1 :
◆fkxP08vw8Y :
某荒らしに先行スレ立てされないために、急いで立ててしまいました。
芸のないスレタイですいません…
3 :
名無しのオプ:04/08/20 21:53 ID:5qQ+elOO
4 :
名無しのオプ:04/08/20 21:59 ID:yOUbokBD
いいたかないがパート5でないかと・・・・・
5 :
名無しのオプ:04/08/20 22:05 ID:yOUbokBD
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
>>5 そうでした…
申し訳ありません。逝ってまいります…
______
/0
||
||
∧||∧
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
7 :
名無しのオプ:04/08/20 22:30 ID:tcCk+CwT
>>6 まぁまぁいいじゃないですか。ドンマイドンマイ。スレ立て乙です。
8 :
名無しのオプ:04/08/21 00:12 ID:Jpnuvkoo
東武展行ってきた。
乱歩の生原稿がおがめる(字がへただ)以外は
まったく見所なし。解説でネタばれしまくってるし。
その後土蔵に行ったら、チケットの半券ないと見せてくれなかった。
知らないで捨ててしまったけど、係りの人に頼み込んだら入れてもらえた。
ありがとう。
9 :
名無しのオプ:04/08/21 02:35 ID:XvPdzQwG
昔読んだポプラ社の乱歩シリーズで、作品名が分からない記憶があり、
皆様の力をお借りしたく思います。
物語の、多分中盤で、主人公?が、変な屋敷か洞窟に行きます。
そこの暗い奥の部屋で和服を着た女の人が主人公に話し掛けるのですが、
その女性が
「私はこうして段段と人形になっていくの。ほら、ここを触ってごらんなさい。
人形のように硬くなっているでしょう。」
みたいなことを言って、主人公?に自分の頬を触らせるます。
確か、若いまま美しさを人形に留めるがウンタラカンタラっていう話でした。
イラストがあったかどうかは判然としません。脳内補完かもしれませんが、
若干乱れた和装の女性が、横すわりになった大写しと、背中だけの主人公?が
映っていました。
兄に買い与えられた本であるため、おそらく30年位前だと思います。
この作品はなんでしょうか? 宜しくお願いします。
11 :
9:04/08/21 02:40 ID:AzeUCDzS
ポプラ社版は「悪魔人形」になっているらしいです
12 :
9:04/08/21 02:47 ID:XvPdzQwG
>10-11
即レスありがとうございます。
今確認したところ、現在では魔法人形ということです。
こうぶんしゃの全集でも第20巻で出るらしいので、楽しみに待つことにします。
懸念がなくなり今夜はゆっくりと寝れそうです。
おやすみなさい。
13 :
11:04/08/21 02:49 ID:AzeUCDzS
14 :
名無しのオプ:04/08/21 20:14 ID:YnLi+SjR
作家の展覧会って結局、生原稿とか愛用品ぐらいしか
見どころってないもんね。
できれば江戸東京博物館あたりで、「乱歩と東京」展みたいのをやって、
乱歩の世界を体感できるような原寸ジオラマセットを組んで欲しいね。
いっそ、乱歩テーマパークをどっかに造ってパノラマ島の再現とか。
つか土蔵の一般公開ってアレだけか?30分以上待たされたのに。
しかも来た人を6号館の奥から詰めさせておいて、案内するときは手前からてどういうことだ?
奥から順番に案内すべきだろ。
いったい人んちの土蔵に何を期待してるんだか。
案内に不満があるのならこんなところで愚痴たれているより
直接その場の担当者に言ったほうが今後見に行く香具師のためになると思うのだが
じゃあ少し有益な情報を。
本日のピークは4時ごろで、待ち時間が1時間以上だったそうです。
(キレた客もいたみたい)
明日行く人は、午前中に先に土蔵に行くか
どこかで時間をつぶして夜(8時まで)に
行くのが良いみたいです。
いったん東武行って、団扇もらっておいたほうがいいかも。
池袋駅周辺でホームレスのおっさんを一人雇って
先に土蔵に行かせておき、自分は家具屋に行く。
↓
おっさんには打ち合わせ通り、土蔵のソファにゲロを吐いてもらう。
主催者、ソファ交換を緊急手配。
↓
順番待ちの人々をすっ飛ばして家具屋がソファを搬入。
おもむろにソファの中から出てきて土蔵内を見学。ウマー
人間長椅子
>>19 そんな事ネタとしても書くな。
魔神を笑えないぞ。
糞スレッド化進行中
なんやかんや言っても結局、書斎魔神が来ないとダメなんだな。
あいつがスレの推進力になってたんだな。
25 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/08/22 02:15 ID:uiUvbapk
なんやかんや言っても結局、書斎魔神が来ないとダメなんだな。
あいつがスレの推進力になってたんだな。
まあ、ストレス発散 書馬印のサンドバックみたいなもんだよ
27 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/08/22 02:26 ID:HAq8hXdL
まあ、ストレス発散 書馬印のサンドバックみたいなもんだよ
何の小説か思い出せないんだけど、乱歩の小説で、
レイープされそうになった女が必死に嘆願したら許してもらったってのがあるけど、
そんなのありえないよな?
レイープ犯なら最後までやっちゃうよ。
>>25 そんなふうには思いません。
変な方向へ推進される事と、レスが盛況な事とは違いますしね。
馬のせいでスレが荒れるのを活性化とは言いません
書斎魔神さえいなくなったら、もっと積極的に書き込むのに。
という人のほうが、圧倒的に多いと思う。
ノシ
>>32 どうでもいいレスをするのにコテを使って馬を刺激するのは止めてください。
今後コテで書き込んだら貴方も荒らしとみなします。
ただ今池袋、幻影城入場待ち。待ち時間1時間だって。orz
>>35 正直に言うけど、そこまでして見たいか?
そしてそこまでして見る価値があるもんなの?
>>34 正直32には同意せざるを得ないんだが。
現に俺がそうだから。
おまけにコテハンであるかどうかなんて全然関係ないことだし。
>>37 名無しで煽るよりコテで煽ると反撃対象がはっきりするのでコテ同士の
罵り合いになってスレが荒れやすい。
実際馬も
>>32を名指しで煽ったことがある。
>おまけにコテハンであるかどうかなんて全然関係ないことだし。
それこそ馬を煽るのに「コテハンである」必要などデメリット以外まったく感じない。
>>36 サイン会に行列してる人なんかにも同じこと思うんだろうね。
>>36 気になる異性のナニかを知りたいと思う気持ちと同じよ 違う?
しょせん土蔵は土蔵だしな。
一時間待ちというのなら俺も躊躇する。
でも、そんなに希望者が多いのにはちょっと驚く。
>>36とか
>>40は乱歩の書いた小説には興味あるけど、人物には興味がないってことでしょ。
俺は乱歩自身にも興味があるので、土蔵や直筆原稿は興味深かった。
特に「二銭銅貨」草稿の書き出しが、「この指輪ですか?」から始まっていたのは興味深い。
あの話と指輪をどう絡めていたんだろうか。
明日行こうと思ってるんだが、土蔵そんなに混むのか。
明日朝一で行くか。
つか、平日なら混まないよな?
>>42 平日は空いてると思う。でも本当にチラ見しか出来ないので期待しないよーに。
入り口で売ってる三原堂のお菓子「乱歩の蔵」はチーズ味のが美味しい。
しまった。糞コテのままで書き込んじゃったw
土蔵だけじゃなくて応接間も見ることができる。
ここを訪れた作家たちのことを考えると、
これも結構すごいことなんじゃないかな、と思ったりする。
しかし写真くらい撮らせてくれよと思うし、
応接間に飾られていたはずのニ少年図がないのも興醒め
成城の横溝邸も見たいなぁ
乱歩の本より乱歩自身に興味がある椰子って、
ある意味のフェチと言えると思う。
>>47 おーい。わざと曲解してるのか判らんが、誰も
「乱歩の本より乱歩自身に興味がある」
なんて書いてないぞ。本を読んで書いた本人にも興味を持ったってことだろ。
喩えは悪いが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いといって、坊主自身より袈裟のほうが
憎くなるやつはいないと思うぞ。
49 :
諸戸道男:04/08/23 01:36 ID:hWdJpi0C
乱歩好きなら皆、大なり小なりフェチの素質を持っているのだよ。
僕は見に行ってないけどね。
なんかドーセイアイの匂いがしてくる ムフフ
51 :
諸戸道男:04/08/23 02:25 ID:hWdJpi0C
君たちは『ゴシック&ロリータバイブル』という雑誌を知っているだろうか?
そのVOL.7(2003年1月)で、ミュージシャンの大槻ケンヂが「月光の道化師」
というショートショートを書いていて、これがなんと乱歩のパロディなのだよ。
文体模写はいまひとつなのだが、「明血小十郎」「小林森少年」「月光の道化師」
の妖しい関係が匂わせてある。乱歩ファンがこれを読んだら多分呆れるだろうね。
暇だったらバックナンバーを探して読んでみたらどうだろうか。
大槻ケンヂが乱歩について語ってたのを何かで読んだ事あるけど
結構、同意だったけどね。
映画「RAMPO」みたいな乱歩の映像化は大嫌いで、何故「幻想」とか
「耽美」みたいな面だけを強調して乱歩を描こうととするのか
みたいな事を書いてあった気がする。
>>52 激しく同意。
読みたかったな…映像ではないのだけれど未読時は美輪の「黒蜥蜴」のイメージが強くてエロ・グロが
きつそうで読んでいなかった。
NHKの江戸川乱歩特集で流れた映画「屋根裏の散歩者」は
以前だったらNHKで放送できないようなシーンをモザイク付きで放送していた。
でももし映像化作品を先に見ていたらと思うと読まず嫌いで終わっていた気が
>>51 「月光の道化師」は「花火」という本にも載ってるよ。
>>17 あなたのレスを参考に日曜日、朝一で先に土蔵に行きましたが正解でした。
ほとんど待たずに割りとゆっくり見られました、ありがd。
子供向きを含めて世知辛い現代小説よか乱歩作品の方が好きだけど、
金払ってまで他人の家の土蔵を見たいという気持ちがわからんぽい(笑)
57 :
諸戸道男:04/08/24 00:05 ID:5jOb6mij
>>56 ただの土蔵じゃないからなのに。
わからんぽいというより想像力のない馬鹿です。
つかこの件に関してずっと粘着してる
>>56は我慢強い釣り師じゃないの?
>57
本気で言ってるのか?
・・・まぁ、スルーしとこう。
夜の夢こそまことちゃん
乱歩のお気に入りの作家は、そっちの趣味も含めお気に入りであったのか?
66 :
諸戸道男:04/08/24 23:48 ID:iEux6bUC
乱歩は男女の恋愛に関してもプラトニックでしたが
さっぱりした気風の男らしい男色家ってなかなかいないね
明智小五郎が小林少年に入れ込んだため、
明智探偵の奥さんは離婚して怪人二十面相と結ばれた、って
ネタを、北村薫がしてたっけ。
まぁ、俺も女だったらホモの名探偵より怪盗紳士を選ぶだろう。
70 :
諸戸道男:04/08/25 00:21 ID:7L55sge9
北村薫氏は分かっていないね。あるいはあえて無視しているのだろうか。
少年探偵団物は、明智小五郎と怪人二十面相、小林少年の恋の鞘当てが
隠れたテーマなのだよ。
71 :
諸戸道男:04/08/25 01:04 ID:7L55sge9
・・・まぁ、スルーしとこう。
>>68 そんなのが現実にいたら蜘蛛男や人間豹より恐いがな、
いるはずねぇだろがヴォケ、以後はつまらないネタ禁止で。
なんかの別冊で乱歩特集号が出てたけど
座談会の川本三郎の写真がすっかり老けてて驚いた
75 :
名無しのオプ:04/08/28 14:28 ID:AKlFr9bF
スレ違いかもしれないのですけど……
新文芸座で9月4日から2週間、乱歩やその時代の人達
(横溝正史とか坂口安吾とか夢野久作とか)に関係する
映画をまとめてやるみたいですけど、何かお勧めはありますか?
76 :
諸戸道男:04/08/28 14:38 ID:3RsagZgE
江戸川乱歩猟奇館 恐怖奇形人間(1969/東映)
がお薦めだよ。石井輝男という知る人ぞ知る変態監督の怪作といわれている。
「闇に蠢く」「孤島の鬼」「人間椅子」「パノラマ島奇談」「虫」「八つ墓村」(横溝の)
からアイディアをとっているが主は「パノラマ島奇談」だそうだ。
僕もぜひ観たいと思っていたものだ。良かったら一緒に行かないかい?
ムフフ 男色の匂いがスルー
78 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/08/28 17:46 ID:YsbVPGns
川本三郎に「私の東京町歩き」「東京万華鏡」等のようなタッチで、
乱歩作品探訪記を書いて欲しい。荷風のは書いているんだけどね。
>>76 恐怖奇形人間は最初のほうは夢野久作っぽい展開でドキドキしたんだが、明智が出てきてすべてパーにした
最後の花火シーンでは客席から失笑が。
「恐怖奇形人間」…
ラスト一発で、カルト作品の殿堂入りを果たしたという面も多分にあるからね。
むしろ今見るには、やや近藤正臣がこんなことやっている!とか、土方巽がとか、
その手の小ネタ回りをチェックするぐらいのつもりの方が吉かな。
確かに一見の価値はある作品なんだけど。
個人的には「盲獣」もお薦めだよ。
妖艶な緑魔子の魅力vs.船越英二のヒッチコック的テーマのキャラの激突!
豪腕、増村監督の力強い演出に、ただただ圧倒されるべし!
「盲獣」はよかった。「盲獣」がいい人すぎるとか鎌倉ハムがないとかいろいろあるが、
緑魔子の絶望的な演技に凄みがあった。
82 :
諸戸道男:04/08/28 19:13 ID:3RsagZgE
>>79,80
ありがとう。そういわれるとますます観たくなるね。「恐怖奇形人間」を。
黒蜥蜴(1962/大映)
は以前TVで観たことがあるが、京マチ子の緑川夫人がなんとも妖艶で
良かった記憶があるよ。完全に明智役が食われていたようだね。
83 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/08/28 19:59 ID:zdF2vjGR
「盲獣」と一番似たテーストの映画は、ウィリアム・ワイラー監督の「コレクター」
かと思う。
∨
___ _
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| | /, −、, -、l /、 ヽ きみ頭だいじょうぶ?
| _| -|○ | ○|| |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∪ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O===== |
`− ´ | | _| / |
___ _
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| | /, −、, -、l /、 ヽ
| _| -|○ | ○|| |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} <やめろ 馬っ q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∪ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O===== |
`− ´ |書斎魔神 | _| / |
>>79 >最後の花火シーンでは客席から失笑が。
俺が見たときには大爆笑だったよ。拍手してた奴もいた。
まぁそういう映画ですから。
88 :
75:04/08/29 02:23 ID:hVc7xUlY
>>76 あはは、面白そう!初日は乱歩のお孫さんの編集者の方と
創元社の方の対談があるそうですね。丁度、池袋で
習い事を土曜にしているので、帰りに行こうかな〜。
>>79 夢野久作は「少女地獄」をやるそうデス。好きな話ナノデ
こちらも観てみようと思ってマス。
>>80 ムムム。ラストが気になりますね…w
盲獣の鎌倉ハムが無いのは残念ですねw
「地獄風景」ってどの短編集に入ってるの
光文社の全集の一巻を取り寄せで買ったら
表紙の題字が型押しだった。デザイン変わったのかな?
>俺が見たときには大爆笑だったよ。拍手してた奴もいた。
>まぁそういう映画ですから。
こういうバカがいるから。
>>88 >ムムム。ラストが気になりますね…w
>盲獣の鎌倉ハムが無いのは残念ですねw
石井輝男版を見ろ。(ご存知で言ってるのかもしれないが)
93 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/08/29 22:29 ID:Mw34fWTG
江戸川乱歩&石井輝男。全体としては良いマッチングなのだが、
代表作である「徳川女刑罰史」「やくざ刑罰史 私刑」等を見てもわかるとおり、
石井監督の演出は過剰なエロ&バイオレンスにより、逆効果としてのユーモアを
漂わすという特色がある。
(読者は「徳川女刑罰史」のクライマックスである外人女拷問シーンを想起されたい。
一見、凄惨なシーンなのだが、筆者は思わず失笑してしまった。
ただし、他作では客観的かつ傍観者的役割が多い吉田輝雄演じる登場人物まで
「狂気の世界」に巻き込まれてしまう最高傑作「徳川いれずみ師 責め地獄」は
凄惨な地獄図そのままで終了する)
ゆえに、原作では凄惨かつ華麗な地獄絵である「パノラマ島奇談」のラストシーンが
石井演出によると笑いを誘ってしまうのは特質ゆえ仕方無いものがあるかと思う。
だが、本来、乱歩作品にはブラックユーモア以外のユーモアはあまり感じられないものである。
>>93 このレスを書く合間をぬって
他スレでは「おまいら!」とか「うるせー」とか言ってるようですが 別人ですか?
>>92 よくワカランけど、最後の花火シーンは失笑したり大爆笑する
トコなんじゃねーの?漏れもそんな映画だと思うし。
それとも、感動して涙するシーン?
最初から笑うために見に行く発想がいかがなものか、って誰かが言ってたな。
まあどのレスとは言わないが娯楽映画にごちゃごちゃ屁理屈こねている奴よりは遥かにましだが。
>>92 でもたくさんの人がいる映画館で声を出して笑うのは不快
98 :
名無しのオプ:04/08/30 23:34 ID:HfGmXw7M
今日光文社の乱歩全集買ったんだけど、
乱歩の夏!2004 江戸川乱歩フェア
完全復刻BDバッジ 抽選で2000名様にプレゼント
って帯が付いてたよ。
…チャップリンフィギュアの方が良いな…。
100 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/01 22:18 ID:L7BG5+IH
石井監督は意図的に「笑い」を狙って演出しているのではないと思う。
百髪鬼
102 :
諸戸道男:04/09/04 19:35 ID:NZRJTewE
今日、新文芸座に行ったよ。「恐怖奇形人間」を観るためにね。
だが、二本立ての途中から入ろうとしたら満席と言われ、
次の上映時間まで二時間半以上待たねばならなかったので、
結局観ないで帰ってきたよ。
展覧会とのタイアップ企画はいっぺんに盛り上がれる反面、
混雑しすぎるという難点があるね。土蔵もそうだけど。
考えて欲しいところだ。
だれか観れた人の報告を待っている。
明日の講演会行くやついる?
講演会高すぎるし、乱歩の孫じゃ大した話は聞けない
自分の親ならまだしも、爺様について詳しいヤツなんかいるんかい?
まだファンのほうが詳しい気がするよ 文献なんか読んだりしてさ
講演中に隔世遺伝で突如「悪霊」の続きを口述し始めちゃうってのはどうよ
去年新文芸座で憲太郎氏の話は聞いたんだが、たぶんあれ以上の話は聞けないと思う
「あれ以上」の「あれ」がどの程度のことかわかんないので、ぜひくわしく
109 :
あれ:04/09/05 00:10 ID:OipP4IGf
「猫が知っていた」の映画に連れて行かれたが、幼い憲太郎氏は
併映の化け猫映画が怖くて映画館に行けなくなった。
大下宇陀児がご近所だったのでよく遊びに来た。
宇陀児は子供好きで憲太郎氏もよく遊んでもらったらしい。
横溝正史もときどき遊びにきたが、本人もエッセイに書いている
ように乗り物恐怖症の正史は日本酒入りの水筒をいつも持参
しており、帰りにタクシーに乗り込む前にもそれを一杯飲んで
からではないと車内に乗り込めなかった。
覚えてるのはこんなところ。あとは探偵小説四十年に書いてあることを
ちょっと喋っただけ。爺さんのことなんてあまり覚えていない様子。
先日、テレビ番組でタイタニック号の生存者としてインタビュー受けた女性がいた
なんと、当時「赤ちゃん」 これに金払って話し聞くようなもの 全然違うが同じ次元
111 :
諸戸道男:04/09/06 16:25 ID:BTwr1d9d
『一寸法師』を20何年かぶりに読み返してみたら驚くべき発見があったよ。
冒頭の夜の浅草公園の場面で、男性同性愛者達が「ハッテン行為」を
している描写があった。浅草公園は「ハッテン場」だったのだ。
これがそのまま事実なのかは分からない、猟奇的雰囲気を出すための描写なのかも
しれないが、僕は、乱歩の見聞に基づくもので、ある程度事実を踏まえたものだと
考えたい。
「寒けを感じた」「不快とも、恐怖ともたとえようがない」
と書かれているが、これは一般読者をふまえてのものと思われ、乱歩がこの方面に
なみなみならない関心を持っていたことは、疑いようもないね。
ある本では、「ハッテン場」の様子が文章に記録されたのは、昭和6年のが最初だと
あったが、乱歩のこの描写はそれを遡る。
大正末期にすでに浅草に「ハッテン場」が堂々と存在していたという、日本男色史の
一つの資料になりうるよ。
子供のころ読んだ少年版ではこの描写はなかったような気がするので、ここに、
その感慨を述べさせてもらった。堪忍してくれたまえ。
ユルス
>112
腹いてえ〜。
114 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/07 20:24 ID:0m9ISrCd
池袋演芸場の9月中席(11日〜20日)夜の部は「特集・乱歩落語」。
詳細に関しては、6日(月)の讀賣新聞夕刊を参照のこと。
ただし乱歩は落語より講談向きの話を多く書いているように思う。
一龍斎貞水あたりが「孤島の鬼」を取り上げてくれないものだろうか。
115 :
名無しのオプ:04/09/07 20:29 ID:RxwFwryR
江戸川乱歩の作品を集めようと思っているのですが、どこの出版社がよいのでしょうか?
春陽堂以外だと全巻そろわないのですか?
117 :
116:04/09/07 20:54 ID:vt70yLn+
ごめんなさい、誤爆しました。
>>115 個人的には創元のが好きだけどこれだと全作品は
集められないからやっぱり今刊行中の光文社で集めるのが
無難じゃないかな?春陽堂のは装丁はいいけど確か勝手に文章を
変えてる箇所があるらしいからおすすめはできない
119 :
名無しのオプ:04/09/08 19:27 ID:ca6d0dkN
>>118 >>115は馬のバレバレ自演だが、優しい118にage
俺も創元派。 ただ残りをどこで集めるか思案中
光文、絶版・講談社版は非力の俺には重すぎて・・・
120 :
諸戸道男:04/09/08 19:54 ID:9KDRxCrA
乱歩作品で文章を変えているといえば、「盲獣」がそうだね。
昔読んだ角川文庫版では「鎌倉ハム大安売り」の章が全て
カットされていた。後に創元のを読んだときびっくりしたよ。
余りにも陰惨すぎるというので削除されていたのだろうが、
古本でこれから読もうという人は注意してくれたまえ。
>余りにも陰惨すぎるというので削除されていたのだろうが、
桃源社版全集の本人のコメント嫁
俺は春陽文庫で読んだのでモーマンタイ
122 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/08 20:03 ID:dVdaCv2n
>「鎌倉ハム大安売り」
春陽文庫にはこの章あり。当該文庫の表紙(多賀新)には捨て難い魅力あり。
123 :
諸戸道男:04/09/08 20:15 ID:9KDRxCrA
>>121 それは創元社版に収録の「自註自解」に「作者の私が吐き気を催すほどなので」
削ったとあるから分かるが、敢てそれを収録した創元社を称えたいね。
遺族の許可を得て復活させたのだろうか?
124 :
名無しのオプ:04/09/08 21:39 ID:SQelgc/E
>>122 書斎さんのレスはいつも新たな発見をくれるね!
書斎さんのレスは前スレの引き写しだね!
自分が●持っていないから、他の人間にもわからないと思っていたのかもね!
それなのに「いつも」「新たな発見をくれる」となどとぬかす無知な人は、トオル君かな?
>124
だからストーカーはやめて下さい。お願いします。
何度も同じことを繰り返して書き込みたくないので、リンク先を読んで下さい。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087555861/309 もしもあなたが呼びかけているのが、私とは別のコテハンさんのことでしたら、
ちゃんとフルネームで呼びかけて下さい。
このまま「書斎さん」「書斎さん」と言い続けるのでしたら、他のコテハンさんに
話かけるフリをして、私に嫌がらせを続けている変態ストーカーだと判断します。
「鎌倉ハム大安売り」は講談社版の推理文庫でも、カットされているようですね。
光文社版は多分復元するでしょうが…
>>129は私です。ハンドルが文字化けしてしまいました。済みません。
とにかく124はこれ以上、ストーカー行為を続けないで下さい。
お願いします。
132 :
名無しのオプ:04/09/08 23:45 ID:jdw9vbaq
>>129-130 お手前なんぞ、相手にするかw
私が敬愛するは、「書斎魔神」ただひとりだ!
自身をもって、誇りをもって。
>132は、日付が変わる前になぜかIDの変わっている124さんということですか?
そういうことでしたら、あなたの言う事を取りあえず信じたいと思います。
これ以後、必ず「書斎魔神」とフルネームで呼びかけるようにして下さい。
もし今後も「書斎さん」と書き込まれるようでしたら、やはり巧妙な
ストーカー行為だと判断しますので。お願いします。
>>132 ここはコテハンを敬愛するスレでは無い。
ミステリの話をしないのならここに来るな。
WOWOW
特集:江戸川乱歩vs横溝正史★(映画)蝶々失踪事
放送直前!
(18時からね)
_,,,,iiiiill::::::::::::::::iii,,,,__
,,,,iii::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:、
.,,l:::::::::::!!:::::::!゙''!::!!゙゙゙!!!,,゙゙゙゙゙'!´ :、
i:::::::::::″ _゙゙,,,.-´ ,,-、 |!
,:::::::::::l "゙´ ,i'",,゙'':、 i!-._.:、 .:、
.l::::::::::::| :、l´・,;´ _,,.!!.・!!″ `,
.l:,´__!::, `゙''''" :、 .】 `:、
: '',::i.″`゜ `''''l″ ..,,. .l|
゙l、゙″ _,-''''''''~゙':'''''''--.┬┘ .:
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_,、 ゙'┐ _,i″ `:、 _,,:´ .:
,,ii:::::::::::::::::::::::::::::::iii,,,,_,, `:、 :、 _,_,,,,,:,..--´ ,'冖''''━--:、
,i:::::::::::::::::!!!!!!゙゙゙゙゙゙'l!!l:!!!!!″ ゙l-、 ゙!........+'"´_,,,,,,,.......-''″ `''-、
,::::::::::゙'゚゙゙,,.ー''''-、 _,,--´:、 ,.゙゙''+._,.r'"゛` ゙':、
::::::::::, ,´ ._,- :i|-┐ ::、 ,″ ,,-´ ゙':、
!:l゙゙'!::l‐'':、 .ll,・,!,_,・´__,,l_,: .,°,,:´ `!:、
.ll.'',:!° `゙'''ー'″┘ ̄ .l| .},'´ `.
`-、 ,,.-┬---┘ .;´ , ´ ':、
_':、 ,i°_,_,,`l_,,,.´_,.'゙゙', .,,:´ `:、
_,,r'" ̄ ゙'e_,,, ̄ ____,,,-´ :. ,;´ `
_,/ ´゙゙ ̄´ 、│ ,,:´ ,,
,,-´ ο ''l,゙':、 ,.'° _,,:´
,,:´ _,. ο `l,.'!-_,.'´ _,,:´
.,″ _,,:´`:、 ゙ll,,:´ ._,,:´
l° ,,´ ':、 ,,-´ ,,l″
1 :゜ `:、 ,,,´ _,,´
.l| :、 `:、,----.,,,_ ,;´ _,,:´
.ヘ, ヘ_. `l-、,_ `゙″ ,,,.-´
のび太とジャイアン 書斎魔神・作
インディーズ盤と書いてあるが、違法複製の海賊版だろ
142 :
名無しのオプ:04/09/15 03:38:54 ID:tZdJ+UiS
あっちは書斎魔神 ◆qGkOQLdVasがいないからだな
_______γ
/ \
/ \
/ | │
〃 / ( │
〃 丿 ( ヾ
(ノノノ ノ \(人人))))ゞ
( (ノ /⌒\ /⌒\ ヾ(( 丿
(│━( / )━( \ )━ /ノ
6│ \_/ \_/ /9
│ / │ /
│ (○ ○) /
│ / ______________
│ \__ ノ /
│ ヽ___/ ノ < あっはっはっはっは!
│ / \ ______________
\_____/
146 :
諸戸道男:04/09/15 22:34:06 ID:RoNhQzF8
3DCGで、鏡地獄(鏡面の球体内に入ったらどう見えるか?)を試みたことがあるが、
何かぼやっとした画像が得られただけで面白い結果ではなかったよ。
そこで、正20面体にして見たらなかなか面白かったね。
反射を繰り返し、奇麗にカットされた宝石を思わせる夢幻的な画像になったよ。
俺も実際に作って入ってみたけど、どうということなかったよ。
青銅の魔人を着てみたけど、動きにくいだけだったよ。
えーと。次あたり人間椅子作った人かな。屋根裏を散歩した人かな。
>>149 屋根裏、気付かれないように歩くのは大変。
ミシミシいうし、埃は落ちるし、下手すりゃ踏み抜くし。
豹の着ぐるみの中の人希望。
人間椅子に入ったら、お尻は痛いわ、座った奴が臭いわ、
酸欠になるわで大変でした。
ところで、2002年放送の田村正和(明智) VS ビートたけし(二十面相)の続編が
ないってことは、そういうことなんですかねー。
稲垣金田一の「犬神家」は放送の時点で続編「八つ墓村」が決定してたのに。
153 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/18 14:21:08 ID:KDc8UcXq
前にミステリ板に「人間椅子なりきりスレ」みたいなのがあったが、
今でも過去ログで読めるのだろうか。
パノラマ島行ったけど、楽しみにしてた花火上がらなかったよ。
シーズン外したかな。
153 名前:あぼーん[あぼーん] 投稿日:あぼーん
あぼーん
今日は工事中の駅のホームで白い杖をついて歩いてた人がいたので
「あ、そっちは危ないでつよ」と声をかけてあげました。
赤い部屋だっけ?
「ヂャマイカ氏の実験」だよ
159 :
諸戸道男:04/09/20 02:21:27 ID:pl43bjCJ
ゴスロリ&パンクスタイルを謳う新創刊のファッション誌、
「ROCOCO」にちょっとだけだが乱歩特集が載っていたよ。
だが、エロ・グロ・ナンセンス・デカダンスという切り口だけで
乱歩をとらえているので、正直うんざりだね。
>>159 そーいう雑誌なんだから、その切り口だけでOKな希ガス
光文社全集集めてるんだけどなんか春陽堂のに惹かれる。
カバーはいいんだけど人間椅子が人間イスだもんなあ。
162 :
名無しのオプ:04/09/20 21:19:37 ID:M6VvqkjX
「闇に蠢く」とか「湖畔亭事件」とか・・
のんびり何日も旅館で無為に過ごせる奴らがうらやますい・・・
金と暇を持て余してるやつら多杉。
で、たいてい猟奇の徒になるわけだが…
165 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/28 20:06:31 ID:RsTsWRfT
>>164 その典型が名作「屋根裏の散歩者」に登場する郷田三郎だね。
>>166 別に感心するようなことでもなかろうにw
168 :
名無しのオプ:04/09/28 20:41:47 ID:YV0Xuzrc
郷田さんは金もてあましてるか?
169 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/28 21:03:41 ID:RsTsWRfT
郷田の悠々自適なひとり暮らしぶりは作品冒頭に詳しい。
書斎の無職引きこもり2ちゃん荒らしぶりはミステリ板レス中に詳しい。
171 :
名無しのオプ:04/09/28 23:55:15 ID:d8yos5sN
>親元から月々いくらかの仕送りを受けることのできる彼は、職業を離れても別に生活には困らないのです。
講談社刊 江戸川乱歩 全集 第一巻 屋根裏の散歩者 昭和五十三年十月十二日第一刷発行 P249より引用。
>そのためには、彼は着物や時計などを売りとばして金を作り、高価なかつらだとか女の古着だとかを買い集め、
同上P251より引用。
生活に不自由はしないが、金を持て余している、と言うレベルではなさそうですね。
171同意。
165の認識は誤り。以上 Q.E.D.
173 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/29 20:18:40 ID:xpuKF5yZ
>金と暇を持て余してるやつら
そもそもこの定義自体が抽象的なため、見方によっては郷田は十分に金持ちである。
>>171-172は、多角的な視点というものを欠いており軽薄に過ぎる。
猟奇に生き猟奇に身を滅ぼした郷田三郎、まさに猟奇の徒の鑑か?
「影男」の通称速水荘吉も面白い猟奇の徒だが2ちゃんねる風に表現すれば
最後がヘタレなのが残念。
>最後がヘタレなのが残念。
ヘタレという表現自体が抽象的なため、見方によっては速水荘吉の最後は十分に立派である。
>>173は、多角的な視点というものを欠いており軽薄に過ぎる。
また、馬人と揚げ足取り合戦?
オマエらも好きだねぇw
176 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/29 20:42:49 ID:xpuKF5yZ
>>170と
>>174は他板住人(w、やっていることがバカのひとつ憶えに過ぎない。
筆者は、乱歩と清張を併読していた時代があったが、
あまりに登場人物が対照的なのには笑ってしまったことがある。
清張ミステリは、乱歩的世界を否定するところからスタートしたから
当然とも言えるが。
他板住民に揚げ足取られるようなヘボイ論考書くなよ
書斎さんいじめは、もうやめませんか?普通に接しませんか?
179 :
名無しのオプ:04/09/29 21:52:14 ID:a1nF0Y0b
書斎が偉そう態度をとらず普通に住民に接すれば解決します
>>178 どうして住人に言わずに書斎に意見してやらないの? 謝罪して態度を変えろって。
みんな普通に接しているじゃん。
間違いを証拠付きで指摘することが世間では「いじめ」と言うとは知らなかった。
ただどういうわけか、その間違いを認識せずに「正しい」と言い張っているんだよね。
しかもそれを「いじめ」と言い換えて、忠告した人をいじめる結果になる。
……あれ!? ということはいじめているのは、書斎(ロリペド犯罪者)クンじゃん!
>>181 まぁまぁキミの言う事もゴモットモ。
だが馬のほんのちょっとした言葉尻を捉えて、「これは違う、あれは違う」と
その「証拠付きで指摘する間違い」があまりにも低レベルでウンザリだ。
もういい加減、馬はキチガイってのは、このスレの皆、重々承知なので
馬のカキコミにレスするのは、やめませんか?なんでスルーできないんですか?
漏れは、馬より必死にレスしてるキミたちの方がムカツクよw
182は無邪気だなw
>なんでスルーできないんですか?
ま、これはいいとしてだ
>だが馬のほんのちょっとした言葉尻を捉えて、
誤字脱字程度だったら、そも有りだが、ミステリの根本的教養を間違えているのだから訂正して当然だ
ま、奴の書いてあることをハナから信じない・無視するなら別だけどな
それにだ、奴は他人の誤字脱字、タイプミスに対して異様に厳しい
自分のに対しては「コテハンをいじめるな〜」ですが
>その「証拠付きで指摘する間違い」があまりにも低レベルでウンザリだ。
低レベル? 元々の者間違い自体が低レベルなら納得するけど?
指摘する側は誰一人偉そうに、まるで高等知識のような欠き方で指摘してませんよね
むしろ「ミステリの常識」、いえ一般的常識を教えて差し上げているだけです
初学者に
てな感じで釣られてみたのですが、これで満足ですか?
関係ないけど、乱歩の例の蔵はいつでも公開していて欲しいな
>>184 そんなさぁ、馬と「ミステリの根本的教養」を言い争うような
高レベルな議論してた?
誤字脱字だの、言った言わないだの、言葉尻だけを捉えてこれは
違うだの、その辺のしょーもない議論の事を「低レベル」と
称したんだけど。
ま、確かに馬の明らかに間違った発言を的確に指摘しているのも
あったが、大抵は馬の発言の一言一句を見て「どっかおかしな
点は無いか?」「これは、表現があいまいだからこう解釈して
文句言ってやれ」ってなんかもう必死なんだもんw
例えば
>>174なんても、もう何か難癖つけてやれって必死さがほんと
よく伝わってくるよ。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
>
>>174から感じる必死さを
>>173からは感じない君は誰だ? 本人か?
別に感じないなんて言ってないじゃん。
>>182に書いたように
馬はキチガイってのは、このスレの皆、重々承知な訳じゃん。
判ってくれよw
>>188のコピペにあるように、「ノセられてレスしたらその時点で
あなたの負け。」な訳だからさ。何度も書くけど、なんで
馬の発言をスルーできないの?キミの方こそ、馬の自演?
>別に感じないなんて言ってないじゃん。
馬が必死な発言をして、それに対する改変コピペに対して、「お前、必死だな」と
レスする感覚がおかしいとは思わんの?
「元発言者がバカなのはみんな判ってるから」というのは、理由になってないよ。
レスする感覚がおかしいと言われてもなぁ。
つーかさ、別に
>>174に限っただけじゃなく、いっつも
馬に対して必死にレスしてるじゃん。その結果、馬も
しょーもない反論を繰り返し、以後不毛な議論が続く・・・
いい加減アホらしいから、そーいうのは止めませんか?
って言いたいだけなんだけど。なんで判ってくれないかなぁ
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
放置できないのはなぜなんだ?
193 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/09/30 20:24:38 ID:j/+/Icv6
なんだか荒れてるな。
先ほど書店の新書コーナーで「暗黒館の殺人」を取り合っての
血みどろのバトルを見た気がする。
そう言えば、大乱歩は典型的な「館もの」は「三角館の恐怖」くらいしか書いていないな。
最近、「館もの」「荘もの」が個人的に目に付くようになった
けっこう多いんだよね〜
この2つの言葉を使用したというか
先駆けとなった作家て誰だろ?
いちおう マジレスですんで
>>195-197 ジョークとは分っていても、こういうアホなレスが続くと
馬人の「論考」のほうがはるかにマシに思えてくるのは自分だけ?
アホなジョークであることには同意だが、だからといって他人の受け売りそのままか
さもなきゃ間違いだらけの「論考」とやらの方がマシ、などと思うのはたぶん君だけ。
200 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/01 20:43:03 ID:9xx78rNy
短編で「館もの」というのは難しいし、明智シリーズ長編は活劇が多いので、
物語の舞台に変化が無いとその特性が生きて来ない。つまり面白くならない。
こんな理由で大乱歩は「館もの」に縁が薄かったのかと思う。
「三角館の恐怖」は翻案ものだし、オリジナルでアーヤの館シリーズのような作を
1作書いて欲しかった気もしている。(「時計館の殺人」のような)
>先ほど書店の新書コーナーで「暗黒館の殺人」を取り合っての
>血みどろのバトルを見た気がする。
どういう意味ですか書斎センセイ?
アーヤって綾辻のことか。そんな呼び方あるとは知らなかった俺は初心者かな?
でも、キモい愛称だな。
あややみたいだ・・
流石は書斎さん。
あややとか綾波レイとか、
「あや」と名のつくものには性衝動にかられるのですねw
皇室関係でそういうニックネームの人いなかったっけ
怪人二十面相のページをめくりながら
「どこに隠れてるのかなぁ」とつぶやく愛子たまの映像キボン
207 :
名無しのオプ:04/10/04 21:29:49 ID:68u6+/qF
中条なんとかという人が「人間椅子」という作品の評論のようなものを書いていたのですが
それを読んで、乱歩の世界に足を踏み入れようと思いました。
はじめて、乱歩の作品を買いたいと思い、どこの出版社のものを買おうか
迷っています。
春陽文庫の作品の表紙はけっこうすきですが。。
光文社のほうが売れているみたいです。
どっちがいいでしょうか。。。
ここは創元でいこうw
>>207 春陽は漢字等が勝手に変えられている。人間イスみたいにね。
少年向けの作品も収録されていない。光文社が作品全部全部読めるから1番無難か。
創元推理文庫はすべての作品は読めないが挿絵つきってのがいい。
210 :
名無しのオプ:04/10/04 21:45:04 ID:68u6+/qF
>>208 >>209 ありがとうございます。
いろいろ調べてみましたが、春陽文庫って解説がないのですね。。
光文社の作品には、注までついてるらしいですね。表紙にはセンスのかけらも感じませんが。。
創元推理文庫の挿絵気になります。本屋で確認してみます。
211 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/04 22:30:40 ID:dpZ8EpQg
>はじめて、乱歩の作品を買いたいと思い、どこの出版社のものを買おうか
>迷っています。
と、投稿者は初学者である旨をあらかじめ申告しているのであるから、
新潮文庫「江戸川乱歩傑作選」を推すべきである。
いきなり大量に乱歩作品を押し付けても駄目である。
とまあ自演にひっかかったわけだ
>>211 何ですかこの人。
こんなウザい人初めて見ました。
214 :
名無しのオプ:04/10/05 06:42:46 ID:mbEBZR4k
「陰獣」では、その読者を引っかけて、引きずり込んで行く、新らしい蜘蛛の糸のような底深い筆のネバリと、飜弄自在なトリックに恐れ入りつつ、
その脚色の末尾のドンデン返しの一節に到って「牛鍋」の中から「牛の毛」を発見させられた程度の残念さを、シミジミ味わせられた事でした。
「人間椅子」では、あの主人公の性格をもう一息、突込んで脚色してもらいたいと思いながらも、椅子というものの不可思議な感じを、
あそこまでエグリ付けられた氏の大手腕に、羨ましいまで感心させられてしまいました。
「赤い部屋」では、その前置きの材料を集められたハタラキと、その配列と、トリック、脚色を、あそこまで洗練し、有機化しつつ、最後に茶化してしまわれた大器量に対して、思わず「満点」を叫ばせられました。
「踊る一寸法師」では、その材料のステキサと、ノロノロと推移するリズムの詩的?なモノスゴサに、それらの出来事のワザトラシサをハッキリと気付きながらも、喜んで魅惑されて行きました。
「屋根裏の散歩者」では、おしまいにあのキザな、あらずもがなの素人探偵が出て来て、下らなく威張り散らしたために、スッカリ打ち壊されたように思いましたが、
しかし、殺人行為までの前半の興味は、私をかなり夢中にしてしまいました。
その中でも、被害者が毒を飲まされてから息を引き取る迄の手みじかな、平気な描写は、描写ではない真実の光景として、覗いている節穴の形と一所に、今でも私の眼に滲(し)みついております。
これに反して「パノラマ島奇譚」では、ほとんど初めからおしまいまでスッカリ失望させられてしまいました。前半の作者の苦心や、
後半の作者の気持ちよさが、どこまでもアクドク受け取られただけで、私としての収穫は、コンクリートの柱から引き出された女の髪の毛一本だけと云ってもよいのでした。
215 :
名無しのオプ:04/10/05 06:43:18 ID:mbEBZR4k
けれども最近に「蟲」を読みました時には、乱歩氏の頭脳のスゴサに徹底的にハネ飛ばされてしまった感じがしました。
もっとも「蟲」の主人公が殺人を遂行する迄の筋道は何となく冗長なようで、あまり感心しませんでした。
しかもその冗長さは、乱歩氏独特の気味のわるいネバリを持ったものでなくて、幾分固くるしいような感じのものでした。
それから今一つその終末に、主人公が屍体に爪と頭を打ち込むところで、何となく「余計な真似」というような感じがしました。
これが乱歩氏の特徴で、同時に弱点に相違ない。「悪夢」の結末ではこうした頭の余力?が全体を悪夢として裏書きすべく、
スバラシク成功しているが、「蟲」や「陰獣」では却って失敗に帰している。これは多くの作者に共通した迷いの種かも知れぬが……又読者の好みや、
玩味の程度にも依る事であろうが……と思いました。
……とはいえあの「蟲」の主人公が、女優の屍体を土蔵の中からトウトウ取り出し得ずに、変テコになってヘタバッてしまう迄の極度にあられもない気分の変幻を、
あんなに平気で扱い去った筆力の凄まじさには「鬼か人か」と叫びたいくらい、
参(ま)いらせられてしまいました。私の寡読のせいかも知れませぬが、あのような描写を見せられた事は、今までに一度もなかった事を、私は躊躇(ちゅうちょ)せずにお答えする事が出来ます。
まだこの外にも乱歩氏の作品は色々読んでおります。評させて頂きたい事も山々ありますが、一々こんな風に書いて行くと大変ですから略させて頂きます。
216 :
名無しのオプ:04/10/05 06:44:50 ID:mbEBZR4k
BY 夢野久作
虫の主人公ってなんで死んだんだっけ?
春陽では死毒が原因ということになってるよ
219 :
名無しのオプ:04/10/05 17:31:14 ID:mbEBZR4k
乱歩のネジレ趣味が徹底していたことは、自らを「現世のリアルを愛せず、架空幻想のリアルを愛する(探偵小説四十年)」人間だと言い、
色紙を依頼されると「うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと」と書いていたことにも明らかである。
「押絵と旅する男」を浅草的に読んでいくにあたって、この<ネジレ趣味>は有効だと思われるが、その際特に注意したいのは<感覚>のネジレである。
既に多くの指摘があるように「押絵と旅する男」は視覚を扱った物語であり、ここには多くの<視界を歪める装置>
……蜃気楼、遠目がね、のぞきからくり、十二階の眺望…… が登場する。
しかし話を視覚のネジレだけに限定してしまうと、乱歩の世界の広がりもかなり制限されてしまうように思う。
ここで「浅草趣味」の中にある「いやみたっぷりなものを見ると、こう身体がネジレて来る」
という言葉に注意してみたい。
これも例によっておおげさな誇張表現だととられるかもしれない。しかしここにはいわゆるリアリズムとは別のリアリティの追究がある。
我々はガラスを爪で引っ掻いた時、ゾッと寒気を感じる。これは本来耳で感じるはずの音に対して触覚が反応している例で、共感覚と呼ばれる現象である。
乱歩の言葉も、いやみたっぷりなものを<見て>、ネジレという<触覚>を感じている。乱歩は体質的に共感覚を感じやすかったらしく、
一つの感覚器が感じたネジレに全身で反応し、ある時はそれを怖がったり、又楽しんだりしていたということになる。
220 :
名無しのオプ:04/10/05 17:36:51 ID:mbEBZR4k
さて、私は風呂敷の中にあった押絵を見るのだが、そこで直観的に「奇妙さ」を感じる。十七八の美少女と白髪の老人とが濡れ場を演じているという構図の奇妙さもさることながら、
私を驚かせたのは「押絵の人物が二つとも生きていたこと」である。
木村敏氏によれば、共通感覚不全の病である離人症の患者は、人間的なあらゆる情感を失い、例えば「絵を見ていても、いろいろの色や形が眼の中へはいり込んでくるだけ、
何の内容もないし、何の意味も感じない」という(14)。
そうした症状と対比すると、ここで私が押絵の中の人物に生命を感じとっているのは、共通感覚不全ではなく、逆に鋭敏すぎることを示している。
老人は私の反応を見て「ああ、あなたはわかってくださるかもしれません」と叫ぶように言うが、これは同好の士を見つけた喜びであり、二人の距離はこの後ますます近づくことが予想できる。
ここで老人はおもむろに遠目がねを取り出し、それで押絵を覗くことを薦める。
娘は動いていたわけではないが、その全身の感じが、肉眼で見た時とはガラリと変わって、生気に満ち、
青白い顔がやや桃色に上気し、胸は脈打ち(実際私は心臓の鼓動をさえ聞いた)肉体からは縮緬の衣装を通して、
むしむしと若い女の生気が蒸発しているように思われた。
遠目がねは<視覚を補強する装置>としてではなく、ここでは絵の中の娘に生気を与えるものとして、
言い換えれば<共通感覚を補強する装置>として登場している。
221 :
名無しのオプ:04/10/05 17:45:41 ID:mbEBZR4k
「盲獣」 昭和6年2月より7年3月まで博文館「朝日」に連載。
これも「ロクス・ソロス」や「家畜人ヤプー」から諸SM文学に通じる味わいの作品。随分とエロティックな描写が強い。触覚という埋もれた感覚に光りを当てるという、
感覚の解放というエロティック文学の王道を行く作品として、力作。エログロさは悪ノリしすぎ。
乱歩は三十年後、全集校正の為にこの作品を読み返し、エログロさ加減に呆れている。どうしても我慢ならなかった章一つは削除されている。
222 :
名無しのオプ:04/10/05 17:54:31 ID:mbEBZR4k
「乱歩にとって,触覚もまた,視覚とおなじく,人間から人間の属性を剥ぎ取り,
人間を人間でないものに変える悪魔的な欲望の実現手段だった。(・・・)そして触覚的経験をつうじて,自己は他者の領域に侵入し,
意識と知覚と肉体の完結性から「外」へと滑りでて,自己解体にむかう。(・・・)
対象に距離を置かなければ機能を実現できない視覚とは正反対に,触覚は対象との距離を廃棄し,対象と密着することではじめてその機能を発揮する。
それだけに,触覚は,視覚とは比べものにならない直接性で,対象を捕獲することができる。」
コピペ四連荘ですが、乱歩を読み解くキーワードとしての錯乱(ネジレ効果 と触覚芸術論とを考察したいと思う。
いや別に考察しなくていいから・・・いずれにせよコピペうざいのですが
誰の引用なのかも書いといてよ
こないだ『怪人二十面相』のふりがな付き冒頭部分をみたら、例の有名な
>その頃、東京中の町という町、家という家では、二人以上の人が顔を合わせさえすれば、
まるでお天気の挨拶でもするように、怪人「二十面相」の噂をしていました。
というところの「家」に「うち」とルビが振ってあったのには驚愕した。
皆さんは知ってましたか?
たしかに、「まちというまち、うちといううちでは…」のほうがゴロがいいかも。
226 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/06 20:49:15 ID:co4eag7o
うざいコピペ厨が登場したようだが、同じマエストロのスレでも横溝スレは本質が
理知的な謎解きにあるせいか、こういった気狂い(きぐるい)は現れない。
現実を超越した狂的な要素にこそ、まさに乱歩の魅力があるわけであり、
当然の現象と言えないこともないが…何と恐ろしいことでしょう。
228 :
名無しのオプ:04/10/06 21:49:44 ID:0up4UnB8
悪霊の暗号の意味を教えてください。
229 :
名無しのオプ:04/10/06 22:44:52 ID:y0E3FHg1
∧_∧
∧_∧ (・∀・ ,,)
(,, ・∀・) と )
(( ( ヽ ノ ) Y /ノ
ノ\(○´ ゴッ ガッ / )
(_ノ(_\ ∧ 从 _/し'.
= ()二) < >_∧(_フ彡
V`Д´)/ ←きぐるい書斎魔神 /
立教大学の公開市民講座?で乱歩やるんだね
>>219-222 錯乱(ネジレ効果)と触覚芸術論の考察マダー?(・∀・っ/凵⌒☆チンチン
創元文庫版盲獣読んでるんだけどすごいねこの話
乱歩作でなければ変態扱いされて封印されてる→盲獣
これが無名作家なら良い病院紹介されてるね
>>233 岡戸武平の「五体の積木」とか知ってる?
乱歩ヲタは了見が狭いって事でOK?
236 :
諸戸道男:04/10/08 14:22:58 ID:vIasHIEi
乱歩でなければというか、乱歩でも「盲獣」は愚作の部類だと思うよ。
盲獣は愚作じゃないでしょ。代表作といっていい。
盲獣よりつまらん作品なんて
「猟奇の果て」「偉大なる夢」「緑衣の鬼」「人間豹」etc
なんか後期通俗物ばっかだけどw山程あるじゃん。
238 :
諸戸道男:04/10/08 17:32:51 ID:vIasHIEi
愚作とつまらないはちょっとニュアンスが違うのだよ。
>237
猟奇の果ては前半だけならかなり面白いと思う
というか個人的にはこの作品の前半は他のどの長編より好きだな
ただやっぱり後半が・・・白蝙蝠バージョンでも
当初の予定通りの展開でも半端な感じだ
>>238 ぢゃ、
>>237の「つまらん」って部分は「愚作な」でいいがな。
で、盲獣を愚作と称するその論拠は?
241 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/09 09:41:15 ID:KbQCV0lG
御近所(というかお隣)でもあり、立教が乱歩関連の資料等保存・展示に熱心なのは嬉しいが、なんか立教学院の一般的なイメージと乱歩作品はミスマッチ感がある。
立教というと、近年は作家だと伊集院のイメージ強し。
↑
だから何?
五体の積み木は読んだが・・・・ ありゃオチがある 単なる言葉遊びだね
いちいち上げ足とるヤツがいるな おまえジジィか?
正確な意味を持った日本語つかわんといかんのか?
おまえ実生活でも人に指摘してる毎日か?
>>245 あー、正確な日本語使う気ない人は文学関係のスレに来なくていいから
孤独な老後を送ってそうだなw
誰にも相手されてにんだろうな
相手してるぞ ジジィ〜〜〜〜〜〜〜
家でおとなしく本読んでろ ジジッィ〜〜〜
>>ID:4rA4FHHG
>誰にも相手されてにんだろうな
~~
おまえ実生活でも人に指摘されまくりな毎日でしょ?
>誰にも相手されてにんだろうな
にん?
ハットリ君?
香取かー!
罵り合いと、言葉じりを捉えることでしか伸びないスレなんだなあ。。。
>>253 言葉じりを捉えるってどういうことか知ってる?
/´  ̄`ヽ,
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
_______ i /´ リ}
| ______ | 〉. -‐ '''ー {!
| | | | ‐ー くー |
| | ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
| | ヽ_」 ト‐=‐ァ' !
| | ゝ i、 ` `二´' 丿 このスレッドに書き込まれている内容を
| |____ _ r|、` '' ー--‐f´ 読みますと、理解しがたく心が痛みます。
└___/ ̄ ̄ ::::::::::::::::::::::::|
|\ | ::::::::::::::::::|
\ \ \______ ::::::::::::|
257 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/10 09:28:40 ID:dFytNHr4
「盲獣」「闇に蠢く」「虫」…この辺の作品は、ミステリとして評価すれば問題有りで、
それこそ本邦歴代ベストミステリ200にも入らないかもしれぬ。
ただし乱歩ワールドを堪能出来る作品としては指折りの出来栄え。
ミステリ板とは言え、乱歩スレだしこれでいいんじゃない?
「盲獣」「闇に蠢く」「虫」に何がミステリとして問題あるのだろうか?
フーダニットじゃなければ、ミステリじゃないとでも言いたいのか?
ワケワカラン
「盲獣」「闇に蠢く」「虫」あたりは、
ことさら高く評価しようとしなくてもいいと思うけどね。
あの時代だからああいうのも有り、ぐらいでいいんじゃない?
260 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/10 12:23:24 ID:TixHdECQ
>「盲獣」「闇に蠢く」「虫」
この3作にはミステリ本来の魅力である端正な謎解きの面白さ(これは本格のみならず優れた
ハードボイルド・ミステリやサスペンス・ミステリ等も有するものである)は希薄である。
犯罪小説(広義のミステリに含める説もあり)として評価すべし、否、それ以前に
乱歩の本以外のなにものでもないのだ。
蟲好きなんだけどやばいかな?
今日古本屋で春陽堂版心理試験と光文社版黒蜥蜴手に入れました。
ラッキーだったなあ
262 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/10 22:10:45 ID:XzuLnEf9
>>261 十分にやばい。しかし「虫」は俺の愛読書でもある。
「蟲」→この字が使えないのが残念。
特に最後の場面なんかね。
ミステリ本来の魅力は謎解きの面白さで、それが希薄な作品は
ミステリとして評価できないってなら、僕は、まったくそうとは
思わないので特に反論も無いなぁ。
つか、乱歩で謎解きが面白い作品って思いつかないし。
やっぱやばいのか・・他には白昼夢とかも好きです。
今は盲獣読んでるけどこれもやばいね
265 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/11 10:19:56 ID:5Tnz/gqs
倒叙スタイルを採用する場合でも通常の謎解きの逆コースみたいなものだから、
謎解き部分が弱い作品はミステリとしては低い評価にとどまるのは致し方無いかと思う。
乱歩作品の場合だと、「二銭銅貨」「心理試験」「屋根裏の散歩者」「赤い部屋」等の
傑作短編はそれぞれに謎解きの興趣を備えたものである。
長編オリジナルだと「化人幻戯」くらいか。
しかし、本作も謎解きより乱歩特有の妖しい雰囲気の方が際立っている感がある。
あまり話題になることがないが、「白昼夢」は西洋の短編を思わせるような幻想的で
悪夢の如き佳作である。だけどこれはミステリではないねぇ。
「盲獣」も十二分にやばい。このスレでもたびたび話題に出ているが、鎌倉ハム食うべし。
倒叙スタイルだからと言うのではなく
「二銭銅貨」の暗号、「心理試験」の屏風「屋根裏の散歩者」の目覚まし時計
「赤い部屋」の自ら手を下さない殺人にしろ、謎解きの部分(倒叙スタイルだから謎解き
とは呼ばないけど)の魅力は希薄だと思う。それらの作品に謎解きの興趣は感じないですな。
盲獣読んでるんだけど鎌倉ハムキター
>268
1887年創業か。よく乱歩訴えられなかったな。
つうか今でもやばいのでは。
わかる人がいてくれるとありがたいんだけど。
手許に昭和23年発行の「世界名作物語 名探偵ルコック」(大日本雄弁会講談社)ってのがあるんですわ。
で、一応「著者」(なぜか訳者ではなく著者なのだ)は乱歩なんだけど、例のごとくw、代作/代訳?な可能性
がかなりありそうなんです。
ほんとに書いた人が誰か、わかるかたいますでしょうか?また、3ページほどの序文がついてるのですが、
これは乱歩が書いたのでありましょうか?
地獄風景読んでるんですが下手人わかんねー。もうすぐで終わっちゃうよ。
やっぱ鈍いわ俺。
地獄風景ねぇ。妙に笑えるラストだったような。
大スケールの実写映画で一度見てみたい。
地獄風景終わりました。一応犯人は当たりました。
むちゃくちゃなラストで笑えました。明日から黒蜥蜴読み始めます
274 :
名無しのオプ:04/10/17 22:54:48 ID:GLhohucI
光文社文庫の乱歩全集を配本してもらってます。今月は「月と手袋」主要掲載
作品は『影男』。これは長篇でありながらオムニバスというか、過去作品への
アンソロジーというか、とにかく講成がルーズ。しかしそれがまた面白く、好きな
とこだけ拾い読み(地底王国とか)しています。大体乱歩の長篇って翻案もの
(緑衣の鬼、三角館の恐怖、幽霊塔)以外はエピソードが直列式に積み重なって
いるのが多いですね。(黒蜥蜴、魔術師とか)ちなみに私が最も愛しているのが
「蟲」。この主人公の心性は今の若者と意外と通じるものがあるのではないかな。
276 :
名無しのオプ:04/10/17 23:18:02 ID:GLhohucI
ところで、乱歩と言えばテレ朝系の「〜美女」シリーズ。明智小五郎=天知茂。
最近DVD化されてますが、これ最高。なんとも安手なつくりだけど、見せ場をちゃんと
抑えていて、お約束の濡れ場も。魔術師の首領が西村晃(ぴったり!)昭和50年頃から
始まったから当然乱歩本人は見てないけど、見てたら喜んだでしょうな、、、
確かパノラマ島の最後のあのシーンまで
ちゃんとあるんだよね。見てみたいけど近所の
レンタルショップに無い・・・
278 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/18 20:10:49 ID:oaIGWSxW
>「蟲」。この主人公の心性は今の若者と意外と通じるものがあるのではないかな。
て言うか、前にも指摘したことがあるが、「2ちゃんねらー」そのものでしょう(w
そんなに自分を貶めなくてもいいと思うぜ、
24時間2ちゃんに張り付いているお馬さん。
280 :
名無しのオプ:04/10/19 08:25:00 ID:8AxEp/W2
>>278 276だす。いや〜、タクシーを偽装して、木下芙蓉を待ち伏せし後部座席に躍りこんで
いって、ぐいぐい締め上げるなんざあ、簡単に出来ることじゃありませんよ〜
そのあと自宅に帰って、ばあやに「雷門のそばに『鶴屋』という洋酒屋がある。
そこに行って上等の葡萄酒を一本取ってきてくれまいか。ほらここにお足がある。」
こんな洒落たことは現代の若者は言えません。実は私、芙蓉アタックの章は、
300回ほど音読し、ほぼ暗記してるんですよ〜。
それはそうとDVDはたしか通販でもあったよ〜全部そろって9マソくらいかな。
欲すぃ、、、浪越警部=荒井注!
281 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/19 20:09:11 ID:RO74wjGb
>実は私、芙蓉アタックの章は、300回ほど音読し、ほぼ暗記してるんですよ〜。
すげぇ(w、アンタこそ「魔人」の呼称がふさわしいよ。
>浪越警部=荒井注!
古い〜(w、彼氏がドリフに在籍したことを知らないばかりか、生前を知らないファン
もいると思うぞ。
>「雷門のそばに『鶴屋』という洋酒屋がある。
>そこに行って上等の葡萄酒を一本取ってきてくれまいか。ほらここにお足がある。」
乱歩はこういう文体がなんともいいねぇ。
「虫」はある種のラブストーリーと読めないこともない。
「芋虫」にしても「盲獣」にしても、乱歩作品にはこういう「歪んだ愛の物語」の類が
多い気がする。2ちゃんねらー風・血と殺しが好きなミスヲタ風なんだよな。
いいぞいいぞ魔神。溶け込んでるぞ!
すっかい普通のコテハンだぞ。あんたの知識が偉大なことは皆内心
認めてる。あとはこの調子で行けばall ok!
光文社全集月と手袋でてるね。皆買った?
いいぞいいぞ魔神。溶けてなくなっちまえ!
「すっかい」普通のコテハンだぞ。あんたの知識がパクリなことは皆内心
認めてる。あとはこの調子で逝けばall ok!
それにしても「普通の」コテハンねぇw
特に優れた点は無い、ということだけは認めているようだw
285 :
名無しのオプ:04/10/20 00:50:37 ID:rln5la7f
286 :
名無しのオプ:04/10/20 08:15:57 ID:0JPtptVz
>>281 おはようございます。280です。一応社会生活をしていまつ。多くは言えませんが
屍体をみても驚かない関連、、ま、それはそうと乱歩には高等教育(この当時
大学行ってるだけですごい)を受けながら、定職につかずぶらぶらしている
ディレッタント、高等遊民が多いですね。「屋根裏」「空気男とペテン師」しかり。
そうゆうのを認める緩い社会だったんでしょうね。いいな〜。
ところで私は乱歩の少年物(ポプラ社のハードカバー)は怪人二十面相〜
黄金の怪獣まで全巻読んでます。マンネリ化したところがまた味ですが、
あれってプロットはみんなほぼ同じだし、一編にまとめられないかな。
それはそうとBDバッヂですが、いざという時投げてつぶての代わりにするって。
そんなのでビビる犯人がいるでしょうか、、、
>286
確かにw
バッジを投げてひるむって小学生当時は「おぉ〜かっこいい」と思ったけど、砂投げた方が効果的だな。
それじゃ、砂かけ婆ぁだし……
290 :
名無しのオプ:04/10/20 12:53:03 ID:0JPtptVz
>>289ごめんなさい。別な馬です。BDバッヂについてはもっと御都合主義な話が。
なんかの話で囚われの身になった小林君が、自動車のステップ(ドアの外部ついた
金属製の張り出した部分)に一つかみのBDバッヂを置いた。「こうすると、自動車
の振動によって、BDバッヂは端から順に、一個づつ一定の間隔で道に落ちていくのです。
なんとも上手い事を考えついたものではありませんか。」上手い事じゃな〜い!
いっきに落ちて終わりにきまってるだろ〜と。ま、こんな御都合主義も愛嬌だが。
みなさんは少年物はどうですか。
自問自答
292 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/20 20:08:32 ID:2GzOT7I5
>屍体をみても驚かない関連
高等遊民に憧れる病理の医者だな。
そう言えば、乱歩には医者が印象的な活躍をする話は無いな。
小酒井不木や木々高太郎がいたから、自分の守備範囲ではないと考えたのだろうか。
>みなさんは少年物はどうですか。
楽しい世界だとは思うが、今読むと、
やはりチンピラ別働隊(映像化作品では存在そのものがカットされること多し)
という発想には差別・偏見を感じてしまう。
少年探偵団って、いいウチの子のサークル活動かよ、という感も抱いてしまうのである。
トリビア来ましたな。
トリビア
トリビア見てググッたねらーです。
マジで未完だったんすか。
誰か続きを書いてくれ!
296 :
名無しのオプ:04/10/20 22:24:52 ID:yimaL+or
横溝正史が編集長やってたから断れなかったんだよ
トリビア見てないからわからん。
詳細きぼん。
悪霊のことだよ。
悪霊が未完ってのがトリビアになるのか?
しかも悪霊だとしたら
>>296は横溝正史じゃなくて水谷準だし。
300 :
名無しのオプ:04/10/20 23:03:05 ID:iDmLbIwU
未完なのがトリビアじゃなくて、悪霊を連載していた「新青年」に、
「結末が思いつかなかった、だから連載中止する、ゴメン」
と乱歩が謝罪文を載せた事がある、というのがトリビアになった
TVのバカ視聴者には面白いのかもしれないが、このスレ的にはどうでもいい。
一般人にわざわざバカとつけるバカ
303 :
名無しのオプ:04/10/20 23:11:33 ID:iDmLbIwU
>>301 別に乱歩読んでりゃバカじゃないってわけでもなかろうに…
乱歩好きでもトリビア見てバカ笑いしてる奴も相当数いるだろう
視聴者にとってもこんなの面白いのかね。
これなら乱歩は最初の「押絵」の原稿を横溝と泊り込んでいた旅館の便所に
破り捨てたなんてのもトリビアになるな。
乱歩の謝罪文の載った号に横溝が罵倒文載せたことや
それを読んだ乱歩が「探偵小説四十年」で横溝のことを「含みに思っている」
と書いてることなんかもね。(戦後横溝はこの件について乱歩に謝罪、
乱歩は横溝に悪霊の犯人について言及している)
306 :
名無しのオプ:04/10/20 23:15:59 ID:iDmLbIwU
>>304 それあまり面白くない。たぶんボツ。
トリビアはネタ自体はたいして面白くなくても、紹介VTRで面白く見せる番組だから
乱歩はオチを考えずに気楽に書き始めるのが常だったわけだけど、
やっぱ霊媒師なんて掟破りのオカルトネタを使ってしまったのが
最大の敗因なんだろうな。
オチを考えずに気楽に書き始めるのは通俗物やリレー物だけで
新青年に書くようなものについてはちゃんと構想を持って書いてる。
悪霊もおおよその筋は持っていたが書いていくうちに矛盾が生じ、
かつ相変わらず古めかしいものを書いているという強迫観念から
書き続けられなくなったらしい。
309 :
名無しのオプ:04/10/21 00:45:39 ID:J4MzdE+g
>>292 ははは、、ビンゴ!参った。顕微鏡専門の「鏡地獄」ってとこです。
ま、それはそうと少年ものの中に、指摘されたような一種の差別意識が
あるのは確かですね。「宇宙怪人」の中でも小林君が嘘の証言をしたチンピラ隊
の一員にビンタを加えるシーンがありました。「おら、あんみつと肉ドンブリが
腹がはち切れる位、喰いたかっただ。ゆるしてくんろ〜」乱歩っていわゆるDQN少年に
妙に酷薄なところがある。(「孤島の鬼」での少年の扱いなど)
乱歩の偉大なところは多作による質の低下をかえりみず、少年物を最後まで書き続け、
みんなの乱歩先生であったこと、海外のミステリの紹介など、探偵小説界で
家夫長的に振る舞っていたことでしょうな〜初期の屋根裏、押絵、人間椅子の
路線で貫いていたらそれはそれで面白いマイナーポエットになっていたでしょうが。
その点で初期の耽美的一辺倒から「世界のミシマ」になっていった三島由紀夫
とも似てるなあ。ただけして上手い文章ではないが、イメージの豊饒さ、的確さ
で三島はとても乱歩にはかなわないな。
>>309 今度はageないで書くと自演がバレにくくて良いと思うよ
>>309 今度は文体や改行の癖を変えて書くと自演がバレにくくて良いと思うよ
この ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 ってヤツの手口は、
1.他人の文章をコピー
2.さも自分の高尚な意見のように修飾し、エラソーな態度でカキコ
3.しかもマナー違反・ルール無視のネタバレ
4.一転 名無し となって 書斎さんて素晴らしい 自演レス
5.叩かれると コテハン叩きはヤメロ と論旨をすりかえて反論
という事でFA?
気持ち悪いですね。特に4。
本スレの至近例で言うと
>>292 に対する
>>309 ですね。
313 :
名無しのオプ:04/10/21 15:37:52 ID:GuCsFzng
309です。ほんと別馬なんだけどな。三島は少年探偵団へのオマージュとして
「午後の曳航」のなかの少年達を登場させた。冒頭の節穴覗きといい、
この作品は乱歩に極めて接近した作品です。この作品でノーベル賞を
取って欲しかった。そしたら氏ななかったかもしれないな。
314 :
名無しのオプ:04/10/21 15:40:37 ID:GuCsFzng
続きですけど。乱歩の文学は大人の文学だと思う。それは「畸形の天女」で
別人に変装した後の自分を見つめている貿易会社社長宮城昌助の視線であって、
社会の中で座標が定まっている大人のための紙芝居だと思う。大体「パノラマ」
にしろ幻想をただ書き連ねているようだけど、いざ自分で書いてみようとすると
全く容易でない事に気付く。少年物だって例外ではない。「想像とは常識を
知り尽くした上で、醒めきった頭で無から有をつくり出すこと」と星新一も言ってました。
その点いまは乱歩的な文学は生まれにくい時代ですね。コンビニ敬語に見られる
言語環境の貧しさ、勝ち組に入ろうとすれば、余裕なく立ち回らなければならず、
負け組は徹底的にたたかれる。平成風にアレンジした「乱歩R」がダメだったのも
必然でしょう、、
>>290 その「バッチを落としていく」というアイデア、ゲームセンターあらし
でもパクられてたね。インベーダーバッチ。
宮崎駿もこのバッチが手がかりというアイデアに対して「途中で拾われたり
とか考えなかったのか?」と罵倒していたの思い出す。
(でも似たようなアイデアは実は西部警察でもあった。大門がスーツの
カフスをちぎって落とす。)
すげー2ch歴4年だがIDが全部小文字ゲットしたの初めてだ。
http://tv6.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1085581539/634 こっちでも書いたが、あの終わり方や進め方は、プリンプリン物語にも
相通じるものがあるな(w。こっちは一応「終わった」訳だから
石山さんはお詫びの広告なんか出さなかったし、グラフNHKに罵倒の文が
載ることもなかったが。(その代わり後年視聴者にず〜っと「打ち切り
終了」「ジャンプの『戦いはこれからだ!』方式」と悪口を言われる訳だが。
乱歩もお詫び広告なんか出さないで、「推理はこれからだ!〜完〜」と
いうわけにはいかなかったのだろうか?)
まぁ、あっちは「ゴドーを待ちながら」に通じるものもあるんだけどね。
その待っている途中に起る様々な出来事とか。
(この終わり方でも良かったんじゃ?最後までオチがないけど、今でも
演劇界ではバイブルだよ、ゴドー。乱歩は不条理さが味じゃん)
ま、続きは演劇板でも。
317 :
踊るガニメデ星人:04/10/21 17:19:08 ID:zoyIa5u+
>>295 OK!それじゃオラが「悪霊」の続きを書いてやるよ。
「悪霊」・・・その後のストーリー
次の日、ふたたび交霊会が開かれる事になった。
薄暗い部屋の中で霊媒師はしだいに深い眠りに落ちたよう
だった。そして霊媒師を囲む五人・・・突然、霊媒師は奇妙な叫び声を
あげたかと思うとすぐに静かになった。しばらく完全な静寂が続いた。
皆は全て交霊術の一部だと思っていたが、あまりに長く静寂が続くと
しだいに不審に思い始めた。祖父江は思い切って部屋のカーテンを
引いた・・・すると、なんと霊媒師がナイフを付きたてられて死んでいた。
・・・つづく。
「俺 た ち の 戦 い は こ れ か ら だ !」
悪霊 〜完〜
江戸川乱歩先生の次回作にご期待ください
江戸川乱歩先生の作品が読めるのは新青年だけ!
ところでこの板には「こんな乱歩は嫌だ!」みたいなスレは無いの?
こんな怪人20面相は嫌だとか。確かに乱歩のネタスレはあるが。
319 :
名無しのオプ:04/10/21 19:49:49 ID:mwLJ/N6B
>>315は天然?
それって、ヘンゼルとグレーテルが
道に迷わないようパンくずを落としていった話に代表される、
大昔からあるアイディアの応用であって、
別に乱歩の独創じゃないでしょ。
ヘンゼルの時点で既に「しかし小鳥に食べられ、
道がわからなくなってしまう」っていう展開もあるし…。ナ
320 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/21 20:55:19 ID:u0tjDvvv
>>309 先生、外野は気にせず構わず進めましょう。
自分も三島由紀夫を愛読した時期がありますが、先生が
>>280で引用された部分を見て
もわかるとおり、文章の読み易さ、妙味という点は、大乱歩>天才三島かと思います。
是非、先生の乱歩ジュブナイルベスト5をお聞かせください。楽しみにしております。
自分は、乱歩は遂に初期作である「青銅の魔人」を超えるジュブナイルを書き得なかった
という考えです。ここに乱歩ジュブナイルのエッセンスの全てが集約されているやに
思います。それでは、明日も先生の「Body」によろしく(w
書斎先生
書斎=先生w
ミエミエの一人二役ですか?
>>318 >江戸川乱歩先生の作品が読めるのは新青年だけ!
,一-、
/ ̄ l | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■■-っ < んなーこたーない
´∀`/ \__________
__/|Y/\
Ё|__ | / |
| У |
325 :
名無しのオプ:04/10/22 17:13:03 ID:0gZEFRY4
こんばんは。だから〜別の馬なんですって〜。ポプラ社の少年物のスレをROMって来ました。
皆さん好きですね〜。大勢は乱歩>>ルパン>ホームズといった所。私はルパンより
ホームズだな。シャーロッキアンていうのはあるけど、ルパンには同様なマニアが
いるのでしょうか。
乱歩ポプラ社ハードカバーは、背表紙黄金仮面バージョンの前が鉄仮面だけど、
その前に黄金蜘蛛バージョンがたしかあったはずです。裏表紙は膝を折った姿勢で
無線機を使う小林少年です。
326 :
名無しのオプ:04/10/22 17:16:56 ID:0gZEFRY4
ベスト5と言っても、後期のマンネリも楽しんでいる(ミイラが出てきたり)
くらいだから、みんな好きで要はデティールがより印象深いという程度ですね。
順不同で?@怪人二十面相、?A大金塊、?B電人M、?C鉄塔の怪人、?D魔法博士かな。
?@は乱歩と明智のダンディズム。小林少年の潜入作戦など、サービス満点。
油の乗り切った乱歩ですね。?Aはまんま「孤島の鬼」。思いきって飢えた小林君
が「闇に蠢く」のように蟹を捕えて生食してはいかがでしょう??B?Cはかぶり
物。何故かこうゆうのが好きなんですね。乱歩は無機的なもの、昆虫、ロボット
系が好きなようですが、電人Mのタコ入道は人が入っていたんでしょうか?
実は?Dが一番好きですね。移動紙芝居の怪し気な老人をつけていくと、逢魔が時
の屋敷町に迷いこみ、怪老人は洋館に消えて行き、、これがブルックナー開始にも
匹敵する乱歩開始、、てか。この老人が配っているお菓子が「オネストジョン」
砲弾型のせんべいに表面にチョコが塗られていて甘いのです。また身長20cmの真鍮の
人形が井戸の土壁を登って行くシーンやら、私の好きなギミックが満載ですね。
これらのデティール、プロットを分析して、いつか自分のための「乱歩少年もの」を
まとめてみたいですね、、
327 :
名無しのオプ:04/10/22 17:18:44 ID:0gZEFRY4
最後にこんな少年探偵団はイヤだ!「明智に命じられて、化人幻戯(白い羽根の謎)
の犯人捕縛のため、防空壕に張り込む少年探偵団」ははは、これはたまりません、、
教育上悪すぎ、、、長々と長文スマソ。それでは失礼いたします。
乱歩まだ読んだことが無くて、読んでみようと思うんですけど
もうイカニモ乱歩らしくて大時代的な言い回しと表現が満載で
かつ大正昭和のニオイが満載で頭がクラクラするような、
あぁ、これぞ乱歩!と言うような作品を教えてください。
正直な話、「謎」そのものが魅力的なら
謎解きの整合性とかレヴェルとかそういうのはどうでもいいです。
330 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/22 20:13:52 ID:3fDXHE0+
>>313 大乱歩作品に凝った時期と天才三島作品に凝った時期がずれるので、
「午後の曳航」初読時の既視感を不思議に思っていた。
今思う、あれは乱歩の「搾視」の世界だったのかと。
>>326の乱歩ジュブナイル論拝見しました。
「電人M」に怒りをおぼえてしまう私は、まだまだ乱歩ジュブナイルに対する愛が
足りないのでしょうか?
>防空壕に張り込む少年探偵団
そこで思春期の少年たちが見たものは…「おぞましい」、この一言に尽きるのでは。
>>328 なんたって「孤島の鬼」。
明智の通俗長編なら「蜘蛛男」もいいが、「黒蜥蜴」もお薦めだ。
>>324なんか乱歩のスレで多重人格って洒落にならないな。
以下、一般人と乱歩ヲタの見分け方スレへGO
332 :
名無しのオプ:04/10/23 17:04:09 ID:EtSWcdrn
あ〜当直ひまだ〜頭が腐りそうです。
>>328これから乱歩を読み始めるって羨ましい。
人生の楽しみの何%かをまだ取っておいてるようなもの。勿論「孤島の鬼」だけど
波乱万丈「魔術師」「悪魔の紋章」ここらも乱歩らしくありながら、本格物としての
枠組みがありナイス。
ところでスレ違いと思いますが、正史は乱歩を先輩として、ライバルとして
どんな意識をもっていたんでしょうか。私は正史は角川映画が流行った時に
長篇を10前後読んだだけで、乱歩のように取り憑かれることはなかった。ただ
長篇でのプロットの巧さ、謎の重層性では正史に軍配があがると思う。不可解にも
乱歩について話を聞いているうちに、正史も読んでみたくなりました。
以下、
>>332の他人格である別馬としてのレスが入ります
乱歩は好き。孤島の鬼
は特に優れた作品だと思ふ。
推理小説+ホラー小説+冒険小説
いろんな要素が加味されている。
あとこの人が推薦するもので、帽子収集狂以外は
みんな当たりだった。戸川女史を推して佐賀を二号にした
感覚も真っ当。
335 :
名無しのオプ:04/10/23 19:28:22 ID:VEl6I/lj
乱歩の本をそんなに読んでいないのに「地獄の道化師」が傑作だと
知ったかぶって書いてみる。
336 :
踊るガニメデ星人:04/10/23 23:00:12 ID:8x6gUuux
>>295 江戸川乱歩の「悪霊」は、笹沢左保が完結させたそうだよ。
ちなみに、扶桑社の「二十世紀鉄仮面」という本に
「悪霊」の続きが載っているだって。これってトリビア
になりませんか?(笑)
それ、小栗虫太郎の「悪霊」じゃん
それは小栗虫太郎の絶筆の方の「悪霊」だろ。
339 :
踊るガニメデ星人:04/10/23 23:22:52 ID:8x6gUuux
340 :
踊るガニメデ星人:04/10/23 23:26:38 ID:8x6gUuux
江戸川乱歩は大体のあらすじは考えていたと「探偵小説四十年」という
本に書いてあったけど、どんなあらすじを考えていたのか分からないので
しょうか?江戸川乱歩の「悪霊」を読んで、ますます続きを知りたくなった
んだけど・・・。
341 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/23 23:37:53 ID:zJjN9/Jb
>あ〜当直ひまだ〜頭が腐りそうです。
やはり病理の先生ですね。
>「悪魔の紋章」
御存知のとおり、これはメーントリックが焼き直しですから、やはり元ネタとなった作の
を薦めた方が良いかと。
>正史は乱歩を先輩として、ライバルとしてどんな意識をもっていたんでしょうか。
乱歩の方には多少ライヴァル意識があったやにも聞きますが、やはり「良き同士」という
把握の仕方が正確なところかと思います。
編集者・評論家としての乱歩無ければ、正史の本格ミステリの傑作がこれほど書かれる
ことは無かったと思われです。(この点は、正史自身も認めている)
良く並列して語られることが多い2巨頭ですが、短編(内容は結構多彩)と通俗長編の
名手である乱歩と本格長編ミステリの名手かつ捕物帳のヒットシリーズもある正史は、
そのミステリ作家としての本質面において異なるものがあるようです。
>戸川女史を推して佐賀を二号にした
>感覚も真っ当。
あの2作は本来比較出来るものではないのだが…
ムーディなフランス・サスペンス・ミステリ風の佳作と
日本におけるリーガル・サスペンスの先駆的作品。
テーストが異なり過ぎて比べられないでしょ。
>乱歩の本をそんなに読んでいないのに「地獄の道化師」が傑作だと
>知ったかぶって書いてみる。
二階堂氏は同感すると思われ。
342 :
名無しのオプ:04/10/24 02:16:24 ID:PsZ72TcL
「猟奇の果て」のオチはどうみても苦し紛れだろ。
探偵小説というよりはSFだしw
猟奇の果てって前半は楽しいんだけど後半がね・・
猟奇の果で読者が満足のいくオチをつけるのは難しそうだし・・
あれは未完のままのほうがよかったかもな
345 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/24 14:13:53 ID:ZXUNFa6F
「猟奇の果て」は、到底ベスト作品とかのレヴェルの作ではないが、
後半のトンデモぶりでそれなりに楽しめた。
ただし、本作をSFと言うと、SFヲタは怒るであろうと思われ。
名作「孤島の鬼」を読んだ時も思ったが、乱歩のSF読書歴も気になるところだ。
自分も「猟奇の果」の突然の路線変更に驚いたけど、
リメイクした少年向けの「超人ニコラ」→「黄金の怪獣」は面白いと思った。
小学生の頃に読んだときはゾクゾクしたもんだ。
それから最近「影男」光文社版読んだけど面白かったぁ。
これまでポプラ社版でカットされたり改変されていたやつだけを読んでいたけど、
元の話を読んでますます影男が好きになった。
もう、最後に明智を登場させたくないくらいにね。
347 :
名無しのオプ:04/10/25 07:48:55 ID:WAAFziDt
光文社文庫「孤島の鬼」の巻の「猟奇の果」では白蝙蝠でないもう一つの結末
がありますよ。(概出かな。)しかし「白蝙蝠」よりひどい。これじゃコント。
ところでこの「猟奇の果」の「平屋の邸にニ階があること」のシーンは「まるで
升を伏せたように、窓も床の間も押し入れもない」というのがたまらない。これ
川端康成の「眠れる美女」にも出てきたな〜。で、この章は光文社文庫版では
伏せ字だらけ、、、何なんでしょうか?
>>345 SFは乱歩全盛期にはまだ成熟してなかったから〜探検もの、秘境もの
(例えばヴェルヌの「地底旅行(傑作!)」など)の影響はあったかもしれませんが
乱歩が本格SF的な世界人類を俯瞰し、寓話化する意識はなかったと推察します。
生前座談会でUFOの存在を一笑に付した(これは三島と対照的)と聞きますし
なんたって、安手のアメリカンコミックのようなロボットとタコ入道を登場させて
「電人M」なんですから、
>しかし「白蝙蝠」よりひどい。
まったく、そうは思わないけど。
質問です。旧角川のカバーが好きなんですがあれは手にはいりますか?
古本屋を探せばあるかも
351 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/25 20:26:09 ID:AmyrBAfC
>>346 俺も「影男」は乱歩スレパート1から推している。
乱歩の持味が良く発揮された作だと思うが、世評は芳しくないな、
というよりは否定的な見解ばかりだ。
やはり唐突とも言える明智の登場がマイナス要因のひとつか。
なお、ジュブナイルではこの作の魅力は出ていない(出せないか?)と思う。
>>347 先生ですか?
>川端康成の「眠れる美女」
あれはまさに純文における乱歩の世界。
>この章は光文社文庫版では伏せ字だらけ、、、
当方、他社のものを所有。伏せ字になっている部分はありません。
光文社版ではどの部分が伏せ字になっているのでしょうか?
乱歩とSFの件ですと、エッセイ集「わが夢と真実」によれば、
乱歩は、H・G・ウェルズは全集で所有しており、「タイムマシン」に関して触れた記述も
見受けられます。
>生前座談会でUFOの存在を一笑に付した(これは三島と対照的)と聞きますし
天才三島には「美しい星」という作があるくらいですが、果してどの程度本気だったか…
>安手のアメリカンコミックのようなロボットとタコ入道を登場させて
>「電人M」なんですから、
この点を見ると、草創期のパルプマガジンの類を読んでいた可能性は無いでしょうか?
自問自答(w
自我自賛(w
自作自演(w
自縄自縛?
自業自得w
自註自解?
359 :
名無しのオプ:04/10/26 02:56:58 ID:nxq/aAEp
自選自解w
自壊自滅
自暴自棄
362 :
名無しのオプ:04/10/27 09:05:39 ID:CVT0SxO4
>>351 「影男」は不思議な小説ですね。例えば冒頭の「ジャンゴ」のシーン、それから
大曽根人外(名前を忘れた)にまつわる「善神悪神」などは推理小説としての
構成上は蛇足ですね。しかしこうゆう部分がむしろ心に残っている(特に大曽根人外)
影男自身、もはや「悪人」ですらない。悪と善と、ほんとの名前と顔と、、すべてが
マージナルな超二十面相とでも言うべき存在。乱歩はこのマージジナルな存在に自分を
仮託して、今までの作品での自分が好きだったイメージやエピソードのさわりを再演して
見せたのではないかな、、言ってみればこれは無意識の「乱歩、最後の挨拶」であり、
カーテンコールであった、と。だったら明智が唐突に出てくるくらい仕方ない。
パノラマ島の夢から護送車で目覚めた影男が、苦笑いをする、一種のハッピーエンドは、
乱歩の文学、乱歩の人生がハッピーエンドだった、ということだと思います。
「猟奇の果」は春陽文庫、講談社文庫版があったんですが、本の堆積層のどっかに
埋もれちゃったな〜。いま掘り起こしています。伏せ字の内容自体より、この時代
何を取り締まりたかったに興味がありますね。
363 :
名無しのオプ:04/10/27 09:18:05 ID:CVT0SxO4
続きですが、H.GウェルズはSFの開祖で「透明人間」「宇宙戦争」「タイムマシン」「月世界旅行」
など現代SFの主要テーマは出揃っている感がありますね。乱歩がその影響を受けたことは
明らかです。「宇宙戦争」の宇宙人なんてそのままですね。ただ少年ものでの、被り物の
バリエーションとしてSF的背景を借用したように思われます。だって謎解きの身も蓋もなさ
(ブラックマジック、伝書鳩、虚言、、)コミックの影響は正直、わかりませんね。でも
乱歩のことだから戦後のアメリカ文花流入の際に、しっかりチェックして収集してるかも
しれませんね。
364 :
名無しのオプ:04/10/27 16:22:03 ID:WmMnTIve
乱歩の最高傑作ってなんですか?
あぼーんの予感
もうこのスレ馬に明け渡しちゃえば?
367 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/27 21:11:18 ID:nMIQwbKw
>大曽根人外(名前を忘れた)にまつわる「善神悪神」
大曽根さち子。この章は一編の小話という趣さえ感じられます。
乱歩の嗜好が十分に発揮された部分かと思います。
リレー小説「畸形の天女」でその片鱗を見せた乱歩の生涯に渡る病癖とも
言い得る「隠れ蓑願望」が全開。
>「宇宙戦争」の宇宙人
「宇宙怪人」?
>コミックの影響は正直、わかりませんね。
アメリカンコミックストリップのことではなく、SFのパルプマガジンを乱歩が
読んでいたかも、ということなのですが。
「アスタウンディング」「アメージングストーリーズ」とか。
乱歩ってどうやって、語学力をつけたのかな。
レトリックが重要な探偵小説を読むにはかなりの英語力がいると思うんだけど。
大学も英文学専攻ではないし。
それともそのぐらいの英語力は、当時の知識人のたしなみとして当然だったのだろうか。
>>368 乱歩や正史の時代はまだ創作探偵小説もなく、海外作品の翻訳も少なかったので
彼らのようなマニアは辞書を片手に原書を読破していた。
>>369 とにかく読むこと自体によってどんどん語学力がついたってわけですね。
まあ、英語教師も、とにかく沢山読めっていってたし、好きこそ者の上手なれ、
ってことですか。
371 :
名無しのオプ:04/10/27 22:00:59 ID:mhMjlUDC
>368
高木彬光とか由良三郎とかが書いているが、旧制高校に入る
くらいのヤシは英語はおろか、独・仏の原書を読むのが嗜み
というくらいだったらしい。
372 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/27 22:14:52 ID:nMIQwbKw
エッセイからも覗えるが、乱歩・正史の英語力は、まさに海外ミステリの多読の賜物
かと思う。
「快読!100万語!ペーパーバックへの道」酒井邦秀(ちくま学芸文庫)
つまりこの本の先駆的な実践者だな。
(スレ違いながら、興味がある人は、
ttp://www.seg.co.jp/sss/を参照されたし)
大乱歩は早稲田大学政治経済学部、横溝御大は大阪大学薬学部それぞれの前身をなす
学校の出身者であり、今で言う一流大学出でもある。
受験英語問題の主流をなす長文読解に強い彼らは今でも受験の勝者足り得たかと思う。
お前も見習えよ。
>>372 お前、翻訳されたものでさえ読んどらんやないかw
全くだなw
いま374がいいことを言った!!!
馬人、自作自演さえしなけりゃまだ相手してやる気力も出るんだがなぁ。
自作自演されると全てが萎える。
乱歩の英語力って実際はどの程度のレベルだったんだろう。
乱歩の大学時代の英文ノートを見ると、綴りの間違いが目立つのだが。
>>286 乱歩の当時の早稲田は正確には大学じゃなく専門学校だった。
大学といえば帝国大学を意味した時代である。
自問自答(w
381 :
名無しのオプ:04/10/28 12:20:29 ID:b6FPdzk7
おや〜乱歩の学歴/英語力の話ですか。当時は大学進学者自体が少なかったから。
現在の基準でどうこうは言えないな。早稲田は学力的には「入りやすい」とは
思います。ただ少ないがゆえに、ノブリスオブリッジでも言うかな、洋書を
読みこなす努力をすることは、大学卒業者なら職の有る無しを問わずみんなしてた
でしょうね。(ぺてん師の伊東とか)英語力はもっぱら「読みこなす」ためのもので
conversationは苦手だったと思います。
「わが夢と真実」を読んでみると、乱歩の大学卒業後の放浪時代が振り返られていた。
彼はけして切れ者でも超エリートではない、ノンシャランなお坊っちゃんだったと思い
ます。彼の幸福な文学的成功は、もちろん彼の魅力的な性向、独特な感性によるところ
が多いですが、この高等遊民としてのノンビリした放浪時代、それを取り巻く時代の
空気によって培われたものも多いと思います。
年譜を見ると「父の事業の失敗により経済的に余裕なく、旧制高校受験を断念して早稲田の予科に進む」ってなことが
書いてあるが、旧制高校は国立だから私学より学費は安かったのでは?
旧制高校に行けなかったのは単に学力が劣っていたからではないかと勘繰りたくなる。
383 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/10/28 20:55:55 ID:xbqhDj59
前身は、早稲田大学→東京専門学校、大阪大学薬学部→大阪薬科専門学校だが、
専門学校時代から、結構な人気校だったらしい。
乱歩の場合は年譜に、
明治45年・大正元年(1912) 18歳
愛知県立第五中学校卒業。
六月、平井商店破産のため、第八高等学校(現 名古屋大学の前身のひとつ)受験を
断念…とある。
384 :
名無しのオプ:04/10/29 11:56:35 ID:3W4rvf5m
捨てスレ希望
∨
ビシッ / ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ̄\( 人____)
, ┤ ト|ミ/ ー◎-◎-)
| \_/ ヽ (_ _) )
| __( ̄ |∴ノ 3 ノ
| __)_ノ ヽ ノ
ヽ___) ノ )) ヽ.
今日古本屋で春陽堂文庫を5冊ほど100円で購入。
ラッキーでした。
387 :
名無しのオプ:04/11/01 16:25:28 ID:aY6sYmog
ほうほう、それは良かったですね〜、私も良いものを掘り出しましたよ。
講談社の江戸川乱歩全集(文庫じゃないよ、少年ものは無し。)。昭和44年初版。
えんじ色の布製装丁で黒い箱に入っており、横尾忠則が挿絵を書いている。「幽霊塔」
「妖虫」を買ってしまった。上野の古書店で一冊500円、ということはまだそんなに
稀少価値は無いんですね。
500円ならまあまあだね、月報付ならば。
でも「幽霊塔」「妖虫」の巻は横尾忠則挿絵じゃないと思うぞw
ミス板のどこ行っても間人が荒らしてやがる。
だから過疎板になっちゃうんだよな。
>389
ひたすらスルーすれ
391 :
名無しのオプ:04/11/02 08:19:44 ID:jeCG9e+Z
私の祖父、明治35年生。田舎の方で「小学教員を稼いで」いたが、突然法律の勉強がしたくなって
単身上京。早稲田の前身、東京法律専門学校に入った。関東大震災がおこって連絡が途絶えた。
半月が過ぎ、氏んだものとして諦めていたら、線路に沿って歩いてくる人影が、、祖母は駆け寄り
感動の再会というところだが、彼は背中に座机を背負っていて走れなかった。「これがあれば、
どこにいても勉強出来ると思った」だそうだ、、昔の人は偉かった。恥骨、もとい気骨があった。
乱歩と全然関係ありませんね。済みません、、、
392 :
名無しのオプ:04/11/02 20:42:00 ID:NZE7Jgvj
乱歩の『芋虫』を中学生くらいの時に読んで、未だに忘れられない。
「ユルシテ」・・・そしてあの結末、強烈ですた。。
ところであの話を書く時、乱歩はモデルとかモチーフとなるものあったんでしょうか?
というのも、『ジョニーは戦場へ行った』という映画がありますが
共通する点がいろいろある。手足の他、目、口、鼻、耳などの感覚器官が奪われてること、
胸に文字を書くこと、性器は無事なこと等。
『芋虫』は、映画の原作より10年くらい前に発表されてるけど
この原作は実在した第一次大戦のイギリス将校をヒントに書かれたらしい。
ひょっとして乱歩はその話を知ってたのかな?
あの時代、傷痍軍人もたくさんいてああいう話を生み出す素地もあったんだろうけど・・
・・・ちょっと気になったんで。
394 :
名無しのオプ:04/11/02 22:57:10 ID:vJ/kXzbX
395 :
392:04/11/03 19:50:53 ID:I7Op5HW/
調べたら自分が読んだのは新潮だった。
角川版探してみるかな・・。
396 :
名無しのオプ:04/11/04 12:09:42 ID:zGbyH+BC
久しぶりに来てみました。「芋虫」のモチーフは確かにその実話の影響かも知れませんね。
しかしその実話をあんなストーリーにしてしまうのが乱歩。美談、もしくは反戦小説になり
がちな話を、「無知に等しい一組の男女が檻に閉じ込められたよう」と 看破してしまうあたり。
397 :
名無しのオプ:04/11/04 12:11:27 ID:zGbyH+BC
ところで乱歩は蟹などの甲殻類、甲虫などの昆虫を愛したことは、少年ものその他の作品
にも明らかですが、以前から乱歩と比較している三島由紀夫が甲殻類、特に蟹を嫌悪し、
ほとんど恐怖していたことは興味深い。「わが夢と真実」で、乱歩は幼少の頃、体操が苦手で
?@いじめられっ子であり、また青年期以降には?A恋愛を解さず、自分には世に言う青春時代
というものがなかった、と述べています。これは三島由紀夫なんかもまったくその通りで、
それはほぼ自伝と言ってもいい「仮面の告白」の内容にも明らかです。?@、?Aの要素が外界に
対する認識の違和感を生み出し、その歪みがもって生まれた才能と結びついて独創的な作品に
結実する、と思われます。言ってみれば柾木愛造(「蟲」の主人公)は、そうあり得たかも
しれない、もうひとりの乱歩、三島であったかもしれない。
398 :
名無しのオプ:04/11/04 12:14:03 ID:zGbyH+BC
三島は終生、この世界に自分の肉体が存在していることが実感できず、その実感を求め
ジタバタし続けた。彼はあまりにも真正面からこの違和感に挑み、自分の筋肉を鍛え上げ
それでは飽き足らず、焦燥感のあまり、結局あのような自分の筋肉を切り裂くという形で
自滅してしまわざるを得なかった。彼は解きえようもない問題、解く必要のない問題に
対してあまりにも真摯でありすぎた、と思います。このような彼にとって、甲殻類の堅牢
で無感覚な外皮は最も理想から遠いものだったと思われます。
一方乱歩は前述したように、無機的な血の出ない甲殻類、昆虫を愛していた。またポストに
化ける、百科事典に化けるというのもそのヴァリエーションだと言って良い。三島の西洋的
な克己心と比較して、それは東洋的なニヒリズムと言ってもいいものだった。甲殻類の殻に
こもっている限り、破滅は訪れない。乱歩は「自分は孫ができ、好々爺になった今でも、
便宜上、社会生活を営んでいるふりをしているようで、未成熟な子供のままのようだ」と
述べていますが、実際には円満な社会人であり、まれに見るような文学的成功をおさめること
が出来た。それは彼のこのような「蟹を愛する=東洋的無感覚、ニヒリズム」の性向による
ところが大きい。「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」というのは、このようなニヒリズムの
言葉、外界に対してあくまでstrangerである自分を再確認する、乱歩のバランス感覚を示した
言葉と考えられます。
上記の蟹についての話は澁澤龍彦の評論の受け売りです。澁澤自身も「甲殻類の無感覚さ
に憧れる」と述べています。そしてその驚くべき博覧強記、きらびやかな幻想の孤高な作風
は、乱歩にあい通じるものがあると思われます。もちろん、乱歩よりやや敷居が高いですが。
つーか書斎自演?ageだし
掻きすぎ!あぽーん設定してくなる 文章は適量でよろしいか、と
>>399 奴なら「澁澤龍彦の評論の受け売り」なんて正直に言うわけないから別人だと思う。
>>397 三島由紀夫は、去勢コンプレックス=男らしさの源である男根を切り取られる恐怖、
から、蟹つまりハサミを持った生き物を恐れたんだよ。
終生自分の男らしさに心から自信が持てず、ボディビルなどをして表面的に男らしく見せることにこだわった三島を考えれば、納得できよう。
402 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/04 20:38:50 ID:3Ohm3h7O
純文学で乱歩的世界というと、ミステリにも興味を示し、実作もある
大谷崎の名が挙がることが多いが、淫靡・病的(精神面も含んだ意味合いで)等の
特色面から見ると、むしろミステリ嫌いと言われていた天才三島の方が、
大乱歩に近いという感を持つ。
ただし、天才三島に大乱歩の如き明確な「隠れ蓑願望」があったかどうかは疑問ではある。
403 :
名無しのオプ:04/11/04 21:25:20 ID:Aj24XZHy
むしろ、というが作家としてのその他のだいたいの部分は谷崎の方が乱歩よりだぞ。
文意が断片的で何を言いたいのか良く判らん。
>>402 三島は「露出願望」の塊。「隠れ蓑願望」とは正反対。
「影男」に出てくるユートピアの女体花につつまれてみたい・・
406 :
名無しのオプ:04/11/05 13:25:49 ID:l9SIWqRI
>>403 そうですね〜たしかに谷崎の方が器質的には乱歩に近いです。ただ谷崎の文学って
今、あまり顧みられることがないように、変態的と言っても「足型にして踏まれたい」
とか、「鍵」教授のような行動をみてもあくまで常識的?な変態性欲な範疇にとどまる
気がする。「蟲」「盲獣」のようなまがまがしく、宇宙の孤独を感じさせる深さを感じない。
精神病理の深さで三島が近いし、三島自身、乱歩を畏敬し私淑していたでしょうね。
ほんと、三島は真面目すぎたんですよ〜。含み綿と入れ歯で変装でもして、尾久
や千住のドヤ街でも歩き回っていたら(by 畸形の天女)、あんな死に方はしなかったのに。
畸形の天女
ネタバレ厳禁だよ
読んでない人もいるから。 ちなみに俺は読んでない 以後注意で
408 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/05 20:50:05 ID:vSa88WkY
天才三島にも乱歩のような「隠れたい」という意識は覗えないこともない。
しかし、前に出たいという自意識の方がより強い感がある。
これがあの悲劇に繋がったのか?
作家が持つ体質といったものの違いが出ているのだろうが、同じエロを描いても
大谷崎の作品の根底には「明るさ」があるが、乱歩は「暗く病的」。
この事は、もし「春琴抄」を乱歩が書いていたらと想定するとわかりやすいものがある。
かなり凄惨な話になってしまったであろう。
>>406程度はネタバレにあらず。主人公が変装して徘徊するのはオチでも謎解きに
関連したものでもなく、設定のひとつに過ぎない。
(しかも物語開始早々に明らかにされる。)
この程度の事はどんどん書かれたし。
409 :
名無しのオプ:04/11/05 21:41:32 ID:U9UhlyXa
相変わらず馬塵がとんちんかんなことぬかしてるな。
乱歩はたとえば「パノラマ島奇談」は谷崎の「金色の死」が元ネタだし、
三島は短編小説家としてエドガー・アラン・ポーの影響を受けてることは
自らが認めてて、つまりは屈折したかたちで乱歩とつながる。
「黒蜥蜴」を持ち出すまでもない。
410 :
名無しのオプ:04/11/06 07:34:29 ID:F+g5xKnb
小林少年が出てくるのは乱歩の作品ですか?
-------------------------------------------------------
∧_∧
( ´∀`) ウォッチ先
( ) さわらず荒らさず
| | | まったりと
(__)_)
--------------------------------------------------------
413 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/07 01:04:35 ID:/hPIeoLX
ミステリ嫌いで有名だった天才三島だが、ポーは偉大な詩人という認識だったのかと思う。
近代ミステリの創始者ということではなくね。
天才三島から見れば、ミステリなど車夫馬丁風情の読物という認識だったのだろうね。
ミスヲタには何気に寂しい話ではあるけど。
>ミステリ嫌いで有名だった天才三島だが、ポーは偉大な詩人という認識だったのかと思う。
>天才三島から見れば、ミステリなど車夫馬丁風情の読物という認識だったのだろうね。
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
三島由紀夫の「推理小説批判」によれば、『Yの悲劇』を面白く読んだと書いてある。
論理性豊かな良質な推理小説は好きだったのだろう。
ところで413の意見は、「推理小説批判」丸写しの内容ですね。
それに「推理小説は文学ではないから嫌い」と言い放つ三島ですから、
別に寂しくも何ともないですね。
416 :
名無しのオプ:04/11/07 15:56:58 ID:Qhsl+Ubr
三島の小説の論理明晰性というのはよく言われることだが、
>論理性豊かな良質な推理小説は好きだったのだろう。
ということは、見方を変えると、
推理小説の形式を一般の小説(特に短編)に応用していたとも言えなくない。
ほんと、三島の短編はオチが効いてる作品多かったからな。
417 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/07 16:37:18 ID:8gNC1wIk
天才三島が「Yの悲劇」を評価したのは、その論理性よりも、物語の劇的な悲劇性
でしょう。ラストのレーンの沈黙、ブルーノへの以心伝心等、ミスヲタはこの辺を
読み取れないみたいだな。
論理性だけ見るなら、Xやギリシャも評価したはずである。
この辺の作は、人間が描けていない、まさに天才三島の鋭い舌鋒のよい対象になって
しまうものだけどね。
↑
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
「Yの悲劇」の三島の評価は「推理小説批判」のどこを読んでも
>物語の劇的な悲劇性
については何ら言及されていないのですが?
「Yの悲劇」の文学性批判はあれど、論理・推理批判は一箇所もなし。
また「Xやギリシャ」を読んだという箇所もなし。
読んでないものを評価できないのは当たり前のことだと思いますがね。
「推理小説批判」を読んでいれば、このような奇妙な反論はしてこないはずなんだけどな。
江戸川乱歩スレなので、もう止めますがね。
421 :
名無しのオプ:04/11/08 08:57:15 ID:JygZMT6F
三島は能やギリシャ悲劇にも造詣が深かった。「Yの悲劇」を高く評価していたのは、
そのミステリとしての構成よりも、ラストのカタストロフィにあるというのは、三島
の愛読者でその性向を知悉しているものなら直感できる。(また論拠に乏しいと批判される
かな?)つまり「ほら、どうだ」とばかり謎を暴きたてるのではなく、明らかにすべきでない
と、探偵的敗北を引き被り、沈黙の中に身を引くレーンのモラル、そこから生み出される
余韻に三島は感銘したと思います。別に三島がそう書いてなくてもそれくらいの推測は構わない
と思うけど、、、三島が推理小説を好きでないと述べたのは、エンターテイメントとしての
推理小説を成り立たせるための不自然さ、甘さがたまらなかったと思う。あれほど自分の中の蟹
=生理にこだわり続け、それを克服することに懸命だった三島だから。生理的に自然でないこと
を文章にされるのを嫌ったはず。加えて、完璧を期す名文家の彼にとっては、多くの推理小説の
書き飛ばしとも思われる文章が我慢ならなかった、、と。
でも、彼は乱歩のいわゆる通俗長編ものや少年ものをどう思っていたのかな?乱歩だけは別格で
無条件に愛していたのかな。ま、三島の話はこれくらいで。
不木先生との往復書簡が単行本になって発売されるらしいのでつが
詳細のわかる方いらっしゃいまつか。
424 :
名無しのオプ:04/11/08 17:13:36 ID:rtlOJAG3
蔵びらき委員会って・・・盗掘団みたいでいやな名前だw
425 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/08 20:42:30 ID:7jWch3x2
>「Yの悲劇」の文学性批判はあれど、論理・推理批判は一箇所もなし。
>また「Xやギリシャ」を読んだという箇所もなし。
>読んでないものを評価できないのは当たり前のことだと思いますがね。
つまり天才三島が「文学」として語る対象として見たのが「Yの悲劇」。
やはりその劇的な悲劇性に着目したゆえかと思う。
Xやギリシャに言及していないから、読んでいないはずというのは短絡的な判断に
過ぎない。語るに値しないという判断もあり得るのだ。
>彼は乱歩のいわゆる通俗長編ものや少年ものをどう思っていたのかな?
これは俺も気になっている。前向きな評価はしていないとは思うが。
>>423 どもでつ。
具具ってたら値段もわかりまつた。4410円 orz
乱歩晩年の談話の録音を聞いたことがあるが、音吐朗々としていて
えらくハキハキした喋り方に戸惑った記憶がある。
作家というよりは実業家か政治家のような喋り方だった。
往復書簡欲しい!
でも高い!
今月はドラクエも発売されるし orz
影男、おもしろかった。
明智より思い入れしてしまう。乱歩風ルパンって趣きか。
奴の活躍をもう少し見たかった。
『影男』といえば、中盤の(笑い)の連発はなんだったんだろう?
なんだか唐突で変な気がした。
…あれが(笑)とか(ワラ だったらちょっとおもしろかったかも…
読売新聞の朝刊(9日の)に載ってる芦屋サロンおもろかた!
乱歩のお墓参りしたい。゚(゚´д`゚)゚。
433 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/10 20:18:59 ID:UzTx/IVV
残念なことだが、「影男」の高評価は2ちゃん以外では見かけない。
仁賀克雄氏は乱歩ベスト長編の候補からも外しており、
松村善雄氏は、仕掛けも古く、迫力にとぼしいと酷評している。
>>433 >残念なことだが、「影男」の高評価は2ちゃん以外では見かけない。
えええ?ほんとにー?
「影男」とか「地獄風景」とか、肩の力を抜いて楽しく仕上げたって感じで
結構楽しいけどな。
影男の肉山脈や肉樹海を形作る裸の女の子たち、おしっこしたくなったら
大変だな。。。と思ったり
残念なことだが、書斎魔神の高評価は自演以外では見かけない。
2ちゃんの評価が一般的でないというのは事実というか、
乱歩なら何でも許しちゃうというヲタが多い。
438 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/10 23:32:33 ID:L+N049Wd
乱歩パート1スレの頃から、俺は「影男」支持派。
三悪人を乗せた護送車が警視庁に向かう、緊迫したシーンのはずなのに、
なぜか飄々とした印象を残す幕切れも印象的。
2ちゃん以外で、「影男」を高評価しているメジャーな文献等があれば、
見てみたい。あれば俺も嬉しい。
439 :
名無しのオプ:04/11/10 23:45:22 ID:hF5rcuD4
↑これよその板でもみた。流行ってるの?
441 :
名無しのオプ:04/11/11 09:01:11 ID:BN6g8y7s
>>437 耳が痛いと言うか、禿げ同ですね。私自身、乱歩ならなんでも許してしまう
ところがある。「影男」は果たしてミステリーと呼べるのかな。乱歩の人工庭園を
乱歩自身が逍遥して楽しんでいる冒険譚。河出書房のムックで影男を明智、二十面相に
次ぐ第三の重要キャラとして評価している論考がありましたよ。(確か、、)
私自身は「影男」は大好きですね。長編ベスト3に入るな、、、
442 :
パナ:04/11/11 10:34:56 ID:XZtNSe5d
光文社文庫から発行されてる、江戸川乱歩全集 第三巻「陰獣」て発売されてる?
どこの本屋に行っても売ってないんだけど…。
陰獣はまだだよ。
来月は堀越捜査一課長殿だから再来月以降。
445 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/11 20:03:59 ID:lLPvYq6S
もう少し「影男」ネタを続けたく思う。
エロ、グロ、隠れ蓑願望、ピーピング趣味、パノラマ趣味、
天才的犯罪者たる(怪盗風の)怪人、名探偵(明智)、密室殺人、
ジュブナイルのキャラ(成人向きの作品でありながら浪越警部ではなく中村警部が登場
している点に留意されたい。小林少年も名のみ登場)
乱歩の嗜好が手際良く集大成されている感がある。
乱歩作品の中では、明智探偵談かつ怪奇探偵冒険小説の掉尾を飾る位置付けの作だが、
そのせいか、初期の通俗長編ようなあざとさ、泥臭さが無い代わりに、
洗練されたスマートな展開である。
なぜか、作家、評論家からは無視又は酷評ばかり。
2ちゃんで盛り立てていこう!
446 :
名無しのオプ:04/11/11 20:09:47 ID:qh4FmwHk
>>445 同意です。「影男」パロディーなど寄稿していただければ幸甚です。
「影男」は光文社文庫の新保博久の解説では、
「猟奇の果」や「恐怖王」よりも破綻が多いなんて述べられているなあ。
この作品、厨房の頃にわくわくしながら読んだけど、今読み返しても
乱歩作品のいろいろな要素がつまっていて楽しいな
終盤の明智登場から捕縛までの急展開はいまいちだけど
ラストの護送車内での微笑み交換(ニヤッ)はイイ!
448 :
名無しのオプ:04/11/12 07:50:02 ID:/6QqXEnq
お、影男ですか〜。これって土曜ワイドその他で映像化されたことは、確か
無かったはず。難しいですよね。2時間程度で映像化は。むしろ連続ドラマ向き。
フジテレビ月九でやれ!意外と受けるかも。それから影男が女子大生の恋人を
ホテルに迎えるシーンの(笑い)(軽い笑い)の連発は、、何なんでしょう?あそこだけ
劇の脚本、ト書き風で、乱歩がパロディーでふざけていたのか、、
449 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/12 20:14:00 ID:i2e479DJ
相変わらず「影男」の評判は2ちゃんでは良好なり。
乱歩ワールド総集編として読んでも面白い作だが、逆に入門編として読む手もありかも。
そして、各人が興味をもった要素により、以下のような作を読んで行くと良いのでは
ないか。
エロ・グロ→「闇に蠢く」「盲獣」「虫」等
隠れ蓑願望→「屋根裏の散歩者」「畸形の天女」(連作)等
ピーピング趣味→「押絵と旅する男」「湖畔亭事件」等
パノラマ趣味→「パノラマ島奇談」「大暗室」等
密室もの等トリック主体→「三角館の恐怖」「化人幻戯」等
怪盗・怪人もの、ジュブナイル→怪人20面相シリーズ初期作
明智探偵談→「蜘蛛男」「黒蜥蜴」等
↑
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
>>449 「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」・・・
といった初期短編の評価は?
「陰獣」「孤島の鬼」
あたりはどこに入るの?
もう自問自答はやめてほしい
というか、ここで乱歩作品を無理に分類する意味あるのかな。
分類のための分類のような。。。
>>453 初心者や半可通ほど分類や順位付けをしたがるものですよ。
っていうかさあ、こういう突っ込みその他全部ひっくるめて格好のえさじゃん
引っ掻き回すして笑うことだけが目的の相手なんだから
ってなことで放置しよう
俺もこれを最後に放置だ
つーか、
>>451を書いた俺は書斎魔神とは別人なんだが。
本人が「自己レスでした」とは書かないな。
別人ならスルーを覚えろ。
荒らし相手に「もっと書いてよ」と催促するようなレスするなよ
459 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/13 00:36:57 ID:tw/Hq5Xf
分類というよりは、「影男」を乱歩入門編として読んだ場合に、
気に入ったテーストごとに、次に何を読むと良いかのセレクトを試行してみたのみ。
初期短編はトリック好きの者、
「孤島の鬼」は、前半に密室の謎解きもあるが、やはりエロ・グロ嗜好の者へお薦め、
「陰獣」は、隠れ蓑願望を謎解きミステリに導入した佳作でしょう。
>隠れ蓑願望を謎解きミステリに導入した佳作
紋切り型の評価に堕してるわりには「陰獣」に対するコメントとしては
不適切だったりする
461 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/13 12:11:50 ID:9tQAWaU3
「影男」の飄々とも評せるラスト部分が気に入った場合には、
乱歩最後の書き下ろし作品となった「ぺてん師と空気男」を推す。
本作により、おなじみの猟奇・怪奇に彩られた乱歩の世界とは異なる
戦後早くから海外ミステリに親しんだ人らしい粋で洒脱な一面を
見ることが出来る。
462 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/13 19:46:02 ID:JJWfKI2g
お、ぺてん師ですか〜これは「影男」以上にミステリらしくない。とくに前半
の散漫さはほぼ随筆と言ってもいい。メインのお話もなんか深刻さが足りないし。
「マーダーパーティー」はやってみたいですね。それに伊東美津子さんには
「生毛の目立つ、どこか少年っぽい」面影の美貌で、大河内由美子さんとも
似ている。乱歩好みなのかな〜。笹寿司〜赤茶けた下宿の畳、土瓶のお茶〜。
(萌え〜〜)ラストで主人公が「奇人〜怪人は三たび変じて、神に転じた
のだ〜」と嘆息しましたが、これも飄々としたハッピーエンド。乱歩も晩期
には、作品の出来不出来を超えた、世界全体を「よしよし」と許容する神様
みたいな存在になっていたかも知れません。(2ちゃんねる上に良く言う
「示申」とは違いますよ)
「灰色の巨人」でとうの「灰色の巨人」から犯罪予告を受けた宝石商に
張り込んでいた刑事が夜中に怪しい一寸法師を発見したときの刑事と
一寸法師の会話だが
刑事 「きさま、なんのためにこの店に隠れていたんだ」
一寸法師「そのわけが知りたいのか?」
刑事 「早くわけを言え」
一寸法師「おまえたちこそ、なぜ店にうろうろしていたんだ」
刑事 「そんなことはどうだっていい」
一寸法師「かくしたって知ってるぞ。灰色の巨人がこわいんだろう」
刑事 「ヤッ、きさま、灰色の巨人のなかまだな!」
この刑事ちとにぶいかも
ほのぼのとしていて笑えたw
465 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/14 20:30:32 ID:KW1CoYfY
「影男」をきっかけに紹介した作のうち、「三角館の恐怖」は翻案ものということもあって、
あまり読まれていないようであるのが残念。
(この点はオリジナリティを重視されるミステリ、しかも本格ということで仕方無い感
もあるが)
最近、大部なアーヤの「暗黒館の殺人」を読破した次第だが、
面白い館ものは、三角館程度のボリュームで十分書けるやん、
とか思ってしまう。
しかし、エレヴェーターの殺人トリック、結構面白いと思うのだが、
乱歩は低評価したせいか、読者への挑戦(本作にはこれがある。やはり乱歩も1度は
これをやりたかったのだろう)前に早々ネタバレさせている。
本作のみ登場の明らかにホームズを意識した篠警部もいいキャラだ。
最近光文社文庫版全集の話題があまりでないけど、なんだかんだ言ってここまで
月一冊ペース崩さずに続いているのはすごいよな。
こっちの読むペースがぜんぜん追いついていないけどw
467 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/14 23:43:15 ID:uHu/e+GB
>>466 光文社文庫版全集はオレも毎月欠かさず購入してますよ。現在17冊で残り13冊。
今の厚さは45pくらいだから最終的には80pくらいになるのかな?書棚にずらっと並ぶのが楽しみです。本棚ではポー全集の隣です。
以前のレスで、全巻揃ってから1巻から順番に読むといいとアドバイスを受けたのでそうしたいと思ってます。
順調に行けば来年末に全巻揃うので、来年末に読み始めます。2〜3年掛けてまったりと読破するつもりです。
完結時には何かイベントがあるのだろうか?
470 :
467:04/11/15 01:52:26 ID:cf2WEdMo
>>468 普通の自由業の30代の社会人です。
>>469 違います。業界人ではありません。
20代は金ばかり追いかけて娯楽を見失っていました。
30代には知性を付けたいと思って図書館通う日々を過ごしています。
死ぬまで暇潰しなので、興味のある本をできるだけ読みたいです。
/ /二__,--、r'"___、 ヾト、.ヽ
レ'"~,-,、 ! ! ' '" ̄ .ノ\ヾ:、
K/ー'~^~_/ ヽミ:ー‐‐'" ヽ i
!〉ー―'"( o ⊂! ' ヽ ∪ Y」_ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ∪ ,.:::二二ニ:::.、. l 、... | おい、クソ坊主ども
! :r'エ┴┴'ーダ ∪ ! !l< 三十すぎてキモヲタで悪かったな!
.i、 . ヾ=、__./ ト=. |
ヽ 、∪ ― .ノ .,! \________
472 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 07:54:30 ID:gvBdgxJZ
光文社文庫今月は「魔術師」の配本でした。魔術師は明智が主人公の冒険ものとしても、
whodunitとしても良く出来ていると思います。ただ併録されている「吸血鬼」
は??恋愛要素やサディスティックな味わいが強いが、ストーリー展開に根本的
に矛盾があるのでは?ネタバレになるから書きませんが、消防のころ「地獄の仮面」
を読んだときからそう思ってました。
473 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/15 20:20:30 ID:cXuDmoaZ
「魔術師」は悪くはないが、明智登場の通俗長編は「蜘蛛男」「黒蜥蜴」を読むと、
後のは見劣りするものが多い。
474 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 22:11:49 ID:KnM+MquL
有名な、うつし世はまぼろ 夜の夢こそまこと、
って言葉ってどの作品に出てくるんすかね?
乱歩作品そこそこ読んでるんすけど、
未だ目にしたこと無いんで。
魔術師の最後がわけわかめ。
妙子は明智小五郎の女助手を志願して、彼の事務所の開化アパートへ、毎日のように
通いはじめたのだ。
ってあるけど、妙子は収監されてるじゃん。
その前には文代が明智のところへ行こうとしてからかわれてる描写だし。
どなたか教えてプリーズ。
477 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 23:27:12 ID:rk7D7OBa
光文社文庫って、どうして1巻から順番に配本されないんだ?
478 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/15 23:36:16 ID:rk7D7OBa
>>476さんは光文社文庫を揃えているんですね。
俺も光文社文庫を揃え始めたばかりで、まだ1、2、4巻しか集まっていません。
今までに第何巻が配本されているか教えてもらえませんか?
あと、毎月の何日に配本されているかも教えてもらえると有り難いです。
479 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 00:29:19 ID:ANCuE6Xz
480 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 00:57:53 ID:8HyGNt+z
>>477 人間の、抜け落ちを嫌う性質に付け込んで売り上げを上げるため。
たとえば、1巻から順に出していけば、配刊毎に一つ買えばムズムズが治まるので、そのうち買わなくなるかもしれない。一応きれいにそろってるからね。
でも、ばらばらに配刊すれば、しかも、3巻みたいに、7並べのごとく穴を意図的にあけとけば、その穴が埋まるまでムズムズはおさまらない。よって、コンプリートする人が増える。
つうか3巻は早くだせバカ。
1巻から順に配本のある全集のほうが珍しいと思うが
校正が先に済んだほうから配本するもんだろ?
>>477と
>>480って何歳?まさか成人じゃないよね?
482 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 01:03:58 ID:R80Qxf6H
483 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 01:08:39 ID:8HyGNt+z
人間、ビズネスの観点も必要。
あ。そ。
485 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 02:06:12 ID:alY/oBZm
確かに。
スルーしたけど良く見るともろネタバレじゃん。
488 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 05:26:06 ID:qsNKZu/7
489 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 08:19:41 ID:Jmra/fJg
472ですが、「吸血鬼」はおかしいよ〜。女子校生風に言うと「こんなの、
ありえな〜い」っていうほどのプロットの破綻。連載していくうちに忘れたのかな。
ところで「魔術師」「蜘蛛男」「吸血鬼」は独特の延長戦構造が面白いな。
(この程度ならネタバレにならんでしょう)それにしてもしつこくつけ回す
変質犯罪者に被害者の女性が倒錯した愛着を持つ、ってあることなんだろうか。
ストックホルム症候群的な?
490 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 09:43:59 ID:goYHItnB
>>489 たしかに最初の決闘で自分が死んだらどうするつもりだったんだろうと思った。
492 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/16 21:30:45 ID:kRX5Aewg
>ストックホルム症候群的な?
あれは立てこもりによる人質の例だから、ちと違う気がする。
むしろ乱歩得意の倒錯した愛の形の1パターンでは?
↑
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 ID:i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
494 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/16 21:57:54 ID:ANCuE6Xz
↑気持ちは分るが、毎回やってると自演っぽいよ
496 :
489:04/11/17 20:38:56 ID:6rBMDL3Q
>>491 よう言った!ネタバレと思い、言えなかったのを君は分ってくれた!
消防の頃からの胸のつかえが取れたぞ!登場人物も少ないし、冒険活劇の
要素があるも総じて単調、頂けない長篇No.1はこれだあ。(でも好きだけど)
というか、吸血鬼は明智が失敗してるのがなんか萎える。
でも若者を虫けらのように突き放す明智萌え
VIP 伝説の アクリウム 競馬 焼肉 エヴァ ハンドクラフト 男性論女性論 病院・医者 モ娘(狼) 昆虫 アウトロー
調味料 そば・うどん ミステリー
>>485 初刊である平凡社版「江戸川乱歩全集 第八巻」での誤植をそのまま
残している。いくら初刊本を底本にするにしてもこれくらいは直しておくべきだな。
校正にこだわりをみせているわりにはお粗末。再版で訂正されることを願う。
(再版されるのか?)
501 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/20 23:48:19 ID:Nn8z0lLQ
おや、急に過疎になって来ましたね。それにしてもこの誤植はひどいな〜。
実際妙子が通っていったら面白かったのに。テレ朝の「浴室の美女」では
妙子=夏樹陽子(妖艶な美人女優)。文代=役名は綾子=高橋恵子でした。
高橋恵子はふっくらしていて、あどけなくややイモっぽい感じ。ぼくは断然
妙子さん支持だな。それにしても明智もの全体における文代の存在って、妙に
影が薄い。これは明智=小林少年の固い絆の間には、女など邪魔だ!ってことかな。
単に少年物しか書かなくなったから活躍の場がなくなっただけでは?
中高生対象だったら「文代たんハァハァ」な読者がいて活躍できたかも
しれないけど。
503 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/21 00:20:00 ID:Bf48ZQ9e
文代たん、最大の見せ場はやはり「人間豹」の着ぐるみ大決闘のシーンかな。
ただ小林君に対する乱歩の過剰な表現(りんごのようなつやつやした頬の、、)
に比べ、文代たんの扱いは淡い、、確か後期には山の中のサナトリウムに
療養に行ってしまったはず。小林君は先生の夜食なども用意していたのかな。
さて、腹減ったな〜。「食パン十斤と牛肉と福神漬の缶詰」でも喰うか〜。
後期といっても「化人幻戯」の一作ではないかと
501はなにをおもしろがってネタバレの傷口を広げてるんだか
ageてわざわざ書いてるところを見ると「コテハンたたきをやめろ」と絶叫するのが得意の人?
そうかなあ。
「魔術師」、「吸血鬼」、「人間豹」
における文代さんの存在感は際立ってるけどね
特に人間豹で裸のまま熊の着ぐるみを着せられる文代さん、イイ!
507 :
506:04/11/21 01:39:40 ID:YGJJCXPS
508 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/21 18:04:28 ID:oYHn/8fO
こうして見て来ると、翻案もの等は明智探偵談に比べて人気が無いな、
乱歩好きにもあまり読まれていないようで、過去ログを見ても話題に
なっていない。オリジナリティが重視されるミステリというジャンルゆえ
仕方無いのか。あざとい作風の明智探偵談とは異なるスマートな作が多いゆえ、
一読に値する。
A「白髪鬼」「幽鬼の塔」「三角館の恐怖」「十字路」(渡辺健治との共作的作品?)
B「緑衣の鬼」「幽霊塔」(涙香の原作)
Aはどれも面白く必読、Bも一応読んでおいてもいい。
渡辺健治は筆名のほう(剣次)を書いておくべきだったな
510 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/21 19:43:01 ID:QuwK6ycY
「鉄人Q」「電人M」「青銅の魔人」「魔人ゴング」
良くもこういう似たような作品を次々書けるなあと
呆れるばかりだな。
511 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/21 20:06:11 ID:oBJpKtjf
もうその辺は本人も開き直っちゃって、作品としてどう評価されるか
なんてもうどうでもよかったのでしょうね。
512 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/21 21:14:59 ID:Q9vvebHX
乱歩のジュブナイルは、初期4作(「怪人二十面相」「妖怪博士」「少年探偵団」
「青銅の魔神」)で基本パターンが出尽くしているという感がある。
またパターンの話か
今から思えば「青銅の魔神」のラストはちょっと異彩をはなってるな
犯人がいかに年期をかけて準備していたかという点で・・
そりゃ「青銅の魔人」は戦後初の作品だから。戦後活躍始めるまでに時間空いてるからね。
~~
516 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/22 10:13:46 ID:qNp+vu2f
中井英夫が論考していたように少年ものの中期以降は「ウルトラマン」
なんですって。異なった星からやって来た、様々な趣向をこらした異星人
や怪獣とウルトラマンが毎週毎週戦うようなもの。中期以降は少年探偵団
と敵対する敵の名前がそのまま題名になっている所も似ている。ウルトラマン
が3分間という制約の中で戦う様式美も、明智=少年探偵VS二十面相のお約束
のやりとりに似通っている。(小林君はよく囚われの身になるね)
パターン・・・・感がある・・・・否めない・・・ 2ちゃんねらー
518 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/23 00:11:30 ID:7qrVjvMk
まあ、少年探偵団シリーズは、マンネリの妙とでも言ったものかと思う。
自分は「黄金豹」「透明怪人」「宇宙怪人」「夜光人間」なんかも楽しく読んだ
ものである。
消防の頃マンネリとわかりながらも次々と読んで楽しんでたのは
やはり「仮面ライダー」のような感覚だろうかね?。
しかし「空飛ぶ二十面相」読んだときは、しばらくカニを食えなくなって
しまったよ。
520 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/23 10:11:39 ID:Baq9AuwM
>>508 確かに翻案ものは乱歩のベストを選出する際にも顧みられることが少ないですね。
ただ乱歩の完全オリジナルよりも、ストーリーの密度が濃くて強烈なサスペンスがある。
「白髪鬼」は妻に不貞をはたらかれた男の狂おしい妄執を描いて、肌に粟を生じさせずに
おかない。小六の時(少年版は出てないので)春陽堂文庫で読んだが、大人の世界は怖い
と思った。オカルトの要素が強い「幽鬼の塔」だが、暴かれた秘密は「白線流し」の一齣
を彷佛とさせる(ちと違うか)味わいがある、、読後感がいい。私的にはこの2作品は
普通の出来の長編「妖虫」「地獄の道化師」などよりは面白いと思う。
521 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/23 11:33:41 ID:GiGa+Qa0
実は「白髪鬼」は一番好きな乱歩翻案ものだが、
しかし、「ミステリ?」という感がある。
姦計に陥れられ、生きたまま埋葬された主人公の焦燥感は、
まさに鬼気迫るものがある。
原作「ヴェンデッタ」も読まんとするが、入手出来ず。
>>521 941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
もし自演だとしたら匿名の方がレスの内容がちゃんとしているところが笑える
525 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/23 18:17:43 ID:cH4/kP+O
白髪鬼や孤島の鬼って最初のページいらないと思うの僕だけ?
刑務所にいるとか髪が真っ白とか腿にアザがあるとか。
現在生きてるって分っちゃうと、本文中どんなことがあっても
死なないって分っちゃうよね。
526 :
書斎魔神Sexy44 ◆aZfWDVV1fM :04/11/23 18:31:03 ID:OmwjlI/4
白髪鬼に関して言えば主人公が用意周到な割には、の感が否めない
が、2ちゃんねらー諸君には充分楽しめる。そんなレベルの話である
そのあたりを熟読されたし
また自作自演ですか
恥ずかしくない?
>パターン・・・・感がある・・・・否めない・・・ 2ちゃんねらー
最初以外クリアしてますね
529 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/28 13:47:15 ID:lZIequov
内田康夫ベスト3てなんでつか?
530 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/28 15:49:37 ID:VL7nbQ65
子供の頃「少年探偵団」シリーズを読んでて
大人向け?の乱歩を読みたくて最初に読んだのが「三角館の恐怖」
恐くて寝れなくなったのを思い出します。
531 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/28 16:00:46 ID:VL7nbQ65
乱歩を好きな人って横溝はどうなのかな?
自分は乱歩が読めれば横溝イランという方なんだけど・・
532 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/28 18:08:59 ID:t58iLFy+
乱歩は、中短編。
横溝は、長編。
533 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/28 18:39:59 ID:nCwfaZbg
横溝は「本陣」も「犬神家」も本格物としての構成は出色であり、所謂ミステリーファンを
唸らせるものがあると思う。一気に読ませる。ただ何度も読み返したいか、というと?
乱歩の長篇などは構成はルーズだが、妙に心を捉えて離さない味わいがある。
例えば「恐怖王」冒頭の死骸強盗の場面など、、それは何故か?というとやはり
乱歩だから、、としか言い様が無い。少年ものに関して言うと横溝も結構書いているが
乱歩に比べて全く顧みられる事が少ない、、「大迷宮」など題名を聞くとゾクゾク
するのだが、どうにも面白くない、、これはキャラクターとデティールの差としか
言い様がないですね、、
534 :
たかし:04/11/28 23:15:19 ID:WN5d1TIo
このスレだいたい読みましたが書斎さんって、江戸川乱歩の作品あんまり
よく読んでいないようですね。正直、どの考察を見ても、どこかから
写しただけのようなものばかりで、後書きだけを読んで読書感想文を書く
中学生とほとんど変わらないと思います。書斎さんはもしかして、
まだ中学生なのかな?
535 :
たかし:04/11/28 23:28:39 ID:WN5d1TIo
あと、書斎さんって作品を感覚だけで読んじゃってる感じだし
なんか、キャラ萌えっていうか、そういうのが好きそうだから
森、西尾、舞上、乙一あたりの作品が合ってると思うよ。
だいたい書斎さん漢字とか弱そうだしw
>531
乱歩の長編は子供向けという気が。正直子供向けリライト読んだ時点で
原作まで読む気になれん。
何度も読み返したいのは短編と評論だな。
横溝の長編は読み応えあるから何度も再読してる。
>たかしさん
書斎さんは立派な社会人です。厨房などではない。
538 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/29 01:21:19 ID:hp7Wl9+K
これで「立派な社会人」ねぇ・・・
316 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日:04/10/23 11:46:11
>主観的に違和感を持ったところを詰めて論議していってこそ、
>新しい側面から作品に光を当てられるのではないかと思うのですが、
>あなたはどう思われますか。私はそういう論議をしたいのですが。
つまり自覚的オナニーでもOKということだね。
では次のお題として、有名どころだし2ちゃんでも人気がある「曲った蝶番」でどうよ?
「マスターベーション的な読み」を試みる素材としては面白い作だと思うのだが?
今度はチミから先行してくれるかな。
386 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日:04/10/29 20:40:55
火刑法廷=本格ミステリないしはリドルストーリーと考えるオナニストは、
430 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日:04/11/04 21:35:38
よお!ひょっとこ野郎、
472 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日:04/11/10 20:22:28
マル公よぉ、
>「慣性」「重力」「張力」「力の合成」の項を参照のこと。
わからんなぁ、こういう話。
540 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/29 13:24:45 ID:zhMhCwrB
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. | ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!
nノ)/ノ | なんて居心地のいいスレなんだァ〜っ!!
| _,.つ \____ _____________
l | ∨
\ヽ ________
l | / /j
// / / .l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| l | . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 決めた決めた〜
\ヽ_| ヽ_l/ ヽl_/ | (ニニヽ、 < 俺様はこのスレに
` −| / ヽ / ヽ | i ヽ i | 居座るぜ〜〜っ!
| | @ | ___ | @ | | l / / \________
| ヽ_ノ | | ヽ.ノ | / / /
| |.____| .|/ / /
 ̄i ̄i ̄ ̄i ̄i ̄ / i
| | | | しl_JJ
/ / \ヽ、
/ / i l
/ / l l
| \ / /
\_j L_/
543 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/29 19:32:50 ID:M2Wm2RIy
>大人向け?の乱歩を読みたくて最初に読んだのが「三角館の恐怖」
>恐くて寝れなくなったのを思い出します。
このスレで「三角館の恐怖」の紹介文を執筆したことがあるが、
上記の文には、正直言って「?」である。
表紙が恐ろし気な講談社のジュブナイルのことだろうか?
「三角館の恐怖」は、翻案ということもあってか、乱歩らしいおどろおどろしさが無い
すっきりとまとまった本格推理ものという感がある。
>横溝は「本陣」も「犬神家」も本格物としての構成は出色であり、
>所謂ミステリーファンを唸らせるものがあると思う。
横溝スレでも話題になっていたが、本陣はともかく、犬神は本格ミステリとしては
疑問符が付く。本作に限らず、横溝作品には本格ミステリというよりも、
サスペンス・ミステリの色合いが濃いものが多い。
ジュブナイルは、乱歩>横溝という点は同意。
↑
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 ID:i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
クスクス
545 :
たかし:04/11/29 20:51:11 ID:/J6wdhom
書斎さん。
あんた、ジュブナイルって言いたいだけじゃないですかw
ジュブナイル
548 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/29 21:30:08 ID:hp7Wl9+K
550 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/11/30 12:46:15 ID:TK+sbtJD
>>549 見た。モノクロのアニメで結構原作に忠実な作りだったように記憶している。
最終回は二十面相の死。明智と探偵団は、第ニ、第三の二十面相出現に備えて、
団結を誓い合う。二十面相をアテたのは若山玄蔵だったか。
実は自分の乱歩歴は、わんぱく探偵団→少年探偵団シリーズ→乱歩短編(春陽文庫等)
→通俗長編(角川文庫、春陽文庫等)。
初めて買った乱歩の本はあの「青銅の魔人」だった。
サブタイトル見ると確かに原作に忠実そうだ。
しかし書斎魔神さん、けっこうお年なんですなあ
1968年2月1日-1968年9月26日放映ってことは、リアルタイムで
見てたのが7〜8歳頃としても、もう40半ば?
ビデオ出てたとオモ
今日、読まず嫌いだった乱歩作品を暇つぶし目的で買ってみた。
300円の孤島の鬼、何コレ面白い、この文体にも嵌りそうですw
最初に最傑作読んでしまってどうするw
よかったな。最初に読んだのが「恐怖王」とかじゃなくて
>>554 その後短編を読むなら「江戸川乱歩傑作選(新潮文庫)」あたりをドゾー
江戸川乱歩作品の推薦文の最高峰は、なぎらけんいちの『笑って悲しく泣いて死ぬ』の、
「海底の魔術師」の章だろう。
これを越える推薦文があったら読んでみたい!
…とか言いつつ、この本の入手は不可能だろうなあ…
文庫本になっているそうだけど、タイトル変えたらしいし……
>>558 あの程度の推薦文が最高峰だとはよほど本を読んでいないとみえる
560 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/12/01 10:54:17 ID:DvHD8S+J
B.D.バッジあたった人いる?
十何枚出したのに orz
562 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/02 21:09:52 ID:yZvSYmro
「孤島の鬼」→「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)
これは乱歩ゴールデン・ロードだな。
これで面白いと思えなかったら、もう乱歩は読まないことだ。
563 :
たかし:04/12/02 21:32:00 ID:t6zpegcD
書斎さん。何えらそうに“もう乱歩は読まないことだ。”
です?むしろ、あなたにもう乱歩を読むなと言いたい。
あなたがよく言うジュブナイルが好きな人がいるかもしれない
じゃないですか。とくにあなたと同じ低年齢層は。
書斎さん、もうそろそろ引き際じゃないですか?
564 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/02 21:39:48 ID:yZvSYmro
「孤島の鬼」→「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)
これで乱歩ワールドにはまったら、通俗長編(「蜘蛛男」「黒蜥蜴」あたり)、
翻案もの(「三角館の恐怖」「幽鬼の塔」あたり)を読んでみろ。
これで、乱歩に関して、多少モノ申すことも可能かと思う。
565 :
たかし:04/12/02 21:46:54 ID:t6zpegcD
多少モノ申すということが、あなたみたいに誰からも相手にされず
一方的にネタばれ、自演、受け売りのひけらかしをすることならば
誰がそんなことを望むと思います?
いいかげん、乱歩を冒涜しているということに気づいたらどうです
書斎さん?
書斎顔真っ赤になってるぞW
なってないと思います。
>>567 全くですね。
黄疸で真っ黄色ですものね。
569 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/02 22:18:18 ID:z6lMdTpm
前述したとおり、乱歩の翻案ものは面白いもの多し。
涙香に倣い「モンテ・クリスト伯」をやって欲しかった。
>>569 とりあえず太宰治が欲しがってたのは直木賞じゃなくて芥川賞だからね。
>>569 あとバロム1やワインセラーは職業じゃないからね?
ギャハハ書斎は直木賞と芥川賞の区別もつかないのか
本当に無知だなw
トリビアの泉が彼のネタ元らしい。
しかしちゃんと見てないらしい。
574 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/04 10:59:28 ID:7+POsSJL
>>565 たかし
何があったのか知らんが、書斎魔神に粘着して乱歩の話しは何もしない
あなたが荒しだぞ。 ずっと魔神の話ししかしてない。
いやならスルーするなりNGワード設定するなりすれ。
まず、テンプレ嫁や。
「子不語の夢」が無茶苦茶面白い!
確かにこれは面白すぎる。千部しか作ってないみたいだから、早めに買っとけ。
>>577 ほんとでつか?近所の店になかったのでちょっと探してみまつ。
付録のCDロムってどんなものでつか?
昨日BDバッジ届きました。嬉しい(*´∀`*)
>>578 一般の本屋にはまずないが、版元に電話して注文すれば送料無料で送ってくれるぞ。
>>579 >>578でつ。今持ち合わせがないので中身を確認できたらなと思いますた。
都合がつき次第ゲトしたいでつ。
ありがとん。
>>580 「でつ」とか「ますた」って言い方は使いすぎると厨臭くなるだけなので
気をつけるように。
「江戸川乱歩傑作選」から小説入門し、
たった今、「孤島の鬼」を読み終わった。
初めての長編だったけど、後半は非常にテンポが良く、
ハリポタを挫折した俺が・・・ ドラゴンボールマニアの俺が、
ほとんど一日で読破できますた。
深山木幸吉、諸戸道雄のキャラクターが非常に良いですね。
光文社文庫の「BDバッジ」プレゼントが来たのですが、応募した人、あんまりいない?
2個も当たったんだが。
584 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/05 10:52:51 ID:ee00h7c0
>>582は日曜の朝から乱歩ファンには嬉しいレスだ。
このスレの俺のレスを参考にして、今後も乱歩作品をがんがん読んで行って欲しいものだ。
「孤島の鬼」、これって本質は乱歩風ラブ・ストーリーなんだよな。
ラストの一行は哀切の一言に尽きるものがある。
>>581 誰でつか? 誰なんでつか? あなた誰なんでつか?
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i 馬人さんよお
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
「魔術師」おもしろいんだけど、最初の明智拉致は興醒めっぽいかも。
それらしき悪人が出てきたりして不可解な連続殺人の趣がちょっと萎える
乱歩好きなんだけど通俗長編って全部読まなきゃダメなのかなあ。
長編で読んだのは「孤島の鬼」「蜘蛛男」「黒蜥蜴」だけ。
それ以上は食指が動かないんだよね。
589 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/06 00:10:06 ID:54zrqBG/
>>588 僕も長編は明智が出てくるやつはたいてい駄目。
短編の明智ならそんなことないんだけどね。
翻案物の「緑衣の鬼」「幽霊塔」「三角館の恐怖」「白髪鬼」は
また毛色が違ってますね。
590 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/06 12:41:49 ID:EvxKIWdv
乱歩作品を分類する場合に「孤島の鬼」は通俗長編には入れない。
明智探偵談は、通俗長編だと異色作「影男」(明智は顔見世程度の登場)、
乱歩唯一の本格ミステリとも言える「化人幻戯」あたりを読んでみてもいいかも。
翻案ものは、それぞれ特色があって面白いものが多くお薦めである。
はぁ、また分類か。
根拠を書かないで断定するからキミのレスはいつも信用されないんだよな。
>>591 ミステリー初心者だから仕方ないかもね。
それなりに量を読んでいれば、分類や格付けがいかにバカバカしいものか分かるけれど、
読み始めて日が浅い、もしくは余り読んでいない奴は、
分類・格付けすることで深い分析をしているように感違いするものだし。
>>592 >それなりに量を読んでいれば、分類や格付けがいかにバカバカしいものか分かる
「類別トリック集成」もバカバカしいの?
594 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/06 20:12:14 ID:oEG42nxl
「一寸法師」「蜘蛛男」「魔術師」「黄金仮面」「吸血鬼」「妖虫」
「黒蜥蜴」「人間豹」「悪魔の紋章」「暗黒星」「影男」
この辺が乱歩通俗長編と称される作である。
ミステリファン以外の広い読者層を対象として書かれた作品と解して
おけば間違いないかと思う。
少年探偵団シリーズから乱歩に入ったファンには馴染やすい作品群だが、
ミステリファンの評価は決して高くはない。
たいした考察ができないのをごまかすために、
いちいち作品を分類しなくてもいいんですよ、書斎さん?
そんな分類したって、誰もあなたが乱歩通だなんて思いませんから。
596 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/07 08:09:31 ID:g7DGTuKf
>>595 書斎氏が乱歩の主要作品に総べて目を通し、それなりの見識を持ってるのは
事実ですよ、、乱歩の通俗長編は波乱万丈の連載ものとして、比較的高いクオリティー
を保ってると思う。一般に本格派の作家は晩期になるほど、初期の迫力が失せてくる
もの(ヴァンダインとか、、)だが乱歩はそれなりに面白い。良い意味でのワンパターン
の効用か。
↑
941 名前:ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 投稿日:04/11/01 21:38:19 i8Hg+62P
こんなのなんかは、単なる個人的思い入れによる感想文に過ぎない。書く価値無し。
具体的な事実の呈示、論証等が皆無なのである。
598 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/07 09:53:19 ID:0uZ9bYQT
>>595は「たかし」から名無しに戻ったのね。
かなりしつこい人なのね。
反論意見を出すならいいけど、ただの否定厨にしかみえない。
ああ、このあとすぐにたかしに「書斎、必死だな(藁)」ってかかれるんだよな。
因みに私は書斎じゃありません。
599 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/07 19:22:03 ID:ssUanCqK
個人的には「一寸法師」「影男」(奇しくも通俗長編の第1作と最終作になるが)は
好きな作だが、長編ミステリという評価基準によれば、疑問符を付けざるをえない。
(唐突で御都合主義な展開が多く、サスペンスミステリとして端整な出来とは言い難い)
しかし、乱歩作品という視点で見ると、その痺れるばかりの独自のエログロには
魅了されるものがある。
600 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/07 19:26:10 ID:YuNIQ2FW
春陽堂文庫 恐怖王 買ってもうた 1995発売かな
表題がコレなんて初めて見たんで・・・
書斎サンが所持してる乱歩モノ教えてください
↓あぼーん
602 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/07 21:01:37 ID:0uZ9bYQT
孤島の鬼が良く話題になってるので、光文社文庫の孤島の鬼を買ってきました。
このシリーズ買うのは「黄金仮面」に引き続き2冊目。
「黄金仮面」は書き出しだけですが江川蘭子が読める為で、「孤島の鬼」は
春陽堂の30冊を所有してますが、猟奇の果のもう一つの結末が載っているので
購入意欲をそそられました。
現在おおよそ半分読みましたが、春陽堂版と比べて色々校正が違いますね。
あと、吉ちゃんの読み方を今日まで「よしちゃん」と思ってました・・・OTL
603 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/07 22:00:23 ID:iPnxYHWe
「孤島の鬼」はラブストーリーと書いたが「芋虫」もそうだな。
乱歩のラブストーリーは、最後まで読まないとラブストーリーだとわからないところが
ミソ。倒錯した愛ゆえか。
「孤島の鬼」は最初からラブストーリーですが・・・
606 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/08 00:23:03 ID:m0p0FsHJ
乱歩がカーを積極的に紹介しなければ今頃、本格ミステリは直木賞受賞どころか、
文学として認知され、大衆文学の頂点として輝ける星になっていただろう。
日本のミステリ界への貢献度を考慮しても、現在においてはまさに憎むべきは乱歩と
言えようかと思う。
くそぅ、諸戸道雄め。
書斎擁護レスがどちらもさげてないのはなぜですか。
仕様です。
なんか一人必死な奴いるな
コテハンに粘着キモイ
612 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/08 19:32:38 ID:ROKkc9Ao
「孤島の鬼」は読み終えるまでは、ラブストーリーがメーンテーマにある話とは
思えない。
>>604は、ラブストーリーの当事者を勘違いしているのではないか?
最後の一行で、ああ大乱歩はこれを書きたかったのだとわかる次第。
不思議にいやらしさ、不自然さを感じさせないのは、大乱歩自身も「あれ」だからか。
「魔術師」も「孤島の鬼」もしょっぱなからラブストーリーが
「めーん」テーマと思ってたよ
614 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/09 01:35:27 ID:ejdTXlcG
>614
プロの荒らしです
616 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/09 13:50:22 ID:W7WFmBkV
孤島の鬼がラブストーリーなわけねえだろうが。クズどもが。
乱歩の生涯の研究テーマが「あれ」だっただけだ。それを小説に取り入れただけだ。
やっぱ、書斎はミステリーなんか読んでないで
冬のソナタでも見てればいいんじゃないのw?
618 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/09 18:04:22 ID:03P++1k4
「孤島の鬼」も「芋虫」も、そして「蟲」も。さらに言うならば二十面相VS小林君
+明智もみんなラブストーリーと言って良いと思うよ。ただ「屈折した」「ある種の」
という言葉が前に付く。ラブストーリー=冬のソナタっていうのは短絡的過ぎるな。
求愛と拒絶と、愛着と嫌悪が表裏一体になった複雑なラブストーリーだね。これが
乱歩の味であり、コクであると思う。それから乱歩と直木賞云々はナンセンス。
時代が違うし、多くの直木賞作家と乱歩を比較しても、、お話しにならない。
例によって「ラブストーリー」とは何かを明確にしないで
大上段で誰かが書くからこのように混乱する。
620 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/09 20:19:18 ID:O93jGQGt
ラブストーリーというか、これも乱歩テースト満載の「虫」「盲獣」等も
ある種の愛の物語ではある。
短編も含めて見てゆくと、乱歩には尋常ではないが愛を描いたもの多し。
「押絵と旅する男」「人でなしの恋」等しかり。
乱歩ラブストーリー集とか編んでみるのも一興かとは思う。
ラブストーリーの要素を含まない大衆文学なんて
どこか破綻してるよね
622 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/09 22:37:38 ID:Ld7jyCij
ミステリー小説への恋愛の導入を乱歩は我流で見事にやっているという感がある。
我流って?
「恋愛の導入」になんか流派とかあるんですか?
「宗像探偵の事件簿」
正義の名探偵・宗像氏が毎回不可解な猟奇事件に立ち向かう
緊迫のサスペンス・TVドラマシリーズ。最終回は「悪魔の紋章」
・・ってのを放映きぼんぬ
なんか一人必死な奴いるな
コテハンに粘着キモイ
こいつずっと粘着するつもりなの?ばかみたい
書斎の言ってることはよくわからん。
そういや「二十面相」事件のときに外国/満洲国行ってた明智。
向こうでどんな事件に遭遇してたんだろうな
628 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/09 23:42:18 ID:QOnnW9bi
本日9日堀越捜査一課長殿が発売!!
どうみても、書斎を叩いてるのは一人じゃないでしょW
>>625 キミもミス板に1、2年もいれば、書斎暇人に粘着するヤツの
気持ちが理解できると思うよ
ま、漏れは放置が基本だがw
鮎川哲也と都筑道夫が死んだときにスレッドを荒らしまわった
最低最悪のクズ野郎だからな。
俺はこの恨みを一生忘れない。
たかが2ちゃんの発言で、ケツの穴が小さいねえ
まあ、あんま知らないやつは、
書斎はただ自分の意見を述べてるだけなのに
理不尽に中傷してるやつのほうが、おかしいように見えるかもしれんが
こいつは、ネタばれ禁止とわかっているのにネタばれをしまくったり
自演をしてる証拠を何度も挙げられたり、はっきりいってこいつを
擁護するのは馬鹿げてるよ。
たかしもきっと、何かうらみがあるんだろう。
元々わけのわからん文章だから真面目に対応しようとすると
どうしても疑問形になってしまう。さらにそうやって質問しても
答えないで次々とわけわからん自論を展開するからさらに
質問すると結局最後は無視。
このような状況をもってコテハン叩きと言われるのは心外だ。
だいたいコテハンでもなんでもないからな、あの荒らし。
魔法人形ってタイトルから、怖そうな話の印象を受けるんですが
そんなことはない?
こわくないこわくない・・・
恐怖王ってタイトルでも中身は笑えるのと同じで
乱歩でほんとに怖い話は「孤島の鬼」の前半までかな。
虫はキモ怖かった
641 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/10 12:43:22 ID:B5lGOpK/
>自演をしてる証拠を何度も挙げられたり、
虚言である。客観的に確認出来る証拠を出してみ。
この呈示が無い限り、
>>634=たかし=荒らしと推定されても仕方無いな。
短編「妻に失恋した男」。この発想は素晴らしい。
自分ちのヨメに失恋?とは…、もっと書き込んで欲しかった一編だ。
>
>>634=たかし=荒らしと推定されても仕方無いな。
虚言である。客観的に確認出来る証拠を出してみ。特に
>>634=たかしであることを。
この呈示が無い限り、書斎魔神 ◆qGkOQLdVas=荒らしと推定されても仕方無いと自ら認めたことになるな。
書斎暇人と粘着住人達 所詮同じ穴のムジナだよね
書斎レスが入れば追うようにレス
過去の経緯を聞くと分からないでもないが
両方が同じ次元にいるのは間違いないね
別に擁護はしていないだろ
>>645 正直、魔人よりウザイって、君みたいな人。
過去に何があったか知らんが、嫌なら専ブラであぼ〜んすればいいだけじゃん。
649 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/10 21:43:55 ID:+ibBn+qd
コテハンでも匿名でもレスしているという事と
自作自演(一人二役以上による対話の偽装等)の区別がついていないバカ(
>>642)が
いるが、本当に乱歩の読者か?
そもそも一人二役に拒否反応を持つ時点で乱歩の読者としては不向きと言える。
自作自演と一人二役の区別がついていないバ(ry
>>649 >>634=たかしである証明ができなかったようだなw
つまりお前は自分自身を「荒らし」と認めたことになるなw
652 :
自演の元締、書斎魔神:04/12/10 22:00:45 ID:66iZDqsU
ということで書斎魔神 ◆qGkOQLdVasには、
>>634氏とたかし氏に対して、正式な謝罪を要求する。
家の本棚にはエロゲー&専門書しかない男を責めてもしかなかろう
馬人墓穴ほりすぎw
649 名前: 書斎魔神 ◆qGkOQLdVas 投稿日: 04/12/10 21:43:55 ID:+ibBn+qd
コテハンでも匿名でもレスしているという事と
匿名でもレスしてるんだ。
コテハンとは呼べないな。
>>641をいくら読んでも、
書斎馬が自演をしてる「客観的に確認出来る証拠の呈示が無い」と、
>>634=たかし、と「推定されても仕方無い」のか分からんね。
この2つの項目の関連もそうだけど、
他人には「客観的に確認出来る証拠の呈示」を求める癖に
自分の場合は単なる「推定」で良いという理屈もね。
まあ他人に厳しいことを言う以上、自分も同じ程度の義務を負うべきだな。
>>643の言うとおり、馬は
>>634=たかしであるという客観的に確認出来る証拠の呈示をするべき。
それができない、もしくはするつもりがないのならば、
馬は他人を批判する資格がない。
いやにスレが伸びていると思ったらこういうことか。
内容の無いレス(あえて誰のこととは言わんが)は今後全部スルー汁。
658 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/11 00:57:34 ID:s/Uve7OS
たかしというコテハン名はかわいいですネ
659 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/11 19:04:50 ID:S1pRqAxE
当初は大乱歩の作は短編に限ると思っていたのです。
「陰獣」「孤島の鬼」。乱歩中編・長編、それぞれにおける屈指の傑作が
カップリングされた角川文庫を読んだ時から、私の考えは変わったのでした。
なんと恐ろしいことでしょう、両作でミステリにおける反則技を多用しながらも、
傑作足らしめた大乱歩の力量は、最早人間業とは思えないのでした。
そして「陰獣」は、乱歩自身&作品のセルフパロディでもあるのです。
660 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/12 00:02:00 ID:ZNwqCXtm
書斎魔人と電人Mが拮抗しているという噂のインターネッツはここですね?
>>659を見る限り、馬は
>>634=たかしであるという客観的に確認出来る証拠の呈示をするつもりがないことは明らか。
よって馬は他人を批判する資格がないことに決定しました。
この決定に意義は許されません。
662 :
乱歩計:04/12/12 04:20:24 ID:8BF4Keur
立教大学のものです。
資料調査と称して乱歩の土蔵に入れるのですが(うひひ
乱歩のノートをペラペラとめくっていると
鏡地獄について書かれた一節に
「秋刀魚の悩みは自分が鏡に過ぎないことである」と書かれていました。
???と思い、家に帰り鏡地獄を読み直してみたのですが
全く魚についての記述はありません。
乱歩も腹を空かせてたんだろーと、無理やり自分を納得させました。
以上報告終わり
>>662 こんなところに書き込みされても信憑性が皆無だから
ちゃんとしかるべき形で公表するように。
664 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/12 14:42:40 ID:VR1V5iq6
セントポールの院生?
>>662は乱歩風に書いて欲しかった。
「陰獣」はリドルストーリーとして読めるような気もする今日この頃である。
「今日この頃である」
紋切り型文章の典型。いまどきこんな文章使う奴がいるとは。
〜としても読める。
小説なんていろいろな要素があるんだからいちいち、分類するのはやめてほしい。
リドル=謎
669 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/12 21:22:34 ID:wKvBVSKy
妻が「孤島の鬼」を喜んで読んだ
長編、なにを最初にと思ったがこれを読ませたんだ
次はというと「蜘蛛男」
迷うんだよね〜 どれを読ませるってさ 乱歩の場合
失敗したら次読まない可能性があるから
670 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/12 22:56:11 ID:5Rvcn31a
(荒らし人にはそれ相応の対応=無視・無関心・無反応を!)
(批判・嘲笑・軽蔑・指導・叩きは「最悪板」被害者スレで!)
672 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/13 00:21:23 ID:YqBLQzrm
♪ チャッチャッチャッ ♪
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) (. ・∀・) ( ・∀・.)
(;;"~゛;;;~゛;; ))) (;;"~゛;;;~゛;; ))) (;;"~゛;;;~゛;; )))
. ミ;,,_,,;ミ,_,,;ミ .ミ;,,_,,;ミ,_,,;ミ .ミ;,,_,,;ミ,_,,;ミ
♪ うーっ ♪
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
(. ・∀・ ) (. ・∀・ ) (. ・∀・ )
;;"~゛;;;"~゛;; ;;"~゛;;;"~゛;; ;;"~゛;;;"~゛;;
ミ;,,_,,;ミ,,,_,,;ミ ミ;,,_,,;ミ,,,_,,;ミ ミ;,,_,,;ミ,,,_,,;ミ
♪ ガンバレ ♪
;;"~'゙;; .∧_∧ ;;"~'゙;; ;;"~'゙;;. ∧_∧ ;;"~'゙;;;;"'~'゙;;. ∧_∧ ;;"~'゙;;
ミ,,,_,,,ミ( ・∀・ )ミ,,,_,,,ミミ,,,_,,,ミ( ・∀・ )ミ,,,_,,,ミミ,,,_,,,ミ( ・∀・ )ミ,,,_,,,ミ
\ / \ / \ /
|⌒I、│ |⌒I、│ |⌒I、│
(_) ノ (_) ノ (_) ノ
∪ ∪ ∪
「妖人ゴング」冒頭
美少女探偵マユミさんと少年探偵団メンバーとの初顔合わせ
===========================================================
マユミさん「わたし、小林君のおねえさまみたいになったの。よろしくね」
野呂少年「じゃあ、ぼくたちにも、おねえさまだねえ」
マユミさん「ええ、そうよ。みなさんのおねえさまになってもいいわ」
(略)
マユミさん「わたしも、少年探偵団の客員ぐらいにしていただきたいわ」
野呂少年「客員じゃなくて、ぼくらの女王さまだよ。女王さま、ばんざあい!」
(ほかの少年たちもつられて)「女王さま、ばんざい」
===========================================================
少年たちがシスターコンプレックスやら女王様フェチなのは作者の
趣味を反映してるのかな
俺も女王様マユミさんに踏まれてみたい。)
674 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/13 12:03:07 ID:a9nz/jXn
「妖人ゴング」ネタ。光文社文庫最新刊、、だね。光文社文庫で少年ものを
読んでも今いち、気分がのらないのは挿絵がないからだね、間違い無い。
↑禿同
というわけで、最近創元推理文庫を集めてますw
676 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/13 16:37:46 ID:7tbQfqxu
677 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/13 19:44:22 ID:4f5OeBIB
自分は、乱歩短編を渉猟後に中編・長編へと読み進んだので弊害は無かったのだが、
「陰獣」には、「屋根裏の散歩者」「D坂の殺人事件」「一枚の切符」のネタばれあり。
(作中ではタイトルは変えられているが、どの作を指すのかは見え見えである。
大乱歩みずからによる自作のネタばれには強い憤りを感じる。)
結構、各作品のポイントになる部分を書いてしまっているので、未読の場合は、
この3作だけでも読了ないしは読了しておくように薦めるべきである。
否、前記3作に限らず、「陰獣」という作品は、乱歩初期短編をある程度読み込んだ後に
手に取った方が良いのではありますまいか。
>>674 >>675 確かに子供向けは挿絵が必須だなあ。
創元かポプラ社か昔の子供向け全46巻(リライト版含む)を挿絵付きで
再販・文庫本化してくれたらうれしいなあ。
>>678 たしかに。
創元が今の方向で全集でも目指してくれればいいが、無理かなあ
子供の頃は「電人M」の宇宙人や「夜行人間」の挿絵、「妖星人R」の
メフィスト姿の二十面相の挿絵でさえ怖かったもんなあ。挿絵の力は
すごいよね。
「妖星人R」はカニみたいな宇宙人が怖かった
>680
ラノベに“表紙買い”という言葉があるけど、乱歩が元祖だったのかもしれないね。
きっと小林君のほっぺに萌えたりしたんだろうな。(<光文社版の話ね)
685 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/14 14:32:37 ID:6v3tw/4D
恒例、水差し魔登場〜〜〜
そうやって何でも分けたがるところは誰かみたいだな
まったくだ
幼稚で下らないガキ向け作品の話はそっちでした方がいいと俺も思う。
このスレを腐らせたくない。
689 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/14 20:13:53 ID:ntR8FyIg
>>688 幼稚で下らないのはおまえの書き込みだと思います。
690 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/14 20:36:45 ID:6v3tw/4D
俺がネタ出さなくても、どうせ書斎が出すだろ。
書斎のネタじゃあ嘲笑のネタにしかならん。まともな議論が出来ない。
ソンナノイラネ
書斎を擁護するつもりはないが、子供向けの挿絵が怖かったとか、
小林少年のほっぺに萌えたなんてネタは下らな過ぎ。書斎以下。
>>693 そういうネタがくだらないと感じるのなら2chなんか見ないで他のサイト見たほうがいいと思います
695 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/14 22:00:28 ID:rsoP/9iz
といわれても「ポプラ社」の話題ではないの向こうではスレ違いになる。
総じてこの板全体のレベルが低いのは、「eDpKGdnb」のようなヒステリーがいるからだな。
書斎より性質が悪い。
んだな。書斎と「eDpKGdnb」と2人でどこか別にスレ作って楽しく
やってくれや。2人でメール文通でもすればよい。
698 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/14 22:32:29 ID:6v3tw/4D
なんて排他的なスレ何だろうか。
ある意味、偏屈だった乱歩らしいスレと言えるな。
他を排除しようと悪口雑言繰り返してた本人がそれをいうかね・・・
ということで阿呆は無視して別の話題。
光文社全集も半分ほどまできたことだし、ここらで「全集としての出来」とか「不満や要望」とかいった
読者側の中間報告みたいなものでもやるか?
>>700 文庫で全集出すってのが(・∀・)イイ!!よね。
文庫本好きだから嬉しい。
装丁を雑誌掲載時の挿絵からとったら面白かったと思うよ。
それに今出てる奴みたいにコラージュ(本文旧かな)加えたりとかさ。
大時代な雰囲気が装丁に出てるともっとよかったかな。
光文社版厚過ぎない?
児童物には興味ないので、一般作と一緒にされると買う気が起こらない。
全巻集める人ならともかく、こういう編集の仕方はどうもね。
>703
はげどう。児童ものと一緒つーのはちょと・・・
705 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/15 09:24:42 ID:dPypqsN4
乱歩の少年ものは30〜40代の多くの乱歩マニアにとって、
乱歩初体験=原体験とでもいうべきものである。特に初期
の4作品の密度は単にお子さま向きと捨てておかれないものがある。
小林少年=明智の関係にも乱歩にひそむ微妙な病理をうかがわせるものがある。
消防のころ、少年ものは卒業し、クイーンやクロフツ、ヴァンダインなど
を読んで得意になっていたが、30代後半になって改めて読み直して面白い、、
少年もの、面白いですよ。あ、そう戦時中の「新宝島」「智恵の一太郎」も含めてね。
カバーの白地は今はいいけどそのうちすすけてくるんだろうなあ・・・
707 :
705:04/12/15 09:35:56 ID:dPypqsN4
で、少年ものの記憶はやはりポプラ社の46巻の全集と分かちがたく結びついているわけで。
あの本の独特の質感、大時代的な挿絵の味わいは捨てがたい。光文社文庫は
以前はほとんど無視されていた「赤いかぶとむし」などの、乱歩の幼年もの(?)
も網羅してる点で価値が高いと思うが、
>>701さんと同意見で、オリジナルの
雰囲気を伝える挿絵がないのがちょっと寂しい、、
>>705 子供ものが面白いとか面白くないとかじゃなくて、
大人物だけ読みたいのに、少年物と抱き合わせ
販売されてるみたいで買う気しないってこと。
俺も抱き合わせ編集はやめて欲しかった。コスト削減のためか、
分厚い本流行のためか分からんがどういう意図なんだろう?
「孤島の鬼」「猟奇の果」の抱き合わせなんて最悪。
710 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/15 22:04:52 ID:uvBk2XDc
光文社は講談社の江戸川乱歩推理文庫を参考にすべきであった。
当該文庫では、ジュブナイルだけでカップリングされている。
これなら、成人向き作品だけ買うとか、その逆にジュブナイルだけ集めるといった
選択が可能になる。
講談社のエグい表紙のジュブナイルも、なんらかの形で復刻してくれないものだろうか?
>>709 最悪と思うなら買わなければいい。
俺は発表時期の時系列でけっこう趣深いと思うけどね
>>711 確かに時系列っていうのはいいと思う。
しかし少年ものに拒否反応?でてる人が多いのは吃驚ね。
>>712 人それぞれだからねえ。
俺はコンプしたいタイプだからよくやってくれたと思うけど。
ほんでも
>>709はちょっと同意だ。
714 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/15 22:25:59 ID:DoSFc7lP
レトロな味わいがあるのは確かだが、今、再版にこれを使えというのは暴論だな。
今じゃこういう絵柄はパロディにしかならないよ。
716 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/15 23:08:02 ID:KKnS9lSW
現在のポプラ探偵の表紙はいかがなものか、と
洗練され過ぎているといか・・・・
挿絵系統に興味ないものは、気にならんだろうが。
洗練されてるのは表紙だけだろ。
中の挿絵はださいよん
>>714 >「怪人40面相」
( ゚Д゚)ポカーン
>カストリ風単行本
カストリってのは3号で潰れるような雑誌のことを指す言葉なので「カストリ風単行本」
ってのは意味不明。せめて「仙花紙本」と書くべき。
とリンク先につっこんでみる。
表紙や挿絵がラノベ風アニメ絵になったらどうしようって思うことがある
80年代の中ごろ、講談社か角川かの文庫版の表紙絵を、
漫画家の高橋葉介が担当したことがある。
今風のアニメ絵ではないが、モロに漫画っぽい絵。でも高橋氏は
乱歩リスペクトのような作品もあるので、それはそれで雰囲気はあった。
高橋葉介の表紙と口絵みたときは「焚書」の二文字が頭をよぎった
俺はその頃高橋葉介ファンだったから、それなりに嬉しかった。
でもすでに持ってたから買わなかったんだよね。
今にして思えば記念に買っときゃよかった。
でも口絵が「黄金仮面が入浴中の女を襲うシーン」ってのは勘弁してほしかった。
あれじゃ萌えマンガかと思われる。
724 :
名無しのオプ:04/12/16 09:47:15 ID:fEbTIwJI
近所の古書店に角川文庫 宮田表紙版が数点ある なかなか良い、なんて思い
集めようと思うんだが・・・絶版モノだからね〜 半ば諦めた。
725 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/16 19:45:14 ID:RFrRK9cu
古本屋でも見かけなくなって来た宮田雅之の表紙による角川文庫。
かってのポプラ社の表紙と共に郷愁を誘うものがある。
90年代初期で既に入手難のものもあり。
726 :
名無しのオプ:04/12/16 23:38:13 ID:DAIijktN
荒らしのエネルギー源は「返されるレス」です。
腹が立てば立つほどしかし、荒らし人に相応しい対応(=無視)をして行きましょう。
どうしても我慢できなくなったら、「最悪」板のミステリ板住人被害者スレにお越し下さい。
そこで思う存分、批判・罵声・指導・教育・おしおき・殴る蹴る・・・をお楽しみ下さい。
727 :
名無しのオプ:04/12/16 23:58:59 ID:dPLHgCku
>>726こそ他板からの荒らしです。無視りましょう」
「黄金仮面」最近、読み返したがやっぱりつまらん。
二十面相よりも稚拙なトリックと恐怖感のないあらすじ。
「猟奇の果」や「恐怖王」でさえ、「黄金仮面」ほどには退屈ではなかった
気がするが・・
乱歩の通俗ものは下らなすぎて今まともな小説として読むのには耐えないよね。
でも、最近ライトノベルというジャンルが確立されてきたから、そういう読者あたりには
ちょうどいいのかな?
確かにオレが厨か攻の頃は、通俗のあの永遠のマンネリ部分に結構はまったよ。
今読み直すとどうかわからないけどね。
まあ現代において大人になってから読んだ奴は不幸だわな。
黄金仮面はつまんねーね
乱歩モノは集めてるけど、2度読める作品はないなぁ
でも好きだからしょうがない
>>726 書斎叩きスレがこんなとこにあったとはw
>>731 キャラの作り方とか(通しキャラとしての明智や文代や)、
世界観、物語展開とか、今の若い読者には受けないんだろうな。
もっと乱歩の作品は普遍的なものかと思っていたが、
そういう意味での否定的な意見を見るとむしろほっとする気がする。
734 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/18 09:52:28 ID:kpGhvHU6
しかし、少年探偵団シリーズが乱歩初体験で「めちゃ気持ちイイ!」だったなら、
通俗長編から入るのも良しかと思う。
>>733 確かに明智には人間的魅力がない。
日本のホームズのように言われるけど、初期の頃はともかく
通俗ものの名探偵になってからは人形のような人格になってしまった。
俺は通俗長編はわりと好きだな
「魔術師」「悪魔の紋章」「地獄の道化師」などはけっこう再読しているなあ。
トリックはともかく、犯人の妙な執念とか、犯人が明智に追い込まれたときの
醜態・無駄なあがきとかをけっこう楽しんでいる。
通俗物再読する時間があれば新刊読むよ
738 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/18 16:34:00 ID:QK1payEm
「蜘蛛男」「悪魔の紋章」
この比較論もまずいんだろうな。
うふふふ
740 :
名無しのオプ:04/12/18 19:03:36 ID:W0I213bh
乱歩はマンネリについては意外と無頓着だったと思います。ただ日本の探偵小説界
の牽引者として常に書き続けていなくてはならなかったし、原稿料も必要だった
んでしょうね。ぼくとしては少年ものと通俗長編の間の区別はほとんどない。
もちろん犯罪の性質、道具立ては全く違うが、、少年ものと通俗長編ってよく
読むとプロットの展開とかがよく似通っている、、
少年ものでは日時を予告しての犯行という筋立ては頻繁に出ていた
気がするが通俗ものでは案外少ないな。時間単位で予告して約束
通り遂行してるケースは「孤島の鬼」ぐらいか。
「妖蟲」もそうだったと思う。
障害者蔑視もここに極まれりと思われる最低作だが。
743 :
名無しのオプ:04/12/18 21:13:54 ID:W0I213bh
>>741 「魔術師」も、、、
>>742 確かに「妖虫」はひどいが、、ただ
動機の設定はかなり自然だったと思う。気の長い「一家全滅復讐もの」
よりは、、それから後期長編でいわゆる意識下の変態性欲を動機にしたものが
あったが、あれは木に竹を接いだような不自然さは否めない、、俺だって
フロイトを知ってるんだぜ、イェーイ!みたいな。
>>669 それって一番良い入り方だと思いますよ。
両方とも勢いがあるし読みやすいからね。
乱歩に作品の雰囲気等、影響された現代作家ている?
個人的な趣味でいいから教えて
>745
二階堂、タイトルからして「地獄の奇術師」。
個人的には乱歩の悪いところ、現代において古臭いところばかりマネてる気がした。
しかも、つまんねーしw
ここで言われてる乱歩の「つまんねー」と二階堂のそれと一緒にするな
「黄金仮面」よりも土ワイの「桜の国の美女」のほうが
面白かったりなんかしちゃったりなんかして、もうこの!チョメチョメ!
乱歩の通俗を読んで土ワイの映像以上のエロさを妄想できないようじゃまだまだだな
つーか「黄金仮面」はどう見ても土ワイの圧勝だろ
751 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/20 20:12:52 ID:aV20P+Km
>乱歩に作品の雰囲気等、影響された現代作家
綾辻行人(アーヤ)かと思う。
最新作「暗黒館の殺人」などは、乱歩ジュブナイルを読んでいるかのような楽しさと
いったようなものがある。
>最新作「暗黒館の殺人」などは、乱歩ジュブナイルを読んでいるかのような楽しさと
>いったようなものがある。
またしても読んでもいない本についてテキトーなことをほざいてるな。
何度暴かれても学習しないやつだw
どうにもスルーしがたいな。
>最新作「暗黒館の殺人」などは、乱歩ジュブナイルを読んでいるかのような楽しさと
>いったようなものがある。
さっぱりわからん・・・。
頼むからもう少し具体的に書いてくれ。
(ただしネタバレはダメ!ネタバレしないと書けないと言うなら最初から書かないでいいよ)
いや、こいつが、京極・綾辻・島田など、最近の人気作家をまったく読んでいないのは
もうバレてるから。
具体的な指摘なんて出来るわけないのよw
霧越邸を100Pで挫折した俺はバカですか?
>>755 いや、好き嫌い、向き不向きは誰でもあるから別にバカでは。
ただ綾辻の中では結構出来がいいので暇な時にまったり読んでみるといいかも。
俺は人形館が好きな少数派なのでなんとも言えんが。
757 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/20 20:53:28 ID:ysCHtNOj
暗黒館は少年の冒険談的要素が色濃く(特に上巻)出ている点が、
乱歩ジュブナイル風である。
前にも指摘したことがあるが、アーヤを読んでいて、彼氏が敬愛するエルや鮎と
共通するテーストは感じたことがない。
年代的にも、大乱歩、ヨコセイの影響大なるかと思う。
ホラー嗜好もこの辺から来ていると見た方が妥当だ。
>>754 個人の志向というものがあるから、読まないならそれでも構わないんだけどね。
ただ「読んだ」と称して、嘘っぱちを偉そうに撒き散らすからなあ。
>>757 >暗黒館は少年の冒険談的要素が色濃く(特に上巻)出ている点が、
>乱歩ジュブナイル風である。
なるほど。子供(少年)が出てくるということね。
しかしそれをもってジュブナイル風とか乱歩のテーストとか
言い切れるかどうかは疑問だな。他の要素(館の執念だか怨念だか)
が強烈すぎるからね。
(あの儀式とか、乱歩というよりは正史だと思った。)
まあこれ以上綾辻の話をするとスレ違いだからやめておく。
むさい小説家のおっさんにアーヤなんて松浦亜弥みたいな愛称はキモいな
>>761 コロンボスレは面白いね。
無視された奴が、必死になって「構ってくれ」と叫んでいる。
矛盾をつつくより、無視するほうが馬鹿には効果あるようですね。
763 :
名無しのオプ:04/12/21 11:50:25 ID:mW/zyhNw
アンチ書斎というより書斎ファンに見える 食いつきが凄いよ
反面、人気の証明だと言われても仕方ない
764 :
↑:04/12/21 18:02:55 ID:eT0a8SvI
( ゚д゚)、ペッ
反撃が書斎以下ですなw
766 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/21 19:54:10 ID:vRW3/N9n
>個人の志向
こういう字を書いているミスヲタには笑えるものがある。
また、アーヤとあゃゃの区別がつかないミスヲタがいるようなのにも唖然と
させられるものがある。
2ちゃんでは人気があるアーヤのデビュー作「十角館の殺人」には乱歩・正史色は濃く
ない。こういった現代風俗を取り入れた方向で行くのかと思っていたところ、
第2作「水車館の殺人」以降は、シリーズ共通項である謎の洋館、謎の画家・建築家
という要素は勿論のこと、館の美女、仮面の男、迷路、人形趣味、過去の殺人、謎の執事、業病等々ひたすらに乱歩・正史により確立された怪奇探偵小説の世界へと傾斜してゆくのであった。これは影響の大小はあれど、新本格の作家が等しく歩んだ道である。
本邦におけるS・S、エル風の怪奇性を排した本格ミステリ小説の確立・定着を阻害した
点で大乱歩の罪(特にジュブナイルと通俗長編)は大きいと言えよう。
またしても読んでもいない本についてテキトーなことをほざいてるな。
何度暴かれても学習しないやつだw
ヴァン・ダインのことをS・Sなどと呼ぶのがどれだけ滑稽なことか
誰かこの池沼に教えてやってくれ。
769 :
名無しのオプ:04/12/21 20:23:49 ID:JmKX5rm3
<<< 笑いものにするのは 最悪板 被害者スレで! >>>
当スレにはネタバレ及び間違いだらけの「論考」を繰り返すコテハンが居ついています。
レスを返す事はヤツの思う壺です。このスレはヤツの釣り堀ではありません。
嘲笑・指導・ダメだし・罵声・殺意表明・害虫駆除・ハゲでぶヒキ態度への改善要望 等々
相手にするのは 最悪板 被害者スレにてお願いいたします。
770 :
名無しのオプ:04/12/21 20:28:14 ID:mW/zyhNw
>>769 ムリムリ
書斎が現れるスレにへばりついてるフシがある
1日中書斎の動向を追っているよ
てーことは同じ境遇?
S・Sワロタ さすが釣り師
>>768 我孫子武丸のことを「丸」と呼ぶようなもんだな(ちょっと違うかw)
773 :
名無しのオプ:04/12/22 11:14:51 ID:Phsl0V9t
まあ相手が史上最強の釣り氏だから抵抗はあきらめたほうがいいよ。
さっさと2チャンから出て行くのが最大の防御だってのにそれがどうしてもできないんでしょw
>>773 「釣り師」と「モノ知らずなのですぐ突っ込まれる無能バカ」
(例えば「釣り氏」とか書いちゃうバカ)は根本的に違いますよ
(・∀・)ニヤニヤ
みなさんに質問だぃ!
ホームズシリーズはパスティッシュ、パロディ、設定借りなどが無数にあるが、
乱歩、特に明智や少年探偵団のパロディってどんなのがありますかね?
ネロ・ウルフみたいに死後書き続けられたのも知ってたら教えて!
俺の知っているのは「イボ痔小五郎と、こややし少年」(永井豪)です。
関係ないけど「シャーヤッコ・ホームズ」、もう一度読みたい・・・w
とりあえず北村想。
>775
あえて人間椅子の「怪人二十面相」を勧めてみる
778 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/22 19:33:14 ID:975FFzxl
やはり「怪人二十面相・伝」だろうな。
事前に「サーカスの怪人」と「青銅の魔人」、特に前者は読了しておくこと。
779 :
名無しのオプ:04/12/22 19:39:01 ID:tdrBjvWF
同意
同意するほどのレス内容とは思えず
>>773 釣りってことはわざとデタラメを書いてるってことか?
やっぱり書斎は荒らしだな
>>778 「怪人二十面相・伝」を楽しむ準備として「サーカスの怪人」はあまり必要ない。
(「怪人二十面相・伝」の設定を生み出す契機にはなっているがね)
「青銅の魔人」とともに読了すべきはむしろ「怪人二十面相」のほうだと思う。
まあ普通に最初の10作くらい読んどけば問題ないでしょ。
普通「伝」まで読む人はすでに何作か読んでるんじゃないか?
「あれを読んでおけ」なんていうこと自体大きなお世話っぽい
785 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/22 23:16:19 ID:P0Mfj+qf
否、「サーカスの怪人」のエピは押えておいてこそ楽しめる北村作品である。
隠し味やね。
>>785 うーん・・本当にちゃんと「怪人二十面相・伝」を読んでるのかなあ・・
(ごめん。ちょっと疑問に思ってしもた
謝る必要はない。読んでもいない本の「論考」はこいつの得意技だ。
オレ、別に読んでなかったけど問題無かったよ。(もちろん初期のは押えていたが)
書斎くんの言い分もわからないでもないが、必要条件では無いんじゃないかな。
(読んでなくて言うのも悪いけど)
悪質荒らし人の手口として、自分の意見への反論をあえて自作し、さも
会話が成り立っているようにみせるというものがあります。
荒らし人にレスを返しているのも、書斎某本人です。
良識ある皆様はこのウスラ寒い一人二役トリックに巻き込まれないよう
「心の中で」冷笑するに留めて下さい。
荒らし人への指導は 最悪板 被害者スレ で。
書斎サンはちゃんと読んでます
ただ、洋書慣れしてて・・・・
文も横から読んでるんですよ
みんなもそうすれば同じ感想を持つと思いますよ
「サーカスの怪人」とか「青銅の魔人」とかって、
現代じゃそのタイトル自体がギャグにしかならんと思う。
そういうものに熱くなれてた頃の子供はある意味幸せ。
>>791 一度児童書コーナーに行ってみることをお薦めする
むしろ今となっては乱歩のタイトルの方がレトロでかっこいい。
芦辺の名前は出ないのか・・・。
それにしても乱歩作品のパロディ・贋作は、金田一と比べると少ないよな。
神津に至っては見たこともないけど、何でこんなに少ないんだろ?
795 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/23 09:47:25 ID:xSDro+nS
小林信彦のオヨヨ大統領シリーズに、明智老人と小林中年(?)が登場する
ワンシーンがある作品あり。
釣り糸をたれながら怪人二十面相が乗る気球を遠目に眺め、来し方行く末を
語る明智老人。
かくして「あの泥棒が羨しい」になるわけだw
798 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/24 20:54:23 ID:wjMxD0PF
70年代まで遡ると乱歩作品は人気があった。
かなり小さい本屋でも春陽文庫は常備されていたし、角川文庫も現役。
講談社からソフトカバーの選集が出たのもこの頃だ。
映像化作品も12チャンネル(70年)とNHK(72年)で帯ドラマ化され、
後半(77年)には、天知茂の当り役のひとつとなったテレ朝土曜ワイドの
明智シリーズもスタートしている。
あたかも70年代のミステリは、前半は江戸川乱歩、後半は横溝正史の時代という
感があったのだ。
>>798 なるほどね
そーいえばそんな記憶あり
横溝の場合 角川発刊がなければ・・・以降の発展はない、のかな?
>>798 なるほどね
そーいえばそんな記憶あり
横溝の場合 角川発刊がなければ・・・以降の発展はない、のかな?
うーん、何度も言われていると思うが、横溝の場合
その前にATGがあるし(つかもちろんその前もあるし)、
影丸譲也もあるし、微妙なところかと。
角川の功績は確かに認めるが、だからといってダメなものを
すくい上げた的なことの程のものでもないのではないかと思う。
単に角川が機を見るのがうまかったっていう程度のことではないかな。
>>798 書斎くん、相変わらず事実の羅列だけ書いて若干意味不明だが、
久々に的を突いているような。「だから何?」を書いてくれればいいんだが。
802 :
名無しのオプ:04/12/25 01:09:51 ID:T5RqI5RU
>>800 またまた自演だと思われてるようだな
まいったな〜 熱烈書斎ファンの悪戯には
803 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/25 11:19:56 ID:Cq5tbcW3
若干スレ違いの感はあるが、大乱歩の盟友横溝先生のことゆえ書いておく。
>>801は、作家としての横溝正史復活に果した角川の功績を過小評価している。
乱歩作品は、常に相当数がどこかの出版社もので簡単に入手可能な状況が続いているの
に対して、角川文庫が横溝作品を続々と刊行してゆく前は、容易に入手可能な横溝作品は
春陽文庫の「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「人形佐七捕物帳」(2分冊)に過ぎなかった。
(しかし、当時自分は本陣を書店で見かけたことは無い)
漫画「八つ墓村」はKCにもなったが、まだ漫画の読者が子供に限定されていた時代でもあり、広く話題になったわけではない。
映画の方もATG「本陣殺人事件」は一般的には話題にならず、メディアミックスによる
ブームのきっかけをなすヒットを飛ばしたのは角川映画「犬神家の一族」からなのは
衆知の事実だ。
リアルな設定の社会派ミステリのブーム後、謎解きのゲーム性が強い本格ミステリ、
大時代的な怪奇探偵小説は、既に時代遅れと思われていた時代に、あえて横溝作品を
売りに出た角川の慧眼は十分に評価していいものがある。
早い話が角川無くして、今のヨコセイ評価はあり得ないと言える。
>>803 一般論のように言っているが、どちらかといえば角川で全巻集めようとするヲタ的な発想、
もしくは角川の宣伝受け売りのような文章だな。
角川文庫で横溝が発刊され始めたのがいつだか知ってる?
それと角川春樹による映画ブームとの時間差を知っているのかな?
角川による文庫と映画(+TV)のメディアミックス戦術による
横溝正史ブームの立ち上げはそれはそれで見事なものであると評価せざるを
得ないが、
>早い話が角川無くして、今のヨコセイ評価はあり得ないと言える。
これはニュアンスが違うと思う。
もっともミステリとは無関係な人を含めた横溝正史観をきみの言うところの
「今のヨコセイ評価」という意味にとるのであれば、「早い話が角川無くして」という
表現をもってしてリアル体験していない者の認識とするのはあながち見当はずれでは
無いかも知れないが、「ミステリー板」でスレ違いのレスで長々と論じる程の価値があるレスとは
思えないな。
>角川文庫が横溝作品を続々と刊行してゆく前は、容易に入手可能な横溝作品は
>春陽文庫の「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「人形佐七捕物帳」(2分冊)に過ぎ
>なかった。
講談社 『横溝正史全集』 1970年1-10月 全10巻
角川文庫 『八つ墓村』 1971年4月 ※1冊目
馬鹿か、こいつ?
というかここは乱歩スレであります
あと、荒らしは放置でお願いします。
>>805 「ハードカバー本は金額的に容易に入手可能とはいえず」
あるいは
「当時自分は講談社版全集を書店で見かけたことは無い」
と言い訳するに5000カノッサ
>「ハードカバー本は金額的に容易に入手可能とはいえず」
まあ、強弁するとしたら、それぐらいしか手はないだろうな。
文庫本であっても、小遣いの乏しい小学生・中学生には容易に入手可能とはいえないし
ハードカバーであっても、普通に働いているサラリーマンであれば容易に入手可能だ。
なんの注釈もつけずに「容易に入手可能な横溝作品は〜〜に過ぎなかった」と書いた
以上、金額の問題ではなく、新刊書店で物理的に買えたかどうか、を指していることは
明らかだな。
あとは、見なかったことにして完全スルーを決め込むかw
だから奴の言っていることは
>小遣いの乏しい小学生・中学生
以下の金銭感覚の人や、ミステリを普段読まない一般ピープルレベルの話で、
偉そうな文体で述べる様なことじゃない罠。
何気に俺のIDが書斎っぽい
何で延々と横溝作品の話してるの?
816 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/25 17:26:59 ID:jBWXDwij
すなわち昭和40年代前半には横溝作品を容易に読むことが出来るのは春陽文庫の数冊
のみという状態であった。
刷部数も少なく在庫している書店も限定される全集を基準にして入手の容易さを
判断するのは外した考え方であるし、その後の漫画化やATGでの映画化は
人気のバロメーターとしては論外である。
まだ片岡千恵蔵の金田一シリーズ映画化の頃を語った方が妥当では(w
作者自身が認めるとおり、確かに横溝正史は「忘れられた作家」だった時期があるのだ。
比較論で言えば、乱歩はこういう人気のブランクといった時期が無いのが凄い。
常に売れ続けているという感がある。
書斎さん・・・あのー・・
少しはスレの流れというか空気を読んで描き込んでほしい。
>>816 >すなわち昭和40年代前半には横溝作品を容易に読むことが出来るのは春陽文庫の数冊
>のみという状態であった。
>刷部数も少なく在庫している書店も限定される全集を基準にして入手の容易さを
>判断するのは外した考え方であるし、その後の漫画化やATGでの映画化は
>人気のバロメーターとしては論外である。
どこで得た知識だか知らないが、自分の知らない時代のことを
こう平然と断言されてもねえ。それともこいつって結構年寄りなの?
>818
45歳前後(50歳以上の説あり)だからかろうじて知っている世代なのは確か。
それはそうと、いい加減に広域荒らしをスルーしろよ。
半ば遅いけど、ここ廃墟スレ化するぞ?
横溝はTVドラマ化のほうが盛んだからねぇ
昼にも書いたがもう一回書こう
ここは乱歩スレなんだが
824 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/25 21:34:41 ID:pQRJtHC9
映画化の件は
>>821にあるとおりだろうが、
今までに乱歩の本が売れない、不人気の時代なんて無かったのではないかな。
90年代に講談社江戸川乱歩文庫絶版、創元推理文庫刊行前に春陽文庫が
品薄な本屋で入手難という一時期があったように記憶するが、
これも切り換え時期のような感じで、決して人気が落ちたわけじゃない。
>>823 横溝も乱歩に関連してっからいいんじゃない?
あくまでも乱歩との比較てーかんじでレスあるしね
802 名前:名無しのオプ[] 投稿日:04/12/25 01:09:51 ID:T5RqI5RU
>>800 またまた自演だと思われてるようだな
まいったな〜 熱烈書斎ファンの悪戯には
811 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/12/25 15:21:13 ID:T5RqI5RU
>>808 >>809 >>810 書斎レスのみ食い付く「熱烈おっかけ」と認定します
825 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/12/25 22:43:24 ID:T5RqI5RU
>>823 横溝も乱歩に関連してっからいいんじゃない?
あくまでも乱歩との比較てーかんじでレスあるしね
827 :
名無しのオプ:04/12/25 22:51:03 ID:T5RqI5RU
829 :
名無しのオプ:04/12/25 23:00:46 ID:T5RqI5RU
<<< スレの流れがわからない方へ >>>
書斎魔神=荒らしです。
この輩の手口のひとつに、自分で自分を罵倒する書き込みをして
会話が成り立っているように第三者に思わせるというものがあります。
書斎魔神にレスしているのも、書斎魔神本人なんだと受け止めましょう。
全てひっくるめて無視していきましょう。
( ∧∧
⊂、⌒⊃゚∀゚)⊃日
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| :| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .:. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:
_∧∧__
/((-∀-) () /
/'"⌒⌒⌒⌒"')
/ ※※※※ /
/ ※※※※ /
(_____ノ
書斎魔神さん以外の書き込みは読むに値しないな
834 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/26 17:14:53 ID:RGYGgfmk
>>833 嫌がらせはいい加減にして真っ向勝負して来いや(w
さて、松本清張作品に対する女性読者の支持は高く、
金田一耕助には結構女性ファンが多いせいか、意外に横溝作品は読まれていたのだが、
80年代まで、というか昭和時代には乱歩作品の女性ファンは少なかったようだ。
90年代に入った頃から女性ファンが増えているかに思う。
これが乱歩の映像化作品増加にも影響しているのであろう。
90年代半ばには、当時、深夜の教養番組として人気があった「トゥナイト」が
乱歩作品の女性ファン増加に関してトピックとして取り上げたことさえあるのだ。
書斎魔神さん以外の書き込みは読むに値しないな
書斎魔神さん以外の書き込みは読むに値しないな
書斎魔神さん以外の書き込みは読むに値しないな
ミステリー自体あんまり女に好まれるジャンルじゃないと思うよ。
女のミステリーファンが増えたのは最近でしょう。
書斎魔神さん以外の書き込みは読むに値しないな
ぢゃ、当スレの名無しさんは、書斎魔神さんで
書斎魔神さんの書き込みは読むに値しないな
842 :
名無しのオプ:04/12/27 17:49:55 ID:ZWjLqXkv
私は書斎さんじゃないんだけど、2ちゃんねるは言葉しかないんだから、知性が感じられない
単調な繰り返しによる荒らしは止めようよ。つまらない。正史の映画が角川で登場した時
(「犬神」「手鞠歌」など)のインパクト、人気たるや、厨房の私にとってもすごいものでしたよ。
まさに席巻と言うにふさわしい。と言うことは新鮮味があった=忘れられかけていた
と言うことで、角川春樹の慧眼や見事!と言った所ですね。一方の乱歩は確かに
コンスタントに読み続けられてきた。しかし、映像化と言う点では正史にやや劣る
と思う。
843 :
名無しのオプ:04/12/27 18:06:26 ID:ZWjLqXkv
(続き)確かに乱歩の「陰獣」「屋根裏」「D坂」「人でなしの恋」「双生児」
などが近年映画化されてきた。しかしそれは乱歩の初期短編〜中編に限られて
いる。つまり乱歩の大正ロマン的なおどろおどろしさをのみ強調し、芸術映画
を気取っているような部分が多いように思われる。本木某という俳優にその
臭いを感じてしまう。もちろんATGとは言わないが、興行的にも観客動員は
微々たるもので、とても正史の映画には及ばない。乱歩の少年もの、通俗長編にみられる
波乱万丈の大活劇が元手をかけて堂々たる長編映画になったことは近来ない。
それが乱歩マニアとしては大いに不満なのである。(かつては大映作品で「一寸法師」
「黒蜥蜴」「十字路」があったが、、)
そうだね、近年の乱歩映画はミステリー映画というよりも
幻想映画の匂いがするね。
でも、通俗長編を今そのまま映画化しても、かなりつまらない
ありきたりのものしかできないと思う。
本当の意味で大人向けの長編が書けなかった乱歩の宿命。
845 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/27 21:25:46 ID:Ndez8yKc
近年の乱歩の映像化作品に大人の鑑賞に耐えるものがあるか否かは確かに問題ではあるが、
本数が増えて来たのは女性ファンの増加だと思う。
その良し悪しは別として、現代は女性にウケないものは表舞台に出られない時代なので
ある。乱歩作品の場合は、本格的にその持味を生かして映像化しようとすると、
横溝作品以上に放送コードの問題がありそうだが、
「黒蜥蜴」なんかは、黒木瞳主演あたりできちんと映画化すれば、結構見られるものが
出来るやに思う。
過去の作品では、実相寺版「屋根裏の散歩者」、「押絵と旅する男」(故浜村淳が大熱演)が
結構好きだったりする。
846 :
名無しのオプ:04/12/28 08:21:44 ID:uLRrGZRH
>>844,845 そうなんですよね、乱歩作品の長編はそのままでは映画になりにくい。
ただ例の土曜ワイドは現在でもDVDで根強い人気を保っていると聞く。脚本を
練り直し、時によっては複数の作品を合体させることで、乱歩の長編の映画化も
かなり有望と思われますが。冒頭シーンは金ぴか葬儀車による死骸強盗、、
>>845 そうか、黒木瞳か、、私見ではもっと柄が大きく目鼻立ちのはっきりした
、、米倉涼子はどうかな、、あくまで私見です。
広域荒らし人 書斎魔神 の書き込みは無視しましょう。
今やこの輩は、あちこちの板で無視され続けるがあまり、
自演レスを多用し会話を偽装成立させている多重人格異常者です。
書斎魔神宛ての名無しのレスも、その内容が批判的なものであれ、
書斎魔神自身が書いているのです。
これらをひっくるめて全て無視して行きましょう。
848 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/28 20:18:20 ID:4limPdgB
執筆年代の関係もあって、ひとつ間違えると女性蔑視と言われかねない乱歩作品だが、
女性が主人公となる作品(「芋虫」等)は少ないものの、物語のキーマンとなる作は数多。
しかも登場するのは少女から老婆までとバラエティに富み、年代ごとの女性心理を描き
分けて巧みである。色眼鏡無くして見れば、女性にウケル要素は内包していたのである。
勿論、ダンディな天知版明智が女性ファン増加のきっかけになったのは言うまでもないが。
黒蜥蜴役、自分もふと米倉涼子と思ったが、原作と照合するとやはりミスキャストで
あろうかと思う。三十を越した年齢、ともすれば、少女のようにあどけなく、
若々しく見える、という記述があるので、四十越えの黒木瞳も実年齢的にはフィット
しないが、雰囲気的には良いのではないか。
悪だが知的な熟女な感がある黒蜥蜴、清張の「黒革の手帳」でも同様な不満が残った点
なのだが、米倉は大ぶり過ぎて知的な感じを欠くものがある。
849 :
名無しのオプ:04/12/29 08:28:30 ID:xugGHGpK
「黒蜥蜴」と言えば、確かその昔モノクロで映画化されてましたね。
大井町の武蔵野館で見た記憶があったが、確か美輪明宏あたりが出ていて
乱歩と言うより三島テイストに近かったような記憶が、(不確かですが)
乱歩は随筆で「私は恋愛の機微を解さない」と言っていたように、根本には
女性不信があったのでは、と思います。掌編の「接吻」でも最後に一方的に
細君の不貞を疑っているし、私の好きな木下芙蓉さん(蟲)については、
何をか言わんや、、畸形の天女のふみ子さんは「天女」であって女じゃないし。
(宮崎アニメのナウシカやクラリス姫のようなものか)
確かに米倉某はちょっとおつむが軽そう。ただあの作品を忠実に映画化すると
なるとかなりアクションが多いし、黒木瞳では線が細いかな。それに
冒頭の「ブラボー!黒天使の御入来だ!」という宝石踊りが似合うのは!
さて年末は接続環境が無い南の島に逝きますので、書斎さんを初め
みなさま良いお年を、、、
私は書斎さんじゃないんだけど、2ちゃんねるは言葉しかないんだから、知性が感じられない
長いだけの駄文による荒らしは止めようよ。つまらない。
魔神に知性を期待してもなあ(笑)
知性というか、過去の文献の引用のひけらかしですからね。
しかも、あまり文献読んでないしね(笑)
>>851 「エドガー・ア・ランポー」「サー」の人だからなあw
知性以前の問題だよなw
>エドガー・ア・ランポー
ワラタ
本当に頭悪いんだなw>魔神
女子供にはそこそこ受けるみたいですねw<魔
857 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/12/29 14:22:21 ID:Rof1cjI0
早目に告知しておくので、聴き逃すことがないように。
NHK第一「ラジオ深夜便」
1月5日(水)午前1時(つまり4日深夜)
1月6日(木)午前1時(つまり5日深夜)
「新春・朗読への招待」
「江戸川乱歩の世界〜推理小説の源流」
ゲスト 平井憲太郎 聞き手 小野卓司アナ
ちなみに7日(金)と8日(土)は同じ時間帯で
「星 新一の世界〜ショートショートの醍醐味」
ゲスト 松本零士 聞き手 山田敦子アナ
イエ〜イ
859 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/02 17:02:26 ID:USp8VYGc
>畸形の天女のふみ子さんは「天女」であって女じゃないし。
>(宮崎アニメのナウシカやクラリス姫のようなものか)
美少女のイメージがあるふみ子だが、
「少女は栄養不良のような青い顔をしていた。セーラー服も汚れてみすぼらしかった。
(中略)目が大きくて、ちょっとおでこだった。鼻は低く、口が大きかった。
頬から頸にかけてほっそりしたいい線を持っていた。」
美少女というビジュアルからは程遠いリアルさだ。
舞台が南千住。あの辺で美少女という「記号」は成立しないということであろう。
(田中好子があの辺の出身だったと思うが、荒川系美少女の典型?)
大乱歩の女性観にはクールなところがあり、これが端的にわかるのが「防空壕」という作
かと思う。
860 :
名無しのオプ:05/01/04 01:37:58 ID:pNz1MrKx
今テレビで「パノラマ島奇談」を放送してるんだけどかなりシュールだな
861 :
名無しのオプ:05/01/04 12:28:42 ID:7av/5FzC
>>860 土曜ワイドのあれですか?
>>859 美輪明宏は舞台の「黒蜥蜴」でした。映画の主演は京マチ子。
なるほど、確かに乱歩は世田谷、麹町、麻布などの山の手が舞台のことが多い
ですね。下町と言えば浅草は別格だけど、千住、尾久は場末のゴミゴミしたという
形容詞とともに語られることが多い。乱歩作品における東京市街図を見てみたいですね。
862 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/04 19:33:42 ID:4uXtooG3
「江戸川乱歩に『畸形の天女』という『隠れ蓑願望』の男を描いた短篇がある。」
(川本三郎「私の東京町歩き」筑摩書房より)
著名な書き手(筆者は東大卒の博学な読書家)の上記のような認識には寂しいものがある。
文庫化の際には訂正されたのであろうか。
864 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/05 21:47:04 ID:EMr5U8zl
NHKラジオ深夜便「江戸川乱歩の世界〜推理小説の源流」を聴く。
「屋根裏の散歩者」「心理試験」の一部朗読あり。
その後の対談でネタばれあり。
土蔵での深夜の執筆はやはり伝説とのこと。(孫の平井隆太郎氏談)
しかし、あまりNHK向きではなさそうな大乱歩の作だが、
NHK教育テレビ「ETV」で特集を組んだり、
日曜夜のNHK第一「ラジオ文芸館」で「人間椅子」を放送してみたり、
結構な御執心の様である。まさか現会長の趣味?(w
865 :
名無しのオプ:05/01/06 15:44:56 ID:XT11E/iP
乱歩作品は朗読に向いているんですよ。あの独特の擬古文調?とでも言うべき
ひっかかりのある文章。これにくらべると正史はいまいち。況んや清張に於いておや。
乱歩がNHK的に古典として認知されたってことでしょうか。私は文章の的確さでは
「押絵と旅する男」が一番だと思う。寝てしまいラジオは聴いてませんが、次回は
「蟲」「盲獣」の二本立てですかぁ〜〜。
867 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/06 22:02:22 ID:v+krD/+z
>次回は「蟲」「盲獣」の二本立てですかぁ〜〜。
ジョークですな(w、さすがのNHKでもそこまでは。
紅白視聴率惨敗で、破れかぶれなら「闇に蠢く」オンエアも期待したいところだ。
さて、ラジオ第2回は、「パノラマ島奇談」(パノラマ島の情景描写)、
「青銅の魔人」(冒頭の魔人登場シーン)、「黒蜥蜴」(クライマックスの対決シーン)
の朗読あり。番組内でも、乱歩の文体は朗読向きという指摘があったが、
なかなか聴かせるものがある。ただし、黒蜥蜴はネタばれどころかストーリーばれ有り。
ゲストの大乱歩の孫、平井隆太郎氏は鉄道関係の雑誌編集者とのこと。
実務的な文章はともかく、怪奇・幻想小説を書きたい気は全く起きなかったそうだ。
おじいさんが凄過ぎたゆえ、当然だろうか。
大乱歩の孫、平井隆太郎氏
大乱歩の孫、平井隆太郎氏
大乱歩の孫、平井隆太郎氏
大乱歩の孫、平井隆太郎氏
大乱歩の孫、平井隆太郎氏
>>868 アレだよ、兄弟とかだよ、きっと。
そういうことにしとこうよ、もう。
ていうか>>857でわざわざ自分で告知してるじゃん。
>ゲスト 平井憲太郎
って。
書斎魔神さんの書き込みはいつもタメになるなあ
間違えた
×書斎魔神さんの書き込みはいつもタメになるなあ
○書斎魔神さんの書き込みはいつもダメだなあ
間違えた
×書斎魔神さんの書き込みはいつもタメになるなあ
○書斎魔神さんの書き込みはいつも肥ダメだなあ
君たちは放置ということができないのかな。
それともカマッテくん?
できん
877 :
名無しのオプ:05/01/11 10:58:38 ID:0/uB+KU8
>>876 女の子の源氏名を乱歩の作品名にしては?
「緑衣の鬼様ご案内〜」とか「今日は恐怖王さんね。休みだったら地獄の道化師さん。
とか〜
文代とかじゃなくてタイトルかよw
まあせめて緑川夫人とかな。
これから「盲獣」を読もうと思ってるんだけど、やっぱり鎌倉ハムが収録されてるやつを読むべきかな?
>>879 鎌倉ハムってネタ知ってるなら、どれを読もうが同じだろう。
881 :
名無しのオプ:05/01/12 18:51:28 ID:k/duHVpM
本日発売の光文社全集第五巻は満足度高いですネ
押絵、蟲、蜘蛛男、盲獣
5巻買いました。蟲が1番好きってやばいかな?
>>882 わからないでもないな。
オレは好きじゃないけど
オイ君たち!
書斎魔神さんが来なくなっちゃったじゃないか
別にいいけど
書斎魔神は荒らしです。徹底的に無視して行きましょう。
つまらぬ自演を始めますが、ヤツにレスを返しているのもヤツ自身です。
ひっくるめて無視しましょう。
無知無能ぶりを笑うのは最悪板被害者スレで。
書斎さんはハムになりました。
ハム魔神
馬肉ハム大安売り!!
【乱歩本人】読み返してみて驚いた。ひどいエログロものである。
作者である私が嘔吐を催しそうになったので(ry
光文社版も「鎌倉ハム」はちゃんと掲載・・・ま、当然か。
>>881 「盲獣」って書いた人の精神状態を疑わせるような作だよね。
病んでるとしかいいようが無い。
こういう作がもてはやされるということは社会も病んでいる証。
>>890 >こういう作がもてはやされるということは社会も病んでいる証。
いつの時点での社会とやらのことを言ってんだ?
女の子が犯され四肢切断バラバラにされて殺される話って
最近のエロマンガに結構あるらしい。鬼畜系というらしい。
現代の世相を見ても分かるように、エログロがウケる社会はどこか病んでいるね。
盲獣の発表された昭和初期と現代は相通ずるものがあるのだろう。
2chに入り浸ったあげく社会が病んでるか。。。w
でもさあ、社会が云々以前に、
「鎌倉ハム」なんてネタで喜んでる奴って幼稚だと思うよ。
みんな中学生か?と思っちゃう。
まあ、ここには、推定年齢45歳(50歳以上との説あり)の書斎何とか
という人も住み着いてるようですが。
>>894 >「鎌倉ハム」なんてネタで喜んでる奴って幼稚だと思うよ。
誰も喜んでないと思うが。
>892
鬼畜系のエロマンガは(俺の知る限り)90年代中盤から
一定量ありますが。体感的には特に増減はしていない感じ
90年代前半は(エロマンガ自体を)それ程読んでいないが
宮崎事件以降の規制がきつかったような記憶がある
>>903 定期的にネタにして楽しんでるやつはいるんじゃない?
898 :
名無しのオプ:05/01/15 14:03:36 ID:ZJzJtrgv
オールナイトロングという作品を観よう
899 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/15 15:56:01 ID:qXO6tbxK
「闇に蠢く」「盲獣」「虫」は、乱歩悪書3作とも称すべき作品群。
確かに、現代でもエグい内容の作品は数多あれど、大乱歩ほどの筆力が無いため
問題になっていないと言える。
しかし、この3作、「果してミステリ?」という感もある。
まあ、クライム・ノヴェルをミステリに完全に包含させればOKなのだろうが。
そもそも名作短編「心理試験」「屋根裏の散歩者」等もクライム・ノヴェルとして読める。
さすれば「心理試験はネタそのものがアンフェア」という批判も成立し得ない。
乱歩は稀代のクライム・ノヴェルの書き手とも言い得る。
900 :
名無しのオプ:05/01/15 17:13:37 ID:60Du8VBw
光文社文庫第5巻ナイス。押絵、蟲、盲獣何度読んでも飽きず。
『盲獣』はエログロ=ナンセンスの極み。「芋虫ゴーロゴロ」とか
「鎌倉ハム」とかグロを極めて、かえって笑える。そう言えば
夢野久作にも『人間腸詰』ってありましたね。『蟲』は微生物による屍体
腐蝕の過程が白眉と思われるが、私には冗長に思えてならなかった。
むしろその前段までの絶望的な求愛の物語が印象的で、柾木がついに
タクシー偽装に打って出る、門出の章がクライマックスと思われる。
901 :
名無しのオプ:05/01/15 17:14:50 ID:60Du8VBw
『蟲』は表面だけを見ると
>>896のように捉えられても仕方ない内容だが
多くのマンガと比べて決定的に違うのは、乱歩には才能=筆力があったと
云う事。ラブストーリーとしての一貫性を保っている。エロマンガは稚拙で、
目先のセンセーションの為だけに屍体嗜好癖を扱ってるだけ。まして
宮崎〜小林事件などと比較するなど失礼。彼ら犯罪者の想像力なんて貧弱な
もの、、
902 :
番☆場:05/01/15 17:29:17 ID:Jq7j4xiE
ポォォォォォォォォォォォォォォ――――――――――――――ッ!!!!!!!!!!!!(快便)
人 人 人
(__) (__) (__)
(__) (__) (__) (::::::::::::::::::
ウンコー ( 番場 )( 番場 )( 番場 ) (::::::::::::::::::::
(つ ノ (つ 丿(つ (´⌒;;:::::::::::::::
/ / (´/ (´⌒;;(´⌒;;:::::≡≡(´⌒;;;
(_/し'≡(__(´⌒;;(´⌒;≡≡(´⌒;;≡≡
(´⌒(´⌒;;;::
最近のエログロは表層しか捉えてない
905 :
名無しのオプ:05/01/15 22:46:35 ID:60Du8VBw
屍体防腐法として血管内にフォルマリンを注入するのは、
今でも実際に医学部で行われているそうです。そしてその部位は
最も太く、体表からアプローチし易いということで、大腿動脈が
用いられる。ここまでは正しかった。しかし滑りやすいガラスの
注射器を用いたのはイクナイ。動脈にゴム管を接続し、漏れないように
糸で縛る。フォルマリン溶液は5?Pは用意し、大型のイリガートルに
溶液を入れ、天井の梁か鴨居から吊るす。そのあとゴム管を接続し、予め
ゴム管の根元を挟んでおいた鉗子を外す、このように注入を自力で行わず、
重力を用いて行えば良かった。もっとも5?Pだから床or畳はビショビショ
だし、臭いも凄まじい。婆やには近所の洋酒屋どころで無く、どっか遠くまで
遣いに出しておかなくてはなりませんが、、
あれは医学博士の小酒井不木監修済み。「子不語の夢」参照。
>>912 映画版じゃほとんどグシーン除かれてじゃん。
盲獣もいいやつだったし。
908 :
訂正:05/01/16 13:16:36 ID:H9ZuAnur
×グシーン
○グロシーン
十数年ぶりに「蜘蛛男」を春陽文庫で読み返したのだが、何か違う・・・
むかし角川文庫で読んだ時、第一の被害者はレイプされてから殺されたような気がする。
「情欲にまかせて思いを遂げた後」みたいな感じの一行があったような気がするんだが、
俺の記憶違いかな?春陽版ではいきなり殺してしまっている。
910 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/16 16:15:52 ID:4UzDptuZ
>>905は、このスレの常連のドクター(病理担当)。
この人が来ると、乱歩スレらしいディープな雰囲気になる。
角川文庫版「蜘蛛男」を確認。問題は「獣人」の章かと思う。
「それから数時間もたった真夜中ごろ、同じ空家の奥座敷に、里見芳枝は、
まるで傷ついた闘牛のように、虫の息に疲労したからだを、グッタリと投げ出していた。
脱ぎ捨てられた着類、みだれた頭髪、血のにじんだ肉体、すべてが仮名稲垣氏の飽くなき残虐を物語っていた。」
引用したのは章の冒頭。この記述から芳枝が稲垣のサド嗜好の犠牲になったのは明らか
だが、いわゆるレイプがあったか否かは「?」である。
この後、芳枝が「…でも、ご安心なさい。私は自分の恥をしゃべるようなことはしませんから」という台詞を残して帰ろうとしている点を見ると、
解釈の仕方にもよるが、サド嗜好の犠牲(=自分の恥)にはなったが、貞操は守られたからであるとも考えられる。
しかし、さらにこの後の、稲垣の「…おれは普通の恋人のようにお前の心なんか欲しく
ない。からだがほしいのだ。…」「芳枝さん、僕はね、恋人を愛するだけでは満足できないのだよ…」という台詞の解釈が微妙なところではある。
亜52浅さ6544ytれわsdfgh
f3―絵f―絵f0―絵w0ふぇf0w2f0w20w2絵0f2絵0f2w0efew20ふぇw32f0w32絵f0w30f3wef03うぇ0fw30f32ewf03e2w0ふぇ3w2f03wefnw-gんwれb-25gw
をををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををををを*5hwg
葉54ははあは葉4は4は4亜hs3、亜1f-亜63s5hg-3和えwrgb.絵43-ahbn2.-egv.-2えrg-e25cgb-.e2r2-2-werbreggえwg
創元推理文庫版『蜘蛛男』の挿絵を見る限り、レイプを示唆しているとしか思えんが。
春陽文庫版、「獣人」の章がまるごとカットされてる!
春陽文庫は解説がついてないから分からないんだけど
乱歩本人がカットしたのか春陽堂が勝手にカットしたのかどっちだろう?
カバーの銅版画が好きで春陽文庫で揃えてしまったんだが失敗だったかな〜
他の作品でもカットされてるのがあるんだろうか・・
914 :
905:05/01/16 17:35:49 ID:QGcKk3gm
>>910 お褒めに与ったと思ってよいのでしょうか?
915 :
名無しのオプ:05/01/16 17:58:28 ID:6uafqd64
みなさんの乱歩に対する知識の深さと洞察力に感激しました。「押絵と旅する男」についての洞察もくわしい方がいれば聞かせてください。
916 :
名無しのオプ:05/01/16 18:51:30 ID:QVf64OF4
505を自分の家来にしたつもりらしいな、誰かさんは。
それとも自演?
913は本当なのか?春陽堂って作品に勝手にメス入れるようなマネしてんの?
_____________
/|:: ┌──────┐ ::|
/. |:: | 馬人 | ::|
|.... |:: | お開き | ::|
|.... |:: | | ::|
|.... |:: └──────┘ ::|
\_| ┌────┐ .| ∧∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( _)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_, )
/ \ `
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
 ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄
| .( ( | |\
| ) ) ) | | .|
|________(__| .\|
/― ∧ ∧ ――-\≒
/ ( ) \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
|______________|
∧∧
( ・ω・)
_| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
『乱歩の世界』サイトを見てきた。
春陽堂が勝手な漢字仮名使いの改変やってるのは分かったけど、
章がまるごと抜けてるってのは特に書いてなかった。
角川文庫では削除されている『盲獣』の「鎌倉ハム」が、
春陽文庫では復活してるし、その手の落ち度は無いと思っていたのだが、
なぜ春陽堂は『蜘蛛男』の「獣人」を削除したのだろう?
「浴槽の蜘蛛」と「小悪魔」の間に入るべき「獣人」がまるごと抜けている。
他の作品でもこの手の大きな削除があるんだろうか?
もう春陽堂は信用出来ないな。
とりあえず『蜘蛛男』は創元推理文庫で買い直す予定。
結局どこが信用できるんだよう
鎌倉ハムってなんだよう
921 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/16 23:40:09 ID:9nu/8+9h
>鎌倉ハムってなんだよう
ミステリ板の住人じゃないな(w
「蜘蛛男」の「獣人」の章、光文社文庫はどうなっているのだ?
買ってないのかよw
光文社のは俺も買ってない。
興味ある作品は他ので読んじゃったし、
解題・解説だけのために買うには値が張りすぎる。
924 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/16 23:54:46 ID:9nu/8+9h
カットがあるとなると、どこの出版社のものを購入するかは肝だな
同じ作品を出版社が違えば買うなんてのはヲタだけだ(w
>>922もミステリ板住人ではないと思われ。
>
>>922もミステリ板住人ではないと思われ。
当たり前だ。「ミステリ板住人」=「書斎魔神」だろうがよw
926 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/17 00:07:00 ID:UpsnKIqY
>>922=
>>925→やはり荒らしだったか(w
しかし「闇に蠢く」「盲獣」「虫」がOKで、「蜘蛛男」だけカットする春陽の
編集方針は実に不可解だ。
>>922>>925 他人に「講義」すると言っているくせにテキストの違いも知らなかった間抜けの相手はやめましょう。
>>920 とりあえず光文社文庫全集が一番信頼できるでしょうね、現段階では。
「虫」!? そんな作品はない、「蟲」だ。
この漢字は、この作品において絶対だ。
乱歩ファンじゃないな、やはり荒らしだったか。
俺の手持ちの平凡社版全集では「獣人」の章が丸々何者かに切り取られている。
これは何かの偶然か?検閲のようなものがあったのではないか。
そして戦前の春陽堂文庫(日本小説文庫)でも同様の検閲が行われ、
それが底本のまま今の春陽文庫に残っているのではないだろうか。
ていうか、ここの乱歩ファンは重複してもいろいろな版を集めて、
字句・章句の違いにまでこだわるの程のマニアなのかな?
必ずしも初出のテクストが作品として最良とは限らないと思うけど?
>926
そんなことより、「平井隆太郎氏は大乱歩の孫だった!!」という謎が
未だ解明されておりません
932 :
名無しのオプ:05/01/17 16:45:11 ID:kHeqCZMd
蜘蛛男ですか。直感的にレイプはあったと思いますが。と言うのは、サディズムによる
快楽殺人者だとすると性感の昂りのまま、一気に殺すところまでいってしまうのが自然で、
散乱した着物の中に芳枝さんがぐったり倒れ伏している暇はない。仮名稲垣氏もぐったりと
倒れこんでいる、、というのは激しい行為のあとの虚脱をあらわしているものと思われ。
なんてまるで見て来たようなことを書きますね。家に帰ったら読み直してみます。
テキストの削除は、この時点では乱歩もまだ大家ではないし、現在のような
著作権意識も発達していなかった。春陽堂はとにかく売らんかな、でかなり適当なことを
していたのでは、、伏せ字は読みにくいが、内容から仕方ないのかも。柾木愛造は、
冷たくなった木下芙蓉の○○○○○を、自分の○○○○○○に押し当てて、○○○○○○
しようと○○○○だったが、ヌルリとした感触とともに○○○○○○、○○○○○○に
なって(以下5行削除、、、)というのもまた味わいではありませんか。
>>914 偽者、イクナイ!
933 :
920:05/01/17 18:59:11 ID:sl+/zlcd
>927
ありがと
>>929 なるほど。戦前の検閲による削除っぽいですね。
「蜘蛛男」だけの問題であって欲しいです。
(一冊でも変なのがあると他も疑わしくなって嫌だなァ…)
もうひとつ春陽文庫版の変なクセ。
各章のタイトルに使われた漢字を勝手に平仮名に直すのには萎えます。
「髑髏」を「どくろ」に、「部屋」を「へや」に、「謎」を「なぞ」に、「猫」を「ネコ」に…etc.
読みやすくしたいのか、あるいは柔らかい感じを出したいのか知りませんが
作品の持つ毒っ気が薄れちまって少し残念です。
「春陽のカバー+創元の挿絵+光文社の編集」だったら最高なのに!
検閲による削除の訳がない。
それなら乱歩が自註自解で触れているはず。
936 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/17 20:26:16 ID:rojCERrm
>「虫」!? そんな作品はない、「蟲」だ。
否、今は「虫」でいいのだ。そして「虫」でなければいけないのである。
こういった基本的な事はしっかりと押えておけ。
「蟲」という字が使えないため、ラスト近くのシーンの迫力が減退している点に
ついては角川文庫解説で指摘されている。
確かに「蟲」に読み替えてみると戦慄の度合いが増す感あり。
無視でいいだろ
>>928 光文社文庫の全集では、当然「蟲」になっていますね。
さすがよく分かっていますよね。
漢字制限で「蟲」が使えないなんて下らない言い訳をせず、堂々と旧字で表してくれるのは、
ファンとしては非常に嬉しい限りです。
>>935 昭和15年くらいから検閲が厳しくなって、それまで発行されていた
書籍も再販時に切り取られたり破り取られたりした。
その場合乱歩が気付かなかった場合もありうる。
そこまで字面にこだわる人は、旧かな正字の初版本でも探して読んだ方がいいよ。
やっぱりここは一つ、巨匠石井監督に出馬してもらわないと
自分は「蟲」を読む直前に「ドグラ・マグラ」を読んでいたので
「蟲」は「ドグラ・マグラ」の中で具体的に描かれなかった
腐敗美人図を補完する番外編のように感じてしまいました。
ところで誰も、
>>941に挙げられているAmazonのレビューに突っ込まないのは何故だ(w
よく気が付いたなw
948 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/17 23:40:32 ID:ce+rQvZD
では、なんのための常用漢字かということになる。
2ちゃんの糞レスではあるまいし、大手出版社の出版物にしては感心出来ないものがある。
ただし作品の効果は別問題。いかに判断するかは難しい問題ではあろう。
最近書斎さん不調だね
文学作品にまで常用漢字がどうこういうのは馬鹿だけど、
かといって、マニアックに旧字にこだわらなくてもいいと思う。
>マニアックに旧字にこだわらなくてもいいと思う。
はあ?どこがマニアックなんだ???
952 :
名無しのオプ:05/01/18 12:51:54 ID:bq7R12sC
楽しみのために読む文学だから、漢字はどっちでも良いが。ただルビを振ってる
のが多いし、旧字だって常識があれば読みこなせると思うが。蟲に関しては効果
が1/3になっているのは否めないだろう。
>>943 乱歩は屍体腐敗図について、非常に
踏み込んで描いているが、さすがに主人公が警官に世迷い言を言った後の悲劇的な
結末に至る、その最後の二日間については描写していない。書いたとしても公表は
出来ないだろうが、、読んでみ度い気がする。
V
,. ‐'^^ ̄^ `'-、
〃 ` ←書斎魔神
|ミ \ / )
(6 ∴) (_ _)∴ ) カタカタカタ
| ∴ 》 д 《 .ノ ______
ヽ、,,_ ,_,ノ | | ̄ ̄\ \
/ \.__| | | ̄ ̄|
/ \___ | | |__|
| \ |つ |__|__/ /
/  ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕
954 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/18 20:01:31 ID:FHU1TjRZ
個人的には「蟲」は「蟲」であって欲しいとは思うが、
最終的には「原文尊重」か「読者優先の読み易さ」かという問題に帰着するかと思う。
大乱歩の作とはいえ、エンタメの場合はストーリーが肝要ゆえ、やはり後者が優先されて
当然である。特に社会的存在が大きい大手出版社は、現代かな使い・常用漢字の使用と
いう決まりに忠実であるべきである。
原文(旧かな使いや旧漢字等)にこだわるヲタやディープなファンは文庫・新書等の
普及品に自己の嗜好を押しつけるべきではない。
いつまで見苦しい言い訳続ける気だ?>書斎
>>955 だから文盲荒らしの相手はしないように。
>>944 ありがとう。
夢野久作、大先輩乱歩を相手に下手に出ながらも結構評価きびしいですね。
こんな事言うと乱歩・夢野本人は不本意かもしれないけど、
この二人って作品に漂う雰囲気とか、かなり近いものがあると思います。
>>952 過ぎたるは及ばざるが如しってことで、やり過ぎると逆に完成度が落ちそう。
やはり主人公が警官に世迷言をもらすシーンがクライマックスだと思います。
一人の人間の人格が完全に崩壊する瞬間の絶望感というか、焦燥感というか。
958 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/18 21:26:29 ID:FHU1TjRZ
蜘蛛男の正体を念頭に置いて問題の章を読み直してみると、
蜘蛛男は通常の性行為では満足を得られない、もしくは通常の性行為が不可能なため、
嗜虐行為でしか満足を得られない変質者と理解出来なくもない。
ゆえに彼氏は神の如き明智に退治されるべき怪物ということなる。
乱歩は、一寸法師、人間豹といったフリークスそのものを書かせてもいいが、
蜘蛛男、黒蜥蜴、魔術師といった言わば「精神的フリークス」を書くとその筆の冴えは
止まるところを知らぬ勢いがある。
また、悪女を書かせても絶品。黒蜥蜴は言うまでもなく、短編「芋虫」「お勢登場」等の
作でもその手腕を十分に味わうことができる。
これに比較して明智夫人文代のなんと影が薄いことか。
これは大乱歩の女性観というか、性的嗜好にまで関連付けられるやに思われる。
どこかで読んだような意見ばっかだな。オリジナリティゼロ。他人の解説のコラージュ。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
||【ルール】 ||
||なんのための常用漢字かということになる。2ちゃんの糞レスではあるまいし ||
||大手出版社の出版物にしては感心出来ないものがある。 ||
||ただし作品の効果は別問題。いかに判断するかは難しい問題ではあろう。 ||
||個人的には「蟲」は「蟲」であって欲しいとは思うが、 ||
||最終的には「原文尊重」か「読者優先の読み易さ」かという問題に ||
||帰着するかと思う。大乱歩の作とはいえ、エンタメの場合は ||
||ストーリーが肝要ゆえ、やはり後者が優先されて当然である。 ||
||特に社会的存在が大きい大手出版社は現代かな使い・常用漢字の使用と ||
||いう決まりに忠実であるべきである。 ||
||原文(旧かな使いや旧漢字等)にこだわるヲタやディープなファンは ||
||文庫・新書等の 普及品に自己の嗜好を押しつけるべきではない。 ||
|| ||
|| 。 ∧_∧ .||
|| \(´・ω・`) いいかな・・?
|| ⊂ ⊂ )旦~ ||
||___∧ ∧___∧ ∧___ ∧ ∧__ ∧ ∧___| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_||
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧( ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、馬人先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
962 :
名無しのオプ:05/01/18 23:41:49 ID:K8tQckRK
>>936では、
「否、今は「虫」でいいのだ。そして「虫」でなければいけないのである。 」
で、その理由は
「大手出版社の出版物にしては感心出来ない」
からだけど
「個人的には「蟲」は「蟲」であって欲しい」
だの改めて、まとめて読むと支離滅裂だなw
何が言いたいのか、さっぱりわからん。
>>962 奴の言いたいことが分かるようになったら、人間おしまいだ。
>>936は、書いている本人も頭の中がよく整理できていない
,. '´ ,. '"´ ̄ ` " `ー 、
/ / \
/ / ヽ
. / / 、 l ',
/ ヘ |ヽ ト、 ! l
,' / / ヽ | ! / ',i l l !
,' / , 'ー_-_、.ヽ! レ __,,,.リイ / !
! .i ,.イ '´lー:iヽ` rィテ:iく l./ /
i l ./l ! `,. ̄ ー,'- .l /
/ l,ヘ !. ', 〃/),、 l f.l ト,/ 〈
/ ヽ、〉///〃/ _ ´ !.! ! ト, ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ l〃/ l' /、.( `r i .!.l ! ! ! ヽ < お父様ー!お母様ー!
i ! l'. ' ! ! `´| .レ ``'、i 、 } | 馬は私の理解を超えていまーす!
l `<! ',ト、 _ ,.! ! .! l / \_______________
! i! l l/`l ! l 〈
../! l,! トく ヽ i-、/-、ヽ
' ヽ , -‐ 、/( /ーヽ ,ヘ _ノ ヽ-ヽ、
>'´ / \,イ、 /ヽ/ ヾ / `ヽ、
,. '´ l / 「! / lゝ _ ノ \
メノリ?
>>944 久作の乱歩評を読む限り、
推理もの→嫌い、
猟奇もの→好き
っての評価に見えるけど、
なのに何故「赤い部屋」を評価してるんだろ?
個人的には「赤い部屋」好きだけど。
「赤い部屋」は推理ものというよりは猟奇ものだろ。乱歩の言うところの奇妙な味。
「赤い部屋」が推理ものだと思ってるやつなんて
世界広しといえども
>>967くらい
970 :
プー:05/01/21 14:37:37 ID:2OY51b5m
突然だけど、「押絵と旅する男」ってどう思う?映画と比較した感じで。
「押絵」っていうものがそもそもよーわからん。
972 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/21 19:57:04 ID:0bxRIy62
「赤い部屋」のしらっとしたオチは文学的でさえある。
奇妙な味を狙ったのではなく、プロバビリティの犯罪を素材に倒叙スタイル謎解き
ミステリの魅力を短編で書くという難しい試みが成功した作である。
海外短編にあるような洒落た短編ミステリの一類型として把握しておくこと。
同趣向の作には大谷崎の「途上」がある。
∩___∩ |
| ノ\ ヽ |
/ ●゛ ● | |
| ∪ ( _●_) ミ j
彡、 |∪| | >> ぬるぽ
/ ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
というか乱歩作品は、これは推理物、これは猟奇物、なんて簡単に分類できない性質のものじゃないか?
探偵小説の本格変格論と同じくらい無意味。
975 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/21 23:57:54 ID:Q8wBzcQJ
大乱歩自身も愛着を持っており、言わば自他共に認める代表作である「押絵と旅する男」だが、ミステリではない。乱歩らしい巧い語りの作だが、さほど面白いものとは思えない。
ただし大乱歩が「日本のホフマン」と言われるゆえの作ではある。
こういった傾向の作品ばかり書いていたら、幻想文学のマエストロとして記憶されて
いたかと思う。前述したとおり、映画化作品は名脇役、故浜村純の鬼気迫る大熱演が
印象的。天本英世、多々良純も出ており、別物として見るべきであろうが、自分としては
原作よりも好きなくらいである。
ガバッ ∧_∧
彡( ` ・ω・) また馬の夢を見た!
彡 | ⊃/(___
/ └-(____/
978 :
名無しのオプ:05/01/26 08:16:54 ID:7UySdAq2
>975
「日本のホフマン」って誰が言ったの?
教えて、魔神さん!
そもそも日本ではホフマンなんて、ほとんど読まれてないだろ。
世界文学全集にも滅多に収録されないマイナーな作家だしさ。
てゆーか最近は世界文学全集という出版形態が無くなったね。
今でも売ってるのは新潮社と集英社ぐらいかな?
昔は河出書房・筑摩書房・講談社・中央公論社等沢山あったのに。
981 :
978です:05/01/27 07:59:46 ID:tGLRfF46
>980
ああ、ごめん。
きっちり気がついて、別スレで突っ込んでる人が他にいたのね。
あまりのアホ発言に、つい書き込んでしまいました。
982 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/27 21:48:34 ID:aumcmpvt
ホフマンの著作としては「黄金の壷・砂男他一編」(旺文社文庫)が手頃である。
(この点、十分に心しておけ)
大乱歩の代表作と言われながら、今日我々が「押絵と旅する男」を読んで物足りない感じ
を受けるとすれば、そこに乱歩十八番の猟奇、エロ、グロ等を欠いているからである。
怪奇はあるが幻想が優る。「押絵・・」という作は著名でありながら、乱歩作品の中で
異色な作とも言い得るのである。
乱歩は一時代を画した大作家だが、「乱歩文学」という言葉は無い。
乱歩ファンにとって慙愧に堪えない点である。
仮に乱歩が「押絵…」、成人向き作品では遺作となった「指」(この作は幻想よりは
怪奇が優っている)に見られるような、猟奇、エロ、グロ(ホフマン作品には無い要素)
を排した幻想文学と言い得る作のみ書いていたとすれば、日本文学史上に名を残す
幻想文学のマエストロとして名を残していたかと思う
とりあえず埋めるか
>>982 >日本文学史上に名を残す幻想文学のマエストロとして名を残していたかと思う
文章の推敲不足が如実に現れている。
次は修正第六夜ということでだれかよろしく。
たてられなかったのよ
梅
987 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/27 22:18:10 ID:aumcmpvt
>日本文学史上に名を残す幻想文学のマエストロとして名を残していたかと思う
訂正しておく。
「日本文学史上に幻想文学のマエストロとして名を残していたかと思う」
新スレ立て検討してみる。
日本文学史上に名を残す幻想文学のマエストロとして名を残し埋め
989 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/27 22:26:55 ID:aumcmpvt
991 :
名無しのオプ:05/01/27 22:28:46 ID:RFSvHLUU
ざまみろ。新スレ立ててやったからな”!
992 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/27 22:32:04 ID:aumcmpvt
>>991 考え方が幼稚過ぎる。他板住人?
当方としてはどちらのスレで続行するも可。
>>992 どっちのスレがどう使われるかで書斎魔神 ◆qGkOQLdVas の支持度がわかるよな
994 :
名無しのオプ:05/01/28 13:52:35 ID:wl6MkEkc
「押絵と〜」が好きな自分はダメなのか?魔神さん。
995 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :05/01/28 20:10:43 ID:GgYPi76f
同じこの世の者ならぬ者への恋というテーマだと、「押絵と旅する男」よりは、
「人でなしの恋」の方が、より乱歩らしい作品である。
つまり気色悪い(2ちゃんねらー風に表現すれば「キモイ」か)。
押絵のようなロマンティックな作品の方が好きというのは嗜好の問題であり、
他人がとやかく言うことではなかろう。
__ _________
r | |――┐ r―― ヽ ほらよ!馬
L.! !__.∧_∧ Li__ \
._| | / ´∀`) ||____ \_ (~ヽ .. .
(_| | | /⊃⌒ヽ i \) /⌒ヾ .\\_ :・:∵:
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"''' - ..,, 人 /⌒ヾ / \\ヽ∴:
>>1 _ \_/⌒ヽ________/⌒ヽ て / ノテ-ヽ( 。Д。)二二つ
ヽ _ノ r―――─―――┐ _ノ ドカッ/ / / ∨ ̄∨
| ____| 三三三三三三三.|__l__ / / | |
| ._|--[_______________] / __) ノ )
ノ.| | ===========[___]=======' ー' し'
ヽ_ノ_ノ ヽ__ノ_ノ
∧,,∧ ハ,_,ハ
/ο ・ ),:' ´∀`*' うま!
/ ノ lミoミ,;. ,,ッ
(o_o,イ__ヽ´|''u'' ノ~⌒)彡
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ
─  ̄_─_ __-=_ ─- =─ ̄-_ _ _ ─ ̄- 二-─___三-─ _ ̄─__ = ̄─- __-_
─  ̄_─_ __-=_ ─- ___三-─ _ ̄─__ = ─- =─ ̄-_ _ _ ─ ̄- 二-二-_ ─
-=_ ─-─ ___ _三-─ _ ̄─__ = ─- =─ ̄-_ _ _ ─ ̄- 二-三-─ _ ̄─
___三-─ ヽ ヽ ─- ___三-─ _ ̄─__ = ̄─__ = ─- =─ ̄-_ _ _ ─
-─ _ ̄─_ .`、.も.`、 -─ _ ̄─__ = ─- = ̄─__ = ─- =─ ̄-_ _ _ ─
_ = ─- ─__ ヽ う.ヽ 三-─ _ ̄─__ = ̄─__ = ─- ─__ = ̄─__ = ─-
= ̄─__ = ─- `、来`、 _ ̄─___ = ─- ─__ = ̄─__ = ─- =─ ̄-_
─__ = ̄─__ = ヽねヽ  ̄─__ = ̄─__ = ─- ─__ = ̄─= ─- = ̄─__
 ̄─__ = ̄─__ = `、え`、  ̄─__ = ̄─__ = ─- =──- =─ ̄-_ _ _ ─
─- ─__ = ̄─__ = ヽよヽ _ = ̄─__ = ─- ─__ _ ̄─__ = ─- =─ ̄-
__ = ─- = ̄─__ = `、 !!`、  ̄─__ = ─- =─ ̄ = ─- =──- =─ ̄
- ─  ̄`ヽ __ = ─- = ̄─__ =
- = ヽ(Д´;)ノ ヽ(;`Д)ノ (;`Д)ノ (;`Д) ─__ = ─- ─__
_ = | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U  ̄─__ = ─- =─ ̄-_
_ = . ̄◎ ̄ . ̄◎ ̄  ̄◎ ̄ ◎−>┘◎ = ─- =─ ̄-_ _ _
/ /. │ ヽ \
∧ ∧/ /. | ヽ ∧\∧
( ⌒ ヽ / | ヽ ( ⌒ ヽ ヒャッホー
∪ ノ / │ ヽ ∪ ノ
ヽ_),) / │ ヽ し' l_ノ
ミ / │ ヽ
∧ /∧. │ ∧ヽ∧ 彡
( ⌒ ヽ │ ( ⌒ ヽ
∪ ノ ミ ∧│∧ 彡 ∪ ノ
ヽ_),) ( ⌒ ヽ し' l_ノ
∪ ノ
ヽ_),)
馬
――――――――――――――――――――――――――――――⊃
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。