1 :
立てました。 :
03/04/25 13:01 ID:jDMOesMh 昭和45年(1970年)、11月25日、市ヶ谷の自衛隊東部方面総幹部で東部方面総監 増田陸将を人質に取り、総監室を占拠。自衛隊員を前に演説し、檄文を撒いて割 腹自殺した三島由紀夫。天才作家のその行動は当時から謎と言われ、様々な議論 を喚んできた。 16歳で処女作を書き、18歳で初出版。昭和24年、24歳で「仮面の告白」を発表、 鮮烈な印象を戦後文壇に与えた。その後、多くの話題作を発表、31歳で戦後文学の 金字塔「金閣寺」を発表、同年、小林秀雄と「美のかたち」というタイトルで素晴 らしい対談も。35歳で「憂国」、36歳で「午後の曳航」、38歳で「美しい星」、 39歳で「絹と明察」を発表。昭和40の40歳からライフワーク「豊饒の海」の「春の雪」 の連載を開始、同時に、日本人を深く考察する分野も開拓し、「英霊の声」を41年 に発表。43年の「文化防衛論」、自決までの間に「行動学入門」「若きサムライのため に」と次々と社会評論も発表する。 その死は当時の日本に大きな衝撃を与え、いまだにその死の意味は解明されていない。 30代でノーベル文学賞候補にも挙げられた作家としての才能を無にしても、彼が訴えた かったものは何か? 死後33年のいまこそ、その意味が日本人に問われている。
2 :
立てました。 :03/04/25 13:02 ID:jDMOesMh
>>1 檄 三島由紀夫 昭和45年11月25日
(略)
われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、
国民精神を失ひ、本を正さずにして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、
自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。
政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力慾、偽善にのみ捧げられ、国家百年
の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人
自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見てゐなけれ
ばならなかつた。
(中略)
日本を日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、
魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。
今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸官の目に見せてやる。
それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と
伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまつた憲法に体をぶつけて
死ぬ奴はゐないのか。もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なう。
われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇へる
ことを熱望するあまり、この挙に出たのである。
3 :
日出づる処の名無し :03/04/25 13:04 ID:g9YZmcWj
4 :
日出づる処の名無し :03/04/25 13:10 ID:lLjhBtFT
>>2 檄文、初めて読んだ!驚いた。今の日本を予言している。
5 :
日出づる処の名無し :03/04/25 14:22 ID:rAi0k2A1
6 :
日出づる処の名無し :03/04/25 14:56 ID:T13jahbX
俺の誕生日、11月25日なんだよ。
昔調べて、憂国忌だって知ってさ
>>2 の文章読んで、
自分の情けなさ痛感したよ、涙出たよ。
この御方の死を無駄にしない為に、俺も頑張ろうって思ったよ。
( ゚ Д゚)<とにかく、反日馬鹿サヨのテロ朝を襲撃せよ!!!
>>1 あなたのテンプレが素晴らしい。素人ではなさそうだね。
編集者? それともライターの人ですか?マスコミ関係の人ですね。
誰も指摘しなかったけど、今日WOWWOWで『潮騒』やったね。
10 :
色男no、1 :03/04/26 02:32 ID:QCLxv69W
いわゆる親日家といわれる一群の外国人がいますよね。彼らはジャポネスクなる日本趣味の様式美を愛でる観察者であって、自ら日本精神を体現するところの存在ではありません。
黒澤明という人物はむしろ彼らのポジションに近いところで万博における日本パビリオンを建設しているかのごとく文化使節として海外マーケットを開拓する尖兵の一人としての側面もあったと思います。
では、日本精神それ自体であるところの三島が海外輸出向けの商品つまりメイドインジャパンをどのように思ったかという事についてですが、三島は大のディズニーランドのファンでありました。
海外向け模造文化を面白いと思える完成の持ち主だった三島にしてみれば「日本的」なるものを否定する理由も見つからないと思われます。
http://laspara.tripod.co.jp/
★「われわれは戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の 大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さず末に走、その場しのぎ と偽善に陥り、自らの魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。」 ★「政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみささげられ 国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただ、 ごまかされ日本人自ら日本の歴史と伝統を潰してゆくのを歯噛みし ながら見ていなければならなかった。」 ★「(自衛隊は)魂の死んだ巨大な武器庫になってどこへゆこうとするのか ・・・・自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終わるだろう。」 ★「生命尊重のみで魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の 軍隊だ。今こそ、我々は生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せて やる。それは自由でも民主主義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史と 伝統をの国、日本だ。これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ 奴はいないのか。もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。われわれは 至純の魂をもつ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇ることを熱望する あまり、この挙に出たのである」 今、すべては天才三島由紀夫の預言通りである。悲しいまでも預言通りである。 天才と凡人の間には30年以上の時間の溝がある。いやいや、もっとはるかな 永遠に越えることが不可能な溝が横たわっている。
>>11 不思議なことに、東条英機氏の遺書も未来を予見したようなコトが書かれているんだよなぁ。
13 :
日出づる処の名無し :03/04/26 14:18 ID:E7ppZmHQ
>>10 三島さんがディズニーランド大好きだったというのはよくわかります。
えーーーっと、今なら文春文庫の「若きサムライのための精神講話」だったかな?
その中に「お茶漬けナショナリズム」という随筆の小品があるんですが、
その中で三島さんがこんなこと言うんですね。
「未来の日本の若者たちに望むことは、ハンバーガーをぱくつきながら、己のユニークな
精神的価値を誇りとしてくれることである」みたいなこと。
それさえしっかりしていれば、アメリカの底の浅い消費文化と節度を持って付き合う
ことができるのだから、ということだったんでしょうね。
逆に言えば、その「己のユニークな精神的価値を誇りとする」ことができない日本人を、
それこそハンバーガーみたいに大量生産する今の日本の教育がいかにデタラメか、という
厳しい皮肉にも取れます。
>>13 さすが、良いこと書いてるね。昔読んだけど、読み直してみようかな。
15 :
日出づる処の名無し :03/04/26 19:54 ID:E6krWOA9
三島が決起したあと、いろんな奴が発言してるんだよね。探していくと面白い。 何もわかって無いやつをひとり↓ 「あんなのはオカマのヒステリーだよ」 青島幸男
16 :
三島 :03/04/26 21:03 ID:XGFvcuHo
聞けっっ!!
17 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:06 ID:ag4jyYkf
18 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:08 ID:9tTqrgqZ
>>15 筒井康隆のコメント聞きたいな。
あの時期一番さえてたと思うし。
19 :
三島 :03/04/26 21:09 ID:XGFvcuHo
諸君らが善良な2ちゃんねらーならば、2ちゃんねらーならばである
20 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:10 ID:ag4jyYkf
21 :
三島 :03/04/26 21:19 ID:XGFvcuHo
なぜ社民党やマスコミを許しておくのか!! 諸君らの中に少しでも愛国心のある者ならば一緒に立ち上れ! 誰もいないのか!わかった・・ バタン グサッぐふぅっ
22 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:24 ID:ag4jyYkf
23 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:29 ID:libg33Io
24 :
日出づる処の名無し :03/04/26 21:35 ID:oQuYrzqG
奴からはホモかっちゃんと同じにおいがするぜ!
「近代能楽集」を読み終えたけど最高だった。実際に舞台で観た人、感想を聞かせて!!
26 :
日出づる処の名無し :03/04/27 22:26 ID:s+X+hy/B
だだのパフォーマーにすぎない… で引くに引けなくなったんで切腹w 切腹前にはアナルに中出しさせる変態!!
27 :
日出づる処の名無し :03/04/27 22:57 ID:mbnoky8/
なにこのダサいスレ?
28 :
日出づる処の名無し :03/04/27 23:52 ID:Bk3jGLGs
三島の自決を同性愛による心中を装うためのものだという意見があるが 私は取らない。「同性愛の相手」とされる吉田必勝と知り合うかなり前から 晩年の行動を予言させる言動が散見されるからである。 自己の美学の完結を図ったとの見解も多い、では三島美学とはなんであろうか? 三島美学、三島の思考を理解する手がかりとして林房雄との対談「日本人論」 を取り上げたい。そこで三島は(以下つづく)
豊饒の海の「奔馬」のように。
>>25 去年観たよ。「葵の上」良かったですね。三島戯曲の面白さはドラマトゥルギー
が鮮やかに立っていて、もの凄く論理的なこと。
それと、無尽蔵な言葉の美しさです。海外でも評価が高いのは豊富な語彙より論理性が
際だって、知的快感が味わえるからだと思う。
31 :
日出づる処の名無し :03/04/28 01:02 ID:QKte12Bv
映画-黒澤、世界のクロサワ 文学-三島、ミシマ 映画関係者と文学者は外国行くとコレ麦価。
三島は単にカッコよく切腹したかっただけだと思う、いや煽り抜きでマジで。
三島が自殺して川端もおかしくなって自殺した。 老境に至っての自殺は絶望が深そうだ。
今日は、憲法記念日だが・・・・・・・・ 新聞各紙の社説を見るとあの毎日でさえ、改憲派になった。 残るは反日の吹き溜まりと化した朝日だけ。三島由紀夫も草葉の陰で喜んで いるだろう。
35 :
日出づる処の名無し :03/05/04 00:15 ID:4rQvb6U5
毎日が改憲? ゴミ爆弾で会見じゃなくて?
36 :
日出づる処の名無し :03/05/04 00:42 ID:drDpFTCp
今やっている教育テレビの美輪明宏の番組で三島のことやります
38 :
日出づる処の名無し :03/05/04 00:50 ID:++HEGvjS
三島は自分の墓を建てたかったのさ…
39 :
日出づる処の名無し :03/05/04 00:56 ID:zJBXLYrF
教育テレビの番組、三島の話は番組後半で出てきます(主に美輪とのエピソードを美輪が語る)。 市ヶ谷の映像もあります(少し)。
今日、潮騒を久しぶりに読んだ。3回目。最初は中3、次は高2、そして10年ぶりに 読んだ。相変わらず良かった。
42 :
日出づる処の名無し :03/05/05 01:49 ID:LSL6lnK1
ウヨ公、ネットで右翼宣伝できるからもう街宣車はいらないし、 過去の騒音は在日朝鮮人のせいにできてよかったね。
43 :
56 :03/05/05 14:38 ID:SBAWyR5T
三島の歌舞伎好きだなー
>>44 変態のID:aPhyXx9sは削除されました。
>>43 弓張り月観たことあるよ!!最高だった。
近代能楽集をみたいです。
>>41 俺は、連休で「豊饒の海」を読了。
言葉を失っている。
短編の「月」「葡萄パン」もいいね。ハイミナーラとかキーコとかの主人公が
(・∀・)イイ!
47 :
日出づる処の名無し :03/05/05 16:02 ID:86gd2T1W
潮騒か!!懐かしいな。
>>42 あたま悪そうだね。まるで日本共産党本部からカキコしたみたい(大藁
革命哲学としての陽明学を読みました。凄い論文だった。 背筋がゾクゾク・・知的快感に襲われた。 父の話だと、この文章は口述筆記で書かれたもの。三島さんが忙しかったから。 それも、直し無しで口から出てきた言葉をそのまま雑誌に掲載したという話。 つまり、口述筆記なのに直し無し。書かれる文体のままスラスラ口で語ったという。 居合わせた編集者と速記者が、<<<<;`Д´>>>>ガクガクブルブル したらしいよ。
50 :
日出づる処の名無し :03/05/05 21:52 ID:SBAWyR5T
>>45 椿説弓張月、いいですよね。背徳の美学。浮世離れした残虐美。
鰯売恋引網も面白いですよ。
愛知県人です。「潮騒」の舞台になった伊勢湾の神島は良い所ですよ。
まあ神島は三重県なんですが。愛知県からの方が近いですけど。
離島なんで、台風なんかが近づくと外海特有の巨大な波が岩にぶちあたっては砕けて大変な迫力でした。
民宿も割と安くて、新鮮な魚がたらふく食えます。
おすすめ。
>>49 あれが口述筆記?信じられん・・・・
一応直木賞作家の志茂田カゲキの火葬戦記なんかも口述筆記なんですが、もう比較になりませんな。
あの密度で口述筆記。天才だ・・・・
さすがに三島に造詣が深い人が来るようになって、良いスレになりました。
神島・・行ってみたいな。
>>36 情報ありがとう。ここで知って、あの番組を見ました。面白かった。
美輪昭宏って、若いとき、すごいね!!ビックリしたよ写真を見て。キムタクとか
比じゃないね。その手の趣味がなくても驚く。
それから市ヶ谷の演説のシーン。見ましたよ。 NHKで葉隠れを語る三島も
見ました。市ヶ谷のシーンでは、涙が出てきた。
>>1 の内容を演説したんだと思うと、
涙が出た。やっぱり天才は何十年も早く生まれて来るんですね。
良スレ、上げ!!
54 :
日出づる処の名無し :03/05/06 04:18 ID:WcojAzmH
>>51 そうですよ。あれは口述筆記だというのは有名です。
それと!!「文章読本」も口述筆記だというんだから、驚きです。
三島由紀夫『英霊の声』 「日本の敗れたるはよし 農地の改革せられたるはよし 社会主義的改革も行わるるがよし わが祖国は敗れたれば 敗れたる負い目を悉く肩に荷うはよし わが国民はよく負荷に耐え 試練をくぐりてなお力あり 屈辱を嘗めしはよし 抗すべからざる要求を潔く受け容れしはよし されど,ただ一つ,ただ一つ いかなる強制,いかなる弾圧 いかなる死の脅迫ありとも 陛下は人間なりと仰せらるべからざりし 世のそしり,人の侮りを受けつつ ただ陛下御一人,神として御身を保たせ玉い そを架空,そをいつわりとはゆめ宣わず (たといみ心の裡深く,さなりと思すとも) 祭服に玉体を包み,夜昼おぼろげに 宮中賢所のなお奥深く 皇祖皇宗のおんみたまの前にぬかづき 神のおんために死したる者らの霊を祭りてただ斎き,ただ祈りてましまさば 何ほどか尊かりしならん などてすめろぎは人となりたまいし。 などてすめろぎは人となりたまいし。 などてすめろぎは人となりたまいし」
57 :
日出づる処の名無し :03/05/08 05:27 ID:LeU8Calc
陛下は大祭司を貫かれたと愚考します
5月から6月にかけて、けっこう三島戯曲が上演されるらしい。 誰か情報があったら、UPして下さい。近代能楽集でも上演するなら、絶対に行くから。
59 :
色男no、1 :03/05/12 01:17 ID:s5YwCs/W
悪趣味について
色男NO.1かく語りき
皆様、書き込みありがとうございます。
乱歩の「パノラマ島奇談」にしても谷崎の「金色の死」にしても、一種のユートピア小説なのであるが、そこに描かれた人工楽園、──地上の楽園としての美の国、夢の国としての理想郷──それは
渋沢龍彦によると浅草の花屋敷を思わせるような俗悪ぶりであると言います。また、三島は「金色の死」の理想郷の描写から、世界最高の俗悪美の展示場というべき、香港のあのタイガー・バーム・ガーデンを想起したと言っています。
ところで、三島ファッションは世紀末デカダンスの実践であったのでしょうか。あの独特の長揉み上げはいただけないと三島の父君、梓までもが「伜 三島由紀夫」の中に書いています。人々をびっくりさせる事が
好きな三島は自分には無意識はないというように、全てが意味ありげなメッセージに満ちていて、様々な暗号解読はジグソーパズルめいていて面白いですね。最終的に完成された三島パズルには下でも出したお茶目な三島涅槃像でも現れるのでしょうか。
http://laspara.tripod.co.jp/
>>59 最悪のサイト。コピペだけで捏造したプチコミの捏造サイト。
行くだけ、時間の無駄。
61 :
日出づる処の名無し :03/05/12 02:09 ID:rPks/F9j
62 :
色男no、1 :03/05/13 00:36 ID:/ekUoIMx
今日、「真夏の死」を読んだ。うーーん、久々に小説を読んだ、綺麗な日本語を 読んだ、という気持になった。
66 :
日出づる処の名無し :03/05/14 00:38 ID:lexf6Fos
とりあえず、色男氏は自分の言動が三島の価値をおとしめていることに 早く気付いてください。 あなたのような人間のくだらない自己主張の道具になるために、 三島は自らの命を賭したのではないと私は信じます。
>>66 だから、電波のインチキサイトなんか行かなくていいんだよ。
俺の予想だと、馬鹿サヨの物書きじゃないかw
レベル的に。
68 :
山崎渉 :03/05/22 02:42 ID:u1wMVex8
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>63 三島由紀夫とルドルフ・シュタイナーの相関性を勉強したら
凄いことになりそうだな。
70 :
日出づる処の名無し :03/05/22 10:18 ID:8bIUlRiZ
ウラリンダ年代記でも、読みまつ。
応援上げ!!
72 :
日出づる処の名無し :03/05/22 22:27 ID:uDm8CZLM
三島は単行本は全て読んだ 世界の文学愛好家の間で広く読まれている日本の純文学作家は 唯一三島のみだという点が、すごい 川端や大江など誰も読んでいないし名前すらほとんど知られていない
73 :
日出づる処の名無し :03/05/22 22:30 ID:uDm8CZLM
基本的に虚飾に満ちた冗長な文章は嫌いだが 三島ほど装飾美を完成してしまうと認めざるえない
>>73 それはそう。あの文章は完璧な芸術。それだけで誰も否定できない。
虚構の中に真実があるという逆説を教えてくれた。
>>72 何が一番好きですか? 俺は、不思議がられるけれど、「美しい星」。
76 :
日出づる処の名無し :03/05/22 23:21 ID:+iyfS3uj
age
77 :
72じゃないが :03/05/23 01:52 ID:wS2HPv6Y
>>75 ひとつに絞るのは辛いぜよ。
人前では、豊穣の海 (・∀・)イイ! と断言し、長いですか? じゃあ、とりあえず、金閣寺から読みなされと言い、 ホレ(・∀・)つ
愛国心に燃えるときは、剣、英霊の声に泣き、 。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん (・`ω´・) キリッ!
本当は、憂国ばっかり読んでいる。
ってことで、憂国は、私にとって一番最高の官能小説です。(普通の人にはちっと無理かなぁ・・)
78 :
72じゃないが :03/05/23 02:08 ID:wS2HPv6Y
>>74 そうでつね! 奔馬のラストの、瞼の日輪など、あれこそがまさに芸術ですよ。
文学は、文学によって表現される芸術であるかぎり、そこで完結しないといかんからしょうがない。
芸術家として割り切って表現者に徹するか、自己実現をとるか、彼は最後は、その表現者の地位が嫌で体現者になりたかったわけだ。
自分の立場が、ただの妄想家の灯台守にしか見えなくなった彼が最後に選んだのは、結局、定家ではなく、神輿の重みを肩で感じることだった。
個人的には、三島に定家やって欲しかったが、そうもいかんな。
79 :
日出づる処の名無し :03/05/23 02:22 ID:WkOvHGLe
去年再版された小室直樹の「三島由紀夫が復活する」は読むべきだと思う。 最後の「政府への建白書」を読むと日本が当時と何も変わっていない事に驚いた。 むしろ悪くなっている。最近になって戦後のエセ民主主義の化けの皮が剥がれかけて きたけど、マスコミは相変わらずだし。 何とかせんとと思いつつも、何もできない自分にも腹が立つ。 あと、李登輝先生の「武士道解題」も読むと良いかも。 スレ違いかな。
三島論なら日本文学最高の碩学、小西甚一が古典と三島文学の比較論を展開 しています。大著『日本文藝史』でも最終巻に司馬遼太郎と三島にページを割い ています。どちらも三島文学に流れるテーゼを捉えた好著です。
81 :
日出づる処の名無し :03/05/23 03:16 ID:2+KgzkIQ
危険は右翼思想。 時間のパラドックスとはこのこと。
>>81 語る言葉がない、って可哀想だな。自分で削除依頼出してきたらいい。
>>75 >>77 一冊には絞れない。
「豊饒の海」は最後の「天人五衰」がちょっと、小説としての完成度に疑問が残る。
ま、自決する前に書いていたので。
でも、「春の雪」「奔馬」凄い。日本文学史の最高傑作では?
「金閣寺」「仮面の告白」など有名な作品はもちろんいいけど、評価されていない
「鏡子の家」は面白かった。高度成長社会の虚無を描いたと言うより、80年代の
しらけ時代を描いたような気がした。
「美しい星」は映画化して欲しい。「未知との遭遇」にちょっと繋がる。
大島渚が昔映画化したかったらしい。
>>78 定家か・・・・・・・・・・・
バブル時代に藤原定家を書いたら凄かったね。
バブルの虚飾の背後の虚無・・・・・・・・・・・・・・
>>79 小室直樹も別意味の天才だね。読んでみたい。
出版社を教えてくれ!!
>>80 小西甚一か・・・・。国文学的な正統的アプローチですね。
そういうのも読んでみようかな。
一人で駄レスを連発。深謝
良スレ
88 :
日出づる処の名無し :03/05/23 07:46 ID:Ab/fcsLf
金閣寺読んだけど、さっぱり意味わかんなかったよ。 どこが戦後文学の金字塔なんだか?
89 :
日出づる処の名無し :03/05/23 08:03 ID:HZqLILMt
「金閣寺」が駄目なら「宴の後」はどうだ。
>>83 気持ちはよー分かるなあ。豊穣の海の試案(プラン)では、まったく違ったものになっていたわけで、最後は崇高なラストだったらしいし。
確かに、前2作の文学としての完成度は群を抜いていると思う。
私も、初めて、3、4を読んだときは、なに?なに?って感じでしたよ。1、2のラストのあの絵画のような美はどうしたん?って思ったよ。
しかし、そうした彼の人生を踏まえて言うなら、彼は、自分が本多でいることに、疲れ、飽きちゃったんだと思うんですね。
唯識を理会することも、だからなんだって感じでね。
豊穣の海は、当初のプランを無視して、芸術と人間の関わりを、三島個人の苦悩として完成されていったと思うんですよ。
だから、あの作品は、彼のライフワークとして、人生そのものとして、恐ろしいほどの完成度を持っていると思います。
文学作品としての前2作の完成度を持ってすれば、後2作を加えて比類なき4部作が出来たはずだが、
あえて、後2作で、輪廻転生、松枝清顕の存在すら混沌の海に沈めた結末こそ、三島芸術の完成を見たと思うのだが。
>>88 金閣寺のよさは、後の作品を読んでこそわかるものかもしれんね。 美学のエッセンスがすべてそこにあるという意味で。
バタイユとかも読んだら? 背徳とか、禁忌とか、そのあたりを・・・・それとも、文化防衛論から読んでみる?
>>85 小室の本って、以前出てた『三島由紀夫と天皇『』 天山文庫の再販?
>>85 出版社は「毎日ワンズ」とか言うところ。
大きい本屋では平積みになってたけど、最近はどうだろう。
ネットで探した方が早いかも。
ちなみに1985年に出たやつの再版。
92 :
日出づる処の名無し :03/05/25 15:22 ID:7uPmxgTE
>>91 レスありがとう!!探します。
ここは、良スレですね。
93 :
日出づる処の名無し :03/05/25 15:25 ID:7uPmxgTE
>>88 最初は、「潮騒」を読んだらどうでしょうか?
生意気言ってすいませんが・・・・・。
金閣寺、良かったぞ!!俺と同じ歳であの日本語を駆使できるなんて・・・・・・ そういう意味で、読後感は鬱だったが・・・・・・・・。
すごい良スレ だからage 個人的に絹と明察好きなんだけどな
96 :
72 :03/05/25 20:06 ID:LbiJnVWV
>>82 漏れ的には「天人五衰」
最後の転生?した人物のグロテスク極まりない有様こそが
まさに戦後という感じがした
登場人物の楽しさでは鏡子の家かな
>>95 「絹と明察」ね?駒沢善次郎だよね、あの社長。実際にあった争議騒動
を小説にしたんだよね。ハイデッガーの思想を下敷きにしたらしい。
いい小説だったよ。日本的な経営者が欧米流の経営哲学に挫折する話しだけど、
90年代の日本を予言していたね。あの小説が書かれたのは、東京オリンピックが
あった昭和39年、1964年だから。天才はやっぱ違うよ。
98 :
日出づる処の名無し :03/05/25 22:16 ID:mrNclFlQ
>>97 なるほどね。鋭い読みだね。あなたひょっとして評論家か物書き?
>>96 「鏡子の家」は唯一、読んでいない長編です。今度読むかな・・・
100 :
日出づる処の名無し :03/05/28 01:19 ID:MGntf7X7
歌舞伎 地獄変 誰かやんないかな・・
101 :
山崎渉 :03/05/28 09:58 ID:ftjze6Oz
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
102 :
日出づる処の名無し :03/05/30 00:04 ID:lXTJOdEK
age
104 :
:03/05/30 01:39 ID:ybiLamfi
田中均も50年後に同じ扱いだろうな。
105 :
日出づる処の名無し :03/05/31 02:12 ID:45sW+UFD
106 :
日出づる処の名無し :03/05/31 02:23 ID:Bx6qmFT5
田中菌のことが教科書に載ったら笑えるな。 日本の公務員でありながら、北朝鮮公務員の模範となった男=田中均! 50年後には北とか南とか言う、ウザイのは無くなっているような気がするんだが。 いまの状態を見ての話だが。多分、オレ生きているから見届けたいな。
108 :
_ :03/06/04 02:42 ID:KQTs584/
(・∀・)イイ! ニュースだよ!! サド公爵夫人、上演するよ!! 6月15日・・・・・・・詳しいことはまた分かり次第報告します。 場所は東京のミニシアターらしい。
110 :
日出づる処の名無し :03/06/07 01:52 ID:A0ibbF7y
金閣寺を手始めに三島作品をほとんど読んで、 今じゃすっかり魅了されてファンなんだけど、 晒し首の画像を未だに見てない… 見たら、やっぱりファンでもひきますか?
111 :
日出づる処の名無し :03/06/07 02:52 ID:RR/G6ldL
112 :
日出づる処の名無し :03/06/07 03:00 ID:tmILgzox
豊饒の海シリーズは「すごい」の一言に尽きる。 あれだけの文章を書ける人間はこれからも出ない気がする。 日本文学史上の最高峰と思っている。
113 :
日出づる処の名無し :03/06/07 06:46 ID:cvotMvCw
暁の寺はクソ
114 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:16 ID:Z8gX92JM
夏目烈烈ってどういう意味ですか?
平野啓一郎という兄ちゃんが平成の三島由紀夫とか呼ばれてなんかムカついたのはオレだけじゃなさそうだ。 そんな頓狂な書評が出たりするようだから純文学も衰退したんだろうな。
116 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:36 ID:1P0L6Y8g
117 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:39 ID:4OtYUJkA
>>116 おお!!
この本、復刊したのか?林房雄の「大東亜戦争肯定論」も復刊して欲しい!!
俺も買いますよ。
出版社と定価は?
118 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:43 ID:1P0L6Y8g
119 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:51 ID:dAFLt5Nn
>>118 レスありがとう!! こういう良書は絶版して欲しくないと思っていた。
買いますね。
「諸君」7月号の話題の記事で、西村幸祐が大島渚と三島由紀夫の対談から
引用していたけど・・・・「テレビ局の人間はファシスト」という大島の言葉。
何の対談だろう?
全集には手が出ないので、三島由紀夫の対談集はシリーズとしてどこかに復刊
してもらいたいです。小説や評論よりもある意味で面白いし、三島由紀夫の天才ぶり
を窺い知るテキストだと思います。対談では、その人の人格、頭脳の全てが出るから。
「尚武の心」「源泉の感情」「中村光夫との対談」の3冊は欲しい!!
120 :
_ :03/06/09 00:51 ID:yMzJDxY/
121 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:53 ID:dAFLt5Nn
2・26事件3部作って、「憂国」と「英霊の声」はまだよく 名を聞くけど、「十日の菊」ってあんまり聞かないよな。
123 :
日出づる処の名無し :03/06/09 00:59 ID:1P0L6Y8g
124 :
日出づる処の名無し :03/06/09 16:59 ID:IpOHuIS8
>>122 十日の菊は戯曲だから・・・・・上演されないとな。
125 :
:03/06/09 17:42 ID:ADmM9cEc
三島は在日だろ? 自らの出生と、華奢な体と、同性愛の性癖と 当時ではあけっぴろげにできない3コンプレックスを 抱いてあのような暴挙に出た人ですな。 作家としては評価する、しかしパフォーマーとしては カリスマ性にかけるし魅力もない。
みなさん・・・・・・・・・・・・・・キチガイ発生です。 削除依頼を出します。スルーして下さい。
>>119 ヤフオクでときどき見かけるけど・・・・「中村光夫との対談」は、もってないです。
『vs 東大全共闘』もおもろいですよ。カセット文庫もあったよ。最後の演説LPは高値安定、なんとかならんかなあ。
128 :
日出づる処の名無し :03/06/13 16:42 ID:1v5xftTJ
>>127 東大全狂頭との討論は文庫になったよね。
あれって、TBSが録画してたんだよね。TBSは昔はまともだったんだね。
129 :
日出づる処の名無し :03/06/13 21:37 ID:lZr1sXSY
>>125 どの辺が在日?
書けるなら、もっと詳しく書いてご覧。
三島由紀夫初心者でスマソ・・・。 なるべく短いので初めに何読もうかな・・・・。
133 :
日出づる処の名無し :03/06/14 02:09 ID:m9Jftzop
最初に読むなら金閣寺だよ。 仮面は後半にレベルがた落ちするし、 潮騒はどうでもいい小説。 宴のあとか午後の曳航はいいんじゃないかな。 今週の週刊新潮で東大出身タレントの高田万有子が、 他人に薦められて読んだのが豊饒の海シリーズの1巻目、 春の雪なんだけど、彼女は絶賛してた。 映画のシーンを見るような流れるように鮮やかな構成と筆致だと。 俺も三島の一冊を選ぶなら春の雪だな。 2番目は金閣寺。
かなり意見がわかれますね。漫画家とかなら最高傑作なんか誰が見てもほとんど同じなのに。
132でつ。 短めの物を入門編としてお勧めしてみました。 金閣寺・春の雪は良いですね!「豊穣の海」はどの巻も大〜好きです。何度も読みました。 関係無いけど「御熊野詣出」というお話が、あれはあんまり筋がよくわからないのだ けれど不思議なお話で今でも覚えています。 三島先生の書かれた歌舞伎「椿説弓張月」の元ネタ、滝沢馬琴の「椿説弓張月」を ごく最近読みまして、すんごく面白かったでつ!為朝は三島美学によく合致する あるべき日本男児の悲劇の英雄像そのものだと思いました。 朝から駄レススマソ(^^)/
136 :
日出づる処の名無し :03/06/14 09:23 ID:VmMCjWid
「三熊野詣」ね。 あれは非常に自己言及的な小説だと思う。 自分の手で、自分の意志で、フィクショナルな伝説を作り出そうとする男の物語。 因みに英題は、Act of Worship(崇拝の演技)と云う。
137 :
日出づる処の名無し :03/06/14 14:41 ID:ovdvhqR/
このスレは、低脳の反日在日が荒らさないので、何よりです。
138 :
日出づる処の名無し :03/06/14 22:04 ID:EGuufbVS
みなさんファイト・クラブ見てまつか? 三島が生きてたら好きそうな映画だと思いますが。 この作品のDVDは非常に高画質でお勧めです。
>>133 すいません。怒らないでね、高田万由子さんの新潮の記事を
さっき偶然コンビニで読んだけど、恋してる方の主人公の名前は
「本多」さんじゃなくて「松枝清顕(まつがえ・きよあき)」だと
思いまつ。
>>136 そおなんだ〜。欧州では田舎の本屋さんでも三島先生の作品は
置いてあるらしいですね。彼の遺産て時代を超えて世界で読まれていますね。
何だか嬉しい。
140 :
日出づる処の名無し :03/06/14 22:58 ID:80Ra/Bsd
三島主演の映画「憂国」を見たいんだが どうすれば見られるのだろう
>>140 今は、不可能。瑤子夫人が嫌っていたからね。原盤も破棄させられた。
>>140 >>141 2ちゃんで見かけたレスなので真偽の程は怪しいけれども
三島先生があちこちに映画を売り込みに行ったので
パリにはフィルムが残っている、というレスをどっかの三島スレで
昔読んだよ。どっちみち見るのは無理っぽいですけど…。
あちらの白人女性は映画を見て卒倒したり気絶したりしたんだとか。
わたしも見たいでつ!!
143 :
日出づる処の名無し :03/06/15 00:09 ID:I5MOsrtm
>>140 事実上の共同制作者である堂本正樹氏も三島からマスターテープを
わけてもらって持ってるそうですよ。
アメリカではカルト映画としてビデオテープも普通に売ってるそうです。
(もちろんアングラな流通経路ですが)
先月号の映画秘宝にこの映画のキャプ画像がいろいろ載ってましたね。
145 :
日出づる処の名無し :03/06/15 01:01 ID:a47IjjVl
三島と石原慎太郎の最後の対談は面白い! 国家理論の滝村隆一が言及してたんで読んだのですが、 三島が、石原に、 「自由を守るために死ぬというのは論理矛盾」 とつき、石原が切り返す。 そのやりとりは、両者の友情と憎悪が生々しく交錯していて、スリリング! 、
146 :
日出づる処の名無し :03/06/15 02:55 ID:52KxPE5r
>>145 読みたいなぁ・・・・・・どこで読めますか?
147 :
145 :03/06/16 19:27 ID:E6PDCBej
>>146 たしか三島全集(対談集めた巻)に入ってるはずだけど、石原慎太郎『三島由紀夫の日蝕』(新潮社)
で読めます。
三島が推奨して世に出た一流の文学者ってけっこういる。鑑賞眼・批評眼の鋭さは小説以上だった
と思いますね。
もの凄い。
まず基本的に三島と石原は仲良しだったのね。 石原は世に出る前から三島のファンで、三島がちらっと出演してる映画 を彼目当てに見に行ったほど。三島は石原が「太陽の季節」で出てきた 当初から石原の才能を認めて、筑摩書房が石原の作品を選集にして出す ことになったとき三島のほうから電話をかけてきてきたという。「有り 難い話で早速お願いしたが、それは解説というよりも見事な石原慎太郎 論だった」らしい。 官僚から作家に転じた三島は、ナイトクラブやボクシング観戦といった 石原の風俗が珍しくて、いろんな所についていったようだ。石原がやく ざのような男と親しげに話すのを聞いて不思議そうにしていたとか。 まあ、今と違って当時は文壇サロンというものが実際にあり、年の近い ふたりが親しくしたエピソードは数多くあるのだ。しかしそれはこのへ んで。 三島は石原を、どこか意識しすぎていた嫌いがあった。これは野坂昭如 が語った話だが、三島が「石原慎太郎というやつが出てきて、俺は若さ を売り物にできなくなったよ」と笑いながら言っていたそうだが全くの 冗談とも思えない。 三島を理解する上で避けては通れないのは、彼の肉体的なコンプレクス だ。背が低く、痩せて運動神経も無い。しかしそのコンプレクスは芸術 家としてうまく作用し、彼は本当に天才的な耽美小説をものにすること ができた。そのコンプレクスをそのままの形で維持できればよかったの だが。
三島は、石原が見せたボクシングの世界に興味を持ち、一時期ボクサー として熱心な修行をした。元チャンプとスパーリングをさせてもらった りもしたが(このとき慎太郎セコンド)、どうも才能が無くやめる。そ れから三島は、ボディビルに血道をあげる。ここは石原の言葉を引用。 「だがボクシングとのいきがかりの揚げ句に三島さんは、少なくともボ クシングよりは無難なボディビルにはまりだす。しかしそれで三島さん の頭部が受難から救われたかと言えば、脳は損傷されずにすんだかも知 れないが、一人で刻苦勉励すれば誰にでも付着してくる筋肉の虚妄に囚 われてしまった氏は、隆々たる筋肉が実は全く機能はしないものである という肉体の罠に気づかず、昔の虚弱な肉体に比べれば我が目も疑う上 辺の肉体の出来上がりに錯覚したマッチョの揚げ句に、最後はああした 行為の末に自ら果てるということになった。三島さんのあの行為が憂国 の念によるものであったことは疑わないが、しかしなお、三島さんがボ ディビルによるフェイクな肉体を持たずにすんでいたらああした破局は 決してやって来はしなかったろう」
150 :
日出づる処の名無し :03/06/16 20:31 ID:ddXRNrgL
「憂国」、「からっかぜ野郎」、「黒蜥蜴」見たよ! エッヘン。 「憂国」は、たしか白黒&無声映画だったような気がする。 切腹シーンはシルエットだったような。血は黒かったような。・・・ うろ覚えでスマソ。
151 :
日出づる処の名無し :03/06/16 20:40 ID:ddXRNrgL
「フライデー」か「エンマ」の創刊号に、生首載ってたんじゃないかな。 話題になった事件当日の「朝日新聞」は、あんまりはっきりしなかったような。 東大医学部の資料庫に何かあるかもな。
152 :
日出づる処の名無し :03/06/16 20:40 ID:/sEaZt69
みんなありがとう。三島さんと慎太郎さんの対談を読みます!
153 :
日出づる処の名無し :03/06/16 20:45 ID:ddXRNrgL
三島さんの書斎入口の書棚一面、赤塚不二夫のギャグマンガがあったという うわさを聞いたが、本当かもな。
154 :
日出づる処の名無し :03/06/17 01:18 ID:THPsvdiF
>>153 いや、それは初耳だけど、三島さんなら赤塚不二男は好きそうだね。
155 :
` :03/06/17 01:47 ID:oaLwIm0g
この人極右でしょ
156 :
日出づる処の名無し :03/06/17 02:42 ID:mLtIUckj
>>155 ホモ右翼です。「三島由紀夫 福島次郎」で検索してみてください。
学習院育ちのせいか、家柄コンプレックスも強かったようです。祖父・
父は高級官僚で、三島(本名:平岡公威)は学生時代、「平岡家はじきに
華族になる」と友だちに吹聴していたそうです(猪瀬直樹による)。
しかし、ホモだろうと右翼だろうとニセ貴族だろうと、作品がよければ
いいんです。例えばジャン・ジュネなんか、ホモの売春夫で窃盗の常習
犯ですよ。それでも、彼が生み出した小説と戯曲は燦然と輝いています。
157 :
日出づる処の名無し :03/06/17 03:13 ID:HxBHeVRB
158 :
:03/06/17 03:39 ID:BAFJOjZP
そうだよなぁ。野坂昭如なんざ、あんな風になってしまったが、 「蛍の墓」を観ると何度でも泣けてくる
159 :
日出づる処の名無し :03/06/17 03:39 ID:/65EEQ7Q
>>155 教養が無い低学歴、キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!
!
160 :
日出づる処の名無し :03/06/17 03:51 ID:11jdh1Vr
>>158 >>159 引き籠もりの反日分子が、無理してレスすることはないよ。
汚い言葉で、自分の馬鹿さを証明するだけだから・・・・・・・・・・・(嘲笑
161 :
日出づる処の名無し :03/06/17 04:02 ID:V1V68vVv
>>160 ま、低脳は相手にするなってこと。常識。
162 :
日出づる処の名無し :03/06/17 05:38 ID:TkMEdc9N
>>157 は中学校で「インターネットの使い方」を教わったけど、まだ使えない。
三島由紀夫と福島瑞穂の共通点
東大法学部卒。
難関国家試験に合格(三島は高等文官試験行政科、瑞穂は司法試験)。
国家公務員になる(三島は大蔵省、瑞穂は参議院議員=特別職国家公務員)。
163 :
日出づる処の名無し :03/06/17 05:51 ID:28mmAlwJ
164 :
日出づる処の名無し :03/06/17 05:57 ID:RJ24etOP
165 :
日出づる処の名無し :03/06/17 06:21 ID:10cP8l66
>>164 野坂スレじゃねえんだよう。浜幸と野坂の漫才はいいから。
野坂が三島を書いた『赫奕たる逆光』は読んだ? 私は読
んでないの。あなた読んでそうですね、さわりを教えて
おくんなまし。
166 :
日出づる処の名無し :03/06/17 06:30 ID:NOF8xky+
,,.. -──- 、, ,. ‐'"::::::::::::::::: ....:``'-、 ,/::::::::::::::::::: ....::::::::::::::::::::::::ヾ:、 ,...., /::::::::::::::: ..:::::::::::::::i、::::::::::::::::::::'、':,. / ヽ /::::::::::: ....:::::::::::::::::::::i:::!`、:ト、::::::::::::i i! / i i ...::::::|'、ヽ;::::::::::::::|,!:!__リ,,'iヽ::l''、:'、 / / | ..::::::::;:::i!:i ヾ:、ヽ:::::::::| リ , -─ リ i;il:ヽ, i / l:::::::::::::::i',i ':i ,メ、 \;:l '゙ `、 !::::/l ...::::::/``ヽ あはははははははははははははは l::ヽ:::::ヽ:i,レ',.゙-‐'''' ',/'/..::::::::::/ l'ヽ;、 ヒキコモリウヨク! i:::::>、:ヾ,' / _,.. -‐'ヾi ,レ'::::::::::;r':.. / i_\ i:::i. `'‐,ゝ i" '! ,.‐''" :::::::::::i゙::::::::.../. ノ 'i 「美しい肉体」ってなんのことだよ〜 !::\ `ヽ ':, l{ ..:::::/::L,. ‐'":::::;/ ! l::::::::`''‐r\ ヽ.,__,.ノィ'‐-‐''"'ォ‐--,゙弋''''"::::::;.ノ 肋骨ガリガリだろ〜〜〜〜 |::::::::;ィ:::}、 ``'''─--、-‐ニ┤ ___ハ,`''ーヽ-'=‐''"::: !::::::/ i:::|、\ ヾ´. i ヽ 、''‐-、_::::::::::::::::: / i:::::/ i:::ハヽ`''‐、/l__\,| / ヽ--、,.ニ=‐--‐'"
167 :
日出づる処の名無し :03/06/17 07:03 ID:Znimj9lc
>>166 引きこもりが、他人を引きこもりって言うのって、キショイ!!マジに。
スレの平均知能を下げる反日馬鹿サヨは、消えろ(嘲笑
168 :
何故、右翼は産経の不正には触れないのか? :03/06/17 07:12 ID:R0zZ+h4D
,,-"::::::::::::::ヾ::ヽ、 /:::::::::::::::::::ノノ人:::::::ヽ ノ:::::::::::::::::::::ノノ ヾ:::::::j i:::::::::ノノ::ノ,-‐' ー-、|:::::/ /":::::::::ノ -tテ, (テ- ヽ、:| i ::::::::/ ^ ´ ヽ´ iし/ 右翼のみなさん ヾ:::::ゝ ノ(`_ _) /::/ カレーができましたよ! `r" ノ、_,イ ` jノ /;;\ ヽ ソ 丿 /;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 、___ ノ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ー――'ヽ __ __ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、,,-―;";;;;;;;ヽ_/つ | ;;;;;;;;;;;;;;;;/⌒つ( (ー---""-"). )__|
169 :
何故、右翼は産経の不正には触れないのか? :03/06/17 07:13 ID:R0zZ+h4D
_,.. ---- .._ ,. '" `丶、 / ` 、 ,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. . ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ . ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', ,' .::::::!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l . ,'. .:::::::{ l'.l/ 、_ _,. 'l/',|.';| l :::::::::::';、ヾ  ̄ `‐-‐'/! ';. ' . ! :::::::::::/ `‐、 ゝ |'゙ | | ::::::::/ \ 、_, _.,.,_ ノ::: ! <芯でウヨ |::::/. _rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::./ .. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/ ,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.|
170 :
何故、右翼は産経の不正には触れないのか? :03/06/17 07:13 ID:R0zZ+h4D
,.. ---- .._ ,. '" `丶、 / ` 、 ,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ. . ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ . ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.', ,' .::::::!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l . ,'. .:::::::{ l'.l/ 'l/',|.';| l :::::::::::';、ヾ -=・=- -=・=- /! ';. ' . ! :::::::::::/ `‐、 ゝ |'゙ | | ::::::::/ \ 、_, _.,.,_ ノ::: ! |::::/. _rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::./ <ヴァカウヨ、逝ってッ! .. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/ ,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.| . /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | | /.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./ . /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{ | !`:、 ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:| !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
171 :
何故、右翼は産経の不正には触れないのか? :03/06/17 07:14 ID:R0zZ+h4D
----------------------------------------------- 不良少年や慢性無職が右翼へ走る ↓ 軍事ヲタ=産経ヲタ=国士気取りのパンチパーマ=兄貴ヲタ=ゲイ -----------------------------------------------
172 :
日出づる処の名無し :03/06/17 07:20 ID:A/l/Fxoe
はい、マス板でも絶好調の低脳荒らしの登場です。 削除するからok ・・・・・・・・・・・・・・・・・・存在も削除されるかもね(憫笑 マジで。
173 :
日出づる処の名無し :03/06/17 07:27 ID:zKWdQTnw
>>172 こいつ、あれだろ。コピペだらけのキモイ三島批判サイト作った椰子だろ。
このスレで論破され、馬鹿にされて・・・・・・・
174 :
日出づる処の名無し :03/06/17 07:55 ID:j20MKjBf
右翼団体の青年組織が組織的な書き込みを行っていることはひろゆきも認めている。 過去、某女子大サイトにリンクした左翼叩きスレッドを2ch中に乱立させたのは 生長の家信者であることが、宗教板の生長の家スレの過去ログで確認されている。 韓国叩きスレでしばしば引用される、日韓併合と植民地支配を近代化論の立場から正当化するサイトの 歴史観が、生長の家の主張する歴史観ときわめて似ているという識者の指摘がある。 また、日韓併合と植民地支配を近代化論の立場から正当化するサイトの多くが、韓国以上に 日本国内の「反日左翼」に対する病的な敵視を特徴としている。 韓国とは対照的に、彼らが礼賛する台湾に対する認識が、生長の家の熱心な信者である蔡焜燦の 「台湾人と日本精神」、および、蔡がすべてを手引きして小林よしのりに書かせたといわれる 「台湾論」の、誤った記述に依拠している。 社民叩き、朝日叩き、中国韓国叩き、日教組叩き、市民団体叩き、および、「大東亜戦争」肯定、 靖国公式参拝推進、石原慎太郎待望論、台湾礼賛を目的とするそれぞれのスレで、上記の認識が 通奏低音として存在する。いわゆる、2chの神道系による政治的「板」買い取り不明事件である。 女子高生に小バカにされて右翼団体や宗教に抱かれるような落ちこぼれが増加しているらしい。 昨年、「歴史教科書の採択が日教組に妨害された証拠」とする内容のスレが乱立したが、 日本青年協議会(生長の家系右翼団体)サイトの、表からリンクされていない画像ページを引用していた。
175 :
何故、右翼は産経の不正には触れないのか? :03/06/17 07:59 ID:R0zZ+h4D
>>172 ID:A/l/Fxoe
<存在も削除されるかもね(憫笑 マジで。
やはり暴力団系右翼団体組員なの??
176 :
日出づる処の名無し :03/06/17 08:05 ID:j20MKjBf
ノ::::゙、 ヽヽヽヽ ゙、
ヘ:::::::::;;: -‐''''""( )1
゙、::::::::-‐''""" ̄"'i
:V;;||:::: '~ニ=ッ, r='|
i!f !::::: ゙、i
i!ゝ!:::: ‐/リ
i::/:、 :::、 /''ii'V
 ̄ハ:::::\ "''il|バ''
ショカツリョウ
諸葛亮 いわく、
>>1 このくそうよちゅうぼうが
ほかにすることは
ないのですか
177 :
日出づる処の名無し :03/06/17 08:12 ID:Ei45xJEf
おおおおおお!!!!!!! 低脳がものすごく粘着してるね。笑いがないんだよ。おまえ。藝がない。 知能指数が低い証拠だから言っても無駄だろうが・・・・・・ あれだけ、マス板で馬鹿にされてこっちで荒らしか? 脳内オナニーで現実を把握できないから、何でも「右翼」という幻想に置き換えて 心の平静を得ようとしている。ようは、神経症患者だろ。藁 自分の信じられない世界を見ると、現実とは思えず架空のものと判断し、 その現実を受け入れられないために、妄想で誤魔化しを始める。 まず第一歩は、他者を認識できなくなり、他者の存在を妄想でしか語れなく なるのが危険信号だ。(斉藤茂太) 頼むから、ここで粘着する時間があったら、精神科へ行け!! ウジ虫のカキコは削除するから心配なく。
178 :
日出づる処の名無し :03/06/17 08:13 ID:Sa8B5KOU
革命哲学としての陽明学を読みてえ。 どうすれば読めるか?
179 :
日出づる処の名無し :03/06/17 08:31 ID:IuMDQ0Kp
>>178 文春文庫の「行動学入門」に入っているはず。凄い論文です。
前レスに出たけど、この論文は口述筆記。で、口から出た言葉そのまま
で「諸君」に掲載された。一字一句、直していないし、構成も、構文も完璧
だったという。
編集者の間では伝説になっている。
180 :
日出づる処の名無し :03/06/17 08:45 ID:Sa8B5KOU
181 :
日出づる処の名無し :03/06/18 09:59 ID:j5Wrm5tu
三島先生は赤塚マンガがお好きだったのですか…初耳w ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」を大絶賛されていましたよ。 サブカルチャー方面のアンテナもすっごくセンスいい!と思いました。
182 :
日出づる処の名無し :03/06/18 11:20 ID:JoQDsbt6
マカジンハウスのanan創刊号に言葉を寄せているのも三島だよ。 サブカルチャーからハイカルチャーまで、バランスよく目配りしているのはさすが。 フランス文学者の鹿島茂は、最も信頼できる「文化の目利き」は三島だった、と述懐している。
183 :
日出づる処の名無し :03/06/18 11:31 ID:nH+sagDX
184 :
日出づる処の名無し :03/06/18 11:32 ID:lxIJykTh
あと「文章読本」(初出は婦人雑誌の付録だった)なんかも口述筆記だね。 婦人誌や週刊誌に掲載されたライトエッセイや娯楽小説なんかは口述が多い。 当時の編集者の回想によると、「二三の参考文献を手元に置き煙草に火をつけると、 おもむろになんのよどみもなく話し始める。彼にとってはまるで器械体操でもして からだの血行をよくするといったようなことだったのだろう。そしてなんの苦もなく 出来上がった原稿は、きっかり規定枚数どおりだった。手直しもほとんどなかった。」そうな。
185 :
日出づる処の名無し :03/06/18 14:15 ID:heHbF7mw
186 :
日出づる処の名無し :03/06/18 16:32 ID:wrygzVYl
>>184 この間、院生会主催の卒論発表会で規定時間を大幅に超過してしまった自分としては、
そういう話を聞くとかえって清々しい気持ちにさせられる。
世の中には本当にスケールの大きな人がいる、ということを実感させられる話だね。
187 :
日出づる処の名無し :03/06/18 16:57 ID:BoEQusbw
逆に、短文をまるで脂汗をにじませながら刻み付けるように書き付けてるシーンも目撃されているぞ。 キャラメルかタバコの空き箱に。 誠実の人なのだ。
>>180 文庫なら、英霊の声(河出書房) 手に入りにくいかもしれないけど、読んでなければ絶対読んで欲しい。
文化防衛論も・・・・ヨコヤリすまソ。
189 :
:03/06/18 19:57 ID:j5Wrm5tu
>>188 どっちも世間知らずのお年頃時代に読んで、とっても感動しましたのに
誰か知識人が「あんな荒廃した内容の作品は見たことがない。驚いた」
と評してて「エッ、何で〜??」と心外でガカーリしました。
今思うと、左巻き知識人の批評だったのかなと思われますね。
190 :
188 :03/06/18 20:22 ID:W1TMQ2KD
個人的には、英霊の声を読んで、天皇に対するもやもやした気持ちが解決しました。 三島の思考は西欧的で、当時の愛国側からは、かなり非難があったようですね。 論理的な思考の到達点として、天皇が人間として天皇という崇高な存在になるべきであったという彼の批判は、私にとって日本回帰の原点となりました。 当時、ニーチェとかに夢中でしたんで、なおさらでしたけど(w。
191 :
:03/06/19 01:18 ID:rsPSir4V
>>150 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
192 :
日出づる処の名無し :03/06/19 04:01 ID:mvhcOfCS
>>190 同意。
ただ、西欧的なんだけれど、「英霊の声」はかなり神道の神秘主義を研究して
書いています。憑依する場面なんか鬼気迫るものがありますね。
映画化したら凄いだろうな。エクソシストが作られる何年も前にあれを書いたのは
天才の所業。
でも、映画化したら、右翼が反撥するだろうと思います。
193 :
188 :03/06/19 11:24 ID:obKakaxM
>>192 待宣右翼が大反対! w。 昭和天皇が崩御したからもういいんじゃないかねぇ。
文末の参考文献で紹介されている友清歓真は、大本にいた人で、その筋では有名な人ですからね。
英霊の声自体が、まるでルポタージュのような感じだし、実際の神懸りをそのまま書いたような迫力がありますね。
当時は、三島は、226にかなりはまっていて、霊感の強い三輪明宏が、三島の後ろに226の青年将校・磯部の霊が見えたとか言ってるし、
実際に、三島の霊体験も、ベースにあったのかもしれませんね。(伝記的なことは知らないんで勝手な推測ですけど)
ゾルゲなんかやらずに英霊の声を映画化やってくれい。(ゾルゲ見てないから内容知らんけど)
194 :
192 :03/06/19 11:52 ID:KpMUOL7E
>>193 レスありがとう。
友清歓心をご存じですか? 彼は真言立川流ですよね。
神道の奥義を極めたからこそ、三島由紀夫はあの小説を書けたんでしょうね。
恐らく天皇の持っているデモーニッシュなものが、革命の原理になるって事を
三島は分かっていた、と思います。
はぁ、今生きていれば、今の色々な問題にどんな批評をしてくれたのか、
残念でたまりません。
195 :
188 :03/06/19 12:26 ID:obKakaxM
>>194 どうもです。むかし、ちょっとはまって、八幡書店で全集とか買って読みました。(わからんかったけどw。)
ピラミッドとか、とんでも古代史も昭和初期に大爆発。
大本の弾圧はほとんど知られていないけど、昭和初期の神道と政治のかかわりは興味深いと思っております。
昭和初期、大本・満州・教派神道あたりは、226・北一輝ラインよりも、おもしろそうです。
ほとんど資料もないし、想像の粋をでませんが。(´・ω・`)ショボーン
196 :
188 :03/06/19 12:34 ID:obKakaxM
>>195 追加:忘れておりました。
友清歓心は知りません。 友清歓真の本は、大本に興味があって全集を買いました。(ほとんど読まなかった。)
197 :
日出づる処の名無し :03/06/19 12:34 ID:Lvv1mR9E
うう!!ここは、知的で良スレだ。 俺は勉強するぞ!!
198 :
:03/06/19 21:39 ID:rsPSir4V
>霊感の強い三輪明宏が、三島の後ろに226の青年将校・磯部の霊が見えたとか言ってるし、 知ってまつ〜(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 三島先生のご母堂が、深夜大勢の兵隊さんがワァワァ言うような声が 仕事中の息子の部屋から聞こえたなんていうエピソードも読んだよ。 「倅・三島由紀夫」平岡梓(先生のパパ)だたかな?
「英霊の声」は書店に並んでいるのを見た事がない( ´Д⊂ヽ やっぱ、注文するしかないのかな〜。 「憂国」は、読んでいて背筋がぞくっとしました。三島氏の美学がよくわかる 一冊だと思います。 個人的には、「若きサムライのために」と「葉隠れ入門」がオススメです。
>>199 河出書房新社の文庫にあると思う。古本屋を探せば単行本も見つかるズラ。
201 :
日出づる処の名無し :03/06/20 12:51 ID:CO0Kz7dF
良スレage
202 :
日出づる処の名無し :03/06/20 17:58 ID:3P2g9xo1
203 :
mi :03/06/20 18:37 ID:b44mf4mx
age
204 :
日出づる処の名無し :03/06/20 21:47 ID:1GOLWxkr
>>150 いや「憂国」では腸ががイパーイ飛び出してました。
画面はモノクロですが・・・・・・
BGMに「トリスタンとイゾルデの前奏曲」が延々流れていました。
205 :
日出づる処の名無し :03/06/20 22:31 ID:1CJiVmYX
三島と太宰を共に崇拝している奴は必ず童貞だよな。 両者とも批判出来てなんぼだとおもう。
>>200 河出書房ですか。どうもありがとうございます。(*´(エ)`*)
書店で頼んでみるづら。
207 :
日出づる処の名無し :03/06/20 22:33 ID:1GOLWxkr
>>205 ( ´,_ゝ`) プ
低脳のオナニー
>>205 太宰と三島両方好きな奴?? そんなやつはいないと思うけど・・・・・・
おれは、三島好きで、太宰大嫌いだけど。
>>206 スターウオーズ実況の帰りか?
209 :
日出づる処の名無し :03/06/20 23:06 ID:S/O88Mng
>>206 文庫だよ。単行本は多分絶版。良かったら、全集を買ってね!!
>>208 何スか、そのスターウォーズ実況って?
>>209 (゚ω゚)(-ω-)(゚ω゚)(-ω-)ゥィゥィ
単行本が欲しければ、古本屋へGO!という事ですな。ご親切にどうもでつ。
全集は買えないっぽ。本棚がぎゅうぎゅうでしまうスペースがありません。(w
211 :
188 :03/06/21 00:54 ID:7jGBN24i
>>210 すまん、さっきスターウオーズジェダイの復習のBS2実況みてたら、熊のAAが貼りまくられてからさ。
英霊の声(赤い鳥居のマークの単行本) こないだヤフーオークションにふたつぐらいでてたけど、今はないみたい。
三島人生モノでは、村松剛の『三島由紀夫の世界』 新潮社 (文庫化されたと思う)
それぞれの作品とそのときの三島の人生とかもわかりやすいと思う。
猪瀬のペルソナ(ポストに連載されてたやつ、文庫あり) とかも面白いよ。本屋で見てみて。
212 :
188 :03/06/21 00:56 ID:7jGBN24i
>>211 猪瀬直樹の『ペルソナ』 三島の爺さんの時代から、描いている。
213 :
日出づる処の名無し :03/06/21 00:58 ID:rXBz+z2h
三島より岡崎京子の方が優れた作家である。 かつて日本人の持っていた入替え不可能でかけがえのないものは 世の中が便利になルにつれて無くなってしまった。 このままアメリカナイゼーションが進めば日本は入れ替え可能な物しか無くなる。 日本の中身が入替え可能になったら国を守るもクソも無くなる と三島由紀夫は危惧した訳だが、既に日本は入替え可能な物しか無く 「断念したけど断念した事を忘れない」とか「断念は苦しいけど 断念した記憶は苦しい事では無くせつない事だ」 といった状況に追い込まれている。 三島はそれを受け入れる事が出来ず自殺した訳だが 岡崎はそれを受け入れ次の段階へ進んでいる。
215 :
日出づる処の名無し :03/06/21 01:03 ID:76vx4x65
>>213 優れているかどうかは200%怪しいが、岡崎ってどんな人?
紹介してよ。
216 :
日出づる処の名無し :03/06/21 01:04 ID:SJdsHgTZ
いきなり 学校や職場に軍服きたオヤジが やってきて日本刀振り回しながら 立ち上がれっていわれたら、 タクマっちと区別つかないね。
>>216 お前みたいに頭が悪い奴には区別つかないだろうね
三島と同時代で、そのとき評価されてた作家、たとえば、阿部公房も、大江健三郎なんか、いまごろ誰も論じないだろ。 流行作家は時代が変わると風化する。 普遍的な価値を提示してないからさ。 ところで、岡崎京子って、むかし細い女の子の漫画描いてた人か?
何だ、マンガ…( ・´ω`・)=3
220 :
日出づる処の名無し :03/06/21 01:37 ID:SJdsHgTZ
頭よくても区別できないでしょ 現場では。 てか、三島がすきということが即 頭がいいということにはならないということを 一応書いておくよ。
221 :
日出づる処の名無し :03/06/21 01:46 ID:lCSWytoY
>>218 つーか、安部公房>>>>>>>>>>>>>大江
だよ。
安倍公房は三島由紀夫に匹敵する才能を持っていた。二人でスリリングな対談も
してるしね。安倍公房が亡くなったから、大江にノーベル賞が流れたのは有名な話し。
三島由紀夫と安倍公房は「20世紀の文学」という対談をしている。
いきなり、三島さんが「結局、セックスだよね?」と話しかけ、凄い対談が続いた・・・
知的レベル高杉で、たぶん、三島由紀夫の対談の中でも、小林秀雄との対談に
並ぶ3本指に入る面白さだ。
>>211 にゃるほど。(w
クマ@顔文字は、最近気に入って使っているだけなのれす。
ああ、ヤフオクという手がありましたな!思いつかなんだ。
今はないのか〜。残念。
>三島人生モノでは、村松剛の『三島由紀夫の世界』 新潮社
>(文庫化されたと思う) それぞれの作品とそのときの三島の人生
>とかもわかりやすいと思う。
ふむふむ。寡聞にして村松氏を知らなかったのですが、検索して調べて
みたら評論家なんですね。
元陸将補である山本氏の「自衛隊『影の部隊』―三島由紀夫を殺した真実の
告白 」は読まれました?私は書店でパラパラと頁を繰っただけなんですが、
ご本人の三島氏に対する悔恨の念が著作動機になったようですね。
ペルソナは連載当時、話題になっていたので単行本になったら買おうと
思っていますた...
あ〜、読みたい本が多過ぎる。
しかし、188さんは本当に詳しいですね〜。これからも、是非ご教授して
たもれ。<(_"_)>
>>220 頭がよく見えるために、三島がすき・・・・・・一度は言ってみたいよその言葉 (w。
自分の場合、三島由紀夫が好きとかは、人は選んで告白します。偏見多いんでね。
本当に読んだこともないとか、( せいぜい潮騒ぐらい。よくて、金閣寺の50ページ目まで)
作品の意味も理解できない輩の書いた批評をそのまま鵜呑みにした方が多いからさ。
頭よく見せたかったら、もっと別の人選ぶんじゃない?
もともと、三島由紀夫は日本刀振り回して立ち上がれなんて言ってないし、君の書き方はただの中傷にしか見えないよ。
>>221 確かに。 阿部公房さん、ごめんなさい。 あんなモンチッチ親子と一緒に並べてしまって。
224 :
188 :03/06/21 02:04 ID:7Hu0QQ1D
>>222 (=゚ω゚)ノ いえいえどうもです。こちらこそヨロシク。 (_ _) ..zzZZ ネルナ!
山本氏のその本は、わりと最近のですね。
すげーむかしの、『サムライの挫折』と、『三島由紀夫の絶叫』って本はありました。
225 :
:03/06/21 02:25 ID:9ELCFIan
「音楽」が好き。 えっちでわかりやすかった。
226 :
日出づる処の名無し :03/06/21 06:54 ID:tfNTsGFW
,,.. -──- 、, ,. ‐'"::::::::::::::::: ....:``'-、 ,/::::::::::::::::::: ....::::::::::::::::::::::::ヾ:、 ,...., /::::::::::::::: ..:::::::::::::::i、::::::::::::::::::::'、':,. / ヽ /::::::::::: ....:::::::::::::::::::::i:::!`、:ト、::::::::::::i i! / i i ...::::::|'、ヽ;::::::::::::::|,!:!__リ,,'iヽ::l''、:'、 / / | ..::::::::;:::i!:i ヾ:、ヽ:::::::::| リ , -─ リ i;il:ヽ, i / l:::::::::::::::i',i ':i ,メ、 \;:l '゙ `、 !::::/l ...::::::/``ヽ あはははははははははははははは l::ヽ:::::ヽ:i,レ',.゙-‐'''' ',/'/..::::::::::/ l'ヽ;、 ヒキコモリウヨク! i:::::>、:ヾ,' / _,.. -‐'ヾi ,レ'::::::::::;r':.. / i_\ i:::i. `'‐,ゝ i" '! ,.‐''" :::::::::::i゙::::::::.../. ノ 'i 「美しい肉体」ってなんのことだよ〜 !::\ `ヽ ':, l{ ..:::::/::L,. ‐'":::::;/ ! l::::::::`''‐r\ ヽ.,__,.ノィ'‐-‐''"'ォ‐--,゙弋''''"::::::;.ノ 肋骨ガリガリだろ〜〜〜〜 |::::::::;ィ:::}、 ``'''─--、-‐ニ┤ ___ハ,`''ーヽ-'=‐''"::: !::::::/ i:::|、\ ヾ´. i ヽ 、''‐-、_::::::::::::::::: / i:::::/ i:::ハヽ`''‐、/l__\,| / ヽ--、,.ニ=‐--‐'"
227 :
日出づる処の名無し :03/06/21 10:56 ID:wndedjGY
>漫画家だからって低く見たりしているのなら、その認識を改められたほうが つーか、別に読みたくない…。時間の超無駄。こっちは文学や芸術の問題を 語ろうとなんかしてないもん。ただ青春時代に三島先生の全集読んで 感動しただけだからね。だんだんおかしなオタクぽい人が混ざってきて つまんなくなってきてしまったこのすれ。
>>228 青春時代に読んだなら、(今、何歳か知らんけど) またお読み遊ばせ。
青春時代より成長してれば、またあらたな感動があるでしょう。
マンガだオタクだ批判するより、自分の感想でもなんでも書いたら、いいレスが入るかもよ。
見てるだけじゃ、自分の好きなスレにはなりませんよ。
>>227 ところで、岡崎のいっぱいあるけど、最初に推薦するとしたらどれ?
230 :
日出づる処の名無し :03/06/21 18:00 ID:t/8o6ls3
231 :
日出づる処の名無し :03/06/21 18:10 ID:t/8o6ls3
>>229 岡崎京子はまず代表作「リバーズエッジ」から読むべきだと思う。
そこから、「pink」「ヘルタースケルター」「ジオラマボーイ・パノラマガール」
「愛の生活」「エンドオブザワールド」「チワワちゃん」
「うたかたの日々」「私は貴方のイヌなのよ」
「へテロセクシャル」「ハッピイハウス』・・・・キリが無いな。
岡崎は駄作と秀作の格差が有り過ぎるので注意。
232 :
229 :03/06/21 18:24 ID:sCu4pmtk
>>231 さんくす。探してみます。
>>230 (^◇^)
本人は、岡崎京子とはわかってないようだが、
慎太郎の孫娘 『 マンガだってバカにしないで、これだけでもいいから読んでよ!絶対面白いから!』
慎太郎 『忙しいんだよ。しょうがないなぁ。・・・・・ふむふむ、なかなかイイねぇ、鋭いねぇ 』
こんな感じだったんでしょうか。 (・∀・)
233 :
227 :03/06/21 21:07 ID:YiFJL/Lt
>>230 あ、そうなんですか?
たしかに石原氏が「ヘタクソな絵だねぇ」って語っていたのをどこかで読んだもので。
響くものはあったってことなのかな。
>>229 私もリバーズ・エッジをお勧めします。
あと長らく幻だったヘルター・スケルターね。
現代という時代に対する冷徹な観察者に徹する岡崎が空恐ろしい。
フレデリックL・ショット「ニッポン・マンガ論」に、三島がマンガに寄せていた興味を
証言しているくだりがあった。(いま本の山にうずもれていて確認できない。スマソ)
三島は赤塚の「もーれつア太郎」が大好きで、自分の子供と少年サンデーを
取り合うようにして読んでいたそうだ。
また、リアルな劇画タッチの時代劇マンガ(著者名失念)も偏愛していたらしい。
ちなみに森園みるく(耽美性の高いエロレディコミ作家、なのかなw)は
いつか三島作品の漫画化をしてみたいとのこと。
あと、手塚治虫の「火の鳥」は、三島の「豊饒の海」を非常に意識して書かれたものだ
って話もあるね。手塚は非常に負けず嫌いでライバル心や嫉妬心の強い人だったので、
同時代人である三島を意識していないわけはない。
234 :
227 :03/06/21 21:08 ID:YiFJL/Lt
ハイカルチャーとサブカルチャーの価値の倒錯というのは三島の死のあたりを 一つの分水嶺としておきた。新しく台頭するカルチャーを理解できない人間は多いが、 三島はそれこそ驚くべき観察眼と好奇心でそれらの流れを見据え、またみずから その流れへの先鞭をつけ、そして去っていった。 三島は単なる伝統主義者、復古主義者では絶対にないよ。 横尾忠則を評した「ポップコーンの心霊学」を久しぶりに読んだんだけど、 いまさらながらその先見性と透徹した分析力に驚かされた。 はばかりの匂いに混じる樟脳の香り、極彩色の箱絵に隠された大日本帝国の哀しみ、 高度に情報化され清潔でチリ一つない未来の日本のオフィスにかかる横尾のリトグラフ・・・ 三島を好きならば、彼がカルチャー全般に示した柔軟な姿勢・吸収力をこそ 見習うべきなんじゃないかな。 あ、余計なお世話ですか、そうですか・・・・・・ ついでに、決定版三島由紀夫全集に島田雅彦が寄せた言葉。 「―闘争と破壊の装置― 政治家であれ、文学者であれ、批評家であれ、サブカルチャーの表現者であれ、 誰にとっても三島は闘争と破壊の装置になる。歴史を反復したがる者も、反復を嫌う人も、 三島を素通りすることは許されない。時代の雛形は三島の全集の中にすっぽり納まっている からだ。ここまで緻密に、勤勉に、しかもやけっぱちに日本を変造した人はいない。 文学は三島一人のために特別な定義を設けてしかるべきである。」
235 :
日出づる処の名無し :03/06/22 01:42 ID:39wQOgbY
>>234 ま、岡崎京子という名前が初めてこのスレに出たとき、俺がすぐレスを
返したんだけど、ここまでの話が返ってこなかった。
面白そうな椰子だね。漫画全然見てないからね、俺は。
三島さんがサブカルチャーにも深い理解を示したのは、自分がサブカルチャー
ではないかっていう疑念に囚われたことがあったからだと思う。
戦後文学の主流からは完全に外れていたしね。もの凄い孤独感があった
のではないか?
「鏡子(京子に非ず)の家」の不評の後、長編は毀誉褒貶に晒されたからね。
「午後の曳航」と「絹と明察」は一般的にも高評価だったけど、三島さんが
好きだった「美しい星」は批評できる椰子がいなかったよね。奥野健夫以外に
いたかなぁ?かろじて磯田光一か?
それと、島田雅彦が三島由紀夫を評価するのは当然ですね。恐らく、
2CHでは絶対に嫌われている柳美里だって、三島さんのことは大好きだよ。
ある程度のレベル以上の審美家(文学者やアーティスト)は三島由紀夫を
避けて通れない。三島さんを否定する椰子は、結局、腐ったイデオロギーで
否定することしかできないんだよ。
長くなるので、この辺で失礼。
236 :
日出づる処の名無し :03/06/22 01:43 ID:39wQOgbY
>>234 あ、新しい全集って、幾らでしたっけ? お金を貯めて買いたいよ。
西尾幹二さんも月報に解説を書いたはず。
237 :
日出づる処の名無し :03/06/22 01:54 ID:eW6W2za0
三島センセイがウホッ!いい男!とかやらないか?だったことはこの際おいといていいのかな?
240 :
日出づる処の名無し :03/06/22 04:01 ID:zCWQI2Mo
岡崎京子か、ウゴウゴルーガに出ていたな
>>237 わはは。
興味の中心にはなっていないようですなぁ。
>>238 Σ(´Д`lll)ガーン!!
た、高いヘ(X_X ;)/ ヘロヘロー。。。パタッ(o_ _)o
本棚以前に、そ、その値段じゃ無理なり。
242 :
238 :03/06/22 10:23 ID:+H6aIJqB
>>241 (´・ω・`) べつに、全集なんか買わないでいいんじゃない?
ワシは新潮文庫40冊ぐらいと、あと他社の文庫10冊、古本屋も使えば、2万ぐらいでかなり揃う。
三島の評論とか、戯曲まで読んでいくなら、当時の社会状況、流行とかも勉強しなきゃいかんし、
研究家じゃでもなければ、そこまではイランでしょ?
重要作品をイイ評論なんかとあわせてじっくり読んだほうがよいと思う。(時間的な制約もあるし)
それじゃさみしいので、自分は、きれいな初版本とか見つかれば買いたいなと思ってます。
今んとこ、豊穣の海、太陽と鉄、弓張月、蘭凌王、英霊の声、とかしかないけど。
薔薇刑欲しいけど、恥ずかしくて買ってません。(゚∀゚)アヒャ
それに、全部同じカッコウの全集ってねぇ・・・・小さい子がいるひとは、全集はイイ。積み木になるから。
それから、今話題の岡崎京子を読もうかと、『リバースエッジ』が推薦らしいから。
243 :
日出づる処の名無し :03/06/22 15:22 ID:rbISt/6Q
>>241 ボアマロさん、全てを捧げれば、1年で貯金できるよ。
つーか、以前の全集なら安くなってると思われ。
>>242 以前、友清歓心でレスをした者です。
揚げ足を取らせてもらいますw
豊穣の海 ×
豊饒の海 ○
245 :
188 :03/06/22 15:56 ID:+H6aIJqB
>>244 (´・Å・`)参ったなぁ、HNいれてなくても、 ID違ってても、わかるんだ。
2chを勉強します。(´・ω・`)ショボーン
聞かれていたのに答えないのも失礼と思い、『知らない』と書いたのだが。
孫とかの名前かも?と思ってました。打ちミスとは思わなかった。
皮肉のつもりでわざとしたんじゃないんだけどなぁ。
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
>>245 どうも。いや、勝手にそう想像しただけ。文体とか、AAの使い方とか
同じ人のような気がしたからです。
>>246 そうですか・・・読み返してみると、私はくだらないカキコばかりでした。
234、235さんのような評論ができるように精進したいと思い、
とりあえず、春の雪の初版本を正座して拝読することにします。
>>242 そうでつね。
私は文庫本でちまちま揃えているので、このまま逝こうかとは思って
いるんですが、全集も
__∧__
\( ゚Д゚)/ <ほすぃ...
|/\|つ
〜∪ |
し`J
全集がドドーンと積まれているのは、夢です。
>研究家じゃでもなければ、そこまではイランでしょ?
何せ、氏の関連本の数は膨大。今の段階では、そこまでいらないと思って
います。
>>243 一年間の禁欲生活は無理っぽ。
>つーか、以前の全集なら安くなってると思われ。
古書店でgetかぁ。覗くの好きなんですよね。何も買わなくても、眺めている
だけで幸せな気分になれる。
全集が数万円だったら、衝動買いしちゃうかも。(w
249 :
日出づる処の名無し :03/06/22 21:19 ID:CPVbxGOQ
>>216 ワロタ、ワロタ。
あなたは、この掃き溜めスレの中の鶴。
市ヶ谷駐屯地乱入事件(1970年)とは、三島と森田必勝のホモ心中でした。
「武士道」と「士道」は異なるもので、主君の後を追って「追い腹」を切る
のは、「衆道」すなわちホモセクシュアルとグチョグチョに絡み合っています。
三島の出世作『仮面の告白』の主人公はホモです。仮面に託して語られる、
虚実ないまぜの彼の半生です。徴兵検査のとき、医師の誤診をいいことに
事実上の徴兵逃れをしたエピソードも出てきます。
虚弱な幼少期、王朝文学の美に耽溺した早熟な少年期、川端康成の推薦に
よる文壇デビュー。これ見よがしの肉体改造に励み、私兵を養って兵隊ごっ
この末、市ヶ谷駐屯地を死に場所と定め、衆道仲間と死出の旅に就きました。
250 :
日出づる処の名無し :03/06/22 21:22 ID:CPVbxGOQ
遺作は『豊饒の海』四部作です。この名前は月の海の名から取られていま
す。月の「豊かの海」には、潮も空気も魚も船も何もありません。昭和元
禄の世を、物資は豊かでも実は空っぽではないか、と皮肉ったのです。
最終作の最終回の原稿まできちんと書き上げました。最後、主人公は真夏
の寺の境内に取り残されます。
記憶もなければ何もないところへ、自分は来てしまったと本多は思った。
(『天人五衰』)
三島文学の完成度に比べ、彼の檄文は稚拙で生硬です。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/kuhiwo/dazai/mishima.html 自衛隊の決起を呼びかけるバルコニーからの演説は、集まってきた約千
名の自衛官の「気違い!」「総監を解放しろ!」という大声に野次り倒
されました。文学作品は残りましたが、三島は何もないところへ旅立っ
て行ったのです。
251 :
日出づる処の名無し :03/06/22 23:47 ID:0Leu/qCb
252 :
日出づる処の名無し :03/06/23 01:15 ID:HPEttM+S
三島由紀夫の最後の道化師ぶりを思ふ時、私は、いつも、『ベニスに死す』の主人公、アッシェンバッハ教授の姿とダブってしまうのです。 他人にとっては、こっけいで無意味で、醜い姿なのに、なぜか、とても幸せそうで、幸福な死だと思いました。 しかし、BGMは、マーラーのアダージョより、トリスタンとイゾルデの愛と死でしょうけど。 いずれにしても、ラディゲに憧れた青年には遅すぎた春だったのでしょう。
253 :
日出づる処の名無し :03/06/23 02:09 ID:lKQNZRd+
>>252 アッシェンバッハが恋い焦がれる少年を演じた、ビヨルン・アンドレセン
の美しさときたら……海辺のシーン、クラシックな水着の股間のモッコリ
が悩ましい……。
単純な図式化になりますが、アッシェンバッハは美(少年)に殉じたわけ
ですね。それに対し、『金閣寺』の主人公の徒弟僧は、美の権化である
金閣寺を滅ぼして自分は生き延びました。徒弟僧が童貞を捨てようとし
た時も、ほかの折々にも、金閣の幻影が立ちはだかり、彼の人生を阻害
したからです。
女と私との間、人生と私との間に金閣が立ちあらわれる。すると私の掴
もうとして手をふれるものは忽ち灰になり、展望は沙漠と化してしまう
のであった。(『金閣寺』)
254 :
日出づる処の名無し :03/06/23 02:15 ID:kdH8xO2Q
主人公はついに金閣に放火し、この作品の最後です。 私は煙草を喫んだ。一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思う ように、生きようと私は思った。(『金閣寺』) 三島は、何に殉じたのでしょうか。殉じることなく、逆にそれを殺し て自分は生き延びることは出来なかったのでしょうか……。 逢著せば便ち殺せ。仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、 羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、親眷に逢 うては親眷を殺して、始めて解脱を得ん。(『臨済録』)
美輪明広とはどう言う関係だったの?
256 :
252 :03/06/23 13:10 ID:lMdsFW4U
>>253 ベニスの死すのラストシーンは、海岸で、醜く化粧をした教授がまぶしいほどに美しい少年の姿を見ながら死にます。
そして、その視界には、横を向いたカメラ・・・・映画評とかヴィスコンティの発言などチェックしてないで勝手な私の解釈ですが、
美というものは、芸術家が作品として作り上げた作品そのものではなく、美を感じること、そのものだといいたかたったのではないかと。
カメラを通さず、自分の目で美しいと感じることこそが大切だと。しかし、映画が芸術作品であるかぎり、
それを裏づける美がないといけないわけで、あの作品は彼の存在なしには成立し得なかったと思います。
しかし、逆に見ると、その美しい少年に対する教授以外に対応は、普通です。つまり、彼の美を知ってるのは教授だけなのです。
三島が、豊饒の海の前2作と後2作の断絶は、彼自身のそうしたジレンマが、影響していると思っております。
彼はそれまで、完璧なプランに基づいて作品を作ってきました。エンディングもはじめから決まっています。
三島文学に親しんでいれば、後2作がどんな作品になったか、当然予想がつきます。
三島にとってもそれは同じことで、脳内で完成されている美学を文学として表現することに意味を失ってしまったのではないかと。
257 :
252 :03/06/23 13:10 ID:lMdsFW4U
(256の続き) 清顕の転生という『美』を唯一知りえる本多は、美を鑑賞し、表現する立場としての芸術家から、 覗き見した、ただの痴漢のおっさんとして、その地位を追われました。最後には、聡子から、清顕の存在さえも否定されそうになり当惑します。 金閣寺のときは、最後の美の深遠に向かわず、生きることを選んだ三島。まだ、自分の美学を求めていた時代。 ( 金閣寺の時代背景として、天皇の『死』による、戦前と戦後の時代の断絶がありますが。) その後の作品で、自分の美を表現し、賞賛と罵倒を浴びた。美学が完成に近づくにつれ、自信は他人の評価を必要としなくなり、 自身の美学が完成されたときには、表現する意味を失った。豊饒の海のときは、すでの彼の美学は完成しています。 芸術作品として完成させるよりも、彼自身の認識と理会の歩み、芸術や美ではなく芸術家とは何か?ということを作品としたかったのではないか。 自身の美を完成し、芸術家としての人生を描いた遺作を残し、わずかばかりの陶酔を感じるために殉死を選んだ。
258 :
日出づる処の名無し :03/06/23 13:28 ID:8q1pDnge
悪貨が良貨を駆逐しないところが、このスレの素晴らしさ!!
>>257 彼が芸術家として殉じたのか、政治的人間として殉じたのか?という問題は
昭和45年11月25日以来謎のままですが、その両方の問は無意味だと思っています。
そういう問を発する近代のパラダイムから逃れたかった、破壊したかったのが彼の
意図なのではと俺は考えています。
>>248 古書店で捜そうよ。数万はどうかな?可能性あるかも。
多分数万〜10万円じゃないかな・・・・
靖国に行った後、古書店巡りというのは、俺の贅沢な散歩コースです。
>>257 三島氏の美意識の高さは認めるところですが、確か、氏は著書の中で徴兵に
応じられなかった事が人生の汚点、罪悪感から逃れたかったと自らが心に負った
傷について告白していたと思います。
これはあくまで私見ですが、氏は殉ずるに相応しい対象を探し続け、最期は
受け入れられない事を覚悟しつつも時代に挑戦状を叩きつけ果てたのでは
ないかと。
>>258 >彼が芸術家として殉じたのか、政治的人間として殉じたのか?という問題は
>昭和45年11月25日以来謎のままですが、その両方の問は無意味だと思っています。
これは難しいですなぁ。
個人的に彼が自決に至った背景に興味はありますが、死者が対象の場合生きて
いる人間の願望が投影(一概に悪とは言えませんが)されやすく、真実と
かけ離れた結論を導く危険があるため、解釈には注意が必要だと思います。
これは英霊の遺志を忖度する時にも当てはまる事なので、自戒を込めて言うの
ですが。
十万円かぁ...
>靖国に行った後、古書店巡りというのは、俺の贅沢な散歩コースです。
という事は、神田まで歩くわけですか?靖国からどれくらいかかるんだろう。
260 :
日出づる処の名無し :03/06/24 13:34 ID:ISHOL5oA
>>259 え??すぐだよ。だって、九段下から神保町はすぐだし。
その間にも古書店はあるし。神保町から小川町と散策を続けます。
>>260 地方だから、ぜんぜんわからないや。 (´・ω・`)ショボーン
神田小唄歌いながらニコライ堂の前を散歩してみたいな。
>>260 私は市ヶ谷→九段、半蔵門→九段しか歩いた事がなかったので、
知りませんでした。(´・(ェ)・`)クマー
噂によると、靖国から秋葉まで歩くしともいるとか。
なんか本の紹介と宣伝みたいになってるけど、感謝、感謝。
>>260 近くに住んでいる方ですか?
古書店の休業日をまったく把握してないから
遠出していっても閉まってる店が多くて悲しいときがあるよ。
265 :
日出づる処の名無し :03/06/25 22:24 ID:LPr0beSM
だいぶ前、TBSのニュース23で、三島vs東大全共闘の古いフィルムを流したことがありますが、 そのとき、三島の有名な「予言」(?)、 「抜け目のない、ニュートラルな、経済大国」云々の発言を、筑紫哲也氏が、したり顔で解説してました。 こいつにだけは言われたくなかった。
>>265 石原知事が選挙中に言っていた「立国は公にあらず私なり」という
福沢諭吉の言葉も筑紫氏はいいように利用しておりました。
頭にくる人だ。
267 :
日出づる処の名無し :03/06/25 23:30 ID:NSAVqT1U
貧乏なんで、三島の全集を買う予定はないんですが、図書館でちょぼちょぼ借りて読んでいます。 旧字体で読むと、文庫で読んだときの印象とは違いますね。 私は『午後の曳航』が最高傑作だと思います。あの忌まわしい神戸児童連続殺傷事件のとき、ある評論家が、猫解体の儀式との類似性を指摘し、私は 初めて『午後の曳航』を読み、死の儀式執行に至る少年心理を解剖する、三島の筆力にショックを受けました。 『金閣寺』は、三島自身がどこかで書いていたように、精神医学文献をお勉強した痕跡が生々しく、痕跡を消し切れていない小説は、やはり弱点ではないかと思います。 >259 そうですね。 三島の死について、凡人の私がいろいろ考えても答えはでないんですが なにか、もの狂わしい美意識に憑かれ、政治的にも、文学的にも、大きく軌道をずれていってしまった…ことだけは確かだと感じます。 三島と村松剛、埴谷雄高の鼎談、お読みになりましたか? 三島は、二流の歌舞伎役者の自殺に感動し、その役者の現実の死は、どんな凄い死の演技もかなわないみたいなことを発言(手元に本がないんで不正確な要約ですが)しています。 これって、どこかおかしい…。
死霊のハニヤユタカと!!どの本に収録されてるんですか? 読んでみたいなぁ。
>>265 先人の功績を「自らはその価値を理解していた」として、名声のおこぼれに
預かろうとするのは「知識人」と呼ばれる人の特徴でしょうか。
>>266 氏がその言葉をどう利用したか、容易に想像できます。(w
原義は、「私が立ち上がってこそ国家が立つ」気概を指すものと私は
理解していますが。
>>267 >旧字体で読むと、文庫で読んだときの印象とは違いますね。
確かに。
>三島と村松剛、埴谷雄高の鼎談、お読みになりましたか?
いえ、まだ読んでいません。
>三島は、二流の歌舞伎役者の自殺に感動し、その役者の現実の死は、
>どんな凄い死の演技もかなわないみたいなことを発言
>(手元に本がないんで不正確な要約ですが)しています。
ふぅむ。
この発言の真意は不明ですが、氏独特の美学に基づいているのかも知れません。
私は就いていけない、と思う事がままありますが。(w
昭和二十三年「序曲」 中村真一郎・武田泰淳・梅崎春生・三島由紀夫・寺田透・野間宏埴谷雄高・椎名麟三 三島 「人間性というものが充実しており絶対神を必要とせず、あくまでアポロとヂュオニゾースの 二元的世界があり、心の一方に激情があって、また一方には思索する場所を持っていると いう人間性を、近代文学に共通する分裂性の面でとらえず、同時性と一体性の面でとらえ、 これから一種の近代的な凡神論を作り出すのがぼくの表現の理想なんです。これは中村 くんとも共通する面じゃないかと思うが、フランスの一七世紀以来の心理小説の伝統に対す る愛着がぼくの一方にある。それともう一つぼくの中には、ワイルドなんかのルネッサンス的 なヘレニズムの理想がある。この二つのもののあいだの表現の矛盾をたんなる秩序という もので整理してしまわずに、二つのものがぶつかりあって止まる瞬間の火花のような美の 表現を理想としているんです。」 椎名 「アポロ的なものとディオニソス的なものとの調和というか、それは弁証法的な意味を持っ ているのですか。」 三島 「そうです。」
仮面の告白が二十四年だからそれより前の発言になる。 発言内容が、のちの作品や評論で同じ発言してるのが沢山ある、というか全部そう。 悪くいってしまえば、三島は若い頃身に付けた教養で食っていたともいえる。 まあそこらへんは小説家らしいっつーことで。
三島由紀夫かぁ。 彼が基地内に乱入したと考えた時、 自分なら野次った自衛官同様 けしてクーデターなどに参加しないと思えます。 彼のあの行動さえも支持する方々は当事者なら・・・ まさか参加するわけないですよね。
274 :
日出づる処の名無し :03/06/26 08:31 ID:Gi5mysiC
>>272 人間って、そんなもんです。17歳〜23歳位に脳にインプットしたものが
一番大きいし、その後の思考形態を決めるような気がする。
ま、彼の場合、天才なのでそれが13歳〜17歳かも知れませんが・・・・・
俺の場合、(比べるのも大それているが)30歳以降に読んだモノは身に
ついていない。
いま、10代の人、20代前半の人、滅茶苦茶本を読んで下さいね。
大脳皮質に沈積させるのは今しかないですよ。
>>273 三島は、自衛隊がクーデター起こすなんて微塵も思ってなかったよ。
ただ、自刃したかっただけ。そこは彼の美学の問題。
ただ、動物学的な生存、ただの生きているだけ、生命至上主義に毒された人に理解できない。
如何に生きるかは如何に死ぬこと。そのあたりの精神構造は葉隠でも読んだほうがよくわかると思うが。
命を張ってでも守るべきものがあるかどうか?
生きることは生存することにあらず、何かをなしとげること。
でも、ここまでくると三島の場合はちとちがうけどね。
命がもっとも大切でも、小泉首相ではないが、奴隷の生存は意味がないでしょ?
ひとがひとたるものは、生きていることではなく、生きて『何か』をすること。
だから、場合によっては、その『何か』の価値が、生命を犠牲にしなければ成し遂げられない場合もありうる。
自分が価値があると思うこと、すばらしいと思うことが、動物学的な生存より下のおかれなければいけない理由はなし。
>>145 この世で最も大切なものを聞かれ
石原慎太郎さんは、人間の個性を保障する「自由」と答え
三島さんは、「三種の神器」と答えたら
石原さんが「韓国にも似たようなものがあった」と言い
三島さんを怒らせたと聞いた事があります。
個人的には石原慎太郎さんの方が好きなのですが
三島さんの忠君愛国主義の美学にも魅力を感じるしだいです。
>>267 市立図書館には全集(決定版)34巻までしかなく、学校の図書館には全集旧版25巻以降が盗まれてるみたいで(怒!)
全集に入っているかどうか確認できないです。
タイトルは「デカダンス意識と生死感」(「批評」昭和43年夏季号 埴谷雄高『凝視と密着』に収録)
こういうこと言っていいのかどうか分かりませんが、三島はやるべきことは全てやって死んだのではないか、
という気がします。むしろ、生きていたとしたら、老醜を晒したののではないか…と。
小堀圭一郎が、「文化防衛論」を読んで、その「文体の荒廃ぶり」に衝撃を受けたと言っていたそうで(石原慎太郎『三島由紀夫の日蝕』)、
私はそこまでは感じませんが、晩年の三島は、文学的にも思想的にも退行しているのではないかと思うときがあります。
もちろん、まだ、三島を本格的に読み始めて日が浅いので、私の感想は間違っているかもしれません。
でも、三島の関係者の証言などで浮き彫りにされた、三島の晩年の言動を読むと、そんな危惧を覚えます。
278 :
日出づる処の名無し :03/06/27 07:04 ID:SKwtifrB
>>277 あ、それは危惧です。間違いなく。
>>273 その座談会凄いね。三島さん23歳だよ。周りの連中はみんな30代か。
中村真一郎を「中村君」と呼んでいる!!中村真一郎は頭に来ただろうが・・・・・
しょうがないね。
>>264 都内に住んでいます。ほとんど古本屋さんは年中無休だと思います。
279 :
色男no、1 :03/06/28 02:39 ID:m1DUW9e5
こんばんは、みなさん、私が色男です。
大江健三郎の万延元年のフットボールに見る兄弟対決はそのまま認識と行為の問題へとスライドし、
行為の表象たる鷹四は構造主義的反復の装置であり同時に中心を活性化する周縁であるという山口
昌男的70年代的思想課題をもらさず描破してある点において、三島事件の預言的衝撃の物語であると考えられる。
ダースベイダーは中上健次的父を投影された存在であり、解放されようとする息子から目的を剥奪するように自殺してしまう。
禁断の恋がフォースの暗黒面への引きがねとなっているというエピソード2は、ルーカスの「春の雪」解釈である。
清顕の悲恋がなければ、勲の自刃はなかった。
http://laspara.tripod.co.jp/
280 :
色男no、1 :03/06/28 02:53 ID:m1DUW9e5
こんばんは、みなさん、私が色男です。
三島作品と三島の存在とは複雑な入れ子構造の裡に成立し、それはなお拡散して三島的物語が世界的現象として氾濫するような事態として、
ポストモダンが言及されるという事もありました。三島存在は殊に誰にも分かりやすい紋切り型の物語パターンの合金ですから、
様々な物語との構造的類似性が指摘されては物語批判の名のもとに、それを相対化、解体するというのが、専らわが国の文芸批評家の仕事に
なっているところがありました。
三島の事件は同時代を巻き込んだところの象徴性を帯びたものでしたから、フロイト主義者は個人的内的要因に還元するという方法を執拗に
反復して来た訳ですが、時間の経過が歴史の地層のように降り積もり、もはや忠臣蔵を精神分析しても仕様のないように、三島も同様の地点に
まで到達してしまうのは、時間の問題でしょう。
http://laspara.tripod.co.jp/
281 :
_ :03/06/28 03:09 ID:ao47vfXl
282 :
日出づる処の名無し :03/06/28 04:04 ID:sOhsYuKt
「日本は緑色の蛇の呪いにかかっていて、それから逃れるのは難しい」 って死ぬ前に言ってたらしいよ。
283 :
日出づる処の名無し :03/06/28 04:31 ID:xK3h1Ejc
>>282 それって、元文藝春秋の編集長が三島さんにそう言われたって
書いていたよね。
その緑色の蛇って何だろうって?
で、彼の推理だとアメリカドルの紙幣に描かれた蛇ではないかと。
なるほどなぁと思ったよ。ドルか朝鮮か?
朝鮮を象徴するものに緑色の蛇がなければ、ドルということだね。
284 :
日出づる処の名無し :03/06/28 04:35 ID:9D6l8VXE
>>279 >>280 ウザイんだよ。お前は。コピペだらけの、インチキサイトのURLを貼るな。(大藁
あんな捏造サイト、恥という概念があったら作れないだろ?
もしかして、作った本人?w
>>284 あ、あの中傷サイト?
団塊ジジーの反日馬鹿糞サヨが必死にコラージュしたブラクラだろ!!(嘲笑
286 :
日出づる処の名無し :03/06/28 12:47 ID:pUjgtr4z
>>283 どこかの経済団体のえらいさんが、ヨーロッパで行われた
大きなシンポジウムでその話を紹介したら、いろんな人間がそれに興味を
示して「もっとその話を聞きたい」って言ってきたそうだね。
ドイツの蔵相か外相経験者とかいろんな大物がいたらしい。
(うろ覚えの話ばかりですみません。そのえらいさんの書いた記事が載った
雑誌は家のどこかにあったはず。)
アメリカ一極集中型の世界というものに危惧を持つ人たちにとっては、
三島の予言には大きく興味を引かれるものがあったのでしょう。
米ドルのことは「グリーンバック」と呼ぶので、おそらくその推理で正解だと思う。
あと、「公明党と創価学会は双頭の蛇だ」なんていう名言も残してますね、三島は。
287 :
日出づる処の名無し :03/06/28 23:25 ID:RvVhhyRb
>>234 あれは素晴らしい評論ですね。
細かいことを言えば、タイトルは「ポップコーンの心霊術」だったと思いますが。
ちくま文庫「芸術断想」に収録されているので手軽に読めます。
あとは「六世中村歌右衛門序説」
「性的変質から政治的変質へ―ヴィスコンティ『地獄に堕ちた勇者ども』をめぐって」
なども素晴らしい評論ですね。
開高健は三島を評して、「一に批評家、二に劇作家、三四がなくて、五に小説家」
と評したそうですが(しかも本人に面と向かって!)、むべなるかな、という気がします。
今はまともな批評力を持った小説家などほとんどお目にかかれないし、
批評を本職にしてる人間にさえまともなのがいない。
哀しい時代ですね。
288 :
日出づる処の名無し :03/06/28 23:40 ID:gepw8TvA
>>287 禿堂!!
> ちくま文庫「芸術断想」に収録されているので手軽に読めます。
それは知らなかったので、探してみます。やっぱ、このスレはいい。
> 「性的変質から政治的変質へ―ヴィスコンティ『地獄に堕ちた勇者ども』をめぐって」
> なども素晴らしい評論ですね。
確か、日本で最初にマルクーゼを批評したのは、三島さんでは?
> 今はまともな批評力を持った小説家などほとんどお目にかかれないし、
> 批評を本職にしてる人間にさえまともなのがいない。
> 哀しい時代ですね。
全くその通りですが、ちなみにお薦めの批評家っています?特に若手は壊滅的でしょ。
福田和也が比較的まともだと思うが、彼にしても43歳?だっけ。批評家がいませんね。
289 :
馬鹿 :03/06/29 00:03 ID:ALHxVARK
俺は三島の作品をほとんど読んだことが無い。 唯一読んだのは(作品と言わないかもしれないが) 「不道徳教育講座」 単純に面白かった。
>>288 福田氏は私もすごいと思います。
あれだけの仕事量をこなすというのは、三島に及ばないまでも
ちょっと超人的ですね。
ただもうちょっと身養生に気を遣ってほしいとは思いますがw
あの体格で武士道がどうしたとかいわれても、いまいち説得力にかけるような・・・
292 :
日出づる処の名無し :03/06/29 04:50 ID:HVAYlhQ0
293 :
日出づる処の名無し :03/06/30 05:38 ID:lhWVChN3
>>290 太りすぎだよね。しかし、文章には切れ味がある。
でも、最近気になるのは、なんか若さが欠けてきたような。
若年寄みたいな気がするのは俺だけか?
今度三島由紀夫についてレポートを書かなければならないんですが、 過去に何度か読んだことはあるのですがレポートを書くにあたってもう一度読み直したいと思うんです。 レポートを書くことが目的なんである程度まとまった主旨や流れの作品をいくつか読みたいんですが、 何かお勧めはありませんか?
大学のゼミとかでしょうか? 『仮面の告白』の裏読みは腐るほど批評家が書いてるし、 『金閣寺』は、ありきたり。 『英霊の声』は、教授がサヨだとやばいし、『禁色』読み込むには長いし、 『潮騒』じゃあ、あんまり、枚数稼げないし、『豊饒の海』は卒論に残しておくとして、 『美しい星』はいかが? 小説としては、わりと独立していて、一見、三島作じゃなくてもよさそうにみえ、 時代背景とか三島の人生などの側面とあまり深く かかわりあっていないくせに、 三島由紀夫の作品として、斜め読みするとかなり注目すべき点が拾いあげられるんじゃないかなと。
レスthx ゼミではなくて理系の教養科目としてとっています。 担当教官はサヨではなさそうなので鳥肌実風にやらない限りは多少右よりでも大丈夫そうです。
297 :
295 :03/06/30 20:35 ID:SGejlTLT
理系の教養科目ですか! 時代は変わったものだ。 『憂国』で書いて欲しいのはやまやまですが、死とエロティシズムを展開するのもやばいかな。 暇があったら、中公文庫・渋沢龍彦『三島由紀夫おぼえがき』700円なんかも読んでみてくだされ。(=゚ω゚)ノ
298 :
色男no、1 :03/07/01 02:06 ID:DEZBn5/6
こんばんは、みなさん、私が色男です。
村上春樹の新約による「ライ麦畑でつかまえて」が話題になっているようですが、70年代には日本のサリンジャーとして、庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」にはじまる薫君四部作シリーズが話題となりました。
私はこのシリーズについては未読でなんともコメントできないのですが、丹生谷貴志によると、
庄司は福田章二という本名で三島にまず発見され、その影響著しく、「豊饒の海」最終巻でそれが書かれる時点の事象をふんだんに描き込んだ追跡小説であろうとした
「天人五衰」を別の形で実現しようとしたもの、と言う事になるらしいです。
庄司は書き止める事というヴァレリー的な(?)テーマを持っていて、
その四部作の完結と同時に完全に作家活動を意図的に放棄した作家で、その後のピアニスト中村紘子さんの夫としての自適の生活は、ある意味、「天人五衰」の透の絹江との入籍後の生活を彷彿させるものである、
という印象があって、隠遁のサリンジャーとともに70年代型の自意識のある典型があると考えられます。
私なども表現者としては隠遁しているようなものかもしれません。
http://laspara.tripod.co.jp/
299 :
日出づる処の名無し :03/07/01 02:24 ID:0rbXP+sT
300 :
_ :03/07/01 02:27 ID:QpeIHzN4
どうやら先生はネットもチェックしてるようで写すと単位もらえないんですよ 一般教養といえども油断なりません 憂国のほうは講義でも紹介されてたのでいいかもしれません
>>301 ネットまでチェックかぁ。(w
大変ですね。
私も「憂国」がお勧めでしょうか。
「美徳のよろめき」も悪くないと思いましたが、短編小説の方が書きやすい
ですよね?>レポート
303 :
_ :03/07/01 04:09 ID:QpeIHzN4
304 :
日出づる処の名無し :03/07/01 04:50 ID:l/x83g2V
>>301 「憂国」なら、295さんが紹介している澁澤氏の本を読んで下さい。
それと、できれば、バタイユの「エロティシズム」も。文庫にはなっていないかも。
バタイユについて批評した三島さんのいい評論もあるので、読んで下さい。
>>302 毎晩遅いですね? ガンガッテますか?
305 :
日出づる処の名無し :03/07/01 05:16 ID:R1+7tbjl
>>298 本当にウザイ塵だな。おまえのサイトなんか誰も行かないよ。
このスレに出てくるな!!
>>301 さんは、無事にレポートやっつけ(失礼)られたかな。
>>304 あい、お気遣い謝々。
小生は、最近がんがっているのれす。。。パタッ(o_ _)o
307 :
日出づる処の名無し :03/07/02 18:44 ID:WTYjq56v
このスレに刺激されて、昨夜久しぶりに「花ざかりの森」を読み返してみましたが、 これを16歳の洟垂れ小僧の時代に書いていたのかと思うと、つくづく三島さんって 「天才」だったんだなあ…と。 同じ短編集に入ってる「憂国」は言わずもがなです。 気持ち悪がる人もいるのかもしれないけど、すさまじいまでの美の結晶という気がしました。
ちょっと止まってますね。 たぶん私が一番カキコんでる方かもしれないんで、責任とってなんか書いて保守します。(色男No.1ではないです。) 西洋でなぜに三島がウケてるか?という点について、私考をちょっと。 三島は美しい日本語を駆使して日本文化を表現しています。これは誰もが認めることでしょう。 でも、これはあくまでも日本人が感じる話であって、日本語を読めない外国人とは関係ないことです。 では、なぜに西洋で評価されるか?という点ですが、それは、三島が西洋的思考だったからだと思うのです。 三島の思考や理解のベースはとても西洋的、つまり、自我や主観というものが認識のベースとしてあると思うのです。 (三島の天皇論は、とても論理的すぎて、当時の愛国側からは必ずしも支持されておりませんでした。) 例えるなら、日本文化をよく知った西洋人が日本文化の真髄を文学として表現したもの、それが三島文学と思うのです。 論理思考で日本文化の真髄を客観的に表現したことが、西洋人からは日本の精神性や文化を理会しやすいベースとなった。 三島は、あくまでも日本文化にとって中にいる人間ではなく常に自我をもち他者として、自分の追及する「美・価値なるもの」を、 表現してきたと思います。そして、彼が自刃に至る過程で自我と肉体のバランスが失われたのではないかと。 「ぼくは、50になったら、定家を書こうと思います。・・・・定家は自ら神になったのですよ。」これは、死ぬ直前に旧友に語った言葉です。 新古今の世界は、すでに現実の自然や恋愛を超えて観念の中に様式美として構築された世界でした。歌人たちは、現実の世界を離れ、 悪く言えば脳内妄想で、季節を詠み、恋を語りました。そしてその世界の頂点いる定家は、その美の生みの親、つまり「神」でした。 定家と三島の違いは、自我の有無だと思います。定家は肉体の崩壊が美の終焉とは思いません。あの時代は西洋的な自我はありません。 一方、三島は、自我があるために、肉体、生命、時間、空間という制約がありました。 そして、最後に彼は美を創造する神になることを選ばず、美を体現する人間を選びました。それが他者からは理会されなくても。
ヤフオクでいいのがいっぱいでてるぞ。
310 :
日出づる処の名無し :03/07/06 23:53 ID:5SAFWcw/
>>308 なかなか鋭いご意見ですね。すいません。お返事したいのですが・・・・・
いま、眠くて。明日、書きますね。
311 :
日出づる処の名無し :03/07/07 04:25 ID:YKrZuBoD
>>311 自刃の時の週刊誌とか、小説も最近ではちょっと多い、東大全共闘と討論のテープは高いけど。
そんなに多くないから、ヤフオクー(三島由紀夫)で見てよ。
313 :
日出づる処の名無し :03/07/09 00:04 ID:yNbZq9ya
週刊文春7月10日号118ページで、中条省平が、三島が評価していた劇画家平田弘史のこと について書いてるね。 『三島由紀夫は自決の年に平田弘史の貸本マンガを絶賛している。 日本の大衆社会を憎悪し、その果てにみずから平田劇画のような死を選んだ三島は、 「決して大衆社会に巻き込まれることのない、貸本屋的な少数疎外者の鋭い荒々しい教養」 の最高例を、平田弘史のマンガのうちに見出していた。』
三島は思想が浅い故に死に捕われタと思います。 三島が真剣に生(あるいは、死)と向き合ってきたなら 割腹自殺なんかしないとおもう。 あれは、近代自我とナショナリズムの狭間の閉息感から 抜け出す事の出来なかったただのナルシスト。 だから美輪明広にひかれたんだよ。 普通、生死を上回る 切実な問題があったら 自殺なんて考える余裕など無い。 死について考えるのは暇だからである。 彼は思想的に太宰や芥川の様に発展途上で行き詰まった結果 逃避する事を選び自殺した。 言い訳は見苦しい武士は自分の責任をはたすまで死んではならない。 思想的には漫画家の岡崎京子の方が遥かに上だと思う。 石原氏も絶賛している「リバーズエッジ」を読むべし。
>>315 其処まで言ったらちょっと言いすぎだわさ。
思想の浅さと死のとの関連はまったくもって、ナンセンス。バカは悩みもしないし、考えもしないし、自殺もしないよ。
死ぬほど悩んで御覧なさい。それこそ、もっと人生や、政治や、思想を。苦しむほど悩んで考えてごらんなさい。
ただ、動物的な生存が最上で、そのためなら敵に靴に裏でも舐める人ならそれもよかろうが。
命がそんなに大事か?動物的生存が? 三島の自刃は逃避ではなく、狂気の確信犯だよ。
至福の死。他人の詮索余計なお世話。そもそも、芥川や太宰に三島ほどの思想があるとは思えんがな。
>普通、生死を上回る 切実な問題があったら自殺なんて考える余裕など無い。
どうして、そうやって、生命や生存に重きを置くんだろうな? 戦後生まれの悪い癖だ。
命を懸けるほど大切なものってないの?
なぜ、すべてのことに命が優先するの? ただ100才までだらだら生きることが最上の価値なの?
生きることとは、何かを成し遂げることではないのか? その為に死を選ぶことのどこがおかしい?
自分の信じることの達成のために、そのことと天秤にかけて死を選ぶことがどうして逃避なの?
ただ、命を懸けられるほどの崇高な価値を見つけたんだよ。あの人は。それをイイか悪いか判断するのは、他人の勝手な憶測。
まず、思想の優劣をつける前に、理解しようとしてください。そのままに。
だれも、他人に自分の思想を披露するために、一生費やす気はないし、自己実現が優先されて当然。
( 岡崎京子は知らんのでその点はなにも申しません。)
317 :
316 :03/07/09 02:07 ID:aKZLHt06
>>315 言いたい事はわかる。植物状態で20年生きるのと健康に10年生きるのでは
どっちがいいのか?って話だよな。
319 :
日出づる処の名無し :03/07/09 06:04 ID:sbR0S7PU
つーか愛国とか何とか口にする癖になんで無意味な恰幅自殺するかね。 朝鮮人の数人でも道連れにしてくれたら、それこそ神なのに。 マジ役にたたねー
320 :
日出づる処の名無し :03/07/09 06:31 ID:Ovi1Eilv
芸術家が政治を志ざすとああなるんだなと思った。逆にカストロが芸術家 だったらどういう小説を書くのだろうか(絵でもいいんだけど)、やっぱり 駄作かなー。
321 :
日出づる処の名無し :03/07/09 06:37 ID:snOlMlsO
>>315 そうかな。余りに一面的な解釈では?
生と真剣に向かい合える時って、死と向かい合った時なのでは?
でも、岡崎京子読んでみたいな。読んでからレスするね。
近代と自我の矛盾というのは、分かるんだけどね。
ま、まとめてレスします。
>>319 は論外。失笑。
322 :
日出づる処の名無し :03/07/12 00:34 ID:UOML6aPD
良スレ、上げ!!
>>321 同意。
死を最も意識するとき、最も生を謳歌しているんだろうね。
逆説ではなく、理解できます。
(´・ω・`)ショボーン
325 :
山崎 渉 :03/07/12 10:21 ID:K6Jrrrq/
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
コイツに発見されてしまったか・・・・もうダメぽ (´・ω・`)ショボーン
327 :
日出づる処の名無し :03/07/13 01:49 ID:eF/90ZO6
>>315 少しでも晩年の三島氏のものを読んでいたら、とてもそんなことは言えないよ。
まず、「革命哲学としての陽明学」を読んでから、同じテーマでレスが欲しいです。
328 :
日出づる処の名無し :03/07/13 01:56 ID:JOpeVobU
329 :
日出づる処の名無し :03/07/13 02:19 ID:ALlMDCgu
>死を最も意識するとき、最も生を謳歌しているんだろうね。 自殺は犬死だぞ。
330 :
日出づる処の名無し :03/07/13 02:23 ID:ALlMDCgu
死を覚悟した上で何かに望めば生は輝くかもしれんが、 自殺はまったくの無意味。
2.26の青年将校に同情っていうのはなにか発表されたエッセイとか評論で 言ってたの?
332 :
日出づる処の名無し :03/07/13 04:59 ID:CzYf+tob
>>332 そう言うな。 (´・ω・`) 将来のある消防に期待して、
>>331 の問いに答えてやる。
三島は226に非常に関心を持っていて、有名な作品、『英霊の声』を書き上げた。
当時、三輪明宏が、三島の後ろに亡霊の姿を見て、それを指摘した。
三島は真顔で次々と、甘粕や、226の将校の名前を言い、三輪明宏が、磯部と断定。
三島の顔が青ざめたそうだ。(平岡梓著、伜・三島由紀夫 文芸春秋社)に、詳しい記述あり。
また、作品を作るときに、資料を集め、計画を立てて仕上げる場合が多かったが、
『英霊の声』は、226の将校に憑依されたかのように、一気に書き上げた。
評論など、 手に入りやすい本
1・ 『道義的革命』の論理 磯部一等主計の遺稿について 英霊の声 河出書房文庫
2・ 二二六事件と私 同上
3・ 革命哲学としての陽明学 行動学入門 文春文庫
関連小説など、
1・英霊の声 英霊の声 河出書房文庫
2・憂国 新潮文庫
3・十日の菊 英霊の声 河出書房文庫
4・朱雀家の滅亡 英霊の声 河出書房文庫
以上は、たった3さつの文庫で手に入る。 河出文庫は絶版、古本屋で探せ! (`・ω・´)
日本人はいつから「決死の覚悟で何かをやり遂げる」事を 「命を粗末にする」事を混同する様になったのだろうか? 武士道とは己のやった事に責任を取るまで 死ぬなと言う事では無かったのか? 三島が後世に与えた悪影響は大きいと思う。
>>334 ふん、ふんと納得して、最後の一行で、あれ?
三島が命を粗末にしたと言いたかったわけですか。 (´・ω・`)
三島は、忠臣蔵のことを、成功不成功にかかわらず、
なぜ、一年も行動しなかったのかと批判しております。
その意味わかります? 無理でしょうね。
口ではなんとでも言える 文章も好きな様に書ける 問題は何を考えたかより何をしたかである。
>>337 檄文はともかく、辞世の句については、よくそう批判されてますね。
339 :
日出づる処の名無し :03/07/14 22:17 ID:XsklDtr6
>>249-254 >市ヶ谷駐屯地乱入事件(1970年)とは、三島と森田必勝のホモ心中でした。
>徴兵検査のとき、医師の誤診をいいことに事実上の徴兵逃れをした
>エピソードも出てきます。
>三島文学を愛す者よ、死んで右翼のおもちゃとなった三島を泣け。
>三島は、何に殉じたのでしょうか。殉じることなく、逆にそれを
>殺して自分は生き延びることは出来なかったのでしょうか……。
>逢著せば便ち殺せ。(『臨済録』)
340 :
山崎 渉 :03/07/15 11:55 ID:F4BQSQTD
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
341 :
日出づる処の名無し :03/07/15 14:16 ID:VLjChrV5
>>334 この人は、根本的に頭がおかしいと思うよ。
理解力が・・・・・・
342 :
日出づる処の名無し :03/07/15 14:17 ID:VLjChrV5
>>337 檄文は素晴らしい、今の日本を予見していた、と言う人は多いね。
344 :
日出づる処の名無し :03/07/15 15:29 ID:VLjChrV5
>>343 冗談と言ったのは、慎太郎の冗談だろう。
ネイサンの翻訳が恣意的なのでは?
でも、このサイト面白いね。
345 :
名無しさん@お腹いっぱい :03/07/16 01:42 ID:KCGihmZV
この前ショーンコネリー主演の 「小説家を見つけたら」ってビデオ見てたら 三島由紀夫の英訳された本が出てきてた。 ショーンコネリー役の天才的小説家と小説の才能がある黒人 少年との心の交流が主なストーリーなんだが、 その中で少年が読んでる本の中に三島由紀夫があった。 すごい三島って有名なんだね。ビデオも結構感動したし面白かった。 ヒマな人は見てくだされ。
346 :
日出づる処の名無し :03/07/16 04:21 ID:INKe7H/P
十人いれば十通りの三島論がある。
347 :
空鯨 :03/07/16 04:28 ID:hneVPPJF
(・∀・)ノヨォ
>>343 石原慎太郎が三島の政治的主張を『冗談』と受取るかね。
冗談といったのは、石原やっている政治をしない三島の『政治』に決まっておろうが。
349 :
日出づる処の名無し :03/07/16 12:01 ID:DxZ0/8HX
>>345 この映画、見たよ。
西洋人のインテリはみんな三島が好きだからね。
ビョークなんか、三島オタクだよ。
350 :
日出づる処の名無し :03/07/16 12:02 ID:DxZ0/8HX
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4274/news_letter/newsletter0017.html 「三島が死という美を実現するために肉体を鍛えた」
もしくは「肉体を獲得したことが三島の死期を早めた」
という類の因果律は真相を的確に言い表してはいない。
三島が肉体を鍛え始めたのは生きるためであり
死ぬためだったというのは間違いである。
ある日自宅に帰ってきた三島は、書斎の暗がりに佇む人影に遭遇し戦慄を覚えた。
不法侵入した男が自室の暗のなかで三島の帰りを待っていたのである。
男を警察に引き渡した三島の顔面は蒼白で、底知れぬ恐怖を感じていたことが傍目にも分かった。それからすぐに三島はボクシングを習い始めた、
と三島の父平岡梓が『『伜・三島由紀夫』に書いている。
三島が肉体を鍛え始めた動機は、極めて現実的な護身のためであった。
353 :
日出づる処の名無し :03/07/17 02:48 ID:MPFUKn+H
>>352 嘘つき!!現代の狂気なんて言ってないよ。毎日このスレに出てきて
捏造ネタを振りまくおまえは、CIAか?
CIAに対して失礼じゃないか? ミンダン、ソウレンの類でしょ。
355 :
日出づる処の名無し :03/07/17 16:37 ID:9IsqJpfZ
>>354 いや、いやしくも三島由紀夫を民テーマに話をするとき、
民団、総聯などは相手にしては行けない。対象外でしょう(w
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。 貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。 黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。 (黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。 また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。 「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。) 彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
「帝都物語」の三島由紀夫に興味を持って金閣寺を読み始めた私はアフォでしょーか?
>>357 きっかけはなんでもよろし。 (・∀・)イイ!! 金閣寺以外にも、ここのスレで紹介されてる作品をがんがって読め!!
(それから、また金閣寺読んだら、また新なた発見があるぞ)
>>353 http://home10.highway.ne.jp/fujix/kMishima.htm 事件当日の夕刊で語られた著名人の三島事件に関する第一声は次のようなものであった。
「常軌逸した行動」
ー中曽根防衛庁長官(『朝日新聞』
「三島さんは本気だったんだなあということだ」
ー開高健 『朝日新聞』
「こういうことは単なる事件と簡単に考えてはいけない」
ー松本清張 『朝日新聞』
「彼は結局内面の緊張に耐えられなくなって死んだのではないか」
ー井上光晴 『朝日新聞』
「全く不思議なことを起したものです(絶句)」
ー有馬頼義 『毎日新聞』
「彼はこれからの七〇年代の日本の運命の予言者になるかも知れぬ
予感がする」
ー村上兵衛 『毎日新聞』
「文学とは全く関係のないナンセンスなことだ」
ー山崎正和 『毎日新聞」
「天才と狂気は紙一重〉」
ー佐藤総理大臣 『毎日新聞』
「精神日本生かすため自決予期していた」
ー伊沢甲子麿 『読売新聞』
「今回とった行動はもとよりかれの思想にたいしても批判はあるが
いまは何もいいたくない」
ー石原慎太郎 『読売新聞』
「直情しすぎた行動の美学」
ー竹山道雄 『読売新聞』
360 :
359 :03/07/17 23:05 ID:gPGGNbFZ
その後、続々と批判やら賛美の声が交錯していく。 「軽薄すぎる現代に対して、いつも怒っているところが特に好きだった。 −しかし好意的にそう思ってもなお、私はこの事件に失望している。それ は本質的にすぐれた文学者であった三島なら後世に残る「愛国者のため のバイブル」が書けたはずだし、書くべきだったと思うからである」 ー月刊ペン 編集長 「現代の狂気としかいいようがない。実りがないことだった」 ー石原慎太郎
>>348 石原が付け焼き刃の三島の政治思想を冗談と言うのは当然だと思う。
362 :
日出づる処の名無し :03/07/17 23:56 ID:bzTI2dZK
あげ
変態ホモウヨですから三島は
今になって石原が都知事になり、政治家として成功しているから、 石原が三島の政治思想を冗談と言った点を取り上げれば、インパクトがありそうにもみえるけど、 石原だって議員時代は、政治家としての資質を云々言われてたわけなんだから、なんだかなぁって思う。 ちょっと前まで、石原こそが、文筆家が政治家になれないという典型的な例だったわけだから、 時代の流れを感じるね。もちろん、イイ意味ということにしておくけど。
365 :
日出づる処の名無し :03/07/18 00:27 ID:Xhoj5oyf
議院時代と現代の石原の政治思想ってかなり違うんじゃ無い?
366 :
364 :03/07/18 01:30 ID:Y3kLAmg6
天下国家を語っていた議員時代と、都知事では、 必要となる政治思想もおのずとちがっております。 基本的には政治思想というか、日本のありかたにたいする理想は変わってない。 でも、自分がそれを実現できる年でも立場でもないことはよく判っている。
367 :
日出づる処の名無し :03/07/18 05:17 ID:T1exmoV9
>>357 帝都物語に三島さんが出てきた? 知らなかったよ。
368 :
日出づる処の名無し :03/07/18 05:19 ID:T1exmoV9
369 :
日出づる処の名無し :03/07/18 20:26 ID:QODtz6Ps
三島が自衛隊に真の日本、真の日本人、真の武士の魂が残されているのを夢みたが 石原は自衛隊は日本経済を支えるシステムとしかみていない様な気がする。 石原が真の武士の魂を持つ事を求めているのは開発者、技術者、起業戦士でじゃあないの?。
370 :
日出づる処の名無し :03/07/19 17:52 ID:E2FmfxDj
http://www.mainichi.co.jp/eye/taidan/ishihara-chikushi/10.html 石原 違ったベクトルでみると、戦後に私たちは結局大事なものを失ったゆえんのひとつは、
戦争中と同じような画一主義というのが、中央集権の官僚統制のなかで続いてきたんですね。
今日の日本の若い人たちはかわいそうだった。それは教育が悪かった。
教育は日教組じゃない。みんな私たちの責任なんですよ。
いかに画一化が徹底していまでも続くかと。私はとにかく、海軍兵学校の予備校みたいな湘南中学へいって、
旧制から新制になって、延べ6年そこにいたの。戦争中は、
海軍の士官なんて玉砕するのが最高のなんとかっていったら先生はキュと変わっちゃって、
戦後は、とにかく東大にいって、法学部に入って大蔵省の役人になるのが最大のご奉公だと。
馬鹿じゃないかと思った。またそれに答えるような秀才たちがたくさんいて
、僕はそんな人間はとてもいやだから。それでいちいち試験ばっかりやって成績を発表する。
それはこっちだってプライドもあるしいやだよね、そんなの。
とにかくいろんなことで学校を1年さぼって休んじゃったんですよ。
私はいちばんファッションが進んでた、落ちこぼれでありますから。
結局、私は自分の子どもが学校にあがったときに、この教育はまだ変わらないけれど大丈夫か、
いつ続くんだろうかと思った。その子ども結婚して孫ができて、
その子が小学校へ入ってまだ続いてる。
そういう反省というのは全然なし。
石原と三島は全然違うでしょ。
三島由紀夫氏、 「日本は緑色の蛇の呪いにかかっている。この呪いから逃れる道はない」 深い意味は無いと思うけど。
372 :
日出づる処の名無し :03/07/19 18:15 ID:E2FmfxDj
誤爆死真下 石原慎太郎がこんな事言っていました。 勝ってたらどうなってたか。私はたぶん、海軍士官の予備校みたいな中学にいったから、 海軍士官でどこかで戦死ですね。『太陽の季節』なんかとても書けなかったと思うんだ。 それに比べれば、小説家になれてよかったなと思うけれども、 さっきたまたま筑紫さんとサーッと見てて、戦争中というのは日本というのは異常だったね。 どこに似てるかといったら、いまの北鮮とそっくりですよ、それは。やっぱり全体主義というのは怖いなと思った。
373 :
372 :03/07/19 18:17 ID:Y6vAiWGt
又誤爆死手しまった・・・・
>>372 それは、太平洋戦争の4年間の事でしょう。
日本は総力戦だけど、米国の本土はのんびりだからね。
375 :
日出づる処の名無し :03/07/19 18:33 ID:eSobVl1Z
>>374 ナチス相手に欧州戦やってたんだから、
のんびりはしてないと思うが。
376 :
_ :03/07/19 18:34 ID:Qo2yp4za
>>372 石原は、皮肉屋だから、日本の戦争中を糞味噌に非難している筑紫へのイヤミかもしれんよ。
どうせ、筑紫の出る番組は、アホサヨの人しか見てないわけだから、アホサヨが理解しやすい論理で説明してあげたんだろ。
その図式でいくと、日本の戦争時代は、
軍部独裁・暴走・戦争突入、だから、悪い=北朝鮮は独裁で同じだから、悪い=金豚の独裁体制が崩壊しないといかんでしょ?
だから、( オマイラあほなサヨの思想で考えても、) 金豚独裁政権が崩壊しないと、
戦後日本のような自由で平和な世界はこないでしょ?って。石原はひねくれ者だからさ。
米国がとにかく悪い奴は、テロリストだ!ってレッテルを貼るように、
小泉首相も、独裁、核武装、は悪だ!と単純な図式で定義している。
左翼的な、思想教育を受けた人でも、独裁や、核は悪いってのは同じだからさ。
共産党もずっとまえは、《 プロレタリアート独裁 》を 《 執政 》に、言い換えたりしてるし。
独裁=ヒトラー=悪い、っていう3段論法は、根拠も希薄なまま、信仰に近い正論とされているからね。
378 :
372 :03/07/20 02:55 ID:PlJKj1vI
>>377 >>370 のサイトを読むとそうは思えないよ。
って言うか読めよ(w
って言うか今どきウヨもサヨもナイでショってまるで夫婦漫才の様にちゃかしてるし。
誰と対談しても、相変わらず面白いこと言ってんな都知事。 読んでて厭きねーや。
380 :
日出づる処の名無し :03/07/20 08:07 ID:+Z5aznQb
>>371 緑の蛇というのは、アメリカドル紙幣のことだよ!!
三島さんの、ものすごい卓見、先見性。
381 :
日出づる処の名無し :03/07/20 08:09 ID:+Z5aznQb
>>378 三島さんと慎太郎に違いがあるのは当たり前だけど・・・・・
どんな差があるの?
憂国の志士としては全然違わないよ。
382 :
日出づる処の名無し :03/07/20 09:02 ID:gMv/N9zt
383 :
377 :03/07/20 11:04 ID:DQxLPhPB
俺は、読んで言ってるんだがな、そもそも俺が気になってるのは、あんたが何が言いたいのかわからんってこと。 「 石原と三島が違う 」って、それがいったい何? だいたい、あれだけ長い文章から抜いてるところが、不自然で意図的な場所、というか、あんまり関係の無い場所だし、 30年前の三島とくらべて、全然違うとか言ってる時点で、今、評価の高い石原を引き合いに出して、 三島への評価を、石原の言説を利用して、なんとかしたいという意図がありあり。 どこに差があるのか?差があることで、何が言いたいのかよくわからんしな。 三島がウヨで、石原が、ウヨもサヨも関係ないと言って、ウヨの三島は時代遅れだとでも言いたかったわけ???? 30年前の三島の言葉と、今の石原の言葉を比較してなんになるんだ。今、三島が生きていれば何を言うかわからんだろ? 実際の現実問題、筑紫がいまだにサヨで、チョウセン・中狂マンセーの、おかしなニュース番組をやり続けてる事に対して、 「筑紫よ、ええ加減にせえよ。時代遅れなことすんな。」と理解すべきだろ。夫婦漫才は三島向けではなく、筑紫向けだろ。 自分こそ、もっと30年前の三島の書いた文、しゃべった話でも読んだらどう? 30年前の社会背景、政治体制、国際情勢も加味しないとだめなんで、大変ですけどね。 三島の思想を云々批判したいなら、その時代での考えとして判断してくだされ。 それから、比較したいならその時代の他人の発言。同じ時代の石原の発言。 現代に持って期待なら、その時代性を考慮して批判しなさい。
384 :
377 :03/07/20 11:05 ID:DQxLPhPB
385 :
日出づる処の名無し :03/07/21 10:43 ID:YI62jrZQ
>「 石原と三島が違う 」って、それがいったい何?
>>337-350 の流れがあって今に至るんだけど。
夫婦漫才は話をこうなる事をよんだ上での筑紫のボケから始まる
石原 昭和初期ぐらいまで。(笑)それは冗談だけれど。たしかに、そういう日本人が非常に希薄になったのは否むべくもないし、そういう解体だけは口惜しい。武士道とか武士は食わねど高楊枝とか、そういう引用までしてるんですよ、ベネディクトというのはね。
筑紫 アメリカの占領政策は、たしかにそういう側面もあったと思うんですけれども、
日本人が日本人であるものを失わしめた最大の原動力は
、政治的には戦後の自民党の政策です。
だから、保守・革新という色分けをするときに、
僕は文化的にいうと保守主義者であって、あなた方は革新だと。
しかも非常に悪しき革新だと。
いま石原さんがいったようなことを次々となくしていく。
なぜかというと、経済が大事だったからですよ。
経済という価値のためには、ほかのものを犠牲にしたのが戦後の平和だと思うんです。
だから、僕も平和は肯定しますけれども、その中で失われたものの最たるものはそこでね。
結論からいうと、石原さんと同じことになっちゃうからちょっと厄介なんですね。
世間からみると。
石原 右も左もいっしょだと。
386 :
日出づる処の名無し :03/07/21 13:24 ID:RKtuZnEi
なんだか、荒らしの
>>382 があるからおかしくなる。
>>382 は荒らしなのでスルーして!
慎太郎論議は、スレ違いなので慎太郎スレへ!!!
つーことで、どうよ。
387 :
日出づる処の名無し :03/07/22 09:10 ID:6PzS+xYs
いや、石原と三島を比較すれば見えてくる物があると思うよ。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4274/news_letter/newsletter0017.html 三島がもしも今生きていてこの二人が論争したとしたら、
永久に平行線を辿る不毛な議論になる。
それぞれの経験に基づく事実認識に決定的な違いがあるからだ。
体験の違いに由来する主観的事実認識に決定的な違いがあるために、
そこからでてくる価値観が決定的に違ってくる。そういう性質の差異である。
それゆえ対比して論述するテーマとして面白いが、議論そのものには生産性がない。
違いを決定付けるものは、それぞれの生きてきた環境という後天的要素のなかでも「世代」という要素である。
大正14年生れの三島と昭和7年生れの石原氏には決定的な差がある。
いわゆる戦中世代のなかでも、この頃の人たちは一年違えば、
教育環境が大きく違った。昭和19年、20年あたりで、22、3歳だった世代と16、7、8歳では全く違う。
細かくは調査しきれてはいないが、大雑把な言い方をすると、
例えば特攻隊(山口県大津島に基地のあった回天特攻隊の事例を参照)のなかにおいて、
22〜24歳ぐらいの隊員はすでに上官の立場にいた。
海軍兵学校、海軍機関学校出身の大尉、中尉か、一般大学卒予備学生士官の中尉、少尉クラスである。
この二つでもかなり意識は違った。
戦後教育で反戦思想の聖書のように扱われる『きけ わだつみのこえ』は、
すべて一般大学出身の予備学生士官の書簡や遺書で、そこに海機、海兵卒士官は全く含まれていない。
この世代の人たちは特攻に際して、ぎりぎりまで天下国家天皇のため、
と言ったが、十代の隊員は少年兵と呼ばれ、予科練出身で、最初から、肉親を守るため、という動機の志願兵であった。
彼ら少年兵たちは家族への手紙に、お母さん恋しい、故郷恋しいということばかり連綿と書き綴った。
若い将校たちも、この不謹慎を知っていて敢えてそのまま書かせ、手紙を送らせていた。
海機海兵卒者は違ったが、予備学生は、普段は天下国家天皇という大義名文を誇らしげに肉親に書き送ったが、
出撃前最後に認めた手紙には天皇や国家のことなど一言も書かず、「お母さん」と書いた。
そのような心性の違いが、わずか6、7歳の年齢差でも厳然と存在した。
388 :
387 :03/07/22 09:11 ID:2+Bot1Ud
昭和7、8年生れになるともっと状況が違ってくる。 一億玉砕を「国民学校」で徹底的に教えられたが、実際の戦闘経験を持つ者は皆無である。 三島は実際に戦場に行く一歩出前までいって不合格になり、同世代は実際に戦場で沢山散華している。 認識としては徴兵ではなくむしろ志願して自発的に戦争には行くものだった。 一方石原氏は義務として戦争に行く教育だけは徹底して受けたが同世代で誰も戦場へ行った者はいない。 あるのは本土空襲の被害者としての戦争体験と喰うものもない貧しさだけだ。 このような決定的な違いが、大雑把にみてもある。 このあたりに「肉体観」「生死観」を分かつ決定的な要因がある。 三島と石原氏の違いはそれぞれの戦争経験の、とりわけ世代の違いから生じている。 三島の学徒出陣世代(より三島は実際は少し下だが)、 石原氏の国民学校世代、それぞれの教育、戦争体験が人格や思想形成のうえでいかなる影響をあたえたか、 という観点から具にみてゆけば、議論もすんなり腑に落ちるようになるだろう。
>>388 そういう観点での分析なら、(・∀・)イイ!!
自分もそのあたりの世代に大きな断絶があるように思っていた。
ガキ、少年、青年・・・・・・・具体的には、終戦を何歳で迎えたかで、
日本の歴史や、愛国心なんかが、天と地ほど違うね。
昭和7、8年あたりが、ちょうど戦前、戦後世代の断絶の狭間に
なっていると思う。(もちろん、個人や環境で違いがあるが、)
今は、ちょうど70歳あたりで、われわれには、おんなじジジイとババアにしか、
見えないから、実際、ややこしいけど。
昭和7、8年以降の人は、教科書に墨を塗られて歴史を全然習ってない世代で、
ココからの世代から、自虐史観の僕になってるね。
その前の世代は、歴史(日露戦争が遊びと直結してるところもある)も詳しいが、
大東亜戦争については基本的に黙っていて話したがらない感じだ。
390 :
日出づる処の名無し :03/07/22 17:52 ID:8Od2UBws
やっとまもとな議論に戻ってきたね。
391 :
日出づる処の名無し :03/07/23 08:23 ID:gbATurU5
自画自賛から自虐史観へと簡単に変わってしまう まるで磁石に吸い寄せられる砂鉄の様な国民性は戦時中からだ。 その中、三島は頑に自分の価値観を変えようとしなかった。 それは物事の捉え方が超主観的だったからではないだろうか? そして主観を刃物の様に研ぎすます事によって 完成度の高く美しい文学作品を生み出す事が 出来たのでは無いでしょうか? それに対して石原はドロップアウトする事により 普遍的価値観を疑い社会を突き放して見る 客観的感覚を手に入れた。 故に政治家として成功したのでは無いでしょうか?
392 :
日出づる処の名無し :03/07/24 04:17 ID:X0Km4wQs
葉隠れ入門はイイ! 今のばかものたちに読んでもらいたい
393 :
日出づる処の名無し :03/07/24 04:53 ID:9FOBb+Xv
>>392 まだカッパブックスってあるのかな?
それとも文庫?
で、たまたまあるサイトを見に行ったら面白い文書があった。素人の文章だけど、
三島由紀夫と吉田健一を比較した文章だ。今後、三島氏や日本のことを考える
時に、ヒントになりそうだったんで、紹介します。
ま、昨日の夜、NHKの「その時歴史は動いた」で吉田茂をやったんだよね。
見られなかったので、再放送で見るつもりだけど。何かの縁だと思うので、
三島さんと吉田健一の比較論です。
http://homepage2.nifty.com/nippon-kaigi/touko/
>>393 葉隠入門は新潮文庫だから、ちょっと大きなブックセンターに行けば手に入るよ。(・∀・)
395 :
日出づる処の名無し :03/07/24 11:10 ID:aSxXYMDZ
葉隠って鍋島藩主の説法を部下が書き残したものだろ?
よっぽど心酔していなければそんな事はしないと思う。
山本常朝は苦労人である事から下級や末端の武士の心を充分に察知し
それを汲む事のできる人間だったらしい。
つまり葉隠の思想とは[君臣乃際会」と言う様に
藩主と藩士の愛と信頼の関係があって
成立する物で個人の信念としては無理があると思う。
三島の葉隠入門はその辺には触れて無いのだろうか?
>>392 逆を言えば今の馬鹿共は信頼に足る人間がいなかったからそうなったとも言える。
人は先人の後ろ姿を見て育つものだ。
>>395 そうしてしまったのは、サヨの反日宣伝と、日教組の自虐史観教育。
自分の爺さん、曾爺さんが、強姦魔で、虐殺犯で、植民地支配してアジア人を搾取してたなんて教えられたらどうもならんわ。
文化も、技術も平気で全部大陸からの輸入だって教えられて、ガキに創造力なんか生まれないよ。
397 :
日出づる処の名無し :03/07/24 11:57 ID:2Do0UY+v
398 :
日出づる処の名無し :03/07/25 00:22 ID:GNhe9BSV
確かに日教組や戦後のブサヨの偏った教育のせいで 愛国心や目上や先祖への感謝、信頼がボロボロになって今の自虐的な世の中が。 (それ以前にも明治で日本の文化を捨てたせいもあるが) 日本の素晴らしい文化や伝統、価値観を全く理解しようとせず国や親を潰すことしか 頭になかった団塊世代の時代はやっと終わったが、その後の団塊に 育てられた子供達がきちんとその意志を無意識のうちに受け継いでるもんね。 そりゃ確かに文化は大方が大陸からやってきたがそれをあれだけ洗練させ、 繊細な技術と独特の個性をもって研ぎすませた日本の文化、 先祖の偉大さをもっと知るべきだ、若者達は。 団塊親やマスゴミ、教育機関が上手いこと騙してる以上、若者もどこか おかしいと思いつつもどうしようも できないのが現状なんだろうけど。。。 葉隠は時代や武士という職業こそ現代と食い違いはあれど、 大方の理念はそのまま今でも参考に出来ると漏れは思いましたが。 まあ、余計なお世話かもしれないけど読んでない人は入門一度読んでみて。 面白いくらい現代と通ずるところがたくさんある。
399 :
日出づる処の名無し :03/07/25 01:27 ID:unNwTGN+
>>398 漢文の書下文がある。これは中国語をあくまでも日本語の文章として読むために手段。そこに日本のすごさがあるんだよ。
日本人は、自分達が気がつかないだけで、世界に誇るべき、すばらしい文化と価値観を持っているのだ。
それは日本が縄文8000年の豊饒な四季に恵まれた日本列島で育まれ、培われた独自の価値観や文化の体系なのだ。
己の考えがしっかりしてるからこそ、他者のよきところを見極め、学ぶことが出来る。人も民族もそこは同じ。
漢字の導入にしても、それは日本語の語彙のバリエーションを増やすために有効だから取り入れただけ。
同音意義語の無限のバリエーションにより、感情表現においても、深く、広く、繊細に定義することができる。
宗教にしても同じ。仏教も、あらかじめ存在した日本人の価値観に類似し、論理的、明快に説明されていたから取り入れたに過ぎない。
自分達の考え方を、判りやすく、説明し、理解するために。
キリスト教の導入にしても、明らかに植民地的な侵略の手段としてポルトガルスペインがそれを悪用し、
南米などの侵略戦争の手段として使われていたの事実。だからこそ、徹底的に弾圧したわけだ。
あくまでも、判断の主体は日本人側にあり、決して外国文化を崇拝したわけでもないし、侵食を許したわけでもない。
思想、技術などは、貪欲に取り入れたに、言語としては外国を無視し続けた日本、
あれほど身近に学んだ漢語が日本の中で第二外国語のように広がることはまったくなかった。
日本は外国の文化や言語を導入する際に決してそのままの形を入れることは無かった。
それは、なぜか? 言語を守ることは、言語が定義している民族の価値観、世界観を守ることだと日本人は知ってるからで、
外国の文化をあくまでも、知識として必要な部分を取捨選択することによって、外国の文化や言語の侵食を防ぐことdと知っていたから。
自分達で研究し、研鑽した技術があるからこそ、明治期の西洋技術を学び、理解することができたのだよ。
コーラのびんを拾った時に、ブッシュマンが思ったことと、日本人が考えたことは違うってことよ。
ブッシュマンは使い方を考えたが、日本人は作り方を考えた。
401 :
先人の後ろ姿って言うのはこういう話だ :03/07/25 09:32 ID:Ar8A2hGT
戦後に私たちは結局大事なものを失ったゆえんのひとつは、 戦争中と同じような画一主義というのが、 中央集権の官僚統制のなかで続いてきたんですね。 今日の日本の若い人たちはかわいそうだった。そ れは教育が悪かった。教育は日教組じゃない。 とあるフリースクールで「簡単な質問だから書いて。 皆さんいまいちばん何が好き。食べ物でも人でも、 したいことでも趣味でも何が好き。 それからもうひとつは何がしたいか書いて」って書くわけ。 3分の1の子どもは書けないですよ。 いわれたら、自分は何が好きなのか、何がしたいのかわからなくてね。 もっとすごいのは、ビデオで撮ってると、 いわれて答えられない自分が情けなくて、 子どもたちが滂沱として泣くの。それは無残ですよ。 本当にゾーッとした。 個人の発想をを殺すことばっかり考えてるから、 子どもたちにしてみれば、「お前、いま何がしたい」というと、 したいことがわからない。「何がいちばん好き」っていうとわからない。 20世紀からへんな話になっちゃったけれど、 21世紀の教育というのはそういうことじゃないとね。 松下幸之助だって盛田昭夫だって井深大だって、 ホンダをつくった本田宗一郎だって、京セラをつくった稲盛君だって、 みんな役人の世話になったり政府の世話になったわけじゃなし、 みんな自分の発想でやったわけでしょう。 そういう新しいものをつくる会社が日本の経済を引っ張ってきたんで、通産省とか大蔵省が偉かったわけじゃないんだ。 役人じゃない、人間が偉かっただけの話で。
402 :
日出づる処の名無し :03/07/25 12:30 ID:gz/fCSGl
日本は緑色の蛇の呪いにかかっていて、それから逃れるのは難しい って単純に軍隊の列のことじゃないの? 日本陸軍の緑の軍服がぞろぞろと列をなして蛇のよう。みたいなー。
403 :
400 :03/07/25 12:49 ID:QckDJZxA
>>401 同感ですが、戦前の方がずっとマシだったかもしれませんよ。画一的に見えるのはある種の幻想。
時代性も考慮すれば、いまよりも、よほど、自由な社会でした。国内では力を出せなかった新興財閥は、
皆、満州に行き、岸信介なんかの官僚とつるんで力を発揮しておりました。(コイツラが戦後の官僚体制の基礎を作ったわけだが)
個人レベルでも、一発当てようと思った者は満州に行くことも出来ました。
(今、問題になっている間接金融なども、その元は1940年の国家総動員法にあります。)
敗戦が自由と民主主義をもたらしたなどと勘違いしている占領軍マンセーのサヨには理解不能だろうが、
GHQは、ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム(日本人に戦争の罪悪感を植え付ける洗脳計画)で、
日本の精神文化と歴史の破壊を企て、また、統治の方便として、官僚を温存した。
占領期の前半は、GHQ内にも、共産主義的勢力がおおく、労働運動の育成を助け、サヨの勢力の根元を作った。
また、官僚に対立すべき軍部勢力が霧消したことも、一層、官僚への集中に拍車をかけ、官僚の一元的な支配は、
55年体制の保守合同による政権交代の可能性を失ったことにより、自民党と結びつき、人的、組織的な磐石な体制になってしまいました。
日本の経済を官僚が牽引したという妄想は少なくとも、60年代前半で終わっています。
今、日本の経済の根幹をささえる自動車などの輸出産業は、日本には必要なしとして政策的な保護などまったくされていませんから。
(これは三島スレやったな!) 結局、自由を奪えば創造性がなくなり、社会は閉塞していきます。
なんとか、話題を戻すとしますと、日本の未来への希望と自信を回復させるためには、
日本の文化や伝統のすばらしさをもう一度、再認識すること、そこには三島文学が(ry・・
404 :
401 :03/07/25 13:44 ID:IVbqgpgV
405 :
357 :03/07/25 23:23 ID:MUUeLQ/O
なんか、難しい話の間にこんな些細なレスしてもいーのか。 「金閣寺」を読み終わり、ついでに「潮騒」も読了。 なんか、金閣寺は読めば読むほど凹んでいきそうな感じだったのに対し 「潮騒」はピュアな恋愛物語だったので、楽しく読み進めることが出来ました。 次はナニを読もうかねー
406 :
日出づる処の名無し :03/07/25 23:31 ID:Mxuskw7H
潮騒は中学でヒッキーになってしまった漏れには眩しすぎる 歪んだ金閣寺の方が共感出来る自分が悲しい
407 :
400 :03/07/26 01:11 ID:XiRTRDSp
>>405 明日、交通事故の会うやもしれん。「金閣寺」と「潮騒」読めばもう十分。
さあ、回り道はいらん、「豊饒の海」に飛び込むんじゃ!
「春の雪」で、様式化された美の世界で禁忌に陶酔し、
「奔馬」で、益荒男の如く勇ましく、日輪を瞼にうつし、
「暁の寺」で、輪廻転生とエクスタシーの迷宮に幻惑され、
「天人五衰」で、混沌の海に沈んでしまえぃ。
408 :
日出づる処の名無し :03/07/26 06:40 ID:4mhXwF6P
>>399 自衛隊板にもあったような気がすんだけど・・・・・・・
今はないのかな?
409 :
日出づる処の名無し :03/07/26 06:43 ID:4mhXwF6P
>>406 いいよ!!いいよ!!
俺も潮騒は好きなんだ。いつか、歌島のモデルになった神島に行こうと
思ってるんだよ。
410 :
日出づる処の名無し :03/07/27 09:22 ID:ArwnEAWd
結局、やれ戦後教育が反日的だとかって批判する人は、 子供の自発的な知的好奇心を否定するところに 問題があると思うよ。
>>410 そうやって、個人レベルに問題の解決を帰結することが一番の卑怯者。
子供の教育は学校の責任だとぬかしてる無責任保護者の言い回しと変わらんよ。
どんなに貧乏に生まれてもぐれないヤツはいるのは当たり前だし、
女子高生が、全部売春してるわけでもない。
なんども事故が起こる交差点には人が誤認しやすい欠点があるわけ。
子供の心は天使にも悪魔にもなる。 教育のやり方ひとつで、「子供の知的好奇心」も霧散し、いびつに歪められてしまうもの。
413 :
日出づる処の名無し :03/07/27 11:16 ID:ArwnEAWd
>>412 >子供の心は天使にも悪魔にもなる。
子供は常に悪魔的な心性を有しているからこそ、教育の存在意義がある
という趣旨の話を、晩年の三島はしていたように記憶していますが、やはり悪魔的だからこそ、子供には大人も思い及ばないような
(いい意味での)奇抜な発想がもたらされる可能性というものもあると言えるんじゃないでしょうか?
またこれが、教育する側にとっての教育の醍醐味だったりもするわけで。
例はあまり良くないかもしれませんが、名棋士の升田幸三さんの著作で、平安神宮(だったか?)の大鳥居と奈良の大仏との高さの比較で、
子供の発想の奇抜さに感服した云々のエピソードが語られています。
つまり、子供には常に悪魔的な心性が宿っていると考えるにしても、その悪魔性を、あくまでも悪魔的に貫き通すことにおいても、またこれを対社会的に
良い方向へ発展させていくことにおいても、やはり周囲の大人たちの導きというものが非常に大切であると思うと同時に、やはり子供自身の自主性というものも可能な限り尊重すべきではないのか、
とも思うのです。
以上の論旨は、決して自分自身では、
>>411 >そうやって、個人レベルに問題の解決を帰結することが一番の卑怯者。
>子供の教育は学校の責任だとぬかしてる無責任保護者の言い回しと変わらんよ。
といった短絡的な批判を甘受すべき性質のものとは考えませんし、だからといって、すぐに親や学校や教育委員会や日教組に
責任をおしつけようとする性質のものでもないことをご理解いただけないかなぁ?
とりあえず、あなたが小中学生の頃、あなたが受けたであろう戦後教育に対して果たしてどのように感じていたんですか?と問いたいね。
414 :
日出づる処の名無し :03/07/27 11:23 ID:ArwnEAWd
>>412 >子供の心は天使にも悪魔にもなる。
子供は常に悪魔的な心性を有しているからこそ、教育の存在意義がある
という趣旨の話を、晩年の三島はしていたように記憶していますが、やはり悪魔的だからこそ、
子供には大人も思い及ばないような(いい意味での)奇抜な発想がもたらされる可能性というものもあると言えるんじゃないでしょうか?
またこれが、教育する側にとっての教育の醍醐味だったりもするわけで。
例はあまり良くないかもしれませんが、名棋士の升田幸三さんの著作で、平安神宮(だったか?)の大鳥居と奈良の大仏との高さの比較で、
子供の発想の奇抜さに感服した云々のエピソードが語られています。
つまり、子供には常に悪魔的な心性が宿っていると考えるにしても、その悪魔性を、あくまでも悪魔的に貫き通すことにおいても、
またこれを対社会的に良い方向へ発展させていくことにおいても、やはり周囲の大人たちの導きというものが非常に大切であると思うと同時に、やはり子供自身の自主性というものも可能な限り尊重すべきではないのか、とも思うのです。
以上の論旨は、決して自分自身では、
>>411 >そうやって、個人レベルに問題の解決を帰結することが一番の卑怯者。
>子供の教育は学校の責任だとぬかしてる無責任保護者の言い回しと変わらんよ。
といった短絡的な批判を甘受すべき性質のものとは考えませんし、だからといって、
すぐに親や学校や教育委員会や日教組に責任をおしつけようとする性質のものでもないことをご理解いただけないかなぁ?
とりあえず、あなたが小中学生の頃、あなたが受けたであろう戦後教育に対して果たしてどのように感じていたんですか?と問いたいね。
415 :
日出づる処の名無し :03/07/27 12:41 ID:6hPD1AIH
おそらく三島はアメリカとヨーロッパに巣食う問題の本質と真正面から戦いたかったのだろう。世界を救う神国の民日本人として。
416 :
411 :03/07/27 15:11 ID:u/nwJNhL
>>414 『 戦後教育が反日的だと批判する人 』 が、『 子供の自発的な知的好奇心を否定する 』 なんていう、
とんでもない飛躍を試みる思考がどっからくるのか、逆に小一時間(ry
最初から、こちらの文章 『すぐに親や学校や教育委員会や日教組に責任をおしつけようとする性質・・・』 も、同時に書いてくれるなら、
誤解もせずにすんだろうがな。 とても、
>>410 の文章だけじゃ、ご理解いただけるようには見えません、私の頭ではね。
現実問題、戦後教育が反日的と批判する側は、もっと親が子供の教育の責任を取るべきだとか、地域社会との連帯、道徳、歴史教育などにも、
あわせてその必要性を含め批判を加えているわけで、どうして、そこから、『子供の好奇心・・』という結論が導き出されるのか理解不能です。
そもそも、日教組に、責任を押し付けてるような種類の無責任な親は、反日教育への批判すら考えついてないというか、そんなことにも無関心だ。
最後の問いに関して、俺は、小6の時に南京虐殺のウソを知ったし、大国アメに戦争を挑んだ日本はすげーと思ったから、
日本帝国主義=アジアを植民地にしたという捏造歴史をパックで教える教師に反発し、
そのおかげで、日教組教師の教えに従うつもりはなかったから、奴らの戦後教育とやらの影響からは外れていたね。
でも、当時は単純に、ウソばっか教えるアホ教師の言うことは聞けねえよ!!ぐらいのものだったが。
で、こんな話はこっちだな、
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/asia/1059097688/
417 :
日出づる処の名無し :03/07/27 18:00 ID:ArwnEAWd
>>416 >『 戦後教育が反日的だと批判する人 』 が、『 子供の自発的な知的好奇心を否定する 』 なんていう、
>とんでもない飛躍を試みる思考がどっからくるのか
というわけで、若干補足。
私は、上のような思考は「とんでもない飛躍」とは思いません。
つまり、戦後教育=反日的と考えるのは、結局は各人の主観の問題でしょ。
戦後教育=反日的だとして、戦後教育を否定ないし修正しようと主張する人は、
もはや大概が「教育される側の人間」(すなわち、小中学生など)から卒業しちゃっている人たちでしょ。
そうだとすれば、戦後教育=反日的だとして、戦後教育を否定ないし修正しようと主張する人の意識の中には、
間違いなく「戦後教育を受け続けさせれば、必ず子供たちは反日的思考に陥らざるを得ない(に違いない)」という意識も含まれているはずでしょ?
この部分で、戦後教育を受けた子供たちは反日的思考に陥る、という定式が出てくると思うけど、
ここでは一切、子供たちが実際どのように感じるか(自発的感受性)ということは無視されることになりませんか?
ちなみに、三島は右派陣営の知識人として、教科書問題が語られる際に度々名が出されることがあるけど、
実際、三島が教科書問題や南京、極東裁判に対する何らかの見解を表明したことは、皆無じゃない?
419 :
411 :03/07/27 18:39 ID:dU63TQeP
厨房に引っかかってスレ汚してスマソ。 ; -━━- || ノ⌒||^ヽ 彡/‖ ̄ ヽ | |`====′ | |__| 凵 ##ヽ ∪###ゝ ^T TT´ | || 「 「 | し'し'
420 :
日出づる処の名無し :03/07/28 00:56 ID:goSeNfOe
>>417 馬鹿? 教科書問題っていつから発生したんだよ!!
冷戦終了後に、反日糞サヨが拠り所にしたんだろ。
421 :
日出づる処の名無し :03/07/28 02:19 ID:w2RIOedD
422 :
日出づる処の名無し :03/07/28 02:21 ID:goJxqGg3
423 :
日出づる処の名無し :03/07/28 02:22 ID:d/FwjrZO
>>421 去年、文学館へ行ったよ。
別に右翼のオモチャじゃないでしょ。
もっとも、吉田松陰のオモチャにされるのなら、三島さんも本望でしょうw
424 :
日出づる処の名無し :03/07/31 23:10 ID:ALZL+lIC
>>420 >教科書問題っていつから発生したんだよ!!
>冷戦終了後
頭の弱い人が混じってるな。
教科書問題の発生が「冷戦終了後」だってさ。
「うれうべき教科書」、家永三郎、「新・憂うべき教科書」
でそれぞれ検索してみろ。
そのあとの、1982年の国際問題化、その結果の「近隣諸国条項」
も知らないのか?
425 :
:03/07/31 23:12 ID:WJ7eoOGs
426 :
日出づる処の名無し :03/07/31 23:22 ID:WKYZF2jP
三島由紀夫は乾布摩擦をした太宰治である。
427 :
552 :03/08/01 00:13 ID:wEiDWkk5
>>426 言い得て妙、だな・・・三島ファンには悪いけど。
>>407 >「奔馬」で、益荒男の如く勇ましく
勲はあれ、益荒男かなぁ・・・?
いや、でも豊穣の海はサイコーだと俺も思うんだがね
428 :
日出づる処の名無し :03/08/01 00:26 ID:drogDjkh
太宰治が毎朝、乾布摩擦してれば、SMモデルだけ死んで、自分だけ助かって醜態をさらしてしまったかもな。 こんどは、 「死ねなくてごめんなさい」か?
429 :
日出づる処の名無し :03/08/01 00:50 ID:OcPmMAPu
>>428 訂正:SMモデルの愛人は竹久夢二でした。すみません。
431 :
山崎 渉 :03/08/02 00:37 ID:4FNy4lrR
(^^)
432 :
日出づる処の名無し :03/08/03 01:39 ID:boYL6/f5
>>424 いわゆる教科書問題と家永裁判はわけて考えた方がいいでしょ。
今問題になっているのは、例の朝日の捏造報道から支那と韓国に
火が立ったもんだしね。
で、従軍慰安婦、強制連行、南京が焦点になっている。
つーか、スレ違いなので、この問題は然るべきスレッドで。
>>422 右翼のサイトって何? 単純で面白いね。宮崎政弘が右翼か?
433 :
日出づる処の名無し :03/08/03 01:42 ID:boYL6/f5
>>427 > 言い得て妙、だな・・・三島ファンには悪いけど。
別に悪くないでしょ。w それより三島さんが太宰さんに失礼なことを言ったんだと
思うよ。やっぱ。
>
>>407 > >「奔馬」で、益荒男の如く勇ましく
> 勲はあれ、益荒男かなぁ・・・?
> いや、でも豊穣の海はサイコーだと俺も思うんだがね
豊饒の海が最高だって事に全く異論はありませんが、誤植を無くそう!!
豊穣の海 ×
豊饒の海 ○
スレと無関係な他板の話など書き込むなよ('_`.)y-・~~ それから、脈絡もなく在日ネタなんか出さないでほすい。 在日でも民族学校出でなければ知ってるって。
436 :
日出づる処の名無し :03/08/04 07:05 ID:Eh7TNle2
>>434 俺はばりばりの10代ですが。
437 :
日出づる処の名無し :03/08/04 07:18 ID:o2BhFYPs
太宰は事故。
438 :
日出づる処の名無し :03/08/04 19:02 ID:MsZ38i5W
>>435 同意。
在日の人でも文学を解る人は三島由紀夫を尊敬しています。
たぶん、この板でも人気が無いと思われる柳美里も、三島由紀夫の
大ファンですよ。
三島由紀夫の演劇論を集めた角川の素敵な叢書がありますが、
その解説を柳美里さんが書いている。彼女は素晴らしい三島由紀夫の
読み手だと思いましたよ。
やっぱ、夫が演劇界の風雲児だけあって、ちゃんと三島文学を理解
しています。三島さんの戯曲や芝居に興味のある人は、柳さんのその
解説を是非読んで下さい。
439 :
日出づる処の名無し :03/08/05 00:34 ID:041VqyKc
>>432 は、目下反省中である(笑)。
>>420 で、
>教科書問題っていつから発生したんだよ!!
>冷戦終了後
と言っちまった人だ。物事には歴史があるのだが、432=420の脳内
では、問題は冷戦終了後に突如発生したらしい。日本には、そんな
薄っぺらな歴史しかないのか。
「うれうべき教科書」問題は1955年だった。保守合同直前の民主党
による同キャンペーンは、検定制度の強化を生んだ。そのため検定
不合格教科書が続出し、家永三郎の教科書裁判につながった。
1979年の「新・憂うべき教科書」キャンペーンは、再び文部省の
検定強化を招いた。その検定結果に反発して、
>支那と韓国に火が立った(
>>432 談)
のは1982年だった。つまり、これらはひとつながりの問題である。
440 :
日出づる処の名無し :03/08/05 00:35 ID:041VqyKc
82年の国際問題化の前後は、キャンペーン合戦の様相を呈した。
新聞各紙は、朝日も毎日も産経も含め、「侵略→進出・侵攻・侵入」
の書き換えがあったとキャンペーン報道した。しかし、文部省は
同書き換えの指導は行ったものの、81年の検定そのものに限定す
ると、書き換えはなかったのである。
誤報した側の一員だった産経は、訂正を出した後、今度は「誤報
なければ教科書問題なし」とするキャンペーンに加わった。
http://www.zusi.net/hare/omoide/syuzai.htm >たまたまマスコミが特定したA社本にはなかったのですが、密室
>では進んでいたのです。文部省もこの誤報については沈黙して
>いました。声を荒立てれば他の本での修正があきらかになり、
>過去の修正にも及ぶという判断があったからでしょう。
>とはいっても「誤報」であったことには違いがありません。(中略)
>この問題に火をつけたのはS新聞でした。うちも誤報しましたが、
>誤報をしてほおかぶりをしている悪い奴がいます」といわん
>ばかりの論調でした。
441 :
日出づる処の名無し :03/08/05 00:36 ID:041VqyKc
産経Web 昭和57年の教科書検定中国・華北への「侵略」→「進出」
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku2/html/130315news01.html >しかし実際には当時の文部省記者クラブ内で起きた事実誤認を
>もとにした誤報であることが判明し、本紙は同年九月に訂正と
>おわびを掲載している。
竹村参議院議員のサイトから
>産経新聞が『侵略』から『進出』への書き換え問題について
>そのすべてを誤報であるとして訂正し、その後もその責任感か、
>この問題についてのキャンペーンを続けていること、そして
>朝日など他の新聞もこの文言の書き換えというか、表現の
>ついての誤解に基づく報道だったとしていることはわかって
>います。
442 :
日出づる処の名無し :03/08/05 00:37 ID:041VqyKc
>>432 >宮崎政弘が右翼か?
「宮崎政弘」って誰だ? 間違い放題かよ。やっぱり頭の弱……。
宮崎正弘のサイト
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/ 売文商売右翼(笑)、中国ウォッチャー、経済予測屋。
事実よりも右翼イデオロギー優先なので、中国観測も経済予測も
外れっ放し。三島由紀夫論も調子外れ。
それでも、学生時代からの右翼人脈で仕事は回ってくるらしい。
旅行好きの宮崎だが、何を見てきたことやら。
443 :
日出づる処の名無し :03/08/05 00:41 ID:041VqyKc
マエスレ読んでたら、三島と太宰、どっちもファンなんてやつはいない ってな話が出てましたけど、私はどっちも好きなんだが。 ただ、読み始めたのは太宰が先で、三島を読むようになったのはほんと最近。 『豊饒の海』はまだ読んでないです。 主要な小説、戯曲、評論を一通り読んでから、最後に読もうかと。 やっぱり、三島が自分の集大成として遺してくれた作品ですから。 私、純文学よりミステリーの方が好きで、 はじめて読んだ三島作品は、『文豪傑作ミステリー撰』って短編集に入っていた「復讐」。戦慄しました。
大江健三郎なんかよりも、三島由紀夫の方が 人物としては何倍も好感を持てる。。。とかいって 大江は読んでるけど、三島は読んでないんだよな… 逝って来ます。
446 :
日出づる処の名無し :03/08/05 01:48 ID:55zsAahr
すまんが、大江健三郎と同じ行に三島の名前があるだけども不愉快だ。(`・ω・´)
447 :
日出づる処の名無し :03/08/05 02:22 ID:tDGpqz+1
大江健三郎の眼鏡が特にダメ。
太宰は読んでると面白いんだけど照れるし、なんか嫌い。
449 :
日出づる処の名無し :03/08/05 13:00 ID:wXK62D1i
>>444 自分もミステリに興味あるので、その三島の作品が読んでみたいです。
『文豪傑作ミステリー撰』の出版社等、よろしければ教えてもらえますか?
450 :
日出づる処の名無し :03/08/05 13:17 ID:QqWIRZhX
河出文庫、:既に絶版の様子。 古本で入手するしかないようで。
>>450 サンクス。
是非読んでみたいんだけどなぁ…
452 :
444 :03/08/05 23:58 ID:rFPwAq34
>451 >450 絶版とはしらなんだ。 まめにブックオフで探せば発見できるのではないかと。 いま本箱あさってみたら『文豪ミステリー傑作選』(河出)が正しいタイトルでした。
453 :
日出づる処の名無し :03/08/06 01:04 ID:cW+k6DF3
あげ
そういえば、イスラエル人とこの前インドで三島由紀夫の話になった。 数人のイスラエル人が、彼は天才だ。感覚がすばらしい。でも、ホモなんでしょ?って言われた。 なんで、知ってるんだろう?
456 :
日出づる処の名無し :03/08/06 06:22 ID:umhBWOZw
457 :
日出づる処の名無し :03/08/06 10:54 ID:v+ctC3SX
>>454 知り合いの香港人もしってた。
というか、「三島は実はゲイじゃなかったのだ!」とか言われる方が怖いな。
458 :
日出づる処の名無し :03/08/06 11:54 ID:ibsrwQ+E
>>454 ,457
三島由紀夫は比喩表現が多いので翻訳されても分かりやすいのだそうです。
あと村上龍の小説で、三島の本を持って立っていればゲイの目印なのだというのがあった。
(「ニューヨーク・シティー・マラソン」だったか)
459 :
日出づる処の名無し :03/08/06 12:01 ID:HyYOmsIw
仮面の告白を読むと、そう解釈されてもしょうがないべな
460 :
日出づる処の名無し :03/08/06 17:13 ID:8u5zCQib
>>439-
>>442 スレ違いなので、他スレへ。
ウヨサヨ言う思考停止が好きなようなので、思想板とかの隔離板へどうぞ。
461 :
日出づる処の名無し :03/08/06 17:14 ID:8u5zCQib
>>446 ハッハハ!!その気持、分かる!!
> すまんが、大江健三郎と同じ行に三島の名前があるだけども不愉快だ。(`・ω・´)
462 :
日出づる処の名無し :03/08/06 17:17 ID:8u5zCQib
>>444 あ、その「復讐」って読んでない。短編でしょうが・・・
文庫には入っているのかな?誰か教えて下さい。
その「文豪傑作ミステリー撰」ってどこの出版社からいつ頃出たもの
ですか?
463 :
_ :03/08/06 17:18 ID:lAog9BwT
464 :
日出づる処の名無し :03/08/06 17:19 ID:8u5zCQib
>>462 自己レス
スマソ・・・・・・・みんなのカキコ読んでなかった。逝ってきます。
>>464 このスレは何か聞けば優しく答えてくれる良スレなのさ。 (´・ω・`)
466 :
日出づる処の名無し :03/08/06 21:40 ID:S64mitLD
467 :
日出づる処の名無し :03/08/06 21:41 ID:S64mitLD
tmpサーバーの板は隔離板である。 「少年犯罪、ちくり裏事情、薬・違法、違反の潰し方、なんでもあり、 人権問題、最悪」板は、犯罪を教唆する情報、人権や名誉を侵害する 情報が書き込まれることがある。 「ペット苦手」板は動物虐待の書き込みがあり、2ちゃんねらーの 中から逮捕者まで出た。「ダウンロードソフト」板は、ソフト・楽曲・ 映像の違法コピー、違法ポルノのダウンロードなどに関係がある。 「バカニュース、ロビー、厨房!、学歴」板は、不毛の雑談または 罵り合いである。 そして、「ニュース極東、政治思想、ゴーマニズム宣言」板は、 ウヨサヨ対立を含む隔離板である。
469 :
444 :03/08/07 01:36 ID:XbhenNni
308さん いま、あらためて過去レス全部読み直しました。 三島の思考や理解のベースはとても西洋的、つまり、自我や主観というものが認識のベースとしてあると思うのです。 (三島の天皇論は、とても論理的すぎて、当時の愛国側からは必ずしも支持されておりませんでした。) 上記のあなたの御発言、的を射ていると思います。 私、三島作品は未だそれほど読んでないんですが、 海外で高い評価を得るベースとして、作品がlogicalであるこというのは、 当たってると思う。
470 :
日出づる処の名無し :03/08/07 04:21 ID:sbM0dqk9
>>466 思考停止が脳停止を論っても、五十歩百歩。
粘着ウザイ。消えればいい。
471 :
日出づる処の名無し :03/08/07 04:30 ID:sbM0dqk9
>>469 だから、ロジカルという点で、戯曲で最高に才能が発揮されます。
芝居の最後の1行を最初に決めてから、三島さんは戯曲を書いたらしい。
だから、「わが友ヒットラー」「サド公爵夫人」のような最高の芝居を
書けたんですね。
「わが友ヒットラー」の結びの1行。僕は今でもはっきり憶えています。
ナチスの政権奪取の過程で左右の過激派をうまく使って、最後にその
両方を粛正する。で、最後の台詞が・・・・・・・・・・・
「そうです。政治は中道を行かなければなりません」
凄い芝居でした。で、不思議に思ったのが、そこまで苛酷な政治のリアリズム
を知悉してる三島さんと、最後の決起の行動の相関性です。
よく政治を分かっていなかったから、あんなことになったと言われたが・・・・・・
僕は違うと思う。分かっていた。分かった上での自衛隊への檄文だった。
彼の著作に中に全部書いてあるんです。政治的無効性を狙うことが、
最終的に歴史的に有効になるって。その言葉を彼の死に当てはめて理解する
のが一番自然で、素直な解釈だと思います。
472 :
_ :03/08/07 04:36 ID:8BFFE2+t
>>471 自分は、三島の死を考えるとき、いつも松陰の死のことを思い出します。
維新志士たちも、昭和の愛国者たちも、常に松陰を敬愛していました。
愛国のことを考える者は、その原点はいつも松陰です。
厨房のことは日狂組教育のおかげで日本の文化を軽んじていました。
最初、三島を読んだのも、西欧で評価されているからでした。
でも、いまでは自分の中では、日本のことを考える原点として三島を位置づけております。
個人の生存や業績にしか目がいかない人は松陰を軽んじています。
酷い人は何もしなかったとか、もっとうまくやれば維新まで生き残れたとか・・・・
「坂の上の雲」であれほどダイナミックに明治の男達の苦悩を描けた人が、こと松陰や高杉の描き方の陳腐なこと。
だから、昭和の戦争を理解できなくて、日露戦争まではよかったとかいう作家もいましたけど。
475 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:12 ID:cfkii+8q
>>473 は、ウジムシによる「成りすまし」書き込みであり、
>466の続き
はウソである。ウジムシによる、無内容でふざけたまとめ
になっている。
476 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:13 ID:cfkii+8q
477 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:13 ID:cfkii+8q
478 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:13 ID:cfkii+8q
田中正明の改竄は『松井石根大将陣中日誌』にとどまらない。
彼の編纂した『支那事変日誌抜萃』にも数十カ所の改竄がある。
「松井大将陣中日誌」改ざん事件の真実
http://www.han.org/oldboard/hanboard3/msg/4650.html かてて加えて、田中正明は『南京大虐殺の虚構』の中で、『支那
事変日誌抜粋』からの引用と称して次の文章を創作した(文中の
「予」は松井石根)。
「終戦後暫くして、南京に於いて一般人、俘虜、婦女子などに対し、
組織的な大規模の虐殺、暴行事件がありたるやに米国内で放送し
ありとの情報を聞き、予は驚き、旧部下をして調査せしめたるも、
さような噂はまったく虚妄にして、世の在任中は固より、帰還
終戦に至る迄斯くの如き報告および情報に接せず、上海における
列国新聞通信員との屡次に亘る会見においても之を耳にせず、
まったく誣妄なることを附言す」
これは松井の原文には全く存在しない。こうなると、もう病気である。
479 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:14 ID:cfkii+8q
480 :
無料動画直リン :03/08/08 00:14 ID:aZECtHus
481 :
日出づる処の名無し :03/08/08 00:15 ID:Em8GpsfY
なんか知らんが、ぶっこむとこ間違ってないか?
484 :
日出づる処の名無し :03/08/08 13:21 ID:Rcb1z8PS
荒らしが出てくるのは、夏のせいでしょうか? さて、ちょっとこのスレの住民の方に質問が・・・・・・ 終戦記念日を三島由紀夫がどう迎えたのか、彼が書いたものはどんな文書が あるのでしょうか? 評論、エッセーなど問いませんので、誰か教えて下さい。 夏休みの課題にするので。 物知りが多そうなスレなので、ヨロシコ!!
>>484 村松剛の「三島由紀夫の世界」 新潮文庫によると、動員先の神奈川の工場から、高熱のために東京に戻っていたそうだ。
そして、玉音放送の当日は、家族の疎開先で聞いてのではないかと推測している。
そして、8月15日をはさんで執筆していたのは、「岬にて物語」で、恋愛モノ。
( 当時の三島=平岡公威は戦争や日本の運命には、あんまり関心なかったようですね。)
「八月二十一日のアリバイ」というエッセイに、三島が後に書いた感想のようなものがあるらしい。
(全集もってないんでわからん。スマソ、村松剛が引用しているところそのままいれておく)
「『ある行のをはりに』があって。『昭和二十年八月十五日戦い終る』などと注記してあり、
その次の行から何事もなく、ロマンチックなお話の甘い風景描写がつづいているのは、
今、その原稿を見るとかへつて奇妙な感じがする。」
後年の三島の戦争に関する論述あたりからさぐらんと、当時はただの文学青年でしかなかったようだよ。(´・ω・`)
「八月二十一日のアリバイ」ってのが、どんな内容なのかわからんので、全集で調べてくんない。
487 :
日出づる処の名無し :03/08/09 03:38 ID:PTdQ8hdH
>>485 どうもありがとう!!探してみます。
どなたか、他にも三島由紀夫が終戦記念日を書いたものがあったら、
教えて下さい。
488 :
日出づる処の名無し :03/08/10 04:04 ID:4DjZv3Qc
いま、猪瀬直樹氏の「ペルソナ」を読んでいます。 なかなか読ませますね。三島さんを別の角度から知ることができます。
489 :
幽界より :03/08/10 05:05 ID:6kKClH3a
猪瀬クンの評伝はね、自分のことを書いているんだよ。 ハッハッハッハッ!
490 :
日出づる処の名無し :03/08/10 06:16 ID:8Ihkfpkj
猪瀬さんのペルソナ糞だね。全然つまらないよ。名前忘れたけど サンデー毎日の記者が書いた方のやつ、あれの方が 三島先生の生々しい言動が興味深く書かれてると思いますね。 オヤジさんが書いた「倅・三島由紀夫」も超オモシロ。 オヤジさんてふんとに三島先生の親だわ〜。
>>490 オマイの批判への批判はおいといて、
三島個人の評論や生涯は、すでに腐るほど、書かれまくっていたわけ。意図的に再販されんとかあってもね。
普通の伝記を書いても切り口が平凡になるし、猪瀬はそういうモノを書いてたわけでもない。
大正昭和の時代も、歴史捏造などで、植民地・軍国主義一辺倒に歪んでいるから、あれはあれで現代人には価値がある。
492 :
日出づる処の名無し :03/08/10 14:17 ID:QnaosWiQ
おまえら、テレ朝見れ!!
493 :
日出づる処の名無し :03/08/10 14:18 ID:QnaosWiQ
キチガイ、畜死、現る!!!!!
494 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:20 ID:se9ToWos
>>483 は、「蛆虫」が「上原」に成りすまして投稿したものである。
連戦連敗の蛆虫は半狂乱で、自ら惨敗したスレッドのリストを
コピペして回る毎朝なのだ。
蛆虫ごときは最初から物の数ではない。破るべきは、「田中正明
→ 松尾一郎 → 騙される厨房」のラインである。それでは、松尾
一郎の掲示板に書き込むのが本筋か? ところが、書き込んでも、
管理人の松尾に荒らされることになっている(後述)。
そこで私は、ラインの下流から、すなわちここ2ちゃんねるの
極東板などから、ぼちぼち手をつけていくとでもしよう。
ここには、松尾のサイトを信じ切って「ソース」として提示
したりする愚か者が多いからである。
495 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:20 ID:y/jjotcc
496 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:20 ID:se9ToWos
497 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:21 ID:se9ToWos
498 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:21 ID:se9ToWos
499 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:22 ID:se9ToWos
500 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:22 ID:se9ToWos
田中正明の改竄は『松井石根大将陣中日誌』にとどまらない。
彼の編纂した『支那事変日誌抜萃』にも数十カ所の改竄がある。
「松井大将陣中日誌」改ざん事件の真実
http://www.han.org/oldboard/hanboard3/msg/4650.html かてて加えて、田中正明は『南京大虐殺の虚構』の中で、『支那
事変日誌抜粋』からの引用と称して次の文章を創作した(文中の
「予」は松井石根)。
「終戦後暫くして、南京に於いて一般人、俘虜、婦女子などに対し、
組織的な大規模の虐殺、暴行事件がありたるやに米国内で放送し
ありとの情報を聞き、予は驚き、旧部下をして調査せしめたるも、
さような噂はまったく虚妄にして、世の在任中は固より、帰還
終戦に至る迄斯くの如き報告および情報に接せず、上海における
列国新聞通信員との屡次に亘る会見においても之を耳にせず、
まったく誣妄なることを附言す」
これは松井の原文には全く存在しない。こうなると、もう病気である。
501 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:23 ID:0jEscusv
502 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:24 ID:419VMKVV
503 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:24 ID:0jEscusv
504 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:24 ID:0jEscusv
「電脳日本の歴史研究会掲示板」の管理人、松尾一郎は他人
に成りすまして、管理する掲示板を荒らした。それも、
「チャンコロ」という差別用語を名乗ってである。松尾は、
参加者の一人を中傷する書き込みを連続して投稿した。
その内容はあまりに下劣で、再掲も憚られるほどであった。
バレた後、訳の分からない言い訳をして、謝らなかった。
http://www2c.biglobe.ne.jp/~y-okada/nannkin/arashi.html 7番、投稿者:松尾一郎
>(引用者注:KOILからの指摘に答えて)ワームによる自動発信に
>よる乗っ取りです。
>国内からのハックという事が判明していますが、まさかKOIL
>さんじゃないですよね。
松尾一郎の所業は破廉恥であり異常である。
筋の通らない弁解、相手に逆に罪を着せる居直り方。師匠の
田中と瓜二つである。
505 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:25 ID:0jEscusv
プロパガンダ写真研究会解散の真実
http://www.history.gr.jp/pro/ 【解説】
松尾一郎は、南京大虐殺否定運動の熱心な活動家であり、もと
自由主義史観研究会理事である。彼が怒りを込めて振り返る、
「プロパガンダ写真研究会」と否定派の面々の内幕。
活動メンバーのレベルの低さ・ばらつき。藤岡信勝の無能ぶりと
東中野修道の性格的問題。藤岡信勝と中村粲の対立(「自由主義
史観研究会」対「昭和史研究会」の内ゲバ)。これら3名(いずれも
大学教授)を低劣だと攻撃し、他のメンバーに対する恨みつらみを
数え上げ、「将来会ったならば五体満足に返すつもりはない」
「私は常に孤独だった」とまで言い募る松尾……それでも田中
正明への心酔は揺るがない……その田中は、『松井石根陣中日誌』
他を改竄したペテン師なのだが……。
小説より奇なり、のドロドロの人間模様。一言で片付けるのも
酷だが、(松尾も大学教授も含め)「掃き溜めの集団」であった。
506 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:25 ID:0jEscusv
507 :
日出づる処の名無し :03/08/10 22:25 ID:0jEscusv
なんだよ。カキコ増えてると思ったら・・・・・スレ題をちゃんと嫁。関係ねえぞ。 (´・ω・`)
509 :
日出づる処の名無し :03/08/11 01:59 ID:grrU3noA
>>494-507 誰か、以上のレス、削除依頼を出して下さい。
アク禁だけで済むのかな・・・・・・・
ああ、やだやだやだやだ、粘着厨房各地で増殖 ,,.-\. /■\ ∧∧ ∧_∧ ∧∧ ∧_∧ .",.r''" (´∀`∩) (*゚ー゚) ( ´∀` ) (゚Д゚,,) (・∀・ ) (つ 丿 とと ./ ⊂ つ(| つ ( つ ( ヽノ 〜 / / ∧ \ | 〜 .| ト、 \ 夏休みになると厨房が至る所で荒らし・煽りを繰り返す。 だから、ちっと距離置いてマターリするしかないんかね。
512 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:42 ID:Al1xgG6X
日本の各種の組織に無責任体質がある。成員一人一人は無責任 どころか、青筋立てて務めを果たしているが、組織を上へと遡って 責任の所在を追及すると、うやむやで終わる仕組みになっている。 戦前戦中の天皇は、旧憲法上、無答責だった(第3条)。戦後処理において 天皇免責を決定したのは、連合国・GHQである。政治的思惑による ものだが、日本人はその決定に胸を撫で下ろして追随した。日本人は 天皇免責に追随することによって、自分たちも免責したかったのである。 右翼映画『プライド』などで、「天皇を守るため、自ら責任を引き 受けて刑死した」と美化された東條英機は、その前にピストル自殺 しそこなっていた。A級戦犯の指名を受け、逮捕される直前のことである。 彼は1941年、現役軍人のまま首相に就任した。内務・外務・陸軍・ 文部・商工・軍需の各大臣を兼任し、さらに参謀総長までつとめた。 無数の内外軍民を死に追いやった東條は、腹も切れない大将であった。
513 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:43 ID:Al1xgG6X
514 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:46 ID:Al1xgG6X
ああ、やだやだやだやだ、粘着厨房各地で増殖 ,,.-\. /■\ ∧∧ ∧_∧ ∧∧ ∧_∧ .",.r''" (´∀`∩) (*゚ー゚) ( ´∀` ) (゚Д゚,,) (・∀・ ) (つ 丿 とと ./ ⊂ つ(| つ ( つ ( ヽノ 〜 / / ∧ \ | 〜 .| ト、 \ 夏休みになると厨房が至る所で荒らし・煽りを繰り返す。 だから、ちっと距離置いてマターリするしかないんかね。
516 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:54 ID:BqiykGxt
517 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:55 ID:BqiykGxt
518 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:56 ID:BqiykGxt
519 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:57 ID:BqiykGxt
520 :
日出づる処の名無し :03/08/11 21:58 ID:BqiykGxt
521 :
日出づる処の名無し :03/08/12 03:45 ID:SuDjH21s
なんで、夏になると、良スレが荒らされるの? 関係ないコピペうざい!!みんなで削除依頼出して!!
三島由紀夫ってそんなに大事か? 全共闘連中に討論会で「君らが一言『天皇』と言えば連帯できる」とか 言ったって時点で駄目駄目だろ。
>>523 ステレオタイプの古い右左の思想に毒されてると、なんも理会できんのよ。
『破壊するだけでは創造にはならへんぞ。ただのアホだぞ。わかるか?
耳をかっぽじって聞けよ。
古い日本を止揚して新しい日本という共同体社会の創設を意図するなら、何が必要か?考えてみれ。
今の世の中を壊したいだけなんか? それとも、自分でこんな社会にしたいってプランでもあるんか?
この日本という環境・風土・気候の元で 一万年にわたり、育まれてきた世界観・価値・歴史・文化・美・・・・・
それをすべてにとってかわるようなものを俺の前に出してみいと言っとんじゃ!
おんどれらの稚拙な革命思想なんぞ、幼稚園の粘土細工以下や。』
おっさんはガキどもにそう言いたかっただけだよ。(・∀・)
525 :
日出づる処の名無し :03/08/13 02:16 ID:hJuSrD1l
>>523 ずいぶん、凄い意見だな。1ページも三島を読んだ事がないって、
宣言したようなもの。
ある意味、勇気があるね。藁
526 :
日出づる処の名無し :03/08/13 02:17 ID:hJuSrD1l
527 :
:03/08/13 04:22 ID:e+3pdmet
日本はなくなつて、 その代はりに、 無機的な、 からつぽな、 ニュートラルな、 中間色の、 富裕な、 抜目がない、 或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。 それでもいいと思つてゐる人たちと、 私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。
528 :
日出づる処の名無し :03/08/13 04:57 ID:hJuSrD1l
>>527 産経新聞に発表したエッセーの一部だね。全部、予言が当たってる。
529 :
日出づる処の名無し :03/08/13 08:59 ID:b3C7CMYr
∧__∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∩゜Д゜)< 通報すますた。 □………(つ | \________  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| . 2ch・自治厨
532 :
日出づる処の名無し :03/08/13 20:45 ID:jJ0pX8eC
533 :
日出づる処の名無し :03/08/13 20:45 ID:jJ0pX8eC
534 :
日出づる処の名無し :03/08/13 20:46 ID:jJ0pX8eC
535 :
日出づる処の名無し :03/08/13 20:46 ID:jJ0pX8eC
536 :
523 :03/08/13 21:11 ID:0yXHtxYo
>>524 > ステレオタイプの古い右左の思想に毒されてると、なんも理会できんのよ。
いや、もう、このフレーズだけでグダグダなんだけど……
>>527-528 三島だけじゃないべ、予測したの。
538 :
:03/08/14 01:07 ID:Ln50F54F
自分、山中湖にある三島由紀夫文学館に行きました。 20歳で徴兵された三島の、両親宛の「遺書」や、 彼の遺稿となった、「天人伍衰」のラストの生原稿が 閲覧できます。おすすめです。
539 :
日出づる処の名無し :03/08/14 02:08 ID:chLshtRC
猪瀬のペルソナは糞だね。冗長なだけ。関係者がいくら弁護しても つまらんものはつまらん。
541 :
日出づる処の名無し :03/08/14 05:00 ID:Ji+11CKA
>>538 まだ行ったことないんだけど、こじんまりした感じですか?
今年の秋のシンポジウムには参加したいと思っているよ。
生と死について (途中から、スレ、読んでませんが、すみません。) 生と死にとの両者に同時に向き合うことはかなわない。 死と向き合った数時間、数日後に、生と向き合うこともできない。 真の生と向き合うということは、死と鼻がつくほど近くで威嚇し合い、 死の胸に剣をつきたて、悪魔を呼び覚まし、己が背に悪魔を背負うかのごとく 必死にただ何も無い前方の一点を見つめながら、進む。 そのようにして見えてくるのが、生の姿。 生の近くに行けば行くほどに、死も近づく。 限りない光に照らされながらも、一瞬でもその光を奪われれば、 すぐさまに命の灯は闇夜を書ける風にさらわれてしまう。 生とはなんとも美しい。死などはじめから存在しない。
543 :
山崎 渉 :03/08/15 11:17 ID:9L/eI66F
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
544 :
日出づる処の名無し :03/08/15 20:05 ID:iJmPE1BF
蛆虫の荒らしについて
「蛆虫」の荒らしのパターンは、AA貼り付け、怪しい業者や有料
サイトの宣伝、無内容な繰り返しなどである。次のスレッドの
937〜1000番に、典型的に現れている。
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 930番で、「上原」は自分の書き込みをまとめた。対する蛆虫は、
連戦連敗だった(数字はレス番号)。
276-285……「天皇の人間宣言」の原文は英文だった
730-739 749-754……御前会議、輔弼、旧憲法の欠陥
767-774 814 816……立憲君主制、天皇無答責、慣習法、副署
蛆虫は狂乱し、937〜1000番をひと晩で荒らしてスレッドを終了
させた。また、蛆虫は「上原」に成りすまして、このスレッドを
含む多数のスレッドを荒らしている。
545 :
日出づる処の名無し :03/08/15 20:05 ID:iJmPE1BF
546 :
日出づる処の名無し :03/08/15 20:06 ID:iJmPE1BF
547 :
日出づる処の名無し :03/08/15 20:06 ID:iJmPE1BF
548 :
日出づる処の名無し :03/08/15 20:07 ID:iJmPE1BF
550 :
色男no、1 :03/08/16 10:35 ID:tWZB25Rj
漱石においてさえ、近代人の分裂、両義性の問題はあったんだよねえ。明治20年代から近代文学の内面が現われ出てきた訳で、柄谷行人も同時代において乃木将軍の殉死さえアナクロニズムと見られた、とどこかで言ってたよ。
物語批判は性格なんか近代の問題じゃない、内面は基本的に分裂を孕むもので、一貫した性格を描写し得ないところにジャンルとしての小説の近代性があるんだ、というこの30年来耳にたこが出きるほどに繰り返された言説があるね。
それでね、三島は小林恭二なんかの見るところによると、骨がらみの二十世紀最大の近代人と言う事で、三島作品は内面と性格の対話劇なる批評空間で、二項対立が統一されようとする物語批判なんだね。認識と行為とかいうやつね。
文学の次元でこんな事やってる人が生活の次元で「性格」足らんとするんだよね。江藤淳とか慎太郎とか同時代の付き合いあった人たちは、偽者だよと楽屋裏を暴露しようとするけど、福田和也みたいな切腹以後の世代は、
内面の不在証明に成功した一個の「性格」を見る訳。この「性格」が厄介なシンボリズムで、政治的リサイクルを失効化させようとする人は、三島の性的人間の側面をフォーカス、フライデー(覗いて)して、切腹以前の分裂を
呼び戻そうとする。漱石には脱活字世代にアピールするような「性格」もなく、胃潰瘍に吐血するようなモダニストの内面しかない訳。大衆にアピールできなければ革命は成功しないよ。ナチスでもそうだけど、
メディア操作するようなシンボリズムがないとね。
三島の革新性とは、もはや文学が自明のものではない領域において、大衆動員する演劇的空間を創出した点につきる。
http://laspara.tripod.co.jp/
551 :
日出づる処の名無し :03/08/16 11:04 ID:HsOzcO6d
三島由紀夫氏は「葉隠」という書物に影響されてたんでしょ
>>551 葉隠れと雨月物語が好きだったらしいね。
しかし、最近の荒らしは・・・・
とうとう他の三島スレの常連の方まで登場かよ。(´・ω・`)ショボーン
553 :
日出づる処の名無し :03/08/17 02:47 ID:Gswt9fyw
>>552 夏が終わらないと、荒らしは去らないのか?
いま、徳岡孝夫氏の「五衰の人」を読書中!!面白いよ。
今月号の「文藝春秋」9月号に黄金の60年代という特集があるけど、
やっぱ、三島由紀夫の死がアンケートでダントツの歴史的事件に
なっている。
554 :
日出づる処の名無し :03/08/17 22:06 ID:6y3px8/0
蛆虫の荒らしについて
「蛆虫」の荒らしのパターンは、AA貼り付け、怪しい業者や有料
サイトの宣伝、無内容な繰り返しなどである。次のスレッドの
937〜1000番に、典型的に現れている。
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 930番で、「上原」は自分の書き込みをまとめた。対する蛆虫は、
連戦連敗だった。
276-285……「天皇の人間宣言」の原文は英文だった
730-739 749-754……御前会議、輔弼、旧憲法の欠陥
767-774 814 816……立憲君主制、天皇無答責、慣習法、副署
蛆虫は狂乱し、937〜1000番をひと晩で荒らしてスレッドを終了
させた。また、蛆虫は「上原」に成りすまして、このスレッドを
含む多数のスレッドを荒らしている。
555 :
日出づる処の名無し :03/08/17 22:06 ID:6y3px8/0
556 :
日出づる処の名無し :03/08/17 22:07 ID:6y3px8/0
557 :
日出づる処の名無し :03/08/17 22:07 ID:6y3px8/0
,!ヽ 夏厨貼ばっかだね。 ,!ヽ、 ,! ヽ _,..ィ´ ̄`)-‐‐‐'' ヽ / ´`)'´ _ !、 またかよ… / i-‐'´ , ` `! lヽ、 / Y ,! ヽ-‐‐/ l . l >‐'´` l ノ ヽ_/ ノ ,ノ o ヽ l _,イ i'.o r┐ ヽ、 ヽ、_ ,..-=ニ_ こんなマイナーすれ、荒らしても、 l ,!-l、 ノヽ、, ヽ なんにもならんのにね。陰気だね。 ヽ _,.ィ'. ,! 、 `!、 `ー-、_ く´ l ヽ l ,! `! l ヽ、__ノ l `! `! ! l l l. l , l ヽ、 、_ ,ィ ノ l、_,! し' l l `l
559 :
日出づる処の名無し :03/08/18 08:45 ID:Hh2KD22W
■蛆虫の荒らしについて■
「蛆虫」の荒らしのパターンは、AA貼り付け、怪しい業者や有料
サイトの宣伝、無内容な繰り返しなどである。次のスレッドの
937〜1000番に、典型的に現れている。
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 930番で、「上原」は自分の書き込みをまとめた。対する蛆虫は、
連戦連敗だった。
276-285……「天皇の人間宣言」の原文は英文だった
730-739 749-754……御前会議、輔弼、旧憲法の欠陥
767-774 814 816……立憲君主制、天皇無答責、慣習法、副署
蛆虫は逆上し、937〜1000番をひと晩で荒らしてスレッドを終了
させた。また、蛆虫は「上原」に成りすまして、このスレッドを
含む多数のスレッドを荒らしている。
561 :
日出づる処の名無し :03/08/18 09:57 ID:Hh2KD22W
562 :
日出づる処の名無し :03/08/18 10:00 ID:Hh2KD22W
563 :
日出づる処の名無し :03/08/18 10:08 ID:Hh2KD22W
夏厨貼ばっかだね。 ,!ヽ、 ,! ヽ _,..ィ´ ̄`)-‐‐‐'' ヽ / ´`)'´ _ !、 またかよ… / i-‐'´ , ` `! lヽ、 / Y ,! ヽ-‐‐/ l . l >‐'´` l ノ ヽ_/ ノ ,ノ o ヽ l _,イ i'.o r┐ ヽ、 ヽ、_ ,..-=ニ_ いくら貼ってもだれも読みやしないのに。 l ,!-l、 ノヽ、, ヽ こういうことする人って、きっと、誰からも、 ヽ _,.ィ'. ,! 、 `!、 相手にされてないんだね。 `ー-、_ く´ l ヽ l あーやだやだ、 きっとカラダも臭いよ。 ,! `! l ヽ、__ノ l `! `! ! l l l. l , l ヽ、 、_ ,ィ ノ l、_,! し' l l `l
565 :
日出づる処の名無し :03/08/19 00:49 ID:vOQpSFN9
蛆虫による「成りすまし」荒らしについて
「蛆虫」は「上原」に成りすまして、このスレッドを含む
多数のスレッドを荒らしている。
レス番号560番を挟んで、IDは次のようになっている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫による書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
566 :
日出づる処の名無し :03/08/19 03:18 ID:Gik+/uuJ
いい加減、スレ違いのキチガイ・コピヘ、みんなで 削除依頼出そうよ!!
567 :
日出づる処の名無し :03/08/19 08:33 ID:qftoqOiq
■蛆虫の荒らしについて■
「蛆虫」の荒らしのパターンは、AA貼り付け、怪しい業者や有料
サイトの宣伝、無内容な繰り返しなどである。次のスレッドの
937〜1000番に、典型的に現れている。
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 930番で、「上原」は自分の書き込みをまとめた。対する蛆虫は、
連戦連敗だった。
276-285……「天皇の人間宣言」の原文は英文だった
730-739 749-754……御前会議、輔弼、旧憲法の欠陥
767-774 814 816……立憲君主制、天皇無答責、慣習法、副署
蛆虫は狂乱し、937〜1000番をひと晩で荒らしてスレッドを終了
させた。また、蛆虫は「上原」に成りすまして、このスレッドを
含む多数のスレッドを荒らしている。
>>566 出したけど、結果はこうでした。 このスレ自体の存在が不要なようです。もうあきらめますた。
135 削除の虎 ★ sage 03/08/15 23:56 ID:???
>>128 三島由紀夫の文学と極東ニュースに何の関連があるのかよくわかりませんでした。
136 J ◆xwDQN.24h. sage 03/08/16 02:32 HOST:YahooBB218114156059.bbtec.net
>>135 放置っすか?
オブジェとして見逃せと・・・w
137 そういわずにおながいします。 sage 03/08/19 06:47 HOST:FLA1Aai088.fko.mesh.ad.jp
削除対象アドレス:
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/asia/1051243290/ >>466 から発生
削除理由・詳細・その他:
スレッドと関係のない内容の連投。意味不明の内容。
故意にスレッドの運営・成長を妨害していると思います。
再度検討おながいします。
138 削除の虎 ★ sage 03/08/19 07:52 ID:???
>>137 三島由紀夫の文学はニュース極東板にふさわしいスレッドとは 思えないんですが。
139 そういわずにおながいします。 sage 03/08/19 08:17 HOST:FLA1Aaa487.fko.mesh.ad.jp
>>138 とても適切な回答とは思えませんね。あきれました。
570 :
日出づる処の名無し :03/08/19 22:26 ID:Eh0fb3xE
571 :
右翼 :03/08/19 22:26 ID:LtIXDoW6
572 :
日出づる処の名無し :03/08/19 22:32 ID:rx7ppxqT
>all 三島由紀夫の「牡丹」は最高傑作だね 憂国の士は是非読んでくれ
573 :
444 :03/08/20 00:03 ID:2hYamiYH
569さん
138 削除の虎 ★ sage 03/08/19 07:52 ID:???
>>137 三島由紀夫の文学はニュース極東板にふさわしいスレッドとは 思えないんですが。
という返答ならば、私は、「三島を通して日本を見る」という方向でスレッドを
考えようと思っています。
私としては、このスレッドは、博識かつ鋭い見識の方が多くいらっしゃるので、
ほんとうに勉強になります。
>>570 基地外が基地外に成りすましてるだけだから同じ事だよ。
575 :
569 :03/08/20 00:29 ID:p/cEPEkg
どうもです。 いっしょにがんがりましょう。(´・ω・`)
576 :
444 :03/08/20 02:02 ID:E0cEZIfR
このスレ読んでて、貴重な情報、傾聴すべき意見が出ていて、勉強になります。 三島は、マエスレでおっしゃっていた方の言葉を借りれば、「西欧的」な文学的伝統をベースに、日本的な美意識、アジア的な死生観を表現した人なのではないかと思う。 「豊饒の海」は、その文学的総決算なのでしょう(まだ読んでないので確定的なことを言うのは私には無理だが)。 私は、けっこう軽いのも好きで、「百萬圓煎餅」とか、読み終わってニヤニヤ笑いました。
577 :
444 :03/08/20 02:09 ID:sbnQ7xJl
>569 。(´・ω・`)の顔文字、いいっすねえ。 なんか、ほっとする。 まあ、夏休み終われば、このスレも落ち着きをみせるかと。
579 :
日出づる処の名無し :03/08/20 17:18 ID:Lhgu/v+Q
>>569 どうもありがとう。俺もそこで削除人と話をしたいので、
URLを教えて下さい。
三島由紀夫が極東板のスレにふさわしくないと言う判断は、白痴的だよ。
580 :
日出づる処の名無し :03/08/20 21:57 ID:IPcH0Wlr
>>579 >俺もそこで削除人と話をしたいので、URLを教えて下さい。
>三島由紀夫が極東板のスレにふさわしくないと言う判断は、白痴的だよ。
うーん。
削除の権限があるのは削除人さんですよね(管理人の「ひろゆき」さん
から権限を委譲されている)。また、「三島由紀夫が極東板のスレに
ふさわしくない」は、
>>569 にあるように、削除人さんの判断です。
そして、あなたが削除人さんと話をして、もし彼が重い腰を上げて
削除の検討に取り掛かってくれれば、当然このスレを読みます。
そこに、「白痴的だよ」と喧嘩腰の文言が書いてあるわけです。
あなたが書いてしまいました。
この場合、そういうことは心の中で思っても、スレに書いては
いけません。削除人さんも人間であり、心証を悪くします。
あなた、まだ学生さんですか? 社会に出て、手順を踏んで交渉
ごとをしたことがありませんね?
581 :
日出づる処の名無し :03/08/20 23:05 ID:NBZuPH2R
>>569 僕にも教えて!!削除に関するスレのURL.。
582 :
569 :03/08/20 23:27 ID:qpta/VKS
オマイラは、2ちゃんねらーというよりも憂国の志士なんだなあ。 (´・ω・`)⊃ホレ 【案内】の【削除整理】の【asia:ニュース極東[レス削除]】ってところだ。 スレの検索は、『asia』とかでやればいいと思う。
583 :
日出づる処の名無し :03/08/20 23:42 ID:jguv8+TM
>>582 ありがとう。憂国の志士なんて、立派なものじゃない。
俺は、ただの文学ファン。
ただ、このスレがこの板にふさわしくないと言うのは、偏った意見だね。
俺も、削除人と話をしたい。
そもそも
>>1 にこのスレの存在意義が書いてある。
削除人は
>>1 を論破できるのか? まあ、無理だね。
584 :
444 :03/08/21 00:53 ID:zTv58XDh
>いま、徳岡孝夫氏の「五衰の人」を読書中!!面白いよ。 「豊饒の海」をまともに批評できる人がいないって聞いたことがあります(中野翠の本で読んだ) 徳岡孝夫氏は、「諸君」に執筆なさっているかたですよね。 私も、徳岡氏の評論、読んでみようと思います。
585 :
444 :03/08/21 01:11 ID:V9RcO575
>1 30代でノーベル文学賞候補にも挙げられた作家としての才能を無にしても、彼が訴えた かったものは何か? 死後33年のいまこそ、その意味が日本人に問われている。 この趣旨ならば、ニュース極東板に合致する。純粋に文学だけを語るならば他の板にいけばイイ話だが、三島 は、極上の西欧文学遺産を摂取し、東洋思想宗教への造詣も深い世界的な日本人作家。三島を語ることは、日本を語ることになり、 日本を語ることは三島を語ることに通じるのではないか? そういう意味で、三島スレは板違いとはいえないと思います。
586 :
444 :03/08/21 01:48 ID:cKgmJw48
ニュース極東板の、ニュース性があるかないかというのが問題になるかと思いますが、 死後三十三年、仏教的にも三十三というのは象徴的な意味がある(? 無学でスマソ。たしか、三十三所巡りとか、三十三間堂とかあったような) はずなので、削除依頼人さん、このスレお読みになっておられたら、 どうかご配慮下さい。
587 :
444 :03/08/21 01:56 ID:m4hRlWGL
訂正 削除依頼人さん→削除人さん
588 :
日出づる処の名無し :03/08/22 01:36 ID:urACzAiv
>>156 >>249-254 >>421-422 >>512-514 の続き。
>>444 >『豊饒の海』はまだ読んでないです。……やっぱり、三島が自分の
>集大成として遺してくれた作品ですから。
>>576 >私は、けっこう軽いのも好きで、「百萬圓煎餅」とか、読み終わって
>ニヤニヤ笑いました。
白黒ショーに出演する若い夫婦の話だったね。100万円貯めるのが
夢の、仲のいい堅実そうな夫婦。
人前で性交をして見せるような人間だとは、ラストまで気づかない。
伏線が張られているとしても、驚かされる結末。三島と言えば
長編小説だが、短編の技巧も冴えていた。
589 :
日出づる処の名無し :03/08/22 01:37 ID:urACzAiv
彼は若くして文壇の寵児となり、高収入を見込んで豪邸を建てた。 金のかかる生活を維持するため、結構くだらない作品も量産した。 婦人雑誌などに連載したものには、通俗的な読み物もある。金の ためと割り切っていたのだろうか。 『豊饒の海』4部作はそれらと訳が違い、渾身の絶筆だが、彼の 集大成というほど名作でもない(ただし、第1部『春の雪』はいい と思う)。4部作の途中から主人公となる本多繁邦は、衰弱して 老年に至るが、三島自身の精神と文体にも衰弱が起こっていた。 異常な死に方だっただけでなく、集大成を残さずに逝ってしまった ことも、三島の自殺が衝撃的だった理由だと思う。 三島という才能は、45歳で「逝ってよし」ではなかったのだ。 彼が結成した「楯の会」はおもちゃの兵隊ごっこであり、死後は 彼が右翼のおもちゃにされるという、皮肉な巡り合わせだった。
590 :
日出づる処の名無し :03/08/22 01:38 ID:urACzAiv
>>589 どんな意見を書こうが自由だがあんたは間違ってるよ。
結局、三島由紀夫の死は無駄だったんでしょうか? 死んだら何もならないって言う人もいるし・・・・。 だったら石原慎太郎みたいに70歳まで生きて総理を目指した方が日本のタメにはなる。 でもオレは三島の死は決して無駄ではなかったと思う。 この国の最後のサムライは経済成長に浮かれる日本人に人間としてのあり方を証明したのではないか・・
>>592 いまだにこうやって三島が考えていたこと、求めていたことはなんだったのだろうか?と、
時代を越え、皆がこうやって論議している。同時代にもてはやされた作家、思想家、評論家のほとんどが消えうせて、
それぞれの時代の中に取り残され、忘れ去られている。ただ三島由紀夫だけが時代を超えて生き続けていく。
生命を軽んじ、馬鹿な死に方をしたと批判されてる男の方が、結局長く生きてるとは思いませんか?
三島の思想や、考えが、正しい、正しくないは超越して、ある人の人生として見つめてみたらどうでしょうか。
彼の到達した結論が、仮に、生きることへの失望であったとしてもね。そこまで生きるということを考えたことがあるかって。
生きることだとテーマが大きいなら、恋愛でもいい。そこまで真剣に人を好きになったことあるのかって。
人が生きる時間は短い。生きている間に出来ることは? なにかを感じ、創造し、表現し、感動すること。
人それぞれいろいろな目的、目標などいろいろあるでしょう。
生きるという意義や目的を実現するために、「死」すらも、その手段として使い、「生きき切った。」
それがほんとうに生きるということなのではないでしょうか。
三島由紀夫は我々の心の中で生きている!! っていうとアニメとかで使い古されててダサい罠。
そんなアニメがあったら見てみたいもんだな。表現が稚拙だな。
>471 「わが友ヒットラー」素晴らしい! ほんものの政治史劇って感じ。レームとシュトラッサーに加え、クルップを配したのは、政治史劇 として必要な、高度な文学的計算なんでしょうね。 「政治は中道をいかなければなりません」 のラストのセリフ、ほんと恐ろしい劇的効果を発揮してますよね。 学校の授業の関係で、フランス革命の恐怖政治と、スターリン大粛正の話を よんだんですが、右を切り、返す刀で左を切るというのは、ロベスピエール の場合、没落に繋がった。左派のエベール派を切り、即座にダントン派を切ることで、ジャコバン そのものが支持基盤を失った。でも、ヒットラーとスターリン 成功した。 三島が、「この悲劇を、西郷隆盛と大久保利通の関係を類推して読んで貰いたい」 というのも、よくわかる。 「サド侯爵夫人」もすごいなあ。 「十日の菊」はまだ読んでないので、明日、図書館で借りてみよう。 >474 三島は、「君たちは功業を為すつもり。僕は忠義を為すつもり」という松陰の言葉が好き だったようですね。
598 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:28 ID:8EYoM1Bd
599 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:29 ID:8EYoM1Bd
600 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:29 ID:8EYoM1Bd
601 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:29 ID:8EYoM1Bd
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
602 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:30 ID:8EYoM1Bd
603 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:30 ID:OdGd3Csm
三島由紀夫の演説は自衛隊員の野次にかき消されて何を言っていたかの記録は残っていない。
604 :
日出づる処の名無し :03/08/22 23:41 ID:lDmybvXZ
数日前、女装した三島に迫られた夢を見てうなされて目覚めた。 だれか、この夢を解釈してくれ。
荒らしが荒らしの解説してますね(w
>>589 異常な死に方だっただけでなく、集大成を残さずに逝ってしまった
ことも、三島の自殺が衝撃的だった理由だと思う。
「豊饒の海」読んでないので(三島作品自体あまり読んでなかった)、これからじっくりと読んで、「豊饒の海」が三島の「集大成」に値するか、真剣に考えようと思います。
>三島という才能は、45歳で「逝ってよし」ではなかったのだ。
彼が生きていたら、もう80近いですよね。戦後の日本に絶望して死をえらんだのではないか、美学に殉じた死ではないかと
、個人的には思っています。でも、生きていたら、どんな発言したのか?‥。
そう思うと、生きていてほしかった。やっぱり、「逝ってよし」の死ではないですよね。
>彼が結成した「楯の会」はおもちゃの兵隊ごっこであり、死後は
>彼が右翼のおもちゃにされるという、皮肉な巡り合わせだった。
同意したい気持ちと、反発したい気持ちが半々です。三島の死は、そういう複雑な感情を掻き立てるものなんだけど、
私が一番感じるのは、マエレスにもあった、開口健の言葉ですね。
>>592 でもオレは三島の死は決して無駄ではなかったと思う。
無駄にしたくないですよね。ほんとうに。ただ、やっぱり生き延びていてほしかったとは、最後まで思うのですが。
>>594 生命を軽んじ、馬鹿な死に方をしたと批判されてる男の方が、結局長く生きてるとは思いませんか?
三島の思想や、考えが、正しい、正しくないは超越して、ある人の人生として見つめてみたらどうでしょうか。
いやあ、よくおっしゃってくれた!
完全に同意です。
■■■■白装束(白丁)の皆様とあっし、上原の共通点■■■■ ・パナウェーブの皆さんとあっし、上原はスベカラー波と戦っています。 ・自分の嫌いなものを知障扱い、思いっきり差別するのでこってす。 ・層化主義。朝鮮人様に楯突くウヨ(右翼)が大嫌いでこってす。 ・なんでもかんでも大日本帝国が悪い、人権弾圧だと繰り返す。 ・キンマンコー愛護市民団体「層化鰐怪」と激しく同意するのでこってす。 ・白装束は山奥でひきこもり。 あっし、上原は部屋でオナこもり。 ・マスコミ(とくに産経)を極度に嫌って、重箱の隅をつつきまくり。 ・とにかく一般社会への適応が出来無いが、ヒッキーなので問題なし。 ・「朝日新聞」「聖教新聞」「岩波書店」を使ったコピペ好き。 ・でも他人のコピペは大嫌い、粘着して埋め立てしてやるこってす。 そうです、あっし上原は 白装束と兄弟で〜す♪ これからも、スベカラー波と戦って逝きます(w
610 :
ボアマロ ◆n9skP0caTQ :03/08/23 12:08 ID:nHWY2OBe
ぬわ〜、このスレも久しぶりじゃ。 とりあえず「読みます!」とか言った三島氏の著作、まだ読んでいません。スマソ。 全作、読破したいなぁ。
611 :
日出づる処の名無し :03/08/23 16:06 ID:uWy6ClJ+
>>591 >>589 は猪瀬の「ペルソナ」の三島さんに否定的なところだけを
意識的に抽出して書いただけの、馬鹿のカキコ。気にすることはない。
ちなみに、「ペルソナ」は悪い本じゃない。ああいうアプローチもあって
しかるべき。猪瀬にしてみれば、自分の才能の1000倍の持ち主を
悪く書けるわけがないからね。猪瀬は三島を好きだし、尊敬している。
でなければ、書けなかった本だ。
612 :
日出づる処の名無し :03/08/23 16:09 ID:uWy6ClJ+
>>594 禿堂。ある意味、特攻隊と同じ心境でしょ。
後に続くものを信じる、っていう。で、死後33年も経ってこんなスレで
話が出きること自体、素晴らしい。
三島由紀夫も天国でビックリしてると思うよ。2chを見て。
彼だったら、インターネットをどう文明論的に解釈してくれたのか、興味があるね。
今となっては、そういう彼の批評を読むのは夢物語だが・・・・・・・
613 :
日出づる処の名無し :03/08/23 16:10 ID:uWy6ClJ+
>>612 不器用な石原でさえ、HP作って、日本の正式国名募集とか、けっこう楽しそうにやってる。
これほど一般市民と簡単にコミュニケート出来る時代になったときこそ、三島が生きてたら面白かっただろうねぇ。
当時の三島が感じていた時代の閉塞感や疎外感のデフレスパイラルに落ち込まず、2chねらーと連携してなんかやりそうな気さえする。
オースチンパワーズみたいに30年間冷凍保存されていたらよかったかもしれんね。
615 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:51 ID:zIuKOt1k
616 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:52 ID:zIuKOt1k
さて私は、同書を読んだ人を介して、噂は小耳に挟んでいる。それに
よると、同書は三島論として、次の点で新味を出しているらしい。
以下、「猪瀬以前からすでに分かっていたこと」を「……」の前、
「猪瀬による新知見」を「……」の後に置き、対比させてみる。
必然的に「……」の前は記述が長く、「……」の後は大雑把な記述になる。
三島由紀夫の本名は、平岡公威である。三島の父も祖父も高級官僚
だったが、平岡家は華族ではなかった。学習院はもともと華族学校
だった。三島は肩身の狭い思いをする反面、学業成績はトップ(銀時計
組)であり、「華族といっても勉強のできない子が多い」と知っていた。
……猪瀬によれば、三島は学習院で学友に「家(うち)はじきに華族に
なる」と吹聴したという。
「……」の後の内容が、私の書いた
>>156 に出てくる。
617 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:53 ID:zIuKOt1k
三島の祖父の実家は、その妻の実家ほど家柄が高くなかった。だが、
祖父は学問をして官途に就き、やがて福島県知事に、さらに樺太庁
長官にまで昇進した。それほどの高位高官ともなると、政治的任官
でもあり、政争に巻き込まれて失脚した(具体的には汚職事件)。
退官後は、「やはり家柄が低い」と妻に小言を言われていた。
それにしても、祖父の実家は特に家柄が低かったのでもあるまい。
……猪瀬は、三島の父方の家系を遡って調べた。三島に至る血筋の
メンタリティから、何かが見えてきた?
その他にも、猪瀬による新知見はあるだろうが、私は知らない。
逆に、次の事実は、『ペルソナ』を読んでいない私でも知っている。
>>589 >彼は若くして文壇の寵児となり、高収入を見込んで豪邸を建てた。
>金のかかる生活を維持するため、結構くだらない作品も量産した。
>婦人雑誌などに連載したものには、通俗的な読み物もある。
例えば『幸福号出帆』など、読む方が気恥ずかしくなるくらい通俗的だ。
618 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:54 ID:zIuKOt1k
>>589 >『豊饒の海』4部作はそれらと訳が違い、渾身の絶筆だが、彼の
>集大成というほど名作でもない
これは作品の評価であるから、人それぞれだろう。猪瀬が何と評して
いるかは知らない。
>彼が結成した「楯の会」はおもちゃの兵隊ごっこであり
これは、三島の生前に楯の会を取材した、複数のジャーナリストが
述べていることだ。
>死後は彼が右翼のおもちゃにされる
これは、私のオリジナル見解のつもりである(すでに誰かが言っている
のに、私が知らないだけかも知れない)。
619 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:56 ID:zIuKOt1k
以上のように、私の書いた
>>589 には、「『ペルソナ』にしか載って
いない」新知見は出てこない。わずかに、人伝てに聞いたものが一つ、
>>156 に出てくるだけである。従って、
>>611 は見当違いの言い掛かり
に他ならない。
>589は猪瀬の「ペルソナ」の三島さんに否定的なところだけを
>意識的に抽出して書いただけ
>>611 は、三島(に対して少しでも批判的な)論といえば『ペルソナ』
しか頭にないのか? 同書は、三島論としては後発も後発である。
すでに猪瀬以前に、三島賛美から三島批判まで、嫌と言うほど出尽く
していた。また、同書の初出は週刊ポストの連載だった(連載中に私も
中吊り広告で見かけた)ことからも想像がつくように、研究論文という
より、ゴシップ的読み物の要素もあるようだ。
620 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:57 ID:zIuKOt1k
>>611 >ちなみに、「ペルソナ」は悪い本じゃない。ああいうアプローチも
>あってしかるべき。
『ペルソナ』を貶したり持ち上げたり、
>>611 も御苦労なことだ。
しかし
>>611 が、たまたま読んだ本をその分野におけるエポック
メーキングな研究に違いないと思い込む様は、傍目には「痛い人」
としか映らない。
621 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:59 ID:zIuKOt1k
622 :
日出づる処の名無し :03/08/25 23:59 ID:zIuKOt1k
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
623 :
日出づる処の名無し :03/08/26 00:02 ID:mRZm1jdh
なんか知らんが、道路公団の人まで現れたな。 (´・ω・`)ショボーン
625 :
日出づる処の名無し :03/08/26 01:52 ID:25Rb4v8O
>>615-623 キモイ!!一言で言って。粘着杉。おまえ、神経科に行け。
三島が可哀想だ。スレの流れを潰すだけが、目的のように感じてしまう。
626 :
日出づる処の名無し :03/08/26 01:53 ID:25Rb4v8O
削除依頼出すから、気にするな。
>>625 あなたも出してね。
>三島の祖父の実家は 野中と同じ出身
628 :
日出づる処の名無し :03/08/26 01:54 ID:25Rb4v8O
629 :
624 :03/08/26 02:06 ID:4MR0qTfv
自分は
>>569 で、そういわずにおながいしますと削除依頼したんだけど、
ああいう見解らしいから、もうあきらめますた。
630 :
日出づる処の名無し :03/08/26 12:19 ID:LyAPMiPh
■■■■白装束(白丁)の皆様とあっし、上原の共通点■■■■ ・パナウェーブの皆さんとあっし、上原はスベカラー波と戦っています。 ・自分の嫌いなものを知障扱い、思いっきり差別するのでこってす。 ・層化主義。朝鮮人様に楯突くウヨ(右翼)が大嫌いでこってす。 ・なんでもかんでも大日本帝国が悪い、人権弾圧だと繰り返す。 ・キンマンコー愛護市民団体「層化鰐怪」と激しく同意するのでこってす。 ・白装束は山奥でひきこもり。 あっし、上原は部屋でオナこもり。 ・マスコミ(とくに産経)を極度に嫌って、重箱の隅をつつきまくり。 ・とにかく一般社会への適応が出来無いが、ヒッキーなので問題なし。 ・「朝日新聞」「聖教新聞」「岩波書店」を使ったコピペ好き。 ・でも他人のコピペは大嫌い、粘着して埋め立てしてやるこってす。 そうです、あっし上原は 白装束と兄弟で〜す♪ これからも、スベカラー波と戦って逝きます(w
631 :
test :03/08/26 12:55 ID:96ONw9an
test
632 :
test :03/08/26 13:04 ID:96ONw9an
意見の相違は相違として、議論が深まればいいのではないかと。 >614 前に、三島自身のポップカルチャーとかサブカルへの目配りを指摘してた人がいたけど、 なるほどと思った。 「ポップコーンの心霊術」って、面白そうだなあ。読んでみます。
633 :
日出づる処の名無し :03/08/26 13:05 ID:sYXk7Wtq
天皇が認めてたんだから右翼もみとめなきゃね・・
634 :
名無し :03/08/26 15:18 ID:G0KIyBiB
635 :
日出づる処の名無し :03/08/26 15:44 ID:fmZKiKnu
今、このスレとWGIPのスレが、酷い荒らしに遭っている。 それだけ、反日ファシストにとって、この種の議論が危険だという証拠。 みんなで、守っていこうね。
636 :
日出づる処の名無し :03/08/26 15:46 ID:fmZKiKnu
>>636 どうせ、「読売憲法改正試案」と同じで、無内容なものに終わるさ。
>>637 諦めるな。先は長い、世論を盛り上げて、がんがろう。
639 :
パピヨン :03/08/26 18:44 ID:lTYPeHW2
三島由紀夫がもし自殺しないで今まで生きていたら・・・・ 現状の日本に絶望して100回ぐらい自殺したでしょうw
革命哲学としての陽明学は難しすぎだ…。 ああ、かいてあったけど、本当に陽明学は朱子学の一派で、 浮かぶのは大城平八郎だけどという香具師なんで。 で、途中挫折したんで、童貞のおわりをよんで、妙に納得した。
三島由紀夫で始めて読んだのが葉隠れ入門でした 強烈でした。 自分は一度読んだ本を読み返すことはまず無いのですが 葉隠れ入門はラインまで引いて何度も読み返してぼろぼろです 小説の方もいくつか読みましたが全く覚えてなかったりもします
>>641 貴殿がお幾つか存ぜぬが、ここで紹介されている重要作品は、
是非とも再度、読まれることを。歳を重ねると人は色々なことを学んで
いきます。きっと新しい発見があると思います。絶対後悔させません。
-――――――y――――――――――――――――――――――
∧∧
(゚Д゚∩
643 :
日出づる処の名無し :03/08/27 03:27 ID:NRy4UcQN
>>640 ああ、文庫に入ってるんだよね。行動学入門だっけ。
これから読もうと思っているんだけど、難しかった?
今月号の文藝春秋に「革命哲学としての陽明学」を担当した、当時の
諸君の編集長が座談会で明かしていたが、確かこのスレの過去ログ
にもあったと思うけど、あの論文、資料を持ってきて、その場で口述筆記
で作った論文なんだって!!!!
直しが全く無い口述筆記で、スラスラ文章体で、あの論文の文章が
口から出てきたんだから、驚いたって、回顧していた。
天才の頭の構造って、どうなっているんだ!!
そういえば以前TVで見たんだけど 坂本龍一が小室哲哉んとこのスタジオに用事で来てて 待ち時間に小室の作ったダンス曲を大音量で聴きながら 指でリズムを取りつつ 片手ではペンを走らせて一心に譜面を書いていた しかもそれはまったく別の自作曲をその場で作曲していたらしい 坂本が「天才」と評価されるのが妥当かどうかはともかく 常人とは違う頭の構造を持ってる人ってのは やっぱりいるんだなあと思いもした 関係ないのでsage
645 :
日出づる処の名無し :03/08/27 06:52 ID:YSohHAZC
さすが最後の右翼・赤尾敏 (・∀・)イイ!! この人の対極にいて、実は背中合わせなのが奥崎謙三かもね。
647 :
日出づる処の名無し :03/08/27 22:08 ID:u8Oj5Zfz
648 :
日出づる処の名無し :03/08/27 22:08 ID:u8Oj5Zfz
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
649 :
日出づる処の名無し :03/08/27 22:08 ID:u8Oj5Zfz
650 :
日出づる処の名無し :03/08/28 00:05 ID:aBAEzwus
■あっし、上原の荒らしについて■……すべから流し
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・(940〜1000番が荒らし)
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 937-939番で、「恥辱の足跡」を書かれたあっし、上原はファビョ〜ン。
569 自分のコピペのネタもとが電波系サイトである事を晒す(w
575 何とかリカバリーしようとするが、見苦しい(p
577 第三者に成りすまして誤魔化したつもりだがバレバレ(w
597 他人の自作自演にケチをつけ始めるが、何故か
とても自作自演に詳しい上原くん(w
600 自分の自作自演を指摘したやつに一応レスする生真面目粘着。
603 自分のコピペにレスがないのが寂しいので自己レス(w
606 蛆虫の陰に怯え妄想レスをしてしまうが、自分の
自作自演を自ら晒してしまうお馬鹿振り(w
これを見たあっし、上原は逆上、940〜1000番を一晩で荒らしてスレッド
を終了させたのでこってす。
■あっし、上原のオナニーコピペついて■……すべから誤用厨
あっし、上原は、次のスレッドで「すべからく」の誤用で大恥をかき、
ファビョーンを起こし、糞コピペ攻撃で何とか誤魔化したつもり(775〜904番)。
そのゆえをもって、あっし、上原は「低国語力低偏差値厨房」とも呼ばれる。
http://page.freett.com/glinedat2ch/021108-1034156884.html それは10カ月も前のことだったが、今なおあっし、上原は「すべからトラウマ」で
ファビョ〜ン(激藁
あっし、上原を真似るならもっと巧くやるのでこってす(w
ぷわっっはっはっははっはははははっっはははああああっはっはははぁっぁぁっ
651 :
日出づる処の名無し :03/08/28 00:25 ID:82cpR44B
>>647-650 この精神病患者は、なぜ、このスレを荒らすのか? 解る人は教えて下さい。
>>644 分かるけど。。。坂本龍一如きと比較するのは、
三島さんに失礼ではないだろうか?
652 :
>646 :03/08/28 00:36 ID:fWVE2SAv
このレポ読んで頂きまことに有り難うございました。 赤尾氏の主張にはちょっとついていけませんが、 信念を貫き、無視されても落選しても主張を国民に訴え続けた 真の政治家がいたことを知ったことを嬉しく思いました。又、 人間としての生き様を知り心から尊敬しています。 数寄屋橋での演説を何度もみてましたが当時は「変な爺」と軽く考えて いた、人を見る目がない自分を恥じております。 出来るだけ沢山の人たちに目を通してもらうにはどうしたらよいか 考えあぐねております。良い案がありましたらご教授願います。
653 :
日出づる処の名無し :03/08/28 01:09 ID:zSZMuPEq
以前、サド公爵夫人の上演情報を少しUPしたものです。久々に来たら、
荒らしが湧いていますね。(ビックリ!)
講演の概要が決まりました。素晴らしい戯曲なので、ぜひ、観に行って下さい。
僕も観に行く予定です。
「サド公爵夫人」 三島由紀夫作
演出 久保亜津子 向陽舎制作
2003年9月4日(木)〜7日(日)
PM6;30〜
(6日は1:00のマチネーあり、7日は15:00〜)
前売り・予約3000円/当日3500円
チケットぴあ、向陽舎で前売り取り扱い
お問い合わせ・向陽舎 03-3530-2674
E-mail
[email protected]
654 :
646 :03/08/28 01:27 ID:Xj4ekRSs
>>654 奥崎など出してふざけてすんませんでした。(´・ω・`)
戦後のサヨマスコミの歪な偏向報道のせいで、日本の愛国者や愛国思想家の運動や主張はほとんどメディアに乗ることもないですね。
その点では三島だけが文学者であったということでなんとか表に出ている稀有な存在かもしれません。
20世紀のアジア植民地解放の歴史で、日本の思想的な位置づけが不当に削除され、抹消されているために、
当時の日本の行動が、単純に西欧の植民地主義と同様に解釈され、歪められています。
日本は大アジア主義を主張し、古くは、孫文など中国革命家を支援したり、インドのチャンドラ・ボース氏や、
ビルマのバーモウ氏を支援した事実はまったく、無視されています。
そして、不当に日本の帝国主義的側面だけを強調、捏造した歴史が、正しいものとして学校で教えられています。
大変嘆かわしいことです。
ここに、戦前の愛国者の巨頭、頭山満氏の生涯をわかりやすく書いたものがあります。
赤尾敏など戦後の右翼に通じる戦前の愛国者の運動を理解する助けになると思います。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/genyou/genmain.htm (頭山満と玄洋社)
655 :
日出づる処の名無し :03/08/28 01:35 ID:iD61fFQG
>>654 その辺の主張は良く分かりますよ。これからは頭山満などは正しく
評価されるべき。で、そうなるでしょう。中野正剛とかね。
2.26事件が成功していたら、日支事変やああいう形での大東亜戦争は
無かったのでは?なんて考えています。
>>653 サド公爵夫人、観に行きたいな。以前、玉三郎がやった時も行こうと思ってて
行けなかった。
三島って冗談半分とはいえ日本刀で石原慎太郎を 切りつけようとしたらしいね。 マサに天才とバカ(狂人)は紙一重かも。
657 :
>654 :03/08/28 02:07 ID:fWVE2SAv
貴重な情報有り難うございます。眠くなってしまい、ページを閉じました。 明日、じっくり勉強させていただきます。 あの密着取材レポートおもしろいですし、出来るだけ沢山の人たちに 見てもらってウヨ!サヨ!なんて喧嘩してないで、今を真剣に考える きっかけになれば良いなと思います。今夜は失礼します。
658 :
646 :03/08/28 02:13 ID:B+gaD82i
>>655 226事件は絶対成功しなかったでしょ。三島が言ってるように、「待ち」の革命でしたから。
怒られそうだけど、昭和天皇では・・・・無理。 大帝の器ではなかったからね。
あの時代に必要なのは普通の天皇ではなく、日本を統べる大君、大帝が必要でした。
でも成功するチャンスはあった。もし、青年将校が秩父宮カードを使う気があればだけど。
226事件は、とても美しい日本を見せてもらいましたけど、現実的には子供のケンカ。
文学者、思想家には、興味の尽きない事件でしょうけど、政治的には幼稚でお粗末。( 自分は礒部の遺書、好きですけど。 )
個人的には、226事件=吉田松陰 と連想してしまいます。 松陰は維新の思想的基礎をつくったと思っています。
しかし、あの当時の日本を取り巻く情勢では、高杉ぐらいの独創的な実行力で日本を変えなければならなかったんです。
もし、秩父宮という玉を担いで、皇居を封鎖していれば・・・・・
ラストシーンは、昭和天皇の前ではなく、秩父宮の前で、青年将校は切腹。
でも、狡猾すぎて、そんな革命は日本人にはできそうにありませんかね。 すんません、夜中の戯言です。
659 :
日出づる処の名無し :03/08/28 02:25 ID:V+lddpKZ
>>658 いやあ、凄いことを考えますね。
確かに、秩父宮は相当海外に明るく、戦略家だったのでは?
日独伊三国同盟の調印式か何かに招待され、ベルリン五輪かな?
ヒトラーをもの凄く彼は嫌いになったんですよね。
でも、昭和天皇もヒトラーは、大嫌いでしょ。ファシズムを皇室が受け入れる
訳がない。昭和天皇が当時、統制派に籠絡させられていた、ということは
ないのですか?
磯部浅一の遺書は、鬼気迫るものがあり、三島さんが魅入られたのが、
分かりますね。デモーニッシュな物がある。
昭和天皇が2.26にファシズムの臭いを感じちゃったことが敗因でしょうか?
660 :
646 :03/08/28 02:25 ID:B+gaD82i
>>658 の追加
維新の志士や、戦前の憂国の青年将校の心のよりどころ、思想の原点が吉田松陰であったように、
226事件は、戦後の愛国者にとって、常に立ち戻る原点であると思います。
彼らの恋闕の情は、回帰するに足る青年の至純の美しさをもっていると思います。
661 :
_______________日本を守れ!!!!_______________ :03/08/28 02:27 ID:cEah8meb
662 :
646 :03/08/28 02:43 ID:B+gaD82i
>>659 昭和天皇が、後の回想録で、自分が天皇大権を乱用したことが2回あるとか言ってまして、226事件と、昭和20年の講和をあげていました。
あくまでも、あの天皇の理想は、英国的な立憲君主制で、日本の民族的文化的な要因をまったく考慮してなかったようです。
自分が思うに、ファシズム云々はあまり関係ないのでは。もっとどろどろした天皇家の歴史ではないかと・・・・・・
天皇家では兄弟親子での政権争いは歴史的にあるもので、現に明治帝擁立の裏に暗殺の影ありとか。
昭和天皇の3兄弟の中では秩父宮がもっとも優れているのは当時は明らかでしたし、母親も秩父宮を溺愛していたとか。
5.15事件でまったく動かなかった天皇が226ではあれほど迅速に行動に出た裏には、安藤大尉と秩父宮との関係を察知したとか。
戦後退位しなかったのは、秩父宮の存在を意識していたとか。
663 :
日出づる処の名無し :03/08/28 02:46 ID:V+lddpKZ
>>662 その辺の話を勉強できる参考文献、ありますか?
664 :
ケンペーくん :03/08/28 03:25 ID:In1FjuGy
なんで、彼はホモなんだろうね。入れられるほうなら、正直かなーり引いてしまう。 自殺事件はかっこいいのに。
665 :
日出づる処の名無し :03/08/28 13:43 ID:DFzLbHnW
このスレが、荒らされる理由はWGIPが荒らされるのと同じ理由。 戦後民主主義という幻想にすがる体制側になった反日ファシストが 怖がっているんです。
666 :
662 :03/08/28 17:15 ID:3WNJfkww
>>663 夜中なのでつい脱線してしまい、反省しております。 (´・д・`)
残念ながら、資料などというりっぱな本などないとあまりないと思います。
ですんで、決して勉強などしないでください。と、言いながら、いくつかご紹介。
『昭和天皇独白録 』 寺崎 英成 文春文庫 ( ゚д゚)ポカーン
『天皇の昭和史』 ねずまさし 三一書房 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
『昭和天皇』 ハーバート・ビックス 講談社 (#゚Д゚)ゴルァ!!
『東京アンダーワールド』 R・ホワイティング 角川書店 ( ^∀^)ゲラゲラ
667 :
日出づる処の名無し :03/08/28 20:34 ID:PUdqLZo2
668 :
日出づる処の名無し :03/08/28 20:35 ID:PUdqLZo2
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
669 :
日出づる処の名無し :03/08/28 20:40 ID:PUdqLZo2
670 :
日出づる処の名無し :03/08/28 20:49 ID:PUdqLZo2
>>658-659 >>662 >>666 >天皇家では兄弟親子での政権争いは歴史的にあるもので、現に明治帝
>擁立の裏に暗殺の影ありとか。昭和天皇の3兄弟の中では秩父宮が
>もっとも優れているのは当時は明らかでしたし
御意。
日本人は皇室を尊崇してきたことになっている。しかし、その内実は
スキャンダラスなものだった。
孝明天皇(1831〜66。明治帝の一つ前)は、砒素で毒殺された。公武合体
論者であったため、倒幕の邪魔になったのである。下手人は岩倉具視の
一派といわれている。公式発表の死因は天然痘であるが、死亡時の所見
が砒素中毒の症状に酷似している。
睦仁親王(のちの明治天皇)は、皇室の伝統通り、女官に囲まれてナヨナ
ヨと育っていた。禁門の変(1864年、13歳)で御所内に砲弾が飛び込んだ
時には、気絶したという。その少年が薩長の田舎侍と下級公家の岩倉に
担がれて、明治維新(1868年明治と改元)に直面させられた。睦仁が自
分の意志を持つ前に、新国家の枠組みは決まり、走り出してしまった。
671 :
日出づる処の名無し :03/08/28 20:50 ID:PUdqLZo2
大正天皇については、人並み程度の知能もなかった、いやリベラルだっ たから帝国の支配層に疎まれて馬鹿扱いされた、など諸説ある。当時の 宮内省は、「陛下は脳の御病気にあらせられる」と発表した。 国家の枢機から遠ざけられた父に代わって、裕仁親王(のちの昭和天皇、 1901〜89)は二十歳になるかならないかで摂政をさせられた。1926年に 皇位を継承した。帝国の巨大な戦争マシーンは、天皇の意に反し天皇の 権威を笠にきて驀進し、もう止めようもなかった。 畢竟(ひっきょう)、近代日本の歴代の天皇は、「連れて来られた少年」 か無能力者であった。既に自分の意思をもっていて扱いにくい帝は、 排除された。連れて来られた少年は、禁裏を取り巻く狡猾な老人たち に飼い馴らされた。 それでは、天皇明仁は? 彼は、役人の作文を朗読し、指示されるまま妻美智子と共に巡業(別 名:巡幸)をこなしていくか。それとも、政治的にせよ非政治的にせ よ、自らの意思で行動する挙に出るか(政治的ならば憲法違反である が)。明仁に注目しよう。
226当時の過激青年将校の支持を受けていたのが秩父宮。 英国的立憲君主を理想とされていた昭和天皇とは違い、 秩父宮は軍事政権による日本改革を容認していた (ように少なくとも過激青年将校は思っていたし、ゆえに彼らの秩父宮評価は高かった)。 その後の歴史は「過激青年将校」と殺された「昭和天皇股肱の重臣」 のどちらが正しかったのか明らかだと思うが。
>>643 まったく理解できねえ。
ある程度陽明学と朱子学の知識ないと、事前知識なしに専門書を読むようなものかも…。
鬱だ。
らしいね。頭の回転が速いとかそういうのではなく、頭の仕組みが違うのだろうな
官僚としての本業と創作で四十時間起きっぱなしに関わらず 自身からダンスパーティーに友人を誘ったことがある。
675 :
日出づる処の名無し :03/08/28 23:53 ID:qUHrJSO8
676 :
日出づる処の名無し :03/08/29 03:41 ID:A3lufB7D
>>666 確かに。寺崎氏のはまあまあだけど、他の本はトンデモ本という感じが
します。ビックスのは資料に相当疑いがあると言われています。
ドナルド・キーンが書いた「明治天皇」と「明治天皇を語る」はどうですか?
彼のような人に、昭和天皇を書いてもらいたいんですけどね。
山本七兵「昭和天皇の研究」なんていいとおもうけど。
明治天皇については、
>>671 のような妄想に近い説まで登場している
から、なおさらドナルド・キーンに期待する。
ま、これ以上は、スレ違いになるから。下げるか。
子供の頃、イザヤベンダさんが本当にいると思っていたので、 その人の本はどうしても読む気がしません。 (´・ω・`)
680 :
日出づる処の名無し :03/08/31 00:20 ID:rVDGQ82s
681 :
日出づる処の名無し :03/08/31 00:23 ID:rVDGQ82s
682 :
日出づる処の名無し :03/08/31 00:24 ID:rVDGQ82s
683 :
日出づる処の名無し :03/08/31 00:25 ID:rVDGQ82s
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
684 :
日出づる処の名無し :03/08/31 00:25 ID:rVDGQ82s
685 :
日出づる処の名無し :03/08/31 01:06 ID:TqHOK/2P
686 :
日出づる処の名無し :03/08/31 01:39 ID:9NP+ZCA/
おっと、これを貼るのを忘れた(w
>>680-684 の続き、
■■■■白装束(白丁)の皆様とあっし、上原の共通点■■■■
・パナウェーブの皆さんとあっし、上原はスベカラー波と戦っています。
・自分の嫌いなものを知障扱い、思いっきり差別するのでこってす。
・層化主義。朝鮮人様に楯突くウヨ(右翼)が大嫌いでこってす。
・なんでもかんでも大日本帝国が悪い、人権弾圧だと繰り返す。
・キンマンコー愛護市民団体「層化鰐怪」と激しく同意するのでこってす。
・白装束は山奥でひきこもり。 あっし、上原は部屋でオナこもり。
・マスコミ(とくに産経)を極度に嫌って、重箱の隅をつつきまくり。
・とにかく一般社会への適応が出来無いが、ヒッキーなので問題なし。
・「朝日新聞」「聖教新聞」「岩波書店」を使ったコピペ好き。
・でも他人のコピペは大嫌い、粘着して埋め立てしてやるこってす。
そうです、あっし上原は 白装束と兄弟で〜す♪
これからも、スベカラー波と戦って逝きます(w
687 :
ケンペーくん :03/08/31 02:17 ID:G17ONmrC
三島の本でこれだけは読んどけってやつは何?
688 :
日出づる処の名無し :03/08/31 02:34 ID:WLwZLl/M
>>687 >三島の本でこれだけは読んどけってやつは何?
すでに何冊か読んだのか、全くの三島由紀夫童貞(または処女)なのか、
書き添えておかなくちゃ。
仮に三島童貞(処女)であるなら、『仮面の告白』『金閣寺』でしょうね。
>>589 で述べたように、彼は意外と通俗的な読み物も書いているが、
それらから読み始めるよりも純文学作品に取り組もう。結局、その方が
得策だと思う。
689 :
ケンペーくん :03/08/31 02:39 ID:G17ONmrC
>>688 未体験の奴が読むには仮面も金閣も濃すぎ。
嫌いになりそw
短編あたりから入るのがいいだろ。新潮文庫の「女神」あたりがよい。
江藤淳と三島由紀夫の違いって面白くって 三島はこのままアメリカナイゼーションが進めば かけがえの無い入替え不可能な日本らしさは無くなってしまう。 日本の中身が入替え可能になってしまったら 国は守るもクソも無いどうでもいいものになってしまう。 だから武士道だ神道だと言う話になる。 江藤も同じ図式を継承しているけど、一段進化しています。 もう日本には入替え不可能なものは無くなってしまった 江藤はそこで「だが、しかし」といいます。 そこに記憶が絡んでくるのですが 村上龍みたいに入れ替え不可能なものの記憶をわすれて 単に入れ替え可能なサブカルチャー的な記号と戯れていると バカヤローと激怒する訳ですが、逆に日本にまだ入替え不可能なものが あたかも残っているかの様に振る舞う楽天的なやつを見ても 江藤は「バカヤロー、そんなものはねえんだよ!!」と激怒する訳です。 江藤淳は「もう入れ替え不可能なものは無くなってしまった」 でも「なくなった」という記憶を忘れて本当に入れ替え可能になっている奴を見ると激怒 「まだ入替え不可能な物がある」と言っている奴を見ても激怒する。それが江藤淳だ。 無くなった事を認識しつつあった頃の記憶と戯れる、それが現代の右翼本質です。 日本の戦後はこうやってあえてする物だというのが江藤淳の考え方です。 これを忘れる奴、否定し古い価値観に固執する奴は国賊と同じだ。 最近のよしりんはどうだろうか?
692 :
日出づる処の名無し :03/08/31 04:50 ID:jVrkSt/g
>>691 なんか、良く分からない論理ですね。入れ替え可能のものがあるかどうか、
というより、入れ替えられるものなんて無い!という地点でものを考えるの
が、歴史を考えるということでしょ。
三島さんの死に際し、江藤淳氏が小林秀雄氏と「諸君」で「歴史について」
という対談をしましたが、江藤氏は「三島さんの場合は一種の病気で・・」と
言ったら、すかさず小林秀雄氏は「君、日本の歴史を病気と言うのか!」と
たしなめ、江藤氏は何も言葉を返せなかったんです。
どう考えても、この件に関しては、小林秀雄氏の方が江藤淳氏より正しい
と考えるのが普通だと思います。
693 :
日出づる処の名無し :03/08/31 04:59 ID:jVrkSt/g
>>689 初めて読むのなら、「潮騒」を薦める。
それと、「憂国」が入っている短編集かな。いずれも新潮文庫。
小説以外なら、「葉隠れ入門」とこのスレでも話題になっている、
「革命哲学としての陽明学」が入っている「行動学入門」(文春文庫)。
「不道徳教育講座」
あなたが、読書家で文学好きなら、「金閣寺」「仮面の告白」、それに
「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の4巻からなる「豊饒の海」。
こうやて、推薦本を書いていて改めて思ったんだけど、「仮面の告白」が
24歳、「潮騒」が29歳、「金閣寺」が31歳の作品か・・・・・・・・・・・・・
こんな才能は、もう現れないだろうね。
社会の持っている価値観とは共同幻想であると考えるのが社会学です。 その基準で考えると三島は分裂病ですよ。 それを日本の歴史といわれてもねえ(w まあ彼が死んでそれまでの日本とは違う日本となったと言うならそうですけどね。
695 :
ケンペーくん :03/08/31 05:09 ID:G17ONmrC
新潮社っていい本出すね。なんかいい本、結構新潮社から出てるような。 俺は、旅でイスラエル人が、けっこう熱く三島の作品を語ってくれてて、俺は何も答えられんかった。 自決の話は凄まじいねr。
>>694 日本らしさが入れ替えられ無くて
アメリカナイゼーションが進むことなんて有り得ないのなら
三島が自決してまで訴える必要はなかったんじゃないの?
精神分析学によれば、自我によって抑圧されたエス(快感原則に従う衝動、私的幻想)は 決して消滅してしまうようなものではなく、ただ意識下に押しやられただけであり、 常に様々な形で自己の衝動を実現しようとします。 したがって、人間の共同体は大なり小なり、メンバーの私的幻想を出来るだけ救いあげるような 「共同幻想」をつくるわけですが、かならずしも、すべてのメンバーに対してそれが成功するとは限りません。 そこで、「別の共同幻想」「別の物語」をひっさげて、 さまざまな革命家や共同体内集団が生まれてくるわけです。 精神分裂症者は「その私的幻想のほとんどを共同化し得なかった者」であると考えられます。
698 :
日出づる処の名無し :03/08/31 05:35 ID:dkbskVns
これが堪えられなかったのだろう……。
699 :
日出づる処の名無し :03/08/31 05:42 ID:jVrkSt/g
>>694 凄い社会学ですね。その論理で小林秀雄を批判するのですか?
しかも、全く私のレスへのレスになっていませんね。恥ずかしいから、
私のカキコへのレスになっていないわけですか?
オナニーするなら、このスレに来ないで、一人で掲示板を作って、
一人でカキコに励んで下さい。
小林信者って、このレベルではないでしょうね?
ちょっとメディアが持ち上げすぎたか・・
700 :
日出づる処の名無し :03/08/31 05:46 ID:jVrkSt/g
>>695 > 俺は、旅でイスラエル人が、けっこう熱く三島の作品を語ってくれてて、俺は何も答えられんかった。
そういう声を時々、聞くのはちょっと恥ずかしいですね。外国人から三島さんの
ことを問いかけられて答えられなかったと、若い日本人が言うんです。
きっと、今の偏向した教科書には載ってないんですね。
是非読んで下さい。
701 :
米の教科書に記述されている三島@ :03/08/31 06:32 ID:8Ajt2f+k
海外、特にアメリカの教科書が三島由紀夫の自決を大々的に取り上げて日本を教えている。 日本の教科書では 『新編日本史』に「昭和四十五年十一月二十五日には、作家三島由紀夫が、 七十年代日本の精神的危機を訴えて自決する事件が起こり、国民に衝撃をあたえた」と記述している程度。 一方、アメリカの教科書にはかなり詳細に記述されている。 『歴史と生活−世界とその国民』米:スコット・ホレスマン社 1984年 第十七章・日本の登場 三島由紀夫は、日本の最も高名な作家の一人であった。彼の輝かしい小説、劇、短編作品は、 国際的にも評価が高かった。彼の作品の一つである「潮騒」は、漁村における生活を 題材にした受賞作品であった。 三島は、日本の古い習慣と伝統、特に封建時代以来の武士道精神ともいうべき生き方を愛した。 第二次大戦後のに日本は、むやみに欧米の真似をしており、欧米的様式が国民を堕落させていると考えた。 彼は家族内の連帯が崩壊し、素朴な田園生活が衰え、現代の若者の間に非日本的行動が流行する事を憤慨した。 三島はこのような堕落を阻止するために、「楯の会」という愛国的グループを作った。 そのメンバーは、天皇への不動の忠誠、古い伝統の尊重、ボディビル、戦闘術等を学んだ。
702 :
米の教科書に記述されている三島A :03/08/31 06:34 ID:8Ajt2f+k
三島は現下日本のこのような風潮に、劇的な方法で注意を喚起させたいと決意した。 彼は数人の部下を従え、自衛隊東京駐屯地の総監室に乱入した。彼らはまず総監を縛りあげ、 つづいて三島は総監室を出て外のバルコニーに立ち、下に集まった自衛隊員に対し(檄文を)訴えた。 彼の訴えは、政府を打倒し、日本を古きよき時代に立ち還らせる、という趣旨であった。 しかし、隊員たちからは何の反応もなかった。 三島は屈辱と失敗の年に耐えられず、かねてから自ら賛美する武士道の様式に則って行動した。 彼は短刀を腹につき刺し、切腹 ―― 一般にはハラキリといわれる名誉ある死を遂げた。 三島は常々、日本の古く美しい伝統のために、自分自身を捧げると言っていた。 欧米人には、日本の古い武士道の伝統を知らなければ、このような行為を充分に理解することはむつかしい。 そして全体が商人化し、軍人に敬意を表さなくなった商業主義的都市生活化した戦後日本では、 この事件は奇妙にも場違い的な事件と受けとめられた。
三島は屈辱と失敗の年→誤 三島は屈辱と失敗の念→正
レス増えてるから、またかよと思ったら・・・・・(・∀・)イイ!!
706 :
日出づる処の名無し :03/08/31 10:18 ID:pTWZP3Pe
>>699 って言うか
>>692 が
>>691 に対するレスになっていないと思うんですけどね。
人間は、自己の快感原則にそのまま従っていては、まわりとの絶え間ない衝突を生み出して、
自己や種族の保存どころか、自己や種族の破滅に陥る(「人間は本能が壊れている」)ため、
むしろ、それ(快感原則に従うエス)を抑圧し、環境との折り合いをつける、
自己や種族を保存をするための「自我」が形成される。この自我が「共同幻想」である。
この自我は通常、母親の自我をコピーすること(identification)によって幼児期に形成される。
つまり、個人は人間社会という環境のなかにおける自己保存方法を、(通常)母親から得、
また、社会はその母親を通して、共同社会保存方法として、
個人が守るべき行動規約をその母親(の持つ共同幻想)を通して生まれてくる個人に付与する。
こういうわけで、「自我すわなち共同幻想」が個人にとっても共同体にとっても
その存在を支える重要なものとなるわけです。
708 :
日出づる処の名無し :03/08/31 17:33 ID:V8SZUzbw
>>701-702 おお!!!!ありがとう。アメリカの教科書の方がまともですね。
しかも、客観的に書いてあるからディテールはちょっとおかしくても
大筋はきちんと三島由紀夫を伝えています。
これって、どこから持ってきたんですか?可能なら、ソースを教えて下さい。
709 :
日出づる処の名無し :03/08/31 17:35 ID:V8SZUzbw
710 :
日出づる処の名無し :03/08/31 19:14 ID:/5IQD1E+
リクエストのお願いなら、当方にもあるんだが・・・ ただし、一斉集中砲火も困りものなんだよな。
711 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:05 ID:WRgsdV8G
712 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:05 ID:WRgsdV8G
713 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:13 ID:WRgsdV8G
714 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:13 ID:WRgsdV8G
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
715 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:14 ID:WRgsdV8G
716 :
701 :03/09/01 00:22 ID:2J8KaBE2
>>706 全くですね。アメリカの違う教科書の復讐問題で
「国家として陸海空軍を持つことができない」とする
日本国憲法第九条を君は何故だと思うか?とか、なかなか面白いものがあります。
アメリカ人は日本国憲法は自分達が押し付けたものだということを
果たして何処まで知っているのかという、そちらの国の問題もありますが。
>>708 『世界に生きる日本の心 /名越二荒之助 展転社』21P〜23Pに原文と共に記載されています。
この教科書の原題は(HISTORY AND LIFE-THE WORLD AND ITS PEOPLE)で
三島事件を日本の導入部に充てています。
この教科書以外のアメリカ、イギリス、フランス(所謂、戦勝国)の教科書も
載っているのですが、日本の教科書ではろくに扱われない「国生み神話」、
「三種の神器」、「神道」などをはじめ、「日清・日露戦争」、「日米の衝突」等も
極めて客観的且つ歴史に概ね忠実に書かれています。
外国人の方が、日本人よりも日本を知るという逆転現象が生じる訳ですね。哀しいです。
717 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:29 ID:WRgsdV8G
>>701-703 は、薄っぺらな紋切り型に過ぎぬ。にもかかわらず、
こんなものをありがたがるバカがいる。
>>708 >しかも、客観的に書いてあるからディテールはちょっとおかしくても
「客観的に書いてある」というより、表面だけ撫でている。
ディテールは、ちょっとでなくおかしい。
>>701 >特に封建時代以来の武士道精神ともいうべき生き方を愛した。
三島は、年を取ってから武士道を愛した。しかし、元々彼は封建時代
より前の王朝時代の文学の美に耽溺していた。
>第二次大戦後のに日本は、むやみに欧米の真似をしており、欧米的
>様式が国民を堕落させていると考えた。
三島は背広を着、レストランで盛んに肉食をし、バーで洋酒をやり
(夕方そうやって飲んだ後、夜通し執筆するのが三島の習慣だった)、
自宅は純粋な洋館で建てた。その自宅で、ホームパーティーを開く
という西洋かぶれぶりだった。それが戦後の三島の生き方である。
718 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:31 ID:WRgsdV8G
>>701 >「楯の会」という愛国的グループを作った。そのメンバーは、天皇
>への不動の忠誠、古い伝統の尊重、ボディビル、戦闘術等を学んだ。
日本国憲法に敵対すること、自衛隊を国軍化することなどが抜け
落ちている。そのため、次の
>>702 とのつながりがおかしくなった。
>>702 >三島は現下日本のこのような風潮に、劇的な方法で注意を喚起
>させたいと決意した。
「風潮」を相手に「劇的な方法で」抗(あらが)って、どうなる?
ピエロになるだけだ。三島は、この文章(の原文)を書いた人ほど
頭が鈍くなかった。三島ほど頭脳明晰な人が、そのような通り一編
の理由で暴挙に出るはずもない。だからこそ、彼が市ヶ谷駐屯地
乱入事件を決意した理由は謎なのだ。
この教科書は、安っぽい通俗的早分かりを与えようとしている
かのようだ。
719 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:31 ID:WRgsdV8G
>>702 >しかし、隊員たちからは何の反応もなかった。
事実に反する。バルコニーの下に集まってきた約千名の自衛官は、
三島に対し激しい怒号で応えた。「気違い!」「総監を解放しろ!」
三島は「静聴せい!」と言ったが、野次り倒されて演説を続けられず、
バルコニーから室内に戻った。
そもそも、当時の自衛官に「日本国憲法に敵対」したり「自衛隊を
国軍化」する志向はほとんどなかった。この文章の執筆者は、楯の
会の趣旨の説明でそれらを欠落させたため、三島が自衛官たちに
激しく野次られた事実に対しても盲目なのである。
>>708 >大筋はきちんと三島由紀夫を伝えています。
どこがだ?
721 :
日出づる処の名無し :03/09/01 00:44 ID:WRgsdV8G
>>701-703 は、「外国の教科書の三島理解はこの程度」と批判の
材料に供するためコピペしたのかと、私は思っていた。
ところが、
>>708 はこんなやっつけ仕事を褒める始末だ。
そして、
>>701-703 は
>>716 で再登場し、次のように述べる。
>外国人の方が、日本人よりも日本を知るという逆転現象が生じる
>訳ですね。哀しいです。
>>701-703 のような文章から、三島の何が分かるというのだろうか。
その他、「国生み神話」、「三種の神器」、「神道」なども
エキゾチシズムを満足させる程度のステロタイプの記述である
可能性が高かろう。
こんなものを逆輸入してありがたがるのが名越二荒之助であり、
それに感心するのが
>>701-703 =
>>716 >>708 である。
三島由紀夫を論じるには、知的水準が低すぎるようだ。
>>719 気持ちはちょっとわかるが、そう目くじらたてなくとも。
外国の教科書なんだし、日本の偏向教科書よりゃ随分マシじゃあないか?
723 :
擬古侍(言論の自由を守る会) ◆SAMURAII.Q :03/09/01 00:51 ID:CE8UPsdB
三島先生が叩かれて当然、三島先生の偉大さを一般人に 知らされないようにするのが、馬鹿左翼の仕事、馬鹿親米の仕事 自衛隊は鬼畜米英の火薬庫だと主張した三島先生は偉大だ。
文章を視覚的にしか捉えられない、しかも訳文を。 日本の教育・教科書との対比を促している事も理解せず、 乱入事件を決意した理由は謎だとか云ってる奴は 確かに論じる資格はないわな。
このスレの論客のみなさんには遠く及ばないのだが、 私なりに、真剣に三島を考えたい。 前に、ウヨ、サヨというレベルで三島を考えるのは違うと仰ってた方、 一人の人間の生き方として見つめたら、と提言していた方がいた。 まったく同意。 もっと突っ込んでいえば、私は、三島という偉大な文学者の、文化への柔軟な目配りに感心する。 芸術のフィールドでは、思想の如何に関わらず、優れたモノは率直に評価する。 政治と思想の分野では、<制度>としての民主主義(議会制民主主義)を認めつつ、 制度レベルでは解決できない日本人の道義を激しく解く。しかも、きわめてlogicalに。
頭山満のこと紹介していた人、面白かったです。私はいわゆる「右翼」ではないが、戦前の<まっとう>な民族主義者や農本主義者(権藤成卿など)、 きちんと思想史的に評価するべきだと思います。 ところで、夢野久作の「近世快人伝」に、頭山翁のことが書いてます(夢野久作全集11・筑摩文庫)。豪傑って、こう人って感じですね。 赤尾敏も、面白かった。 アメリカの教科書の紹介は、興味深かった。 ブジヤマ・ゲイシャ・ハラキリの線で三島を理解するというより、 三島を、日本理解の糸口にしたいという思惑を、教科書執筆者に感じました。
727 :
日出づる処の名無し :03/09/01 02:08 ID:JfxTCN/t
>>722 ま、いつものコピペ荒らしが珍しくコピペでないものを書いただけで。。
キチガイに刃物、DQNにPCだから・・・・・・・。
>>727 うん、たぶんそんなとこかとも思ったけど、
せっかく701さんが貼ってくれたのに、あんな書かれ方したままではかわいそうだったし、
刺激せんように、おさめたかったのもあってさ。
(ほんとは、>>○○○とか引用多すぎて、実はぜんぜん読んでないんだわさ、がははは・・)
>>726 どうもです。
昭和初期のどえらいおっさんとしては、出口王仁三郎(皇道大本)なんかも凄いよ。
人はアイデンティティーの帰属先となる 幾つかの次元にわたる集団的概念を、 同時に自覚して生きています。 三島の場合「私は○○の息子である」とか言った第一の帰属が有り 「私は小説家である」といった肩書きが第二の帰属となり 第三の帰属は「私は憂国の志」であるといったような 社会的な役割位置付け、概念でしょうか。 日本では元々第二の帰属までしか考えない人がほとんどで 第三の帰属まで持ちうる人は、もうそれで充分に 「実存的に生きていると認知されました。
>>730 続き
しかし、時代が変わりアメリカナイズが進む上に
更に価値観が多様化していったために
それでは明らかに不足となってきました。
何故なら、アイデンティティーの基盤を
この社会の内部に求めた為に
社会や周囲の変化と共に自己の価値が揺らぎ
消失してしまう可能性が出てきてしまったからです。
自己の価値が否定された時、
誰しもこの輝かしいとは言えない世界が
生きるに足る場所なのか?
あるいは社会の秩序を守って社会との関係性を維持すべきなのか?
と考えるでしょう。
732 :
日出づる処の名無し :03/09/01 22:32 ID:eLJt5yoH
733 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:29 ID:xdyKroUL
>>654 >>726 >ところで、夢野久作の「近世快人伝」に、頭山翁のことが書いてます……
>豪傑って、こう人って感じですね。
頭山満(1855〜1944)は明治・大正・昭和期の国家主義者・大アジア
主義者である。黒田藩士の家に三男として生まれた。81年に仲間と
ともに玄洋社を設立した(向陽社から改称)。同社は当初民権論
だったが、やがて国権論・対外強硬論へと転換した。頭山は、
炭坑を同社の金づるにすることに成功し、事実上の最高指導者
となった。
734 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:30 ID:xdyKroUL
夢野久作『近世快人伝』 より頭山満(とうやまみつる) (略) 頭山満翁の逸話と言ったら恐らく、浜の真砂の数限りもあるまい。 頭山満翁はさながらに逸話を作りに生まれて来たようなもので、 その奇行快動ぶりと言ったら天下周知の事実と言っても憚(はばか) らない位である。 (略) すなわち翁の行動には智力を用いた形跡がない。何でも行きなり バッタリの無造作、無鉄砲を以て押通して行く処に、翁の真面目が 溢るるばかりに流露している。そうしてその真面目が、日常茶飯事 に対しては意表に出ずる逸話となり、国事に触れては鉄壁を砕く 狂瀾怒涛(きょうらんどとう)となって行くもののようである。
735 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:32 ID:xdyKroUL
蛇(じゃ)は寸にして蛇(へび)を呑む。翁が十歳ばかりの年の冬に 家人から十銭玉を一個握らせられて、蒟蒻(こんにゃく)買いに 遣られた。その頃の蒟蒻は一個二厘、三厘の時代であったから、 定めし十個か二十個買って来いと言う家人の注文であったろう。 ところが十幾歳の頭山満は蒟蒻屋の店先に立つと黙って 十銭玉を一個投出したので、店の主人は驚いた。 「これだけミンナ蒟蒻をば買いなさるとな」 翁は簡単にうなずいた。 蒟蒻屋の主人は蒟蒻を山のように数えて、翁の前に持って来た。 「容れ物をば出しなさい」 翁はやはりだまって襟元を寛げた。ここへ入れよと言う風に、 うつむいて見せた。そうして主人が驚いて見ているうちに、氷よりも 冷たい蒟蒻の山を懐中に掴み込んで、悠々と家へ帰った。 頭山翁は終生をこの無造作と放胆振りでもって押通している。 「俺は無器用な奴じゃがのう。しかし、その無器用な御蔭で、 天下の形勢の図星だけは見外さぬようになっとる」云々。
736 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:32 ID:xdyKroUL
(略) 勿論(もちろん)浪人と雖(いえど)も生きた血の通う人間である。 家族もあれば睾丸もある。生命も金も官位も要らないとか何とか 強情を張るにしても、そんな場面にぶつかる迄に何とかして喰い 繋いで生きて行かなければならない。況(いわ)んやその命を捧げた 乾児(こぶん)どもが、先生とか、親分とか言って蝟集(いしゅう)して、 たより縋(すが)って来るに於てをやである。浪人生活の悩みは 実に繋ってこの一点に存すると言っても過言でない。 だから……と言う訳でもあるまいが、彼等浪人生活者の中には いつもその浪人式の圧迫力を利用して何かの利権を漁っている 者が多い。しかしその漁り得た利権を散じて、何等か浪人的立場に 立脚した国家的事業に邁進(まいしん)するならばともかく、一旦 この利権を掴むと、今まで骨身にコタえた浪人生活から転向をして、 フッツリと大言壮語を止め、門戸を閉して面会謝絶を開業する者が 珍しくない。
737 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:34 ID:xdyKroUL
又はこれを資本として何等かの政権利権に接近し、ついこの間 まで攻撃罵倒していた、唯物功利主義者のお台所に出入して、 不純な栄華に膨れ返っている者もいる。もっとも、そんなのは 浪人の中でも第一流に属する部類で、それ以下の軽輩浪人に 到っては、浪人と名づくるのも恥かしいヨタモンとなり、 ギャングとなり、又は、高等乞食と化しつつ、自分の良心は 棚に上げて他人の良心の欠陥を攻撃し、頼まれもせぬのに 天下国家、社会民衆の事を思うているのは自分一人のような事を 言って、放蕩無頼の限りをつくし、親兄弟を泣かせている者もいる。 生命が惜しくて名誉が欲しくて、金や職業が焦げつくほど欲しい 浪人が滔々(とうとう)として天下に満ち満ちている状態である。 (略) (『夢野久作全集』第7巻、三一書房、1970年)
738 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:36 ID:xdyKroUL
739 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:36 ID:xdyKroUL
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
740 :
日出づる処の名無し :03/09/02 02:37 ID:xdyKroUL
741 :
日出づる処の名無し :03/09/02 06:05 ID:FFS8k8Xr
>>732-740 このキチガイ、何とかならないのかな?このスレに恨みがあることは確実。
ただの荒らしではないね。
大江健三郎がカキコしてるのか?(ゲラゲラ
>>741 ( ^∀^)ゲラゲラ ( ^∀^)ゲラゲラ ( ^∀^)ゲラゲラ
『何でノーベル賞の俺のスレは立たないんだよ!』とか言いながら。
743 :
日出づる処の名無し :03/09/02 12:39 ID:HtyDR5Wc
744 :
日出づる処の名無し :03/09/02 12:42 ID:pL1jnFJd
ぶっちゃけ、三島はずっと生きていたら ノーベル文学賞とったと思う?
>>731 アメリカナイズが進めば価値観は多様化するかなぁ。
アメリカの価値観は小学校がそのまま大人になったようなもんだと。
あるときは正義感、あるときは小動物への溺愛、実は腕力の論理・・・善悪の区別が単純すぎるかと。
価値観の多様化と見えているものは、陳腐な価値への一元化でしかないでしょ。
今の日本社会は、言ってみれば、モー娘で誰かを選べと強制されているようなもん。
選択枝が、狭い中で広がっる感じで、陳腐で味気ない。今はそんな閉塞感があるんじゃないの。
今に多様な価値観ってのは、そのベースは、固体の生存と快楽しかない。
価値観とは、本来、文化や伝統、とりまく自然、環境などによって、形成された世界観に基づくモノ。
固体の肉体を越え、時間や空間を超越する『価値』をもつものではないでしょうか?
アイデンティティの形成以前に、価値観の幼稚化が問題のような気がします。
>>744 政治的な発言さえなきゃノーベル賞取れていたって話もありますよね。
>>745 別にアメリカナイズが進んだから価値観が多様化したとは言って無いよ。
でも価値観の多様化が進み出したのは割と最近の事で三島の自決とは関係ないかもね。
どちらかと言うと価値観の変動と言った方が良いかも。
>固体の肉体を越え、時間や空間を超越する『価値』をもつものではないでしょうか?
第四の帰属って奴ですね。
それを持っていれば三島は今も健在だったと思います。
稚拙な政治的発言も無かったでしょうしノーベル賞も取れていたかもしれないが
作風自体変わってしまったでしょうね。
基本的にある社会が行き詰まった時 自分達が受けてきた暗黙の前提である 文化や伝統といった「価値観」が流動化して 今までの前提を捨てて別な前提に選び直そうとするするんだけど その行為自体、奥にとりまく自然、環境などによって 形成された前提を踏まえて行われる。 それにしったって携帯電話やインターネットなど コミュニケーションのとりかたの変化などにとって流動化する訳で。 今の価値観の多様化って言うのはそのプロセスの途中であって 陳腐な価値への一元化では無く個人の価値観の中でも 多様化が進む様になっていると思う。 三島こそ「陳腐な価値への一元化」に捕われた存在ではないかと思う。
>>276 >>370 は陳腐な価値へ一元化された人間(三島)と
そうでなく価値観の変化に対応した人間(石原)の
格差を良く表しているとおもう。
749 :
745 :03/09/02 15:50 ID:xuMO6tpc
>>747 ある意味三島はそうだったと思います。特に自刃の頃の三島は文学者として仕事をやり遂げ、肉体的な衰えに直面し、
いろいろな意味において、孤独だったと思います。
単純に、今のようにネットがあれば、また彼の活動も違ってきたと思いますし、別の『森田必勝』に巡り合ったかも知れませんね。
自分も、自然、環境をあげてたんだけど、今の社会はそれが経済活動とか社会とのつながりと言う点で、
ほとんど前提じゃなくなってますよね。だからこそ、束縛なく、新しい価値観が生まれやすくもあり、
なおさら、必要になってきてると思います。
昨年のWCや、北朝鮮問題での報道のおかげで、マスコミやテレビなどの従来のメディアが、
自ら、世論形成や、新しい価値観の創出への役割を、早々と放棄してくれたおかげで、
今後は、ネットや携帯などのダイレクトなコミュニケーション媒体が、重要な意味を持ってきますね。
貴殿のいう個人の中での価値観の多様性と、新しい価値観の創造と、他者への急速な伝播や反映など、
飛躍的な変化の可能性はあると思います。その点で、自分は、ネット社会の未来を期待しております。
>>748 えらい前の方のレスですねぇw。
750 :
日出づる処の名無し :03/09/02 20:42 ID:6KpIuUsZ
>>744 三島さんのノーベル賞は確実だったでしょ。川端康成の時だって、
三島さんが有力視されていたんだから・・・・・。三島さんと安部公房が
死んだから、大江に回ったようなもんでしょ。
751 :
日出づる処の名無し :03/09/03 17:56 ID:hXwcSoGy
★三島由紀夫不朽の名作、「サド公爵夫人」上演!!★
以前、サド公爵夫人の上演情報を少しUPしたものです。久々に来たら、
荒らしが湧いていますね。(ビックリ!)
講演の概要が決まりました。素晴らしい戯曲なので、ぜひ、観に行って下さい。
僕も観に行く予定です。
「サド公爵夫人」 三島由紀夫作
演出 久保亜津子 向陽舎制作
2003年9月4日(木)〜7日(日)
PM6;30〜
(6日は1:00のマチネーあり、7日は15:00〜)
前売り・予約3000円/当日3500円
チケットぴあ、向陽舎で前売り取り扱い
お問い合わせ・向陽舎 03-3530-2674
E-mail
[email protected]
752 :
日出づる処の名無し :03/09/04 01:22 ID:d5zJheV5
三島由紀夫文学館 山中湖フォーラム2003
挑発する三島文学X−三島由紀夫の現代的意味−
三島由紀夫はある意味で、時代の未来を鋭く予見していました。しかし、
三島が生きた時代と現代との間に、大きな時間の隔たりがあるのも事実です。
今ここに生きている私たちに、三島は何を語り、何を訴えかけてくるのか。刺
激的な評論の書き手であり、現代文学の優れた読み手でもある大塚英志氏、
清水良典氏、加藤典洋氏をお招きし、この問題を考えてゆきたいと思います。
日時/2003(平成15)年11月8日(土)〜9日(日)
受付/フォーラム会場/清渓(TEL0555−62−0020)
申込方法/往復はがき、FAX、電子メール(メールアドレス
[email protected] )に
@住所A氏名B電話、FAX番号C年齢D懇親会参加の有無を明記の上、三島由紀夫文学
館あてにお申し込下さい。
@ フォーラム参加費/2日間1,000円(当日、会場受付にてお支払い下さい)
A 懇親会費/11月8日、大塚英志氏、清水良典氏、加藤典洋氏と一緒に立食をご希望
の方は4,000円(フォーラム参加費1,000円を含む)を当日、 会場受付にてお支払い下
さい。
申込締切/平成15年(2003年)11月4日。受付は先着順とさせていただきます。
申込・問い合せ先/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296 TEL(0555-20-2655) FAX
(0555-20-2656)
宿泊問い合せ先/山中湖観光協会 TEL(0555-62-3100) FAX(0555-62-6181)
http://www.mfi.or.jp/ysa/ ■司会 井上隆史(いのうえ・たかし/白百合女子大学助教授)
主催/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/bungaku/mishima/index.html
753 :
日出づる処の名無し :03/09/04 01:23 ID:d5zJheV5
>>752 パネリスト(50音順)
大塚英志(おおつか・えいじ) /まんが原作者・編集者
1958年、東京生れ。筑波大学卒。『漫画ブリッコ』の編集人やまんが誌専門の編集者
を経て、現在にいたる。著書に『多重人格探偵サイコ』『木島日記』『物語消費論』
『戦後まんがの表現空間』『戦後民主主義のリハビリテーション』『江藤淳と少女フ
ェミニズム的戦後』『物語の体操』など。
加藤典洋(かとう・のりひろ) /文芸評論家・明治学院大学教授
1948年、山形県生れ。東京大学文学部仏語仏文学科卒。国立国会図書館勤務をへて現
職。主な著書に『アメリカの影』『日本という身体』『言語表現法講義』(新潮学芸
賞)『敗戦後論』(伊藤整文学賞)『日本の無思想』『戦後的思考』『日本人の自画像』
など。
清水良典(しみず・よしのり) /文芸評論家
1954年生まれ。立命館大学卒。愛知淑徳大学教授。文芸評論や書評の活動と並行し、
万人の創造力を引き出す作文教育に携わってきた。著書に『自分づくりの文章術』
『文学がどうした!?』『最後の文芸時評』『作文する小説家』『虚構の天体 谷崎
潤一郎』など。
754 :
日出づる処の名無し :03/09/04 02:01 ID:uiwy0Nle
学校で金閣寺をテーマに何でもいいから仮説を立てて、 立証していく授業が今度あるのですが、ここの皆さんだったら金閣寺の作品内のどこに着眼しますか? 参考までに聞かせて頂ければ、幸いなのですが…。
>>754 1案、アポロン的だった主人公がディオニソス的な柏木くんに侵食されていくさま。(・∀・)
主人公の「金閣寺」に対する考え方 ( P124〜P125、P133、P155〜157,ここらあたり、)が、
内反足の柏木くん( P93〜P102、柏木が自ら自分の半生を語る部分)と知り合ってから、
次第に、「金閣寺」=「美」に対する考えが、金閣を焼かねばならんようになった心の変化。
(P137、P142〜P145,P189、P191〜192、P212〜P213、P251〜P252、ら辺。)
「Pは文庫本のページ」
2案、 仮定: 金閣寺はジークフリートである。
金閣寺の登場人物をニーベルングの指輪の登場人物に無理やり当てはめる。
例:主人公=ブリュンヒルデ、柏木=ハーゲン、労師=ヴォータン、鴨川=ジームムント
これは無茶だった。
756 :
日出づる処の名無し :03/09/04 12:21 ID:16eJTnrI
>>754 柏木の存在が微妙だけど、どうだろう、ちょっと漠然とし過ぎているかも知れないが、
金閣寺=戦後 という解釈は成り立たないの?
757 :
754 :03/09/04 15:50 ID:CFlUzHJZ
>>756 金閣寺=戦後なら、金閣寺を燃やしたことは、戦後を燃やしたってこと?
そこらへんの解釈を聞かせてくんなまし。
j私はこのあたりと思うけど? 金閣寺=日本文化&精神などを象徴する天皇=古い日本
金閣寺の焼滅=敗戦=古い日本の終焉
759 :
日出づる処の名無し :03/09/05 00:02 ID:dru+AXgs
>>757 頭おかしいでしょ?
お前には三島由紀夫は理解できない。残念ながら。
せいぜい、畜死徹夜とか田原総一郎とかでいいんじゃない。
760 :
754 :03/09/05 00:08 ID:mhskxjkG
>>755 1案、ニーチェの言葉に当てはめるとなんか粋ですね!(・∀・)イイ!!
主人公を変えていった柏木の言葉の大きさを吟味していくのは結構ポイント高いと思います!!
2案のジークフリートは三島由紀夫と何か関係がありましたっけ??
>>756 金閣寺=戦後?って解釈は面白いですね。しかし金閣寺=戦後に対しての解釈がいまいち理解できないのですが。
その点では
>>757 と同感ですね。でも戦後に対しての三島さんの考えも絡ませたら、
もっと深い解釈ができそうな気がします。
こういった金閣寺の時代背景を復習って、
古い日本の終焉したことに対しての虚無を捉えられる立証も面白いと思います!!
761 :
日出づる処の名無し :03/09/05 00:17 ID:iMYbZP2k
ちょっと前の新聞だけど、ロシアで三島文学ブームって記事見たな
762 :
755 :03/09/05 00:54 ID:1uAqKhoN
>>760 書いたのが夜中だったんで、三島がワーグナー好きってことだけで無理矢理やってみようかと思ったのですが自沈。
ジークフリートは理想の英雄だったんですが、結局殺され火葬されました。最後に人々は世界を救うのは愛だと知るのでした。
金閣寺を理想の『美』とした主人公が、最後は燃やしてしまう。 共通点は最後の燃やされたことによって存在意義を示した。
かなり無茶で・・・(´・ω・`)ショボーン
坂口安吾の堕落論を思い出しました。
>>759 君のすばらしい考えを聞きたいね。 できれば、コピペじゃなくてね。
763 :
日出づる処の名無し :03/09/05 02:01 ID:9XiWDPED
>>761 俺は、
>>755 ではないが、こんな事を考える人とは、真面目な議論など
できないと思う。三島由紀夫解釈以前の問題だと・・・・・・・・小1時間・・
>金閣寺=日本文化&精神などを象徴する天皇=古い日本
>金閣寺の焼滅=敗戦=古い日本の終焉
764 :
754 :03/09/05 21:06 ID:mhskxjkG
>>762 三島さんはワーグナーが好きだったんですね。(>まだ三島ビギナーなもので)
個人的に坂口安吾のような観点は好きですけど、議論は金閣寺の作品中のみの着眼なので、
さすがにジークフリートも絡めると複雑になって議論についてこれなくなる人がでるかもしれませんね…^^;
>>761 ロシアでも絶賛されているんですね!他に海外ではどの国が三島文学を評価しているんでしょうか?
>>763 三島由紀夫解釈以前の問題ですか…。私は今まで金閣寺、潮騒、仮面の告白、憂国しか読んでいないので
レスの意味が理解できていません。三島文学はその背景ともに、まだまだ奥が深いんですね…。
私の個人的な疑問なのですが、溝口は最後、『生きようと思った』で終わってますよね。
溝口のモデルの林承賢は金閣と心中しようとしているのに対して、
なぜ溝口は生きようと思ったのでしょう?
『美への嫉妬』と、生きるか、死ぬかについての三島さんの概念が非常に興味深いところです。
765 :
755 :03/09/05 22:56 ID:P/lsr9fR
>>764 実際の犯人の行動はぜんぜん関係なさそうですよ。ほとんど取材なんかしてないらしいですから。
三島が、金閣寺の事件という設定を自分の内面の問題として捉えて、作品を書いたらしいですから。
ある男が、金閣寺を燃やしたのはなぜかを解くものではなく、三島の金閣寺が燃えたことを書いたもんだと思います。
「仮面の告白」が、それまでの人生の回顧による私小説であるとするなら、
「金閣寺」は、三島のそのときの思想心裏などを吐露したものではないかと。
柏木くんが好きな「美」は、音楽とか生け花とか、瞬間にしかないもので、生命、生成、創造的な「美」で、
一方、『同じ美でありながら、金閣寺ほど生命から遠く、生を侮辱して見える美もなかった』と、溝口は言ってます。
柏木くんも溝口も、ふたりとも三島の中にある人格で、その後、芸術活動の多様性、政治や、肉体への目覚めとか、
その後の将来の彼の『行動』へと続くターニングポイントへとなった私小説ではないかと。
766 :
754 :03/09/06 01:11 ID:1SVpHxRk
>>765 なるほど!三島さんはほとんど取材してなかったんですね…(ワラ
それでは、林承賢が直接のもとになったというより、
三島さん自身の『美への嫉妬心』をモチーフにしたといっても過言じゃありませんねぇ。
設定は金閣寺事件だというだけで、作品の本質はそこまで金閣の美に拘らなくてもいいのでしょうか。
私は、三島さんの美を渇望する熱意がこの作品中、見事に泥沼にハマっていくような気がしてなりません。
それは一種凄みでもあると思うのですが、救いようのない執着というか…。
炎上していく金閣を想像しても、嫉妬への決別、美を支配したというより、
戯曲での用意された演出として感じてしまいました^^;
>その後の将来の彼の『行動』へと続くターニングポイントへとなった私小説ではないかと。
三島さんは文学以外でも世間を轟かせた文豪ゆえ、そう思うと味わい深いですね。
作品ひとつ取り上げるにしても、三島の築いた歴史の一角っていうか。
その点は他の文豪と一味違うのが、よくわかります。
こういうのはどうかと思うんですが、ミシマ文学は好きだけど、
彼自身の行動や思想はどうも腑に落ちないのが今の正直なトコロですね。
三島さんに興味を持って読み始めて、まだ2ヶ月なんですが…(;´Д`)
767 :
色男no、1 :03/09/06 10:22 ID:hDpeEWC0
こんにちは、みなさん、私が色男です。
日本文学における耽美という問題について考察するならば表現者たる主体は、美をあくまでスタティックな他者として認識するようなところがあって、谷崎や川端は特に美しい日本なるものに主眼があって、
海外市場を意識したオリエンタリズムという批評が、今日的にももっともらしく議論の的になったりしています。
ところで三島の場合、いわゆるギリシア体験以後、死刑囚にして死刑執行人を以って任じ、美を創造するものが同時に美それ自体である、という矛盾を自己の存在論的課題として背負い込むようになります。
祖母、この深情けの恋人との長い蜜月関係が幼い三島に現実にも勝る美的世界の中に自閉する事、
それを耽溺する事の頽廃的な悦楽を教えて、三島にとっての外部=現実に関わる事を困難なものにしたのでしょう。蒼白い貧血気味の子供は祖母の選んだ女の子の友達とだけ遊んで、
絵本などからいつしか同一化の対象として、美しく殺される王子という主題を自らの観念の裡に育んでいきました。祖父を官僚故に
嫌悪したというよりは、兵庫県の成り上がり者であるという出自を忌避したのではないかという説の方が、三島の耽美趣味からは理解しやすいでしょう。60年安保以降の文学外の領域への進出、
肉体改造から政治表現まで、現実にコミットする上でもなお、美は三島自身の問題であり、
「ニヒリストが絶対主義の政治に陥らぬために、「美」がいつも相対主義的救済の象徴として存在する、(略)美は、ともすると無を絶対化しようとするニヒリストの目を
相対性の深淵を凝視することに、連れ戻してくれるはたらきをするのである。」(新ファッシズム論)三島の行動哲学の
役目としては政治を、その本質たるリアリズムへ連れ戻す事にこそあったのです。マゾヒストは権力の玉座ではなく、まさに悲劇の只中において存在論的飢餓は全的に癒され、
陶酔によって鏡を必要とする事なく現実に自足できるのです。
http://laspara.tripod.co.jp/
768 :
日出づる処の名無し :03/09/06 10:34 ID:uL+RftBB
>>767 神経症の粘着荒らしは消えろ!!!!!!
769 :
日出づる処の名無し :03/09/06 10:36 ID:0ISxzx4/
★三島由紀夫不朽の名作、「サド公爵夫人」上演!!★
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770 :
日出づる処の名無し :03/09/06 11:20 ID:alpVnXs7
772 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:36 ID:4qF3fWqy
773 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:39 ID:4qF3fWqy
「金閣寺」創作ノートより
http://club.pep.ne.jp/~faucon/bungaku/kinkakuji.htm >事細かな取材メモを残している。犯人の林養賢の成績表から、放火
>による文化財の焼失状況、それに至るまでの細かな行動記録など。
>さらには事件後に母親が山陰線で自殺した様子や、精神病にかかった
>林の病状までも記している。(引用者注:林養賢の僧名は承賢)
もちろん、『金閣寺』の主人公・溝口は、現実の放火犯・林と異なる
キャラクターに造型されている。作品発表時から、「林が溝口のように
哲学的煩悶をするわけがない」という批判があった。つまり、三島は
詳しく取材した上で、彼独自の物語を紡ぎ出したのである。小説家の
面目躍如たる所だ。
「たまたま、取材ノート発見の事実は知らなかった」というのは言い訳
にならない。三島について論じる人ならば、「『宴のあと』裁判」を
知っているはずだからである。
774 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:43 ID:4qF3fWqy
「プライバシー裁判」として有名な同裁判の提訴は、『宴のあと』が現実
の事件に取材した「モデル小説」だったことに一因がある。三島はこの
手法が得意だった。『金閣寺』も、タイムリーな事件に材を得たモデル
小説であり、綿密に取材したのでなければ知りえない細部が書き込まれて
いる(なおかつ、事実と異なる世界がつくり出されている)。従って、
「ほとんど取材なんかしてない」わけがない。
>>765 =
>>755 >「仮面の告白」が、それまでの人生の回顧による私小説であるとするなら
『仮面の告白』が私小説だって? 私小説なら、なぜ仮面が必要なんだ?
根本が分かってない。本当の顔は、素顔と仮面の間から落ちて見失われた
のだ。
>その後の将来の彼の『行動』へと続くターニングポイントへとなった
>私小説ではないかと。
おいおい、『金閣寺』も私小説か? その伝でいくと、『ボヴァリー夫人』
も私小説かよ(注)。「私小説」の意味は分かってんのか?
775 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:47 ID:4qF3fWqy
>>766 =
>>754 >>私小説ではないかと。
>三島さんは文学以外でも世間を轟かせた文豪ゆえ、そう思うと味わい
>深いですね。
一方がデタラメを書けば、他方が肯く(笑)。
>>765 >柏木くんも溝口も、ふたりとも三島の中にある人格で
フローベールは、「ボヴァリー夫人は私だ」と言った。だが、Gustave
Flaubert(1821〜80)は男だから、エンマ・ボヴァリー(ボヴァリー夫人)
のわけがない。つまり、エンマはフローベルの中にある人格である(注)。
(注)写実主義、自然主義、私小説
『ボヴァリー夫人』は写実主義小説の傑作である。写実主義と自然主義
の違いは曖昧で、両者は同じ意味で使われることもあるが、逆に峻別
する人もいる。一般には、自然主義文学は写実主義を継承し発展させた
ものとされる。
776 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:50 ID:4qF3fWqy
その自然主義の理論と方法は、日本にも強い影響を及ぼした。ただし、
日本の自然主義文学は独特の変質を遂げた。大正期に入ると、私小説
や心境小説という日本独自のジャンルの誕生にもつながった。そういう
わけで、『ボヴァリー夫人』と「私小説」は全く縁がないわけではない。
しかし、「『ボヴァリー夫人』は私小説」と言う人間がいるとしたら、
そいつの脳は膿んでいる。また、三島の作風は私小説のモットー「ありの
ままの自分」から最も遠い場所に位置していた。
「ありのまま」の穽(おとしあな)
http://www.gpwu.ac.jp/door/todokoro/solilo/arinomama.html 『近代能楽集』演出にあたって
http://www.k-kikaku1996.com/work/foco/foco.html >仮面を外したからといって、仮面の中から現れるのは、本当の顔では
>ない。仮面を外しても、それが果たして真実なのか、よく分からない
>ところがある。では真実の顔は、いったいどこにあるのか。いま現れて
>いる顔の裏側に本当の顔が隠されているのか、それとも、いくら仮面を
>剥いでいっても、真実の顔に至ることはできないのか。
777 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:53 ID:4qF3fWqy
778 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:54 ID:4qF3fWqy
779 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:55 ID:4qF3fWqy
780 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:56 ID:4qF3fWqy
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
781 :
日出づる処の名無し :03/09/06 15:56 ID:4qF3fWqy
がいせん右翼への嫌悪はあるが、赤尾っておっさん(この人、戦前の衆議院議員なのか)、けっこうまともつーか、戦前の民族派の純粋さ(金のためにやってんじゃないぞって、心意気)
感じました。それと、ヒカリモンじゃらじゃらさせて葬儀にでる任侠右翼の美意識の欠如、常識のなさ、それに憤慨する愛国党書記長のまっとうさ、など、
面白かった。
>>769 この公演、いった人、感想おきかせくだされ。あたしゃあ、つい先日、はじめて「サド伯爵夫人」読んだばっかりのビギナーっす。
>>772 きつい言い方なさってますが、「バカ」とか、あからさまに嘲笑の言葉を使うのは、先方の感情を害するだけで、いかがなもんかと、個人的には思います。
三島と関係ない話なんでさげ。
783 :
754 :03/09/07 01:10 ID:MEFAhzt4
2ちゃんゆえバカと厨は放置ということで(藁
784 :
755 :03/09/07 01:18 ID:K8NiidNt
>>782 やっと正体あかしてくれたのね。貼り厨の人もちゃんとこのスレ読んで、それで荒らしてるんだ。 ホントこまった御仁だね。
真面目に書く気があるなら、くだらん貼厨なんかやめりゃいいのに。
昔のおじさんが好きなボヴァリー夫人の引用には笑わせていただきました。
まあ、金閣寺の取材をぜんぜんしていないような表現したのは、ちょっと悪かったけどね。
それから、論文や評論文でもない話し言葉で書かれた掲示板の文章の単語や表現ひとつ捉えて、アホよばわりされてもねぇ。
掲示板で、一度に百行も書くわけにいかんでしょ。相手に伝えたいことは伝わってるし、いいんじゃないの?
「私小説」って表現も、国語の辞書では意味が間違っていても、真意は伝わると思って書いてんのよ。
それから、そんなに詳しいなら、754氏の問いかけに、賢い知識と資料を駆使してご提案差し上げたらどうです?
皆が不快に思っている迷惑なコピペ連続で春るぐらいなら、ご自分の思うところを書いたらどうよ?
785 :
755 :03/09/07 01:25 ID:K8NiidNt
>>783 スマソ。貼厨と香具師のIDが同じだったでつい・・・・。
786 :
日出づる処の名無し :03/09/07 02:14 ID:lSdvT0+f
>>772-776 を読んだ後で、
>>783 =
>>754 を読む……。
>2ちゃんゆえバカと厨は放置ということで(藁
自分で自分を放置する? 一人放置プレー? 究極の変態おなにい?
それとも、
>>754 と
>>755 が互いに放置し合うってことか。そうしてくれ、
頼む! 二人は「破れ鍋に綴じ蓋」の名コンビだけど、
>>754-766 の
やり取りは読む者の脳を溶かす。
>>759 >>763 さんも怒ってるし。
>>784 >ボヴァリー夫人の引用には笑わせていただきました。
笑う前に勉強だな、君は。文学にせよ何にせよ、今までどんな勉強
してきたんだ?
>まあ、金閣寺の取材をぜんぜんしていないような表現したのは、
>ちょっと悪かったけどね。
「ちょっと悪かったけどね」? 完璧な間違いだ。
>掲示板の文章の単語や表現ひとつ捉えて、アホよばわりされてもねぇ。
「単語や表現ひとつ」ではなく、何から何まで間違ってるじゃねえか。
787 :
日出づる処の名無し :03/09/07 02:21 ID:lSdvT0+f
>>784 >相手に伝えたいことは伝わってるし
「相手に伝えたいこと」って、
>>772-776 で指摘したデタラメのことか?
伝わってよかったな。
>意味が間違っていても、真意は伝わる
「真意」って、デタラメのことか? 伝わってよかったな。
>そんなに詳しいなら、754氏の問いかけに、賢い知識と資料を
>駆使してご提案差し上げたらどうです?
君のデタラメを訂正してやる形で、
>>754 の問いかけに間接的に答えた。
まだまだデタラメがある。指摘し続けてやってもいいが、これ以上傷口
が広がる前に、自分で訂正を出せ。ダラダラしてる場合じゃねえぞ。
それとも、どこが間違ってるかも分かんねえのか?
>ご自分の思うところを書いたらどうよ?
私の思うところは、「バカコンビに再起不能の恥をかかせて、この
スレから駆除せよ」だ。ところが、
>>754 も
>>755 も恥知らずで、
抜け抜けと再登場なすった。付ける薬がねえな。
788 :
755 :03/09/07 02:48 ID:67NvNCLK
>>787 ところで、君はいままでこのスレになんかカキコしたことあるの? へんなコピペ貼り以外で?
789 :
755 :03/09/07 02:50 ID:67NvNCLK
なんで、そんなに必死なの。 君がバカだと思ってる人のことを書いてもしょうがないでしょ。 自分の金閣寺論でも書いてよね。 あればだけど。
790 :
日出づる処の名無し :03/09/07 03:32 ID:RxKJ0F4j
>>789 >なんで、そんなに必死なの。
イタチの最後っ屁「必死(だな)」が、とうとう出ちゃいました……。
それでは、負け犬のためのお助け講座をどうぞ。
■言い返せない時の便利なレス■
【便利なレス】
必 死 だ な (藁
|-`).。oO(なんでそんなに必死なんだ?)
(´∇`)必死な人が約一名います(´∇`)
【使用上の注意】
相手は余裕の状態なのだが、とにかく相手が必死だということにする。
どうせ、自分は必死になっても論駁できない時に使う。ただし、2ちゃ
んねる初心者にしか通用しない。相手が2ちゃんねる経験数カ月以上
だと、「こいつ、負け犬」とバレてしまう。逆に言うと、本当に必死な
人に対して「必死だな」とレスをつけるのはマズイ。
791 :
日出づる処の名無し :03/09/07 03:34 ID:RxKJ0F4j
【便利なレス】 ( ´_ゝ`)フーン 基地外は黙ってろ / キチガイ警報(プ 【使用上の注意】 無関心を装う、中立者のふりをする、相手を気違い扱いする、自分が 気違いのふりをして荒らすなど、とにかく無意味なレスでスレッドを 早く流してしまう。 【便利なレス】 ヤター!マジレスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 何で釣りってわかんないのかな、最近の厨房は。 【使用上の注意】 誤りを指摘された時に使う。ケチをつけてくる人を「釣る」ために わざと間違えたということにするわけだ。 ただし、誤りだと指摘されてこの台詞で対処した後で、実は誤りでは なかったことが判明すると、自己矛盾に陥る。
792 :
日出づる処の名無し :03/09/07 03:43 ID:RxKJ0F4j
>>788 >君はいままでこのスレになんかカキコしたことあるの?
156 249-254 421-422 512-514 588-589 615-620 670-671
>>688 >>717-719 >>721 >>733-737 >>772-776 >>786-787 など。
自家連続コピペなどは除く(笑)。
755のデタラメを訂正してやる形で、
>>754 の問いかけに間接的に答えた。
まだまだデタラメがある。指摘し続けてやってもいいが、これ以上傷口
が広がる前に、自分で訂正を出せ。ダラダラしてる場合じゃねえぞ。
それとも、どこが間違ってるかも分かんねえのか?
792氏がいらっしゃるので、ちょっと気になったこと。 >670-671 >孝明天皇(1831〜66。明治帝の一つ前)は、砒素で毒殺された。公武合体 >論者であったため、倒幕の邪魔になったのである。 この問題は、実証史学的、学問的には決着が着いていなかったのではないでしょうか。 毒殺説は石井孝氏が唱えたが、それに対して、維新史学の最高峰である原口清氏が反論。 論争になったが、決着はついていないはず。 気になったので、一言。 まあ、三島のスレには関係ない話だが。
794 :
755 :03/09/07 11:44 ID:/BPXp61H
>>792 番号入れるの最後にします。質問の答えありがとう。
よく見たら、連続コピペからID繋がってるところも多かったんですね。
チェックが甘いいい加減な自分に反省しております。
いろいろお勉強されてるのは良くわかった。貴殿はバカではなさそうですね。
でもね、スレと関係ないコピペを連続で貼ったりしてる限り、
あなたの考えがすばらしくとも、あなたに賛同するものは出ないでしょう。
もともと、ココはあまり伸びのいいスレじゃないし、極東ニュースにふさわしくないと批判されてるわけだし、
もし、スレを自分にとって良くしたい気持ちがあるのなら、自論を展開し、良レスを生むようにリードされたらよろしい。
最後に、ささやかな訂正を、タイプミスだと思うけど、252は私のカキコでした。
必死、必死でもう十ヶ月、まだまだ続くあっし、上原のオナニーコピペ(藁
【僕の恥ずかしいお尻の穴を見て下さい……じゃなくて、すべからく小論DX】
http://page.freett.com/glinedat2ch/021108-1034156884.html >なぜ南京事件がクローズアップされるか。「外国軍だって不法行為・残虐行
>為を行ったではないか」という言い草はその通りであるが、幼稚な言い逃れ
>でもある。
>
>外国の奴らのことなんか放っておけ。日本人ともあろう者が、残虐な外国人
> (・∀・)つ中略・・・
>である。従って、(**)の状況の中で(*)が際立つのである。
>
>これに対し、「日本軍は・す・べ・か・ら・く・残虐非道であり、その最たるものが南京
>事件であるから、これを糾弾し続ける」という路線をとる勢力もある。しか
>し、それに反発するあまり南京大虐殺を否定する者は、「餓鬼道に堕ちてい
>る」というべきであろう。
(格好良くすべからくを使ったつもりが厨房以下の誤用で御座いますた)
■あっし、上原のオナニーコピペついて■……すべから誤用厨
あっし、上原は、次のスレッドで「すべからく」の誤用で大恥をかき、
ファビョーンを起こし、糞コピペ攻撃で何とか誤魔化したつもり。
そのゆえをもって、あっし、上原は「低国語力低偏差値厨房」とも呼ばれる。
http://page.freett.com/glinedat2ch/021108-1034156884.html それは10カ月も前のことだったが、今なおあっし、上原は「すべからく」誤用を
指摘されると悔しくてファビョ〜ン、そしてオナニーコピペ荒らし(激藁
796 :
日出づる処の名無し :03/09/08 01:51 ID:69wuHhCz
三島由紀夫文学館 山中湖フォーラム2003
挑発する三島文学X−三島由紀夫の現代的意味−
三島由紀夫はある意味で、時代の未来を鋭く予見していました。しかし、
三島が生きた時代と現代との間に、大きな時間の隔たりがあるのも事実です。
今ここに生きている私たちに、三島は何を語り、何を訴えかけてくるのか。
刺激的な評論の書き手であり、現代文学の優れた読み手でもある大塚英志氏、
清水良典氏、加藤典洋氏をお招きし、この問題を考えてゆきたいと思います。
日時/2003(平成15)年11月8日(土)〜9日(日)
受付/フォーラム会場/清渓(TEL0555−62−0020)
申込方法/往復はがき、FAX、電子メール(メールアドレス
[email protected] )に
@住所A氏名B電話、FAX番号C年齢D懇親会参加の有無を明記の上、三島由紀夫文学
館あてにお申し込下さい。
@ フォーラム参加費/2日間1,000円(当日、会場受付にてお支払い下さい)
A 懇親会費/11月8日、大塚英志氏、清水良典氏、加藤典洋氏と一緒に立食をご希望
の方は4,000円(フォーラム参加費1,000円を含む)を当日、 会場受付にてお支払い下
さい。
申込締切/平成15年(2003年)11月4日。受付は先着順とさせていただきます。
申込・問い合せ先/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296 TEL(0555-20-2655) FAX
(0555-20-2656)
宿泊問い合せ先/山中湖観光協会 TEL(0555-62-3100) FAX(0555-62-6181)
http://www.mfi.or.jp/ysa/ ■司会 井上隆史(いのうえ・たかし/白百合女子大学助教授)
主催/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/bungaku/mishima/index.html
797 :
日出づる処の名無し :03/09/10 00:45 ID:sKjBcROU
わー、三島先生のバナーが上がってる〜。 カッコいい。日本男児。わたし大和撫子。
798 :
日出づる処の名無し :03/09/10 19:09 ID:0ewvLIN6
三島由紀夫の文体は見事だ、というのが定説ですが、 あれはエラボレートという泥くさい人間的な努力の過程をつうじて、 なしとげられた「美しい文章」ではないのです。 三島さんは、いわばマニエリスム的な操作で作ったものをそこに書くだけです。 書いたものが起き上がって自分に対立してくるのを、あらためて作りなおして、 その過程で自分も変えられつつ、思ってもみなかった達成に行く、というのではありません。 三島さんのレトリック、美文は、いわば死体に化粧をする、 アメリカの葬儀屋のやっているような作業の成果なんです。
799 :
日出づる処の名無し :03/09/10 19:25 ID:9hYbmPtG
ようやく時代が三島由紀夫や江藤淳に追いついてきたようだな
800 :
日出づる処の名無し :03/09/11 14:15 ID:ULWXm74T
>>799 いいこと言うね!!そんな感じがするよ。
今年中から来年にかけて、画期的な三島論が出るような、予感!!
801 :
日出づる処の名無し :03/09/11 14:21 ID:cFUEgITW
スレ違いなんですが、昨日から極東板の「書籍紹介スレ」が見あたらなくなってるんですよ…。
802 :
日出づる処の名無し :03/09/11 17:26 ID:G77/iVir
>>801 え?
DAT落ちしちゃったのか??
残念だ・・・・
>799 自殺した当時は極右、キチガイ扱いされたが、 最近はようやく理解されるようになってきた。 三島はあの世で喜んでいるだろう
804 :
日出づる処の名無し :03/09/11 18:16 ID:oKefKS2H
>>803 いや・・・三島はぬか喜びはしないだろう。
憲法改正が改正(破棄)され、
外国人痴呆参政権と靖国代替施設の愚策が完全に断たれるまでは・・・
805 :
日出づる処の名無し :03/09/12 21:46 ID:W6d6f/6M
806 :
日出づる処の名無し :03/09/12 21:46 ID:W6d6f/6M
807 :
日出づる処の名無し :03/09/12 21:47 ID:W6d6f/6M
808 :
日出づる処の名無し :03/09/12 21:48 ID:W6d6f/6M
【蛆虫が上原の名を詐称した証拠】
IDを見ると、以下のようになっている。蛆虫が上原に成りすました
書き込みが挟まれている。
>>559 ID:Hh2KD22W
>>560 ID:scxaJa9g……蛆虫が上原に成りすました書き込み
>>561-563 ID:Hh2KD22W
809 :
日出づる処の名無し :03/09/12 21:48 ID:W6d6f/6M
>>805-809 の続きでこってす(藁
■あっし、上原の荒らしについて■……すべから涙流し
「金正日は天皇と同じ」と、サヨは言うんだが・・(940〜1000番が荒らし)
http://1983.rocketspace.net/html/20030730/11/1055411286.html 937-939番で、「恥辱の足跡」を書かれたあっし、上原はファビョ〜ン。
569 自分のコピペのネタもとが電波系サイトである事を晒す(w
575 何とかリカバリーしようとするが、見苦しい(p
577 第三者に成りすまして誤魔化したつもりだがバレバレ(w
597 他人の自作自演にケチをつけ始めるが、何故か
とても自作自演に詳しい上原くん(w
600 自分の自作自演を指摘したやつに一応レスする生真面目粘着。
603 自分のコピペにレスがないのが寂しいので自己レス(w
606 蛆虫の陰に怯え妄想レスをしてしまうが、自分の
自作自演を自ら晒してしまうお馬鹿振り(w
これを見たあっし、上原は逆上、940〜1000番を一晩で荒らしてスレッド
を終了させたのでこってす。
■あっし、上原のオナニーコピペついて■……すべから誤用厨
あっし、上原は、次のスレッドで「すべからく」の誤用で大恥をかき、
ファビョーンを起こし、糞コピペ攻撃で何とか誤魔化したつもりでこってす。
そのゆえをもって、あっし、上原は「低国語力低偏差値厨房」とも呼ばれる。
http://page.freett.com/glinedat2ch/021108-1034156884.html それは10カ月も前のことだったが、今なおあっし、上原は「すべから誤用」を
誤魔化そうと必死のコピペ荒らしをするのでこってす(激藁
811 :
日出づる処の名無し :03/09/13 05:58 ID:ZRen4rre
三島由紀夫文学館 山中湖フォーラム2003
挑発する三島文学X−三島由紀夫の現代的意味−
三島由紀夫はある意味で、時代の未来を鋭く予見していました。しかし、
三島が生きた時代と現代との間に、大きな時間の隔たりがあるのも事実です。
今ここに生きている私たちに、三島は何を語り、何を訴えかけてくるのか。
刺激的な評論の書き手であり、現代文学の優れた読み手でもある大塚英志氏、
清水良典氏、加藤典洋氏をお招きし、この問題を考えてゆきたいと思います。
日時/2003(平成15)年11月8日(土)〜9日(日)
受付/フォーラム会場/清渓(TEL0555−62−0020)
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主催/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/bungaku/mishima/index.html
FLASH化キボンヌ 俺が知ってる職人さんはイピョウさんしかいないから・・・・ やってください。
三島は、旧字体(正字体?)で文章を書いた人 だから、やっぱり古い字体で読んでみたいって気持ちがありますね。 旧全集は漢字もカナも古い字体で、文庫とは印象が 違う。でも、新版全集は旧かなで漢字は当用漢字。 文字学の泰斗である白川静博士は、戦後の国語改革を、学問的に厳密に批判していて、 面白いです(白川氏以外にも、時枝誠記氏、三浦つとむ氏、福田恆存氏など、戦後民主主義の国語教育をぶったぎっている)。 スレ違いっぽいが、三島文学を愛する者(でも、まだビギナー)として一言。 漢字は難しい、だから子供に分り易い漢字教育をと、愚民化教育を進めてきたのが、 戦後民主主義教育。 その毒が、いまの日本を蝕んでいる! 以上、教育者を目指すものの一言でした。 戦後
814 :
日出づる処の名無し :03/09/14 05:15 ID:Lh7/Jjox
>>813 えええええ???????本当なの?
新全集は新字体ですか?正字ではないの?
全集を買うなら、旧全集を古本屋で探します。
815 :
813 :03/09/14 07:41 ID:trwOKCtV
>814 新全集は、旧かなで、漢字は新字体ですね。いま図書館から借りて読んでます。 ただ、新全集は、旧全集よりも巻数が多く、CDつきの巻もあるらしい。 巻末の解題も充実してるので、字体にこだわらない人にはお勧めかなあと。 それと、大学の図書館にある旧三島全集、評論の巻がごっそり盗まれとる!! 三島ファンとして、という前に人間として恥ずかしくないのかと、言いたくなりました。
816 :
色男no、1 :03/09/15 07:37 ID:5NfZyeek
終りなき日常における覇者としての官僚性、現実に自足して正確に対処する能率優先主義が政治家に求められる資質であり、
いわゆるニヒリストは現実に価値を見出せない虚無論者として、ロマン主義者とはまた別の意味で反政治的存在と言えるでしょう。
ですから、ここで問題設定する場合、ロマン主義とニヒリズムは反政治的資質において共通項の見出せるものと位置付け、
官僚型秀才はリアリストである故に現世の競争原理の中で支配者階層を形成し得る、と考えればよいでしょう。
「政治的人間とはどうあるべきかといふ考察が、つぎつぎと私の心の中に生まれた。私は何かといふと、私はニヒリストである。
しかし幸ひにして、私は小説家であって、政治家ではない。」これは「美の襲撃」というエッセイの中にある三島自身の言葉ですが、
三島が極端な反政治主義者であると自己規定して慎太郎のように国政選挙に出馬するなどの政治参加をしないのは、
もし自分が政治家となれば岸信介のような、あるいは大きなニヒリストであるヒトラーのようなタイプになるであろう事を
あらかじめ分析し、それを自らに禁じたのでしょう。三島にとって栄光とは破滅の美学以外のなにものでもない訳ですからね。
ところで、慎太郎は三島の死後になって、三島は選挙に出るつもりで、その準備もしていたが、自分が三島より先に空前の得票数
で参院選に当選したので、政治家になる道を断念したという事をいろいろなところに書いていますが、私の知っている限りでは
三島自身のエッセイなど公式の発言としては、そのような事実はないようなのです。もっとも慎太郎は同時代に三島と
交際できた特権で、非公式に三島の本意を聞いたのだと強弁するのでしょうから、私には反論の材料はありません。
http://laspara.tripod.co.jp/
817 :
日出づる処の名無し :03/09/15 13:24 ID:pjZk4Eza
>>815 ひどい!!三島の評論は知性の塊だからな。。。。
ちなみに、どこの大学?
>>816 はキモイ、ブラクラ。危ないから踏まない方がいい。
コピヘで固めた最低のサイト。馬鹿サヨが作ったんじゃないか?
この816のカキコもコピペで何度も貼られている。
粘着荒らしだね。
818 :
813 :03/09/15 19:34 ID:ZTH6fMPp
東北某県の大学です。 今日ブックオフにて『新釈雨月物語・新釈春雨物語』(石川淳・筑摩文庫) をひゃくえんゲット! 三島の解説「雨月物語について」で、戦時中に徴用されてたときの思いでを語る。 「高座の海軍工廠で私は疎開工場の穴掘り作業に使役されていた。台湾人の十二三の少年たちが私の子分である。恐るべき子供たちに私は雨月のわかりやすい物語を話して聞かせた。 掘り返された生々しい赤土の上、わずかな樹影をおとす松の根方に陣取って、私が砕いて話す雨月のいくつかの怪異譚が、この異邦の子供たちにどんな影響を与えたか知る由もない」 これって、喩えていえば、デビュー前のビートルズが、近所のがきんこの前で、自分たちが好きだったオールディーズナンバーをアカペラではもるみたいなもんすかねえ。 その子供たちが生きてたら、70代か…。
澁澤龍彦がすきです。 三島由紀夫より見た目が格好よい。 名前も格好よい。
820 :
日出づる処の名無し :03/09/16 01:01 ID:MpMVyI16
>>818 その雨月物語るの話は知らなかった。すごいね。
徴用できていた台湾の子供たちはビックリしただろうね。
なんか昔の日本人の懐の広さを感じさせるホノボノした話だ。
そう言えば、新婚時代、三島由紀夫は毎晩寝物語として、源氏物語を
瑤子夫人に朗読して聞かせていた、という話もある。
渋くて、カコイイ!!
>>819 澁澤龍彦は俺も大好き。三島ファミリーの一人じゃないか。
彼は澁澤栄一の一族だよ。お金を全て文学的放蕩に使い込んで
亡くなったけれど・・・・・。彼の翻訳もエッセイも評論もいい。
三島由紀夫の影響を受けているよね。
ところで、実生活でも、奥さんを縛っていたのだろうか?
821 :
日出づる処の名無し :03/09/16 21:01 ID:TObDLcRL
ここを見て久しぶりに金閣寺を読んでみたけど、やはり美しさには圧倒されるね。 母語で三島を読めることの幸運を改めて感じた。でもこのお方、本当に観念的だわ。 日本は記紀万葉以来、言霊の幸ってきた国だと思うが、ちょっと気になるのは、 三島より後になるとそう実感できなくなるのは単なる気のせいなんだろうか。
>>820 三島由紀夫の作品は読んだ事が無いから今度読んでみようと思います。
豊饒の海が読みたい。
823 :
日出づる処の名無し :03/09/20 16:09 ID:u0rPtz22
824 :
日出づる処の名無し :03/09/20 16:12 ID:u0rPtz22
★三島由紀夫文学館 山中湖フォーラム2003★
挑発する三島文学X−三島由紀夫の現代的意味−
三島由紀夫はある意味で、時代の未来を鋭く予見していました。しかし、
三島が生きた時代と現代との間に、大きな時間の隔たりがあるのも事実です。
今ここに生きている私たちに、三島は何を語り、何を訴えかけてくるのか。
刺激的な評論の書き手であり、現代文学の優れた読み手でもある大塚英志氏、
清水良典氏、加藤典洋氏をお招きし、この問題を考えてゆきたいと思います。
日時/2003(平成15)年11月8日(土)〜9日(日)
受付/フォーラム会場/清渓(TEL0555−62−0020)
申込方法/往復はがき、FAX、電子メール(メールアドレス
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@住所A氏名B電話、FAX番号C年齢D懇親会参加の有無を明記の上、三島由紀夫文学
館あてにお申し込下さい。
@ フォーラム参加費/2日間1,000円(当日、会場受付にてお支払い下さい)
A 懇親会費/11月8日、大塚英志氏、清水良典氏、加藤典洋氏と一緒に立食をご希望
の方は4,000円(フォーラム参加費1,000円を含む)を当日、 会場受付にてお支払い下
さい。
申込締切/平成15年(2003年)11月4日。受付は先着順とさせていただきます。
申込み・問い合せ先/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296 TEL(0555-20-2655) FAX
(0555-20-2656)
宿泊問い合せ先/山中湖観光協会 TEL(0555-62-3100) FAX(0555-62-6181)
http://www.mfi.or.jp/ysa/ ■司会 井上隆史(いのうえ・たかし/白百合女子大学助教授)
主催/山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/bungaku/mishima/index.html
825 :
日出づる処の名無し :03/09/20 16:26 ID:JMmn+99l
826 :
日出づる処の名無し :03/09/20 16:50 ID:+e9He1Rx
>>825 ブラクラを貼るな!!みなさん、踏まないで下さい。
827 :
813 :03/09/22 13:50 ID:89N9QicS
中学の担任でばりばりのサヨクがいたんだが、 その先生が教師一年目に、三島が死んだ。 自分の平和反戦運動が、無意味なのか、自分の思想はだめなのか、 自分は三島ほどの覚悟があるのか、などなど考えさせられた、ものすごいショックだった、そうな。 でも、その先生、いまでも社民党で日教組なんだよなあ。 やっぱり、左の人でも、同時代に生きてた人には、衝撃だったんだろうなあ。
828 :
827 :03/09/22 14:48 ID:AEqI2Zn8
813様、スマソ。 俺は他板で813を名乗ってるもんで、 このスレの813ではありません。
>>827 三島の死を目の当たりにしショックまで受けながら、なぜに今でも社民で日教組なのかと、その先生に小一時間(ry。
830 :
813 :03/09/22 23:58 ID:14rMZ137
>827 どうもです。 マエスレで「美しい星」が好きって人がいたので、いま読み始めてるけど、これはどういう展開になるんだろう? この家族はほんとうに宇宙人なのか、それとも妄想に憑かれたかなしい人たちなのか? いままで読んだところ、「美しい星」をテーマとするふりをして「美しい家」が真のテーマっぽい。 こんなかんじで、ラストがどうなるか、ミステリー読むみたいに読むのもなんだが。(もう読んでる方々、結末をばらさないでくだされ)
831 :
日出づる処の名無し :03/09/23 00:24 ID:acQekuh3
>>830 >マエスレで「美しい星」が好きって人がいたので、いま読み始めてる
>けど、これはどういう展開になるんだろう?
>この家族はほんとうに宇宙人なのか、それとも妄想に憑かれた
>かなしい人たちなのか?
最後まで読んでも、どちらにも取れる。『美しい星』はSFの出来損ないで
あり、三島の失敗作である。
>>589 の「通俗的な読み物」の一種に当たる。
>彼は若くして文壇の寵児となり、高収入を見込んで豪邸を建てた。
>金のかかる生活を維持するため、結構くだらない作品も量産した。
>婦人雑誌などに連載したものには、通俗的な読み物もある。
才気溢れんばかりの三島であったが、SFの書き方は知らなかった。
「単なるSFではなく、文明論を含む哲学的寓話」と評する向きも
あるが、買い被りすぎだろう。
>>831 皮被りすぎのようだね、良く洗いなさい。臭いよ。
833 :
日出づる処の名無し :03/09/23 00:47 ID:W38AJjzx
|┃三 人 _________ |┃ (_ ) / |┃ ≡ (__) < オヤジ!冷やしうんこ一丁!!! ____.|ミ\__( ・∀・) \ |┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
835 :
日出づる処の名無し :03/09/23 06:17 ID:zE28FX1+
>>830 面白いでしょ?俺は好きな小説だな。
哲学的な小説だけど、ユーモアがある。
テレビドラマにもなったんだよ。
大島渚が映画にしたがっていたんだけど、制作費の関係で断念したんです。
836 :
日出づる処の名無し :03/09/23 15:53 ID:eCLBICSX
工房なんで「金閣寺」を読んだがわからない言葉がいっぱいあった。 なんかもうちょっとやさしめな本はないでしょうか? やっぱ、勉強してから読んだほうがいいのかなぁ・・・
>>836 読みながら勉強しる!
私は今読んでる最中だよん。
はあ、ドキドキするよ、文章がきれいで・・・。
838 :
日出づる処の名無し :03/09/23 17:33 ID:w4d0gc6E
839 :
日出づる処の名無し :03/09/23 17:55 ID:AOJEKOmY
840 :
日出づる処の名無し :03/09/23 17:59 ID:w4d0gc6E
三島の構造は、あの最後以外、選び得なかったのだと思う。
842 :
色男no、1 :03/09/23 22:04 ID:j+uOb+7K
三島は中村光夫との対談で次のようにも語っています。──荷風の日記は美しい、よい文章であるが、あの現実蔑視というのはモーパッサン以上のものだ。その現実蔑視から荷風は痩せているんだが、自分もそれに共感を感じるから困る。
自分の筋肉は人工的なもので嘘だ。──私が少し編集しましたが、三島はこのような事を語り、自分がニヒリストである事を自白しています。
次に自意識過剰は自己評価の低さからくるか、という話に移りますが、これは完全に三島と太宰を同族として一括する論旨になっていると思います。絶えず他者の視線の中に自らを露出し続けた三島としては、どんなにハードな管理社会が
到来したところで、24時間完璧にスタイリッシュな立居振舞いで応戦した事でしょう。昔から三島嫌いという人の中には、こういったキザな部分が許せないという人が多いんですね。腹が出てくるのは末代までの恥だといい、プール
サイドから中年太りした奥野健男の肉体を見て、豪傑笑いするような人だったようです。自分と同様の資質を持つ太宰に対する嫌悪というのは、太宰が自らを道化にしているところですね。道化というのは、だいたいヒーローの引立て役
で太鼓持ちですよね、太宰は悲壮美の人、イエス、キリストの太鼓持ちです。三島の美意識というのは、自らの肉体から不随意筋及び脂肪を駆逐するかのように、同情を引くような自己憐憫や笑いを駆逐する事にあり、文字通り、
自らの存在にヒーローを体現する事にあるんですね。誰か他者の太鼓持ちなんて死んでもやらないという、強いこだわりがあって、政界なんかに身を置いた日には金に体を縛られて、美意識なんて言ってられなくなってしまう。
江藤淳に無意識過剰と呼ばれた慎太郎は、三島のポートレートに辟易する訳ですが、最後に三島の絶対に美しい写真を見たといいます。それは大自意識家である三島が誰の視線も感じる事なく、その無意識を露見させて、
市ヶ谷の総監室で学生達を指揮しているところを隠し撮りした写真で、慎太郎はそれをさる警察官僚から見せられたといいます。
http://laspara.tripod.co.jp/
843 :
日出づる処の名無し :03/09/23 22:15 ID:Qw+gYW9Y
三島が命まではって伝えたかったモノは伝わったのだろうか? なぜ、三島が死んだのか?何を主張したのか? みんなに知って欲しい。 それを↓で紹介しよう。
それは ウンコです
肉体言語。 日本刀なんて君ら、持ってないと思うけど 包丁なら台所にあるだろ? 試しに鳩尾に、その切っ先を突き立ててごらん? そして軽く一押ししてやるんだよ。 Wellcome to The PLEASURE LAND !!
>>836 >>838 迷わず、「春の雪」と「奔馬」を嫁。それから、他のを読んで、いろいろ勉強した4、5年後に「暁の寺」「天人五衰」に往け。
個人的悔悟。 最初に姉ちゃんの持ってた「潮騒」読んで、(コイツ軟弱やなぁ。)と思って、大学まで全然読まなかったワシ。
『美しい星』、ラストはじーんときた。
核戦争をテーマの議論のところは難しかったが。
羽黒の議論は、ディベートの名人っぽくて面白かった。
>>835 哲学的な小説だけど、ユーモアがある。
テレビドラマにもなったんだよ
大島渚が映画にしたがっていたんだけど、制作費の関係で断念したんです。
制作費で断念ってことは、壮大なSFを考えてたんでしょうか?
大島渚って好きじゃないけど、一流の監督らしいので(作品、一本もみてない)
「美しい星」の映画化、興味あるなあ。
そういえば、まだ三島作品の映画もみたことない。「潮騒」くらいは見ておかないと。
>>846 迷わず、「春の雪」と「奔馬」を嫁。それから、他のを読んで、いろいろ勉強した4、5年後に「暁の寺」「天人五衰」に往け。
実は、三島を今後どう読んでくか迷ってますが(『豊饒の海』シリーズは最後に取っておこうかと)、そういう読み方もありか。
うーん、どうしよう。
848 :
846 :03/09/24 21:05 ID:9hj4qhsr
(『豊饒の海』シリーズは、1、2作だけなら、ある意味単独作品として、金閣寺よりもはるかに判りやすいと思うよ。 気にせずに読んでみたらいい。あとで、なんども読んでもいいと思うし、ここで紹介されてる重要作品それだけの価値があると思う。
849 :
847 :03/09/24 23:54 ID:pXallm8a
>>848 『豊饒の海』シリーズは、1、2作だけなら、ある意味単独作品として、金閣寺よりもはるかに判りやすいと思うよ。
なるほど。ありがとうございます。『豊饒の海』は三島の集大成。だから最後に読もうって気もあるし、
それに、ヒンズー教とか仏教の基礎をある程度わかってないと難しいみたいな話を
どっかで聞いたもんで、一通り主要長編、戯曲、評論を読んでからにしようかと思ってました。
決定版全集19の月報で、吉田知子って作家(彼氏が三島に毒饅頭を郵送し、この人、慌てて「食うな!」って電報を三島に送ったそうだ)が、
昔は三島も太宰もどっちも好きってファンが多かったって書いてます。
いちおう太宰は郷土の偉人(?)なんで、太宰&三島ファンとしては嬉しい話でした。
850 :
846 :03/09/25 01:35 ID:nEEyRtin
>>849 私的に勝手に言わせてもらいますと、別に全部わかんなくてもいいから、一番すごい作品から読んじゃえばと。
1巻、2巻、まではすらすらいきます。でも、3巻、4巻にいくと、混沌として、わかんなくなりますよ。 最初はそれでいいじゃないですか。
でも、必ず、もっと知りたい、もっと理解したいと思うような魅力があると思います。
ラスト解釈とか、当初のプラント違って、輪廻転生が崩れていった理由とか、
遺作ですし、死ぬ直前に完成したわけですから、三島の人生観が深く関係してるんじゃないかとか、
そんな気持ちが、他の作品を読く意欲につながり、伝記的なことも調べたくなったり、
仏教も調べたくなったりとか、そんなふうに、4部作を機軸にしていろいろ知識を深めたらよろしいかと思います。
実際、時代がかなりたってるので、評論とか政治の論文を解釈する方が難しいと思います。
時代背景とか、そのときの社会情勢とか、活躍していた文学者とかそんなことも考慮しないといけませんしね。
851 :
日出づる処の名無し :03/09/25 03:51 ID:/c4coca6
良スレ、上げ!!!!!
初めは短編から読み始めればいいんじゃないですか? オススメは「海と夕焼け」「翼」「美神」「詩を書く少年」 「憂国」「百萬円煎餅」「春子」「仲間」 軽く読めて口当たりの良い小品群です。 短編じゃないけど「午後の曳航」も三島美学が 彼処に顔を出していて面白いですよ。 「金閣寺」「午後の曳航」「海と夕焼け」に通底するのは 「世界が崩壊する瞬間に朧に立ち上がる美の世界」という主題が好きでした。 プラトーンが語っていた 「 …だからして、パイドロスよ。美だけが神的にして同時に眼に見えるもなのだ。」 ってやつですよ。
>>852 オススメは「海と夕焼け」「翼」「美神」「詩を書く少年」
「憂国」「百萬円煎餅」「春子」「仲間」
三島の自薦短編集『花ざかりの森・憂国』を読むと、三島の幅の広さに驚く。
どんなテーマでも書けるって感じ。
852さんお薦めの「仲間」、全集に入ってるのでいま読んだが(短い!)、不思議な小説だ。
これは寓話なんだろうが、新しい「仲間」はなにを象徴しているのか??
>>850 そんなふうに、4部作を機軸にしていろいろ知識を深めたらよろしいかと思います。
実際、時代がかなりたってるので、評論とか政治の論文を解釈する方が難しいと思います。
アドバイス感謝です。『豊饒の海』を軸にして、自分の興味にそっていろいろ勉強していくのがいいか。
三島の自刃の時代状況なんて、三島関連本をどんなに読んでもほんとにリアルにはわからないだろうし、
三島作品の時代を超えた普遍性みたいな所を、きちんとつかまえるべきかと。
855 :
852 :03/09/26 16:58 ID:9p64ic5H
「仲間」は渋澤龍彦のアンソロジーで読みました。 なんとも不思議な味わいの幻想小説ですね。 三島の小説のテーマは当時の若者風俗を描いた小説から 古典に範を取った小説までその守備範囲の広さには驚かされます。 ホントに才気走った天才って感じですね。 三島自身は夭折したラディゲに憧れたらしいですが 同じ十代で「花盛りの森」を書いたんですから 彼も早熟の天才ですね。 初めて三島を読んだ十代の時、その才能に嫉妬した憶えがあります。w
856 :
日出づる処の名無し :03/09/27 04:41 ID:UA299abj
>>855 変わったタイプの短編なら、俺は「月」と「葡萄パン」が大好き。
この2つの小説を書くために、三島さんは新宿2丁目にあった
伝説のジャズ喫茶「キーヨ」に通い詰めていたという話を先輩から
聞いたことがある。
俺もジャズが大好きで、学生時代は日本中のジャズ喫茶、CLUBに
行ったけれど、キーヨは伝説の店で、実際に行ったことのある人とは
ほとんど会えなかった。
「月」に出てくる登場人物の名前が(・∀・)イイ!
ハイミナーラ、とか・・・・・ビート族(フーテン族の前の世代)を主人公に
した小説だ。
857 :
日出づる処の名無し :03/09/27 12:15 ID:9IKbnKqg
>>856 漏れは若き日の美少年時代の金子國義の姿がダブるんだけどね。
あの耽美主義な絵画で一世風靡した画家のね。
金子は当時同性愛の世界に接近していたので、禁色のモデルの店にも
よく出入りしており、モデルの人にもあったことがあるとか。
自決の少し前、たまたま三島と出会った金子は、三島に鮨屋に連れて行ってもらった。
「何でも好きなものをお食べ」と金子に勧める三島。
そして最後に三島はこう言った。
「君はピーターパンみたいな子だね」
この言葉がうれしくて今も忘れられないと金子はのちに述懐している。
三島は、自宅にもビート族の連中を招いてパーティーをしたことが
あるらしいよ。
>>856 椿實という作家がいるんですが
彼の作品には三島のそのへんの風俗小説と似た味わいがあります。
もし機会があれば読んでみてください。
きっと気に入られると思いますよ。
859 :
日出づる処の名無し :03/09/27 16:49 ID:ffCEEXgZ
加藤典洋は『仲間』をよんで三島に天才を感じたらしいね。 この作品は60年代末の「文芸」一月号が初出だが、その掲載頁をちぎって、 雪の降る東北の町をさすらいながら何度も読み返したとか。 加藤はどちらかといえば左派の論客だが、天皇を巡る言説を通して三島を高く評価している。 いわく、三島一人がいたおかげで、戦後日本は道義的に、大いなる茶番の時代となることから辛うじて免れた、と。 そのあたりは加藤の『戦後的思考』に詳しい。
860 :
日出づる処の名無し :
03/09/27 22:51 ID:KAj8W1BK >852 「葡萄パン」 キーコ、「よしなよ。私なんかカゾクの出だよ。八人家族の」 くだらないダジャレになぜか笑ってしまった。 「ゴーキの名前は何の意味だかわからない。豪気からきているのだろうか」 ゴーキって三島自身がモデル?