あなたの文章真面目に酷評します Part32

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1名無し物書き@推敲中?
前スレ: http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1128599145/


まとめwiki:http://www6.atwiki.jp/kata/
過去ログなどはこちら。

テンプレは>>2->>6あたりです。投稿・批評する前に必ず読んでください。

文字数が多いスレは、1000に行く前に容量オーバーで落ちることがあります。
(このスレは800〜900で落ちることが多いです)
ブラウザで表示したとき、書き込み欄の上の表示が490KBを超えたらスレ立ての季節です。
2名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 15:55:51
■投稿する人へ
・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は
小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番
よいですが、自分のサイトの直アドレスやまたり文庫・アリの穴などの投稿サイトをさらすのもあり。
酷評スレまとめwiki(http://www6.atwiki.jp/kata/)でも投稿できます。
このような場合は、各サイトのトップページではなく、直接「作品の」アドレスを貼ってください。

・創作文芸板は最大改行32行、最大文字数は1024文字です。改行の少ない作品なら
1レスあたり原稿用紙2枚と少しくらい。3レス(原稿用紙7枚以上、もしくは100行以上)を
超える量の文章は、外部に晒してリンクを貼ったほうがいいでしょう。

※※ 時々いたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩がいます。
HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中>
と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。 無い場合は高確率でスルーされます。
スレに直接貼る場合も、一言書いておいたほうがスルーされにくいです。

・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。

・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。
目についたものから批評していくので、見落としもあります。

・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が
悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという
ことを心にとめておいてください。

■批評する人へ
・批評への参加は自由です。
・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ
投稿者が納得する形で批評してあげてください。
3名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 15:56:30
※原稿入力時の約束事

○段落の行頭は一字下げる
○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可
○読点は「、」 句点は「。」を使用
○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない
○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する
--------------------------------------------------
4名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 15:57:19
関連スレ

あなたの文章真面目に酷評します 別館
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1103876665/
議論になりそうになったらここへ誘導ヨロ。


あなたの文章真面目にリライトします。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1100408711/

あなたの文章、無理して誉めます
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112778027/l50
5名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 18:36:33
>>1
6名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 20:52:47
友よ、天皇陛下の御名のもと美しい日本国を築こうではないか。


           .,.v-ー''″ ミ,
         ,,/  ,,,,   ミ
       .,/   ,,|||||||,,  ミ.
       ,!′  ,,||||||||||||| .゙゙!;
      ノ   |||||||||||||||||  ゙`!;        日本人だけの特権!
      .\.,  "|||||||||||||"   ..ミ            世界の中心で天皇陛下万歳を叫ぶ!
        .\  "|||||||" ,.,v-r|i
         )   ""  ./ ′ .ミ,
         .)    .,r'′   ミ.
          .゙'ー‐'¨¨″     フ∧_∧
                    r(,,゚Д゚)
                     〉日本つ
                    ⊂、 ノ
                      し'

     天 皇 陛 下 万 歳 !

日出づる処の極東板より
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1135328170/
7名無し物書き@推敲中?:2006/01/06(金) 22:35:37
>>1お疲れさん
8名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 12:45:56
即死回避あげ
9名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 16:41:58
もいっちょあげ
10名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 18:03:52
すいません……。
やっぱり前スレに依頼した方が良いのでしょうか?
11名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 18:32:34
>>10
前スレは容量オーバー。もう書き込めないよ。
こっちにどうぞ。
12名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 18:34:58
からあげ
13名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 18:38:25
>>11さん
ありがとうございます。

長いのでリンクをはります。
http://butterflydream.syuriken.jp/tattahitorino.html
14厨V ◆e1V/jh2IyI :2006/01/08(日) 20:05:31
 一段落だけでスマン。文章的なことだけ。

>一瞬視界が真っ白になったかと思ったら/次々にフラッシュがたかれた。
 前半、主語は視点保持者。で、読点もはさまず、後半で主語が「フラッシュ」
になっている。アウトって訳じゃないけど、あんまり読みごこちのいい文章じゃ
ない。フラッシュ「を」ならまだ親切か。いずれにしても、冒頭に持ってくる
文章はもっと練って欲しい。いきなり砂利を噛んだ気分。

 同じ段落に、「鬱陶しい」が三つ。これもアウトではもちろんないけど、
基本的に小説的な文章は重複を避けるべき。くどい(つまりしつこい)感じが
するから。せいぜい二つまで。

>容赦なく身体を射抜く
 フラッシュが、「容赦なく身体を射抜く」というのは少しピンぼけした表現
ではないか。フラッシュには眩いイメージはあっても、鋭利な印象はない。もっと
主人公視点に入り込み、適切な比喩や表現を模索して欲しい。

>フラッシュ焼き
 写真を焼く(現像する)という表現はあっても、フラッシュ焼きという言葉を
おれは知らない。とくに前後がグダグダしちゃっただけに、好意的には受け
取れなかった。

 こんなわけで、じっくり読み込む気になれなかった。
 構成やテーマについては他のひとにしてもらってくれ
15名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 21:35:51
>>14
ありがとうございました。
全体的に表現が洗練されたものではなかったです。
特に
『フラッシュが、「容赦なく身体を射抜く」というのは少しピンぼけした表現
ではないか。フラッシュには眩いイメージはあっても、鋭利な印象はない。』
というご指摘はとても的確なものです。

拙い文章にわざわざありがとうございました。
16名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 22:39:20
>>13
 全体をつらぬくテーマとか、ある?構成はちゃんと練った?
中盤の自傷っぽいシーンとか、どう捉えていいものか分からん。
張ってあった伏線の消化でもなし、新しい伏線でもなし・・・

 展開が遅く、どうでもいい描写が多い。「それがスタイルだ」と
言われればそれまでなんだが、たとえば最初のひとまとまりの
主人公の行動が「フラッシュを焚かれる夢を見ていたところで
目が覚めた。カーテンを見た。上体を起こしたが目は覚めない」と、
これだけ。ストーリーに動きがないのさ。

 動きがない分内面描写に力を入れる、というスタイルもあって
いいんだけどね、その描写もいまいち発想が貧弱。どっかで見たことが
あるような言葉の垂れ流しになってしまってる。口語っぽく描写を乱すより、
もっと言葉に凄みを出すことを目標にしたほうがいいと思う。カフカの「変身」
とか読んだことある?
17765:2006/01/08(日) 23:25:44
>>771
遅くなりましたが、リライトありがとうございます。
参考にさせていただきますね。
18名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 00:44:52
>>17
 拙いリライトだったかもしれないけど、他山の石にしてくれれば幸いです。
19義男:2006/01/09(月) 02:11:44
「君が好きだ。薔薇のような肛門を持ち、こぼれるような宝石の瞳の君が!」
義男は屹立した陰茎を美帆の口へ入れた。義男に戦慄の快感が走った。
「愛すよ、愛す。君をいつも、ずっと、どこまでも。たとえ君が心変わりして、他の男に抱かれる日が来ても、
僕はずっと君を愛し続ける。さあ、もっと奥まで僕のイチモツを受け取ってくれ!」
美帆は例によって無感情な瞳で義男を見上げるようにして彼の粗末な愚息を咥えている。
義男は悦楽の時間を大切にする男だったし、また数少ないとはいえ、彼のかつての恋人たちもそれも認めるであろう。
「あ、あ、ああーーッ」義男は白濁の液体を美帆の口にぶちまけた。衝撃は彼の脳天まで走った。
「はあ、はあ、はあ」義男は荒い息のままでウェットティッシュで陰茎を拭き、後処理をした。
義男の隣には使い古されたダッチワイフが置かれていた。義男が美帆と名づけた人形の口から己のイチモツを取り出したとき、
紫色の先端から精液の一滴が美帆の瞳に落ちて、まるでその様子は人形が泣いているように見えた。
その事実に気づいた義男は、感動のあまり激しく男泣きし、初恋のころの自分を想った。まだ彼が中学二年生のときであった。
校庭にたたずむ美帆は、男子生徒の憧れの的だった。義男はクラスでも地味な位置に存在しており、

以下割愛。
20名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 06:39:23
>>19
あっ、これまじめな文章だったのかい?
しょっぱなから
>薔薇のような肛門を持ち、
って飛ばしてるから、てっきりキワモノ狙いかと思った。

>「あ、あ、ああーーッ」
この部分を文章で表現すればよかったかも。

>「はあ、はあ、はあ」
これいらない。
211/2:2006/01/09(月) 06:55:50
酷評お願いします。


 かしゃん、
 何かが落ちる音がして、果歩は己の世界から帰還した。
 見慣れた教室、後ろから二番目の窓際が果歩の席だ。先ほどの音は隣の男子生徒が筆箱を落とした音だったらしい。
 彼は彼で睡魔に犯されていたように見える。果歩が咄嗟に視線を向けた窓の硝子に、ぐぅっと眉を寄せている自分の顔の向こうで
きょろきょろしている彼の姿が写っていた。さらにその向こうには梅雨特有のどんよりした空。
「はい、じゃあ次の段落を高崎。眠気覚ましに読んで」
 その様子は教壇の上の国語教諭には筒抜けで、指名された高崎はだるそうに返事をして立ち上がった。
 高崎は見た目にも分かりやすいくらい、面倒そうに立っている。筆箱は拾わず、教科書を片手でばさりと広げて、
「……どこからっすか」
 教諭の苦笑を買っている。硝子越しにその呑気な姿を確認しながら果歩はそっと息を吐いた。
 ここからよ、ああはいすんません、先程より雰囲気が和やかになった教室。す、と教科書に視線を落とす高崎。
「私の答えは誰に対しても同じでした。私はただ彼の私宛で書き残した手紙を」
 再び静まり返った教室に高崎の声だけがしている。先ほどまでうつらうつらしていたにしてはいつも通りのよく通る声だ。
 教科書を読む振りを再び続けながら果歩は再び己の思考へと入り込んでいった。

 両親が、離婚するのだそうだ。告げられたのは何日前だ? ああそうだもう二週間前になる。
 夏を待たずに母は出て行くようだ。決定事項なんだそうだ。もう止める事は出来ない、らしい。
 そこまで考えて果歩はなんだか急に馬鹿馬鹿しくなってきた。というよりも実際、馬鹿馬鹿しい。
 彼女の両親の話だ、今考えていることは。なのに、何だこの他人事のような思考は。
 らしい、ようだ、そうだ、ばかりじゃないか。もっと何かあるんじゃないのか。
 高崎の声を聞きながら何となく目を閉じた。空気がじめじめしていて気分が悪い。まだ昼前だというのにつけられた電灯
が閉じた瞼の裏でも赤く見えた。
 
222/2:2006/01/09(月) 06:56:54
 あの女、とわざと露悪的に履き捨てる。もちろん心中でだ。
 あの女、ついて来る? も何も聞きやしなかった。お母さん離婚しようと思うの、も言いやしなかった。
 もっと何かあるんじゃないのか、普通は。
 お母さん離婚しようと思うの、ええそんなどうしてよ、もうお母さんお父さんについて行けなくて、そんな待ってよ
お母さん私からも言ってみるから待ってお願いとか。そういう展開は一切無しだ。いきなり、お父さんとお母さん離婚
することにしたから、だ。夏にはもういないからそうしたらあんたが家事やるのよ、だ。娘としては、はあそうですか以
外の何を言えるというんだ。
 果歩は目を開けて、再び硝子を見た。写る己の顔は目が赤くなっていたりはしない。いつもの、十七年間見慣れた顔だ。
 止めたかったのにな。止めたかったんだよ、お母さん。
 言葉は音にはならずにただ果歩の心臓の奥にカタリとしまわれた。

「私が今おる家へ引っ越したのはそれから間もなくでした」
 高崎の声はまだ響いている。
 これ以上考えると今度こそ泣きそうな気がして、果歩はそっと床の上の、高崎が落とした筆箱を拾った。つまり、教室で
泣かずにすんだ、そして恐らくは今朗読している彼の気遣いの証であるその、筆箱を。


以上です。よろしくお願いします。
23名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 16:45:18
>睡魔に犯されていたように

はあ?
24名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 16:49:04

高校なら教諭ではなく「教師」
25(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2006/01/09(月) 17:48:26
>>21-22

>>21の部分についていえば、「平仮名・片仮名を用いた擬音」と「咄嗟・硝子などの漢字」のバランスが悪い。
漢字を開くか、擬音をもう少し固い表現に変えるか、どちらかにしたほうがいいと思う。
無理に難しい漢字を使うのは珍走団のグループ名ぐらいでいい。

>>22の部分は、今回は>>21と分けてあるので心構えをして読んだけど、
おそらく続きとして読むと、地の文、果歩の言葉、母親の言葉のどれなのか
一読して理解できないかも。
かぎ括弧で果歩と母親の言葉を書き分けるか、
母親の台詞調を避け、内容を要約して果歩に独白させたほうが、すっきりするかも。

それから、『気遣い』というキーワードを生かすには、高崎がうたた寝していたのではマズイ。
1、果歩が物思いにふけり、授業に身が入っていないことに気づいている。
2、果歩の物思いの原因となる家庭の事情を薄々知っている。
の2点が明示されていないと筆箱が『気遣い』たりえない。
まあ、>>21-22が小説の一部であり、上記2点が既述なのであれば問題ないですが。


26酷評お願いします ◆DmWARptXDQ :2006/01/09(月) 18:01:01
題名:崩壊 その1
 女は言った。
「痛くない?」
 女の子は言った。
「痛──くない」
 天窓から正午の暑い陽光が入る部屋のなかで、女の子は言った。
「暗くて、なんだか怖い。ねえ、これ外してよォ」
 女の子が、自分の両目に巻き付けられている目隠しの布に手をかけようとすると、女はそっと、女の子の手を優しく握った。ヌルい感触が女の子の手の甲に残る。
「ダメだよ。外しちゃあ」
 女はどこか上の空といった様子で、抑揚のない声で優しく言った。庭の鴉が興奮している。部屋の臭いが強くなった。
「ねえ、さっきからなにしているの? なんだか、胸が温かいっていうか、なんか……こう、じんじんする。あとね、このツンとする臭いはなぁに? 臭いよォ」
 女の子は、目隠しをしているからか、臭覚が鋭くなっている。もう一度臭いを確かめるように、鼻水を啜り上げた。泣いている。
 しゃり、ことん、と女の子の傍らで音がする。
 女の子の蒼い唇に、小さく切った赤い林檎を近づけた。蒼い唇はぎゅうっと閉じられた。上半身裸の女の子の腰がよじれる。
「安心して、ただの林檎よ。食べる?」
 女の子は、鼻水を啜るように、林檎の匂いを嗅ぎ、喉の奥に溜っている鼻水と一緒に林檎を胃の中へ入れた。
 女の子は、冷たいテーブルの上に寝かされていて、仰向けの状態で林檎を食べたので、なかなかうまく飲み込めず、顎を思い切り引っ込めながら、林檎と鼻水を飲み込んだので、飲み込んだ後に大きく咳き込んだ。
 女は慌てて、女の子の胸を押さえた。ひゅん、と女の子は息を漏らした。鴉がその汚れた嘴で窓を突いている。
27酷評お願いします ◆DmWARptXDQ :2006/01/09(月) 18:08:44
「ねえ、あなたはいくつだったっけ?」
 女が訊くと、女の子をゆっくりと両手の指をすべて開いた。指がふるえている。
「……そう」
「ねえ、お、おねえちゃん、もう帰りたいよォ」
「もうちょっとだから、もうすこし居てね」
「いったいなにしているか、教えてよォ。──胸が熱いよォ」
「なにをしているかって? ふふ、あなたを女にしてあげているのよ」
「女? あたしは女よ。男の子じゃないよ」
「違う、違うよ。あなたはまだ女の子よ」
「変わらないよォ。──胸が苦しいよォ」
 女は両手に一つずつ、林檎を持った。林檎が汗をかいている。汗がぽたりと床に落ちた。ガラス越しに子供たちがふたりを見つめている。鴉が窓から逃げ去るように離れた。部屋が灰色の雨がふったように暗くなった。
 ヌルい感触の後に、最初になにかが泡立つ音が躯に響き、次に、鈍い痛みと同時に全身が萎縮した。
 女は嗤いながら言った。
「目隠しを取っていいわよ」
 女の子は歯を食いしばりながら、目隠しを取った。胸を視た。
「お母さん」
 女は言った。
--------------------------------------------
終わりです。ある一場面を貼りました。
28名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 18:23:43
「洗濯バサミの組成を具体的に述べよ。」
 意味がわからない。何のことだろう。茶化されてるのか?他人のいたずらだろうか?
 A美に手紙を書こうと思ったのは昨日の夜中だ。3時間かけて自分の想いを綴った。「好きです。」とは書いたけど。
付き合ってくださいとは書かずに、「返事待ってます」で結んだ。そのまま眠らずに朝一番に学校に来てA美の机の中にそっと入れた。
 A美が誰かにしゃべった。そんな馬鹿な。この学校でA美に話し掛けるような奴はもういないはずだ。
机の中に手紙を忍ばせた時も、手紙が入るように机の中いっぱいに詰まった雑巾を少し抜くのにかなり苦労した。
彼女が手紙を冗談か、またタチの悪い嫌がらせと取ることはあっても、誰かに相談できるはずが無い。
 A美が見つける前に他の誰かに見つかったのか。いやいや、今朝朝一番に教室に入ってからは彼女がみんなから無視されながら
静かに席について黙って下を向いたまま授業が始まるまで、ずっと注意してみていた。誰か他の人間が彼女の前に机の中に触ったら気づいたはずだ。
「洗濯バサミの組成」って、そもそもなんだ。何で出来てるかってことか。プラスチック?後は金属。アルミか鉄だろう。それを答えさせてどうしようというのだ。分からない。
 返事を希望する様子も無い。A美からの返事にはただ「洗濯バサミの組成を具体的に述べよ。 A美」と、あるだけである。一体、どうゆう返事なのだ。
<以下略>
29厨V ◆e1V/jh2IyI :2006/01/09(月) 18:32:59
 筆致から、ジュンブンガクっぽいのを狙ってるんだと思うんだけど、
それだったら視点をきっちり女の子なり女なりに定めてくれ。また、
状況がぜんぜん飲みこめず、イライラする。二日三日寝かせてもういちど
読み返せば、きっと自分で分かると思う。

「言った」は普通、台詞のあとに来る。あんまり前というのは見掛けない。
地の文で、締めに三回続いているけど、意図を読み取れなかった。

「ヌルい」をカタカナにした意味は? 一般的な会話で使うけど、
この文体のなかでは浮いてるんじゃないかな?

「女はどこか上の空といった様子で、抑揚のない声で優しく言った」
これもピンとこない。上の空なのに優しく? で、昂揚のない声?
よくあたまのなかで情景を整理し、言葉を選べば、こういう表現には
ならないと思う。
30厨V ◆e1V/jh2IyI :2006/01/09(月) 18:35:16
>>26-27
でつ
31名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 18:45:36
本当に中三なのでしょうか。
私は高二なのですが、正直嫉妬心を覚えます。
32名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 18:57:53
あたし、真弓。十九歳の女子大生。昨日バイト先で一緒だったK君とついに結ばれちゃたあ。キャハ。
恥ずかしいィ!あたしもK君もエッチするのは初めてだったけど、何とか成功。この場合は性交よねwエヘヘ。
もうK君はあたしのダーリンだょ♪


と、ここまでキーを叩いたところで私は机から離れた。気分が悪くなってきたのだ。
先週、出版社から、頭の軽い女子大生を主役にYOSHI風の小説を書けという依頼があり、
私はこの苦痛で仕方ない作業に取りかかった。私が書きたいのはこんな文章ではない。
これは、生活のために請け負ったやっつけ仕事に他ならない。そう、生活のための。

私にも燃えるような熱い憧憬を文学に対してもっていた時期もあったが、すでにその意思は枯れ果てようとしている。
同時期にデビューした仲間たちが次々に筆を置き、この世界から離れ、一介のサラリーマンとしての生活を送りはじめ、
早くおまえも目を覚ますんだと彼らは時々連絡を寄こしてくる。私はその度に曖昧な返事を書いて送った。

私が注目を浴びたのはわずかな時間だった。
二十三歳のとき、私はある賞に応募し、大賞を受賞することができた。
私は運がよかった。他の候補者はいずれもレベルが低かったし、三年という月日を注いで、
ソープランドの裏方で働くボーイを密着取材して完成させた「ロマンティック」というタイトルの手記風の小説は、
不景気の追い風を受けて性が氾濫しがちなこの時代の空気にマッチしていた。

しかし、皮肉にもその処女作が仇になった。私は風俗作家としての位置として定められ、
原稿や取材の依頼が来てもすべてそれは性に関するものに限定されてしまった。
私が長編の構想を練っていたポストモダン的なアプローチや、カリカチュアされた現代人の悲哀を描いた作品は、
すべて「君らしくない」という編集者の太刀によって切り捨てられた。

以下略。
33名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 19:30:09
 バス停まで走ったが間に合わなかった。
 吐き気がするほどの全速力だったというのに、ついたらうそのようにがらんとしていたのだ。
 一体どういうことだ、ぜいぜいあえぎながら腕時計を見ると、発車時刻からとうに五分はたっていて、
笑いごとではないと知りつつも自分の足の遅さに失笑してしまった。あれだけ走って無理だったのだからしかたない、
そう思うと少しだけ清々した。
 辺りは何の変哲もない住宅街。彩度の落ちた塀や屋根が、春の陽に黄色くかすんでいる。通勤ラッシュの殺伐とした
灰色は消え失せて、かわりにやわらかい陽射しと、空の青が満ちていた。どこからともなく立つ花々の香気は鼻をく
すぐり、鳥のさえずりは近くの公園から、さくらの花弁と共に舞い下りてくる。そよ風がおろしたての高校の制服を
撫でると、のりの効いた紺色のプリーツスカートががさがさと乾いた音をたててゆれた。
 時刻表を確認すると、次のバスまでは随分と時間があった。ハルは逡巡したが決断までにさして時間はかからず、
すぐに歩道の端にある縁石に乗るとフシをつけて歩き出した。履きなれぬローファーのかたい音が鳴る。いち、に、
さん。吸い込む春の空気は、心や身体までをも軽くしていくような気がした。
34sage:2006/01/09(月) 21:27:26
正直スマンかった。
おまいら面白いのな。
35名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 21:57:32
前スレに投稿したブツを推敲……?推敲したものです。
酷評お願いしますっス。

クリスマスはホワイトクリスマスたりえなかった、けれど皆にとってそれは些細な事象であるらしく、笑顔は商店街をただのさばっていた。
嘲笑、それはくすぶるばかり、面に出ることはない。
何故なら外面上は俺もワン・オブ・オールで、笑顔を着飾り手を差し伸べる存在だから。結局のところ全体主義のこの職においてぼろを出す真似は許されない。
安らぎがどこにあろうか、どこか諦めに似た思いが脳裏を掠めるのを感じ、かぶりを降った瞬間その影を捉えた。
第一印象として、それは似ていた。自分自身に似ていた。
だからこそ違和感を感じたのだ、俺はここにいるってのにあの少女は何故そこにいる?算段はなかった、衝動的に走ったのだ。
「すみません、よろしいですか?」
俺はセオリー通り笑顔を繕いながら、色気のない白黒印刷のビラを突き出すという体勢で固まっていた。少女があからさまな人間の気配に顔を上げる。
その目は暗かった、虚の様相を醸し出していた。
まるで痺れるような感覚は歓喜だったのかもしれない、色素の濃い瞳の中はまるで水の中を濁りが彷徨っているかのように深く、興味を射止め誘ってきたのだ。
「おねがいします」
もう一度言うと少女は私の手元に手を伸ばした、笑みがその瞬間方向性を変え疾走する、この少女もまた何か虚に取り憑かれていて挙げ句それを利用される運命なのかと。
歓喜だったのかもしれない、でも違ったのかもしれない。
私の内側にいまだ微かに宿る良心が叫んだのかもしれなかった。
36名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 21:58:23
「ねえ、貴方は神を信じているの?」
「ええ、もちろんです。神は私の中に確かにいるのです」
「神は貴方自身なの?」
私は目を伏せた。
「いえ、誰もが神と言えるでしょう、答えをその中で見つけ出すのですよ」
そして少女を見る、その表情には感心の類は見当たらずただ冷たい陶器を押し付けられたかのよう。少女は諦めているのだ、自身に宿る存在など。その影は俺自身にもちらつく身近な存在だったのに、そう今更になって気づいた。
諦めが少女を掴んで放さない、何も見えないほどの暗闇の底に押し入られ、更には足をもとられ、どうしようもなくされる。
経験があったから、分かった。
「……私には必要ないわ」
「そうですか、けれど我々はいつも誰しもに手を差し伸べています」
笑顔と虚が対面する。それはしばらく続いて、均衡は少女が立ち去る形で破られる。
少女の姿が人混みに消えてなお、俺は立ち尽くしていた。
失ってしまった何かを、少女にかいま見た気がしたから。
37名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 22:26:26
>>28
「わからない」ということを何度もアピールする意味がわからない。
暫定的でもいいから主人公の見解とか述べてくれた方が、その後の
展開も無理なく進むんじゃないか?

 論理もクソもない文の流れが不快。段落ごとに整理するとこうなるんだが。
T・「洗濯バサミの組成を具体的に述べよ。」 意味がわからない。
U・昨日の夜中A美に「返事待ってます」で結んだ手紙を書き、今日の朝A美の机の中に入れた。
V・A美が、誰かに相談できるはずが無い。
W・A美が見つける前に他の誰かに見つかったはずもない。「洗濯バサミの組成」って、そもそもなんだ。
X・一体、どうゆう返事なのだ。 (どうゆうって何だよ……)

 以下、「普通こういう流れになるんじゃないか」って一例。
1・「洗濯バサミの組成を具体的に述べよ A美」という手紙が机に入っていた。
2・A美と洗濯バサミについて話し合ったことはない。
3・A美じゃない誰かのいたずらかと思ったが、A美が誰かと相談した様子も
 なかったし、ほかの誰かが盗み見たわけでもないはずだ。
4・つまりこれはA美から僕への返事に間違いない。そのはずなのだが、
 どうしても意味がわからない。
5・昨日の夜中にがんばって書いたのに、からかわれているのだろうか。悲しい。

1で事実を言い、2で問題を明らかにして、
3で問題を限定し、4で暫定的な結論を出し、
5で結論からくる感情・次の行動をほのめかす、という流れ。
38名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 22:58:40
>>26
二人しかいない登場人物が「女」と「女の子」っていうのはあり得ないだろ。
「女の女の子に対する気持ち」とか混乱する可能性もあるし、何より
イメージの対照ができず、訴える力が弱くなる。
ワザとかもしれないけど、デメリットを考えると「女児」とか「少女」とか
使った方がいいと思う。変えても、後半の「女じゃなくて女の子」とも別に抵触しないし。

>>32
読みやすさはなかなかのもの。だが穴もある。
「苦痛で仕方ない作業」→通るけど、「苦痛」は形容動詞より名詞の印象が強くて少し違和感。
「生活のために請け負った〜そう、生活のための。」 → 言い直す意味がない。

「〜彼らは時々連絡を寄こしてくる。」 → 「彼らは」が不要。「時々」もあまり気が利いた言葉じゃない。

「私が注目を浴びたのはわずかな時間だった。」 → わずかな「間」じゃないか?「時間」には文字通り
 「hour」っていう印象がある。
「ソープランドの〜小説」 → 説明を入れるタイミングがなぁ。「運がよかった」ことの説明と
 小説自体の説明、両方がぼやけてしまってるよ。大事な説明は、長い修飾語にするよりも
 述語で「受賞作は〜という小説だ」とキレイに纏めたほうがいい。

「〜ある賞に応募し、大賞を受賞することができた。」 受賞したってことはつまり応募もしたってことでしょ。
 「とある文学賞で大賞をとった」で十分。

「私は風俗作家としての位置として定められ」 → 「としての」重複は哲学者的なくどさを感じる。意味も通らないしね。

「性に関するものに限定されてしまった」 → これだと、谷崎みたいなエロエロ純文学だって含まれるよ。

「私が長編の構想を練っていたポストモダン的なアプローチ」 → 「練っていた」が「ポストモダン」にかかる。
 ていうか編集長に否定されたのは、具体的な作品のほうじゃないの?「長編」を最後にもってくれば
 すっきりすると思うんだけどな。
39名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 23:18:25
>>35
 背伸びはダメよ。一行目でもうバレるんだから。

・「クリスマスはホワイトクリスマスたりえなかった」ってのは、
 「(すべての)クリスマスはホワイトクリスマスであるはずがなかった」ってこと。
・「のさばる」は自動詞。「〜に」のさばる、が正しい使い方。
・「くすぶる」は、火などがいつまでも消えず、半端に残っていること。
 つまりは「くすぶっている」と「見えない」ことは順接ではつながらない。
・「全体主義」ってナチズムの意味をもってるんだけど。
・「かぶりを降った」 誤字には気をつけよう。
・「突き出すという体勢」って、「突き出すこと」は体勢じゃなく動作だろ?
「腕を突き出した体勢」が正しい。

 その後も似たり寄ったりの文法・語選択のミスばかり。
 難しい言葉を使いたがるクセは直したほうがいいと思う。
読者を意識する練習を兼ねて、一度絵本でも書いてみたら?
40名無し物書き@推敲中?:2006/01/09(月) 23:55:29
>>35
文じたいはまだ前回のほうがよかったね。
背伸びって言われてるけど、たしかにあなたの言葉になっていない
(指摘については異議がないこともないけど)。
主人公も固まっていない。
で、あなたが書きたいであろうことも、よけいに濁ってしまっている。

ずいぶんな人数、この主人公のような手合いと何度となく面と向かって
話してきましたけどね、かれらにはもちっと確信がありましたよ。本気で
信じている人はもちろん、カルト/霊感商法のたぐいの連中であっても。

つまるところ、文章がどうだこうだという以前の問題。じぶんがなにを
書きたいのか、もっと考えたほうがいい。
41名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 05:22:21
なにも言わずに本文だけ春仁が多いが、どの辺の評価希望なのか一言欲しいな
42名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 11:00:34
めちゃタメになる評価だな、37から39な。
43名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 11:42:23
文体等を中心に酷評お願いしますm(_ _)m

夕焼け木枯らし帰りみち。真っ赤に染まった手のひら、寒さと夕焼けのせい。
手のひらに、はぁっと息を吹きかけにぎにぎする。凍った手のひら、少し溶けた。鼻の頭まで巻いたマフラー、ほどけかけをまき直す。寒い寒い土手みち、川のせせらぎ魚のさわぎ声。てこてこ歩く、わたし。
(そろそろだ。)
高鳴る胸。聞こえてくる、ギコギコチャリの音。――ドクンドクン……
(きた……!)
シャーッと横を、ボコボコカゴのぼろっちいチャリが過ぎた。
ちょっとしわしわの黒の学ラン、金色ボタン。隣の中学のだれかさん。
「あっという間」
いつもそう、すぐに行ってしまうあの人。残るのは冷たい風と少しだけ乱れた髪。
――少しだけでいいから、お話してみたい。
願いは届かぬまま、時だけが過ぎている。

わたしが高校生になってすぐのときの帰りみち。初めてあのチャリに会った。
まだピカピカで黒く光ってたチャリンコ。学ランもパキパキだった。それから数週間かたったくらいに、わたしは「だれかさん」がチャリから落ちる瞬間を、目の前で見たんだ。
44名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 11:51:13
「ぅをっ!」
小さくうめいて、ゴロゴロ土手を転がっていった。わたしはびっくりして土手を覗いた。「だれかさん」は恥ずかしそうにむくっと起き上がって、土手をのぼってきた。
わたしはポッケからバンソウコウを取り出した。「だれかさん」の手のひらがすれて少し血が出ていたから。でも渡す勇気なくて、差し出そうと出したバンソウコウは、またポッケに逆戻り。
チャリを起こして乗ろうとした「だれかさん」は、こっちを少し見て笑った。土手から転がったとこを見られて恥ずかしかったのかもしれないけど、わたしはその笑顔に、そのはにかみ笑顔に心をぎゅっと掴まれた。
それから毎日、横を通るチャリを楽しみにしてた。
45名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 11:53:32
はいはい。
こわいこわい。
切ない切ない。
ぼろっちいのにシャー、ギガワロス。
要らない濁音大杉、モウだめぽ。
46名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 11:56:24
今日こそは、と、意気込んで歩く。川の声も風の音も、わたしの胸の音には勝らない。ドクンドクン、痛いくらいに胸がなる。
シャーと、通り過ぎるチャリンコ。
(あ、あのチャリ……)
わたしは震える唇からなんとか声を出した。
「あの!」
振り返るあのチャリ、震える体。
「名前、教えて、ください……」



――終わりです。
長くなってすいません、よろしくお願いします!
47名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 12:06:40
今日こそは、と、意気込んで歩く。川の声も風の音も、わたしの胸の音には勝らない。ドクンドクン、痛いくらいに胸がなる。
シャーと、通り過ぎるチャリンコ。
(あ、あのチャリ……)
わたしは震える唇からなんとか声を出した。
「あの!」
振り返るあのチャリ、震える体。
「名前、教えて、ください……」



――終わりです。
長くなってすいません、よろしくお願いします!
48名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 12:08:54
間違えてたくさん投稿してしまいました…荒らしじゃないので…またロムることにしますm(_ _)m
49 ◆8bnvx3e9C. :2006/01/10(火) 13:20:36
酷評よろしくお願いします。

外に出ると目を突き刺しそうなくらいの光がボクを襲った。
下を向いてもまだ眩しい。
それと同時に目の奥が痛い頭痛によく似た感覚がした。
だからボクは目を瞑り眉間にしわを寄せながら
必死にこの苦しみから逃れようとした。
けれどもそれはまぶたというフィルターをものともせず襲ってくる。
つらい。
薄目を開けて何とか進もうとするが、
堪えきれずボクは玄関へと逃げ帰った。
そして、対『それ』用に常時置いてある下駄箱の上のケースから
サングラスを取り出し、掛けると再び外へ出た。
これで大丈夫。
辺り一面真っ白な雪で覆われていた、
よく晴れたある朝の出来事だった。
50名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 13:32:25
モノローグの練習。
酷評お願いします。

俺はサークルの部室でひとりっきりだった。
ただ息をするだけの存在みたいに椅子に座って、視線を適当な位置に放って、固定している。
俺たち四年は就職活動を始めなければならないし、卒業論文だって提出しなければならない、つまり極度に忙しい時期に突入していたということ。
けれど俺はこうして椅子に座っているばかり。
欠伸を一つかみ殺していると、ノブが捻られて扉が重々しい音を響かせながら開いた。
「失礼しまーす……」
女の子が入ってきた。顔をぼうっと眺めて、それが誰だったかを思い出す。
二年の、重川といったはずだ。なんだか無駄に元気のいい、そんな印象が薄ら残っている。こんな風に俺と周囲との人間関係というのは希薄であるケースが多かった。
「あー!先輩またここにサボリに来たんですねまったく!そんなことだから雇用面接受からないんですよ!」
「さらっとひどいこというね」
重川は一瞬言葉に詰まったものの、だって本当じゃないですか、と更に追い打ちをかけてきた。俺はもう笑うしかなかった。
そりゃまあ目標はある、そのための努力だって、人並みにはしたはずだ。
それなのに最後の一歩になると、どうしても力を発揮できないというか、なんだろう、心のどこかで諦めているのか、それとも実力が根本的に足りないのか。
そんな風に原因自体も分からなくて、とにかく俺はその頃ふらふらとしていた。その日も何の収穫があったかなんて全く分からないまま、電車に乗って帰途についた。
四畳半一間のボロアパートにやっとこさ到着すると、未だ敷きっぱなしのままの布団に、糸を切られたマリオネットのごとくうつ伏せに倒れ込む、ただこのままでは窒息してしまうので、体を捻って仰向けの体勢になる。
天井に染み付いた模様をぼぅっと見つめていたが、そこから何らかの悟りを得られるわけでもなく。
「どうしたらいいんだよ……」
51名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 13:33:08
あれこれ指示してくれる人間がいない、というのは案外辛いものなのだなあ、とか呑気に今更実感していた。バイトに行ってる訳ではない、生活資金は全て実家からの仕送りによってまかなわれている。
だから、このままだとものすごく不味いことになる、それはもう社会的だったり自意識からくる脅迫観念みたいなものだったり。
だからと言えど即席の解決策が見当たらないのだから、もうどうしようもないのであった。
「どうしようもないなー」
そんな風に呟くのもよっぽどどうしようもなかったが、その日はその体勢のまま眠った、朝起きると服に大変な皺ができていて、まあ困った。
5250-51:2006/01/10(火) 13:38:57
>>49

ごめんねー、割り込んじゃったっぽい。
うわー、どう謝ればいいのか分からん。とにかくゴメン……
53名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 13:46:43
>48
普通の人は転倒した相手に惚れない。
惚れる理由にもう一ひねり
>49
下駄箱にサングラス常備は不自然
サングラスかけといて落ちがよく晴れた朝はないだろ
>50
他人と会話してる時点でモノローグじゃない
54名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 17:30:27
>>43
 うーん、フツーに書いた方がいいと思う。
文体を乱すのは応用技なんだから、ここぞという場面で効果的に
使うべし。教科書とか論文とかに使われるような、面白みはないけれど
正確に伝わる、そんな日本語も身につけよう。

 感情豊かな表現をしたかったのかもしれないが、
飾り立てた言葉は観察の機会を封じてしまうよ。
たとえば「ギコギコチャリの音」と言ってしまうと、
・自転車がボロいから音が出ているのか、
・こぎ方が乱暴だから音が出ているのか、
・周りが静かだから小さな音も目立って聞こえるのか、
 そういう観察の機会を逃してしまっているんだよ。
そういう書き方のままだと、アイデアの引き出しを
狭めてしまうよ。
55名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 19:20:34
レスを複数使ってる人は、名前欄に数字・イロハなどを入れてくれ。
読めば確かに区分はできるが、読む側の都合はどうでもいいのかと思ってしまう。
他人に見てもらうのが前提なのに、そういった配慮もなく投稿するのはいかがなものか。
56リーマン:2006/01/10(火) 21:38:37
売れない作家のところに,謎めいたノートが送られたところから始まるミステリーです。よろしくお願いします。

帰宅後,いつものように真っ先に東京新聞終面の運勢欄を確認した。

本当の青天白日は外界の自然ではなく心にありと目覚めて大安楽をうる

ルンペン作家が大安楽なんか得られるかっつーの――彼はつぶやいた。この運勢欄を見ては,あてにならないだの的外れだのと一人で毒づくのが,彼の日課になっていた。そして,運勢欄を確認したら他は読まずに捨ててしまうのが彼の「美学」なのである。
57リーマン:2006/01/10(火) 21:40:53
その後は,発泡酒を片手にテレビの討論番組を見る予定だった。
出演者の浅薄な意見をせせら笑う一時間。発泡酒を飲み終えて焼酎のお湯割りを二杯ほどいった所で番組が終わり,彼も眠くなる。
体調がいいときは,二回だけ話したことのある五歳年下の某人気女流作家をネタに軽く手淫することもあるが,いずれにしろ午後11時すぎには眠くなってしまう。
58リーマン:2006/01/10(火) 21:42:24
これが彼の一日であり,なんの救いもない人生の一日のはずだった。
 しかし,テレビをつける前に,特に何の気なしに手を伸ばした冊子小包が,大安楽のかわりにちょっとしたミステリーを,今後の彼に提供することになった。

以上です。手淫うんぬんは,売れない作家のみじめったらしさを強調するためですが,ちょっと下品ですかね……
59名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 22:29:57
>>58
自分の意見と評価してほしい文章のレスは区分してくれ。
それと、この程度の長さなら本文は1レスに収めてくれ。レスが無駄だ。

「いつものように真っ先に」だが、「に」をダブらせる必要は無い。
「そして〜なのである」は「そして」の使用法が誤っている。
また「美学なのである」という説明も突然すぎる。
「見る予定だった」以下、予定ではなく現実なので、「予定」の語の使用は不適当。
発泡酒を片手に一時間も飲みつづけていたと読める内容も変。
続いて焼酎のお湯割りを「二杯」としており、素直に読めば発泡酒一本で一時間となる。
「手淫」という語をなぜ選択したのか。
野卑た描写を狙うなら「マスをかく」等が適当なのではないだろうか。
下品も何も、みじめったらしさを表現するのが「手淫」かね?
冊子小包はいつ届いたのか? どんな形をしているのか? 
重要なポイントでも説明は一切なし。

全体的に描写や説明が大雑把すぎて読者をおいてけぼりにしている観がある。
たとえば主人公についても、ここで見る限りルンペン作家には見えない。
アパートに一人で住む独身サラリーマンとどこが違うのか?
売れない作家なら売れないなり、みじめならみじめなりの描写が随所に無いと、
読者はそう感じないだろう。手淫など、その所詮その一要素でしかない。
頭の中で完成しているがうまく表現できていない段階のように見えるので、
もっと素直な描写を心がけてはいかがだろうか。
6059:2006/01/10(火) 22:31:52
その所詮その一要素、は
所詮その一要素、に変換してくだされ。
61リーマン:2006/01/10(火) 22:49:11
>>59

参考になりました。ありがとうございます。
うまく書き込みが出来なかったので3レスになってしまいました。
生活のみじめったらしさより,精神的な貧しさを強調したかったので,いやらしい語感の手淫を選んだのですが,確かにそうですね。
けっこう長い小説になるので,冊子小包や情景や生活の描写はこれからしつこく書き込んでいきます。語の用法はとても勉強になりました。
62名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:13:13
自分の書く文章がくどくいのに嫌気がさしています。
本当は一人称で書きたいところを、三人称じゃなければ成立しないので
無理に書いているのも原因だと思うのですが。
キャラの心理描写と、神の視点がごっちゃになってわけのわからない
感じに…
例えば、A=彼B=彼女、少女とすると、

まるで聞き分けのない子供に諭すように、彼女は続ける。
「けれどせめてあの人にさよならを伝えて行きたいの。一生忘れられない
ようなさよならを」
「ともに?」
「そうよ、一緒にいくわ。上手にさよならを伝えてくれたなら」
Aは彼女を見つめる。
気の狂うほど欲しいものを、目の前にちらつかされている者の眼で。
身のうちから湧き上がる感覚に、彼女の肌が粟立つ。
昨夜も今も。
決して得られないものを必死に乞う姿を、堪らなく醜いと思った。
「だからどうか思い出して。あなたが、一番最初に欲しかったのは誰なのか」
鏡がないから、よくわからないけれど。
嫌悪の感情をおくびにも出さず、優しく言葉を紡ぎながらBは思う。
今の私も同じ位醜い。
Aは魅入られたように、Bから視線を逸らせなかった。
彼女の思いとは裏腹に、この時少女はぞっとする程に美しかった。

こんな感じなのですが、何がなにやらわからなくなっている気がします。
すっきりとした読みやすい文章を書きたいのですが。
アドバイスお願い致します。

63名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:32:52
>>16
返信遅くなってもうしわけありませんでした。
ご指摘の通り、口語を使うことは賢明ではなかったようです。
今また書いているのですが、できるかぎり表現を工夫したいと思います。
本当にありがとうございました。
64名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:33:12
俺の名前は和良。今は車の整備師として日々真面目に働いている。
俺には変わった友達がいた。
友達の名前は新一。
新一とは小学校から一緒だった
特に高校になると同じクラスで近所だったから毎日一緒に登校した。
でもあいつ2年でやめちゃって、族とかそっち系行っちゃった。
んでやっぱ仲良かったから俺も一緒にやるようになった。
毎晩のように走ったなぁ。
遊びに行くのも飯食いに行くのも族のみんなで行ってた。
健康ランドのパジャマとかみんなで盗んだりしたなぁ。
車ん中でブラックライトに反応してみんな気持ち悪かった。
そんな俺達も18歳の終わりの方になると引退する事になって、みんな落ち着きだした。
俺は普通に高校行ってたからそのまま専門行って整備師になるって感じだった。
その後かな。
「俺ちょっと東京行ってくる!」
って言って、バスのチケット買ってきたら次の日ほんとに行っちゃってさ。
三日ぐらいで帰ってくんのかと思ったらいつまでたっても帰って来ないんだよね。
不思議なもんでさ、あいついなくなってから元々一緒に族やってた奴らが集まらなくなり出してさ
俺もみんなとあんまりつるまなくなった。
だれだれが単車売ったらしいよ。とかそーゆう噂とかは聞いたけど、学校やバイトに追われて地元にいてもみんなと会わなくなって行った。あいつも不思議な奴で一年に一回は何にも言わずに突然帰って来るんだよね。
なんかどー考えてもノリで帰って来たよーな日に帰って来て、また二日ぐらいで帰っちゃうからうまく会えなかったりした。
っであいつが地元出て三年たったぐらいに突然電話が来たんだ。
みんなが昔たまってた空き地があったんだけど、そこに今から来いって言うから、「また突然だなぁ〜」みたいなノリで行ったんだよね。
そしたら空き地だった場所にガレージが出来てんだよね。
びっくりしちゃったよー。何がどうなってんのかわかんなかった。
詳しく聞いてみたら新一が自分で金出して建てたみたいでさ。
なんか東京で仕事独立して会社建てたからもう寝てても金が入って来るからしばらくは地元にいるからって事ではれて夢だった、自分のガレージを建てたんだって。
65名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:36:35
>>62
こいつぁ厳しいなあ。どっから手をつけていいのか分からんぞ。
とりあえず変な色気を出さないで、誰かに口で説明するように書いてみたら?
冒頭からしても聞き分けなくごねてるのは彼女の方な気がする。「子供に」じゃなくて「子供を」なんだろうし。
もう少し「くどく」書いたらどうかな。何が(主語)何だか(述語)わからんもの。
66名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:43:22
>>62
 たしかに、何をやっているのかさっぱり分からん。

・「彼」「彼女」は、原則として指示語。固有名詞じゃないんだから、
直前の文脈から引っ張れない箇所には使わないが吉。

・現在形と過去形の使い分けがうまくいってない。
・台詞はちょっとヒスっぽいのに「聞き分けのない子供に諭すように」?
ちなみに子供【を】諭す、が正しい。

・もっと描写を具体的にしてもいいんじゃないか?

 問題点は自覚しているっぽいから、あとは「読みやすい文章」を
どんどん読みこなしていったり写していったりすれば、そのうち
書けるようになると思うよ。リライトしていい?
6762:2006/01/10(火) 23:47:25
>65
そうかも…
ヘンな色気にこだわりたいばかりに、具体的な描写をさけてます
ぼかして、あわよくばミスリードさせて、最後にひっくりかえしたいという
欲があるので。困った…
>66
リライトお願いします、是非
68厨V ◆e1V/jh2IyI :2006/01/10(火) 23:54:05
>>62
視点がグダグダ。
内面描写から、イキナリ他の人物への内面描写へと飛ぶのは辛い。
それが連続すると最悪。

AならA、BならBにしっかり視点を定めて、その人物が知りうること
だけでシーンを構築してくれ。安易なライティングハイに走らず、じっくり
取り組めばできるはず。やり方が分からなかったら、プロの小説を参考に
してくれぽ。
69名無し物書き@推敲中?:2006/01/10(火) 23:56:47
>>62
単純に単語の選び方を間違っているのでは?
一人称にしたいところをを三人称にしていると書いてるけど、まず統一がなされていない。
あなた自身が客観的に状況を認識できていないので、表現もおかしくなってる。
一人称の文に神視点を持ってくることは確かにあるけども、
唐突に二つが混ざることはない気がする。
「美しい」・「醜い」は神視点描写の例だと思うけど、主語の略された「思う」はまずいのでは?
読書量というか、読書から得る情報の量が不足しているのではないかという印象です。
70名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:10:24
よろしくお願いします。

 [解 放]

 信夫はつかまっていた電信柱から身を起こした。突き刺すような北風が吹いていると言うのに、その顔にはびっしりと脂汗が浮いていた。震え崩れそうになる手足の筋肉を無理やり従え、信夫はつかまっている電信柱から体を離す。
 一刻も早く、行かねばならない。
 食いしばる口元から歯の軋る音とうめき声がもれた。
 汗が額を伝い目に入る。粘りをもつ汗に含まれる塩分で眼球に痛みが走ったが、それ以上に身体の奥から定期的に伝えられえる激痛が信夫を支配していた。
「信夫、どうしたの?具合悪いの?」
 すり足で歩を進める信夫の後ろから、唐突に聞こえてきたのは5つ違いの姉の声だった。優しく面倒見の良い姉が、信夫は大好きだった。しかし信夫は答えられない。声を出せばこれまでの苦労が全て無駄になってしまう。ただただ脂汗を額に滲ませて首を振った。
「首振ってたら判らないよ。でも具合悪そうだね。いいよ、姉ちゃんがおんぶしてあげる」
 信夫は言葉が出てこない。息を止めて首しか振れなかった。
「ほら、信夫つかまって」
 姉が信夫の前に中学校の制服の背を向けてしゃがむと、俯く信夫をおぶって立ち上がった。
 駄目だ!姉ちゃんやめてくれ!
 声にならない信夫の声は、姉には届かなかった。
 姉は一歩を踏み出した。姉の右足から伝わった衝撃が信夫の全身を貫いた。本能と理性の均衡が破れた。理性によって圧縮され凝縮された腸の中の内容物が一瞬力の緩んだ出口へ殺到し、炸裂した。落ちてゆく様な絶望感と本能を解き放つ開放感が信夫を包む。
 手のひらと腰に伝わる生ぬるい感触と異臭に姉が気付き悲鳴を上げるのは、信夫が全てを解き放ってからだった。
 
 ごめん、姉ちゃん。俺、我慢できなかったよ――

71名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:23:21
酷評スレなのにすまん・・・・・・。
激ワロタw
72厨V ◆e1V/jh2IyI :2006/01/11(水) 00:25:25
>>70
 オチがついてる点に好感。こういうネタだけに却って固めの文体が
厭味にならない。ちゃんと段落取ってるし、俺的にアウトって部分は
見つからなかった。まあ趣味の問題になってくるんじゃないかな。
 しいて言えば、

>優しく面倒見の良い姉が、信夫は大好きだった。
 ちょっと安易に説明しすぎの希ガス。リアクションや言及の角度を
工夫することで、この直接的なやりかたは避けられるはず。

 あと、「!」のあとは一文字開けてほしかった。

>落ちてゆく様な絶望感と本能を解き放つ開放感が信夫を包む。
 ここも好き嫌いが分かれる表現。俺的には、もうすこし柔らかく
表現したり、クッションを挟んで<絶望感、開放感>の対立構図を
ほぐして表現してほしかった。いずれにしても、もちっと粘れたと
思うよ。

 からい意見は他のひとに貰ってください。
 おれはこういうの嫌いじゃないかも。
73名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:27:00
冒頭です。ぜひ評をおねがいします。

(1/2)
 三年前にこの土地にはじめて引っ越してきた時から、全てのものがあきらかにわたしのものだったように思われる。
あらゆる場所で、わたしの生活は均質的だった。
「明日までに、<七色の小石>を探してきてくれる? 」と彼女は言った。
 いいけど、そんなものどこにあるか見当もつかない、と私が答えると、
彼女は胸を波打たせて肺が凍りつきでもしたかのような咳をした。
やがて、赤色の水が彼女の目元から頬をつたい、襟足をたどって背中を滑り落ちた。
ひやりとしたのだろうか、コロコロと口の中を揺り動かす微笑だった。
彼女はそのあとすぐにペンをとり、地図をチラシの裏にしたためた。
 私はそれを受け取ると、ザックに紅茶の入った水筒、ペンとメモ帳、ナイフ、ペンライト、カメラ、林檎三個を詰め込むと、
慌てて家を飛び出した。できるだけはやく彼女の願いを叶えてあげたいと思ったのだ。
 彼女は、目がいつでも見開かれているようだった。絶えずなにかを追い続ける、
小鳥を射落とす目を備えていた。実際、彼女に見つめられた公園の銅像は、
恥じらいを忘れ、彼女に接吻しようとした。やさしげな、物質に対する絶対的な信頼感。
彼女は銅像の台座を蹴っ飛ばして、ゆるいが獰猛な音を立てながらぐったりと銅像が倒れてきたところをさっと避けた。
私も彼女を、ほかのなによりも信頼していたのだと思う。
74名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:28:10
(2/2)
 地図は立体的だった。この世界に適用されていることは確かなのだが、
私にはどう解釈したらいいのかわからなかった。道は一本の太い外枠の中に、
まず黄色の線がまっすぐに、どこまでもまっすぐに伸びていて、つぎに桃色の線がその横をよりそうようにして、
DNAのように張り付いていた。私はいったい、いまどの位置に居るのか、それさえも定かではない。
 とりあえず私は地図に書いてあるとおり<北>、つまり私の家の玄関から左へ、行くことに決めた。

 電柱が何本も立って、空間を歪めんとするものを拒んでいた。
 それらは、完璧な信頼のもとに取り交わされたかすかな微笑とほとんど同じ、
風を切って進む黄色いマストのような太く温かい芯の印象を私に与えた。
自転を続けながらも空間を切り裂くことができない、脱走を許されない物質。
髪の毛一本ほどの間隙もない、緊密な空気を保つ空間にそれは私と対置されていた。
約五十メートル先で左に折れる。そう確認すると私は<七色の小石>を手に入れるための第一歩を踏み出した。
75名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:33:53
>>71
笑いが取れてうれしいです。
>>72
アドバイス有難うございます。
もう少し推敲すべきでしたね。
初投稿でしたが対比・緩急をつけるよう工夫していきます。
76名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 00:58:00
>>67
 リライトスレに貼っておいたよ。設定が全然分からんから妄想しちゃいますた。
書いてて思ったんだが、具体的な表情やら態度を書かずに感情だけ書いてるのも
わかりにくくなる原因かな。三人称なら、原則として事実を先に書かないといけないよ。

>70
 こーゆー真面目なバカ、大好きw 信夫必死だなw

>>73
・最初の二行の意味が分からない。
・文と文、段落と段落の論理的なつながりがない。特に彼女の目についての段落とか、
 どこにも繋がってない。 >>37みたいに段落ごとに整理してみることをオススメする。
>私はそれを受け取ると、ザックに紅茶の入った水筒、ペンとメモ帳、ナイフ、ペンライト、カメラ、林檎三個を詰め込むと、
>慌てて家を飛び出した。できるだけはやく彼女の願いを叶えてあげたいと思ったのだ。
 「準備はゆっくりだった」ととれる。
7762:2006/01/11(水) 01:16:14
懲りずに自主リライト…

まるで聞き分けのない子供を諭すかのように、彼女は続けた。
「私はただ、さよならを伝えて行きたいだけなの。一生忘れられないような
さようならを」
「そうすれば、ともに?」
まるで縋るような男の声から、頑なで猜疑に満ちていた彼の心が、少しずつ
動いているのがわかる。
それに力を得て、彼女はさらに毒を滴らせた言葉を吐き出す。
「そうよ、一緒に行くわ。あなたがあの人に上手にさよならを伝えてくれたなら」
男は少女を見つめた。
気の狂うほど欲しいものを、眼の前にちらつかされている者の眼で。
その視線にさらされて、少女の肌が粟立つ。
昨夜も、そして今も、決して得られないものを必死に乞う彼の姿を、彼女は
たまらなく醜いと思った。
「だからどうか思い出して。ずっと昔、あなたが一番に欲しかったのは誰なのか」
嫌悪の感情をおくびにも出さずに、優しく唆す言葉を紡ぎながら少女は思った。
鏡がないから、よくわからないけれど。
今の自分も、同じ位に醜い。
けれどその思いとは裏腹に、この瞬間、少女は見るものがぞっとする程に美しかった。
7862:2006/01/11(水) 01:17:21
>76
わ、リロードし忘れてて、ごめんなさい
リライトスレなんてあったのですね。
ほんと申し訳ない。
むこうに行きます
79名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 05:09:34
64を・・・
80名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 06:07:07
>>79
64は文章読んでて特におかしいところはないと感じた。
敢えて言うなら、「それで?」ぐらいだ。
そりゃ文頭の一字下げをしろとか過去形ばっかり使うなとかはあるが、
64の文章を見る限り、その辺を修正する必要性を感じない。
つまるところ、日記やブログの記事を見せられているようなものだよ。
「悪いところがあったら言ってください」
「ありません。以上。じゃあ次の人〜?」
オレに限らずみんなそんなところじゃないか?
81名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 15:58:51
82名無し物書き@推敲中?:2006/01/11(水) 20:31:30
64
糞みたいな文ですね。それであなたは文学をやろうってのですか?
83名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 01:50:44
>>73
どこにあるのか見当もつかないものをもってきてと言われたら、
「いいけど」で受けた場合、「どこにあるの?」と返すと思います。
「見当がつかない」で締めるとすると、「いいけど」では繋がらない気がします。
地図を受け取った部分の「受け取ると」は、後ろに「詰め込むと」に続くので変更しましょう。
前後の文を変更しないなら、「受け取り」・「受け取って」辺りでしょうか。
「慌てて」もここでは不自然かと思います。
誰かに強迫されているわけではなくあくまで自主的にですから、「急いで」が適当かと。
「ゆるい」は「ゆっくりと」という意味なら「ゆるやか」ではないでしょうか。
>>74に入ると描写は非常に抽象的になり、かなりわかりづらい印象です。
登場する名詞が具体的に何を指すのかが掴みにくい観があります。
何を描写しているのかが不透明なので、わたしには難解に感じられました。
<七色の小石>についての主人公の思考が一切無いのも気になるところでもあります。
まとまってないですが、そんな感じです。

一つ確認したいのですが、マストはガレー船のマストがイメージ元でしょうか?
84名無し膏:2006/01/12(木) 02:13:49
腹から蒸し返す様な汚泥の匂いに目を覚ます。
安直に説明するならここは裏山の洞窟、こうなるに至ったまでを話すには少々頭の整理をしなければならない。
ともかく俺は体を起こし、ポケットに入った携帯で時間を確かめる・・・
「17:56」
日が暮れるまでに帰れるだろうか・・・?いや、それよりここから出る事ができるか・・・?という問答が現状では正しいだろう。
俺は泥まみれの体を立たせ水の染み出した壁に手をつき、方角もわからないまま出口と直感した方向へ体を進める。汚泥に足を取られ思うように足が進まない。できることなら早くこの沼から脱け出したいところだが、相当体を打ち付けたらしく痛みで体が言うことを聞かない・・・
「へっ世紀の大発明って奴は思いどおりには行かないもんだな」


ここまでです。文章を見てもらうために作った文なので続きは書きません
85名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 03:26:32
>>84
「蒸し返す」→「噎せ返る」
「至ったまで」→「至るまで」
「入った」→「入って-る/いる」
「?いや、」→「? いや、」すぐ後の「?」も同様。
「問答」→「問い」・「疑問」
「へっ世紀」→「へっ-、/。世紀」
三点リーダーは省略したものと見なしました。

誤字脱字ぐらい直して投下しましょう。
86名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 03:52:11
・は禁止でしたね。
誤字の訂正ありがとうございました。自分の文章が糞だと言うことがわかりました。勉強して出直して来ます
87\(・◇・)/:2006/01/12(木) 20:24:20
私と会社の同僚二人、計三人で飲み会。
二時間は会社に対する愚痴に費やされる。くっだらない。私は不満を口にしない。
喋るのは二人。私は微笑をもって日々の不満を受け止める。
適切なところで相槌を打ち、当たり障りの無い一言を口にする、
時たま、わざと話を折ってみたりして、湧き出る不満をさらに促したりする。
私は今にもはちきれんばかりのタンクに付いた栓をくるくると回る、すると溜まっていたものは
霧となって中空へ放たれる。栓の開閉、放出の流量の調整は簡単ではない。経験に裏打ちされた
緻密な動作が必要である。だって私の座るこの椅子に違う者が座れば、二時間は六時間に変わるのだ。
時間の問題で済めばいいが、この間、私の居なかった飲みの席で、どうなったか。
今日この面前に座る二人は悪酔いして、深夜の国道で大喧嘩をした挙句、警察の世話にまでなったのだ。
それを聞いた時、二人揃っていい年した大人が何やってんだ馬鹿者共、などと真剣に呆れたが、
一週間もすればこうやって二人並んで肩を寄せ合い飲んでいる様を見るに付け、呆れるのを
とうに通り越して逆転してしまい、まったくしょうがないやつらだなぁ、などと目を細めて眺めてしまうのだから
不思議である。まあそれだけ社会に働く男達は危険を孕んだ存在なのだ。 組織の中の一つの部品となり、
潰され、磨耗しながらも、着実に機能しなければならない。時には切迫し、
身を切る痛みから声が漏れることもある。彼らの愚痴はそんなところから生まれるのに間違いない。
88\(・◇・)/:2006/01/12(木) 20:27:16
一時間半も経つと片方の大柄の方が店の者になにやらイチャモンを付け始める。
この男は元来小心者故に虚勢を張りたがるきらいがある。そして酒はそんな彼を増長させる。
一番良いのは無視である。完全にその場から切り離す。暫くすれば拠り所を無くして小さくなって戻ってくる。
火種は大抵この男が持っており、彼を観察しておく事が重要である。
もう片方の痩せた方は静かに飲んでいる。良識ではあるが、融通が利かないというか、
折れるところで折れないので大火事になったりするのだ。
やがて三時間が過ぎた。店を変えて更に飲もうと大柄の方が皆に提案する。
痩せの方もまだ少し飲み足りないようだったが、私は疲れを感じていたので断る。
それでは締めでラーメンでも食べようじゃないかという事なり、
飲み屋街を離れ歩く。星の瞬く夜空に風が気持ちよく、 二人は鼻歌交じりだ。私は黙って歩く。
大柄の方は特に上機嫌で店での好調子を引きずっている。
そんな時、静かに酔いに浸る私は、かすかな危険を嗅ぎつけるのである。
89\(・◇・)/:2006/01/12(木) 20:36:31
適当なラーメン屋に入り、私、痩せ、大柄とカウンターに着く。
注文したラーメンをさあ啜ろうという時、事件は起きた。端に座っていた大柄の方が胡椒を丸々一瓶、
辺り一面にぶちまけたのである。彼が鼻歌のリズムに乗りながら大きく肩を揺らして
胡椒を振る様を横目で見たが、好調子故に力が入り蓋が外れたのだろう。店が一瞬胡椒でかすむ。
まあ事故といえば言えなくも無い。私はやれやれと思ったが、痩せの方は激しく咳き込んでいる。大柄の方は
悪い悪いと謝罪をするが、悪びれた様子がない。苛立ちの収まらない痩せの方は、ふざけるのもいい加減にしろと
大柄を強くなじる。すると大柄の方も面白くはない。謝ったんだから良いじゃないか、
わざとじゃないんだから、と横に倒れていた胡椒の瓶を勢いをつけて立て直す。その音が店内に響く。
散った胡椒を片付ける動作の端々で不満をアピールする。すると痩せの方は持っていた箸を
テーブルに思い切りたたきつけた。地中より伸びる太い鉄の棒が引かれ、重厚な金属音が響く。ガッチャン。
事態は新たな方向へと向きを変え、動き始めた。猛然と立ち上がる痩せの方。肩に出来上がった胡椒の小山がさらさらと崩れる。
それに呼応する大柄。二人は激しく揉み合っている。店の主と他の客は目を丸くしている。
さあ喧嘩が始まった。腕を組んで考える。私が考えるのはまず店への被害だ、胡椒を撒き散らした上に椅子やらテーブルやらを
ひっくり返して更に汚してしまっては申し訳ない。落とし所は何処か。私は静かに横にあった無骨な木組みの丸椅子をなでる。
持ち上げるとズシリと思い。片手に持ち替え、ゆっくりと振りかぶりこちらに背を向け、揉み合う痩せに向け勢い良く 振り下ろす。
椅子の座面の緩やかな丸みが痩せの脇にしっかりめり込む。一呼吸置いて体を反ってもんどりをうって転がる痩せの方。
大柄は首を振り、目を白黒させ立ちすくんでいる。そうこれが普段暴れない者が暴れた時の効果である。
そして私は大きく目を剥いて、静かにしろよと言う。やがてはっと我に返る振りをして痛みで転がる痩せに近寄り
背を摩りって労わり切実に謝るのだ。そして一言、今日は飲みすぎてしまったと呟き、酔いにかられた自分を恥じる振りをする。
数分後には三人並んでらーめんを啜っている。私は今日も有能だった。
90名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 20:58:01
よく分からないけど読んでて疲れた。もう少し文章を整理した方が……と思うけどよく分からない
91名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 21:03:18
だらだらとして勢いがない。もっと簡潔に。
92名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 22:08:03
>>87
小説に模した作文ですな。
作文としてはいいのではないかと。
あるいは劇の脚本の元なのか。
そうすると話はわからないでもない。
日常の取り留めの無い出来事を描く深夜劇場にはすごくいい文章な気もする。
説明が多く、具体的な行動描写も多い。
モノローグ付きなら何となくありそうだ。
93名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 22:23:39
>>87
段落分けをキッチリしなさい。
「くっだらない。私は不満を口にしない。」気にしてるのか気にしてないのか
もう少しはっきり、口に【は】出さないくらい書いてほしかったな。描写が練れて
いないよ。
「栓をくるくると回る」→「回す」だよね?
「この間、私の居なかった飲みの席で、どうなったか。」
そうやって露骨に問題提示するほどのことじゃない。酔って騒いだことくらい、
文脈から容易に想像できるよ。大したことないものを大仰に書くと、さらにスケールが
小さく見える。
つーか以前晒した文章だよね?ちょっと変えてるみたいだけど。
94名無し物書き@推敲中?:2006/01/12(木) 23:41:38
>>83
受け取る、のところの指摘どうもです。
951/2:2006/01/13(金) 02:39:16
 低緯度の午前の陽光が、アスファルトに淡い蜃気楼をつくっている。
 リエは、ネットカフェの駐車場にクリーム色のべスパを乗り入れると、
ヘルメットを脱いだ。
 首を振ると、蜂蜜色の髪が、妖精の羽根のように煌いた。
「超ムカつくんだけど」
 リエはメットをシート下に叩きつけると、ロックをかけた。
「なに、あの言い草。『マフィアは大嫌いなんだ』って」
 口を尖らせ、嵯峨の落ちついた口調を真似て、リエは、跳ねあがった
肩までの髪をなでつけた。
「ハードボイルド気取ってんじゃないわよっていうの」
 リエは、拳をつくって、ひとり凄む。傍を歩く、若い男女の二人連れ
が、リエに眼をちらっと向けた。
「……なに見てんのよ」
 リエは、睨み返した。元々、どことなく草食動物のような、のほほん
とした印象の目許のためか、拗ねた子供のような顔つきになった。
 二人連れは、何事もなかったかのように、リエに背を向けて歩き去っ
た。
 リエはあてつけるように、大袈裟に鼻を鳴らすと、険のある目つきで
ネットカフェを見上げた。
962/2:2006/01/13(金) 02:40:13
 抜けるような空を背にした建物は、群青の鈍い光沢を放つ、全面ガラ
ス張りの二階建てだった。窓越しに、何人かの利用者が、スタイリッシ
ュな丸椅子に座り、モニターに向っている姿がうっすらと見えた。
 太陽が反射して、壁面がギラギラと輝いている。リエは眼を細めた。
視野にエメラルド色の靄が残った。
「祐一、ぜったい何かあった。なにが『なんでもない』よ。あれで隠し
たつもり? 女のカンを馬鹿にしすぎだわ。超バレバレなんだけど」
 リエはブツブツと呟きながら、エントランスの回転扉を押す。
 エアコンの匂いと、ひんやりした空気が、リエを包んだ。
 ブルーの色調に統一された、涼しげな店内だった。
 照明はやや薄暗く、ブルーの窓越しに見える外は幻想的で、リエは、
まるで水族館を散策しているような錯覚にとらわれた。
 リエは受付に、ネットカフェの会員証を叩きつけるように置いた。
 カウンターのなかの、ベストを着た女性は、なにか自分は失礼なこと
でもしたのだろうかと言わんばかりの顔をした。
 リエは顎をあげ、
「一時間……いいえ、二時間お願いしたいんだけど?」
 店員を睨んだ。

 ***

 酷評おながいします。
97名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 03:47:29
>>95-96
・描写がしつこめの割には具体的な印象が湧かない。
 書き手の頭の中には映像が浮かんでいるんだろうけど、読み手の頭には
 それが再現されないと言えばいいかな。色彩イメージが豊かで美しいのだけど形が見えない。
 全体の構成上色(とくに青系)を印象づけたいシーンなら余計なお世話だろうけど。
・形容に紋切り型が多い気がする。書いてるとキモチイイだろうけどねえ…というと失礼か。
・読点多すぎじゃね?位置が変なところもいくつか。
・短文を重ねていく文体、漢字かなのバランス等は内容にあっていて好印象。
・細かい点だが早朝、道路に蜃気楼は出来ないんじゃないのかなあ。よくわからんけど。
98名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 08:31:22
面白い文章とは、一体何だろう?
最近になって幾度となく疑問に思う。
もちろん、いわゆるマシな文章っていうのはあるだろうし、そういうのを書けるようになるのは上達だと言えるだろう。
だけど千人いたら千人が面白いと言ってくれる、そんな小説は存在しない。
例えばこのスレでこれから何回も何回も投稿して、毎回批評を受けたとする。
そしたらいつかは誰もが納得する、面白い文章出来上がるだろうか。
答えはノーだ。
おそらく何千回投稿したところで、必ず批評はあるだろう。場合によってはこっぴどく反発されることもある。
別にそれが悪いとは言わない。
ある程度の上達を得るためには、他人の意見は絶対に必要なものだし、避けるべきではないのは周知の事実だ。
では、そのある程度の上達を得たら?
もし一見まともそうに見える文が書けるようになった後、そこから面白い文章が書けるようになるためには?
どんなに書いても必ず何かしらの批判を得ると言った。
とりあえず批判の内容はともかく、例え上達してもそういった返答が必ず返ってくる。
例えば表現が稚拙だとか。
例えば内容がないとか。
別に褒めろと言ってるわけじゃない。
しかしそれで、再度何回も批判を得て努力したら表現が上手になったり、内容が深くなったりするのかと言えば。
やはりそれもまたノーである。
99名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 08:32:03
人によってはまだまだ稚拙と思うかもしれないし、内容がなさ過ぎだと言うかもしれない。
どこまでやれば納得のいく文章になるのか、という設問に誰か明確に答えられるのだろうか。
確かに面白いと思うかどうかは、個人差が非常に大きい。
それ故に、必ず批判的な返答が返ってくるのも、仕方のないことなのかもしれない。
自分が面白いと思っても、違う人には面白くないと言われる。
また他の違う人には、面白いと思われるかもしれない。
つまるところ面白さというのは曖昧だ。
それじゃ、面白い文章を書けと言われたときに。
面白い文章とは、一体何だろう?
と最近になって幾度となく疑問に思うわけである。


投稿しようと思ったらネタが思いつかなかった。
だからとりあえず最近思うことを文章にしてみた。
10015歳♀:2006/01/13(金) 11:52:45

僕には放課後の楽しみが有る。
六時間の気だるい授業が終わり、教室に誰も居なくなると僕は鞄を持ちすぐ隣に有る理科室に行く。
理科室は窓掛がきっちり隙間無く閉められていて電気を付けなければ薄暗い。
僕は常に常備している懐中電灯を鞄から取り出し、一つの戸棚を照らした。
その戸棚には白い、微かに小刻みに震えている物が有る。
僕は前髪を止めていたヘアピンを一つ外し、戸棚の鍵穴に差し込む。
もう慣れたものでカチ、とすぐに鍵が開く。
10115歳♀:2006/01/13(金) 11:59:12
戸棚を開けその白い物を片手に乗せる。掛けられている白い布を取ると、それにはヒビが入っていた。
「ッ、やっとこの日が来たんだ」
僕はワクワクしながらそれを見つめている。ヒビがまた一つ入ったと思った瞬間、理科室の扉がガラガラと開いた音がし、僕は扉の方を向いた。
其処には同級生の藤彦が立っていた。
「やぁ夏目、何してるんだい、」
藤彦は気丈に僕の傍に寄ってくる。
「何故、鍵を開けれたんだい」
僕は彼の顔を見ずに静かに問い掛ける。
102名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 13:32:55
>98
いわゆる既出。
>100
心理描写がワクワクしかない
10395-96:2006/01/13(金) 13:38:45
>>97
ありがとうございますた。
頂いたアドバイスをしっかり受けとめ、精進します。
10415歳♀:2006/01/13(金) 19:52:28
すいません、書き途中でしたorz



「廊下を通ったら小さな灯りが見えてさ、何だろうと思ってわざわざ鍵を職員室から借りて来たのさ」
彼は鍵を机の上に置いた。
シャリ、と鍵独特の音がした。
「何をしてるんだい、僕にも教えてくれよ」
彼は僕の手元を覗いて来た。
「別に君には関係無いだろう」
僕は素っ気ない態度を取るが彼は気にも止めず、「へぇ卵、雛が孵るのか」
卵がヒビ割れている様を彼は見つめ、僕も卵に視線を戻した。
「もうすぐ、僕がずっと暖めてきた卵が孵るんだ」
僕はポツリと呟いた。
「夏目が育てたならきっと無事に産まれるよ、きっとね」
藤彦は僕の頭にポンと片手を置いた。
「当然、」

僕は口角を上げ藤彦に笑い掛けた。



空に一番星が光る頃、新しい生命が僕の手元に産まれ落ちた。
10515歳♀:2006/01/13(金) 19:53:38
長くなってすみません、酷評お願いします。
10617歳雄:2006/01/13(金) 21:45:22
 おまえがキャンバスに筆を走らす傍らで、わたしはいつも本を読んでいた。時折描きかけの絵に対して何か言う事もあったかもしれないが、二人はほとんど会話もせず、無言だった。ただおまえの真黒な、艶やかな髪を、思い出したように撫でるだけだった。
 葉も落ちきった木を見上げれば、枝の隙間からわたしたちの家が見えた。ガラスに反射した太陽の光で、家全体が輝いていた。それはわたしたちの、今にも消えてしまいそうなこの儚い生活が、少なくてもわたしたちの目には輝いていることを、意味しているようだった。
「御覧になって」
 おまえは空が赤く染まり始めると、決まってそう言うのだった。わたしは緑色のキャンバスを見て、
「おまえには夏が見えるのか」などと感想を述べた。
「いいえ、でもあたしは、夏がどんなものか知っててよ」
 おまえは吐く息を白くさせて、興奮したようにつぶやくのだった。
「あたしは小鳥の鳴き声で目を覚ますのよ。外に出て、朝露にぬれたやわらかい葉を、下からながめるの。太陽の光で血管みたいに葉の筋が浮かび上がって、ああ、あたしはこうして生きているんだなって思うの」
 おまえが話しだすと、わたしまでもがあの、希望だけが満ちていた生活を、思い浮かべるのであった。ああ、あの頃はなんと毎日が、若かったであろう事か。ほんの数年、たっただけなのだ。だのにわたしたちは色々と、知りすぎてしまった。
「もう帰ろうか」
 諭すように私が言うと、おまえは決まって抱擁を求めた。まるで冬になって葉をばさりと落としたかのように、やせ細ったおまえの体は、まだそれでも、温かいのだった。
「あたし怖いの」
 私の胸に頭を押し付けて、おまえは言うのだった。
「なんだか自分というものが、明日もまたここで絵を描いてるって、思えないの」
「おまえは明日もここで、絵を描いているよ。おまえが思えなくても、私には見えるのだよ」
「本当……そのあたしは、どんな顔をしているの」
「パレットを落としてしまって、困ったような微笑を、わたしに向けているよ」
 もう半年も前のことを、わたしは思い出すのだった。それはこの生活が始まって間もない頃で、なんだかわたしたちは、なりたての恋人同士のように、初々しくお互いを見つめあっているのだった。
10717歳雄:2006/01/13(金) 21:48:42
こんばんは、以前高二太郎という名前で投稿させていただいたものです。
句点が多いのは語りかけの効果を狙ってやったものです。
指摘、アドバイスなどよろしくお願いします。
108名無し物書き@推敲中?:2006/01/13(金) 23:44:47
>>106
勉強の傍らでの創作、お疲れさまです。以下、主なものを書きます。
・2行目、「二人は〜」は三人称だから×。(一人称で話は進んでいる)
・空が赤いのなら、キャンバスも夕日で赤く染まっているはず。
 また、物語の雰囲気に緑と赤の原色の対比が合っていない。
・無骨な感じのするこの文体と微熱が続くような内容とがマッチしていない。
 (ストーリーは「風立ちぬ」、文体は太宰治に似ていますね。)

追伸、風景描写がちょっと…。文豪の作品を研究してはどうでせう?
109名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 01:14:56
>>100とか
しみじみ「若い子が書いたんだなあ」と感じさせる、
雑で背伸びしているのが瑕でもあり魅力でもある文章。
以下で15歳という書き手のデータを知らないものとして稚拙だと感じた点を指摘する。
だけど下手に気にすると魅力そのものが薄れてしまうかもしれない。
そういうあやうさがある。(誉めてるんだよ)

文章レベルで見ると
・ほぼ一文一改行は文体と合っていないのでは。
・語り手は僕女? どういうキャラ設定なのかよくわからなかった。
・もうすこし漢字を開いたほうが手慣れて見えると思う。
・単語の誤用や意味の重複が目立つ。推敲時に辞書引く癖を。
 例えば100の4行目「常に常備」、101下から3行目「気丈」。
 個人的には100最終行「鍵」、104最終行「生まれ落ちた」も引っかかる。
・会話部がジョバンニとカムパネルラみたいな口調。どうなんだろ。
 効かせるにはテクが足りないかも。

小説のワンシーンとして考えると、>>102の指摘が一番の問題点。
同じ卵の孵化を見ても、科学少年のワクワク感と生き物好きのワクワク感と
理科室に不法侵入して自分だけの秘密を持つワクワク感は違うよね。
110(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2006/01/14(土) 01:37:46
>>106

『あたし』という呼称は、一般的には「上品な物言いをする女性」が用いるものではないと思う。
どちらかといえば、やや擦れた印象を与えるので別の呼称を用いるか
自分の名前を呼ばせるか(この場合は多少子供っぽい背伸びをした印象を与える)
にしたほうがいいと思う。

 それと読点の使い方がまずい。
『わたし』の回顧という内容のためだろうか、このままナレーションできそうな独白調のせいなのか、
まるで地の文の読点がブレス記号のように感じられる。
読点が無駄に多い文章は改行が無駄に多い詩と同様に読みづらく、
なおかつ理解を困難にする。

 森鴎外や樋口一葉の文章を音読し、「読点に頼らない文章のリズム」を体得するとともに
文章を書くにあたっては、読点を減らしても意味が通じるよう文章の構成に留意されたい。
111鈴音:2006/01/14(土) 01:48:08
陽が傾いて、空が紅く染まる。
ほら、夜が迫りくる。

窓からは、星も月も見えない。
ただ在るのは何もない黒。何もない闇。

こんな夜にはいつも感じる孤独感。
独りというわけではない。
友達という名の輪。
その中のモノ。

ねぇ、もっと私を見てよ。
ねぇ、ちゃんと話の話を聞いてよ。
ねぇ…。ねぇ…ってば…。

私の中を支配する感情は、こんなにも大きく膨れ上がって破裂する。
112鈴音:2006/01/14(土) 01:49:33
深く深く、深呼吸。
鈍く光るカッターを握り締める。
刃先は、手首から上へ上へと移動していく。
肩の近くでソレはとまる。

一気に力をこめて線を絵描く。
その線から滲み出てくるのは紅い液体。

そして、生きているのだと実感する。
そして、死にたいのだと実感する。

痛みと代償になにもかも忘れることが出来る。
ほんの一瞬に過ぎないが、自分でいないことが出来る。
その後に襲い掛かる虚無感。

頭に浮かんでくる憂鬱な明日を振り切れないまま布団のなかに潜り込む。

カーテンの合間から差し込む光。
気付けば明るい空。
始まる一日。
113鈴音:2006/01/14(土) 01:50:51
はじめまして、こんばんは。
酷評おねがいします。
114(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2006/01/14(土) 02:17:56
>>100

『僕』は卵の孵化を心待ちにしているのだから、
>六時間の気だるい授業が終わり、教室に誰も居なくなると僕は鞄を持ちすぐ隣に有る理科室に行く。
では「待ちきれない」という気分が今ひとつ伝わってこない。
ここは思い切って
「放課後の教室で僕は時計を眺めながら、『早くみんな帰ってしまえ!』と心の中でそっと祈り続けた」
ぐらいオーバーでもいいと思う。

 むしろ『ワクワク』という言葉も、『僕は扉の方を向いた』も必要ないと思う。
ただ、卵の孵化を丁寧に描写し、『僕』がそれにひたすら見入る状況をかけば、
心理描写が全くなくても、読み手は『僕』と同化できる。

>空に一番星が光る頃、新しい生命が僕の手元に産まれ落ちた。
生命の誕生自体が神秘的なので、無理に飾らないほうがチープにならない。
もうひとつ注文をつけるならば、二人が孵化に見とれ時の経過に気づかなかったかのような
描写ができれば、「二人の静かな興奮」がより強く、読者に伝わるだろう。


115名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 02:18:13
>>111-
・時間を追って書いているのに、夕闇や暁闇の描写がない点が不自然。
・「虚無感」「孤独」を言葉でそのまま表現している所が×。
・線を描く→線を引く
・「代償」の用法が間違っている。


116(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2006/01/14(土) 02:57:54
>>111-112

 リストカットは「自殺行為」というよりも、むしろ「自分に注意を引くための自傷行為」なので
>そして、生きているのだと実感する。
>そして、死にたいのだと実感する。
は蛇足な感じがする。

>>115の指摘の通り、『代償』の使い方は×。
>痛みと代償になにもかも忘れることが出来る。
>ほんの一瞬に過ぎないが、自分でいないことが出来る。
の部分は
痛みと引き換えになにもかも忘れることが出来る。
それがほんの一瞬でしかないとしても。
ぐらいでいいと思う。

 あとは、リストカットの状況があまりにも不自然。
刃先を縦に引いたら「割ける」が「切れない」ですよね?
ドキュメンタリー番組などで見る、リストカット常習者の人の手首は
横方向に無数の切り傷があるのです。

>>112のラスト4行はないほうが良い。
そのほうが、「自分では救いようのない気持ちの淀み」がよりはっきりする。
>私の中を支配する感情は、こんなにも大きく膨れ上がって破裂する。
の文章を削除して
>ねぇ、もっと私を見てよ。
>ねぇ、ちゃんと話の話を聞いてよ。
>ねぇ…。ねぇ…ってば…。
をラストでもう一度使えば、もう少し見れるかな。

でも、これって創作文芸板より詩・ポエム板向きですよね。
117名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 10:26:18
 あるレストランの隅のテーブルにかけている。白いテーブルクロスの上に置かれた、アヒルの陶器。両の目玉が欠落し、空いた眼窩から塩が出る。不思議な置物だ。私は両手をポケットから抜き出しそれに触れようとするが……。
「汚い手で触るな」
 饒舌なアヒル。いや、饒舌というより、思念そのものなのだ。そうだ思念だ。思念が流れ込んできたのだ。
「めずらしい置物だな」
 スティーブは何のためらいもなくアヒルの首を握りしめる。よく見ると尻がない。可哀想なアヒル。
「触るなよ!」
 私は言って彼の手を払いのける。
「触らなきゃ塩がふれねえだろ」
 実際その通りだ。しかし実に気分が悪い。
「塩なんてふるな」
 私は大声をあげた。
118名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 10:27:09
中途半端ですが、ここまででおねがいします。
119名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 10:50:31
>>118
評価→中途半端
この一語に尽きる。ふ〜ん。で? と言った感じ文章というものは、何かを感じさせる為のものであって、
これを読んでも、だから?としか思えない。
読者が受け取るべきものは、恐らくこの続きにあるのであって、この続きを想像してもらうのが書き手の本意ではないのだろう?
ここまでではそうとしか言えない。こんな少ない字数で書き手は何を表現したいのかが伝わってこない
これでは書き手が読者を真剣に考えていないのではないだろうか? という疑念まで浮かび上がってくる

とにかく、伝えたいものを伝えるにはどうしたらいいか? ということをまず真剣に考えてみて下さい
とりあえず、この続きがどうなるかは(普通の読者としては、更に続きがあるのであれば)気になる
所詮は「むかしむかしあるところに、言葉を喋るあひるの置物がありました」
って書いたのと同レベルだからな
120TSL勧誘@名無しさん:2006/01/14(土) 11:04:31
酷評というか、私ならこう書きますね。
  ↓

陽が傾いて、西の空が紅く染まっている。
ほら、夜の足音がすぐそこまで迫って来ているよ

あなたたちにはそれが聞こえていないのー?

この窓からは、星も月も 何も見えない。
ただそこに在るのは、なーんにも黒い闇の色だけ。


こんな夜に感じるのは、孤独感だけ。

でも、わたしは独りでいるわけではない。

現に友達という名の輪の中にいて、彼女達は今夜も御陽気に、
彼氏や糞上司の悪口を言っては、大盛り上がりで鴨鍋をつついている

わたしなんか その鍋の中で浮かんで揺れてる 
         具(カモ)のひとつに過ぎない――

ねぇ、もっと私を見てよ。
ねぇ、ちゃんと話の話を聞いてよ。
ねぇ…。ねぇ…ってば…。

私の中を支配する感情は、こんなにも大きく膨れ上がって破裂する。



121名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 11:06:12
http://c-au.2ch.net/test/-/bun/1100408711/453-454
リライトスレで既にリライトと酷評を頂いていますが酷評お願いします。
122名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 11:31:34
そうか、>>120>>111のリライトで、>>112の部分は一切無視して書いてるんだ… 
123118:2006/01/14(土) 11:52:23
>>119
わかりました。やはりちゃんとしたモチベーションとか、主題があり、それを表現していないと駄目ってことですね。
ありがとうございました。
124名無し物書き@推敲中?:2006/01/14(土) 17:57:44
121
文章は初心者ならまぁまぁ上級者ならry
話の種としては古い
125鈴音:2006/01/15(日) 21:28:30
>116さん >117さん 
そうですか…。もう一度、日本語勉強してみます。
アドバイスありがとうございました。
126鈴音:2006/01/15(日) 21:55:44
↑ミスです。
すいません。
>115さんと、>116さんでした。
本当にありがとうございました。
1271/2:2006/01/17(火) 09:12:22
 榊 竜明は家に入ると、靴も脱がずにロビーに入った。彼の家は洋式で、普段から土足で上がっている。
「ただいま」
そこには父、竜蔵がいた。彼は5年前会社を設立し、名は榊バイオケミカルという。義手や義足、ペースメーカーや人工臓器等を中心とした医療、医薬、福祉関連の総合商社である。
現在はまだまだベンチャーとして見られているが、一部では既に名が定着し始め、今後の成長が期待されている会社だ。
まだ高校生の竜明でも、竜蔵が更に大きく育てた社の後継ぎを、成人した時にする事になるだろうと察していた。
「お帰り」
竜蔵は何枚も重ねられ分厚くなった報告書の束を読んでいた。社の企画書らしい。机の上に置いたコーヒーが冷めている。多分読みながら飲もうと置いておいたのだが、書類に熱中し過ぎて忘れたのだろう。
「外は乾燥してるから喉乾いちゃったよ。これ、もらうよ」
「ん? あぁ、勝手に」
竜明がコップに手を掛けた時、電話が鳴った。
「あ、俺が出……」
彼も竜蔵に似たのだろうか、手にコップを掛けていたことを忘れ、歩き出したのだ。
「うわぁ!」
バシャッと冷めたコーヒーが床に広がる。幸い書類には濡れず、コップも割れなかった。
「全く何やってるんだ、私がでる」
「ごめん……」
竜明は直ぐにタオルを取りに風呂場へ向った。父親には頭が上がらない様だ。
「はい、もしもし……はい、そうですが、えぇ」
竜明が戻ってきた時、竜蔵の顔は書類を見ている時以上に、真剣で深刻そうでどこか悲しそうだった。竜明は床を拭くきながら、浮かない竜蔵の顔から話の内容を察しようと、ちらちらと顔を上げ下げする。

「え!? 慎太さんが意識を!」
父の顔が一気に明るくなった。竜蔵は慎太郎を常々親しみを込めてこう呼んでいる。
1282/2:2006/01/17(火) 09:24:40
竜明が床を拭き終えると、父親が振り返った。
「神楽ちゃんがどこに行ったか判るか?」
確かコンビニに、と言っていた。そう言えば、コンビニにしては荷物がやたら多い気がしたが、そんなに買い込むつもりだったのだろうか?
「えぇ、近くのコンビニにと……」
「えぇ、近くに外出中だそうです……えぇ、判りました、私は直ぐ行きます
神楽ちゃんは息子に探させますので……えぇ」
父は受話器を静かに置いた。間髪入れずに竜明は質問した。
「お爺さんがどうしたんだって?」
父は口の端を裂けるほどに吊り上げ、叫ぶ様に答えた。
「意識が回復した!!」
「マジ!?」
今井家とは竜蔵の社の関係や近所であると言う理由から、とても親しい間柄だった。昔から家族の様に過ごしてきたので、今井家に電話が繋がらない場合は榊家に連絡するように何時しかなっていた。
「お前は神楽ちゃんに連絡しなさい。私は慎太さんの所へ行く」
「わかった!」
二人は着の身着のまま家を飛び出していった。

 竜明は近くのコンビニに神楽を探し回った。だが、結局どのコンビニにも神楽は居なかった。
―すれ違いにでもなったんだろう。一旦帰るか。
だが、今井家の外灯は消えており、鍵もしまっていた。神楽は帰っていなかった。
―どうしたんだろう、友達とでも会ってしまったのだろうか。
竜明は携帯電話を取り出して、神楽にかける。だが、何度かけても呼び出し音に変化は出ない。
不安になった竜明は、もう一度コンビニに行くことにする。誰かしら彼女を見ている筈だ。その辺りを探そう。
「神楽ちゃん見ませんでしたか?」
「なぁ、神楽ちゃん知らねぇ?」
そう言ってまわった。神楽の祖父、慎太郎は名のある科学者で、その孫とこの辺りでは良く知られている。
コンビニの店員に竜明の友達も居るので神楽の顔を知っている人が必ず一人はいる。
だが、誰も神楽を見ていなかった。
―おかしい、どこに居るんだ?
携帯電話にもう一度かける。だが、相変わらず留守だ。もしかしたらバッグの中に入れていて、気づかないのか。それに、やっぱり単なるすれ違いで、神楽ちゃんは家に帰ってるのかもしれない。
そんな最後の希望を持って、今井家に電話する。
129失礼、入りきりませんでした:2006/01/17(火) 09:25:18
長い間呼び出し音だけが続く。だが唐突に、受話器を取るがちゃっという音が聞こえた。
「はい神楽で・……」
「あ! もしもし!? 神楽ちゃん!? 今さっきお爺さんが意識を取り戻したんだ! 病院には父さんがもう行ってるか………」
「………ピーって鳴ったら、用件とお名前をどうぞ。ピ―――……」
留守番電話だった。神楽の声が録音されていただけの話。
「あぁ、もう!」
―どこに行ってるんだ。こんな時に……。

と、以上です。ある一場面です。批評宜しくお願いします。
130名無し物書き@推敲中?:2006/01/17(火) 12:16:06
>>127-129
一言で言うと文章の組み立て方がなってない。
多少は個人差だとは思うけど、最初の方は

「ただいま」
 榊 竜明は〜
「おかえり」
 そこには父、竜蔵がいた。何枚も重ねられ分厚くなった報告書を読んでいる。社の〜
 彼は5年前〜

って感じにした方が読みやすいかと。あと、普通ロビーで机構えて仕事する人はいない。
131名無し物書き@推敲中?:2006/01/18(水) 13:22:37
>>127-129
「手にコップを掛け」「書類には濡れず」などはケアレス?
「神楽の祖父、慎太郎は〜その孫と〜知られている」の文章は、
<神楽ちゃんor彼女>を省略しない方がいい。

内容的なことを一つ言えば、5行目の会社の説明と6行目の主人公の「察し」との
繋がりが悪いため、言いたいことを説明できていない。

全体的にぎこちない印象だった。書き慣れていない感じ。
一つの文章で何を表したかを考えて、見直すがベター。
書ききれていない部分が判るよ。
132名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 02:13:34
重箱の隅。
オヤジの会社、社名と主力商品が合ってないね。
社歴の長い会社ならままありがちだが、
設立後あまり年月を経てない設定なので不自然。
細かいところだが、文章の底が浅く見えるよ。
133名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 02:17:16
>榊 竜明は家に入ると、靴も脱がずにロビーに入った。
>竜蔵は何枚も重ねられ分厚くなった報告書の束を読んでいた。

効果的じゃない語の反復や馬から落馬系の表現が目立つ。
134名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 22:28:40
 浜辺には人っ子一人いなかった。
 そこには真夜中になってようやく満月が浮かび、かすかに両の頬を撫でる風が吹いてきた。ゆったりと浜をうつ無尽蔵の波たちは、のたうち跳ねまわる無数の魚たちを黙々とさらっていった。
黒雲は水入れに垂らされた墨のように立ち込め、すべてを覆いつくす天井の中にもわずかではあるが形状を示しながらうごめいていた。
 そうした自然のする所作をこれほど近くにあるものだったのかと思いながら、私は彼と二人きりになり身を寄せあう鳥たちのようにただ小さく縮こまってその寒い夜が明けるのを待つのだった。
 この孤独な旅人たちを待ち受けるのは発狂と、その延長にある死だ。少しずつではあるが、私の体に爆弾を落とす死刑執行人のロープは切れかかっているように思える。
 その死はあまりにもあっけないものだ。彼がロープを手放すと、一瞬にして私たちの体は粉のようにバラバラに吹き飛んでしまう。それで全てが終わり、誰もそれを認識することはない。
死刑執行人は黙々と、次の執行に取り掛かるだけだ。もしかするとその死は、ロールプレイングゲームの魔物の死よりも尊厳のない死なのではないだろうか。
 暗く深い記憶の底に、薄色をしたワゴン車が屈託のない緑の中を延々と走り行く映像がよみがえる。私たちはふたりで、ドライブをしていたかもしれない。
 ひょっとするとあのとき彼は昏々と眠りながら、口を開いて涎を垂らしていたかもしれない。しかしどのような夢を見ていたか今になっては知る術もない。
ジョン・グッドマンに似たその巨体は、いくら揺すぶっても答えを出さないだろう。
 絶えず変化する世界の中では不変であることに至上の価値が見出される。彼の死を思うことは時の深淵を覗き込むことであり、またそうすることで私の心は深い感傷に至っただろう。そうでなければ私はそれを笑っただろう。
 だが私はそうしなかった。そもそも彼の死だけではない。そこにはもっと沢山の死があるし、もっと残酷な死がある。
たとえば私たちがついぞ先日自らの手で殺害しこの海に投げ込んだ、女の焼死体。私たちは全ての死を笑うことができないわけではない。だが、私たち自らが奪った生命だけは、笑うことができないのである。
 私たちの間柄の上には、いつも赤黒く細長いその女の遺体が横たわっていた。私は彼ではなく、もっとも尊厳ある彼女を笑うことができなかったのだ。
135名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 22:29:44
上のを投稿した者です、お願いします。
136赤褐色のワード:2006/01/19(木) 23:01:39
 辞典を買ってみた。
 うむ、古本屋で格安に辞典を買えるなんてまさしく幸運なんだろうな。
 机の上に置かれた辞典を眺める。
 買ったは良いが、いつになったら使えるのか夜になっても思い浮かばなかった。
「うーむ……」
 悩んでも仕方無いか。
 三十歳にもなれば、知らない言葉なんて滅多に出て来ないのだから。
「…………」
 辞典と睨み合う。
 何だ、お前も俺にいつ使ってもらえるのか不安で仕方無いのか?
 まあ待て。もうすぐ妻の美味しい夕飯が来るからそれまで試しに使ってやろう。
 その代わり、使えなかったらすぐに実家へ帰ってもらうから覚悟するんだ。
「うむ……」
 お前は字が小さいな。
 これは、小さい字が嫌いな俺に克服してくれとお願いしているのか?
 全く粋なヤツだ。
「……え?」
 お前は一体何なんだ。
 この辞典、赤い表紙だから国語辞典だと勝手に思い込んでいたのだが。
 違うじゃないか。
「……赤い夜が来る?」
 いきなり何を書いているんだ。
 赤い夜とは何だ。そもそも窓の外にはいつも見慣れた月があるだけじゃ無いか。
「あなた、晩御飯よ!」
「ん、分かった」
 約束は約束だからな。
137赤褐色のワード:2006/01/19(木) 23:04:21
 心配するな、俺も他の辞典に流されない個性的なお前が気に入った。
 晩飯が済んだらまた使ってやるさ。

「今日は何だ?」
「ふふ、麻婆豆腐よ」

 食卓にあるのは麻婆豆腐。
 まさか!
 赤い夜が来ている!

 この豆腐、まさしく月の神々しい光を鮮明に描写しているじゃないか。
 絡んだあん! 月が浮かぶ夜空を真っ赤に塗り変えているじゃないか!

 これは赤い夜だ。
 辞典が教えた通りだ!

「まさかな……」
 おかげで味が分からなかった。
 おい辞典、お前は俺の大好物である麻婆豆腐との一時を無駄にさせたようだな。
 大体何だあれは。赤い夜と麻婆豆腐の姿が瓜二つだったじゃないか。
 お前は個性的だな。
 もしや、俺がお前に書いてある言葉を喋るとその通りになるとでもいうのか?
 そう言いたいのだな。
 よしよし、お前の真剣な眼差しに答えてもう一度だけ使ってやろう。
「ふむ……色褪せた天使が来る」

ガチャ。

「あなた」
「どうした?」
「はい、今月のお小遣いよ」
 手渡されたのは三万円だった。
138赤褐色のワード:2006/01/19(木) 23:05:42
 そうかそうか、色褪せた天使とは普段より一万円多い小遣いの事を表してたのだな。
 お札がセピア色で一万円は天使か。
 ふむ、気に入った。
 お前が拒否しても、俺が金を出して買った辞典なんだから使わせてもらうぞ。
 何しろ、これだけ種類があるのだから時間をかけて選ぶ必要があるな。
 おや、いつの間にか部屋にいたはずの妻の姿が見えなくなっている。
 キッチンに戻ったのだろう。
 丁度良い。もう一度試してみればこの辞典が個性的かどうか分かる。
「よし……銀の無機物が来る」

ガチャ。

「あなた、ちょっと手伝って」
「どうしたんだ」
「食器が割れちゃったの」
 階段を妻と駆け下り、素早く台所に目線を走らせる。
 そこは大変な状態であった。
 あちこちに細かな破片が飛び、とても一人では片付けられない程の惨状が広がっていた。
「仕方無いさ」
「ごめんね」
「何、気にするな」
 これが銀の無機物なのだろう。
 まったく、良い事だけかと調子に乗っていたらこんな期待外れもあったのか。
139赤褐色のワード:2006/01/19(木) 23:07:37
「どっこらせっ」
 膝の関節を曲げ、その場へしゃがむと同時に妻の大きな悲鳴が鼓膜に轟いた。
「ん?」
 首が生温かい。
 水でも垂れたのか?
 何だ。体から力が抜ける。
「ちっ……」
 舌打ちが聞こえた。
 倒れながら見たのは、黒いスーツを着た見知らぬ奴が足早に立ち去る姿だった。
「あなた!!」
 妻が必死に体を揺する。
 首に灼熱が走った。
「う、あ……」
 声帯が振動しない。
 鉄の味がする。
 そうだったのか。
 床に散らばる硝子じゃ無かったのだ。
 銀色の無機物とは、俺が強盗に刺されてしまう事を表していたんだな。
 それなら幸せだ。
 何故って?
 ふふ、この世で一番愛している八十歳の妻が先に死ぬ姿を見なくて済むからさ。
 やっぱり、あの辞典は他の誰にも負けない位に個性的だったんだな。

FIN
140名無し物書き@推敲中?:2006/01/19(木) 23:10:08
>>136-139です。
拙い文章ですが、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
141PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/20(金) 00:04:34
『海辺の恋人』

僕は、小さな恋人のアキコと海辺を歩いていた。
ふと、目前の砂浜に緑かかった透明なビンが落ちているのを見つけた。
「ねぇ、僕らの名前を紙に書いてビンにつめて流してみないか?」
「・・・」
「何年もかかって、ある日太平洋の美しい島に流れつく。島の人たちは何の呪文だろうって不思議がったりするのさ。あーロマンチック!」
「・・・」
アキコは目を逸らし構うことなく歩きだした。
「なんだよ、素っ気ないな」
僕はしかたなく従って歩きだした。
と、突然にアキコが息を荒げて駆け出した。ぐいぐいと駆け寄る。何か浜に落ちているものを見つけたようだった。
「なんだ、魚かよう。これは死んでるよ。さあ行こうな」
「・・・」
アキコの眼差しは死んだ魚に釘づけだ。………僕は、これはヤバいな、と思った。
案の定、アキコは地面に顔を近づけて鼻をひくつかせている。
僕は愛情を込めて叱った。「・・・めっ。帰ったら旨いマンマ喰わせてあげるから」
「バウワウw」
アキコは、聞く耳もたずでふがふがやっている。このバカっぷりがとても可愛い。
僕の小さな恋人のラブラドールのアキコ。
142名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 00:27:09
>134
読者置いてけぼりで裏設定が一人歩きしてる
>137
赤い月が麻婆豆腐とか例えに無理矢理感
>141
同じ落ちを5回以上見たことがある
143名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 00:40:14
>>142 やっぱり屑酷評家か。
ストレス発散なのか?お前の湿気臭く湾曲した生き方を酷評したい位だよ。
・文の本質を見ていない。
・スレタイの「真面目に〜」という部分からかけ離れている事に気付いていない。
・基本的にバカだから>>141の文が前より良くなった事に気付いていない。
・酷評しか頭に無い。
・文才が無い癖に態度がでかい。
いっそ死んでしまえ。
144名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 00:48:39
>>142
×赤い月
〇赤い空
ちゃんと読めよ馬鹿。
ちなみに、>>134は少し訂正を加えればかなり良い文章になるが気付いていたか?
この腐れ酷評野郎。
145PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/20(金) 00:51:13
>>142-143 真面目に酷評ありがとう。落ちしか思いつかなかったから書いた。
また投稿しますm(_ _)m
146名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 00:59:38
>>141
「・・・」と「…」はアレな(略) あと「w」はどうなん。そこでちょっと冷めるよ
読んでると「アキコは精神に障害を持った子?ああ、ラブラドールなのか」
アキコを人間の女の子へミスリードするショートショートだろうけど、ミスリードの要因が名前だけなのでちょっと弱いなぁ
読んでて「アキコはどんな子なんだろう。かわいい雰囲気だな。あれ、でも何か変だぞ。ああ、ラブラドールなのか!」という流れの方がいい
前半にもう少し人間(女の子)臭いシーンを入れるとしまるよ。たぶんw
147名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 01:11:04
>>136-139
まずワードと事象のリンクが薄すぎる。
赤い夜=麻婆豆腐、色あせた天使=一万円多い小遣い。どう考えても主人公が無理やりこじつけてる様にしか思えない。
これはわざとか?と思ったら最後だけちゃんと銀の無機物=ナイフ(かなんか)と理解しやすいリンク。頭混乱中
あと殺され方からしてどう見ても強盗というより殺人目的。せめて奥さん死んだほうが強盗って気がする。

全体的にどこを面白く読めば良いのかよくわからない。
掌編はもう少し明確に(ここが面白いところですと言えるくらい)、わかりやすいストーリーの方が良いと思います。
148PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/20(金) 01:13:22

タイトル『駅』

海から人をさらう鉄道列車の硝子に蛍火の灯る頃合い。僕は駅舎にひとり侘しくたたずんで居る。

「ホぇら、きょーぅ……」(formidable,formula+)

何処かで怪しい海鳥の声がする。

「ほうつぅん、ホちゅん……」
(fortitude,fortune)

空々しくもあり暖かでもあり、ひっきりなしの空の雫が何時の間にか咳を病んでいた。

闇を追い欠けてきた鋼の重量の音は、ヤバいくらいに消えていた。

「行ってきます……」
(fragile,frazzle)

僕は産声を挙げ、爪弾くように鳴いた。
149名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 01:21:23
>>134
話の展開が唐突すぎる。
読んでて全く情景が浮かばない。
雰囲気を重視しすぎて言いたい事が伝わらない。
「浜辺に車を止めて、自殺しようとしているカップルの消えかけた意識を書いたのかな」と「予想」したけれど
それが合っているかどうか、わかる文章がまるで無い。だから俺の予想が合っているかどうかわからない。

これは掌編小説というより、むしろポエム。文章の書ける人の、書き手満足代表例みたいな感じ。
150名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 01:27:21
>>148
携帯から即興ってすげーな(゚Д゚)
でも残念ながら、俺には全く理解できないっす。これもポエム?
てかポエムじゃダメって書いてないからいいのかな……('A`)俺はポエム全然わからんです
151PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/20(金) 01:32:04
>>150 そうですか。ありがとう。でわでわm(_ _)m
152名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 03:52:10
>>148
なんていうか、感性ばかりが一人歩きしてるね。
即興なんだから当たり前なんだけど。っつーか評論するスレに軽々しくそんな文載せるなって感じだが。
はっきり言って現時点においては君自身(あるいは君の事を知る人)にしか価値がない文章だと思う。
1531/2:2006/01/20(金) 04:31:58
酷評おねがいします。

俺はバスの揺れに目が覚めた。
とたんに、強いエアコンの冷房に寒気をおぼえ、鳥肌がたった。
道が悪いので、乗車した時からバスがしょっちゅう揺れていることは知っていたが、
慣れないせいか、軽い揺れでも気になり、寝ても反応してしまうのだろう。
バスの中は薄暗く、乗客はだれもが眠りに落ちていた。
前方と、中央と、それぞれ左右、座席の上部に据えられたTVはつけっぱなしだ。だが音はない。
映画を流していたが、例え音があっても俺には俳優の喋るセリフがよく分からない。
俺はあくびをし、起きない乗客たちに気遣うように首の骨を鳴らした。
窓のカーテンを指で少し開けて、外の夕闇を確認した。
おそらく、バスは平野の中を走っている。
何の明かりもなく、すれ違う車も少なかった。
冷房の寒さに眠気は完全に覚めてしまい、
俺は日記を書くことにした。
電灯のスイッチを入れ、ノートを取り出すと、俺はその1ページ目にペンをはしらせた。
「4月24日。晴れ。」






1542/2:2006/01/20(金) 04:33:34
俺は「晴れ」の部分を、少し間をおいてから書き直した。
「4月24日。酷暑。
今日おれはこの人生のうちで、おそらく一番有意義な時間を過ごしている。
目にするものすべてが刺激的で、そしてこの場所で感じることのすべてが、今までとは違う。
それは勿論、家でも、昨日の飛行機の中でも、ある程度の予測は立ててはいたが、
実際の経験はそれ以上だった」
さらに俺は、隣の席に寝ている乗客の顔見ながら、含み笑いをして書きつづけた。
「この国の人々は、とても親切だし、大らかで、日本人とはまるで違う。
というのも、彼らは損得をまるで考えない。今日俺が、道を尋ねるとすべての人が、その場所まで案内してくれた。
たぶん彼らは暇人なのかもしれない。それに救いがたいほどに適当で、鈍感でもある。
ついでに言うと、彼らの人生は、マイペース。個人主義の塊だ。
道端の屋台も汚いし、愛想は悪い。それでもまったく気にしないのだ。
日本なら考えられない。そんな奴がいたら、まずどの職場も雇ってはくれない。
いかに日本人が優秀か、彼らは思いしるだろう。道路も舗装が悪く、
せっかくホテル代をケチって乗り込んだ夜行バスも、ろくに眠れやしない。
それに昼間でもないのに、ガンガン冷房つけやがって・・・」
そこまで書いて、俺はペンを置き、呼吸を整えた。
頭痛がした。寒気もひどい。風邪をひきそうだ。
今日から2ヶ月間もこの国にいなきゃいけない。
とんだ災難だ。
俺はメキシコという国に来たことを初日で後悔した。
155名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 05:59:51
134です。
>>142 >>149 批評ありがとうございます
結構行き当たりばったり的に書いたのでところどころおかしかったかも知れません
話としては、上から下へ収束するみたいなイメージを持っていたんですが
分かりづらかったですね
出直してきます
156名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 12:44:23
>>147様ありがとうございました。
強盗より殺人目的の方が自然ですね。指摘されなければ気が付きませんでした。起承転結も明確に表現したいと思います。
一つ疑問に思ったんですが、主人公が不思議な辞典を買ったせいでワードと事象の関連性に敏感になっていると思うのですが…いかがでしょう?
157名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 15:20:24
日々の出来事日記のように綴ったエッセイでもいいですか?
日記といっても自己満足ではなく、読み手を想定して書いているものですが
158名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:49:36
戦士達の気合いのこもったかけ声が辺りから聞こえてくる
一分ほど走った後にスピアに静止それ一度立ち止まる
「静かにしていろよ、見つかるとやっかいな事になる」
――沈黙――
「草陰に隠れるんだ」
ウルフが小声で言うとちょうどすぐそばにあった草陰に身をかがめ、隠れた
そして隠れてからさらに一分ほどが経った・・・・
辺りから風がやみ、葉の揺れる音も聞こえなくなった
その時大柄な男一人と小柄な男女がちょうど北の方角から現れた
「誰もいない?」
女が小柄な男に尋ねた
「たぶんな、だが油断しないほうがよいだろう」
小柄な男がそう言ったのを聞いた
「もしだれかいてもよ、俺たちにゃかなうわけないぜ!」
大柄な男が得意げにそう言っているのを見て、小柄な男はあきれているようだった
俺は二人と一緒に身をかがめて隠れていたがこういう状況に不慣れな俺はついつい音
を出してしまった、それもとびっきりでかい音で

    ブアックション!
俺のくしゃみの音に気づいた三人組がこっちの方を見る


159名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:50:15
ヤッヤッバイ!すんごいにらまれている!恐怖で体が震えているようだ、俺が
「くそ、後で覚えていろよ」
スピアが立ち上がり剣を抜く
「ここで隠れているんだ」
ウルフも立ち上がり剣を抜く
そっそうか!目には目を!恐怖には恐怖なんだ!
俺には二人の言葉など聞こえてすらいなかった
「そんなところに隠れていたか」
小柄な男が言う
「だけど」
今度は女が
「俺たちに見つかったのが運の尽きだ!」
最後に大柄な男が叫ぶように言い身の丈ほどもある大剣を抜き出した
「まあまて、まずは自己紹介といこう、俺はゲイトだ」
小柄な男の名前はゲイトと言うらしい
「私はカイン」
「そして俺はゲンドウだ!」
ウルフとスピアは構え、攻撃に備える
そして二人が攻撃に移ろうとした瞬間何者かに呼び止められた
「まあまて、ここは一つ私に任せてもらおうではないか」
それはまさしく戦士だった、恐怖で錯乱していて自分でもなにをしているのか
よくわからなかった


160名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:51:18
>>153
酷評してくれとの事ですが、悪くないと思う。続きが読みたい感じ。
無理矢理探すと、読んでて気になったのは
「だれもが眠りに落ちていた」⇒「誰も」ならその後は否定じゃないかな。「誰も起きてなかった」の様に。
「呼吸を整えた」⇒ゼイゼイ荒い息をしているわけではないので、ここで呼吸を整えると精神集中でもしてるみたい
「せっかくホテル代を〜ろくに〜」⇒「せっかく」で快適さを犠牲にしたと表してるので「ろくに〜」は何か変な感じ。
 俺なら「ここまで酷いとは予想しなかった。ろくに眠れやしない」って入れるかな。いや、入れないほうがいいかな、どうだろw
こんなとこか
雰囲気で抽出してるので見当違いも入ってると思われ。他の方の意見モトヌ
161名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:51:32
「君たちは援護したまえ!行くぞ!」
二人だけではなく三人組もあっけにとられている
「HAHAHA! 行くぞ、究極奥義!」
勢いよくジャンプし、奥義を発動させる


162名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:52:01
>>156
うん、主人公がワードと事象の関連性に敏感になっているのは別に不自然てか変じゃないよ。
でも「赤い夜⇒麻婆豆腐、色あせた天使⇒一万円多い小遣い」はこじ付けに感じる。
それまでこじ付けなのにラストだけ「ちゃんとリンクしてる」から違和感を覚える。
なんで最初の二つだけ、こじ付けなければリンクしない様な遠まわしな表現なの?と。

せめて、強盗が黒ではなくセピア色(暗褐色)の服であれば
赤い夜は麻婆豆腐ではなく血
色あせた天使は一万円ではなく強盗
つまり最初から強盗が来て死んでしまう事を予言していた、とオチが完成するのでいいんだけど……
そんでラストにミスリーディング物に必須な、答え(わかりやすいヒント)を入れておく。
直接「赤は血、天使は若者、銀はナイフだったのか」って答えを入れるんじゃなくて
「セピア色のスーツを着た若者が、赤い血の付いた銀色のナイフを手にもって逃げていくのが目に映った」とか。

……最初から色あせた天使=強盗だったら俺の浅読みです。すまんす(・ω・`;)
163名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:52:20
       /⌒ヽ
⊂二二二( ^ω^)二⊃
     |    /       ブーン
      ( ヽノ
      ノ>ノ 
  三  レレ

164名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 18:52:54
俺が奥義を発動させた瞬間、ゲイトの放った火炎呪文ギラにより身を焼かれ
あっけなく墜落した
二( ^ω^)二「うわーだお」
スピア・ウルフ「早いよ!」
今仲間達の心が一瞬一つになった
「なっなにあいつ」
とりあえずカインには恐怖を与えられたようだ


165魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/20(金) 18:54:02
とりあえず俺が別板で投下してたのを張りました。
166魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/20(金) 18:57:10
全然空気読めてなかったofz出直してくる。
167名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 19:04:50
>>158>>159>>161>>163>>164
話割ってスマソ
とりあえず「ブーン」がどれくらい面白い効果があるのか
全然わからないのでなんとも('A`)

真面目に批評すると
>一分ほど走った後にスピアに静止それ一度立ち止まる ⇒記述ミス?
草陰に隠れているのに大男がどうと描写を認識するのは変な気が。声でわかる情報だけの方が自然なのでは
視点が途中から唐突に変更しているので>>159の「それはまさしく戦士だった」が新しい人が出てきた様に感じる
>叫ぶように言い⇒なんか変

全体的にもうちょっと推敲推奨かな
168魔神戦争 ◆vNFYAR5c0g :2006/01/20(金) 19:06:29
評価サンクス、出直してくる。
16917雄:2006/01/20(金) 19:56:47
ものすごい返事が遅れてしまいました、アドバイスありがとうございます。
>>108
ありがとうございます。確かに書いているとき、堀辰雄を意識していました。
指摘されて改めて風立ちぬを読み返してみましたが、ほとんど一緒ですね。絵を描いている所や、病弱な恋人……反省です。
太宰治はまったく意識していなかった、というか太宰治は人間失格を読んだきりだったので、今度機会があったらほかの作品も読んでみたいと思います。
風景描写は自分でも自信がありません。レトリックを学べと言うことでしょうか。とりあえず家にあるわれらの文学を読み返してみたいと思います。
>>110
ありがとうございます。『あたし』という呼称ですが、確か白痴のナスターシャが使っていて、この文章のキャラクターにも合うかと思って使用しました。
読点はブレス記号のように使っていたのですが、本来どのように使うんでしたっけ。ちょっと国語の教科書を見直してみます。
森鴎外、樋口一葉、読み返してみます。
170名無し物書き@推敲中?:2006/01/20(金) 20:31:32
>>162その手がありましたか!
色褪せた天使=殺人犯というのは考えてませんでした。赤い月も一つの独立した事象として書いてしまったので…全体的におかしく見えてしまいますね。
真面目な批評ありがとうございました。また機会があれば是非お願い致します。
171153:2006/01/20(金) 21:31:27
>>160
ご指摘ありがとうございます。
参考になりました。
また投稿するのでお願いします
172PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/21(土) 00:06:32
漏れ、ニュー速の詩スレみてるお。

( ^ω^)なんか読ませて呉れる作品が多くてしあわせだお!!!!1

173名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:37:04
DQNな創作文芸板 実力ナンバーワンコテ

早稲田大学文学部英文科卒業、二十四歳
山の中にある高校
工房のときに停学歴あり
ジャージで登校

北海道出身
札幌という説も

その名は、小、小学生、小 ◆PBtykf5sPQ

薬物をやっているそうなので、検査してあげてください。

こいつのページ
ttp://www.geocities.jp/cd_ab_62000/

この人?
あちこちのスレに張ってあってうざいんだけど
そんなに目立ちたいのかなぁ
174名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:40:01
 此方は国家会議の最中。
 ここを仮にA国としましょう。
 A国は、長年の戦争相手であるB国に勝つ方法を話し合っていました。
「うむ……どうしたら良いものか」
「大統領。B国は他国と比べ物にならない程の核を保有しています。もたもたしているとミサイルでやられるんですよ!」
「分かっている! 副大統領である君が私にそこまで強気に言えるのかね?」
「うっ……」
 副大統領は言葉を濁しました。
 他の方々は、あえて口に出さない様に心の中で大統領を軽蔑していました。
「し、しかし、このままでは我が国は確実に滅びてしまうんです……」
「しつこいな君も。いっそ君の家族もろとも路頭で滅びさせてやろうかな?」
 最悪な台詞でした。
「そんな! 勘弁して下さい!」
 副大統領は必死でした。
 他の人達は、何も言えないまま会議の成り行きを黙って見ていました。
 大統領の命令は絶対だからです。
 どんなに太ってても、威厳が無くて人の嫌がる事ばかり言う頭のハゲた奴でも大統領である事に変わりはありません。
「滅びるのが嫌なら、B国を滅ぼす方法を一秒でも早く考えたらどうかね?」
「……分かりましたよ」
 可哀想なのは副大統領です。
175名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:40:45
 涙目で、それでも泣き顔を周りに見られない様に頑張って考えています。
「……もう一度桜を見たかったなぁ」
「何だね? それは」
「いや、仕事で追い込まれた時なんかは良く公園の桜を見てたんです。A国に負けたら桜も見られなくなっちゃいますね」
 遠い目線でした。
「私は仕事が忙しくてな。その年齢でも桜を見ると心が落ち着くのかね?」
「そうですね。妻の体重が増えた事なんてどうでも良くなっちゃいます」
「ふむ……」
 そんな副大統領を見て、大統領はある画期的なアイディアの電球が光りました。
「そうか……桜だ!」
「へ?」
「押して駄目なら引く。武器じゃなく桜でB国から戦争の気を萎えさせるんだ!」
 高らかに叫びます。
 当然、大統領の言っている意味が分かる者は誰一人いませんでした。
「どういう事ですか?」
「覚えてくれよ。我が国の桜から花びらを全て採集してB国にばらまくんだ。あまりの綺麗さにB国は戦争意欲を無くすのだよ」
 あまりに無茶でした。
176名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:43:15
 名案というより、これを実行したらA国の明暗が分かれそうな作戦です。
「更にだ。国の科学技術を駆使すれば桜の美しさを数十倍にも引き上げられる。万事が解決するという訳だーはっはっはっ!」
 不思議な笑いです。
「うう……どうしよう」
 可哀想の最上級な副大統領。
 何も言えず、仕方無く国民にバレない様に桜の花びらを全て採集しました。
 ちなみに、一晩で花びらが消えたせいで国民に神隠しだと騒がれたそうです。
 そんな事は気にしません。
 科学者を集め、特殊な光を当てる事で桜だけに通用する色素を埋めました。
 これにより、桜を見るだけで戦意を萎えさせる事が出来るのです。
 勿論、A国の軍隊は自分達の戦意を持続させる為に特殊な眼鏡をかけました。

 いよいよ作戦当日です。
「カウントダウン」
 大統領から、B国上空に飛んでいる五機のヘリに無線が伝えられました。
「五、四、三、二、一」
 操縦にも気合いが入ります。
 何しろ、この作戦が成功すれば誰も殺さずにA国がB国に勝てるのです。
「零。作戦開始!」
 ボタンを押すと、機体に積まれた桜が少しずつB国に落ちていきました。
177名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:44:24
 ひらひらと。
 B国には桜が舞い落ち、それから程無くしてヘリの桜はからっぽになりました。

 任務は成功だ。
 ヘリの操縦師は笑いました。
 作戦は成功だ。
 大統領も笑いました。
 作戦は成功した。
 副大統領が笑いました。

「良くやってくれた」
「は。光栄です」
「B国の大統領として。B国に幸福をもたらしてくれた君にお礼を伝えよう」
 大統領は笑顔でした。
 正面に座っているA国の副大統領も、誇らしい笑顔を浮かべています。
「しかし、君がスパイ作戦を実行してくれたおかげでA国を滅ぼす事が出来たよ」
「ええ。何も疑われませんでした」
「桜が消えたおかげで、何の躊躇も無くA国に爆弾を落とす事が出来たのだ」
 二人は笑いが止まりませんでした。
 広いパーティ開場で、二人のワイングラスだけがカチンと音を立てました。

EnD
178名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:49:48
>>174-177の作者です。
酷評の意味が分からないDQNがこのスレに出て来ない事を祈っています。
>>162様は信頼出来るので、皆様もどんどん頼りましょう。
179名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 01:57:20
>>178
君、ちゃかしてるだけだろ?
だって真顔で論評できるもんじゃないことぐらい、君自身分かってるはず。
まじめに酷評した人を嘲りたいんだろ?
やめとけよ。そういう釣りは。板からできるだけ排除したいんだから。
180名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 02:02:01
大統領と副大統領の会話ならもっと堅い文面にするべき
近所の兄ちゃんがファミレスでだべってる雰囲気になってる
ユーモア小話ならぐっと短く5行以内の方がキレが出る。
長くしても落ちが弱くなるだけ。
副大統領がスパイでなくA国と一緒に死亡でいい。
テレビインタビューなんかで開戦の理由は?と聞けば落ちが付けられる。
181名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 02:32:32
>>174-177
5行以内、というのはちょっと難しいと思うけれど概ね>>180と同意かな。
>>180の落ち(インタビューで開戦の理由は?)もスッキリしてて良い。
文面に関しては、この話はオチからして「シュール系」「考え落ち」という感じなので、もっと堅い文章の方が雰囲気がよくなる。
逆に今の落ち全部なくして童話っぽくしたほうが、今の雰囲気壊れなくていいかも。

話の中で気になったのは、桜の効果はどうなった、とか
桜が咲いてるだけで戦争を躊躇する理由はなんだろう、とか(桜以外でもいっぱい美しい物はあるだろうに)
桜が大事ならそもそも花びらより幹を気にするんじゃ、それならやっぱり戦争は仕掛けられないんじゃ?とか
182ミカ:2006/01/21(土) 05:56:16
室内は桃色だった。
やけに薄暗い。小さめのテーブルの上には洋菓子。
隅の方に申し訳程度に布団が敷いてあり、桃色のタオルがのっている。
(そうか、ピンク色の蛍光灯なんだな)
あきらは今更気付いた。
「飲み物何にする?」
女は風邪でもひいているのか、やけに鼻声だ。
「ビールがいいな」
こんな美人を前にしては、しらふではいられない。
彼女は名前をミカと名乗った。
こういう仕事はここが初めてで、宮崎出身らしい。
年齢は二十歳。二ヶ月間の短期で、大阪へ(しかも大阪一汚い街へ)
出稼ぎに来ているらしい。
こういうような事を、あきらは煙草を一本灰にする間に聞いた。
お金を払った後、ミカはこう言った。
「ぬいででもいいよ、用意してくるね」
183名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 09:23:25
>>179軽薄な発言すいませんでした。
過去に三つの作品を読んで一行の酷評しか出さなかった方がいるので…。
真面目に読んで頂いている皆様には、参考になる部分も沢山あって感謝しています。
184名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 09:33:27
>>180-181文面が間違ってましたか…どうも自分はオチの場面が苦手な傾向にあるみたいです。
真面目な酷評ありがとうございました。そして、これからは感情に任せた軽率な発言は控えたいと思います。
185手直しを加えました。>>177の代わりとしてご覧下さい。:2006/01/21(土) 10:30:03
 ひらひらと。
 B国には桜が舞い落ち、それから程無くしてヘリの中はからっぽになりました。

 任務は成功だ。
 ヘリの操縦師は笑いました。
 作戦は成功だ。
 大統領が笑いました。
 作戦は成功した。
 副大統領も笑いました。

 それから数時間後、B国の大統領は戦争をやめるとインタビューで言いました。
 桜の美しさが、汚れた心を持っていたB国の人々に平和をもたらしたのです。
 こうして、A国はどんな兵器にも負けない新型の兵器を開発しました。
 ――敵の消えたA国は、これからどんな歴史を歩んで行くのでしょうか?

EnD
186PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/21(土) 12:14:37
あなたの今創作している作品の概要を書いてみて2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1060124444/433
夜中に牛の角を舐める話、からインスパイア

『まぼろしの図鑑』

都内の世田谷区に住んでいるノブ夫(27)には、秘密があった。冷蔵庫の野菜室でちっちゃな牛を飼っているのだ。ミニチュアながら生きている驚くべき本物の牛。
その飼っている牛をひとびとが寝静まった夜半頃、ノブ夫はひそやかに野菜室から取り出しては、自らの手のひらに載せ、眺めるのであった。顔に満足気な笑みを浮かべながら。
牛の細やかな仕草をいとおしげにながめては、ちいさな角をめがけて湿った舌を艶めかしく這わす。
牛は激しく抵抗し、かほそい鳴き声を挙げ身を捩る。
ノブ夫がそんな奇行を夜な夜な繰り返すのには訳があっt

187名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 12:26:26
>>182
おおむね問題ないような
(俺の変更が)いいかどうかはおいといて、俺なら
(そうか、〜) ⇒ (――そうか、〜) ←ダッシュで「見る事」とそれを「理解する事」にディレイがあると表現(したつもり)
こういうような事を〜 ⇒ こういう、を、に、が連続してて「うっ」ってなる
 そういった世間話をしているうち、あきらは煙草を一本灰にした。
 吸殻を灰皿代わりの空き缶に捨て、ごそごそと懐から財布を取り出す。
とか。
188名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 12:27:08
指摘してるのにリライトで”を”が続いちゃってるよ俺(゚听)
189PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/21(土) 12:44:36
『蟻の気持ち』
ある朝、目覚めると僕は二次元の世界のなかに居た。
なにもかもが真っ白で奥行きの見通せない、いままで感覚の全くことなる世界に僕ひとりだけ。突拍子もなく気概もなく。
戸惑う間もなく茫然と、ひたすらに佇む。
いや、高さはここに見当たらないから佇むではない。寝そべってるのかと言うと、感覚的に違う。ただ在るのだ。
突然に「はっ!」とした。自らが二次元の感覚を疑った。「カラダが……」再度確かめる。
獲得しているのだ。間違いなく二次元でのカラダの感覚を獲得しているのだった。
この認識をへて、またしばし茫然とした。
どのくらい時間が経ったのだろう。なにげなしに足(?)を前に出す。すると今までにn

190名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 14:48:37
>185
二人の酷評を完全に無視して手直ししてるわけだが
意見を反映させる気がないなら意見を聞きにくるな
191プリングルス:2006/01/21(土) 16:28:40
酷評お願いします。


「若い女の人が一人で、こんな畑しかないところに?」
旅行に来たと言うと、そんな答えが返ってきた。私はこくりと頷いて外の景色に目をやる。
向かいに座っているおばさんは大げさに感嘆している。彼女は嬉々として続ける。
「毎日この電車に乗ってるんだけどさ――」
ずいぶん長いこと話してくれたが、要約すれば「私くらいの年の子どもが、東京からわざわざこんなど田舎に来ても何もやることがないと、帰省を催促する電話をするたびに文句を言う」そうである。
子どもの言い分もわからなくはないが、私は窓から広がる田園風景に癒されていた。
「どうしてここに決めたのか教えてくれない? 娘に言って聞かせてやるんだから」
おばさんが両手に拳を作って聞いてきた。
私はふふふっと笑って、風のように通り過ぎていく眺めに早朝のことを思い出していた。

アラームを止めて、重たいまぶたをこすりながら窓を開ける。ベッドに腰掛ける。
私は静かに揺れるカーテンをぼんやり見つめ、これからの予定に頭を巡らせていた。
月曜まではヒマだった。
旅の理由は、そんなところ。
192名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 16:43:05
>>190お前も来るな。
せめて「。」位付けろ。
193名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 16:58:33
>191
おばさんが毎日電車に乗っていることがどこに繋がっているのか書かれていない。
言い分も分からなくはないが〜私は癒されていた。←繋がりがおかしい。
両手に拳を作るのは中年女性が質問する仕草ではない。
書く必要はないが旅の理由を聞いたおばさんがどう反応するのかまで考えておくこと。
194プリングルス:2006/01/21(土) 17:11:26
>>193
ありがとうございます。
ご指摘のとおり、繋がりは自分の頭の中で勝手に繋げてしまってました。
「拳」は「(理由を聞いて)電話でそれを言ってやるんだから」って意味で、
ふざけて拳を構えている図を書き表したかったんですが説明不足でした。
基本的に読み手のことをあまり考えていないということですね。
勉強になりました。
195PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/21(土) 19:04:52
196名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 20:17:09
未完成持ってくるな
197名無し物書き@推敲中?:2006/01/21(土) 22:06:24
仮に完成しても持ってくるな
198ミカ:2006/01/21(土) 23:20:24
187様、なるほど。
とても、参考になります。
ありがとうございました。
また、時間があいたら、続き書きます。
199名無し物書き@推敲中?:2006/01/22(日) 00:30:16
200sageミカ:2006/01/22(日) 00:41:20
>182の続きです。

あきらは、ビールを一気に胃に流し込むと服を脱ぎ始めた。
全裸で布団に横たわる。
(信じられない!こんなに可愛い子が・・・夢じゃあないか)
などと、考えていたらミカが戻ってきた。
ネグリジェ一枚だ。
「おまたぁせ」
殺したい位、愛らしい笑顔。
(さあ、いよいよだ)

つづく・・
201名無し物書き@推敲中?:2006/01/22(日) 00:47:44
さみしがり屋の言葉達 (short size)
202名無し物書き@推敲中?:2006/01/22(日) 02:20:23
>>190
いや、おそらく>>181で俺が「落ち全部なくしたほうが雰囲気壊れなくていいかも」と言ったから、リライトしてくれたんだろう。
でもリライトしてもらって確かに童話っぽい雰囲気にはなったけれど、この流れだと「メッセージ性」が乏しいな、、
リライトした>>185で思ったのは、「で、このお話は結局何が言いたかったんだろう」と思った。
まぁ、メッセージ性が重要かどうかはおいといて(雰囲気を味わわせるポエムに近い小説もあるので)
本人が表現したいところが表現できていればいいんだけど……
203名無し物書き@推敲中?:2006/01/22(日) 02:38:47
>>186
手のひらにのるサイズの牛の角なんて、1,2mm程度でしょ。それに舌を這わすというのが変なような。
だから「角をめがけて」と表記するために角に拘る記述が欲しい。

>>189
一人称で「僕は2次元の世界にいた」というのはおかしい。何をもって僕は二次元の世界にいる、と判断したわけ?
リンゴを食べたことも無く、味も知らない人が、目をつぶってリンゴを食べて「これはリンゴだ」と言う様な感じ。

>>200
短すぎて(;´д`)なんとも
「殺したい位、愛らしい笑顔。 」はちょっと気になったけど。後でフォローできてるのかもしれん
204PLAYBOY ◆VGMdSbKWD6 :2006/01/22(日) 06:31:27
>>203 ありがとう。指摘されなければ気付かなかったよ。詳細な描写やら言い回しやら考えてみます。
205ミカ:2006/01/22(日) 18:14:14
>200の続きです。

裸になったミカ。
彼女の身体は細く、美しかった。
胸はあまり大きくはないが、均整はとれていた。
あお向けになったあきらの上に、ミカのしなやかな肢体が覆いかぶさる。
手にウェットティッシュが握られている。
「少しふくね」
季節は冬、しかも室内は暖房があまり効いていない。
あきらはあまりの冷たさにめをつぶった。
あきらの小さな一物はさらに縮小した。
と、次の瞬間、冷えた部分だけが、まるでぬるま湯にでも
浸かっているような感覚!
あきらはその方を見た。凝視した。
あきらはミカの美しい唇が、そして端正な顔が上下するのを、
さらに目を細めて見た。
206名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 00:25:34
>>205
エロい所に臆面も無く、真面目につっこみますw     ――突っ込むってそっちじゃないヨ!('A`)
個人的に
>ミカが覆いかぶさる
って表現は変だと思う。
覆いかぶさられる場合、キス・騎上位の形か、69の形、どっちかだと思う
でもミカがしてるのはフェラ、しかもあきらがミカの顔を見ているのなら
ミカは覆いかぶさってるんじゃなく、あきらと垂直な形(横から)か、あきらの又の間にしゃがむ形(正位置?)になってるはず
どっちにしろ「覆いかぶさる」という形ではないよね

あと寝転がった状態でフェラするのは、かなり広くないときついよ。少なくとも一人は敷布団の上に載れないっぽ。
狭い時は男が半身を起こして壁とかを背にして座って、女が男の又に顔を埋める感じが自然な気が。これで二人とも布団の上だし。あとは69系。顔見えないけど。
……どうなんだろ、お店でもねっころがってるのかな。わからん……
ウェットティッシュも自然かどうかわかりません(・ω・`)シャワーないから自然な光景なのかな

あと急に裸になるんじゃなくて、ネグリジェ脱ぐシーンが欲しいね。
ちょっとずつ見える肌に、あきらの興奮が高まる感じで。
207ミカ:2006/01/24(火) 06:28:12
>206様

覆いかぶさる〜という描写は自分でも、書いててちょっと変かな
とおもったのですが、他に適当な表現が思い浮かびませんでした。
いわれてみれば、完全におかしいですね。

ウェットティッシュのシーンは、シャワーもないような、小汚い
売春宿をイメージしたのですが
まだまだ、自分には細かい描写力がぜんぜん足りないなと痛感さ
せられました。ありがとうございました。

それと文の最後のほうで、あきらは〜。 あきらは〜。になっている
部分は、あきらは〜。彼は〜。にした方がいいんでしょうか?
代名詞のつかいどころが、いまいちわからないのです。 

208名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 08:16:59
>207
エロいかどうかならピンク板で評価してもらおう。専用スレがある
そうでないならなにがテーマなのか書こう。
209名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 15:28:42
>>207
リライトするスレではないけれど、俺ならこうする、という例。下手なんで参考になるかどうか…(・ω・`)
一応、俺なりの理由もつけときます

1>あきらはあまりの冷たさにめをつぶった。
2>小さな一物がさらに縮小する。
3>と、次の瞬間、冷えた部分だけが、まるでぬるま湯にでも浸かっているような感覚――
4>「くふっ!」あきらは思わず間抜けな声を鼻の奥から漏らした。息が荒げる。
5>上半身を少し起こすと、腰元でなまめかしくうごめくミカの頭が見えた。
6>あきらはしばしの間ミカの端正な顔が――美しい唇がゆっくりと上下するのを、その目でじっと見つめていた。

2:「あきら」省略してもいいと思う。
3:「ぬるま湯感覚」の気持ちよさ(安堵)と感嘆符「!」の気持ちよさ(快感)が、まったく逆の意味を成してる気がして不自然に感じたので
  この行では表現せずだっしゅで次の行に逃げた。俺としてはアレは「ぬるま湯感覚」と微妙に違うので、変えたいけど良い代替が思いつかないな…
  ぬるま湯の代わりにちょうどいい快感を表すワードだったら、「!」入れて一行で表現していいと思う。
4:さっきの行の快感を表してる(と思う)「!」の代わりをここに追加
5:「その方」はあまり良くないので、「腰元のミカを見た」という風に変更
  ひらがなは、「艶かしく」はひらがなの方が(俺は)エロく感じるのと、「蠢く」はなんか虫っぽくてキモイからw
6:「見る」「凝視」「目を細めて」と「見る」3連発は意図してかどうかわからないけれど、あんまり良くない気がしたので変えた。
  唇⇒顔から顔⇒唇に入れ替えたのは、最初に見えるのが顔で、注目するのは唇だろう、という事と、唇の方がエロワードなので後ろに持ってった。

※あくまでこういう風に書こうとする人もいる、という程度で('A`)独学なんで正しくないかも
っつーかリライトのために何度も何度も感覚や描写を想像してたらちんちんおっき(ry
210名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 17:21:30
お願いします。

僕は制服の指定がない高校に入学した。入学式の日になにを着ていこうかと迷ったが、
とりあえず無難な格好ということで、襟付きのシャツにジャケットを羽織って、
チノパンにローファーを履いて出席した。ところが周りの人達ときたら、ジーパンやらスニーカーやら、
街中を歩くような格好をしている。なかには上下ジャージ姿の人もいる。
これじゃあ無難な格好を選んだ自分が浮いてしまっているではないか。
僕の前に座っている人なんか、ヒップホップ系のダボダボした服を着ている。ヒップホップでもパンクでも音楽は何を聴いても構わないが、
今日は入学式なんだから、その格好に躊躇いはなかったのか?いや、しかしほとんどの人達が、そんな格好をしているし、
自分の常識がありぎたせいなのか。校長の挨拶と先生の紹介が終わると体育館を出てクラスに移動した。
移動中に真面目そうな人が話しかけてきた。真面目そうというのは、彼が制服を着ていたからだ。たぶん中学時代の制服だろう。
きっとオタクだ。坊ちゃん刈りだし、黒縁眼鏡をかけてるし、背も低いし。背は関係ないか。
とにかく僕のことをオタクだと勘違いして話しかけてきたに違いない。僕は少し距離をとるように、あたりさわりのない会話になるように持って行った。
211名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 18:31:16
>僕は制服の指定がない高校に入学した
僕は服装の指定がない高校に合格した。
入学した後に入学式に出るのは日本語として変だろ?
体育館→教室になってるが初日いきなり体育館に集まる学校なんてないぞ。
制服のない学校だとジーパンとか普通にいる。
主人公が狭い価値観でだらしないとかオタクとか馬鹿にしているだけだ。
>ヒップホップ系のダボダボした服
語彙を増やせ
>あたりさわりのない会話になるように持って行った。
持って行くものじゃない
212名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 18:43:19
>>211
レスありがとう。
いろいろ欠陥だらけの文章でしたね、すみませんでした。
213名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 18:56:00
その頃の僕と来たら、酷かった。まるで第二次世界対戦が
214名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 21:19:12
>>ミカさん
182・200・205と読みましたが、部屋が全然想像できないかな。
時代設定が全然読めないので、できればその辺の情報も欲しいところ。
読んだ感じでは、ホテトルにもデリヘルにも見えないし。
>>200の末尾「殺したい位、愛らしい笑顔」という表現はマズイと感じた。
少なくとも男性が可愛いと思った女性に抱く形容ではない。
愛らしい笑顔の女性に殺されてもいいと思うことはあっても、殺したいとは普通思わないだろう。
>>205では単純に読めば股間に顔を埋める形でのフェラだと思われるので、>>206の通り「覆いかぶさる」は不適当。
以下フェラシーンの説明は「女性が書いた男性視点の描写」の典型で、現実味が無い。
またフーゾクに従事している女性らしい仕草も見えない。
「あきらは」ついては省略でいいかと。接続詞を上手に使うことをお勧めする。

ミカさんが実際にフーゾク嬢であるのかフェラをしたことがあるのかは置いといて。
男性視点にするのであれば、もっと「あきら」の心理・行動を描写すべき。
余りにも淡々としすぎて、「ミカ」に対する感情がよく伝わらない。
「ミカ」の行動がフーゾク嬢らしくないので、設定が活かされてない。
エロスはまったく無い文章だし、ピンク板にいく必要もないと思う。
ただ、>>208の言う通り何を言いたいのかが不明。
ミカさんとしてはどのような助言を求めてるのでしょうか?
215ミカ:2006/01/25(水) 01:51:19
>209様

とても真剣にかんがえていただいた様でありがとうございました。
見る、凝視、目を細めての部分は、なぜかウケ狙いで書いてしまいました。

参考になりました。

これ以上駄文をさらしたくないので、もっと勉強してから出直します。
216ミカ:2006/01/25(水) 02:20:44
>214様

ここのスレをみていたら、自分も急に小説が書きたくなって、
衝動的に書いてしまいました。
「ミカ」というのは、この小説の題名なんです。
なにか誤解をまねいてしまったのなら、ごめんなさい。

そういう訳で、テーマも何もきめていませんでした。

僕は想像力があまりないので、実体験を元に初めて小説をかいたのですが、
日本語って難しいですね。
とても参考になる助言、ありがとうございました。
217ミカ:2006/01/25(水) 02:47:11
あ、それと「殺したい位愛らしい笑顔」は、
最後には、あきらがミカを殺してしまうという結末の
伏線として書いたのですが、それでもやっぱりおかしいでしょうか?
218名無し物書き@推敲中?:2006/01/25(水) 11:13:16
>>217
おかしくないと思うよ。>>203でも書いたけど、後でフォローできてれば(遅すぎなければ)構わないと思う。
ただ、>>214の言うとおり、普通に初対面で見た可愛い女の子に対して「殺したいほど〜」というのは異常
この表現を使うのだとしたら
・あきらが風俗穣(可愛ければ可愛いほど)に対して殺意を覚える道徳的確信犯
 (風俗穣は道徳的でない=自分が殺して浄化しなければならない、と思っているような異常者)
・二人は恋人であきらがこっ酷く振られており、整形手術したあきらが復讐に
・あきらがミカのストーカー
など、何らかの複線を張っておかないと、不自然になるよ
219グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/26(木) 07:05:17
【村崎水晶という男】2/1

 お昼のサイレンが鳴ったときには、私はすでにお弁当を食べ終わってお茶を飲んでいた。
 唯一の上司たる村崎所長はまだ顔を見せない。ぼろビルの二階にある、わが「何でも屋
村崎カンパニー」は開店休業といってもいいほどヒマな会社だから、気兼ねなく昼食の前
倒しが出来るというものだ。
 私はついたてで隠してある台所で歯を磨き、手鏡で化粧が崩れていないか確認する。有
能な秘書然とした顔がこちらを見つめ、「今日もきれいよ。おっけ」と言った。
髪をちょいと直してから、午前中と同じくパソコンの前に座る。
まだ何もするつもりもないし、実際することなど何もないのだが、いつお客が来るか判
らないのでなるべく定位置についていることにしている。
 とりあえずボールペンで指のつぼを押したりしていると、窓の外から鋭い警笛と破裂音
が響いてきた。ざわざわと人の集まる気配がして、救急車のサイレンも近づいてくる。何
が起こったのかだいたい想像がついたので、覗いてみることもしなかった。
 ファッション雑誌をめくっていると、電話が鳴った。
「はい、村崎カンパニーです」
 春色のジャンプスーツを眺めながら言うと、
『よお、ねえちゃん』
受話器からは割れ鐘のような大声が轟いた。
220グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/26(木) 07:08:10
【村崎水晶という男】2/2
『相変わらずぶっきらぼうな声出して景気悪そうだね。もしかして欲求不満かい?』
 慌てて耳から離したので、いつものことながらセクシュアルハラスメントに対する文句
が一拍遅れた。
「あの、津部貝さん。言っておきますけど……」
『ああごめん、ちょっと忙しいんだ。村崎いる?』
「女性にはその冗談は笑えませんし、むしろ不愉快……」
『いないんだね? じゃまた電話す───』
 せっかちな男は喋り終わる前に回線を切ったらしい。私はひどく収まりの悪い気持ちで
受話器を戻した。架台に叩き付けたいのは山々なのだが、この会社に新しい備品を買うお
金なんてありはしない。
 そもそも、会社と呼ぶのも躊躇われるほどの規模なのだ。代表責任者である所長と、唯
一の従業員である私しかいない。何でも屋の依頼があれば所長が出かけることになってい
るが、まともに仕事をしたことがないのだから呆れてしまう。
 いや、まともに依頼が来たためしがない、と言い換えた方がいいだろうか。

20枚ぐらいの短編になる予定です。よろしくお願いします。
221名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 07:25:31
文章が説明台詞すぎる
・唯一の上司たる村崎所長
・ぼろビルの二階にある、わが「何でも屋村崎カンパニー」
一人称の場合こんな当人には分かり切ってることを言わせてはいけない
222名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 14:29:24
>>219-220
 確かに女の一人称じゃないなっつう感じはするが、読みやすいところはいい
んジャマイカ。
>お昼のサイレンが
 状況が見えない。あんまりそれが鳴るってのは聞いたことがないが。おれが
無知なだけだったらスマソ。
>唯一の上司たる村崎所長
 二人しかいない何でも屋だったら、こっから持っていくのはあんまり効率的
じゃないだろ。もっとさりげなく上手に説明する切り口はある筈。
>窓の外から鋭い警笛と破裂音が響いてきた。ざわざわと人の集まる気配がして、
 野次馬が集まってくるの早杉やしないか? 恐らく交通事故だと思うが、や
や事の展開のスピードに違和感を覚えた。
>受話器からは割れ鐘のような大声が轟いた。
 言いたいことは分かるんだが、轟くとか割れ鐘とか極端な希ガス。てか、割れ
鐘ってなに?
>景気悪そう→欲求不満→セクハラ
 この流れ、少しギクシャクしてる感じがする。欲求不満には色々な意味がある。
必ずしも性的な意味だけじゃない。景気悪そう、から来れば、経済的なことを、
読者は恐らく連想すると思う。サービス精神は買うが、もう少し粘ったほうがい
いんジャマイカ
>まともに依頼が来たためしがない
 まともに、と、まともな、では大違いな訳だが、まともに、でFA?
 それで展開に支障やウソはない?
223名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 15:13:13
俺は一人称表記、そんな変だとは思わなかったけどなぁ。
雰囲気がチープなコメディっぽいのでいいかな、と。
途中で「ああ?何一人でぶつぶつ言ってんだ?」という描写が入りそう

>とりあえずボールペンで〜なかった。
>ファッション雑誌を〜
この二つの間が飛びすぎ。

>せっかちな男は喋り終わる前に回線を切ったらしい
こんなやつイネ('A`)どこの慌てんぼうさんですか
…ああ、ひょっとして伏線で、この男がここで死んでるのか('A`)それを紫と解決する、ミステリー物か。

それと普通に話してる途中で突然途切れたら、携帯の電波が悪いとかって思うだろうし、会話も
 『じゃまた電話す───』
 「極まりない――もしもし?津部貝さん?もしもーし……って……はぁ」
みたいな感じになると思う。

街中の会社でサイレンはあんまりないね。よくあるのはチャイムとかメロディか。
サイレンがよく使われるのは、うるさい環境の会社でしょ(板金工場とか)。他にもあんのかな。
それが隣にあるのなら、隣の会社のサイレンが聞こえたって事になるかな。その記述は必要だけど。

で、秘書然としたって何て読むの?(・ω・`)良く使われてるみたいだがgoo辞書で出てこぬ
224名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 17:18:25
ぜん 【然】

(接尾)
名詞に付いて、いかにもそのようなさまの意を表す。
「学者―としている」
225グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/26(木) 17:35:07
>>221

>文章が説明台詞すぎる
>一人称の場合こんな当人には分かり切ってることを言わせてはいけない

そ、そうですね!確かに!
今まであまり考えてませんでした。ありがとうございます。








226グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/26(木) 17:38:19
>>222

>お昼のサイレンが
私の住んでいるところ(関東)では、お昼にサイレンが鳴るんです。火事のときに鳴るようなのが一回だけ。
どこの地域でもあるものだと思っていました。すみません。
 
>唯一の上司たる村崎所長
>窓の外から鋭い警笛と破裂音が響いてきた。ざわざわと人の集まる気配がして、>受話器からは割れ鐘のような大声が轟いた。
>景気悪そう→欲求不満→セクハラ

はい、考えてみます。
割れ鐘とは本当は「破鐘」と書きます。読みやすいように字を変えてしまったのですが、
1、ひびの入った鐘。
2、大きなだみ声の形容。
のことです。

>まともに依頼が来たためしがない
まともに、でお願いします。 この後、宇宙人とか犬とかが依頼に来て全て追い返す展開を考えています。何でも屋とは違う依頼ばっかり来る、という感じです。
ご指摘ありがとうございました。

227グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/26(木) 17:40:40
>>223

>途中で「ああ?何一人でぶつぶつ言ってんだ?」という描写が入りそう
それちょっといいですね。入れてみたいです。

>とりあえずボールペンで〜なかった。
>ファッション雑誌を〜

もう少し練ってみます。

>せっかちな男は喋り終わる前に回線を切ったらしい
>『じゃまた電話す───』
>「極まりない――もしもし?津部貝さん?もしもーし……って……はぁ」
>みたいな感じになると思う。

その方が自然ですね。ありがとうございます。

秘書然……すいません、自分でもなんとなく使ってました。
>>224さん、ありがとうございました。
228名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 17:45:18
まともに、だったら普通に依頼が来ないっつう意味だぞ?w
229223:2006/01/26(木) 19:00:55
>>224
なるほど!(`・ω・)さんくす

>>227
>とりあえずボールペンで〜なかった。
>ファッション雑誌を〜
の部分は、ボールペンでツボ押ししてるシーンの次の行でいきなり雑誌読んでるから、イメージが飛んじゃうのね。
その前の
>私はついたてで〜
>髪をちょいと
は、「髪をちょいと直してから」が入ってるから、自然に感じるよ。
こんな感じでお願いします
230名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 19:38:07
酷評のほうをお願いします。

「花火」
ひゅるるるる、という音と同時にそう言って彼女は上を向いた。
ああ、という僕の返事は、ぱーん、という音に被さってしまった。
彼女の顔が淡いピンクに染まるのを見て、僕は花火の色を知った。
上空の一点に視線を集中しているその横顔は、
昼間の部活でリングを見つめていた時と同じはずなのに。
ずっと、可愛かった。これが夜の魔法だろうか。
ずか、っと右のふくらはぎに何かがぶつかった。
「予告したげたんだから見なさいよ」
ごめんとしか答えられなかった。
いつものように軽口をたたく余裕が見当たらなかった。
彼女は先ほどより少し歩調を速めた。
遅れないようにこちらも急ぎ足になる。

いつもはただのスーパーの駐車場のこの場所で。
こんなに胸を高鳴らせる自分が、少し恥ずかしい。
また頭上で花が咲いた音。
ああ夏が終わろうとしている。
夏が終わるまでに伝えたいものだ。
散るのは、少し怖いけれど……。
231名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 19:51:46
>>230
彼女の顔が〜色を知った
の表現は評価できるが、他の部分に甘さが目立ちすぎる。
安っぽい効果音に、おかしな句点。
232名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 20:14:01
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/male/1137342631/l50
酷評はこのpart32スレに書いてくれ。
233名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 20:54:47
>>232
「また騙されてしまったわけだが」なのか
リンク先を晒してるだけなのか、すらわからん('A`)
234名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 22:00:34
音と同時に、言った・向いたの2アクション
リングでは抽象的すぎてどの種目か想像しにくい
>これが(世間一般で言う)夜の魔法だろうか
夜の魔法はお前の造語
打ち上げ花火は夏真っ盛りの象徴なので夏の終わりは連想しない
235名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 23:05:38
そうだなぁ。言われてみれば夏の終わりは線香花火かなぁ。
でもまぁ、全体的に悪くないってか俺の好きな感じだな。青春の一ページ。
雰囲気も悪くないし。
それだけに節々に見える「微妙な感じ」が勿体無い。

「ごめんとしか〜」は今まで音は全て「、」で区切ってきたんだから「ごめん、としか」でいいんじゃね?
「スーパーの駐車場jのこの」で「の」が続きすぎて微妙なかんじになる
「散るのは〜」は「花火」にかけてるんだろうけど、ちょっと遠いので「散るのは〜」の近くに花火の表現を持ってった方が親切だと思う。
236名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 23:32:42
>>230
描写が説明的過ぎる。
顔がピンク→花火の色がピンク、というアイデアは私もいいと思う。
ただ、その説明的な表現はこの場面にそぐわない感じ。
その他、色々と言葉の結び付けがふんだんに見受けられるが、今一つ活かされてない気がする。
文中「リング」の意味がわからず。たぶん指輪のことだとは思うけど。
単純に指輪のことならいいのだが、「部活でリングを」となっているので気になる。
部活動の途中にリング(=指輪)を見たのなら、「部活中でリングを」となるはず。
「部活でリングを」となるとリング(≠指輪)を用いる部活を連想させるが、何だろう?
擬音語を多用しているのが少し気にはなるけれども、中々楽しい雰囲気が感じられていい。

>>234
よく読めば?
「リング」が種目って?? 女子新体操のフープのこと?
男子新体操には確かに「リング」があるけど・・・・・・。
「夜の魔法」は昼と夜の印象の違いを表す典型的表現の一つ。
「花火」も地方によっては夏の終わりを暗示する。別に夏真っ盛りの象徴じゃない。

花火って、個人的には夏本番のイメージより夏〜秋というイメージのほうが強い。
普通はどうなんだろうね?
237レンガタ:2006/01/26(木) 23:42:08
 絶対行くものか。そう、決心したはずなのに……あいつの家の前で僕は、明りのついた窓を見上げる。不可抗力だったわけだ。つまりその、僕はこういう性格だし、彼女は感情的で、負けず嫌いで……。
 実のところ、今日の出来事で僕はすっかり疲れ果ててしまっていた。だから一刻も早く家に帰って―――と言っても僕の家は振り向けば目に入るが―――汗でべとつく体をザバっと洗い流して、三枚重ねの布団の中にもぐりこみたかったのだ。
 いったい僕は何を待っているのだろうか。あいつが外にいる僕に気づき、窓をがらっと開けて何かしらの言葉を発するのを期待してるのだろうか。そのはずだった。なんでもいい、罵倒されてもいい。むしろ謝りでもされたら、彼女らしくて変に疑いを持つことになる。
 とにかく僕は彼女の、言葉を待っていたのだ。
 つまり、勝敗ははっきりしていた。僕はその辺にあった、小石を拾って構えた。でもすぐに、ガラスを傷つけるといけないと思ってそれは捨てた。手ごろなものが見つからなかったので、はめていた手袋を外して丸め、それを明りのついた窓に向かって投げつけた。
 鈍い音がした。僕は落っこちた手袋を拾って、息を潜めた。特に何も起こらなかった。とりあえず作戦は成功したようだ。彼女に先入観が無ければ、不思議に思って外をすぐ覗くだろうし。あいつは僕とよく似て、不器用なやつだから。
238& ◆CUxWXMHqVQ :2006/01/26(木) 23:43:18
今まで純文学のようなものしか書いてこなかったので、このたび違った文体で、青春を表現してみました。
アドバイスなどありましたら、お願いします。
239名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 23:46:14
部活中に指輪する女子高生はおらんだろ。中学生ならなおさら。
男は告白してないようだし誰からもらったんだってなる
リングについては格闘系でのリングもあるしバスケットボールのゴールもリングと言える
240名無し物書き@推敲中?:2006/01/26(木) 23:55:58
言いたいことは分かるが単語的に「不可抗力」はない。
>汗でべとつく体をザバっと洗い流して    ←夏
>三枚重ねの布団の中にもぐりこみたかった←冬

>彼女は感情的で、負けず嫌い
>謝りでもされたら、彼女らしくて変に疑いを持つことになる。
矛盾
>作戦は成功した。先入観が無ければ外を覗く、(なぜなら)あいつは不器用なやつだから。
意味不明
細かい事を言えば音を立てるのに手袋投げて拾うのもありえない。
241ミカ:2006/01/27(金) 00:28:36
>218様
返信送れてすいません。

実は伏線の張り方も詳しくはわかりませんでしたので、
すごく勉強になりました。

ここはとてもいいスレですね。また、機会があれば指導おねがいします。
242名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 00:54:27
俺は普通にバスケのリングだと思ったけど。
花火と同じように斜め上を見て部活でリングっていたらバスケ以外想像しようがなくない?

確かにもっと丁寧に書いて抽象的な表現を減らす(読者に伝えようとする)のも良いことだけど
俺は>>230は全体の描写が心理描写に覆われて、雰囲気がぼやけた感じでそれが一つの味だと思ったから
あまり細かい描写はマイナスだと感じたよ。まぁ、好みもあるな。
243名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 00:58:48
>>237
 男視点で女の感情をベラベラ分析されると「勘違いなんじゃないの?」
って感じで、どんどん説得力が落ちる。やるとしても簡潔に。そして分析が
間違っている可能性もちゃんと描写に含めよう。
 感情を根拠に行為を予測してばっかりなのは、あまり感心できない。
ふつう逆でしょ?
 「あいつの家の前」ってだけじゃ情景の説明としては弱い。
五感のうち視覚しか使ってないでしょ。一人称のメリットを生かして
触覚・聴覚も含めてみよう。
244名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 01:08:42
>>237
何が不可抗力なのかよくわからないんですが。
「決心したはずなのに……」で自分の心が揺らいだ事を認めてるわけでしょ。ならその「不可抗力」は誰に対しての言い訳?
「汗でべとつく〜」の表現はいいなぁ。まねしたい。

文章はうまい。けど組み立てが不自然。一人称とは言え説明無しで自分の感情を切々と騙られても感情移入できん。
と言うより意味がわからん。ああ、わかった。日記帳を読んでる様な感じがしたんだ。

>>243
その勘違いは、むしろ青春だと思う。男なら誰だって勘違いくらいするさ!w
245名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 01:09:35
>>230
すごいね、リングひとつでいろんな解釈されてる。
さっと飛ばし読みしたときは、彼女はボクシング部で愛想ない主人公に一発くらわしたのかと思ったけど、
みんなの感想見て読み直したら、彼のほうがボクシング部(か、ほかの格闘技)なのかしら。
しかし、となると体育会系にしてはリリカルすぎる(まぁ、なんとか三兄弟より詩人なボクサーのほうがまだ
好感もてるけど)。
いやいや、まてまて。ひょっとしたら彼女は女子レスリング部で、彼はマネージャーなんてことも……とまあ、
いろいろ想像する余地があるのは楽しみでもある。意図してか、あるいは瑕が幸いしたか。
でも、みなが言うように具体性をもたせるものじゃないとは思うよ、このくらいの分量だったら。

感想については、文章のクセが癖のまま、効果となって昇華されていない点。それからオチを決めすぎ。

で、書き込むまえにリロードしたんだけど、うーんバスケかなあ。
246名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 01:17:52
>>244
まぁ確かに勘違いはティーンエイジャー描く際の肝だけどね。
だからこそ、素材を生のまま出されるのはなぁ……って事。
247名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 12:53:58
皆さん有難うございます。
表現不足でご迷惑をおかけしましたが、リングはバスケのリングです。
見つめていた、ではなく見上げていた、にすべきでした。
「これを使ってみたいから書いてみよう」と思った
彼女の〜がそこそこ好評のようで大喜びです。

>>231
真っ先に評価有難うございます。チープさを出したかったのですが、
自分には百年早かったようですね……

>>234
ひゅ、の部分で言って、るるる、で上を向いたのです(なんて判り難い説明)
「花火」の台詞が一行目になるようにしたらこんな風に。
夜の魔法。はチープさ狙いですね。
打ち上げ花火はわが地方では晩夏が一般的なのです。
自己中心的な表現をしてしまいました。御免なさい。

>>235
青春の青臭さを感じていただけたでしょうか(笑。
彼女の二回目の台詞以降は少し動きが入るので、
少しでもスピード感を出そうと読点を払いました。
花火は二行前の花が咲いた、で勘弁してください。

>>236
以前投稿した際にもっと判りやすく、といわれたので変えてみたのですが。
言葉遊びは火遊びと同じでガキがしていいものじゃないようで。
楽しい雰囲気を感じていただけて幸いです。
248名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 13:13:40
続きです。

>>239
正しい解釈をしていただいて有難うございます。
ちなみに出演者たちは中学二年生です。

>>242
そうなんです。首を上げて見るリングは自分の乏しい知識の中には
バスケぐらいしかなかったのです。
描写のほうは夏のアスファルトから立ち上る蒸気と屋台の熱気の混じった、
縁日(だったんですよこの舞台は)ならではのもやもやした感じを少しでも表せたらなあと
思っての結果なので、それを読み取っていただけて嬉しいです。

>>245
思い切り瑕なのですが、好意的に解釈していただけて何よりです。
ちなみにどちらともバスケ部のつもりで書きました。
クセは自分では良くわからないのでよろしければご指摘を。
この程度にはリリカルなバスケ部はいるのです、と自己弁護。
(落ちを決めすぎ、とはどういうことでしょうか)


今日のうちにリライトしてまた評価をいただきたいと思います。
249グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/27(金) 17:08:30
>>228
遅くなってすいません。
まともな依頼がこないという設定です。宇宙人が「政府首脳と会談したい」と言ってきたり、
犬が血まみれの靴をくわえてきて殺人事件の犯人を捕まえろと言わんばかりの目で見つめてきたり
とするたびに「それは何でも屋の仕事じゃねーんだよ!」と追い返す、という話です。
だもんで、「まともに〜」で。

>>229
あ、なるほど。さっそく見直してみます。

どうもありがとうございました!
250グラスホッパー ◆2yH5qh8kY6 :2006/01/27(金) 17:13:10
訂正します。

>まともな依頼がこないという設定です。
   ↓
まともに依頼がこないという設定です。



251名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 18:26:51
評価をお願いします。

「はあっ、はあっ、はあっ……」
 森の中、一人の男が体を引きずるように歩いている。その左肩はだらりと垂れ下がり、背中からは大量の鮮血が流れ出ていた。
 男は、追われていた。
「くっ……まずい、まずいぞ……」
 もうすでに、何発ももらっていた。血を失ってクラクラとする意識の中でも一つだけはっきりとわかっている事があった。
(このままでは、殺られる……)
ざわり―――
 男は強烈な寒気を背中に感じた。間違いなく追っ手が近づいてきている。追いつかれるのも時間の問題だろう。しかし、まだ一つだけこの窮地を脱出する手が残されていた。
(あの力を使ってしまえば……しかし……)
 男は迷い、躊躇っていた。あの力、自分の中に眠る竜の血の力。半分とはいえ生物最強といわれるその力を使えば、追っ手の一人や二人や三人や四人、楽々消し去ることができるだろう。
しかしそれは、自分の中のもう半分の血、人間の血を覆い隠し、『人間らしさ』を失わせる。男はそれが恐かった。だからこそ、自分の手で厳重な封印をかけたのだった。
(そうだ……私は誓った……たとえ殺されてもこの力はつかわないと……!)
 男は歩みを止め、覚悟を決めた。追っ手の気配が急速に迫ってくる。まもなく追っ手は背後に現れ、自分に止めを刺すだろう。
(これでいい、これで……)
 そのときだった。今にも襲い掛かってきそうな追っ手の気配が立ち止まり、だんだん遠ざかっていく。
(気配が……完全に消えた?)
「はっ、はっ、はっ……ふぅ……」
 男は訳がわからなかったが、とりあえず安堵のため息を漏らした。
(助かったのか……?見失ったか……あるいは……)
 不意に男の足から力が抜け、その場に倒れ伏した。思えばかなりの量の血を失っていた。体にまったく力が入らない。殺気とは違う寒気が男を襲う。
(あるいは……放っといても……死ぬと判断……された……か……だ……)
 なす術なく、男の意識はブラックアウトしていった。
252名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 19:50:17
>>232はまじなのだが。
253名無し物書き@推敲中?:2006/01/27(金) 20:05:07
体を引きずるように歩くのは脚を怪我した時
>追っ手の一人や二人や三人や四人
ギャグにしか見えない
>『人間らしさ』を失わせる。
説明不足
能力を使わない=みすみす殺されるはおかしい。能力を使わず最後まで逃げるべき
>まもなく追っ手は背後に現れ、自分に止めを刺す
敵に背中見せたまま待ってるのか?普通振り返って待ち受けるだろ
人間レーダーは文章力がない奴がする手法。そんな完璧レーダーは展開を薄っぺらくする
……使いすぎ。
254グンキノイズ:2006/01/27(金) 23:26:41
評価お願いします。

【痛みと苦しみ】

では、痛みを分かち合いましょう。

言って、彼は右手にナイフを取り出した。大きい。そんな物は危ないので仕舞いなさいと僕が言うと、
痛みを分かち合い、お互いのことをよく知りましょう。
言って、彼は左手にもう一本ナイフを取り出して、僕に手渡した。心なしか彼のナイフより小さく見える。
さあどうぞ、胸でも手でも足でも首でも頭でも心でも、好きなところを狙いなさい。
両手を広げて言う彼に、人に向けて刃物を向けるなんて駄目です、と諭してみる。
何を言ってるんですか?人じゃなければ簡単に向けられる癖に。小生は人間ではありません、人でなしですらありません。
愉しそうに言う彼に、じゃあ、人間でも人でなしでもない貴方は何なんですか、と尋ねてみる。
小生は、蠅です。ただし、蚯蚓でもあり、蝙蝠でもあり、神の衣を借る鳥でもあり、地獄の畜生でもあります。人間と、人でなし以外の全てです。
悲しそうに言う彼に、それらは人じゃないのだから、人でなしではないのですかと聞いてみる。
いえいえ、人以外だなんて屈辱的な位置座標、小生は認めません。小生は、蠅であり蚯蚓であり蝙蝠であり神の衣を借る鳥であり地獄の畜生なのです。
なるほど、子供のような考え方ですね、と言って、僕は手に持つナイフを弄ぶ。
そうそう、話が横にそれました。さあ、痛みを分かち合いましょう。
大人のように切り替えが早いですね、と言って、僕はナイフを放り投げる。

からから、ころん。

ころころ、からん。

おやおや、それでは小生が先行でいいと言うことですね、と言って彼は僕に痛みを与えようと、走ってきた。
僕は、ナイフを取り上げて、彼の五臓のどれかに突き立てた。
小生は苦しいです。
「僕もです」
255名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 00:19:30
人でなしの使い方が間違ってる。
意図して使っているのであっても読者は誤用と取る
「人でなしではない」これは文章になってない
一度ナイフを捨てた状態から逆転するのが唐突。武術の達人ですか?
ナイフのように板状のものに対して「ころころ」は擬音が合っていない
256名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 02:30:56
>>251
悪いとは思わないけれど、なんともいえないな。微妙な表現が伏線なのか書き漏れなのかよくわからん(たぶん伏線だろうけど)
血が足りなくて意識が朦朧としていて、逃げるのを諦めたのなら道の真ん中で突っ立ってるよりどっか木にもたれかかったりするんじゃないだろうか。
あとはほぼ>>253に同意

>>254
こういう雰囲気の小説だと普通のツッコミ出来ないんだよね(・ω・`)むずい
無理やり抽出してみる。
「位置座標」という言葉がなんかこの雰囲気にそぐわない気がする
最初にナイフを手渡す距離なのに、最後「走ってきた」?
小さいナイフの伏線はどこに?
取り上げたナイフは投げた自分の?「彼」の?
雰囲気宮沢賢治みたいね。カコイイけど、俺にはこの話が何を言っているのか全く理解できんかった。
257名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 13:08:11
評価の方お願いいたします


 冬独特の張りつめた匂いと海から流れる潮風の匂いが凍らんばかりに冷え切った空気に入り混じり、
私の頬をピリピリと突付いて通る。まだ小学校に上がりたての甥っ子がぱたぱた走りながら白い息を吐き
「おじちゃん、はやく、はやく」と急かす。よくもまあこんな寒さの中元気なもんだと感心しながら急ぎ足で追いかける。
子供は風の子とはよく言ったもんだが、それはどうやら都会のど真ん中で育った甥にも当てはまるようだ。
それとも去年の夏に初めて見た海が忘れられずにはしゃいでいるのか。
 折角の正月休みだからと兄一家が新幹線やら電車やらを乗り継いでやってきたのは昨日の夕方の事だった。
甥は海沿いの叔父の家に遊びに行くよと言われ、てっきりまた海水浴ができると思い込んでしまっていたらしい。
泳ぎに行きたい、と散々駄々をこねていた。兄が「近所の温水プールじゃないんだぞ」となだめてみても
一向に収まらない。仕舞いには泳げなくてもいいから海に連れてってよと半べそになってしまった。
兄はしゃくり上げている甥の頭を撫でながら「朝一に連れてってやってくれないか」と苦笑いして私を見た。
 そして現在にいたる。一足先に浜辺に着いた甥は砂浜の上に立ち尽くしていた。
夏場に海水浴客がシートを敷き詰め、パラソルをおったててひしめき合っていたはずの場所には人っ子一人居なかった。
力強い波がすっかり寂れた浜に白い泡を立てながら押しては引いていく。半年近く迎え入れる客を失った海の家に
ぶら下げられたままの『氷』の文字が冷たい風に吹きあおられ、大きくなびいて震えていた。
「ホラ、昨日行ったとおり誰も居ないだろう」
と、歩み寄ると甥は手袋をはめた私の手を握った。波音以外に何も聞こえぬ静けさの中、耳の奥でこうこう風が唸りを上げている。
甥はこの寂しい情景を見、子供心に何を思ったのか、そのまましばらく身動き一つしなかった。
握った小さな手が少し強張り、幼い顔つきが呆然としたように固まる。
そして一言、「海さん、かわいそうだね」と舌足らずに言ったきり下を向いて黙りこくってしまった。 


258名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 19:15:17
回想部分は全部いらない。冬に帰省した孫が海に行きたいと言い出しただけで十分。
はしゃぐ孫と落胆する孫の落差がメイン。爺は語り手、観察者なのに自分の事語りすぎ
259251:2006/01/28(土) 21:50:29
>>253
>>256
ありがとうございます。
追っ手を待ち受けるときの主人公の姿勢など、
ないがしろにしていた多くの点で勉強になりました。
260名無し物書き@推敲中?:2006/01/28(土) 23:13:10
ttp://blog.m.livedoor.jp/easygame/index.cgi
ライブドアショックにより資産7000万が借金6000万以上に……
励ましてやって下さい。
261名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 00:23:10
良い雰囲気の純文だけれど
「そして現在に至る」が凄い浮いてるね。前後の流れをぶち切ってる。
>>258はそれで回想部分がいらないと言っているのでは。
262名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 01:12:55
>>254
的外れだったらごめん。彼=僕?
彼は、プライドと劣等感、あるいは自己肯定と自己否定の象徴とか
そういう感じかな。高慢と卑屈とか。
彼にとっては「人間じゃねえ」「ひとでなし」という位置づけは屈辱だけど
自分は決して「まともな人間」ではなく、「蠅」などのように
「卑小な存在」です、と言いたいのか。

「僕」は、自分の偽善や残虐性に心を痛めているみたいだけど
何にせよ、痛みを与えると自分が苦しむということを言いたいのなら
ストレート過ぎかと。
でも、「痛みと苦しみ」って、ああそういうこと、と読者の予想を裏切るのが
目的なら、狙いはまあいいかもしれない。ただ、余り予想を裏切られた感は
なかったので、その場合もちょっと弱いと思う。

他に意味があったら教えてほしい。
あと、なんか色々詰め込みたかったけどまとまらなかった、という印象だった。
テーマ決めちゃうと難しいよなあ。
263グンキノイズ:2006/01/29(日) 02:12:06
>>262
簡単に言えば、【僕】は人類全ての概念で、【彼】は人類以外の全ての概念です。
【彼】は自分たちを低く見て、自分たちを同一だと思って好き放題やってる(例.森に住む虫を無視して森林を伐採する)
【僕】に対して自分たちは一纏めにされて黙っているようなモノじゃない、と訴えたい。
【僕】は【彼】を虐げることに自分でも痛みを覚えているが、人類が主観にあるのでやめられない、と言う感じです。

なんか簡単にいえてないような気もしますがw
まあ、確かに解かり辛い文でしたね。スマソ。
264名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 03:27:26
>>263
それは伝わらんわ…('A`)
というか「人でなし」がアカン。どういう意味でつかってんのこれ。
この意味(人間と人でなしの違い)がわからないから混乱する
265名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 06:16:55
人=人類全て
人でなし=人類からみた人類以外の存在全て
彼=人類以外の存在全て
では?
つまり、人類の生態系頂点にたった驕りが他の生物を【人でなし】と一纏めにしてしまったことへの
反発みたいな。テーマが壮大すぎて解かりづらいけど。
266名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 07:31:03
人間が自然を痛めつけているって話はもう一般的なものになっている
痛めつけていることを証明しただけでは問題提起にすらならない
それでどんな解決策を取るのかまで示して初めて独自の説になる
文明を捨てるとか火星に移住するとか。でも>263ではその答えは示されていない
僕が彼を殺すのがお前の示す解決策か?
267酷評お願いします・1:2006/01/29(日) 12:06:47
母と二人きりでの外出は本当に久しぶりだった。
私の記憶が確かであれば、高校の制服を買いに行ったのが最後だ。
あの時私は15だったから約5年ぶりということになる。
彼女が着飾ることを全くしない女性であればそう珍しくはないことだろう。
しかし、母は40をとうに過ぎた今でも稀に見る美貌の持ち主だ。少なくと
も年頃の娘より、人目を引く。
華やかな顔立ちが乗っかった日本人男性の平均身長をも超える長身には余分
の肉など全くついていない。ファッションセンスもかなり垢抜けており、服
装には相当のこだわりがある。自分が美しいことを良く知っている彼女は、
よくおばさんが好むサイケデリックな柄の服などをを嫌い、シンプルで自慢
のスタイルを更によく見せる格好をする。
かつて彼女は私に対してもそうで、アルバムの中の幼い私は趣味の良い服を
纏っていた。
彼女のアドバイスをもうちょっとよく聞けば、世間的にかなり不細工な部類
に入り標準体重プラス5キロという私でも少しはマシになっただろうに。
 それでも私たちは連れ立って街へ出ることを全くしなかった。いや、正し
くは私が行くことを拒んでいた。
 授業参観でも母の美しさはまだ知能がサルの小学生にも判るほどで、サル
の友達は「似てないんだね。」と無邪気に私に耳打ちした。11、12くら
いまでは美人の母は私の誇りだった。
もし、もしも少しでも母に似ていたら。そう思い始めたのは中学に入ってからだ。
268酷評お願いします・2:2006/01/29(日) 12:10:02
中学に入り、周りの友人が一著前に彼氏だのファーストキスだのはしゃ
いでいるのを見て、自分がもてないことを知った。思春期に入り周囲が
青臭い恋愛に翻弄されているのは羨ましかったが、私は決してその輪に
は入れない。醜いから。
確信をしたのは14になった冬だった。
  その時のクラスはとても男女仲が良く、ブスのくせに常にクラスの
中心グループに所属する私も異性と楽しく世間話をするようになってい
た時期があった。授業中手紙を回しあったり、仲良くコンビニで買い食
いしたりした事は今考えると奇跡のような思い出だ。
それまで男の子と穏やかな時間を共有した事のなかった私は舞い上がっ
てしまった。そして馬鹿な錯覚をしてしまう。
もしかして私も、普通の女の子として見られているのではないか。人並みに恋だの愛だのはしゃいでもいいのではないか、と。


ここで切ります。切り悪くてすみません。
269名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 12:28:56
>>266
ああなるほど、君が今他の存在を「自然」とひとくくりにしたように人間はもう自分たちが自然の一部ではないと思っているって事なのかな?>>254

>>267-268
よくある話ですね。268に267の内容(母へのコンプレックス)を加えるといいと思います。
270262:2006/01/29(日) 14:29:04
>>263
有難う、やっぱ解ってなかったよ。
ただそう聞かされても、やはりその文章は「僕」以外のものを感じられない。
一人称であることを利用して「僕」の中の「彼」にするなら納得できるけど
彼が自立的に「彼」として語るのであれば、説得力に欠けるかなあ。
彼が、例えば蠅としての自己を軽く見られ、他(の人以外のもの)と
一纏めにされていることに憤っているなら、そこからして「僕」的な
考え方だと思えた。擬人化するのも。それに蠅であり、蝙蝠であり……と
「一纏め」にして「彼」になっているように見えるし。
テーマが大きいと、さらに難しいね。読む方もさ。
271名無し物書き@推敲中?:2006/01/29(日) 19:23:35
母のことを話すならリアルタイムで出かけている必要はない。
二人で出かけているのに母を放置で一人で過去話を延々としてるのか?
垢抜けるは不細工が美人に成ったときの言葉
>彼女は私に対してもそうで、〜
本来なら彼女は〜服をまとっていたとなる文章。母と私がごちゃごちゃになっている
誤:一著前 正:一丁前
最後はもう母なんて跡形もなく自分の不細工語りになっている。
買い物・母が美人・私は不細工、この3つがバラバラに配置されていて連携がない
272グンキノイズ:2006/01/29(日) 23:16:15
さるスレで匿名で書いた作品を訂正、加筆したものです。
本来リレーにならないはずのスレでリレーされ、一度終了宣言をしたのにさらにリレーされたと言う感慨深い作品です。
ぜひ酷評お願いします。何度もすいませんww


私は震える足取りで暗い闇に呑まれた道を進む。
これから起こることは、予想できる。自分がどうなるのか、どう変わるのか。
予想はできても、理解はできない。
何故そうなるのか。自分はどうなろうというのか。
少し腹立たしい。それを紛らわせようと、足元の缶を蹴散らす。
屋上に着いた。
銃を構える少年。
私は、銃を撃った。
かきいん、と鉄柵が鳴る。
「あてなかったんだな」
少年は言う。
私には無理だ、貴方は私の弟だから。
こう言うと、少年は笑って「甘いよ、出来損ない」と言って、傷ついた体を引きづり、私の横を通り過ぎた。
私は、それからしばらく動かなかったが、階段に体を向けた。
変わっていく自分を理解しながら。
273グンキノイズ:2006/01/29(日) 23:17:08

かん、かん、かん、かんと、階段を降りる音が反響する。
意識は薄れ、視覚も少しは回復したものの、かなり危険な状態だ。ぼんやりと明かりのつく1Fの表示板。駐車場。
考える。
ねえさんのことだ。どうせあの男の差し金だろうが、正直驚いた。あの場にいたことではなく、自分を殺さなかった事に。
あの傷だらけの道を強いられる組織にいて、ねえさんは何も変わっていなかった。何も。何もだ。
俺はこんなに、変わったのに―――― まるで、××のように。
「・・・・・・いい見世物でしたよ、弟君。」
ふいにかけられた言葉。ふりむくと、紳士然とした服装に、似合わない野球帽。ペンをくるくると廻している。
「――――お前が、姉さんを呼んだんだな?」答えはわかっている。「はい」
「何故だ?あんな出来損ないの兵士で、俺を殺せると思ったわけじゃないだろ」
「あんな出来損ないの兵士では、貴方を殺せないと思ったから呼んだんですよ」
やはり。腹立たしいが、こいつは今の俺に一番似ている。今の俺に。こんなにも歪んだ、今の俺に。
「彼女は能力は最高なのですが、我々の求める強い心が足りなくて。それを克服してもらうために―――」
「俺の死体を目の前に転がす、か」「ご名答」
これでいい。姉さんはこれで最強の兵士になる。感じない。苦しまない。俺のことも――思い、出さない。
「さて、長話はもうここまで」停めていた車から馬鹿げたサイズの鎌(死神の鎌と言えば、洒落すぎだろうか)を取り出し、奴は構える。
「最後に一つだけ」「どうぞ」これだけは、地獄にもっていきたい。
「これは――――お前の思い通りか」「ええ、貴方の思い通りでもあるでしょう?」
ああ・・・・・あの男は、俺は――――――――悪魔だった。
さよなら、姉さん。 俺は死んだ。
274グンキノイズ:2006/01/29(日) 23:17:58

鎌を振り下ろす。
皮を、肉を、筋を、骨を、裂き。
骨を、筋を、肉を、皮を、裂く。
今まで何度も繰り返してきた動作を男は辿る。
首が千切れる瞬間、首の口がかすかに動いたように見えた。いつものことだ。
「疲れましたねぇ、弟君」
男は死体に労いの言葉をかける。意味のない独り言が空しく空間にこだまする。
「貴方はよくがんばりましたよ」
17年間、共に鍛え上げられてきた人間を殺したが、なんの感慨も沸かない。
「私も疲れましたよ」
こんなにも殺しに慣れ、愉しみも哀しみも怒りも無い。
無くしたのだ。
心と言う厄介な部品から逃れるために。
「貴方は、逃げませんでしたね」
ペンで【仕事】の結果を綴りながら、淡々と言葉を紡ぐ。
死体はなにも答えない。
「馬鹿な人です」
書き終わり、振り向く。
「――――おや」
死体の姉が階段を下りてきていた。死体の首を足元に、無感情にこちらを見ている。
「もう少し泣き喚いてくれないと、弟さんに失礼ですよ?」
「そうね」彼女は銃をこちらに向け、そう言った。
発砲。発砲。発砲。発砲。発砲。発砲。
六の弾丸は全て標的に命中する。
一定の時間間隔で弾丸の雨に晒されたのは、ペンだった。くるくると回転して、首無し死体に突き刺さる。
「墓よ」「・・・お見事」
二人は車に乗り込み、発進する。
後には、首の無い死体だけが残された。

首は、もう体には戻らない。
275名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 00:23:39
長文の割りに話がさっぱり分からん
276名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 01:59:44
277名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 04:22:36
>>272だけ読んだけど、文章が文章になってなくてこれ以上続きを読もうという気になれない。
筆者の脳内でおいてけぼりくらってる部分が多すぎ。あと日本語をもっと勉強すべき。
278名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 07:08:24
>>272-274
内容もさることながら文章作法も最低で酷評以前のレベル。
投稿前にテンプレぐらい嫁
279名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 13:07:19
ひさしぶりにバリゾウゴンだな。
読み終ってないとか
評価以前とか荒らしにしか見えないぞ。
280名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 14:27:19
>>279
バリゾウゴンだけじゃカワイソスなので。

まず「感慨深い」じゃなくて「思い出深い」
「感慨深い」じゃ「きっと感動させる作品です」って言ってるようなもん。どちらのテング様ですか。

>屋上に着いた。 >銃を構える少年。 >私は、銃を撃った。
意味不明の流れ。小学生の作文かとオモタ。
着いた⇒誰かいるのに気付く⇒誰かが銃を構える、だろ?

>貴方は私の弟だから だけで、1の主人公が「姉」であると思う人ばかりではない
むしろ>足元の缶を蹴散らす。>私には無理だ で俺は「男か」と思った。2の「姉さん」で読み返してやっと気付いた。
服装とか、心理描写とかもっと主人公が「女」であることを明確にしないと不親切……まぁ俺の読解力不足もあるが、隠す必要も無いのでもっと明確に書いていいだろう

>2全体
意味不明。この文章を理解するための情報が足りなさ過ぎる。
情報が足りず、意味が判らないから「ただ雰囲気だけの言葉がやり取りされてる」としか感じない。

視点ぐりぐり切り替えすぎ。切り替わったら「切り替わりました」という事を明確に書かない事は不親切。
3はもう全然ダメ。鎌と三人称が切り替わりまくってうんざりした。

・全体的に描写が下手。下手と言うより足りてない。
・全体的に「読ませよう」という意識が感じられない。雰囲気だけしか伝わらない。
・視点の意識が低すぎ。読みやすくするために変更するのはいいが、今回のは意識してなかった(だろう)から切り替わりが起きて、読みにくくなってる。
・前の「痛みと苦しみ」は、理解させる事ではなく「考えさせる」事が目的だっただろうから、まぁ、まだいい。
 今回のは「読んで理解する事」が目的のはず。その割に不親切。不親切だからオナニーに感じる。
・佐久間一行
・三点リーダとダッシュくらい守れ

長い割にストーリー性が皆無だから(一部分だとしても)、直してもやっぱツマラナソウ。
以上
281名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 16:35:48
>>276=252=232?
テンプレ嫁。外部の文章を貼るときは依頼の表示が要るんだよ。
このスレ、もしくはwikiに貼り直すなりしなさい。
282名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 19:15:19
内容は視点が切り変わることを理解して、細かいあら探しをしなければハードボイルドでいいとおもうがな。
まあ、文章力をみがいてください。
283名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 22:13:39
>「あてなかったんだな」

タカヤの「あててんのよ」を想起した件


>馬鹿げたサイズの鎌(死神の鎌と言えば、洒落すぎだろうか)を取り出し

括弧が文章の流れを殺す。文章切って書いてもいいんじゃないか


>六の弾丸は全て標的に命中する。
>一定の時間間隔で弾丸の雨に晒されたのは、ペンだった。くるくると回転して、首無し死体に突き刺さる。
>「墓よ」「・・・お見事」

一連の文章の中でここが一番理解に苦しむ。たった6発で「弾丸の雨」? 一定の時間間隔で雨?
墓? 墓標ってことかね。ペンの形状が全くつかめない。イラスト補完とか普通はできませんよ


視点変更の件については1:弟、2:姉、3鎌背後の3人称てことで切り替えの理解は出来る
3の背後霊がやたら能書き垂れてるのがうざいのはうざいけど
まあ雰囲気自体は好きな人もいるんじゃね。物語のバックグラウンドがきっちりできれば
印象も変わってくるんじゃないかと思う。まあ自己完結せずにきっちりと読者に描写提示してねってことです
284名無し物書き@推敲中?:2006/01/30(月) 22:15:29
あ、ごめん1:姉で2:弟ですた
285280:2006/01/31(火) 10:02:03
俺の予想以上に好評だな…まぁ、好みだろう。
掌編専門の俺としては、こういう消化しない伏線や”カッコヨサソウ”雰囲気重視の小説はウンザリなんだよね。
落ちもないし。
286名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 14:47:36

お願いします。
(1/3)

 これは思い出だ。

 中学二年の夏休みに祖母の家に預けられた。
 その年は両親共に仕事が忙しく、私が長期の休みに入った途端母方の田舎へ送られた。
 その家は祖母が一人で住んでおり、両親にしたら一人にしておこない同士くっつけておこうという魂胆だったのかもしれない。

 幼い頃から何度か行った事はあったが、祖母は親戚の中では変り者で通っていた。
 もっともそれは私も一緒だったが。


 その時祖母は人口数百人の村でまじないのようなものをなりわいにしていた。
 若い頃は巫女のような事もやっていたそうだが、詳しくはしらなかった。

 私は祖母とうまくやった。
 祖母が部屋に籠もってなにやら作業をしていても母のように邪魔をしなかったし、夜の戸締まりや部屋の片付けは私がやった。
 脱ぎっぱなしになっている服を片っ端から洗濯したりもした。
 もっともそうして乾いた洗濯物は何故かピンクに染まっていたりしたが。

 祖母は私のする事に寛容だった。
 夏の間、叱られた事は一度もなかった。
287名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 14:49:12
(2/3)

 ひだり、と祖母に名前を呼ばれるたびに漢字の左ではなくひらがなで呼んでいるのだと思った。
 確認をとったわけではなかったが、そんな気がしていた。


 私は田舎暮らしに三日で飽きてしまった。
 祖母は毎日昼から寝て夕方起きた。
 冷房のきいた部屋で布団をかぶって寝ていた。
 私が体を心配すると本気とも冗談ともつかない顔でかまわれなくて寂しいのか、と言った。

 私は山で遊ぶほど子供ではなく、一人で退屈な午後を過ごせる程大人でもなかった。
 そんな時祖母の使いで行った商店に、あの人はいた。
 私が引き戸を開けると読んでいた本から顔を上げずにいらっしゃい、とのんびりした声でいった。
 私は少しためらって、ただ会釈をした。
 したあとで、彼はこちらを見ていなかったなと思った。
288名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 14:50:52
(3/3)

 店は雑貨から文房具、食料品や古ぼけた本なんかが雑然と並んでいた。
 祖母から頼まれたものはすぐに見つかった。
 おそらく彼が座っている所がレジカウンターなのだろうと、商品とついでに暇つぶしのために雑誌を置いた。

 そこでやっと彼は顔を上げた。

 告げられた金額を財布からだしている時、見られているのは気付いていた。
 その時は見慣れない子供がめずらしいのだろうと気にしなかった。


 それが文貴との一番最初の出会い。
 自分でも気が付かない内に変化は訪れた。


 その日から私はひそやかにでも確実に、かわっていった。
289286―288:2006/01/31(火) 15:01:40
すみません。時間規制にひっかかって……
モノは主人公の回想シーンです。
携帯サイトにのせているものなので改行多めです。

よろしくお願いします。
290名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 16:36:25
主人公の心理描写が無いねぇ
これじゃぁ読んでる人はなにがなにやらで、感情移入もできないよ。
主人公が場面場面で、何を思い、考えたのかを
合間合間に入れればもっとよくなるよ。

それから何箇所か矛盾点もある。
例をあげれば、
>幼い頃から何度か行った事はあったが、
>祖母は親戚の中では変り者で通っていた。

わたしと祖母は面識があるのだから、わざわざここで親戚連中を持ってくる必要は無いよ。
もってくるにしても、わたしが祖母をどう思ってるのかの対比として使いなさい

>私は祖母とうまくやった
>私は田舎暮らしに三日で飽きてしまった

ここ辺りの時間軸をしっかり。

>その時は見慣れない子供がめずらしいのだろうと気にしなかった。
>その日から私はひそやかにでも確実に、かわっていった。

この2つも矛盾してる
おそらくは主人公が、文隆に一目ぼれをしたのだろうが
そこの描写をもうちょい詳しく
291名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 17:04:57
>>286-288

「しらなかった」とか「かわっていった」とか、超基本的な漢字のひらがな書きがちょっと気になるな。
意図しているんでなければ(あっても伝わらないが)ちゃんと漢字で書いたほうがいいかも。

>幼い頃から何度か行った事はあったが、祖母は親戚の中では変り者で通っていた

変な逆接。あと「祖母」に「行った」っておかしくね? 「会った」とか。

>脱ぎっぱなしになっている服を片っ端から洗濯したりもした。
>もっともそうして乾いた洗濯物は何故かピンクに染まっていたりしたが。

もっとも? 「ちゃんと家事手伝ったけど失敗しますた」って意味ならもっとちゃんとした説明を。

>祖母は毎日昼から寝て夕方起きた。 冷房のきいた部屋で布団をかぶって寝ていた。

起きてないよ

>私が体を心配すると本気とも冗談ともつかない顔でかまわれなくて寂しいのか、と言った。

ちゃんと読点もしくは鍵括弧使え。そりゃ台詞部分は文脈でとれるけど不親切。
ていうか文章の全体的に読点足らんね。
好みにもよるけどもっと区切ってもいいんじゃないかと思う。 

>そんな時祖母の使いで行った商店に、あの人はいた。

この文章の前後に「あの人」関係の話があるんだろうけども、
いきなり「あの人」とか言われても誰が誰だかわからん。
「えっどこどこどこあの人ってどこ?」って読者が戸惑う。まだ「彼」のほうがマシ。
292名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 17:10:17
>>286-288
冒頭2行は同じ事を繰り返していて2度手間。1文にまとめろ。
「携帯用だから文をぶつ切りにした」なんてのは理由にならない。

>一人にしておこない
「一人にしておけない」の誤字?

>ひだり、と祖母に名前を呼ばれるたびに漢字の左ではなくひらがなで呼んでいるのだと思った。

どういう効果を狙って書いたのか教えて欲しい。つーか、いまいち祖母の人物像がハッキリしない。
祖母と自分は変り者と振ったのなら、少しでもそれに対応した記述をするとかしろ。

>ただ会釈をした。したあとで、彼はこちらを見ていなかったなと思った。

「した。した〜」というのは明らかに不自然。
それと前文で「顔を上げずに」と書いているのに「見ていなかったなと思った」
というのもおかしい。

全体的に書きたい気持ちが先走って文章力が追いついてない印象。
つーか、長期休暇中に訪れた遠方の地で恋をするって話自体が陳腐過ぎる。

以上、流し読みした感想。俺なら最初の数行でページを閉じる。
293__:2006/01/31(火) 17:34:59
 10代の頃までは、人生をつまらないだとか、考えることも感じることもなかった。
しかし社会に出て、一応俺も働いてみて、人生とはこんなにつまらないものなのかと。
それでよくみんな耐えられるものだと、俺は思った。
 俺の人生、いや生活を少し回顧してみる。大卒後新卒でメーカー系企業に就職し、
そのままやめる勇気もなく5年。毎日の出社に嫌気を感じながらずるずるずるずると5年。
趣味はない。学生のころまでは夢中になれるものもあった気がするが、忙しさにかまけて
何もしなくなってしまった。
 俺の入った企業は、誰もがその名を知っている大手メーカーの一つ。それなりに歴史のある企業で、
古い体質の企業であると言える。社員の年齢構成も見事な逆ピラミッド型で、俺はちょうど底辺の頂点の
あたりで入社したことになる。居心地ははっきり言って悪い。話の合わないおっさんばかりに囲まれて面白くない。
どうしておっさんという奴は、こうも下品で無神経で無教養なのだろう?口を開けば風俗やセクハラまがいの
話しかでてこない。そんな話題を若手にぶつけることが、よりよいコミュニケーションだと思っているふしがある。
そして、いやらしいのは口だけではない。一度、旅行会の幹事を引き受けた時、先輩(といっても20以上年の離れている)
から、「女」は呼ばないのか?と尋ねられた。おっさんどもからすれば、旅行会=買春ツアーなのだ。
そして、有名企業の社員が買春をしていては問題だということで、領収書は架空の企業名にする。
それが幹事のコツなのだと。
294__:2006/01/31(火) 17:35:41
 こいつらと一緒に働いていると、唖然とする事ばかりだ。なにもかも、感覚が噛み合わない。
世間で悪いと思われていることを平然とやる。そしてそれをむしろ、組織の結束のために必要なことだと
正当化している。
 おっさんたちはとにかく飲み会が好きだ。しかも職場の人間と飲むことを好む。仕事以外の人間と
飲むことを知らないと言ってもいい。そこでは大抵、若手への説教を始める。理由や内容なんてなくていい。
仕事を問題なくこなす奴には、態度だとか表情が堅いだとか、なんでもいいから叱れればいい。
そうすると気持ちがよくなる。若い奴はまだまだだ。などと自分に自信を取り戻せる。そして決まって最後には
「これはお前のために言ってるんだぞ」などと言う。さも、若手に説教する自分に酔いたいという己の
欲望を満たすためではなく、世のため会社のため言ってやってるんだ、という口ぶりで。
ああ、俺はなんてよくできた社員なのか。そんなところか?ばかめ。
 若手への説教が一段落すると、今度は同僚への褒めあいが始まる。
「○○さんのおかげで会社がもってるようなものですよ」
「いやいや、××さんこそたいしたもので」などと一目の置きあいとでもいうのだろうか?
いい歳したおっさんがおべっかの言い合いをおっ始める。毎回毎回儀式的に。
非常にまずい。まずい酒の飲み方だ。このまずい酒の飲み合いを、週一ペースで繰り広げ、
若手に参加を強要する。
 しかし社会人として生活するうえでつらいのは、過去にエコノミックアニマルなどと呼ばれた、
会社組織の原住民とでも言うべきこのおっさんたちとの共存共栄しながらの生活ではない。
原住民たちの触れ合いの中で、自分が確実に変わっていくことだ。
 俺は今の会社で働いてみて、自分がずいぶん駄目な人間になったと感じる。
 まず、つまらない人間になった。何をしても、何をやっても、面白いと思えない。
すると、自然と自分が話す内容もつまらない内容になる。何にも興味を持てない。
だから特に話したい内容もない。しかし無言はまずいから、相槌だとか、
どうでもいいありふれた話題だとか社交辞令しかいわなくなる。
あと、口にすることといえば、会社や仕事の愚痴くらい。
295__:2006/01/31(火) 17:37:01
 そんな人間になってしまった。これは病気だと思う。社会人病という心の病。
 好景気の後の不景気に入社した、年齢逆ピラミッドの組織にさらされた、同年代のサラリーマンなら
誰でもなる病気。それを俺は、社会人病と名付けた。
 入社後1年で、俺はこの病気に気付いた。そして、なんとか快方に向かえないものかと
努力してみようとした。趣味を持とう。何か新しいことを始めよう。それによって、今の自分が変われるはずだ。
 しかしだめだった。仕事に疲れ、人間関係に疲れ、私生活の時間ですら何かを始める気力がなかった。
何かをしようにも、何にも興味を持てなかった。そうやって、ただ時間を潰し、
また休日に何もできなかった、そう後悔する。それがますます社会人病を悪化させる。
そんな風にして、もう5年も経ってしまった。
 俺は酒を飲むようになった。飲み会ではなく、一人で酒を飲む。
俺はあまり酒に強いたちではないから、すぐに酔う。酔うといい気分になれる。
頭が回らないからか、このつまらない生活のことを考えなくなる。
そして、別の、何か楽しい事を考えられるようになるのだ。
 この日も俺は、酒を飲みながら何か楽しいことを考えていた。考えることは昔のことばかり。
俺は、高校の頃のことを思い出した。

 高校の同じクラスに「陽子」という生徒がいた。陽気の陽に子供の子。
しかし全く陰気な生徒だった。容姿は悪くない。スラッとした長身痩躯に長い髪。
白い肌に顔立ちのよい細くて高い鼻。長い睫毛。そしてその下には、
「我関せず」と言いたげな、物憂げな瞳。
 彼女はこの「我関せず」の瞳でクラスを見、「我関せず」の態度でいつも座っていた。
あまりおしゃべりをしているところを見たことはない。彼女のそういう態度からか、
同性からは嫌われ、また彼女のその容姿から、異性から好かれるタイプであった。
 彼女の態度はいつも同じで、媚びず、馴染まず、荒立てず。朝早く一人で学校に来て、
そのまま座って授業を受け、一人で弁当を食べ、ホームルームが終わるとすぐに
教室からいなくなる。そんな風に3年間を過ごして卒業してしまった。
彼女について知ることは少ない。当時部員数が最小である文芸部に所属していたことと、
成績は良くも悪くもなかったことぐらいだ。
296__:2006/01/31(火) 17:37:45
 俺は密かに彼女に憧れていた。彼女に告白をする生徒も多かったが俺はしなかった。
ただ遠くから憧れているだけ。大半の男子生徒がそうだったと記憶している。
彼女を異性として好きな気持ちももちろんあったが、あんな風に孤高に生きられたら
どんなに素晴らしいだろう。そんな生き方に対する憧れを抱いていた。
しかし社会人として何年か働いた今では違う。とてもあんな態度では
生きていくのは大変だろうな。あのままではまともに社会生活を
送れないかもしれないな、と心配になる。
そういえば、彼女は今どうしているだろうか?俺は陽子さんのことが非常に気になった。
297名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 17:44:18
「これは思い出だ」はちょっと鼻につくけど(次の文読めば自明)、
章立てのはじめ一文ならまあ許容範囲かね。

>>292のいう冒頭の二文って

>中学二年の夏休みに祖母の家に預けられた。
>その年は両親共に仕事が忙しく、私が長期の休みに入った途端母方の田舎へ送られた。

のこと? 一文にまとめるとすれば
「中学二年の夏は両親ともに仕事が忙しく……」ですむのか。
「これは思い出だ」のあとに長い一文はちょっと整合が悪いから、
まあ自分的にはどっちでもいいや。むしろ2行目を分割したほうがいいような気もする。

次の「その家は」ってのが、元の2行目を無視したかたちでちょっと飛躍があるから
「祖母は一人暮らしだったから、両親にしてみれば……」とかに書き換えたほうがいいかもね。

あと自分がこの筋を書くとしたら、
「これは思い出だ」のあとに、田舎の無人駅のホームに降り立って、
ひとりとぼとぼと祖母の家に向かう描写を入れる。
超月並みな手法ではあるからどっちがいいともいえないけど、
まあ蝉の声聞いて歩きながら状況説明というのも常套手段ではありますよ


つーか携帯向きの、もしくはこういう掲示板型の文章で
わざわざ一行ごとに一字スペースあける意味ってあるのかね?
テンプレのルールでそうなってんのかもしんないけど、
正直コピペするときに邪魔くさくてしょうがないのです。本文に関係ない
298名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 17:48:40
>>293の人は>>296までで終わりなん?

>「それでよくみんな耐えられるものだと、俺は思った。」

3行目のこのセンテンスの時点で「次回またがんばってね」と思ってしまいました。今から全部読みます
299__:2006/01/31(火) 18:04:47
>>298
まだ続きはありますが、一つの話の区切りとしてはここまでです。
つづきはあるのですが、終わりまでは書けていません。
300名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 18:30:51
じゃあ>>293-296について

>>293-295の前半は、キャバクラのおねーちゃんかなんかに
安酒でもちびりながら愚痴ってストレス発散してください。以上


>高校の同じクラスに「陽子」という生徒がいた。陽気の陽に子供の子。

ドラマの会話部分を真似したのかなんだかわからないけれど、
小説の地の文においてこんな説明無意味でしょ。見りゃわかる。
「陽気の陽子だけど、実は全然逆のネクラなの」ってつなげたいんだろうけど
少なくとも「子」の説明は省いていいと思う。
あと「陽気」「陰気」そのままの対比はちょっとみっともないかも。


>彼女に告白をする生徒も多かったが俺はしなかった。
>ただ遠くから憧れているだけ。大半の男子生徒がそうだったと記憶している。

告白する生徒は多いのかほとんどいないのかどっちですか


>俺は陽子さんのことが非常に気になった。
なしていきなりさん付け? ていうかノンフィクション?
つうか陽子の描写がものすごくステレオタイプだやね。あえて造形しにくくする狙いかもわからんけど。
知ってること少ないなら少ないなりに、なんか思いつく風景でも記述したほうが
「好きだったけど元気にやってるかなあ、大丈夫かなあ」の説得力が出ると思うよん
301292:2006/01/31(火) 18:32:43
>>297
書き方が悪かったが、1文にまとめろってのは、別に冗長にしろってことじゃなくて
同じようなこと繰り返してる部分を1つにまとめろってこと。

>中学二年の夏休みに祖母の家に預けられた。
>その年は両親共に仕事が忙しく、私が長期の休みに入った途端母方の田舎へ送られた。

夏休み→長期の休み
祖母の家に預けられた→母方の田舎へ送られた

だから被って部分は削って、

中学2年の夏――
その年は両親共に仕事が忙しく、私が長期の休みに入った途端母方の田舎へ送られた。

とした方がリズムがいい。この回想の導入自体を考え直すのが一番だと思うが。
302名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 18:53:19
>>286-288
 回想に入るのに『これは思い出た。』って導入はひどい。前後のつながりから記憶を呼び起されるような
かたちをとったほうがいい。「都会には場違いなむっとする草いきれが、私をあの夏に引き戻した」とかな
んとか、それらしいもっていきかたはいっぱいあるでしょう。
「その」が連続しすぎ。『その家』の「その」は、家が特別ななにかでなければ使用すべきでない。
「もっとも〜たが。」の頻出。文の重みからすれば二回目の表現を変えるべき。ついでに言うと、これは
回想なので『何故かピンクに染まっていた』というのは、現在でも色物は分けて洗濯するということを知
らないということになる。それとも祖母の力がなす面妖か。どっちにしても、ウィットな表現のつもりかもし
れないけれど、機知になってない。
『人口数百人』と書いても意味がない。過疎なら過疎を示す表現を。
『まじないような』、『巫女のような』はいただけない。いわゆる拝み屋さん? 田舎なら、その土地の方言
でこういった人物を言いあらわす言葉があるはず。あるいは親戚から彼女の蔑称を耳にしているはずだし。
なにやら得体の知れないってことで断定できないつもりかもしれないけれど、単純に語彙不足としか感じ
られない。
 そうじ洗濯やってくれるんなら寛容にもなるでしょう。シュミーズが色つきになってたって、異能者がそんな
些事に口うるさいとは思えんし。

 この回想での趣旨は文貴との関係にあるんだよね。変化は文貴との出会いによってもたらされたんだよね。
でも、さきに提示されている、婆さまが巫女さんという特異性もあるものだから読者に混乱を生じさせる。
どちらともとれるけど、かといってその両方というわけではない(そういう意図での書き方はなされていない)。
『ひだり、と祖母――』くだりで主人公も異能を受け継いでいるのかと匂わせたりもしてるから、余計にぐちゃ
ぐちゃ。

みなさんに評判のわるいぶっきらぼうさや言葉足らずは、わたしは反対の評価なんだけど、たしかに力不足だよ
ねえ。
303名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 18:59:33
>>293-296
>>300にはこき下ろされてるが、俺は物語においては前半部分も必要だと思う。
ただ問題なのは内容じゃなく、その書き方があまりにもありきたりでつまらないということ。
こういう部分を、もっと主人公の性格や価値観が表れるように書けるといいね。

とは言ったものの、俺だったら冒頭に愚痴めいた描写からって真似は絶対しないけど。
304__:2006/01/31(火) 19:02:06
>>300
ありがとうございます。

>告白する生徒は多いのかほとんどいないのかどっちですか
これ自分じゃ気付きませんでした。すいません。
305__:2006/01/31(火) 19:07:02
>>303
冒頭の愚痴は話の都合上狙ってやってるところもあるのでつっこまれても平気ですが、
表現がありきたりというのには、自分の力不足を痛感します。
306名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 19:08:24
漢字ではなくくひらがなで呼ぶってどういう意味なんでしょうか?
307名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 19:15:01
>>303
陽子の召喚には必要な愚痴なんだろうけど
こういうとこでぶった切ってもってくるぶんには「うええ」って感じ
これがほんとうに物語の冒頭部なんであれば私は本を閉じます、という話かな
308名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 19:22:40
>>306
共感覚の一種とか
309名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 20:19:02
>286
を他の人の意見を参考に
他人である私がアレンジ???してみる。
題材も話も面白いと感じたし・・・
ただし、劣化させたらすまんけどなwww
ついでにこっちも評価してください。
310名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 20:27:09
いっそのこと実力の測りたいヤシは>>286を改変してみればいいよ
311名無し物書き@推敲中?:2006/01/31(火) 20:27:19
>>309
作者に許可もらってOKでたらリライトスレへどうぞ。
312309:2006/01/31(火) 20:36:53
そうだな、勝手にするのは不味いか
のせるのは、やめておくよ。
気が向いたら自分で考えてかきこむから
そのときは評価人よろしく
313286―288:2006/01/31(火) 21:05:24
みなさま、ありがとうございます。
自分の力不足を実感しました。
言葉が足りずにわかりにくい文章だと自分でも思っているのですが
誤字まであって反省しきりです。
もう少し修業して出なおします。
314:2006/02/01(水) 03:46:16
 正人には何が何だか分からなかった。さっきまでわぁわぁ叫んでいた隣の省吾も押し黙っている。

 無理もない。人を轢いたのだから。

 もちろんそんな経験は無かったし、そう何回もあったらおかしいのだけれど、あの生々しい音と感触。
あれはどう考えても人だった。夜の青梅街道は対向車さえほとんど見る事も無い程空いていた。
スピードはかなり出していた、と思う。ただ、となりでいつものようにわぁわぁとグチと女の話をしている
省吾の叫び声以外に、特に運転を妨げるものはなかった。深夜の運転には慣れていたし、省吾のグチは何万年も聞いている気分だった。

 が、しかし、よけられなかった。その人間らしき塊は、道路脇から急に飛び出したのだ。
まるでウルトラマンの飛行体勢のようだった、と正人は今の状況にしては的確な表現を思いついた。
ぼすん。その生々しい音とともに、その塊はさらに飛んだ。前方左に、華麗に、優美に。
そして何回か回転し止まった。その塊は、冷塊ならぬ、霊魂になった、と省吾は下品にも程がある表現を思いついた
315:2006/02/01(水) 03:48:51
「や、やっちゃったな。」息を吹き返したように、省吾がやっと口を開く。
「ああ、間違いなくやったね。」正人は意外と冷静だった。そんな自分が怖かった。
「でも、あ、あれ、どう考えても投身自殺じゃないか?」省吾は先程を打って変わったように取り乱している。
助手席の省吾にはあまり責任はないと思うのだけれど、自分のことのように身震いしている。
こいつのこういう所が憎めない、と正人は思った。
「確かに、あの飛び出かたは。酔ってたわけでもなさそうだし」
と言ってから、酔ったまま自殺をしようとしたら、あんな飛び方をしたくなるかもしれないと思い直した。
「てか、おい。とにかく見に行こうよ」いつにもなく、よ、などとかわいらしい語尾を使う省吾がますます滑稽に見えた。

 車を降りた二人は、その塊に一歩一歩ゆっくりと向かう。夜だから黒く見えるのは当たり前なのだが、
その人間は上下とも黒い服を着ていて見えづらかった。男だった。男は微動だにせず、うつ伏せになっている。
「お、お前、確かめろよ、生きてるか」省吾は完璧に息が上がっている。正人はしゃがみ込み、ゆっくりとその男の体を転がした。
「あぁっ!し、死んでるよ、こいつ!」省吾が叫ぶ。
男の顔には一筋の血が流れている。あんなに勢いよくぶつかったの割には血はこれだけか、と正人は思った。
ただ、スーツの中はどうなっているか見たくは無かった。その男は中年のサラリーマンと言ったところだろうが、
やつれた感じもなく、割と端正な顔立ちだった。こんな人が、何故自殺なんか・・・と思っていたその時、
316:2006/02/01(水) 03:50:23

「ぬるぽ」

 死体が口をきいた!のではなく、彼は生きていた。正人は何のためらいもなく、
「ガッ」と言いながらその男の顔を渾身の力で殴った。男は機械のように直るはずもなく、果てた。
こういときは「もうだめぽ」の方がいいのでは?とも思ったが、どうでもいいことだった。
317314-316:2006/02/01(水) 03:57:05
>>314-316

さらっと書いてみました。3はネタというか、まだ先を思いついていなかったので。
文章の基本的なところがなってないと思われるので、そこんとこ暇だったらよろしくです。
318名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 04:30:44
ウルトラマンの飛行体勢←コメディ
前方左に、華麗に、優美に←3つが対比になってないし観測する余裕もない
冷塊ならぬ、霊魂←順序が逆
下品にも程がある←どの辺が下品?
319名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 10:19:10
>もちろんそんな経験は無かったし、そう何回もあったらおかしいのだけれど
この文章が間抜け。いらない。

>無理もない。人を轢いたのだから
>あれはどう考えても人だった
断定してる癖に、どう考えても人だった
はないでしょう?

>対向車さえほとんど見る事も無い
文章がわかりにくい。 

>省吾の叫び声
叫び声は大げさ

>ウルトラマンの飛行体勢のようだった
>その塊は、冷塊ならぬ、霊魂になった
はぁ?

>前方左に、華麗に、優美に
人をはねておきながらこの表現はないでしょう?
320その1:2006/02/01(水) 12:14:16


《くそっ、襖の隙間から光が入ってきやがる。もう朝か。
いや、昼か。夕方ってことはない。さっきまで暗かったんだからな》
青年はしばらく体をゴロゴロと転がしながら体勢を変えた。
上半身を右へ六十度傾けて左足を重ねてみた。布団が邪魔になる。
足で蹴飛ばして下のほうへ追いやる。今度は枕の感触が気に入らない。
モゾモゾと頭の位置を変えるが落ち着かない。
ポケットからケータイ電話を取り出して電源を入れる。十三時四十五分。
着信履歴、着信メールなし。
《さっき寝たのが三時前だから・・・ざっと十一時間寝ていたのか。
腹は減らないな、だがあと三、四時間もすれば妹が帰ってくる。
それからすぐに夕飯だ。動かなければ食欲なんて出ないもんだ》
 彼はずっと押入れの中にひきこもっていた。
そう、あの布団や枕をしまっておく押入れである。
彼はそこにパソコンとケータイ電話を持ち込んでずっと暮らしていた。

321その2:2006/02/01(水) 12:16:46
ノートパソコンを開いてスイッチを入れた。パソコンの光が押入れの中を明るく照らし出した。
指でカーソルを動かす。そしてインターネットの世界へ。
《まったくパソコンってやつは偉大だ。
こんなものがあるおかげで押入れの中での暮らしは快適そのものだからな》
家には彼以外は誰もいなかった。妹が学校へ行っている間はいつも彼一人だ。
〈ピンポーン〉玄関のイヤホンが鳴った。十秒の間を空けて三度鳴ったが誰も出なかった。
押入れの中までは音が聞こえない。もっとも聞こえたところで彼がわざわざ出たかどうかは甚だ疑問だが。
 インターネットから掲示板へ。ひきこもりの集い。彼はキーボードを叩いて書き込んだ。
「今日はいい天気ですか?」
すぐに返信があった。
「おはよう、エアリス。今日は晴天ですよ。私は今テレビを見ています。
昼食にはカップラーメンを二つ食べました。ただ、
同時にお湯を入れたので二つめはふやけて伸びきってしまいましてね。
面倒くさいじゃないですか。二回もお湯を入れるのは」
エアリスは彼のネットでの名前だ。相手の名前はリューク。
エアリスは書き込みを続けた。
「リュークは相変わらずカップメンが好きだなあ。
オレはコンビニのおにぎりと、おでんが好きだな。
この間、家のすぐ近くに新しいおでんが発売されてね、
昨日から六日間は連続で食べ続けてるよ」
「へぇ。ところでエアリスはコンビニまで買い物に行ってるのかい?」
「まさか!コンビニなんて行くわけないじゃないか。妹に買ってきてもらってるよ。
外出なんてもう一年近くしてないかな。もう三年ぐらい家から出てないよ」
 
お願いします。
322名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 13:25:56
>くそっ、襖の隙間から光が入ってきやがる
なんに対してくそっ?
まぶしさに睡眠を妨害されたのなら、それらしい描写を書くべき。

>上半身を右へ六十度傾けて左足を重ねてみた。
ヨガ?

>彼はずっと押入れの中にひきこもっていた。
これをもっと頭の方に持ってきなさい。
この行の上を読んだ限りじゃ主人公がどんな状況に置かれてるのか
わからない。もったいぶらずに・・・

>三時前だから
夜の? 朝の?
11時間前はさっきか?

>だがあと三、四時間もすれば妹が帰ってくる。
それからすぐに夕飯だ
おいおい、押入れに引きこもってる癖に、家族とめし食べるのかよ?

>そう、あの布団や枕をしまっておく押入れである。
この文章もいらないねぇ・・

>妹が学校へ行っている間
他の家族は?

>押入れの中までは音が聞こえない
イヤホンが鳴った描写があるが、作者視点で語ってるのか
主人公視点で語ってるのか混乱する。
323名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 13:38:55
>>314
文章の基本的なところがなってないっつーか、これは文章じゃない。
おかしくない文章のほうが少ないし、指摘するとキリがないから最初のあたりだけ。

 視点は正人だよね?まずは人称を僕なり俺なり私なりに改めないとな。
つーか、「正人は意外と冷静だった。そんな自分が怖かった。」とか、
書いてておかしいと思えよ!

「人を轢いた経験は無かった」→「けれどあれはどう考えても人だった。」
何故これが繋がるの!「人を轢いた経験は無かった」なら、轢いたのが人か
分からないだろ。少なくとも「どう考えても」なんて断言するほどの根拠がない。
>スピードはかなり〜
 「ただ」の使い方を知らないなら使うなよ……

>が、しかし、よけられなかった。
主語も目的語も副詞も一切無視とは、流石だな。
逆接の接続元も破綻してる。要約するとこうだぞ。
「スピードはかなり出していた。ただ、省吾の
叫び声以外に、特に運転を妨げるものはなかった。
が、しかし、よけられなかった。」

もっと日本語に触れなさいとしか言いようがないな。
本を読め。
324名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 14:01:34
お願いします。

 お正月の夕暮れ。わたしは「でるでる英単語」なんて本をなぞりながら、電車に揺られていた。
流石は正月。車内は何時も以上にまばらで、向かいに子供連れが座っているだけだった。
 楽しそうに笑っていて、それが焼け石に水な勉強の邪魔になるというより、その家族特有の朗らかな雰囲気が、気にさわった。
 わたしは予備校生で、大学に行くと宣言した時、青ざめた父母の顔は、本命の大学に落ちると真っ青になった。
それから宝くじの抽選みたいにどんどんと落ちて行って、とうとう滑り止めも駄目だったと告知した時、どんな色の顔をしたのだろう。
それでも、諦めきれないと馬鹿みたいに私が呟いた時、どんなだったのだろう。ただ、抑えた声の調子だけからは、推し量れなかった。
わたしは、申し訳なさで一杯で一杯で、丁度、本のページを捲る今みたいに、ひたすら俯いていた。そしてここ一年、その顔が上がることは無かった。
 だから、咳払いをしたのには、抗議の他に軽い焼き餅も含まれていたのかもしれない。
目線は動かさずに、こほんこほんと、図書館のおばさんみたいにやってみた。
でも、そんなささやかな声など、幸か不幸か届くわけも無く、わたしは「でるでる英単語」を足元のカバンへとしまい、居眠りを決め込むこととなった。
 もうー、いーくつねーると、おーしょうがつー。なんて変に浮かれた曲もあったっけ。
 だけど、世間では骨休みのお正月も、わたし達にとってはラストスパートの季節だ。
今日も予備校で五時間ぶっ続けの講座があって、生徒達は目をこすりながら、全力で気休めをした。
学力なんてもう底が知れているけれど、何もしないでいるよりは、不安に苛まれないで済む。
そんな訳で、嘗て無い消化不良と睡眠不足が詰まっているこの頭。
明るい声が弾む中でも、わたしは容易く睡魔へと誘われたのだった。
多分。誘われた筈だ。冷静に、至極冷静に、振り返れば、これは夢だったのだろうから。
325名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 16:50:52
>324
>なんて本をなぞりながら
英単語帳を読みながら
でいいのでは?

>予備校生で、大学に行くと宣言した時
時系列が全体的にあやふや。
受験に全廃したのは去年で
今年は再受験。そこの時期をはっきり汁!

>何時も以上にまばらで
何時もはどのくらいまばらなの?

>その家族特有
特有??

>大学に行くと宣言した時、青ざめた父母の顔は、本命の大学に落ちると真っ青になった。
父母はどうして青ざめたの?
もっと具体的に

>それから宝くじの抽選みたいに(受験に)どんどんと落ちて行って、とうとう滑り止め(の大学)も駄目だったと(両親に)告知した時、(私?は両親に対して)どんな色の顔をしたのだろう。
それでも、(両親に大学に行きたく諦めきれない)と馬鹿みたいに私が呟いた時、(両親は)どんな(気持ち?)だったのだろう。ただ、(両親の)抑えた声の調子だけからは、推し量れなかった。

面倒くさくても主語を細かくちゃんといれなさい。
目的語もね。

>気休めをした
???

>冷静に、至極冷静に、振り返れば、これは夢だったのだろうから
??????
326鈴村智一郎:2006/02/01(水) 20:53:22
ttp://www1.kcn.ne.jp/~omizo/cgi-bin/anthologys2xx/anthologys.cgi?action=html2&key=20060131000106

原稿用紙7枚を超えたので外部リンクを張った。
批評できる者がいれば是非して頂きたいと思う。
熟読した上での酷評であれば歓迎する。
327名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 20:59:05
えらそうだなおいww
それが人にもの頼む態度かよwww
誰が読むかボケ
328鈴村智一郎:2006/02/01(水) 21:12:46
そうして頂けるとこちらも助かる。
君のような愚者には私の作品から強烈な臭気を感じとるのは無理だろう。
329名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 21:26:44
>>327
荒れる原因を作るな。態度が気に入らなかったらスルー汁。
文句があるなら文章を酷評してやればいい。
330名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 22:23:04
>326
全体的に文章が精神分裂を起こしている・・・
初めの文章をなおすとおそらくこうなる・・・

八島藤吉という昭和初期の作家(が遺した作品の中)に『いかにして魂を殺すか』という小さな評論集があり
(その中の一説で)彼は自殺した一人の少女についてこう記述してている。
「省略・・・」
その一説を読んで僕は、    即座にそれ?を屈折しているとは考えなかった

>それ?を屈折しているとは考えなかった
それって具体的に何?少女が自殺したことに対して?
それとも作者が持った視点に対して?

>やはり僕と同じく図書館で
やはり が指し示す物は?

>絶叫したのだった(主張ね・・・
???ここらあたりの文章は滅茶苦茶・・・
何時、誰が何処で何をしたのかをはっきりさせる!!

>勿論
勿論もいらない 読者はあなたも姉妹も2人の関係も何も知らないんだから・・・

>共産党の 
共産党を ね

>気チガイじみて読み耽ることを始めた
なにを読み耽るの?
331名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 22:48:58
>>326
熟読せずに断ずると、「センスない」の一言に尽きる。そもそも熟読する気すら起きないってどうよ。
そちらの言うとおり批評する権利はないので別に気にしなくていいよ。おつかれー
332名無し物書き@推敲中? :2006/02/01(水) 23:08:33
>>326
異常に読みづらい。
小説、文書、文章は他人が読み、内容の把握をしてそれに対するアクションを
求めうる必要があるでしょう?
もしそれで、俺が思ったままのオナニー小説だとかいうのなら他人に評価を求めることが間違っている。

内容のさしたるなさ、むづかしい言葉を並べて悦には入っているなら、馬鹿としかいえない。

わかりやすくしてからもう一度でなおしたら?
333名無し物書き@推敲中?:2006/02/01(水) 23:10:51
>>326
釣りかと思ったら向こうでも偉そうでびっくりした
まぁ、頑張ってください。あんまここ来ない方がいいかと。

>>324
雑感を。書いたあとで>>325見たら大体同じような事を……
>多分。誘われた筈だ。冷静に、至極冷静に、振り返れば、これは夢だったのだろうから。
この落ちがこの文章全体をひどく混乱させる。一体何を言いたいんだろ

>わたしは予備校生で、大学に行くと宣言した時、青ざめた父母の顔は、本命の大学に落ちると真っ青になった。
タイムラインがぐちゃぐちゃなので、3回見直してやっと意味がわかった。この表現じゃなくても良いなら変えた方が良いと思う

>生徒達は目をこすりながら、全力で気休めをした。
「全力で気休め」が余りに意味不明な言葉なので(読めば理解は出来るけど)
その前にある「焼け石に水な勉強」ではちょっと弱いと思う。「勉強が気休め」って直接的なキーワードが欲しかった。人によるかな。俺読解力低いのでw

全体的に、表現を考えてるけどちょっと方向がずれてる気がする。
意外と変な表記ってじっくり読まないでさらっと読み流し読みして推敲した方が気づくかもしれません。
334名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 01:33:08
>>326>>328に皆さんレスされてますが、これは釣りでしょう。
こういうキチガイは人から酷評されると脳障害を起こすので、
馴れ合いサイトで手淫小説披露することぐらいしかできないんですよ。
だから評価スレならまだしも、こんな酷評スレに自らネタ投下しないはず。
335名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 01:51:36
>>326
> このショートショートに欠陥などない。
> 私は文学に人生をかけている。全ての巨人が私の誕生を待っている。
> 鈴村を才能の無い愚者扱いする人間は滅びればいい。
> 彼等には僕が「大江を乗り越えし青年」であることが解らないのである。
> 多くの鈴村読者は〜
> プロとなって、私と芥川賞ホールで狂気について議論せよ!

久しぶりに声出して笑いましたww
でも案外こういう人が芥川賞取るのかもね。
336名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 02:09:02
>>334
返信がないってことは釣り(というか公開処刑?)だったんだろうかね。
でもせっかく>>330->>332で批評してやってるんだから、誰かリンク先に要約して書き込んでやってよ。
不謹慎だけどこの人がどんな脳障害起こすのか気になる。
337名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 02:26:17
おいおい、スレが活性化してるかと思ったら
ピエロ転がしてるだけかよ。
取り合ったヤシは早いとこ突入してこの馬鹿論破してやれよ。
338名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 04:07:30
まぁ、元々あっちに依頼文ないんだからスルー推奨。
ここはクソ真面目なインターネットですね。
339__:2006/02/02(木) 20:20:30
なんか昔より文章が下手になった気がするので、昔の文章を載せます。
酷評とともに、比較した感想もいただけるとありがたいです。

最近テストの時期で大変。
日記もサボりがちになっている。
久々に更新しようと思う。

私はピラニアが好きだ。
ピラニア【piranha】 コイ目カラシン類、南米産、肉食の熱帯性淡水魚。
群れで襲い掛かり、牛や羊などを数分でに食い尽くす凶暴な魚。
多くの人がそういったイメージを抱くだろう。
が、私の好きなピラニアはそうではない。

川に住む他の小さな魚を食料とし、
食い尽くす事無く、ひれや腹の一部分だけを食い、殺さない。
ひれなどを食われた魚はしばらくするとやがて元に戻るので、
獲物が減る事はなく、また食にありつける。
TVではこのピラニアを人間の杓子定規をあてて「頭のいいピラニア」と呼んでいたと思うが、
私はこの頭のいいピラニアが好きなのである。

話は変わるが、笑いとはある程度人を傷つけ成り立っているものだと思う。
みんなが幸せになる「笑い」なんてないだろうし、
そういった意味では虐めや殺人も笑いに含まれるのであろう。
340__:2006/02/02(木) 20:21:03
私は昔、人を笑わせるという行為がとても好きだった。
人を笑わせる事は絶対的にいい事だと思ったし、
そのために何人かが傷ついても仕方ないと思っていた。
しかし、そんな笑いの触媒達が登校拒否になったり、学校を辞めたりする中
考えが改まる。
他からも虐められてる人は、これ以上やったら傷が深いだろうからと躊躇し
人気者はまだまだ大丈夫だろうからとよく使う。
自分を貶めて笑いをとるという事もよくやった。
そんな事をしていると自然とブスの友達が増えていく。
嫌われ者は嫌いだし、人気者は好きという世間の中では、
自分はきっと変わってるんだろうなと思った。

しばらくするとそんな考えも改まる。
TVではもてない君が笑いの対象に晒され、身障者が応援されている。
ああ、結構みんな同じなのね。
これが偽善というバランス意識なんだろうな。

魚を食い尽くさないピラニアはどう思っているんだろう。
きっと、ここでこいつを食い尽くさない方が得だからと計算しているわけではないだろう。
食いつくしたくないと思う本能を持っていて、自然淘汰の結果生き残ってしまった。
食い尽くしたいと思う本能にブレーキをかけるその感情は偽善と似ているのだろうか?
そう思わせるところが、このピラニア魅力だと思う。


まあ、つまりあれです。僕はブスに優しいよってアピールがしたいだけです。
341名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 20:43:01
>群れで(獲物に)襲い掛かり

>私の好きなピラニアはそうではない。
→ 私の持つピラニアのイメージはそうではない。

ここ気をつけないと、あなたの好きなピラニアが特別にそうなのかと読者は混乱するよ

>(魚の体を全て)食い尽くす事無く

>私はこの頭のいいピラニアが好きなのである。
 このピラニアと限定してしまっているけどこれは不味い
理由は上と同じね

>話は変わるが
ピラニアの生態と、ここから先の話をダブらせたいなら
もっとほかの言葉を使うべき。唐突すぎるべ。
例えば

>私は昔〜変わってるんだろと思った。
????
読解不能
もうちょい落ち着け

>僕はブスに優しいよってアピールがしたいだけです。

駄目だ。私にはあなたが後半なにを言いたいのか読み取れなかった。

結論
これはひどい文章ですね。


342名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 22:24:51
>>339-340
文章の繋ぎが全体的にぎこちない。
お笑い論の内容は稚拙過ぎるし、ピラニアの話にも上手くリンクしてない。

>虐めや殺人も笑いに含まれる
「笑いは人を傷つけて成立している」という話から飛躍し過ぎ。
確かに笑いが発展していじめになることはあるけど、
全てのケースに笑いが絡んでいる訳ではない。殺人なんて論外。

>自分を貶めて笑いをとるという事もよくやった。
>そんな事をしていると自然とブスの友達が増えていく。
「自虐的な笑いでブスの友達が増える」
こんなことは君の特殊な環境下だけの話で一般的じゃない。

>まあ、つまりあれです。僕はブスに優しいよってアピールがしたいだけです。
で、これを落ちに利用してるの?
つまり、「人を蔑む笑いは止めて自虐的な笑いに変えました」ってこと?
もしそういう意味なら、
>私は昔、人を笑わせるという行為がとても好きだった。
ここは「人を傷つけて笑いを取るのが好きだった」的なことに変えた方がいいと思う。
これじゃ今は人を笑わせる行為が好きじゃないみたいだし。

>なんか昔より文章が下手になった気がするので、昔の文章を載せます。
>酷評とともに、比較した感想もいただけるとありがたいです。

大体、冒頭のこの前置きからして怪しい雰囲気が漂ってる。
比較って言葉から、今と昔の文章を批評して貰いたいんだろうけど、
この後に今の文章を投稿するの?
っていうか、これは下手になる前の上手い文章??
だとしたら(ry
343旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/02(木) 23:05:18
【たまご 1】
「春、今日一緒に帰んない?」
「久しぶりだねー青と帰るの。良いよ、帰ろー?」
教室から廊下に一歩踏み出すだけで、寒い空気に火照った体が冷やされる。
身震いをしてちょっと体を縮ませる。マフラーで、口元まで巻きなおしなが
ら、少し前を歩く青のすっと通る首筋をちらりと見る。柔らかそうな髪が、
少し首筋にかかってくすぐったそうだ。カツ、カツンと階段を細く鋭く鳴ら
しながら下駄箱に向かう。平常心に見せなきゃ、とにやける顔をうつむかせ
る。本当に久しぶりだ。青と帰れるなんて……久しぶりだ。久しぶりで、すごく
嬉しい。
 気持ちを落ち着かせようと、ゆっくり歩いていたら、もう靴に履き替えて
いる青が澄んだ口笛を鳴らして急かして来る。青の元までマフラーを翻しな
がら猛ダッシュで向かう春に、青がくすりと笑い声を漏らして、口笛が途切
れる。
「春……顔怖いよ?」
「……うっさい、ボーケ」
学校を出ると、薄っすらと降る雪が肩の上にゆっくりと積もる。枯れた桜が
何とも寂しい。
「もーそろそろ卒業だよね」
「そーだね、そしたらこの道も通らなくなるな…」
「ねっ! あの公園寄ってかない? 久しぶりだし、もうそろそろ卒業だし…」
言葉には出さずに只ニヤッと笑う顔だけで返事が返される。スッと通った綺
麗な目元が軽く歪められて、無邪気な顔になる。
「たまには良い事言うじゃん?」
「いつも、でしょ? …じゃ、競争ーー!!」
公園に到着した二人は無意味に疲れて、肩を大きく上下する。吐き出す息は
白く濁り、真白な空気を少し汚す。
「っは……、疲れ…た…。青、水飲み行こうよ」
「あぁ」
青が水飲み場の雪を、細い指でサッと退け、蛇口を思い切りひねる。勢い良
く天に吹き上がる水を飲む青。
「次、春どーぞ」
344旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/02(木) 23:08:08
【たまご 2】
「いやっ、何でもない! さっ! 座ってのんびりしよー」
「……あそ。――あ、食う?」
青が、鞄からチョコエッグを取り出す。
「やったっ! 食べる!!!」
「半分こなー」
赤く、冷たそうな指先で青が、銀紙を剥がそうとする。かじかんでいるだろ
う指が上手く動かいていない。四苦八苦している青の顔が面白くて、思わず
笑い声が漏れる。
「やってあげるよ」
「ごめん…ありがと、さっき雪触ったから冷えたっぽい」
青からチョコエッグを受け取り、逆に、手袋を渡す。
「冷え性なんだから無理しない方が良いよ」
「そーだなー。サンキュ」
白い息を吐きながら、青は手袋をつける。
「剥けたよ、どーぞお先にお食べ下さい」
「おー…久しぶりだーチョコエッグー!」
青が、ガリッとかぶり付く。中のホワイトチョコが、お目見えする。
「ほい、残り全部食べて良いよ」
「あ……うん、ありがと」
少し頬を赤らめながら、一気に食べた。寒さで、赤くなってるだけだと思っ
てもらう為に、「寒い」と、不自然なほどに連発した。さっきから、私はす
ごく、くだらない。恥ずかしいとか、気にしてるのは、青のことを意識して
いるのは、私だけだ。一方通行なこの気持ち。これが恋って言うのかもしれ
ない。
「何が入ってると思う?このオレンジのたまごの中に…」
青が、中から出てきたカプセルを耳の傍で振る。春は、パッケージを見なが
ら、どれが出て来たら一番嬉しいか吟味する。
「えー何が一番可愛いかなぁ…。全部あんまり可愛くないー…」
「この牛、可愛いじゃん?」
345旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/02(木) 23:16:27
【たまご 3】
「青の美的センスが理解不能ー。…ま、敢えて言うならひよこかな?」
春が、淡い黄色のひよこの写真を指差す。少し小首を傾げたようなポーズが
可愛らしくて良いと思う。
「よし、じゃあそれ当ててやるよ」
「いや、今更頑張っても無意味だし」
「それはやってみないと分かんねーだろ?」
青が自信ありげにニヤリと笑う。俺に惚れるなよ、なんて小声で呟きなが
ら。
 煩い。もう惚れてます。顔が火照る。熱い。熱い熱い。熱い熱い熱い。雪
も、何もかも全て溶かしてしまいそうな、温度。
 熱い。
「じゃあ、開けるから。見てろよ?」
「…うん!」
青が、キュっと音を立てて強い力で蓋を捻る。オレンジの卵が開かれる。薄
いビニール袋に包まれる、黄色。
「「ひよこじゃんっ!」」
見事にハモった。青が手袋をそっとはずして、ひよこを組み立てる。
「はい、やるよ。手袋のお礼」
手袋とひよこを、青が差し出してくる。
「いいよ、いらない…、チョコ食べさせてもらっただけで御礼になるし」
手袋だけ受け取って、ひよこは突っ返す。ひよこの上に、雪が降る。
「分かった、じゃあ…2人のものにしよう」
「…どっちが持っとくの?」
「んー、じゃ、埋めよっか。タイムカプセルみたいな?」
「おーロマンチック!」
そして2人でゆっくりと雪を掻き分ける。冷たさが、手袋を染み込んでやっ
てくる。もうビショビショだ。外して、ポケットに突っ込むと、真っ赤に冷
えた指先が見える。
 表面だけ冷えていく。内面では熱が燃え滾る。熱い。
「ここら辺で良いよね、あんまり深いと掘り返せなくなる」
「…そろそろ帰るか」
346旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/02(木) 23:17:59
【たまご 4】
青が、スッと立ち上がる。そして春に手を差し伸べる。こういうさり気ない
動作に、青の優しさを感じる。
「ね、青。いつ掘り返すの?」
「そーだな…雪が溶けてから…また来ようぜ」
自然に2人で並んで歩いた。すぐ近く。手を伸ばしたら触れそうな距離。何
故か気まずくなって、2人とも黙り込む。雪の降る音だけが響く。
 しばらくしてから、青が急に春の手をとった。細長い指一本一本を絡ませ
て、手を繋ぐ。
「春の手、冷えてるな…大丈夫?」
「――え…うん」
もう、ダメだ。どこかに熱を放出しないと、もう何も無くなる。全てが溶け
ていってしまう。この気持ちだけを残して。これは恋だ。
 春がそっと呟く。ちょっと歩く早さを遅めながら。
「青……好きだよ」
「知ってる」
「何だそれ……」
「……ずっと見てたから。春のこと」
指を絡める青の力が少し強くなる。春は息を吸いなおして、ゆっくりと尋ね
る。
「それって両想いってこと?」
「秘密」
きっと雪はすぐ溶ける。2人の、熱い熱い温度で。たまごは偽物だけど、絶
対に孵る。
 2人の、熱い熱い温度で。
347旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/02(木) 23:23:30
ちょっと長かったかもしれません…。ごめんなさい。
チョコエッグとか古いですが、お願いします。
348名無し物書き@推敲中?:2006/02/02(木) 23:54:52
>>343-346
個人的には微笑ましくて好きだけど、いまいち二人の関係とチョコエッグが結びついてない。
日常でよくあるワンシーンって印象しか持てないね。
ただの景品を思い出として埋めるって行為もあまりピンとこないし。
どうしてもチョコエッグを出したかったというのなら、漠然とじゃなく、もっとはっきり特定の景品を
青に出させる動機付けがあるといいと思うよ。

文章に関しては、筆者が雪国出身でないって事がモロバレしてる。
まず人の肩にはそう簡単に雪はつもりません。
それから、雪が降るような地域の公園は、冬は大抵水道が止まってます(凍って水道管が破裂するから)
あと、文章中の表現だけでは二人は雪の中にひよこを埋めていると錯覚しますよ。
349名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 01:44:21
>>343
台詞をもっと練ろう。別に「普段言ってる通り書かなきゃならない」なんて
決まりはないんだから、不自然にならないくらいに読みやすく。
それと関連して、ふたりの登場人物が同じような名前で同じような
喋りばかりするもんだからどっちがどっちか分からん。男か女かもピンと
こない。

 視点が崩れてる。三人称で書くなら地の文で喋っちゃダメ。

>「いつも、でしょ? …じゃ、競争ーー!!」
 記号に頼るクセはやめた方がいい。語彙を狭めるし、なにより読みづらい。

>煩い。もう惚れてます。
 「うるさい」と開いたほうがよかったんじゃないか?漢字は使えばいいって
もんじゃないよ。上手に使えば、「!?」とかの記号よりずっと、読者の感情を
コントロールできる。意識して使っていこう。
350名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 02:35:37
酷評お願いします。
何度推敲しても、直したいところが出てきて疲れました…。
客観的な意見が欲しいです。

60枚ぐらいが予定の短編の出だしです。

 山頂の古寺、清水寺へと、ほっそりと坂道が折れ曲がって付いている。陽の明るいうちから、提灯の照らす

宵まで、和と洋の統一のない旅装が、頻りにその細道を賑わせる。
 殷賑からはぐれてみると、住宅地が閑静に広がる。麓に下れば、車道から喧騒がまた響く。煩雑を厭って、

町外れの、幽邃な山際まで登っていくと、ある一区に、音の間奏のような静謐が溜まっていて、そこでは、瞑

想を破るものは人の鼓動以外には風しかなくなる。真っ青な竹が群れていて、四季の風に林間を射抜かれる度

、空に揺れているのだった。
 いつの日からか、その笹にくすぐられながら、一棟のアパートが、そこにぼうっと建つようになった。
 紫の雨がさっと滑ったような浅い塗りの、小柄な建物だった。墓地にこそ相応しいような立地に、ひっそり

と建っていた。名を、ハイツ沢花と言っていた。沢なる花の名の通り、庭には沢山の花が植え込まれ、春にな

れば、柔らかい色鉛筆のように咲き揃った。それが、夜には、飢えのせいか盛りのせいか、狐や狸が根を散ら

かすことがあった。物静かな場所に建ち古す、物静かなアパートに、物静かを好む人々が棲むので、人の気配

はあまり山を脅かさなかった。獣たちから見て、ハイツ沢花は山の延長に見えていたのかも知れなかった。
 不見先と言う、ただ一人、その幽境に似合わない旅行好きの楽天漢が、ハイツのオーナーと管理人とを古く

から兼ねていた。取り立てた家賃を数えては、旅費を放出して生き甲斐に換えていた。独身貴族の彼は、全国

、万国の縁結びの謂れを拾ってくるのが趣味だった。
351名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 02:40:34
すいません、ワードパッドからの転写、失敗しました。


 山頂の古寺、清水寺へと、ほっそりと坂道が折れ曲がって付いている。陽の明るいうちから、提
灯の照らす宵まで、和と洋の統一のない旅装が、頻りにその細道を賑わせる。
 殷賑からはぐれてみると、住宅地が閑静に広がる。麓に下れば、車道から喧騒がまた響く。煩雑
を厭って、町外れの、幽邃な山際まで登っていくと、ある一区に、音の間奏のような静謐が溜まっ
ていて、そこでは、瞑想を破るものは人の鼓動以外には風しかなくなる。真っ青な竹が群れて
いて、四季の風に林間を射抜かれる度、空に揺れているのだった。
 いつの日からか、その笹にくすぐられながら、一棟のアパートが、そこにぼうっと建つようにな
った。
 紫の雨がさっと滑ったような浅い塗りの、小柄な建物だった。墓地にこそ相応しいような
立地に、ひっそりと建っていた。名を、ハイツ沢花と言っていた。沢なる花の名の通り、庭には沢山の花
が植え込まれ、春になれば、柔らかい色鉛筆のように咲き揃った。それが、夜には、飢えのせいか
盛りのせいか、狐や狸が根を散らかすことがあった。物静かな場所に建ち古す、物静かなアパート
に、物静かを好む人々が棲むので、人の気配はあまり山を脅かさなかった。獣たちから見て、ハイ
ツ沢花は山の延長に見えていたのかも知れなかった。
 不見先と言う、ただ一人、その幽境に似合わない旅行好きの楽天漢が、ハイツのオーナーと管理
人とを古くから兼ねていた。取り立てた家賃を数えては、旅費を放出して生き甲斐に換えていた。
独身貴族の彼は、全国、万国の縁結びの謂れを拾ってくるのが趣味だった。
352名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 02:42:01
 最も新しい冬の初めに、九泊十日のタイ旅行を彼が予定した。それが、折悪しく、チケットの権
利を行使する数日前に、住人の一人、歓楽街木屋町のキャバクラ嬢が、市営地下鉄の路線に飛び込
んで顔から轢断され、名簿を消す、という雷が落ちた。家賃が底値を突いているハイツ沢花には、
社会の低層からいわくが持ち込まれがちだったが、この雷は初体験だった。
 旅の空を思いながら椿事後の手配に追われている不見先に、麓の不動産屋から、入れ替わりの住
人として、フィリピン人の男性が紹介された。黒い事情は明かしてないと言う。不見先の手が事情
で混乱している内に、向こうで勝手に契約が煮詰まり始めた。
 契約が本物になるまでに、一度、不見先と部屋とを、フィリピン人に面通しにかけねばならない
約束になった。その折に、部屋に落ちた雷も釈明されるはずだった。ところが、不法労働に勤しむ
彼の余暇は、不見先の留守の日付を狙って空いていて、やけに磐石にその日を動かなかった。魚を
逃しかねなくなった不見先に、大学の後輩の続柄の、無職の男との伝てが浮かんだ。サトシ、と名
を呼んでいた。二人の間には金銭貸借の重たい縁があって、結局、恩のあるサトシが、その十日間
だけハイツの面倒見を任されるという巡り合わせになった。
 南の空に向かって、木枯らしが吹く。不見先がバンコクを目指して飛び、プーケットの海で青い
遊惰に耽る間、代理人のサトシに、自殺者を出した部屋を案内して、言い包めて敷金を取り立てろ
という責務が言い置かれた。



お願いします。
353名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 02:54:53
>339
>食い尽くす事無く、ひれや腹の一部分だけを食い、殺さない
こんなピラニアが実在するように書いているけど実在しないだろ?
>343
作者が男だからチョコエッグ出したんだろうが中三or高三の女の子はチョコエッグなんて興味ない
>350
単に清水寺と書くと京都の清水寺と勘違いさせる。名前変更または舞台がどこか十分説明した後に出す
誰の物ともしれない視点で説明箇所が移動していくので話に意味がない
354名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 03:11:22
ここは、下劣コメディなんかも評価していただけるですか?
355名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 03:39:19
>>351
その小説を誰かに読ませるとして、誰に読ませるつもり?
「殷賑」「幽邃」って、読めないんだけど。前提となる知識を
大量に要求する小説はどうかと思う。短編なんだし、もっと軽く。
明治大正昭和の人たちだって、読者を混乱させるために難しい
言葉を使っていたわけじゃないでしょ。
つーか、「住宅地が閑静に広がる」なんて文章を見ると、使い方を
君自身ちゃんと知ってるのかな?って思ってしまうよ。

 レトリックが冒険的すぎる。どうでもいい部分に気合いを入れすぎると、
物語上のメリハリが利かなくなっちゃうよ。何度も推敲したと言うけど、
考えすぎるタイプなのかな?もっと気楽に。

 読点が多すぎる。強引に主語述語を切って分けるより、語順を使って
整理するべし。
356名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 13:44:10
> 山頂の古寺、清水寺へと、ほっそりと坂道が折れ曲がって付いている
どこからどう坂道が折れ曲がってるの?
坂道は下り坂? 上り坂?

>和と洋の統一のない旅装が
意味不明
和と洋の文化が程よく交じり合ったとかで、いいのでは

>住宅地が閑静に広がる
閑静な住宅地
閑散と広がる
だろ?

それより下は駄目だ。
読む気なくした。

>352
>最も新しい冬の初めに
いつやねん・・

>九泊十日のタイ旅行を彼が予定した
→九泊十日のタイへの旅行を彼は計画した。
ね。

あーこっちも無理。
つか、人が読むんだからさ、もう少しわかりやすく書いたら?

357名無し物書き@推敲中?:2006/02/03(金) 13:52:09
>343
>教室から廊下に一歩踏み出すだけで、寒い空気に火照った体が冷やされる。
なんで火照ってるの? 暖房つきの非常に暖かい教室なら、そこの描写入れなさい。

>青のすっと通る首筋をちらりと見る
寒そうだな・・・

>青・春
おい・・・これどっちかが男でどっちかが女?
2人の関係がぜんぜんわからん あと冒頭の台詞が唐突すぎる

>カツ、カツンと階段を細く鋭く鳴ら
鉄靴?www

>青の元までマフラーを翻し?な がら猛ダッシュで向かう春に、
春に  は絶対不味いwww さっきまで春視点だったのが突然読者視点にwww

>軽く歪められて、無邪気な顔になる。
歪めて・・は邪悪な表現 →目元が緩んで、○○な顔になる とかね。

>逆に、手袋を渡す
これはプレゼント???

>「ここら辺で良いよね、あんまり深いと掘り返せなくなる」
「…そろそろ帰るか」
ここだけに限らず台詞の合間合間に何が起こったのかきちんと書きましょう
あとどっちがしゃべってるのかもいまいち・・

あと最後
>きっと雪はすぐ溶ける。2人の、熱い熱い温度で。たまごは偽物だけど、絶
対に孵る。   2人の、熱い熱い温度で
うーん、表現は綺麗なんだけど、上がめちゃくちゃだから・・・惜しいね。
358350−352:2006/02/03(金) 15:02:50
批評ありがとうございました。

他人がどう読むかが分かって勉強になりました。
精進します。
359旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/03(金) 15:43:14
批評ありがとうございました。

自分の中でキャラを決めてから書いていたので、
書き分けが出来ていなかったな、と反省しました。
セリフの指摘を多く受けたので、そこをこれから直したいと思います。
チョコエッグもやっぱり微妙でしたね。
冬の表現の仕方もいまいちだし、反省点が多々あります。
頑張ります。
360名無し物書き@推敲中?:2006/02/04(土) 03:00:22
初めて晒します。酷評お願いします。

真珠のように光り輝く白い玉砂利が敷き詰められた、広い広い庭の中央、
山吹みはるは両足を合わせ、前だけを見据えて立っていた。近衛兵のよう
に規則的に立ち並んでいる桜は薄桃色に咲き誇り、舞い散る花びらは一瞬
の化粧のように彼女の頬をかすめて地面に落ちた。そこでもまた、花びら
は玉砂利の白に美しく映え、朽ち果てる前と同様の鮮やかさであたりを埋
め尽くしていった。
 みはるは静かにまぶたを閉じ、腰に携えている刀に指先でそっと触れた。
いつもと同じ感触。彼女はそれに満足した。柄のわずかな起伏にしみこん
だ血や汗は、勝つも負けるも共にしてきた歴戦の友だった。利き手で柄を
握りしめると、まるで求め合うかのように二つは呼応した。これこそ、彼
女の手と彼女の刀だった。
 集中力が、愛刀と同じように鋭く研ぎ澄まされていくのをみはるは感じ
た。閉じた視界を覆う暗闇が、あふれる光に満たされていった。それは、
どんな夜にも月の光を求めて妖しく輝くみはるの刀、そして心のなかで見
開く三つ目の瞳だった。
 暖かい春風が庭を駆け抜け、それに戯れた桜が再びみはるの頬をなでた。
そしてその刹那、彼女は目を閉じたまま紫電一閃、春の空気を切り裂いた。
手ごたえはない。そして音も。みはるは閉じたときと同じく、ゆっくりと
まぶたを持ち上げた。柔らかな日差しに輝くきれいな直刃に、彼女は思わ
ず見とれた。
 いたずらな喋々のように、桜の花びらが小切先の上にとまった。みはる
は刀をそのまま目線の高さまで持ってきた。花びらの向こう、まだまだ続
く桜の木の下に、その男は立っていた。なにも言う必要はない。みはるは
刀を下ろした。助けを請うようにゆっくりと力なく落ちてゆく花びらを、
彼女は少しも哀れみはしなかった。

361英雄の国:2006/02/04(土) 03:12:37
 日本という国をどれだけの人が知っているのだろう。
 江戸時代には諸外国の抱えていた、ゴミの問題を解決し、美しい国であったことを。
 もちろんすべて美しかったわけではない、えた・非人の真実を。
 
 知っているだろうか? 農民の真実を。
 皆知っているのは一揆と、飢餓の歴史だけ。
 
 それは違う。かつて、農村でも諸外国がうらやむほどの教育が行われ、ほら、見てみな
さい。あなたの持っている教科書にも、そのはじり残っている。農民が農耕機具を開発し
ているのだ。
 
 開国で来た外国人が、日本人のあたたかさと子供への慈しみに感動すらしたことも。

 かつては日本の国旗をうらやみ、譲ってほしいという国すらいたことも。

 そして、日本人は国を愛し誇り高かった。
362英雄の国:2006/02/04(土) 03:13:15
 そう、誇り高かったのだ。愛すべき場所があり、愛すべき国を憂い、自分すらも省みな
いそんな人たちが日本を治めていた時代があったのに。

 皆知っているだろうか? 太平洋戦争を、大東亞圏の事を。
 過去にあったアジアという地域を。
 
 過去のアジアは白人達の搾取の場だった。
 植民地だった。
 ただ、嘆き、悲しむ。
 抵抗は無駄だった。力がすべてだったから。

 日本は違ったのだ。
 日本はアジアに調和を持ちかけた。もちろん、その調和が自国を守ることであったかも
しれない。大日本帝国はアジアを搾取だけの場にしなかった。少なくとも、国力をかけて
日本より劣っていた国に膨大な知識、金銭、人材をかけてアジアの独立に向けたのだ。

 かつては力の時代。ほしければ、銃と兵士の進行ですんだと言うのに。
363英雄の国:2006/02/04(土) 03:13:56
 アインシュタインの驚嘆の言葉を知っているだろうか?

 "いつか戦争に疲れたとき、人は日本という国を残しておいてくれたことを感謝するだ
ろう"と。

 太平洋戦争を知っているだろうか?

 そして、植民地と言われた大東亞圏の国々が「日本人と戦った」のではなく「日本人と
して戦う」と言っていたことを。

 植民地の人を守り、統治者としての誇りを持ち、日本人だけで植民地の人を守った人た
ちを。

 ハルノートを知っているだろうか?
 東京裁判が終わった後の判事達の嘆きを知っているだろうか?

 "日本という国がなくなってしまう"と。

 そう、彼らは日本が間違った裁判で裁かれることを嘆くほど、そして、判事達がいえな
かった真実を漏らすほど、この国は美しかった。
364英雄の国:2006/02/04(土) 03:14:33
 美しかったのだ。
 誇り高かったのだ。
 
 日本の統治時代が過ぎても、植民地の人たちが"もう一度日本を!"というほどに。

 日本人よ。日本人。諸外国でも、日本を称え、国家の歌とし、諸外国の独立記念碑に日
本の功績が称えられるほどに、"日本がアジアに独立をもたらした"と。

 私たちは忘れすぎていないだろうか。
 私たちにはうらやむべき、見本とすべき、礎となるべき先祖がいるのだ。
 今こそ、真実を!
 今こそ、誇りを!
 今こそ胸を張るのだ日本人!
 恥じることはない日本人!
 過去を誇りに思うのだ!!
365361:2006/02/04(土) 03:19:35
---
 日本の歴史を知って行くにつれ、日本とはなんとお人好しで、なんとずる賢く(こんな
言葉ですいません。これでも最高の英知と思ってます)、なんとすばらしかったのかを知
り、ふるえる手で書きました。本当は冷静になってから書くべきものでしょうが、どうし
ても書きたかったのです。こんな時でなければ賞賛の文章などかけそうにもなかったので
す。

 …とはいえ、感情の発露、訴えかける感情が伝わっているか心配です。
 酷評をお願いします。
366名無し物書き@推敲中?:2006/02/04(土) 04:46:46
>360
>利き手で柄を握りしめる
普通は利き手で握るんだからいちいち書く(説明する)必要はない。
>紫電一閃
足をそろえて立っていた→柄を握る→腰を落として身構える→抜刀
柄を握ったあといきなり抜刀まで飛んでいる。
>柔らかな日差しに輝くきれいな直刃に、彼女は思わず見とれた。
戦い前の精神統一なのにここだけ雑念入りまくり。
>361
まず誰に向けての文章なのかを考えろ。
知らない人間相手に「知っているか?」と言うだけ詳しい説明をしていない。
あるいはそう思っていない人間相手に証拠も出さずこんなことを言っても信じてもらえない
相手を見ていないオナニーと言われてもしょうがない
367名無し物書き@推敲中?:2006/02/04(土) 16:45:05
>>360
>近衛兵のように規則的に立ち並んでいる桜
規則的に木を並べるのは日本庭園じゃない。特に、桜が規則的に並ぶのは見苦しいよ。
桜並木だって、ひとつひとつ枝の伸びが違うところがいいんじゃないか。「桜伐る馬鹿」って
聞いたことない?酔っぱらった花見客並の美意識だな。

>山吹みはるは両足を合わせ
 名前をいきなり出す必要があるのか?ひらがなのせいもあって、緊迫感が削がれているよ。

 描写が上っ面だけになっている。「花びらは玉砂利の白に美しく映え」なんて
言われても、読者は美しさを追体験することはできない。もっと練るべし。
「白いもの」として出した玉砂利と対比できるほど、桜の花びらは赤くないし。
以下はあくまで俺だったらこうする、って事だけど、対比じゃなくて「似たもの」
として桜のうす紅を主人公の肌と比べるかな。そっから内面にも入っていけるし。
368名無し物書き@推敲中?:2006/02/04(土) 17:02:50
追記。
 「映えている」のは、まだ事実の段階であって美意識の段階じゃない。
例えば「ケーキが美味しい」と言っているのと同様。
美味しいなら美味しいなりに、「レアチーズが舌の上でとろける」とか、「イチゴの
酸味が濃厚なクリームの味をひきしめる」とか、(うーん、うまい例文が思いつかない……)
もっと詳しく書かないと描写にならないってこと。さっと流すだけなら事実だけでもいいんだけど、
ここは「起」や「承」で情景をゆっくり展開させて、抜刀からの「転」とメリハリをつけるところでしょ。
369名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 04:16:33
酷評してください。

 五十メートル走の練習中に、二人組みになって順番待ちをしている時、
前に並んだ男子二人が何やら騒いでいる。
「ぴゅっ、ぴゅっ」引っ張った短パンの紐を右手でつかんで、それを前後に動かしている。
 その行為が何なのかは分からない。しかし、短パンの紐を何に見立てているのかは分かった。
 馬鹿な奴らだ、と思っていると、その二人の順番が回ってきた。スタートラインに立って、構える。
「よーい、ドン!」体育委員の合図で走り出していった。
 次に走るのは俺で、競争相手は大橋輝道だ。
彼は、俺より二十センチメートル以上身長が高く、脚も長い。
歩幅では彼の方が有利である。しかし俺は体重が軽いので、
軽量化したミニ四駆のように速く走る自信があった。
 スタートラインに立ち、俺達は構えた。
「よーい、ドン!」ゴールに向かって、俺達は全力で走り出した。
370名無し物書き@酷評中?:2006/02/05(日) 10:00:20
>>360
わりとこなれて読みやすい文章。リズムはいい。でも、第
1段落だけでも「のように」が三回出てくるのは再考。比
喩がことごく生きていない。擬人法の多用ともども、文章
をナルシスティックにしている。>>366の指摘通り、「柔
らかな日差しに輝くきれいな直刃に、彼女は思わず見とれ
た」、ここでみはるの集中力が急にとぎれたかに読めてし
まう。
371(「・ω・)「 がおーん ◆GAOON2chso :2006/02/05(日) 13:05:57
>>369

物語に深く関わる部分とは思えないし、
ラノベ的な臭いが個人的に好きでないのはさておき、
酷評させてもらいます。

>次に走るのは俺で、競争相手は大橋輝道だ。

前の組が走ったんだから、『俺』の順番になるのは当たり前だし、
なにより輝道という名前が50メートル走というシチュエーションにあって
『くりーむなんとか』のベタドラマかよ!
と言いたくなるベタな名前に感じてしまう。苗字だけじゃダメなのか?
なんだか、英文直訳みたいな文章で萎え。

>歩幅では彼の方が有利である。しかし俺は体重が軽いので、
>軽量化したミニ四駆のように速く走る自信があった。

『体育委員』の記述が先にあるので、
おそらく『俺』は小学校高学年ぐらいの設定なのだろう。
その意味では『ミニ四駆』は小学校高学年相応な比喩表現とは言える。
だが、「ミニ四駆」を読者になりうる女性の大半が理解しているとは
私には正直思えない。
ここは素直にスライド走法とピッチ走法の比較で
良かったんじゃないだろうか?
372名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 13:44:12
>>369
 ただ自分の感情を垂れ流しただけの日記だな。

>短パンの紐を何に見立てているのかは分かった
 俺は分からなかった。「馬鹿な奴らだ」とか言ってるところを見ると、下ネタ?
だとすると、それを冒頭に書くことに何か意味はあるの?その後もただ走り出した
だけでしょ。あるだけ無駄な文章だな。

 その後の描写も、「だから何?」と言いたくなる。自信がある、とだけ書かれても
読者にその自信が乗り移るわけじゃない。読者を共感させ、主人公の緊張やら興奮
やらを体験させるためにはどうすればいいか、よ〜く考えなさい。
373名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 16:39:10
 思った程血は流れないのだな、と思った。それともこいつの威力がないだけだろうか。
 いや、現に彼は僕の放った銃弾を腹部に受け、うずくまるように床に倒れている。彼が必死に押さえているそこからはワイングラスを倒したように血が流れ、思ったより粘度のないそれが彼を、床を着々と染めている。

 足りないんだ。
 彼が苦しむ表情になど興味は無い。
 もっと芸術面に欠けた。
 トマトを壁に投げ付けたような。
 より明らかな。
 明らかな「死」を。 どこを狙えばいい? 頭、胸、首。

 ――お前の命乞いに興味は無いと言っているだろう。そんなに震えてくれるな。虫酸が走る。こちらを見るな。寒気がする。
僕にそんな性的趣向はない。
お前が苦しむことに意味など無い。
 さっさと、死ね。
374名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 17:00:18


 やはり警察ごときから奪った銃では駄目なようだ。二発目を頭に入れてやったらあっさりと死んでしまった。
大して血も流さずに。僕は銃を適当に投げ捨てた。
それは小汚い森の黒く深い闇に吸われ、重い音を立てて、僕のすぐ近くのどこかに落ちた。
 ――それとも、安い的のせいか。車道に出ると、ちょうど無駄に大きな白いアメ車が僕の前を走り去った。運転席に見えた男は先程の彼と違い、丸々と太っていた。
 僕には、それが正しく小汚い野豚のように見えた。



思いつきで書いてみますた
酷評おながいしまつ
375373・374:2006/02/05(日) 17:04:31
小汚い野豚→醜い野豚で。
376名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 17:31:55
>もっと芸術面に欠けた
この表現をするには芸術的な相手があってこそ。
うずくまって震えて命乞いしてる相手が芸術的か?
>奪った銃では駄目なようだ
芸術的な殺しが出来ないと言いたいのだろうが、流れ的には
警察の銃では殺傷能力が低いと主張している風に読む。
>それは小汚い森の黒く深い闇〜
暗喩なのか状況なのか分からない。
377名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 18:01:19
>>376
早速のレスどうもです
参考にしてもっかい書きたいですが、スレ汚しになるんでやめときますね
改めて、ありがとうございました!
378360:2006/02/05(日) 18:03:55
>>366>>367>>370
酷評ありがとうございました。
指摘のところ確かにそうだと反省しました。
これからも晒していくのでよろしくお願いします。

>>373-374
晒していた身ですが酷評してみます。

>彼が必死に押さえているそこ
>思ったより粘度のないそれ
指示代名詞が2連発で来て、読みにくさ、わかりにくさを感じた。
どちらか一方を具体的単語に変えるべき。そこ→傷口 とか。
>もっと芸術面に欠けた。
>より明らかな。
効果を狙ってやったのだろうが、やはりこの文では日本語としておかしい。
句点を読点に変えればそれぞれ次の文とつながるし、特に問題もないと思う。
>――お前の命乞いには〜
どこを撃てば死ぬのか考えていたところからこれでは唐突すぎる。
冒頭では苦しむところを描写していたのだから、命乞いの様もさしはさむべし。
>それは小汚い森の黒く深い闇に吸われ、重い音を立てて、僕のすぐ近くのどこかに落ちた。
闇に吸われた時点でもう手の届かないところにいったイメージを持つ。
なのですぐ近くに落ちたは不自然になる。
>――それとも、安い的のせいか。
この文は
>やはり警察ごときから奪った銃では駄目なようだ。
これとつながっているのか? だとすれば、間に二文はさみ、しかも
「それは小汚い〜」の一文が長いせいで、つながりを失っている。
>ちょうど、僕の前を走り去った。
 ちょうど、僕の前を通り過ぎていくところだった。
 こうしたほうが自然だと思うが、どうだろうか。
379名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 18:17:57
>足りないんだ。 
>彼が苦しむ表情になど興味は無い。 
>もっと芸術面に欠けた。
>明らかな「死」を。
>お前が苦しむことに意味など無い。 
>さっさと、死ね。 
>二発目を頭に入れてやったらあっさりと死んでしまった。

これだけで収束してると思うけど。でも駄目なんだ?
筆者の描きたいイメージがまったくつかめない。
380名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 18:47:16
>>378-379
もう「成る程」としか言えない感じですね
そりゃそうだその通りだ。
指示代名詞や不自然な短い文なんかは自分よくやらかすので、これから気をつけて書こうと思います

>書きたいイメージがまったくつかめない
アイタタタタタ……
根本的な文章力のなさを痛感した次第でございます

ありがとうございました!
381名無し物書き@推敲中?:2006/02/05(日) 20:10:17
>>371,372
酷評ありがとうございます。書き直します。
382名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 01:43:01
酷評お願いします

 部屋に着くと今日は珍しく起き上がってテレビを見ていた。
機嫌も体調も良いみたいでよく喋る。飲みかけの缶チューハイ
をさっき倒したんだけど、と言う。倒した瞬間ヤバイと思った
が飲み口が上になっていて零れずにすんだと笑った。
 これはこいつがよく言う小さい奇跡と言うやつだ。例えば、
机から落ちたシャーペンの芯が折れていない時、それは書く
事を許されているかららしい。初めて聞いた時結局それって
自分で自分の事を許す逃げ口上でしょ、いい加減だなぁと笑
った。今日はまるでその頃みたいに会話が弾んで顔が笑いっ
ぱなしだ。
「ろくちゃんの秘密知ってる」
「どんな」
「ろくちゃんて、何でろくちゃんって言うか知ってる」
「なんでろくちゃんて言うの」
「あのねぇ」
 恋人みたいに言葉でじゃれ合う。幸せこの上ない会話中に
何度もメールが入って煩い。見ると飲みの誘いだが行きたく
ない。しかめ面をすれば、行ってこればと促されて結局しょう
がなく店へ向かった。
 居酒屋では座敷で見知らぬ女が酔っぱらって騒いでいた。
女の背後のビール瓶が倒れている。中はもう入ってないので零
れるものは何もない。それを立て起こしながら奇跡もへったく
れもないな、と呟いた。
 さっきまでいた部屋とは違ってむんむんする店の喧騒の中
で、そういえばろくちゃんの名前の秘密って何だろうと考え
ていた。

以上です。宜しくお願い済ます。
383名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 02:10:21
(私が)部屋に着くと(彼女は)今日は珍しく起き上がってテレビを見ていた。
主語が違うものを一文にするな。
>よく喋る。と言う。と笑った。
この時系列も出来ていない。喋ったと書いた後にさかのぼって言う笑うが来てる。
言う=笑う、言った=笑った 言う≠笑った
許されているのは擬人化されたシャープペンの芯のように見える。
今日の私はどの話に反応して笑ったのか?
ろくちゃんって誰だよ
二人の関係を説明してないのに恋人みたいと言われてもそれが普通なのか変なのか分からない
384j:2006/02/06(月) 08:40:35
[1/2]
 病室の窓は、私に固定された景色しか与えてくれない。
私より何年も生きているであろうイチョウの木。赤茶色の錆が
所々に現れているバスの停留所。道路の向こうでは床屋の看板が、
赤と青の螺旋を描いてくるくると回っている。

 もしも私が元気で、どこにでも自分の足で歩き回れたなら、
この景色もすぐに飽きたに違いない。だけど今の私にとっては、
ベッドの上から唯一直接見ることのできる外の情報となっていた。
 月日が経つとともに、その固定された景色にもいくつかの変化が
あることに気が付いた。例えばイチョウの木がそうだ。夏はにおいが
ここまで伝わってきそうなほどに葉を茂らせていたが、やがて力をなくし、
落ちた葉が地面を黄色に染める。今は裸となった木が寒風に晒されているだけだ。
コンクリートの道路も、この季節、触れるときっと冷たいのだろう。
全てが推測に過ぎないのだが。

 私は窓の外を見た。朝の七時四十分、平日はこの時間に外を見るのが
習慣になっていた。停留所の前で、一人の女の子がバスを待っているからである。
セーラー服の上からコートを着ている。黒くてやわらかい髪が風に揺れ、
ときおり両手に息を吹きかける。どうやら外は相当冷えているようだ。
 私と同じ年だろうか。その少女は、いつもきっかりこの時間にバスに乗っていた。
そして、それを知った私は彼女を見るのが楽しみになっていた。動かない
景色の中で、彼女は多彩な変化を見せてくれた。
385j:2006/02/06(月) 08:41:19
[2/2]
 ある日の彼女は、泣いていた。朝から家族と喧嘩でもしたのだろうか。
関係のない私まで不安になった。また別の日の彼女は、難しそうな本を読むのに
夢中でバスを乗り過ごしてしまっていた。そのことに気付いた時の彼女はとても
慌てているのが私にも伝わり、申し訳なかったけれどつい笑ってしまった。
思えば入院をして、初めて笑ったことでもあった。
 彼女には元気付けられた。いつか私もあんな制服を着て、学校の帰りに友達と
アイスクリームを食べて、体重の増減に一喜一憂して、失恋して泣いて、
そういう充実した学生生活を送ろう。そう思うようになった。彼女は私のことを
知らなかったけれど、窓の外からこっそりと、勇気を貰っていた。

 しばらくしたある日、彼女が停留所に来なくなった。二日が経ち、三日が経った。
しかし彼女は現れなかった。イチョウは枝から新しい息吹を感じさせ、
コートもいらない季節になっていた。
 ああ、そうか。もう春なんだ。私はもう、彼女には会えないことを理解した。
彼女は、卒業したのだ。
 室内と外の温度差はまだあるようで、窓は曇っている。私はそれを指で拭いた。
水滴が集まって一つになり、やがて涙のように下に流れた。
床屋の看板は相変わらず、くるくると回っていた。

以上でっす。よろしくお願いします
386j:2006/02/06(月) 08:45:08
訂正 乗り過ごして→乗り損ねて です。失礼しました。
387名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 12:06:16
>>383
382です。
的確に指摘して頂きありがとうございました。
生まれて初めて自分の文を人に批評して貰って興奮して震えています。
ご指摘くださった事を今後に役立てたいと思います。
388名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 15:22:13
>どこにでも自分の足で歩き回れたなら
不自然。「どこでも」に変えると自然。
>だけど今の私にとっては、 ベッドの上から唯一直接見ることのできる外の情報となっていた。
なにが? と一瞬思ってしまう。「それが」など窓からの景色を現す言葉を入れたほうがいい。
>今は裸となった木が寒風に晒されているだけだ。
木より枝や幹と書いたほうが自然にならないかな? 感覚的な問題かな
>全てが推測に過ぎないのだが
不要。
>乗り損ねて です。
そうするなら、「バスを」ではなく「バスに」ですね。

あと、停留所の錆がみえたり、難しそうな本と思えるほど、その病室とバス停は近いのかな? 歩道と病室がそんなに近いと、カーテン開けているのがいやになると思う。これも感覚的な問題か。

細かい指摘ばかりですね。全体としては読みやすかったです。


389名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 15:39:25
実は固定された景色ではないと言いたいなら最初の描写で変化の無さを強調する。
そうでないなら固定された視点がより正確。
>もしも〜なら飽きたに違いない。だけど〜情報源となっていた(から飽きない)
もしも〜、だけど〜の使い方が間違ってるし、飽きないの理由になってない。
>彼女は私のことを知らなかったけれど、(私は)窓の外からこっそりと、勇気を貰っていた。
彼女はもらっていた。になるぞ。
>彼女は、卒業したのだ。
学校スケジュール思い出せ
彼女がこない→春休みだ→休みが終わっても彼女がこない→卒業したんだ。
卒業したなら時期は4月なわけで窓に水滴がつく季節ではない。
コートがいらないとか自分で書いてるだろ。書いている今の感覚で書くな
390名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 18:52:12
初晒し。酷評お願いします。

夜の病院は静まりかえっており、時折聞こえる誰かの足音にいちいちビクビクしなければならなかった。
照明器具は照らしたいのか照らしたくないのかよく分からない程度に病院内を照らしていて、
病院内にはどこか怪奇的な雰囲気が漂っていた。
冷静になると、この空間は現実世界とはかけ離れたところではないかと思えてくる。
この廊下を進んでいくと、異次元への入口が見えてきそうだ。
 病室のベッドには、生死の境界線を彷徨っている母親がいた。
数時間前に突然倒れ、ここに運び込まれたのだ。
 医者は連絡を受けてやってきた俺に深刻な顔で残酷なことを告げた。
「お気の毒ですが……」
 医者は顔を伏せた。それ以上の説明は必要なかった。
 まず悲しみがやってきて、激しく涙腺を攻撃した。
負けるな、負けるなと念じるが、念じるたびに、血のように涙が溢れ出た。
続いて怒りがやってきた。拳を強く握りしめるが、しかし、何もできない。
何もできないからさらにむかついて、悲しくて、また泣いてしまう。
俺はこの怒りと悲しみの入り混じった感情をどうすることもできず、最後には手で顔を覆って、ただただ泣いた。
次に聞こえたのは、医者が静かにドアを閉める音だった。
 気づくと廊下の椅子に座って、頭を深く垂れていた。時計の針は十一時少し前を指している。
祈ろうと手に力を入れるが、うまくいかない。気力が足りないに違いなかった。
 悲しみと怒りが去ったあとに残ったのは後悔だった。
 就職して家を出てからはろくに帰ってやらなかった。
いや、家をでる前も何かしたかどうか分からない。
気恥ずかしさを言い訳に、いつも逃げていた。時間はまだあると思いこんでいた。
よくあるパターンだな、と今さら気づいたところで、何もできない。
母親の姿が浮かんで、消えた。笑顔だった。知らず拳を握りしめた。
爪が手のひらに食い込んで、痛みが滲み出る。だが今は、痛いほうが心地良かった。
何かを感じていないと、また感情が押し寄せてしまうからだ。自分への罰という意味もあった。
嫌な一石二鳥だ。
391名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 19:02:54
>>390
最初、行頭を一マス空けるのを忘れました。
ちなみに、ある一場面です。
392名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 19:26:29
>>390
>照明器具は照らしたいのか〜漂っていた。
この一文は要推敲。「病院内」が二回出てるし、描写も陳腐。
>冷静になると、この空間は現実世界とはかけ離れたところではないかと思えてくる。
冷静になったら「やっぱりただの病院だな」と思うな。
>病室のベッドには、生死の境界線を彷徨っている母親がいた。
>数時間前に突然倒れ、ここに運び込まれたのだ。
数時間前に瀕死の状態で運び込まれた母親だったが、
「俺」が着いたときにはすでに死んでいたと言いたいのか?
いまのままだと、「俺が」着いたときにはまだ生死の境をさまよっている、
つまり、まだ生きているというふうに俺には読めた。なのに
>医者は顔を伏せた。それ以上の説明は必要なかった。
この文で母が死んだことがほのめかされている。おかしい。

全体的に推敲が足りないんじゃないか?
393名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 19:33:46
>>392
正確な指摘、ありがとうございます。穴だけの文章でしたね。
言われないと気づかない自分の、なんと情けないことか。

推敲しなければ。
394名無し物書き@推敲中?:2006/02/06(月) 19:36:49
穴だらけ、だ。
書き込む前にも、もっと推敲が必要だ……。
395j:2006/02/06(月) 20:36:46
>>388-389
ありがとうございました。精進します
396名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 05:06:17
酷評、お願いします。
文章が状況の説明だけになってしまい困っています。

 運動会当日。
 午前のプログラム最後の綱引きが終わった。
昼食を挟んで、低学年の種目が終わると、
俺にとっては憂鬱な組み体操に出場しなければならない。
 俺は組み体操のグループ分けで、女子九人と組まされてしまったのだ。
男子一人で、女子達と一緒に体操をするなんて、恥ずかしい。
 俺のクラスは男子二十一人、女子十九人なので、
組み体操で十人のグループを出席番号順に作ると、
苗字が渡部の俺は二十一人目なので、どうしても一人余ってしまう。
そうなると当然、女子九人のグループに入らざるを得ない。
俺は自分の苗字を恨んだ。
 出席番号順に入場行進をして、運動場で間隔を開けて整列する。
 組み体操の演目は、
 一人で行う、ブリッジ、斜めバランス。
 ペアで行う、塔、支持倒立、肩車。
 五人で行う、扇。
 十人で行う、十人ピラミッド、十人タワー、である。
397名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 05:07:01
続きです。


 早々に、ブリッジと、斜めバランスを終え、ペアの演目に移った。
 ペアの組み体操は、俺は背丈が近い結城と組んでいる。
多分、俺の方が五センチメートルくらい身長が低いだろう。
 俺が四つん這いになり、結城が俺の背中に登り、直立して、塔。
 俺が結城の足をつかんで援助する、支持倒立。
 最後に、俺が結城を肩車して、ペアの演目は終了した。
 五人での演目は、俺が真ん中になって二人の女子の手を握り、
五人全員で扇の形を表現した。
 この後の、十人ピラミッド、十人タワーが、結構大変である。
 組み体操の十人ピラミッドは、まず一番下で四人が四つん這いになり、
更にその上に三人、二人、一人の順番で、
それぞれ同じ格好で下の人間の背中に乗る事で完成する。
 組み体操の十人タワーは、まず一番下に六人が肩を組んで円陣に並び、
更にその上に三人が同じ形で下の人間の肩に乗る。
最後に一人が天辺に登り、直立する事で完成する。
 どちらの演目も、俺が天辺を担当する。
体重が軽いからだ。男子なのに、女子を踏み台にして天辺に登る。
これが一番恥ずかしかった。組み体操に出たくなかった一番の理由だった。
 俺は両方の天辺を務め終え、退場行進をすると、やっとその場から開放する事が出来た。
398名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 09:31:11
>>396-397
「女子の中でひとり組体操をするのが恥ずかしい」
ということいいたいのなら、組体操のプログラムや詳しいやり方、
結城とやった塔のことなどどうでもいい。
ピラミッドとタワーに焦点を当て、いかに恥ずかしいかを説明ではなく描写しろ。
このままだとただの日記。
399名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 13:03:49
>>396-397
自分でも説明的ってわかってるみたいなので簡単なアドバイス。

一人称において重要なのは心情描写。
>>396の文章には時折「苗字を憎んだ」とか入ってるだけで
それ以外は全部自分の行動の説明しか書かれていない。

んで心情描写ってのは本人がどう思ってるか、どう感じてるかを書くものなのよ。
その表現方法は感情だけに限らない。簡単に言うと五感全てがそう。
ピラミッドなら土台にされて膝に石が刺さって痛いとか、上の女の子から髪の臭いがしたとか、
そういう感覚的なワードを入れてあげると説明臭さが消えると思う。
400名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 16:04:48
 生まれて初めての共同作業の相手が、ワキガだった。その時の絶望感はいささか筆舌にし難い。
 私とワキガとで矛を握って、えいやえいやと掻き回す。力は別に必要ない。耐え難いのは、掻き回すごとに鼻先に漂ってくる臭気だけだった。
てめー、酸っぱい臭いがすんだよ、と叫びたくてたまらなかった。叫んだところで、状況が改善されるわけではないので叫ばなかった。作業は二人でやらねばならないのだ。馬鹿げている。
 ごろごろごろごろ混ぜに混ぜて、ひゅぽっと引き抜いてお終いになる。ワキガ野郎は野卑な声で歓声を上げた。私も思わず快哉を上げかけたが、喉のあたりで詰まった。
これはまだ始まりにしかすぎないのだ。作業はまだまだ続くのである。
 ワキガの脳天気な声が無性に腹立たしい。
 矛の先から潮が垂れて、島が出来た。ワキガは喜び勇んでその島に飛び降りた。私も渋々着いていった。
 ワキガはその島に家をこしらえた。馬鹿でかい家で、どこに寝れば良いのかもわからないものだった。少しつつくとぐらぐら揺れた。
 私が柱の強度について考えているところに、ワキガがすり寄ってきて、
「なぁ、おまえさぁ、どんな身体してんの? 3サイズは?」
 セクハラである。死ねばいい。
「てめーより出っ張ってるとこと、引っ込んでるとこがあるけど、なんか文句あんの?」
 答えると、
「うひょー! おれ、平らなとこと出っ張ってるとこがあんだけどさ、おれの出っ張ってるとことおまえの引っ込んだとこ、くっつけたら幸せになれるとおもいませんか? 国土ができるとおもいませんか?」
 思わねぇよ。
 思わねぇけれど、このワキガには従わなければならないのである。今ほど我が身を呪ったことはない。
401名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 16:05:37
「そーだね、そーすっと国土生まれっかもしんないね」
「だろう!? じゃあよ、今からあそこの柱をぐるっと回って、ぶつかったところでまぐわろーぜ!」
 ワキガは島の真ん中にある訳のわからないぶっとい柱を指さして、言う。
「おまえ、右回りな、おれ左から行くから。それと、会った時はおまえ『うほっ、いい男』って言えよ! これ、最低限のマナーですからぁ!」
 じゃあスタートな、と言い残してワキガは走り去った。私は暗澹たる心持ちで、ふらふらと柱にもたれかかった。柱はぐらぐら揺れたが、なんとか私の体重を支えることは出来た。
 ほとんど歩かないうちに、向こうから走ってくるワキガの姿が見えた。
「うほっ……いいおとこ……」
 私が呟くと、
「うほっ! いいおんな!」
 ワキガは叫んで、私に飛びかかってきた。つんと刺激臭がして、思わず目頭を押さえるはめになった。私の帯紐をほどきながら、ワキガは「あー、うほってのは女が先に言っちゃだめだったかもしれねぇなぁ」などと言った。
 それで、まぐわった。
 私に拒否権はないので、仕方ない。とりあえず当てつけがましく、行為の最中はAVの外人みたいに「Come on! Come on!」と言ってやった。ワキガは粗末なイチモツで、一分も持たずに果てた。それだけが救いだった。
 それで、孕んだ。
 最悪である。ワキガの子を身ごもってしまったのだ。運命だとしたら、それはあまりに酷というものではないか。
 私はワキガに知られぬ内に掻爬して、五体不満足な水子を葦の船に乗せて流した。さようなら我が子、さようなら私の過去。
402名無し物書き@推敲中?:2006/02/07(火) 16:37:14
国造り神話のあらすじをなぞっただけ
文才の無い奴が電波を書こうとしても駄文になるだけと言う良い見本
403旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/08(水) 00:43:15
「視力C」
 寒い夜。私は塾の教室で、ずっと窓の外を見ている。サッシの部分から、
冷たい風が入ってきて、足首が段々と冷えてきた。明日はスニーカーソックス
はやめようと思い、手の甲に「長」と書いておいた。
 長く続いている道路。こっちへに向かってくる車と、むこうへ去っていく車。向
かってくる車は白い光。去っていく車は赤い光。赤く光っているの一つが、見覚
えがあった気がしたから目を細めたら丸い光が十文字に切れた。
 気付いたらもう授業は終わっていた。先生に呼び出されて怖い顔で色々と
注意をされた。数学は積み重ねだ、とか。来年は受験生だぞ、とか。
「なんだ、その目つきは。何か言いたいことでもあるのか」
 ここは謝るところなんだろうと思った。
「車のライトがとても綺麗だったんです。ごめんなさい」
 そう言ってチロルチョコを置いて小走りで逃げた。
 帰り道、小学校三、四年生くらいの二人の女の子が空を指して、何か話し
ていた。昼間が綺麗に晴れていたから、きっと星が綺麗なんだろうと思った。
 明日眼鏡を買おう。そうすればきっと全てが上手くいく気がした。
404旬 ◆/2qAba9tJk :2006/02/08(水) 00:45:35
>>403の訂正です。
ニ段落目の
赤く光っているの一つが、見覚えが

赤く光っている中の一つに、見覚えが
です。
405396-397:2006/02/08(水) 15:35:52
>>398-399
1人〜5人の体操は省略して、10人の体操をメインに書きます。
女の子から髪の臭いがしたとか、は良いですね。参考にします。
ありがとうございました。
406名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 00:14:51
「暑い……暑いよ……」
九月も半ばに差し掛かったというのに気温の下がる気配が無い。
ニュースキャスターは連日この時期の最高記録の更新を告げ、天気予報士は喋り出しに頭を抱える必要も無く、「今日も猛暑」と笑顔で語る。
大都会に住み慣れた者でもこの暑さは流石に堪える。人探しどころではない。
ちょうど腹の虫が疼き始めた事もあって、頭上で燦然と輝く「あいつ」から一旦、逃れる事にした。
休日の昼下がり。
カップルや親子連れで賑わう大型百貨店にあって「ヤクザ風」な空気を放つお兄さんであるところの俺は一抹の疎外感を感じた。
目的地は最上階のレストラン。
窓際の席は『人がゴミのように見える』と言う事で人気だ。この時間帯ならもう埋まっているだろう。
前に一姫を誘った事もあったが、その時は前後左右カップルに包囲されながら一人で寂しく食べた。
視線恐怖症の一姫には無理があった。
今回も一人だが居辛さを差し引けば値段も味もここより良いところは知らないのだし……
407名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 00:16:01
ポーン
「こっち乗らないの?」
隣のエレベーターを待つ数組の男女が示し合わせたように首を横に振った。
寂しいな、おい。

ドアが開いた。
のっそのっそと奥まで入り、背を預ける。
「最上階いいすか」
ボタンの前に立つ少女の白い指が一番上のボタンに触れた。
他に客は居なかった。

ドアが静かに、閉じた。

銃声。
縦に並んだボタンの下。
少女が立っていた位置に小さな弾痕。

弾痕。

咄嗟に前方へ。
振り返ったそこ、半瞬前まで自分が居たその場所に、

少女が居た。
408名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 00:17:37
上の二つ繋がっています。
何とも半端な文章ですが、酷評お願いします。
409名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 00:47:40
>>403
・雰囲気だけ。なんら具体的な展開がない。コレを読んだ人がどう思うか、
そういうこと考えた?
・教室に窓をつける塾はあまり無いだろう。気が散るからブラインドとか
かけてあるのが普通じゃないか?

・つーかアドバイスを消化しきる前に連投するのはあまりオススメできない。

>>406
 「」『』がイタい。「ここんところ面白いだろ?気が利いてるよな?」って、作者が
馬脚を顕してる。
 主人公は、どこでニュースを見ているの?思い出して言っているにしても
唐突すぎるしね。作者の立場から、言いたいことを垂れ流してるだけでしょ。
そういうのを神視点というのだよ。読者は置いてけぼりだな。

 描写が足りない。一人称の描写をするなら、もっと色々ツッコミながら想像しなさい。
暑いといってもカラっとした暑さかジメジメした暑さか、街をゆく人はオシャレな若い人か
スーツを着たサラリーマンか、ビルはどんな形か、高いか低いか、照明は明るいか暗いか……
もっと色々考えることがあるでしょ?自分が想像していないものは書けないよ。
好みにもよるだろうけど、俺はその三倍書いて丁度いいくらいだと思う。
410406-407:2006/02/09(木) 01:50:24
>>409
ご指摘ありがとうございます。
自己満足に溺れている自分に気付きました。
一人称の際の描写の量も意識して改善していきます。
411名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 04:07:47
>407
銃声のあとなにがおきているのかさっぱり分からない
・エレベーターに少女以外はいなかった
・ドアが閉じた
ここからいきなり銃撃アクションがおきて読者がついて行けるわけがない

あと姫ってのは水商売の女性?一般人はそんな言葉使わないし
そんな言葉が有ること自体知らない人もたくさんいる
412名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 20:57:49
生活の気配の、あまりの生々しさに希和子は呼吸
を忘れそうになる。どこかで赤ん坊の泣く声がす
る。まさか。希和子はそこに立ち尽くし、部屋を
隅々まで眺めていく。
 台所の奥、ぴたりと閉まった襖に、希和子の
視線は吸い寄せられる。希和子は襖に近づいて、
思いきり開けた。むっとする熱気があふれ出てく
る。か細く続く赤ん坊の泣き声も、いっしょにあ
ふれ出てきた。
 和室には乱れた布団が敷いたままになってい
た。めくられた掛け布団、もりあがった毛布。二
組の布団の向こうに、ベビーベッドがある。レー
スのカーテン越しにさしこむ陽射しを浴びて、ベ
ビーベッドは白く輝いて見えた。その下で、電気
ストーブが赤い光を放っている。希和子は布団を
踏みつけるようにしてベビーベッドに近づく。赤
ん坊は手足をばたつかせて泣いている。か細い声
は、だんだんと大きくなる。赤ん坊の枕元に、お
しゃぶりが落ちている。おしゃぶりの先端は唾液
で湿り、つややかに光っていた。
413名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:26:58
俺はT・・・アルファベットのTだ・・・
俺は今日もバイクで街にでる。
相棒のD・・・つまりバイクな訳だが・・・Dはすこぶる快調だ。
唸るエキゾーストがー・・・今日一日がいい日であることを予感させる・・・ついでに下ろしたてのライダースが俺の気分をいつもより二割増し良くしている。
だが、ライダースを買ったおかげで俺のフトコロが寒くなったのは言うまでもない・・・。
俺は街に着き、いつもの人通りの多い歩道・・・まぁ違法駐車な訳だが・・・そんなことはハードボイルドな俺は気にしない・・・
さっそうと歩道に侵入し定位置に停める。
414名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:30:17
歩行者が皆俺を見る・・・特に、正面から歩いてくる子供連れの奥さんが熱い眼差しを俺に贈っている・・・
『奥さん・・・あんまり見るとヤケドするぜ?ベイベー?』何てことはいわないわけだが・・・
俺はヘルメットをハードボイルドに脱ぎ、相棒のDからハードボイルドに降りた。
まだあの奥さんが見ているぜ・・・今度は子供の方も見ている・・・俺のハードボイルドさに惚れたか?
奥さんと子供が俺の前に止まる。
俺は不敵に笑い・・・奥さんの第一声を待った。
子供『ママー!この人オチンチン出す穴が全開だよーー!』
415名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:30:33
友達の妹のオナニー現場に出くわしてしまった・・・
http://sports9.2ch.net/test/read.cgi/ski/1137146868/l50
 
416名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:33:47
ハッハ!イカした口説き文句だぜ?ファッキンボーイ?
俺はチャックを閉めながらいそいそと、その場を逃げ出した。
ハードボイルドな俺もあの口説き文句にタジタジだったぜ・・・。


すみません。
携帯なので連投してしまいました。
評価かお願いします。
417名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 21:36:14
>>413>>414>>416は一連です。評価お願いします。
418名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 00:52:38
>>412
 引用がハンパなせいかな、いまいち希和子の心情的な背景が分からない。
「生活の生々しさ」って、他人の生活に関して感じるものだろうから、希和子は
こっそりこの部屋に侵入したものと読んだんだが、それでいいのかな?

>台所の奥、ぴたりと閉まった襖
 生活空間を描写するなら正確に。
格闘技の知識がゼロの人はたくさん居るだろうけど、キッチンの知識が完全ゼロの
人は滅多にいないのだよ。いい加減なことを書いたらすぐバレると思いなさい。
 「台所の奥」っていうのがまず変。台所っていうのは火とか刃物とか扱う
んだから、うっかり側を通らないように、建物のはじっこに設置するのが普通。
ワンルームならキッチンと廊下が一体化してたりするけど、それでもドアがあるのは
キッチンの「先」でしょ。「奥」っていうと、冷蔵庫とかと並んで、ドアがキッチンの一部
みたいに聞こえるよ。

 そして、「襖」はあくまで部屋と部屋の仕切りであって、ドアじゃない。イメージ検索
すればよく分かると思う。ふすま板を使ったドアは「引き戸」。

 後半の、現在形と過去形の使い分けが意味不明。こういう場合、感覚的なものを
現在形、動作的なものを過去形で書きわけて臨場感を出すもんじゃないかな?
いっそ全部現在形で書いてもいいと思うけど、半端に過去形を交える必要性は
あるの?

>>413
 とりあえずおまいがハードボイルドとかロックとかバイクとかについて何にも分かっていないのは
よく分かった。テンプレも読まなかったこともね。調べ直して、ちゃんとしたツールで書き直し。
とりあえず、バイク通を気取るなら自分の乗ってるバイクの名前くらい知っておけとだけ言っておく。
419名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 16:46:02
海月(くらげ)

波にゆらゆらゆらめいて、今日も一人海に漂う。
高いお空の太陽に、本気の本気で恋をした。
ちょっぴりおバカなあたいは海月。

風の吹くまま流される、そんなあたいを骨なしと、
周りのみんなは笑うけど、骨がないのがあたいの自慢。
自由奔放生きてくわ。

今度の恋は今までと、まったく違う質のもの。
ワカメにサンマ、フグにカワハギ今までの、
恋はわずか三日で終わったけれど、
あの太陽へのトキメキは百年たっても変わらない。
骨も、筋すらないあたい。
この想いだけはつらぬいてみせる!

生まれて初めて波に逆らい、太陽めがけて泳いでく。
そしてほら、今、海の外に手を伸ばす。

…溶けた…

だってあたい、海月だもん。
体はどんどん溶けていく。だけどあたいは後悔しない。
あなたの側へ行けるのだから。骨がないのがあたいの自慢。
骨も残さずあなたの側へ行けるのだから。
ちょっぴりおバカなあたいは海月…。

‐終‐


がっつり酷評願います。
420名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 17:08:32
俺は>>413結構好きだぞ。
これをハードボイルドじゃないってケチつけたらいかんだろ。
そこが笑いどころなんだし。

ただ文章作法がなってない。携帯じゃなくて、一度別の媒体で読むこともして欲しい。
『・・・』の使いすぎ。文章も適当。オチが酷い。

ただ出だしは惹かれたし、その馬鹿さ加減は結構気に入った。
添削は、>>413がもうちょっと文章に慣れてからか。
421413:2006/02/10(金) 17:32:22
>>420さん評価ありがとうごさいます。
僕には文章を上手く書くには、どうしたらいいのかわかりません。
よろしければ、教えください。
422名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 18:23:47
>413
擬人化とチャック全開のオチが全く関係ない。
擬人化がメインならそれにふさわしいオチを考える
チャック全開で落とすなら擬人化は蛇足
>419
太陽に惚れた理由を明記する。
>海の外に手を伸ばす。…溶けた…
手を伸ばすとは具体的にどんな行為なのか?
「溶けた」を前後の流れを含めて詳しく書け
423419:2006/02/10(金) 18:30:17
>>422
まぶしいから惚れた。
「手を伸ばす」は心理的表現。

他はまずいところないですか?
424名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 18:54:33
心理的表現の結果、現実で死亡しているのがおかしいといってるんだ
425名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 18:56:15
惚れた理由を後出ししても意味がない。文中からはそんなことが分からない
426419:2006/02/10(金) 18:58:27
んと、んと、
427名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 19:10:52
>>419
最初の節を読んでいるときはリズムを意識した文体なのかと思ったが、進めていくうちに読点だけバカに多いおかしな文章になっている。
あと個人的にあたいという一人称が気に食わない。
428419:2006/02/10(金) 19:16:37
恋のきっかけを明記する。
一人称を「わたし」にし、韻を踏んだ文章を心がける。
ですね。ありがとうございます。
429名無し物書き@推敲中?:2006/02/10(金) 19:20:56
>王子に恋い焦がれた少女は皮膚が炭化して皮膚呼吸が出来なくなったので死んだ。
こんな文章を書かないことも追加
430名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 11:47:19
>>419
風の吹くまま流される、のが自由奔放なのか?
そこだけ引っ掛かった。
だが海月の主観がそうならば、いい。
431名無し物書き@推敲中?:2006/02/11(土) 19:51:42
―――――天井の豆電球だけが点いている、暗く狭い部屋。
そこには本棚と部屋の半分を閉める木のテーブルしかなく、窓もついていなかった。
床には本棚にあっただろうたくさんの本が散らばっている。
テーブルには酸化して黄色くなった何も書いていない本と、黒いインク、そしてペン。

そこに一人の少女が入ってきた。
少女は長く茶色の髪で、黒いブラウスを着ていた。

少女はペンを持つ。
汚い日本語。汚れた本と黒いインクがそれを余計に汚くしている。

「神様、どうか私を殺してください。」

ただ、それだけ。
少女は死を望んでいたのか。
しかし神様は残酷だ。そんな願い叶えてくれるはずかない。

少女は倒れる。幸せを感じながら。


どうみても詩です、本当に(ry
432名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 11:58:29
>>431
天井の豆電球→天井はいらないような。壁の豆電球ならいるけどw
閉める→占める
木のテーブル→木造テーブル
窓もついていなかった。 →窓も無く
散らばっている。→散乱している
酸化して黄色くなった何も書いていない本→黄ばんだ、黄色く褪せた


豆電球だけが灯る薄暗く、狭い部屋。
窓も無く、ただ本棚と部屋の半分を占める木造テーブルだけがあった。
床には本棚にあっただろうたくさんの本が散乱している。
テーブルには黄色く褪せた何も書いていない本と、ペン、そして黒インク。


長く茶色の髪→長いブラウンの髪、ブラウン色の長髪
汚い日本語、って意味不明→汚い文字

少女はイスも無いテーブルで立って字を書き、本の散乱する床に倒れ込んだ。
それが、文章から伝わらない。語句もまとまっていない、面白くない文章。
4331/2:2006/02/12(日) 12:17:09

月曜日。
突然、梅宮エイジは、首と右腕に包帯、左頬に湿布と怪我だらけで学校へ登校してきた。
エイジの怪我は更に、ズボンに隠れているが右膝へ大きなばんそうこう、左足首も包帯。クラスメイトは彼を凝視した。
病院に入院でもしていたのだろう、どうにも病院毒独特の香りが漂う。
今日のエイジは明らかに暗い。目の下の酷いくまは寝不足を物語っていた。
挨拶こそするが、周りの皆は声をかけるのをはばかっている様子で顔を見合わせる。
「おっはよーう!」
エイジが席に着いた後に、渚伊緒が教室へ飛び込んできた。明るく元気に笑顔を振りまく彼だが、異常にテンションの低いエイジを発見、すかさず声をかけた。
「よう、エイジ!今日は珍しく俺より早く来てるみたいだけど…なんか極度にお前テンション低いな、朝からどんよりすんなよ!凄いケガだけどだいじょぶかぁ?なに?何かあった?俺に話してくれりゃ聞く!うん、仲間思いの俺、優しくていい奴!」
ぺらぺらと一人でまくし立てて笑っている伊緒に、エイジはゆっくり瞬きに目を閉じた。うんざりとした溜息が小さく漏れる。
「……るさい…」
「お?」
ぽん、と肩を叩くと彼はゆらりと視線を上げる。本当に小さく呟いたそれを聞き取れず、伊緒は首を傾げた。
突如エイジが机を砕かんばかりの勢いで拳で叩きつけ、教室中が水を打ったように静まり返った。
4342/2:2006/02/12(日) 12:18:57
「うるさい」
声音は静かに、冷たい睨みをきかす。伊緒は面食らった顔になって、しかし食い下がる。
「ごめんごめん、何かいつもと違うと思ったら相当ご機嫌ナナメ?ただ、仲間が怪我してるとなると気になっちゃうなーなんて。ダメ?俺だけに教えてくんない?」
もうやめろよ、と周りのみんなの視線が訴えているが伊緒は依然笑顔。
「あんたには関係ない!」
低く唸るよう声を荒げられ、今にも掴みかかりそうな雰囲気に伊緒は眉間にしわを寄せた。こんな冷たい声音、いまだかつて聞いたことがない、エイジは仲間には手を上げようとはするはずがない。
大きな違和感が周囲を包み込む。伊緒はごくりとつばを飲み下した。
「な、なぁ…エイジ、どうしたんだよ?からかって悪かった…ごめん」
思わず顔を覗き込むように身をかがめるが、エイジが椅子を引いて身体を離したので慌てて伊緒は身体を引く。
エイジはいつもならちゃんと着ているシャツのボタンを上から2つ外してかなりだらけた状態。
その胸元には一つ、銀色の輪が光っていた。
ふいと伊緒から顔をそらし、窓の外へ視線をやった。


ガツンと酷評お願いします。
435名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 12:22:37
( ゚д゚)ハッ!
段落で下げるのを忘れてしまった
申し訳ないです…
436名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 14:46:53
>431
誤:豆電球 正:裸電球or丸い電球
豆電球ってのは形状じゃなく豆粒大のことだぞ。室内灯にならん。
狭い部屋にテーブルとペンとインクと本棚と散らばった本があって、
「それしかない」ってのはおかしい
後半は因果関係もなく問題外
>433
>挨拶こそするが、周りの皆は声をかけるのをはばかっている
挨拶=声を掛けてる。
前の流れが分からないがこれだけ見ると男がただのDQN
それもかまってちゃんの自己陶酔系で激しく引く
437名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 15:00:22
『酷評してください』
『現実逃避行』

僕は必死に走る

周りに置いて行かれないように

みんなから外れないように

でも
どれだけ必死に走ってみても僕のスピードは変わらず

ついに周りには誰もいなくなってしまった

どこを目指せばいいのかも分からないのに

それでも走ることは強制される

何もないここで
ひたすらに走ることだけを押しつけられる

僕は
取り残されてから3日にしてようやく気付いた

『あぁ、ここは現実じゃないんだ』

438名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 15:35:52
小説でなくポエム。小説が書けるようになってから出直してこい
439名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 15:40:22
すいませんでした!!(●≧Д≦●)

小説もあるんでそっちを酷ってください!(≧ω≦;)
440名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 18:31:55
>>433
左頬に湿布。と一回切った方がいいよ
クラスメイトは凝視の後に、ズボンには隠れているが〜と持ってきた方が効果的
今日のエイジは暗いっていう表現はおかしい、暗いのは性格だろ
後述で、寝不足って言ってるんだから。体調が悪そうなんじゃないのか?

ラノベなら伊織とエイジの下りはありかもしれないが、エンタメ系ならやめとけ
ラノベだとしても、よう、なに、お?とかは入れるな、リズム崩れるよ。
瞬時に彼が誰なのかわからないところあるから、その辺り注意してほしい
441名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 20:23:36
もう何年になるのだろう?自信を失って
拳を握って
感情だけ剥き出し、なくなる自信
時間が傷を一部にしたけれど、痛みは消えない
その度うつむき、折れる心すがりつき、膝をつく
優しさも言葉も涸れた
かたむいた日に祈りを捧げ戦いを放棄する
紫煙が心地良くて、つかの間の妄想を描き、眠りについた
明日になればまた痛み、戦いの毎日が待っているのに眠りだけは安らかだった
442名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 20:50:11
>>441
・拳を握って・・・握り締めて、のほうが適しているかな。
・感情だけを剥き出し〜・・・剥き出しは、動詞というよりも形容詞としての用法が強いから、ここは「感情を剥き出しにして」が適。
・時間が傷を一部に〜・・・少しおかしい。「心の一部に〜」とか「見えなく〜」にした方が適では?
・折れる心〜・・・「折れた心にすがりつき」「折れた心がすがりつき」では?リズムを気にしているのかもしれないけど、やはり文章が変。

ふと思ったけれど、これは文章というよりもやっぱりポエムだよね?

443442:2006/02/12(日) 20:51:31
失礼、二行目は、「感情だけを剥き出しにして」と指摘。
444名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 21:07:31
>>441
クエスチョンマークの後は一文字分空白を入れろ。
445名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 21:42:17
>>433
 とりあえず前半だけ。後半も同じような注意点あるけど、キリないしね。

>突然、梅宮エイジは、首と右腕に包帯、左頬に湿布と怪我だらけで学校へ登校してきた。
 冒頭からしてコレかよ……

 どうしても必要ならしょうがないが、フルネームをいきなり出すのは不自然。
人と知り合うときに、フルネームを知ってから会う場合ってあんまり無いでしょ?

 「突然」は、出来事にかかる言葉であって、様子にかかる言葉じゃない。
また、それまでの様子の描写じゃないと読者にとっては全然突然に思えない。
>首と右腕に包帯、左頬に湿布と怪我だらけで
 わざわざ繰り返す意味がわからん。包帯や湿布を書いた時点で怪我だらけなのは
分かってるよ。

>病院に入院でもしていたのだろう、どうにも病院毒独特の香りが漂う。
 作者が考察しちゃダメ。読者にヒントじゃなく答えをいきなり教える行為だよ。
そういうのは登場人物にやらせなさい。

改行多すぎたので↓につづく
446名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 21:43:03
>エイジが席に着いた後に〜
 名前が読めない。ノブオ? ふりがなを付けてくれよ。ていうか珍しい名前は
覚えやすいけど不自然だし、名前じゃなくキャラで記憶に残そうよ。

 「異常にテンションの低い」っていうのは完全に話し言葉だな。
話し言葉のマジックワードを使いすぎると正確な描写が出来なくなってしまうよ。以下例。

書き言葉「マスターとの会話がとぎれると、彼女は伏し目がちに、指先で
テーブルをなぞっていた。そばには誰もいない。僕はチャンスだと
思い、彼女に声をかけた。」
話し言葉「女の子がひとりでヒマそうにしていたから声をかけた。」

 この場合、「ヒマそう」がマジックワード。日常会話なら、
「どうヒマそうだったか」を省略して会話をテンポよく進めるところだけど、
小説でそればっかやってしまうと中身がスカスカになるんだよ。

>突如エイジが机を砕かんばかりの勢いで拳で叩きつけ、教室中が水を打ったように静まり返った。
 音をたてるなら普通平手じゃないか?また、「机を砕かんばかりの勢い」というのは、
喩えにしても大げさすぎて説得力がない。
 「静まりかえった」って、教室はうるさかったのか?どこにそういう描写が?
447名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 22:11:18
途中からですがお願いします。駄目なら結構です、お騒がせしました。

 電気代がもったいない。浪費家なはずの青年ですらそう思うほど屋内を照らす明かりは眩しかった。そして、
それにもまして、青年をうんざりさせる光景が3階には広がっていた。
 笑顔、笑顔笑顔笑顔笑顔笑顔。
 3階はレストラン街とアイスクリーム屋、そしてテラスを構えた喫茶店群のフロアだった。もちろんテラスの二
人席やグループ席は満席であり、夕飯をどこで食べるか悩む家族や、照れつつも終始笑みが絶えないカップ
ルで溢れていた。今の青年には装飾よりも眩しい光景である。あちらこちらから幸せがオーラのように暖かい
光を放っているようにも見える。
 思えば、家でじっとしていれば良かったのだ。家族は無気力でパーティなんてやる気もないのだろうけれど、
家にいればこんなにもみじめな思いをせずに済んだはずなのに。
 もう何度目になるかわからない後悔のため息を吐いてから、目当てのお菓子屋へ向かう。今ならまだ逃げ
る事ができる、と思ったが、携帯のGPS機能で監視されていることを思い出し、甘い考えを振り払った。
 ここで逃げ出したなら、自分は臆病者のレッテルを貼られつづける事になる。そもそも自分で提案した罰ゲー
ムに自分でかかったのだから自業自得とも言えた。
 3階の一角、甘党通りと呼ばれるそこに店を構えるその洋菓子屋は、小さいながらも美味しい洋菓子のチェ
ーン店として、ぽつぽつと都内に進出しつつある老舗である。一番人気は粉砂糖を振り掛けた雪の妖精、シュ
ー・パリジャン。パリ風のシュークリーム、という意味のお菓子である。アーモンドが混ぜられカリカリになった
皮を噛むと、中から北海道直産の牛乳を用いた特製生クリームがとろけだし、舌をやさしく包みこむ。自慢の
粉砂糖は名の冠する通り、雪のように溶けひやりとした触感を残していく。それらの織り成す味わいは筆舌に
尽くし難し、とのことだった。とにかく若い女性、とくに十代の女性に大人気であり、店員やバイトも女性、店の
前には女性客が並び、男の入る隙はない、という女性の女性による女性のための店だった。
448名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 22:13:34
 過去にいく人もの甘党な男児が一人で突撃し、羞恥心との激闘の末に勝ち取ったシュ
ークリーム。ここにまた一人、それを求める冒険者がいた。否、彼は甘党ではない。それ
ゆえ今まで散っていった者達とは明白な違いがあった。別にシュークリームなんて食べ
たくもないのだ。しかもわざわざクリスマスの夜に。
 羞恥心を味わう。ただそれだけのために、彼は進むしかない道を見据え、こんな罰を仕
組んだ相手を憎み、発案者が自分だった事を思い出し、行き場のない怒りに唇をかみ締
めた。
 クリスマスに独り身の女の子は、こういうところに来てしまうものらしい。ようやく見えた店
先には、軟派な青年の友人に言わせれば食べ頃の、十七前後の女の子が溢れかえって
いた。居心地悪そうにしている長身の男が見えたが、女の子と腕を組んでいる。一瞬でも
仲間を見つけたと安堵した自分が恥ずかしい。彼は敵だ。店員から見ても彼氏連れの客
に付いて来る男はオマケみたいなもので、全く気にされていなかった。青年は先程の自分
を棚に上げて、周りを気にするのっぽを蔑んだ。
 女連れで来るのは保険をかけた臆病者だ。早く帰れ。
 何を勘違いしたのか青年は勇気がみなぎるのを感じた。のっぽと比べると自分のしてい
る事が本当に偉大で素晴らしいことに思えてきたのだ。
(俺は女を連れてごまかしていない。ありのまま、素の自分でシュークリームを買うんだ)
 根本的に負けている、ということに事に気付いてない青年は、意気揚揚と最後列に並ん
だ。青年の前に並んでいるおさげの少女が男の匂いに気付き、鼻をひくつかせて振り返る。
 波が伝播するように、次々と列に並んだ女の子達がおしゃべりを止め、振りかえって行く。
何故かのっぽまで振りかえった。
 視線が、目線が青年をじっくりと射殺す。
 青年は理解した。ただのお菓子屋でお菓子を買うくらいで、何をそんなにも大げさに「勇者」
などと形容していたのか。そして、自分の用意した罰ゲームが如何に恐ろしいものであった
か、ということを。
449名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 22:16:06
 一度見て、興味が失せたのか、並んでいる少女達とのっぽはまたどうでもいいおしゃべり
に戻った。ときたま横目で視線が飛んで来たり、会話の節々に
「クリスマスなのにね」とか
「なんで女しかいないトコ来るの」とか
「ていうか黒っ」とか聞こえてくるのは錯覚ではない。
 …………
 負けだ。帰ろう。
 相変らずの曇天にもかかわらず、青年の心は妙に清々しかった。GPSが効いているから
青年が店先に並んだところまでは友人達も察してくれるだろう。1階で駄菓子でも買って帰
ろう。大丈夫だ、きっとみんな、許してくれるさ。
 そして、青年は最後に、彼女連れと言えど、あの場所に並んでいる猛者に、敬礼をした。
(さっきは済まなかった。俺はここを舐めすぎていたようだ)
 青年の視線に気付き、のっぽは照れるように笑い、諭すように首を横に振った。
(いいや、女連れで来ている俺に君を笑う資格はない)
 目がそう言っていた。彼も、彼も青年と同じく耐えていたのだ。彼女持ちとは言えど、容赦
なく突き刺さる視線に。

まだ続きますが、長くなりすぎるので止めときます。酷評、お願いします。
450自傷的な男:2006/02/12(日) 22:29:16
やりたいことも分からず俺は、毎日をダラダラと生きている。
言いたいことも、正しいことさえ、もはや俺には掴めずにいた。
それでも俺は、思考を止めずに、ひたすら答えを探し続けている。
そして、己の無力さを感じ、前に進めずにいた。
そう、俺は自ら創りだした無限のループにはまってしまっていた。
俺はそのループの中でひたすら・・・何かを探し・・・。
しかし結果など、何度もだしていた。
それでも、決して諦めようとせずに、そこから出ようとしないでいる。
さしずめ俺は落伍者だ。
引き際を逃してしまった俺はさぞ滑稽に写ることだろう
451名無し物書き@推敲中?:2006/02/12(日) 22:49:07
いいかげんスレ違いなんで、次の質問どうぞ↓
452451:2006/02/12(日) 22:50:04
すまん、誤爆↑
453名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 00:18:39
>447-448
無駄に描写が長い。それだけかけても作中でなにも進展していない。
なにも出来ずに時間が経ったのではなく、男が高速思考しているだけ
>450
5W1Hすら分からないものは小説と言わない
454名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:25:50
今から即興で小説書いてみます。5時にうぷするんで評価お願いします。必ずうぷします。
プロットの類は用いませんから結末が来るかわからないという若干の不安はあるのですが、なにしろ創作は初の試みなんでとにかくやってみます。
ちなみに今は頭すっからかん状態です。では後ほど
455名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:39:28
たのしみにしてます^^
456名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 15:28:10
>>453
酷評ありがとうございます。ラノベ冒頭の一部なのですが、
大げさに書いてギャグっぽさを出そうとしてました。
457454:2006/02/13(月) 17:21:03
スマソ、もう少し掛かりそう。長くなってきた。てか春樹のバッタモンみたいなのができそうで鬱、一番いたい
458名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 17:29:08
>>456
どーでもいいことではあるけど、クリスマスの日に女の子ばかりが集まるケーキ屋なんてまず無いよ。
特に人気あるとこはどこもあらゆる人で列作ってるから男が一人でもそんなに異質じゃない。
459名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 17:33:41
>>458
設定です。
我慢してください。
460プロローグ:2006/02/13(月) 17:53:58
 街は灼熱に呑まれていた。
 突然の惨劇だった。先程まで日常を保っていた街が炎に包まれる事を誰が予想出来ただろうか。街に飛び交う悲鳴と絶叫がそれを証明していた。
 民家からは火柱が上がる。隣家に飛び火した炎は規模を拡大し、広がってゆく。絶対的な恐怖により感情を抑え込まれた人々に巨大化した炎を抑える術は無かった。

「ここも違うわね」

 無表情のまま呟いたのは少女だった。まだ幼さが残る面持ちからは想像出来ない程に冷静な態度だった。
 少女は逃げる人々の方を向く。それに気付く者はいなかった。無表情のまま腕を掲げると再び手から炎が燃え上がった。

「燃(ねん)」

 放たれた炎は龍の姿を形作る。まるで意思があるかの様にうねりながら人々を焼き、悲鳴を上げる間も無く黒炭に変える。

「ごめんなさい」

 その言葉に慈悲は含まれていなかった。命を何とも思わない死神の様な心。この力を発揮する時点で余計な感情は捨てていた。
 生命反応が消えた街に漂う焦げた臭い。それは風に紛れて消える。少女は落胆と共に静寂が包む街から立ち去った。
461名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 17:54:46
決して山盛りとは言い難い麦飯。
干からびたたくあんの漬物。
具が極端に少ない豚汁・・・豚汁?
先程からずっと、呆けたように椀の中で箸を泳がせているのだが、肉どころか野菜の
切れ端にすら出会わない。
俺は、食事時の恒例となった深いため息を吐いた。
肉が食いたい、等と贅沢は言ってられない身分だというのは重々承知している。
食わせて貰えるだけ有り難いと思え、というのが辻本の口癖だ。
横で麦飯を咀嚼している辻本をちらと見る。相変わらず辻本は美味そうに物を食う。
小さな背中を丸め、そこからは哀愁が漂っているが、入所時よりにわかに元気そうに
見えるのは俺の目の錯覚だろうか。
「ここに来るまではすげぇ貧乏でな」
以前、自由時間に将棋をしていた時、辻本が遠くを眺めながら呟いた。
「貧乏てのは、恐いぞ東山。ゴキブリがチョコレートに見えるんだ」
で、お前はゴキブリを食ったのかと訊ねると、辻本は口をすぼめて
あいつは苦い、と吐き捨てるように言った。
462名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 18:08:40
>460
もすごいありきたりな設定
>461
空腹時にチョコレートは連想しない
463名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 18:10:08
まだあきらめ切れずにしつこく椀をまさぐっていると、小指の先程の大きさの
豚肉が浮かび上がってきた。
思わぬお宝の出現に胸が高鳴り、あぁこれはやはり豚汁だったのかと、急に
目の前のひもじい汁がいとおしくなる。
我が子を抱くように優しく箸で肉を摘むと、軽く汁を振り口元へ運ぶ。
あぁこの食肉の匂い食肉の匂い。歳のせいか手が震える。
そう思った次の瞬間、愛しい豚肉は俺の手の誤作動で畳の上に落下していった。
ぽとりと着陸したそれを目の端で確認した辻本がほくそ笑んでいる。
こいつはチョコレートよりもキャラメルよりも人の不幸が一番甘い、と思っているのだ。
俺は心底情けない気持ちになりながら、豚肉を指でつまみあげると口に放り込んだ。
気のせいか、噛み締めた豚肉はとても薄い味がし、余計切ない気持ちになった。

酷評よろしくお願いします。
464名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 18:16:07
>>462ここは「文章」を酷評する場所。
「設定」を酷評すべきでは無いです。
465湯豆腐:2006/02/13(月) 18:20:50
>461の会話のテンポや貧しい食事の雰囲気はすごく好きだったんだけど
続きの>463の人の不幸が〜あたりからは強引に話をまとめたという感じがしてしまった。
466その1:2006/02/13(月) 19:55:15
超短編の始まりと終わりを載せます。
気が向いた方、評価お願いします。



「ようかい」
私に生まれて初めて付けられた渾名はそれだった。
時計の音だけが響く薄暗い部屋で、凛然と佇む本棚の隅に布製の頑丈なアルバムがある。
乱暴な手つきで引き抜き、塵一つない清潔なフローリングの床にぺたりと座り込む。
ひんやりとした感触に思わず身震いし、戯けた羊の表紙を睨む。
わざわざページを捲らなくてもわかる。
写真の中心にいるのは一人の少女だ。
挑むように見つめる漆黒の大きな目、真白の肌、薔薇色の唇。
それらが象徴する私の完璧な人生は、わずか十年で終った。

私が生まれた時既に四十近かった両親は、私をいつまでも幼児のように扱い、人前でも「真名美ちゃん、真名ちゃん」と呼んだ。
私は満たされていた。欲しいものなんて無かった。持っていない物が無かった。
グランドピアノ、大きな熊のぬいぐるみ、クラス中の男の子の視線と賛辞、フリルの付いたワンピース、全てはいつも確かに私の手の中にあった。

踝に小さな湿疹の様な物が出来たのは十歳の誕生日の前日、午前からチラチラと雪の舞う寒い日だった。
母が血相を変えて向かった先は、近所の皮膚科などではなく、タクシーで二時間もかかる大学病院だった。
(中略)
467名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 20:04:44
>>460
>絶対的な恐怖により感情を抑え込まれた人々〜
意味不明

>〜燃え上がった。
>「燃(ねん)」
>放たれた炎〜
流れが悪い。動きが止まってる。
巨大な炎の竜が踊るように街中を駆け巡って人々を焼き尽くす事が伝わるダイナミックな表現が欲しい

慈悲の無い人なら、表情やしぐさ、言葉でそれを表現するのが普通なのに
「死神の様な心」「余計な感情は捨てていた」と「神視点」で心理を描写してるから薄っぺらい。

全体の雑感
推敲不足。全体的に雰囲気だけで薄っぺらい。
468名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 20:05:38
2069年6月の暑い日だった。少年は通学バックを背負って家路をたどっていた。
頭の中はゲームのことで一杯だった。
米国にいる父親から最新のPCゲームが送られてくる。
まだ日本では発売されていない。

少年は興奮を抑えきれず、徒歩からBダッシュに切り替えた。
信号は赤に変わろうかという黄色でも躊躇しない。

息を切らして家に着いた。白い一軒家のポストはホコリがかぶっている。
ダイレクトメール、広告のチラシ、ゲームもちゃんと入っている。

≪なんだ?やけに大きいぞ??≫

そのPCゲームには付属品がたくさんついているという話は聞いていた。
だが、ここまで色々あるとは、何が入っているんだろ?

少年は部屋に入るとゲームの箱を開いてみた。
CD―ROMが3枚、パソコンに繋ぐコード、変わった形のコントローラー、
ルールの説明書、最後に、よくわからん物体が1つ。


小説の書き出しですが、酷評お願いします。






469その2:2006/02/13(月) 20:11:14
私はよく、食パンに生える様な緑や水色やピンクの毒々しい程鮮やかな黴に全身が浸食される夢をみた。
私はうっとりと自分のからだを眺める。
(超中略)

私は木になるだろう。
そして花をつけるだろう。
夢の中の黴の様な色とりどりに狂い咲く花を。ありったけの悪意を込めて。


中略が多すぎてよくわからないでしょうが、簡潔に言うとアトピーの少女が雪の中で死ぬまでの話です。
470名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 20:59:18
>>467的確な批評ですね…。
貴方は良い批評家になれます。
お陰で決心が付きました。
ありがとうございます。
471名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 21:01:52
>良い批評家

この板では貶し言葉w
472名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 00:19:59
>466
読者は写真の少女=私だと知らない状態で読み始める。
>468
>2069年6月
ものすごく取って付けた説明。
473名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 03:45:45
>>468
>2069年6月の暑い日だった。少年は通学バックを背負って家路をたどっていた。
>頭の中はゲームのことで一杯だった。
>米国にいる父親から最新のPCゲームが送られてくる。
>まだ日本では発売されていない。
「小説の書き出し」とのことですが、「小説の書き出しの設定」でしかありませんね。
474名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 04:29:57
今我々に来ている危機は神から与えられた見込みの合図だ!我を支えていた物は取り払われ、最早翔び絶つ他ならない。
民よ今こそ立ち上がり全ての偽りを投げ捨て真理と英公を手にしようではないか!
そう我々は現代に至るまで他国に虐げられ、スヒラ王の掲げた偽りの讃歌を挙げてきた。
しかしその様な日々ももう終りだ。我等が教祖、シャイフ アザラクの名の基理想響をこのサマニドに響かせようでは無いか!!
諸君、今立ち上がれ!時は満ち、全ては天に帰すだろう!!

=========
酷評をお願いします。
475468:2006/02/14(火) 04:42:29
>>473
酷評の意味がよくわかりません。
書き出しの設定??
476名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 04:54:31
>>475
設定を箇条書きにしてるのと変わらない。ということでは?
・2069年6月の暑い日。
・少年は学生で、通学バックを背負って家路をたどっている。
・頭の中はゲームのことで一杯。
・ゲームは米国にいる父親から送られてくる。まだ日本では発売されていない。
要素をただ繋げただけで、小説としての体を成してない。

それと「少年」という突き放した視点なのに、地の文が少年の心情を反映したかのようになってる。

あと、ポストでかいな。
477名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 06:18:55
>>475
>>468は文章自体が完成されていない
日本語として成り立っていない所が多いと思うよ
もっとたくさんの本を読んで日本語を覚えてください
話し言葉っぽく少し捻って書いたつもりかもしれないけど
助詞等の使い方もおかしいし、とても読みづらい

それに世の中にはBダッシュを知らない人もいると思うよ
ウケ狙いにしてもそんなに面白くない


ところでこの話は父親が送ってくれたゲームの中に入ってしまう設定?
ハンターハンターみたいで面白そうだな
478名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 06:36:50
>>468
俺もそんな文章の時期あったよ。組み立ての練習が必要
479名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 10:08:36
>野菜を切った。鍋に入れた。煮えるまで居間に戻った。テレビで笑点がやっている。
これは話の流れが続いている。
でも>475の文章は一文一文でブチ切れになっている。
>474
無理矢理単語組み合わせただけで意味が通っていない。
見込みの合図、全ての偽り、偽りの賛歌……
誤変換も多すぎ。
480468:2006/02/14(火) 10:52:53
>>476-478
ありがとうございます。
初心者なもので・・・。

まず、説明くささをなくして、自然なストーリーの中で
設定を理解させるということを心がけてみまつ。
481名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 15:19:24
>>480
きつい事書いてごめんね
がんばれ
482名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 16:57:05
>>481のやさしさに惚れた

483名無し物書き@推敲中?:2006/02/14(火) 23:40:39
>>466,469
>「ようかい」
悪くない始まりだが、その後渾名の説明が全く無いのでインパクトだけで終わってる。投げっぱなし。
『十年で終わった』までに「ようかい」を臭わせる描写を入れるか
『時計の音〜』の前に空改行(って言うのかね)を入れて文章を完全に分けたほうがいい

>私をいつまでも幼児のように扱い
「幼児のように扱い」だと不満を持っていた様に感じる。溺愛し、とかそういうのでいいのでは

>ありったけの悪意を込めて。
中略しすぎなんだろうが、この文章が「生きて」ない。狂気が感じられない。「カッコよさそうな決め台詞を言って見ました」程度。
例えば少女が「ようかい」と名づけられてから不可避で、不条理な迫害を受ける様子をまざまざと描ければ、狂気が生きて良くなりそうだ。

全体の雑感
超中略されすぎてなんだかよくわからん。
言葉の選択は丁寧だし、雰囲気は悪くないのだが。
484名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 13:37:57
酷評してください。

 運動会が終盤に差し掛かった頃、アクシデントは起こった。
 女子の騎馬戦。
 ぶつかり合いの衝撃で騎馬が崩れた。
その時、上の人間を支えていた早坂麗南が転倒し、足首を挫いたのだ。
 麗南は、最後の種目である千五百メートルリレーにエントリィしていたが、
捻挫のため棄権せざるを得なくなった。急いで代走者を決めなければならない。
 体育委員の私と渡部が中心となり、応援席で緊急の作戦会議が開かれた。
「早坂さんの代わりに走りたい人、いませんか?」女子枠の欠員なので、当然女子の出場を募る。
「走りたい人は、挙手して申し出てください」誰もが視線を逸らす。
 優勝がかかった勝負どころだ。責任重大だから出場したくないと思うのも当然かもしれない。
 数秒間の沈黙――。
(参ったな……。早く決めないとリレーに間に合わない……)
 黒川先生も、これを見て困っている様子だった。
「――結城さん、代わりに走らない?」黒川先生の発言は突然だった。
「え」という、声も出なかった。突然の推薦に、私はどうして良いか分からなくなる。
「結城さん、さっきの五十メートル走で前を抜かして一番になったでしょ?」
「……え、でも、私、早坂さんみたいには走れません」
 早坂麗南は、県大会の百メートル走で十二秒の記録を出している。
「先生見てたよ。あの瞬発力なら、絶対大丈夫だから!」先生は弱気になっている私に活を入れた。
 黒川先生に期待されているのは嬉しい。しかし、でも――、と思う。
 さっきまで視線を逸らしていた女子達が私を見ている。いつの間にか立場が逆転してしまった。
(お前がやれ)と、女子達の視線が言っている。
 自分に白羽の矢が立つとは思ってもみなかった。
「結城さんが代走する事に異論はありませんか?」渡部が問うた。
 女子も、男子も、駄目とは言わなかったし、良いとも言わなかった。
「……誰も反対しないみたいだから、良いよね? やってくれるよね?」
「……うん」最悪だ。誰にも期待されていないみたいだ。
黒川先生も、きっと、本当は多分――。なかなか代走者が決まらないから、
適当な理由をつけて私を選んだのではないだろうか。
485名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 14:33:50
主人公でもない人間の怪我した理由を書く必要はない
>「――結城さん、代わりに走らない?」黒川先生の発言は突然だった。
突然の発言なら冒頭に――使うな
心理描写が少なすぎる。出来事を淡々と書き続けただけ
486名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 15:55:16
酷評できるもんならしてくだちい

 あれはたしか小学生5年か6年の時、小学校の校庭に子猫が迷い込んできました
その猫は、やたらと弱っていて(今思うと病気だったのかも)ふらふらだったので
僕と、あと二人の友達で「ボブ」と名づけて校庭の片隅で飼う事にしました。
ところがその日の昼休み、早くも事件が発生。あまった給食を食べさせていた僕に対して
なんと恩知らずな猫畜生事ボブは飛びついてきて僕の額に爪を引っ掛けてぶら下がったのです
いきなりの素早い動きと蛮行に、僕はすっかり仰天して、体を回転させ、ジャイアントスウィングの要領で
猫をふっ飛ばし、滅茶苦茶に踏みつけました。
(本当ならどんな感触だったか詳しく書きたいけど、パニックだったので憶えていません)
その後すぐに、僕は保健室で手当てを受けて、友達から猫が死んだ事を教えてもらいました
僕は獰猛な害獣をやっつけた満足感と、自分の手柄を早く親に教えたい焦燥で
ハムスターが体中を這い回っているような気分でした、ひゃっほう。
487名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 16:43:20
>>484
 現在の視点からものを見ていない。回想録や日記のような感じ。
運動会の話なんだから、もっと「主人公に起こったこと」を書くべし。
もっと実況の比重を重くして臨場感を出していこう。

>「結城さん、さっきの五十メートル走で前を抜かして一番になったでしょ?」
 設定を直接に伝えすぎ。もっと情景をありありと想像してみよう。

 台詞が浮いてる。どんな言葉も、身振りや視線が同時に入るものなんだから、
台詞単独ではイメージを喚起されない。心理描写は「〜と思った」だけじゃダメだよ。
細かい動きから感情を読ませよう。

>黒川先生も、きっと、本当は多分――。なかなか代走者が決まらないから、
>適当な理由をつけて私を選んだのではないだろうか。
 黒川先生のキャラが見えないから、この推論に共感できない。
488名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 19:42:00
僕には一つ上に姉がいる。僕らは昔から変わっていた。
何が変って、性格まるで反対だった。
男の子っぽい姉に女の子っぽい僕。
そして、仲がいいのか悪いのかすら分からない、変な兄弟だった。
好みもなにもかも反対で喧嘩も多かった。
だけど気がつけば、僕はいつも姉の胸に抱かれ眠っていた。
489名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 19:43:32
>>486
ぶら下がるだけじゃなく振り回せるくらいしっかりと爪を食い込ませる事が出来る額って
爬虫類人間か何かですか?
あとハムスターって這い回る生き物でしたっけ。
490名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:05:42
>>489
これ実は踏み潰した事意外全部実話です
だから額に爪食い込ませた猫振り回したのも実際にやりました
あとハムスターは体をまとわりつくように走りまわる意味で這い回るって
表現を使ったんだよー、やーいバーカバーカ
突っ込むなら誤字とか他にあるじゃんあったまわるーwww
えっらそうに批判なんかしないでね白痴さん☆
491名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:28:33
>>490
おまえ嫌な奴だな。  >>489は白痴じゃないぞ

492名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:44:28
                        ハ_ハ
                 ハ_ハ    (^( ゚∀゚)^)
               ('(゚∀゚∩    )  /
                ヽ  〈   (_ノ_ノ
                 ヽヽ_)
493sage:2006/02/15(水) 21:44:33
白痴って何ですか?><
494名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:45:32
ここはどんなルームですか
495名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:45:41
>>491
それでもあなたは白痴です
496名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:46:25
>>495
すいません、白痴ってなんですか?
2チャンネル用語ですか?ごめんなさい初心者なので・・・
497名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:46:40
しろちって何?
498名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:47:11
ポケモンのジラーチですか?
499名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:47:15
こんなひどい事する人は人間じゃありません!
こんな話は初めて聞きました。
あなた自分のしていることがどういうことなのか分かっているのですか?
もしあなたの大切しているマグカップを知らない人が来て、
ハンマーで叩いて粉々に砕いてダンボールに入れて川に流したら
あなたはどう思いますか?
500名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:47:26
ルームかえる
501名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:48:50
僕が生きてる あなたと一緒にいたいから(*ノωノ)
502名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:48:54
>>499
ではあなたはそのダンボールが海に流れ着いて
外国の人が壊れたマグカップをみて感傷に浸ってくれるという
すこしロマンチックな想像をするはずです><
503名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:49:43
>>486
読者を全く想定していない、乱暴な文章と感じました。
冗句や言葉の抜き方が中途半端で、ただ単に書いただけ、レスを埋めるため、要するにレスをつける価値の無い文章です。

ただ、下読みをしていてこういった文章が本当に送られてくることに頭を抱えてしまうのも事実。
ラノベや町田康の文体だけ読んで、これ私も俺も書けるぜひゃっほうと勢いだけで書き上げてしまう方が本当に多いようです。
504名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:50:41
ZIPから参りました
505名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:52:35
ここは酷いインターネットですか
もう戻りますさようなら><<
506名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:54:06
>>488もお願いします。
m(__)m
507名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:54:32
>>506
だが断る!
508名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:55:13
>>486
>>ハムスターが体中を這い回っているような気分でした
これはどういう意味なのでしょうか?なにぶん動物アレルギーなものでハムスターに体中を這い回られる経験などしたことがありません。
愉快に感じたことを意味する表現なのでしょうか?
いずれにしてもあまり関心できる内容ではありませんね。ネチケットという言葉をご存知ですか?
509名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:55:32
(*´∀`)ここが2チャンネルですか?
510名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:55:34
飛びます飛びます!!!
511名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:56:14
次行ってるぞ
512名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:56:35
いわゆるブーンです
513KEN:2006/02/15(水) 21:56:47
はじめまして。KENと申します。
グーグルで検索したら、このホームペジに来ました。
ネット初心者ですが、よろしくお願い致します。
514名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:58:37
>KENさん
(*´∀`)こんばんわ♪自分も初心者です(笑)
515名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 21:59:20
グーグルってなんdねすか?
516名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:02:04
517名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:06:05
2ちゃんを始めて3日になります。
裏2ちゃんを探してここにたどり着きました。
518名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:06:09
携帯って登録いらないんですか?
519名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:07:54
2chって使用料かかるんですか?
520fushuanasan:2006/02/15(水) 22:08:49
裏2ch アナル 女子高生
521名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:23:48
>>488
性格が反対、男勝りの姉に女々しい弟……それだけ?
全然変じゃないっつーか、目新しいものがなにもない。

つーか、そんな短くちゃあどうにもこうにも分からんよ。
522SAGA:2006/02/15(水) 22:25:22
遅れてきましたー(^^ゞ
皆さんよろちくー。
2ちゃん初めてなのでお手柔らかに…(笑い)
523名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:28:01
みなさん初めまして
m(_ _)m
2ちゃんを始めてまだ日の浅い新参者ですが、よろしくおねがいしますね
524名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:28:27
電車男ってここですか?
525sage:2006/02/15(水) 22:29:21
>>502
なんだか想像したらとても素敵ですね。
感動しました!
526名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:30:12
皆さんsage進行(メール欄に"sage"と書き込む)でおねがいします〜(;^_^A
527名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:33:48
ふしあなさん廃止ですっていやだわぁおくさん
528名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:35:16
>>526
すみません;
sageって書くところ間違えてました><
529名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:39:18
なんかvipってところいってあるスレッドにいったら、ここに来るよう誘導がありました。
というわけで、vipからきました
530名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:42:03
こんちちわ!ところでネオ麦茶はスルッとでてくるのですかね・・・・








あっ ごば (りゃ
531名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:47:45
おまえらなんなんだよ!!
俺らの板の邪魔すんじゃねえよ!!
532名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:50:32
また、VIPかよ
VIP臭いをすべての板にも適応してほしいな
533名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:51:37
なにかと思ったらvipか・・・
あいつらは害虫だな
534sage:2006/02/15(水) 22:52:10
ごめんさげわすれ
535名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:52:28
VIPって何ですか?
536名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:55:58
VIPとかなんなんだよ
537名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 22:57:21
vipってなんですか?
538名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:11:18
2ch初心者風でバレないように凸

http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1140007103/
539名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:11:51
ビップってなんですか?wwwww
540名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:13:45
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
541名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:32:40
  小  ま左  /   ,、r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,、    ,r';;r"           _ノ  と   何
  学  か様  L_/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ,';;/            )   申   と
  生  りな  //;;/´         `' 、;;;;;;;;,,l;;'            /ヽ   す   び
  ま  と事  /.,';/              ヽ;;;;,l;L_      .,,、,--ュ、 ';;;;;;;;;i  か   っ
  で  お が l |;|┌--‐フ  ┌----、、   |;ヾr''‐ヽ,  ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;く  !!    ぱ
  じ  る   i  |l ~~__´ 、   ``'__''''┘  |;;;;;l rO:、;  ´ ィ○ヽ    'i;;;;;厶,      l
  ゃ  の   l _|. <,,O,> 〉   <,,O,,>    |;;;;;| `'''"/   `'''''"´     !;;;;;;;;ヽ    
  ぞ  は  ._ゝ'|.    /   、       |; ,'  /   、        |;;;;;;;;;;;;;レ、⌒Y⌒ヽ
  !!      「 | |    (    )       .ソ l  ,:'   _ ヽ       .|;;;;;;;//-'ノ
        ヽヽ |    _,ニ ニ,,,,,_        ', ゞ,' '"'` '"       i;;;;;i, `' /
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄  `| ,、ィ-‐''__'''‐-`,、     '' .', i、-----.、       `''"i`'''l
人_,、ノL_,iノ!  . ',   :i゙''''''''''`l'  ` _人__人ノ_ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\       ,'  ト、,
      /     ヽ   L__」   「 止 笑 Lヽ ヽ〈    i|         Vi゙、
ハ ワ  {.      ヽ.  -、、、、 '  ノ  ま い 了. ゙, ,ヽ===-'゙ ,'     ,   // ヽ
ハ ハ   ヽ.    ハ        )  ら が  |  ',.' ,  ̄ , '    ノ  //
ハ ハ    >  /|ヽヽ、___,,,,、 'く  ん    > ヽ.  ̄´   / ,、 ' /  
542名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:33:02
ここは酷いインターネットですね・・・
やっぱりツーチャンネルは社会の底辺の集まりしかいないのだと
実感しました・・・。もう来る事はないでしょう。
失礼します。
543名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:35:30
荒れていますね^^;
ネチケットを守りましょう!
544sage:2006/02/15(水) 23:39:50
            /⌒丶         /⌒\
           /´   ヽ∩__∩/、   ヽ
           | /    |     ヽ /    |   
       .    |     .|☆   ☆ | .    |
           |      |  ( _●_  ミノ    ,|
       .    |     |   |∪|      丿
           ノヽ`   ノヽ  ヽノ  `   /    
          / ξ,/ソ         \ /         われはクマー!
         (       ,/    `´   |ミ
          \   イ  ´         |
           \  ヽ \    八  ノ
             ヽ    ` ー ´人` /
              \     / ´,、ヽノ
             ノ⌒    /      |
            /            ノ_
            | ノ     ヽ.  (⌒) \
         /⌒l |.         / /   \
         /  l,丿 ,       .' /      \
        |  /  ´      (__)_)        \
       丿 /   ,     ./   ヽ   ヽ    |
      /  |,   |    /      )\      ヽ
      ヽ ノ    ヽ__,/      . (  _\_     |
      (_)__)|___,/          (__)_)_)ヽ、__/
545名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 23:53:28
            /⌒丶         /⌒\
           /´   ヽ∩__∩/、   ヽ
           | /    |     ヽ /    |   
       .    |     .|☆   ☆ | .    |
           |      |  ( _●_  ミノ    ,|
       .    |     |   |∪|      丿
           ノヽ`   ノヽ  ヽノ  `   /    
          / ξ,/ソ         \ /         われはクマー!
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          \   イ  ´         |
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546名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 00:07:44
白痴痴愚痴呆暗愚馬鹿阿呆呆けのどうしようもないクズで社会の底辺のくせに
偉そうに他人の文章に文句つける事で自己同一性をなんとか保ってる可哀想な人間が居るスレは
こ こ で す か???
547名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 00:13:26
なんで突然荒れてんの(・ω・`;)?
酷評スレだからしゃーないのか……

>>484
>女子枠の欠員なので、当然女子の出場を募る。
「当然」は客観的意見だから、一人称のこの文章では不自然に感じる。この一文いらないかな。

>「え」という
わざわざ出なかった声の例えに「え」を持ってきたのがよくわからない。最初「え」と声を出してたけどやっぱ辞めたのかな?
いらないと思う。

雑感
どうも もっさり してる。なんか「どうでもいい描写」が多い気がするな。
一人称なのに三人称を読んでいるような、微妙な感じ。(いわゆる委員長タイプっぽいから、これはこれで良いのかもしれん)
もっと内面の心情、描写を出して、話に「色」をつけていいと思う。
今の状態はなんか、塗り絵の色が塗ってない状態、味のしない料理、そんなイメージ。
548名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 07:56:41
>>485>>487>>549
レスありがとうございます。三人もの方に酷評して頂いて嬉しく思います。
人物の仕草から内面や臨場感を出すのって難しいですね……。
549お願いします:2006/02/16(木) 21:47:35
私の大切なもの


今回、御社の採用選考に当たって、「私の大切なもの」という題名で
作文を書かして頂くことになりました。。
そうですね・・大切なものといわれて、考えて見ますと
・・家族・友人・勉強・ペット・お金・・コレクションにしているエヴァンゲリオンのフィギュア等々、在り来たりなものから
他人様が聞いて え、こんなものが?と
疑われるようなものまで、様々なものが頭に思い浮かびます。
要は、テーマがあまりに巨大すぎて、対象を絞り込めないのです。
大切なもの、つまりは自分自身が大切に思っているもの
それが意識的にしろ無意識的にしろ、
さらには、あまり普段より大切に思っていないものでさえ、かえって意味があったりするのかもしれません。
これは、仕事でも仕事上の人間関係でも同じことが言えると思います。
仕事である以上楽しいことばかりではないでしょうし、
もし、嫌なことに対面したとき、紳士な態度で、大切に対処をすれば、何事もうまく行くような気がします。
もし御社で私が採用となった折には、途中で仕事を投げ出すこと無く、
一生懸命頑張りますので、何卒宜しくお願い致します。
最後に、私の読みにくい文章を読んで頂きありがとうございました。
550名無し物書き@推敲中?:2006/02/16(木) 22:42:48
エントリーシートの悪例のパロディ?
問題あるところを挙げていくと、
「今回、御社の採用選考に当たって、」
「書かして頂く」、「そうですね……疑われるようなものまで、」「要は、テーマが……のです。」
「大切なもの、つまりは……思っているもの」、「意味があったりするのかもしれません。」、
「仕事である以上……気がします。」、紳士→真摯、「もし御社で……致します。」
「最後に、私の読みにくい文章を読んで頂きありがとうございました。」
ほとんど該当するわけで。

余計な文章、失礼な文章、あいまいな文章――要は就活で相手に見せる文章ではないということ。
文章以前にテーマについて書いていないし。書いたような気になっているだけ。
パロディならもっとデフォルメして、本気ならば……どうすべきかいっしょに考えてあげたいけど、
本来は就職指導の先生なりゼミの担当教授なりがやる仕事だしねえ……。
551お願いします:2006/02/16(木) 23:51:04
★☆★『水』って題名で作文を書いてください☆★☆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1124278858/l50

ここで依頼されたの。
552名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 00:17:44
依頼文読みました……。
ごめん、あなたはわるくないわ。
たしかに、あの依頼内容ならこの文章でいいと思う。
553名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 00:18:23
>>549
まさに悪い見本。良くしようと思ったらイチから書き直さなきゃならなくなるな。
見るほうは、「どれだけテーマに沿って書かれているか」
「論理的な能力はあるか」「文章力はあるか」などを判断するんだからさ。

・「大切なもの」について何も書かれていない。(ひとつのテーマを絞る能力は、
つまり決断力の縮図。「絞れない」というのは通用しない)
・自分の意見が皆無。(〜かもしれない、というのは意見にならない)
・論理展開も無茶苦茶。(意見にならない言説を根拠にしている)
・課題をこなしていないのに、ただお願いするのは心理的に逆効果。
554名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 00:24:23
>>552
まぁ、依頼主が果てしないアホだったってことは確かだな。あの言い方じゃあどう書いたらいいのか
誰にも分からんだろう。
5551:2006/02/17(金) 02:42:03
白装束の女が一人住宅街を歩いていた。
午前3時、丑三つ時
家々の明かりはとうに消え去り
アスファルトの街道を月の光がおぼろげにに浮かび上がらせている。、
女の右手には木槌が握られ、
左手には、藁で作られた人形が五寸釘と一緒に握られている。
前方をじっと見据えるその目は憎悪に満ちており、
まるでその視線で闇の先にいる誰かを射殺そうとしているようであった。
「殺してやる殺してやる」
時折口からもれでた声が怒りで震えている
ヒタヒタと一定の歩調で、女は歩く。、
ヒタヒタヒタ・・・女は裸足であった。
5562:2006/02/17(金) 02:49:40
やがて目的の場所までやってきくると女はそこで立ち止まった。
それは一本の大きな杉の木であった
強い風が吹き一度ざわざわと威嚇するように木が揺れたが
女はそれを気にとめるるようすもなく
左手で藁の人形を木の幹に押し当て頭部に釘を当てた
そして右手で木槌を振りかぶると、一気に振り下ろした
ガツン
人形に藁の頭部を安安と貫き
後ろの硬い幹に釘が突き刺さる
5573:2006/02/17(金) 02:55:37
ガツン ガツン ガツン
女は狂ったように釘を打つ
「しねっ しねっ 」

ガツン ガツン ガツン

女の大きくむかれた両目は藁の人形では無く
頭部に五寸釘を打ち込まれる男を見ていた
釘が打ちこまれるたびに、額に釘が深く入り込み
男は苦悶の声をあげる
それでも容赦なく女は釘を打ち続ける、
自分を捨てて他の女に走ったこの男の
男の息の根がとまるように・・・
呪いがキチンとこの男に届くように・・・
558名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 11:07:52
丑の刻参り自体はみんな知っているのでそれを詳しく書く必要はない
公衆電話のかけ方を詳細に書いても意味がないのと同じ
559名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 12:01:41
内容つか文章を批評するスレだろ?
560名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 14:36:18
>>555
555,556はひたすら無駄。まるごと省略していい。
誤字が多い、句読点がない、段落字下げもない。
描写は説明ばかり、語彙も貧弱。
561名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 14:58:03
>>555
>>557の「頭部に五寸釘を打ち込まれる男を見ていた」がわかりにくい。
女のイメージの中でのことだろうが、「なんで急に人間の頭に釘を刺してるの?」
って思ってしまう。
この場合、「自分を捨てた男を想い見ていた」とかが良い気がする。
つまり、「五寸釘を〜」が余計。このせいで、いきなり男がワープしてきてる。
562名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 16:21:26
484で酷評していただいたものです。また酷評してください。
なかなか臨場感が出せません……。

運動会当日。
 私の小学校では紅白対抗ではなく、クラス別に分割された五色対抗が通例だった。
 各学年の一組から五組は、紅、白、黄、青、緑、それぞれに編成される。
 私は六年一組なので、紅組だ。
<中略>
 千五百メートルリレーは、全学年の各クラスから五人がエントリィして競われる大取り種目だ。
 紅組のアンカーは竜崎がやる。その竜崎にバトンを渡すのが私の役目だ。
 一年生の第一走者がスタートした。
 下級生から上級生へと、順々にバトンが渡されていく。
 私はそれを、ぼんやりと見ていた。四年生が走っている時点で、赤組は一番後ろにいた。
(このまま……、この順位のままでいて……!)
 後ろから抜かれる心配が無いポジションをこのまま維持して欲しい。
 優勝が掛かった場面で抜かれて、皆から非難を浴びる事は避けたかった。
(紅組がビリのまま、私にバトンが回ってきますように……!)
563名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 16:22:21
562のつづきです。

 しかし私の願いも虚しく、バトンが五年生に渡されると、紅組は一人、二人と抜いていった。
(……転んで!)いま走っている紅組の女子に向かって、私は心の中で叫ぶ。
 バトンが六年生に渡ると、紅組の神谷は二位の位置にいた。
クラスメイトの神谷には悪いが、あまり頑張って欲しくは無い。
(転ばないかな……)しかし、そう都合の良い事が起きるはずも無かった。
 紅組が二位をキープしたまま、私の順番が回ってきた。
 身体が震えた。武者震いなんかじゃない。気温が低いから寒いだけだ。
 ――バトンを受け取る。
 私の前を走る青組を追い駆けるも、差は縮まらない。
 寒いせいか、身体が思ったように動かない。
 私は上体を前に傾け頭を下げて、
視線は地面に向けてたまま、深い前傾角度を取った。
 じりじりと差を詰め、竜崎にバトンを渡す直前で青組を、抜いた。
 だが、前傾角度を取り過ぎたせいで、バランスを崩した――。
 私がバランスを崩して転んだ横を、白組が追い抜いていく――。
(しまった!)
 このリレーで三位以下だと優勝を逃す事になる。
私のせいで負けたら何を言われるか分からない。
 起き上がって、竜崎にバトンを渡した。
 竜崎は速かった。さすが県大会に出場しただけの事はある。
大差に開いた距離をぐいぐい追い上げ、
ぎりぎりのところで二着でゴールした。紅組の優勝が決まった。
「転ぶんじゃねえよ」応援席に戻る途中で、竜崎に声を掛けられた。
「本当にごめん」謝って竜崎の顔色を窺ったが、
別に怒っている風でもなかった。顔がにやけている。
564名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 16:42:29
>>562
酷評とかじゃなく、ただの感想になってしまうのだが、主人公は男?女?
一人称が私だったから、女だと思って読んでいたら、最後の竜崎とのやり取りが
男同士のものに見えたもんで。
元々男ならば、(……転んで!)というのが女っぽい。(転んでくれ!)のように
男っぽい感じを演出した方が良い。
565564:2006/02/17(金) 16:50:24
すまん。もう一回読み直したら、普通に女だな。(だよね?)
小学女児が苗字呼び捨てで読んでいるのが、男っぽいと思ってしまった所以なのか。
なんていうか、スルーしてくれ。
566名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 17:32:15
>私の小学校では紅白対抗ではなく、クラス別に分割された五色対抗が通例だった。
誰が誰に向かっていつの話をしているの?
567555:2006/02/17(金) 18:32:06
>561
批評する方は、こういう具合に具体的な箇所をあげて、間違いを
指摘してもらえると助かりますね。
どーも。
568名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 19:22:46
>>562-563
臨場感なんて出なくて当たり前だと思う。
筆者自身の視点が主人公一人に向けられすぎてる。
運動会という舞台において場を盛り上げる要素がどこにあるのか、ちゃんと説明できる?
一つ例をあげるなら、
>このリレーで三位以下だと優勝を逃す事になる。
主人公が転んだ時点で初めてこんな文出されてもとってつけた感しかないよ。
こういった情報は普通冒頭に持ってくるもの。そして、それに対応する場の雰囲気をもっと表すべき。
スタート直前の静寂とか、転んだ時の周りのどよめきとか、バトンを渡す時の竜崎の反応とか、
もっと周りに目を向ければ、いくらでも材料は転がってるよ。
今ならちょうどオリンピックやってるから、それ見て感じた事とかをメモしたらいいんじゃない?

あー、あと全体を通して小学生らしさがまったく感じられないのも問題だと思う。
569名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 19:31:53
わざわざ他人の駄文を10行も20行も貶すなんて、本当に暇なんですね
570名無し物書き@推敲中?:2006/02/17(金) 22:24:23
>>562
 あー、「実況」なんて言っちゃったのがダメだったかな。
その文章は完璧に実況をやってるよ。ただ一人称らしさがない。

 どういう事かというと、それは走っている人を「外から見た」描写。
走ってるときの呼吸の苦しさとか、足があがらなくなる感覚とか、
そういう「自分しかわからない」印象ってあるでしょ?それが
全くないの。転んだんだから痛いはずなのに、そういう描写もない。
その辺で、読者の主観とのズレが生じてしまってる。

> 私の前を走る青組を追い駆けるも、差は縮まらない。
> 寒いせいか、身体が思ったように動かない。
> 私は上体を前に傾け頭を下げて、
>視線は地面に向けてたまま、深い前傾角度を取った。
 たとえばこんな描写も、本人というよりは実況アナウンサーが言いそうなことだね。
「おおっと、○○選手、前を走る青組を追い駆けるも、差は縮まらないッッッ」

 誰にだって言えることじゃなく、走ってる本人にしか言えないことを書こう。よくある
言い方だと、「息が切れる」「心臓が破裂しそうだ」とか。こういうのは実況の人が
言ったら変でしょ?
571名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 14:40:07
投稿した奴、酷評を読むときドキドキしないか?
俺読むときスゲー緊張する。
572名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 16:53:58
上質な絵の具をぶちまけたかのように、不自然な程美しく均整のとれた空だ。
太陽の方に顔を向けると、睫毛に光の粒が乗り、瞬きする度に輝いて揺れる。
この至近距離の絶景を、隣で昼寝をしている恵理子に伝えようとして体を起こした。
さてどんな言葉を使おうかとしばらく考える。
僕には、誰かに何かを伝えるとき、まず深く考える、という癖があるのだ。
思考の行き着いた先は、僕の貧しいボキャブラリーから言葉を捻り出したとしても
この美しさは半減するだけだろうし、
恵理子の穏やかな眠りを邪魔するのもためらわれる、というものだった。
結局僕はあきらめて再び横たわると、恵理子の白い二の腕を眺めることにした。
彼女の美しい部分を指折り数えてゆくと両手だけでは足りないが、ほどよく肉の付いた柔らかそうな二の腕は、
その中でも3番目に美しい、と僕は考えているのだ。

拙い文章ですが、酷評お願いします。

573562:2006/02/18(土) 19:02:43
酷評してくれた方、ありがとうございます。
皆さんの意見はとても参考になるので助かっています。
「実況」と指摘された文章は少し手を加えて、放送委員の実況に直す事にします。
こうする事で少しは臨場感が出るでしょうし……。
574名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 19:45:12
静まり返った教室。
先ほどから、手の震えが止まらない。
たった数時間で、これから先の人生がまるっきり違ったものになってしまうのだ。
他の人は不安じゃないんだろうか。僕は、そっと周りを見回す。
……。
ああ、しまった。余計なことをするんじゃなかった。周囲の人の表情からは、不安や焦りは感じられない。それどころか、自信たっぷりといった表情さえ浮かべている者もいる。
駄目だ。この人達にかなう気が全くしない。
……。
いや、待てよ。この試験に人生が懸かっているのは他の人達だって同じだ。不安にならないはずがない。
むしろ、皆、緊張して泣きそうなのを我慢しているのかもしれない。現に僕は泣きそうだしね。
きっとそうだ。
周囲に、自分の不安を悟られまいと、必死にポーカーフェイスをかましているだけに違いない。
なんだ、それだけの事だったんだ。
それに気付くと、僕の緊張はいくらか解れた。
575名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 19:48:50
>ぶちまけたかのように均整のとれた
ぶちまけると均整は完全に矛盾、そもそも均整が取れた空なんて存在しない。
>空だ。大砲の方ね顔を向ける
空を見ているなら太陽も視界に入ってる。なにより太陽直視したら目が潰れる。
>まず深く考える、という癖
それは癖とは言わない
全体的になにが言いたいのか曖昧。
576名無し物書き@推敲中?:2006/02/18(土) 22:54:13
スラムダンクのワンシーン?から

後半残り時間3分。
ノーマークだった。
味方からパスを受け取った俺は、
ラインの遥か外から、得意のスリーポイントシュートを放った。
並の選手なら、まずはシュートを撃とうなどとは、考えない距離である。
それが俺には、撃てる。
高校バスケの世界では、スリーポイントシュートは俺の代名詞のようなもので、
今日も前半だけで、2本この距離からのシュートをきめている。
前方から慌てて走ってきた、ディフェンダーが上に飛んだが、
無駄だ、間に合うわけがない。
ボールは、綺麗な弧を描き吸い込まれるようにゴール
に入る・・・はずだった
が、リングに跳ね返り、コートの外へと飛んで行ってしまった。
馬鹿な・・・
入るか入らないかは、シュートを打った本人が一番わかる。
今のは完全に入るシュートのはずであった。
ということはつまり、ボールが、今、目の前にいる
ディフェンダーの指先に、かする程度に当たり、コースを変えたことになる。 
そのゼッケン??番のディフェンダーは俺に近づいてくると
「惜しかったな」
そう言って勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
ヒラリと見せびらかした、手の甲の先の爪が割れて、
そこから血が滲んでいる。
「ちくしょう!」
この男の優れた跳躍力とと執念に、シュートを止められたのだ。
577名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 00:05:08
句読点の使い方がおかしい。
578名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 00:13:49
ほかには?
579名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 00:41:16
>>576
みっちゃんの一人称視点の言葉の冷静さと、最後の「ちくしょう!」が違いすぎて不自然
もっと悔しそうな表現が欲しい

ゼッケンが??なのは、単行本が手元にないから?わざと?
わざとならおかしいよ。近づいてるのにゼッケンが??って。

あとディフェンダーってバスケにいないよ(たぶん)

全体的にスポーツ的な迫力が全然無い。
バスケに余り興味の無い観客の視点って感じ
580名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 00:53:12
>>574
すまん、特に酷評できるとこないっぽ(・ω・`)

「現に僕は泣きそうだしね。」
が必死で自分に言い聞かせようという感じが出てていいと思った。
581名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 00:53:52
的確な指摘どーもです。

>もっと悔しそうな表現が欲しい
そうですね・・・畜生の前に
2行程度、文章が必要ですね・
読み返したら不自然極まりないですわ

>ゼッケンが??なのは・・・
??なのは単行本が無かったからです。

>あとディフェンダーってバスケにいないよ
あれ・・ディフェンダーいなかったっけか・・・
フォワードがいるのはサッカーだったか・・・

>バスケに余り興味の無い観客の視点って感じ
愛が無いとwww
582名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 01:07:53
>>572
>>575とかぶってるかも
「ぶちまけた」のに「美しく均整のとれた」と言うのが変。

>しばらく考える
一人称で一番最初に風景を語っているのに、それが「しばらく考える」と言ってしまったらおかしいよ。
だってもう考えてるじゃん。「上質な絵の具を〜」でしょ?
最初に美しい風景がをどう伝えようか悩んで「上質な絵の具を〜……だめだ、僕の貧しいボキャブラリーから〜」
という流れの方が自然だよ

>3番目に美しい、と僕は考えているのだ
「3番目に好きだ」と言うのはわかるけど「3番目に美しい」ってなんか変じゃない?
いや、俺自身そう言う目で女の子を見た覚えが無いので……
583572:2006/02/19(日) 01:24:03
575さん、582さん、酷評どうもありがとうございました。
とても参考になりました。
私の文章は、ただ書きたいから書いただけであって、人様に見せられるものではありませんでしたね。
酷評を参考に、もっと勉強して出直したいと思います。
そのときはまた、酷評よろしくお願いします。
584名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 04:54:46
酷評する人間が阿呆過ぎる
まあそれが解かる人間はここに文載っけないから
自然に阿呆の阿呆による阿呆のためのスレになってるな
まあいつまでも頑張ってなよ
585名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 06:12:18
 僕が叩くキーボードの音は狭い部屋に旋律のない音楽のようにばらばらと散った。
 パソコン上には自分だけの世界が広がる。
 インターネットなどという、様々な情報が交錯する雑多な世界とはまた違う。僕の世界はもうすぐに完成するところだった。
 僕が全て。僕が神。そんな世界を作りたかった。模型などのような空想ではなく、そこでは実際に「人」が動き、生活を営むのだ。
 パズルのように情報のピースをはめ込んでいき、やがて全体像が見えてくる。わくわくとか、どきどきといったのとはまた違う気持ちの高ぶりが感じられた。
 僕はその世界「サイン」を覗き込んだ。

 晋也、と僕は名乗っている。
 「サイン」は、英語で「sign」として、名前のローマ字を由来にしてみた。
 そして、早速僕はサインの中を窺った。
 サインは閉鎖的な世界。確かにそこでは時間も進むし、平面世界でもない。

「やぁ」
 チャット形式の会話となる。僕が短く声を掛けると、相手も同じように返してきた。
 しかし相手というのは現実に存在しているだけでなく、サインの中の住人なだけだ。作り上げられた世界とはいざ知らず、住人達は本当に自分がいるかのように錯覚し、存在している。

 そして、僕はこれからその世界で起こる出来事を書き綴ることとしよう。

酷評お願いします。
586名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 06:16:50
訂正すいません……
最後の「そして」は「それでは」です。

逝ってきます…orz
587名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 14:06:43
>>584
「解かる」じゃなくて「解る」ね。ラノベばかり読んでるのかな?まぁ頑張れ。

>>585
>サインは閉鎖的な世界。確かにそこでは時間も進むし、平面世界でもない。 
>相手というのは現実に存在しているだけでなく、サインの中の住人なだけだ。
訳がわからない。日本語としてもおかしい。
そもそも現実に存在してる相手と交流してるのなら「自分だけの世界」では無いのでは?
588名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 15:00:50
>>587
酷評ありがとうございました。
言っていることが矛盾してしまうことが多いです……
それ以前に日本語がおかしいところはモノを書く前にいろいろ読み漁ってきます。
顔どころか全身洗って出直してきます。
589名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 17:56:29
555-557
私としては楽しめました。
丑三つ時はいらない。藁人形と五寸釘で、大体予想はつきますから。
あと、まわりくどい説明文をできるだけ略す事。小説なら。

女の右手には木槌が握られ、 左手には、藁で作られた人形が五寸釘と一緒に握られている。
例↓(握られ、一緒に握られているが まわりくどい)
女の右手には木槌が握られ、 左手には、藁人形と五寸釘。

左手で藁の人形を木の幹に押し当て頭部に釘を当てた
そして右手で木槌を振りかぶると、一気に振り下ろした
例↓(押し当て、当てたが まわりくどい)
左手で藁人形を木の幹に、釘を頭部に押し当てる。
右手の木槌を振りかぶると、一気に振り下ろした。

しねっ しねっなど、死ねえっ・・死ねっ!や文字や文面を練って、よりリアル感を出すように。

書いた時刻02:55:37 が怖いのですがw

私ならと推敲してみました。参考になれば幸いです。

590名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 17:57:56

深夜―。
午前3時頃、白装束の女が一人住宅街を歩いていた。
家々の明かりはとうに消え去り アスファルトの街道を月の光がおぼろげに浮かび上がらせている。
女の右手には木槌が握られ、 左手には、藁人形と五寸釘。
ヒタヒタと一定の歩調で、女は歩く。
前方をじっと見据える、女のその眼は憎悪に満ちており、
その視線は闇の先を観いる誰かを射殺するようでもあった。
「殺してやる!殺してやる!」
時折、口から洩れ出る声が怒りで震えている。
ヒタヒタヒタ、ヒタヒタ・・・女は裸足であった。

やがて、目的の場所までやって来ると女はそこに立ち止まった。
そこは一本の大きな杉の木の前であった
突如、強風が吹き荒れ、ざわざわと威嚇するように辺りの草木が揺れた。
が、女はそれを気に止める様子もなく、
左手で藁人形を木の幹に、釘を頭部に押し当てる。
右手の木槌を振りかぶると、一気に振り下ろした。
ガツーン!
五寸釘は藁人形の頭部を易々と衝き抜き、後ろの硬い幹に釘先が突き刺さった。
591名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 17:58:27

ガツーン! ガツーン! ガツーン!

「死ねえっ・・死ねっ!」女は狂ったように釘を打ち激す。

ガツン ガツン ガツンッ・・

女の大きくひん剥かれた両眼は、藁の人形ではなく打ち込まれる、男の幻視を観ていた。
釘がぶち込まれるたびに、釘が額部に深く入り込み、男が苦悶の声を上げた。
女は驚喜狂乱して容赦なく、釘を打ち続ける。
自分を捨てて他の女に走った―この男の、男の息の根が止まるように―、
呪いがキチンと届くように―、呪咀念じながら・・・。

ガツーン! ガツーン! ガツーン!
592名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 18:06:13
↑591
釘がぶち込まれるたびに、額部に深く入り込み、男が苦悶の声を上げた。
593名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 19:18:58
擬音は単独では使わないってのは、そうこだわる必要ないものかな?
ひん剥かれた〜、に違和感あったの俺だけ?
594589:2006/02/19(日) 19:42:09
>>593
ひんむ・く【引ん剥く】勢いよくはがす。

勢いを強調したかったのですがw

あと
入り込みは、食い込み
男が苦悶の声は、男が苦悶の呻き声
の方がいいですか。まだまだ、私のでも直しどころはあるとおもいますがご勘弁をw

595名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 20:25:35
気になる箇所を抜粋しました。どうも出来が陳腐な気がしてなりません。
酷評とよろしければ改善案などよろしくお願いします。

『夜のように黒く綺麗な長い髪、夜空を映したかのようきらめく瞳。
絹のようにやわらかそうなみずみずしい白い肌に咲く薔薇のような唇。
優しく整った顔立ち、すらりとした手足。
頭をよく運動も出来るのにその上に胡坐を掻いたりしない謙虚さ。
だれにも優しく、丁寧に接する真っ直ぐな性格。
神が作った最高傑作だ!』

美しい女を表現する一文です。
596名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 23:11:02
>>595
 たしかに陳腐だ。つーか、そもそも詰め込みすぎの夢見すぎで鼻につく。
リアルの人物をモデルに描写してみると、とてもそんな言い方はできない
ものだよ。

 「夜のように黒く綺麗な長い髪」……俺も黒髪大好きだけど、それは
イメージが湧かない。そんな、実在しているか怪しい喩えばかり
持ち出されてもなぁ。喩えっていうのは、「分かりづらいものを、分かりやすい
ものとの比較で説明する」ことだよ。時々はぶっ飛んだ喩えを出すのもアリだが、
それは例外というか、応用技だ。分かりにくいものばかり出してどうするよ。

 喩えを使わない部分にしても、「頭をよく運動も出来るのにその上に胡坐を
掻いたりしない謙虚さ」だとか、妙に抽象的で説得力がない。小説を読むときも、
人間っていうのは基本的に、実際に目にした(と感じた)ものしか信じられないからね。
つーか、女の子を表現するときに「胡座を掻く」って言うのはどうかと思う。
意味は通ってるけど、印象悪いよ。

 全体に関していえば、要するに、ヒロインが「隙のないタイプの美人」
だってことを読者に共感させればいいんだから、そんな細々と並べる
必要もないんじゃない?文章というより構成の問題では。

 こっからは「俺ならこうする」って事だけど、まず一度に挙げる
美点をその半分にして、全体の統一感について語る。性格については
視点の人物が「どう良いと思っているのか」に触れるだけにして、後に
エピソードでそのディテールを描く、という感じかな。設定は、後付け
臭くなければ後出しでも全然OKだよ。
597名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 00:28:05
>>596
ありがとうございました。悪かった部分がありありと見えてきた感じです。
他人に指摘されて初めてわかる事って多いなぁ…
今モヤモヤしていたものがすっきりした晴れやかな気持ち。的確なご指摘心より感謝いたします。
本当にありがとうございました!
598名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 03:17:03
>>595
前の方は間違いなく陳腐であるからどうでもいいとしても
>優しく整った顔立ち、すらりとした手足。
>頭をよく運動も出来るのに
は、どうなんだろう。
中でも「頭が良くて運動も出来る」とは。
陳腐以前に、なにも書いてないでしょ。
最初の二行のお粗末な描写で息切れしてしまって、後はどうでもいい、という。
中学生くらいまでなら「成績が良くて足が早い」でもまだ許されるかも知れないけど。
『神が作った最高傑作だ!』というわりには、彼女の突出した部分に接写していない。
599名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 03:52:12
初めて行く街のスーパーに入るなり、白菜をひとつカゴに入れる。
しばらく店内の商品を見て回った後、野菜売り場に戻り、今度は白菜をふたつカゴに投入。
白菜だけが入ったカゴを持ってレジへ。
店員が計算を始めたら、「あっ、忘れてた」と言って、駆け足でレジを離れる。
両手一杯の白菜を抱えてふたたび登場。
大量の白菜が入った袋を両手で持って店を後に。
これを半年程、繰り返す。なぜ、白菜ばかりを大量に購入するのか、店員やその他の客等に訊かれても一切答えない。耳の不自由なフリをして白菜だけを買い続ける。
[白菜人間]とか、何かしらのあだ名が付く筈だ。
そして、(あいつ今日も白菜を買うんだろうな)、と思われているところで突然、ニンジンを一本だけ買う。
店内にどよめきが起こる。不測の事態に失神者が出るかもしれない。そうなると、阿鼻叫喚の地獄だ。

あまりにも暇だったので、仕事中にも関わらずそんな事を想像した。笑いを堪えるのに必死だった。
俺の笑いのツボは普通の人とズレているのかもしれないが、とにかく不謹慎である事に違いはない。

酷評お願いします。
600名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 11:34:16
いわゆる一つの夢落ち
601595:2006/02/20(月) 18:44:08
>>598
ありがとうございますm(_ _)m
602名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 20:48:33
>>599
普通に面白かったです。
603名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 00:11:23
>>599
面白かった。酷評するほど悪く見える部分はない。
強いて言うなら、最後の一文がない方がすっきり収まるかな。
あと「白菜人間」の文章にもう少し小気味よさを持たせてもいいかも。
「筈だ」じゃなく思い切って断定口調にするとか。
まあこれはイメージに合わなければスルーよろしく。こういうの、好きだよ。
604名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 12:52:37
>>599
感想だけど、ネタとしては軽い。別に大して注目もされないだろ。
現実に、毎回 同一店の同一商品を大量に購入する客は居るよ。
俺も仕事で数十人の労働者の夜食の代用として、即食べられるパンを
個人店で全て買い上げていた。それでも足りずに他の店も回っていた。
更に、ある時はおにぎりと天ぷら。店の人も客も驚かない。空気でわかる。
605名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 13:24:20
全面的に「俺の話はおもしろいだろ」って押しつけがあって反感を持った。
あと不謹慎の使い方間違えてないか?
606名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 13:24:42
>>604
労働者が数十人、白菜だけをかじって仕事してる絵は笑えない?
607名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 13:30:12
別に笑えないけど?
608名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 14:04:51
かぐや姫の「赤ちょうちん」
♪雨が続くと 仕事もせずに キャベツばかりを かじってた ……という歌もあるし。

まあキャベツも美味いが白菜も美味いな。
カニなどよりも白菜はカルシウムが豊富だそうで。
609名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 17:39:33
>>608
> カニなどよりも白菜はカルシウムが豊富だそうで。
マジですか!
610名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 17:50:50
カニと比べてどうかは忘れたがカルシウムは多いよ。<はくさい
611名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 19:36:58
>>599です。
>>604
ナンセンスな文章に対して、ナンセンスな意見はしてほしくなかったなあ。
ニンジンを買って、店内が地獄になる訳ないし。
例えば、[火星人が俺の家やって来た]と書いて、「火星人なんて、いる訳ないじゃん」では、あまりにも野暮である。

>>605
「馬鹿野郎、俺の文章の面白さが分からないのか!俺の文章は面白いに決まってるだろうが!てめえの感性が腐っているんだよ」と激怒したいところだが、それでは何の進歩もなく不毛なので止めた。
素直に聞き入れよう。ただ、[不謹慎]の使い方については間違っていない。
仕事中に馬鹿げた事を考えるのは、不謹慎である。
>>605はたぶん、[不謹慎]の前にある[が]を逆接の接続詞と捉えたのではないか?
この場合の[が]は、二つの事柄を並べあげる際の、つなぎの役目の[が]である。反対や因果関係はない。
まあ、そのへんは本で調べればよろしい。
612名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 19:57:25
>>611
ナンセンスな文章だって、ナンセンスな文章なりに筋を通さないといけないんだよ。
共感できない無意味な文章とナンセンスな笑いとは違うよ。そして君のは前者だと
感じる人が居たってこと。

あと、忠告を受け入れるつもりがあるなら、それを他人の無知のせいにしちゃいかん。
笑いを「こらえる」というのは、ひとつの謹みだろ?「考えた時点で不謹慎」なんていうのは
一般感覚からズレてるんだよ。そのへんは人の意見を聞くがよろしい。
613名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 20:31:58
>こんな行動したら店員がびっくりするだろうな
>妄想でシミュレーション開始
>ハハハ、やっぱり店員がびっくりしてる。俺の思い通りに騙されてるよ
自分の脳内人間にドッキリかまして成功するのは当たり前
右手と左手でじゃんけんさせたら右手が全戦全勝!俺じゃんけん強い!これと一緒
614名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 20:33:40
>>611
俺も「不謹慎」はちょっと微妙っていうか間違ってるのかな、と思ったよ
俺なら「不謹慎」じゃなく「不真面目極まりない」を選んだ。

確かに「不謹慎」の中には「不真面目」という意味もあるだろうけれど
どっちかと言うと「他人への思いやりがなく、慎みに欠けている」という感じじゃん。
ちょっとちがくね?

まぁ、あんまり忠告を受け入れる方ではない様なので、
こんな事言っても「お前の読解力が足りん」といわれるだけかもしれん
615名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 20:37:15
>>613
いや、それはちょっとw
>こんな行動したら店員がびっくりするだろうな
>妄想でシミュレーション開始
>ハハハ、やっぱり店員がびっくりしてる。俺の思い通りに騙されてるよ
>などというくだらない妄想で笑ってしまう俺は変なのだろう。変ではなくとも不真面目な人間だな
という感じっしょー
構成は変ではないと思う
616名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 21:07:04
>>611だ。
てめえ等、マジで不謹慎だな。
読解力がねぇよ!
近いうち、新作を発表するから覚悟しとけよ!
617名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 22:55:13
というか>>599の何が不謹慎でナンセンスなのかわかんね。
618名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 23:16:55
というかもう白菜関連はお腹いっぱいです。次の作品どうぞ↓
619白菜人間:2006/02/21(火) 23:33:27
ふ〜うっ。今、帰って来たところだ。ネタじゃなく、本当に白菜を買いに行ってたんだよ。漬物を作るのに必要だからな。
だけど、お前等には食わしてやらないね。
>>602>>603と、それとあと>>615には少し分けてあげてもいいけどな。

さて、さっそく新作を発表するか。

水が浸水して来たので、自転車に乗って、日曜日に学校に花に水を掛けに行った。

酷評お願いします。
620名無し物書き@推敲中?:2006/02/21(火) 23:38:58
話が飛びすぎ。
621選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/21(火) 23:55:53
初めて行く街のスーパーに入るなり、白菜をひとつカゴに入れる。
店内を一巡りし、再び野菜売り場に戻ると、今度は白菜をふたつ。
白菜だけのカゴを提げてレジへ向かう。
店員が計算を始めたら、「あっ、忘れてた」と、駆け足でレジを離れる。
やがて両手一杯の白菜を抱えて現れ、レジへ微笑みを向ける。
そうして両手に大量の白菜が入った袋を提げて店を後にする。
これを半年程、繰り返す。なぜ、白菜ばかりを大量に購入するのか、店員やその他の客等に訊かれても答えない。耳の不自由なフリをして白菜だけを買い続ける。
[白菜人間]とか、何かしらのあだ名が付く筈だ。
そしてある日、いつものように、店に入る(あいつ今日も白菜を買うんだろうな)。
と、そこで突然、ニンジンを一本だけ買う。
店内がどよめく。不測の事態に失神者が出るかもしれない。そうなると、阿鼻叫喚の地獄だ。

暇に任せて、仕事中にも関わらずそんな事を想像した。笑いを堪えるのに必死だった。
俺の笑いはズレているのかもしれないが、とにかく不謹慎である事に違いはない。

すれ違いのリライト、いや、面白いネタですよ。
622名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:25:50
>>621
結構楽しかったです。
読み終わった後に少し笑えるオチでした。
暇な時、誰しもこんな下らない妄想に浸ってしまう所を書き表せていると思います。
623選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:27:39
>>623
違う、>>621>>599さんの細部をちょこっとリライトしただけです。
いいネタだったんで、ついスレ違いの愚行を。
624名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:32:00
だからさ、これ↓が有り得ない展開だと上で感想出てる。ネタでも納得させろや。

>店内がどよめく。不測の事態に失神者が出るかもしれない。
625選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:33:46
>>624
ありえない事態でも、誇張した想像として楽しむ分には、
十分アリなんじゃないですか?
面白いショートショートだと思うけど。
626選対:2006/02/22(水) 00:37:01
日常を脱臼させる、っていう手法が安易だって感想はあるかも。
ブログの書き込みとしては最高だけど、この手の作は文学として考えると、
文学をすり減らすだけっていう批判は、批評家によっては。
627選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:37:46
↑ミスったけど僕の書き込みです。
628名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:38:58
普通は、エロネタ妄想して、自ら興奮することはあっても
笑いの妄想で、オチがわかっていて「笑いを堪えるのに必死だった」ってことはないだろ。

629名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:41:30
>>628
いや、あるでしょう。

っていうか、>>599氏はナンセンスな文章を書いてるんだから、
意味を追う批評は無意味かと。
ただ、ナンセンスだと、なかなか生産性はないよね。
630選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:42:18
↑も僕です。
ああ酷いスレ汚しだ。
631名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:48:22
>>625
笑いというのは、常識の想定範囲があって、
それを僅かに裏切る範囲で飛び超えると、思わぬ展開で笑える。
しかし、それを更に逸脱すると「ありえねー!」となって却って引く。
632名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:52:45
>>629
だからさ、マジレスを排除したらナンセンスの立場がないだろ。
マジ話が元になって相対的にナンセンスが生きてくるんだろ?
633選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:52:57
>>631
うーん。
ありえねー、って笑いはあるでしょ。
少林サッカーみたいな(笑)。

ただ酷評スレで誉めてばかりでも難なんであえて言うと、
(いつも無理して誉めてたんで……)
この手の文章って、文章批評のスレに書き込むものでは
ないような。ネタだもんね。
>>621で書いてみたリライト文章だって、改めて読むと文章としてはだめぽ。
634名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:55:48
>>633
オチの話してるんだ。少林サッカーは別物。
635名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 00:57:11
>>632
すまん、よく分かりません。
マジレスとマジ話って全然違うと思うのですが。
マジ話〜ナンセンス話の関係は分かるけど、
マジ話とナンセンスには差異がある、ってのが前提の話では。
てか、もう寝ます。
636選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:58:50
>>635も僕です。
>>634
たとえば、思い出し笑いってあるでしょう?
あれはオチを分かった上で笑うのでは。
637選対A ◆.JIrY3yovU :2006/02/22(水) 00:59:51
今度こそほんとに寝ます。
638名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 01:20:06
>>635
東スポに大胆な女性ヌードを載せても世間は驚かない、騒がない。
しかし、朝日、毎日、読売などに上記を載せるとニュースになる。
これに着目したのが宮沢りえの一面大ヌード掲載。世間があっと驚いた。
ナンセンスが生きるのも上記のような相対的な面があっての事だろ。

>>636
思い出し笑いは現実に起きた事が殆どだろ。自分の創作で笑うかな。
639名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 01:44:01
こんな行動したらみんなどんな反応するだろう?驚くかな、笑うかな、それとも怒るかな?
空想で笑うのはこの段階のはずなのに例文の場合は
こんな行動したらみんなこんな反応する(それ以外の反応はしない)
自己完結しちゃってるんだよね。その自己完結で大爆笑。一人ボケつっこみどころか一人ボケつっこみ笑い。
一人ボケつっこみ笑いをする俺って不謹慎だなと一人ボケつっこみ笑い採点と一人で笑いの審査員までしてる。
640名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 02:18:55
ニヤニヤした。

に書き換えて終了。
641白菜人間:2006/02/22(水) 06:51:51
雌猫を飼っている。何のへんてつもない、ただのノラ猫である。
あまりにも暇だったので、彼女の顔に眉毛を描いてみた。
違う生き物になった。彼女の挙措動作、全てが面白い。
部屋の中をウロウロ歩き回ったり、伸びをしたり、じっと何かを見つめたり、彼女が何かやる度に俺は涙を流して笑い転げた。
もはや彼女は得体の知れない生き物になってしまったが、最高のコメディアンには違いないな、と俺は思った。
何せ、笑う事にこれほどカロリーを消費したのは、生まれて初めてである。
よって、ひどい空腹感を覚えた。
家にはロクな食い物がないし、例えあったとしても作るのが面倒である。
俺は、外食する事に決めた。
得体の知れない生き物と化した彼女を家に残しての外出に多少の不安はあったが、近所の定職屋である。ものの30分もあれば、帰宅できる筈だ。
俺は、彼女の顔をそのままに出かけた。そして、30分後に後悔する事になった。彼女の姿が見当たらないのである
あの顔で、あっちこっちを巡回しているに違いない。一大事である。
我が家の飼い猫がいい笑いものになっているかも知れないし、まかり間違えば誰かを笑い死にさせる可能性だってある。
車の運転中に彼女を見掛けて爆笑し、ガードレールに激突して命を落としたら、これはやはり彼女の顔のせいである。
というか、彼女の顔にラクガキした俺のせいである。今さっきまで彼女の顔を見て爆笑していた俺に全責任がある。
俺は、気がきでなかった。悪い事ばかりが、頭の中を駆け巡る。彼女の身も、心配なのだ。しかし、これまた30後には「にゃああ」という、いつもの聞き馴れた鳴き声で打ち消された。
玄関先である。俺は大慌てでドアを開け、彼女を迎え入れた。
笑い死にするのは、俺の方だった。
誰かのイタズラだろう、彼女の両頬にグルグル渦巻きが追加されていたのだ。まるで、田舎娘である。
俺は笑い続けた。彼女を抱きしめて、涙をながしながら笑いつづけた。
流れた涙は、もちろん嬉し涙の方だった。

酷評お願いします。
642名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 10:12:38
ナンセンスに批評したら再度ナンセンスと言われそうだな。
話がおかしい。
猫が勝手に外出できる環境なら玄関を開けなくても勝手に帰って来るだろ。
白菜人間の脳は萎びた白菜だな。
643名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 13:55:41
自分の捜索したネタで笑うっていうのは
くどーかんくろーさんとか、そうじゃないかな
彼は爆笑してたけど。
644名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 16:10:50
こう言うのはネタの斬新さが命なんだけどペットに眉毛はありきたりすぎる。
645名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:10:11
>>642
それはそうかもしれないけれど、探してる猫の泣き声が玄関先から聞こえたら
待ってないで迎え入れるんじゃね?

>>641
>ノラ猫
飼い猫なのにノラ猫とはいかに。雑種でしょ

>嬉し涙
伏線が薄い。「彼女の身も、心配なのだ」だけでしょ。
涙を流す程嬉しいという意味がわからん。

けっこう実力はあるね。調子に乗ってるのがムカつくけどw
たぶん今まで文章を本格的に書いた覚えは無いんじゃなかろうか。この荒い文章は。
「何もしてない俺でもこれぐらい書けるぜ?」という匂いがする。しかしそこ止まりか。惜しいな。
646名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:17:35
実力ねぇ……
個人的にはただ乱暴に書きなぐってる文っていう印象しかないけど。純粋に。可も不可もない。
647名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:36:41
まぁ、「文学」「小説」としては読めたもんじゃないけれど、「文章」としては読めると思うよ。
人気のあるブログとか立ち上げられそう。それぐらいの文章力はあると思う。

書きなぐった感じから、俺は「余り文章書いた事がないんじゃないか?」と推測した。
あ、文章っていうよりも、「小説書いた事がないんじゃ」だな。文章は日常的に書いてるかもしれん。
ブログとか、雑誌のライターとか。
648名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 17:40:10
リズム感やテンポも今一ぎこちない。長文だと途中で読むのをやめる。
649名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 21:32:32
犬猫など稀に顔に眉など描いていたずらしてるのを見かけるが、見て驚きもしないし
笑いもしない。アホ人間が、またアホなことやってるな……その程度。>>641糞ネタ。
650名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 23:25:17
まとめサイトの方に投稿して、見てもらえますでしょうか?
651名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 23:30:48
すみません、やっぱりいいです。
652名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 23:35:48
私の頭では理解できませんでした
653名無し物書き@推敲中?:2006/02/22(水) 23:58:37
>>652
あれ、消えてなかったですか?!
654まとめ人:2006/02/23(木) 01:31:52
アップロードじゃなくて、ページ作成でもオーケーですよ。

ttp://www6.atwiki.jp/kata/?cmd=new
「新規ページ名」のところに作品のタイトルを入れて、
そのまま「新規ページ作成」。

次に出てくる画面のでっかいテキストボックスに、
文章をまるごとコピペして「投稿」で完了です。
655名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 01:36:02
ありがとうございます。先ほどやってみたのですが、
トップページに表示されたように見えて、恐ろしくなって消してしまいました。
656まとめ人:2006/02/23(木) 01:38:54
>>655
 トップページその他の消されたら困るページは、イタズラされるのを防ぐために
管理人しか編集できないようになってます。勘違いですから、安心してくださいな。
657名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 01:49:47
>>まとめ人さん
ありがとうございます。安心しました。
658名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 05:53:43
文章
659白菜人間:2006/02/23(木) 06:43:29
>>645。大当たり!
よく、分かったな。
はっきり言って、俺はロクな文章修行を積んでないぞ。まあ、本を読むのは好きだがな。ちなみに、あの猫の話は1時間程で書き上げたもの。
書きながら話は考えたね。推敲も、ほとんどしてないし。
そして、猫を題材にした理由もお粗末。仕事帰りに猫を見掛けたからというだけ。

まだまだカキコしたい事はあるが、もう疲れたから寝る。
じゃあな。
660名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 07:50:02
>>659
ネタパクりの二番煎じではダメだな。
もまえは創造性ゼロだ、見込みはない。諦めろ。
661名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 07:53:33
>>645
もまえ猫を飼ったことないだろ?猫の習性も分った上でレスしろ。
662名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 08:51:21
ノラ猫の世話をしている、なら突っ込みも入らなかったとおも
663名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 12:48:00
ttp://www6.atwiki.jp/kata/pages/11.html

酷評お願いします。
664名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 15:14:58
>>663
空前の緊急事態だけどマッタリ感がある。命を諦めてる感じが出てると思う。
しかし命は欲しい。それが最後はヤケになって表われているのかも。

日本列島って結構長いから、例えば九州に隕石が落下して北海道まで
滅亡する規模なら、地震、大津波、粉塵、熱波。地球規模で滅亡だろう。
更に詳しく、隕石の直径、落下予想地点、被害規模の半径を表現すると
俄然リアリティーがアップするかも。
665645:2006/02/23(木) 17:36:51
>>661
いえす。飼ったことないしさほど興味もありません。
習性ってどういう事でしょう。>>645はネコ飼ったことのある人から見たら非常識発言?
俺のイメージでは
妄想しながらネコのこと考える
⇒鳴き声が玄関の方から聞こえた
⇒ダッシュして玄関へ、ドアを開けるとネコがいた(ドアが開くのを待っていたわけではなく、声がしたから開けたらいた)
⇒ネコゲッツ
というイメージなんだけど

そもそも玄関には近づいたりしない?日常的に鳴き声を上げる事はない?
ぐぐってもワカンネー。とりあえずイカを食べさせたらあかんという事だけはわかった(・ω・`)魚介類好きそうなのに


ついでに
>>663
主観がそれぞれ違うから、自分を押し付け、相手を否定する。相手を理解しようとしない。お互い、同じことを言っているのに。
そして、それは滅亡直前という状態でも「同じだ」と気付く事は無く、ただ否定する。
いや、むしろそれが自然な事で、相手を理解しようと努力する事の方が不自然なのか――

そういう話か。
深いっつーか、俺の好みだな。深読みしすぎ?(・ω・`)
666名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 19:13:55
とりあえず>>645>>665は評論する側には向かないと思う
667ケッターロホ:2006/02/23(木) 20:11:07
「ケッターロホ」
恐竜帝国の帝王コールは、地球侵略の為地上世界へメカサウルスを派遣した!
未だ高校生であるリョウ、ハヤト、ムサシの三人は、早乙女博士の作った
チェンジロボット・ケッターロホを操縦し、メカサウルスに立ち向かうのであった!
ムサシ「モウ嫌だよう!降ろしてくれよう!」
リョウ「何を言うんだムサシ!」
ムサシ「嫌だ!降ろしてくれよ!」
リョウ「うわっ!」
ケッターロホの回りを三体のメカサウルス・カキ、トハ、スメが囲んだ!
ハヤト「どうやら囲まれてしまったようだぜリョウ」
コール「ふふふ・・・とうとう追い詰めたぞ!」
危うしケッターロホ!どうなるケッターロホ!
668名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 22:56:15
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1139834728/l50
ここにある奴酷評してみてよ
669名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 23:12:35
>>663
「で?」って感じだなぁ。それを書くことによって、君は何を言いたかったのかね?
単純に読者を驚かせたり笑わせたりする星新一みたいなショートショートでも
あるまい。娯楽にもならないしメッセージにもならない。要するに何も書いてないのと
一緒だな。

>>667
真面目にやれ。
670名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 23:48:02
>>663
短い話なんだから書こうと思ってることについて、どう書けば効率的に表現できるかしっかり練らないといけない。
十分に練られてないから話が薄くて読むべきところが無い。

読ませようという意図が感じられる最後のやりとりも、『感傷なんてくだらない』『自分語りもくだらない』という
言葉に何の重みも無い。伏線も無ければ言葉のひねりもキャラクターの描写も無いので、ただそういう風に
言い合ったという以上の意味を持たせられていない。

そして、恐らく最も描きたかったのであろう「空気(雰囲気)」について。
『私』が何を思っているのか、何をしたいのかが全く説明されていないのが致命的。
文章から読み取れるのは、「みんなは諦めが悪いと思っている」「退屈している」「感傷にひたりたい」
ということだけ。これでは『私』を中心とした空気に何の味わいも無い。
作り手として積極的に『私』に人格を持たせ、生きていることを感じさせる描写が欲しい。

唯一『見送りもしなかった』の部分にだけは、『私』の魂が感じられる。
しかしあとは眺めているだけ。『何となく眺めていた』だけでは弱すぎる。
眺めるという動作だけでも、どんな格好で眺めていたのか?どんな人を眺めていたのか?
どんな部分?顔?身体?眺めているふりをしているだけで何も見ていない?などなど、いくらでも
『私』のことを描写できる選択肢がある。

脳内の妄想を垂れ流しただけのもので他人の気を引けるほど、文章ってのは簡単ではない。
「感性」の対極の意味での「技巧」を凝らして、一歩引いた位置から「良い仕事」をする練習をしやがれ。
671名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 23:51:56
>>667
ラウンジかvipへどうぞ
672名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 00:29:18
>>670
だから、見込みのある人の文章は細かく激しく丁寧に酷評してあげるんだよ。
そうじゃないなら、親切丁寧に批評しなくていいだろ。軽く流す。
まあ藻前さんが評論の腕を磨いているなら、それも結構だが。
673名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 01:00:52
>>672
そういうもんなのかw
昨日初めて来たばかりのログも読まない新参なんで空気読めてなかったわ。
仰るとおり3行目のようなヤツだよ。正確には考えてまとめる練習してるだけなんだけど。
行為自体が単なるオナニーだから、>>641に対して書いてた1.5KBは書きあがった所で投稿せず捨てた。
でもまあ捨てることもねーかなぁ、と。
自分の文章に誰かがツッコミ入れてくれたら参考になるし。
674645:2006/02/24(金) 01:49:31
.>>666
そか(・ω・`)じゃ、止めといたほうがむしろ相手の為か。
評論は自重することにするよ

しかし>>663の「感傷なんてくだらねーよ」は笑うとこだと思ったんだが、違うのか…
やっぱ向いてないな(・ω・`)
675名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 03:06:10
>>673 >>674
自重せずに大いに暴れてくれ。評論者の意見をROMるのは好きだ。
時に突っ込みも入れさせてもらうよ。
676白菜人間:2006/02/24(金) 05:59:37
>>645
酷評、ありがとうな。
やっと、まともなレスが貰えて、俺はうれしいよ。
1 [飼い猫をノラ猫とは?]との指摘には、返す言葉もない。ハッキリいって、書いている時には全く気付かなかった。面目ない。
2 [伏線が弱い]。これも、その通り。
ただ、(彼女の身も心配)以外に、(彼女を家に残しての外出が不安)や、(彼女を抱きしめて)、そしてもう一つ(猫を飼っている)と、全部で四つ伏線を張ったつもりだった。そして、ショート・ショートという事を考えれば(飼い猫)と、いうだけで十分じゃないか、とさえ思っていた。
しかし、改めて読み返すと、嬉し涙を流す程でもない。と、ここまで書いて、またもや疲れてしまった。
寝る事にする。
最後にひとこと「>>665は、俺じゃねぇ。ニセ者だ!いったい、なんのつもりだ。意味が分からん」
677白菜人間:2006/02/24(金) 06:24:36
すまん、勘違いしてた。>>665>>645だったんだな。
酔っぱらうと、何がなんだか分からなくなるな。
いろんな意味でスマン。
678663:2006/02/24(金) 06:36:54
取りあえず酷評ありがとうです。
679ケッターロホ:2006/02/24(金) 13:11:25
>>667評価してよう
680名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 14:00:31
取りあえず三点リーダーな
681七紙:2006/02/24(金) 18:28:30
 描写表現練習のものです
 酷評してください

 誰も居ない早朝は気分がいい。
 口元から漏れる息は、一瞬で白く凝結してもやもやと漂い、すぐさま私の後ろに流れて消える。人はおろか、烏すら居ない、動くものの無い街は音すら凍っている様だ。
 時折、車道を走る車が自らの生み出す熱で空気を溶かし、音を撒き散らして通り過ぎてゆく。しかし、溶けた空気は直ぐに凍り付くのか、車の音を私に届けた後で抱えていた音と共に動きを止めた。
 静寂に満ちた世界。
 歩道を照らすのは等間隔に埋められた水銀灯の列だ。
 私の上から降り注がれる温かみの無い光は、透明度の高い空気を通過して、尚更体感温度を下げた。
 白いもやを吐き出して空を見上げる。星に埋め尽くされた空間が私の視界を埋めた。
 瞬きすらしない星々の輝きは、遠近感を狂わせ、私の上に降り注ぐ様に見えた。凍った空気の中で手を伸ばせば、その中に星を掴めるかのような錯覚を覚える。
 南東の空からはぼんやりと白い朝日が侵略してくるのが見えた。それは、静寂と静謐に満ちた世界に動きをもたらせ、命を吹き込む光。あと30分もすれば、世界は命を取り戻すだろう。
 私の仕事の時間ももう直に終わる。 今夜は大漁だった。身体は寒いが懐は暖かい。
 私の仕事?

 ……それは泥棒。 今夜は本当に大漁だった!



682名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 21:30:49
>>681
どっかのうpろだに下線引いた画像アップしていいか?
直す箇所を引用で示しながらだとグダグダになってしまう。
683名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 21:53:10
うあ、まとめにアップローダーあるのね……。
681がよければそこ使わせてもらいます。
684七紙:2006/02/24(金) 22:57:46
>>682
宜しくお願いします。
685七紙:2006/02/24(金) 23:09:29
>>682
>>683
お願いします。
・・・何処まで酷評されるのか少し怖いですが、宜しくお願いします。
686名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 23:28:47
>>681
かっこつけたこと書いてないでさ、そこがどこなのかをまず分からせてよ。
それも分からずにいきなり「車道」とか「歩道」とか言われても。
郊外?町中?田舎?砂漠の真ん中?冥王星の衛星軌道上に浮かぶ無人スペースコロニーの工事用通路?
場所によって静けさの意味も違ってくるでしょ。
息が「すぐさま私の後ろに流れて」って、歩いてるってことか?
それとも風が吹いてるの?
「等間隔に埋められた水銀灯の列」って、水銀灯が直接道ばたの地面に埋め込んであるのか?
それとも街灯と言うことか?
687七紙:2006/02/24(金) 23:45:20
>>686
判りづらくてすみません。
「冬の、街から郊外に抜けるバイパス」というイメージで書きました。
「ゆっくりと風を起こさない程度の速度で歩いては立ち止まっている」状況です。
水銀灯の列は、街灯です。
全てそのまま書きたくなくて、別な言葉で表現できないかと思い書きました。
最後の「泥棒」という単語から「冬場に郊外の家か店舗に仕事に入ったその帰りか」というイメージを持ってもらえるように、と思いましたが、上手く行かなかったようですみません。

688名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 23:52:12
>>686
そんないいがかりみたいなレスつけるなよ…まぁ街灯に関しては俺も同じこと思ったけどさ
689名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 00:00:05
>>685
それでは。
こういうのは読みやすいようしっかり気を使うか、よっぽど綺麗な文を並べて魅了させるかしないと、
読み手にストレスを与えるだけで読んではもらえない。
おれはお綺麗な文章ってのには疎いので、そっち方面のことで言えることはない。
というわけで読みやすさ重視で画像に沿って酷評する。状況描写の練習ということなので、話のスジに
ついては触れない。
http://www6.atwiki.jp/kata/?cmd=upload&act=open&pageid=5&file=01.png
まず重要度の低い部分は削る。打ち消し線引いたところのは全部切る。

1 静寂=凍結と定義したのだから、すぐに凍ったと解った後で『直ぐに凍り付くのか』はおかしい。
 また、前の文との結びつきが弱いせいでスムーズに読み進められない。
 修正例:その音を届けた空気も、程なく音もろともに動きを止める。
 既知の現象であるようにしたのは、終始一貫して『私』が『早朝』のことを理解している人物であると描写
 されているため、その方が自然であると判断したから。
2 これも前の文との結びつきが弱い。主語の位置に気を使え。
 修正例:その温かみの無い光は私の頭上から降り注ぎ
3 ここまで来ると原文を活かしながら修正するのは困難になってくる。
 「冷たい光→透明空気にゃ阻まれぬ→寒い!」の流れを読みやすく、するっと読み手に理解させるためには
 言葉を簡潔にするか、大きく流れを変えるかしないと無理。後者でいくのなら
 修正例(2から続けて):尚更私の体感温度を下げる。透明度の高い空気は少しもそれを阻んではくれない。

4 原文のままならさして違和感はないが、3を適用するのなら「見上げると、」で1文に。
 『埋められた空間が視界を埋めた』はやや不恰好。
 修正例:私の視界は星に埋もれた。

5 落ちて来そうなのか、低く見えるのか、どちらかにする。どちらの様にも見えるというのなら、「落ちて来る
 ようにも掴めるようにも見えた」と感じられたことが解る書き方をする。

6 意味的に間違ってはいないが、「じきに終わる」「もうじき終わる」という一般的な言い方から外したのには
 何か理由があるのだろうか?ただのミスならどうでもいい。効果的な意味が含まれているのなら、解ってない
 おれが恥ずかしい。
690名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 00:13:05
あまりにもレベルが高い。
ここの板あまりにもレベルが高い。
691七紙:2006/02/25(土) 00:27:01
>>689
丁寧に教えてもらって嬉しいです。有難う御座います。

1〜4に関しては自分自身で微妙に感じていた違和感の正体を指摘してもらって、非常にすっきりしました。

5については、完全に推敲不足ですね。
「瞬きすらしない星の輝きは、私の遠近感を狂わせた。全天に煌く星々に手を伸ばせば、その全てをこの手に掴める様にも見えたし、逆に私が星の海へ落ちて行く様にも見えた」
と、するべきだったかと思います。

6いえ、私の変換ミスです。

全体的に流れの推敲不足のようです。
ご指摘有難う御座いました。
692名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 00:35:44
一行目で早朝は気持ちいいと書いた後に星に埋め尽くされたと書いてある。
冬であれば朝の5時6時でも星が見えるが、それを気持ちいい早朝と書かない。
気持ちいい早朝と書けば星が消えて太陽が出たと思う。そのあとに星が見えるといいだすと
時間軸の混乱を起こす。
693七紙:2006/02/25(土) 00:51:22
>>692
時間帯は冬の朝5:30頃をイメージしています。
その時間、夜中とは言いづらいですし――で、「早朝」としました。
日が昇る前から、東の空だけは薄くぼんやりとします。それは確かに僅かな時間ですが、有ります。
夜釣りしていると良く見ますよ、この空は。
「気分がいい」のは、仕事が上手く行ったからなのですが、上手く伝えきれませんでしたね。申し訳ない。

694名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 01:38:34
そこで改行もちゃんと入れてリライトですよ。>批評の方
695名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 02:01:12
リライトスレは別にあるんだからここでリライトする必要はないだろ
696名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 02:03:16
>>694
メリ……。直前に頑張ってはみたが、おれの頭では2行稼ぐのがやっとだった。
おれももっと頑張ろう。
697689:2006/02/25(土) 02:11:46
>>695
うわ、ほんとだ。
ここは総評っぽいの専門のスレなんですね。
次からは修正の例示は極力しないよう注意します。
ほとんどスレ違いみたいな書き込み失礼しました。
698名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 02:53:36
>>695
いや、ここはリライトもありだ。過去ログのリライト面白いがある。
699↑698 :2006/02/25(土) 03:04:00
あ、俺は4年ぶりに当スレに戻って来たから気付かなかった。ルール変ってんだな。
700名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 03:05:59
そしてリライトでもめたこともある。

というか、ここをリライトありにすると一つの文章であーだこーだ言い合う輩が少なからず発生するから
グダグダになる恐れがある。ので、やはりリライトはリライトスレでやってほしい。
701名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 03:21:05
リライトに対する酷評やらリライトのリライトとかが始まって投稿しにくい雰囲気になるんだよね。
702名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 05:39:44
毎日、夢をみる。夢をみた後は、決まって嫌な気持ちになる。だから、毎日が地獄である。
それは、夢の内容が悪い訳ではない。
みる夢は、楽しいものばかりだ。楽しい夢ばかりみるから、地獄なのだ。
毎日が、あまりにもツマラナイ。夢との落差が、あり過ぎる。必然、ただでさえツマラナイ毎日が、ますますツマラナイものに思えてくる。
「悪い夢をみるより良いじゃないか」と、言う人もいるだろう。
確かに、その通りではある。
しかし、自分にとっては、楽しい夢さえもみたくはない。
楽しい夢は、それはそれで鬱の原因でしかない。
703名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 05:40:28
毎日、夢をみる。夢をみた後は、決まって嫌な気持ちになる。だから、毎日が地獄である。
それは、夢の内容が悪い訳ではない。
みる夢は、楽しいものばかりだ。楽しい夢ばかりみるから、地獄なのだ。
毎日が、あまりにもツマラナイ。夢との落差が、あり過ぎる。必然、ただでさえツマラナイ毎日が、ますますツマラナイものに思えてくる。
「悪い夢をみるより良いじゃないか」と、言う人もいるだろう。
確かに、その通りではある。
しかし、自分にとっては、楽しい夢さえもみたくはない。
楽しい夢は、それはそれで鬱の原因でしかない。

酷評お願いします。
704名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 05:43:58
↑間違った!二重カキコだ。
レスの無駄使い、すまん。
705名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 05:49:56
>>703
4行目だけで全部説明できてるよ。ドラマがないから他に読むべきところがない。つまりいらない。
706名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 08:37:57
>>703
たまに句読点が変な箇所がありました。
それと、やはりドラマや掘り下げた部分が無いので意味の無いものになってしまうかと…。
707名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 17:26:47
>>702
夢の話は、ローリー寺西の話からヒントを得てない?

毎日似たような夢だと慣れてしまって、目覚めても記憶に残らないだろ?だから地獄でもない。
普通、夢は怖い夢が多いよな。睡眠中でも脳の一部は起きていて、身体を見張っている。
変な格好で寝て手足が痺れたり、小便が満タンになったりで、怖い夢を見させて目を覚まさせる。
自分の体と、自分の脳と、神視点の見張りの脳と、更にリミッター制御の脳と、色々あるんだな。
夢も見なくなると、見張り役の脳がヤバイ状態かも。余談。
708名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 19:44:46
>681

はまだいるのかな。

>早朝
はまずいだろう。
>歩道を照らす(中略)水銀灯
があるなら、
明け方とか暁とか、そんな言葉を持ってこないと、違和感があるな。
だから、最初から、おや?と思いながら文字を追っていた。

それと最後のオチ。これが悪いとはいわないが、だったらもっと工夫した方がいい。
爽快感を出すとか、解放感を出すとか。
>大漁
という言葉も何だな。
豊漁の方がいいかもしれないが、
まあ、それにしても安易なひっかけに思えるな。
丁寧に書こうとしてるのはわかるが、
同じ言葉を使いすぎにも注意した方がいい。

709名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 20:48:16
>早朝
早朝の文章の後に一工夫でまずくはなくなると思う。

誰も居ない早朝は、気分がいい。
まだ、歩道を照らすのは日光ではなく、等間隔に埋められた水銀灯の列だ。
上から降り注がれる、その温かみの無い光は、透明度の高い空気を通過して尚更のように、私の体感温度を下げた。
710名無し物書き@推敲中?:2006/02/25(土) 21:05:55
>気分がいい。
どう気分がいいのか。映像ならワンカットじゃなく三カットくらい
角度を変えて表現するがな。

>等間隔に埋められた水銀灯の列だ
埋められたは変だな。ビルが建ち並んでいたら、埋められたとは言わないだろ。

>上から降り注がれる
下からは見た事ないな。
711名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 02:49:07
>>705
>>706
>>707
酷評ありがとうございました。
やはり、[楽しい夢]とは、どんなものなのか具体的に書いた方が良かったのでしょうか?
[ドラマ]や[掘り下げる]の意味を教えて貰えれば幸いです。

句読点がおかしな所にある、というのが分かりません。それが、どこなのか教えて貰えればこれまた幸いです。
           [ローリー寺西の話からヒントを得て]なんて、とんでもありません。何かからヒントを得ていれば、もう少しマシなものが書けたはずですし…。
712名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 04:05:03
時間が進んでいないんだよ。心理的にも作品的にも開幕からなにも変化が起きていない。
動画でなく静止画。そこからなにも生まれていない
713名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 07:29:04
>>711
理屈を深く掘り下げて高度な思想や考察にするか、ドラマ性を持たせて物語の体をなさせるかしないと
無価値ということです。辞書くらい引きましょう。どちらも載ってる通りの意味です。

読点の打ち方は自由です。こういう叙情的な文章なら無理に全体で打ち方統一することもないとは思います。
しかし恐らく>>703の15個の読点を好意的に受けとめてくれる人はほとんどいないでしょう。
常軌を逸脱した表現は、それに見合った内容と技術が伴わなければただの悪文しか生み出しません。

世話好きさんや物好きさん以外にはレスすらしてもらえないレベルです。
今は他人の評価を仰ぐよりもひとりで勉強していたほうが有意義だと思います。
714名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 12:50:44
俺の名はブラッドキャット。
血に飢えた猫。
時に日光に当たり、次への辛い闘いのためへの力を蓄え、
時に人間に媚びへつらい、奴らの習性を会得する。
一声泣きさえすれば奴らはこちらの思う壺。
奴らは手の中で転がしている気分でいるが、
実際転がされているのは自分の側だとはゆめゆめ思うまい。
何千年と培われてきた我ら種族のDNA。
何千年とだまされつづけている彼らDNA。
どちらが優れたDNAであろうか。
いっそこの世は猫が支配すればよい。
さすればわざわざ鰹節を味噌汁の出汁にするような愚行を阻止することができるし、
わざわざ罠を仕掛けて確保した鼠を食さずに破棄するような無駄も省ける。
奴らは実に非合理な生き物である。
机といわれる物体と睨めっこをし、ペンというものを紙におしつけている。
なぜ奴らはそのような無駄な行為を毎日繰り返しているのか。
まったく理解に苦しいとはこのことだ。
その報酬として支給されるのが小さな紙切れであるらしい。
ヤギにとっては貴重な食材であろう紙を、
なぜそれを常食としない人間がもらって喜ぶのであろう。
バカやキチガイといった言葉は彼らのために創られた言葉といっていい。
そんなことをしている暇があるのなら鼠の一匹でも捕まえて蓄えたほうがよっぽど意味があろう。
そして休日は遠い場所までわざわざ足を運ばせて、最後はへとへとに疲れきって帰宅する。
なぜ日なたで体力を温存するといった戦略的行為ができないのであろうか。
これでは外敵が現れた時に対処できぬではないか。
しかも交尾をする際はきまって室内。
おぬれらは青天井で交尾する気持ちよさってものが全然わか(完) 。

お願いします
715ゲーセン事情なんて知りません:2006/02/26(日) 16:31:13
都内の某所にある小さなゲームセンター。
そこは、メンテナンスが良いと評判らしい。
私はいつもそこで働いている。

「おはようございます、店長!」
「おお、君かね。亜由美くん。
ところで、今日新入荷したゲームがあるんだが。
ジャンルは格闘ゲーム【ストリートキング2】そんなに有名ではないが、
ネット上では『バランスが良い』『キャラクターのチョイスが最高』などの評判が
良いそうだ。君には今日からこれのメンテナンスをしてほしいのだが・・・」
「はい!でもメンテナンスってどうすれば・・・」
「基盤を掃除したり、基盤の機械の中身を見て、悪い所を直したり・・・」

大丈夫。
私は弟の壊れたパソコンを直した事があるほど機械に強いんだから。

「・・・しかし、1つだけ注意しておきたい所がある。
【ストリートキング2】の基盤にはな・・・『感情』があるんじゃ。
感情が悪くなるとバランスも悪くなるんじゃ。気を付けたまえよ。」
「・・・え?」

なにこれ。
基盤に感情があるなんてありえない。
ボケてる・・・訳じゃないよね。店長は55歳だし・・・。(その割にはおじいさん喋りだけど)

「・・・はい!ちゃんとメンテナンスします!」
「よろしい。」
71617雄:2006/02/26(日) 21:57:53
目を疑った。貼り紙をもう一度確認し、右手に持った紙と見比べる。緊張がほどけて、足がガクガクと震えた。
自然と、顔が緩む。寒さで乾燥した唇が、割れるのを感じた。
辺りは騒々しくなってきていた。大方、開門と同時に飛込んできた連中は、確認を終えたのだろう。喜びにうち震える者、失意のうちに、帰路へとつく者、重圧から解放されて、結果など気にしない者。
普段は多様な人々の感情も、この時だけは、単純になるようだ。
僕の隣の女の子が声をあげて泣き始めた。母親とおぼしき女性に肩を抱かれている。きっと彼女は、落ちたんだろう。
何故、涙を流すんだろう。結果が全てじゃないかって? 果たしてそうかもしれない。ただ、否定されるのはほんの数年間の人生だけじゃないか。ご覧よ、僕を。
全てを否定されて、僕は笑わずにはいられない。割れた唇に痛みが走る。
鈍い鉄の味がした。
717名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 22:04:07
いいね
718名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 23:51:06
>>714
文章自体がそれで完結してるというのなら論外。
それを抜きにしても、コメディにしては滑稽さが足らないしアイロニーにしても中途半端。
もっと簡潔に書いた方が印象はいいと思う。あと青天井の使い方が不適切(青天井の下で、なら可)。

>>715
これも論外。
この文の一体どこを見てもらいたいの?
極端に言うと『ある日ゲームに感情が芽生えました』の一文だけで文章を終えてるのと変わらない。

>>716
主人公の「全てを否定されて」という部分の根拠が提示されてない時点で感情移入のしようがない。
文章としては、締めの一文は唇を舐める描写が無いと変。それから「果たして」の用法が不適切。
あとは漢字の割合がやや多いのと、読点のつける所がちょっと気になる。けどまぁ、個人差の範疇か。
719名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 00:58:29
>>714
インテリぶるのにすら失敗してる。もっと脳みそを使わないといかんよ。

「ブラッドキャット」っておい。なぜ名詞をふたつ並べる。

「思う壺」は被害者側からの言葉。「思うがまま」「思いのまま」が正しい。

「どちらが優れたDNAであろうか。」→それは、反語じゃなく問題提起の口調だ。

「鰹節を味噌汁の出汁にするような」→ダシを味わうことのない猫視点なら、
鰹節を湯につけるだけつけて食わない、とかだろ。

「机といわれる物体と〜」→といわれる、とかいまさら猫視点を取って付けても無駄。

「机にペンを押しつける」までしか観察せずに無駄な行為と言うのは浅はかすぎる。

「ヤギにとっては貴重な食材であろう紙」→ヤギは紙よりふつうの草を食べる。食べようと
思えば食べられるってだけ。あと、「食材」は料理の「材料」を指す言葉。正しくは「食料」「食物」。

「彼らのために創られた言葉」→猫が作った言葉じゃないだろう。人間全体を指して言うのは変。

「休日は遠い場所までわざわざ足を運ばせて」→どっからそれを見ていたんだ?
720名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 01:08:46
714はコピペじゃないのか、とふってみる
721名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 01:28:39
>>715
 国語の勉強をサボるな。ひとつの文章を書くには最低でもその100倍の知識が必要だと
思いなさい。漫画以外の本をたくさん読んでね。

>そこは、メンテナンスが良いと評判らしい。
>私はいつもそこで働いている。
 なぜに2行目と3行目で矛盾するんだよ。主人公は店のことを知ってるの、知らないの?

>ところで、今日新入荷したゲームがあるんだが。
 「ところで」って、「ところで」の前に話題ないだろ。
>ジャンルは格闘ゲーム【ストリートキング2】そんなに有名ではないが、
 これ、実際に喋るとするとどうなるの?

>ネット上では『バランスが良い』『キャラクターのチョイスが最高』などの評判が良いそうだ。
 「〜という評判だ」「評判が良い」二つの言い回しが混ざってるよ。

>君には今日からこれのメンテナンスをしてほしいのだが・・・」
 「君には〜をしてもらいたい」「君に〜をしてほしい」「君は〜してくれ」
色々混ざってるねぇ。もっと文章の決まり事を知ろうよ。

 最後の「・・・」は何?その程度の間は文章で表現しようよ。つーか店長は
どんな人?主人公は知識あるの、ないの?前から勤めてたの、今日から仕事開始?
そういう情報が頭の中にないと、読者を説得することなどできるはずがないよ。

 「ゲーセン事情なんて知りません」なんて、書いてて恥ずかしくないのか?それって、
「取材も勉強もする気ないです」と言ってるも同然だよ。自分の不真面目を自慢するのが
君の趣味か?自分一人が満足すればそれでいいって文章なら、次からは他人に見せよう
なんて考えないことだ。チラシの裏にでも書いてろ、な!
722名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 01:50:07
>>716
 読点が変。例えば「寒さで乾燥した唇が、割れるのを感じた。」なんか、「唇が感じた」
って読まれてしまうよ。
 「喜びにうち震える者、失意のうちに、帰路へとつく者、重圧から解放されて、結果など
気にしない者。」なんかも妙な読点。「失意のうちに帰途につく者、重圧からの解放感に
ひたる者」みたいに、一個ずつの読点で並列したほうがキレイにまとまるのでは?

「開門と同時に飛込んできた連中は、確認を終えたのだろう」→「は」じゃなくて「が」。
もしくは、「〜連中の確認が終わったのだろう」

>ただ、否定されるのはほんの数年間の人生だけじゃないか。ご覧よ、僕を。
 「じゃないか」に違和感。「ただ」の係り結びは「ただ、〜だけだ」とか、「ただ〜ではある」とか。
 あと、これ以降の文体が「ご覧よ」に対応していない。「ごらんよ、人がゴミのようだろう?」
とか、それ以降は何らかの呼びかけじゃないと変でしょ。「果たして」「ただ」「ご覧よ」……どれも、
文章の中でどうしても必要だから入れたっていうより、ただ使いたかったってだけでしょ。
もっと表現を自分のものにしなくちゃ。小手先に頼っちゃダメ。
723名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 02:39:19
>>716
流れは結構いいね。語り口も雰囲気にマッチしてる。
細かい点は他の人に任せるとして、気になった所を少し。

まず、早い段階でこれは合格発表の話なのだということを、もう少し匂わせておいても
良かったんじゃないかな。僕も落ちたのだという所までの構成が上手くいってるのだから
序盤をここまでぼやかす必要はないと思う。

それとラストの部分。血の味がした、で締めるのは陳腐。
血ぃなめ取りながら綺麗に受験票を折りたたんでポケットに手ぇ突っ込んで帰路につく、くらいの
キザをやっちゃってもこの雰囲気ならマッチするんじゃないかな。
何か飾り気のない小道具使って血の代役やらせても映えるんじゃないかなと思うよ。
724七紙:2006/02/27(月) 03:16:18
>>708
ご指摘有難う御座います。
「明け方」の方が良かったですね。
浮かびませんでした、はは。
落ちについては、今回余り考えてませんでした。
「つけなきゃ不味いかな」くらいでしたので、すいません。

>>709、710
水銀灯云々の流れは、冷たい空気を表現するのに使ったので、ソコに持ってきてしまうのも、流れがまるっきり変わりそうです。
やはり、文脈を変えずに「明け方」なりにするべきだと思いました。
気分云々の件は、最後への伏線みたいなもんです。ささやかですが。
ただ、「気分が良いから寒い風景もこう見える」様な書き方にすればよかったな、と反省してます。

遅れましたが、アドバイス有難う御座いました。
725名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 19:40:28
>>723
入試発表なんだ。競争率○○倍のマンション格安物件の抽選発表会かと思った。
726名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 20:35:21
>>718
>>721
ありがとうございます。
やはり矛盾や重複が多かったんですね・・・
文章力が上がるようにがんばります。
727名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 20:42:34
>>725
ツマンネ
728714:2006/02/27(月) 21:58:50
>>718
精進したいとおもいます
>>719
いわれてみれば食材はそうですね

どうもでした
729名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 23:09:39
>>725
オーディションか習い事の○○発表会みたいな大会に落ちたんじゃないか。
入試とは断定出来ない。親と一緒に来るのは、そういう見栄を張る大会が多い。
730名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 23:40:27
酷評よろしくお願いします。

 煙突の上から流れる煙が青い空に消えてゆくのを見ながら洋介は煙草をポケットから取り出し火をつけた。指先が凍えてライターを
持つ手が少しふるえた。煙を上に向かってふきだし、後数十分で父もあのようになるのだなと思った。あっけない幕切れだが脳溢血で
倒れ意識を失ってから三ヶ月余りたっていたのでさして唐突な死ではなかった。父が倒れてから死ぬまで洋介は一度も父を見舞うこと
はなかった。父が倒れた十月からは洋介の農機具販売の営業が忙しい時期だったからだ。一月に札幌で開催される、会社の売り上
げの四割を占める販売フェアの売り込みで重要な時期だった。しかし洋介の担当地区は札幌と旭川と函館であったので仕事の合間
に父の入院する病院に行くことはできたはずだった。だが行かなかった。札幌から車で三十分とかからない距離だったのにだ。洋介
は老いてベットに横たわる父を見たくはなかった。
 洋介の父は石狩管内で小学校の教師をし最後は札幌の隣の江別市の小学校で校長をした後そこでマンションを買った。そこで九年
余り暮らした。父は教師としては子供思いの優しい教師であり、家では厳格な父だった。厳格といっても暴力をふるわれたことは一度
もない。重たく堅い石と太く真っ直ぐな柱として家族を支え続けた人だ。
洋介は一人っ子であったが甘やかされた覚えは一度もない。高校卒業後家を飛び出した洋介は東京に出てアルバイトをしながら役者
養成所で演劇の勉強をするということをした。役者になりたかったかどうかは今になってみると本心であったのか疑わしいと洋介は思う。
北海道しか知らずに一生そこで過ごすかもしれないことに息苦しい気持ちをもったというのが本心に近い。結局は役者になることより
生活を安定させることを優先させた洋介は正社員として今の札幌に本社を置く会社に就職をした。たまたま北海道であったことに洋介
は人生の皮肉を思う。
 
 
731名無し物書き@推敲中?:2006/02/27(月) 23:40:47
沢山の指摘、アドバイスありがとうございます。
今回の文章は携帯から書き込んだので、反映された後で指摘されている文法上の誤りに気が付きました。
いかに推敲が大切か、それとこんな文章を投稿してしまって、申し訳なく思っています。
発表についていくつかの推測をして下さったようですが、これは大学の合格発表です。
もう受験生か、と思って書きたくなりました。ベタですいません。
どうも僕は読点の使い方に問題があるようですね。今後意識してみます。
732730:2006/02/27(月) 23:41:09
 叔母が洋介を呼んだ。洋介は首を振った。彼女は何度も「あなたのお父さんなのだから」と言い洋介の腕を引っ張ったが彼は頑として
動かなかった。彼女を無視して煙草を吸い続けた。叔母は最後に一言「しゃきっとしないとだめよ」と言い諦め焼き場の中へ戻った。
「しゃきっとした」ことなど一度もないと洋介は思った。父は最後まで「しゃきっとした」人生だったのだろう。煙草を雪の上に投げ捨てた。
雪の上でそれはくすぶる。煙草を吸わずとも洋介の口から白い煙が出た。洋介はまた煙突をじっと見た。その先から絶え間なく煙は流
れ続ける。あれは父なのだろうか。洋介は他の煙との違いが分からない。
煙草を十数本吸い終わった頃また先ほどの叔母が来た。お骨拾いには来なさいと言う。また洋介が強情を張ると彼女は突然に掌で
洋介の頬を打った。冷たい手だった。顔を見ると目が真っ赤にそまっている。洋介は大きく息を吸った。つま先で雪を軽く蹴った。それ
から彼女について焼き場の中へ向かった。
何人もの啜り泣きのなかに白くなった父はいた。洋介が近くによると皆彼のために脇に退いた。骨が置かれた台はこんろのように熱を
発していた。洋介は知らない人から渡された箸で白い塊を摘み隣の人に渡した。何度かそれを繰り返すと焼き場の職員が来て残りの
骨は骨壺に納めておくということを言った。洋介は後ろに下がった。職員の人が頭蓋骨を納めようと苦心しているのを見て洋介は近づき
手に持った箸でそれを砕いた。とてもやわらくもろい骨だった。洋介の母が彼の腕にとりすがり号泣した。洋介は台の上に箸を置くと母
の背中を軽く二度叩いた。
 
733730:2006/02/27(月) 23:41:48
 父から一度ひどく怒られたことがある。高校生の時だった。朝食の席で洋介は母のことを「馬鹿」と言った途端新聞を読んでいた父が
立ち上がり「親に馬鹿というな」と怒鳴ったのだ。洋介が立ち上がると父も立ち上がった。数秒対峙した後洋介は手をあげようとした。
途端父が洋介に近づき腕をつかみねじりあげた。洋介はそれをふりほどいた。父の顔を見ると鋭く真剣な目があった。洋介は背を向け
鞄を持ち学校へ向かった。あの時もう一度手をあげたらどうなっていただろう。父を殴ることができただろうか。洋介は知ることはできない。
 通夜が今日で葬儀は明日だった。洋介は明日仕事に戻る。販売フェアは一週間後に迫っていた。親戚には初七日まではいることを意
見されたが洋介は耳をかさなかった。母は構わないと言った。洋介がいようがいまいが何が変わるというわけではない。洋介は思った。
ただ、父が死んだだけだと。たったひとりしかいない父が死んだだけだと。しかし洋介の中では一生「父」は生き続ける。これまでもこれ
からもそれは変わらない。

734730:2006/02/27(月) 23:43:11
改行失敗しました。本当にごめんなさい。
735白菜人間:2006/02/27(月) 23:47:37
「小説は、書き出しが命だそうです」だしぬけに河本がそう言った。
「そ、そうなのか」俺は河本の真意を測り兼ねて、あやふやな返答をした。「だから、どうした」
「ええ、ですから不肖河本、ここでペニスを露出しようと思います」
俺は驚き跳び上がった。「お前、それは違うぞ。明らかに勘違いだ。インパクトがあれば良いってもんじゃない。それじゃ、読者は誰も付いてこない」
「おっしゃる意味が解りません」
「おっしゃる意味も何も」といいかけて、俺は唖然とした。河本はいつの間にやらペニスを露出していたのである。「こ、こうもとおおお」怒りがこみあげてきた。視線をペニスから奴の顔に上げる。
「もう、出しちゃったもんはしょうがない」河本は開き直る。「しょうがないたら、しょうがない。あら、えっさっさ」ドジョウ掬いの様な踊りを始めた。
俺は河本の胸ぐらを掴む。「てめぇ、それじゃ又、叩かれるぞ。ナンセンスなりに筋を通せだの、現実との対比がなってないだの、小説として読めたもんじゃないだの。この責任、どう取ってくれる」
「そんなの、知らないもんね」河本は俺に胸ぐらを掴まれながらもフザケタ顔で踊り続けた。ペニスがそれに合わせて揺れている。いや、体の動きに比べて不自然なほど、激しくペニスは揺れている。
どうやら河本の踊りはペニスを揺らすのが目的だったらしい。その事に気付いた俺はカッとなり、目の前が真っ暗になった。
河本の顔面に拳固を叩き込む。
「ぎょろっご」などと意味不明の言語を発して、河本は後ろに吹っ飛んでいった。
「おやおや。自分の意に沿わなければ、暴力ですか」地面にへたり込みながら河本は口元の血を袖で拭う。「それじゃ、酷評スレに酷評を依頼して、酷評されたら逆ギレするこの小説の作者と同じだな」
736名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 00:11:59
>730
一人で煙草を吸い出せば一人語りの枕詞と言ってもいいが実際には読者に向けてのナレーション。
主人公の内面描写がほとんどない。
737名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 00:30:29
>>730

一部分だから作品全体の評価にはならないだろうけど、普通によく書けてると思う。
正直自分にはこれといって指摘出来るような部分は無かった。完成した作品を読んでみたい。
738名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 01:19:22
>>730 >>732-733
所々で細かな荒はあるけど、全体としては悪くない。
具体的な改善点を挙げるなら、まず改行をもっと効果的に使った方がいいね。
今のままでは少なすぎて読みづらい。文自体はいいだけにとても損をしている。
それと、全体の文と最後の『「父」は生き続ける』という締めとが今ひとつ結びついてない。
何故主人公がそう思えるのか、良識や一般論などに頼らずに読者に感じさせる工夫が欲しい。
高校の頃の一幕だけじゃ弱すぎる。というか、そこから何も発展出来てないのなら書く意味が無い。
個人的には中途半端な扱いのままで終わってる母を放っておく手は無いけど。
あとは要所要所の描写をもっと研鑽させれば、かなり良い文章になると思う。
739名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 01:28:45
>どうも僕は読点の使い方に問題があるようですね。

句読点をどう用いるかは本人の自由。
元々句読点を用いるのは、相手に文章を読みやすくするため。逆を言うと
相手が教養が低い人ということになる。それは相手を見下げる行為だから
失礼に当たる。だから普通は表彰状などに句読点は用いない。
740名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 01:54:01
「なんだとう、てめぇ。いって良い事と、悪い事があるぞ」俺はこの上ない最大限の侮辱をされ、ふたたび目の前が真っ暗になった。「あんなのと一緒にするな。するな。するなあ」
俺はゲシュタルト崩壊による子供返りを起こし、奴に躍り掛ろうとした。が、その場から一歩も動けなかった。
「あっははは。あんた、本当に馬鹿だなあ」河本は腹を抱えて大笑いした。「見てみろよ」と、俺の足先を指差す。
そこから徐徐に俺が消えて行くところだった。
「まっ、作者の性格を知りながら失言した俺も馬鹿だがな」
よくよく見ると、河本も俺と同じく足先から透明化が進んでいる。
「道連れだ、道連れだ」自らの存在が消えていく恐怖で河本は明らかに気が狂っていた。大小便の失禁を繰り返している。
俺は怒りを通り越して、呆れ返った。はああっ、と力ない溜め息をつく。「この小説って、いったい何だ。あまりにも、無意味に過ぎないか」
「知るもんか知るもんか」河本は涎を垂れながして、叫ぶ様に言った。「何も知らない、ここがどこなのか、あんたと俺の関係は何なのか、その他一切がっさい何も知らない。読者どころか、作者も知らない。書きなが考えているから、しょうがない」




741名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 02:07:15
長いのですが是非酷評お願いいたします

http://www12.tok2.com/home/umenattou/syeido.html
742名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 02:26:32
ぎゃはっはは、と笑う河本の笑い声はもはや怪鳥のそれである。
俺と河本の透明化は、股間の辺りまで進んでいる。
作者の奴め、オチはどうするつもりだろう。この御に及んで、ふと俺はそんな事を思った。そして、もしやオチを付けないままこの小説を終らせるのでは、というあまりにも恐ろしい結末が頭を横切り慄然とした。
このままじゃ駄目である。俺がオチを付けてやろう、と意気込んだ。が、しょせんは作者の創造物である俺にそんな能力などある筈がない。
というか作者の奴め、そろそろ面倒臭くなってきてる。ただでさえ荒い文章が、ますます荒くなってる事からも、それは一目瞭然である。
俺は助けを求める様に河本を見た。
河本は怪鳥の笑い声を上げ、大小便を垂れ流しているだけである。
絶望的だ。あまりにも絶望的だ。
河本の垂れ流す小便が、このスレ住人達の涙に見えた程である。
(お〜おっ。無理矢理ではあるが、なんとかオチが付けられた。疲れた。もう寝る)
酷評お願いします。
743名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 04:09:26
>>白菜
ようするに単なる暇潰しですね。
その割にはすべての欠点を投げやりなせいにして精神的防衛を計っている所が卑小に過ぎます。
ある意味、2ちゃんという場所に最適な人物といえるでしょう。VIP板あたりに行かれては如何でしょうか。
744名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 06:06:46
 小学校に入学して最初に見せられるような丁寧な文字が隙間無く並ぶノートのページを眺めて、修平は満足げに天井に向かって伸びをした。
「疲れたぁー、よしっ!っと」
 学年期末考査初日の朝、一夜漬けによって溶接された付け焼刃の完成度に、修一は確信する。
 今回の考査に於ける、高得点を。
 ちょろいモノだ。こんなのは。
 用紙の空欄を埋める為だけの暗記術など、学問とは云わない。
 必要な時にだけ記憶に焼き付けて、終わればポカンと忘れてしまえばいい。
 伸び盛りの脳みそにはどうでも良い定義より今しかできない刺激的な日常の方が、ずっと栄養になる。
 修一は心底そう思っている。
 座り慣れた天然革の椅子から立ち上がり、凝り固まった筋肉をほぐしていく。
 長時間固定され続けた腰は待ちわびた解放の時に「ごきごき」と嬉しい悲鳴をあげた。
 心地よい一瞬の立ち眩みが消えて開いた目に、日の出が近い蒼白の空が映った。
 そのハッとするような美しさに惹かれて、教科書や問題集が散乱しているベットに立ち膝になって、視界いっぱいの海と空を眺めた。
 いつもなら港に帰って行く漁船の無線で騒がしい海が、昨夜の嵐のお陰で静かに波打っている。
 群青色の水平線は居残った雲と交わって、境界を曖昧にしている。まるで海水が空高く盛り上がっているようだ。
 そしてその雲間に覗く一等星の輝き。日の出と共に眠りに付く彼らの早朝の輝きは夜のそれより、数段綺麗に見えた。
 何も無い所だが、この自室の窓から見える一面の海原と広い空が、修一は子供の頃から大好きだった。
 ガラス越しでは物足りなくなったのか、修一はパンツとTシャツのまま、窓からベランダへと出た。

今の自分をそのまま投影しました。酷評、宜しく御願い致します。
745名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 08:11:19
>>736
ありがとうございます。
主人公の内面の描写に関しては意図的にやっていました。
ですが、読者が文章の中に入っていくためにはいくつか心理描写は
必要なのかと思いました。おっしゃり通りです。

>>737
ありがとうございます。最高のほめ言葉です。

>>738
ありがとうございます。確かに所々に推敲の余地がある文章である
ことに気づきました。例えば、「時期」という言葉と「途端」という言葉が
反復している所など。
高校時代のエピソードはとってつけてしまいました。その通りでございます。
父と息子の物語は色々考えたのですがこの短さだとこうなってしましました。
もっと物語の核心にせまるエピソードを選択するべきだったのかもしれません。
母との関係も、自分ではもう少し膨らませるべきだったと思います。
彼女の働きで物語が非常に豊かになることは気づいていました。ただこれも
この短さの中で最低限の描写にとどまらざる終えませんでした。ただしもう少し
彼女の役割を明確に示しておくべきでした。
最後に改行についてですが、読みづらいと言われたら確かに音読してみると
息詰まるような感じになってしまいますね。これは今後の課題です。
自分としては改行は必要最低限、場面の転換でのみ使うということをやって
いました。うーん。適切な改行はとても難しいです。
746名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 10:40:20
>>744
いくらなんでもそのまますぎて内容に乏しい。
平坦すぎて読むところなし。終わり方も工夫がなく唐突すぎる。
747名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 11:37:31
>>737
第三者視点で書いてるけど→>>730、主人公の心の中まで第三者は
解らないと思うんだが……、この場合は問題ないの?
748白菜人間:2006/02/28(火) 16:02:01
>>743
やだ。ずっと、ここにいる。プロになるまでここにいる。
というか、お前等が俺をプロに育てあげろ。だから、真面目に酷評してくれ。頼む。
749名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 16:05:50
完全に読者になりきって自分自身の作品を批評すればいいんだよ。
のび太くんはほんとにばかだなあ
750749:2006/02/28(火) 16:09:17
君がのび太じゃないってことくらいわかってるから叩かないでほしい。
751白菜人間:2006/02/28(火) 16:24:45
>>749
このスレ住人達の意見すべてを鵜呑みになんてしないから、心配無用。
しっかりと、取捨選択するつもり。
そもそも俺は、巧い文章よりも、魅力的な文章が書ける様になる事を目指している。巧い文章なんて、二の次、三の次。
角を矯めて牛を殺す様なマネはしない。
752名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 17:38:34
多分できてない<取捨選択
753名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 18:02:53
>>747
問題ない
754名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 18:05:56
スレも終盤に差し掛かってきましたのでwikiのスペースをお借りしました。
小説が大好きで読むだけでは飽き足らず、初めて書いてみた短編です。
構成、文法間違いなど、何でも気付いた点をご指摘いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

http://www6.atwiki.jp/kata/pages/12.html
755名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 19:40:32
>>741
登場人物がみんなカタカナだから、覚えづらい。キャラ付けをもっとしっかりやってほしい。
身体的な特徴とか癖とかとリンクさせたりするといいかも。佐藤賢一『傭兵ピエール』あたりを
参考に。

 序盤の魔法使いの口調が不統一。丁寧語でまとめたほうがいいんでは?

> 男は恐怖を覚えていた。背中を虫が張っていくような気持ち悪さすら感じていた。
>確かに当たったはずだ。自分の腕が未熟というわけではない。男は奇妙な感覚を
>覚えていた。当たったのに、当たっていない。まるで、弾がすり抜けたかのような……。
「恐怖を覚えていた」「背中を虫が張って(這って)いくような気持ち悪さすら感じていた」
「奇妙な感覚を覚えていた」一度の描写でイロイロ欲張りすぎ。もっと簡潔にして
余韻をつくるのが日本語の本懐だよ。

 一人称と三人称が混じってる。いいとこどりしようと思ったのだろうが、実際のとこ、
たいていは統一したほうが読みやすくて面白いんだよね。

 ランクに「A」とか「B」が使われず、いきなり「SSS」とかが使われているのが痛い。
「こんなに凄いんだぜ!」という作者のひとりよがりを聞かされてる気分。つーか単純に言ってさ、
記号の使い方としてわかりづらいでしょ。作品の質を落とさないかぎり、分かりやすければ
分かりやすいほうが良いと思いなさい。

 あと、直接文章に関わるところじゃないが、サイトの文字をもっと大きくして欲しいな。
一行の文字数も少なめにしてほしい。横の視線移動が多いと目が疲れるんだよ。
あと、ネット小説はたいてい暇つぶし感覚で読むものだから、一話あたりの文字の量も
少し減らしてほしい。読むのを中断したときにどこまで読んだか分からなくなる。
読むほうのことをもう少し考えてくれ。

756名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 19:41:04

>>754
 文法的にはどこに出しても恥ずかしくない程度に出来上がっている。やっぱ読んでる人の
文章は気持ちいいな。もちろん、魅力的な文章にするにはそれにプラスアルファが必要
なんだけどね。

 けど、内容的には論外なんだよなぁ、残念ながら。あらすじまでしか書いてないからさ。
このサイズだったら短編ていうか掌編だよね。けど、どんでん返しもないし、キャラクターが
確立される前に終わっちゃってるし。この主題なら、せめて最低10枚は書いてほしいところ。
757754:2006/02/28(火) 20:00:37
>>756
見ていただきありがとうございます。

文法に関しては、きちんと勉強した事が無く、ネットや本などで色々と調べながら書いていたのですが
誤りがないだけでも安心致しました。
表現の深みや、魅力的な文体に関してはこれはもう書く事で修行するしかないでしょうか。がんばります。

内容は頭の中に浮かんだものをワーっと書いてみたため本当にお粗末でお恥ずかしい限りです。
自分なりにここから色々膨らませて、いずれキチンとした物語を書けるように精進したいと思います。
758前にきららに応募して落選したものです。長いけどお願いします。:2006/02/28(火) 22:03:36
無意味なモノが倒錯するこの町で、僕は確実に意味があるモノだと思ってる。
ヒトではない。絶対的にモノなのだ。僕は美里にそう話すと煙草の灰を灰皿に落とした。

「理由はわからないけど、なんか悲しい感じがするわね」
美里はなんとも言えない表情で答えると、
窓の外を眺めた。
「モノでもヒトでも貴方は貴方じゃない?私の目の前にいるのは貴方よ?」
僕は煙を肺いっぱいに吸い込んだ。雑居ビルの五階の居酒屋の窓からは、隣のビルの窓しか見えない。
「お前の目の前にいるのが僕だから、僕は確実に意味があるモノなんだよ」
「理由っていうか、意味がわからないわ。何故貴方がモノなの?」「僕の勝手な考えだから気にしなくていいよ」僕はそう答えると、美里と二人店をあとにした。
明後日の午後八時に待ち合わせを決めると、美里は微笑みながら早く明後日になればいいねと言った。



美里と僕は十八の時に上京してきた。美里は可愛い女で、田舎では何人もの男に告白されていた。何故僕を選んだのか今でも不思議だが、彼女は他の女とは違う。普通の女ではない。とにかく、僕は美里が大切だ。
759つづき:2006/02/28(火) 22:10:12
理由なんてないのだが早く明後日になればいい。僕はそう願いながら、小汚い町を歩いて帰った。


美里と待ち合わせをしている店に向かうため繁華街を歩いていると色々な看板やヒトが目に入ってくる。この町を歩いているとなんでも有りの様な気がする。
すべてが無意味な様な気がする。でも、同時にすべてに意味があるのかもしれない。
この町にいると僕もモノではなくヒトでいていいのかもしれない。

五分遅れて店に入ると、美里はすでにカシスオレンジを飲んでいた。
「早かったんだね」
僕はそういうと店員に黒ビールを頼んだ。
「ねぇーあき、この前言ってた、あきがモノってどういう意味?」美里は不思議そうに聞いてきた。
「だから気にしなくていいよ」
「気になるのよ」
僕は目がしらが熱くなっているのをぼんやりと理解しながら説明した。
「ヒトはヒトを創り出せるけど、僕と君とじゃヒトは創り出せないから、でも君は僕を大切に思ってくれてるから意味が有るモノなんだ」
「………そういうことね、じゃあ私もモノね。それでも別に構わないわ」
「うん」
僕はそう頷くと、目の前に差し出された黒ビールを一気に流し込んだ。
僕は私を捨てたのだ。モノでいい。
他にもモノは溢れてる。
760最後ミスった……:2006/02/28(火) 22:11:25
僕はそう頷くと、目の前に差し出された黒ビールを一気に流し込んだ。
僕は私を捨てたのだ。モノでいい。
他にもモノは溢れてる。




酷評お願いします。
761名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 22:13:48
>僕は確実に意味があるモノだと思ってる。

とりあえず、僕が「何に」意味があると思っているのか不明瞭。
モノの一種である何かなのか、自分自身のことなのか、モノが存在する町のことなのか、読者が混乱すると思われ。

会話を読めば判ることではあるけど、読者を引っ張る意思があなたにないように感じた。
762名無し物書き@推敲中?:2006/02/28(火) 23:24:09
>>754
まあ>>756のように「もっと長く!」という意見も分かるけれど、このお話はこの寸法で十分だと思う。
これからもっと話が膨らんだらそれにあわせた嵩になるだろう。
こういう書き方だと「ことがら」をぽんぽんと配置してそれでできあがり、となる。
このお話にはそのやり方が似合っていると思うけれど、あるいはそれはお話の性質だけでなく
754の書き手としての資質によるものではないか、という気もする。

>小鳥を見た騎士は(中略)次の瞬間大きく腕を広げ
私の印象としては小鳥は鳩よりも小さいと思うが、それを受け止めるのに「大きく腕を広げ」るだろうか?
塔の二階から飛び降りて恋の逃避行に赴こうという姫を抱き留めるならそれでも良いだろうが、
この小鳥を見て一切を理解した騎士にはもっと慈しむがごとく、いたわるがごとき身振りが似合いそうに
思うがどうか。

また「>騎士の下へとたどり着いた。」と、しながら、そのあとに騎士の所に本当に辿り着くというのはどうなのか。
「騎士のいる街に」くらいが適当か。

さらにまた、「>彼の墓標の上に町を作った。 」は「彼の亡骸の上に」くらいが適当か。
だがそれもどうなのだろう。
私なら「彼の亡骸を葬ると、そこに塔を建てた」として、騎士の亡骸をその隣に葬るかな。

>二つの墓はいつまでも町の人たちに親しまれ
その街の人たちは、二つの墓の上の街に住んでいるはずだが・・・
といらぬ邪推を誘わない単純さがこのお話にはふさわしそう。
小鳥を葬ったらそこに塚を築くと、街はそれを中心に奇跡的な発展を・・・
でもなんでもいいが。
そうすると「誰知る事も無い伝説」と言うところにまた影響を及ぼしそうだけど。
(そんな街の真ん中に塚があれば、みんな「あれはなんだ?」と思うだろうからね。
でも、騎士が何も言わないでも知らず知らずに二人の恋と小鳥の結城の伝説が伝わっていた、
というのも良さそうではあるけど)
まあ、
「誰知る事も無い伝説」
という言い方自体どうなんだ、ということもあるが。
763白菜人間:2006/03/01(水) 00:59:13
なんて事だ!誰も俺の文章を酷評してくれない。
おそらくは、>>743ぐらいしか俺の文章を読んでないな。
他の奴等は、[白菜人間]のコテハンを目にしただけで、スルーしたに違いない。
くそ。ここに初めて来た時、暴言を吐いたのが悪かった。愛想尽かされたか。
それを反省して、書いた小説だったのに。
説明するまでもないがオチの[このスレ住人達の涙]は、憐れみの涙という意味だぞ。
つまりは、作者自身がおのれの実力の無さを認めている訳だ。
だからお願い、レスちょうだい。
764名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 01:11:56
自分では「勢いがある文章」だと思って書いているアレかな、という印象。
「ヨシモト行きなよ」とか、何度か言われたことがありませんか?
765名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 01:19:28
VIP的にはたぶん、面白い文章。
このスレ的には「読む価値なし」
そう言うことでしょ、酷評が無いって事は。

俺は酷評して文章を良くしたところで……という理由でスルーしたがね。
>>735は全く文章に「意思」が感じられないよ。読んだけど感想は特にありません。
VIPに白菜スレたててそこで人気者になってください。以上。
766名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 01:33:26
まあ>>765みたいに意志ばっかりあってつまらないのもアレですが。
767名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 02:58:02
>>751
>そもそも俺は、巧い文章よりも、魅力的な文章が書ける様になる事を目指している。
だったら尚更こんなスレにいないでよそでスレを建てるなりブログ開くなりするべき。
何故ならここは主に文章の巧拙を見てもらうスレッドだから。じゃなきゃ一部分のみの投稿なんて受け付けてない。
それに内容に関してなら最初に投下した文で、それなりの評価を既にもらっているはず。
これ以上ここでいくら頑張った所で、得られる対価は貴方が期待する以上のものにはなり得ないと思うよ。
768白菜人間:2006/03/01(水) 03:02:43
>>764
>>765
おおっ。レスありがとう!
俺にかまってくれるだけで、嬉しい。
それどころか、俺の文章も読んでくれていたらしいじゃないか!
感謝。感謝。
764と765、そして766のカキコから判断するに、俺の文章は[ロクでもないが、面白い事は面白い]といった程度のものなのだろうな。作家への道のりは、長い。
それとあと、今までの暴言は謝る。
だから又、レスちょうだい。
できれば、酷評もお願い。
頼むよ、マジで。
769名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 04:51:45
> ロクでもないが、面白い事は面白い

このポジティブシンキングはすごい。
白菜人間の言葉で初めて心を動かされた。
770名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 04:52:54
>>753
まさに酷評だな。

>>768
あほか。面白くもなんともないぞ。
読んでいてもリズム感が悪いし情景が目に浮かばん。
771白菜人間:2006/03/01(水) 05:29:41
>>769
>>770
なあんだ。以外と、俺の文章を読んでくれてる人はいるもんだ。
少し安心。
否定だろうが、なんだろうが、俺の文章を読んでくれるだけでも嬉しい。スルーされた上で、無反応なのが一番困る。
まっ、同一人物による多重カキコの可能性もあるから、喜んでばかりもいられないが。
772名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 08:34:36
ロボットが人間の代わりに食糧や生活必需品を全て生産し、輸送することが
できるようになったら、人間は働かなくても生きていけるようになる。

そうしたら通貨を廃止することはできるよね。

○wiki
http://wiki.livedoor.jp/tuuka_haisi/d/FrontPage
○通貨廃止に必要なプログラム・技術資料等の配布サイト
http://tuuka-haisi.hp.infoseek.co.jp/

誰か身近にいるプログラムできる人間にやらせたらいいし。
小説でこういう世界を書けばこの世界観を宣伝できるよね。
773名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 12:00:13
>>761さん、>>760です。レスありがとうございます。
読者を引っ張るですか。
難しいですねぇ。。。例えばどんな風にもっていけばいいんですか?
自分ド素人なもので………
774754:2006/03/01(水) 13:06:25
>>762 見て下さってありがとうございます。
騎士が大きく腕を広げは、まさに騎士は鳥ではなく女王を抱きとめようと
したからというイメージなのですが、うまく説明も表現もできませんでした。

同様に墓標の上にもダメですよね、墓の上に町がデーンと乗っかっちゃっていますし
お墓は片隅に置くとか目立たないような位置にするべきだったかなと思います。

伝説は物語とした方が適切でしょうか。誰も知らないのに伝説とはこれ如何に、って確かにその通りです。

ともあれ自分の頭の中でイメージしたものを文章にする事が難しく
伝えきれない事が多くて、要修行と改めて認識できました。本当にありがとうございます。
775名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 14:59:00
>>754
今さらだけど読んだ。特に気になった部分だけ少し。
小鳥が健気に忠義を尽くすような話なのに『大いなる力』で飛んでるって言うとなんか他力で飛んでる
感じがしてかなしい。
第二段落の最後の2文がだらだら長くて雰囲気が台無しに。
『愛しい人よ──』は説明ついでに語るんじゃ味気ない。あえて淡々と描写してるのだろうけれど、
テンポを工夫するなどして一呼吸置いてから語らせたほうが盛り上がるんじゃないだろうか。
最後の締め方が、それまで中心にいた小鳥からあまりに離れすぎていて拍子抜けしてしまう。
墓が愛されたっていうオチよりは、小鳥が休んだとか街が栄えたとかって話で締めたほうが、小鳥が
報われてる感じが出ると思うよ。
776名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 15:41:10
http://homepage3.nifty.com/〜110/

お願いします。お手数ですがサイトの方に感想を頂きたいです
777名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 16:17:09
華麗にスルー
778名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 18:07:09
 「オカキでアイス買ってくる」
 僕は100円を握って家を出た。
 家を出てすぐ、じりじりと真夏の太陽が痛いほど僕に降り注ぐ。
 暑い。暑すぎる。僕は出来るだけ日差しを浴びないよう、日陰を探しながら走って行くことにした。
 行き先は、近所の岡本商店。
 何年も前から看板のペンキが所々剥げてきて、今では「岡木商店」になっているのに、岡本のおばちゃんはほったらかし。
 だからみんな「オカキ」と呼んでるのだ。
 近くにコンビニが出来てからお客さんが少なくなったみたいだけれど、小学生はみんなオカキでお菓子を買ってる。
 なぜなら――
 「おばちゃん。ガリガリ君ちょうだい!」僕はお店のガラス戸を開けるなりそう叫んだ。
 いすの上に座布団を敷いて正座した、岡本のおばちゃん――おばあちゃん、と呼ぶ方が正しいんだけれど――が僕を見つけてにっこり笑った。
 「おや、太郎ちゃん、今日もガリガリ君かい」
 「うん、暑い日はやっぱりガリガリ君だよ」
 僕はそう言って入口近くのアイスボックスをごそごそと探り、ソーダ味のガリガリ君を一本取り出した。
 100円玉をおばちゃんにわたすと、おばちゃんは「はい、おつり40万円ね」と言って10円玉を4枚、僕の手に渡した。
 僕はニッと白い歯を見せて、レジ横のパイプ椅子に座った。
 ガリガリ君の袋を破りながら僕は「おばちゃん、またお話聞かせてよ」と頼んだ。
 僕はもちろん、ここに来る小学生はみんな、おばちゃんの話を目当てで来てるのだ。
 おばちゃんが話す昔話は、どんな絵本よりも楽しく、何回聞いても飽きなかった。
 「そうだねぇ……昔、あるところにえらーいお坊さんがいてね……」
 アイスを食べながら、おばちゃんのお話を聞く。
 この町のツウが過ごす、暑い日の過ごし方だ。

いつも酷評させていただいてた645です。
自分が酷評する程文章力があるのか疑問に思い、別スレで書きなぐったのを見つけたので推敲してみました。
酷評、お願いします。
わー、こえーなw
779ケッターロホ:2006/03/01(水) 20:09:47
>>667を評価して欲しい
780名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 21:10:00
交差点を曲がるとすぐ、路上にとめられた車のそばに立つ小柄な男と目が合った。たっ
たいま彼は目線を車の下部からこちらに移したばかりで、男の目は一瞬見開かれ、あとは
モスクワ市民と同様におそれ多いものをともし、二人のわきを通り去ろうと足を踏み出し
た。
「まて」ロスフォーリナ中尉が男を制止した。少尉はコートの中に手をのばした。
「はい?」動揺のない声音で男はこちらを振り返った。表情もほかの市民と変わらなかっ
た。
「わたしはKGB第二管理本部のスヴェトラーナ・セルゲイエヴナ・ロスフォーリナ中尉
だ。身分証を提示してもらおう、同志」
「きょうも冷えますね、同志中尉」男はまだ若く、ロスフォーリナ中尉や少尉と大差なか
った。話し方も教養を感じさせ、ソビエトの未来をになうモスクワ大学の学生かもしれな
かった。
「党員か」ロスフォーリナ中尉は渡された党員証をみて言った。ソ連共産党の党員は生活
のあらゆる面で優遇され、彼女もまた誠実な党員だった。「モスクワ大学の学生か?」
「そうです。政治学を学び、将来を祖国のためにつくしたいと党の幹部を目指しています。
独学で経済も学んでいます。いま必要なのは西側に負けない経済力です」
「賢明だ。国がいま冷え切っていることを知識人には隠せない」モスクワ大学で教える教
授たちは知っていることを出し惜しまない。むろん共産主義は学ばなければならない筆頭
だが、学生たちはその理論を信じるにしろ信じないにしろ、それに従う。彼のように出世を望
む野心家なら、なおさら共産主義と党に忠実でなければならない。「わたしもモスクワ
で学んだ。西側の強さは、流通の整備された強大な経済に裏打ちされている」


一部抜粋です、お願いします。
781名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 22:08:42
>むろん共産主義は学ばなければならない筆頭だが、学生たちはその理論を信じるにしろ信じないにしろ、それに従う。
やり直し
782日本語苦手 ◆VDbs9MsyKE :2006/03/01(水) 22:32:44
>>778
特に読んでて問題ないが評価してもらう以上
もう少しオリジナリティーやひきつける要素が欲しいところ。
>>779
チラシの裏。
>>780
>>路上にとめられた車のそばに立つ小柄な男
修飾しまくりでわかりずらいw 車のそばに立つ小柄な男のほうが

>>たっ たいま彼は目線を車の下部からこちらに移したばかりで、男の目は一瞬見開かれ、
>>あとはモスクワ市民と同様におそれ多いものをともし、二人のわきを通り去ろうと足を踏み出し た。
なんかわかりずらく変な描写 
→彼は車をじっとみつめ、こちらを向くとカッと目を見開き、モスクワ市民一般のそれと同様おそれ多いものをともし、
そそくさと二人の脇を通り去ろうと足を踏み出した。

>>おそれ多いものをともし
おそれ多いものとは?

>>モスクワ大学の学生かもしれなかった。
文全体は回想場面ですか?でなかったら 学生のようであったのほうが

二人の会話は興味深く読めましたよ
783ケッターロホ:2006/03/01(水) 22:33:56
>>782なんて嫌いだ!お前なんか恐竜帝国に拉致されて人体実験でもされちゃえ!
784名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 22:43:01
>>781
おかしいですかね? できればくわしく

>>782
簡潔な描写を心がけているのですが、まだ甘いですね。
恐れ多いもの→市民のKGBに対する畏怖  これはこの前の文で示しているので、わかりませんよね。すいません
会話→どうもです。
785名無し物書き@推敲中?:2006/03/01(水) 23:45:13
ここで大事なのは「だが」とあること。「だが」の後半で前半を否定しなければならない。
>誰もが学ばなければならない。だが本人の意志にかかわらず誰もが学ぶ
おかしいだろ。
786名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 00:51:29
>>667
[素晴らしい]の、ひとこと。667を誉め称える言葉はこれ以外にない。
既存の言葉をいくら並べ立てたところで、667の文章の評価に対等とはなり得ない。
667には、日本文学の夜明けの様なものを感じる。
667に酷評を下すのは、己れの愚かさを晒す事にほかならない。
787名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 01:28:33
>>785
そうか、指摘されると気づく・・・ありがとうございます、接続詞はちゃんと使わないとだめですね
788日本語苦手 ◆VDbs9MsyKE :2006/03/02(木) 02:36:15
この場合の「だが」は逆説の接続詞の「だが」とは違うかと
例:彼は成績はいい。だが性格は悪い 
この場合は多く文頭に来る

今回の「だが」は↓と同じ(文法的になんていうのかはしらないけど)
例:信じがたいことだが、アメリカの医学部では、4年間で6時間しか栄養学の授業がない。
例:ミズーリ州もそうだが、カンザス州は、全米でも有数の食用ビーフ産地だ
↑これだってべつに前半を否定してない

789名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 04:31:03
>>778
間違いなく、巧い文章の類に属する。
個人的には書き直したい箇所も見受けられたが、それは趣味の問題であろう。
酷評する立場である以上、この程度の文章力は当たり前といえるが、どこへ出しても恥ずかしくない文章に変わりはない。
790名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 05:12:08
>>778
アイスを食べながら"おばちゃんの昔話を聞く"のがツウのやり方なのだと太郎が主張しているのだから、
『袋を破りながら──頼んだ。』なんてさらっと流しては駄目。

「これこそが暑い日を楽しむ秘訣なんだぜフッフ〜ン」と言外に潜ませるために「破りながらこう頼むのだ──」
のような言い回しをしなければいけない。

この部分だけが唯一『なぜなら──』で煽った読み手の期待に応えられる部分なのだから、慎重に。
791名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 07:52:19
なんか勘違いしてる人が多いけど、「──だが、──。」の「が」は接続助詞だろ。
逆接の意味もあるけど、前置きとする事実を述べる時や、並列させる事柄を続ける時にも使う。
ちょうど>>788が示した2例がそれにあたるわけで、>>780の文章も間違いではない。
792名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 08:17:55
>看板のペンキが所々剥げてきて、今では「岡木商店」になっている

器用に「本」の横棒だけ経年劣化ではげ落ちて「木」にはならねーよ。ボケ。
「パチンコ」の電飾看板が、ひと文字消えて「チンコ」はあり得るがな。
ウソをそれらしく書かれたら、もう物語全体がウソに思えて素直に読めない罠。
793名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 08:27:22
>アイスを食べながら、おばちゃんのお話を聞く。
>この町のツウが過ごす、暑い日の過ごし方だ。

リアルタイムで物語が進行しているのに、閉めに日記の様な過去形を持ってくるなよ。
794名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 09:30:50
>>792>>793
物語の前提として書かれているものに嘘も糞も無い、それに778の場合は、絶対にあり得ないという程の事でも無い
チンコの方が現実であり得そうだと言われてるが故に、物語などで使われた場合、よっぽどご都合主義で嘘っぽくなる
過去形だとか言ってる文盲がなんで創作文芸なんて板を見てるのか、甚だしく疑問

>>778
>何年も前から看板のペンキが所々剥げてきて、今では「岡木商店」になっているのに、岡本のおばちゃんはほったらかし。
関係無いけど、こういう言い回しは個人的に嫌い、子供系の文章でよく使われてるんだけどね、無邪気な感じが嫌なのかもしれん
795名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 09:33:34
>>780
全体的に繋がって無くてわかりづらい文章。

>モスクワ大学で教える教
>授たちは知っていることを出し惜しまない。むろん共産主義は学ばなければならない筆頭
>だが、学生たちはその理論を信じるにしろ信じないにしろ、それに従う。彼のように出世を望
>む野心家なら、なおさら共産主義と党に忠実でなければならない。

この部分とか一つ一つの意味はわかるが、「むろん」や「だが」の使い方が悪かったり言葉が足らなくて文が繋がらない。
あと改行とか整えるくらいの事はしてほしい。
796名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 09:55:42
>>794
>嘘も糞も無い
それいっちゃ終わりだろ。批評もできん。

>絶対にあり得ないという程の事でも無い
貼り絵ならあり得る罠。素人がわかった口を聞くな。
797名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 10:09:34
>>794
>こういう言い回しは個人的に嫌い、

おまえの好き嫌いを聞いてるんじゃない。文盲がなんで創作文芸なんて板を見てるのか、甚だしく疑問
798名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 10:49:35
>>782>>789>>790>>792-794
おお、いっぱいレスが!みんなありがとう。

>>790
なるほど、確かに『なぜなら――』で(一応)引っ張った終着点を曖昧に流してるから
>>782の言うようにひきつける要素が欠けてるのかもしれないですね。

>>792
すみません、正直そこは自分の文章力不足を誤魔化すつもりでした。
言い訳すると、最初は浮き文字?立体文字?の看板で、お店の前の広場でおばちゃんの孫が子供の頃野球をしてて、
ホームランを打った球がお店の「本」に当たって落ちちゃって、「本」の「十」の部分から下が折れちゃったけど、
おばちゃんは記念にと「十」の部分を仏壇にしまってアンバランスな「木」の部分だけ元に戻した、的な構想だったんですが(今も説明できてないぽ)
説明むちゃくちゃ&長すぎる&看板の名前わからん&ボールが当たったくらいで落ちるくらい老朽化する程昔の看板技術もわからない
 ⇒ペンキでもあり得るかな
みたいな感じでした。

>>793
うーん、「暑い日の過ごし方なのだ」にしたら、誤解なかったかな。
推敲不足でした。

>>794
フォローありがとう。でもちょっと甘えてましたね。100%有り得ない訳じゃないから、納得してね?って感じで。
>何年も前から看板〜
この一文だけ、浮いてるんですよね。主観入りすぎと言うか、子供っぽ過ぎるというか……
実は最初三人称だった文章を、苦手な一人称の練習のつもりで書き直したんです。
しかも主人公が子供だったので、こういうギャップが出来ちゃったのかもしれないですね。

いやー、やっぱ自分が書いてて気になったけど、まぁ、いいか〜
なんて思ってる所は殆ど全部突っ込まれましたw
まだまだ手を入れられる所は十分ありそうですね。ありがとうございました。
799名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 11:17:52
まあ今はネット社会で読者も読む目が肥えているからな。
リアルを表現するなら、一部に適当な想像で話を作ると突っ込まれる場合もあるだろ。
800お願いします。:2006/03/02(木) 14:56:16
「だから、あなたの文章はつまらないんですよ。もういい加減にして下さい」

そう言うと出版社の方は電話を切られました。
私は明後日で還暦を迎えます。三年前に妻は癌で他界し、娘は二十五の時に嫁ぎました。国際結婚っていうやつでね、中国の上海に渡ってしまいました。
もう何年も会ってなくてね。
今は団地で一人暮らしです。昔はね、本もそこそこ売れてたんですよ。娘も学校で「パパは作家さんなんだよ!」って言ったりしてね。今は過去の栄光に囚われて過ごすだけです。
そんな私が先日、近所の駄菓子屋に煙草を買いに行った時のことでした。

ちょうど外も暖かくなってきてね。桜が綺麗に咲いてるわけです。駄菓子屋に向かう途中の桜並木は本当に綺麗で、心地よさを与えてくれます。

「ハイライト一つ貰えますか」
「はいはい、ハイライトね。あんたも年なんだから控えなよまったく」
「みきちゃんも、控えてはどうですか。」
ここの主も数年前に他界なされました。みきちゃんと私が同い年だから、生きていたらもう七十を超えてますね。今は奥さんのみきちゃんが一人できりもりされてます。

801つづき:2006/03/02(木) 15:15:55
私とみきちゃんは幼馴染みで、恥ずかしながら、今で言う、ヤンキーというやつでした。みきちゃんはもうすぐ六十なのに、一日に二箱も煙草を吸われてます。
中学校の時から変わっていません。
「あたしは気分は若いから問題ないのよ。あんたはジジイだから控えんの。」
人に厳しく自分に優しく。みきちゃんのこういうとこは昔から変わりません。でも、口の悪さの裏側に、優しさが込もっています。

「すいませーん」
お客さんの声です。
「はいはい、いらっしゃいませ。」
みきちゃんはお客さんに近付いて行きました。
可愛いらいしいお客さんです。小学校の低学年でしょうか。
彼は半べそをかきながらみきちゃんに言いました。
「おばあちゃんのとこ猫飼えませんか?」
見ると、彼は小さな仔猫をいれたダンボールを持っています。
802名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 15:18:50
フランスから帰ると羊羹がおいてありました。
「お父さん、食べていい?」
「ウィ」

馬鹿にしとんのか。
803名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 15:26:45
>>800->>801のみで酷評お願いしますm(_ _)m
804名無し作家:2006/03/02(木) 15:36:30
場所の描写がすくないような気がする。
あと文章の基本、文の始まりは一文字分あけて書く
これはさすがに守りましょう
805名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 15:50:02
ぁ、たしかに、空けてなかったですね。すいません。汗
場所の描写も頑張って取り入れてみます。
あとなんか、気になる点とかありませんか??
806名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 15:55:56
「誰かに対して語りかけている文体」というのはかなり不自然だと思う。
説明くさいし、主人公に感情移入できない。作家という設定で、しかも一人称なら「雑誌に発表されたエッセイ」として
書いて、二重構造にすれば面白かったかも。
あとモノローグに終始して風景などの描写が少ないのも気になる。
それと台詞の最後に「。」はいらないよ。
文章自体は読みやすい。がんばれ。
807名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:08:49
さっきから改行してない香具師って同一人物?
そうすると自作自演してるってことになるなwww
808名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:16:52
>>806さん、ありがとうございます。頑張ります。
あと、私>>760を書いた者なんですけど、
それと比べて、多少引っ張る感じ、読み応えはでてきてますか?
809名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:29:44
806ではないが
カワンネ、と思う

まぁ、前は読みながら意味を理解しなければならない作業が入っていた分、途中で投げ出したくなる感じだったが
(クソゲーで重いストーリーを語られるかのように)
今回は最後まで読めたので書けてんのかな

主題が違うからなんともいえん
810名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:38:15
>>808
>多少引っ張る感じ、読み応えはでてきてますか?
こういうところでそういうことを聞きたい場合、自分なりの重点を示した上で聞いた方がより効果的かと。
811806:2006/03/02(木) 16:45:52
>>809と同意見。

>>758-760は抽象的すぎて言いたいことが伝わってこない。
>>800-801は中途半端。
読みやすくなっているし、内容も理解できるようになってきたとは思うけど。
とにかくめちゃくちゃダメってわけでもないから、たくさん書いてみれば
だんだんとそぎ落とされてくるものがあるんじゃないかな。
えらそうなこと言ってスマソ。
812名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:47:20
>>809さん、
なるほど〜難しいですね。

>>810さん、はい。えっと、>>809さんが指摘して下さった通り、前のは考えなきゃ意味がわからない上、正直気色悪いじゃないですか。読みたくないと思う人もいるだろうし、嫌悪感も沸くだろうと思います。
それに比べて、今回のは嫌な癖がないとか、すんなりと読める。また、仔猫はこの後どうなっちゃったんだろうだとか思ってくれたかな。という感じです。日本語出来なくてスミマセン………
813名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:47:26
>>802 >>811
なんで? 面白いじゃない。
814813:2006/03/02(木) 16:48:20
いや、もちろんなぜ君達にとってこれがつまらないのかはわかるよ。
そんなこと言ってたら2chが成立しないしね。
815名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:49:04

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816813:2006/03/02(木) 16:49:22
2chどころかこの世の存在が無意味になっちゃう。
817名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 16:54:31
>>811さん、アドバイスありがとうございます!!
自分まともに文章書いたことないし創造力乏しいので………
何故皆さんがスラスラと文章書けるかがかなり不思議です。
818名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 17:33:09
>>817
自分の書いた文章を気色悪いと言えるなら、きっと成長するよ。「余白」があるって事だから。頑張れ

あと残念ながら猫は気にならなかった。何個か気になる文章があってそっちに気が行った。すまん。

>お客さんの声です
お店の人でないならまず「子供の声」と認識した上で「すいませんだからお客さんだろうか」、と言う順番じゃなかろうか。
それを「お客さんの声です」と言い切ってるから不自然に感じた。まぁ、この指摘は微妙か。

>彼は半べそをかきながら
性別情報なく「彼」と言うのはどうかと。せめて黒いランドセル等入れるとか。

>「おばあちゃんのとこ猫飼えませんか?」
「おばあちゃんの所で猫飼えませんか?」を子供らしくするために「所⇒とこ」はいい。
けど「猫飼えませんか?」は「とこ」を使う低学年にしてはちょっと大人な頼み方だなぁ、と思った。
819白菜人間:2006/03/02(木) 17:37:45
>>798が羨まし。レスいっぱい、幸せいっぱい、ってところか。
くっそ。今度、文章を投稿する時にはコテハンなんて消しやる。
まっ、文体等で俺とバレる可能性もあるが。
820名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 17:46:31
>>819
よしよし。
次は書き込みするからさ、またコテで投下しなよ。
821名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 17:54:26
>>818さん、あの気色悪いのは、多分自分自身もあまり理解出来ない類だからだと思います。
自分としては、同姓愛っていう異質なものに対しての世間の差別的な目と、同姓愛を受け入れてくれる環境、主人公自身の止められない感情と自分を客観視した時の浮いた感じ。そういうものを表したいと思ってました。
(タイトルが『東京』というもので、新宿とか行けばよくそういう人いるじゃないですか。)
でも、本当に抽象的でしたね。千文字に抑えるのもキツイですが、あれを書くには改めて技術と才能が必要だと実感しました。

あと、>>800のですが、
「おばあちゃんのお家でこの子飼えない?」とかの、崩した言い方の方が良いってことですよね?
………うぅ〜ん、難しいOTL
822日本語苦手 ◆VDbs9MsyKE :2006/03/02(木) 20:22:59
>>出版社の方
一度目はホウって読んじゃったけどカタね 間際らしい

>>そう言うと出版社の方は電話を切られました。
一見すると受身なのか尊敬なのかわかりずらい あとなんか変なので
→出版社の人間はそう言い放つと一方的に電話を切った。

>>今は団地で一人暮らしです。
娘の話で流れていたので一瞬娘が一人暮らしになったととってしまいがち
よって「今、私は団地で一人暮らしです」としたほうがいいかと

>>「みきちゃんも、控えてはどうですか。」
みきちゃんが煙草屋にいる婆さんだとはすぐにわからないはず
ウメちゃんならアレだけど
すぐみきちゃんが婆さんだと説明してあげたほうが理解しやすい

>>口の悪さの裏側に、優しさが込もっています。
→でも口の悪さの裏側には優しさがこもっています
とすると俺が読みやすいw なのでここは重箱の隅

>>中学校の時から変わっていません。
>>みきちゃんのこういうとこは昔から変わりません。
だぶり

読みやすさ:2/5
描写:2/5
オリジナリティー:2/5
面白さ:2/5
オチ:1/5

>>802    面白さ:4/5
823日本語苦手 ◆VDbs9MsyKE :2006/03/02(木) 20:41:51
>>822>>800-801

ついでに>>758-759
>>彼女は他の女とは違う。普通の女ではない。とにかく、僕は美里が大切だ。
で結局どこが違うのw 「とにかく」でうやむやにしてる感が垣間見える
言葉は悪いが経験のなさが伺えてマイナス印象。

>>小汚い町
もう少しいい表現がありそうな なんかいかにも汚らしい印象

>>すべてが無意味な様な気がする。でも、同時にすべてに意味があるのかもしれない。
どないやねんw

>>黒ビール
なぜかワロタw 自分でも理由はわからないけど なので重箱の隅かな カシスオレンジも・・・

>>「ねぇーあき、この前言ってた、あきがモノってどういう意味?」
「ねえー、あきーっ。この前あきがヒトじゃなくてモノだって言ってたけど、それってどういう意味だったの?
自分が読みやすいように勝手にリライト

>>僕は目がしらが熱くなっているのをぼんやりと理解しながら
なんかあきが独り勝手に読者ほったらかしで暴走してる風な印象を受けるw
理由を読者にほのめかしてればそうはならないかもしれないけど

最後まで読んでみても結局何がいいたかったのか全然わからない
できれば解説を求めたい

読みやすさ:2/5
描写:2/5
オリジナリティー:2/5
面白さ:2/5
オチ:2/5
824名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 21:08:05
>>823さん、レスありがとうございます。
みきちゃんは昔、魅鬼ちゃんと名乗ってました。
そして黒ビールは旨いです。


はい、前回の方は自分でもよくわかりません。三ヶ月ぐらい前に出したものですので。
とりあえず、すべて即興で作ったものなので、読みやすさを重点的においてやってこうと思います。
たしかに、読み返すとかなり重なってますね………
825名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 21:34:18
>>822-823の批評はなんだか見ていてとても痛々しい。
826名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 21:37:37
>>825
ま、いろんな人のいろんな意見は全て参考になると思うよ。
絶対的価値観なんてないんだから、さ
827白菜人間:2006/03/02(木) 21:48:06
「ハプニング・バーに行きましょう」又しても、だしぬけに河本がそんな事をいいだした。
「ハプニング・バーだとう。何だ、それは」
俺は本当に分からなかったので、河本に訊き返した。
「読んで字の如くですよ。行けば、分かります」河本は俺の承諾を得もしないで勝手にタクシーを止める。「ささっ。どうぞどうぞ」

半ば無理ヤリ車内に押し込まれてしまった。
「なあ、いまさらなんだけど、お前が俺の名を呼ばない理由って何だ」薄暗い車内で、俺は真っ当な疑問を口にする。「お前が〇〇課長とか、〇〇軍曹とかいえば、会話文で俺とお前の関係なんかもある程度見えてくるだろうに。何故、そうしない」
「そんなの、私に訊かれたって分かる訳ありません」ハプニング・バーなるものは、そんなに楽しい所なのか。河本は運転席と助手席の間から身を乗り出し、俺を一顧だにしない。
「分かる訳あるだろう」俺はボリボリと首筋を掻きながら顔を顰める。「てめぇの事なんだからさ」
「いいえ、本当に分からないのです。作者に訊いてみない事には、何も分からないのです。憶測でよければ答えます。
828名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 22:38:16
ただたんに作者が面倒臭がっているだけか、もしくは、この物語が破綻しかけた時に上手く取り繕う為の安全弁として我々の関係を伏せているのではないかと思います。ようするに、面倒臭がり屋のご都合主義。もっと分かり易くいえば、作者は馬鹿なのであります」
「わおっ」と叫んで跳び上がり、俺はタクシーの天井に頭をぶつけた。
「お前そんな事いったら、また消されるぞ」前回の轍を踏んでしまったかと思い、ヒヤヒヤしながら俺は河本の足を凝視した。ずっと、凝視し続けた。
「なにをそんなに見てるんですか。さ、降りて下さい」
河本の声で我に返る。河本が消されなかったところから判断するに、先程の暴言は作者の逆鱗に触れなかったらしい。いや、作者の性格からしてそんな事は有り得ない。物語の進行上必要なので、河本を消さなかったと見るべきだろう。
俺は河本に促されるまま車外へ出る。
目の前に密林地帯が広がっていた。
後ろを振り向くと、断崖絶壁である。
「どうやって、ここまで来た。タクシーでどうやってあの崖を越えて来た。飛んだのか登ったのか、他の方法でか。答えろ。今すぐ答えろ。答えろ、答えろ、答えろおおお」俺は河本の頭を両手で鷲掴み、シェイクした。
「う、運転手に訊いてくれぇ」
先程までタクシーが停まっていた場所を見ると、そこにはものの見事に何も無かった。タイヤの跡さもえ残っていなかった。
「てめぇ、わざとやってるのか。ナンセンスにも程があるだろうが。また、叩かれたいのか。酷評の雨あられだぞ」
829白菜人間:2006/03/02(木) 22:41:22
今日は、もう疲れたので終わりにします。
続きは何時になるか分からないので、とりあえずここ迄の酷評お願いします。
830名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 22:47:19
 数分前に感じたのは、血管がどくりと蟲いた様に気味の悪い感覚だった。
 条件の揃った日になると必ず陥る、奇妙な焦熱感。火の付いた煙草を押し付けられた程度の熱さではない。溶解した鉄を体の芯に流し込まれる様な熱さなのだ。

物語の出だしなのですが、少しばかり文章の巧拙について不安です…。
酷評よろしくお願い致します。
831名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 01:17:02
>>830
 そんな短い切れ端じゃあ何も分からんよ。
832名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 04:25:31
>>827-828
いつも思うんだが、ネタの整理と構想の組み立てくらいやれよ。
垂れ流しの文章だから効果的なメリハリが無いし、話に引き込まれることも無ければ、味わい先読み
したくなるような読み応えも無い。
勢いだけで書いてるからテンポが悪くなるようなことだけは無いが、それだけの文章では誰が読んだ
ところで面白いなどとは思わない。
偶発的に思いつく「それだけで面白いネタになっている文」に頼っている間は、物書きなんかしていない
一般人と何も変わらない。ちなみにそういう文は>>827-828にはひとつも無い。

>>830
831に同じ。
もしお前が『文章の巧拙』というものを、血管が蟲くとか焦熱感に陥るとか溶解した鉄を流し込まれるとか、
そういう言葉を並べ立てられることだと思っているのなら、国語の教科書読んで出直してきてください。
833名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 05:12:20
>>827-828
ナンセンスが主題なのか?
ちょっと読むに耐えないし、気の毒だがセンスもないと思われ。
>>830
焦熱感にワラタ。なんじゃいな、それ。
「焦りの感覚が、自分の体に熱さを伴ってこみあげてくる」とかいう意味かな。
もっと文章そのもので、せっぱ詰まった感じを表すよう工夫した方がいい。
834833:2006/03/03(金) 05:33:29
>>830
焦熱を辞書で調べたら
【焦熱】
@こげるような熱さ
A焦熱地獄の略
    →【焦熱地獄】
        〔仏〕八大地獄の第六。殺・盗・邪淫・飲酒・妄語の罪を作った者が
           おちるという。灼熱地獄。火梵地獄。

とある。焦燥感をもじって「焦熱感」としたのなら語としては間違いだと思う。
835名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 09:40:22
俺も焦熱は辞書で調べちまったよ、ググって見ると結構つかわれてるんだな
ただ、今まで読んできた本の中で使われてたのは見たこと無いが
しかし、新しい表現ってのはひょんな事から生まれてくるかもしれんしなあ
836名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 13:24:38
>火の付いた煙草
こっちが良いかな→火の点いた煙草

>溶解した鉄を体の芯に流し込まれる様な熱さなのだ。
たとえ話でも状態は、苦しいなんて次元じゃなく即死だろ。
定期的に襲ってくる症状で毎回死んでるワケか?w
837名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 13:53:42
>>830
「奇妙な」焦熱「感」とか、気味の悪い「感覚」など、ぼやかすのをやめれば
ちっとは伝わり易くなるんじゃ? それに合わせて前後も変わるだろう。
「奇妙さ」を認識できる余裕が無い程の「熱さ」を伝えてほしい。
伝えたい感覚が、830の中でまだ研ぎ澄まされていないのでは。表現はその後。
838子猫ママ:2006/03/03(金) 14:08:19
 藻奈(もな)が小学校に上がった年、大好きだった母が亡くなった。

 元々、母親の体が弱いことは知っていた。亡くなる一ヶ月前からはずっと大きな病院に入院していた。
 それでも、藻奈には突然の別れだった。
 いつも、病室でさえも、明るく笑っていた母だったから、必ず元気になって家に帰ってくるものと信じていたのだ。

 目を真っ赤にして口を真一文字に結んだ父が、母の顔にかけられていた白い布を取り除き、藻奈に母親との最期の別れをさせた。
 いつもと変わらない優しい寝顔にしか見えないのに、小さな手でそっと母の顔に触れると、人形のように固い感触で冷たかった。

 父親が、
 「ママにお別れしなさい。」
と、静かに言った。
 藻奈は、
 「・・・嘘ッ!嘘だよ!ママはきっと元気になるって約束したもん!ママは約束を破るのは嘘吐きと同じっていつも言ってたもん!ママは嘘をつくのは嫌いだって言ってたもん!こんなの信じないーッ!」
と叫ぶと病室を飛び出してしまった。
839子猫ママ:2006/03/03(金) 14:08:59
 それでも、藻奈のささやかな抵抗も虚しく、母との耐えがたい別れは粛々とした時間とともに否定し難い事実として重くのしかかってきた。

 通夜と葬儀が実感のないままに進んでいく。自分の身に起こっている現実だとはいまだに信じられない。
 けれど、どう願っても、もう母には会えないらしい。

 体が空虚に冷たく感じる。胸の痛みが止まらない。
 (嘘吐き!嘘吐き!ママの嘘吐き!)
 声には出さないけれど、心の中ではずっと叫び続けていた藻奈には、話し掛けてくる大人達の言葉がまったく耳に入らなかった。

 父親は抜け殻のように黙り込む藻奈を親戚に任せ、焼香していく参列者達への挨拶に追われていた。
 藻奈は、お店のガラス窓越しに表通りを眺める感覚で、弔問の大人達をぼんやり眺めていた。
 子供ながらに奇妙に感じるのは、大人達の大半が普通の顔をしていること。中には笑いながら話に夢中になっている人もいる。

 しかも、お酒を飲んでご馳走を食べるらしい。
 藻奈にはもう我慢出来なかった。
 (パパは悲しくないんだ。パパはママに冷たかった。ママが入院している時だって、仕事ばかりしていてほとんどお見舞いに行ってない。だから、ママは寂しくて死んじゃったんだ。)

 藻奈は「嘘吐き」の母と「冷たい」父と「笑う」客への怒りで、耐えがたい悲しみを消してしまいたかった。
 泣くよりも前に悲しみで胸が痛くてたまらなかったのだ。
 けれど、怒りで悲しみは消せるものではない。
 たまらず、藻奈はその場から逃げ出していた。
840子猫ママ:2006/03/03(金) 14:09:38
 見知らぬ道をひたすらに走った。辺りの景色もまったく知らない。
 北風の冷たい寒い日で、吐き出す熱い息と引き換えに臓腑を凍らせるような冷たい空気が胸に刺さる。
 息苦しさにあえぐ喉が冷たく乾いていく。スカートから見えている剥き出しの膝も、寒さと疲れで痛みガクガクする。
 けれど、どれだけ走っても胸の痛みは増すばかり。
 藻奈は我武者羅に走り続けた。

 走って走って苦しくなって倒れたら、ママの所に行けるだろうかと、ふと思う。
 死にたいと思ったことはないが、母親のいない世界で自分が生きていけるとは思えなかった。
 ママっ子だった藻奈には、母親がいて自分がいる、というのが日常の当然の条件であり、母親のいない現実は自分のいるべき空間に思えなかったのだ。

 どこをどう走ったのかはわからない。
 額から流れる汗が目に入り視界がぼやけていた。心臓が早鐘のように打ちつけている。耳もおかしくなったのか、辺りの木々を揺らす風音さえ聞こえない。
 とうとう藻奈は、田舎の木ばかりが生えている公園に迷い込み、一本の大きな木の下にしゃがみ込んだ。

 崩れるようにへたり込み荒い息を繰り返した。
 全身から汗が噴出している。頭が沸騰しそうに熱い。
 藻奈は、太い木の幹に額を押し付け、自分がなにをしたいのか、これからどうしたらいいのか、問いかけた。
 しかし、漠然としてわからない。
 どうにか呼吸が整ってきた藻奈は、膝を胸に押し付けるように抱え込み、大きな木に背中をもたれかけた。
841子猫ママ:2006/03/03(金) 14:14:09
考えようとしても何も浮かばない。
 全身から噴出した汗が寒風の中で冷やされ、ぞくぞくする寒気となって襲ってくる。
 思い出したように深い悲しみと孤独も襲ってくる。
 「・・・ママのバカーッ!!」
 悲しみのやり場がない藻奈が叫んだ。
 __ごめんね。
 ふと、母の声が藻奈の耳に聞こえた気がした。
 「え・・・ママ?・・・ママなの?」
 __ごめん・・・ごめんね、藻奈。
 「ママ?・・ママ!ママ!」
 藻奈は辺りを見回しながら母を呼んだ。
 樹木が並ぶ公園は、すでに夕闇に包まれ始めていた。
 「ママ・・どこにいるの?」
 藻奈は立ちあがると、目を凝らして母の姿を探した。
 __ごめんね、藻奈。ママ・・約束を守れなかったね。
 「嫌ぁッ!そんな・・そんなこと聞きたくない!ママに会いたいの!ママがいてくれなきゃ嫌なの!」
 藻奈は必死に叫んだ。
 目が熱くなり、涙が溢れてくる。
 胸の痛みとともに後から後から溢れてくる。
 我慢していたわけではないが、母が亡くなってから初めてこぼれた涙だった。
 __ごめんね、藻奈。・・でも、ママはいつも藻奈のそばにいるから。いつも藻奈を見守っているから。
 「どこ?・・ねぇ、ママ。どこにいるの?」
 藻奈はしゃくりあげながら何度も周囲を見回した。
 __ママは藻奈のすぐそばにいるわ。ママは空・・ママは大地・・ママは木々の梢・・・藻奈がママを思うときにはいつも、ママは藻奈をそっと抱きしめているわ。
 「わかんない・・わかんないよぉ、ママ!」
 七歳の藻奈に母の言葉が理解できるわけがない。
 確かに、病室で母に甘えて抱っこしてもらったときにも、母は藻奈の髪を撫でながら同じようなことを言っていた。
 けれど、母の温もりと柔らかな感触の方がいいに決まっている。
 現に今、凍えそうな体は全然温かくならない。
 藻奈は再びうずくまり膝を抱えた。
842子猫ママ:2006/03/03(金) 14:15:42
 「・・ママ・・寒い・・寒いよぉ・・・」
 せきを切ったように溢れ出した涙は止まらない。
 冷え切った体に涙だけが熱く感じる。
 「・・・ママぁ・・・」
 しゃくりあげながら呼んでも、もう母の声は聞こえなかった。

 「ぅ・・うあぁぁぁぁーーん!」
 藻奈が大きな泣き声をあげた。溜まりに溜まった悲しみを吐き出すように、声を嗄らして泣いた。
 「あぁぁぁぁぁーーん!うあぁぁぁーーん!」

 ……ァ……ナァ……

 いきなり呼ばれた気がして、藻奈はドキッとした。
 耳の奥に聞こえる声ではない。すぐ近くから聞こえる生の声。

 ……ニャァ……

 弱々しいけれど、確かに聞こえる。
 「どこ?・・・どこにいるの?」

 ……ニャァァ……

 鳴き声は藻奈の後ろから聞こえていた。
 もう日は落ちている。公園の照明は頼りない。
 藻奈は薄闇の中、這って太い幹の裏側に回った。
843子猫ママ:2006/03/03(金) 14:22:29
 手の先に箱らしきものが触れる。
 どうやらダンボール箱のようで、フタが閉じられた中からガサゴソとした音も聞こえる。
 「・・・ママ?」
 そんなわけはないが、思わず口からでた言葉だった。

 ……ナァァン……

 呼びかけに箱の中から返事がかえってきた。
 藻奈は急いで箱のフタを止めているテープをはがした。

 ……ナァァ……

 暗闇の中で大きな目がきらめいている。
 目ばかりが目立つ痩せた子猫。
 藻奈はそっと手を伸ばして抱き上げ、胸元に抱えた。
 「・・・あったかぁぃ・・・」
 ふわふわの毛並みと柔らかな感触。
 藻奈は頬擦りをしながら、
 「・・・ママ・・・」
 と、呟いた。
844子猫ママ:2006/03/03(金) 14:23:18
 ……ニャァァ……

 また答えるように鳴く。
 この子猫が捨て猫だろうという認識くらいある。
 それでも、藻奈はこの子猫が母親のかわりに現れた存在だと思いたかった。

 「ママ・・・」
 ふわふわのベルベットみたいな体に顔をうずめる。
 「・・・あったかぁぃね。」
 藻奈の口元に小さな笑みが浮かんだ。

 ……ナァァ……

 子猫は寒がっているようだ。
 小さな顔を隠すように丸まって体を藻奈の胸に押しつけてくる。
 「そっか・・・」
 寒いしお腹も空いた。
 藻奈に現実感が戻ってきた。

 「大丈夫、ママ。藻奈がなんとかする。」
 見知らぬ土地の見知らぬ公園。
 すっかり日も暮れて暗闇に静まり返っている。
 七歳の少女にこの状況を打開できるとは思えない。
 だが、藻奈はクィッと笑みを作ると、しっかり立ちあがった。
845名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 14:29:01
>>838
ごめん、全部読んでないけど気になるところがあった。
>小さな手でそっと母の顔に触れると、人形のように固い感触で冷たかった。
主人公の女の子は、母親が亡くなってから何時間後に対面したのかな?
実は最近叔母が亡くなったのでお通夜の前に会いに行ったんだけど、死後一日半経ってもまだ冷たくはなっていないらしかった。(触れる勇気はなく確かめなかった)人間の体はゆっくりと温度が下がっていくし、そのときの季節でも下降スピードは変わってくる。
だから、冷たくて固くなっているのは不自然。
そういうひとつひとつを、きちんと確かめながら書かないといけない。
846子猫ママ:2006/03/03(金) 14:30:32
文体も文章も稚拙ですが……根本的な間違いとか思いこみとか勘違いとか
教えていただけたら嬉しいです。
こんなに行間あけたらまずいだろ、とは自分でも思いますが……
PC画面で読むとき、つまってると読みにくくて^^;
847子猫ママ:2006/03/03(金) 14:33:42
>845さま、ありがとうございます。
体温ですかぁ……
父と叔母の通夜で触れたときの印象を書いてしまいました。
そうですね。その辺の検証が甘かったですね。。
848白菜人間:2006/03/03(金) 15:53:26
>>832>>833
おお、いっぱいレスが!みんなありがとう。って、二つだけかよ!
>>798があまりにも羨ましかったのでマネてみたが、虚しくなるだけだな。ま、二つレスが貰えただけでも有難いが。
特に、>>832には感謝。長文ありがとな。
>>832の文章にある、[物書きなんかしていない一般人と何も変わらない]という部分。これは、まさにその通り。前にも書いたが、俺は素人同然。素人が物書きの勉強の為、ここに来ているのだ。俺の文章を読めば一目瞭然である。
>>833
もっと詳しい酷評を頼む。
長文ちょうだい。(おっ、何か語呂がいい)

長文ちょうだい、長文ちょうだい、長文ちょうだい、長文ちょうだい、長文ちょうだい、長文ちょうだい。
849名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 16:25:26
>それでも、藻奈のささやかな抵抗も虚しく〜
「それでも」が何か変。

>「嘘つき」「冷たい」「笑う」を囲ったのはどうして?
見事に「名詞」「形容詞」「動詞」で対象も「母」「父」「客」とばらばら。
強調してるのはわかるけれど、連続して使うと全部ベクトルが違うのが凄く気になった。

>耳も〜辺りの木々を揺らす風音さえ聞こえない
「さえ」と言うほど木々を揺らす風音って大きいかなぁ

>田舎の木ばかりが生えている公園
イメージ沸かない

視点がふらふらしてるけれど、これぐらいならいいのかなぁ。俺は違和感感じたけれど…
850名無し物書き@推敲中?:2006/03/03(金) 17:32:32
>>838-844
さすがに7連続となると、>>2にある通り外部に貼ったほうがよかったんじゃないかね。

文章のほうは、構成の仕方や、840あたりからの話の盛り上げ方なんかは良いセンいってる。
ただし推敲不足。じっくり読み返すだけでなく一息ついた後にざっと素早く読み返して、細かい違和感を
キッチリ潰そう。気になったところ箇条書き。

・テンポが悪く、長すぎたりくどい文がある。839の頭など。
・視点が藻奈から急に離れるすぎることがある。『子供ながらに奇妙に──』など。
・山場で力が入りすぎて、読み手への配慮を欠いている部分がある。841『いいに決まっている』に
「言葉より」が足りない、など。
・好き嫌いの問題なのかもしれないが、ママは嘘なんか吐かないってところの芝居がかった説明台詞は
どうにもしらける。幼児性の発露をこういう風に表現するのは、なんだか安い昼メロ見てるようで。
・この話がこれで完結なのだとしたら、余韻が足りない。

あと下らないことを少し。『藻奈に現実感が戻ってきた』ってのが「もなはどくにおかされた」みたいな
RPGのメッセージのように思えた。クイッと笑みを作るってのがよくわかんなかった。藻奈はやっぱり
モナーなのかなっておもった。

そろそろじすれのきせつですね。ああねむい。おやすみなさい……。
851子猫ママ:2006/03/03(金) 18:14:08
>849さま。最後まで読んでくださってありがとうございます!
そうですねぇ……ボキャブラリィが足りないし表現力がなくて……。
風音より木々の唸るような轟音の方が恐ろしげに聞こえるし。。
田舎だと斎場ってかなり山に近い場所にあるもので私的イメージが強すぎましたね。。
色々教えてくださった部分も含め、考え直します。

>850さま。丁寧に読んでくださってありがとうございます!
モナーが大好きなもので^^;えへへ……しかもRPG好きのゲーマーですw
バッチリ言い当てられてビックリ!つか、鋭いーー!!
この話はプロローグで、こうゆう過去から猫をママと思い込んでる女の子が
彼女を心配してる男性に少しずつ心を開いて恋に迷う、みたいな……もろメロドラマですw
やっぱ設定もお話もつまらないよなぁ……って思って文章とか表現の甘さを教えて貰おうかと^^;
済みませんでした。。。ごめんなさいですーーー!!m(_ _)m
852エレベーター:2006/03/04(土) 00:02:39
お願いします。

富永チャコ、彼女の仕事は夜遅くまでかかる事が多かった。住んでいるのはどこにでもあるマンション。
チャコは深夜に帰ってくるとエスカレーターに乗り、自分の部屋のある階まで行くのが何時もの生活だった。
チャコは今の生活にあまり、不満は無い。仕事は深夜までかかるとと言っても休みはちゃんとある。給料もいいし、やりがいもある。
住んでいる所に関しても、それ相応の家賃だし、住んでいる人達も良い人ばかりだった。管理人を除いてだが。
彼氏もいるし、家族も困った状態の者は居ない。
ただ、ただ1つ嫌な所があった。
それが今から乗ろうとしているエレベーターだ。
見た目、性能、全てが普通に見える。しかし、時々聞こえるのだった。
1人で乗っている時に限って聞こえてくる。
最初は何の音かは解らなかったし、空耳だろうと思った。だが、同じような音を何度も聞くと空耳では無い事は解ってくる。
その音は何者かが這いずり上がって来るように聞こえた。それはチャコにとって不快の塊のような音でたまらなく嫌だった。
嫌だったらエレベーターを使わなければいいのだが、このマンションに階段は無い。非常用の階段はあるものの、本当に非常時しか使ってはいけないとなっている。
使っている所を管理人に見つかるとグチグチと文句を言われる。

「はぁ、これさえなければいいのになぁ。今日は何の音も聞こえないといいけど。」
エレベーターが来るまでの間、チャコはぼやいて時間を潰していた。
少しすると、すぐにエレベーターが到着した。チャコは乗り、自分が降りる階のボタンを押した。
853エレベーター:2006/03/04(土) 00:04:21
扉は閉まり、エレベーターは動き出した。
途中の階で乗ってくる人はおらず、チャコは一人で乗り続けていた。

「ああ、あの音が聞こえてくるのって、こういう日なんだよね。」
チャコはエレベーターの中で不安になっていった。
その不安に答えるように順調に動いていたエレベーターが途中で急に止まってしまった。

「え、嘘。何で止まるのよ。」
不安になったチャコはエレベーターの非常用の呼出ボタンを押す。
しかし、何の反応も無かった。

「もう、何で誰も出ないのよ。」
チャコはイライラしながら何度も呼出ボタンを押すが、何も返事は返ってこない。
チャコは諦めると携帯電話を取り出した。
とりあえず、エレベーター会社に電話をしたらどうにかなるだろうと思い、掛ける事にしたのだった。
番号を押す。受話器の無効から呼出音が聞こえてくるが、取ろうという気配は感じられない。
携帯に耳をかたむけていると急に呼出音以外の音がチャコの耳に聞こえて来た。

「・・・こんな時に嘘でしょう。」
その音はチャコが嫌がっている、何かが這いずり上がって来る音だった。
音の事を気にしないために電話に集中しようと思うのだが、どうしても気になってしまう。

「もう、なんなのよ。やめてよ、もう!」
チャコは思わず叫んでしまう。
そんな事をしても音が止まるわけでは無いのだが、我慢できなかった。
854エレベーター:2006/03/04(土) 00:06:47
無視をしようとしたが、チャコはある事に気がついた。這いずる音がだんだん大きくなっている。
チャコは恐怖を感じ、下を見た。心の中で来ないで、と願うが止まる事は無い。
そして、その音はエレベーターの真下に来ると止まった。
音が止み、チャコは安心した。
しかし、次の瞬間、ドンドンと大きな、エレベーターを叩く音が真下から聞こえて来た。
それは間違い無く何かがこの下に居る事を伝える音だった。

「きゃあああああああああ!」
チャコは驚き、その場に座りこんでしまう。

「やめてやめてやめて!」
音はしばらく続き、その間、チャコはずっと叫び続けていた。
どれくらい経ったのか解らないぐらい叫んだ後、エレベーターが急に動き出した。

「はぁはぁはぁ。」
エレベーターが自分の住んでいる階に着くとチャコは走って自分の部屋に逃げて行った。

翌日、チャコは引越しする事を管理人に伝えに行った。
その際、エレベーターに乗る時は誰かが乗るのを待ってから乗った。
エレベーターから降りた時、チャコは何か視線を感じ後ろを見た。
そこには他の住人がエレベーターに乗り、扉が閉まる所だった。
気のせいだろうと思い、前を向いた時と同時にエレベーターが上がって行った。
エレベーターが通り過ぎるとケーブルが垂れていた。
そしてケーブルには首を吊られた人間が居た。その目はハッキリとチャコの後ろ姿を見つめていた。


855名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 00:21:40
何か大きな音が耳に鳴り響く。朦朧とする中でその音のする方向に手を伸ばす。すると冷たい物体に手が届いた。
その形、大きさからしてだんだんそれが目覚まし時計であることがわかった。甲高い電子音でわめき散らす安物
の時計を黙らせると、両手で目をこする。また一日が始まったか・・・。12月、冬の真っ只中だったので、なかな
かベッドから出ることが出来ずにうとうとしながら毛布に身を包む。これから、ベッドから出て、シャワーを浴
び、朝食を済ませ、ヒゲをそり、歯を磨いて、ゴミを出さなければならない。そして通りの向かいにあるバス停か
ら、おんぼろ92番線に乗って、職場に向かうのだ。いつもと変らない一日。だからといって、不満なわけでは無
かった。トミー・フラートンは都市部に法律事務所を構えていた。つい3年前に開業したばかりだが、腕の良い弁護
士、安い依頼料ということで、そこそこ評判の良い事務所だった。まだ大きな事件を扱ったことは無いが、こつこつ
仕事をこなしていき、開業時はトミー独りだけだったが今では4人ほど従業員を抱えていた。小さな鏡を見ながら歯
を磨いていると、目の下のところのシワが目だっていることに気づいた。今年で38歳になる。美味しい朝食をこし
らえてくれる伴侶が欲しいと何度も思ったものだが、今ではほとんど諦めてかけていた。それよりも事務所の営業に
没頭する毎日で彼は満足だった。スーツに着替え、準備を整えた。今日は何人もの依頼主に会わなければならない。
何かやり残したことが無いか確かめ、ゴミ袋を片手に、もう片方にスーツケースを持って、寒空のもとへ飛び出していった。
 
856名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 00:22:45
午後4時ごろを過ぎると、騒がしかった事務所も静かになり始めた。開業時に中古の家具屋で仕入れた皮革の破れ
かかった椅子に腰掛け、すっかり冷えたコーヒーを啜る。たばこの煙を深く吸い込み、一気に吐き出す。ふと、仕事
部屋を見回す。窓からはオレンジ色の陽が差し込み、壁にはロースクールの卒業証書やら絵画やらがかかっている。
週に何回か、時々人生について考えることがある。とくに忙しい仕事がひと段落した今日のような午後。自分は何不
自由なく、愛に満ちた家庭で育ってきた。両親は信頼し合い、愛し合っていた。また、その子供たちにも溢れんばか
りの愛を注ぎ、子供たちも両親の愛に応え、たくましく勇気のある優しい人間へと育っていった。また、フラートン
夫妻は近所でも人気の二人だった。何か祝い事があると、大きな家の庭に隣人や友人を招いてはバーベキューやパーテ
ィーを開いて賑わった。トミーとその妹、アニーも参加して、たくさんの大人たちとおしゃべりをしたりして和ませた。
夫妻にとって自慢の子供たちだった。

さっき即興で書きました。翻訳モノしか読まないんで文法とか全くです・・・
お手柔らかにお願いします;
857白菜人間:2006/03/04(土) 00:36:59
レスちょうだい、レスちょうだい、レスちょうだい。
858名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 01:03:28
>>857
そんな事書くくらいならどんどん書きなぐれ
あ、ちなみに>>827-828読んだがため息しか出なかった。感想無し。まぁでも気の毒なのでなんか言おう
えーと……
何を言いたいのか全然わからない。釣りにしか見えない
なんていうか、他のここに書いてる人たちが小中学生のブラスバンドとすると君のは、メトロノーム。
何も無い。ノリとリズムと勢いだけ。読んでてなんの感情も湧かない。色が無い。何も無い。
それは君がこの文章に感情を込めていないから。何も考えずただ手が動くまま機械的に文章を垂れ流しているから。

文章が上手くなったとしても、やっぱり君はメトロノーム。たぶん、君の文章を読むたび毎回ため息をつくと想像できる。
今の文章が面白い、と思って書いているのなら、VIPかラウンジで評価してもらうといいよ
859名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 01:26:20
>>852-854
>自分が降りる階のボタン
この場合、いつも同じボタンを押しているのだから適当にでも7階とか数字にしたほうがリアリティあると思う
好みかも

前半の独り言は(ああ、あの音が聞こえてくるのって〜)と言う風に頭の中だけにしたほうがたぶん自然。
後半は相手が警備会社だったり、音の主だったりするから自然だと思うけど。

>オチ
勿体無い。オチの推敲が全然足りない。

全体的に雰囲気がホラーっぽくない。イマイチ恐怖感が伝わらない。俺が飲んでて酔ってるだけかもしれん。
もっと恐怖の描写をめいっぱい入れた方がきっと良くなるとおもうよ。擬音とか。

――ぎっ
――ぎっ
音が近づいてくる。
あの音が――  みたいな(酔ってるので適当。まじすまん)
860名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 01:38:23
>>855-856
「何そのかびら」で縦読み?と思った。
とりあえず、改行して読みやすくしてくれ。。。最後まで読む気がしなかったので途中まででレス

>>目覚まし時計のくだり
起きるシーンを一人称でこまかく書くと、本人おきているような錯覚を覚える。
だから「だんだんそれが目覚まし時計である〜」が凄い不自然。
と言うかおれ自身、大きな音がして手を伸ばす時は、
それが「目覚まし時計だから手を伸ばさなくては」と思ってるので、イマイチピンと来ない

目がしょぼしょぼなのです。。。ちゃんと読まないでレスしてすまんす
たぶん、頭の中のイメージを文章にするのが苦手っぽいね。上手く構成できてない。
イメージしようと思ったらなんか必要以上の事が書かれていて、頭の中がゴチャゴチャになる感じ。
自分で読んで「読みづらいな」と思わなかったかな
861白菜人間:2006/03/04(土) 02:40:05
>>858
とりあえず前置きしておこう。今、俺は酔っている。安物のウイスキーをボトル半分程呑んで、天国にいる。
だから、支離滅裂な文章になったとしても御容赦願いたい。
>>858よ、お前は鋭い。なぜ、俺が何も考えずテキトーに文章を書いた事が分かった!? 不思議だ。さてはお前、何んらかの特殊能力を備えているな。
アッパレ>>858、日本一の男!(気分はすっかり徳川の家康なり)

と、ここまで書いて又もや面倒臭くなってきた。
とりあえず>>858は懐柔できたからよしとしよう。
これだけ煽ててやったんだ、文章を書く度に>>858からレスを貰えるのは確実だな。
うしししししっ。
862日本語苦手 ◆VDbs9MsyKE :2006/03/04(土) 04:24:03
>>827->>828
原稿用紙を投げつけられそのまま逃げられたって感じ
後先考えず勢いで描きなぐリング
小説かくより2ちゃんで面白ネタかくほうがにあってるっぽげ
今回の作はちょっと実験してみましたってかんじ?
文章自体は特におかしなところはないよ

・普通に読める
・これといった内容はない
・特に面白いものではない
・読後は少し頭痛がする
・完成度は低い
863白菜人間:2006/03/04(土) 06:47:21
>>862
お前、とりあえず俺の書いた文章には必ずレスしろ!
本音をいうと、お前のレスには期待してた。(まっ、お前だけじゃなく他にもいるが)
お前の文章には錆び付いていない、いや、錆び付く事を無意識に拒む感性のキラメキを感じる。
だから>>862よ、頼むぞ!
と、>>862をこれだけ褒めてやったんだ、今度から>>862は俺のシンパだな。俺の垂れ流す文章で狂喜するに違いない。

はぁ〜あっ、と。酒に酔って書く文章はマジ辛いすよ。
もう、疲れた。寝る。
864名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 07:36:45
>お前、とりあえず俺の書いた文章には必ずレスしろ!

なんで命令形なのさ
865名無し物書き@推敲中?:2006/03/04(土) 09:06:31
痛い人って酒飲んでることをことさらに主張しますね。
厨房が煙草吸ってるの自慢するような感覚なんだろうか。
一人で飲んでそこまでハイテンションになれる理由が知れない。
8661/2:2006/03/04(土) 09:26:55
 足りない頭を必死に働かせて(僕が必死に考えることはこれぐらいしか無いのだ。
若しくは必死に考えている振りをしたいのかもしれない)、確固とした力強い原理、
見失われることのない指針、それで居て同時に、極めて緻密で独特なロジックを手に入れようと思っていた。
 篩にかけられた候補を精査し、確かに真らしいと判定出来たならば、それを手に取ろうとする。
 だけれども、その瞬間、別の側面から投げかけられた強烈な光によって、それは単に、
風化した岩の塊が生み出す、単なる光学的な偶然に過ぎないことに気づかされる……
 つまり、どん詰まり。
 
 僕は台所で、まな板の上に置かれた真新しい包丁と向き合っていた。包丁は妖しい光沢を放っている。
 水は熱湯へ、そして今まさに熱湯から水蒸気へと姿を変え、スチール製のやかんを振動させながら、
キッチンを湿らせていた。
 僕の着ている黒いパーカーには、糸くず、ほこり、フケ、食べかすがあちこちにくっついている。
右袖には処理に失敗した精液が凝固してこびりついている。洗濯しなければ……と思い続けて一週間が経った。
 (いざとなったら……その時はその時だ)
8672/3
 僕は包丁から視線を移さなかった。僕の頭の中では思考が運動を続けているから(と僕は信じたい)。
 やかんの中でも平衡状態が保たれている。カタカタ震える音が鼓膜に気持ちいい。
 (易しすぎても、逆に難しすぎてもよくないんだ……極端は駄目なんだ……その……分かるだろ?
それにしても……僕以外の人間はみんな馬鹿じゃないのか……僕は分かっているんだよ……僕だけが理解しているんだよ……)
 僕は凝視を続ける。眼球を動かすのが面倒くさかった。
 思考は等加速度運動を続け、尋常ではない速度に達している。脱線は予期されるべきこと、
そして容易なことだった。
 (でも傲慢なのは好くないな。謙虚、謙虚にならなきゃいけない…あぁ……疲れた……) 
 僕は時間の感覚を失っていた。 思考は想起へと変容を遂げていた。
 (友達は金魚をミキサーにかけたって言ってたっけ……手塩を掛けて育てたやつ!僕も見たことがある……素晴らしいものだった。
魚のことはよく分からないけど……でもあれは綺麗な金魚だったのに!でも僕は彼もまた綺麗だと思ってしまったんだ!)