ぉっ
おっつ.
まぁ新書如きで得た知識を偉そうに語らないことだな
以上
知ってる人が言った。
昔でいう単行本は、今では新書が担ってる。
つまり700円で単行本が買えるんだ、と。
新書作ってる人の言葉だけに、開いた口が塞がらなかった。
この人との今後の付き合い方を真剣に考えた瞬間だった。
皆さんはかつての日本の士農工商という身分制をご存知のことと思います。
当時年貢により社会を支える集団でありながら生かさず、殺さずの過酷な生活を強いられていた農民たちに、
下の階級を多く用意することで彼らの不満をそらしていました。
また、下級の商に対しても、さらに下の階級を用意することで、実質的な強者であるかれらの心理的負担に
配慮されてもいました。
人間は自分に下があることで安心する生き物です。封建社会である当時それは優れた知恵だったといえるでしょう。
しかし、自由かつ平等であるはずの現代社会にもカーストの最下層である不憫な人たちが存在します。
一般に言われる「負け組みの」人々、普通に競争することが負担以外の何者でもない人々。
そんな人々の一パケットがこのスレに集う住人です。
彼ら自身の行動がそれを証明しています。
なぜなら自由競争のこの社会で、希望を持ち前や上を見つめている人間は、下を必要とする要素が少ないわけで、
無理に「新書オタ」などという、特殊な設定で下を用意する必要がありません。
このスレに足を向ける要素など、ありえない。
このスレに常駐する、その行動が何を意味するか、哀しいほど明らかと言えるでしょう。
自分の所属する読書社会で、上は眩し過ぎ、見ることが適わない自分を知っている。
だからといって自分より下を見出すには、余りに至らないそんな自分もまた、知っている。
そんな苦しく悲しい状況が「新書オタを見下す」というアクロバットを生み出したのです。
新書オタは一般的には、読書社会的なステータスがありませんので、批判の対象にした所で余り反論されません。
自分の論に対して責任を持つ必要が無いので、自信を持たない人間にとって批判しやすい対象といえます。
ネタ、冗談で済ます事のできる安全な批判対象、それが彼らにとっての「新書オタ」なのです。
そんな彼ら、「「新書オタ」オタ」にとって、
自分より洗練された知能の新書オタ、自分より顔のよい新書オタ、
自分より学歴の良い新書オタ、自分より蔵書の多い新書オタ。
そんなものはあってはならないものなのです。
彼らの脳内の大前提としてそれらは存在しないことになっているのです。
そんなものは何の癒しにも、救いにもなりはしないからです。
皆さん、このスレの住人を許してあげましょう。
住人達の癒し場であるこのスレを、彼らから奪ってはなりません。
私は、最後の救いの場であるこのスレを奪われた彼らの不満の矛先がどこに向かうか、
それを思うと、恐怖を感じるのです。
かれらが第2、第3のサブカル君になるのではないか、そんな恐怖です。
このスレの住人と等しく社会の敗残者であるサブカル君。
自らの言動で、社会の中に救いの場を無くし、鬱屈しきった不満の対象を
書物のファッション性に向けたその行動。
このスレの住人を、そんなサブカル君の歪んだ双生児にしない場所。
それが、この彼らの癒し場の役割だと思うのです。
★光文社新書 11/17?
牧秀彦『剣豪全史』
山田雅夫『ケ−タイメモ撮り発想法』
山際素男『不可触民と現代インド』
林望『リンボウ先生のオペラ講談』
金田伸夫/織田淳太郎『「ナンバ走り」の身体技法』
★新潮新書 11/25
江上剛・須田慎一郎 『銀行員諸君!』
明石散人『日本史快刀乱麻』
野地秩嘉『サービスの天才たち』
島田裕巳『相性が悪い!』
有馬哲夫『ディズニーの魔法』
★PHP新書 11/17予定も出てるみたいだけどどれが新書だか現時点でわからん。
11 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/13 23:45
『相性が悪い!』島田裕巳 新潮社HPより
>あの部長とはうまくいくが、この課長とはダメ。息子が2人、でもかわいいのは
>下の子。父親よりは、母親と仲がいい──。人と人の間には、好き嫌いを超越し
>た「相性」がある。それを決定するのは、兄弟姉妹だった! すべての人を生ま
>れ順で第一子、真ん中っ子、末っ子、一人っ子の4つの型に分類。それぞれの性
>質と人間関係の傾向を分析する、占いや宗教いらずの決定版「相性の法則」!
島田裕巳って、あの島田裕巳?
オウムの件で別なジャンルを模索中とか?
そりゃ ありえねーべ。
ナンバ走り、甲野さんの後にこういうの出てくるんだね。
16 :
無名草子さん:03/11/14 19:21
明石散人が新書デビューかあ。
この人、ネタはおもしろそうなのに・見せ方と文章下手なんだよなー。
18 :
無名草子さん:03/11/14 19:29
明石は、日本史ものをへんに小説化したりして
発表するから・・・
たとえはよくないけど井沢元彦の逆説シリーズみたいな
書き方すればいいのに。そういう意味ではこの新書に期待かな。
19 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/14 21:00
「911と日本外交」(講談社現代新書)読んだ人いますか?
21 :
無名草子さん:03/11/14 23:44
>>9 ブルーバックスって新書か?
これが新書なら角川Oneテーマも新書に入れていい気がするが。
このスレのタイトルはこっちのほうがいいな。
「岩波に限らず」って言ったって、そもそも新書なら岩波に限るという
発想自体が今やないもんな。
そもそも新書ってなによ?
文庫以外は新書じゃないの?
24 :
無名草子さん:03/11/15 00:44
岩波が昭和13年に赤版を出すに当たり作った言葉。
あのサイズの本のこと。
ということはブルバも新書ってこと?
26 :
無名草子さん:03/11/15 01:13
こういうべきかも。
岩波が新シリーズを出すにあたり、あのサイズを選び、新書と呼んだ。
(文庫と違うことを明示する目的で、「新」たな「書籍」という意味)
これがいつからか、あのサイズの本を新書と一般に呼ぶようになった。
昭和13年に遡る限り、内容についての定義ではないだろう。
>25
宮崎哲也の連載では新書に含めているようだ
28 :
無名草子さん:03/11/15 02:26
新書好き、って月に何冊ぐらい新書買ってるの?
せいぜい4,5冊だろ。
>29←頭悪そう
ネットの書評を読んで興味あれば幾つでも買うし
興味あるモノがなければ一冊も買わないよ
まさか毎月のノルマを決めてるような奴は居ないだろう
そもそも「新書好き」の定義がよくワカランのだが
それは新書「しか」買わない奴のことか
それとも新書「も」買う奴のことなのか
図書館で新書を借りて読む奴とかはどうすんだ
月に1〜2冊くらいタイトルだけ見て買うかな…。
新書が知性の限界なんだね笑い
そういうひと
35 :
無名草子さん:03/11/15 14:06
月に10冊も新書読んでて、それ以外読まない人って、
なんだかバランスを欠いてるように見えますな。
漏れは新書も買うし文庫も雑誌も買うぞ
ここに集まってる人って、ほとんどがただ人よりよく新書を読む人でしょ?
あまり深く考える必要ないと思うけど
>31←理屈馬鹿
どうせ教養程度のレベルしか求めてないんだから、
新書で十分。その程度のもん毎月10冊も読んでられるほど暇じゃねぇよ
サトケンの新刊買った?
40 :
無名草子さん:03/11/16 20:36
age
>>20 読んだ。
著者は毎日の記者なんだけど、新聞臭くない、つまらない主観を織り交ぜない
文章を書ける人。新書で本を出すだけのことはあるよ。内容もしっかりしてる。
毎日的な偏向した感じのまったくない、客観的だと思わせる内容を書いてる。
こういう感じで情報を日本に流してくれる新聞があったらどれほどよいか・・・・
最近養老さんイパーイ本出してるけど「まともな人」(中公)はどうなの?
44 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/17 20:56
●小川英雄『ローマ帝国の神々――光はオリエントより』中公新書…【8点】
ローマのキリスト教化以前にあった各種ペイガニズム(異教)の流れを,同じくオリエ
ントからもたらされたキリスト教・ユダヤ教とともに描く。このへん全然知らなかったが
神像・秘儀・習合などもあって,日本人にはかえって異教のほうがわかりやすい気がする。
・エジプト起源の女神イシス崇拝は,カリグラ帝らの保護をうけローマに流行した。
その児ホルスを抱くイシス像はキリスト教の聖母像の原型とも言われる。
・ミトラス教はペルシャ起源で,インドに伝わりマイトレーヤ(弥勒菩薩)として
大乗仏教にも採り入れられた。ロンドンにもミトラス神殿があったという。
●槌屋治紀『燃料電池』ちくま新書…【7点】
燃料電池の原理から,各種方式の違い,カナダのバラード社物語,今後の課題などまで
盛り沢山。公道を走り始めてはいるが本格的普及にはまだ相当かかりそうだ。学問理系の
いくつかの板に立燃料電池スレが立っているが,レスの3割ぐらいはわかるようになったかなw。
新書は通勤電車のお伴ですねー。しばしば東スポとかに負けちゃいます。
文庫でもいいんだけど,小説はあんまり読まないんで。
45 :
無名草子さん:03/11/17 21:43
石井希尚さんのスレッドってありますか?
知ってたら教えてください。
46 :
無名草子さん:03/11/18 00:47
あいかわらずへびさんのレビウは参考になる。
趣味の傾向が似てるかもしれん。
47 :
無名草子さん:03/11/18 14:28
>>44 燃料電池は技術面の話のみですか。産業としての話もしてるかな。
今まで読んだ中で最低の新書はなんですか?
>>48 最低だと思う物は手にもとらないのでわかりません。
>>47 うーん,
>>44で「原理から」って書いたけど,
陽子がイオン交換膜を通過してそれより小さい電子は通過しないことについて,
>この原理は電気化学の理論で説明されるが、この本の範囲を超えている。
と打ち切ってある(ほっとしたw)
あとはバリバリにコストを意識(しかも全社会的に)した内容だと思う。
著者はシステム工学専攻で,本書でも生産量とコスト低下の割合を算出したり,
技術革新とインフラの変化について考察している。
自動車メーカー各社やエネルギーその他の業界の動向も書いてあるし,
(たとえば製鉄業も水素を供給できる,とか)
モバイル電源や家庭用コジェネへの応用にも触れているし,
「水素社会」の夢と課題(安全性・経済・政策・法律)に言及する部分もある。
ただねえ,純水素型と車上改質型のどちらにするかすら決め手がないみたいだし
その製造・供給・貯蔵法とか,なーんか未確定部分が多いみたいなんだよね。
>>49 禿同
51 :
無名草子さん:03/11/18 22:27
手にとってしまった中で最低だったのは「出合い系サイトと若者たち」
52 :
無名草子さん:03/11/18 23:20
>>50 だいたい想像つきました。ありがとさんし。お礼として以下の指摘を。
流通面について言えば、純水素が自動車用燃料としてガソリンに代わるものになる
ためには、現行の全国5万ヶ所のガソリンスタンドに水素タンクを地下に埋設せねば
ならず、このコストを誰が負担するかという問題を解決せねばならず、無茶なコスト
なので、車上改質型が現実性は高いんですね。
>>42 エッセイをまとめたもので、良し悪しは各自それぞれ
だろうけど、正直言って著者の他のものに比べても
内容は薄いね。
54 :
無名草子さん:03/11/19 22:42
>>53 テレビに出てきた印象だけだけど、新書を真面目に書こうとする人じゃないね。
養老猛はバカの壁で味を占めちゃったんじゃないの?
簡単に読めるエッセイをまとめて面白いタイトルをつければ売れる ってね。
56 :
無名草子さん:03/11/20 00:28
あの人は老獪ではあっても成熟を感じさせない人。
頭がいいから話はおもしろいけど、人間としては嫌な人だと思う。
話を聞いてて、尊敬の念は微塵も起きなかったのが不思議と印象的。
学者だからいいんだよ、というのではなく、一人の人間として魅力がない。
>>56 > 学者だからいいんだよ、というのではなく、一人の人間として魅力がない。
本に魅力があればそれでいい。どうせ人間として触れ合うわけじゃなし。
養老さんの文章に魅力があるかはおいといて。
58 :
無名草子さん:03/11/20 11:00
唯脳論だしな。
版元の方が養老はんにお願いして名前とエッセイ使わせてもらってるだけっていう印象が…
60 :
無名草子さん:03/11/20 19:24
同じような傾向の本がすぐに他社から出るというのは競争の弊害ですな。
ちゃんと企画しないから安っぽいし。
61 :
無名草子さん:03/11/20 23:29
買ってしまった中で最低だったのは「ケー〇イを持った〇ル」。
62 :
無名草子さん:03/11/20 23:47
63 :
無名草子さん:03/11/21 00:01
≫51、≫61
それを普通は自業自得という。
自分にバカさを笑え。他をうらむのは筋違い。
これが日本の常識。
>>○○
アンカーポイント。
どの書きこみへのレスかを明確にするために使う。
○○にはレス番号が入る。指定先のレスには自動的にリンクされる。
リンクを有効にする(「>>○○」が青色で表示される)には、半角の「>」をふたつと、
半角数字で書かなければならない。
よく見られる失敗例として、「>>1」(数字が全角)、「
>>1」(>が全角)
「>1」(>がひとつしかない)「<<1」(>>の向きが逆)「》1」(別の記号を使っている)などがある。
かちゅ〜しゃ使用時には、失敗例の前者3つでもポップアップ機能が有効である。
なお、レスに>>○○とのみ書かれている時には、「○○を参照」という意味を表す場合と、
○○(レス番号の該当人物)に「あ〜あ、いっちゃったよ…」の意で使われる場合が多い。
後者は、蔑むという性質上、sageと併用されるケースが多い。
66 :
無名草子さん:03/11/21 20:04
洋泉社でいいのないですかー
67 :
無名草子さん:03/11/21 20:56
知り合いが新書出した。
『シェリー酒―知られざるスペイン・ワイン』(中瀬航也 PHPエル新書)
本屋で見たら、自分の名前があとがきに書かれていた。。。
68 :
無名草子さん:03/11/21 21:00
自慢したくてしょうがないのねw
69 :
無名草子さん:03/11/21 21:04
そうです
71 :
無名草子さん:03/11/21 21:25
じゃんじゃん晒してね
72 :
無名草子さん:03/11/21 22:02
晒してくれ
そして有名にしてくれ
74 :
無名草子さん:03/11/21 23:44
書店で手にとって見てみるように
おまえらは作家の友人なんていないだろうけど
僻んでるな(笑)
75 :
無名草子さん:03/11/22 01:11
76 :
無名草子さん:03/11/22 01:14
違うよ。
77 :
無名草子さん:03/11/22 01:56
僻み厨さらしあげ
78 :
無名草子さん:03/11/22 03:13
僻むなよ(笑)
>>67 うれしくてたまらないなら
>本屋で見たら、自分の名前があとがきに書かれていた。。。
こんな風に書かず、素直に「ウレピーヤター!!」とか書けばよかったのに(w
あ、私ひがんでる?(w
80 :
無名草子さん:03/11/22 09:20
67です。
あれから時間たって覗いてみたら・・・・。
69は冗談で話を合わせてみたもの。それ以降は書いてないんですね、これが。
67は、自分の嬉しさよりも、友人の本の宣伝のほうが主だったんです。
ということで、よろしくage。
81 :
無名草子さん:03/11/22 11:27
幕府歩兵隊 野口武彦著 中公新書 2002/11
評判いいね。歩兵隊の活躍もさりながら,旗本たちの無惨な負けぶりが
面白いとおもた。
last samuraiなんて映画もあるが,実際のサムライが無惨に負けていく
ありさまを書いた本ははじめてよんだよ。
やっぱり白兵主義(チャンバラ)なんて軍記モノにしかないんですね。
でも大東亜戦でそれをマジメに考えた日本軍ってアホ。
>>81 >でも大東亜戦でそれをマジメに考えた日本軍ってアホ。
んなわけねーだろ。
本気でマジメに考えたと思っているお前がアホ。
それこそ戦後人の大東亜神話じゃん。
83 :
無名草子さん:03/11/22 14:15
近くの本屋に岩波緑(青)の「ことばと文化」が平積みにされていたがなぜ?
84 :
無名草子さん:03/11/22 16:24
あれは青だ。古来、日本に緑という色はなかった。
87 :
無名草子さん:03/11/22 18:43
2ちゃんねるで宣伝しても
作者の評判が悪くなるだけで、売り上げにはつながりませんw
2ちゃんねるで叩かれても作者にはほとんど何の痛痒もないな。
どっちにしろ、2ちゃんの社会的影響なんて皆無に等しいよ。
91 :
無名草子さん:03/11/22 23:48
集英社新書の養老氏の最新作の環境論は浅すぎ。
やっぱ、自分の専門外の事に手を出すのには
少なくとも謙虚さは必要だと思った。
93 :
無名草子さん:03/11/23 16:18
そこまで来ると、編集サイドの責任も問われそうですな。
94 :
無名草子さん:03/11/23 23:13
このあいだのNHKでやってたけど
養老さん昆虫採集とか標本作り好きらしいね
>>94 新潮文庫で奥本大三郎・池田清彦との虫の対談本が出てたけど、面白かったYO
養老のおっさんはいいんだよ。
浅くてもいい。学者じゃなく、作家なんだから。
解剖学者だろ?少なくとも作家ではない。
98 :
無名草子さん:03/11/24 01:31
週刊文春にインタビューがあるね。文芸春秋特別号にもなにか書いてるようだ。
100 :
無名草子さん:03/11/24 15:46
101 :
無名草子さん:03/11/24 15:55
新書の創刊ラッシュ、林立も現象としてはヒト段落したのかな?
さて、初めに退場するのはどの出版社のシリーズだべね( ̄ー ̄)。
102 :
無名草子さん:03/11/24 22:30
ずばり、光文社、平凡社だな。
強いのはやはり
岩波・中公・ちくま・新潮・phpだろうね。
平凡社は人文系の単行本は強いが、新書には力を入れていないようだな。
光文社新書はマニア受けするツボを心得ている。
「キヤノン特許部隊」や「企業再生ファンド」など、ビジネス関係で高評価な本が割とある。
新潮は後が続かないし、
PHPに至っては(略
105 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/25 00:17
●屋名池誠『横書き登場 ―日本語表記の近代』岩波新書…【8点】
「書字方向」(縱か横か,右からか左からか)から見る近代日本語史。浮世絵,鉄道切符,
雑誌のキャプション,街の看板など,丹念に検証された資料(素材)を眺めているだけ
でも面白い。こういう楽しげな研究を国費でやっているかと思うとウマヤラシイ。
先月の落ち穂拾い
●岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』講談社現代新書…【9点】
なるほど力作。欧州:アジア=自由:隷属という視点の根の深さとか,10世紀末まで
キリスト紀元の記年法は一般化していなかったとか,啓蒙主義への批判として生まれた
ロマン主義が中世研究を深めたという指摘とかが印象に残る。参考文献やコラムもぐー。
参照>>前スレ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1054367361/743さん
質と売行きは違いますからねー。会社の基礎体力もあるだろうし・・・
新書は装丁がみんな同じなのでちょっと物足りない
108 :
無名草子さん:03/11/25 23:18
女性読者は概して新書を読まない。
装丁が同じだからだそうだ。
107もその手の類か。
でも学術系統の書物は一貫していてくれた方がなんとなく箔が付く気がする。
110 :
無名草子さん:03/11/25 23:36
講談社現代新書は表紙に変化を付けさせてるよ
講談社は、ジャンルごとになんとなく表紙のイラストのタイプが分類されてるよね。
俺は表紙が同じなの好きだな。
たくさん本棚にそろって並んでるの見てニヤニヤしてる。
114 :
無名草子さん:03/11/26 01:50
気持ちワリイ
オナニーしてないだけましだな
1冊ごとに装幀たのんだら
いくらパターン化してるとは言え10〜20マンかかるよね
文庫より部数少ないから700円の本で回収するのは大変じゃないかと
装丁はシンプルでいい。おれなんか表カバーごとはがしちゃうこともある。
118 :
無名草子さん:03/11/29 12:58
>>105 お、その西洋史学モノ気になっていたんだがいいのかあ。
読んでみます。
岩波の○○史10講ってどうよ。
確かフランスとドイツとあともう1つどっかあったと思ったけど。
120 :
無名草子さん:03/11/30 05:06
>>119 ドイツ史しか読んでないけど、そこそこよさげ。
世界史とかくわしい人間には物足りないかもしれんが、
一応通史的に読めるし。
121 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/11/30 10:45
遠山茂樹他「新版昭和史」(岩波青)…【6点】
日本史は中学以来だから結構新鮮に読んだんだけど、事実関係はどうなんだろ。
何かと問題になる時代だし。
池内了「天文学者の虫眼鏡」(文春)…【8点】
折り合わないと思われがちな文学と科学の乳化を試みたエッセイ。
無理に結び付けてんな的章もあるけど、シェークスピアが歳差運動に託した皮肉とか、月に関する迷信批判とか、イイ(・∀・)!
122 :
無名草子さん:03/11/30 10:47
しかしさ、無名の固定ハンドルが
トリップつけてるのってなんなのかね?
偽物がでると困るとか思ってんのかな?
おまえを騙るやつなんかいねえっての(爆
自己顕示欲は旺盛なんだけど
レスのセンスはごくごく並。いやそれ以下ってのもなあ(w
(爆 (w
126 :
無名草子さん:03/11/30 12:56
理学部の非常識アンチ必死だなw
つまらんかなんて主観だろ
>>121 ここでトリップはずしたら思う壺だからやんなよ
あと昭和史は確かにちとやばい、つかソ連北チョに甘いんで
何か他の歴史書を合わせ読んだ方がいい
本人必死だな
128 :
無名草子さん:03/11/30 13:54
(爆
130 :
無名草子さん:03/11/30 20:25
もう固定が必死で必死で(爆
131 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/11/30 20:48
121以後レスしてないよ。
匿名板で言っても無駄だとは思うけどw
132 :
無名草子さん:03/11/30 20:55
133 :
理学部の非常識 ◆SCIENHbcJA :03/11/30 21:27
なんで自演じゃいんなら122に答えないといかんのかはわからないけど。
コテにしたのはブルーバックスの話のときなんとなく付けたんで、そのままなんとなく。
トリップはコテには付けるのがアテクシの習慣だから付けた。
大した理由じゃない?そうかもな。
ある程度カリスマ性があるコテならアンチにもなるが
理学部の場合、単に平凡な感想をダラダラ書き流してエンターテイメント性が全くない
うざいカキコなだけだからな…
>>122らをアンチと呼ぶのは不適当
136 :
無名草子さん:03/11/30 21:36
>>133 自分のレスがコテで発言するほどのものだと思う?
俺のレスはつまらないな。才能ないなって思わない?
>>136 >
>>133 > 自分のレスがコテで発言するほどのものだと思う?
> 俺のレスはつまらないな。才能ないなって思わない?
でも今の2chの多くの板に居る、いわゆる「雑談コテ」って
こんな感じなんだよな。厨房ならまだしも大某にもなってこの自意識ってどうなのよ。
>>134 >>136 自分のレスがコテで発言するほどのものだと思う?
俺のレスはつまらないな。才能ないなって思わない?
ああコテでっての消し忘れた・・・
(-_-)ウツダシノウ
140 :
無名草子さん:03/11/30 21:50
>>137 うーん、そうねえ。
雑談メインの板ならともかく、専門板や趣味系の板で
固定やるなら、人並み以上の知識やセンスは欲しいね。
見ている人を意識してトリップつけたりするわけだろうから。
つまんない固定は荒らしと一緒ですよ。
>厨房ならまだしも大某にもなってこの自意識ってどうなのよ
立派な大人だと思いますよw
>>138 コテの意味をググってこいよバカ(爆
141 :
無名草子さん:03/11/30 21:53
>>139 >ああコテでっての消し忘れた・・・
ああ、そういうことね。
でもな、「コテ」という言葉を消しちゃったら、
意味が違ってきちゃうってわからんか?w
おまえ、はずかしいねえw
トリップ付きのコテハンがうざいならトリップでアボーンしろよ。
コテハン叩きの方がよっぽど鬱陶しい。
143 :
無名草子さん:03/11/30 22:06
なんだかなあ・・・
>>121 天文考古学から世界各地の神話伝説を扱った
斎藤尚生『有翼日輪の謎――太陽磁気圏と古代日食』中公新書 1982
ってのが面白かったキオクがある。もう絶版かな。内容はすっかり忘れたがw
>>144 固定やるなら、人並み以上の知識やセンスは欲しいね。
見ている人を意識してトリップつけたりするわけだろうから。
つまんない固定は荒らしと一緒ですよ。
このツマラン文章でage続けてる、
爆だかwだか知らないが気持ち悪い記号を使って
粘着してるヤツってなんなの?
147 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/11/30 22:56
何か知らないけどゴメンナサイゴメンナサイ。知識もセンスもないです。
採点したりするときは紛らわしくないほうがイイと思うんで。
●本名信行『世界の英語を歩く』集英社新書 集英社…【8点】
英語圏・非英語圏で話されている英語の多彩なヴァリアント(音韻・語彙・文法)を紹介。
日本人が英語で話す場合,イギリスやアメリカという特定の文化の真似をする必要はなく,
また「もっと上手くなってから喋る」という態度は間違いだという。おおむね同感。
●山際素男『不可触民と現代インド』 光文社新書…【7点】←ちょっと逃げ腰
やっぱインドはわかんねー!!! 著者は三一書房版『マハーバーラタ』や文春版
『ダライラマ自伝』の訳者。不可触民出身で仏教徒となったインドの初代法相・
アンベードガルの流れを汲む人々を主に取材。いろいろショッキングな話も出てくる。
・バムセフという政治団体などへの取材から,著者はインドの仏教徒はすでに1億人,イス
ラム教徒は3億人という,にわかには信じがたい数字を挙げる。しかしこれは一方からの
見方として一定の重みをもっているのだろう。正確な数値は誰にもわからない…むむむ。
・絹の布越しに不可触民の患者の脈をとるブラーミンの医師
・ダコイット(群盗)の郷でカーリー女神に人間の鼻200個を集めて捧げるなどと願をか
けて殺人にはげんだ人々
・サズゥ(遍歴行者)は婦女・幼児誘拐,人身売買シンジケート員,大麻常習者などがいて
評判は芳しくないが,インド政府は国鉄のフリーパスを与えている
とか。よくわからんw
148 :
無名草子さん:03/11/30 23:04
149 :
無名草子さん:03/11/30 23:49
先生!理学部の非常識#i@kw0,AAのトリップが割れました!
てす
気持ち悪い・・・なんでこの人こんなに粘着してるんだろう。
152 :
無名草子さん:03/12/01 00:38
芸の有無を検討するとさ、
>>121 > 遠山茂樹他「新版昭和史」(岩波青)…【6点】
> 日本史は中学以来だから結構新鮮に読んだんだけど、事実関係はどうなんだろ。
→本の評価になってない。レビューする能力がないなら初めから書きなさんな。
> 何かと問題になる時代だし。
→何が?ハッキリ書け。
第一、「日本史は中学以来」の人間にその本の良し悪しって分かるのか???????
点数の根拠が全く書いてないので、6点が妥当なのか参考にならない。
> 池内了「天文学者の虫眼鏡」(文春)…【8点】
> 折り合わないと思われがちな文学と科学の乳化を試みたエッセイ。
→「乳化」ってナンだ。それに文学と科学は折り合わないことはない。
受験国語程度のことを勉強すれば分かるが、科学モノのエッセイはジャンルとして
存在する。一体誰が「折り合わない」って思ってるんだ。
単におまいさんの世界が狭いだけではないかと小一時間(略
> 無理に結び付けてんな的章もあるけど、シェークスピアが歳差運動に託した皮肉とか、月に関する迷信批判とか、イイ(・∀・)!
→何がどうイイんだ?何がどう無理に結び付けてるんだ?
さわりだけでも示さないと書いた意味がない。
この文では、結局自分で読まなければ本書が良いのか悪いのか全くわからない。
「未読の人間がチョイスの参考にする」という、
レビュー本来の役目を全く果たしていない、オナニー文。
結論から言えば文才ナイよ。
>153
卒論で躓いたか?
よっぽどヒマで孤独なんだろうなぁ・・・
なんで偉そうな事言いながら人の揚げ足しか取ってないな…。
文句あるなら自分の書評書けばいいのに…(´・ω・)
157 :
無名草子さん:03/12/01 01:49
何かしてスレ混乱させるくらいなら何も出来ない方がマシ。
160 :
無名草子さん:03/12/01 02:05
>>159 じゃあレスするなよ。
ロムだけにするか、回線切れば?
>>156 名無しで書いてるかもしれないよ。決め付けるなよ。
自己顕示欲しかない空気固定の意味なし書評は不要。
揚げ足とりしかできないレスも不要。
反論できなくなって変なレッテル貼るのも不要。
理学部を放し飼いするのはごめんだな。
放し飼いするなら理学部のレスのどこが参考になるのか教えてくれないか?
個人的には上に書いたように、全く参考にならない。
162 :
無名草子さん:03/12/01 02:20
乳化は科学と文学を水と油に見立ててるんでね?
つーか、副島の話のとき134と理学部って割とうまくやってたよな?
そんときついでに書評にはこれが足りないって書けばよかったんじゃん。
_____________________________
|
| ★★厨房は放置が一番キライ!★★
|
|◆放置された厨房は煽りや自作自演であなたのレスを誘います!
| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け!
|
|◆反撃は厨房の滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。
| コネヲタにエサを与えないで下さい。
|
|◆枯死するまで孤独に暴れさせておきましょう。
│
│※自治スレでの討論の結論
│ 「空気の読めないヤシは、一度忠告して、あとは徹底放置」
│
|くれぐれも、煽りにマジレスをつけることのないように。
| ...。
../| | | |ヽ / \ は 〜〜 い ! ! /
川 ‘〜‘) / イイデスネ!!
( )つ ノ ノノ人ヽ (ノ~\\ 〃ノハヽ ノノノ从ヘ ノノノノヽ
.| i ,| ̄ ̄ ̄ ̄ (´ー`●) (`.∀´ ) (^◇^-从 (´Д ` ) 从^▽^从
..| | .| ノノヽヽヽ. ∋8ノハヽ8∈@ノハ@ ノノノノ从ヘ /| | | |ヽ ノノノノヽヽ
(_)_) (^〜^0) (´D` ) (‘д‘ ) 川’ー’川 (・-・o川 (´▽`∬
>>161 書評の問題点は154で分かったけど、アテクシは揚げ足もレッテル張りもしてないけど。
コテにする理由以降レスしてないし。
違う人の話?
>>164 コテハンやめちゃうのか?
俺はそれなりに楽しくレビュー読ませてもらってたけどね。
叩いてる厨なんて1,2人くらいなんだから放置しとけよ。
久しぶりに2chで固定叩きを見た。まだあるんだな、こういうの。なつかしいな。
まあ、このスレに関して言えば、
書評書く人が固定だと自分の好みとの距離を測りやすいから、
書評を読むときに参考にしやすいんだけど。
まあ、そうは言っても、
書評を読むよりも荒らすほうが楽しいって人が多いみたいね。
>自己顕示欲しかない空気固定の意味なし書評は不要
意味があるかないかは不特定多数の読み手にゆだねられてる。言うまでもないけど。
誰かが「オマエの書評は意味が無い」なんて決められるもんじゃない。
・・・・・釣られてる?俺。
167 :
無名草子さん:03/12/01 14:08
久しぶりに2chで固定叩きを見た。まだあるんだな、こういうの。なつかしいな。
168 :
無名草子さん:03/12/01 14:10
>>166 なつかしいだってw
「釣られてる?」もすげー古いよw
まだ言ってる人いたんだw
169 :
無名草子さん:03/12/01 14:15
それにあれだ、
>久しぶりに2chで固定叩きを見た。まだあるんだな、こういうの。
これもおかしいなw
コテハン叩きは昔からずっとあるよw
減ったりなんかしてないぞ。コテハンが減ったわけでもあるまいw
そんな煽りじゃダメダメw
ベテランならもう少しセンスある煽りヨロピクw
何度も言うが、ベテラン気取って「釣られてる?」はないだろw
170 :
無名草子さん:03/12/01 14:26
171 :
無名草子さん:03/12/01 14:30
>>170 2ちゃんねるに長くいれば
>まだあるんだな、こういうの。なつかしいな。
こういうのが一番恥ずかしいレスだってわかりそうなもんだけどw
ベテラン気取っちゃうのがさw
>>170、そのへんどうよ?w
>>171 > そのへんどうよ?
ぶっちゃけ、どうでもいい
173 :
無名草子さん:03/12/01 14:39
>>172 クククw
ベテラン気取って
>>167-169 ご苦労
煽り下手にもかかわらず精一杯がんばったな
こんな定番レス返しちゃったのはどうよw
ベテランワロタ
>>165 でも、アテクシが書評するたびに荒れるんじゃ、住人に迷惑かかるからな。
トリップも公開されたし。
煽りも痛いが>166はもっと痛いな。
どうでもいいよ、そんなことは
178 :
無名草子さん:03/12/01 21:17
激 し く 糞 ス レ 化
179 :
無名草子さん:03/12/01 21:38
181 :
無名草子さん:03/12/01 21:46
みんな釣られすぎ。
だけど厨を完全放置するようになったら
このスレ沈んじゃいそうなんだよな。
なんでもいいから、面白かった新書とか書け
新刊じゃなくてもいいから
↓
えー・・・?
「数学の考え方」(矢野健太郎・現代新書)とか。
ちびちび焼酎飲みながら何度か読み返しています。
鶴見俊輔 編『本と私』岩波新書(別冊8)
新聞の書評にて閲して気になった書目です。
投稿を元にしたものとしては三冊目だそう。
『高校生のための経済学入門』 ちくま新書
あー大変なことに。どー見ても理学部の味方のほうが多いんだけどな…
12月分貼っときます。 ※書名その他は(仮)となっているものもありマス。
例によってPHP・光文社・新潮・文春は10日ごろに。
★ちくま新書 12/8
玄侑宗久『禅的生活』
奥村宏『会社をどう変えるか』
倉阪秀史『エコロジカルな経済学』
阿辻哲次『漢字の知恵』
副田義也『死者に語る ―弔辞の社会学』
★講談社現代新書 12/16
早野透『日本政治の決算』
黒崎誠『世界一の中小企業』
塩原俊彦『ビジネス・エシックス』
常石敬一『化学兵器犯罪』
★講談社ブルーバックス 12/16
A・ボブソン『夢の科学』
杉晴夫『筋肉はふしぎ』
佐々木正敏『高校・総合学習の数学』
★集英社新書 12/17
安達正勝『死刑執行人サンソン』
大塚明子/(株)綜合社『新語死語流行語』
花谷寿人『医療事故がとまらない』
吉田康彦『国連改革』
★平凡社新書 12/17?
本間ひろむ『指揮者の名盤――50人のマエストロを聴く』
杉浦一機『ものがたり 日本の航空技術』
平澤正夫『手づくり英語発音道場――対ネイティブ指数50をめざす』
★岩波新書 12/20?
佐和隆光『日本の構造改革 ―いま、どう変えるべきか』
鹿嶋敬『男女共同参画の時代』
武藤博己『入札改革 談合社会を変える』
岡本薫『著作権の考え方』
岡田晴恵・田代眞人『感染症とたたかう』
★中公新書 12/20
高橋睦郎『百人一首――恋する宮廷』
井上尚英『生物兵器と化学兵器――種類・威力・防御法』
渡辺利夫/三浦有史『ODA(政府開発援助)――日本に何ができるか』
星亮一『会津落城――戊辰戦争最大の悲劇』
いつに増して時事・実用系が多い・・。今月はキツイかも
190 :
189あげ忘れ:03/12/01 23:18
いつに増して× → いつもに増して○ スマソ
へびってホームページとか作ってるの?
こういう情報をホムペで取り上げたら食いつくんだけどなぁ。
192 :
無名草子さん:03/12/02 01:22
味方が多くても、本人が迷惑かけたと思いつめちゃったんだな>理学部
責任感が強すぎるんだと思われ
山口昌男「文化人類学への招待」
異文化見聞記として読むだけでもなかなか面白かった。
193 :
無名草子さん:03/12/02 01:24
>責任感が強すぎるんだと思われ
アホだw
あぁあ。良スレがまた減ったよ。
195 :
無名草子さん:03/12/02 02:42
「世界の英語を歩く」買ったけど読むの('A`)マンドクセ
<バカの壁>200万部突破 発売から7カ月で(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031202-00000110-mai-soci 新書における刷り部数の新記録となる勢いです。 スゴイ.
>過去、新書で200万部を超えたのは、
>最多部数の記録を持つ約230万部の永六輔著「大往生」(岩波新書。初版は94年3月)だけ。
>「大往生」は200万部突破までに約1年3カ月要しており、それを超えるハイペースだ。
しかし、
>養老さんは「平易な文体で構成した編集者のセンスのおかげだ。
>同じ内容でもパッケージを変えることで本が生きも死にもすることを痛感した」と話している。
「同じ内容でもパッケージを変えることで」だなんて(´・ω・`)。
実際、素直な感想なのかも知れませんネ。
朝日新聞にも特集記事?が出てたね。
199 :
無名草子さん:03/12/02 20:59
講談社現代新書『源氏と日本国王』岡野友彦
がよさげなんだが、読んだ人いる?
200 :
無名草子さん:03/12/02 22:44
>>197 最大部数の新書は「試験にでる英単語」なのでは?
新書の定義によるかも知れないけど。
定義によるって・・・あれは新書なわけないじゃん。
>>200あれはシリーズの累計みたいな数え方でしょ。ISBNが何種類もあるし。
>>191 そんなスキルも暇もないです〜。2ちゃん一筋!
>>196 わりと気楽に読めるよ。ぜひ感想書いてつかあさい。
>>199 積んである。今週読みます
205 :
無名草子さん:03/12/04 22:56
文春でいいのないですか
206 :
無名草子さん:03/12/05 23:41
207 :
無名草子さん:03/12/06 10:30
今月の「諸君」の宮崎の書評には同感。
漏れも橋爪の本はいいと思った。
「マニフェスト」と「悪の読書術」はちょっと?だけど
208 :
無名草子さん:03/12/07 14:05
新日本新書が何十冊もある本屋をハケーン
209 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/08 21:15
『源氏と日本国王』まだ読み終らんスマソ
●川勝平太『経済史入門』日経文庫…【8点】
なるほど論議を呼んだわけがわかった。「経済史入門」って題で先行諸説を紹介しながら,
「ホントの経済史ってのはこう書くんじゃゴルァ!」って,自分で書いちゃったわけね。んー,
意気込みは買うし面白いと思うが,この新書のスペースだけじゃ納得できない点も多々。
●M・バーロウ/T・クラーク『「水」戦争の世紀』集英社新書…【5点】
世界各地で多国籍企業による水道事業の民営化や水資源の商品化が進んでいる。また
有害物質による汚染も深刻である。反グローバリズム市民運動の立場からの告発と提言。
つーことで,初めて知ったことも多いんだけど,なんかイマイチすっきりしない本だよな。
一つは常々言われているように日本の地理的条件がこの問題に関して恵まれているので
危機感がないからなんだけど。もう一つはこの本の造り。原著はアメリカ(この本はカナ
ダだが)のこの種の啓蒙本によくある,短い文を列挙してたたみかけるような修辞法の文
体。ソースも何もナシ。まあ新書だし,いちいち明示されても読みこなせないから読み進
めるしかないんだけど,こういう地球規模の問題はデータの取り方とか計算法しだいで学
者によってしばしば懸け離れた見解になったりするじゃん。まー俺も多国籍企業はたいて
い碌でもない阿漕なヤツだと思うけどさ(SF映画なんかを見ても,ってオイオイ…)。
もーちょっと地に足のついた議論を,できれば日本の著者で読みたくなるなー。
全体の75%の抄訳だそうだが,訳者あとがきもなく,章トビラも別丁にできないような
(笑)キツキツの台割り。無理やり新書にしたって感じだす。
●佐藤賢一『英仏百年戦争』集英社新書…【9点】
結果としてイギリス・フランスの両王国を国家として成立せしめた百年戦争。
でも始まりはフランス人領主の領土争いだった。みたいな前書きを読んで、まず意外だった。
イングランド王家って、フランスのノルマンディとかアキテーヌとかの領主で、
その広大な領地のはじっこにオマケみたいにイングランドがある、って感じだったのね。
著者が直木賞作家だけあって、登場人物のキャラが立ってておもしろい。
でも人物にレッテルを貼って一面的な理解になっちゃうかもな。
まーその辺は今後、俺が他の本を読んで立体的にしていかなきゃならないんだろうけどね。
あと、系図や地図も割りとこまめに挿入されてていいんだけど、
やっぱり手元にフランスの地図があったほうが読みやすかったかも。
なんにせよ、おもしろくて一気に読んでしまった。久々に大当たりだった。
>>210 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー
●岡野友彦『源氏と日本国王』講談社現代新書…【6点】
大義名分というか有職故実というか,川勝本読んだ後だけに,こりゃ「上部構造」ソノモノ
だなと思てしまたw。うーん,何が面白いのかよくわからない。日本史研究のトピックの
いくつか(神護寺の頼朝像論争とか宇宙印と安摩面矢羽とか)が垣間見れたのは収穫。
この本けっこう売れている(養老4冊+ケータイのあとの7〜8位ぐらい)ようだがなぜ?
祖先が源氏だという人は多いだけに,不安な時代を迎えて自らのルーツを確認したいのか。
「日本国王」に反応して中国との付き合い方を再検討したいのか。教えて歴史のエロイ人。
>>210 へぇー面白いのか。でも読む余裕なさそう・・
213 :
無名草子さん:03/12/10 20:03
岩波の「横書き登場」読んだ人いますか?
>>213 >>105でも書いたけど,面白いですよん。
誰も手を付けなかったこのテーマ初の?本格的論考って感じで
網羅的に調べようという意気込みを感じます。
ただし何の役に立つかってゆーとちょっと困るが。
昔、「横書き登場」の著者の授業を受けてた。
そう言えば「田中角栄が本来は縦書きしなきゃいけない署名を
間違って右から左へ横書きしていた」という話もしていたなあ。
日本語全般にわたって興味深い話ができる人だったので今後にも期待。
>>212 岡野友彦『源氏と日本国王』講談社現代新書読みました。
読むべきではないでしょうね。悪くいえば電波本です。
歴史で、権力、父権制、疎外といった共産主義擁護、現代思想用語が
飛び出てきたらその本は避けるべきでしょう。
日本国王とタイトルに使っている段階でイヤな予感はしましたけど。
218 :
無名草子さん:03/12/11 17:58
の?
が抜けてた。
しかもハンドルが自分のレス番じゃないし。
重ねてスマン。
>>217 国学院〜皇学館スジの人をサヨク呼ばわりキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!w
>>221 国学院だろうが皇学館だろうが関係ないですよ。
征夷大将軍は誰が任命しますか?
日本国王は誰が任命しますか?
日本史を勉強すれば、それくらいは誰でも知ることはできます。
それをイコールで結びつけることが陳腐なんです。
223 :
無名草子さん:03/12/12 18:28
中公ラクレ「声に出して読めないインターネット掲示板」
2ch叩き本ぽいな・・・
「バカの壁」が 「大往生」突破 232万部 教養系新書最多
今年最大のベストセラー、養老孟司さんの「バカの壁」(新潮新
書)が9日、累計232万部に達し、永六輔さんの「大往生」(岩
波新書、94年出版)の224万部を抜いて教養系の新書としての最多
部数を記録した。
「バカの壁」は、「わかる」「わからない」という身近な問題
を養老さんが脳の専門家らしい切り口でわかりやすく語った本。タ
イトルの印象の強さもあって人気を呼び、4月の出版以来8カ月で
200万部を突破。ここにきて年末回顧などでマスコミで取り上げら
れる機会が増えて売れ行きがさらに伸び、今月だけですでに34万部
を増刷している。
ちなみに、新書判の本としては、70年にベストセラーとなった
塩月弥栄子さんの「冠婚葬祭入門」(光文社カッパホームス)の
308万部という記録がある。
>>217 まあ漏れは「源氏長者」なんて知らなかった(あるいは忘れていた)ですけどね。
でも結局「源氏長者・征夷大将軍・日本国王」を明示したのは
足利義満(と一時的に徳川将軍)だけなんでしょ。
なんかかなり特殊な状況じゃないかと思うんだが・・・
★PHP新書 12/15
管宗次『俳遊の人・土方歳三』
梅香彰『「恋する力」を哲学する』
森まゆみ『明治・大正を食べ歩く』
松本哉『幸田露伴と明治の東京』
★光文社新書 12/?
北村孝一『ことわざの謎』
小野田博一『英語は「論理」』
山之内正『 はじめて愉しむホ−ムシアタ−』
上原浩『極上の純米酒ガイド』
★新潮新書 12/17
マハティール・モハマド『立ち上がれ日本人』
山本益博『至福のすし――「すきやばし次郎」の職人芸術』
紀田順一郎『翼のある言葉』
眞先敏弘『酒乱になる人、ならない人』
★文春新書 12/?
高橋紘『平成の天皇と皇室』
水谷千秋『女帝と譲位の古代史』
秦郁彦『旧制高校物語』
蒔田照幸『デフレに克つ給料・人事』
後藤正治『マラソンランナー』
227 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/12 22:42
12月刊行予定 その1〜2は
>>188-189でした。
各社オヤジくせー。今月はホント読むもん無いワ。
正月明けに年間ベスト10でもやりますか。
228 :
無名草子さん:03/12/12 23:08
岡田晴恵・田代眞人『感染症とたたかう』
>>228 森さんって谷根千だかの人だよね。今回のはカラー版だそうです。
『東京遺産』はどうでしたか?
>>229 本文は?
231 :
無名草子さん:03/12/13 00:56
>>226 >松本哉『幸田露伴と明治の東京』
これは『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』の人だね。
面白そうだから買ってみるかな。
232 :
無名草子さん:03/12/13 14:34
>>223 2ch叩きでは無いみたいだけど。。。
つーか、この作者頭おかしいと思う。
233 :
無名草子さん:03/12/13 18:52
「キャラクター小説の作り方」
スマソ、俺には合わなかった。
サイコとか知ってる前提で話されるのはどーも・・・
234 :
無名草子さん:03/12/14 05:45
「声に出して読めないネット掲示板」
2ちゃんねるは無教養な田舎者の集まりだそうです。
こういう場所が栄えることは戦前みたいで軍靴の音が聞こえるそうです。
>>234 それ別スレにも出てた。そこのを引用。
匿名掲示板(2ch)は、負け組(低所得な男)の憂さ晴らしの場。
2chで在日を馬鹿にし、女性を馬鹿にし、低学歴を馬鹿にし、反戦を
主張すると非国民と罵るウヨどもは、低所得の男であり、無教養な田舎者どもである。
それはようするに、現実社会の反映であり、男の本音がそういうものだ
だということであり、男というものが所詮そういうくだらないもんだということである。
エセ(自称)勝ち組の遠吠え。
負け組勝ち組なんて言ってるアホが本出すから
目的の本探すの大変なんだよ。。。
中身はスカスカなのでどうでもいいんだけど、
そいうネット叩きの本があると、中身に関係なく持ち上げて
利用したがるマスゴミやエセ文化人は必ずいるからねぇ。
そういう連中がどう評価・引用するかヲチして楽しみましょう。
237 :
無名草子さん:03/12/14 08:00
「声に出して読めないネット掲示板」の荷宮 和子の前作
「若者はなぜ怒らなくなったのか―団塊と団塊ジュニアの溝」
も題名に引かれて読んだけどしょうもない本だったなぁ。
>>235 レッテルの貼り方が2chレベルそのものでワラタ
こんなのに新書なんて出させていいんかw
239 :
無名草子さん:03/12/14 09:00
>>237 アマゾンで検索したら宝塚関係の本や少女漫画の本を書いてるみたいだね、
ズカ&少女漫画オタに負け組みなんて言われたくないなぁ。
>>235 femalenews板の北朝鮮系のスレを覗いてきたら、むしろ
ニュース速報系よりも右傾化してたが、荷宮 和子はどう
反論するのだろう?他のも合わせて今月は自分的には不作だったな。
241 :
無名草子さん:03/12/14 11:12
むしろこれは壮大な釣りなのでは?
2ちゃんねらーをターゲットにして50万部くらい売れたら
「次回はもっと大きなものを吊ろうと思います」とか勝利宣言きたりして(w
242 :
無名草子さん:03/12/14 11:31
ところで荷宮 和子の本って、掲示板のカキコミを勝手に転載してるのか?
だったら著作権法違反の恐れあり、なんだよね〜。
今日は1日中本屋(ジュンクドウ)で過ごしてきまっす。
声に出して読めない〜とバカの壁と横書き登場もついでに読んで来るか。
244 :
無名草子さん:03/12/14 14:26
池袋ジュンク堂・リブロから帰ってきました。
「世界の英語を歩く」「剣豪全史」「英仏百年戦争」を購入
「声にだせないネット掲示板」を流し読みした、
なんか自意識過剰な文章が痛かった。
245 :
無名草子さん:03/12/14 15:00
>若者はなぜ怒らなくなったか
怒ってますよ 2chでw
247 :
無名草子さん:03/12/14 19:17
「声に出して読めないネット掲示板」荷宮 和子
今回は悪いが立ち読みで済ませた。前作の時は間違えて金を出して
読んでしまったからである。
で、今回はというと・・・前作から一歩も進歩がない。まず驚異的に
文章が下品である。「よ〜く考えよ〜 お金は大事だよ〜」というCMに
「子供にこんな下品な歌を歌わせるな!」と著者は憤るが、著者の文章
も「声に出して読めない」という点ではどっちもどっちであろう。
彼女があえてあのような文体を選んでいる理由は何なんだろうか。一言で
言えば読者をバカにしているのである。「おまえらはこういう書き方じゃ
なきゃ分かんねーだろ」という独りよがり。「私は若者にも理解があるんだ」
というかなり勘違いしている媚びへつらい。どちらの理由にせよ、読んでいる
方はひどくバカにされているような気分になる(そもそも読者の中にも
「女」はいるだろうに)。
今帰ってきた。声に出して読めないネット掲示板を最初を読んでみた。
これはやばいぞ。本当にやばい。本としてやばい。
この本に対する中傷は誇大ではない。読まないと分からないやばさがある。
最初の方の内容を例で出してみると、何故作者が2ちゃんねるやってる
ヤツラが低所得の男かと思ったかという経緯↓
まず、2ちゃんでよくある罵倒に「低学歴は死ね」「女のくせにうんぬん」
「在日うざい」等があるが、「貧乏人うざい」等と言った罵倒はあまり見られない。
すなわち低学歴でもなく女でもなく在日でもないのが2ちゃんねる住人。
在日うざい等と言う差別発言を都会人がする事は考えられず、
そういった発言を出すのは無教養な田舎者である。
すなわち、2ちゃんねる住人は負け犬な田舎の貧乏人である。
とかだった気がする。言葉は違えど内容はありのままとオモッテくれて大丈夫。
ああちなみにそこまで読んでアホくさくなったから読むのやめた。
バカの壁は、言われてる程の悪本では無いとオモッタけど買おうとは思わん。
スマソ何故著者が住人を低所得かとオモッタかの説明が抜けてた。
抜けてたというかただの説明足らずというか。
ようは「貧乏人うざい」発言が滅多に無いからだそうです。
死んだ方が良いよこの著者。
文春新書の旧制高校物語 あした発売だね
252 :
無名草子さん:03/12/14 22:49
>248
よほどこたえたみたいだねw
>>254 いや、あれ応える人っているんかな。。。読んでから家。
俺はむしろ、あんな本が出てるって事が応えた。
256 :
無名草子さん:03/12/14 23:14
「声に出して読めない荷宮和子」が出たりして
まあ、オレの場合は貧乏人の男ってのは当たっているわけだが
>>250 ファ板あたりだと「貧乏人ウザイ」的発言は結構よく見るんだが・・・。
ヲタな荷宮には縁のない世界ってことかw
本を書くというのは妄想をぶちまける事だというのを
君たちは未だ理解していないようだね。可哀相に
261 :
無名草子さん:03/12/15 11:29
>>260 わざわざそんなニヒリズムの域までもっていかんでも。
荷宮の本はそこまで高次元な話が出てくるものでもない。
正直、在日叩きも女性叩きも反戦叩きもうざいと思う、けど。けど。
「声に出して〜」の論法はめちゃくちゃだからな。
間違った論法でいくら正論を導いても意味なし。宗教家が世界平和を説くようなもんだもんな。
この筆者の言うことが正論かどうかはともかく。
>>262 うざいと思うけど、在日も、女性も、反戦もやっぱ好きにはなれないなぁ。
2ちゃんみたいに叩くのは好きじゃないけどね。2ちゃんだと言ったもん勝ちだし、叩く空気が出来上がってる気がするしね。
擁護するとこっちが叩かれるし。
2ちゃんでまともに話そうなんて気はこっちにもさらさらないけど。
264 :
無名草子さん:03/12/15 16:03
荷宮 和子って自分をくびれ世代とか言ってるけど、そりゃ違うだろ。
どうみても自我肥大したバブル世代と言う方がふさわしい。
265 :
無名草子さん:03/12/15 17:00
この板他の板に比べて人少な杉
「私の言うことは100%正しい だから愚民に啓蒙してあげなくちゃ」って感じの本だった
267 :
無名草子さん:03/12/15 18:12
荷宮の本を立ち読み中、なぜか銀英伝のアンドリュー・フォークを思い出した。
なんでだろう?w
つか、2ちゃんが男のものだと思われてる…
折鶴スレしか見てないね、こいつ。
ハングル板とか逝ってたらもっと素敵な内容だったかも(w
ちゃんと読んでないんだけどさ、「子供に謝罪させるな」だっけ?
ずいぶんこの一言にこだわってたね。
269 :
無名草子さん:03/12/15 19:03
この人は脳内のお花畑から出ない方が宜しいかと存じます。
なにやら持病の視野狭窄が更に悪化した模様。
胸に棘刺すことばかり。
271 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/15 20:42
盛り上がってますね。んー,今度立ち読みしてみよ>荷物
●藤田覚『大江戸世相夜話――奉行、髪結い、高利貸し』�中公新書…【7点】
近世史学者の「研究余滴」的エッセイ。吉川弘文館のPR誌『本郷』所載のものが多い。
ちょっと地味だなあ。実直な人なのか,あっさりしていて煽りが少ない――って俺は
何を期待してんだ?w やっぱり公共事業の談合とか,現代に通じる世相が面白いやね。
・江戸の街では,カット済野菜の行商や深夜営業の飲食店などが多く現れ,世の中が便利に
なりすぎて人が田舎に帰らないからもうだめぽ,という嘆きが聞かれた。また教育の急速
な普及で農村にも学芸(和歌など)が行き渡り,それで身を立てようとする若者が増えて,
このままでは農業が疎かになるからなんとか汁!という意見もあった。
273 :
無名草子さん:03/12/15 21:18
し! _ -── ‐- 、 , -─-、 -‐─_ノ
ラ 荷 // ̄> ´  ̄  ̄ `ヽ Y , ´ ) 荷 え
ク 宮 L_ / / ヽ 宮 |
レ が / ' ' i !? マ
ま 許 / / く ジ
で さ l ,ィ/! / /l/!,l /厶,
だ れ i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、_iヽ
よ る l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
ね の _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ,ノ!
l は 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} リ
ヽ | ヽ__U, 、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ _ノ
-┐ ,√ !  ̄ リ l !  ̄  ̄ 7/
レ'⌒ヽ/ ! | 〈 _人__人ノ_ i く //!
人_,、ノL_,iノ! /! ヽ r─‐- 、 「 L_ヽ r─‐- 、 u ノ/
/ / lト、 \ ヽ, -‐┤ ノ キ 了\ ヽ, -‐┤ //
ハ キ { / ヽ,ト、ヽ/!`hノ ) モ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐'
ハ ャ ヽ/ r-、‐' // / |-‐ く | > / / `'//-‐、 /
ハ ハ > /\\// / /ヽ_ ! イ ( / / // / `ァ-‐ '
ハ ハ / /! ヽ レ'/ ノ > ' ∠ -‐  ̄ノヽ /
{ i l ! / フ / -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
274 :
無名草子さん:03/12/15 21:29
皆の衆、そろそろ今年のベストとワーストを決めませんか?
275 :
無名草子さん:03/12/15 21:32
荷宮和子「声に出して読めないネット掲示板」
在日、女、低学歴を馬鹿にするのはくだらないやつらだと言う一方
男、低所得、無教養、田舎をバカにしてる作者
小学生並の知能だな
276 :
無名草子さん:03/12/15 21:36
:::::::::::/ ヽ::::::::::::
:::::::::::| ば じ 荷 i::::::::::::
:::::::::::.ゝ か つ 宮 ノ:::::::::::
:::::::::::/ だ に は イ:::::::::::::
::::: | な。 ゙i ::::::
\_ ,,-'
――--、..,ヽ__ _,,-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ _,,...-
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、 ∠_:::::::::
/. ` ' ● ' ニ 、 ,-、ヽ|:::::::::
ニ __l___ノ |・ | |, -、::
/ ̄ _ | i ゚r ー' 6 |::
|( ̄`' )/ / ,.. i '-
`ー---―' / '(__ ) ヽ 、
====( i)==::::/ ,/ニニニ
:/ ヽ:::i /;;;;;;;;;;;;;;;;
声に出して読めないネット掲示板は宮崎哲弥に今月のワースト本に選ばれそうだな
にちゃんの反戦在日女性他叩きを妙に右な人が目付けたから、そろそろ左から反撃くるとは思ったけど、
ありゃないよ。
もっとまともな人が書くべきだったね。
とんちんかん批判よりは、鎌田慧あたりがにちゃん書き込みして、
「これが人間のするレスだろうか」とかやったほうがまだまし。
>>278 岩波あたりがドリームチーム組んでやらないかね。
姜尚中とか上野千鶴子とか佐高信とか小田実(古いか)とか
>>279 それドリームチームか?とくに後二者は。
社会学(系の)学者で固めようとする方が簡単だと思うけど。
282 :
無名草子さん:03/12/16 01:08
>>271 それ気になっていたんだけどビミョーな点数だね。
日本史とか興味なくても楽しめるのかな。なぜか書店でみかけない・・・
>>279 それなりな議論しそうな人選つうと…
姜尚中、上野千鶴子、宮台真司、加藤周一、中村正三郎、藤原帰一、坂本義和(生きてる?、あたりか。
岩波じゃない人多いし、宮台あたりは2ch肯定的だけど。
あとレベルは下がるけど、ぼろくそに書くであろう佐高信も捨てがたいな。
>>283 このメンツのうち半数はパソコンを使えそうにないから、2chにアクセスすることすらできないのでは?
286 :
無名草子さん:03/12/16 07:57
パソコンなんて厨房でも操れるのに不思議なもんだわな。
みんなそんな暇じゃない。
>>285 さすがにそれは坂本と加藤くらいだろ…
中村はSEだし。
でもこのメンツは確かに暇なさそうよなあ。
そもそも、2chを何かと持ち出す書き手でも、有名どころは宮崎哲弥とと学会くらいだし。
まともな人は2chなんか相手にしない証左かもね<荷物
本気で2ちゃんねるを信仰してる人っているもんな〜。
でも、2ちゃんねるって世論のあり方を変えちゃうかもって本気で思うけどな。
おれ新聞記者だけど、我がことながら、マスコミはウカウカしてられないと思うぞ。
マスコミの質は落ちてるもんな〜。
2ちゃんねるを朝日毎日産経読売という政治広報誌と同じくらいの感覚
しか認識できないようなのが評論活動してることに問題があるんだよ。
巨大掲示板であるという認識がない。議論があるという現実もわかってない。
ま、このくらいにして、次の新書にいこうかね
このスレって子供ばっか?
子供にみえるんならメクラだなw
297 :
無名草子さん:03/12/16 21:06
>>271 この本は、池波正太郎のような味があるね。
よかったと思う。
目明の給金の話とか。
299 :
無名草子さん:03/12/16 22:42
佐高の2ch批評はほどよい電波っぷりでいいかも(w
「このような低レベルな雑言罵倒を繰り返す2チャンネル(カタカナで書くのがミソ)は日本の右傾化の(略」
他所でやってくれ
荷宮和子「若者はなぜ怒らなくなったか」
面白い部分もあるけれど、買うほどのものではなかった。
無料メールマガジンだったら、もっと印象は良かったかも。
それと、やはり題名は「看板に偽りあり」。
正しく内容を表わすなら「私はなぜ怒るのか」だろう。
>>299 だじゃれも。
「2チャンネルで思いだすのはビデオの砂嵐。
ザーザーとやかましいものだが、そんな砂嵐よりやかましく荒涼とした場があった(ry」
とか。
フェミニズムのいい解説新書ってないですかね?
305 :
無名草子さん:03/12/17 16:35
中公新書ラクレ
[声に出して読めないネット掲示板]荷宮 和子【著】
タイトルと帯のコピーに見事に釣られマスタ(鬱。
2ちゃんねるや2ちゃんねらを言語的・構造的に
論じている本だと思ったのだが・・・
バカサヨ的思想をバックグラウンドに持つスーパージェンダーフリー論者の「便所の落書き」ですた。
こんな本に740円も払ってしまった自分に腹立たしく恥ずかしいです。
主従関係の倒錯した「さもしい」本だと思いますた。
「声に出して読めないネット掲示板」を語るのではなく
240頁4行目〜241頁8行目迄の主張をしたいが為の刊行だと
最後の最後でカミングアウトしている「ト本」でしたとさ。
(引用するには長すぎるので割愛スマソ)
307 :
無名草子さん:03/12/17 23:56
>>306 >引用するには長すぎるので割愛スマソ
要約ぐらい書いてくれよ
>>282 ビミョーなんだよね。網羅的に何かを書いたわけじゃないし,面白い話とそうでもない話が(ry
やさしく書いてあるので気楽に読める…ってもう読んじゃったかな。遅レススマソ
>>297 俺は徳川家斉が太政大臣に任命される経緯の話もおもろかった。
『声に出して読めない〜』は…買わなかった!www よって採点不能!
309 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/18 01:13
●藤田勝久『司馬遷の旅――「史記」の古跡をたどる』中公新書…【3点】
司馬遷が七回以上行った大旅行を『史記』の断片的な記述から跡付けようという試み。
うーむむ,史記の全体像に加えて古代史の相当な知識,および中国の土地勘がないとキツー。
「項羽と劉邦」ぐらいの知識じゃ難しいよ…てなわけで漏れには楽しめませんでした。
・まー中国の史跡地に行くと長い歴史が重層的に積み重なってて目が眩む想いがするよね。
春秋時代の出来事なんて「史記」の時代にすでに何百年前の伝説になってるわけだし。
司馬相如とか董仲叙,それに淮南王劉安なんかが司馬遷の同時代人ってのはこの本で
改めて知った。それから最近(でもないか)出土の考古資料の紹介なんかはよかった。
>>307 反戦平和。
イラク特措法制定、憲法9条変更論、核武装論など
所謂右寄りの空気が次第に濃くなっている現代日本
社会に於いて、「反戦平和」の声をもっと広めなければ
自衛隊は何れ「軍隊」となり他国を「侵略」し
その結果として「謝罪」をしなければならなくなるだろう。
その時に「謝罪」をさせられるのは現在「子供」世代に
カテゴライズされている層であろう。
今の日本社会を見るとそのような事態が何時起こっても
可笑しくないと思えるのである。
然し現在そのことを認識しないまま右派寄りになっている
一般的な大人が多過ぎである。このままではいけない。
「反戦平和」という純粋無垢な価値観を持ちつつ、
今の日本社会の含有する空気が導き出す解を分からずにいる人たち
へ、右傾化した現在の日本社会が抱える危険性に気付いて頂きたい。
そのことを訴えたく思い小著を書き記したのである。
原文の文章表現能力がかなりアレなんで要約しようにも
しようがないっす。上の要約文も自分なりに咀嚼して
から書いたんでハッキリ言って原文と大分違います。
なので電波ゅんゅんな原文を読んでみるといい鴨。
311 :
無名草子さん:03/12/18 02:12
>>310 素で「内容が無いよう」と声に出しそうになってしまったではないか。
アタクシみたいなマトモで教養のあるオンナが訴えなくちゃ!
よーし、ババ、いろいろな証拠をネットで集めちゃうぞ〜
教養のない田舎の低所得なオトコどもめ、待ってろよ〜
……という決まった結論を補強できそうなモノだけ収集したっぽい
サヨはいつだってそうです。いつだって
俺もちょっとサヨ気質あるけど、こんな論理が破綻している
おばさんを“サヨ”の枠に入れないでほしい(本人がサヨを標榜してるんだろうけどさ…)。
こんなのはただの馬鹿。
セット思考をやめよう。セット思考とは、本来、厳密に考えれば
何の関係もないことがらを、習慣と思いこみと思考停止によって、
安易に結びつけるものである。たとえば、「人権」を強調すると「アカ」、
「アカ」は「非武装中立を主張する」、といったマニュアル通りの思考法だ。
ステレオタイプといってもいい。そのような思考は、真実を見いだし得ない。
セット思考を外れるところから真実が見つかる。
(by 河上イチロー)
>>315 オウム信者に「ステレオタイプな見方を辞めろ」と言われてもな(w
ある文章を評価する際、「誰が書いたか」ではなく、「何が書いてあるか」
によって純粋に判断すべきである。そうしない人は、真実よりも肩書きや
知名度が重要と考える人であり、自分の妄想にふけっているだけである。
(by 河上イチロー)
318 :
無名草子さん:03/12/18 17:40
オウム信者=ステレオタイプだと思う俺はステレオタイプですか?
荷宮は以前、フェミニズムのお姉さま方の
結婚などしなくてもいい、男なんていなくてもいい
という論調に対して、
やっぱり男と女の間のロマンスは必要なのだ、
男も女も人として誠実であれ、
とか書いてた。
そういうのを読んだことがないとわからないんだけど、
彼女はジェンダーフリー思想とかじゃなくて
今の世の中に誠実で信頼できる男があまりにもいなさすぎることに対する
深い失望と憤りがあるんだと思う。
他人への無思慮とか蔑視とか、狭量さとか、責任を果たさないとか、不正とか
男から見ても失望させられたり憤ったりする男(オヤジ連中中心)は多いし。
まあ男を全部一くくりにしてるし論の運び方雑だし断定的に言うんで
しゃくにはさわる(そうしないと勢いを殺すと思ってるのかもしれないが)。
男にもいろいろあるし、言い分もあるし。
>>317 その結果が尊師の説法を鵜呑みにして
地下鉄テロか
321 :
無名草子さん:03/12/18 19:47
>>319 >>今の世の中に誠実で信頼できる男があまりにもいなさすぎる
ふ〜ん、じゃあ今の世の中では女は誠実で信頼できる方ばかりだと(w
彼女の理論(?)は結局男が言う「女ってのは〜」の裏返しでしかない。
322 :
無名草子さん:03/12/18 20:41
上野千鶴子
荷台和子
田嶋陽子
田口ランディ
バカ女四天王
>>322 そこに上野千鶴子を入れちゃうのは可哀想だろ・・・
>>319 男だけじゃない。女だってひとまとめにしないでほしいと思う。
私も、この著者に近い年齢の女だけど、
「女にとって心地よい」とか「女の目から見て異様に感じる」という言い方に対して、
それは“女”じゃなくて“私”でしょ!?とツッコミたくなることがある。
>>324 自我肥大してしまったバブル世代女にはそれが分からないのですよ。
結局325みたいに世代で線引いちゃうのも一緒なんだよな
327 :
無名草子さん:03/12/19 01:30
今日コープの中のちっさい本屋行ったんだけど、ほんっとロクな新書が置いてない。
「悪の読書術」とか「バカの壁」とか「声に出して読めない~」とか。
勘弁してくれよ。わざわざ大阪まで買いに行くのメンドクセーんだよ ( ;´Д`)
ネットで買えば良いんだろうケド新書はホント立ち読みが大事だからナア....
ちなみにこの「声に出して読めない~」、内容を見てもホント手抜きだな。ほぼ2chからコピペ(?)しただけで
ちょこちょこアホコメントつけたり、もう引用の仕方からして下手糞というか卑怯。部分的杉。
何故かスラムダンクからの引用とかもあったし。
こんな本買うバカは誰じゃー!!買う奴居なかったらこんなクソ本がコープに並ぶカヨ....
今週号のSPA!で新書特集やってますね。
「決定!2003年新書大賞」選者は、呉智英、宮崎哲弥、永江朗の3氏。
選ばれたベスト10は
1.岩田靖夫「ヨーロッパ思想入門」岩波ジュニア
2.中西寛「国際政治とは何か 地球社会における人間と秩序」中公
3.東谷曉「エコノミストは信用できるか」文春
4.武田徹「戦争報道」ちくま
5.竹内洋「教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化」中公
6.内海夏子「ドキュメント女子割礼」集英社
7.鬼界彰夫「ヴィトゲンシュタインはこう考えた 哲学的思考の全軌跡1912-1951」講談社現代
8.橋爪大三郎「人間にとって法とは何か」PHP
9.石井政之「肉体不平等 ひとはなぜ美しくなりたいのか?」平凡社
10.島本慈子「ルポ解雇 この国でいまおきていること」岩波
3氏による鼎談や、ジャンル別ベスト5もあり。
石井政之の新書なんて出てたんだ。
恥ずかしながら知らなかった。買おう。
>>328 いいセレクションだな。このスレで今年の良作と駄作を挙げてみようか、
って提案しようと思ったけど、意味なくなったな。
1,5,7,8は良作に推そうと思ってた作品だーよ。
332 :
無名草子さん:03/12/20 15:12
声に出して読めないネット掲示板←これブックオフの100円コーナーで
見かけたんだが、売ったのおまえらか?
『声に出して読めない〜』は作者の世界が狭くてダメだ。
折り鶴オフが巨大な2chの中でも屈指の大規模オフだったとしても
あれに2chを象徴させるのはミスリーディング。
中途半端にフェミニズム理論を振りかざすのは、要するに、
テメエがブサイクで男から「差別」されてきたことへのコンプレックスから来る知的武装。
スラムダンクが突然出てくるのは、作者が同人オタだった過去があり、
スラムダンクにハマっていたから。
作者が2chをフォローする理由として
「最近のジャニーズはガキっぽくてはまれないが
ひろゆきはメディアに露出するたびにアカぬけて成長している。
その成長過程を見守るのが萌え」という気持ち悪過ぎる動機はどんなもんか。
近所にサ、ゴミの出し方一つとかスーパーのネギが一円高いか安いかで
世界の一大事みたいに喚くオバチャンいるでしょ。
この人、ああいう感じの狭い世界観しか持ってないから引き出しが小さい。
だから何書いても自分語りになっちゃうんだよ。
大塚英志の超劣化コピーというか。
どうせココ見てるんだろ>作者
一般書籍板住人って本で明言してるし(池波スレかね)。
334 :
無名草子さん:03/12/20 16:55
335 :
無名草子さん:03/12/20 20:51
>>333 同感だね。オタク評論だけしてりゃあいいものを
何に目覚めたんだか社会派を気取るからああいう
とんでも本ができあがる。団塊や団塊Jrを口を
極めて非難するけど、じゃあ自分らはどうなの?
って疑問が残る。ところがこの女にかかると自分
達だけは目覚めてるんだという特権意識と「くび
れ世代=少数派」という妙な被害者意識ばかり。
バブルの恩恵を最大限に受けて好き勝手ができた
世代のくせによく言うよ。
本人の降臨まだー?
『声に出して読めない〜』の話は飽きた。
確かに本人でも来りゃおもしろくなるんだろうけど。
ダメ本より、いい本の話がしたい。
評価はもう決まって反論もないみたいだし、次いこう、次
年の瀬ということで、今年の新書を総括してみようではないか
340 :
無名草子さん:03/12/21 11:48
現代新書の新刊『日本政治の決算』、非常に面白い。
この10年の永田町って、こんなに激しい闘争があったのね。
341 :
無名草子さん:03/12/21 12:21
今朝の朝日新聞の読書欄『書評委員 お勧め「今年の三点」』に出てきた新書
山形浩生
『心の仕組み 上・中・下』S・ピンカー;著(NHKブックス)
松原隆一郎
『「都市再生」を問う』五十嵐敬喜・小川明夫;著(岩波新書)
宮崎哲弥
『不可触民と現代インド』山際素男;著(集英社新書)
苅谷剛彦
『ジンメル・つながりの哲学』菅野仁;著(NHKブックス)
『「不自由論」 「何でも自己決定」の限界』仲正昌樹;著(ちくま新書)
『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化』竹内洋;著(中公新書)
>>341 NHKブックスも新書に入るのか?
ピンカーなら同じNHKブックスの『言語を生みだす本能』上下も中々だな。
NHKブックスは『過去の克服・二つの戦後』など準基礎文献的な良書が多くていいな。
竹内の『教養主義の没落』はこのスレでも何度も出てきたように
今年度ベストテンに入るんじゃないか。
「不自由論」の仲正昌樹は気鋭法哲学者。
語学堪能だし今後も伸びると思われ要チェック。
NHKブックスは迷ったけど、一応入れときました
>>340 ポリティカ・ニポーンのあのお方ですか……
345 :
無名草子さん:03/12/21 13:07
『教養主義の没落』は中身もよかったが、何より帯に切なさを感じた。
「読まなければいけない本というのがあった・・・」
って(。´Д⊂)
346 :
無名草子さん:03/12/21 13:57
中公新書の装丁って安っぽい
347 :
無名草子さん:03/12/21 14:34
文庫クセジュを挙げる者はおらんのか。
蒸し返して申し訳ない。今朝の読売に「声に出して読めない」の書評が出てた。
「昔なら恥ずかしくてできなかったような「意地悪」が横行する、殺伐とした
日本の姿が浮かび上がってくる。ネットは現代社会の反映なのだ」
これが結論(藁) 言う事なし。
ちなみにこの駄本の著者は漏れの近所に住んでるらしい。顔写真なんか載せる
なよ恥ずかしい女だ。会ったらサインくれ。魔よけに使う。
>>348 この女によるとなんでも日本という国はホームレスが猫をいじめても大目に
見る風潮があるそうだ。
上野公園でホームレスの親父が猫かわいがってるところを見た事がないのか。
谷中で猫頃してる犯人はこの女じゃないのか。全く気分の悪い女だ。
351 :
無名草子さん:03/12/21 20:53
やっぱり書評のような場では、バカにはそれなりのことをいうべきだよね。
もまいらもちつこいわ
353 :
無名草子さん:03/12/21 21:58
354 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/21 22:22
おこんにちは。SPA!まだ見てねー&見てみたいっす。
●秦郁彦『旧制高校物語』文春新書…【6点】
著者はギリギリで旧制高校世代ではないそうだが,さすがに丹念に調べて書いてある。
ただ個人的には制度の変遷や各校の紹介なんかは程々にして,もう少し教育の内容や学生
の生活にボリュームを割いてほしかった。随所に見える意外な師弟・友人関係が面白い。
♯一高・三高だけとかに絞ったほうがおもしろイヤミな本が出来たかも。
でもそれじゃ残りの三十何校のOBに売れねーか。
>>354 漏れも読みました。五高にわりとページ割いてあったんで満足。
点数をつけるなら8点かなー。
356 :
無名草子さん:03/12/21 22:53
>>328 の中で誰かレビューできる本がある人居ませんか?
俺はこの中では一冊も読んだのないもので。。。
357 :
無名草子さん:03/12/21 22:56
358 :
無名草子さん:03/12/21 23:05
東谷暁って人は宮崎哲弥と松原隆一郎と3人でエコノミスト評やってたりしたから
お友達なんでしょう。
松原自身がエコノミストとして微妙なのにそんなのやってたんだ
361 :
無名草子さん:03/12/22 00:38
>●藤田勝久『司馬遷の旅――「史記」の古跡をたどる』中公新書…【3点】
自分もこれ買ったけどとてもじゃないが太刀打ちできなかった。
ある程度知識のある人間だと感心する内容・・・・かも。
362 :
無名草子さん:03/12/22 17:39
363 :
無名草子さん:03/12/22 22:48
東大駒場生協で新書年間売り上げランキング(2002年11月‐2003年11月)
をもらってきたので転載してみますね。
1、養老孟司『バカの壁』(新潮) 323部
2、酒井邦嘉『言語の脳科学』(中公)〔教科書〕 243部
3、渋谷秀樹『憲法への招待』(岩波)〔教科書〕 214部
4、斎藤兆史『英語達人塾』(中公) 177部
5、松原望『ゲームとしての社会戦略』(丸善)〔教科書〕 175部
6、姜尚中・森巣博『ナショナリズムの克服』(集英社) 126部
7、チョムスキー『メディア・コントロール』(集英社) 115部
8、藤原帰一『デモクラシーの帝国』(岩波) 97部
9、義江彰夫『神仏習合』(岩波)〔教科書〕 89部
10、入江昭『日本の外交』(中公)〔教科書〕 85部
ナショナリズムの克服は読みやすくてよかった。
365 :
無名草子さん:03/12/22 22:59
ベスト100にランクしている新書を出版社別でカウントすると、
講談社 25
岩波 17
中公 16
ちくま 16
集英社 10
丸善 4
文春 4
以下略
366 :
無名草子さん:03/12/22 23:02
趣味的なものよりも、講義で指摘されたようなものが多い感じがします。
35位に岩月謙司『女は男のどこを見ているか』(ちくま)みたいなdでも本が入ってたのはワラタ
ちなみに22部以上売れたらランクインするみたいです。
連続カキコしてスマソ
全国で22部?
>>368 駒場生協の年間売上ベスト100にランクインするには22部以上必要ということです。
370 :
無名草子さん:03/12/22 23:31
>>363にかこつけて書いておこう。
昨年の京大生協書籍部の新書売上ベスト1は
香山リカ『若者の法則』だった。
あまりにもイタすぎるので胸に秘めていたのだが・・・・・・
>>362 リンク先見たが
どう読んだら稲葉が駄本と認めたと読めるんだ?
372 :
無名草子さん:03/12/24 09:35
京大の新書ランキングにはよく学長の本が入ってるよね。
どうもあやしいな…
373 :
無名草子さん:03/12/24 14:00
374 :
無名草子さん:03/12/24 16:07
375 :
無名草子さん:03/12/24 19:01
瞬間的なランク入りはそう難しいことではない。
累積売上げ部数はそうはいかないわけだが。
分析されたいんじゃないの?
あるいは、分析したつもりになりたいのか。
377 :
無名草子さん:03/12/25 15:58
いや、単純に眼鏡っこが好きなんだろう。
378 :
無名草子さん:03/12/26 01:59
『新聞記事が「わかる」技術』(北村肇 講談社現代新書)
もう誰かが書いたかもしれないけど、読み飛ばす程度の本です。
2時間かける価値はないです。もちろん図書館で借りました。
379 :
へび ◆avhs6rL9G6 :03/12/26 23:59
●渡辺利夫/三浦有史『ODA――日本に何ができるか』中公新書…【7点】
近年高まるODA不要論に一定の理解を示しながらも過激な主張をたしなめる?立場の本。
日本のODAの特異性と過去の実績はなるほどと思う。ただし特に対中国はファンジビリ
ティ(流用可能性)のチェックをどうするかなど難題が残り,歯切れが悪い印象。
♯小森義久『「ODA」再考』PHP新書,2002も本屋にあったら読んでみるかな。
380 :
無名草子さん:03/12/28 00:10
諸君もう出てましたな
ベストは東谷
わしの2003年ベスト10はこんな感じだす。(1〜12月)
1.中西寛『国際政治とは何か――地球社会における人間と秩序』中公
2.佐伯啓思『新「帝国」アメリカを解剖する』ちくま
3.竹内洋『教養主義の没落』中公
4.小田光雄『書店の近代――本が輝いていた時代』平凡社
5.米原謙『徳富蘇峰――日本ナショナリズムの軌跡』中公
6.岡崎勝世『世界史とヨーロッパ』講談社現代新書
7.小川英雄『ローマ帝国の神々――光はオリエントより』中公
8.河合雅雄『ふしぎの博物誌――動物・植物・地学の32話』中公
9.島泰三『親指はなぜ太いのか』中公
10.藤崎慎吾・田代省三・藤岡換太郎『深海のパイロット』光文社
順不同です。8-9点クラスから選んだ積りだが,9点つけたのに落ちてるのもあるかもw。
(過去ログ読めないので確認できないのれす。まー年末まで印象に残ってる本ってことで)
中公多すぎ。来年はわしの気に入る本を出すよう他社は奮起して謝罪して賠償しる!
★ちくま新書 1/8
竹田青嗣『シリーズ人間学(3) 社会の原理へ』
加藤節『政治学を問いなおす』
岩木秀夫著『個性浪費社会の到来――二極分解する日本の教育』
小田亮『人は環境を壊す生き物である』
加藤祐三『(仮)黒船と開国』
★集英社新書 1/16
立花京子『信長と十字架』
中山康樹『超ブルーノート入門 完結編』
野口恵子『かなり気がかりな日本語』
広瀬弘忠『人はなぜ逃げおくれるのか』
★平凡社新書
青山やすし『石原都政副知事ノート』
堀江珠喜『団鬼六論』
時事通信外信部『世界テロリズム・マップ――憎しみの連鎖を断ち切るには』
★岩波新書 1/20?
酒井啓子『イラク――戦争と占領』
篠原一『市民の政治学 ――討議デモクラシーとは何か』
橘木俊詔『家計からみる日本経済』
阿部謹也『日本人の歴史意識――世間という視角から』
金子勝・児玉龍彦『逆システム学――市場と生命のしくみを解き明かす』
黒川利明氏『ソフトウェア入門』
★講談社現代新書 1/20
小池政行『戦争と有事法制』
山田克哉『核兵器のしくみ』
黒田龍之助『はじめての言語学』
石川晶康『日本史の考え方』
★ブルーバックス 1/20
中村亨『数学21世紀の7大難問』
田沼晴彦『Excelで学ぶ高校数学シミュレーション』
★文春新書 1/20?
速水融『大正デモグラフィ』
阿部達二『藤沢周平 残日録』
水木楊『人生後半戦のポートフォリオ』
中野不二男『日中宇宙戦争』
大塚将司『スクープ』
★中公新書 1/25
長谷川櫂『俳句的生活』
高橋友子『路地裏のルネサンス――花の都のしたたかな庶民たち』�
菅原和孝『ブッシュマンとして生きる――原野で考えることばと身体』�
吉原真里『アメリカの大学院で成功する方法――留学準備から就職まで』�
以上書名は仮題含む/新潮・PHP・光文社は後回し。
1月は,ちくまがよさそう。
岩波の『逆システム学――市場と生命のしくみを解き明かす』って面白そうだが
金子勝ってとこがどうよ。(いや,あんまり知らないんだが)
講談社の山田克哉『核兵器のしくみ』 もタイトルのヒキはいいね!
385 :
無名草子さん:03/12/29 23:30
山田克哉は,「宇宙のからくり」も「原子爆弾」(いずれもブルーバックス)
もよかったので,今回も期待したい。
>>382 > 加藤節『政治学を問いなおす』
> 青山やすし『石原都政副知事ノート』
> 酒井啓子『イラク――戦争と占領』
> 阿部謹也『日本人の歴史意識――世間という視角から』
この辺に期待かな。
とりあえず阿部謹也・岩木秀夫・菅原和孝に期待age
1月は悪くないな。
1 名前:ひろゆき@どうやら管理人★ 投稿日:03/07/04 21:40 ID:???
おみくじ機能を搭載しました。
名前欄にomikujifusianasanといれて書き込むと、
【大吉】【中吉】などに変換されますです。。。
でるかな?
392 :
omikuji zaqdb73586a.zaq.ne.jp :03/12/31 00:01
どうや
今年は10冊しか読めなかった…。
来年は倍読むぞ。
394 :
無名草子さん:03/12/31 09:12
日本の選挙
日本人のいい加減さが凄くよく
分かる本。
395 :
無名草子さん:03/12/31 09:13
新書を週一冊ということなら、本全体でみれば週5冊くらい読むんですか。すごいなぁ。
397 :
無名草子さん:03/12/31 19:21
宮崎てっちゃんは、たかじんの番組で 年に1000冊以上は本読みますね
とさらった言っていたが。
プロの評論家ならこれが普通なのか
398 :
無名草子さん:03/12/31 20:55
399 :
無名草子さん:03/12/31 22:06
交通死はマジで名作中の名作
400 :
無名草子さん:03/12/31 22:28
千冊ということは書籍代年100万超えてるんじゃ
あれくらいの人なら、贈呈されるんでねぇ。
402 :
無名草子さん:03/12/31 23:50
そうか。でもかなり本代に使ってそう
403 :
無名草子さん:04/01/01 20:32
あけましておめでとうございます。
今年こそ本を読むぞ。
小原庄助さん
朝寝朝酒朝湯が大好きで♪
それで身上つぶした、(ハァ)もっともだぁ〜もっともだw ♪
それで新書をつぶした
と言いたかったのでは?
てっちゃん平成教育委員会とか出ればいいのに
宮ブーはゴールデンに出るにはダイエットしなきゃ。
age
410 :
omikuji YahooBB219001052042.bbtec.net:04/01/05 23:39
つり?
411 :
無名草子さん:04/01/05 23:59
412 :
無名草子さん:04/01/06 00:23
理系ということもあって個人的には、
「飛行機物語」
が面白かった。
産業革命以後の動力というものの進歩がこれを読むと
よくわかるし、色々と勉強させてもらった。
ただ、飛行機の進歩に大きく貢献したであろう軍用機に関する
記述が少なかったことが不満だったけど・・・。
413 :
無名草子さん:04/01/06 14:36
品切れ中の中公新書を神保町で買いたいんですが、
新書の揃っている古書店ってどんなところがありますか?
414 :
無名草子さん:04/01/06 14:57
古書って基本的には出会いのものだと思うよ。
古書店めぐりが好きな人で「あん時買っときゃ良かった」
って思わなかった人は居ないのでワ。
415 :
無名草子さん:04/01/06 15:23
中公の徳川昭武…全然見つからないわ
>>415 easyseekに600円で出とるじゃん。
おれもヒマだね。
神保町で古本新書の平均価格ナンボ?Bオフで買ったほうがやすいっすか?
あと質問なんだけど、言語(学)関係のいい新書ありませんか?おしえてください。
>417さん
酒井邦嘉『言語の脳科学』(中公)なんて、どうでしょう。
理科系から言語にアプローチした本だと思います。
419 :
無名草子さん:04/01/06 22:28
>>417 価格帯は千差万別。半日かけて歩いてみられたし。
>>418 さっそく立ち読みして内容見てきます。ありがとうございます。
>>419 半日かかるんですいか・・・。がんばてみます
>>420 418の本は難しいよ。聞き方からして入門書が欲しいんとちゃう?
>>422 あと、同じ著者で『教養としての言語学』岩波,1996 なんかもいいやね。
学史的なものなら→加賀野井秀一『20世紀言語学入門』講談社現代,1995
ソシュールをやや詳しく→町田健『コトバの謎解き ソシュール入門』光文社,2003
とか。生成文法は新書ではあんまり出てないのかな。
今月 黒田龍之助『はじめての言語学』 講談社現代
なんてのも出る。著者はスラブ語学の先生で,エッセイとか評判いい。
>>424 なんかマジメそうな人ですね。降臨しないかな。
なんかレスつけようと思ったのに、
>>422と425が漏れが出そうとしたの全部だしちゃったし・・・
去年の残り消化。
●アラン・ホブソン『夢の科学』ブルーバックス…【8点】
脳科学の観点からは夢の内容よりも「形」に注目すべきとして,フロイト流の夢判断を
ナデ斬りにしたうえチクチクといぢめる感じが,積年の恨みがこもってるぽくてイイw。
しかし神経生理学とか脳内化学物質については別の本で整理しないとわかりにくい。
♯漏れは夢というかレム睡眠はなんとなく脳にNortonかけてるようなもんじゃないかと
思うんだが,違うか。違うんだろなきっと…
今日ブクオフ逝ってきますた
戦利品↓
ちくま「教育改革の幻想」
講談社「知的生活の方法」「若さに贈る」「チームの研究」
岩波ジュニア「若いやつは失礼」「国際関係がわかる本」
洋泉「中年男に恋はできるか」「病としての韓国ナショナリズム」
ラクレ「読売vs朝日 北朝鮮報道」
宝島「警察官の世間」
ついでにカッパブックス「Noと言える日本」
「知的生活の方法」「若さに贈る」欲しいぜ!
いい本をゲットしてきたね!
「知的生活の方法」か・・・
十数年前に古本屋に売っちまったけど、また買おうかな。
>>429 ありがd
今日は「病としての〜」読みますた。なかなか面白かった。
明日から通学時間利用して「若さ」「知的生活」ジクーリ読みます。
432 :
無名草子さん:04/01/12 17:01
そもそも、どうしてこの流言が横浜から発生したのか。『関東大震災の
治安回顧』によれば、横浜は東京以上に震災の被害がひどく、ほとん
ど全市をあげて混乱のきわみになった。九死に一生を得た人たちは比
較的安全と思われる空き地に避難したが、食料がきわめて乏しかった
ので、一日夜三々五々付近の民家に行って食を求めるようになった。
その中に棍棒や刀剣、猟銃などをもって民家を襲撃し、食料その他の
生活物資や金品を強奪して、これを被災者に分配しようとする不届き者が
現れ、実際に、強奪行為に及んだのである。
なかでも、右翼団体の立憲労働党総裁の山口正憲一派は、一日午後
四時頃から四日までの間、団員を武装させて、民家を強奪すること十七
回に及んだという。流言発生の理由は、朝鮮人の暴動ではまったくなく、
これら日本人の暴挙が誤解され、訛伝されたのではあるまいか、という
ことである。
さて、九月一日の流言は、ほぼ横浜だけに広まっており、その内容
も限られたものであったが、翌二日未明には、「朝鮮人」が放火ばか
りではなく、強盗・強姦・殺人・投毒など、さまざまな行為を行ってい
るというように、拡大してきた。そして二日の午前中には、横浜市内だ
けでなく、近郊の神奈川町・鶴見町・川崎町方面に拡大していき、二
日午後には、これが三つの方面に分岐して東京府内に侵入したとい
う。(中略)小石川、牛込方面に属するものは、前述の山口正憲一派
の立憲労働党本部が牛込区にあり、あつかましくも使者を派遣して
流布したのではないか、という。
『流言とデマの社会学』 廣井 脩 文春新書
433 :
無名草子さん:04/01/13 04:18
>>425 岩波の黄色時代に、英語と日本語について、生成文法つかった
本が出てた。英語は上下巻、
一冊本の日本語のほうはだいぶ無理があった。
>>433 これか。あーーーーーそういえば記憶にあるような,ないような…(←ない)
中島文雄『英語の構造 上』岩波新書 (1980/01)
中島文雄『英語の構造 下』岩波新書 (1980/01)
中島文雄『日本語の構造―英語との対比』岩波新書 (1987/05)
★PHP新書 1/15
田島英一『上海――大陸精神と海洋精神の融合炉』
小田中直樹『歴史学ってなんだ?』
鄭大聲『焼肉・キムチと日本人』
鈴木紘司『イスラームの常識がわかる小事典』
★新潮新書 1/21
長山靖生『日露戦争──もうひとつの「物語」』
豊田正義『家庭という病巣』
戸矢理衣奈『エルメス』
石澤靖治・編『日本はどう報じられているか』
★光文社新書
中村修也『女帝推古と聖徳太子』
内田洋子『イタリア人の働き方』
荒木水都弘/浅妻千映子『江戸前「握り」』
松田忠徳『これは、温泉ではない。』
436 :
無名草子さん:04/01/14 23:08
『マラソンランナー』
(・∀・)イイ!!
借りて読んだけど、改めて買って読もうとおもた。
437 :
無名草子さん:04/01/15 00:11
>>434 そう、それ。
生成文法の研究書というよりは、生成文法を使うとこんな観じ、という解説。
日本語のほうは素人が見てもあきらかに無理があり、専門家には、
読んでも意味ないよ、と云われた。その無理っぷりが読んで面白かったけど。
英語の構造(上)は新刊書店で最後に買ったカバーなし新書、当時380円だった。
「知的生活の方法」読了。
激しく(・∀・)イイ!!「読書力」で斉藤孝が、「新書は作者があなたひとりのために語りかけてきてくれるものだ」
と言ってたけど、まさにそんな感じだった。読んでる間の時間がとても贅沢なものに思えた。
「続・知的生活の方法」も見つけたら買ってみます。
439 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/17 00:02
●加藤祐三『幕末外交と開国』ちくま新書…【8点】
かなりおもしろかたーよ。幕府の情報分析と真摯かつ冷静な対応,双方の誤解やハッタリ
(とくにペリー必死だなw),外交言語に何を使ったか等々。交渉を対話調に構成したり
して読み易く工夫してるんだが,一次資料も読んでみたくなるね(読めんけどさ)。
♯去年の7月が黒船来航150年で,今年は開国(和親条約)150年。本書はHPによると
仮題が『黒船と開国』。執筆依頼は5年前らしい。ってことで,著者入稿が遅れたので
タイトルを変更して,何とか開国のほうに間に合わせた,に軍服のボタン2個。
ageとく
441 :
無名草子さん:04/01/18 19:36
ビールの力
日本のビールが美味しくないのは
税制のためだということが良く分かる本。
442 :
無名草子さん:04/01/18 20:16
国税はカネのことしか考えてないからな。
小説は好きなのに、新書はダメ。
タイトルやテーマに興味があって買っても最後まで読みきれない。
この板の人はそういう悩みとは無縁?
新書ってジャンル分けすると、実用書になるのかな?個人的にはハウツー本では
ないから違うような気がするんだけど…
あえて古風に呼べば、教養書なのでしょうな。
子田中直樹『歴史学ってなんだ?』PHP新書
酷かったよ。初心者向けにもなってない。立ち読みできるなら末尾の推薦図書を
一読することを薦める。本当にプロかねこの人。中途半端に哲学かじっててウザ。
そのくせ歴史と歴史主義の違いもわからねーのかと。
ついでにいうとPHPでも左側の人。吉見の『従軍慰安婦』がお薦めらしい。かなり
反対側にヒスってる。それもまたペケ。
>>445 最近の新書はハウツーものといったほうがいいものが多いけどね。
448 :
無名草子さん:04/01/20 00:44
449 :
無名草子さん:04/01/20 00:49
押野武志「童貞としての宮沢賢治」ちくま新書,読了。
トンデモが多い宮沢賢治論としては,非常にオーソドックスな視点での分析であり,
逆の意味で脱力した。
ただ,「童貞」「オナニー」をキーワードにしてしまった時点で,トンデモの仲間かと
思われるのが痛いかもしれない。小谷野敦の入れ知恵というが,何だかなぁ・・・格好
いいと勘違いしてるのかなぁ。
451 :
無名草子さん:04/01/20 01:16
>>446 もうちょっと硬めでもよかったな。
酷いといわれれば酷いかも。
近現代史の歴史問題を押さええているともいいがたい。
452 :
へなちょこ社会人:04/01/20 22:20
この3ヶ月間で読んだのは「Bで生きる経済学」(森永卓郎)だけだ
学生時代は月10冊は新書読んでいたのにー。大人は辛いよ。
>452
おれは子供が小さいから家では本がまったく読めない。けれど、通勤の電車の中、電車を降りて
改札に至るまでのエスカレーター、会社のエレベーターの中、昼食時、夕食時と細切れでも読書
してるよ。新書なら週に2、3冊はこなせるぞ
454 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/21 21:58
●倉阪秀史『エコロジカルな経済学』ちくま新書…【7点】(先月分)
環境問題を「外部不経済」として処理する従来の環境経済学に替わり,「不要物」が
出ることを前提にした新しいモデルを提示。理論の当否は判断できないが,うーん,
種々の合意形成に到るまでが難題だろうな,と思ったら今月↓次の本ですよ。
●小田亮『人は環境を壊す動物である』ちくま新書…【7点】
ヒトは環境問題がいかに深刻と聞かされてもイマイチ関心がわかないという,まあ巷間よく
言われている現象を,進化心理学の立場から基礎付けようと試みた書。意欲はわかるが
最後はちょっと肩透かしの印象。認知科学の知見などの紹介はありがたかったけど。
♯環境問題は難しいねぇ。最近CO2と地球温暖化の関連に疑義を挟むような本も出ている
ようだし(ロンボルクとか,まだ読んでねーけど)。環境保護運動が時としてファナティッ
クな姿勢に陥りがちなのもナンダカナーと思う。ただし本能的にアメリカ風の大量消費バンバ
ンな風潮は気に食わないなあ。これも認知バイアスなのかもしれないけど(藁 まあ勉強
してみまっす。なんか「環境」と「文化」に関する(・∀・)イイ本ない?
455 :
無名草子さん:04/01/22 01:03
>>454 ちくまって、大はずれもないかわりに大当たりもないような気がする。
会社の状況が冒険を許さないから。さらに、新書は収益源になってることもある。
新書を前面に出していくようじゃ、あの会社に未来はないんだよね。。。
457 :
無名草子さん:04/01/22 01:27
新書を全面に出す会社は、きまって体質が古い会社だ。
ん〜まちがいない!
>457
全面→前面
ああ、おれってやなやつ
459 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/23 00:01
455-458
ちくまは確かにオーソドックスな感じですね。小谷野敦が冒険だったのかな?
新書依存度は中公もナニゲに高いような気がする…
●山田克哉『核兵器のしくみ』講談社現代新書…【6点】
「核分裂/核融合のしくみ」みたいな感じですたね。工学・軍事・政治的なことは殆ど
なくて原理的なこと。立ち読みの時点でわかったけど,知識を整理しておくにはいい。
高校物理の復習+αという感じで,カナーリ基礎から書いてあるから理系には物足りない鴨。
460 :
無名草子さん:04/01/23 00:05
古本屋100円投げ売りでの戦利品。
丸山真男「日本の思想」
日垣隆「学問のヒント」
高坂正尭「国際政治」
井上清「日本の歴史」全三冊
都築卓司「四次元の世界」
野崎明弘「詭弁論理学」
タイトル買いなんで中身はいまから読む。
しかし時間かかりそうだ。
質問していいですか〜?
どぞ。
なしかよ!
ちくまでおもしろかったのは「新・建築入門」だけだったな。
466 :
無名草子さん:04/01/23 21:45
467 :
無名草子さん:04/01/23 23:34
>>460 まあまあ当たり多いんじゃない?
大きなはずれはない気が
今月発売のブルーバックス(
>>383)ですが,
フロイド・E・ブルーム他『新・脳の探検』(上・下)
が抜けてますたな。値段が高いんでCD-ROM版だと思って掲載しなかったら
ブ厚い新書版だった! 欲しいんだが,上下で4000円かあ…。
469 :
無名草子さん:04/01/24 00:42
詭弁論理学、はそれほど面白くなかった。ハズレまではいかないけど。
今日は2冊買って読んだ
阿部謹也『日本人の歴史意識』
金子勝・児玉龍彦『逆システム学』(いずれも岩波新書)
前者は実質的に、阿部さんが最近いろんなところに書いていることの
繰り返しなので、同じ岩波の『学問と「世間」』あたりを読んでいれば
とりたてて買って読むまでもない。
後者は、やや奇矯なタイトルにも関わらず、ごくまっとうなシステム論
として読めてしまうのは、私が素人だからかもしれない。
472 :
無名草子さん:04/01/24 21:50
中公新書ラクレ
2/10刊〈ドキュメント〉�平成革新官僚�「公僕」たちの構造改革�
宮崎哲弥/小野展克 著�新書判�240P�本体760円
てっちゃんも本格的新書がないと嘆くわりに洋泉社とかラクレしか書かないねw
山田克哉『核兵器のしくみ』(講談社現代新書)すげー面白かった。
陽子と中性子の関係、アイソトープの意味、原子と元素の違いというような
今まで曖昧だった知識を一気に完璧に整理することができた。
この著者は文章が上手いので最後まで飽きずに読める。文系馬鹿には特にお勧め。
474 :
無名草子さん:04/01/25 00:08
>>473 なんだか読みたくなってきたなぁ。馬鹿とまではいかないつもりけど、
文系だから、有り難く読んでおこう。
475 :
無名草子さん:04/01/25 09:35
今日のアサピーで「声に出して読めない〜」が持ち上げられてた。
476 :
無名草子さん:04/01/25 15:28
斎藤貴男か
477 :
無名草子さん:04/01/25 16:54
>>472 てっちゃんは一介の時論家でる自分が
専門的知識人が書くべき新書を出すなんておこがましいと思っているんだろ
478 :
無名草子さん:04/01/25 17:55
副田義也『死者に語る〜弔辞の社会学』(ちくま)
読んだヒトいますか?
479 :
無名草子さん:04/01/25 18:38
>>475 オレも荷宮和子のバカ本騙されて買っちゃったよ。。。
原発ネタなら、武谷三男「原子力発電」もいかった。
この手のテーマにありがちな、恐怖と危機をあおる本や当局ベターリ本ではなく、
原発の問題点について慎重な見方で書かれている。
ちなみに日本の原発は事故のとき住民が安全圏まで逃げられない立地ばかりだそうだ
(国土が狭いから解決は難しいが)。
「大事故の原因が、もとをたどってみると人間のつまらないミスにはじまっている場合が多い」
…バケツでウランとかね…
481 :
無名草子さん:04/01/25 20:08
石垣島
482 :
無名草子さん:04/01/26 16:45
483 :
無名草子さん:04/01/26 18:05
>>482 ざっと見ただけだけど、駄書が混じり過ぎかと・・・
>>482 ざっと見て以下は名著・好著だね。
アーロン収容所◆会田雄次◆中公新書◆4122000467
受験は要領◆和田秀樹◆ゴマブックス◆4341014153
日本の思想◆丸山真男◆岩波新書◆400412039X
栽培植物と農耕の起源◆中尾佐助◆岩波新書◆4004161037
新「親孝行」術◆みうらじゅん◆宝島社新書◆4796624554
485 :
無名草子さん:04/01/26 19:50
もちょっとコンパクトになると思うけどな。
486 :
無名草子さん:04/01/26 22:23
プ
和田秀樹かよ。
「グローバリゼーションとM・ウェーバー」という表題で100字以内で自由に論ぜよ。
>>318 予約時の金額で販売って当たり前だろ。
むしろそれを利用して安く買うべし。
>>473 >諸君! もし「この世に電気の大元締めは一体どこにあるのか?」と聞か
>れたら「原子」と答えなさい。それ以外に正解なし!(30頁)
とか,教え方の上手い名物教授の講義を聞いているようなところがあるね。
491 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/27 23:55
>>482 その本はちゃっかり新書コーナーにおいてあったな。やっぱブームなのか?w
でもそれ買うカネあったら1冊でも新書買おうと思てしまた私。
坪内の『新書百冊』のほうがいいな。
●田島英一『上海――大陸精神と海洋精神の融合炉』PHP新書…【9点】
前半は,上海を「内中国」(≒農耕世界)と「外中国B」(≒海洋世界)の結節点と見る
歴史的都市誌。後半はこの都市の今を伝えるエッセイ。ユニークな視点と情報を含むので,
著者の政治的姿勢には異論があるであろう2ちゃん嫌中厨にもぜひ読んでほしい。
492 :
無名草子さん:04/01/28 00:56
>>491 租界設置以後の上海は中国ではない要素が色濃くあったわけで、
その「視点」は、80年代後半のオールド上海のブームの頃に、さんざん
云われたことではあるけどね。プートンの開発に伴って、90年代に
いったんは忘却され、最近また注目されるようになったという次第。
すみません。よそでも聞いたのですが、あまり人がいないようなので
どなたかご存知の方がいらしたら教えて下さい。
タイトルも著者もまったく覚えていません。
新書で紺色に白枠のカバーだったと思います。
(イメージとしては岩波新書の紺色版という感じです)
呼吸法で痩せるという内容で、確か日に30分ほど
その本の方法で呼吸するという内容でした。
もう15年くらい前に見たものなので、もう絶版なのかもしれませんが
心当たりのある方は著者名かタイトルかうろ覚えでもかまいませんので
教えていただけないでしょうか?
申し訳ありませんが宜しくお願いします。
>>492 たしかに80年代には上海ブームでもないけど,
魔都とかジャズとかのイメージで一時盛り上がりましたね。
90年代は天安門とか香港返還の影に隠れて雌伏の時期。
ちなみに
>>491で書いたのは宋代以来の話です。「外中国B」ってのは浙江〜広東の
沿岸部で,商業(と漁労,時に海賊)で生きてきた(諸)民族。
近代以降の上海における西洋や日本もこの変形にすぎない(とまでは著者は言ってないが)。
まあ近年の温州商人の活躍とか,台湾人がなぜ上海を選ぶのかとか,面白いです。
495 :
無名草子さん:04/01/28 23:10
なるほどね。納得。そうなると、近世の議論のほうが断然面白そう。
そういえば当時、春名徹だけは冷静に19世紀から議論していたよ。
(岩波で訳本出した頃)
>>495 すんません春名さんってよく知らないんです。モグリです。訳本って『紫禁城の黄昏』?
国学院で上海論の授業なんかもやってるんですね。
497 :
無名草子さん:04/01/30 11:52
>>496 そうです。紫禁城の本を訳したあの方です。確か87年だったと思うけど、
岩波のセミナーで上海の講義もしてました。本にはならんかったけど。
★ちくま新書 2/7
高橋敏『博徒の幕末維新』
紺野登『創造経営の冒険――知識イノベーションとデザイン』
布施克彦『24時間戦いました ―団塊ビジネスマンの退職後設計』
坂野潤治『昭和史の決定的瞬間』
永野則雄『経営がわかる会計入門』
★集英社新書 2/17
阿古真理『ルポ「まる子世代」』
遠藤雅子『スペシャルオリンピックス』
山本純一『メキシコから世界が見える』
渡辺淳『二十世紀のフランス知識人』
★講談社現代新書 2/18
大塚英志『'80年代論』
安孫子誠也『アインシュタイン――相対性理論の誕生』
浜本隆志『魔女とカルトのドイツ史』
大川弥生『リハビリ患者学入門』
★講談社ブルーバックス 2/18
佐藤恒雄『算数練習帳』
後藤眞『新しいリウマチ治療』
櫻庭雅文『アミノ酸の科学』
★文春新書 2/20
小川和佑『桜の文学史』
大澤武男『ローマ教皇とナチス』
豊田健次『それぞれの芥川賞 直木賞』
金武伸弥『新聞と現代日本語』
角田康夫『人生と投資のパズル』
★岩波新書 2/20
永六輔『伝言』
中村靖彦氏『ウォーター・ビジネス』
山下恒夫『大黒屋光太夫 ―帝政ロシア漂流の物語』
藤田恒夫・牛木辰男『カラー版 細胞紳士録』
★平凡社新書 2/
星亮一『新選組と会津藩――彼らは幕末・維新をどう戦い抜いたか』
高崎宗司『検証 日朝交渉』
林信吾/葛岡智恭『野球型vs.サッカー型――豊かさへの球技文化論』
田中敦夫『田舎で起業!』
★中公新書 2/25
鶴見太郎『民俗学の熱き日々――柳田国男とその後継者たち』�
上岡伸雄『ニューヨークを読む――作家たちと歩く歴史と文化』�
瀧井敬子『漱石が聴いたベートーヴェン――音楽に魅せられた文豪たち』
上野輝彌/坂本一男『日本の魚――系図が明かす進化の謎』�
500 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/31 00:40
てなわけで,また幕末か! また起業か!
『メキシコから世界が見える』→著者は『上海』の人の相棒?だね
『それぞれの芥川賞 直木賞』→あざといね
『ウォーター・ビジネス』→水商売かよっ
『日本の魚――系図が明かす進化の謎』�→個人的に期待
「逆システム学」読み終わらんよ,トホホ…
501 :
無名草子さん:04/01/31 00:47
>>500 おれも読んでるけどいまいちのめり込めんね。
生物・医学パートは「へぇ〜」って感じで読んでいけるけど
経済パートは人の悪口ばっかで、著者の言ってることも
いまいちぱっとしないし、どうもねぇ・・・
おー。
佐藤恒雄だ。数学の参考書の人だよね
503 :
無名草子さん:04/01/31 13:15
水商売かよって
エ ヘ ー イ !
506 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/01/31 23:29
浜本隆志『魔女とカルトのドイツ史』
大澤武男『ローマ教皇とナチス』
金武伸弥『新聞と現代日本語』
山下恒夫『大黒屋光太夫 ―帝政ロシア漂流の物語』
鶴見太郎『民俗学の熱き日々――柳田国男とその後継者たち』
興味持ったのは↑てとこかなぁ……題名だけの印象だと
塩野俊彦『ビジネスエシックス』
岡本薫『著作権の考え方』
を図書館で借りてみたものの前者は読む気しないなあ。
今更ながらなぜ借りたんだろ・・・
509 :
無名草子さん:04/02/02 11:38
井上清の「日本の歴史」今読んでるけど、結構あくの強い文だね。
おもろいけど。
510 :
無名草子さん:04/02/02 15:47
「トンデモ本の世界」とかに良く出てくる「トクマブックス」は
新書に入るの?
511 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/03 01:13
●菅原和孝『ブッシュマンとして生きる――原野で考えることばと身体』中公新書…【8点】
文化人類学フィールド通信っぽいのを読むのは久々だ。会話・性・「身体配列」の分析を
通して思想の探求(メルロポンティなんかを引く)に及び,変容しつつある伝統文化を前に
した人類学者の自省と決意も語られる。しかし何よりグイの生活の描写に驚き,なごむ。
>>510 宇野正美とかだっけ? カッパブックスとか祥伝社ノンブックスとかは
「実用系新書」と呼ばれて,このスレで扱われている「教養系新書」とは
区別(差別)されてきたけど,最近境界が曖昧になっている気が…
矢追純一とか五島勉なんて全然「実用」じゃないしw
512 :
無名草子さん:04/02/03 01:22
>矢追純一とか五島勉なんて全然「実用」じゃないしw
詐欺師やカルト商法の悪党にとっては、たしかに「実用書」だけど。w
513 :
無名草子さん:04/02/03 08:40
矢追さんを最近見なくなったのは秘密に迫りすぎたためw
矢追さん大学教授やってるよ
515 :
無名草子さん:04/02/03 14:49
買おうとしている本に新書版と文庫版があったらどちらを買いますか?
516 :
無名草子さん:04/02/03 17:59
岩木秀夫『ゆとり教育から個性浪費社会へ』(ちくま新書):結構面白い。
山内昌之『歴史の作法』(文春新書):もう少し体系的に書いて欲しいが、悪くはない。
517 :
無名草子さん:04/02/03 18:20
>>516 山内のはえらく読みにくかったがもう一回兆戦しょうかな。
>>515 基本的に少しでも安いほう
そして余った金で次の本を……(以下無限ループ)
519 :
無名草子さん:04/02/04 00:43
新しい方を買う。
両方出てるのなんてそんなにある?
アーロン収容所とかしか浮かばん
中公文庫新書は多いよね
522 :
無名草子さん:04/02/04 07:08
「科挙」や児島襄の「太平洋戦争」
中公しか思い浮かばない。
523 :
無名草子さん:04/02/04 11:50
中島義道『ウィーン愛憎』、中公新書と角川文庫、両方出てる。
講談社現代新書→講談社学術文庫ってのもありますよん
『酒池肉林』とか
525 :
無名草子さん:04/02/04 15:13
岩波の「日本のうるし」
526 :
無名草子さん:04/02/04 15:57
講談社学術文庫入り
今谷明『信長と天皇』(講談社現代新書)
森田悌『王朝政治』(教育社歴史新書)
フランス革命―歴史における劇薬
↑
これってどうですか?
528 :
無名草子さん:04/02/04 18:39
にくばやし
530 :
無名草子さん:04/02/05 08:35
ネットジャコバン派
2ちゃんねらーで新書の手引書でも作れ
右左の論争を避けないとどーにもならんな
534 :
無名草子さん:04/02/05 17:49
で、フランス革命―歴史における劇薬 は面白いの?
535 :
2ちゃんねる新書 創刊(嘘):04/02/05 18:19
今月のラインナップ
『我が闘争 ひろゆき自伝』
『ぬるぽの心理学』
『山崎渉を科学する』
『地鎮祭――ハングル板の風習』
『厨房板は何の役に立つのか』
つまらん
540 :
無名草子さん:04/02/05 23:00
そういや、バカの壁は半年待たされてますよ。図書館で。
>>530 お前の目にはあの本が左翼に見えるのか?
フランス革命がいかに暴力的だったかっていう本だぞ。
543 :
無名草子さん:04/02/06 12:23
>>541 ほんまもんの暴力だよね。
世界史習いたての高校生でもわかることだけど。
読みもしない厨房は相手にすんな
岩波ジュニア新書のフランス革命とヨーロッパ思想入門は
呉智英が高く評価していた。
546 :
無名草子さん:04/02/06 19:33
>>543 フランス革命が暴力な分けないじゃん。
民衆運動のうねりの結果だろw
なんで暴力なんだよw王様の首おとしただけだろうが、それ以外は無血だろ
もうやめてください
548 :
無名草子さん:04/02/06 20:18
「フランス革命」「進化とはなんだろうか」「ヨーロッパ思想入門」は
岩波ジュニア新書の中でも数少ない良書
>>546 >なんで暴力なんだよw王様の首おとしただけだろうが、それ以外は無血だろ
釣りですか・・・。
今時そんなこと本気で言ってるのか・・・。
松岡完『ベトナム症候群』中公新書
ベトナム戦争以降の戦争や国際社会に対するアメリカ人の考えをまとめている。
アメリカ批判一辺倒なのはまあいいとして、共産主義的な側面をみないのはいかがか。
大嶽秀夫『日本型ポピュリズム』で読み解いたような本。でも一番お薦め。
中西寛『国際政治とは何か』中公新書
軍拡、軍縮、国家、国連といった日本的テーマで国際社会を物語った。
あくまで日本的なタームで解説する器用さには感心するが、いまさらという気も。
大嶽秀夫『日本型ポピュリズム』中公新書
自民対野党、自民党内の権力奪取とメディア。田中真紀子論は秀逸。
東谷暁『エコノミストは信用できるか』文春新書
典型的近経学者がバブルと経済政策の採点をするとどうなるかという見本。
日本経済の論点はスッキリわかる。ただし、軍事、政治にふれない日経談義ではある。
由紀草一『団塊の世代とは何だったのか』洋泉社新書
ある団塊世代の自画像と風景。
賛否両論あるだろうが、団塊世代のステレオタイプな思考回路の指摘は面白い。
>東谷暁『エコノミストは信用できるか』文春新書
>典型的近経学者がバブルと経済政策の採点をするとどうなるかという見本。
???
552 :
無名草子さん:04/02/06 23:07
553 :
無名草子さん:04/02/06 23:14
>>546 なんでこんな明らかな間違いをこうまで自信たっぷりに言い切れるんだろうか。
一般の人間とは脳みその組成からして違うとしか思えん。
食物繊維でできてるんじゃなかろうか。
入れ食いだなコリャ
555 :
無名草子さん:04/02/06 23:33
>>550 >共産主義的な
???
もうちょっと説明して。
550さんは本当に読んだの?
できれば荒れずにいきたいもんですが、そこらへんはお願いしたい。
>>551 経済と政治を同時に見ないのが近経の特徴。
その反対に政治と経済を同時にみるのがマルクス主義。
この人、日本経済をみるのに政治がどれほど影響を与えたのかみてないでしょう。
経済学者への評価もそれにとどまっているしね。悪いといっているわけじゃないよ。
>>555 ベトナム戦争をイデオロギーの戦いとみなさないのは片手落ちじゃないでしょうか?
アメリカ非難の論調でしか語っていないというのはどうもね。
この人、スタンスが反米なのかな?とちょっと思ったんですが。
>>556 全部読みましたよ。ただし昨日今日の2日間でまとめてですけど。
言葉が足りないのであればそりゃすみませんでしたとしかいいようがないけど。
あしたフランス革命の本買って読んでみるが・・・。
俺が間違ってるのか?高校の時はすばらしい革命だと教えられたが・・・。
おまいにはベルばらから読むことをすすめる
>>557 >
>>555 > ベトナム戦争をイデオロギーの戦いとみなさないのは片手落ちじゃないでしょうか?
> アメリカ非難の論調でしか語っていないというのはどうもね。
著者の松岡自身は基本的にアメリカがベトナムに
「民主主義、自由、市場経済」をもたらそうとしたという点は
踏まえてると思うのだが、そういう話じゃないのかな? あと、
好意的に過ぎると言われればそれまでだが、むしろ「ベトナム戦争」より
その戦争がもたらした「ベトナム症候群」と呼び得るアメリカ内の風潮に
焦点を当てた本だから、どうしてもベトナム対アメリカという「関係」ではなく
「アメリカ」中心の視点になるのはしょうがないと思う。
…と、散々ケチをつけておいてこういうことを言うのもなんだが、
個人的にはまた評が読めることを期待しています。
561 :
無名草子さん:04/02/07 01:05
>>548 「世界の宗教」も入れといて。村上重良のやつ。
あれは「ベトナム戦争とは?」みたいな議論が主題というよりも、
ベトナム戦争によって残った、アメリカの内政への影響や
その後に行われた新たな対外介入への影響なんかを
扱った本だと思った。
ベトナム以降から現在までのアメリカの行動を分析するための
1つの指針というか基準というか。とにかく具体的な数字を
盛り込みまくってあって、哲学や思想の対決なんか無視って感じ。
だってベトナム「症候群」を軸にしてある本だし。
>>557 東谷は学者じゃないんじゃないの、といいたかったんだけど
今月の諸君宮崎の新書コーナーはピンとくるものがなかったな。
565 :
無名草子さん:04/02/07 18:32
宮崎の書評、ワーストが不登校のやつだったけど
著者が「関口宏」で一瞬東京フレンドパークを思い浮かべてしまったw
566 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/10 00:28
んー読む本がなくなっちゃったので積ん読消化。
○田中圭一『病いの世相史――江戸の医療事情』ちくま新書(昨年11月刊なので採点ナシ)
江戸後期は農村にも医者が多く,百姓たちも気軽に利用していたなど,通念より医療が
充実していたということを古記録から論証した本。できれば史料の解釈をもうちょっと
詳しく書いてほしかった。また近代批判のところは浅いというか観念的な気がした。
・山野を跋渉する修験者が薬草や鉱石の扱いに深く関わり,また「気の病い」の治療に
一定の役割を果たしていた。
・湯治場の情報(泉質・効能など)が広く行き渡り,温泉のない佐渡からも庶民が諸国に
治療のために出かけていた。(しかも何週間も滞在する)
今週は何か買うぞ。
567 :
無名草子さん:04/02/11 15:26
宮崎哲弥が新書を出したが、評価の対象にするのだろうか
そこまで睾丸鞭じゃないだろう
と思うが、東谷の件もあるんでワカンネ
>睾丸鞭
痛そうだなw
むしろよく伸びそうなムチですね
使わないときはシワシワでコンパクト
というか使う側がダメージ受けそうなんですが
573 :
無名草子さん:04/02/12 23:08
まぁ、なんだ、どういう使いかたしてもそんなもんだな。
★PHP新書 2/16
山本隆『「おいしい」となぜ食べすぎるのか』
岡本浩一『スランプ克服の法則』
大石学『続 駅名で読む江戸・東京』
萩野貞樹『歪(ゆが)められた日本神話』
★光文社新書 2/17
五十嵐太郎『読んで旅する世界の名建築』
古川修『蕎麦屋酒』
読売新聞経済部『「知材」で稼ぐ!』
田中宇『アメリカ以後』
★新潮新書 2/20
平尾俊郎『二十年後──くらしの未来図』
池田元博『プーチン』
宮城谷昌光・聖枝『ふたりで泊まるほんものの宿』
山本善行『関西赤貧古本道』
575 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/13 20:14
この板的には
山本善行『関西赤貧古本道』
でしょうか?(知らないけど)
新潮は「バカの壁」で儲けた分をイマイチ読者に還元してないような気がするので
思い切って自爆ぎみのマイナーな本を出してほすぃw。
オレの彼女がオレののウランゲリをカラムジンすると、オレのポチンコフが
むくむくと大きくなる。イヴォルギンしたオレのポチンコフはまさしく
トルカチェンコと呼ぶに相応しい。
彼女の舌がガウリーラにねっとりと絡みつく。そろそろか。
オレは立ち上がると彼女のマヤコフスキーにトルカチェンコをイッポリートする。
577 :
無名草子さん:04/02/15 17:38
>>566 この人、おいらの先生の師匠筋に当たるんだけど、ものすごい
おもしろい先生だったらしい。
高橋敏『博徒の幕末維新』読んだ。
高橋氏の他の著作に興味が持てた人ならおすすめ。
正史とはまた違った幕末史が楽しめる。
●高橋敏『博徒の幕末維新』ちくま新書 筑摩書房…【8点】
黒船が来たちょうどその時期に,不敵な島抜けを企て成功した甲斐の「吃安」こと竹居
安五郎を軸に,勢力富五郎・石原村幸次郎・黒駒勝蔵・水野弥三郎など世間を騒がせた
アウトローたちの人物像と世相を史料を駆使して描く。いろいろな発見があって面白い。
・ここに出てくる博徒の出自は,名望ある富農だったり医者の家だったりする。安五郎の
場合は,家自体が村方騒動や山論など訴訟事の経験を通じて力を蓄え,また郡中取締役に
任命されて警察権の一部を分与され,それがいつのまにか博徒の頭目になってしまうw
・『黒船と幕末外交』
>>439にも出てた韮山代官江川英龍の別の側面なども見られる。やっぱ
歴史好きの人はこういう知識の繋がりを重ねて詳しくなっていくんだべな。そういえば
『病いの世相史』
>>566にも佐渡奉行時代の川路聖謨の事跡なんかも載ってたし。うーん,
歴史にハマると抜けられないのもわかる。今月の『大黒屋幸太夫』はどーしよっかな…
580 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/15 21:25
>>577 顔写真見ると実直かつ朗らかそうw。この人の本もう1冊読むとしたら何がいいのでせう。
>>578 この人も史料と史料の間を埋めていくところは見てきたような書きぶりだね。
いや,文章が上手いってことですがw
>>580 >この人も史料と史料の間を埋めていくところは見てきたような書きぶりだね。
ワロタ。
でも、背景には近世関東農村に関する膨大な知識があるってことで大目にみてください。
一応学術書じゃなくて一般向けの新書だし。
>>579 俺も読んだけど、「博徒の幕末維新」ではなくて「幕末博徒伝」だねこれ。
これ自体は面白いんだけど、
(あえて省かれたと思われる)清水の次郎長や新門辰五郎が出ずに維新とか言われても…
最後の黒駒の勝蔵と水野弥三郎の下りがもうちょっと膨らんでればタイトルどおりなのだが
そりゃあアレですよ、大人の事情ですよ > 題名
584 :
無名草子さん:04/02/16 13:41
♪ 家庭の事情〜 ♪ (トニー谷の旧い唄)
>黒駒の勝蔵と水野弥三郎の下り
水滸伝の終わりのほうと同じで最期は悲哀を誘いますなあ。
やっぱ権力はやくざものより冷酷だ。
586 :
無名草子さん:04/02/16 23:05
権力って最大最悪のヤクザじゃなかったんですかぁ?
588 :
無名草子さん:04/02/17 00:11
>>587 事実をありのままにいっただけですよ。
そんなことで笑いとってどうしますか。
589 :
無名草子さん:04/02/17 00:45
懐かしいなあ、30年ほど前はそんなことを
云って意気がってたものだよ。
590 :
無名草子さん:04/02/17 00:57
最近、いろいろ新書を読んでいますが、新書の面白さって、なんじゃいな〜
と思う今日この頃です。詳しい人、教えてくださいませんか?
591 :
無名草子さん:04/02/17 01:03
>>589 わたしは粋がっても意気に感じたりもしてないので、一応。
小泉政権見てりゃ、誰でもそう思いますわな。
>思いますわな。
この口調がキモい
「権力」や「権力者」を「権力=悪」って図式で語るのは
「包丁=悪」「ハンマー=悪」語るのと同じ。「反権力」ってだけで
カッコヨク見えてしまう人ははっきり言って問題外。
辺見庸みたいに「永遠の反抗者」気取るなんて本当におこがましい。
そんなキャラ気取るなら健康保険も返上して、強盗に入られても
警察呼ぶなよって思うんだけどさ(笑)別に小林よしのりみたいなこと
言う気はないけど、「アウトロー」なり「反体制」なり気取るなら
これくらいの覚悟の上でどうぞって話。
594 :
無名草子さん:04/02/17 04:19
>>593 そんなことくらいわかってるよ。いつもおれが言ってることだよ。
必要な権力はあるが、権力は必ずどこかが腐敗する。そういうこと。
安易な二項対立に持ち込む思考停止はどういうもんかな。
オイオイなんなんだこの香ばしさは
高橋敏の岩波新書「国定忠治」も「江戸の訴訟」も品切れなんだよね。
ちょっとなくなるの早すぎ。
>>593 君の認識は幼稚に過ぎる。アウトローと権力について理解を深めたければ
高橋敏氏の江戸時代のアウトロー物を読みなさい。
古本屋サイトチェックすれば絶版物も手にはいるから。
講談社現代新書の「ハプスブルク家」と、
集英社新書の「英仏百年戦争」を読んだんですけど、
ほかに中世ヨーロッパ物でオススメがありましたら教えてください。
同じく講談社新書 メディチ家
最近新書読みはじめたものとしては、「定番名著新書100冊!」みたいな手引書が欲しい
601 :
無名草子さん:04/02/17 18:31
>>598 菊地良生「神聖ローマ帝国」講談社現代新書
が非常に分かりやすかった。
↑岩波新書
レスありがとうございます。
メディチ家はイタリアですよね。ドイツ・英仏と来たら次はイタリアかな。
「神聖ローマ帝国」はハプスブルク家とかぶりそうだけど、評判いいですね。
あ、むしろハプスブルク家の記憶が薄れないうちに読んだほうがいいのか。
>>602はビザンツですか?興味津々。ちょっと探してみます。
606 :
無名草子さん:04/02/17 20:59
図書館について書かれた新書はございませんでしょうか?
>>606 ■菅谷明子著『未来をつくる図書館 ―ニューヨークからの報告―』2003/9岩波
なんてどうでしょうか。読んでないけど
608 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/17 21:27
>>『博徒の幕末維新』読んだ方へ
黒駒勝蔵が官軍赤報隊の隊長となって美濃の加納宿に乗り込み、
軍勢が井戸の周りでブタやニワトリをつぶして住民の顰蹙を買うが
鶏はともかく、「豚」ってやっぱ薩摩の影響なんだろうか
ラクレの
森田靖郎『中国人犯罪グループ――下見・実行・換金』って面白い?
本屋になかった
>>600 新書百冊とかじゃだめなの?
あと最近もなんかでてたよ。分野別に○○を知るにはこれを読め、みたいなの
610 :
無名草子さん:04/02/17 22:21
坪内くんの「新書百冊」はなかなかの好企画でした。
ブックガイドということであれば、
絶版だろうが「岩波新書の50年」(岩波新書編集部編)は
面白かったよ。赤版、青版、黄版と振り返りつつ、
昭和史と重ね合わせて読める。
洋泉社ムック『この新書がすごい!』もあるでよ。古いけど。
612 :
無名草子さん:04/02/18 02:43
すみませんが、小浜逸郎(これで合ってる?)の
作品を読んだ方がいれば感想を聞きたいんですけど・・・。
友人が凄く勧めてきたのですが、買ってまでは読む気
がしないもので・・・。
614 :
無名草子さん:04/02/18 03:14
>>613 貸してくれと言ったら、自分で買って
読んだ方がいいといって貸してくれないので・・。
615 :
無名草子さん:04/02/18 10:41
小浜は、『「弱者」とはだれか』(PHP新書)を読んどけば十分。
最近洋泉社新書から出しているのは、出し殻みたいなものだから、読む必要なし。
616 :
無名草子さん:04/02/18 10:45
>606
エル=アバディ『古代アレクサンドリア図書館』(中公新書)なぞいかが?
ワタシはツンドクになっていて読んでないけど。
617 :
無名草子さん:04/02/18 11:51
>607、616
情報提供サンクスです。早速探してみます
619 :
無名草子さん:04/02/19 03:00
宮崎哲弥の新書どうだった?
>>601でオススメされた「神聖ローマ帝国」を読んでます。
冒頭のピピンの寄進とかから、もうはまってしまいました。
高校の世界史の授業では
「フランク族はキリスト教に改宗してたし、当時の人は信仰心に篤いし」みたいな、
"今の私たちには理解できないよね"といった口振りで習ったような気がしますが、
この本みたいな話ならわかる!わかるよピピン!ここはやっぱり寄進だよな!!
621 :
無名草子さん:04/02/19 10:35
622 :
無名草子さん:04/02/19 10:35
あー、でも資料集でならったっけな?
教科書じゃないかもな
拙文を5回も読まなくていいです。
ピピンの寄進、ちゃんと高校で習いました。
そのときは「時代も文化も違う人だから」
ということで納得してたんです。それだけの話です。
ルドルフ建設公、『ハプスブルク家』では数行でしかふれられてなかったけれど、
『神聖ローマ帝国』ではわりと重要な役どころ、ですね。
カール5世も、江村先生の描く英邁な君主像とは一味違い、
マキャベリ風なニオイがただよってます。
625 :
無名草子さん:04/02/19 19:05
読みにくいから理解に5回必要、という意味では?
626 :
無名草子さん:04/02/19 20:37
>>625=621
>読みにくいから理解に5回必要、という意味では?
言い訳がましい
>>607 読んだよ。読みやすいし面白いと思うよ。けど大衆乖離の岩波文化してるね。
圖書館先進国の米国の,そのまた特殊に特化・深化した特別な圖書館を紹介
されてもねぇ。一般読者がはげしく誤解しそう。(もうしてるけど)
日本の公共圖書館すべてが六本木ヒルズ圖書館になれ,といっているのに
ちかい。
圖書館ものなら,中公の米国議会圖書館とかのほうが個人的には勉強に
なった。議員サービスと国民サービスとでどっちつかずの間をゆれる歴史
的経緯がおもしろ。おなじ著者の大英博物館(岩波新書)もタイトルと
ことなり,じつは中身は博物館附属圖書館の話ばかり。
ほんとは福井保の紅葉山文庫-江戸幕府の参考図書館(東京郷学文庫)が
新書版でいちばんおもしろかったけど。絶版では。でも最近古本屋で
よく見かける...
629 :
無名草子さん:04/02/20 07:52
「モンゴル帝国の興亡 上・下」講談社現代新書 杉山正明 読了。
妙にハイテンションな本だった。
著者は京都大学の教授で、モンゴル黄金期について詳細に文献史料を読み込んで、
事実としてのモンゴル史を研究しているらしい。それで通説とは違う
モンゴル帝国像を描き出すことに成功した、ということみたいだ。
それで妙にテンション高くなってるのかもしれない。
文中に「通説とは違う」とか「史実はこうであった」みたいな言葉がポンポン
出て来てオモロイ。まあ、この本で初めて知ったことも多いんだけどね。
たとえば「カーン」と「カン」とは違う。これまでの世界史ではこの両方の呼称を
たんなる発音の違いとして、ごっちゃにしている例が多かったが、
この両者ははっきり違う地位を表していた。
また、元寇の際に朝鮮・高麗朝が不服従の姿勢をとったため、日本は救われた
とする「アジアは一つ派」の主張があるが、これも史実とは違う。
高麗朝はしぶしぶとはいえ、モンゴルの日本侵攻には協力姿勢をとっていた。
などなど。
630 :
無名草子さん:04/02/20 09:34
菊地良生「戦うハプスブルク家」講談社現代新書
ヨーロッパ近代の幕開けとなった30年戦争−ウェストファリア条約の時代を描いている。
631 :
無名草子さん:04/02/20 21:10
歴史方面に話が偏ってるようなので、目先を変えて。
「全地球凍結」集英社新書 川上紳一
タイトルどおり、数億年前に地球がびっしり氷に覆われていた時代があった。
という話。もっとも、いまのところ仮説以上のものではないようだ。
こういう仮説が出てくるのも、最近の天文学の成果があるから。
現在までに太陽系外に、惑星が百あまり発見されているが、
いずれもきわめてバラエティに富んだ天体であることが、確認されている。
これから類推すると、地球も45億年の生涯は、
決して単調なものではなかった筈だという認識が、広まっているからだ。
俺がハリウッドの敏腕プロデューサーなら、
このネタでSFアクション映画をモノにするね。
地球に全地球凍結の危機が迫る! 人類を救うため宇宙に旅立つ主人公!
行く手を阻むのは、悪徳大企業のオーナーとその手下ども。
安っぽいCGでもニューヨーク、富士山が巨大氷河の下敷きになるシーンは
迫力満点!
主演は今売り出し中の、ヴィン・ディーゼルでいこう。監督はいい映画でも
B級にしてしまう名人のマイケル・ベイで。
大ヒット狙うぜ!
633 :
無名草子さん:04/02/20 23:11
>>629 話半分に聞いておくこと。
杉山氏の説の多くはいまだ学界で定着していない。
たまにトンデモないことをさも実証済みのように断定してる。
634 :
無名草子さん:04/02/20 23:17
635 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/21 21:50
●山本善行『関西赤貧古本道』 新潮新書…【8点】
読むと禿しく古本屋に行きたくなる,という点で成功しているのでは。文学オンチの漏れ
には真価がわからないけど,書名索引(『新書百冊』と同じ編集者ナイス)見ると題名だ
けで読みたくなる本が沢山。無邪気っぽく書いてるけど,ナニゲに鋭く厳しい人なのでは?
●森田靖郎『中国人犯罪グループ――下見・実行・換金』 中公新書ラクレ…【6点】
あんまり目新しい情報はなかったな。ニューヨークや福清市の取材は有意義と思うが,
ちょっと古いし。東北の朝鮮族の動向とかも書いてほしかった。180頁で700円は高いカモ。
とはいえ,厳罰化と同時に労働者受け入れを正式に認めるべきだという意見には賛成。
636 :
無名草子さん:04/02/22 00:28
文春新書「スクープ」読んだ人います?
637 :
無名草子さん:04/02/22 10:35
「エコノミストは信用できるか」文春新書
今話題のこの本を挙げておかなければ。
よくぞ言ってくれた!の本。エコノミストどもめ、聞いたような理屈をふりかざして
言ってることは全然当たらない。
オオカミ少年ならぬオオカミオヤジどもだっ!
638 :
無名草子さん:04/02/22 11:49
そう思うなら、黙って無視すりゃいいだけ。自分で当てて儲ければよい。
で、そもそもそういう批判が出るつうことは、本来当てられると思ってるんだね。
だから経済は当てモノじゃないってば。
わかってねーな
↑こいつが一番わかってないなプ
641 :
無名草子さん:04/02/22 17:19
新書と単行本の違いが分からん。
新書のほうがより、学問的ってこと?
642 :
無名草子さん:04/02/22 19:14
>>640 へー、どこが?
そこまで言うならきっちり批判してくれよ(・∀・)ニヤニヤ
>>641 >>21-27あたり参照。要は
1.ほぼ岩波新書のサイズ(105×173)で
2.シリーズとして出ている(「〜新書」と銘打つのが多い)
3.教養系の書籍
ってことでこのスレの暗黙の合意ができつつある
644 :
無名草子さん:04/02/22 20:57
638は結局、当てものではないといってる。
639はそれに対して、当てものではないだろ、と批判してる。
ナンカオカシーナー
645 :
無名草子さん:04/02/22 20:59
638、639は同一人物!
646 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/22 23:52
●田中宇『アメリカ以後』光文社新書…【5点】
オモシレー。けどどこまでがホントだかわかんねー!!!w ところどころで本人も確信が
持てないと言ってるように,明らかな電波もあるのだろうが,ものの見方の参考にはなる。
しかしこの人の場合ネットでかなり(殆ど?)の部分が読めるってのが,本としてどーよ。
647 :
無名草子さん:04/02/23 20:11
639は読解力ない
一言で言うと
『馬鹿』
二重カッコに笑った。
649 :
無名草子さん:04/02/23 21:34
●『何故日本人はかくも馬鹿になったのか』なだいなだ 岩波文庫…【0点】
支離滅裂。点数もどうつけていいか分からない。最低の本。
だれか大塚英志かけ
>650
そういえば、ブックファースト@渋谷ですっごい積まれてた。
買わなかったけど。
>>650 俺も買ってない。思ったより厚いんだよね
新書で読める評伝っていいよね。
なんかオススメありますか?
政治家、企業家、文人、奇人なんでもいいです。
655 :
無名草子さん:04/02/24 02:01
今品切れだけど、『ピープス氏の秘められた日記』(岩波新書黄色)
●茎屹立のあたりは爆笑した。
656 :
無名草子さん:04/02/24 19:19
韓国は一個の哲学であるって面白いですか?講談社なんだけど
>>650 書名は『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』に変わってますたね。
漏れも厚いのとw,マンガとかの趣味が違ってそうなので買わんかたよ。
>>654 パッと思いつくのは中公の『吉田松陰』とか幕末〜明治もの?
でも評伝,って決まってるなら新書に限らないほうがいろいろあるのでは。
>>656 うーん,好みが分かれると思うが,ネタと割りきればまあ楽しめる。
「理と気」という概念はある程度有効だと思うし。
658 :
無名草子さん:04/02/25 04:55
>>656 韓国ものなら中公の鄭大均の
「日本(イルボン)のイメージ 韓国人の日本観」
「韓国のイメージ」
を先に読んだほうがいい。
「韓国は一個の哲学である」は哲学と言う名のとおり妙に観念的で、
著者の主観がでかい。
659 :
無名草子さん:04/02/25 16:45
>>654 音楽家で良ければ、小宮正安『ヨハン・シュトラウス』(中公新書)はいかが?
日本ではバッハやベートーヴェンのようなメジャーなクラシック作曲家と違って
気楽なワルツ作曲家くらいにしか思われていないシュトラウスの
真実が分かって感動する。
660 :
無名草子さん:04/02/25 21:29
新書使える〜 という新書ガイドが本屋で売られていた。
『禅的生活』
難しくて挫折しそう。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!
662 :
無名草子さん:04/02/26 00:36
大河の新撰組効果で、幕末関係の新書があふれていますが、
もっともいいのはなんですかね?
星亮一さんや中村彰彦さんのをよく見かけますが・・・
歴史モノにくわしそうな へびさん 、どうかアドバイスを。
663 :
無名草子さん:04/02/26 00:53
文庫になっちゃうけど、子母澤寛じゃないかな。
シモザワカンって小説家じゃないの?
大塚英志の「おたく」の精神史、ネットで買ったから正直失敗だった。
全然わからん。
80年代といっても大塚(’58年生まれ)と同世代で同趣味の奴しか
共感できん、つーか理解もできん感じ。
新書で出す内容なんだろうか?
反論求む!
666 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/26 03:58
●櫻庭雅文『アミノ酸の科学』 ブルーバックス…【7点】
アミノ酸とは何かから始まり,スポーツ・美容・医療などへの応用,食物としての機能
など,基本をおさえた本。著者は研究者ではなく出版人。それだけに分かり易く書かれている。
競走馬にアミノ酸を与えるプロジェクトがあったとは知らんかった。←そういう雑学も。
>>662 わっしに聞かんでくんなましー。そのお二方とも知らんし(アチャー
バリバリ読んで,ここに書いて,エロイ人が突っ込んでくれるのを期待汁
>>663 『漫画ブリッコ』とか,かなり特殊な環境にいた人ですからねw
同じ58年生まれの坪内祐三の70年代(68年?)論みたいに,自分の青春時代と
ズレてたほうが冷静に書けるのかな? 読んでないからなんとも言えんですが。
667 :
無名草子さん:04/02/26 05:18
司馬遼太郎の新撰組ものは子母澤寛の焼き直し。
>>665 個人的な体験を基にして80〜90年代のサブカルや事件を語るエッセイ集だから
そういったことに興味なけりゃツマランでしょうね。そもそもなんで買ったんすか?
669 :
無名草子さん:04/02/26 09:28
670 :
無名草子さん:04/02/26 11:34
日垣隆のメディアリテラシーについて書いてるちくま新書って面白いですか?
>>670 お勧め出来ない。メディアリテラシーを謳い文句にしてはいるが
実質的には日垣のサイトに載った、読者との様々な話題を巡る
一問一答を収めたもの。話題のまとまりもないし、
実際にメディアリテラシーを学べるような意見も少ない。
同じ額を払うのならそれこそ日垣の、文庫になっている
『情報系』『偽善系』『敢闘言』あたりを買った方がいい。
この人の仕事は基本的に「大手メディアに騙されるな!」という
コンセプトで成り立っているから、日垣本人が上の本で
どう情報元を取捨選択して結論を出しているかを読んだ方がためになる。
>>662 松浦玲さんの中公「勝海舟」「徳川慶喜」なんかどうかしら?
673 :
無名草子さん:04/02/26 19:47
>>671 そういう形式の本でしたか。知りませんでした。
では、文庫の方が良いみたいですね。偽善者〜ナントカって本があったと思うのでそれを呼んで見ます。
みなさん、読書家で本に対する見方が
厳しく勉強になりますなあ。
★ちくま新書 3/10
櫻田淳『国家の役割とは何か』
中北徹『はじめて学ぶ金融論』
小嵐九八郎『妻をみなおす』
瀬戸一夫『科学的思考とは何だろうか――ものつくりの視点から』
牛村圭『「勝者の裁き」に向き合って――東京裁判を問いなおす』
★PHP新書 3/15
大崎茂芳『クモはなぜ糸から落ちないのか(仮)』
深田祐介『大東亜会議の真実(仮)』
武光誠『海外貿易から読む戦国時代(仮)』
津田倫男『小さな会社の復活経営学(仮)』
★平凡社新書 3/17
桜井哲夫『「戦間期」の思想家たち』
周達生『カエルを釣る、カエルを食べる』
石井孝明『京都議定書は実現できるのか』
★光文社新書 3/17
川上和久『北朝鮮報道』
岩崎博充『「格付け」市場を読む』
後藤禎典『上手な文章を書きたい
八幡和男『江戸三〇〇藩 最後の藩主』
★集英社新書 3/17
岡崎玲子『9.11ジェネレーション』
杉田昭栄『カラス なぜ遊ぶ』
中臣昌広『「水」の安心生活術』
中西崇『六〇歳からの防犯手帳』
★岩波新書 3/19
門奈直樹『現代の戦争報道』
宮田光雄『メルヘンの知恵――ただの人として生きる』
日向一雅『源氏物語の世界』
神崎宣武『江戸の旅文化』
★新潮新書 3/19
森口朗『授業の復権』
山本真司『40歳からの仕事術』
福原直樹『黒いスイス』
尾崎哲夫『英語の看板がスラスラ読める』
★文春新書 3/19
文藝春秋/編『東大教師が新入生にすすめる本』
久保田展弘『さまよう死生観――宗教の力』
芝生瑞和『パレスチナ』
小宮山博仁『大人に役立つ算数』
宮田毬栄『追憶の作家たち』
★講談社現代新書 3/20
黒野耐『参謀本部と陸軍大学校』
木村裕一『童話のつくり方』
遠山美都男『日本書紀の読み方』
嵐山光三郎『ローカル線ご利益の旅』
大川玲子『クルアーンとは何か――イスラーム聖典の世界観』
永田諒一『宗教改革の真実』
★ブルーバックス 3/20
加藤ただし『エンジニアのための開発生活ガイド』
津金昌一郎『がんになる人、ならぬ人』
読売新聞東京本社科学部『現代科学のキーワード事典』
★中公新書 3/25
山口義行『経済再生は「現場」から始まる――市民・企業・行政の新しい関係』
佐藤博樹/武石恵美子『男性の育児休業――社員のニーズ、会社のメリット』
石弘光『税の負担はどうなるか』
堀井秀之『問題解決の「社会技術」――分野を超えた知の協働』
佐々木健一『美学への招待』
↓新刊情報ここが速いですぅ〜
YSC 京の玉手箱(京の本事情→今月の発売予定表ってとこ)
http://www.kyt-ysc.co.jp/index.htm
678 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/02/27 20:26
今月は,あんまりピンと来ない。
カエルを食うでも読むか(へびだけに)
679 :
無名草子さん:04/02/27 23:01
山口義行ってどうなんでしょう?
680 :
無名草子さん:04/02/28 00:46
また水ビジネス本出るの?
毎月どっか出すね
681 :
無名草子さん:04/02/28 01:16
いつもご苦労さんです
尾崎哲夫『英語の看板がスラスラ読める』
これ、どんな本だろう・・・英語学習?旅行??
682 :
無名草子さん:04/02/28 01:24
看板の短い文章には英語の要素が詰まっている。旅行気分を味わいつつ英語力を高める本。
この人は、似たような英語学習本を大量に書いてるよね
みなさんどうもありがとうございます。
大河ドラマ影響で幕末関係がくろーずあっぷされるのはうれしいですが、
駄本も大きなりがちですよね。とりあえず子母澤本を見てみます。
深田祐介『大東亜会議の真実(仮)』
黒野耐『参謀本部と陸軍大学校』
武光誠『海外貿易から読む戦国時代(仮)』
永田諒一『宗教改革の真実』
神崎宣武『江戸の旅文化』
大崎茂芳『クモはなぜ糸から落ちないのか(仮)』
題名のみの判断だとこんなもんか
網野善彦亡くなったね。
686 :
無名草子さん:04/02/28 03:34
立花京子『信長と十字架―「天下布武」の真実を追う』(集英社新書)。
いわゆる歴史ミステリみたいな心構えで読めばそこそこ面白いが、
学術的には・・・・うーむ。著者の経歴見てなんか納得。
良くも悪くも在野歴史愛好家の著作か。
684にもある武光誠って、一応まともな歴史研究者なのか?
やたら著作多いが・・・
2月では大澤武男『ローマ教皇とナチス』(文春新書)がピカイチかなあ。
といって2月に出た全新書を読んだわけではないが・・・・
689 :
無名草子さん:04/02/28 11:02
今、読んでいる本
●できる人はどこが違うのか
●斎藤孝
3つのキーワードを中心に論述している。
非常に読みやすい。どうしたら、そのような
わかりやすい文章が書けるようになるのかぁ(羨)
690 :
無名草子さん:04/02/28 12:50
★ちくま新書 3/10
櫻田淳『国家の役割とは何か』
中北徹『はじめて学ぶ金融論』
小嵐九八郎『妻をみなおす』
瀬戸一夫『科学的思考とは何だろうか――ものつくりの視点から』
牛村圭『「勝者の裁き」に向き合って――東京裁判を問いなおす』
★PHP新書 3/15
大崎茂芳『クモはなぜ糸から落ちないのか(仮)』
深田祐介『大東亜会議の真実(仮)』
武光誠『海外貿易から読む戦国時代(仮)』
津田倫男『小さな会社の復活経営学(仮)』
★平凡社新書 3/17
桜井哲夫『「戦間期」の思想家たち』
周達生『カエルを釣る、カエルを食べる』
石井孝明『京都議定書は実現できるのか』
★光文社新書 3/17
川上和久『北朝鮮報道』
岩崎博充『「格付け」市場を読む』
後藤禎典『上手な文章を書きたい
八幡和男『江戸三〇〇藩 最後の藩主』
691 :
無名草子さん:04/02/28 17:14
少し古いが、1月に出た橘木俊詔「家計からみる日本経済」(岩波新書)
すごく良かったよ。
社会保障財源の税への一本化とか累進消費税の導入の提案はなるほどど思った。
最近の新書には珍しく文章が丁寧だし、図表を多用しているのもいい。
俺なら9点をつける。
これ読んでみよう。
津田倫男『小さな会社の復活経営学(仮)』PHP新書
武光誠『海外貿易から読む戦国時代(仮)』PHP新書
川上和久『北朝鮮報道』光文社新書
タイトルだけなら面白そうだけど、まずは立ち読みしてからなのは。
福原直樹『黒いスイス』新潮新書
大川玲子『クルアーンとは何か――イスラーム聖典の世界観』講談社現代新書
693 :
無名草子さん:04/02/29 11:11
最近読んだ新書
遠山美都男「大化改新」中公新書
「乙巳の変」(蘇我入鹿暗殺事件)は,古人大兄皇子派と軽皇子(後
の孝徳天皇)派による,皇極女帝の後継者争いであり,中大兄皇子(後
の天智天皇)は軽皇子派の現場指揮官に過ぎなかった,というもの。
軽皇子が乙巳の変の首謀者(の一人)であったという部分は説得力が
あるように思ったが,通説的にはどうなのだろうか?
神野志隆光「古事記と日本書紀」講談社現代新書
古事記の語る「天皇神話」と,日本書紀の語る「天皇神話」とは,全
く別個の世界観によるものである。両者に共通する「一つの神話」を探
究するという作業は,「古事記」「日本書紀」をベースに「新たな物語」
を創造するという作業に過ぎない。
結論にはやや異議がないでもないが,中世以来の「日本神話」解読作
業の解説部分は面白かった。
694 :
無名草子さん:04/02/29 14:19
なんかで聴いたことあったんだけど、
人は1日に何回嘘をつくみたいなのなんだけど、
正解ってなんだっけ?
一日だっけ?何分だっけ?何時間だっけ?
695 :
無名草子さん:04/02/29 16:04
>>694 マルチポストはやめれ。心理学板でも逝け
697 :
無名草子さん:04/02/29 21:59
今日、ブックオフ100円コーナーで
【知的生活の方法】を手に入れた!
>佐々木健一『美学への招待』
これが気になる。
>>685 最近の新書では
『古文書返却の旅――戦後史学史の一齣』中公新書,1999
『歴史と出会う』洋泉社新書y,2000
と研究歴回顧のようなのが出てたんですよねえ。(読んでないけど)
>>692 『黒いスイス』そそるタイトルっすね。
ゴルゴ13の隠し口座とかそーゆーことかな?(全然違ったりして)
●山本純一『メキシコから世界が見える』 集英社新書…【7点】
北部の米墨国境地帯のマキラドーラ(保税加工区)の工場と,南部チアパス州の反政府
勢力支配地域からグローバリゼーションを照射しようという試み。漏れはメキシコ事情
について余りにも無知なので,興味深くはあったが,イマイチ実感も湧かなかったでしたハイ。
それにしてもこの人は
「(サパティスタに反対する村の訪問は)私の立場からすると身の危険を感じる」
というほどにEZLN(サパティスタ国民解放軍)に密着ないしは肩入れしちゃってて
まあ難儀なもんだと思いますた。肩入れするからにはこの地域の土地所有は具体的に
どうなっているのかとか,フェア・トレードに(当面?)期待をかけているようだが
コーヒー豆の生産・流通の世界がどうアンフェアなのかとかを説明してくれたほうが
いいと思った。
701 :
無名草子さん:04/03/01 17:18
文春新書って新品でも表紙がボロボロだよね。
そういや岩波もボロボロだな
表紙がツルツルしてるから?
養老×古館の対談集みたいなの、明らかに岩波の表紙マネしやがったな
706 :
無名草子さん:04/03/02 01:50
>>701、702
確かにぼろいのが多いなー。
703の言うように表紙がツルツルだからなー。
ほかにツルツルなのは中公・ちくま、特にPHP・洋泉社・平凡社は
新刊以外で綺麗なのをあまり見たことないなー。(新刊でもぼろい
のが多い)読めりゃいいと思ってても新品でボロ過ぎるとね・・・。
一番酷いのはちくま学芸だと思う。新書じゃないけど。
708 :
無名草子さん:04/03/02 19:13
講談社現代新書のデザインが一番好きだな。
中身も読みやすいし。出来が良いとか悪いとかじゃなくて「読みやすい」から好きです^^v
709 :
無名草子さん:04/03/02 20:48
>>706 何を以てぼろいとおっしゃるのですか?
ツルツルだと何故ぼろくなるの?
諸君、忘れてた!
今月号、どうだった?教えて偉い人。
>>710 ブルーバックスの夢の話の奴だったと思う。
その次の号の話だったらシラネ。(ってか発売いつよ?)
713 :
無名草子さん:04/03/03 09:01
諸君!
ベストは長澤靖夫「日露戦争」
ベターは金子勝・児玉龍彦「逆システム学」
それから「日本はどう報じられているか」
714 :
無名草子さん:04/03/03 12:52
宮崎にブックガイドみたいなのを書いてほしい。
715 :
無名草子さん:04/03/03 16:38
>>714 週刊文春のやつを単行本化してほしいよね。
716 :
無名草子さん:04/03/03 22:27
中公の物語〜歴史シリーズ読んだ方、
おすすめ教えてください。
717 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/03 23:39
●上野輝彌/坂本一男『日本の魚――系図が明かす進化の謎』中公新書…【8点】
うーむちょっと中途半端カモ。分類群を網羅的に解説するのは同じ著者の好著『魚の分類の
図鑑』(東海大学出版会,1999)の簡略&補充版といった感じだし,研究逸話&お魚雑学
的な部分はそれで^別に1冊にして,じっくり進化の道筋をたどる読み物にして欲しかった。
>>716 ベトナムとフィリピンぐらいしか読んでない。内容は…忘れた。
ウクライナとか読んでみたい
阿部謹也のドイツ編はよくなかった
720 :
無名草子さん:04/03/05 03:01
>>709 706ではないけど、何を以ってぼろいというか私なりにお
お答えします。一つは爪で強く引っ掻いたような傷で、も
う一つは光に当てたら見える薄い線があるのをぼろいとい
うのだと思います。あとは雑誌などでよくつく読み痕もは
はいるのかと思います。私も学生時代は本の綺麗さを気に
していました。
でも、今は(40代半ば)全然気にならなくなりました。
おそらく、本の傷みを気にするのは若くて読書好きの人に
多いんじゃないかと思います。
新書の話題でもないのに長々とすいませんでした。
俺は表紙のひっかききずより本が研磨されてることの方がいやだ(´・ω・`)
723 :
無名草子さん:04/03/05 10:48
>>722 研磨機発明したやつは本を舐めてるよ。手触りも悪くなるし
>>720 こすれてつや消しっぽくなっちゃうんだよね
これが古本くさい
726 :
無名草子さん:04/03/06 16:37
遠山美都男「壬申の乱」中公新書,読了。
天智天皇の死後に即位した倭姫王(天智の后で,大友皇子の母)。
壬申の乱は,女帝の後に皇位を受けるべき地位を大友皇子と大海人
皇子(後の天武天皇)とが対等な立場で争った後継争いであった,と
いうもの。
壬申の乱の経過が詳しく記載されていた。
727 :
3行感想文:04/03/07 11:49
●養老孟司『バカの壁』 新潮社新書…【5点】
大ベストセラーになっている本書ですが、期待以下の内容でした。
個人的に、対談や公演を文章化したものは非常に読みづらかったです。
内容も一貫性が感じられなく、期待してただけに残念でした。
728 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/08 00:27
●山下恒夫『大黒屋光太夫 ―帝政ロシア漂流の物語』 岩波新書…【8点】
面白かったよ。漂流モノはブームのようだが,漏れは高校のときに『おろしや国酔夢譚』
読んだぐらいですっかり忘れているので新鮮だった。この本は新しい史料も加味されて
いるらしい。望郷とか,外交に翻弄される個人ということでは拉致と共通するものがある。
♯といいつつ,アレウト人の生活(とロシア人との関係)とか,カムチャツカの港町に漂流
英国船のポルトガル人・ベンガル人がいたとかいうトリビアが面白いんだが…
今月は
渡辺淳『二十世紀のフランス知識人』
鶴見太郎『民俗学の熱き日々――柳田国男とその後継者たち』�
池田元博『プーチン』
あたりは見送りかな…。誰か代わりに読んでくれい。
730 :
無名草子さん:04/03/09 10:52
>>729 渡辺淳『二十世紀のフランス知識人』(集英社新書)
1930年代から現代に至るまでのフランス知識人の見取り図だけど、
著者がご老体(80歳を越える)だけあって、どうしてもサルトルあたりが中心になってしまう。
戦後まもなく、フランス文化が日本で称揚されていて、サルトルの言うアンガージュマンが
知識人の聖典みたいになっていた時代を、若い人が知るにはいいかも知れない。
だけど、20世紀も末のヌーヴォ・フィロゾーフやブルデューなど、
新しい潮流には目配りが不足。
凡庸な反米意識も混入している。
ついでに、サルトルの時代でもレーモン・アロンにはまるでノータッチ。
その意味で、戦後日本のフランス文学者がかかえていた限界が看取できる本。
731 :
無名草子さん:04/03/10 06:42
>>730 常連の方とお見受けしますが,いやーいつ見てもいいレビューっすねー。勉強になります。
しかしその本俺には難しそうだなw
>>729 みなもと太郎っすかー。光太夫なんかも出てたとは!
ところで福原直樹『黒いスイス』新潮新書,
↓こういう本だったんですね。著者は毎日の欧州特派員。一応読んでみるかな。
永世中立国で世界有数の治安のよさ。米国などを抜き、常に「住んでみたい国」の上位に名を
連ねる国、スイス。しかしその実態は――。「優生学」的立場からロマ族を抹殺しようと画策、
映画“サウンド・オブ・ミュージック”とは裏腹にユダヤ難民をナチスに渡していた過去、永
世中立の名の下に核配備計画が進行、“銀行の国”でまかり通るためのマネーロンダリング…
…。独自の視点と取材で次々驚くべき真相を明かす。
http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/shinkan/index_sokuhou0403.html
第二次世界大戦終結後、日本にまっさきに賠償請求してきやがったのたしかスイスだよね
734 :
無名草子さん:04/03/11 00:31
>>732 風雲児たちの光太夫編は力作。
光太夫一行の一員でありながらロシアに残った新蔵のその後を書いたとこなんてすごいぞ。
>>732 中立国が良い国なんてのは幻想だよね。
スイスもすごいが、第2次世界大戦で中立を通したスペインもフランコ独裁の元めちゃくちゃ汚いことやってるよ。
736 :
無名草子さん:04/03/11 05:39
近所の後家さんの容姿のギャップにワラタ
738 :
無名草子さん:04/03/11 20:59
736だけどへびさんも風雲児たち読んでるのか。ナカマだ。
>>738 いや,読んでないす。岩波新書の光太夫読んだだけ。
機会があったら(ブクオフなどにあったら)読んでみまふ。
740 :
無名草子さん:04/03/12 01:18
中嶋繁雄『大名の日本地図』(文春新書)。
コンパクトで便利。索引付いてたらよかったが。
「林田藩」について「どこの藩だっけ? 」と思っても、地域が
分からないと調べられない。
阿古真理「ルポ『まる子世代』 変化する社会と女性の生き方 」集英社新書
んー、女性の社会進出を阻んだ男社会を糾弾する内容ですな。全部男が悪い、と。
おれも同世代だけど、「まる子世代」というくくり方は、どうもしっくりこない。あと論点
があっちこっちに移るので、読みにくいことこの上ない。
興味深いのは、筆者の中に女性が働くべき職場はホワイトカラー的なものであるべ
きだという思いこみがあるところ。さらに業種でも営業<企画みたいな固定観念があ
って、至る所で語るに落ちている。
まあ、おれは男なので、女の人が読んだ感想もぜひ聞いてみたいところです
>>740 幕末スキーとしてはもうすこし内容が充実してたら と思ったけど
過ぎたる望み でしょうな
>>740 あーそういう事典っぽいので索引がないのはサイテーだね。
索引をよくつけるのは中公,ついで講談社(現代新書・ブルーバックス)かな。
『国際政治とは何か』『ベトナム症候群』『教養主義の没落』『ヒンドゥー教』
みんなついてて感心する。(いずれも中公)
岩波も昔のにはあった気がするけど,最近はどうだろう。
新規参入の各社は最初からつける発想がないみたいね。
たかが新書で索引なんてと思うだろうけど,編集者が一晩徹夜すればできるんだから
ネットに少しでも対抗するために,つけりゃいいのにと思う。
744 :
無名草子さん:04/03/12 20:53
>>743 講談社ってそんな索引ついてるかなぁ?
中公はそいうう"本"としてのつくりがいいのが良いね。
746 :
無名草子さん:04/03/13 03:03
>>720 そんな事(ではないのだろうけど)に何故
こだわっていたのか教えてほしいと思う。
ここの新書好きの人にも多いのかな?皆さんも
どの程度こだわっているのか知りたい。
偉そうかつスレ違いでごめんなさい・・・。
747 :
無名草子さん:04/03/13 03:35
まあ、汚いのよりはきれいな方がいいよね。
自分も結構気にする方だけどな。文春新書やちくま文庫が
傷痕目立つっていやなのは同意。
割と誰でも、雑誌の端っことかが大きく折れ曲がってたりすると、
なんかイヤなものでしょう?
私の場合はそこから始まって、本が増えれば増えるほど、
どんどん細かいとこが気になりだして。
749 :
無名草子さん:04/03/13 23:33
>>746 私は全然気になりません。
でも友人にすごく気にする人がいるので
理由を聞いたところ特に理由は無いとのことでした。
ただ一つ言えるのはあまりにも神経質に本の傷をチェックしてる
のは他の客に気持ち悪がられると思います。
個人的には理由があるなら知りたいです。
皆さんたくさん読んでいるんですね…
このスレは新書棚担当の人間にもためになります。
ただ、評価=売り上げにならないのは難しい所ですね。
最近、新書の売れ筋は何でしょうかね?
バカの壁以外で。
大塚英志かな。
>>745 スマソ,現代新書はめったにないか。ブルーバックスと印象がまざった。
手許の『日本語は年速1キロで動く』にたまたまあったものだから…
>>746-749 あっしも気にしたことないねー。
買ったあとはズボンのケツポケットに入れちゃったりするし。
まあこれから店頭ではなるべくキズついたの買ってあげるよ
755 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/17 01:05
●田中優子『張形と江戸をんな』洋泉社新書y…【8点】
こりゃまたしょーもない本だ。我々のご先祖さまはこんなもので(;´Д`)ハァハァしていたのか!
今と同じだ! しかし男(女も)のエロパワーというかイマジネーションを過小評価してはい
ないだろうか>優子タン。河出から出た単行本に大幅加筆&図版増補したものらしいので注意。
♯p.89の乳母と娘のセリフはもしかして逆だったりしない?
756 :
無名草子さん:04/03/17 01:41
早坂隆「世界の紛争地ジョーク集」中央公論新社 新書ラクレ
ただのジョーク集ではないという感想。イラクやパレスチナなど、主に紛争地で集めてきたジョークを通じて、笑いと戦争を結び付けて
解説しているところがおもしろい。
著者が戦場ジャーナリストということで実現した、ちょっと異色のジョーク集という感じ。
あと「あとがき」がとても良い。
757 :
無名草子さん:04/03/17 04:15
>>756 「スターリンジョーク」「ユダヤジョーク」みたいなもんでしょうか?
ラクレに名著とは随分珍しい。
ラクレだからこそ妙な企画なんかを試せるって感じなんじゃないかな。
新聞の本体と同系列のスポーツ新聞(ゴシップ新聞)の違いというか。
760 :
無名草子さん:04/03/17 23:22
かつて・・・
未だ人が魔を畏れ
世界に・・・光と闇が混在していた時代・・・
世の陰に潜み・・・
人々を欺く人外の愚者達が
昼の世界を支配していた・・・
人々はこの未知なる強大な偽善者に隷属した・・・
しかし・・・・・・
己が宿命に導かれ・・・
この虚の眷属を屠ることを生業とする・・・
謎の一族が存在した・・・・・・
虚に生きる者に魔が遣わした虐殺者か・・・
それとも人々の煩悶が彼等を呼んだのか・・・
それは解からない・・・
唯一つ確かなのは・・・・・・
彼等がまるで獣が獲物を狩るように・・・
虚から真を抉り出し蹂躙していったこと・・・
後の世・・・
人々の耳に魔の声が届かなくなり・・・
遍く伝説が風説として語られる時代・・・
この虚祓いの一族を蔑む者も讃える者も・・・
等しく彼等をこう呼んだ・・・
「宮部狩り」と・・・
762 :
無名草子さん:04/03/17 23:43
>>755 河出の本は2000円もするぞ。
図版補強して大幅増補で2000円の単行本がなんで720円の
新書に“ちぢむ”んだよ。 田中優子って引田テンコーなのかよ。w
それから、この張り形新書のアマゾンにおけるジャンル分けには笑った。
同じテーマの本を探す
>テーマ別に本を検索する
>一般向け
>性風俗:接吻,交接,妾,恋愛,同性愛
>社会・家庭生活の習俗
「性風俗:接吻,交接,妾,恋愛,同性愛」って、どうしよーもないジャンルだな。
田中優子って、風俗営業のデパートみたいな部分で商売始めたのか。w
>図版補強して大幅増補で2000円の単行本がなんで720円の
>新書に“ちぢむ”んだよ
そんなもんいくらでも新書や文庫にはあるだろ
764 :
無名草子さん:04/03/18 00:43
>>757 スターリンジョークやユダヤジョークも入っているけど、その他のジョーク、
(イラク、パレスチナ、ロマ(ジプシー)、クルド人、旧ユーゴ)の人々のジョークなんかも入っている。
765 :
無名草子さん:04/03/18 10:48
川上和久『北朝鮮報道』光文社新書
昨日買って、半分ほど読んだ。
戦後しばらくの北朝鮮に対するマスコミ他の姿勢を、批判的に紹介している。
右翼系月刊誌の記事と基本的には変わらないが、もっと冷静な文章で、
本一冊分あるので分量が多い。
左右どちらにせよ、冷静な文章ってのは読みやすいから好きさ
767 :
無名草子さん:04/03/18 17:57
岩波新書の「民法のすすめ」ってどうですか?
民法の基本書読んでも理解できなかったので初歩の初歩から始めようと思ってるのですが。
公務員試験とか考えてるんですが、基礎理解に役に立ちそうも無いですかね?
>>762 「春画(ポルノグラフィ)は男の一方的な妄想の産物だ」という
フェミニズムにありがちな見方に対して
「春画にも女の関与はあった」「何らかの実態を反映している」
という方向から考察を進めている。
女の手に張形を取り戻そう!という感じかな?
しかしまあエロエロ収穫のあるいい本です。
769 :
無名草子さん:04/03/18 23:51
>>767 読んで損のない本だとは思うが、そういう目的には直接的には役立たない
>767
民法がわかった
田中 嗣久 (著), 田中 義雄 (著)
価格: ¥2,500
出版社: 法学書院 ; ISBN: 4587535060 ; 改訂第2版 版 (2003/12)
内容(「MARC」データベースより)
民法の基本・重要項目を1条から順番に、多くの具体的事例や判例を紹介しながら解説。平成15年改正法に対応し、具体例や判例・図表を充実させ、より分かりやすく、使いやすく内容を改訂した、2000年刊に次ぐ改訂第2版。
>>767 著者の星野さんは日本民法学の大御所なので内容的には信用がおける。
しかし、民法というより法学一般の本なので試験対策なら正直予備校本のがいいかと。
まあ、読んで損は無いのは確か。公務員志望なら是非とも読むべし。
●周達生『カエルを釣る、カエルを食べる――両生類の雑学ノート』平凡社新書…【8点】
民族動物学・食文化研究の大家が,幼いころからのカエルとの付き合いをつれづれに書き
綴ったエッセイ。生物・環境・釣り・民俗・交友…とりとめのない構成だし,ところどこ
ろ文章がヨレってる気もするが(失礼!),ナチュラリストの慈愛あふれる視点がイイ。
774 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/20 22:14
あげ忘れた。カエル好きな方は
松井正文『カエル――水辺の隣人』中公新書,2002年も併読されたし。
そのほか周さんの本の参考文献には面白そうな本がイパーイ
講談社現代新書「投球論」って面白い?
新書も最近は随分軽くなったね
>>775 軽いかどうかは読んでからにしなよw
結構重い内容かもよ
>>775 実名で出てくる人物とのやりとりとか裏事情とかが面白かったよ。
川口の現役時代を知ってることが前提かな。
どーでもいいけど
>>765の著者を「川口和久」と間違えて一瞬エッ?と思った
778 :
無名草子さん:04/03/21 20:59
大学で経済学を勉強することになったのですが、経済学関係で
お薦めの新書ありませんか?
入学前に読んでおきたいです。
経済学とは何だろうか
貨幣とは何だろうか
780 :
無名草子さん:04/03/21 21:41
>>775 星野伸之「真っ向勝負のスローカーブ」も面白かったですよ
>778
下に行くほど簡単。
思想としての近代経済学 岩波新書
入門経済思想史 世俗の思想家たち ちくま学芸文庫
経済学をめぐる巨匠たち Kei BOOKS
経済学のエッセンス―日本経済破局の論理 講談社プラスアルファ文庫
「経済学のエッセンス」 これが一番簡単。
有難いよなあ。
>>778よ、毎日一冊読め! オナニー禁止するぐらいの勢いで嫁!
20代までのオナニは大切だぞ
前立腺癌を防ぐためにも
25過ぎてなお、オナニ依存の俺って…
785 :
無名草子さん:04/03/22 06:39
>>757 河出文庫の「スターリンジョーク」は名著だな。
復刊しないかな。
786 :
無名草子さん:04/03/23 00:33
ジョークブームの予感、、
「張形と江戸をんな」
確かに値段のわりには薄い・短いので物足りないが、
それを補って余りある春画・詞書の数々に笑った。
オナニー四十八手みたいな体位の名称なんか爆笑しちまったよ。
やってるこたぁ昔から変わらないんだな、人間って。
しかしやっぱり、さまざまな体位の紹介なんかがあるんだったら、
その体験談も欲しいところだ。いや、それだと既に学術書じゃないけど。
>>787 詞書は面白いね。
「はやふ抱きしめて下さんせ。いくわいな、ハア\/」(p.96)
とかね。昔からやっぱ(;´Д`)ハァハァだったんだ。
北斎の『蛸と海女』の詞書も初めて読んだが、
「ひちや\/ぐちや\/、じゅつちうちゆ\/\/」(p120)
とかって,エロ漫画そのもの。
789 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/24 22:07
●深田祐介『大東亜会議の真実』PHP新書…【8点】
「茶番劇」の「傀儡」と思われがちなアジア6カ国の首脳は,それぞれドラマチックな
人生を背負い,思惑を秘めて動いた陰翳のある人物だ。日本側を含め細かいエピソードが
面白い。昔の人はみんなタフだ。それにしてもやっぱり日本は戦略がない&外交が下手。
♯本の内容としては9点でもいいのだが,この本も『黎明の世紀』(文藝春秋,1991)
に加筆(福田和也との対談も追加)したものなんだよね。安く買えるのはオトクなのだが,
やはり新書は書き下ろしであってほしい気がする。あと,誤字誤記が多いと思った。
>>778 新書の経済学入門書だと、小塩隆士『高校生のための経済学入門』、岩田規久男『経済学を学ぶ』
『マクロ経済学を学ぶ』、いずれもちくま新書の3冊がいい。どれもわかりやすくて内容も信頼できる。
次いで、野口旭『ゼロから学ぶ経済の基本』講談社現代新書も。上記三冊と内容が重なるけれど、
この本には日本経済論も含まれているので一応薦めておく。
あとは小島寛之『サイバー経済学』集英社新書、吉川洋『ケインズ』ちくま新書、
文庫だが、『クルーグマン教授の経済入門』日経ビジネス人文庫もあたりに手を出すとよし。
>>781が薦めている小室直樹は粗製濫造の上内容が古い。経済学部生が読む本ではないので、
手を出さないように。森嶋通夫『思想としての近代経済学』なんかの御大が書いた本は、
読んでもいいけど、一通り勉強してからのほうがいいかな。
日経文庫(サイズは新書)もいいぞ。
793 :
無名草子さん:04/03/26 18:11
米沢嘉博『マンガで読む「涙」の構造』(NHK生活人新書)
かなり多数の作品に言及している。
戦後マンガ史としても読める。
一つ一つの分析はさほど深くないけど、大衆文化として、
泣かせることを基本に据えたマンガのあり方を研究した本。
まあまあの出来か。
「ヨーロッパ思想入門」読了。
ヨーロッパ思想史をコンパクトにまとめた良い本。
ただ最後の方、ロールズの紹介あたりはそれまでの冷静な筆致とちがい、妙に熱っぽくてちょっと引いた。
来月の岩波アクティブ、すごいのが出るよ
796 :
無名草子さん:04/03/27 22:06
『社会責任投資の基礎知識――誠実な企業こそ成長する』 秋山をね+菱山隆二
『キッズテニス――「好き」を見つける 「楽しい」を育む』 伊達公子
『イギリス庭園散策』 赤川裕
どれだよ
797 :
無名草子さん:04/03/27 23:12
だてきみこ????
>>791>>792 日経新書は、教養系の新書と違って、教科書的な網羅性があるのが特徴だ罠(川勝『経済史入門』は例外)。
このスレの常連とは読者層が異なる感じもするけれど、
通勤・通学の電車内で読める入門書としての需要はあるんじゃないかな。
奥野『ミクロ経済学入門』、武藤『ゲーム理論入門』あたりは
内容も古くないし、(教科書としては)なかなかわかりやすい部類だと思われ。
799 :
無名草子さん:04/03/28 19:32
カナブンの良い所は、やっぱり性格でしょ?
???
801 :
無名草子さん:04/03/28 20:41
最新刊は、少々粗製濫造の観じありだけど、790が内容が古いというのは、
アメリカ流経済学を経済学だと勘違いしているということでしょ。
ミクロとマクロと計量を学んだら、経済学の勉強終わりだとしたら
嘘っぱちも甚だしいからね。そうでないことを祈るばかりだけど。
古典もちゃんと読まなきゃだめなんだよ。
●佐々木健一『美学への招待』中公新書…【4点】
とてもとても見通しの悪い本。すっきりしない読後感。
現代において美学がおかれている状況それ自体、
とても見通しが悪い、ってことだけはわかったけれども、
内容が結晶化するどころか固体にすらなっていない。
さらに「です・ます」調で内容を薄めるのに成功している。
文章の品格で1点、参考文献の充実で3点、計4点。ブックオフ行き決定。
803 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/03/29 20:17
>>802 ( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
デュシャンの「泉」を新聞広告にもってきたりして
売ろうとしてるように見えたんですけどねー
●芝生瑞和『パレスチナ』文春新書…【7点】
パレスチナ・イスラエルの要人にインタビューするなど,この地域に長く関わってきた
ジャーナリストによる概説。どちらかというとアラブ寄りだが,最近のシャロン政権の
行動を見てると当然だと思うぞ。話があちこち飛ぶので時系列的に整理するには不向き。
804 :
無名草子さん:04/03/29 23:44
「中央公論」編集部『論争・中流崩壊』中公新書ラクレ,読了。
エリートの子以外は努力してもエリートになれない社会になりつつあ
る(佐藤俊樹),貧富の差が拡大している(橘木俊詔),という主張が
ある。一方で,「中流崩壊は「物語」に過ぎない」(盛山和夫),
「「中流層の崩壊」は根拠乏しい」(大竹文雄),という主張もある。
本書は,これら両論を収録して対比できるようにしたもの。
本書を読んでから,佐藤俊樹「不平等社会日本」中公新書,橘木俊詔
「日本の経済格差」岩波新書を読むと,理解が深まるように思った。
805 :
無名草子さん:04/03/29 23:52
鈴木眞哉「鉄砲隊と騎馬軍団」洋泉社新書,読了。
前にもどなたかが紹介していたけれど,「武田軍は他家に比べて格別
騎馬兵の割合が多いわけではないし,そもそも騎馬兵も戦闘時は馬から
降りて戦うのが普通だった」「織田軍の鉄砲はせいぜい1500丁であ
り,3段構えで交代に一斉射撃をするなどということはあり得ない」と
いう主張があることは,初めて知った。
こうした主張が一般に受け入れられているかどうかは分からないが,
説得力はあると思った。
806 :
無名草子さん:04/03/29 23:59
今井雅晴「日本の奇僧・快僧」講談社現代新書,読了。
武田勝頼が織田信長に攻め滅ぼされた1582年,甲斐・恵林寺も包
囲され,僧侶・快川も殺された。快川は,「心頭を滅却すれば火も自ら
涼し」と言い,結跏趺坐した座禅姿のまま死んだという(一説には,一
緒に籠もった高山和尚(甲府長禅寺)が快川に言った言葉ともいう。)。
よく使う言葉に,こんな深い背景があったとは知らなかった。
>805
鈴木眞哉なら「刀と首狩り」(洋泉社)がおすすめ。読みやすいし、他の本はすべてこの
内容をなぞってるだけだよ
>>805 最近はその説が主流になりつつある。
すくなくともここ数年でた歴史関係の本ではその説を採用するか、従来の説と併記するようになってる。
とりあえず貼っときます。
★ちくま新書 4/5
田中克彦『ことばとは何か――言語学という冒険』
太田肇『ホンネで動かす組織論』
長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす』
正高信男『天才はなぜ生まれるか』
川邊克朗『拉致はなぜ防げなかったのか――日本警察の情報敗戦』
梅森浩一『ボスと上司――「プロ」サラリーパーソン VS. 「アマ」サラリーマン』
★PHP新書 4/15
屋山太郎『なぜ日本の政治は変わらないのか(仮)』
福井栄一『鬼と陰陽道(仮)』
磯部潮『心が壊れた子どもたち(仮)』
岩渕潤子『美術館ものがたり(仮)』
★平凡社新書 4/15
佐藤友之『これでいいのか日本の裁判』
三田村蕗子『ブランドビジネス』
渡部哲郎『バスクとバスク人』
尾崎哲夫『超単語集 英和・和英コレ1冊!』
★集英社新書 4/16
安部龍太郎『戦国の山城をゆく』
斎藤駿『なぜ通販で買うのですか』
筒井末春『うつと自殺』
橋本治『上司は思いつきでものを言う』
★光文社新書 4/16
保阪正康『大本営発表』
出川通『技術経営とは何か』
高林喜久生『「今年も阪神優勝!」の経済学』
山口創『子供の「脳」は肌にある』
富田昭次『東京最高のホテル』
★新潮新書 4/19
養老孟司『死の壁』
谷沢永一『聖徳太子はいなかった』
長部日出雄『仏教と資本主義』
宇田川清江『眠れぬ夜のラジオ深夜便』
小沢昭一『川柳うきよ鏡』
玄侑宗久『釈迦に説法』
★講談社現代新書 4/20
滝田誠一郎『デジタル・ライフのすすめ』
木村剛『日本改造会議』
園田義明『最新アメリカの政治地図』
小宮正安『ハプスブルク家の宮殿』
★講談社ブルーバックス 4/20
日本味と匂学会『味のなんでも小事典』
算数オリンピック委員会『算数オリンピックに挑戦 '00〜03年度』
掛札堅『アメリカNIHの生命科学戦略』
811 :
4月発売予定 その3:04/03/31 21:00
★文春新書 4/20
片山修『本田宗一郎と「昭和の男たち」』
上山明博『発明立国ニッポンの肖像』
金森敦子『伊勢詣と江戸の旅――道中日記に見る旅の値段』
関岡英之『拒否できない日本――アメリカの日本改造が進んでいる』
下條正男『竹島はどちらのものか』
★岩波新書 4/20
大塚和夫『イスラーム主義とは何か』
入江曜子『教科書が危ない―「心のノート」と公民・歴史』
奥村宏『判断力』
小室等『人生を肯定するもの、それが音楽』
★中公新書 4/25
池内紀『ひとり旅は楽し』�
吉田文和『循環型社会�持続可能な未来への経済学』�
阿部重夫『イラク建国�「不可能な国家」の原点』�
大村次郷『カラー版 遺跡が語るアジア』�
渡部哲郎『バスクとバスク人』
園田義明『最新アメリカの政治地図』
とかかな。
>>養老孟司『死の壁』
二匹目のドジョウキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
814 :
無名草子さん:04/03/31 22:08
> 渡部哲郎『バスクとバスク人』
えらくタイムリーだな。
養老のおっさんはもういいよ。本屋で積まれてるの見るたびにうんざり。
815 :
無名草子さん:04/03/31 23:04
入江曜子『教科書が危ない』
また「アジビラ」か。
岩波の経営の方が「危ない」だろ。
「つくる会」の経営の方が「危ない」んじゃないの?w
今月はずいぶん時事ネタに絡んだ本が多いな。
それにある程度名前の売れてる人も出てる。なんか売れそうだ。
>>815 文部科学省の心のノートは誰も評価してないし、たしかこのために何億も
予算つけたということでも、論じられてしかるべきだけどね。
まあ、入江曜子は『紫禁城の黄昏』の翻訳でひんしゅく買ってるけど。
>>816 とつぜんつくる会の名前がでてくるあたりが病んでいるんだよな・・・・
そういうときこそふだん読まないようなテーマを選びたい
はあ?また養老出すの?いいかげんにしろよ。
824 :
無名草子さん:04/04/01 20:15
●福原直樹『黒いスイス』新潮新書…【7点】
ロマ(ジプシー)の児童を半ば国策で誘拐してたとか,マネーロンダリングとか,まあ
いろいろ。大したことないネタもある(核武装計画とか)。類書がない(よね?)のは
評価するし,興味深い記述も多かったが,善くも悪しくも新聞記者らしく薄い感じがスル。
↑名前入れ忘れた。
長谷部さんの憲法本は買いだな
827 :
無名草子さん:04/04/01 22:01
そうですね。今月は長谷部ですね。
830 :
無名草子さん:04/04/02 00:57
やめなさいて。
833 :
無名草子さん:04/04/02 16:48
>>824 類書がないわけではない。
八木あき子『二十世紀の迷信理想国家スイス』(新潮社、1980年)があるが、
品切れになって久しいから、福原の本にも存在価値はあろう。
福原の本の内容に関してはほぼ同意見。
移民問題についても、単に人種差別というだけでは物足りない。
外国人労働者と職場が競合する現地の若者にとっては
食っていけるかどうかの真剣な問題なわけで、
その辺を見ないでスイス人を批判しても、ちょっとね。
手塚和彰『怠け者の日本人とドイツ人』(中公新書ラクレ)
内容、薄い。話があちこち飛ぶ。買う必要なし。
永田諒一『宗教改革の真実』(講談社現代新書)
まあまあ面白い。一読の価値あり。
>>833 >八木あき子『二十世紀の迷信理想国家スイス』(新潮社、1980年)
ナント! そんなのがあったとですか。
いやーしかしスイスも外国人人口が20%というのも凄いですな。
もともとスイスがラテン/ゲルマン,新教/旧教の要素を併せ持つ国家だから
ハンマースキンの若者の主張も支離滅裂になっちゃってる。
あと面白かったのはスイスが核武装を断念したきっかけの一つに
同じ山国であるアフガンからソ連が撤退したことがあったという件。
どの程度ホントか知らないが,アルペンホルンをRPGに持ち替えて戦うスイス人ゲリラを
想像してしまいますた。へんなところでアジアと繋がりがあるなと。
そういえばスイスにはチベット人難民コミュニティもあるらしいね。
836 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/04/04 00:09
●武光誠『海外貿易から読む戦国時代』PHP新書…【4点】
パラパラと立ち読みした時点でムダに派手な図解が多いんで悪いヨカンがしたが,史料の
提示も乏しく参考文献もなく,知識を参考書っぽくまとめたような本で,読書の悦びは
あまり感じられなかった。啓蒙本を書いてくれる学者は必要と思うが,手を広げすぎでは。
837 :
無名草子さん:04/04/04 01:08
武光誠はもう研究者でなく売文雑文書きに堕した。
たしかにこういう入門者向けの本も必要だが、
最近のかれの粗製濫造はひどい。他分野に手を出すなら
その道の最新研究ぐらいおさえるように。
フランスの知識人がどうこうってのが今月のワースト
842 :
無名草子さん:04/04/05 01:39
新書は所詮、情報ツール
>>841 『諸君』は月刊誌なんだから4/1売りに3月中旬発売のは載せられないよう・・
ちくまの金融論はどうだべや。>学生諸君。
知人が作った本なんだが。
●神崎宣武『江戸の旅文化』岩波新書…【8点】
これはカナーリ面白い。伊勢参宮をゴージャスに演出する総合旅行ビジネス「御師」の存在
とか,土産・名物・宴会の起源とか,ガイドブックの流行など現代につながる習俗とか。
著者は民俗学者で,宮本常一のお弟子さん筋。原稿が整理されてないようなのが難。
♯今月は文春新書で金森敦子『伊勢詣と江戸の旅――道中日記に見る旅の値段』ってのが
出るんだよねー。各社相談して一つにまとめてほしいw
847 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/04/07 21:04
>>844 中北徹『はじめて学ぶ金融論』
ってやつですね。読んでませんが。あげときます。
そう言やちくまの5月分がもう出てるが,
浅羽通明『ナショナリズム――名著でたどる日本思想入門』
浅羽通明『アナーキズム――名著でたどる日本思想入門』
って面白そうくない? だめかなあ。
848 :
無名草子さん:04/04/07 21:51
文春の「常識の世界地図」はどう?
>>847 とても面白そうだ。買う。
でも粗筋本かなぁ?
850 :
無名草子さん:04/04/07 23:07
『最後の殿さま』ってのが売れてるみたいだけど、
林忠崇の話?まえにどこかのシリーズで出てたよね。
最後の藩主じゃないの?
光文社新書の。
てっちゃんのベストは必ず読んでるおいらは、逝ってよし?
しかも、よく理解できんし。
書評のベストとかワーストとかは
同意できる内容でもできない内容でも
とりあえず意見の叩き台になるから
便利なのは便利だね
855 :
無名草子さん:04/04/10 22:45
●藤田恒夫・牛木辰男『カラー版 細胞紳士録』 岩波新書…【7点】
軟らかく書いてはいるが,もと医療関係者向けの雑誌の連載を集めたもので,専門用語も
多く,ずぶの素人向けとは言い難い。しかし大量の写真を眺めていると月並みな言い方
だが生命の神秘と複雑さに畏敬の念を抱かされる。蓮画像みたいなのも多いんだけどね。
♯写真を見、キャプションと照合してもどこが何だかわからないことが多々ある。高校の
生物なんかで習う模式図はいかに単純化されたものであるかがわかる。研究史的なことも
書かれているが,条件や手段を工夫して撮影された曖昧な画像から情報を読み取るプロの
仕事は凄い(ような気がする)
また名前入れ忘れた。
>>852-854 宮崎てっちゃんの連載は次回6月号で12回目だが
まだ続くのだろうか?
857 :
無名草子さん:04/04/11 08:29
洋泉社・新書y『日本人の壁』(中山治著)チェックモレだったが、日垣隆が絶賛してる。
《書名からすると『バカの壁』の二番煎じのようで、私も無視しようと思いつ
つパラパラと頁をめくってゆくと、これは非常に面白い本であることが判然と
してきました。今年最高の収穫、と断言しておきます。》
読んでみるか。
857はガッキー
860 :
無名草子さん:04/04/11 11:33
>>859 ガッキイファイター 4月11日 第90-1号です。
861 :
無名草子さん:04/04/11 11:39
「新書百冊」いい。
東大教授がすすめる〜 のほうがいいよ。
タイトルはむかつくが。
>>862 あれ、中身はいい?それにしてもとんでもなく不快なタイトルだよなw
864 :
無名草子さん:04/04/11 20:24
単なるリストだから図書館で借りて読めばいい
865 :
無名草子さん:04/04/11 23:10
正高センセの「天才はなぜ生まれるか」(ちくま新書)。いま読んでるが天才に関する意外な話満載でなかなか面白いよ。
866 :
無名草子さん:04/04/13 00:49
「さみしい男」(ちくま)はどう?
ちょっと前にS潮社の人から「死の壁」のバウンドプルーフもらった
まだ読んでないけど、「バカの壁」と同じですぐ読めそう
「新潮新書」メールマガジン[24号]編集長便りより抜粋
私自身は、「新書戦争」という言われ方にずっと疑問を感じていました。出版
ジャーナリズムの世界では、1998年の文春新書創刊以降の状況を新書戦争とよく
呼びます。しかし、私に言わせれば、新書戦争なんて今に始まった話ではないの
です。1938年に岩波新書が登場し、1954年創刊のカッパ・ブックスの大ブレーク
を経て、戦後の出版界は「新書」という器にさまざまな形で挑んできました。50
年代から70年代にかけて、ありとあらゆる出版社が新書を出しています。それは
古本屋を回ってみればすぐにわかることです。
例えば、ちょっと恥ずかしいですが、私が学生時代に古本屋で買った新書の中
から珍しいのをいくつか引っぱり出してみると――。『エリザベスとその時代』
(創元新書、創元社)、『神話と教育』(新日本新書、新日本出版社)、『毛沢
東の時代』(潮新書、潮出版社)、『美空ひばり』(フロンティア・ブックス、
弘文堂、これは竹中労の名著!)、『カイザーの世界政策と第一次世界大戦』
(清水新書、清水書院)、『アフリカの自立化と経済』(国際問題新書、日本国
際問題研究所)と何でもありです。『非武装中立論』(社会新書、日本社会党)
などという化石のような本も出てきました。かつては新聞社だって新書を出して
いましたし、まさに百花繚乱だったのです(新潮社も60年代に「ポケット・ライ
ブラリ」という新書を出していたと知ったのは、今の編集部に移ってからでした
が……)。
なるほどね
869 :
無名草子さん:04/04/14 20:31
>>865 ケータイだかサルだかの本でボロクソだったおっさん?
870 :
無名草子さん:04/04/14 20:32
>>857 中山治の本は結構おもろいよ。1冊でごちそうさまだけど。
>>868 >『非武装中立論』(社会新書、日本社会党)
石橋政嗣著ね。古本屋で見たことあるw。
>>871 「日本はこれまでに一度も攻めてこられたことがないのです」みたいな記述が
あって???だったことを覚えてる。そんな厨房でも反論できる間違いを書くなよ、
と笑っちゃったよ。
「ブームはどう始まりどう終わるのか」 岩波アクティブ新書
著者のカメラ雑誌編集者としての個人的な体験からの考察だけど
結構面白かった。
失敗を冷静に分析しててビジネス書としても読めるかも。
875 :
無名草子さん:04/04/18 09:58
文芸春秋編「東大教師が新入生にすすめる本」文春新書
タイトルが一般人の反感を買う点で損している本。玉石混淆は仕方な
いにしても,教養的な本の読書ガイドとして使えそう。
冒頭,船曳建夫教授も書いていたが,「印象に残っている本」として
挙げる中にドストエフスキーや夏目漱石が多いのは当然としても,高橋
和巳が意外に多かったのは,やはりあの世代だからこそであろう。今の
若者が教師になると,村上春樹が多く挙げられるのではないかと書いて
いたが,これはどうか? あの時代の大学生なら,ドストエフスキーや夏
目漱石や高橋和巳は必読の書であったろうが,そういう意味での必読書
(大学生なら全員が読んでいて然るべき本。少なくとも,読んでいないと
言うのが躊躇われる本)は最近なくなっているような印象を受けるが。
>>875 だろ?おれもけっこういいと思う。
なんであんなタイトルにしたんだかわからんが。
単に「大学教授が〜」ってのだったらだいぶ違っただろうに。
新書は見てないんでたんなる推量だけど、「東大教師が新入生に・・・」ってのは
東大出版会のPR誌「UP」が毎年4月号でやる企画のタイトルだから、その原稿を
まとめて文春が新書にしたというのではないの?
もしそうなら便利だから、買おうと思う。
878 :
無名草子さん:04/04/18 12:53
>>877 まさにそのとおりです。
1994年からの10年分を収録しているとのこと。
今教授やってる世代が影響を受けた本ばっかり羅列してあるの?
ちゃんと最近の動向も踏まえられてる?
880 :
無名草子さん:04/04/18 18:15
>>879 「1 私の読書から−印象に残っている本」,「2 これだけは読んでおこう−研究者
の立場から」,「3 私がすすめる東京大学出版会の本」の3つについて各人が数冊
ずつをあげる,という内容になっています。
「2」が最近の本で教養課程の人間が読むべき本,という位置付けです。
881 :
無名草子さん:04/04/18 18:23
みんあ読む新書は全部買ってるの?
それとも図書館で借りてる?
高橋和巳の『悲の器』は法学部新入生の推薦本の定番だからね
883 :
無名草子さん:04/04/18 20:33
業腹洋二『馬群の最高峰でパパと叫んだ愚か者』 岩破新書…【2点】
偉大なるスーパージョッキーを父に持つ駄目ジョッキーの栄光と没落の歴史を
関係者の証言を元に再現している。もはや伝説となった冑山記念での大斜行や
馬上ダンスなど日本競馬史上に現れた稀に見るエンターテイナーの行動には
驚きを通り越しあきれざるを得ない。読み終えた後とても不快になる一冊。
>879さん
教授のも載ってますが、比較的若手の教師が
コメントを寄せてるので幅広い時代の人の読書体験を
うかがうことができます。新書では2003年までですが、
東大出版会のHPには2004年ものうpされてます。
885 :
無名草子さん:04/04/19 20:43
●早坂隆『世界の紛争地ジョーク集』中公新書ラクレ…【8点】
ルポライターである著者がイラクやパレスチナ、旧ユーゴなどで集めたジョーク集。
紛争下や独裁下でジョークが発達し、それが民衆の最大の娯楽になっていると指摘して
いる。紛争下にある人々がどんなことを考えて生活しているのか、そんなことを笑いを
通じて垣間見られる。紛争に苦しむ人々のことを身近に感じられるようになる一冊。
886 :
無名草子さん:04/04/20 01:24
ある時、サダム・フセイン大統領が何者かによって誘拐された。数日後、
犯人グループから大統領宮殿に電話がかかった。
「今すぐに100万ドル用意しろ。さもなければ大統領を生かして帰すぞ」
「世界の紛争地ジョーク集」より。諷刺が効いてますね。ククク。
日本鉄道詩紀行(集英社新書)けったいな本だぜ。朔太郎の夜汽車、おれにはわか
らんぞ
>>886 O.ヘンリーの「赤い酋長の身代金」そのままですな。世界中にある話ってことか。
5月の岩波新書
辛淑玉『怒りの方法』
だってさ。一応ご報告まで…
892 :
無名草子さん:04/04/21 12:24
>>884 今年の『UP』では、小谷野敦『もてない男』を挙げて、
「そうだ、君は一人じゃあない」と、もてない東大生を励ましている助教授もいる。
時代を感じるね。
893 :
無名草子さん:04/04/22 00:13
小谷野はもうあきたよ。
あきたっていうか、最初から読む気がしない
科学系でなんかいいのない?
ジャンルは、宇宙・量子力学や生物や科学史や…
特にこだわりはないんで、
あと古いのでも、内容が古くなければ。
>895
「量子論」を楽しむ本
ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!
著者: 佐藤勝彦監修
ISBN: 4569573908
文庫だど
897 :
無名草子さん:04/04/22 10:39
>>895 私の脳科学講義 利根川進 岩波新書
宇宙人としての生き方 松井考典 同上
面白かったよ。
松井さんノーベル賞取るかもって噂は立つけど
いったいどのジャンルで取るんだろうか???
こういう視点を持った人達がもっと日本の科学を引っ張ってって欲しいもんだね。
って利根川さんアメリカ在住で松井さん地学だけど・・・・・。
日本終わってんな。。。
生物系では長谷川真理子って人のがおもしろい。
東大だかの教授。
そんな餌で俺様がクマー(AAry
新規で来る人もいるんだから、そんなに反応しなくてもええやん
長谷川真理子さんは早稲田の教授でしょ。
そうなの?
早稲田の理系はぱっとしないイメージだけど。
あ、大槻教授も早稲田か。けっこうおもしろいかもね。
ダンナ(寿一氏)が東大教授。
今月の長谷部恭男どう?
漏れは納得しながら読み進んでるのだが
まだ買ってないし買う気もないけど
>中公新書 イラク建国 阿部重夫
>サッダーム・フセインを放逐し、イラクに救済者として降り立ったアメリカは、民主主義という福音がこれほど
>無力とは思っていなかったろう。
頭おかしいんじゃないか?
それぐらいの皮肉は世界中の人間が
ちょっとぐらいは思い浮かべたと思うけどな
そんなに過剰反応するほどのことか?
岩波青の「デカルト」の著者、野田又夫さんがお亡くなりになりましたね。
慎んでご冥福をお祈りいたします。
「バカの壁」超えた「死の壁」 新書売れ行き1位
養老孟司さんの大ベストセラー「バカの壁」(新潮新書)が、23日発表された大手出版取次会社「日販」の週間ベストセラー(16〜22日)の新書ノンフィクション部門で2位になり、昨年4月の出版以来約1年間守り続けてきた1位の座をついに明け渡した。
もっとも、代わって1位になったのは続編の「死の壁」(同)。同じ養老さんの本による首位交代劇となった。 (04/24 08:00)
ツマンネ。
>>906 今日立ち読みしてきたけど
皮肉じゃないんだよこれが
910 :
無名草子さん:04/04/24 19:59
>>909 あんたが極右なのか極左なのか、どっちだ。
×あんたが→○あんたは 失礼
912 :
無名草子さん:04/04/25 00:19
>>904 長谷部のはイマイチ。
規範の話と実証な話がごっちゃになっている。
それと、わざと分かりにくく書いている。
>>888同感、極めてローカルな異世界、それが文学で古典。「日本鉄道詩紀行」
という呼称は新世界だけど筆者の思い入れが強すぎる。萩原朔太郎のところ
は顕著だな。トーン落としてくれないかと思う(笑)。
914 :
無名草子さん:04/04/25 15:59
>>905 今日本屋行ったらその本あったんでぱらぱら読んでみたけど・・・。
そんなに憤るほどの内容かね?何がそんなにお気に障ったのやら
さっぱり分からんが。
915 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/04/26 03:52
あんにょんはせべ。長谷部さんも買ったけど,読む時間がない…。まずは俗っぽい?のから…
●関岡英之『拒否できない日本』文春新書…【7点】
著者は法学部卒→銀行マン→理工修士(建築)という変わり種。近年の建築基準・商慣行・
企業制度・会計・司法などの改革はことごとくアメリカの独善的な押し付けであるという
話。個々の分野について詳しい人の反論を聞きたい。文章は煽りっぽいが,毒舌は上手い。
♯『年次改革要望書』ってのをいま在日米大使館のサイトから見ようとしたが,なーんか
開くのにやたら時間がかかるんだよね。エシュロンが怖いから途中でやめた(馬鹿
>>914 中身は普通のイラク(建国)史概説なんだがね
だったら「アメリカが・・・」「民主主義を・・・」とかの煽り文句を入れないか
西洋極悪史観バリバリでいくかでやって欲しいと思った
まあそうするとわざわざこの時期に出す意味がない・・・前者
ヨミウリ新書がそんな内容で出すわけがない・・・後者
のだが(その点からすると岩波新書だったら買っていたかも知れないな)
まあ少々興奮しすぎたとは反省している
>>910 ちなみに反ポチですが左右にはもう興味ありません
917 :
無名草子さん:04/04/28 14:16
上西俊雄『英語は日本人教師だから教えられる』(洋泉社新書y)
最初の40頁はいい。
最近の会話中心の英語授業が学力低下の元だとして批判している。
しかし、残りはトンデモに近い。
いや、内容的には正しいのだろうけれど、アルファベットと発音の関係を詳細に分析していて、
音韻専門家にはそれなりのものかもしれないが、
これを中学生に教えろというのはそもそもが無理。
ドイツ語では、フランス語では、ってな説明の仕方だもん。
独仏はおろか、英語も習い初めの中学生にどうやってこれで「教えられる」のかね??
>>916 シスターニ師が直接選挙やらせろって言ってるのに拒否するアメリカは民主主義を広める気なんかまったく無いよな。
919 :
無名草子さん:04/04/29 13:28
最近法律に興味が出てきてまして・・・
法学関係の新書で、これは読んどけって本知っている人いない?
920 :
無名草子さん:04/04/29 15:08
ちょっと古いけど、
碧海純一「法と社会 新しい法学入門」中公新書125
なんてどうでしょ?
>>919 法律の中でもどの辺に興味があるの?とりあえず概説?
いえ、行政救済法です。
処分性、狭義の訴えの利益、不服申し立て前置主義あたりが詳しいのがいいんですが。
ワロタ
新書で行政救済法というのはいくら何でもないだろう。
926 :
無名草子さん:04/04/29 19:48
>>922 新書でそりゃ無理。行政書士試験の参考書読むのが一番早いよ。
927 :
無名草子さん:04/04/29 19:51
923〜924は私のネタです。
922は私ではありませんあしからず。つうか最近興味出てきた新参の発言じゃないよね。
>920
まさにそれ読んで法学に興味わいた。だからいまはテクニカルな本よりも、むしろ
概説的な、基礎的なやつを探しています。
>>928 いろいろあるけど、
川島武宜「日本人の法意識」(岩波新書)
星野英一「民法のすすめ」(岩波新書)
長尾龍一「憲法問題入門」(ちくま新書)
こんなところかな。
>>919 川島武宜『日本人の法意識』岩波新書
樋口陽一『個人と国家』集英社新書
橋爪大三郎『人間にとって法とは何か』PHP新書
931 :
無名草子さん:04/04/30 01:36
>>928 倉沢康一郎「プレップ法と法学」弘文堂
が楽しかったような。基礎の入門書です。
>>929 長尾龍一「憲法問題入門」(ちくま新書)
は絶版だよん。痛快な本だったのに残念。
憲法学者をボロクソに書きすぎたので絶版に追い込まれた?
売れなかったからだろ
長尾龍一は今うちの学校にいるよ。
法思想史の講義やってる。
彼の著書の『リヴァイアサン』使うのだが、話す内容が難しくてほとんど誰も聴いてないw
何で灯台やめたんだろうか。
ハンス・ケルゼンとかカール・シュミットの権威だろうに。
934 :
無名草子さん:04/04/30 13:26
>>933 尼恥大? 彼が灯台やめたのは60歳で定年だからだと思われ。
煮血第
仁痴台
いやーどうもどうも。このところ全然読めない。5月発行予定だけ貼っときます。
例によって題名は仮題ふくむ&PHP・光文社・新潮については
京の本事情さん
http://www.kyt-ysc.co.jp/index.htmを参考にしますた。
★ちくま新書 5/8
山脇直司『公共哲学とは何か』
木通隆行『ネーミングの極意――日本語の魅力は音がつくる』
ドミニク・チータム『リチューニング英語習得法』
藤井孝一『週末起業チュートリアル』
浅羽通明『ナショナリズム――名著でたどる日本思想入門』
浅羽通明『アナーキズム――名著でたどる日本思想入門』
★集英社新書 5/14
木村幹『朝鮮半島をどう見るか』
水田宗子『女性学との出会い』
結城英雄『ジョイスを読む』
横田勇人『パレスチナ紛争史』
★平凡社新書 5/14
斎藤貴男『希望の仕事論』
武光誠『邪馬台国と大和朝廷』
小浜逸郎『エロス身体論』
浜田寿美男『取調室の心理学』
野田隆『にっぽん鉄道旅行の魅力』
白鳥和也『素晴らしき自転車の旅』
★光文社新書5/14
千住博『千住博の美術の授業――絵を描く悦び』
酒井享『哈日族――なぜ日本が好きなのか』
杉浦一機『堕ちない飛行機』
斎藤孝『座右のゲーテ――上達するための小さな習慣30』
吹石忠正『平和の歴史 世界地図』
★PHP新書 5/17
梅原猛『「歎異抄」入門(仮)』
岡田尊司『パーソナリティ障害(仮)』
佐伯啓思『西洋近代とは何か(下)(仮)』
小松美彦『臓器移植と生命倫理(仮)』
★新潮新書(新潮社)5/19
松岡英輔『「挫折しない整理」の極意』
金賛汀『朝鮮総連』
眉村卓『妻に捧げた1778話』
井上孝夫『世界中の言語を楽しく学ぶ』
★講談社現代新書 5/20
川島隆太『脳と音読』
八木宏之『事業再生と敗者復活』
ササキバラゴウ『「美少女」の現代史』
柏木博『日本人の「しきり」構造』
池内紀『ニッポン発見記』
940 :
5月発売予定その3:04/05/02 01:43
★ブルーバックス 5/20
藤沢晃治『「分かりやすい文章」の技術』
竹内薫『「超ひも理論」とは何か』
★岩波新書 5/20
古賀純一郎『政治献金』
辛淑玉『怒りの方法』
石川文洋『日本縦断徒歩の旅−65歳の挑戦』
毛利秀雄『精子の話』
★文春新書 5/20
21世紀研究会編『食の世界地図』
藤原明『日本の偽書』
難波紘二『覚悟としての死生学』
加藤仁『定年後をパソコンと暮らす』
鷲田康『ホームラン術』
★中公新書 5/25
秋山仁『知性の織りなす数学美――定理づくりの実況中継』�
堀内圭子『〈快楽消費〉する社会――消費者が求めているものはなにか』�
萩野矢慶記『カラ−版 ギリシャを巡る』
岩根圀和『物語 スペインの歴史 人物篇――エル・シドからガウディまで』
小松美彦に期待かな
日本思想入門かな
943 :
無名草子さん:04/05/02 13:11
岩波の「精子の話」に期待。
新書一冊まるごと精子だけを語るのか。
買うときにちょっと恥かしいけど。
読むと精子つーか精液がドピュドピュ出るような本
>>へびさん
乙! でも今月パス・・・
946 :
無名草子さん:04/05/02 21:55
辛淑玉『怒りの方法』
タイトルだけで萎える…
岩波新書 6月
山口二郎 『戦後政治の崩壊 ─デモクラシーはどこへゆくか─』
西川潤 『世界経済入門 第三版』
高橋哲雄 『スコットランド 歴史を歩く』
高橋明 『障害者とスポーツ』
買うのは浅羽通明、酒井享、佐伯啓思、21世紀研究会編、小浜逸郎くらい。
それにしても岩波中公講談社の御三家にロクなのがない。
あと、梅原猛、辛淑玉、水田宗子も出すんだね。絶対買わないけど。
ロクなのかどうかでいえば、浅羽通明や小浜逸郎はどうなんだと
>>古賀純一郎『政治献金』
一瞬、ペパーダイン古賀かと思った。
講談社現代新書のカバーの背表紙に付いている★マークは何を表しているのでしょうか?
まったく付いていないのもあれば、1個とか2個とか。5個のもある。なんなんだ?
>>952 版数とか売れた冊数だろうが基準はよくわからん。
955 :
無名草子さん:04/05/05 02:54
この際だからデータ出しあって解明してみますか。
66 岩崎武雄『哲学のすすめ』 1966年第1刷 1986年第26刷 350円・・・★★
152 米山俊直『文化人類学の考え方』 1968年第1刷 1982年第18刷 420円・・・★★★
303 金谷治『易の話』 1972年第1刷 1988年第5刷 390円・・・★
383 ラッシェル・ベイカー『フロイト』 1975年第1刷 1987年第28刷 480円・・・★★★
405 吉野裕子『隠された神々』1975年第1刷 1984年第7刷 420円・・・★★
>>952"★"だけではなくて"●"も在りますね。
観察の結果、
裏表紙の日本図書コード("ISBN"以下のOCR-Bフォント印字部分)末尾の、
括弧内の数字と、マークの数が一致して居ることを確認しました。
そこで講談社刊の他の単行本、文庫等の表2を見てみると、
普く括弧付の数字が在ります。
旧コードの時代(ISBNの無い1980年頃以前)の書目にも在りました。
他社の書籍には、コード末尾の括弧付の数字の印字はほとんど見かけません。
そもそも価格コードの後ろの"E"はENDの頭文字であって図書コードの終了を示すものですから、
その数字は図書コードとは何の関係も無く、講談社独自の符号のようです。
(因みに価格コードの"\"は消費税5%外税、"P"は3%内税を示します)
私の予想では、括弧付の数字は表紙カヴァーの版次を示すのではないかと。
デザインよりも、著者略歴やカヴァー袖の自社広告は書目自体の増刷と共に、
変更されることは多いはずです。
如何でしょうか。
>>955氏のリストの中で、
>383 ラッシェル・ベイカー『フロイト』
私の手元に在るものは無印の2刷、コード(旧)は0211-157838-2253(0)です。
訳者の宮城音弥氏は「現在、日本大学教授」。
とはいへ何故、
現代新書の背にはマーキングするのでしょうね。
957 :
無名草子さん:04/05/05 11:34
皆さん、新刊情報どうやって手に入れてます?
僕は書店店頭で初めて気付くことが多くて、
好きな作家の本を発売日に手に入れたいのに、
そういう経験をしたことがありません。
アマゾンを週1くらいで見るようにしてはいるんですが、
目に留まらないこともありまして。
>>956 なるほど、おもしろいですね。星の数が括弧内の数字と一致するというのは気付きませんでした。
講談社独自の符号なんですね。カバーの改訂回数という説は説得力がありますね。
ちなみにうちにあるもので一番★が多いのは、
857 加藤尚武『ジョークの哲学』 1987年5月第1刷 1999年12月第27刷 680円 ・・・★★★★★
でした。著者が大学の研究者である場合は異動や転勤に伴いカバーの略歴はいちいち改訂しなければいけませんからね。
『フロイト』もあった気がするのですがみつかりませんでした。売っちゃったのかな。
ということは、古本屋でなるべく新しい物を買いたい場合は星の数もチェックしるべしと。うーん、なるほど。
>>957 ここは新書スレなので、新書についてだけ答えますが、
私の場合は毎月六日に発売の「ダヴィンチ」の新書発売情報を見てます。
作家の単行本、文庫なら他でどうぞ。
まあ、文庫も「ダヴィンチ」ですが。
961 :
無名草子さん:04/05/06 00:32
新潮新書は平成のカッパブックスだよ、なーんちゃって。
>>961 聖徳太子はいなかった(谷沢永一)のような電波本が入ってるくらいなんだから
集計日と発売日の関係だろ
そもそも販売冊数も書いてないんだし
実際にいなかったわけだが。
>>958補足です。
無印=0
★〜★★★★★=1〜5
◆〜◆◆◆◆◆=6〜10
●〜 =11〜 印字は(1)に戻る模様
書店にて様々に見比べましたが、著者紹介云々よりも、
先づは価格改定が一番の理由のようです。
講談社の叢書ではブルーバックスも同じようなマーキングがなされて居ました。
聖徳太子がいなかったというのは常識だろ?
>>966 おー、すごい調査力ですね。なるほど、価格改定の印だったんですね。
聖徳太子うそ説は世界ふしぎ発見でもやってたしな。
どこが電波本だ。
>>969 世界ふしぎ発見は、「神々の指紋」の特集もしていたけどね。
テレビの情報をわりと簡単に信用する人が多いことがわかった
ふしぎ発見はソクラテスとプラトンに「みんな本当の民主主義を
分かっていないんだ」と喋らせた前科があるからな。
974 :
へび ◆avhs6rL9G6 :04/05/08 01:55
●園田義明『最新アメリカの政治地図』講談社現代新書…【7点】
いやー知れば知るほどアメリカ,そして世界の政財界エリートのインナーサークルって
気味悪いですね,と日本の貧乏人は思う。田中宇氏と似たスタンス,より経済人脈寄り。
知らない(たぶん知らなくてもいい)固有名詞がちゃかちゃか出てくるので疲れた。
浅羽の本読んだ人、感想ヨロ。
本の情報をわりと簡単に信用する人が多いことがわかった
978 :
無名草子さん:04/05/08 05:14
園田さん、とうとう本書いたのか。。。
がーん。流゛れ゛嫁゛でな゛がっだだす。
>>978 お知りあいですか?
この人にしろ,田中宇氏にしろ,いろいろネタを集めて紹介してくれるのは
有難いんだが,そのあとの組立てが所々よくわからないんだよな。
この本では誰それと誰それが社外取締役会で同席してたからといって
ホントにツーカーなのかとか,欧州グローバルビジネスリアリストの戦略と
麻生太郎がどう繋がるのかとかw
まあ小市民は日々の仕事に勤しむだけですハイ。