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| | | | │屋根裏の散歩者の続き
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lニl + 日 車
ノ至 小以 衣 の
昔ノ- 止 土,
l ,l乂 少 /日
江戸川乱歩
東栄館にすんでから十日くらい経ったころ、
三郎はおかしなことをし始めました。
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ゞ;ミゞ |王|王| . || |王|王| . | |ニi |王|王| . || |王|王|. |三ノヽミゞ;;;
ソミゝ:ミゞ!LLLi .|| .'LLLLLLi. .| |ニi :.LLLLLLi || LLLLLLi |三;;;ミ;;ヽミゞ;;
;ノ:;:ヽミ;:;ミゞ;;; || i=======i====i . . . . || . . .|:ニノミヽミゞ;;;
ソ;ノ:;ミ;;ゝミ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ソミヽミゞ;;;ミゞゞ
ソミゝミゞ;;;; .. .i^^ii .i^^ii ;ノノii;;;ヽミゞ;::;;
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彼の部屋───それは二階にあったのですが―――
彼、三郎がちょっとした暇つぶしに押入れに入っていたらあることに気がついたのです。
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ちょうど彼のいたところ、その真上の天井板が外れるようになっていたのです。
それは電燈工夫が天井へ入るためにわざと釘を打っていなかったのでした。
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───その日から三郎の「屋根裏の散歩」が始まりました。
ひまさえあれば彼はこの異常な性癖を楽しむのでした。
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ある夜のこと、三郎はこれまで気がつかなかったことに気が付きました。
あるところから糸より細い光がもれているのです。
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ミ,,゚Д゚彡
,;゙ ミ
ミ. ミ ,'
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それは木の節穴で、節を元通りつめておけば
覗き穴だとばれない、まさに三郎のためのようなものでした。
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@ミ ∧゙∧ *
ミ、、、、つ,,゚Д゚ミつ。
下の部屋をのぞいていますと、遠藤という──三郎が虫の好かぬ──
男の部屋でした。馬鹿に几帳面のようで、部屋はとても整頓されています。
ただこの部屋に似合わなかったのは彼が大きな口をあけて
いびきをかいていることだけでした。
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遠藤の顔を見ているうちに三郎はふと妙なことを考えました。
この穴からつばを吐けば遠藤の大きな口へ入りはしないかという
ことでした。
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ミ,,゚Д゚彡
ミ ミ
〜ミ,,,,,,,,,,、ミ,, 。
規制かな。支援
三郎は猿股の紐をはずし、まるで銃の照準をあわせるように
片目で見ると節穴と遠藤の口がまったく一点に見えるのです。
つまり節穴からつばを吐けば遠藤の口に必ず落ちるのです。
、、、、
@ミ ∧゙∧ *
ミ、、、、つ,,‐Д゚ミつ。
そのとき、彼の頭に恐ろしい考えが浮かびました。
それは、何の恨みもない遠藤を殺すということでした。
:∧ ∧:
:ミ;゚Д゚彡:
:ミ つ つ:
〜ミ ミ
∪''∪ 。
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| __________ | |またしても
| | | | │一時中断します。
| | □ STOP | | └─v──────
| | | | ∧_∧ キセイナンカダイキライダ
| | | | ピッ (・∀・ )
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
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