モララーのビデオ棚 in AA長編板その35

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 | |                | |        │屋根裏の散歩者の続き
 | |  |> PLAY.      | |        └─v───────────
 | |                | |           ∧_∧
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 | |                | |       ◇⊂    ) __
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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724フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:48 ID:xe9xe3Ul



         lニl  + 日  車
        ノ至  小以  衣   の


                 昔ノ-  止   土,
                 l ,l乂  少   /日

                          江戸川乱歩
725フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:48 ID:xe9xe3Ul

    東栄館にすんでから十日くらい経ったころ、
     三郎はおかしなことをし始めました。

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  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| :|王||王i |ニi ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |三三三|
 ゞ;ミゞ |王|王| .  ||   |王|王| . |      |ニi  |王|王| .  ||   |王|王|.   |三ノヽミゞ;;;
 ソミゝ:ミゞ!LLLi   .||  .'LLLLLLi. .|      |ニi :.LLLLLLi  ||  LLLLLLi  |三;;;ミ;;ヽミゞ;;
 ;ノ:;:ヽミ;:;ミゞ;;;    ||        i=======i====i  .  .  . . ||  .    .    .|:ニノミヽミゞ;;;
 ソ;ノ:;ミ;;ゝミ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ソミヽミゞ;;;ミゞゞ
 ソミゝミゞ;;;;    ..    .i^^ii           .i^^ii                      ;ノノii;;;ヽミゞ;::;;
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726フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:48 ID:xe9xe3Ul
  彼の部屋───それは二階にあったのですが―――

   彼、三郎がちょっとした暇つぶしに押入れに入っていたらあることに気がついたのです。



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727フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:49 ID:xe9xe3Ul

ちょうど彼のいたところ、その真上の天井板が外れるようになっていたのです。
それは電燈工夫が天井へ入るためにわざと釘を打っていなかったのでした。

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728フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:50 ID:xe9xe3Ul

   ───その日から三郎の「屋根裏の散歩」が始まりました。

         ひまさえあれば彼はこの異常な性癖を楽しむのでした。

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729フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:50 ID:xe9xe3Ul

     ある夜のこと、三郎はこれまで気がつかなかったことに気が付きました。

       あるところから糸より細い光がもれているのです。

           ∧,,∧
          ミ,,゚Д゚彡
          ,;゙  ミ
          ミ.  ミ          ,'
         /゛゛゛           *
730フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:51 ID:xe9xe3Ul

  それは木の節穴で、節を元通りつめておけば

      覗き穴だとばれない、まさに三郎のためのようなものでした。




               、、、、
            @ミ  ∧゙∧  *
             ミ、、、、つ,,゚Д゚ミつ。
731フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:51 ID:xe9xe3Ul
下の部屋をのぞいていますと、遠藤という──三郎が虫の好かぬ──
  男の部屋でした。馬鹿に几帳面のようで、部屋はとても整頓されています。

   ただこの部屋に似合わなかったのは彼が大きな口をあけて
       いびきをかいていることだけでした。

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732フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 09:52 ID:xe9xe3Ul
遠藤の顔を見ているうちに三郎はふと妙なことを考えました。
 この穴からつばを吐けば遠藤の大きな口へ入りはしないかという
   ことでした。



                 ∧,,∧
                 ミ,,゚Д゚彡
                ミ   ミ
              〜ミ,,,,,,,,,,、ミ,,  。
733( ´∀)・∀),,゚Д)さん:04/09/10 10:12 ID:OZCEAy6/
規制かな。支援
734フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 10:18 ID:xe9xe3Ul
三郎は猿股の紐をはずし、まるで銃の照準をあわせるように
片目で見ると節穴と遠藤の口がまったく一点に見えるのです。
        つまり節穴からつばを吐けば遠藤の口に必ず落ちるのです。




               、、、、
            @ミ  ∧゙∧  *
             ミ、、、、つ,,‐Д゚ミつ。
735フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 10:19 ID:xe9xe3Ul
そのとき、彼の頭に恐ろしい考えが浮かびました。


    それは、何の恨みもない遠藤を殺すということでした。


              :∧ ∧:
              :ミ;゚Д゚彡:
              :ミ つ つ:
             〜ミ  ミ
               ∪''∪    。
736フォントサイズ最小 ◆ccqXAQxUxI :04/09/10 10:20 ID:xe9xe3Ul



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 | __________  |        |またしても
 | |                | |        │一時中断します。
 | |  □ STOP         | |        └─v──────
 | |                | |           ∧_∧ キセイナンカダイキライダ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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