた。見たまんま、あっけらかんとしごくからなお、
恐ろしい。
そんなわけで、女子バレーボール部は意外にも慢性的な部員不足で悩んでいる。他の部員も事情が
事情だけに諦め気味だ。

そんな彼女に答えつつもこちらを見ずにボールチェックを続行する竹の様子に、明日香はにんまり
すると、そっと背後から近づき、ぎゅっと抱きつく。
そうなると、20cm強の身長差から彼の頭にはその豊満な二峰の胸が押しつけられる訳で
「ちょ、せ、先輩! ふざけすぎです」
「なーにーがーよー、タケをこんな風に可愛がるのは先輩としての特権だ!」
「んなわけないです、ちょ、ちょっと動かさないで」
(こ、この人は、俺を男と思ってないのか? 拷問だああ)
悶えれば悶えるほど後頭部に感じる熱くて柔らかい存在に、竹の心は千々に乱れるものの、しかし、
すぐさまスーハーと深呼吸を繰り返して気分を整える。非常に困ったことに、これが初めてではない
ので対処も考えているのだ。思春期少年の葛藤が見て取れる学習と言える。

「で、先輩。今日はどうしたんですか?」
「いや、別に用と言うほどのことじゃないんだけどねぇ」
そう言って、相変わらず後ろから抱きしめたままの明日香は、そのまま膝を曲げて竹の耳許まで口を
寄せると、
「今日も居残り特訓すんの?」
「……なんで知ってんすか?」
驚いて後ろを振り返ろう……として、胸の存在を思い出して竹はまた前に慌ててむき直す。

明日香の言うとおり、一ヶ月前から彼は一人居残っての特訓をするようになっていた。
理由は単純。うまくなりたいからだ。
ただ問題がある。彼はチビだ。それもバスケ部の過去に例を見ないほどらしい。
技術があれば、ある程度のレベルまでは張り合える。
だが、大会の一定レベル以上になると、そうもいかない。どうしてもフィジカル面でのハンディが
ものを言う世界となる。身体が大きいというのはそれだけで才能なのだ。

明日香は相変わらず柔らかい胸をうりうりと押しつけながら、さらに尋問する。
「でさ、どういう特訓してんの?」
「えっと、スリーポイントショットを」
「へえ! あれでしょ? 外枠の線から打つシュート。体育でやったよぉ」
「はい、長距離で難易度は高いから、なかなか上達しづらいんですけどね」
「ふーん、でもタケ、いちおー考えてるんだ。それなら身体の大きさとか関係なさげだしね〜」
308大きな女の子は好きですか 06/14:2007/11/04(日) 09:27:42 ID:8VagZ/xG
スリーポイントショットは、通常より精度の高いスロー技術が必要とされるが、遠距離からの
シュートゆえに、他のシュートより身長の影響が小さい。
竹は自分を出来るだけ冷静に分析した結果、バスケ部で生き残る道としてスリーポインターを
選択したのだ。それでも茨の道に変わりはないが、竹としては藁製の希望でもすがりたい。

「えっと、そう言うことなんで、そろそろ腕外してくれません?」
「じゃあさじゃあさ、私が練習手伝ってあげよっか?」
「って聞いてます俺の話?」
「ええ、こんな美人のお姉さんが傍で尽くしてあげるってのにタケは断るんだあ、うりうり」
「ちょ、何も言ってないし! というか、押しつけるのストップ!」
思春期の男子には辛い攻撃に、竹は必死に逃れようとするが、相手も女子とはいえバレー部のエース、
力もあり、さらにうまく間接を極めるようにしているため、一切の抵抗も通じない。そしてもちろん
相手の話も一切聞かないゴーイングマイウェイ。こうなると陥落するが負け、ではなく勝ちである。

「わ、分かりました。手伝ってください! だからもう!」
「オーライ! よしよし、これからは二言目に即、そういう返事をするように」
解放された竹は羞恥と息苦しさからゼエゼエと息を吐いた。
男を男とも思わないこの扱いに複雑な思いはあるが、明日香には悪気がないことも分かっている。
満足げに腰に手を当ててニコニコしている明日香を見ると、何も言えなくなるのもあるが。

「じゃあ、この籠の移動を手伝ってください」
「よし、任された!」
何よりこの屈託のない笑顔が好きなせいで、竹はこの先輩をいつも憎めないのだ。


――――――――――――――


バサッ ダン! ダンダン…

ゴールネットの揺れる音が規則的に響く。
人のいない体育館では、1つ1つの音がよく反響する。
他に音と言えば、明日香がボールを集める際に出すボールのドリブル音と、竹の少し荒い呼吸のみ。
1時間はずっと打ち続けて、そろそろ疲労もたまってきたのを見て取ったのか、
「ねえ、タケ! そろそろ終わりにしない?」
「あ、はい。りょーかいっす」

明日香の言葉に、素直に竹も頷く。実際、そろそろ集中力が下がってきたので、竹にとっても良い
タイミングだったようだ。

「はい、ポカリ。感謝して、受け取りたまへ」
「あざっす」
「うむ、くるしゅーない」

壁際に座り込む竹に、ペットボトルの清涼飲料を放り投げると、明日香は満足げに隣に腰を下ろした。
呼吸を整えつつ、よく冷えた液体をグッと注ぎ込む。
竹はスポーツ後のこの瞬間が一番好きで、胃袋のヒンヤリ感に思わずにんまりしてしまう。
ふうっと一息入れて視線をチラッと横にずらすと、ジッと明日香が見続けていた。
「せ、先輩?」
「タケってさ」
小さい子供を可愛がるような――いや、実際に竹は小さいのだが、そんな感じの声色で、
「相変わらずかわいいなぁ」
「嬉しくないんで」
げんなりした竹の頬を、明日香がくくっと笑いながら頬をつんつんとついてくる。
竹としては可愛いというのを止めて欲しいのだが、この年代の女の子は止めろと言うとむしろ
面白がってさらに囃し立てるのが常な為、ふくれっ面でも放置する。
まあ、基本的に明日香の言葉に悪気はないため、竹としても一々反応しない、いやしたくもない。

「やっぱ、こういう時は青春少女漫画みたいに男の肩に頭を乗っけて語尾にハートつけてだね。
きゃはは、うふふって感じにイチャイチャするべきかな?」
309大きな女の子は好きですか 07/14:2007/11/04(日) 09:28:51 ID:8VagZ/xG
「わざと言ってるでしょ……俺の頭の位置より先輩の肩の方が高いのに」
「ああ、怒っちゃやだなあもう! そんな顔もイイ感じだけどネ」
と言っても、明日香の方が役者が上手なので、どうしても反応してしまい、竹としては己の未熟さを
痛感するしかない。

ひとしきりにやにや笑ったあと、「それにしてもさ」と明日香は壁にもたれかかる。
「ここ最近ずっと特訓してるって聞いたけど、なんで?」
「いや、特訓の理由なんて、単純なものっすよ」
「ん、そうだけど、そうじゃなくて。タケには思うところある気がするんだけどなあ」
「……ま、一応」

タケは唸る。普段軽いノリで絡んでくる彼女がこういう事を聞いてくるのが意外でもあったし、
これまで誰かに答える事を前提で返事を用意していなかったので、黙ってしまう。
(理由は、……ある。それもよく悩んでるアレが)
しかし、それを明日香に話して良いものか。
チラッと横目で盗み見すると、明日香は相変わらずニコニコしているが、しかし、じっとこちらの
次の言葉を待っている。

――――自分の言葉を待ってくれている

ああ、この人なら話しても大丈夫、と思うよりも先に竹の口は動いていた。

「俺って、身体小さいじゃないですか」
「ん、そだね」
最低限の相づち。それが竹のリズムを作った。
「自虐とかじゃなくて、自分の身体のことはよく分かってるつもりです。それと同じくらい、他の
部員の身体のことも自分なりに分析して頭に入れてきました。俺、結構今の部活が好きですから、
勝ち上がるためにはどの部員がどのようにフォーメーション組んで、苦手な部分で勝負せずに
得意分野で相手チームと戦うにはどうしたらいいかとか、しょっちゅう考えるたりするんです。
あの先輩ってディフェンスは弱いけど、スロー能力があるからココに、あの人は体力が20分はもつが
それ以降の活動が本調子の70%ぐらいに抑えられるから、交代時間を配慮してとか、新入部員の
30人中12人は身長が170cmを越えているけどその内垂直方向へのジャンプがこれから伸びそうなのは
7人とか「ちょっと待った!」えっ?」
「もしかしてタケ、新入部員含めて全員の身体データとか頭に入れてるの?」
「ま、まあ、一応」
「……」
「あ――続けていいっすか?」
「う、うん」

ニコニコ顔が消えて一瞬、真顔になった明日香が気になりもしたが、今は説明を優先させた。

「で、そこまで色々とチーム分析し出すと、自分の身体能力も客観的に見ざるを得なくなって。
今、うちのバスケ部は男子が新入生含めると80人いるんですけど、その中の1人として自分の戦力と
しての活用例を検討すると……」

ちょっとはにかみながら
「なかったんです。よく身体が小さくても素早さで、とか漫画でありますけど、それは身長160cm
ぐらいの事を言ってるわけで。おそらくこのまま行けば、間違いなく俺はずっと、応援席メンバー
です」
「……」
「別にそれが悪いとは思いませんが、やっぱ試合に出ることを前提に入りましたし……」
310大きな女の子は好きですか 08/14:2007/11/04(日) 09:29:36 ID:8VagZ/xG
「んん、そだね」
「それで、じゃあ何が出来るかって考えて。1%ぐらいの可能性として俺がサブでも残れる道が、
身長に左右されずポイントを取れるスリーポインターかなっと。まあ、よくある結論ですけど」
「……そっかあ」
「はい、おおざっぱに、そんな感じです」

内面をさらけ出すという思春期にとっては恥ずかしいことこの上ない体験を終えて、竹は真っ赤に
なって俯いた。普段はそこそこ気の強いキャラで通してはいても、この手のイベントは苦手らしい。

「でも、タケさ。ずっとこのままのペースでやるの? そのナリじゃいずれ限界で身体壊すし、
おっきな妹さんも心配するよ?」
「おっきな、は余計です。あんな無愛想でもあいつ、結構気にしてるっぽいんで」
藍は気にしているのは事実だが、おそらくそれがばれているのは竹だけであることに、竹は気づいて
いない。

「でも……そっすね、特訓はつまり、踏ん切りみたいなものです」
「踏ん切り? え、もしかしてバスケ止めたりするの?」
「いやいや、そうじゃなくて。これで無理なら、応援席にいってもいいっていう切っ掛けです」

そう言うと、竹はよっこらせっと立ち上がり、ボールを片付け出した。
それに応じて明日香もひょいと立ち上がると、竹の背後についていく。

「とりあえず、これだけ頑張ってみて自分が伸びてこないようならそれまで。
もし伸びたなら、特訓のペースは落としてもこの路線で頑張ってみるかなっと。
そういう分岐点を作ったという感じです」
「にゃるへそ、男の一大勝負だね!」
「いや、なんすかそれ。んなたいしたものじゃないです」

籠の中にボールを収納し終わると、体育倉庫の引き戸をスライドさせて籠を奥に転がしていく。
倉庫内のボールをチェックして外に出るために振り返ると、

「ねえ、タケ」
「うわっ急に背後に立たないでくださいよ!」

構図としては大樹の陰に埋もれるリスのようである。
ガシッと竹の両肩を文字通り上から押さえつけ、逃げられないように固定した。

(え? なにこの体勢)

竹の内心は冷や汗でダラダラだ。普段から突飛な行動をするとは思っていたが……。

「あのさ……ようは取引なんだけど」
「は、はあ」
「私が君の踏ん切りに付き合ってあげようか?」
「えっと、つまり」
「うん、特訓の助っ人だよ! いたら便利でしょ?」
「先輩が? そりゃまあ」

ありがたいけど、と言いつつも、考えてみると助っ人と言っても明日香はバスケ経験者でもない。
バレー部のエースという実力者とはいえ、やれることと言ったらボール出しにボール集めぐらい。
まさに雑用だ。
もし明日香ファンの取り巻きにその事が知られたら、非難囂々(ごうごう)なのは間違いない。

「ただの雑用を任せられないですよ、それに先輩は三年で受験勉強じゃないですか」
「む、私の成績を見くびられては困るよ、タケ君。これでも校内ランキング5位以内はキープしてる
のだよ、ふっふっふ」
「え、まじで……」
竹は驚く。普段から行動の読めない人とは思っていたが、もしや自分の頭が凡人だから天才型人間の
行動が読めないだけだろうか、などと悩んでしまう。
311大きな女の子は好きですか 09/14:2007/11/04(日) 09:30:28 ID:8VagZ/xG
と、そんな竹を現実に引き戻すように、明日香は両肩をがっちり捕まえた手に力をさらに込めて、
「で、どうされる? タケ。私はお買い得だよ?」
「……物好きっすね。たいして面白くもなくていいなら」
観念した。実際、いてくれると助かるだけでなく、単調な練習も楽しくなりそうだとも思うと、
竹の顔にも微笑が浮かんだ。

「うんうんわかった承ろうおねえさんにまかせたまへ!
と言うことでタケ、そなたに見返りを要求する!」
「――――――はい?」

理解の遅い後輩を促すかの如く、掴んだ両肩をぐわんぐわん揺らす。
「だ、か、ら、見返りだよ見返り! 代償、報酬、お給金、おっけー?」
「ゆーらーさーなーいーでー、了解です了解! ゲホッゲホッ」
「よっし。じゃあ、第一回目の報酬をもらおっかな」
「ゲホッ、相変わらずですね、もう……」

竹と明日香は高校入部した当初にすぐ知り合った。それ以来、彼女は何かと強引なペースで竹を
引きずりまわすのが日常となった。その関係は今もこうして続いている。

(そういや……背丈のでかい女子ってだけで当初は拒否反応が出てたのにな……)

初恋の散々な結末は、竹に女子への消極性と同時に、いわゆる「デカ女」へのアレルギーという種を
彼の心のパックリ開いた傷跡に植え付けた。そのおかげで、中学校の後半は野郎共とのクラブ活動と
いう男臭い思い出しか残っていない。
その中で明日香の存在は例外と言っていいものだ。そういう意味では、この人は凄いかもしれないと
竹は改めて先輩を見上げる。

もっとも明日香は竹が逃げる前にひっつかまえて、強固に手放さないだけかもしれない。
「で、報酬って何ですか? 学食とか? あまり高くないものならオッケーですよ」
「ううん、後輩から金をとるなんてしないさ。それに、元手はかからないよ」
「?」
「タケは動かなくていい」
「え」

と、明日香がにんまり微笑みながらも、膝を曲げて竹の目の前まで顔を下ろす。
その瞳は悪戯っぽさと、ほんの少しの純情さの混じった輝きをしていた。

「ちょ、――――っ!!?」

んぷ、くちゅっ

竹の思考がホワイトアウトした。唇に触れる感触は柔らかいのだけれど、人のものでないような
弾力に富んでいて、自分の唇に唾をなすりつける。
目の前にはギュッと目を閉じた明日香の長い睫毛がピクピクと揺らぎ、意外にも激しく出入りする
鼻の息が自分の頬を熱く撫でた。

(き、キスしてる? 俺と、先輩が?)

徐々に、意識を取り戻しだすと、自分のしでかした――と言っても実際には明日香が迫ったのだが、
今の竹にとってそんなことは関係なく――事の重大さに落ち着かなくなる。
だがこういう行為も初めてなので対処など知る由もなく、唇同士で合わさったまま動く事もできない。

と、明日香の唇がピクリと動いた。
竹の下唇にヌルリとずらし、はむっと甘噛みする。外側の輪郭を軟らかい肉で上下から揉みしだくと、
舌先でぬるぬると濡らしだす。
明日香は明日香で、何度も甘噛みを繰り返すうちにその感触が気に入ったらしく、まるで甘えるかの
ように何度も何度も舌先で下唇の皺をなぞって、鼻息を荒くする。
その息が竹の頬にかかるので、くすぐったさと背筋を走る興奮で徐々に唇が半開きになってきて、
じわりと涎が垂れてきてしまう。
「んふっ、じゅ……あふぅ、じゅる――」
312大きな女の子は好きですか 10/14:2007/11/04(日) 09:31:07 ID:8VagZ/xG
すると、すかさず明日香がその涎を啜り、そしてそのまま、

「っ!――んむ、しぇ、せんぱ、うむ」
「じゅる……、た、たふぇ…、あむぅ」

一気に、明日香の舌が竹の唇を割って入った。

(な、なんだこれ……、これが女の子の舌?)

衝撃だった。竹のショックする間にも、彼の舌先をツンツンと突いたかと思うと、まるで絡め取る
ような動きで明日香の舌が擦りつく。
それは生暖かくて、びくびくと震えながらも口内の中で存在をアピールするようにのたうち回る。
お互いの鼻息が完全にかかる位置で竹は切なげに薄目をこちらに向けてくる明日香と見つめ合う。
常に自分をからかってくるさっぱりとしたお姉さんという印象の明日香が、内向的な少女のように
こちらを窺っているという事実に、竹の中でもっと明日香を責め立てたいという欲求が生まれた。

ずっと責められっぱなしだった竹の舌が明日香の口内に迫り出し、一気に彼女の舌ごと押し返す。
そして明日香の歯茎や口の内壁に涎を塗りたくって挨拶すると、明日香が驚いたように身体を
びくびくと震わせた。

「う、あむぅう、むふぅ……ふぁ、ちゃけぇ、じゅるるじゅる、ぬちょ…」
(タケが、求めてきてる。私の舌を、私を。んもう、しょーがないなあ――嬉しいじゃない)

長い睫毛を何度も上下に揺らして嬉しさを表現すると、興奮で鼻息が荒くなるのも気にせず、
責め立ててくる舌に一生懸命応えるべく舌先を動かす。
求められる、それだけで心から湧きあがる快感に背筋を震わせ、屈伸の途中で固まった体勢の膝が
フルフルと震え出した。バスケ部のエースだけにこのような体勢でもすぐ辛くなるような筋力では
ないが、今は精神面でいっそ腰砕けになってしまいたくなっているようだ。

だが、その震えを体勢が辛いからとタケは判断し、もっと舌を絡ませたい欲求を強引に振り切ると、
明日香の唇を引き剥がした。

「あん――あ、涎が……じゅるる」
「はぁはぁ、せ、先輩……」

アーチのように唇の間に掛かった2人の混合液を、明日香は勿体ないと言わんばかりに啜る。
ついでに竹の唇から垂れた涎も濃厚に舌先でねぶることで絡め取ると、最後にチュッと唇に挨拶した。

「あはっ……思った以上にこれって恥ずかしいな、うん」
「あ、あのねぇ……」
自分の行為に照れ笑いを浮かべる明日香に、竹は少し呆れつつも、彼女の瞳が興奮で潤んでいるのを
見ると意見する気も失せてくる。お互いに立った今体験した唇の感触に、テンションがおかしいのを
共に分かっているので、うまく言葉にできずにモジモジしあう。

この場を誤魔化すべく必死で言葉を探すうちに、そもそもなんでこういう事に、と竹は当初の発端を
思い出した。
「もしかして、あの、これが報酬――ですか?」
「ええっと、う、うん。こういう事。駄目かな?」

こういう事。
こういう事?
こういう事とはどういう事だろうと思っても、竹には毅然と問いただせない。

そもそもこれは青少年にとってむしろ性的すぎてむしろ、こちらがご褒美を受けているようで複雑で
だいたい彼女はこういう事をして平気なのだろうか好奇心だけでないなら好意も抱いてくれている
のだろうかいやしかし彼女の性格なら純粋な興味という線も捨てきれないし男の自意識過剰な勘違い
は惨めで恥ずかしいというか純粋に痛々しいしああああもう訳が分からない!

という、万感の思いを込めて明日香を見返すも、当の彼女は見つめられると何を勘違いしたのか
ニッコリと微笑んできた。
313大きな女の子は好きですか 11/14:2007/11/04(日) 09:31:41 ID:8VagZ/xG
それを見たとき、この状況はもう逃れられない、と竹は悟った。こういう彼女に勝てた記憶がない。
「取引、成立?」
「――はい。よろしく、です」
「あはっ、よしよし!」

ぐいっ

竹の腕がグイッと引き寄せられると、150cm未満の彼の身体を175cmの豊満な身体が包み込んだ。
もちろん竹には見えない上方の位置で見せる明日香の顔には、ニンマリという言葉がよく似合う
したたかな笑顔が浮かんでいた。
そして、口の中だけで明日香は恥ずかしげに呟くも、それは竹の耳には届かなかった。

小山 竹。
ミニミニ高校生の平凡な生活は、徐々におかしな方向へと転がり出した。


――――――――――――――

ガチャッ

「ただいまー」
「……お、お帰り」


ドアの開閉音に即座に反応したのか、ドタドタと二階の部屋から藍が降りてくる。
これはいつも通りの行動なのだが、今日はいつもと違い、竹の顔を見るなりそのまま動かない。
だがその様子にきづくこともなく、竹は真っ直ぐ風呂場に向かいだし、ついでに歩きながら服を
脱ぎ出す。

「藍、風呂って沸いてる? 先入りたいんだけど」
「……う、うん。……あのね、兄さん……」
「ん?」

ここでようやく、妹の、ウルフヘアに隠れた顔が真っ赤になっていることに気づいた。

「どうかしたのか」
「……き、今日、誰かと……き、き……」
「――き?」
「……キス、した?」
「なっ!? な、なんで?」

竹はなんでそう思う?と言いたかったようだが、藍には「なんで分かった?」と伝わったらしく、
「……だ、だって下の唇の端とか、……ふ、不自然に腫れてる……」
という指摘。
竹が慌てて玄関の横に置いてある鏡を覗くと、確かにそこには不自然な斑点が点々とある。
どうやら明日香は彼の唇周辺を強烈に吸っていたようで、確かに見る人が見ればそれと分かる跡が
くっきりとついていた。
だが、義妹の前で正直で言うのは恥ずかしく、必死に言い訳を考える。
「こ、これは別にキスマークとかじゃなくて、その今日はちょっと口を擦りすぎたんだよ、うん!」
「……じいいいい」
「ほんとだって! ああもう、風呂入るから」

逃げるように風呂場へ駆け込んだ竹をジッと見つめると、藍は不安げに瞳をウルウルさせる。
これまで同年代の女子達が竹を男扱いするなんて、皆無だったはずだ。
高校での噂を聞いてもそれは周知の事実。
女の本音がぶっちゃける義兄の「男として見れないよね」というまさにどん底の評価を耳にする度、
抗議したくなる衝動と併せて、自分だけが義兄の魅力を知っているという密かな優越感を抱きもした。

それに、何より竹自身が女性を、それも大きな女性を苦手とする傾向があった。
それはおそらく、彼の中学生時代の失恋に起因することも藍は知っている。
314大きな女の子は好きですか 12/14:2007/11/04(日) 09:34:14 ID:8VagZ/xG

――――だからこそ、大きく成長してしまった自分が恨めしかったのに

自分が義兄にとって苦手な部類の女性に含められるのは悲しかったが、それ以上にしばらく恋人は
作らないだろうとどこか安心もしていた。
それがこんな簡単に崩されるとは。

(……どんな人、だろう。義兄さんの彼女……小さな人、なのかな、やっぱり……)

廊下には彼が脱ぎ捨てた制服が点々と散らばっている。
藍は彼の脱ぎ捨てた制服の白いカッターシャツを廊下で拾うと、真っ赤になりながらも一気に顔に
押し当てた。くらくらするほどの汗の臭いに混じって、義兄の布団に混じる暖かい臭いが鼻をつく。

「……やっぱり私は、駄目なのかな。おっきいし、うじうじしてるし……兄さん……」
初めは控えめに顔を埋めるだけだったのが、徐々に鼻をくんかくんか動かし、いけないことをして
いるという背徳心から興奮しだす。

義兄と一緒に暮らすようになったのは、小学生五年の時。

当時はまだそんなに大きくなかった藍を、ぐいぐいと引っ張って新しい家庭に馴染むように気を
遣ってくれた姿は、今でも彼女の中で特別な思い出だ。

元々、あまり人と話すのがうまくない。
それに、目つきが鋭くて無口なせいか、怖い子だと誤解されることも多いので、友達も少ない。
それなのに、竹は出会った当時から、怖がるどころか新しい家族でうまくやれるかどうかのみが
関心事で、全く躊躇いなく藍の手を握ってくれた。
その頃からずっと、藍は彼の後ろ姿を追ってきたのだ。
敬愛する義兄は、歳をとってもあまり大きくならなかったが、彼女にとってはその背中より大きな
男を知らない。そんな彼の背中を覆っていたシャツが今――胸の中にある。

はぁはぁと徐々に呼吸が乱れ、触れてもいないのに内股を摺り合わせるように動かすと、ズルズルと
廊下の壁にもたれかかった。

「……兄さん、兄さん……んふ、くふう」

大きな体の割には控えめな胸に右手を這わし、服越しから胸の輪郭をくすぐるように刺激する。
ゆっくりと何度も丹念になぞりながら、義兄のシャツから発散される臭いを全て吸い込もうとする
ように、左手でシャツを顔に、胸に、腕に押しつける。

「……さ、触って……にい、さん……あう、んぁ、いゃあ」

藍の中では、妄想の竹が自分をなで回し、全身に口づけしてくれている。
長いウルフヘアを小刻みに震わせながら、ジーンズのチャックをもどかしげに下ろし、いよいよ
ウズウズして仕方のない内股に右手を忍ばせる。

「……濡れて、濡れてるよぅ。……にいさん、のせい、……あぁん!」

妄想の中の義兄を勝手に非難しつつも、むしろ自分の右手はすでに充血しきった筋に一気に迫り、
中指が躊躇いなく割れ目に押し入る。
それが合図となって、ジュルッと音を立てて愛液がこぼれ落ちる。量があるわけではないが、すでに
興奮しきっているという事実が、趣致心となってさらに藍をゾクゾクと煽りたてる。

ちゅぷっ、ちゅぷっ……、にゅぷ……にゅる…

「……んんんっ!! あふぅ……」

液をこねる音さえも藍を煽る性的な刺激となる。もう、彼女にとって、この指は自分の指でなく、
竹の指だ。おそらく、竹の手は、指は、自分のよりも小さいに違いない。もしかしたら、膣の奥に
届かないのではなどとも勝手に想像してしまうが、藍にとってそれは残念なことではない。
むしろ、それならどのへんを重点的に弄ってくれるのかを想像するだけでゾクゾクしてしまう。
315大きな女の子は好きですか 13/14:2007/11/04(日) 09:34:46 ID:8VagZ/xG
「……こ、この辺かな……に、兄さんのゆ、指が、ひぃやっ! あぅ、あ、熱い……」

深ければ快感が得られる訳ではない。ここを、他でもない竹の指が小刻みになで回しているという
妄想だけで、軽く達してしまいそうな程のゾクゾクとした情欲が溢れてくる。
廊下の壁に倒れ込んでズルズルと座り込んでしまった後は、より快感を得られるようにジーンズを
膝まで下げて股を開く。自分のその淫らな行為に真っ赤になりながらもそれでもさらに竹を求める
ように、唇を噛み締めながら愛しい義兄の名を呼ぶ。

「……に、にいさ、……こ、こすって、は、はげしく、ぅ、ああっ、あ、あ、んんっ!!」

くちゅっくちゅ……、にゅぷ、ちゅぷ……

中指で浅めの膣壁をえぐるように刺激しながら、人差し指と薬指で淫靡にテカテカと濡れた肉の唇を
さすり、一気に自分自身を引き上げる。自分の指でありながら自分の指でない感覚に、口が半開きに
なったまま涎を垂らしたままよがり狂う。

興奮に任せて左腕を閉じた中にしわくちゃになった竹の白いシャツを一層抱きしめる。同年代の
女子より高いと羨ましがられるスマートな鼻を擦りつけ、義兄の残り香をくんくんと吸い込む。
まるで彼の胸に頬を寄せている感覚に囚われた瞬間、

「……ん、ん、ん、ぁ、ああっ、んんんんん!!」

びくっびくっと二度小刻みに痙攣した後、じゅわっと膣口から潮があふれ出すのも放置するままに
ギュッとシャツを抱きしめながら達した余韻を味わった。


――――――――――――――


義妹が扉1つ隔てた廊下で自慰に耽っているとも知らず、竹はというと湯船にどっぷり浸かって、
一日の疲れをほぐしていた。

「はああああ、今日は疲れたな、色々な意味で……」

彼の頭にあるのはもちろん、明日香のキス。
人生初の性体験なのだ、たかがキスと言われても竹の脳内は唇から伝わる女性の柔らかさについて
一杯になってしまう。
思春期の男子はサルのようだとよく言われるが、女性を苦手としてきた竹にとってこれまで理解でき
なかった。彼にとっては性欲の対象と言うよりもむしろ、トラウマの引き金以上のものではなかった。
それに竹の意向に関係なく、女子の大部分にとって身長の低すぎる彼は恋愛の対象となることもない
ため、過度に親しい付き合いに発展するはずもなく。

そんな状態だから、恋愛話に盛り上がる同年代の男子の輪にいたことはない。
しかし、今なら彼らの気持ちがよく分かる。先ほどから明日香とのキスが思考から払えないことに
うんざりするほどだから当然と言えば当然だが。
竹より身長が20センチも高い彼女は上から覆い被さるようにギュッと肩を掴み、貪欲に舌を絡めて
くる姿が何度も何度も脳裏に浮かんでしまい、竹は恥ずかしくなって湯船に顔を半分沈める。

(そういえば、あの時の女子も……大きかったんだよな)

『ちっさすぎて、やっぱ無理。恋愛対象にはちょっと……ね』

胸がずきんと痛む。
思えば、あの日以来、中学時代の残りは生き地獄と化したと言っていい。クラス全員どころか学年中
の噂となったため、どこに行ってもニヤニヤとからかわれるし、初対面の人からも「ああ、あの小山
さんね」とニヤニヤされる始末。
特に教室にいるのが彼にとって苦痛となった。何より当事者を中心とした女子達がいる場では、
過敏に反応しすぎと言われようとも心臓の休まる日はなくなり、授業以外はほとんど部活に入り浸る
ようになっていった。
316大きな女の子は好きですか 14/14:2007/11/04(日) 09:36:25 ID:8VagZ/xG
そして何よりも、竹は女子、特に身長の大きい女子との関わりは最小限に留めてきた。
ひとえに初恋のトラウマのせいである。昔より程度は和らいだと言え、症状は未だに残っている。
そのはずなのに、

「そんな俺が、よりによってあんなでっかい人と……自分で自分が理解できん」
ジャブジャブと湯面を荒立てて、気を紛らわす。
と、そこで竹は根本的な問題に気づく。

「……空良先輩、どういうつもりなんだろ……」

報酬にキスなんて、聞いたことがない。男が要求するならともかく、向こうは彼女が声をかけたら
打率0.950の確率でナンパに成功すること間違いなしな容姿をしたモデル体型の女子高生だ。
あのさっぱりした性格を知ってしまうとまあ、多少その率は低下するだろうが、むしろ同性からの
支持率は高まるかもしれない。

そんな彼女のことだ、恋愛経験も豊富に違いないのでキスも挨拶程度の娯楽かもしれない、と竹は
想像するものの、その考えに胸にモヤモヤした不快感を覚えて打ち消す。
確かに明日香は過度のスキンシップを竹に仕掛けては、反応を楽しんでいる節があるし、余裕も
感じられる。

だが、思春期の少年にとって、性体験の入り口であるキスが遊びのように振る舞われているという
妄想は気分の良いものではない。特に明日香は、高校入学以来何かと親しくしてきたのでなおさら。

(単に先輩がそんな人だと思いたくないだけかもな……勝手な願望だ、まったく)

キス1つするだけで、人はここまで変わるものかと、自嘲する。
自分の中で生まれた明日香に対する勝手な欲望と願望を戒めたいが、なかなかうまくいかない。

「……ああ、すっきりしねえ!」

ゴボゴボッ

いっそのこと、頭のモヤモヤした葛藤を吹きとばさんとするかのように、
一気に湯船の中に頭を沈めた竹は――

「……わ、に、にいさん、ま、真っ赤だ、ど、どうしよどうしよ」
風呂上がりに血が上りすぎてフラフラとなり、藍のオロオロした看病を受けることになる。
朦朧とした意識の中、自分を振り回す先輩が大きな瞳をキュッと細めて顔に迫ってきたときにどう
反応すればいいか、などとまとまらない悩みに囚われ続けた。


だがその悩みは、意外な形でうやむやとなる。
次の日の昼休み、バスケ部の顧問から呼び出しを受けた竹は、

「……それって、平たく言えば引退勧告、ですか?」

部活動存続そのものの岐路に立たされてしまう。


つづく
317大きな女の子は好きですか END:2007/11/04(日) 09:37:20 ID:8VagZ/xG
以上。
318名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:41:22 ID:fG/RI6ql
おお、リアルタイム。GJです!続き楽しみにしてます
319名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:48:20 ID:lZOVyw8d
>>317
GJ
おつかれっした!
320名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 11:39:31 ID:340p14le
GJあざーず

なんという良質ラブ米
いきなりハーレムより、どん底からのじわじわハーレムのほうがニヤニヤできるな
321名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 12:43:45 ID:nGA5Qiio
>>317
GJ


さて、これで身長差萌えに目覚めた方はこちらもどうぞ。
■ 女が長身で男がチビのエロパロ! ■
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166012445/
322名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 13:47:50 ID:PUk6meUY
>317
GJ 健気な義妹萌
323名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 14:28:24 ID:o2Rehdhb
>>317
良作GJ!
すげー続きが気になる。期待
324名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:06:22 ID:RQ6auznE
               ∩ グッジョブ
               ( ⌒)     ∩_ _
              /,. ノ     i .,,E)
             ./ /"    / /" .
   _n  グッジョブ!! ./ /_、_   / ノ'
  ( l    _、_   / / ,_ノ` )/ /_、_    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

325名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:44:16 ID:oYDKnyl5
>>317
GJ!GJゥ!
妹にそれなりの常識がある分余計にインモラルでいいよいいよー

ただ、ヤンデレな路線に掠ってそうなのが心配
スレ的に大丈夫だと思うけど

乙っした!
326名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 21:28:58 ID:xh871hAf
多少ヤンでも刺すのは顧問に違いないと信じてGJ!
327名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 21:46:55 ID:vr4/lJMA
GJ
いいなぁ長身ハーレム
男が強いハーレムとはまた違った魅力がある



>>321
そんなスレあったのか
『大妹』にハマった俺はダッシュで行くぜ
サンクス
328しる:2007/11/04(日) 23:20:46 ID:FTpRwCRo
うぉぁぁおあおあおああ!!!超GJ!!

やっぱ定期的に新しい人が風を運んでくれないとね
329名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 00:13:37 ID:E6SP+lRp
既出かもしれんが一応報告。

ZUKI樹作
「ハーレム×ハーレム」に収録されている「マーチングクラブフェスタ」が多人数
ハーレム物。
元女子高という環境でブラスバンド部に誘われて入った主人公(木下君)が
女子部員をやりまくるというもの。
ストーリーが進むにつれて何人かの女子生徒を孕ませてしまうが基本ラブラブ
孕ませなので読んでいて罪悪感が無く楽しめるっス。

ラストはあっさり気味の尻切れトンボっぽいオチだが見方を変えればその後も
ラブラブでやっているようにも見える終わり方だったので問題なし。
なお、他の収録作品の中に痴漢陵辱物が混じっているので要注意。
上記作品以外に3本収録作品がありうち2本はちょいとフェチ入った男と彼女
という組み合わせの純愛物だが最終話のみ多数陵辱の痴漢物になっているので
駄目な人は見ない事を強く勧める。
330名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 00:42:07 ID:D0YJ5GO7
ほんとにどうでもいいことだけど
「ポ」の字って古いとか以前に間違ってるよね?
331名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01:26:08 ID:RR/52fPO
話の流れ自体が面白くて非常にGJ!>大きい女の子
332名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01:47:07 ID:XpbM7OtU
マーチングラブフェスタはハーレムものとみせかけて乱交ものだろ。
このスレ的にはむしろ地雷だとおもう。
333名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 01:52:54 ID:BLEsMT0d
マーチングラブフェスタは1話だけ読んどけ。
334名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 05:26:21 ID:qrEfT99h
4話さえ無ければなー
アレで台無しだ
335名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 23:29:21 ID:aIdTL/oG
449氏の投下を待っています。
よそのスレで作品読んで、追いかけたらここにたどり着いた。
336名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:01:06 ID:6WgcJOfS
>>329
ラストは大いに問題だろ。
337名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:43:11 ID:9iWT1lPo
>>329
あー、確かにラストは乱交っすねスマンです。
それらさえなければいいんですがねー、ブラスバンドとかオーケストラみたいな
集団で作るハーレムってのはかなーりソソられますから。
338名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:45:35 ID:QhY0o3Et
・・・アレだよな。普段やらな作者だからって油断しちゃだめだな。NTR地雷がフラッシュバックして眠れん・・・

ちなみにこのスレには寝取りは大丈夫、いやそれも無理ってってのが両方いるんだろうが、どっちが多いんだろうな?
339名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 02:15:32 ID:9iWT1lPo
>>338
半々かもしれない。
俺は寝取られはどんなシチュエーションでも駄目だが寝取りは「条件付き」
かつハッピーエンド必須なら大丈夫だな。
340名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 05:58:12 ID:6siV+kMB
俺は話の無いよう云々よりも読み始める前の自分の認識の方が重要だな。

最初から『NTRモノ』と覚悟してればそれなりに楽しめるが、たとえどんなに話が
良くても『純愛モノ』や『ハーレムモノ』にNTR展開があったら受け付け無い。
341名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 10:53:23 ID:4C15RzfT
基本的な質問でアレなんですけど…
このスレ的なハーレムっていうのは、いわゆるハーレムENDが必須になるのでしょうか?
途中皆に囲まれてウハウハになっても、最後ヒロインとくっついて終わりってのはアウツ?
342名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 11:24:16 ID:KO4GkBG/
>>338
寝取られは絶対アウト。
寝取りはどうしようも無いクソ野郎からならギリでセーフ。

>>341
最後に正ヒロインとくっつくのは違うなあ。
343名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 12:02:19 ID:6WgcJOfS
>>341-342
メインヒロインとくっついてもいいけど、サブヒロインと切れるのはイヤ。
不倫ハーレムもいいものだよー。
344名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 13:30:17 ID:mkiou3q+
ヤらなくても複数の女から好かれてればハーレムですか?
345名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 14:05:00 ID:ZkfEAi7B
>>338
寝取りは相手が人妻とかの場合そうなるしハーレム物でも結構多いしな自分は全然気にしないな。
初めに注意書きで書いておけば全然OKだ。しいて言えば相手の男の描写がなるべく少ない方がいいかなというぐらい

>>341
ハーレム要素を含むものならすべて可だと思ってるけども1人とくっついちゃった場合ハーレムじゃないしな
リンク集のハーレムとは認めがたい物に入れるかも程度じゃないかな

>>344
エロシーンがないものに分類されるやつだしまったく問題ないね
346名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 16:08:23 ID:AZH+3YoK
スーパーで野菜選んでると、食材を一皿にまとめ上げる野菜炒めって、
地味にハーレムだよなあとか思えてきた。

いや、どんな料理でもハーレム化は可能だろと言われると、うん、それまでなんだ
347名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 18:16:43 ID:BQVMJFOu
さっき保管庫&リンク集のハーレムスレ補助掲示板に入ろうとしたら
何か全然関係無い他の掲示板に飛びまくったんだけどなんだったんだろ?
もう直ってるからとくめー氏に報告する必要ないけど変なもん踏んでないかとかやたらと気になる
まあ、全部したらばの掲示板だったから、したらば自体の問題だったんだろうけど
348名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 18:33:07 ID:KApCG5HP
寝取りはちょっときついって人は、女族隷属なんかもやっぱきついのか?
349名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 19:16:22 ID:AZH+3YoK
>>348
ラブラブな夫婦を引き裂くような強烈な寝取りは、ハーレム感味わうどころじゃなくなるので苦手。
あくまでハーレムが好きなんで。

「女族〜」はその点、ヒロインがすでに冷めた夫婦生活である事を丁寧に描写したりしているので、
作者の狙い通り?ハーレム感を味わうことに集中できるから、苦手な俺でも読めるレベル。
350名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 20:53:16 ID:oNSyR2Ji
まぁ、結局は個人の趣味の問題だから、投下も紹介も、>>1に則ったものならば問題はないはず。

特定の属性(寝取り、レズ、フタナリ、レイプ、MC、女性上位、孕ませ、SM、近親相姦、人外異形、触手、バッドエンド、最終ヒロイン一人だけ、などなど)なんかは、
苦手な人もいるし、気にならない人もいるし、好物な人もいる。

これらは、このスレに投下(紹介)してはいけないものではなく、配慮が必要なものなんだ、ということ。


だから、「自分は○○は絶対ダメ!」みたいなレスが続くと、投下する人が気後れするので気をつけよう。

ちなみに上の属性サンプルも、私の主観で適当にあげたものなので、鵜呑みは厳禁。
ざっくり危険度が高い奴をみんなでまとめて、>>2にでもテンプレしとく?
351名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:15:20 ID:X2cjYgKN
最近ハヤカワ文庫から「ようこそ女の国へ」?という翻訳小説があったが、ああいう世界は惚れられてるならハーレムだけど買われたなら地獄だと思う。
352名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:24:54 ID:GUGVZzrx
何をもって『最終ヒロイン』と呼ぶのかにも依らないかな?

入籍は一人だけど、みんなしょっちゅうやって来るとか、
一人が正室後は側室とか。

極稀に、ハーレムの正室になった正ヒロインより先に側室のサブヒロインが身ごもった挙げ句、正ヒロインが死亡という某銀河戦国群雄伝ライみたいなのがあるし。
353名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:45:57 ID:U4G0gA4B
>>347
ほかのしたらばでも同様の事象発生してたよ
354名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:49:43 ID:oNSyR2Ji
>>352
某の意味がないw
355名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:55:51 ID:KApCG5HP
>>354
作者がかなり危険な作品を商業誌で書いちゃった所為で成年誌でしか声がかからなくなっちゃったんだよな
ラコウと独眼竜と一緒に3Pする本人の手による同人誌見た時はびっくりしたもんだ
356名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 21:58:40 ID:OYjEuszf
しかしあの絵ではヌケない罠
357名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:04:48 ID:KApCG5HP
さらに言うと夢オチの癖に本誌にその後の外伝としてその時の子供が出てきたりするからなw
358sage:2007/11/06(火) 22:18:47 ID:0TeB1bYG
下級生2みたいなのはやっぱだめだよな
寝取りだが・・・
359名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:59:13 ID:oNSyR2Ji
たまきのこと?

たぶんあれは、寝取りというより寝取り返しなんだとおもう。先に寝取られて、そのあとで寝取る。

だからまず、医大生と付き合ってやりまくってた段階で寝取られなので、そこでダメージを受けるプレイヤー、読者が多いのだろう。
360名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:02:03 ID:OYjEuszf
うはナツカシスアナルヒロインw
361名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:34:57 ID:rUojemZT
>>348
あれはダンナなど問題にならないくらい
女の人がメロメロになるので気にならない
362名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:43:37 ID:BQVMJFOu
タマキンって寝取りっていうのかアレ?
捨てられた後で主人公に流れるだけっぽいのが一番ダメージデカかったんだが。
363名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:51:35 ID:6WgcJOfS
寝取りモノで難しいのは、ヒロインに尻軽のイメージがついてしまう危険性。たまきんみたいに。
ハーレムモノである以上、ほかに主人公一筋のヒロインがいるはずで、そういう娘にスタート地点で負けてしまう。

そこを乗り越えて敢えてほかのヒロインと同じくらい魅力的な娘を寝取りで書けるか。
手法としてはいくつか思いつくけど、難しいと思うよ。

364名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:57:06 ID:3Es3g/b2
寝取りで加入したメンバーには新しいHのパターン導入という役割がある
365名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:12:38 ID:U57V2Mrm
>>352
某真鍋氏はハーレムが好きなのかねぇ?

最近最終回を迎えたてぇいるちぇいさーも
3Pや4Pの回がそれなりにあった気がする
366名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 02:36:44 ID:03rnRnNU
「女族〜」は最初に寝取った人妻が夫婦関係は良好且つヤられて堕とされるまで主人公を拒絶してたのがなー
他の女性は皆自発的にヤってたけど、あの人妻だけ嫌がるのを能力で無理矢理自分のモノにしてる点が引っ掛かった
367名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 13:33:10 ID:mrwCSskB
旦那の描写は一切無いんだから、寝取りって言うほどでもないな。
ジャンル的に言うと「和姦ではない」ってことなんだろうけど、
超能力系は、そういうシチュがないと能力の凄さがわからないので、
ある種必然的な流れとも言える。

むしろ、クラスメイトの方がアレだ。
368名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 16:19:35 ID:DrwGoe8G
>367
ううむ、和姦ねぇ。
369名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 16:33:26 ID:jZGKc4eG
山田くん、>>368さんの座布団全部持ってって!
370名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 17:02:27 ID:eYUxi7VV
>>367

>能力の凄さ
いわゆる指標やな。

でもあの能力って主人公が中学生なんだったら同じ学校の高校生や上級生
にも影響があってもいいのにな。
20代30代が好みじゃないってことは全く無いが学生は学生で見てみたいシチュ
ではあるな。

話は変わるけど学園モノでハーレム作りやすいクラブって文系、理系、体育会系
だとブラスバンドや水泳部以外だと何があるかな?
371名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 17:33:13 ID:Pj3yfQKX
>>370

>同じ学校の高校生や上級生にも影響があってもいいのにな。

これは既に高等部の3人組という伏線が出てると思ったが?

理系クラブのハーレムは見てみたいかも。
シチュエーション的にかなり無理があるだけに。
372名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 17:34:05 ID:3xlP+bXo
>>370
文系: 演劇部 「舞台の上だと……自分に素直になれるから」
体育会系: 団体球技全般 「先輩! 今日も私達の特訓、お願いしますっ!!」
373名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 19:39:52 ID:qzlWdH7L
映研
人間の真実は性を通してしか語れない!とか言っちゃったりしつつ
374名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:43:31 ID:QoQ1Z751
放送部は結構あるネタじゃないかな?
あと女バス・女子バレーなんかだと「将来有望だったけど怪我して無気力」みたいな主人公が押し切られてマネージャー(コーチ)になれば。
マネージャー系なら他にソフトも可。気弱な主人公が幼なじみに押し切られたり。
・・・つーか女子が多そうなのならこれで大抵カバー出来る
375名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:48:50 ID:sDKCW2kL
>>370
天文部だと深夜に学校にいられるので便利。
生物部だと妖しい薬をだせるので便利。
園芸部だと男子が一人しかいない理由になるので便利。

フィクション的な部活だと、
「第二鳥人間コンテスト部」とかでパイロット役として
他の部活から引き抜かれる男子学生とかも面白いか。
376名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:56:54 ID:3/419uZW
女の子だけの演劇部。
普段は、宝塚っぽい歌劇をやっている。
しかし真の姿は、学園に根付く悪霊、悪党を退治する特殊部隊。

主人公は隊長だが、普段は雑用係。
377名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:21:21 ID:SOP1TJLM
>>376
それなんて帝國華撃団?
378名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:04:01 ID:DrwGoe8G
『ハーレム性徒会』というタイトルは浮かんだが、逆に漠然とし過ぎだ。

うん、たまたま一人を除いて全員女性が当選した生徒会選挙、が第一話かな?
ここで男が一番上の会長か、一番下の書記or会計かでがらりと変わると思う。
中間の、例えば副会長だと会長と如何にくっつくかに終始してハーレムにならないからね。

で、ハーレム要員が正副会長に書記会計は多分複数、風紀図書美化放送他の各委員長、予算争奪戦での部長やマネージャー、
忘れちゃいけない顧問の先生に先代のお姑会長。
しまった旧校舎の幽霊もか。


【どう個性を付けていいのか見当もつかない】
379名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:28:36 ID:eYUxi7VV
園芸部って具体的に何する部活なのかがわからんのだが畑を耕すのか?
天文部は良さそう夜間も校内に居残るには顧問の先生と一緒にいる必要
がありそうだけど、顧問が女性なら解決か。
女性が多そうな部活としては文芸部もありそう。


380名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:03:32 ID:DrwGoe8G
>379
畑と言うな、花壇と言え。
後は温室だな。職員室が禁煙なので、こっそり吸いに来る先生がいるんだよ。

文芸部は……腐女子が多そうだな。
381名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:06:07 ID:V/AfQSZF
選挙戦において僅差で敗れ復讐を目論む金髪お嬢も欲しいところ
382名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:13:59 ID:hMYkuTV+
>>377
サクラ大戦は大切なことを教えてくれた・・・ツンデレキャラがシリーズ物に出るとデレ期が長くなりすぎてツンデレじゃなくなる。

>>378
外面のいい、軽く腹黒入ったキャラは絶対必要だな(大好き)


何となく書いてみた。特に意味はない。文章もアレ。


「本日のお昼の放送はこれでおしまいだっ!みんな、午後の授業もねるんじゃないぞ〜〜っ!」
真っ赤な顔をした、快活そうなポニーテールの少女は、そういってマイクの電源をきると同時に崩れ落ち、

「っひゃあ!?」
下に座った少年、秋人の肉棒に深く穿たれた。

「どうした、紅葉? 自分から入れていて」

「うう・・・秋人君、やっぱり放送中にこういう事とするのはよくないんじゃないかなっ?!・・・ひゃあっ」
真っ赤な顔の紅葉は、ニヤニヤ笑う秋人に口をとがらす。そう、先ほどの放送の間中(約20分ほどである)ずーっと下から突き上げられていたのである。
生意気をいう紅葉の尻をはたき、あふれたジュースをつかってさらに激しく腰を上下させようとしたところで

「まったくそうの通りですわ!!」
ガン、という音とともに放送室の扉が開け放たれる。現れたのは、栗色の髪のグラマラスな美人だ。

「おや、栗子さんじゃないですか。どうしたんですか?こんな時間に」
紅葉の「しめてしめて!」という声を無視して、秋人は栗子に話しかける。
てゆーか鍵くらい閉めろよ。

「そもそも私は合い鍵を持っていますわ。って、そうじゃなくて!!いくらDJとはいえ秋人さんを昼休み中独り占めにするなんて許せませんわ! ・・・せっかく私がお弁当を作ってきても、食べていただけないではないですか」
唐突にいじけて目に涙を溜める。
躁鬱が激しいのが栗子の悪い性質だ。あとご飯に砂糖を入れて炊くぐらい甘党な所も。


「く、栗子さんだって家に帰ったら甘えまくりじゃん!いくら居候させているとはいえ、卑怯だと思うよっ?!」
対抗しているのか勝手に盛り上がる紅葉は、またテンションのあがった栗子と口げんかを始めた。

「・・・はぁ」
一方おいてけぼりの秋人。いきり立った物をどうしてくれようかと考えていると、
肉棒にぬめっ、とした感触。

「んおっ?!・・・って梨佳か。いつの間にきたんだ?」
竿に舌を絡ませるショートの少女、梨佳は上目遣いで秋人を見つめた。

「んっ はぁ、チュッ・・・。朝からいた」
そういって指さす先には、乱れた毛布。
「まじかよ、気が付かなかった・・・ツーかお前も授業でれ。卒業できないぞ?」
立ち上がった梨佳はパンツを脱ぎ、あらわになった秘裂を秋人の指がいじめる。


「いい。秋人の所に永久就職するから。・・・何?」
さも当然げに言い切った梨佳を、未だにパンツもはかずに愛液をしたたらせている紅葉と、目を潤ませ始めた栗子がにらめつけた。



本番書こうかとも思ったがメンドクサイので投げっぱなし


383名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:54:41 ID:DrwGoe8G
>381
そういう具体的なリクエストはありがたいです。
>382
電波が繋がって来た。
主人公は理想に燃えて生徒会を志す中高一貫校の中一坊主。
先ずは会計から始めるのだが、僅差で破った縦ロールに数年間暗い情熱をぶつけられ続ける。

で、生徒会入り。
この時の会長は男で、生徒会の古参メンバーが彼のハーレム要員でもある。少年は彼から、生徒会とハーレムの地盤及びノウハウを受け継ぐのだ。

はじめの頃は先輩達でお下がりハーレムなのが、年を経て徐々に入れ替わり、やがては殆どが後輩の彼専用に……
高校編の最後には、長年のライバル足る縦ロールをハーレムに加え大学編へ続く。

……粗筋でお腹いっぱいだなぁ。
384名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:01:28 ID:VickoGwG
お下がりハーレム…ウーム…
385 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:22:14 ID:E2lUUxSG
ちょっと前にヤマなしオチなしイミなしプラスエロなしを投下した俺が、
今度はエロだけを足してみました駄文をこんな時間に投下してみる。
ちなみに前の続きではない。
なんつーか、前のは書けなかった。スマソ。
386名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:23:50 ID:vCJmiD5D
>>384
確かに悩ましい…、否定はしないが描写によってはヒロインを即物的に譲渡する、
平たく言えば寝取らせに見えなくもない。ヒロインの意志はどこに?って感じで。MCなら有りだろうけど。

初めからハーレムが出来上がってる方がエロSS的に都合がよいのは理解できるけど…悩ましい。
387無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:25:57 ID:E2lUUxSG
 日常なんて幻想だ。
 平和なんて虚像だ。
 平穏なんて幻覚だ。

 戦争もない国に生まれて、世界と自分のあいだに明確な線を引いて、彼岸の火事を眺めながら熱いお茶を飲むよう
な人間は、そうしていてもいいからもっと幸せを感じてほしい。
 つまり二ヶ月前の俺は、もっと幸せを感じるべきなのだ。
 少なくとも満足くらいは感じなければ、二ヶ月後の俺、つまりいまの俺が浮かばれない。

 あの頃はよかった。
 なんとか入った三流大学よりもバイトを優先し、別に将来したいことがあるわけでもないのに貯金して、相手がい
るわけでもないのに貯まったら結婚資金にしようなんて考えていたあの頃は、とても幸せだった。

 変化のない日常。すばらしい。
 昨日と同じ今日。文句なしだ。
 退屈に覆われた世界。どこに不満がある。

 それに比べ、いまはどうだろう。
 たった二ヶ月前のことが、まるで幼い頃の記憶じみて思える。

 ああまったく、なんで、こんなことになってしまったのか。
 俺がなにをしたというのか。
 なにもしなかったから、いけなかったのか。

「……くそう、腹立ってきた」
「相手に?」
「自分に。二ヶ月前の俺を一発殴りたい。んでなでなでしてやりたい」
「変態ナルシスト」
「ふたりとも、静かに。もう来る」

 コンテナの影から頭だけ出して確認すると、倉庫の入り口にちょうどふたり分の人影が見えた。
 逆光で、顔はわからない。
 しかしふたりとも片腕を上げていて、手首より上には、L字のシルエット。
388無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:27:45 ID:E2lUUxSG

「……あれ、拳銃じゃ、ねえよな?」

 ははは、まさか、そんなバカな。

「銀製の拳銃だろう。まったく、鬱陶しい」

 鬱陶しいで済む問題なのか。

「銀製って嫌ね、ちょっと痛いから」

 銀製じゃなくても痛いよ。
 っていうか死ぬよ。

「……俺、逃げてもいい?」
「ダメ」
「入り口はあそこだけだ」

 紅い目をしてさっそく戦闘態勢に入ったふたりは、がたがたぶるぶるしている俺にはまるで取り合ってくれない。
 この二ヶ月で知ったことだが、ふたりはタイプこそ違えど、同程度に好戦的だ。
 そしてこれまた最近知ったことで、倉庫の入り口でいつでも射撃できるように構えている相手方も好戦的。

 好戦的な奴と好戦的な奴が、お互い敵同士という状況で出会ったなら、どうなるか。
 想像するまでもない。

「そこにいるのはわかっている。大人しく出てこい、吸血鬼の子よ」

 入り口の境界捜査官だとか対吸血鬼組織だとかの手先が言う。
 それに対して自称俺のボディーガードであるふたりは、

「政府の犬に渡してたまるか」
「これはあたしのものなんだからねっ」

 紅い目を光らせ、躊躇なくコンテナの陰を飛び出しいく。

「あ、おい――」

 危ないぞ、と手を伸ばしかけたが、とたんに聞こえてきた銃声に身体がすくんで、ふたりに届くまでもなく諦める。
 あとは、格好悪いことこの上ないが、コンテナの陰で震えることしかできなかった。

 時折聞こえてくる銃声や悲鳴や雄叫びを背に、俺はやはり、思うのだった。
 この状況の根元である親父のバカ野郎、と。
389無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:29:30 ID:E2lUUxSG
     ◇



「なあ、早く手当しろよ」
「その必要はない。放っておけばすぐに治る」
「だからそういう問題じゃねえんだって――くそ、見せろよ」

 無理やり羽矢の腕をとり、赤く染まったシャツの袖をまくり上げる。
 血だらけの白い肌に、一瞬の吐き気。
 もちろん抑え込む。

 さらに袖を上げると白い肌に二、三センチの黒い穴が空いていた。
 血は、そこから流れ出ていた。

「ひどいな、これ。気持ち悪ぃ……」
「だから、別に治療の必要は――」
「とりあえず止血か。縄……なんかねえよなあ。しょうがない」

 映画かアニメで見たまま、自分の服の袖を歯と腕で切り裂く。
 傷口は肘のあたりだったから、肩の下で止血した。
 本当は消毒をして包帯を巻けばいいのだろうが、そんなものはどこを探してもないので、仕方なくもう片方の袖も
裂いて包帯代わりにした。

「よし、これで完成。他に痛いところは?」
「ない」

 銀の拳銃で撃たれたというのに、羽矢は少しも痛がる様子がない。
 しかし二ヶ月の付き合いで極端なやせ我慢派だということを知っていたので、一応他に血が出ていないかだけ確認
し、今度は彩加に向き直る。

 一見して血塗れな羽矢とは違い、彩加は外見的な怪我はないように見える。
 あえて言うなら、精神的に不安定――有り体に言って不機嫌だというくらい。

「……あの、彩加さん? なんで怒ってんだ」
「べっつにー。誰かさんは羽矢には優しいんだなーと思っただけですけど?」
「怪我人なんだから、当たり前だろ」
「あたしのほうなんか全然見ないで羽矢のほう行っちゃったくせに」
「なんだ、どっか痛いのか?」
「胸が痛い」
「胸?」
390無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:30:35 ID:E2lUUxSG

 羽矢のソレに比べて、少し……いや、かなり、ずいぶん、めちゃくちゃ控えめなソレを凝視してみる。
 とりあえず、白いブラウスは汚れていない。
 ただ打ち身という可能性はあるから、安心はできないのだが。

「……よし、見せてみろ」
「へ?」
「痛いんだろ? 見えてみろ」
「い、いや、別に痛いわけじゃ――」
「いまさら遠慮すんなって。ガマンは身体に悪いんだから、ほら」

 まさかこんな展開に、とか、死ねよ鈍感バカめ、とか、いろいろ呟きながらもじもじする彩加。

「そんなに痛いのか? なら俺じゃどうしようもないから、早く病院に――」
「む、むぅ……この、朴念仁っ」
「ぼくねん……? 何人だよ、中国の人か? つか、痛いんだったら早く――」
「それはもういいの! 痛くないわよ、胸なんかっ」

 自分で痛いって言ったくせに。

「……まあ、痛くないならいいけどさ。羽矢も、他に痛いところがあったら早く言えよ」
「ん……大丈夫だ」
「彩加も大丈夫だな?」
「大丈夫っ」

 まあ、とりあえず、これで一段階、ということか。

「……それにしても、毎日これじゃあ体力が保たねえな」

 広い倉庫の真ん中に寝そべるふたつの影を見ながら、ぼんやり呟く。
 本当に銀加工がされた拳銃はすでに回収している。
 倒れているふたりも昏倒しているだけで、死んではいない。
 紅い目のおふたりさんは殺る気満々だったが、お願いして、なんとかやめてもらった。
 いくら正義の味方のつもりでも、殺してしまったら悪の手先だ。

 というかそもそも、倒れている彼らは、悪者ではない。
 アニメ的に言うならむしろ正義の味方。
 悪の吸血鬼を倒しにきた、勇敢な隊員ということになる。
391無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:31:16 ID:E2lUUxSG
 そしてこちらは完全な悪役。
 鋭い八重歯を持つ吸血鬼ふたりに、世界最凶(らしい)吸血鬼を父に持つ、吸血鬼ハーフ。
 もし舞台の下でお子さまが見ていたなら、絶対に俺たちが悪の組織だと思うだろう。

「体力が保たないって、あんた、なんにもしてないくせに」
「まあ、たしかに晴乃は震えていただけだな」

 拳銃を持つ相手に素手で戦いを挑み、しかも余裕で勝ってしまったふたりはなぜか俺よりも元気そうな表情で腕を
組んでいる。

「う、うるさいな、俺はおまえらみたいに規格外じゃねえんだよ」
「吸血鬼としては規格外のくせに」
「うっ……」
「人間としても若干けた外れだな、女に守られるとは」
「ぐっ……」
「しかも夜になったら夜になったでこれまたヘタれだし」
「むっ……」
「そのあたりも人間的ではないな、据え膳喰わぬはなんとやら」
「なっ……」
「なによ、なにか反論でもあるの?」
「ね、ねえよ! おまえらの言うとおりだよ、ああもうっ」

 吸血鬼として規格外とか、人間としてもどうかとか、そういうのはいい。
 そのあたりは若干自覚している。

 しかしこと夜に関しては言われたくなかった。
 男は、女が思う以上にデリケートな生き物だ。
 短いだのヘタだの早いだの言われたら一生モノの傷を負ってしまうほど、デリケートなのだ。
 そのあたりをこの吸血鬼どもはわかっていない。

「悔しいの?」

 ふふん、と鼻で笑いながら、俺のほうが長身にも関わらずなぜか俺を見下ろす彩加。

「悔しいんだったら、ここでやってみる?」
「――は?」
「ああ、それはいいな。わたしも少し血を流したから、補給したい」
「いや、おまえら、ちょっと――」
「羽矢、後ろから押さえて」
「ん、任せろ」
392無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:32:41 ID:E2lUUxSG
 脱兎のごとく、という形容詞そのままに俺は横飛びで逃げ出した。
 しかし相手はなにからナニまで規格外の吸血鬼。
 着地したところで後ろから捕まれ、あえなく御用。

「いやだ、やめてくれ、ああっ、そこは触っちゃ――」
「よいではないか、よいではないか」
「うむうむ」

 戦闘狂のふたりは、なぜか戦闘時よりも楽しそうに俺の服を剥いでいく。
 もちろん俺は見栄も恥も捨てて全力で抵抗するが、両手は羽矢に押さえられ、両足は腰から彩加に押さえられ、
まったく効果はない。

 彩加は舌なめずりしながら頬を赤くし、
 羽矢は無表情だが時折よだれをすすりながら、
 本当に楽しそうに、シャツのボタンを外していく。

 で。
 あれよあれよという間に、素っ裸。

「大丈夫、天井の染みを数えているあいだに終わるから」

 とは俺の腰からベルトを抜き取りながら呟かれた彩加さんのお言葉。

「どうせなら楽しまないと損だぞ」

 とは細い指で俺の胸を撫でながら呟かれた羽矢さんのお言葉。

「ああもうどうにでもなれっ」

 とは頭の中でなにかが切れてしまった晴乃さんの独り言。

 たぶん人が理性と呼ぶものが切れる「ぷつり」という音に「カン」というゴングが重なったのは幻聴ではなかった。

     ◇

「あぁん……だめぇ、おっぱいはだめなのぉ――」
「でも、揉まねえとおっきくなんないかもよ?」

 などと言いつつ、胸とはあんまり関係のない先端の小さなつぼみを指ではじく。

「んんっ!」
393無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:33:33 ID:E2lUUxSG
 申し訳程度に膨らんだ胸を手のひらに当てながら、色素の薄い先端を指で挟む。
 それだけで彩加は気持ちよく跳ねてくれるのだが、何度もやっていると飽きるので、そのうち指先で摘んだりした
くなるわけで。
 そうすると敏感な彩加は、

「ひゃあっ」

 とかわいい声を上げてくれるわけで。
 髪の毛を大きく振りながら乱れる彩加はなんだかとてつもなく魅力的で、思わずぽろりと呟いてしまう。

「かわいいなあ、ホントに」
「――っ! な、ななな、なによ、ヘタれのくせにっ」
「ほう、俺がヘタれだというのか。いや、いつもの俺がヘタれなのは認めよう。だが今日の俺は違うぜ?」

 そもそも、いつもなぜか手を縛られながらとか、疲れ切って指一本動かせないときだとかに来るから、自然とヘタ
れな反応しか返せないわけで、普段の俺は決してヘタれではない。
 とくに、夜の俺は。
 自分で言うのもアレだけれども。

「ふ、ふん、あんたの下手くそな前戯なんかで感じるわけ――」
「じゃあ遠慮なく、いただきます」

 目の前で「イート・ミー!」とばかりに揺れているピンク色のつぼみを口に含む。

「んんーっ!」

 そうしていないと声が漏れるのか、手を口に当てて目を閉じる彩加。
 俺はそれを見上げながら、舌を動かす。

「んっ!」

 びくり、と彩加の身体が跳ねるが、気にせず舌で何度もソコの形をなぞる。
 胸に対して大きめのソレはすぐに勃起し、余計に愛撫しやすくなるのだが、それによって感度が落ちることはない
ようで。

「あぁんっ! あっ、あっ、あぁっ――」

 なんというか、別に彩加の胸を愛撫していて自分が気持ちよくなることはないのだけれど、どうしてもやめられな
い快感がある。
 自分の一挙一動に反応する彩加から目が離せない。
 できればいつまでもこうしていたかったが、そういうわけにもいかないので、そろそろ空いている手を彩加の腰へ
伸ばした。
394無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:35:29 ID:E2lUUxSG
「あっ――」

 一瞬、驚いたような声。
 そして指が触れ、

「んんっ!」

 ひときわ大きな反応。
 そこはもう完全に受け入れ態勢が整っていた。

 ただ、なぜかソコの暖かさでもうひとりの存在を思い出して、やっと彩加から視線を外す。
 俺の上に乗っている彩加から、少し左。
 突如反撃を開始した俺をぼんやり見ている、巨乳の子。

「……ごめんな、羽矢」
「いや、別に」

 とか言いつつ怒っていることは明らかだった。
 無表情の中にもどことなく怒りを湛えた羽矢を強引に抱き寄せ、唇に触れる。

「ん――

 あとはもう夢中だった。
 とても片手には収まりきらない胸に触れて、喜ばせたいというよりはその感触に酔いしれて。

「あ――晴乃、そこ、気持ちいい――」

 羽矢のさりげない親切に感謝しつつ俺は胸に顔を近づけ、何度も、何カ所も口づけする。

 人よりもずっと白い肌。
 柔らかい肌。
 とても吸血鬼とは思えない。

 だから、ひとりの女の子として、羽矢も彩加も楽しませたかった。

 ただ、意気込みはあっても身体がついていかないこともよくあるわけで。

 羽矢の包容力満点な胸に夢中になっていると、それまでまったく無防備に放置されていた俺の大事な大事な息子が、
強すぎる力でぎゅっと握られる。

「い――」
395無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:36:44 ID:E2lUUxSG
 驚いて顔を上げると、そこには涙目で怒るひとりの女の子。

「ふ、ふんっ、羽矢の胸がそんなに好きなの? このマザコン男っ」
「ご、ごめん、すっかり忘れて――」
「むきー! 忘れてとか言うなー!」
「だからごめんって――な?」

 羽矢を片腕で抱いたまま彩加も抱き寄せて、キスをする。
 でもなぜか泣いてしまったので、涙を指で拭ってやってから、さてどうしよう。

 俺の愚息はひとりしかいない。
 相手はふたり。

「……よし」

 決めた。

「彩加、ここに寝て」
「ん――」

 脱がされたシャツを地面に引き、そこへ彩加を寝かせ、上から覆い被さる。
 羽矢へは目でちょっと待ってくれと合図しておいた。
 通じたかはわからないが。

 白いシャツの上で恥ずかしそうに身体を隠す彩加は、おそらく無意識なのだろうが、その仕草ひとつひとつが誘っ
ているように見えて仕方がない。

「痛かったら言えよ。俺、慣れてないから」
「い、痛くないようにしなさいよっ」
「努力はするよ」
「あ――」

 軽く指先で胸に触れて、そろそろと腹を這い、下半身までたどり着く。
 下着はすでに脱いでいた。

「み、見ないでよ、見たら殺すから」
「いやもうばっちり見てるけど」
「――し、死ねっ!」
「あとでな」

 いまは忙しいから、と俺は適当に受け流して、彩加の膝を掴む。
396無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:38:21 ID:E2lUUxSG
「力抜いて。これじゃなんか余計に卑猥な感じに見える」
「――っ」

 それでも抵抗があるのか、足はゆっくりとしか開かなかった。
 そして現れる彼女の熱源。

 いつも一方的にやられているだけなので、実はいままでじっくり観察したことは一度もなかった。
 今回こそ女の神秘を見るいいチャンスなのでは、と思ったが、とりあえずそれはガマンして、唾で濡らした指で触
れてみる。

「んん――」

 寒さに震える子猫のような反応をする彩加。
 とりあえず、痛そうではないので安心する。

 彼女のソコは指を濡らす必要がないほど反応していた。
 これならいけそうだなと判断し、俺はソコへ顔を埋めた。

「え、ちょ、ちょっ――あぁんっ!」

 ぺろり、とひと舐め。
 味は、よくわからない。
 きっと俺も興奮している。

「やだ、やだ、やだ、晴乃――」
「手、握ってるだろ。それでも咬んで耐えろ」
「ん――」

 咬んで耐えろ、というのは単なる比喩だったのだが、なにを思ったのか彩加はまじめに俺の指を咬んだ。
 そこはなにしろ吸血鬼。
 痛いどころの話ではなかったが、絶対出血多量だと確信できるほどの深手だったが、でも、ガマンした。
 俺は男の子。
 男の子は、泣いちゃダメ。

「いいな、晴乃の血――」

 左のほうから聞こえてくるそんな声も、聞いちゃダメ。
 俺はなにかをごまかすように一心不乱に舌を動かした。

「んんっ! はあぁあ――」
397無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:39:15 ID:E2lUUxSG

 そのいちいちに反応する彩加も、ずいぶん汗ばんでいる。
 俺も必死だったし、彩加もたぶん、必死だった。
 そしてその必死さは報われた。

「やあ――ダメ、もうダメぇ、いっちゃう、いっちゃうよ、晴乃っ――!」

 俺の名前を呼んでひときわ身体を震わせると、彼女は身体中の力を抜いて大きく息を吐いた。
 自分のよだれなのか彼女のソレなのかどちらかかの汗なのかよくわからなかったが、どれにしてもあまり不快さは
感じなかった。

 ただエチケットとして彩加の寝ころぶシャツの裾で拭って、頭を撫でながら彩加に口づけする。

「大丈夫か、痛いところは?」
「胸が――痛い」
「じゃあちょっと休んでろ、あとでさすってやるから」
「ん――わかった」

 妙に素直な彩加を寝かしつけ、やっと羽矢のほうを向くと、羽矢はまたしても拗ねていた。
 脱いでいたシャツを着て、若干視線を外しながら、

「晴乃がロリコンだとは知らなかったな」

 などと呟くくらい、ご機嫌ななめだった。
 おそらく言葉で挽回するのは無理だろうと判断し、俺はさっそく羽矢を抱きしめる。

 俺の筋肉もない貧相な胸に、羽矢の筋肉ではあり得ない柔らかい胸が当たる。
 それだけで少し幸せな気分になれた。
 羽矢もそれは同じらしく、薄い笑顔を浮かべて顔を近づけてくる。

 俺は唇を強く噛み、舌の上で鉄の味しかしない気持ち悪い液体をため込んでから、羽矢を受け入れた。

「――――」

 羽矢は予想外の味に一瞬驚いたあと、今度ははっきりとわかる笑顔を浮かべる。
 舌の動きでありがとうと呟いているのがわかった。
 俺もどういたしましてと返して、手をゆっくり動かす。

「ん――」

 唇の隙間から声が漏れるが、羽矢の舌は俺の口内で血の在処を探し出して丹念に舐め取っていた。
398無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:40:29 ID:E2lUUxSG
 羽矢の胸は本当に気持ちよくて、放っておけばいつまでも触っていそうだったので、理性を動員して――いやこの
場合欲望を抑える欲望ということになるのかもしれないが――手を少しずつ下へずらしていく。
 その動きに気づいた羽矢は自分から少し足を広げて受け入れる準備をしてくれた。

 俺が指がそこへたどり着くと、羽矢は少し口を離し、

「あまり時間もかけられないから、もう入れて構わないよ」
「ん――そっか、ごめんな」
「謝る必要はどこにもない」
「じゃあ、ありがとう」
「どういたしまして」

 少し笑い合って、やっと愚息をそこへ収める。

「んぁ――」

 つらいのか、快感なのか、わかりづらい羽矢の反応。
 しかし不安を感じる前に微笑んでくれるので、俺はそれに甘えて腰を動かした。

「あぁ――んっ――はぁ――」

 羽矢の反応は控えめだが、腰を入れるたびに胸が揺れ、羽矢の中も積極的に俺のものを受け入れている。

 なんというか、控えめな表現を使っても、とんでもなく気持ちよかった。
 ガマンなんて、とてもできない。

 それでもなんとか、羽矢が少しでも喜んでくれるように、とがんばった結果、挿入から八分。

「あぁあ――」

 快感というよりは、どことなく安心に近いような声で、羽矢は俺の息子から放たれた白い子供たちを受け取れてく
れた。
 そして、にこりと、微笑んでくれる。

「気持ちよかったよ、晴乃」
「だったら、俺もよかった。つかおまえの中が気持ちよすぎだ」

 どちらともなくまた笑って、羽矢の腕をとって抱き起こしたところで、背後からの冷たい声。

「そんなに羽矢の中は気持ちよかったのね、晴乃」
399無題 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:41:36 ID:E2lUUxSG
 ぎぎぎ、と擬音がつくくらいぎこちない仕草で振り返ると、そこには素っ裸で腰に手を当てている女の子がひとり。
 表情は当然、怒り。

「あたしには入れてくれなかったくせに、羽矢には入れて、しかも気持ちよかったなんて笑うんだ?」
「い、いや、それはな、俺なりにどっちも気持ちよくさせてあげたいという思いでだな――」
「あたしには口だけなのに、羽矢にはちゃんと入れたんだ?」
「お、落ち着け彩加」
「これが落ち着いていられますかー!」

 入れなさい、いますぐ入れなさい、と女の子にあるまじきことを言い放つ彩加。
 それを後ろで笑う羽矢。

 俺はもうどうしていいのかわからず、ただおろおろしながら、やはり思うのだった。

 日常なんて幻想だ。
 平和なんて虚像だ。
 平穏なんて幻覚だ。

 でも、幸せは、真実だ。

 ただ、少しばかりそれは、犠牲を伴ったりもするのだけれど。

 ――end?
400 ◆MFi1XRZQyw :2007/11/08(木) 01:43:44 ID:E2lUUxSG
というわけで、こんな感じになりましたですはい。
長々とすまんかった。
401名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:44:32 ID:W0xTfAmG
GJ
402名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:59:11 ID:vCJmiD5D
>>400
深夜にGJ, 割り込んですまなかった。
吸血鬼ってハーレムと相性いいのかな、なんだか色んな書き手が取り上げるエリート種族だw
403名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 07:57:48 ID:3kyI/PZV
GJ
巨乳と微乳のコンビは基本ですね(?)
404はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:48:20 ID:m9LEoY30
投下するね

キャラは
>>284
405はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:49:04 ID:m9LEoY30

でっかいケーキがある。遺跡の上からクリーム代わりの石灰が塗られ、蝋質の石筍が、祝福するように燃えている。巨大な砦、人工物を覆うように誕生した自然の造型。

7層文明第6層、探索5日目。



ミスラは土鍋の中でゆだっていた。

白く濁ったお湯には酒を混ぜているらしい、ミスラはすこぶる上機嫌で、なんだか久しぶりに安らいだ気分になる。
目の前には、モナメテオの尻、キルソロの尻、ヨフネの尻、ミルチアの尻、歌姫リリィの尻、その騎士エルエンの尻、同じく騎士アザカゼの尻…なぜこうなったのか、ティコネットの尻、ゾゾルドの尻、ドルキデの尻もある。

ミスラは昨日の出来事を思いだす…



「リリィ!エルエン!アザカゼ!皆無事か!?」

目的の歌姫はすぐに見つかった。命とイロドリを備えた黄色の髪。宝石のような瞳。
そんな可憐な少女を守るようにして、2人の騎士、これもまた女性というには一歩及ばない少女が抱きかかえている。赤い髪と緑の髪。スラリと美女少女が並ぶその姿は、幾重にも織り込まれた花を思わせた。

全員図ったように裸だし。

「ミルチア…君。本物…か」
「エルエン…どうした、怪我を…?」
「ボクは…マシなほうだ…うぐ。…リリィ様が…」

緑色の少女が苦しそうにしゃべる。ペッチリと中央から分けた髪型は凛々しく、見るからに優等生の顔立ち。中央の歌姫リリィは、悲痛の表情で彼女をいたわる。

「……!!…っ!……っっ」
「り…リリィ?…おいどうした…お前…声が…」
「…!!…っ、っ…!」

白く細い首を、搾るように訴える少女。音はなくとも、見ているだけで痛みが伝わってくる。

「……。」

突然、横から音もなく伸びた左手が、歌姫のきれいな髪の毛をクシャクシャにした。いかにも攻撃的な、明度の高い赤い色。その目は一度ミスラを捕らえ、実に興味なさそうにスルーする。

「アザカゼ…」
「……コレ」

少女はやさぐれた目でミルチアをねめつけ、何を思ったのか、歌姫の足首をむんずと掴んでひっぱりあげる。あらわにされる、一番大切な花園。

「……!!…っっ!!っ!っ!!!」

リリィはポカポカと、多分全力なのだろうが全然威力のない抗議の拳をあげる。ミスラと目が合い、真っ赤になる。そんなこと、まったく意に介さないアザカゼという名の少女。

「これは…封印か…」

示された足の裏には、小さな針が突き立っていた。ぐるぐると空間を回る呪文。
406はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:49:45 ID:m9LEoY30

「…私……もう寝る……あと…たのむ」
「おいアザカゼ…」
「ア…アザカゼ君が…げほ、一番重症だ。毒が…うぐ…」
「そんな…おいエルエン!!しっかりしろ!!」

2人の騎士は意識も途絶えがち、満身創痍だった。そう、満身創痍といえば…

「ゲホッ、ゲホ…」
「ミ…ミルチア…」
「……くそ…こんな時に…、ミスラ!!」
「え?あ…」
「その…あぅ、あの、…例のアレを…」
「あ、あ、よしわかった…………いいの?」
「ぐ…ぐずぐずいってるヒマはないんだ…か、勘違いするなよ!!バカ!!」

不思議そうな顔をするリリィから隠れるように、瓦礫の陰に引っ込むミスラとミルチア。アレっつったらもちろんエロいことだ。…なのだが

「ん?あれ?」
「…どうした?」
「ん?お?」
「おいなんだ…?」



「起たない…」



「なにぃぃぃいぃい!!?」

客観的な事実を一つだけ述べると、今この空間で一番満身創痍なのはミスラなのだ。
彼は今、ただ死んでないというだけの存在。ちびクリスはどこへ行ったのか?ミスラは自身の魔力の流れを見つめる。

「いない…?」

小惑星のようだった力の奔流が、影も形もない。

「おいミスラ!!これでもか!!?私のここをこうしてあーしてもか!!!?」
「どああぁぁぁあ、ミ、ミルチア…そそそ、そんなはしたない…」
「これはどうだ!!?こんなとこやあんなとこをこうしてこうして…」
「だぁぁっぁぁぁぁあ!!!やめろよミルチア!自分を大切にしろ!!!!」
「うが…もうだめ」
「ミ…ミルチア!!…くそ、早くモナのところに!!!」



それが時間でいうところの夜6時。それから日が変わるまでのおよそ6時間、ミスラは4人の美女少女を背中にしょって、2.5層から第6層まで、休みもせずに駆け上った。

それはもう聞くも涙、語るも涙の6時間。5人は励ましあい、互いを鼓舞し、生ききった。それはもうすごかった。とんでもなかった。えらいことだった。もう、筆舌に尽くしがたいくらい、あんなことやこんなことがあった。


・・・・・・。
407はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:50:26 ID:m9LEoY30

「ふむぅ…これほどとは…」
「モナ…はやくこの呪縛をといてくれ…!!」
「もう解けておる」
「へ…?」

「ヨフネやヨフネ、これからいうもの造って欲しいのじゃ」
「はいな」
「ミスラよ、これから儀式を行うぞ。クリステスラの力を抑えねばならぬ」
「モナ…?どういうこと…?」
「見えぬのかお主…今は引き潮、すぐに全てを飲み込む巨大な波になるぞ…」

ミスラは魔力の流れを見つめる。驚くべきことに、いかにもひ弱だったちびミスラの集団は、モナメテオのスパルタ教育によって選り抜かれ、鍛えられ、今ではたくましく思える軍団に育っていた。
モナメテオのもくろみは成功したといえる。これならちびたクリスのおっちょこちょいで踏みつぶされることなどないのではないか。その力を自分のものにすることも可能なのではないか。

そう思い、フラリと空を見上げる。



――絶望。


そこには、空を埋め尽くさんばかりに膨れ上がった、巨大な星があった。

その中には、胎児のように丸まった、巨大なクリステスラが眠っている。もしも彼女が目覚めたなら、指先一つでミスラの軍団など潰されるだろう。彼女は懸命に己を抑え、ミスラの世界を破壊せぬよう、死力を尽くしている。


「見えたかの?残念ながらワシのしたことは徒労に終わったようじゃ。今のままではお主、とても明日までなどもたん」
「そんな…」
「これからその繭に亀裂をいれる。…要はガス抜きじゃの、ワシの魔力の全てを使って破裂を抑えてやる…それで一日はもつ。」
「一日…」
「あとは最後の可能性、メルズヘルズに託す。よいな?」
「……うん」

「メテオはーん、こんな感じでどうですのん?」
「うむ、ご苦労じゃったの。では早速始めようぞ…」

そうしてできたのが、土鍋である。


・・・・・・。
408はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:51:07 ID:m9LEoY30

「そりゃ」
「いって…」
「ふむ、こんなもんかのう…」

土鍋はそこそこでっかい。直径5M前後、登るための木製の階段がついており、その一番上の段に、ミスラとモナメテオがいる。ちなみに鍋の中には高さの違う段差がいくつかしつらえてあり、お湯に浸かりながら寝そべったりなども可能である。
仙人少女は指をペロリと舐めると、ミスラの額に文字のようなものを書く。わずかなツバのにおい。それからの変化は早かった。

中心から、ボコボコと湧き上がるエネルギー。このところ頻発していた理性の消失もなく、快眠ののち、ゴハンをしっかり食べて、しっかりウンコをした後くらい絶好調。

当然ちんこも絶好調。

「この鍋は中の人間の魔力を集約させる効果を持つ。それをクリスの力にぶつけるわけじゃが、女衆の魔力はお主がまぐわっとれば回復するからうまく循環して…まぁ魔力の調整はワシがするからの、後はお主の好きなように射精せよ」

カンラカンラと笑う長老少女にもはや悲壮感はない。ミスラの精神も、春の訪れのように澄み渡っていた。

「これなら別に、爆発なんてしないんじゃね?へへ…」
「…お主、…いや、何もいうまい」
「どーしたのさモナ…はは、今のオレなら魔族だろうがなんだろうが、一発で倒せる気がする…うげ…」



げぼぼぼぼ。ぶちゃ。ぶちょん。



なんか、白いぶよぶよしたのが、いっぱいでた。



「うはははは、大丈夫大丈夫…手が…はは、手が滑った…うははは、げぶ…」
「そうじゃのうそうじゃのう、ホレ、はよう湯につかれ」
「だーいじょうぶだいじょうぶ…あっははっは、今日もかわいいよモナモナ」
「うむうむよかったのう、足元に気をつけよ」

土鍋の中では、10人の美女少女が具材のようにダシをだしている。ザクロ団の中で過ごしていても、そりゃぁ今から乱交しようぜなんていいだせないから、こういうお祭騒ぎはめったにない。
それもちゃんと意識がしっかりしていて、能動的にこの状態を楽しめるのだ。クリスの力も手伝って、ミスラの脳は幸せ汁でずるずるだった。
409はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:51:53 ID:m9LEoY30

「ぬはははは、ゴキゲンですなミスラ殿。このゾゾルド、不束者ながらご奉仕させていただきますぞ!!」
「よ…よろしくです…ケドー」

先陣を切ったのは2人の小悪魔。この2人、パーティーが二手に分かれた後、自由気ままにミスラを探しにでて、モナメテオに合流したのだ。
ティコネットは2人の保護者代わりに、エルサの元を離れざるをえなかった。少女等にとっては庭みたいなダンジョンかもしれないが、そのあまりのフリーダムさに、いつもなら冷静な彼女もさすがにピリピリムード。

そんなところに爆発寸前のミスラが戻る。ティコネットの感情優先順位は即座に切り替わり、今はもうただただミスラの身を心配するだけ。

「ミスラ…」
「ああティコ、なんでそんな死にかけのリスを見るみたいな目してんの、こっちこっち」
「うん…」

ミスラの指はいきなりティコネットの股間に伸びる。表面をくすぐる程度のたわむれ、やわらかい陰毛を分け入り、まさぐり、性器の周囲を指でなぞる。

ティコネットは困ったような顔をする。深く考えれば泣いてしまうだろう、それでは、今この幸せそうな少年の心に水を差してしまう。一つ息を吐き、何とか笑う。この場に涙は必要ない。


ちゅぶ、ちゅむ…


土鍋のヘリに腰掛けたミスラの股間では2人の悪魔が奮闘していた。

「すんばらしぃ…はむ、いやぁミスラ殿、難しいものですなぁふぇらていおというものは…」
「あむ…すみませんミスラ様…空気読めない相方で…」
「おんやぁドルキデ!?なにいい子ぶってかわいく見られようとしとるのですかな!!口グセが消えとる消えとる!!」

ゾゾルドはドルキデの尻をぺちぺちと叩きながら、熱心に肉物を上下。心の底から楽しそうなその顔はミスラの琴線をかき鳴らし、共鳴し、反響する。

「だっはっは、ちこうよれゾゾルド、ここか!ここがよいのか!!」
「ぬはー、ミスラ殿!お戯れををを…」

ミスラは都合よく置いてあった瓶の中に手を突っ込み、ぬるぬるの液体をヒザの上の少女にまぶしていく。これぞモナメテオ特製、飲んでよし、触れてぬるぬる、お肌つやつや、薬草ローションである。

「ぬあああ…ミスラ殿…そんな、先っぽばっかり責められては…うはぁ」
「ぐへへへへ、先っぽといっても三つあるぞ、どれじゃ?これか?ほれドルキデ、尻をあげろ」
「うぁ…ミスラ様…あえて不器用な親指で責めるなんて…いいですケド」
410はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:52:39 ID:m9LEoY30

そんなやりとりを、顔真っ赤にして眺めているのがリリィ筆頭、通称百合騎士団の皆さん。全員一応応急処置が済んで、当面命の心配はない。
それどころかミスラの事情を知り、恩人の助けになればと、乙女一生の決意を持って土鍋に魔力を捧げることを承知したのだ。が、待っていたのは予想のはるか上をいく乱交。

「ボクはもっとこう…粛々としたヤツを思い浮かべていたのですが…大恩なればやむなしと思っていたのですが…リリィ様、やっぱり辞退したほうが…」
「…!…っ、っ!!」

騎士エルエンが主に英断をうながす。この少女、真面目一徹、父の代からリリィに仕えている見本のような騎士である。ちなみにリリィの声と、ミルチアの心臓だけはミスラの精子待ち。

「……私は…別に…いい……なんでも」

一人投げやりなのが騎士アザカゼ。本当に、処女くらい今捨てても後で捨ててもかわんねぇんじゃね?くらいにしか思ってない性格で、完全に自分独自の世界を脳内に構築している女傑である。
純潔ってなんか意味あんの?その頑なさが元でよくエルエンにしかられるが、それで曲げるような行動なら最初からしないのだ。



一方怒りすぎてお湯の温度を上げているのがキルソロ。真っ先に自分が抱かれることを想像して悶々としてたのに、よりにもよって選ばれたのがゾゾルドとはどういうことだ。
ミスラが見てなかったらグーで殴ってたかもしれない、いや殴ってた。

「キルソロー」
「ぅあ!…は、はい!!なんですかミスラさん」
「なにしてんのー、キルソロいないとさびしいよ」
「うっぇぇええ…な、な、な、なにいってんですか……ばか」

今にも頭からバラでも咲きそうな笑顔を撒き散らす異常なミスラに、それが異常とはわからないから素直に喜ぶキルソロ。敏感に充血したところを触れられビクリと跳ねる。

「キルソロは最近どうなの?悩みとかないの?あったらミスラ兄さんにまかせとけよ」
「や…やですよ…そんな……ばかぁ…ふく」

いまだに刺激が強すぎて、腰が引けた少女のそこを遠慮なくこねくり回すミスラ。ヒザの上ではゾゾルドが、既に熟練した技術で腰を振っている。背中をミスラに貼り付け、えげつないくらい挑発的にうねる腹筋、それでいかにも楽しそうだから底が知れない。

「ふあ!ぬああ……み、ミスラ殿、そ、そ、そんな角度をいきなり…あ、…ぅん」

ミスラの首に腕を回し、ひとまず体重を預けてから、浮いた腰でぐねんぐねん肉物をひねり回す。その巧みさ。腰だけでない、身体全体を使っているのだ。

「ぞ、ゾゾルドよ…それは、反則…おが」
「ぬはははは、だらしがないですぞミスラ殿、…ん、んん!!」

びゅ、びゅぶぶぶ、ぶびゅびゅぐ…ぅぅぅぅびゅく、ぼちゃぼちゃぼちゃ

それこそ差し湯でもしたかのようにあふれる最初の一発。はたから見ても少女の腹筋が震えているのがわかる。すかさずドルキデが、ゾゾルドの乳首を食んで快楽を助長。その尻にはさっきからずっと、しつこいくらいミスラの指がもぐりこんでいる。
411はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:53:22 ID:m9LEoY30

「おやぁミスラ殿、ぁふ、このまま2周目に突入ですかな?」
「んな!?ま、待ちなさいよゾゾルド!!…その、…次は」
「どうしましたぁキルソロ?したいならしたいといわねばわかりませんぞ、ほれほれ」
「ち、…ちが、私は…」

「そーいえばさー、3人ってどんな関係なの?」

ミスラはゾゾルドの膣に怒張を押し込めたまま、あふれた汁で雛尖をいじる。ただ射精することだけを目的に奥の方でもぞもぞと亀頭を動かし、裏側をこすこす圧迫。

「腐れ縁デスケド…」
「実家が隣同士でしてな、何の因果か、学校でもずっと同じクラスなのです」
「学校ー?なにそれ」

魔界の学校。いわく、魔族というのは自然発生するわけでも、雌雄交わって繁殖するわけではない。人間をさらって、魔力を特化し、魔族化する、それゆえ当然、教育も必要。

ミスラがゾゾルドの子宮を満杯にするべく射精しているとき、さらりと重要なことをしゃべる魔女たち。魔力特化という性質上、男は魔族に向いていない、ゆえに魔族は宝剣もつかえないうんぬん。

「ぬはははは、昔はよく、こうして一緒におフロに入ったものですよ」
「へー、仲いいんだね」
「だ…だれがコイツと…!!」
「ん?キルソロはゾゾルドが嫌いなの?」
「一方的に嫌われておりますなぁ!だっははは」
「な…ちょ、ゾゾルド!!」

人を毛嫌いするなんていう矮小な性質を、大好きなミスラにバラされる。隠せてなくね?などという疑問は置いといて、キルソロからしてみればこれは一種のチクリ行為。よりにもよってゾゾルドなんかに…

「プライドが高いのですよ、自分のコトは棚に上げて、人には常に最高を要求する。私のようないい加減な性格はしゃくにさわるのでしょうとも」
「ははぁ」
「いい加減でいえばどっこいどっこいなのですがなぁ。彼女の場合、先生が見てないところで露骨にサボるのです。例えば掃除、気の弱い生徒がちょっとでも非難のまなざしを向けると、私は忙しいのよ、こんなのはヒマなやつがやればいいのよ、と、こうくる」
「あー、それは駄目だねぇ…」
「まったくその自信はどこからくるのですかなぁ、こんな有様で、自分だけは公明正大な人生を歩んでいると信じて疑わない。一度など、授業中に注意をした教師を、逆ギレして泣かせたこともあるのですぞ。耐えられんのですな、自分がバカだと自覚する事が」

次々と明らかにされるキルソロの恥部。ねちねちねちねち、いちいち事実。最終的にいわれた少女は…



「う、う……うるさいうるさい!!黙れよゾゾルドのクセに!!!」



切れた。
412はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:54:03 ID:m9LEoY30

土鍋の中で発動する魔界の外骨格。周囲が止めるまもなくその拳はゾゾルドに一直線、その無防備な顔面を粉砕……したと思ったのはキルソロだけ。

ゾゾルドは大した力もかけず、小指一本でその拳を止めてしまった。

「な…!?ウソ…」
「今までは…アナタを傷つけぬよう黙っておりました。自由奔放に育っていくアナタがほほえましくもあった。…だがそれがいけなかったのですかなぁ、私はもう、私達の不自然ともいえる関係を解消したいのです」
「ウソ…なによこれ…ゾゾルドなんかが…」

信じられぬキルソロは何度も何度もかいなをふるう。一発一発が軽くはないこと、それは振動する空間が告げている。

「アンタなんか…死体遊びでもしてればいいんだ!!」

最も力ののった必殺の一撃。それをゾゾルドは、あえて払いもせず顔面に受けた。すさまじいエネルギーの衝突。痛みによる絶叫、しかしその声の主は、拳をいためたキルソロだった。

「なんで…アンタなんかが…こんな」
「ゾゾルドは魔界上層部のスカウトを何度も蹴ってるんですケドー」
「ウソ…そんな…私なんか候補にすらあがったことないのに…」

「ケンカはだめだよー、2人ともー」

陽気なミスラが割ってはいる。間が悪い。全部ミスラに見られていたことに気づいたキルソロは、最も効果的な形で己の惨めさを突きつけられるハメになる。

「う…うぐ…」
「あれー?どうしたのキルソロ、手、痛いの?」
「ふぇ…ひぐ、…ふぇぇぇ」
「どしたのキルソロー、なんで泣いてるの?」
「ふえぇぇぇ、ふぇ、さ、触らないで…くだ…くだ…うえええええぇぇ!!」

湯船に落ちる、涙涙。

「泣かないでよキルソロー」
「ふぇぇぇぇぇえええん!!!!ばかぁぁあ!!」

涙の熱で、プライドが溶けたプラスチックのように破壊されたキルソロは、大きく一度跳躍すると、素っ裸のまま走って逃げた。

「あ、キルソロー」
「あいや、あとは私が…」

ゾゾルドが、今まで自分を犯していた肉物をとぷりと抜き、最後にミスラのほほにちょっぴりキスをしながら、開いた口がふさがらない一同を見渡す。

「今が我々2人、本当の信頼関係を築く分かれ目と存じまする。すぐに戻ってまりますので、これにて…ああどうぞどうぞ、皆さん続きをお楽しみください」

そのまま彼女も素っ裸のまま、一度跳躍、キルソロを追いかけていった。

嵐の後。
413はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:54:48 ID:m9LEoY30

「ぷっ…」
「なんじゃなんじゃ…そうぞうしい連中じゃのう…」

ティコネットが笑いだし、モナメテオがつられる。嵐は、ティコネットの中の霧も晴らしてくれたようだった。

「くく…あはははは!なんだあの2人は…あは…ダメだ苦しい…」
「やーんティコはん、なんですのん」

ヨフネの首筋に抱きついて、ぶるぶる震える自分を抑えるティコネット。その横で、あきれるミルチア、エルエン両氏。リリィは、なんか感動している。もちろん、アザカゼは地蔵のモノマネ中。

「ミスラ様…私はあの2人とは関係ないデス」
「おードルキデ、おいでおいで、愛いのう愛いのう」
「はぅ…スゴ…、ミスラ様ぁ…」

ぬこぬぷ。ぬこぬぷ。

「あははは、ミスラ!私も混ぜてくれ」
「ええなーミスラはん、ウチもウチも」
「ミスラよ、ここに呪われとるのが2人ものこっとるぞえ」
「…っ!…っ、…」
「え?いや、私は別に後でも…なぁエルエン?」
「な…なぜボクに振るんだ!!」
「…どうでも」

土鍋の中が、ようやく煮えてきた。


・・・・・・。


ちゅぷ…

「あ…、ん、…」

ちゅっ、ちゅぷ

「……ゥ。」

土鍋のヘリに手をつき、ミスラの方に尻を向ける騎士エルエンと、騎士アザカゼ。2人の艶々した肉の中で、ミスラの指が一生懸命蠕動している。
指で肉にくぼみをつくれば、そこにまた新たな肉が流れ込む。熱湯のように蕩けたゆたう膣内。湯気にのって、そのにおいが鼻まで昇る。

ミスラとしてはリリィに精を注いで、早く封印を解いてあげたかったのだが、エルエンがいきなり過ぎると異議を唱えた。まずは手本を…ミルチア君キミが…な、なんで私が!…いいだしっぺがすればいいだろ…た、たのむアザカゼ君一緒に…そんな流れ。

「ミスラ…ちゅむ、あむ。ちゅぶ…ちゅぼ…お前は…こんなに大きかったっけ?…はも」

ミスラの股下ではティコネットがきゅうきゅうと肉物をほおばっている。同時に、薬草ローションを塗ったドルキデの舌と手が、尻の穴をぬらぬらとほじくりながら、右足にしがみついている。
視界の端では、モナメテオとシラカワヨフネが、残りの2人に性の手ほどき。ミルチアもリリィも、ものっそい真面目な顔。
414はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:55:34 ID:m9LEoY30

「ふ…ん、ひゅむ…ぢゅぷ…みふら…そろそろださないと…んむ」
「ティコ…」
「ん、ん、…ぢゅっ、ぢゅぽ、ぢゅっ、ぢゅぷ…らひて…ん、ん」

びゅく、…びゅる
びゅー…

「んむ…ぁ…ん」

びゅー…くぷ、ぷこ。ぶぽ。

「ふぁ…ゃ…あむ…」



ミスラにしてみれば不意打ちだった。

ただただ騎士2人の膣の奥がどうなっているか知りたくて、中指でぬこぬこ肉を広げていただけなのに、ティコネットのくちびるはそれを邪魔しようというのだ。けしからん、実にけしからん。

「まだでるよティコ…」
「んぁ…ひゅご…ん、んぐ」

彼女は舌の根で、ビクビクと震える亀頭を味わい、ノドの奥に流れ込む流動体にこの上ない幸せを感じる。彼女の場合、窒息しかけた時の意識の麻痺を、快楽ととらえる変な性癖があった。

食道から全身に伝わる吐き気、ゾクゾクとあわ立つ肌、そういうのが心地よい。

「あむ…はぷ。…ん、まだでるの?」

そういいながら指で作ったリングで肉茎をしごく。2射3射が顔にかかり、最近シワのとれない眉間からおでこに広がる。目を閉じ、好きにしてくれとばかりに無防備な、精液だらけのその顔。肉物はすぐに再装填され、彼女の美しい鼻梁に、ベタベタとくっつく。



「うぁん!…み…ミスラ殿……その、…もう…」
「んー?どしたのエルエンさん」

ちぅぶ…ちゅぅ…ぷ。……くぷ、くぽ。

「なんというかその…あぅぅ、ハッキリしてほしい…ぅぁ」

ねちねちねちねち、自分勝手に膣肌をいじくるだけのミスラの中指は、ひどくじれったい快楽を少女騎士に与えていた。自身の探求に熱心な夫が、しばしば妻の感情をおいてけぼりにするのと同じこと。

「なにをー?具体的にどこのお肉がどのくらいデリケートなのか、エルエンさんこそハッキリしなきゃ…」
「や、やだ…そんなの…」

エルエンは痛みと快楽の混交液に身をよじる。
415はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:56:15 ID:m9LEoY30
世間は淫乱な騎士だとなじるだろうか。出会って間もない男に性器をさらけだすその神経を疑うだろうか。だがそれには胸を張って反論できる。6時間に及ぶ地獄からの脱出劇を考えれば、これくらいもののかずではない。
筆舌には尽くしがたい、経験した者にしかわからぬ圧縮された時間。この男はそんな濃密な地獄の中から、見ず知らずの自分達を、命を賭けて救ったのだ。

そして今、その恩人が死に直面している。助けるために封印した女の部分が役に立つ。ならそれを使うのにためらいは…確かに少し揺らいだが、今はもう、自分でも納得した。

それでも…それにしてもの話だ…



ちゅぷ。……ちゅぽっちゅぽっちゅ。
ちゅぷぅ。…ちゅ、ちゅご。

「あー、とろとろ過ぎてよくみえないよエルエンさん」
「あっ、や!…いたぃ…ぅぅ」

ぷくくく…ぢぅ。ぢゅく。
ちゅぽ。



もう少しデリカシーってものがないのだろうか、このミスラという男は。

自分ですらよく知らない、ずっと使うことはないだろうと思っていた女の部分を、そんな風に鼻息を荒げながら覗かなくても。息を吹き込まなくても。

ああでも、こんなことになるならもうちょっと綺麗にしておくべきだった。髪の手入れだって、ここ数ヶ月していない。職業病、そんな言葉が頭をよぎる。

どんな炎天下でも年がら年中暑っ苦しい鎧を着て、戦場に立てば小便まみれになるコトだって多々あるのがこの仕事。
汗が溜まりにおいがこもり、馬に乗れば擦り切れるし、風呂に入らなければかゆくなる。今だって、ホントはもっと念入りに洗いたかったのに、人がいっぱいいるからまさか股ぐらをいじくるわけにはいかなかった。ああ…におってないだろうか…私の性器は…

以上、騎士エルエンの妄想癖。いつものことである。

実際体質もあいまってか、彼女の身体は湯気でうすまってもにおった。

「ぇ……だめ…そんなに…ひろげないで」
ぷぢぅ。…ぢぷ。ちゅこっちゅこっちゅこ…

普段のミスラならば、こんな綺麗な少女から発せられる異国情緒あふれるにおいに困惑し、どうしていいかわからなくなったかもしれない。だが今は無敵タイム。においなどむしろ、食欲を増進させる香辛料に過ぎない。

「じゃぁいただきます」
「…ぇ?…な、なに…?」
ちゅぷ…ちろ。

ちぅ。

「ひぁ、…え?ゃ、あ、…」

ちゅぷぷぶ。ひゅぷ。じゅぶ。

「―――んぁ!や…―――ッ!!」
416はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:56:59 ID:m9LEoY30

いつもより長く肥えた、触手じみた舌が、エルエンの気になる膣道を埋め尽くす。古くなり、はがれた粘膜や組織片を根こそぎかきだし、下り物の残りをすすり上げる。少女にしてみれば、永遠にも感ぜられる苦痛と疼痛。何より羞恥。

ちゅぽん。
「―――はぁ…ん、っく!!」

痛みが去り、膣口の周囲に痺れが残る。痛かったけど、もう一度くらいなら……彼女は焦げつく脳の表面で、ぼんやりと、男と女がこういうことにふける理由を考えていた。



「エルエンさーん?」
「……ふぇ?」
「いれちゃうね…ふへへへ、いやだっつってもいれちゃうね、げへははは」
「――――ッ!?…ぁや、ちょ…っとま…ぅあ!!」

後ろから、騎士の内股にできたアセモをいやらしく撫でていたミスラが、獣のような本性を解き放つ。とぽとぽと、精液で満杯になったティコネットの口壷から肉物を抜きだし、白く引き締まったエルエンの尻へ。

軽く邪険にされたティコはちょっとスネ、疼きをぬくためにドルキデとキスをする。2人はそこそこ仲が良い。その眼は挑発的に、こっちの方が気持ちいいよ的な雰囲気をかもしだすも、そんな誘惑には後で負けることとする。

―――つぷ。とぷぷ。ぷ。

「ふぃ…った…ぁ…くぁ」

なんと無慈悲な獣の交尾か。少女騎士に打ち付けられる腰は一片の慈悲もなく…とはいかず、根っこが気弱なミスラは、本性だしたところでついつい少女に気を遣う。ゆっくりゆっくり、様子を見ながら前進後退。

くぷ、ちゅぷ。…ちゅっちゅぽ。ちゅぷぷ。
ちゅ、ちゅぶ…ぢゅっぽぢゅっぽ…

「おおお…エルエンさん…なにこの綺麗なおっぱい」
「ふぁ!!ダメ…そこだめ…」

ちゅぱん、ちゅぱん、ぢゅぱ…
じゅっじゅっじゅこ、ずぷぷ…ちゅぶぅ。

「痛いのっ、…やぁ、いたっ…あぅ!ああん!」

ちゅぼっちゅぼっちゅぼっちゅぼっ…
じゅぷぷ…

じゅぱん、じゅぱん、じゅぷ、じゅぷぷ
びゅぐ、びゅぅぅ…ぢゅる
417はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:57:41 ID:m9LEoY30

少しだけぎこちなさの残る、ちょっと年上の、普段は凛々しいおねぃさんが、尻をだし、甘えた声で身体を許し、なおかつ困った顔をしつつも、心の底では喜んでいるという、意味が分からないくらい幸せな状況証拠で死刑が確定したミスラ。

少女の身体を少し抱き上げ、指の先の、神経が一番張り詰めたところで、おっぱいの重みを十分に味わう。弾みか否か、身体の芯に隣接する奥の方で、なみなみと注がれる精子。

「うぁ…なにこれ…ん、気持ち悪い…ああちがう、悪い意味でとらないでほしい…」
「ウー…フー…ぐぐぐ、だめだ、またでる」
「えぁ!?はぅ…」

びゅく…びゅく…ビュル…ぶ



余韻覚めやらぬ中、エルエンの抱き心地がなんだか気にいってしまったミスラ。結合し、くちびるでうなじや耳の裏をねぶったまま、次なる獲物へと向かう。

騎士アザカゼ。

この女傑。土鍋のヘリにひじを乗せ、お湯にたゆたいながら豪快にオナニーしている。しているのだが、ケバケバしく喘いでいるとかそういうのでなくて、あくまで自己満足的に、見ているこっちが悪者であるかのように、堂々と。
そう、必要なことを処理しているだけなのだ彼女は、自然の理にしたがって。

「ふふふふふ、さっき途中で止めたからガマンできなかったんだね…」
「……別に。」

言葉攻めにも動じない。正面か迫ってくる汽車のような視線。むしろ、この人をそんな眼でみた自分の方が恥ずかしい。幸福すぎるミスラの脳みそすら反省させる、そんな意志力。

「うぐぐ、…その、…よろしいんでしょうか?」
「……ん?」
「いれても…」

「ミスラ、その子は嫌ならこの場にいないよ」

ミルチアが声をかける。わずかに上気した顔。ミスラからしてみればナイスアシスト。

「コホン、そ、そうかね…ではミルチア君、尻をだせ」
「ぇえ!?わ、私…?」

見渡せば、リリィはなにやらモナとヨフネに囲まれて、性器の解説をされている。ティコとドルキデは遊びのつもりが互いの舌に夢中になって、エルエンはミスラの腕の中でダウン。助けはいなかった。

「ん…ど、どうすればいいんだ…」
「ぐへへ、もっと突きだすのだ…ちがうちがう、そんないつでも逃げだせる体勢じゃなくて、もっとこう、服従的な…いー感じいー感じ…」
「こ…こんな格好…」
「ピ、ピンクい…」

ちゅぷん
418はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:58:25 ID:m9LEoY30

「うひゃぁ!!……ヤダ…こんなの…ふざけてるならやめる…!」
「大真面目だよ…ミルチアのここ…きれいきれい…げははは」
「や…恥ずかしい…もう…」
「もうちょっと上にあげて…お尻」
「…うん」

ははん、さてはミルチア、押しに弱いな。と、バカながらにミスラ思う。両腕を投げだし、限界まで尻を上げる四つん這い。お湯の水面が、ほほを濡らす。

つぷっ。ちぷ。

入口を、中指でいじる。耐えるミルチア。震えが伝わる。



「あ、あの、アザカゼさん?」
「なんでアザカゼに敬語なんだ…私より年下だぞ、ぁく…まったく」
「あの…ミルチアのここをこう…舐めて」
「…ん」
「…ウソ」

ミスラが指示したのは、尻の穴。アザカゼ、嫌ともいわずに舌をよせ、ちゅぅちゅぅと、空気を弾きながら吸い上げる。

「いや…ぁぁぁ…ちょ…っと、アザカゼ…ぇ」
「……ん、じゅぷ、ぢゅ、あむ。…ん?……ちゅぅぅぅぅ」
「そこは…ぁ!…やめて、力…はいんない…ぁぅぅ…ん!!」

まるで自分の尻の穴まで舐められている様な気分にさせる、濃厚で丹念な愛撫。白い両足が抵抗の意思を示す度に、容赦のない中指が膣に押し込まれ、ネコがずっこけたような声が上がる。
ミルチアは自然と下手にでて、少し加減をするようにアザカゼに懇願する。お願いだから、お願いだから、真新しい粘膜は透明な液であふれ、だ液と混じり、性器周辺を光の粒で埋めている。ご満悦な、赤い舌。

2人の痴態に触発され、エルエンの膣内で、また少し肉物が膨れる。敏感そうなわきばらを押さえながら引き抜こうとすると、膣肉が絡まって、させまいとする。させまいとされつつも、ゆっくりとぬきとる。

「ん…ぁぅ」

果肉から、一度ピュゥっと精液がこぼれ、とろとろと、白いふとももを伝っていく。ミスラは散々まぐわっておきながら、それでもその肌が名残惜しく、内股にねとねとと尿道をこすりつけ、雁首で濡れたヒダに触れる。

熱い体温。射精したい欲求は際限がない。

「あ…ふ、ミスラ殿…」

泣きそうなエルエンのくちびるを吸い、辛抱たまらず土鍋内段差部分に押し倒して性器を擦る。境目が分からないくらいに蕩けたソコ。2人を繋ぐだ液の糸。ああちがうそうじゃない、目標はアザカゼだ。

ミスラの気持ちはあっちへいったりこっちへきたり。ティコやモナの尻がいつも異常に艶やかに見えて、味を確かめてみたくなる。そう思えば、騎士エルエンの髪から漂う女の匂いが、脳みそをグチャリとわしづかみにする。順番…まずは一つ一つこなすのだ…
419はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 18:59:06 ID:m9LEoY30

「あの、エルエンさん」
「は…はいミスラ殿」
「その…ミルチアとキスを…してもらっても…」
「…え?…うん。……あ…あの」
「へ?」
「こういうのは…ボクはその…初めてで…あぅ」
「うん」
「…あ、…後でまた…!……その…ちゃんとしてもらっても…」
「へ?なにを?」
「バ…バカ!…いわずとも…」
「……う、うん…」
「こ…!…こんなこと…笑われるかもしれないが…いちおう…乙女チックな欲求みたいなのがボクにもあって…諦めてはいたんだが…」
「エルエンさん…」
「淫乱な女だと思うだろうか…?自分から誘いをかけるいやらしい女だと…」
「そんなわけないよ…!」
「…ミスラ殿」
「エルエンさん…」

言葉なく、2人だけの世界で見詰め合う。変な間。モジモジモジモジ、互いに性器をつまんだり、撫でたりなぞったり。こういうたわけた時間が蔓延したとき、人間理性の大切さというもの身に染みるというもの。

「あ…あの…」「み、ミスラ殿…」
「な、なにエルエンさん?」
「いや…その、…ミスラ殿から先に…」
「いやエルエンさんが…」

「たわけ」

ズビシ、と、両者にチョップ。

「何をしとるのじゃお主等は…」
「痛っ!も…モナ…!」
「ひゃぅ…」
「精液まみれでどんな青春映画じゃ。青臭いどころか生臭いわい。後がつまっとるちぅに、ペースをあげよペースを」
「ご、ごめんごめん…」



気をとりなおしてアザカゼに視線をやると、見間違えかなにか、ローションでどろどろになったナメクジみたいになのがそこにあった。

「…おおお、コレは…」
「やめろ…あぷ、あ、アザカゼぇぇえ!せめて……せめて口ゆすいで…んむぅぅぅ」
「…………んぷ、…ヤダ」

そんな歪んだ光景を見て、ミスラの肉物はヘソまでベチベチ反り繰り返る。アザカゼ、とろりとしたたる果肉を広げて、穴の奥の穴まで見せる。その眼、はよこいよ、みたいな。

「じゃ、じゃぁ遠慮なく…」

ぺち、ぺち…。ちゅむ。ちぷ。ぷぶぷぷぷ…

「……ゥ…。……ン」

挑発に乗り、後ろからの挿入。入口で少し抵抗があり、亀頭を過ぎたあたりで推進力を失う。皮の裏地の部分がコリコリとこすられて、いくべきかいかざるべきかでわずかに迷いが生じる。先端だけがやけに心地いい。探るように、奥へ。
420はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 19:00:22 ID:m9LEoY30
紅蓮の騎士は、その痛みも衝撃も、ほとんど身体の外に示さない。わずかに筋肉が強張る程度の反応、それも、自分でやっているのかちんこの刺激でそうなっているのか、まったく判断がつかなかった。

ぶぷ、ぶぷっ、…ちゅぼ、ぢゅぱん。
ぢゅぽっぢゅぽっぢゅ、ぶっぶぷ、っぶぱん、ぢゅぱん。

ローションごと空気を巻き込んで、派手な音をたてる膣口。反応がないから、ついつい加減を忘れて打ちつけてしまう。

ぬもも…ぷちゅ。ちゅぼ、ちゅぽ。…びゅる。びゅるる。
ぷぱん、ぶぷ。

じゅぷんぢゅぷんじゅぷんぢゅぷん…ぶぷぶ。ぢぅぅ。
びゅっ、びゅく、びゅぷん。
じゅっぢゅぽ、ぢゅぷぷぷ。
びゅぅ

「……ンッ」

あまり育ってない胸。傷だらけの肌。わずかに波打つ髪が、ローションで濡れて腰の辺りにたまっている。やわらかい筋肉のスキマ。痩身なのに、獣のような力強さ。

びゅっ、びゅぼっ、びゅぽ…っぷ。ぬぬぬ…

「……。」

あえて…

あえて…

無表情だからこそあえて…



むにゅー



っと、ほっぺたをつまんで両側にひっぱってみちゃったミスラ。

ちょっとやってみたいと思ったことを、ガマンできないのが今の彼。やった後で、なにやってんだオレはと思ったのももう遅い。

「プハ…!み、ミスラ…お、おまえ…」

噴出したのはミルチアとエルエン。

「……ふぁひ?」
「あ…、いや…その…………イエーイ」

ゴツリ。

金属の衝撃を、大地が吸収するような音がわき腹にして、ミスラあえなく吹き飛ぶ。お湯を飲み、後頭部をうちつけ、チカチカする星の向こうに戦場現れた修羅を見る。

「ご、ご、ごめんなさいごめんなさい、アザカゼさん…その…」
「……。」

修羅はかがみこみ、ミスラの顔へと口を寄せる。喰われる…否、その口、その舌、その舌はさっき何を舐めていたか。

ちゅるるるるるる…ちゅぶ、ちゅぱ、ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅ…

「あーーーー!!!」

そうしてミスラの顔は、少女のだ液の中に沈殿した。騎士3人はご丁寧に、互いの尻を舐めあって悪魔分を補給し、タチの悪いノリでミスラの顔を舐めまわす。複雑な気持ち。セーフかアウトか、ソレが問題だ。
421はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/08(木) 19:01:13 ID:m9LEoY30
ああ、こんな長くなるとは、ごめんよ、ここで切る
422名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:40:07 ID:WCIWhWe3
GJ。



……はなじる氏の文章はとてもまともとは言えないはずなのに、何の疑問もなく読めてしまうのは何故だろう。
これが芸というものなのか。
423名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:21:21 ID:On0PgeyW
GJ!!次は逆襲かなw
424名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 23:27:05 ID:1dqGZ/jw
GJ!

まともかどうかはともかく、
そんなこと気にならないくらい物凄くセンスを感じるのは確かだ。
425名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:39:15 ID:q9Dgt3ot
そうか園芸部は花壇いじりか・・・。
でも温室って火気厳禁じゃあないのか?

俺が中学時代にあった部活で変わった物といえば数学部とかかな〜。
数学部といっても形だけでまともに数学をしているのは2,3人だったけど。
幽霊部員が多いというかそんな感じだった。
語学同好会ってのもあって英会話中心に色々勉強してみて色々な国の人
と話そうってやつだった。
426名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 12:16:41 ID:igLaqw0Y
俺の高校の美術部は漫研と化してたな
部員は全員女で腐女子率ほぼ100%


今思えば頻繁に遊びに行ってた俺は疑似ハーレム状態だったのか
427名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 16:17:13 ID:WX8kyj2W
美術部はそんなもんだろ。中高と全く同様に腐が住んでた。
428名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 17:53:09 ID:VPRNt+pI
美術部というと、デッサンはヌードが基本と
部員を次々ヌードモデルに……
ていうベタな発想しか浮かばないw
429名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:11:07 ID:G97N9LeC
>>428

男子部員は一人だけで、しかも他の女子部員全員、その男子部員の事が好き。
そして、「私のヌードデッサンを書いて」とせまられる。

とかね。そんなおいしい展開。
430名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:36:02 ID:pAer965l
>>429
俺なら逆の方向で妄想する。

唯一の男子部員を丸裸に剥いで、残りの女子部員がデッサンと称してよいではないかの視姦三昧。
それを日々続ける内に、女子部員は鉛筆の角を割れ目に擦りつけだし、1人また1人と発情する。
右手で男子部員の筆を、左手で自分の秘所をまさぐり、必ず射精に導いて部活を締めくくる。
これが本当の写生会。


…なんか、どMっぽいか。
431名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:38:55 ID:q9Dgt3ot
>428
入部当初はちょっと頼りない感じ、だけど実際部活が始まってみると色々なところで
男の子らしさが。
普段は平凡だけど部活の時だけでも違う自分を私たちだけが見れるんだという
のも萌えポイントになりそう。
部活以外で主人公の事を気にもしてない女子が多い中で美術部の子達は主人公
の良さがわかっているから「あの子たちには見る目がないんだよ」的な感じで。
432名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 18:48:27 ID:q9Dgt3ot
>>430
多分その発想はMっぽ(ry

後は料理部とかか?
何か一つ女の子を唸らせる様な料理が作れたり。
チャーハンとかオムライスなんかは鍋を振るのに体力がいるから割りと男性向き
かもしれん。
433名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:22:55 ID:6+hMN7tp
回鍋肉(ホイコーロー)を作る際は、鍋の上で具材を返して、
熱が逃げないフィールドを作る『熱気圏(ねっきけん)』という技を使わなければいけないため、
凄い腕力が必要なのです。




ちなみに、明日の夜あたりにSSを投下します。
実験的な造りなので、いろいろと『仕込み』が大変です。

もし、明日投下予定の職人さんがいらっしゃいましたら、遠慮無く投下してください。
当方は時間をずらして投下します。
434名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 19:37:11 ID:igLaqw0Y
>>432
食後のデザートは女のk(ry


食べてる量の割に太ることとは無縁の料理部員達。
その秘訣は「食後の運動」にある。
そんな噂を聞いた少女は料理部に入部した…。
第1章「ファーストキスはチャーハンの味」



ここまで妄想した
435名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:34:37 ID:aozTUoqw
>>433
鉄鍋のジャンのハーレム物?

ある意味読みてぇ。
436名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:46:00 ID:4yNQV8Gg
理想郷はスクエニ板の『四つの心が一つになれば』がハーレムっぽい。
FFVで、レナファリス故郷の姉ちゃんの他に、シヴァと女体化イフリートがいるのが特徴と言えば特徴。
コンスタントに更新してたようだが、ムーアの大森林に入るところでピタッと停止した。
437名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 02:01:08 ID:6mEVXY4p
FF5って今思えば後半は普通にバッツのハーレム状態だったなw
しかも女性は皆お姫様w
438名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 06:05:33 ID:EYjPR/8Q
しかしながら、まことにこのスレ住民の妄想力は無限である
439名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 10:35:33 ID:atjCUXNS
>425
タバコの灰や煙が虫除けになります。
440名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 11:29:43 ID:ssH+eWvT
タバコで寄ってこなくなるのはヘビだけかと思ってた。

>妄想力
ハーレムを愛してるから。

441名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 14:15:53 ID:nDS60MDu
靄の森 新作キタ━━━(´∀`)´・ω・`);゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)゚皿゚)∵)TΔT)ΦдΦ)#-_-)~ハ~)゚з゚)ё)≧。≦)°.Å)゙・Ω・)^σ^)=゚ω゚)ノ━━━!!
442名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 18:15:05 ID:kEwd4qD5
なぁ、このスレの投下予告は信用してもいいのかい?
443名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:15:01 ID:ssH+eWvT
>>442
既出でなければそこそこ信用できる。
444節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/11/10(土) 20:46:53 ID:atjCUXNS
と言うわけで(?)、ハーレム性徒会と言い出した者です。
執筆開始と決まったわけではありませんが、取りあえず概要を纏めようかと。

舞台は数年前まで女子校だったので男の少ない、私立の中高一貫校。
御都合主義で中高一貫の生徒会に入ろうとした中一の新米君がメイン主人公。
この時の生徒会長が序盤のライバルにしてサブ主人公。

主なハーレムメンバーは選挙で選ばれた生徒会役員の他、任意で決まる庶務、顧問の先生、各部活関係者、役員OG。
最初のうちはメインとサブ、両方のハーレムを掛け持ちする娘もいる予定。
最初の選挙の時メインに負けて以来ライバル視する縦ロールが高三編最後でハーレムに加わり、大学編を匂わせつつやらないでEND。

このあたりは確定しているけど、肝心なハーレムメンバーが決まってない……

なので、リクエストや提案、受け付けます。
アイデアが多ければ執筆にかかりやすいので、どうかよろしく。m(_ _)m
445名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:53:05 ID:QKp3EXbK
大きな女の子はまだですか?
446名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:54:05 ID:9IGkDMYP
いや、2つのハーレムとか、かけもちなんてこのスレではもろNGでしょ。
447名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 20:56:45 ID:EIK7CNJ6
自サイト持ってても話が完結することなんてまずないのがネットなのに、
2chのスレ連載でそんな壮大なストーリー組んでもねぇ

やっちゃ悪いとは言わないが、まずは最初の一年を終わらせるところに集中した方がいんでないかい
範囲絞ればメンバーの数もそんな膨らませなくて大丈夫っしょ
448名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:28:34 ID:IjcIJ84C
数年前まで女子高だったのに、サブ主人公が中高一貫の生徒会長とか無理があるような。
あえて女尊男卑な環境にして女生徒の価値観を変えていく展開……はありがちか。

個人的な好みで言うと、サブ主人公の男は噛ませ犬にして欲しい。
男女共学化で男女平等を訴え、男性票を集め生徒会長になったが、
裏の顔は男尊女卑主義の小悪党タイプ希望。
449名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:41:12 ID:Bf0CxXQs
2次元文庫になかったか?

Webだと媚獣の館とか。
450名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:45:56 ID:iGbrlps9
マガジンSPECIALの「生徒会役員共」って漫画がそんな感じだな>女子ばかりの私立校の生徒会に男子一年生が入る
451名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:02:05 ID:jydzjbJL
暗黒ハーレムって保管庫から消えたな
452名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:29:40 ID:yBAsuFnO
掛け持ちって時点で俺はパス
453名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:44:59 ID:CQSB9B08
>>444
うーん、事前に注意書きの必須な設定な時点で、チャレンジャーとしか。

俺も>>446みたいなスタンスだけど、リクがおkらしいのでお願いするなら、
ハーレムの掛け持ちするに値する動機を作って欲しい。>>448みたいに。
この辺り、うまくやらないとヒロインの魅力がガクリと落ちるので。
454名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:33:11 ID:aWgvyOtS
両方のハーレムを掛け持ちってどういう経緯でそんなことに
そこをよ〜く考えないと魅力のないヒロインになってしって台無しになるので気をつけて
455名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 02:08:57 ID:2GGIwaBD
あれだ! サブ主人公は男装のお姉さまとか あと派閥闘争みたくするなら中立派もありじゃないか?掛け持ちでなく。 なんていうかスレ的に
456名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 08:42:04 ID:A1aYV1T/
重要な判断基準の1つだと言われてる「独占」かどうかにひっかかるうえ、
さらに「寝取り」・「寝取られ」に「払い下げ」的な要素も含むってなるとなぁ・・・
第一現状の話じゃ元会長はライバルどころかおこぼれくれる完全に上の存在じゃん。
どうしても書きたいってんなら止めはしないけど、それなりに覚悟はしといた方がいいよ。

正直、そういう設定やりたいんなら
ライバルは女でレズハーレム作ってて(張り型禁止くらい徹底したほうがいいかも。
OKにして「これが本物だぜ!」やるのもありだけど)その構成員たちに男の味を覚えさせ虜にしてく。
掛け持ちっていうかは、最初のうちは男を認めきれずにライバルとの間で揺れるけど
途中で認めてからはレズから足洗い主人公一筋で脇目も見ない。
それに関する心理描写などのフォローはしっかりする。
多分これくらいのじゃないと色々キツイと思われ。
457名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 08:43:52 ID:XTXd7qZC
>>444
個人的には完全NGです。
投下するなとは言いませんが一文たりとも頭に入れたくないのでNGワードを予め教えといてください。
458名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 08:56:14 ID:2Wktoqj9
厳しいなあココw
俺は一応読んでみたいとは思うけど、確かに冒頭の注意書きは忘れないほうがいいみたいね
459名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:25:33 ID:z+z51qBE
俺は寝取りも寝取られも大好きなので、警告の上投下して欲しいです
460名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:41:45 ID:qHeFB02+
流石に、寝取られが出るとスレ違いだろう。
他のスレでも、厳格に一夫一婦ってわけじゃないんだし、
女が複数ってだけじゃ、このスレに投下する理由がない。

寝取り寝取られスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190962894/l50
461名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:52:45 ID:dNqs6SUV
複数主人公……それは作品を一発で駄作にする魔法のアイテム。
462名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 11:16:13 ID:ZHDnUOUy
ここってよくてA止まりなレベルのエロなしの話でもOKなのでしょうか?
463名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 11:41:01 ID:nAgAsm/J
>>462
俺個人としてはありだが、他のみんなはどうだろう。
464名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 11:51:11 ID:mcJY45hG
>>462-463
ハーレムものなら良いんでない?短編なら>>1の保管庫にも収録されている中に「非エロ」もあるし。
長編は…そこはほら、やっぱり、エロも期待しちゃうけどw
A止まりの初心なハーレム、それはそれで萌える。…まさか、○学生とか?

今更遅レス>>437
爺さんが逝くシーンで、涙よりも「もしかして、この後ハーレム?」とドキドキした不埒な思い出が。
465名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:11:13 ID:PbirIE+H
エロパロ板だからな。接吻の描写だけでエレクチオンさせる自信があればどうぞ
466名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:27:21 ID:JNfM8CTs
Aと聞いてアナルかと思ったおれはもう末期。
467名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:46:07 ID:+2nc7HSg
掛け持ち・・・・・NG判定が必要な時点でかなり前途多難な気が(´・ω・`)
それならせめてサブをやめて主人公だけに絞ったほーが書きやすいだろうし
出す女の子減らせるような。
468名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 14:47:54 ID:42wDTgu2
>465
読み専だが接吻描写だけでエレクチオンする自身あるぜ!
469名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 16:20:48 ID:Wi6yfxo3
466かつ468なオレって・・・・
470名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 16:41:01 ID:LyVRlshk
>>462なわけですが、とりあえずできました。
長編になる予定、エロはまあ成り行きしだいであるかも?
コンセプトは小学生ハーレム、ロリハーレムじゃないよ
471リトルナイト(1/5):2007/11/11(日) 16:42:28 ID:LyVRlshk

なんで俺はこんなところにいるんだろう?
本日四十二回目の溜息を心の中でつきつつ御凪蒼矢(みなぎそうや)はさっと眼下を見回した。
目に映るのは好奇心に溢れた顔、顔、顔。
男女比はほぼ均等ではあるが、彼らの表情は自分への興味に満ち溢れている。
ちょっとしたアイドル状態だな。
基本的に真面目人間である蒼矢をしてそんな馬鹿馬鹿しい発想が浮かぶのだから注目度合いは相当のものである。

「……御凪蒼矢です。よろしくお願いします」

ぺこ、と頭を深々と下げる。
ひねりもなにもない型通りの自己紹介。
これで俺の第一印象はつまらない奴だと思われただろうな。
そう考えつつ蒼矢は「続きは?」と言いたげな隣の女性の視線を無視し再び前方に視線を走らせた。

(今ので興味を失った奴が大半か。目論見通りだな)

対人関係において第一印象というものは非常に重要である。
一度植えつけられたイメージはそう簡単には覆らないからだ。
そういった意味では転校生の自己紹介というのはクラスというコミュニティに受け入れられるための最初の関門だといえる。
だが、蒼矢はあえて突き放すような物言いをした。
やろうと思えばひょうきんに振舞うことも、さわやかプレイボーイのように振舞うことも可能だった。
だが、そんなのは自分のキャラクターではないし、何より意味がない。
演じる、という点では既にこの『転校生』という設定でお腹いっぱいなのだ。
この上性格まで大幅に変更してこれからすごさねばならないなど冗談ではない。
それに、自分の目的上あまり目の前の人物たちと親しくなるのは望ましいことではなかった。

(クソ親父が)

蒼矢はこっそりと歯を噛み締め、朗らかに笑う脳内の養父を罵倒した。
元々彼は学生という身分ではない。
もっと言えば、学校というものに通った経験すらない人間である。

御凪蒼矢。
彼は都心に居を構えるプロフェッショナルガードカンパニー(略してPGC)の一員だった。
その仕事はストーカー退治から政財界人の警護まで及ぶといわれ、依頼の達成率は実に九割を超える。
仕事の性質上その内部の情報は人材を含めて秘匿事項とされ、一般人からすれば正に『謎の正義組織』という会社である。
その依頼達成率故に政財界にも幅を利かせており、彼らは日本、いや世界でも有数の警護集団と畏怖されている集団だった。
472リトルナイト(2/5):2007/11/11(日) 16:43:51 ID:LyVRlshk

蒼矢は若干十六歳という年齢でありながらPGCの一員として働いていた。
経験や精神面のケアといった面ではまだまだ足りないものがある彼ではあるが、こと戦闘面では既に一流の仲間入りを果たしている。

『アイツに勝つのはもう俺でも難しいかのしれないな』

これは蒼矢の養父であり、PGCの現エース格である御凪青海の言葉である。
普段はおちゃらけた面ばかり見せ、とても一流のガードには見えない男ではあるが、蒼矢は彼をガードとして尊敬していた。
それだけに、養父のその言葉は蒼矢にとって最高の賛辞であり、更なる精進を目指させる引き金だった。

(恩人で、目標で、尊敬するガードで、後はあの性格さえなければな…)

四十三度目の溜息をつきつつ蒼矢は一週間前のことを思い出していた。
いつものようにトレーニングを終えた自分の耳に届いた呼び出しの放送。
上司である養父の執務室に向かった彼に与えられたのは警護の仕事だった。

「色彩学院?」
「うむ、知っているか?」
「政財界の子息子女ばっかりが通ってるっていう学校だろ?」
「ああ、まあ知っているなら話は早い。今回の仕事場はこの学院だ」
「内容は?」
「護衛、敵対者の排除、警戒……まあ、全部だ」
「…は?」

蒼矢は思わず間の抜けた声で聞き返していた。
だが、青海はその反応は予想通りだといわんばかりに大きく頷くと続きを話し始める。

「お前も知っての通り色彩学院はいいとこの坊ちゃん嬢ちゃんが通ってる。つまりだ、普通の学校よりも問題の発生率が高い」
「…脅迫状でも届いたのか?」
「ビンゴだ。話は一ヶ月前に遡るがな、一通の脅迫状が学院理事の元に届いた。内容は要約すると『お前の所の生徒に危害加えてやる』だ。
 まあ後は説明するまでもなくオチが読めたとは思うが…」
「悪戯だと思ってたらマジで事件が起きた?」
「その通りだ。誘拐未遂や学院の器物の破損。ったくドラマや小説じゃないんだからそうポンポンと事件を起こすんじゃねーっての」
「その事件のおかげで俺たちはメシを食えるんだけどな」
「…身も蓋もないことを言うなよ。まあ、それでだな、対策に困った学院がうちに依頼してきたんだ」
「警察は?」
「わかってるだろ? 学院側にも面子ってもんがある」
「それで迷惑をこうむるのは実際に被害に会う生徒だろうに…」
473リトルナイト(3/5):2007/11/11(日) 16:45:28 ID:LyVRlshk

顔をしかめる蒼矢に青海は「青いねえ」と茶化しながら茶菓子に手を伸ばした。

「ま、それはともかくだ。依頼を受けた俺たちとしては最善を尽くすしかない。で、今回白羽の矢がたったのがお前ってわけだ」
「それはわかった。で、期間は? それと、詳しいことは後で聞くけど俺一人ってことはないんだろ?」
「期間はまあ事件解決と向こうが判断するまでだな。後学院に潜入するのはお前一人だ」
「ちょっと待て。護衛対象が学院生徒全員とか無理に決まってるだろう」
「わかってるって。でもPGCも人手不足なんだよ。それに今回の仕事はどちらかというと抑止力を期待されているわけだし」
「それにしたって俺一人は…」
「まあ学院には警備員がいるわけだし、ずっと全体を見てろとは言わん。
 つーかぶっちゃけお前一人でどうにかなるとはこっちも学院側も思ってない。
 あくまでお前の存在は保険にすぎん」
「…仕事だというなら断る理由はない」
「難く考えるなよ。ま、期間不定の休暇のようなもんだと思えばいい。お前ここのところずっと仕事入ってただろ?」
「仕事は仕事だ。手を抜けるか」
「かーっ! もう少し肩の力を抜けよ! そんなんじゃ彼女でできねーぞ?」
「で、俺は生徒として潜入すればいいのか?」
「無視かよオイ。ああそうだ。お前は生徒として潜入しろ、一週間後には開始だからそれまでに普通の学生の知識を入れとけ」
「了解、他には?」
「後は書類だ。お前の部屋に届けとく」
「了解」

聞きたいことを聞き終えた蒼矢はさっさと部屋を出て行く。
だが、それゆえに彼は気がつかなかった。

「くっくく…が、頑張れよ蒼矢『君』」

ドアを閉める際に青海がやけにニヤついた顔で自分の背中を見つめていたことを。
そして時間は現在にたどり着く。

(騙された…何が学生としてだ。学生は学生でも…)

教室に並ぶ机。
その横には四角形の鞄が引っ掛けられている。
そう、一般的にランドセルと呼ばれる鞄だった。

(小学生とはどういうことだっ!?)
474リトルナイト(4/5):2007/11/11(日) 16:47:01 ID:LyVRlshk

脳内の養父に三角締めを極めながら蒼矢は怒りを喉元で押し殺していた。
彼が現在いるのは色彩学院『付属』だったのだ。
当然、通っているのは小学生ばかり。
右を見ても左を見てもローティーンの子供ばかり。
唯一の大人は真横で困った表情を浮かべる担任教師だけ。

(おかしいと思ったんだ。依頼を受けてから同僚の視線がなんか生暖かったし、なんか半ズボンをプレゼントされたし)

数分前、教室の入り口のドアの上に『六の二』と書かれた表札を見つけたときに衝撃と絶望は今も余韻を残している。
蒼矢はチビだった、それはもうチビだった。
具体的に言うと、十六歳という高校生年齢でありながら、小学生に間違われるのが当たり前というくらいチビだった。
それゆえにこうして小学生の教室に生徒として紛れ込んでも誰一人として疑いは持たない。
だがそれに何の救いがあるのだろうか?
仮にも手に職を持つ自分が仕事とはいえ小学生をやらされることになったのだ。
蒼矢の怒りと絶望は計り知れなかった。

(普通の高校生活を少しだけとはいえ楽しみにしていた自分をぶん殴ってやりたい)

キリキリと痛む胃と共に目が釣りあがっていく。
蒼矢の周囲には真っ黒なオーラが漂い始めていた。

「え、えっとその御凪君?」
「先生、俺…いや、僕の席は?」
「あ。あそこよ。え、ええとそれじゃあ皆さん、これから彼と仲良くしてあげてくださいね」

ギン!
そんな擬音がつくような鋭い視線を受けた担任教師こと舞園美土里(まいぞのみどり)女史。
彼女はひっと短い悲鳴をあげながら空いた席を指さした。
新卒にして社会人一年目の彼女には蒼矢の眼光は耐えられなかったようだ。

ざわざわ…

モーゼのごとく蒼矢が歩く道ができていく。
とはいっても、蒼矢の眼光にビビった生徒たちが勝手に机と椅子を引いているだけなのだが。

「そ、それでは授業をはじめますっ」

蒼矢が席に座ったことを確認した美土里は半泣きで授業の開始を宣言した。
教師生活一年目にして担任。
しかも色彩学院付属という優良学校。
順風満帆と思われていた彼女の教師生活は、数ヶ月にして暗礁に乗り上げていた。
475リトルナイト(5/5):2007/11/11(日) 16:48:43 ID:LyVRlshk

(御凪…蒼矢?)

誰もが蒼矢と目を合わせまいと授業に集中しはじめた数分後。
蒼矢の俺に触れるなオーラを無視して三つの視線が彼に集まっていた。
その視線のうちの一つの持ち主、穂波白(ほなみしろ)は首をひねって蒼矢の後頭部を見つめた。

(どこかで見たことがあるような…)

見覚えのある容貌に白はうーんと可愛らしく悩む。
隣を見やれば双子の妹である桃衣(ももい)も同様の表情だった。

((……え?))

カチリ、と過去の歯車がかみ合った。
思い浮かぶのは姉妹の『兄』の顔。
優しくて、強くて、頼りになって、大好きだった顔。
チャイムが鳴った。
クラスメートたちがめいめいに立ち上がる中、白と桃衣はふらふらと蒼矢の席へと歩み寄る。

「…なんだ?」

微妙にドスの効いた蒼矢の声。
だが、姉妹はひるむことなく彼の前にたった。
その視線はまっすぐに蒼矢を見つめ、捉えて放さない。

「やっぱり…」
「そうだ…」

呆然と呟く姉妹の声に蒼矢は困惑する。
見れば周囲のクラスメートたちはいつの間にか自分たちに注目していた。
まずいな、と蒼矢は舌打ちし二人を追い払おうと立ち上がり

『お兄ちゃんっ!!』
「んなっ!?」

怒涛の勢いで飛びついてきた二人の少女に押し倒されるのだった。
――視界に、頬をぷくっと膨らませた見覚えのある一人の少女を収めながら。
476リトルナイト あとがき:2007/11/11(日) 16:51:23 ID:LyVRlshk
学校潜入というとどうしても女装でお嬢様学校が思いつくけど、あえて反逆してみた。
先生で潜入だとロリコンだし、まあ十六ならセーフだよなみたいな(w
今回は最初ということでプロローグ的に主人公設定の前フリばかりに
477節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/11/11(日) 22:08:57 ID:fVHgdmkX
評判悪いので白紙撤回。複数のハーレムが並立するのは駄目ですか。

……当初サブ主人公だった生徒会長が、如何に道無き道を切り開いたかに再構成しようかと思い付いたり。
で、更なる余裕があれば二代目ハーレムマスターかな?

>476
インピオに、乙。
478名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 23:30:17 ID:sg4tSPwb
学年を変えて、ハーレム丸ごと卒業(+転勤)させれば良いんじゃ?
479名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:07:55 ID:MjgPhckj
>>476
GJ!おつかれ。
非エロでも全然かまわないと思う、是非とも続けてもらいたい。
ただ、16というのは流石につらい気がする・・・14くらいじゃだめなのかな?16だと相当な童顔じゃなきゃつらいと思う。
義務教育云々とかなら無視してもかまわないし
自分150ちょいのドチビで童顔気味だが、流石に高校時代に小学生に間違えられたことはない・・・・中学生なら腐るほどあるけどな!!
480名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:10:08 ID:MjgPhckj
sage忘れスマソ
481リジー ◆UnHgHejTyo :2007/11/12(月) 00:13:02 ID:OSuAaV67
WARNING!!WARNING!!
これから投下されるハーレムは以下の成分を含んでいます。
・女性主導
・ショタ
・同性愛描写あり
・下手しなくても『アッー!』な成分あり
・20%の優しさと30%の厳しさと50%の電波
以上の事項が禁止事項に当て嵌まる場合、タスクを操作し『リヴェリー〜今川家の一族〜』を隔離してください。
補足事項
・出てくるホモサピエンス性別♂は一人だけです
・原因不明の接続不可能につき、補助掲示板SS修正・改訂・追加用スレッドにて先行公開
482リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:15:08 ID:OSuAaV67
「本当にここは地獄だぜフゥハハー!!」
私の名はリヴェリー・今川。当年取って20歳。彼女いない暦=年齢の不幸な人間だ。今日もナンパに失敗して部屋で自棄酒をかっ喰らう。
日米ハーフである私の容姿は両親の良い所を引き継いでいるのではっきりと美形。宝を持ち腐れている愚弟とは違い身嗜みからファッションまでバッチリ。
端的に言えば容姿に25CP払ってると言っても過言では無いどころかばっちり当て嵌まるのだ。ふはは。私の美を褒め称えろ!
スポーツも万能、成績優秀。能力値で言えば上から13/15/14/13くらいある超優秀な人間と言って良い!
だが。
神は私に二物も三物も何物も与えたというのにただ一つ、恋愛運だけは与えなかった!!!
ナンパをしては失敗し!
ラブレターを送っては待ち人は来ず!!
直接告白しても『ごめんなさい』と謝られる!!!
く、くくくくく。ふざけんじゃねーやバーロー。いいもんいいもん、どおおぉぉせ私には1人で孤高の死を迎えるのがお似合いだとでも言うんだろ神の馬鹿ヤロー!
幾ら私を愛してるからって何も独占いなくてもいいじゃないですかマイゴッドネス!私の愛は無尽蔵なのですよ!?貴女と他の娘達も平等に愛してあげますよぐふふふ。
……空しい。
今までの人生において勝ち組コースを順調に歩んでいるこの私に何で女っ気がないのか。
はぁ……嫌な事は酒飲んで忘れて寝るに限る。
そう思って5杯目のウィスキーをグラスに注いだ時、インターフォンのチャイム音。
はて、現在時刻は午後9時半を少々過ぎた所。この時間にこのマンションの101号室、つまり私の部屋に訪ねて来るような知り合いは思い当たらない。
まったく、これから酒飲んで寝る所だっていうのに…取りあえず自分で改造して(無論無断で)つけたドアカメラで何者か確にn……
ショートカット、ふわふわで撫でやすそうな黒い髪の毛。
ぱっちりした二重瞼。
アーモンド形のくりくりとした黒い瞳。
すっと通った鼻筋。
触ると柔らかそうな頬。
きっとむしゃぶりついたら甘い味がするに違いないと思わせるに足る唇。
キメ細やかそうな、瑞々しい肌。
年の頃恐らく12〜14歳、胸は貧しめだが間違いなくSS+、いやSSS級。
そんな子が半泣きな顔+土で汚れた服装でドアの前に。
 
その時、確実に私の速度は光を越えていた。
483リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:16:05 ID:OSuAaV67
「如何したんだい?君のような子がこんな時間にそんな格好で。いや、如何やら訳有りのようだね。取りあえず、中に入りなさい」
紳士的な態度で応対。司令部、司令部。二一三九、目標ハ所定区域ニ入レリ。繰リ返ス、目標ハ『狼さんの家の中』。
くっくっくっく、ふふふふ、ふははははははは!見た所家出か誰かに襲われそうになって逃げてきたと見たがこの家の中は私の領域(テリトリー)!
くふふふふありがとうマイゴッドネス!贈り物をありがとう!!責任持って私が一生じゅるり。おっとっと。涎が出そうになった。
「す、すいません、あの、えと」
ふふふ。まさか自分でもこんなに親切に対応してくれると思ってなかったんだろうね。きょどってる姿も可愛いよ!
「はっはっは。困ってる人は見過ごせない性分でね。取りあえず、今コーヒーでも入れてあげよう。其処に座って待っていなさい」
「あ、すいません、ありがとうございます」
おどおどしてるおどおどしてるぅぅぅぅぅぅっ!!内気少女キターーーーーーーー!!!!うわひょmびすhにjぬんbnくあsふjこ
おっとっと。危うくトビそうになる所だった。危ない危ない。そう、まずはコーヒーだコーヒー。飲み易いようミルクと砂糖アリアリで。身体が温まるようブランデーも入れて!!!!!
「お待たせ。まずは自己紹介からかな。私の名前はリヴェリー。リヴェリー今川と言うんだよ。君の名前は?」
「あ、大葉 晶(おおば あきら)って言います。その、えっと、ありがとうございます」
猫舌なのかふーふーしてからちびちび飲んでるあきらタソktkr
おっといけないいけない。ここが正念場だ。
「ふぅん。晶ちゃん、ね。それで、如何したんだい?」
「……実は…」
其処から晶ちゃんが語るにはどうやら両親は交通事故で亡くなり、親戚に引き取られたもののそこに待っていたのは陰湿な嫌がらせと虐待。晶ちゃんは耐え切れなくなって家出して来た所、襲われ寸での所でほうほうの態で逃げ出してきたという。
しかも家出の際に持ってきていた荷物はその時紛失、せめて軒先でもいいから借りられないかと思って今に至る。
ゆ、許せんっ!こ、こんな可愛い子を虐待だとぉ!?この愛の戦士リヴェリー・今川がそれを聞いて黙っていられようか!!必ず生まれた事を後悔させてやるから今から首洗って待っていろ外道が!!
そして何て可哀そうなんだ晶たん!この私がその凍えて傷ついたハートをしっかりねっぷりしっぽり暖めてハァハァ。
いかん、鼻血出そうになった。
「それは大変だったね。一晩と言わずいっsy…んっんんっ!君がこれからどうするか決めるまで、ここにいさせてあげるよ」
「ええっ!?で、でも、そんなにょ、悪いでしゅ!」
ん〜?お顔が紅くなってきたねぇ?熱でもあるのかな〜?
「まぁ、取りあえず。君も疲れているようだ。今日はゆっくり休みなさい」
「は、はぃ…あれぇ?」
上手く立てないようだねぇ〜?そぉんなに疲れているのかなぁ〜?
「きっと安心して気が抜けてしまったんだろう。ほら」
「ふわっ!?」
軽いねぇ。お姫様抱っこで簡単に持ち上げられたよ。でもちょぉ〜っと度数60度のブランデー(テキーラ)は強すぎたかなぁ〜?ふははははは!!
「やっ!は、恥ずかしいですよぅ!」
身を捩るその姿も可憐だよ晶たん。そんなに急がなくてもすぐにベッドに運んであげるさフゥハハハー!
「はっはっは、ごめんよ。ほら、ベッドについたよ」
「ふぇっ?そ、そんにゃ、悪いですよぅ。ゆ、床で…」
「子供を床で寝かせる程私は薄情じゃないんでね。ほら、汚れた服を脱ごうか」
「ふややっ!?ひゃ、くすぐったいでしゅっ」
まずは上を脱ぎ脱ぎしましょうね〜。じゅるり。
「ひゃっ!?ひやややぁん!?」
身体が細いねぇ。そして柔らかいねぇ。バストに至ってはブラの必要も無いくらいだからつけてないと思ってたけど正解かぁ。うふ。うふふふふふ。
「ほら、暴れるとちゃんと脱がせられないだろう?」
「で、でもぉ…ふやんっ!?」
シャツを半脱ぎ状態にして腕を拘束。着衣がエロいのは私のジャスティス!!
ああ、まだ青い果実が目と鼻の先っ!つるぺたもいいけどお年頃の悩みとしてバストアップに協力してあげようじゃあーりませんか!
そう!つまり!MO☆MI☆MA☆KU☆RI!!みなぎってきたぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
484リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:18:42 ID:OSuAaV67
「ふにゃっ!?やぁん!む、むね、揉んじゃだめれすっ!」
「そうかい?それじゃあこうしよう」
「んにゃあっ!?ち、乳首弄っちゃめぇ!?」
あぁ、その喘ぎ顔っ!!もうビンビンものだよ晶たん!
「でもそんな顔して。気持ち良いんじゃないかな?」
「やっ、ちが、ちがいま、ひゅうっ!?」
乳首をこねり回す。イイヨーイイヨーその顔だよー。
「ほら、本当の事を言ってごらん?恥ずかしがらないでいいんだよ?」
「やぁ、だめれす、だめれすぅっ!」
真っ赤な顔で頭ふるふるさせちゃって君は私を萌え殺す気かな?
「気持ち良くないんだ。それじゃあ、気持ち良くなるまでやってあげる」
「んやぁぁっ!?やっ、ちが、ちがぁっ!?ほ、ほんとの、言いましゅ、かりゃぁっ!?」
ぐふ、ぐふふ。ハレルーヤー!!今までモテなかったのが何だ!今!私は!最っ高に最上だっ!!
「ほら。誰の何処が気持ち良いのかな?」
「んっ!はぃぃ、あきら、の、乳首ぃっ!?ひやぁっ!?抓りゃないで、ひやっ!?きもち、いいでしゅっ!」
ああもぅこんな顔真っ赤にして蕩けて甘い匂いでうわぁ汗の味美味しいぺろぺろ。
貴方は我慢できますかできませんよねという事でグッバイマイクロース!この肌で直(ちょく)に!直(じか)に!
あきらタンの肌と汗を味わいたいのさフォオオオオオオオオオオオォォッ!!クロス・アウッ!
「ひやっ!?わ、お、おおきい…です」
ふっふっふ。それはそうだろう。私の自慢のブツさ!
「ふふふ…触っても良いんだよ?」
「は…い…」
「んっ…くっ、もうちょっと、優しく触ってくれるかな?」
「ふぇっ!?す、すいましぇ、触るの、初めてだから、ご、ごめんなしゃいっ!」
ああもう可愛いなぁこの子は。くくくく。それではお待ちかねぇっ!ご開帳と行こうかぁ!開け神秘の扉っ!Let’sぬぷぬぷっ!
ショートパンツ毎パンツをズリ下ろし…て…?
 
ぱおーん
 
kjgythbybgふべGajえぼぁmんrぶjk
485リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:19:23 ID:OSuAaV67
な、何てこった!!如何いう事だこれはっ!!!何故君にこんなモノがついているぅっ!!!???いやモノだがっ!!!
しかもデカっ!!??半勃ち状態で何これってデッカくなったぁぁぁぁぁぁっ!?
目測25cmだとぉっ!?デッカくなっちゃうのは耳だけで充分だろぉ!!何でもかんでもデカくすりゃいいってモンじゃないぞぉぉぉっ!!
 
見た目どう見ても美少女なのにっ!!どれだけ見ても美少女なのにぃっ!!
そりゃあないぜ!
う〜〜ううう あんまりだ…
HEEEEYYYY!
あァァァんまりだァァアァッ!
AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!
 
「やっ、は、はずかしぃですよぅ。見ちゃだめでっ、んにゃあっ!?胸だめでしゅっ!?」
…………はっ!?私は何をっ!?いやいやいやいや待て私。良く見ろ、一部のモノ以外どこからどう見てもSSS級美少女とは言えその一部が一部だぞぉっ!?
だから胸を弄くるその手を止めて良く、よぉく見るんだ!目を見開いて現実を直視しr
「んぁっ!!ぅ、ゃ、やめる、ですか?」
くぁwせdrftgyふじkぉp;:「」
そうさこの子はフタナリなんだ!はははは趣向がマニアック過ぎやしませんかマイゴッドネス!ですがいいでしょう!頂きますともぉ!
「大丈夫大丈夫。何も心配しないで、この
     『お    姉    さ    ん』
 に任せておきなさい」
486リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:20:20 ID:OSuAaV67
「はぃ…」
顔真っ赤にしちゃってこの仔猫ちゃんったらじゅるじゅる。こ、ここは流れ出る涎をそのままローション代わりにしてしまおう。
幸い私はタチネコどっちでもイケるっ!!今まで誰かにぶつけることができず恋を初めてしてから15年間純粋醸造培養超絶進化されてきた性欲を舐めるなよっ!?
でろーっとした唾液をあきらタソに肉棒にまぶしてうわぁ君その顔反則何その悶え顔。
何やってるんだ!いいんだよ!君は今喘ぎ声をあげていいんだよ!っていうか聞かせろ!私にその快楽に塗れた声を聞かせでも声あげないように両手で口を抑えてびくびくしてる姿もベリグーなわけでハァハァ。
次に何をやるかって?勿論決まっている!この自慢のブツで気持ち良くさせてあげるのさ!
「っ!っふ!っん!っぁ!」
「気持ち良いかな?気持ち良かったら『パイズリ気持ち良いです』ってきちんと言うんだよ?」
「んやぁっ!わ、わかんにゃ、こんな、初にぇて、頭、びりっ、しへぇっ!」
「それが『気持ち良い』って言うのさ。ほらほらほら!」
「にゃあああっ!でひゃう、なにかでひゃいましゅうっ!ぃやっ!こあ、こぁいのぉ!」
「何も怖い事なんて無いのさ。出る時に『おちんちんミルク出てイクの、ザーメン凄いの』って言って出すんだ!」
「んにゃああっ!で、でますぅ!おち、おちんちんミリュクぅっ!出てイキましゅぅっ!ざーめんしゅごいのぉっ!ふあああぁぁぁっ!」

どびゅくびゅるびゅりりっ!

うひょうフタナリ初精通ゲットオオオォォ!アヘ顔は心の永久記憶メモリーにきっちり保存!!それにしても長くて濃くて量多いってホントみさくr(ry
「あ、あふぅ…でるぅ…でるのぉ…だしたぃ…もっとぉ…」
もうホントむしゃぶりついて食べたくなるほどのエロ顔でうわこれ私の時代到来ktkrうはwやったね明日はホームランって痛あああああああああああああああああああっ!!!!!!?????
「出すのぉっ!リヴェリーさんにおちんちんミルクたくさんだすのぉっ!」
私いつの間に押し倒されたって痛い痛い痛い痛い痛いっ!?いくら直前まで濡れてたって言ってもそんなサイズのモノが処女の中に入るかぁっ!?いや入ってるけど!?
「あぎぃっ!?ちょ、あき、痛いからやめぇっ!?」
我武者羅に腰振るなって痛だだだだだだっ!?タチネコどっちでもイケるからって無理無理これは無理ぃっ!?
「いいのぉっ!きもちいいのぉっ!頭びりびりくるのぉっ!」
そんな顔してこのエロ可愛いなぁちくしょうっ!?でもやっぱり痛いものは痛いぃぃっ!というか待て、今日生理周期的に超☆危ない日…!!
「みりゅくっ!みるく出るのぉっ!リヴェリーさんにおちんちんミルクぅっ!ざーめんしゅごいのぉっ!」
さっきの言葉をきちんと守ってるんだねかーわいいーってんな事を言ってる場合じゃないいいいいいぃぃぃっ!?
「ちょ、だめだっ!?抜きなさ、いぃぃっ!?」

ごりゅっ。

お、おほぉ…亀頭が、子宮口ごりゅってぇぇぇ…こ、これはまずぅっ!?れ、連続で来るなぁっ!?ちょ、みゃああっ!?
「出る、でる、でりゅうううぅぅぅっ!」
「ま、や、うひいぃぃぃぃっ!?」

びゅくぶりゅぅびゅるるびゅうううぅぅぅっ!

に、二発目ぇ…膣奥で出てるぅ…あっつぅ…
うぐぐぐ…だがこれで二発も出したんだ、収まるは…ず…
「な、何でまだ大きいま、まぁっ!?」
「足りないのぉっ!ざーめんしゅごいのっ、おちんちんミルク出し足りないのぉっ!」
動くなまだ痛いんだからってカリが膣壁引っ掻いておほぉぉぉっ!?し、子宮突き上げるなぁっ!?入らない、もう入らないからぁっ!?
「ひっ、も、もう、やめぇええぇっ!?」
何で二回も出してまだおっきしたまんまなんだどうなってるのーその棒は!?
 
ごりゅりゅりゅうぅっ!ぬぽんっ!
 
「お、ほおおおぉぉぉっ!?」
し、しきゅ、こぉ、きと、通り、すぎぃっ!?
「でりゅ、でましゅうっ!おちんちんみりゅくぅぅぅっ!」

びゅるびゅくぅびりゅりゅりゅりゅっ!

「うほおぉぉっ!?奥っ、でぇっ!?うひいぃぃっ!に、にんし、にんしんぅぅっ!?うご、出ながらぁっ!?」
「あ…あ…でりゅ、まだでりゅぅ…」
結局5発目の膣内射精で私は意識を失ったけどまだ暴走状態エヴァ初号機が如くヴォ(ry)してた晶ちゃんの肉棒とぬこぬこに叩き起こされ太陽が黄色く見えても繋がったままだったりした。
487リヴェリー〜今川家の一族〜:2007/11/12(月) 00:21:20 ID:OSuAaV67
======4ヶ月後======
「出る、また出ますぅっ!こくまろミルクぅっ!特濃メスザーメン出るぅっ!」
「も、無理、8回連続なんて無理だからぁっ!?いああああっ!?そん、まだ硬ぁっ!?」
紅い顔で悶えて相も変わらずロリペドが見たら問答無用で犯されそうな晶たんハァハァ。
髪も伸びて豊胸手術施して見た目どう見ても美少女っすよゲヘヘヘヘ。
おっと、終ったか。
「晶、もう満足したかい?」
「はいぃ…でも、あの、最後は、そのっ!」
「ふふふ。わかってるよ。私とヤりたいんだろう?だけど妊娠中だからな。いつものように手か、それとも口か、はたまた胸か、どれがいい?」
「お、お胸で、お願いしますっ!」
「わかったよ。うふふふふ」
そう。そりゃー危ない日に何発も出されしかもその後何日もヤり続ければ当然の如くそうなるわけで。見事妊娠4ヶ月、立派に妊婦で本当にありg(ry
あ、ちなみにさっきまで10回連続膣内射精やられてたのは晶の従姉妹達の三女。無論晶を苛めていたにっくき外道であるが姉妹3人揃って特上美人でうへへだから全員引っ張り込みました。てへ☆
叔母の方は年齢対象外だったんで社会的に抹殺しておいた。母さん譲りの情報操作能力を舐めるな。叔父?あぁ、どっかでホームレスしてんじゃないの?
「ぁ…ぁ…ひぐぅっ!?吸うなぁっ!?」
「じゅるじゅる…あきらタンのせーえき…ウマー」
今精液を啜り出しているのは晶が初めて家に来た時襲ってきたという痴女。美人なんだが痴女。
だがこのコミュニティを自力で探し出し自分から参入してきたから侮れない痴女だ。ちなみに妊娠3ヶ月目。
他にも清楚だけどベッドの上では乱れるお嬢様や元気満点性的な事に興味アリアリな褐色娘や無口でロリーな眼鏡っ娘とか今学校行っててここにはいないが選り取り見取りですよお客さん。
「んっ…最初より凄く長持ちするようになったな、晶」
「だってぇ…リヴェリーさんのお胸、きもちいいから、長くされたいからぁ!?口もなんてっ、はんそ、くふぅっ!?」
お、出た出た。ふぅ。やっと小さくなったか。毎回の事ながら数も多ければ量も多いししかも濃いな。
これが次々と女の子を引っ張り込んだ原因の一つである。
そう、はっきり言って1人じゃ身が持たないんだ!
ちなみにもう一つの理由は、
『私が美少女美女に囲まれたハーレムを作りたいっっっっ!というか作るっっ!』
である。ここの王は晶だが女王は私なのである。ふははははははは!
私はタイプの違う美女美少女を侍らせしかも食べる事ができるっ!更に晶の絶倫すぎるおにんにんを分散できてまさに一石二鳥ぉ!
春だっ!我が世の春がキタアァァァァァァ〜〜〜〜ッ!
もっちろん全員平等に愛してあげるさベイビー!できるのは6ヵ月後になるけどなー!
「リヴェリーさん、涎垂れてますよ?」
おっといかんいかん。晶が非難がちな目で見ている。
「くふふふ、愛いやつめ、妬いてるのかな?だが私に突っ込んでぬぷぬぷしてどくどく出すのは同じく6ヵ月後まで待ちたまえ」
「や、なっ、ま、リヴェリーさんっ!」
「ふふふ。だがな、晶。君が妬いてるように私も妬いてるんだ。このくらいは良いだろう?」
これも晶を愛してるが皆も愛している故のジレンマか。まぁこんなジレンマも美味しいけどねっ!
「もぅ…」
唇尖らせた晶タンハァハァ。おっと、そろそろ皆が帰ってくる時間だ。今日も腕によりをかけてご飯を作らねば。
そんなこんなで。私は今日も幸せなのだ、晶(マイゴッドネス)。
 
                                    終劇
488リジー ◆UnHgHejTyo :2007/11/12(月) 00:25:17 ID:OSuAaV67
パソコンが壊れデータも全て吹っ飛びしかも新品買った方が安くて買ったら買ったで『Vistaあああああああぁぁっ!貴様何をしたあああぁぁっ!』な現状にむしゃくしゃして書いた。
反省も後悔もしてるけど謝りはしないっ!
そんなこんなで、70%くらいできてた飛び道具最終話はジャンクの露と消えましたorz
ごめんねごめんね書くの遅れてごめんねとかーちゃんが謝ってるんでどうぞ勘弁してください。
ちなみにシンヤの姉貴です。なんてダメ姉貴なんだ!
書くのはやめませんが流石にヘコんだので飛び道具を一端置いて推敲しなおそうかなとも思ってます。その間にも電波を受信したら別のもちまちま書いていこうかと。
お待ちの方にはまこと申し訳ない事ですがもうしばらくお待ちくださいと放置プレイをしてみる私ドS。

というのが一回目の後書。やっとこさ繋がるようになったので本スレに投下完了であります。
しばらく飛び道具外伝である今川家シリーズ作成に着手するかも。あと最初の注意事項の成分に『みさくら』を付け忘れたっ!
このリジー一生の不覚っ!!
ともあれこんなダメなお姉さんはお嫌いですか、と言ってみるテスト。
489名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:33:17 ID:t+dVfaxF
乙でした
飛び道具orz

>>477
並立より一番の問題は掛け持ちだと思う
女の尻が軽く感じるし、男がそれを許すってのもハーレム主としてどーよって
まあでもやっぱり好みの娘がサブに取られてたらって思うと並立もちょっと……となるけど
490名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 00:57:18 ID:6JN8DTPS
乙です。
ガープスがネタに出るとは思わなかったw
491名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:06:01 ID:u5boGTai
ぐっじょぶ!
このお姉さんいいなぁ…


あと、取り敢えずツッコミとしては…

GURPSかよっ!?

いやはや懐かしい。
492名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:13:26 ID:qPZ6RW/C
>>476
これは良いプロローグ。これならAのみの方が個人的には萌える!
小学生ハーレムというと、絶対可憐チルドレンを思い出す。

>>477
老婆心から言うと…本当に書きたいモノが何か顧みるのはどう?
無論、ココに投下するなら引き続きハーレム趣向に沿ったリク・感想を書くけど、
もし書きたい焦点が世代交代・寝取らせネタなら、もっと相応しいシチュスレがある気がする
493名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 02:44:18 ID:GusXavEU
n
 ( l   _、_                _、_
 . \ \ ( <_,` )           ( ,_ノ` )    n
   ヽ___ ̄ ̄  )   >>471 GJ!!    ̄     \    ( E) >>481 GJ!! 
     /    /            フ     /ヽ ヽ_//
494名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:34:07 ID:PqfG6BHZ
一生懸命書きました!

よかったら読んでください!!

短編ですので、これでお話は終わりです!!!

続きません!!!!

先に謝っときます、いろいろとすみません!!!!!



495名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:35:04 ID:PqfG6BHZ
あと、40kbくらいある長文だから、駄目な人はタイトルでんG登録してください!!
496『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:36:45 ID:PqfG6BHZ



これが世に言う、『モテ期』というやつか。



僕は、つい先月、この学校に転入してきた。
季節もちょうど初夏にさしかかった頃、4月に始まった高校2年生の新年度も、ようやく新しいクラスに馴染みだした頃合い。
そんな時期に、新しく仲間になった僕を、まぁそれなりに暖かくこの学校は受け入れてくれた。

「よ! 山下、ハヨーっす!!」
「おはよ、川上」

クラスで最初に友達になった気安い男、川上が僕の背中に追いついた。
登校中、のんびり歩く僕にスピードをあわせて彼は早朝の猛ダッシュを停止。
あ、その山下ってのが僕の名前。山下二郎(やました じろう)、平凡でしょ?

「でさ、古文の宿題やった?」
「もちろん、やってないよ」

「だろうなぁ、アハハハハ」
「ハハハハハハハハハハ」


などと、朝のほのぼのとした会話を交わしながら、僕たちは学校に着いた。
そして、僕の靴箱、いつものように校内用の上履きを取り出そうとしたらば。

ぱさぱさ、ぱさ。

と、こぼれ落ちる封筒が、いち、に、さん。
桜色の封筒に、小さな花のシール。
水色の封筒に、小さな貝のシール。
浅黄色の封筒に、小さな星のシール。

三通とも、何とも可愛らしい封筒に、小さなシールで封をしてある。
差出人の名前はなく、表には、これまた可愛らしい女の子の字で、

『山下二郎くんへ』

と書いてある。

僕は、くわ、と刮目した。




これは!


これが!


これこそが、あの、伝説の!!


ラブレターというヤツか!!

497『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:38:59 ID:PqfG6BHZ

いやー、本当にあったんだ、ラブレターなんて。
噂ばっかり聞くけど、実物を見たことないから、UFOやらツチノコやらの仲間だとばっかり思っていたよ。
しかも、三通!!

「おう、早く行こうぜ!?」

僕が生まれて初めてのラブレターに、感動して浸っているあいだに、川上が僕を促した。素早く封筒を拾い集め、かろうじて
こいつの目に留まるのを避けた僕。
とりあえず僕は、封筒をポケットのしまい込み、教室に向かった。


『突然のお手紙でごめんなさい。
 私は、あなたのことが好きになってしまいました。
 できれば、私とおつきあいしてほしいと思っています。』

とまぁ、そんな風な内容が書かれていた。
三通とも。

それぞれ、文体は違っている。丁寧な言葉遣いと大人っぽい字、かわいらしい女の子の字で気さくに書かれていたり、少し
子供っぽい字で遠慮気味に書かれたものと、三通それぞれに女の子達の個性が溢れている。
共通しているのは、三人とも手紙に自分の名前を書いていない点。名前を書くと来てくれないかも、とか、少しびっくりさせ
たいから、とか、恥ずかしいから、などと、それぞれの理由で名前を記入するのを避けていた。

僕は、一時間目後の休み時間、校内で手軽に一人きりになれる空間、つまりトイレの個室にこもって、その三通の手紙を
読んでいた。

うーん・・・。

正直に言うと、僕は悩んでいた。
確かに、女の子からラブレターをもらえたのは嬉しい。
でも、三人から同時に告白されるのって、問題じゃないか。結局つき合えるのはその中の一人だけだから、残りの二人には
ごめんなさいをしないといけない。でも、それならば、誰とつきあって誰に断るのかも、さっぱり分からない。まさか三人同時に
つきあって、三股をかけるわけにはいかないし。

もちろん、これが誰かのイタズラだって可能性はある。それならそれで、もちろん残念だけど、ダマしたなー、とか言って笑い
ながら怒る器量の深さくらいは持ってるつもりだし。

何にせよ、会ってみないと分からない。幸い、向こうが指定してきた待ち合わせの時間はバラバラで少しずつずれているので、
とにかく一人ずつ会いに行くしかないだろうなぁ。


教室に帰ってもうんうんうなってる僕を見て山下が、おめー、どうかしたんか?とか聞いてきたが、もちろん誤魔化しておいた。
もしばれたりしたら、根ほり葉ほり聞かれて、最悪は待ち合わせ場所で覗き見されるかもしれない。そしてすぐに噂にされて
しまうだろう。
相談はしないで、自分だけで解決しないとなぁ。これが幸せな悩みという奴だろうか。



そして放課後、手紙をくれた女の子が待つ校舎裏へ。
そこにいたのは、すごく可愛い女の子だった。

「山下さん・・・来てくれて、ありがとう」
498『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:41:04 ID:PqfG6BHZ

彼女は、僕が来たのに気が付くと、ほっとしたように表情を和らげて、言った。
なんというか、僕の貧困なボキャブラリーで言うならば、鈴の鳴るような声、とでも言えばいいのか。
ほっそりとした肩、すらりと伸びた四肢、そんなか細い印象だけど、胸の大きさはそれなり以上で、身体の細さと相まって、やけに
目立つ。黒く艶やかな髪は腰のあたりまで長く、リボンやバレッタを使っているわけでもないのに少しも乱れていない。耳の側の、
星形の小さな黄色の髪留めがワンポイントになってる感じ。
こないだ変わったばかりの夏服の、白いブラウスが清楚で似合ってるよ、すごく。
顔? もちろん可愛いに決まってる。少しはにかんだような表情が、彼女の美少女ランクをさらに高く上げている。

「私、一年の「中森あさぎ」っていいます」

僕が彼女の可愛らしさに目を奪われてるうちに、彼女の方から自己紹介。僕もつい釣られて自己紹介したけど、彼女は僕の名前
知ってるんだから意味ないよね。舞い上がってるのがまるわかりで、ちょっと恥ずかしい。

「ところで、僕はまだここに転校して間がないし、君のことも知らなかったんだけど、どうして僕のことを好きになってくれたの?」

僕は、とりあえずそう聞いてみた。いきなりあけすけなことを聞くみたいでちょっと抵抗あったけど、やっぱりこれだけははっきり
させておきたかったんだ。
中森さんは、やっぱり僕の質問に面食らったのかもしれない、最初は驚いた顔をした。だけど、だんだんその顔が赤くなって、
そして、ぎゅっ、て目をつむってから、やっと声を出した。

「山下さんが、車にはねられた子猫を、必死で助けたところを見てたんです。
 優しい人だなぁって思って。
 それから、なんだか気になってしまって、いつも山下さんを目で追うようになりました。
 もうわたし、自分が山下さんのことが好きになってるって、気づいちゃって・・・」

顔を真っ赤にしての告白。
あー、そういえばそんなこともあったっけ。結局その子猫はお腹が裂けちゃってたんだけど、手当が早くて助かったんだよね。
手術代は結構かかったけど、まぁ無事だったからよしとしとこう。

それから僕と中森さんは、話をした。話題は主に僕のことだったけど。
前の学校のことや、趣味のことや好きな音楽、カレーライスと肉じゃがのどっちが好きか、等々。
そしてしばらく喋った後、正直、僕ばっかりが喋るのも不公平だと思ったので、中森さんのことが聞きたい、と言おうとした。
でも、言えなかった。どうしてって、急に真剣な、思い詰めたよう中森さんの表情に圧倒されてしまったから。

そして、中森さんは言ったんだ。

「山下さん、わたしとキスしてくださいっ!!」

ええっ! と僕はみっともない声を出して驚いてしまった。だって、告白してすぐにキスなんて、どうかしてるよ!それにまだ、
僕は告白に返事もしてないし。

「知ってますか? 山下さん、もてるんですよ?
 いつも、ほかの女の子が山下さんに告白しようと、チャンスを窺っているんです。
 私、臆病だけど、これだけは負けたくないから、勇気を出して手紙を書いたんです」

中森さんは、強く思い詰めた表情で、そういった。
驚きだ。僕がモテるなんて、初耳だ。僕の知らない水面下で僕争奪戦が繰り広げられていたなんて。
もしかして、これはドッキリなんじゃないかとも疑ってしまったけど、中森さんの真剣な表情に嘘はなさそうだ。

「だから、勝手なお願いなんですけど、私とキスしてください・・・」

どうしようか、僕はすごく迷った。ここでキスするっていうのは、中森さんの告白に応じたってことになるんだから。
あともう二人に会って、それからどうするかを考えようと、僕は思っていたんだけど。

ああ、中森さんが僕の前で、目をつむった。僕より少し背の低い彼女だから、少し顎を上げて、唇を差し出すような格好に
なっている。そして、よく見てみれば、中森さん、震えてるよ。

彼女はもう、覚悟を決めてるんだ。
499『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:43:15 ID:PqfG6BHZ

ここで僕は、拒めるのか? まだほかに会っていない女の子がいるから、ひとまず全員に会ってその中から選ばせて
もらうよなんて、そんな傲慢なこと、言えるのか?
言えるわけないよ!

僕は馬鹿だ。
断るつもりだったり、今すぐ答えを出さないつもりだったら、最初にそう言わないとだめなんだ。曖昧な態度で話を進めて
しまったら、その分、相手が期待しちゃうんだ。そうなると、僕はもう、断れなくなっちゃう。自分が、期待させた相手を
裏切れない性格だって言うのは、自分が一番知ってるはずなのに!

僕も、覚悟を決めよう。

ごめんね、中森さん。
責任とか義務とか、そんなことは考えないようにするよ、僕。
だから、このキスから始めてもいいかな?
このキスから始まったおつきあいがちゃんと恋になって、僕も君も楽しく過ごせるように、一緒にいても、いいかな?


そうして僕らは、二人で初めてのキスをしたんだ。





「・・・嬉しい。私のファーストキス、ちゃんと受け取ってもらえて」

「うん。僕もこれ、ファーストキスだったんだ」

僕が、正直にそう言うと中森さん、本当!? と驚いて、僕の手をがっしと掴んだ。そして僕がそれに頷いたのを見て、
見てるこっちも幸せになるような笑顔を浮かべた。

そうして僕たちは、一緒に帰る約束をした。中森さんはこのあと部活があるから、少しのあいだ時間をつぶす必要が
あったけど、僕にとってはちょうど良かった。
僕にラブレターをくれた他の二人に会って、ちゃんと断らなきゃ。



僕と中森さんは、一緒に靴箱に向かった。彼女はソフトボール部で、僕は次の待ち合わせの場所に。だから靴箱で
いったんお別れだ。
裏庭から靴箱までの手前、まだ校舎に入っていないあたりで、僕は少し考えた。

それにしても、未だに信じられないのが、僕がモテてるって話。これから断りにいく女の子も、中森さんみたいに真剣に
僕のことを好きなんだろうか。それを考えるとちょっと憂鬱だけど、誠実に、きちんと断ろう。
僕は、残る二人のことを中森さんに話してはいなかった。余計なことだと思ったからだ。
でも、僕がそんな風に考え事をしてたら、中森さんが心配そうに僕を見つめた。

「山下さんがモテるって言う話、本当なんですよ?」

そう言って、僕の手をぎゅっと握る。彼女の掌の熱は、本気の熱さだった。

「でも、僕らがもうつきあってることが知れ渡ったら、みんなあきらめるんじゃない?」

ある意味、楽観的な僕の意見を、彼女は首を振って否定した。みんな本気だから、そう簡単には諦めません、と彼女は言う。
500『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:44:22 ID:PqfG6BHZ

今から会う他の女の子には、そうやって断るつもりだったんだけど。もし僕が、中森さんのことを理由にして交際を断ったり
したら、場合によっては中森さんにしわ寄せがくるかもしれない。いじめられたり、仲間外れにされたり。
そこまで僕が人気者なの? というといまいち自信がないけど、ここは慎重にいった方が良さそうだ。

じゃあ、しばらくは二人がつきあってること、内緒にしておこう、と僕が声に出して持ちかけようとしたそばから。

「おー、山下じゃん、なにしてんの?」

川上だ!
よりによって、中森さんと一緒にいるところを見られた?

川上は、噂話が好きな軽い男だから、僕たちがつきあってることなんて、すぐに周りに広まっちゃうよ!!

「中森さん! ここは僕が誤魔化すから、君は逃げて!!」

とっさに彼女を背中にかばったけれど、川上は僕の方に近づいてくる。だから、中森さんを促して、先に逃げてもらった。
一緒に帰るときの待ち合わせは、学校そばのコンビニって話しておいたから、後で僕がそこに行けば大丈夫だろう。

「おい山下、おまえ、誰と一緒にいたんだ?」

僕の側にきた川上は、案の定そんなことを聞いてきた。もちろん、僕が喋るわけにはいかない。
先に逃げてもらった中森さんの姿が見えなくなった頃合いに、僕もこいつから逃げだすことにした。

まてっ、と叫んで川上が僕を追いかけてくる。
僕は、ひとまず校舎の中に逃げ込むことにした。中森さんは部活に出るから、グラウンドに向かったはずだ。
少しでも関係ない方に向かうべきだろう。
靴箱にたどり着き、僕は手早く上履きに履き替えると、そのまま階段を上がっていく。
踊り場を回り、2階へ向かってそのまま進む。下から聞こえてくる川上の声も、僕を追って階段を駆け上がってくる。

と、僕が2階に到着すると、先に逃げた中森さんが待っていた。

「山下君、こっち!!」

中森さんは僕の手をぐい、と掴んで、走り出した。そして、そのまま階段を上がり続けることはしないで、2階の廊下を走り出す。
僕は、正直まだこの学校の土地勘はない。中森さんに手を引かれるまま、走り続けていった。

そして中森さんは、僕を連れ回し追っ手を煙に巻きながら、ようやく足を止め、とある教室に入った。
そこは、化学実験室の隣にある、小さな準備室だった。
扉を閉め、しばらく息を潜めていると、廊下を川上が通り過ぎていった。

「・・・いったみたいね」
「そうだね」

そうやって、ようやく安心して、大きな息を吐いた。そして二人して、なんだかこみ上げてくるみたいな衝動のまま、くすくすと笑った。

「まるで、あのときの君みたいだね」

ひとしきり、抑えた笑いを楽しんだあと、中森さんが言った。

「町で、不良にいじめられてる子供を助けて逃げ出したはいいけど、結局、山下君の方が子供に手を引かれて逃げてるんだもの」

は、恥ずかしい、それまで見られてたのか。
あれは、まだ僕がここに来てそれほど日が経ってなかったから、逃げ道が分からなかったんだよね。そのうち、助けた子供の方が
道に詳しいって分かって、その子に手を引かれて逃げてたんだった。

「助けなきゃ、ってわたしも思ったから追いかけたんだけど、途中で見失ったんだよね」
501『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:45:49 ID:PqfG6BHZ

「・・・恥ずかしいところ、見られちゃってたんだなぁ」

僕が、照れ笑いを浮かべて誤魔化そうとすると、中森さんは優しい表情になって、言ったんだ。

「でも、あんな怖そうな奴らを相手にして、子供を助けようとしたのは、すごく格好良かった。
 わたしも、周りの大人達も怖くて一歩も踏み出せなかったのに。
 この人は、勇気のある人なんだ、って思った」

そう言ってくれた中森さんは、ほんのりと頬を赤らめて、ちらりと僕を上目遣い。そして、そんな、か細い瞳のままで。

「山下君、好きだよ」

僕の胸に身体を預けて、そう言った。

「うん、僕も、中森さんのこと、いいな、って思う」

まだ僕は、中森さんのことをあまり知らない。だから簡単に「好き」なんて言えない。今ここで僕がその言葉を使っても、なんだか
軽く聞こえてしまう。中森さんの想いに比べてしまうと、ずいぶん安っぽくなってしまう。
でも、なんだか彼女に惹かれ始めているのは、間違いない。

僕の言葉に中森さんは、ほんと!? と驚いて僕を見る。そして頷く僕に、嬉しそうに微笑んだ。

「わたしね、君にしてあげたいことがあるの」

彼女はそう言って、僕を教室の壁際までそっと押し進めていった。僕は柔らかな彼女の手に押されながら、ゆるゆると後ずさり、
そして壁に背中がついてしまった。

「そのまま、動かないでね」

そして彼女は、するすると身体を沈め、僕の前で膝建ちをするような姿勢になった。彼女の、火照ったような真っ赤な顔が、ちょうど
僕のズボンの股間に寄せられる。
え! ちょ! これって、もしかして!?

「好きな男の子ができたら、してあげようって決めてたの・・・。
 スケベな娘だなんて思わないでね?
 もちろん君が、初めてなんだから・・・」

驚いて固まった僕を、言うとおりに動かないで期待してると思ったみたいで、中森さんは遠慮なく僕のズボンに手をかけ、ジッパーを
おろしていった。
そして、空いた隙間に指を忍ばせ、トランクスの前開きからまだ小さいままのチンコを取り出した。

「わ、けっこう、大きいんだね・・・。これ、まだ大きくなるんだよね?」

そして、指をチンコに絡ませて輪を作り、優しくしごき始めた。
う、って、そんなことされたら・・・。

「あ、だんだん堅くなってきた。すごい、だんだん大きくなってくるよ・・・」

僕のチンコは中森さんの指にしごかれて、だんだん大きくなってくる。最初は人差し指と親指だけで作っていた輪も、しだいに遠慮が
なくなって、指全部を使って握り始めた。

「すご・・・い。指全部よりも、大きすぎるよ・・・」

中森さんは、僕のチンコを握って、ゆっくりとストロークを始めた。僕のチンコはもう完全に勃起し始めていて、亀頭まで露わになった。

「じゃあ、するね?」
502『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:47:45 ID:PqfG6BHZ


僕の答えを聞かないまま、中森さんは口を大きく開け、ぱくりと亀頭を口に含んだ。同時に僕は、ゾクリと背中を走る快感に襲われた。
さっき、僕とキスした唇が、今度は僕のチンコをしゃぶっている。
前に見たアダルトビデオの女優みたいな手慣れた感じはしないけれど、それでも懸命に僕のチンコをしゃぶり、頭を上下させている。
中森さんの頬の裏側を亀頭がずるりと擦り、亀頭のカリが彼女の唇をめくりあげながら引き抜かれる。

「ン、ンン、ンむぅ・・・」

口で息のできない彼女は、鼻で荒く息をしながら、少しもチンコから顔を離そうとしない。懸命に吸い付いて、唾でグチョグチョに
なった口の中で僕のチンコをなぶっていく。

「な、中森さん、まずいよ、このままじゃ、出ちゃうから、口を離して!」

もう、僕は限界だった。生まれて初めてのフェラチオに、あっさりと高められてしまった。中森さんにチンコから離れるように
言ったけど、彼女はそれに従うことなく、ますますチンコを強烈にしゃぶりたてる。

「う、うわっ!」

僕はとうとう、いってしまった。腰の奥からつぎつぎと、精液が出口に向かってひしめき合い、駆け上っている。僕は最後まで、
中森さんを汚さないように必死で堪えていたんだけど、限界だった。

びゅう、びゅうう、びゅーーーーーーーーーーーーっ!!

「んんっっ!!!」

どくどくとチンコの先から精液がほとばしり、中森さんの口の中を満たしていく。
彼女は、精液をこぼさないように強く唇を締め付けて、僕の射精が収まるのを待った。

「ん、んん・・・」

ようやく粘液の噴射も止まったけれど、中森さんは動かない。
たぶん、その口の中に溜まった精液を、どうしていいのか分からないんだ。

「中森さん、無理しないでいいからさ、吐き出していいんだよ?」

無理に飲まなくて言いよ、精液なんて。僕はそう言ったんだけど、かえって彼女の選択を狭めてしまったんだ。
中森さんは、ぎゅ、と目をつむって、少しずつ、こくり、こくりと精液を飲み干していく。その、喉の動きに連動してすぼまる
口の中で、残った精液を僕の亀頭がかき回すように動かされると、ぞぞぞくりと怖気るように気持ちいい。射精したあとで、
かなり敏感になっているからだ。
そしてようやく、何度目かの嚥下でおおかたの精液を飲み干してしまった中森さん。ぬるり、と精液と唾液で粘つくチンコを
口から離した。

「・・・すごいのね、ザーメンって。わたし、これに慣れていけるかな?」

眉根を寄せて、弱音を吐きながら、苦笑する中森さん。口の周りはまだ僕の精液でぬるぬると滑ってる。苦しかったり、
気持ち悪かったりもしただろうに、そんな感想すらなんだか可愛らしい。スカートのポケットから、水色のハンカチを取り
出して、口の周りを拭っていく。なんだか僕は、そんな姿がいじらしくて、つい彼女を抱きしめてしまった。

「きゃ、山下君!!!」
503『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:49:59 ID:PqfG6BHZ


僕の突然の行動に驚く中森さん。僕の気持ちの中で、彼女を愛おしく思う気持ちが、なんだかだんだん大きくなってきたみたいだ。
だから、僕はまた、キスしたくなってしまった。

「だ、だめ!!」

それを中森さんは拒んだ。

「今の口の中って、君のザーメンがまだ残ってるよ」

だから、キスは明日までお預け、中森さんはそう言って、茶目っ気のある笑みで僕にいった。






「ね、今から、一緒に帰ろうよ」

中森さんが、僕の腕にそっと寄り添って言った。でも、部活はどうするの? って僕が聞いたら、今日はサボる!! と元気に
答えた。その元気さのうち、いくらかを僕が作ってあげられたのなら、それは結構、僕も嬉しい。中森さんが僕と一緒にいることで
幸せを感じることが、僕にとっても幸せにつながるんだったら、それはもう、立派な『恋』なんじゃないかな。

ずいぶん単純だけど、それはそれで、まぁいいかと思える。

でも、とりあえず他の女の子に誠意を持ってお断りして、今日のけじめだけは付けておかないと。



準備室を出て、廊下を歩く。
とりあえず、やっぱりコンビニで待っててもらおう。僕は、そう思い、それをどう話そうかを迷っていた。彼女に嘘をつくつもりは
ないけれど、気を使わせるのはもっといやだ。僕が、他の女の子に断りにいくから待っててくれ、とかをモロに言っちゃうと、
彼女も微妙な思いをするに違いない。黙っておこう。普通に、適当な理由をでっち上げて、先にコンビニで待っててもらおう。

とまぁ、そんなことを考えて歩いていると、前方に川上発見。

まずい、僕と中森さん、腕なんか組んでるよ!!

僕はとっさに、中森さんを側の教室に押し込んだ。そして手早くドアを閉め、自分から川上の方に近寄っていった。

「やぁ、川上」
「あ、山下、てめ!」

山下は案の定カンカンで、何で逃げた、なにを隠してる、と僕に詰め寄った。
よかった、中森さんのことは気付かれてないみたいだ。

僕は適当に、川上から借りた昼飯代を返すのがいやで逃げたんだ、とか冗談ぽく誤魔化した。そして財布から500円硬貨を
取り出して川上に渡してやると、それで納得したみたいだった。
もちろん僕は川上からそんなお金を借りた事実はないが、川上もそれでなんだか納得してくれそうだったから、まぁそれでいいか。


504『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:52:43 ID:PqfG6BHZ





僕は、さっき中森さんを押し込めた教室に戻ってきた。このあたりは一年の教室が並んでいるところで、僕はほとんど通ったことは
なくて、あまり教室の区別は付かないんだけど、ドアの付近を見渡したときに『1ー3』の表示があったことは覚えている。

そして、『1ー3』の教室に入ると、ちゃんと中森さんは待っていてくれた。

「ごめんね、川上の奴を黙らせるのに、時間かかっちゃったよ」

僕がそう言って近寄っていくと、中森さんは、ぜんぜん待ってないから大丈夫よ、と控えめな笑顔を見せてくれた。
彼女は窓際の席に座り、校庭を眺めて待っていたみたいだ。
僕も彼女の前の席に座り、一緒に窓の外を眺める。校庭が一望でき、部活に励んでいる運動部員達がよく見えた。

「どうして、部活に入らなかったのですか?」

中森さんが、そんな風に聞いてきた。校庭では、野球部達のたてる金属バットの快音が響き、サッカー部達のランニングの
かけ声が響く。

「やりたい部活が、この学校には無いから、なんだ」

前の学校では、僕は体操部だった。結構がんばってて、一年生だった去年からいくつかの大会にも出て、いい成績も
だしていた。跳馬に関しては、県でトップにもなった。
でも、この学校には、体操部もないし、もちろん十分な設備もない。だから部活は諦めた。そのかわり、県の有名な
クラブに入ることになっていて、今はいろいろと難しい手続き中なんだ。

「噂で聞いたとおりです。体操、すごいんですってね?」

「すごいかどうかはともかく、好きなんだ、体操。すごく好きだ」

一度、中森さんにも、僕が体操やってるところ、見てもらいたいな。
僕、体操でなら、カッコいいところ見せることが出来るから。

と、僕が言うと中森さんは、是非拝見したいです、といったあと、でも、と言葉を区切った。

「体操以外でも、十分格好いいんですよ?」

少し憂いを含んだ笑顔で中森さんは言う。

「ここで山下さんの体育の授業を見ています。
 短距離や中距離走でもトップでゴール。サッカーでも、サッカー部レギュラーをかわしてゴールを決める」

まぁ、そんなのもあったっけ。

「格好いい転入生が、スポーツ万能で体育の時間に大活躍、十分人気が出ると思いますよ?」

そういうものなんだろうか。体操にしてもそうだけど、運動で集中してるときは、外野とかぜんぜん気にならない質なんだよね。
だから、運動会なんかで母さんが応援してくれても、ぜんぜん分からなかったりで。
そうかー、そういうところでモテてたのか、僕。

「だから、山下さんが活躍してるところを見るのは嬉しいんですけど、ちょっと複雑な気持ちです。
 そうやって格好いいところを、あんな目立つところで見せたりしたら、どんどんライバルが増えちゃいますから」

いや、それはない、と思うよ。そういうのって、ただ珍しがってるだけだろうから、そのうちみんな慣れちゃうよ。
現に僕は、男子校から転入してきて今まで周りにいなかった女の子の同級生に、最初は珍しくてどきどきもしたけど、今では
もう慣れちゃったし。
505『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:54:48 ID:PqfG6BHZ

「でも、本気で好きになった女の子は、ちょっとやそっとじゃ諦めたりしません。
 あなたに好きになってもらうためだったら、どんなことだって出来るんです」

そして中森さん、前の席に座っている僕の手を取って、自分の胸にあてがった。

「早く、あなたと特別な関係になりたい、って、はしたないかもしれないけど、私は思うんです」

と、特別な関係って、まさか・・・。
だ、だめだよ、これもしかして、エッチしちゃうってこと!?

「や、やっぱりそういうのは、早すぎると思うよ!
 僕たちこれから付き合っていくんだし、こういうことはその流れで、自然に・・・」

僕がそう、あわてて言うと、中森さんは幸せそうな笑みを浮かべて。

「あなたが、私との交際を真剣に考えてくれているの、すごく嬉しいです。
 私、あなたを好きになって、良かった・・・」

だから、こういうのは、今しなくちゃいけない、ってわけじゃないよね?
僕は中森さんにそういって説得したんだけど。

「いいえ。こんな幸せなときにこそ、あなたに私の初めてを受け取ってほしい。
 あなたに私を受け入れてもらえた、一番素敵な日にしたいんです・・・」

そうして中森さんは、席を静かに立って、僕の前に立った。夕暮れの教室で、窓を背中にして、静かに夏服のブラウスに
手をかけた。夕焼けを背に受けているから、僕に向かっている正面はやや影になってしまってる。それでも、ブラウスの
ボタンを外し、現れた桜色のブラジャーはすごく清楚で、可愛らしかった。

「胸、大きくてあまり可愛くないんですけど、こんな胸は嫌いですか?」

嫌いなんてとんでもない。大好きです、僕。

やっぱり僕も男だから、目の前で可愛い女の子が服を脱いで迫ってきてくれたりしたら、すごくドキドキする。さっきは
あんなこといっておいて、なんだか格好悪いけど、仕方が無いじゃないか。
もう僕は、中森さんのことを好きになりかけているんだ。可愛らしかったり、お茶目だったり、いろんな面を僕に見せて
くれて、その心の中の迷いや苦しさ、健気さをさらけ出してくれた。
そんな女の子の魅力に、僕はどんどん惹かれていったんだ。

その娘が決心して、僕に抱いてほしいって思ってるのに、僕は我慢して、拒んでるだけでいいんだろうか。

よし、僕も、本当に腹をくくろう。

「僕も、中森さんを抱きたい。
 中森さんと、もっと親密になりたい」

僕も立ち上がって、向かい合うようにして彼女を抱きしめた。出来ればもう一度、エッチの前にキスしたかったけど、
さっきキスはお預けって約束したからなぁ。

「山下さん、私、幸せです・・・」

その言葉には、少し涙が混ざっていた。そんなに嬉し泣きまでされたら、その気持ちは僕にまで移ってしまう。しっかり
抱き合っているから、そんな感情が伝ってくるのも、ずいぶんと早い。

「僕も、なんだか幸せだよ」
506『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:57:18 ID:PqfG6BHZ

僕のその言葉に、中森さんがびくりと反応し、僕に抱きつく力を強めた。そうするとあの、大きな胸が僕にぎゅう、と押しつけ
られてしまう。しかもブラウスがはだけて、ブラのサラサラした布地がやたらと艶めかしい。

「・・・僕、もう、あんまり我慢できない。中森さんとこうしてると、心臓がドキドキして、頭がボーっとなって、だんだん自分が
 押さえられなくなってくるよ」

「・・・はい、私もです。こうして山下さんに抱かれていると、それだけで私、はしたなくなってしまいそう・・・」

僕と中森さん、二人の気持ちはたぶん、同じ方向に向かっている。それはあえて下品な言い方をすると、セックスしたい、
と言うことなんだと思う。でも僕は、そんな身体の欲求よりも、中森さんを自分のものにしたい、っていう我が儘な気持ちの
欲求でいっぱいだった。

「あっ、」

僕の手が動いて、中森さんの柔らかいお尻を撫でることで、彼女の唇から小さな喘ぎ声が漏れた。
それは本当に小さな声だったけれど、僕にとっては凄く大事な声だった。僕の動きで中森さんが喜んでくれている、僕の手を
中森さんは拒んでいない、そう確信できたから、僕は、猛自分を縛ることを止めた。
つまり、欲望のまま、中森さんを貪ることにした、ってこと。

「中森さんの身体、柔らかいよ・・・」

僕は、服の上から彼女の身体を撫で回し、そのなだらかなカーブやくぼみを、掌と指先で堪能した。
服の上からだったけれど、それもなんだか独特の味わいというか。
中森さんのお尻、そのスカートの上から撫でていると、指先が布地の起伏を見つけだす。そしてその起伏に沿って指先を滑らせ
ていくと、スカートの下に隠された、ショーツの縁をなぞっていた、みたいな。
僕の指、掌が中森さんを撫でるたびに、向かって抱き合った僕の耳に、彼女の小さな声が聞こえてくる。
僕が新しい場所に触れるたびに、びくっ、と強く震え、なぞるように指を走らせれば彼女はゾクゾクと長く身体を震わせ、身悶える。

僕は、女の子の身体を可愛がり、震えさせることが楽しくて、つい夢中になってしまった。

でも、調子に乗った僕のせいで、先に我慢できなくなったのは中森さんの方。

「ああぁぁぁ・・・、だめ、もうだめですっ、それ以上いじられたら、私、狂ってしまいますっ!」

はく、と吐いた息を詰めるようにして、僕の首筋に中森さんが食いついた。
まるで吸血鬼みたいだったけど、もちろん歯を立てたりするわけじゃない。
自分の身体に起こる疼きを我慢するために、何かで気を紛らわせたいということなんだと思う。中森さんは、ちゅうちゅうと僕の
首筋に吸い付いてきた。

僕も実際、余裕があるわけじゃない。
さっき中森さんに口でしてもらっていたから、むやみにがっつかないでいることが出来る、というだけで。

脱ぎかけの制服に包まれた中森さんを、早く抱きたかった。


そして僕の指は、スカートをまくり上げてとうとうショーツの上を直接触りはじめる。初夏の暑い夕方ということもあって、スカートの
中は熱気で蒸れていたから、そのショーツもじっとりと汗で湿っていた。

「ひああああん、あっ、お、お尻、あまり触らないでください、恥ずかしいですっ」

そんなこと言われたって、僕は触る。触りたいから、触るのを止めない。指先で、お尻の谷間をなぞってやると、それだけで
中森さんはぶるぶると震えるし、汗で湿ってお尻に張り付いた布地をつまみ上げ、少し強めに引っ張ってあげてから手放すと、
ぴちゃ、と湿った音を立てて再び肌に張り付いた。仰け反るようにしてびくりと大きく震える中森さんを、僕は残った片方の手で
抱きしめながら、どんどんいろいろと、好きなだけいじくり倒した。
507名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 09:58:42 ID:+BQExpI4
回避
508『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 09:59:15 ID:PqfG6BHZ

「ひやああ、ああん、や、山下さんの触り方、意地悪ですぅ・・・」

僕だって初めてだから、加減が効かないのは許して欲しい。
でも中森さんの言葉には特に嫌がっているような色は感じなかったから、あまり僕は反省もしていないのだけど。

「じゃあ、今度は胸にも、意地悪していい?」

僕がそんな風に言葉にして伺いを立てるのも、中森さんの言う意地悪の一環なんだろう。彼女は、顔を真っ赤にして恥ずかしがり
ながらも、こくりと頷いて僕の意地悪を許可してくれた。
僕は早速、さっき中森さんの背中をさんざん撫でたときに発見した場所に指をあてがい、ブラウスの上からブラジャーのホックを
外した。とたんに僕の胸に押しつけられていた中森さんの胸がブラの支えを失い、ゆさり、と柔らかく形を崩した。

「ねぇ、聞いていい?」
「は、はい・・・」

失礼なことだから聞かないでおくべきかとも思ったんだけど、それを押さえる理性もなくなり欠けてるみたいだった。

「中森さんの胸って、サイズはいくらなの?」

っ、と息をのむ音が聞こえ、僕はやっぱり聞くべきじゃなかったのかと少し後悔したけど、中森さんはちゃんと答えてくれた。

「92の、じ、Gカップ、です・・・」

凄い。僕はごくりと唾をのんだ。なんだか数字と記号を聞いただけでも興奮できそうな、インパクト。

「じゃあ、そのGカップの胸に、意地悪しても良いの?」

僕が、あくまでも意地悪の一環でそんな聞き方をしてみる。
中森さんはどうも、胸が大きいことにコンプレックスみたいなものを感じてるみたいだ。
中森さんは、僕のそんな意地悪に、またまたかぷりと首筋を噛んで、こくりと頷いた。噛み癖でもあるのかな?

僕は中森さんの背中やお尻に回していた手を引き戻し、僕の身体に押しつけられてひしゃげたGカップ、その両側に
はみ出した部分を撫でてみた。

「んん!!」

首に唇を押しつけていた中森さんが、呻くように甘噛みを始める。首筋に震えるように擦りつけられる女の子の唇や
歯の感触が気持ちよくて、これけっこう癖になりそうかも。

「ん、んん、んんむんんんむむんんんんんんっっっ!!」

僕と彼女が密着している隙に指先を忍び込ませ、中森さんの乳首に指を届かせた僕は、思いつくままにその乳首を弄り倒した。

何となく分かった。

「中森さん」

「は、はい・・・」

彼女が僕の首筋を甘噛みする理由。

「声出すの、我慢しなくていいんだよ」

「・・・・・・え?」

「おもいっきり、気持ち良い声を上げて欲しいんだ、中森さんに」
509『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 10:01:38 ID:PqfG6BHZ

僕がそういうと、中森さんは恥ずかしそうに、いいんですか、と聞いてきた。

「いやらしい女の子だって、軽蔑しませんか?」
「しないしない」

「声、廊下に漏れたりしたら、見つかっちゃうかも」
「大丈夫大丈夫」


「とにかく、なにがあっても、中森さんだけは僕が守るからさ」


我ながら、なんてこっぱずかしいセリフを口走ってるんだろう、僕は。
ほんの数時間前までは、ラブレターに浮かれていたとはいえ、ここまで一人の女の子に夢中になっちゃうなんて、夢にも
思わなかった。けっこう惚れっぽいんだな、僕。

で、中森さんはと言えば。
とろんと瞳を潤ませて、熱っぽく僕を見ている。
身体はがくがくと震え、立っているのも辛い様子。

これは大変だ。

早く僕が、中森さんを楽にしてあげなくちゃ。



「いた、いたいっ、いたいいいいいいっっ!!」

僕の耳元で、彼女が叫ぶ。
なんとか、僕のチンコが中森さんの膣奥に潜り込んだ。
彼女は、ブラウスをはだけ、スカートはまくり上げてあられもない格好をして、僕に抱かれている。いざとなったらすぐに
取り繕えるように、完全に裸にならないようにしてみました。
それでも、ブラジャーは外され、ショーツは脱ぎ捨てられているので、たとえとっさに服を整えたとしても、その中身は凄い
ことになったままな訳だ。

そんな、乱れた布を纏った女の子を、僕は椅子に座ったまま貫いている。向かい合って跨らせ、僕の頭にしがみつかせて、
そして僕は彼女の腰を掴んで。
何とも凄い彼女の胸が、僕の顔に押しつけられる。汗で蒸せて、ミルクのような甘い香りがする中森さんの胸元。呼吸する
たびに体内に入り込むその匂いは僕の脳味噌をぼやけさせ、おかしくする。僕の血液は、心臓によってどくどくと力強く送り
出されるものの、なんだかそのほとんどが股間にいってるみたいな気がする。

そしてその、僕のチンコは、中森さんのバージンを突き破り、その一番奥に到達したところです。

「いた、いたいっ、山下さんの、大きすぎるっ!!」
「中森さんっ、少し、我慢してっ!」

大丈夫、とは言ったものの、さすがにこんな声ばっかり出されては、まるで僕がレイプしてるみたいな誤解を受けそうだ。
かなり中森さんも高まって、十分な愛撫をしたつもりだったんだけど、そこはそれ、処女と童貞の初結合だから、いろいろと
段取りの悪いところもあった。試行錯誤、トライアンドエラー、押してもダメなら引いてみな、ってかんじで、やっとの事で一つに
慣れたわけだけど。
それでも、中森さんのアソコに入るには、僕のはちょっと大きすぎたみたいで。

せめて少しでも中森さんの痛みを和らげなくちゃ、と僕は思った。
せっかくの初体験だから、痛いだけ、って思い出にはしてあげたくない。さすがに最初っから逝きまくり、ってのは無理だろうけど。

僕は、自分の顔に押しつけられる中森さんの胸の先端、乳首を口に含んだ。
510『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 10:03:18 ID:PqfG6BHZ

「ふあっ! やっ、だめえっ!!」

そして、乳房の一部ごと頬張るようにして吸い付いたあと、口の中でべろべろと乳首を舐った。

「ひゅああああああっ! ひゃあん!」

中森さんの乳首、美味しい。舌で押さえ、口全体を真空にするつもりで、ちゅうううううう、と吸い上げる。そんな風にされると、
中森さんも声を長く響かせてよがり泣く。
僕はそんな風に、中森さんの乳首を噛んだり、吸ったり、潰したり、唇と舌、歯、口全体を使って苛めてあげた。そうすることで、
彼女は声を震わせて悩ましい声を上げ、その刺激にのめり込んでいく。
僕はまだ、中森さんの中にチンコを入れたけれども動かしていないまま、膣の動きに少し神経を集中。挿入した頃のような硬さや、
痛々しい痙攣も薄れ、程良い柔らかさになりつつある、と思う。
まぁ僕はさっきまで童貞だったんで、あまり信憑性のある判断じゃないけどさ。
とにかく、中森さんの痛みが薄れていってるならば、もっと気持ちよくなってもらおう。

僕は中森さんの腰を掴んでる両手のうち、右手を自由にした。そしてその手を、二人繋がってる部分に忍ばせ、中森さんの
クリトリスをつまんであげた。

「ひいっ!!」

びくり、と中森さんは震えた。でも、さっきまでの苦痛による震えじゃなくて、快感の震えだって事が分かる。体の固さもほどけ、
熱っぽい体温を汗に放射しながら、ゆるゆると身体を震わせて、快感のやり場に困っているみたいだ。

僕は、中森さんの身体をもっと柔らかくしてあげようと、ぐりぐりとクリトリスをこね回してやる。

「あああああっ、んんおおおおおおおっ、そ、それえっ、だめええええっっっ!!」

女の子の言う『だめ』には、本当に止めて欲しい『だめ』と、もっとやって欲しい『だめ』の2種類ある、って、昔お父さんがいっていた。
たぶん、今の中森さんの『だめ』は、もっとやって欲しい『だめ』だろう、何となく分かる。
僕は、中森さんがかなり気持ちよくなっているようなのを確認したので、ゆっくりと、腰を回すように動かした。チンコの先が、
中森さんの膣の奥、子宮口の辺りを掻き回す。

「ひ、ひいいっ、ひああああああんっっ!!」

掻き回して分かったことは、中森さんの膣肉は十分にこなれてきたって事。
これならば動かしても、もう痛がったりすることもないだろう。
正直、僕の忍耐も限界に近づいてきている。中森さんのフェラで抜いてもらっていなければ、あっさり暴発、してたに違いない。

と言うわけで、中森さんを気持ちよくして、僕も気持ちよくなるための、動きを開始する。

ずん、ずにゅ、ずにゅう、ぐりぐり。

「あひ、あ、ああああああああああああっっ!!」

よし、中森さんの喘ぎ声に、苦痛の色はない。
もうこれで、遠慮はなくなった、っと。

僕は、もうおもいっきり中森さんのアソコを突きまくった。正直僕は我慢の限界に近かったものだから、加減も何も無し。
とにかく激しく動かして、おもいっきり射精してやるつもりだった。

「あっ、あっ、ああっ、ああっあうっ、あっあっあっあああっ、あああっ、あ、あひ、ひぐっ、ひん、ひああああっっ!!」
511『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 10:04:06 ID:PqfG6BHZ

もうとにかく力任せに、押して引いて突いて捏ねて、回して捻って掻き回す。腰の奥で感じる爆発を、必死に尿道を締めることで
堪えに堪えて我慢する。もうだめだ、これ以上射精を引き留めておくのは、無理だ。

「う、く、中森さん、もう、いくよ・・・!」
「うん、うん! いって、いってくださいっ!!!」

僕のせっぱ詰まった声に、中森さんもせっぱ詰まって答えた。
だけどこのままじゃ、中森さんの膣内に出してしまう。さすがにそれはまずい。
もう限界、僕は中森さんの腰を持ち上げて、膣の外に射精しようとしたんだけど。
中森さんは、そうはさせじと僕の腰に絡ませた足をぎゅう、と引き締めた。

「駄目だっ、膣内(なか)に出ちゃうよっ!!」
「出してっ!! 山下さんの精液、私の膣内に全部ぶちまけてっ!!!」

そんなことを言われても、もう僕も限界で、なんとか説得して外に出すべきか彼女の言葉に甘えて中に出すべきか迷って迷った
けれど、もうそんなことを考える余裕もとっくになくなって。

びゅうっ、びゅくっ、びゅううううううううっ、びゅううううううううううううううううっっ!!!

「うわあっ!!」
「んあああああああっ、でてる、でてるぅっ!!!」

そうして、僕の抵抗も虚しく、中森さんの力一杯押しつけてくる膣の奥、子宮の中に精液をぶちまけてしまった。
女の子の膣内に、避妊も何もしないでおもいっきり射精してしまったことにはもちろん罪悪感たっぷりだけど、今のこの瞬間だけは
それも忘れて、膣内射精の気持ちよさと、中森さんへの愛おしさで心の中が満たされていた。




「中に出しちゃって、ゴメン・・・」

謝るのは男らしくないって、僕も分かってるんだけど、つい言ってしまった情けない僕。
心の中では、『責任』という言葉がぐるぐると渦巻いていたけれど、ここでそんな言葉を使っても結局はその意志を軽く思わせる
だけのような気がして、言えなかった。本当の『責任』は、こんな場面で使うものじゃないって思う。
それでも中森さんは、ようやく人心地付いて下着と制服を正しながら、にこりと笑って答えた。

「気にしないで下さい。今日は大丈夫な日ですから」

中森さんのその笑顔が、僕を気遣ってのものでなく、本当に彼女自身の笑顔なんだと思えたから、少し僕の心も軽くなった。
あとの心残りはと言えば。

「痛くして、ゴメンね・・・」

僕自身の身体は気持ちよさに満たされていたけれど、最初の頃苦痛に顔をしかめる中森さんを見て、正直辛かった。

「いいえ、山下さんも初めてだったし、私も痛がってばっかりで、協力できませんでしたから、おあいこです」

それに途中から、凄く気持ちよかったですから。声を少し小さくして、恥ずかしがりながら中森さんは言ってくれた。

「これからいっぱい、いっしょにエッチをしてたら、もっと気持ちよくなれると思います、私も」



確かに、僕たちはこれからなんだから、いっしょに気持ちよくなることも、これからいっぱい機会はあるだろう。
そう考えると、こうして僕といっしょに『初めて』を乗り越えて、いっしょにセックスをして、二人いっしょに慣れていけるということが、
何とも嬉しく思えてきた。


512『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 10:05:40 ID:PqfG6BHZ




身繕いを終えて、二人して教室を出ることにした。
夕焼けもだいぶ弱まって、空の上の方はもう夜になりつつある頃合い。

いっしょに並んで廊下を歩きながら、僕たちは手を繋いだ。

処女をなくしたあとで、中森さんの歩き方はずいぶんと頼りなく、僕もそのペースにあわせてゆっくりと歩いた。

僕は、こうやって彼女に寄り添いながらも、心の隅に引っかかる事があって、少し悩んでいた。
もちろん、僕にラブレターをくれた、残りの二人のことだ。
待ち合わせ場所は確か、どこか一年の教室と、特殊教室だったような気がする。場所を確認しようにも、中森さんの目の前で
そのラブレターを開けて見る、っていうのは気が引ける。それに、もう時間はとっくに過ぎてしまっている。

明日、もう一度そこに行って、もし本人がいたら、ちゃんと謝ろう。
いなかったならば、それは、無責任な言い方だろうけれど、縁がなかったんだ。
名前を書いていない手紙を出す、ということは、僕がその場所に来ないということが答えになるはずだから。



僕がそんなことに少し心を捕らわれていると、中森さんは、幸せそうに僕に話しかけた。

「これで私、あの子達に負けないっていう自信がつきました・・・」

ライバルの女の子達、のことだろう、『あの子達』っていうのは。
いまだに自分がもててるというのは実感がないけれど、こうして僕のことを好きになってくれた中森さんがいてくれるだけで
十分な気がする。
あとは、その女の子同士で、変な揉め事があったりしないでくれると嬉しいんだけど。そのときに中森さんに迷惑が
掛かるようならば、僕が守ってあげないといけないなと、そんなことも考えた。

「実は、私の姉さん達みんな、山下さんのことが好きなんですよ?」

と、中森さんの発言に、僕もびっくり。
彼女に姉妹がいたのも驚いたけれど、姉妹で一人の男、僕に好意を持つっていうのが珍しいことなんじゃないかと思う。
しかも、『姉さん達』というからには、一人だけじゃないわけだ。

「だから、山下さんが私を選んでくれて、本当に嬉しかったです」

実際のところ、選んだというより、最初に向かった先にいたのが中森さんだったというだけなのだけれど。
でも、そんなことは今となっては関係ないと思うし、わざわざそんなことを話して幸せそうな中森さんに水を差すこともないはずだ。
513『ラブレター、貰いました』:2007/11/12(月) 10:07:17 ID:PqfG6BHZ


靴箱まで来たところで、中森さんは僕にいった。

「私、ここからは一人で帰ります」

いっしょに帰らないの? と僕は言ったけれど、中森さんは、恥ずかしいですから、と顔を真っ赤にして答えた。
確かに、あんまり二人でいるところが目立つと、僕のことを好きだって言う他の女の子を変に刺激して、中森さんが
迷惑するかもしれない。



そうして、中森さんは帰っていった。

僕は一人、彼女より遅れて学校をあとにしながら、今日のことを思い返す。
今まで男子校ということもあって、彼女とかには縁のない僕だったけど、初めて彼女が出来た。
そして、キスもしたし、フェラチオまでしてもらって、その上セックスまでしてしまった。

明日からの、僕の高校生活が、急に潤いだしたみたいだ。



とにかく、明日、中森さんといっぱい話をしよう。
だって、彼女のことをもっと知りたいんだ。




僕は、なんだか清々しい気持ちになって、思わずスキップなんかしちゃった。



END OF TEXT
514>>433:2007/11/12(月) 10:10:15 ID:PqfG6BHZ
以上です。



投下しようとしたら、規制されるわ板はダウンするわで、ずいぶんと遅れてしまいました。
すいません。
リジーさんのSSのあと、もう少し間を開けたかったのですが、たぶん次は明日まで帰ってこれませんので、今投下しました。




いろいろとわかりにくいかも知れませんが、だいたいのところは仕様なのです、申し訳ありません。
515名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 10:23:03 ID:Rp7iVzaZ
たぶん本人が一番分かっているとは思うんだけど、ちょっとスレ違いかな。
後の二人も登場させたりすればよかったかも。
けど話自体は性急すぎる気もするけど、とてもよかったですよ。
516名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 10:34:57 ID:t+dVfaxF
GJ!!
なんと言う姉妹リレーハーレム
一人一人キスにフェラにHの初物奪って責任の重さはどうなるんだろ?
この後の修羅場が一番面白そうなのに(笑)
517節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/11/12(月) 12:08:03 ID:EfkA5nuZ
皆さん乙。

……それはさておき、ハーレム学園(仮称)の設定だけはうじゃうじゃと沸いて出てきた。

【ただし、千葉県赤牟市が所在地というネタは即抹消】

 私立ハーディ&レムール学園。
 WW2後にやって来た元進駐軍中佐と宣教師が開設したこの学校はとある田園都市にある、ほぼ全寮制の中高一貫校である。
 長らく女子高であったが、数年前時代の変化に合わせて共学になった。
 しかし、いまだ男女の比率は1:7程度であり、ここを知る者からは『ハーレム学園』と呼ばれている……

 その日、校長である工藤玄十郎が学園敷地に隣接した自宅に帰ると……

「あなた、お帰りなさ〜〜い♪」
 どう見ても実年齢の半分にしか見えないと評判である、彼の妻にして学園理事長の絹江が飛びついてキスの雨を降らせた。
「ねぇ、お風呂にします?それともご飯?それとも……ワ・タ・シ?」
「いや、その前にだな……ほれ」
 愛妻をお姫様抱っこした校長が首を巡らせると、教頭の仁藤愛が縁無し眼鏡を光らせて待っていた。
「理事長……こちらの書類に目を通して頂けますか?」
「どれどれ……ふむふむ……じゃあペンを……(サラサラ)……これで良いわね」
 一瞬にして仕事モードに切り替わり、サインを済ませると、教頭の更に後ろで顔を紅くしていたライダースーツの教師に渡す。
 受け取った教師はその足で愛用のバイクに飛び乗り、書類を届けに行く……かれ、春樹玄也のハーレムぶりはまた別の機会に。

 工藤が(お姫様抱っこのまま)リビングに入ると、先客が二人、
「まぁ校長、お熱いですわね」
「わぁ、オバサンいいなぁ〜〜」
 彼のかつての教え子玉置美佐子と、その娘で数少ない在宅生徒の梨絵である。
 そして、ソファに腰を下ろした彼の左右に移り、抱きつくと、
「……校長、今宵は私も……」
 髪を下ろし、眼鏡を外した教頭が後ろから首にかじりつく。

 そう、ハーレム学園の校長にふさわしい、性の宴がこれから始まるのだ……



…………今回はここまで。というか校長編はこれ以上増えそうに無いので続きもなさそう。
518名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 12:13:36 ID:IlrV1Y49
最近は空気が変わったな
519名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 12:47:31 ID:851jRFU/
ま、まさか、ハーレムというジャンルが一般・拡散化してるのか?!
だとすれば、コアなファンにはイマイチピッタリこないものも増えるのは
ある意味必然か
520名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:49:40 ID:qN5cXHES
展開重視もいいけど、スレで見る際にはもっっと纏めろって…

GJ
521名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 13:51:21 ID:3l8LioYx
そうかな。描写不足でちょっと読みにくかったけど姉妹リレーハーレムは良かったと思う。
最後になるまでハーレムスレ投下作品であること以外で別人であることがわからなかったけど。

まあ別の話だけど設定だけ出されるのは困るってのはあるかな。
自分の書きたいものを適切なスレに投下すべし。何も投下スレはここだけじゃないから。
522名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 14:23:03 ID:Rp7iVzaZ
……うわ、見逃してた(´A`)
本当にごめん。
523名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:21:34 ID:TrVA3CWl
姉妹リレー面白かったよ。
これ結局、山下君はラブレター3人の約束の場所それぞれにちゃんと会いにいって、
3人それぞれに告白されて、3人それぞれに返事してるってことだよな?
山下君がそれに気付いたときのパニックが読んでみたいな。
524名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:43:43 ID:TrVA3CWl
他スレを徘徊していて、恐ろしいものを見つけてしまった……。
ラブレターの作者さん、ここで公表しないんですか、あれ……。
525名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:03:03 ID:ST5d9FBF
>>514
じ、叙述トリック…恐ろしい子!
まあ、でも確かにそっから先がハーレムの醍醐味なのではとも少しオモタ
でもGJ!
526名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:56:28 ID:UBgfQaiu
>>514 GJ!!最初は一人しかでていないと思ったから「?」だったけど、何回も読み直してびっくりしました。
次の話も、(0゜・∀・)ワクワクテカテカしながらまっています。

ところで、山下君が気づかないということは、3姉妹は三つ子といことですかね?
527名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:04:19 ID:Ys1jRDQQ
>>514
イイ(・∀・)!!
超イイ(・∀・)!!

展開の予測はしないで楽しみに続きをまたせていただきます。

528名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:09:23 ID:6PZZu7Nw
残りの二人の名前はなんだろう
最初の一人の名前がヒントになってたら、面白かったかも
「みつば」とかね
529リトルナイト:2007/11/12(月) 21:14:05 ID:O/DD5HbL
投下する間が今しかなかったのでちょっと早いけど続きを投下してみる
530リトルナイト(1/5):2007/11/12(月) 21:16:10 ID:O/DD5HbL

「お兄ちゃん…♪」

べたべたすりすり。
蒼矢が色彩学院付属に通い始めて一週間。
彼の周りにはお決まりとなった風景が浮かんでいた。
平たく言うと、白が蒼矢にべたべたと引っ付いているのである。

「なあ、シロ」
「なあに?」
「離れてくれ」
「…やだもんっ」

ぎゅっと自分をつかむ手に力がこもったことを認識し、蒼矢は溜息をついた。
視線を隣に向ければ怒りと寂しさと、そして羨ましさを同居させたような表情の桃衣がいる。

(…こいつらがいるとは、どういう偶然だ)

姉妹の苗字である穂波に蒼矢は聞き覚えはなかった。
だが、姉妹の名前には覚えがあった。
その名前は、三年前に別れた義妹達の名前だったのだから。

蒼矢の名前は元々は宗耶だった。
宗耶は中流の家庭に生まれ、片親ではあったものの何不自由なく過ごしていた普通の少年だった。
それが狂い始めたのは四年前。
父親が再婚し、全ては狂いだした。
義母となった母は美人だったが、金遣いが荒く、子供のことを顧みない女だったのだ。
かさむ借金、家にいない母。
そんな中、宗耶の心を癒してくれたのは義母の連れ子である白と桃衣の姉妹だった。
姉妹は宗耶によく懐き、いつも一緒に遊んでいた。
が、そんな日々も長くは続かない。
父が再婚して一年程がたったある日、突然義母が姉妹を連れて蒸発したのだ――借金と離婚届を残して。

(で、ショックのあまり父さんは身体を壊してそのままポックリ。孤児院に行くしかない状態だった俺は)

たまたま通りかかった青海に拾われ、今に至る。
正直、自分でもなかなか波乱万丈な人生を送っているのではないかと思わないでもない。
だが、蒼矢はそれでも自分の人生を悲観しなかった。
過程はどうであれ、自分は今こうして生きているのだし、何よりも、唯一の心残りだった姉妹とも再会できたのだから。
531リトルナイト(2/5):2007/11/12(月) 21:18:07 ID:O/DD5HbL

(しかしあの女が死んでいたとはな…)

右腕に感じる女の子特有の柔らかな感触と鼻腔をくすぐるふんわりとした甘い匂い。
慣れないそれらの感覚に少しばかりの動揺を覚えつつ蒼矢はつい先日姉妹から聞いた話を思い出していた。
姉妹の母親にして蒼矢の義母であった女は蒸発後、富豪の男に見初められて結婚、所謂玉の輿に成功したらしい。
当然、姉妹は富豪の娘ということになり、何不自由しない暮らしを手に入れたわけなのだが、ここで一つ問題が発生した。
姉妹の母親があっさりと事故で死んでしまったのである。
とはいえ、元々姉妹は母のことを好んでいなかったし、義父は優しい男でだった。
ゆえに、幸いにして姉妹は豊かな生活と愛を注いでくれる家族を手に入れ、今に至るとのことだった。

(ま、今が幸せだって言うなら俺から言うことはないけどな)

別に蒼矢は姉妹に対して何か負の感情を持っているというわけではない。
唯一、思うところがあった義母も死んでしまった以上はどうしようもないのだ。
まあ、ざまあみろと心の中で呟くくらいのことはしたのだが。

閑話休題。

とにもかくにも、お互いの無事を確かめ合った兄妹は素直に再会を喜んだ。
蒼矢は流石に自分の境遇を話すわけには行かなかったので嘘を交えての会話だったのではあるが。

(というか何故俺の歳について突っ込んでこないんだこいつらは)

何故か年上だったはずの兄が同じ学年のクラスに転入してきたことに一切の言及がなかったことが気になるところではある。
再開の嬉しさが先立ってそこに思い当たる余裕がないのか、それともわかっていて事情を慮ってくれているのか。
あるいは、自分の外見ゆえに元々同い年だったのだと勘違いしているのか。
そのあたりを聞いてみたい蒼矢だったが、止めた。
もしも最後の理由だったとしたらへこむからだ。

「シロ、いい加減離れろ。暑い」
「私は暑くない」
「俺は暑いんだ。今何月だと思ってるんだ、六月だぞ六月、しかも下旬」
「お兄ちゃんは暑がりだもんね」
「わかってるなら離れろ、マジで」
「やー」

ぐりぐり、と抵抗するように頬と胴体を押し付けてくる白に蒼矢は困惑する。
小さいながらも、女の子らしく膨らんだ二つの丘がぷにぷにと右腕を刺激するのだ。
基本的に女の子とのスキンシップに免疫のない蒼矢にとってはいかに相手が小学生だとはいえ、気まずいものがある。
532リトルナイト(3/5):2007/11/12(月) 21:19:58 ID:O/DD5HbL

穂波白、小学六年生。
髪をツインテールでまとめ、小動物っぽい雰囲気を持つ少女は蒼矢の記憶の中の少女とほぼ変わりはなかった。
しかし、記憶はあくまで三年前のもの。
成長期である彼女は記憶よりも背丈が伸び、体格も『つるぺったん』から『つるぷにっ』くらいに成長している。
青海に拾われて以来、あまり同年代および下の年代と接することがなかったため、正確な判断はできない。
が、いまどきの小学六年生の体格はこんなもんだろうなといった感じの少女に育っていた白に蒼矢は目を細めた。

「…ふん、デレデレしちゃって、みっともない」

そんな様子を見て目じりを吊り上げているのは妹の桃衣だった。
ポニーテールの髪型に、見るものを明るい気分にさせる陽性の雰囲気はやはり記憶の中の少女と一致する。
ただ、彼女は姉とは違い再会の時以降露骨な好意を見せることはなくなっていた。
三年前は姉妹そろって自分に飛びついてきたのだが、今それをするのは白のほうだけ。
まあ、年齢的なものを考えるとむしろそっちのほうが自然で白のほうが子供から脱し切れていないといえるのではあるが。
とはいえ、腰に当てられた両手が微妙にうずうずしているあたり白と同じようにしたい衝動はあるようだ。

(反抗期か? いやこれが漫画で見たツンデレという奴なのか?)

同僚に薦められて読んだ漫画に出てきた単語をふと思い浮かべながら蒼矢は桃衣をじっと見つめる。
桃衣は蒼矢の視線にビクッとわかりやすくうろたえながらも目をそらさずに眼光を強めた。
目をそらしたら負けだとでも思っているのだろうか。
頬を赤らめながらもその眼差しはしっかりと強い意思を放っている。

「な、何見てるのよ?」
「いや、お前も成長したなぁって」
「成長期だもん、当たり前じゃない」

ふふん、と背をそらす桃衣。
褒められた(?)のが嬉しかったのかその表情は得意そうだった。

(いや、育ちすぎだろ…)

蒼矢は視線を少し下げた。
そこにあるのは少女の胸。
りんごでもいれてるのか? と首を傾げたくなるようなサイズのおっぱいがそこには鎮座していた。
身長は蒼矢よりちょっと下、つまり白とほぼ同じくらいなのにも関わらず、その部分だけは圧倒的な差がついている。
直接裸を見たわけではないので断言はできないが、あるいは担任の美土里よりも大きいかもしれない。
533リトルナイト(4/5):2007/11/12(月) 21:21:50 ID:O/DD5HbL

(っと、何を考えているんだ俺は)

女に縁がなかった生活を送っていたとはいえ、小学生の身体に興味を示すというのはあまりよろしくない。
年齢差にすればたかが四歳差ではあるが、その言葉が適用されるのはあと十年後の話である。
きょうびの小学生の発育がいいことは桃衣を例に挙げるまでもないことだが、発育がよければ興味を向けて良い訳ではない。
自嘲する蒼矢だったが、その視線は吸い付いたように桃衣の胸から離れない。
いかに理性を働かせようと、彼とて思春期の男子であることは間違いなかったのである。

「あっ、ど、どこ見てるのよ!」

が、長時間一点を見つめていれば当然それはバレる。
あっさりと両手で隠される二つの果実。
残されたのは、気まずい沈黙と射るような桃衣の視線だった。

『えっち』

その言葉を発したのは桃衣、そして白だった。
前者は恥ずかしげな、後者は非難を向けての声音。
双子ならではのハモリに蒼矢は思わずうろたえてしまう。

「おに、蒼矢も男の子だったってことね」
「ちょっとがっかり」
「い、いやちょっと待て。俺はただ」
「ただ何? 乙女の胸に見とれていただけ?」

誰が乙女だ。
そう突っ込みたかった蒼矢だったが、この状況では自分のほうが圧倒的に分が悪い。
ゆえに沈黙を保ち続けるしか蒼矢には手段はなかった。
正直、『気持ちはわかるぜ!』といわんばかりのクラスメート(男子)の眼差しが嫌だったからという部分もあったりする。

「ふんっ」

蒼矢から反抗の気がなくなったのを見て取ってか、桃衣は勝ち誇るように腕を組む。
そうすることによって胸が強調されてしまうのだが、本人の様子を見る限りわざとやっているようではなかった。
この天然エロ娘め。
蒼矢は心中で毒づいた。
534リトルナイト(5/5):2007/11/12(月) 21:23:32 ID:O/DD5HbL

「それにしても、おにい…蒼矢もクラスに馴染んできたわね」
「そうか? あといちいち言い直すならお兄ちゃんでも構わんぞ」
「嫌よ。この歳でお兄ちゃんだなんて恥ずかしい」
「お前の姉は普通に言っているが」
「シロ姉は例外。子供っぽいもの」
「あ、モモちゃんったら酷いっ。それにモモちゃんだって人のこといえないと思うな」
「なんでよ」
「私しってるんだからね、モモちゃん今でもお兄ちゃんからもらった猫のぬいぐる」
「わーっ!?」

最後までいうことを許さず、桃衣は慌てて白の口をふさいだ。
むぐむぐと抑えられながらも暴れる白だったが、あっさりと蒼矢から引き離されていく。

「ちょ、ちょっとシロ姉、何を言うの!?」
「本当のことじゃない。いつも寝る時あのぬいぐるみ抱いて寝てるの私知ってるんだから」
「ちょっ、声大きい! お兄ちゃんに聞こえちゃうじゃない!」
「ふーんだ」
「な、何よ! シロ姉だってうさちゃんのぬいぐるみに毎朝キスしてるくせに!」
「ええっ? な、なんで知ってるの!?」
「ふふん、この前たまたまシロ姉の部屋の前を通りかかったらドアが開いてたのよ。聞いたわよ、『お兄ちゃん、私――』」
「な、ななななっ!? そ、それ以上言っちゃだめーっ」

教室の隅っこで姉妹喧嘩が勃発した。
だが、小声で話しているようで全くそうなっていない会話の中身はクラス中に丸聞こえだった。
当然、蒼矢の耳にも嬉は恥ずかしな姉妹の暴露話は聞こえている。

「あのバカどもが…声を抑えろ」

苦々しく呟く蒼矢の表情は言葉とは裏腹にだらしなく緩みかけていた。
会話の内容からは、別れてからも姉妹が自分を慕ってくれていたことがよくわかる。
ずっと姉妹の心配をしていて、それでいてどうすることもできなかった身としてはこんなに嬉しいことはない。
勿論、それをバカ正直に表に現すのもみっともないのでなんかとか表情には出さないように努めてはいたのだが。

つんつん

と、姉妹喧嘩を微笑ましく見物していた蒼矢の肩が叩かれた。
いや、叩かれたというよりは突付かれたといった方が正しいだろう。
なんせそれをした張本人は精一杯の背伸びをして蒼矢の肩に手を伸ばしていたのだから。

「そーや」

肩への感触と自分の名を呼ぶ声。
振り向いたその先には一人のゴスロリ少女が立っていた。
535リトルナイト あとがき:2007/11/12(月) 21:27:02 ID:O/DD5HbL
またまた主人公の設定話が入ってしまった。
とりあえずこれ以上の主人公の身の上話はなく、あとはヒロインばかりのはず…
536名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:00:12 ID:Ys1jRDQQ
   _、_    グッジョブ!!
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E)
フ    / ヽ ヽ_//


537名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:21:43 ID:t+dVfaxF
GJ!!

>>528
ヒントは多分ラブレターの封筒の色
538名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:37:03 ID:3F7HpzZf
>>514
GJ。
露骨だったんでトリックにはすぐ気付いたけど、でもこれって厳密には
ハーレム形成の前日談な内容だよね。ハーレムものっぽくないと言われそうな。
むしろこのままだとハーレムできずに修羅場りそうな気も。
そのあたり解決してちゃんとハーレムものっぽいところも見たいなぁ、とか。
とにかく短編でこのまま終わるのは勿体ない。

>>535
GJ。
微笑ましくていいね。
どうでもいいけど、17,8歳のときに5,6年生と間違われた知人を思い出した。
539名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:48:42 ID:mdXMk8v0
>>514
他の人のレスを読んで気付くまで、「至る所で違和感を感じるスレ違いの作品」として読んでたw読解力ねぇな俺orz
黄色の髪留め、水色のハンカチ、桜色のブラジャーといったアイテムによるキャラ分け(ヒント?)もいいな


>>535
デレデレ姉とツンデレ妹とはいい組み合わせ
ゴスロリ少女の今後にも超期待

ところで前回のラストの少女はこの子かな?
540名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 02:35:23 ID:yvwJQRkP
どうも、こんばんわ。名乗り損ねていましたが、449です。

読んでくれた方、コメントくれた方、ありがとうございます。

『ラブレター以下略』は、>>433にも書きましたが、実験作です。
そのあたりに関しまして、いろいろとおつきあいいただいた方には、とても感謝しております。

趣旨:読者に『朴念仁』を追体験してもらう。

もちろん当方に悪意はありませんが、それでも不快になった方がおられましたら、申し訳ありません。


というわけですのでとくめー様、収録の際には、朴念仁コーナーに納めていただければ幸い。

あと、下記はおまけです。
ご用とお急ぎでない方は、どうぞ。
適当に楽しんでいただければ、嬉しいです。


種明かし。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/60

以下、順不同。
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/62
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/65-66
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/67
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/68
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/69-70
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193143632/71

このあと彼女らと山下君がどうなったのか。
たぶん、いくつもの騒動と修羅場が起こるでしょう。

それでも最後はみんな仲良く、幸せになれると、ハーレムスレの住人である作者は信じております。
(そのうち、締めくくりのハーレム掌編でも考えてみます)
541名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 03:05:03 ID:V+wy8H34
一週間に一人一回っていう、ローテーションが出来るな

あまりは全員とか妄想が止まらないぜ
542名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 03:32:29 ID:L9UrpvpU
女性の求めをエロカッコ良く押しとどめろ!2制止目でハーレム発見 
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/l50/108-
朴念仁ハーレムならこれだろうw やっちまわないのがハーレム状態持続のキモだろw
543名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 08:54:57 ID:106PRek/
こういう考え方はチキンだと分かっているんだが、
最後にラブラブハーレムが約束されているなら、修羅場も読んでみたい。

ましろちゃんが腹黒い割に空回りしてるとか、みずきちゃんがすごく好ましい性格してるとか、
さくらちゃん心臓が悪いのに激しいセックスしていいの? とか、
すごい面白そうな話になりそうなパーツが沢山ある。
続きが楽しみなんで、激しくGJしておきます。
544名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 09:45:52 ID:GCo6XLOG
>>542
そのレス番リンク、Janeではうまくたどり着けなかったので。

http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/108
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/111
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/114-115
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/117-118
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/123-126
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/134-136
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/153-156

元自衛隊所属の会社員による寸止めハーレム。スレ属性上、挿入はないがエロく、格好良い。
押しとどめるが故にハーレム状態になっているという、傍目には羨ましい悪循環。
このシリーズはまだ続くかも。
545名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 12:35:42 ID:H0CoV4/x
>>540
三姉妹と思ったら六姉妹かよwww
そんな裏話見せられたら否が応でも続きwktkってなってしまうw
一卵性六姉妹丼がいつの日か見られますようにw
546名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 17:45:41 ID:CwXONxoG
久々にエリーシア戦記更新キタ
547とくめー:2007/11/13(火) 19:21:49 ID:y/c8qgn6
保管庫、やっと追いつきました。
いつものようにミスがあったら指摘お願いします。

なんか容量は既に430kb。
次の週末を待たずして今度はスレ移行対応の仕事が待ってるような気がします。
548名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 06:43:08 ID:MwF08yFU
>>547
いつもおつかれさまです。
549名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 15:37:51 ID:LvRiFnzf
>>547
まいどGJでございます
550名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:36:20 ID:s3rGPnlj
今更かもしれませんが230で紹介していた作品の補足
『私設本棚』さんの「天空の花嫁達」
DQXの二次創作で一部TS(一名が女性として登場)
あと基本設定のせいで主人公達の思考や行動がエロ方面に寄りがち

リンクフリーらしいです


http://www.google.co.jp/gwt/n?u=http%3A%2F%2Fwww18.ocn.ne.jp%2F%7Ecl.vox%2F&_gwt_pg=0&hl=ja&mrestrict=chtml&q=%E7%A7%81%E8%A8%AD%E6%9C%AC%E6%A3%9A&source=m&output=chtml&site=search&gsessionid=olTsanZutJg


他に恋姫無双のハーレムSSもありましたよ。
551名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:07:34 ID:VjcKsX8h
>>547
お世話になっています、乙です。

>>550
なぜ携帯用アドレスを貼るのか。

それはともかく、恋姫無双SSはハーレムEND後の世界らしい。
現代世界で総勢20人を超える美女美少女に囲まれて暮らすハーレム、らしいが
具体的なハーレムHはなく、個別エロのみ。1話に1人のエロという換算。
552名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:26:33 ID:23bJt4DS
ちょうど昨日、携帯電話の98エミュで恋姫を遊んでました。

これのハーレムエンド(4人の女の子と結婚する)がよかった。
553名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:33:02 ID:Kvov3Aak
恋姫ってハーレムエンドあんのか。
誰と結婚するのかメル欄でいいから教えてくれないか?
554名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:45:35 ID:23bJt4DS
いっとくが、恋姫無双じゃなくて、シルキーズの『恋姫』だよ?
昔のPC98で出た、妖怪の女の子4人が出てくるゲームのことだよ?
555名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 01:53:15 ID:23bJt4DS
あ、ゴメン、俺じゃなくて551に聞いたんだなw
カッコワルー
556名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:17:29 ID:3qIKQWVH
>>555
98で恋姫?とか思ったらそれかw
しかもエルフ版ですらないシルキーズ版
あれのアニメ版のアングル切り替えのアイデアは当時としては新鮮だったなー
557名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 06:46:40 ID:zpWYzP8r
551さんすみません携帯ユーザーなもんで
558名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:02:10 ID:ayrSIXKp
DoCoMoでも遊べる?>>恋姫
559名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 08:15:42 ID:WkaKRrW6
98エミュレータが使えれば遊べる
560名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 09:03:14 ID:oCgnuCuI
恋姫はイイ。
あれだけ完全なハーレムEDって滅多にない。
東西妖怪戦争っぽい引きのEDも気にいってたw

で、その後のビ・ヨンドにハーレムEDがなくって泣いた。
特にレンとレ’ンorz
561名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 10:01:00 ID:zpWYzP8r
550の訂正
私設本棚 http://www18.ocn.ne.jp/~cl.vox/
562名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:13:39 ID:tEL4twOE
靄の森が移転してた。
ttp://moyanomori.web.fc2.com/
563名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 11:54:26 ID:/NVS0laj
>>546
これって主人公が手当たりしだい(見境無く)Hしているだけで、エロ小説としてはともかくハーレム物としてはどうなんだろ?
564名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:07:04 ID:jYLxR3hT
エリーシア戦記は、改訂前の方が100倍ハーレムだったと思う。

改訂後は、全体的に少し小奇麗になっているけど、まあ、デメリットも多分にあるわけで、
特にスレ的には評価できる部分があまりない、って感じかな。

もともとは、ランス+サガフロ2+FF+北斗の拳の二次創作風味だから、
改訂で入ったさらに余計な要素を加味すると、相対的にランス成分が下がって
エロもハーレムも減る流れは、構成上しかたがないのかも。

風呂2みたいな群像劇はハーレムと対極だし、
北斗の拳成分は(元ネタと違って)女の出る幕すらないし。
565名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 02:30:17 ID:QZXW5jD2
>>563
一応本物のハーレム(つか後宮)は作ってるっぽいけどね
まあそれに気にせず節操なくやっちゃってるけど

>>564
改訂前は結構主要キャラがMCで俺の物にしてたりしたけど
その辺りが改訂版だと自力で落としてる
その辺りの好き嫌いでも変わってくるかも
566名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 03:51:08 ID:GhJrTWWA
エリーシア戦記に期待してるのは特定の女性ととことん関係深めるとかより
どんどんモノにしてって支配欲を満たしてくれる系なので
一人一人は完全に落としてモノにしてくれさえすればあとは
新たにステータスになるような女性をどんどんモノにしてったり
あるいはそこらの女性に好きなように手を出したりで
拡大路線歩んでくれればいいよ
あとはメインはきちんと独占してくれれば
567名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:55:49 ID:UyMU+zl/
むしろアレは蹂躙系じゃね?
常人じゃ不可能な(色んな意味での)戦果をチートしている主人公が挙げて満足するって感じの。
世間体や常識に縛られないっていうのは読んでる人間としてスカッとする。
やり過ぎると唯のU一キャラになるけど欠点持ちだから然程気にならない。
568名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:13:07 ID:v6dyr0P3
PS2版エースコンバット5やってて、ゲームの中で同じ編隊の中の一人が早期警戒機
の誘導管制の声(男)を褒めるシーンがあってそれを見ながら「これで、主人公だけ男
なら立派なハーレムだよな」と思ってしまった(`・ω・´)

その少し後に艦対空ミサイルに落とされたけどな〜(´・ω・`)
569名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:31:21 ID:+S07T+FW
ぜんぜんわからん。
570名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:41:58 ID:d3jkkOkW
ゲームやってるヤツに向けてのレスなのか、知らないヤツに説明するつもりのレスなのか、はっきりしないな。


中学生の女の子達が先生スキスキなハーレムものが読みたい。
571名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:46:31 ID:3SKaI8Z7
エースコンバットでハーレムというと、
金持ちで身持ちが堅いラプターちゃん
働き者のホーネットちゃん
小柄なグリペンちゃん
ビンボなファルクラムちゃん
引き取り先募集中のベルクートちゃん
生まれが不幸で―自主規制―な名前すらない2号ちゃんなど、
世界各国の美少女を集めて戦わせるハーレムということだな!
572名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 19:24:34 ID:+SfXU/TG
>>570
ねぎま!のノベライズと申したか
573名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 19:34:19 ID:d3jkkOkW
>>572
ねぎでやるんなら、大人の先生があのクラスの女の子を全部喰うSSがいいな。
そういうのない?
574名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:29:20 ID:3SKaI8Z7
>>572-573
ネギまの場合
・ネギきゅん総受け
・オリキャラハーレム
・なぜかタカミチ主役
・いっそカモ……

さあどれがいいっ!!
575名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 20:33:33 ID:+SfXU/TG
>>574
こじろー総受けでお願いします。
576名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:21:57 ID:5vU13GTN
こじろー?誰?
577名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:09:45 ID:hVYomXx0
犬耳?
しかしねぎま!の二次って異常に俺キャラ最低系多いよね
独占欲的にああいう作者のオナニーは耐え難い
まあ別に原作もショタだし主人公才能的に父親より下っぽいしで
特に好きな訳じゃないけどそれでもね…
578名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 00:09:46 ID:FhGTbjgA
バンブーブレードのダメ教師だろ?
579名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 11:10:16 ID:nTy9qPoY
俺キャラ最強じゃなくて、最低なのか。

流行りには付いていけん。
580名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 11:43:28 ID:CHc/1wpJ
俺キャラ(が最強で作品としては)最低、という意味だろう
581名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:29:03 ID:BFiBSNml
原作キャラがオリキャラに恋とか死にそうになる
オリキャラが原作キャラと恋仲に、とかなると最早言葉に出来ない

多分、
普通にストーリー進めば数人程度は主人公に好意抱いてハーレムに近付くのに、
そこにオリキャラという異物が進入して女に接触、下手したら恋される、
というのは本来主人公サイドのキャラがオリキャラに流れるっていう、
ぶっちゃけ非常に寝取られ臭がする展開に思えるからかな

原作に対してアンチ的な視点ならいいけど、原作キャラと仲良くとかだともうね
オリキャラ主人公の虹は、
原作が好きなハーレムスレ住人とは相性良くないと思う
582名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 18:11:08 ID:R0iMA+LC
>>581
ネギまのことを言ってるのならしょうがないのでは?
だって、原作の男キャラなんて数える程、一方で魅力的な女の子は30人以上。
さらに、俗に言うフラグはネギのみ。小太郎と村上夏美(?)は除くと……
なのに、そのネギは大人びてるとは言え、10歳。そりゃ、オリキャラも出したくなるって。
583名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:01:14 ID:ocvcekjv
正直二次創作でハーレム物として楽しめるのって原作でフラグ立てっぱなし放置状態
主人公の性格的にも割と堅物ではなくあと誰に対してとか想いもハッキリさせてない
とかって状態じゃなきゃ、世界観破壊されてて、話としての完成度低いし
色々二次創作者の願望があからさまに透けて見えてキツイ

俺キャラなんかに至っては「○○も○○も×無数も俺のもんじゃー」
ってレベルで願望丸出しで、話の完成度なんて論外なのでもうダメぽ
584名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:03:49 ID:s6CS3EAl
ネギまは一応5分の4はフリーだそうだから、全員落とすと寝取りだよなぁ……
585名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:21:31 ID:GjqwHiHa
>>582
まあもしネギま二次創作でネギ主人公のままハーレム物やったらそのネギは既にオリキャラと変わんないだろうしなぁ
586名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 19:27:36 ID:DDHJtWl7
登場人物とか脇役が多い物で、主人公と絡んでない人たちをハーレム要員に
していけば良いんでない?

クッキングパパとか鉄鍋のジャンとか。
587リジー ◆UnHgHejTyo :2007/11/19(月) 19:59:11 ID:ecc9pBkK
えー、今回エロはありません。というか、題名通りこれから書いてく『今川家の一族』のメインキャラ紹介編です。
飛び道具と一族本編はもう少し待ってくださいと平伏。今回もいろいろ走ってます。
ツッコミが入る前にこう言っておきましょう。
私はライダーも勇者も

大         好         き         だ

無論てつをの歌もOKだ!
以上を心得て読んでください。
これは今川慎也が宇宙人に出会う少し前の朝の情景である。 

「ん…」
窓から差し込んでくる朝陽。それに刺激されてか、いつもより少しだけ早く目覚めた。でも、体温で温まった布団の中って、この世の天国の一つなわけで。
「んん…むぅ…」
僕は布団の中に潜り込む。一秒でも長くこの楽園を味わっていたいんだ。どうせ、すぐに起こされる事になるだろうけど。
「ユリー君。ミヒャエル君。朝ですよ」
うぅ…やっぱり。毎朝きっかり7時に起こしてくれる柔らかい声。起きないとすごい悲しそうな顔をするから、罪悪感と良心に苛まれ起きる事になる。
それに、そんな事で悲しませたとあっては僕は妹達に殺されるだろう。100%。
「ん…今起きるよ、統兄」
僕の名前はユリー今川。日英ハーフ。兄は2人、姉は1人、同い年の同じ日同じ時刻生まれが1人、妹6人、弟1人。父さんの遺伝が勝って黒髪黒目だけど、ハーフらしい顔はそこそこ魅力的と自負してる。
僕は平凡に生きたいし、目が悪いから眼鏡とかで誤魔化してるけど。歳は15歳、中学3年生。
「ユリー君はいつもすぐ起きてくれて偉い子ですね。さすが兄さんの自慢の弟です。ハグしてあげましょう」
そうにっこり笑ってハグしようとしてくるのは僕の兄さんの1人で、僕達兄弟姉妹の中で一番年上の統哉兄さん。歳は21歳。インチキな程の完璧超人だけど家族、特に弟妹達を溺愛しすぎてるのが玉に傷。
ちなみに、仕事とかで世界中を飛び回ってる父さんと母さん達に代わって、僕達の父さんと母さん代わりでもある。
「もう、僕は子供じゃないって。ほら、ミヒャエルは起こしとくから、統兄はあいつら起こしてきなよ」
「本当はミヒャエル君も起こしてあげたいんですけどねぇ…お願いしますね、ユリー君」
僕は大人しくハグされておく。ハグを拒否すると『ユリー君は兄さんの事が嫌いなんですね…』とマジ泣きするから面倒なのだ。一度拒否して泣かれて妹達に殺されかけたのもある。
はぁぁ…本当、この溺愛具合を抜かせば何処に行っても自慢できる兄さんなんだけどなぁ…他にも問題あるんだけれど、それは統兄の所為じゃないし。
というか統兄。いい加減うちの妹達が異常だと気付いてよ。
もう小学校5年生になった女の子が一緒にお風呂入ってと言うかっ!?
おはようのキスだよと言ってディープなキスを要求してくる妹がいるかっ!?
おトイレ怖いから一緒についてきてという小学校6年生がいるかっ!?
中学校に上がっても夢は『統哉お兄ちゃんのお嫁さん』とマジな顔で言う妹がいるかっ!?
全部を全部『もう、甘えん坊でしょうがないですねぇ』と言いながら笑顔で片付けないでよ!!
最近妹達が戸籍やデータバンク改変して兄さんと血縁であるという痕跡を書類から抹消しようとしてる事を知らないのっ!?
ともかく。それは置いておくとしても、まずは同じ部屋で寝ている奴を起こさなくては。
「Zzz…Zzz…」
未だ暢気に寝ているコイツはミヒャエル。僕と同じ日、同じ時に生まれた双子。まぁ、母さんは違うんだけど。
「ほら、ミヒャエル起きろよ」
「Zzz…Zzz…」
…仕方ない、今日もこれをやるしかないか。
「ハンマー!コネクト!」
枕を装備し!
「ハンマアアアアアアァァァァ!ヘルッ!!」
「Zzぶぎゅっ!?」
拳を腹に打ち込みっ!
「ハンマアアアアアアアアアアアァァァ!!!ヘブンッッ!!!!」
「貴様なもががっ!!」
枕を顔に押し当てっ!!
「光にぃ!なああああああああああれえええええええええっっ!!!」
渾身のエルボードロップTo枕!!
「もぐぁ!!!!」
ふぅ。今日も朝の一仕事完了!
「ユリー貴様ぁっ!この私に毎朝毎朝このような仕打ちをしおってぇ!そこになおれ、今日こそは決着をつけてくれるわっ!!!」
そう怒鳴っているのは僕と双子…まぁ、母親は違うんだけど。僕と同じ日同じ時間に生まれたミヒャエル今川。とあるヨーロッパの国の女王なメリー母さんと父さんの間に生まれた子供。
メリー母さんの影響なのかどうか知らないけど『高貴たれ』というのがモットーな僕と同い年15歳。追記するならば…
「くらえぃ!キングストーンフラッシュ!(枕)」
「何のプロテクトシェード!(掛け布団)」
「えぇいスカイスクリューキィック!!!(飛び蹴り)」
「ドリルニィィ!!(飛び膝蹴り)」
ライダーを心から信奉している。ふ、所詮等身大のヒーローが、勇者ロボに勝てるかぁっ!!
「何をぉぉ!!ポっと出のガンダムシリーズの代替作品でしかも10年を待たずに打ち切られたアニメが!我がライダー30年以上の歴史に勝てると思ったかあああっ!!」
「なっ!そっちなんかただ長く続いてるから惰性でシリーズ作っているだけだろう!しかもイケメン俳優使って若奥様に媚び媚びな現状だろうが!!」
「はっ!貴様こそ当初の子供向け路線からアニオタ路線に切り替えただろうが!電王を見ろ!ライダーは未だに子供も大人も魅了する神作品!視聴率不振で打ち切られその後続編の話も出る事無く終ったアニメとは歴史が違うのだよ歴史があああっ!!」
「お前勇気ある誓いと共に地球を救ったGGGメンバーを愚弄したなっ!?凱兄ちゃんに代わってヘル&ヘブンで粉砕してくれるっ!!」
「その凱兄ちゃんとやらも今ではハゲの悪人面死神にして狂気のナチュラル至上主義者のイマジンで鈴木太郎だろうがぁっ!!」
「ぐはああああああああっ!!!!????」
う、うぐぐぐぅっ!!違うっ!凱兄ちゃんは違うっ!!決してそんなんじゃないっ!というかドリームマンは若本さんか中田譲治さんを期待してましたマジでっ!!!
特にアズラエル議長は無いだろ凱兄ちゃああああああん!!ケミカルボトルかっ!?ケミカルボトルが兄ちゃんを変えたのっ!?それなら今すぐ浄解してあげるからっ!
「ふ、最早ぐぅの音も出ないかっ!」
「ぐ、ぐぐぅっ!」
たしかに大ダメージだっ!だが、だがまだ僕はやれるっ!まだ勇気はなくなっちゃあいないっ!この誓いは破れちゃあいないんだっ!乾坤一擲、起死回生のこの一撃を受けてみろ!!
「てつをの歌!!」
「ぬがあああああああああああああああああっっ!!!!!!????????」
「時を♪こーえろ♪空を♪かけーろ♪このほぉしの〜為〜♪君は♪見たか♪あっいが〜♪」
「やめろぉっ!やめてくれええええええっ!!!!」
「ふふふふははははは!『正しい熱血ロボットアニメソング』にはかなうまいっ!!!」
「RXはっ!RXとZXとスカイは名曲なんだぁっ!!クウガだって!!黒いボディに真っ赤な目になればっ!ドラゴンロードをとばせばっ!己を捨てて突っ走ればぁ!はるかなる愛にかけてもいいがぁ!青空になればぁぁぁぁっ!!!」
「お兄ちゃん達、ご飯だよ?」
「くっ、ゴングだ。命拾いしたなミヒャエル!」
「何をぅ、それはこちらの台詞だユリー!」
今日の結果、引き分け。戦歴1342戦0勝0敗1342分け。
「お兄ちゃん達、また喧嘩…?」
「あっはっはそんな事あるわけないじゃないかリト!この通りミヒャエルとは大の仲良しさこれは僕達の間じゃ挨拶なんだよ!」
「その通りだリト!何も心配する事はないぞ!」
目の前で涙目で見つめてくる子は僕の弟リト今川。小学2年生。妹達とは大いに違い素直に兄を慕ってくれる良い子だ。マイリトルブラザーだ。この子を泣かす奴がいたら歯ぁ食いしばれ、総入れ歯にしてやる。
それにミリア母さんの子供なのだ!あの!母さん達の中でも一番優しくて一番母親らしいミリア母さんの優しさを受け継いでる子供なのだ!
僕の中ではそれは奇跡に等しい。もう同じミリア母さんの子供の癖に外見ほわほわ中身ドス黒な妹の事を考えたら涙が零れてきそうなほど。
主義主張において何かとあわない僕とミヒャエルだがこの一点だけは共通しているのである。
あっはっはっは、と白々しくも肩を組み一緒に笑っているのもリトの笑顔を見る為。この子は妹達に『統哉兄さん以外兄さん要らないっつーか少なくなればなるほど私達を構ってくれるから早めに独立してくれないかなぁ』という目で見られてる僕にとって唯一の癒しなんだっ!!!
うぅ、慎兄、『目立たずに平凡に普通に生きて行きたい』とボヤいてたその気持ちが今になって凄いわかるよっ!統兄も姉さんも性格はともかく完璧超人だったからきっと学校で凄い『あぁ、弟君ね』とか比べられてたんだろうなぁ。
特に統兄なんか父さんの激烈チート具合を一番受け継いでる人だからなぁ…しかも同じ玲子母さんの子供だから尚の事比べられただろうし…
「良かったぁ。それじゃあ、今日のご飯はトーストとハムエッグとサラダだよ。慎也お兄ちゃんはもう来てるし、統哉お兄ちゃんやお姉ちゃん達ももうすぐ来ると思うから、早く一緒に食べよ?」
あぁ、その天使のような笑顔を見るのが僕の唯一の心のオアシスだよ。姉達のようにならないで、本当に、本っっっっっ当に良かったっ!!
「勿論だよ。さぁ行こうかマイブラザー?」
ミヒャエルの肩を掴んでる右手をリトに悟られぬようギリギリと力を込めるがそれは相手も同じ事だ。
「勿論だとも兄弟!今日も仲良く一緒に朝食を食べて学び舎へと向かおうではないか!」
僕もミヒャエルも白々しい笑顔を作らせたら世界でも有数の存在だと思う。トップにいるのは僕の妹達の為ランキング上位に変動は無いが。
こんな感じで、僕達今川家の朝は始まるのである。
                       終劇
591リジー ◆UnHgHejTyo :2007/11/19(月) 20:08:35 ID:ecc9pBkK
『ってぐはぁ!!ケミカルボトルじゃねぇケミカルボルトだっ!?』
と投下した直後に誤字に気づいたリジーです。
ちなみに次の一族はユリーからお送りいたします。以下次回予告。
『ユリー今川は大怪盗!ヤツに盗めねぇものはねぇ!今日も美術館相手に捕われた美女達を救い出す為夜を駆けるのさぁ!
 次回!『2代目襲名、怪盗リリー』にチェキナゥッ!』
〜次回予告と本編は大いに違う場合があります。ご了承ください〜
592名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:21:11 ID:JnK9oT2G
リジーさんがナイトウィザードを見ていることだけは把握した。
593名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:02:17 ID:7DWxZXeH
>>581
まさにアニキス
594名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:31:28 ID:z1C9dJrN
>>591
俺のような甘ちゃんには濃すぎるネタ満載だった。わ、分からん。

前作との繋がりはどこやら、結局主人公が誰なのやら、男キャラ大杉だけどうざいね、とか
色々悶々としたが、キャラ紹介編とあるので、次回色々な疑問を解消してくれると期待。
595名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:44:23 ID:ocvcekjv
GJ!!
>>594
とりあえずシリーズ全部読んでれば大体分かると思うけどな<ネタは別
まあ確かに男多くてハーレム並立はちょっとアレだけど
とりあえず怪盗父って捕まったのかそれとも自分で存分に楽しんだから納まったのかどっちだろ
んで長兄は妹ハーレムで長姉がレズハーレム兼ハーレムの構成員
そして今回の主人公らしいユリーが怪盗二代目ってことは分かったけど
ミヒャエルは?……高貴たれってことはお嬢様お姫様系ハーレム?いやあえて別路線かも?
リトはよう分からんなぁ、あえて言うなら総受け?
んで妹達は皆長兄のハーレム構成員と

あと
>チート
家族中で一番平凡っぽい慎也が最も強力な禁断の宇宙人チートを受ける運命なあたり
とてもウィットに富んだユーモアが効いてますね
596名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 23:29:59 ID:Iumkps2v
>>591
GJじゃなくてGood BLACK!とでも言っておきますね。・・・てつを・・・
ていうかシークレットと繋がってたのかよ! そりゃチートだよ!
日英ハーフってことはユリーはキティとの子ども(で最後に出てた息子)か。
で、リヴェリーは日米なんでマリーと。名前からミヒャエルもミリアっぽい?
まあ今回はキャラ紹介なんで本番を期待。しかし濃い兄弟ばっかだなー。

ハーレム並立っていっても449氏の「新春ハーレム双六」と「誓い」みたいに
向こうの主人公がこっちにもチョイ役で出てますよ的に実は血縁ですよってだけで
別にNTRとか無いんならニヤリと出来るから個人的にはむしろウェルカムだな。
・・・と、飛び道具でマリィ落とせなくて悲しかった自分が言ってみたり。
フェイントは勘弁やでぇ〜。
597名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 23:34:47 ID:nTy9qPoY
>凱にいちゃん
今年の夏には、全裸で変身する魔法少女を見て鼻血出すマスコットキャラとかやってたな。
作中のパロディで「光になれーっ!」もやってたような。
598名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:20:09 ID:QIpHUJau
とりあえずアレだ。BLACKのOPは素直にカッコイイと思うぜ、俺?
あとELEMENTSも足してやってくれ。
599名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:28:42 ID:4zk6TVyF
>僕と同じ日、同じ時に生まれた双子。まぁ、母さんは違うんだけど。

ミヒャエルの紹介が二回ある。
ユリー君はミヒャエルがほんと好きなんだなー。
600名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:28:47 ID:myTw+8Zy
>チート
そりゃー肉体改造&オーバーテクノロジーだと「え?それどこのスプリガン?」
とか思うわ。
601名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:45:21 ID:8qcsj33j
こっころにっつるぎ〜かがやくゆうきぃ〜た〜しかに〜とじこめて〜♪
602名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:03:47 ID:N+4jLFzD
ブラックの歌好きな俺は一体どうすれば……

あとブレイドと聞いて13人の女の子が仲良く力を貸してくれる最強フォームとか受信したがどうもできないんだぜ。
割と終盤のストーリーすごかったよな。
603名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:05:32 ID:iQ/qNXZo
その…何だ…ウルトラな兄弟はダメかい?
604名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:11:54 ID:6vPpUSaF
慎也は宇宙人と協力してメタルヒーローやれると思うんだ
605名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:23:59 ID:kfAiUTGw
ミヒャエルはメリーって書いてあるやんっつか誰の名が出てるか直前に確認したのに
596で何書いてんだ俺・・・ちょっと光にされてくるぜ
606リジー ◆UnHgHejTyo :2007/11/20(火) 03:03:37 ID:9Ff1zVAM
てつをさんの歌は私も大好きです。が。
何も言わずに漫画『仮面ライダーSDマイティライダーズ』を読んでくれ。答えは全て其処に置いてきたっ!!
あと『シークレット』本編で出てきたのは飛び道具メンバーだったりします。語り部は次男。

>>602
A『あ、ちょ、動かない、でぇ…』
2『やんっ!其処だめぇ!擦れちゃうのぉっ!』
3『ぁ、ぁぁぁ、ぁぁぁぁぁ』
4『胸ぇ、胸だめぇぇぇ』
5『ひややっ!?み、耳に息がっ!』
6『首ぃ、くびだめぇぇっ』
7『お豆さんが、お豆さんが当たってるよぅっ!』
8『ご主人様の背中、とっても広いです…』
9『あ、ふぁぁぁ…ますたー、もっと踏んでぇ…』
10『お、お館殿、その、この『抱っこ』という姿勢は…』
J『んんぅっ!あるじっ、ひ、左手っ!動かさな、ふああああっ!!』
Q『ふ、ふふ。お主の右手が妾の女唇に擦れて、くふっ、達してしまいそうじゃな』
K『うああああっ!?お前のものが、膣内っ、なかで動いてぇっ!?』
ライダー「こんなんで戦えるかああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
こんな感じですかっ!!
607名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 03:21:30 ID:tmWUyHP9
>>602>>605
その発想は無かったw

それでいくと終盤に出てくるカード吸い取る犬っころは寝取りになるのかね
608名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 05:23:00 ID:LvbojSsG
>母親違う
それ双子ちゃうがな!
609名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 05:42:53 ID:6vPpUSaF
魂の双子(嘘
まあ、確かに只の同時に生まれた異母兄弟だな
610名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 09:55:13 ID:POuqL+Gu
そろそろ新スレ立てる?

埋めネタ持ってる人がどれくらいいるかにもよると思うんだが。
611次スレ準備:2007/11/20(火) 22:03:27 ID:4zk6TVyF
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ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1194219802/
612名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:03:58 ID:4zk6TVyF
エロゲ板のハーレムスレも移転してた。

ハーレムゲー、女性同時多数シチュスレPart9
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1190016640/
613名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 02:11:45 ID:K0lTyoRU
「擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ @ ウィキ」
の「牧場シスターズ」はハーレムになるのかな?
牛娘双子姉妹との3Pなんだけど

ttp://www21.atwiki.jp/brutalanimal/pages/233.html
614名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 11:17:02 ID:F+vENC1E
スレ立てしたいけど【 】内のネタがない


【勇者】今川家の一族【ライダー】

なんちて。
615名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 11:23:35 ID:jA6KKwRU
普通に13Pだから
【彼女が】【ダースで】
【シスだの】【しっぽやら】
辺りは?
616名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 12:59:19 ID:5uppMSaU
【ハーレム】ハーレムな小説を書くスレ【黄金率】 13P

元ネタは>>3
617名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 14:49:17 ID:ignoZwkr
ところで13Pが黄金率というのはどこからきたんだ?
618名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 19:39:24 ID:YkSgQidN
http://wikiwiki.jp/zero/?10-5
仁義なき家族計画

既出かな?
ってか、元ネタがハーレム作品なのに、
なんで二次がこんなに、ハーレム率低いんだろうな。
いや、まあ、理由はなんとなくわかるんだが。
619名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:12:09 ID:F+vENC1E
>>617
そりゃヒロイン1ダースだからだよ。
シスやらしっぽやら。
620名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:24:50 ID:N+j7y0jF
他にも、
センチメンタルグラフィティとか、
黄金聖闘士とか、
仮面ライダー龍騎とか。
621名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:24:07 ID:+DQUnACI
13は曰く付きな数字だしね。数学的にも宗教的にも、12+1という側面でも。

英語で言うteensと呼ばれる世代にやっと突入したんだなと思うと、
スレ自体がまるで女の子の成長記録のようだ等と思う俺は光源氏を尊敬しています
622名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:07:32 ID:snwhkbwx
立てますた。

【ヒロイン】ハーレムな小説を書くスレ【1ダース】 13P
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195743832/
623名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:29:37 ID:u6nuW42v
乙カレー
624名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 16:17:31 ID:9RmDviG0
産め
625名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 21:34:50 ID:vg4rkNL+
>624
えっ!?産むの?
626名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 22:36:19 ID:HP3xDlS9
埋めネタとして、夏場のアイスに対抗して中華まんハーレムなんてどうですか?書き手さん方
627名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 23:10:25 ID:e8x6lmt9
乞食乙
628はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:32:25 ID:rLkASWkD
埋めるには丁度良いオレが着ましたよ

↓キャラ


●ザクロ団の皆さん
・ミスラ:主人公

・クリステスラ:反則的な生命エネルギーを内包する宝剣。人間になったり剣になったりする。人間形態時は青白く光る長髪、伏し目がち、なげやり。
・カリンザ:着物剣士。横暴、粗雑な外見に反して容姿の方は艶やかな黒髪、白い肌。
・グリオー:召喚魔術師。魔術師特有の三角帽、その下はショートカット。ちょっとしたことですぐ怒る。
・ラブラノ・オドケナウ:ネクロマンサー。金髪巻き毛、羊みたいな感じ。ツリ眼、キバ、乱暴、わがまま。

・ミルケロル:魔法使い見習い。ピンクの短髪くせ毛。よく指をくわえてあぅあぅいっている。天然。ちびっこい。
・ガニメロ:学者。黒髪寝癖、鳥の巣頭。どもる。ちびっこい。

・エルサ:エルフ騎士。金髪、長髪。サラサラしたのが腰まで。眼は細い。
・ギルジム・ティコネット:銃士。料理長。赤みがかった黒髪セミロング。しっかりしすぎてたまにもろい
・ヒスカ・クランクアイ:泥棒。青みがかった黒髪ポニーテール。近眼めがね、細い眼で睨むように人を見る。よくヘラヘラ笑う。
・ザラク・ニー:武闘家。黒髪。結った束を二つ肩から胸に垂らす。デコが広い。
・ローキス・マルス:重戦士、でかい、バッサバサの髪。いつもぼーっとしてて、眼とじてるように見える。
・トロピア・ストランテ:遊び人。ピンクの巻き毛腰まで。冷え性。人のこと赤ん坊扱いする。
・モナメテオ:自称大魔導師。ロリロリしてる。長髪。じじくさい。
・ナキリコ・ニルバナ:僧侶。エロの大好きな娘。
・シラカワ・ヨフネ:歌人。いつも寝てる。

・マユー:謎の少女。白い髪白い服。14・5歳に見えるのに、精神の方は3・4歳。

・ゾゾルド:銀髪、神父っぽい服。魔族。
・ドルキデ:ツリ眼、銀髪、黒ワンピース。魔族。
・キルソロ:銀髪、短髪、活発、イライラしてる。魔族。


●百合騎士団の皆さん
・リリィ・ルルクトラ:亡国の姫君、歌がうまい、黄色い髪・量多
・ミルチア・マルキアデス:暗黒騎士。黒髪焦げ茶まじり。ムラっけのある精神
・エルエン・トラキストラ:リリィの家臣、緑髪の中わけピッチリロング、ボクっていう
・アザカゼ:リリィの家臣、赤い髪、ちょいウェーブ、自分の世界作り上げてる人
629はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:32:57 ID:rLkASWkD

●黄金猫商会の皆さん

・シャマニ:商人、金髪めがねポニー、いつもスーツ。
・スケアクロウ:魔術師。モナの知り合い。黒いワカメみたいな髪の毛。フケ。げはげは笑う。床に落ちたものそのまま食べる。幼女。袖口で鼻水すする。
・ブラッドダリア・ゼグデス:マッドでサイエンスな人。吸わないタバコ咥えつつ、黄色い髪にいつもの白衣。
・一号:ロボ的な人。ブラッドダリアの助手。超棒読み。

・ミルキフィリオ:めがね、元奴隷にして死刑囚、いつもいつも懺悔懺悔。生まれてきてごめんなさいが口癖。現在巡礼中。
・セネア・セピア:劇団員。紳士過ぎる。歯白すぎる。背高い、黒髪長髪。
・キャリベルローズ:酒場担当、踊り子、金髪ウェーブ。足長。
・エノ・アセアリア:賞金稼ぎ。歳と性格の割りにチビぃ。首の骨をベキッておる武器使う。通称スコーピオン。
・ロト・ハーヴェル:魔術師。無口。本と小動物以外あんまり興味ない。灰色おかっぱ。
・キゥリート・セグネスシティ:保安チーフ。商隊内の規律担当。厳格なモラリストにして超ナルシスト。黒髪、おでこ。
・アリスナイン:キゥリート部下、氷使い、事務全般をこなす。青みがかった白い髪のショート。大人。
・ギャラ・メイラ:キゥリート部下、ムチ使い、事務全般をこなす。しなったムチみたいな髪の毛があっちこっちに跳ねる長髪、たまにめがね。大人。

・ドミニク・コードウェル:3文モノ書き。ぱっさぱさのみつあみ、帽子、めがね。小悪党みたいなしゃべりかた。シャマニの妹。
・シェロソピ・ミステリオーノ・ロンドンドン:マジシャン。深緑の髪の毛、適当すぎる性格。痴女。
・トメキチ:幼女。サラサラ金髪。大理石みたいな肌。天使そのもの。ただし手にフル回転の芝刈り機をもつ。一人称、オラ。

・ムナク・ジャジャ:商隊守備隊長。戦闘力は一番高いのだがいかんせん自由すぎる。
・ユイラ:傭兵。ムナク部下。顔傷だらけ、超暴力的。っだこぅるぁ、みたいなしゃべり方。武器、ギロチンの刃。ミスラに完全服従。
・ユキボタル:傭兵、というより用心棒。ムナク部下。喪服、西洋顔で顔面蒼白、線香臭い。ミスラに完全服従。

・フラミア・ラミアミア:名家のお嬢様、ですわ口調、金髪、わがまま。現在没落してバイト中。
・セルヴィ:その従者。スーツ。背筋伸びすぎ。涙もろい。白髪交じり。
・リットーサ・メルメルヴィ:名家のお嬢様。吸血鬼、牙、赤い髪中わけおでこ。別に知らんし、みたいなしゃべり方。現在没落してバイト中。
・モチャ:その従者。薄い黄緑いろのふわふわした髪の毛。目隠れてる。
・ミリモ:東方の辺境民族ユモウ族が姫君。日本人形みたいな感じ。没落してバイト中。うっかりさん。
・タツカゲ:その従者、九の一。あわて者。ポニーテール。

・テンネ:頭脳労働担当。東方月国出身。語尾に「ね」ってつけたがる。目見えない。
・クロル:テンネの弟子。心が清らか過ぎる。真面目すぎる。まっすぐすぎる。調理主任でもある。

・バスカーヴ・ヴィレ:機械整備工。武器職人。自らも大砲もって戦う。てやんでいって言う。頑固。つばでもつけとけって言う。
・ベノ:毒使い、新参、オドオドしすぎ。
・コカ:金の糸はく女の子。自分で歩けない。ゆるい。

・アクシュラ・ゲェル:アウトロー。商隊を襲って逆につかまる。
・シェセト・ガルガンプ:仮面の少女、よく頭をぶつける。
・ポナトット:人形使い、狂気過ぎる。
・ドラス・ビー:蟲使い、仲間とか信じない子。
・ロナ:宝石少女、本名すごい長い。島国育ち、純情。世間知らず。一応シフトリーダー。
630はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:34:02 ID:rLkASWkD

鍋の宴が続いている。

皆が皆、理性と倫理観が煮崩れしだして、性器を押付けあったり、意味もなく笑ったり、ゴキゲンなまま夢も現もよく分からなくなっていた。



「―――ッ!――っ…!!」
「ぬぅぅぅ、そんなに痛いか…どうしよ」
「力抜いてー、リリィはん」

水面に、黄色い花が咲く。リリィ・ルルクトラ。この少女の髪の毛は身体の体積よりも明らかに多い。白いノドは細く、それをふるわせる様は声がでないせいで余計に痛々しい。

パクパクと開くくちびるは真珠のように綺麗で、汚れも無く、舌と歯はとれたての林檎のように潤っている。数度の交接。擦り切れた桃肉から赤い血が流れだし、お湯にたれる。

「――――――ッ!!!…!!」
「封印だけでも解いてあげたらどうですのん?」ヨフネが横から声をかける。
「うんうん、いいかなリリィ?いいかなとはつまり射精のことだけども」
「―――!!…。……。。」

よろしくお願いします、見たいな眼。決意の眼。

この少女、地獄からの生還をミスラの背中で体験しているため、非常によくミスラになついている。しゃべれない彼女を代弁すると、もう単純に王子様だと思い込んでいる。

「本当にいいんだねリリィ?ある意味でオレという人間の塊を注ぎ込むということなんだよ?どろどろのぎっとぎとのべっとべとの、いわば肉が吐いたゲロみたいな…」
「はよしなはれ」

つねり。

「おご…!」

ビュー。びゅくく、びゅるるる。

悪魔のタン汁が注がれてゆく。ミスラはゲハゲハと下卑た顔で舌をだし、チロチロと、無垢な少女のほっぺたとなめたりなぞったり。人間的に品性の欠片もないようなやり方で少女を蹂躙、それでも少女は嫌がらない。戸惑うけれど。

びゅー、びゅる、びゅくく。

入口だけで亀頭を咥える果肉はつやつやして、大きくはないが、やわらかに伸びる。柔軟な肉。少女と正面から交合するミスラの後ろからは、シラカワヨフネが、繋がったままの肉茎を上下。もちのような指。滑らかな舌が、玉の皮をなめす。

ちゅぅ。びゅぶぶ…ぶぽ。
びゅ、びゅっぅ、びゅぼ。じゅるる。
ちゅぽ。…あも、…はむ、…ミスラはん、かわえぇ。
ちゅっ、ちゅぽ、っちゅぽ、っちゅぽ
びゅ。ぬぽん。

射精のたびに、少女は身体を震わせて眼を伏せる。口前で交差する小さな手は、恥ずかしいのか、ミスラに息がかかるのを遠慮しているのか。

びゅー…びゅぶ。
631はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:34:41 ID:rLkASWkD

「……。…っ、」
「ちょっとだけ…奥に…」
「――ッ!!…っっっ!!!」
「あきまへんよミスラはん、…ウチの口で我慢しぃ」
「うー…」

ふぐりがきゅぅきゅぅとヨフネのくちびるに吸いこまれる。つけ根の、一番抑えてほしいところを、やわらかく包み込む感覚。それはそれで確かによいものだ。

「ふふふ、こんなんどうですのん?」
「おおお…このワザは…」
「ウチが動く?ミスラはんが動きはる?」

ヨフネはさらに十本の指とてのひらで女性器を模し、精液とローションを掬いながら肉茎を包む。もちもちと、厚みと弾力を併せ持つてのひらは彼女特有のもの。ミスラは好意に甘えて腰を振る。肉物はヨフネの擬似性器を抜け、抜けた先で先っちょが時折リリィをつつく。

ちゅぱん、ちゅぱんちゅぱっ、ん。ちゅぱんちゅぱんちゅぱん。

「こんなんもありますえ」
「ん?」

放蕩歌人は、リリィの顔をまたぐように覆いかぶさり、性器の前に雪のようなおっぱいを構える。いまにもとけだしそうな、白い白いやつ…

「ま、まさかヨフネ…こんな角度で…そんなプレイを…」

凶器的なおっぱいと、凶器的な肉物がなければ不可能な芸当。それをしてもいいよと、この娘はいう。


ちゅぷぷぷぷぷ…
「あん、ミスラはん…あっついわぁ…」
ぷじゅ、ぷじょ。ぷじゅっぷぶぽ。


さすがに無茶な体位なので、ミスラが少し斜めになったり、ヨフネがおっぱいの先端部をあてがうだけにしてみたりして、妥協案を探り、最終的に射精だけはリリィの膣に行う。変なプレイ。

肉物を抜くと、だまになった精液がボトボトと垂れる。奥の方がまだ閉じているのだろう、膣口からはあふれる精子がとろとろと湧きでている。歌姫はあわてたのか天然なのか、指で押さえて流出を阻止。その絵面、乙女にあるまじきはしたなさ。

もぞもぞと動く指。その格好。犯罪者のために咲いた花現れり。

「……っ!」
「なかなか治りまへんなぁ」
「ふむ?どれどれ、見せてみよ」

モナメテオがリリィののっかかり、うにーっとばかりに指で少女の口を押し広げる。ノド、針の刺さっていた幹部、肛門、コロコロと転がし、手で問診、だした結論は…

「当人の意志の問題じゃな」
「……っ?」
「お主、日頃から己の意思を表にださんじゃろう。普段から使ってないから身体が己の機能をわきまえておらぬ。……もっとはっちゃけねばならんの」
「はっちゃける?」
「バカーでも、アホーでもよい、普段絶対言わないようなことをこの際ぶちまけてみよ。殻を破るのじゃ」
「……っっ、っ!!」
「リリィはん、こんなんどうですえ?」

もにょもにょと耳打ちするヨフネ。真っ赤になるリリィ。
632はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:35:19 ID:rLkASWkD

「なにいうたん?」これはミスラ。
「ふふふ、…いややわーミスラはん、もっさいこと聞かはらんと」
「ほれミスラ、手伝ってやるのじゃ」
「へ?」
「感情を出力するには肉体に入力するのが一番じゃての、ふぉふぉふぉ」
「ああなるほど…」

リリィの眼を見る。まっかっか。それでも、がんばりますから!みたいな決意は感じとれる。

「よっしゃ!やるぞリリィ!!」
「…!!」
「封印なんて吹っ飛ばすぞ!!」
「…!…!!!」

声はでてないが、えいえい、おーっ!っと聞こえる。天然なのか、純粋なのか。間違ってリンゴの木に実をつけた宝石を、誰がどう責めるのか。



つぷぷ…

「――ッ!!――ッ!」

つぶ…っちぶ…っぷじゅ

先ほどだした精液が、肉物押されて入口から流れていく。歌姫はミスラにしがみつき、爪を立て、膜の向こうで叫びをあげる。ミスラの勘違いかもしれないが、顔を見ていればなんとなく言ってる事が分かるものだ。

…やっぱやめようか?
…つ、つづけてください
…痛くない?
…さっきよりは…もっと、強くでも…大丈夫です…ぁぅぅ…ソコなら…

じゅ、っじゅ、っじゅ、っじゅぽ。ぷじゅ…

…ぅぁ…み、ミスラさん…
…ん?
…ヘンです…私…わたし…やぁ…
…リリィ
…ヘンなの…ヘン…わかんないけど…なにこれ…かゆい
…か、かゆい?かゆいってなにさ…

ちゅこっちゅこ…ちゅぶ。…ぢゅっぢゅっぢゅ。

…は…うく…
…こんなんとかこんなんとかしてみたり…
…はう!
…調子に乗ってこんなんとか…
…んぁぅ!!
…な、なに?
…ミスラさん、ミスラさん…!
…どうしたどうした
…わ、わかりました私!今の…こういうことですね!!
…いやいや、そんなはしゃがずに…
…ん、あ…すごいです…こんな風に…なるんだ…ぅぁ
633はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:36:16 ID:rLkASWkD

「お…」
「……!!…ぁ、!…ぅ!!」
「がんばれリリィ…もう少しだ!」

ちゅぱん、ちゅぱん…ちゅこ。きゅぶぶぶ。

「―――ッ!…ぅ…!…っこ…」
「こ?」
「――…!…!っんん!!」
「ん?」
「――――――!!!!」
「リリィ!今だ叫べ!!」



「おまんこっ!おまんこおまんこおまんこ!!!!」



どびゅ…どびゅ…どぴゅ…

「…………へ?」
「おま…ん…え?…きゃぅ…いや、私…あぅ…お嫁にいけない…」

少女の上半身はワタワタと逃げだそうとするのに、膣はきゅうきゅうと肉物を搾る。ヨフネよ、いたいけな少女になにをやらせるのか。


・・・・・・。


ゾゾルドとキルソロが帰ってきた。

手を繋いで、これから学校に行く友達のように。あいも変わらず裸なのだが。

「いやぁ、やはり夜は冷えますなぁ、失敬、ドロを落としますゆえお湯だけ貸してくだされば…」

いいつつ、土鍋の外でキルソロの背中を流すゾゾルド。キルソロに嫌がる素振りはない。

「めでたしやねぇ、ミスラはん」
「うんうん」

ミスラの腹の上で踊っているのはシラカワヨフネ。耳元ではお湯がちゃぷちゃぷはじけて、ミスラの脳をぼうっとさせたりさせなかったり。
首の周りでは、ティコネットの尻とミルチアのふとももがこすれあって、肉の摩擦の熱とにおいが、いやらしくミスラの脳髄を焼かんとしている。

「んぁ…ミルチア…それ…」
「こ…こうか…?…ん、ぁ…ぢゅぶ、…」

まるで2人のネトネトの愛撫をおかずに、ヨフネの膣で己を慰めているようだった。ティコネットが誘導し、ミルチアがフラフラとそれに従う。
沈み込む指。溶け合う肌色。おっぱいがおっぱいに押しつぶされて、押出された乳首をくちびるがしごく。

夢中になって互いをむさぼるから肝心の果肉はお留守になって、じれったそうにモジモジモジモジ。ミスラが充血したそれをソッと指で撫でただけなのに、ビックリしたように腰を引く。

「…ふぁ…んん、ん、…っ!っぁ」
「ティコって…案外女の子好きだよね」
「…ん?ん…ふふ…ウチの男は、ロクなのがいないだろ?」
634はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:36:54 ID:rLkASWkD

妖しく笑いながら、ミスラの顔に恥丘を寄せる。恥毛の生え際まで見せつけるよう、奉仕を怠ればヒザで小突かれる。

「ミスラはんのいけず…ウチばっかに動かせて…」

ヨフネが、ぺちぺちと尻をぶつけるように動く。ミスラ、ティコの腰にしがみついて安定を得、しばしヨフネの相手に専念。そうするとミルチアがいらだって、腕をねじりあげるもんだからそっちにも気を回す。

「おやぁ!?ゼンゼン空いてませんな、どうしたものか」
「お、じゃぁここ使う?」

土鍋に戻ったゾゾルドとキルソロに、ティコが席を譲ろうとする。席て。

「…あ、…その、大丈夫です…あまったトコで…」

随分引っ込み思案になったのはキルソロ。あまったトコて。

「なんじゃ、随分殊勝になったのう」
「キルちゃん、元々素直な子ぉよ…あん」

ヨフネは子宮口でコリコリとミスラの尿道をこすり、ミスラの尿道はびゅるびゅると精子を預ける。角度を調節、手で搾るように肉茎を抜きやり、また奥へ。亀頭の先に感度はなく、残り汁が搾られるときだけ心地よい。
他人行儀な性の音。ようやく抜かれた肉物を、ヨフネは陰唇で丁寧にこすりあげ、余韻を噛締めるための休息をミスラに与える。プロの技だ。


・・・・・・。


10人の美女少女が、土鍋の円周に沿うように並んでいる。向けられた尻の中央にはミスラ、誰に射精するのも自由だった。

「ミルチアー」
「ふゃ…、あ、…ん!」
「ドルキデー」
「ぁぁ…ミスラ様…」
「アザカゼー」
「……ん」

丸くえぐられた陰肉から、断続的に噴きでる放物線。鍋の中は、精液と愛液とローションと汗とよだれとなんやかんやでなんだかどろどろし、生ぬるく、気をつけないと足元がすべる。

「ふにゃ!」

いってるそばからミルチアがずっこけた。綺麗な髪が台無し、頭からぬるぬる湯につかり、化けてでたみたいになる。

「心臓はもう大丈夫?」
「ん…?あはは、そういえばそんなのもあったな…」
「ミルチア…」
「大丈夫だよ…すごく晴れ晴れしてる」

ミルチアはそういうと、ミスラの手をとって自分の胸に当てる。トクトクと血液の送りだされる音。少しずつ、早くなる。

「ん…ミスラ…」
635はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:37:25 ID:rLkASWkD

尻を抱き、身体を割り込ませる。互いのリズムはもうなんとなく理解できていたので、身体のつながりよりも精神的な交わりに重きをおくことができた。
胸の先端に触れる。指に押さえられた乳首が戻ろうとする。小さな火花。くすぐるように背中を撫で、身体を密着させると、少女は恥ずかしそうに眼をそらす。おでこへのキス。ほほ。くちびる。
逃げることのできなくなった瞳を捉え、うすく開いたくちびるの中へ舌を流し込む。肉と肉の摩擦が意識される。少女のふとももは震えている。

「ん…ちゅぷ…ぁ、……――ん!」

ミルチアはわずかにミスラのあごをかむ。白い歯が皮膚の表面をこする。濡れたくちびるが、空気をおいだし、首筋を吸う。吸われた場所が熱くなり、毛細血管がはぜていくのがよく分かる。少女はそれでもキスをやめない。

「ん…ん、ぁ…ふぁ…」

そのまま下から上へ、こするように性器を突上げる。衝撃が少女を抜け、ミスラを抱きとめる腕にも伝わる。胸板の上で、豊かな胸が形を変えている。先端が何度も何度もこすれていく。

「ミスラ…だめぇ、わ…私…ん、ぁん!」

少女は全力でミスラを抱きしめる。ミスラは少しだけ手加減してそれに応える。

身体の中が濡れてゆく。あふれたもので埋められた膣道は、2人の隔たりをなくし、ミスラはちんこの位置をしばらく見失った。

「ミスラ…」
「ん?」
「私…感謝してる…」
「……。」
「…呪われながら生まれてきて、ずっと今まで眼をそらして生きてきた…喜んだりとか…楽しんだりとか…そんなことしたって、どうせすぐに死ぬんだろうって…ずっと思いながら生きてきた…」
「……。」
「まして人を好きになるなんてな…母の神経が理解できなかったよ…」
「……。」
「そしたらお前…いきなり私の目の前に現れて…ふふ、…あはは、…いきなり死んで見せて…わけがわからなかったよ、私は何を怖れていたんだって…」
「いやあれはね…」
「感謝してるんだ…私…。お前が思っている以上に、私は…お前のこと…」
「ミルチア…」
「感謝してるんだよ…ミスラ」


・・・・・・。
636はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:37:57 ID:rLkASWkD

「無駄に終わったわけじゃが…」
「どうしたのさモナモナー、難しい顔して」
「死をもたらすもの…か。分かっていて手をだしたのじゃがの、ワシもザクロも」
「ああドルキデ…そんなテクをどうやって…」
「んは…あふ。…きゅむ、きゅむ。…今思いつきました…ん、ん」

「結局は…分かったフリをしていただけだったのかのう…」



深々とため息をつくモナメテオ。ミスラの股間では、ドルキデ、キルソロ、リリィの3人が、舌の花弁で花を咲かせている。

「こうでしょうかミスラさん…私、よくわからなくて…」
「考えすぎだよリリィ。もっとこう、ある程度は身体の動くままに…おおお」
「犯罪ですよミスラさん……ヘンタイ」
「いつものキルキルだなぁ、うんうん」
「キ…キルキルってなんですか!…もう…別に良いですけど」

ミスラはどんどん陽気になっていく。結論からいえば、儀式はたいした効果をあげなかった。



「もう…無理なのかモナ…」
「すまんのうティコ…ワシの魔力が…もうもたんわい…すまんのう…」

モナメテオの、憔悴しきった顔。乱痴気騒ぎの陰で、ずっとミスラの魔力を抑えていたのだ。少しでも心得のあるものなら、その仕事がいかに膨大なものであるか、容易に理解できた。
ミスラと性交すれば魔力を回復することもできる。もちろん彼女もそれを繰返している。単純にそれ以上なのだ、彼女の労力は。

「そうか…どうなってしまうんだろうな、私たち」

ティコネットはもう、心の準備に入っていた。もちろん、どれだけ予防線を張っても、死という事実は彼女の世界を抉りとっていくだろう。今まで何度も経験してきたこと。

「いやだ」
「ミルチア…?」
「私は認めないぞ…宝剣とやらがあればいいんだろう?探してくる…」

「ま、待ちたまえミルチア君…探すといってもどこを…」
「この状態でミルチアはんが抜けはったら、今以上にバランスがくずれますえ」
「く…っ!」

キルソロが走って逃げた頃とは事情が違う。

「だがどうする!?すでに諦めたというのかお前たちは…!!それでも…」
「すまんのう…けほ、けほけほ」
「メテオはん、しっかりして…」
637はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:38:38 ID:rLkASWkD

「ちょっとションベンしてくるよ」

「ミスラ…?」ティコネットの不安げな声。
「お主…今ここからでたら…」
「大丈夫だよーモナモナ、あと20分くらいなら」
「ミスラお主……。…そうか、お主は…」
「おいミスラ…待て!!…いかないでくれ!!ミスラ!!」

追いすがるミルチアの手を、ゆっくりと解くミスラ。その顔に曇りはなく、穏やかな笑顔が包んでいる。

「大丈夫だって、戻ってきたらまたしようよミルチア」
「ミスラ…ミスラ…!!」

ミスラは階段を降り、手を振りながらとぼとぼと岩陰を目指す。頭の中にこれから死ぬなどという自覚はない、ただただ陽気に、音楽でも聴きながら太陽の下をドライブしている感じ。



「ふぃー」

じょぼぼぼぼぼぼぼぼぼ…ぽぽぽ…

「うー、さみぃ」

身体が冷える。すぐにまた土鍋が恋しくなる。あそこは良いところだ。ずっといたくなるほど良いところだ。はやく帰っておっぱいにもまれよう。誰と誰にもまれよう…

「うげ…」

げぼぼぼぼ…ぼと

またなんか白いのがでた。ちょっと緑ぃのが混じってる。

「んー?」

転倒。

どうやったら手足が動くのか、やり方を忘れてしまった。

人肌が恋しい。死にたくないと思う一方、少しの間眠るだけだとも思う。



「セー先生…アル…」

思いだしたのは、故郷の皆。あれから随分いろんなことがあった。

「ザクロねーちゃん…ルル…ユピゼル」

仲間の顔が流れていく。カリンザ、グリオー、ラブは生きているか。

「皆…うう…」

手が虚空に伸びる。誰がそれを動かしているのかよくわからない。どこに伸ばしているのかも分からない……
638はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:39:11 ID:rLkASWkD

もにゅもん



「きゃぅー!」
「……んお?」
「あーうー?ゃぅ!」
「……んおお?」

白い髪、白いローブ、白いおっぱい。

「……マユー?」
「きゃぅ、きゃ」

少女はミスラの顔を舐めくりまわす。まちたまえ、今ゲロを吐いたばかりだというのにこの子はどっから…その時だった。



「お困りのようですな!!」


「んあ?」

「お客様のニーズがあれば、例え火の中水の中、野を越え谷越え山を越え、笑顔で行こう砂漠の海へ!史上最強コンビニギルド、黄金猫商会でございまぁあああす!!!」
「いらっしゃいませーー!!!!」

「きゃぅー!!!」
「………な…なんだこりゃ」

突如崖上に現れた、横一列の制服女の子集団。やまぶき色のフリフリミニスカート、ネコのバッジにボーダーニーソックス。なんだこりゃ。

「……なんだこりゃ」

2回言った。


・・・・・・。


「シャマニ…!!」
「おやーん?奇遇ですなぁミルチア殿、これはこれはリリィ姫、御機嫌麗しゅう」
「お友達ですのん?」
「途中まで…私たちを送ってくださったのです」これはリリィ。
「なにをみずくさいことをおっしゃる!金も貰わずに護衛を引き受けてくれるなんてなんて平和なボンボン…もとい、もちつもたれつの良い関係だったじゃぁありませんか。アレですか?目的は達しまして?お宝はありましたかね?こっちの方はさっぱりで…」
「達したといえば達したといえるのかな…しかし…」これはエルエン。



女商人シャマニ。

ピッチリとしたスーツに身を包み、切れ長の眼に高そうなめがね。感情にあわせて頭頂でしばった金髪がチョロチョロ動く。よく開く口はちょっとツバを飛ばしすぎ、それでも体中に満ち満ちた力強いエネルギーが、彼女を美人に分類している。

彼女率いる黄金猫商会は知る人ぞ知る商人ギルド。大陸中に流通ネットワークを張り巡らし、金になるならどんなダンジョンにも出没、儲けがでなけりゃ薬草一つ譲らない。
蛇のように戦車を繋いだ連結装甲キャラバンは、戦闘力はモチロン、食料プラント、医療設備なんかも完備していて、その気になれば孤立した城壁都市くらい征服できるといわれている。
639はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:39:44 ID:rLkASWkD

「ヒスカ…なにやってるんだお前…」
「ぁぅ。ティコさんです」
「おーう、折れちったんだよー、足…」

ヒスカ、ガニメロ、ミルケロル、マユー。彼女等は途中の階層でワタワタしているところをシャマニに拾われていた。わずかに和む空気。分かれてからそんなに日がたってないのに、ひどく懐かしい。

「お前たちだけか…?」
「く、く、クリスさんもいますですよ…はい」



一方ミスラ。通されたのは妖しげな魔術設備の整った牽引車両。ほこりっぽく、ただでさえ薄暗い洞窟の中で、さらに暗い。

「起きとるかの…ミスラ」
「ん…モナ?」
「少しだけ…希望の光が見えてきたぞ…見ないことにしたほうがよかったやもしれぬが…うむぅ」

モナメテオの後ろから、のっそりと黒光りした影が現れる。歩く深海のワカメ。モナメテオと同じくらいの背丈をしたソレは、どこからが服だか分からないくらいもっさもさの髪の毛に覆われた人間だった。

「こやつはスケアクロウといっての…旧い知り合いなのじゃが…すまんミスラ…ワシを怨むなら怨めよ」


「うひゃはははは!!おめーかみすらってのぁ」


「どあぁああ!!なになになんだ!」

ムッとするような体臭。髪の毛にはコケのようなものが張り付き、それがフケであることを認識するのに時間を要する。やけに幼い声のクセに、ちょっと酒焼けして、しゃべり方は肝臓がフォアグラになった商売女のそれ。

「うけけけけ、こわがるんじゃぁねぇよう、これからおめーさんを楽にしてやろうってんだ…まぁ、行く先が天国か地獄だかはしらねーが」
「モナ…なんなんだよこの子はいったい…」
「うげっ、なんだなんだぁギンギンにおったてやがって…てめぇ散々お○んこしといてまだ足りねぇってか?どうなんだ?あ?どうなんだよ?」
「ど、どうなんだっていわれても…いたた…」
「んだよ、オレ様みてーな幼女に踏まれてよがってんじゃねぇぞブタ。どうしよーもねーな、うけけけ、おめーみてーな年がら年中発情三葉虫にはコレ」
「な…なにそれ」
「これか?これは魔界のイソギンチャク。オレ様がねちねちと調教と品種改良を繰返してダナ、よりエロく、よりエゲツナク…どうよこのお○んこのにおい、リアルだろ…?」
「そ…そんなもの何に…」
「何にって?そりゃおめー、こうしてこうしてオレ様の術式を加えてだな…」
「……お、おい…まさか、まてまてはやまるな、話し合おう!話し合おうって!!!!」」
「そりゃーー!!」
640はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:41:03 ID:rLkASWkD

「アーーーーーッ!!!!」


(中略)


「うぐ…ぇぐ……」
「よしよし、ほれ泣くでないミスラ…」
「だってモナ…オレは人として…人として…」
「まだ3ダースあるぜぇー」
「わぁぁっぁああ!!!!」


(中略)


「終わりましたかい?スケアクロウのダンナ」
「おおうシャマニ。大量だぜぇぇ、うけけけけ」
「ははぁー、なるほど。こりゃぁクリス譲ちゃんのいってた通りだ。ご紹介遅れましてミスラのダンナ…ってありゃ?」

「うぐ…、えぐ…ちんこ痛いよう…」
「峠は越えたかのう…これで、しばらくは、な」
「こりゃ、後にしたほうがよさそうで?…そんじゃまた、ああ、ここの設備は自由に使ってくださって結構ですぜ…いやぁ儲かった儲かった」
「まずは眠れミスラ。…ゆるりとな」
「うう…モナぁ…」


七層文明第七層。地表に最も近いところ。冒険6日目が始まった。


・・・・・・。


「さあー、たんと召し上がってくださいねぇ皆々様!!」

目の前に並べられた金色の皿の山。花の香りに山海の珍味。ジュージューととろけそうな肉は見ているだけでよだれがでてくる。
薔薇色のジュースの中には宝石のような果物。ただの水でさえ、その清潔さが舌でわかる。

「あ、あの…シャマニ…さん?」
「はいはいなんですかミスラさん、あ、シャマニでいいですよ、おや飲み物がきれてらっしゃる、おーい!!」
「いや、その…なんでこんな」
「ああどうぞどうぞ、こちらの極楽地獄鳥のモモは絶品ですよ!この灼熱マンボウなんて鮮度抜群、さっきまで生きてましたから…」
「フガモガ…」

「あぅ、このシバヅケちょーおいしーです」
ミルケロルがミスラのひざの上でほっぽぺたを押さえる。あいかわらずの超絶自分ペース。対面のキルソロは敵意に満ち満ちているが、そことグッとこらえて、その横では料理達者なティコもうなっていた。

「う、うまいな」
「ティコはん、そこのおつくりとってぇ」
「きゃぅー」
641はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:41:46 ID:rLkASWkD

食って飲んで休んで。

トイレにたったミスラは、遠くで聞こえる喧騒にひどく安心する。また平和な日々に戻ったような心の安定、スケアクロウと呼ばれた少女のおかげか、ミスラの力はずっと一定に保たれている。

同時に、この状態がそう長くは続かないこともよく分かる。焦燥感。そういえば、クリスはどうして顔を見せないのか、ミスラはトボトボと連結戦車の中を歩きだした。

「お、いたいた、一号」
「へ?」

医療品のにおいをかいだ気がする。ミスラが戦車と戦車を繋ぐ連結部に差しかかった時、交差する通路の横から声がかかった。

「一号、結果はでたのか?」
「え?え?あの?」

黄色い花の煮汁で染め上げたような髪の毛。一本一本が細くサラサラしていて、後ろで一つに束ねている。ひかえめな化粧に、火のついてないタバコ。虫止めのピンみたいに鋭敏なまつげがキツイ性格を想像させ、糊の利いた白衣がそれを肯定する。現れたのはそんな女性。

「誰かとお間違えでは…」
「ん?」

白衣の女性はがっつりとミスラの顔をわしづかみにすると、吐息がかかるキョリまで引寄せる。押しつけがましくない程度の、いいにおい。

「お前は誰だ。名を名乗れ」
「ミ、ミスラと申します…」
「ミスラ…?ああ…」

「ブラドさまここにいたのか」

今度はミスラの後頭部に声がかかる。抑揚のない、見事な棒読み。

「どうしましたどなたですかこの方は」
「ウム、例の提供者と同じ名前だ」
「ていきょうしゃとは例の精子をだすしか脳のないイカれた発情雄のことですかちがいますか」
「間違ってはないがいい過ぎだぞ一号。ここに本人と思しき人物がいるのだ」
「不適切ですか気おつけるべきですかどうしますか」
「不適切だな、気をつけるべきだ」

「あの…」

新たに登場した女性は空き箱みたいな眼をしてミスラを覗き込む。覗き込むというのも不適当で、ミスラの後ろの何かを見ている感じ。
うすい紫色の髪は腰まで伸び、着ているものは白衣なのだが、なんだか変なパイプが通っていて、金属の板が張りついている。

「ていきょうしゃをどうしますか殺しますか解体しますか投薬しますか」
「どれも不適切だよ一号」
「食肉加工業者が喜ぶと思う…」
「それはジョークだね?残念だが意味が分からないよ」
642はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:42:21 ID:rLkASWkD

紫色の女性が発する言葉は、宇宙人の交信のように不協和音をかなで、拭いきれない気持ち悪さを耳の奥に残していく。この人は何がいいたいのか、自分の中で確認するための情報をくれないからもやもやする。
それをすべて冷静に対処し、次々と処理していくのはくわえタバコの女性。頭がいい人なのか悪い人なのか、少なくとも眼が悪いのは確実で、たまにミスラと紫色の女性を取り違えたりする。

「ここではなんだ、コーヒーでも飲まないかね?キミには丁度聞きたい事があるのだよ」
「え?…いや、その…。今あんまり時間がなくて…寿命的なものが」
「ああ知ってるよ、まぁそんなに心配することじゃないだろう。大丈夫だよ」
「え…?あ、大丈夫って…た、助かるんですかオレ…」
「例えばだが、キミの精巣を切りとって人造臓器に接続する。さすれば永続的な精子工場ができ、キミの遺伝子は存続する」
「…へ?」
「例えばだが、キミの身体を少しずつ切りとってパズルのように繋ぎ合わせる。キミはほっといても回復するから注意するのはパズルの鮮度だけだ。完成の暁にはこの世に正真正銘キミ自身が2人存在することになり、オリジナルが爆発したところで問題はない」
「…あの…」
「…まぁ魂が宿るかどうかはやってみなくては分からんが、別に失敗したってキミは爆発するまで死なないし、なんならコピーを山ほどとって…ふむ、最悪でもやはり精子工場にはなるだろうな…」
「…へ?…ちょ…」
「そういえばキミの場合、頭を切り取ったらどうやって治るのかね?身体が生えるのか、頭が生えるのか…どれいっちょ試して…うひゃひゃひゃひゃ」
「わぁぁぁぁあああぁぁぁあ!!!!まって助けて!ごめんなさいごめんなさい!!!」

「とまぁ、これがジョークだ」
「なるほど勉強になったブラド様」

そんな声は聞こえない、ミスラまろび逃げだし、適当に扉を開ける。そんなことうかつにするもんだから当たり前のように女子更衣室に飛び込む。目も眩むばかりの肌色と、やまぶき色の制服、ぱんつ。

「ひゃっ!?」
「んぁ…え?」
「はれー…?」
「いやーーーっ!!!」

「わった、った、っご、ごめん!!ごめん!!!」

花瓶やらボールやらぱんつやらの砲撃を受け、反対側の扉を開けるとそこは今まさに使用中のトイレ。

「きゃぁぁあああああ!!!」
「わあぁぁああ!!!見てないから!見てないから!!!」
「違うんです!私が悪いんです!!!」
「あぁぁあぁ、ゴメンゴメン…!!!…って、え?」
「カギをかけなかった私が悪いの!!もうダメ!最低だわ私は…こんなの、扉を開けた人に気まずい思いをさせるだけじゃない!!」
「あ…いや」
「そうよ!それよりもその人がもよおしてたらどうするつもりだったの!私のバカ!!私なんかが分もわきまえずにオシッコなんてするからこんなことに…」
「え?え?あの…なんだかわからないけどとにかくゴメン!!」
「よかったら一緒にしましょ!?ねぇまって!!!」

逆に謝られてビックリしたミスラはその場を逃げだし、なんたる運命のいたずらか、つまずき転び、あわや段差の角に頭をぶつけると思いきや、回転しながらフロ湯に飛び込んで、最終的に泡にまみれたおっぱいに着地した。

「ふぎゅ……ぷは!」
643はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:42:53 ID:rLkASWkD

「おおっ…と、大丈夫かい少年?ハッハッハ」
「あらやだ、かわいー」
「おいセネア、その子例の…」

「あ、あああ…あ、すいません!!信じてもらえないかもしれないけどわざとじゃ…」

「ハハハ、そういうことにしておこうか、気をつけたまえよ!」
「よかったらいっしょにはいるー?きゃはは!」
「こらキャリベル、困ってるでしょ…ほらキミも、ホントにはいりたいなら服くらい脱いできな」

戦車の中にしてはお風呂場は広い。車両一つ丸々当てられていて、3人くらいではいるのが適当人数。丁度今、ミスラを囲む女性がそうであるようにだ。

はてな、この商隊では着替えを覗くのが一番罪が重くて、トイレは覗かれる方が悪くて、おっぱいに突撃するのは許容範囲…もうわけが分からない。

ミスラをおっぱいの間に抱える女性は、実に整った顔立ちで、眉毛がキリリとしており、男装すれば女性に喜ばれそうな顔をしている。実際には髪が長く、間違っていないのになんか変な違和感がある。それは妙にキザったらしいしゃべりかたのせいか。なんか歯が白すぎるし。

キャリベルと呼ばれた金髪の女性は、何がおかしいのかずっとニヤニヤしている。他の2人は、一応隠すところはさりげなく隠しているのに、この人だけは堂々とさらけだして、むしろ胸を張っている。確かに、どこを見ても恥じるところなどない、完璧なプロポーション。

「あ、ああ…あの…」
「なによ?どうしたのよ」
「いや…」

前2人の、モデルのような体型を眺め見て、その顔の位置を念頭においていると3人目がどこにも見当たらない。それもそのはず、ちっこいのだ、ゾゾルド達と同じくらい。

「お前今チビって思っただろ」
「……思ってません」
「チビのクセになんで上から目線なんだって思っただろ」
「……思ってません」

「よく見ろ生えてんだろーが!!!」

「わあぁっぁあぁぁあ!!!ごめんなさいごめんなさい!!でも大丈夫!もっとちびっこくてじじ臭いのが知り合いにいるから…」

「フォローになるかぁぁああ!!!」
「アッーーーーーーー!!!」

「きゃはははは!エノにちびっていったらだめだよー、ぼーや」

いってないはずだ。理不尽だ不条理だ。太陽がまぶしいから悪いんだ。ミスラはほうほうの態で泣きながら逃げた。


・・・・・・。
644はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:44:05 ID:rLkASWkD
ごめんよ調子に乗りすぎたよ、変なトコで切れるけどここまで
645はなじる ◆.qH/g3E8zU :2007/11/24(土) 00:46:20 ID:rLkASWkD
ああ、エロすげぇ少ないな、これもゴメンよ
646名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 00:59:54 ID:/fmj+Unq
>>644
最上級GJ!!
続きもよろしく頼む
647名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 02:52:36 ID:DZjqlSuD
>>645
GJ
スケアクロウ言うとCIA職員のアレが思い出されるぜフフーフ。
648名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 08:33:01 ID:dWL9hxJ6
>647
僕は不遇な王子キャラと、ゴッサムのヴィランやね。
649名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:26:17 ID:1rHazHWe
>>647
俺は某無気味な泡のアノ人と言うイメージが(ry
650名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 00:53:08 ID:w570w1Fi
>>647
スケアクロウと言うと俺は、PC98時代の格闘ゲーム、ヴァルキリーの
必殺技がタメ系のツンデレキャラを思い出すんだがw

……今にして思えば、彼女が俺にツンデレ属性を植付けたんだなぁ。
同じゲームに登場した、巫女さんキャラと2又ですよ、えぇ。
651名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:48:48 ID:ktGV15iE
>>647
お前もかフフーフ。

武器商人と護衛の私兵部隊ハーレムとかどうだろう。
652名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:16:51 ID:RnAsBM5V
ここってエロなしでも投下していいのかな?
653名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:08:23 ID:d26A2fkN
>>652
>>464
ここに投下するなら埋め短編ネタ? なら良いんでない。
654名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:18:31 ID:RnAsBM5V
>>653
サンクス。
なんとなく書いてたら途中でエロなしなことに気付いた。
その内完成したら投下してみる。
655名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 08:12:56 ID:y8avK/YX
埋めようぜ、そろそろ
656名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 11:41:51 ID:SOTik7UM
これだけ残りが少ないと埋めネタも出てこないね。
657うめ
「たーくん、今日は生徒会の日だよ!」

 とても同い年、しかも俺より6ヶ月お姉さんとは思えない木葉(このは)が授業が終わって帰宅しようとする俺を生徒会室に拉致しようとした。

「あ、そうだった」
「先に行ってるからね!」

 小柄・童顔・眼鏡・ツインテールというイメージ通りに廊下を走っていく木葉。走ると短いスカートが絶妙な動きで男心をくすぐるのだが、スパッツを着用しているのが残念だ。
 願望が強すぎるせいだろうか? 黒のスパッツではなく白いパンティが見えた気がした・・・脳内補正最強。

「太一郎さん、こんにちは」

 走り去る木葉を見送って廊下を歩いていると生徒会の役員で会計の小百合先輩に声をかけられた。2つ上の先輩なのに守ってあげたくなるような細い身体、サラサラの黒髪が腰に届くほど長い和風な美人だ。

「こんにちは、小百合先輩」

 小百合先輩も生徒会室に向かうのだろう。廊下を並んで歩くと自然にホンの半歩ほど俺の後ろを歩く奥ゆかしさがたまらなく素敵だ。長い黒髪とほっそりした後ろ姿を鑑賞しながら歩きたい気もするが。

「こんにちは、小百合先輩。太一郎君」

 生徒会室に近づくにつれて生徒会の人たちが次々と挨拶してきた。男女共学なのに、なぜか生徒会のメンバーは女の子ばかりだ。しかもタイプは違えどもそれぞれ魅力的なので唯一の男子である俺は密かに生徒会の集まりを楽しみにしている。

「たーくん、遅いぞ!」

 生徒会室に入ると副会長の鞠乃(まりの)が声をかけてきた。我が姉ながらすごい男前だ。美人ではなく男前なのが残念だが。

「学校ではたーくんはやめてよ」
「あー、そゆこというと夜中にトイレ連れてってあげないぞ」
「トイレくらい一人でいける!」
「うんうん、たーくんがよい子に育ってお姉ちゃんは嬉しいよ」

 俺とほのか姉が話しているのを他のメンバーはおとなしく聞いている。ぼーっと見つめているというのが正しいかも、俺ではなく姉をだが。

 今回の議題は副会長の姉が留学するので後任人事をどうするかである。なし崩しに弟である俺を副会長として生徒会役員が推薦し、始業式の後に信任を問うことになった。

「んじゃ、たーくん。生徒会もよろしくね」
「うん、お姉ちゃんも気をつけて」
「それでさ」
「何?」

 姉がいたずらっぽく笑った。エクボを浮かべると多少女らしくなったような気もする。

「この生徒会のメンバー、役員も委員も顧問の高橋先生も全部たーくんにあげるから」
「!?!?!?」
「妊娠させちゃ駄目よ、この若さでおばさんになりたくないから」
「ちょっ、姉ちゃん!」
「処女ばっかりだから、筆おろしは高橋先生がしてあげてね」
「はい、ほのか様」
「え?」

 生徒会の顧問である高橋先生は、ゆっくりとスーツを脱ぎながら俺に微笑みながら姉に甘えた。

「ほのか様の代りだと思って太一郎君にお仕えしますから、帰国してからも可愛がってくださいね」
「よしよし、私のかわいいたーくんを立派な男にしてやってね。

 一糸まとわぬ姿になった高橋先生が俺の手を豊かな胸に導いた。

「高橋先生と終わったら、次は好きな子、白いパンツの子が安全日だから」

 初めてふれる女性の胸の感触に感激している俺に向かって、生徒会のメンバーがスカートをまくり上げてパンティを見せた。木葉がスパッツなしで白いパンティなのを見た俺は高橋先生の胸にしゃぶりついた。