1 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
04/06/04 22:34 ID:M20PsVZr 何も足さない硬派な音 ニアフィールドからラージまで 単独スレでは難しいスピーカーも大歓迎です (アンプの話題も可)
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/04 22:37 ID:M20PsVZr
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/04 22:38 ID:yZf/vYvs
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/04 22:41 ID:yZf/vYvs
歴史的経緯 1940年代 スタジオ録音用に様々なモニターSPが現れる アイコニック、ALtec 604A、パルメコ、タンノイ 1950〜60年代 HI-Fi創生期〜ステレオ録音開始 QUAD ESL、RCA LC-1、ダイヤトーン 2S-305、BBC LS5/5 1970年代 マルチ・トラック録音が本格化 ニアフィールド・モニターと4wayラージモニターの定着 BBC LS3/5、ヤマハ NS-10、オーラトーン 5c、JBL43xxシリーズ 1980年代 デジタル&サラウンドに向けたモニターの改良 すでにタケノコのように。。。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/04 23:00 ID:b/Rw6DM8
) ( ,, ) ) ゙ミ;;;;;,_ ( ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,, i;i;i;i; '',',;^′..ヽ ゙ゞy、、;:..、) } .¨.、,_,,、_,,r_,ノ′ /;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ ゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ 、} ".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′ <自分で垂れた糞はかたづけましょうよ? /;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ ゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._ .、) 、} ".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′ /i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ ゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、) 、} ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
>何も足さない硬派な音?? こうやってメーカーを並べられると モニターと呼ばれるSPがどれも強烈な味付けをしてるのがよく伺えるね。
8 :
1 :04/06/04 23:16 ID:H3YsWEoL
>>7 アンプの話題も含んでいるのは、ニュートラルに鳴らせるものが少ないから。
カチッとした芯のある音は共通していると思う。
ボットン式便所のように糞スレは糞溜めに急降下なのです。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 05:05 ID:E5T/ylnw
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 09:14 ID:fJdDxYCE
ニアフィールド・モニターという方法論は、70年代のマルチトラック・レコーディングで確立された。
それはミキサーの卓上でステレオ・イメージを再現する方法でもあった。
有名なのは「箱庭でのオーケストラ・イメージ」でハーベスのHPにその様子がある。
ttp://www.harbeth.co.uk/images/scalemodel.jpg この手の開発背景をもったLS3/5だが、前哨戦が無かったわけではない。
EMIの開発したモニターSPの存在である。
EMIのモニターSPは楕円のユニットに同軸ツイーターを追加したもので
ツイーターの種類によって幾つかのバージョンがある。
高級機種には独ローレンツ社製のツイーターを2個追加したタイプがある。
いずれも小型密閉箱に収められながら低域から高域までバランスよく再生するうえ
楕円ユニットの指向性のまとまりの良さからチャンネル・セパレーションも良好だった。
ステレオ再生においてビームワイズが揃っているというのは大切なことで
1950年代のBBCモニターにはウーハーを板で仕切るような工夫が見られる。
ttp://www.harbeth.co.uk/images/55_3.jpg マルチウェイ・スピーカーでの指向性の制御は同軸型でも同様だが
Altec 604モニターのマルチセルホーンとかRCA LS-1の蝶ディフューザーなど
むしろ高域のサービスエリアを拡大させる方向で検討していたことが伺われる。
これはあきらかに試聴位置での周波数特性の違いを無くすためのもので
逆にBBCの方向は既に試聴位置の限定に傾いていたことが判る。
実際の成果はどうかというと、アルテックからは濃密なモータウン・サウンドが生まれ
EMIからはクイーンやケイトブッシュのような高度なマルチトラック録音が生まれた。
ヤマハやJBLの時代はこうした成果を踏まえた後に出てきたともいえると思う。
ここは何ですかお勉強スレですか
10Mのバランスが悪い? そりゃ使い方が悪い。 10M流行らせた張本人のボブクリと仕事したときに初めて知ったんだけど、 彼は10Mをものすごい音量でドライブしてる。そこまでの音量だと、そのスタジオ にあった1034と、バランスはほとんど変わらなかった。なので、彼は最初から最後まで 10Mでモニターしていたよ。 最近は小音量モニタリングが主流なので、10Mの音はバランスが悪く、時代遅れに なりつつあるけど、それでもリバーブの分離や、キック、ベースの動きなんかは、いまだに 10Mが掴みやすい。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 12:13 ID:5/HC8waZ
改めてモニターSPのメーカーをズラッと並べてみると個性的なサウンドになっているが いわゆるアメリカン、ヨーロピアンに大別されるサウンド・メイキングに寄与しているともいえる。 よくいう原音再生という目方とは違うサウンド・ポリシーが貫かれていて いわば定規の尺度を自分で考えて録音の特長を分別していた時代がかつてあった。 ステレオ・イメージの違いについて考えると アメリカ製のラージモニターは壁埋込(ウォールマウント)が基本で そうすることで壁の反射を制限して理想的な球面波を作れるものと考えていた。 一方でBBCの流儀はルーム・エコーも含めたうえで指向性を制御する方法で スピーカーから発生する球面波の干渉自体を問題にしている一面がある。 いわゆるダマスケ効果を厳密にモニタリングすることが求められたのである。 (正面より斜め前の音のほうが正面の音をマスキングしやすいという効果)
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 12:14 ID:5/HC8waZ
漏れ、MSP10をホームオーディオに使ってます。 爆音鳴らせているけど、モニターの音ってホームオーディオとは違うような。
>>13 面白い意見ありがとう。
テンモニを大音量で鳴らすと低域のラウドネス効果が問題ないレベルになるというのは判る。
しかし中高域のキャラクターは残る。
ティッシュを被せるという例のおまじないは、その所為なのかもしれない。
自分はテンモニがステレオ・バランスをモニターするうえで非常に優れていると思う。
というより、ミキシングの状態が非常に判りやすい音響バランスを持っている。
トーンのキャラクターについてはラウドネス効果をもったほうが好ましい場合もあり
実際にビンテージのJBLやJensenは中高域に強烈なキャラクターをもっていたが
ほとんどのユーザーは大音量で鳴らすことを薦めている。
1wレベルでの周波数特性の比較は
再生音量を加味しておくことも大切だということでよろしいでしょうか。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 12:38 ID:HIQW75/6
>>16 ナカーマ(*・∀・)人(・∀・*)
オイラはMSP10Mでつ。
>>18 よろしこです。
ちょっとキズつきやすいのが弱点ですが、MSP10Mは木目が綺麗です。
>>16 MSP10はバランスを全く変えてきたよね。ほんとにニュートラルでびっくりした。
10Mで散々いわれた批判に応えてと云いたいところだけど
かえって他のメーカーとの違いが判らなくなってしまったような気もする。
もうすでに10Mのコピー商品が出ているという結末。
ホーム・オーディオとプロ・オーディオの性格の違いは昔から云われているけど
思ってるほど遠くもなく、実際にはモニターSPも百花繚乱。
あえて適性をいえば音に誇張感が少なくて音像が締まってること。
ホーム・オーディオにはそういう点で遊び心がいっぱいだけど
ジャンル別の相性とか録音の得手不得手で悩んでるときも多い。
そこら辺を一定の品質で鳴らしてくれるのがモニターSPの長所。
むしろ入力系の音質に素直に反応するので
ライン・レベルの音を調整することで適性を振れるという面もあるな。
ホーム用と違って相性にこだわらずに厚顔で対応する点でタフなのか。。。
21 :
16 :04/06/05 13:20 ID:lF9MwKBO
サイズの割に音圧はありますよ。 音量を上げると部屋の壁(石膏ボード)が振動しやがるんだ(苦笑 使ってみて、ポテンシャルはあると言えます。
>>21 そうそう。そのポテンシャルというかストレートな鳴り方がイイのですよ。
私はNS-10M→AE-1(初代)→富士通テンTD512という遍歴です。
で、パライコを選びに逝ったときにMSP10を聴いて愕然とした。
素直。。。いままでの10Mとは違う。でもTD512があるので我慢しる。
そういう経験をしたのでMSP10には足を向けて寝られません。
23 :
16 :04/06/05 13:39 ID:lF9MwKBO
ただねぇ、そう褒められると話しにくい事もあるですよ。 100%良い何てあり得ないですから。。。 そちらの TD512 はどんな感じですか?!
>>23 TD512の弱点は帯域の狭さと入耐力の弱さだろうか。
でも200Hz〜5kHzまでレスポンスが軽く揃っているのは好ましい。
ギターのリフやパーカッションのタッチが繊細なのに高域が過敏でなく
ボーカルのフレーズが自然な押出し感を持ってる。
とくに帯域の狭いライブ録音でも波形がしっかり出るので
60年代のBBCライブとかでも編集してない分だけ生々しく鳴りる。
スタジオ・テイクとの聴き比べでミュージシャンの腕を知るには面白いし
コンプで潰す前の音は馴れると妙な親近感が湧いてきてクセになる。
拡声した音量で巨大な迫力も出ないかわりに
マイクで拾った音のままに再生するSPという感じ。
>>24 > タッチが繊細なのに高域が過敏でなく
この感覚に共感する。これ、漏れん家のテーマでもある。
これを両立するのって難しいんだよねっ。
>24の補足 得意なワンポイント録音もいいよ。 デンオンの古楽シリーズとか教会の祭壇前で演奏してるのが ドーム状になった壁面が後ろから反射してくる感じもわかるし ボケやすいECMのスタンダード・ジャズの録音でも楽器の間(ま)がクッキリ。 反対に1944年にテレフンケン・マイク1本でムジークフェラインで収録された ウィーン・フィルの録音などもffで会場の音が飽和して籠もる様子が判る。 (反対にテープイコライザーの位相ずれも聞こえるけど楽音に比べ目立たない)
>>25 AE-1で苦労しましたので。。。テヘヘ
何にしても楽器を経験した人なら、音の立ち上がりと引くタイミングに耳が向く一方で
楽器に由来するオーバートーン以外の高音はノイズに聞こえてしまうわけで。
そういうバランスのオーディオは見つけるのは難しいね。
↑ 何か装置上で工夫はありましたでしょうか?!
>>28 アンプを真空管のものにしたり、パライコでトーンを多少いじったり。。。
AE-1はスピード感だけはあったので、多少のことでは鈍ったりしなかった。
真空管もEL84なのでクッキリ系ではあったけどトーンはウォーム。
パライコでは200Hzを上げて暖かみを増して、2kHzを上げてボーカルのツヤを出してた。
それでようやく高域のキツさとバランスが保てるようになった。
そのうえで新旧の録音の聴き比べをしてたのだから、7年間よく辛抱したほうだと思う。
TD512は、ちょっと聴きだと冴えない感じだが、必要な音のプロポーションは揃ってるし
なによりもコントロールしやすいようにに思えた。実際に使ってみると手にスッポリはまる感触がある。
定位感の良いSPは奥まった音になりやすいが、TD512はマイクのオン&オフがはっきりしてる。
なのでマイクで持ち上げた音は前に出るし、リバーブを掛けた楽器は奥に広がる。
パーカッションもそれぞれのマイクの位置が判るがイヤミにならない。
こうしたことはAE-1の頃はほとんど気に掛けてなかったことで
ただひたすら音の立ち上がりがスッと立つ感触を追い求めていたように思う。
そういう意味でAE-1には甘酸っぱい思い出があるし、TD512はそれとは別のエモーションを感じる。
案外どうでもいいと思っていたスタンダード・ジャズやロックのライブ録音に興味を持ったのは
TD512でささいな音の機敏に触れる機会が増えたからだと思う。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 19:13 ID:f5k2x2VD
ヨーロピアン・サウンドの代表格のように云われるBBCモニターだが
60年代に駆動してたアンプはQUADが標準だった。
一方でQUADのコンデンサー・スピーカーをモニターに使ってたのはオランダのフィリップス。
今でもワンポイントに補助マイクを立てたシンプルな方法で録っていて
デジタルに移行した後にその柔らかく澄んだ音を改めて面白いと感じた次第。
ttp://www.mtsu.edu/~dsmitche/rim456/Materials/Combined_stereo_array.jpg QUADのESLを用いた伝統芸のようなモニター方法は以下のリンクにくわしい。
ttp://www.ne.jp/asahi/my/maple/column/column6.htm 長時間の試聴は80dBという考え方を持っていたことに驚く。
オーケストラのモニターにはタンノイが使われた時期が長くEMI、DECCAなどはその部類。
最初はモニター・ブラックの頃から始まり、HPDモニターの時代まで続いた。
ttp://www.hilberink.nl/codehans/tannoy52.htm タンノイというとフロントロード・ホーンの巨大SPを思い浮かべる人も多いと思うが
Lockwood社という別のアッセンブリー会社がMonitorという普通のバスレフで供給してた。
現在ではほとんどがB&Wに入れ替わっていると思う。
こうした経緯を考えるとBBCが想定した箱庭オーケスラのステレオ・バランスは
商用レコードでのミックスではあまり考慮されていなかったことで
むしろFM放送のような中継プログラムが本来のカテゴリーであることも判ってくる。
フィリップスの方法は比較的小音量でモニターしていることからもその中間的なもので
小型SPで聴いてもバランスが崩れず、大型SPで聴いても広がりのある音で収録されてる。
最近ではクラウス・ヒーマンのようにクラシック録音をニアフィールド・モニターで調整する
エンジニアも居るが、時代の流れとして増えてくる可能性がある。
>30のつづき)
とはいえ、LS3/5は周波数バランスも定位感もそれまでのSPの常識を破った優等生だと思う。
本来はスピーチ用のモニターだが、とりわけ日本のユーザーに好まれたのも事実である。
ハーベスのHPには「初心忘るべからず」という日本語の標語が掲げられていて
日本ユーザーへの謝辞のようなものも感じられる。
こうした小型モニターを好む傾向は、けして住宅事情が良くないという理由だけでなく
ロクハンの愛称で知られるBTS規格のフルレンジ(P610、PE-16)が
戦後の早い時期から市場に出ていた素地もあると思う。
いずれも廉価ながらフラットな再生帯域をもつ高機能な音声モニターで
放送用の収録音声をポストプロで編集するのに重用された。
実のところアメリカの家庭用SPには
>>10 でいうようなラウドネス効果が加えてあった。
その影響はレコードのプレスにも表われていて、アメリカ盤は高域の荒削りなドンシャリ音で
ジャズやロックの愛好家には好まれるが、クラシックでは?というのが多く
逆に日本でプレスされた同じ録音がツンと済ましたように大人しいのが印象的だった。
つまり日本ではHi-Fiに移り変わる早期からフラット再生をコンシュマーでも実践していて
マスターテープからプレスに移る段階で脚色をほとんど加えずとも良かったと思われる。
先年にテレビ放送50周年で蔵出し企画が目白押しだったが、驚いたのがその音質。
モノラルながら実になめらかで自然な音声で残されているのにびっくりした。
イギリスの事情も似通っていて60年代のBBC録音は基本的にフラットである。
こうしたところにトーンに対する好みに一種の共通性が生まれているように思う。
ニアフィールド用の小型SPの設計方法が転機を迎えたのは80年代に入ってからだった。
新しい課題はデジタル録音への対応力で、低域〜高域にわたるレスポンスの均一性だった。
小型SPのサウンド・ステージの正確さはミックスの段階で既に認識されておりながら
一番市場の大きいポップスでのデジタルへの移行は比較的緩やかだった。
それでも1980年代後半になってデジタルMTRが出回った頃には移行は決定的になった。
そのため小型SPでのデジタル録音への反応はコンシュマーが先行していたといえる。
最初に話題を振ったのは英セレッションのSL6で、小型ながら深くて軽い低音とともに
小型SPのもつ定位感の良さも兼ね備えていた。これをSL600で箱をハニカム板構造にし
高剛性でハイスピードなレスポンスをもつデジタル時代の小型SPのスタイルを確立した。
これ自体はコンシュマー用だったがLS3/5の次世代を匂わせるものだった。
ニアフィールド用でプロ・ユースに最初に飛び込んだのはアコースティック・エナジー社のAE-1で
ウーハーにアルミ素材を使用しつつ非常に鋭敏なレスポンスを持っていた。
ユニークなのはトーンの設定をLS3/5と全く一緒に合わせていることで
リンギングの多いツイーターもノイズ検聴用に4kHzでの共振をもたせた結果だった。
ttp://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/526/index5.html ttp://www.stereophile.com/budgetcomponents/361/index6.html これに対し大型SPの開発で先んじていたATC社やPMC社も追従した。
この2社はBBCやアビーロードといったところに出入りしていたメーカーである。
新しい小型SPの突きつけた問題には以下のようなものがある。
・周波数特性を揃えるために能率を低く抑えてあり、電力供給能力の大きいアンプでないと
十分に駆動できない。そのため非常に大型のアンプを必要とする。
・低域の振動に耐えるために高剛性で重量のあるスタンドが必要になる。
・初期のデジタル対応製品には高域のトランジェット確保のためにハード・ドームを用いた
製品が多かったが、リンギングの激しいことがあった。(これは小型に留まらない)
今ではニアフィールド用の小型SPはGENELEC(フィンランド)Dynaudio(デンマーク)など
北欧のメーカーで良質なスピーカーを供給している。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/06 09:36 ID:Ap46P79A
いろいろと書いているが、ステレオ再生の歴史として ・再生周波数の最適化とレスポンスの均一化(ワイドレンジ、フラットネス) ・ステレオ空間の再現(サウンド・ステージ) という両面で、アメリカとイギリスのアプローチの違いについて懐述しながら 録音方法まで包括したモニターの最適化を考えている。 こうした歴史からみるとサラウンド再生は、かつて敗残したベル研究所のステレオ理論が 50年後になってリベンジして甦ってきたという感触がある。 逆にヨーロッパでのサラウンド再生へのニーズはアメリカに比べればずっと静まっている。 面白いことにサウンド・ステージという言葉自体がコンサート会場での観賞を想定していて そういうことに慣らされてきたヨーロッパの文化に根付いてるようにも思う。 いずれも仮想的なものであるがために歴史的な経緯というものが生じてくる。 特にオーディオ製品に関してはその時代の音響理論そのものが異なるものもあって 残された録音がどういう経緯でモニターされたのか?という疑問の残るものも多い。 その閉ざされた世界への入り口がモニター・スピーカーであるように思う。
素晴らしいレポですね。
モニタースピーカーという道具を手にするというのはサウンドの構造や歴史に触れることである。 マイクで拾った演奏の周波数バランスやサウンド・ステージを2本のスピーカーで展開するための 無地の生地で造ったキャンバスのようなもの。 もちろんパレットに載る色を心地よく反映させるための生地の織り目や色具合はさまざまである。 面白いことに歴代のモニタースピーカーのデザインは無地のものが多い。 そこから出る音のイメージを想起させないための工夫なのかもしれない。 アルテックのグレー、JBLのブルー、BBCのチーク地に黒バッフル。 最近多いオールブラックはヤマハが最初ではないだろうか。 (発想はピアノを模したものだと思うがスタジオに定着した感がある) しかしその奏でる音は、それぞれの音響理論をストレートに反映するものが多い。 実はモニタースピーカーの音は、自身の音響理論に添った機能美のエッセンスのようにも思う。
サウンド・ステージを再現する特性としてはパルス応答やステップ応答がある。
実際にこれらの測定方法が標準化されたのは1997年のAESにおいてであり
まだまだ新しいパラメータのようにも思える。
ttp://www.stereophile.com/features/100/ パルス応答のほうは比較的早くから測定されていて
一般には振動板やエンクロージャーの共振に関わるものと受け止められている。
よく共振が尾を引く様子を示すCumulative Spectral Decay(CSD)やWater fall plotは
このパルス応答波をFFT解析したもの。
もうひとつのステップ応答は低域から高域にかけてのエネルギー発散が
時間的に一致しているか(タイム・コヒレント)を知るパラメータとして提案されている。
これも1993年時点では方形波のレスポンスとして測定されていた。
このパラメータは重要性が認識されておらず、保証したメーカーは手のひらで数えるほどしかない。
実際にユニット間の調整が面倒だし、価格に直接跳ね返ってくるのでメーカーも嫌がる。
QUADやTielなどが有力なメーカーである。ここではモニター系のQUADの製品を例にあげる。
ttp://www.stereophile.com/historical/416/index11.html 自分の使ってる富士通テンTD512は、この時間領域での特性(のみ)に注目したスピーカーで
実はニアフィールド用では初めて製品化されたものだったらしい。
現在、他に出ているものではEarthWork社のΣ6.2というもの。運動選手のようなSPである。
ttp://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/859/index4.html
なんか勉強になりまする。結構、ベテランの方と見た。 オイラ、オーディオの初心者なんで、ちょっちリスペクト!!
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/06 22:57 ID:jj0qkp2M
>36のつづき)
こうした時間領域の特性に配慮したスピーカーの特徴として以下のことが言われる。
1.低域から高域にかけて音の立ち上がりが均一で微少レベルでの再現性が良い
2.定位感や音場感の再現性に優れる
3.ユニットとネットワークの整合性に掛かる手間とコストが増大する
4.音の伸びやパワー感に欠けるという感想も多い
一般に販売されてるスピーカーについていうと以下のようなジレンマがあった。
◆最近のSPのほとんどは不用共振を抑えてありインパルス応答はかなり優秀である。
ttp://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/506/index8.html しかしステップ応答に関しては高域と低域とは見事に分離している。
一般にステップ応答のねじれはネットワークでの非線形性に由来しているらしい。
◆ステップ応答だけみるとシングルコーンのフルレンジは綺麗に揃っている。
ttp://melhuish.org/audio/response.html これは小型フルレンジの音場感が良いという感想と一致している。
しかしフルレンジはインパルス応答が良くないので正確なミキシングには向いてない。
>38のつづき)
以下は時間応答特性とサウンドステージに関する感想をざっと述べる。
msec単位でのパルス応答に関する研究はコンピューター計測が始まった時期に重なっていて
LS3/5はそうした成果のもとに出された最初のモニターSPである。
ttp://www.stereophile.com/budgetcomponents/361/index11.html フェルトやネットを含めたチューニングでバッフル面の反射を抑えるなどの工夫が随所に見られ
その後のモニターSPの設計に関する要所が盛り込まれていることが伺える。
QUADのコンデンサー型は時間応答性の諸問題を根本から解決しようとしている。
逆に低域方向のレンジを確保するために音源が広がるなどの問題もあるように思うが
非常に長いスパンで製品化を続けるQUADの姿勢はとても信頼性があると思う。
富士通テンはフルレンジのステップ応答特性の良さに加えリンギングを最小限に抑えているが
動作保証できる周波数レンジが狭いという問題点が残る。
だがこの手の製品では廉価なものに属するし、暖色系のトーンも好ましく感じる。
2wayでの動作保証をしたEarthWork社Σ6.2はTD512の価格の3倍するがプロ用では普通だと思う。
EarthWork社のΣ6.2を聴いた感想だと、音の定位感はピタッと決まるのに加えて
音の躍動感においても静止するポイントが非常にしっかりしている感じがする。
大概のステップ応答を保証したSPは薬漬けのようなレスポンスの悪さを感じるときもあるが
6dB/octの簡単なネットワークで繋げたΣ6.2はとてもキレのある鳴り方をする。
>>37 さん、返事をはしょってしまってスミマセン。
案外、オーディオ道楽に最初に足を踏み入れたときは
低域が、高域が、と目移り(耳移り?)がするのですが
聞き慣れてくると大した刺激も感じなくなります。
とくにオーディオ機器はシステム構成に自由度がありすぎて
システムに一貫性をもたせるには経験と投資が必要になります。
音に関する基本的な知識はソースを多く聴くことからはじまります。
多分、私などはオーディオに掛けるお金よりもCD代のほうが上です。
そのためソースの自由度のほうがオーディオよりも優先されるので
必然的にニュートラルなモニター環境が必要になってます。
いちよ手頃な価格(20万/ペア以下)で個人的に良いと思ったものです。 10万円以下のエントリーモデル TANNOY REVEAL Dynaudio BM5 20万円以下のニアフィールド・モニター Dynaudio BM6 PMC TB2SM 富士通テン TD512 パワードモニターの定番品(20万円以下) YAMAHA MSP10STUDIO GENELEC 1030A 昔からある定番品(含む代替品) CLASSIC_PRO EX10M Harbeth HL-P3ES-2 TANNOY SYSTEM1000 かなり昔からある音声チェック用ユニット(古い録音に便利) Altec CF404-8A パイオニア PE-16M
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/07 19:57 ID:cckggzn3
最近のモニターSPはインパルス応答の鋭敏さを売りにしているだけあって 全体的に音はタイトで乾いた傾向をもっている。(これで嫌になる人も多い) 昔のスピーカーが幾分の箱鳴りや高域の艶やかさを持たせてたのとは逆である。 では音に潤いが無いのか? というと一慨には言えない。 私自身良いと思えるSPは、潤いのあるソースはそのように、デッドな録音はそのままに、 録音状態を素直に反映するのが良い。できれば両者を綺麗に分離してほしい。 実はモニターSPで良いと思ったものは、ただタイトに鳴るというタイプではない むしろ音の躍動感や明暗の入れ替わりをシャープに描けるものである。 響きの深いカテドラルでの録音にも発声をする瞬間の立ち上がりや 演奏家がエコーの膨らみをコントロールするために仕掛ける躍動感がある。 巧いドラマーは手数ではなく、音をスッと引く瞬間でリズム感を支配してくる。 モニター的な音とは、全ての音が顕微鏡のようにくまなく聞こえることではなく 鳴るべくして鳴る音の骨格がしっかりしていることだと思う。
つまりS/Nが良いという事である。これは安価なスピーカーやアンプでは難しい。視聴環境に措いても然り。
>>43 スタジオ用SPの好きなところは帯域はほどほどでも
出てくる音の目が詰んでる感じ。
でも中域重視にありがちな音が団子になるのではなく
タイトな分だけ音抜けもクリアに維持されてる。
高域にキャラクターを持たせずに辛口を維持するには
アンプ選びに苦労するね。
リスニング環境のS/Nですか。 スピーカーの歪みや過渡特性の好いものもS/Nが好いと表現するの? おいらの知ってるスタジオってマシンノイズだらけのとこばっか。 パワーアンプはいろいろだけど、10Mとかの場合10万ぐらいで十分な気がする。 差が分かれば十分と、割り切って使うのだけど。 つーか、ピュアっぽくないなこのスレ。
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/08 08:09 ID:lVJDagtK
>>45 ここではミキシング作業に向いたSPを議論するようなことはないと思う。
というのも、ミックスダウンしたソースの試聴が前提だから。
個人的にはモニタースピーカーは詰まらない音なのではなく
オーディオを楽しく聴かせる工夫に対して素直に反応するポテンシャルがあると思う。
ミックスの構造が見渡せるというのは、実はミックスそのものに耳を奪われる以上に
演奏家の生の表情を聴き取ることに繋がると感じてる。
リバーブに埋もれたボーカル、コンプで潰れたドラム、などのミックスダウンの弊害も
システムをタイトに絞った状態ではいろいろなことが聞こえてくる。
そこであらためてミックスバランスに迎合するように聴いてみると全体感が判る。
そういうふうにソースを聴き込むユーザーがあって良いように思う。
>47のつづき) 広く音源を扱うことを考えるとマスタリングに近いとも思ったりする。 で、マスタリングスタジオの機材を調べてみると、やっぱり10M使ってるとこが多い。 自分も遙か20年前の高校生の頃に10Mを買って、その後10年くらい使ってたから 録音に対する追従性みたいなものは判るような気がする。 でも今の状況だと小型モニターの品質も20年前とは比較にならないほど良くなったし あえて10M(代替品のEX10Mなど)を選ぶ必然性もないかなと思う。 宅録をする人が、手持ちの機材の音質に自信が持てないので買うというなら別だが ラージモニターに近い周波数レンジで鳴らせるSPのほうが使いやすいように思う。
モニターってそう言うおとなのか
ラージモニターの系列について ステレオ初期のモニター用ユニットは同軸型(Altec、RCA、TANNOYなど)が主流で 点音源のステレオイメージと十分に伸びたレンジ感の両立を狙っていた。 多少の問題があるとすれば、コーン紙内で中高域の反射による乱れが生じることで 現在では帯域を切ってミッドレンジに切替えるか、ディフューザーで対処するようにしている。 このようなユニット間のメカニカルな干渉を避ける方法が主流になったのは JBLの43xxモニターの出現以降である。 ユニットのピストンモーション領域だけを切り取った低歪み化の点でも注目された。 とはいえ、ユニット毎のビームワイズの隔たりによりモニター位置が著しく制限されることもあり ラジアルホーンを用いたTADやキノシタモニター、ウエストレイクなどに代わっている。 一方で放送局に多い中型モニターの系列もあって 三菱、テレフンケン、BBCなどはコーン型ユニットの垂直配列によって ビームワイズと周波数レンジの確保に取り組んでいた。 この系列ではB&W、PMC、Dynaudio、GENELECなどが引き継いでいる。
>46 でもさ〜モニターって結局そんな環境でもガッチリ鳴るための装置であって 小形のとかセッティングも容易で、フラットって言ってもやはり、 ノイズ検出器的な部分がカナリ要求されるでしょ。 10分とか20分、短時間向き合うならいいけど、エンジニアリングな部分が 露出したものになる傾向あると思う。 そこに好奇心があるならいいけど、現行のニアフィールドなんてアンプとDACの 選択間違うと、レンジも過渡特性も良好なのに頭痛発生器になったりするかも。 利点と言えばジャンル選ばず聴きたい人は、楽かも。音源に素直ではあるよね。 常に音源のフォーマットの枠を意識させる音だけど。
↑なんか否定的な感じに書いちゃったけど、そういう傾向を念頭におけば 失敗しないスピーカ選択だと思う。 このスレが良スレとなりますように。
>アンプとDACの 選択間違うと、レンジも過渡特性も良好なのに頭痛発生器になったりするかも。 そんなのはモニタースピーカーに限った話ではない
パワーアンプの選び方は難しいね。 高級オーディオにはキャラクターの強いものが多いし モニターSPだとそれをモロに反映するところがある。 といって、最近はパワードが主流なので業務用にめぼしいものも少ない。 Accuphase、Amcron、Bryston、Boulder、Hafler、Marantz pro あたりかな。 CECやRotelなんかも音が堅実で好ましいと思った。 真空管を使ったAudio Research、EAR、VTL も良いと思う。
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/09 17:36 ID:DzPitSLA
>>57 聴いたことないのでどうも判りません。他では扱ってなさそうなのでその辺も判断が難しい。
ドイツ放送協会御用達というとAKG K240DFなんてヘッドホンがあるので
それをもとに想像してみるのも一手かも。
昔はジャーマン・サウンドなんて云われて高域がジャリジャリのものが多かったけど
最近はクセのない和み系の音のものも増えてきたように思う。
で、以下のHPのなかのRL901Kをみて驚いた。
ttp://www.me-geithain.de/index2.html?eng ひとつはオフセットでの周波数特性に狂いがなくてフラットなまま。歪みも揃ってる。
もうひとつは低域でキレイに揃った単一指向性の確保。これだけでもすごく良さそう。
どうもKシリーズというのが低域での指向性を制限しているらしい。
一度聴いてみたいなぁ。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/10 00:39 ID:ictdcyBD
>>57 UAのalbum『SUN』のエンジニアをしたZAKが
べた褒めしてた記事をサンレコで読んだ記憶がある。
実際の音は聞いたこと無いけど同軸ってことで、
相当な二アフィールドでも楽しめそう。
誰か友達が持ってたらオレも試聴してみたい。
RL901Kは背面から逆相成分を出すことで低音の指向性を制御してるらしい。 この手のことは元の位相特性が良くなければ巧くいかないので Kの付いてない通常のタイプもかなりの実力とみた。 ただ背面に広い距離をあけて反射を抑える必要があると思う。 もうひとつユニークなのはカーディオイド・パターンの再現へのこだわりである。 ステレオ音場に優れてるニアフィールドが、部屋の低音の回り込みを計算に入れて 低音をロールオフさせているのとは全く逆の発想だ。 ご存じのとおりカーディオイド・パターンはワンポイント・マイクの基本である。 最近は無指向性マイクでフラットに録ること(フィリップスやデンオンなど)も多いが ステレオ音場でのチャンネル・セパレーションは単一指向性マイクのそれである。 その再現を徹底したSPの登場は、従来のステレオ音場のバランスに 微妙な変化をもたらすかもしれない。
63 :
37 :04/06/10 23:06 ID:cgE1rLjZ
>>40 いやいやいや。このスレは勉強になりまする。
オイラもΣ6.2とムジークが気になる。
自分が学生だからか、20万以下のSPの音しか聞いたことがないので
一度、20万越えの音を聞いてみたい。
ところで、昔自分のSPがルームアコースティックとか定在波で
どれぐらい特性が変わるのか調べたことがあって、そのときの画像があったので
なんとなくアップします。
SPはMSP10Mでリスニングポイントでツイータの高さにマイクを設定してのグラフです。
メーカーが提示してる周波数特性に較べると結構デコボコしてます。
原因は解かっているのですが、ワンルームマンションのため生活を優先してます。
定在波による影響?が、リスニングポイントでピークではなく谷になっているので
「まあ、いっか〜」と思ってます。そのうち、もっと細かく測定してみたいです。
http://from.milkcafe.to/cgi2/audio/img/2451.jpg
>>63 無響室で取るデータに比べるとどうしても見劣りがするけど
不用なピークがなくて、ディップしてる周波数も素直に判っているので扱いやすいほうでは。
一般住宅の場合は暗騒音を拾っている場合もあるので
ローエンドのほうはそういう影響なのか、単なる回り込みなのか難しいところ。
でも初心者といってもMSP10を持ってるなんて結構マニアですな。
何か演奏でもしてるのでしょうか?
65 :
63 :04/06/11 01:14 ID:+xBCWsbu
>>64 >不用なピークがなくて、ディップしてる周波数も素直に判っているので扱いやすいほうでは。
そう言っていただけるとありがたいです(^-^)
趣味で楽曲製作をしています。
マジメにプロを目指してるセミプロ(たまに仕事が入るがそれだけじゃ食ってけない状態)の幼馴染が
いるのですが、その人の自宅スタジオのモニタースピーカの音の良さに感化されてオーディオに目覚めました。
それまではミニコンポやSONYのフルレンジ、
設置がいい加減なNS10の音しか聞いたことがなかったので…w
楽曲製作とリスニングと住居性をテーマにオーディオを楽しんでいます。
最近の傾向なのか、僕のまわりでは
DAW環境の構築とともにオーディオに目覚めだすトモダチが多いです。
共鳴を利用した吸音装置の自作とか(^_^;
ちなみに、「音楽創造に立ち会う者から見たオーディオマニア」には出入りしていません。
あそこのスレは[あまりアタマの良くないスペシャリスト系]にアリガチな(笑)
「自分の(職業に由来する)価値体系は絶対である」的な書き込みが見てて痛いです。
オーディオって趣味なんだから、それぞれのコダワリで好きにやればいいのになぁ…と思います。
もちろん、「俺の場合は」というスタンスのコダワリを聞くのは大好きです。
>>65 楽曲製作ですか。周りに同じような仲間がいると面白いね。
自分はコーラスをやってたけど、今ではご無沙汰気味。
オーディオへの興味はプロの合唱団の演奏を聞き込むことからはじまり
次第にノンジャンルに音楽を聴くようになった。
夜と朝を含めて1日8時間はCDを試聴するフリークなので
作品や録音の違いを楽しめるシステムを構築するのが趣味と連動してる。
ミュージシャンなんて個性剥き出しが当たり前の集団なので
議論そのものが下手なのは当たり前。自分も就職してから身に付けた。
とくにそのことを2chで文句云っても始まらないので
テキトウにスレ立てて好きなことを書き込んでる。
モニタースピーカーには過去現在の音響理論のノウハウがストレートに反映されている。 理論的というと往々にして無個性で詰まらない音と思われがちだが 既にリリースされてる雑多な録音の特長をストレートに反映するという側面をもっている。 録音の状態に素直に反応するためにタイトでストレートな鳴り方が好まれるが 裏を返せば過敏で神経質な一面もあり、様々な工夫が必要かもしれない。 現在のモニタースピーカーは指向性やインパルス特性が過去のもに比べタイトなので 過去の録音を聴くときには、過去のモニター情況をトレースする必要がある。 チャンネル・セパレーション、トーン・キャラクター、わずかなエコー成分などである。 そのためマスタリング用の機材を持っていると自由度が高まって便利である。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/12 08:28 ID:ZKgcb+WT
マスタリング用の機材を使って音響バランスを調整するには一定の知識と経験が必要だと思う。 得てして元の録音ソースとは別物に変身させてしまうこともできるからだ。 過去の録音ではLPと比較して聴いたことがある人なら判ると思うが CDでリマスターされた音源は硬くて音がバラバラな場合が多い。 LPとCD(ビンテージSPとモニターSP)の再生で異なるのは以下のようなものである。 1.チャンネル・セパレーション LPが25dB程度ならCDは90dBという違いがある。音がバラバラな傾向が強い大きな原因が ステレオ・ミックスが左右に寄り過ぎてダマスケ効果で余計な音が直接飛んでくること。 パン・ミックスでモノ寄りに調整すると全体の印象がグッと引き締まってくることがある。 2.トレーサビリティ LPのトレーサビリティは高域ではパルス成分が丸まる方向にある。 逆にCDではパルス成分が目立つためこれを耳障りに感じる人も多い。 インパルス応答の悪いスピーカーではパルス成分はリンギングを誘発する場合があり この点をクリアーしているモニタースピーカーでは問題になりにくい。 3.トーン・キャラクター 主にポップスやロックでの録音に言えることだが 60年代までの録音ではスピーカーに中高域のラウドネス効果を期待したものが多い。 逆に70年代からは録音側に中高域のキャラクターを加えたものが多い。 これはアメリカ製スピーカーのビンテージとハイエンドの区分が切れ変る時期でもある。 このことは録音〜再生特性がフラットという以外に好ましいトーンがあることも示す。 この手の違和感を低域と高域以外に中高域でのイコライザー調整で緩和できる場合がある。 4.エコー成分 過去のスピーカーには箱鳴きやリンギングなど一種のエコー成分が付加されている。 反対にモニタースピーカーはタイトに抑え込んである。 このことで録音のアラが目立ったり、ミックス・バランスが崩れて聞こえるときがある。 適度にリバーブを加えることで音のなじみは取れるが、反対にエッジは沈んでしまう。 ほとんどドライにした状態で全体のリズム感が出てくるところで止めるのが原則である。
>>69 のことは、モニタースピーカーに自由度をもたせる方便である。
一般にタイトなスピーカーはマイク位置のオン、オフやホールエコーの違いを的確に反映する。
この点ではほとんど調整する必要はないし、まずソースの状態を聴いて判断することが大切だと思う。
モニター環境は基本的に演奏の善し悪しを知るためのもので
過去の情況でリクエストされるべき効果は見極める必要がある。
当然のことながら過去のスピーカーとの聴き比べなども経験として必要だし
私自身もビンテージ・スピーカーは必要なときに使っている。(状態が良くないので長時間は無理)
特にチャンネル・セパレーションとトーン・キャラクターは演奏評価に結び付くので
購入したてのCDについては留意して試聴する必要がある。
オーヲタにとってモニターSPといえば、まずJBLが頭に浮かぶだろう。 その歴史はキャピトルレコードとの共同開発から生まれたC50SMに端を発する。 当時、D130などに代表される高能率型のユニットを使わずに、新開発の広帯域型LE15Aを使用。 これはLE(リニア・エフィシェンシー)シリーズの第一弾である。 それまで米国でスタジオモニターの独占的な地位にいたALTEC 604E同軸/612A箱。 これに対抗すべくJBLの完全な形でのモニターSPは4320となる。 JBLとALTEC、ハイエナジーサウンドという共通点はあるが、 音がエネルギーの塊となって放出してくるALTECに対し、 JBLは一つ一つの音にエネルギーを持たせていると評されよう。 その一年後に登場した4325は、当時の日本ビクターのスタジオモニターに採用されたSPである。 対する日本コロムビアがタンノイをモニターに採用していることも興味深い。 次に発表された4ウェイ構成の4350で本格的なマルチウェイ化の基盤を作る。 爆発的なヒットとなった4343の元が4340であるが、これはスケール感が乏しい。 製造も半年程度しかされていない。4341も同様にスリムな音。 以後、これに大幅な箱の改良を受けて完成された4343から4344となるが これ以降についてはご承知のとおりである。
実際には604もランシング氏がアルテック時代に開発したもので その所為かJBLはプロオーディオ市場にはかなり奥手だったように思う。 LEシリーズの企画は脱ランシング色を打ち出したものだね。 4343のような圧倒的な広帯域モニターができるまでには時間が要したけど 個人的には楽器やコンサート部門での収入がプロ市場の参入に弾みを付けたように思う。 LEシリーズの後もあまり開発に力を注いでいなかったように感じるからだ。
JBLのような3way以上の広帯域モニターの出現はどういう変化を録音にもたらしただろうか? 音質管理の広帯域化、ダイナミックレンジの拡大などもある一方で モニターのラージとスモールの役割分担なども実際には進んでいったようにも思う。 この分担は主にポップス録音でのサウンドステージ表現と楽器の空間配置に関するもので ちょうどJBLのモニターがスタジオで入れ替わってくるのと時期的に合っている。 面白いことにBBCがLS3/5やLS5/9を世に送り出したのもこの時期。 ちょうど60年代後半からブリティッシュ・ロックがアメリカン・チャートを席巻したのが一段落して 商用録音の分野でポップスが重要な位置を占めるようになったことと関連がありそうにも思う。 今ではとうに忘れられているが「ロックが時代を変える」ということを真剣に思ってた時代 でもあったほどに、マスメディアやコンサートがポップスに埋められていった時代でもあった。
>>73 の補足
空間表現を主に支配するアンビエンス成分は主に8kHz以上の帯域であり
逆に70Hzより下の帯域は気配とかを支配するサウンドステージの広さを表現する。
この帯域を正確に表現できるモニターは当時は少なかった一方で
オーディオ・マニアが再生に情熱を傾けることへ結び付いたようにも思う。
実際にはカテドラルの暗騒音はCDになってからカットされずに収録されるようになったし
70年代後半の録音でボーカルに加えたコーラス成分の歪みが聞こえたりするのは
そういう時代の名残を感じることがある。
いい仕事しますね。コピペ?w
>>75 客観的な意見を書こうとすると、リンク先も含めてどうしても引用が多くなるよ。
でも文体のまとまりや切り口はオリジナルのもの。
視点が離散しているのを自分のスタンスでまとめているだけ。
今月のオーディオ・ベーシックのスピーカー特集だけど
Dynaudio、Harbeth、ATCが紹介されて、いずれも好印象のようで嬉しい限り。
PMCもちょこっと載ってた。
レビューの担当者も基本的にモニタースピーカーへの偏見は捨てていないけど
上記のモデルは決してモニター用のものと差別化した構造ではないので参考になる。
プロ用機器について簡単なレビューをしているのもあったけど
そっちのほうがむしろ客観的だったかな。
MA作業やブロードキャストでの使用頻度が多くて中域が明瞭で張り出した質感。
ただし再生周波数のレンジ感は狭めというのはそのとおりだと思う。
電源の引き回しとか筐体の剛性とかの仕上げがハイエンドに比べてチャチだけど
実質的な中身は一緒で価格も半値に抑えてあるところが魅力か。
こうしてみるとラージモニターは以下の順序で改良が進んでいる。 ・マルチウェイ化による再生周波数の確保(1930年代) ・同軸配置による点音源の確保(1940年代):Altec、TANNOY ・ピストンモーション領域の確保による高調波歪みの低減(1970年代):JBL ・キャビネットの高剛性化によるインパルス応答の鋭敏化(1980年代):B&W
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/15 06:37 ID:Gk6YtXh6
なんだここは。オナニースレか? 長すぎて読む気しねーよ
最近は馴れてしまったので当たり前になってしまっていたのだが モニタースピーカーには一種の音飛びの良さがあるように思う。 テンションの高い音とでも言おうか、音の在る無しがハッキリとしてる。 極めて機能的な鳴り方をするし、音の運動性が高いのである。 駆動力のあるアンプでドライブすると一層そのパワーハンドリングが光る。 もちろん過去には鳴らし難いと思われたスピーカーもあった。 そもそもLS3/5がインピーダンスが高くて鳴らし難いスピーカーで QUADのアンプがデフォルトだったBBCならではの選択である。 それに続くATCなどは出始めの頃はそういう点で一見ムッツリした印象もあった。 そのためパワードで出たプロ仕様であらためてその魅力に触れた人もいたと思う。 最近のパワードモニターはバイアンプになっているものが多く 反応のよさに更に磨きが掛かってるような気がする。
モニタースピーカーの品質にもコンシュマーと同様に用途による違いがある。 1)MAやポストプロなどの映像ソースの音声編集に使われる音声モニター 2)録音スタジオでのバランス調整に使われるニアフィールド・モニター 3)録音スタジオでの音質管理に用いられるラージモニター 例えばBBCモニターではLS5/9がミュージック用、LS3/5がスピーチ用と分かれている。 ニアフィールド・モニターは70年代後半になって音声モニターから分化したものだが 製品レベルで明確に差別化されるようになるのは80年代以降のことである。 品質のしっかりしたものはペアで20万〜50万円クラスのものになると思う。 実は音声が自然に再生されて、なおかつ音楽のダイナミックレンジに追従できるレベルに達するのは 見掛け以上にコストの掛かることで、この辺の底力が出る品質というのはパッと聴きでは判らないが 長く付き合うとソフトへの追従性の高さなどあって飽きがこない。 20万クラスのコンシュマーでは音声の再生で不自然な膨らみや余韻が付いているものもあるが プロオーディオではこのあたりはベーシックに抑えられているし 低域から高域までの解像度が揃っているのも、音楽の表情を掴みやすい要因である。 ラージモニターはコスト的にも高価でメーカーの顔である部分が多く製造メーカーは少ない。 価格にしてもペアで100万を超えるものがほとんどである。 このレベルになると品質を問題にするよりは、サウンド・デザインの違いが大きく出る。 ひとつのグループはJBLとその流れを汲むWestlake、TAD、Ray Audioである。 ダブルウーハー、ラジアルホーンを使った高能率なシステムで音離れも抜群である。 一方のグループはイギリスのBBCやアビーロードに出入りしてたメーカーで B&W、ATC、PMC、Dynaudioなどが挙げられる。 いずれも新素材コーンや高剛性キャビネットを用いてタイトな音像を出す。 ラージモニターのキャラクターの違いは各々の音響理論の伝統が色濃く反映された結果である。 その意味では歴史的なサウンド・デザインに対峙して聴くという感じもあると思う。
ラージモニターの歴史的という意味では
Altec 604、TANNOY、RCA LC-1などのオーソドックスな同軸型のグループがある。
15インチ同軸型といってもキャラクターには大きな差があり固定ファンも根強い。
いずれもニアフィールド・モニターが生まれる以前の設計のもので
今や古典的な部類に入るように思うが、現在でも実力は十二分にある。
中古ユニットなどはペアで20万強という値頃感もあり
>>82 のトップクラスの製品に比べると家庭用としてリーズナブルな位置にある。
QUAD ESLなどのコンデンサー・スピーカーもあるが
使用していたレコード会社がフィリップスに限定されるので
他のラージモニターに比べると録音の相性などが出る場合がある。
しかしながらこの手のプレーン型でスタジオ使用の実績のあるものは他にない。
こちらは中古だと十全なメンテナンス済みのものに勝るものはないと思う。
一時期メーカーが頓挫したがコンシュマーで再生産を始めている。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/16 19:06 ID:p864siWZ
最近になって古いライブ音源がCD化されるケースがたびたび出てきた。
かつては海賊盤などで出回っていたりファンクラブだけの特典だったりして
一般には日の目を見なかった録音である。
じゃあ音が悪いのか? というと案外そうでもない。むしろ素直に録れている場合が多い。
当時流行った深いエコーや低域の無理なブースト、シンバルの乱打などが目立たない。
むしろ生テープ音源をそのまま今風のモニターでミックスしたような新鮮さがある。
例を挙げると
サイモン&ガーファンクルの1967NYライブなどはノイマンU87を3本立てただけの超シンプル録音である。
しかしこのアコギのキレ味といい、ボーカルのダイナミックなパフォーマンスはどうだろうか?
同じことはボブ・ディランの1966年ロンドン公演の前半部にもいえる。
TVクルーがナグラのレコーダーで直録りしたテープが採用されているが
逆に据え付けのミキサーを使った後半に比べると音の鮮度にあまりにも違いがありすぎる。
クラシックの例ではフランス国立放送局(ORTF)が収録したドビュッシーのオペラがある。
ORTFはショップス製の独自のワンポイント・マイクを使うことで有名で以下のようなものである。
ttp://www.mtsu.edu/~dsmitche/rim456/Materials/Near_coincident2.jpg この手のワンポイントでオペラを収録すると音に広がりが出にくいので敬遠されるが
今聴いてみるとオケの各楽器が綺麗に分離してなおかつ音場の統一感があり
ドビュッシーのオペラの室内楽的な精緻さを的確に捉えている。
ライブではないが個人的に好きな録音はヴァルヒャが1950年頃にいれたバッハのオルガン曲集で
多分ノイマンのマイクを1本立てただけのモノラル録音だが、とても明晰で自然な録音である。
低音が被っている感じはマイクの特性だと思うが、変にいじったところがないのがいい。
各声部が混濁せずに綺麗に分離しているのはマイク位置が的確だった証拠である。
>>85 のようなシンプルな録音は
マイクが拾う音とスピーカーで再生した音との相関性を知るうえでとても有益である。
いわばサウンド・ステージと呼ばれるものの基本を確認することにもなる。
トーンのバランスで変にブーストされたところがないか?(逆に曇ってないか?)
個々の楽器やボーカルの音像の粒が揃わずデフォルメされてないか?
楽器の配置とホール・トーンは自然に分離しているか?
各楽器の音量のダイナミックのバランスが適切にとれているか?
などなど、シンプルなマイク設置からは様々な情報が得られる。
こうした基本情報を備えたうえで、他の録音が相対化されはっきりしてくることは
ミュージシャンや録音エンジニアの意図したデフォルメが浮かび上がってくることである。
音の広がり感や絞り込み、ブーストされた楽器音などの音のパレットがしっかりする。
モニターという行為のポジティブな方向性はこういうところにある。
オケ物では個人的にはドイツの貴族館での録音が好きだ。
ウィーンのムジークフェラインのような靴箱タイプの細長い部屋で
一般のコンサート・ホールよりは残響が長い。
最初に挙げたいのはリンツのザンクト・フローリアンで録音された
ブルックナーNo.7(朝比奈隆指揮、大阪フィル 1975)。
Maomorsaalという18世紀に造られた修道院内の客間での録音である。
ttp://www.stift-st-florian.at/img/l_marmor.jpg 骨太な構成美を残響が巧く包み込んで緩やかに流れていく絶妙なバランスである。
マイクはスペース・マイキングだが指揮者の頭上から両開きに狙っているので
ほとんどワンポイントと同様の音場感が得られる。
もうひとつはキルヒハイムにあるフッガー家のお城で録音された
ベートーヴェンNo.3(コレギウム・アウレウム合奏団、1976)、同No.7(1981)。
Cendernsaalという16世紀築造の客間での録音である。
ttp://www.zedernsaal.de/sites/zedernsaal_galerie.html 弦と管の各グループを左右に配置したアンサンブルが功を奏して
スコアの構成が立体的にみえてくる演奏でもある。
写真ではオケがぐるりと取り囲むようにバウンダリー・マイクを設置してるが
馴れないらしく団員の目もなんとなくそっちに向いているのが面白い。
いずれも残響の多い部屋での録音ながらアンサンブル間の対話を重視した演奏で
ドイツ古典派の貴族趣味とロマン派の小市民的な味わいが巧くブレンドされてる。
貴族館から流れる音はオケ内での楽器間のドメスティックな関係がより明確で
そのため伝統的なスコアリングの意図も透けてくる。
例えばフルートなどは天上に共鳴しやすい楽器で通常のホールより目立って聞こえる。
コントラバスやチェロは床に反射するので小さなボーイングで十分に響く。
こうした情況は現在のオーディオ再生の常識にも影響している要素だと思う。
いつもROMってます。良スレ!
>>88 どうも。普段のことで疑問があえば訊いてください。
>>84 で最適な周波数特性としてアメリカでのラウドネスコントロールについて書いたが
実は逆の音響理論も存在する。ドイツにおけるそれである。
ラウドネスコントロールとマイク特性との関連については以下のリンクに詳しい。
ttp://www.zainea.com/loudness%20related%20to%20mics.htm 後半部分でShure社とNeumann社のマイク特性を加味した場合の補正グラフが出てる。
A)Shure社のボーカルマイクと従来のラウドネス補正値との比較
ttp://www.zainea.com/tempo16.gif B)Neumann社のマイクの近接効果を加味してラウドネス補正したグラフ
ttp://www.zainea.com/tempo21.gif これだけみてもマイクとの関係でフラット再生の特性が逆転していることが判る。
実はノイマン社のマイクでの補正グラフは戦前のドイツ製スピーカーの特性に近く
ノイマン社の開発ベースとセットになって吟味されていたという推論も成り立つ。
ドイツ製スピーカーの特性はそのままではドンシャリ傾向が強いため
一時期ジャーマン・サウンドとして毛嫌いされたことがあったが最近は見直されている。
その原因がアメリカでラウドネス効果を持たせた録音が80年代以降減ってきて
ノイマン製マイクでナチュラルに録ることが多くなってきたことと一致しているようにも思える。
サウンドステージの創造性においてイギリス製モニタースピーカーが果たした役割が大きいとすれば
ナチュラルな音質での収録方法はドイツ製マイクが趨勢を極めるようになったともいえる。
今は例えばB&K社の無指向性マイクでフラットに収録してフラットに再生という手順があるが
実際にギターやボーカルの収録でノイマン社製マイクを近づけて録られた際には違和感が多くなる。
こうしたことへの標準化のきざしというのはあまり見えてこないが
世の中で使ってるノイマン社製マイクの多さからみてラウドネス補正の必要を感じる。
91 :
88 :04/06/20 23:13 ID:9hpGPi8/
>>89 いや、なんかレベルが凄すぎて質問とかそんなレベルじゃないっス(汗
録音・音響史に疎いもんでひたすらROMってるだけで勉強になります
>>90 のつづき)
無指向性マイクで録音するレーベルとしては、最近のフィリップスやデンオンがあるが
基本的にはクラシックの録音に限定されている。
そのうちでもフィリップスがスペース・マイキングで、デンオンはワンポイントである。
フィリップスが比較的会場の音響に左右されにくいサウンドステージを展開するのに対し
デンオンはほとんど録音会場の音を再現するような設定をする。
こうした録音をマルチマイクのものと比べると、サウンドが会場毎にコロコロ違うことがある。
これは非常に当たり前のことなのだが、部屋での再生となると話はややこしくなる。
つまり録音毎に音響特性が変ってしまってニュートラルな状態が保てないことがままある。
逆にマルチマイクの録音に馴れて設定してしまうと安心材料としてレーベル贔屓が生じる。
レーベル毎で管理するサウンド・デザインに固執してしまうことにもなる。
モニター環境で平均点(メジャー)を出すことの有用性は
録音の特長を的確にさらけ出すことによって音楽の把握を容易にすることにある。
演奏の場合もそうだが、アーティキュレーションの中核が定まらないと表情が散漫になる。
実は巧い演奏家は会場での適切な音量の幅を把握する能力に長けている。
グリュミオーというバイオリン奏者がロンドンとドレスデンで全く違うテイストで録音してるが
会場の広さの違いを反映した演奏をマルチマイクで拾えば単なる演奏の違いで現われる
という好例にもなっている。(70年代の協奏曲録音なのでバイオリンはオンマイクである)
今風の録音方法で録っていたらどうなったか? と想像してみるのも面白い。
アコースティック楽器の録音でのもうひとつの伝統はジャズやブルースだが こちらは昔からオンマイクで収録されることが多い。 ただし再生側に要求されるシチュエーションが異なることには注意を払う必要がある。 すなわち60年代まではライヴ会場でのPA装置による拡声を基本にしており 70年代以降はホーム・ステレオによる再生を意識したものに変化している。 そのためラウドネス補正やサウンド・ステージが著しく異なると考えるべきである。 60年代までの録音では楽器以上の音圧感を再現するために ラウドネス補正として中高域のプレゼンスを立てるか、実際に大音量で聴くとバランスがとれる。 JBL D130など予めラウドネス補正の掛かったユニットが今でも人気のあるのはこの所為である。 一方でサウンド・ステージはDuoステレオまたはモノ・ステレオと呼ばれ 片chに音像の隔たったバランス・ミックスで聴いてびっくりする人も居るかもしれない。 これが70年代以降の録音では全く逆の情況になり 古いビンテージ機器で聴くと中高域が薄っぺらでうるさく感じることも多い。 また逆相成分も含みながらバランス・ミックスされるので音像は薄く感じる。 このように映画館用のPA装置で従来から楽しんできた人には嫌われる要素が多い。 拡声器の使用が既に根付いてるジャンルではサウンド・デザインの想定も複雑になる。 上記と全く逆のことがテクノ・ミュージックなどにいえる。
94 :
む? :04/07/02 05:51 ID:W8jXGuRS
どうも、よく読んでます。 fostex等色々聴き比べた結果、近々、tannoyのREVEALを購入しようと思っています。 パッシヴタイプを購入したいのですが、アンプを選ぶものでしょうか? 選ぶのだとしたら、どのアンプが合うのでしょう? また、tannoyのREVEALは他のモニターに比べて低音が出すぎてるようにも感じました。 あの低音を上手く抑える方法はあるのでしょうか? 壁からはあまり離すことは出来ません。 ここで聞くべきことではないのかもしれませんが、tannoyのREVEALのことを少し書いていてここで聞きたいと思ったので質問させていただきました。 よろしくお願いします。
>>94 TANNOY REVEALは価格の割にはしっかりしてて破綻のない良いスピーカーです。
能率も十分ありアンプは選びませんが
CECのAMP3300がキャラクターも乗らずにスマートに鳴らせると思います。
低音の件はスポンジを詰めて調整してみるといいと思います。
付属のマニュアルにはニアフィールドの設置の基本から描いてあり
業務用以外の多様なユーザーにアピールしていることが伺えます。
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 08:00 ID:U0uo7bZG
まじめなすれなので一言。 モニタースピーカーといっても大まかに分けていくつか種類がありますね。 映画のポストプロやサラウンドも入れると混乱するので省きますが、このスレの 情報はちょっと古いののあるので最新情報。ちなみにここにあるのは欧米の情報。 日本はいつも数年送れている。 1.レコーディング、ミキシング用 A.クラシック用 B .ロック、ポップス、ジャズetc 2.マスタリング用 A.クラシック用 B .ロック、ポップス、ジャズetc 1Aは、昔からみなさんご存知B&Wが昔から圧倒的に強いですね。昔はM801でしたが、 NシリーズになってからはN802が一番強い。持ち運びや、アンプを選ばないからでしょう。 805もロケーションではありますね。あと忘れちゃいけないのはヘッドフォン。 1Bは、ヤマハ10Mは10年前の話でここ10年はGenelec1031の天下でした。 ただし最近は、ドイツのADAMが急に伸びてきてGenelecを圧倒。で、Genelecも 今月、10年ぶりにモデルチェンジで8000シリーズで対抗します。どっちが勝つのかは 結構業界で話題になっていますよ。このジャンルは互換性が重要なんで、誰かが勝ちだすと いきなり世界中それだけになってしまいます。寡占化が激しい。Genelec以降パワードSPばかりになった。 利便性と互換性で。ちなみに10Mは300W以上のかなりパワーのあるアンプで鳴らさないとだめです。 昔日本のエンジニアで海外のスタジオの写真で10Mを使ってるのを見て、 真似するのはいいが、非力なアンプで変な音で鳴らしていた人が結構いました。 最終確認は昔はオーラトーン、今ラジカセを使う人が多いね。結局ラジオマーケットだから。 続く
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 08:22 ID:U0uo7bZG
2A&B マスタリングっていうのは素人にはなじみがないでしょうが、まあ、簡単にいえば 最終的な音色調整とでも考えてもらえれば間違いないですね。ミキシングとは 違うスタジオでやります。1人のエンジニアが、1つの部屋を持っています。 マスタリングはかなり長い間聖域で、プロがどんな機材でやってるのか秘密にされていましたが、 最近明るみに出てきた。ぜんぶの情報はこんなところで無料では出せませんが、 さわりだけいうと、スピーカーは結構みんなの知ってるハイエンド系が多いですね。 ただ、ウィルソン、B&Wは少数派。ウィルソンは内容の割に高杉るのもメジャーにならない理由。 一番メジャーなのはDanlavy(言っちゃった)。 ダイナオーディオのユニットのカスタムメーカーでしたが、なんと最近つぶれた。 ウィルソンより正確で、ぜんぜん安かったのに、もったいない。 で、ごく最近非常に話題になっているのが、同じくダイナオーディオのユニット を使ったOOOOOO。ハイエンドだけじゃなくて、アルテックやJBLのユニットの カスタムマルチ駆動も結構いますね。 あと、最近は小型超高性能モニターに高性能デジタルサブっていうのも 増えています。 アンプもやっぱりハイエンドですね。でもカスタムや改造はあたりまえ。 クレルをダゴスティーノ氏本人が特注改造したやつを聴いたことがありますが、 べつになんということもない音でした。謎。 電ケーも結構こってる人もいますけど、色付けのないベルデンにホスピタルあたりに 落ち着いちゃうのが、プロの世界のつまらないところ。 電源もかなり気を使っているらしいが、秘密のベールでわからない。 一説によるとシュンヤタあたりのカスタム巨大コンディショナを使っている ところもあるらしいです。
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 08:49 ID:U0uo7bZG
自分もマスタリングエンジニアになりたいと思う人もいるでしょうが、 超ハードルが高くて、たとえば注意深くコピーされたCDRとオリジナルのCDを 100%見分けられないとだめだそうです。ひー。
>>97 ooooってヴェラティ?
でもDunlavyはScanSpeak使ってるが。
いい加減な知識の自慢君なのかな?
>>98 あたまわるそー
>>96-97 楽しんでいただけて何よりです。
しかし個人の名前でマスターリングしているところは機材を秘密にしがちですが
スタジオで売りに出しているところは、むしろ機材について公開してるのが多いですね。
というのも、多様なニーズに応えようとする傾向があるので
何でモニターしてるか、どういうコダワリをもってるか。。。という興味が客層にあるようです。
それだけマスターを製作するということ自体が色物に観られやすいのでしょうが。
個人のネームバリューがあるエンジニアの場合は
客層も含めてある種のサウンド・ポリシーがハッキリしていて
普通のハイエンド・オーディオでキャラクターが乗ってても全然平気。
そういう意味では「ある種の音楽」に向いた機材設定であると思います。
個人で公開してるところも最終的にはセンスの問題に帰することを悟っているのでしょう。
最近はレーベルでもモニターSPの機種をブックレットに入れるところもあり
オーディオ・ファイルにアピールするために工夫してるようですね。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 10:48 ID:U0uo7bZG
>>99 ベラティではありません。ベラティを使ってる人は
見たことありません。DanはScanSpeakでしたね。かき間違いです。
ご指摘のとうり、あたまわるいので。
マスタリング そんなにハードル高いのに 音悪いソフト多いのなぜですかね? そんだけ難しいということ? ではハードの進化とはいったいなんなんでしょうね?
>>101 こちらこそ失礼したです。
正確なヒントもらえるとありがたいです。
>>98 のハードルの設定が賢くないって意味です。
>>102 趣味でMIX→マスタリングをしていて思うのですが
マスタリングで補正するって言っても
前段階の2MIXがヘボいどうにもならないと思います。
105 :
1 :04/07/02 12:51 ID:bBetJzEe
>>104 ここではピュア・オーディオの枠内(ソフトに関してはエンド・ユーザー)になるので
マスタリングの手法とその効果について話題を振ってもらえれば助かります。
過去の録音遺産のリマスタリングがリリースされるたびにトーンが変わるというのは
よくあることで、そのつど知恵比べということも実に多いのです。
最新録音についても60年代ブームだとか70年代だとか
過去のアナログ・トーンを模して作られるものもあるうえに
サンプル音をミックスする際の質感の不一致などで
サウンド・ステージが化粧の崩れたようになっているものもあります。
それは過去のサウンド・ポリシーという以前の問題としか言いようがないでしょうね。
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 13:44 ID:U0uo7bZG
>>103 あなたさてはプロでしょう。柔軟な対応にプロ臭がしますね。
でも残念ながら、教えられません。ごっめんなさい。
もったいぶっているわけではないのですが、知り合いが日本の代理店契約を
結ぼうとしている微妙な時期なので。
ただ、ご存知のようにもともとマスタリング用のモニターはミキシング用とは違って
みんなが使っているから自分も使うという性質のものではないのですが、
たまたまDunlavyがつぶれてしまったので、
Dunの代用として話題になっているということで、気になさらなくてもよろしいかと。
>>102 デジタル技術が未成熟のままレコードビジネスに押し寄せてきたのが、
音の悪いソフトの多い最大の元凶の1つですね。
では今後、音がよくなっていくのかというとこれはいちがいには答えられません。
実際、ここ20年の音楽業界はエンジニアもミュージシャンもデジタルにたよりすぎて、
すでに職人的なスキルをかなり失ってしまいましたし、みんな、怠惰になりました。
その上時代がこのように早くて進むのでは、
アナログ的にやっていてはもう採算が取れませんし、
音が悪くてもデジタルでさささと済ませてしまう習慣はなかなか抜けないのではないのでしょうか。
そういう点では、ちょっと先が暗いですね。
まあ、全部が全部そうだというわけではありません。
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/02 13:50 ID:U0uo7bZG
100>> 日本のマスタリング事情もかなり変わってきましたね。 かなり以前、日本のレコード会社のマスタリングスタジオでの話ですが、 録音課長とかいう名刺を持ったちょっとくたびれた サラリーマンの中年のおじさんに、 マスタリングエンジニアはどこですかと聞いたら、 その人がエンジニアでびっくりしました。 おじさんに聞きましたら、理系の大学を出て、 会社に就職したらたまたま録音課に配属されてそのままやっているということでした。 演歌からロックまで会社の仕事はなんでもやっているといっていました。
108 :
104 :04/07/02 19:40 ID:1B8U4Cas
109 :
105 :04/07/02 20:31 ID:WEyrD6PY
>>108 ダイナミック・プロセッサーの使い道については判断が難しいですね。
CDが素材のときはボリューム感は増しても音場感やパルス音が潰れるのは否めません。
エフェクターは使うことがあります。古い録音のときにプレゼンスが少ないと感じたときには
イコライザーで持ち上げるより、コーラス、フランジャーのほうが綺麗に乗るからです。
これも一種のささくれ立った感触が被さらない程度に抑えておくのが順当です。
デジタル機材には量子化ノイズが乗って余韻やノイズ成分が立ち消えになる傾向があります。
それで一瞬音にまとまりが出た感じに聞こえるのですが消えた要素も少なくありません。
質の良いアナログ伝送の業務機器は音のボトムエンドでの波形を拾ってくれる一方で
音の吹き上がりのボリューム感が瞬時に立ち上がるような手際の良さも備わっています。
単に音が大きいというのではなく、どの程度大きいかのグラディエーションが明確なのです。
そのとき初めて演奏者の表現したいものが判ってきます。
110 :
100 :04/07/02 20:47 ID:x4vcelkE
>>107 昔ほどカッティング用マスターテープのコピーですっていう寝ぼけたものも少なくなった代わりに
イコライザー処理の質が悪くて位相歪みの目立つものも案外あります。
多分、外国でもプロダクションの下請けを稼業にしてる人も大勢いると思いますが
そういう人が過去の経験を生かしてマスタリングをするということもあるでしょうね。
逆にしっかりと録音機材を投入した場合は、70年代のアイドル物でも良い録音は多いです。
昨今の粗製濫造とは違い、スタッフを揃えたバックアップが基本にあったのでしょうね。
スタジオ・ミュージシャンの手際の良さもなかなかのものです。
111 :
む? :04/07/02 21:27 ID:W8jXGuRS
アドバイスしていただいてありがとうございます。 そうですか、アンプはCECのAMP3300がキャラクターも乗らずにスマートに鳴らせますか。 そのアンプ、安価でdynaudioのBM5(当初候補に入れていました)と相性がいいとか聞いたこともあり、また様々な評判が飛び交っていて少し気になっていました。 だけどオーディオショップなどに行っても店員がなかなか視聴させてくれないんですよね。 色々ありがとうございます。
112 :
む? :04/07/02 21:29 ID:W8jXGuRS
アドバイスしていただいてありがとうございます。 そうですか、アンプはCECのAMP3300がキャラクターも乗らずにスマートに鳴らせますか。 そのアンプ、安価でdynaudioのBM5(当初候補に入れていました)と相性がいいとか聞いたこともあり、また様々な評判が飛び交っていて少し気になっていました。 だけどオーディオショップなどに行っても店員がなかなか視聴させてくれないんですよね。 色々ありがとうございます。
114 :
1 :04/07/03 00:28 ID:RAcJhBhh
>>113 みたところProToolsでほとんどの作業をしてしまうようなので
特に機材の点でコメントすることはありません。
デモの段階では十分だと思います。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/03 01:20 ID:+eRLKBuJ
ええ、これも面白いですが、もっとSPについて 聞きたいですー。
117 :
ポチ :04/07/03 16:53 ID:8FOLdq9C
オ−ラト−ン 5Cは如何でしょうか?昔はスタジオコンソ−ルの上に 必ず置いてありました。能率が若干低いので、パワ−を求められますが 今でも力強く、鳴り響いております。
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/03 16:56 ID:E41v60uJ
まともなスレだな。。。。
>>117 もちろんO.Kですよ。
昔から放送関係には音声モニターがあって、実はBBCのLS3/5も音声モニターの一種です。
日本では三菱のP610のあったお陰で、オーラトーンはそれほど普及しませんでしたが
今となってはどちらも惜しい気がしますね。代わりのものを捜す人も多いようです。
SONYのSMS-1P、富士通テンのTD508などがポスト・オーラトーン的な感じがします。
この手のユニットは設計に手間がかかる上にコストは低くという矛盾をはらんでいます。
フルレンジは周波数特性が狭めで分割振動による音色の変化があるものの
>>38 に示すように時間特性のステップレスポンスはとても優秀です。
多くはポスト・プリでの映像と音声の同期に使われたものながら
スタジオ環境では長い間、時間特性に矛盾のないのはオーラトーンのような音声モニターでした。
時間特性の良さは音の大小ではなく遠近ということが明確に判ることが挙げられます。
昔のNHKドキュメンタリーの音声は三菱のP610で編集されたはずで
フィールド録音とナレーションを自然にミックスするという術に長けていることが判ります。
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/03 21:25 ID:+eRLKBuJ
モニタースピーカーを 音楽鑑賞に使用する場合の 欠点と利点はなんでしょうか。
>>120 人それぞれに意見があると思いますが
特徴は録音情況やサウンド・デザインがかなり明確に判ることです。
それが利点とも欠点ともとれます。
昔のモニターはノイズ検聴で高域のきついものが多かったのですが
最近ではそれほどではありませんので心配ありません。
むしろコンシュマーのほうがキャラクターの強い傾向があります。
また左右のセパレーションが強めに出るので設置はきつく効いてきます。
これには好みがあって、タイトなものはタイトに広がりのあるものは広がりのあるままに
音場を形成するのでそのままで良いと思っています。
122 :
へけ :04/07/04 08:29 ID:pFdmrKTi
>>120 121さんは多分、いわゆるレコーディング、ミックス用のモニターの話をしていると思うが、
俺なりに補足すると、
まずモニタースピーカーはミックス用、マスタリング用ともに、いわゆる『ソースのあらが出る」。
というより出ないと困る訳で、そのことが一般家庭で音楽を聴く場合、問題が起きやすい。
特に、もともと音楽好きで、ミニコンよりもっといい音で好きなアーティストの音楽を聴くために、
モニタースピーカーを買った場合は、困る場合が多い。
いつのまにか、音の悪いソースは聴きたくなくなって、いわゆるハイファイ録音ばかり
聴くようになってしまったりする場合もある。
好きなアーティストが必ずしもハイファイであるとは限らないので、本末転倒になり、これは問題だ。
ただ、いわゆるオーディオマニアの中には、音楽そのものよりも気持ちのよい「いい音」そのものが好き
というタイプも存在しており、この場合は彼はもともといい音のソースしか聴かないだろうと
想像されるから、モニタ−でも彼の好みに合えばまったく問題がない。
あなたがもし、エンジニア指向で、エンジニアがなにをどうやったかはっきり知りたい場合は、
これはモニタースピーカに限る。
それから、音楽の聴きやすさは無視してでも、アーティストの一挙一動を自宅で再現したいという
いわゆるアーティスト指向のリスナーもいるだろうが、この場合モニターで聴くことをお勧めする。
ただ、特に昔の録音などでそのスタジオの状況を再現することが難しい場合もあり、一概にはいえないが。
逆に言うと、コンシュマーモデルの場合、その製造元の音楽観が音に反映されているので、
その音楽観と、自分の音楽観が遠くなければ、コンシュマーモデルの方がよいばあいもある。
ちなみに、まれではあるが、欧米のマスタリングエンジニアの場合、クラシックや生音の音楽と、
もっと人工的な音の音楽のモニターではそれぞれ別のスピーカーを使用している場合もある。
123 :
へけ :04/07/04 09:10 ID:pFdmrKTi
ちなみに、音楽アーティストはまともな再生装置を自宅に持っていない場合が多い。 知っている限りラジカセやミニコンが一番多いんじゃないか。 これはなぜか?いろいろ理由があるとは思うが、 まず、自宅にまで仕事を持ち込みたくない場合。オフのときは気楽に音楽が’聴きたい訳で、 オフのときまで、音楽のディティールがわかりすぎるシステムでは疲れて仕方がない。 ポップミュージックの場合、ある意味アーティストがリスナーの立場にならなければいけないところもあり、 一般リスナーが聴く環境、つまり、ラジオ、MP3でマーケティング的な聴き方をしている場合もある。 仕事以外では車でしか音楽は聴かないというアーティスト、エンジニアも意外と多い。 個人スタジオを所有している場合。別に家で音楽を聴く必要なし。聴きたければ自分のスタジオに行けばいい。 普段生音を聴きすぎているために、いくら高価なオーディオでも人工的な駄音としか聞こえない場合。 まあ、ほかにも理由はあるとは思うが、こんなところじゃないかと思う。 ただ、最近はソーホーで自宅で仕事をする場合も多いので、その場合何とも言えないところもある。
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/04 11:06 ID:4tmFdwoZ
>>120 >>123 ほんと最近は宅録派のミュージシャンが増えてきましたよね。
テイ・トウワ、砂原(元電気グルーブ)、最近の小室哲哉。
ところで、いまやっているTMNetworkのツアーの打ち上げはファミレスらしい。
宅録にファミレスってアマチュアバンドと変わらないじゃんっていう。
気兼ねなくテイク重ねられるからじゃない?w
宅録派(?)のほうはあえてインディーズ風に装っているのだから リファレンスはラジカセなんでしょうね。 サウンド・ステージの造り方にはスペース・エイジ(70年代のSFロマン系)や テクノ・ミュージックなどの雛形としてあるにせよ モニターSPで構えて聴くのは筋違いだろうな。
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 16:16 ID:3haWLGM6
レコーディングモニターとマスタリングモニターの違いが よくわからないんですが。音的にどういう違いがあるんでしょうか?
>>127 違いがあるかといえば無いのけど、いちよ傾向として。
レコーディング用はバランス・ミックスのために音の状況を辛めに把握するためのもの。
マスタリング用は最終仕上げのために正確さよりは幾分リスナー寄りに鳴らすことが多い。
通常は、スモール=ミックス用、ラージ=音決め用、というほうが判りやすいかもしれない。
スモールが音場再現に優れているのに対し、ラージはサウンド再現に優れている。
しかしB&Wのようなパルス応答のタイトなラージ・モニターが出たり
Genelecのように低音がフラットに伸びたスモール・モニターが出たりと
両者の境界は崩れつつあるように思う。
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 16:39 ID:3haWLGM6
ありがとうございます。 スモールがレコーディングモニター ラージがマスタリングモニター と考えていいのでしょうか? レコーディングスタジオには両方あると聞いているのですが。
まぁマスタリングでバランスの手直しをする人も居るので一概にも。 自宅で聴く分には、ある種のスピーカーをどういう風に使ってるか?ということが主体であって そのスピーカーがどういう云われのものかは二次的な問題のように思います。 私個人はスモール・モニターでタイトなレスポンスを楽しんでいますし そのことからミュージシャンのエモーショナルな部分を肌で感じ取っています。 ラージにはラージの良さがあるのですが、ほとんどの人は部屋の広さの問題等で 十分に鳴らし切れていないように思ってます。単なる思いこみかもしれないですが。
>>126 え〜とね、テイトウワのリファレンスはジェネリックの1030Aか1031A。
砂原はジェネリックの何かか、10M。
コーネリアスはジェネリックかフォスだったような気がする。
小室は非公開(よく知らない)。
でも昔「哲兄さん」って番組で見た彼の経営してるハワイのスタジオでは
KRK、YAMAHA、ジェネリック、FOSTEXとかあった。
良いミックスならばモニターSPで聴こうがラジカセで聴こうが
バランス良く聞けるよ。
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 18:18 ID:1Yf51zwF
ミックスとマスタリングが両方よければ。 あ、その前にもとの音か・・・ 簡単にちょいちょいでやってる音の悪いのいっぱいあるからw
ジェネリック・・・カタカナだと違和感があるな。
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 18:28 ID:qaYrr3BT
確かにw
>>131 そこいらの売れ線ミュージシャンをモニタースピーカーで聴いて何か発見があったか?
本題はそこだ。
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 18:45 ID:1Yf51zwF
なっちの声、いじりすぎ、もっと普通に出してくれ・・・とかw
人工的エコーとかで誤魔化さないと聞くに堪えないのであろう
>>136 最近、ボブ・ディランのハイウェイ61を久々に聴いて感動した。
ブルース・ミュージシャンの荒くれどもを従えて毒舌を吐き出す瞬間が最高。
ササクレ立ってインストに埋もれやすいディランの声が目の前をよぎる。
調子に乗ってキャロル・キングの綴れ織を聴いたら、エコーの付きにムラがあって「?」と思った。
おまけのボストン・ライブの1曲は素直なノリでいい。いじり過ぎないが吉だったな。
録音はスモールだと厳しいよね
人工的エコーってなんだーっ。
141 :
1 :04/07/05 19:54 ID:vkWkFiV5
ちなみにこのスレの趣旨は星の数ほどある録音を業界的に批評するのではなく 過去の録音をモニター的手法で楽しもうというものです。 録音を値踏みするのではなく解剖する道具がモニター・スピーカーです。 手段と目的を取り違えると進展はありません。 例えば最近のプライベート・スタジオで録音からミックスまで済ませてしまうミュージシャンには ビョークのような大物も居ます。また独立レーベルといえばザッパ先生が先陣を斬っています。 最初に大掛かりなミックスを手掛けた女性ミュージシャンではケイト・ブッシュが有名です。 こうした人々と上記のJ-POPアーチストは趣旨が異なるものの 商業スタジオでは得られないセルフ・プロデュースの面白さはあるかもしれません。 ただビョークやケイト・ブッシュのようなサウンドそのものが強い個性を出しているのに比べ あまりサウンド面での特徴は出せているとはいえなそうです。 以上の意味で、サウンド・デザインを堪能して楽しめるという録音も吟味してもらいたいと思います。
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 20:03 ID:1Yf51zwF
>>137 なっちのもともとの声質はいいんだよ、いじって変にしているのが多い。
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 20:05 ID:1Yf51zwF
>>141 ビョークはいいね、細かく丁寧にデザインされているのがよくわかる。
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 20:16 ID:8T/+xR5u
どうでもいいけど海外じゃ小型のスタンドマウント型をモニター それ以外のフロア型をフルレンジって呼んでるよね。
>>143 彼女の場合、様々なスタイルのアレンジャーを受け入れてやれる要素があって
同じ曲でCDが数枚できてしまうのではないだろうか? と思えるフシがある。
根底にある歌のプリミティブな力がみなぎっているからだろうね。
声をシンセヴォイスで変調しても、その個性が薄れないのはスゴイとしかいいようがない。
それがどうしようもなくチープな音質でも、かえってテクノ社会を突き破る生命観を感じる。
ミックス全体がクラブ系の音だけど、キレのあるニアフィールドで聴くとアドレナリン炸裂。
(ヴェスパーは違うけどね)
147 :
131 :04/07/05 20:39 ID:InkgI5g3
>>135 発見はアリまくりw
例えば、POPはその名の通り、
いろいろなヒトに聞いてもらうのを前提にしてるから
ラジカセからモニター、ピュアオーディオすべてでバランスを保つように
作らなきゃいけないと思うんだけど、実際理想通りになってるとは限らない。
ミニコンポじゃその事に気が付かなかった。
ミニコンポって何を鳴らしてもとりあえず「え〜!?」ってバランスには
ならないじゃん?
しかし、なんだかんだ言って
モニター系の音が好きなだけかもしれない。
オーディオに目覚めたのも
トモダチの自宅スタジオでFOSTEXのNF1を聴いたからだし。
>>136 >>142 ハロプロ系のライプモノって音へボクない?
それともオイラの感性とシステムが合わないだけかな…汗
ちなみに、Berryz工房の可愛い子と矢口と重さんが好き
149 :
1 :04/07/05 20:53 ID:+ml8WSJv
この前JAZZ暦4,50年の濃い業界崩れおばちゃんがやってるJAZZ喫茶兼スナックに いったのよ。古めの4311で大音量、かけるのは60年代中心のADで殆どがライブ物。 息子がADを3000枚持っているのをガキ扱いしてたので、倍は持ってるんだろうね。 その音、これは来たねえーーー。まあライブの雰囲気が出ること出ること。 お気に入りは特に音量を上げる。ナローレンジだがなんちゅーか狭いライブハウスの まさにそこでやってる音なんだよ。それらが当時4311で音決めされたかどうかは知らん が当時の機材を使った再生に嵌る人が多いのはマジで良くわかった。 帰って同じの(俺はCDね)を家で聴いたが凹んだね。 ちなみに俺は楽器はそこそこやっておりライブ、セッション通いも大好きでござるよ。
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/05 22:46 ID:1Yf51zwF
>>148 スタジオでもだめだめの音質なのに、ましてやライブなんてw
ディナのC1はモニター系なのかしら?
販売ルートはオーディオ系だけど音良さそうだね、気になる。
C1:\800k コンシュマーの最高級機種 ESOTAR2トゥイーター、17cmMSPコーン・ウーファー BM6:\150k モニターに使われる業務用機種 175mmウーファー、ネオジウム・マグネットの28mm ESOTECソフトドーム・ツイーター 仕上げも含めて価格相応の違いはあるのだろうが、それほど大きくもない。
>>150 >>84 でも書いているが4311には調整用のイコライザーが装備されていて
鳴らし方によってはプレゼンス感あふれる生々しい音を出せる。
今度、行ったときには調整ボリュームを確かめてみるといいと思う。
感覚的にはプレゼンスが+3dB、ブリリアントが−3dBで劇的に音が変化する。
一般にフラット再生といわれるものに疑問を呈する好材料だと思う。
ただしスタジオ収録で既にイコライジングされたソースは途端にチープになる。
イコライザー処理してないライブ収録だからなせる技。
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/06 22:20 ID:wwbl1HU5
なんかみんな凄いね、俺はただカッコイイからジェネレックのラージ が欲しい、プリ次第では色艶ある音になるかな?
genelec今度新製品でるらしいね。 高域の指向性が広くなることきぼん。
159 :
158 :04/07/06 23:35 ID:0z+jeIYi
↑に書いたリンク先のコピペ DDX3216 と TRUTH B2031 がもつ性能の高さに Sammy はこう述べています: 「つい最近これらを手に入れたんだけど、 このコンボが放つプレゼンスに特に耳をなじませようと あらゆる音源を止めどなく聴いているところだよ。 俺がこれまで使ってきたどのコンビネーションよりも素晴らしいよ! 信じてくれ、俺は Mackie から KRK 、 さらに Dynaudio に到るありとあらゆる機材を使ってきたが、 どれも比較にならない。 BEHRINGER のこのコンボは本当に最高だ!」 リップサービス?
>>119 さん
モニター用のP610ってどのくらいの箱に入れて使用してたんでしょうか。
想像するに10L位の密閉ではないかなんて思うのですが。
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/07 01:03 ID:NggmpctA
ラジカセの周波数帯域はNS10Mと同じと聞いたことがあるのですが, 実際のところどうなんでしょうか?
>>160 24cm角×12cm程なので7〜8Lくらいの密閉ですね。
EL84か6V6シングルアンプが付いたパワード仕様です。
>>161 >>84 のリンクにあるように一種のラウドネス補正がNS10には掛けてありますが
それがテレビの音声に似ているといえば似ています。
放送の周波数帯域は80Hz〜12kHzが精々ですが、ラジカセはもう少し伸びてると思います。
NS10は音楽ソースにも使用できる十分なレンジがありますので単なる噂でしょう。
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/07 06:44 ID:h+YCsArO
>164 いつの昔の話し?テレビのレンジもっと広いよ。
>>165 1980年代かな?・・・アナログ電波の実効スペックはその程度。
下はハム・ノイズ、上はゴーストなどでほとんど使い物にならない。
167 :
1 :04/07/07 07:55 ID:jZ9+0wr2
今のスレ進行でペア10万以下のものが増えていますが、いちよコメントをつけると
・いわゆるMA作業やポスト・プロなどの放送品質を管理するモニター
・レンジを稼がずに200〜8kHzでの音抜けが良いように設計されてる
・人の声が大袈裟にならず自然に再生できる
などの特長があります。
この手のモニターはオーディオ的な面白みが少ない代わりに
どのソースでも破綻のないバランスの良い音で再生できる良さがあります。
逆に10万以下の予算でオーディオ的な面白さというのは一種の冒険なんだと思います。
>>158 さんの言うように初心者には堅実な選択ですし
中域での再生能力を重視したオーディオの基本がよく判るように思います。
(英ハーベスのHPには「初心忘るべからず」という標語が立てられています)
実際に堅実な方向を維持しながら、このベーシックモデルとはっきり差を付けるには
SP:20万+Amp:20万という予算は必要になるように思います。
168 :
160 :04/07/07 08:47 ID:5eISNJib
>>162 さん ありがと〜 パワードってのに驚き。
ニヤフィールドは良質のフルレンジが一番だと思う。
長時間聴いても耳にやさしいし。
おいら10Mでは歌とか聴くのつらい。なんか痒くなる。
クラウンやQSCでも一緒だった。
ところで
ADAMが気になる今日この頃、どなたか日本で使ってる方いますか。
169 :
161 :04/07/07 20:00 ID:x+bc87mb
>163さん, >162さん 有り難うございました. あくまで1種のラウドネス補正が掛かっている為, 似ているという一面があるだけで,NS10Mよりレンジの狭いラジカセは, 最終的に違うんですね. 最後にこのスレはモニタ-スピ-カーの歴史から何まで有用な話を知ることができるので ,ROMってます.
170 :
へけ :04/07/08 11:42 ID:iYe01ArU
ADAMはツイーターがリボンなので、位相特性にすぐれているかわりに、 ほかのドームTWのモニターから買い換えると慣れるのにちょっと違和感がある。 慣れれば、1031よりミックスモニターには優れているというのが一般的な意見。
171 :
へけ :04/07/08 12:07 ID:iYe01ArU
>>129 >スモールがレコーディングモニター ラージがマスタリングモニター
>と考えていいのでしょうか?
>レコーディングスタジオには両方あると聞いているのですが。
違います。
レコーディング、ミックス用のスタジオには、
現在一般的にはスモールとラージが両方ある。
スモールがns10やGENELEC1031などのことで、
ラージは通常ソフィット(壁に埋め込み)されている。
ラージはGENELEC、tadからカスタムまであるが、
実際に使用される機会はいろいろな理由でますます減ってきている。
マスタリングのモニターは
マスタリングスタジオで使用されるもので、
通常フロア型のスピーカーが使われている。
このスレでモニターという場合はミックスモニターのことを指して
いっている場合が多いようだ。
ちなみにミックスモニターとマスタリングモニターの違いは、
その使われる作業工程から想像すればわかるとは思うが、
マスタリングモニターのほうがより俯瞰的に音楽を聴くことが可能。
ミックス用のモニターはどちらかといえば全体よりも、
位相や、パンなどのパーツを判断しやすいように設計されているため、
通常マスタリングのモニターに比べるとハイあがりの傾向がある。
また同じ理由でミキシングルームは通常マスタリングリングルームより残響が
短く設計されている。
172 :
へけ :04/07/08 12:21 ID:iYe01ArU
上記およびその他の理由から、 異論はあるかもしれないが、 家庭でモニターを使用する場合は、ミキシング用のラージよりは、 スモールまたはマスタリング用が適していると思われる。
このスレいいね〜 サンレコあたりでは ニポンのポップスの人だと、下がちゃんと出るニヤだったら 最初に音源をチェックして、下ごしらえ、ラジカセメインで料理が出来たら、 最後にラージで鳴らしておつかれさん。 という感じかいな。 ジャマイカの人は最初から最後までウーレイのラージでした。 クラの人は私は全く謎です。良く言われるB&W以外で 1031A、BM6Aとかもクラ聴けるもんだろうか? ついでに genelecって最初の納入先バチカンだったって聞いたけど、ほんとかな。
174 :
1 :04/07/09 20:10 ID:KfdX07Ub
>>173 BM6は大概のソースをニュートラルに鳴らせます。
上位機種のBM15より高域が素直な印象をもちました。
最近BBCの指定モニターになったと某店で云ってました。
またTDKの古楽系レーベルはモニターにBM6を使ってます。
目の醒めるような鳴り方をしないですが
B&Wのように録音の新旧に対してシビアに反応しないため
古いライブラリーを活かしたい向きには好都合です。
ただこれもアンプの音を正確に反映するので
好みの音調のアンプを選ぶことも可能です。
クラシックではTANNOYのSYSTEM1000が
ラージでは比較的廉価でしっかりした音で楽しめます。
>170 へけさんありがとさんです。気になるリボンツイータだけど 聴いたこと無いので残念ながら、さっぱり分かりかねまする。 もうしわけないです。 >174 BM6よさげですか。アンプはモグラ辺りが手ごろだろうか。 フィールド録音物を趣味で聴くことが多いので、 打ち込み物がやたら綺麗に出て、 生音が引っ込んじゃうのはイヤだなと思ってます。 胆の胃はオールマイティですね、なんだか忘れてました 昔redモニターとかありましたね。 あれで爆音でMIXしてたのかと思うと耳に気を付けて〜とか思うのですが。
>>176 フィールド録音であればワンポイント録音(それもMS方式かXY方式のステレオマイク)が多いので
ブロードキャストで実績のあるものが合ってます。帯域は狭めで鮮度の高いのが特長です。
BM6はまさにそんな感じなのですが、モグラとの組合せは良さそうですね。
CECのAMP3300も候補に入れておいてください。
もう少し生録に近いものだと富士通テンのTD508やTD512なども候補に入りそうです。
帯域は狭いながらロケーションの把握力が非常に高いです。
またTANNOYの業務用も意外にこの手のフィールド録音に強いです。
歴史の長いモニターだけあって、自身の音響定位のうちにすっぽり収めていまいます。
裏技としては2つあって
ひとつはBOSEやエレクトロボイスなどの簡易PA用のSPで鳴らす方法。
簡易PAは音のサービスエリアが広いのでモノラルに近い収録でも生き生きと鳴ります。
もうひとつはフォステクスなどの小型フルレンジをサブに持っておくことです。
人の声が入ってると民族楽器や環境音との比較・対照が明瞭になります。
ワールド・ミュージックでは生音の不明な楽器も多く、ライブラリの分類には欠かせません。
富士通テンのスピーカーについても同様のことがいえます。
>>178 BM6は店頭で聴くとあまり目立たない存在です。
ちょっと聴きでは低音も高音も大人しい何でもないスピーカーなんですよね。
ところが違うジャンルの音楽を聴き比べると、音楽のエッセンスへの追従性が強いことが判ります。
トーンよりは音の大小のコントラストが明確なんです。
そして案外パワーが入ってもヘタレないで、そのまま鳴ってしまうところもあります。
ほとんどユニット代なんじゃないか? と思えるような雑さもありますが価格の魅力もあります。
>>179 さん、
今回は、ご親切にありがとうございました。
現在、NHTのT5というSPを使用してるのですが
不自然な低音と上から押さえつけられたような
音伸びの悪さで限界を感じていましたので、
その辺をクリアできたらと思ってます。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/10 20:34 ID:gzRAdfpr
NHTってそんな音か?
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/10 20:44 ID:M3m+eP3b
NHTとPMCってどっちが強い??
自分は年内にNHTとサヨナラしますw
やすーいモニターなら、アレシスのMonitor One Mk2なんてのもある。 先代は聴いたけどボンボン低域が打ち込み向きって感じ。 オリジナルADATの音に通じる粉っぽさが好きだった。
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/12 08:22 ID:ebgk+bFo
モニタースピーカーは本当に無色透明な音でしょうか? GENELEC, B&W, DUNLAVY、TANNOY.... どれもそれぞれまったく違う音色傾向ですが。 どういう条件がモニターに適しているのか教えてください。
ステサンでモニタースピーカーの試聴してたけど、 机にコンクリートブロック置いた上に、 ゴムシート敷いてベタ置きって酷いよね。 たしかに卓の上に置くからスタンド使えとは 言わないけど、せめてインシュ使って欲しい。
>>185 モニターに必要な用件は単純には以下のように思います。
1)トーンがフラット
2)ステレオ・イメージが明確
1)の用件はそれぞれ測定ではフラットに出ても
ユニットの高調波歪みや指向性、ネットワークの整合性などでキャラクターが出ます。
最近のモニタースピーカーは、箱鳴りをかなり抑えていますから
ユニットの音が丸出しという感触があります。それだけユニットの歪み特性も優秀です。
とはいっても
>>84 のように、一種のラウドネス補正が功を奏する場合もあり
実際の適用には様々なバリエーションがあると思います。
2)の用件は時間特性に関連があって
>>36 に測定項目を挙げています。
インパルス応答は箱鳴りや共振がステレオ・イメージを乱す要因と考えられています。
B&Wなどはダイナミック型&ラージモニターでインパルス応答を抑えた最初の機種です。
ttp://www.stereophile.com/loudspeakerreviews/506/index8.html それ以前はQUADの静電型しかありませんでした。
もうひとつのステップ応答は難しいパラメータですが
このパラメータが満足されていると確かに音場感が抜群に良いです。
ただしコストが非常に掛かるのと、マルチ録音がバラバラに聞こえたりします。
こちらも当初満足できるのはQUADしかありませんでしたが
モニターに使えるようなタフなものが少しづつ増えてきました。
Dunlavy SC-VIの特性は良いですね。これだと定位感はバッチリです。
ttp://www.stereophile.com//loudspeakerreviews/162/index10.html 小型で廉価なSC-1がどうかというのも気になるところです。
他にニアフィールドでタイムコヒレントを満足したモニタースピーカーは
富士通テン TD512、EarthWorks Σ6.2というのがあります。
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/13 06:49 ID:VEIDJ8rt
ゴールドムンドのエピローグはマスタリングモニターとしてはどうなんでしょうかね。 聴くとバランスも位相も正確な感じはするんですけど、 なにしろ計測されているのを見たことがないので。 やっぱり業務機として考えると重すぎるし高すぎるのか。
いや、チャチいれて悪いのだが おやじのエッチみたいだよね。w ごめん読む気しないや
>>189 最近のマスタリングではスピーカーの選択は比較的自由にやってます。
アヴァロンやソナスファベール、ティールといった趣味性の高いメーカー製品を
リファレンスに使ってるエンジニアもいます。
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/13 14:10 ID:VEIDJ8rt
>>191 ええっ!
ティールアヴァロンはわかりますがソナスでマスタリングですか?
大丈夫なのかしらん。
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/14 00:25 ID:FBj/qaKy
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/14 00:39 ID:QqVTnIxn
うお、カブッタ失礼。
197 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/14 01:11 ID:FBj/qaKy
あ、本当ですね。 大変失礼しました。
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/14 17:40 ID:zsjq5a8q
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/14 17:45 ID:TvHQfErQ
>>198 買って使ってみれば、結構おもしろそうだし。
201 :
198 :04/07/14 17:56 ID:zsjq5a8q
>>199 うん、そうしたいんだけど最近金欠気味。
当分は現在のシステムで我慢します。
202 :
198 :04/07/14 18:01 ID:zsjq5a8q
>>200 そうなんだ。タスカムって在庫整理値引きするっけ。
もしするんだったら安く手に入りそう。
TANNOY SYSTEM1200って、小音量再生でも音は大丈夫なの。 プロ用モニタースピーカーでしょ。 検聴用なら大音量再生向きのような気もするけど。
TANNOYのSYSTEMシリーズは通常のコンシュマーのイメージで聴くと面食らいますね。
最新のモニターほど切れ込みが鋭くないものの、タイトに締まった音でオールラウンダーです。
実はミッドフィールドで価格的に手頃な機種は少なく
あえていえばJBL 4312が候補に当たりますが、SYSTEM1200に比べだいぶ癖があります。
ハーベスMonitor40、ATC SCM100、Dynaudio M1.5、TAD Model2251など
上を向けば品質の良いものはあるのですが、価格もそれなりに、というのが現実です。
>>203 で大音量向きでは? という疑問ですが
TANNOYの場合は小音量で音像がしぼむということがほとんどありません。
ここら辺はユニットとネットワークを長い時間をかけて吟味されてるだけあると思います。
小音量ということに限定すれば、SYSTEM1000のほうがより小気味良い反応です。
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/15 05:49 ID:OEZktd4A
TANNOYのSYSTEMは、アメリカではヒップホップのセッションでよく見ますね。
>>205 演奏者のステージモニターでしょうか? それとも簡易PAでしょうか?
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/15 08:30 ID:UKQNmzvf
>最初の納入先バチカン ジェネレックの本社はフィンランドだったはず。 そうかも知れませんね。
でしょ
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/15 23:23 ID:OEZktd4A
R&B、HipHopのマスタリングで有名なB Grundmanもタンノイ。
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/15 23:45 ID:9fE/FXXM
今まで聞こうと思っていたのですけど, このスレ的にNS-1000Mはどうなんでしょう? (たしか北欧の放送局に使われておりましたよね?)
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/15 23:59 ID:OEZktd4A
>>206 もちろんレコーディングセッションですよ。
212 :
へけ :04/07/16 00:25 ID:nIwRPAjl
GrundmanのTANNOYはSYSTEMシリーズじゃなくてTANNOYユニットを使ったカスタム。 HipHopR&Bのレコーディングで1031ニア+SYSTEM1200ミッドフィールド が使われているのを見たことが何度かある。 けっこう普通に使われてるんじゃないかと思うが。
213 :
へけ :04/07/16 00:28 ID:nIwRPAjl
NS-1000Mはここ10年以上アメリカのスタジオでは見たことがない。
スレの趣旨からははずれるんでしゅが。。。。 ADAMの本家サイトのTopにある ADAM's New Hifi Loudspeakersってのがやけに気になる。 白い筐体、漏れにはモニター用の奴のデザインより カコイイとおもたりして。 スレ汚しスマネ。。。
215 :
へけ :04/07/16 00:54 ID:nIwRPAjl
>>191 たしかにマスタリングスタジオのモニターは千差万別。そういう点では
オーディオマニアに近い。知っているだけでも
B&W,TANNOY,GENELEC,EGGLSTON,DUNLAVY,DUNTECH,TAD,ALTEC,JBL,PMC,QUAD,WILSON...
順不同。
最近はマスタリングスタジオも機材をネットで公開しているところが多いから、
興味があれば自分で調べられる。
モニタースピーカーって無色透明というより ソースにある音を洩れなく吐き出しますよという感じだよね。 ヘタレなCDだとビクターとか使ってた時の方が安心して聴けた。
モニターの目的が録音のあら捜しだからね。 日本人はそういうのが好きらしいけどね。
ヘタレなCDはカーステレオが一番だな。 J-POPの小柳ゆきとか、モニターで聞くと「物まね」みたいに聞こえる。
あら探しはヘッドフォンがいいと思うな。 べイヤーとか、ソニーじゃなくても、5000円クラスの国産品でも使えるよ。
220 :
日曜DAW者 :04/07/16 01:55 ID:OK/d72ar
>>219 同意。個別トラックのノイズチェックと、
自分の環境だと超低域のチェックはヘッドホンを使ってます。オイラは900STですが。
それ以外の作業は二アというかミッドフィールド?あたりがやりやすいと思う。
ラージの経験は無いッス。いつか、そのうち。
でも、最近思ったんだけどミックスバランスをとるとき
最初にラジカセ系のSPでバスドラとかベースのEQ大雑把にしたほうが
破綻のないミックスが出来ると思った。
で、オーディオ趣味的話題としては個人的には
ラジカセでしかうまく鳴らないミックス
OR
モニターやピュアオーディオでしか上手く鳴らないミックス
は破綻したミックスだと思っています。
>>220 ラジカセはともかく、オーラトーンのような、
シンプルな密閉フルレンジのモニターと
3wayラージとで十分聴かせる音って
ミックス以前に素材次第と言う気もする。
ただ狭いレンジの鮮度の悪い
昔のGSとかレゲとか聴くと職人的な帯域の使い方にシビレル。
密閉フルレンジって富士通テンのアレぐらいしか現行思いつかん
自作でデッドマス付きFOSユニット使ったら良い線いく気がするのは
気のせいでしょうかね。
>>221 フルレンジはラジカセとは別の意味で持ってると重宝しますね。
結局、何が言いたいんだ、という録音のプレビューが明瞭。
細かく突っ込む前に一寸離れて聴いている感じがいいんでしょうね。
223 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/16 18:12 ID:d9s6zU3j
自分はバロック専門なんで、このスレ見てBM6欲しくなってきたよ。 でも能率低いね86dBって・・・・・駆動力必要でつか? 6Ωで30w+30wのアンプじゃヤバイかな。
224 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/16 19:30 ID:X40+gUYO
>223 トライパスだね、わからん。
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/16 22:51 ID:M+7DUSGx
>>222 の書き込みを見てたらフルレンジが欲しくなってきた。
フルレンジだったら自作とか楽しめそうだ。
226 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 05:58 ID:6jk5JEk5
正直、俺はGenelecで自宅で音楽聴く気にはならなかった。 1031と1029を仕事で使っていたので、数年前1031を自宅用にも買ったが、 数年経ったらなぜか結局ラジカセで音楽聴くようになってしまっていたので、 もったいないから売ってしまった。 その後、最近になってコンシュマー用のSPのなかでも比較的正確と思うやつを買ったが、 また自宅でも音楽を楽しく聴けるようになったし、 Genelecより情報量も多いし正確。 もちろん1031より全然高価だったが、 もっと早く買えばよかったと思っている。 ただ、どのSP、アンプ、ケーブルを選ぶかで結構悩んで、 人の目を盗んでステレオサウンドとかこそこそ読んだりして、 それが結構ストレスだった。 音楽の仕事仲間からオーディオマニア呼ばわりされるのもめんどくさいので 買ったのは秘密にしているw
何を買ったんですか?
>>226 あえていえばGenelec 1031はミキシングモニター
マスタリング用モニターはより多彩な選択があると思う。
名のあるマスタリング・エンジニアはどうみてもオーヲタ。
音が悪いと言われれば、聴いてる装置が悪いと言い返せる香具師。
逆に音楽製作側の人は慎重にミキシングモニターを選ぶ場合が多い。
自分の作品が不特定多数の人にどういう風に伝わるかを意識するから。
自分がオーディオマニアをやめてモニター系に移ったのは
ある種の音楽には最高というこだわりを捨てたから。
清純なルネサンス聖歌と汗くさいブラック・コンテンポラリーを
スピーカーの等身大の音で楽しむ。実にのびのび楽しんでる。
229 :
226 :04/07/17 10:51 ID:6jk5JEk5
何を使ってるかここでいうと、 スレが荒れそうなのでかんべんしてくださいW。 228さんのいうとうり、 俺の場合は買ったコンシュマーSPがどちらかといえばクラシック向きだったようで、 最初のころはほかのジャンル聴くと妙に繊細すぎて違和感があった。 特に自分の仕事を聴くと、スタジオで聴いてた音と全然違うので いったいどっちがほんとなんだろう、と超不安になっていたが、 だんだん脳内で補正できるようになったw 俺の場合はマスタリングエンジニアは基本的に尊敬している。 マスターテープをマスタリングに持っていくと、 やっぱりそこで鳴っている音のほうがミキシングスタジオより正確に聴こえるし、 俺の経験では、マスタリングするとなぜかわからないが100%音がよくなる。 昔マスタリングエンジニアに聞いたことがあるが、 レコーディング用のモニターは過大入力とか、 いろんな事故に対してプロテクションされているので、 マスタリング用のモニターにくらべるとどうしても音質的には妥協がある。 だからやっぱり自宅でどうしてもモニター的に聴きたいのなら、 Genelecみたいなよりはマスタリングモニターがいいと思う。
230 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:10 ID:tioXZRkQ
マスタリングモニターにJBLのモニターSPなどを使っている人もいるね。 あれはどうなの?
231 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:13 ID:QPdoZwmQ
Genelecってダメなんだ? なにがいいんだろう
マスタリングってヴォリュームどのぐらい上がるの? おもいっきり関係ないけどw
233 :
226事件 :04/07/17 11:22 ID:6jk5JEk5
>>231 いや、ぜんぜんだめじゃないよー。
かなりいいほうだと思うけど。
俺の場合だめだった、ということ。
ちなみに、俺の持ってた1031は知り合いに譲ったが、
彼はそのときもっていた比較的安価のコンシュマーより全然よい、
と言っていたし、いまでも1031でハッピー。
あの音が超すきです、っていう人もいるかもしれないし。
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:25 ID:tioXZRkQ
マスタリングって具体的に何をしているのかよくわからないな、一般人には。 特にCD時代になってからのマスタリングって? LPだと、カッティングまでマスタリングでしょ?
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:28 ID:tioXZRkQ
録音エンジニアやミキサーとかが、最終的なバランスまで考えていないってことか?
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:29 ID:tioXZRkQ
マスターも、いろいろな形があるのかな?
237 :
226事件 :04/07/17 11:33 ID:6jk5JEk5
マスタリングモニターに関しては俺は素人なんでよくわからないが、 経験的には、だいたい普通の音量か若干小さめ。 モニターに関してもマスタリングエンジニアに聞いたことがあるが、 まじめに答えてもらえなかった。 てきとーに自分の趣味で選んでるのか、選択には途方もない秘密があるのかw わからないw。
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:38 ID:tioXZRkQ
>マスタリングするとなぜかわからないが100%音がよくなる ここが、特にわからない。 録音エンジニアは何をしているんだ?
張りが出るとかっていうことじゃないの? コンプかけたりしてクリアになるじゃん。
240 :
226 :04/07/17 11:41 ID:6jk5JEk5
241 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:45 ID:tioXZRkQ
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:52 ID:tioXZRkQ
バランスと、イコライジングと、エンハンスを行うのがマスタリングということは、 マスターの音は、バランスもとれていないし、 音もよくないということか?
243 :
226 :04/07/17 11:52 ID:6jk5JEk5
>>238 ここが、特にわからない
もちろんコンプとかEQなんだけど、よくわからないんですよw
ミックスエンジニアは2chのマスターにはコンプはあまりかけないキマリがあったり、
(かけるとマスタリングしにくくなる)まあ、いろいろ難しいんですね。
超驚いたのは、超有名なニューヨークのマスタリングエンジニアが
R&Bのミックスに思い切りベリンガーの3万円ぐらいのサイコエフェクトを
かけているといううわさを聞いたとき。確かに彼のスタジオにいったら、
自分のにもそれをかけられてまじかよーと思ったが、
アメリカっぽい音になってよかったw
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 11:53 ID:tioXZRkQ
アナログ時代は、マスターの音がそんなに悪かったかな・・・
245 :
226 :04/07/17 12:02 ID:6jk5JEk5
TedはいつSP変えたんだろう? 前はたしか、なんか見たことないやつだったけど。 でもこれ801じゃなくて800じゃない?
由香コイズミはなんかスンゴイの使ってたよね。 ネットワーク改造までしてるそうじゃないか。
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 12:08 ID:tioXZRkQ
JVCの有名人なんか、ジェネレックとJBLだったよ。
248 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 12:09 ID:tioXZRkQ
>>245 この人は、いい音で有名ですよね、SPをコロコロと変えないと思うのだが。
249 :
226 :04/07/17 12:12 ID:6jk5JEk5
>>248 俺は4年前ぐらいにまだスターリングが57丁目にあったときに行ったが、
たしかに変なモニターだった。
250 :
226 :04/07/17 12:14 ID:6jk5JEk5
ああ、あと思い出したけど テッドはTubeTrap使ってたなw。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 12:17 ID:tioXZRkQ
でも、結局マスタリングって、アナログに戻していろいろいじるんでしょ? もととはかなり違ってくるのでは?
252 :
226 :04/07/17 12:24 ID:6jk5JEk5
>>251 マスターがデジタルならそういう場合もある。
スピーカはモニタを標榜しててもJBLの434Xのように十分鑑賞用に使えると思うんだが、 ヘッドフォンは絶対だめだな。とてもじゃないけど鑑賞には耐えないわ。耳が痛いというかね。
254 :
210 :04/07/17 13:37 ID:AtA1Q8e7
>今まで聞こうと思っていたのですけど, >このスレ的にNS-1000Mはどうなんでしょう? >(たしか北欧の放送局に使われておりましたよね?) について誤解されている様なので一言追加します. NS-100Mはモニタ-としてはどうでしょうか(皆が使ってる,使っていないは度外視して).
255 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/17 13:50 ID:tioXZRkQ
いいんじゃないかな、別に。
256 :
226 :04/07/17 14:10 ID:6jk5JEk5
>>NS-1000M 昔の録音と今の録音を聴き比べると、 必ずしも今の方がいいとは言えないのと同様に、 モニターも今の方がいいとは言えない可能性もある。 実際、レコーディングやマスタリングで使ってるアナログ機材は、 60ー70年代のもばりばり現役。 ただし、SPは機械的にへたれるからユニットが古くなりすぎると 問題かもしれない。 NS-1000Mはずいぶん長い間聴いてないので正直なんとも言えない。
日本ですら使われなかったんだからダメだろう
258 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/18 05:32 ID:cVTCteSG
オノ・セイゲンのサイデラ・マスタリングはPMC愛用か
>>226 さんの自宅のモニターはおそらくマスタリングモニターとしても
耐えうるモニターでしょうね。あるいは変態美音系か?
260 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/19 15:43 ID:aIKPbV0J
KRKV4+S8でモニタースピ−カーに入門しようと思うのですが、、どうでしょう? 同じような価格帯で良いのありますか??
261 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/19 16:36 ID:lxJ6skdl
個人的にはKRKは嫌い。低域が変過ぎの気がする。 型番は忘れたが、Eventのパワードの高いやつの方がいいと思うが、 試聴してみるべし。
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 14:52 ID:U8U/MhGB
>>223 4Ω-12.5WのA級アンプでBM6鳴らしてるからいけると思うが?
打てば響くような反応の良さ、これが無ければモニターとして評価できない。
この中で本当に音楽やってるのは?
はぁ?音楽やるって何? 演奏するってこと?作曲するってこと?理論を学ぶこと?
屁理屈はいいから。
267 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 20:12 ID:0ftfUThQ
>>260 入門するなら、基本として、NS-10Mを聞いておくのも悪くない。
音のバランスが変でしょ、テンモニ
あれはコンソールとかラックの上に置いてちょうどバランスが取れるんだよ。
270 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 20:27 ID:0ftfUThQ
>>268 多くのCDのミックス、10Mでバランスをとっていましたが、何か?
ラージモニタがなかったと仮定してごらん、全部ゴミのような作品になるよ
272 :
1 :04/07/20 20:30 ID:9p/hfWiA
う〜ん。難しいですね。 制作者側のスタンスならDTM板のほうがよっぽど高度な話しをしてます。 そのかわり向こうでは過去の録音の話しはしてないんですよね。 その辺がオーヲタ&ユーザー・レベルに落とし込んでいるツボなんです。 もうひとつはPAやSRの話題も慎重に避けています。 ただこれもギター・アンプをマイクで拾ったり、DJがミックスしたものはアリなので微妙です。 モニター手法によって、過去の録音の歴史と評価を正しく観てみようというのが本意です。 演奏経験は判断の足しにはなりますが万全ではありません。 私個人はクラシックの声楽ですが、それで全ての録音を語るのはほとんど不可能です。 あらゆる録音ソースを聴くことがやはり中心になります。
273 :
1 :04/07/20 20:32 ID:9p/hfWiA
274 :
日曜DAW家 :04/07/20 21:23 ID:1XrYiIlz
>>1 氏に同意。死ねと言いたくなる阿呆もいますが、
確かに製作側のスレは勉強になるスレもあると思います。
実際、自分で作曲、演奏、録り、ミックス、マスタリングをやってみると
オーディオファンとして発見も多いです。今までの自分の思い込みが発見できます。
あと、このスレ的にサンレコの立ち読みをお勧めします。
特集によってはオーディオ雑誌とは違った視点でオーディオを観察していて勉強になりますよ。
275 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 22:22 ID:O5Y51kef
NHKの次期モニターSP、フォスに決まったそうですね。 そんなに良いのかな?
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 22:24 ID:vxaeg/JQ
NHKは国有みたいなんもんだから、国産を使うということじゃないかな? 国会議員の車みたいなもの。
サンレコも良いのですが、プリプロダクションという 雑誌が一時あって、それが大変に良かった。 何故無くなったのか、それが残念です。
278 :
日曜DAW家 :04/07/20 22:30 ID:1XrYiIlz
フォスのNF1はトモダチの家で聞いただけなので 正しくキャラを把握してるかわかりませんが、結構よかったよ。 なんか潤ってるカンジの音。 あと、一般のSPよりツイータとウーハーが近いから 二アフィールドリスニングに向いてると思う。 クロスオーバーが10kHzっていうのも興味深いッス。
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 22:31 ID:0ftfUThQ
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/20 22:33 ID:1XrYiIlz
>>277 おお、プリプロダクションなつかしぃ〜
やっぱ、同じリットーミュージックで
サンレコとキャラがダブってたから廃刊になったのかなぁ〜
>>277 プリプロと同じ様に、サンレコより少しライトな感じの雑誌で
今はサウンドデザイナーって雑誌が出ていますよ。
282 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/22 02:01 ID:eyshXbfP
俺は226氏と同感〜。 ずっと音楽エンジニアにも興味があったので、 YAMAHA−JBL−B&WとモニSP遍歴してきたが、今はクオドでハッピー! よく考えてみると、なんで自分がモニターを使ってたかっていうと、 自分の耳に自信がなかったから 今は自分の音楽の好みも、音質的な好みも固まってきたから、 自信を持ってへんな癖のあるSPを選べるようになった。 好き嫌いがはっきりしてきたっていうことかな。 誤解しないで欲しいのは、遍歴の後、 最終的にモニター的な音が自分にとって最高!! という結論に達する人も当然いるだろうから、 モニターバッシングで言ってるんじゃないよ、もちろん。
昨日BM6買いました。マラプロPA01で鳴らしてます。 一つ一つの音を掘り起こすように正確に再生するのはもちろんとして、 それに加えて、ピアノの音がすごく綺麗だと思いました。 音が埋もれるのが嫌いだったので、そこら辺はとても良い選択でした。 BM6はエージング長めと聞いたのですが、どのくらいなんでしょう、半年くらいかかるとか?
285 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/22 20:11 ID:rScl0KAn
>>282 QUADは立派にモニターとして使われた機種ですよね。。。?
アポジーなら十分に趣味性が高いと思いますが。
あとAKGのK1000をモニター用ヘッドホンにあげる技師もいますが
やはり特殊なケースだと思います。
一般にアーチスト側の人はカッチリしたバランスモニターを選び
マスタリング側では趣味性の高い機種をモニターに選ぶ傾向はあります。
>>284 BM6は見た目が小さくて仕上げも多少粗めなのですが
歪みが少なくて落ち着いた脇の堅い音を出してくれます。
アンプの音も忠実に出すようなところがありますが
PA01と組合わせるというのは面白い選択ですね。
モニタースピーカーでエージングという言葉をあまり聞かないのは
ユーザーの興味が耐久性のほうにあるからで
ピークメーターを振り切る規格外の過入力も度々あるからです。
今の季節だったら秋口には小馴れたかんじになってるのではないでしょうか。
そのころにセッティングやケーブルを見直して引き締めたり緩めたりすると
表情に多彩さが加わってくるように思います。
287 :
210 :04/07/25 01:01 ID:0uBsX79y
今までこのスレに出てこなかったトコで1つ疑問が. それはなぜNS-1000Mが廃れたかと言うこと. どなたか廃れた理由を御教授願いたい.
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 01:13 ID:2FUHXggS
>>287 二アフィールド〜ミッドフィールドで使うSPは
クロスオーバーの関係で2wayが好まれるから…とかいう理由を
聞いたことがある。
ニアで3way聞いてみたか? 定位がバラバラ 昔は離して聞いていたみたいだけど、 離したら部屋の影響が大きくなるから、 細かいところが聞けない訳よ。 部屋の影響を極力減らすにはニアが1番、 ニアで使えるスピーカーは小口径の2wayって事だ! 昔みたいな馬鹿でかいのは流行らないちゅーこったな
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 04:49 ID:J7c874sR
DIATONEは無くなってないよ。業務用機器部門は残ってるし 三菱のテレビのカタログには、DIATONEブランドが残ってる。 全くブランドを消してないのは、将来への可能性を残しておいて いつか復活させるかも知れないって事。 FOSTEXのNF1って、ニアフィールド用でしょ?NHKが使用してる 三菱のモニターって2S-3003だから5cmツイーターに32cmウーハの かなり大きなスピーカなので、こちらはずっと使用されるでしょう。 2S-305は35年くらい使用されたハズだし。2S-3003は32cmのウーハの 2500Hzクロスの2Way、ウーハにはネットワークが無く、アルミハニカム をケブラーでサンドイッチしたウーハです。現在でも32cmというサイズで このような特性の良いユニットは無いと思います。ツイータもギリギリまで ウーハーに近接取り付けされて、点音源に近づけてます。他に余りない設計 なので、研究すると面白いですよ。音は物凄くタイトですけど。
突然ウーファーが外れたりスコーカーから火炎放射したりするやつ欲しいな。ダイアの。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 13:19 ID:ARPgjfKL
突然ユニットが破裂するのあったね、ダイアトーンw
エレクトロボイスについてのレスが 全く無いけど使われてないの??
莫迦の中にはダイヤが消滅したと思い込んでる香具師がいる
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 14:11 ID:bouS/5tZ
だいやをたひっしだな
エレクトロボイスはPAでは使われてるけど、 スタジオモニターで使われてるのは見た事無いな。
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 14:39 ID:ARPgjfKL
やはり610だな、ダイヤの名作は。
299 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 14:40 ID:ARPgjfKL
エレボイは、パトリシアン600。
300 :
ゲット :04/07/25 15:08 ID:yyBXBi8v
300
301 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 22:44 ID:WoMsqrbK
2S-305の最終ロット品を使っています。今までP-610を使っていましたが、 2S-305に変えてみたら、音源の位置の違いがはっきり分かってものすごく 違和感を覚えました。狭い部屋で聴くと丸わかりです。 あわてて部屋の模様替えをして、2S-305の間を思いっきり離して壁際に 置いて、部屋の反対側の壁際をリスニングポイントにしたところ、ようやく 音がまとまってホッとしました。ま、今までがP-610でしたからね。
2S-305音良いけど高音がきついので鳴らすのむずかしいですよね。
303 :
210 :04/07/25 23:26 ID:VMwiFxrj
>287 >280 理由を教えて頂き有り難うございました.
304 :
301 :04/07/25 23:55 ID:WoMsqrbK
>>302 おっしゃるとおりで。そこで、スピーカーを思いっきり高い位置に
置いて、低音を床で殺さないようにしたりします。また、アンプは
DFの低い真空管アンプを使うのが定番のようですが、そこをあえて
SONY TA-1120Fなんていう硬質の音が出るアンプを使うのも
おもしろいです。
305 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/25 23:58 ID:wymBuC8i
2WAYでも3Kあたりのクロスオーバー周波数の位相は必ず乱れるから、 買うときにはそこを注意したほうがいい。
306 :
226 :04/07/26 01:48 ID:dgdqkbbL
>>226 つづき この前のカキコのあとまたいろいろ考えてみた。
録音、ミックスやマスタリングの段階では、
普通は音質的には家庭用ハイエンドオーディオほどの注意深さで作業されていない。
そのことで結果的に最終商品としてのCDに音質上のばらつきが生じるわけで、
その「ソースのあら」をどう扱うかが、家庭用オーディオの重大なテーマであるわけだ。
そこでいわゆるモニター派と美音派の二つのオーディオ派閥が生じる。
ちなみに昔は原音再生派というのがいたが、ソース=原音と間違って解釈していた、今のモニター派の源流である。
たとえば録音機材よりさらに高価で洗練された機器を使用する超マニアにとっては、
ソースそのものが音質的にはボトルネックになっているわけで、
彼らはいかにソースから欠点を排除し、美点を引き出すかに神経を傾けているように見える。
彼らはほとんどの場合、美音派といって差し支えないだろう。
この意味ではジャズ喫茶的なJBLサウンドも美音派と分類してもよいだろう。
また、低価格の商品でも、たとえばボーズなんかを聞くと、
ソースとはまったく関係のない誇張した音でなっているわけで
これもある意味、ソースを誇張して再生する美音派といえる。
モニター派というのはおそらく、
安物美音系オーディオと超高級美音系オーディオのあいだに存在していて、
業務機と同じレベルを最善とする人たちだろう。
たしかに、これは非常にバランスのとれた考え方であって批判の対象にはならないが、
俺の場合、実際に彼らのモニター装置で音楽を聞きだすと、
不思議なことにほとんどの場合音楽をたのしめない。
これはなぜなのか?というのが、俺のテーマだったのだが、
実際、美音系のSPを導入してみると、
モニター系といわれるものが、
いかに音楽情報を説明的に聴かせているかがわかった。
これは GENELECだけではなく、B&Wにも言える。
つづく
307 :
226 :04/07/26 03:02 ID:dgdqkbbL
「説明的に聴かせる」というのは「客観的に表現する」といってもいいのかもしれない。 モニターSPは音楽を客観的に表現しようとしている。 それに対して美音系スピーカーは思いっきりSPの設計者の美意識に影響されている、 というより、ほとんど設計者の自己表現だ。「主観的に表現される」といっていいだろう。 設計者のこだわりは低音の音圧であったり、音の繊細さであったりさまざまだ。 モニター系の場合は設計者の考える「客観性」が聴こえてくる。 それは設計者が音質的に重要だと信じている測定値であるかもしれないが、 設計者が主観的なことを徹底的に排除しようとしているのは確かだ。 こう書くとやっぱりモニターのほうがよさそうだが、俺は違った。 おれがモニターを聴くと、 その設計者の、主観的な部分を排除していこうとする 非音楽的、非人間的な態度がもろに聴こえてしまうのだ。 つまり「客観的」であろうとする設計者の後姿がSPから浮き出てきて 音楽をシラケさせてしまう。 極端な話、美しい音楽の手前でNHKの解説者が、 時代背景やら録音の方法やらなにやら客観的な情報を説明しているように聴こえるのだ。 おれは、だからモニターとは決別した。 もちろん自分と音楽との間には誰もいないのが一番いいのだろうが、 NHKの解説者より、自分の趣味に合う人間がいたほうが精神衛生上よい。
美音系は極論すると楽器的スピーカーなのだ hifi系の理想は無色透明な音響変換機なのだ
309 :
226 :04/07/26 05:46 ID:dgdqkbbL
226
310 :
226 :04/07/26 05:55 ID:dgdqkbbL
>>308 おれはそういうことを言ってるんじゃないつもりなんだが。
無色透明にしようとする設計者の非音楽的な努力が、
音楽をシラケて聴こえさせるということだ。
だいたい、無色透明な音響変換機というのは存在しないし今後も存在しない。
少なくとも俺の生きている限りは。
美音系の設計者は、無色透明な音響変換機の理想を捨てているわけではなく、
その理想と現実のギャップを主観性と美意識で埋めようとしているだけだ。
モニター系の設計者はそのギャップを、
測定値やその他客観的と彼らが信じている客観性によって埋め尽くしている。
その客観性が音楽鑑賞にはじゃまなのだ。
311 :
226 :04/07/26 06:15 ID:dgdqkbbL
ちなみに、俺はウィルソンなどアメリカハイエンドのいわゆる音場主義的なSPも、 音場の大小という、耳があればだれでもわかる客観的な指標を重視して 作られていると感じるから、嫌いだ。あれは美音系ではない。
低次元で満足しては進歩はとまる
313 :
226 :04/07/26 06:36 ID:dgdqkbbL
そのとうりだが、それと音楽鑑賞は何の関係もない。
>測定値やその他客観的と彼らが信じている客観性によって埋め尽くしている。 かなりの偏見だな モニター系でありながら鑑賞用途たりうるスピーカーは数多く存在する
主観的演出の効いた機器の音が好きなら ソース自体の演出が過ぎていても、それは尊重しないといけないね J-POPとか
316 :
226 :04/07/26 07:13 ID:dgdqkbbL
>>314 モニター系でありながら鑑賞用途たりうるスピーカーは数多く存在する。
どれのこと?
いろいろ議論が出てるようですが。。。個人的に意見を挟むと 音質を美しく再生する、あるいは本物以上に化粧するスピーカーは存在します。 しかし良くいわれるのは、その「らしい」という音にはひとつの罠があります。 それは楽器の音がそれらしく再生できても、演奏の違いがよく判らないことです。 スピーカーがある楽器の顔をもっている。そういうべきかもしれません。 とくにそのことが顕著なのは低音楽器で 1980年代にセレッションのSL600やアコースティック・エナジーのAE-1などの出現で それまでの大口径で鳴っていた低音では楽器のニュアンスが平均化されていた ということも提起されました。それ以降、能率の低いSPも増えるわけですが。。。 あと有名なのがJBLのストレートホーンで リンギングとホーンの共鳴は驚くほどひどいのですが シンバルやトランペットの吹きだしは非常にリアルな音が出ます。 しかし録音はかなり選びます。耳にタコができるほど同じような録音に執着します。 私もJBLのD130を持ってますが、バスドラのタイトな鳴り方が好きです。 ロカビリーには最高の品ですが、古いのでコンディションが不安定になりがちで 大方のことはモニタースピーカーで聴きます。 モニタースピーカーで便利なのは録音のベールを剥いで演奏の比較ができることです。 例えば古いロカビリーから70年代ロックまでのギタープレイの比較をするときに便利です。 アウアー派のバイオリン奏法について、過去と現在の比較もできます。 クレーメルが如何に過去の伝統を巧く引き出すのかが判ります。 分析的に聴くということも、音楽性に直結することがあるのだということです。
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/26 07:46 ID:tCNeq8BC
結構、226の意見には納得できるのだが >クレーメルが如何に過去の伝統を巧く引き出すのかが判ります。 で信用がた落ちだった。いつの時代のクレメルを言っているのか 知らないけど、実演で、もうちょっとクラシックをいろいろ聴いた 方が良いですよ。
319 :
226 :04/07/26 07:51 ID:dgdqkbbL
>>317 JBLは昔大好きだった。
JBLを買ったことがジャズを聴くようになったきっかけだった。
そしてブルーノートに執着した(w)。だからご意見には同感する。
ただ、最近のハイエンドの中で、美音系と俺が呼んでいるものの中には、
一般的なモニター以上に演奏情報が聞き取れるものも存在する。
自分は最初そういうSPを聴いたとき、
いったいどうやってそういう効果をだしているのか、ほとんど謎だった。
前にも書いたが、スタジオで仕事に使っていたモニターと比べてあまりに音楽的すぎるので、
正直いんちきくさいと思った。
何らかの形で色づけされているんじゃないかと思ったが、
分析的に聴いてもどこをそうしてるのかぜんぜんわからなかった。
位相も低音の音色音量も正確で、分解能もダイナミックレンジも超広い。
ただ、分析的に非常に微細な信号が聴き取れるので、
おそらくダンピングファクター的な問題だろうという気はした。
まあ、これは買ってみないことには正直よくわからんな、と思って
だまされたと思って買ってみたのだ。
まあ、その後も正直に言うといろいろ悩んではいるのだが、
(だからこういうところに書いているんだが)
いまのところ、上のようなちょっと偏見的な結論に達しているわけ(W)。
まともな異論は歓迎したい。変なのはスルー。
俺は仕事で相変わらず1031を使っているが、
1031ももちろんいいところはたくさんある。
ただ、自宅ではモニター的に音楽鑑賞したくないという話を極端に
言ってみたかっただけ。
あなたの言ってることはまったく正論です。
320 :
226 :04/07/26 07:52 ID:dgdqkbbL
>>318 >クレーメルが如何に過去の伝統を巧く引き出すのかが判ります。
は俺の意見じゃないよー。
321 :
226 :04/07/26 07:57 ID:dgdqkbbL
それと俺のレスはわざと釣りっぽく表現してるから、 わかる人は、そこは許してください。
>>318 だいたい1980〜90年代前半までです。
クレーメルはヨアヒムの伝統まで遡ってウィーン情緒を出すこともあれば
アウアー派特有の冷たくストレートな切れ味で弾ききることもできます。
彼は作品によって音色や奏法をガラリと換えてくる奏者だと思います。
その意味では70年代の弾き潰すような感覚は全く別の印象も受けます。
ヨアヒム系の優れたバイオリニスト、シゲティが新しい音楽に積極的に関与したのと
同じ義務を自分に課していたことも判ります。(最近は周りの不理解で断念したようですが)
ということでいいでしょうか?
>>317 >それは楽器の音がそれらしく再生できても、演奏の違いがよく判らないことです。
スピーカーがある楽器の顔をもっている。そういうべきかもしれません。
例えばWilsonAudioの某有名SPは解像度高くて最初はびっくりするが、
何聴いてもあんな調子(やや演出気味な音)だから、隣の部屋で鳴って手もすぐ分かる。
お、あの音はWilsonだなって。system7になってからだいぶましになったが。
324 :
226 :04/07/26 10:06 ID:dgdqkbbL
>隣の部屋で鳴って手もすぐ分かる。お、あの音はWilsonだなって。 まあ、これは言い過ぎだと思うが(w)。 俺は7しか聴いたことがないが、低域以外ではそんなに癖が強いとは 思わなかったが、魅力的とも思わなかった。 ウィルソンはオーディオマニアの現実をうまく商売にしてるな、 というのが正直な感想。ry
レコード芸術でレコーディングに関する記事を載せてますね。 今月は古いRCA録音のリマスター(Xrcd24)について語られています。 イコライジングやケーブルでの音調整についても触れています。 Genelecのモニターを使ってました。
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/26 13:51 ID:rdYpgUjw
GENELECの8000シリーズってどんな感じだろう 一回聴いてみたい
モニター的な媚びずに適度な緊張感は持ち合わせるものの 高域を受け持つユニットのせいか若干柔和な音質の部類。 NWの質が良い為か、フルレンジをそのまま広帯域にしたような音。 ロック系がやや厳しいくらいで、クラ・ジャズこなす万能型。 ジャズでのサックスなどのリアルさは特筆もの。 クオリティは2クラス位上のコストパフォーマンス。 コンソールトップモニターのプロ機と呼ぶに相応しい優秀機だろう。 多分。
328 :
226 :04/07/26 23:44 ID:dgdqkbbL
2クラス位上ってどのモニターのことかな。 ニアフィールドモニターでは、 Genelecよりクラス的に上なのはAdamぐらいしか知らないが、 それも好みの問題。あと、最近出たLipinskiとか。 1000シリーズより2クラスぐらいあがったってことかな。 今度聴いてみます。
329 :
226 :04/07/26 23:44 ID:dgdqkbbL
8000てデジタルアンプ?
330 :
210 :04/07/27 00:56 ID:tfGlbF+G
>287の質問で忘れていた事があったので, 追加した事を踏まえた上で御教授願いたい. NS-1000Mは自分の記憶が正しければ, JBL4312・4343と同じくラ-ジモニタ-として使われておりました. 一体何故ラ-ジモニタ-からNS1000Mは消えたのだろう.
226の思い込み話をえんえん聞かされてうんざりするスレだ
333 :
226 :04/07/27 12:36 ID:Ah+wL4nK
ありがとう。
自分のSPが何かも晒さないで、Genelecは。。。って話はないね。 単なる好みだよ。
335 :
1 :04/07/27 23:03 ID:QFo+C30a
>>226 よく他のスレでもみられることですが
ある特定の機種(ここではGenelec)を不特定多数の機種と比較して
欠点を指摘するのは子供でもできるとても簡単なことです。
実際はその欠点を克服した機種にも他の欠点がありますが
トータルでみてGenelecより気に入ったということに他なりません。
実はそのエトセトラの幻影に悩むのがオーディオにはありがちな罠なんです。
職場で1031を使用しているのであれば
本来は職場で自分のスピーカーを推薦し議論すべきことでもあるのです。
それができないで「Genelecは。。。」というのは、実に変な話しです。
独立したマスタリング・エンジニアは皆、自分の好みのスピーカーを選んでいます。
そうした最初の一歩(ようするに自分の価値観)を持ったのですから
堂々と話すことをしていただきたいです。
あと自分の気に入ったスピーカーを持ち上げるスレを立てれば
それなりの反応は返ってくると思いますよ。
336 :
226 :04/07/28 01:10 ID:ewQFx6W8
勘違いして欲しくないのは、 俺はここで特に GENELECだけを批判しているわけではない。 GenelecやB&Wのような、モニター目的で開発されたスピーカー全体に共通する 俺が感じているインプレッションを述べているに過ぎない。 モニターSPの役割とその守備範囲はコンシュマーSPのそれとは異なるということを、 自分の事例を挙げて、明確にしていきたいということだ。 Genelecは、たまたま俺が使っていたということで、その名前を挙げた。 じゃあ、なんで、おれが買ったSPの名前を実名を挙げて言わないのかといえば、 まず、ここはモニターに関するスレであり、おれの使ってるコンシュマーモデルを、 ここで話題するのはスレ違いであることと、 前にも書いたとおり、ハイエンドコンシュマーモデルというのは、 個人的な美意識の産物であるから、その美意識に対してうんぬんかんぬんするのは、 ただの時間の無駄と思うからだ。 ああ、あのバイオリンの高域がぞくっとしますねーとかなんとかいうのは、 オーディオ評論家に任せておきたい。 モニターに関しては、個々のモデルについて客観的な指標で批評するのはもちろん有意義だと思う。 サウンドステージが広いとか、高域の分解能がどうとか。 ちなみに、俺はこのスレで自分の使っている1031を何度もモニターSPとして推奨している。 モニターSPを家庭用スピーカーとして購入しようとしている人に対して コンシュマーモデルの視聴も推薦しようとするのが、自分の本意だ。
337 :
226 :04/07/28 01:13 ID:ewQFx6W8
1さんの言うことは実に的を得ているし、その非常な知識や人間性もいつも尊敬している。 おっしゃるとおり、どのスピーカーも当然欠点はあるし、美点もある。それはモニターでも同じだ。 ただ、よいモニターはその欠点をあまり隠さないし美点を誇張しない。 なぜなら欠点を美点で隠してしまうと、モニターという作業上、 非常に困ることになるからだ。 SPとしての欠点を見せておくことで、さらに正確なモニターを可能としているのだ。 それに対してコンシュマーモデルは美点で欠点を覆い隠している。 俺の場合も、上にも書いたが、 販売店で聴いたときは、なんと完璧なSPだろうといぶかしがったが、 実際、家でモニター的に聴いてみると、 2kのクロスオーバーあたりの周波数特性がGenelecより若干乱れているし、 そのほかいろいろこまかい欠点はある。(Genelecの場合、高域は別の問題があるが) ただ、それを美点で補ってあまりあるものにしているので、 音楽鑑賞上はまったく気にならない。 俺のモニターに関する考えは、そんなに偏っていないように思えるのだが、 どうだろう、1さん?
338 :
226 :04/07/28 01:45 ID:ewQFx6W8
それと俺は1さんに聞きたいのだが、 あなたは一般家庭の家庭用スピーカーに 業務用のモニターを推薦するのか?
鑑賞するためのモニターと、何かを作るためのモニターは 同じなのか?
340 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/28 01:56 ID:mqHsLKUA
えっと、タンノイの「SRM-12X」ってモニター系のSPになるのでしょうか? 一応、スーパーレッドモニタって書いてあるんですが・・。
341 :
210 :04/07/28 02:41 ID:MRFc9d+w
>331 Thanks. おかげで,NS-1000Mに関する疑問は全て晴れました.
モニターSPという概念ができたのは、60年代以降であろう。 当時は業務用と言う事もあり、特性も耐久性もコンシューマー機を上回っていた。 それが70年代中頃にオーディオブームも手伝って性能が逆転してしまった。 モニターとしてのSPには、極端に音を変えてはいけないと言う性質がある。 普段、モニターから聴きなれた声が変わってしまってはいけないのである。 そういう観点からは、90年代初頭に当時のマルチウェイを得意としたダイヤのNHKのモニターで 2ウェイにこだわってモデルチェンジした話しは有名だろうが、 徐々に、そして確実に性能を上げてきたのもモニターSPである。 他方、コンシューマーには市場の売れ行きの波がある。 投資をして良い製品を作るという目的ではなくて、売れるものを作らなければいけない。 性能をアップする時期と、コストダウンをしなければならない時期があるわけだ。 すなわち一定の数を売るために線引きをして作らないといけないわけだ。 90年辺りからまたモニターの実力が盛り返してきた。 その筆頭が全域にダイレクトラジエターを使用し、専用アンプを搭載した フィンランド産GENEKECのラージモニターの登場だろう。 小型の1049Aなどでもその血統を引き、独特で高品質のネットワークを搭載して 価格以上の正直な作りをしている。 最近のモニターSPというものは、トラックダウン時にコンシューマーで どう聴こえるかの目的で使われているものが多い。 その境界線は薄くなってると思われる。 多分。
GENEKEC→GENELEC
許されよ。
>>1 応援してるぞ。
>>226 応援してるぞ。
344 :
1 :04/07/28 11:51 ID:1qpy8SxL
>>336 に関して
>じゃあ、なんで、おれが買ったSPの名前を実名を挙げて言わないのかといえば、
>まず、ここはモニターに関するスレであり、おれの使ってるコンシュマーモデルを、
>ここで話題するのはスレ違いであることと
それで良いと感じるならば、マスタリングに向いているということでO.Kだと思います。
そういう個人の意見を求めているわけですから、それはそれで参考になるということです。
2chでの噂を真に受けて。。。というのは、もっと一般的なルールなので気にしないで。
>モニターSPを家庭用スピーカーとして購入しようとしている人に対して
>コンシュマーモデルの視聴も推薦しようとするのが、自分の本意だ。
コンシュマー・モデルのほうが試聴できる機会はむしろ多いです。
業務用のように楽器店に置いてあるようなものは、一般には聴けません。
>>337 に関して
たしかに業務用モデルは音響の手の内がみえるようになっています。
バスレフならバスレフの音がするし、ツイーターのリンギングもそのままです。
ただ最近は
>>342 さんが言ってるように、スモールモニターも低音を誇張しています。
全体では音像がシャープでパルスノイズに鋭敏というのは共通していますが
本当にインパルス特性の優れたスピーカーは逆に柔らかい印象があります。
345 :
1 :04/07/28 11:55 ID:1qpy8SxL
>>338 >あなたは一般家庭の家庭用スピーカーに業務用のモニターを推薦するのか?
以下の方法で過去の録音にアプローチするというのがモニターの方法だと考えています。
1.私個人はスピーカーの音響特性の知識と経験を深めるうえで
モニタースピーカーでの試聴を薦めています。
2.オーディオは原音そのものではなく、原音にアレンジしているという立場です。
アレンジには「近づく」意味と「細工する」意味とがあります。
3.アレンジとしてスピーカーの拡声方法に歴史性があることは上レスで取り上げていますし
生音でもマイキングの違いでデフォルメされる傾向を考慮にいれます。
4.モニタースピーカーが正確であるというのは、録音側から考えると矛盾します。
むしろ演奏の状況をスピーカーの音から判断し整理できるというのが正解です。
346 :
226 :04/07/28 12:50 ID:ewQFx6W8
>>344 確かに俺の買ったのはマスタリングに向いているのかもしれないが、
前にも言ったように、俺はマスタリングの専門家ではないので正直わからない。
自分の知る限りマスタリングに使用されているのは知らないが。
まあ、1さんにはわかると思うが、こういうところで実名を挙げると、
いろいろな人が出没するから避けたいというのが本音。
視聴の件に関しては、オーディオ入門者のなかには、
モニター=正確=正しい選択
という単純な図式で考えている人が意外と多そうなので、
そういう人にモニター以外のスピーカーの可能性もあるということを、
知ってもらいたいという意味。
347 :
226 :04/07/28 13:26 ID:ewQFx6W8
>>346 このスレからは反対なのか賛成なのか判然としないところもあるが、
確かに、スピーカーというものをよく知ろうとするために、
モニターを使ってみるというのはありかもしれない。
それと、1さんのように過去の音楽録音の歴史をひもとくために、
モニターを使うというのも、俺の趣味ではないが十分理解できる。
まあ342さんが言うように、
コンシュマーモデルも最近はモニター的な音響特性を
ベーシックにして設計されているものも多そうだから、
両方の境界は薄れつつあるのは確かだ。
あーでもね。 GENELECはね、ダイレクトラジエータじゃないんだよ。 コーン型をウエーブガイドと称するショートホーンに閉じ込めてるでしょ? ソニーも少し前にイタヤカエデ材を使ってそれをやったけど。 つまり木製のスタンダードなただの四角い箱に 安いプラスティックのホーンもどきをつけただけなんだよ。 ただデザイン的に面白いかなってだけで音楽業界で受けただけ。 結論から行えば、レイオーデオの大型ホーンの方が良いに決まっている。 例えばソニーのSUPシリーズにハイテク変形大型ウッドホーンが あるからそっちを購入した方が良いよ。
349 :
1 :04/07/28 13:31 ID:1qpy8SxL
>>346 多分
>>226 さんはスタジオでの試聴というのが基準にあって
正確という意味がそこから離れていないように思うがどうでしょうか?
例えばサウンドステージが正確とか細かい音が聞こえるというのは
生音のアコースティックではあまり感じない現象なんです。
明らかに聴いてる位置で音の違うことが判っているからです。
よく言われるホールの一番良い席で聴いたような。。。というのは
現実のホールの同じ位置でワンポイント録音すると
残響との分離が曖昧で使い物になりません。
またポップスの録音にしてもパーカッションをあえてオフマイクで収録する
勇気のあるエンジニアはあまりいないと思います。
60年代のロック・ライブなど聴くと本当に残念な気がします。
そういうことを総合すると、録音側と再生側では正確の意味が逆転しています。
録音側は再生で効果的に鳴るようにアレンジし
再生側は録音の元になった演奏をリアルに再現しようとしています。
そしてそのリアルと感じる要素が歴史的に変化しているのです。
350 :
226 :04/07/28 13:31 ID:ewQFx6W8
ただ、しつこいようだが俺はモニターを家庭用には薦めたくない。 それは、上に延々と書いた音楽的理由以外にも、技術的問題もある。 スタジオモニターに関して言えば、部屋の残響特性が モニターを設計したときに想定されている値(おそらく125Hz以上RT60で200-300ms) より、一般的な鉄筋家屋はすくなくとも100msは長い上に、 現実的な広さも考慮に入れるとベースのレスポンスもかなり悪い。 これをスタジオ並に補正するのは、本格工事が必要だ。 どれぐらいの吸音が必要かはファイバー大手オーウェンズコーニングのサイトをみればすぐに計算できるが、 4インチのファイバーだけでなく、ベース用のパネルがかなり必要になるだろう。 つまり、一般家庭では低域過剰になりやすいということだし、そういう例をいくらでも知っている。 マスタリング用のモニターでも、 たとえばタイムコヘラントで設計されたDunlavy、Duntechなどは スイートスポットが非常に小さく、 少しでも頭を動かすとステレオイメージが大きく変化しがちな欠点がある。 これは、マスタリングのようなシチュエーションではまったく問題にはならないが、 家庭の音楽鑑賞ではマイナスポイントにはならないだろうか? 実際、DunlavyではSP配置、リスニングポイントまで細かく設定してあったようだ。 コンシュマーモデルやスタジオモニターでは、 逆にここを曖昧にすることでサウンドステージを多少犠牲にしつつも、 比較的広いスイートスポットを得ているように設計されていると感じる。 まあ、俺はテクニカルなことは非専門なんで、詳しくはわからないが、 シチュエーションによって向き不向きがあるのは間違いないし、 それがモニターを家庭で使用する場合に問題となりやすいのは事実だろう。
351 :
226 :04/07/28 13:35 ID:ewQFx6W8
>>349 白熱してスレが入れ子状態になったが(w)、
これは非常に面白い意見ですね。
よく考えてみないとわからないが、そのとおりかもしれない。
352 :
226 :04/07/28 13:36 ID:ewQFx6W8
スレじゃなくてレス
353 :
1 :04/07/28 13:51 ID:1qpy8SxL
>>350 ルームアコースティックに関しては、そのとおりだと思います。
私自身は家庭用で使う場合は100Hz以下が減衰するほうが好ましく思います。
昔のLS3/5や10Mなどはそういう設計をしていますが
これはスタジオの設計が言っているような特性を持っていなかった時代です。
最近のFostexや富士通テンは伝統を引き継いで同様な設計にしています。
変わった機種として、大型モニターで低域の指向性を抑えたものも存在します。
(MusikElectronic RL901K、
>>58-62 を参照)
キノシタモニターでもV字型にウーハーを設置したものがありますね。
Dunlavyはタイムコヒレント特性が優れている分
中高域にビームワイズの狭い領域がありますね。
Genelecのように特性を平均化させるようにする工夫はあるのですが
反射波による変化は避けられず、この辺の押さえどころが難しいです。
例えば、国内外問わず多くのスタジオで使われてる10Mだが、 これは元来コンシューマー向けとして国内発表されたスピーカーである。 賢明な両氏はこれをどう受けとめるか。
こらサイキョゥ、模舞いいかげんにしとけようそ八百ならべたてやがって(怒
356 :
1 :04/07/28 14:05 ID:1qpy8SxL
>>354 10Mは多分、LS3/5を意識して設計されていると思います。
しかし高調波歪み特性が優れていることや、ネットワークが軽いことなどを含めて
ニアフィールド・モニターの方法論を現在のものにまでした功績があります。
もちろんそうしたのは当時のバランス・エンジニアたちであって
ヤマハはあまり意識してなかったかもしれません。
原設計では中高域にクセがあって、一種のラウドネス・コントロールが掛けられています。
STUDIOになって周波数特性を平坦にしたようですが
ティッシュを貼るなどでラウドネス効果を高める人もいたようです。(
>>84 を参照)
こうしたプレゼンスを強調した特性は70年代後半には忘れられていたのですが
プレゼンス感の強い特性がミックス・バランスに向いているというのは
面白い発見だったように思います。
357 :
226 :04/07/28 14:12 ID:ewQFx6W8
>>354 たいへん申し訳ないが、俺は10Mより新しい世代なので、
10Mをまじめに聴いたこともないし、コメントできない。
勉強不足で歴史も知らないので、これは1先生にお任せしたい。
10Mから10M-PROになって 高域にアコースティックアブソーバーを付けたり フラムに2種類の樹脂をコーティングしたりして 対策をしてるようだな。
359 :
226 :04/07/28 14:28 ID:ewQFx6W8
まあ、長々といろいろ美音マンセーしてきたが、 コンシュマーモデルにはいいものもあれば悪いものもある、 というか、現実はひどいものばかりだから、 本当に買うときにはかなりの覚悟が必要だ(w) それでもぜひコンシュマーの美音の深遠な世界wも ほかの人にも楽しんでもらいたいな、というのが結論。
>>355 全部本当だよ。
GENELECの1035Bは高域はホーンで、中域は130mmコーン型
を2本、DCWプレート(ショートウエーブガイド)にマウント
してるよ。DCWプレートってのが樹脂製で箱にはめただけの
ショートホーンみてーなもんだね。
他のラージモニターの1036A,1039A,1031A(ドーム型にDCWをつけたもの)
も全部同じだよ。
SONYのSS-R10って定価100マソのSPがイタヤカエデでウエーブガイドを
つけていた、間違い無い。
それよりもSUPのH11ウッドホーンとT11Gコンプレッションドライバ
の方が良いよ。生産中止だけど。
ソニーのウエーブガイドはSS-R10は 静電型だった、先代のSS-GR1でしたな。
波面コントロール技術ってことで パイオニアもS1000TWINってバーチカルツインのやつで ドーム型をウエーブガイドホーンにマウントしてたよ。 1990〜1994前後はそういう技術が流行ったんでしょうな。
363 :
1 :04/07/28 15:21 ID:1qpy8SxL
>>359 多分このスレ以外のほとんどが美音派でしょうな。。。
「3つの真実にまさる、ひとつのきれいな嘘を」 フランソワ・ラブレーの箴言をこっそり掲げてみる。
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/29 04:55 ID:qvlz0WEg
>>359 どっちかっていうとそのレスは
製作系のスレで効果が出るレスでは?
オーディオにはモニター系以外の世界もあるよって
366 :
226 :04/07/29 10:47 ID:nEzjClWa
>>363 そうなんだー。。。。。
俺はオーディオ初心者だからよくわからないが、
結構オーディオファイルにはモニター信仰って強い気がしたんだけど。
まあ、俺だけだったのかもしれないな、
モニター信仰から脱出するのに苦労したのは(w)。
一般的なオーヲタの中のモニター派でも コンシューマーから移っていく香具師が ほとんどだと思う。 モニター使いでもコンシューマーを視野に 入れてないで選んだ香具師も稀だろうな。
368 :
226 :04/07/29 13:20 ID:nEzjClWa
モニター信仰っていう書き方は、よくないな。偏見臭い。 モニター派といいなおしておきたい。 俺の場合も信仰だったというより、 以前はコンシュマーはほとんど聴いたことがなかったわけで。
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/29 13:24 ID:xq+tubfK
4312ってモニターということになってるけど、コンシュマーがほとんどじゃない?
このスレ、良スレだね
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/30 12:11 ID:fPBGTWsl
モニター信仰でもいいと思うよ。 だから、JBLとかはスタジオモニターという名前のコンシュマー用スピーカでビジネスできるわけだし。 JBLに限らずモニター調(モニター風??)コンシュマー用スピーカっていうのは、 そういうオーディオファンのコンプレックスとか誤解の上に成り立ってるような気がしてならないけど..... 個人的にはウイルソンオーディオとか聴くと、特にそういうのを感じるんだけどね。
>>372 昔話をすると劇場用>スタジオ用>家庭用という図式もありましたね。
JBLの業務用では映画館やライブ会場でのネームバリューも大きいです。
JBLが日本でとても人気があるのは
とくにモニター調ということでもないように思います。
JBL好きの人には最近のモニタースピーカーの音が嫌いな人も多いからです。
1970年代のロックサウンドに魅力を感じるほうが多いのではないでしょうか?
(1950年代のJAZZにはヴィンテージJBLというのがあります)
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/30 14:02 ID:fPBGTWsl
>JBL好きの人=最近のモニタースピーカーの音が嫌いな人 こういう香具師がスタジオモニターっていう名前のJBLを買うっていうのが、 モノホンのモニタースピーカーに対するコンプレックスなんじゃないかと思うんだけどなあ。 高級四駆と一緒で別にラフロード走るわけじゃないのに、四駆っていうイメージが重要なんだよ、たぶん。 音の内容は関係なく、モニターっていう硬派なイメージが欲しいっていうことなんじゃないかな。 ”ああ、俺はモニターで聴いてかっこいいぞー” っていう。
375 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/30 15:36 ID:1BRd2LYM
4312ぐらいの日本製ないね。
>374 俺4312使ってるけど、確かにそんな感じあるな モニターという言葉に妙に魅かれてる気がする 音は気に入っているけど、あれはモニターぽくはないね でも実際モニター用途として使っているところあるのかな
>>374 ちなみにどのモニタースピーカーが好きですか?
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/31 01:53 ID:OlIKFl/v
>374 同感。別の見方ではオーヲタの 「ホントはソースに忠実に再生するべきなんだろうけど、俺はこの音のほうが好き」 っていう倫理的な悩みを突いたのがJBLスタジオモニターなんだね。 スタジオモニターという名前でユーザーを安心させている、っていうのかな。
379 :
1 :04/07/31 07:27 ID:7nSUjUuP
>>378 私の考えでは1970年代のオーディオ・マニア向けのサウンドを造り出したのが
JBLのモニター群だったように思います。ちょうどNEVEのコンソールみたいなものです。
当時はノイマンのマイク、スチューダーのマルチトラック、ニーヴのコンソールと合わせて
JBLの大型モニターが付けば録音品質が整うという風潮もありました。
消費者心理にモニター信仰みたいなものがあるとすれば、JBLの宣伝の受け売りのようです。
以下のリンクにも「なぜ家庭でもJBLなのか?」と題して宣伝されています。
ttp://www.lansingheritage.org/images/jbl/specs/pro-speakers/1986-4312a/page2.jpg 答えは簡単。「スタジオで最も使用実績のあるモニターだから」
JBLでミキシングした録音に出会う確率も多いということです。
私自身は昔の設計を維持したスピーカーは好きです。
4312はコントロール・ルームでのサウンド・チェックに用いられる機種で
BBC LS3/5も同様な目的で造られました。
アルテック404とかパイオニアPE-16Mなどのフルレンジは
ブロードキャストの音声技術を知るヒントに満ちてます。
これらはニアフィールド・モニターという手法ができる以前のものであり
今の基準で考えるとモニターの機能として不十分ですが
これに関わるフォーマットが残ってる限りとても有用なものです。
380 :
1 :04/07/31 07:31 ID:7nSUjUuP
ついでに言うとJBLには一度騙されてみると、結構その良さが判るものです。
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/31 07:37 ID:5oELHZ8s
つまり、70年代モノを聞くのに適しているってカンジでつか
382 :
1 :04/07/31 08:02 ID:Qfu/gkh2
>>381 その通りですが、実は今のアナログ・ブームは裏を返せば70年代ブームです。
それだけ完成されたフォーマットということも言えるわけです。
当時はウォール・サウンドとかディスコ・ミュージックがトレンドでしたが
そういう録音を聴くときには一度は聴いておくべきものだと思います。
逆に同じ70年代でもブリティッシュ・ポップは好みが分かれると思いますし
サイケものはJBLだと真面目過ぎる印象を受けます。
ブリティッシュでサイケ物となると、今のモニタースピーカーのほうが
むしろ音の構造がよりハッキリ判って面白みが増してきます。
最近はもうJBLのモニターシリーズをモニターだからって 選ぶ人は少ないんじゃないかな。 何かジャズ、ロックはJBLってイメージがあって、 単純に選ぶ人が多そう。
>>384 NS-6HXは同じヤマハでも昔のNS-10Mのような感じではなく
いわゆるヤマハ・ビューティという感じの音で、つまらないどころか色艶ばっちりです。
アンプのPM6100SAにはプリアウト端子があるようなので
パッシブ以外にもパワード・モニター(アンプ付)も使えるようです。
お聞きになる音楽(例えテレビのモニターでも)を教えていただければ
それに合ったものを薦めることができます。
一般的にはDynaudio BM6(6万/本)がお勧めですが
TANNOY REVEAL(6万円/ペア)も廉価ながらシックな音で良い出来です。
CLASSIC PRO EX10M(2万円/ペア)は製造中止になった10Mの模造品で
案外良い出来だと評判です。
パワード・モニターはアンプとの相性など面倒なことがないので便利です。
以下のリンクのものを参考にしてください。
ttp://www.soundhouse.co.jp/promotion/buyer/studio_monitors.asp
386 :
381 :04/07/31 17:52 ID:5oELHZ8s
>>382 なるほろ、なるほろ。
たしかに僕も(機材、録音、リスニングを含めた)70年代的手法ってのは
ジャンルとして確立した手法だと思います。
>>383 分かる。ロックをミックスするときって
ヒトによってはプロツールスを持っていても
あえてニーヴのミキサーを通すヒトとかもいるし。
やっぱ、あれはそう言う質感が欲しいのかなぁ…。
ニーヴ経験者のレビュー求む。
>>383 少し前のJBLのカタログに
ミキサー卓の前にモニターとして4344MK2
が鎮座している表紙があった。正直しびれた。
あれ、見ちゃったら買うしか無いぞ。
>>385 レスありがとう
音楽は何でも聴きますね。
主にPopsとかRockですが、クラシックも聴きますし。
聴かないのはハードロックとかラップくらいでしょうか。
BM6もREVEALもソフトドームツイータなんですよねぇ。
好みとしてはもっと上に伸びた音が良いんで、出来ればアルミドームとか、
金属系のほうがいいですね。
BM6とかにスーパーツイータつければいいのかも知れませんが、
お金が足りないもんでorz
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/31 18:30 ID:geDh3X9T
ATCがいいよ、ソフトドームだけど、いい感じで鳴る。
390 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/31 18:48 ID:5oELHZ8s
ツイータの材質ってどんな特徴があるの? アルミドームとかチタンドームとか
振動が伝播する速度というのがありますので、再生限界が違います。 基本的に硬いものの方が早く伝わるのかな?物理は詳しくないので分かりませんが。 さらに軽いほうが慣性に影響されないので、信号に対する追従性が良いです。 なので、重量の割りに剛性の高いもの、↑にもありますがチタンとかアルミが使われます。 私の感覚からすれば、普通の繊維をツイーターに使うのが信じられません。 ONKYOのシステムコンポの音を聴いてますからね。ソフトドームは嫌いになりました。
392 :
390 :04/07/31 19:19 ID:5oELHZ8s
>>391 なるほろ。ありがとうございます。
金属系ツイータっていうとYAMAHA MSP10 STUDIO、
GENELEC 1031A、Behringer B2031Aとかでしょうか。
あと、僕が好きなミックスエンジニアに飛澤正人って人がいるんですけど
その人はKEFのスピーカを使ってました(機種名は失念)。
これとか民生用だと思うのですが気になります。同軸、アルミドームッス。
http://www.kef.jp/kef_web_097.htm
ツイーターの振動板の薄さは普通の人が想像する以上です。 チタンでも布ドームと変わらずペナペナです。 金属製、布製どちらも一長一短で 金属製の場合には立ち上がりが鈍らず、情報量も多いですが ピークが耳に刺さりやすかったり、薄くベールを被ったように聴こえる時もあります。 布製の場合は立ち上がりは金属性には敵いませんが、聴感ノイズの収束が良く 音像の分離が良く聴こえ、ピークも耳に刺さりにくいです。 個人的には管楽器やピアノでは金属性が、人の声の再現にはソフトドームが都合が良いと思います。 ただどちらが潜在能力が上かと言われれば、これは金属ドームに軍配を上げます。 優秀なユニットとアンプを奢れば上記の欠点が気にならず、その利点にあやかれるからです。 金属、ソフトドーム、どちらの音触が好みなのか?それも重要です。 お互いにマネの出来ない音触があるからです。
>>393 同意。
ただ、
>ただどちらが潜在能力が上かと言われれば、これは金属ドームに軍配を上げます。
単純にハードTwという区切りで軍配を上げられるとどうかな。
ハードTwでも例えばダイアモンド等の一部のTwに限るけどね。
それ以外だったらソフトTwの高級品の方が上。
個人的にはソフトドームの音触が好きですね。 金属製だと、チタン(硬化処理含む)、ボロン、アルミの音触は好きではありません。 チタンとアルミには「さわさわ」と言う付帯音感じます。ボロンは付帯音は感じませんが 音が冷たいので好みではありません。 ベリリウムは好きですね。ボロンのような冷たさは感じません。 最もスピーカーは、素材の音だけを聴いているわけではありませんので微妙な部分もありますけどね。
まぁ言い出したらピンきりで、それでは話になりませんので ハード、ソフト、どちらも優秀なものを中心に考え、話を進めた方が良いと思います。
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/31 19:56 ID:geDh3X9T
ハードもソフトもピンキリ。
398 :
388 :04/07/31 20:25 ID:Q54CDZ8d
確かにそうですね。良い物はいいですからねぇ。 さすがにシステムコンポと比べるのはマズイですか。 振動板の厚さですが、数十µmくらいでは無いか、と思います。 マグネシウムは加工が難しく、薄いものでも50µmだそうです。 ハードドームはソフトよりも重たいそうですから、磁気回路の設計も難しそうですね。 振動減衰の性能で言えばソフトドームに軍配が上がりますので、一長一短でしょうか。
>>388 周波数帯域の問題ですが、高域が伸びていると感じるのは
いわゆるアンビエント成分で8〜12kHzの帯域が主体です。
最近はSACD対応ということで高域に伸びたものも出てきてますが
これらを単音として感じる人は稀で、1〜2オクターブ下のアンビエント帯域での
リニアニティをより忠実に保証しているという理解のほうが正確だと思います。
価格数万円のスピーカーでも40kHzまで再生できる時代ですが
実際にはその下の帯域のリニニティがなく、ほとんど無意味です。
>>385 に挙げたスピーカーは基本的な帯域の粒が揃っていて
本当に必要な帯域がしっかり出てきます。
言ってる内容だとPMC社のものがありますが
現状のアンプではキンキンして使い物になりません。
>>386 NeveはBrentの1073(オリジナル)を所有しているが、
いわゆるロックっぽいソリッドな質感を出すにはもっとも手っ取り早い。
ただ、VintageNeveでMixするよりはVintageNeveで録って、
SSLでMIXするのが今は普通だ。昔風の質感で仕上げたければ、
VintageNeveでMixでもいいだろう。どちらにしてもアナログに録るのがもっと重要だと思うが。
Neveに手が届かなければ、昔のTridentも若干スローだが試してみるべき。(スレ違い)
401 :
388 :04/07/31 23:00 ID:Q54CDZ8d
8〜12kHz これ、本当ですかね。 12kくらいで切って鳴らしても、全然違いますよ。シンバルくらいですが。 メーカの出しているf特は正弦波なので、実際の楽音再生で 保証されるかどうかは別問題です。 確かに、20kとかは音として聞こえる 程度なので、 出ていれば問題ないということでもあるのでしょうが。
402 :
1 :04/07/31 23:13 ID:es+n5IZF
1氏の説明を読むとソフトドーム型のほうが、特性的には優れているようだ。 ごく最近のベリリウムやダイヤモンドはどうなんだろうか? 個人的な経験では非常に固有音の少ない(つまらないとも言えるが)、 癖のない音というイメージだが。
>>399 PMC推奨のBristonとPMCの組み合わせでは、
そんなにきんきんしているとは思わなかったが、
まあ、ダークではないわなw
>>401 ラウドネス補正について改めて言うと
オンマイクで収録されたものを比較的小さい音量で聴く場合
近接効果などの影響を加味してフラットに聞こえるためには
以下のような補正を掛けるといいようです。
ttp://www.zainea.com/tempo21.gif 最近の人がフラットな再生音では物足りなくて、STWを必要に思う背景には
多分にこうした背景もあるように思います。
こうなると高域の伸びというよりトーンの問題になります。
私自身はロックやポップスのようにプレゼンス感を強調した録音では
上記のようなトーンに調整しなおして聴くほうが好ましく感じます。
しかし超高域を強調すると耳に圧迫感を感じるので
12kHz以上は1〜2dB抑え気味に設定することが多いです。
それでもトーンとしては十分に高域が垢抜けた感じになります。
こういう好ましいトーンを見つけだすためにはイコライザーを使いますが
モニターに既にキャラクターが付いてる場合はコントロールできません。
他のワンポイント録音に当たったときにはスカスカの音でお手上げです。
>>399 アンビエント=空気感とするなら、12−16kが適切な値ではなかろうか。
俺がアンビエント調整するのはそのぐらいの帯域だが。
>>401 カットオフ12kで切ってもスロープがあるから、実際はかなり下まで切れてしまうよ。
PMCもそんなに良くないの? どのスピーカーも欠点はあるんだよね。なんか混乱してきたなぁ 欠点が少なくて低音が良い音出るメーカーって、どんなのがあるか教えて!!
>>403 超高域に使っているものならほとんどキャラクターは感じないでしょう。
金属材料でも硬軟の違いは大きいので、癖のないものも増えています。
最近のB&Wはそうした改善点が著しいと思います。
逆にAEはVifaのツイーターに換えてしまいましたね。
>>404 ブライストンのアンプくらい充てないと上手く鳴らないのですが
それは初めからそういうサウンドを目指して予算を組まなければ
中途で放棄すると、とんでもないゴミになります。
過去にはATCがパワードで出して本来の姿を現した感がありました。
>>408 でのPMCに関する補足ですが
他スレの話題で以下のような感じになってるようです。利便性が増したと思います。
・DB1S、TB2Sなどの小型SPのツイーターがソフトドームに変更される
・業務用小型SPに関してはフライングモール製のデジタルアンプが組み込まれる予定
410 :
388 :04/08/01 11:25 ID:KEAzVTM7
>>406 いやいや、ダウンサンプリングしたんですよw
44.1kのを22.05kに落として聞けば、11kくらいですっぱり切れるじゃないですか。
私としては、ソフトドームでも剛性があれば問題ないんですけどねぇ。
なんとなく金属音が淋しい感じがしてしまうもんで。
間を取って高分子系とかプラスチック系振動板なんてどうですかね。
昔DS-500使ってて、理想に近い物だったんですがツイータが逝ってしまいました。
密閉で小型で2Wayって、最近無いですよね。
密閉のおかげで低音は出ませんでしたが、癖が無くて好きな音でした。
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/01 16:30 ID:ff5t/lg5
>>410 高域の華やいだコンシュマー機は山のようにあるので
無理に業務用に限定せず選べばいいかと思います。
ダイヤトーンも業務用と民生用では全く音の傾向が違います。
民生用は2kHz辺りに色艶が乗っています。業務用はかなり辛口の音です。
くりかえし主張してる材質で音が決まるというのは
成型技術が未熟なのに無理矢理に新素材を使った時代の名残です。
特に日本における開発は異常な情況だったように思います。
今のソフトドームはかなり手の込んだ成型技術で製造され
過度特性も20年前とは比較になりません。
もし金属音のすばらしいスピーカーを希望するのであれば
業務用の機種は選ばないことです。
単純にはそういう意図をもって造られないからです。
誤解を恐れずにあえていえば金属音らしく鳴るというよりは
シンバルやトランペットの楽器の違いが判るというのがモニターの意図なのです。
そういうニーズがなければあまり魅力のあるものとは思えません。
つい先ほど、ソフトドームツイータのスピーカーを使って 音楽を聞いていたんですが、私には物足りないですね。 まぁ、ミニコンのスピーカーなんでしょうがないですけど。 しかし、声の表現力はすばらしいですね。 ソフトドーム以外も検討します。
413 :
412 :04/08/01 17:03 ID:KEAzVTM7
(゚д゚;≡;゚д゚) ソフトドーム 以外 ではなくて も ですねorz
>>409 でのPMCの話しだけど
モグラを背負ってくるというのがとても気になるし、ある意味、画期的な判断のように感じる。
というのはPMC社が初めて出すパワード・モニターだし
それが例えばATCのようにコストを膨大にかけていく方向でもない。
あえてMAやポストプロで受け入れられるコスト感覚を狙ってきたのが面白い。
もちろん以前からDB1S、TB2Sは5.1ch用を狙っていたので
低コストでアンプの課題を保証することで、より広いニーズでの利便性が広がると思う。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/01 18:13 ID:IzKHRsvG
アルティメイトモニター聴いた。 小型密閉構造のスピーカだが従来の概念を遙かに越えた超リアルな音 に度肝を抜かれた。ヴァイオリン、ピアノ,JAZZいずれも素晴ら しい。価格が1桁安ければ即買いなのだが...。
オーラトーンはどうですか?
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/01 19:03 ID:IzKHRsvG
>>416 Audio MACHINA と云うアメリカの小っちゃな会社。
フロントバッフルは50mm厚アルミ合金からの削り出し。
は航空レベルのカーボンファイバー。
エンクロージャは非常に強固で鳴くことは無く、平面
部分も全く無く、ぴかぴかのピアノフィニッシュ。
専用イコライザが付属していて、25Hz〜20kHz±3dB。
感度90dB/m,165W×401H×406D,17kg(Base含)
ステラヴォックスジャパン扱い。
419 :
418 :04/08/01 19:05 ID:IzKHRsvG
エンクロージャは航空レベルのカーボンファイバー。
420 :
418 :04/08/01 19:51 ID:IzKHRsvG
ステラヴォックスジャパンではなく潟[ファン扱いの間違い。 何回も間違ってすみません。
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/01 20:31 ID:wXXIkFpK
モニターと言えばNS-1000Nですね。
>>418 さん
そのSPのHPとか無いでしょうか?
検索したんですが、2004TASの案内しかみつかりまへん
>>417 オーラトーンのような音声チェック用のスピーカーは意外に使い勝手がよく
ニアフィールド・モニターでミックスをする以前にはよく使われていました。
今風のモニタースピーカーからするとラフ・スケッチという感じはしますが
音の第一印象を掴むという点でとてもバランスが取れていると思います。
オーラトーンは残念ながら製造中止されてから長い期間が過ぎていますが
代わりになるものを捜してみるのもいいように思います。
424 :
1 :04/08/01 22:31 ID:S7jiLYbH
>>418 航空機レベルのアルミ材を用いたり、カーボンファイバー製の箱というのは
ハイエンド製品での味付けに用いられるもので、スピーカーの音響特性を
ダイレクトに反映するものではないように思います。
モニタースピーカーは理詰めで造られるもので、魔法や手品は必要ありません。
かえってタネも仕掛けも判るのがモニターの手法なのだと思います。
例えばステレオ・イメージにしても遠近法と同じで発展史があります。
初期のステレオはひとつの音響としては把握してなかった形跡があります。
ポップスで音像定位が明確になったのは1960年代後半以降のことです。
現在のように定位感を細かく規定するようになったのは
デジタル収録でms単位の解析ができるようになってからのことです。
その仕掛けを見極めてきたのがモニターの方法論だったわけです。
しかしこうしたステレオ・ミックスの方法は人間の判断によるもので
機械の性能に限定されたものではなかった、ということも理解が必要です。
むしろステレオ・イメージの発展の下でモニターの方法が変化していったのです。
なので仕上げの手の込んだハイエンド機種でなければ聞き取れない事柄よりも
もっと重要な聴き手の存在を熟慮するべきように思います。
モニタースピーカーは良くなったのに、 録音が悪くなるいっぽうっていうのは どういうことなんだろう???
現在のワンポイント収録はch間のセパレーションが極めて小さいです。 無指向性マイクを30cm程度しか離さずに設置するからです。 これを再生するにはインパルス特性にかなりのシャープさが求められます。 逆にこれを1950年代の人に聴かせたらどう思うでしょうか? サウンド・ステージを認識する以前に、なぜ同じような信号を再生するのに スピーカーが2つ必要なのか?という疑問にいたるかもしれません。 モニターの音が正確という以前に、こういう感触に触れることがあります。 またポップスでサウンド・ステージを生み出したのは ビートルズの「サージェント・ペパー〜」のように思います。 それはライブ活動をやめたバンドが架空のライブ演奏をイメージして造り上げた音響です。 この「イメージして」というのが重要で、70年代にはシンセによるスペース感覚が流行ります。 何もない宇宙では無響なのですが、どういうわけか反射のない深いエコーが選ばれました。 この深いエコーの音場は、サウンド・ステージに奥行きを与え 各楽器の定位感に関するイメージを2ch上で自由に配置する方法を生み出しました。 収録現場では全てオンマイクで収録しているにも関わらずです。
>>426 のつづき
マルチマイクで各楽器をピックアップする方法とアレンジは
戦前のハリウッド映画の頃から見受けられますが
この頃はダイナミックレンジの制約でそうしていました。
またはジャズやカリブ音楽にみられるパーソネルというソロの受け渡しが
自然にポピュラー音楽の収録に影響を与えていたのかもしれません。
いずれにせよクラシックに比べ、音盤に載りやすく判りやすい音造りです。
戦前でユニークなのが、オペラ歌手カルーソーの再録音で
実は以前に収録した音盤をラッパ再生し、管弦楽で伴奏したと云います。
これは当時の録音が生音拡声を基本にしていたことの照査でもあります。
こうした生音の拡声というスタンスは、ライブ会場でマイクの音をそのまま集音するという
1950年代のジャズの録音方法に繋がるものでもあります。
これを改めてサウンド・ステージに置き換えたECMの録音などは物議を醸しました。
ここで改めて2chでミックスされた音響について通観する必要があります。
ひとつは演奏家の表現を仔細に観察するために
もうひとつは音楽のスタイルを把握するために、録音のカラクリを暴く必要性です。
モニターの目的は、演奏評価の主体性の内にもあるのだと思います。
428 :
226 :04/08/02 03:55 ID:PM+h0KjA
>>425 昔より音が悪くなったかどうかは主観の問題だが、そう思う人が多いのは、音楽業界のデジタル化によるものだ。
そこのところはここでは詳しく述べないが、
その他の理由として、時代とともに民生機が小型化していくことで、(ホームステレオーラジカセーipod)
ある意味マーケット自体がハイファイを求めなくなったということも重要な原因だ。
さらに、アメリカ的な「マーケティング」という概念が音楽業界に浸透したことで、
プロダクションの最終的な音質は昔よりさらに合理的に決定されるようになった。
もちろんこれは一般論なのですべてのプロダクションがそうとは言わないが、
音楽の最終的な音は、常にマーケットによって最終決定されていうということは、忘れてはならない。
たとえば、レゲエのプロダクションはレゲエのマーケットであるサウンドシステムや非常に廉価なシステムによって
決定されてきたし、生演奏でも、オーケストラの音質は、演奏されるホール(演奏会)というマーケットによって決定されてきた。
オーケストラの音を、レゲエのサウンドシステムのあわせて決定した天才は、俺の知る限りいない。w
だから、ここでミックス用のニアフィールドモニターに関して限定していえば、
現在のモニターというのは高音質であることが最良ではなく、そこで聴かれる音質がその商品が聴かれるマーケットである、
ラジオやカーステやラジカセで聴いても同じバランスで鳴ることのほうが重要なわけで、
そういった条件にはまったモニターが最良ということになる。当然、あるレベル以上の分解能も必要だが。
今の主流であるGenelecを聴いた人はわかると思うが、高域も低域も非常に人工的で、中域は手前に張り出している。
もっと自然な音質でかつ分解能も高いSPもあるのになぜ?と思う人もいるだろうが、
実際には、Genelecのほうがラジカセなどの人工的なバランスに近いため、作業しやすいという人間が多いために、
市場を席巻してしまった。逆にこういうモニターで作業されたプロダクションに自然な音を期待するのは筋違いなわけだ。
こういった意味では、1氏が言っているように、モニターを聴けばその時代の音楽背景(つまりマーケット)がわかる、
というのは一理ある。
429 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/02 04:48 ID:Mtwvzw41
>>425 そっかな?俺的にはミックスの水準って上がってきてるような気がするんだけども。
まあ、
>>428 さんが言うとおり好みの問題か。
430 :
226 :04/08/02 05:36 ID:PM+h0KjA
>>429 俺個人の意見を言えば、
プロダクション全体のクリアネスは上がってきているが、
個々の楽器の音色に関しては、必ずしも今の方が魅力的とは思わない。
俺と同じ意見の人間は、ビンテージ機材を使って録音し、
最新型のコンソールでミックスするという方法を使っているし、
それが今のプロダクションの1つの主流だ。
431 :
226 :04/08/02 06:43 ID:PM+h0KjA
>>424 1先生の御意見には、相変わらずハイエンドオーディオ嫌いのところがお見受けできるが、
オーディオマニアの俺から、反論させていただくと、w
たしかに、ハイエンドは魔法や手品のようなインチキ臭いところも多いし、
誤解を招かれているのは当然だ。値段も高杉に決まってるわな。
そういうマイナス面は認めつつも、
俺はできるだけポジティブにハイエンドオーディオを見ていきたいわけ。
(本当はまあ、単に好きっていうことなんだけど。)
>>428 にも書いたが、コンシューマー側で音質に対する認識が向上しないと、
いくらプロダクション側で何をやっても空回りなわけだし、
いまやハイエンドしか、そういう役割を持っていないでしょう。
前にも、長々と書きすぎたのでもう書かないが、
コンシュマーモデルにはそれなりの役割もあるというのは理解して欲しいところだが、
逆に簡単に理解されると、もう論争できないので寂しい気もする。w
航空機レベルのアルミ材やカーボンファイバー製の箱というのも、
おそらく素人向けのマーケティングタームだろうが、
もしかすると理詰めでそうなってるのかもしれないし、聴かないで決めつけるのはどうか。
まあ、過去にそういうのが多過ぎたから、聴かなくてもわかる、といわれればそれまでだが w
俺は、値段はともかくこのSPには非常に興味がある。
ぜんぜん話は変わるが、
最新号のMIX MAGAZINEでALTEC A7がリイシューされたというニュースが出ていた。
$4300(送料込み)。
432 :
1 :04/08/02 08:27 ID:F4GHSj02
>>431 基本的にソフト重視派なんですよ。月に4〜5万をソフトに注ぎ込んでる。
その合間を縫って機器を揃えているようなものです。
私自身は機器さえ良ければ聴き手が良くなるというのには反対で
やはり聴く側に一定の感受性と知識が備わってなければいけないと思ってる。
それは単純には録音と再生に関する知識ですが
両者を結び付けてリソースを持っている人がオーディオ・マニアには意外と少ない。
なんで、このスレでは一貫して音響特性で音を語ってるんです。
仕組みが判れば、ハイエンドのお金の掛け方に興味をもって傾倒しても良いように思う。
逆に仕組みが判ったので、ハイエンドという淘汰性よりも業務機の多様性のほうが
オーディオ機器として遙かに利便性があるという意見も持っています。
433 :
226 :04/08/02 10:30 ID:PM+h0KjA
ハイエンドという淘汰性よりも業務機の多様性、というところが理解できかねるが、 他のことは正論だろう。 オーディオは利便性だけでは語れないし、利便性だけならmp3が最高だ。 一般的には利便性と高音質の妥協点が、 その人のオーディオシステムとして実現されるわけで、 その妥協点の違いだけが、ハイエンドシステムとipodの違いだ。 1氏のばあい、その妥協点が業務機ということにすぎないのではないか? 仕組みがわかった云々に関しては、 どんな仕組みがわかったのかこの文章だけではよくわからない。 それと俺はCDは月に10枚程度しか買わないし、 昔グールドをはじめて聴いたときは1年ぐらいの間、彼のCDしか聞かなかった。 だから、ソフトを買う枚数だけでその人の感受性と知識を図ることはできないとは思うが、 たしかにオーディオマニアのなかには、 こういう疑問を持たれて当然の香具師も相当数いそうなのであえて反論しない。 俺は、こういう香具師は音楽より高音質ということに感受性が強く働く人ということで よい意味に理解しているが。 そういう香具師が業界でエンジニアになってる場合も多く、彼らは社会的には役立っているが、 オーディオマニアの場合、それが趣味なんだから仕方なかろう w
>>386 ,
>>400 オリジナル1273はロック向きソリッドなんだ。
ロック向きソリッドっていうと、APIとかのイメージだけど、
意味合いがまた違うのかな。
Brendtのリプロダクトの1072なら所有してて、
ヴァイタリティーを付加、向上するという印象。
実体感を向上させ、若干の汚しが加わる。
結果、密度感が出て、音色が濃やかになり、
多少ノスタルジックな感じも付与される。
なかなか魅力的な音だから、一度試しにDIインから
通常のオーディオのラインに入れてみたところ、
古臭いいい音ではあるけど、眠い感じになってしまってイマイチだった。
(さらにスレ違いスマソ)
435 :
226 :04/08/02 10:50 ID:PM+h0KjA
ああ、赤色さん元気そうだな。w さらにスレ違いスマソだが、 俺の1073はEQなので、赤色氏のは1272マイクプリのことだろう。 まあ、音に関しては書くのがめんどくさいのでソリッドとテキトーにいっておいたが、 赤色氏のいうとおりだろう。あえて加えれば粒子感。 リプロは聴いたことがないのでコメントできないが、よいらしいね。 APIのほうがパンチがあるから、俺にはAPIはもっとファンキーなイメージなんだが、 その人のロック観にもよるだろうな。
436 :
226 :04/08/02 11:39 ID:PM+h0KjA
でも、 Neveで眠い感じっていうのはよくわからん。 トランス臭いから超ハイスピードではないが、 十分ソリッドに音は立ってると思うが。
437 :
1 :04/08/02 12:47 ID:81qKJGGY
>>433 >一般的には利便性と高音質の妥協点が、
>その人のオーディオシステムとして実現されるわけで、
>その妥協点の違いだけが、ハイエンドシステムとipodの違いだ。
>1氏のばあい、その妥協点が業務機ということにすぎないのではないか?
ハイエンドもipodも業務用も妥協に過ぎないというなら
どれでも良いように思うけど。。。なんてチャチャ入れないで
正直いうと
>>226 氏のいうハイエンドがどういう状況を指すのかずっと疑問なんです。
高価でも解像度やサウンド・ステージのでたらめなSPは沢山あるし
スピーカーだけハイエンドというのはあり得ず、CD+DAC、アンプやケーブルも吟味する。
結局、総額400万のシステムを組むのならそれもよし。
私のスタイルは合計100〜200万程度がリーズナブルな価格帯ですね。
自分はCDP+ミキサー+EQ+アンプ+SP=10+15+25+40+20=110万程度です。
1年後にスピーカーをEarthWork Σ6.2に換えようと思ってるけど
その間にタイムコヒレントを保障した廉価なモニターが出ればそちらに流れるかも。
>>435 >俺の1073はEQなので、赤色氏のは1272マイクプリのことだろう。
うんうん、2chのマイクプリ。
さっきのレスの最後の3行の部分に関しては、
あくまでもお遊びの結果だからあまり参考にはならないよ。
「眠い」ってのはオーディオシステムにプラスした場合の印象だから、
接点も経路も増えてるし、DIイン使うから、
フォン端子フォンケーブルのクォリティも影響する(概して劣悪)。
そもそも使い方が邪道なんでそういう結果になったんだろう。
あと「ソリッド」と「眠い」っていう言葉の捉え方が少し違うかも知れないな。
おれの言葉の用い方においては、極端に言うと、
「ソリッド」は輪郭線を強調して贅肉がない感じ、
「濃やか」は輪郭よりもその内側の実体の密度が高い感じ、
っていう意味合いのつもりね。
前者が音像的なプレゼンスを併せ持ってれば「パンチ」があるってことになるし、
後者はクォリティが下がってしまえば「眠い」ってことになり得る。
439 :
1 :04/08/02 13:33 ID:81qKJGGY
改めて定価で調べてみると、こんな感じだった。 CDP+ミキサー+EQ+アンプ+SP =115,500+284,550+298,200+619,500+210,000 =152,7750 まぁ、実際の投資は平均で3割引きというところでしょうか。 それなりにかかってるものですね。
440 :
226 :04/08/02 13:35 ID:PM+h0KjA
まあ、言い方がかっこつけすぎだったが、 俺が言いたかったのは、利便性(経済性含む)と高音質(個人によって価値観に差があるが) は普通なかなか相容れないでしょう。安くて便利なら音は悪くなるってこと。 その妥協点が業務機というのは非常に合理的な選択だと思うが、 総額5000万円のシステムが合理的な妥協点という御仁もいれば、 ipodがあればしあわせー、というエコロジカルな紳士もいるということで。w 個人的な意見だが、合計100〜200万程度がリーズナブルな価格帯というのは賛成だ。 知人に聞かれたら、おれもそう答えるだろう。この価格帯なら、確かにモニターという選択肢は重要だろう。 ただ、俺自身にとってのリーズナブルな価格帯ていうのはまだよくわからない。 模索中だ。200万円以上とは思うが。 シグマは聴いたことないのだが、いいという話は聞いたことがある。 俺自身は、前にも書いたがタイムコヒレントには固執していないが、 もしそこが重要ならDunlavyの中古は恐ろしいくらいの低価格で出てるから、 あれが今は世界で一番合理的な選択なんじゃないかと思うが。w
441 :
226 :04/08/02 13:49 ID:PM+h0KjA
>>438 赤色は音を言葉に直すのがうまいな。俺は結構苦手なんだよ。
赤色氏の言葉で言い直せば、
NEVEは輪郭線を強調してかつ密度が高い。でもパンチのある音じゃないけど。
やっぱりうまく言えん。何言ってるかわからんでしょう www
442 :
1 :04/08/02 13:49 ID:81qKJGGY
>>438 =434
>実体感を向上させ、若干の汚しが加わる。
>結果、密度感が出て、音色が濃やかになり、
>多少ノスタルジックな感じも付与される。
FocusliteのREDシリーズしか聴いたことないけど
ネタ元はもう少し太さがありそうですね。
でもREDシリーズは聴いて唸っていましました。
EQを選んでたんですけど、ノスタルジックで密度のある音で
何でも美しい思い出のなかであかね色に染まってしまうような感触。
結局ORAMのEQを購入しましたけど。。。イケズですな。
443 :
1 :04/08/02 14:05 ID:81qKJGGY
>>440 >ただ、俺自身にとってのリーズナブルな価格帯ていうのはまだよくわからない。
>模索中だ。200万円以上とは思うが。
なので現状がどうだ?ということです。
>Dunlavyの中古は恐ろしいくらいの低価格で出てる
リソースをキボン。ググッても2chしか出ない w
基本的にはラージでのタイムコヒレントは試聴位置にシビアなのであまり歓迎しない。
Σ6.2はスモールだったのと、音の立ち上がりが鋭敏。
カタログでは-6dB/octのネットワークで繋いでるが見事に45度シフトで位相が繋がってた。
Tielのようにネットワークが重いということも慎重に避けている模様。
444 :
226 :04/08/02 14:05 ID:PM+h0KjA
あ、わかったよ。 俺の言ってるソリッドっていうのはソリッドステートのソリッド。 硬いっていうこと。硬いがかっこいいし気持ちよい。 でもマッキーのソリッドとは違う w apiのほうがしなやかでグルービーだな。
445 :
226 :04/08/02 14:28 ID:PM+h0KjA
>>443 Dunlavyの件は半分冗談だったのだが(wとあったでしょう)、Dunlavyだったら、Audiogon.com だ。
出ると数日以内に売れてしまうので、要注意。Vはでか過ぎで人気ない。
ただ、真剣に検討するんなら今後ユニットの交換などで、ちょっと頭がいたいかもしれない。
というのは、Dunlavyのネットワークはユニットごとに1台1台調節されて出荷されていたが、
Dunlavy氏の連絡先が曖昧になってしまい、今後のサポートがどうなるかわからないからだ。
ただ、Scanspeakのユニットを買って取り付ければまったく同じ音だというレポートもあるので、
ネットワーク個別調整の件は単なるセールストークだった可能性もあるらしい。
まあ、こうやってみると、業務機もだいぶあやしいですな。w
446 :
1 :04/08/02 15:35 ID:81qKJGGY
>>445 全部wが付いてるので判らないゾ〜!!
多分、アフターサービスが受けられないならダメだと思う。
細かいこと気にしなければ、音質は一緒だけど。
Σ6.2はユニット選別しペアリング、ツイーター位置は手調整。
測定グラフが1台ずつ付いてくるらしい。
タイムコヒレントは、ユニット間の調整が手作業になるので
普通の価格の倍に跳ね上がるのが普通。
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/02 15:37 ID:81qKJGGY
>>226 本題のほうはどうよ。
1.今のスピーカーがどういう機種なのか?
2.ずっと比較の対象にしてるハイエンドの範囲は?
3.アンプなど他の機材はどうしてる?
少なくともGenelecとは傾向の違う音だということは判るが
業務用モニターも音質だけいうと千差万別だからなぁ。
逝ってる対象があまりにも固定観念で彩られているかと。
単なるカルチャーショックということもあり得るし。
448 :
1 :04/08/02 16:02 ID:81qKJGGY
449 :
226 :04/08/02 16:22 ID:PM+h0KjA
>>447 まあ、何回も言ってるように、
俺は自分のシステムは言わないし、言う必要もないと思っている。
ただし、1氏も次はシグマという話なんで、せっかくだから俺も次のSPの候補を挙げとくと、
ルーメンホワイトのダイヤモンドTW。非常に惹かれた。
120Hzのレゾナンスをステレオファイルに叩かれたが、そこはもうすでに改良されたらしい。
俺のハイエンドの範囲はここらへんだ。
>>441 >赤色は音を言葉に直すのがうまいな。俺は結構苦手なんだよ。
いやいや書いた後読んで、1さんや226さんの正確な物言いに比べて、
おれのは何と主観的イメージによる表現だろうかと思ってたとこだよ w
>>442 おれは名前からも分かる通り赤色には実に弱いので、
随分憧れた時期があったよ<レッドレンジ
そのインプレを聞くとまたぞろむずむずして来る w
>>444 rock-solid(岩のように硬い、頑丈な)って言葉があるけど、
マッキーの場合、どっちかというと岩寄りってことかな w
451 :
226 :04/08/02 16:27 ID:PM+h0KjA
>>448 コンシュマーでぜんぜん売れなかったから、
プロオーディオに触手をのばしてきたのかな?
マスタリングでオリジナルを使ってる人もいるから。w
でも、売れないだろう。
>>424 ,431
おれが使ってるSpはアルティメイトモニターってのとは違うんだけど、
コンシューマー用で、まさにアルミのエンクロージャーに、
カーボンのスタンドっていう組み合わせなんだよね。 w
おれの方のSpに関して言うなら、スタンドはともかく、
エンクロージャーはぶっちゃけ理詰めではないようだ。
設計者は様々なエンクロージャーを実際作ってみて、
その中でアルミを選んだらしいから、
その比較が音響特性の分析を含むものであったとしても、
理詰めとは言えず、実践的な手法と言えるだろうね。
ハイエンドにもまあ色々あるだろうけど、
確信犯的に実験的な試みをするようなメーカーも結構あるわけで、
結果、出てくる音は、淘汰されるどころではなくて、
実に多様なものだと思うんだけどな。
453 :
1 :04/08/02 16:39 ID:81qKJGGY
スレ違いだけど。。。
シアター向けの機材は長い期間、光学録音帯(サウンド・トラック)を使っていて
2kHz辺りからロールオフする音響特性(X-Curve)をリファレンスにしてた。
1950年代に磁気テープでの収録が出て、フラット再生になりかけたのだが・・・
1.従来の光学録音で供給される広告フィルムのキャリブレーションができない。
2.磁気箔が映写機の熱で剥がれやすく耐久性に乏しい。
3.ステレオ機能を持っていたが分離器の稼働できた映画館はほんの一部だったらしい。
・・・等々の理由で10年もしない間に規格そのものが撲滅された。
また当時のシアター用アンプにはイコライザーが備え付けられていて
光学録音そのものにもロールオフを掛けたり、逆にプレゼンス感を強めたりしたらしい。
(
ttp://www.film-tech.com/manuals/MOTIOMA7505A.pdf の一番最後のページ参照)
シアター用のA7は当時の業界特有の掟のなかで生命線を保っていたといえる。
こうした特殊な業界事情を踏まえて、ポストプロでの編集テープが残ってない
生の光学録音フィルムのリマスターが問題になったことがあった。
THXのホーム規格では、リイコライゼーションという機能を持たせて
高域を適度にロールオフさせることをしている。
454 :
226 :04/08/02 16:39 ID:PM+h0KjA
>>449 つづき
でも、いまのSPを買い換える気はいまんところないけど、買い足すっていう感じかな。
おい赤色、俺はやっぱりどっかでおまえを見たぞ。
JBLのサブを使ってるとかなんとか言ってなかったか?
おまえはほんとにいいやつだな。
>>454 うんうん、そうだよ。
どこだろ、おれが出没しそうなとこっていうと、
ジャズスレ、クレルスレ、以前で言うと、小型Spスレとかかな。
特別、節操もなくカキコんでるんで、よく覚えてない(^^;
>>449 ルーメンホワイトか、これまたいかにも美音だね。
正確にどのモデルだか覚えてないけど、
あの外観そのままの、滑らかで抜けのいい音に魅了されるね。
ただおれには清濁のコントラストが少し不足してるように思えた。
まあ、戦前ブルースとか聴くおれなんかは、
元々完全にターゲットから外れてるんだろうけど w
457 :
226 :04/08/02 17:07 ID:PM+h0KjA
思い出したが、俺はちょっとふざけすぎて、 赤色先生に説教された。おかげで今は矯正したよ。w
458 :
1 :04/08/02 17:16 ID:81qKJGGY
>>449 ルーメンホワイトねぇ。。。タイムコヒレントをやめて勘に触ったんじゃないだろうか?
でもそれだけお金持ってるんなら、イクラでも選択肢はあるな。
どうかお幸せに。ここではスレ違いです。
>>451 いやそうじゃなくて、空港PA用のフルレンジやスタジオ用の604関連はプロ。
A7のユニットはプロで扱ってるが、A7システムはコンシュマー扱い。
最近、普通のフロア型3wayなどもコンシュマーで出してきた。
プロ扱いの人たちは、エレボイの買収で消えたユニットの完全復刻を目指しているので
そっちが本命だと思う。
>>450 いわゆる復刻タイプでもなくて、ちょっと陰が薄い感じがするけど
中古でORAMのEQ(低価格品)と同じ価格帯で出てたので1週間悩み続けました。
結果は色を付けるなら他の機材があるか。。。という結論。
でも今でも夢に出るときがある。。。
2chには実はすごくいいやつなのに偽悪者の仮面を被ってる人がたまにいるが、 その一人が「Sp名は明かせない」って頑なに言ってたな、そいや。。 それにしても説教した覚えはないんだけどな、説教臭かっただけじゃないかな w
460 :
226 :04/08/02 17:24 ID:PM+h0KjA
>>458 スピーカーの金額とスピーカーの理想は関係ないと思うから、
俺の理想的なスピーカーの例として、ルーメンを挙げたまで。
モニターに比べてルーメンが高価すぎるから、議論にならないというのでは、
高ければいいSPがあるわけではないという、いままで1氏が主張してきたことと、
全然違うんじゃないか?
461 :
1 :04/08/02 18:02 ID:81qKJGGY
>>459 ん? >226氏は製作側に居ても録音の善し悪しをいうことは避けているので
ハイエンドに値する録音の質についてもコメントは得られないと思う。
部屋の響きだってそれなりに工夫が必要だけど、>350でそういうことは必要ない模様。
ようするにハイエンド=妄想の一部で、単に業務用の枠以外のエトセトラに過ぎない。
現状でルーメンホワイトと同様な質を好んで議論してるんだったらあまりにも変なこと。
そういうSPでモ試聴すると汚く聞こえる録音が9割なんだけど
録音が悪くて良い演奏というのは山ほどある。
結局、>226は2ch特有の言葉の綾だと判ったんだ。
私は私で音響に関するリソースを書き続ける。。。
>>453 も読んでね。
462 :
1 :04/08/02 18:26 ID:81qKJGGY
ちなみに、このスレの前半で散々書いているのは
・録音方法と関係なしに存在する再生機器の選択はあり得ない。
・ステレオ収録に関する方法には歴史的な過程があってモニター方法も変化してる。
・演奏史と録音方法の変換は必ずしもリンクしてないが録音方法で印象も異なる。
こうした事柄を抜いたオーディオの議論がどれだけ無益なことか!!
(
>>426-427 も読んでね)
>>461 あれ、おれ(
>>459 )へのレスになってるね。
>>460 へのレスの間違いかな?
それにしても1さん、
>>226 さんに具体的なシステムのことたずねておいて、
>>344 でもレス違いにならないことを言ってるのに、
いざ具体的にSp名が出たらばっさりスレ違いと切り捨てるのは、どんなもんかな。
>>461 ではちょっとその説明として不充分だと思うよ。
>>462 で言われる録音と再生の関係ということが
ネックになってるっぽいのは、流れ的には何となく分かるんだけど、
>結局、>226は2ch特有の言葉の綾だと判ったんだ
ってことにどう繋がるのか、よく分からん。
>>350 にしても、おれには、家庭でモニタースピーカーを使う難しさを言ってるようにしか見えないんだけど。
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/02 21:09 ID:7Af0PDFv
>>463 最初はそれなりにまともなこと云うかと思って相手にしてたさ。悩んでるフリしてたからね。
でも結局は有益なリソースを何一つ示さなかったし、そのつもりもなかったみたい。
終始、ハイエンドと(云われるモノ)業務機と(一般化されたモノ)の比較論を展開するだけ。
業界のトレンド自慢もあまり意味がないし、自分の感性に結び付いてないので説得力ゼロ。
おかげで高級機器さえ揃えば録音のことなどドーデモいいような香具師は増えるは
このまま感性とインプレだけでオーディオを語るスレになるかと思うとゾッとする。
それなりの具体的なリソースを揃えて議論してほしい。
音楽なんて理屈で聴くモノじゃあないから、そんな小難しい理論争いは辞めて 自分の感性で素直に聴きませう
1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:04/06/04 22:34 ID:M20PsVZr 何も足さない硬派な音 ニアフィールドからラージまで 単独スレでは難しいスピーカーも大歓迎です (アンプの話題も可)
>>465 じゃ質問しましょう。どれも基本的で音楽性に直結する問題です。
問1)
ある時期のポップス録音にはシグルカットはモノラルで
LPはステレオでミックスダウンされることがありました。
このときどのバージョンを正規盤とみなすべきでしょうか?
ヒント:最近のリマスターCDの表示を調べて聴いてみる
問2)
60年代を境にボーカルにコーラス・リバーブをつけて録音する習慣がつきます。
しかしテープ劣化のせいでリバーブ成分が失われたマスターテープも多く存在します。
そのとき取るべき処置にはどういう方法があるでしょうか?
ヒント:リマスターCDの高域のトーンとヒスノイズの量を比較してみる
問3)
コンデンサー・マイクには大型ダイヤフラムとスティック型とがあります。
グラモフォンは前者を、デッカは後者を主に使ってきました。
このことから起こるサウンドの特長にはどういうものがあるでしょうか?
ヒント:ウィーン・フィルの録音を例に考えると有益です
理屈も素朴な疑問をもって挑むと録音も楽しく聴けますよ。
468 :
226 :04/08/02 22:48 ID:PM+h0KjA
>>461 1さん、俺はあなたの録音の歴史に関する記述は非常に面白いと思うが、
あなたの言ってることだと、このスレは
モニタースピーカーマンセースレになってしまうんじゃない?
俺はモニターとコンシュマーどっちも役割があるという
ごく普通のことだけ言ってるつもりなんだが。
コンシュマーSPの欠点はこんなところで議論するまでもなく明らか過ぎるわけで
ここでは一般に正確と信じられているモニターにも欠点があるということを、
明らかにしたほうがいいと思うんだよ。
ルーメンに関して言えば、
俺の個人的な趣味で選ぶと、今のところの理想のひとつはルーメンになるという話で、
他の価値観をけなすようなことは、言ってないつもりだ。
だから1氏が俺の理想とするルーメンになぜそんなに過剰に反応するのかよくわからないが、
モニターSPでもハイエンドSPでも現実にはどんな人でも好き嫌いがあるわけだし、
1人1人が自分の知識や感性で選んでいくしかないんだから、
ほっといて欲しいもんだなw
まあ、こういう議論だと、いくら客観的に言おうとしても個人的な趣味が出てくるから、
俺がハイエンドマンセーだと思われるのも仕方ないが。
469 :
226 :04/08/02 22:48 ID:PM+h0KjA
ルームアコースティックに関しては
>>350 をよく読んで欲しいが、部屋に何もしなくていいとは言ってない。
自分で言うのはなんだが、
ルームアコースティックに関して俺は結構知識と実践があるほうだと思っているが、
逆にここのところは、実は俺は測定派。実際に測定していろいろ直したりしてる。
なんでSPは感性派で部屋が測定派なんだよ?と聞かれると、うまく答えられないのが未熟だが、
たぶん、俺の中では部屋を含めた最終音響の部分はできるだけ正確であって欲しい、
と思ってるのかもしれない。
俺の経験では、測定的には今のSPはどれもみんな比較的正確で、
部屋の音響特性はSPのそれと比べると、ひどすぎるから
SPはちょっとほっといて、部屋の特性をできるだけちゃんとしよう、ということだな。
まあ、こんなところでけんかしても意味ないし、
たのしくやろーぜ。
しかし仕事はGeneで鳴らしてたら 自宅には美音系システムより 俺は静かな茶室とか欲しいな。
471 :
226 :04/08/02 23:18 ID:PM+h0KjA
>>470 おいおい、俺はそんなに金持ちじゃないよ。
ルーメン買えたら最高、と思うだけ。思ってると実現するっていうじゃん。
でもたしかに茶室のほうがいいかもな。
あああ、長かった おもすろいから読んでしまったyo 漏れは1とも226とも友達にはなれん 1の人格と論理は??としても、226も微妙に1を煽ってるし、 プロが素人をからかってるのがみえみえじゃん 仕事せいよ 226の話かなーり納得 1必氏杉 赤色LEDはナイスな香具師だ
漏れは226氏が触媒になって、一気にこのスレが有益な ものに変化したように感じたのだけれど。 1氏の独演でがんばるだけでは、どうしてもオナニースレとか お勉強スレなどのそしりを受けかねないというか、単調さを ぬぐいきれないものがあった。 そこへあえて226氏が対比的な悪役(?)を演じ、スマートに からむことで一気に活性化したと思う。 ホラ、シェークスピアの古典的な手法で、汚いものをぶつけて いくとキレイなものが際立つというかw (226さんゴメソ) 1氏と226氏に拍手。
474 :
1 :04/08/03 04:42 ID:74WKRqX0
単純にいえば
>>226 は自分のリソースを示さないので嫌い。
人の意見を批判するのはかんたん。こどもでもできる。
それと切り口が単調なのでつまらん。自分で解決しろと云いたい。
1.測定派といいながら、ラウドネス効果についてコメントしない。
通常、何dBで試聴してるのか?
2.比較的正確というのはどういう特性のことか?
測定項目をあげて理想の状態を挙げるべき。
3.各録音のデフォルメについての対策はどういう方法をとるか?
スピーカーの色付けだけで十分か?
私見は以下のとおり
A.私の考えでは録音上のラウドネス効果は現在のスタジオでは死語で
ポップスの録音ならプレゼンスを上げる程度のテクニックでしか伝わっていない。
あいかわらず高dBでの試聴が基本であるが、一般の家庭では10dB以上低い。
B.部屋の音響にフラッターエコーもなく素直な減衰特性を示すとしても
試聴位置によって音像定位やサウンドステージの印象は全く異なる。
とくにフロアタイプとニアフィールドとは直接の比較はできない。
(でも>226は当たり前のように直接比較してるけどね)
C.マスタリング・スタジオで出せる答えはひとつではない。
1)過去のミックスを起こすときも現在のユーザーにアピールするために
こっそりリバーブやコーラスを振ることがある。(発掘ライブ音源など)
2)イコライザーで今風にプレゼンスを上げたリマスターCDは下げて聴くべきであるし
クラシックでも予め色づけされたマスターが存在するので比較は入念にする必要がある。
3)コンプレッサーはパルス成分を抑えて音圧を上げる効用がある一方で
自然に聴き取れるパルス性ノイズを消し去って演奏のニュアンスを減退させる。
最近の広帯域化はその成分を可聴域外で際立たせるための方便であるが
可聴域でのパルス性ノイズを拾うモニター的な方法には消極的である。
俺は常々思っていたのだが、評論家の使うような
「明るい音」とか「暖かい音」とか「締まった音」とかそんな
おおざっぱな表現は何とかならないのであろうかと。
システムの持つ音の特徴は「F特」と「過渡特性」で大体表現できると思っている。
「曇った音がする」と言ってもF特からなのか、過渡特性からなのか分からない。
逆に200Hz付近にピークがあると言えば、大体の想像が付く。
評論家なら、こういう音がするってだけではなくて、
こういう特性があるのでこういう音がすると言って欲しいわけだ。
「Dレンジ」そして聞く側の「耳」も大切だろう。
「耳」とは聴力とかもそうだが、その人に聞き取れる「知識」と「経験」があるかだ。
分かりやすい例えで言うと、英語の「L」と「R」の違いを聞き取れるかどうかの
一般的な日本人とアメリカ人の差と言えば良いだろうか。
経験があればこれを聞き取れるし、知識があればこれもまた聞き取れるだろう。
逆に一生聞き取れない者もいるだろう。
このスレには、俺らの知らないその「知識」が大量に詰まってるように思う。
>>1 がんばれよ。
モニターなら歴史的に使われてきた楽器の変遷からくる
モニターへのフィードバックも重要だぞ。
>>226 所有機器は晒さないのが賢明な判断だと思う。
しかし、
>>1 のようにリファレンス的な立場で
発言したい場合はこの限りではないと思う。
476 :
1 :04/08/03 09:01 ID:f1I+Ms5N
>>475 そうそう。日本のオーディオ全般が評論家の曖昧な語句に慣れきってしまって
音響特性を具体的に表現する語句(認識)を失ってしまってる。
そのための積み重ねというのは長い労力と忍耐力の要るもので
John Atkinson氏がステレオファイル誌で続けてるタイムコヒレントの課題の投げかけは
実際の市場ではほとんど受け容れられていないにも関わらずしつこくレビューを続けてる。
(彼はAESに測定方法に関する論文を出している)
結局、そうした測定とレビューの積み重ねはリファレンスとして非常に有益で
日本のオーディオ雑誌が単なるトレンドの懐古だけに留まるのとは大きく異なると思う。
もうメンドクサイので、RMS-8dB L2 斬り!
478 :
1 :04/08/03 14:09 ID:f1I+Ms5N
モニターの方法というのはトーン・キャラクターやサウンド・ステージに関する理屈と 演奏行為の感性的なものの間に介在するルールを読みとるような感じもしてる。 介在するルールというのはスタジオでの録音テクニックであり トーンをいじった、定位感をコントロールしてるなどの行為である。 最近のポップスはアンサンブルをそのまま収録するようなことは少なくなっているが そういうアレンジ手法をブライアン・イーノが手厳しく批判してた時期があった。 ドラム、ベース、ギター・リフという順番録りして音楽を作るスタジオのスタイルに アルバムのコンセプトを創出するようなアイディアは生まれないというのである。 彼はそうした場合、シンプルにDX-7とDATを持ち歩いてミュージシャンと話し合うという。 マイクアレンジとしてのマルチマイク自体は戦前からあったが マルチトラックでのテープ収録は1960年代に入ってからである。 このとき始めてオーバーダブで奏者の手数を増やす方法が使われたが セッションの一発録りということもひとつのステータスになった。 こうしたセッション録りのレコーディングを改めて聴くと 音が荒々しく混濁しているものの、各奏者がバンド内でバランスを取って 各楽器のプレゼンスを自然にブレンドしている様子も判る。 楽器録りというメソッド外でミュージシャンが自由に音楽を奏でる姿は聴いてて楽しい。 現在でもジャズなどではセッション中心で録られるが あるピアノ・トリオの収録風景では3者が違うブースで モニターのヘッドホンを頼りにプレイしてる写真があって閉口したことがあった。 戦前のブルース録音のように身を寄せ合って奏でる音楽というのは もはやレコード・セッションでは神話の一部なのかと思うこともひとしおである。 最近になって発掘ライブ音源がリリースされる機会が増えたが ほとんどは正式にリリースされずにお蔵入りしたものである。 最初は海賊版対策や懐古趣味に走ってるのかといぶかしがったが フタを開けてみるとまさしく今のレコーディングでは失われた ミュージシャンの生き生きした表情がそのまま収録されている。 トーンが整備されてなかったりするが手際良く調整することも可能である。
479 :
1 :04/08/03 15:39 ID:f1I+Ms5N
発掘ライブのブックレットには 様々なセッション風景のお宝写真が含まれていることがあって、とても勉強になる。 例えばディランの1966年ロンドン・ライブにはハイウェイ61収録時の セッション風景のピンナップがさりげなく含まれている。 ブルームフィールド氏の伝説のブルースギターが聴けるのだが 録音はメンバー全員でディランと向き合って横並びに座ってる。 マイクはノイマン社製のものでギターアンプに突っ込むように配置。 多分、横のアンプの音も拾ってる(録音も濁ってる)が ドッグレースのように一斉に弾き始める様子が良く判る。 またサイモン&ガーファンクルがNYで行ったライブ(1967)では ジャケットにノイマンU87を3本で立てただけの収録風景がジャケになってる。 サイモンのアコギにデュエットという非常にシンプルな録音である。 編集では若干リバーブを加えているが、むしろ好ましい感じもする。 U87にはポップノイズ防止に薄いスポンジが巻いてあるが もともとライブでU87を使うこと自体が珍しいだけにユニークな対処だと思う。 音はサイモンのギター・プレイのトリッキーな感覚が異常に面白く生々しく収録され それでいてデュエットのタイミングが全く崩れないのにも感心した。かなりの策士である。
タワ〜のクラシックフロアは胆の胃のモニター使ってる。 胆の胃ってB&Wに駆逐されても、 変わらずモニター的には柔らかい音。 悪く言うと音の遠いマターリした感じでずーっと鳴らすのにはいいかも でもオイラなんか物足りない気がする。
>>480 TANNOYのSYSTEMシリーズだと15インチ以外は意外にテンション高いですよ。
クラシックというよりポップスやジャズに向いた鳴り方です。
配置やアンプまでの距離なんかも考慮する必要がありますがどういう情況でした?
天釣り、30度くらいで床に向けてた。 渋谷のタワ〜です。 >>481氏は、「以外と」って言ってるけど、 やっぱユニットの味なんだと思う。
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/05 11:14 ID:xzG8eOUo
モニタースピーカーを使う録音の現場ではどんなスピーカーケーブルが使われているのですか?
ベルデンでは。
香流では
藻紙では
切れない奴
DynaudioのBM5の音はBM6と大きな差があるのでしょうか。 フロントバスレフで設置しやすそうですし価格も安いので気になってます。 実際に聞かれた方、よろしくお願いします。
>>489 BM5はBM6と比べて小さい以外にツイーターの音色が違います。
BM5のツイーターはBM15と同じものなので安物というわけではなく
BM6に比べ艶のある音色をもっています。
一般的にオーディオ的なレンジ感を感じるのはBM5のほうですが
中域を中心によりナチュラルに鳴るのはBM6のほうです。
人によってBM6は中高域がくすんでるように聞こえるかもしれませんが
個人的には音の表情が中間色できっちり分離できてる点が好ましく思います。
>490 分かりやすい説明ありがとうございます。 BM5とBM6はクオリティではなくキャラクターの違いがあるようですね。 ナチュラルな音が目的なので、BM6を購入することにします。 ありがとうございました。
492 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/06 22:27 ID:AQesBln9
便乗質問で申し訳ないのですが、今tannoyのrevealとdynaudioのBM6Aのどちらかを購入したく悩んでいます。 両方とも少し前に視聴して数あるモニタースピーカーの中でこの2つのどちらかがいいなと思いました。 しかしながら今はなかなか聞けるチャンスがないので、分かる方がいらっしゃいましたら比較して教えていただけないでしょうか? 用途はモニター用です。
>>492 どちらが良いというより予算の違いだけです。
BM6はREVEALの3倍の価格ですが、ユニットの質の違いはあきらかです。
トーンの違いではなく、中域の解像度の違いです。
アンプや他に予算が必要であればREVEAL。余裕があればBM6です。
496 :
492 :04/08/11 01:14 ID:NFBhD6s3
>>493 ありがとうございます。
そうですか、やはり予算の違いですか。
当方、曲を創るほうなのでオーディオ的な要素も感じつつ作曲したいと思っています。
モニタースピーカースレッドも見てみたんですが、あんまり話題に上らないんですよね。
それでこちらのスレッドを見てみると観賞用ではあっても詳しそうだったんで聞いてみました。
参考になります。
DynaudioAcousticsの音は民生用のDynaudio Audienceシリーズと同じような音だと 考えていいんでしょうか。
テスト
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/20 20:24 ID:Ybb59GfX
karaage
503 :
サンレコで必ず話題の :04/08/20 23:22 ID:jEhgRJag
モニターといえば、最近エンジニアで大流行のモニター ムジークエレクトロニクガーザインはどうなの? パッシブのME25が良さげだ。 だれか音聴いた事なか?知らんと?しっとるけ?
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/23 21:58 ID:3wLt2Uzm
2chでよくあるインプレ方法で気になる点がある。 ・音質が良い 耳につく歪みが少ないのかトーンが好ましいのかハッキリしない。 ・高域が伸びている 本当に伸びている場合と中高域のラウドネス効果が掛かってる場合とがある。 ・定位が良い レコーディングの知識が多少でもあればミックスによる仮想音像と生音の音像の違いが判るので そういう違いが判るというのであれば納得がいく。 ・フラットな特性 録音にフラットな特性はないし、それぞれ好ましいと感じたサウンド・デザインがなされている。 そうした録音の色付けが平等なスタンスで反映されるかどうかの問題である。 周波数特性はフラットでも歪みやリンギングが均一でないスピーカーは沢山ある。 以上のインプレ用語は、オーディオ雑誌の感性的な修辞で飾られた文句に慣らされているせいで 本来のサウンド・デザインが正しく把握されていないことのほうが多い。 マイクで拾った音が正しく鳴る装置という小さな願いがどれほど難しいことか熟慮するべき。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/24 22:15 ID:z0OqzXyw
>マイクで拾った音が正しく鳴る装置という小さな願 まったくその通りで、美音とか言って元の音から変わった 音を楽しむことだけがオーディオじゃないって事。 忠実度再生・本当の意味での高解像度再生(高域だけで出なく 低域を含めた全域での話)の世界の素晴らしさを見直すべき。
>>505 それって楽しいのか?
化学の実験じゃあるまいし。
どんな音楽(の話だよな)でも現実の音が最良とは限らない。
最良では無い場合が殆どだと思うのだがな。
音楽によっては現実の音、ってのが存在しないものもあるしね。
オーディオ(再生芸術)というのはいかに自分の耳に心地良いか、
を考えることではないかな。
>マイクで拾った音が正しく鳴る装置という小さな願い
もう一度聞くけど、それって楽しいのか?
507 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 02:39 ID:XkT8xo0I
というか録音の方がひどい音で聞けないものが結構あるから 忠実一辺倒なスピーカー使えないです。 因みにオーディオ入門はAE2、1、今はB&Wでクラシックしか 聞きません。結構、海外のいろいろのホールでも聞いてますが かなりの数(ほとんど全て)の録音は生の音と似ても似つかないでは。 色付けの多いAEとか箱鳴りの多いB&Wがだめというなら 現役で何が使いものになりますかね。
再生音楽が楽しいか否かは音源の責任であり、機材に問うべきではない。
再生音楽の芸術性はプログラムソースに問うべきである。
>>507 それは当然。
ホールでの聴取条件もいろいろだろうし、その録音現場に立ち会った訳では無かろうに。
生音(あまり好きな表現ではないが)を再現することは不可能と思うべし。
再生音は聴取者のいる空間を伝搬して聞こえてくるわけで、
ホールで聴取する音はその場でしか聞くことのできない音と認識すべし。
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 04:40 ID:XkT8xo0I
>510 はい。だから、高忠実再生なんて、もとが悪いから意味ないでしょ。 しょせんレトルトパックか機内食みたいな食べ物をそのまま食べて それほど美味しいわけない。
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 04:44 ID:XkT8xo0I
>508 機材を問題にしているわけではなくて録音を問題にしていのですよ。 もともと再生音楽の芸術性なんてないと思いますが。 それに海外の雑誌でそんな言葉見た事もない。 生の音を聞く機会がなかった、かつての不幸な日本の名残りでしょ。
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 04:51 ID:XkT8xo0I
今の市販のソフトでヴァイオリンの音がまともに入ってますか? CDのフォーマットでは、そのままでは聞くに耐えない音だから いろいろな意味で補正した音をプレーヤーで作っていませんか? 録音にたちあってもマイクでひろった音がどうゆう音かは 誰も分からないでは。 でも録音媒体がひどいのは多くの人が認識していると思いますが。
よい音のあるべき姿について要諦 「原音=ソースに録音された信号=音源」をどこまで忠実に再現できるかが骨子。 音源に込められた音や芸術家のテクや感情が芸術であり、この芸術性を再生するには、 Hi-Fiが必須条件となる。 レコーディング時に意図した音の再現が再生である。 機材には歪みがなく音源が持っているものをストレートに再現できる能力が要求される。 音源に記録されていない情報は再生できません。 自分の脳内妄想だけでオーディオの音をチューニングする行為は邪道である。 よい音は主観的な自己の好みに限定してはならず、客観的妥当性が問われる。
再生音の音楽性・芸術性云々は音源の質的問題である。 再生側は音源に対する忠実性のみが問題となる。 ここを取り違えてはならない。
>>514 >よい音は主観的な自己の好みに限定してはならず、客観的妥当性が問われる。
そうそう、それだよ諸悪の根元は。
、、、良い音の客観的妥当性、、、証明不能の命題を持ち出すんじゃないよ。
証明不能だからなんでも言えてしまうし、いたずらに物理性能至上主義に
走って衰退してしまったかってのオーディオ製品の二の舞になるよ。
あなたの言う、脳内妄想、こそが唯一良い音の定義なんだがな。
ちゃんと音楽を聴いていればシリコンオーディオだろうと街のSRだろうと
ソースの音楽性、芸術性を評価できる脳内妄想が育つのだよ。
ソースは絵に描いた餅、食えないのだよ! 食った気になるだけ、それでいいのだよ! アラをさがしても美味しくなるわけでなし、 美味しい餅を食った気になろうぜ!
>>516 >ちゃんと音楽を聴いていればシリコンオーディオだろうと街のSRだろうと
>ソースの音楽性、芸術性を評価できる脳内妄想が育つのだよ。
この方向に突っ走ればソースなしの脳内再生で満足できるようになるわなw
よって、こういう考えのほうがオーディオを終いにしてしまうと思うのやけど。
>>514 >よい音は主観的な自己の好みに限定してはならず、客観的妥当性が問われる。
そんなものはレコーディングエンジニアにまかせて、
俺たちは自己満足の音で良いんじゃない?
趣味なんだし。
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 12:16 ID:X3nxIZA0
>>513 >今の市販のソフトでヴァイオリンの音がまともに入ってますか?
マイクの癖があるからね。ノイマン系は中低域がふくよかで魅力的に録れるけど
2〜4kHzの艶の乗り方など脚色が強い感じがする。
逆にショップス社を使ってるデッカはピアノほど良い感じがしないし
ヴァイオリンは線が細くてうるさく鳴りやすい。
B&Kのマイクはショップス社に比べて高域に癖がないけど
8kHz以上でハイ上がりになりやすいので、一見抜けが良いように感じるのだと思う。
最近出てきたEarthworks社のマイクはタイムコヒレントという謳い文句で出てるが
たまたま古楽系の録音で聴いた感じだと次元が違うように思った。
ttp://www.earthworksaudio.com/musiclinks.html マイクでインパルス応答っていう時点で「?」が付きまとうが
音の滑り出しが繊細なのにうるさくならないというのを始めて聴いたように感じた。
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 22:41 ID:dlnvwChy
エジソンが蓄音機を発明したのは、演奏でしか聴けなかった音楽を 再現したかったから。その後100年以上にもわたるオーディオの 歴史があるが、基本はアーティストが作り出した音楽を再現したいと 言う、願いが常にあった。オーオタだけが再生芸術とか言ってる。 それは市場の1% 残りの99%である一般人はみな、好きな アーティストの音楽が再現されることを願うだろう。 SACDも5.1chも みんな音楽再現を狙ってる。 生音が存在しない音楽でも、スタジオで 調整された音が家で再現される事を一般人は願うだろう。再生芸術とか 言って、マニアな思考によって味付けさた音を好むだろうか。 少なくともCDが作られるときに、美音とか再生芸術とかいうユーザ層は ターゲットに音作りなんてされないし。基本的に、そう言ったシステム 向けにマスタリングなんてあり得ない。 アーティストは自分の作った音を、どんな人でも同じに聴いて欲しいと 思ってる。画家が描いた絵が印刷物になって多くの人に見てもらう時 印刷の色の差によって色が変わることを望むだろうか? 印刷するのに 印刷芸術なんてものがあるだろうか? モニターを否定する意見が多いが、美音だとか再生芸術だろうが、 すくなくともモニターSPで作られた音の前提になってる事が間違いない。 モニターSPを否定する事自体おかしい。
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 22:52 ID:hO8AO/2l
ラジカセ向きのマスタリングはやめて欲しいなw
そりは聞こうとしているジャンルに問題があるんじゃないか。
524 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/25 22:57 ID:hO8AO/2l
>>523 いや、結構あるんだよ、これが。
外盤と聞き比べて、愕然としたw
モニタースピーカなんて、 音楽産業の生産効率を上げるための キャリブレーションされた装置。 そこでフルレンジとか
富士通テンは良くできたフルレンジですゾ。 オーラトーンとかソニーのSMS-1Pもかなり定番だった。 それぞれ発売時期が微妙にずれて存続しているのが面白いね。 逆にモニターで使えるものというのが難しいのかも。
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 01:56 ID:7hOob3Nn
音がよくないw
altecのCF404-8Aってぜんぜん富士通のやつよか音良い。 はず良い箱さえあればね。 バランスも飛びも能率も絶対いいぜ。 システムとして発売されればね。 tp://homepage1.nifty.com/~ds79/audio/database/altec/altec405.html デジタルアンプで鳴らしてみようっと。
W.E.の音の伝統を継承するALTEC
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 07:06 ID:HgBOV9M5
アルテック=スタジオモニターと思ってる人は問題外だな。
モニターとして使われたのは604だけだよ。
それも古いものはツイーターの高調波歪みが大きくて
同軸型なのに音場の再現なんかほとんどできない。
黄金期モータウンのミックスを聴けばわかるが
ひどい逆相でボーカルの入ってるのがあって
普通のモニターで聴くとずっと遠くで吠えてるみたい。
そういう録音を迫力出して聴くのがアルテックだな。
(
>>529 感泣王国じゃねえんだよ。ココは)
W.E.の音の伝統を継承するALTEC,JBL
532 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 08:10 ID:WZVBzHBZ
戦後にドイツ製技術の流入でパテント収入のなくなったWE そのWEの伝統にこだわって一度は潰れたAltec 70年代にWEの伝統と識別して大成功したJBL
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 08:28 ID:7hOob3Nn
識別ですかw
534 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 08:53 ID:4mNv05EN
WEの歴史:峻別(戦前)→賦別(戦後)→聖別(死後)という罠
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 12:18 ID:4mNv05EN
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 12:40 ID:7hOob3Nn
間違っていようがいまいが、その音が好きなら関係ないな
537 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 12:55 ID:4mNv05EN
>>535 誰もそのシリーズがモニターに向いてるとか言ってないが、脳内妄想か?
特性はどれも用途にあったいい特性だと思うぞ。
で、
>・素人がPA用スピーカーを至近距離で聴くのは使用方法が間違っている
何故?
玄人がモニター、どんな意味にせよモニタースピーカーとして
このシリーズ使うのは間違っていると思うがな。
素人は何をしても桶。人の好みに口出すな!のレベルだぞ。
て、釣られた俺?
>>538 そう釣られすぎ&スレ違い。好みで語ればスペックはいらない。
録音を客観的にモニターできるスピーカーについて語るスレなのでつ。
設備スピーカーなぞ、話題にのせるだけでも汚らわしいw
dynaのBM6をかれこれ4年ほどピュア専用として使ってます。 あまり替えるつもりはないのですが、低域のレンジを拡大する方向で グレードアップする場合に何が一番適しているでしょうか? 個人的にはM1.5が気になっています。
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/08/26 23:07 ID:TJ0MqakR
>>540 M1.5はエエぞ〜。比較的小型の割に座った音がするし
定位感も犠牲にならないレイアウトに抑えられてる。
EarthWorks Σ6.2もエエぞ〜。
立ち上がりの位相特性がべらぼうに良くてアコースティック楽器に強い。
あとはHarbeth Moitor30。
無難で伝統的なバランスだけど、BM6とでは大きな差異は出ないように思う。
ペア60万前後だとこんな感じかな。
>>541 dクス。
EarthWorksは知らんかったけどStereophileの測定結果見るといい感じ、
問題は見た目だな・・・まだHarbethのほうがしっくりくる。
とは言えどれを選んでも間違いはなさそう、あとは資金ぐりか orz
THX pm3ってオ〜ヲタ的にはどうなのでしょ。 サラウンドAV環境限定なんでしょうか。 認定受けた機材をみると、普通のクラ向けとは思えない。
>>543 THXは基本的に映画音声に関する企画です。
サウンド・トラックはオールマイティのように思えますが
旧来からカマボコ型のナローレンジな再生カーブに対し
予めイコライザー補正した音声で補っています。
逆に家庭用企画では「リイコライザー」という項目があり
Hi-Fiスピーカーの高域特性を下げるように指示してます。
サラウンド再生に関してはまだ発展途上で
THXはサイド&リア側にダイポール・スピーカーを置きますが
その拡散特性とルームアコースティックの関係は不明確です。
また実際に販売しているメーカーも極々限られています。
音楽ホールのアコースティックを再現する録音方法も
ダミーヘッドやスペース・マイクを併用するようですが
ワンポイントで5方向をミックスする方法など試行錯誤の段階です。
こうしたノウハウもいずれ積み重なっていくと思われます。
>>544 速いレス感謝。
DYNAとGENEが認証受けてて、B&Wがなんも絡んでないのが潔いような。
547 :
285 :04/08/30 14:16 ID:EeLh/+3q
ここでGENELICの音は人工的という話が出てきたので質問です. DYNAUDIOやB&Wなどクラシックで定評の高いスピ-カ-も, 音はフラットなのだけれども人工的なのでしょうか?
>>547 基本的に癖のないスピーカーはないと思うけど
周波数特性の他で問題になるのは以下のようなスペックです。
・ビームワイズ: ピーク&ディップ無しになだらかに推移するか?
・ネットワーク歪み: 位相など電気的な歪みに繋がる要素がないか?
・リンギング: 帯域によっては音色に影響するので注意
・スペクトル応答: あまり緩いと定位感が平板になる
モニタースピーカーの場合、ビームワイズを狭く、スペクトル応答を鋭く取るので
辛めの音が出る傾向はあります。ユニットの音そのままを聴いてる感じです。
B&Wが80年代に急激に広まったのは
ラージモニターでスペクトル応答が鋭くまとまった最初の機種だったからです。
おかげでラージモニターでも定位感が良好に見渡せるようになりました。
逆にGENELECは低域方向に保障したスモールモニターといえるかもしれません。
Dynaudioはウーハーの中域〜中高域の歪みが少ないのが特徴で
逆に音の吹き上がりがおとなしいと感じる人もいるかもしれません。
ミックスにはもう少し中高域の張り出したほうが、前後の押し出しが明瞭になり
好ましいときがあります。226さんが
>>428 で言ってるのは、そういうことかと。
ちなみにラジカセ向きのミックス。。。云々はほとんど言いがかりです。
80年代の8bit音源でDTMしてた時代でも良いミックスは良い結果が出てました。
単純には悪いミックスは悪いモニターから生まれてくるというのではありません。
549 :
285 :04/08/30 15:33 ID:EeLh/+3q
>548 解りました,有り難うございました
中高域の張り出しといえば、ウィルソンだなw あれはあれで張り出し杉だがw
>>550 JBLもそうですが、アメリカのスピーカーにはそういった傾向がありますね。
価格の問題ではなく、お金では買えないポリシーの問題です。
そうじゃないのを選ぶのであれば、それも良識のひとつです。
ついでにマーケティングの流行りモノで演奏を盛り立てる方便は 録音の始まった当初からありましたが、 それと演奏のパーソナルな部分を聞き分けるのもモニターの目的です。 例えばビヨークなどは強烈に電子的な打込みを好みますが かえって大人しめのアコースティック向け設定のほうが、パーソナルな表情が浮き出てきます。 逆にディランのハイウェイ61などはブルース奏法とロックへの過度期を演出していて 通常のロックのようにエレキを浮かせるように設定すると全く混濁します。 いずれも中高域の張り出しを抑えることで演奏の見通しが良くなる例ですが そういう意味でも中立的な聴き方のできるモニターが必要に思えます。
そうなるとやっぱりフラットな特性で演出の少ないSPという事になるのかな。
>>553 フラットネスというのは単純には片づかない問題のように思います。
例えばハイウェイ61のような60年代後半の録音を例に取ると
音をギターアンプから拾う場合、中高域はブーストされてます。
よくある特性:
ttp://vintagejensen.com/p12n.html 逆にアコースティック・ギターをU87などで録るとほぼフラットになります。
この場合、同じ条件ではエレキのほうが音が前に出ます。
この差を縮めるために中高域を引っ込めるかどうかが判断の元になります。
今のポップス録音であれば、問答無用でイコライザーを使ってブーストするので
やや引っ込め気味のほうがフラットな感じがでます。
これは今の録音に合わせたスピーカーで50年代の録音を聴くと奥に引っ込む
または異常にドンシャリに聞こえる理由にもなっているように思います。
録音ソースの周波数特性を測る方法というのはアバウトなので
結局、耳で判断することになるのですが、主観も当然入ってきます。
ここら辺は録音エンジニアとの知恵比べということになってきます。
948 名前: 不明なデバイスさん [sage] 投稿日: 04/02/28 05:43 ID:7s63Hu0f モニタースピーカーは、民生オーディオ機器的に見ると スペックの割に比較的高額のものが、この市場ではメインだが しかし... オーディオ用スピーカー=観賞用向き モニター用スピーカー=製作用向き という、一般的イメージは、じつは勘違いである。 業界の都合で、そう思わされているだけである。 じつは、民生オーディオ機器ならば、Genelecの(訳者注:日本ならばFOSTEXの)、 半額以下で、同等かそれ以上のスピーカーが入手可能だ。 製作時の使い勝手(音)も、十分製作に使える音のものがほとんどだ。 世間の民生オーディオへ認識とは反対に、オーディオ用のものは、 高額になればなるほどモニター向きの装飾の無いフラットな音になる。 したがって、モニターを選択する際には、オーディオ用スピーカーへの偏見を無くし、 業務用、オーディオ用、のあなたの中での垣根を取り外し、 オーディオ用もできる限り試聴し、その上で、自分の耳で決定すべきだ。 モニタースピーカーの価格設定はそもそも、 個人向けの価格設定ではなくスタジオ向けの価格設定である。 だからあんなに高いのである。 オーディオ用スピーカー=観賞用向きで楽しめる音だが分離が悪くモニタ向きではない、 モニター用スピーカー=音の分離も良く定位も位相もバッチリで製作用向きだが リスニング向けには音楽を楽しめない ...を建前としなければ、モニタースピーカーの分野では モニタースピーカー販売各社は、オーディオメーカー各社に絶対に勝てない。
949 名前: 不明なデバイスさん [sage] 投稿日: 04/02/28 05:45 ID:7s63Hu0f こと音質を追求する分野では、オーディオメーカーの方が古くから 専門分野にしている分野であり、簡単には太刀打ちできない研究の蓄積もあり、 モニタースピーカメーカーでは、技術的にもまったく勝てるところはない。 子供と大人の試合である。 現在メジャーなMonitorのメーカーのほとんどが、 オーディオ市場出身でないことからもそれはわかる。 (たとえオーディオ市場に参入しても淘汰されてしまうが) しかし幸いなことに、流通経路も違うし、 業界全体でそのような建前を掲げれば、市場にオーディオメーカーの流入を防ぎ、 業界が市場を独占できる。 しかも、民生オーディオ市場では数分の1以下しか値が付かない程度のスピーカでも 製作向けの市場に持ってくれば、かなり高額で販売することができる。 そもそも製作用にMonitorを購入検討するようなユーザーは、オーディオ用スピーカーを まったく視野に入れないからである。つまり、業界優先の構図な訳だ。 しかし耳は正直であり、モニターでも、Genelecのような、 比較的、オーディオ的にも楽しめる音のスピーカーが 一般的なのもそのためである。 YAMAHAのNS-10M STUDIOのような、オーディオ的にも粗悪なスピーカーが 業界でメジャーだった時代は、とうの昔に去ったのである。 以下、製作者向けの、民生用スピーカの選択ガイドである。 製作に十分使え、バランスも分離も定位もすばらしく、 さらに定番スピーカーよりかなり安く、そして音質も上のものばかりである。 (訳者注:記述の価格は、アメリカ国内での価格です) *** 筆者がChoiceする民生オーディオ用スピーカーリスト(04年1月現在)***
950 名前: 不明なデバイスさん [sage] 投稿日: 04/02/28 05:45 ID:7s63Hu0f
(省略)
大規模で本格的なスタジオならともかくとして、
小規模なプロジェクト向けのミニスタジオやホームスタジオ、
プライベート製作ルームで導入するならば、
オーディオ用のスピーカーの方が薦められる。
生き馬の目を抜く業界で生き抜いていくためには、
情報や常識に流されずに本当に良いものを選択できる眼力と、
そしてコスト感覚も、 音楽同様に、大事なFactorである。
なにより今回のブラインド試聴テストの結果がそれを物語っている。
著名スタジオエンジニアをはじめ、本誌編集者、機器批評家、
楽器演奏者、楽曲製作者、
さまざまな分野の人々全員の結果が一致するケースもめずらしい。
964 名前: 不明なデバイスさん [sage] 投稿日: 04/02/28 09:59 ID:kXzA8QLp
>>951 655 名前: 名無しサンプリング@48kHz [sage] 投稿日: 04/02/24 13:17 ID:hYpeSRzv
音質だけに着目すれば当たらずとも遠からずだろ
スタジオ用途では家庭用途とは違う仕様が要求されるということを
無視してるという点ではナニだが
661 名前: 名無しサンプリング@48kHz [sage] 投稿日: 04/02/24 20:31 ID:NiVyLU33
つうか、民生と業務の違いは
メーカーの修理やパーツ提供の体制の違いもあるわけだが。
>>555 >じつは、民生オーディオ機器ならば、Genelecの(訳者注:日本ならばFOSTEXの)、
半額以下で、同等かそれ以上のスピーカーが入手可能だ。
>オーディオ用のものは、 高額になればなるほどモニター向きの装飾の無いフラットな音になる。
つまりは安いのか高いのかどっちなんだろう?
というか。。。 今は商業スタジオもコスト感覚が芽生えてきたのと 逆にハイエンド市場が閉塞しているので逆転してますよね。 DTMそのものが珍しかった10年前の話しと パワードとパッシブの価格設定を混同しているのでは?
DTM板とのマルチポストやめれ。 いい加減その議論飽きたわ。
GENEとかKRKでアタック音がコンプレッション掛かっているように感じるのは、 音源に問題有るからなんだろうか。
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/02 07:30 ID:MEh+6/lo
すいません、超初心者なもんで場違いな質問だったらごめんなさい。 宅録の機材を揃えたいのですが、MTRやミキサーからの出音を聴くときのお薦め、または定番のスピーカーなどあったら教えて下さい。 ちなみに今はMTR(ミキサー)→MDコンポのラインイン→YAMAHA NS L225ってスピーカーに繋いでいます。
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/02 07:43 ID:rvUleF9F
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/02 08:01 ID:MEh+6/lo
563 すいません。調べてきます。 ありがとうございます。
566 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/02 23:44 ID:sKsyy4fG
アバンギャルドのSPに適用しているドライバーは、日本の FOSTEK製のOEMとの噂を聞いたが、型式はなんだろうか?
567 :
561 :04/09/03 00:31 ID:AajXCB15
>>565 スリットバスレフですか。
私はツイータとバッフルの音色だと思ってたんですが
ちなみにマッキーは密閉箱ですがやっぱり似た傾向が有ると思う。
マッキーの方が聴きやすいですが、ウーハーがなんかゴムくさい音で
気になり出すと耳につくんだよな。
クラも聴くのですがなかなか値段が手頃でオールマイティなモニターは
難しいですね。
568 :
285 :04/09/03 02:26 ID:r84Al+ab
ヘッドホンでは音の正確さと言う点でER-4Sをこよなく愛している者です. しかしこのイヤホンの弱点はカナル型イヤホン故音場感の皆無さと強烈な脳内定位です. なので,ER-4Sに良く音の傾向の似たスピーカーを探しております. 金額はM-AUDIO DX4からDynaudio BM8A,B&W 805辺り(要するに2wayのニア)まで であれば何でも構いません. ただER-4Sとの違いはあの理論で行くとスピーカーではもう少し低音が出るので, 低音はER-4P位低音が出れば幸いです. 実は,DTM版でも聞いたのですが,回答を得られなかったのでココに来ました. 最後に長文ですみませんでした.
>>568 ER-4Sのようなマニア好みであれば
富士通テンTD512という選択肢も。
150Hz〜8kHzで精度が良いけど、両エンドは適当に出てる。
B&WだったらDynaudioのほうがコントロールしやすいと思う。
Dynaudioは万人向け。AKG K240とか思い浮かべてもらえば。
>568,285
やっぱ精度の話をしちゃぁ、これしかなかとじゃなかんべか?
http://www.paradiserecords.net/proaudio/pages/musik.html スタジオ以外でこいつの話を聴いた事無いけんども、
アコースティック調整してない自宅でイケルかは『?』
まぁ、代理店情報、日本語ネタ他、まったくと言うほど他で情報が無いのが謎。
買えるのかね?
>561
最近楽器店で聴いただけだけども、インプレをチーとば。
KRKのV4 mk2は、mk1に比べかなり音質が向上してて驚いた。
生産国変えてパーツの品質を大幅に変えたんじゃなかろーか?
私もmk1で感じたウーファーユニットのゴム臭さはもう解らんかったよ。
Fostex PM??? 2万程度であの音質出してる場合じゃなか。
BM6Aみたくミッドの表現力が良いと思ったというのは言い過ぎっちゃ?w
BM6Aは、僕も初めて許せたパワードだったし。
富士通テンは...まぁ好みかぁ...?ってレベルの話じゃないっつの
選択肢にはいら無いだろ(笑)
あんなにすぐ飽和するモニタどうやって使うんじゃい!
再大恩圧レベル低すぎ。
セイゲンもプロサウンドで低音量でしか使えんといきなり言うとったじゃないかぁ。
1m以内のニアフィールド用途限定だな。スタジオでは絶対ありえ無い。
>>561 > GENEとかKRKでアタック音がコンプレッション掛かっているように感じるのは、
・アンプの性能。
・箱の小ささ。
・小口径ウーファーの過多振幅によるエッジ変形から来る鳴きの音質。
以上3点じゃないかね?
また湧いてきたよ。業界中毒者。。。 この手の自慢話で業界の生産性が墜ちてると思うと鬱だよ。
MSP10Mの自宅使用中 興味ないと思うけど、↑はアンプ(電気系)の性能だったよ 変更したら、まさに激変(・∀・)(・∀・)
>>571 >572はアナタさまのことじゃないからね。勘違いしたらスマソ。
漏れもバスレフポートから出るポートノイズが被ってくるか
小型箱ゆえに過振幅によるノイズ&制限だと思う。
アンプの性能は100dB/m超えないと判らない。微妙にリミッター掛かるかなぁ?
>>573 おっ!良かったですね。ところで何に変えたの?
>>575 さん
オレ、買い替えたんワケじゃないんだ。
期待外れな回答スマン。
商売上(予算の都合??)の部品の制約は色々とあるみたい。
電源トランスの大きさはGJでした。
ホームオーディオだから接続機器も知れてるし。
おれ中身をいじった……Orz
リミッター解除!!
あぁ、幸せ。
だからおそらく GENEとかKRKにも同様のリミッターが存在しているんじゃないか、と。 思うのですよ。。。
>>575 いや、こちらこそ。
業務用アンプって全般に安全装置が硬めで
Boulderのものにもそういう説明があった。
でも実際そこまで音量上げることないので気にならなかったけど。
リミッター自体は音質に影響するらしいね。
>>578 は>576へのレス。。。もう根よ。ごみん。
うん。 それじゃ。
>1 >何も足さない硬派な音 そんなモンは幻想だよ。 モニターと称されているSPだけで何種類あると思ってんだ・・・、 でもって、全部音が違う。
583 :
285 :04/09/04 16:25 ID:0o6UK3xR
Thanks. やはりDyna BM8Aは良さそうですね. MEG RL904-RL905は同軸でバスレフ前で音量,サイズ,場所のサイズの差を克服し, これもおもしろそう. 近い内に聴いてどちらかを買うつもりです.
BM6Aの間違いじゃ。。。
586 :
285 :04/09/04 17:03 ID:0o6UK3xR
>584 すみません,その通りです. ところでドイツのADAMのサイト知ってる方いらっしゃいます? いくらググッても見つからないのだけれど.
588 :
285 :04/09/04 17:10 ID:0o6UK3xR
すみません,有り難うございます.
ステサンにも出てたけど、AudioMachinaの The Ultimate Monitorってどうよ? 一部で絶賛の嵐だが。
590 :
561 :04/09/04 23:51 ID:WyeRh4OK
>>571 さん エッジ素材は重要ですね。エッジの音ありますよね。
フルレンジでもビスコロイド塗の布エッジが一番好き。
って布エッジウーハーの今日的モニターSPなんて無いですよね。
TADはちょっと自分の鼠小屋には合わなそう。
手頃なモニターSPの中ではタンノイのREVEALが
リスニングには、好印象なのですが
やはり低域の不満が残ります。
あとモニター的クリチカルな聴取用には、ちょっと甘いです。
BGM程度の音量では
MSP5とGENELEC1029Aを比べても
どっちでも普通に聴こえるのけど
爆音ではないけど大音量で聴くと
私にもはっきりと音の雑味に、造りの差が出てきて
ちょっと納得。
しかし1mでそんな音量つらいわな。
長文でしたが、
チェンバロが聴けるモニターSPだれか教えて。
591 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/05 00:08 ID:dr5Yr6l5
592 :
561 :04/09/05 01:13 ID:ChbvH1XJ
>>591 リスニングルーム鼠小屋みたいなんだってば。高いし。
それに思うに、
あれモニターっていうには一部のエンジニアの嗜好品って感じ。
>>30 のリンク先の話ってホントかな。
STAX持ってるけど、なんか自然だけど、異常な自然てゆうか、
ダイナミック型SPで見えにくい情報をしっかり見せるけど
またちがった弱点が有ると思う。
たしかに音源がハマれば美しい音だけど、
>>592 フィリップスは80年代初頭までESL63をスタジオモニターに使ってた。
いずれにせよ古楽器系は本気になるとかな〜りヤッカイ。
マスタリングでもQUAD、ソナス、セレッションetc。。。普通じゃない。
最近の流行ではワンポイントでのダイレクト・カットが多いので
ヘッドホンだけで済ませる人も多い。ようするにミキシング作業がない。
そのヘッドホンもSTAX、AKGなど非常に偏ってる。
EarthWork社Σ6.2は60万と高価だが位相・過度特性共に優秀。
アンプを選べばかなり期待できる。
ただ大型ダイヤフラムとスティック型のマイクの違いをハッキリ出しそうで
録音の新旧でかなり違う感触が出ると思う。
594 :
561 :04/09/05 03:48 ID:ChbvH1XJ
>>593 私も厄介者です。
古楽器系は繊細でミクロで一期一会な方向に逝く傾向が。w
ヘッドホンの話だと、残響とかチェック難しいと思うけど
まだAKG K1000は再生環境は広くできそう。
しかしSTAXでチェックしてる録音は、(BCJ?)
SP何をターゲットにしてるのかわからん。
Σ6.2、デビッドシルビアンが使ってますね。
あの辺も厄介系か?w
小房厨房工房とお気に入りでした。
お答えいろいろいただき誠に感謝。
きりがないのでもう寝ます。
MEG RL904試聴のリクエストABBAckに出してみました。どうやら代理店と付き合いがあるらしい。 でもまだ返事が無い...。9/6
596 :
595 :04/09/07 08:29 ID:mPp01Jjw
>595 MEG RL904はプロ向けにスケジュールが埋まっていて 試聴機がまわせないと言われてしまったそうです...(涙) >585 ME25は視聴可能なんだそうですが、(afuにも試聴記事が載ってますね) サイズが小さいのと、アンプ内蔵で考えていたので断ってしまいました。 あらためて >57-66を見ると、RL922Kがサイズ的にちょうど良さげ 今度は負けない様に購入希望である事を伝えて試聴お願いしてみよう。
597 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/07 22:22 ID:b6kJ3TJ7
ROMさせていただいてます。 かなり参考になってます。 GENE1035って瞬間136dBも行けるのね。 リズム録音なんかだとピーク強いから重宝したんだけど、、、 ビクター青山ではとても使いやすくかつひずみの無い いい音でなってるけど、他であんな1035聴いたこと無い。 まず、部屋のせーだろうな。青山の1035だけは別格だわ。 低音が共振して、躯体が絶対鳴っちゃうからさ木材の音色も大事。 多分材木も床材も良いの使ってるんだろうな。 そういうところから考えると 低域に指向性があるmusikのKシリーズは施工のチープ色をカバーしてくれそう。 922kならデザインもまぁいい感じだし。ますます聴いてみたくなるぅ。
>>585 スギ〜ンはシンクやめて営業してんのですか?
599 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/14 16:44:38 ID:1UPbMQgL
>>598 某BBSでミキサー辞めて代理店に就職したってかいてあったね。
そういえばミキサーから代理店いった人って最終的にみんな途中で辞めてるな。
SSL→ユーフォニクスのK氏、ヘビームーンのK氏、タイムロードのF氏とか。
S氏もどこまで持つかな?
600 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/14 16:48:35 ID:24A8QQKL
ミキサーが代理店へ行って何をするんだ?
知り合いのプロデューサー辺りに売り込んでおしまい。
602 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/16 23:52:06 ID:O/jEXJUx
PAアンプってなんの変哲もない音が出るんでしょうか?
強制空冷ファンが付いてるだけすね。当然自然空冷モデルもあります。 そのまま使えないのは設備向けハイインピーダンスアンプ。 30個近く一つのアンプにぶら下げるのでスピーカー側に ハイインピラインー>8Ωのトランスを外付けして使います。 この音がまた味わい深い訳だけれども(笑) アルテックのトランスとスピーカーのセットは良かったね。
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/20 12:21:17 ID:B2TCl1M+
他で全くソースが無いので、ムジークの試聴しました。結局代理店に直電して RL906をデモ試聴。今ならちょうど店にデモ機があるという事で東銀座まで行 きました。場違いな場所らしく、楽器の並んでいない楽器店(?)が不思議だった が、どうやらプロ向けディーラーらしくショールームといった感じだった。 さて、RL906。アンプはウーハ80Wツィータ40WとそれなりのFETアン プが内蔵されている。口径13センチの同軸ユニット。形状では、他では類を観な い上向きバスレフポートが2本。これなら小口径にありがちなバスレフの風切り音 が気にならなくて済みそう。
605 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/20 12:34:23 ID:B2TCl1M+
見た目はゴツゴツせずプロ機らしくない。デモ機はアッシュ材ブラック塗装。 結構、工芸品のにほひがする。良い楽器のようだ。外装は突板仕上げになっており 10種類以上から選べるらしい。 実際音の方はどうなのか...。プロトゥールスのDAを使いPCから出力して聞い た。この辺り面食らった。精度が疑問だったが......出てきた音に驚いた。 まず、ユニットのクオリティーだと思うが、音のつながりの良さに驚く。音が出 た途端、部屋に漂う雰囲気がいきなり変わり包み込まれる感じがした。帯域ごとの 音の放射レベルがとてもきれいにつながっているのだろう。精度を追求し終えた段 階の音。優しくつややかだ。
ソースの違いを描き分けるというより、マスタリングの違いまでもはっきり描き 分けている感じ。良い盤だと思っていた盤と悪い盤の差がはっきり出る。 RL906は小音量で聞いてもバランスが崩れないとの店員の言葉にうなづく。 確かにホールの残響感、等、微小音の表現や、奥行きの表現力がすごい。 同軸らしい等との表現が陳腐に感じるほど「定位や音の存在感」は当たり前に良い。この再生音が当たり前だったドイツに生まれたかった。 隣に設置してあった卵形のジェネレックも聞いた。ちと中音域が薄くも大音量に 強い感じがしたが...演奏者に受けそうな音に思う。固いな。w RL906は、オーディオにも十分通用するつやのある音が私にはとても好印象に思えた。音のバランスははっきり言って盤の内容次第。悪かろうが良かろうが、内容をそのまま出してくるのがすばらしい??? 好きなアーティストは、録音の質が悪くとも関係ないと思いますた。あばたもえくぼとは良く言った。w
>>604 -
いままでどんなスピーカー使っていました?
ユニットのクオリティーというお話ですが、どの程度のユニットまで聞いたことがあるかのかという意味ですけど。
>>604-606 俺その卵形のジェネ、8030Aを使ってます(鑑賞/制作兼で)。
これですら「微小音・奥行きの表現力が結構なものだ」と感じたんですけど
それとRL906の違いは顕著に判別できるでしょうか?
本来この板にいるべき人間ではないのですが、ムジークは気になっていたので…。
ジェネ8030AとBM5Aって比べた場合 特色としてはどんなものなのでしょう。 聴くソースは古楽、ダブ、テクノなんですけど。 あとBMシリーズってユニットの固定ネジが 緩んでくるって聞いたんですけど、メンテって自宅の人もできるのでしょか。
>>609 うちはBM6Aを使っています。
仕事は音楽制作なのでジェネのモニターを聴く機会も多いですが
ジェネはシンバル領域のハイがキツイですね。
長く聴いていると結構疲れてきます。
歌ものだと中域がへこんで聞こえるので前に出てきません。
一般的に言うとドンシャリということです。
BM6Aはもう少し聴きやすいというか聴き疲れのしない音で
全体的にどの帯域もフラットに出てきます。
キックとベースの分離も見えやすいですよ。
低音に関してはジェネもいいと思います。
シンバルがシャカシャカした感じで出てきてほしいならジェネがいいでしょうけど。
BM6Aの固定ネジは六角レンチで締められます。
ある一定の力で締めないといけないでしょうが。
ちなみに私のジャンルはハウス、テクノ系ですが
リスニングにも使用しておりジャズ、ロックにも良いです。
まったく不満を感じていませんのでお勧めですよ。
>>610 レスありがと
BMのトルク規準ってあるのでしょうか。
ジェネの10xxシリーズは自分の試聴でも、似た印象ですね。
シンバルとかの音色が見えにくい飽和した感じ、
スレの上の方でもありましたけど、アンプの癖ですかね。
逆にジェネでしっかり聴こえれば、普通のドンシャリコンポはOKとか。
新しい設計の80xxシリーズはその辺改善されてるんでしょうか?
実は引っ越しとか多いので頑丈なSPがほしいのです。
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/25 01:47:48 ID:hT/7x/d7
>>608 買ったばっかりですか〜。じゃぁ、もう忘れたほうが生活のための様なw
いやいや、つかかってすぐにもう疑問視してるなら、
>>608 さんに8030は合ってないんですよ。私が聞いたのは8050。
>>607 今までSPはいっぱい聞いたよ〜。一応12年やってるんで。
音楽鑑賞にはやっぱアルテックの質のいいのが好きですね。
なんだろ、コンシューマーもいっぱい。AE2sigはいいね〜。最高!至高だわ。
JBLK2もマスタリングスタジオで全然ハートにこなかったけどね。
ここ2年は、604Gと288,511B 500/6000クロスで3wayくんでま。
ジャーズー聞きかじり始めてまして。
仕事忙しくて全然いじれてません。
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/03 01:28:15 ID:yGSsxbY0
MEGはザクセンの会社なんだね。 旧東側にこんなすごいメーカーがあったなんて驚きますた。
614 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/03 01:29:00 ID:zq9I7Xmj
そうですなあ
616 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/03 17:07:27 ID:oOeesvOQ
↑ネタですか? 王名でなく州名のつもりで書いたのだが。 ドレスデン王室御用達「MEG」とかならカッコよかったかも。(ありえない) ザクセン州には、伝統あるムジークシュタットが多いのも よいモニター作りに関係しているのかな?
617 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/07 02:08:09 ID:jAxzhO5U
>>617 ケンウッドブースの、バイオリン轢きのおねーちゃんがイイ!!
>>617 >フォステックスのRS-N2が気になる。NHKのリファレンスモニターになった奴。
>プロサウンド以外で試聴経験者のレビューが聞きたい。
最高っす!あんなにあれやこれや、やらんと成り立たない
あのユニットや、エンクロージャーの設計者が最高!
>>617 なんであの音だすのに、あんなに手がかかんのかわからん。w
昨年から既にRS-2は発表してたようですね。 NHKでの採用ではずみが付いているように思います。 それとアキュフェーズも共同で加わってるところが良いですね。 かつてのスペンドールとQUADの組合せのような和やかさを感じます。
622 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 13:05:59 ID:A72kH9qy
まったくあそこまで屑なスピーカーもめずらしい。しかし日本企業 だから採用せざるを得ない。 もしも反対を押し切って海外製品採用なんかしてみろ、総務から経産 まで、国の機関すべて敵にまわすことになる。担当者は間違いなく ゴノレゴ十三に消される運命だ。 国営放送局の職員はかわいそうだな。
623 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 13:19:22 ID:FrYnQnc1
>>622 今は昔ほど国産にこだわってないはずだが。一時期外国製品のコピーを入れてるのか?と
海外メーカーからクレームついたことなかったっけか。
なんかもの凄くレベルが高い人 or プロ達の集まりみたいなので、質問させてください。 J-POPでよく売れている曲だけど、ラジカセでは良く鳴るけど、ある程度以上の オーディオシステムで聴くとあまり良くないCDってありますよね? 知り合いから昔聴いたうわさ話なのですが、そういうCDは、売れ筋がラジカセユーザー なのを見越して、わざとラジカセで良くなるように調整している、というのを聞いたことがあります。 これは本当なのでしょうか?レス違いかもしれませんが、教えて頂けたらと思います。
625 :
(=゚ω゚)ノ 威容であーる :04/10/08 13:32:45 ID:/t+EPPPu
>>624 本当らしいですよ。中には どうせラジカセ、ラジカセ向きに、
こんなふうに わかれるらしいんですけど。
>624 オレはレベルの低い音楽ファンだが、以前試しにJ-POPのCDを借りてきて ウチのシステムで鳴らしてみて、あまりに不自然な低音のバランス(異様に強調されたドラム)や ダイナミックレンジの低さ(大きい音が出っ放し)にびっくりしたことがある。 あれはもっと周波数レンジの狭い装置を使って、まわりがうるさいところで がんがん鳴らすもんなんだなあと思った。
627 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 13:55:48 ID:NCnG8r0d
前に有名録音スタジオ紹介と言う記事の写真に、ミキサー台の前にラジカセが 置いてあったのは見たことはある。
録音のテクニックでいうと ・コンプレッサーで各楽器のピークを潰して音圧を上げる →やり過ぎると演奏のニュアンスが平板になる ・EQでプレゼンス(2〜4kHz)を盛り上げて音像を前に出す →トータルでやり過ぎると平面的に並んだ音場になる これらを総合すると ・ラジカセでは音圧感が増して厚めのサウンドになっても ちゃんとしたオーディオ機器では波形の潰れた歪み感が耳につくようになる ・ラジカセでは音像が張り出して気持ちよく聞こえても ちゃんとしたオーディオ機器で聴くと音場から浮き出て聞こえる もともとダイナミックレンジの低いPCM音源との兼ね合いや 歌手の声量が足らなくてボーカルが前に出ないなどで こういう対処が取られることが多いです。
630 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 14:25:02 ID:5Y4D5NQ9
>>627 ミュージシャンのプライベートスタジオには多いですね。
プリプロ製作するときには他との比較がしやすいのでしょう。
631 :
624 :04/10/08 14:26:47 ID:/kurG/ZS
>>625-629 有り難うございました。本当なのですね。
昔から売れ筋J-POPをある一定レベル以上のオーディオで
聴くと、音が変に聴こえるので、不思議に思っていたのです。
629さんの説明は特に具体的で解りやすかったです。
ちゃんとした(?)システムでしかまともに鳴らないミックスは素人でも出来るよ 狭い箱の中に上手く入れるのが職人芸
まあ、それでもうまく鳴らせてみせるのがオーオタというのだ。
>>632 一般にそう言われているが該当するのはJBLの大型モニターとオーラトーンが並んでた時代。
今のようにほとんどの作業をスモールでする場合は言い訳が効かない。
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 23:00:44 ID:uItpz6oS
まあ、一般に言われる「良いミックス」って言うのは ラージで鳴らしてもスモールで鳴らしても破綻しないミックスのことじゃない? 再生環境に対する普遍性を追求するっていう。
>>635 個人的にはシンプルなワンポイント録音で音が痩せるオーディオ機器には問題があると思う。
大きい小さいの問題はその次ではないかと。それを主張し育てるのポリシーもあって欲しい。
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/08 23:18:33 ID:1677hzGW
スモールなんか相手にするなよ・・・
スモールでミキシングしてラジカセでしか聴けない音楽を垂れ流してるプロもいる。 同じバランス・エンジニアでも繊細な音場のタペストリーを展開できる職人がいる。 それをひとくくりにしてミックスと呼ぶのに抵抗があって当然だ。
>>636-638 なんかスモール否定したいだけみたいだが
ポンとおいたワンポイントでもそれなりに聴こえる単純なラージだけ聴いてればいい
640 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 00:13:48 ID:X+atgXuV
スモールでミックスしているやつはいるが、わかりやすいから。 ラージで確認しないと。 スモ−ルでマスタリングしているやつは、いないような気がする。
641 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 00:53:07 ID:/ABLp3Ll
>>639 スモールがいい加減でラージが緻密とは誰も言ってない。
話しはそれ以下でテキトーなラジカセか真面目なオーディオ製品かの違いだ。(
>>624 )
そこにミックスの定石をシタリ顔で書き込んで話しをややこしくしてる香具師が数名。
これのどこにサウンド・デザインの正確な把握に結び付く要素があるだろうか。
仕事が妥協でしかない業界の一面だけを的確に話してるだけだ。
642 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 00:55:48 ID:CKtStasK
スモールはR1800(パッシブの方を2台)使用している。
>>640 良い事ゆった!!w
ま〜まぁ意味なく荒れてますた。エンドユーザーがプロの作業を予想するのは結構だが、人の目につく掲示板で展開するのは意味が無いから今すぐ辞めなさい。w
機械を使うのが大事。つかわさせられるな。甘えるな!工夫しろよ、いじれよバカ。自分の責任は自分でとれ!
自分の想いや感想を人に「表現できる人間であるかどうか」。
ミニやラージで作った音楽でも結局は、名録音でも名演奏でないと歴史に残らない事は間違いないでしょう。だいたい、そんな仕事、今はどこのメーカーも企画さえ立てる事もできない経済状況です。
70年代のフォークなどはリバーブを極力廃したものがあって 当時は寂れた四畳半サウンドなんていわれたが 今聴き直すとストレートに良く録れた録音だと思う。 もちろんミュージシャンの演奏力が違うといえばそれまでだが むしろ当時ゴージャスに録った大半の歌謡曲のほうが粗がみえる。 音量合わせにリミッターを多用するしリバーブ成分の劣化も大きい。 そういう鮮度をいつまでも保つ録音の基本を見直してみるのも良いと思う。
646 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 02:31:26 ID:4/sT8dEi
>>617 &619
あ、、、ホントのところを知らないんだ。。。ご愁傷様。。。これ以上はいえないが。。
>>597 クレッセントのを聴いたことアル?
みんな色々意見あるとおもうけど、間違いなく驚く!!spは
ベリンガー。ホント笑っちゃうよ。¥50.000しないでアンプ入ってあの音(1030と同クラスの大きさ&重さ)。
ホント他社の価格ってどういうことなんでしょうね?って思える(笑)
買ってから「しまった!」と思っても諦めの付く値段だし。。
647 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 06:58:01 ID:VYaa8i/C
1.モニター方法のバリエーションをサウンド・デザインに沿って考察してくれれば有意義になります。 その際、音響パラメータを的確に示すことで他者への理解を促すことができます 2.録音方法の話題を避けては通れないでしょう。ただしそれは公開されなければ議論できません。 特に業界関係者をほのめかして話題を寸断する人はあまり感心できません。 3.現在のスタジオ運用のトレンドは、残念ながら歴史のひとこまにもなりません。 歴史的な録音方法の進展があったときサウンドとモニター方法に変化がでます。 新しいサウンドとモニター方法の可能性を話題にできたとき前向きな議論が可能になります。
648 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 07:41:53 ID:1ubu0tyY
モニターのタイムコヒレントの問題からすれば、古くからQUAD ESL63があります。
最近ではDunlavy SC-VIなどもありましたが、これでサウンド・デザインの改革に繋がったか?
といえば、答えは残念ながらNoです。
80年以降のデジタル化に伴って増えたワンポイント収録の主流は
Spaced Pair Omniといって、無指向性マイクを1フィート間隔で平行に立てる方法です。
ttp://www.jhadden.freeserve.co.uk/tech.htm もっともこの手のワンポイント録音を正しく再生するはずのスピーカーのタイムコイレントは無視され
概ねヘッドホンでモニターするエンジニアが多いのも事実です。
Thielなどでは指摘されてきましたが、ネットワークの補正を幾重にも掛けるあまり
音のレスポンスが重いということもしばしばありました。
またミキシング作業はおろかマスタリングさえも省略してCDマスターを製作する場合もあり
この辺がモニター・スピーカーを頼らなくて良いという判断に繋がっているのかもしれません。
一方でEarthWorks社のΣ6.2は、この手の録音におけるポストB&K社の座を狙うなかで
自社製マイクの性能を最大限に発揮できるスピーカーの開発を目指している点がユニークです。
実際、普段あまり気にならないエフェクトのずれなど時間情報は異常に正確です。
こういうなかから新しいサウンド・デザインが生まれてくるのではないかとも感じられます。
位相が正確なニアフィールドモニターはタンノイのコアキシャルで とどめ。これっきゃない。
>>649 Earthworksの6.2ですが、中域の質はどうですか? 確か、XT25と2.2kHzで6dB/octのクロスですよね。
ウーハーがそこそこのサイズで、2.2kHzまでXT25を引っ張っても、緩いクロスなので、中域が鈍くなってないかと
いう心配があるんですが。それと関西で試聴できるところご存知であれば教えてください。
>>650 タンノイは70年代末にB&Wのマトリックス・シリーズが出た時点で業界トップの座を降りました。
デジタル時代にB&Wが成功を収めた理由は
ワイドレンジなラージモニターには珍しくインパルス応答がコンパクトに収まっている点です。
それ以前はJBLの4300シリーズのワイドレンジと、タンノイの位相特性の良さは
いわば対極的なキャラクターのようにみなされていた感じがありました。
そこにB&Wのラージモニターがワイドレンジとステレオイメージを兼ね備え解決しました。
>>659 で言ってる内容はその10〜20年後のシーンです。
いわばポストB&Wの時代といっても過言ではありません。
その間にはATCやPMCなどのポストBBC系メーカーの巻き返しがありましたし
JBLのユニットでアッセンブルしたWestlakeやZingaliなども出されています。
ただ録音技術からすればサンプラーをミックスに使い始めた頃から
一種の飽和状態に陥り、演奏技術自体も新しいものが出なくなりました。
そういう意味でも古いということ自体は大きな問題では無くなっていることも確かです。
ワケあって60年代デッカのような録音がしたい。。。そういう思いがタンノイを選ばせるかもしれません。
実際、クロスオーバー・クラシックやスウィート・ジャズなどでは魅力的な気もします。
位相が正確なニアフィールドモニターはタンノイのコアキシャルで とどめ。これっきゃない。
>>651 予想を上回って中域のレスポンスにもたつきはありませんでした。
Dynaudioに比べて見通しがずっと良い、と言えば判るでしょうか?
音質のことをいうと綺麗な感じではありませんが勢いのある音です。
多分、懸念されてることをネットワークで抑え込まずに追い込んで
逆に若干の歪み感が増しているということかもしれません。
ステップ応答でそうした乱れを観れますが大きな問題ではなさそうです。
むしろ録音のロケーションがスピーカーの周囲だけ目の前に展開するので
違和感を憶える感覚もあります。多分ビームワイズも安定してると思います。
トモカ電気の人に訊くと京都に扱う店ができるかもしれないことを言ってました。
マイク同様に1本毎に測定データが添付されペアであることの保証をするそうです。
655 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 18:45:03 ID:2CNLDb1w
>>655 タンノイは比較的安い価格でミッド〜ラージのモニタリングができる利点はあります。
この価格帯ではニュートラルであり、歪み感もよく抑えてあります。
ただ筐体の剛性を上げてインパルス応答を高めようとし、それなりの成果はあったのですが
ユニットの開発ベースが他のマルチウェイに追い付かなかった感があります。
例えば80年代前半には応答速度は速いがリンギングの激しいツイーターが流行りました。
この時点ではタンノイはユニットの設計手法も手慣れた従来のスタイルを活かしながら
筐体の高剛性化で十分追い付くことができたはずです。
しかしATCやDynaudioなどがミッドレンジでまず地歩を固めた後に
ソフトドーム・ツイーターの方面でもScanpeak、Dynaudio、Vifaなどが躍進し
ウーハーでもより中域での歪みレベルを抑えた製品が出てきました。
この辺りからユニットが素材で語られることは無くなりましたし
むしろ設計手法の問題に変わっていったことを示しています。
例えばJBLがチタンドームと言ってることは20年前のことであるのと同様に
タンノイはポリプロピレン&マグネシウムという理屈がそのまま使われています。
そのサウンド・デザインから生まれるものが何か?というのが、本日のお題なんです。
タンノイは大型にしてはボーカルの音像が整っているのが利点ですが
スモールではよりしっかりした音像を得られるモニターを選ぶのが通常です。
音の張り具合ではGENELEC、よりニュートラルな感じではDynaudioというのが定番です。
ただ打込み系だと音像そのものよりも、直接音のタイミングが大切な場合もあり
楽器の一部として考えるのであればタンノイという選択もありです。
ラージでもコンパクトに音がまとまるので、試聴位置の限られた楽器奏者には便利です。
657 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 20:22:38 ID:Vyn2gIYm
うんにゃ、位相が正確なニアフィールドモニターはタンノイのコアキシャルで とどめ。これっきゃない。
ネコに小判、ワニに明太子。
馬鹿の一つ覚え
660 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 22:16:27 ID:+S5JAe8p
661 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/09 22:31:14 ID:mRW2/bwF
KEFも同軸だけど、モニター的にはどうなんでしょうか?
662 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/10 00:39:00 ID:TWbqtIBK
このスレ的に,Ego systemsのnEar05ってどうなんでしょうか?
栄養バランスが正確な完全食は大塚のカロリーメイトで とどめ。これっきゃない。
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/10 02:17:02 ID:riomNClA
>>664 飛澤正人はSPの上にブロック載せてるけどQ1じゃないね。
保護カバーにエンブレムが付いてるけどアレなんだろ?
TALOWのKRKはベースラインの確認用も兼ねてるのだろか。
織田哲郎はミキサーの上に10Mが置いてあったな。
666 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/11 12:13:14 ID:VOtHOt0k
この三人だとTALOWのオーディオが一番気持ちよく聴けそう
667 :
本田 :04/10/11 22:35:30 ID:Ec0MIxdN
>J-POPでよく売れている曲だけど、ラジカセでは良く鳴るけど、ある程度以上の >オーディオシステムで聴くとあまり良くないCDってありますよね? J-POPだけじゃなくて海外のものでも、 国内でマスタリングしたものと海外でマスタリングしたCDを比べると、 とくに低音のダイナミックレンジは差があるよ。
668 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/15 22:41:12 ID:mXRHKDcz
226
669 :
AE2 :04/10/16 06:27:29 ID:Haxe992y
>>648 ほんとに大きな可能性があります。
まだ放送局改修工事の案件でのサラウンドモニタ需要は高いようで、
今かなりのペースで入ってる様ですね。
技術のムジークの評判は『兎に角今までのモニタとの違いに仰天、
最初は正直戸惑いがあった。帯域バランスが大小どのモデルでも良好である。
同軸の為、合成された音像でのにじみや、ふくらみの発生が少なく、
音量バランスが非常にとりやすい。
特に、定指向性タイプの901kは低域の共振の音の引きずり感が無く、
室内音響の影響を含めたバランスが良い。室内音響の音響施行でのミス、
物足りなさをカバーできそうなモニター』と聞きます。
670 :
AE2 :04/10/16 06:28:03 ID:Haxe992y
> 試聴には背面をフリーにするためラージの基本である2π空間から3π空間を確保する以外に > ニアフィールドの基本であるミキサー卓上というレイアウトも不可で > スピーカーの間にモノを挟まないシンプルな機材配置が必要になると思います。 確かに狭指向タイプであればあるほど部屋の影響をピンポイントに限定しやすくなるとはおもいますが、 低域の指向性については、評判と違う様です。どうも評判では、「ニアフィールドラージ」という 面白い話で、小音量でもバランスが崩れ無いのがムジーク自体の良い所だそうです。 まぁ、同軸タイプですし近距離でも音像がシャープにまとまるんだと思いますが。 250Hzで-10dBですから位相遅れの低音でキャンセリングしている程度だと思いますよ。 当然、空間の確保で多少の影響はあれど、900Aというロードタイプも筐体の響き、および 漏れは非常に少ないとの話です。 901kも埋め込みは問題ないとの話です。狭い部屋でこそ実力を発揮できそうですね。
自宅でのCD鑑賞用にムジークの901kか922kを考えているのですが こういうアクティフ型のSPを使うデメリットって何かあるのでしょうか? もし普通の鑑賞用にMEGが不向きなら 定番ノーチラスで組んでいこうかとも考えているのですが。 (SPに期待することは、バロック音楽の通奏低音が ちゃんと音階として聞こえて欲しいことです。) よければおしえてください。
>>671 低音の音階というのは意外に難しく、単純に低音が出てても倍音がきれいに立つかで
聞こえ方が全く違います。バロックの録音では単純なワンポイント収録することも多く
いわゆるバランス・エンジニアという作業がほとんどいらないというのが実状です。
そのためモニター・スピーカーを介せずにヘッドホンで暗騒音のチェックをするくらいで
マイクセッティング以外にモニター方法で音を変えるようなことはしません。
それほどコストをかけて低音を正確にモニターすることを諦めているのでしょう。
定番のB&Wは奥行き感は出ますが音階が正確か? という問題はクリアではありません。
MEGにしても低音の音場に踏み込んだものでありながら、倍音は立たない気がします。
QUADなどの静電型はメンテが難しいですが、昔から定評があります。
あとThielも聴いてみるといいかと思います。力で押すダイナミック感は得られませんが
ひとつの傾向は判るかと思います。量感はなくコンパクトで澄んだ低音です。
富士通テンのTD512、EarthWork社のΣ6.2は倍音のタイミングが正確ですが
音色がバロック向きではありません。新しく出るTD712zでどれほど改善されたか。
673 :
671 :04/10/17 23:02:25 ID:HcwCTVTx
>>672 詳しく教えていただきありがとうございます。
大口径のモニタスピーカに買い替えればいいと思っていた、素人考えが恥ずかしいです。
>倍音がきれいに立つ
>倍音のタイミングが正確
全く知らない言葉でした。
このあたりが、低音音階化のポイントになるのですね。
それをふまえながら、ご紹介のSPを試聴してみたいと思います。
フォスのNF-1かNF-1Aってこのスレ的にどうなんでしょう。 あれってフルレンジ的にウーハーを使って、中域が好さそう オムニマイクのステレオ録音の再現はどんなでしょう。 無難にDYNAUDIOかGENELECか選んだ方がいいでしょか。
ちょっとスレ違いかも知れませんが・・・あまりに驚きだったので。
友人が宅録モニターにフォスのNF−01Aを使っています。
別にどおってことなかった音なのですが、side-pressという変わった形の
スタンドを使ったら音が激変、部屋全体に広がるような臨場感のある音になりました。
低音の出方も良くて、小型モニターの可能性を広げる感じです。
背が高いのもモニター向けです。
高級オーディオ用SPがターゲットのようですが、ほんと驚き。お勧めです。
ttp://www.ne.jp/asahi/home/family.arts/
676 :
AE2 :04/10/20 02:44:11 ID:qI6zJ3c2
「気がします」ではなく、ローガンの静電型は「聞いた事あります」
全く傾向が違う繊細な音です。スピードのある音を求めても絶対出ない。多ジャンルに適合するスピーカーではないです。バロックの漂う空気感は、正しい位相コントロールによって成り立つと思いますが、やはり同軸型のMEGにある様に思います。
>>671 > こういうアクティフ型のSPを使うデメリットって何かあるのでしょうか?
アクティブ型に音のデメリットは、思いつかないですね。
マルチアンプだし、左右の特性表は付いてくるし、100Vで巻いてあるし。
音でないデメリットとして、本体が少し重くなるかもしれないと言った所でしょうが、
たった40キロ未満ですから、相当なアンプとセットで考えれば全く軽いもの。
それより挟み込みH型専用スタンドで、高さを気軽に調整できます。
この形式のスタンドを使用したときの、広がりの良さ、にじみの無さは圧倒的です。
677 :
AE2 :04/10/20 03:02:25 ID:qI6zJ3c2
> もし普通の鑑賞用にMEGが不向きなら 定番ノーチラスで組んでいこうかとも考えているのですが。 > (SPに期待することは、バロック音楽の通奏低音が ちゃんと音階として聞こえて欲しいことです。) > よければおしえてください。 制作に意図した音がでます。 が、でたからといって、リスニング用途ではそれが迎合されるとは限りませんよね。 ただ、ノーチラスって結構音が重いじゃないですか。それならMEGをすすめます。 『脳散らすへのベストアンプの選択、アンプw/ケーブルに費やすお金と時間(= 当たるか微妙な博打)』 を考えたら、『MEG + ルームアコースティックの改善に費用を費やす』事がベストだと私は考えます。 N/Cを良くしたり、アコースティックバランスを良くするため、壁材、木材の質を向上する事で、「脳散ら す」より、コストはより低く、音はより雰囲気を持って、クオリティーアップを図れるのではないでしょうか。低域のコントロールはただでさえ難しく、対策コストは並大抵ではない。のですから。 音程を感じるかという問題は、低域のなりっぷりでもあり、スルーレートの高さでもあります。 と同時に、スピーカの放射制御と、部屋の設計されたアコースティックデザインが問題です。 ただ、大口径モニタでもMEGの様な同軸タイプでは「よりよい定位と簡単に素直なアコースティックバランスを得られる」事が期待できます。 通奏低音の音階は、正確な設置によってしっかり出てきます。
>>676 通奏低音の音階というとビオラ・ダ・ガンバですが
これはコントラバスのような胴鳴りだけではないやっかいな楽器です。
というのはアルペッジオによる複数の倍音で補完することで
ようやくホールの音響を満たすことのできるような代物だからです。
実音域と倍音が乱れるとアルペッジオの音階(出音)が判らなくなります。
スピーカー再生での低音の出足と倍音のタイミングの乱れというのは
位相特性(持続音)というよりはタイムコヒレンス(パルス音)というパラメータです。
一般に同軸型は位相特性に優れていると言われますが、これは1950年代のことで
実際にタイムコヒレンスまで追い込めたものは訊いたことがないです。
QUAD ESL63も一種の同軸型ですが電気的な制御で初めて実現したものです。
一般にタイムコヒレンスは音場情報の精緻さに喩えられますが
実際には弓の引き初めのような情報も正確に判る利点があります。
実は業務機の世界でのタイムコヒレンスの話題はまだ十分に認知されていません。
かつてDunlavyが出しましたが、中高域のビームウイズが狭いという欠点がありました。
富士通テンのTD512でさえ驚く人がいるくらいなので問題は根深いです。
EarthWorksが本格的なニアフィールド用に出しましたが、バスレフの共鳴が多少アバウトです。
QUADは静電型でパワーが入らないということで、フィリップスのように試聴80dBという
エンジニアの耳を保護する方向で会社が動く以外には難しいです。
ルームエコーの問題が出ましたが、QUADは背面に音が出るのでこの点では難しいです。
MEGは低音の指向性コントロールを提唱した最初の製品です。
ただ
>>670 でいってる901kを壁にマウントするという話しですが
そもそも2π空間でのステレオ再生はそういう問題を解決するために生まれたもので
販売店が低域の指向性コントロールの意義を理解してないという疑問があります。
901kはデータ上ではマウント型のものより更にシャープな特性をもっています。
あとルームエコーについて補足すると、低音の回り込みと反射は耳で楽音と区別できます。 問題はそれが不自然なピーク・ディップを伴うかどうかということです。 スタジオでの音響対策が採られたのは1970年末のことかと思います。 少なくともBBCモニターは低音の反射を考慮して100Hz以下はロールオフさせています。 (こういう特性はコンシュマーではまだ有効なことです) 最近のニアフィールドで低音再生能力を説いているのは スタジオ音響が整った情況で旧来の特性ではタイトすぎる問題があったと思われます。
680 :
名無しさん@お腹いっぱい :04/10/20 09:28:26 ID:yVR37AQC
>>671 低音の音階が出るという事では、古いスピーカーですが日立Lo−DのHS400が良いでしょう。
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 11:48:38 ID:lz7dyutU
結局、タイムコヒレンスといっても人間の耳では聞いてもわからないということです。
>>681 そういう話題をEarthworks社の開発者が逝ってた。
結局、自社のマイクの性能を知ってもらうために
再生できるモニターを造ったということらしい。
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 12:59:29 ID:XoVhUoa+
684 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 13:14:07 ID:9PguZqj/
もちろんEarthworksのモニタはリリース直後から興味を持ち 同社の主張も読んでいますが、結局、高域では音圧振幅f特が 平坦になっていれば、インパルス応答や音圧波形がどうなって いようと人間の耳では区別できないんです。 タイムコヒーレンシを問題にするんなら、人間の聴覚や 対象とする帯域も十分考えた上で論じないと、いささか トンデモになってしまいますから気をつけなければなり ませんね。
>結局、高域では音圧振幅f特が平坦になっていれば >インパルス応答や音圧波形がどうなっていようと人間の耳では区別できないんです。 Earthworks社の主張は広帯域であると同時にタイムコヒレンスの問題だと思う。 実際に聴いた感じだと音場再現やアコギの爪弾く間隔など ネットワークでのもたつきや曇りなど全くジャマを廃したようなストレートな感じ。 可聴域の問題なら70Hz〜15kHzくらいまではスッと入ってくる感覚がある。 (店頭での試聴では残念ながらそれ以上はあまりよく判らない) 高域の鋭敏な反応だけなら、そういうSPは沢山あるが、正確に揃ってるのはまれ。
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 17:24:56 ID:lz7dyutU
デムパ飛ばしにくんじゃねーよ、タコ
>>685 お前、アコギの演奏なんてPA無しでまともなものは聞いたこと無いだろ。
688 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 18:12:10 ID:lz7dyutU
アコギの爪弾く間隔たあ、まったく藁わせてくれるぜ、このデムパ野郎
>>685 w
>>687 普通の人はPAで聴くなんてほうが少ないでしょw
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 18:18:19 ID:lz7dyutU
ぷっ(笑) ID:XoVhUoa+も、てめーの間違いで二度も藁いをとる とは、見下げ果てた香具師(藁 つうか業者さんてなによ? ID:XoVhUoa+が業者だったら話はわかるがな。
692 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 18:22:32 ID:lz7dyutU
しかし、タイムコヒーレンスとやらもすっかりいかさま業者の 決まり文句になっちまったな。うんざり
lz7dyutU は ひとりで荒れとりますな。。。低気圧になると萌えるアレとかw
694 :
AE2 :04/10/20 22:36:09 ID:qI6zJ3c2
>>678 > 一般に同軸型は位相特性に優れていると言われますが、これは1950年代のことで
> 実際にタイムコヒレンスまで追い込めたものは訊いたことがないです。
今イチ説得力に欠けるのがココ。
同軸型も50年代はもちろん『近代』までビームヮイズコントロールにホーンロードを使用していた事が
「音色」も「位相」も「歪み」など革新的な技術がなかったですから。
> 一般にタイムコヒレンスは音場情報の精緻さに喩えられますが
> 実際には弓の引き初めのような情報も正確に判る利点があります。
やはり、中高域にコンプレッションドライヴァおよびホーンを使うとどうしても歪みが増加します。
しかも、代表的な同軸と言えば、今でも話題に出てくるのは、UreiかAltecしかありませんですし
コヒレンスはともかく、忠実性に欠けそうだ言う概念、意味も解ります。
私もそうでしたが、未だにしつこい幻想がつきまといますね。聞けば、幻想だったと解るでしょう。
> 実は業務機の世界でのタイムコヒレンスの話題はまだ十分に認知されていません。
そんな事無いですよ。熱い人がいなくなっただけで、商売っけが入ってるんじゃないですか?
施行設計業者がアコースティックデザインを諦めてますし。モニターメーカがいくら主張してもね。(笑)
695 :
AE2 :04/10/20 22:39:31 ID:qI6zJ3c2
> QUADは静電型でパワーが入らないということで、フィリップスのように試聴 80dBという エンジニアの耳を保護する方向で会社が動く以外には難しいです。 80dBは無理ですねぇ。ミックスおよびマスタリングスタジオのコントロールルームには、プロトゥールス か、ソニックは必ず入ってますしN/Cレベルは最悪です。 アコースティックに話題をモドそうが、トム・ヒドレーの影 響を受けすぎた吸音過多設計の日本のスタジオ環境では最低85dB。ちと突っ込んで110dBは必要。ほと んどが30〜250Hzの低域の再生音圧ですけれど。 > ルームエコーの問題が出ましたが、QUADは背面に音が出るのでこの点では難しいです。 > MEGは低音の指向性コントロールを提唱した最初の製品です。 > 901kはデータ上ではマウント型のものより更にシャープな特性をもっています。 やはり前記の通り、ココが問題ですね。今まで無かった製品を発表するとアコースティックデザインの 今までのノウハウが通用しなくなります。 マウントしても「低域の指向性確保」(後方へのキャンセンリングは)変わらず、 筐体への影響の度合いがかなり低くなり回り込み等への対策は、最高みたいです。
696 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/20 23:15:09 ID:XoVhUoa+
>>695 >マウントしても「低域の指向性確保」(後方へのキャンセンリングは)変わらず、
>筐体への影響の度合いがかなり低くなり回り込み等への対策は、最高みたいです。
コレが本当だとすれば凄いことです。想像してたのは以下のことです。
・キャンセリング信号の回り込みがマウントすることで阻害され
通常の埋め込みSPの低域指向性と変わらなくなる。
・マウントされた壁のバッフル面反射で背面がフリーの場合に比べて
指向性がかえって乱れる。
低域がマウントした部分から回り込んでキャンセリングするのでしょうか?
そうだとすれば背面の距離とも無関係なわけで、かなり面白い技術です。
>>694 実はコーン・ツイーターの同軸型モニターは旧EMIをはじめ独ローレンツなど
コンシュマーまで含めるとホーン型よりもっと多種類造られたんです。
実際は優秀なホーン型に比べると聴き劣りするのは否めないと思います。
MEGが別におかしな音を出すというのではなく、ビオラ・ダ・ガンバの音階という
もっと些細な問題です。これは意外に再生の難しいもののひとつのように思います。
698 :
名無しさん@お腹いっぱい :04/10/21 00:32:45 ID:bTuzSRqt
>>697 バスレフではある周波数以下の音階が判り難いよ。臨界制動動作の密閉箱だと良く判る。
699 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 01:02:24 ID:X2o0VO4C
::::::::::;、 /!゙、', ! ! ..:;'!:,' |::;'.r''",rl!、゙゙ヽ,l!';:l:::: :;':.::::゙/7'ト、:.::: . l ! 、;;r'",、':::! ,゙、 ';:';:::l l! l:;' ' ./! j! ',!::;:/:;/ / .l:::/,'::..::: !' /:::::j ゙ヽ、,ゝ'、| l. ' lri;、r/ ゙ツ''" ',、"'';':://':;'::: / . j' /:::::::ツ { r'、 ,,';;;ン' / .;! }!'./:/::.,r': .:::/ ゙'ヾ;/ ゙、'、ヽ ゙'''' /'r/ " '/:/::;/,r' えっ!? .,/ :ヽ、、, , l;ツ ,,',-''":;/'" " ::::l:::::::\ ''゙ ` ゙ / ノ‐''" 700ゲットですって? ..:::::l:::::::::::/゙' 、 σ ,''" ...::::::::::::::ノ::::::::::/ ゙ヽ、, ,,.、r' まぁ・・・ ..:::::::::::::::::;.r‐ ''''''''''‐、, ゙'ァ‐‐ '''"" i' :::::::::::::::, ' ヽ, /:::::::::::: ! { ;::::::::::: ゙l'、、 { 、;:::::::::. ゙、.',
701 :
671 :04/10/21 03:19:01 ID:cYCmSBis
いろいろおしえていただき、ホントにありがとうございました。
何度も読み返して、理解できるようにしたいと思います。
>>678 >通奏低音の音階というとビオラ・ダ・ガンバですが
>これはコントラバスのような胴鳴りだけではないやっかいな楽器です。
すいません、低音と書いただけで、言葉が足りませんでした。
バイオリン、ガンバ、チェンバロの3人くらいの編成だと
ガンバの音階はキチンと聞こえてきます。
でも例えば、バッハのミサロ短調やクリスマスオラトリオなどのような、
木管・金管・合唱それにティンパニなど総出演の作品では
コントラバスが弾く早いパッセージの16分音符は
スピーカーがボァボァボァと鳴るだけで
ちゃんとドレミで聞こえてきません。
バッハがコントラバスにもバイオリンと同じような
早く難解なメロディを書いたことが最大の問題かもしれませんが
なぜドレミで聞こえにくいのか、素人考えでは:
@大編成の場合、他の楽器にジャマされる。(ティンパニなど)
Aコントラバスは、チェロ、ガンバより音域が低い。
Bパッセージが早い16分音符で構成される。
>>678 >スピーカー再生での低音の出足と倍音のタイミングの乱れというのは
>位相特性(持続音)というよりはタイムコヒレンス(パルス音)というパラメータです。
>一般にタイムコヒレンスは音場情報の精緻さに喩えられますが
>実際には弓の引き初めのような情報も正確に判る利点があります。
上記Bは678さんのいわれるところの問題なのかもしれません。
702 :
671 :04/10/21 03:21:39 ID:cYCmSBis
>>AE2 >『脳散らすへのベストアンプの選択、アンプw/ケーブルに費やすお金と時間(= 当たるか微妙な博打)』 >を考えたら、『MEG + ルームアコースティックの改善に費用を費やす』事がベストだと私は考えます。 全くその通りですね。 自分自身オーディオマニアではないので、 機器の買い換えでの散財は避けたいと思っています。 >>AE2 >音程を感じるかという問題は、低域のなりっぷりでもあり、スルーレートの高さでもあります。 >と同時に、スピーカの放射制御と、部屋の設計されたアコースティックデザインが問題です。 >通奏低音の音階は、正確な設置によってしっかり出てきます。 すいません、スルーレートがちょっとわからないのですが いくつかの要因が複合しているのですね。 部屋や設置の問題はとても大事そうなので、これから勉強してみたいと思います。 ありがとうございました。
>>701 オケ物でのコントラバスだったら録音で特別にピックしないかぎり
明瞭なパッセージは鳴らないですね。(聴こうとしても聞こえない音?)
古楽器ではヴィオローネだけど、弓が湾曲してて音も軽い。
いわゆるガンバより低音が出ますという楽器で、共鳴体が小さく弦の倍音が大きい。
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~bcj/violone.jpg モダン楽器での演奏ならドッペルで構えるとかしないと音にならないし
マイク位置が遠いと胴鳴りの音響が支配的で弓の動きは聞き取れないと思う。
これはライブでの生演奏でも同じように聞こえると思う。
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 12:18:18 ID:jjyH4gcx
> > 実は業務機の世界でのタイムコヒレンスの話題はまだ十分に認知されていません。 > そんな事無いですよ。熱い人がいなくなっただけで、商売っけが入ってるんじゃないですか? 商売っ気はたっぷりですね。それに素人がからんでにっちもさっちもいかなくなって いる。まるっきり電波のような発言やウェブページがありますが、幸いいまのところ 電波扱いされて無視されていますので、さほど大きな害はないでしょう。 最低限、周波数帯域とヒト聴覚の時間知覚について考慮しないと、たとえば インパルス応答波形だけをみて、可聴域以上の30 kHzあたりにブレーク アップがあり大きなピークが出ているため40 kHzまでの解析可能周波数 を持つMLSSAのようなシステムで計測すればインパルス応答に高い周波数 の長く尾を引く減衰振動が重畳しているインパルス応答が計測されるので、 これを「リンギング」がすごいと騒ぎ立ててみたりするわけですね。 ちなみに、この高い周波数の減衰振動は、仮に解析周波数を20 kHzに 制限すればインパルス応答には現れてきません。 あるいは、中域にブレークアップを持つため、インパルス応答にブレ ークアップ周波数に相当する減衰振動が重畳しているのが明らかである のに、それを無視して、「インパルス応答がきれい」といってみたりする。 スピーカー再生での低音の出足と倍音のタイミングについても、ヒトの 時間知覚について定量的な考慮がなされないので、殆どトンデモな 発言が目立ちますね。
EarthWorksの測定マイクがトンデモね。。。まぁいいけど。 B&Kは超高域で指向性をもつけど、気にするエンジニアは気にする。 録音レベルの問題かもしれないけど角度をオフセットして収録することを フィリップスかデンオンのエンジニアが云ってたな。それも15年ほど前の話。
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 16:08:36 ID:jjyH4gcx
Earthworksの測定マイクについてなど、なんら言及しておりません。 勝手に他人の書き込みの趣旨を変更するのはやめていただきたいのですが。
あと弦楽器のパッセージは実音ではない、より複雑なパルス音が含まれてる。 >671が云ってるのは低音はブンブン聞こえるがパッセージまで聞こえないということ。 それほど問題は単純じゃないし、それを保証するマイクもまた技術的な課題を持ってる。 Earthworks社はその点に切り込んだユニークなマイクを目指している。 かつてKENWOODとイスラエルのメーカーで、赤外線センサーで振動を検知するマイクを 開発してたことがあった。音楽用には出なかったみたいだけど、こういう技術は大切。
>>706 マイクとスピーカーのタイムコヒーレンスにこだわるメーカーは無視。
そういうことでしょ?
710 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 16:30:21 ID:jjyH4gcx
まあついでですから、Earthworksの誇るM55無指向性マイクについても
触れておきましょうか。
http://www.ast-osk.com/kado/onkyou/Earthworks/image/earth8_1.JPG リップルの繰り返し周波数を目視で概算するとわかるように、
このインパルス応答はM55の広帯域な周波数特性を意味しています。
併せて周波数特性をみることで、可聴域に対して十分にゆとりを
持たせた周波数で高域ロールオフしているのがわかることでしょう。
40ないし50 kHzの解析可能周波数を持つシステムではこの種の優秀
なマイクが当然ながら必須です。
もちろんその後の系で帯域が制限されれば、このマイクのインパ
ルス応答も、狭帯域のものに近づくことになります。リップルの
度合いは、そのときに用いるLPFの特性次第です。
711 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 16:32:43 ID:jjyH4gcx
> リップルの繰り返し周波数 失礼、繰り返し周期です。 リップルが帯域制限のためなのか、特定の共振点でQの高い共振を しているためなのかを区別しないでインパルス応答の形だけに こだわっても、あまり得るところは大きくありません。
712 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/21 16:38:07 ID:jjyH4gcx
>>707 Optical microphoneは、かつて、ではなく現在もphone-or社が
手がけていますよ。Kenwoodは資本参加です。
ファイバーオプティクスが伝送にも使用でき、金属や磁性体が
存在するとまずいような環境で意義が大きく、この分野では
大変期待されていますね。
>>710 4007が思ったより健闘してますな。。。ちょっと見直した。
カラーレーションではEarthworksのほうが自然な感じはするのですが。
(バイオリンがギシっとする音とか、フルートのスタッカートとか)
>>712 赤外線マイクは当初のデモが「ホールの天井からでも明瞭な音声」ということで出たのに
KENWOODの目的は携帯電話。。。商売というものはカラい世界だと思ったものです。
KENWOOD自体は天満女史のソロ・バイオリンの録音などで好印象だったので
当然オーディオ・ユースで出すモノと期待してたんですけど。かなり撤退気味の時期。
デジタル録音との相性がよさそうなので、今後の展開は気になります。
714 :
AE2 :04/10/23 01:36:01 ID:oJWxQvvU
どうやら本国MEGは、建築音響、コンサルも含めたシステム商売やってる模様。 まぁ、ドコもフキョウッツーことでしょうか?(...予想ですよ?) 901Kの裏側ポートは逆位相成分の放出ポートではなぅぃ。らしい。 打ち消すのではなく、「後方に音を、特に低音を出さない」のがコンセプト。 まぁ、元々音が良いのが当然の世界、ドイツで20年勝ち抜いてきて、 更なる難題の低域指向性の問題を克服し、今もなお爆走してるMEGはバカ。 やはりスタジオ用途では、エンクロージャーががっちりといいですものね。
とりあえずMEG開発者のインタビュー Production Partner: Mr. Kiesler, how do you achieve cancellation of waves with wavelength in meter range, and this not only for a few discreet Hz but within a 1:10 bandwidth? After all, we talk about wavelength, which extend between 1 and 10 meters. Jochen Kiesler: Well, for sure not by deceiving physics. That won’t do. To sum it up, the trick was to attach an acoustic phase-rotation line at the back of a loudspeaker which produces a phase-shift of 160 degrees. Thereby both, the phase and the amplitude must be kept constant within 5 degrees and - this is the biggest problem - irrespective of pressure conditions. After all, the range of pressure inside the box differs from 25 to 125 dB and for all that, the specific flow resistance has to be the same. むしろ160°位相回転させた信号でキャンセリングするのは難しい問題ではなく 低域で位相を5°以内に収めることのほうがずっと難しいらしい。 kシリーズ以外でもこの課題はクリアされているだろうから それだけでも驚きなわけで。 ちなみにドイツのオーディオは高音がキンキンのものが好まれて 日本では長らく紹介されることがなかった。 例えばヤマハの1000Mなども独墺では好まれていたし グラモフォンもモニターをJBLにするなど海外製品が頼り。。。だった。 放送向けでAKGのヘッドホンと並ぶような需要がMEGにあるとすれば これはこれで面白いわけで、ゼンハイザーのマイク共々三種の神器となるかも。
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/23 11:11:58 ID:4oI/IAF/
MEGって調べても価格わかんないね。。。。。
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/23 13:55:34 ID:I+KOFQyZ
>>714 >どうやら本国MEGは、建築音響、コンサルも含めたシステム商売やってる模様。
>まぁ、ドコもフキョウッツーことでしょうか?(...予想ですよ?)
ある程度のレベルにいったスピーカー屋は理想的に鳴らす為に室内音響に手を出す
ケースが時々ある。レイオーディオも自分でバッフル面デザインしてたりしたし。
逆に室内音響からスピーカー製作に手を染める日東紡みたいな例もあるし。
不況だから手を出す訳じゃないな。システム/コンサルに関しては発注側の窓口
一本化の要望ってのが大型物件の場合は多いからそのからみだね。
ちなみにスピーカーと部屋両方手がけた先駆者はトムヒドレー/ウェストレイクとかもいるから
今に始まったことではないよ。
>>715 ドイツのモニターっていうとMEGと同時期に入ってきたK+Hも地味に納入例が増えてますな。
719 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/23 20:12:10 ID:lh1T4yvC
この事業部だけ都会にあるんだね。 1時間40ユーロ。 交通費別途らしいから、日本に来てもらうと・・(汗
720 :
名無しさん@お腹いっぱい :04/10/23 20:50:13 ID:ELVdQtQ0
モニタースピーカーの世界の皆様 この板の方々は文面から推察すれば その道のオーソリテイと思われます。 2チャンピュアAUDIOの中に ヤマハNS−1000Mの単独板が 2件存在しています。皆様はセンモニを どう思われますか?。
オーラトーン5CにアルテックのCF204をつっこんでみたら、放送局で大ウケ!! リフレッシュされて最高です! 取り付け径がピッタリで其のまま木ねじが使えます。 (ブチルゴムで接着されてるタイプもあるらしいですが、フレーム径はぴったり!) しかし、オリジナルが半田付けでなく、ワイヤーストリッピングタイプだったのだけど、 昔の機材を思い出して、懐かしくなったね。 エンジニア曰く 「2枚も3枚も皮がむけていいリファレンスに返り咲きだね!」 (当たり前だよおとっつぁん笑)
723 :
名無しさん@お腹いっぱい :04/10/24 00:03:02 ID:vBd55kB6
722さん。有難う御座いました。
>>721 小音量でも使えていいかも。
おいら趣味で密閉箱に国産LC-12S使ってるけど、スレ違いかも知んないので
そいえばdynaudioがBBCでモニター採用されましたね。
やっぱどこかと同じくブラインド選定だったらしいけど
725 :
AE2 :04/10/25 23:37:04 ID:jPMCBeX3
>>721 > オリジナルが半田付けでなく、ワイヤーストリッピングタイプだったのだけど、
ワイヤーラッピング、すっかり無くなりましたねぇ。
ワイヤーラッピングもM&Mのバンタム位ですか?
使おうと思ってラッピングツール引き出してきたら錆びてましたわ(涙)。
シコシコ磨いて使いましたが。クリクリとあれは楽しいねぇ。
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/26 08:06:24 ID:mP9BYI49
>725 ラッピングってどんな接続方法なんですか? 見たことありません。 ご教示くだされ。
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/26 15:38:39 ID:NKy+F7Ma
まくだけさ
在る批評家の文章 この機器からは。。。ジャズのステージ感と、乾いた空気感がよく伝わる ホールのステージで演奏するジャズには一定のライブ感がある 大概のジャズ録音は残響の少ないスタジオかライブ・ハウスで録られる ライブ・ハウスでは楽器配置等のステージ感は得にくい オンマイクでリバーブを使わないと乾いた空気感になる 生音主体のジャズでも造り物の音響が当たり前ということを云ってるのか それとも、ステージ感とはライブ演奏での親密感のことを云ってるのだろうか その辺が不思議な感じがした、狂この頃でし
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/30 00:45:40 ID:t1t/9fCu
今日、ハードオフでAuratone 5Cの中古を2100円でゲットしました。 ラッキーでした。さっそく、自宅のパソコンのスピーカーとして使っていますが、 これが有名なモニタースピーカーの音なんですね。低音は出ませんが、確かに 自然な感じの音です。
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/31 19:02:58 ID:pDDukZlG
>>729 結構アンプによって鳴り方が変わるから、スピーカー駆動能力の高いアンプを
組み合わせた方がいいよ。
ミニコンポクラスだと低音スカスカになってしまうことが多い。
731 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/31 19:07:07 ID:9n1lBQzl
PCのSPとして使っているのに、駆動力もへったくれもないだろw
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/31 21:09:36 ID:yQsi22Fm
>730 >ミニコンポクラスだと低音スカスカになってしまうことが多い。 アドバイスありがとうございます。 私が使っているアンプは、これもまた、ハードオフで5000円くらいで買った YAMAHAのRX-V10というミニコン用のアンプなので、ご指摘の通り駆動力 不足かもしれませんね。 私は、住宅環境が理由で、本格的なオーディオシステムで大音量で 音楽を聴くことができないので(経済的な理由もありますが)、パソコンで音楽を 聴いたりテレビを見たりする時間が多いのですが、それで、スピーカーも ハードオフなどで小型で良さそうなのがあると、つい買ってしまうのですが、 Auratone以外に、Electro-VoiceのSentry30、JBL Control 1Xtreme、 TimeDomain(富士通)など使っています。一番のお気に入りはSentry30です。 低音もそこそこ出るし、ボーカルもいい感じです。
733 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/31 23:45:25 ID:lyuXzHIs
初心者ながら質問させてください。 現在音楽製作を行っているものですが、モニター用とは別に安価で音楽鑑賞用(リスニング用)にも使えるモニタースピーカーの購入を考えています。 それで、少し前に視聴した結果、私はtannoyのREVEALに良い印象を持っていたのですが、販売中止になったようです。 それがきっかけになって現在他のモニタースピーカーも探しています。 そこで少し調べたらEVENT 20/20がリスニング用途にも適しているという話を気になっているのですが、どうなのでしょうか? 知っている方がいましたら、教えてください。 また、tannoyのREVEALともども知っていらっしゃる方がいましたら、比較して教えていただけたらうれしい限りです。 未熟者ですみませんが、よろしくお願いします。
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/01 00:16:55 ID:V+0NATQt
さがせばまだまだかえるよ おれもパソコン用にパワードタイプの欲しいな
735 :
Paganini :04/11/05 02:19:10 ID:8ZcaO3G8
2S-305の左右位相差、歪み率、過渡特性どれを取っても今でも優秀。 AMPのDFとNFBの指定まであり、原音忠実。但し、オークションや中古店のは ユニットが逝ってて高域がこもったりビビったり、ウーハーのウレタンがボロなり ノイズが出ているのが殆ど。マニアの持ってるのもその口多し、開発元のNHKと Diatoneがブラインドテストして、外国の超高級SPと対決させたのだ。 1950年代に、コーンのホログラム画像を映して、分割振動の解析をやり、 コルゲーションもどこかのメーカーみたいに適当に等間隔に入れていない、 低歪みのユニットを作った。放送局で聴いたが、ダメなソースはほんとにダメで、 生録ではその場に居るような声とPianoの音にはびっくりした。
>>735 いいから新しいの買えよ
新しいのが売れないとどうしょうもないんだよ
実際、放送局以外でどれくらい使われていたんだろ。。。2S-305。
>737 オレは工房の頃NHK-FMの公開収録番組を見に行ったとき見たよ。 たしかパワードタイプで鉄パイプのキャスターに乗せられていたと思う。 音の印象は工房の頃だからかなり怪しいが、実にくせの無い自然な音、 悪く言うと味も素っ気も無い音だったように思う。 ちなみにターンテープルはDENONでカートリッジはDL-103だった。
739 :
738 :04/11/05 10:39:00 ID:M2qaLtlk
で、でかいしデザインも無粋で、こんなものを個人で所有するやつなんて 居るのかなあ、と思った。放送局で使っていたから方々ぶつけたり 塗装がはげたりしていて、お世辞でも「美しい」と言えるもんじゃなかった。
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/06 01:51:08 ID:i8MvPGpG
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/06 02:01:47 ID:i8MvPGpG
>>737 30年前、通っていた県立高校の音楽室に鎮座しているのを見た。
744 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/06 23:38:21 ID:3avnlBlC
このスレ的にはウィルソンの子犬はどうでしょうか? 中古で手が届きそうなので気になってます。
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/08 21:48:38 ID:z6h5YizJ
そんなに欲しいのなら買えばいい
750 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/09 05:09:40 ID:QnSy0LL/
ウィルソンとかってレコっていうより マスタリング向けってイメージがある。 なんとなくだけど。
高い割によくドライバ飛んでることあるらしいね。
プロ用のアンプやアクティブSPって出力にリレー入っていないのが多いし。 電源入れるたびにボッ! を毎日繰り返せば、そりゃ逝くわな。
>>753 軽量で面白そうだけど。。。支柱が降伏してそうだね。
このスレ凄いっすね この板で数少ない良スレ、、、、、、というか、いつも熟読&勉強させて貰ってます 音を科学的に捉えようって姿勢がいいっすね 本来当たり前のことなんでしょうけど
756 :
風月 :04/11/14 00:43:29 ID:+MWzhmDb
>>735 ,738
2S-305、家で使ってます。狭い部屋なんでその真価を発揮しているとは
言い難いですが、自作の真空管アンプやSONYのTA-1120を切り替えて
ドライブすると、アンプの違いがはっきりわかります。逆に言えば、
ソースの違いをはっきりと表してくれるので、自作アンプの評価用には
最適です。
部屋が狭いということもあるでしょうが、ウーファーの中心を耳の高さに
合わせた方が臨場感が増します。つまり、いすに座って聴く場合はかなり
高く持ち上げる必要があり、純正のスタンドの存在意義が実感できます。
このスピーカーで、スピーカー遍歴を打ち止めにしたいのですが、どうなる
ことやら。
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/14 00:47:39 ID:tHDUX6a6
758 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/14 13:47:38 ID:f5bIdfKZ
どのモニターSPでもアンプの違いは出る罠。 キャラの乗らないのを選ぼうと少し慎重になるね。
RL900Aって大体おいくらなのでしょうか? あとこの手のパワードモニターは定期的にメンテに出さないとダメでしょうか? その場合大体いくらくらいでしょう? 真剣に購入を検討したくなったもので、、、
真剣に、したいのか。そうか。店に聞けよとco一時間。 がんばって考えたけど!季語が入ってませんから!!残念!!
>>753 それ、パクリでしょ。大丈夫なの?w
取り付ける勇気が必要だね。
傷やら、木ネジやら、音はよさそうだけど、なかなか受け入れられないよな。
日本人は保守派が多いからさ〜(w)
底面解放はMEGのスタンドもそうね。
特に重心を抑えるのは特許もなにもないと思う。 底面の3点支持ではウーハーからのモーメントは抑えられないが バッフル面からオフセットさせた3点で押さえるのがミソなのでは? MEGのRL902のように最初からサイコロ型なら問題は少ないと思うが。
>>762 パクリ? 傷? 木ネジ? 何見て言ってんだろ 大W
像の尻尾くらい触ってからモノ言った方がエエゾ 爆w
像ってなに? 慣用句?
「群盲象を撫でる」をもじりたかったんだろう。
>>764 なにを怒ってるんだろう?自社の物だから?
オリジナル見てるけどブリロンのオリジナルスタンドってこれじゃん?
>>753 って
そのオリジナルまんまだと
『地震に弱いから〜挟んで〜裏から木ネジもんで〜』(ってエエんかいなw)
ってのがまさに
>>753 やん!(涙)つか、大事なSPに木ネジもんでどうすんねん!
さて、とは云いつつも
点接点の音は大好きです。底面解放も大事。
MEGはネジだから多接点よね。詰めは甘いがw。
全体の出来とバランスがよければ何でもいいです。
この手の機材をみると ブリロンってスタンドが肝だったのね。 って言われかねないな。 業務用には関係ない話しだが。
>>769 スタンドって微妙よね。傷つけたらダメだし、汎用性無いとだめだし。
セッティングで水平取りにくいとかってガンだと思う。
『もうちょい上かな....よいしょっ! ガリっ!!! ヒエ===〜〜〜。』
音は良いんだろうね。想像は容易い。とフォロ−のつもり
業務用で外見がどうとかキズがどうとか 軟弱なこという香具師はイラネ。
業務用で外見がどうとかキズがどうとか 軟弱なこという香具師はイラネ。
エ〜こちらは業務用機器スレッドではございません〜。 忘れ物にお気をつけてドッカいかんかいワ〜レぇー。 「木ネジ→ボディ直ねじモミ」は卓上スタンドの組み立て例にあったので誤解してました。 なかなかえぇアイデアやな。
↑かってにしきって勘違いしてんじゃねぇよ、ヴォケ
>>769 どうやら、それが正解らしい。
普通のスタンドにセットすると並の小型SPの音だとか。
逆を言えばスタンドがいかに重要かということだろうな。
>>776 こういう処理をした場合
通常のミックスのアラまで聞こえて
別な方向に逝く場合もあるとかないとか。
Altec 604からJBLに代わった頃のように
新しいサウンドに結び付くと大歓迎だね。
新たに購入しようとしてるんですがREVEALとBM5を考えています。 あんまり予算が無いんでREVEALにしようかと思ってるんですが、 アンプが決まりません。音的にはなるべくフラットな物が好みです。 強いクセのないアンプってどんなものがあるんでしょうか? 聞き専門ですが「ほかにもこんな組み合わせがあるぞ」、とか教えていただくと うれしいです。 アンプ、SPあわせて10万ちょっとで考えています。 おもに聞くのはハードロック、Jazzです。
>>778 CEC AMP-3300がいいかな。5万前後の価格では選択肢は限られる。
プリアンプかミキサーがあれば、REVEALにはアクティヴ・タイプがあって売値は11マソ弱くらい。
でもDynaudio BM5Aが出たね。ユニットの質を考慮するとこちらが買い得だと思う。
もう少し刺激的なほうがいいかな?
>>778 上にも書いたけどREVEALはハードロックには向きません。
Jazzはそれなりに良いと思うけど。
とりあえずシャッキリした音では無いし、BM5とはほぼ対極の音。
>>779 なんかCECよさそうですね、価格も良いし。
BM5+AMP3300で一度聞いてみたくなりました。
もう少し刺激的とはどんな?
>>781 ハードロックやジャズの場合、半数以上は中高域の吹き上がりを好む人が多いので。
スタジオでもDynaudioより、GENELECやRey Audioを選ぶ人が多い。
Dynaudioはこの価格帯では非常に素直でベストチョイスだけど
放送用に好まれる傾向があって、オーディオ的な刺激はむしろ少ない。
しかしそれが正確な音という皮肉なところもあったり。
逆に録音の違いは素直に出すので演奏の比較にはとても便利。
いわゆるキャラクターの強いSPは絶対的な魅力で押しまくる感じで
トム・クルーズの映画なんてどれも一緒。。。という感じかな。役者としては2流。
783 :
781 :04/11/20 16:12:34 ID:hQGM4PVj
Ray Audioすごそうですね。 あんまり知識ないもんでひたすら読みふけってました。 しかし価格が・・・。 若干の予算オーバーは覚悟していたんですがあれはちょっと。 GENELECだとアクティブで10万ですか、バランスがよさそうで悩みます。
>>782 今度BM5Aを買おうと思ってるんですけど、
Dynaudioの音は相当大人しいというか柔らかい感じでしょうか?
GENELEC(10万)も持ってるんですけど、
キャラが強い(ドンシャリめ)という前知識よりもかなり大人しいと感じたので、
それよりも刺激が少ないとなると、少し考えるなと思いまして。
レビューでは「くっきり」という報告もあるので、
大人しめでそれでいてくっきりという感じでしょうか。
GENELECを大人しいと感じる時点でおかしいと言われるとそれまでですが…。
>>784 782じゃ無いけど
GENELECでおとなしいと感じるならDynaはさらに落ち着いて聴こえるでしょう。
私にとってGENELECは高音がイタイと感じるのでDynaの音はちょうど良いです。
Dynaがおとなしめでクッキリというのは言えてると思います。
知り合いのエンジニアには現行のGENELECの高音がやはりキツイと感じる人が居て
結構昔のモデルを持ち込んでいました。
それはDynaに似たフラットだと感じる音でした。
>>785 ご回答ありがとうございます。
なるほど…どうしようかな、迷うなぁ^^;
GENELECを買う時にもここを参考にさせてもらったのですけど、
大方の意見として「高域が痛いキツい」という事で少々不安を感じつつ買ったのですけど
聴いてみるとそんな事は無く、俺の感覚がずれてる?と思ったわけでして。
あくまで俺のずれてる感覚で言うと…
どちらかというと高域はわりと控え目で、中域がしっかり鳴る感じで。
低域も結構控え目に感じますね(これは壁から離しすぎのせいでしょうけど)。
音も、粗くは無い(むしろ細かい)んですけど、物凄く乾いた印象で、
いわゆる「鳴り」を排除しまくったような感じを受けました。
曲作りの時はこの上なくいいんですけど、聴く時はちょっと物足りない…という事で
Dynaudioはどうなのかなと思った次第です。
787 :
785 :04/11/22 04:27:16 ID:poFcWvdK
>>786 東京のお住まいでしたら
渋谷の楽器屋、Rock On CompanyでDynaのBM6Aだったら
試聴できたかも知れません。
問い合わせて確認されればどうでしょう?
GENELEC、私には逆に中域が凹んで聴こえます。
Dynaでミックスしたあと、ほぼ同じサイズのGENELECで聴くとVocalが小さく聴こえます。
ですから私はDyna BM6Aがメインで、更にsonyのラジカセZS-M5でチェックします。
製造中止ですがYAMAHA 10Mだとかなり中高域が張り出しますよ。
低音は少ないです。私は10Mは嫌いなスピーカーでした。
788 :
大塚住まい :04/11/22 07:36:31 ID:OEcg2TIS
interBEE行って初めてMusikElectronik聴きました。 協力となっていたので、MEG社自身の出展ではなかったようです 型番失念...RL905?? 15~16cmの同軸ユニットでした すばらしい音質だと思いました。 リンギングやピークとは無縁、スピーカーの位置を意識させない音でした。 奥に展開する定位はまるで画像を見ているようでした。 同じ同軸のタンノイで感じる様な低域の遅さは微塵も無い。 MEGのスピード感、キレは非常に繊細で丈夫なメスの様でした。 触れればすぐ切れてしまいそうなリアルで繊細なディティールを持つスピーカー。 DynaやGNELECの様な全体てきに締まりのない音像と音色とは無縁、 第一コイツらは、繊細な表現はできているが、繊細な鳴りは持ってないですし。 繊細に鳴るMEGはリスニングシステムにも最適ではないかと思いました。 サイズ的にもRL905は小降りで良かったです 真空管プリを用意して聴いてみたいですね。
10Mがディスコンになてほっとしてる人って多そうだね。
790 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/22 13:39:44 ID:U5+8rDQ6
メグは相当いいみたいだね
10Mが壊れたので知り合いから同じくヤマハのNS-5を借りて使っていますが、 意外に使いやすいのでびっくり。 エッジは鹿革?に張り替えてあるそうですが。 微細なニュアンスまで情け容赦無く正確に出してくれるので今までやった仕事聴くと アチャー (*ノωノ) って思うことも。 しばらくこれで修行します。
792 :
784 :04/11/22 16:59:04 ID:VAxQ49sm
>>787 ありがとうございます。
しかし残念ながら地方なんですorz
…ただ、おそらく買うでしょう^^;
それにしても、やはり俺の感覚はおかしいようですね。
\/が/\に聴こえるとは…。
>>788 MEG、クラシックなどには特に良いらしいですね。
いずれ聴いてみたいものですけど。
>>792 もともとパンチのない演奏を無理矢理どうにかしようというのは難しいもの。
ロバータ・フラック(Vo)などレンジ感はないが、どのSPで聴いても堂々と鳴る。
むしろ録音の状態がしっかり判るのがモニターの王道だと思う。
>>792 > MEG、クラシックなどには特に良いらしいですね。
ホールの建材が解る様なと云うと伝わるでしょうか?
この辺りきっと同軸形式が貢献しているのではないかと思います。
(altec 604Gも使ってましたが、やっぱりホーン歪みでそこまでは解りませんが。w)
ずっと同軸のモニターも開発されず、聴いてなかったですので確信は持てませんが、
ユニットの開発技術、質が向上して実現出来ているのかもしれません。
2wayなり3wayの合成音に位相歪みを少なくする同軸形式に
ニアフィールドモニタリングに久しぶりに新しい風を感じる事が出来ました。
所で、クラシックじゃないマイケルジャクソンなんかも聴く事が出来ましたが
タイトでスピード感がありしっかりとコントロールされていてかつ
心地よい豊かな低音だなと感じましたよ。
この辺り、挟み込みスタンドの形状もかなり貢献されているかもしれませんね。
ただダーティーなギターサウンドは楽しく聞こえませんでしたね。
演出なしです。
クリーンやクランチ系の音は兎に角良かったです。
>>788 ドイツのSPだからブリロンとかと同系統の音かなと印プレよんで
想像しまつた
>>791 興味が湧いたので調べてみました。
NS-5はフルレンジ+ツィーターの構成になってるんですね。
4kHzくらいまでは小口径のウーファーだけで出しているので、その辺が791さんの言う
「微細なニュアンス」に関係しているのかもしれませんね。
10Mは2kHzにクロスが来ているので、その周辺の再現性が弱かったように感じていました。
くだらん自作自演
書き込み時刻がほぼ同じってだけで自演厨呼ばわりするのも如何なものか。 NS-5は身内が持ってるから今度聴いてみよう。 けっこう鳴りっぷりのいいスピーカーだった記憶がある。
低能率でフラットな香具師が多いなかで 癖はあるが能率の良いSPを聴いて最初は驚く。 しかし次第に飽きてどうでもよくなる。
だったら10Mもおなじ構成にするべし。 あんなコイル通過してウーヒャーがいい音とする分けない。 コンデンサ交換も必須?
いい音の10M。。。プッ
>>800 それやってるサイトあったよ。
場所は控えてないのでスマン。
803 :
これ? :04/11/25 04:22:46 ID:SwmUEJAF
itokei.net/Wonder-Ranch/etc/ns-10m.html 評価がないじゃん。w
805 :
これ? :04/11/26 07:35:38 ID:aCBlrxsv
>>800 >あんなコイル通過してウーヒャーがいい音とする分けない。
>コンデンサ交換も必須?
「NF-1じゃぁあるまいし。」でどっすか?ゲッゲーロ。w
>>803 懐かしいですね。私もここは熟読しました。
806 :
宣伝営業マン :04/11/27 04:10:29 ID:Es0Qh8Bl
祝! 日本放送協会、標準モニター発売! 受注生産。アキュパワーアンプ指定。 何はともあれ、がんばれ日本の企業!!?????フォス?フォスター電気? そういや、中目黒の駅構内に広告あったなぁ。 AVフェスタで鳴ってね、、、、以上。
放送用モニターつながりで、いつも変に思ってるのが60年代後半〜70年代前半の録音。 なんというか音の貧しかったりミックスがヘンテコに感じるものがやたらに多い。 録音モニターとしてはアルテック604が大多数だと思うが疑問は消えない。 50年代の音質とはあきらかに違いがある。 そこで放送用モニターについていろいろ調べていると BBCモニターが60年代の産物というのはよく知られていたが 意外だったのはアメリカのFM局ではAR社のAR3やKLH社のModel6が使われていたということ。 これは地方局に限った話しではなく、大手のCBSでもAR社のLSTについて採用レポートを出してる。 いわゆるモニターSPの系譜から完全にはずれた機器の名があがってくる。 考えてみれば放送業界はメジャー以外にも、特定のジャンルを流す専門局の草分けが出た時期で 演奏も生出演からDJへと移行していく時期にあたってたように思う。 この頃、BBCも放送収録レコードを海外に配信するサービスを60年代後半から始めている。 録音形態も生演奏のPAを模したスペックから、放送用の疑似音響的なスタイルに変わる過度期で そういう時代を乗り越えてダンス・ムーブメントに至ってオーディオ的な興味が再燃したかもしれない。 逆にクラシックではあまり大きな変化はなく、ステレオ再生に大きな破綻はみられない。 マルチだろうがデジタルだろうが、ホールでの収録はセオリー通りの音像で対処するのが普通である。
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/11/29 01:49:28 ID:cMczwkKn
BBCモニター、イギリスのBBCのホームページを見ると1930年代からBBC モニターとして、スピーカーはもちろんあったようですね。 でも、話題に上るのがパルメコのユニットを使ったリークTL12アンプと組み合わ された50年頃のものが1号機といわれていますが、どうして、、、と思います。 HIFI時代の、1号機ということなのか、、、?
電気録音のパテントはWE 放送技術はマルコニー社というのが当時の仕分け。 独自で開発して成果をあげたという意味では?
>>810 大型モニターは扱いが難しくて結局かなりの金食い虫になってしまいますね。
70年代の録音を本当に好きな人には一聴の価値はあるようには感じます。
EW&Fなどのディスコ系から、カラヤンBPOのようなグラモフォン物などがそれです。
アンプがアムクロンでなくてレビンソンというところが日本的でしょうか。
812 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/04 00:18:04 ID:tBRl2pYC
807さん、60年代後半から70年代前半は、真空管から、、最先端の新しい素材、 トランジスタの機材に置き換えられて行く時代だったと思います。録音現場、も大変 だったのでは、、、。
アルテック604は「Eタイプ」だけでもダイアフラムの素材違いで3種類ほど存 在するようです。リコーンするたび、ダンパーの色は変わるし、コーンのダストカバーはフェルトやら布やら変わるし。音もずいぶん違っただろうなぁ。 同じ604「E」でも同じ音は存在しないのではないだろうか。笑
814 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/04 05:02:42 ID:EfsH/rPC
GENELECのパワードモニター似た外見でベイリンガーが3万強(ペアー) のパワードモニター出しています。もちろん電子バランスでフィルターなど GENELECのコピーのような気がします。
818 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/07 23:04:42 ID:edHOfVD9
ちょっとスレ違い気味なのですが、モニタースピーカーはセッチングに極めて注意しないと、本来の目的を果たせないと思うので、ココのスレに来る人達が強者であることを信じて書き込みます。 他スレからのコピペになりますが、 >寸法:310x1495x620mm(W x H x D)位のかなり大きなスピーカーを買う予定です。 と質問しましたところ >この大きなスピーカーを1畳のはじっこに向かい合わせにセッティング。 >そのスピーカー間で聴く。 これ、普通に考えたらセオリー無視も過ぎたトコロなんだけど、こんなセッティングもありなのでしょうか?
いいわけないでしょ。('A`)
820 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/07 23:08:27 ID:DC8Sk4MV
アフォか、ヘッドフォンかよ。
821 :
818 :04/12/08 01:21:07 ID:MnfP8wG9
822 :
818 :04/12/08 01:25:14 ID:MnfP8wG9
すみません、大事なことを1つ書き忘れておりました。 メーカーは2.5m壁からスピーカーの距離を付けることを奨励しております。 その理由は翻訳すれば解るかと思いますが、不適当な高周波(おそらく定在波のことかと思われます)を防ぐためだそうです。
823 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/08 03:54:57 ID:tQQqza2g
824 :
818 :04/12/08 19:38:07 ID:2kPYL0HK
実は当初そこで聞きましたところ、何が本当か解らなくなりここへ来ました。 音の性質を明らかにするためには部屋のコーディネートやセッティングも大事ですから。 ココのスレの人達なら知っているのではないか考えここへ来ました これ以上スレ違いも甚だしいことはこれで最後に致します。 >10畳。で、端において反対の端で聴く。 ベターですが、これで大丈夫ですよね? くどくて迷惑をかけてすみません。
>>824 誰もが単純に思うのは、使いこなせない高級機器ほどつまらない音を出すものもない、ということ。
普通に3mくらい離れて聴けばイイと思うが、低音の制御など難しいと思ったら手を出さない。
同じような機種のNHTで断念した人もいる。日本の家屋じゃ十分に勤まらないと思う。
もっと普通に楽しめるスピーカーがあるはず。
826 :
818 :04/12/08 20:18:17 ID:2kPYL0HK
すみません、有り難うございました。 勉強になりました。
827 :
W4-927SC :04/12/08 21:03:08 ID:yEfgrsHA
オ−ラト−ン 5Cのユニット、限界が来たので、W4-927SCに交換したところ 非常にバランスの取れた音で、少なくとも箱は非常に優秀だと確信しました
この手の外向きにウーハーを搭載したスピーカーは90年代にアメリカで造られはじめました。 時期的には5.1chドルビーデジタルの出る直前の頃だと思います。 理論的には外向き配置のウーハーでチャンネル・セパレーションの向上が期待できることと 壁面の反射を積極的に使うことによって超低域までボリューム感が得られます。 また中低域以上でバッフル面を狭くできることも定位感に貢献するように見えます。 いわゆるBOSEのスピーカーのように高域まで反射させる理屈にはなっていません。 実用では中低域との繋がりがあまり明確でないのと低音が漫然と鳴ることがあげられます。 共鳴型のサブ・ウーハーを使用してそういう不満を持つ人も多いのですが 録音のモニター・システムそのものがウーハーの正面配置を基本にしていることからも しっくりはまるソフトとそうでないものとの差が出やすいです。 NHT、Infinity、Burmester、Bosendorferなど、この手のスピーカーは次々にリリースされますが 結局マイナーなものに留まってます。狭い家屋に適さないというのは当を得ていると思います。 NHTやInfinityがホームシアター用途にこの方式を使っているのは 低音成分が音楽のように一体化してなくて効果音として別録りされている サウンドトラックの性質を上手く捉えているからかもしれません。 サラウンド収録については何度かこのスレでも取り上げていますが まだ立体音響のスタンダードが確立せず過度的な情況で流れているという感じがします。
配置に疑問があるのなら試さなくては、ずっと腑に落ちないまま、そのスピーカー とつきあう事になるのは目に見えてますよね。 兎に角一度インストールしてしまった後、一人で動かすのが無理だと感じているの なら、まずはキャスターを作られると良いと思います。一枚板にキャスターをネジ ドメするだけです。 定在波の影響とは、どれほど自分に聞き取れるものなのか。自分自身で感じ取る必 要があります。 まず試す必要があるのは、奇数分割配置法(部屋のサイズの奇数分割した位置にス ピーカーをおく)でしょうか。 (躯体を基準とするか、内装面を基準にするかは、建材や吸音材にもよるります) そうやって、試してみられると納得し安心してリスニングでき、また今後も積極的 に音楽と接する事ができるようになるでしょう。
>>829 そうやって無駄な勉強のために数百万をパーにするのは理論的とはいわない。
>>828 >理論的には外向き配置のウーハーでチャンネル・セパレーションの向上が期待できることと
ラインアレイや、ムジークエレクトロニク等、狭指向スピーカの流行は「定在波」や「不要なエコー」直接音を濁らせる影響を極力取り除いてコントロールしやすい音場を提供してくれた為だと思ってました。
低域の指向角度を広げると逆にセパレーションが悪くなったりまたピークディッ
プも生まれるのでは無いかと思うのですが。
ディフューズドサラウンドはスピーカー位置を意識させないサラウンドのサイド、
バックスピーカーに良いとは思ってます。
12面体スピーカがヤマハ関連会社から出てますが、これは全く別次元での
定位感の向上、試聴位置の制限を取り除く、面白いスピーカだとは思います。
軸上の測定バランスがどうなっているかは分かりませんが。
考え方の間違ってるのところを指摘していただけませんでしょうか?
>壁面の反射を積極的に使うことによって超低域までボリューム感が得られます。
これも同じで、疑問に思います。うまく調整してるんですかね。
狭い部屋をうまくアコースティックデザインすること自体難しいです。
834 :
818 :04/12/10 02:23:12 ID:TCYMXMLv
>>834 独墺の現地で人気があるってことはドンシャリ?
961や995はハイルドライバ使ってるね。ADAMと一緒の傾向かも。
モニター系で薄物ってあまり歓迎されないんだよね。
パワーハンドリングの問題かな?
836 :
818 :04/12/10 23:50:24 ID:hX0lbM31
ドイツのオーディオは原理に忠実で無い製品は好まない傾向があるから、フラット思考でドンシャリは求めないはず。
またその様な背景から無指向性スピーカーが多いらしい(がっちりとした家でないと実力発揮出来ないらしいが)。
音質は広帯域で痩せない音で高域がずっと伸びていて、透明で強力な中高域を好むみたい。
そして聴くジャンルはクラシックとテクノが盛んなため音の許容範囲が広いことです。
根拠は
ttp://www.calvadoshof.com/NewAudio/audiohistory7.html この人は日本人ですが2〜3年ドイツで直に触れているので、間違ったことは少なくとも言っていないはずです。
ドイツはハイルドライバーやたらと使っていますね(ドイツ以外で使っているの見たこと無いです。)
モニター系で薄物がタブーな理由はやはりパワーハンドリングの問題じゃないかな。
>>836 ドイツの民生用はドンシャリ好みで有名だよ。
ヤマハのセンモニなどすごくウケがイイ。
強力な中高域を好むというのはそのとおりかと。
838 :
818 :04/12/11 01:13:39 ID:nHydGvSq
こちらの聞いた話だとドンシャリと言うよりは単純にシャリシャリなスピーカーは人気があったと聞いていますが。 YAMAHA NS-1000Mについては以前ココで延々と質問攻めして聞いたのでその事は覚えております。 1時期世界を席巻したものの、結局リンキングのため北米の放送局で使われなくなり、日本ではオー好きが、北欧・ドイツでは放送局で比較的後世にも残っていた様で(そしてその後ドイツではMEGによって80'後半には姿消していたはず)。 モニターは現在MEGの1番安いMO-1を検討中。 DTM板のモニタースレの過去ログでRL906よりスケール感が無いだけで後は同じと言うレポがあったからです。 最も最終的にはコストパフォーマンスを考慮した上でRL901からMO-1まで一通り聴いてから決めますが。 ドイツはAKG(これはヘッドホンでオーストリアですが)などでこの辺りの国の音は正確だし好みでもあります。 ココは音楽に関することをさせたら世界でNo.1だと思っていますから。 曲ならウィーン古典派、ワーグナー、J・S・バッハ、クラフトワーク、ジャーマンテクノ、音響派が。 オーディオではドイツの放送局デファクトスタンダートMEG、美音好きにはたまらないBurmesterと。
839 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/11 02:51:24 ID:5LuJusnF
センモニはドイツの放送局では使われてないし
DTM板のリソースがよければそれで満足満足。
ちなみに
>>836 のサイトは金銭感覚の壊れてることで有名なアユヲタ。
その言葉を信じるか信じないかは勝手。行き着くところが一緒なら無問題。
840 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/11 03:45:22 ID:HwMvSYgI
センモニは世界に通用する音じゃないよ
841 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/11 06:43:33 ID:nSme6y5O
英国人のオーディオ関係者に話を聞くチャンスがあったが、1000Mはボロクソ、NS-2000絶賛だった。
外人のヨタ話持ち出してバカじゃあるまいし。それでリソースになるなら苦労はいらない。 結局上手く鳴らない高級SPをマンセーしたいためにでっちあげたネタだろうが。 そういうオナニーは他でやってくれ。
改行しないで長い感想文書くキティはどっかでみた憶えあり(自称:中堅スタジオ関係者)
845 :
818 :04/12/11 16:13:12 ID:1odGB+Up
それは私のことでしょうか? 100番台にそれっぽい人がいた気がするけど。 私は別人です。 226さんとも違います。 過去にココではNS-1000Mにクドクド聞いたり、ADAM AUDIOのサイトとER-4Sによく似た音の傾向のスピーカーとラジカセとNS-10Mの似ている点・相違点などをを教えて貰ったりしました。 正体を言ってしまえばオー好き将来クリエーター志望の高校生と言ったところでしょうか。 あまり実際に聴いては無いので脳内補完率は高い方かとは思いますが、自分では雑誌、2chのココとDTM板、メーカーサイトを見、各国のモニター系で有名なメーカーのヘッドホンとスピーカーを多少は聴き、少なくとも自分の好みに合う物を見つけられる自身程度はあります。 そういえば、後で思ったのだけど、ドイツでドンシャリが何気に受けているのは高音キンキンだけだと耳痛めてしまうと言うことが一因かも知れません。 ゼンハイザーの密閉型はドンシャリな面がありますしね。
846 :
818 :04/12/11 23:37:59 ID:e2jLhFav
段々1さんの主旨からも離れてきているし(もっともその1因が私にあれば否定はしません、実際1端をを成していますし)、私はROMの立場に戻ります。 1さん、暇で新しいデータ見つかりましたらageて下さい。 226さん、PMCは嫌いですか?あそこの人達造った理由は楽しく聴けるモニタースピーカーが欲しいから始まった見たいなんだけど。
>>827 > オ‐ラト‐ン 5C
> W4-927SC
おお、取り付け径がぴったりですね。ALTEC のCF204にも交換しましたが、外径が
少し大きくて入れるのに苦労したばかりでした。これならばっちりですね。
でも、ポリエチレンコーンじゃぁ音がすこし違いそうですね。紙のユニットもありますよね?どうでした?
848 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/16 11:04:50 ID:+VX9VG9P
なんか今月号のサンレコはプライベートスタジオ特集してるね。 ジブラのトラックを作っている人がムジークと10Mを使ってた。
849 :
あき :04/12/16 11:13:05 ID:PD5gTQJD
1>初めまして
凄く大雑把な質問の仕方で申し訳ないいんですけど PMCのTB2SMってどんな感じの音か、 他の似たような価格帯の機種と比較して教えてもらえませんか? 特にBM6と比べてもらえたらウレシイです。
↑もちろん比較対象もモニターSPでお願いします。すいません。
>>850 先日の放送機器展で、PMCの小型の奴とBM5Aが並べておいてあって音がきけたんだわ。
まぁ、PMCって淡泊よ。あの代理店は筋を通せばデモ機出してくれると思うから販売店経由で
デモお願いしてみれば?
853 :
850 :04/12/18 23:32:10 ID:qy/j1Iiy
うお、貴重なアドバイスまでありがとうございます! んー淡白かあ、ちょっと好みからは外れるかも知れないけど デモをお願いする方向で行ってみようかな。
854 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/20 11:05:10 ID:j+xvez9i
ALESISの新しいモニター面白いね。
なんかDSP内臓で特性を変えれるらしい。
プリセットは何をエミュレートしてるんだろ。わかんないのもあるなぁ〜
モニターの特性を考慮するっていうのがこのスレ的だと思うが
どうでしょ?
http://www.alesis.jp/products/pd_prolinear820dsp.html プリセット1 Flat(フラット)
フラットな周波数特性(EQがかかっていない)
プリセット2 Hi Fi(ハイファイ)
等ラウドネス曲線あるいは等感度曲線を利用したハイファイサウンド特性
プリセット3 White Cone(ホワイトコーン)
ありとあらゆるスタジオにあるコーン紙が白くてキャビネットが黒いスピーカーの特性
プリセット4 Faux Finnish(フォーフィニッシュ)
高価なニアフィールドモニターをまねた特性
プリセット5 Studio Cube(スタジオキューブ)
茶色のモニターをまねた特性
プリセット6 Boom Box(ブームボックス)
80年代のブームボックスサウンドの特性
プリセット7 BBC Dip(BBCディップ)
1kHzから3kHzを若干抑え気味にした落ち着いた印象の特性
プリセット8 80 Hz High Pass(80 Hz ハイパス)
ハムノイズを除去する特性
>>854 面白いような気もするけど指向性や過度特性が違うのでなんとも。
サウンドキャラクターはスピーカーの重要な要素だけど
名モニターにはサウンド・デザインの総合的なノウハウが詰まってる。
そこを理解する一助にはなるように思う。
アレシスのモニター自身もサウンド・デザインを持っていて
そのバリエーションとしてDSPでのオプションを用意してる
という理解のほうが無難だと思う。
またシミュレートされたなかに気に入った特性があったら
実機を購入するというのも手だと思う。
60年代、70年代のサウンド・デザインはまだ需要があるので
過去の機材はリマスターの検証にも使えるところがある。
856 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/24 19:04:52 ID:uuPULoPt
age
857 :
854 :04/12/24 21:11:17 ID:e1ANiHCh
>>855 同意&レスありがd誰も食いつかないかと思った。
お金もスペースもないので
これがあれば昔の音源を
その時代の特性に近づけて楽しめそうじゃん。とか思った。
このスピーカは色々な時代の音源を小スペースで楽しみたい人向けだと思う。
EQだけですむならいいんだけど、 おれがやるなら 密閉やホーンやバスレフを各種アンプで鳴らして インパルスレスポンス採ってモデリングする EQだけじゃたかが知れてる。 でもアレシスは好きさ。ADATのAD/DAはいまだに嫌いじゃない。 パクリ杉のベリンガより好印象。
859 :
854 :04/12/25 00:04:40 ID:/aZxKxMu
なるほど。いいねぇ。スピーカ&アンプのシュミレート付きパワードモニターか。 Line6あたりに頑張ってもらいたい。MONITOR POD。で、ベリンガーが負けずにMONITOR V-AMP。 オレが過去のスタジオの定番アンプ&スピーカを持っていたら 自分のオーディオ機器の特性を考慮したシュミレータプログラムを組むんだが…。 …いや、やっぱメンドクサイからやんないや…。
860 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/26 12:16:44 ID:/+Hyec8R
メンドクサイじゃなくて、知識と技術の問題じゃないか? まいいや。 指向性はどーにもならんよね。過渡特性というのは周波数特性の裏返し だからユニット単体についてはどーにでもなるはずだ。ぼよよ〜んという 箱鳴りなんかは、、、、、、一部はなんとかなるんかいな。ひずみは大変 だよね。まじめにまねるとなると。いままでのモデリング用ギアなんて エーカゲンにひずませてるだけだしなあ。
ところで、ニアフィールドモニター用には 多少指向性の悪い、っていうか狭い方が適してるんでしょうか? スタジオ環境だと身の回り機材だらけで反射もすごいですよね。 あまり音が広がりすぎるのも×な気が。
862 :
これ? :04/12/26 17:54:08 ID:YNNhDP6T
>>861 >ニアフィールドモニター用には
>多少指向性の悪い、っていうか狭い方が適してる
・狭い部屋用のスピーカをニアフィールドとは言いません。
・指向性は鋭さを表す言葉で鋭い広いを使います。
指向性に良い悪いはありませんが、一般ユーザの指向性が鋭いと言う会話は高域に
限っての話で低域の事は話に入ってないとおもいます。
ニアフィールドに限らず、ラージも同じなのですが低域から高域まで指向性のそろっている製品が「インストール&コントロールしやすい」と云えるのではないでしょうか。
こういうスピーカがあれば、狭い部屋が問題ではなく部屋固有の共振周波数の問題
をクリアするだけで済みます。
壁に貼っただけの吸音材も、吸音できる周波数は『中域』に限っている事は忘れずに気をつけなければいけません。(グラスウールの場合)
MEGのKシリーズの様に低音に指向性を持たせているメーカは他には何処にもない
様です。
ちとPA系の話での説明になりますが、昔話を持ち出すとやはり
低域の指向性をコントロールしようとホーンロード(ラッパ)をウーファーにかけ
てました。高域も指向性を広げようとホーンで広げていました。
ただ、低域をコントロールしきったメーカはなく、高域のラッパ歪み(ホーン鳴き)を押さえられたメーカはありませんでした。
高域の指向性を広げるとアレイを組んだ時、遠距離到達性が悪く、位相干渉による放射ムラができます。
要は、指向性を広げると試聴位置で特性・音質が崩れやすい、コントロールしずら
いという事になる訳ですね。
指向性は鋭いとやだなあ 少し頭を動かしただけで音が変わるとか大変だ 作業がしづらい
864 :
これ? :04/12/27 07:31:50 ID:Tv+TxBYg
>>863 周波数帯で指向性が統一されていないスピーカーが大半です。
指向性が広い方といいますか、指向性をコントロールできてないと試聴位置で帯域
バランスの再現性が悪くなる要素が増えます。
スピーカ 出音自体のバランス(これだけはわかりますよね)
部屋 前面だけでなく、スピーカの後方や側面へも放射される音の帯域別の反射率
(グラスウールでは中域しか吸ってくれません)低域は乱れ放題
試聴位置 前後左右だけでなく、高さも大事です。ツイータとミッド等のクロスしている帯域は、高さで位相整合が変わります。部屋の定在波も含めたディップが出来やすくなります。
脳内EQで補完しすぎて評価が下がっているのは君だ。w
ニアフィールドは試聴位置で音像が変わるのが普通だからね。 スイートスポットがどの程度広いかというと機種により様々だけど 業務用は民生用に比べて狭くてタフに造られてるように思う。 タフというのはハイエンドにありがちな設置に関する過敏さが少ない。 最近は打込み用にPCモニターを挟んでいる人も多いだろうから むしろ不用な反射を抑えるためにも狭めのほうが扱いやすくないか?
>>864 評価なんか下がるどころかもとから無いに等しいんだよな
(だからたまにしか仕事が入ってこない・・・orz)
鍵盤弾いたりモジュール弄った時にちょこちょこと音が変わるのが気になるんだよね俺は
まあ気にしないでくれ
広いほうがいいなあと思っただけで俺の環境もけっこう鋭いのだ
独り言を書いてすまない
ちなみにルームアコースティックには一応気を遣ってるよ
天井も斜めにしたし吸音材やカーテンも散らしているし
>>866 まぁそう肩を落とさずに。
広めがよければ広めにすればいいだけ。
狭めがいいのは遠近感とか音像定位の問題なので
DTMで作り込む場合にはサウンド・チェック用に広めのものを使い
トラックダウンやミックスをする際に定位置でニアフィールドすればいい。
昔のスモール、ラージはそういう区別をはっきりしてた。
>>862 >こういうスピーカがあれば、狭い部屋が問題ではなく部屋固有の共振周波数の問題
をクリアするだけで済みます。
これはちょっと異議ありだなぁ・・狭い部屋ってスピーカーからでた直接音に対して一時反射音が
さほど減衰せずに届いちゃうから吸音なり拡散なりで対処しないとちょと痛いことになるんで、
そのあたりを総合的に見て対処しないとあかんね。
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/05 14:00:43 ID:aA45BSGQ
MA-20Dを所有している方に質問です。 Q1.ホワイトノイズはどの程度気になるか(深夜など殆ど無音な環境のとき) Q2.改造なしでホワイトノイズは軽減できるか Q3.ヘッドホン端子の音質はどの程度か Q4.ヘッドホン使用時でもホワイトノイズは聞こえるか
>>869 ユーザーには悪いけど、
MA-20D、聴いたことはないが、聴く気もしない。
いっそのことギターアンプのほうがいいと思う。
>>869 DAC搭載型は信号の有無でデジタル系のノイズをミュートしてる可能性があります。
一般にパワードモニターで残留ノイズが気になるという話はあまり聞かないので
問題はないように思います。ただモニターは基本的にある程度の音圧で行うべきで
ヘッドホンでも残留ノイズが気になるような音量での試聴は避けるべきだと思います。
アナログ規定入力レベル=−10dBuというのは民生用なので
業務用機から入力をする場合にはレベル差に気を付ける必要があります。
デジタルもSPD/IFしか入力を持たないところをみると
パソコン備え付けボードからの入力に限定された機種だと思います。
>>870 のいうギターアンプは目的が違うので無視するにせよ
やはりそれなりのスペックを持った業務用機器の使用を勧めます。
■宅録/DTM用 モニタースピーカー スレッド 5■
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1101289873/218 香ばしいほどの代理店情報だとおもいますが...w
いやいや、私は全く関係ございませんが、AE-2sigの愛好者として一応釣られてお
こうかと...設計者が何だっけ?同じ人でしたっけ?教えてエラい人。
(ちなみにアコースティックエナジーAE-2&AE-1はとても忠実、高レスポンスで、
最近話題のムジークも抜く勢いだった「か」と。w)
3万ならココ路引かれるおもいですよ。まじで。
会社的には畑違いだけど輸入商社なんで思い切って企画するかなぁ。
>>872 とっくにedifierは、evergreenとやらに咲子されてましたわ。
「ココが扱ってるDVDなんか見た事あったね」と言う感じで。
秋葉かよい系としてはづかすぃw。
さてと、しかしなんで日本は220じゃ無いのかねぇ。
絶対200V越えが音質良いよ。まじで。トランスの効率なのかね。
「音を発するストレス」が圧倒的に無くなるあの現象はナンデスカいったい?
100Vto18Vが220Vto18Vになるだけですよオマイさん。
トランスの造りですか?くそぉう。
>>868 別に狭くなくてもいいんですが、とどくからこそ、帯域ごとの指向性を整えたス
ピーカが必要だという事じゃないの?
しかし、初期反射が気になるなんてスピーカから距離1m切るリスニング環境であ
り得ないでしょ。そんな音出せるなら
10Mは、箱がトコトン鳴るし、鳴らしてなんぼ。突っ込んでナンボでしょ。
(こないだスタジオでユニット交換したらネジぐらぐらでしまってなかったですよ。そんなスタジオもあるでしょ)
指向性も、兎に角デタラメに広い。低い帯域から高い帯域まで....まじで。
回折効果をすこしは考えたのかツィータをセンターからヅラしてますが
全くいみなしw
10Mが一般日本家屋にまで受け入れられた理由を考えると良いとおもいます。
部屋に整備せずともばらんすが 良く聞こえる。位なら....と(希望)
一般家庭じゃなく、スタジオだとモニタースピーカーの前には調整卓がどーんとあるからねー。 やっぱ上下に指向性広いと困るだよ。
だから「カネゴン」があるのでせうか?
>>877 >だから「カネゴン」があるのでせうか?
????
ホーンSPのことか?
>878 カネゴンっていうのはウルトラマンに出てくる怪獣。 イメージ検索してごらん。 きっと「あういうホーンのことなんだ」って思うから。
やっぱりそうですが、薄々感づいていましたが、 そんなダサイ言い方があるとは、まさかとおもいま、、、w いやぁ、、、つか、同じスピーカ持って歩くんですが、 部屋が悪いとほんとに解らない。 あり得ないほど解らなくなる時あります。 モノ素材でチェックするのにセンターが左右30度以上に広がるのよ。 サッチモとかのモノ録音で、ピシッとまっすぐ音像が結べばオッケーですが、 どないよ。卓の反射が気になるスタジオとそうじゃないスタジオがあるね。 卓の後ろのスペースですかね?卓の上かね? 3メートルほど離れないとピシッとこない場合どうしたら良いんでしょう。 卓に毛布かぶせますかね?爆笑
882 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/10 07:08:14 ID:W13Zdvw8
勉強になる良いスレなので、真剣にROMっていたら モニターSPに挑戦してみたくなりました。 先輩方、アドバイスを! アクティブ/パッシブは問いませんが、予算30〜50マソで家庭用に SP+AMP+CDPをあつらえようかと。 クラッシク:7、POPS/ROCK:3の割合で聞きます。 和室6畳で、どちらかといえば小音量派です。 やはり、BM6あたりにROTELアンプとかでしょうか? また、予算オーバー気味ですが、REY AUDIO の MM−10、PM−10 も気になります。
>>882 ニアフィールドでオーケストラを聴くというのは難しいです。
ほとんどがマルチマイクでの収録ですし、昔の録音ではマイク位置が判ってしまい
興醒めすることも度々です。モニターもラージで行うのが通例です。
それでもステレオ初期のシンプルなマイクアレンジは非常に参考になりますし
放送局収蔵のワンポイント収録も参考になります。
この手の録音はラージで聴くと平板で広がりのない音ですが
ニアフィールドで聴くと適切な距離感で録られていることが判ります。
しかし録音の数では圧倒的に少数ですし、機器の勉強のために集めるのでは
本末転倒のような感じもしないではありません。
最近の古楽系ではワンポイント録音が基本なのでこれも合っています。
同じ理由で室内楽や声楽曲の録音でもワンポイント収録が増えてきました。
ピアノは意外にワンポイントというのが難しいように感じます。
そうこうした事柄を考慮して購入を検討してもらえればと思います。
884 :
882 :05/01/11 01:00:30 ID:rp7WnJjO
>>881 なるほど。
個別のプロダクト云々より、
ニアフィールドを導入するとしても
オーケストラを興ざめすることなく鑑賞するにはラージが必要なことを
あらかじめ了解しておきなさい、ということですね。
もともと、小生が何故モニターSPの世界に興味を抱いたかと言えば
単なるオーディオマニアにはならい為と方法論として
>>345 の発言に共感したからです。
(一方で、
>>226 さんのような境地も素晴らしいと思います)
で、一度モニターSPを導入してみたいなと思った次第です。
とは言え、予算も予算ですし鳴らす環境も環境なので
とてもラージは無理です。。。しょんぼり。。。
885 :
882 :05/01/11 01:05:45 ID:rp7WnJjO
>>226 音楽の仕事仲間からオーディオマニア呼ばわりされるのもめんどくさいので
そんなモンですか。プロの間ではオーディオマニアはどんな風に見られてるんでしょう?
887 :
882 :05/01/11 02:45:31 ID:rp7WnJjO
888
>>884 無駄な投資をしないためにも今のシステムを晒すのが懸命かと。
>226のようにGENELECを信じきって後悔する人間もいれば
癖のあるコンシュマー機器から解放されて清々する人間もいる。
>>882 CDPで業務用というのはクオリティを求めることができないので
よっぽどのニーズがないかぎりコンシュマーのものが無難。
Dynaudio BM6と組合わせるならROTELも良いけど
いっそパワードにしたほうが音はすっきりします。
Amcron K1まで振り切れば音の安定感が強まりますし
ほとんどのスピーカーで問題ない駆動力を持っています。
コントロール・アンプはMarantz CA01が無難でしょう。
本格的なラージモニターは価格以外に部屋の大きさも問題ですが
より扱いやすいミッドサイズで定評のあるものにSpendor SP1/2があります。
予算内だとMarantz CA01とフライングモール DAD-M100proが適当。
少し足が出て構わないならバイアンプにすると足腰がしっかりします。
ただこちらはむしろ歴史的なサウンドを学ぶという印象が強いかもしれません。
アンプを真空管にすれば古いバランスで鳴らせる面白さもあります。
891 :
882 :05/01/14 04:02:12 ID:2lcOCV0l
>>889 今はTEACのCDラジオ「SL-D80」(実売15K前後)です。
アメリカン・レトロのデザインが?ですが素直な音がします。
刺激的な音が出ず疲れないのでBGM的に聞くには十分です。
既に手放しましたが3、4年前までは10畳程度の洋間でシステムを組んでました。
英NaimAudioのセパレートAMPに同じくNaimのCDP、
SPは、ウィーンアコースティックのS−1とカナダ製3WAYトールボーイ型
(アバンギャルドとかいうメーカー or 品名で、もう輸入されていないようです)
をつないでいました。
なんだかんだでアクセサリーや電源周りを含め正価合計200万円弱。
Naimの音が支配的で、
「これがいわゆる『Flat Earth』か〜?」とか思いながら聞いてました。
誤解を恐れず言えば上等な演歌のようでとても聞かせ上手でした。
892 :
882 :05/01/14 04:40:17 ID:2lcOCV0l
>>890 さま、どうも。
>Amcron K1まで振り切れば
AmcronK1、スゴイ!! 550W×2(4Ω)で、消費電力、1,100W!!
さすが業務用、電気代と夏の暑さが心配です。
そうなると、パワードはお得感がありますね、BM6Aならバイアンプのようですし。
予算と環境を考えると、SPのグレードアップ時、多少不便かもしれないけど、
「BM6A+CA01+CDP」 の方向が有力かな!?どこかで、実際に音を聞いてみます。
少し大きなBM15Aとはどれくらい差が出るものかも興味があります。
CDPは業務の世界では既にHDDとかに駆逐されているのでしょうか?
コンシュマー用より適当に選んでみます。
また、BM6Aの家庭での利用を想定したとき適切なSPスタンドはありますか?
昔TAOCを使っていました。今は、アコリバとかサイドプレスが評判のようですが。
>>892 Naimのアンプを使ってたのであれば好みの点で問題ないです。
Dynaudioのパワードは戦略的な価格でかなりお買い得です。
別枠でアンプを買おうにも15万程度になるし、以前はそういう価格設定でした。
ROTEL 1080は素性の良いアンプなので小型SPには十分すぎるくらいですが
パワードの価格設定にはどうしても押されてしまいます。
CDPはタスカムのCD-RW750が意外に堅実な音がでますので迷ったときにどうぞ。
あとBehringerのDEQ2496があるとDACにもなったりしていろいろ遊べます。
中古のCDPで癖のある音がする場合には考えてもいいように思います。
スタンドはパワードの場合、重心が安定しているのであまり神経質ではありません。
サイドプレスは個人的には興味があります。
894 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/15 09:18:15 ID:fckeOlzP
予算実売35万円前後で、声がひたすらリアルなモニターを探しとります。 MISIAやビョーク何ぞ聞くモンで、、できればパワードで。 低域方向に伸びもホスイので、良質な2.1chのシステムがあればご教授願います。
>>894 2.1というと青空あたりしか思い浮かばん
Sky System One 2.1 とかな
声という事なら8050Aもなかなかだったと思う
中域が前に出る
(俺は聞いた事ないが)
ここで評判のRL906でいいんじゃない?
低域は出そうにないが・・・
まどれも試聴は必要だね
>>894 ボーカル再生の方向性はアメリカとヨーロッパでは若干違います。
アメリカではPA用のニーズで声の実体感(プレゼンス)が求められた伝統があり
AltecやJensenから伝統的にダイナミックな音を引き継いでいます。
ヨーロッパでは放送用のニーズで発音の明瞭感(クリアネス)が求められる伝統があり
BBCやSiemensなどのトーンはそういう適性をもっています。
問題のMisiaやビョークの録音は90年代のクラブハウスの影響を受けた後のものです。
面白いことにMisiaはソウル系でビョークはブリティッシュ系のテイストを持ってます。
MisiaはShureのボーカルマイクを非常に使い慣れてるのがライブでも判り
単純にボーカルだけを取ればAltec 408のようなフルレンジを一度試してみるといいです。
逆にビョークは普通のモニターで聴いてもプレゼンスが強く押し出されているので
アメリカ風のプレゼンス感の強いモニターはあまり向いていません。
ただ同じアメリカでもBOSEのような東海岸のものは意外に聞き応えがあります。
当時ヒップホップ系でよく使われたモニターにTANNOY SBM10Bがあり
TANNOY SYSTEM1000が後継機種になります。これが一番中立的な選択になります。
897 :
882 :05/01/16 01:23:09 ID:t2U4Cvcn
システム継続考察中です。 BM5AとBM6Aとの差異について教えてください。 価格とパワーは約2倍です。 相応の違いがあると考えた方が良いでしょうか? いろいろとスペックを見ると パッシブのBM5とBM6との違いほどではないような。。。 BM5とBM5Aとではデザイン違うし、BM5AはツィーターもESOTECだし。。。 BM5AはBBCモニター入札用に特にお買い得設計になっているのでは!? などと邪推したりしています。
>>897 パワードの場合あまり違いはなさそうです。
BM5A:170mmウーハー、容積9リットル
BM6A:175mmウーハー、容積9.5リットル
あえていえばBM5Aのクロスオーバーが1500Hzと低いことで
バイアンプにすることによって最適化しているようです。
以前、パッシブで聴いた印象だとBM5とBM15のツイーターは高域が伸びてるが
ちょっとキャラクターが乗ったような高音でした。BM6はノーマルです。
パワードの場合、設計の自由度が増えて全く違うものになっているようです。
899 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/21 14:05:45 ID:WADSAK9F
タンノイ2月に新モデル投入らしい あげ
900!
モニターはコンソールの上に設置されている図を見かけます。 エンジニアから見てやや上方、距離は1.5M程度、開き角は60度を大きく越えて いる事もありそうです。 自室でスピーカーを設置する際に同様の配置を採ると、エンジニアの意図を 酌みやすくなるのでしょうか?
>>901 エンジニアもリスナーの意図を汲もうと必死かもしれないですね。
70年代後半からニフィールド・リスニングはスタジオで一般化してきますので
そういう意味でいうとスピーカーの設置は書いてあるとおりになります。
ただそれはステレオ・イメージであって、サウンド・イメージとずれてる可能性もあります。
サウンド・チェックは必ずラージ・モニターで行っているからです。
逆に昔の録音で、これはどういう意図で?という疑問に差し掛かったとき
ニアフィールドのステレオ感ではおかしく思うものも増えてきます。
そういうときは同軸型や大型SPで聴くと納得するときもあります。
ただ最近のリマスター盤は積極的に音作りをしている場合もあり
そういう場合はニアフィールドで聞き応えのある音に仕上がってるときがあります。
ブックレットにリマスターのエンジニア名が表記されてるか注意してみてください。
>>902 すいませんもうちょっとその辺訊きたいんですが、 うちのニヤフィールドはオムニマイクのワンポイント物(音量差殆ど無い、ほとんど位相差だけ)のが上記901のようなセッティングだとあまり旨くない。 リスニングポジションを変えられない場合は少しSPの間隔を狭くしたくなるのだけど、 あるいは指向性が広いSPの方がいいのだろうか。
>>903 Spaced Pair Omni だと新しい録音に属しますが
スピーカーの中高域のキャラクターによって空間表現が変わってきます。
通常はボーカルなどプレゼンス(実体感)を高めてミックスする場合が多く
この帯域での過度特性が鋭いものがニアフィールド用モニターには多いようです。
NS-10Mなどは周波数特性自身も中高域に膨らみをもたせていました。
逆にDynaudioは一般には中高域が引っ込んでいるように言われますが
生楽器を聞き慣れてる人からすればノーマルな感触があります。
ワンポイント録音が得意と言われるニアフィールドですが
歴史的に積み重なったステレオ・イメージを要約したような部分もあり
この辺がSpaced Pair Omni との相性に出てくるようにも思います。
イコライザーを持っているならば2.5kHzあたりを2〜3dB下げてみると
プレゼンス感のノーマルな感覚が判るかもしれません。
905 :
901 :05/01/23 01:09:07 ID:cTcjLQ7+
>>902 レスをありがとうございます。
リスナーのスタイルも多岐に渡っているでしょうが、ここではニアフィールドで
ツイーターと耳の高さを合わせたセッティングを採っており、ソースは80年以降に
録音されたCDとして話させてください。
この条件で自分が違和感を覚える録音は、ボーカルなりセンター定位すべきパートが
他パートに対し不自然な高さで聞こえる物です。
この高さを抑えるには、座り位置を低くし耳の位置を下げる(ツイーターの軸上から
外れる)、あるいはリスニングポイントを離す(間接音の比率が上がる)事が有効では
ありますが、幾らかの情報欠落を伴います。
SPはDynaudioの1.3SEを使い、ニアフィールドリスニングの長所である音の鮮度を
保った上で、バランスの良いサウンドステージ再生を目指し、あれこれセッティングを
模索している最中です。 ご意見等お聞かせいただければ幸いです。
906 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/23 07:20:58 ID:af5S+5pV
>>905 通常2wayはツイーターのレスポンスが全般に速いので
マスキング効果でツイーターから音が出ているように錯覚します。
なので良好な定位感を得るにはツイーターを耳の位置で
と言われ続けているのです。
一方で楽音の中心はウーハーのほうに集中しており
音のダイナミクスを支配しています。
ボーカルが生々しいというとき、ブレス(息遣い)の部分が立ち上がり
実声の部分をきれいにマスキングしているのです。
リバーブにも距離感の異なる楽器を馴染ませる効果があります。
よくテンモニの据え置きで横置きにしているのを見掛けますが
試聴高さによってトーン・バランスが異なることと関わりがありそうです。
極端に違和感を感じる場合には、同軸型かバーチカルツインが有効です。
簡便な方法ではフルレンジで試して、調整の糸口をさぐることができます。
オーラトーン5cが有名でしたが、代りになるものは幾つかありそうです。
エンジニアの意図、、、そんなの解るモニタがあったら、きっとエンジニアの技量 の差に愕然とすると思いますよ。んー、解るようになった頃には、モニタとはこう あるべきだとわかる段階に到達してらっしゃると言えます。 ラージモニターが上から狙っているのはディレクターチェアーです。エンジニア席ではありません。 残響の少ないスタジオでは、エンジニア席でコンソールの音の反射が気になります。さらに木製ホーンドライバは縦の指向性も広いためズラすことが多いです。 昔は、ホーンを使って指向性を広げるのが良い思われていましたが、ホーンは、ホーン歪みも多く、響くんなら響きが良いからと木製ホーンを使ってレスポンスを丸めて、、、モニターの意味がわかりません。w 鳴りはやっぱり気になるし。本末転倒。 音圧確保の為にウーファーを増やしたラージモニタの音像は、異常にでかく、、、。 レスポンスは良いんですよ。
今現在もバランスよく保たれたスタジオは、なかなかありません。 正しいアコースティックデザインがなされたスタジオもあるのですが、現在当時 の音を知っているメンテナンスエンジニアが残っているスタジオも少なくて、現在 も良い音で響くスタジオは本当に少ないです。形変わってファミレスになっちゃったスタジオもあります(涙) 話は変わりますが、ミニモニタの場合、ねじでマウントされた、ツイータが目立 つのは自身の震動が問題です。 最近の制振気味のエンクロージャでかつ、緩んだネジを正しいトルクで締め直せば ウーファーと一体となり鳴りだします。 暴露をすると、スタジオではあまり解るモニタにしない方向性もあります。 やっぱりサービス業ですので、良い音だったねと帰ってもらうと。w 反対に、例の同軸モニタが流行り始めている動きもあります。 スタジオが時代に逆行してるのは明らかですね。
上のほうでTANNOYのsystemシリーズの話が出てたけど、 system600A聴いたことある人います? モニター用途でGenelecの8030や1029と迷っていて それと比べるとて低域が引き締まった感じで 中域以上もすっきりして輪郭がはっきり聞こえたような印象を持ってます。 あと音楽的に聞けるような印象も。 あんまり情報もみつからないので何か判断材料がほしいです。
>>909 アンプとセッティングと部屋で追い込めばそこそこいけるから頑張ってね
911 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/23 15:11:46 ID:PY7mxtZP
>>908 >>901 は壁マウントやフライング設置のラージモニターのことを言ってないに。
あきらかにコンソールトップのスモールモニターについて語ってる。
ラージモニターでスモール並の音像なんて。。。できないからスモールでやる。
今頃サウンド・チェックでこまめにスモールとラージを行き来するエンジニアが
どれほど居るか疑問だが、音質やミックスの質はぐっと丁寧になる。
それもエンジニアの心意気を聴くというもんだろう。
912 :
903です :05/01/23 22:34:52 ID:r7Z/Z+KN
>>904 スッ素速いレス。
なるほど2kですか。
BM6Aがクロス2kでF特ちょっと凹んでるのはその辺考えてあるんですかね。
確かにそのぐらいの中高域がスピーカを意識させます。
中高域に中抜け感が有る感じ。
今のセッティングは卓でまとめた音源なら子音でスピーカを意識することもなく配置が分かって箱庭的で愉しいのですけど、
GEQは嫌いなのでPEQあたりを導入か、音源に合わせたユニットの導入を考えます。
良いヒントサンクスです。
913 :
901 :05/01/23 22:53:31 ID:hmELDhgv
>>906 なるほど、耳は立ち上がりの早い音を捉え易いという事でしょうか。
自然なバランスに聞こえるソースもありますので、更なるセッティングを探って
みる事にします。 ありがとうございました。
914 :
901 :05/01/23 22:55:29 ID:hmELDhgv
>>907 録音技術に関する知識もろくに持たぬ自分ですから、今は主観を基に「何故この
様に聞こえるのだろう?」が出発点です。 精進します。
コンソール周りの写真とかを見る度に反射はどうなの?と思っていましたが、
やはり影響はあるのですね。 謎が一つ解けました。 ありがとうございます。
915 :
901 :05/01/23 22:56:37 ID:hmELDhgv
>>908 エンジニアさんもスタジオの音響からは逃れられないと言う事でしょうか。
SP自体の調子も整えなければですね。 トルクレンチの購入も検討します。
ありがとうございました。
916 :
901 :05/01/23 22:57:42 ID:hmELDhgv
連カキすみません。
>>911 丁寧な作業が良い結果を生んでいると素敵ですね。 エンジニアさんの心意気を
聴き取る事の出来るリスナーに成長すべく努めようと思います。
ありがとうございました。
私はジャズとダンスミュージック(主にハウス)をよく聴きます。 ジャズはピアノの演奏をしており、セッションもします。 ダンスミュージックはDTM環境で製作しています。 あと、MISIAがすごく好き…w このスレ、素晴らしいですね。 ずっと過去のやりとりを読んで、大変勉強になりました。 1さんは本当に惜しげもなく膨大な情報をご教授くださっており、ただ頭が下がります。 「イコライザーをオーディオシステムに組み込んで聴く」という点が、 1さんの「録音・編集状況を意識した再生環境づくり」という姿勢を強く示していると思います。 ・ ・ ・ ・ つまり…「モニターオーディオを求める=配布メディア至上主義」ではない 私はただひたすら「スタジオでの編集作業時に鳴っている音」を求めていたように思いますが、 それでは不十分であることを教えられました。 ジャズのCDを聴くとき、ベーシストの指がベースの弦に触れる微妙なニュアンスなど(w)を完全に聴きたいとか、 ダンスミュージックを作るとき、音の配分を正確に把握したいという要求には いわゆるモニター環境が向いていると思っています。 また、JBLスピーカーで聴いた時のリアルな臨場感に対する驚きや、 ドンシャリラジカセで聴くポップスの輝き、クラブでのダビーな音の気持ちよさは まやかしによるものじゃないと、認識することができました。 つまり、一つの環境であらゆるジャンルの音楽を再現するのは不可能、という結論に至りました。
その時代に生まれた新しいサウンド・デザインをモニタースピーカーが反映してた というのが本来の筋なのですが、今はどうでしょうか。。。難しい問題です。
1日100レスづつ、過去のレスを読み直しづつけようと思う。
次スレに至る道筋というのは難しいかもしれませんが、個人的にヒントだけスケッチします。 録音のアイデンティティを再生しようとする場合、一種の二元論に陥る場合があります。 ソフトがハード面に制限されると考えられる部分もあれば 逆にテクノロジーが新しいアイディアを産む土壌を提供する場合もあります。 ある時期のブライアン・イーノは異常に過激な発言をしていたときがありましたが テクノロジーの限界は決して人間のアイデンティティを制限するものではなく むしろ制限のあるギターのような楽器のほうがプレイヤーの個性が出るという旨を言ってます。 逆にテクノロジーを過信するあまり、プレイのカット取りという極端な編集作業に陥って 因習的なイメージを蓄積した音楽の因数分解が始まることもありえるわけです。 (これさえもポストモダンの時代感覚に一致するわけですが) こうしたことをモニター環境というものに当てはめると 1.録音の聞き所のポイントをどこに置くか? モニターとはミュージシャンのトータルな世界観を表現すべきなのか はたまた個々のテクニックにこだわった吟味を訴求するものなのか 2.歴史的なサウンド・イメージをどう保全するか? 時代性に応じたサウンド・イメージを再現する見本となるモニター環境の整備 見本となるモニター環境に対するユーザー・フレンドリーな提案 3.サウンド・イメージの記憶と録音テクノロジーの相違について情報提供できるか? ソフトのオリジナル性と試聴環境によるイメージの相違についてコメントする(これまで通り) 録音テクノロジーのソフトウェア化という現象をどう評価するか などという感じのものです。
またこれまで扱ってない録音分野としては トランス、テクノ系などに至る電子音楽の音響デザインの歴史と展望 民族音楽等のフィールド録音とプロデュースされたサウンド・イメージのアイテム化 などもあります。
>920への返信 1. 芸術家は、常にマクロな視点で作品を見ながら作っていることは間違いないと思う。 建築であれば、建造物そのものだけを見ても作者の意図はつかみきれない。 当然、周りの風景や文化などが、建造物のありかたに大きく関わっている。 同時に、内部装飾にも深い意味や機能がもたらされている。 これは、町という視点から見れば、いたってミクロな世界であるが、 作者の「世界観」(非常に吟味された言葉ですねw)を知るには必要な要素である。 つまり、作者の世界観を把握しようとするには、全体と細部を同時に鑑賞可能な 状態を用意しなければならない。 ここでどうしても「芸術の定義」という問題から逃れられなくなる。 私は芸術を、「深層心理が求める感情を引き出す刺激」と定義している。 (深層心理、感情についての定義は省略w) よって、おっしゃっている「トータルな世界観」および「個々のテクニック」は、 双方とも、「観念」および「刺激そのもの」という、芸術作品を形作る重要な要素であり、 作者にとっても鑑賞者にとっても、同時にモニターされるべきものであると思う。
2. これはただもう、当時の環境を再現するしかないのでしょうか?w 可変型のスタジオや、空間シミュレートエフェクタ、スピーカーエミュレータ (以前そういう類のスピーカーが話題になってましたねw)等が実用化すれば 便利でしょうねw 3. 録音環境は規格化されていく傾向にあるということでしょうか? 現場の苦労やノウハウ、テクニック等を全然知りませんので、 私にとっては、規格化されたほうがうれしいですねw
かなりの亀レスですが・・・ 「コンソールの上のモニター」なんですがコンソールの反射を 利用しているとのこと。ツマミとかフェーダ−が、デフュ−ザ− の代りになっているそうです。 よく10Mが載ってますね。よく現場では「でっかいラジカセ」 って言われてますね。>10M
>>923 3.について補足すると
例えば同じプロデューサーが何十年後かにリマスターCDを製作した際に
当時のサウンドを十分に記憶しているわけではないということがあります。
中には再発する際にベーシストを入れ替えてリミックスし訴訟問題になった人もいます。
これは本人が望もうと望むまいと人間は常に経験を積み重ねる生き物ですから
積み重なった経験のフィルターを通してサウンドの記憶を再構築します。
つまり時の情況をサウンドそのものとして記憶することは実はとても難しいことなのです。
逆に勘の良いエンジニアは当時の機器のもつクセをトレースしてリマスターに挑みます。
例えばAmpexのある種のテープ録音機はリールの半分を超えると速度が変わるそうです。
また古いジャズ録音ではチャンネル・セパレーションがモノラルに近いものがあり
CD化する際に左右信号をミックスする必要があると考えた人もいます。
中には高域の位相遅れを補正することで、本来の音の立ち上がりを再現する人もいます。
さらには今の機器に合わせTHDやトーンをシミュレーションするものも出てくるでしょう。
デジタルになってこの手の補正技術はms単位で調整できる一方で
ハード面の準備は再生される雛形の情報がないままユーザー任せというのが市場の常です。
最近になってマスタリング・エンジニアの名前がクレジットされる機会が増えましたが
雛形のサウンド・デザインとユーザー・フレンドリーな試聴環境の変化を仲介する
役割を担う批評活動が本来必要なのだとも感じています。
なるほど、貴重なお話をありがとうございます。 直感的に思った感想は、もしかして現在の方が、どのような「くせ」をもつ環境で マスタリングされたのかわかりにくい時代、ということでしょうか? 職人が、職人同士で通じ合うことのできる(メディアに残された)情報を集め、 編集されたであろう環境を知ることが可能なのであれば、 現在のような、正確でハイファイな製作現場で作られた「音」は、 編集環境を示す情報をほとんど残さないでしょうから。
「録音状況の記録」についてですが、やはり何の知識も経験も持たない自分としては、 記録が残されていないことによるメリットは全くありません。逆に、知識や経験から 記録されていな部分を読み取ることのできるエンジニアは、たいへんなアドバンテージを 持っていると言えましょう。 ですので私から見れば、あらゆる録音時の情報は、可能な限り文章等の形で残してあった方が ありがたいと思います。 「マスタリング時にどのような編集作業を行ったか」という情報が、文章で残されるべきなのかどうか。 自動車レースなどのチームだと、あらゆるデータを保存しているでしょう。 もし私がマスタリングを行う身だとしたら、多分文章では残さないでしょうね。 レーベルからの絶対命令とか、規格で残すような義務でもない限り。 ようやくおっしゃっている内容を理解し始めることができたように思います。 つまり、「演奏」→「録音」「編集」「再生機材」→「演奏の再現」という段階を踏んで届く音は、 記録メディアに残そうとするそれぞれの段階で、かなりの不安定要素を含むということですね。 それが幾重にも重なると、「演奏」→「演奏の再現」という関係は、完全な複雑系であるということに なります。つまり、一つの「演奏」から無限の「演奏の再現」が生まれてしまう。 それをどのようにして収縮させるか、という問題の一つとして、モニタースピーカーというパラメータが あるに過ぎないということでしょうか。
>>927 モニタースピーカーというのはモニター環境のひとつのパラメータに過ぎませんが
他の機器に比べると個性が強く、また古典的な機器であることも手伝って
興味深いものであったように思います。
他に録音で重要な要素として、マイクの癖とセッティングの違いもあり
ミキサー卓のように必要悪のような負荷の重たい電子回路もあります。
最近はビンテージ・ミキサーのレプリカをチャンネルストリップとして販売してますが
こうした機器の音の癖はモニター環境に大きく影響を与えていると感じます。
スタジオでミキサーを既に通ってミックスダウンしているので更に通すのはオカシイと思いますが
実際のフィードバックは卓で調整して流していることが多かったと思います。
これはエフェクターと呼ぶには難しい扱いですが、今の再生環境で考えると
音の質感にもうひとつトラップが必要なようです。
デジタル時代に入ってテープのコンプレッションや高調波歪みが激減した分
デジタル録音は乾いた音という認識が広がった時期がありました。
真空管やトランスで高次倍音を加える機器は後を絶ちません。
逆に楽音とは異質なパルスノイズが乗るため
それに対するフィルターという効果もあるように思います。
(パルス性ノイズが乗るとほとんどのスピーカーで定位感が乱れます)
あと録音時の機材リストは大まかなものが保管されていたり
ドイツのトーン・マイスター制度のなかにはデータシートの保管が義務付けられています。
ただポピュラー音楽では競争の激しかった部分もあり
ミックスの手法は秘密にするという伝統はまだまだ続くように思います。
929 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/31 13:14:08 ID:DyK6Uj4f
そのパルス性ノイズって、正体はなに? なぜ定位感が乱れるの?
>>920 の2.でユーザー・フレンドリーという考え方には
従来、技術のダウンサイズということが中心にありました。
例えばスピーカーの分野でいうと小型&量販化というスタンスです。
JBL 4343→4312、TANNOY Super Red Monitor→IIILZ、三菱 R305→P610などです。
当然のことながらこうしたメーカーのサウンド・デザインの継承は
ある程度真実で、ある程度虚構の部分があります。
確かに4312とIIILZ、P610を並べるとそれらのサウンド・デザインの違いは明らかです。
しかし上位機種との比較では、これも甚だしく異なるというのが普通です。
これはユーザー・フレンドリーの中身を考えるうえでヒントになります。
これを伝統的なサウンド・デザインのソフトウェア化として考えてみると
ソフトウェアのシミュレートではサウンド・デザインは一致しないのがほとんどです。
理由としては物理的な過度特性で数値化できないものはシミュレートできないためです。
ここでは「等価」という価値観の共有をユーザーに投げ掛けるよりは
本来のサウンド・デザインとの「比較」という作業をさせたうえで理解してもらうのが
妥当のような気がします。
ホームオーディオで欠けてやすい視点は、室内でのパーソナルな価値観に溺れて
パブリックなサウンド・デザインへの視野を共有する機会を奪ってしまうことかもしれません。
この意味でユーザー・フレンドリーというものは
パブリックな音響体験のなかで養われていかなければ意味をなさないし
そのために公に開かれたサウンド・デザインが常に体験できる場が必要に思うのです。
モニター環境の整備はそうした価値観を相対化し比較するための方法論のようです。
不思議なことにコンシュマー機器のレベルが低い時代には
こうした共用システムを運営している商業スペースが充実しているというパラドックスもあります。
このことも色々と考えさせられるものがあります。
そうなると… 例えば最近に録音・編集・プレスされた音楽CDを主に聴くなら、 今一番スタジオで普及しているモニタースピーカーを選択するということが 共用システムを自宅に持つという目的とって、一番良いという結論になりそうですね。
933 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/31 23:35:08 ID:CkTpfzRQ
NS-10Mか・・・
934 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/01 00:31:12 ID:WlZirRDE
んな馬鹿な
サブウファー付けるといいかもよ〜>10M
80年代以降であれば、あるいはそういうことも言えるかもしれないですが ニアフィールド・モニターの選択肢はかつてより増えていると思います。 逆にラージモニターはスタジオ毎のTPOで決めているようなところもあり GENELEC、B&W、Rey Audio、PMC、Dynaudio など顔ぶれは豊富です。 これらも基本的に大小で役割分担しながら「比較」試聴をしているわけで サウンド・デザインを組み立てる道筋を立てているわけです。 GENELECとPMCではほぼ同じ結論を出す可能性がありますが B&WとRey Audioでは違うサウンドを組み立てるでしょう。 両者ともにアコースティック楽器の録音に定評があるモニターにしてもです。 最近では古いJBLやAltecのラージモニターを再導入するところもありますし オーラトーン5cでチェックする人もまだまだ居ます。 オールド・デッカやEMIを理解するためにTANNOYを所望する人も出てくるかもしれません。 これらの趣向は古いサウンド・デザインにも一理ある一方で 現在のシステムに翻訳しなおす作業には欠かせないもののように思えます。 ステレオ空間のサウンド・デザインは、真実というよりは事実としての歴史の一部なのです。
うおおお、なんか目の前の霧が、すっと消えたような感じがします! しかしまあ、プライベートで所有するスピーカーとして、どれを選択したいかという悩みは 依然解決しませんが!! むしろ、余計に悩みが大きくなっている!?w でも、「悩み」はとても心地よい贅沢なものへと変化しました。
以前このスレッドで、Dynaudio製スピーカーの取扱説明書が、 民生機っぽいつくりになっている、という話題がありましたよね。 これは本当の意味で、ユーザーフレンドリーな歩みよりという事ですよね。 1さんはこのようなDynaudioの方針を、高く評価させているのではないかと推測します。 小型スピーカーは、家具としてあまり部屋の雰囲気を圧迫しないので、 一般家庭に普及しやすい。また、ミキシング作業時には小型スピーカーが好まれる。 よって、ニアフィールドなモニター用スピーカーこそが、音楽を製作する側と、一般的な聴衆とを繋ぐ 役割を果たしうる。 というお考えでしょうか?
>>938 初期のステレオ録音で仮想音源を持ち込んだのは
RCA-Victorのリビング・ステレオという商標でした。
RCA自身は戦前のラッパ吹込みの頃からマルチ収録派で
ステレオ録音でも早くからマルチマイクを立てて実績をあげました。
モニターはLC-1という同軸型スピーカーで行ってました。
ただRCAは戦中に解体されコンシュマー用はラジオ・コンソールしか出しておらず
Hi-Fi用途ではGEやOlsonから同軸型が販売されていました。
多くの人はランシング系列の会社のほうが馴染みがあるかもしれません。
Altec、JBL、Jensen、Truesonicなどが往年の機器としてあります。
英Deccaはデコラという大型コンソールを販売し
英EMI製の楕円コーンを用いたスピーカーが脇にセットされています。
EMIの楕円コーンはフルレンジの仕様で、ステレオ試聴のデモ用として
独Lorenz製のツイーターを足したブックシェルフがEMIより出ています。
(モニターは依然としてTANNOYでありレコード店舗の貸出品だったかも?)
イギリスやドイツはフルレンジ・スピーカーに優れた機種が多くあります。
小型モニターへの移行は主にFM放送でのモニターから始まります。
これは狭い放送ブースや実況録音を考慮したものです。
イギリスではBBCが、アメリカではAR社がこの手のモニターに使われています。
60年代では小型で広帯域という意味が多くを占めていたのですが
70年代にBBCがLS3/5を出す際にニアフィールドの概念を持ち込んだのは有名です。
この影響が現在のバランス・エンジニアに活かされています。
80年代に入ってイギリス製の小型スピーカーが世界中に広まったのは周知のとおりですが
NaimやLINNなどは本国で積極的に子供のためのオーディオ教室を開き
体験的にステレオ再生のノウハウを蓄積できる場を提供していました。
アンプのキット製作から理論的な実践まで広く扱っていて中身は濃いものです。
日本でもショウルーム、喫茶店での試聴、体育館での出張デモなど色々な形態がありましたが
今はほとんどがオーディオショップしかないのはいささか不手際のように思います。
>>940 いろんな意味でEMIが最もEMIらしい音で鳴ってた時期だよね。
80年代以降にリニューアルしたけど結局元に戻ることはなかったのが残念。
>>940 EMIネタですね。多分1st(一番大きいスタジオ)ですかね。
因みに60年代、2st(ビートルズがよく使っていた)はしばらくアルテック604E+リークの
アンプだったそうですよ。
2枚目の写真、指揮者誰でしょう?エンジニアは、ピーター・ミューさんでしょう。今は
マスタリングエンジニアですね。現役でビートルズから経験しているEMIのエンジニアは彼
だけとか。こちらの写真は1枚目より後ですね。
スレ違いですが、EMIのコンソール、TGシリーズの前者が8トラック用、後者は16トラック
用ですね。すでにTGシリーズはトランジスタ化したコンソールです。
この時期のEMIは
>>942 さんと同じく最もEMIらしい音だった時期でしょう。
相変わらずの良スレで本当に勉強になります。
本スレに感化されシステム構築検討中の
>>882 です。
年度末にかけ何とか予算確保が出来そうな状況です。
>>893 CDPはタスカムのCD-RW750が意外に堅実な音がでますので迷ったときにどうぞ。
と、ご推薦を頂きましたが、 BM5A + CA01 前提にて、マラプロCDPは如何でしょうか?
現役の「PMD331」や、オークション/中古でしばしば見かける「CDR630」「CDR615」など。
バランス接続が出来るのもそそられます。
肝心のスピーカー、BM5or6(A)は、居住地(名古屋)では視聴環境がありませんでした。
TCエレクトロニックさんは「なじみの楽器店があればデモ機貸出し検討しますよ」と仰ってくれましたが、
なじみオーディオ店ならともかく楽器店のなじみはなく、遠慮してしまいました。。。
一番近くでは大阪で聞けるようです。音を聞かずに購入する勇気はありませんので近々聞きに行く所存。
製作側であるプロの方々はともかく、再生側の一般人(小生だけかもしれませんが)にとっては、
プロ用機器をどこでどうやって購入するか!?といったノウハウがない事を身をもって体験した次第。。。
>>934 マランツの「PMD331」うち使ってますよ。結構、上から下まで出ますね。
マランツプロスレで話題になってますた。文面からするとバランス接続かな。
接続は試してよい方でいいかなと。値段から見ると、業務用から見ても良い
とおもいますよ。
CA01、気になってますたよ。結構、いろいろ出来そうですね。
BM5,6(A)。漏れはBM5Aの音聞きましたけど、なかなかよかったですよ。
ちょうどInterBeeっていう放送機器の見本市で聞きました。パワードで、ニア
モニだったら、見えやすいモニターですね。隣にあったPMCよりパワーもあった
し、PMCはどちらかと言うと「繊細」な印象でしたね。ディナはデンマークでも
アメリカンでも聞きやすいと感じますね。
そうですね、プロ機となると個人でのデモ貸し出しは厳しいかも。ほんと、近
場にそういう楽器店があるといいのですが。音聞いてOKであれば、某有名な成田
で通販という手もありますね。
>>934 追伸です。ソニーの業務用と比べると、マランツの方が自然な感じが
しますたよ。ソニーは「固め」というかハイミッドが出るという感じで
した。マラプロスレでは書かなかったのですが、「PMD331」は電源の
3端子仕様ですが、アースがキャンセルされてます。うちの場合、なし
よりアース取った時の方が中音域が安定してたので、ここはもし開ける
技術がありましたら試すと面白いかもしれませんね。
うちもPMD331ですよー。 ^^ つい先日届いたばかりです。サイコーに気に入ってます。 XLRでヤマハのアクティブモニターに直接繋いでます。 (marantz pro スレッドとのマルチレスっぽくてすいません…w) 「SOUND HOUSE」というお店から、通販で手に入れました。 このお店には色々あるようです。 インターネットブラウザで、それこそ「windowショッピング」を楽しむのもまたいいものでしょう。 もちろん! モニタースピーカーもイパーイありんす!
>>939 私が知らなかっただけで、プロオーディオ機器と民生用機器との境界を
無くそうという流れは以前からあったという事ですね。
プロオーディオ機器メーカーも企業ですから、慈善事業として良質なスピーカーを
供給しようという訳じゃなく、それなりに事業拡大の見通しもあったんでしょうね。
勉強会まで開くとは! 現在のマイクロソフトのような構想ですね。
>>944 CDレコーダーがいいなと思ったのは
知り合いに楽器をやる人間がいれば、録音でいろいろ遊べることです。
どんなにヘタでも良いのでワポイントマイクの収録はとても勉強になります。
ジョン・アーグル著「ハンドブック・オブ・レコーディング・エンジニアリング」は
実践的な事例をもとに丁寧に解説されてある良書で参考になります。
紹介されてる初期のワンポイント・マイキングを色々試してみると
ステレオ・イメージの原風景が判ります。
最近はアマチュアで扱える安価で良質なマイクが多いので便利になりました。
(以前はバックエレクトレック型とかXY同軸とか、あまり持ち札がなかったです)
950 :
226 :05/02/02 09:12:15 ID:k2nZEvUM
さて、久々に訪問いたしましたが盛り上がっていてなによりです。 とりあえず、スレ違いで申し訳ないが、業務用のCDPの話がでているので補足すると、 今度出るTacamのDV-RA1000 (10万ー20万だろう)がよい出来だという評判だ。 今までは業務機ではクロック受けがついているCDP+ハウスシンクまたはクロック内蔵DAが一番合理的な選択だろうが、 このTascamはDSDマスターレコーダーとしても使えるのでプロシュマーとプロでかなり普及するだろう。 フィールドでDSD録音する場合も今まではGenexだったが、今後これがメインになる可能性がある。 ついでに書くとDSDそのものはSONYがさいきんDUAL DISKをプッシュし始めてきているので、 コンシューマーSACDの将来がどうなるかかなり不透明になってきている。 DSDは制作側には浸透しつつあるから、 今後は制作側はDSD、コンシューマーはiPodという図式になる可能性は否定できない。 個人的には音がいいから、SACDはなんとか存続してほしいところではあるが、 なにぶん儲からないから難しいんだろう。 業界ねたで申し訳ないが、知りたい人もいると思うので一応書いておく。
951 :
226 :05/02/02 09:43:43 ID:k2nZEvUM
モニタースピーカーの話にもどすと、 以前おれがコンシュマーをプッシュしていたときとは若干気分が変わってきたので、 書かせていただきたい。 その後半年ほどハイエンドコンシュマーモデルを自宅で使用しているが、いくつか問題があった。 1. ScanSpeakの特注ユニットが変なノイズを出して交換。また同じ症状でさらにもう1度交換。 音量が大きすぎて壊れるのだろうという代理店の話だったが、 コンシュマー用というのはこんなにモロいものかと驚いた。 2. 仕事でGenを聞くと音が悪すぎてやる気が出ない。 とはいえ、高価で壊れやすいスピーカーをいちいちスタジオに持っていくのはいやだし、恥ずかしい。 3. マスタリングスタジオでDunのIVと少し前のボルダーアンプがあったがかなりよかった。 確かに業務機的な素っ気なさはあるものの、これなら家で聞いても十分楽しめると思った。 部屋やほかの環境も関係しているだろうが、そこではN800よりよかった。 Dunはあいかわらず値崩れが激しいから、これは超お買い得品かもしれない。 ただし、ベースが結構出るから部屋がちゃんとしていないと無理だ。 まあ、ほかにもいろいろ思ったことはあったが、ほとんど忘れてしまった。 俺の結論としては、あまりコンシュマー/モニターの違いは考えても意味がないということだ。
952 :
226 :05/02/02 10:06:04 ID:k2nZEvUM
しばらくSterophileを定期購読するようになってわかったが、 アメリカのハイエンド市場というのはSET(3極管)マニアをのぞいては、 ほとんどマスタリングスタジオ的な音を至上とする忠実再生に傾いてきていると思う。 まあ、オーディオの専門家ではないから誤解はあるかもしれないが、 実際にアメリカハイエンドとマスタリングスタジオの機材では、そんなに違うとは思えなくなってきた。 ちなみにこのスレでは、 マスタリングのモニターと録音スタジオのモニターをごっちゃにしている場合が多いと思うので、 繰り返しになるが一応書いておくと、 モニターには、大きく3種類あると思ってよい。 1. 現在のレコーディングスタジオで使われる小型モニター 2. レコーディングスタジオの壁にソフィットされている大型モニター 3. マスタリングモニター(普通はフロアスタンディング) 普通にここでモニターという場合には、1が多いようであるが、 2や3も業務用のモニターとしてあるということは知っておいてほしい。 2は一般家庭には関係ないので話から除外するが、 1と3を比べると一般的に音質的には圧倒的に3の方がよい。 録音スタジオで聞き逃した間違いを補正するというのもマスタリングの重要な役割な訳で、 そこから考えても当然でこれには議論の余地はない。
953 :
226 :05/02/02 10:23:20 ID:k2nZEvUM
では、マスタリングモニターが一般家庭で使うのモニターとして最高なのかと言えば、 今度は、低域の問題が出てくる。 SteringSoundのようなマスタリングスタジオにいけばわかると思うが、たしかに マスタリングスタジオの音響特性はレコーディングスタジオにくらべると、 一般家庭に近いとはいえ、やはり、慎重に低域を中心として残響特性が整えられている。 このマスタリングモニターをそのまま一般家庭に持ち込んだ場合、まあ、100%低域過剰になるわけだが、 オーディオマニアの場合、それをイコライザーで補正するのは邪道な訳で、 ここがマスタリングモニターを家庭に入れたときの問題になる。 それで、フロアスタンディングではなくいわゆるブックシェルフの登場になるわけだが、 マスタリングに使用できる業務用ブックシェルフというのは、まったくといってよいほどない。 マーケットがないから存在しないのはあたりまえだが、そこでレコーディングスタジオ用の 小型モニターを選択すると、今度は音が悪い。
954 :
226 :05/02/02 10:36:35 ID:k2nZEvUM
音が悪いと一言で済ませてしまったが、 実際に探してみればわかるがレコーディング用のモニターで音のいいのはない(俺の知る限り) 前にも書いたが、レコーディングでは予測不可能な過大入力が発生するためにそれに 対して音質を多少犠牲にしてもSPを保護しなければならないことと、 PAほどではないにしても、移動や過酷な使用条件に耐えることが、 業務機として要求されているわけで、あまり繊細すぎる設計は当然ながらできない。 だから俺からみると、自宅でレコーディング用小型モニターを使う利点というのは、ほとんどないのだが、 おそらくレコーディング用小型モニターを買いたいと思う人は、 1. レコーディングスタジオで聞いているのと同じ音で聞きたい。 2. 自分の耳に自信がないので、わけのわからないコンシュマーを買うよりは安心して買える。 というかんじではないだろうか?
>>948 かつてはスピーカーメーカー毎に音響理論のアプローチに独自性が強く
ダウンサイズされた民生機にも同様の思想が反映されていました。
同様にレーベル毎のパイオニア精神が加わって混沌としていたことも確かです。
ユーザーもそれを楽しむ感覚があったように思います。
最近は業務用のニーズが一般化してしまって
プロダクションの個性が争われることは少なくなっています。
(かつてのように凄いサウンドだといって噂になるヒット曲に恵まれません)
録音品質が安定しているといえばそうなのですが
一種の停滞感を感じるというのも確かで、かなり悩ましいところです。
最近、電子楽器について色々調べていて(ほとんど知らないに等しいのですが)
タンジェリン・ドリームのように自己のライブ・テープを起し直して
アナログシンセの歴史を知るうえで興味あるCD-BOXを出してるのが嬉しいです。
アナログシンセの高域まで伸びきったクリーミーなハーモニクスは再発見でしたし
機器の不安定な部分を補うのに即興を加えながら進行させる手法も面白いです。
当時は再現芸術というのとは程遠く、残ったテープは本当の意味で記録になります。
また同時期のポップスにシンセ音が加わるときのエフェクトは
生楽器との兼ね合いを含めると本来の音を判断するのが難しいのですが
どういう倍音とダイナミクスの加わるのが最適なのかという目安になります。
トラック分けのないシンセミュージックのLPが当時結構な枚数で売れたというのは
欧米での電子楽器に対する興味というのが特別なものであることに気付かされます。
956 :
226 :05/02/02 11:02:57 ID:k2nZEvUM
2の場合は論外としても、 1の場合でも、マスタリングされたCDをレコーディング用のモニターで聞いても、 もちろんそれはレコーディングされたときの状態を再現するものではありえない。 プレスによって音は劣化するし、CDぐらいローファイなメディアをスタジオモニターで聞いて レコーディング時の音が再現されていると思うのは幻想だ。 個人的な経験では、SACDなら、かなりマスターテープの音に近いが。 しかもマスタリングの過程で、音はかなり変化している。 変化しないのなら誰もマスタリングなんかやらないよ。 もっと重要なことは、部屋のアコースティックの問題だ。 スタジオと家庭では音響特性は全く違うし、部屋がスピーカーと同じぐらい 再生音に影響しているのを認めないひとはいないだろう。 オーディオ師で何百万円もするコンバーターを使っているのに、部屋は普通の居間 に音響パネルが2、3枚というような人が出てくるが、俺からみるとなにを考えてるのか さっぱりわからない。部屋を改造しなさい。 といっても、情報がなくてどう改造していいのか、全くわからないだろうが。 まあ音響のことはすれ違いなのでおしまいにするが、 議論の前提として、スピーカーと部屋の音響特性は密接に関わっており、 プロの現場では、スピーカーの100倍の金額を部屋の音響に投入していることは 忘れるべきではない。
957 :
226 :05/02/02 11:25:07 ID:k2nZEvUM
ここまで、がまんづよく俺の駄文を読んでくれた人に感謝します。 で、結論を言えば、モニターを買うならマスタリング用のフロア型を買って、 部屋をある程度補正するのがよい。最近は安く、手軽にベース帯域を補正できる パネルも出てきているので本格的な工事はしなくてもかなりよくなる。Minitrapとか。 コンシューマーのハイエンドブックシェルフなら、低域の補正は簡単だが、 理不尽な価格設定とか、壊れやすいとかいろいろ問題もある。 だから一長一短ということだ。 最後に、最近UltimateMonitorを聞く機会があったが、たしかによくできている。 見た目が非常によいが、音だけきくとそんなに魅力ある音とも思えなかった。 アメリカでは120万なんで、日本の代理店はボリすぎている。 本当に売りたいのなら値段を50万にすれば業務機としてもかなり売れるはずだ。
958 :
226 :05/02/02 11:47:26 ID:k2nZEvUM
ああ、それからスレ違いなので書くのはsどうしようかなやんだが、 ワンポイントのマイクでは、最近出たAEAのR88というステレオリボンマイクはすごくよい。 しかも実売$1500ぐらいだから、一度は試してみるべき。
>>941 3stではB&Wと一緒にADAMも置いてありますね。
選ぶ理由がラージのじゃまにならないけど高性能というニーズ。
もともと位相特性やトランジェットに優れたスピーカーなので無問題かな。
ハイルドライバー自体は指向性がとても広いので
ウーハーがツインで横並びでも、むしろ違和感がないのかもしれない。
ttp://www.cfe.co.jp/adam_pa/
ScanPeakのユニットを使ったフロア型(トールボーイ)というところまでは書いてるね。
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/02 12:53:01 ID:JhDmmEhj
ながながとうんちく垂れ流しご苦労さん。こんにゃく問答のネタには うってつけだから、このスレ終わったらどっか無料ほむぺで晒しとくと 厨のエサにはなるだろ。タイムダメイン系のデムパが入ってるので、荒氏を 呼ぶ可能性も高いけどな(w
比較の問題として ・GENELECのニアフィールド・モニター ・ScanSpeakのユニットを使ったフロア型 で、どっちの音が良い? と訊かれたら 好みの問題じゃねぇか。。。と答えます。
他人の批評だけで自分の意見のない
>>962 ほうが場をしらけさせる出せるダメレス
なんだけど
で、次スレの方向性を議論してたわけだが。。。 今回の話題の継続) ・モニタースピーカーが録音のサウンド・デザインに及ぼす影響 ・記録されたサウンド・デザインの適切な再生方法とモニター環境の構築 拡張できるテーマ) ・モニター環境でスピーカー以外に影響する要因の抽出と整理 ・マスタリング・アイテムの活用などユーザー・フレンドリーな情報 などですが、何かリクエストがありましたらヨロシク。
DunってDunlavyでしょうか。確かメーカ消えちゃいましたよね。
967 :
226 :05/02/02 14:56:18 ID:k2nZEvUM
>963 PA用のスピーカーとDunlavy比較してももちろん好みの問題だが。 >966 そうです。つぶれたから安い。でもユニットは自分で交換できるとスタジオの人が言ってましたが。 >962 俺の頭が悪いのか、あなたが何をいいたいのかぜんぜんわからん。 >965 記録されたサウンド・デザインの適切な再生というのが、このスレのもともとの趣旨だと解釈しておりますが、 そうだとしたらプロのマスタリング環境がそれにいちばん適切なんじゃないだろうか。 いっそマスタリングを語る刷れにしたらいいんじゃない。 マスタリングプロセスで一般家庭用にサウンドデザインされたCDをソースにして、 そういうことを語るのも無理があるが。
968 :
226 :05/02/02 15:20:35 ID:k2nZEvUM
しかしマスタリングを語りだしたら、マスタリングの機材みればわかるが 当然ハイエンドオーディオに行き着くだろうから、 もともとのモニタースピーカ云々というのは、どこへ行くのか。 ハイエンドスピーカーを語るすれにしたらどうか。と思うが、 そうすると俺も書くことがなくなってつまらんな。
969 :
226 :05/02/02 15:33:32 ID:k2nZEvUM
ああ、すまんすまん。 俺の悪い癖ですぐちゃかしがはいってしまうが、悪気はないので許してくれ。 まあ、こう見えておれもこのスレをもりあげようとがんばってるのよw いま過去レスみていたが、 一番やられたのは、部屋の両側にヘッドフォンみたいに内側にむけてスピーカーをおくのはどうか、という質問だ。 こういう釣りが俺は好きだな。 答えてあげたかったよ。
>>956 確かに、サンプリングレートで44kHzと48kHzとの違い程になると、
私程度でも歴然とした差があることはわかります。
DTMをやっているとき、全然思い通りの音が出なくて、
ふとサンプリングレートの設定を見ると44kHzになっていた、ということもありますねw
編集時には48kHzの更にその倍、96kHzであることも普通でしょう。
しかし、実際配布されている音楽CDは、よくできていると思います。
無くなっている音情報もたくさんあるでしょうが、それのみで聴いて足りないと感じることは、
正直言うとないですね。
>>965 私が手に入れたいと思う、プライベートな音楽再生機材について話させてください。
これが私が抱く興味であり、今後議題になって欲しいと思っている内容につながりますので。
・メンテナンス不要で壊れにくい
・シビアな設定が不要である
・おおがかりな部屋の改造を必要としない
・出ている(記録されている)音を全部聞かせてくれる
ずぼらなんですよ。。。 orz
かといって音楽が聴けなくなると、性格が破綻します。本当に麻薬のように、むしばまれています。
ですから機材の故障や不調は許しがたいw
ですから移動PAよりな、タフな機材が向いていると思っています。
部屋で音楽のみをじっくり聴くということは少ないです。主に流しっぱなしですね。
ふとした瞬間にうっとりと聴き入ってしまって、CDとっかえひっかえモードになることはありますが。
本気で音のつくりを「知りたい」ときには、もっぱらヘッドフォン(AKG401)で聴きます。
このヘッドフォンを、私はすごく信頼しています。スピーカーでこれぐらい聴こえるものが
欲しいと思っています。