強制女性化小説ない? Part26

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1名無しさん@ピンキー
男のキャラクターが科学や魔法やその他の方法で意思に反して女性化
されるSSを楽しむスレッドです。SSへのコメントや、その他TS系サイト
の情報、あるいは強制女性化の萌え談義で盛り上がりましょう!

■暫定ローカルルール
このスレにおいて適用します。

☆レズスキー及びレズスキーネタは、下記2つの議論スレで。

☆SS投下・妄想ネタ・TSF情報・ポジティブな感想・GJ以外は、全て議論スレへ。

※最近マナーの良く無い発言が目立ち、荒れる原因となっているので、
  暫定措置としてこのスレにおいては、このローカルルールを適用します。
※その他、注意事項は>7を参照。

■議論はこちらへ。
【エロパロ】 強制女性化小説ない? 議論スレPart3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141035852/
【ぴんく難民】 強制女性化小説ない? 論議スレ  3rd
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1127492205/

【前スレ】
強制女性化小説ない?Part25
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152972928/

過去スレ、保管所などは>>2-7を。
2名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:36:10 ID:OgcML6To
【保管所】
投稿SS・イラスト保管庫(※更新停止中?)
http://red.ribbon.to/~tseroparo2ch/
強制女性化SS保管庫
http://yellow.ribbon.to/~tseross/

【関連サイト】
画像うp/お絵描きサイト(他TS系スレと共有)
http://tsadult.s7.x-beat.com/

【TS関連スレッド】
〈エロパロ板〉
【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】3話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128085762/
もし理想の女性に生まれ変わったら… その7
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116472258/
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TSF(性転換)のネット小説について語ろう
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1072090628/
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性転換(TS)ネタ統合スレッド Part14
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1147402172/
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朝起きたら女の子になっていました Part9
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〈フェチ板〉
■ 女に生まれ変わったらやってみたいこと3 ■
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1130061554/
3名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:39:07 ID:OgcML6To
【TS関連スレッドその2】

〈創作文芸板〉
■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 13■
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103361528/
【リアル?】性転換(TSF)小説【フィクション?】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1080607968/
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ライトノベルは女装・性転換作品の宝庫♪2冊目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1078005555/
【先輩とぼく】沖田雅 3【オオカミさん】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1149213576/

〈SF板〉
性転換SFを語ろう
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028624552/
♂♂♂性科学SF♀♀♀工口じゃないよ科学だよ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1076908089/
4名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:43:18 ID:OgcML6To
5名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:46:30 ID:OgcML6To
【過去スレッド(2)】
強制女性化小説ない? Part12
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1086265602/
強制女性化小説ない? Part13
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1089199625/
強制女性化小説ない? Part14
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091716206/
強制女性化小説ない? Part14(実質Part15)
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091754078/
強制女性化小説ない? Part15(実質Part16)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1102851738/
強制女性化小説ない? Part17
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107616523/
強制女性化小説ない? Part18
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112115915/
強制女性化小説ない? Part19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116141918/
強制女性化小説ない? Part20
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122706289/
強制女性化小説ない?Part21
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127230752/
強制女性化小説ない?Part22
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133965211/
強制女性化小説ない?Part23
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1140014162/
強制女性化小説ない?Part24
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148431375/
強制女性化小説ない?Part25
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152972928/
6名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:54:55 ID:2ZHqyX5I
7名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 14:56:39 ID:2ZHqyX5I
【注意】
◇強制女性化でも萌えは各人各様。好みが異なる人ともマターリ共生を。

【スレが荒れたときの対処】
◇荒らしは、自分の書き込みに対するスレの反応を楽しみます。
◇荒らし煽りはスルーが原則。
◇本人の意図に関わらず、荒らしに反応しているレスもその一部です。
◇荒らしに議論を仕掛けることは、スレの荒廃を招くだけです。
◇どうしても一言物申したいときは、議論スレ等でぶちまけること。
◇状況が目に余るときは、やんわりとこのテンプレ(>7)を示す。
◇コピペ荒らしやブラクラなどの書き込みは削除依頼を。
◇趣向が合わないと思った書き込みはスルーすること。
 自分の好みに他人を従えようとすれば、スレは荒れてしまいます。
8名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:27:43 ID:GJCV9AVX
乙!
9名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:30:25 ID:J8G7Cw+K
10名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 16:51:29 ID:W5qSyR+R
>>1
11名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 21:10:52 ID:7yUi3VaU
>>1
立てるの早すぎ

>>ネクロ
GJ
12名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 22:50:10 ID:vqGwxjGI
>>1
乙。
13名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:55:20 ID:yVVFb2tW
>>1

>>11
実質的には早くなかった
14Warlord:2006/08/31(木) 02:50:34 ID:cSm2Y+sD
しばらく書き込みは控えようという意見もあるようですが、今日を逃すと
次に書き込める日まで間が開いてしまうので今から書き込ませていただきます。
15アルタン王子の敗北 第5章(1):2006/08/31(木) 02:51:56 ID:cSm2Y+sD
 次の日アルタンが目を覚ますと男はもうそこにはいなかった。そしてベッド
サイドのテーブルは金で覆われていた。前夜の記憶が洪水のように押し寄せ、
羞恥心でいっぱいになった。男は払った金の元を存分にとろうとして情熱的な
セックスで一夜を過ごすことをアルタンに求めた。アルタンは女性として振舞
うこと、そして男の命令にはどんなことでも従うよう強制されていた。繰り返
し繰り返しアルタンは考えた。男は満足したからもう一回やらされたのだろう
か?テーブルの金はアルタンの恥ずかしい記憶が実際に起きたことだったとい
うことを物語っていて、アルタンの心は自分の身体を売ってしまったという後
悔でいっぱいになった。

 それからの数日間はアルタンの人生で最もひどい時期だった。売春婦として
の生活を強制され、金を払う全ての男の相手をさせられた。何回かやると、ア
ルタンの精神はこのひどい状況をほとんど受け入れてしまう程にまで崩壊させ
らてしまった。マデリーン婦人とヘレンはアルタンが男たちを喜ばせれば喜ば
せるだけ、男たちは多くの金を払い、アルタンはより早く自由になることにな
ると言って聞かせた。アルタン自身は嫌がっていたが、男を興奮させ刺激する
ために自ら口での奉仕をするようになっていた。アルタンがセクシーなランジェ
リーを着て一生懸命に奉仕して男たちを喜ばせると、男たちはしばしば通常の
相場の倍のチップをくれた。
16アルタン王子の敗北 第5章(2):2006/08/31(木) 02:53:09 ID:cSm2Y+sD
 他の女たちはアルタンを哀れんでいた。しかし同時に、女性であり売春婦で
あることをあざけり笑っていた。女たちはまた、アルタンが今の状況に順応し、
受け入れることを手助けしていた。アルタンがマデリーンから救った女、セラ
ナ、はとりわけ彼の世話をした。アルタンがドレスを着て、化粧をして、宝石
で身を飾るのを手助けした。男という生き物は女とのセックスの良さに比例し
て払う額が増えると女たちは考えているようだった。女たちはアルタンが屈辱
と羞恥を感じていることがわかっていたので女物の衣装を着せるのを喜んでい
た。女たちはアルタンが本来男であるにもかかわらず、なすすべもなく彼女た
ちと同じように肉感的なランジェリーを装って他の男たちに奉仕して毎日を過
ごすことを強いられているのを楽しんでいた。2日目、女たちは赤い髪のほう
が似合うと言ってアルタンの髪を染めた。それはいかにアルタンが自分の人生
のコントロールを失っているかを示すものだった。アルタンが女性として過ご
す日々が続けば続くほど、どんどん女性化してしまっているようだった。アル
タンは自身の身体を女性的なポーズで抱いているのに気がついた。女性的な恐
れと不安な感覚を感じていた。

17アルタン王子の敗北 第5章(3):2006/08/31(木) 02:55:33 ID:cSm2Y+sD
 アルタンがマデリーンの力に落ちてから3日目、マデリーンは彼のところに
来て特別なクライアントのために身支度するよう命令した。アルタンはヘレン
の指示に従って、客の注文どおりに特別な準備をさせられた。ヘレンはまず最
初にアルタンを特別なオイルの浴槽に入れた。彼の肌はシルクのようになめら
かになった。アルタンは高価なピンクのシルクとレースのキャミソールとパン
ティのセット、そしてそれにマッチするガーターベルトとストッキングを着せ
られた。彼の美しい高い頬骨と目を強調するよう化粧が念入りに施された。口
唇は柔らかいかわいいピンクに塗られた。それは存分にキスしたくなる外観に
なっていた。最後にアルタンは部屋に連れて行かれ、シルクのベッドに寝るよ
う命令された。ベッドに乗るとすぐに、ヘレンはピンクのスカーフを何枚か手
に取り、アルタンの制止にもかかわらず、手首をきつくベッドのポストにくく
りつけた。無力。ヘレンがピンクのシルクの目隠しをかわいい目の上にていね
いにスライドさせて完全に目が見えない状態にしようとするのにアルタンはな
すすべもなかった。

 ヘレンはアルタンの必死の呼びかけを無視して出て行った。静かにドアを閉
めて部屋から離れていく音が聞こえただけだった。アルタンは激しく息をしな
がら横たわっていた。豊満な胸がキャミソールのシルクの下で波打っているの
が感じられた。アルタンは口唇を神経質に舐め、そして口紅の女性的な味を味
わった。アルタンは縛られ、目隠しされてとても心細く感じながら、新しい顧
客を待っていた。顧客が誰なのかはわからなかったが、重要な人物だというこ
とは明らかだった。アルタンへの注文が完璧だったことがそのことを物語って
いた。
18アルタン王子の敗北 第5章(4):2006/08/31(木) 02:56:47 ID:cSm2Y+sD
 ドアが再び開くが聞こえた。アルタンはかすかな音も聞き逃さないように耳
をすませた。しかしそうすると自分自身の高鳴る心臓と、波打つ胸の音が痛い
ほど耳に響いてきた。部屋を横切る足音が聞こえた。アルタンは動こうとした
ができなかった。キャミソールのシルクが擦れるのを感じた。

 「誰なの?そこに居るのは?」 アルタンはつぶやいた。かわいい声は恐怖
で震えていた。

 訪問者は答えず、ただ一本の指をやさしくアルタンの口唇にあてた。怯えて
いる女を黙らせるために。その指はアルタンの口唇からゆっくりと離れ、あご
を無造作に撫でた後、首に移り、そして胸に降りていった。その手は更にキャ
ミソールの上を動き続け、アルタンのレースのパンティに滑らせた。そしてシ
ルクのストッキングのトップを愛撫するため止まった。アルタンはその手の官
能的なタッチに身震いし異様に興奮させられてしまった。

 バロンはベッドの端に座り無力な獲物を撫で始めた。自らのタッチが無力な
女性に与える効果を見て喜んだ。バロンは目の前で無力に横たわっているのが
本当に古くからの友人アルタン王子だとは信じられなかった。
19アルタン王子の敗北 第5章(5):2006/08/31(木) 02:57:57 ID:cSm2Y+sD
 バロンはアルタンと共に育った。そしていつも王子によって背後に押しやら
れていた。全ての人はバロンよりもアルタンの方を好んだ。アルタンがアロリ
アの王位の継承者であるという理由だけで第二の地位に甘んじなければならな
いという不公平にバロンは心の中で憤慨していた。何年もの間、バロンはアル
タンに服従し、命令に従うことを強いられてきた。

 そして今、リベンジのときが来た。バロンは将軍と取引し、将軍がアロリア
を征服できるようにアルタンの戦略を密かに漏らしていた。将軍には国民全員
の抵抗にあったらアロリアを治めることができないことはわかっていた。この
国は大きすぎる、そして将軍は更なる征服のために兵を必要としていた。反抗
する地方を治めるためここに束縛されないようにしなければならない。

 アロリアのばく大な人口や資源と戦うのではなく、それらに将軍の戦争をサ
ポートさせるのが理想だった。将軍はアルタンと結婚し、そうしてこの国の支
配権を得ようと考えていた。しかし、バロンは最終的には将軍を納得させた。
もし将軍がアルタンと結婚しても、アロリアの国民は決して将軍には従わない
だろう。バロンは提案した。将軍に代わってアロリアを治める傀儡の王が必要
になる。その王は国民が納得してついて行く王でなければならない。理想とし
ては、その人物は王室の血統が望ましかった。しかしそれは不可能だった。王
室の唯一の生き残りはアルタンであり、彼が将軍のために国を治めることはあ
りえない。バロンはそこで妥協策を提案した。バロンはアロリアの国民に良く
知られている。彼が王室と姻戚関係になれば国民は従うだろう。
20アルタン王子の敗北 第5章(6):2006/08/31(木) 03:00:25 ID:cSm2Y+sD
 将軍は女になったアルタンを思い通りにした後、最後には同意した。バロン
は将軍の戦争を支援するためにアロリアの資源を動員することを約束した。

 その計画には2つの大きな問題があった。一つはアルタンを女性に変身させ
る魔法の呪文はアルタン自身の同意を必要としていることだった。しかし、こ
れは簡単ほうだった。英雄的な性格と勇者の誓いがアルタンに自身の身体を国
民のために犠牲にすることを強いるに違いないとバロンは考えていた。バロン
は王子を内心ばかにして笑っていた。アルタンいつも英雄的なナイトとしての
名声に守られて闊歩していた。そして今、アルタンは仰向けに寝ている。女性
の身体にピンクのシルクを装い、ベッドに縛りつけられ、そして女として扱わ
れることを待っている。

 しかしもう一つの結婚に関する問題のほうはちょっとやっかいだった。伝統
的に、国民に受け入れられる結婚のためには、アルタンが議会の長老たちの前
で、自発的に結婚の誓いに同意しなければならない。強要された結婚はアロリ
アの国民にも教会にも受け入れられない。

 自発的な同意を得るために、バロンは策略をたてた。アルタンを将軍から逃
亡させ、いったん自由にさせてから、バロンが救い出す。バロンはアルタンに
提案する。国民は女には従わない。しかしアルタンが象徴的な結婚に同意すれ
ば、アルタンはバロンを通じて国を治めることができる。バロンは確信してい
た。アルタンは古い友人を信じて、わなにかかるだろう。ひとたび婚姻が成立
してしまえば、権力はバロンの手中にあり、アルタンは無力な妻になる。
21アルタン王子の敗北 第5章(7):2006/08/31(木) 03:02:57 ID:cSm2Y+sD
 バロンの手はシルクを着た身体を撫で、滑らかなキャミソール越しに豊満な
女性的な胸を擦った。アルタンの精神を崩壊させるための一助として売春宿で
の時を計画に加えた。バロンは明日アルタンをここから救い出すつもりだった。
しかしその前にかつてのライバルと一夜を過ごすという誘惑を拒むことができ
なかった。バロンはアルタンに身支度させるよう命令していた。かつてのライ
バルをできる限り、おとしめてやりたいと思っていた。ピンクの柔らかなラン
ジェリーを着せて、目隠ししてベッドに縛り付けさせた。

 バロンは改めて目の前の甘美な女性的な姿を見た。豪華なピンクのランジェ
リーは女性的な容姿を際立たせていた。バロンの手は無防備な身体を撫で回し
た後、最後に下に動いて股間に達した。バロンはシルクで包まれた女の脚をや
さしく開かせた。女が抵抗できないことはわかっていた。女性的な脚を拡げさ
せて、バロンの手は女の太腿の内側を慎重にすべらせた。バロンの耳には女が
大きく息をしているのが聞こえた。そしてシルクのパンティに触れ、その上か
らやさしく女性自身を撫でた。アルタンが喜びの呻き声をあげ、バロンの手の
動きに無意識に反応して動きだすと、バロンはあからさまに微笑んだ。

 ゆっくりと無防備な女のガーターとパンティの輪郭を指でたどらせた、そし
て上に移しキャミソールの細いストラップを指でたどらせた。バロンはアルタ
ンに身体を覆っているシルクのランジェリーの輪郭をイメージさせようとして
いた。
22アルタン王子の敗北 第5章(8):2006/08/31(木) 03:03:49 ID:cSm2Y+sD
 バロンはかがみこんで女の官能的な口唇にキスした。最初はやさしく、そし
て次第に激しく、最後にはまだかすかに抵抗を示している口唇の間に舌を押し
込んだ。バロンはかつての友人がみせたかすかな抵抗を楽しんだ。今だに、ア
ルタンは自身の新しい役割を完全には受け入れていなかった。しかしそのこと
が征服の喜びを更に大きくしていた。

 バロンは女のシルクのキャミソールの下に手を滑り込ませ、優しく胸をもみ
始めた。それは柔らかく豊満で、バロンの奉仕にすぐに反応した

 アルタンはベッドに縛り付けられてなすすべもなく横たわっていた。目隠し
され、自らの柔らかい女性的な身体を愛撫する人物を見ることができなかった。
その男が誰かはわからなかったが、女性を刺激するのが巧く、アルタンには彼
のタッチに反応しないでいるのはとうてい困難だとわかった。男の手がアルタ
ンのランジェリーを着た身体を動き回るとアルタンは完全にリラックスした。
男の手が再びアルタンの開かれた股間で動き、女性自身をパンティのシルク越
しに揉むと、アルタンは呻き声をあげ、身もだえた。男の手がパンティの内側
で動き、じらすように撫で始めるとアルタンはかすかな叫び声をあげた。アル
タンはもう我慢できなくなって、増していく欲求を満たすために男の手に絶望
的に身もだえ始めた。
23アルタン王子の敗北 第5章(9):2006/08/31(木) 03:05:23 ID:cSm2Y+sD
 アルタンが新しい肉体から湧き出る欲求に打ちのめされているのを見て、バ
ロンは声をあげて笑いそうになった。この調子だと考えていたより簡単にこと
が運びそうだ。バロンの判断では、アルタンは今女性的な興奮の頂点にいて、
その時が到来している。バロンはキワどいデザインのシルクのパンティをアル
タンの曲線的な尻から長いすらっとした脚にゆっくり引きずりおろした。アル
タンは完全に女の性欲に打ちのめされていて、男が開かれた股間に動いて上がっ
ていくのに抵抗を示さなかった。

 アルタンは男が股間でシルクのストッキングに身体を肉感的に撫でているの
を感じた。その感覚はアルタンを欲望の狂喜に導いた。そして男がかがみこん
でアルタンにキスをして口唇をふさがなければ、見えない主人に挿入を急ぐよ
う懇願してしまうところだった。

 自分自身の脚を男にこすりつけて、男を包みこもうとしていることにアルタ
ンは気がついたとうとう男の器官が触れると、アルタンなそして戒めをピンと
張った。バロンは突き刺さしてしまう前に、しばらくアルタンをおもちゃにし
て、かつての偉大な勇者と呼ばれた者がこのように堕ちている姿を見るのを楽
しんだ。
24アルタン王子の敗北 第5章(10):2006/08/31(木) 03:08:42 ID:cSm2Y+sD
 ついに男が彼に入ってくるのを感じて、アルタンは大声で喘いだ。アルタン
の肉体は満たされ叫んでいた、そしてすぐに男に合わせて動き出した。アルタ
ンは男の手を感じた。キャミソールの柔らかいシルクの下で胸を押し上げ、愛
撫し、揉みしだいていた。繊細なシルクの目隠しはアルタンの視界をさえぎっ
ていた、しかし、それは女性の体からわきだす感覚を強くしているだけのよう
だった。永遠の存在は男の手が胸を愛撫する感覚と、器官が内部を突き刺し鼓
動する感覚に集中していた。器官はアルタンを満たし、奥深くにある秘所を開
き、最も強い女の性欲をあらわにした。アルタンは自ら望んで男とキスをし、
男の優越と支配を受け入れた。男はゆっくりとアルタンの中で動き、無力な女
を性的興奮の頂点に導いた。アルタンはこういうセックスに慣れ始めていた。
そして自動的に自らの役割を受け入れていた。男の器官を内部に受け入れるこ
とはあたりまえのことのように感じられた。アルタンはメスとして性的行為の
頂点に導かれて完全に満足していた女性としての役割を受け入れ、過去の生活
を忘れるのはとても簡単なことで、喜ばしいことだった。器官はアルタンの中
で動き続け、アルタンは身もだえ絶頂に達した。かつてのライバルに男性自身
を深く浸入させ、喘がせ、悶えさせているという刺激的な感覚はバロンを夢中
にさせた。バロンは激しく腰を突き、自らも絶頂に達した。曲線的な女性の身
体の中にバロンが突然種子を放出するとアルタンはなすすべもなく叫び声をあ
げた。
25アルタン王子の敗北 第5章(11):2006/08/31(木) 03:09:45 ID:cSm2Y+sD
 アルタンは肉体的、精神的な抑圧に芯までとろけてしまい、男が身体から引
き抜かれるのを感じても動かないで横たわっていた。男がその場を離れる前に
戒めをほどいてくれるかもしれないと思ったが、男はベッドから起き上がり服
を着て離れていくのが聞こえた。アルタンの裸の身体には玉の汗が噴出してい
て、興奮の余韻がまだくすぶっていた。そして数分後にドアが再び開くのが聞
こえた。男が帰ってきたのかどうかを確かめようとして、アルタンはかすかに
頭を振り向かせた。ベッドがかすかに動き、ジュエリーが小さな音をたてるの
が聞こえ、新しい訪問者が隣に横たわった。柔らかい指がのびてきてゆっくり
とアルタンの口唇の上を伝った。そしてゆっくりと目隠しが取り除かれた。

 アルタンはまぶしさで瞬きし、次の瞬間セレナのかわいい顔が微笑んでいる
のが見えた。

 「私たちだけで楽しみましょう」 セラナはいたずらっぽく尋ねた。

 アルタンは自分がまだ裸でベッドに縛り付けられたままだということに気づ
き、とまどいで顔を紅潮させた。

 「ほどいてくれない?」 アルタンは尋ねた。

 「後でほどいてあげるわ」 セラナは答えると、アルタンの肉感的な裸身を
ゆっくりと手で撫で始めた。
26Warlord:2006/08/31(木) 03:13:34 ID:cSm2Y+sD
第5章はここまでで終わりです。
残りは 第6章〜第8章ですが、文章の量としては既に 4/5が
完了していて残りはもう少しです。

私は第8章はなんとか訳せそうです。
他の章も進捗があまりよくないようであれば少し支援します。

27名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 05:19:24 ID:sg9Q1dv0
GJ!!
28名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 07:19:40 ID:WqLX8URT
アルタン待ちだった漏れを弾無しにさせる気ですが的にぐっじょぶ
GLAY氏、Warlord氏 共にGJ!!

これを機会に洋物に手を出したくなったよ
ファンタジー系でなんかオススメない?
30名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 21:52:11 ID:LVlfXiR0
ちまちまと書いてる所だが、土日辺りに投下できるように頑張るぜ
しかし、TSのさせ方でいまいち良いネタが出てこないな
31名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:46:03 ID:Jp9cxdqg
男子校に通ってる主人公
朝起きたら女になってた
なぜか転校せずに、そのまま卒業まで隠し通すを選択
気合を入れて臨んだ一日目、さっそく友人にバレる
仕方ないのでヤらせる代わりに口止めということに
気がついたらクラス全員と関係を持っていた

っていう妄想をしてた
32名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:59:37 ID:9YQLR1DG
妄想乙&SS化希望
33名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 07:09:14 ID:V4aPxgzZ
なんか朝起きたらチソチソが縮んで立ってションベンできない…
玉も身体の中に入ろうとしてるし…
これってひょっとこして(*'o'*)
34名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 09:47:18 ID:32yHquoW
>>33
朝起きたら女の子になっていました Part10
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1156689865/l50
35名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 09:59:15 ID:LLyqcq8j
精神的に向上心のない者は馬鹿だ。
36名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 13:15:59 ID:q4cdtljT
>>35
すまん…そのセリフ
昔どっかの小説か国語の教科書でみたような気がする
どうしても思い出せなくて気持ちが悪い
なんだったっけ?
37名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 13:18:59 ID:jFuK82+2
>>36
こころを読め
38名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 18:00:54 ID:9ea5U52n
女になるきっかけはそんなに難しいか?
39名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 02:02:29 ID:5vSY7KIv
俺を美少女にしてください
40名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 07:34:51 ID:1eMv/YF8
俺を淫乱美少女にしてください
41名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 10:44:38 ID:jNZ/uVlY
美少女にさえしてもらえば、「淫乱」の部分は俺自力でなんとかできる自信あるよ
42名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 11:45:53 ID:bu+d+ML7
>>41みたいなコト言ってるヤシに限って、
いざ自分が美少女になると、タカピーこきやがるんだぜ?
43名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 11:48:46 ID:geTO6fSx
>>39−41は…


デミトリのミッドナイトブリスを食らって美少女になりますた。
44名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 12:23:53 ID:hPdZuB+A
>>41
不感症の美少女にされて淫乱になれないおちが用意されてます
45名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 16:43:18 ID:ZBEsbEXt
ttp://uraden.hp.infoseek.co.jp/dekayare.html
こんなのとかを見てチンポしごければ淫乱美少女になれる素質ありだな
46名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 17:24:11 ID:6gDzv48c
>>45
"uraden"を見てピンときたw
47名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 03:44:04 ID:P6H2P9Ir
誰か魔女カーミラの続き書いて下さい
もう随分待ってるんです
48名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 07:10:58 ID:yl21vwCe
それよりプリンたんの悠は続きまだ〜?おいらは待つぜ。
49名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 10:27:01 ID:6R+60mzR
プリン氏のはいつから止まってるの?
最近来たんで知らんとです。
50名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 10:57:20 ID:zdQk5lHr
続きを待ってる作品をリストアップしたらそのまま保管庫の作品リストになるなw

web上で公開されてるものできちんと完結してるほうが少ないししょうがないよ


>>49
弟と風呂場で・・・の辺りまでだったね
保管庫見てくるといいよ
51名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 11:01:46 ID:6R+60mzR
>>50
保管庫でそこまでは読みました。
ただ、それが書かれたのがいつ頃なのかな?と。
52名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 11:04:12 ID:TXlYcgIP
ぶっちゃけ
きちんと完結してる作品で少ないよな
作者さんのテンション落ちまくりなんかね?
53名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 11:23:00 ID:zdQk5lHr
684 名前:プリン[sage] 投稿日:04/07/29(木) 19:31 ID:5Prjj7wo

今回ここまです。なんだかもうメチャメチャですね……
いつまでセックスさせない気だとお怒りの方々ほんと申し訳ないです
悠が誰に処女をささげるのか悩み中で、そのせいでずるずると引き延ばす形になってしまい
謝罪の言葉しか浮かびません。結局オナニーシーンばかりに……
今後の展開に困っているときシチュエーションなどをリクエストしてくれる方々毎度感謝致します。
へぼへぼな小説でしかお返しできませんがお納めください。季節ものもいれなきゃな……



これがプリン氏の最後の書き込みになるとは
その時まだ僕は想像もしていなかったのだ
54名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 11:42:38 ID:6R+60mzR
>>53
もう2年以上前か…。
続きは期待出来ないかもしれないですねぇ。
55名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 12:32:46 ID:Rsni8y7R
諦めるのは自由だが、期待を込めて待つのが吉ではないかと。
まだ、たった2年ですよ。同好の士ならば、ここをまだ見てるかもしれないしね。

そんな訳で某板805氏共々待ってるよw
56名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 15:14:13 ID:qP6OJ3m0
某板805氏なら、最近支援所で見かけましたが?

ノーブル・ガールを書いていた人も支援所にいたし。
最近あそこが活気ありますね。
57名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 15:57:00 ID:zdQk5lHr
別に強制スレと専属契約してるわけでもなし

ノーブルガールの人のは俺も読ませてもらったけどかなり良かったねぇ
METAL DOLLシリーズのやつ、最初は誰が書いてるのか分からなかったけど
文体だけ見て当てた人がいてあれも面白かったなw
58名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 18:31:51 ID:ddt9u43n
結局、運営側がキチガイ排除へ動きやすい場所は職人さんにも都合良い環境でしょうし
本気で住人が何かしら動きを起こさない限り、こっちが隆盛になる事は無いかも
59名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 20:56:50 ID:0f/1aJQX
>>58
あっちが永久に安泰かっていうと、そうでもないけどな
キの逆ギレで画像の著作権関係をプロバイダにチクられたら最悪サイト消滅だろ
60みかんねこ:2006/09/04(月) 21:54:03 ID:ahQo/e0j
 すんません、まだ書き途中なんですが切りのいいところまで書いたら
モチベーション落ちちゃったので投下させて下さい。
 
 初心者なのでお手柔らかに(=´∇`=)
 女体化痴漢物です。
61みかんねこ:2006/09/04(月) 21:54:34 ID:ahQo/e0j
 〜強制女体化痴漢電車〜

 午前7時40分、乗車率120%のラッシュアワーの山手線。
 スシ詰め状態のサラリーマン達、苦悶の表情でじっとこの時間が過ぎるのを我慢している。
 そんな中で一人だけ、この時間を楽しんでいる男がいた。
 男は前にいる小柄なOL風の女性の尻を撫で回していた。
 丸い尻の感触をひとしきり楽しんだ後、少し身を屈めてストッキングの上から太ももに手を伸ばす。
 女の肩がビクッと震える。
 男はそんな女の反応に、ニンマリ口を歪めながら太ももの感触を楽しむ。
 痴漢に会うのは始めてなのか、さっきから女は反抗らしい反抗をしない、じっと耐えてるようだ。
 (今日はゆっくり楽しめそうだ。)
 男は女が反抗しないのを見ると、そのまま手を上の方に上げていき大胆にもそのまま秘部をさすり
始めた。
 男は股間が熱くなるのを感じた。
 女は秘部をさすられるのに耐えられなくなったのか、ゆっくり後ろを振り向いた。
 男は女がどんな表情をしてるのか見たくて、女の顔を覗き込む。
 しかし、女の顔を見た途端、男の手の動きが止まった。
 おかしい、普通痴漢をされてる女が、痴漢してる男を見るときには、止めてくださいとゆう
ような哀願するような表情をするか、または軽蔑しきったバカにしたような汚い物を見るような表情を
するかどっちかなのだ。
 がしかし、その女はなぜかうっすらと笑い勝ち誇ったような表情で男を見上げていた。
 何かがおかしい、頭の中で警鈴がなる。
 するとその時、突然万力のような力で男は右手首を掴まれた。
 耳元に誰かが顔を寄せてささやいた。
 「鉄道警察です、次の駅で降りて下さい。」
 女は囮だったのだ。
62みかんねこ:2006/09/04(月) 21:55:06 ID:ahQo/e0j
新宿駅の鉄道警察詰め所の中の取調室。
 男はそのまま身柄を拘束されて、ここまで連れてこられた。
 男の名前は小泉純二、今年35歳になる中肉中背のどこにでもいそうな感じのサラリーマンに見える。
 がしかし、彼には裏の顔があった。
 実に痴漢暦20年、初めて痴漢したのは高校1年の時だった。
 始めて痴漢した相手はやはりOLだった(純二はかなりのOLフェチ、タイトスカート大好き)ムチムチの
太ももとま〜るい尻をじっと見ていたら、気づいたら触っていたのだ。
 本能のままの行動だった、がしかしたまたまその時のOLさんが抵抗をしなかったので、彼は人生初の女体を触りまくり
至福の15分を過ごしたのだった(この時はまだ童貞だった。)
 この日から彼の痴漢人生が始まった。
 純二は毎日痴漢をした、たまたま学校が電車通学だったので毎日だ。
 そして研究もかなりした、どうやったらバレないか。
 どの位置が痴漢しやすいか、どんな女が痴漢しやすいか、どうやったら喜ばせられるか、痴漢を取り締まる法律も勉強した。
 世界でも痴漢の多さでは群を抜く日本、その原因は法律にあると知る。
 罰がたいして重くないのだ、罪を認め罰金さえ払えばいいのだ。
 がそれと同時に痴漢の怖さも知った。
 少しでも社会で地位や責任がある人(警察官、教師、有名人)だと、痴漢一つで社会的に抹殺される。
 例え本当に痴漢していなくても、電車の中で女性に「この人痴漢です!!」などと言われれば終わってしまうのだ、怖い怖い。
 痴漢に人生を捧げる事を決めていた純二は、高校を出るとすぐに痴漢が一番しやすい埼京線沿いに就職する。
 もちろん結婚はしない事に決めていた、もし痴漢で捕まった時に妻子供に迷惑がかかるからだ。
 パソコンが普及すると、純二はさっそくHPを立ち上げる、その名も痴漢研究所。
 bbsで痴漢初心者にテクを教え、月一ペースで痴漢オフを開いた、弟子も何人かいたしAVに痴漢の神様として出演した事もあった。
 そんな彼でも過去に二回だけ捕まった事があった、19歳の時と25歳の時だ。
 その時は二回とも職場を解雇されたが気にしなかった、また就職すればいいだけの話だ。
 その時の失敗を教訓に、実に彼は10年間捕まらなかったのだ。
 最近ではもう、同業者(痴漢仲間)からは「彼の痴漢は芸術の域に達した」と言わしめた程だった。
 しかし捕まった、女性の鉄道警察員が配属されたのは数年前に知っていた。
 これは危ないと思い、純二は配属された全員の女性鉄道警察員の顔を調べ上げていた。
 はっきり言って、いい女は一人もいなく、間違って痴漢するのは素人だけだと思っていた。
 しかし今回純二が痴漢した女性鉄道警察員は結構いい女だった、調べ漏れがあったらしい・・
63みかんねこ:2006/09/04(月) 21:56:04 ID:ahQo/e0j
純二が取り調べ室で待たされてる間、物思いに耽っていたいたら突然部屋に3人の男が入ってきた。
 3人ともいかにも警察ですと言わんばかりの難しい顔をした男達だった。
 その中の一人、定年間近と見られる60前後のじいさんが純二に顔を近づけて言った。
 「小泉純二だな?お前は過去に二回捕まっているな?いい歳して痴漢なんかしやがって、今回の痴漢行為を認めるか?」
 昼に餃子でも食ったのか、息が臭かった。
 「ああ、認める。」
 「ははは、認めて罰金払えば終わりだと思ってるだろ?そうはいかん、お前の事は前からチェックしていたのだ、インターネットで派手に活動してるじゃないか?あっ?

 純二はうんざりだった、男の顔を間近に怒鳴られるのは気持ちいいものじゃない。
 しかも口が臭い。
 「おっと、あいさつがまだだったな、俺の名前は鬼瓦だ、痴漢取締りに人生を捧げてきた、お前達は人間のクズだ!!女性の力が弱いのをいい事に、好き放題やりやがって

 そう怒鳴ると鬼瓦は机を思い切り叩いた。
 他の二人も軽蔑のまなざしで純二を見下ろしていた。
 (何をこのおやじはこんなにエキサイトしているんだ?)
 そう思い純二は軽くため息をついた。
 「実際、この国の法律は甘すぎだ。」
 鬼瓦は手を後ろに組み、部屋の中をゆっくり歩き始めた。 
 「痴漢が減らないのも法律が甘いからだ、鉄道警察の人員を増やしてもあまり効果はなかった、女性専用車両が出来てからはかなり
減ったが、それでもまだまだ痴漢行為に苦しめられる女性は大勢いる、何度捕まえてもお前達は痴漢を繰り返す、このうじ虫土共め!!」
 そう怒鳴ると、鬼瓦はまた机を拳で叩きつけた。
 「だが安心しろ、ふふふ、お前達うじ虫痴漢共を抹殺する為にとうとう国が動いてくれた、痴漢行為をした物に新しい刑罰が下される事になったのだ!!」
 そう言うと鬼瓦はニンマリ笑うと純二を見下ろした。
 (それは初耳だなぁ〜)
 純二はそんな話は聞いた事がなかった、そんな法律が出来たらnewsで流れそうだがな、純二は頬杖をついた。
 「ははは、初耳とゆう顔だな、そりゃそうだ、この法律は正式にはまだ可決されていない、まだ実験段階なのだ、国はなぁ国際社会で一番の痴漢の数に頭を悩ましていてな、
実験的にある方法をとる事になった。」
 鬼瓦は一段とまた純二に顔を近づけた。
 「どんな方法か知りたいか?ふふふ、痴漢を出来ないようにするのさ。」
 そういうと鬼瓦は部屋中に臭い息を撒き散らしながら、大声で笑い始めた。
 (痴漢を出来なくさせる?なんだそりゃ?)
 純二は少し不安になってきた。
 「ははは、不安そうだな、大丈夫すぐに済むらしいからな」
 そう言うと鬼瓦は扉の方に向かって言った。
 「先生、入って来てください」
64みかんねこ:2006/09/04(月) 21:56:41 ID:ahQo/e0j
 すると扉から白髪まじりの威厳も漂う白衣の医者と、純二好みのナースが入ってきた。
 先生は少ししゃがれた声で言った。
 「本当にいいんですかな。」
 「はい、やっちゃって下さい、こいつは人間のクズですから。」
 そうゆうと鬼瓦は抑えきれないといった感じでクスクス笑い始めた。
 医者とナースが鞄から注射や医療道具を取り出し始め、何かの準備を始めた。
 純二の不安は頂点に達した。
 「ちょ、ちょっと待ってくれ。何しようっていうんだ?何するんだよ?」
 純二は知らずに立ち上がっていた。
 しかし、医者とナースは純二を無視したままテキパキと何かの準備を続けていた。
 「おい、何する気だよ?教えろよ!」
 純二がいきり立つと鬼瓦が勝ち誇った顔でしゃべりだす。
 「よぉ〜し、教えてやろう。お前は今からある注射を打たれる、この注射はな、なんでもお前を女の体にしてしまうらしい。
  新しい刑罰とはこうだ、つまり痴漢行為をした者を強制的に女の体にして痴漢させられる気持ち、屈辱、心の痛みを本人に味わわすとゆうものだ。」
 「はっ!!何言ってるんだ、そんな事出きるわけねぇ〜だろ!!」
 純二は強がって言い放った。
 「先生、説明お願いします。」
 鬼瓦が先生を見る。
 「うむ。」
 医者は作業の手を止め、椅子に座ると静かに話し始めた。
 「この薬はね、遺伝子を強制的に組み替えてしまう働きを持つんだよ。
  元々は遺伝子の疾患の部分を組み替えて治そうとゆう実験だったんだが、性染色体遺伝子に対して驚くほどの効果を発揮する事がわかってね。
  大量に投下すると性別さえ変えてしまう事がわかった、一応ラット、犬、猿の実験では雄を雌にすることに成功している。」
 医者は白髪をなでながら話を止めた。
 「ま、まじなのか?で、でも人間に効くかどうかわからねぇじゃねぇか。」
 純二は不安そうな顔で医者に聞いた。
 「はい、人間での実験では君が始めてです。」
 「はっ!?なんだそりゃ!?それじゃあ死んじまうかもしれねぇじゃねぇか!?そんな事許されるのか!?俺の人権はどうなるんだよ!!」
 純二が立ち上がり叫んだ。
 すると鬼瓦が純二の胸元を掴み、鼻と鼻がくっつくほどに顔をよせるとドスの効いた声で言った。
 「俺の人権はどうなるだ?はっ、ふざけるな、今まで散々女性の人権を踏みにじってきたのお前じゃないのか?
  今更自分の人権をどうこうゆうのは、ちょっと虫がよすぎやしねぇか?」
 ぐぅの音も出なかった、純二が今まで人権を踏みにじってきた女性の数は千を軽く越えていた。
 だからって自分の体が女体化されようとしてるのに、だまって見ているわけにはいかない。
 「せ、先生!!あんたはどう思うんだ?こんな事倫理的に許されないだろ?」
 純二は医者につめよった。
65みかんねこ:2006/09/04(月) 21:57:45 ID:ahQo/e0j
 「ふぅ・・」
 医者は軽くため息をついた。
 「小泉さんね、君が悪いよ。
  私には痴漢をする人達の気持ちは、わからんがね。
  私には今年二十歳になる孫娘がいるんだが、最近痴漢に会ったと泣いてた事があってね。
  孫娘の泣き顔が、私がこの実験に参加する事を決意した理由だよ。
  只でさえ日本では女性の立場は非常に弱い、痴漢がなくなれば女性の顔に少しでも笑顔が増えると思っている。」
 そういうと医者は純二の顔をじっと見つめた、その目は無言ながらも痴漢の純二を責めていた。君が悪いと。
 この医者はダメだ、孫娘の復讐に本気で俺を女にする気だ。
 純二は矛先を純二好みのナースに変えた。
 「な、なぁ綺麗なナースの姉ちゃん、あんたは常識がありそうだ。
  こんな実験バカげてるだろ?おっさんを女にしてどうするんだ?あ?なんとかしてくれよ。」
 純二は純二好みのナースに拝むような仕草をしてみせた。
 するとナースは静かに言い放った。
 「わたし、よく痴漢にあうんです。痴漢なんか死んじゃえばいいと思ってました。ざまぁみろです。」
 そう言うとナースは満面な笑みを純二に向けた。
 純二はガクッと椅子に腰をおろした。
 どうやらここには痴漢を世の中のゴミと考えてる連中しかいないらしい。
 一瞬、純二の頭に四面楚歌の四文字が浮かんだ。
 「がはは、観念するんだな、おとなしく女になっちまうんだ。」
 そう言うと鬼瓦は満足そうにアゴをさすった。
 その言葉を合図に医者とナースは3本の注射を取り出し、あやしげな容器から注射に液体を注入しはじめた。
 「ふざけるな!!こんなバカげた話があるか!!」
 純二は立ち上がり扉に走ろうとした。
 しかし、いつのまに後ろにいたのか、男二人にがっしりと腕を掴まれ椅子に座らせられる。
 「お、おい!!ふざけるな!!ここは警察だろ!!こんな事が許されるのか〜!!」
 純二はあらんかぎりの声で叫んだ。
 だが純二の声は虚しく部屋に響くばかり。
 慣れた手付きでナースが純二の首筋の大静脈に脱脂綿をあてて消毒する。
 頭を振って抵抗しようとした純二だが、頭をがっしりと男に抑えられる。
 「や、やめろ〜〜〜〜〜!!!」
 純二の首に赤い液体の入った注射があてられる、ナースは迷わずに注射を刺し液体を純二の体内に注入する。
 「がぅあーーーーーー!!」
66みかんねこ:2006/09/04(月) 21:59:09 ID:ahQo/e0j
 純二は思わず叫んでいた、首に焼きごてをあてられたような痛みの後に体中をミミズが這い回ってるような錯覚に襲われる。
 続いて黄色、青の液体も事務的に注射される。
 3本が注入しおわると男達は純二の拘束を解く。
 純二はそのまま椅子からくずれ落ちると、声にならない悲鳴を叫びながら首をかきむしるような仕草をしている。
 目はカッと見開いたまま、口からは涎を垂らしながら体が小刻みに痙攣する。
 「せ、先生・・・」
 さすがに心配になったのか、鬼瓦が先生を見つめる。
 「そうとう苦しんでますな、今彼は地獄の苦しみを味わっているでしょう。」
 「こいつ、死にやしませんか・・・?」
 「死ぬかもしれません、さっきも言いましたが、人への実験は初です。
  命の危険があるのは国もあなたも承知のはずですが?」
 鬼瓦はアゴをさすりながらも自分に言い聞かせるように言った。
 「ま、まぁそうですな。
  例えこいつが死んでも痴漢が一人死ぬだけだ、うむそうだ。」
 そう言うと鬼瓦は先生の手をとると、がっしりと握手をしながら言った。
 「先生、この一歩は小さな一歩ですが、痴漢撲滅の為の大きな一歩です!!」
 「うむ、まぁ彼が生きていれば12時間程でトランスが完了するでしょう。」
 「ありがとうございます、おいそいつをそこへ。」
 鬼瓦が二人の男に指示する。
 二人は純二を部屋の隅にある長椅子に横たえた。
 純二は白目を剥いたまま気を失っていた。
 一同は純二をチラッと見ると何事もなかったように部屋を後にする。
67みかんねこ:2006/09/04(月) 22:00:15 ID:ahQo/e0j
ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・
 聞きなれた電車の音が遠くから聞こえる。
 純二の大好きな音だ。
 (ふぅ〜・・、お、おれは・・・)
 電車の音に純二は意識を取り戻し始めた。
 (そうだ、確か俺は捕まって・・・、注射を打たれたんだ・・・、死ぬと思ったが・・・、生きてるようだな。)
 純二はうっすらと目を開いた。
 最初に視界に入ってきたのは、最悪な事に鬼瓦の顔だった。
 どうやら純二はベッドのような物に寝かされてるらしく、頭の横に鬼瓦がいるのだ。
 なぜか鬼瓦はポップコーンをボリボリ食っている。
 純二は完全に目を開けまわりを見渡した。
 どうやらバスぐらいの大きめの車の中に寝かされてるようだ。
 車の中にはさっきの取調べ室と同じ面々がいた。
 鬼瓦に部下の男二人、何かをカルテに書いてる医者に、純二の脈を取ってるナースだ。
 ナースと目と目が合う。
 「先生、覚醒しました。」ナースが透き通るような声で言う、純二好みの声だ。
 「おっ、起きたか。」
 鬼瓦が満面の笑顔で純二の顔を覗く。
 口からポップコーンがこぼれ落ちて、純二の顔に欠片が落ちる。
 「がはははっ、おはよう眠り姫。小泉純二・・、いや今は純子ちゃんかな?がっはっはっは!!」
 純二は背筋は凍るのを感じた。
 (ま、まさか・・・)
 純二はガバッっと体を急いで起すと、自分の体を見下ろす。
 「なんだよ、これは・・・」
 純二はどうやら女物のスーツを着せられてるようだ。しかも真っ赤な色の。
 スカートは超ミニで、そこから真っ白な太ももが覗いている。
 視界を遮るのは上から見下ろすとかなりの大きさの胸だ、スーツのサイズが小さいのか、はちきれんばかりに服を押し上げている。
 胸を締め付けるこの感じはブラジャーなのか、少し息苦しい。
 「そ、そんなまさか・・。」
 純二はあわててスカートをたくし上げ自分の股間に手をやる。
 周りの視線も、頬に茶色っぽいウェーブの髪がかかるのも気にしなかった。
 股間に手をやると、そこにはあるはずの物がなく、代わりにそのまま女物のショーツを触っただけだった。
 「な、ない・・・」
68みかんねこ:2006/09/04(月) 22:01:15 ID:ahQo/e0j
 純二は蚊の鳴くような声で小さくつぶやいた。
 真っ暗な闇の中に突き落とされたような絶望が純二を襲う。
 「ない・・・」
 もう一度純二は呟いていた、知らずに涙が頬を伝う。
 「ほら、泣かないで下さい。せっかくかわいくお化粧したのに、化粧が崩れちゃいますよ。」
 ナースは子供をあやすようにやさしく言うと、小さな親指で純二の涙を拭う。
 「はい、これ見てください。かわいい女性になりましたよ。」
 ナースはそう言うと、手鏡を純二に渡す。
 機械的に純二は手鏡で自分の顔を見る。
 顔は自分の顔だった、つまりどう見ても純二が女装をしてウィッグを被ってるようにしか見えなかった、精一杯化粧でごまかしているが
元々男顔の純二はオカマにしか見えなかった。
 「骨格までは変わらんのだよ」
 そう言うと医者はライトペンで純二の瞳孔の反応を調べる、純二はされるがままだった。
 「うむ、見事にトランス成功ですな。君が寝ている間に体も隅々まで調べさせてもらったが、完全に女性化しているよ。
  ただ骨格までは小さくなったりはしないようだ、君は背が170はあるからパッと見オカマにしか見えんが、完全に女性だよ。」
 医者は満足そうに一人頷くと、カルテに色々書き始めた。
 学会か何かで発表するつもりなのだろう。
 がしかし、純二はそんな医者をよそに絶望のどん底にいた、自分の体が女にされた事をまだ頭で理解できていなかった。
 いや、正確には認めていなかった。虚ろな瞳で鏡の中の自分を見つめていた、顔を少し動かすと綺麗に整えられたウェーブの髪も一緒に揺れた。
 「がはは、まぁ顔はベッピンさんとは言えんが、さっき拝ませてもらったが体は中々のナイスバディだったぞ。」
 そう言うと鬼瓦は純二の肩をポンと叩いた。
 が、純二はそんな鬼瓦の皮肉にも反応一つ見せなかった、純二は廃人寸前だった。
 人はあまりにショックな事があると、現実を否定し夢の中に逃げようとする。純二は女にされたとゆう現実を拒絶していた、夢の中へとさまよい始めていた・・・
 そんな純二を見て、鬼瓦は少し気の毒になったのか純二に精一杯優しい口調で言った。
 「まぁ、そんなショックを受けるな。罰さえちゃんと受ければ男に戻してやるぞ?」
 男に戻してやる、その言葉に純二は現実へと戻ってきた。ハッっと鬼瓦を見つめる。
 「本当か・・・?」
 「ああ、本当だ。これはあくまで、痴漢行為をしたお前に女性の痛みを知ってもらう為の罰だからな。罰を受ければ男に戻って釈放だ。」
 純二は鬼瓦の胸倉を掴むとすがるような目で言った。
 「何でもする!!何でもする!!早く俺を男に戻してくれ!!」
 叫んで気づいたが声も女のかわいい声になっていた、まったく覇気はなかった。
 「よしよし、今説明する。」
 鬼瓦はやさしく純二の手をほどくと説明した。
 「いいか、お前には山の手線を新宿から外回りで一周してもらう、そして痴漢に遭ってもらう、それだけだ。」
 「それだけか?」
69みかんねこ:2006/09/04(月) 22:02:10 ID:ahQo/e0j
 純二は拍子抜けしたようい聞いた。
 「それだけだ。」
 (それだけか?)純二の頭は周り始めた。
 (山の手線を一周、時間にして66分、朝のラッシュ時なら80分か。)
 純二は車の外を見た、見慣れたスタジオアルタ前だった。電光掲示板の時計を見る、7時40分だ。どうやら純二は20時間も寝ていたらしい。
 80分間、ぎゅうぎゅう詰めの山の手線に乗っていれば痴漢にぐらい会うだろう。なんせ純二は今超ミニのスーツを着ているのだ。身長も高く顔を見ればオカマ顔だが。
 がしかし、純二は痴漢のプロだ。それはつまり、痴漢がしにくい位置や姿勢、態度などを知り尽くしていると言う事だ。
 うまくいけば一回も痴漢に会わずに一周できるかもしれない。俺の勝ちだ鬼瓦。
 純二は心の中で微笑んだ。それさえすれば男に戻れるのだ、こんな簡単な罰があるだろうか?
 「痴漢に逢わずになんとかするつもりだろ?」
 鬼瓦は純二の心を見透かして言った。
 「安心しろ、ちゃんとお前が痴漢に逢うように細工をしておいた、これを見ろ。」
 そう言うと鬼瓦は手元にあったノートパソコンを純二の膝の上に置いた。
 画面にはどこかのHPのBBSが映し出されていた。
 すぐに気づいたが、純二も何度か見たことのあるHPだった、確か痴漢されたい女性が書き込みをする専用のBBSだ。
 そこにはこう書いてあった。


  ☆痴漢様大募集☆
 はじめまして^^
 29歳でOLをしています、純子といいます。
 明日の朝、山の手線で痴漢してくださる方いませんか?
 時間は午前8時発の山の手線外回り新宿発の一番前の車両に乗ります。
 真っ赤な超ミニのスーツを着ていきます。
 背も高いのですぐわかると思います^^;
 純子をメチャクチャにして下さい><

70みかんねこ:2006/09/04(月) 22:03:56 ID:ahQo/e0j
 「なんだこれは、誰が書いたんだ。」
 純二は思わず呟いた。こんな書き込みをすれば暇な痴漢が何人も集まるだろう。
 しかも書いてある格好は今の純二そのままだ。
 「俺が書いた。」
 鬼瓦が得意そうにアゴを撫でながら言った。
 (こいつネカマの才があるな・・・)
 まさかこの文を見て60歳のおやじが書いたなんて誰も思わないだろう。
 「もうわかっただろう、お前にはこれから8時発の外回り一番前の車両に乗ってもらう。
  そこでお前はBBSを見て集まった痴漢達に山の手線一周分、約一時間痴漢されまくり、女性の屈辱、怒りを味わってもらう。
  そして一周して帰ってきたら男に戻って終わり。わかったか?」
 「よ、よしわかった。」
 純二は意を決した、何人か痴漢が集まってる事が予想されるが、なんとかする自信があった。純二には20年のキャリアがあった。
 鬼瓦が車のドアをスライドさせる、外は通勤の人混みでごったがえす新宿東口前。
 純二は一瞬外に出るのをためらった。
 自分が女の格好をしているのを人に見られるのは気がひけた。
 「ほらさっさとしろ、男なら腹を決めるんだ。」
 先に外に出ていた鬼瓦が純二を催促する。
 (よし、さっさとこの茶番を終わらすんだ。そして男に戻ろう。)
 純二は自分に言い聞かすと車を降りた。
 何人かの人が女にしては背の高い純二をチラッと見たが、気にするそぶりもなくそのまま歩き去っていく。
 ここは新宿だ、オカマなんてめずらしくもないのだろう。
 鬼瓦の部下二人も降りてきた。
 純二は少し俯きながら鬼瓦の後ろを歩き始めた。
 ハイヒールを履かせられているので非常に歩きにくかった。
 バランスを取って歩こうとすると自然に尻を振って歩くような感じになった、尻に男の視線を感じる気がした。
 歩く度に揺れる胸も、長い髪もすごく気になった。
 4人はごったがえす東口に飲み込まれていった。
 
71みかんねこ:2006/09/04(月) 22:04:57 ID:ahQo/e0j
「白線の後ろまでお下がりくださ〜い}
 口調はやさしいが、少し切れ気味の駅員のアナウンスが、ごったがえす駅のホームに響き渡る。
 こんなに大勢乗れるはずないだろう、とゆうくらいの人数がホームで列を作り電車がくるのを待っている。
 純二はホームの一番端の列の後ろの方に並んでいた。
 鬼瓦と部下の男二人も近くの列に並んでいた、一応監視するつもりのようだ。
 何人かの男が純二の事をチラチラと見ているのを気づいていた。
 たぶんBBSを見て集まった痴漢共だろう。
 電車がホームに入ってくる、扉が開く。
 中からドッっと人が吐き出される、新宿で降りる人は多い、また乗る人も多いのだ。
 純二はどうしても行きたいポジションがあった。
 純二の考えはこうだ、乗車したら人を掻き分けてなんとかシートの前まで割り込み、シートに尻を向けて立つだった。
 痴漢の9割が最初に尻から攻める、前から攻めるのは難しい、女性にすぐ気づかれるし顔もバレバレだし、女性も抵抗しやすいのだ。
 シートに座ってる人が前に立ってる女性を痴漢してくるとは考えにくい、周りの人にバレバレだ。
 電車から降りる人がひとしきり降りると、乗る人達がドッっと車内になだれ込む。
 純二も理想のポジションを取る為に、人を掻き分け車内に走りこんだ。
 しかし、車内に入った瞬間純二はとんでもないミスを二つした事に気づいた。
 一つはラッシュ時の山の手線はシートを上げている事、忘れていた自分が信じられなかった。
 そして二つ目は純二は今非力な女の体で慣れないヒールを履いていた事だった。
 純二はあっというまに流れに飲み込まれ、扉と扉の間の人混みの中に押し込まれる。
 ヒールでバランスを失った純二は、前の男にほとんど抱きつくような感じになってしまう、そのまま後ろから乗車してきた人に押されて体勢を立て直す事も出来なくなった。
 自分の巨乳を前の男に押し付けている事に気づき、あわててどけようとするが、すごい混雑にどうしようもない。
 前の男の荒い鼻息が耳元にあたる、純二に胸を押し付けられてる事に気づき興奮しているのか。
 (ったく、まいったな。一番悪いポジションにきちまったぜ。だがこの混雑では痴漢共も俺に近づけまい。)
 がしかし、その考えは甘かった。
72みかんねこ:2006/09/04(月) 22:05:49 ID:ahQo/e0j
 純二の尻を誰かが撫で回し始めた、スカートの生地はとても薄く男のゴツゴツした手をそのまま感じた。
 痴漢は純二のすぐ後ろにポジションを取ったのだ、かなりの手練かもしれない。
 後ろの男は純二の豊満な尻をやさしく揉み始めた。気持ち悪い。
 純二はなんとか左手を後ろに回し男の手を掴んでどけようとした。
 しかし、純二がいくら男の手首を掴んでどけようとしてもビクともしなかった。
 後ろの男は純二に手首を掴まれてるのもおかまいなしに、純二のスカートをまくると今度はショーツの上から純二の尻を撫で始めた。
 (クソッ、調子にのりやがって。)
 純二がそう思っていると、前の男が何か体をモゾモゾ動かしてるのに気づく。
 何をしているのだろうと思っていると、前の男は密着していた純二との体をなんとか離してくれたのだ。
 押しつぶされていた巨乳が開放されて、少し息が楽になる。 
 ひょっとすると前の男は紳士な人で、純二の胸が自分に当たっているのに気づき、体を離してくれたのかも。
 そう純二が思っていると、突然前の男は純二の左胸をスーツの上から持ち上げるようにゆっくり揉み始めた。
 びっくりして純二が前の男を見ると、その男はあわてて視線を逸らしながらも純二の胸を今度は潰すように揉んできた。
 純二は男では決して体験出来ない、胸を揉まれるとゆう行為に少し興奮している自分に気づいた。
 後ろの男は今度は純二の尻の割れ目をショーツの上からなぞり始める。
 体がビクッとした純二はあわてて自分のスカートをなんとか降ろそうと、スカートの裾を下にひっぱたが男は気にする様子もなく、割れ目を上下になぞり楽しんでいた。
 後ろの男は左手で純二の尻をいじりながら、右手で純二の吸い付くような白い太ももを撫で始める。
 前の男は色んな方法で純二の巨乳を揉み終えると、今度はスーツのボタンを下から一つづつはずし始める。
 あわてて純二は右手で前の男の手を掴むが、やはり男の力にかなうはずもなくボタンは全てはずされてしまう。
 純二が自分の体を見下ろすと、はだけたスーツの下には真っ白な肌にヒラヒラのレースのついた真っ赤なブラをした巨乳が見えた。
 上から見ると尻のような谷間が胸の間に出来ていた。
 純二の豊満な体と、いやらしいブラを見た途端、前の男は両手で純二の胸を鷲づかみにすると円を描くように揉みはじめる。
 胸を揉まれ、太ももを撫でられ、尻をさすられて純二の口から思わず「あん・・」とゆう小さな声が出た。
 自分の口からそんな声が出た事にビックリした純二は思わず下を俯く。羞恥心でいっぱいになる。
 周りの人に自分が痴漢されているのを気付かれてはいけないと思っている自分に気付いた。
 後ろの男は左手で尻を揉みながら、右手を今度は前に回しスカートの下に手を滑り込ませ、ショーツの上から純二の秘部をやさしく触る。
 ビックリするほど敏感なそこに、純二は驚きながらもなんとか男の手をどけようとするが、やはりびくともしなかった。
 前の男は今度はブラの上から乳首の辺りをつつき始める。
 痛い程に乳首が立っているのに気付いた純二だが、つつかれる度に体がビクビクしてしまうのをとめる事が出来なかった。
 (く、くそぅ・・・、体が敏感すぎて・・・、感じすぎる・・・。)
 純二はもはや抵抗らしい抵抗が出来なくなていった。
 今はもう声を出さない事に全神経を集中させていた、少しでも油断すると声を上げてしましそうだった。
 敏感すぎる秘部をさすられると甘い快感が全身をつらぬいた、ブラ越しに乳首を刺激されると自然に体がビクビクしてしまうくらい気持ちよかった。
 痴漢暦20年のキャリアを持つ純二だが、初めての女体の感覚にどうしよもなくなっていた。
 まるで小娘のように男達のされるがままだった、男の手が少し動く度に期待と不安の入り混じった気持ちを感じた。
 すると後ろの男が尻を撫でるのを止めた。
73みかんねこ:2006/09/04(月) 22:06:44 ID:ahQo/e0j
 しかし、ホッとしたのも束の間すぐに後ろの男は自分の股間を純二の丸い尻にこすりつけてきた。
 男の硬く大きくなったアソコを尻にこすりつけられながら、純二は自分の体に後ろの男は興奮して、こんなに大きくさせているんだと気付くと一瞬優越感のような気持ちを感じた。
 前の男は純二の乳首攻めを十分楽しむと、今度はわざとゆっくりと右のブラをずらしていった。
 巨乳を収めるにはあきらかにサイズの小さいブラからは、中々乳房は出てこようとしなかった。
 しかしブラがずり下がった瞬間、跳ねるように右の乳房が飛び出てきた。
 純二は自分の胸を見下ろしながら、なんて大きくて、いやらしいんだろうと思った。ピンク色の乳首が痛いほどに立っていた。
 前の男は楽しむように左のブラもずらしていく、ほどなく左の乳房も飛び出てくる。
 男は一瞬感嘆のため息をもらすと、ゆっくりその手で持ちきれない程の巨乳を揉み始める。
 うずくような快感に純二は思わず声を出しそうになるが、必死に声を押し殺す。
 胸をはだけて巨乳を揉まれてる純二を周りの人達も数人気付き始めていた、もちろん誰もこのショーを止めようなどと考えなかった。
 後ろの男は今度は両手を純二のスカートの中にもぐりこませると、純二の赤いショーツを一気に膝までずり下ろした。
 ビックリした純二は急いでショーツを上げようとするがすぐに動きが止まる。
 後ろの男はすぐに純二のクリトリスを押しつけるように指で刺激し始めたからだ。
 そのビックリするほどの快感に純二は思わず首をのけぞる、白い首が艶かしい。
 そしてあまった方の手で後ろから純二の秘部に指を出し入れし始める。
 クチュクチュッとゆうかすかな音が電車の中に聞こえ始める、その音に純二は自分が濡れている事に気付く。
 (お、俺は・・・、感じて濡れているのか・・・、うっ!!)
 純二はおもわず大声を出しそうになり、あわてて自分で自分の口を塞ぐ。
 後ろの男がクリを摘んでひっぱっているのだ、その快感に全身がゾクゾクする。
 すると前の男も乳首を摘んでひっぱり始める、純二は口を押えながら首をのけぞらす、体中がほんのりピンク色に染まっていた。
 既に足は膝と膝がくっつくほどの内股になっていた、足に力が入らない。
 後ろの男がクリを指で押えると、円を描くように激しく振動を加え始める。
 それと同時に前の男は、あろうことか頭を少し屈めると純二の巨乳を口に含み、乳首を舐め回し始める。
 「うっ!!うっ・・あっ・・うっ・・。」
 純二は必死に口に手をあて、自分の声を抑えていたがそれでも快感の嗚咽を抑える事が出来なかった。
 純二は既に立っている事が出来なくなり、純二の胸にむしゃぶりついている男の肩に手を置きなんとか立っている状態だった。
 体中電気が走っているほどにゾクゾクする、頭の中は真っ白になっている、純二は快感がどんどん高まっているのを感じていた。
 とその時、後ろの男がクリへの振動を一気に早くした、純二は一気に登りつめる。
 「あっ!!」
 電車中に聞こえるような大声で純二は一瞬喘ぐと、そのままその場に座り込んでしまった。
 純二は初めて女としてイッたのだ、しかも電車の中で、痴漢をされながら・・・
74みかんねこ:2006/09/04(月) 22:08:21 ID:ahQo/e0j
 今の所ここまでですw
 あともうちょっと展開するつもりです(=´∇`=)
75名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 22:44:58 ID:yl21vwCe
>>74
新星のようだね、期待して待つ。
76名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:22:16 ID:NYEndC4N
>>74
つまらんなー。支援所辺りで訓練してから来い。
77名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 01:49:01 ID:ZPd3bkRV
>>74
乙。なかなかボリュームのある文章を堪能させていただきました!
続きは後日談でしょうか?期待して待ってます。

>>76
どんなのが面白いのかと小一時間
78名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:10:02 ID:NYEndC4N
>>77
はいはい本人乙。
79名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 03:14:17 ID:koh10S/e
スルーもできないのか小一時間(ry
80名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 10:04:11 ID:tXMx/p8L
暴行・強姦とか大好きな変態のオマエラにプレゼントだw

167 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ 投稿日: 2006/09/05(火) 07:33:32 ID:ptQgNxV7
深夜、最寄り駅から自宅へ帰宅中に薄暗い公園の脇で暗闇から出てきた男に茂みへ引きずり込まれ犯られたのだが、
事に及んでる男と泣いてる女の声で近隣の家の人間が気が付き110番通報、その間に近所の家の人間がバット持っていって
やってる男に襲いかかった物の、内で出し終わった後でスッキリ爽快ハイサヨナラと逃げられたそうだ
10分ほどで警察が到着し救急車も到着、すぐさまその場で軽く質問されつつ近所の婦人科病院へ急行したらしいのだけど・・・
ここから先が凄い

最初に出されるのは経口避妊薬なんだけど、これの副作用で今後いっさい妊娠不能になる可能性がある
薬を飲まなければ中出しした強姦野郎の子供を孕む可能性がある、避妊薬を飲む場合は同意書にサインを要求される
次に、鑑識と婦人科医立ち会いで白いシーツを床に敷いて着てる物を全部脱がされる、それも自分で脱ぐことを要求される
最近は女性鑑識とか女医さんが立ち会うらしいけど昔は全部男だったそうだ、ついさっき見知らぬ男に犯されたばかりだというのに
明るい部屋で衆人環視で自分で服を脱げって凄いと思わない?
168 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ 投稿日: 2006/09/05(火) 07:35:52 ID:ptQgNxV7
裸になったら、いわゆる生理カップを渡されて膣内に自分で突っ込みピョンピョンとジャンプ、胎内へ溜まってる筈の
強姦野郎が残した動かぬ証拠が出てきてカップに溜まるまで飛ぶそうだ、その間に体のどこかに残ってる体毛とかが
シーツに落ちるのを待つらしい、その後で乳首とか首筋とか男が舐めた場所を蟯虫検査する時のテープみたいなので
全部ペタペタやられる、今なら残留唾液なんだろうけど、昔は唇とか舌の細胞片を探すんだって
その後で女性診察台に載せられクスコでおもっきり広げられてからチューブで残ってる精子を吸い出して膣洗浄
それと同時に緊急性病測定されるそうな、膣内に傷が見つかると感染したかも知れないから性病疑惑の診断が出て
場合によっては監査入院だったとか

全部終わった後でシャワーを浴びるんだけど、着ていた服は下着まで返してくれないらしい
ランジェリー類に染みついてる膣内分泌液にマジって男のカウパー液が残ってるかも知れないからそれも調べるんだとさ
着ていた服も専門の監察官が男の毛髪が残ってる可能性が在るとかで全部調べるんだと
169 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ 投稿日: 2006/09/05(火) 07:38:32 ID:ptQgNxV7
着の身着のままで運ばれてきた被害者女性は病院服を着せられて診察室で今度は警察官の取り調べだそうだ
ついさっき、人間性全部をぶち壊されて強姦されたってのに、ある意味で酷い仕打ちなんだよね、これって
最後の取り調べの時は、ちょっとおかしくなってる女性が多いそうだ、そんで発作的に自殺するケースがあって
取り調べの時も紙とペンは持ち込まず録音するんだって

そんな訳で、軽々しく強姦なんて言葉使う場合、その先にはこう言うことがあるって知っておくと・・・
色々とまぁあれだ、考えておいた方が良いよ、女性にとって強姦は殺されるより辛いそうだし



もちろんハァハァする俺も変態だがwww
81名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 10:47:40 ID:y6LOFTtZ
いいか!ここはネクロマンセー強制GJスレって事を忘れるなよ!
82名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 11:20:39 ID:KZjBH5Wl
>>74
GJ!
変な荒らしがいますが、気になさらないように。
次も期待してます
83名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 19:49:44 ID:JvZo5gQ8
>>82
みかんねこよ、もう無理して自演しなくていいよ・・・
84名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:37:23 ID:hBKeTfpN
>>74
いいよいいよ〜。雑音は聞き流して、思い切って書いてくださいな。
85名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 20:50:09 ID:McSdcJdi
みかんねこさん、このスレは頭の可愛そうな人が常駐してますけど、
道ばたの騒音くらいに思って是非続けて下さい。
>>81とか>>83みたいなのは「こんにちは!」みたいな物ですから
真に受けて凹まないで下さいね
86名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 21:05:01 ID:DvR5FON/
>>85
ネクロ様以外をほめないでください
87名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 21:30:15 ID:y6LOFTtZ
みかんねこのこと自演だと言ってるのはネクロ
ここはネクロマンセー強制GJスレだからな
88名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 21:30:49 ID:wS+Mf/Xo
ネクロマンサー氏もやばいキチガイに狙われちゃったね
マジでご愁傷様です、アホに負けず新作よろしくお願いします
89名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 21:34:42 ID:JFcVbU7c
保管庫の人、更新乙
90名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:14:56 ID:WXeSP+2w
>74
このようにここは投稿には向かないスレです。
他の場所への移動をお奨めします。
91名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:23:49 ID:EwaODYUb
あ、ほんとだ、保管庫更新されてると思ったら・・・・
ここまで露骨にやられるとなんだが残念だね
あ〜ぁ ツマンネ ( ´_ゝ`)フーン
92名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:26:44 ID:3i7nwXJ3
どうした
93名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:10:42 ID:wS+Mf/Xo
なるほど、そういう事か・・・・・・・・
保管庫はありがたいと思ってたけど
それも今夜限りだな、あんた最低だ
94名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:22:37 ID:ZPd3bkRV
上のレスを見てやっと意味がわかった。
俺もあの中の作者の1人だが、さすがにコレはひどい。
でも敢えて好意的な解釈をしとく。ただの準備不足かもしれないし……。
95名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:33:49 ID:EwaODYUb
つうか準備不足とかで収録云々の前にさ
>>81とか>>86とか>>87とか急に出だしただろ
保管庫の更新日見るとね・・・・

どうせやんならもっと上手くやれよって感じ
前からなんだかんだでイチャモンつけてたし
気に食わねぇなら最初から乗せんなって感じだよ
マジでツマンネー上に薄っぺらい野郎だ
96名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:58:05 ID:mUrlisMS
保管庫の人、事の真贋を含め弁明に出てください。
言いたい事があるならはっきり言えば良いと思いますよ。
97名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:59:45 ID:IfmSeb41
未だに何があったか良く分からんのだが、
98名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:00:24 ID:mUrlisMS
>>94
保管庫の人の手を煩わせ云々と作者が言っていたのだし、
まとめアップの中身が大きく改善されていたのだからね。
あのまま載せて上げれば済む事だ。
それもしないんだから、事の根は相当深いのだと愚考する。
99名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:04:25 ID:wqpnHdIz
>>97
保管庫の人が保管庫を更新したのに、ネクロ氏の作品が完結したにも関わらず未掲載。
ネクロ氏のまとめアップ分ですらもスルー。しかも、更新日の5日以降、
ネクロマンサー氏を個人攻撃する荒らしが発生。
以前より保管庫の人が「句読点がおかしい」や「編集してから掲載」などと平気で書いていた。

総合的に考えると、保管庫の人=ネクロ氏個人攻撃の犯人とする疑惑が発生。

俺の認識は間違ってないよね?
100名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:14:40 ID:1K2nYE+5
99がそう思うように俺は99がネクロだと思う。

俺の認識は間違ってないよね?
101名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:21:48 ID:NCuc7y9C
|д゜)漏れは保管庫の人にはいつも感謝して楽しませてもらってるけどなあ。
ネクロ氏と保管庫の人をかち合わせようとする幼稚な策にしか見えんよ。
102名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:26:43 ID:wqpnHdIz
のこのこ出てこなければ傷口も小さく済んだものを。
保管庫の人はそんなにネクロ氏が嫌いなのか。
寂しい人だな。
103名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:30:18 ID:PayFYJYu
わざとか素か分からんがとりあえず釣られてみるテスト。

>>99
上3行はまぁ事実だな。

下もまぁそうかもだが
倉庫番氏がまとめうpされたものを拾えてないだけって可能性は無いのか?
……でもそれだったらここにその旨書くか。

とはいえ、そうであれそうでないであれ短絡的にそういう書き方をするのは感心しない。

>>100
激しく微妙。

>>101
なまら同意。

------ 以上この話題終了 続きは議論スレにでも逝け ------
104名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:31:25 ID:1K2nYE+5
ID:wqpnHdIzがネクロだね。
105ネクロマンサー ◆P6rAbdkis2 :2006/09/06(水) 00:31:42 ID:u5Pt0kIv
なにか本気ね粘着されてるようで気持悪い限りです。
スレの雰囲気がこれ以上悪化するのも忍無いので、
腹立たしい限りですが無期限離脱宣言とします。
みな様、またどこかでお会いしましょう、さようなら。
106名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:33:28 ID:1K2nYE+5
はいはいさようなら
107名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:35:29 ID:wqpnHdIz
もうこのスレも終わりだな・・・・
キチガイ死ねよ、マジで。
それが出来ないなら同じくらいの作品書いてみろ、ゴミ屑。
マジでキチガイ死ね、氏ねじゃなくて死ね。
108名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 00:37:14 ID:1K2nYE+5
ネクロマンセー強制終了スレ

>>107
105はID変えたんだねwwww
109名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 01:09:17 ID:LR9ELf9W
ただ単純に、ネクロ氏の作品の編集に時間掛かりそうだったので後回しにしただけなんですが、
どうやら要らぬ誤解を招いてしまったようですね。
申し訳ありません。

アップローダーに上がっていた分はちゃんと回収できています。
現在編集中ですので、もうしばらくお待ちくださいませ。
110倉庫番:2006/09/06(水) 01:10:12 ID:LR9ELf9W
あ、名前入れ忘れた……
109も私です。
111名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:07:53 ID:QcMmizzQ
ネクロ クズすぎwwwwwwwwwwwwwwww
112名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 02:16:51 ID:9x82Nphl
>>109
ネクロ氏に句読点がおかしいとか言ってたのは何故なんです?
倉庫番氏がそれまでSSに注文を付けたりするのを見たことがなかったので
その書き込みを見たときは違和感を覚えました。
何か気に入らなかったのだろうか?、と傍観者の私も感じました。
「誤解」が生じたのにはにはそうした伏線があったと思います。
「他意はなかった」というのが本心だとしてもこうしたことが続くと
職人の方、スレ住人の信頼を損ねると思います。
まとめサイトの管理人というのは色々と大変なお仕事だと思いますが
スレ全体のため、ひいてはご自身のためにも何らかのご一考があれば幸いです。
113名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 06:28:18 ID:EP6FWdGk
>>110
もうどうでもいい。お前がネクロを追い出した罪は消えない。
お前の方が活動停止しろよ、クズ。
114名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 06:34:50 ID:EP6FWdGk
途中でおくってしまった。
>>112の言うとおり考えたほうがいい。
今後お前に作品を管理してほしくない作者も出てくるだろう。
早く誰かに管理譲渡するなりしてこの界隈から消えてくれ。
115名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:07:30 ID:WrE9YWrR
保管庫はよくやってると思うよ、
誰がタダでメンドクサイ作業を引き受けてくれていると思ってるの?
それに保管庫さんがいるから、
掲載してみようと考える投稿者もいる事を忘れないでください。

ネクロ氏の作品に関しては
当初から修正を加えると宣言していたから
時間が掛かるのは当然でしょう

アルタンが半年近く掲載されなかった事からも
保管庫さんなりの掲載ルールがあるのだから、
外野がとやかく言うことではないと思う。

116名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 08:08:54 ID:mHJpopuA
>>105
2chではコテハンに噛み付くアホは必然的に発生するものですよ
スルーするのが一番ですし、それで発狂して連投荒らしでも始めたらアク禁してもらえばいいだけ
粘着されたからと言って創作活動を凍結するのは本末転倒です

>>109
毎度乙ですよ
っていうかこんな状況ですが、今後ともよろしくお願いします(;´Д`)
117名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 10:25:16 ID:LR8zKmbn
>>105
もったいない。復活キボンヌ。
118名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 11:40:15 ID:1K2nYE+5
男に二言無し! ネクロは戻ってくるなよ。
保管庫叩きもネクロ叩きの俺と同類。
いや、それ以下の汚物。
119名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 12:16:12 ID:pP5DPQ6b
>>ネクロ氏
戻ってきてくれとまでは言えないが、あれだけの文才を持ちながら
多くの住人を感動させた功績は大きいと思う


しかし良いものには必ず批判が付くのは当然というものでしょう
その批判をうまくスルーしながら作品を投下していけばいいんですよ


もう来ないと言った手前、またすぐに戻ってくるのはあれかもしれませんが
少し時間を置いてよく考えた上で答えを出してください
120名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 12:42:41 ID:8Tz1XFwj
あまりに個人叩きが酷いので運営にIP公開を要請したいんだけど、やっぱり裁判所使わないとダメかな?
煽りも荒らしも無視が有効と思ってきたけど、黙ってやり過ごすのも腹立たしいし、なにより削除依頼だけじゃ手ぬるいからね。
皆様のお知恵をちょっと拝借したく存じますが、どうなんでしょう?ちなみにウチは地裁が近くなんで実働できます、はい。

自己責任の社会なんですし、ここに来る以上は21歳以上が前提ですから、そろそろ社会的に制裁を受けるタイミングだと思います。
121名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 12:54:17 ID:RvKxoYk3
それは議論スレで発言すべき内容だと思いませんか?
運営への強制IP表示の要請は賛成。
122名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 13:04:02 ID:/PQMs+S9
同じく賛成に一票、積極的に支援したいと思います。
論議スレで話をする内容ですが、個人叩きしてる人物へ
最後通牒の意味も含め、まずはこっちで論議するべきかと。
123名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 13:12:25 ID:2VLPRAMC
>>120
俺はそれは議論スレ行きの話題だと思うんで議論スレのほうへレスをコピペさせてもらうよ。
議論スレでやるべきだと思う奴は議論スレのほうへきてくれ。
本スレでやるのを強引に止めはしないが、あまり本スレに相応しい話題じゃないような・・・・
124名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:50:36 ID:QcMmizzQ
>>120
裁判所ってww
はずかしくないの?
125名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:52:30 ID:/PQMs+S9
>>124
お前は首を洗って待ってろ
必ず晒し上げてやる
126名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 14:57:21 ID:1K2nYE+5
必死で一人と思ってる人が居るみたいだね。

保管庫氏叩きはどうなるのよ?
それとこれ
107 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/06(水) 00:35:29 ID:wqpnHdIz
もうこのスレも終わりだな・・・・
キチガイ死ねよ、マジで。
それが出来ないなら同じくらいの作品書いてみろ、ゴミ屑。
マジでキチガイ死ね、氏ねじゃなくて死ね。

これも裁判所に提出してね。
127名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 15:22:05 ID:mHJpopuA
まあ・・・なんだ、ケンカなら他所でやってくれ

↓とかオススメだ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141035852/
128名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 19:11:30 ID:Lh+Mw6x5
地裁に「強制女性化小説ない?スレのIP公開をお願いしたい」と真顔で相談する
実働派キモヲタ>>120の姿と、それに引きつっている職員の顔を想像すると、
思い出し笑いを禁じ得ないww
129名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 19:14:05 ID:L9In+FCm
時期ネタですが

御生まれになられた親王殿下だったが、彼を狙う謎の組織の陰謀ですっかり
可愛いおにゃのこに・・・

というネタを考えた俺は不敬罪で死んでいい
130名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 19:20:01 ID:QcMmizzQ
>>128
www
131名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 19:59:33 ID:e1CJaq+N
>>129
むしろウェルカム
132βακα..._〆(゚▽゚*):2006/09/06(水) 20:35:37 ID:IoGaQcm5
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww
|思い出し笑いを禁じ得ないww

( ゚д゚)ポカーン
133名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 21:03:26 ID:LhKEDOcy
>>128
おまえ、経験者だなw
134名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 22:55:39 ID:LR8zKmbn
>>105
このスレに戻ってきてくれるのがいいけど、難しいなら支援所にTS法とか投稿してもいいかと。

単に女性化されてスゴバコするだけの話じゃなくて、きちんとストーリーを組み立てられる人は貴重だ。
ネクロ氏の作品のファンとしては、このまま消えてしまうのが一番辛い。
135名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:23:10 ID:iv/UnIVJ
とりあえず、保管庫を直接見てないが
微妙な問題を孕んだ処理をする時は、自衛を心がけた方がいいね。
ネクロ氏のSSは編集処理の為に掲載が遅れてますと
更新時にアナウンスしておけば
意図的に遅らせているのではと疑念を持つ奴は出ても
多くの人は出すつもりがあるが時間がかかってると理解してくれたろう

普通の人がどう思うかと
悪意ある人がどう取ってくるか
この2つ想像して、対策を取るのが自衛の為に吉。
136名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:55:24 ID:LR9ELf9W
>135
肝に銘じておきます。

句読点についてはまったく個人的な理由でした。
読んでて集中できなくなるので、なるべく正しい使い方して貰えれば編集作業も楽になるなー、という。

以後、作品についてケチをつけるような真似はしないよう心掛けます。
それでも変だと感じたら注意していただければありがたいです。
137名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 23:57:12 ID:r9rF1VC7
>>135
一番の自衛は『何もしない事』だよ
ボランティアでがんばってくれているのに
保管庫を辞めるって言い出してもおかしくない状況だよ

ネクロ氏も保管庫さんも落ち着いたら戻ってきてください
138名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:21:41 ID:O3PhZvOb
相変わらずだな。つか、まぁ年中行事みたいなもんだが。

粘着というよりも、煽り目的のレスに煽られて自滅する
作者。廃れるスレ。暫くすると新しい作家が出てきて又盛り返す。

非強制とか無くなったのに、このスレだけはちゃっかりPart26。
結局このスレを必要としている人が結構多いんだろうなぁ。
139名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 00:56:50 ID:bP01YHcz
このスレにとっては、
それなりに良いサイクルで循環できてる、って事なんだろうな。

良いことだ。
140名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 04:45:32 ID:vCuutyAn
作者と管理者は神。

作者叩きと管理者叩きはどっちもクズ。
141名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 01:07:46 ID:hWqxedLT
age
142名無しさん@ビンキー:2006/09/08(金) 23:19:34 ID:uzyih84M
hage
143名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 12:56:33 ID:moRQZ1cG
何だこの過疎っぷりは
144名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 13:47:31 ID:o6nprB20
夏休みの反動じゃね?
145名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 14:42:25 ID:bURc08lC
TS作者щ(゚Д゚щ)カモォォォン!!!
146名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 15:35:00 ID:1Y1mL6As
あれだけキチガイが粘着すれば作者も嫌になるだろ
147名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 17:09:13 ID:ch3NuowX
自業自得ってヤツだな。
148名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 18:19:06 ID:qcHmNsfk
強制女性化小説ない?はPart26で終了で。


149名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 19:52:43 ID:lhmTNKRv
次スレからは、真(チェンジ)!強制女性化小説ない?になります。
150名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:35:59 ID:4CmmLJ14
なんか荒れてるので、自分で書いてみて途中で挫折したSS投下しようかって思う
けどどうかな?
(いや、書いていて自分が思いっきり人間嫌いなんだって自覚してやめた作品なん
だけど・・・)
151名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 21:52:57 ID:WIgooYGD
荒れてるときに出したら、叩かれるかも知れないからなぁ。
しばらく様子見た方が良いかも。
152名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 22:20:30 ID:sPoqGyOh
>>150の内容を見た限り、こんな荒んだ雰囲気のとき投下するのは得策じゃなさそう
王道系のSSならいいと思うんだけどね
153hiroshi:2006/09/09(土) 23:46:24 ID:3niHn2Zh
ちょっと前に投下した「あゆこ」のお話の続きを
はじめようかと思います。

保管庫を覗いたらもう入ってるみたいなので。
ちょっと時間がたってるけど、なんならむこうで読んでから読んでみてください。

154hiroshi:2006/09/09(土) 23:47:13 ID:3niHn2Zh
話は、僕が中野先輩に処女をささげた日に戻る。

「さぁ、あゆこ、おいで。」
真優がベッドに横たわって呼吸と整えていた僕の手を取った。
「えっ?どこへ?」
裸のままの僕の手を引いて、浴室の中へと連れて行った。

中野先輩は、一足先にやってきて、ジャグジーにつかっていた。
僕と真優がそこに入ると、こっちを向いた。
「駿、これからあゆこにおしっこの仕方を教えるから、あっち向いてて!」

そう言って、そこにある洋式のトイレまで僕を連れて行った。
「えっ?・・・そんな・・・」
僕はまたしても突然のことにたじろぐ。
「男じゃないんだから、今までと違うんだよ。ここならちょっと失敗しても大丈夫。さぁ、どうぞ。」

真優と先輩のいるところで、排泄を強いられる僕・・・
「えっ・・・?」
戸惑う僕。
「ほら、かならず座って、するんだよ。」
満面の笑みで微笑む裸の美女。
僕はその言葉に縛られるように腰を下ろす。

「さぁ、脚を開いて!」
黙って僕は言うとおりに脚を開く。
すると、真優は、先輩の肉棒との結合を終えたばかりでまだ乾いていない、
ぬるぬるの、僕の「大事なところ」に手を伸ばそうとする・・・
155hiroshi:2006/09/09(土) 23:48:01 ID:3niHn2Zh
「あっ・・・」
期待が、僕に先に声をあげさせた。

しかし、その「大事なところ」に至っても、気持ちよくなるところではなく、
その一歩手前で手を止めた。
「ここから・・・おしっこがでるのよ。どう、でる?」
「そんな・・・いきなり・・・」

そう、いきなりはムリだったし、こんな状況で簡単に出てこない。
「もう、しょうがない子ね。」
真優はそういうと、今度こそ僕の、ぬるぬるのアソコをまさぐり始めた。
「あっ・・・そ・・・いや・・・」

「さぁ、おしっこしたくなった?」
にゅちょ、にゅちょ・・・そんな音を立てながら、僕のアソコに真優の指が入る。
「あぁん・・・まゆ・・・だめぇ・・・」

気持ちよくて、つい声が出てしまう。
カラダを前に逃そうとする、腰が浮く。
「だめよ、すわってなきゃ。」
その声で体の動きが止まる。
「あぁん、はぁ・・・ふぅん・・・」
腰を落として、体を動かすことが出来なくなった。それでも、女芯から全身に電流が走ってしまう・・・
真優は、僕の感じる場所をすぐに探し当てた。

「どう、うまいでしょ?」
「はぁ・・・あぁん・・・まゆ・・・いや・・・」
上半身をくねらせながら感じてしまう。
そして、そのときが訪れようとしていた。

「あぁん・・・あぁん・・・だめぇ・・・いい・・・いい!」
「いっちゃうの?」
「イっちゃう・・イっちゃう・・・だめぇぇ・・・!」
しゅー、っと音を立てて、僕のアソコから液体が流れ出した。

それがおしっこなのかどうかは、わからなかった。
とにかく、先輩の指で搾り出された、エッチな蜜とはちがう、もっと、液体チックなものが勢いよく出た。

「はぁ・・・はぁ・・・」
同時に、僕は目の前が真っ白になって、今日2度目の「絶頂」を迎えた。
156hiroshi:2006/09/09(土) 23:48:42 ID:3niHn2Zh
「あ〜ぁ、やっぱり汚しちゃったね。」
それが、おしっこだったのかどうかはわからない。
とにかく、その液体をだす瞬間、僕は結局腰を浮かせてしまい、
便器の中にうまくその液体を出すことが出来なかった。

「いやぁ・・・」
僕はその液体があたりに飛び散るのを見て、顔を赤くした。
そのとき、一瞬気になったのは中野先輩だった。
先輩がいるほうを見ると、驚いたことに先輩は、僕の目の前に立っていた。
「せ・・・せんぱい・・・」

先輩にこんなところを見られたしまった。
真優にも、先輩にも見られてしまった。

生まれたばかりの女の子である僕にも、それは恥ずかしすぎる瞬間だった。

「次は、ちゃんとできるようになるといいな。」
そう言って先輩は笑った。
「うぅ・・・いゃ・・・」
私は恥ずかしくて、言葉がなかった。

「おしっこしたあとはちゃんと拭くのよ。」
真優が、濡れたままの僕の尿道に、トイレットペーパーを優しく当てた。

「真優・・・どうして・・・」
「そりゃ、女の体のことはよくしってるもの・・・」
「真優・・・いつもこんなことを?」

「・・・うん・・・昔からね・・・あたしは、毎日、駿を思ってオナニーしてた。
処女のまま・・・でも、気持ちよくなるとつい漏らしそうになるんだよね・・・」
そういって笑った。
男のまま、気持ちが変わっていない僕は、またひとつショックな事実を知らされた。
あの真優が・・・清純な真優が・・・高校の頃からそんなことをしていたなんて・・・
157hiroshi:2006/09/09(土) 23:49:49 ID:3niHn2Zh
「だから、今は、幸せなの・・・AVのお仕事やってても・・・さぁ、シャワーにいこう。」

僕は理解できなかった。そんなに好きだった先輩と、僕がセックスしているのを平気な顔をして見守り、
その後僕をシャワーで洗ってくれたりもする真優のことが。

すくなくとも、その後、先輩と真優のセックスを見せられて、いや、
「見るように命令されて」見守っていたときには、平常心でいることなど出来なかった・・・
まだ、自分が「選ばれた者」であることを理解していなかった。

美男と美女、かなうことのない夢のような存在である二人のセックスは、
それこそ手の届かない世界の出来事のようだった。

その日、理想のAV女優となるべく、プロデュースされた体を与えられた僕だったが、
先輩の「プロデュース」は体を与えて処女を奪っただけで終わるものではなかった。
AV女優としてデビューするその日まで・・・僕にはさまざまな教育が与えられた。

まず、最初の教育は、なんというか・・・自分が女であり、もう後戻りはできないことを教えられる出来事だった。

「おきろ、あゆこ。朝だぞ。」
処女を失ったホテルで、いつのまにか眠りについた僕が目を覚ましたのは、
先輩に声をかけられてのことだった。
「あっ・・・」

目が覚めて、まずそれが現実であることを知った。
昨日起きたことが・・・すべて現実であることを。自分が女の体を持っていることと、
真優の目の前で、先輩に処女をささげたこと・・・
しかも、嬉々としてささげたことを・・・

そして、次に覚えたのは幸福感だった。
目を覚ましたときに先輩が目の前にいた。そのことの幸福感を言葉で説明するのは難しい。
昨日僕の体に起きた突然の変化を受け入れてしまったのは、
この人にかわいがってほしいという、欲望からだったのだ。

そして、恥ずかしくなった。
裸で寝ていた自分の胸をとっさに隠した。
何かがもう変わってしまっていた。自分が女であることを起きた瞬間に思い出した。
158hiroshi:2006/09/09(土) 23:50:26 ID:3niHn2Zh
「さぁ、出かけるぞ。それに着替えろ。」
「えっ?でかける・・・って・・・そういえば、真優は?」
帰るではなくて、出かけるという言葉が不自然に感じられた。そして、きょろきょろと見回しても、昨日いたはずの真優の姿はなく、雰囲気もなかった。

「あいつは今日仕事だから、朝一の電車で東京に帰ったよ。」
「えっ?じゃ、ここは・・・・?」

ここが東京だとばかり思っていた僕は、驚いて、そして不安を感じた。
「それに着替えるんだ。すぐにわかる。」

先輩が指差した方向には、黒い女の服が・・・喪服のようだった。
現実・・・気持ちよかったからといって、浮かれてばかりもいられない現実。
真優は「仕事」だという。AV女優の真優が仕事に行ったということは・・・

男だった記憶まで失ったわけではない。ずうっと、僕の人生のヒロインだった真優が人に見られるために体をさらして・・・裸をさらして、
そしてセックスしている。

その現実が洋服を手に取る僕に複雑にのしかかっていた。

初めて着る女の衣服が、喪服というのは意外だった。

想像が頭の中を駆け巡る。なぜこんな服を・・・
でも、そんな不安も「女」としてのいくつもの初めての体験をこなすのに精一杯の僕は、
じっくり感じる余裕がなかった。

ブラジャーをつけるのに先輩に手伝ってもらった。
薄いレースのパンティも、黒いストッキングも、自分が女に生まれ変わったことを改めて感じさせられる。
特に化粧はしなかった。髪も何もしなくても綺麗なままだ。
ただ、黒いワンピースに身を包んだ美少女がホテルの大きな鏡に映った。

先輩に手を引かれて、駐車場から外へ・・・そこですべてを悟った。
「先輩・・・ここは・・・」
「・・・」
先輩は何も応えなかった。そこは、僕たちが卒業した高校のすぐ近くのラブホテルだったのだ。
159hiroshi:2006/09/09(土) 23:51:03 ID:3niHn2Zh
なぜこんなところで・・・いや、まさか・・・今日これからどこに連れて行かれるのか、考えるよりも先に予感はあった。でも、心の準備は出来ていなかった。

「今日は、お前の、いや、梶原亮の葬式なんだ。」
「・・・」
赤信号のとき、先輩が沈黙を破って口にした。僕は、なにもいえなかった。
ただ、心臓が、女の子になってから一番激しく、ドキドキ動いていた。

「男としてのお前に、お別れするんだ。」
先輩の話では、男としての僕、梶原亮は、何かの急病で死んでしまい、今ある僕のこの体とは別に、死体もあるという。
東京にいるとばかり思っていた僕は、昨日選ばされたはずの新しい人生・・・女としての人生が、男として生きてきた19年間と無関係では済まされないことに動揺していた。
この場所で、もし自分の知っている人と会ってしまったら、どうしよう・・・

あまりの気持ちよさと衝撃に、漠然と「新しい」人生を疑わなかった僕。
しかし、男としての僕は突然消えてしまったわけではなくて、ちゃんとその人生に終止符が打たれているのだ。

女の子になって、一日・・・夢のような快楽に、僕は浮かれていた。
僕は女の子として生きること・・・そして、AV女優になること・・・
セックスにおぼれることを、自ら確かに選択した。
でも・・・男として生きていたころのすべてと決別するかどうかとは、また別問題だ。

その気持ちの準備が出来ていなかった。
いや、そんな準備をする暇などなかった。
考えてみれば、僕が引っ越してきた東京の部屋は?学校は?友達は?
今までの人生はどこへ行ってしまう?

そんなこと・・・喪服を見せられたときからモヤモヤと頭の中に渦巻いていた不安が、
いま、一気に頭の中に噴出した。
僕は女の子になって・・・それで、いったい誰になるの?

「考えなくてもいい。お前はあゆこ、今日はただ梶原の葬式に出るだけだ。」
不安に支配された、僕の思考に、「考えるのをやめろ」という先輩の命令が響く。
「お前はただ座って、焼香して、俺が帰るときに一緒に帰ればいい。何も心配するな。」

次の赤信号で、先輩が僕の目をじっと見つめる。
それだけで、不安がすぅっと消えていく。とても不思議だった
160hiroshi:2006/09/09(土) 23:52:12 ID:3niHn2Zh
「せんぱい・・・」
すべてを・・・今僕はすべてをこの人に支配されている。
女の体・・・心・・・こんなにも弱いものなのだろうか・・・

だが、一方で、僕の心の中にはまだ男が残っているのも事実だ。
「それに、きっと最後のチャンスになる。お前がもし男に戻りたければ・・・
今日が最後のチャンスかもしれない。

ビクっと体が震えた。
簡単なことだった。僕が今までの家族の、知り合いの、
友人の一同に会する場所に立って、男としての「自分」が・・・
梶原亮としての自分が、死んだことを受け入れたまま帰ってくるなんてことがあるか・・・

普通に考えれば、僕は・・・その場で自分の正体を明かして、中野先輩のやったことを白日の下にさらして・・・
もう一度、家族と今までの暮らしを取り戻そうとするかもしれない。
僕を、勝手に殺して、体を作り変えてしまった・・・
大きな犯罪を犯していることが誰の目にも明らかな先輩にとって、
僕を葬式の場に連れて行くことは、野にライオンを放つようなものだ。

「戻りたければ、今までの、元の鞘に戻れるかもしれないな。」
そういって僕の目を見つめる先輩の眼は笑っていた・・・
先輩は、確信しているのだ・・・僕がそんなことをするはずがないと・・・
僕は男に戻ろうとするよりも・・・「あゆこ」としての自分を選ぶだろうと・・・

それは僕にとっては・・・屈辱的なことでもあった。
女の体・・・あゆことしてのカラダ・・・それは底なしの快楽を与えてくれる魔法だった。
たった一日・・・たった一日味わっただけでも、もう捨てることは出来ない。そのことを先輩は知っているのだ。

快楽に溺れきった淫乱女・・・たった一日で淫乱女としての自分を受け入れた「男」。
そんな、淫猥な存在としての自分を・・・見抜かれてしまっている。

そして、僕はそのことを知っていて、それでも女として生きることを選ぶ・・・
そのことまで見抜かれてしまっているのだ。
あの快楽は忘れられない・・・男の体では決して味わえない・・・
恥ずかしくていやらしいことが・・・大好きな・・・自分を・・・もっともっと満たしてほしい・・・
Hな自分をもっと・・・
正直な気持ちを見抜かれているのだ。
161hiroshi:2006/09/09(土) 23:53:22 ID:3niHn2Zh
そして、そこまで見抜かれてしまっているから、僕は先輩にすがるしかない。
「オンナ」であることを選んで、先輩に守ってもらうしかない。
今は・・・先輩が僕を守ってくれるはず・・・根拠がなくてもそう信じるしかない。

「先輩・・・心配しないでください。私は・・・あゆこですから・・・」
そんな気持ちを一言で表す。先輩は、どこか冷たくて、
どこか暖かい目つきで僕を見つめる。
その瞬間・・・僕は大きな暖かい何かに包まれて・・・
すべての不安がどこかにいってしまうのだった。

とはいえ、車が動き出すともう一度不安が襲ってくる。
心臓はバクバクいって止まらない。気持ちは不安でぐちゃぐちゃだった。
なぜか、女の「大事なところ」から、エッチな汁があふれ出しそうになる。

僕は、今にして思えば、興奮していた。
自分が自分でなくなることに・・・今まで生きてきたすべてをこの人に・・・
先輩に奪われてしまうことに・・・

そして、その先に限りない転落と、快楽が待っているような気がして・・・
まったく先の見えない・・・
まったくわからない未来は、それでもひとつだけはっきりしていることがあった。

この体があれば、セックスはしたい放題だし、カラダはいくらでも快楽を得ることが出来る・・・

女の子になってわずかしかたっていない僕は、
もう、女の体を手放せないほどまで、この体の気持ちよさを知ってしまったのだ。
男として生きてきた人生をすべて奪われるのに・・・そのことをこれから、自分で認めに行くのに・・・
僕は興奮してしまっていたのだった。

そのことをこれからはっきりと認めにいくのだ。
でも、一方で、どこかに残っている「男」と今までの自分への「未練」が突然騒ぎ出したら・・・
僕は「あゆこ」としてのすべてを捨ててしまうかもしれない。
その「不安」は簡単には消えそうもない。
162hiroshi:2006/09/09(土) 23:54:03 ID:3niHn2Zh
「さ、ついたぞ。」
車が駐車場に入った。
でも、そこは斎場の駐車場ではなかった。僕も知っている。斎場はここからもう少し行ったところ。
「先輩・・・」
不安げな目で僕が見つめるのを見ると、先輩が予想外の行動に出た。

「あゆこ、楽にするんだ。」
「あっ、せんぱい・・・」

先輩は僕の髪の毛を軽くなでたと思うと、すぐに抱き寄せて、キスをしてきた。
「んっ・・・あっ・・・」
その温かい唇から全身に電流が走る。
すぐに先輩の右手は僕の股間に伸びてきた。

「あっ・・・そんな・・・いや・・・」
期待しながらも、そして、車の中で・・・という刺激に高ぶりながらも、
白々しく、「いや」などといってしまう。

でも、その瞬間、それまで感じていた不安は全部消えてしまう。
この車の中で・・・先輩に抱かれる・・・うれしい・・・
だが、そううまくはいかなかった。

「あっ・・・せんぱい・・・そんな・・・」
エッチな汁がもう出ていることを知られてしまう・・・そんな恥ずかしさが急に湧き上がった。
僕の、処女を失ったばかりの秘唇に、先輩の手が伸びる。

「あっ・・・はぁん・・・」
顔を伏せて、静かにもだえる。顔がにやけてしまっているのが自分でもわかる。ところが、何か違う。
先輩の温かい指だけではなく、何か冷たいものが入ってきた。
「あっ・・・せんぱ・・・い・・・」
その瞬間、ぶーん、という音とともに、アソコから体中に電流が走る。

「なに・・・これ・・・」
「ふふ、お前が誰なのかを教えてくれる秘密道具だよ。」

先輩は僕のアソコに、リモコン式のピンクローターを埋め込んだ。
163hiroshi:2006/09/09(土) 23:54:51 ID:3niHn2Zh
スイッチを止めて、先輩が言う。
「今日は、そのまま、葬式に出るんだ。お前が迷ったときに、
お前の行くべき道を、いま埋め込んだものが教えてくれる。」
「そ、それはどういうことですか・・・?あっ・・・」

「こういうことだよ。」
先輩が再びスイッチを入れる。そうすると僕の体からすべての力が抜ける。
体中に走る電流に・・・平たく言うと、快楽に僕の体は支配される。
細い体を軽くもだえさせる僕の目には涙があふれそう。そして、不安はいつの間にかどこかに消え去り、
気持ちよさで頭がいっぱいになる。
ほんの一秒もかからない間に、僕の頭の中は快楽でいっぱいになる。

「どうだ?具合は」
「きもちい・・・い・・・」
先輩に見つめられると、目を閉じて正直にそう答えてしまう。

もう一度スイッチを止めて、先輩が言う。
「わかるだろ。お前がおかしなことをする前に、あゆこがどんな女かを教えてあげるんだよ。」

葬式の最中に、僕が「おかしな」行動に出そうになったら、
スイッチを入れて、僕が誰なのか・・・つまりは、僕のアソコに埋め込まれたローターが、
僕が淫乱な女の子でしかないことを、教えてくれる・・・そういうことだった。

「さぁ、いくぞ。」
先輩に促されて車を出る。

とはいえ、先輩は、なくなった男、亮の先輩として式に参列するから、
僕とは別人を装って歩いた。僕は・・・誰からもわからないなぞの女の子だ。怪しまれないだろうか・・・
心配だったが、先輩は
「それはたぶん大丈夫」
と、一言で片付けた。

先輩の自身の根拠はわからなかった。
164hiroshi:2006/09/09(土) 23:55:55 ID:3niHn2Zh
式場まで少し距離があった。僕は、アソコに気になるかならないかほどの異物感を感じたまま・・・ゆっくり歩いた。先輩との距離は少しずつ広がって、完全に他人のようになった。

その場から逃げ出そうと考える余裕は・・・なかった。
そのとき、逃げ出しておけば・・・女の子になってしまったことは変わらなくても、それをすべて先輩の責任にして、すべてを失うこともなかったかもしれない。

でも、そうしなかったのは・・・きっと・・・女の子であることを僕が選んだからだと、思う。

式場について、受付を適当に済まし、そして、式場に入ると、いすはもうすべて埋まっていて、たくさんの人が何列かに並んでいる。
もう、式は始まっていた。

あたりを見渡すと、小学校から高校までの同級生、先輩、後輩、サッカー部の同僚・・・
他の学校のサッカー部の知り合い、先生たち、そして、僕も知らない人がずいぶんいた。
多くの知らない女の子がいたのには多少驚いた。

自分が・・・亮が生前、高校サッカーで旋風を巻き起こしたチームのレギュラーだったことの威力だった。
だから、僕がその場にいても、誰も知らない女の子がそこにいても、誰も気に留めることはなかった。
僕も・・・その中の一人としてこの場にいた。

そして、参列者はみな、神妙な面持ちで焼香の列に並び、
あるいはいすに座ってお経を聞いていた。

葬式に出るのは二回目だった。祖父が死んで以来だ。
その祖父を除いた3人の祖母、祖父、そして、両親、二人の弟・・・
親族の席に座っている僕の「家族」は放心状態、号泣、それぞれにそんな感じだった。

地獄絵図・・・そんな言葉がふさわしかった。
天寿を全うしてこの世を去った祖父のときとは明らかに違う。

前途のある若者が突然この世を去った・・・それに近い人たちがいかに悲しみ、
現実を受け止めることも出来ず、ただ僕のために駆けつけてくれたことがよくわかった。
自分の・・・亮の死をどれほど悲しんでくれているのかがわかった。

きっと、たった一人・・・いや二人をのぞいては・・・
165hiroshi:2006/09/09(土) 23:57:28 ID:3niHn2Zh
自分が・・・亮がこの世から消えて、それが、どれだけの人に悲しい思いをさせているか・・・
そんな感傷に浸っていると、いつの間にか僕の焼香の順番がまわってきそうになった。
この地獄絵図を、僕は終わらせることが出来る・・・

悲しみに満ちたこの場を・・・中野先輩一人を犠牲にすれば、元の自分に戻れるかもしれない。
男の体を取り戻すことまではもし出来なくても、家族や友人は失わなくてもすむかもしれない・・・

そんな誘惑が僕を襲う。アソコに埋め込まれたものが動きを止めると、
そんな考えが浮かんでくる。
僕は、この悲しみにくれる人たちを救うことが出来るはずだった。

アクシデントはそこで起きた。とはいえ、実際に何かが起きたわけではない。
視線に・・・気づいた。
親族席に座る、二つ年下の弟、孝の視線だった。

その視線が、僕のことを一人の「女」としてみている。
悲しみにくれる親族席にあって、弟の孝は、
そんなことなど忘れてしまったかのように、僕のことを、好奇心を持った目で・・・いやらしい目で見ていた。

瞬時に、その視線に嫌悪を感じた。何より、この場にふさわしくない、そんな視線だった。


僕は僕で、自分のおかれた不思議な立場に戸惑い、
この場の地獄のような悲しみの雰囲気に呑まれていた。
しかし、兄弟は他人の始まりなのか・・・そんな場に合っても、
孝は、喪服に身を包んだ華奢な美少女を見つけると、
性的な意味を隠せない・・・エロい意味を隠せない視線をぶつけてきた。

16歳の弟には当然の性的欲求だったのかもしれない。
でも・・・死んだ人間本人からしてみれば、ひどく悲しいことだった。

ところが、次の瞬間、僕自身が、弟と、同じように、いやらしい世界に引きずり込まれることになっていた。
弟の視線が気になる・・・自分の死に慟哭するのではなく、
目の前にいる女に興味を持っている弟・・・許せない・・・そう思っていたのに・・・

次が、僕の焼香というときになって、アソコのローターが動き出した。
(!・・・あっ・・・そんな・・・)
体中に電流が走る。立っているのがやっとだ・・・
無意識に、先輩のほうを見る。やめてほしい、そう訴えたかった。
166hiroshi:2006/09/09(土) 23:58:23 ID:3niHn2Zh
その時先輩と目が合った。
先輩の目は・・・そのまま我慢しろ・・・そう、命じていた。
サッカー部のときから変わっていない。
僕は、先輩の目を見れば、なにを求めているか、正確に感じ取ることが出来た。

サッカーをしていたときは、どこにパスを出せばいいかわかった。
今、先輩に、あゆことしての命令を受けている。ただそれだけの違いだった。

命令には逆らえない。そう。昔からずっと、不思議な力を感じていた。
もだえてはいけない・・・理性が僕の心を支えて、この場を壊してはいけない・・・
そう思って、なんとか立ち続けた。

(きもち・・・いい・・・)
心のどこかでそう認めながらも、自分への別れの儀式を滞りなく済ませることを、
何とか済ませることを僕は望んでいた。
見よう見まねで、隣の人と一緒に焼香を済ませて・・・親族に一礼する。

孝と視線が・・・合った。
その瞬間、アソコに埋め込まれたローターが、ひときわ激しく動き始めた・・・様な気がした。

弟に視線で犯されていた・・・
(だめ・・・きもちい・・・だめ・・・)
理性が戦っていた。でも、僕の顔は少し紅潮して・・・
艶を帯びた表情をいつの間にか作っていたことは間違いない・・・
弟の視線に・・・僕は・・・結果的に応えてしまった。

いつの間にか・・・頭の中では、弟に犯されることを想像してしまっていた。
裸を見たことも何度もある・・・成長の過程をずっと見てきて、今は立派な「男」になった、
孝の立派な肉棒を・・・何とか記憶の底から引っ張り出そうとして・・・
いつの間にかその体に抱かれることを・・・想像してしまっていた。
そして、股間も・・・反応していた。それは・・・きっと・・・ローターのせいだけではない。

(あっ・・・いやぁ・・・だめ・・・も・・・っと・・・)
この、葬式の・・・しかも自分の葬式の・・・厳かな場所で・・・僕は・・・
自分の弟といやらしい視線を交し合って・・・性的な快感を覚えてしまっていた。
167hiroshi:2006/09/09(土) 23:59:16 ID:3niHn2Zh
それでも、何とかこの場をやり過ごして、運よく着席することが出来た。
ローターはとまってくれなかった。
他の人が・・・焼香をしている間、僕はアソコに走る電流を・・・
快楽を・・・ひそかに楽しみ・・・そして理性で抑えようと戦っていた。

混乱する気持ち・・・僕はもう、元の自分に戻ることなど出来ないことを確かに悟っていた。

・・・いくら淫乱女でも、自分の弟と・・・そんなことは出来ない・・・
もし家族の下にもどったら・・・僕はとんでもないことをしてしまう・・・そんなことは出来ない・・・

「理性」は、まったく別の方向に働いていた。
僕は、「淫乱女」であることを認めて、
それまでの自分を捨てることを「理性」で選ばなければいけなくなっていた。

泣くふりをして、嗚咽を外に漏らす・・・
どんなに隠しても艶を帯びてしまう・・・隠せない・・・きもちいい・・・
不思議なアクシデントが、僕の心の決意を確かに固めていった・・・
もう、正直な気持ち・・・快楽におぼれたいという気持ちと・・・「理性」は同じ方向を向いてしまった。

それを先輩も見ている・・・その視線も感じていた。
先輩が、僕と弟のいやらしい行為に気づいているかどうかはわからない。
でも、視線は僕を罵っているのがわかる。笑いながら・・・

「この淫乱女」
と、昨日先輩に処女をささげたばかりなのに、もう違う男と・・・
それも自分の弟に、視線で犯され、しかも感じている、淫乱女ぶりを、見抜かれている。



「本日は、お忙しい中・・・」
いつの間にか、式は最後の段階、喪主である父の挨拶に移っていた。
「しかし・・・このような形で・・・突然この世からさってしまう・・・」
父の挨拶は途切れ途切れで・・・言葉にならなかった。

そんな父を見上げる・・・すると・・・つい、弟のほうを見てしまう。
(あっ・・・いや・・・)
168hiroshi:2006/09/10(日) 00:00:20 ID:3niHn2Zh
ローターの動きは前となにも変わっていないのに、弟と不意に視線が合うと・・・
犯されている気分がよみがえってきた。

僕は、自分が獣になってしまったような屈辱をどこかで覚えながらも、
それでも、視線に犯されることの快楽に抗うことが出来なかった。

そして、自分の体が入ったお棺が、出棺し、「最後のお別れ」のときがやってきた。
本来他人であるはずの僕は控えめに後ろのほうにいたが、
さりげなく前のほうへ行くことを先輩が促してきたので・・・
花を持って自分の死体の傍らに供えた。

先輩は、僕が、この場でもいつの間にか快楽に身悶えていることを見抜いて、余裕の表情だった。
そして、花を持って、僕は、引き寄せられるように、弟の前を通って・・・後ろに帰ろうとした。
その瞬間・・・何が起きたわけではない。
ただ、弟がずっと僕のほうを見つめ・・・
僕が通った後、さりげなく僕の残り香を嗅ごうとして、鼻を動かしたのがわかった。
そして、視線はずっと、僕を犯していた。

弟に見つめられ・・・アソコのローターに抵抗できず・・・
感じてしまう・・・僕はどれだけ淫乱なのだろう・・・
自分との最後のお別れの感傷に浸る暇などなかった。

安らかに眠る、自分の死に顔を見ても、なんの感慨も感じる暇はなかった。
ただ、快楽に夢中で、それを外に出さないことに必死だった。

ただ、この場にいて、身もだえて、我慢して・・・欲求不満を抑えることにしか理性がはたらかない・・・

さようなら、亮、さようなら今までの自分・・・
そう、頭の中で繰り返すのが精一杯だった。
でも、体は孝の視線に犯され、ローターにかき回される快楽に支配されていた。

つーっ、ももの内側に暖かいものがつたうのがわかった。
あふれ出す汁が、パンティをぬらすだけではおさえきれず、決壊し始めた。
情けなくて、涙が出てきた・・・それでも体中を走る快楽をとめられなかった。
169hiroshi:2006/09/10(日) 00:00:59 ID:4O0iiYHN
「それじゃ、おれはそろそろ」
「あぁ、中野・・・じゃ、またな・・・」
そこで、先輩がその場を立ち去るのがわかった。
その次の瞬間、僕の股間のローターが動きを止めた。

(はぁっ・・・おわった・・・)
お別れが終わり、親族以外は少しずつその場を立ち去り始めた。

僕は・・・先輩の待つ駐車場へと向かっていた。
斎場を後に仕掛けたとき・・・ブラスバンドの演奏が聞こえてきた。
この曲は・・・僕はふと足を止めて、最後にもう一度だけ振り返った。

僕が好きだった曲・・・吹奏楽部の卒業生たちが、泣きながら演奏していた。
その悲しくて、緊張感に満ちた調べを、僕は忘れられない。
その空気の中、僕は振り返り、自ら「梶原亮」としての自分に別れをつげ・・・
淫乱女への道を歩き出した。

「せんぱい・・・」
紅潮した顔で、半分なきながら、僕は先輩のもとにたどり着いた。
「お、来たか。さぁ、乗れよ。」

僕は車の中に入った。

「梶原は・・・亮は、最高のパートナーだったよ。」
一瞬の沈黙を破って、先輩が語りだした。
「あいつは、右サイドからいつも俺に最高のパスを出してくれた。
俺は自分が10番に固執したからあいつは右サイドをやるしかなかったけど、

今から思えば、俺がフォワードに移ってあいつが10番にポジションにいれば、
インターハイでも、国立でも、優勝できたかもしれない・・・そのくらい最高のパートナーだったよ。」

かつて、自分がそう呼ばれていた「梶原亮」にとって、最高のほめ言葉だった。
一瞬、僕はかつての自分に戻って先輩の言葉に胸を打たれた。

「あいつは俺の考えることをいつも的確に見抜いて、すばらしいパスを出してくれた。
最高のプレーヤーだったし、俺との相性も抜群だった。」
170hiroshi:2006/09/10(日) 00:02:14 ID:4O0iiYHN
ほめ言葉はなおも続いた。だが、今の僕にとっては、
この後続く言葉のほうがうれしく響くのだった。

「そのくらいの男じゃなければ、最高のAV女優としてプロデュースなんか出来ない。
だから、お前を選んだんだ。」
「先輩・・・じゃ・・・最初から私のことを・・・」
なぜかうれしかったのだ。それまで感じていたモヤモヤしたものが、
またすぅっと薄らいでいった。

「そして、お前はそれを受け入れた。これで、お前は自分とお別れした。
今日からは完全にあゆことして、男に犯されて、感じて、見られて、そんな淫乱女として生きていくんだ。」

「先輩・・・」
自分との「お別れ」のことを持ち出されると、また僕は少し不安になる。
不機嫌になる。僕は、その先輩の言葉が信じられなかった。
それに、今までのほめ言葉が突然の罵りの言葉に変わったことも、僕の不機嫌さを増した。

お別れは、先輩の埋め込んだローターによって、ひどくゆがめられたことを、
思い出して、そのことを屈辱と感じていた。
その不機嫌さは、きっと、明らかに顔にも現れた。だが、先輩の言葉はとまらなかった。

「どうした?お前は今日、あの場から逃げ出さなかった。亮はまだ生きていると叫ぶこともなかった。
ってことは、亮としての自分とはお別れした・・・ってことでいいんじゃないの?」

はっ、とした。
そう・・・そのとおりだった。僕はあの場から逃げ出すことも出来たし、
自分が亮であると叫ぶことも出来た。だいたい、トイレにでもいけば、
僕の体を支配し続けたローターを取りさることなんて、簡単に出来たはずだった。

そしたら、弟の視線も・・・冷静に受け止めることが出来たかもしれない・・・

でも、僕はそれをしなかった・・・

「どうして逃げなかったんだ?それは自分でもよくわかってるだろ?」
先輩の鋭い視線が僕の胸の奥にまで突き刺さった。

そう・・・知っていた。僕は、理性で戦いながらも、アソコから走り続ける快感をあの場で楽しみ続けた。
171hiroshi:2006/09/10(日) 00:03:18 ID:4O0iiYHN
自分との・・・亮とのお別れでほぼ全員が悲しみにくれる・・・
地獄のような場所で、一人天国を感じ続けていた。
「しかも、弟に見つめられて、感じていたんじゃないのか?」


先輩はすべてを見抜いていた。僕は、弟に視線で犯されていることに不思議な気持ちのよさを感じていた・・・
あの場で、自分の淫乱さをさらしてしまっていた。

逃げ出せば、自分が淫乱であることをやめることが出来たはずなのに、
それをしようともしなかった。

弟に犯されて楽しんでいたのは・・・
きっと、自分が淫乱女になってしまったことを喜んで受け入れたから。
逃げ出さなかったのは・・・
あの雰囲気の中で背徳的な快楽を心から楽しんでいたから・・・

先輩の埋め込んだローターのせいにしてみても・・・かくしようのない事実だった。
「お前は自分が淫乱な女の子であることを、今、自分で選んだんだ」

「・・・」
正しい解答だった。僕は言い返すことが出来なかった。
不安がよみがえってきた。
僕の人生はいったいどうなってしまうのだろう。あゆことしての新しい人生。
それは、でも、いったい誰なのか?

戸籍も、それまでの過去もない、そんな女を・・・どうやって生きていけというのだろう。
「なに、心配する必要はないさ」
先輩が続けた。
「あの場にいた男たちは、あと一年もすれば、ほとんどがお前に再会することになる。
グラビアや、AVでな。そして、お前が今日のように快感に落ちていくのを見ながら、オナニーするんだ。」

きゅん、とちいさな胸がなった。
弟一人に視線で犯されただけでもここまで感じてしまった僕にとって、
あの場にいたほとんどすべての・・・それはいいすぎだとしても、多くの男たちみんなが僕を見て・・・オナニーする・・・
それは、その男たち・・・同級生や、先輩、後輩、友達、先生、そして、弟や・・・
「号泣していた親父さんもかもな、ハハハ」
172hiroshi:2006/09/10(日) 00:04:07 ID:4O0iiYHN
先輩の言葉に・・・最低の一言に・・・それでも胸をきゅんとさせる・・・

そんな状況すら、僕を興奮させてしまう。
どこまでも淫猥な存在に自分が落ちていくことを少しも、とめることが出来ない。

そんな僕が、自分が淫乱女であることをどうして否定など出来るだろう。
体が熱い・・・
ローターがまだ体の中にある。
それをとろうとも思っていなかった。

「ほら、これが新しいお前の身分だ。」
先輩から差し出された何枚かの身分証名証。
保険証、運転免許証。僕が男だったときにはとったが・・・
どうやったのかはわからないが、たしかに僕の・・・
あゆこの写真入で僕の身分を証明する何枚かのカードがそこにあった。

生年月日は亮よりも一年と一ヶ月遅かった。
僕は、書類上は、18歳の少女に生まれ変わっていたのだった。
そしてそのなかに、真優の通う女子大の学生証があった。
「お前はその大学に通う女子大生になるんだ。」
女子大生に・・・真優の後輩に・・・自分に身分を与えられたことで、急に僕はなにか安心した。

車が動き出した。

煙も出ない火葬場を後ろにして。
今ごろ、僕が男だったころの体は、荼毘に付され、この世から完全に消え去ろうとしている。
そんなことを考えても、何ももう感じなかった。
お別れを済ませた過去に未練が消えていた。

「さて、東京に帰ろう。そのあとは・・・」
言いかけて止めた先輩の、思わせぶりな一言・・・
そのあとは・・・先輩の目線は欲望をたっぷりとたたえていたから、

東京に帰ったら、先輩の性欲の処理に「使われる」ことがなんとなくわかった。

先輩に抱かれる・・・その幸せで僕の胸は高鳴った。
ぶーん、と音を立てて・・・ローターがまた動き出した。
173hiroshi:2006/09/10(日) 00:04:51 ID:4O0iiYHN
「あっ・・・あぁん・・・せんぱぁい・・・はぁん・・・」
もう、声を抑える必要もない・・・車の中という密室で、
思いっきり乱れる様子を先輩に見てもらえばいい。

「あまりシートをぬらすなよ」
「は・・・い・・・でも・・・そんな・・・ぁ・・・」
目を閉じて快楽を楽しみ始める僕・・・
あゆことしての自分を・・・淫乱な女の子としての自分を・・・選んだ。
そして、男だった自分とのお別れを済ませた僕は、もう、迷うことはない。

でも、「理想のAV女優」としてプロデュースされたカラダを持った僕の、
「理想のAV女優」への道のりは、
カラダをプロデュースされただけで終わるものではなかった。

今にして思えば、こんなのまだ、淫乱美少女としての、自分の第一歩に過ぎなかった。

淫乱な女の子としての、僕の行く手には・・・
AV女優としてデビューする以前に、もっともっとたくさんの、
屈辱的で・・・退廃的で・・・そんな出来事が待っていた。

それは、一つ一つが、女としての、いや、男だった人間としての屈辱にまみれていた。
しかも、「男」だった自分の気持ちを、刺激されながらも、女としての、あゆことしての自分を結局、
悦びをもって選択してしまうような・・・
そして、結局は快楽にもみくちゃにされる、たくさんの出来事が待っているのだった。
174hiroshi:2006/09/10(日) 00:12:21 ID:4O0iiYHN
今日は終わりです。

続きはまた。
175名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 07:57:36 ID:w8pk9ni/
うほhiroshi神が半年ぶりに降臨された
神は調教モノ書くとホントいいね
しかもこの設定の物語1年前に投下されて
シリーズ化してるな
176名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 09:05:27 ID:7AFjIdJl
【hiroshi】キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
177名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 13:16:42 ID:YmFPK9gS
G J J J J J J J !!!!!
178名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 19:04:25 ID:WCwb24B/
レベル高い…GJ!
179名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 23:44:33 ID:ydzATtaK
GJ!背徳感を感じさせる設定がエロい!!これぞ王道ですな
180名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 23:55:52 ID:OgDbpchv


181名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 13:35:07 ID:VhAjzcYX
すげえGJ
182名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 14:40:44 ID:Uc6/94bW
スレ更新だから見てみたら、連続あぼ〜んとうざい議論か。
アルタンの人がんばるなあ。斜め読みしかしてないけど、応援してる。

荒れてるような過疎ってるようなこの微妙な空気のために、
このスレ覗いてるような気がするよ…
さて、また未読ログ貯めるとするか。
183名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 21:23:01 ID:/fBuMrOc
>>182
> 斜め読みしかしてないけど

もったいないお化けが出る。
184名無しさん@ピンキー:2006/09/12(火) 07:59:43 ID:IrUGzYo0
>>182
斜め読みで萌える俺が勝ち組
185XYZ(ppm):2006/09/12(火) 20:38:37 ID:2yXeOQa8
2ch各TSF関連スレッドをご利用の皆様、初めまして、XYZ(ppm)です。
先日、TSF図書館を公開致しましたので、その報告に参りました。
2ch各TSF関連スレッドをご利用の皆様にも、TSF図書館と末永くお付き合い頂けると幸いです。

ちなみに、TSF図書館の場所は、こちらです。
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7065/

具体的には、2ch各TSF関連スレッドが荒れている時の避難用や、投稿練習用にご利用下さると幸いです。
また、TSF関連作品ではあるものの傾向的に2ch各TSF関連スレッドに投稿するには難しいと思われる作品、投稿して既に反発を受けた作品の避難用、そして、試験投稿用としてもご利用して下さると幸いです。
加えて、2ch各TSF関連スレッドには、文章が散逸的、または、冗長すぎると著作者自身が感じられる作品の投稿用として利用して下さると幸いです。
追加として、2ch各TSF関連スレッドで既に発表されている作品、または、これから発表する予定の作品、過去において発表したものの著作者自身の事情により削除されたり、投稿を取りやめられた作品に関して、著作者自身が転載しても構いません。
その際には、著作者自身による転載である旨の表明と、著作者名並びにその作品の元の掲載場所について付記して下さると幸いです。

最後に、TSF図書館管理人ことXYZに、直接、要望や、意見がある方は、TSF図書館内のTSF図書館開館告知スレッドまでどうぞよろしくお願い致します。
186名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 00:15:11 ID:txGkNZWE
ageとく
187名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 02:21:15 ID:rBWX2l2x
あげ
188名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 13:07:05 ID:iW8YMont
静かだなー
189名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 14:03:22 ID:AN1qkxXu
平和でいいじゃん
190名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 14:52:37 ID:Rs8WYRfN
すべて終わったのさ…

´・ω・`)

(´・ω:;.:...

(´:;....::;.:. :::;.. .....  


191380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 16:58:03 ID:N32AqIy7
 すみません、854さん強制女性化話の5話を書こうと過去の話を読み返していた
時に、凡ミスに気がついてしまいましたorz

 3話で慎は会社に行っていると書いておきながら、4話でゼミがうんぬんなど
と、まだ大学に行っているというように書いてしまいました。

> 彼は大学の同期生である上庄竜太(かみむら・りゅうた)で、よりによって同じ
>ゼミに入っている奴だ。

 この部分を、

 彼は大学の同窓生の上庄竜太(かみむら・りゅうた)だった。よりによって同じ
ゼミに入っていた奴だ。住んでいる場所がわりと近いこともあって、卒業後もな
にかと飲みに行ったりと腐れ縁的な付き合いが続いている。

 とでも直しておいて(もしくは脳内補完して)ください。
 誰もツッこまなかったなー。
 やっぱり間を空けるとだめだな、こりゃ。

 なお、5話は慎ちゃんの初体験の話になるかとおもいます。お楽しみに。まだ
ほとんど書けてませんけど。王様ゲームの話もいい加減なんとかしたいところで
す。ネタがうまく噛み合えばさくっと書けるんですけどね。クリスマスネタは一
気に書いてましたし。
 鈴の話は、ネタ希望。どんな目にあわせたいか書いてくれれば、組み合わせた
りして書いてみようとおもいます。正直言うと頭ん中でいじくり過ぎて、ネタが
煮詰まってしまいました。近親相姦とか夜の大運動会とか露出から青姦とかビデ
オ撮りとかエロコスプレとかふたなりで美羽妊娠とか鈴が出産とか……orz

 なお、次の話は VIP に投下した話の最終話です。このスレのPart23・100あた
りから投下しています。もう少し続けようかとも思ったのですが気力が尽きまし
た。題名は……考え付かないので「無題」とします。
192380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 16:58:34 ID:N32AqIy7
之肢(最終回)

 目が覚めるとそこは、見知らぬ光景が広がっていた。
「おはよう」
 声のする方に顔を向けてみると、白衣の女性が枕元に座っているのが見えた。
「……」
 自分が何者なのかすら思い出せない。なのに、奇妙に心が落ち着いている。どう
して自分はここにいるのだろう?
「気分はどうかしら」
「あまり、よく……ありません」
 頭の中で羽虫が騒ぎ立てているような気がする。表面上は静かな湖の底で、何か
が蠢いている。
 同じようなことを何度も繰り返しているような気がしてならない。体を起こそう
としたが、白衣の女性にやんわりとベッドに押し戻されてしまった。
「だいぶ無理をしているのだから、もう少し寝ていなさい」
「はい」
 無理ってなんのことだろう? と思いつつ、目をつぶった。
 すぐに眠気が押し寄せてきて、彼女は再び眠りに落ちた――。


「さすがに、六回も記憶処置を施せばおとなしくなるか」
 女医は深く息を吐いて、少女――和哉の眠り顔を見つめる。
 和哉は半年もの間、度重なる徹底的な記憶の塗り替えがされていた。洗脳どころ
ではない。脳は徹底的にいじられている。脳改造と言ってもいい。
 女性化ガスもそうだが、脳の内部や記憶までも切り刻みながら生命に支障がでな
い技術も謎に包まれている。とても現代科学でできるようなものではない。受精卵
や胚胞の段階ならばともかく、成体を十数時間で別の性別に変えるなど想像を絶し
ている。
193380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 16:59:05 ID:N32AqIy7
 それに、物理法則にだって触れかねない。肉体を変容させるエネルギーはどこか
ら来るのだろう? しかもそれは外科的な手術を必要とすることなく、ガスだけで
実現できるのだ。
 実に興味深い。
「ふん……それで自分が女になっては意味がない、か。ミイラ取りがミイラになっ
た、というところかね」
 自嘲の笑みを浮かべて、一人呟く。
 実は“彼女”も、ガスの犠牲者の一人であった……。


 彼女――いや、彼はかつて優秀な医学者であり、次期教授の呼び声も高かった。
 大学の理事長の娘との婚約も決まっていたし、順風満帆の人生のはずだった。そ
れが、女性化ガスの研究中に起きた事故……いや、ライバルの陰謀でこのような姿
に変えられ、人生は大幅に狂ってしまった。
 女性化して目覚めた時、既に何度も犯されていた。抵抗する意思も砕かれ、あら
ゆる場所を犯された。女性化された体はセックスに対して反応が強くなるようになっ
ているためか、自分から男を求めるようになるのにはそう時間はかからなかった。
 日にちの概念さえ忘れていた、ある日。
 自分の痴態に注がれている二対の視線に気がついた。彼女はその視線に向かって
媚びを振り、結合部をみせつけた。今までの見学者は、これで喜んだものだった。
 しかし、この日は違った。
 見学者は、彼女――元・研究者である彼の、婚約者だった。
 正確にはこれにもまた、「元」という字がついてくる。そして彼女の傍らには、
彼のライバルであった男の姿があった。
 はめられた、と知ったのはこの時だった。
 幸いにも記憶や人権さえも奪われるようなことにはならなかったが、地位と仕事
は失った。それだけではなく、誇りと尊厳、自負心さえも奪われた。
194380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 16:59:35 ID:N32AqIy7
 何もかも奪われ、放り出された彼女が今の仕事に就くまでに、何人の男に身を任
せただろう。十人や二十人ではきかない。皮肉なことに、女性化ガスによって得た
体が、今の仕事をつかむ手がかりになったのだ。
 しかし、心の奥底のどこかでそれを楽しんでいたのも事実だった。
 無理矢理掘り起こされ、開発された官能が身を焦がすのだ。
 バイブレーターで慰めるのにも限界があった。
 体が疼く。男が欲しくてたまらない。一人では物足りない。何人、何十人にも囲
まれて、気絶するまで凌辱してもらわなければ満足ができない体になっていた。
 今でも職員の男達に、定期的に抱いてもらわなければならないほどだ。だが、心
がそれを拒む。彼女は意識を朦朧とさせる薬と、媚薬を併用することによってセッ
クスをし、精神と肉体の均衡をようやく保っているのだ。

 女性化新法施行直後、“彼女”のような女性化ガスによって女性となった者は
「人工女」「紛いモノ」などと呼ばれ、世の女性の多くから反感を受けた。
 特にキャリア志向の強い人やフェミニズム運動に身を投じている人から、女性へ
の冒涜だなどと強烈な反発を受け、抗議デモや、女性からのレイプ紛いの事件が頻
発した。
 しかし一部では、 自分の卵子を精子バンクから買っ た精子と人工授精させ、
「借り腹」として利用する動きが出てきた。中には、自分では子供を産みたくない
が子供は欲しいという女性が彼女達を買い、目をつけた男性とセックスをさせて子
供を作らせていることまであるという。
 彼女達は男にとっても女にとっても、都合のいい「道具」だったのだ。
 最初こそ動きが鈍かったものの、今では抽選待ちすら三年先までびっしりとリス
トが埋まっているという状態だ。
 需要過多にもかかわらず、供給は改善の見込みが立たなかった。再犯を重ねる犯
罪者、特に性犯罪者を対象にして「更正」させるだけでは到底需要には追いつかな
くなってきたのだ。
195380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 17:00:06 ID:N32AqIy7
 そこで法律を拡大解釈し、ホームレスやニート、生活保護を受けている一人暮ら
しの男性を“社会にとって不要”な女性化の対象として扱う事により、供給は好転
し始めた。
 これによって全国各地で「ニート狩り」とでも言える人権侵害事件が多発したが、
被害者の記憶が無くなっており、なおかつ訴える身内もいないために立件が難しい
という問題があった。多くの弁護士が駆けずり回ってはいるが、いまだ目立った動
きには発展していない。
 それどころか身寄りの無い男性を手当たり次第女性化の対象とする動きが活発化
しており、人権侵害は勢いを増すばかりだった。何しろ女性化した人の「売上げ」
は地方や国の財源に組み込まれるので、一人のニートの“所有権”を巡って、国と
地方の役人がいさかいを起こすという事件まで頻発するようになったのは笑えない
ジョークであった。
 この問題に対し、首相が国会で野党の追求を受けた時、
「本人が幸せに暮していると言っているし、国庫の負担も小さい。それどころか本
来は支援費用を与えなければならないところが、逆に国庫の収入になっているし、
人口増加に貢献もしている。何が問題なのかね?」
 と発言したことも、一連の動きに正当性を与えたようなものだった。
 一部では「女畜(めちく)」として、何人もの女性化された者を囲いこんでいる者
もいるという。
 時代は着実に、ねじ曲がった方向へと進んでいた……。

 ***

「さて、これで彼女も退院か。えらく時間がかかってしまったがな」
 かつて和哉と呼ばれた少女のカルテを見ながら、女医が呟く。この収容所には気
を許せる同僚などいないので、すっかり独り言が癖になってしまった。
 彼女への度重なる記憶処理による費用は、身請け人が全てを負担することになっ
ていた。優に都心の一戸建てに匹敵する莫大な金額だ。そこまでして人造女性を欲
しがる理由は何だろう。
196380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 17:00:37 ID:N32AqIy7
「……深入りしないのが身のためだな」
 それでも、想像くらいはつく。
 彼女もまた、自分と同じくライバルにはめられたのだろう。女性か、出世競争か、
それともその両方か。
 女性化ガスは、人格にまで影響を及ぼす。ある意味、精神的に退行させると言っ
ても間違いではない。自分の場合は、実験中のガスだったために記憶までは奪われ
なかったのは幸いだった。
「幸い……か」
 記憶処理された、扱いやすい従順な女性。
 男にとって都合のいい存在だ。
 今の彼女には、かつての家族の記憶は完全に残っていない。最近の記憶になると
比較的残っている度合いも高いが、それでもうろ覚えだ。その代わりに、家事全般
の知識を詰め込んである。
 セックスの知識はオプションだ。あの少女にはそれらの知識は与えられていない。
何も知らない無垢な少女を「調教」するのを楽しみにしている男も多いからだ。か
つては自分も男だったとはいえ、女医の胃の中に鉛の塊が生じたようだった。
「霞主任」
「なんだね、ノックも無しに」
 不意に思索の糸を断ち切られ、眉をひそめて回転椅子ごと声のした方向を向く。
「せ−19GA2260号の退院許可へのサインを願います」
「わかった。しかし、何度も言っているのだが、今時書類にサインとは古くないか
ね?」
 机の上からボールペンを取り、サインをして返す。
「ありがとうございます。まあ、お役所仕事ですから」
 へらっと笑い、そのまま立ち去りかけて、何かを思い出したように振り向いて男
は言った。
197380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 17:01:08 ID:N32AqIy7
「そういや、今晩がいつもの日ですね。地下室で待ってますよ。主任のマ○コは最
高ですね。さすがは最高級の人工女だ。これを知っちまったら、金を出してソープ
に行くなんかバカらしくてできませんよ」
「言うな、馬鹿者」
「へへっ……そのツンデレっぷりも主任のいいところです」
 冷たい視線をものともせず、男は書類を持って部屋から立ち去った。

 ***

 少女は、白いブラウスを着せられて殺風景な部屋に連れて行かれた。
 事務用の椅子とテーブルがあるだけで、あとは何も無い。
 そこに座っているようにと指示され、彼女は黙って座っていた。
 一時間が経過したが、誰も来ない。
 しかし彼女は身じろぎもせず、 黙って座っていた。 それが彼女に与えられた
「命令」だから、従うのは当然だったのだ。
 それから数十分も過ぎただろうか。
 扉が開き、背広姿の男が霞主任と白衣姿の男に付き添われて入ってきた。
「さあ、おいで美咲」
「それが……私の名前ですか? 御主人様」
 白衣姿ではない以上、彼が自分の「御主人様」である可能性は高かった。
 盲目的に従わなければならない、自分に対しての絶対君主。
「そうだ。それが君の名前だ」
 少女は立ち上がって、深々と頭を下げた。
「ありがとうございます、御主人様」
「……金をかけた甲斐があるな。和哉の野郎がここまで従順になるとはな」
 憎しみと悦びの混じった、背筋が凍るような笑顔だった。
198380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 17:01:41 ID:N32AqIy7
「かず……や」
 頭の奥でちりちりと鈴が鳴り響くような気がするが、苦痛はない。
「憶えているのかい?」
「いいえ……かずやとは誰の事でしょう? 御主人様」
「君が気にする事はない……ああ、そうだとも。そんなことなど忘れてしまうがい
い」
「はい、御主人様」
 主人となる男の獰猛な笑みに心のどこかで恐怖を感じながらも、少女は再び頭を
下げた。御主人様の命令は絶対なのだ。
「もう、連れていってもいいんですね」
「ああ。だが、無理は禁物だ。ここのところ、膣に裂傷を負って入院する患者が多
くて困っている。いくら“彼女”達にまともな人権が適用されないとは言え、やは
り人間なのだ。まともに取り扱って欲しいものだな」
「ええ。丁重に取り扱わさせていただきますよ……くくっ。さあ、行くぞ美咲」
「はい、御主人様」
 部屋を出て言った少女を見送り、白衣の霞は呟いた。
「復讐なんて考えない方がいい。ただ肉欲に溺れるだけの方が幸せってものさ。だ
が……」
 廊下から男の悲鳴が聞こえてきた。
「死ね! 死ねっ! 死ねぇっ!!」
「か、和哉! お前、記憶がっ……!」
 職員達が廊下を駆ける足音が響き、少女を取り押さえたようだ。
「世の中には消そうとしても消えない恨みというのもあるだろうさ。江戸時代の怪
談のようにね」
 霞は薄い笑みを顔に張りつかせてドアを開ける。
「幸いな事に、彼女の再構成費用は払込み済みだ。被害者には悪いが、このような
行為があまり広がると、こちらとしても色々と面倒なのでね。彼も社会に不要な、
不適格者の資格があるようだ」
199380 ◆PKEHY060jY :2006/09/17(日) 17:02:28 ID:N32AqIy7
 血まみれになった男を見下ろしながら言った。
「君の体は有効に使わせてもらう事にしよう。今や、無駄にできる体など存在しな
いのだよ。安心したまえ、その程度の刺し傷など現代医療においてはどうというこ
とはない。女性化ガスは、肉体的損傷すら治癒させる偉大な効果があるのだよ。…
…連れていきたまえ」
 霞の言葉が耳に入ったのか、男は小さな悲鳴をあげてストレッチャーに乗せられ
るのを拒むが、めった刺しにされて出血が酷いので体力の消耗が激しい。あっさり
と乗せられてしまい、処理室へと運ばれていった。
「何をしたかは知らんが、よほど屈辱的なことでも言ったのだろうな。奥底に押し
込めた記憶さえも一瞬にして燃え上がらせる言葉を、ね」
 霞は呆然としている血まみれの少女から千枚通しを取り上げ、そっと耳元で囁い
た。
「君は新たな御主人様の下(もと)に嫁ぐことになるが……それでいいかな?」
「は……い、せんせい……」
 少女の目から涙がこぼれた。
 だが彼女にも、なぜ自分が泣いているかわからなくなっていた。
「復讐を果たして燃えつきたか。やれやれ、これでは商品にならんな。とりあえず、
今晩のパーティに彼女も参加させて心の回復を図るとするか」
 霞の唇に、皮肉な笑みが浮かぶ。

 今夜は楽しい一夜となりそうだった。


 (無題)・END
200名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 20:55:01 ID:iW8YMont
実にダークなENDで面白かった。
欲を言えばエロシーンも欲しかったけど。
201名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 21:11:43 ID:RQZZ3CGo
>191
>近親相姦とか夜の大運動会とか露出から青姦とかビデオ撮りとかエロコスプレとかふたなりで美羽妊娠とか鈴が出産とか……orz

全部期待したりする私が居る。
鈴シリーズはすごく好きなので、是非続編をお願いしたいです。
202名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:35:33 ID:Mmz2Ixg8
../
203名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:18:51 ID:MwvEdR03
380氏おつかれさまでした。
結構えぐい話でしたね。
鈴の話はエロエロでお願いします。
204名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:53:30 ID:HlOv6B6L
普段はダークなENDはあまり好きではないのだが、これはいいですな。
380氏は相変わらずいい仕事をする。

鈴の話、親父と姉妹もけっこーいい味だしてそうなのでそっちの方も話に絡めてみては?
205名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:57:13 ID:EYMRbAyI
206名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:15:32 ID:lex4eoeL
ねむい
207名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:18:37 ID:2FEmdMKr
>>206
こっちこい
あっためてやるから
208名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 10:23:52 ID:05lU6q94
380氏の鈴は可愛いくせにエロいのが似合うキャラだから、
その構想が全て実現することを願いたい。
209名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:22:46 ID:p+i29Gxp
ここであえて悪魔のほうを希望する俺ガイル
210名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 08:43:42 ID:bDZSC+7L
バカ荒らしに嫌気が差してしばらく見るのをやめていたらこの見事な過疎っぷり!
職人さん達がんがってください
211名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:33:31 ID:ZQ96TxJA
荒し≒住人 なのだから過疎は当然
212名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:02:57 ID:IvL/poVS
>>211
つまりここから住人が去れば、職人さんたちが帰ってくるんですね!

…てのは冗談として最近、某所が盛り上がってるからそっちに流れてるのかもね
213名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:27:00 ID:5cs6DVjV
とある大学に通ってるんだけど、体育祭でやるダンス?(シンクロとも言ってた)の練習で、
「これから体育祭までの間に、君たちの体に変化を起こします、強制的に変化させます。」
と言われ、


       ついつい女の子に変えられる想像をしてしまったというチラ裏
214名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 21:26:30 ID:fCg06XHx
>>213
GJ!
215名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:42:00 ID:IWLHOMg5
>>213
イイ!!
216413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:34:31 ID:d2mpyH+S
ひさしぶりにSS投下してみます。


「ほ、本当に入れ替わった……」
「何を今更。では、早速調査を始めよう」
 薄暗い物置のような部室で、俺は感嘆の声を漏らした。そりゃあ先輩の知識や技術は認めているが、
よもやこんなことが本当にできるとはさすがに思っていなかったからだ。

 俺は鏑木瑞貴(かぶらぎ・みずたか)。この高校の2年生で、総合科学技術研究開発部の部員だ。
とはいえこの部は部長である宮小路美穂(みやのこうじ・みほ)先輩の他は俺しかいない。
だから規模からすると同好会なのだろうが、どういう経緯か生徒会からも部として認められてて、
わずかばかりではあるが年間予算だってきちんともらってる。とはいえ学内ではかなりの異端児
的扱いだ。いや、それは成り立ちのせいじゃない。この部を異端児と言わしめてるのは、
なにより部長である宮小路先輩の存在のせいだった。
 頭は超が蝶になって蝶サイコーと言わしめるぐらいの天才。背も高く、運動だってそつなく
こなす。スタイルも良くて顔だって相当レベルは高い。基本仕様だけ見たなら、誰しもが間違いなく
BTOによる追加オプションの必要がない、ハイエンドモデルだと評価するだろう。
 しかしこの人、そんなバリバリの高スペックを持ちながらも浮いた話をまったく聞かない。
少なくともこの高校においては俺の知る限り皆無だ。理由は単純、悲しいかな一般的な学生として
とか、なにより女としてとかいう部分で脅威的なほど世間と隔たりがある人なのだ。はっきり
言ってしまえば変人。それも超とか蝶のレベルで。せっかくの美人も分厚い眼鏡とボサボサに
伸び切った髪に隠れ、ナイスなスタイルも普段から制服の上に何故か白衣を羽織っているため、
その奇妙なスタイルの方が印象に残る有様。言動も少々……いや、少しレベルじゃないかも
しれないが、色々問題ありすぎ。ともあれそんな人なんで、必要が無い限り彼女と積極的に
接触しようなんて人間はこの学校にはいない。教師すら避けてるというか逃げてるぐらいだ。
 そんなこんなで、この学校においておそらく先輩と言葉を交わす回数ダントツNo1は、まず
間違いなく俺だろう。とはいえそれ、全然誇れることじゃないのだが。
 ちなみに俺はなんでそんな立場にいるのかというと、入学直後の新学期、うかつにも好奇心だけで
217413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:35:21 ID:d2mpyH+S
他の先輩達にも「絶対に近寄るな」と釘を刺されていた総合科学技術研究開発部の部室に、
サークル見学だという建前で覗きに行ってしまったのだ。今思えばこれが運命の分かれ道で、
「助手が一人欲しかった」という先輩の一言とともに拉致られ、そのまま強制入部させられた。
かくしてその日から俺は「変人の助手」として学内でも村八分状態。実質本当にその立場を
受け入れる以外に道が無くなって今日にいたっている。
 そんな先輩が今日部室に持ってきたのが、電球がついた二つのヘッドギア。なんかどっかの
カルト宗教の信者でもかぶっていそうなチープな作りって感じのやつ。
それが何かと聞くと、なんと驚くなかれ、人間の意識を入れ換える機械だという。
「男と女では感覚に差があるのだというが、それを実証した者はいない。なにしろ男は女の、
女は男を比較するための基準を、想像以外に持ち得ないのだからな」
とは、先輩の弁。だから入れ換えて色々調査するのだと言うんだが…………。
 正直に言おう、眉唾だと思った。そりゃ先輩は稀に今の科学技術を超越してません? ってな
発明するような人ではある。先日も経費30円で数キロのカリホルニウムを作れる生成装置とか
なんとかっての作ってたしな。けど、いくらなんでもこりゃムリだろって誰もが思うはず。
とはいえ万が一の事も考えられる。だから俺は当然ながら拒否したのだが、次の瞬間先輩は俺に
スプレーを浴びせてきた。それは先輩の十八番「睡眠くん3号」。かくして俺の視界は一気に
暗闇へ。そして先ほど目を覚ましたのだが…………

「ふぅむ、これが男の感覚か。とり立てて運動性能が上がっているようにも思えんが……」
 目の前で俺が……いや、俺の身体に入った先輩が腕をぶんぶんと降り回している。奇妙と言えば
あまりに奇妙な光景だ。ドッペルゲンガーに会うっていうのは、こういう感じなのだろうか。
「なるほど、物を持ち上げると良くわかるな。私の体ではこの顕微鏡、ここまで軽くは感じない
からな。なるほどなるほど……」
 先輩は身体を動かしながらも、逐一それを愛用の手帳にメモを取っていく。そんな「動く自分」
をしばし見ていたのだが、堅い学習イスの背もたれに寄りかかっているのが痛くなってきた。
218413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:36:16 ID:d2mpyH+S
 自然と身体をずらす。その時、俺は初めて自分の状況を意識した。
―――あっ……!
 胸が揺れた。途端に気が付く、男ではありえない胸の感覚。そうだった、先輩が俺に入ってる
んだから、俺は先輩…………つまり俺は今、女の体に入ってるんだ。
 ゆっくりと視線を下に向ける。そこには見慣れない景色があった。鎖骨のあたりから制服を前に
突き出すふくらみ。その切れ間から覗く胸の谷間。その下には、スカートからすらりと伸びた
足が見える。男ものとは明らかに異なる体のラインだ。
 その事を意識した途端、今度は全身を包むモノの違和感が身体を駆け抜ける。
―――む、胸から背中のこれって……ぶ、ブラジャーだよな? 股が変に寒いのは、スカート
だから仕方がないのか。あれっ? 足のこれってストッキングじゃなくてオーバーニーソックス?
 意識する気がなくても、自然にそんなことを認識させられてしまう。普通は自分が着ている
服なんてのは意図的に意識しようとしない限りは気にならないものだが、今自分の身体を
包んでいるこの感覚は、自分の知っているものとあまりに差がありすぎた。
 無意識にごくりと唾を飲み込む。そして震える指を制服胸元の切れ込みに挿し入れる。
おそるおそるそれを少しだけ引くと、その薄暗い隙間から予想通りのモノが見えた。
―――先輩の、女の人の胸……。
「なるほど、やはりそういうところに興味がいくか」
「おわあああああぁぁっ!!」
 突然目の前から声をかけられ、俺は驚きのあまり絶叫してしまった。いつのまにか先輩は俺の
目の前に立ち、こちらを興味深そうに見下ろしていたのだ。
「せ、先輩! 驚かさないで下さいよ!」
「何を言う。声をかけても返事をしないのはそっちじゃないか。で、どうなんだ?」
「どうって……何かですか?」
「女の体に入っても、やはり女の身体に興奮するものなのか? 客観的に述べてみろ」
「そ、そんな事言われましても……どうでしょう?」
219413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:36:59 ID:d2mpyH+S
 あまりにストレートな物言いに、少々困ってしまう。そりゃあ、いくら今は自分が女だと言っても
意識はあくまで男なわけで、興奮すると言われればそうなのだが。
 とはいえさすがにそんなことをべらべらと説明するのは恥かしい。そう思って言い澱んでいると、
先輩がじれったそうに頭をかいた。
「現状ではいささか判断がつかんという事か?」
「ま、まぁ、そうとでも言いますか」
 思わず曖昧にそう答える。すると先輩は仕方がないという感じで溜息をついた。顎に指を当てて
考え事を始めた先輩を見て、とりあえず恥かしい問い詰めから解放されたと思った俺は、
安堵で脱力する。どうもヘタに行動しない方が良いようだ。
 と、思ったら、目の前にぱさりと何かが落ちた。白い二組の……と思っているところに、今度は
どさりと上に何かが乗っかった。黒いモノだが、見慣れた感じのモノ。もう一度良くみてみると
すぐにわかった。それは俺の学生服、そして最初のは靴下だ。
―――あ、あれ? なんで?
 続いて次に学生ズボン、そしてYシャツ。というところで、俺はようやく何が起っているのかを
理解した。
「せ、先輩! なにやってるんですか!!」
 俺は絶叫した。俺の目の前で俺が……いや、俺の身体に入った先輩がストリップショーをやって
いたからだ。しかもすでに上半身は裸、下はトランクスのみという状態である。
「何もかにも、君が判断つかんというから私が自ら確かめようとしているだけだが?」
「や、やめて下さい! というか裸になって何しようってんですか!!」
「とりあえず見て興奮するかどうかを確かめるためだ。最も私は皆に羞恥心的な感覚が世間と
ズレてるなどと言われるから、本当は君の意見を参考にしたかったのだが」
「ちょちょ、ちょっと待って下さいよ! そりゃいくらなんでも……」
 いきなり裸を見るとか言われて俺は狼狽する。そりゃそうだ。いくら先輩が変人であっても、
女の人に俺の裸を見られるってのには変わり無いのだから。
220413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:37:44 ID:d2mpyH+S
「駄目なのか? その後には自慰行為における男女の快楽差も調査したいと思っているのだが」
 と、思えばこの人、さらになんて事を言いやがるんでありましょうか。
「だああぁっ! とにかく止めて下さい! 恥かしいでしょう!!」
 俺の説得に、先輩は何故だか心底不思議そうに首をひねる。
「恥かしいなどと……これは君の身体だろう? 自分で見慣れてるのではないか?」
「そうですが、このままじゃあ先輩が見ることになるじゃないですか!」
「私は別にかまわないのだが」
「俺がかまうんです!!!」
 こちらのあまりの剣幕に、さすがに先輩も手を止めた。ギリギリセーフだ。なにしろ先輩の
手は、いままさにトランクスを下ろそうという状態だったのだから。
 しかしこの先輩、何をやりだすか本当にわからない人だから、まだ油断できない。そういう
わけでダメ押しの意味で睨んでいると、腕を組んで考えごとを始めてしまった。
「……つまりだ。いくら視点が変わっても、本来の自分の身体を見られるのは嫌ということか?」
「そりゃそうですよ、俺の身体なんですから。状況はこうですが、その身体の権利は俺のもの
ですからね。勝手なことをされちゃあ困ります。」
「君の権利か……」
 俺の言葉にまた唸るように考え事を再開した先輩。さすがにここまで言えば諦めたか。
そう思ったの束の間、先輩は唐突に頷くと俺の手を取り引っ張る。
「ちょ、ちょっと先輩! なんなんですか突然!!」
「ならば変更だ」
先輩は俺を引きずり、そのまま部室の脇にある仮眠用ベットに俺を押し倒した。
「へ、変更って?」
「うむ、君の身体に関して君が権利を主張する以上、この調査実験を行うには自分の身体を
調べるしかないということだ。それならば良いのだろう?」
 俺はベットに仰向けに寝かされた。見上げれば“俺”が馬乗りで俺の身体を押さえつけている。
221413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:38:38 ID:d2mpyH+S
「せ、先輩! それもダメです、止めて下さい!」
「何を言う。君はさっき身体を好きにする権利がどうと言っただろう? そっちの身体の権利は
君の理論だと私にある。拒絶されるいわれは無いと思うのだが」
「いや、そりゃ……ちょ、ちょっと、確かにそうは言いましたが……や、先輩! ちょっと!」
「おとなしくしたまえ。あ、現在の身体感覚も後でレポートが取れるように記憶しとくのも
忘れずにな」
 言うが早いか、先輩に勝手知ったる自分の服とばかりに、スカートを引きずり下ろされ、
上着を投げ捨てられた。逆にこっちは構造をよく理解してない服であったため、まともな抵抗が
できない。脱がされないように服を引っ張っても、反対側からひょいっとかっさらわれるように
剥ぎ取られる。そのまま俺はあっというまに下着だけの状態にされてしまった。
「むぅ、一見レイプ現場のようにも見えるが、実は自分の服を脱がせているだけなのだから、
これは単なる着替ということになるのだな」
「変なこと言ってないで、やめて下さい!」
 相変わらず状況に合わぬことを言ってる先輩を何とか止めようとするのだが、先輩はまったく
聞く耳を持たない。ついにはブラとショーツを取り払おうとする先輩に対し、俺はなんとか両手で
それを押えて抵抗する。
「こら瑞貴、邪魔するんじゃない」
「嫌です! というか恥かしいんですから、本当にやめて下さいよ! ちょ、引っ張らないで!」
 力か任せに引き剥がそうとする先輩に対し、俺は死ぬ気で抵抗をする。何故だかわからないが、
これを取られてしまうと本当に「終わってしまう」ような気がしたからだ。しばし引かれて抗って
のやり取りが続いたものの、どうしても俺が手を放さないので先輩はついに諦めたのか、ようやく
手を放した。先輩は俺に馬乗りのまま、ふうっと呆れたように溜息をつく。
「瑞貴、わがままが過ぎないか? 君がこっちの自分の身体を調べられるのが嫌だからと言うから
私の方で妥協しようとしてるのに、それすら邪魔するのはどうかと思うぞ?」
「そ、そんなこと言ったって……」
222413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:39:29 ID:d2mpyH+S
 困った。先輩の言う事はわからないでもないが、それでもその理屈は何か違うだろと思う。
というかこの場合、どっちに転んでも絶対になんらかの形で自分が関わるわけで、どういう選択
だろうと逃げ道はないのだ。つまりこの場は全拒否が正解……と思うのだが、先輩相手にそれが
ムリなのは学校中の誰よりも俺が一番理解している。
 そうこう悩んでいると、突然ぞわっとする感覚が全身を襲う。見ればなんと、先輩の手が
俺のブラジャーとショーツの下に入り込んでいた。
「仕方がない。下着が汚れるかもしれんが、脱がさずに調査してやる。それならば良いんだろう?」
「そ、そうじゃなく待って下さっ……んっ!! あっ!!」
 有無を言わさず下着の下に差し込んだ指を動かし始める先輩。制止の言葉を発しようとした
のだが、最後まで言い切ることができなかった。突然走った電気のような感覚が、俺の言葉を
無理矢理別な声に変換したからだ。なによりも自分が発した艶声に俺自身が驚く。
―――な、なんだよこれ! から……体が熱く……!
 ブラジャーの下で、先輩の指が胸全体を撫でるように揉み、その上で人差し指の親指が頂を
転がすようにつまみ、刺激する。それと連動するようなリズムでショーツの中の指が擦るような
動きで敏感な場所をなぞる。それは明らかに身体の「感じる場所」を知っている動きだった。
「くっ……、うっ……!」
 逆に俺は、予備知識のまったくない身体からの予測さえつかないタイミングでの愛撫を
受けるはめになっている。その身体の中を駆け抜ける電気のような衝撃を、毎回不意打ちを
受けるような気持ちで耐えなければならなかった。
「…………んっ! ……っつ、…………!!」
「なんだ、もしかして声を出すのを我慢していないか?」
 当然だ。男のくせに喘いで声を上げるなんて屈辱以外の何物でもない。
「無理に我慢する必要はないぞ。それに声を上げてくれた方が、こちらも君の状態がわかりやすく
て調査しやすいのだがな」
 いつもとまったく変わらぬ口調で先輩は言うが、こっちはそれどころじゃない。当初はまだ
223413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:40:21 ID:d2mpyH+S
我慢できたこの感覚も、耐えれば耐えるほど蓄積されてるんじゃないかというぐらい大きくなって
きており、ちょっとした油断で決壊しかねないのだ。
 最初は下着に差し込まれた先輩の手を引き剥がそうとしていた両手も、今は口をおさえて
なんとか喘ぎ声を出さないようにするための最終防衛線となっていた。
「っ…………んっ!! ――――っ!!」
「ひょっとして、まだ全然刺激が足りんということなのか? ならばもう少し激しく……」
―――そ、そうじゃないっっ!!
 先輩の言葉に驚き、思わず反論の言葉を言おうとした。が、それが失敗だった。言葉を発する
ことを許されたこの身体は、なによりも悦びを表に出すことを優先したのだ。
「ああぁっ!! や、だぁ…………あ、あ、あ、ああぁっ!!」
 声が出た。いや、声を出させられた。我慢につぐ我慢で快楽を蓄積してしまったこの身体は、
もう俺の意思に耳を貸そうとはしなかったのである。
「む、やはりそうか。いくら自分の身体とはいえ、外からだと加減がわからんものだな」
「ちがっ……っつ……ああああぁ―――っ! ダメっ、おねがっああっ!! あぁ!」
 一度決壊した堤防はもう戻らない。ついに発してしまった雌の嬌声は、もはや止めることが
できなくなっていた。くちゅっ、くちゅっっという股間を刺激する音が鳴るたびに、俺は顎を
仰け反らせてベットのシーツをぎゅっと握りながら大声で喘ぐ。
「ああっ!ああっ!ああっ!」
 刻むリズム合わせた嬌声が口から漏れる。俺は狂ったように首を左右に振りまわし、汗ばんだ体が
ベットの上を跳ねまわる。それはまるで雌の悦びを全身で表すダンスのようだった。
―――ダメだっ! もう……ダメだ!! イくっ! イくっ……
「……イくっ、イくうっ!! ああっ! ああぁ――っ!!」
 最後には心を偽ることすらできなくなった。快楽をそのまま言葉に直結させられ、男としての
羞恥を無視した言葉を口から無理矢理吐かされる。自分の身体であり女の身体を知り尽くしている
責め手の先輩に対し、女の身体や快楽というものをまったく知らない俺。これでは始めから勝負は
224413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/24(日) 00:42:05 ID:d2mpyH+S
決まっているようなもの。まったく無駄のない手つきで次々と快楽を引き出して行く先輩の行為に
逆らうことは、もはや不可能だった。
 そして、この行為の果てが目前に来ているのを予感した俺を、未知の感覚が襲った。身体の中で
不意にきゅうっ!と、俺の知らない器官が収縮するのを感じたのである。
 俺はびくんっ!! と大きく身体を跳ねさせる。刹那、頭の中で真っ白な光が爆発した。
「やだっ! やっああっ……ああああああああぁぁ――――っ!!!」
 体を仰け反らせて俺は絶叫する。俺の上げた声は、紛れもなく雌としての悦びの声だった。
男としてのプライドもなにもない。そのあまりに激しく、あまりに甘美な女としての絶頂は、
そんな防波堤など微塵の役にも立ちはしないほど強烈なものだったのである。
 快楽の波が静かに引いていき、身体の主権が自分の意思に戻ってくる。ようやく雌であること
から解放された俺は、息を切らせながらベットに脱力した。


今日はこれぐらいで。
続きは明日にでも……とはいえ次回で終わりの予定ですが。
225名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:11:16 ID:RN0zVY3V
キター
226名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 07:39:20 ID:e5HkLPW+
GJ
227名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 09:14:46 ID:r6/ENVBi
朝からおっきした

戸惑いながら快楽を得るくだりがなんともGJ。
228名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:29:12 ID:J73vF8q7
(゚∀゚)エローイ!!
229名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 21:09:40 ID:NCBwBppf
優良有料動画配信サイト比較
http://hp43.0zero.jp/774/yudouga/
230413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:22:28 ID:y7yNvI8+
>>224 の続き

 全身がだるい。おそらくこれが快楽の代償なのだろうが、男として自家発電した時より遥かに
疲れた感じだ。いや、これは自家発電と違って自分なりの加減が無かったからかもしれないが。
 その時ふと、足に撫でられるような違和感を感じた。見れば先輩が、今まさに足からショーツを
抜き取ろうとしているところだった。さらにもう一つ、いつのまにか胸のブラジャーは取り払われ、
いる。俺はいつのまにか裸の状態にされていたのだった。
 いや、何故だかわからないが、オーバーニーソックスだけは履いた状態なのだが……。
とはいえもう、どうでも良い気がした。疲れだけじゃなく、この身体で痴態を晒しまくった
せいもあるのか、先ほどのような危機感を抱くことすら面倒になっている。
「んんっ……!」
 突然先輩が股の敏感なところを触ったので、思わず声が出た。先輩はそのべっとりと愛液の
ついた手を面白そうに観察する。
「すごいな。一人で行う時よりも遥かに多量の分泌を生じているようだ。やはり男であっても
女性の身体から快楽を感じれるものなのだな。で、どうだった?」
「ど、どうだったと言われましても……」
 聞いてる事の意味はわかるが、さすがにどう答えて良いのかわからない。そりゃ、気持ちよかった
のは間違いないだろうが、それをストレートに言うのはちょっと躊躇われる。
「じゃあ、単純な比較だ。 君が毎日やってるオナニーと今の行為、どっちが上だ?」
「毎日なんて、やってません!!」
「そんなことはどうでもいい。で、どうなんだ?」
 俺のつっこみを軽く受け流し、先輩は興味深々という目つきで問うてくる。先輩がこの状態に
なってしまうと、もう話を逸らそうとしても絶対無理だ。
「まあ……比較するまでもなく…………なんですが」
「解答になってないぞ。論旨を正確に、解答は質問に対し的確に!」
 それでも思わずあやふやな言葉を並べてしまうが、露骨に注意される。この言い文句は先輩の
口癖のようなものなのだが、この上でなお、お茶を濁すと先輩は確実に怒る。そして怒った先輩の
無茶は手がつけられない。それを知っているが故に、俺は誤魔化すことを諦めた。
231413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:23:14 ID:y7yNvI8+
「今の、まあその……この先輩の身体の方が数倍上ですね。男の場合は快感感じるのは股間
ぐらいなのに、女の人の快感は全身といいますか……」
「つまり、範囲の問題か?」
「いえ、範囲もそうなんですが、根本の快楽基準が違い過ぎると言えばいいんでしょうかね。
少なくとも男は、声を我慢できないってのはありえないですし」
「ふぅむ……」
 先輩は俺の言葉を聞いて考え込む。変人とは言われているが、こういう研究姿勢のようなものは
掛値なしに立派で熱心な人なのだ。まあ、それを俺の顔でやられるというのは変な感じなのだが。
 とりあえず今の質問は終わったようなので、俺は身体の力を抜いてベットにもたれた。そこに
見えるのはいつもの薄汚い部室の天井。こうしていると、いつもと自分との見分けはつかない。
 なんかえらく疲れた気がする。そうじゃなくともベットの上で寝ていると、自然に目蓋が
重くなってくるものだ。考えてみれば自慰だって一種の運動、疲れるのは当然かもしれない。
そんなことを考えながら俺はぼけ〜っと呆けていた。
「やはりこれは調べねばならんな。一度しか取れん貴重なデータだ」
先輩が何か言っているけど、起き上がる気力が出ない。どうせなら少し寝かせて欲しいなどと
考えていると、今度は片足を持ち上げられた。
 さすがにこれでは寝ていられない。疲れはあったが、俺は睡眠を諦めた。
―――まだ何かやる気なのか…………俺は虚ろな目を擦って顔を起こす。そしてそれを見た途端、
一気に眠気が吹き飛んだ。
「せ、先輩!! まさかっ!!」
 先輩は俺の足をかかえ上げて、両腕でしっかりと押えていた。それだけならいい。問題なのは
先輩がすでにトランクスをぬいでいた事。そして何より、本来は俺のものであるその股間の
怒張したものが、今まさにこちらの股に接しようとしているのだ。
「あまり無い機会なのだ。ここまで来たら、ぜひ男女の性交渉的差分も知っておかねばなるまい」
 ぴたり、とそれが秘部の入り口にあてがわれる感触。じゅくりという愛液の水溜りに触れた音が
聞えた途端、俺は全身総毛立つような悪寒を感じながら叫んだ。
232413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:24:13 ID:y7yNvI8+
「先輩!! やめっ、それだけは止めて下さいぃっ!!」
 あまりの大声に先輩も驚いたのだろう。一瞬はっとした顔を見せた後、怪訝にこちらを見た。
「この後に及んで何を言う。それに挿入されるのはあくまで『私の』身体だ。君にとっては
なんら問題ないことだと思うが?」
「そ、そうなんですが……ともかくダメですっ! ダメなんです!!」
 なんとか先輩を必死に説得しようと制止の言葉を投げ付ける。だが先輩は聞こうとしない。
「論理的でない言葉には従えないな。こちらはあくまで、先ほど君が言ったお互いの身体の権利に
ついてのルールに従っているのだから」
 ついに秘部から押しのけられるような、引き裂かれるような感覚がじわり、とやってきた。
ペニスの頭が入り口を見つけたのだ。もう一刻の猶予も無くなったことを知った俺は、恥を捨てて
先輩を説得するしかなかった。
「先輩! お、俺は童貞なんです!!」
―――言ってしまった…………。だが、もう形振りかまっていられない。会話の流れが変わった
ためか、先輩の動きが止まった。
「……童貞?」
「だから俺、女の人とまだやったこと無いんです! だから……だからそっちの身体の童貞を勝手に
持っていかれるのは困るんですよ!! その権利を主張してるんです!!」
 恥かしい主張だが、今の俺に考え付く「自分の身体の権利」で防衛に使えるものといったら、
これぐらいしか思い浮かばないのだから仕方がない。ちなみにこれ、もっと恥かしいことだが
紛れもない事実だ。まあ、だからこそ思い付いたのかもしれないが……。
 だが一応理屈は通っているためか、さすがに先輩も動きを止めた。
―――説得できた?
 俯くような仕草をする先輩に、俺は一瞬そんな事を考える。だが次の瞬間、先輩はその口元に
かすかな笑みを浮かべた。それは俺が通称「死の笑み」と名付けている顔。というのも、先輩が
この顔を向けた相手が不幸な目に遭う確立はほぼ100%だからだ。もっとも、過去にあった
その笑みの大半は俺に向けられたものなのだが。
233413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:25:11 ID:y7yNvI8+
 そして今回も、それは例外ではなかった。
「さすがだ瑞貴、それでこそ私の助手だ! よもや今回『女から見た童貞喪失』のデータまで
取れるとは思いもしなかったぞ!」
 死刑宣告。俺はよりにもよって先輩を説得どころか死刑台から背中を押してもらう手伝いを
してしまったようだ。
「せせ、せ、先輩! それじゃ約束が違います!」
「かもしれん。だが代わりの対価としての経験をする権利を君にやるから勘弁したまえ」
「な、なんですかそれ……!?」
 童貞の対価などというわけのわからない理屈に俺は首をかしげる。一呼吸置いて先輩は頷いた。
「私も性交経験が無いんだ」
「…………!!!」
 ほんの一瞬だけ何の事だという思考が頭をよぎり、そして俺は絶句した。つまりそれは……!!
だが、先輩は俺が青ざめる間すら与えてくれなかった。すぐさま先輩は再び俺の中に侵入しようと
体重をかけてきたのだ。狭いそこを引き裂くかのごとく、“俺”のペニスがじわり、じわりと
秘部を圧迫する。先端がほんの僅かに入り口を開いたにすぎないのに、俺は痛みで声を上げて
しまった。
「こら、力を抜け瑞貴。キつすぎて入れられんぞ」
「い、痛いっ! 先輩っ、やだっ! いやだああぁ――っ!!」
 無理矢理侵入を試みる先輩が体重を落としてくる。だが、こちらが全身に力をこめてそれを
拒んでいるため、なかなか侵入を許さない。とはいえみしっ、みしっっという感じで少しづつ
侵入してくるその感覚に、俺は痛みで叫んだ。
「痛いぃ―っ!! もうやめっ……先輩、止めてえぇぇっ!!」
「……そんなに苦しいか?」
 何度目からの叫びで、ようやく先輩の動きが止まった。見上げれば先輩が困ったような顔で
俺を見下ろしている。
「こんな状態で、もうダメか。キツすぎてまるで入れられないのだが」
234413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:27:46 ID:y7yNvI8+
 先輩の言葉に視線を自分の股に向け、俺は青ざめる。見ればまだ、亀頭の3分の2程度が
入っているにすぎない状態なのだ。これでこの痛みならば、全部など入るわけがない。
「お、お願い……します……。もう……止め……」
 痛みに耐えながら、俺は涙目でもう一度先輩に懇願する。しばしの沈黙の後、先輩は
はあっと息を吐き、俺に体重をかけるのを止めた。
「そうか、仕方がないな……」
 先輩の残念そうな声とともに、ゆっくりと秘部からそれが抜け出て行く感じがあった。その
感覚にようやく助かったのだということを実感した俺は、安堵の溜息をつく。
 しかしそれこそが先輩の狙っていたものだったのだ。安堵で俺が脱力したのを確認した瞬間、
先輩は俺の中に容赦なく“俺”のペニスを“自分”の身体に突き入れた。
「いっ……きゃあああああぁぁぁぁ―――――っ!!!」
 引き裂かれるような痛みが瞬時に全身を襲い、俺は雌の悲鳴で絶叫する。覚悟もなにもない
不意をついて襲いかかった破瓜の衝撃は、もはや男だ女だということすら考える余裕も与えて
はくれなかった。だが、俺の上げた雌の悲鳴は、俺が童貞喪失の権利を奪われ処女喪失を受け
取らされてしまった紛れもない証だった。
「くっ……これが私の中、これが童貞喪失の感覚なのか。ついでに私も処女を失ったという
わけなのだな。しかし私の中はキついな……」
 先輩が自分の上で何かを言っているが、痛みでその半分も耳に入らない。まるで金魚のように
口をぱくぱくとさせた状態で、俺はシーツをぎゅっと握り締めて痛みに耐えていた。
「瑞貴、あんまりギュウギュウと締め上げないでくれ。それともこれは、もう動いて良いという
合図なのか?」
―――う、動かれる!? この状態で!!
 そんなことをされたら、本当に痛みで気が狂ってしまう。そう思った俺は咄嗟に制止の言葉
を言おうとするが、一瞬の差で間に合わなかった。こちらの返事を待たずに先輩がいきなり
抽挿を開始したのだ。
「やっ……うああああぁぁ―――っ!! やだっ、やだっ……あ、あ、あ ああああぁ――っ!」
 ずちゅっ、ぬちゅっっと卑猥な音が部屋に鳴り響く。愛液に紅い色が混じっているのは、
この身体が紛れもなく純潔だった証である。こちらのオーバーニーソックスを履いた足を両手で
抱えた状態で、先輩は打ち下ろすように腰を動かす。
235413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:28:57 ID:y7yNvI8+
「いやっ……いやああぁ――――――っ!!ダメっ、 抜いて、抜いてぇ――――っ!!」
 経験が無いがゆえに容赦のない先輩の動きに、俺は首を振り回して泣き叫んだ。だが先輩は
腰の動きを止めようとしない。震える手で無意識に先輩を押し返そうとするのだが、痛みのため
力をこめることすら適わず、それどころか痛みで思わず先輩を抱き寄せてしまう。
 俺にできたほんの些細な抵抗はその程度だった。先輩を抱きしめることで、ほんの少しだけ
その動きを押さえ、先輩にすがりつく事で、ほんのささやかな精神的安堵感を得る。そんな
毛ほどの支えだけを頼りに、俺は嗚咽とも喘ぎともつかない声を上げながら体を引き裂くような
痛みを必死に耐えた。
 とはいえいくら先輩でも俺のあまりの様子に、さすがに気がひけたのだろう。なんとか痛みが
耐えらなくもないというぐらいに慣れてきた頃、ようやく腰の動きを緩めてくれた。
 緩慢なリズムで腰を動かしながら、先輩が俺を見下ろす。
「しかしそれほど痛むのか? なるべくその体が動物的発情をしているタイミングを選んだ
つもりだったのだが……」
「あうっ……は、発情って、なにが……ですか? くうぅっ!」
「いまその体は低温期を終えたばかりで、一番体温が下がる時期に差しかかっている。
人間に理性を失うような動物的発情期は無いが、身体状況がそれに一番近い状態であれば、
性的感覚で痛みを押えられる確率が大きいのではと思ってな」
 先輩はこちらをリズミカル突きながらも、いつもの口調で説明する。多少息が乱れてはいるが、
こちらに比べればまだまだ余裕ありという感じだ。
 だが、その先輩の言った言葉の内容が俺の記憶の中の何かに引っ掛かった。そうだ、あれは
先日クラスの友人がくれたエロ本のコラム。安全日がどうとか危険日がどうとかいうやつだ。
オギノがどうとか詳しい内容は忘れたが、確か妊娠しないためには排卵期の後の体温が高い時期、
すなわち安全日にヤるのが望ましいとかって……
 俺は「それ」を思い出した途端、全身から血の気が引いていくのを感じた。いや、実際には
そう感じただけなのだろう。今もこの体は先輩……というか本来の自分の肉体にある種の運動を
236413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:29:42 ID:y7yNvI8+
強要されて、熱くて汗まみれな状態なのだから。しかし問題はそんな事じゃない。そう、安全日の
定義だ。書いてあった内容が事実なのなら、逆に今この体の状況は……!!
「せ、先輩! 止めっ……あああぁっ!! 止めてっ……下さ……あんっ! こ、このままじゃ……」
「どうした? 急に慌てて」
「だって……だって! ふあっ……ああああぁっ!」
 なんとか言葉を出そうとするが、先輩がまったく腰の動きを緩めないので途切れ途切れにしか
喋ることができない。それでもなんとか先輩を止めようと、俺は必死に叫ぶ。
「にん……しんっ! 妊娠しちゃいま……あぁっ! やめっ、やめて下さいっ!!」
「ふむ、そうだろうな。発情とは動物が孕める時期を知らせるためもあって起こるものなのだから」
 さもわかりきった事をというように、先輩はしれっとそれを言い放った。
「なっ……! せ、先輩っ!!」
「君が気にする必要は無いだろう? 私の身体なのだから、どう扱おうと私の勝手だ」
「そ、そんな事言ったって! あふっ! だってもし……」
「それよりも少々まずい状況だ」
「ま、ずい……?」
 先輩の、というか俺の顔が少し曇る。この状況でコレ以上まずい事があるのか?
そう思った俺に対し、先輩は大きく息を吐いた後、腰を止めた。
「これが男の言う『我慢できない』という状況なのだろうな。感情的な流れや身体興奮などを
もう少し冷静に分析したいのだが…………すまん、もう加減ができそうにない」
「ちょ、ちょっと、先輩!?」
 嫌な予感がした。そしてそれは見事に的中する。
「なるべく分析記憶するよう努力するが、君も出来る限り頼む!」
「なっ……ちょっ、うあ、うああああぁぁ――っ!!」
 先輩が叫んだ瞬間、これまででも十分に激しかったと思っていた腰の動きが、実は先輩なりに
気を使っていたのだと思い知らされる。何故なら次から来た衝撃は、これまでとは比べ物に
237413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:30:31 ID:y7yNvI8+
ならないほど暴力的なものだったからだ。男と女という肉体の力の差、抱く側と抱かれる側
という存在の差。自分の肉体だったものから与えられる激しい律動は、その立場を心に
深く刻み付けるに十分なものだった。
「やっ、ああっ!あ、ああっ! やだっ、やめっ、 やめてええぇ―――っ!!」
 言葉で拒絶の意思を表したにもかかわらず、俺の体は逆に先輩をより強く抱きしめ、まるで
全てを受け入れるかのように動いた。なによりその拒絶の言葉が雌の叫びだった。
 肉体が、心を溶かしていく。理性が快楽に侵食される。体の中にある本来の自分にはなかった
器官を、本来は自分のものだった肉の棒に貫かれるたびに、雌の嬌声を上げる事を強要される。
そしてなにより、貫かれることに慣れてくるたびにそれを肉体が受け入れようとしていることが
手に取るようにわかった。
「あ、あ、あ……あああぁっ! そんっ、な、はげしっ……あうっ! あああぁ!!」
「すまんっ! と、止まらんっ!!」
 ぱんっ、ぱんっ、という肌と肌がぶつかる音、荒い息と嬌声だけが聞える部屋の中に、
先輩を止められるものは何も無かった。そして最後の防壁たる自身の理性、男としてのプライド
すらも、その突き上げの前に瓦解していく。
 自分の肉体に自分の心を犯されているという奇妙な状況に、俺はもはや自分が何者であるか
ということもわからなくなっていた。
 そしてついに、この「男女のセックス」という行為における終点が訪れる。荒い息を吐いていた
先輩が、感極まった声を上げたのだ。
「くうっ、で、出るぞ! これがっ……射精の感覚っ!」
 先輩の叫びに、奥底でほとんど意味をなくしていた理性が悲鳴を上げる。しかし俺の意識が入った
この先輩の肉体は、そんな叫びを無視して自身を貫いているペニスを締め上げた。
 雌の肉体が雄の精を欲し、心の命令を退けたのだ。それは俺の心が雌の肉体に支配された証だった。
「イくっ! 出るっ!!」
「だめぇっ! 出さなあぁっ、あ、ああああああああぁぁぁ―――ッ!!」
238413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:31:26 ID:y7yNvI8+
 次の瞬間、先輩が叫び腰を突き入れて震える。刹那、俺は自分のお腹の中に勢い良く注ぎ込まれる
熱いものに、意識の全てを奪われた。
―――は、入ってくるっ! 自分のっ……精子がっ!「私」の体にいぃっ!!
 初めてのセックスで「私」は自分自身に精子を注がれ、獣のような声を上げて体を仰け反らせた。
挿し込まれているペニスがびくん、びくんと震えるたび、びゅるるっ!びゅるるっ!っと勢い良く
精子が子宮に注ぎ込まれているのを感じ、そのたびに肉体は歓喜の声を上げた。
―――そんなっ! し、子宮の中が……自分のでっ、いっぱいになるっ!
 だが予想に反し射精がすぐに収まらない。全てを蹂躙しつくすかのごとく、自分の身体は過去の
自慰でも覚えがないぐらいの、圧倒的な量の精液を送り込んできたのだ。自身の童貞喪失の精液を
受けながらも、身体はそれを悦び、さらに絞り取らんとペニスを締め付けていた。
―――やだっ!こんなのやだぁっ! あっ……熱い、熱いいいぃぃ―――ッ!!
 男の「私」が悲鳴を上げた。しかしそれすらも肉体が受けた「精子を体に注ぎ込まれる」ことに
対して感じた、例え様の無い充足感が打ち消してしまう。
 自分の射精、自分の精液によって自分が悦ばされてしまったという倒錯した状況。
熱い濁流が子宮に満ちていくのを感じて身体を震わせながら、「私」は全身が光に包まれるような
感覚とともに、ゆっくりと意識を失った。


「おかしい。何故戻れないのだ……」
「『おかしい』じゃないでしょう先輩! 落ち付いて分析してないで、なんとかして下さいよ!」
 ヘッドギアに接続されたノートパソコンの前で唸る俺…………ではなく、俺の身体に入った
先輩に、相変わらず先輩に乗り移ったままの俺が叫んだ。
「別にシステム自体に異常は無いのだがな。となると前提条件がおかしいのか……」
 先輩は落ち付いているが、こっちは気が気でない。というのも見ての通り、再び装置を使用
しても、何故か身体が入れ替わらないのである。先輩が先ほどから原因を調べてはいるのだが、
239413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:32:08 ID:y7yNvI8+
どうも雲行きはあまりよろしくない。
「先ほどの変換時のログは…………これか。なんら問題は無さそうだが」
 キーボードを叩く先輩のノートパソコンを後ろから覗き込んでも、正直何が何やらわからない。
使用している言語自体が先輩のオリジナルだそうで、当然といえば当然なのだが。
「互いの身体状況はコレか。おや……?」
「な、何かわかったんですか!?」
「うむ。私の体、つまり今は君が入っているその身体だが、面白いデータが残っている」
「お、面白い? 何が面白いんですか?」
 なにかとてつもなく嫌な予感がした。いや、確信とも言える。この先輩が面白いと言った場合は
大抵周囲になんらかの迷惑を及ぼすのだ。しかし聞かぬわけにもいかない。
「この右の情報の、赤い色が全てその身体のデータ、左の青いのが今現在、私の入っている君の
身体の情報だ。して、この文字が見えるかね?」
「見えますが……なんで右側の数字なのに青いんですか?」
何気ない疑問、しかし先輩はその言葉に嬉しそうに頷いた。
「良い着眼点だ。つまりこれは私の体……いや、今の君の身体だが、その身体が何故か
今の私が入っている君の身体が本来持っているべき情報を保持しているという事だね。だから
そっちの身体の情報でありながら文字が青いんだ。ちなみにこの情報、移動ベクトルを見ると
24時間以内に確実に、この部分の情報と結合するようだ」
 先輩はデータを指でさすが、話が見えない。なにせ俺には数字の羅列にしか見えないのだから。
「つ、つまりどういうことなんですか?」
「わかりやすく言えば、この青いのは先ほど私がその体に注いだ精子だ。で、こっちが卵子」
―――ちょっと待て! 今、なんて言った!? 俺はおそらく頭が瞬時に理解したことを、
あえて疑問として心の中で発した。いや、心がおそらくそれを認めたくなかったのだ。
だが、全身から出る脂汗の感覚は、それを俺がすでに理解していることを認めていた。なんとか
240413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:33:08 ID:y7yNvI8+
力を振り絞って、震える声で俺は先輩に質問する。
「つ、つまり……けつ……結合って……?」
「まだわからんのか? ようするに先ほど注いだ精子がその身体の卵子に受精するということだ。
つまり、その肉体はこのままだと確実に孕む。ようするに妊娠する」
 あまりにあっけらかんと言い切る先輩。俺の意識は真っ白になって膝から崩れ落ちた。
「どうした? 具合でも悪いのか?」
―――に、に、にん……しん? せんぱいがおれの……いやでもも、おれががいまはせん輩な
わけで、このままだとお、俺がががgが?
 脳内の思考回路にエラーが出ている。そんな俺に先輩は困ったような顔をした。
「どうした? せっかく原因もわかったのに……ようするに本来は身体的な性別を分割キーに
していたから、女の身体のくせに男しか持っていないはずの情報、つまり中出しした精子の情報を
保持していたため、エラーが出て元に戻れなく…………どうした?」
 先輩が言葉を止める。俺が肩を震わせて経ち上がったからだ。俺を不思議そうに見る先輩の肩を、
俺は両手でがっちりと掴んだ。
「せ、せ……」
「な、なんだ。恐い顔して……」
「せ、先輩いぃ!! 早く元に戻す方法考えて下さい!!! 今すぐ! マッハで! 全身全霊で!
高速で! 史上最強無敵の速度で! 何よりも、誰よりも早く考えてくださあああぁぃ!!!」
 泣き叫んだ。もうプライドなんぞドブの中、涙を流しての懇願。おそらく生涯でここまで真剣に
なった事は一度もない。あらん限りの懇願の言葉を、俺は並べ立てた。
「なんだ、そんなに慌てて。せっかくだから、もう少し研究に協力してくれても……とりあえず
先ほどまでの行為に関して記憶に新しいうちにレポートを書いて欲しいのだが……」
「そんなの後にして、今すぐお願いしますぅ! おながいしますからあぁぁ!! うあああぁぁん!!」
「だからそんなに慌て…………えぇい! 私の顔で鼻水流して無様に泣くな!」
「いやだ、いやだあああぁぁぁ―――!!」
241413 ◆lvzfh15U2A :2006/09/25(月) 00:36:04 ID:y7yNvI8+
 部室に“先輩”の絶叫が響き渡った翌日、瑞貴はまるで何十日も行方不明になったあげくに
救助された遭難者のように憔悴しきっていたという。そのあまりの衰弱っぷりに級友が心配するも
「精神的な疲れだから大丈夫」と心底安堵したように答えたそうである。その後、下級生が
上級生を孕ませたなんて話も一応は出なかったようだ。しかしその日以来、科学研究部の二人に
対し、奇妙な噂が囁かれるようになったという。曰く「宮小路がえらくまともな言動を吐く
ことがある」「鏑木が時たまおかしくなる」「やつらの主従関係がコロコロと入れ替わっている」
など。
 しばらくして「変人と奴隷」から「奇妙な凸凹カップル」と認知されるようになった彼等。
瑞貴があの日恐れた悪夢から本当に逃げられたのかは不明である。






以上です。
なんとなくその気になったんで、久しぶりに書いてみました。
242名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:37:40 ID:gFRVARVy
リアルタイム遭遇ktkr!
超GJです。エロいよハァハァ。
またこの二人読みたい。
243名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:15:37 ID:R/LO1ftY
悲惨でコミカルイイ!
244名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:22:48 ID:hrd2guRn
>>241
エロいだけでなくきちんとまとめて完結しているところに職人気質を感じる・・・
貴様、できるな

GJポイント×10
245名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 04:40:01 ID:TqEOJ+D7
やるな〜
しっかりかっちり先輩にも萌えさせて
妊娠ってファクターまで取り込んで
その後も色々妄想できる出来に収めるとは
246名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 01:17:31 ID:LtFUi34w
むひょ〜
247名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 15:33:14 ID:T2uVLu1L
ハァハァ。 GJ!
248名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:36:29 ID:7Ri1vHPW
基本ROM専だが、我慢できん。
GJ!!!!
249名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 07:21:47 ID:/IiCoZea
お礼は3行以上でお願いします
250名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 09:13:57 ID:o9SgRk+s
凄く
面白
かった
251名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:06:40 ID:YdjbcbKm
とっても
とっても
GJだよ
252倉庫番:2006/09/28(木) 22:01:13 ID:MVTiXeVV
ネクロ氏の作品は9割がた終わりました。
UPろだにあげられた分ですので、BADENDはありません。

その他の作品はもうしばらくお待ちください。
253名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:52:02 ID:Z9KjRyut
倉庫番乙
何時もお世話になっております
254名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 23:05:00 ID:2eWKXSQS
>>252
乙です。氏の作品はボリュームがあるだけに大変でしょうね。
氏も戻ってきてくれないかな....
255名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 00:27:43 ID:cdslGmIe
さんくす
256名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 01:44:07 ID:5F9DAmOD
>>252
いつもありがとうございます
257名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:25:24 ID:Glo83EWs
質問。
ここって、非エロOK?
いや最終的にエロにはしたいんだけど、そこまでが長すぎるorz
あと、TSモノじゃないとダメ?
男装少年→女性化みたいなネタなんだけど・・・
ダメならTS仕様に書き換える。
258名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 03:46:43 ID:Glo83EWs
男装少年てなんだ男装少女orz
259名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 04:08:23 ID:24hDrfmK
>>257
非エロ…「そこまで」がどれぐらい長いのかにもよるけど、最終的にエロになるんならいいんじゃね。
男装少女…TS仕様にどうぞ置き換え下さい。
260名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 07:03:18 ID:T0vFiuEh
>>257
勘違いしてるのかもしれないが強制女性化というのは分類すると
TSの下位のカテゴリーに属してる
だからTSは大前提
つーかTS本来の意味なら女装もTSに入るかな・・・

このスレ的には『男性を強制的に女性化する』要素が入っているか否かだけが
問題だから、あとはどうとでも
261名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 07:06:30 ID:T0vFiuEh
連投すまん
女装じゃなくて男装だったか
打ち間違えた

しかし男装少女に女の服を着せて女性化というのは
斬新な発想だね
残念ながらカテゴリーエラーだが
262名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 09:26:33 ID:8cCv8KiI
263257:2006/09/29(金) 22:58:31 ID:Glo83EWs
うはー。
すいません。男装少女萌えのほうに逝ってきます
264名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 05:28:05 ID:wStdyGWT
らんま1/2の右京みたいなもんか。
265名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 10:16:23 ID:mQtoO337
そういや今wowwowでやってるシュヴァリエというアニメは
主人公の精神だけ女性化する(というか姉の怨霊に乗っ取られる)という
珍しいパターン
よく考えるとキモイw
266名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 16:40:02 ID:oi9/xe5T
パッパラ隊の水島姉とその父

の逆シチュに近いのか。知らんけど
267名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:48:50 ID:ng53cQmc
強制女性化SS保管庫
http://yellow.ribbon.to/~tseross/
こっちのまとめにはカイト君シリーズは無い?
268名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:13:25 ID:CYNoSLVc
しばらくここ見れない状況にあったんだけど
「陽」って完結した?
269名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:33:19 ID:uOz9b593
かえる
270名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 01:26:11 ID:vwbks4WX
>>265
ネカマみたいなもんか
271名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 01:52:50 ID:zQOdyodz
>>267
まだ掲載されてないんで、もう一つの保管庫で見るしかない。

>>268
絶賛放置中。作者の人帰ってきてー。
272名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 02:17:34 ID:2J3aGsE9
済まない、今作品を書いてる途中なんだが、このスレは二次創作(版権パロ)もOK?
内容は強制女体(幼女)化の上に触手&異物プレイなんだが…
273名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 02:29:55 ID:zQOdyodz
>>272
何故かここでは投稿されることが無いんだよね。

【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】3話目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128085762/

ここならスレ違いだと言われることもないんじゃないかな。
どうせ見てる人はどっちも見てるし。
274名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 03:31:35 ID:dlFedg85
みかんねこさん続き待ってます。
おっさん女体化がツボった。
275名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 09:42:28 ID:tNOcL7UI
保管庫に入れない…
276名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 09:55:20 ID:UqRxdxgy
>275
それって >267 の保管庫だよね?俺も見れないです。
なんかあったのかな?
277名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:56:16 ID:fXBznrXM
ッテイウカ
何で保管庫二つあるの?
278名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 14:33:35 ID:eRzOjueH
好きな同人誌は観賞用と保存用と予備と3冊買うだろ
そこまでしなくても観賞用と保存用と2冊は買うだろ
それと一緒
279名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:10:18 ID:CyDvp1gK
いや、そのりくつはおかしい。
280名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:03:12 ID:okhn72V4
いわれて見るとそうだね、保管庫が二つあるって変だよ。
今の倉庫番氏が管理してるところ、そうじゃないところの関係が
いまいちよく分からないんだけど
281名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:07:26 ID:dChlnERI
そんなら、連合と全労連だと考えるか。2つあっても3つあってもなくなるより良い。
282名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:33:00 ID:Ih3np2CQ
前の保管庫の管理人が更新停止しちゃって復旧のメドも立たなかったから
今の倉庫番氏が新サイト立ち上げたってことだろ
283名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:55:59 ID:CyDvp1gK
なるほどね。
WEBじゃよくある話なわけか。
284名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:19:50 ID:Jw5Yp4FH
つまりコンテンツも訪問客もまとめてパクッた、と。
285名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:31:21 ID:fVRZ7NMX
更新を引き継いだ保管庫をパクリ呼ばわりとは
知能に障害でもあるのか?
286名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 02:36:59 ID:EGg5ekt3
ついでに言えば、今の保管庫は3つ目なんだよね。
更新遅いのがイマイチなんだけど、読めるだけでもありがたいんで文句は言えない。
287名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 14:20:26 ID:dsYHkb4n
保管庫がケータイから見やすくなったね、管理人さんありがとう。
ところで陽の作者は○○○さんだよね?
288名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:03:30 ID:wpf7nB74
263氏は有名人なの?俺はあの人に憧れてSS書き始めたんだが
289名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:56:21 ID:Anw7Uldb
部長OLの続編、課長OLキボン
290名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:50:09 ID:5nK0ccOe
今日、女友達が俺がチェックのミニスカを履いていて、何故かそれを脱ぎ始め、女の子裸になった夢を見たらしいwwwwwww





想像して吐いた。
291名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 00:18:14 ID:vvDCt8Dz
>>288 
他のスレでも書いてたらしいからそこそこ有名では?
そっちの方に力入れてて、陽は放置ってことか…
でもその作品も見てみたいね

263氏は今いずこに…
292名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:06:49 ID:n8xkOCh9
とりあえずこれだけ。
3話までは出来てたのに作品一覧に並べるの忘れてたってオチ。
293名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 07:44:54 ID:WnJp6gr1


誰か訳してくれ
294名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 15:53:09 ID:KSUS6m8L
誤爆だろう。
295名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 10:52:44 ID:OeZ74Yzy
TS夢見た。女の子になったところで夢が終ったけど。
なんか教室に置いてあるぷよぷよに取り込まれてロリ巨乳の女の子になったよ
296倉庫番:2006/10/07(土) 18:54:07 ID:+AmQchFG
一発ネタや、ネタ的に危険なものを除いてはほぼ終わりました。
あと残ってるのは「カイトシリーズ」、「黒姫 心」と、扱いに困ってる「リレー小説」です。

編集作業を終えた順にUPしていくつもりですが、暫定版でもいいから読みたいという方はいるでしょうか?
297名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 19:13:45 ID:0jpv91hq
倉庫番おつ〜
もうコンテンツ的には十分神です

あえて欲しいとするならば
分類や検索手段が欲しいといったところでしょうか
完結しているかどうか、ジャンル、内容、閲覧人気なんかで
検索出来ると有難いくらいです。
298名無しさん@ピンキー:2006/10/07(土) 20:28:42 ID:+wZSo15g
>>296
いつも乙〜♪あなたの一番負担の少ない方法でよろしくたのんます。
299名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 15:26:31 ID:lebHEXCf
>>296
何スレ目から抜粋とかそう言うのあると良いかも。
コテ無しで書いてた人とかもいたし、現状のタイトルだと分かり辛い。
300名無しさん@ピンキー:2006/10/08(日) 22:04:12 ID:FBnNetRj
倉庫番さんいつも乙です。
「黒姫 心」は公民館で3回続きが投下されていたけど、そっちの処遇は決めてますか?
一応2ch外だから本来なら筋を通さなきゃいけないんだろうけど……
301倉庫番:2006/10/09(月) 00:33:37 ID:D+Tmox0S
>>300
すみません。それ、初耳です。
手元にあるのは、過去スレのpart9まででして……

ログか何かの形で保存してる方がいらっしゃれば、どこかにUPしていただけると助かります。
302名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:39:29 ID:RmmbscBC
303名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 00:40:33 ID:RmmbscBC
304名無しさん@ピンキー:2006/10/09(月) 02:08:51 ID:KqcT1tSW
2ch外のサイトに投下されたものですからのぅ。
公民館の後継っぽいサイトに作者さんが住んでいればうpして良いか聞けるんだが。

ちなみに漏れは保存し忘れた…… orz
305名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 04:07:39 ID:/t1ug/m8
予告(仮)

謎の老婆に自分の事を一番理解してくれる彼女が欲しいと願った少年、『藤堂 京介』

そして次の朝、目覚めるとそこには見ず知らずの少女が同じ布団で眠っていた。
その少女はなんと自分も藤堂 京介だと言う。

自分の事を一番理解してくれる彼女、それは反転した自分自身。


究極の自己愛TS小説、近日公開予定……するかもしれない。
306某ファミコン雑誌翌月号:2006/10/10(火) 14:07:14 ID:g+zph3pG
>>305
スタッフ逃亡の為、開発は無期延期となりました。
307名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:23:32 ID:dt0CfNsa
>>305
その設定は俺も妄想したことがある。
ただ、余程のナルシストでも客観的に自分を見ちゃったらなかなか惚れられないだろうけど、
そこはそれ願望実現の魔力で、キモイとか思いながらも惚れてしまうのだよ…
少女になった側の視点で書いてくれ。是非。てかそうじゃないと「強制女性化」にならんが。
308名無しさん@ピンキー:2006/10/10(火) 23:36:14 ID:CzQXQywL
強制女性化対象者の一人称じゃないSSだっていくつかあった気かするが
309307:2006/10/11(水) 00:13:14 ID:rFvAufNV
>>308
そうじゃないとならん、てのは確かに言い過ぎでした。
でも俺はその方が好みなので、つい…スマソ。
310名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 01:24:51 ID:zeqeG/tZ
俺は昔>>305にさらに

「一日おきに体が(心が?)入れ代わる」

なんて設定を加えたからサァ大変。話が支離滅裂になってしまった経験がある。
誰か書いてみてくれないものだろうか……
311名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 21:31:14 ID:wa32D4TC
>>305
ぜひ「たった一つの未来に向かって」を超える作品を書いてくれ

>>310
初日は自分の人格が元々の自分と別の女の子の二つに分裂、次の日は4人に、と倍々で
自分の人格が周りの人間を浸食していくという話を大昔の中三コースだかなんかの投稿で
読んだ気がする
312名無しさん@ピンキー:2006/10/11(水) 23:33:12 ID:bjvFHF26
ho
313名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 08:05:14 ID:o1YNuT8U
おいィ おまえら
発表前に周りが盛り上がりすぎると
クソゲー
最悪開発がストップのフラグが立つだろう
314名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 17:39:51 ID:YfBR1vPu
>>305
どこかのHPで読んだ気がする
宇宙人?の小型UFOに驚いて車にはねられて死んだ少年、
他星の知的生命体に危害を加えるのは法でまずいってことで蘇生させられ、
かつ精神的苦痛を補填するためにナルシストであった少年の希望通り
少年を性転換した少女も一緒につくりだして・・・っていう話
315名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 19:50:47 ID:1q2l56tA
まぁ取り合えずだな、無事完結することを祈っている。
316名無しさん@ピンキー:2006/10/12(木) 20:13:58 ID:xIHXMWdP
プロット考えてるときが一番苦しい。
早く書きはじめたいなぁ。
317hiroshi:2006/10/12(木) 23:59:41 ID:APo/qFHt
続きが書けました。

さっそく投下しますね。
318名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:29:07 ID:R9nNz50o
>>317
やれば?
319名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:32:22 ID:o60lN3wG
>>318
         , '´        ‐ 、   `ヽ
        /        /     \    \
      //   ./  :!  .:. :.:.  ヽ     ヽ
     /// :/ .:./ :/ |  :.l: :.:.:   ハ: ',   ヘ
  __,ノ'イ / :/ .:./ .:,'  :!  :.l:  i:.:.:..  l: l  ヽヘ
     l :| .:l .:.:.j  .:{: .:|:.: ..:.l.  l、:.:.:..  !:. |:.:  l: l
     | /|.:.:! :.:.ハ_.:.∧ .:|ヽ  .:|\| \:. _ |:.:.l:.:.: :.:.|: l
     l/ l:.:.ト.:.:.「ヽ{二Nト \ l 弋二\:|:.:,'i:.:.:.:.:.|ヾ、
.      ! ヽ:{ ヘハ "ヘf_::::}`  \ ''f _:::::}ア!/:ハ:.:.!:.:l   `
        ヽ l:.:.:',. V;;ィj      V;ィリ l:.:.:ムj:.∧:l
         |:.!:∧  ̄   '     ̄ i!:./:./V リ
         l:.!l:.:.:ゝ    ‐    ,.ィ':./|/
         リハ:.:{ヽ>,、      ィ/リ /     今すぐどれか選べや
             __ヽ__V_jノ_`二´_ト、/'
          /    ,ィ |「 ̄飛 ̄//\`ー‐- 、
        /   /  |l  び //   \    ヽ
:       ,'   /  練 |l 降//  樹 >   ヽ
       l    ヽ   炭 |l_r り/メ、 海 //    |
       |    \ ///}∧ヽ\.  /     l
       |      // 〃Yヘ.ヽ\ヽ. /     /
       |    / / /,/ A ヽヽ  V     /
320名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 00:59:46 ID:Mt+yAuRc
投下待ち
 ,、=-..、
/.、ノノハ))
 リハ ゚ -゚リ
 (ん⊃旦
 と_)__)
321名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:04:32 ID:m+Zy9gMJ
>>319
練炭キボンヌ
322名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 01:13:39 ID:O+1x46dI
>>314
それ読んでみたいな。
誰か知ってる人、詳細希望。
323305:2006/10/13(金) 02:11:00 ID:/menzAaB
305っす。
思いの外、賛同してくれる意見が合ったので責任というか義務というか…
とりあえず拙くもSSを書いているんですが……

すまんけどもう少し待ってください。
明後日くらいまでにはエロシーンまで書き終える……と思う。
324名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 04:17:34 ID:+RXrER7Y
>.314
かしまし かと思ったら違うな
325名無しさん@ピンキー:2006/10/13(金) 23:28:27 ID:8QosIDGb
女性化分身ネタ

この手のネタだと昔あろひろしの書いた漫画があるな。
「おみそれトラブりっ娘」だったかな?

「分身が欲しい」という願いと「女の子が欲しい」という願いがごっちゃになって女の子の分身が出来てしまったという。
ちなみに女の子の精神は基本的に男性格。
326名無しさん@ピンキー:2006/10/14(土) 17:34:13 ID:9iC+Btll
チャンピオンREDの「おキツネさまでChu」も
神社で願い事してて、女の子の妄想が入ってしまって
「女の子と仲良くなりたい」が「自分が可愛い女の子になる」
になった話だったなぁ。
ちょい似てるんで思いだした。
327名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 00:02:11 ID:yaXEuQy3
age
328サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:51:52 ID:4mvhkHqz
 激しい頭痛で目を覚ましたとき、自分の置かれている状況を上手く飲み込めない事がど
れ程混乱を来すことなのかを痛感した。
 どこにでもあるような病院の一室だと直感したのだが、それにしては部屋の中が暖色系
でまとめられた上品な印象だ。ズキズキと痛む頭を起こして部屋の中を見回したとき、自
分の胸から肩に掛けて有り得ない肉の引っぱられ感を感じ手を当ててみる。
 しかし、最初に驚いたのは自分の手の小ささだった。

 「あれ?」

 記憶が混乱しているのを自ら解っているのに上手く整理できない。
 なんで?と言う疑問だけが頭の中でグルグルと回っていた。

 上品なフリルの付いたピンクのパジャマを着ている自分がどうしても理解できなくて、
首もとのボタンを3つ外し上着を脱いでみた・・・・。自分の視界に入ってくるのはお椀型の
可愛い膨らみが2つ胸にぶら下がって重力に引っぱられている光景・・・・。

 しばらく呆然と眺めていたがふと思い立ってベットから起きあがりズボンを下ろしてみ
ると、股間の茂みには見慣れていた筈のペニスが無くなり見事な貝の口が出来上がってい
た。

 「夢か?」

 自分の手で頬をペチペチと叩くのだが、その感触はちゃんと伝わってくる。静かな混乱
がやがて大きな混乱に代わり始めたとき、部屋の隅に掲げられた鏡には見慣れない女性が
立っていた、ほぼ全裸で。

 「どなたですか?・・・・って俺か?」

 鏡に手を突いて呆然とするしか出来なかった。姿見の鏡に映る自分の姿から視線を動か
せずシゲシゲと眺めてみるのだが、それはどう見ても女子中学生か女子高生と言った年の
頃の少女だった・・・・。不思議な羞恥心を感じて急ぎ服を直したのだが・・・・・

 ガチャリ・・・・・

 「おっと、既にお目覚めでしたな。どうですか?新しい自分は・・・・丸山刑事」

 白衣姿の男はそう言ってベットサイドの椅子に腰掛けた。縁無しの丸眼鏡がやや下がり
気味にずれて、ガラスの縁ギリギリの所から灰色の瞳でこちらを見ているその男には表情
が全くなかった。

 「やれるものなら・・・・やってみろ・・・・そうおっしゃったのはあなただ、どうです?」

 記憶の混乱が収まると同時に頭痛も収束傾向のようだ。段々と色んな事を思い出してき
た・・・・
329サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:52:25 ID:4mvhkHqz
                   ◆◇◆

 「課長!俺の事かついでるんすか?完璧な性転換だなんてそんなSFじゃ在るまいし」

 その日、捜査4課の会議室では少数の刑事達が公安2課との共同捜査でうち合わせ中だ
った。その事件を警察組織がキャッチしたのは随分前なのだが、全くと言っていいほど掴
み所のない組織が水面下で有り得ないビジネスをしている・・・・と言う物だった。
 事の発端は中国公安局からの身元照会なのだが・・・・

 「いや、しかしだな、確かに大峰竜也という人物の照会ではあるが、それは女性なんだ
よ。先程外務省の在外公局経由で写真が送られてきたが、どう見ても未成年の女性だ。し
かし、本人は大峰竜也32歳と言っているそうだ・・・・。で、本人が言うには女性に強制性転
換させられて売り飛ばされたんだとさ。借金のカタに」

 消費者金融の返済が滞り始めた頃、借金整理屋なる組織が暗躍していた時代があった。
 いわゆる人身売買で娘を売れだの女房を質入れしろだのと言う話でなくて、腎臓は1個
在れば十分だ!とか、左目の角膜を40万で買う!と言った臓器ビジネスがかなり絡んでい
るのを警察庁も把握していた。
 それはつまり女性売買に関する国際的な監視の目が整備されていて、女性を商品として
扱う事に対する警察リスクがブラックマーケットで問題になっていたのだろう。

 そこに目を付けた組織があった。いや、先見の明と言うべきなのかも知れない。
 生物クローン技術のデータ捏造により世界的な名声を地に落とした高名な大学教授を迎
え入れ、生物栽培技術の粋を尽くしたマクロウィルス処理によるDNA書き換え技術の整備。
 以前より生物学の世界ではアングラな部分で技術検討がされていたそうだが、組織的に
それを大規模で行うようになったのは国家事業的な資金援助を行う裏資金の存在と、もは
やブラックマーケットでしか資金調達できなくなっていた滅亡寸前の国家の存在が大きか
ったようだ。

 日本国内で抱えた借金を処理するために大陸経由でその国に運ばれた男性が性転換処理
されて商品になり、男性のまま国境を越え管理売春の闇組織へと運ばれていく。
 実に上手くできた組織的犯罪、そして、複数の国家的集金システムや生物技術の蓄積に
向けた研究を兼ねる大規模な組織。

 「じゃぁ・・・・例の巨大宗教団体を隠れ蓑にした・・・・・」

 何をするにも資金を要する巨大組織は必然的に多額の現金を用意せねばならない。そし
て、裏金作りや不透明な経理操作に風当たりの強い昨今では水面下での高額ビジネスはど
んな組織でも喉から手が出るほど欲しいだろう。

 「どうやらそうらしいな。例の団体とズブズブだった某先生も選挙の時に総理へ楯突い
て与党からおっぽり出されたらタダの人になってな・・・・。今じゃ圧力も掛けられないんで
例の宗教団体も色々と困ってるらしい。で、そっち系のケツを持っていたあの国の圧力も
弱まってるってのが真相のようだ。まぁ、それのお陰でおれ達も堂々と捜査できるって事
さ。今までなら上から色々と圧力が掛かっていたよ」

 話が見えなかった部分も多いのだけど、組織とは結局そう言う物なのだろうし、むしろ
そう言うことをスムーズに行うために大規模組織には厳格な上下関係があるのだろう。
330サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:52:56 ID:4mvhkHqz
 「とりあえず潜入捜査してみる。危険だが志願するものはあるか?」

 公安課長は会議室を見回しているのだが、さすがにこればかりは皆尻込みする。
 そりゃぁそうだ。もし少しでも踏み込むタイミングを逸すれば自分が何をされるか解ら
ないし、それに相手は時の総理ですら足を運んで会談を申し込む程の会長が居るほどの巨
大組織だ。もし正体がばれれば海に沈むか山に埋まるか・・・・或いは本当にどこかへ売り飛
ばされるか。いや、むしろそれだけ巨大な組織なら国内に留め置かれたまま二度と陽の目
を見ないようにどこかへ押し込まれるかも知れない。

 会議室は静まり返った。
 公安課の警視正待遇警視はジッと一人の若者を見ている。

 「警部補・・・・この中で一番若く、そして独身なのは君だけだ。なんとか・・・・」

 会議室の目が一斉に一人の若者へと集まる。その視線の鋭さに若者は一瞬たじろいだ。

 「あ・・・・確かにそうですが・・・・」

 青年は黙ってしばらく考え込んでいた。重苦しい沈黙が会議室を包む。一番遠くの席に
座っている捜査4課の課長が吸う息の音まで聞こえてくる。

 「自分の親は母親一人です。もし何かあったら・・・・その時はお願いします・・・・」

 警視正は黙って頷いた。課長も目を閉じて真一文字に口を閉じ頷いていた。

 「もし・・・・君の身に何かあった時は、その時は国家を上げて支援することを約束する」

 その後で詳細な打ち合わせが始まった。法務省まで巻き込んだ大規模な潜入捜査。
 青年警部補はアメリカへ捜査協力の研修という名目で1年間の出向が決まり、署を上げ
ての送別会まで開かれた。成田空港へ課長が見送りに行くと言って二人で署を出た刑事は
都心の喫茶店で待機していた特別捜査チームの見知らぬ刑事から偽造の免許証と戸籍謄本
を受け取った。

 「君の名前は丸山だ。丸山雄二24歳独身。東京下町出身。両親は事故死して天涯孤独の
身と言う事になっている。まぁ、その手の組織にゃ願ったり叶ったりの存在だ、今の君に
は消費者金融各社から500万ほどの借金がある存在だ。近日中に090金融を使ってくれ

 古い木造アパートの一室をあてがわれ、そこが丸山の新居になった。住所を必死で暗記
しそこへ行ってみると、もうすぐ取り壊されるアパート郡の一棟が立っていた。
 全ては地上から存在を抹殺するのに楽なように段取りが組まれていた。段々と青年は怖
くなり始めるのだが、寮から運び込まれた雑多な生活道具に囲まれていると青年は何とな
く劇でも演じて居るかのような気分になり始めているのだった・・・・・・

 そして、090金融利用から数日後のある日。

 ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
 誰かが乱暴に安アパートのドアを叩いた。ドアスコープから見ればどう見ても堅気には
見えないオヤジが数人立っている。

 「丸山さ〜ん いるんでしょ!あんまり手間掛けさせないで下さいねぇ〜」

 2ヶ月ほど執拗な取り立てが続いたある日、丸山は近所のコンビニの前で見知らぬ男数
人に囲まれ問答無用で車に押し込まれた。
331サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:53:29 ID:4mvhkHqz
 「丸山さん貸したお金は返してくれないと困りますよぉ。私達だって手荒な真似はした
くありません。どうです?良いビジネスを紹介しますから、借金棒引きの代わりに・・・・そ
のビジネスで少し稼いでみませんか?」

 前歯の欠けた顔に傷のあるパンチパーマの男がニヤニヤ笑いながら提案してきた。
 思わずキタ!と思ったのだが、まずは抵抗してみないとダメなのだろう。

 「おっお金は返しますから!下ろしてください!、ホントに返しますから!ウソじゃな
いです!ホントです!もうすぐ死んだ父親の保険金が入るんです!ホントです!信じて下
さいよ!」

 涙目になって訴える作戦に出た。
 いや、本当に軽くどころかかなりビビって居たのだが・・・・

 「仕方が無いですねぇ。丸山さん、本当にお願いしますよ」

 そう言って安アパートの前で降ろされた青年は部屋に飛び込むなり捜査本部へと連絡し
た。奴らが痺れを切らしてきました・・・・と。


 それから2週間後。

 風呂上がりに部屋でテレビを見ていた青年がウトウトしている所へ例の男達がドアを蹴
り破って入ってきた。

 「丸山さ〜ん、信用ってのは嘘を付かない人にだけ在るんですよ。嘘を付く人は私も嫌
いです。先日お話ししたビジネスの件、あれでお願いしますね。あんまり焦げ付くと幾ら
良いビジネスでも返済しきれなくなりますのでねぇ・・・・ヒッヒッヒ」

 無表情の男が青年の口に汚い雑巾を摘め部屋から担ぎ出していった。残った男達はテキ
パキと部屋を片づけ灯りを消した。
 アパートの入り口には新聞屋へ張り紙を置いた。旅行に行きますので新聞を止めて下さ
い・・・・と。

                   ◆◇◆
332サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:54:02 ID:4mvhkHqz
 青年が運ばれていったのは都内にある巨大な宗教団体の建物だった。
 地下へと車が入り屈強の大男がトランクを開けると、猿轡に目隠しの青年がその中で震
えていた。

 「さぁ行きますよぉ〜 丸山さ〜ん ビジネスで〜す」

 青年が目隠しを外されたところは小さな診察室のような場所だった。白衣を着た男が数
人立っていて、様々な医療器具の並んだステンレスの台車が隣にあった。

 「丸山さ〜ん、あのですね?簡単に言うとあなたの借金は現在1000万を越えてます、で
もね、私達と一緒にビジネスをすると、私の計算では2年半で完済になります。なに、あ
なたの臓器を取って売ろうとかね、そんなダーティーな事じゃありません。今ウチの国の
金持ちが続々と国外脱出してるのは知ってますか?東南アジアにね金持ちの特別な老人
ホームがあってね、そこのスタッフを捜してるんですよ。でね、そこは全部日本人っての
が売りでねぇ。しかも若い女性だけってのがポイントなんですよぉ〜」

 どう見ても堅気じゃない男はニコニコしながら話を続けた。

 「それでねぇ、どう見てもあなたは男ですからね、今から我々があなたを若い女の子に
仕立て上げちゃいます。そしてね、そこへ行って老人の相手をして欲しいんですよ。なに、
いい年よりばかりだし社会的に名のある人も多い。気に入られればあなたを買い取って国
内に連れて帰ってくるかも知れません。そうなれば2年も掛かりませんよ、全部あなたの
心掛け一つだ・・・・。とりあえずここに拇印で良いですから同意書へ捺印して下さい」

 顎が上手く噛み合わないくらいガクガクと震えていた。奥歯に仕込んだ通報装置のスイ
ッチを入れたいのだけど上手く歯を噛み合わせ出来ないでいる。座っている椅子がグラグ
ラと震えるくらい全身で震えているのだった。

 「丸山さ〜ん、そんなに震えたってダメですよ、もう遅いんですぅ〜。もう諦めましょ
うよ、それともあなたの指を切り落として私達の方で代わりに捺印しましょうか?」

 涙が知らない内に溢れてきた。本気で怖いと思ったことは今まで何度かあったのだが、
そんな事とは比較にならないほど震えている。

 「おっ、俺は刑事だ!潜入捜査だ!今なら黙っていてやるから解放しろ!」

 周りの男達がゲラゲラと笑いだした。

 「丸山さ〜ん。いや、丸山刑事って呼びましょうね、自称刑事なんですからねぇ〜。今
まで色んな事を聞きましたが潜入捜査は初めてですねぇ〜。あなた、良いスタッフになり
ますよ。退屈な年寄りを喜ばせてやって下さいねぇ〜」

 その男が指示を送ると隣の男は大きなハサミを懐から取り出して青年の後ろ側に回った。
 後ろ手に縛られている右手に冷たいハサミの感触が伝わる。
333サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:54:33 ID:4mvhkHqz
 「丸山刑事、痛い思いするのは嫌でしょ、自分から捺印しましょうよ。そしたら痛い思
いはしません。大丈夫ですって、私はあなたと違って嘘は付きませんから」

 男の冷たい視線が突き刺さるようだ。青年は首を左右に振りながら大声を張り上げるし
かなかった。

 「やめろ!やめてくれ!俺は刑事だぞ!オマエラ全員逮捕してやる!」

 それを聞いた男がハサミの握りに力を入れた、指の付け根に金属の感触があたる。

 「くそ!やれるもんならやって見ろ、必ず逮捕してやるからな!」

 ヤレヤレという表情を浮かべた男は顎をしゃくってヤレ!の合図を送った。途端に全身
を激痛が駆け抜け、寒気と脱力感が襲いかかった。そして断末魔のような悲鳴・・・・

 「ギャァァァァァァ!!!!!!!!」

 その後の光景を青年は余りよく覚えていない。ただ、白衣を着た男達が何本もの注射を
青年に打ち込み段々と意識が遠くなっていったのだった・・・・・

                   ◆◇◆
334サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:55:06 ID:4mvhkHqz
 「さて、では、何から始めましょうか?」

 白衣姿の男は縁無しの丸眼鏡を外して部屋のカーテンを閉めた。自分が女性化している
実感は湧かないのだが、その男の行為それ自体に僅かではない警戒を覚えた。

 「通常ですね、あなたの処女は競売に掛けられ最高値を付けた人があなたの破瓜の権利
を持つのですが・・・・・・世の中には調整済みを求める人も居ますので、我々はどんな対応で
も出来るようしてあります。これはビジネスなんですよ、急に言われても困るでしょうけ
ど、あなたにもプロ意識を持って欲しいものです・・・・」

 男はそう言いながら部屋の入り口のロッカーを開けた。
 中には綺麗に整理された・・・・整理された・・・・

「丸山刑事、まずは裸になりましょう、手荒な真似はしたくありません、自分で脱いで下
さいね。あなたを傷物にする権利を持つのは競売で買った人だけですから」

 ベットサイドのテーブルに載せられたのは不思議な形の紐と合成皮革で出来た、おそら
くは衣類に属する物・・・・、それ以上の想像は付かない。

 「ほら、とっととやりましょう、それともまた痛い思いをするのが良いですか?私達は
あなたを作り替えたエンジニアですよ。今更あなたの裸に興味はありません。あなたは」

 それまで全くの無表情だった男の目が一瞬輝いた。

 「大事な商品なんですからね。出来れば傷を付けたくない」

 同時に右手がポケットから取りだした物、それはスタンガン。

 「ちょっと改造してあって、これは瞬間電圧10万ボルトの強烈な奴です。まぁ、普通の
人なら一瞬で頭の中が真っ白でしょうね・・・・。さぁ、大人しく来てる物を全部脱いで」

 なにか大事な物が体の中のどこかで壊れる音を聞いたようなそんな気がして、そして諦
めたように服を脱ぎ始める。と言っても来ていたのは簡素なパジャマだけだから、単にシ
ャツとズボンを下ろしてショーツ一枚になっただけだ。

 「来ている物を全部です。聞こえませんでしたか?」

 事務的な口調というのは時に芯から震え上がるほどの恐怖をもたらす物だと痛感する。
 抵抗すればどうなるかが解っているだけに・・・・、ショーツを下ろして一糸まとわぬ姿に
なった。
 男は何も言わずにテーブルから紐の付いた合成皮革を持って近づくと絶望を浮かべる自
称丸山刑事の後ろに回ってウェストのくびれた部分からその紐をあてがって股下を通しへ
その下の辺りでプラスティック製の留め具に収めた。
 女性器をスッポリ覆う形になっているそれは・・・・貞操帯。

 「これからあなたには色々とトレーニングを摘んで貰いますが、これはその最中にあな
たが処女を失わないための保険です。あなたの商品価値を落とすわけには行きませんから
ね。トイレで用便をするときは私に言いなさい」

 男は口を動かしながら自称丸山刑事の前に立つと今度はポケットから取りだした首輪を
首に巻いた、まるで犬のように。
 首輪には小さなタグが取り付けられている、そこにはローマ字でSAKIと打たれていた。

 「今日からあなたの名前はサキです、良いですね?」
335サキの酷な物語:2006/10/15(日) 18:55:38 ID:4mvhkHqz
 貞操帯と首輪だけの姿になった俺は声を荒げた、鈴を転がすような可愛い声で・・・

 「俺はそんな名前じゃ・・・・」

 しかし、言葉の途中で白衣姿の男が女性の頬を強打する。打たれた反動で床に倒れ込む
のだが、男は首輪の部分を手に持つと上に引き上げた。

 「手間を掛けさせないで下さい。もう一度言います、あなたの名前はサキです。返事を
しなさい」

 男はベットサイドへ押し飛ばしパッと手を離した、俺はベットに座り込む形になった。

 「返事は?」黙っている俺に男はもう一度バシッと平手打ちを入れる。

 「…返事は?」少し苛立っているのかも知れない。違う方向からもう一度平手打ちが入
り重い音が響いた。男の目は何かを確かめるようにジッと俺を見ている。

 「返事…は?」今度はやや振りかぶってテークバックを付け、もう一度強く叩いた。

 そして何も言わずに逆サイドから裏拳の角度へテークバックした。

 「サキさん、返事は?」
 「はい、サキです…」

 俺は涙を浮かべてそう答えた。何がどうと言うのではなくて無性に悲しかった。
 俺の身に何かあたったら助けてくれるはずの警察は・・・・どうしたんだろう?
 俺は売られたんだろうか?そんなバカな・・・・・

 「では、サキさん。両手を握って前に出しなさい」

 俺は恐る恐る両手を出した、男は何も言わず片手ずつ指のない手袋をかぶせた。袋の中
で手を広げられない構造だ。男は袋の紐を手首の細い部分で縛ると余った紐をハサミで切
ってしまった。袋の先端に小さな鉄の輪が付いている。

 「では、まずはレッスン1ですね。サキさん、あなたの体が女性である事を確認しまし
ょうか・・・・」

 男は俺を乱暴にベットへと押し倒した。ベットの天板部分にあるナスカンへ手袋の輪を
ロックした。万歳状態で両腕が拘束され男はソレを確認した。

 「さて、次は足ですね・・・・」

 男はやや幅のあるベルト状の帯を足首に巻き付けマジックテープでしっかりとロックし
た。そのベルトにも鉄の輪が付いていて、ベットの足側にあるフックへとソレを引っかけ
られる構造になっていた。

 X状に拘束された貞操帯姿の俺・・・・・

 「そんなに不安そうな顔をしないで下さい。何、すぐにそんな事しなくても自分から求
めるようになりますよ。なにせあなたはそう言う風に作られてるんですから」

 男の右手が無造作に俺の左胸を掴み捻った。ズキッと痛みが走るのだけど、その中に僅
かではない電気の走るような感触がある。男の口が胸に近寄って緩やかな丘の頂きにある
突起を舐め始めた。途端にビリビリとくすぐったいような感触が駆け抜ける・・・・・

 「ほら、気持ち良いでしょ?その感触を忘れないように。それに身を任せましょう」

 男はそう言って乳首を舐め続けた。幾らもしないウチに甘い吐息を漏らし始める自分が
猛烈にミジメだった・・・・・。
336名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 19:36:39 ID:fWm5lrXx
>>335
>幾らもしないウチに

なんでカタカナなんだ・・・
337名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:23:17 ID:cx1mYSCh
誤字目立つね・・・
338名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:36:04 ID:fsTIwi+7
もうちょっと推敲するべきだよなぁ
でも、敢闘を称えてGJ!としておこう
339名無しさん@ピンキー:2006/10/15(日) 20:44:26 ID:+pkLigSC
このスレの惨状を見て一刻も早くと投下してくれたんだろう。
職人さん乙!
340名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 06:42:12 ID:MmC1EFek
誤字は脳内変換、それが俺スタイル。
続きをwktkするだけなのもアレなんで指摘をひとつ。


>ベルト状の帯を
帯ってベルトじゃね?頭痛が痛いって言ってるのと同じだよ。
341名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 06:49:53 ID:ebK6zZDX
なかなかいい感じだな
サキちゃんがこれからどうなるのか楽しみだぜ
342名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 08:21:51 ID:O/oqbNrd
>>328
集めてみたら17KBあった、敢闘賞どころか十分GJ!に値するよ。
初心者さんと言うか不慣れな雰囲気というか、そんな荒削りな感じだけど将来性とセンスを感じる。
話の続きに期待してますので、頑張って下さい!
343名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 11:34:49 ID:l1EliZ+4
よく推敲がどうの誤字脱字がどーのとちゃちゃを入れる人がいるけど
A型なんかな。まったく気にならないんだけど…
つかきちんと投稿してるわけでもないし楽しませて貰ってるんだから萎えるよーな事言わなきゃいいのにと思う。
友達とリレー小説とか書いてると笑っちゃうほどすごい誤字とかあってワロス
何はともあれサキちゃんたのしみー!
344名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 11:52:44 ID:xAxXWV37
血液型で判断するんじゃねーよ、
ぐだぐだ言ってるヤツは頭が固いだけ。
345名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 13:56:24 ID:X873vrCG
誤字が全く気にならない香具師がやわらかいのは頭だけじゃないのだろうて。
346名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 14:18:42 ID:O/oqbNrd
そうそう、頭だけでなくて寛容性とか許容性とか、そう言う部分でも柔軟な対応が出来るんだよ。
細かいところまでグチグチあげつらって文句を言う人って、なんか余裕無いよね。
見てて痛いというか哀れというか、そんな感じ。
347名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 14:44:09 ID:91K40vwW
叩きと過剰擁護が低レベルの煽り合いをするのは最悪に荒れた頃と同じ流れだな。
似たもの同士仲良くしろ。
348名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 14:52:15 ID:Z1x8rQHO
>>347
とりあえずお前は黙っとけ
擁護とGJ!以外は黙れ
沈黙の抗議が出来ない奴は来るな
349名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:04:40 ID:Q2X9VO5M
>>344ゴメソ
(´・ω・`)
350名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 15:39:23 ID:e5erOBYw
沈黙は抗議じゃなくて無言の肯定じゃないかと思うときがある。

感想と一緒にやんわりと指摘するなら角は立ったりしないだろうけど、
誤字だけ指摘したりしたら揉めたりし易いよね。
351名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 17:40:30 ID:VxesiKZn
マッチポンプの予感
352名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 18:22:07 ID:QI8GWaJs
どうでもいいけどネタが超萌える。サキに期待w
でもどうしても麻宮サキがうかぶww
353名無しさん@ピンキー:2006/10/16(月) 22:21:01 ID:73wHa3F8
沈黙の抗議ととられるのは不本意だからGJ!と言わせてもらおう
誤字脱字が山ほどあろうと、何れにせよ作品がアップされるのは良いことだ
354名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 08:20:03 ID:c/+OEFSd
さあだんだん盛り上がってまいりました
355名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 20:40:04 ID:ezaV5A6F
さてどれだけ本人が自演してるのだろうか。
356名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 21:24:38 ID:tww5o7tB
こんな流れになると>>355見たいな疑心暗鬼のレスが付くけど、
書く側からすればコテハンで書くとコテハンウザイと言われ名無しで書くと自演と言われ
なかなか難しい部分が有るよね
357名無しさん@ピンキー:2006/10/17(火) 22:45:08 ID:BgATrPlx
つまり、どちらにしても邪魔なレスは気にする価値もないということだ。
358名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 00:33:45 ID:/fj72EYp
>>356
疑心暗鬼ってか単純に嫌がらせだろうし。
359名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 03:58:27 ID:LTqf1Gil
名無しさん@ピンキーをあぼ〜んで
360名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 09:41:05 ID:PPFzOxdD
>>359
お前頭いいな




                         と言われたかったのか?
361名無しさん@ピンキー:2006/10/18(水) 13:09:33 ID:hVkyCvl2
聞くまでもないだろ
362名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 01:45:40 ID:Vw0D4ukW
珍しく静かなので保守
363名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 08:39:55 ID:9TYKr4lc
佐賀県 庁 知事 ナウイ 汚職 金 ゲッツ 談合 贈収賄 つぶれそう 個人情報流出
隠蔽 江頭2:50伝説 「1クールのレギュラーよりも、1回の伝説」 良い 悪い 好き 嫌い 地味 韓国
談合 内部告発 教育委員会 官官接待 天下り 不正受給 悪質 怠慢 氏ね 死ね 暗い 佐賀県民
韓国 謝罪 生活保護 飲酒運転 公務員 親族の経営する 逮捕 前科 チョン 株 売春 佐賀県 市民団体
闇金 職員 わいせつ行為 自殺 市民オンブズマン 共産党 違法 インサイダー取引 援助交際 訴訟
県庁 知事 汚職 金 談合 出納長 破綻 銀行 巻き添え 中小企業 失業 いじめ 自殺 佐賀県庁
飲酒 逮捕 懲戒 職員 モラル 倫理 再発 北朝鮮 黒幕 闇 換金 マネーロンダリング 非人 北朝鮮
拉致 ミサイル パチンコ 放置 乳児 中毒 規制 売春 少女 家出 暴力団 教師 流出 エタ 核 告訴 
自殺 中学 PTA 抗議 虐待 児童 ネグレクト 相談所 病院 産科 不足 慢性 教育 差別 テロ 事故
ミカン 不作 病気 打撃 農家 BSE 牛肉 陽性 市場 壊滅 教師 中学 高校 share 被差別  セクハラ
土建屋 ヤクザ 部落 在日 生活保護 役所 倒産 赤字 市職員 不正発覚 winny どこ? 性産業

★★★★★★適宜追加してコピペしてね★★★★★★

             _,,..r'''""~~`''ー-.、
            ,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
           r"r          ゝ、:;:ヽ
   r‐-、   ,...,, |;;;;|       ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
   :i!  i!  |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐-  `r'^!    佐賀 県庁の「危機管理・広報課」さん見てる〜?
    !  i!.  |  ;| l|  ''"~~   、      i' |     イェ〜イ!
     i! ヽ |  | |    ,.:'"   、ヽ、   !,ノ
    ゝ  `-!  :| i!  .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
   r'"~`ヾ、   i! i!   ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T
  ,.ゝ、  r'""`ヽ、i! `:、   ー - '" :: : :/ ,/
  !、  `ヽ、ー、   ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
   | \ i:" )     |   ~`'''ー---

364名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 11:24:37 ID:SVV/2/kf
保守をした>>362をご褒美がわりに女性化して輪姦
365名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 13:47:47 ID:hPov+J6G
スカトロTS話まだー?
366名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 17:52:47 ID:uL99aYU/
自分で書いてみるヨロシ
367名無しさん@ピンキー:2006/10/21(土) 19:43:57 ID:gPm171l5










          age









368名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:27:50 ID:w88/w+vf
--1--
俺は21歳童貞男の体重100kgのデブなひきこもりだ。
小学校では友達が出来ず家でゲームばっかりやっていた。
中学校でも同じようなものだ。高校は入ったが行かなくなりやめてしまった。
そして家ではテレビ・ゲーム・ネットの掲示板ばかり見ている。
なんでこんな人生になってしまったのだろうか・・・。

くそ、親の教育が良ければ・・・放任主義じゃなければ・・・こんな人生には・・・
もう、中学校ぐらいで女と付き合っていれば・・・こんな人生には・・・
ふう、決意しても三日坊主だけど、ちゃんとやっていれば・・・こんな人生には・・・
ああ、女に生まれていれば・・・こんな人生には・・・
あーあ。でも全部手遅れもうだめだ。人生終わったな。
なんて思ったこともある。

そんなおり、うちの両親が交通事故で氏んでしまった。
ひきこもりの俺は行き場をなくしてしまったが、
父方のおじいちゃんだけは生きていて、あてのない僕は行くことにした。

「おおう、来たか!うわっはっは!ひきこもりとは時代の最先端をいっておるのう!」
このじいちゃんは発明家だ。豪快なのはいいが、何を考えているやら・・・
家はやたら広いのはいいのだが、発明品?やら、がらくた?やら・・・。まあいいや。
「お久しぶり・・・相変わらずだね」
「わっはっは、まあワシ財産はあるから、一生ひきこもれ!なんてな」
「いやー、それはまずいと思いますけど・・・」
まずいことはわかっている。けど、どうしようもない・・・。まず何をしていいかすら・・・。
それにどうも前向きにはなれない・・・。どうせやっても失敗して終わりだしさ・・・。
「とりあえず研究室・・・じゃなかった、ひきこもりルームを作ったから、そこに住め」
「研究?」
「いや、なんでもないぞ!設備はだな、高速ネット回線、大画面テレビ、それから・・・」
早いパソコンやCSやケーブルテレビやらテレビゲームやらマンガやら小説やら、
暇つぶしグッズいっぱい。ある意味快適だが・・・このままじゃダメ人間なんだよな・・・
369名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:29:16 ID:w88/w+vf
--2--
一ヶ月が過ぎたころ・・・
「変化がない。変化がないぞ〜」
「じいちゃん、どうしたんだ?」
「なんか変わりがないのだ。研究しても成果がないぞ〜!
だいたい高速回線があっても2ちゃなんとかいう掲示板、テレビもお笑いとアニメ、
早いパソコンでもCPUフル活用しておらん、CSやケーブルテレビでもアニメ、
マンガはテレビアニメになったやつ、小説だってライトノベルしか読まないではないか」
「そんなこと言われても・・・」
「最先端だから何か変わってると思ったのに。残念じゃのう」
「といわれてもなぁ・・・。はぁ。」
「どうしてヒキコモリになったと思うんじゃ?言うてみい」
「実は・・・」
じいちゃんには、いろいろ話した。じいちゃんは何も言わず聞いてくれた。
全てをさらけだして・・・泣いてしまった。でも、どうにもならなくて・・・
「そうか・・・。わかった。ワシが発明で何とかしてやろう!」
そういってじいちゃんは研究所にこもっていった。
370名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:30:02 ID:w88/w+vf
--3--
それから、数ヶ月が経過した。また何も変化がない日々を送っている。
昼ごろ起きてパソコンとテレビの電源を入れて、お気に入りのスレを見たり、
録画したアニメを見て、テレビゲームをやり、用意された飯を食い、
ゲーム・アニメ・小説などの新作情報をチェックし・・・
これじゃあだめだな・・・ でも・・・ はぁ。

「でーきーたーぞー!」
じ、じいちゃん!?どうしたんだろう? 研究所に言ってみると・・・
「おぉ、きたか!できたぞ!これじゃ!さあ入れ!」
何かのマシーンに無理やり押し込められた!
「スイッチどーん!」
ウィイイイイイン!何かの液体が出てきてって、うわっおぼれる!?
「大丈夫じゃ!呼吸できるから安心せい!」
「ちょ、ちょっとまてえええええええ!!!ゴボゴボゴボ・・・・」
・・・
・・・・・
・・・・・・・
暗いところだ・・・。何も見えない。何も聞こえない。何も匂わない。
両手や両足を伸ばしても何も触れられない。
なんか、体が溶けていく感じ・・・。なんか不思議な感覚・・・。
でもいいや・・・。どうせやる事・やりたい事・やらなければならないこともないし。
これで人生が終わったとしても、誰も悲しまないだろうし。まあいいや・・・。
・・・・・ふぅ、パソコンのエロ画像消しておくんだった・・・。

ウイーン、がちゃ!ま、まぶしい!な、なんだ!?
なんか液体が肺に残ってゲホッゲホッゲホッ うー・・・
「あ、あれ?俺、氏んだんじゃないの???」
「わーっはっは!実験は成功じゃ!さすがわしじゃの!」
「じ、じいちゃん。なにをしたのさ?」
「己の体を、よく見てみい!」
ん?何か変か?手が長くて細くてやわらかくて・・・・
あれ?太っていたのにやせている。腰も細い。足も長い。
って・・・お、お、おっぱい!?
股間に手をやると・・・ない!?アレがない!!!!!
「あー、あー、あれ!?」声が高い感じがする・・・・。
な、なんだこりゃあああああ!!!!!
371名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:31:53 ID:w88/w+vf
そう、俺・・じゃなくて私は、女になっていたのだ。
しかもアイドルとかグラビアとかそういう感じのいい女。
それに体が軽い。運動神経抜群そうだし・・・。
でもいきなり女になったと言われてもなぁ・・・。

「じいちゃん、これ・・・」
「成功したな!ラッキー・・・じゃなくて当然じゃ!天才発明家だからのう!
体を細胞レベルで分解し再構築したのじゃ。DNAなどは少々いじっておるがのう」
「これでどうしろと?」
「いや、これでかわいい孫もひきこもり脱出じゃ!どうだ!」
「そ、そんなぁ」
「それに、実は娘が欲しかったのじゃ〜。男ばっかりだと華がなくてのう。
それにこうすれば、もう大丈夫じゃ。しかも知識もいっぱい脳にあるはずじゃ!」
そういえば頭が良くなった感じはあるなぁ・・・。
「ワシの研究を引き継いでくれればと思ったのじゃ」
「でも・・・」
「とりあえず女になれるまではヒキコモリルームにいるのじゃ」
「うん、わかった・・・」

とりあえず戻ってみた・・・。
なんか戦隊モノとか冒険モノより、恋愛モノとか少女漫画が読みたい感じがする。
やっぱり脳の構造まで変化があるのだろうか。
でもとりあえず女になったらやるってことは・・・オナニーだろうなぁ。
女のほうが数倍感じるとか長く感じるとかいろいろあるしなぁ〜。
すぐに女性用オナニーグッズを取り寄せてみた。

鏡の前で股を開いてみる。体がやわらかくなっているようで180度ぐらい開く。
こ、これが女の子なのか・・・
確かにネットでは見ていたけど、こんななんだぁ〜 ちょっとグロイが感動かも。
これがクリトリスか・・・ローターで刺激してみよう。ぶいいいいぃぃぃん
う、うわあぁびっくりした。き、気持ちいい。もっと、もっとしよう・・・
男みたいに出したら終わりじゃない、ずーっと気持ちいい。あぁ、いいよう、ああああ
もっと、もっとぉ、そうだ、バイブだ、バイブ入れてみよう。
初バイブというか初セックスか!?バイブだけどまあいいや。
コンドームをつけて、ぬるぬると入れてみる・・・。なんか広げられている感じ。
でもいいよぉ、一番奥と手前がいい、刺激がくるとくすぐったいような気持ちいい感じ
もっと動かしたい、こすりつけたい、もっと、もっとぉ、うん、うああぁあぁ
乳首にバイブをスポーツテープで固定してみよう。ああぁ、気持ちいい
乳首もいいよぉもっとしたいよう。あぁ、もっとぉ、もっとおおおおおおお
372名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 17:32:55 ID:w88/w+vf
--4--
「体変換ましーんの開発は成功だが、ひきこもり脱出はできんかったか・・・」
あのあとは、ずーーーっとオナニーしまくり、エロ本よみまくり、ヤオイ本も・・・
考え方その他もろもろ全部女になってしまった・・・。
そう、結局はオタク女になってしまったのだ。コスプレ衣装もよく似合う。
かっこいい男性キャラなどなどと妄想しまくりでオナニーしまくりになった。

「もうだめじゃのう、こいつは。わしには財産もあるし、一生面倒見てやるとするか」
息子夫婦の教育のヘマじゃ、情けない!と独り言をいいながら
自分の好みのスタイルのかわいい孫との生活を意外と楽しんでいるのかもしれない。
おじいちゃんの知識を受け継いだからいろいろ一緒に発明していくことだろう。

「ふぅ、オナニーにも疲れたわ〜」
すっかり女言葉も板についたころ、リビングに出てみると・・・
「じ、じいちゃん・・・それは・・・・」
「うわーはっはっは!わしも女になってみたのじゃ!どうじゃ?うふん!」
「や、やめてくれ〜」
「レストランで女性メニューが食いたいのじゃ!いいじゃろう!」
まったく、じいちゃん、いや、ばあちゃんときたら・・・
「・・・・・・そうだね、ご飯、食べに行こう!」
そして人生を楽しくすごしたそうな〜
〜おわり〜
・・・
「うわーはっはなあ、両性具有になるように改造できたのだが」
「じいちゃん、そりゃいらん!・・・でもいいかも!」
〜本当に終わり〜

あー、おれ才能ねーなぁ。とりあえず性転換させてみたものの、その先が続かない。
たいしたことも出来てないし・・・。もうだめっぽ〜
373名無しさん@ピンキー:2006/10/22(日) 19:13:51 ID:nQoJRr9m
先生、エロが欲しいです……_ト ̄|〇
374名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 00:27:00 ID:L6zEOA3r
乙!おれはこうゆうほのぼのしたの好きだよ
375名無しさん@ピンキー:2006/10/23(月) 05:06:50 ID:Yqqf553N
GJ!
おじいちゃんいい人w
376名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 00:11:18 ID:29A6xsqR
377名無しさん@ピンキー:2006/10/24(火) 01:26:11 ID:acHrc+3G
普通におもろかったぞ。
いいじいちゃんだ…
378名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 14:23:52 ID:OuLWQ6Rp
ho
379名無しさん@ピンキー:2006/10/25(水) 14:25:02 ID:OuLWQ6Rp
syu
380実況スレより:2006/10/27(金) 01:21:18 ID:gDe0u5qt
1000 どうですか解説の名無しさん 2006/10/26(木) 19:44:59.43 ID:yCvy/ElJ
1000なら明日から俺が沢尻エリカ。
381名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 16:44:03 ID:vdg5YpIW
作者様がたが、アダルトtsfにながれたのか?
最近、神の降臨なし・・・・
382名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 19:28:01 ID:FUcOp14M
いま必死こいてハコガキ書いたりしてます……。
383名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 19:35:36 ID:zJYJN4WU
そう言えば、地裁に行った?
384名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 21:57:12 ID:AKXjlHVA
>>381
向こうは向こうで停滞気味かと。
でもこっちにも落として欲しいなぁ……
385名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:02:57 ID:5jDq8CgH
向こうは空気読めない人増えたせいで気軽に単発ネタ付けづらくなったな……
386名無しさん@ピンキー:2006/10/27(金) 23:12:40 ID:cqh4TZIi
というかSSマダー? という空気が嫌だ
ここで言っても仕方ないが…
単発ものを許容できない人増殖中だなあそこ

面白い画はあるのだが。
387名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 00:44:02 ID:5WDm6Mun
>386
あるある。
嫌ってほどじゃないが、なんか続き書かなきゃ って強迫観念が生まれて、
続きで面白いと思うものが作れなくて困ってる。

他の人で別作品SS書いたら 止まってるSS早くほしいとか言われてるし。
完結するまで他のに手出しできない空気がある
388名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 01:00:46 ID:uKSzNw/c
じゃあ一話完結タイプの話でも考えるかな。
389名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 10:42:00 ID:Y+UKuUWU

IDからトイレネタなんてどうよ。
390名無しさん@ピンキー:2006/10/28(土) 13:20:22 ID:YHcvoS16
ト、トイレ?
わかった、考えてみる。
391名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 01:00:17 ID:wM5/gKNU
age
392名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:02:16 ID:Kqh3Z6b+
そろそろアルタンこないかな〜?
393名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 14:40:40 ID:C7USwDud
って言うと1週間もしないうちに来る法則
394名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 19:39:19 ID:Y5L5q4j+
アルタンっていうとどうしてもロマサガ2のノーマッドが・・・
395名無しさん@ピンキー:2006/10/29(日) 23:53:53 ID:5bgOwhFJ
確かに。
396名無しさん@ピンキー:2006/10/30(月) 23:57:56 ID:FKpK8C9/
ほよよ
397名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 08:55:43 ID:84KIwoyj
何故にアラレちゃん?
398名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 09:59:36 ID:lHp1EaVm
スランプだからとか
399名無しさん@ピンキー:2006/10/31(火) 14:18:57 ID:ez3CclXt
少年少女文庫に投稿してる作家のオススメ小説が何気に粒揃い。
「めいぷる!−ザ・インセクト−」「Experience」他当たり多し。
400名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 00:03:13 ID:pNAeDkcL
400
401名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 16:36:13 ID:3yh69NWC
そろそろちんこいらなくね?
402380 ◆PKEHY060jY :2006/11/01(水) 17:33:53 ID:UzuX26/q
とりあえず現状報告(´・ω・) ス

ちょっと立て込んだ用件のために年内一杯は投下が苦しいです‥‥‥ダメすぎです。
その代わり、去年パスしたクリスマスものを復活させます。
投下は例によってイブとクリスマス当日の予定。
その前に一本投げられればいいんですが、期待しないでください。

投下するとすれば、854さんものか、暮内研究所か。
鈴の話は完全リニューアルするかもしれません。(女性化のシーンから書き直し&学年を下げる予定)
現状はかなり煮詰まった状態ですが、クリスマスものは確実に投下できるようにします。

なんとかクリスマス前にお会いできればいいな〜ということで。ではでは。
403名無しさん@ピンキー:2006/11/01(水) 19:49:11 ID:clxtywrb
首を長くして待ってます。
404hiroshi ◆Y.43p63hRA :2006/11/01(水) 23:36:32 ID:gRSQUfcS
久しぶりに来たら
>317でニセモノがでてる。

「続きがかけました」って、何の意味があるのかな。
ということでトリップをつけてみることにしました。
405Warload:2006/11/01(水) 23:37:34 ID:qPxIe3mo
>>392 >>393
申し訳ありません。
ぜんぜん用意できていません。

アルタンは前回分でエロシーンほぼ終わりです。
でも精神的な葛藤とかストーリーとしてはおもしろいので最後まで
なんとか訳したいとは思っているのですが・・・
406hiroshi ◆Y.43p63hRA :2006/11/01(水) 23:40:30 ID:gRSQUfcS
「天使の真実」

大学を卒業した次の年の正月、中学校の同窓会が開かれた。

高校から地元を離れた僕にとって、同級生たちと会うのも久しぶりの出来事だった。楽しい何時間かを過ごして、そして、時計が次の日を指そうとするころ、気分よく家路についていた。

楽しかった一日、しかし、ひとつだけ残念だったことを思い返しながら・・・
会えなかった、憧れの人のことを・・・

その娘は、今まであった女の子の中で一番かわいかった。
成長期の遅かった僕は、まだ小学生のような少年だった。
その僕の恋心を焦がした少女のことを。

時折、僕のほうを見て微笑みかけてくれた。ほとんどまともに話したこともない。
あの娘は、親どうしが同じ職場で、しかも彼女のお母さんが僕の父親の会社で働いていた。
話そうと思えばきっかけはいくらでもあったはずなのに、それすらもほとんどできなかった。

彼女とは違う高校に入って、彼女も出来た。
でも、あの娘の影をいつも追いかけながら生きてきた。
あれほどかわいい女の子にはまだ会ったことがない。今でもそう思う。

すこしでも似た人影をみつけると、今でも確かめてしまう。
今も、また、あの娘のようにかわいい女の人とすれ違う・・・

いや・・・あれは・・・
そんな・・・

いや、どうみても、あのセーラー服の少女は・・・こんな時間に・・・
あの頃とおなじ光を放って・・・間違いない・・・今度こそ・・・

僕はその光に吸い寄せられるように振り返って歩き始めた。
どんどんまぶしくなる光に吸い寄せられるように・・・
407hiroshi:2006/11/01(水) 23:42:02 ID:gRSQUfcS
中学生の頃、学校帰りに良くよったコンビニの跡地、門で曲がろうとするときに叫んだ。
「瞳ちゃん!」
その言葉に少女が振り返る。

「彰吾くん・・・待ってた・・・ここにくれば会えるって」
「ひ・・・ひとみちゃん・・・」

その瞬間、僕は光のかなたへと消え去った。


次の記憶は、同じ道の上・・・
なくなったはずのコンビニが、普通に営業していた。

朝のまぶしい光が、僕を包んでいた。

「おはよう、瞳。」

学校に近いこの道の上で、僕に声をかけてきたのは、これも聞き覚えのある声。
同窓会で8年ぶりに話した・・・木下めぐみちゃん・・・の声だった。

「お、おはよう・・・」
急に明るくなった世界、不思議を感じながらも、
「おはよう」とおうむ返しに応えるのは習慣だからそんなに難しいことではない。

「テスト勉強してきた?あたしはもうぜんぜんだめ。」
木下めぐみは学年の女子の中では5本の指に入る秀才だった。
「テスト勉強?」
「もう、とぼけて。」

ここらへんで、初めて、僕は気づいた。
自分が歩き出していること、中学校の通学かばんを持っていること、
なぜか、セーラー服に身を包んでいること。
冬だったはずなのに夏服であること・・・

そして、「瞳」と自分が呼ばれていること。
最後に、木下めぐみと瞳ちゃんが親友だったこと・・・
408hiroshi:2006/11/01(水) 23:43:23 ID:gRSQUfcS
「う・・・ん・・・今日って、何日だっけ・・・?」
とっさにしてはいい質問だった。

「えっ?そっか、今日から7月だね。まあ、これが終われば夏休みまでもうすぐだし、あたしもがんばろうっと。」

夢・・・そうだ、これは夢なのだ。ぼくはそう、気づいた。
少なくともそう信じ込んだ。
僕はこの楽しい夢に乗っかることにした。

「うん、あんまり勉強できなかったけど・・・なるようになるよ。」
瞳ちゃんが、どんな言葉遣いで話していたかさえ僕は知らない。

でも、夢の中だからだろうか、不思議な「記憶」が僕に瞳ちゃんを演じさせた。
中学校時代の瞳ちゃんを・・・

「あっ、昨日は夜、電話ありがとう、助かった。」
めぐみがそう話しかけてくる。
「どういたしまして。」
僕は、そう答えた。瞳ちゃんのあの可憐でかわいい声が自分自身に響く。
何のことか・・・瞳ちゃんの記憶をたどる。
昨日の夜、テスト範囲に関してのこまごまとしたことを電話で話した。そのことを話した。

夢の中とはいえ、懐かしい中学校につこうとしていた。
この日のことは、僕の記憶にしっかりとあった。

そう、この廊下を曲がったところで、一足早く来て勉強していた僕は、瞳ちゃんとでくわして、朝の挨拶を交わす。

その時、朝の陽の光に包まれた彼女のはじけんばかりの笑顔に、僕は一瞬にして恋に落ちたのだった。
かわいい、とずっと思い続けていた女の子に、決定的に恋をした一瞬だった。

そう、今日は・・・この夢は中学校2年の1学期の、期末テストの1日。
これが終われば夏休みへと一直線。まだ気楽な2年生には楽しい日々が始まる。
409hiroshi:2006/11/01(水) 23:44:47 ID:gRSQUfcS
あの瞬間まで、靴をぬいで、履き替えて・・・あの曲がり角まであと5歩くらい・・・
僕の目に、自分自身の中学校時代の姿が飛び込んできた・・・
なつかしい、でも、その幼さがすこし甘酸っぱい・・・こんなに
ちんちくりんだったのか、と思う僕の姿・・・

「おはよう、彰吾くん。」
僕は、自分の記憶にあるあの笑顔を再現して、少年を恋に落とした。

「お、おはよう・・・」
この反応・・・たしかにあのときの僕のものだ・・・
楽しい夢だった。

瞳ちゃんの記憶と、僕自身の記憶・・・
テストは、10年近くも前のものとはいえ、大学を卒業したばかりの僕には簡単すぎるものばかりだった。
瞳ちゃんも勉強していたし、なんとなく、この問題を僕自身見たこともある。すらすら解けた。

あの日と同じように・・・まったく同じように全てが進んでいった。
これが夢の世界のものではない・・・と気づくのには、それでももう少し時間が必要だった。

いや・・・夢の世界だと、今でも信じているからこそ・・・この淫猥で刹那的な世界を・・・
いまでも生きていけているのかもしれない・・・
僕は今でもこの世界を夢だと信じているからこそ・・・生きていけてるのかも・・・

夢なんて・・・とにかくいやらしい夢が多い。そのことは23歳の僕には良く分かっている。
いつか、朝がきて、矢内彰吾として普通に目覚めることがあると・・・信じているからこそ・・・

午前中だけで終わる、テストの金曜日。
帰る前にもう一度、僕に・・・彰吾に声をかけたかった。でも、彼は・・・すぐに帰ってしまった。

思い出した。その日、友達と遠出する予定があった。
早く帰って準備をしなければならなかった。
410hiroshi:2006/11/01(水) 23:46:34 ID:gRSQUfcS
自分の好きな女の子が声をかけようと機会をうかがっているとも知らず、
彼は、帰ってしまった。
何も悪くないのに、ちょっとなぜかむかついた。まあいいや、まだチャンスはある。
夢の中だと思っているにしては、続きがあるようなことも考える。


帰り道、瞳の頭の中、記憶を探ってみる。

昨日の夜何を食べたか、何を話したか・・・
瞳としての夢の中での生活。さめないでほしいと思いながら歩いた。
そういえば、一人で歩いている。
さっき、「今日は用事があるの。」と言って、女友達の誘いを断った。
用事?なんだっけ・・・
お母さん・・・瞳のお母さんに何か言われたのだけは覚えてる。

いや、きっとどっちかと言うと、はやくかえって瞳の体でいやらしいことをしてみたいのかもしれなかった。
女の子の体・・・瞳の体・・・

結構、胸が大きくなってきてる。スカートって、不思議な感じがする。
歩きにくくはないけど、風が下から来るからまだ慣れない。
そして、股間に何もついてないのはどうも落ちつかない。

もっといやらしいことを考えたかったのだが、あっという間に瞳の家に着いた。
歩くことに精一杯だった。
初めての女の体に、余裕はなかった。

「ただいま」
自然にドアを開ける。瞳の日常動作はこの体が全て覚えている。
僕はその慣れに従うだけだ。

「お帰りなさい瞳ちゃん。さあ、今日はこれから、大事な日だから、こっちへおいで・・・」

・・・思い出した
今日は、お母さんの会社の社長さん・・・それは、僕自身の父親でもあるわけだが・・・と、
会うという予定があったのだ。
411hiroshi:2006/11/01(水) 23:48:22 ID:gRSQUfcS
自分の部屋に戻って制服を脱いで着替える。

初めてこの体になって着替えるのに・・・裸にもなったのに、何かに興味を示したりすることはなかった。それはなぜか?
机の引き出しの中に・・・昨日の夜、瞳ちゃんがしまったノートがある。僕は下着のままそれを、取り出した。

読むまでもない・・・何が書いてあるのかは、瞳の記憶にしっかり刻み込まれているはずだ。

今日、これから、瞳は母親に連れられて、大事な予定へと向かう・・・
それが、何を意味するのか・・・なんだったっけ・・・知っていたはずなのに・・・思い出せない。
瞳ちゃんが、記憶の奥深くに封印しようとしていた、何かが・・・出てきそうで出てこない。
知ってるけど、知らない・・・不思議な感覚だった。
今考えれば、瞳の体に残った、彼女の最後の自我が・・・必死で僕に隠し事をしているかのようだった。

「さぁ、着替えて、車がもう待ってるわよ。」
白いワンピースに着替えた僕は・・・黒塗りの車に乗り込んだ。

結局、これが夢なのか現実なのかの区別なんてついていないのだ。
夢だと思えば夢。現実の僕は23歳の矢内彰吾なのだから、
それ以外の風景は、全て「夢」でしかありえない。
だから、これは「夢」でしかありえない。
そう信じなければ・・・生きていけない現実に・・・僕は連れて行かれるところだった。

瞳の家は、巨額の借金を抱えていた。
瞳の父親は、簡単に言うと、女で身を滅ぼした。

今・・・つまり瞳と僕が中学生だった頃は、もうすでに家にいなかった。どこにいるのかも分からない。
借金をまともに抱えることになった瞳の母親、
蓉子は・・・学生時代に先輩だった僕の母親に助けを求めた。
結果的に父の援助を受けることになった。

瞳の知っていることはこの程度だ。あとは想像に過ぎない。
412hiroshi:2006/11/01(水) 23:50:51 ID:gRSQUfcS
ただ、父親が消えたにしては、いい暮らしを続けることが出来ていることに気づきつつあった。

瞳も、バカではない。美しい母親が・・・巨額の借金を抱えつつ、
普通の会社で働いて・・・どうしてそれなりの暮らしを維持できているのか・・・

気づかないはずはなかった。不思議がらないはずはなかった。
そして、どこかでそんな母親を軽蔑しながらも、どこかで感謝していた。
文句のひとつも言えなかったのはむしろ当然だった。

その、母親が働いている会社の社長さんのところに連れて行かれる・・・
それが、どんな意味なのか・・・

全て瞳は知っていたのだった。
でも、この体に残った瞳の自我の最後のかけらは・・・僕にそれを必死で隠そうとした。
なぜだろう。あれこれ想像は出来るが、記憶しか引き継いでいない僕は、
彼女が体の奥深くに隠していった感情まで探ることが出来ない。
いや、少しずつしか出来ない。

車の中でその記憶を必死で引き出しながら・・・涙は出なかった。
これから起きることが怖かった。
今日これから起こることがおぼろげながら見えてきた。

「ようこそ、瞳ちゃん。」

隣町まで車で連れて行かれて、ホテルの一室へと迎え入れられた。うつろな意識の中・・・
目の前に現れたのは、白いバスローブに身を包んだ若き日の父親の姿だった。
なぜ・・・どうして・・・思い出せないが、状況だけはすぐに飲み込めた。

がちゃっ。

広い、スイートルームのドアの鍵が閉まる音がする。
急転直下で進む瞳の人生。夢の中とはいえ、話がひどすぎる。

「君の特別な日を祝うために、広い部屋を用意したんだ。」

ごくっ・・・と息を呑んだ。特別な日・・・ 

「どうだ?これから大人の女になる気分は。」
413hiroshi:2006/11/01(水) 23:52:38 ID:gRSQUfcS
僕は立ったまま、硬直してしまった。
緊張と怒りと悲しみと苦しさ・・・さまざまな感情が僕の心の中・・・瞳の心の中で交錯する。

その心の、ほんの片隅に、淫らな瞳の心が・・・うずきだしていた。

「シャワーは浴びてきたのか?」
瞳のお母さんに、そう父が問いかける。
ようやく30代後半にさしかかろうという母、蓉子は大人の香りのする美女だった。
結果として、若いうちに悪い男に捕まって、そして、そのツケを今払わされているといってもいいかもしれない。

父は、若い頃まじめにやってきて、今の地位を築いている。
ちょうど40を過ぎたころか・・・そういえば・・・瞳の記憶に・・・最近よく家に訪ねてくる男・・・

思い出した・・・確かに父が瞳の家を頻繁に訪ねている・・・

突然・・・記憶の世界が広がった。

「いえ・・・まだです・・・」
母がそう答えた。
「そうか、じゃあお前はゆっくりシャワーを浴びてくるんだ。」

「えっ?」
「聞こえなかったのか?ゆっくりだ。ゆっくり、風呂にもはいってくるんだ。」

「はい・・・」
母、蓉子は父の強い口調に深くうなずいた。
「電話をするからもっていけ。かかるまで出てこなくていいぞ。」

壁一枚隔てたバスルームへ、携帯電話とともに、母は追放された。

「おかあさん・・・」
母の後姿に手を伸ばそうとする僕・・・美しい・・・でも力のない・・・女・・・
そのはかない後姿を追いかけようとして、追いかけることが出来なかった。
もっと強い力が、視線で僕を縛っていた。

息子である、彰吾には一度も見せたことのない視線が・・・
414hiroshi:2006/11/01(水) 23:53:51 ID:gRSQUfcS
「どこへ行こうとする?」
後ろから社長・・・僕の父が、瞳の・・・僕の伸ばした腕を掴んだ。

男の人に・・・大人の男につかまれるだけで折れそうなほど、
細く、しなやかで白い・・・透き通るような白い腕を、
父のたくましい腕が掴んだ。

「いや・・・」

「さぁ、お母さんが戻るまでに大人にしてやろう・・・」
振り返ったとき、父の目は今まで見たこともないほど愉快そうで、欲望の血走った目をしていた。

恐怖!か弱い少女にとって・・・あのはかない後姿の蓉子よりもさらにか弱い少女にとって、
大人の男が・・・これほどまでに恐ろしいものだということを僕は一瞬に知った。

底なしの恐怖を感じながらも、おびえた目をするのが精一杯で、抵抗することが出来ない。
「おとなしくすれば痛くないよ。」
その一言が効いた。

痛いことを・・・仕打ちを受けることを怖がった。
それを避けるために、僕は、従順に従うことを選んでしまった。

「あっ・・・」
白いワンピースの上から、発育途中の柔らかい胸がもまれる。
ふんわりと、やさしく、なでるような手つきに、嫌悪を感じることすら出来ない。
「ふぅ・・・あっ・・・」
やさしい手つきが背中へも伝わった。
軽く抱きとめられた僕・・・瞳の足から力が抜けた・・・
しっかりと抱きとめたまま・・・父はワンピースの背中のボタンに手をかけた。

「ひぃ・・・ひ・・・」
目から自然と涙があふれていく、ワンピースはあっという間に地面にずり落ちた。
純白のブラジャーとパンティ・・・そして、純真な乙女の肌があらわになる。
415hiroshi:2006/11/01(水) 23:56:57 ID:gRSQUfcS
父は、血のにじむような努力で巨万の富を手にした。
それなりに尊敬していた。だからこそ、信じられず、だからこそ、抵抗も出来ない。

「いやぁ!・・・」
瞳の羞恥心が僕の心を一瞬支配する。

小さな手で、あらわになった体をだけ隠そうと試みて、同時に父の手から逃れようと一歩目を踏み出す。
「きゃっ!」
しかし、足元に降りた服に躓いて、僕は転びそうになる。
細い腕を父が掴む。

「いやっ!」
その手のおかげで僕は体勢を立て直し、ベッドの方向へ一歩踏み出したところで立つ。
ブラジャーとパンティしか身に着けていない少女は、
これから自分の処女を奪おうとしている男のほうを振り返った。

「へえ、見た目よりもいい体をしているじゃないか・・・」
目に涙を浮かべおびえる少女は、目の前の男にとって格好の獲物に過ぎない。
そのことを知りながらも、抵抗など何一つ出来ない少女の悲しさを、思い知る。
いや、本当に思い知るのはこれからだ。

心の中は羞恥心、怒り、悲しみ・・・打ち震えている。
僕自身の・・・彰吾の感情と、瞳の感情が積み重なって、この男・・・
彰吾の父親への憎悪が燃え上がろうとしていた。

「さあ、力を抜くんだ。怖がることはない。」
欲情しきった父が、一歩、瞳に近づく。二歩め、
目の前に達した父は固まって動けない僕の頭を両手で抱えて、キスしてきた。

「うぅん・・・いや・・・」
目の前が少しずつ暗くなるその瞬間はスローモーションで迫ってきた。
父の懐かしいにおいが僕の記憶の中でよみがえる。
次の瞬間、瞳の感情が陵辱を受けたと感じる。

「っ・・・はぁ・・・」
体を隠そうとしていた両手が・・・体から離れる。
父を・・・僕を抱き寄せる男を振り払おうと抵抗するか・・・一瞬の躊躇があった。
416hiroshi:2006/11/02(木) 00:00:59 ID:gRSQUfcS
僕の、彰吾としての大人の男としての「理解」がどこかにあった。
僕が幼い頃からかなりいい生活が出来て、今もそれが続いている。
父が激しく仕事をして、僕を養って、そのストレスやら欲望やらを
ようやく得た「力」で解消していても・・・同情は出来ても文句は言えないかもしれない。

その「記憶」が一瞬の油断となり、少女の命取りとなった。
両手は軽く握ったまま、肩の横で止まり、次の瞬間には僕はくちづけを楽しんでしまっていた。
「あっ・・・はぁ・・・」
つーっ、と指先がやさしく腰からわき腹を這い上がってくる。ぞくぞくする感じがいやらしい。
僕は緊張で手を動かすことも出来ない。声が出てしまうのがいやで、なんとか我慢しようとする。
口を真一文字に結んで・・・目を閉じて・・・
だが、どんなに我慢しようとしてもかたく閉じた両手のこぶしに力が入ると、
いつの間にか顔まで紅潮する。
ピンク色に染まっていく顔を父は見逃さない。

父の右手がブラジャー越しに乳房にかかる。
気持ちのよさだけではない。何より「おっぱいをもまれている」恥ずかしさが、
瞳の感情の中で爆発する。この少女は、この体は意識だけ僕のものでも
まだ男をしらない、初々しい体を持っているのだ。
「んっ・・・ぁ・・・」
声を出さないように我慢しても、どんなに唇をかんで耐えようとしても、
胸をもまれ、口をふさがれ、舌と舌が絡み合うと、
気持ちよくてどこかから空気と一緒にあえぎ声のようなものが漏れる。
それが悔しい、隠したい。だからもっと我慢しようとする。

「ははは、きもちいいか?声を出してもいいんだぞ」
だれが・・・そんなことを・・・意地になる僕。

これは夢だ・・・と言い聞かせる。だから別に気持ちよくてもいいのだ、と。

でも、もうひとつ別の感情がある。それは、僕の少年時代の「天使」
瞳ちゃんの純真を何とか守ろうとする気持ちだった。

「やめ・・・て・・・」
そう哀願しても、次の瞬間には父の左手が僕の股間に伸びてくる。
「いやぁっ・・・」
核心に触れられる前の瞬間、僕は目を開けて精一杯の拒否を示した。
幼い女性器の、形を確かめるように父の指は僕の体の真ん中をなぞる。
417hiroshi:2006/11/02(木) 00:01:45 ID:gRSQUfcS
「く・・・ふぅ・・・」
夢と信じても、いつからか現実であることを否定できないほどリアルな感覚が僕を襲う。

いつの間にかキスは終わって、父は僕を抱えたままひざまずき、僕を立たせたまま、
瞳のアソコと向かい合った。

パンティ越しに・・・天使の・・・誰にも立ち入らせたくない部分に・・・
「おや?少し湿っているみたいだな。」

ギクっ・・・とした。

「やっぱり淫乱な血を引いているな。瞳、お前は・・・」
気づかれたくなかった。何とか知られないように、股間がぬれていることは・・・
どこかで・・・いや、なんとなく感覚で気がついていた。
でも、なんとしても知られたくなかった。

僕自身の天使として、瞳が、親父の指技で感じて・・・股間を濡らすなんて・・・
許せないことだった。

「その淫乱なオマンコを見せてみろ。」
「きゃあっ!」
瞳の体は、僕の感情とは裏腹な反応を見せる。
パンティを下げられると、従順に片足を上げて、次の段階に進むことに協力してしまう。

「よしよし、気持ちよくしてやるからな。」
僕がまだ見ていない、天使のアソコに、親父が先に対面する。

「いや・・・はぁん・・・」
指で軽くいじったかと思うと、親父は舌を伸ばして、僕の股間を舐め始めた。
「ひぃ・・・ゃ・・・ん」
ちろちろ・・・ぬる・・・にゅる・・・そんな感じでなにか、
僕の気持ちいいところを探し当てようとしている。

「うぅ・・・はぁ・・・!あぁん!!!」
びくっ、と全身が痙攣するほどの衝撃に僕は・・・襲われた。
418hiroshi:2006/11/02(木) 00:05:33 ID:brWC5Af4
がくっ、とひざが崩れて、ひざまずいている親父の背中に倒れこんで、
その背中を抱きしめた。

「いやあ・・・ん・・・」
「どうした?突然。」
親父はにんまりと笑って僕に意地悪く聞いてきた。

「きもち・・・いい・・・」
ついそう答えてしまった。

だが、事実だった。その一瞬に感じた衝撃はすさまじくて、
ただ股間の一部分をちょっと舐められただけなのに、この世が回転するようだった。

「おかあさんと同じアソコの構造をしているな。やっぱり、淫乱な女だ。
今のうちからしつけてやらないとかわいそうだな。」
「いやぁ・・・はずかしい・・・」
「かわいいクリトリスじゃないか。」
「いや・・・ぁん・・・」

「いってみろ。クリちゃんが気持ちいいって。」
「クリちゃ・・・い、いやぁ・・・やめて・・・やめて・・・」
羞恥でいっぱいの言葉を浴びせられて・・・僕の天使は一言、
抵抗にならない抵抗を試みることしか出来なかった。
立ち上がることも出来ずに。親父の背中の上で、息を荒らして・・・

淫乱な女・・・いや、そんなことはない・・・瞳ちゃんは・・・
「きゃっ!」
両足がふわっと浮いた。

父は、小さな瞳ちゃんの体を抱えてそのまま、ベッドに投げつけた。
「いやぁ!」
ベッドに転がされた僕の目の前には、よく見知った男・・・
「素直になるように、もう少ししつけてやらないといけないようだな。」
男は上着を脱いで・・・下半身も裸になる。
この隙に・・・逃げ出すことも出来ない。緊張で体が動かない。
でも・・・本当は・・・違うと、気づきつつあった。

「ふふ、おとなしくなったな。」
「い・・・いやです・・・そんな・・・」
419hiroshi:2006/11/02(木) 00:06:09 ID:brWC5Af4
可憐な少女の肉体を目の前に、欲情しきった親父。
ぼくはその恐ろしさに、涙を流しながらベッドのシーツを掴む。

「いや?自分から望んでおいてか?」
自分から望んだ?そんなことが・・・?
「さぁ、おとなしくしてろ!」
「きゃっ!」

父が僕の足を掴んで仰向けにする。
「またクリトリスを舐めてやるからな。気持ちよくなるぞ。」
「いやぁ・・・あぁん!」

すぐに、親父はさっきの衝撃をもう一度僕の・・・瞳の体に走らせた。
「いやぁん・・・はぁん・・・ふぅ・・・」
その瞬間から、気持ちのよさにわれを忘れそうになってしまう。

「ふふ、これがお前の望んだ、奴隷の第一歩だ。気持ちいいか?」
望んだ第一歩?それってどういうこと?だが、考える暇もなく
「はい・・・きもちいい!」

そう答えてしまうのは、僕の意思か、瞳の体の望みなのか?
「そうか・・・もっとしてやるぞ・・・」
再び父が僕の股間に顔をうずめる。

「いやぁん・・・はぁん・・・」
僕はもう、ベッドの上で体をくねらせて感じるようになっていた。
抵抗が出来ない・・・
そんな僕のあえぎ声・・・どこかで聴いたことがある・・・

記憶が・・・瞳の脳裏の奥深くに隠されていた記憶が・・・よみがえってきた。

わずか、昨日のこと・・・一日前のことだった。

めぐみとの電話を終えると、瞳は、いつもと同じように、
深夜に出かける母親を気に留めずに勉強を続けようとした。
420hiroshi:2006/11/02(木) 00:08:05 ID:brWC5Af4
しかし・・・なぜか気になった。いったい、何をしているのか・・・
もちろん、半分は分かっていた。
誰かと寝て・・・セックスして、お金を得ているのだと。
でも、ほんの少しだけ、そうではないことを見て、安心したい気持ちがあった。

本当は、ほとんどがただの好奇心だった。
淫乱な美少女の心の奥底に潜む、好奇心のどうしようもない発露だった。

母親の乗ったタクシーを追うと、行き先はこのホテルだった。
そのまま客室までつけて、矢内彰吾の父親・・・社長との密会を入り口で目撃してしまった。

「そんな・・・」
そう思いながら、半分なきながら、瞳はドアから聞き耳を立てて、その情事に興奮してしまった。
「はぁん、あぁん・・・」
母の艶っぽいあえぎ声・・・我慢できず、ホテルの廊下でつい股間に手が伸びそうになった。
いや、伸びていた・・・
「はぁん・・・あぁん・・・」母にいつか感情移入してしまっていた。

「誰だ?」
かすかな声に気づいた社長が・・・彰吾の父がすぐにドアを開けた。
瞳は全速力で逃げ、家にたどり着いたが、
当然その姿を目撃されてしまっていた。

母が家に帰ってきたとき、瞳はオナニーの最中だった。
突然、部屋をノックする音がした。母が帰ってきたことにも気づかなかった。

「瞳ちゃん」
えっ!
「はい・・・」
ドキドキしながら返事をした。
ドアをノックしたのは母ではない。

社長さん・・・僕の父親、信一郎だった。
「今日はいったいどうしたんだい?あんなふうに逃げ帰ってしまうなんて。」
かぁっ、となった。
「な・・・なんのことですか?」

「・・・いま、なにしてたの?」
421hiroshi:2006/11/02(木) 00:09:40 ID:brWC5Af4
「ど・・・どなたですか?け、警察を呼びますよ。」
瞳はパンティを脱いでスカートのままオナニーしていた。
そのパンティを脱ぎっぱなしのまま、ドアのほうへ向かった。

「あけるよ?」
「だめぇ!」

「おかあさん、おかあさんはどこ?あたしまで好きにしようとしたって、そんなふうにはならないんだから!」
「おっと、威勢がいいな・・・ってことは、おじさんとお母さんが何をしていたか知ってるってことだ。」

「そうよ、彰吾君や、彰吾君のお母さんに知られたくなかったら、早く帰って!」
精一杯の抵抗を見せた。
だが、信一郎は、何かを見抜いていた。

「君が立っていたか、座っていたか、ドアの前にはほんの、2・3滴だけど、
涙じゃない液体が落ちていたよ。いったいなにをしていたの?」
瞳の顔は真っ赤に紅潮して、ますます錯乱した。

「関係ないじゃない。大体、何であたしがあそこにいたって分かるの?
顔でも見たの?エレベーターだってすぐ来たのに・・・」
はっ、と気づいた。
信じられないほど簡単に誘導尋問に引っかかってしまった。

「ふふ・・・きもちよかった?」
「・・・そんなことありませ・・・ん・・・」

「瞳ちゃん、そうだ、お母さんのピンクローターを返してあげてくれないか?」
もう、泣くしかなかった。
瞳の自我が僕にかくしたがった記憶・・・ローター・・・
独り者のお母さんが、自分を慰めるためのものだとおもっていた。

それを拝借して・・・処女なのに、オナニーしまくっていた・・・僕の天使。
「な、なんのこと?」
強気な瞳はあわてながらも知らないふりをする。
422hiroshi:2006/11/02(木) 00:11:22 ID:brWC5Af4
「隠さなくてもいいんだ。君に淫乱な血が流れていることは初めからわかっているからね。」
淫乱な血・・・どこまで馬鹿にすれば気がすむのだろう。

「あ、あれは、お母さんがあんなものを使ってるのがゆるせなかったの!」
とにかくそう答えて逃げようとした。

「じゃあ、いまさら隠す必要もないね。」

・・・その通りだ。瞳は返すことを承諾した。
「ふふ、いい子だ。代わりに何かおじさんが気持ちよくしてあげようか。」
ドアを少しだけ開けて、ローターだけを手渡す。その瞬間、父は強引にドアを開いた。

「むぅ・・・むぅ・・・」
その瞬間、僕の目に飛び込んできたのは、ボンデージの拘束下着に両手を手錠で縛られ、
口にはギャグボールが埋め込まれた母親の姿だった。
「ああそうだ、教えてやろう。君のお母さんは、
別にいやいや私のものになっているわけじゃない。
ちゃんと自分の意思で、私の奴隷になって、楽しんでいるんだ。」

母の・・・見たこともないほど幸せそうな顔。
瞳の姿に気がついて、恥ずかしそうにしながらも、隠しようもなかった。
そして、瞳の性への興味はかつてないほどに盛り上がっていた。

淫乱な血・・・
否定できない・・・
「瞳ちゃんも、気持ちよくなりたいんじゃないか?俺の奴隷になれば、お母さんのように幸せになれるぞ。」

「あはぁ・・・あぁん・・・」
いつの間にかさっき渡したローターは母、蓉子のアソコに差し入れられている。
瞳が入り口をなぞるだけにしか使えなかったその道具はいとも簡単に母の体へと吸い込まれていく
「あ・・・あぁん・・・きもちいい・・・」

何かが狂っていた。瞳に流れる淫乱な血と、旺盛すぎる好奇心は、
男を魅了してやまない天使のようなルックスも手伝って、
14歳にして、男の奴隷として、愛玩物として生きていくことを選択させた。
423hiroshi:2006/11/02(木) 00:13:53 ID:brWC5Af4
「さぁ、一言いえばいいんだ。本心を!」
父の・・・信一郎の妙な説得力に引き寄せられるように、瞳はこう答えた。
「わ・・・わたしにも・・・」
お母さんのとろんとした目つきは、娘に、必死に
「それだけは言っちゃダメ」と説得しようとする。

でも、ダメ・・・急に訪れた激変に。つい答えてしまった。
「わたしにも・・・お母さんと同じことをしてください・・・」

淫乱な血を引いた美少女に、選択の余地はなかった。
「瞳!」
彼女の母親が声にならない叫びを上げる。

完全敗北だった。瞳は、その時、落ちていった。

「明日はテストだろう。まずはそれを頑張れ。そしたら、その後で・・・」
少しじらされたような気分を、瞳は感じた。
「そのあとは、お母さんと同じ奴隷にしてやるよ。」
奴隷!

その言葉には屈辱と甘美さが同居している。
支配者に支配されるという安心感。自我を失ってしまう屈辱。
人間が人間でなくなる、その単語に、瞳は興奮と冷静の中間に立って悩んだ。
「はぁん・・・いやぁ・・・ひとみ・・・みないでぇ・・・」

母、蓉子を好きなだけもてあそんで、父はそれで帰っていった。
おそらくは単純に射精の回数の問題だろう。

しかし、そのあと、瞳が・・・耐えられないほどの後悔に苛まれたのはいうまでもない。
そして、何か彼女の強い念が・・・10年近くのときを経て・・・僕に出会い、
考えることを放棄し・・・つまり彼女は意識の中で「自殺」して
全てを僕に押し付けた。

信一郎が知れば、信じがたいほどの屈辱と後悔と、罪を呼び起こすであろう奇跡がおきた。
説明できない、奇跡が・・・瞳の強い後悔が生み出した奇跡が・・・
424hiroshi:2006/11/02(木) 00:14:57 ID:brWC5Af4
矢内彰吾としての僕に・・・
あの男の長男である僕に・・・

そのことに僕は気付いてしまった。
しかし、現在の状況は・・・限りない官能を生み出す父、
信一郎の舌技に狂わされている・・・

「あぁん・・・いやぁ・・・」
昨日、瞳の母、蓉子が気持ちよさそうにあえいでいたその声と、僕の今出している声は、
驚くほどよく似ていた。
その似たあえぎ声が、瞳の心が僕に必死で隠そうとしていた記憶を呼び覚ました・・・
昨日、悩みに悩んで自らの命を断つことさえ選択した瞳の耳の中に残るのと、そっくりな声だった。

母、蓉子と同じ淫乱な血が瞳の体に流れている・・・
そのことに気づかされるあえぎ声を、自分で止めることは出来なかった。

「きもちいい・・・」
認めるしかないほどのテクニック・・・気持ちよさ・・・

瞳は、きっと、僕なら、父親に抱かれることを嫌って、
彼女の、純真を守ってくれると考えたのかもしれないし、
もしかしたら、僕と、信一郎に、禁断の交わりをさせることで、
淫乱な女であることを認めてしまった自分の悔しさを少しでも晴らしたかったのかもしれない。

でも、そんなことは、もう、どうでもいい。

この快楽には、勝てない。
気づけば、僕は何度も父、信一郎にHな汁を絞り出され、
何度も何度も、官能にうちふるえ、自由にあえぎ声を上げていた。

「あぁん・・・もっと・・・してください・・・」
淫乱な母親の血を受け継いだ、淫乱な娘の体は、
どこまでも禁断の関係なのに、

快楽を感じることをやめることなど不可能だった。
425hiroshi:2006/11/02(木) 00:16:04 ID:brWC5Af4
「あぁん・・・もっと・・・もっとぉ・・・!」
まだ処女を失っていない少女の口から出る言葉とは思えない。
純真な少女はどこかへ去り、僕の天使は、僕が自分で汚したのだ・・・

あとは、もう、彼女の意思とは関係なく、落ちていくだけしかない。

「さあ、もういいだろう。入れるぞ。」

「きゃあ、そんなぁ・・・はぁん・・・ふぅん・・・いやぁ・・!」
僕は、「優しくして」の一言も言えないまま、
ぬるぬるのアソコにあっという間に親父の肉棒をぶち込まれていた。

驚くほど簡単に入ったその肉棒・・・永遠の処女との別れ・・・
天使とも決別の瞬間だった。
「い、いたい、いや・・・いや・・・いやぁぁ!!」
まだ受け入れたことのない肉棒が力ずくで瞳の中に侵入していく。
痛みに忘れて叫ぶ僕は、自らの感覚として、天使の純真が破られたことを知った。

天使の真実・・・あの日・・・いや、中学校時代を通して天使だった彼女の真実。
人は、見ないほうが幸せだったはずのものがある。

この瞳ちゃんが・・・自分がいま瞳ちゃんを演じていることが・・・
夢ならばどんなにいいことか・・・

しかし、それを夢と思い込むには、あまりにもリアルな苦痛・・・
そして、そこから少しずつ生まれつつある快楽が僕の体を支配する。

「いや、いや・・・あぁん・・・あぁん・・!」
いつの間にか、瞳の母親が泣きながら僕の・・・瞳の痴態を見つめていた。

母は、奴隷・・・信一郎の奴隷・・・娘を差し出せといわれても拒めないのだった。
それは・・・きっと、お金の関係だけではない。
いま、確信できる。
淫乱な親子に流れている血が、そう求めるのだと。

母・蓉子は自分と娘を両方差し出し、それでも信一郎の奴隷でいたいのだと。
426hiroshi:2006/11/02(木) 00:17:14 ID:brWC5Af4
「いやぁん・・・はぁん・・・うふぅ・・・ん」
そして、瞳もその蓉子の思いを受け入れるしかなかった。
毎日のオナニーでアソコの秘裂がやわらかくなっていた僕・・・瞳は・・・
信一郎のテクニックで、驚くほど気持ちよく処女を喪失できた。

僕は明日からの生活・・・奴隷としての生活に、もう全ての集中力がむかっていた。

天使の真実・・・同級生だった天使が、どのような現実にさらされていたか・・・
そのショックな現実に向かい合いつつも、「瞳」として受ける快楽に身を沈め
それを楽しむ僕自身が、一番の淫乱女に成り下がってしまったこと・・・
それが一番の悲しみかもしれない。
しかし、そんなことはどうでもよかった。

「いくぞ!」
父はそういうと僕を抱えていた手を離し、膨らみかけの少女の胸に、
白くにごった液体を発射した・・・

「あぁ・・・」
悪夢が、終わった。
それは、同時に新しい現実の、いや・・・悪夢の始まりでもあったのかもしれない。

「クソ親父・・・」
僕の中の男が、彰吾の意識がそう叫ぶ。
でも、口には出来なかった。この期に及んで、僕は、天使の何かを
瞳の何かを必死に守ろうとしていた。


奴隷としての毎日・・・破滅が待っているとしても、
目の前の官能に全てをささげる刹那的な快楽の生活・・・
どれもこれも、瞳が、僕の天使が・・・望んだものだった・・・
何よりも、空想の中で守り続けた天使は、僕自身の手で、淫乱地獄へと落ちていった。
427名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 00:46:05 ID:eCa2UiXl
hiroshiキタ━━━━ヽ(・_・`)ノ━━━━!!!!いいねいいね
428名無しさん@ピンキー:2006/11/02(木) 19:27:00 ID:7WWL8W7q
途中から鳥がついてないよ(;´∀`)
429名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 15:58:36 ID:wL/0oxpN
a
430名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 15:59:14 ID:wL/0oxpN
b
431名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 15:59:59 ID:wL/0oxpN
c
432名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 18:59:49 ID:cPcY57FM
あべし?
433名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 21:45:36 ID:uMRTori7
刑務所にいれられ、強制的に女性化されて受刑者の相手をさせられる。

確か、こんな内容の小説がどこかの個人のサイトにありました。

どこだか忘れてしまいましたので、知っている住民のかた教えていただけますか。

434名無しさん@ピンキー:2006/11/03(金) 21:53:05 ID:uMRTori7
433です。1部ROMてましたのでうpします。
略・・
まったく未経験の苦痛が前田の腰を襲った。
「・・・・キツイ・・・・未経験のまっさらな”まんこ”だ・・・・
女には完全にはなっていないが・・・・”まんこ”を弄れば、ほれ・・・・この通り・・・・」
男は液体に濡れた二本指を頭上に上げた。
部屋からはどよめきが生まれた。
前田の性器は指で弄ばれた痛みと男根がないと言う事実から目から涙が溢れ出した。
一人の男が涙で濡れた彼女の頭を掴み、言った。
「へへ・・・・なかなか可愛いじゃないか・・・・。
ボーイッシュというのか。年齢は14〜5といったところか」
性器を弄ぶ指を抜き、ズボンを脱ぎだす。
そっくり返った男根が現れた。
「もう、刑務官は朝まで見張りに来ねぇよ。女のくちを塞ぐ必要は無いぜ。
まず、俺から楽しませてもらう」
「ヒッ」
前田は思わず、前に逃げようとするが身体はびくともしない。
男は彼女の腰を捕まえ、性器を押し入れた。
足を掴んでいた男は離れ、性器の結合を見入る。
男根が如々に膣の中へと入っていく。
「グッッッ・・・・アァァァァァァァァァァ・・・・」
凄まじい痛みが彼女に襲った。ぶちぶち・・・・という音がするかのような
激痛だった。
「・・・・血だよ。ここまで出来てるんだぜ」
抽送を繰り返す男の肉棒が血でまみれている。
「あ・・・・」
「・・あ・・・」
「・あ・・・・」
男が腰を動かす度に少女はうめいた。
きゃしゃな背中には汗が吹き出て、肌は赤く染まっていた。
「どうです。男女(おとこおんな)の具合は」
「初めてでキツイ・・・・だが・・・・」
男は、ペニスを強引に叩きつけ始めた。
「アッ、アッ、アッ、アッ、」
腰に更なる激痛が走り、彼女の顔が涙と唾液で覆われた。
手が空いている三人の男はすでにズボンを脱ぎ捨て、
肉棒を立たせて、しごいたり、触ったりして待っていた。
「早く終わってやらないとな・・・・」
続く

住民のかた、詳細教えていただけますか?


435名無しさん@ピンキー:2006/11/04(土) 00:16:29 ID:Ieh5+Uk6
>>434
おまいは「検索」という言葉を知らんのか?

>まったく未経験の苦痛が前田の腰を襲った。

この1行でぐぐればヒットするだろうが。
436名無しさん@ピンキー:2006/11/05(日) 04:56:09 ID:VhTIblq5
>>434

すみませんでした。ヤフーやビックじゃヒットしませんでしたので・・・

ぐぐればすぐでした。ありがとうございます。

437名無しさん@ピンキー:2006/11/06(月) 23:59:24 ID:6zqYuZNG
age
438名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:21:38 ID:O0ooVPqA
SS保管庫の管理人さんへ

いつもお世話になっています。
本日、古い作品を読んでみようとしたところ、
「ANGE OU DEMON 〜天使か悪魔か〜」の03が
読めなくなっているようです。
お手数ですが修復をお願いします。

http://yellow.ribbon.to/~tseross/long/AoD03.html
439名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 20:51:50 ID:pOCdce2x
とごター( ゚д゚)ーン氏はどこ行ったんだ…。
「マーヤ」の続きを書いてくれ。
440名無しさん@ピンキー:2006/11/07(火) 23:39:33 ID:fvjuG+FD
てか投稿スレ落ちてるし
441名無しさん@ピンキー:2006/11/08(水) 23:57:04 ID:XrduCiqk
保守
442名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 07:26:24 ID:ADEZEbPh
\(^o^)/
443名無しさん@ピンキー:2006/11/10(金) 15:58:29 ID:BHrtey/8
保管庫つながんねー
444438:2006/11/10(金) 21:45:09 ID:nHjvQ6TW
TO:管理人様
本日、修復されていることを確認しました。
ありがとうございます。
445名無しさん@ピンキー:2006/11/11(土) 21:08:14 ID:KE1Jflur
んちゃ
446名無しさん@ピンキー:2006/11/12(日) 17:25:05 ID:WJO4cMax
ガイシュツだったらスマン。
少女漫画であったので紹介しとく。

つ僕と彼女の×××
つ放課後保健室(ちょっとうろ覚え)
447名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 01:24:05 ID:iRz4xNni
>>446
XXXは今は少年雑誌連載だけど絵柄が少女漫画っぽい不思議。
と、いうか結構有名な作品だな。(漫画自体も面白いし)
448名無しさん@ピンキー:2006/11/13(月) 03:20:57 ID:ang01gcL
しばらく来ない間に、vipのひょんな事から女の子スレが消滅してるな
あっちで書いた物を手直し&だいぶ長くしてこっちに書くか!
ちなみに http://www12.atwiki.jp/hyon/pages/273.html コレだ
449名無しさん@ピンキー:2006/11/14(火) 07:18:56 ID:0tQxONyk
保守age
450名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 09:26:30 ID:nlcCMnEL
強制系は一時停滞の流れのようだ
しかしこのジャンルは考えられるシチュがほぼ出尽くした感があるし
仕方の無いことか
fictionmaniaも最近は和漢か女装系ばっかりだし
451名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 19:18:05 ID:aI3/ovr7
アッ----------
452名無しさん@ピンキー:2006/11/15(水) 21:41:59 ID:IC18hYwf
>XXXは今は少年雑誌連載だけど絵柄が少女漫画っぽい不思議
XXXはもともとエニックス刊の少女漫画誌「ステンシル」に載ってたんですよ
でもその雑誌が休刊になり、今の雑誌に引っ越してきたという経緯があります
453名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:26:40 ID:9qUnTquo
>>452を見て
超人ロックの親戚かと思ってしまった件

ごめんなさいごめんなさいごm
454名無しさん@ピンキー:2006/11/16(木) 21:47:15 ID:OyOjh6Ex
からけの読めない俺参上。


相変わらずアルカディアのブリセル大作戦には癒されるぜフゥーハァハー
455名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 08:07:53 ID:JO/aOIFq
職人が支援所に流れちゃったからね
管理人が職人守ってくれるし、ショートでも許されたから良かった

しかし最近の支援所は長編ばっかりだから やり難いね
ショートはあっというまに流れちゃうから
空しい;;
456名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 08:27:00 ID:TUno3lbW
同じ元ネタの画像を使い続けなきゃいけない雰囲気ってのは参る。
ジャンルがコアなんだから変なローカルルールとかやめてほしいよ。
457名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 16:21:35 ID:6cffPY1L
>>455
ぶっちゃけ、某氏の離脱宣言とか、あの一件を見てたらここで書く気が失せた。
嗜好が合わないならスルーすればいいのに、叩き始めるバカがいて
それの尻馬に乗る荒らしが調子に乗って、挙げ句に保管庫人叩きでしょ。

あっちの方がどれ程気が楽なことかw
458名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 16:52:42 ID:k0fDZxod
アホは住人が叩き出す位にしないとなぁ
スレが多少荒れるのも致し方なしで進めないとダメなのかもなぁ
職人の居ないスレに意味は無いしなぁ
459名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 18:43:34 ID:KY/Kf7Ay
じゃあ終了ーってことで。みんな支援所いきませう。
460名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 19:00:56 ID:eaQWyKLS
みなさんが言っている支援所とは、どこですか?

それらしいのを探したのですが・・・
461名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 20:20:18 ID:b2u2fGt0
TSFでググれ
462名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 21:12:25 ID:D/bdtHpz
よそはよそ
うちはうち
463名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 21:50:27 ID:Zw5ZkJ1C
向こうで投稿してて、
こっちROMってる私はいったいどうしたら”オロオロ”
ピースケ氏の作品も気になるし”アワアワ”

正直 >459 終了して欲しくない。
というのは、私のエゴですね。
464名無しさん@ピンキー:2006/11/18(土) 22:47:42 ID:4FgnzxXJ
所詮同じ穴の狢、いやムジロだよな。
465名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 16:41:45 ID:V6cOqSg8
某氏の離脱宣言=保管庫人叩き宣言
466名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 18:26:52 ID:OR6aruav
おいキチガイ、久しぶりに荒らしたいのか?
467名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 19:12:05 ID:lqDXaBb4
とりあえずクリスマスまでは、引かぬ媚びぬ顧みぬ!
468名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:08:30 ID:NHnDl4Gx
そして媚薬漬けにされる>>467
469名無しさん@ピンキー:2006/11/19(日) 23:15:18 ID:B2BUjN1+
神スレはけーん!
470名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 12:05:17 ID:W8VDSqd3
陽の続きはマダか陽!
471名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 12:29:55 ID:bpQy/iFx
ぼくを女の子にしてください   なーんちゃって☆
472名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 16:25:04 ID:vX2+E+ab
>>471
女にしてやるよぉ!
473名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 18:29:19 ID:qqxoile9
じゃぁ、ぼくは女になって調教されたいな   なーんてね、てへっ
474名無しさん@ピンキー:2006/11/20(月) 19:27:02 ID:8+znpCYD
唐突にサキの続きはどうなった?と聞いてみる
475名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 01:44:16 ID:h+w0Q3iV
>471
まず、その女の子になりたいと気軽に発言する、その性根をたたき直してくれるわ!
徹底的に女になりたいなどという妄想を追い出し、男でいいと心の底から思うようになれ

そうした後に、女にしてやろう
男に戻してくれと泣き叫ぶ声は、さぞや甘美なものであろうな……くくく
476名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 02:28:27 ID:aeWjy88W
>>475
よう俺、変態同士仲良くやろうぜ。
477名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 13:02:04 ID:cZtcYyrk
あゆ子のつづきを待ち続けます
478名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 15:24:36 ID:a8rRH4I6
アルタンまってるですよーぅ
479名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 15:32:26 ID:PsBYM+s3
橘悠もたのんまっさー!
480名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 16:37:30 ID:O9t12hq4
女の子だったらこんなに就職で悩む事もなかったかもなぁ… orz
481名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 20:01:44 ID:PsBYM+s3
そんなことここで言われても知りまへんがな
482名無しさん@ピンキー:2006/11/21(火) 21:24:22 ID:qNyKdgI0
そうだね
483名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 12:02:04 ID:/OH3vHkX
>>480
ケッコンで悩むって
484名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 14:30:37 ID:StNFYAUE
(´・ω・`)しらんがな
485名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 20:05:10 ID:dBpRMAfX
正しいOLの作り方は萌えたなぁ
486名無しさん@ピンキー:2006/11/23(木) 23:47:32 ID:/DJa7wc/
>>480
月のものが大変らしいぞ
487名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 00:04:43 ID:TODlFYxS
>486
妊娠しちゃえばいいじゃないか
488名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 19:39:23 ID:BzxnnNrI
出産が大変じゃまいか
オリモノも増えるしバッチィよ
それに手足の手入れも大変だよ
489名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 21:36:42 ID:gmeYWGy+
>>488
ダルマになればいいじゃないか
490263:2006/11/24(金) 22:38:27 ID:SOBoj3/L

朝から空は雲も少なく青く晴れ渡っていた。
台風が近づいてきているという話だけど、まだ風もゆるく遊ぶ分には何の問題もない。それにずっと屋内にいることになるだろうし、帰り道の時に悪化しなければいい。
顔を洗って部屋に戻り、着替えを済まそうと──あれ?
「母さん、ブラジ…………下着の上が一着もないんだけど、どこにあるか知らない?」
「洗濯中よ。ついでだと思って一気に洗っちゃった。でも、一着だけ残っていたでしょ?」
「だから一着も…………あ」
言われて思い出した。確かにあることはある。妖刀村正のように問題ありまくりの品が。
「というかなんで知ってるんだろ…」
下着類の入ったのとは別の冬物用衣装ケースの奥深くから、紙袋に入れたまま封印して誰にも見せないまま自分の記憶からも存在を抹消しようとしていたものを取り出す。
ブラック。ノワール。シュバルツ。
いわゆる黒と総称される色の、見ているだけでも恥ずかしい……というか直視すらできない下着上下。
上も下も細かな刺繍が施され、初めて触って気づいたけど、手触りがいつものと全然違っていた。いつものは綿製品っぽいけど、これは……シルク?
とはいえ、この色とデザインはそのくらいのことでは着けるような理由にならない。
「…………」
やっぱり再封印しようとして──思いとどまった。
女になって初めのころは着けるのも躊躇われていた女性用下着だけど、『成長』してからはないと困るとさえ思うようになっていた。
特に上は支えがないと色々と不便だ。着けてないときに大きな動きをしたりすると…………こすれるし。
おそるおそる装着する。
(うわ、肌触りが違う)
柔らかく肌を覆ってくれる感じだった。これがこんな色じゃなかったら毎日でも着けたいように思える。
着け終わり姿見の前に立つと、上は黒で下は白という非常にちぐはぐで不釣合いな姿のぼくが映った。
「…………」
アンバランスさをA型の血がどうしても許してくれず、ショーツも黒いのにはき替える。
やっぱりはき心地が違った。慣れない感触で落ち着かないけど、つけていて気持ちがいい下着なんてはじめてだ。素材でこうも違うものかと感心する。
ちゃんと着け終えたことを確認し、やっとA型の拒否反応が消えてくれた。
鏡の中のぼくはどこからどこまでも『女』で。黒い下着上下を一分の隙もなく装着して、その顔は朱に染まっていた。
(あ、でも似合ってるかも…)
素材が違うせいなのか、身体に吸い付くように過不足なくフィットした下着。胸とか腰とかお尻とかをいい感じに強調してしるような…………
(って、何を考えてるんだ、ぼくは!)
猛烈に頭を振って、浮かんだ感想をジャイアントスイングで投げ飛ばす。星になった。たとえ落ちてくることがあっても、空中でキャッチしてスイングDDTでとどめをさす自信がある。
そもそも女物の下着が似合うのは当たり前だ。これは女の身体なのだから。再確認するまでもない。
さっさと何かを着ないと余計なことまで考えてしまうとクローゼットを開け、ハンガーにかけられた大量の女物の服から着ていくものを見繕う。
先週の土曜に買ったときより明らかに増えている。あれからぼくは買い物をした記憶がないから、ぼくのいないあいだに母さんがこっそり追加していたことになる。
このままのペースでいくと、1ヶ月も経たないうちに家ごと服に埋もれてしまいそうだ。現実にありそうな話なだけに、空想の中の倍に増える栗饅頭より恐ろしい。
……でも気にしたら負けのような気がするので、考えないことにしよう。
「んー、これかな」
取り出したのは、フードのついた黒に近い紺色の薄手の半袖のスウェットと赤のミニスカート。動きやすくて下着の色が透けなくて目立たないのが選考基準。
本当はもっと動きやすいパンツルックがよかったけど、買ってあったはずのそれはいまやクローゼットや衣装ケースのどこにも存在していなかった。すべてミニに分類されるスカートで占められている。
(何かすごい情熱……)
母さんは冷静という言葉を自分の辞書から削除したに違いなかった。
491263:2006/11/24(金) 22:42:01 ID:SOBoj3/L
「あら、陽ちゃん。今から出かけるの?」
男物じゃないスニーカー(これも新品)をはいているところに、母さんがやってきた。昨日遊びに行くことは伝えておいたけど、出発時刻は言ってなかった気がする。
「そうそう、昨日聞き忘れてたんだけど、誰と行くの?」
「明とだよ。帰るのはたぶん夕方くらいになるから」
「明君と? ……じゃあデートってことね」
「………………は?」
思いがけない言葉に、靴紐を結んでいた手が止まる。
「ただ遊びに行くだけなのに、なんでデートになるの?」
「だってそうじゃない。一緒なのは明君だけよね? 男女一対一で遊びに行くのはデートって言うのよ」
デートという言葉の意味はそうだけど、そんなことは考えてもみなかった。ただ一緒に遊びに行くとしか思っていない。それに、
「ぼくも明も男だよ?」
同性である以上、デートとは呼ばない。呼ぶときもあるのかもしれないけど、この場合は呼ばない。うん、呼ばない。
「そんなにおめかしして……気合十分じゃない。いい? デートっていうのは男性側がリードするだけじゃなくて、女性側もリードしやすいように行動するのがうまくいく秘訣よ。
陽ちゃんも明君に頼りきりにはならないで、自発的に、でもそう見られないように効果的に行動するの。さりげなく自然に手を繋いだり相手にドキっとさせるようなこともいいわ。
知ってる? 女の子の手って、それだけで武器になるのよ。それから落としたいときはお酒の席でアピールするのが一番ね。酔ったふりをして接近して、もたれかかったり、
ときには胸をおしつけたり女の武器を最大限に使って、でもやり過ぎたら逆効果になるからちゃんとラインを引いて、それからそれから、そのまま既成事実を──」
靴紐の残りを結び終える15秒足らずのうちに、母さんの講釈が立て板に水そのままにマーライオンのように口から流れ出る。
ドアを閉めるのもそこそこに家を飛び出す。背後では母さんが固有結界を展開させて勢いを失せさせることもなくまだなにかしゃべっていた。
母さんなら寿限無の最速記録を塗り替えられると思う……。

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492263:2006/11/24(金) 22:42:43 ID:SOBoj3/L

待ち合わせ場所である駅前に着くと、明はもう待っていた。
ロータリー中央にある柱時計によれば現在時刻は9時10分。約束の時間は9時半だから、早めに着こうと思っていたぼくよりもさらに早く来ていたことになる。
なんだか携帯を開いてみたり閉じてみたり、柱時計や前衛的な形のオブジェを見たり、落ち着きがなかった。待ち人来たらずの様子そのままだ。
「ねえ明。もしかしてぼく、待ち合わせの時間を間違った?」
「あ!? ああ──陽か、びっくりした」
後ろから声をかけたら、明は心臓を押さえながら5センチほど飛び上がった。カマキリを見せたら30センチはいけそうな驚きようだ。鬼頭先生なら……1メートルかな?
「どうも家の時計が狂ってたらしくてな。着いてみたら1時間早かった」
「1時間もここにいるんだったら、1回家に戻ったほうがよかったんじゃない?」
「ん、いや、陽を待たせるわけにはいかないからな。実際こうやって集合20分前に着いてるぐらいだし。それに …  …… ……」
最後の方は尻すぼみでよく聞き取れなかった。
「最後のほうはなんて──」
「そっ、それよりよ、さっさと行くこうか! 早く着いたってことは長く遊べるってことだし、だったら時間がもったいないだろ?」
「……うん、そうだね」
話を逸らされて気になったけど、細かいところを指摘して争いの種になるのも嫌だったので、追及しないことにする。接待はもう始まっているのだ。
「で、どこに行くの?」
「それは行ってみてのお楽しみってやつだ」
促されるまま切符を買い、ちょうどやってきた電車に乗り込む。通勤時間帯を過ぎた電車のなかは人口密度が低く余裕で座ることができた。
ガタゴトと揺れる電車。窓の外を流れる景色を眺めながら、どこに向かっているのか推測する。電車は郊外に向かっていた。
(こんなところに遊ぶところなんてあったかな)
明の思惑を量ろうと隣を向くと──明は景色も電車の中も見ず、ぼくを見ていた。ただ見ているだけではなくて、観察するようにじーっと。
「明、どうかした? ……もしかしてこの格好のどこかおかしい?」
一応どこにでもいる女の人の服装にしてきたはずだ。ぼくの美的感覚がおかしいのだろうか。
「そうじゃなくってだな。なんていうか、……すごく似合ってるからな、つい見入ってた」
そんなに服の取り合わせがよかったらしい。ぼくの美的感覚がおかしくなかったと安心すると同時に母さんの服選びのセンスに感謝する。
今度から母さんのことは……あのファッション評論家はなんと言ったかな……確かカタカナと漢字が混じった強そうな名前だったような……
思い出した、デューク假屋崎だ。そう呼ぶことにしよう。

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493263:2006/11/24(金) 22:43:20 ID:SOBoj3/L

電車に揺られること1時間、着いた先は、
「遊園地?」
車内アナウンスがその駅名を告げて、車外に巨大な観覧車とジェットコースターのレールを認めて、やっと目的地がわかった。県境にある1日あっても全部回ることができないという話の巨大遊園地だ。
まさかこんなところに来るとは。てっきりどこかのゲーセンかアミューズメントにでも行くのかと思っていた。確かに『遊びに行く』約束だったけど、その発想はなかった。
「たまにはこういうのもいいだろ?」
「うん。……でも驚いた」
けど、どこであろうとやることは変わらない。今日は接待の日だ。明の昨日の不愉快さを少しでも拭い去るための大切な日。

──状況、開始。

------------
494263:2006/11/24(金) 22:46:06 ID:SOBoj3/L

というわけでお久しぶりです。
もう話を忘れている方が多数だとは思いますが、これから細々と投下していきたいと思います。
ノシ
495名無しさん@ピンキー:2006/11/24(金) 23:21:10 ID:TW3tHZup
「陽」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
続きもお待ちしております。
496380 ◆PKEHY060jY :2006/11/25(土) 00:29:30 ID:z4nRzBMk
>494
待ってましたー。少しずつでもいいから最後までがんばってくださいね。
497名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 01:38:07 ID:UeTL8Swl
陽キタ━━━━ヽ(・_・`)ノ━━━━!!!!
498名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 03:50:52 ID:TEQdQBSj
陽キタ━━━━_ノ乙(、ン、)_━━━━!!!!
499名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 08:58:12 ID:qXSinW8M
>>494
お察しの通り、すっかり忘れてたので読み返してきました。
これからもよろしくです。
500名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 20:56:01 ID:lWuh6F6Z
俺も読み返した、そしたら鼻から血がでてきた、何だこれ。
501名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 22:04:57 ID:yWxg1uJy
妄想の紅い結晶…とでも言えばいいのか?

ともかくGJ!
502名無しさん@ピンキー:2006/11/25(土) 23:52:41 ID:/ACduLsG
ふだんROMってばっかのオレがれレスしましたよ

久々の陽で
うれしくてイスから転げ落ちたじゃないか
503263:2006/11/26(日) 22:22:38 ID:DHlvY7vh

学校は休日でも世間的には平日でしかも開園間もないということもあって、遊園地の中はガラガラだった。
ちらほらと同年代の人を見かけたので、もしかしたら同じ学校に通っている人もいるかもしれない。
それを差し引いても、人気、不人気にかかわらずアトラクションや乗り物の待ち時間に差はなさそうだった。
土日祝日の何分の一かの時間で乗れるかと思うと、ちょっと得した気分になる。
それに遊園地に来るのも久しぶりだ。せっかくフリーパスまで買ったし、楽しまないと損だ。
いや、明もいるし絶対楽しくなるに決まっている。
『デートね』──不意打ちのように母さんの言葉がよみがえる。
母さんはそう言うけど、ぼくはそんな風に捉えていない。では明はどう思っているのだろう。
「あのさ、あき──」
言いかけてやっぱりやめる。答えを聞く必要はないからだ。今日は明が楽しんでくれればそれでいい。
だから母さんの言い分からすれば断言できる──これはデートじゃない。
楽しまないと損だと言ったけど、前言撤回。ぼくは楽しまなくてもいいのだ。むしろ明を楽しませ、不快にならないように気を遣わなければならない。
明の嫌なことはぼくが引き受ける。今日はそんな関係だ。
パンフレットからいくつか面白そうなアトラクションをピックアップし、明の手を取ってまずは1回に数十トンの水を使うというウォーターアトラクションに向かった。

------------
504263:2006/11/26(日) 22:24:59 ID:DHlvY7vh

絶叫系を除くアトラクションと乗り物を数箇所制覇して、はたと思い出した。
(そういえば今日は明を楽しませるんだった…!)
今までの行動を振り返ってみると、率先して楽しんでいるのはぼくのほうだった。しかもアトラクションの選択基準は完全にぼくの趣味で、明の意見は全然取り入れていない。これはまずい。
「ね、次はどこ行きたい?」
今日の主役は明なのだ。接待する側が楽しんでどうする。本来の目的を果たさなければ。
「陽の好きなところでいいよ」
「でも、ぼくばっかり選ぶのは悪いから…。だから選んでよ」
「だからいいって。どうしてもって言うんなら、陽の行きたいところ、これでいいだろ?」
そんな回答じゃ困る。ぼくが聞いているのは明の行きたいところであって、ぼくの意見は必要ないのだ。
「どうして選んでくれないの!?」
「だから選んだだろ! なんでそれじゃいけないんだ!?」
言い過ぎたと思ったときにももう遅かった。明の声に含まる怒気。楽しかった雰囲気がガラスのようにヒビが入り、空気がぎすぎすしたものに感じられた。
失敗した。
つい感情的になって、作らなくてもいい軋轢を生み出してしまった。
見えない何かにがんじがらめにされているかのように気分は重く落ち込み、次に入った炎がウリのアトラクションは、一番人気で面白いはずなのにちっともそうは思えなかった。

------------
505263:2006/11/26(日) 22:27:24 ID:DHlvY7vh

正午を知らせるファンファーレが時計から鳴り響き、特に何を言うでも示し合わすでもなく、二人してレストランとファストフードをあわせたような店に入った。
ぼくは明に先んじてカウンタに陣取り、頭上のメニューをざっと見渡す。
「高い……」
こういった遊園地やテーマパーク的なところは基本的には飲食物持ち込み禁止になっている。園内で買って食べてお金を落としてね、と言っているわけだ。
だから、食べようと思えばどこかの店に入らなければならない。
店側としては他店との競争はほとんどないから、どんな価格設定をしても、たとえば外の5割増しでも不都合はない。
……利用者には不都合だらけだけど。
ミネラルウォーターを除く一番安いドリンク(S)でも200円という遊園地特別価格。原価20円くらいの濃縮した原液を薄めて作るだけなのに、これは納得いかない…。
そして一番の不都合は──所持金だった。
実のところ、あまりお金がない。
こんなところにくるとは思わなかったので、最初からあまり持ってなかったのだ。
入園料と1日フリーパス券で大半が消えているいま、この価格設定では出せて一人分だった。しかも払ってしまうと帰りの電車賃も危うい。
これでは奢ることができない。
計算外で予定外で想定外で予想外だ。
(どうしよう……)
財布の中身と値段表を何度も見比べる。足りない。いまなら番町皿屋敷のお菊さんの気持ちがよくわかる。どうしても埋められない差というのは厳然と存在するのだ。
「別にいいって、無理しなくても」
ぼくの心の中を読んだように明がぼくの前に割って入って注文を始める。
「ほら、陽も頼めよ。ここは俺が立て替えとくからさ」
「…………ごめん」
せっかく明が出してくれるというのに、さっきまでお腹がすいていたはずなのに、いまは全然食欲がなかった。
胃のなかに食べ物の代わりに鬱屈した気分が入り込んだかのように重い。
一番安い無印のバーガーとSサイズのオレンジジュースだけ注文する。
ケンカ一歩手前の雰囲気から復帰はしていたけど、明の好意にすがるのは心情的にためらわれた。これ以上はとてもたのめない。
トレイを持ってオープンテラスに出る。スピーカーから流れてくるアップテンポのメロディがどこかよそよそしく聞こえる。メロディ音楽隊でもこの雰囲気を完全に直すのはできそうにない。
506263:2006/11/26(日) 22:28:22 ID:DHlvY7vh

(結局奢れなかった……)
達成すべき目標のひとつが果たせなかった。そればかりか奢ってもらっている。
こんなつもりじゃなかった。
明の負担はぜんぶぼくが負うはずだったのに……。
「どうした、陽?」
なんでもないと言いながら、心の中では明に謝っていた。ごめん。そのことで頭が一杯になっていて、そんな状態でバーガーに手を伸ばして──

──カタン

手の甲になにかがが触れた。触れた衝撃でそれが倒れる。
触れたものは紙コップ。中にはなみなみとオレンジジュースが注がれている。紙コップが倒れた方向には明がいた。中身はそこに向かって──
明を汚した。
呆然と眺めているうち、泣きたくなってきた。空回りばかりだ。さっきもいまも。やりたいことができないばかりか、逆に迷惑をかけてしまっている。
「ほんと、ごめん……」
「別にいいって」
すぐさま濡れたおしぼりで汚れた部分を擦り取るように拭く。よりにもよって白いTシャツにオレンジジュースをこぼしてしまった。デニムにも飛び散っている。
「そこは自分でするからいいって」
Tシャツの部分を拭き終わってデニムの部分に取り掛かろうとすると、止められた。
「でも……」
それでも頑なに自分でやると言うので、仕方なく拭くのをあきらめる。それくらい任せてくれればいいのに。そんなに怒らせてしまったのだろうか。
だとすれば、ぼくは接待役失格だ。
「ごめん」
謝るしかなかった。
「なんで謝るんだ? 今のことだってさっき謝っただろ?」
「でも──今日は昨日の埋め合わせをしようと思ってたのに、全然できないどころか、逆に奢ってもらったり迷惑かけたり……」
申し訳ないと思うあまり胸が詰まった。下まぶたが涙を溜めきれなくなって、とうとう決壊した。
「おっ、おい! なんで泣くんだよ!」
いったん流れでた涙はもう止めようがなかった。人が見ていようといまいと、そんなことは泣き止む理由にならない。
自分の不甲斐なさ、情けなさが燃料になって涙が加速する。
「泣き止んでくれよ。な、頼むから」
なだめようとする明の声も、煽っているようにしか聞こえなかった。
……
…………
507263:2006/11/26(日) 22:29:17 ID:DHlvY7vh

「落ち着いたか?」
「……ごめん、また迷惑かけちゃって」
感情の整理がつくと同時に、またやってしまったとまた泣きそうになった。
おしぼりで顔を拭き、明が持ってきてくれた水を一気に飲み干す。それでどうにか第二波は押さえ込むことができた。
「いったいどうしたっていうんだよ。今日の陽はなんか変だぞ?」
本当は本人に隠し通して気取られないまま接待するのが一番いい。けど、ここまでやってしまったからにはもう喋らないわけにはいかない。
「そんなこと気にしてたのか。いいか? 遊びに行くってことは遊びに行ったヤツ全員が楽しめてやっと遊びに行ったってことになるんだぞ。わかるか?」
「……うん」
「だったら接待なんてやめて陽も楽しもう、な? そうじゃねえと、俺が楽しめねえからさ」
心がすーっと軽くなる。泣いて、すべてを吐き出して、明に受け止めてもらって。
明が親友で本当によかった。
「ありがと、明」
「よし! ──じゃ、食うか」
安心して気が緩んだのか、お腹が半径数メートルの範囲に空腹を訴えていた。
「わかりやすいな、陽は」
「笑わないでよ……」
そう言いながらも、ぼくの顔はほころんでいた。
508263:2006/11/26(日) 22:37:15 ID:DHlvY7vh

今回は以上です。


>>496-502
完結するまでお付き合いいただけたら幸いです。

というか凄くこっ恥ずかしいw
509名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:50:00 ID:lYekOmYo
>>508
羞恥プレイもまたよし……w

GJ!


>>496
そういえば最近380氏の作品を見てないな。
510名無しさん@ピンキー:2006/11/26(日) 22:52:09 ID:imgxIR/h
いい話だ・・・
女になった所為か、感情を抑えきれずに泣いてしまった事が
結果的に良い方へ転じたようで。
511名無しさん@ピンキー:2006/11/27(月) 17:51:36 ID:MleweIdx
512263:2006/11/28(火) 00:35:24 ID:E/cebYNR

さっきまでの空気がウソのようだった。
ぼくの心も軽氣功でも会得したみたいに軽くなり、会話がはずむ。他愛のない話でも、明としゃべっていると楽しくなるのだ。
「おっと」
ゴトンと何かが木床に落ちた音がして、明がテーブルの下に潜ろうとしていた。
「悪い、すぐ拾うわ」
どうやらナイフかフォークかを落としてしまったらしい。座ったまま取れないところを見るに、深いところまで転がってしまったようだ。
「拾えた?」
──ゴッ!
それに対する返事はなく、代わりに痛そうな音と一緒に脚をボルトで固定された木製テーブルが震えた。かなりの衝撃力だ。
「ど、どうしたの!?」
「ちょっと頭を上げたらぶつかった……」
頭をさすりながらのそのそとテーブルの下から這い出てくる。手にはフォーク。ずいぶんと手痛い代償を払って拾ったようだ。
その姿がすごく面白くて、不謹慎ながら思わず噴出してしまった。
よく考えてみれば、ぼくの気分は明の一挙手一投足で変わっている。
……ひょっとして明の手のひらの上で踊らされてる?
ペトルーシュカにでもなったのかと頭上を見上げるも糸はないし、ぼくを操っている人もいないようだ。
513263:2006/11/28(火) 00:36:06 ID:E/cebYNR

「フォーク取り替えるついでにちょっとトイレ行ってくるわ」
「あ、ぼくも」
こういうのはついでだ。ぼくが待つぶんにはいいけど、相手を待たせるのはたとえ数分でもよくない。
まだ接待のことを引きずっているけど、これくらいならいいだろう。
明に続いてトイレに入り、隣に位置取る。
…………
…………
「……なあ、陽はあっちじゃないか?」
何かおかしいと思った。便器の前に立って、ファスナーの位置を探そうとして両の手がスカートの布地の上を右往左往していた。
「ご、ごごごめん!」
慌ててもうひとつの入り口からトイレに入る。
個室だけのトイレはやっぱり見慣れない。
ショーツを下ろして用を足してあそこをトイレットペーパーで丁寧に拭く。この一連の所作も随分と手馴れてしまった。
「それにしても、これはやっぱり……」
下ろしたショーツの色が目に入って、どこかで嫌な音がしたかのようにテンションがガクっと下がる。
選択肢がなかったとはいえ、こんなのをはいてくるべきではなかった。
「こっちも……」
襟首からスウェットのなかを覗く。陰よりもまだ黒い下着が胸に収まっている。
そもそも、上と下で色が違っていったい誰が見たり咎めたりするというのだろう。
そう考えると、色を上下で揃える意味はまったくなかった。改めて思う──失策だ。
でも着け心地はいい。問題があるのは色とデザインだけだ。ということは、
(今度は同じ素材で違うのを買おうかな)
まっとうな色やデザインなら何の問題もない。楽しみができたと思う反面、現在の懐事

情を思い出して、その日が遠いところにあるのはなんとなくわかった。

------------
514263:2006/11/28(火) 00:37:31 ID:E/cebYNR

「最後はやっぱこれだろ」
明が指し示す先にあったのは、この遊園地名物の大観覧車だった。
数年前までギネス記録を持っていたという話で、ヘタなビルよりも高い。パンフレットには1周30分かかるとあった。
「絶対イヤ!」
「別に絶叫系でもないし、なに怖がってんだ?」
「ぼくが高いところが苦手なの知ってるでしょ……」
ぼくは高所恐怖症だ。デパート程度の高さでも、ガラス張りのエレベーターに恐怖感を覚えてしまう。
それなのにギネス級の大きさを誇る観覧車に乗るなんてことは考えられない。
ちなみに絶叫系もダメだ。そういうのは総じて高いし速いし、二重苦にしかならない。
「そう言うなって。名物なんだし乗らないと損だぞ?」
「ダメ! 絶対無理!」
ぼくにとっては乗ることが損だ。
「じゃあ、これで全部チャラってことでどうだ? これに一緒に乗ることで接待したことにする。それだと完璧にスッキリできるだろ」
意地悪そうにニヤリと笑って提案をちらつかせる。さっきまで接待するなと言っていたのに、あっさり発言を翻した。
まだぼくがそういう雰囲気で臨んでいたことを見抜いていたようだ。
昼食のときにジュースをぶちまけたことも、結局奢れなかったことも、楽しませると決めていたのにまったく接待できなかったことも清算して、明日からまた通常に戻れるというのなら……
ここは清水の舞台から飛び降りる気持ちでいくしか、後腐れをなくせそうにない。
「……わかった」
いっそのこと目をつぶっていればいい。それから『ここは地面の上だ』と思い込み続け

ていれば、20分くらいすぐに過ぎて終わっているはず。それまでの辛抱だ。とてつもな

く長く感じるだろうけど…。
515263:2006/11/28(火) 00:39:22 ID:E/cebYNR

係員さんの手によって扉がロックされる。途端に閉塞感が襲ってきた。閉所恐怖症も軽く患っているのかもしれない。
ゆっくりゆっくり斜め上に登って──
(やっぱり怖い!)
まだ15度も登っていないのに早くもギブアップ寸前だった。ゴンドラは地面からははるかに離れ、それでもまだ足りないとばかりに無慈悲に高度を上げる。
「見てみろよ、陽。いい景色だぞ。──あ、人がゴミのようだ」
明がどこかの大佐のようなことを言うけど、それに応えている余裕はない。まして下なんか見れるわけがない。
それにここは地面の上だ。ここはリリパットでもないし地面の上にいる限りミクロな人は存在しない。しないったらしない。
…………
どこまで上がっていくのだろう。もう10分は経ったかなと思って薄目を開けると、まだ4分の1も過ぎてなかった。
ゴンドラの中は精神と時の部屋になっているに違いない。時間の経ち方が遅すぎるし、心なしか息苦しいのも理由がそれなら納得できる。
(風、強くない?)
さっきからひっきりなしに風が吹きつけ、きしきしと鉄柱が壊れる一歩手前みたいな音を発している。誇張でもなんでもなく、本当にそんな音がするのだ。
しかも耳に届く頃には拡声器を通したみたいに大きくなって、頭のなかに反響する。
天気予報によれば、このあたりの地域では台風によって夕方から風が強くなるという話だった。いまはもう4時だ。まだ明るいとはいえ夕方に属する。
やっぱり乗るんじゃなかった。
風が強い日に風当たりの強いものに乗るなんて自殺行為だ。地面の上ならまだしも、こんなに高いところにいたら、もしものことがあったら助からない。
不安が心を塗りつぶす。杞憂でも絶対に起こらないわけではない。思考がどんどんマイナスに傾く。もしぼくがポルヴォーラだったらとっくに爆発してるほどの緊張感。
「そんなに怖いんだったら、俺が抱きしめてやろうか?」
「……うん」
冗談かどうか深いことは考えず、即決で明の提案に乗る。それで怖くなくなるのだったら、いくらでもやってほしい。
明が向かい側のシートからぼくのすぐ横に移動して、すぐにふわっと包み込まれた。
……でもちょっと心許ない。
「ごめん、明。もっと強くしてくれる?」
『ふわっ』が『ぎゅー』という感じになる。うん、これなら大丈夫だ。なんだか安心できた。ここが高い所だと忘れさせてくれるような安定感がある。
516263:2006/11/28(火) 00:40:48 ID:E/cebYNR

「ありがと。明のおかげであんまり怖くなくなった」
閉じていた目を開けて明を見る。やはり持つべきものは親友だ。その親友の顔は、
「明?」
すぐ目の前にあった。その一瞬あとにぼくの唇に何かが押し当てられる。
予想外すぎて思考が止まった。ほんの数センチのところに明の顔があった。触れられそうなくらいに近い。

いや、触れていた。

接点のひとつはぼくの唇。もうひとつは──
明の顔が離れる。

触れていたのは明の唇だった。

「な、に……?」
なんだろう、これ。なんでぼくは明とキスなんかしているんだろう。さっぱりわからない。前後とつながらない。
「なにって、陽はそのつもりで来たんだろ?」
そのつもり。しばらく考えて、ひとつのことに思い至る。
デート。
絶対ありえないところにあると思っていた選択肢。
まさか明に限ってそんなことを考えているはずがな──
「こんな下着はいて……。期待してたんじゃねえのか?」
スカートをめくられた。スカートの下にあるのはあの色のショーツ。
明の行動のひとつひとつがぼくの予想を超えていた。次に何をするのかまったくかわからない。
「こ、れは……たまたま他が洗濯中で……」
よりにもよってこんな色のを見られてしまった。赤面するのが自覚できた。必死に取り繕うとするけど、しどろもどろで口がうまく動かない。
でも、なんで明はぼくのはいている下着の色を知って……あ、あのときだ。
昼食のときにフォークを落として、それを拾うためにテーブルの下に潜った、そのとき見たに違いない。だから、テーブルに頭をぶつけたのだ。
「ダメなんだよ、陽、俺もう抑えきれねえ。第一、無防備すぎなんだよ。手を繋いできたり一緒にトイレに入ろうとしたり……、昨日だって目の前で着替えたりして」
「ぼくは…そんなつもりじゃ……」
ぼくは男のときのように振舞っていた。女に慣れたとはいっても、まだ男でいようとしていた。
その男として普通の振る舞いが、女としては無防備だったというのだろうか?
517263:2006/11/28(火) 00:44:35 ID:E/cebYNR

(つまり明はぼくのことを女として見てる…?)
「陽がそうじゃなくても、こっちはそう受け取っちまうんだよ! 今だって誘ってるようにしか! …………もう陽を男として見れねえ」
決定的な一言だった。
ぼくは女になってしまって初めて明に会って話をしたとき、ぼくのことを男として受け

入れてくれたと思っていた。でも、それは違っていたのだ。
いや、時間が経つにつれて変わってしまったのかもしれない。少なくともいまはぼくを完全に女と見なしている。
いつもの飄々とした表情はどこかに消え、自制をなくしていた。何を考えているのかわからない。そんな顔を怖いと思った。
でも怯んでばかりはいられない。脱がそうとする手を遮りながら、なんとか制止しようと試みる。
「この病気が感染(うつ)るかもしれないからダメだよ。明だって女の子になるのはイヤでしょ?」
明の動きが止まった。
もちろんこれは嘘だ。完全な口から出任せ。
でも、ぼくが女になった原因は『原因不明の奇病』という扱いになっている。
感染源も感染ルートもわからない以上、迂闊な『接触』は保身を考えるなら絶対にできないはずだ。
けど、明はぼくの予想を裏切って行為を再開する。
「明、聞いてなかったの!?」
「もし俺が女になっても、それはそれでいいさ。むしろそっちのほうがいいかもしれねえな。そうすりゃ陽の苦しさとか悩みがわかって助けになれるかもしれねえしな」
長年一緒にいたから、よくわかった。
明は本気だ。
口に出したことを本気で心の中で思っている。建前や方便がまったくない、紛れもない本音であり本心だった。
だとしたら、ぼくはもう明のこれからを止められない。それも経験上わかる。
なんと言おうと聞く耳を持たないし、行動を制止しようとしても止まらない。それだけの覚悟を決めている。
抵抗を諦める。
急に身体の力が抜けたことに明は訝しげな表情でぼくを見る。
「……いいのか?」
たとえここで首を横に振っても、明はやめないだろう。
無言を肯定と受け取り、明が本格的に始めた。
518263:2006/11/28(火) 00:46:22 ID:E/cebYNR
今回は以上です。
前回は中途半端なところで終わっていたので、一応キリのいいところまで。

次はまた近くにでも。
ノシ
519名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 01:34:52 ID:mx9iEF7h

明いいぞ。観覧車なんて最高だ
520名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 02:26:53 ID:jNBVeSHg
仮に頂点からいちゃいちゃしだしても、あと10分はある計算だな。



短っ
521名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 07:12:52 ID:dW62CD9/
うおおう、いいところでww
次回に期待!

>>520
まだあわてるような時間じゃない
それでも明なら…明ならきっと何とかしてくれる…!!
522名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 16:45:12 ID:nJXGmu5d
たとえ途中だったとしても
そのまま2週目にいけば問題ないさ
523名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 20:18:37 ID:sUlLY4OG
おまいら、そこでベタに観覧車が故障ですよ
524名無しさん@ピンキー:2006/11/28(火) 21:05:04 ID:mx9iEF7h
いいなっ!頂上やや下あたりで止まって
隣から丸見え状態でヤラれる陽タン…
525名無しさん@ピンキー:2006/11/29(水) 23:53:33 ID:/mpI7hSx
age
526名無しさん@ピンキー:2006/11/30(木) 11:10:08 ID:YZc1NqDe
久々にスレが伸びているなと思ってきてみたら、

神がいた。

このスレでSS読んだのえらい久しぶりな気がするぜ!!GJ!!!
527名無しさん@ピンキー:2006/12/01(金) 01:33:29 ID:8/3L5c16
久々に来たら半田陽の続きがッ!
GJ!
528名無しさん@ピンキー:2006/12/02(土) 23:38:07 ID:UglPjelc
263氏キター
GJJJJJJ!!!!!!
529名無しさん@ピンキー:2006/12/04(月) 01:36:58 ID:gGjC7kXC
あげ
530名無しさん@ピンキー:2006/12/06(水) 23:55:55 ID:+XJyAWrj
保守
531名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 00:15:00 ID:EQsq/prg
過疎
532263:2006/12/08(金) 21:22:51 ID:l55MZkjI

「胸ばっかり吸っちゃ……ダメ、だって……」
明は執拗なまでに胸を攻めてきた。ブラジャーは半端にはずされ、スウェットと一緒に胸に引っ掛ける形でまくりあげられていた。
先端を転がすように舐められ、赤ちゃんが母乳を飲むみたいに音を立てて吸われる。吸われると胸の中からじんじんと痺れた。
もうひとつの胸には手が当てられ、そのなかで胸が目まぐるしく形を変えている。指の間で先端を挟まれる。
「ひうっ! ほんと、あっ、胸は……」
「陽はおっぱいが弱いんだな」
それはもうとっくに看破されて。だからこうやって脱がす手間も惜しんで責められている。
胸を責めると同時に、明は口付けの雨を降らせた。強く吸われたところが虫さされのように赤くなった。
「も、もう、そこは、やめ……」
もう何分胸をいじられているだろう。断続的な激しい快感に身体が揺さぶられる。
明の唾液でぬらぬら光る胸。先端だけでも甘く噛まれ、舌で転がされ……。胸だけで達してしまいそうだった。
その寸前を知っているかのようなタイミングで明は胸への責めをとめる。
「おっぱい以外にもやってほしい?」
このタイミングこの質問。絶対わざとだ。ぼくが否定ができないとわかっていて、意地悪でやっている。
小さく頷くのがこの意地悪に対抗できるぼくの精一杯の意思表示だった。
明の右手がおしりと太ももを経由してスカートの中に伸びる。条件反射のように身体がはねた。
ショーツの感触を確かめるようにあて布をさする。ぼくのアソコはそれを敏感に感じとっていた。スイッチのように触られると電気が流れる。
「外からでもわかるくらい湿ってるぞ。すごく感じてたんだな」
ショーツに手がかかる。脱がそうとしている──!
はっきりと見られるのには抵抗がある。
けど、もっと触ってほしい。
ショーツを脱がされて、自然内寄りになっていた股を開かれ、アソコが明の目に晒されて、勝ったのはやっぱり後者だった。
「本当に、女になったんだな……」
ぽつりと明が呟いた。残念そうにも、ほっとしたようにもとれる曖昧な呟き。
その女の証左に、あろうことか明は口を近づけた。
「あき、らぁ……そんなトコ、舐めないで…」
 割れ目をやわらかくて生暖かい舌が這う。
(明が、ぼくのを、舐めてる)
信じられなかった。でも現実は、明は直接口をつけてにじみでる愛液を吸い取ろうとしている。明が、あの明が──
「ダメだって……汚い、からぁ」
「そんなことないって。陽のココ、すっごく綺麗だぞ?」
「そんな、こと、言わな……ひゃあっ!」
ずずっとジュースを飲むみたいに愛液を啜られる。舌が割って入り、中をほぐすようにえぐられる。
「ダメ、だよ明……そんなことしちゃ……ああっ!」
半端につむがれる言葉は否定を表しながら、実際には意味をともなっていなかった。
……ぼくは、次を望んでいるのだから。
533263:2006/12/08(金) 21:23:44 ID:l55MZkjI

「陽……そろそろいいか?」
ファスナーから取り出されたいきり立った明のモノ。大きい。本当にあんなのがぼくの中に入るのだろうか。
怖い。
ぼくの怯えを見透かしたように明が頭を撫でてくる。不思議と恐怖心が引いていった。
「……うん」
丸太のように太いのが、ゆっくり確かめるように入り口を押し広げながら入ってきた。
「うあ……ああああぁぁぁ!!」
あまりの圧迫感に手を突いていたシートに爪を立てる。このまま無制限に後ろにさがってしまうように思えて、指に力がこもる。指先だけで身体を支えているような感覚。
ゆるやかに明のが根元まで埋まる。でも、まだ明は前に進もうとしていた。結果シートの背もたれに押し付けられる格好になる。
「──っきら、それ以上、はいらなっ……!」
声も絶え絶えに訴えると、それで我に返ったのか前進をやめてくれた。
「──あ、すまん。……あんまり気持ちがよかったからさ」
「平気だよ、明。ちょっと苦しかっただけだから」
心配そうに顔をのぞきこむ明に精一杯の笑顔を見せた。
たっぷりの愛液で濡れたぼくのアソコは明のモノを完全に受け入れていた。
(ぼく、明と繋がってるんだ……)
親友だった明に身体を許している。こんな関係になるために今日ここにきたわけじゃない。
──けど、明は気持ちいいと言ってくれている。それだけで許してしまいそうになる。
「あっ、はっ、あんっ」
さっきまでの胸への攻めで散々高められていたぼくは、数回の出し入れだけでもう上り詰めようとしていた。
感覚器官が快楽だけを受容しているかのように、いまはそれだけしか感じられない。
ぼくの腰を支点に細かくモノが出入りする。それにあわせぼくの胸も揺れる。ぼくの──女の胸。
その胸を明が掴む。明の手の感触と体温が伝わってくる。人差し指で先端を引っかかれた。
身体が強く反応した。アソコが収縮する。
お腹の中が満たされていた。そのためにある器官を強く感じる。自分が女だということを頭以外のところで理解する。
同時にぼくが、まだどこか男として、第三者的な視点で自分を見ていることに気づいた。
534263:2006/12/08(金) 21:25:01 ID:l55MZkjI

けど、女としてこの行為を見たらどうなるだろう。
身体だけではなく、心までも女として感じたら──
「ひゃ、あああああぁぁぁぁ!!」
感覚が爆発した。絶頂を迎えたのかと思った。けどまだ達していない。なのに、そう錯覚してしまうほど──気持ちがいい。
「あああん! んんっ、くぅっ、うああ」
波状の快感が幾重にも広がって、ぼくをあふれさせた。
男に抱かれていると思い、女として感じていると、こんなにも気持ちがいいなんて。
胸もアソコも完全に身体の一部として見なしたことで、ダイレクトに快楽が脳に焼き付けられる。
「あきら、ぼく、もう……なにかくるっ…!」
「そういうときは普通イクって言うんだぞ。女の子だったらみんなそうだ」
「そう、なの?」
女の子なら──だったら、ぼくはそうすべきだ。
「いっ、イクううううう!!!!」
すべてがホワイトアウトして、例えようのない快感が全身を駆け巡った。弓なりにのけぞり思考回路が断線する。
「はぁ……はぁ……」
ぼくは前後不覚になるくらいイってしまった。でも、まだ繋がったままなのに、あの熱いのがお腹に広がるような感じはしなかった。
「あ、きら……イって、ないの…?」
「陽がイクのが早かったからな」
引き抜かれる。その衝撃でまたひとつ大きな波紋が生まれ、身体を震わせた。
余韻で動けないぼくとは対照的に、明はモノを元の場所に戻し、反対側のシートに腰掛けていた。あっさりしていて冷淡に見える。
もう残り4分の1を切っていた。
数分もしないうちに係員さんの手によってこの扉が開けられる。そうしたら今日は終わりだ。降りたらすぐに家に帰ることになっている。
それではダメだ。
「……ねえ、明」
ここままでは終われない。ぼくだけがイって、それで終われるわけがない。明にもイってもらわないと。
今日は、明に楽しんでもらうと決めていたのだから。
「……もう1周……いい?」
いくら接待はするなと言われても、明が不満足なまま終わらせたくなかった。
……ぼくができることといえばもうこれくらいしかない。
「しょうがねえな」
そんなぼくのワガママにも、明は付き合ってくれた。
535263:2006/12/08(金) 21:26:16 ID:l55MZkjI

------------

「お、おい、陽!」
できることならぼく自身の手で満足してもらいたい。そんな気持ちからファスナーを下げ、明のモノを露出させる。
萎えていたそれに、ぼくは躊躇なく手を差し伸べる。
ぼくの愛液に濡れていたのをそのままにしていたらしく、てかっていた。これがさっきまでぼくの中に入っていたかと思うと……変な感じがする。
自分以外のモノの感触。太くて固くて、すごく熱い。両手でゆっくりと上下に動かす。すぐにそれは硬くなっていく。強くこすると脈打った。
男の匂いがした。
忘れていた。数日前まで自分が持っていた匂いさえ忘却のかなたに追いやっていた。
屹立したその先端に軽くキスをする。
「な、なにをやってんだよ!」
「さっき明もぼくのを舐めたでしょ? そのお返し」
女として行動するならどうするだろうと考えた結果だった。
といってもやり方なんて知らない。ただアイスクリームを舐めるみたいに先の部分だけ口に含んだり、舐めるだけだ。それでも明はそれを大きくさせる。
単純なことしかやってないのに、時折切なそうな声を出す。先からぬめった液体が出てきた。
(感じてくれてるんだ)
そのぬめりを取ろうとしていると、いきなり顔を引き剥がされた。
「イクときは陽のなかで……、いいか?」
着せ替え人形のようになすがまま一度整えた服を脱がされる。靴までもその対象にされ、生まれたままの姿にさせられる。
「じゃあ、シートに手をついてお尻をこっちに向けてくれよ」
明のリクエストに応じて、その格好をとる。足の裏が冷たい。けどそれはすぐに気にならなくなる。別のことで頭がいっぱいになったからだ。
「や……こんな、かっこ、恥ずかしい…」
自分でやっておきながら、見られているのに心が拒否反応を示す。
こんなところで全裸になって、ぼくの恥ずかしいところを全部さらけだしている。アソコもお尻も。
自分でさえまともに見たことのない部分を見られている──!
「また濡れてきたぞ。もしかして興奮してる?」
でも興奮していた。音がまわりに聞こえそうなほど心臓が強く拍動していた。
見られているだけで達してしまいそうだった。膝は震え、何かあればすぐに砕けてもおかしくない。
──こんな格好をしていても、入れられることを望んでいる。
536263:2006/12/08(金) 21:27:08 ID:l55MZkjI

頷くと、明のが入ってきた。
「あふぅぅっ!」
1回突かれただけなのに、ちょっとイってしまった。
「あれ、もうイったのか。ひくひく絡み付いてきてるぞ」
イってしまったせいで足に力が入らない。明が腰を持って支えてくれなければ、いまの格好を維持することもできない。それなのに明は動きだす。
「あああっ、ダメ! そんなことしたら…!」
感度が違った。イったことでリミッターがはずれてしまったかのようにそこから広がる刺激は度を越して強い。受容しきれない波が押し寄せる。
「こうしてると本当の女みたいだな。よがりかたとか」
「そんなの、わからない……」
本物の女の人がこんなときにどんな声を出しているかなんて知らない。ぼくだって考えて言ってないのだ。
「女の素質があるってことかな」
たった数日でここまで女に馴染んでいるぼく。環境のせいもあるだろう。でもそれ以上に思い当たる節は見つからない。外からの要因がなければ……そうなんだろう。
大きな動きで突かれる。入り口から奥まで一気に貫かれる。正面からとは違うところがこすれて、新しい刺激に身体が震える。
「あうっ……はぁっ……あ……」
明の動きは規則性がなかった。円を描くようにかき回されたと思ったら、入り口付近だけに挿入したり、間隔を早めたり……。まるでぼくの弱点を探っているみたいだった。
背中に体重がかかって体勢が崩されシートに突っ伏す。明が覆いかぶさっていた。脇の下から手が伸びてきて、また胸を責められる。
「ふあぁぁっ、そんな、いっぺんに、やっちゃ……!」
上からの快感と下からの快感。上も下もこね回される。平行して首すじに、背すじに、頬に、舌が走る。
もうどんなことをされても、高まる要因になる。明が触れるところ、すべてが気持ちいい。
「体勢変えるぞ」
シートの上にごろんと横たえられる。明がシートに片膝をついて、ぼくの左足を自分の右肩に乗せる。その状態で突き入れてきた。
「明ぁ、それ、深いよぉ!」
角度が変わって、前以上に強く奥に突き刺さる。深いところが押し上げられてる…!
脳髄に直接響くような衝撃が二度三度と連続する。
「か……は……! ふか……すぎっ……!」
呼吸も言葉も絶え絶えになる。それは痛みだったかもしれない。けど、同時にいじられたクリトリスへの刺激によって、痛みじゃない一点に誘導された。──快感へと。
「ぼく、また……イっ…て……!」
「くっ……俺もだ」
「どこにでも出して、いいよ。明の、好きなところで。……中でも、いいから」
「中は、もしものことがあったら嫌だろ?」
こんなときになっても、明はぼくを気遣う。いつものように気にして欲しくないのに。ただ明を喜ばせたいだけなのに。
「あっ、はぁ、だめえ! もうイクよぉっ!!」
ぼくがイクと同時に明のが引き抜かれて、その先から大量の白濁の液体がぼくの顔にふりかかった。
「ふああああっ! これ……熱っ…!」
顔と胸と腹とにかかったそれは火傷しそうなほどに熱かった。
そのうち、頬にかかったのが流れてきて、盛大に息を切らして半開きになった口の端から中に入った。
「…………変な味」
でも、明の味。ぼくで感じてイってくれた証。そう考えると嬉しくなる。

──嬉しい?

なんでだろう。なんで嬉しいんだろう。不意に意識が切り替わる。
どこかから湧いて出た嬉しいという感情。その出所を探るも、どこにも発見できなかった。
ただ、探してない場所がある。でもそこは探さなかった。そこは触れてはいけない気がした。
認めたくないものを認めてしまうことになるかもしれないから。
537263:2006/12/08(金) 21:34:39 ID:l55MZkjI
今回は以上です。


>>520
514最下段にある20分というのは間違いです。30分に脳内保管してくださいorz

>>522
あれ、俺いつ書き込んだっけ?
538名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 21:59:42 ID:DKYYWX/L
   , ノ)
  ノ)ノ,(ノi
  (    (ノし
┐) ∧,∧  ノ
..|( ( ....:::::::)
 ̄⊂/ ̄ ̄7 )
 (/     /ノ
   ̄TT ̄
539名無しさん@ピンキー:2006/12/08(金) 23:44:42 ID:rdoWY0rZ
消防車はまだか!

>>263
GJ!
ただ文句って訳じゃないが、観覧車でそんな事すると覗かれるのと、不自然にぐらぐら揺れるんじゃないか?w
ギシギシ揺れてるのを想像してせっかくのシーン吹いてしまったよ。
人少ない気がするけど続き頑張って。
540名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 02:33:53 ID:2S4j5Nnj
いいねいいね…今回ギャグが無いな。
541名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 09:10:12 ID:thfFk7cJ
>>263
超絶乙であります。
542名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 12:25:27 ID:VWf/EzNN
かしましに変換されたわけだが…このスレ的にはあの漫画は評価はどう?
543名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 12:32:11 ID:Hv+0Bq1g
>>537
展開(・∀・)イイヨイイヨー
544名無しさん@ピンキー:2006/12/09(土) 20:04:38 ID:2e2FvUQF
>>542
個人的には明日太とくっついてくれれば言うこと無いんだけど…
545名無しさん@ピンキー:2006/12/10(日) 00:22:55 ID:eDGWbFrC
>>544
雰囲気的にまずない


あとはかしましスレ行こうぜ兄弟
546名無しさん@ピンキー:2006/12/11(月) 23:34:33 ID:imzzOh0T
abc
547380 ◆PKEHY060jY :2006/12/12(火) 00:10:54 ID:oX0k3VXn
おひさしぶりです。
最近、エロの神様が降りてきてくれなくて困ってます……。

カマン! エロ神!

クリスマスのは何とかなりそうな気配ですが、予断を許しません……ふふふorz
548名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 01:46:48 ID:xpw4pnVy
期待ほしゅ
549名無しさん@ピンキー:2006/12/12(火) 18:57:18 ID:LlCDu0/z
wktk保守
550263:2006/12/12(火) 22:43:55 ID:eHDMUjrO

「ちょっと待ってろ。いま拭くからな」
明がポケットティッシュで、ぼくに飛び散った白濁の液体を拭い取ろうと──!?
「い、いいよ! 自分でやるから!」
「いいからじっとしてろって」
 ぼくはまだ服を着てない。つまり、全裸。
「なに恥ずかしがってんだ? さっきあますとこなく見せてただろ」
「あ、あれは……!」
「あれは?」
ダメだ。いまは何を言っても説得力も重みもない。胸とアソコを隠していた手を引き剥がされ、清拭される。
昼食のときはぼくに拭かせなかったのに……。自分勝手だ。自己中だ。すごく利己的だ。ぼくばっかり恥ずかしい目に遭わせて。
明はそんなぼくを見て本当に楽しそうにしている。
「ぅ……」
イって敏感になった肌に、ティッシュがこそばゆい。立て続けに刺激を受け、またアソコが熱くなってきた。やばい。
「ん? ひょっとして……また濡れてないか?」
バレた。
「なんならもう1回やるか?」
観覧車に乗る前に見せた底意地の悪そうな笑み。
──そして本気の目。
「ダメだよ。もう時間ないし」
「大丈夫だって。あと7分もある」
観覧車は4分の1残っていた。物は言いようだ。たぶん明の頭の中では7分でできる構成を考えているに違いない。
そういうぼくも口ではダメだと言ったけど、身体は準備を整え終えていた。明の一部分を見ると、明も準備万端のようだった。
お互い身体は求めあっている。
ここでやめたらどうなるかシミュレートして、…………このまま点いてしまった火を消さずに帰れる自信がなくなった。
「陽だってやりたいだろ?」
それがダメ押しになった。意志薄弱。

でも、その代償はとても甘い。
551263:2006/12/12(火) 22:44:27 ID:eHDMUjrO

「んはあああっ!」
シートに押し倒され正面から突き入れられる。明のに慣れたアソコはすんなりと明のを受け入れる。
「いきなり、激しい、よ……!」
「時間がないからな」
短距離走のように猛烈な勢いで明が腰を打つ。リミッターがはずれたままで、一突きがぼくを空高くに飛ばしていっているように感じられる。
「ほんと、陽はかわいいな」
唐突にそんなことを言われた。
「赤くなってかわいい声を出して…………お、締め付けが強くなったぞ?」
かわいいを褒め言葉だと脳は判断した。かわいという言葉に心が躍り、身体が応えようとする。
「かわいいぞ、陽」
またその言葉に反応して、締め付ける。パブロフの犬のように、キーワードが身体を支配する。と同時に明のを強く感じて、あふれんばかりの快楽がぼくを満たす。
「それ以上言わ、ないで……ぼく、おかしく、なっちゃうからぁ……はあん!」
「そう恥らうところもかわいいぞ」
「だめ、だってぇ……!」
何故こうも反応してしまうのかわからない。反応するということは「かわいい」と言われることを快と思っている?
「もう、いわないで……はう! おねがい、だから……っ!」
思考がまとまらない。突き入れられても「かわいい」と言われても、積み上げようとした考えが崩されてしまう。崩されて、正しい形で組み直せない。
「もう、出すぞ…!」
明が限界を訴える。ぼくは意識を朦朧とさせながらも明の腰を両脚で挟んで逃げられなくしていた。
「ぼくのなかで、出していいから」
出して欲しい。ぼくにとっても明にとっても一番気持ちのいいことだと思うから。
自分の意思での求めだった。たとえまともじゃない思考の産物だったとしても、それを受け入れたのは自分自身だ。後戻りはできない。
「んぅ、くっ、あ、はぁっ」
できることなら一緒にイきたい。それだけを念じて、ぼくは快楽で満たされたこの身体を決壊させるそのときを待っていた。
552263:2006/12/12(火) 22:45:12 ID:eHDMUjrO

「こんなときにこんなことを言うのは卑怯かもしれねえけどさ……聞いてくれるか?」
腰は動かしたまま、明がぼくの顔を両手で包み込むようにして自分の顔と合わせる。
「……俺、陽のことが好きだ」
「──え?」
思考が止まる。そのちょっとの間に、明はぼくの中に熱い液体を放っていた。
「あああ、ああああぁぁぁ!!」
どくどくと、明はまだ出すのをやめない。5秒、10秒──もっと長い時間のように感じられる。
「あ……まだ、出てる……」
熱いのをたくさん感じる。ぼくのなかで脈打っている。溜めていたものを放出し尽くそうとするように。
明がぼくを抱きしめる。怖いときにやってもらったのとはまた違う、優しい抱擁。
「ごめんな、陽。無理矢理やっちゃったみたいでさ。けどよ、俺は陽のことが好きだから抱いたんだ」
謝罪と告白。冗談がかけらもまじらない真顔だった。
ぼくはどう反応すればいいんだろう。
男として? 女として?
ただ、いまは女としてこんなことをして、女として感じていた。これは変えようのない事実だ。そしていま、明と繋がり、女としての自分を強く感じている。
いまのいままで、このまま精神も女のままでいようとさえ思っていた。
けど皮肉にも、明の告白で『男』を思い出した。
「返事は急がなくていいからな。……怒るかもしれねえが、正直俺は陽に男に戻ってほしくないと思ってる」
何も言えなかった。
知らず明の背中に回していた両腕を離すのも忘れて、低い天井を呆然と見上げていた。

------------
553263:2006/12/12(火) 22:46:02 ID:eHDMUjrO

家に帰って、風呂に入って、そこで我に返った。

告白された。

もちろん生まれてはじめてのことだ。
でもその相手はしかも親友だった明。
冗談かもしれない。ぼくをからかって遊んでいるだけかもしれない。そんな可能性はあった。けど、言っていることに嘘がないことが、長年の付き合いからわかってしまった。
ぼくのことを男の親友といて見ていたと思っていた明。でも実際はぼくを女として見ていた。
思い返せば、いくつもそれを裏付ける行動や言動はあった。
ぼくはそれをただの戸惑いと解釈し、かえって男らしく振る舞い、女として無防備な状態をさらし、結果として明のリミッターを壊してしまった。
そして──明とした。
自分から男を求め、感じていた。舐めたりもした。
アソコに手を伸ばす。ぬるぬるしていた。ぼくのじゃなく、明の出した白濁の液体によって。
「明のにおいがする…」
水で薄まってなお、男だったときにはあまり気づかなかった白濁液のにおいをはっきり嗅ぎ取れる。嘉神先生の言っていた男女の匂いの違いのことを少しだけ理解する。
明の匂いが自分の身体に染み付いているような気がした。
あの観覧車の出来事から記憶にブランクがある。どうやって帰り着いたのかよくわからない。現状を把握することもやめて、内面世界に没頭していたからだ。
思い返せば、帰り道、公園の暗がりでまた明としたような覚えがある。つい1時間前のことなのに、そんな最近のことさえも忘れかけていた。

──俺は陽に男に戻ってほしくないと思ってる。

観覧車の中でぼくを抱きながら明が言った最後の言葉。思い出すだけで鋭いもので胸を突き刺されたような痛みを感じる。
554263:2006/12/12(火) 22:46:55 ID:eHDMUjrO

「そんなのってないよ……」
水面に波紋がひとつうまれる。
信じていたのに裏切られた。

──いや、違う。

明は裏切ったわけでも、ぼくを嫌って避けているのでもない。ただぼくが明に一方的に期待していただけだ。
ぼくは男に戻るのが当然のように思っていた。それはぼくの判断基準でしかなかった。
明のように、女のぼくを必要としている人もいるのだ。それを考慮していなかった。
全ての人の思惑を汲み取ることはできない。一方を立てれば一方は立たない。矛盾したことを同時に許容することはできない。

ぼくは、どうしたらいいんだろう?
555263:2006/12/12(火) 22:51:16 ID:eHDMUjrO
今回は以上です。
なんか一人で占有しているようで申し訳ない気が・・・
556名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 01:14:27 ID:np53oyak
雑談スレにならなけりゃあいいと思う
557名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 02:06:22 ID:rkkQcFzE
乙です。気にせずじゃんじゃん投下してください
558名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 03:20:32 ID:73qGS1KJ
GJJJJJJJ!!!!
559名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 12:05:48 ID:IRTco9zc
SS投下は歓迎しこそすれ、拒否する理由など何もない。
好みに合わなければスルーすればいいだけのこと。
というわけで>263乙。
560名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 12:40:39 ID:fkam35eK
乙ぅぅぅぅぅっ陽かわいすぎるっ
明の想いを受け止めてやってくれー
561名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 15:05:19 ID:6kFnbrlQ
保守
562名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 17:40:00 ID:cXEFFpEs
>>555
GJ!
気にせず投下してください〜
563名無しさん@ピンキー:2006/12/13(水) 18:44:23 ID:/cn8sUgM
>>555
陽いいね〜
564名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 18:34:28 ID:c6iAgrM4
age
565名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 18:35:25 ID:c6iAgrM4
age
566名無しさん@ピンキー:2006/12/16(土) 18:37:06 ID:c6iAgrM4
age
567名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 11:02:28 ID:nZ8K34C2
test
568名無しさん@ピンキー:2006/12/17(日) 20:10:58 ID:YqZ9V+xS
クラウドがやっと新作を出すようだな
待った。実に待った…遂に
569名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 14:09:05 ID:J07IRcYn
でも男女入れ替わり系・・・・・・
個人的に入れ替わりは微妙だ・・・
570名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 19:55:23 ID:hKn5h6Pj
「貴方についていたもの汚物を取ってあげたわ」
切り落とされたペニスを 鋏で掴むようにして目の前にかざす。
その時の男達が見せる様々な態度
青ざめた顔でジッと見つめる者、泣き叫び悲鳴を上げ続ける者、気を失う者
女医はそんな男達の表情が好きだった
それは彼女に最高のエクスタシーを与えるのだった。
股間に湿気を帯びる
「ヒドイ怪我…今からキレイにしてあげる」
彼女のセリフは男達には届かない
麻酔が効き始めて意識を失うからだ。

「飲みなさい…貴方達がやってきたように」
切り落とされたペニスから赤い血が混じった白い樹液を搾り出し、
男の口内にボトボトと垂らす。
「どう?どう おいしい?おいしいでしょ?女はザーメンが大好き…
 貴方のそう言っていたわね」
女医はグリグリと男の口中にペニスを押し込んだ
男の股間に視線を移す
「手術を続けなくちゃね」

571名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 22:09:36 ID:TakwrYZ6
どうした突然
572名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:32:30 ID:hKn5h6Pj
ペニスを奪われた男達は例外なく従順に変わった
その男も例外ではなかった
もはや 
この『女』を従わせるのに、ムチや電気は必要なかった。
『彼女』は
怯えたような目で女医の言うがまま、従うようになった。
『彼女』は整形手術を施され、まだ赤い跡が残る顔に
娼婦のような濃いメイキャップを自ら施す。
全身に回った特殊ホルモンが『彼女』を完璧な女性の姿に変えていた。
厚い胸板、硬い皮膚、太い手足はない
白く柔らかで、丸みを帯びたふくよかな肢体に
ブラやショーツを通す
その仕草は官能的に振舞うように細かく指摘された。
『彼女』は黙って頷き、それに従った
喉の手術は終わったばかりだ、声はまだ出せない。
573名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:43:33 ID:hKn5h6Pj
「ここに座りなさい」
女医は威圧的に『彼女』に命じた
分娩台…
『彼女』の胸の大きなふくらみの先でピンク色の小さな蕾がゆらゆらと揺れている
何をされるか分からない恐怖にカタカタ小さく震えていた。
「何をしているの?!さっさと座りなさい」
強い口調に縮みあがった

普通の分娩台ではない
上半身を固定する革のベルトが付いている
明らかに特殊な物だ

足首と太ももが固定され、手首も革ベルトで締め付けられる

強引に股を広げられた。
冷たい風が広げられた股間に当たる

「まずは おめでとうをいわなくっちゃね、今日から貴方は正式に女になるの」

574名無しさん@ピンキー:2006/12/19(火) 23:49:52 ID:hKn5h6Pj
女医の手に 女の手首程の巨大なディルドーが握られていた
「すああぁぁあ はぁぁぁぁ…」
まだ声を出す事が出来ないはずの『彼女』の喉から
蚊の泣くような細い声が漏れる
『彼女』は必死だった。

「貴女は幸せよ、最初の相手がこんなに立派なモノだったなんて…
うらやましいわ」
女医は優しく彼女の頭を撫でた。
575名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:06:06 ID:CeQS7Uzz
『彼女』には体内で人工培養されたクローン子宮、膣、オマンコが備わっていた
『彼女』近い時期に初潮を迎え、やがて生理痛を覚えるだろう
その前に『女』を奪うのだ
「ふぁぁぁぁ、ひぁぁぁぁ ひぁぁぁ ひゃめぇぇてぇぇ」
高く甲高い悲鳴が『彼女』の喉から擦れるように漏れる。

一度も使用された事がない、濡れてすらないオマンコに
剛直が押し当てられる。
「ひゃぁぁめぇぇぇぇぇ ひぃぃはぁぁぁあ」
そのヒヤリとした感覚に『彼女』はさらに甲高い悲鳴を上げた
瞳に涙を湛え、激しく体をゆする。
『痛い痛い痛い』
ローションで黒光りするディルドーが
狭い胎内に侵入を試みようと力を加え始めた。
『痛い…ひいぎっぃっぃ、痛いぃぃ千切れる』
痛みで全身が玉の汗が滲む
涙が頬を伝って零れ落ちた。
「きゃぁぁぁぁぁぁああああ」
『彼女』の喉から甲高い女の悲鳴があがった
576名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 00:20:34 ID:CeQS7Uzz
女医は『彼女』の悲鳴を心地よく感じていた
彼女にとってそれは、新たな雌奴隷誕生の産声だった。
ペニスを滅し、体を女に変える、そして奪う
女医は目の前の女を奪う行為に激しいエクスタシーを感じていた。
「…かわいい、貴女・・・素敵よ」
女医のグッショリと濡れた股間にも
両手に握り締めた黒いディルドーと
シンクロするようにビクビクと波打つ剛直が挟まっていた
「犯してあげる」
犯し犯される背徳感でウットリと目を潤ませる
蕩けたような表情でさらに剛直を押し込む力を込める
その下で『彼女』は量目を硬く閉じて、涙を流し、貼り叫ぶような悲鳴を上げた。
「いっぱい、いっぱい犯してあげる」

痛みと苦痛で真っ白になった『彼女』の頭の中に
以前強姦した女達が現れた
577名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 07:39:32 ID:4wbJv7Su
おいおいどうした?
突然なにがあったんだ?
578名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 09:44:30 ID:Wpc8KgMo
いいよいいよー
579名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:21:26 ID:CeQS7Uzz
男にとって女は『性欲処理道具』に過ぎなかった
若干20歳、株で大成功した彼は
トラブルは全て金で解決した

「女性は起訴を取り下げると言っています」
弁護士は書類に目を通しながら説明する。
彼はオフィスのデスクに肘を載せ、深く腰掛けて話を聞いていた。
机の下では、彼の専属秘書がペニスを愛しく舐め続ける
弁護士は時折漏れ聞こえる女の喘ぎ声に眉をしかめていた。

彼はいつもの通り
小生意気な女に乱暴をするつもりでホテルに部屋を取った
だが彼が次に目を覚ました時は全てが異なっていた。

見覚えのない部屋
ベッドに手錠で固定された体
白衣の女が彼を見下ろしていた。
その右手には太い注射針
ゆっくりと屈むと
袋を持ち上げて脱脂綿で消毒を施す
「おい?!何だよ?おい 答えろ!」
「暴れないで!」
注射針が袋の中に突き刺さった!
「ぐはぁあ」
580名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:33:51 ID:CeQS7Uzz
「マイクロチップを埋め込んだわ」白衣の女は言った。
彼は激しく痛む睾丸に歯を食いしばる
「私は自分のペットに必ず コレを埋め込むの
 説明するわ
 まず、貴方に埋め込んだチップは私と貴方を結ぶ見えない鎖…
 貴方が私から10m以上はなれたり、電波の届かない場所に移動したら
 それを貴方に教えてくれるの」
「何を知らせるかって…こうよ」
女医がキーホルダーのボタンを押した。
睾丸に電気が流れた!目の前に火花が飛び散る
彼は一際大きな悲鳴を上げた
「よくわかるでしょ? もう勝手に私から離れちゃダメよ」

彼は手錠につながれている事も忘れて
女に掴みかかろうと身を起こそうとした その瞬間 再び激しい衝撃に身悶えた
「ペットが私に逆らってもダメ
 主人に噛み付くペットは厳しく罰せられるわ」
白衣の女はカチカチとボタンを押す
「貴方は私のペット
 さあ私を主人と認めなさい」
女はボタンを押した
581名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 21:49:38 ID:CeQS7Uzz
「やめてくれえ 俺に何の恨みがあるんだ」
「お許しください、ご主人様でしょ?」女はボタンを押す
「ぐあじゃ、わかった お許しくださいご主人様」
彼は白衣の女
女医と主従の関係を結ぶしかなかった

手錠を外され
彼はゆっくりとベッドから体を起こした
「誰が勝手に立っていいって言ったの?」
男の体に激痛が走った

「私のペットに相応しい躾を施さなければね」
白衣の女=女医は
床に裸でうずくまる男をハイヒールで踏みつけた。

女医は彼に常に女性の下着を見につけるように命じた
服の上から胸が盛り上がって見えるように
ブラにはパットを詰め込ませた。
今後の日常生活も
髪を長く伸ばし、無駄毛は徹底的に処理するよう、
自分と四六時中共に行動できるよう
秘書として自分を雇うように命じた。
そして この秘密を外部に漏らそうとした場合
待っているのは激痛によるショック死
睾丸破裂だと言うことを伝えた。
582名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:06:13 ID:CeQS7Uzz
翌日から
女医は彼と一緒にオフィスに出勤した
表向きは彼の新しい部下 女性秘書だ
彼女は職場に 彼が実は女性化願望があると言う噂を広めていった。
彼女の自宅に戻ると、彼はメイド服に着替えて
掃除、洗濯、食事の準備 後片付けを強いられた
ハイヒールとコルセットは彼の動きを大きく制限していた
583名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:45:22 ID:CeQS7Uzz
彼がメールで助けを求めた事は
すぐに彼女の知る所となった

女医は彼に罰を与えた
十分に電気ショックとムチを与えた後
蹲って許しを請う哀れなペットに彼女は言った
「豊胸手術を受けなさい、そうねDカップくらいで許してあげる」
「…」
「返事は?」
「お願いですご主人様、奴隷のあたしに豊胸手術をしてください」
悔しさの涙声で彼は哀願した。

「終わったわ鏡を御覧なさい
 釣り鐘型に整えておいたわ、乳輪はピンクで小さめにしておいたわ
 どう キレイでしょ?感謝の言葉は?」
「あ…ありがとう…ございます」
手術が終わると
彼は自分の乳房を実感するようになった
肩に掛かる重量
歩くと揺れて、仰向けになれば胸の上に圧し掛かる
乱暴に触ると激しく痛み
そっと触ると 優しい快感がフワっと広がる

そんな姿になってしまったこと
そしてその姿で職場に通う事、人前に出る恥かしさが彼を苦しめた
実際のところ、いままで詰め物の胸をしていた事
職場に広がった女性化願望の噂の為
彼が心配するほど回りは何も騒がなかった
しかし彼の心に沸きあがる激しい羞恥心は
主人への畏怖と奴隷の卑屈さを刻み込んでいった。

584名無しさん@ピンキー:2006/12/20(水) 22:54:25 ID:CeQS7Uzz
彼にはたった一つ希望があった
以前から雇っていた女性秘書
彼の下の世話をしていた女性に こっそり連絡を取っていたのだ

今度この計画が漏れたら彼の命はないかもしれない
彼は慎重に、慎重に計画を進めていたつもりだった。

だが彼は知らなかった、彼女は女医の雌奴隷だった事を…
数年前までは男性だったと言う事を…

全ては女医の掌の上だったのだ
女医は彼の体細胞から培養したクローン子宮、卵巣、膣が
十分移植可能な状態まで育つ時期を待っていたのだ。
585名無しさん@ピンキー:2006/12/21(木) 00:17:53 ID:sDh++xN4
当然の事だが
計画は女医に筒抜けだった。
彼は女医に絡め取られていた

何も知らない彼は
その日も自宅に戻るとスーツを脱いだ
黒いレースのブラに包まれた形の良い乳房が現れる
ダイエットとサプリの影響の為か
細くなった腹部を
コルセットでさらに締め付ける
メイド服に着替え、ハイヒールを履く。
「ご主人様、何なりとお申し付けください」いつもの挨拶だ

「私が何も知らないと思っているの?」
突然の激痛で彼は崩れ落ちた。
扉の奥から 女性が現れた。
「ご主人様、お願いします。この男も、あたしと同じにしてあげてください
 ご主人様、悪いのはペニスなんです。
 男が愚かなのはペニスという汚物が付いているからなんです」
彼の女性秘書は女医の足元に跪いた。
「主人を裏切るペットは殺す
 命乞いするなら、お前がコイツの面倒を見るのか?」女医は女性秘書の髪を掴んで凄んだ
「出すぎたマネをお許しください…」女性秘書は涙を流して謝る。
女医は蹲る彼をヒールの底で蹴飛ばした
「貴方の命、助けてあげるわ。
 この女に感謝するのね、ただし麻酔は無しよ」
(ああああっ…うまく行ったわね・・・ふふ震えている いいわぁあ
 ペニスを失う前の男の顔)
女医は股間がシットリと湿りを帯びるの感じていた。


手術ベッドに固定されるまで
彼は恐怖で女医の言葉の殆どが理解できていなかった。
586名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 01:39:37 ID:6uR3YT7F
頼むからメモ帳で纏めて書いてから投下してくれ。
587名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 06:45:20 ID:JwujhhHH
いいよいいよ。
このまま続けてくれ。
588名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 08:49:06 ID:k1XEw30V
別にいいと思うが
まとめて投下しようとしても、支援ないと規制に引っかかる可能性もあるしな

ドラマとか漫画の「次週つづく」を我慢できないタイプ?
589名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 13:57:39 ID:2UBOHvcj
問題は「つづく」があるかないかだ。
590名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 20:29:14 ID:D+BIFYPK
場面は戻る

「きゃぁぁぁあああ」
女の手首程もあるディルドーを突き刺され
『彼女』は首を激しく左右に振って泣き叫んだ
激痛と屈辱で火花が走り意識が真っ白に飛ぶ
………
……
(見覚えのある女だ、医学部志望の秀才、俺の事など歯牙にもかけない生意気な女
 目の前には俺が立っている、俺はいつのまにか その女になっていた。
 体の上に圧し掛かる
 『やめてぇええ』
 俺は悲鳴を上げた)
……
………
破瓜の血が黒いディルドーを伝って
女医の手を赤く汚していた。
裂けた膣から血が滴り、『彼女』の白く丸いお尻に赤い筋を描く
女医は蕩けた表情で『彼女』に突き刺さったディルドを激しく捻った
「ああああイクゥ イクゥあああああ 貴女も イクノヨッォおおお」
女医がディルドーの付け根を握り締める!
じゅわあぁあ
ディルドーの先端から『彼女』の胎内に液体が放出された。
中毒性の高い媚薬

それが傷口から染込んでいく
浸透と共に、『彼女』の中から痛みの感覚は消えていった
591名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 20:48:01 ID:D+BIFYPK
ウツロな表情の女が 身動ぎもせずに分娩台に腰掛けている
「はぁ はぁ はぁ」
小さく開いた口の隙間から 甲高い切ないため息がもれる。
股間には巨大なディルドーの付け根が覗いて見える
ポタリポタリと赤い鮮血がディルドーを伝って
床に丸い血のシミを広げていた。

女医は ふぅ と大きな深呼吸をする
分娩台に視線を下ろした
『彼女』の様子に満足しているようだった

「あんっ」
ゴトリとディルドーが床に落ちる

大きな黒い口を広げたオマンコから血や薬品とは明らかに異なる
透明な粘液がトロトロと零れた
ピンク色の襞が名残惜しげにヒクヒクと動く。
592名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:08:15 ID:D+BIFYPK
『彼女』が逃亡を決意したのは
分娩台の上で正気を取り戻した時だった。
戒めは既に解かれていた

「ニゲなくっちゃ、にげなくっちゃ…逃げなくっちゃ」
小さな声で何度も反芻する

『彼女』はヨタヨタと起き上がる
股間にまだ何かが挟まっている感覚が残っていた

『彼女』の足は自然に自分に宛がわれた部屋へ向かう
涙でクシャクシャになった顔のメイクを整えなければと
何の疑問もなく思ったからだ。
アイシャドウを塗りなおし、ルージュを引きなおす

『彼女』が手術を受けてから、男だった頃の物は全て処分されてしまっていた
パタパタとスカートにキャミソールを羽織ると女医の財布を失敬して
ヒールを履いた。

当然の事だが、睾丸に埋め込まれた戒めは既に無い
あっけないほど簡単に脱出する事が出来た。
ついに『彼女』は女医の元から逃げ出した。
593名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:22:36 ID:jFoLye5Y
支援するよ。連投する?
594名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 21:41:13 ID:D+BIFYPK
自宅は必ずマークされる、自宅に逃げ込む事は危険だった。

今の『彼女』に身元を証明する物は何も無い
顔や声どころか性別まで違って見える『彼女』の話を誰が本気にするだろう?
病院や警察の保護を受けるには
自分の身元を証明してくれる人間が必要だった

思案の挙句
『彼女』はタクシーを捕まえて旧知の友人宅へ向かった。

『彼女』は重大な過ちに気が付かなかった。
類は友を呼ぶと言う。
友人も女性を性欲処理の道具としか思わない男だったという事を忘れていた。
595名無しさん@ピンキー:2006/12/22(金) 23:43:22 ID:D+BIFYPK
「おい 俺だよ、大変な目にあったんだ、話しを聞いてもらえないか」インターフォンに甲高い声で叫ぶ

『彼女』は自分の高のトーンに、改めて友人の説得に少々不安を抱いた
「ああ、わかった とりあえず部屋に上がれよ」
あっけなく部屋に通され、『彼女』はホッとする。

必死に彼を説得する『彼女』だったが
友人は『彼女』を 捨てられて頭が変になった女だと思い込んだのは無理も無い
今まで彼らがして来た事
『彼女』は薬の入った飲み物を飲まされたのである。

理性は麻痺している
服の上から優しく愛撫を受け続ける
やがて体の力は抜け
心地よい感覚に身も心も蕩けていった。
「はぁはぁはぁ」
キャミソールを捲り上げると、豊満な乳房を湛えた黒いレースのブラが
ゆっくりと上下にゆれていた。
「はぁはぁはぁああああっ」
弄んで欲しいばかりに、乳房は誘うように揺れて、乳首はキュルと立ち上がる。
ブラをずらし、吸い付くように、両手がゆっくりと乳房を愛撫する
指先が乳首の先端に届くと
胸の先にペニスが付いている様な強い刺激が広がった
「あっきゃぁぁん うううう…」

胎の中が疼いていた。
卵巣が…子宮が…この男と交わりたいと訴え始めた。
『彼女』が友人にしがみ付いたのは 理性が無かった為だ
そうでなければ 男の友人の首の後ろに両手を絡ませて
唇を重ねる行為など出来るはずも無い

体全体で目の前の男を欲し始めたのだ。
強い女の性欲に『彼女』は支配されていた。
596380 ◆PKEHY060jY :2006/12/23(土) 04:34:50 ID:FRhdur3e
えー、恒例のクリスマス投下ですが、今年は短いです。
ついでに、悪魔も出てきません。
ごめん。

24日の夜(から25日にかけて)、一気にアップする予定です。
25レス前後になりそうですが、なんとか目処立ちました。
ではでは。
597名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 12:11:39 ID:C0Krqk+x
24日は全裸になって待つか・・・
598名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 15:11:54 ID:7k/VA922
カゼひくなよ
599名無しさん@ピンキー:2006/12/23(土) 16:29:17 ID:AzEEYcTA
やた(*´Д`*)ノ
380さん降臨した
いままでスレ汚して ごめんねー
600hiroshi ◆Y.43p63hRA :2006/12/23(土) 23:17:48 ID:EWX0hoOy
あゆこのお話の第3話めです。
明日になれば感想を書く人もいなくなるだろうけど、
とりあえず時間のあるときに落としておきます。
601hiroshi:2006/12/23(土) 23:18:55 ID:EWX0hoOy
一説によると、女が性的なオーガズムを迎えたときには、男が射精したときの、
何千倍も気持ちいいという。

どんなデータを取って、どんな計算でその数字が出されたのか、僕は知らない。
でも、その両方を経験した僕は・・・男だったときと比べて、
女のカラダがイった時の気持ちよさは・・・とにかく別次元のものだと断言できる。

といっても、僕がここまでに語ったことの中に「イった」経験はまだ含まれていない。
初めて女の子としてのエクスタシーを感じたそのときのこと・・・
語るだけでも体がとろけそうなあの感覚を知るのは、まだあとのこと。

それでも・・・初めてのセックスでも、二度目のときも、男だったときの何倍も気持ちよかった。

中野先輩によって、あゆことしての、女としての新しい生活を強制的に始めさせられた僕が、
たいした抵抗も出来ずに、淫乱女である自分を受け入れてしまったのは・・・その気持ちよさが、ほとんどすべてだ。

男としての自分の葬式の場で、自分との別れを済ませてしまった僕に、もう戻る道はなかった。
本当に・・・?

そんなことはない。実は気づいている。気づき始めていた。
あゆことしての・・・淫乱女としての・・・AV女優としての人生を受け入れたのは、
この体が僕に与えてくれる快楽がすべてだということを。

すべてをひっくり返して、男だったころの家族のもとに戻ることだって今からでも出来る。
それをしないのは・・・快楽におぼれる日々を取り上げられたくないからだと・・・今は知っている。

でも、女の子として生まれ変わって、先輩に処女を捧げて、自分にお別れを済ませた、
今は新しい一人の女の子として生きていたかった。

葬式から東京に帰ってくると、僕は先輩にマンションに連れ込まれた。
入り口を車がくぐる前に、こう言われた。
「一休みしたらたっぷりいろんなことを教えてやるからな。」
その瞬間から心臓が高鳴った。
602hiroshi:2006/12/23(土) 23:20:09 ID:EWX0hoOy
いやらしいことをされて、気持ちよくなることが楽しみで仕方がなかった。
自分の葬式が終わったばかりの僕は、まだ、淫乱女である自分に、浮かれていた。
今までの自分と、悲しいお別れをしたばかりのはずなのに、
隣に先輩がいるだけで、その快楽が楽しみで仕方なかった。

恥ずかしくて、いやらしいことをされるのが楽しみで仕方がなかった。
ただ、それがどんな意味かもわからずに浮かれていた。

新しい自分が始まった事が、たのしかった。

東京に帰ってきた僕が連れてこられたこのマンションは、先輩が一人で住むにはかなり広めだ。
そして、生活感のあまりない場所だった。

広いリビングには大きなベッドのまわりにいくつかのソファが無造作においてあり、
これまた大きなテレビがベッドの反対側においてある。
とはいっても、相当の距離があり、南向きの窓で日当たりのいい部分はがらんとしている。

現実感のない、高級な感じの漂うつくりのこの部屋のフローリングの上には、
つい昨日、人生ではじめてのセックスを体験した少女には刺激的過ぎる物体がいくつも転がっていた。

男であったとはいえ、僕は今や少女だった。
床に転がる何本もの、男性器を模った道具や、
僕の股間にさっきまで埋め込まれたローターのようなものには目を背けるしかなかった。
心をどこかで高ぶらせて、ドキドキしながらも。

白いタンスが部屋の片隅にある。普通の服が入っているわけではないようだ。
二番目の棚が少し開いて、黒い皮の・・・ブラジャーのようなものが見えている。

その部屋に入った僕はほんの数秒だったが、かなり長い間、あっけにとられたような気がする。
このマンションに入って最初に入ったこの部屋・・・その他にも部屋がある。
あけていないドアがある。そこはいったいどうなっているのか・・・

自分の運命に思いが及ぶと・・・股間が熱くなってくる。膨らむはずの肉棒が今はない。
代わりに体全体に熱が広がって・・・じんわりとアソコが湿ってくることに気づいた。
603hiroshi:2006/12/23(土) 23:22:05 ID:EWX0hoOy
「あゆこ、リラックスしろ。俺はシャワーを浴びてくるから、テレビでも見てろ。」
この部屋は、先輩が「生活」している部屋ではないようだった。

つまり、そういうことのために用意された部屋なのだ。
ここにくる車の中で聞いた話を思い出しながら、不安と一緒に期待が高まる。
真優を含めた・・・たくさんの男女の乱交が繰り広げられる、そのための部屋なのだ・・・

その部屋で僕は、今日これから先輩の「教育」を受ける。

車の中でドキドキしながら先輩の話をただ聞いていた。
寝る暇もないほど「教育」を施されると、先輩は僕に告げた。
僕はそのことについて何の感想も口にしなかったが、カラダが正直に反応して、
顔に「教育」への期待がにじみ出ているのが自分でもわかっていた。

口ではなにも言わなかったのは、「教育」への期待を口にするのが恥ずかしかったからだ。
恥じらい・・・生まれたばかりの少女にそんな気持ちがいつの間にか芽生えていることに
どこかで気がついていただろうか。

いや、芽生えていたというよりも、はじめから持っていた。
AV女優になるべくプロデュースされた女として、僕が与えられたのはきっと、体だけではなかった。
恥ずかしさ・・・少女としての恥じらい・・・
育ち始めただけだ。恥じらいが・・・淫乱さと一緒に。

透き通るような肌・・・黒く澄んだ瞳・・・抱きしめれば折れそうな腰・・・
微かに・・・それでも細いウェストに比べればしっかりと、きれいに膨らんだ形のよい胸・・・
桃色の小さな乳首・・・その体を支える細くしなやかな脚・・・
数えあがればきりがない、僕が与えられた「美少女」の要素

そのひとつに、「恥じらい」があっても、不思議ではない。
少女として生まれたその日にめちゃくちゃに壊されたとしても・・・
失くしたわけではないその恥じらい・・・
そればかりか成長しだした恥じらいが。

車の中で、これから僕が受ける「教育」について聞かされても、
顔を紅潮させて、笑いさえ押し殺そうとした・・・生まれたばかりの少女、それが僕だった。
処女を3Pで奪われ、その男の前で自らオナニーし、ローターをアソコに埋め込まれたまま人前に出ても、
消えなかった恥じらいが、僕をこれから押しつぶすことになるのに、気づいていなかった。
604hiroshi:2006/12/23(土) 23:23:16 ID:EWX0hoOy
先輩がシャワーを浴びている間、僕はずっと、ただベッドの上に座ってドキドキしていた。
電源が入っていない大きなプラズマの画面には僕の姿が映る。
周りに何枚かの鏡もある。改めて、そこに座っている美少女が自分であることに不思議な感覚を覚える。

何個かのソファ、転がっている大人のおもちゃ、その中心にあるベッドの上、
これから「教育」を待つ美少女。それを受けるのが、鏡の中の他人でも、僕は興奮がとまらなかっただろう。

ところが、「教育」は僕自身に施される。これからなにをされるのか・・・
どんないやらしいことを・・・顔が赤くなってしまう。
股間に手を伸ばして・・・早く快楽をむさぼりたくなる。
でも、我慢をしていた。先輩にそういわれたから・・・

ベッドの上、喪服を花柄のワンピースに着替えた可憐な美少女が体育座りで、そのときを待っていた。

がたっ、とドアの開く音がした。
目が先輩の入ってくるほうに向く。男だった僕のはずなのに、
バスタオルを腰に巻いただけの先輩の姿にときめきを覚えてしまう。
目が、潤いを持ってたに輝いてしまうのがわかる。

腰に巻かれたバスタオルの下は・・・ついこの前まで自分も同じ体を持っていたはずなのに、
想像して顔を赤らめてしまう。
自分もシャワーを浴びにいかされるのかと思ったが、
先輩は腰にタオルを巻きつけたまま僕のほうに歩いてきて、こう言った。

「さぁ、はじめるぞ。」
やさしい、先輩の一言。包まれるような安心感。
僕は、体育すわりのままこくりとうなずくと足を崩して次の指示を待つ。

崩した脚の間からパンティが見えたかもしれない。
それが気になった。
やわらかくあたたかいはずの僕の太ももの間から、白いパンティが見えたとしたら、
先輩は、少しは興奮してくれるだろうか・・・
恥じらいと女としての計算の混ざり合った不思議な感情・・・
いつしか女としての僕、生まれたばかりの少女は成長し始めている。
605hiroshi:2006/12/23(土) 23:24:03 ID:EWX0hoOy
先輩はベッドの前に仁王立ちで僕に命令した。
「こっちまで来い。」
「は・・・い・・・」
ひざでベッドの上を端まであるく。

「教育」が始まっている。そうはっきりと感じた。
先輩の目の前にたどり着き、先輩の顔を見上げると、何もものをいわずに黙っている。
僕はその瞳に吸い込まれそうだったが、そのうち一言つぶやいた。
「わかるな。」

「は、はい。」
僕の前に立っている先輩。見上げた目線を顔の高さに戻すと、
目の前には腰に巻かれたバスタオルがあった。
その位置になにがあるか・・・深く考えなくてもなにを求められているのかわかる。

僕は先輩のタオルに手をかけてもう一度先輩を見上げる。
先輩は軽く微笑んだ。「そう、それでいいんだ」と言うように。
バスタオルをゆっくりと取る。先輩のペニスとの一日ぶりの対面だった。

この前は、処女をささげて、その興奮のまま、
求められるままに口の中にそれを入れてなめただけだった。
今日は違う。心臓のドキドキはどんどん高まってはいるが、
先輩の、まだ大人しくしているペニスを大きくして・・・気持ちよくして・・・そういうことを求められている。

まだおとなしいおちんちんと先輩の顔を交互に見ながら、そこに手を伸ばす。
まずは、手でこすってみる。
不思議な感覚だった。他人のペニスを手でしごく日がやってくるとは思いもよらなかった。
それも、これほどドキドキしながら。

でも、自分が今使っている白く細くしなやかな指と先輩の黒いペニスのコントラストをこの目にすると、
今自分がしているこの行為がとても自然なことに思えてくる。
少しずつ、先輩のペニスは硬く、大きくなってくる。
僕は、先輩がそういう気持ちになってきていることを感じて、うれしい。

完全にペニスが起き上がって、上を向くまでに達したとき、僕はもう一度先輩の顔を見上げた。
先輩は少し気持ちよさそうな顔をして、それでも声を出したりはしなかった。
僕と目をあわすと、軽くうなずいた。
次のステップに進め、という意味だと思った僕は大きくなったペニスを見つめた。
606hiroshi:2006/12/23(土) 23:25:17 ID:EWX0hoOy
これから、口にこれを含んで、しゃぶるのだ。そう思った。
亀頭に置かれていた左手を少し下に移動して、右手は、肩まで伸びた髪を耳の後ろにかきあげた。
目を閉じて、心臓の鼓動をもう一度確かめる。
視覚を失った僕に処女をささげた後に口に含んだ先輩のペニスの、
苦くて、それでも甘酸っぱい、なんとも表現のしようのないあの味がよみがえった。

そのまま左手で握ったペニスに向かって顔を近づけ・・・そして口にふくんだ。

僕のおまんこから流れ出た汁と、先輩の精液が混じった昨日の味とは少し違う味がした・・・でも、
口に入ってきたときの感覚は一緒だった。

自分が、女なのだと深く感じた。
自ら、男としての自分との決別を果たしてきた僕はそのことがうれしかった。
そして、亀頭の裏側に舌を這わせた。
ペニスのどこが気持ちいいのかを知っている僕は、
女であっても、先輩がどのように感じているのかを想像できる。
軽く口を前後に動かしてみる。

口の中で、ぴくぴくと先輩のペニスが動く。そのことに気をよくして目を閉じたまましゃぶっていると、
先輩が僕の頭を両手で抱えた。
僕はフェラチオをしたまま、先輩を見上げた。

先輩は笑っている。でも、舌を亀頭の裏側に這わせたまま口を前後に動かすと、その笑顔が軽くゆがんだ。
「あっ・・・そうだ・・・きもちいい・・・」
上目遣いのまま先輩と目が合う。

そのまま、上目遣いで続けろ、と先輩の目が訴えている。
僕は求められるままに続ける。
歯を立てないように、精一杯丁寧に、時々目を閉じたりしながら、ゆっくりと先輩のペニスをしゃぶる。

先輩の顔がゆがんで、僕の気持ちもどんどん高ぶる。
「あん・・・ぁ・・・」
僕の口からも艶を帯びたあえぎ声が漏れ始める。

先輩が感じてくれていることが、うれしかった。
僕が女であることを認めてくれるようで、うれしかった。戸惑いを感じる暇もないまま、
この「教育」を受けている僕は、きっと、まだ気持ちが男のまま・・・亮のままなのだ。
だからこそ、女として認められてうれしかった。
607hiroshi:2006/12/23(土) 23:25:53 ID:EWX0hoOy
僕のフェラチオで、初めての、精一杯のフェラチオで、先輩が感じてくれることが。
体だけが女になった僕のフェラチオが、先輩を感じさせていることが。

「もういいぞ。あゆこ。」
先輩が、その行為をやめろといきなり命ずる。

「どうし・・・て?」
その肉棒を僕の口から抜いて僕の目を見下ろす先輩に、僕は見上げたまま聞く。
「ふふ、今日はフェラチオだけで終わりじゃないんだ・・・」

「えっ?」
「こっちにくるんだ。」

僕は先輩に呼ばれるまま、ソファに向かい、先輩の隣に座った。
先輩は傍らにあったリモコンを正面にあるプラズマテレビに向けた。

ピッ、と音がして、一瞬の暗い画面のあと、大きな画面に映し出されたのは、
AV女優『安藤しずか』のデビュー作のオープニングだった。

「・・・真優・・・」
真優のことなどどこかへ忘れていた。
「おまえ、結局真優のビデオでオナニーできなかったんだって?」
カーッ、と僕は顔を赤らめる。
「ふふ、恥ずかしがる姿もさすがにかわいいな。」
先輩が僕を見てそういって笑う。目を合わせられないぼくは、うつむくことしか出来ない。

「今日はゆっくりこれを見ながら気持ちよくしてやるよ。」
うつむいたままの僕の耳に「気持ちよくしてやるよ」という言葉が響く、
すぐに胸がきゅん、となる。
きゅん、という感覚・・・女の子になって初めて感じた、不思議な感覚だ。
目を合わせることも出来ないほど硬く凍りついた女心は、その感覚とともに融けはじめる。

「せんぱい・・・」
先輩のほうを見てしまう。顔を赤らめたまま、目が少し潤んでいるのが自分でもわかる。
気持ちよく・・・してほしい・・・言葉にこそしなくても、その思いが伝わってしまう。
その恥ずかしさ・・・でも先輩の目に吸い込まれそうになる。

これが、女の子の気持ちなんだ・・・どこかで冷静に見つめている僕がいる。
「あゆこ、見るんだ。真優の、安藤しずかの姿を。」

「・・・」
僕がまだ男だったとき・・・この目で見た真優の姿・・・
白いソファに座って、清楚な白いワンピースで、画面の外からの質問に答える、
幼いころからずっと隣にいた美少女。
608hiroshi:2006/12/23(土) 23:26:36 ID:EWX0hoOy
男だったころに、亮が見たのと同じ光景・・・「よく眠れました。」「緊張してます。」
そんな言葉も同じだ。

でも、違う・・・
今は、わかった。真優は、本当に死ぬほど緊張して・・・体をこわばらせて・・・
そして、何かわからないけど大きな恐怖におびえている。

この後、真優がどうなるかは知っている。その緊張と恐怖を・・・
男優の手によって解きほぐされて・・・清楚な美少女から淫乱な女へと変わっていくのだ。
そのことを知っているからか・・・
同じ女として、今は、安藤しずかの、いや、真優の感じている恐怖と緊張が手に取るようにわかった。

「真優・・・」
おねがい、真優を、汚さないで・・・僕は、結末がわかりきっているのに、そう願わずにはいられなかった。
そして、先輩への嫌悪が突然沸いてきた。

僕のアイドルだった真優に、これほどの恐怖と緊張を与えて・・・そして、汚して、堕とした、先輩への嫌悪が・・・
歯を食いしばるようにして、僕は先輩を見た。
その目には悔しさと憎しみがこもっていたはずだ。
先輩はそんな僕に対して軽い微笑を浮かべて見つめているだけだった。

「どうした?初めて見るわけじゃないんだろ?」
はっ、とした。
そうだ・・・僕は前にも見た。そのときは、真優の感じた恐怖や緊張に思いをはせることなど出来なかった。

確かに、あの時僕は・・・これから始まる真優の痴態にどこか胸を昂ぶらせていた。
真優の痴態を目の当たりにして、オナニーすら出来なかったのは、抜けなかったのではない。
ただ・・・真優に対する、自分のアイドルだった真優に対する・・・操を勝手に立てていただけだ。


「真優・・・」
今は、画面の中の真優の気持ちが痛いほどにわかる。

「えっ・・・もうはじめるんですか・・・?」
画面の中の真優の隣にたくましいAV男優が座った。

同じだ・・・そう、男だったときに見たのと完全に同じだ。でも、全然見え方が違う。
複雑な気分で見つめている僕・・・
男優の手が真優の髪をなでる。いよいよそのときが始まる。

その時だった。
「えっ・・・?」
先輩が、真優がされているのと同じように、僕の髪に手を伸ばしてきた。
609hiroshi:2006/12/23(土) 23:27:13 ID:EWX0hoOy
「せん・・・ぱい・・・」
しばらく髪をなでていた先輩が、
画面の中の男優が真優にするのと同じように僕の髪をなでてきた。

画面の中の真優は服を着ていて、僕は裸だが、同じことをしているのはすぐにわかった。
「そん・・・な・・・はぁん・・・」
画面と同じタイミングで僕の唇を先輩の唇がふさいだ。
目を閉じてしまったし、それでなくても画面から目をそらす方向に顔が向いていたのだが、
その後どのような展開が待っているのか・・・僕はかなり正確に覚えていた。

「ふぅ・・・ん・・・」
先輩のキスにとろけそうになる僕・・・真優・・・真優もそうなのだろうか・・・
記憶の中の真優は・・・少しずつとろけだしているのがわかる。
聞こえてくる喘ぎ声からもわかる。

「あぁん・・・」
胸に手が伸びてきた。
真優と同じタイミングで僕も声を上げた。
ビデオをなぞるように、先輩が僕を犯し始めたことに、気づいていた。

「あぁん・・・いや・・・・」
ほとんど同じタイミングで、僕も真優も声をあげる。
画面の中のアイドルを・・・真優を自分が演じていることにも気づきだしていた。

緊張が解けて・・・恐怖が消えて・・・淫乱な自分を受け入れる・・・
その準備を真優が始めていることがはっきりとわかった。

そして、画面の中では真優のワンピースが剥がされるところだった。
「さすがにここは無理だな。」

「せんぱ・・・い・・・」
僕は手を止めた先輩のほうをただ見つめた。

「お前もすぐにあの舞台に立つんだ。」
「・・・」
ゆっくりと、脱がされる真優の姿を見る。少しずつ・・・覚悟が固まってきているのが分かる。
「同じように気持ちよくしてやるよ。もっとも、あっちの方が俺よりうまいだろうけどな。」
僕は、その言葉に首を振った。
610hiroshi:2006/12/23(土) 23:27:47 ID:EWX0hoOy
どんな意味かは、もう思い出せない。でも、たぶん、
先輩の謙遜した「あっちのほうが俺より・・・」という言葉に対してだったと思う。

そんなことを覚えていないほど、そこからの展開は、刺激的だった。
下着まで脱がされた真優が、ソファに押し倒される・・・
同じタイミングで、先輩が僕を押し倒してきた。

「あぁん・・・」
胸をもまれながら、左手は背中を抱えている。
画面の真優は覚悟を決めたのだろう。唇をかみ締めている。
僕は・・・その覚悟の重さを感じながら、正面から先輩の顔を見る。

この人にこれから・・・
真優の感じた複雑な気持ちが理解できるような気がする。

「ん・・・ぅん・・・・あ・・・」
先輩の右手が僕の股間に伸びてきた。
同じように喘ぐ真優の声が聞こえる。

「いや・・・あぁん・・・だめぇ・・・」
画面に目をやると、真優は少しずつ襲ってくる快感と理性の間で戦っている。
僕も、同じだった。
真優の・・・真優がAV女優として、女として重大な道を歩き始めたその瞬間をしっかり・・・
見つめて・・・確かめたいのに、

「いや・・・あぁん・・・あぁん・・・」
先輩の容赦ない愛撫が僕の理性を襲う。

そして、今度は先輩の舌が僕の股間を埋める。

「あぁん・・・ふぅん・・・あぁ、ぁっ・・・」
同じように・・・少しずつ、本当に少しずつ、真優も感じ始めている。
「安藤しずか」がカメラ目線になると、僕は真優と目があったような気がする。

恥ずかしがっているのが分かる。そして、それでも声が出てしまうのも分かる。
「いや・・・あぁん・・・あぁん・・・」
長いことなめられていた後、真優のアソコには、男優の指が入ってくる。
611hiroshi:2006/12/23(土) 23:28:21 ID:EWX0hoOy
「うわ・・・しずかちゃん、ここ、どうなってるの?」
「えっ・・・?」
「言わないと、続きしてあげないよ。」

画面の中の真優がはずかしい言葉を言わされそうになる。
「ほら、お前も言うんだ。ここはどうなってる?」
先輩も僕に聞いてくる。

「ア・・・アソコがぐしょぐしょなんです。」
「きもちいい・・・もっとしてください・・・」

そんな言葉を・・・真優と同じように言わされる。

先輩の指が、僕のアソコに出し入れされる。
ぷしゅ・・・ぬちょ・・・そんな音が響く。テレビから聞こえてくるのと同じように・・・

「何の音かな・・・?しずかちゃん・・・」
目を伏せる真優・・・
僕も、さすがにこれには応えられない。

先輩の責めに耐えながら、たまに画面を見ると、なぜか真優もカメラ目線になる。
僕は、そのたびに本当に真優と目があっているように感じる。
「あぁん・・・いやぁ・・・も、もっと・・・いゃぁ・・・・」
僕のアソコも、真優のアソコも、びしょびしょにぬれていった。

「ふふ・・・あゆこ、面白いことを教えてやろうか。」
「えっ・・・?」

ちょうど、画面の中では真優に対する指責めが終わって、
「おちんちんをしゃぶらせてください。」
といわされているところだった。

「ほら、お前も言うんだ。」
「おちんちん・・・せんぱいのおちんちん、しゃぶらせてください・・・」
ほとんど命令に従うだけになっていた僕・・・
その言葉自体はもう僕から何も奪わなかった。

しゃぶり始めた後、先輩が話したことのほうが、僕の心を刺激した。
612hiroshi:2006/12/23(土) 23:29:17 ID:EWX0hoOy
さっきまでしゃぶっていた先輩の肉棒を、僕はゆっくりとほおばった。

「面白いことを教えてやるよ。」
「あん・・・ふぅん・・・」
真優も、僕も、もう一匹のメスになっていた。
何かを言われても、フェラチオをやめることはしない。
ただ、仁王立ちになった男の・・・僕は先輩の、真優は男優のほうを上目遣いに見上げ、
従順にその言葉を聴いているだけだ。

「あいつがこのビデオの撮影から帰ってきたときに、聞いたんだ。誰に一番見られたくないかって。」
「ふぅ・・・あん・・・」
たくましいチンポが口の中で暴れまわることの気持ちよさを、少しずつ感じてしまっている僕・・・きっと、真優もそうだ。
「そしたら、真っ先に梶原亮の名前を挙げたよ。お前にだけは、絶対に見られたくないって。」
その言葉を聴いても、僕はかまわずフェラチオに集中している。

「このカラミで、自分が少しずつ感じていくのを、その醜態を小さいときからずっと一緒だったお前だけには、
絶対見られたくないって、そう言ってたんだ。」
「ふぅん・・・あぁん・・・」

「真優にとっても、お前は特別な男だったらしいな。
でも、お前がビデオを見ても、ただオナニーすら出来なかった。情けない男だと思わないか?」
「いや・・・あぁん・・・」
ひときわ、口の中で暴れまわる肉棒が自分を蹂躙していることに・・・快感を覚えた。

「でも、今お前は女になったおかげで、あいつの気持ちがよく分かっただろう。」
「あぁん・・・あぁん・・・」
フェラチオしているだけでもこれほどに感じてしまうのか・・・僕のアソコはとろけそうなほど汁をあふれさせていた。
真優も同じように・・・そのあふれ出る汁をカメラにとらえられている。
613hiroshi:2006/12/23(土) 23:30:56 ID:EWX0hoOy
「お前に見られるかも知れない。そう思って感じてしまったんだとよ。」
「あぁん・・・ふぅん・・・」
フェラチオを続けながら、少しずつ興奮で判断が鈍る。
でも、その時はっきりと思った。
男の僕に自分の痴態を見られたくなかった真優の気持ちと、
今、その痴態を見て、しっかりとその気持ちが分かってしまった女としての僕・・・

真優は、きっと、その気持ちを僕に分かってもらいたくて、僕を女の子にしようとしたのだ・・・
その気持ちと、先輩の思惑が・・・一致して、
そして、僕は今天国へと誘われようとしているのだ・・・と。


「いれてください・・・セックス・・・してください・・・」
恥ずかしさを・・・恥じらいを・・・欲望が完全に上回ったとき、真優がそう懇願する。
ベッドに移って、その瞬間を待ち焦がれている。

そして、カメラを見たときに見せる、それでも恥ずかしげな表情。
その視線の向こうには、僕がいる。
時間を越えて、僕に訴えている。お願い・・・見ないで・・・

僕に・・・僕に見られたくないから、そんな悲しそうな目をしているのだ。
そして、僕はその気持ちをしっかり受け止めて・・・同じように今、
目の前の男の肉棒を受け入れようとしている。
「先輩・・・真優と同じように・・・入れて・・・セックスして・・・ください・・・」

真優は受身で入れてもらえず
騎乗位を要求され・・・AVで最初のセックスで、自らそのオマンコに肉棒をぶち込むことを要求された。

僕も・・・同じように、先輩にまたがって・・・画面の真優を見ながら・・・先輩へと腰を沈める。
そのときの真優の目が訴えかける切なさは、僕にはとても言葉では説明できない。
「あぁん・・・あぁん・・・あん・・・」

「ははは、これでお前も完全に真優と同じだな。」
先輩が勝ち誇ったようにそうつぶやく。
真優と同じくらい、きっと切なそうな目をしている僕を、先輩は同情の目では見ない。
勝ち誇ったように笑うだけだ。

肉棒が入ってくるのが分かる。真優の、完全に後戻りできなくなった気持ちが僕の心に響く。
614hiroshi:2006/12/23(土) 23:32:07 ID:EWX0hoOy
片隅・・・心の片隅に男として冷静な僕がひとつのことに気づく。
先輩は、真優が心の中で頼りにしていた一人の男、
つまり僕を・・・いま、葬り去ったと。
女として、真優と同じ淫乱女として作り変えることで、真優の心の片隅にいる男を消し去ったのだと。

「はぁ・・・ぁん・・・ぁん・・・いやぁ」
だが、温かい肉棒の感触が僕の股間から全身に伝わり、
粘膜と粘膜がこすりあう感触が快感に変わるとき、そんな冷静な僕はどこかへいってしまう。
こころの奥底に封印され、先輩の望んだとおりに葬りさられそうだった。

僕自身も、確実に女としての次の一歩を踏み出した。


「おまえも、もうすぐ、あの舞台に立つんだ。」
先輩の言葉が・・・僕の快感を増幅する。
僕に見られたくなくて・・・恥ずかしい表情を作ったままの真優・・・

見られたくない人は・・・僕にもたくさんいる。
真優と目があったような気が・・・ずっとしている。

でも、肉棒が僕のアソコを埋めると、もう快感は止まらなかった。

「あぁん・・・いい・・・あぁん・・・」
「どこが、気持ちいいんだ?」

「お・・・おまんこ・・・あゆこの、おまんこが気持ちいいんです・・・いやぁ・・・」
顔を真っ赤にして、恥ずかしい言葉をそれでも、平気で言ってしまう僕。
真優と同じだった。

僕は、自分が真優に成れたような気がした。
幼いころからのアイドルに・・・ついに自分の手に入らなかったアイドルに・・・

「いやぁん・・・ぁん・・・あぁん・・・」
そして、その真優を思いっきり汚しているような気がして・・・
それがもっと興奮した。僕が見ている・・・そのことが真優が一番嫌がったことだから・・・

「あぁん・・・あぁん・・・」
そして、もちろん、セックスそのものも気持ちよかった。最高に。

体位を変えて、キスされ・・・胸をもまれ・・・
自分で腰を振るように要求され・・・体中から快感を絞り上げられる。

真優と同じように・・・官能の世界へと落ちていく。
この先輩にだまされたら・・・いくら真優でも、AV女優にまで落ちてしまう。
615hiroshi:2006/12/23(土) 23:33:24 ID:EWX0hoOy
ぼくも、もう、どんどん落ちていく自分が気持ちよくてたまらない。
もっと、気持ちよくなって・・・もっとHになって・・・
もっと、欲望におぼれる一匹のメスに・・・

きっと自分が望んでも望まなくても落ちていくその世界に・・・
自ら望んで新しい世界に・・・
作られた淫乱な少女がかなうはずは無かった。

「あぁん・・・いや・・・あぁん・・・」
正常位で絶頂を迎えそうな先輩に僕は懇願する。
真優と同じせりふで・・・

「おねがい・・・だして・・・私に・・・かけてぇ・・・あぁぁぁぁ・・・」

次の瞬間、官能の宴は終わった。

先輩の白いものが僕の胸にかかって、そのにおいが僕の鼻にまでとどく。
自分を汚した・・・真優を汚したのと同じ・・・そのにおい。
またひとつ、すこし、真優と同じに、近い存在になった気がした。

とてもいいにおいのように思えた・・・不思議なことだった。

「まだまだこれからだぞ!もっと、深い、快楽の世界に落としてやる。」
「はぁん・・・せんぱい・・・」

僕はうつろな意識の中で、先輩の言葉を信じていた。
もっと、気持ちよい世界にいけると、信じていた。

次に、どんな地獄が待っているのかも、知らずに・・・
セックスは気持ちいいだけじゃない・・・地獄の苦しみも経験しなければならない。
そのことは、生まれたばかりの淫乱女でしかない僕には、まだ理解できることではなかったのだ。

そして、先輩の「教育」が、まだ始まったばかりだということも・・・考える余裕がないほどに、
興奮と疲れが、裸で白い肌をピンク色に紅潮させたままの、僕を支配していた・・・
僕は、まだ浮かれていた。
新しい生活に、無限の快楽を生み出すこのカラダに・・・

抜け出せない、決して抜け出すことの出来ない地獄はもうすぐそこまで迫っていた。
浮かれている僕はまだその怖さを知らなかっただけだった。
616hiroshi:2006/12/23(土) 23:35:06 ID:EWX0hoOy
おわりです。
あゆこの話は自分自身では結構気に入ってますが、
落とす時間がなかなか取れないのが残念。

続きはもうありますから、またそのうち。
617名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 00:18:24 ID:qUS/xiXj
hiroshi
激しくGjです
>明日になれば感想を書く人もいなくなるだろうけど
氏の作品も380氏の作品も楽しみにしてるよ

618名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 01:40:53 ID:PptVrEpH
hiroshiキタ━━━━ヽ(・_・`)ノ━━━━!!!もう来てくれないのかと思ってたよ( ´Д⊂ヽ
619名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 09:49:33 ID:MzhjuPBV
GJ!
あゆこ待ってたよ〜たまらん、可愛いすぎる
620380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 22:57:53 ID:bwSPZglm
「お願い、神さまっ!」

 月が、灯りの絶えた境内を照らしている。
「どうか、どうか尼々祇野(ににぎの)さんと恋人になれますように……」
 五百円玉を奮発して、パンパンと柏手を打って祈っているのは、二十歳前後
に見える男性だった。
 彼の名は、川津修太。
 かなり大人びて見えるが、彼女いない歴十六年の、もちろん童貞少年だ。
 ここは遠羅洲乃(とおらすの)神社。縁起や名の由来はともかく、縁結びの霊
験あらたかな神社として、特に女性に大人気の神社である。正月には境内にあ
ふれた参拝者の多くが若い女性という珍しい光景も見られるためか、社務所で
は色とりどりの縁結びのお守りやアクセサリーが売られているなど、なかなか
抜け目ないところもある。
 人通りがまったくない深夜の社(やしろ)の前で、両手を合わせ、目をつぶっ
て一心不乱に恋愛成就を祈願している修太の耳に、男の子の声が飛び込んでき
た。
「うーん、どうだろうなあ……難しいよね、この顔じゃあ」
 聞き捨てならない台詞を耳にして、修太は顔を上げた。
「お前か! お前が今、俺の顔のことを言ったのか!」
 視線の先には暗い背景から浮き出るように、古風な白い着物を着た子供が驚
いた顔で修太を見つめて突っ立っていた。
「わ! わっ! 何で見えるんだよお!」
 まだ声変わりをしていないところからすると、小学生くらいなのだろう。
 子供を睨みつけた修太の顔はなるほど、ごつい輪郭といい、にきびの痕だら
けの顔といい、細く鋭い目つきといい、恐もてする顔ではあっても人に好意を
持たれるタイプではないことが一目でわかる。黙っていてもチンピラは避けて
通るし、にっこり笑えば赤ん坊が引き付けを起こしそうなご面相なのだ。
621380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 22:58:25 ID:bwSPZglm
「いつからそこにいたんだ。くそっ、女の子がいない時間を狙って来たのに、
何でこんなガキに見つからなきゃいけないんだ」
 時刻は、草木も眠る丑三つ時――午前二時少し前だ。師走も押し迫ったこの
時期だから吐く息も真っ白だし、空気も突き刺さるように冷たい。鬱蒼と樹木
が生い茂った山の中にある社だから、町の音もほとんど届かず、しん……と静
まり返っている。
「お前、この神社の子か」
「うーん……まあ、そう言えなくもないかなあ」
「そうか、悪いことしたな。でも、そんな格好で寒くないのか」
 修太は身を屈めて少年に言った。こう見えても中身はなかなかの好青年で、
人の嫌がることでも率先してやるし、ボランティア活動ももくもくと精力的に
こなしている。それをいいことにクラスメート達は修太に面倒をいろいろ押し
つけるが、嫌な顔一つしない。
 普通ならいじめに発展しそうなところだが、こわもての人相と、がっしりし
た体格と幼少から鍛えられた腕力の強さが、それを許さないのだ。空手でも柔
道でも有段者級の腕前はあるのだが、段位認定試験を受けたことは一度もない。
 人を殴るどころか、争いごと全般が苦手なのだ。
「へぇーっ、お兄ちゃん顔に似合わず、なかなか優しいんだね」
「よく言われるけどな」
「でも、もてないんだ。その顔だもんね」
「こいつッ!」
 こうストレートに言われて腹が立たない人など、いるはずもない。
「捕まえられるものなら捕まえてみな」
「逃げるなよ」
「ふーんだ。逃げるもんか!」
 少年はどっかりとあぐらをかいて床に座った。ふてぶてしく修太を見上げる
顔は、明らかに彼を挑発し、侮ってもいるようだった。
622380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 22:58:56 ID:bwSPZglm
 修太がずんずんと歩み寄って手を伸ばしても、逃げる様子はまるでない。
 だが、修太の手が襟にかかってぐいと引き上げられると、少年は慌てて手足
を振り回し始めた。修太の体にぽんぽんと当たるが、彼は気にもとめない。
「逃げなかったら捕まるのはわかってるだろ? お前、どっかおかしいんじゃ
ないのか。それに、こんな夜中にそんな服を着て。親はどこだよ」
「父様(とうさま)は今はここにいない。ボクがここをまかされているんだ」
 精一杯虚勢を張って、唇を尖らせる。
「どうして人がボクを捕まえられるんだよ……いや、ボクが見えることからし
てありえないんだけど」
「見えない方がおかしいだろっ!」
 と、ここまで言って妙なことに気がついた。
「ちょっと待て」
「その前に、ボクを離して欲しいんだけど」
「逃げるなよ」
「逃げないって。約束する」
 修太が手を離すと、少年はその場にどっかりと腰を下ろし、あぐらをかいて
言った。
「ボクはね、恐れ多くもこの神社の神様なのだ。頭(ず)が高い、控えおろう〜!」
「ははぁ〜っ!」
 反射的に平伏しそうになるが、途中で気がついて少年の頭を平手で叩いた。
「水戸黄門かよ」
「ぶっ、ぶったね! 父様にも叩かれたことがないのに!」
 頭を押さえながら少年は言った。
「神様の頭を殴ったらどうなるかわかってる? 罰が当たるぞ」
「ほほーっ、罰か。当てられるもんなら当ててみやがれ」
 神をも恐れぬ態度の修太は、まるで地獄の悪鬼のように見えた。
623380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 22:59:27 ID:bwSPZglm
「……ごめんなさい」
 少年の方が頭を下げた。
「いや、実はまだ神様と言っても半人前なんだ。せいぜい、人の仲を取り持つ
きっかけを作るくらいの力しかなくって……つまり、まだ修行中ってわけ」
「お前、本当に神様なのか?」
「さっきそう言ったでしょ」
「簡単に信じられるかよ」
 確かに物怖じしない態度や、修太自身はセーターの上にダウンジャケットを
羽織っているにもかかわらず身が縮みそうな思いをしているというのに、少年
はこの寒さの中で薄着一枚で平気な顔をしている。これだけでも普通の子供で
はないのは確かだ。
 修太が少年を見つめていると、こころなしか彼の背後から光が漏れ出ている
ように見える。 仏像などで放射状に広がって表現されている、いわゆる光背
(こうはい)というやつだが、修太はそんなことなど知らないので気付きもしな
い。
 その光が、一気に膨らんで修太を包んだ。
「うわぁっ!!」
 思わず顔をおおったが、腕やまぶたを通して光が染みてくる。それなのに、
まぶしくない。目の前は白一色で何も見えないが、体の芯まで温まるような不
思議な光だ。
「どう? これで納得してくれたかな」
 少年は立ち上がって、修太の腕に手を当てていた。 
「……神様かどうかはともかく、普通の子じゃないってのはわかった」
「まだ信じてくれないんだね。それなら……」
 と、少年は突然言葉を詰まらせ、目を見開いて言った。
「うわー、凄いな! お兄ちゃんって顔に似合わず、すごい霊力の持ち主なん
だね。ボクが見えるだけのことはあるんだな」
624380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:00:02 ID:bwSPZglm
「顔に似合わずはないだろ。それに今、何をしたんだ」
「ん? お兄ちゃんのことをちょっと調べさせてもらったよ。縁結びの神様…
…見習いだけどね、これくらいのことはできるんだ。それに、お願いも調べさ
せてもらったよ。ずいぶんと可愛い子なんだね〜」
「ちょっと待て! 勝手に何をしやがったんだ、コラ!」
「うーん、あの光まで見えるなんてますますただ者じゃないなあ」
「こら、俺の質問に答えろ、いや、答えてくれ!」
 襟をつかんでぐいっと引き上げている様は、端から見れば悪い高校生が小学
生を恐喝しているようにしか見えないが、幸いなことに今の境内には二人の他
に人はいない。
「いや、本当に凄いんだよ。ボクはまだ人と触れるほどには神力を蓄えてない
んだ。それだけの力をお兄ちゃんは持っていたんだよ。それなのにまだ、たっ
ぷり余裕がある。これを凄いと言わずしてなんて言うんだろうね」
 霊体としてしか存在しないはずの少年が、修太に接触することができる。実
体化は膨大な霊力が必要なのだが、それを可能にするだけの蓄積が修太にはあっ
たようだ。
「そういえば、 俺の家って母さんの方のひい婆さんまで、うちの田舎の社(や
しろ) で、代々巫女をやってたって話を聞いたことが……確か、豊作を願う神
様だったと思うんだけど」
 修太の母の子供の頃はまだそこかしこに林や小さな山があり、田舎というイ
メージにかなり近いところだったという。今は再開発で開けた地方都市になっ
ていて、山も切り崩され、昔の面影はほとんど残っていない。その神社も、昭
和になってから火災で焼け、再建される前に戦争が始まり、不法占拠をされて
居座られた上に法律上からも完全に乗っ取られてしまい、今では社の跡は影も
形も無く、そこには周りを威圧するようなマンションが建っている。
625380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:00:32 ID:bwSPZglm
「なるほど。血と先祖代々から引き継がれた霊力が、まだ女の子と交合……えっ
ちのことだけどさ……それをしていないために、ここまで霊力が高まっている
んだな。ここの神主が千人束になってもお兄ちゃんにはかなわないくらいだよ。
普通に生きていくには、まったく無駄な力だけどね」
「ちょっと待てよ。なんで俺が女の子と……その、つきあったりしてないこと
がわかるんだよ」
「だって、さっきので全部わかっちゃったから」
「さっきのって……!」
 修太は不思議な光のことを思い出し、次いで羞恥に顔を赤く染めた。
「まさか、お前、俺の心を読んだな!?」
「だってさ、ほら。ボク、神様だから。人のお願いをかなえるためには、その
人のことをよく知らなきゃいけないわけだし」
 物怖じせずに少年は続けた。
「ふぅん、なるほど……お兄ちゃんがやっている、体を鍛えたり、人の仕事を
快く引き受けたり、奉仕をしたりすることが、霊力の鍛練になっているんだよ。
しかも無意識に、自然に、何よりも継続して休まないなんて人は、今の世の中
を探してもそう多くはいないだろうね。今まではまったくむだな努力だったけ
ど」
「むだっていうなよ。確かに、そんな修行のつもりはなかったけどさ」
「霊力はね、それを引き出す方法を知っていて、初めて意味があるんだ。世の
中には無駄な霊力を持った人が意外に多くて、君もその一人ってわけ。ただし、
桁違いの霊力なんだけどね」
「どうも実感が湧かないんだけど」
「いやー、本当に儲かっちゃったな。普通はその地方の神様が貰う力をただで
貰っちゃったんだもんな。後で調べて、お礼を言っておかなきゃ」
 神様らしからぬ軽い調子に、修太はあっけにとられた。
626380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:01:03 ID:bwSPZglm
「そうだね。君の願いをかなえてあげても十分余るくらいの霊力が流れ込んで
きたからね。今ならどーん! とお願いを特別にかなえちゃおう。ボクは面食
いだから、かわいい子の願いはかなえても、君みたいな男の願いなんかかなえ
ないんだよ。本当に特別なんだからね」
「生意気なガキだな。誰かお前なんかに願いをかなえてもらうもんか!」
 修太は少年に背を向けて歩き出した。
「まったく、柄にもないことをするんじゃなかった……」
 神頼みをしようとした自分の情けなさに腹を立てながら石段を降りようとし
た修太は、急に目眩を感じて階段を踏み外した。
「しまっ……」
 た、といい終えないうちに、彼はまた本殿の前にいることに気がついた。
「ね? これでボクが本当の神様だって信じてくれただろ」
 修太は呆然として、得意げな顔をして自分を見上げている少年の顔を見つめ
かえした。
「君の思い人との仲を、ボクが神力を使ってなんとかしてあげよう」
「ほ、本当か! 本当に尼々祇野さんとの仲をなんとかしてくれるんだな?」
「ボクだって神様だからね。一度約束したことは絶対に守るよ」
「ありがとう! 恩に着る! 一生忘れない!」
「今日はクリスマスイヴだからね。サンタさんからの特別プレゼントってこと
で」
「西洋の真似をしていいのか?」
「八百万の神様がいる日本だから許されるんだよ」
「いい加減なんだな」
「柔軟と言って欲しいな。日本人は昔から様々な宗教を柔軟に取り入れてきた
からね」
 言われてみれば、生まれた後にお宮参りをし、クリスマスを祝い、神社や仏
閣に初詣をし、結婚式は神式・仏式・教会でと入り乱れ、死ぬ時は仏教で執り
行われることが多いなどと、ある意味無節操ではある。
627380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:01:34 ID:bwSPZglm
「でも、人の心を変えることはできないんだよ。残念だけど」
「それじゃあ、意味ないだろ」
「いいや。その子を変えられないなら、君を変えればいい。幸いにして君には
莫大な霊力があるから、それを元にすれば彼女の理想の人にすることだって可
能なんだ」
「凄いな。さすがは神様だ。ガキんちょだけど」
「まだこの世に神として誕生してから十五年しか経ってないからね」
「なんだ。じゃあ俺より一つ年下なんじゃないか」
 年を聞いて若干の不安が心をよぎったが、ここまで来てただ帰るわけにもい
かない。
「手を出して」
「こうか?」
 修太が差し出した右手を少年が両手で握り締めたとたん、彼の手から熱いも
のが伝わってきた。
 体が痒い。むずむずする。

(熱い……血が燃えるようだ……)

「動かないで。声も出しちゃだめだよ」
「……」
 きつく目をつぶって、修太は首を何度も縦に振った。
 ぶるん、と何かが震えた。
「……あれ?」
 少年の声が気になるが、熱い波動が全身を駆け巡っていて目を開けることも
できない。ひたすら、力の奔流がおさまるのを待つばかりだ。
 どれくらい目をつぶっていただろう。
「もう、いいか?」
628380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:02:05 ID:bwSPZglm
 熱さがおさまったのを感じて修太が言った。
 何か、おかしい。
「あの……えーっと」
「いったい何なんだよ!」
 ぱっと目をあけると、少年はしゃがんで修太を上目使いに見つめている。視
線を下に向けようとして、視界をさえぎる何かに気がついた。
「ん……?」
 なんだか腰まわりがすかすかする。おまけに、体をうごかすたびに胸がぶる
ぶると震える。
「わっ! なんか、胸っ! 胸が……あるッ!!!」
 鏡が無いから彼自身にはわからないが、修太は大柄な少女へと姿を変えてい
た。お姉様とでも言えそうな長い艶のある黒髪の、上品で気品がある美少女だっ
た。
「どうしてなんだ。おい、説明をしてくれ!」
「うーん……理由はよくわからないけど、君の霊力の高さが予想以上の変化を
招いたんだろうねえ」
「そりゃ、尼々祇野さんは女の子が好きで、男なんか目もくれないけどさ。こ
れじゃ意味ないだろ! 元に戻せよ」
「なるほど、彼女は同性愛者か」
「俺の心を全部見たんじゃないのかよ! 元に戻せよ!」
 修太は詰め寄るが、聞きなれない声が頭に響いて、どうにも気になって仕方
がない。自分の声とは、とても思えない。
「無理だよ〜。君が持っていた霊力の大半は、もう使っちゃったから。別の体
にしてくれと言われてもできないよ」
「じゃあ、俺はこのままなのか。元に……永遠に男に戻れないのか!?」
「あー、簡単簡単。霊体を引き剥がせば、そんなに時間もかからずに元に戻る
よ。でも、もったいないと思うんだけどなー。美人だしぃ〜」
629380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:02:36 ID:bwSPZglm
「もったいなくない! このまま女でいる方がよっぽどまずい」
 彼女に好かれるのはいいが、女性になってしまってはいろいろと面倒だ。ま
さかこんなことになるとは思ってもいなかった修太は慌てた。
「その、霊体を引き剥がすとかでもいいから、早く何とかしてくれ」
「もったいないよ、そんな美人なのに!」
「い・い・か・ら、早く元に戻せ!」
 額をぶつけ合わせるようにして睨みつけ、修太は少年に迫った。
「気が進まないんだけどなあ……」
 動いた拍子にズボンがストンと地面に落ち、トランクスが脱げそうになった。
「あ、やべっ」
 かがんだ瞬間、全身が湯船の中に浸かったように暖かくなった。言い方は変
だが、ゼリーをプラスチックの容器からぷるん! と押し出したような感じが
する。
「えっ?」
 背後で、どさりと何か重い物が倒れるような音がして振り向くと、下半身が
トランクス姿の美少女が石畳の上に崩れ落ちているのが見えた。
「うわ、可愛い……」
「でしょ? もったいないから今からでも……」
「俺は元に戻りたいんだって――う、うわぁぁぁぁぁぁっ!」
 修太は思わず両手で胸を隠すと、地べたにぺたんと腰を下ろした。
「う……わぁぁぁっ! なんですっぽんぽんなんだ!」
「そりゃ、霊体だからね」
 今度はなぜか、自分の姿が修太自身にもわかった。今の基準からするとやや
太り気味のようにも見えるが、どっしりとした腰に豊満な胸は、男性の心を揺
さぶる母性を備えた肉感的な美少女である。修太は知らないことだが、村一番
の美女として知られていた祖母の若い頃の雰囲気を色濃く残している。倒れて
いる肉体の方も美少女と言えるが、こちらも決して負けてはいない。
630380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:03:07 ID:bwSPZglm
「おい、早く何とかしてくれ」
「……」
 修太の声が聞こえないのか、少年は黙って修太を見ている。
「聞こえないのか?」
「一緒になろう」
「は?」
 修太は地べたに座ったまま顔を上げると、少年は感極まった表情で修太を見
下ろしていた。
「君はボクの連れ合いになるべきだ。君は人間としてよりも、神として生きる
方がいい力を持っている」
 修太はぶるぶると体を震わせ、全力で少年が握ってきた手を振り払った。
「絶対に、絶対にお断りだ!」
「もしかして君の御先祖様に、神様がいなかった? これだけ簡単にはっきり
とした霊体になれちゃうなんて、普通は有り得ないんだけど」
「有り得ないなら戻せ!」
 体を丸め、脚で前を隠して言う。ふくよかな胸が潰れて、なんとも妙な気分
だ。
「いやー、だって、君が巫女さんの袴姿をしているところを想像するだけで興
奮しちゃうよ。もったいない」
「もったいなくない! 早く戻せ」
「でも君の魂は、女の子の要素が強いんだね」
「うーん。うちは代々、女が生まれる事が多かったからかな。男の子が生まれ
たのは百数十年振りだとか婆ちゃんが言ってた……ってそんなことはどうでも
いい!」
「なるほど、受け継がれた霊力の高さゆえに霊体にまでその影響を受けたとい
うわけかな。やっぱり祖先に神様がいたのは間違いなさそうだね」
 といいつつ彼は帯を解き始めた。
631380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:03:37 ID:bwSPZglm
「何をしてるんだ?」
「服を脱いでいるんだけど」
 少年が服をはだけると、体に似合わず野太い陽物が股間から屹立していた。
自分のがきゅうりなら、さしずめこれはサツマイモクラスといったところか。
「ちょっと待て。それはなんだ!」
「何って……君も持っているだろう? あ。今は、持っていた、だったか」
「てか、でか過ぎだ!」
 エロマンガや春画のウタマロもかくやという、とてつもなく凶悪な代物だ。
これを見て歓喜するような女性は、よほどの淫乱でもなければ皆無に等しいだ
ろう。
「だってボク、恋愛成就の神様だし。みんなの心のそこにある願望を具現化し
たものだから、これはボクのせいじゃないよ」
 修太は顔を背けながら、吐き捨てた。
「マジでグロい。女ってデカけりゃいいとか思ってんのか?」
「うえぇぇ。傷ついちゃうなあ」
 口を尖らせる表情は、まだ幼さを残しているが、股間の物の凶悪さとは余り
にもアンバランスだ。
「僕が神力を注いであげれば、君も元に戻ると思うよ」
「思う?」
 疑い深そうな目で修太は見つめる。
「大丈夫だから、大丈夫……」
 彼にそう言われると、不思議に心が安らいできた。
「安心して身を任せて」
 幼いとはいえ神の放つ言霊に囚われた修太は少年に押し倒され、石畳に背中
を預けた。本当は冷たいはずだが、まるで極上のベッドに横たわっているよう
に柔らかく体を支えてくれているのがわかった。
「神力を注ぐって、ま、まさか……」
632380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:04:09 ID:bwSPZglm
「君が思っている通りだよ」
 足首を捉まれて間に体を割り込まれるが、まるで体が言うことを聞かない。
「待て、待てっ! 俺は男ぉぉ……っ!」
 ずぶぅっ、と一気に奥まで貫かれた。
「あ、あひぃぃぃぃっ!!」
 きつくつぶったまぶたの裏に光が走った。だが、体が串刺しになったように
感じているのに痛みは微塵も感じない。
「ああーっ、な、なんでぇぇぇっ!?」
 それどころか、少年が腰を動かし始めると言葉を出すことすらできなくなっ
てしまった。
 気持ちがいいなんて、なまやさしいものじゃなかった。
 快楽。絶楽。極楽。
 体中の穴という穴からピンク色の淫汁を垂れ流してしまうような未経験の快
楽が、修太の心を真っ白に塗り潰してゆく。
「ふぅん、お兄ちゃん……って、もうお姉ちゃんだね。お姉ちゃんにはボクが
こんな風に見えているんだ」
 少年は憎らしいほどゆったりと、堂々たる腰使いで修太を攻めながら言った。
「なんで、わか、る……のぉ……?」
「今、ボクとお姉ちゃんは一心同体だからね。お姉ちゃんが感じていることは、
ボクも感じているんだ。ああ……すごく……すっごく気持ちがいいよ、お姉ちゃ
ん」
 あまりの太さに体の中をえぐられ、削られるようだった。だが苦痛ではなく、
気持ち良さの方が圧倒的だ。
「お姉ちゃんのおまんこって気持ち良すぎだよぉ……もう、止まらないや」
「だめ、やめっ!」
 手を上げて抵抗しようとするが、まるで力が入らない。
 体が、溶けてゆく。
633380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:04:39 ID:bwSPZglm
 上げた手が少年の手の後で組み合わされ、体を引き寄せる。
 極度に敏感になっている胸の先端が押し潰され、それだけで意識が遠く飛ば
されそうになってしまう。
「出る……お姉ちゃんの中に、出すよっ!」
 いけないと思う間もなかった。
 熱い飛沫が体の奥で弾けた。
 注がれる熱い物をのがすまいと少年の脚に自分のそれを絡め、全身を密着さ
せてびくびくと桜色に火照る体を震わせた……。

 ***

 飛ぶって、本当にあるんだなと修太は思った。
 今もなお貫かれているが、最初ほど快楽に悶える事はない。だが、男の時の
自慰など比べ物にならない快感で体が蕩けそうになっている。
 少年神は最初こそ正常位で腰を振っていたが、やがて後背位や坐位、立位、
交差位、騎乗位など様々な体位を試しては修太を刺し貫いた。肉体が無いから
か、空中でする曲芸的な体位もできるというのは不思議な体験だった。
 できれば自分がする方が良かったのは間違いないが、この気持ち良さは男の
時とは比べ物にならない。
 ふと、本殿の中でなんて罰当たりな……という考えが修太の頭をかすめる。
 本当にこの少年は、ここの神様なんだろうか。
「あふ……」
 何度も奥に出されているのに、溢れ出てくる感じはしない。むしろ、体の奥
に留まっているようですらある。
「妊娠……しないのかな」
「ああ、それ、大丈夫」
 悠然と腰を使いながら彼が囁く。
634380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:05:10 ID:bwSPZglm
「あくまでもこれは神力の流れだからね。それに、僕は君からも神力を貰って
いるんだ。こうやって交わっているだけで神力が生まれて、僕達でわけあって
いるんだ」
 だが、頭がすっかりピンク色に染まっている修太には理解できない。もっと
も、正気だったとしても理解できるかどうかはわからないが。
 また、体の奥底に放たれる物を感じて、目をつぶる。
 体がぴくぴくと震え、少年がどうしようもなく愛しく感じて、また抱きしめ
てしまう。男と抱き合うなんてという気持ちもあるのだが、溢れ出る母性が彼
を求めてしまうのだからしかたがない。
 ようやく動きが止まったのを感じて、修太はけだるげに体を起こした。身を
起こすと胸が揺れ、それだけでまた体に快感が走る。
「なあ……そろそろ元の体に戻してくれないかな」
 少年は修太から小さくなったものを引き抜き、壁を突き抜けて何やら騒ぎが
起きているらしい外の様子を覗いて言った。
「いやぁ、無理だと思うけどな」
「なんでさ」
「いや、だってさ……」
 首をすくめて、舌をちょろっと出して彼は言った。
「君の体、外に放っぽっておいたら、なんか凍死しちゃったみたいでさ」
「なにぃぃぃぃっ!!」
 素裸なのもかまわず、修太は扉を突き抜けて外に飛び出た。空中に浮き上がっ
ている事に気がついて慌てるが、昨晩の空中セックスの事を思い出して、心を
落ち着けて地面へと舞い下りた。裸はどうかと思った瞬間、巫女の衣装を身に
まとっていた。これなら恥ずかしくない。
 神社には既に数人の警察官と救急車が到着しており、白い布に覆われた担架
が運び出される所だった。社を十数人が遠巻きにして見つめている。
635380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:05:41 ID:bwSPZglm
 修太は駆け寄って布をはがそうとするが、触る事ができずにいらいらした。
そこに突風が巻き起こり、覆われた布が剥がれて自分の顔と対面する事ができ
た。
「うわ、 俺!  俺! どうした俺! そんな青白い顔してどうしたんだ俺!
……うわ、なんか本当に爬虫類みたいじゃないか、俺ッ!」
「だからさー、君は神様になった方が絶対にいいんだって。かわいいし、あそ
この具合も最高だし」
 修太は振り向いて、握り締めた拳で少年のほっぺたを思い切り殴りつけた。
勢い余って転びそうになったが、少年の方は十メートル近くも吹っ飛ばされて
ようやく空中で止まった。彼は立ち上がって駆け寄り、口を尖らせて言った。
「ぬぉぉ! ぶっ、ぶったな! 父様にもぶたれたことないのに!」
「お前の父親の顔が見たいわ!」
 今度は平手で五往復ほどビンタをかます。
「おおおおおおおおっ! 効く! 効く! なんでこんなに神力があるんだよぉ!」
「それは私から説明しよう」
 ふたりが驚いて振り向くと、そこにはゆったりとした紺の和服に身を包んだ
男性が立っていた。だが、修太には彼が普通の人間ではない事が一目でわかっ
た。
「もしかして、こいつのお父さん……ですか?」
「はずかしながら……。息子が大変申し訳ないことをした」
 そう言って、彼は深々と頭を下げた。

 ***

「わー、あの子かわいいなあ。願いをかなえちゃおうかな」
「だめだろ、そんないい加減なことじゃ! ちゃんと心を感じ取って願いをか
なえるべきかどうか、どうすれば最善なのかを考えなきゃ」
636380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:06:12 ID:bwSPZglm
 巫女そっくりの格好をした修太……いや、今はこの神社の主の片割れとなっ
ているまだ名の無い少女神は、少年をたしなめるように言った。
「そんなに真面目じゃあ、疲れるだろ?」
「神様がいいかげんでどうする!」
「君も神様なんだけど」
「見習いだけどな。名前も無いのはどうかとも思うけど、女の名前で呼ばれる
のも嫌だからちょうどいいか」
 腰に両手を当てて、溜め息をつく。
「大丈夫。それだったら僕も見習いだから」
「自慢してどうする」
 握った拳で少年の頭を殴りつける。神力を込めているから、見た目によらず、
一抱えもある岩を真っ二つに割るくらいの破壊力がある。もちろん相手も神だ
から、頭が砕けるようなことにはならないのだが。
「うう……大和撫子の伝統はどこへいってしまったんだ」
「大和男児がめそめそ泣くな!」
「僕は神様だから、男児じゃないよ」
「じゃあ、俺も神様だから大和撫子じゃないよ」
「ううっ……すでに尻に敷かれてるよぅ……」
 全身が痺れるほどの痛みに堪えながら、少年神はぼやいた。
 修太はこの若き神のために肉体を失い、この世の存在ではなくなってしまっ
た。
 年末の慌ただしい時期に行われた自分の葬式を見届け、修太はそのままこの
神社に居着くことになった。
「この地の神々に、君の家の加護と祝福を頼んでおいたよ。子孫代々、君の家
は様々な神の加護を受け続けるから安心していい」
 少年神の父神にそう言われて、修太は両手に力を込めて悶えた。
「むおおおおお。そんなことができるなら、俺がその恩恵を受けたかった〜!」
637380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:06:42 ID:bwSPZglm
「うわ、悶える姿もそそるなぁ〜!」
 その直後、彼が父神と(元)修太の二人に鉄拳制裁をくらったのは言うまでも
ない。
 修太には弟と妹がいるのだが、父神の力を借りて二人に夢を見せ、神を敬う
ようにと修太は告げた。
「君の血には、わずかながら神の血を感じることができる。きっと、君の御先
祖は神と交わり、代々その地を守護してきたのだろう」
 やがて妹は成長してこの神社の巫女となり、修太の弟である兄と共にこの地
を守護する役に就くことになるのだが、それはまた別の話である。
 心ならずも元・修太である彼女は、神の末席に加わる羽目になってしまった。
 だが、女性の姿形である。なんとかならないのかと言ったが、神格化する時
に女性で固定されてしまったので、無理だという。
「修行を重ねれば、男の姿に化けることはできるようになるけどね」
 少年の父神は数百年の年月を経た神だが、以前ほど信仰を集めることがなく
なったということもあり、人間と触れ合うほどの力はないという。元の姿に戻
るのにどれほどの年月が必要かと考えると、気が遠くなりそうだ。
 彼女の祖先は、実は神であった可能性が高いらしい。巫女と交わり子を為す
神も、太古にはあったという。だから神の血を引く彼女は、容易く神になれた
のだろう。
「君も神であるならば、神力を養わないといけないね」
 と父神に言われたのだが、神力を高めるためには交合、すなわちセックスを
するのが一番の近道だという。
「人間じゃなくなった上に、こんなエロガキとセックスしなきゃならないなん
て地獄だ」
「何を言うんだ。交合は神聖な儀式だよ?」
「その割にはお前って、神木につかまらせて立ちバックとか、皆が見ている前
で露出プレイとか、変なことばかり考えるよな」
638380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:07:15 ID:bwSPZglm
「人には絶対に見えないから大丈夫。それに、君がここに来てから余計な記憶
がボクにも流れ込んできて、迷惑なのはこっちなんだけどな」
「う……俺のせいにするか」
 夫婦(めおと)であるためか、二人の記憶はかなりの部分で共有されているの
だった。元が人間である彼女の雑多な記憶は初心な少年神の好奇心と性欲をい
たく刺激したようで、巫女姿でいることをねだり、毎日暇さえあれば交合を求
めるようなありさまだ。
 特にここ数日は、少年神に休まず体を求められ続けていた。
 肉体的制約がないからか、二十四時間ずっと挿入されたまま、あらゆる体位
で貫かれ、何度も中に出されて、途中からは自分から腰を振ってしまうことも
珍しくない。今日もまた夜通し求められ、いいようにされてしまっていたのだっ
た。
「いやー、御陰さまで今日もたっくさんの女の子のお願いを適えてあげられちゃ
いました♪ 君のかわいい乱れっぷりもたっぷりと堪能できるし、一石二鳥だ
よね」
「こんの、エロガキ!」
「一歳しか違わないし、神様としてはボクの方が十五年も先輩だよ」
「くっ……」
 風格すら漂わせる少年神を前にすると、彼女は黙らざるをえない。やはり先
輩にはかなわないのだ。
「でも、今日はずいぶん神力、使っちゃったなあ」
 少年がわざとらしく呟く。
 彼の女の体の芯が、ぼっと火がついたように熱くなるのがわかった。
「ほら、服を脱いで。外は気持ちがいいよ。風に当たりながら交合しよう」
「だめ。絶対にダメ、嫌だ」
「そんなこと言わないで、ほらぁ」
639380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:07:45 ID:bwSPZglm
 くすくすと悪戯っぽく笑いながら抱きしめられただけで、彼女はもう抵抗で
きなくなってしまう。頭がほんわりと暖かくなって、頭にピンク色の霧がかかっ
てしまうのだ。さすがは恋愛成就の神様だけあって、この手の通力はお手のも
のらしい。
「いっ、いつか仕返ししてやるっ」
 ふるんとこぼれ出る豊かな乳房。服を脱ぐと、その下はもう素肌だ。現実の
肉体が無いので、暑さ寒さを気にしないですむのだ。
「君のおっぱいは日本一だね。ボクはそう思うよ」
「お前に言われても嬉しくない……」
 と言いながらも、服を脱ぐ手は止まらない。完全に操られているのだ。白い
餅肌に豊満な乳房。今でも慣れることはできないが、これはまぎれもなく現実
だ。しかも、この姿のまま永遠に存在し続けるのだ。
「はぁ……」
 また、溜め息が漏れてしまう。
 つい数ヶ月前までは学校の勉強や男女交際……はともかく、遊びや趣味など
に忙しかった毎日は消え去り、信じられないほどゆったりとした日々を送って
いる。
 だがまさか、神頼みされる方になってしまうとは、誰が予想するだろう?
「あ、はぁぁ……」
 立ったまま前から貫かれ、今度は甘い溜め息を漏らす。
「産めよ満たせよ、地に満ちよ。早く子供が産まれるといいなあ」
「くそぅ……悔しいけど、き、気持ちいいよぉ……」
 女の子達がこちらを向いて、一生懸命に祈っているのが見える。まさか目の
前で神がセックスをしているなど、誰が思うだろう?
「ああ……本当に君と交わっていると、神力がどんどん高まってゆくのがわか
るよ。さすがは豊饒の神の子孫だけはあるね。きっと今年のこの地方は大豊作
だよ」
640380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:08:19 ID:bwSPZglm
「あ、な、なんでぇ……?」
 ゆさゆさと揺さぶられている体からは、自ら光り輝く汗のような物が飛び散
り、股間からしとどに漏れ出る愛蜜は地面に瞬く間に吸収されてゆく。
「ボクと君の交わりから生まれたものが、この地に染み込んでいるんだ。君は
豊饒の神様だから、それは地の恵みとなって大地を潤す。豊かになれば皆から
感謝され、君の通力も上がる。いいことづくめだろう?」
 もちろん、その循環は必ずしもうまく行くとは限らないのだが、長年、豊饒
の神が不在だったこの地のことだから、きっと彼の言う通りになることだろう。
「いいじゃない。気持ち良くてボクも人間もみんな幸せ。いいことずくめじゃ
ないか」
「おっ……俺は不幸だよ」
「君一人の不幸で、大勢の人が幸福になれるんだ。神様冥利に尽きるってもの
だろ?」
「納得できない……あ、ぅんっ!」
 感じる場所を深くえぐられて、少女は艶っぽい声を上げる。
「せめて、気持ち良くしてあげるよ。ほら、極楽浄土にだって行けるんだから」
「極楽浄土って……仏教のじゃ、なかった……?」
「わあ、なんで知っているんだ。侮れないなあ」
 とは言うものの、それに匹敵する場所はある。彼女も何度かそこに行き、日
本には本当に無数の神がいるものだと感心したものだ。
 やがて彼女の吐息に本格的に甘い響きが混じり始め、湿った音が続く。

 この神社はやがて、恋愛成就と子宝に霊験あらたかな神社として有名になる
のだが、それにはまだ、だいぶ時間がかかるようであった。


END
641380 ◆PKEHY060jY :2006/12/24(日) 23:08:52 ID:bwSPZglm
あとがき

 萌え重視のはずだったのに、巫女萌え挑戦に失敗……_| ̄|○
 なお、ここに出てくる神道・オカルト系のネタは創作で、ほとんど嘘っぱちです。
 本当のオカルトはこんなもんじゃない! とか、この罰あたり者がぁぁッ! と
かいうのはご勘弁ください。
 神様、すみません。バチをあてないでください。

 今年もいろいろとお世話になりました。
 古参の方々の投稿が少なくなっているのは少し残念ですが、その分、新しい人が
出てきているのはすばらしいことです。全部目を通してはいるのですが、なかなか
感想を書く余裕がありません。真似したいなあと思うところもあり、良い刺激になっ
ています。
 私の方はといえば、最近、他のことで忙しくて2ちゃん投下用の話に時間が取れ
ないのですが、できればこのスレがある限り強制女性化を含めたTS話を書き続けた
いと思っています。

 来年もまたよろしくお願いします。それでは、良いお年を!
642名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:47:55 ID:HrKRsQBx
otsukarechan
643名無しさん@ピンキー:2006/12/24(日) 23:57:35 ID:wSYZ2XWy
神罰! 神罰!
神罰! 神罰!
(・∀・)フゥ!
 フゥ!(・∀・)

ぐっじょ
せつなくおっきした
644名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 00:42:07 ID:RwhuORso
>>641
いいクリスマスプレゼントだったよ、ありがとう( ´▽`)
645名無しさん@ピンキー:2006/12/25(月) 19:19:13 ID:YoyBYHK6
>>641
GJ!
2007年も宜しく

俺も来年には自分の萌えを公開出来るようにガンバろ
646名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 20:31:12 ID:XWuDuJXE
age
647名無しさん@ピンキー:2006/12/26(火) 20:31:50 ID:XWuDuJXE
age
648名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 04:04:10 ID:1dUVOK7Y
今更だがGJ!
良いお年を!
649名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:41:43 ID:Z5CSR07V
「んん……寒いなぁ」
 正月も近い師走の朝、布団の中で俺は呟いた。
「なんで冬っつーのはこんなに寒いんだ? ……っとしょんべんしょんべん」
 布団を抜け出し、トイレへ向かう。
 ズボンとトランクスを下げ、便器に腰掛ける。
「今日で冬休みの課題終わらせるかなぁ。……ん? 何で俺座りしょんしてんだ?」
 そういえば股間が軽いな。と思いながら、下に目を向ける。
「……なんじゃこりゃあぁぁ!」
 俺の目に写ったのは、毛一本生えていない滑らかな恥丘だった。


「んあー、どうすっかなぁ……。今まで着てた男もんはでかくて着れないし、かといって姉ちゃんのをずっと借りるってのもなぁ」
 だらりと机にもたれて、どうするか考える。
 うちにゃ親は居ないし、たった一人の姉は長期の出張だし……。
650名無しさん@ピンキー:2006/12/27(水) 21:44:26 ID:Z5CSR07V
「服は当分姉ちゃんのを使うとして、取り敢えず下着でも買いに行くかな」
 シャワー浴びようと浴室へ向かう。男物のパジャマを脱いで、鏡の前で新しい自分を観察した。
「おお、自分で言うのもなんだが結構可愛いな。惚れちまいそうだ」
 白い肌に紅い唇。眼はぱっちり大きくて鼻筋がすらりと通ってる。大きくはないが小さくもない形の整った乳房。締まったウェストと、引き締まったヒップ。
腰まで届く黒く長い髪の毛のお陰か、おとなしいイメージの女の子。
「フリフリ付いたワンピース着たら似合いそうだな」
 鏡に映る女の子に話し掛ける。
「っと、早くシャワー浴びなきゃな。買うもん買ったら今日は知でもからかってみるか」
 そんなことを考えながら、俺はシャワーを浴びた。


初めて書いてみたどす。
頭ン中に浮かんだ妄想を文章に書き起こすって難しいですね。

駄文失礼
651名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 00:03:29 ID:Vwhio5jn
                ファサァ
         ∧_∧
         ( ´∀`)       ))
         /つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
        ノ   )        \ ))
       (__丿\ヽ ::    ノ:::: )
           丿        ,:'  ))
        (( (___,,.;:-−''"´``'‐'

            ∧_∧
            ( ´∀` )    オナヌーしようよ
      パンパン /  _ノ⌒⌒⌒`〜、_
       ε( ̄⊂人 //⌒   ノ  ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
652hiroshi ◆Y.43p63hRA :2006/12/28(木) 01:17:50 ID:SLL+4DaM
あゆこの話を、続けて落とそうかと思います。

といっても、今日から3つ分くらいですが。
途中でスレが終わってしまったら、誰か立ててください。
653hiroshi:2006/12/28(木) 01:18:27 ID:SLL+4DaM
新しい生活が始まる。

4月になると、入学式に先立って、僕が「あゆこ」として通う女子大ではオリエンテーションが行われた。
その場でクラスが発表され、さまざまな学生生活の説明がされて、午後2時くらいまでそれが続いた。

真優の一年後輩となった僕は、ベッドの上では先輩の前で、女として振舞うことを覚えつつあった。
でも外の世界では、この日がはじめての「女」としての公の場だった。

さすがの名門女子大学だった。
優等生でありながら、それなりに洗練された女の子たちが、そろっていた。
みんな、かわいい。そして、きれいだ。
中には例外もいるけど、でも、自分がその中に溶け込めているかどうか、不安だった。

この学校に友達もいない僕は、隣に座った同じクラスの女の子と少し話しただけで、疲れてしまった。
だから、同じクラスの子達の誘いを断って、帰路に着くはずだった。

キャンパスは人であふれていた。
男の子たちがたくさんいる。女子大の中なのに。
この時期だけはこういうことが許される。彼らのサークルの勧誘活動が行われている。

僕が行くはずだった大学の、サッカーサークルに目が留まった。

「ねぇ、君、サッカー興味ありそうだね?どう?うちのサークルなんか?」

サッカーは僕にとって遊びじゃなかった。
それで女の子にもてようとか考えるようになる前からずっと、真剣にやってた。

この男の子は、どうやら僕とは違うようだ。
「い、いや、それなりには。で、でも」

強引な誘いには僕はまだ弱い。
理想のAV女優として生み出された僕が、男のあしらい方も知らないのだ。
強引に押し切られて勧誘に引っかかってしまうのは仕方のないことだったとおもう。
654hiroshi:2006/12/28(木) 01:19:01 ID:SLL+4DaM
「まあ、時間はあるでしょ?ちょっと話だけでも聞いてよ。」
「は、はぁ。ちょっとなら・・・」

それで近くのカフェに連れて行かれた。
お茶を出してもらったり、ちやほやされるのが単純に楽しくて、
男の子に囲まれてるのも、なぜか楽しくて、

二人の同じ大学の女の子と一緒に、その場から、「練習」に連れて行かれた。

「うちは基本的に女の子は君たちの大学の子も多いんだよ。
結構すごいうまいやつもいるし、みてみてよ。女の子のチームもやってるし。」

いかにも軽い感じの男の運転する車で「練習場」につくと、
2チーム分くらいの男たちがボールをけっていた。

それはとても懐かしい光景だった。
浪人していた頃を含めれば、1年以上そんな場所に立っていなかったような気がする。
いや、遊び程度にはやっていたから、その懐かしさは正確ではない。
でも、この数日の間に僕に起こった大きな変化は、サッカーから離れていた時間を
何倍にも、何十倍にも感じさせた。

その瞬間、僕は、もとの亮という男に戻ったような気がした。
いや、今から思えば無意識のうちに視線が男のそれになっていた。

その瞳から涙が溢れ出した。
「あれっ?どうしたの?」
「あっ、そ、その・・・ごみが目にはいって。」

急に、冬の名残の風が僕の横を吹きぬけた。
「だいじょうぶ?みせてごらん?」
練習場についた少女たちに近寄ってきた、今までボールをけっていた男が、
涙を流して顔を伏せる僕に優しく声をかけた。
「はい。だいじょうぶです。」

その瞬間、はっとした。
655hiroshi:2006/12/28(木) 01:19:53 ID:SLL+4DaM
顔を上げた僕の目の前にその男の顔があった。
どきっとした。

瞬間、冬の風とは違う風が僕の心を吹き抜けた。
「だ、だいじょうぶです・・・」
涙は一瞬にして止まり、顔は一瞬にしてピンク色に染まった。

言葉では説明できない、感情が動いた。

うちは、結構真剣にやってるやつ多いんだ。見ていってよ。
「は、はい・・・」
その男は、軽快にグラウンドへと駆け戻っていった。

ちょうど練習の切れ目になったらしい。さっきの男は戻っていったが、
代わりに何人かの男たちが僕と少女たちの周りに集まった。

男の子たち・・・金髪でだらしのない格好をしてサッカーをしていた人もいれば、
気合の入った人もいる。息を切らせながら、水分を取りながら、僕たち女の子を見ている。
僕はその、男の子たち一人ひとりの品定めをいつの間にかしている。

生まれて何日もたっていない「あゆこ」は、もう、「抱かれるなら」という視点で男を見ていた。
あれは、好みかも、あれはなんかだめ。なぜかは説明は出来ない。
ほとんど瞬間の感覚で、そう思っている。

不思議な感覚だった。
それでも、グラウンド全体に目をやると・・・春の芝生に、ふたつのゴール。
脱ぎ捨てられたビブス。転がるいくつものボール。
僕は、懐かしさとともに、これもまた瞬間的に「男」に戻る。

その中に、さっき僕の顔を覗き込んだ、彼を見つける。
僕は多くの男の子たちの視線をそらすように、一歩、二歩、歩く。彼に近づくように。
そして、ピッチにあたる部分にはいる、ラインをまたぐ瞬間。

足元を見てそのことを確認する。これからグラウンドに入る。
その足元は、いつの間にかなれてしまった、女の靴だった。
656hiroshi:2006/12/28(木) 01:20:40 ID:SLL+4DaM
それほど長くはないブーツのヒールは少しだけ上がっていて、
それでも男だった僕には最初ははきなれなかった。
一時間もはいていたらいつの間にか歩き方を覚えた。
ボールだって、思うように扱えるかもしれない。

「貸してください。」
春もののクリーム色のコートの下は緑のセーターとデニムのミニスカート。
リフティングでもすれば、きっとパンティは見えてしまう。
女の子として、そんなことが許されるのか。
そんなことまで僕は考えなかった。

「あ、あぁ。ほらっ。」
ボールのことだと分かった先輩の一人が、僕にボールを投げる。
僕はそのボールを足で受け取ると、軽く蹴り上げてリフティングを始める。
「おぉっ。すげえ。」

男の子たちの目線が徐々に僕に集まる。
その視線を意識することもなく、僕は久しぶりに触ったボールの感触を楽しむ。
頭で、ももで、そのたびに自分の変わり果てた体と、
変わっていないボールの感覚の両方があった。

「うあっ!」
僕は、昔だったら伸びるはずの、男だった頃なら伸びるはずのところに足を伸ばそうとして、
届かず、そして転んだ。

「いたっ!」
わぁっっと、男たちがよってきた。
きっと、いいや、間違いなく僕の真っ白なパンティまでみんなに見えてしまっただろう。
急に恥ずかしくなって顔を真っ赤にした。

「大丈夫?」
「は、はい。」
差し出された手を握って立ち上がる。
結構かっこいい男の子だった。
少し、草の、緑と茶色の混ざった跡が、コートに付いた。
「きみ、うまいねぇ。経験者?」
657hiroshi:2006/12/28(木) 01:21:17 ID:SLL+4DaM
「は、はい、すこしだけ・・・」

顔から火が出そうだった。
このくらいのことでこのグラウンドにいる全ての人が僕を注目していた。

一瞬、男の気分に戻った僕は、自分が女であることを思い出した。
しまった。女の子は普通、こんなことをしない。
「す、すみません、今日は失礼します!」

恥ずかしくて駆け出して、帰った。
帰り際に近くの駅を聞いて、そのまま家まで帰った。電車で一本だった。

僕の、女子大生としての第一歩だった。
捨てたはずの、さよならを告げたはずの男としての自分。
サッカーに未練があること自体、許されないことかもしれない。
いや、許されないと勝手に思い込んで、自分を責めた。

帰り道、僕の頭をずっと支配したのは、転んだ跡、僕の元に駆け寄ってきて
手を差し伸べた男たちの視線だった。
ただ、女の子がリフティングをミスって転んだだけだ。

それだけなのに、わぁ、っとよってきた男たちが、周りを何重にも取り囲んで
ぼくに手を差し伸べた。
僕はそのことがきっと、すごく恥ずかしくて、気後れして、
その場から逃げ出した。
でも、本当は、注目されて、やさしくされることに慣れていなくて、
どうしていいかわからなかっただけだった。

そんな時、どうすればいいか知っていれば、と、今は思う。
あの視線・・・みんなが僕を見ていた。

胸元の軽く開いたブラウスの上にジャケット、タイトなスカートのスーツ。その上に春物のコート。
自分が、外見から見て完全に女だということを突然思い出す。
ラインをまたいだ瞬間。自分が今までの自分とは違う存在であることを強く意識してしまう。
658hiroshi:2006/12/28(木) 01:21:47 ID:SLL+4DaM
そして、あの視線・・・
認めたくはないけど、心は乱れていた。
転んだとき差し出された手、そしてそれを握る瞬間。

女として、異性の手を握ったその温かさが僕の手に残っている。
先輩に抱かれるのとは、違う感覚・・・
なんとも言いようのないどきどきが僕の心に残っていた。

男の子に触れた瞬間、先輩以外の男の子に触れた初めての瞬間、
そこで僕の時間が止まっていた。
あの手のぬくもり・・・きっと、あの男の子のことを、異性として意識している。

不安で不安で揺れる心。女としての自分をまたひとつ意識した。
あの、自分とのお別れのときに、弟に目で犯されたときと似ている。
僕の手を握った男の子も、あれと同じ目をしていた。

だから?その誘う目に僕は吸い込まれたのだろうか?
認めたくない自分の淫乱さをどこかで分かり始めている。
ベッドの上で先輩に、快楽欲しさに言わされる「私は淫乱な女の子です」
という言葉とは違う。心のそこが、そういう風に出来ていることを、
僕はどこかで分かり始めていたのだろう。

僕の新しいすみかは、真優の部屋だ。
うつろな僕がどうにか家に着くと、真優がリビングで寝ていた。
当然、真優は親の手元から完全に離れていて、でも、AV女優になってから
さすがに高額の収入を得て、かなり広い部屋に住んでいた。

「あぁ、あゆこ、おかえり。」
寝起きのとぼけた顔がまたかわいい。天使のようなこの女のどこに、あんな淫乱さが
隠れているのか分からない。

「学校、どうだった?あれ、コートが・・・」
「あっ、これね、ちょっと、転んじゃって、ま、まだ慣れないから・・・」
少し不自然な言葉でコートの汚れを隠す。

「そうだ、撮影・・・だったんだよね。真優は。どうだった?」
659hiroshi:2006/12/28(木) 01:22:31 ID:SLL+4DaM
コートの汚れを指摘されただけで、
なぜか僕は自分の心の揺れを全部見透かされたような気がして、話をそらした。
「う・・・うん。まぁ、慣れてきたかな。」
「ふ、ふぅん。」

まだ、手にはあのときのぬくもりが残っていた。
「や、やっぱり、男優さんって、うまいの?そ・・・その・・・」
僕は、差し出された手のぬくもりにどきどきするような
純真な少女のくせに、とんでもないことを口走っている。

「えっ?」
寝ぼけていた真優の口元が緩んだ。
「もぉ・・・最高だよ。あたし、気持ちよくて何回もいっちゃうし。もう、だめ・・・」
そう言うと真優の天使のような整った顔が少しずつとろけるように
だらしなくなっていく。

「はじめてね、昨日、はじめて・・・」
「う、うん。もう、わかった。それより、夕ご飯どうする?」
僕は、真優の話を遮った。
撮影でのセックスを反芻するように艶を帯びていく真優の顔を見ていられなかった。

「そうだね、何か食べに行こうか。」
僕は黙ってうなずいた。
女の子になって、まだ4日目。
2日目から撮影に行って、帰ってきた真優と会うのはひどく久しぶりのような気がした。

その間に僕に起こったいくつもの出来事を思い出すと、
真優に付き添われて、女として初めて目覚めて、エッチをして、排泄をしたあの日が
遠い日の思い出のようだった。

真優と二人で焼肉を食べに行ったその日は、
女の子として目覚めて4日目で、初めて先輩にも会わなかったし
セックスもなしだった。

他愛もない話に花を咲かせたが、まだ緊張が解けていない。
真優にも全てを打ち明けることが出来るほど、打ち解けていなかった。
660hiroshi:2006/12/28(木) 01:23:08 ID:SLL+4DaM
ただずっと、差し出された手のぬくもりと、その時の視線を思い出して
心を揺らしていた。
そして、昨日までの3日間、先輩にこの体をささげ続けて
調教を受け続けたその記憶を心に蘇らせながら、一人のベッドについた。

自分が男だったことを思い返せない。
頭に浮かぶのは、この4日間の衝撃的な体験ばかりだった。
疲れきったこの体が自然と眠りに落ちるまで、そう時間はかからなかったけれど、
また、一歩、女として歩き出した一日だった。

次の日は、真優とショッピングに出かけた。
女として生きていくいろんなものを買わなければいけなかった。

自分の服だってほとんど持っていなかったし、化粧品とか、
バッグとか、「女」として、女子大生として生きていくのに基本的に必要なものを、一日かけてそろえた。

その次の日は入学式だった。
履修の登録、数々の行事、女子大生としての最初の数日はめまぐるしく過ぎていった。

とりあえず、大学で話せる友達も出来たし、女の子たちの中にもどうやらとけこめているような気がする。
真優の、数々のアドバイスも役に立った。忙しい毎日。
僕は、まず「女の子」としての日常に慣れることで精一杯だった。
セックスなどしている暇もなかった。

そんな毎日、僕は真優と毎日、一緒に朝ごはんを食べて、一緒に学校に行って、
仲のいい姉妹のようにべったりくっついていた。
セックスのことなんか忘れていた。
それはそれで悪くない毎日だった。

一週間もたったある日、授業が始まった金曜日、先に授業の終わった真優が僕のことをまってくれていた。
そして、いつものように家に帰る途中、電車の中で真優が言った。
「今日は、パーティなの。」
「えっ?なにそれ?」
「なに、って。あゆこ、あなたも来るんだよ。」
661hiroshi:2006/12/28(木) 01:23:58 ID:SLL+4DaM
その瞬間、仲のよい姉妹のように過ごしていた短い日常は終わりを告げた。
数日間、女子大に通って、家では真優と一緒に過ごして、
買い物に一緒に行って、幸せな、恋人のような姉妹のような・・・
そう、僕はどこかで女の子でありながらも男を取り戻しつつあったのだ。

真優のそばにいることで、男としての僕の気持ちが少しずつ蘇ってきていたのに・・・
「パーティ」の意味が分からないほどバカじゃなかった。

「そうなんだ・・・」
うつろな声で答える僕。自分の中で何かが終わったのが分かった。
夢のように過ぎていったこの数日間。もう僕は男ではなかったけれど、
ずっと憧れだった真優とずっと一緒にすごした一週間。

セックスなんか一度もなしで、真優の妹のように、
毎日一緒にご飯を食べて同じ時間までテレビを見たりして、そして寝て、起きて・・・

幸せな日常は、一瞬だった。そして、運命がまた始まる。

家の前には、迎えの車が来ていた。
ある男の子が待つ車を見つけると、真優は駆け出して窓越しにかたりかけた。
「ごめん。今帰ってきた。すぐ準備するから、待ってて。」

知っている人ではなかった。
中野先輩ではない男が、車の中で待っていた。
真優の顔つきが、変わったのが分かった。

今まで僕の、あゆこのお姉さんといった顔でずっと僕に対して優しくて親しげな表情をしていた真優が、
車の中の男の子と話すとき、顔つきが変わった。

「さぁ、あゆこ、急いで。荷物置いたらすぐ出るから。」
「ど、どこにいくの?」
不安げな表情の僕が聞く。
「えっ?」
あっ、そうか、あゆこは全然知らないのか、という感じで、部屋の中に入ると、
真優は優しい、お姉さんの顔に戻った。
662hiroshi:2006/12/28(木) 01:24:29 ID:SLL+4DaM
(そうなんだ・・・)
僕は気がついた。あの時車の中の男の子と話した真優の顔は・・・
ビデオの中でエッチをする前に男優と話しているときの顔と同じ顔だった。

僕の、親友として、お姉さんのように振舞う真優とは違う顔だった。
そう、まるで・・・発情したエロ女という表現がふさわしい・・・
「あゆこちゃん。これからパーティに行くけど、大丈夫。あなたの正体は秘密だから注意してね。

大丈夫。みんなにかわいがってもらえるから。」
一瞬お姉さんにもどった真優の表情が、エロ女のそれにまた変わった。

みだらな天使・・・真優の「安藤しずか」としてのビデオにつけられていたキャッチフレーズを思い出した。
そんな表現がぴったりの表情だった。

目は潤んで、急に色っぽくなったような気がして、そして、
その場に少しでも早く行きたいという風に急いでいた。

「みんなに優しくしてもらえるよ。大丈夫。」
その言葉を聴いた瞬間、
僕も、きっと、真優と同じ種類の女に変貌していただろう。

認めたくない。今でも認めたくない。でも、心は躍りだしていた。
「さぁ、いこう。」
「うん・・・」
戸惑ったような答えをしても、心は躍りだしていた。

いろんなことが頭をめぐった。
どんな人が来るんだろう。
パーティって、どんなことをするんだろう。
僕の正体は秘密って・・・僕の正体を知ってる人が他にも来るんだろうか・・・

「真優・・・」
どうしてもひとつだけ確かめたかったことがある。
「なに?」
「それ・・・パーティって、その・・・中野先輩のマンションでやるの?」
663hiroshi:2006/12/28(木) 01:25:36 ID:SLL+4DaM
「・・・そうだよ。あの部屋は別に駿がいつも住んでるわけじゃないの。
ちょっと、ある事情で、そういうことのためにキープしてあるんだ。」

真優は、迎えの車に乗り込む直前、歩きながらそう答えた。
車に乗ったとき、「ごめん、待たせて。」と助手席で
わらうその顔はもう、「みだらな天使」そのものだった。

一週間、女子大に通うようになって女の子としての自分を創り始めた僕は、
ひとり、後部座席にちょこんと座って
一週間ぶりに、中野先輩と会えることの楽しみと、
そして、純真な少女としての日々が早くも終わりを告げることのつらさ・・・

そして、まだ見ぬ「パーティ」の参加者たちに思いをはせていた。
さまざまな不安がまたも、頭の中を駆け抜けていく。
どんな人たちが来るのか・・・怖くて聞けなかった。

「それじゃあ、あとでね。」
「あぁ、楽しみにしてるよ。」
みだらな天使は、「パーティ」の会場である、
一週間前に僕が訪れたことのあるマンションの前で降りるときに運転手の男の子とそんな会話を交わした。

男の子の目も、真優に、欲情している目つきだった。
そして・・・後部座席にいる僕に対しても・・・
「彼女が、しずかちゃんの親戚?」
どうやら、真優はこのパーティでは「しずかちゃん」でも通じるようだ。
「そう。かわいいでしょ。楽しみにしててよ。」

もう、僕がこの男にささげられることは決まっているかのようだった。
「よ・・・よろしくおねがいします・・・」
心の中は不安でいっぱいでも、そのもっと奥には・・・僕の奥底では淫乱な少女が一週間ぶりに息を吹き返していた。
焦点の合わない目でそうこたえると、僕は顔を真っ赤にした。

「さ、いくよ。あゆこ。」
そういわれて、僕は車を降りた。

どきどきがとまらない。期待と不安が、両方、最高潮に達している。
664hiroshi:2006/12/28(木) 01:27:11 ID:SLL+4DaM
エッチな女の子の自分と、女の子としての恥じらいを覚え始めた僕が
恐怖と、期待と・・・いろんな感情を持っていた。

「真優・・・」
「なに?どうしたの?」
ゆっくりとしか歩けない僕にすこし真優はいらついているようでもあった。
「手・・・つないで・・・」
不安な気持ちを少しでも静めてほしかった。

「あゆこ・・・」
マンションの入り口・・・暗証番号を入力して自動ドアが開く。
「行こう。みんなにかわいがってもらえるよ。」
そういって微笑むと、僕の手をとって真優は歩き出した。
その顔は、お姉さんのそれに戻っていた。
そして、みだらな天使も同居していた。

みだらな天使と、お姉さん・・・二人の真優がそこにいた。
はじめて、「パーティ」に向かう僕にとっては、淫乱な真優と、お姉さんの真優・・・
その両方に手を引かれていることでとても、気持ちが静まった。

そして、あの部屋の扉が開く。
「ごめん。ぎりぎりだったね。」
「あぁ、待ってたよ。それじゃ、とりあえずゆっくりしてよ。」
迎えに出てきたのは、さっきとは違う男。これも違う人だけど、
かっこいい・・・

「へぇ、これが、あゆこちゃん、だっけ?」
「そう、あたしの親戚。初めてだから、緊張してるけどね。」

手を引かれて部屋に入ると、そこには男の子が・・・3人と女の子が7人、
もうすでに待っていた。
薄暗い部屋の中では何種類かのお酒とおつまみがテーブルの上に置かれて、
この前と同じ・・・バイブレーターやエッチな下着が・・・
部屋の中心にある大きなベッドに用意されていた。

隣の部屋から二人の男が入ってきた。
「中野・・・せんぱい・・・!」
もうひとりは、知っている顔だった。
665hiroshi:2006/12/28(木) 01:28:17 ID:SLL+4DaM
「真優・・・」
「なに?どうしたの?」
ゆっくりとしか歩けない僕にすこし真優はいらついているようでもあった。
「手・・・つないで・・・」
不安な気持ちを少しでも静めてほしかった。

「あゆこ・・・」
マンションの入り口・・・暗証番号を入力して自動ドアが開く。
「行こう。みんなにかわいがってもらえるよ。」
そういって微笑むと、僕の手をとって真優は歩き出した。
その顔は、お姉さんのそれに戻っていた。
そして、みだらな天使も同居していた。

みだらな天使と、お姉さん・・・二人の真優がそこにいた。
はじめて、「パーティ」に向かう僕にとっては、淫乱な真優と、お姉さんの真優・・・
その両方に手を引かれていることでとても、気持ちが静まった。

そして、あの部屋の扉が開く。
「ごめん。ぎりぎりだったね。」
「あぁ、待ってたよ。それじゃ、とりあえずゆっくりしてよ。」
迎えに出てきたのは、さっきとは違う男。これも違う人だけど、
かっこいい・・・

「へぇ、これが、あゆこちゃん、だっけ?」
「そう、あたしの親戚。初めてだから、緊張してるけどね。」

手を引かれて部屋に入ると、そこには男の子が・・・3人と女の子が7人、
もうすでに待っていた。
薄暗い部屋の中では何種類かのお酒とおつまみがテーブルの上に置かれて、
この前と同じ・・・バイブレーターやエッチな下着が・・・
部屋の中心にある大きなベッドに用意されていた。

隣の部屋から二人の男が入ってきた。
「中野・・・せんぱい・・・!」
もうひとりは、知っている顔だった。
666hiroshi:2006/12/28(木) 01:29:02 ID:SLL+4DaM
「あゆこちゃん、このパーティにようこそ。それじゃ、はじめるとするか。」
そして、さっきの運転手の男の子も、この部屋に入ってきた。

「今日は新しいゲストがいる。あゆこだ。さ、こっちにきて。」
「はい・・・」
黒いトランクスだけの中野先輩が僕を呼ぶ。
その声に逆らうことなく僕は先輩が呼ぶベッドの方へと近づく。

「この一週間で、またかわいくなったな。」
「あ・・・ありがとうございます。」
先輩の目の前で、そんな言葉を交わした。

「はじめよう。こいつは俺の高校の同級生の市川。」
「よろしく、あゆこちゃん。」
知ってる・・・僕が亮だった頃サッカー部の先輩だった。
僕が、右サイドに転向したあおりを受けて、補欠に追いやられた男だ。
そんな僕に対して、さまざまな嫌がらせをしてきた陰険な男でもあった。

思い出すだけでも腹が立つ・・・そんな男が、
中野先輩の隣で、同じように黒いトランクスだけでたっていた。

「あっちが中川、それと・・・」
これからこの場で何がはじまるのか分からない。ただ、名前の紹介を聞いていた。
「それと、女の子は、あれが、笹峰明日香、それから・・・」
えっ?

僕の時間がまた止まった。
笹峰明日香・・・飛び切りの美少女だった真優と双璧をなす高校のアイドルだった。
美しい真優と比べると、どこにでもいそうな・・・しかし限りなくかわいいタイプで・・・

薄暗くて見えなかったけれど、確かに明日香ちゃんだ・・・
真優だけじゃなく、明日香ちゃんまで・・・

「よろしく。何で私だけフルネームなのぉ?」
真優以上に・・・真優以上に清純で、彼氏もいなかったはずの明日香ちゃん・・・
近づく男たちに興味を示さず、高嶺の花という感じの真優と、
手の届きそうな・・・しかし届かない、明日香ちゃん・・・

「あゆこちゃんも、AVにでるの?」
明日香ちゃんは、僕の正体を知らずに、そんなことを聞いてきた。
「えっ・・・?」
667hiroshi:2006/12/28(木) 01:31:34 ID:SLL+4DaM
「あたしも、それからみんな、もう撮影はすんでるんだけど、もうすぐデビューなんだ。」
よく見ると、かなりかわいい女の子が居並ぶ。

「まぁ、しずかちゃんとあたし以外はみんな企画女優だけどね。」
目も大きく、あごもきゅっと引き締まった、美人の真優に比べると、
明日香ちゃんはどこにでもいる感じの女の子だった。

今見ても、胸もやっぱり大きくないし、地味な感じがまだ残っている。
そんな彼女までいつの間にか・・・

「あ、あたしは・・・」
「ま、それはまたいつかね。」
真優がその話題を遮った。

いつの間にか全員の自己紹介が終わった。
「さぁ、やろう。」
「えっ?」

その一言と同時に3人の男たちが僕に近づいてきた。
「な・・・なんですか・・・?」
「さ、楽にして・・・」
さっきの運転手の・・・奥田くんが僕の耳元でささやく。

「ここのルールを教えてあげよう。ベッドの上で誰かがセックスするのをみんなで鑑賞するんだ。
そして、それを繰り返す。今日は、あゆこをみんなで一回ずつ味わうことから始めるんだ。」

「そ・・・そんな・・・」
次の瞬間、後ろから誰かが僕を抱きしめた。
まだ服を着ていた僕の胸にその手が伸びた。
「女の子たちはごめんな。」
中野先輩がそう言って、他の女の子たちに謝る。
「なぁに?しゅん。あたしたちもいいでしょ?」
明日香ちゃんが、そう言って部屋を笑いで包む。

「あぁ・・・ん・・・」
その、「ルール」を聞いて、その話が終わらないうちにこの部屋に来てはじめてのあえぎ声が、
僕の口から漏れた。

スカートの上から股間に手が伸びてくるのを感じた。
「あっ・・・いやぁ・・・ん、んっ」
瞬間、足から力が抜けた。
668hiroshi:2006/12/28(木) 01:33:39 ID:SLL+4DaM
「ひゃっ!」
すると両足が宙に浮かんだ。
両足が、市川先輩と、それから・・・高井さんという・・・かっこいい、
と最初に思った男の子によって、持ち上げられた。

宙を浮かんだまま、僕はベッドに運ばれた。
「いや・・・いやぁ」
ベッドに投げ出されたことで、僕はそう叫んだ。

いやだったのは、宙からベッドに放り投げられることだった。
「あぁ、うぅん・・・」
薄暗い部屋の、ふかふかのベッドの上、僕の目の前には二人の男が寄ってきた。
急に目の前が明るくなった。

薄暗い部屋の中、ベッドの上だけが蛍光灯の白い光で照らされた。
花柄の、桜色のスカートの中に、奥田くんの手が入ってくるのが見えた。

「んぅ・・・はぁん・・・」
僕は唇を軽くかんで、これから押し寄せてくる快感の波に備えた。
「あぁ・・・あん・・・」

軽くかんだ唇は、奥田くんの手が僕の体の中心、
花園の茂みを覆う純白のパンティに触れた瞬間、もうほどかれた。

「いや・・・あぁん・・・」
パンティの上からの愛撫でも・・・いや、パンティの上だからこそ、
もうアソコが湿っているのが自分でも分かった。

「楽にして、あゆこちゃん。」
「は・・・はい・・・あぁ・・・ん」
高井くんが後ろから僕を抱えて、そう耳元でささやく。
同時に再び胸をもまれる。

下と、上と・・・一度に胸をもまれて、アソコをいじられて・・・
まだ服も着たままなのに、天国のような快感がもう始まっている。

「さぁ、腰をうかせて。」
奥田くんの一言に、僕は従う。両足で踏ん張って、カットソーにまきつけてあるベルトを自分の手ではずす。
奥田くんは、スカートを脱がせていた。
足を片足ずつ上げてそれに僕は協力する。
そして、上半身はバンザイの状態にされて、カットソーと、下に着ていたキャミソールを脱がされた。

白い下着だけになって、僕は薄暗い部屋の片隅にいる、真優と明日香ちゃんに目を移す。
二人の美少女は、自分たちの世界に今足を踏み入れる、僕を見守っている。
学園のアイドルを独走していた二人と、同じ世界へ・・・
自分が、美少女であることを・・・男から見ても美少女であることを
僕はそういう風に確認する。
669hiroshi:2006/12/28(木) 01:34:16 ID:SLL+4DaM
「あぁん・・・」
パンティまで脱がされた僕のアソコがあらわになる。ブラジャーもはずされ、
一糸纏わぬ姿になった僕、あゆこに部屋中の目が注がれる。

「さぁ、あゆこちゃんのおまんこ、見てみようか。」

奥田くんが僕の足を開く。
「いやぁん・・・」
言葉とは裏腹に、気持ちは高ぶっていく。
後ろから、僕を抱きかかえている高井くんが、僕の顔を少し回して、キスをしてきた。

「う、ぅん」
とろけるような唇の感覚。
すぐに舌が僕の中に入ってくる。そして、敏感な口の中が刺激される。

「きゃあ、かわいい。」
「けっこう、びらびらだけど、きれい。」
そんな声がキスを楽しんでいた僕に聞こえた。

!!!
正面にある大きなプラズマに、僕の・・・アソコが大写しになっていた。
奥田くんがカメラをかかえて、僕の開いた足の真ん中に焦点を当てていた。

「あぁん・・・あぁ・・・」
刺激的な・・・しかし、甘美な出来事の連続に、アソコからの分泌物も盛んになる。
とろとろの蜜があふれ出るのを、カメラはしっかりととらえ、それが画面に大写しになる。

僕の大事な花びらに、奥田くんの手が近づくのが画面に見える。
「あぁん・・・あん・・・」
画面の中の手が花びらに触れるのと同時に、新しい官能が始まる。

「きもちいい?」
奥田くんがキスしたままの僕に聞いてくる。
「ふぅん・・・あぁん・・・」
上の口と・・・アソコと・・・押し寄せる快感に耐えながら僕は首を縦にふる。

「素直だね。かわいいよ。あゆこちゃん。」
女の子の扱いがうまい・・・二人の手で僕は高みに押し上げられていく。
「あぁん・・・あぁん・・・」
アソコに新しい感触が走った。
「ふぅん・・・はぁん・・・はぁぁぁん」
唇が解放された。意外に苦しかったのか、僕はもう、呼吸が乱れていた。
見ると、僕の股間は奥田くんの舌が舐めていた。
670hiroshi:2006/12/28(木) 01:35:31 ID:SLL+4DaM
「あぁん、あぁん・・・」
そして、自由になった口からあえぎ声が自由に漏れ始めた。

「さぁ、口が遊んでるぞ。」
市川・・・くんが、そういうと、僕の前に立った。
トランクスのまま、僕の手を自分の股間に運んだ。

誰が・・・こんな男の・・・
亮としての記憶が、一瞬、この「先輩」にまで陵辱されることを拒んだ。
しかし、触った瞬間、少し硬くなる「先輩」のアソコ・・・
その硬さが僕の心をまた一つ壊した。

「あむっ・・・あん・・・」
トランクスの上から、硬くなりかけの肉棒を舐めようとする。
市川・・・くんが、あゆこにフェラチオしてもらうために、自分からトランクスを脱ぐ。
目の前に硬くなった肉棒が現れた。

「ほら、しゃぶってよ。」
「はいっ。あぁん・・・」
生涯で、二本目の肉棒が僕の口に入ってくる。
技術のまだない僕は、夢中でしゃぶる。
「おぉ・・・きもちいい」
市川くんが・・・そう言って、ぼくの頭をなでる。
「あぁん・・・ぅん」

ほめられて、頭をなでられると、なぜか安心感が襲う。
僕はなおもアソコを攻められながら、市川くんをしゃぶる。
胸は高井くんがもんでいる。乳首をつまんで、柔らかい乳房をゆっくりともんで。

市川くんが自分で腰を使い出す。
フェラチオが気持ちいい。口の中が気持ちいい。

「あぁん・・・あぁん・・・」
アソコと、胸と、口の中。
三つの違うリズムで快感が襲ってくる。どうにも処理できない僕は狂ったように、
口と肉棒の狭い間からあえぎ声を何とか漏らし続ける。

「さぁ、そろそろいいだろう。」
奥田くんがそういうと、3人の男はそれぞれの手を止める。

「僕が最初にいただくよ。いいよね。」
奥田くんが二人に確かめるようにそう聞く。
「さぁ、あゆこちゃん。楽にして。」
奥田くんはそういうと、裸になって、僕の足を再び開いた。
671hiroshi:2006/12/28(木) 01:36:17 ID:SLL+4DaM
「はい・・・」
もう、期待に胸がはじけそうな僕がそうこたえる。

その時、中野先輩と目があった。
「奥田、まだ二人目だからな、ちょっとは手加減してやれよ。」

「はいはい。さぁ、ちょっと痛いかもしれないけど、最初は。」
この淫乱女!
そう、先輩の目があざ笑っているような気がした。

「さぁ、これ、どうするの?」
奥田くんが僕の目の前に肉棒を見せ付けて、聞く。
「い・・・いれて・・・ください・・・」
反射的に僕はそう答えた。
恥ずかしさが言葉をにごらせたけど、でも、最後まで言えた。

「さぁ、行くよ。」
理想のAV女優・・・セックスするための女のカラダ・・・
僕は先輩の望みどおりの女なのかもしれない。
でも、一週間前、嬉々として処女を捧げた先輩の目の前で
二本目の肉棒を受け入れることは、少しだけ女として恥ずかしいことのような気がした。

「あぁん・・・いたぁ・・・いたい・・・」
その羞恥心も、結局は僕の心を高ぶらせてしまう。
マゾヒストの嗜好が、僕に植え付けられているのかもしれない。
それが、「理想のAV女優」の要素のひとつなのかも・・・

「あん・・・ふぅん・・・」

そして、新しい世界が始まる。
「さぁ、最後まで入ったよ。」
奥田くんは手にカメラを持って、結合部を映し出している。
寝ている僕には見えなかったが、モニターに僕の恥ずかしい部分が大写しになっている。
きっと、嬉しそうに男をくわえ込んでいるのだろう。

「あぁん・・・あぁん・・・いたぁい・・・あぁん」
不思議な・・・気持ちだった。
痛みはあるが、気持ちいい。でも、痛い、といってしまう。でも、気持ちいい。
「あゆこちゃん。どうなってるの?ここ。」
672hiroshi:2006/12/28(木) 01:38:22 ID:SLL+4DaM
「はいってるの・・・」
「なにが?」
「おち・・・おちんちんが・・・奥田くんの・・・おちんちん・・・」

「きもちいい?」
奥田くんはそういうと、体位を変えた。

すごく、自然な行為だった。
こうやって、先輩はたくさんの女の子を、
AV女優へと落としてきたのだろう・・・そんな考えは一瞬だけ浮かんでは消える。

バックの体勢で、カメラは僕のお尻から背中を映し出す。
そして、僕の顔はモニターを向く。

その弓なりのカラダがはっきりと僕にも見えた。
「きもちいい・・・あぁん・・・おおきい・・・」
女のカラダ・・・確かに・・・画面の中で同時に動く僕の体は
小さな、女の体・・・少女の体だった。
スレンダーで、弓なりになる、背中からでも気持ちよさそうな・・・淫靡な光景だった。

「それ、あぁ、きもちいい。」

そして、モニターには違う光景が映し出された。カラダ中に官能が走っていた。
僕の正面からの画像だった。

「あぁん、あぁん・・・」
普段、鏡で見る、整った美少女の顔が、しまりなくゆがんでいた。
「あぁん、いやぁん・・・きもちいい・・・」
その顔は、それでも、確かに幸せそうで、体を支配する快楽を何とかしようと
頑張っている。
「ああん、あん、ぅうぅん」

みだらな天使と同じように、ビデオの中の真優と同じように、淫乱な自分をカメラの前にさらけ出している。
それが、僕自身だった。

「さぁ、俺もお願いしようかな。」
その画面を映し出すカメラを持った、市川くんが、再び僕の口にその肉棒を差し出した。
「あぁん・・・あぁん・・・」
バックの体勢のままフェラチオが始まった。

騎乗位に体勢を変えても、同じように市川くんと、そして、隣に高井くんもあらわれて、生涯で3本目の肉棒を、市川くんのそれと交互にしゃぶることになった。

「あぁん・・・きもちいい」
言葉がない・・・他に言葉が見つからない。
目をまわりに向けると、それぞれにみだらな行為が始まっている。
中野先輩は、別の女の子と股間を愛撫しあっている。
真優は自分の股間をまさぐっていた。
673hiroshi:2006/12/28(木) 01:39:09 ID:SLL+4DaM
そして、モニターには、3本の肉棒に陵辱される僕が映し出されている。

「さぁ、でるぞ。あ、あ」
そういうと、市川くんが僕の胸に白く濁った液を発射した。
「あぁん・・・あぁん・・・」
先に退場した市川くんに続いて、僕は奥田くんとのセックスと、
高井くんへのフェラチオに集中する。

3本の肉棒が2本になっただけでも、楽になった気がする。
鼻には、市川くんの放った液体のにおいが・・・僕の性欲を誘う。

「あぁん・・あぁん・・・」
「そろそろ、もう・・・」
奥田くんの要求で、再び、バックに変わる。
「あぁん・・・うぅん・・・」

何度も突かれ、僕も・・・気持ちよさがピークになってきた。
「あぁん・・・きもちいい・・・」
まだ、エクスタシーを知ることはなかったけれど、でも、きっとそれに近いところまでは
到達しているような気がする。

「さぁ、でるぞ、」
「お、おれもいくぞ!」
「あぁん・・・あぁん・・・」

次の瞬間、顔に高井くんの精液が発射され、同時に、
アソコから肉棒が抜けたと思うと、
背中に温かいものが発射された。

「あぁん・・・はぁん・・・」
宴の第一幕は終わった。

顔にかかった高井くんの白濁液・・・温かい感覚だけをのこす奥田くんのもの・・・
カメラはそんな僕の全身を映し出す。

そして、高井くんが、ティッシュを持って僕の顔と、体を拭きに着てくれた。
「はぁん・・・あぁん・・・」
快感が終わって、ベッドにへたり込んだままの僕の体をやさしく抱き起こして、
快楽の跡をぬぐう。

「きもち・・・よかった・・・」
その顔が・・・柔らかな笑顔が、モニターに大写しになる。
「ほら、まだひくついてる。きもちよかったんだね。」
「は・・・ふぅん・・・いじめないでぇ・・・」
674hiroshi:2006/12/28(木) 01:39:55 ID:SLL+4DaM
再びアソコを大写しにされる。
画面の中では、みだらな行為を楽しんだ花びらが、蜜を滴らせながら悦びを思い出している。
僕の心とは、理性とはかかわり無く、勝手に。

その主である僕は、顔を赤くする。
「はずかしい・・・」
そういって足を閉じて、アソコを隠す。
羞恥心・・・女の子として、性器を人の前にさらすことに、恥ずかしさを感じた。

女の子らしい、恥じらいの気持ちが、生まれつつあるのを感じた。
三人の男の子と同時に交わった・・・そのときに、僕は女の子として
成長を始めている自分に気づいた。

でも、確かに、大写しになっているいやらしい花びらは、僕のものだ。
そのありさまは、僕が、何者であるかを、雄弁に語っていた。
そして、自分が、真優と同じ淫乱な天使であることを・・・思い知らされたのだ。

そして、高まった気分とはいえ、市川・・・先輩のモノをしゃぶって、
射精まで体で受けたことが少しずつ悔しくなってきたのだった。

ぼう、っとした快感のあとの感覚と、軽い屈辱・・・
まだ、全てを感情の中で処理できないまま、宴は続いていく。

僕の顔の前に、今まで僕の中に入っていた
奥田くんの肉棒が現れた。
「はぁん・・・」
僕の蜜壷からあふれ出た汁が、彼の肉棒から出た白濁液と混ざり合って、
不思議な匂いが僕の小さな鼻まで届く。

目を閉じて、その肉棒にしゃぶりつく。
目の前に差し出されたことの意味を知らない僕ではなかった。
両手が閉じた足を離れると、新しい手が、その足を開く。

恥ずかしさと、奥田くんの・・・今まで僕の中で暴れていたものをしゃぶる
にがくてしょっぱい、ぬめっていて、口の中でしつこい、
そんな液体が口の中を駆け巡る。

口の中を犯される・・・恥ずかしくて、それでも気持ちいい。
不思議な感覚・・・恥ずかしさと快楽の両方を同時に感じてしまう僕の心は、
その恥ずかしさを犯される感覚も、快感として処理しようとしている。
675hiroshi:2006/12/28(木) 01:40:33 ID:SLL+4DaM
「あぁん・・・」
新しい手が、アソコにふれる。テレビに大写しになっているであろう、その部分から
目をそらして、目を閉じていた僕の口からあえぎ声が再びもれる。

恥じらいを覚えたばかりの少女とは思えないほどのセクシーな声が・・・

僕は、このパーティでのデビューを果たした。
でも、宴はまだ始まったばかりだった。

さっき、紹介されたけど、名前も忘れてしまった別の男が僕の股間をまさぐっている。
「ふぅ・・・ん・・・」
口をふさぐ奥田くんのあそこから解放された僕に、もう一人、中野先輩が近づいてきた。

「せん・・・ぱい・・・みないで・・・」
今から一週間前に、僕の処女を悦びを持って捧げた先輩と
目を合わせることが出来ない。

恥ずかしい・・・先輩が見ていることは知っていたとはいえ、
目の前で・・・他の男と・・・しかも3人もの男の子と
同時にエッチなことをして、そして、感じてしまった。
乱れてしまった。

先輩に対して・・・わずか一週間前に捧げた処女・・・
そのあと、わずか一週間とはいえ、乙女の気持ちで先輩を思っていたことを
見透かされ、そして、ぼろぼろに陵辱された。
先輩以外の男によって、しかし紛れも無く先輩の意思で。

芽生え始めた女の子としての気持ちごと。
その陵辱に応えて、だらしなく感じてしまった自分は、先輩と目を合わせられない。
バックで突かれているときに画面に映った自分の、
快感によがりくるった、美少女のあへ顔が・・・先輩の整ったマスクと対比して思い出される。

「あゆこ、気持ちよかったか?」
「は・・・はい・・・」
新しい官能を女芯に受けながら、目を背けたまま、僕は正直に答えた。

「お前はルックスも最高だし、体も最高級だ。淫乱女の才能もある。
これからお前をゆっくり育ててやるからな。今日は思いっきり感じて、たのしめ。」
「・・・はぁん・・・はい・・・」
相変わらず、先輩の優しい目を直視できない。
676hiroshi:2006/12/28(木) 01:41:06 ID:SLL+4DaM
そう、ちらっと見ただけでも僕に陵辱の限りの先輩の目はやさしく映った。

「いや・・・あぁん・・・」
先輩が僕の目の前に仁王立ちになって、フェラチオを要求してくる。
素直に従う僕の、このパーティでの第二幕が上がった。

朝まで解放されることの無い、僕のカラダ。
その中心では新しい男の指が尽きることなく分泌される液体を搾り出し、
僕は一週間前に処女を捧げた先輩の肉棒を一心不乱にしゃぶる。
「はぁん・・・あぁん・・・」

「もっともっと淫乱になるんだ。分かったな。」
「は・・・はひ・・・あぁ・・・ぅん・・・」
言葉にならない答えをして、僕は行為を続ける。

もっと、もっと淫乱になる・・・意味も分からず頭の中で先輩の命令を
繰り返していた。
淫乱な女でいいんだ。そう認めることで恥ずかしさから解放されて、
もっと気持ちよくなれるような気がした。

何人もの人たちに見守られながら、陵辱は限りなく続いた。
この「パーティ」の一員になったことに悦びを感じてしまっていた。
677名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 04:06:03 ID:FLKq0OjQ
>>hiroshi氏
いつもいつもGJ!!
678名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 05:55:20 ID:EjocR0X1
GJ!!
679名無しさん@ピンキー:2006/12/28(木) 17:52:19 ID:fccWubCX
GJ!
あゆこかわいいっ
680hiroshi ◆Y.43p63hRA :2006/12/29(金) 01:07:21 ID:7v2JhIC+
あの「パーティ」がうそのような、普通の少女としての日常が始まっていた。

合わせて10人以上の男女が参加して、みんなに見守られながら一日で6人の男の子とセックスした、パーティの一夜から、1週間がたっていた。

明日香ちゃん・・・真優だけではなく、それ以上に清純な同級生の少女を中野先輩は同じように淫乱女に変えて、AV女優にまでしてしまった。

われを忘れてよがり狂う明日香ちゃんの姿は、真優や自分の姿と同じくらい、いやひょっとするとそれ以上にショックで、頭の中から消えなかった。
明日香ちゃんは、きっと真優に負けず劣らずの人気が出るだろう。
同級生としては、ちょっと切ないことだった。

それでも、パーティが終わると、普通の女の子としての日常が戻ってきた。
大学の授業が二週目に入り、僕はアルバイトを探し始めた。
普通の女子大生の生活をたのしみ始めていた。

パーティは、一ヶ月に一度、開かれている。
つまり、それ以外のときは、僕は、普通の女の子だった。

AV女優としての活動が始まるまで・・・それがいつになるのかは分からないが
「すくなくとも真優と明日香の人気が少し衰えてからだな」
という先輩の言葉からすると、普通の女の子として青春を楽しむ時間は
まだ結構残されているはずだった。

今年に入ってからデビューして、空前の人気を誇る真優と、
デビューの前に出たグラビアからすでに前評判に火がついた明日香ちゃんの二人は、
男子高校生だった僕の同級生でもあった。

真優は僕の正体も知っている。親戚ということにして、一緒に住んでいる。
朝起きて、真優と朝ごはんを食べて、女性専用車両の電車に乗って学校に行く。
大学では女の子ばかりだから、男の視線を意識することも無い。

自分が男であったことはここでは問題になどならない。
女の子として、楽に振舞うことが出来る。そして、友達との会話を楽しむ。

「男」は外の世界の生き物だった。
男のことなど忘れて生活が出来た。
681hiroshi:2006/12/29(金) 01:08:10 ID:7v2JhIC+
たまに、行き帰りや、街で遊んでいると男の視線を意識したり、
ナンパをかけられたりすることもあるが、
基本的には断るし、男と無縁の生活を送っていた。

その生活に、少しだけ変化があったのは、大学に来た初日に参加した
サッカーサークルに呼ばれて、また参加したときのことだった。
最初に少し見学してから10日間、連絡先を教えたことすら忘れていたのに、
電話がかかってきたとき、もう一度行ってみようと思ったのは、
単なる「気分」に過ぎなかった。

4月も下旬にさしかかろうというある日、僕は女の子になって初めて、
ジャージを着て、グラウンドに立った。

「うわ・・・うまいな、あの子。」
「かわいいだけじゃないな。すげえ、負けるかも。」

男の子たちと混じってプレーするわけではなかったが、
どっちみちほとんどの男子は相手にならなかっただろう。

僕の感覚は完全にはなくなってはいなかったし、女の子の体に少しずつ慣れてきて、
身のこなしも軽やかだった。
筋肉は少なくても、その分身も軽い。
体力もないけれど、久しぶりのサッカーが楽しかった。

そんな僕にひときわ熱い視線を送っていたのが、前田くんだった。
前に来たときに、転んだ僕の手を握って起こしてくれたあの男の子だった。

本来男だった頃の僕と同い年の前田くんは、
このサークルの中心となっている大学の2年生で、このチームの中ではたぶん一番うまい。
この日、遅れてきた彼は、控えめ動きしかしなかったが、レベルの違う基礎力は
僕の目には一目で分かった。

それはそのはずで、彼は高校時代、全国大会にまで出てきたチームのレギュラーだった。

「俺、○○高校で全国大会まで行ったんだ。あと一息で国立までいけたんだけどね。」
「えっ?・・・すごいですね・・・」
覚えていた。その高校は僕や中野先輩がベスト16で下した相手だ。
682hiroshi:2006/12/29(金) 01:09:20 ID:7v2JhIC+
2年生のときだ。3年生のときも、インターハイまでは出ていたはずだ。
「いや、僕は途中からだったけどね。何もできないまま終わっちゃった。」

僕も、ちょっとこの人と話してみたいと思ったから、
練習の後の飲み会までついていった。
互いに、僕の隣に座ろうと牽制しあっているのが分かった中で、
斜め前にちょこっと座っていた。

「そんな、それでも十分すごいですよ。」
記憶がよみがえる。あぁ、あの試合で15番をつけて同点の後半20分から出てきた選手だ。
何度も彼を基点にしてピンチを迎えた。

それで・・・最終的には勝ったけど、あの試合に確かに彼はいた。
「今は、ここでしかやらないんですか?」
「うん。俺みたいな小さいのは体育会じゃ通用しないよ。」

確かに、彼は体はあまり大きくない。
大学まで行って体育会のサッカー部にまで入って続けなかったのは、懸命だとも思う。
「もっとすごいやつもたくさんいるのが、あの正月でよく分かったよ。」

同じだ・・・僕もそう感じていた。
特に、○○高校との試合の時には、それぞれの県で一番の進学校どうしだったこともあって、
試合が始まった後、そのショックが大きかった。

勝ちはしたものの、要するに中野先輩の才能が最後に光って勝っただけのことだ。
彼らのチームワークには恐れ入った。
むしろ、負けたと感じたのは僕の方だった。

すっかり意気投合した僕と前田くん。
正体は明かせないけれど、話していて楽しかった。

僕の方から彼のメアドと携帯の番号を聞いた。
僕の携帯は、「件名が少なすぎるのも不自然だ」という理由で
ほとんど意味の無い人間のデータがたくさん入れられていた。
中には実在しないものすらある。

そんな中、彼の名前を入力して、、
彼からの電話とメールにそれぞれの着信を割り当てる作業が、とても楽しかった。
683hiroshi:2006/12/29(金) 01:10:09 ID:7v2JhIC+
家に帰って、何往復もメールのやり取りをした。

一言で言えば、ときめきを感じていた。

先輩に処女を捧げたあの日とは、一味違う感覚だった。

毎日のように、メールで、電話で他愛も無い話を重ねるようになった。
その一方で、戸惑いも感じていた。

当然、僕自身の正体と、決められた未来のことだった。
女の子に変えられた、元は男であり、
女の子として目覚めたその日に処女を奪われ、
女の子として、男だった自分の葬式でそれまでの自分に別れを告げ
女の子として10日目には、「パーティ」に参加し何人もの男とセックスした。

間もない未来には、AV女優としてデビューすることが、決められている僕。
セックスのための道具、オナニーのためのみせものとして生まれた僕。

そんな僕が、何も知らない女子大の1年生を演じていることが、
許されることではないことくらいは分かっているはずだった。

それでも、女の子としての僕は、急成長していた。
ときめきをとめられなかった。

ゴールデンウィークの前半に初めて二人で会った。
何のことは無い。練習のときの忘れ物を届けてもらって、
カフェで二時間コーヒーを前に
いつもと同じおしゃべりをしただけだ。

後半の4連休、彼は実家に帰り、僕は東京で過ごした。
そのうち一日、突然「パーティ」に連れて行かれた。

月一回開かれていた「パーティ」がその日にあっただけだ。
この前と同じように、何人もの男とセックスしたし、
何本もの肉棒をしゃぶったし、何度も何度も陵辱を受け、
「あゆこはエッチ大好きです。」と言ったし
「淫乱なあゆこのおまんこ見てください」と言って自分から足を開き、アソコの穴を広げさせられたりもした。

先輩への思いも変わっていないことも分かった。
でも、それとは別に、新しいときめきが、すごく高まっているのも、分かった。
684hiroshi:2006/12/29(金) 01:11:10 ID:7v2JhIC+
「どうしたの、あゆこ?」
パーティの終わった朝、自分の携帯に入っているメールを見て、涙を流す僕に
真優が優しく語りかけた。
「なんでもない・・・なんでもないの。」

僕は泣いていた。
夜の間に、田舎での出来事に「おやすみなさい」の一言が添えられていた前田くんからのメールを見たら、
自然と涙があふれ出てきた。

その切なさを言葉で表現しきることはとても出来ない。

あたしみたいに、どうしようもない女に、そうとは知らずこんな純粋なメールを送ってくる彼と、
その彼にときめいている自分自身、その両方が切なすぎて、涙が止まらなくなった。

こんな女でも、守りたいものが出来てしまった。
そのことが、いくら後悔しても足りないような結末を迎える、つらいつらい道の始まりだと、
そのときの僕が気づくはずが無かった。

ただ、彼との関係を守りたい、
そして、前田くんに・・・彼に、守ってほしい、といつしか思うようになっていた。

女の子としての僕は、まだ成長途上だった。

中野先輩と会うのは、「パーティ」が一ヶ月ぶりだった。
そして、次の日からまた放置される。
アルバイトも始めた。忙しさの中で、真優とも朝、
あわただしい中で挨拶を交わすくらいしかコミュニケーションが無くなっていった。

真優は、二日、三日と家を空けた。
メールでそのことを伝えてはくれるが、それを了解したこと以上の会話は、
いつの間にか少なくなっていった。

その一方で、普通の女の子としての僕の生活は軌道に乗り始めた。
アルバイトは、女の子の多そうな職場を選んだ。
それでも、男の人はいる。何人もの男の人から声をかけられて、その度に断っていた。

サッカーのサークルでもそうだった。断り方も板について来た。
最初は大変だったが、5人目くらいからなんとも思わなくなった。
685hiroshi:2006/12/29(金) 01:11:43 ID:7v2JhIC+
それは、断る理由があったから・・・前田くんがいたからだった。

その前田くんとは、相変わらず一日に何往復もメールが往復していた。
サークルの練習には週二回、欠かさず参加した。
前田くんに会えるからだった。彼も、いつもあたしに笑いかけてくれた。

肝心の、大事な一言は何も無いまま、楽しい時間だけが過ぎていった。
そんな風に僕の5月は過ぎていった。

そして、5月も下旬のある日、
僕にとって忘れることの出来ない物語が本当に幕を開ける日がやってくる。

「明日、僕と**ランドに行きませんか?」
妙にあらたまった調子で、前田くんから電話がかかってきたのはその前日のこと。
「う・・・うん。いいよ。じゃ・・・じゃあ、え・・・と、何時にどこに行けばいい?」

一日かけてのデートは、女の子として生まれ変わってから初めての出来事だった。

僕にとっても、わずかではあるけれども、バイトの給料が始めて出た直後のことで、
一日遊園地で遊ぶくらいのお金はあった。

「ど・・・どうしよう。何をきていこうかな・・・」
僕は、前田くんがなかなかデートにも誘ってこない、告白もしてこないことに、
実は少し安心していた。

僕みたいなとんでもない女と付き合うようなことになったら、
前田くんにとって、どんなことになるか・・・考えないわけにはいかなかった。
でも、いざ、デートに誘われると、断ることなど出来なかった。考えもつかなかった。

うきうきした心がとまらない。
急速に成長する「女の子」は理性では止められない。
明日、何が起きても、後悔しない。走り出した18歳の恋心は、
普通に、僕でなくても、誰もとめることができないだろう。

シャワーを浴びたあと、全身を鏡に映して、思う。
この美少女の真実を知っても、彼を止めることも出来ないだろうと。
あたしを、彼は奪ってくれるはずと。

卑怯な僕は、もう自分への言い訳を始めていたのかもしれない。

夢のような日々は、幕を開けた。

「おはよう!」
待ち合わせの駅の改札、朝7時に五分前に着いた僕よりも早く、彼は来ていた。
「おはよう。あゆこちゃん。」
686hiroshi:2006/12/29(金) 01:12:55 ID:7v2JhIC+
外で遊ぶのに、動きやすい格好を、
と思ってエメラルド色のTシャツの上から夏用の白いジャケットを羽織った。
真優から無断で借りた、ベルトというより紐で、腰をしばって、首には何もつけなかった。
靴はスニーカーで、
どちらかというとお嬢様系のファッションで通して、
サッカーするときだけ着替えていたあたしにしては、珍しい格好だった。

少し伸びてきた髪の毛をアップでまとめて、水色のリボンで止めた。
膝までのスカートは、白地に水色のグラデーションで斜めにストライプが入っていた。
そこから伸びるのは、少しでも動きやすいように、ヒールの無いサンダルへと伸びる
白い足。

どこかで、自然にして、どこかで彼に見せることを意識して・・・
お化粧もいつもよりうまく出来た。でも不自然かもしれなかった。
時間がかかって、遅れるかと思った。でも、5時に起きて準備したおかげで、間に合った。

「あゆこちゃん・・・かわいいよ。」
きゅん、と胸がはじける一言で一日が始まる。

待ち合わせの駅までは二駅あった。朝から結構人が乗っていた。
いつもより肌の露出が多いからか、男の人の視線も熱かったような気がする。
でも、彼と会ったときから、そんな男の人たちからの視線からも
守られているような気がする。

「朝ごはん食べた?」
「かるくね。まえだくんは?」
「僕はまだ。むこうに突いたらどこかでちょっとだけお茶でも飲みながらなにかたべてもいい?」
そんな、し合わせない会話がつづく。

一日中、遊んだ。
行き着く暇も無いほど楽しかった。
待ち時間の会話も、ジェットコースターでの彼の怖がりようも、
お昼に食べたサンドイッチのソースが彼のほっぺにしばらくついていたことをなかなか指摘できなかったことも、

楽しくて楽しくて、仕方なかった。
帰り道、彼の家よりも遠くにあるあたしの駅まで、彼は送ってくれて、
少し遠回りして送ってもらおうと、あたしは考えた。

だから、いつもと反対側の北口に下りた。
その日何回目の休息だろう。
その北口にある深夜営業のファミレスに誘われた。
687hiroshi:2006/12/29(金) 01:13:35 ID:7v2JhIC+
禁煙席で、夕ご飯を食べることも無く、
閉園まで遊びまくったあたしたちは、スパゲッティを注文して、それを食べた。

あたしが食べ終わる頃、前田くんは意を決したように、姿勢を正して、
「大切な話があるんだ。」
と、言う。

ついに来るべきものがきた。
「あゆこちゃん。僕と、正式につきあって、くれませんか。」
その真剣な目つきとストレートな言葉に、不安が割り込む余地は無かった。

「は、はい!よろこんで!」
嬉しかった。幸せだった。彼の終電ギリギリまでそこで語り合って、
次の日から始まる、彼氏と彼女の日々へと備えるように、
それぞれの家に戻った。

告白を即答で受け入れたあたしたちが、
次の日から、時間をひねり出して毎日のようにどこかで会い始めたのは、
むしろ当然のことで、わずか二駅の道のりは障害には短すぎた。
運がよかったともいえる近さだった。

今考えれば、毎日会うことで、カフェやら、ファミレスやらの会計がかさんでいった。
そのことが次のステップにつながるのだと思う。

バイトで遅くなり、前田くんと会ってから帰った僕に、真優の書置きがあったのは
6月の中旬のことだった。
『今日は、パーティなので帰りません。いつもみんなが来るわけじゃないから、
あゆこは気にしなくていいよ。あさってまでげんきでね。 真優』

はっ、とした。パーティのことなど、どこかにすっ飛んでいた。
いや、忘れたかっただけかもしれないけれど。とにかく
6月はまだ「パーティ」が無かったことを気にすることも無く、時間が過ぎていった。

でも、『気にしなくていいよ』という言葉を僕は鵜呑みにした。
それどころか、女の子として生まれ変わった時からの宿命から、
逃れられたような気すらしていた。

見てみぬふりをしていた。
僕の、淫乱な運命を。

ひょっとして、先輩にかまってもらえない寂しさを紛らわすためだったかもしれない。
ひょっとしたら、あてつけだったのかもしれない。
でも、本当の、恋心が、いつのまにか芽生えていた、とおもう。
今でもそう思う。ひとりの、普通の女の子として、成長を続けていた僕だからこそ。
688hiroshi:2006/12/29(金) 01:14:08 ID:7v2JhIC+
そして、次の日、彼の住む駅で待ち合わせたときに、前田くんは突然こういった。
「ねぇ、僕の部屋に来ない?」
どきっ、と胸がなって、ばくばくと音を立てるようにあたしは動揺した。

「あ、あたし・・・まだ、心の準備が・・・ごめん。」
全てを凝縮した答えを、彼に返した。

その日はコーヒーを飲んだだけで帰った。
帰り道、駅の近くで、
「ねぇ・・・ごめん。でも・・・」
その日、あたしの答えのせいで少し彼は機嫌も悪かったし、
どうしていいか分からないような気まずさが二人の間を流れていた。

考えてみれば、あたしが勝手に誤解して、彼の気を悪くしただけなのかもしれない。
その失敗を挽回するのには、何か、別のものを差し出すしかない、と、あたしは思った。

「前田くんのこと、大好き。だから・・・」
そういって、手を前に組んで、目を閉じた。

彼の優しい手が僕の髪にふれ次の瞬間、抱きしめられ、くちづけを受けた。

あまずっぱい、というのは本当だった。
マシュマロのような、柔らかい感触・・・そしてとろけるようなショック。
一歩、先に進んだ二人がいた。

何日か後、サークルもバイトも無かった日、待ち合わせの場所であたしは自分から切り出す。
「ねぇ・・・前田くん。この前はごめん・・・それで・・・」
「な、なに?僕はもう気にしてないよ。」
「い、いや、そうじゃなくて、あの・・・もう、心の準備が出来たから・・・」

考えてみれば、彼の部屋に行ったからといって、
セックスすることが決まっているわけではなく、
キスを許したのは、その日の気まずい空気を振り払うためだった。
彼にしてみれば、部屋に誘ったことを、勝手に誤解されて、いい迷惑だったかもしれない。

それを完全に払拭するには、自分から次のステップを踏み出すしかないような気がした。
でも、本当は・・・1か月半も男に抱かれていない、
みだらな心を、みだらな女の子を、彼に満たしてもらいたかったのかもしれない。
689hiroshi:2006/12/29(金) 01:15:00 ID:7v2JhIC+
とにかく、新しい緊張をかかえたまま、彼の部屋へはいった。
「どうぞ、散らかってるけど。」

軽く二人で掃除をした。隠したにもかかわらず、
エッチな本やビデオも発見したけれど、むしろ緊張を溶かす笑いをつくった。

「ねぇ。ごはん、つくろうよ。お買い物いこう。あたし、料理はそんなに出来ないけど、二人で何か作ろう。」

二人でトマトソースのスパゲッティを作って、食べた。以外においしく出来て、さらに笑顔が増した。

緊張の中、彼がついに迫ってくる。
「あゆこちゃん、キスしていい?」
彼とのキスは何度かかわしていたが、この日は意味が違った。
こくんとうなずくあたし。

キスの後は、決まっている。
「ねぇ、聞いてほしいの。」
あたしは、正体を明かすことの出来ない自分の真実のかけらだけでも彼に伝えようとする。

「なに?」
「あ、あの、あ・・・あたしは、実は、初めてじゃないの。
だ、だから・・・気にしないで。っていうか・・・それでもいい?」

かれは一瞬目を丸くしたけれど、
「そ、そんなの全然関係ないよ。僕も・・・ぼくもだし。そ、そうだ、シャワー浴びてきてもいいかな・・・」
「う、うん。あたしも浴びたい。」

初めてのデートのときと同じスカートに、梅雨の中休みで暑かった今日は
キャミソールと七分袖のジャケットのあたしは、先にシャワーを浴びさせてもらった。

おちつけ・・・あゆこ・・・そうシャワーの中で言い聞かせても、緊張はやまなかった。
あたしはちゃんと、服を全部来てもどり、続いて、彼がシャワーを浴びる。

そして、彼がシャワーを浴びる間も、ずっと、どきどきしていた。
逃げ出したくなるくらい。でも、逃げ出さなかった。

ユニットバスのドアをノックして、彼と話そうと思った。
逃げ出そうと思えば逃げ出せるこの時間。そうではないことを証明したかった。

「ねぇ、前田くん・・・」
シャワーの音が止まる。
「な、なに?」
「あの・・・なんでもない・・・ただ・・・はやくお話したくて・・・」
690hiroshi:2006/12/29(金) 01:15:48 ID:7v2JhIC+
どこまでもいじらしいあたしがいた。
ユニットバスの目の前で待っていたあたしに、
「ねぇ、あゆこちゃん。もう、でるから・・・」
「あ、あの・・・いいの。そのまま出てきて。もう、気持ちは決まってるから。」

あたしは、服をしっかり着て自分が出てきたことに軽い罪悪感を感じていた。
新しい不安が生まれていた。
彼は、あたしが逃げてしまうんじゃないかと心配していないかと。

その結果、体を拭いて出てきた彼はもちろん素っ裸で、
アソコはすでに大きくなっていた。

「あゆこちゃん・・・ごめん、でも。」
「わぁ・・・すごい・・・」
どうしても、股間に目がいってしまう。
「ご、ごめんなさい。まってるから、いいよ。はやくきてね。」

あたしは、ただ、罪滅ぼしの気持ちだったのに、
どうしても次の展開を早めるような言葉を発してしまう。

逃げ出すようにその場を立ち去るあたし。
でも、狭い彼の部屋で逃げ出す先はベッドのある部屋しかない。
その片隅でちょこんと座って、そのときを待つ。

「あゆこちゃん・・・かわいいよ。」
そういって、彼が近づくと、僕は立ち上がる。
抱き合ってくちづけをかわす。

「うぅん・・・はぁ・・・」
もう、気持ちよさをムリに我慢しなくてもいい。
甘美な時間を思い切り楽しもうと決めた。

「やさしくしてね」
潤んだ目で彼に話しかける。背中を抱きとめた彼が、あたしを、
小さなパイプベッドに押し倒す。

あたしの上に乗っかって、胸に手をかける。
キャミソールの上から、ゆっくりと胸をもむ。
「ぁ・・・あん」
僕が今まで経験してきたものと比べると、つたない、と感じた。
他の男との比較は、彼に対する最大級の罪だ、と思う。
でも、だから、彼の感覚を最大限に感じようと感覚をとぎ澄ませた。

淫乱な自分をさらすことに、淫乱な自分がばれることにまだ恐怖を感じていた。
顔をだらしなくゆがめるあたし・・・
技術はともかく、恋愛のステップを経てきた彼とのエッチは、
今までのものとは全然違うように感じた。
691hiroshi:2006/12/29(金) 01:16:50 ID:7v2JhIC+
「あっ・・・いや・・・そこは・・・」
スカートの中に彼の左手が入ってきた。

かるく、その中心に触れる彼の手を感じて、あたしの興奮は高まる。
「あ・・・はぁん・・・」
くね、くねと体をのけぞらせてその感覚から身をそらそうとするあたし・・・

彼は、その度に一瞬躊躇する。
「いいの、だいじょうぶ」
あたしはその度に彼の心を引き止める。

スカートの中から、パンティの上から懸命にアソコをまさぐる彼に、あたしは、思い切って
「ねぇ、いいんだよ。スカート脱がせて・・・」
と潤んだ目でお願いする。

少しのじれったさと、初々しいせつなさ。
いわれるままに、スカートを脱がせる彼。そして、
「直接触ってもいいの。前田くんの女になるつもりで、今日は来たの・・・」
あたしは、あたしなりの覚悟を伝える。
「あゆこちゃん・・・」

彼の手がパンティにかかる。
あたしは自分で上半身のキャミソールとブラジャーを脱ぎ、二人とも素っ裸になる。

直接、彼のぎこちない手があたしのアソコにふれる。
あたしは、彼の手を気持ちいい場所に導く。
「ねぇ。あせらなくてもいいの。ゆっくりきもちよくして・・・」
「うん・・・がんばるから・・・」
「あ、あぁん・・・ふ、ん・・・」
テクニックではない。彼に触られているという事実があたしを高める。
女の子として、また少し成長する。

「はあ・・・あぁん・・・」
乳房が、さっきよりもすこしぷくっと膨らむのがわかる。
彼は精一杯、アソコをまさぐりながら、胸にも手を伸ばす。
「あぁん・・・・いぃ・・・」
気持ちいい。そう、心のそこから感じる。
目を閉じたりあけたりしてその感覚を楽しんでいた。

僕の中に流れる淫乱な血は、大切な彼氏の前でも、次々と新しい刺激を求めてしまう。
切ない恋心と恥じらいの心が、その欲求を押さえ込んでいる。
少なくとも、彼に抱かれていることは、それ自体天にも昇るような心地だった。

「あ、あたし、口でしてあげる・・・」
口を突いて出た、淫乱なあたしの本能。
692hiroshi:2006/12/29(金) 01:17:33 ID:7v2JhIC+
胸をもまれて、アソコをまさぐられて、自分から彼に奉仕する気持ちが芽生えてきた。

「あ、あゆこちゃん・・・そんな・・・」
「いいの。あたしは、前田くんのものなの・・・」
その一言が彼の心に刺さらないはずは無い。

次の瞬間、あたしは起き上がって、彼の股間に手を伸ばす。
「あゆこちゃん・・・きたないよ・・・」
「はじめてなの?」

「う・・・うん。」
「じゃあ、あたしに任せて。お願い。」
自分からおちんちんをしゃぶるような女は嫌われてしまうかもしれない。
そんな不安も、衝動には勝てなかった。

彼の肉棒をこの口でしゃぶって、気持ちよくしてあげたいという衝動。
淫乱な血がそうさせるのか・・・止められなかった。

ちゅる、ちゅる・・・と音がする。
あたしは唾液をいっぱい分泌して彼のアソコにしゃぶりつく。

「あ、あぁ・・・きもちいい。」
すぐに声を上げる彼がとてつもなくかわいく思えた。
「だ、だいじょうぶ?」
その唐突な反応に僕は少したじろぐ。

「あ、とっても、きもちいい。もっと、して・・・」
あたしは、女の子として生まれ変わって、
初めて男の子をリードしていた。

ちゅる、じゅる・・・おしゃぶりを続ける僕。
裏すじをなめて・・・舌の上で亀頭を転がす。
淫乱女にしかなしえない技だ。
もう、これで終わってしまってもいい。彼を気持ちよくさせてあげた。

一ヶ月以上、溜め込んでいた淫乱な僕が一気に彼のために解放された。

「あ、ぼ、ぼくも、あゆこちゃんの、アソコをなめたい・・・」
「えっ?」
「いや?・・・おかえしに・・・だめ?」

嬉しかった。
「ううん。うれしい。」
満面の笑みをたたえたあたしは、自分から足を開いて、彼の舌を導いた。
「そう・・・そこ・・・あっ・・・そう・・・」
693hiroshi:2006/12/29(金) 01:18:11 ID:7v2JhIC+
軽く顔がゆがむ。きもちいい。
「ああぁん・・・ねぇ、初めてなの?前田くん・・・」
「・・・うん。」
「エッチするのが?それとも・・・なめるのが?」
「・・・両方・・・」

あぁ、さっきのはこの人なりの虚勢だったんだ。あたしはそう感じた。
きっと、あたしが初めてじゃないなんて打ち明けたから
どうしていいかわからなくなってしまったんだ。

あたしは気を取り直して、笑顔で、
開いたアソコに彼の手を導いて、説明を始める
「あのね・・・女の子はね・・・女の子のここはね・・・」
少し湿っている、女裂を開いて、中を刺激させる。
「こう?これでいいの?」

好きな人に愛撫されているだけで、気持ちよかった。
「はぁ・・・あぁ・・・ん・・・そう。そうだよ・・・」
あたしのアソコから、エッチな汁があふれ出し始めている。
「そこの上・・・そう、もうちょっと・・・」
クリトリスを舌でむかせようとあたしは試みる。
「そう、あぁん・・・うまい・・・きもちいい!」

彼の舌は初めてとは思えないほど、あっさりとクリトリスの包皮をむいて、
一番敏感なところを柔らかい粘膜で愛撫し始めた。

「あぁん、あぁん・・・もう、だめぇ・・・」
あしをばたばたさせて、つい声も大きくなってしまう。
艶を帯びたその声が隣の部屋に聞こえているかもしれないことなど、
考える余裕がなかった。

「ねぇ、ここは、なんていうの?」
突然、意地悪い質問を彼がぶつけてくる。
「あぁん・・・く・・・クリトリス・・・・はぁん!」
「これが、クリトリス・・・」
気持ちよさそうにカラダを反り返らせてあえぐあたしを見て、
彼は調子に乗って、弱い部分を、一番感じる部分を、丁寧に、舐め続ける。

「はぁ、はぁはぁ・・・ん!」
体の力が、とつぜん、がく、っとぬけた。

「あぁん・・・あぁん・・・」
目の前の視界がせまくなって、 顔を上げた彼の顔もぼやけて見える。
「い・・・イっちゃった。は、はじめてかも・・・」

つたない彼の舌使いでも、切なさと興奮が、僕を絶頂へと押し上げた。
「えっ?いっちゃった、って、それって、」
「い、いいの。いいんだよ。続けよう。」
694hiroshi:2006/12/29(金) 01:18:44 ID:7v2JhIC+
あたしは、もう、彼の唾液と自分で出した汁の混ざり合うアソコを開いて、
彼を誘っていた。
あぁ、やっぱり、僕は、エッチ大好きな淫乱な女の子だ。
そう、改めて感じてしまう。でも、止められない。

ごくん、と、彼が息を呑んだのが分かった。

「い、いくよ・・・」
あたしは、こくんとうなずいた。

彼は、きっと、この前あたしを誘ったときに用意していたコンドームをつけて、
次の行動に出た。

「いいよ。きて・・・入れて・・・」
その瞬間を、僕は目を閉じて迎えた。

にゅる・・・にゅる・・・と潤滑液が十分に出ている私のアソコは
喜んで彼の肉棒を受け入れる。

「いた・・・い・・・あぁん・・・」
「ご、ごめん・・・」
そういうと彼は少しアソコを抜こうとする。

「いいの!いたいけど・・・きもちいいいの・・・」
あたしの興奮は止まらない。
前田くんも、一度途中まで入れたものを、完全に抜くことはしなかった。
「あぁん・・・ぁん・・・」
軽い痛みに唇をかんで耐える。それでも、声は漏れる。

少しずつ、入ってきたかれのアソコが、奥にまで届く。
あたしの・・・小さな体のアソコは底が浅い。

そして、肉ひだは敏感に男をとらえるように出来ている。
そして、その名器を、恋しい人にこそ、味わってほしかった。

「あぁん・・・うごいて・・いいよ」
ゆさ、ゆさ、と、ぎこちなく彼が動き始める。
「はぁん・・・あぁん・・・」
そのいじらしさがたまらない。
僕がこれまで・・・いや、そんなことはこの場では考えたくない。

「そ、そう・・・じょうずだよ・・・」
「そそう・・・ううん・・・」
彼もあたしの体で感じているのが分かる。
「ふぅん・・・あぁん・・・いいの。好きなだけやって。」

「あぁ、気持ちいい。さいこうだよ。あゆこ。」
あたしの腰に、胸に、手を伸ばして、必死で腰を振る彼。
とにかく、テクニックの問題じゃない。あたしは最高のセックスをしている。
695hiroshi:2006/12/29(金) 01:19:16 ID:7v2JhIC+
「あぁああ、いく、もう・・・」
「いいの。出して。思いっきり・・・あぁん・・・あぁ!」

彼は、おちんちんを抜くタイミングも分からないまま、コンドームの中で発射した。

「とてもよかったよ。前田くん。」

あたしの心からの本心で、最高の笑顔を作った。

「ほ、ほんとうに?でも・・・」
「ねぇ、今日は、一休みしたらまたできる?」
「う、うん。もちろん・・・」

あたしは自分が隠していた淫乱さをほとんどさらけ出してしまっていた。
それでも、彼はこの最高の美少女と、最高のカラダ、そして最高の名器から
逃れることは出来なかったのだろう。

そして、あたしは、朝まで何度でも抱きあっていたい、
なんどもセックスしたい。彼の体力が続く限り・・・
そう心から願っていた。

女の子として、成長し続ける僕の、初めての純愛。
それが、初めての彼氏・・・そして、初めての恋人としてのセックス。
まだ、幸せな日々は始まったばかり。

「ねぇ・・・あゆこちゃん・・・そろそろ。」
30分もすると、彼は回復して、2度目のセックスを求めてきた。
「それじゃ、今度は・・・なんというか・・・バックからも入れてみて・・・」

あたしは、少年のような彼にも、もう、欲望をぶつけるようになってしまった。
彼は、喜んでそれを受け入れてくれる。

裸のまま、ずっと抱き合っていたあたしと前田くんは
2度目のセックスを開始する。
「あぁん・・・そう・・・きもちいい。」
バックから誘ったあたしのアソコに、ゆっくりと彼の肉棒が挿入される。

わずか二回目なのに、彼は急成長していた。
「さぁ、いくよ。」
696hiroshi:2006/12/29(金) 01:19:47 ID:7v2JhIC+
「あ、あぁん・・・だめぇ・・・あぁん・・・」
もう、あたしの「だめ」とか「いや」を、
感じているしるしと分かってしまったらしい。

「あぁん・・・ふぅん・・・きもちいい・・・よぉ・・・」
一回目よりも、慣れたからか、自由自在に腰を振る彼。
あたしは、バックという体勢で、
かれに支配されている感覚をひときわ強く感じる。

そう、あたしはバックから突かれるのが結構好きだった。
それが、大好きな彼ならなおさらだ。
「あぁん・・・ふぅん・・・・いやぁ・・・」

そして、しばらくすると、彼は自分からおちんちんを抜いて。
「ねぇ、あゆこちゃんが今度は上になってよ。」

あたしたちは、互いに肉欲をさらけ出して、求め合うようになっていた。
「う・・・ん・・・いいよ。」
笑顔で答えるあたし。

かれの上にまたがって、自分で彼を自分の中に導く。
「あぁん・・・あぁん・・・」
自分から腰を振った。
「あぁ・・・きもちいいよ、あゆこ・・・」

「ああぁん・・・いやぁ・・・」
彼がしたから胸に手を伸ばす。
乳首を両手でいじくられて、快感はさらに増す。

「きもちいい・・・あぁん・・・」
一心不乱に、二人は腰を振る。
いつしかそのリズムがひとつになり、
ますます気持ちよくなる。

彼はつぎに、あたしの細い腰を両手でかかえて、
いつの間にか、あたしは主導権を奪われる。

「あぁん・・・はぁ・・・きゃっ。」
そのままの体勢で、正常位に倒されるあたし。

「あぁん・・・いい・・・いって・・・いって!」
ほとんどあたしもイきそうだった。うつろな目でそう求め続けるあたし。
697hiroshi:2006/12/29(金) 01:20:25 ID:7v2JhIC+
「ああ・・・あゆこ・・・いくよ・・・!」
「ああぁぁぁぁぁん!」
二度目のセックスが終わった。

あたしたちは、終わった瞬間。きつく、きつく抱き合った。
まだ、次がほしい。

あたしはそう思っていた。
男の人が、なえてしまうのを何とか避けるために、自分から、
二度目のセックスを終えたばかりのおちんちんにしゃぶりついた。

「あ、あゆこちゃん・・・そんなことまで・・・」

あたしは、いくら淫乱な自分をさらしても、彼を気持ちよくしてあげたかった。
何か計算したわけではない。肉欲・・・いや、純粋な彼への奉仕の気持ちが
ほとんどを占めていた。

運よくその行動が裏目に出ることは無かった。
朝まではまだ長い。彼の体力が続く限り・・・


そして、朝がやってきた。


笑顔のまま、彼と別れた。駅から二駅、始発の次くらいの電車で帰った。

僕の家に着くと、真優は寝ていた。
僕も、着替えて寝ようとする。
といっても、今日も授業がある。
もう6時・・・二時間しか寝られない。
しかも、興奮が収まらなかった。

物音がして、真優がおきてきた。
「あ、あゆこ、おはよう。」
「ま、真優おはよう。」

「あれぇ?」
「な、なに?」
僕は目をそらす。
「昨日と同じ格好だね。朝帰りなんだ!」

「え、い、いや・・・あの・・・」
698hiroshi:2006/12/29(金) 01:21:13 ID:7v2JhIC+
「ああ、なんか幸せそうだもんね。特にこの辺が。」
そういってあたしの越しまわりに手を回す。

「ね、どんな男?」
「そ、そんなべつに・・・」

「・・・別にいいんだよ。男と遊んだって。
もう一ヵ月半もセックスしてなかったんでしょ?エッチなあゆこにはつらいよねぇ。」

顔がかぁっと赤くなる。
「もしかして、あれ?普通の男とははじめて?」
目を丸くした真優が、興味津々に聞いてくる。
「ま、真優には関係ないでしょ!」
僕はそういって自分の部屋に入って、ドアを閉めた。

「きもち・・・よかった・・・」
ベッドにへたり込むと、少し怒った顔をほころばせて
さっきまでの行為を反芻する。
「あゆこ、少しでもいいからねなよ。8時になったら起こしてあげる。」
「あ、ありがとう、真優。」

そして、真優の優しい声も、僕を包む。
女の子としての僕の初めての彼・・・初めてのセックス。
姉のような真優が守ってくれれば、この幸せがいつまでも続いてくれる。
そうねがって幸せな眠りについた。

僕は、自分が地獄への道の入り口に立っていたことを気づかずにいた。
新しい悲劇の入り口の、大きな扉を開いてしまったことにも気づかずいた。
699名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 03:18:00 ID:4J+0cENJ
hiroshi全開だな、マジいいわ。
700名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 05:26:49 ID:2+gtKWMd
あゆこちゃん最高っ!
701名無しさん@ピンキー:2006/12/29(金) 22:02:19 ID:Skhr19Xq

  ( _, ,_)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    ./

         /\
        ../  ./|
      ∴\/./
     _, ,_゚∵ |/
   (ノ゚Д゚)ノ     なんだこれは!
  /  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
702名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 02:05:54 ID:9CbUPBoP
age
703名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 02:07:02 ID:9CbUPBoP
欧米か!
704名無しさん@ピンキー:2006/12/30(土) 05:41:17 ID:ZXxKk0VA
hiroshi氏の早さは異常。
705名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 21:24:10 ID:lkSuG8L3
s
706名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 21:24:59 ID:lkSuG8L3
それではみなさん良いお年を
707名無しさん@ピンキー:2006/12/31(日) 21:25:49 ID:lkSuG8L3
来年もよろしく
708 【末吉】 【1770円】 :2007/01/01(月) 13:33:26 ID:v7YGZXtL
あけおめ
709 【小吉】 【1878円】 :2007/01/01(月) 23:28:41 ID:Qpkr3Y2N
ことよろ
710名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:40:10 ID:u2TNmzQC
過疎化?
711名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:41:11 ID:u2TNmzQC
過疎化?
712名無しさん@ピンキー:2007/01/03(水) 18:58:12 ID:Mv5JAxVk
まあ当てにすな。
713hiroshi ◆Y.43p63hRA :2007/01/03(水) 23:15:14 ID:gH5Cgb56
あまりにも過疎なのはちょっと寂しいですね。
議論スレとか、どうせ動いてないんだから感想とか書いてくれるとうれしいんですが
やっぱり以前のことを考えるとそういうわけにもいかないんでしょうか。

というわけで、あゆこのお話の続きです。
どこまでいけるか分かりませんけど、とりあえず。
714hiroshi:2007/01/03(水) 23:15:49 ID:gH5Cgb56
ふつうの、女の子としての生活が、彼氏が出来てからも続いていた。

あの日・・・彼と初めてセックスしてからというものの、
彼はあたしのカラダを飽きることなく求めてくるようになった。

「今、バイトが終わったからこれから行くね。」
夜の11時、いつもと同じように彼に電話して伝える。

彼の住む駅に着くと、改札のすぐ外で彼が待っている。
あたしはその彼を見つけると、駆け足になる。
「あいたかった。」

昨日もエッチしたのに、笑顔でそんなことを言う彼に
「あたしも。」
とろけそうな笑顔でそう答える。

手をつないで彼の部屋に帰ると、すぐにセックスの時間になる。
「はぁ・・・うぅん・・・」
部屋に入って、もう来るかな?とひそかに期待しているあたしの
後ろから抱きついた彼が、服の上から胸をもむだけで
はずんだあえぎ声が出てしまう。

「ねぇ・・・ベッドにいこう・・・あん。」
ベッドにつくまでの時間も待ち遠しく感じる。
あたしのカラダに夢中の前田くんと、初めての彼氏に夢中のあたしは
毎日、動物のように抱き合って、お互いを愛し合った。

「ねぇ、きもちいい?」
自分でもフェラチオも、うまくなってきたような気がする。
「うん・・・とっても、いいよ。」
彼のおちんちんをしゃぶっていると、満たされた気持ちになる。
自分ではなく、彼が気持ちよくなっていることがとても嬉しいし、
彼に心も体も支配されている、不思議な安心感をいつも覚える。

「あ、あゆこちゃん、も、もう・・・」
たいていは、彼の方から次のステップを要求する。
715hiroshi:2007/01/03(水) 23:17:01 ID:gH5Cgb56
あたしはいつまでもしゃぶっていたい方だった。

「ねぇ、早く入れてぇ。」
そのくせ、正常位で挿入を待っていると、ついそんなことを口走る。
準備万端になると、あたしも早く入れてほしくなる。
気持ちよくしてほしくなる。

「いくよ。」
その一言でいつも彼はアソコをあたしの花園に近づけ、押し当て、少し強引に挿入する。
「あぁん・・・はぁ・・・」

入り口の小さいあたしのアソコは、挿入を繰り返しても、
まだその瞬間、軽い痛みがある。
それでも、入ってしまえば、あたしは天国へと一直線に向かう。

「あぁん・・・あぁん・・・きもちいい、よぉ」
いろんな体位で愛し合うようになっても、最初は必ず正常位だった。
それが、あたしたちの、ルールになっていた。

「あぁ・・・いく・・・イくぅ!」
エクスタシーが近づくと、つい、そう口走ってしまう。
あたしは、本当に気持ちよくて、何度もイってしまう。
その気持ちよさも、セックスを繰り返すごとに、どんどん増していった。

彼がうまくなって、あたしもうまくなって、
そうして、何度も何度もイくようになった。

7月になっても、大学のテストの期間も、ほとんど毎日セックスは欠かさなかった。
甘い、甘い日々。夏のエアコンの効いた彼の部屋で、裸になって、それでも二人の汗が混ざり合う。

体液の交換を何度もかわして、二人で絶頂へと近づく。

「きもちいい・・・」
この先の運命をわざと見ないようにしていたのかもしれない。
実際に、7月の「パーティ」も気づかないうちに終わっていた。

AV女優になるはずの僕の未来・・・そんなのなくなってしまえばいいと、
いつまでも、彼にだけ抱かれていたい、と夢を見ていた。
716hiroshi:2007/01/03(水) 23:17:35 ID:gH5Cgb56
「ねぇ、たまには違うところでえっちしない?」
前田くんがそういってきたのは、二人のテストが同じ日に終わった、その日だった。
「えっ?い、いいよ。べつに。」

夏休みがやってきたお祝いをしながら、近所のラブホテルでエッチすることになった。
「ねぇ・・・愛してる・・・」
切なくなるような表情で、前田くんに語りかける。
半分裸のあたしは、ベッドの上では彼のいうとおりにするのが大好き。

「ここは、もうぬれちゃってるの?」
「あぁ・・・いわないでぇ・・・」
何日も、ずっと繰り返した行為。彼もあたしをどうすれば、
あたしのカラダがどう反応するか分かってきた。

「それにしても・・・すごいね。」
あたしはまわりにある何枚もの鏡に自分と彼が映っていることに驚く。
まるで、パーティを二人だけでしているようだ。

「ぁん、きもちいいよぉ・・・」
乾杯をした後、お酒のせいで少しだけ感覚が高まっている。
「ねぇ、シャワー浴びにいかない?」
前田くんがそんな提案をする。

ガラス張りのシャワー室の中で、普段なら出来ないようなことがしてみたい。
そんな気持ちはよく分かる。

「あはぁ・・・いい・・・」
結局、あたしのカラダをシャワーを使って感じさせたりする。
いつもと、本当は変わらないことをやっているだけ。

「このまま、しようよ。」
シャワーを浴びたまま、エッチをする。
シャワーを浴びたまま、フェラチオする。

いつもとちょっとだけ気分の違う一日、でも、結局はセックスのためにやってきたんだから、
いつもと同じように時間が過ぎていく。
「ねぇ、なにみてんの?」
AVを見ている前田くんに意地悪そうにあたしは問いかける。
717hiroshi:2007/01/03(水) 23:18:18 ID:gH5Cgb56
「うーーん、べつにいいじゃん。」
「ああ、あのこ、かわいいね。」
画面の中には明日香ちゃんのデビュー作が流れていた。

「あんなこより、あゆこの方が100倍もかわいいよ。」
「ほんと?うれしい。」
どうでもいいような会話から新しいセックスが始まる。

朝まで、いろんな場所で、いろんなセックスをして、楽しんだ。
「それじゃ、かえろっか。」
「うん。また、こような。」

外に出ると、一組のカップルとすれ違った。

はっ・・・とした。
中野先輩と、知らない女の人・・・
先輩と目が合った。

ほんの一瞬・・・でも、何か冷たくて、鋭くて、刺すような視線が僕を刺した。

「今日は何時になるの?あゆこ。」
「う、うーん・・・なに?」

「聞いてなかったのかよ。今日は終わるの何時?」
「あ、あの、たぶん9時半ぐらいには・・・」
「じゃ、メールするよ」

先輩とすれ違ったときのショックがまだ胸に突き刺さっていた。

先輩が他の女の人と歩いていたことじゃない。ホテルの前で、先輩に見られた。
彼との関係を、その目で見られてしまった。

いや、考えてみればこの二ヶ月間、僕を「パーティ」にも呼ばず自由にしていたのだから、
その間に恋愛をしても、別に何も問題ないではないか・・・

頭ではそう思っても、すれ違った瞬間の、先輩の刺すような視線が僕の脳裏に
何度もよみがえる。

なんともいえない不安があたしの体をいっぱいに包む。
「じゃ、今日も必ず会おうね。」
「う、うん・・・それじゃあとで。」

要するに、僕は何かが起きるのを怖がっていた。
予感・・・いやな予感だった。
平穏で、甘い日々が壊されてしまうような予感だった。

ちょっとした事情があって、その日は、バイトが少し早くあがれた。
約束した時間に、まだ1時間半あった。
一度家に帰って、それから前田くんに会うことにした。

いやな予感はどこかにあったのだけれど、どういうわけか、引き寄せられるように
家に帰ってしまったのだ。

鍵をあけ、部屋に入ると、男物の靴があった。
胸がどきっとした。
あたしは帰ってくる必要のなかったことに気がついて、気づかれないうちに逃げ出して、
前田くんに会いに行こうと思った。
718hiroshi:2007/01/03(水) 23:18:51 ID:gH5Cgb56
「おかえり、あゆこ。」
後ろを向いて、ドアを開けた瞬間、聞き覚えのある声が・・・
「どこへ行くんだ?せっかく帰ってきたのに。」

僕は、体中の力が抜けるような思いだった。
おそるおそる振り返ると、そこに中野先輩が立っていた。

「せんぱ・・・い・・・こんばんは・・・」
「あゆこ、今日はこれからパーティだ。今回はお前も来るんだ。」
「えっ?で、でも・・・」
あたしは前田くんに会いに行くはずだった。だから・・・そういいたかった。
「でも、なんだ?」

朝、すれ違ったときよりも冷たく、鋭い視線が、僕を刺す。

「い、いいえ。なんでもありません。」
「じゃ、来てくれるんだな。」
ここで、逃げ出すとか、拒否するとか、そういう反応が出来なかったのは、
どうしてか・・・僕は今でも分からない。
「はい・・・行きます・・・」
でも、あたしの胸はその瞬間、どきどき鳴り始めていた。

今まで、2ヶ月近く忘れていた、「パーティ」での様々な体験が頭の中を
駆け巡っていた。

初めて二本の肉棒を同時に・・・左手でしごいて口でしゃぶったこと。
バックで突かれる自分の顔を大画面で同時に見せられたこと。
明日香ちゃんと真優のレズ行為のあまりの美しさと淫靡さに、
つい自然と自分のアソコに指が伸びたこと。

足から崩れ落ちるようにその場にへたり込んだ。
「あゆこ、だいじょうぶ?」
遅れてその場にやってきた真優が、玄関に座り込む僕にそんな声をかけた。

「だいじょうぶ。だいじょうぶだから・・・ひっく。」
僕の目からは涙が溢れ出していた。

ごめんなさい。ちょっと寝れなくて疲れたから今日は帰ります。また明日ね。

あたしはそんな文面のメールを前田くんに送って、
先輩の運転する車に乗り込んだ。
719hiroshi:2007/01/03(水) 23:19:30 ID:gH5Cgb56
とんでもないウソをついてしまった。
あたしを心配するメールが返ってきて、それを見た瞬間、
自分の罪の大きさに心がつぶれそうだった。

車に乗ると、不思議と涙は止まった。
自分の運命に気づいていたのか。それとも、泣いてもどうにもならないことを知っていたのか、
今となっては思い出せないけれど、とにかく、前田くんのことは
考えないようにしていた。
真優と中野先輩は何か話していたけれど、僕は放心状態だった。

僕は、きっと心の前面では悲しみながらも、
奥底で・・・平穏で甘い、前田くんとの日々を、恐ろしく淫猥な方法で
壊されることを望んでいたのだと思う。

先輩によって女の子の体を与えられ、セックスするために生まれ変わった僕が
普通に恋人を作って、普通の女子大生として生きていた。
そのこと自体が罪だったのだろうか・・・

吸い込まれるように、あの日、一度家に帰った僕の運命は、
最初から決まっていたものだし、変えようとも望んでいなかった。

「パーティ」の会場には、見たことの無い人も、見たことのある人もいた。
明日香ちゃんも、奥田くんもいた。ぱっと見たところ、市川くんはいなかった。

「ねえ、しゅん、まだ始めないの?」
着いてすぐに明日香ちゃんが先輩に聞いた。
「いや、もうすぐ後二人来る。それで全員だからもう少し待とう。」
「急なのによくこれだけ集めたねぇ。みんな好きねぇ。」

急・・・急にみんなが呼び出されたのか・・・
やっぱり、今朝のことが何か関係あるんだ・・・
「こんにちは、はじめまして、あたしはみゆき。あなたは?」
「あっ・・・あたしは、あゆこです。はじめまして・・・」
そばにいたギャル系の女の子が声をかけてきた。

はっ、とした。今朝、先輩と一緒にいた女の子だ・・・
「あたしは、4月に初めてAVでたんだけど、あゆこちゃんはまだなんだって?」
「は、はい。あたしはまだ・・・」

おっかなびっくりの会話をしていると、誰かがやってきた。
「お、来たな。それじゃ、はじめるぞ。」
部屋に入ってきたのは市川くん・・・サッカー部の先輩で、僕の正体は知らない
市川くんだった。
720hiroshi:2007/01/03(水) 23:20:04 ID:gH5Cgb56
「さぁ、はじめよう。今日は、一人初めて参加するやつがいる。」
あぁ、そうなんだ・・・初めての人がいるんだ。
だれだろう・・・あの人かな?それとも・・・

「まだ、ドアの向こうにいるんだ。ちなみに、まだ童貞だそうだ。
 お姉さんたちが優しく筆おろししてあげてくれ。」
えっ?
いやな予感がしたのはこのときだった。

もし、今日の「パーティ」が今朝、僕とすれ違ったことで
なにか、お仕置きのような意味を持っているのなら・・・
僕にとっていやな相手が・・・ドアの向こうにいるの?

直感が警告したよりも、展開はずっと残酷だった。
「彼には、今日、女の子全員とセックスしてもらう。でも、最初は・・・」
先輩が僕の方をみた。
「あゆこ。お前が相手をしろ。」
どきっとした。

「あ、あたしが?ど、どうしてですか?」
「AV女優相手じゃいきなり刺激が強すぎるかもしれないからな。」
「・・・」
「いいか?」
「は・・・はい。分かりました。」
僕は覚悟を決めて部屋の中心にあるベッドへと向かった。

たいていのことでは驚かない。そうタカをくくっていた。
一番、最悪の展開は、ドアの向こうにいるのが前田くんということだったから、
童貞だというだけで、そうではないと分かっただけでも
それ以外のことなど、もう、どうでもいいように思えた。

「さぁ、孝、入るんだ。」

!うそ!僕は一度落ち着いた心臓が一瞬にして破裂するほど驚いた。
そして、次の瞬間、ドアを開けて入ってくるのが、僕の想像と違う人間であることを
心から願った。

しかし、その望みは1秒もたなかった・・・
「そん・・・な・・・」
目の前に立っていたのは、亮の2つ年下の弟、孝だった。
高校の制服のまま、このパーティに現れた。

「えっ?高校生なの?」
みゆきさんが驚いたように大きな声でたずねた。
「あぁ。俺たちの後輩でな。」
「でも、何年生?」
「えっと、3年生です。」
僕が信じられないという目つきで見守る中、孝がはじめて口を開いた。
721hiroshi:2007/01/03(水) 23:20:35 ID:gH5Cgb56
「まあ、そこらへんはいろいろあってね。こいつは進学先が決まったらしいから、東京に遊びに来てるんだ。それで・・・」
僕の頭の中では、最後に孝を目にしたときのことが思い出されていた。
そう、亮の・・・僕自身の葬式で、僕を「視線で犯して」いたのが最後だった・・・

ずっと、弟だった男を、理性ではいけないと分かっていても、
僕の本能は、そういう、いやらしい目で見ていた。

「あゆこ!」
その時、葬式で、視線で犯されていたときのことを思い出していた僕を先輩の呼ぶ声が
現実に引き戻した。

「ぼうっとするな。お前がこれからこいつの童貞を奪うんだ。」
先輩は僕の顔を見ると、にやりと笑った。
「わかってるな。優しくしてやれ。」

従わないわけにはいかない。
僕は、運命を呪うしかなかった。他にどうしようもなかった。
拒否しなかったのは、セックスしたくないわけじゃなかったからでもあった。
前田くんという、ラブラブな彼氏がいながら、
あのとき、いやらしい視線の交換だけで、感じてしまった・・・僕を感じさせた
この男と・・・しかも自分の弟だったこの男との、
セックスに興味が無いわけじゃなかった・・・

女というものが、そういう生き物なのか、それとも僕自身が作られたメスだからなのか
そんなことは誰にも分からない。
とにかく、ベッドの真ん中で、服を着たまま待つ孝のところへ
ひざで歩いて向かう一歩一歩は、屈辱だけじゃなくて、
童貞を「奪う」ことへの、彼氏じゃない男とセックスすることへの
そして、禁断の一歩を踏み出してしまうことへの・・・
いろんな、淫猥などきどきを感じながらのものだった。

「孝・・・くん。あたしは、あゆこ・・・よろしく。」
「よ、よろしくお願いします。」
くすっ、と笑ってしまった。妙に緊張している姿がかわいかった。

必死に足を閉じて隠そうとしても、もう肉棒はぎんぎんに反り返っているのが
黒い制服のパンツの上からでも分かった。
「ねぇ、あたしなんかでいい?他のお姉さんの方が・・・」
「そ、そんなことないです。」
「でも、あそこにいるのなんか、ほら・・・」
真優のいるほうをちらっとみる。

「あ、あゆこさんがとってもかわいいと思います。」
僕のささやかな抵抗は、その一言で幕を閉じた。
孝が、この期に及んで、僕に恥をかかせようが、なんだろうが、
大人気AV女優の「安藤しずか」である真優や「立花みどり」である明日香ちゃんを
選んでくれないかとかすかな期待をした。
722hiroshi:2007/01/03(水) 23:21:25 ID:gH5Cgb56
「そう。それじゃ、楽にしてね。」
観念した僕は、四つんばいのまま、仰向けに寝転がって両肘を突いて上半身だけ起きている孝の股間に左手を伸ばす。
「あぁぁ。」
かるく孝の固くなった肉棒に手がふれると、かすかな、低いあえぎ声が僕の耳に届く。

「もう、かたくなってる・・・あけていい?」
チャックに手をかけて、首をかしげてそうたずねる。
孝は首を軽く縦に振る。
緊張しっぱなしの硬い表情が、なんともかわいい。

「無理しないでね。出そうだったら言って。」
僕はそういって、トランクスの上から肉棒を触る。
・・・見覚えのあるトランクスだった。よく似た柄のを、僕も持っていたから、
何度か間違えてはいた記憶がある。

「う・・・」
孝は、硬い表情のまま感じている。
僕は、パンツのままではうまく手こきも、しゃぶることも出来ないと思って、
孝のベルトをはずして、トランクスごと脱がせた。
徐々に現れてくる、孝の・・・弟のおちんちんを目の前に、
心の大部分を覆っていた、「いけないこと」をしているという罪の意識が
どんどん片隅に追いやられていくのを感じていた。

「いやっ・・・なに?」
その作業に夢中になっていた僕の下半身にも、誰かが手を伸ばした。
見ると、奥田くんが、僕のスカートとパンティを器用に脱がせていた。
「気にしないで。続けて。」
そういわれて、僕は弟の肉棒に再び集中する。

「しゃぶっていい?」
ふたたびうなずく孝。固く、大きくなったものをみて、僕の目は自然と潤む。

「うぅん・・・」
僕の下半身からは、パンティも両足から抜けて、奥田くんにされるがままに、
お尻を突き出すように高くしていた。気にせずに孝の肉棒を口に含む。
・・・これからこのおちんちんを入れるんだ・・・

不思議な気持ちだった。自分が亮だったことは、もう、遠い過去のようであり、
わずか4ヶ月しかたっていないことでもあった。
18年間、兄弟として生きてきた孝の肉棒をしゃぶっていることが、
自分が、いまや亮ではなく、あゆこであること・・・
亮とは全然違う女の子になってしまったことの証明であるように思えた。
723hiroshi:2007/01/03(水) 23:22:00 ID:gH5Cgb56
このフェラチオで、僕は完全に、ひとりの「あゆこ」になるんだ・・・
高鳴る心臓が頭を沸騰させて、思考を鈍くする。
まるで、淫乱な自分の存在を自分自身に説得するように、舌を裏すじに這わせて、
口を上下に動かした。

「うぅん・・・」
低いあえぎ声に反応するように、僕は上目遣いで孝を見る。
感じてくれている顔がうれしかった。単純にうれしかった。

その孝の目が僕の遥かむこうに焦点を移したことに気がついた。
「孝、どうだ、これがこれからお前が初めてセックスする、おまんこだ。」
みんながざわつく。
僕は、とっさに口を肉棒からはなして、後ろを向いた。
僕の、アソコが・・・モニターに大写しになっていた。

そこには、たしかに・・・僕のアソコの花びらが大写しになっている。
毎日、前田くんに愛され、舐められ、そして前田君の肉棒を飽きることなく受け入れていた、秘唇があった・・・
・・・
初めて、この部屋に来て、孝との行為を始めてから、初めて前田くんのことを思い出して
激しく心のどこかが痛んだ。

「あゆこちゃん、どうしたの。」
明日香ちゃんがそういって、行為を中断した僕に再開をせかす。
「は、はい・・・」
僕はすべてを・・・前田くんのことを、吹っ切るように首を横に一振り半してから、
再び、孝のアソコに目をやって、彼の目を見ながら口に含む。

何を考えているのか、自分でも分からない。
こんないけないことをしてるのは、僕じゃない、あゆこだ・・・
あゆこは、あたしのことだ・・・
あゆこは・・・前田くんの彼女なのに・・・浮気している。
他の男をこうやってしゃぶっている。
いや、あゆこは僕じゃない・・・僕は・・・
ループしていく頭の中。
「あぁっ、きもちいい!」
目を合わせていた孝が首から上をのけぞらせる。
そのしぐさがかわいくて、セクシーで、僕は別の次元でどきっとする。

体は敏感に反応する。
男をしゃぶっているだけでも、いやらしいことをカラダが勝手に考えているようだった。
下向きになっている乳首はそれでも、ぴんとたち、乳房がぷくっとふくれていくのがわかるし、

そこからは熱いジュースがふとももをつたっていく。
「わぁ、もうぐちょぐちょだね。」
明日香ちゃんがそう言って、僕をいじめる。

おとなしい、優等生だったいわゆる「委員長タイプ」の明日香ちゃんは東京に来て、
この部屋に出入りするようになって、
AV女優としてデビューして、
切ないくらいにすっかり変わってしまった。
724hiroshi:2007/01/03(水) 23:23:06 ID:gH5Cgb56
いや、本当の明日香ちゃんをいったい僕がどれだけ知っていたというのか・・・
真優だって、AV女優になれるような女なんてかけらもおもっていなかった。

自分自身のことだって・・・
どこまでいやらしくて、どこまで淫乱なのか自分でも計り知れない。

「あふぅ・・・ん」
僕は口の中で自分が気持ちよくなるように肉棒を転がして、手は袋の部分で遊びだす。
淫乱な自分を誰かのせいにするように、目を閉じる。
「ああぁ!すごい!」
のけぞっていた孝の上半身が完全に崩れて、半身になって耐えている。

激しすぎる官能から逃げるように少し上に体を動かす。
淫乱な僕はそんな孝を逃がさない。
「すごい!ぁゆこ・・・さん!」

「もう、だめ?」
孝から、叫ぶように「あゆこさん」と呼ばれて、僕は、はっとわれに戻る。
この、弟だった男の目には、僕は一人の、綺麗でエッチなお姉さんに過ぎない。
だったら、僕も迷うことなんて無いのだ。

どうしてそんな結論になったのか分からないけれど、楽しもうと決めた。

「どうする?一回出しちゃう?それとも・・・」
「あぁ・・・入れたい・・・あゆこさん、入れたいよ。」

素直な孝の瞳に、吸い込まれそうだった。
「そ、それじゃ、このままおとなしくしててね。」

僕は、誰かが差し出したコンドームを受け取ると、孝の肉棒にそれを着せた。
先走った汁があふれ出ている。下手に刺激するともういってしまいそうだった。
刺激しないように、ゆっくりと。

二つ年下の弟・・・小さい頃、うまく幼稚園の制服が着れない孝に
スモッグを着せてあげたことを
不意に思い出した。

そして、孝の兄だった「亮」が頭の中に戻ってくる。
一瞬、動きが止まる。
「おい、手が止まってるぞ。」
本当に一瞬だったのに、中野先輩はそれを見逃してくれない。

「う・・・うん。じゃあ・・・このまましずかにしててね。」
僕は、孝にまたがって、ゴムのかぶった肉棒を握ると、
しゃがむようにして、それを自分の中に入れる。

「あん・・・」
孝の肉棒が・・・ゴム越しとはいえ、僕の中に入ってくるのを感じる。
「すごい・・・あったかい・・・」
725hiroshi
孝はそう、嘆息の声をあげながら見つめている。
「ふぅ・・・ん」
僕は、腰を深く沈めて、孝の肉棒をほとんど全て自分の中に収めると
首を横に一振りして、右手で、顔にかかった髪をかきあげた。
「はいった・・・動くよ・・・いい?」
僕の中で、孝のアソコが少し大きくなったのが分かる。
入れ始めたときから・・・いや、しゃぶっているときから気づいていたことがある。

このおちんちんは、きっと、気持ちいい。
具体的には、ともかくとして、形がよくて、そして、大きくなった状態でも、
呼吸するように、膨らんだり、戻ったりするようだった。

「は・・・い」
孝の返事を待ちかねた僕は、すぐ腰を上下に動かし始めた。
「あぁん・・・うぅん、あん」
自分が、自分でなくなっていくような感覚だった。

「きもちいい、あぁん、あん」
僕は、すっかり陶酔していた。

「あぁん・・・ふぅ・・・ん」
腰を上下に、リズミカルに動かす。
僕はもう、兄でもなんでもない自分を感じていた。
セックスが始まると、一匹のメスになってしまう自分がいた。

「あぁ・・・きもちいい」
低い声でうなるような声をあげているだけの孝の上で
僕は、どこかにある兄の面目をかなぐり捨てるように
高く、上ずった声を上げ、よがり狂う。

「あは・・・あぁん、ぁん!」
すそして、彼氏の・・・前田くんのこともかなぐり捨てるように

「あぁん・・・いい、よぉ!」
でも、そんなこと関係なしに、気持ちよかった。
孝が腰を自分から使い始めた

「ちょ・・・そんな、あぁん」
僕は、増幅される快感を頭の中で処理しきれなくなっていく。
「あぁん・・・あぁん!」
前のめりに倒れて、孝と抱き合う。
「たかしぃ・・・きもちいい」
背の高い孝の胸に頭をつけて・・・本能をあらわにする。

「あぁん!」
次の瞬間、僕は後ろに反り返って、自然に正常位の形になった。

「たかし・・・くん、すごい、きもちいい。」
初めてとは思えない。
孝の圧倒的なパワーと、それと・・・相性の良さが、僕の淫乱に火をつけた。