リリカルなのはで百合萌え(燃え)24h甘々生活

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1名無しさん@秘密の花園
三期も終焉を迎えた熱血魔法バトルアクションアニメ、
魔法少女リリカルなのはの百合スレです。
四期があることを切望しつつ、さあ気合入れて妄想していこう!
魔法少女リリカルなのはThe Movie 1st 2009年公開予定!

◆前スレ
リリカルなのはで百合萌え(燃え)砂糖23グラム目
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1224372137/


◆避難所
リリカルなのはで百合萌え(燃え)避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10685/1200323173/

◆公式サイト
ttp://www.nanoha.com/
◆NanohaWiki
ttp://nanoha.julynet.jp/
◆魔法少女リリカルなのは百合スレまとめwiki
ttp://wiki.livedoor.jp/nanohayuri/

◆ゲーム開発中
リリカルなのは 百合ゲー製作板
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/10685/
このスレ発でゲームを開発しているようです、よろしければ応援してあげてください。
2SSXもよろしく:2008/11/28(金) 19:47:19 ID:gKhIW6xa
◆過去スレ

リリカルなのはで百合萌え(燃え?)
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1128305270/
魔法少女リリリカルなのはで百合萌え(燃え?)II
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1178375881/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 3rd Form
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1185552969/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 4期希望
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1188473317/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)5夫婦目
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1190583469/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)娘は6歳
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1191855769/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)7カプ目
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1193195172/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え) 嫁8人目
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1194621084/
リリカルなのはで百合萌え(燃え) 結婚生活9年目
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1196281848/
リリカルなのはで百合萌え(燃え) 10年来の恋人
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1198066180/
リリカルなのはで百合萌え(燃え) 11才の転機
ttp://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1199377911/
リリカルなのはで百合萌え(燃え) 12歳差の想い人
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1200654852/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)13人目の娘
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1202224195/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)14歳の初夜
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1203835951/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)15歳の誓い
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1205507774/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)16人目の撃墜者
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1207071377/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)永遠の17歳
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1208936256/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)18歳の結婚式
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1211017373/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)19歳の新婚生活
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1213289697/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)20歳の魔法少女
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1215594427/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)21枚目のラブレター
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1217355406/
リリカルなのはで百合萌え(燃え)22回目の甘い夜
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1219678072/
31,2期北米版DVD発売決定:2008/11/28(金) 19:48:53 ID:gKhIW6xa
◆本編より考えられるカップリング
なのは×フェイト
なのは×ヴィヴィオ
なのは×ヴィータ
なのは×はやて
なのは×アリサ
なのは×リインフォースII
なのは×ティアナ
なのは×スバル
なのは×キャロ
なのは×レイジングハート
シグナム×なのは
シャマル×なのは
フェイト×ヴィヴィオ
フェイト×シグナム
フェイト×はやて
フェイト×ギンガ
フェイト×キャロ
フェイト×アルフ
フェイト×ティアナ
アリサ×すずか
はやて×ヴィータ
はやて×シグナム
はやて×シャマル
はやて×リインフォース
はやて×リインフォースII
はやて×すずか
はやて×シャーリー
はやて×カリム
ヴィータ×リインフォースII
リインフォースII×アギト
シグナム×アギト
シグナム×シャッハ
シャマル×シグナム
スバル×ティアナ
スバル×ギンガ
キャロ×ルーテシア
アギト×ルーテシア
リンディ×フェイト
リニス×フェイト
◆ナンバーズでカップリング
トーレ×セッテ
クアットロ×ディエチ
チンク×ノーヴェ
セイン×ウェンディ
オットー×ディード
ウェンディ×ノーヴェ
4名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 20:41:48 ID:4jAnFVTE
>>1乙!
5名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 20:52:59 ID:Ik6O8mLx
>>1乙ー
しかしなんかコンビニみたいなスレタイだなw
6名無しさん@秘密の花園:2008/11/28(金) 22:32:10 ID:rQ6ELaK/
>>1


>>3
ところでSSXのキャラは入れないの?
7名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:08:44 ID:F284sVhB
>>1
乙そしてごめん。容量けっこうやばかったんですね…
フェイティア?の続き投下します。
8名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:12:09 ID:F284sVhB

再びフェイトさんの顔が近づいて、しかも今度は両手を私に向って伸ばして来る。
「迫るってそんな…ちょっと抱こうとしてるだけだよ……よっと」
「きゃ!?」
「すぐベッドに運んであげるから」
「え!?まって、まって!?だ、だ、大丈夫ですから!!おろしてっ///」
「あっ、そんな動かないでよ」
「熱なんかありませんからとにかく離して!」
「動きが激しいってば。さすがに私も男の人みたいに抱いてあげられないんだから」
「!?変態みたいなこと言ってないで降ろしてくださいってばぁ!」
「ティアもう少し大人しく――わわっ!?」
「!ちょ、ど、ど、どこ触ってるんですかああぁっ!!!!」


AM1:15

「はぁ〜もう……ようやくベッドまで辿り着いた……
ティアナってば隣の部屋まで運ぶだけなのに大騒ぎするんだから……」
「だってそれはフェイトさんが隣の部屋までなのに抱っこするから!!」
「あげくの果てに自分で暴れたせいでその……を触っちゃっただけなのに
まるで私がセクハラしたみたいな言われようだし…(変態とか言われた気がするし…)」
「それなら言わせてもらいますが…」
「なにかな?」

「………………何故フェイトさんまで一緒に布団に入ってるんです!???」

「ん?あ…それね。それなんだけど……実は被害者保護法の前あたりから
眠くて意識がなくなりそうだったんだよね……あのコーヒー効かないね?」
「……」
「それでまぁ今布団の誘惑に負けそうなんだよね……ふあ〜……」
「……フェイトさん?」
「……んん……大丈夫、ちゃんと帰るから……少しだけ休ませてくれないかな」
「え、は、はい……それくらいはかまいませんけど」
こんな狭い所で何だか申し訳ないし、それに何か色々躊躇ってしまうんだけど……
まぁこのくらいは……ね
「二十分したら……起こしてもらっていい?ティアナ平気?」
「ええ」
「本当に熱ないの?」
「本当にありませんから」
「……そうなんだ……?ならよかった……」
「そうです。だから安心して寝てください。ちゃんと起こしますから」
「……そっか……あり、が……と………zzz」
「あ、もう寝ちゃった……やっぱり疲れてるんだ……」
なのに送ってくれたり勉強見てくれたり……フェイトさんて本当に世話焼きっていうか………

……優しい……

「…それに寝顔かわいいな……」

フェイトさんの寝顔初めて見たかも……
ハラオウン執務官の顔をこんなに近くでマジマジと観察出来る人はなかなかいないはず。
アイツも愛嬌ある寝顔で好きだけど、やっぱりフェイトさんは同性から見ても奇麗なわけで……
だからっていうか、なんていうか……
とにかく少しの間だけ、ほんの二十分だけ、見ててもいいわよね――

9名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:14:15 ID:F284sVhB

AM2:00

「――フェイトさん、フェイトさんてば!!もう三十分以上過ぎてますから!!」
「ん…や……だ……」
「やだって言われても……フェイトさん!!!」

別に見とれてて時間が過ぎたわけじゃないから!
私はさっきからずっと起こしてますからっ!

「あとちょっと……」
ぎゅう〜
「なっ、や、止めてください、私は抱き枕じゃないってば!フェイトさん!フェ、」
「……気持ちい……スー…スー…」

あー……なんて心地よさそうなんだろうか……

「……あの……そんな幸せそうな顔されても……」
「……zzz」
「……はぁ〜〜〜………もう………いいや……寝る――」

そして私は妙に高鳴る自分の胸の鼓動に気づかないように瞳を閉じた。

10名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:16:48 ID:F284sVhB

AM7:00

「フェーーーイーーートーーーさんっっ!!!!!!!」←爆音
「ぎゃっ!?」
「……おはようございます……とりあえず腕を解いてください……」
「………!?」
「フェイトさん、もう朝です」
「ぬわあっ!?!?!?なんで!?なんでティアナと私が同じ布団に!?」
「え、なんでって……昨日……覚えてないんですか?」
「きゃああーーっ、ごめんね!?ティアナごめんね!?大丈夫!?」
いやそんな悲鳴あげるほどではないのでは?
「大丈夫ですよ、起こすの諦めて私もすぐ睡眠とってますから」
「え?……あ、ああ!そ、そうだった、昨日あのまま寝ちゃったんだっけ私……び、びっくりした」
まあそりゃあそうだわ。
隣の住人も私の声で目が覚めたくらいだから。
苦情の声とノックが聞こえましたから……
「始めから大声だしたりはしてませんよ?だけど抵抗しても腕解いてくれないし
何度呼んでも起きないんですもん。叫ぶしかないじゃないですか」
「や、そうじゃなくてさ……その……」
うん?……なんかフェイトさんモジモジしてる……?
な、何……?
「私もしかしてティアナとすごい関係になったのかと思っちゃって」
「………えっ………」
「ははは……」
何!?すごい関係って!?
ちょ……
「はいいいいっ!?!?わた、私とフェイトさんが!?!?
一体ななななな何の冗談を言っているのやら!?!?!?/////」
「はは、ごめんごめん」
「……」
……私がこんなに動揺しているっていうのに
フェイトさんときたらちょっと苦笑いして頭をポリポリ掻いてるだけ!?
ああ〜もう!!!腹立つなあーーっ!
「バッカじゃないですか!?朝から変なこと言わないでください!!」
「はい……」
「……いや、朝じゃなくても二度と言わないでくださいよね!?」
「はーい。ふふ」
「なにが可笑しいんですか!?」
「私よりティアナの方が焦ってるなと思って」
「だっ、だってフェイトさんが絶対有り得ないこと言うから!!」
「だけどティア美人さんだから私が押し倒したのかもって思っちゃうよ」

もうやだ、この人と会話したくない……
本当に熱が……変な熱が出そう……

11名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:19:01 ID:F284sVhB

AM8:00

「よかった、出るの少し遅くなったけど今日は渋滞もないみたいだ」
「……一般の人たちは祝日で休みですから」

再び助手席に乗り、夜は暗くてはっきりとしなかった足下を見ると
デザイン的にフェイトさんのものではないピンヒールが隅っこに置かれていた。
そうか……
この席はきっとフェイトさんにとって一番大切な人が何度も乗ってるんだろうな、なんて考えてしまう。
「そっか、祝日か。そうだったね」
「ええ……」
窓から流れるビル群を見ていると無性にアイツに逢いたい気がしてきた。
あの顔を思い浮かべて安心してしまうことがかなり癪(しゃく)だけど。
アイツは今日も日が昇るころから出動してるんだろうな。
なんでだろう……急にこんなこと考えて。

フェイトさんは今誰の事考えてますか……?
アイツと同じように朝早く訓練に向うあの人のことですか……?

「ティアナ」
いつのまにか風景ではなくガラス越しにフェイトさんの横顔を
ぼんやりと見ていると名前を呼ばれてドキッとした。
「疲れとれてないみたいだよ。局に着くまで寝てていいんだよ?」

……うわ……私のこと……考えてたんだ……

12名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:24:07 ID:F284sVhB

「大丈夫です、別に眠くてボーッとしてたわけじゃないですから」
「けど昨日遅くまで付き合わせちゃったから」
「……フェイトさんだって同じじゃないですか」
「うん、だけど夜中に私が起きなかったのもあるし、ね?」
「平気です」
何故だか今はこの人に心の隙を見せたくなくない気がして、ただ隣で眠るだけの提案を頑に拒む私。
しかし相手は色んな意味でSランクの強者……

「姫は私が無事にお送りしますから」
そんなこと爽やかに言われて逆に綻びを見せることになってしまった。
「運転は任せて休んでください、お姫様?」
「だっ、だから大丈夫ですって///」

また焦らされて腹が立つ……
だからちょっと意地悪な台詞を言ってみたくなるってもの。
「でもまた角曲がるの間違えたら遅刻しちゃいますから」
「う……さ、さっきナビのスイッチ入れたから」
思った通りすぐ形勢逆転されちゃうフェイトさん。
よし、今度は勝てそう。
「あははっ、フェイトさん昨日の今日なのに道覚えてないんだ」
「う……夜と朝では風景の見え方違うんだよ?」
「そういえば昨日も最初からナビ見てればよかったのに……フェイトさんって案外抜けてるんですね」
「酷いなぁ」
「あれ?今頃気づいたんですか?私が酷い奴だってこと!」
「むぅ〜上司をからかわないでよ」
「部下が良い奴か酷い奴かも解ってないみたいだから上司失格なんじゃないですか〜?」
「うわ、そんなこと言うんだ」
「フェイトさんが甘やかすから生意気な部下になるんです」
「そんな甘やかしてるつもりないんだけどな」
今充分甘やかされてますよ?私。
「いえ、優しすぎます。自分が本当にどこかのお姫様になったかと勘違いさせてくれるくらい」
「そうかなあ?」
「少なくとも私は勘違いしますよ、フェイトさんに優しくされたら」

……これは本音。
きっとフェイトさんは気づかない本音。
だからサラッと言ってみただけ。
気づかない……はず。

13名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:25:58 ID:F284sVhB

「姫はワガママだから、そのうち優しい王子様が欲しいなんて言い出しますよ?
そうなったら責任とるのはフェイトさんですからね」
「へ、私が?」
「馬の代わりに車持ってる金髪のかっこいい人、あ!隣にいた」
「え……」

そう言って私が意地悪な笑みを浮かべて見せると、フェイトさんは案の定ポカンとしていた。
だけどそれも少しすると、今度は私に代わってフェイトさんの方が笑顔になる。
「……」
「フェイトさん?」
「……ふふ、解った。ティアはお姫様じゃなくて小悪魔さんだ」
「小悪魔ですかー?」
「うん」
「酷い奴だから、ですか?」
「うん」
「しかも生意気だから?」
「うん、それに……」
「……それに?」
「とっても可愛くて魅力的で、私をそそのかすのが上手いから」
「え……」

「そのうち小悪魔に心射抜かれちゃいそうだね」


フェ

フェイトさん……

ほんっっとにバカじゃないですか!?

お願いだからそんな冗談言わないでください……!
お願いだからそんなふうに私に微笑まないでください……
「あ、ティア、また照れてる?」
時々『ティア』って不意に呼ばないでください……
「私もスバルみたいにティアに構いたくて仕方ないのかな?」

……ああ解った。
どうしてアイツに急に逢いたくなったのか。
私、不安なんだ……自分の気持ちが揺れ動いてるから……
スバル、早くしないと私……
心変わりしちゃうからね……

「補佐官の間は私のティアだからいいよね」


フェイトさんのせいだ……



もう目を閉じても眠れなくなったじゃないですか――



14名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:28:29 ID:F284sVhB

AM10:00

「フェイトちゃんちょっといいかな……」
「あぁ、なのは、おはよう」
「挨拶はいいから手短に今からする質問に答えてくれる?」
「え、う、うん……?(なんだろうこの歪んだ空気は……)」
「昨日うちに来るって言ったよね?どうして来なかったのかな?」
「……あ、行くつもりだったん――」
「どうして連絡してこなかったのかな?」
「それが実は――」
「今朝誰かと一緒に出社したって本当?」
「え、えっと、確かに――(だ、駄目だ、答える隙を与えてくれないっ)」
「誰なのかな?その女狐は?」
「め、女狐ってなのは――」
「いいから質問に簡潔に正確に早急に答えればいいの。誰なのかなあ??その女って!?」
「な、な、なのは、何故か答え辛いんだけど?」
「一緒に出社ってことは私の知ってる人ってこと!?」
「たたた例えばその人の名前を私が言ったらその人は一体どうなるのか、
参考までに教えてもらえるかな……?」
「うん、ちょっとその人とお話したいだけだから――さあ、早く言って」
「……尚更言い辛くなちゃって、もしこのまま黙ってたらどうなるのかっていうのも、
よ、よかったら教えてもらえるかなぁ〜………?」
「え?黙ってても黙ってなくても、フェイトちゃんとはじっくりたっぷりお話するつもりだよ??」





「た、助けてーーーっっ!!ティアナああああっ!なのはがっ!なのはが追いかけてくるよおおおっ!!
ティアナああっ!!ティアナからなのはに事情を説明してえええ!!」

ごめんなさいフェイトさん…………

「ぜっっっっっったいイヤ!!!!こっち来ないでください!!!!」

私は淡い恋なんかより命が大事なんです。
小悪魔は魔王には勝てないんです――




END

15名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:30:00 ID:F284sVhB
以上、お目汚し失礼…
16名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:47:53 ID:KFDB781/
こういうフェイトさん大好き
GJ!
17名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 01:54:57 ID:00ILgHwk
GJ!
こんな素敵なフェイトさんなんだから、なのはさんが魔王化してしまうのも無理はないなw
18名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 02:58:42 ID:ogLafN+W
フェイトさん可愛いなぁ
こりゃあティアナも心揺らぐわw
19名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 09:12:42 ID:wko7DSta
朝から最高のニヤニヤをありがとう!
20名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 20:14:27 ID:xaXWevk7
GJ!
21名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 21:57:53 ID:6peAcmKa
ティアナほど(創作的な意味で)バリエーションの多いキャラもいないな
22名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 22:13:04 ID:0fbEpBNj
スバルがいて
なのはさんに頭冷やされてスターライト教えてもらって
フェイトさんの補佐をして
結構範囲が広いよな
23名無しさん@秘密の花園:2008/11/29(土) 22:50:37 ID:MzOKMT5X
だけど基本的に受けキャラでネコキャラだよな。
スバルから熱烈に愛され、なのはさんからネットリと攻められ、フェイトさんから慰められるという。(勿論、性的な意味で)
24名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 00:04:44 ID:n6YFt1yI
ティアナが攻めにまわる姿が想像できない
25名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 02:03:55 ID:JV5c5p/o
部下であるルネにもやられてそうw
26名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 11:33:14 ID:BKcjKCvM
下手すりゃヴィヴィオ相手にも・・・
27スノウ氏代理 ◆Ci6xlM7EGI :2008/11/30(日) 17:34:41 ID:CO3MiRh8
それぞれの優しさ投下します今回で完結です
規制に巻き込まれたので代理投下してもらうことをお許しください

>>660
もうこじれませんwティアナはしばらくは他の人を好きにはならない…と思いた
いw
>>661
フェイトさんみたいな上司がいたらマジ仕事大好きになるw
>>662
GJありがとう!フェイトさんがカワイイと思ってくれたら満足
>>663
スバルを絡めたくてもSSX聞いたら1年半会ってないとか…妄想しづらいのは自分
だけ?
>>667
いつもありがとうです!スバティアは風味程度にしかならなかったですね

28それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:37:44 ID:CO3MiRh8
 ***

「フェイトさん、ご馳走になったうえに送ってもらってありがとうございました!」
「いえいえ。 今日はゆっくり休んでまた明日からよろしくね」
「はい! ティアナもお疲れさまー!」
「はい、お疲れさまですシャーリーさん」

食事の後、シャーリーさんを送ってそのままあたしも送ってもらうことになった。
フェイトさんの車で2人きり……2人きりはあの事件以来初めてだ。
あたしが、意識的に2人になることを避けてきたから。
フェイトさんのお見舞いだって、シャーリーさんやキャロ達と常に一緒だった。

「ティアナ、もうすぐだね。
 ギリギリまでなかなか休み取らせてあげられなくてごめんね?」
「いえ、それでも1週間も休ませてもらえるんですから十分です」
「それならいいけど……ティアナのことだからやれるだけやってると思うし
 今さら頑張ってとは言わないけど……祈ってるから」
「はい。 ありがとうございます!」

フェイトさんはあたしのことを本当によくわかってくれてる。
この人の期待に応えたい、例えそれがこの人のもとを離れるステップだとしても。
そして……そのステップを踏むためにあたしはもう1つ乗り越えなければならない
ことがある。



「あの……フェイトさん、なのはさんとのこと、聞いてもいいですか?」

こんなことを言ったら少しは驚くかと思っていたけど
フェイトさんは全く動揺する様子も無くまっすぐフロントガラスを見つめていた。

「ティアナが嫌じゃないなら……何でも聞いて?」
「何でも、ですか?」
「うん、嘘はつかない全部答える。
 それに……ティアナ、あれから私と2人になること避けてたでしょ?
 でも今日は違ったから、だから話したいのかなって思ってたんだ」

そうか、だから驚かなかったんだ……
ほんとはフェイトさんから聞きたいことだってたくさんあったはずなのに
あたしから話すのを待っていてくれたんだ。

ほんと、どこまでも優しくて、いつでも自分より他の人を優先して。
あたしは、やっぱりこの人を好きになって良かったと思う。

「今、どこかに車停めるね」
「あ! あの、運転に支障が無ければこのままでお願いできますか」
「ティアナがそうしたいなら……運転は大丈夫だよ」
「じゃあこのままでお願いします」
「了解」

運転している間は当たり前だけど前を見ていなきゃいけないわけだから。
フェイトさんと視線を合わせない方が、話せる気がした。



29それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:39:21 ID:CO3MiRh8
「あ、まず先に私から言わせてもらっていいかな?」
「え? はい、何でしょう?」
「ほんとは迷ってたんだ……ティアナから話してくれるのを待ってていいのかなって。
 ティアナは私となのはのために全てを話してくれたんだし
 それに対して私はちゃんと自分からティアナに向き合うべきなんじゃないかって。
 だから、こうやって結局ティアナにきっかけを作らせてごめんね」
「そんなことないです! あの、むしろ待っててくれてありがたかったです」
「そう思ってくれるなら私としてもありがたい、かな」

感謝することはあっても、フェイトさんに礼を言われるようなことではないのに……。
優し過ぎていろいろ苦労を背負い込む人だと今さらながらに呆れた。

「それで……何が聞きたいかな?」
「あ、あの……結局なのはさんは許してくれたんですか?」

いきなり核心を突き過ぎかなと思いつつ思い切って聞いてみる。

「うん、そうだね、今もいろんな気持ちをたくさん抱えてるとは思うけど
 結果としては全部受け入れてくれたってことになるかな」
「そうですか……良かった」

ちょっと複雑な顔をしてフェイトさんはチラリとあたしを見た。

「良かったって……思ってくれるのかな?」
「それは……もちろんそうです。
 いえ、正直に言えば最初はいろいろ葛藤がありましたけど。
 でも今日なのはさんとヴィヴィオと3人でいるフェイトさんの笑顔を見て……
良かったって、そう思えてます」

「見てたんだ……?」
「偶然、遠目にですけど」
「そっか、あの時ね、私もティアナのこと考えてたんだ。
 こういう時間を持てるのはティアナのお陰だなって……」
「そんな! もともとあった時間を奪っていたのはあたしの方なのに」
「ううん、そんなことないよ。家に帰らなかったのは私の意志だったし。
 あのことも……ティアナのせいじゃなかったのに――」
「でも! それはフェイトさんのせいでもないじゃないですか」

「うん、そうだね、だから誰のせいでもない」
「え?」
「私がしたことの責任逃れをするつもりはないけど
 でも私が自分のせいだって言えばティアナも自分を責めるでしょ?
 そういうティアナはもう見たくないなって……」
「それは……」


30それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:41:17 ID:CO3MiRh8
「だから誰のせいでもなくて、でも私とティアナは背負うべきことはたくさんある
 そんな感じに今は思ってる。
 でもね、そう考えられるようになったのはやっぱりティアナのおかげ。
 私は、ティアナもなのはも悲しませたくなくて
 でもどうしたらいいかわからなくて、身動きがとれなくなってた。
 だけどティアナは私達のために1人で傷ついて行動に移してくれて
 何も出来なかった私を救ってくれた……
 だから今の私が、私たちがあるのはティアナのおかげだってそう思うんだ」

「私は……フェイトさんとなのはさんを裏切って、悲しませてしまったから、だから――」
「そうやって自分を責めないで?
 お互いに自分を責めて、お互いに謝ってばかりで、前に進めなくなるから。
 そうじゃなくて私たちは、理解しあって、感謝しあって、一緒に進んでいこう」



ああ、やっぱりこの人はあたしを救ってくれるんだ。
あたしの夢への近道を示してくれたり、フェイトさんを思うあまりに道を間違えても
いつでもあたしより一歩先から手を差し伸べてくれる。

あたしは、その手を取っても……いいんだ。


「ティアナ?」
「あ、はい……ありがとうございます。
 あたし、あの……フェイトさんの言うとおり背負うべきものは背負って
 それで、立ち止まらないでちゃんと前を向いていきます」
「うん、ありがとう。私もそう出来るように頑張るよ」

またフェイトさんがあたしを横目で見て、その目が細められる。


「ティアナ、お礼ついでにもうひとつ。
 私はティアナをたくさん傷つけてしまったのに、それでも側にいさせてくれて
 それから……これは病院でも言ったけど、私となのはを、たくさんの人を守ってくれて
 本当に感謝してる、ティアナが私の補佐で本当に良かった、ありがとう」
「フェイトさん、それはあたしのセリフで……
 側にいてくれて、あたしを見守ってくれて、本当に嬉しかったんです。
 あたしもフェイトさんの補佐になれて本当に良かったって思ってます」

「ふふ、お互いに謝るのをやめたら、今度は誉めあっちゃったね?」
「あは、そうですね」


こんなに優しい気持ちになれるのはフェイトさんのおかげだ。
フェイトさんの横顔の向こうに流れていく景色を見つめながら
この人の側にいられるこの愛しい時間をすごく幸せに感じた。



31それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:42:20 ID:CO3MiRh8
「フェイトさん……なのはさんにもお礼を伝えてください」
「なのはに?」

「フェイトさんがあたしを側で見守ってくれて……あたしはすごく嬉しくて。
 でもそうしてもらえるのってきっとなのはさんのおかげでもあるって……
 フェイトさんの向こうに、なのはさんの優しさをずっと感じてました」

フェイトさんが少し驚いた顔をした。

「すごいねティアナは……ちゃんとわかってくれてたんだ……」
「それは、その当然っていうか……あたしがなのはさんだったら
 フェイトさんがあたしの側にいるのってすごく辛いと思うので……」

「えっと……それを私が何か言うのはどうもその……」
「あ、いいんです……ただなのはさんにも見守ってもらってるって
 それが嬉しかったって、お礼っていうかそう伝えてもらえればそれで」
「そっか、そうだね伝えておくよ。 なのはもきっと喜んでくれるよ。
 なのはは、ティアナのことすごく気にしてるんだ、昔も今も。
 ティアナがスターライトブレイカーを撃ったのもすごく喜んでた」
「あれはその、夢中で……まだまだ精度を上げないと駄目です……」
「ティアナは努力家だからね、きっとなのはに負けないくらい凄いの撃てちゃうよ!」
「いや……それは……無理だと思いますけど……」

さすがになのはさんに負けないくらいとかそれはちょっと……。


何となく和んだ車内の空気を壊すようで気が引けたけど
あたしはちゃんとステップを踏むために話さなければならないことがある。


「あの、この話をするのはこれが最後にしますから……あの夜のこと……」
「え? うん……何かな?」

フェイトさんは少しだけ動揺したように見える。
あたしは……たぶん今真っ赤な顔をしているんじゃないかと思う。

「どうしても言いたかったんです、これだけは……
 あたし、あの夜フェイトさんに抱かれたこと、後悔してませんから」
「あ……えと……」

フェイトさんは困った顔をした……。

「ごめんなさい、こんな話、フェイトさんには重荷だってわかってるんですけど
――」
「そんなことない! 私こそちょっと動揺してごめん……。
 あの、でもとにかく重荷とかそんなことは絶対に無いから!」

「フェイトさんがそんな風に思わないっていうのはわかってるんですけど……
 でもそういう意味じゃなくて、あの……」

「ちょっと待ってティアナ」
「え?」

ここからが一番言いたいことなのに、遮られてちょっとだけ拍子抜けした。



32それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:43:29 ID:CO3MiRh8
「あ、遮ってごめん、もうティアナの家、近いでしょ?
 えっと……あそこに車停めてもいいかな?
 遠回りしてもいいんだけど、ちゃんと顔を見ながら話がしたいんだ」

話をすることに精一杯でどこを走っているなんて気づいていなかった。
フェイトさんの言うとおりちゃんと目を見て話すべきことだと思う。

――なんでフェイトさんにはそれがわかっちゃうかな……

返事をしないあたしを肯定と受け取ったのか
あたしの家の近くのスペースにウインカーを上げて車は停まった。



「ごめんね……続けてもらっても、いい?」
「あ、はい……」

もう運転する必要は無い……フェイトさんは少し身体を助手席に向けてあたしの
目を見てる。
あたしも、フェイトさんの目を見つめてちゃんと言おう……。



「あたし、フェイトさんが好きです、愛してます」



フェイトさんはとっくにあたしの気持ちを受け止めてくれてる。
今さら言ったところで、別にフェイトさんを自分のものにしたいわけではない。
でも、幻術を言い訳にしたりとかそんなじゃない、ちゃんとした告白をしたかった。


「ティアナ……ティアナと同じ気持ちではないけど……
 私にとってティアナはすごく大切な人だよ。
 なのは以外でこんな気持ちになったのは初めてなんだ。
 ティアナが私のもとを旅立つまで……ううん、旅立ってもずっと君を見守り続けたい。
 そんな風に思わせてくれて、ありがとう」


ああ、泣きそうだ……でも、あたしはもう泣かないって決めたんだ。
だから、笑おう。
笑って、この恋を終わりにするんだ。



33それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:44:39 ID:CO3MiRh8
「ちゃんと……ふってくれてありがとうございます」
「え? あの、ふったってことになっちゃうのかな、これ……」

さっきの凛々しい表情と違って急におろおろするフェイトさん。
ほんとに、カッコいいんだか可愛いんだか。
なんだかいじわるをしてみたくなる。

「じゃあ、OKなんですか?」
「い、いや、そういう意味じゃなくて……」
「ふふ……いいんですフェイトさん、なのはさん以外ではっていうの
 すごく嬉しかったです、ありがとうございます」
「お礼を言われることじゃないと思うんだけど……」
「でも、嬉しかったんです、だからいいんです」

「そう、なの?」
「はい、あたし、こうやってちゃんと区切りをつけられて……
 これでやっと前に進めると思います、執務官試験も頑張れます」

「そっか……それは私も嬉しいよ」

フェイトさんが微笑む。
あたしは、この人の笑顔が本当に大好きだ。
これが自分だけのものだったらと思ったこともある。
でも今は……自分に向けられていなくても笑ってくれてるだけで十分だと思える。



それから、いろんな話をした。

執務官試験に向けての勉強のこと
スバルのこと
あたしの戦闘スタイルのこと
休みの日のこと
キャロやエリオのこと

話は尽きなかった、でもいつまでもこうしているわけにもいかない。
名残惜しかった、この車を降りてしまえばあたしは1歩踏み出さなければならない。
あたしが言い出さなければフェイトさんは朝までだって付き合ってくれるんだろう。
でも、あたしは前に進むって誓ったから。
だから、ちゃんと歩き出そう。



でも最後に……



34それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 17:45:53 ID:CO3MiRh8
「フェイトさん……もう帰ります、ね」
「ん……まだ大丈夫だよ……でも勉強もあるしあんまり引き止められないか」
「いえ……はい、そうですね」

お互いに何となく名残惜しい。
また明日になれば局で顔を合わすけど……でも今この別れにはたくさんの意味が
あるから。
フェイトさんもそう思ってくれてるのがわかって嬉しい気はしたけど、でも……。

「フェイトさん、お願いがあるんですけど」
「ん? 何?」

ちょっと首をかしげながら笑う。

「あの、おまじないっていうか……
 試験に頑張れるように、ちゃんとフェイトさんのもとから1歩踏み出せるように
 してもらいたいことがあるんです」
「おまじない?」

不思議そうな顔をする……無理もないか。

「はい、だめですか?」
「だめじゃないよ。
 ただティアナってすごく現実主義なイメージだったからちょっと意外だっただけ。
 いいよ、何でもするよ、どうすればいい?」

内容も聞かずに何でもするとか……。
あたしは出来ないことは言わないって信じきってくれてるってことだから
ちょっと気が引けそうになるけど……。



「キス……してください」



「……えっと、それは――」
「あ! あの、頬にでいいですから!」


例え頬であっても逡巡するかと思ったのに、すぐに返事をしてくれた。

「おいで、ティアナ」

優しく顔を引き寄せられて……あたしの頬へ唇を寄せてくるフェイトさん……。



35名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 17:46:56 ID:CO3MiRh8
支援
36スノウ氏代理 ◆Ci6xlM7EGI :2008/11/30(日) 17:49:05 ID:CO3MiRh8
代理です、自分で支援失敗ww端末変えてもID変わらないんですね...スマソ
続きは日付の変わる前ごろ投下します
37名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 20:00:12 ID:TVaUX1Wi
えええええええまじかよ^^;激しく期待して待ってる
38名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 20:05:40 ID:F79tJ3Im
GJGJ!
ただアレだ・・・
たまには前スレの事も思い出してあげて下さい・・・
あと50KBくらいあるんです・・・
39それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 22:39:20 ID:CO3MiRh8
――フェイトさんごめんなさい!



フェイトさんの唇が触れる直前、あたしは顔の向きを変えて……

唇にキスをした。


「あ……」


驚いているフェイトさんが何か言おうとしたけど遮った。

「ごめんなさい! でも最後に思い出が欲しかったんです。
 なのはさんには秘密の……2人だけの秘密が1つだけ欲しかった……
 あの、送ってくれてありがとうございましたお休みなさい!」

あたしは急いで車を降りた。
そのまま振り返らずに歩き出す。

――フェイトさんの唇、柔らかかったな……

怒ってるかな?
いや、きっと怒ってはいないけど困らせちゃったなきっと。
でも最後にこれくらい我儘なことしても――


「ティアナ!」

フェイトさんが車から降りる音がした。
……やっぱりちゃんと謝らないと終われないかな。
振り返ろうとしたら後ろから抱き締められた。


「このまま聞いて。
 あのね、あの夜のこと……私はなのはと間違えてティアナを抱いたって
 そうティアナは言ってたけど……違うんだ」



――なにを、言ってるんだろう……?



40それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 22:40:10 ID:CO3MiRh8
「ゆっくりだけど思い出したんだ。
 あの夜、確かに最初はなのはと間違ったことは認めるけど……
 でも……私はティアナの温もりをちゃんと感じてて、今も覚えてる。
 あの時間私はずっとティアナの優しい光に包まれて……ティアナを抱いてたんだ」


あたしの頬を温かいものが伝う……泣かないって決めてたのに、な……。


「ちゃんと思い出せないって、ティアナにも……なのはにもそう言ったけど
 でも思い出したんだ、私はあのとき確かにティアナを……。
 なのはには……なのはの中では幻術の影響っていうのが砦になってるから……言うつもりは無い。
 ティアナにも今さらこんなこと言っても困らせるだけかもと思ってたんだけど……
 でも、ティアナが私に秘密をくれたから。
 だから、これは私からティアナにあげる秘密」


あたしとフェイトさんの……2人だけの、愛しい秘密。


「ティアナ……今はこうして後ろからしか抱き締めてあげられないけど……
 私のもとを旅立ってもずっとティアナを見守ってるよ。 いつも、側にいる」


あたしはフェイトさんの腕にしがみついて泣いた。
この人の優しさと、この温かい腕に包まれて……幸せだった。

実際に抱かれているときに感じていたような、かりそめの幸せなんかじゃ無い。
例えこの腕の中にいなくても、この柔らかな幸せはいつでもあたしを包んでくれる。



この瞬間こそが
あたしの人生でもっとも幸せなひとときなんだと、そう思った……。



41それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 22:40:58 ID:CO3MiRh8

 ―*―*―*―

執務官としてひとり立ちしてから、ずっと忙しい日々が続いている。

前線に出たり、捜査で次元を渡り歩いたり
ときには食事や睡眠さえまともに取れないこともあった。
補佐官をしていたときには無かったプレッシャーや業務量に辟易したりもした。

あの人はこれをこなした上であたしのこともいつも気にかけてくれていたのか……
あたしの尊敬する執務官に驚愕と感心の思いを抱いたりもした。

そんな忙しい日々ではあったけど……充実していた。

かつては執務官になることが夢だった。
でも実際になってみると、あたしの夢はまだまだ先にあったんだと気づく。

もっとちゃんと任務をこなして、あの人のように助けを求めている人を救いたい。
辛い思いをする人がいなくなるようにしたい。
そして、あの人に少しでも近づけるように……。


くじけそうになったとき、いつもあの人の顔を思い浮かべて頑張ってこれた……


***


ピピッ

「ランスター執務官、任務の依頼なのですが――」
次元航行から帰ってきて書類整理をしていると、通信が入った。

「――ということで、チームと事件の詳細は端末に送付いたしますのでよろしくお願いします」
「了解しました」

単独捜査ではなくチームを組んでの任務か……
新米執務官のあたしに来る任務にしては結構大きな事件だ。

とりあえず、チームを組む担当者と打ち合わせをしないと……
あたしは送られてきた資料を開いた。


42それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 22:42:36 ID:CO3MiRh8

 ―*―*―*―

「ああティアナ、わざわざごめんね」
「フェイトさん……ごぶさたしています」
「うん、ごぶさたでした……元気そうだね?」

執務室に入ると、久しぶりに見る優しい笑顔があたしを迎えてくれた。

「ティアナー久しぶりっ!」
「シャーリーさん! お元気でしたか?」
「もちろん元気だよ! ティアナは航行から帰ってきたばかりだって聞いてるけど
 忙しそうだね、大丈夫?」
「大丈夫ですよ、忙しいと言えばそうですけど……充実していますから」
「そっか、うんうん、そうだよねー」

まるで自分のことのように嬉しそうな顔をしてくれるシャーリーさん。
この人懐こい笑顔にあたしは何度も救われてたな……
まだそんなに月日は経っていないのに、補佐としての日々を懐かしく思う。

「その制服も板についてきたねー」
「え? そうですか?」
「うん、よく似合ってる! もう立派にひとり立ちしてるんだなーって
 感慨深いよー、ランスター執務官?」
「……なんだか照れますね」

「照れること無いんじゃないかな? 私もそう思うよ」
「そんな、フェイトさんまで……ええと、ありがとうございます」

「頑張ってるみたいだね? いろんなとこからティアナの活躍は聞いてるよ」
「いえそんな、まだまだですよ……もっと経験を積まないとです」
「ふふ、うんそうだねいろんなことを経験から学んで……これからだね」

あたしを見て満足そうに目を細めるフェイトさん。

「ということでランスター執務官
 経験のひとつとして、今回の任務について打ち合わせをしたいんですがよろしいですか?」
「はい、もちろんです、よろしくお願いします」
「ふふ、そんなに固くならないで? 今日は簡単な顔合わせみたいなものだし。
 それに、私とティアナは同じ執務官として任務にあたるんだから……立場は同等だよ?」
「そんな……いえ、そうですね光栄です」
「うん、協力して早く任務を完了出来るよう頑張ろう」
「はい!」


あたしがフェイトさんと……同じ執務官として……

フェイトさんはああ言ったけど、まだまだ同等なんて言えないのはわかってる。
でも……やっとフェイトさんのいる場所に近づけた。
同じ道を歩けるスタートラインに立てたんだ。


43それぞれの優しさ:2008/11/30(日) 22:43:53 ID:CO3MiRh8

兄を亡くし、執務官を志してからここまで本当に長かった。

訓練校ではスバルとともに必死で上を目指した。
六課では挫折を味わったり、大切な仲間と出会った。
補佐官になって経験を積んで、試験のために何日も徹夜して勉強した。



フェイトさんの温もりに触れ、恋をした。

なのはさんに嫉妬して、傷つけた。

自分の弱さを知り、そして強くなる1歩を踏み出した。



いつも前を向いて進んでいこう。
フェイトさんと同じ道を歩んでいることを誇りに思える自分になりたい……。


――ずっとティアナを見守ってるよ


ほんとはまだ、フェイトさんへの思いは消えていない……
でもこの思いがあたしをもっと強く、優しくしていく。



フェイトさんの優しさがあたしに思いやりをくれた。

なのはさんの優しさがあたしを強くしてくれた。

あたしも誰かに優しさを伝えていこう。



やっと追いつくことが出来たこの道も、いずれは別の方向へ延びていくのかもしれない。

でも、前を向いていればまた交わる日もくるだろう。

そのときへ向けて、ここがあたしのスタートラインだ。



愛しい人がくれた思いを、たくさんの人がくれた優しさを胸に

あたしはまた、1歩踏み出していく。




Fin

44スノウ氏代理 ◆Ci6xlM7EGI :2008/11/30(日) 22:46:51 ID:CO3MiRh8
以上です、こんな長編に付き合ってくれてありがとうございました!
プライベートが忙しくなっちゃって間が空いたりもしましたが
みんなからのGJや待っていると言ってくれる温かい言葉が支えになりました

またここのみんなに会いたくて番外編とか投下に来るかもしれませんが…
とりあえずは自分の巣でまったり活動していきますw

最後までお読みいただきありがとうございました!

(代理より:スノウ氏の希望に反して投下時間間隔が開き申し訳ありませんでした)
45名無しさん@秘密の花園:2008/11/30(日) 23:25:32 ID:+ukrZ3Fv
いやー良い話でした!GJ!!!
フェイトもティアナもなのはも、本当に素敵な女性だなって思ったよ。
特にフェイトそんはかっこいいし可愛いしやばかった(*´Д`)
46名無しさん@秘密の花園:2008/12/01(月) 00:17:32 ID:Bdp7xJMH
GJ!代理も乙!
47名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 00:18:18 ID:zlbKUdET
ちょっと投下
関西弁が難しい

数ヶ月ぶりの海鳴市、ヴィータと二人で先発した里帰りの翌日の朝、
はやてはカーテンの隙間からの朝日で、目を覚ました。
腕の中で、気持ち良さそうに寝息を立てるヴィータを見つめ微笑む。
それと同時に昨夜の痴態を思い出し、頬を赤らめる
「久しぶりやったからな。
壁の薄い官舎じゃ、思いっきり愛し合えないし、
ミッドチルダじゃホテルに行く訳にもいかないし、しゃない。
にしても、リビングのソファで全裸は、ちとまずわいな。」
独り言をつぶやきながら、
寝室移動するためそっとヴィータを抱上げるうようとしすると
「はやて〜」
と、寝ぼけながらヴィータが甘えながら抱きつき、足を絡ませてくる
時計を見ると、午前6時、
後発の、シグナム、シャルマ、ザフィーラが来るのは昼ごろの予定
このまま、もう一眠りと、ヴィータを抱きしめ、再び眠りに落ちた

この判断が、致命的なミスとも気づかずに
二人が目を覚ましたのは、
後発組みが、来客を連れてリビングに入ってきてからであった。

「なんで、機動六課の面々がいるんや」
48名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 00:20:15 ID:Pm4UsWc6
49名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 14:28:56 ID:Svp0lNGm
自分が好きなキャラを受けにしてカップリングを妄想する人は本質的にマゾ
自分の好きなキャラを責めにしてカップリングを妄想する人は本質的にサド
自分の好きなキャラを受け攻め関係無くイチャイチャウフフカップリングを妄想する人は中性

と言われたんですが皆さん一致しますか?
自分はなのはさん大好きで、なのは総受けが大好きなんですんごいマゾみたいです、はい。
50名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 14:33:46 ID:rzc9trMn
むしろ逆じゃないか?
51名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 15:09:28 ID:AOxhDtpI
うん、逆な気がする。
52名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 16:27:19 ID:oxuPoGx0
>>47
貴重なはやヴィをありがとう
この際関西弁には目を瞑る
53名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 19:01:01 ID:EIPlCnGW
そら(関西以外の人が関西弁を活字にするのは)そう(難しい)よ
54名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 19:40:34 ID:0OluRHjR
>>51
そうか?その逆な気もするけど
55名無しさん@秘密の花園:2008/12/02(火) 20:36:07 ID:OqFMbVXN
どんなキャラでも受け責め両方する俺は両性なのか
56名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 00:18:29 ID:z5hn+XFu
アグレッシブな中性じゃね?
57名無しさん@秘密の花園:2008/12/03(水) 05:57:50 ID:ggcH4g5M
マジレスするとマゾもサドも紙一重だから特に気にする必要は無い
今日のマゾは明日のサド いわんや中性をや
58名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 00:24:16 ID:fHRUMuwZ
マグダラのマリア:

みんな恐れない でイエズスに助けを願ってください。
リトル・ペブルさんを助けましょう。
福音はこれらの人に開放されています。
59名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 03:52:42 ID:xCm+mSDN
なんで三期は失敗したんだろう…
60名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 04:16:42 ID:ErJPG79S
別に失敗してない件
61名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 08:28:19 ID:U5Pdvr5Z
脳内ソースはやめた方がいいぞ☆
62名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 08:54:17 ID:vCvqN+ru
本スレ的には賛否あるだろうけど百合スレ的には
選択肢は増えるは新キャラは百合ん百合んだわなのフェイに子供は出来るはで万々歳だからなぁ

男フラグはポキポキ折れるしw
63名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 14:29:58 ID:V3JpsQog
フェイトさんの男フラグが全て折れただけでも
三期はあって良かったと俺は思う
64名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 16:06:45 ID:eIUcFe68
三期アンチはやたら失敗した事にしたいみたいだけど、
もっとやりようはあったと思うがファンも増えたしDVDめっちゃ売れてるし失敗と言うのは些か無理がある
65名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 18:23:23 ID:gQ67wudW
スバティアスキーな人間としては三期は最高だと言わざるを得ない
66名無しさん@秘密の花園:2008/12/04(木) 21:25:27 ID:hxTaET3c
>52
>53

47です
ありがとう。
67名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 00:30:17 ID:70ZBf7hb
3期にあえてケチをつけるならアリすずアルフ出番ほとんどなしとか
シグヴィがなのフェにもってかれて二極集中、はやて涙目とかかな
ただ、最終回ではやヴィだったりでフォローも忘れられてない感じはした
もちろん、新キャラにも成功失敗はともかく意識は向けられてるし

基本的に人気があるところを拡張しつつ、少数派も投げ捨てるわけじゃないのは好印象
どこかの不人気どころか嫌われなのにスタッフのエゴで男キャラ中心の三角関係入れ続けたり
人気があるからって1キャラにカプ集中させて他のキャラ廃れさせちゃうシリーズにも
爪の垢を飲ませたいくらいなのはは理想的に作品数を重ねてるよ
68名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 12:40:01 ID:rFbdg56J
フェイト「な・の・は!な・の・は!な・の・な・の・な・の・は!な・の・は!」
はやて「ちゃんと三三七拍子やろうやフェイトちゃん…」
69名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 15:19:35 ID:NPpHKhzz
>>67
前半同意するが、後半の他作品貶める発言は感心しない
70名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 19:09:32 ID:vuMcm5wk
>>68
フェイトさん、鉢巻にサラシに黒学ランとか似合いそうだよな。
なのはさんはチアガールで。
71名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 19:25:59 ID:gWL7I3+G
なのは「L・O・V・E! L・O・V・E!LOVELY PRETTY フェイトちゃん!」
はやて「なのはちゃん……あんたって子は……」
72名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 20:00:54 ID:qgjyoHFd
なんか某バスケマンガの親衛隊思い出した
そのうちすごい数に増えてそうだ
73名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 20:18:58 ID:vjqgq8y6
ナンバーズ辺りがゾロゾロと親衛隊やって
「ああいうのはもっと礼儀をわきまえて欲しいの」とかアリすずにぼやくなのはさんですね?

で、フェイトちゃんが現れたら同じノリではしゃいでアリすずに突っ込まれると
74名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 20:37:15 ID:C/8Q+TT7
何そのなのはさん可愛いwww
フェイトそんはシュート決める度になのはさんの方を見て微笑みそう。
75名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 21:14:45 ID:vuMcm5wk
「今のシュートは……なのは、君に捧げるよ」
「フェイトちゃん……」
76名無しさん@秘密の花園:2008/12/05(金) 22:46:45 ID:rFbdg56J
「センセー。生徒の半分が鼻血吹いて倒れましたー」
77名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 16:01:04 ID:sIGWrTFB
>>76

窓から外見ていた連中も鼻血吹いたという絵を想像しちまった…距離も関係ないなのフェイ空間、不思議時空なんか目じゃなさそうだ
78名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 16:39:15 ID:r54YRyRJ
>>67
後半荒れ気味だけど同意
シリーズ作品っていうのは大概OVAや続編でアレなことになるのによくやってくれてるよな
>>73
なのはさんは本当にしょうがないな
79名無しさん@秘密の花園:2008/12/06(土) 17:36:33 ID:xkdPgmNR
「人の心まで簡単に盗らんといて」
80名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 15:31:42 ID:uiE7pFBP
 まぁ、結論として「なのフェイorフェイなの最高」ということでいいかな?
81名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 15:35:19 ID:jXU0IR1/
いえっさー
82名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 15:39:54 ID:uiE7pFBP
 ついでにちょい聞きたい。
 ちゅ〜学生ななのフェイのお風呂(十八禁)読みたい人っているかな?
83名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 16:26:17 ID:0FVqxqGb
風呂ネタは大好きです。
84名無しさん@秘密の花園:2008/12/09(火) 16:38:58 ID:uiE7pFBP
 サンクス。なら、今週中までに上げます。……May be(多分)ですが。
85名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 02:32:39 ID:fjITuuCl
absolute書いてくれ、absoluteだ
86名無しさん@秘密の花園:2008/12/10(水) 14:34:43 ID:QQ4jTw4p
>>85 了解。あと、わかりやすく言ってくれると助かる。まぁ、こっちの意見は無視してもかまわないが。
87名無しさん@秘密の花園:2008/12/11(木) 01:19:28 ID:fw7SZ2UL
みんなに聞きたいんだけど
ギャグじゃないパロディー物って需要ある?
今書いてるんだけどそもそもギャグでもないパロディー読みたい人居るのかと……
88名無しさん@秘密の花園:2008/12/11(木) 01:22:52 ID:ti+VbPyG
好きなカプならなんであれ読むよ俺は
とりあえず書き終わったら投下して反応見ればいいんじゃないか
8987:2008/12/11(木) 01:30:51 ID:fw7SZ2UL
とりあえず明日プロットっぽいものを軽く投下してもよいかな?
このスレ向きかどうか怪しいから、ダメっぽいなら別所に投下にしようかと…
90名無しさん@秘密の花園:2008/12/11(木) 09:14:05 ID:ti+VbPyG
>>89
まぁ、とりあえず投下してみてくれ
9187:2008/12/11(木) 23:34:24 ID:fw7SZ2UL
昨日プロットを投下すると言った者だけど
まだ書けてない上に明日朝早いので明日の夜頃になります
何か流れ止めちゃったみたいですいませんでしたorz
92名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 00:10:05 ID:hFKZxT8J
流れが止まってるのはまだ前スレが残ってるからだから気にするな
93名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 12:57:25 ID:hFKZxT8J
前スレ>>846埋め乙&GJ!
94名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 15:54:19 ID:qjKLoUdS
前スレも埋まったみたいなので、一足先にスバティアのネタでも投下してよかですか?
95名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 15:58:07 ID:znwTNRQ9
誰が止めようか
96名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 16:14:21 ID:qjKLoUdS
それじゃあ失礼して。
まぁ、2レスていどのネタで恐縮なんですが。
97名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 16:15:34 ID:qjKLoUdS
「コーヒー入れてきたよ♪」
ワイシャツを羽織って、毛布に包まりながら、朝焼けを見ていると彼女がキッチンから戻ってきた。
手には褐色の液体が入った白いカップが二つ、握られている。
「ありがと・・・」
ほんのりと湯気の立つそれを一つ手にとる。
彼女はニコニコと笑顔を浮かべながら、何も言わずに私の隣に腰を下ろす。
何をそんなに笑ってるのよ・・・。
そんな風に何時もの様に嫌味の一つも言ってやりたいけれど、今は少し気恥ずかしい。
「綺麗な空だね♪」
「そうね」
「でも、ティアの方が綺麗だよ♪」
「なっ、何言ってるのよ・・・バカ・・・」
私の気持ちを知ってか知らずか、彼女はさらっと恥ずかしい事を言ってきた。
頭に血が上っていって、頬が赤くなるのが分かる。
簡単にそんな台詞を吐ける彼女がちょっと羨ましい。
「まったく・・・」
彼女から視線を逸らして、丁度良い温度になったコーヒーに口を付ける。
「・・・何よ、これ?」
口に入れたそれは、とびきりに甘くて奇妙な味がした。
口の中が何だかザラザラする。
「・・・ちょっと、砂糖入れすぎじゃない」
「えぇ?・・・そうかな?」
「こんなに甘くちゃ飲めたモンじゃないわよ」
「だって、沢山汗かいたし、ティアは凄い声出してたから、エネルギーを補給しなきゃと思って」
「なっ?!」
昨晩の事を思い出して、顔から火が出そうになる。
いくら合意の上だからといって、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「そ、そーいう事言わないでよ! バカスバル!」
「あぁん♪ ティア、怒んないでよ〜」
恥ずかしさのあまり、私はポカポカと彼女に手を上げる。
彼女は申し訳なさそうに、だけど嬉しそうに、それを受け止めた。
98名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 16:17:56 ID:qjKLoUdS
「ティア〜、まだ怒ってるの?」
カップを片付け終わると、私の顔色を窺いながら彼女がおずおずとそう尋ねてきた。
まるで、遊んで欲しいと甘えてくる子犬のような仕種。
くやしいけれど、私はそんな彼女の仕種に弱い。
「べ、別に怒ってなんかないわよ」
「ホントに?! 良かったぁ♪」
「ちょ、ちょっと、離れなさいよ・・・」
嬉しそうに彼女は私に抱きついてくる。
私も嬉しいけれど、やっぱり恥ずかしい・・・。
「ったく・・・にん、とり・・・よね・・・」
「えっ? なに〜?」
胸に顔を埋めながら、無邪気に彼女は問い掛けてくる。
本当にくやしいけれど、その真っ直ぐな瞳にも私は弱い。
「・・・せ、責任とりなさいよね! あ、あんだけ恥ずかしい思いを私にさせたんだから・・・」
そっぽを向きながら、私は呟く。
少し言葉を噛んでしまったのが、自分でもかっこ悪いと思う。
だけれど、これが今の私に出来る精一杯の強がり・・・。
「・・・うん♪ ・・・ティア、こっち向いて」
少し真剣な彼女の口調に、私は視線を戻す。
いつものように前向きな表情。
今度はきちんと彼女に目を合わせる。
「ずっと傍にいるから・・・ずっと一緒にいるから・・・ 」
ゆっくりと彼女は顔を近づけてくる。
私はそっと目を閉じる。
「大好きだよ、ティア・・・」
「スバル・・・んっ・・・」
静かに、深く、口付けを交し合う。
彼女の口唇は柔らかくて、温かくて。
さっきのコーヒーよりも甘い味がする。
だけど、不思議と不快な感じはしなくて。
私は凄く幸せな気持ちになった・・・。

99名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 16:18:55 ID:qjKLoUdS
おわり。

寒くなってきた事だし、先輩方を見習って、スバティアもいちゃいちゃすればいいと思うんだ。
100名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 17:45:27 ID:M0RH4EBp
GJです
幸せティアナ可愛過ぎる…
101名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 21:40:46 ID:x9oofkub
スバティアGJ!
102名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 23:27:58 ID:x5f/8zBD
そういや、なのフェイのウェディング姿はよく見るけど、
スバティアのウェディングって見たこと無いなぁ。
103名無しさん@秘密の花園:2008/12/12(金) 23:36:49 ID:znwTNRQ9
年齢的にまだ結婚できないってのもあるかもな
104名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 01:05:06 ID:fzE6KNy6
ノ (*・ヮ・)) なーのはーなのはなーのはー、なーのはぁなーのーはー……♪
105名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 01:19:04 ID:CU0rI4u3
なんだフェイトそんか・・・
じゃあいつも通りだな
106名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 03:25:42 ID:Qi0buOM0
仕事に集中してください……お願いします……
107名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 03:41:46 ID:ssGLiRsa
ティアナソス(´・ω・)

ティアナとはやては苦労人過ぎて泣ける。
108名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 06:03:02 ID:2O9yGJly
だけど、やがみけの主となかじンちの入婿って二大ハーレムの主人だよあの二人は

家族や嫁の姉妹一同に振り回されたり、逆に振り回したりしてる内に
心の疲労や傷も癒される筈さ!
109名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 07:00:18 ID:Eeiw/bwa
なのハーレムを忘れないであげてください……
110名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 12:31:56 ID:I+e72WYS
はやて部隊長以外にもフェイトさんのライバル登場か…
いままではなのはは私が守る!って決めてたんだろうが
StSではヴィータってライバルが出現したからな
111名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 14:03:40 ID:+lIo5qlE
職場一緒でも部署が違うと辛いな
やはり同じ部署のほうが触れ合いも多いだろうし
フェイトそん大ピンチ!w
112名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 15:24:36 ID:EyqnGNyF
選択肢で"なのはを信じる"を選べは、なのフェイ・はやヴィ・シグシャマ・スバティアルート。
"なのはが信じられない"を選べば、はやフェイorシグフェイorフェイティア・なのヴィorなのシャマorなのティアルート。

ちなみになのはさんへの信頼度が極端に低いと、ヤンデレフェイトそんルートやなのユールートになります。
113名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 16:57:38 ID:Px+QT62R
>>112
なのユールートも結局ヤンデレ凶フェイトルートになりそうだな
114名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 17:03:35 ID:fzE6KNy6
ノ (*・ヮ・)) なのはは私とのルートしか無いよ?
115名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 17:06:57 ID:Opo6TjPy
>>112
 なのユーはいらなくね? 
 というか、ユーノ自体がいらね
116名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 17:09:52 ID:Gz7eCIe3
いえっさー!一生ついて行きます
117名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 17:32:28 ID:MjKZljpF
フェイトそん主人公だとなのはルートしかなさそうw
118名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 18:16:02 ID:/rf879Oj
子供ができたらそっちにべったり
そしてなのはさんはおもしろくないと

ほのぼの家族っていいよね
119名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 19:19:13 ID:Qi0buOM0
攻略キャラは一人だけ!
攻略方法は無限大!

簡単だよ…
恋人になるの、すごく簡単…

9、15、19歳、好きなときに告白できる
クリア後は鬼畜、強姦攻略も可
BAD?そんなものないよ。なのは私が幸せにしてみせる 


こんな感じになりそうだな
主題歌は中の人で問題なし
120名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 20:20:08 ID:n3AouEWo
フェイトそんは、変態路線でも爽やか王子路線でもいけるからな
正直おいしすぎるよ
121名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 21:04:31 ID:Eeiw/bwa
角煮から転しなければならない気がした…
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org34107.jpg
122名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 22:13:02 ID:2O9yGJly
たとえ男からでも、寝取りはやだな
無論寝取られもゴメンだが






司書長殿は教導官殿とフラグを立てる前に
執務官殿にかっさらわれちまったのでノーカンだが
123名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 22:42:59 ID:I+e72WYS
ティア…色仕掛けでなのはさん誘惑してくれんかな
124名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 22:45:36 ID:rq3NETDX
後の司書長殿が頑張って立てたフラグを
砲撃魔導士が根こそぎ吹っ飛ばしたと感じた無印最終話後半
125名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:06:22 ID:JQrJte2C
漫画読むとたまにはホモもいいよね!って気分になるから困る
126名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:06:27 ID:S482Qpji
フェイトさんが寂しさのあまり気の迷いでティアナに走ってしまって
「フェイトさんにはなのはさんがいるじゃないですか!」ってスバルに嫉妬されて
なんてドロドロしたのが見たくなってきた
フェイトさんとスバルってほとんど絡みないよなぁ
127名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:08:33 ID:62qG5fKI
だけど逆にあれだけフラグを立ててるのに、
執務官殿と教導官殿が、もう一歩踏み込んだ深い仲にならないのはどういうことなんだろうか?
128名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:09:40 ID:ruLKWK7x
妄想して楽しむために決まってるだろ!
このスレでww
129名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:10:56 ID:Qi0buOM0
描写がないだけで本当はゆりんゆりんですよ
130名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:11:17 ID:EyqnGNyF
まぁ、スバルはティアナ大好きスキーだからな。

流石、渚砂お姉さまと千代丸だ。
131名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:13:04 ID:Ha0TL5gr
なのフェイの関係は本編じゃ無印で完結した感があるからなあ
132名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:19:58 ID:FlE95kGr
完結? 完成の間違いじゃないのか?
無印始 敵
無印終夫婦
A's   同上
STS  同上
133名無しさん@秘密の花園:2008/12/13(土) 23:26:59 ID:I+e72WYS
まあ、フェイト執務官も教導官の嫁に落ち着いたから
余裕を見せてるんだろう、でも教導官にちょっかい出す子には
容赦しませんよと、浮気したらどっちも怖そうだな…
でも優しいフェイト執務官なら魔王化せずに笑って許してくれるかな
134名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:02:43 ID:2/4tvgOX
>>133
笑って許してくれるんじゃね?
その後、自宅で皿を叩き割る一人遊びとかしてそう
135名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:06:56 ID:qTZIx/hS
フェイトさんはユーノ応援してるからなぁ
何があってもいつでも優しく見守ってそうなイメージ

浮気してヤバそうなのはむしろスバティアだと思ってる
136名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:08:51 ID:axOTdHu9
フェイトそんは表面上はユーノを応援しつつ内心では……
137名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:21:43 ID:jM9L28WH
ユーノって誰…?
138名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:27:00 ID:2e8eMQYa
sts8話か…気を利かせたのかどうか
139名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 01:56:57 ID:CYUhb4oE
あのときのフェイトさんの寂しそうな顔が今も忘れられん・・・
なのはさん、マジ幸せにしてあげて・・・
140名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 03:14:53 ID:VAU1V7Uw
最近はマジで鬱になるようなドッロドロの愛憎劇ばっか妄想してるな…。でもそれが楽しい…。
なのはが記憶喪失になってやっと本当の意味でなのは特別になれる…と病んだヴィヴィオがその間自分を恋人と思い込ませたり
記憶喪失になったことを知らない帰ってきたフェイトさんがなのはに拒絶されたと絶望して病んだり
はやてがカオスになった状況を解決しようと乗り出したけど、記憶喪失のなのはに小さいころに思い描いていた恋心が再発し略奪しようと病んだり
141名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 05:17:52 ID:k0Kg7U7O
>>140
なかなか楽しい妄想だな。
是非ともそれで書いて貰いたいものだが、どう?
142名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 07:25:37 ID:XPe8arXF
>>140
うむ、自分からもお願いしたい
是非その妄想をカタチにするんだ!
143名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 12:52:57 ID:xIk+QQt8
相手がティアだろうが八神部隊長だろうがスバルだろうが
なのはさんと二人きりで微笑み場面見るとフェイトさんは寂しくなります

144名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 13:30:05 ID:ezj33doc
>>140
それってヘロアゲ逆転版じゃね?
全く……。

凄く、見たいです……。
安西先生……凄く見たいです……orz

さて……小ネタ『みんなのうた』です。
※注:キャラのイメージを激しく壊しているので、苦手な人はスルー推奨で。

「ある〜日♪」
「ある〜日♪」
「森の中♪」
「森の中♪」
「なのはに♪」
「フェイトちゃんに♪」
「出逢った♪」
「出逢った♪」
「めくるめく〜百合の〜味〜♪」
「あんあんあん、あんあんあんあんあ〜ん♪」

「ちょ、なのフェイ自重!」

「あ、疾風」
「疾風ちゃんだ」
「なんやのん、その疾走感溢れる名前は!?」

「なのはを森の中にって、凄くチュ〜ルチュルチュルだと思うんだ」
「パヤッパだね、フェイトちゃん♪」
「あかん……このバカップルはよなんとかせんと……」

「何とかって……3P!?」
「ダメだよはやてちゃん、なのはそんなに入らないよ!?」
「ああもう! ちったぁ黙っとれ冬なのにさまぁ〜ず共めっ!」

「フェイトちゃはぁん、はやてちゃんがイジメるのぉ〜」
「な、なのは……おっぱいが当たってるよ?」
「やだなぁフェイトちゃん、あ・て・て・る・の・♪」
「もう、なのはってば……食べちゃうぞ?」
「悦んで!」
「うおぉい! わたしはスルーかい!
そしてなのはちゃん、りっしんべんのよろこぶは自重や!」

「や ら な い か」
「ウホッ……」
「……もう勝手にせえや……」

「はぁはぁなのはなのはなのは!」
「フェイトちゃん、なのは孕んじゃうよぉ!」
「ちょお! 生々しすぎやって!」

「なのは、どう?」
「うん、妊娠検査薬ね、陽性だったよ」
「出来たんかい! ってか反応早過ぎやろ!
ああもうおめでたやなぁ二人共ッ!(子供と脳みそ的意味で)」
145名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 14:06:59 ID:dyjV0zSp
>>144
バカップル最高!w
「フェイトちゃはぁん」で無印のなのは思い出したwww
146名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 14:07:08 ID:Sd7m60v1
>>144
ちょw疾風ちゃんwwww
147名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 14:20:44 ID:zz0KQqOS
 以前、「ちゅ〜学生なのフェイお風呂(十八禁)」を書くと言った者です。
 十八禁入るまでができたのでUPしておきます。
 2,3レスほどお借りします。
148すいもう:2008/12/14(日) 14:21:53 ID:zz0KQqOS
 なのは様、求愛す・前編

 こんにちは、高町なのはです。
 中学に入学して早くも一年がすぎました。そして、今は夏休みまでのカウントダウンが聞こえ始めた七月の忠中。いわば、夏真っ盛りです。
 そのため、ここ最近、高い気温と湿気の多い毎日を過ごしています。
 そして、それら二つに私の恋人であるフェイトちゃんは多大なダメージを受けて、とてもだるそうにしています。
 だからでしょうか。ここ最近のフェイトちゃんの私服は露出が多いものになっています。
 でも、フェイトちゃんが露出の多い服を着ること自体は別に問題はないのです。だって、それだけ、彼女の成長著しいわがままばでぃを見ることができるのですから。
 だから、フェイトちゃんの私服が露出の多いものになることは問題ありません。むしろ、もっと露出を多くしてほしいと思います。
 しかし、それはあくまでも私の前だけで、という意味です。他の人──この世に住まうお猿さんたちに晒させてしまうのは耐えられないのです。
 フェイトちゃんのあの綺麗な体が他の人に見られていると考えると、そこらに歩いているお猿さんを捕まえてお話≠オたい気分に駆られてしまいます。
 実際、何度かお話≠したことはありますが、今それはどうでもいいことなので置いておきましょう。
 とにかく、今は夏なのです。……露出の少なかった冬服から露出の多い夏服にと衣替えをする夏なのです。
 そして、今私の目の前には夏服にと衣替えをした愛しのフェイトちゃんがいます。
スラリと伸びた長い脚やきゅっと引き締まった細いウェスト、そして、ワイシャツを押し上げる形と発育のいい膨らみ。
149すいもう:2008/12/14(日) 14:22:35 ID:zz0KQqOS
それら一つ一つは見ているだけで私の「お仕置き欲」は刺激されていきます。事実、最近の「お仕置き率」は凄まじいものがあります。
この前なんか、一回三ラウンドを五回ほどしてしまったほどです。
まぁ、それだけ夏服のフェイトちゃんはまぶしいということなのです。ですが、現在、私は今まで以上に眩しいフェイトちゃんを目の当たりにしています。それは──
「なのはから、先にシャワー浴びて良いよ」
 そう言って、笑いかけてくれるフェイトちゃん。
 しかし、私の意識はフェイトちゃんの笑顔よりも、その姿に集中していました。なぜならば、今のフェイトちゃんは私と同じ夏服の制服を着ているのですが、帰る途中で降った雨によってびしょ濡れなのです。
 ただでさえ、薄い生地の夏服が濡れれば、どうなるか。それは言うまでもないことです。まぁ、あえて言うのであれば、とても眼福なものを見させもらっているとだけ言わせていただきます。
 ちなみに、今私たちがいるのはフェイトちゃんのお家です。しかも私とフェイトちゃんしかいないのです。都合のいいことにリンディさんたちはお仕事でいないのです。
 つまり、いつでも「お仕置き」を発動しても良いということなのです。なので、早速発動しようと思います。
 内心でそう結論づけた私はフェイトちゃんの手を取りました。そして──
「フェイトちゃん。一緒にシャワー浴びよう?」
「え?」
「フェイトちゃんをお風呂で「お仕置き」したいの♪」
150すいもう:2008/12/14(日) 14:23:41 ID:zz0KQqOS
 私がそう言うとフェイトちゃんの動きが止まりました。しかし、それで止めようと思うほど、私は甘くはありません。
「にゅふふふ♪ さて、お風呂にGOなの♪」
 フェイトちゃんを引っ張りながらお風呂場へと向う私。すると、フェイトちゃんは自分を取り戻したのか。「だ、ダメだよ」と慌てました。そして──
「お、お風呂じゃ、ダメ! む、昔、のぼせて困ったの忘れたの? なのは」
 そう言って私を止めようとするのです。せっかく気分が乗っていたのに、そんな無粋なことをされてしまったら、さすがの私もちょっと、むっと来ました。
「ふぅ〜ん、フェイトちゃんはそんなことを言っちゃうんだね……イケナイなぁ、そんなことを言っちゃうなんて……本当はなのはにお風呂で「お仕置き」してほしいくせに……そんなイケナイことを言うフェイトちゃんには──」
「「罰」が必要なの♪」そう言って、私は雨に濡れた制服を着ているフェイトちゃんをお風呂場にと連行しました。そして、フェイトちゃんをやや乱暴にお風呂場のタイルに座らせて、身動きの取れないようにバインドで封じました。
それから、お風呂場に備え付けてあるシャワーヘッドを手に取り、それをフェイトちゃんのスカートの中に忍ばせました。そして──
「にゅふふふ♪ たっぷりと鳴かしてあげるね♪ フェイトちゃん」
 そう言って私はノズルを捻ったのでした……。
151すいもう:2008/12/14(日) 14:26:02 ID:zz0KQqOS
 はい、とりあえず、今回はここまでです。
 次回をお待ちくださいね。……とりあえず、来週までには上げます。may be(多分)ですが。
152名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 15:29:15 ID:XPe8arXF
な…生殺し……だと…?
冬だし全裸待機な風邪引きさんが続出しそうだぜ…GJ!
153名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 17:10:10 ID:bcmShiCS
なのはの使用済み生理用品をくんかくんかしたいよ!
そのあと血のついた部分をペロペロしたら真空パックに入れて永久保存!
家宝にして代々受け継がれていくんだ!
154名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 17:38:52 ID:5wXHk9U3
それはひくわ…
155名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 18:13:02 ID:xIk+QQt8
フェイトさんはなのはさんの物ならなんでもいけるんだよ…

しかし、なのはさんが気の迷いでティアナと一夜を共にした場合…
憧れの人に対してスバルがどう嫉妬するのか気になる
156名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 18:25:25 ID:oBHBSk8f
久々にSS書いたので4、5レスほど失礼します。
非エロ、微百合ですがご容赦のほどを。

『トリプル ハウンド ハンティング』1

シグナムが目を覚まして最初に見たものは無機質な天井だった。
ぼんやりとした頭でも理解できる、ここは自室ではない。
「む、ここは・・・?」
寝転んだ状態から身を起そうとして、しかし全身に走る激痛に顔を歪め再び横になる。
不自由ながらもかろうじて動く首をひねり、ベッドに沈む自分の体を確認した。
至るところに包帯が巻かれ、多数の検査機器から伸びたケーブルが接続されている。
どう見ても、重傷。
「はっ、我ながら酷い失態だ。だが四肢が千切れていないだけましか」
徐々に覚醒していく意識が先の戦闘をフラッシュバックさせる。
それは機動六課での任務中の出来事だった。
ロストロギア技術を転用したと思われる違法デバイス密売組織の取引の情報を入手した六課は、現場を押えるべく動き始めた。
珍しくテスタロッサの手も空いていたため、スターズ・ライトニング両部隊フルメンバーでの出動だった。
結果を先に言えば、取引現場の制圧はあっという間だ。
隊長二人の獅子奮迅ぶりもさることながらJS事件を経て大きく成長したフォワード陣の活躍も、私の目から見ても見事と言わざるを得なかった。
特に目立ったミスもなく任務は順調に終わると思われた。
しかし、密売組織は奥の手を隠し持っていた。
ガジェットドローンの亜種と思しき無人攻撃機だ。
とはいえ相手はたった一機、その程度の敵にてこずる我々ではない。
簡単にそれを追い詰めることができたが、なんと厄介なことにそいつは自爆機能を備えていたのだ。
その事実に気付いたのはたった一人、私だ。
だから私は高町とテスタロッサの制止を振り切り・・・。

しかし、私の記憶に残っている最後の光景は、視界を埋め尽くす真っ白な光。
その結果が六課の医療施設送り、と言う事は・・・他のみんなも・・・。
157名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 18:27:11 ID:oBHBSk8f
『トリプル ハウンド ハンティング』2

「くっ・・・あと1秒、判断が早ければ、あと0.1秒、私の剣が速ければ・・・」

「あら、目が覚めた?」
部屋に入ってきたのは、いつものように白衣を着て穏やかな目をしたシャマルだった。
「シャマル・・・痛っ!」
「まだ起きちゃダメよ。あなたいま文字通り、満身創痍なんだから」
「すまない、私が未熟なばかりに・・・自爆を止めることが出来なかった」
「は?」
シャマルはきょとんとした顔でわずかに一文字を返す。
「仲間を守ることが出来なかった!・・・これでは・・・主はやてに合わせる顔など!」
「いや、えっ〜と、待ってシグナム」
「慰めの言葉など・・・」
「しなかったわよ、自爆」
「は?」
今度はシグナムがきょとんとする番だった。
「どういうことだ?」
「どうしたもこうしたも・・・ねぇ?じゃあ逆に聞くけど、あなたはあの自爆装置がどういうものだと思ったの?」
「・・・ふむ。
 あれはガジェットドローンの技術とは別に、ロストロギアの技術が使われていたのだろう。
 何百年か前に似たようなカミカゼウエポンと戦ったことがある。
 恐らくはリンカーコアを擬似的に再現した装置だ。
 それを意図的に暴走させることにより周囲の魔力を無差別に吸収させ内圧を高める。
 コアの魔力保有量が臨界に達したところで魔力を破壊力に変換、自爆する。
 あの魔力量なら、半径100メートルは更地になるだろう。
 これを止めるには、魔力が破壊力に変換される最も不安定な瞬間に、外部から高圧の魔力をぶつけ対消滅させるしかない。
 だから私は・・・!」
「ご名答。無人攻撃機の残骸を解析した技術スタッフも同じ様な見解よ」
シャマルはシグナムをまっすぐ見つめると、顔をほころばせて言った。
「つまり、あなたの判断は正しかった。自爆は防げたわ」
「ではなぜ私は?」
こんな怪我をしているのか。
「あなたの魔力変換資質は?」
「・・・炎だ」
「あの爆発はねぇ、自爆じゃなくて、あなたの炎が攻撃機の燃料に引火しただけみたいよ」
「・・・な?」
158名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 18:28:57 ID:oBHBSk8f
『トリプル ハウンド ハンティング』3

それはなんとも間抜けな話ではないか。
己の最も得意とする炎の魔法で、敵ではなく私が自爆するとは。
だが、同時にほっとする。
「ではテスタ・・・いや、みんなは無事なのだな?」
「ええ、かすり傷一つ負っていないわ。はやてちゃんもあなたのことすっごい褒めてた」
「ライトニング副隊長として当然のことをしたまでなのだがな」
「同じくらい心配もしてたけどね」
「そうか。ところで、その・・・テスタロッサは何か言っていたか?」
「彼女もべた褒めだったわよ。
 魔力が破壊力に変換されるのはコンマ一秒にも満たないわずかな時間。
 それを見切り、斬り裂く剣技は賞賛に値する。
 あなたになら「閃光」の二つ名を譲っても良いとまで」
「ふむ」
こころなし満足げな表情でうなずくシグナム。
「ま、それはともかくとして・・・」
シャマルはびしっとシグナムを指差す。
「はやてちゃんは立場があるしヴィータちゃんは口下手だしザフィーラはアレだから、私が代表して八神家の総意を伝えるわね」
「な、なんだ!?」
そしてシャマルはおもむろに左右の側頭部の髪を一房つかむ。
俗に言うツインテールという髪型を即席で作ったシャマルは、ぷいっとシグナムから視線をそらして言った。
「あ、あんたが無茶しても別に嬉しくなんかないんだからね!!」
「・・・」
「・・・」
不自然なほどの沈黙が漂う。
シャマルはツインテールのまま硬直していた。
こ〜ゆ〜のはな、ツッコんだら負けやで、という主はやてに無理矢理教えられたお笑い十ヶ条の一つを破り、シグナムは恐る恐る聞いてみる。
「何だ、それは?」
「・・・ティアナさんの真似だけど・・・似てなかった?」
「いや、似ている似ていないの問題ではなく・・・」
「う〜ん、このほうがわかりやすいと思ったんだけど。
 要するに、あなたが六課のメンバーとして強い責任感を持ってくれるのは立派だと思うけど、
 それで無茶して怪我したら・・・私たちは悲しいわ。
 それにあなた、ときどきヴィータちゃんより無鉄砲なところがあるから」
「・・・すまない、いらぬ心配をかけたようだな。
 だがお前も言ったとおり、私の判断は正しかった。
 あれは必要な措置だ。
 もしもう一度同じ状況に遭遇すれば、私は同じ選択をする」
「はいはい、わかってますよ、あなたの頑固さは。いったい何年の付き合いだと思っているのよ?」
シャマルの古女房のような物言いに、なぜだかシグナムは死なずに済んだのだな、という安堵感を今頃になって実感した。

「お前の治癒魔法をアテにしている、というのもあるのだがな」

それは不器用なシグナムの、精一杯の信頼を示す言葉だった。
「何を・・・今更・・・、何年の付き合いだと・・・・・・」
照れるように、シャマルは言葉を詰まらせる。
「その言葉は・・・二度目、だぞ」
シャマルは包帯が巻かれた痛々しいシグナムの手を握った。
「あなたが生きてて、良かった・・・本当に良かった!」
搾り出すように言葉を紡ぐ。
それだけで、シャマルが自分をどれほど心配してくれたのかが伝わってくる。
159名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 18:30:51 ID:oBHBSk8f
『トリプル ハウンド ハンティング』4


「シグナム〜!目覚めたみたいやな!?」
「よ〜、案外元気そうじゃん!」

その時、勢いよく扉を開けて侵入してきたのは、フルーツ山盛りのバスケットを抱えた主はやてと、小鍋を必死で抱えているアギトだった。
・・・シャマルの舌打ちが聞こえたのは気のせいだろうか?
あまつさえ唇が「これからがいいところだったのに」と動いたように見えたのは気のせいだろうか?
「あ、あらはやてちゃんにアギトちゃん。
 せっかく来てもらったのに悪いんだけど、見ての通りシグナムは絶対安静だからまた今度に・・・」
引きつった笑顔で対応するシャマル。
「いや〜そうしたいのは山々なんやけどな、一応部隊長としてシグナムの報告を聞いとかなあかんから、ちょっとだけ」
「はやてちゃん、ここで部隊長権限を振りかざすなんて・・・卑怯だわ」
「シャマルのほうこそ検査にかこつけて寝たきりのシグナムにあんなことやこんなことを・・・」
「な!?」
「図星かい!あ、シグナム、リンゴ食べる?私剥いたるわ」
シャマルを押しのけ、真っ赤なリンゴを片手に妙な迫力で押し迫ってくるはやて。
「あ、主はやて・・・お気遣いはありがたいのですが・・・」
「そんなもんよりさ、これ飲めよこれ!秘伝の薬湯だ!ゼストの旦那もこれで元気になったんだぜ!」
アギトは小さな体で懸命にはやてを押しのけ、ほんのりと湯気を上げる得体の知れない液体で満たされた小鍋を差し出した。
その奇妙な香りに、シグナムは思わずうっと顔を背けてしまう。
「だ・か・ら、絶対安静なんです今は!シグナムの面倒は私が見ておきますから!」
シャマルはさらにその二人を押しのけ、部屋の外に誘導しようとする。
そして女三人の小競り合いが始まった。
「おい、その・・・みんな?」
出来れば静かに寝かせて欲しいのだが、というシグナムの言葉を、かしましい三人の誰もが聞いていなかった。

数分後、誰がシグナムの着替えを手伝うのかを決めるじゃんけんをしている傍らで、



『嗚呼、早く傷を治してテスタロッサと血湧き肉踊る模擬戦がしたいなあ』と呟くシグナムであった。

終わり。
160名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 19:26:15 ID:2iVmjeFB
なんだこのラッシュは・・・

まさかのシグハーレムww珍しい
161名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 19:55:26 ID:CMq/ql4A
やはり姐さんは総受けが似合うなw。
162名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 21:40:04 ID:UguInVw5
なるほど、嫁と主人と相棒のみつどもえ……でも当人の頭にあるのは好敵手とのド突き愛かいw

愉快で微笑ましいお話に乾杯!
特にシグ姐さんの鈍感さとシャマルさんの茶目っ気が可愛らしいw
163名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 22:00:13 ID:jM9L28WH
GJ!
姐さんは本来女性人気高そうだもんなw
164名無しさん@秘密の花園:2008/12/14(日) 22:28:54 ID:juJYX71r
>>162
その好敵手は「なのはなのはなのは!」だったりするわけで
165名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 02:02:07 ID:FnL5cgmY
「そんなになのはなのは言ってるとなのはちゃんになってまうよ?」
「私はなのはになりたい」
「貝やろ…」
「貝合わs…い、痛いっ!はやて痛いってば!」
「うるさいわ変態!」
「な、なにをしているのですか主!」
「はやてが頬っぺたつねるんですよ〜。助けてくださいぃ…」
「だ、大丈夫なのかテスタロッサ?」
「見てください、赤くなってませんか?」
「爪の痕が残ってるな…主、やりすぎでは?」
「なんや? シグナムはフェイトちゃんに付くんか?」
「そ、そういうわけでは…」
「今日の夕飯すき焼きなんやけどシグナムはしらたきのみ食べることを許す」
「あ、あんまりです!」
「シグナムはしらたき嫌いなんですか?」
「嫌いではない!というかそこが問題ではない!」
「じゃあ豆腐も食べてええよ」
「ありがたき幸せです…」
「しらたき美味しいですよね」
「おまえは黙ってろテスタロッサ」
「フェイトちゃんも来るか?お肉も食べてええよ?」
「本当に? じゃあお邪魔させてもらおうかな」
「決まりやな、じゃあ帰って準備しよか?」
「うん、手伝うよ」


「………なんだこれは」
166名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 02:26:14 ID:Gcnruany
>>160
珍しいシチュ&カップル好きなもので。
美由希とヴィータのSSとかまったく需要のないものを書いてたりして。
>>161
身内には流されやすい姐さんでした。
でもいざ本番となると「いや、やはり私はテスタロッサが・・・」とか言い出しそうなアグレッシブ受け。
>>162
つc□ 乾杯!
>みつどもえ タイトルの意味を正しく解釈していただけたようで何より。
>ド突き愛 誰がうまいことを(ry 座布団一枚だ!
渾身のギャグが滑ってもめげないシャマルさんでした。
>>163
GJコールどうもです&同意です。
シグ姐さんが女子校通ってたらファンクラブとか出来そうだ。
167名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 16:41:29 ID:Q1ID5Von
>>165カオスw

ところでサーチに異変が
168名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 18:28:46 ID:3+17c2Sn
リリなのサーチなら結構前からあの状態
169名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 20:47:24 ID:Q1ID5Von
まじでか・・・
170名無しさん@秘密の花園:2008/12/15(月) 20:49:32 ID:z79MfEFu
新規のサイトから掘り出し物のSSを探すのが楽しみだったのに
また新しいサーチができるまで待つしかないのか
171名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 06:14:26 ID:tjAPbDMY
なのはさんが女好きで性格がはっちゃけてたら今ごろハーレムが築けていただろうなという妄想。

「なのはさまー!今日も素敵ですー!」
「なのはさまー!こっち向いてくださーい!」
「なのはさまー!抱き締めてー!」
「なのはさまー!キスしてー!」

「と、連日なのはちゃんが現れるだけで仕事にならん状態が続いとるわけやが、なにかいうことあらへんか?」
「にゃはは、みんなたるんでるね。仕事はしっかりしなきゃ」
「誰のせいやと思ってるんやー!あれほど新人には手を出さんといてっていったのに…」
「別に手は出してないよ。出したのは舌…痛っ!痛いよはやてちゃん!無言で叩くの止めて!」


こんななのはさん
172名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 06:32:52 ID:Z9sWwNqv
処女は魔王さまに恋してるですね、わかります
173名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 10:45:03 ID:9YrOAqB/
なのは×恭也
174名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 11:28:39 ID:+aSSzAX6
スレチ
175名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 11:48:16 ID:rl5h7g3d
スルースルー
176すいもう:2008/12/16(火) 12:08:38 ID:bZPWhrc8
 こんにちは、前回のちゅー学生お風呂(18禁)の続きをUPします。
 ちょっと、なのは様が鬼てぃくになっていますけど、気にしないでね。
 3レスお借りします。
177すいもう:2008/12/16(火) 12:09:19 ID:bZPWhrc8
 なのは様、求愛す・中編

「にゅふふふ♪ たっぷりと鳴かしてあげるね♪ フェイトちゃん」
 フェイトちゃんのスカートの中にと忍ばせたシャワーヘッド。そのノズルを捻ると、ちょろちょろという音が聞こえてきた。
「……っ!」
 同時に、フェイトちゃんは体をビクっと小刻みに震わせる。その姿を見つめながら私は口元を微かに歪めた。「にゅふふふ♪ フェイトちゃん。どうしたの? 体がビクビクって震えているよ?」
 言いながら私はノズルを捻り、お湯の勢いを徐々に強くしていく。そして、お湯の勢いが強まると、フェイトちゃんの体の震えも同じように強まった。
「なのは……なのはのいうこと、なんでもきくから……だから、おゆ、とめてぇ……っ!」
 フェイトちゃんは涙に濡れた紅の瞳で私を見つめた。その瞳の光に胸が自然と高鳴るのを感じながら、口を開いた。
「う〜ん、どうしようかなぁ〜?」
 首を傾げつつも、シャワーノズルを最大のところまで捻った。途端にお湯の音が大きなものにと変わった。
「ひゃん!」
 そして、お湯の音が大きなものにと変わるのと同時に、フェイトちゃんの唇からは大きな嬌声が漏れ出した。その声に私の中の理性は粉々に砕かれた。
178すいもう:2008/12/16(火) 12:10:23 ID:bZPWhrc8
「にゅふふふ♪ フェイトちゃんったら、そんな、えっちな声出しちゃうなんて……本当にフェイトちゃんはイケナイ子なの。そんなイケナイ子には──」
「とびっきりの「罰」が必要なの♪」そう言って、私はフェイトちゃんのスカートにもう片方の手を忍ばせた。そして、彼女の大事な場所を護っている黒いショーツをずらし、最大にまで勢いの強まったシャワーヘッドを大事な場所にと近づけさせた。
「だめっ! やめて、なのは」
 すると、フェイトちゃんは大粒の涙で紅の瞳を濡らしながら私を見つめた。その瞳の光に私の心はたやすく奪われてしまった。
「ふぅん、どうして?」
「……おゆじゃ、いや、だから」
「じゃあ、なにがいいのかな?」
「……なのはのいじわる」
 そう言って、頬を真っ赤に染めるフェイトちゃん。その初々しい反応に理性が焼ききれていくのを感じた。そして──
「「いじわる」でいいよ。それに、なのはがいじわるするのはフェイトちゃんが可愛すぎるからなの。……可愛すぎるフェイトちゃんをもっと可愛くしたくて堪らなくなっちゃうから、なのははフェイトちゃんに「お仕置き」をするの」
179すいもう:2008/12/16(火) 12:11:02 ID:bZPWhrc8
 未だに最大に勢いの強くなったお湯が出るシャワーヘッドを彼女の大事な場所にと密着させた。
「ひゃうん!?」
 目の前で大きく跳ねるフェイトちゃん。同時に、黒いブラに包まれた彼女の発育のいい膨らみがちょっと弾んだ。
 その光景に私はムッとした。
「……フェイトちゃん。お風呂に入っているのに、なんでブラを着けているの?」
 そう、本来なら体と同じように大きく弾むはずだった膨らみが、ブラを着けていたせいでほとんど弾まなかった。それが私には我慢できなかった。
「……おう、ぼう、すぎるよ、なのはぁ……」
 すると、フェイトちゃんは私の抗議を言い訳で返した。その返事にさすがの私もプチンときた。なので、
「横暴? なにを言っているのかな? フェイトちゃんは「お仕置き」中にはそんなイケナイ言葉を使っちゃダメなの。「お仕置き」中にフェイトちゃんが使っていいのは──」
「えっちな声だけなの」そう囁きながら私はフェイトちゃんのショーツを脱がし、片手は変わらずにシャワーヘッドを持ちながら、空いた手で彼女のワイシャツにと手を伸ばしたのだった……。
180すいもう:2008/12/16(火) 12:12:08 ID:bZPWhrc8
 ちょっと、急いでいるのでお返事はあとで。
 続きはまた二日後になるかな?
 では、また。
181名無しさん@秘密の花園:2008/12/16(火) 22:43:55 ID:N/hu5oh1
GJ
182名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 01:53:43 ID:CCBsyX1Z
「はやて〜」
「どうしたんや?フェイトちゃん」
「なのはの赤ちゃんが欲しいよ…」
「……」
「にゃはは。ここんとこフェイトちゃん、そればっかり」
「……」
「だって、エイミィが羨ましくて…ん」
「……」
「そういうフェイトちゃんの子供っぽい所もかわいいよ」
「……」
「なのは」
「……」
「フェイトちゃん」
「……」
183名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 05:32:39 ID:1fUf+Iju
待ってる
184すいもう:2008/12/18(木) 12:01:02 ID:dBZp6kt7
 こんにちは、続きをUPしに来ました。
 3レスほどお借りします。
185すいもう:2008/12/18(木) 12:02:05 ID:dBZp6kt7
 なのは様、求愛す・中編‐2

「──「お仕置き」中にフェイトちゃんが使っていいのはえっちな声だけなの」
 そう言って、フェイトちゃんのワイシャツにと手を伸ばした。……雨によって、その下の黒いブラまで透けて見えている白いワイシャツ。
 それはとても扇情的で、見慣れた光景とは言え、思わずゴクリと喉を鳴らしてしまうほどだった。同時に、いますぐ、フェイトちゃんを思う存分に貪りたいという激しい欲求に襲われた。
 だが、その欲求を無理やり抑えこみながら私は左手の人差し指で、彼女の膨らみを軽く突いた。
「ん……っ! だめ、だよ……なの、はぁ……っ!」
 すると、フェイトちゃんは体をビクンと小刻みに震わせた。そして、目の端に涙を溜めながら私を見つめた。……微かな情欲の光が灯った紅の瞳で。
 その瞳の光を見つめながら彼女の耳元に唇を寄せた。
「なにがダメなの?」
 そう囁きながら右手のシャワーヘッドを彼女の大事な場所に押し付け、空いている左手を彼女の左の膨らみに添えて、ゆっくりと揉みしだいていく。
 その二つの刺激にフェイトちゃんは瑞々しい唇から嬌声を漏れ出しながら体を大きく震わせていく。
「やぁ……っ! だめ、だめ、だよぉ……っ! なの、はぁ……だめぇ……っ!」
186すいもう:2008/12/18(木) 12:03:02 ID:dBZp6kt7
 お風呂場で反響する嬌声。その声に私が持っていた余裕は少しずつ剥ぎ取られていった。そして──
「フェイトちゃんのえっちな声……いつ聞いても、とってもかわいいね……もっと、えっちな声で鳴いてほしいなぁ」
 その嬌声をもっと耳にしたくて堪らなくなった。その欲求に抗うことなく、私は彼女の耳元でそう囁き、耳たぶを口に含み、甘く噛んだ。
 すると、フェイトちゃんは「ひゃんっ!」と大きな声を口にして、体を震わせる。その光景に私の理性は瓦解した。
「にゅふふふ♪ もっと、もっとだよ……もっと、えっちな声で鳴いて、私を悦ばせて」
 耳たぶを一度解放し、同時に、ノズルを閉め、シャワーヘッドを放した。それから、すぐに再び耳たぶを噛み、空いた右手を彼女の大事な場所に添えて、勢い良く沈めた。
 すると、フェイトちゃんの唇から一際大きな嬌声が漏れ出した。その嬌声を耳にしながら私はゆっくりと指を動かしていく。
 ──くちゅ、くちゅ……
 お風呂場に響く淫らな水音。それを奏でながら私はフェイトちゃんの膨らみを強く揉みしだいた。
「やぁ……っ! だ、め……おっぱいと、いっしょは……だめぇ……っ!」
 フェイトちゃんは綺麗な紅の瞳から大粒の涙を零した。その姿に胸が高鳴っていくのを感じながら、耳たぶを解放する。
 替わりに、耳の溝に舌を這わせる。同時に、彼女の中に入っていた指を鉤の形に曲げて壁を強く擦っていった……。
187すいもう:2008/12/18(木) 12:07:44 ID:dBZp6kt7
 今回はここまでです。では、あとはコメントレスさせてもらいますね。
 >>152
 生殺しは僕の得意技です。
 だけど、全裸待機者ありがとう。
 これからも生殺しで頑張ります。
 >>181
 GJありがとうございます。
 でも、個人的にはもうちょっとフェイトさんを可愛くしたいので、そのときに言ってもらえるとさらに嬉しいです。
188名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 12:17:55 ID:DvY3TXmr
さて…
仕事場で昼休みにフルボッキで生殺しをくらった俺はどうすれば…
ナニはともあれGJ!
189名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 12:29:38 ID:vG4ghHt3
フェイトさんが可愛くなるのは期待

でも生殺しかどうかは読み手が判断するんで自分で言わない方がいいよ
190名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 18:04:10 ID:37xcBLyv
ようつべで上がってるタイ人が作ったMAD
ちゃんとフェイなのしてる。努力賞だね
http://jp.youtube.com/watch?v=MghgNPbb9Xk&feature=channel_page
191名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 18:54:01 ID:0qP4GfFY
Nice boat.
192名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 22:33:12 ID:PfmgQu/F
みんなのなのは
193名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 22:36:13 ID:0DjMqGN/
22スレ目をdatでくれる優しい方はいないものか…
194名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:17:15 ID:BmuuuSjl
「フェイトちゃんを嫁にします!」
「なのはを嫁にします!」
「フェイトちゃんはなのはの嫁なの!」
「なのはが私の嫁なんだよっ!」

がやがやがやがや

「……そんなん別にどっちだってええやん……。
あ、シャマル、コーヒーはブラックでええよ。
なんやあの2人を見てたら胸焼けしてもぉて……」
195名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:27:50 ID:CMCmkkoE
嫁、っていうと蔑んだ感じにも聞こえる
196名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:33:23 ID:rMHhmZZP
>195

え? 別にそうとは聞こえないんだけど・・・?
197名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:44:05 ID:CMCmkkoE
>>196
あ、いや別に深い意味は無いんだ
うちの母親曰く、嫁って言われると女性を蔑んでる様に聞こえるらしい

まぁなのフェイは夫婦じゃなくて婦々だから関係ないかw
198名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:47:53 ID:rOYNCPRZ
おかんに読ませたんか、スレをw
199名無しさん@秘密の花園:2008/12/18(木) 23:58:03 ID:mIn0tppA
所有物然としてるあたりが独占欲を表してると思ってる
200名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 00:20:51 ID:wx1kj7z+
>>198
ちげーよw
201名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 01:10:11 ID:6pUAcmxW
母親に読まされた…だと?
202名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 18:01:57 ID:u+A0UmTY
203名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 18:18:10 ID:u+A0UmTY
タペストリー 各5,000円 限定数:各1

「The MOVIE 1st」タペストリー(高町なのは)
ttp://nanoha.com/img/tap_nanoha.jpg

「The MOVIE 1st」タペストリー(フェイト・テスタロッサ)
ttp://nanoha.com/img/tap_fate.jpg

本スレから転
レイジングハートって俺の記憶が正しければ杖だった気がするんだけどな……
204名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 19:23:12 ID:d4GfCdpR
≫203
何このハイメガレイジングハート
205名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 20:38:40 ID:mhzNIWDA
まあ砲撃ならともかく斧に杖で殴りかかってるのも変な感じだったしな・・・
槍と斧じゃ斧の勝ちだね
206名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 21:13:45 ID:GEiaXhh+
奥田の絵変わったなー
207名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 22:15:25 ID:oTin/CfC
>>202
ティアナエロ過ぎじゃね?
こんなんだから、万年総受けなんだよ!
208名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 22:49:34 ID:RdYrsppQ
今回いけない俺にはずいぶんとけしからん内容だなド畜生…

新年の同人ショップで我慢するか…ヂグジョウ
209名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:15:09 ID:tFMpwC6r
>>203
ガンダムっぽい
いやマジで
210名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:25:51 ID:CdJx+M8x
カートリッジ全弾使っても傷一つ付かなくて涙目になるヴィータちゃんが見えた
211名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:37:11 ID:V564JB7V
アクションやメカよりも百合分を増やして下さい・・・。

なんなら同時上映で・・・

『なのはの結婚前夜』
『はやての結婚前夜』
『スバルの結婚前夜』

のいずれかを是非。
212名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:46:51 ID:tFMpwC6r
前夜より初夜をry
213名無しさん@秘密の花園:2008/12/19(金) 23:51:11 ID:l3+fvOy9
>212
一票
214名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 08:39:31 ID:xvU8jnrc
なんかRHがフリーダム系のライフルに見えたぞw
215名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 09:06:15 ID:n8ZnFNz6
すごく……ガンダムです……
216名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 11:05:40 ID:k508lgWY
>>207
スバルが数年かけてじっくりコトコト育てたエロボディです
もはやスバルはティアナの身体について知らない事は何も無いのでしょう
少なくともSSXで、スバルのマンションへ行く→まずベッドルームの確認
をする程度には鍛えてあるし

こんなピローケース売るって知ったらお寝むのイクスもちょっくら買いに行くかとおっきするし
ちょっとアレなルネッサも更正しよっかなぁと思うはず!
217名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 15:50:20 ID:wJnmRP1F
小ネタ『発育が良いのは…』

「フェイトちゃん……なのは、執務官になる!」
「え!? な、なんで急に!?」
「だって……」
ふにふに、ふにふに
「あ、んっ、ちょ、ちょっとなのは?」
「この前久しぶりに会ったティアナも大きくなってたし……」
「なのはっ、手をっ、手を止めてっ」
「執務官になると胸が大きくなるのかな、って」
「ふあっ! あっ、あっ、ああっ!」
「やっぱり海ののびのびとした環境が発育に良いのかな?」
「あぁんっ! なのはっ、ひゃあん!」
「それに、もしなのはが執務官になったら、フェイトちゃんと一緒に捜査が出来るかもしれないよ……ね?」
「はぁん! んくぅ……っぁあ!」
「オフィスラブじゃないけど、捜査中の駆け落ちってのもいいよね……誰も知らない世界で2人しっぽりと……にゃはは……」
「はぁぁぁぁ……なのはぁぁ……」
「ねえ、フェイトちゃん! 私、執務官試験を受けるから家庭教師よろしくねっ」
「はぁ…はぁ…、うんっ!」

教導官は止めないだろうけど、IF的な話で。
それにしてもティアナはけしからん体になったな。
六課の時に毎朝スバルが揉んでいたおかげか?
218名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 19:36:24 ID:HzuX31kw
>>217
そりゃあ嫁さんのおかげだろうね。
恋する女の子は綺麗になるというからなぁ。

ところで、おまえらが初夜初夜言うからスバティアの初夜ネタが書きたくなっちゃったじゃないか。
219名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 19:58:21 ID:UdIJp18q
>>218
wktkwktk
220名無しさん@秘密の花園:2008/12/20(土) 23:12:55 ID:Nx1LN0WK
>>218
全裸で待ってるぜ
221名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 03:20:17 ID:P87x9ChO
スバティアまでの繋ぎは金髪でもどうぞ。
5レスです。
222最後の金髪V 1/5:2008/12/21(日) 03:20:56 ID:P87x9ChO
こんにちは、アリサ=バニングスよ。
なのはってほんとに隙があるから危なっかしいのよ。
だから私が……って、別になのはが心配で来たわけじゃないんだからねっ!
私がいる場所はないかもしれないけど、それでも……
魔法少女リリカルなのはLastGoldenS始まります。


「ねえ、ヴィヴィオ」
「はい、アリサさん」
「ヴィヴィオのママってなのはとフェイトなんだよね」
「はい、なのはママとフェイトママです」
うれしそうに言うヴィヴィオを見たアリサの表情が少し寂しそうなものになる。
「アリサ……さん?」
「えっ、ああ、どうしたの?ヴィヴィオ」
「アリサさん、寂しそうな顔してたから」
「そ、そう?べ、別にそんなことないわよ」
アリサは感じる。
もう自分がなのはやヴィヴィオたちの中に入る事はできないことを。
元々そんなことはわかっていた。
魔法の力を持たない自分じゃなのはの近くにいることはできない。
そんなこと、なのはやフェイトが時空管理局で働き出した頃からわかっていた。
だからこそ、陰ながらなのはたちを見守ることにしたのだから。
「ヴィヴィオ、ママたちを大事にするのよ」
「はいっ」
アリサはヴィヴィオの頭を優しく撫でる。
「ヴィヴィオ、もしこの後時間があったら、ちょっと付き合ってもらってもいいかな」
「はいっ、今日はママ遅いみたいだし、連絡も入れるから大丈夫です」
「ほんとにしっかりしてるわね、ヴィヴィオ。なのはの小さい頃にそっくり」
「えへへ」
うれしそうにはにかむヴィヴィオに、アリサもつられて微笑んだ。
223最後の金髪V 2/5:2008/12/21(日) 03:21:40 ID:P87x9ChO
「ティアナ」
「はい」
「この雑誌、知ってる?」
ティアナはフェイトから『投稿☆素人☆盗撮天国』と書いてある雑誌を受け取る。
「何ですか……この気持ち悪い雑誌」
「それの57ページ目の左下の写真を見て」
言われたとおりにページをめくると、女性が脱衣場と思われる場所で下着を脱いでいる写真があった。
「これが……どうしたんですか」
「よく見て、誰かに似てると思わない?」
ティアナはじっと見ているうちに、この女性がすごくなのはに似ている事に気がついた。
「ま、まさかっ、なのはさんですか!?」
「そうだよ」
「ふぇ、フェイトさんまさかこの写真……フェイトさんが……」
「ティアナ!」
怒気がこもったフェイトの声に首をすくめるティアナ。
「ご、ごめんなさい!私……何てことを」
「私がなのはの盗撮コレクションを他人に見せるわけないよ、なのはの裸を見ていいのは私だけなんだから」
「そ、そうですよね……」
「許せないんだよ。私のなのはの下着姿をこんな衆人観衆にさらしたことが」
「私も許せません。なのはさんをあろうことか隠し撮りしてそれを投稿するなんて」
「でもね、ティアナ。もう犯人は私が捕まえてあるんだ」
「捕まえてあるって……どういうことですか」
「私の机の下には秘密の空間があるんだよ、今ここに犯人を入れてあるんだ」
そう言ってフェイトが机の上に置いてあるなのはの写真立てをずらすと机が移動する。
その下の床がずれて黒い空間が見えてくる。
「よ、よお、ティアナ、お前最近体変わったな」
「フェイトさん、スターライトブレイカー撃ってもいいですか」
「そうだね、ヴァイスが持ってたなのはの写真は全部回収したし好きにしていいよ」
「そ、そんなっ、なのはさんの写真を渡せば見逃してくれるって言ったじゃないっすか」
「この、駄々っ子!」
フェイトの一喝で黙るヴァイス。
「ティアナ、私はやることがあるから後は任せるよ」
「はい、フェイトさん」
224最後の金髪V 3/5:2008/12/21(日) 03:23:28 ID:P87x9ChO
アリサとヴィヴィオを乗せた車は、ミッドチルダで最も大きなデパートに到着した。
「わー、すごいっ」
デパートに来れてはしゃぎだすヴィヴィオ。
「ふふっ、喜んでもらえたみたいでうれしいわ」
ヴィヴィオは様々なブランドの服が綺麗に飾られているディスプレイに釘付けになる。
「後でヴィヴィオにプレゼントしてあげる。だから先にちょっと一緒に来てもらってもいいかな」
「はいっ!」
アリサとヴィヴィオはエレベーターで5階に上がる。
ドアが開いた先に広がるのは、綺麗な装飾品の数々だった。
「すっごーい……きれー」
ヴィヴィオは思わず溜息をもらした。
「なのはにプレゼントと思ったんだけどなかなか選べなくて」
ここでアリサがまた寂しそうな表情を見せたのをヴィヴィオは見逃さなかった。
「最近なのはがどんなのが好きかとかもよくわからないからさ……」
そんなアリサの手をヴィヴィオが引く。
「じゃあ私と一緒に選びましょー、アリサさんっ」
ヴィヴィオのその言葉にアリサが笑顔になる。
「うん」
金髪で緑の眼をしたアリサ、金髪で緑と赤のオッドアイのヴィヴィオ。
周りから見たら2人は仲睦まじい姉妹のように見えていることだろう。
225最後の金髪V 4/5:2008/12/21(日) 03:24:15 ID:P87x9ChO
管理局地上本部から程近い場所にあるマンション。
ここには管理局の職員が多く住んでいる。
なのはもまたその1人だった。
しかしこのマンション、最近妙な噂がたっている。
真夜中になると金髪で紅い瞳の美女の幽霊が出るというのだ。
「あんな投稿写真見たら体を抑えられないよ。今日こそなのはを……えへえへ」
やはりこの人だった。
なのはの部屋の前まで来たフェイトは、ピッキングツールを取り出し音をさせないようにドアを開ける。
さすがにもうなのはもヴィヴィオも寝ている時間なため中は真っ暗だった。
真っ暗な室内で危ない光を放つフェイトの紅い瞳。
暗くて何も見えない家の中を軽快に歩いてなのはの部屋に一直線で来たフェイト。
静かにゆっくりと部屋のドアを開ける。
「なのはの……いい匂いがする……」
小声で呟くと、ベットの方に近づいた。
「なのはぁ……」
ベットに横たわるなのはの足に触れる。
とても柔らかくて暖かい。
「暖かいよ、なのは……」
フェイトはすぐに指をなのはの腿の内側に滑り込ませる。
「うんっ……」
寝ているなのはがそれにわかずかに反応する。
「かわいいよ、なのはっ」
226最後の金髪V 5/5:2008/12/21(日) 03:25:08 ID:P87x9ChO
フェイトはなのはに覆いかぶさり、自分の顔をなのはの胸にうずめる。
パジャマの上からでも感じられるなのはのふくらみ。
柔らかくて気持ちいいふくらみ。
「なのはぁ、なのはぁ」
その2つのふくらみをゆっくりと揉むフェイト。
少し刺激しすぎたのか、フェイトの手に合わせてなのはの息遣いが聞こえてくる。
フェイトはもう我慢できなくなり、なのはのパンツの中に手を突っ込んだ。
「あうっ……んんっ……」
なのはの息遣いが明らかに荒くなってきた。
「あは、あはあは、なのはなのはなのは」
もはや理性で抑えられなくなっているフェイトはなのはのパジャマをずらしてあそこを愛撫し始めた。
「あんんっ……」
もはやなのはは吐息ではなく喘ぎ声を出し始めている。
「なのはぁ、今気持ちよくしてあげるからね」
フェイトの指の動きが更に激しくなる。
「あっ、あああっ……な、なのは……なのは!」
「なのはなのはなのはぁぁぁぁぁぁ!」
パチッ。
電気がつく。
ベットの上にはほぼ全裸の金髪美女が2人、片方が片方の股間に顔をうずめている。
それを部屋の入り口で見つめている茶髪の美女。
「ふぇ、フェイト!?」
「あ……アリサ!!!」
金髪美女2人はお互いを見て驚嘆の声を上げる。
「にゃはは、2人は本当に仲良しさんだね」
なのはは笑顔で電気を消すとリビングに戻って行った。
「なのはっ!違うんだよ、これは違うんだよ!」
「そ、そうよ、なのはっ!これは違うのよ!」
2人はベットから転げ落ちると暗がりの中をぶつかりながらリビングに向かった。
その後なのはの誤解を解こうとフェイトとアリサは全裸で1時間近く事情を説明した。

どうやら、デパートの帰りにヴィヴィオに誘われたアリサは泊まることにしたらしい。
なのはは仕事で遅くなったため、アリサがなのはのベットで寝ていたのだ。
もし、なのはが帰ってこなかったら、最後まで気づかずにしてしまったかもしれない金髪危機一髪であった。
227名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 09:08:27 ID:Ze5LFIVT
なんだフェイトそんか・・・
じゃあいつも通りだな GJ!
228名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 09:14:04 ID:PxEkYhHX
さすがフェイトそんだ、期待を外さないぜw
229名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 09:18:51 ID:ZPC4mtZ5
うん、いつも通りのフェイトそんだ…
1レス目と2レス目の雰囲気の落差にワロタwwwGJ!
230すいもう:2008/12/21(日) 11:56:49 ID:isAc3LcP
 ……えっと、流れぶった切るようで悪いのですけど、
「ちゅー学生なのフェイお風呂(18禁)UPしても大丈夫ですか?
231名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 12:58:56 ID:2PjW0pYV
>>226
見えない程度で気付かないとは…
フェイトそん疲れてたのかな?
普段なら臭いや触感で判っただろjk

232すいもう:2008/12/21(日) 12:59:21 ID:isAc3LcP
 レスないけど、UPしますね。
 ……気分悪くしたら、ごめんなさい。
 あと、ちょっと、なのは様が過激ですので、ご注意を。
233すいもう:2008/12/21(日) 13:00:22 ID:isAc3LcP
 なのは様、求愛す・中編‐3

 ──くちゅ、くちゅ……
 お風呂場に響く淫らな水音。それを耳にしながら私は満ち足りていくのを感じていた。
 だが、いくら満ち足りても私は満足することができなかった。それどころか、もっと欲しいと思った。フェイトちゃんをもっと求めたくて堪らなくなった。
 それは、まるで穴の空いたバケツに水を注いでいくのと同じように、永遠に満ちることのない欲求。……途切れることのない永久の情。
 それを抱きながら私は貪るようにフェイトちゃんを攻め立てていった。
「なの、はぁ……らめ、らめだよぉ……っ! もう、らめぇ……っ!」
 やがて、フェイトちゃんは体を大きく震わせながら、綺麗な紅の瞳から大粒の涙を零していく。そんなフェイトちゃんの姿に理性を投げ捨てた。そして──
「あー……もう、フェイトちゃん。かわいすぎ……もっと「お仕置き」してあげるね」
 私はフェイトちゃんの中の壁を擦っている指をまっすぐに伸ばし、最奥にと突き込みはじめた。
「ひゃあんっ!? ら、らめらよぉ……っ! なの、はぁ……もう、らめなの……おかしく、なっちゃうよぉ……っ!」
 すると、フェイトちゃんは紅い舌を覗かせ、大きく体を震わせはじめた。そして、一際大きく体が震えたのと、同時に、指を引き抜いた。
234すいもう:2008/12/21(日) 13:01:03 ID:isAc3LcP
「え? なの、は……」
 すると、フェイトちゃんは、はじめのうち、ぼーっとしていた。だが、次第にまぶたをギュッと閉じて、体を小刻みに震わせはじめた。そして──
「なのはぁ……いじわる、しちゃ、やぁ……さいごまで、して」
 息を荒くさせながら、辛そうな表情を浮かべた。その表情に背筋をぞくりとさせながら、自らの唇を舐め、そして、フェイトちゃんの耳元に唇を寄せた。
「最後? 最後ってなんのことかな?」
 そう囁きながら、彼女の蜜で濡れている左の人差し指をわざと見えるようにして舐め取っていく。
「フェイトちゃんの蜜……とっても甘いね。直接舐めたいなぁ」
 ふぅーと耳に息を吹きかけると、フェイトちゃんは「ひゃん」と可愛らしい声を上げた。その声に自然と胸が高鳴っていくのを感じつつ、私は言葉を紡いでいく。
「ねぇ、フェイトちゃんはどうしてほしい? どうやって、気持ちよくしてほしい?」
 そう囁いてから、フェイトちゃんの後ろに回りこむ。そして、腕を回して、彼女の膨らみを下から包み込むように、そっと手を添えた。それから、十指に力を込めて、発育のいい膨らみをゆっくりと揉みしだいていく。
「フェイトちゃんのおっぱい……大きくて、すごく柔らかいね……もっと、大きくなるようにしてあげるね♪」
 そう言って、両手の人差し指で膨らみの上に咲く二つの桃色の頂をブラの上から爪で引っ掻いていく。そして、円を描くようにして、彼女の膨らみの感触を堪能していった。
235すいもう:2008/12/21(日) 13:01:55 ID:isAc3LcP
「だめ……だめだ、よ……なの、はぁ……っ! おっぱいと、ちくび……いっしょに、いじっちゃ、やぁ……っ!」
 揉むたびに、手のひらに返ってくる弾力のある柔らかな膨らみの感触。その感触と、揉むたびに、瑞々しい唇から漏れ出す嬌声。
 その二つに私の心はたやすく奪われてしまった。
「イケナイなぁ……ダメなんて嘘を言っちゃうなんて……本当は引っ掻かれて気持ち良いんだよね?」
「っ! そ、そんなこと──きゃ!」
 フェイトちゃんの耳元で囁くと彼女は息を呑んだ。同時に私は野暮ったい彼女のワイシャツをやや強引に開いた。すると、ワイシャツのボタンは弾け飛んだ。
「ごめんね、フェイトちゃん♪ ワイシャツを脱がしてあげようと思ったんだけど、力入れすぎちゃったの♪」
「なのは、ごういん、すぎるよ」
 すると、フェイトちゃんはそう言って私を責める。その言葉にムッとした私は彼女の膨らみを包んでいるブラを強引にたくし上げた。
「ひゃあんっ!」
 フェイトちゃんはビクンと体を大きく震わせた。その姿に冷める事のない興奮を抱きながら、彼女の膨らみに再び手を添えた……。
236すいもう:2008/12/21(日) 13:09:32 ID:isAc3LcP
 事後報告ですが、3レスお借りしました。
 ついでに、以前のコメントレスもさせていただきます。
 
 >>188
 なんて、勇者なことを(羨望の眼差し
 ……というのは冗談ですが、お気に入っていただき、ありがとうございます。

 >>189
 ご期待ありがとうございます。
 ちなみに、生殺しについては、ノリで言っていたのですけど……
 やっぱり、あんまり言わない方がいいかもですね。ご指摘ありがとうございました。

 では、また数日後にお会いしましょう。
237名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 13:47:20 ID:JWagT1/F
ドSなのはさんGJ
238名無しさん@秘密の花園:2008/12/21(日) 20:42:12 ID:p+mRb0Pl
生殺し発言OKですよ、ノリ良く行きましょう!
239名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 00:22:56 ID:+JXhQwr2
>>236
GJGJ!フェイトそんカワユス

以前ふたなりギンフェイ書いてくれた人の新作を
密かに期待している俺が居る
240名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 02:05:10 ID:kKT2X7rP
ふらーり、夜も更けたところで、ちょっと賑やかしに投下させてくださいな

前回は転載ありがとうございました

フェなの前提な小話です
とりたててヤマもオチも意味もありません

関係無いけど窓付きはポニ子の嫁
241或る捜査官の柑橘:2008/12/22(月) 02:06:41 ID:kKT2X7rP

クラナガンの牛乳は、薄い。

というよりは、第97管理外世界、地球は日本の牛乳が濃いと言うべきか。
そんな事を考えながら、台所に立つなのはの胸を揉んでみた。

試みに搾乳でもするかのように、膨らみの先端に向けて扱きあげれば、
今まで続けていた他愛も無い会話が途切れ、湿り気のある吐息が漏れる。

「だ、駄目だよフェイトちゃん…ヴィヴィオの朝ごはんが」

うん、言われて思い出したけど、朝食は大事だ、間違いなく。

どうしたものかと振り向いて、居間のあたりに居るんじゃないかなと、
ヴィヴィオを探してみれば、居た。


 ― その練り上げられた強固な忠誠心が「騎甲」となり身体をかけめぐり――!!
  肉体を鋼鉄の鎧と化す!!

 「見たかァ! これぞ騎士拳ッ!!」


少し離れた位置でザフィーラにくるまりながら、朝のアニメを鑑賞している。
なんか既にトーストやサニーサイドアップ、わかりやすい朝食一式を確保している。

そんな背中が「どうぞお気になさらず」と語っていた。

「じゃあ遠慮なく」
「ふぇ、フェイトちゃん、会話になってないよ!?」

そんな食文化の摩擦が産んだ、朝のひと時。

242或る捜査官の柑橘:2008/12/22(月) 02:07:19 ID:kKT2X7rP

『或る捜査官の柑橘』



クリスマス前、紆余曲折の末に休暇がとれたは良いものの、
冷蔵庫に向かって何をせいと問いかける、独り身の切なさや。

……買出しでも行くか。

なんか泣けてしまいそうやったから想像を切り上げて、蜜柑箱の蓋を開ける。
篭に蜜柑を盛って炬燵に戻ると、何故かしら金色が生えとった。

豊かな胸元までを炬燵布団で覆い、形の良い顎を天板に乗せ、目を細めている。

「いや、だからなんでナチュラルにフェイトちゃんが家に居るんよ」
「んー、ちょっとシグナムにキャプテンナイトの映像ディスクを借りにむぐ」

言い終わる前に蜜柑に噛み付く炬燵執務官、たぶん妖怪の一種やと思う。
放置すると篭の蜜柑が喰い尽くされるという、枕返し並に迷惑な物の怪や。

「破ァ!!」

気合咆哮、突然の叫び声とともに、窓の外から魔力光が飛び込んでくる。
たまたま玄関先を通りがかった寺生まれの武装隊員、Tさんの仕業やった。

「危ないところだったな、あれはおそらく、出番に恵まれない金髪の残念だろう」
「いや、シャマルもカリムも、まだ生きとるから」

適当にあしらいながらも魔力放射の直撃を受けた被害者の方に目をやれば、そこには、
炬燵に座りなおして指先で蜜柑の皮を剥くフェイト・T・ハラオウン執務官の姿が!

「もう口で蜜柑の皮を剥いたりなんかしないよ」

寺生まれってスゴイ、去っていくTさんの後姿を見ながら、本当にそう思った。

「それはそれでいいとして、そろそろ蜜柑がきれそうなんだけど」
「うあ、篭の中もう無くなってるし」

一食即解、まさに黄金の閃光。

などと驚嘆を通り越して怒りを通り越して呆れを通り越して炬燵を通り越して、
篭に蜜柑を盛って帰ってみれば、いや、何で私が取りに行ってんねん。
243或る捜査官の柑橘:2008/12/22(月) 02:07:57 ID:kKT2X7rP

「んー、ちょっとシグナムにキャプテンナイトの映像ディスクを借りにむぐ」
「そこ、無限ループに引き込もうとせんの」

すべすべの額を押しやり、蜜柑篭から顔を遠ざけさせる。

「うん、これは清美たんゴール」
「蜜柑ソムリエにもならんでよろしい」

「いや、タンゴールは交配種とは言え、一応はオレンジだから」
「柑橘ソムリエもお呼びでないから」

指先に頬を当て、可愛らしくかしげる金髪の困惑。
空いた手で蜜柑篭を取り合ってるとは、微塵も匂わせない。

「ああ呼んでいる ものすごく呼んでいる
 わたしのこの道は 蜜柑へ続く道」
「いや、家の壁も畳もお風呂もベッドも、蜜柑やないから」

素晴らしき炬燵蜜柑の世界に、とめどなく呼ばれていた黄色くなりかけの金髪執務官が、
やがて結論をつけたのか、得心のいった様相で口を開く、までに蜜柑を3個強奪された。

「そうか、ただあるがままに、あるがままの蜜柑を愛すればいいんだ」
「そこで何か、良いこと言った顔すんな」

篭の中の蜜柑、もといタンゴールを投げつける。

そのまま額に直撃した時に聞こえた、可愛らしい叫び声。
ぽてりと炬燵布団に崩れ落ちる様が、そこはかとなく癒し系と言えなくも無い。

うん、騙されたらあかん。

この女、先日の教会内錬武場で、爪先が交差するような至近の間合いから、
修道女シャッハ・ヌエラの放つ、驚愕の三連撃を避けきりやがった前科持ちや。

そんな野生の反射神経を持ちあわせた獣に、飛来蜜柑の避けられない道理は無い。

「…フェイト・T・ハラオウンは、身を挺して蜜柑を守りました」
「侠気の使い道間違っとるから、それ」

言いながら篭を引き寄せる。
ああ、すでに半分以下になっとる。

「そういえばキャプテンナイトって、あの古いヒーローアニメの?」
「うん、ベルカ自治領で視聴率100%を記録したという伝説の作品の」
「いや、そんなトリプルFの黄色いオプションパーツみたいな逸話は知らんけど」

だらだらと、蜜柑を奪い合いながら炬燵で丸くなる。

いい歳した女が二人、年の瀬に何やっとんのやろうなぁとか、
そんな事を考えた隙に、最後の一個を持っていかれた。

244或る捜査官の柑橘:2008/12/22(月) 02:08:30 ID:kKT2X7rP

(余談)



上目遣いに蜜柑を強請る妖怪が居る。

やれやれ、そんなナチュラルおねだりが効いてしまうのは、なのはちゃんとギンガとエリオと、
シスコン艦長と面倒見の良いワンコとツンデレ司書長と、あれ、結構居るなと今気が付いた。

とりあえず映像記録に撮って、思い当たった人物全員に転送しておく。

このようにレアな画像を惜しげもなく譲渡する事によって、折にふれ様々な見返りが、
蜜柑や蜜柑や新巻鮭や、蜜柑や蜜柑が付け届けされてくるっちゅう寸法や。

などと悦に浸っている最中に、誰かから映話のコールが

― はやてちゃん……今の状況を簡潔に説明してくれたら、砲撃を狙撃に切り替えてあげるの

「地雷踏んでもたあああぁぁぁ!」

「ら、らめぇ、はやて、フェイトの乳首そんにゃに扱いたら、出りゅ、出ちゃいましゅ!
 ああっ、乳首てぃんこから精液ミルクびゅくびゅくん、射精しちゃうにょおおおぉ!!」

「映話の死角から人を陥れんなあああああぁぁ!!」

― ブラスタァアアアアスリイイィィィ!!
― Screw you he-he-ho!

― なんかいきなり高町教導官がキレたあああぁぁ!!
― メディーック!メディーック!!
― 戦場だ! 西も東も、この世界は球形の戦場なんだ!!
― 誰かルーデル一佐呼んでこおおぉい!!
― やめてあげて! もう結界魔導師のライフはゼロよ!
― ん、なんだこのサイレンは…

画面いっぱいの閃光と、急な暗転。
何か吹き飛んでいる武装隊員たちと、回線切断。

天使が通り過ぎたかのような静寂の後、蜜柑の補充のため炬燵から這い出した。
(終)
245或る捜査官の柑橘:2008/12/22(月) 02:09:23 ID:kKT2X7rP
あとがきー

たぶんザフィーラの鉄甲の名称は、ヴォルフガングズィルバー(フェイトそん命名)

そんな微妙すぎるネタでした、とか
246名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 05:05:18 ID:hKa6IZ95
GJ!笑わせてもらった!www
身をていしてみかんを守るフェイトそんかわええw
247名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 05:06:49 ID:OycVShtr
>>245
或る捜査官の人キター!GJ!!
あいかわらず良いですねーこの雰囲気ww
ガチでそろそろ読みたいなと思ってたので嬉しいです!


で、ちょいとかわいいフェイトさんを貼って逝きますね
ttp://www11.uploader.jp/user/nanoha/images/nanoha_uljp00047.jpg
248名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 07:42:03 ID:UCiKqLqx
独占欲が強いフェイトそんはヤンデレが似合うよね
249名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 09:03:51 ID:hi1//WXj
>>245
おぉ、或る捜査官シリーズの人が来てるw
相変わらずの雰囲気が凄く好きだぜ、GJ!
250名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 09:55:26 ID:PtdJjH5Z
>245 規制明けオメ!
前回転載した者ですが、なのはネタ以外が入ってても(?)全然元ネタ判りませんが、雰囲気が楽しくて好きです。
次も楽しみにしてます。
251名無しさん@秘密の花園:2008/12/22(月) 20:50:03 ID:nY5ZJgj5
清美たんゴールに一番ワロタwww
252名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 14:51:20 ID:sIMeC32W
アニメのなのはさんの誕生日っていつだっけ?
253名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 15:53:03 ID:HYGgXfrB
両親が7月8日に赤ちゃんを見つけて、「なのはにしましょう」
となったような気がする
254名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 21:51:01 ID:sIMeC32W
>>253
せっかく天皇誕生日で休みだったから何か書こうかと思ってたけど
積んでた本読んでるうちにこんな時間になってたんでやめるわ
255名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:10:34 ID:HYGgXfrB
公式設定があるのは、はやてだけと聞いたことがある
256名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:32:31 ID:+XdT8QYg
ちょっと絵を描いたんだが投下してもよかですか?
257名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:35:41 ID:lwEbFkcA
258名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:36:23 ID:lwEbFkcA
>>256
よかですよ
259名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:49:18 ID:+XdT8QYg
ttp://www.uploda.org/uporg1878375.jpg
別スレで線画を描いたモンですが…
もしよろしければこれに文なんぞつけていただけたら幸いにございます
260名無しさん@秘密の花園:2008/12/23(火) 23:56:36 ID:Ghk+7CDh
>>259
あなたが神か
いや、サンタか!
とにかくGJ!
261名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 02:22:04 ID:Nw7PWryx
>>259
うおお なのフェイGJ!!
262名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 14:32:37 ID:o0DLFRQ4
脈絡無く小ネタ投下
タイトルは『私達、恋人がいます』です。
冒頭オリキャラなので、そういうのが嫌いな人は読まないで下さいね。

「先輩、先輩!」
「お、どうしたんだ…………げ」
「見て下さいっスよ! 高町教導官とフェイト執務官の生写真ですよ!
いや〜、手に入れるのが大変だった〜」
「馬鹿! お前それを早く隠せっ!」
「え、何でですか?」
「いいから早くしろ! 死にたいのか!?」
「は、はい」
「……」
「………?」
「…………ふ〜、気付かれなかったみたいだな」
「何なんですかいきなり、先輩らしくもない」
「ん、いや、はは……まあな。
……それにしても、何でお前そんな写真なんて持ってるんだよ」
「いやいや、知らないんですか? このお二人と言えば管理局きっての美女コンビとして有名じゃないっスか。
雑誌の紙面も良く賑わせてるし」
「そ、そうなのか……?」
「そうっスよ! だからこの前たまたま二人で一緒にいるところをこっそり隠し撮りしてきちゃいました!
いや〜、本当に何でこの二人に恋人が出来ないのか不思議で不思議であべしっ!」
「このKY(軽率な野郎)がっ! こ、今度こそ間違いなく」
『見つけた』
「エリアサーチッ?!」
『ディバィーーーン!』
「に、逃げ……ッ!?」
「え? え!?」
『バスターーーッ!』
「うわらばっ!」
「ひでぶぅ!」

……………………。

「ふう……」
「なのは、どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ? そんなことよりフェイトちゃん、さっきの続き……して?」
「ふふ、自分から誘って来るだなんて、なのはは本当にいやらしい娘だね」
「うん、なのははいやらしい娘だよ。 だから、ね? フェイトちゃぁん……」
「可愛いなのは……今晩は寝かせないよ?」
「大好きだよ、フェイトちゃん」
「愛してるよ、なのは」
263名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 22:23:46 ID:QcckG7Sc
二人の恋路を邪魔する奴ァ、馬に蹴られて死んじまえ。

……って事ですね、分かります。
さて、酔った勢いに任せて、ささやかな与太話もどきをば。








「メリークリスマス、ティア!」
「っ……スバルどうしたのよその格好は!?裸にリボンだけじゃない!!」
「んー、第97管理外世界では、毎年この時期になると女の子はこういう格好で好きな人に告白するんだって。
部隊長が言ってたんだけど……」
「違うよスバル!
そこは裸に生クリームでデコレート、でなきゃダメだよ!」
「どこから湧いて出たんですかフェイトさん……ちなみに誰ですか?そんな事言ったのは」
「勿論なのはだよ、さすがパティシェの娘!」








……我ながら発想がオヤジ臭いな、吊ってくるorz
264名無しさん@秘密の花園:2008/12/24(水) 23:25:48 ID:Nw7PWryx
またなのはさん壁抜きしたんすかwww
265名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 01:40:13 ID:h2yAurd6
>>263
さり気になのはさんド変態w
266名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 06:01:23 ID:Q+tRWjpv
ところでもう百合スレまとめwikiは更新されないのか?
まとめて読みたいとおもったときに過去ログ漁るのはつらいものがあるんだが
267名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 13:57:34 ID:fmTd8Ciu
>>263の続きというか小ネタ予想。
ちなみに263ではないです、むしろ限りなく262に近い存在であり、つい書きたくなってすいませんorz

「なのはさんが教えてくれたって……もしかしてフェイトさんとなのはさんって、出会ってから毎年こんな事を……?」
「? そうだけど?」
「(そんな「当たり前じゃん」って顔でキョトンとされてもっ!)」
「今年もやろうと思っていたんだけど私に添える良いリボンが無くて……」
「はぁ、そうですか……」
「あ、スバル、丁度良いリボンしてるね」
「え、ちょ、ちょっとこれは……」
「ちょっと頂戴」
「や、やめっ、止めて下さいっ! ティア〜助けて〜」
「フェイトさん、GJ!」
「ティア!?」
「(しまった、私ってばちょっと意識飛んでた!)スバル、いま助け」
『なに、してるのかな……?』
「あ……」
「なの、はさん……」
「いつまでたっても待ち望んだケーキが届かないと思ったら、私のケーキは他のケーキに夢中でしたー、なんて……それじゃケーキの意味、無いじゃない……」
「(フェイトさんと私をケーキ呼ばわりしてる!?)」
「(あれ……なんでだろ、既視感というか、膝の震えが止まらない……)」
「な、なのは……違うんだよ! これはっ!」
「少し……生クリーム、盛ろうか……」
「あ、ああ……」
「(フェイトさんが顔面蒼白に……ティア!?)」
「(怖い……頭冷やされちゃう……!)」
「なのは……」
「もう生クリームとトッピングの準備は出来てるんだから、フェイトちゃんのスポンジケーキが無いとクリスマスは始まらないんだよ?」
「うん……」
「んもう、フェイトちゃんってば元気無いなあ。
……食べ終わったら、なのはをケーキにしてくれても良いんだよ?」
「ホント!?」
「うんっ!」
「なのはがケーキ……えへ、えへへ……」
「フェイトちゃん、よだれよだれ」
「あ、ああうん、なのははイチゴが似合うよねっ」
「んもう、フェイトちゃんってば」

「ティア〜大丈夫〜?」
「怖い、怖い、怖い、怖い……ッ!」
「なのはさんはもう帰ってったよ〜……って聞いて無いよね」
268名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 14:39:04 ID:Bit9PCPj
>>267
なのはさん最高ですwww
269名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 14:58:02 ID:GtR7RShh
>>266
激しく同意
確か管理人さんが忙しいとかで更新されないんだったか
管理出来ないのならさすがに交代なり自由に編集出来る人増やすなりするべきだと思うんだが……
少なくとも今のままでは駄目だ
270名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 15:10:13 ID:+YJwgP9D
昨日はなのフェイはラブラブに聖夜過ごせたかな?ヴィヴィオは寝かせた後ね
Asならはやてちゃん、アリすずと5人でバーティー楽しんだろうけど
271名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 16:06:35 ID:ukPI5HXT
>>269
過去ログとか以外なら大体編集できると思うよ
youやっちゃいなよ
272名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 17:26:34 ID:JPHbCiEj
>>270
スバルはティアナにサンタの格好をさせて・・・
273名無しさん@秘密の花園:2008/12/25(木) 20:30:49 ID:qR8aSkDA
>>267
ぐはぁ…っ!
あんなチラシ裏に素敵な続きをあざーす!多謝!!

てかティアナ、結局キミも類友かい!w


調子に乗ってもう一度妄想をブチ撒けさせていただきます、会話文ばかりでごめんなさい。



「主……今宵は私が、クリスマスプレゼント、です」
微かに頬を染めながら、銀髪のサンタは黒い衣装を脱ぎ捨てた。
そして私は――――。


「そんな感じでな、ゆうべ夢にあの子が……リインフォースが出て来たんよ」
「ほう、懐かしい名前ですね。
……ちなみに主はやて、その夢の中でリインフォースと何かなさいませんでしたか?」
「んー、大人のケーキ作りや。
クリームを盛り付けたり、イチゴや砂糖菓子をトッピングしたり、つまみ食いしたり、ラッピングしたり、またつまみ食いしたり……」
「話しながら涎を垂れ流さないでください主……目が覚めたら全身クリーム塗れになってる理由は分かりましたが。
シャマルがリボンで亀甲縛りにされていたのも、
ヴィータがリインやアギトと一緒に裸で剥かれた蜜柑粒まみれになっていたのも、
ザフィーラが溶けかけの蝋人形になっているのもそれが原因ですか」
「うう、もうお嫁に行けないです……」
「ところで、なんで部屋のあちこちにカラスの羽根が散らばってるのかしら?」
「寝ぼけたはやてがリインとユニゾンしたからじゃねえよな?」
「それはねーよ姐御、バッテンチビはあたしらと一緒に一晩中蜜柑漬けだったしさ」
「そういえば昨夜は、若い女の匂いが一人分多くあったな。
ひどく懐かしく、それでいて余り嗅いだ記憶の無い匂いだったが…………」











「…………ときに、そろそろ誰か俺の身体にこびりついている蝋を溶かしてもらえないか?身動きがとれん」

>>272
何故だろう、ナカジマ家のパーティーは
ギン姉さんとチンク姉とティアナのサンタトリオが、
スバルやノーヴェをワクワクさせたりドギマギさせたりしてるとしか思えないんだ……病気かな。
274名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 06:53:17 ID:oBbJrLvw
一日遅れですが執務官チームネタにて...
5レスでーす
275Saintly night@:2008/12/26(金) 06:55:13 ID:oBbJrLvw
「25日は、空いてる?」
 眼前のモニターに集中していた耳元で突然のささやき。あたしことティアナ・ランスターは声にならない声を発し、その場から飛びのく。
「―――――っ!! な、何なんですか、いきなりっ?!」
 ざわざわする感覚を押し殺し、まるで気配を感じさせずに忍び寄っていた人物へ指をつきつける。あたしの糾弾など意にも介さず、機動力に富む上司は一瞬で距離をつめてきた。不必要なほどに顔を寄せ、またもや耳元へささやき。
「どうなの、何か予定は? 誰かと過ごすとか、お呼ばれしてるとか」
 ぐいぐい迫り来る美麗な笑顔に気圧され、じりじりと壁際に。どん詰まりを背で感じて横に逃げようとしたところ、突き出された二本の腕に退路を塞がれる。
「もし空いてるなら、ちょっと手伝ってほしい事があるんだ。無理にとは言わないけど」
 その言葉とは裏腹に異様な雰囲気をまとう執務官。あたしは我知らず生唾をごくり。
 きっとまた禄でもない頼み事なのだろう。だけど凡人にこのプレッシャーを跳ね除ける胆力は備わっていない。この世の不条理を大いに嘆きつつ、あたしは諦めの吐息をついた。



 模範的な局員たらんとするあたしは、風呂上りの体が湯冷めしないうちにベッドへ入る。体調管理も仕事のうち、エアコンに頼りすぎるのはどうかと思う。壁にかけたカレンダーの赤い丸を見やり、手伝ってほしい事とやらについて思いを巡らせた。
 赤丸がついているところ、明日25日は完全なオフシフトである。航行艦勤務を複数こなしてもぎ取った休日なのに、毎日顔をつき合わせている上司から予約が入るなんて。忙しさにかまけて今の今まで忘れていたが、何一つ具体的な話をしていない。
 ちらりと時計を確認すれば日付の変わる一歩手前といったところ。大荷物を抱えて帰っていったほくほく顔を思い出す。端末で連絡を取れなくもなかったけど、家族の団欒に水を差すほどあたしは無粋じゃない。
 前日にこの体たらくとは笑ってしまうが、まあオフなのだから当日連絡でよかろう。一応念のためと携帯端末をサイドボードに置き、あたしは手にしたリモコンで部屋の電気を落とした。
 
 ガタガタッという断続的な物音に意識を引き戻される。何事かと重い瞼を開いた先に怪しすぎる人影。
 かき回されているのはあたしのクローゼット、しかも肌着類を収納してある区画。
 こんな時、優秀な局員ならどう反応すべきか?

「……ほーるどあっぷ」
「―――――っ!! 」
 マットレスに忍ばせた拳銃を突きつけると、件の怪しい人物が固まる。抵抗意思がないと確認し、あたしは上げられた腕を捻って床に押し付けた。四肢を広げさせて関節をきめ、体重をかけホールドする。
 マウントポジションから手早くボディーチェック。どぎつい原色の上下揃いは夜の街で客引きする商売を連想させた。
「……釈明はありますか?」
 勤めて事務的な態度を装う。首筋にひたひたと銃身を当てても、床に組み伏せられた不審者は余裕の笑み。
「さすがだね、ティアナ。こうも簡単に私の背後をとるなんて」
 御託なんか必要ない。苛立ちを抑えきれず、あたしは手にした小銃を握り直す。
「質問に答えてください。返答いかんによっては…」
 その先を口にするには勇気を必要とした。
 まだ幾つかの可能性が残されている。窃盗の現行犯だと断定するのは時期尚早だろう。
「ちょっとね、探し物があったんだ」
「探し物?」
 剣呑な視線をぶつけてもまるで効果なし。不審者の口元がふわりと緩む。この状況で何故笑えるのか。
276Saintly nightA:2008/12/26(金) 06:55:57 ID:oBbJrLvw
「うん。靴下なんだけどクローゼットに見当たらないね。ティアナはタイツ派?」
「…誤魔化されませんよ。本当の目的は何です?」
 萎えてしまいそうになる意気を叱咤し、あたしは再度組み伏せた人物に問いかけた。
 窮屈な体勢で首を捻じ曲げ、不審者は赤い瞳を瞬く。きょとんとして不思議そうに、まるでこちらが不当な言いがかりをつけているような気さえして始末が悪い。
「? いや、だからティアナの靴下を探してて」
「まあいいでしょう。それを……履くんですか?」
 覆らない主張に溜め息、いわゆる靴下の一般的な使用法を提示した。他人の衣類を着て悦ぶ、そんな性癖がこの世には存在する。
 不審者、窃盗犯、変質者――――さあ、一体どれが正解だろう? 
「? 履いたら駄目だよ。枕元に吊るさないと」

 いたって真顔の即答、更正余地の欠片もない。変な人だと常々思っていたが、よもや真性の変態だったとは。
 ここまでくればもはや天晴れ、いっそ清々しいほどの気持ちでセーフティを外す。いつかこんな日が来るのではないかと予感していた。その時が来ただけなのだと自分自身に言い聞かせる。
 頭をよぎるのは数人の面影。人の道を外れた養い親を屠るあたしを、彼らは許してくれるだろうか?

「…あなたを撃って出頭します。それでいいですね?」
「えっ、あのちょっと…ティアナっ?!」
 ここにきて往生際悪くジタバタ。完璧に関節をきめれば屈強な男性でも振りほどけないのに。
「暴れても苦痛が長引くだけです。じっとしていれば一瞬で済みますから」
「のおぉーーーっ! 待って、待ってっ、お願い話を聞いてぇェっ!!」
「盛り上がっているところ誠に申し訳ないんですが、そろそろ出ないと間に合いませんよ」

 !!!!!!

「シャーリーっ…………さん?」
 聞きなれた声に振り向いて思考停止。なんだろうあの茶色いの。
「うあっもうこんな時間、どっどうしよう急がないと! シャーリーは車に戻ってて。ほらティアナも早くこれをっ」
 あたしが注意を逸らした一瞬に処刑寸前だった人物が跳ね起きた。どこに隠し持っていたのやら、その手に抱えた茶色い何かを押し付けられる。
「なっ何ですかこれ」
「後で説明するからとにかく脱いで! ああもうこうなったら仕方ない実力こおおおぉしっ!!」
「いやああぁーーー! 痴漢痴女変態何するんですかやめてっ」
 飛び掛ってきた相手とベッドの上でどたんばたん、安物のスプリングは金切り声。
 体術や筋力で敵うわけがない。必死の抵抗もむなしく夜着を剥ぎ取られ、伸縮性に富むタイツ状のものに着せ替えられる。両手両足を縛られ猿ぐつわ、荷物よろしく肩の上――――そうしてあたしは真夜中に拉致された。


XXX
277Saintly nightB:2008/12/26(金) 06:56:46 ID:oBbJrLvw
「……と、いうわけ。良い子にしてたらプレゼントをもらえるんだよ。夢のある話でしょ?」
「あたしには悪夢でしたよ。大体それって立派な不法侵入じゃないですか! 見つかったら言い訳できませんよ。即御用です」
 シャーリーさんの運転する車の後部座席で喧々囂々の言い争い。窓にうつる茶色い全身タイツ姿がまた羞恥心を煽る。衣装に縫いつけられた蹄で眼前の上司に張り手をかまし、この行為の違法性を訴えた。
「だっ大丈夫だよ、見つからないようにすれば。ところでその衣装良く似合ってるね。可愛いけど蹄攻撃は加減してくれると嬉しいな」
「この恥ずかしい格好のど・こ・が可愛いと? どんな罰ゲームなんですかぁ? ねぇ? ねぇっ?!」
 キレぎみなあたしはブモーと鳴いて蹄を押し付ける。真っ赤な衣装を纏ったフェイトさんの顔に新たなマークが刻まれた。
「あら、私は結構イケてると思うんだけど。全身仕様で真冬でも暖かいし」
「確かに保温性に優れてるのは認めます。だけどそれ以外は全否定ですっ」
 バックミラーごし、あたし同様の格好をした冷え性の先輩にかみつく。この人の感覚は一般人からずれまくっているから論外である。デバイスに頬擦りして無機質な感触が素敵だとか、この鋭角さがクールだとか言っちゃったりするセンスの持ち主なのだから。
「ティアナ、一つだけ気になるんだけど…トナカイさんはブモーって鳴かないよ」
 管理外世界にいる生き物の生態などあたしが知るはずもなかろう。どうでもいい事をここで指摘するあたり、直属の上司の空気読めなさは異常だ。
「言いたい事はそれだけですかぁ、さんたくろーすさんとやら? 事前説明の不備に対する謝罪がありませんけどぉ?」
「あいたっ痛いって――――ちゃんと言ってあったじゃない。25日に手伝ってほしい事があるって」
 ほらっと車内時計を示されると既に日付が変わっている。きょとんとした罪のない表情にイラッとし、隙間ないほど押し印を追加しておいた。

「一晩で本局の全保護施設? それって絶対無理でしょう?!」
 侵入予定先を聞かされて仰天、ただちに異を唱える。ぱっと思いつくだけで3つはあったはず。
「そうよねぇ。まあこれでも譲歩してくれたのよ。初めはミッドにも行くって喚いてたんだから」
「時間は有限ですもんねー…」
「そっちは普通にプレゼントを贈るって事でどうにか妥協してもらって。その分、金額は多めに設定したけど」
 強情者の説得にさぞかし骨を折ったろうトナカイさんは、器用にハンドルを操作して苦笑い。
 あたしの横に座っていた人物は更に後ろのコンテナに移り、白い大きな袋をごそごそしている。あの中身が今夜配って回るプレゼントなのか。
「あれ、全部フェイトさんのポケットマネーですか?」
「当〜然っ。口座を私が押さえてるものだから、あの手この手で絡んできて大変だったわ」
 シャーリーさんがフェイトさんの資産を凍結して1年あまり。現在の残高は尋ねずにおくが、きっと目を剥くほどの金額だろう。
「下手したら食券すら質に入れかねませんものね、あの人」
 フェイトさんのは行き過ぎた滅私奉公である。そしてその自覚が当人にはこれっぽっちもないのだ。
 局内での食事は一ヶ月分まとめてチームへ請求、出向時は食券支給、日常支出は毎朝申告して必要分だけ払い出し。もうこのシステムに慣れてしまったが、やり手で通る執務官チームとしてこれはしょっぱすぎる。
「あらいやだ、そうなったらもうお弁当持たすしかないじゃない。面倒だから私はパス。ティアナよろしくね〜」
「ぬあっ?! あたしですかっ」
 何が悲しくて上司の弁当を作ってやらねばならないのか。
 ちょっと想像してみた。一人分だと材料が余るから必然的にあたしも弁当になる。お揃いの弁当箱を並べ、同じ具材を詰めていく早朝。ぱんぱんに詰めたのに、必ず空になって戻ってくる夕刻。絶対に不味いのに、美味しかったと言い張る笑顔。
「ふぅ〜準備万端、数は十分足りてるね……あれっ、どうしたの顔が真っ赤だよ? もしっ? もしも〜し? …ティアナどうしちゃったのかな、シャーリー」
「あはっ、悩み多き年頃なんですよ。そっとしておいてあげてください」
「いやでも本当に真っ赤だよ? 熱は……ないね」
 ぴたりと額を合わされて現実に戻る。焦点が合わないほど近い位置に光る紅玉、白いモジャ髭が口元をさわさわ。
「――――っ! ブモー!」
「あいたたっ
、だからトナカイさんはブモーじゃなくて」
 そんな未来などありえない。そうだ、そうに決まっている。
 ありえないのだと固く信じ、おかしな格好をした不審人物に蹄攻撃を繰り出し続けた。
278Saintly nightC:2008/12/26(金) 06:57:24 ID:oBbJrLvw
「それじゃよろしく、ティアナ」
「あ〜もう、わかりました……クロスミラージュ――――オプティックハイドッ!」
 顔中にマーキングした上司の命令により、不本意ではあるが幻術を発動する。バリアジャケットの設定を外しているので局にばれる心配はない。
 あたしの体にそって光学スクリーンが展開していき、手を繋いだフェイトさん諸共に不可視状態となった。単純なセンサー類であれば騙せるので、今回みたいな作戦にはうってつけだったりする。
「あらまったく見えなくなっちゃった。便利な能力よねぇ」
 シャーリーさんは眼鏡の奥の瞳をぱちぱち。あたし達に手を触れたり放したりして透明人間の感触を味わっている。彼女の役割はソリ引きなので、寒空の下で仲間の帰りを待つ一匹のトナカイとなるのだ。
「術者次第で犯罪に悪用されかねませんし、本来はこんな事に使うべきじゃないんですけどね」
「そう言えるなら大丈夫だよ。それにね、なんだかわくわくしてこない? みんな朝起きたらびっくりするよ! プレゼント喜んでくれるかな」

 弾むような声が響く。隣を向いても見えないので無駄な事はしない。
 だけどきっと、あたしの想像どおりの表情をしているはず。
 シャーリーさんが微笑んでいる。あたしもたぶん……同じ顔で、笑ってる。

「さーて行きますか。まだまだ回るところが残ってるんですから」
「いってらっしゃい、気をつけて。怪我したら笑い話にもなりませんよ」
「うん。あの…ね……えっと…二人とも、今日は手伝ってくれてありがとう。大好きだよ」

 この人には勝てないと、心底そう思う。
 こんな剥き出しの好意を向けられたら、両手をあげて全面降伏するしかない。

 込み上げてくるものを堪えて見上げた空。
 全てが自動制御された暗い夜空から―――――――白い雪が降ってきた。


XXX
279Saintly nightD:2008/12/26(金) 06:58:04 ID:oBbJrLvw
「ふあぁっ…あ〜ねむぅ。オフの方が疲れるとか絶対おかしいっしょ」
 朝日の昇るちょっと前に帰り着き、誰に気をつかう必要もなく大あくび。一番負担の大きいポストを割りふってくれた上司を思い浮かべて悪態をつく。今頃は何食わぬ顔をして家族の待つ家にもどっているのだろう。
 オプティックハイドの乱発により、あたしの魔力残量はゼロに近い。最後の侵入先ではフェイトさんに担がれて移動していたほどだ。体力のありあまっている上司は荷物を両肩に元気一杯走り回っていたのだけど。
「あの人ってどうしてああなんだろ。プレゼントのサイズぐらい少し考えればわかるのに…」
 小さな靴下を探し出した瞬間の沈黙を思い返す。仕方がないのでリボンのかかった箱は枕元に。見えないながらも呆れた視線を感じ取ったのか、ソリへ戻るなりサンタは眼鏡のトナカイに泣きついた。
「うあ… いま気づいたけど、この格好する意味なんてなかったんじゃ…」
 いまだ着たままの茶色い全身タイツ、なんたる無意味な羞恥プレイなのか。腹が立つので乱暴に脱ごうとしたが、ピッタリフィットの伸縮素材に苦戦して匙を投げる。非常に屈辱的ではあるが、この件に関する追求は後回しだ。
「今日は一日寝て過ご〜す。はーい、決まりぃ…」
 たった一人の多数決、眠すぎてどうにも頭が働かない。のそのそと足を引きずって殺風景な部屋の奥へ。せっかくのオフシフトだろうと何だろうと寝て過ごすのだ。明日からまた仕事という名の戦場に戻らねばならないのだから。
 ふと、足が止まる。カーテンの隙間から柔らかな朝日。

『なんだかわくわくしてこない? みんな朝起きたらびっくりするよ! プレゼント喜んでくれるかな』

 耳の奥で再生された声。
 早起きな子はもう目が覚めたかもしれない。枕元に置かれたプレゼントを見つけ、彼らはどんな反応をするだろうか。
 つらつらと想像してベッドに寝転びかけ、視界に飛び込んだ見慣れない物に固まった。

「うあ〜やられたっ…いつの間に……」

 溜め息をついて頭を抱える。
 枕元に吊るされたのは、あたしの白いタイツ。
 無理やりに大きな何かを押し込んだのだろう、とても歪で不恰好なその形。

「あ〜あ、のびのびになってる…このタイツ高かったのに……まったくもう、うちのサンタさんはぁ」

 怒っているつもりだが、自分でもそうは聞こえない。
 答えはこんな近くにあったのだ。
 赤い顔のトナカイはサンタのくれたプレゼントを胸に抱き、ころんとベッドに転がった。
280名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 07:00:13 ID:oBbJrLvw
以上です
イベントネタのくせに遅れるとか...
それではー
281名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 07:16:05 ID:p7ITH2W6
お久し振りです、遅刻して来たサンタさん。
ちょっとズレてたり素直じゃなかったりするけど、みんないい人な執務官チームトリオに乾杯!
あなたのフェイトさんの天然世話焼きっぷりやシャリティアのてんてこ舞いっぷりが大好きだー!
282名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 07:31:28 ID:H0TTz2rb
GJ ほのぼのした。
283名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 10:52:57 ID:Qd9snau/
>>279
ほのぼのGJ!
284名無しさん@秘密の花園:2008/12/26(金) 15:12:50 ID:jxFcF2wX
GJ!この三人めっちゃ好きだ!
てかフェイトさんに「大好きだよ」なんて言われたらもう降伏するしかないwww
285すいもう:2008/12/27(土) 11:48:42 ID:kolRCAi4
 こんにちは。なのフェイお風呂の続きUPしに来ました。
 ……遅くなってすいません(土下座
 では、3、4レスほどお借りします。
286すいもう:2008/12/27(土) 11:49:42 ID:kolRCAi4
 なのは様、求愛す・中編‐4

 フェイトちゃんの膨らみに再び手を添えた私はゆっくりと十指に力を込めて、揉み始めた。……野暮たかったワイシャツもブラもない、直接触れられる彼女のすべすべとした素肌の感触に胸がドクンと高鳴っていく。
「にゃは♪ フェイトちゃんの生のおっぱい。とても柔らかいのに、弾力もすごいね。……フェイトちゃんと同じでとってもえっちなの♪」
 フェイトちゃんの膨らみを揉みしだきながら、彼女の耳元で囁き、そして、舌を伸ばして、耳のみぞをなぞっていく。
「えっち、じゃない、もん……わたしは、えっちじゃ──ひゃうんっ!」
 すると、フェイトちゃんは与えられる刺激に体を震わせ、淡い吐息を吐きながら、嘘を吐こうとした。なので、お仕置きとして膨らみの上の頂を強く摘む。
「フェイトちゃんは嘘つきだね……こんなにえっちなおっぱいをしているフェイトちゃんがえっちじゃないわけないの」
「うそ、じゃない、よぉ……っ!」
 フェイトちゃんはそう言って、私の言葉を否定する。そんな彼女の態度を見て、無理やりでも、えっちだということを彼女の自身の口で言わせたくなった。
「ふぅん……アレから、前と後ろの両方をいじめられるのが好きになっちゃったのに……それでも「えっちじゃない」って言うんだね?」
「そ、それは……」
 口ごもるフェイトちゃん。そんな彼女の姿を見て楽しみながら、私は言葉を続けていく。
287すいもう:2008/12/27(土) 11:50:37 ID:kolRCAi4
「でも、フェイトちゃんは「えっちじゃない」から、両方をいじめられるの、本当は好きじゃないんだよね? ごめんね、もう「絶対に」しないから、許してね♪」
「っ!」
 私の言葉にフェイトちゃんが息を呑む音が聞こえてきた。その音に自然と口元を歪ませながら、少しずつ彼女を追い詰めていった。
「あーあ、両方をいじめられるのフェイトちゃんが好きそうだったから、いじめるの好きになったのになぁ。私はフェイトちゃん以外を抱く気はないから、もう二度とできないね。本当に残念なの♪」
 そこまで言って、私は一度口を閉じた。そして、十分にタメを作ってから、再び、口を開いた。
「まぁ、フェイトちゃんが「私はえっちだよ」って認めてくれるのであれば……気を失っちゃうくらいにしてあげても良いのになぁ〜♪」
 そう言って、フェイトちゃんの膨らみをゆっくりと揉みしだいていく。その刺激にフェイトちゃんは体を小刻みに震わせていく。
288すいもう:2008/12/27(土) 11:51:16 ID:kolRCAi4
 その姿に理性が打ちひしがれていくのを感じながら、彼女を少しずつ、攻め立てていった。
「なの、は……」
 やがて、フェイトちゃんが弱々しく私を呼ぶ。その声はどこか決心の篭もったもののように聞こえた。
「なぁに? フェイトちゃん」
 彼女への返事を口にしながら、左手を膨らみから離し、そのまま下腹部にへと向けてスライドさせていく。左手が体を這うたびに、彼女の唇からは淡い吐息が漏れ出ていく。そして――
 ――くちゅ
 お風呂場に淫らな水音が再び響いた。同時にフェイトちゃんは大きな嬌声を上げた。その声を耳にした私は彼女の耳元でこう囁いた。
「どうしたの? 今、えっちな声が出ていたけど? ……もしかして、えっちだってこと認める気になったのかな?」
「……うん」
 フェイトちゃんは小さく頷いた……。
※オリキャラ注意



この学校には三大美女と呼ばれる生徒が文字通り三人存在する。三大美女、なんとチープな表現だと思われるかも知れないが、しかしあの三人はそう呼ばれてしかるべきでありそれ以外の相応しい言葉が存在しない。
彼女らの名は、
高町なのは
フェイト・テスタロッサ
八神はやて。
その美しさは一人一人の存在自体が奇跡であるのも関わらず、同時に三人もの奇跡が同じ場所に会したのだから、神とはどうも悪戯好きであるらしい。

さて、有象無象に言葉を並べて我が高校が誇る三大美女を紹介ところで本題に入ろう。
私、飛鞠八種(とびまりやだね)ことそれほど存在感があるとは言えない一般女子高生は、想像に絶する性格を持った三大美女の一人、高町なのはに絡まれています。
え、なんでよ?
290名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/27(土) 11:57:54 ID:N0JqI1Yf
ちょっとキャラ崩壊物を書いてみたくなったのでうpしました。
パラレル学園物です。一応なのフェイになる予定。これから少しづつ書き込んでいこうと思うのでよろしければお付き合いくださいorz
291すいもう:2008/12/27(土) 12:22:17 ID:kolRCAi4
 >>290
 面白そうですね。期待しています。
 
 さて、今回はUPするのが遅れてすいませんでした。
 バイト先で大きなミスをしでかしてしまって凹んでいたら、時間がね……。
 でも、もう大丈夫ですので、これから定期的にUPしにきますね。
 では、コメントレスして、失礼しますね。

 >>237
 ドSななのはさんなら、誰にも負けない自信があります(笑

>>238
 あははは、ありがとうございます。
 まぁ、今回も生殺しになっちゃいましたので、申し訳ないのですけど(苦笑

>>239
 うちのフェイトさんは「こいぬ」属性なのですよ。
 ……ふたなりギンフェイは書かなくても、ふたなりなのフェイなら書くかもしれません(ぼそ
 
 では、また数日後に。
292名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/27(土) 17:33:16 ID:YqFN9UWA
ミッドの自転周期とか公転周期の設定ってあったっけ?
293名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/27(土) 23:27:21 ID:zVG9pM12
フェイなのが野球拳してる夢を見た
フェイトそんが鼻血噴きながら脱いでた
294名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/28(日) 10:23:48 ID:38FP03yP
フェイなのにツイスターゲームやらせてみたい。
295名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/28(日) 12:42:21 ID:hdATRCeX
わざとなのはさんの体に触るフェイトさんか
296名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/28(日) 16:09:31 ID:38FP03yP
それかポッキーゲームかバッファローゲーム。
297名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/28(日) 22:40:51 ID:CDYva0Oa
フェイトさんがなのはさんを担ぎ上げて、ロングホーントレインか。
298名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 03:28:54 ID:mIynqISb
いくらフェイトさんが牛みたいな乳してるからってそりゃねーよw
あれなんだか桜色と金色の光が(ry
299名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 09:07:16 ID:yRawytiR
牛役はなのはさんじゃね?
300名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 11:34:36 ID:qYG9xA4A
「ねえ、なのは」
「うん?」
「『うん?』じゃないよ、何この格好は」
「来年は丑年なの」
「うん、そうだね。 ……で、この格好は?」
「来年は丑年なの」
「うん、大事な事だから二回言っちゃったね。 ……で、この格好は?」
「フェイトちゃんは何に見えるの?」
「え? ……牛……の、全身タイツ」
「うん、わかってるなら良いよね?」
「いやいやいやいや、流石にこれは有り得ないでしょ」
「似合ってるよ、フェイトちゃん」
「うん、ありがとう。 ……じゃなくて私はこの格好が何かと」
「もう、それならフェイトちゃんはどんな格好がいいのっ!?」
「逆ギレ!? ……いや、全身タイツとかは無しの方向で」
「却下なの」
「なんでっ!」
「だってフェイトちゃんスタイル良いじゃない」
「そ、そうかな? ……じゃなくてっ!」
「フェイトちゃん」
「な、なに、なのは……」
「なのは、喋りすぎて喉が乾いちゃった」
「そ、そう。 ……それで?」
「牛乳が飲みたいな〜って」
「そっか……何かとてつもなく嫌な予感がするけど……」
「フェイトちゃんの牛乳……」
「出ませんっ!」
「え〜」
「そんな可愛らしく頬を膨らませてもダメです」
「でもでも、やってみないとわからないよ?」
「ちょ、そのはやてみたいな手つきは止めてよ!?」
「Let's 搾乳!」
「いや〜っ!」
もみもみもみもみわたしにももませてや〜もみもみもみもみすた〜らいとぶれいか〜もみもみもみもみなのはちゃんのけち〜もみもみもみもみ……。
「いや〜、幸せ幸せ」
「うう……もうお嫁に行けない……」
「え? フェイトちゃんはなのはのお嫁さんじゃないの?」
「……そうでした」
「わかっていればいいの。 ……で、フェイトちゃん」
「なあに、なのは?」
「もう一回……」
「嫌だよっ!」
301名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 13:28:12 ID:4RjzWKSv
>>300
ちょwwwはやて何まざってんだよwwwwwしかもSLBくらっても生き残ってるしw

GJ!
302名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 14:20:29 ID:7HQQ8Xgj
>>300
これは良い変態なのはさんwww
303名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 14:43:51 ID:i0z6oVBa
はやてwww
304名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 17:08:07 ID:XvZheji2
SLB食らってけち〜くらいで済むとは…ww
305名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 18:55:30 ID:j+gcZv8a
ちび狸自重w
306名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 21:57:02 ID:qYG9xA4A
>>301
はやては乳にかける精神力で魔力ダメージを軽減しているものと思われ。
ただし食らった時は、ばい○んまんとかロケ○ト団みたいな漫画的吹き飛び方をしています。

>>302
なのはさんがSだときっと鬼畜攻めだと思う(あくまでイメージで)。

>>303
乳と言えば彼女、彼女と言えば乳(ぉ)

>>304
乳があればSLBなんて(ry

>>305
狸が牛の乳を……(笑)

さて、今度は立場逆転で1レスです。
307名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 22:01:09 ID:qYG9xA4A
「フェイトちゃん……」
「うん?」
「『うん?』じゃないよ。 何、この格好……」「『ホルスタイン(Holstein) は、牛の品種のひとつ。乳牛として飼育される。ホルスタイン種のメスは「乳用牛の女王」と呼ばれている』」
「ちょ!? 詳しい! 詳しいよフェイトちゃん!? 私思わず抱かれてもいいって思っちゃったよ!
……じゃなくてっ、何でこんな格好……」
「来年は?」
「丑年、だけど……」
「良い牛乳出してね?」
「それは無理だよフェイトちゃ〜ん!? 私れっきとした人だよ〜?!」
「大丈夫、なのはは管理局のエースオブエースだから」
「肩書き関係無いよ!? その理屈で言ったらリンディ提督とかきっと凄い牛乳出すよ!」
「あ〜……。 とりあえず搾乳しようか?」
「フェイトちゃん、そういう時だけスルー機能を発動させないで!?」
「Let's 搾乳!」
「フェイトちゃんのばかぁっ!」
もみもみもみもみふぇいとちゃんわたしもまぜて〜もみもみもみもみぷらずまざんば〜ぶれいか〜もみもみもみもみこのばかっぷる〜もみもみもみもみ……。
「ん〜、なのはちょっと大きくなった?」
「はぁ、はぁ……そ、そんな事言われても知らないの……」
「ふぅん、そんな事言うのはこの口かな?」
「むぐぅ!?」
「はぁはぁ……なのはは誰にも渡さないよ……。 なのはは私だけを瞳に映していればいいんだよ……はぁはぁはぁ、なのはぁはぁ……」
「ふぇ、フェイトちゃんがヤンデレさんだ〜!」
「もっと良い声で鳴いてよ、私だけの可愛い子牛さん……」
「モ〜嫌ぁっ!」
308名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 22:18:42 ID:i0z6oVBa
だから、はやてwww
309名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 22:43:05 ID:mIynqISb
抱かれてもいいと思っちゃっただのリンディ提督とかきっと凄い牛乳出すだの、在らぬ事を口走る子牛さんのアホの子っぷりに一番笑わせられたw

てかタヌキさんタフっつーか懲りねーっつーか……いーからあんたは自分とこの牛さんの乳搾ってなさい!
(若白髪の娘も勘定に入れれば)6人もいるんだから!w
310名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 23:38:41 ID:CGvIJAkK
チビ狸の方がよっぽど面白い件についてw
いいぞもっとやれ
311名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/29(月) 23:58:58 ID:uT/SFu4n
まとめwikiの15スレの未編集分超絶適当やっつけまとめ
passはフェイトそんの最愛の人の名前です
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/176021
312名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 00:02:21 ID:t+sqo+7v
>>307
最高!爆笑したww
この夫婦漫才レベル高過ぎだろwww
313名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 04:17:16 ID:kuiLF8WG
>>307
いろいろと飛んでるなww
チビ狸は物理的にもぶっ飛んでるしwww
SLB、PZBときたら次はブラストカラミティか
314名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 09:06:25 ID:teyJvm5V
>>308
はやてはこりません。
倒してもきっと第二第三のはやてが(ぇ)

>>309
なのはさんはフェイトちゃんの事になるとアホの子です。
あと一つ質問ですが、6人にはザフィも入っているんデスカ?www

>>310
チビ狸言うと沢山群がってるみたいだwww

>>312
あざーっす!
そう言って貰えると書いた身としてもあざーっす!(ぉ)
この二人の婦妻漫才はミッドチルダで大流行中で、スバルとティアナはそれを教わる為に機動六課に……(SLB

>>313
使わせて貰いました(笑)

さて、これで多分最後ですが、1レス失礼します。
315名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 09:09:01 ID:teyJvm5V
「ねえ、なのは」
「ねえ、フェイトちゃん」
「なんでなのはは牛柄の全身タイツを持って来て私に着させようとするの?」
「それを言うならフェイトちゃんもだよ。 牛柄はフェイトちゃんの為にあるものなのに……」
「いや、意味が分からないよそれ!? そんな私がそれを着るためだけに生まれたみたいな言い方しないで?!」
「? 違うの?」
「違うよっ!」
「え〜、とりあえず今アルハザードと中継が繋がってます。 現場のプレシアさん?」
『着ないとムチで百叩き』
「マザァーーーッ?! 着る! 着ます! むしろ着させてなのは様っ!」
「どうぞどうぞ、あのプレシアさんはCGなんだけどね」
「着てから言わないで?! しかも脱ごうとしても脱げないし!」
――だってそれ、ロストロギアですから。
――えー。
「それはともかく、似合ってるよフェイトちゃ〜ん」
「くっ……こうなったら、なのはにも私の持って来たタイツ、着てもらうからね!」
「ふふ〜ん、そんな恥ずかしい服なんて着ないよ〜」
「バルディッシュに溜め込まれた、10年間のなのは恥ずかし映像集」
「すいません着ますからバラまかないで下さい」
「どうぞどうぞ」
「な、何か気持ち悪いくらいフィットするよ、このタイツ!?」
「当たり前だよ、オーダーメイドだし」
「オーダーメイド!?」
――だってなのはのサイズは全て知ってるから。
――訴えるよ? そして勝つよ?
「それにしても……結局二人とも牛になっちゃったね」
「そうだね……で、なんで私の胸を揉んでいるのかな、フェイトちゃんは?」
「え? 搾乳だけど」
「出ないって! 艶っぽい声しか出ないって!」
「むしろそれで! むしろそれが!」
「ああもう、このへんたいふぇいとちゃんめっ!」
もみもみもみもみわたしのほんきをみせたるで〜もみもみもみもみぶらすとからみてぃ〜もみもみもみもみよいおとしを〜もみもみもみもみ……。
「はぁ、はぁ、フェイトちゃん……私、本当に牛乳が出るかと思ったよ」
「なのはの為に日々研究してますから……シャーリー達も交えて」
「そこは一人で研究して!?」
「作戦会議が長引いて数日がかりになることも」
「長期出張の原因私なの!? ヴィヴィオ泣くよ!?」
「まあ、それは冗談なんだけどね」
「もう……えいっ!」
「なのは?」
「私にもフェイトちゃんの胸を揉ませてくれないと、許さないんだから……」
「なのはの為なら喜んで……」
316名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 09:57:29 ID:7AJnZU/U
ぶらすと涙目wwwww なんで無傷なんだよちび狸www

大変美味しゅうございました。良いお年を?(まだ1日あr(ラグナロク
317名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 14:09:22 ID:t+sqo+7v
長期出張の原因がwww
318名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/30(火) 16:33:16 ID:uE9OuYhS
>>314-315
モーず〜っと互いに搾乳し合っててください、へんたいさんとアホの子ちゃんのバカップルめw



さておきザッフィーは牧羊犬ですから!
若白髪の娘はリインさんの事ですから!
生死の壁なんざはやての乳に懸ける情熱で何とかなるでしょうし!!

……いかんな、バカップルの乳臭い(?)オーラに自分も中てられたか、戯言が止められんw
319名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 11:39:07 ID:OGWFDPkq
今年も終わりかぁ・・・。

来年はなのはさんとフェイトさんがこうなる事を願ってるよ。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org24583.jpg.html

あっ、スバティアとはやヴィもね。
320名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 14:07:25 ID:yWNyHyT9
アリすずとシグシャマとルーキャロとシャッカリも忘れてもらっちゃ困る

なんか過疎ってるし、新年に向けて
仲睦まじく年越しそばを食べるなのフェイヴィヴィを妄想しようぜ
321名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 16:27:32 ID:T01/Keql
一本ずつ蕎麦を両端から啜る→キス
を繰り返すなのフェイと
TVを見ながら黙々と食事を続けるヴィヴィオか
322名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 18:26:28 ID:R9AfJ/hy
推してるCPが主要CPとバッティングしてるとツライぜ。
まあ、あえてそのCPを選んだのは自分なんだけど。
323名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 19:30:46 ID:JD8Y2pu3
大好きなフェイなのSSサイトが昨日から404なんだが……
まさか閉鎖してしまったのかorz
324名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 19:33:31 ID:Ov38Ijku
>>323
404=閉鎖とは限らんぞ
数日様子見ろ
それでも何も変わらなかったらそのサイト名でググってみろ
325名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 19:56:50 ID:apwv+Avn
数日前に更新したばっかりだしトラブルだと思う
326名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 20:31:31 ID:J2/p1NAo
>>323
なんてサイト?
気になるんで最悪ヒントだけでも
327名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 21:45:06 ID:JD8Y2pu3
>>326
フェイトちゃん結婚しよっか、でぐぐった先頭
上で書いたように今は404ですがorz

>>324の言うとおり数日様子を見てみるよ……
328名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 22:10:28 ID:J2/p1NAo
>>327
d
ブックマークに入れてるとこだったよw
まぁ、しばらく様子見るしかないね
329名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 22:32:17 ID:c2kLAK/x
「フェイトちゃん、年越しそばは食べた?」
「うん、食べたけど?」
「じゃあ、服脱いで?」
「何で!?」
「何でって……姫納め」
「ひ、姫納め!?」
「そして年を越したら姫初め」
「姫初め!?」
「来年もいっぱい愛し合おうね、フェイトちゃんっ!」
「う、うん……(明日の初詣行けるかな……はは……)」
330名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 23:26:52 ID:oFTbZWF2

そしてそのままに押し倒されて、

踏まれた。

「あ、ん、た、ら、は、盛るなああああぁぁ!!」

「やあアリサ、あけましておめでとう」
「アリサちゃん、今年もよろしくなの」

姦淫姦婦を重ねて踏み抜く、怒れる仁王の如き友人の姿があった。
はだけた裾を下から覗く形になるので、なんというか、とてもはしたない。

「なんで初詣行こうって集まってる最中に、容赦なく盛れるのよ!」
「大丈夫、着付けも出来るし、私は気にしないから」

「しろよ! ほら、はやても何か言ってやって!!」
「……あ!? そういえばそうや、盛ってたらいかんやん!!」

「スルーしてたわね、今本気でスルーしてたわね!?」

「じゃ、続きは境内の裏ででも」
「ふにゃ、仕方ないの」

「せめて帰ってからにしろぉ!!」

すぱこんと、軽快な音が連続して鳴り響く。

月村すずかが二年越しで、のんびりと年越し蕎麦を食べ終わった時に目にしたものは、
すでに新年になっていた日付と、情け無用に飛び交うハリセンであったと後に言う、とか。


や、勝手に繋げて申し訳ない。
それでは、良いお年を。
331K ◆gAgMIQIX.w :2008/12/31(水) 23:39:07 ID:w2bw0TYp
404エラーは、サイトが存在しないというエラーだから、わたしも心配してる。
332名無しさん@ローカルルール変更議論中:2008/12/31(水) 23:57:22 ID:Ov38Ijku
>>329-330
うんうん、GJ!
みんな良いお年を!
来年は百合的にもいい一年になりますように
333名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 00:05:38 ID:G8+3ssPf
今年は劇場版もあるし、盛り上げていこーなー!
334名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 00:21:18 ID:sbR8mwhE
あけおめ
劇場版でもいい百合が見れますように
335すいもう:2009/01/01(木) 00:22:56 ID:bFlrfKcl
 あけまして、おめでとうございます。
 早速ですが、姫はじめとして、お風呂(18禁)をUPします。
 ……姫はじめじゃねーじゃん。という意見は華麗にスルーしますので、よろしく。
336すいもう:2009/01/01(木) 00:23:51 ID:bFlrfKcl
 なのは様、求愛す・中編-5

「どうしたの? 今、えっちな声が出ていたけど? ……もしかして、えっちだってこと認める気になったのかな?」
「……うん」
 私の問いかけに小さく頷くフェイトちゃん。そんなフェイトちゃんの姿に胸を自然と高鳴らせながら、私は言葉を続けた。
「じゃあ、自分で言ってみて? フェイトちゃん」
「……なのはのいじわる」
 フェイトちゃんは体を小さくしながら、そっと呟いた。
「私は……えっち……だよ」
 呟かれたその言葉に一瞬頭の中が真っ白になった。そして、激しい欲求に襲われた。……フェイトちゃんを――今、私の腕の中にいる最愛の人をメチャクチャにしたい。私しか認識することができなくなるまで、徹底的に抱き続けたい。
 そんな激しくも、強い欲求に導かれるように私は左手を動かしはじめた。なんの躊躇も遠慮もなく、彼女を求めはじめた。
「やぁ……っ! なの、は……はげ、し……っ!」
 私の腕の中でフェイトちゃんは体を震わせていく。彼女の美しく白い肢体が私の攻め立てにより、震える姿は何十億とする絵画よりも、私の心を捉え、魅了していく。
「フェイトちゃん……大好きだよ」
 そう囁きながら、左手を少し離し、そのまま人差し指を伸ばして、彼女のもう一つの入り口にそっと添えた。それから、すぐにもう一つの入り口にと沈め、指を動かしていった。
337すいもう:2009/01/01(木) 00:24:47 ID:bFlrfKcl
「だ、だめ……だめ、だよぉ……なのは……いっぺんに、しちゃ、だめぇ……っ!」
 瑞々しい唇から荒く早い呼吸を漏らしながら、フェイトちゃんはその体を大きく震わせはじめた。その姿をしっかりと目に焼き付けながら、早く激しいものにと変える。同時に、彼女の項に唇を落とし、所有印を次々に施していく。
「も、もう、らめ……らめ、だよぉ……っ! わたし、おかしくなる……おかしくなっちゃうよぉ……っ!」
 やがて、フェイトちゃんは一際大きく体を震わせた。同時に、私は両方の入り口から指を引き抜いた。すると、フェイトちゃんは涙声で「ばかぁ」と口にした。そして――
「いじわる、やぁ……なのはのいうこと、なんでも、きくから……だから、おねがい……さいごまで、して……」
 フェイトちゃんは私の腕の中で体の向きを変え、そうお願いをしてくれた。その姿に喉をゴクリと鳴らしながら、彼女の耳元に唇を寄せた。
「じゃあ、言ってくれる? 「えっちなフェイトちゃん」はどうされたいのか。聞こえるように言ってほしいなぁ。ねぇ? 「えっちなフェイトちゃん」♪」
「……私は、えっち、だから……なのはに……その……」
 私の言葉に素直に従いながら、ゆっくりと言葉を紡いでいくフェイトちゃん。その姿に愛おしさを抱きながら、私は膨らみに添えている右手の親指と人差し指の腹で彼女の頂を擦った。
すると「ひゃうん!?」という大きな嬌声が上がり、フェイトちゃんの体が大きくはねた。そして――
「なのは……ちくび、いじっちゃ、やぁ……」
 フェイトちゃんは体を捻りながら真紅の瞳を涙で濡らして、私を見つめた。その姿に理性が飛ぶのがわかった。そして、私は彼女の耳元でこう囁いた。
「……ごめん、もう無理。もう限界。フェイトちゃんが欲しくて堪らないの。だから――」
「いっぱい、鳴いて貰うね」そう囁きながら、私は彼女を攻め立てを再開した……。
338すいもう:2009/01/01(木) 00:26:47 ID:bFlrfKcl
 事後報告となりましたが、二レスお借りしました。
 そして、もう無理です。もう眠くて仕方ないので寝オチさせていただきます。
 では、また数日後に……
339名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 09:30:27 ID:3rNNzmLh
こら!そこの君!
正月から何をやっているんだ!しっかり休んでいないと駄目じゃないか!
おかげであけおめに加えて正月早々GJ!とまで言わなければならん!
まったく、GJ過ぎるぞ、君!
340名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 17:46:50 ID:sL5OWDZ2
新年早々受け全開なフェイトさんが見れて幸せです。
341名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 19:02:52 ID:3rI4gPnK

g o o d j o b .
342 【中吉】 【1028円】 :2009/01/01(木) 19:40:17 ID:w6ujtvV7
それは、ある日の朝の、ほんの些細なことでした。
お味噌汁に焼き魚、それと玉子焼き、主食にごはん。小さなお皿にたくあんもあります。
なのはが毎日早起きして作ってくれる朝食。どれもおいしそうでした。
3人一緒にいただきますをして、私は、子供の頃からの習慣で玉子焼きに醤油をかけたんです。
これがいけなかった。
「あっ」
「あちゃー」
「何で玉子焼き全部にお醤油かけちゃうの!」
私となのはの一人娘、ヴィヴィオは、どうやら玉子焼きに醤油をかけるのが
嫌いだったようなんです。玉子焼きだけは、テーブルの真ん中でみんなが好きにとって
食べられるようにされていたのですが、これは私の育った家でも同じで、
そこでも私は同じように醤油をかけていました。お母さんがそうだったので、
どこもそうなんだろうと思っていたのです。
最近私は会社で昇進したのですが、この機会に家族3人で会社に近い都内のマンションに引越し、
今までは1人さびしく食べていた朝食を、みんなで一緒に食べられると楽しみにしていたのですが……。
「えっ、ごめん。駄目だった?」
「駄目に決まってるじゃん! もうっ。なのはママ、今度からフェイトママの分だけ
 別のお皿に分けてよね」
「にゃはは、どうしよっか」
全ては、ここから始まったのです。




って続かないけども、こんな話が読みたい
343名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 20:54:23 ID:EaPPuQMM
>>342
せめて着地点というかオチだけでもplease
344名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 22:06:34 ID:w6ujtvV7
いや、山も落ちも意味もない
ただただ思春期の娘にウザがられるフェイトそん不憫だなあというだけの話
345名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 22:53:20 ID:G4ARnUck
ヴィヴィオはんなことしないやい
346名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 23:44:51 ID:g6kCt+ri
なのフェイの浮気相手としては自分的にティアが合うんだよねえ…
やはりティアは色気があるからか…
347名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 23:46:52 ID:sbR8mwhE
ティアはなのはともフェイトとも組めるしね
そしてスバルがヤンデレ化・・・
348名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/01(木) 23:49:32 ID:EaPPuQMM
>>344から迷惑をかけたり面倒に思ったりしながら
本当の家族になっていくストーリーを妄想した

よし、続きは初夢で観るか
349名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 01:06:03 ID:IKFAx0s9
で、>>344の続きまだ?
350名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 01:27:15 ID:e7JNHeVi
      __,,,,.. --_─_一_-_-、-、、,,,,__
    ,r'´-_-_‐_‐_‐_‐_-_-、`-、ミ`ヽ ヾ`ヽ、        
   /,r',.-_‐_‐_‐_‐_-_-、ヾ ヽ ヽ丶、`ヾ 、ヽ       
  /(.'´_-_‐_‐_‐_-_-、ヾヽヾ ))) ), )) ) )),)))ヘ
 l(i,i'´⌒ヾトヽ、ヾ ヾ ヾ ))_,ィ,'イ」〃川 jノjノjノ}      
 !iゝ⌒))}!ヾヘヽ ),ィ_'イ」〃'″  フ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
 ヾ、ニ,,.ノノ〃ィ"::::::::::::::     /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
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  Q>>344の続きは? 

  ないんだな、それが!!
351名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 06:53:38 ID:K+2Nq2wT
思春期になったヴィヴィオ。

フェイトママに抱き締められそうになるのをはねのけるヴィヴィオ。

フェイトママと洗濯物を一緒にされることを嫌がるヴィヴィオ。

フェイトママと一緒のお風呂を拒むヴィヴィオ。

フェイトママを兎に角避け続けるヴィヴィオ。

涙目になったフェイトママはなのはママを激しく求める。

求めるペースが週3から週5に増える。

喜んだなのはママは精力のつくおかずを中心に作るようになる。

それが原因でニンニクを食べ過ぎて息が臭くなり余計ヴィヴィオに避けられるフェイトママ。

寂しくなって愛の営みの周期が週5から毎日に変わる。

喜んで何故か赤飯まで炊き始めるなのはママ。

嬉々として出された赤飯を食べるフェイトママ。

二人のラブラブっぷりに鬱陶しくなったヴィヴィオは余計フェイトママを避ける。

そうすると寂しくなるフェイトママは余計になのはを求めて(ry
352名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 09:39:14 ID:5uMSMQc6
>>351
何この幸せ家族
353名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 09:56:31 ID:4pO4hBca
>>352
イヤ>>351の状態だとなのは母さんの一人勝ちだ
354名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 12:07:26 ID:b7bsNLWs
ヴィヴィオがなのはに向ける感情が何か、で修羅場フラグになるよね。

家族愛なら「フェイトママ鬱陶しい!」ってだけで大丈夫っぽいが、
「私のなのはママを・・・!」って言う嫉妬verだと雷光対聖王の潰し合いががが。


無論俺の脳内ではなのはママが両手に花をやってますがw
355名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 12:34:09 ID:92sCYqKm
>>354
なのはさんがライオットザンバーと聖王の拳を天地魔闘してツインブレイカーで頭を冷やす図がナチュラルに浮かんだじゃないか
356名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 16:35:46 ID:4WCW+6TM
357名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 21:52:36 ID:CwKy6X4Q
家族ネタでフェイトそんいじめるの止めてくれ…
フェイトそんの散々な家族の過去が…
358名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 22:01:17 ID:osXkX2ca
新年早々なのはのGスポットを見つけたよ!
359名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 22:02:51 ID:SfScIrFY
婚前交渉の時点で弄り倒してるでしょうが
360名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 22:44:33 ID:5uMSMQc6
にこやかにお茶を注ぐ家族サービス中のフェイトそん

そして、リンディ茶の洗礼を受けるヴィヴィオと
緑茶をブラックでと頼むなのはさん
361名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/02(金) 23:59:44 ID:0MVZXqA7

ふらーり、謹んで新年のお慶びを申し上げます

むしろ、フェイトさんの笑顔の前に断れずに血を吐きながらリンディ茶を飲むなのはさんと、
意外に気に入ってしまったヴィヴィオとかの方向でもばばーん

とりあえず正月のうちにネタだけの小話を
なのフェ前提ですが、あまり気にしないでください
ヤマもオチも意味もありません、お気をつけください
362或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:00:50 ID:0MVZXqA7

セクハラで鳴らした私ら八神家一同は「主だけです」
濡れ衣を着せられ隊員たちに捕縛されたが「濡れ衣?」
反省室を脱出し地下にもぐった「はやてちゃんが居ないです!!」

しかし、地下でくすぶっているような私やぁない。
乳さえあれば情熱でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし巨大な乳を蹂躙する。

それが時空管理局本局古代遺物管理部機動六課部隊長八神はやてって長!


 ともあれ私は八神はやて二佐、通称チビダヌキ。
 家庭料理と乳揉みの名人。

 私のような天性のオチ担当やないと、百戦錬磨の兵どものリーダーは務まらん。


 私はフェイト・T・ハラオウン、通称フェイトそん。
 自慢のルックスに女はみんなイチコロさ。

 ハッタリかまして抹茶から砂糖まで、何でもそろえてみせるよ。


 よおお待ちどう。俺様こそヴァイス・グランセニック、通称アルト姫。
 パイロットとしての腕は天下一品!

 男? 百合スレ? だから何。


 スバル・ナカジマ、通称コングルGood。
 知ってのとおり戦闘機人なんだ、実の姉でもブン殴ってみせるよ!

 でも、なのはさんのバリアをブレイクしたら地獄を見ました。


私らは、道理の通る世の中に敢えて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、古代遺物管理部機動六課えっちーむ!

揉まれたい時は、いつでも言うてくれ!!

363或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:02:27 ID:0MVZXqA7

『或る捜査官の七輪』



蒼天に、無機質な響きが吸い込まれた。

黒地に金、白地に桜、機動六課フォワードを束ねる二人の隊長たちが、
色鮮やかな飾り羽根のついた弾丸を、手に持った飾り板で打ち合っている。

やたらと袖の長い民族衣装、たしか振袖と言う、それが動くたびにぱたぱたと翻り、
普段ならばどことなく、殺伐とした雰囲気の訓練場を百彩に染めた。

百彩、見渡せば周囲に集うフォワード陣の面々も、一様に振袖姿となっている。

臙脂に緋が走る烈火の将、紅に雪が乗るのは鉄槌の騎士。

スターズ所属の残り二人は、それぞれが青と橙、
ライトニング隊は桃と紅に染め分けられている。

その近くで執務官に声援を送る、地上本部から出向している捜査官なら紫紺に金。
羽根の行方を目で追う幼子は黄土に桜、それを背に乗せた青き狼には、

のし紙が水引で括り付けられていた。

羽子板が小気味良い音をたてて、天高く吸い込まれていた羽根を、打ち戻す。
訓練場で行なわれていた二人の決闘は、危なげなく金色の閃光の三連勝に終わった。

情け容赦の微塵も存在しない黒ペンキで、今、敗者の顔に書き初めが施される。

目の下に隈取。

「というわけで……これが97管理外世界に伝わる、羽根突きという競技です」

無表情で呟くように説明をしたスターズ隊長は、どことなく裏切り者の名を受けて、
全てを捨てて戦いそうな雰囲気を醸し出し、周囲の隊員たちの体感温度を2度下げた。

「じゃ………………キャロ、ちょっとやってみようか」

張り付いた笑顔を崩さずに語りかけた教導官に、爽やかな笑顔で副隊長たちが応える。

「高町、かなり大人げが無いぞ」
「今、勝てそうな相手探してただろ、絶対」

清々しく張り詰めた空気は、一枚の氷を連想させた。

「だだだって、だって勝ち星を稼いでフェイトちゃんに格好良いところを見せておかないと、
 今夜のネコさん役が豚さん役になって人間椅子をしなくちゃいけなくなるの!」 
「お子様の教育上不適切な発言を力説すんじゃねえ!」

ヴィヴィオの耳はザフィーラの前足が、キャロの耳はエリオが塞いでいた。
塞いでいる二人の表情からは、どうせ無駄だろうがという諦観がありありと見てとれる。
364或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:03:09 ID:0MVZXqA7

「ち、違うの、ほら、キャロはアルザス生まれでフェイトちゃんの仕込みだし、
 きっと六課の中でも1、2を争う強敵のはずなの!」
「あああ、なんかすげえ見苦しいし、ティアナ、スバル! 何か言ってやれ!」

「何その円筒形のヒバチグリル、どこから持ってきたのよ」
「さっき部隊長が貸してくれたんだ、七輪って言うんだって」

「華麗にスルーしてやがるし! 根性太くてあたしは嬉しいぞ馬鹿野郎!!」

騒いでいる隙に、人攫いの如く少女を小脇に抱えて距離をとるナノハサンレディ。
六課の良心が気付いた時には、既に羽子板が乾いた音を響かせていた。

「まあそう、過保護なところを見せるな」

砂糖醤油のよく染みた切り餅を伸ばしながら、空いた手で良心を撫でる烈火の暖房器具。
嫌がる家族を微笑ましく眺めながら、さらりと不穏な分析で言葉を繋ぐ。

「それにまあ、キャロは若輩とは言え、この一年は高町教導官に仕込まれた逸材だ
 魔法戦に特化した中距離支援型砲撃魔術師相手ならば、案外良い勝負になるかもしれんぞ」

楽しげに七輪に餅を投下する姉と、次々と消費していく妹、その友人の姿が在る。
醤油にさりげなく砂糖を混ぜ込む姿は誰なのか、膨らんだ餅にぺたぺたと刷毛を塗る、
赤毛の少年と狼に乗った少女が、膨らんだ餅の萎む様を面白げに見つめ続ける。

桃の花の如き色合いの少女が輪に加わり、焼きあがった餅を頂いている頃には、
木枯らしの吹きすさぶ中で額に一文字、殺と書かれて失意体前屈を披露する敗者の姿があった。

とりあえず、なのはさんがミッドチルダタワーをレイプした時に、
産まれた子供がクラナガンヒルズだというのは公然の秘密である。

そんな血も凍るような惨劇の現場に、血と硝煙の臭いに曳かれたか、
躍動するたゆんたゆんに魅かれたか、どちらにしても男前な理由で、

ただ一人制服姿で、八神部隊長が姿をあらわした。

「お、羽根突きかー、みんな楽しそうやなぁ」

唐突に訓練場に訪れた、後方からの攻性支援専門の魔術師に対して、
咲き零れる、花弁の如き華やかな笑顔で語りかけた友人が居る、額に殺。

「あ、はやてちゃんもやる?」
「ふっふーん、この羽根突きの申し子と呼ばれ」

羽根が上がる、杖が振れる、カートリッジが爆音を響かせてロードされる。

― Divine
「バスタアアアアァァ!!」

正月早々、錐揉みを体現しながら空中散歩と洒落込む八神部隊長。
天馬の回転の如く頭から瓦礫へと着地して、そのままに羽根が地面へと落ちた。
365或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:03:43 ID:0MVZXqA7

「ルールには砲撃不可って書いてないからセーフ!!」
「セーフじゃねえよ! はやて自体がもうアウトだよ!!」

鉄槌でツッコミを入れる小柄な家族に、瓦礫の中から手を振りながら起き上がる影。

「ええんやヴィータ……」

幽鬼の如く、様々な感情が内包されて飽和した、窺い知る事の出来ない無表情から、
唇を歪め、歪な笑顔で力強く、額に殺と書かれた魔人へと宣言する修羅が居る。

「つまり、この羽根突き…ルール無用っちゅう事やな」

弾薬庫の如き空気に火花が散って、好戦的な緋色の剣士が興味深そうに笑顔を作った。
気が付けば残りのライトニング隊は、幼子と離れた場所で凧をあげたりして遊んでいる。

ティアナ・ランスターは、逃げ時を逸した事に絶望した。

間を置かず、作為も無く舞い上がった羽根に、打ち返そうと羽子板をあわせた教導官を、
額、肩、脇腹に三点狙撃された魔力弾がワイヤーアクションの如く吹き飛ばす。

どうもヘリの陰あたりに、狙撃手が潜んでいる模様であった。

「よっしゃええ仕事や! お餅代ははずませてもらうで!!」

そもそもに、何故に狙撃手があらかじめ潜んでいたのか。

何故に訓練場に地雷が埋設されているのか。
何故に地面からガジェットドローンV型が生えてくるのか。
何故に何処からか氷の塊が降ってくるのか。

「スバル! 両翼から挟撃するよ!」
「はい!」

「シグナム、前衛で5秒稼いでな!」
「欲がありませんね、主はやて」

爆音と砲声の響く訓練場に、取り残された執務官候補の嘆きが零れ落ちた。

「ああああああ、似たもの同士が居る」

零れるままに落ちきった寂しげな肩を、優しく叩く六課の良心の真心がある。

「えーとな、ティアナ…凧ってさ、こうやって足をつけると安定して飛ぶんだぜ」

別にお前のせいじゃねえからと、小柄な背中が語っていた。
大樹の幹の如く慈愛を含んだ、揺るがぬ背中であった。

不器用な優しさに誘われてライトニング隊へと合流したティアナ・ランスターが、
独楽回しを完全に会得した頃合、担架が4つほど医務室へ運び込まれたと言う。

その夜、篭いっぱいの茹で玉子を抱えて医務室へと忍び込んだフェイト・T・ハラオウンが、
翌日、医務室への出入り禁止を申し渡される事になるのだが、それは何の関係も無い別の話。

366或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:04:16 ID:QveBMSpe

(付録:えっちーむ予告編)



六課でたった一人その資格を持つ部隊長が、
慰問コンサートを企画して走り始めた。

無駄に顔の広い数名、無意味に強力な人脈、あまたの次元世界。
超長距離移民船団、マクロス9、ベテランの歌姫。

だけどフェイトそんは間違えて、大変な人を呼んでしまった。

全てを黒歴史に。


 
 次回 古代遺物管理部機動六課えっちーむ

  『間違えられたシェリル・ノーム』



もう止められる者はいない。

(終)
367或る捜査官の七輪:2009/01/03(土) 00:04:58 ID:0MVZXqA7
あとがきー

いや、予告はネタ以外の何者でもないので嘘予告です
新年なので贈答用の新巻ザフィーラな回でした

ではではこそこそ
368名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/03(土) 00:31:02 ID:28BQFVPW
     )
 ,'`》'´⌒`彡
 ノ,ィ∝ノノ))))) 
( (ゝ(l!・ω・ノ|l<テスタロッサが相手してくれない
 //\ ̄ ̄旦\
// ※\___\
\\  ※  ※ ※ ヽ
369名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/03(土) 05:41:28 ID:4MWmMYkK
或る〜官の人キタ!これで勝つる!!

えーと、どのネタからツッコミを入れればいいのか分かりませんが、
コングルGooとかDMレディーとかには新年早々腹の皮よじれさせていただきましたw
それとキャロの逞しさやヴィータの不器用な優しさが何か微笑ましい。
しかしザッフィー……ついに高町家に島流し……じゃねえや24時間出向になったか……。

さておきえっちーむ、
もとい小動物と痴女と出歯亀とポンコツ娘、ですか……。
身内ばっかりなので追手や後始末の役を押しつけられるであろう、
シグ姐さんとティアの胃と乳がものっそい心配です。
370名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/03(土) 15:19:39 ID:ty+Akr+P
>>367
GJ!
年明けから和んだぜ
371名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/03(土) 21:54:12 ID:v6pZGbC3
>篭いっぱいの茹で玉子を抱えて(ry

何故か夜勤病棟という18禁アニメを思い出した俺は氏ねばいいのに…
372名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 00:46:40 ID:DsvdEdKP
>>365
生卵では無く茹で卵!?

うん、一晩色々頑張るための精力源さ
決して「ほ〜らなのは、また入っちゃったよ」なんてプレイはしない…筈
373名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 01:32:29 ID:Q3W8XBB0
>>371
疑似出産だのソースまで味わうのが礼儀だの
頭がおかしいのでは?
374名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 11:04:18 ID:HEyKYOMR
>>373が見えない
375名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 12:31:17 ID:2JK30GF8
放課後の小学校で、なのはさんのリコーダーと、
自分のリコーダーを内緒で取り替えるフェイトさん。

その翌日、自分(ホントはフェイトさん)のリコーダーと、
フェイトさん(ホントはなのはさん)のリコーダーを内緒で取り替えるなのはさん。
376名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 13:14:07 ID:hImiNa55
ぷぴー

「(なのはの味がする……/////)」
「(フェイトちゃんの味がするよぅ……/////)」
「(なのはちゃんもフェイトちゃんも自分のリコーダーをくわえて何ニヤニヤ笑っとるんやろ……?)」
377名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 13:49:43 ID:OTuJ/esL
するわけねーだろw
378名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 19:15:27 ID:DsvdEdKP
「大体なんで今更リコーダーに拘るのよ、朝昼晩TPOガン無視してちゅっちゅしてるじゃないの、あの二人わぁぁあ!」

「それとこれとは別なの」
「それはそれ、これはこれだよ」

「あ ん た ら は ぁ ぁ ぁ 」

「……誰かさんだって自分と私のを取り替えようとしてたじゃない。」
379名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/04(日) 21:01:25 ID:ekAgVuNx
はやて……( ´・ω・`)
380名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 17:02:44 ID:xCmHW4np
はやては胸揉みまくってるからダメなんだろうね
一瞬好きになりかけても、次見たら他の人に手を出してる
「誰でもいいのか…」とか思われてしまうわけですよ
381名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 17:14:29 ID:BWaD/Vti
はやては昔っからゲボ子一筋ですけどなにか?
382名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 17:55:49 ID:2DVW1Hbl
でもゲボ子はなのは一筋です
383名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 18:00:14 ID:sX5ICAIl
ロリ、女医、侍娘を侍らせてるってどこのエロゲの主人公ですか
384名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 18:34:39 ID:uzdRn+Qf
シグナムもテスタロッサに寝取られました
385名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 18:39:46 ID:BWaD/Vti
妄想乙
ゲボ子ははやてとラブラブだしニート侍はシャマルにぞっこんだよ
386名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 18:44:38 ID:P22hij5v
>>383
箱根あたりかな?
387名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 21:52:13 ID:30DIHQvO
>>385
ヤンデレ(クーデレ?)アルビノボディコンの嫁(正確には未亡人)で、
ツンデレ赤毛童女の婿で、
しかも侍娘と女医の婦妻をどちらも側室に……と、こうじゃないのかな?

んで娘の銀髪童女は赤毛童女とケンカップルと。
388名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 22:01:22 ID:30DIHQvO
しまった、ツンデレ赤毛童女は二人いるじゃねえかorz
389名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 22:04:15 ID:K8AJGvEM
ストパニの千華留さまのポジションだよな>>たぬき部隊長
390名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 22:09:02 ID:ctnMGM2i
何故はやての話題ですずかが出ない!

いや、アリすずが堅いのは理解してるよ、うん。
391名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 22:23:45 ID:eeTZGhQT
A'sの図書館のシーンの二人は妖しい
392名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/05(月) 22:52:07 ID:tg2FCzgb
「は、はやてぇ……」
「ふふ、ヴィータは可愛いなぁ〜。 私の事をはやてお姉ちゃんって呼んでくれたらもっと可愛いがってあげるよ?」
「くぅ……も、もっと気持ち良くして……はやて……おねえちゃあん/////」

「シャマルはまた胸が大きくなったなぁ〜」
「んく……だ、だって、はやてちゃんが毎日揉むからぁ……/////」
「こんなに胸が大きくなると白衣に入りきらんのと違うか? ちゃんと私がぜ〜んぶ脱がしてあげるな〜」
「やぁんっ! ……はやてちゃんのばかぁ……/////」

「シグナムも相変わらずけしからんおっぱいしとるね〜」
「お、おやめ下さい、主はやて……」
「騎士甲冑は胸を揉む時に邪魔やねん。 全部脱がしてまうけど良いか?」
「う……。 あ、主はやての望むままに……/////」

-------------------

「……とまあ、毎日このように主ライフを満喫しとるんよ」
「う……うちのなのはだって負けてないよっ! ベッドの中のなのははネコさんになったり赤ちゃんになったり……」
「ふぇ、フェイトちゃん!? 余計な事は言わなくていいのっ!」
393名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 03:03:40 ID:0MjqFk6L
またしっぷうとフェイトそんか・・・なら普通だなw

それにしても最近チェックしてるssブログが消息不明になるわ
ssうp更新が無くなるわで涙目
394名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 10:40:20 ID:kKZmIwU4
なのはさんの部屋に遊びに来たフェイトさん。
なのはさんが席を外した隙に、なのはさんのベッドに直行。
枕に顔を埋めながら、思いっきり深呼吸するフェイトさん。

布団干してたらこんな電波が・・・。
395名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 16:47:25 ID:gRndMrN0
 流れでぶった切るようで悪いんだけど、愚痴聞いて。
 とらのあなの通販見ていて「お」と思ったサークルのHP行ったら、
 思いっきり、ド腐れフェレットとラヴラヴななのはさんがいた。
 ……今日は最悪の日だorz
396すいもう:2009/01/06(火) 17:00:20 ID:gRndMrN0
↑といわけで、怒りと悲しみを抱きながら、
 お風呂(18禁)の続きを上げにきました(血涙
 さぁ、悶えなさい! ……すいません、テンションがぶっ壊れていますorz
 
 
 
397すいもう:2009/01/06(火) 17:01:54 ID:gRndMrN0
 あ、言い忘れていましたが、2、3レスほどお借りします。

  なのは様、求愛す・中編-6

「――いっぱい、鳴いて貰うね」
 その囁きと共に、止めていた攻め立てを――彼女の前と後ろに沈めていた二本の指を再び動かしていく。両方の壁に強く擦りながら。
「なの、ひゃ……ら、め……そんなに、つよく、しちゃ、らめ、らよぉ……っ!」
 両方の壁を擦っていくと、彼女は口から唾液を垂らしながら、嬌声を上げた。……きっと、その瑞々しい唇から紅い舌を覗かせているのだろう。
 その光景が容易く脳裏に浮かび、強い欲求となって、襲いかかってくる。その欲求に抗うこともせずに、私は体勢を変えるために、指を止めて、ゆっくりと中から抜いた。
「……なのは……どうして、いじわる、するの……」
 すると、フェイトちゃんがその綺麗な真紅の瞳から幾筋の大粒の涙をこぼしながら、振り返った。その姿にごくりと喉を鳴らした。
 だが、そのことにフェイトちゃんは気付いていないのか、依然として、頬を、次々にこぼれる涙で濡らしていく。そして――
「わたしのこと……きらいに、なったの?」
 躊躇いながら、そんなことを口にした。思わぬ言葉に私は頭の中が真っ白になり、何も言えなくなってしまった。
 しかし、そのことをフェイトちゃんは肯定だと勘違いしたのか。項垂れながら呟く。
398すいもう:2009/01/06(火) 17:02:56 ID:gRndMrN0
「……わたしが、えっちだから……おしりと、まえを……いっしょに、いじめらて……きもちよく、なっちゃっている、いけない子だから……きらいになったの?」
 ぽつり、ぽつりと呟かれていく言葉。その言葉に、だんだんと苛立ちを覚えていった。
「……ごめんね……えっちな子になっちゃって……ほんとうに、ごめんね、なの――んんっ!」
 やがて、呟かれていた自虐的な言葉が謝罪にと移り変わったころ、私の苛立ちは限界を超え、彼女をお風呂場のタイルに無理矢理押し倒しながら、唇を奪った。……お風呂場のタイルに彼女が頭をぶつけないように左腕で後頭部を護りつつ。
 ――ピチャ、ピチャ……
 お風呂場に響く高らかな水音。それを耳にしながら、乱暴に彼女の舌に自らのそれを絡め、唾液を送っていく。そうして、乱暴な口づけを交わすたびに彼女は呻き声を上げて、私を押し退けようとする。
 だが、押し退けようとする、その手をすぐさま掴み、タイルの上で拘束した。そして、「罰」として、それまでより、一層荒々しく舌を絡めていった。
 やがて、息苦しさを覚えると、絡めていた舌と共に、体をそっと離した。すると、私の下では、肩を大きく動かしながら、荒い呼吸を繰り返すフェイトちゃんの姿があった。
 彼女のその姿を見つめながら、私はゆっくりと口を開いた。
「……本気で怒るからね」
「……え?」
「また、「嫌いになったの?」なんて聞いたら、本気で怒るよ……フェイトちゃんが泣いても絶対に許してあげないからね」
399すいもう:2009/01/06(火) 17:03:50 ID:gRndMrN0
「じゃあ、わたしのこと……まだ――」
「当たり前でしょう? 私にはフェイトちゃんしかいないの。フェイトちゃん以外を抱きたくも、抱かれたくもない。それに、フェイトちゃんがえっちになったのも、私のせいなんだから。だから、フェイトちゃんが気にする必要はないよ」
「でも……」
 悲しそうな表情を浮かべるフェイトちゃん。そんな最愛の人の姿に胸が痛む。だからと言って、放っておくことはできなかった。
「まったく、私のお嫁さんは本当にネガティブ思考なんだから……これは大人になってからって、思っていたんだけど、仕方がないかな?」
「え?」
 私の言葉にフェイトちゃんは首を傾げた。その仕草を可愛いなぁと思いながら、彼女を抱き寄せ、その耳に唇を寄せた。
「ねぇ、フェイトちゃん。私の子供産んでくれない?」
 囁きと共にフェイトちゃんの息を呑む音が聞こえてきた……。
400名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 17:05:50 ID:1Z2Ds3Y/
とらといえば表紙は好みの絵柄(なのフェイ)でwktkしたら、中身(見本)では生えてる同人誌でorzってなる事が多いな
生えてるのダメなんよ……
401すいもう:2009/01/06(火) 17:11:24 ID:gRndMrN0
 ……少し落ち着いてきました。
 最近よく思います。
 なのフェイorフェイなの書きと、あの獣とのCPが好きな人とはこの話題では、
 一生分かり合えないと。
 ……事実、僕はそうだから。大人げないなぁとは思うけど(苦笑
 なんか、暗くなってきたから、コメレスして今日は帰ります。
 暗くしてごめんなさい。
 コメレス用にもう一レスお借りします。
402すいもう:2009/01/06(火) 17:19:14 ID:gRndMrN0
>>339
GJ二連発ありがとうございます。正月早々だったのに、
「いろいろ、やりすぎかなぁ〜?」って思っていたんですが、
 そう言ってもらえてすごく嬉しいです。ありがとうございます。
 
>>340
 僕のなのフェイ作品=受け全開なフェイトさんという公式がありますから。

>>341
 Good Jobありがとうございます。その一言だけで、とても嬉しいです。

 では、最後に一言だけ、僕のところに来てくれている人に向けて言いますね。

 今回の長編でも絶対にあの獣は殺します。僕が僕であるために。
403名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 17:21:15 ID:qh1rSwIF
>>400
同人はそういうの多いからなぁ
苦手なら迂闊に手を出さない方がいい
404名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 19:39:50 ID:Bf5yE4Ft
巣から一歩でも外に出るとノマカプ2次創作に出くわす危険があるからなあ
ニコ動の百合MADすら淫獣関係と俺の嫁をNGにしとかないと安心して観られない
405名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 19:51:19 ID:f15IOpkQ
まあ、あんまり他のカプへの愚痴はやめようぜ。気持ちはわからんでもないけどさ。
所詮二次創作だし、公式が曖昧なスタンスを取ってるんだから、それぞれが好きなように楽しめばいいじゃない。
個人的にはそんな嫌いでもないけどね>ユーノ君
カップリング相手としてはアレだが、キャラとしては別に・・・というかこの作品のキャラはみんな好きだ。
何が言いたいかというとなのフェイは俺のジャスティス
406すいもう:2009/01/06(火) 20:05:51 ID:gRndMrN0
 すいません、帰るとか言いながら、自分の発言が気になって、うろついていました。

 >>405
 頭に血が上りすぎて、自分でも止められなくて。
 二次創作だってことはわかっているんですが……不器用なんで、つい(汗
 なのフェイがジャスティスなのは僕も一緒です。
 しかし、今回はあまりにも不意打ちだったために。
 でも、八つ当たりはダメですね。本当ごめんなさい。
 お詫びに明日か明後日中に続きUPしに来ます。
 では、今回はお騒がせして、本当に申し訳ありませんでした
407名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 20:07:10 ID:+SzvB+kn
個人的にはBoy Meets Girl物も好物の一つだし、
少なくとも一期では(当時からなのフェよりは下の評価でしたがw)そのカップリングも嫌いじゃなかったので
そっち派が荒しか挑発に来たならともかく自爆で踏んだ挙句にそう言う事言われても正直良い気はしない。
408名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 20:07:41 ID:+SzvB+kn
>>406
ごめん書き込む前にリロードすべきでした_| ̄|○
409すいもう:2009/01/06(火) 20:24:02 ID:gRndMrN0
 >>407
 僕もBoy Meets Girl物は好物です。
 実際、なのフェイに出会う前はそういうのばかり書いていましたし。
 やっぱり、そうですよね。
 頭に血が上ると、なんか、止まらなくなって……すいません。
 
 あと、リロードの件はお気になさらずに。
 ……僕もようやく使えるようになったばかりですし(苦笑
410名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 21:13:06 ID:7uZ3upWk
おまいのチラ裏じゃないんだからさ、書くならブログに書きなよ。
411名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 21:59:24 ID:jsg3l6Pb
愚痴はまぁここでやることじゃないわな
これからも投下は頼むぜ、GJ
412名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 22:29:28 ID:xjlWVClE
でしゃばりすぎるとうざいよ
413名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/06(火) 23:21:17 ID:QDTsmY0g
お前らちゃんと反省してる人間にあんまとやかく言うのはみっともないぞ
数少ない職人なんだしもう許してやりな
414名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 00:03:47 ID:moIPLXqO
この話題はここまでにしようぜ
↓こっから通常進行↓
415名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 00:49:59 ID:ZSjGqaBy
なのは可愛いよなのはハアハア
416名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 01:07:23 ID:uw4xWBOL
フェイトちゃん可愛いよフェイトちゃんハアハア
417名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 01:08:13 ID:zi/HlxPG
ママ可愛いよママハァハァ
418名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 02:04:07 ID:XrF4fB9k
フェイなのがちょっとヤンデレ入った共依存の関係から
互いを信頼し尊重しあう関係に成長していくきゃっきゃうふふなのが読みたいです
419名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 02:06:42 ID:MsysgGA8
スバルかっ…かっかっ…かかっ…ヵヮィィ…わよ
ハァハァ
420名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 05:35:21 ID:u9IavMSF
なのはさんっ!なのはさんっ!ハァハァ
421名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 08:28:58 ID:RQRbTQSj
ヴィータ可愛ぇなぁヴィータハァハァ
422名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 08:39:58 ID:vHLr5wih
ああ…スバル…ハァハァ
ギン姉ッ!ギン姉ッ!ハァハァ
423名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 10:51:12 ID:6UrUHlNo
テスタロッサ可愛いぞテスタロッサハァハァ
424すいもう:2009/01/07(水) 13:06:37 ID:hLCog5jS
 ……えっと、宣言通り、続きUPしにきました。
 その前にコメレスを

 >>410>>411>>412
 ごもっともです。
 どうも、融通の利かない&過激な性格なので、歯止めが……。
 
 >>413
 こんな自分でも職人と呼んでくれるのはすごく嬉しいです。
 ありがとうございました。

 では、今回は5、6レスほど、お借りします。
 ちなみに、今回は18禁的な描写はありません。+オリジナルなものが出てきますのでご注意を。
425すいもう:2009/01/07(水) 13:07:53 ID:hLCog5jS
 なのは様、求愛す・中編-7

「ねぇ、フェイトちゃん。私の子供産んでくれない?」
 耳元でそう囁くとフェイトちゃんが息を呑んだ。その音をしっかりと耳にしながら、彼女の金砂を手でといていく。息を呑んだ際に閉ざしてしまった彼女の口が開くのを待ちながら。
「な、なのは……その、それって、どういう意味?」
 やがて、意を決したのか。フェイトちゃんが緊張した面持ちでそんなことを尋ねてきた。その言葉に、微かに口元を歪めながらそっと囁いた。
「どういう意味って、そのままの意味だよ?」
「えっと、だから、その、わ、私が、なのはの子供を、に、妊娠する、ってこと?」
「そう、言ったつもりだったんだけど……わからなかったかな?」
 ふっと耳に息を吹きかけた。すると、フェイトちゃんは体をビクッと震わせる。その反応が、いや、彼女の行う行動の一つ一つが私の理性を壊していく。
「ねぇ、フェイトちゃん。フェイトちゃんは嫌? ……私との赤ちゃんを身籠もるのは」
 すると、再びフェイトちゃんが息を呑み、口を閉ざしてしまった。だが、今度はそれほど長く閉ざしはせずに、恥ずかしそうにこう言った。
「……嫌なわけ、ないよ」
 小声で呟かれる言葉。その言葉に大きな喜びを抱いた。そして――
「そう……じゃあ、今度しようね」
「し、しようねって、あの、こ、こ……」
 喜びを言葉に篭めながら囁きかけると、彼女は、何度も「こ」と言い始めた。……どうやら、その先の言葉を口にすることができないようだった。
426すいもう:2009/01/07(水) 13:08:37 ID:hLCog5jS
 彼女を初めて抱いたあの日の夜から五年近くが経とうとしている。なのに、いまだに彼女はとても初々しい。まるで、そのとき、そのときの行為がはじめてであるかのように。
 そんなフェイトちゃんだからこそ、私は彼女を堕としたい。私のことだけを見て、私のことだけを考えて、そして、私のことだけをその心の中に住まわせるようにさせたくて堪らなくなる。
 だからこそ、私はこの先の言葉を口にする。彼女の身も心も、その存在そのものを私という名の鎖によって縛り付けるために。
「うん? 決まっているでしょう? 子作りだよ……まぁ、私たちの場合はちょっと特殊なものになるけどね」
「特、殊?」
「……実はね、クロノくんが最近持ちかけてくれている話があるんだ。女の子同士のセックスで子供を為せるロストロギアのことをね」
「え?」
「……名前は「MakerS」。有限型のロストロギアでね。この前、とある管理外世界で大量に見つかったんだって。それで調べてみたら、「MakerS」は複製が可能みたいなんだ。実際、見つかった大量の「MakerS」も全部複製品だったみたい」
「そう、なんだ」
 頷きながらも、どこか信じられないといった感じのフェイトちゃん。でも、その気持ちもわからないわけではなかった。
 私も最初聞いたときは驚いたものだった。複製が可能なロストロギアなんて聞いたこともなければ、もちろん見たこともない。
427すいもう:2009/01/07(水) 13:10:04 ID:hLCog5jS
 だけど、そういうロストロギアが実際に見つかった。それは紛れもない事実なのだから、どんなに信じられなくても受け入れるしかなかった。
「それでね、管理局側でも「MakerS」の複製品を実際に作ったんだって。それのサンプルに――言い方は悪いんだけど、ちゃんと子供を妊娠して、産めるかどうかの実験台に私とフェイトちゃんが選ばれたって、クロノくんが教えてくれたんだ。
 ちょっと、ううん、かなり怒っていたけど」
 実際、私とフェイトちゃんが「MakerS」のサンプルに選ばれたことを教えてくれたときのクロノくんは青筋を浮かべて――
『俺の妹とその恋人を実験台に選んだうえに、俺に伝えさせるなんて、いい趣味しているよ!』
 上層部への怒りを露わにしていた。そのときのクロノくん、いや、将来の義兄の言葉はとても嬉しかった。その言葉から、彼が私とフェイトちゃんの関係をどれだけ応援してくれているのかが、よくわかった。
 そして、最後に彼は真剣な表情を浮かべて、こう言った。
『なのは。これは君とフェイトの話し合いで決めてくれ。決して、俺からの頼みや、命令で受けたのではなく、自分たちの意志で受ける。
 それが一番だと俺は思う。これからの君たちの関係と、そして、その結果生まれてくる新しい命のためにも。
 もし、無理ならそれはそれでかまわない。そのときはどんな手段を用いてでも俺が上層部のジジイ共を納得させる。
 たとえ、その結果が俺の降格や除名処分であったとしても、俺はそれでかまわない。……一家の大黒柱として、どうかとは思うけどな。
 だが、兄として、いや、クロノ・ハラオウンという一人の人間として間違った行動ではないはずだ』
 クロノくんの言葉を、いや、私とフェイトちゃんの関係に対する答えにまっすぐと彼を見つめながら頷いた。それが今から一ヶ月前のことだった。
 そして、そのことを一ヶ月経った現在、フェイトちゃんに伝えると、彼女は少し間を置いてから答えを口にした。
428すいもう:2009/01/07(水) 13:10:43 ID:hLCog5jS
「……なのは。私、産みたい。なのはとの子供……その、なのはに抱かれるようになってから、ずっと、欲しかったから」
「そうだね……私も欲しいよ、フェイトちゃんとの子供」
 クロノくんには悪いとは思っていたけど、私は話を聞いて、まずそう思った。彼の話によると、母胎への影響はない、とのことだった。
 それがないのであれば――フェイトちゃんの身に何の影響もないのであるならば、私としては断る理由はない。むしろ、喜んで引き受けたいと思っていた。
 それだけ、私はフェイトちゃんを――フェイト・テスタロッサ・ハラオウンという一人の女性を愛している。だから、この話をした。
 私がどれだけフェイトちゃんを愛しているのか。それを彼女自身にわかって貰うために。
「フェイトちゃん。これでわかったかな? 私がどれだけ、フェイトちゃんを想っているかを」
「……うん。不安になってごめんね、なのは」
「気にしないで。それよりも――」
「うん、今は、ううん、今も、そして、これからも……私をなのはのものにして」
 そう言って、まぶたを下ろし、そっと唇を突き出すフェイトちゃん。そんなフェイトちゃんを私は無言で抱き寄せ、その瑞々しい唇に自らのそれを重ねた……。
429すいもう:2009/01/07(水) 13:15:17 ID:hLCog5jS
 はい、以上です。
 「子作り」の変化球を狙ってみましたが、大丈夫ですかね?
 僕的にはなのフェイorフェイなので愛があるなら、ある程度の行為は大丈夫なんですが、
 生えるのはダメな方もいると思うので、今回はオリジナルのロストロギアを出してみました。
 ……かるく、いや、かなり反則くさいものになりましたけど(汗
 では、たぶん、次のUPで終わると思います。次回も明日か明後日中にはUPしにきます。
 それでは、それまで、お元気で。
430なのは:2009/01/07(水) 14:04:45 ID:KGJov5pM
生えててもいいの一杯あるんだけどな
鯵とか

鯵とか
431すいもう:2009/01/07(水) 14:57:18 ID:hLCog5jS
 唐突ですが、コメレスをば。
 >>430
 同感ですね、鯵さんのものは特に。
 鯵さんのなのフェイorフェイなの関係のものは全部持っています。
 ……主にヤフオクで落としたり、落としたり(苦笑
 でも、今回の話関係のもので、こちらでは生やしません。……こちらではね。
 では、コメントありがとうございます。
432名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/07(水) 14:57:40 ID:QyhbeD1E
>>429
いつもGJ!
433名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/08(木) 00:33:01 ID:KRY+Oqe8
>>430
某会長の生誕を(ry
434すいもう:2009/01/08(木) 12:06:35 ID:wal8dOM7
 さて、お風呂の最後をUPしにきました。
 次は子作りか……今度は何話になるんだろう?(遠い目
 まぁ、それはともかく。では、二、三レスほどお借りします。
435すいもう:2009/01/08(木) 12:07:31 ID:wal8dOM7
 なのは様、求愛す・後編

「うん、今は、ううん、今も、そして、これからも……私をなのはのものにして」
 そう言って、フェイトちゃんはまぶたを下ろし、そっと唇を突き出した。……控えめなOKサインを受け取りながら、彼女を抱き寄せる。
 そして、その瑞々しい唇に自らのそれをゆっくりと重ね、すぐに唇を舌で割り、口内に納められている舌と絡めていく。
 ――ピチャ、ピチャ……
 お風呂場に響く高らかな水音。反響し、いつも以上の大きさとなって聞こえる水音。それを目の前にいる将来の、いや、生涯の伴侶と奏でていく。
 奏でられる水音に胸の奥が温かくなっていくのを感じながら、念話で彼女に話しかけた。
『フェイトちゃん……ちゃんとしがみついていてね』
『うん、なのは』
 短い会話の後、フェイトちゃんは私の背中に両腕を回し、しっかりと抱きついた。それを確認してから、彼女の背中に回していた両腕を戻した。
 そうして、戻した両腕のうち、右を彼女の膨らみに。左を彼女の大事な場所にと添えた。そして――
 ――くちゅ……
 淫らな水音が鳴った。同時に、フェイトちゃんが息を呑む音が聞こえた。それから、どちらからでもなく、唇を離した。お互いの間に掛かる銀色の橋を見据えながら。
「……なの、は……だめ、だよぉ……おっぱい……んっ……いっしょは……だめぇ……」
436すいもう:2009/01/08(木) 12:08:13 ID:wal8dOM7
 やがて、橋がぷつりと消えてなくなった。それを見届けてから、右手に力をこめ、彼女の膨らみを揉みしだいていく。
 同時に、左手を鉤の形に曲げて、中の壁を擦った。すると、フェイトちゃんの体が大きく跳ね、呼吸を荒いものにと変えた。
 そして、彼女は攻め立てられながらも、私を制止しようとした。だが、その制止を振り切るように攻め立てを強めつつ、耳元に唇を寄せた。
「にゅふふふ♪ だめだよ? フェイトちゃん。嘘を吐くなんて」
 囁きかけながら、右手の親指と人差し指で膨らみの先端を――桃色の頂をつまみ、二本の指の腹で擦り合わせていく。
「ひゃうん! ……う、うそ、じゃない、もん……おっぱいも、いっしょは……だめ、なんだもん……」
「どこがダメなの? ここはそんなこと言っていないよ?」
 ――くちゅっ、くちゅっ……
 指の形をまっすぐにと変え、それで勢いよく、突き込んでいく。そのたびに、彼女の入り口からは淫らな水音が鳴り響く。
「ね? フェイトちゃんのここ。ダメだなんて、言っていないでしょう? むしろ――」
「「もっと、して」って言っているよね?」そう言って、耳に息を吹きかけた。すると、フェイトちゃんは過呼吸を起こしそうなほどに呼吸を荒いものにと変えながら、こんなことを言った。
「ら、らって……こんなに、きもちよく、されちゃったら……だめに、なっちゃうんだもん」
「なんだ。そんなことなの? だったら、気にしなくても――」
「ちがうの……わたしが……ふぇいとが、いいたいのは、そう、じゃないの……」
437すいもう:2009/01/08(木) 12:09:06 ID:wal8dOM7
「え?」
「らって、ふぇいと、このまま、じゃあ……なのはに、まいにち「おしおき」して、ほしく、なっちゃうの……あさから、ばんまで……なのはと、えっち、したくなっちゃう……だから――」
「これ、いじょう……きもちよく、しちゃ、らめぇ」唇の橋から一筋の唾液を零しつつ、嬌声と共にそんなことを言うフェイトちゃん。
 そんな彼女の言葉に、自分の中でなにかが音を立てて壊れるのを感じた。
「フェイトちゃん……反則だよ。そんな可愛いことを言われたら、もう、止められないよっ!」
 私は再び指を鉤の形に変えると、強く壁を擦り始めた。同時に、目の前で弾む膨らみに顔を近づけ、その頂点に咲く、桃色の頂を口にと含み、歯を当てた。
「ひゃあん! な、なの、はぁ……ら、らめ、らめ、らよぉ……っ! もう、ふぇいと、らめ、らめになる、なっちゃうよぉ……っ!」
 嬌声が徐々に澄んだものにと変わっていく。その変化を確認してから、私は、左手の親指で入り口の上の突起を押し込んだ。
「っ! も、う、らめぇぇぇー……っ!」
 フェイトちゃんは一際大きな嬌声を上げて、絶頂に達した。同時に、私は彼女への攻めたてを止めて、その体をそっと抱きしめた。
「……可愛かったよ、フェイトちゃん」
 そう囁きながら、彼女の頬に口づけを落とした。すると、荒い呼吸を繰り返しながら、フェイトちゃんが体を起こし、私を見つめて、こう言った。
「なのはぁ……だいすき」
 その言葉に息を呑みながらも、ゆっくりと頷き、そして、彼女の唇に自らのそれを重ねた。……瑞々しい彼女の唇の感触に胸を高鳴らせながら。
 それから、私は彼女を再び、お風呂場のタイルにとそっと押し倒したのだった……。
438すいもう:2009/01/08(木) 12:13:18 ID:wal8dOM7
 はい、以上です。……今回はやりすぎたなぁ〜、と、かなり不安です。
 特に、フェイトさんが「私」じゃなく「ふぇいと」とご自分を呼ばれ始めた辺りから。
 ……サンクリ用の原稿書いていたから、その影響がもろに出ています。
 でも、それでも……よかったよと言って頂けるなら、マジに幸いです。
 では、コメレスして帰りますね。……子作りは早くて……三日後までにはUPしにきます。

 >>432
 GJと言ってくれる。それだけで、書いた甲斐があるというものです。
 本当にありがとうございました。
 
 では、今日はこの辺で。
439名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/08(木) 14:51:38 ID:YBQKfz6r
よかった、けど……読点、リーダ、文学線、使いすぎで……なんか、うざったいよ……
440名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/08(木) 19:45:38 ID:ReU6W6Wv
気にならんけど?
脳内イメージ変換したら、あれ位使わないとしっくり来ない希ガス
441名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/08(木) 21:38:12 ID:YHhfP4tS
438さんのssはいつも楽しみ。
ネタが無限にでてくるのが不思議。
442名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/09(金) 04:53:37 ID:/sn2ROPP
>>439
気に入らなければ自分で削除すればいいんだよ
443名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/09(金) 18:18:10 ID:Zt5PM5HT
フェイトさんがなのはちゃん襲うやつとか考え中ティア絡みも考え中
444名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 02:46:35 ID:tUaRKP0Q
ヤンデレ気味なやつとか嫉妬モノとか修羅場ものお願いしますていうか書けうそですごめんなさい書いてください
445名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 14:27:21 ID:CrtjAxTy
ごく普通の部屋で、ごく普通のベッドで、ごく普通に目を覚ましたフェイトさん。
ただ一つ違っていたのは、隣で眠っていたのがギンガだったのです。
446名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 14:51:23 ID:kgply+aI
>>445
サーッと顔が青くなるフェイトそんを想像した
447名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 14:52:48 ID:Hlc0ouUi
ある意味死亡フラグがたったな
448名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 14:54:30 ID:RWMh0fDO
そうやってフェイトさんに死亡フラグが立っちゃうのが、ギンフェイのツライところだなw
……orz
449名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 15:20:54 ID:xYpjpzoA
ギンフェイがラブラブでもいいじゃないですか
なのはさんだけが相手じゃないですよ
450名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 15:52:13 ID:2BP1jd7M
シグ姐さんとかティアとかシャーリーとか……ああアルフやエイミィにリンディ母さんもいたね
ついで…といっちゃなんだがトーレもか









ただ問題はアルフとシャーリー以外は妻帯者ないし既婚者なとこで……フェイトにゃ不倫の道しかないんかいw
451名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 16:04:15 ID:e6eO053m
ティアはなのフェイどっちが相手でもできるよなあ
452名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 16:53:20 ID:BY2jZLOG
なのはのフェイトちゃんはなのはのモノ
なのはのティアはなのはのモノ
フェイトちゃんのティアもなのはのモノ
453名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 19:07:55 ID:E0htzKCN
スバル「・・・・・・orz」
454名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 19:55:16 ID:tUaRKP0Q
アリサ「・・・・・・orz」
455名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 21:17:02 ID:tkwG6snB
「大丈夫、アリサちゃんは私が貰ってあげるからねっ」
456名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 21:19:19 ID:qZEx+A6g
>>450
キャロを忘れないであげて
457名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 22:26:45 ID:2BP1jd7M
不覚、だがキャロも異性同性はもちろんのこと、異種族のパートナーまでいるんだよね……





しかし、ここまで周囲が相方持ちばかりという事は、
既婚者キラーフェイトさん伝説の幕開けか!?
458名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 22:41:36 ID:BBT8l59c
フェイトさんは任務で色んな世界に行く度に女性を骨抜きにしてそう(本人無意識で
現地妻ですね、わかります
459名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 22:50:45 ID:e6eO053m
キャロがミニスカで甘い声発しながらフェイトさん誘惑してもなかなか落ちないんだろうな
最後まで「私にはなのはが…」と粘るんだろうな、キャロにもう少し色気があれば…
460名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 23:07:53 ID:nrE4qSo2
461名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/10(土) 23:11:18 ID:2BP1jd7M
執務官殿&涼宮朝比奈両嬢、あんたら何やってんだw
462名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 11:43:13 ID:1SjQEAH8
カラダはオトナ
頭脳はオヤジ

その名は執務官フェイト!!
463名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 14:26:51 ID:Qt2Gomcs
どっちかっつーと、

背丈はコドモ
嗜好はオヤジ
その名は部隊長はやて!!

とかのがしっくりk(ry
464名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 15:35:20 ID:b3WjTshd
>>453
イクス「大丈夫、スバルにはわたしがいますよ」

スバル「イクス…、どうしてここに!?」
イクス「大好きなスバルが悲しんでいるんですもの、眠ってなどいられません
    寂しい時は名前を呼んでください、いつでも目を覚ましますよ」
スバル「うわぁあぁん、イクスぅ!大好きだよぉ…」

〜〜〜

イクス「ぐふふ、泣き虫なスバルにはお仕置きしないといけませんねぇ、むにゃむにゃ…」
スバル「見て!ティア、イクスが笑ってるよ!」
ティアナ「なんか嫌〜な寝顔ね…」

ええい、イクスが復活してティアナとスバルをとりあっこする続編はまだか!
対抗心に駆られて大胆になっちゃうティアナとか見たいよぅ
465名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 17:00:01 ID:BTEtgVGS
466名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 18:55:00 ID:mEH5+GfI
467名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 21:06:35 ID:Rd/Hlbpi
体はオトナ、頭脳はオヤジ、その名は執務官フェイト!
今日もなのはにセクハラを働きながらの名推理が冴え渡る!

「フェイトちゃん、もう止めて……はぁ、はぁ……」
「駄目だよなのは、私はこうしてないと頭が働かないんだ」
「だからってこんなところでこんなこと……んくぅ!?」
「ああああ頭が働いてキタ―(゚∀゚)―ッ!!」

どんな難事件でも即座に解決!
凄いぞフェイト執務官!

そして頑張れ、なのは教導官!
468名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 22:16:30 ID:opbxMwFC
部隊長の狸スーツが違和感なさすぎる。
469名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 22:22:25 ID:Qt2Gomcs
>>467
待てや色ボケw

>>468
フェイトの乳牛ビキニとなのはの闘牛ワンピースは?
470名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 23:18:31 ID:1SjQEAH8
>>467
多謝
471名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 23:35:44 ID:4LBrJypE
個人的には身体は大人、頭脳は幼児というフェイトそんも好きだ。
なのはさんと二人っきりの時は、甘えん坊で赤ちゃんみたいになるフェイトそんという。
472名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/11(日) 23:41:46 ID:OdfIJVui
>>462-463 >>467
なのはにセクハラしてばかりで事件そっちのけのフェイト&はやてと
子供の体と大人の頭脳で嫌々事件解決するヴィータしか見えてこないぜ
473名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 01:07:25 ID:1XQSWJZo
体はオトナ、頭脳は幼児、その名は執務官フェイト!
今日もなのはにセクハラを働くぜ!

「フェイトちゃん……なのは、もう……」
「君の胸は気持ちいいんだ……恋人になるにはどうすればいいのかな、ねぇ、君?」
「やぁ……名前で呼んでよフェイトちゃん……」
「なのは……なのは、なのはなのはっ!」

「フェイトちゃんがすっかり幼児化(1期化?)してるなぁ……」
「なぁ、はやて。 どうしよう、犯人逃げちゃうよ……」
「私も胸揉むの混ぜてもらお〜♪」
「ちょwww はやてwww」

どんな簡単な事件も即座に迷宮入り!
全然凄くないぞ! フェイト執務官、と八神部隊長!

そして頑張れ、なのは教導官、とヴィータ!
役に立たないパートナーを持つと大変だな!

「ヴィータちゃん、どうしよう……ブラが入らないの……。
 カップのサイズが上がったみたい……orz」
「あたしに喧嘩売ってんのかてめぇっ!」
474名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 08:59:41 ID:bQrQPseF
―ガイシャを救え、機動六課―

駄目だなあ、六課…いったい何をやっているんだ…
お前ら、事件を解決するんだろう…?あの難しい問題とトリック、そしてアリバイ崩しを…
475名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 14:31:16 ID:mUvhJJMN
476すいもう:2009/01/12(月) 14:37:12 ID:I0Zp8ssd
 ……お、お待たせしました。例のssができあがりましたので、早速UPします。
 内容はなのフェイの18禁で子作りです。
 ちなみに、生えていませんし、生やしませんので、ダメな方はご安心を。
 では、二、三レスほどお借りします。
477すいもう:2009/01/12(月) 14:38:02 ID:I0Zp8ssd
 なのは様、初夜す・前編

 こんばんは、高町なのはです。
 今、私はフェイトちゃんと一緒に私の部屋に――私のベッドに隣り合いながら、腰掛けています。……バスローブを身につけたフェイトちゃんと。なぜ、フェイトちゃんがバスローブを身につけているのかと言いますと、それは実に簡単です。
 これから、私とフェイトちゃんは子作りをするからです。ちなみに、産むのはフェイトちゃんです。要するに私はフェイトちゃんの旦那様になるわけなのです。
 そのための方法として、複製可能なロストロギア「MakerS」を――女性同士のセックスでも子供を妊娠できるロストロギアをクロノくんから託されました。……でも、やはり、まだ納得はしていないのか、どこか不満げな表情でした。
 ですが、クロノくんは極度のシスk、もとい、妹想いなので、フェイトちゃんが私の子供を産みたいと言うと、一つ返事でOKをしてくれました。
 と、まぁ、前回のあらすじ的なものはここまでにして。早速行為に移りたいと思います。
478すいもう:2009/01/12(月) 14:39:17 ID:I0Zp8ssd
「さて、フェイトちゃん。そろそろいいかな?」
「……うん、なのは」
 恥ずかしそうに俯きながら、頷くフェイトちゃん。そして、フェイトちゃんはそっとベッドに横たわった。白いシーツの上に広がる綺麗な金砂。そのうちの一束を手にとり、そっと口づける。
「フェイトちゃんの髪は本当に綺麗だね……フェイトちゃんと同じでとても綺麗だよ」
 不安げに揺れる真紅の瞳をジッと見つめながら囁きかける。自然と高鳴っていく胸の鼓動を必死に抑えつけながら。
「なのはも……なのはの髪もとても綺麗だよ……私なんかよりも、ずっと、ずっと、綺麗……」
 伸ばされるフェイトちゃんの右手。それに自分の右手をしっかりと絡めながら。顔を近づけていく。
 すると、フェイトちゃんはゆっくりとまぶたを下ろし、唇をほんの少しだけ突き出しながら。その行動にゴクリと喉がなった。そして――
「フェイトちゃん!」
 理性を投げ捨てて、彼女の唇を荒々しく奪った。絡めたままの右手をベッドに押さえつけ、彼女の髪を手にていた左手を背中に回し、引き寄せる。
 ――ピチャ、ピチャ
 部屋に響く高らかな水音。それを耳にしながら、私は貪るように彼女と舌を絡め合わせていく。配慮や遠慮、そして呼吸すらも忘れて、誰よりも愛おしい彼女との口づけに夢中になっていく。
 やがて、息苦しさを覚えた。だが、それでも私は口づけを止めたくなかった。フェイトちゃんの温もりをもっと感じていたかったから。
 だが、それ以上に、足りないと思っていた。フェイト・テスタロッサ・ハラオウンという一人の女性を、フェイトちゃんの身も心もすべて私だけのものにしたい。
479すいもう:2009/01/12(月) 14:40:06 ID:I0Zp8ssd
 そんな激しい欲求に襲われていた。
 だが、私はそれを――今なお襲う激しい欲求を無理矢理抑え込んだ。それは、フェイトちゃんが嫌がるかもしれなかったからだった。
 私はできるだけ、フェイトちゃんの嫌がることはしたくない。……辛い幼少時代を過ごしていた彼女に、もっと笑顔で居て欲しい。
 それは、昔も、今も、そして、これからも変わることのない気持ち――彼女だけに向けた唯一で絶対の想い。
 だからこそ、自分の欲求を無理矢理抑え込んだ。……彼女を傷つけないために唇を解放した。そして――
「フェイトちゃん……脱がすね」
 焦点の合っていない瞳を――情欲に染まり始めていた紅の双眸を見据え、バスローブの結び目をほどいていく。……しゅるという音を立てて、解かれる結び目。
 そうして、結び目を解くと、目の前にはフェイトちゃんの白く綺麗な素肌。それがシーツの上に浮かび上がった。
 その光景に息を呑んだ。
 それは、羞恥心からか、ほんのりと紅く染まった白い素肌に。発育の良い、柔らかな膨らみとその頂点に咲く桃色の頂。そして、なによりも、情欲の光を灯しつつある、真紅の瞳に。私は容易く心を奪われてしまった。
 もう、何百、いや、何千と見てきたフェイトちゃんの体。だけど、見るたびに――彼女を生まれたままの姿にさせるたびに、私を深く魅了し、狂わす魔性のそれ。その魔性を目にするたびに、私の中の理性は蹂躙されていく。暗い欲望が蠢き始める。
「……なのは。あまり、見ないで……」
 そう言って、頬を紅潮させ、顔を背けるフェイトちゃん。その仕草に理性が砕け散る音が聞こえた。そして、彼女を身籠もらせるためのセックスは始まった……。
480すいもう:2009/01/12(月) 14:51:23 ID:I0Zp8ssd
 はい、以上です。
 いろいろとやりすぎた感が否めない今回のお話。
 ……このまま突っ走ても大丈夫ですかね?(汗
 まぁ、それはさておき。続きはたぶん、明日か明後日くらいにはUPしに来ます。
 では、コメレスして帰らせて頂きます。

 >>439
 ふむ、そうですか。……具体的にはどの辺りが一番うざったいと思われましたか?
 参考にお聞きしたいのですけど。
 
 >>440
 イメージ変換していただき、ありがとうございます。
 ちょっと大変だったと思いますが(汗

 >>441
 楽しみにしていただき、ありがとうございます。
 でも、僕のネタも無限ではないんですよ。こう、「ピピっ!」と来て、それを文章にしているだけなので

 >>442
 削除。つまり、僕のssコピぺして保存してくださって居るんですか!?
 うわぁ、すごく嬉しいです。
 では、コピぺに適した書式をお教えします。
 ワードで縦書きの50字40行。これが、僕のコピぺする場合で一番いい書式だと思います。

 では、今回はこれにて。
481名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 16:13:39 ID:DvioI4y4
僕に虫唾が走るのは自分だけか…
どうにもこういう場所で僕女的なのは見てるほうがキツイ
SSうpは嬉しいが気持ち悪い
482名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 16:34:53 ID:HvWGwB2d
だから合わないならスルーしろと何度も(ry
コテ付けてるんだからどうしてもダメならNGに入れておきなよ
楽しみにしてる人に迷惑でしょや
483名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 17:15:04 ID:N4U28kJi
>>481
同じぐらいキモイってw
484名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 18:57:56 ID:qw0WJaey
職人さんがぐっと少なくなったね
冬休みは増えるかと思ったけど
485名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 19:25:18 ID:Veih5zhx
一時のバブル気味な時期に比べたら落ち着いてきたって感じなのかなぁ
それでも他スレと比べたらまだマシな方だと思うけど
486名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 19:26:35 ID:sNuiNgdD
>>480
GJGJ
いつも乙です
487名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 22:11:11 ID:A9JvtSmO
なのはさんの百合さえ観れればそれでいいのですよ
488名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 22:23:43 ID:p2AbWXWF
なのはの指をくわえて音を立ててしゃぶって、舌で満遍なく転がして、喉の奥までくわえ込んで。
どんなに甘いキャンディよりもなお甘く感じるのは、きっと私がどうしようもないくらいなのはの事が好きだから。

「フェイトちゃん、くすぐったいよぉ……」
「ねえ、なのは」

――指だけでイかせてあげるよ?

そう囁いたら君は顔を真っ赤に染めるけど。

だけど、私は本気だからね?

私は舐める指の本数を増やしたら、なのははより一層高い声で、啼いた。
489名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/12(月) 23:05:19 ID:DURMQmRL
前後をkwsk

俺も書きたいとは思いつつ、いい加減ネタが無くてなあ
早く劇場版見たいぜ
490名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 00:41:06 ID:PX2h0AvO
「なのは、ネタが無いよ」
「うん、今から狩ってくるね!」
「お願い、なのは」

――ディバイィィィン、バスターーーッ!!!

「フェイトちゃん、ネタ獲ってきたよ!」
「わぁ、新鮮なカジキマグロだね」
「フェイトちゃんの為に、なのは頑張って獲って来たんだよ?」

「なのは……」
「フェイトちゃん……」

ピチピチ、ピチピチ……

「ごめん、なのは! 鮮度が失われるから先に調理させてね?」
「うん! 見せて、フェイトちゃんの豪快な3枚おろし!」
「はああああああ!」

「はにゃ〜ん……いつ見ても惚れ惚れしちゃうよ……」

「出来たよ、なのは」
「格好良かったよ、フェイトちゃん!」
「そ、そうかな? あ、そ、それでね、なのは……」
「なぁに、フェイトちゃん」

「握って欲しいんだ、私のコレを」
「う、うん」
「あ……」
「フェイトちゃん、綺麗な赤い色してるよ、ホラ」
「広げなくて良いから……早く……」
「もう、フェイトちゃんってば我慢できないの?」
「うん、なのはから貰えると思ったらドキドキして……」
「いやらしいんだね、フェイトちゃんは」
「うん、私はいやらしいんだよ、なのは……」
「フェイトちゃん……」
「なのは……」



「はい、大トロの握りだよ、フェイトちゃん!」
「うん、綺麗な赤色をしてるね」
「さっきからよだれをたらして……本当にいやらしいんだから」
「えへへ……」
491名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 01:00:55 ID:e9nSC5cK
夜のネタがなくなったので、マグロなフェイトさんを好き勝手になぶろうとしたものの
反撃に遭って衣類を3枚下ろされた所で、フェイトさんが優しく、攻守交代してくれて
弱点まで教えてくれたおかげで満足させることができました。って話かな?
492名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 13:04:53 ID:PSpvHhxo
>>489
SSXがあったじゃん、つってもここの人はなのフェ出ないから興味なくて
聴いてないって人の方が大多数だと思うが
493名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 16:36:59 ID:eTKfN3gl
StS組しか出ないってのが寂しいというか物足りない……>SSX
494名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 18:45:47 ID:v1E9Wdnv
>>492
スバティア好きの俺は2時間ぶっ通しで聞いたぜ!
相変わらず二人の新婚ほやほやのふいんき(何故か変換できない)は最高だった!
495名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 19:11:35 ID:W3yNniWe
>何故か変換できない
ネタか…?…ネタなのか?

「ふんいき」
496名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 19:27:45 ID:ZHrzeVo8
SSXは、せっかくギン姉出るのになんでフェイトさんが出ないんだよ! と買ってない。
あと、値段がちょっと予想外だった。
497名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 20:17:39 ID:jh+1IN4G
>>495
ネタに決まってんだろw
498名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 21:07:45 ID:2xUqhaG0
ssxはコミケでとりあえずと買ったが、聞いてないな・・・・
やっぱsts組だけってのはちっと俺に対する吸引力に欠ける
499名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 22:05:08 ID:Z0wrgDcS
なのは達が出てないからこそ4人やヴィヴィオ達の成長が映えるってものよ

あとスバノヴェとヴィヴィオットーが最高すぎる
500名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 22:12:02 ID:9PwOlBGq
俺はあえてヴィヴィオ×イクスを押す。もう4期はこの2人メインでいいよ。
501名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 22:40:56 ID:jPT8+2R2
イクスにはスバルしか考えられない
もし目を覚ましたらスバルのマンションで二人暮らしするんだ
502名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 22:43:43 ID:e9nSC5cK
残念
そのマンションは幻術だ
503名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 22:55:52 ID:jPT8+2R2
どこの幻影旅団のコピー能力者ですか
なのはさんとフェイトさんの間で揺れてスバルもキープなんて問屋が卸さないのさ!
504名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/13(火) 23:00:07 ID:7oai/nrW
>>499
シャッハ×セインを忘れるな
505名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 00:02:25 ID:lXNv77yX
王子様なフェイトさんに攻められるギン姉も良いけど
年下のギン姉に翻弄されるフェイトさんも捨て難い
俺にはどっちを選べばいいのかわからない
506名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 00:24:05 ID:RSFrWpQJ
どうしても、どちらか片方しか選べないというなら
後者にする
507名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 00:28:57 ID:X4hwS/ZD
王子なフェイトさんに憧れて、いざ付き合ってみたら物凄く甘えん坊な憧れの人に困惑するギン姉で
508名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:09:42 ID:h5lwjBjV
ええい、ギンスバ姉妹百合を語る者はおらんのか。
509名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:38:41 ID:R3On5sc3
空気読まずにss投下

CP:なのフェイ
ちゅーがくせい

ベタすぎる内容&初投下なのでお目汚しになりますがご了承ください

時刻は夜9時を過ぎたころ
翠屋の前には『本日貸し切り』と書かれた看板が置いてあった
中から聞こえてくるのは賑やかな声
そう、今日は高町なのはの15回目の誕生日なのだ


中にはなのはとその家族の他にハラオウン家、八神家、そしてアリサとすずかの姿があった
すでにプレゼントタイムも終了し、パーティーは雑談会に姿を変えつつある
その一角で小学校以来の親友グループがはやての呼び出しを受けていた
510名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:40:27 ID:R3On5sc3
「はやて、何よこれ」
アリサが嫌そうに尋ねる
そこには一口サイズのシュークリームがあった
「何って、シュークリーム」
「何か怪しい匂いがするんだけど」
これから行われることの予測は、そこにいた誰もについていた
「パーティーって言ったらこれがないとな」
はやてが胸を張って答えた
「な、何入れたの?」
なのはが恐る恐る質問すると、はやての口がニヤリと笑った
「わさびとからしにタバスコを混ぜた特製ブレンドや」
「はやてちゃん、本気?」
すずかは想像して、泣きそうな声で聞いた
「あったりまえや!ささ、ひとつずつとって。あたしは最後でええから」
嬉しそうなはやてに、抵抗を諦めた他のメンバーはひとつずつ手にした
「それでは、なのはちゃんの生誕日を祝して、せーの!」

パクッ

「ん“ん”〜〜〜!!!」
その声を発したのは

はやてだった
511名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:41:58 ID:R3On5sc3
「辛〜〜〜〜っ!!!死ぬ〜〜〜〜〜!!!」
はやてはそばにあったジュースを一気に飲んだが、まだ足りないらしく水を求めその場を離れていった


「天誅よ。いい気味だわ」
アリサがニヤニヤ笑った
「よかった〜心臓に悪いよ」
なのはもはやてを見て笑っていたが、その顔はどこか冴えない表情だった
「ほんとに残念だったね、なのはちゃん」
すずかがなのはの表情を見て言う
「うん、でも仕方がないよ。お仕事だもん」
なのはは苦笑して言うが、やはり寂しそうだった
「管理局も融通が利かないわねぇ。だいたいあんたらまだ子供でしょうに」
「フェイトちゃんは優秀な執務官だから、事件があると引っ張りだこなんだよ」
「事件に嫉妬すんなや〜、なのはちゃん」
そこになんとか復活したはやてが来た
「あ〜びっくりした。やっぱ全部に入れとけばよかったわ」
「し、しないよ〜。そんなこと」
なのはが赤くなりながら反論する
「それにはやて、全部に入れたらゲームにならないでしょうが」
アリサが言う
「痛みを分かち合うのが親友ってもんやろ」
「分かち合いたくないわよそんなこと!一人でやってなさい!」

といった会話が繰り広げられていると、そこに
「今日はごめんなさいね、なのはさん」
先ほどまで桃子と話していたリンディがやってきた
「いえ、仕方のないことですから」
「でも、もうすぐ...あ、来たわ」
「え?」
512名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:43:05 ID:R3On5sc3
そのとき入口のドアのベルが鳴り、人が入ってきた
それは執務官の制服に身を包んだまま、肩で息をするフェイトだった

「フェイトちゃん...?」
なのはが驚きを隠せないように、つぶやく
「なのは...」
「フェイトちゃん!」
名前を呼ばれたことで我に返ったなのはは、フェイトの元へ駆け寄ると勢いそのままに抱きついた
そしてフェイトはその腕のなかになのはをしっかりと抱きとめる
「誕生日おめでとう、なのは」
「ありがとう、フェイトちゃん」
肩に埋めていた顔をあげたなのはの目には、すこし涙が浮かんでいた
フェイトに会えたのは実に3週間ぶりのことだったのである
「でも...どうして?帰ってこれるのは来週だって...」
「がんばって仕事を早く片づけてきたんだ。そして、頼み込んで早く抜けさせてもらった」
ギリギリになっちゃったけどね、と笑うフェイトに愛しさを抑えきれなくなったなのははもう一度フェイトをぎゅっと抱きしめると、「ありがとう」と震える声でお礼を言った
「ゴホン!」
そこにわざとらしいアリサの咳ばらいが聞こえた
それにより、店の真ん中で、しかもみんなが見ている中で抱き合っていることに気づいた二人は顔を真っ赤にして急いで離れた
513名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:44:10 ID:R3On5sc3
「にしてもフェイトちゃんもようやるなぁ。一週間も早く仕事を片付けるなんて。これもなのはちゃんへの愛のパワーやね」
「えへへっ♪」
なのははリンディが取っておいた食事と飲み物を口にしているフェイトにぴったりとくっついて座っていた
「あーあー嬉しそうな顔しちゃって。さっきまでの低〜いテンションは何だったのよ」
アリサは呆れたように言った
しかしアリサ自身もなのはの笑顔に安堵感を覚えていた
「でもよかったね、なのはちゃん」
すずかも嬉しそうだ

「なのは」食事を終えたフェイトが唐突になのはの名前を呼ぶ
「ん?なに?」
「これ、誕生日プレゼント」
フェイトが差し出したのは一通の封筒だった
「ありがとう」
何が入っているのかは皆目見当がつかなかったなのはだが、笑顔でお礼を言って受け取る
そしてフェイトは少し緊張した面持ちだった
それを見逃さないはやて
「なんや?婚姻届でも入ってるんか?」
「えっ!?」
「ち、違うよ!それはまた...」
フェイトの言葉の最後の方は小声でつぶやいたため、誰にも聞こえない
「早く開けてみなさいよ、なのは」
待ちきれないようにアリサが言う
なのはは封を慎重に外し、中から一枚の紙切れを取り出した
そこに書いてあったのは
514名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:45:10 ID:R3On5sc3
「局員専用寮契約書...?」
その下の方には二か所名前を書く欄があり、一か所はフェイトの名前が既に記されてあった
なのはは説明を求めるようにフェイトの顔を見ると、フェイトは口を開く
「最近ひとつ空きができたんだって。だから母さんが私たちが入れるように取り計らってくれたんだ」
中学を卒業後、高校には進学せずあっちの世界に移り、寮暮らしをすることを決めていたなのはとフェイト
一緒に住めたらいいね、なんて話をしていたが二人用の部屋は全て埋まっていて、しかたなく別々の部屋にしようかとしていたところだった
「もう士郎さんと桃子さんの許可はもらってる。だからなのは、中学を卒業したら一緒に住もう?」
フェイトの言っていることが理解できるまで少しばかりの時間を要したなのはだが、父と母がにっこりとほほ笑んでいるのを見ると、フェイトにゆっくりとうなずいた
「うん...うれしいよ...フェイトちゃん」
その目には光るものがあった


生まれ育った故郷を後にし、この年で親と離れて暮らすことはやはり不安である
しかし大好きな恋人と二人で歩んでいけるならきっと大丈夫
なのはは思った
こらからも二人で助け合って生きていこうと
515名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:47:13 ID:R3On5sc3
おまけ

「なぁ、アリサちゃん」
「何?はやて」
「あれってあんまり婚姻届と大差ないんちゃうん?」
「そうね、結婚式の日程が決まったら早い目に教えてちょうだい」
「了解」


以上です

いろいろごめんなさい
516名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 01:59:19 ID:AVE1VS8o
おかわり!
517名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 11:38:29 ID:xC8JhgPX
ご馳走さまでした(*´ω`)
メインの微笑ましさは勿論、
オチのアリサとはやてのやりとりには盛大に頬が緩んでしまいました

……さておき、士郎父さん&桃子母さんをどう口説き落としたんだフェイトw
やはり「なのはさんを私にください!」か!?(w
518名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 12:10:09 ID:FpqnqDu9
GJ!!!
確かに婚姻届と大差ないなw
519名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 14:45:34 ID:Do1ixt4x
GJ!
良い物読ませてもらった
初投下とは思えんw
520名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 15:13:04 ID:o37FrgpY
GJ!!!よかったと思うよ
>>517
男なら「なのはは渡さん!」だろうが
可愛い女の子に頬染めて言われたら折れるしかないだろう…
521名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/14(水) 19:05:30 ID:8SjgKSeE
或いは前々からなのはさんに脅されていたりとか……。
反対するお父さんには零距離SLBなの。
522すいもう:2009/01/15(木) 14:44:35 ID:etdyaGwr
 ……い、一日遅れですいません(土下座
 では、二レスほどお借りして、
 ちゅ〜学生なのフェイ。子作り(生えない、生やさない)の続きをUPさせて頂きます。
523すいもう:2009/01/15(木) 14:45:39 ID:etdyaGwr
 なのは様、初夜す・中編

「……なのは。あまり、見ないで……」
 頬を紅潮させ、恥ずかしそうに顔を背けるフェイトちゃん。そんな彼女の仕草に理性が砕け散る音が聞こえてきた。
「フェイトちゃん……反則すぎ……もう、我慢できないよ」
 そう言って、彼女の首筋に顔を埋める。そして、強く吸い付き、印を施していく。彼女は私のものだという紅い所有印。幾つものそれを彼女の肌に刻み込んでいった。
 そのたびに漏れる微かな嬌声。それをしっかりと耳にしながら、所有印を施し続ける。そして、首筋に数え切れないほどの所有印を施すと、口づける位置を徐々に下げていく。
「なのは……どうして、いつも……見える場所に、つけるの?」
「うん? 決まっているでしょう? 虫除けだよ。……フェイトちゃんに、告白しようとする身の程知らずどもに「フェイトちゃんは私のものだ」ってことをはっきり教えてあげているんだよ」
「な、なら……一つでいいよ……こんなにつけなくても……」
「言ったでしょう? 虫除けって。虫除けは多ければ多いほど、いいんだよ。それだけ、フェイトちゃんが私に夢中だってことの証なんだから」
「で、でも……ひゃんっ!」
 理性が砕け散っている身としては、話をするのが面倒になってきていた。だから、話を終わらすために、彼女の膨らみに――発育のいい膨らみの上に咲く桃色の頂に舌を這わせた。
 緩やかな刺激から強めのそれにと変わったからか、フェイトちゃんはとても大きく鳴いた。だが、すぐに、口元を手で覆ってしまった。耳まで真っ赤に染めながら。
524すいもう:2009/01/15(木) 14:46:26 ID:etdyaGwr
「……フェイトちゃん。手をどけて」
 だからと言って、私がそれを許すはずもない。というよりも、それを許してしまったら、フェイトちゃんの可愛い声が聞こえなくなってしまう。……それは絶対に許してはいけないことだった。
 しかし、フェイトちゃんは首を横に振った。真紅の瞳を微かに涙で濡らしながら。その瞳に情欲が煽られた。
「ふぅん……そっか。じゃあ、仕方がないなぁ〜……無理矢理でも、声を出させてあげる」
 耳元に唇を寄せて、そう囁いた。それから、体を起こし、絡ませていた彼女の右手から手を離す。そして、彼女の脚の間に体を滑り込ませた。
「にゅふふふ、もう、濡れているね……フェイトちゃんのここ♪」
「っ!」
 細い両足を抱きかかえ、目の前にあるソレを――彼女の入り口を見やる。すると、そこはすでに濡れていて、艶めかしく光っていた。
 その光に――電飾の明かりで光る蜜にゴクリと喉が鳴った。気付けば、そこに舌を這わせていた。入り口をゆっくりと舐め上げていく。
 その感覚に身震いを起こし、体を跳ねさせるフェイトちゃん。そして、念話で語りかけてきた。
『なのは……だめ、だ、め、だよぉ……っ! そんな、ふうに……なめ、ちゃ、やぁ……っ!』
 いつのまにか溢れた涙で頬を濡らしながら、私を見つめてくる。情欲の光に染まった真紅の瞳で。
『イケナイなぁ〜……フェイトちゃんは本当にイケナイ子だね。そう言えば、私が理性を投げ捨てて、フェイトちゃんにもっとえっちなことをするって思っているでしょう?』
『っ……そ、そんなこと、ないもん……わたし、いけないこでも、えっちなこでもないもん……』
 フェイトちゃんの言葉。それを聴きながら、私は口元を歪めた……。
525すいもう:2009/01/15(木) 14:50:33 ID:etdyaGwr
 今回は以上です。
 ちょっと、なのは様が本格的に冥王さまになりつつある今回のお話。
 ……かなり、先行き不安ですが、どうか、応援よろしくお願いします。
 では、コメレスして帰ります。

 >>486
 GJ二回もありがとうございます。とても嬉しいです。
 これからも応援してくださると、とても幸いです。

 では、また。
526名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/15(木) 20:36:52 ID:66ay10Y9
GJ!おっきした!
527名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 02:12:37 ID:CM+ajesj
BJ!
528名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 04:31:26 ID:0PeZAIwz
529名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 21:23:07 ID:qYiMthfG
>>528
かわいすぎる
アリサも頑張れ!
530名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/16(金) 21:56:06 ID:v0IDQceH
和むな、こーゆーのw
stsの機人っ子達+αの漫談も好きだけど、
A'sまでの5人娘ややがみけ回りのコントがやっぱり一番性に合う
531名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 00:57:37 ID:zIja3uJo
百合姫でやってる『飴色紅茶館』。
ドラマCDのキャストがなのはさんとフェイトさんなんだがw。

なのはさんは百合姫系のドラマCDだと二作品目だな。
532名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 01:19:02 ID:8gfdQOLz
フェイトさんも前に出てるぞ
533名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 04:45:07 ID:KY6MkZgZ
中の人の話題は専用スレでした方がいいんじゃない?
534名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 05:32:46 ID:YxWw3tFL
え?リイン曹長じゃなかったっけ?
いやあれは巫女魔女メインだったから飴色メインでキャスト変更して出たのかな?
535名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 14:02:02 ID:Rbpzm4tr
>>533
こういうのはここでも別にいんじゃね
それに最近寂れ気味だしな・・・
536名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 14:05:15 ID:BwDKXQbC
スレ違いだぜ
537名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 18:32:51 ID:3fbo6Ts+
誰も覚えてないと思うけど、前スレ後ろで投下したフェイトの片思いの続きっぽいものを妄想してみた。
うまくゆかず、改悪しただけなんだけど、需要ありますか?
>>509
ほのぼのGJ!癒されるな
538名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 18:49:50 ID:2Laygq1w
>>537
wktk
539名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:03:42 ID:3fbo6Ts+
>538 wktkありがとう。
始まりはあんまり変化ないんだ。ごめん。
では、何レスかお借りします
540名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:04:24 ID:3fbo6Ts+

なのはが嬉しそうに隣のクラスの子と話をしている。
ただ、それだけ。それだけなのに。
フェイトは胸が苦しくて、二人から視線を逸らせた。

*****

昼休みが終わる。次の授業は移動教室だったため、生徒たちが教科書を持ってがやがやと教室から出て行く。
そんな中、フェイトは椅子に座りながら、その様子をぼぅっと眺めていた。
ふいに、トントンと机が叩かれる。その手の持ち主を見上げると不思議そうにこちらを見ていた。
「どうしたの?」
気付くと、もう教室にはなのはと自分しか居なかった。あわてて鞄から教科書とノートを出して席を立つ。
「フェイトちゃん、行こ?」
なのはがそう言って教室の出入り口に向かって歩き出す。時計をちらりと横目でみると、チャイムがなるまでに後2分というところ。
なのはが教室から出てしまう、その前に、フェイトは後ろからなのはを抱きしめた。
「なのは」
情けない声だな、そう思って自分で少し笑ってしまう。
「んー?」
「なのは」
「フェイトちゃん?」
なのはの問いかけには答えず、フェイトはさらにぎゅっと抱きついた。
自分でもずいぶんと子供染みた行動だと思うけれど。今はただ、なのはとくっついて居たかった。
少しだけ高い彼女の体温に、やさしい匂いに、胸が満たされていくのが分かる。
フェイトは溜息をついた。

なのはが動いた。振り返って、フェイトと向かい合う形になる。
どうしたの? なのはの瞳がフェイトにそう問いかけてくる。
フェイトはそれに小さく首を横へ振った。
「なんでもないよ」

「フェイトちゃん」
優しい声で呼ばれた。顔を上げると深く澄んだ蒼い双眸が自分を見つめていた。
吸い込まれてしまいそうだとフェイトは思う。
「フェイトちゃん、何かあったでしょ」
「どうして?」
なのはの両手がそっとフェイトの頬を包み込んだ。
「だって」
なのはが少しだけ困った顔になる。
「泣きそうな顔、してるよ?」
「そんなこと…」
ない、そう言うはずだったのに、言葉は続けられなかった。自分でも情けない顔をしているのが分かるから。
それに、なのはの前で強がってみたところで、きっと彼女には気付かれてしまうだろう。
「なのは」
溢れてくる感情はうまく言葉にならなくて。本当に泣き出してしまいそうになる。
「もう。どうしちゃったの?」
なのはの顔はやっぱり困ったままで。だけど、その瞳がひどく優しげにこちらを見つめていた。

目の前の自分より少し小さいその体を腕の中に閉じ込めて。
「なのは」
まるで他の言葉を全て忘れてしまったかのように、その愛しい名前を繰り返す。

誰にも抱いたことのないこの感情に、フェイトはただ戸惑っていた。

*****
541名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:07:06 ID:3fbo6Ts+

今日の帰りはなのはとふたりきり。アリサとすずかは習い事のため先に帰ってしまっていたし、はやてはもともと管理局の仕事で学校を休んでいた。
帰宅途中も、フェイトの心は上の空だった。意識などしたくないのに、昼休みの光景が頭の中にちらついてしまう。
なのははフェイトの友達であると同時に皆の友達でもある。そんなことは、わかっている。だけど、頭では理解できも、気持ちが追いつかないのだ。
自分と居る時よりも楽しそうななのはの笑顔が揺らめいては消えてゆく。
結局、あの後から今もまだ、胸の中のもやもやした気持ちをうまく消化することが出来ずにいる。
子供染みた独占欲だ。フェイトは小さく溜息をついた。

「じゃあね、フェイトちゃん」
「え?」
気がつけば、いつもの分かれ道まできてしまっていた。なのはが胸の前で小さく手を振る。
「またね」
「あ、うん。また」
フェイトは慌てて返事をした。なのはが背を向けて歩き出す。
その後ろ姿に、胸の奥がツキンと痛んだ。
「待って、なのは」
とっさに声が出た。
呼びかけになのはが振り返って、フェイトに近づいてくる。
「どうしたの?」
「えっと」
なのはが不思議そうに問いかけてくるけれど、フェイトはなんと答えたらいいか分からなかった。自分でも何故なのはを引き止めてしまったのか分からないのだ。
なんとなく、なのはが行ってしまうのが嫌で。もう少しだけ、傍に居てもらいたくて。
そんな自分でも持て余した感情をぶつけてしまったら、なのはだってうんざりしてしまうだろう。
「その…」
フェイトは困ってしまった。呼び止めてしまったからには、何か適当な言葉を言わなければ。そう思っても気持ちが焦るだけで、うまく考えがまとまらない。
どうしよう。そう思っていたら、なのはが「この後、用事ある?」と聞いてきた。
「え?」
フェイトは顔を上げると、なのはが微笑んでいた。
「時間、大丈夫?」
「だいじょうぶだけど…」
なのはの質問の意図がつかめなくて、フェイトは首を傾げた。
今日は特にこれといって急ぎの用事はないはずだ。帰ってからアルフと散歩にでも行こうかと、そんなことぐらい。
それがどうかしたのだろうか、そんなことを考えていたら、なのはがくすんと笑った。さっきよりも少しだけいたずらっぽい笑顔があった。
「寄り道、する?」
言葉とともに自分の前にさしのべられた手のひら。そっと手をのせると、しっかりと握り返された。
なのはの優しさと手のひらから伝わってくる温かさに、フェイトは胸が切なくなって、だけど嬉しくて。少しだけ泣いた。

****
542名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:12:08 ID:3fbo6Ts+

「寄り道っていっても、いつもの公園なんだけど。ごめんね」
なのはが申し訳なさそうに言うので、フェイトはあわてて否定した。ぶんぶんと首を横に振る。
「ううん、全然」
そんなことないのに。なのはともう少し一緒に居たいと思っていたのは自分なのだから。
「こっちこそ、ごめん」
「どうして?」
「私が引き止めっちゃったから」
フェイト自身、今日の自分に戸惑っていた。うまくコントロールできない感情と、言葉に出来ないもどかしさ。困らせてしまっているのはこちらの方なのに。
「わたしが誘ったんだよ?」
「でも……」
なのははそう言ってくれるけれど。フェイトは素直に頷けず言葉を濁して、俯いた。
なのはの小さな溜息が聞こえた。知らず、肩がびくついてしまう。今度こそ、呆れられてしまっただろうか。フェイトは唇を噛み締めた。

「あっ」
「え?」
なのはが叫んだ。驚いて顔を上げるとふいに手がひっぱられた。フェイトはバランスを崩して前のめりになる。
何事かと尋ねる暇もなく、なのはがぐいぐいとひっぱってゆく。しばらくしてなのはが足を止めた。フェイトも止まる。目の前にはシーソー。
なのはがフェイトから手を離して、ゆっくりと振り返る。
「なんかこのシーソー小さい?」
「子供用だからね」
「昔はちょうどよかったのになぁ」
落ちたりしないかな? なんて言いながら、なのはが片方に腰をかけた。
「フェイトちゃん」
なのはが向こう側を指差す。楽しそうな笑顔。
なのははシーソーがしたかったんだろうか、フェイトはよくわからないまま、指示通り反対側に座ることにした。
「あ、」
「なに?」
「……ううん、なんでもない。」
「? そう?」

その後も、滑り台、洞窟、ブランコと。こんな風に遊ぶのはいつ以来だろう。
ブランコではなのはが「どっちが高くあがるか競争だよっ」と言い出して、あんまり大きくこぐからフェイトは慌てて止めた。
「ちょっと! なのは、こぎすぎだよっ」
「えぇ〜? まだまだ、大丈夫だよ」
「そうじゃなくてっ」
制服のスカートが風に舞い上がってしまって、なんというか、その、危ない。
フェイトは自分の頬がしだいに熱を持っていくのを感じて、なのはから目を逸らせた。
「なのはっ 危ないから!」
それでもなんとか必死で訴えると、なのはがしぶしぶ速度をゆるめてくれた。
「は〜い」
それほど暑くもないのに、汗をかいていた。
「もう、なのはは色々気にしなさすぎだよ」
なのはがフェイトを見て可笑しそうに笑う。
「誰もいないよ?」
そういう問題じゃないと思うけど。なんだか酷く疲れて、フェイトは大きく息を吐き出した。

一通り遊び終えて、公園の隅のベンチに二人で腰かけた。右腕にかすかに感じるなのはの温かさが優しい。
なのは何も聞いてこない。フェイトもまた黙っていた。
なのははきっと自分が何か言い出すのを待っているのだろう。フェイトにもそれは分かっていた。
なのはのことだ、もしかしたら自分が言葉に出来ない感情さえも全て見すかしているのかもしれない。
ふと、左手に感じた温もりに視線を落とすと、なのはの手のひらが自分のそれに重ねられていた。指の先に少しだけ力を込めて目を閉じると、
なのはの温かさが体中を巡っていく気がした。
時空の狭間に落ちてゆきそうになったとき、なんの躊躇いもなく伸ばされたこの手のひら。
あの時から、何も変わらず、いつも傍で微笑んで、私の手を強く握ってくれていた。
フェイトの中で感情がうねる。頭上のポプラの枝が、それに呼応するようにざわざわと揺れた。
543名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:18:48 ID:3fbo6Ts+

フェイトは自分がなのはに抱いている感情が、他の友達に感じるものとは違うということをはっきりと自覚していた。そして、それが何を意味するのかも
薄々は気付いている。けれど、その感情に今はまだ戸惑っていた。しっかりと向き合うことが出来ずにいる。
向き合いたくない、と心の何処かで思う自分がいる。
もう少し、このままで。
そんなことを思ってしまう。もう少しこのまま知らぬふりをして、気がつかぬふりをして、なのはと時を過ごそうか。
想いが強くなるにつれてフェイトはだんだんと臆病になっていた。
なのはの微笑みを、手のひらから伝わる優しさを、失いたくはない。
ふたりの関係が変わってしまうかもしれないことに、私はひどく怯えているのだと思う。

フェイトがなのはに視線をやると、真っ赤な夕日になのはの横顔が染まっていた。夕日に似たオレンジの髪がその光を反射してきらきらと輝いている。
なのはが空を見ていた顔をフェイトに向けた。まっすぐな視線がぶつかってくる。それは痛いくらいにまっすぐで、だけど、フェイトはなのはから目を逸らせなかった。
なのはが瞬きをする。同時にふたりの間にあった張り詰めた空気がふゆりと緩んだ。
フェイトはほっと息を吐き出した。肩から力が抜けてゆくのがわかる。
ほんとはね、なのはが呟いた。
「なのは?」
なのはが少し寂しそうな顔で、こう続けた。
「ほんとは、知りたいんだけどね」
フェイトは何か言いたくて、言いかけたけれど、それはいっぱいありすぎて言葉にはならなかった。

自分はずるいのだろう。だけど、許して欲しいとも思う。いつか、遠い未来の自分なら、素直にこの気持ちを打ち明けることが出来るかもしれない。だから――
それまでは、ときどき、こうやって甘えてしまうことを、許して

*****
544名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:20:55 ID:3fbo6Ts+

公園から出ても、なのはと手を繋いだままだった。やがていつもの曲がり角に来て、なのはが照れくさそうに笑った。
「あったかいね」
握っていた手を軽く振って、そして、名残惜しそうに、そっと離した。
「ありがとう、なのは」
フェイトの少しぎこちない笑顔にも、なのははただ優しく微笑み返してくれた。

その背中が見えなくなるまで、フェイトはじっとその場に佇んでいた。そっと呟いてみる。
「なのはが、好きなんだ」
呟きがフェイトの耳に切ない旋律となって届く。これまで何度も口にしたことがある言葉のはずなのに。フェイトには違う響きに聞こえた気がした。
その言葉には他のどんな感情も混ざってはいなかった。
なのはを好きだという想いだけがそこに存在していた。
形も色も匂いもないくせに、重さだけがはっきりと感じとれた。
フェイトの頬を一滴の涙がつたう。
頬を優しく撫でてゆく風が、さっきまで繋いでいた彼女の指を思い出させた。

545名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:27:42 ID:3fbo6Ts+
おしまい。
誰かフェイトそんを幸せにしてあげてええええええええ
546名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:35:14 ID:2Laygq1w
>>545
よかった

きっとフェイトさんは幸せになれるよ
ギンガと一緒に
547名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:42:05 ID:8gfdQOLz
GJ!
切ないなぁ…

ここは思いきってギンガさん投下だな
548名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:47:04 ID:ZopwrcOS
【漫画】藤枝雅『飴色紅茶館歓談 第1巻』ドラマCD付き限定版 4/18発売─ キャスト:田村ゆかり、堀江由衣、水樹奈々、ゆかな

http://orz.2ch.io/p/-/gimpo.2ch.net/moeplus/1232109343/
549名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 19:57:05 ID:h/505PR+
GJ。サイコーでした

>>546,547
ギンフェイ派の人と自分は決定的に相容れない存在なんだな
と思った

ついでに>>537さんの前スレでのSS
パスはなのは
ttp://www1.axfc.net/uploader/He/so/183501
550名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 22:21:07 ID:3fbo6Ts+
読んでくれてありがとう。
というか、
>ギンガと一緒に
ワロタw

ほんとは両想いになるまでを妄想したいんだが、途中でフェイトそんがへたれるんだ。
その1 「私、なのはに断られたら死んじゃう!」
とか言い出すので、いや死にはせんダロ、なのははそんな子じゃない!って言うんだけど
その2 「受け入れられても、私じゃ駄目! 皆から祝福されてなのはには幸せになって欲しいから!」
とか言い出すので、手に負えません。
はやての部隊長が「両想いやのになにやっとんねん」とうんざりしてツッコミを入れるのが限界。

誰かそんなフェイトそんを幸せにしてえええええええ
あと>>549さん、前スレの文あげてくれて、なんか申し訳なかったw
551名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:01:06 ID:8gfdQOLz
こうなったら無理矢理既成事実を作らせてヘタレなフェイトさんに責任を取らせるしかないな
高町家はファーストキスの相手と結婚する決まりとかなんとか…
552名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:07:06 ID:fIMR23xf
読みたいなそれ
553名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/17(土) 23:17:45 ID:Fa3NB10a
でも、ヘタレなキャラって覚悟を決めると漢らしくなったりするからな。
フェイトそんにもそんな覚醒を期待したいところだ。

ところで余談だが、先日知り合いの結婚式に出席したんだが、
式の最中、新郎が歌を披露した時にふと、『Little Wish』を歌うフェイトそんを妄想した。
ちなみに今は神前式の結婚式が流行らしいですよ。
554名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 00:14:31 ID:2wqLo0uf
「な、なのは」
「ん?」
「あの、その」
―I love you(←めっさフェイト声)
「ありがとう、フェイトちゃん。結婚しよう」
―Get set


こうすれば上手くいくんやないやろか?
555名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 00:21:41 ID:kKFMFO66
なのはさん誘惑するティア考え中です

しかしStS18話後半での慰めシーン…
あれ、抱きしめたらフェイトさんキスしたらなのはさんも
あのまま受け入れそうな雰囲気だったら
556名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 07:20:00 ID:p21mBOFx
>>550です
さらにフェイトの片思いのつづきっぽいものを(ry
というか、もともと両想いにするために考えていた話の断片なんだが。
>554 部隊長はやっぱり…とか思ったのでついでに投下しておきます。

誰かフェイトそんを覚醒させてえええええええええええええええ
では、2レスほどお借りします
※はやての一人称がうちになってます。自分にはこっちのがしっくりくるんだ。ごめん
557名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 07:24:05 ID:p21mBOFx

なのはが嬉しそうに隊員の人と話をしている。
大丈夫。もう、あの頃の自分ではないと言い聞かせて。
フェイトはその様子を少し離れた場所から眺めていた。

*****

なのはとはやての3人で局の廊下を歩いていたら、なのはが呼び止められた。彼は以前になのはが教導を担当した生徒らしく、今はなんとか隊・第24部隊で働いているらしい。
今日はたまたま任務報告があって局に立ち寄ったようだ。
フェイト達はちょうど休憩室に行くつもりだったため、立ち話もなんだからとそのまま4人で向かう。
なのはは遠慮したけれど、きっと、積もる話もあるだろう。それにはやては管理職のエリートで。ここに向かう途中も彼は緊張していた様子だったから。
フェイトとはやては彼らから少しはなれた席に着くことにした。


ぷにぷに
フェイトは自分の頬に感じる感触に横を向いた。
ぷにぷに
はやてが可笑しそうに笑いながら、フェイトの頬をつついてくる。
「なに?はやて」
「いやぁ、えらい熱心に見つめてるなぁ思てな」
はやてのその言葉にフェイトはハッとする。自分はそんなに不躾にあの二人を見ていたんだろうか。なんだか居た堪れなくなって顔を伏せる。
すると、はやてが声を上げて笑った。
「あははっ そんな心配せんでも、ちゃんと飼い主は戻ってきよるって」
「飼い主って…」
誰? と聞かなくても、なのはのことだろうけど。
「フェイトちゃんの顔が、ちょうど迷子の子犬みたいやったもんでな。つい」
ペロッと舌をだして、はやてがおどけてみせた。相変わらずにやにやと口元を緩めている。
フェイトは自分の両頬に手をあてて確認してみる。
「私、そんな顔してないよ」
ちゃんと確認した私が可笑しかったのか、はやてがまた声を上げて笑った。
抗議してみても、「いや、うちには垂れた耳が見えた!」なんて。それはちょっとないんじゃないかな?

「ヤキモチ」
「そんなんじゃないよ」
フェイトは苦笑した。
558名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 07:26:48 ID:p21mBOFx

なのははまだ話し込んでいる。彼女はあの体からは想像も出来ないほどの魔力保持者で、エースオブエースという称号を持つ。なのはに憧れている隊員は多い。
彼も色々と聞きたいことがあるのだろう。はやてと先に戻った方がいいかもしれない。そんなことを考えていたら、ふいにはやてが聞いてきた。
「フェイトちゃん、なのはちゃんのこと好きなんやろ?」
はやての突然の質問にもフェイトは動揺しなかった。はやての声のトーンが普段の何気ない会話のときと同じだったからかもしれない。
質問の意図はわからなかったが、フェイトは素直に頷いた。
「うん」
するとはやてが身を乗り出して近づいてきた。なんだろう、何故か周りがざわついた気がする。
内緒話をするみたいに小さい声になって、こそっと耳打ちされた。
「せやったら、告白せえへんの?」
「告白? してどうするの?」
そう返事をしたら、はやては少し驚いたようだった。フェイトは首を傾げる。
「どうするって…、告白したら、付き合うんやろ」
今度ははやてが首を傾げた。
「なのはは友達だよ?」

はやてが目を見張る。その瞳が何か言いたげにフェイトを見つめていた。
そんなに見開いたままだと、目が痛くなっちゃうんじゃないかな。
フェイトが心配して声を掛けようとしたら、なのはが話しが終わったのかこちらに駆けてきた。
「待たせてごめんね。ちょっと色々話が盛り上がっちゃって」
「おかえり、なのは」
はやては相変わらず動かない。なのはも不思議に思ったのか、はやての目の前で手をぷらぷらさせる。
「どうしたの?」
「私にもよく分からないんだけど」
「フェイトちゃん、何の話してたの?」

「はっ うちとしたことが。あまりの衝撃に時空旅行してしもたわ」
「「え?」」
「フェイトちゃんはへたれです」
突然何を言い出すかと思えば。私がへたれだなんて、それもなのはの前で。ちょっと酷いんじゃないかな。
「なにそれ」
なのはが可笑しそうに笑って、フェイトはがっくりと肩を落とした。

*********
559名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 07:29:27 ID:p21mBOFx
この後の展開を大胆予想!

はやてが百合スキーだった場合 「えぇいっ、もどかしいっ! さっさとくっつかんかい!!」と積極的に動く
はやてが隠れ百合ヲタだった場合 「どっちからの告白がより萌えるんか…。フェイトちゃん?いや、なのはちゃんか?」と影ながら応援する
はやてが実はたぬきだった場合 「……」

好きな場合を選択して、脳内補完してもらえると嬉しい。
…、なんていうか、色々とごめん
とりあえず、>>555にwktk
560名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 11:04:37 ID:GoB/me7U
GJ
ヘタレは大好きだ
561名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/18(日) 23:59:47 ID:AM21ja9L
<<559
どうもありがとう!なのはの事が大好きだ
562名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 01:14:35 ID:4iagSraU
SS書きたいけど時間がないジレンマorz
時間の使い方ってどうすれば上手くなるのか…
563名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 02:09:33 ID:BgRkoCRL
564名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 05:55:05 ID:ec+1Vpje
>>563
フェイなのづくし…か、エロい…
565名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 17:19:42 ID:Gr3op3iF
>>562
時間と言うものは無理にでも作り出すものさ
566名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 21:32:11 ID:fm48qcXd
なのはさんはフェイトさんにえっちな事されたら、倍返しにしてフェイトさんを攻めそうな気がする。
567名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 22:17:56 ID:D+rrh+xs
「はあっ、はあっ、はあっ」
「イっちゃったね。 可愛かったよ、なのは」
「はあ…はあ……む〜!」
「な、なのは?」
「…………倍返し」
「へ?」
「倍返ししないと気が収まらないのっ!
フェイトちゃんが泣くまで寝させてあげないんだからぁ!!」
「な、何ですとー!? なのは、バインド解いてよ! なのはああああっ!!」
568名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/19(月) 22:30:59 ID:HsUHhBYE
なのは「受けに入ったら負ける…攻めろなの!!」
なのは「倍返しなのおぉぉぉぉ!!!!」
569K ◆gAgMIQIX.w :2009/01/19(月) 22:39:40 ID:xDnyDbvb
RPG製作ツールの修作で、ちょっと作ってみたモノ
ttp://www.geocities.jp/archangel71k/data/nanoha_de_rpg.zip
ウロウロするだけなにも起こりません。
ネタが出来たら先を作るかもしれない、作らないかもしれない
570名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 00:21:54 ID:KtWQc4sp
>>568
なのは「レイジングハートが焼付くまで撃ち続けてやるの!!」
571名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 01:56:59 ID:+9om+mH/
>>568
>>570
何処の08小隊ですか、そのなのはさんは。
しかし違和感をほとんど感じないのが怖いと言うか流石と言うか。
572名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 02:04:42 ID:btTT5cnP
なのは(19)はもうなのって言わないよねそういえば
言ったら言ったで厳しいけれど
573名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 02:06:36 ID:Tq+CFvzu
そもそももう魔法少女って歳でもないんだからヴィヴィオにでも譲って…おやどこからか全力全快の声が…
574名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 18:51:46 ID:QoRzoH79
「私、高町なのは! 私立聖祥大附属小学校に通う、小学3年生です!」
「なのは、もう私達19歳だよ」
「あ、この子は私の幼なじみのフェイトちゃん♪ とっても可愛いよね〜♪」
「なのは、ごまかしても駄目だよ」
「か わ い い よ ね ?」
「……………………はい」
575名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 20:13:22 ID:UuNL4MlX
ふらーり、すいません私事の影響で、いつもの時間帯に投下できないため、
ちょっと早めの今時に、賑やかしで投下させてくださいな

小学3年生の時点で、幼馴染と紹介しているところに矛盾が
あれ、なんだろう扉の外がピンク色に光って……今の発言はワスレテクダサイ

フェイなの前提の小話です、あまり気にしないでください
さりげなく自然にザフィーラが混入されています、お気をつけください

行間に初詣で風邪を貰って正月休みを全部潰したあげくに、
足の小指を箪笥の角に紫色になるほど全力全壊でぶつけた私の
逝き場の無い怨念が込められています、呪われてください

呪いから逃れるためには、風邪をひいて箪笥の角に紫色になるまで足の小指を
ぶつけまくるとイイらしいよ、レッツトライ♪
576或る捜査官に至る病:2009/01/20(火) 20:18:19 ID:UuNL4MlX

事件現場の中空に、浮かべたパネルを叩いていれば、気がつけば随分と指先も悴んで、
白い息を吐きかけながら、一息、視線を回してみれば、見慣れた金色が目に入った。

フェイトちゃんの周りには、普段通りに青きフカフカ毛皮が寄り添って、
烈火の暖房器具シグナムと、烈火の人型懐炉アギトの姿も見える。

対して私の周りを見渡せば、苔むした冬のプールの如く寒々しい緑色の湖の騎士に、
蒼天をゆく高度1000mあたり気温は6度下がる計算の祝福の風。

「さ、差別や……なんやようわからんけど、誰かに思い切り差別されとる気がする!」

そうや、過去の事例を検証してみても、例えばJS事件。

私こと、八神はやて > ロングアーチ > ほぼ壊滅 > テラオーバーワーク
なのはちゃん > スターズ小隊 > 一人残らず病院送り > 後遺症有り
フェイトちゃん > ライトニング小隊 > 無傷 > 家族と友達が増えました

「ほら、あきらかにおかしいやろ!」

「何と言いますか、主やテスタロッサの生き様の如き戦果ですね」
「気づいたら駄目ですよ、はやてちゃん、立ち直れなくなりますから」
「こうして考えると教導隊に行ったヴィータ、すごく危なくない?」

沈思黙考。

「ふぇふぇふぇフェイトちゃん、ティアナが独り立ちしたら、執務官補佐が要るやろ」
「とりあえず、まずは次元航行部隊に出向させるように手配するべきでしょう」
「映話繋がりました、ヴィータちゃん、何も聞かずに即座に長期休暇を申請しなさい」
「おお、おい、ロード、やめてくれよ、そんな急にか、家族が減る、減るなんて」
「落ち着くですアギト、まだヴィータちゃんは死んでいません!!」

「わあどうしようこのヒトたち」
「ておあー」

ザクザクと、百舌の速贄の如く微笑ましく垂れ下がるあったか家族におぬれザフィーラ、
お願いですから仕事してくださいと、なんか検死の人とかにツッコまれた冬の出来事。

577或る捜査官に至る病:2009/01/20(火) 20:19:11 ID:UuNL4MlX

『或る捜査官に至る病』



「井戸がえの夢を見たんだ」

フェイトちゃんおかえりなさいってなにをいってるの
せっかくだから出オチっていうものに挑戦してみたんだ
フェイトママあったかーいヴィヴィオつめたーい

いや、あきらかに熱があるだろう、というのは誰の言葉だったのか。

気が付けば布団の中から、見慣れた天井、広くて遠くて狭くて近い。
鼻先を掠めるように近い気がして手を伸ばしてみたものの、触れない。

「これが……天井――ッ!」

それは、壁と言うにはあまりにも高すぎた。
大きく、ぶ厚く、白く、そして、大雑把すぎた。

それは正に、うん、天井だ。

「他の何だと言いたいのか」

思考が口から垂れ流しになる様を受けて、随分とやられているなぁと想到する。
最近忙しかったから、とか口にしようとした時点で、視界が歪んで回りだす。

駄目だ、重症だ。

胸元を指で引き、汗の香りを外気に馴染ませれば、するりと冷たい空気が身体に纏いつき、
記憶の中の制服姿から、寝巻きに着替えさせてもらっていた事に気がついた。

「……下着が無い」
「楽しそうに脱がして懐に入れていたな、労働の対価なのとか言いながら」

対価としては、安いんだろうか、高いんだろうか。
とりあえず、使用が終わったら洗濯しておいて欲しい。

「身体中の、いたる所にキスマークがついています」
「脱がしている最中に盛り上がっていたな、そういえば」

言われてみれば、どことなく火照る身体の其処彼処から、指先の感触を思い出す。
まあ何はともあれ、風邪が伝染るような事態になってなければいいけど。

「………あと、何故ザフィーラと同衾しているのでしょう」
「………………………聞きたいか?」

普段はフカフカな青い毛皮が、何処と無く何かしらパリパリとした固まり方をしている。
何があったのか尻尾の先が焦げていて、首周りなど数点の毛皮が少し、毟りとられている。

あと、歯型のついた青い背中に、容赦無く涎を垂らした形跡も見て取れた。
578或る捜査官に至る病:2009/01/20(火) 20:19:49 ID:UuNL4MlX
「本当に、聞きたいか?」
「ごめんなさい結構です、ごめんなさい反省しました」

平身低頭。

突き上げたお尻から反らせた背骨が、揮発した汗に体温を奪われ、心地好い。
そのままにずるずると崩れ落ち、ベッドから転がり落ちる寸前に毛皮に支えられた。

寝ていろと、心遣いを断って、しっかりと背中に正座する。

「………………………………」
「………………………………」

てこてこと、寝室から洗面台へと移動をはじめた私(ライダー形態)の視界の隅に、
居間の床、ホットカーペットの上で転寝をする母娘の姿が紛れ込んだ。

炬燵の上には、林檎や蜂蜜や生理食塩水などが乗っている。

眺めたままにフェイトライダーBパーツの首元をモフると、意を汲んでくれたのか、
手近なシーツを咥えて二人の上にと、かけてくれたので、お礼にモフっておく。

心配をしてくれていたのだろう、いろいろと看病をしてくれるつもりなのだろう。
とりあえず、長葱とワセリンは炬燵の上からどけて隠しておく事にする。

そんな痛ましげな表情の母娘の寝姿を眺めていると、不謹慎だけど、嬉しい。

だから、あまり見る機会の無い光景が、あまりにも自然にそこにあったものだから、
生まれてきて良かったなぁとか、普段は考えないような思考も自然に出てきてしまって、

「……あれ?」

熱に浮かされているせいか涙腺が緩んだか、ほろりほろと零れるものがある。
頬を伝って顎から落ちて、瞬く間に受け止める両手を濡らし尽くす。

ああ、

どうして世界は時として、こんなにも優しい場所に変化するのだろう。

そんな唐突に高熱で戯言を並べ立てながら、ぼろぼろと、泣き崩れて動けなくなった
私をてこてこと、ザフィーラがナチュラルに洗面所へと運んでくれた。

579或る捜査官に至る病:2009/01/20(火) 20:20:24 ID:UuNL4MlX

(余談)



素敵なス、スープ、たっぷり、み、緑。
熱いおな、鍋で、まま待ってるよ。

「アギトちゃんの薬湯を参考にしてみたんです、主に色を!」
「他のところを見習わんかああああぁぁ!!」

冷え込みの厳しい冬の最中に、放射冷却現象あたりに闇討ちされたタヌ、八神はやて。
そんな病み臥した野生動物に、手厚い看護をくらわせようとする医務官の姿がある。

逃げられない、もはや逃げようだけの体力など欠片も、逃げられない。

「大丈夫ですよ、ほら、ちゃんとヴィータちゃんたちにも、味見してもらいましたし」
「あたし、はやてのために特急天使になるんだ!」

手遅れだった。

「あああああヴィータ気をしっかりいいいいぃぃ!!」

見れば畳に直立不動の姿勢のままに、横たわっているのは烈火の将。
指先に緑色で残されたダイイングメッセージには、しゃまるが。

恐らくはシャマル、シャマルラ、シャマルガと、
段階を踏んで破壊力が上がって行くのだろう。

「うふふ、やっぱりはやてちゃんは私の魔物ですね」
「よ、寄んな触んな、う、上にも乗せんなあああぁあぁぁ!!」
「そう、そのまま飲み込んで私の隠喩的な意味でのクラールヴィント……」
「アーーーーッ!」

誰が飲まずにいられよか。

(終)
580或る捜査官に至る病:2009/01/20(火) 20:20:52 ID:UuNL4MlX

あとがきー

え、スバルはJS事件で怪我らしい怪我はしていないって?

鉄の塊で意識トンで走馬灯が見えるまで何回もブン殴られたら、
検査入院ぐらいはするんじゃないのかなぁとか適当に補間よろしく
581名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 20:49:49 ID:aI7dZEsr
相変わらずどこから突っ込んでいいのやらw
笑いながら和みました、GJです!

>シャマル、シャマルラ、シャマルガ
その発想は無かった!
582名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 20:51:54 ID:btTT5cnP
フェイトそんのザンバーはドラゴンころしだったのかw
583名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/20(火) 20:57:45 ID:fy7pqV+s
或る官氏もタ…はやても、ついでにフェイトそんもお大事に
あなたの話読んでるとザッフィーをモフりたくなるから困る(w

それにしても、二つ名が寒々しいから仕方無いとはいえ
シャマルさんとちびリインの扱いヒデェ…そんなんだから毛皮も暖房器具も懐炉もフェイトにとられちまうんですよ! タヌ、じゃなかったはやてさん!!
さておき冬が終わったら、烈火の暖房器具と人型懐炉の呼び名はどう変わるんだろう……などとやくたいもない事が気になってしまった






ところで、ラストのはや…もといタヌキの断末魔を目にして、
きっとフェイトもなのはにアッー!されてしまったんだなァ……としか思えないのは私の目が腐ってるからでしょうか?
584名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 02:10:46 ID:6pR4KIZs
>>583
お返しに風邪が移った嫁に対して、旦那が時間にして3倍。回数にして6倍返しをしたと思えば問題無し。
主に(性的な)ザンバーとかで。
585名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 03:13:26 ID:XefglskF
>>580
GJ!GJ!
和む
586名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 07:18:58 ID:KNxCx+Lg
なのはさん=強化系+放出系。フェイトさん=変化系

スバル=強化系、ティアナ=変化系

H×Hを読んで、だからそれぞれ相性がいいのかと納得した冬の朝。

部隊長は特質系だから相手がいないんだね。
587名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 11:00:16 ID:Zh73/uQT
>>586
それでいったらティアナとなのはさんも相性いいな。
ティアなのはなのは絡みのCPではどれくらいの知名度なんだろう
588名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 11:01:38 ID:Zh73/uQT
……思ったがフェイトが変化系〈気まぐれで嘘つき〉はありえんぞ。
むしろ強化系だ。
589名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 11:13:59 ID:tpfWmoIr
てかなのはは強化系のオンパレードのような気も……たまに放出系や具現化系が混ざるけど
590名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 12:48:16 ID:mC4DczAT
>>588
性格じゃなくて技の性質で分類したんじゃない?
なのはさんは砲撃だから放出
フェイトさんは電気・魔力刃だから変化
はやてはコピー能力だから特質
って具合に
591名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 13:38:32 ID:Zh73/uQT
技だけなら操作系もかなり得意だな、なのはさん。
アクセルシューターだったりレイジングハートのビットだったり。
592名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 17:17:47 ID:zaOHlYiU
ティアナのどの辺が変化系なのかわからない
593名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 20:47:08 ID:tpfWmoIr
魔力を用いて幻影を作る能力があるから、変化系と勘違いしたんじゃなかろうか?
魔力を幻影に変化させるから変化系、とか

……単なる口から出任せだがね

ティアナはガチで具現化系っぽいよなぁ
言動や雰囲気がピリピリした感じで、特定の対象への執着や依存心が強いイメージ


…………さて、その執着や依存心が向かうのはスバルかなのはかフェイトか…………
594名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/21(水) 22:26:28 ID:XefglskF
というか無理にハンターの設定に当てはめれば噛み合わないトコが出てくるのは当然だろw
595名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 17:34:33 ID:hlkWVQtK
きゅうたどうした?
596名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 17:54:31 ID:hUJsnucC
「もしもしっ、八神部隊長!?」
「あれ、ティアナ? どしたん? スバルと一緒に休暇楽しんでるか?」
「すみませんっ。のっぴきならない状態でそれどころじゃ。実は八神部隊長をエキスパートと見込んでお聞きしたいことが」
「あははは。なんやエキスパートって? 魔法の練習でもするん?」
「あのっ、女の子同士って・・・どうすればいいんでしょう?」
「・・・・・・あ――・・・そーなんや・・・。お風呂入った?・・・そっか、じゃあな、まずは・・・」


---------数日後---------


「・・・・・・(ティアナが乙女の様に頬を染めている・・・気味が悪いな・・・)」
「・・・シグナム副隊長・・・あたし・・・・・・されるほうだったみたいなんですよね・・・・」
「なっ?!?!?!」
597名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 18:19:44 ID:F7kGL1YN
>>595
kwsk
598名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 18:55:09 ID:p2yoGL6G
察せられない自分が悲しい
599名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 19:47:34 ID:sMV0ySTV
>>596
シグナムがニート侍になったのは思考停止してしまったからですねわかります。
そのネタでCPは違うけど同じ相談相手で妄想したぞw
600名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 22:03:23 ID:u/bS5Ztg
きゅうたもだけど
ソラさ-----ん
601名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 22:15:10 ID:KOZyn4Zs
>>596
「スバルの振動拳が忘れられないんです……/////」
「(ダメだこいつ……早く拳で更生させないと)」
602名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 22:50:23 ID:9KJYIV7t
フェイト「実はもーちょっとだけ続くんじゃよ、ってフレーズ、なんの歌だったかな」
なのは「歌じゃないね、それ」
603名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/22(木) 23:21:21 ID:bq5tD+vV
私の戦闘力は53万なの♪


・・・いや、こんなものじゃ無いか。
604名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 00:40:56 ID:4OaoVuyo
>>603
吹いたw

実際には30〜50前後かね?
銃弾に耐える初期悟空が20らしいし
605名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 08:35:28 ID:WMnNBdDQ
なのは「でばいーん……」

菜っ葉「戦闘力…800…900…53万!?」
なのは「ばすたあああああぁぁ!!」

野菜「やっぱりだ、こいつら戦闘力を変化させてやがる!」

なのは「私のブラスターモードは、あと2回残してあるの!」
フェイト「(菜の葉と菜っ葉って、名前似てるなぁ)」

こうですかわかりません
606名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 15:19:35 ID:We0QcjBE
>>596
ストシェネタktkrwww
607名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 21:52:05 ID:SWdq8HwS
なのは「怯えろ!竦め!!
    デバイスの性能を活かせぬまま死んで行け!」
608名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 22:00:07 ID:4kUmlZvA
なのは「これはスターライトブレイカーではない……『アクセルシューター』なの」
609名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/23(金) 23:59:04 ID:5UYfr1CC
微妙に昔のネタが続いてるなw
フェイト「君に、力を…」
なのは「ツインスターライトブレイカーキャノン、いっけええええ!!!」
610名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 00:33:30 ID:K1d2ctt4
なのは「ここから、いなくなれぇぇぇっ!」
611名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 00:45:36 ID:CEt2BKlJ
なのは「ふははは、怖かろうなの」
612名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 01:11:09 ID:mRUMx/VL
なのは「私は生きる! 生きてフェイトちゃんと添い遂げる!!」
613名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 01:15:45 ID:91kAs4bq
なのは「フェイトちゃん…好き、大好きだよ。大きな声で言える。
    フェイトちゃん、私たちは、この永遠の星の中で、星になって結婚しよう
     …これが二人の結婚式だよ」
614名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 09:24:26 ID:yP4TaOZI
なのは&フェイト「「スターライト!ラブラブブレイカー!!」」
615名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 14:54:09 ID:YkYisBLE
何故、フェイなのにはなのフェイのような爽やかさが無いんだろう
616名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 15:05:40 ID:NmrqQEF1
フェイトそんがヤンデレさんだからじゃね
617名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 15:42:31 ID:L7Vwn/c4
なのはさんに魔o…タチのイメージが強いせいで、
フェイなのになるにはフェイトそんが余程の鬼攻めに回らないと…っていう思考の結果ではなかろうか?

俺は
なのフェイ(らぶ×2)→なのはさん大怪我→フェイなの(ケコーン)
と信じて疑ってませんが。
618名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 15:44:43 ID:cre2lQ90
>>615
王子様フェイトさんと女の子してるなのはさんの組み合わせはフェイなのでしか見られないと思うんです
619名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 15:51:50 ID:Sp4zM/mM
イクス「貴女が好きなの。貴女の瞳が好き。
    春の銀河のように煌く瞳が、春の陽射しのような、優しい眼差しが好き。
    貴女の髪が好き。晴れた空のような青い髪が好き。貴女の手が好き。
    わたしをやさしく撫でてくれる、やさしい眠りを誘ってくれる掌が好き。
    貴女の声が好き。高くて甘い、心に染み込む、澄みきった声が好き。
    貴女の身体が好き。抱きしめると折れてしまいそうな、華奢な腰が。薄くて、
    でも形のよい胸が。重ねた肌から伝わってくる、温もりが好き。
    でも、一番好きなのは、貴女の心。脆くて傷つきやすい。
    でもどこまでも純粋で美しい。決して誰も責めたりはしない。全てを許す
    優しさに満ちた魂が。好きよ。大好き。貴女の全てが愛おしくてたまらないの」

ティアナ「わたしにできるのは精々スバルと結婚して幸せに暮らすことぐらいだけど(以下略)」
620名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 16:32:54 ID:YkYisBLE
>>618
ここに貼られた画像を見てると
やたらとエロくてそんな感想を持ったんだが
確かに、王子フェイトは爽やかだな
621名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 17:03:07 ID:JB3qWlbw
フェイなのの方が萌える今日この頃

>>619
声優ネタ自重w
622名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 17:07:51 ID:UfbQQ2c3
しかし、なのはさんはあらゆる意味で"強い"イメージがあるので、
どんなにカッコいいフェイトさんも尻に敷かれてる様に思えてしまうw。

ちなみに個人的にはティアスバのイメージがしにくい。
623名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 18:01:50 ID:T/plWe2d
>>619
ティアナの方の元ネタって何だっけ?
624名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 19:19:37 ID:wehVujZk
>>623
たぶん神無月の巫女のソウマって兄ちゃん、だっけや?

>>622
ティアスバかァ、4スレに投下されてた、
決闘(模擬戦)して勝ってプロポーズ、って話が印象に残ってる。あれは個人的に神作!
高町家も若い二人もお幸せに……ってな読後感が快かった。
625名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/24(土) 22:45:56 ID:yP4TaOZI
ティアスバよりスバティアの方がしっくりくる
626名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 01:59:13 ID:6Zl14NGE
自分もスバティアだな
ティアは生まれながらの受け体質


フェイなの
実はなのはさんは家ではフェイトさんにベッタリ
「こんな甘えん坊ななのはを見たら驚いちゃうよ?」
「フェイトちゃんの前でしかやらないもん」

みたいな感じになってるのを妄想して年中脳内花畑
627名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 07:25:03 ID:gBAHluMM
中の人ネタでゴメン

昨日奈々さんのライブに行ったんだけど、MCでなのは劇場版についてふれて

「せっかくなのはとラブラブになれたのに、一期だからまた敵にならなくちゃいけないんだよ!」

的な発言して(*´д`*)ハァーンとなってしまったwさすがなのフェイ推進派の第一人者であられる。なのは曲多かったし、一人なのフェイに浸ってたぜ。

ちなみに劇場版の収録はまだ未定なんだってさ。
628名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 09:34:20 ID:2bcksR0H
俺の思い描くスバティアは・・・

スバル「ティア!!」
ティアナ「ちょ…待ってスバル!
     今日は1日中忙しかったから疲れてるの…!
     だから今夜は休ませ(r」
スバル「私は疲れてないから大丈夫だよ!
    ティアは何もしなくていいから!」
ティアナ「そ、そういう問題じゃ…アッー!」
629名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 11:40:39 ID:StFYmuaD
基本は甘えん坊なスバルが受け
ティアの体力が尽きたら攻守交代
寝て起きたらティアのターン、だと思ってる
630名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 13:06:44 ID:bQVxPi3q
以前はスバルにされるがままだったけど回を重ねるにつれイロイロ覚えてきて
「自分もスバルの身体触ってみたいかも…」と思うようになりいざ実戦
恥ずかしそう照れながらに「今日はその…、あたしが…したげるから…」などと言い
スバルも快諾、無事にことを終えそれ以降はティアナも積極的にするようになったとさ

そんなイメージ
SSXの「泣いてもいいのよ?」は受けだけやってたらでないセリフだと思う、なんとなく
631名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 18:48:03 ID:4TdRwPLr
「アンタには私がついてなきゃ・・・」みたいな事を言うけど、
実際は逆で、スバルが傍に居てくれないとダメになっちゃう、みたいなイメージがある>>ティアナ
632名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 23:09:21 ID:ySe4+Qkb
>>626
脳内花畑とかウラヤマシス
なのフェイだとなのは攻めでもフェイト攻めでもハァハァするが、ケコーンしたら尻に引かれるフェイトパパが見えるんだ。
王子フェイト(ヘタレ属性)のせいだと思っていたが、最近は乙女なのはさんがかわゆ過ぎるからだと思い始め
だがしかし、
>>563
変態プレイをするフェイトそんの眩いほどの笑顔が…
思わず騙されかけた自分が憎い。
いやいや、あなた、警察に通報されるレベルの変態です。ほんとうにどうもありが(ry
なのフェイで、フェイト攻めです(変態
633名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 23:10:23 ID:ySe4+Qkb

「足、自分で開いて?」
耳元で甘く囁いてから、フェイトは床に座った。
椅子に浅く腰をかけているなのはを見上げる。愛して止まないあの美しい蒼の双眸は、黒いリボンに隠れてしまっていて今は見えない。
先ほど自分が彼女に目隠しをしたのにも関わらず、そのことを少し残念に思ってしまうことが可笑しかった。

部屋の中はシンと静まり返っていて、時を刻む秒針だけがその存在を主張している。
いつもより少し緊張している自分に気が付き、フェイトは小さく息を吐きだした。
「なのは」
目の前の柔らかな太ももにそっと手を置くと、なのはの身体が小さく震えた。目隠しをされた彼女は、両手は後ろでバインドされ、その体は上着以外に何も身に付けていない。
きつく結ばれている口元が何かに必死に耐えているように見える。不安か恐怖か、あるいは羞恥に。きっとその全てに彼女は耐えているのだろう。だけど――
だけど、それ以外に、何か感じているものはないのだろうか。例えば――「期待」

なのはの両足に力は全く入っておらず、容易く開くことが出来ると分かっているけれど、フェイトはそうしない。
強要はしない。あくまで、お願いをするだけ。大切なのは、彼女に自らしてもらうということだから…

そしてアハーンな事情が終わったあと、この変態プレイをなのはさんに肯定してもらうべく質問するフェイトそん(変態)

「ドキドキした?」
「え?」
「ドキドキしなかった? 次は何をされるんだろうって」
「…………した」

ここで、フェイトそん(変態)ガッツポーズ。さすがフェイトそん(変ry
634名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 23:11:11 ID:ySe4+Qkb
*****
おまけ

「でも…」
「ん?」
「でも……、わたしはいつもフェイトちゃんに触れられるだけで、ドキドキしてるんだよ?」

って、そう言ったんだ。私、どうしたらいいと思う?

そんな相談を受けるのは、はやての部隊長です。
「知るかあああああああああ!!」


アハーンな事情はそうとしか表現できなかった。アハーンってえろいよ。
ちなみに、なのは攻めな人は名前を入替えて妄想してくれると嬉しい。
どっちでもおいしく妄想できる自分はおかしいのか?
…もう、ほんと、色々とごめん
635名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/25(日) 23:50:10 ID:dsWcAKND
同じくどっちでもおいしく妄想できるぜ

ところでアハーンな事情を詳しくですね・・・
636名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 00:07:59 ID:KjEwRw1d
誰か21スレ目以降のログ持ってないか?
更新止まっててそれ以降のSS見れないからさ…
637名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 00:41:20 ID:8YNfhgVK
JaneViewの形式のなら。
HTML化はちょっと面倒。
638名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 03:39:09 ID:twhib+Ew
>>632-634
取りあえず落ち着いてwwいや、むしろ落ち着かなくていいからアハーンな詳細を求む…


やべえ顔がにやける。ちょっと出頭してくる。
639中の人 ◆k1m2.Fa0dM :2009/01/26(月) 06:37:36 ID:yasmHq5g
>>636
Yahoo ブリーフケース無料版終了のお知らせで移転先探していたんです、という言い訳
ttp://nanohayuri.x.fc2.com/
ttp://nanohayuri.x.fc2.com/dat/

FC2 はアダルトコンテンツでも無料でホームページ作成ができるのでとりあえず置いてみた
置いてから .zip が置けないことに気がついたw、不便でごめんね
安定的に使えるようだったら、wiki からもリンク貼るよ
640名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 07:00:18 ID:T9yMHp/l
>>639
乙です
641名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 17:02:31 ID:Tw+s0hta
ここははじめて来ました

乙女なのはさんとかいいですね
きっと管理局中の人が狙っちゃうんでしょうね

男女問わずに・・・

あっ男はスレチですね自重します
642名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 18:17:50 ID:ax8CQgwH
狙っていいのは(命を)狙われる覚悟のある者だけだ
643名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 18:31:08 ID:Tw+s0hta
すいませんでした。
644名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 19:27:10 ID:T9yMHp/l
>>642-643
執務官殿&司書長殿乙














…………などと妄想しちまって申し訳ない
645名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/26(月) 21:08:46 ID:hIcZDOum
>>639
乙です
646名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 12:15:22 ID:4iyfiYeK
そもそもなのはさん天然ジゴロすぎるしなw
無印から通してみるとよくわかる
647名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 12:42:55 ID:bX+F+ZcI
今更だけど、フェイトそんって子供とは良く絡むけど、同年代か目上で絡むのはほとんどなのはさんだけじゃないか?
なのはさんはみんなのなのはさんだけど、フェイトそんはなのはの為だけの、みたいな。
まあ、そこに痺れる憧れる訳だけれども。
648名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 16:53:17 ID:Zg/DB05r
シグナムのことも忘れないでやっておくれ
最近はリニス×フェイトがマイブーム
649名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 17:56:46 ID:JE1cIzGX
みよちゃんどこに行ったんだろう・・・?
650名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 18:56:51 ID:uDksL1KO
>>647
なのはさんも似たようなもんだと思うけど>同年代以上の絡み
同年代…アリすずはや 
目上…シグナム、ヴィータ?、シャマル、カリム、シャッハ、アイナ、マリエル
     リンディ、エイミィ、レティ、桃子、美由希、リーゼ姉妹
A's以降でざっと思いつく範囲で書いてみたけど、この面子とそんなに絡みに差が有るかね?
651名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 20:01:11 ID:lfsZNd3m
>>648
リニズ×フェイトもいいけどアリシア×フェイトやリニス×プレシアもいいですよ♪なテスタロッサファミリー好き
久し振りに何か考えてみようかなぁ
652名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 23:12:01 ID:ooGqc/Le
>>651
ぜひ頼んだぜ
653名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/27(火) 23:53:39 ID:OK7BDY/S
>>651
アリシアとの絡みwktk
654647:2009/01/27(火) 23:58:21 ID:bX+F+ZcI
>>650
単に俺のなのフェイ好きフィルター通っただけだから余り気にしないでくれwww
655名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/28(水) 01:57:33 ID:ysTLtDg8
どっかで見た事あるフェイはやと思ったら同盟の主催だった。
かなり良かったw
656名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/28(水) 02:00:59 ID:Wt2ovrts
「うう〜」
「フェイトちゃん、寒いの?」
「う、うん……」
「どうしよう、外だから体を暖めるものもないし……あ!」
「? どうしたの、なのは」
「フェイトちゃん、おしくらまんじゅうって知ってる?」
「おしくら……饅頭?」
「ああ、この前食べた食べる方の饅頭とは違うよ。
 あのね、おしくらまんじゅうって言うのは、二人以上で体と体でぶつけ合わせて熱を発散させる昔からの遊びなんだけど」
「体と、体……ぶつかって……///」
「フェイトちゃん?」
「なのは、それって服を脱いで裸でやるものなのかな?///」
「ち、ちちち違うよっ!/// そ、そんなんじゃなくて…あの…///」
「ご、ごめんなのは……私、本当にやり方が分からないんだ。
 だから、あの……もし良かったら、私の体を使って直接教えて欲しいんだけど……///」
「あぅ……/// そ、それじゃ……(どうしよう、ここで真面目にやり方を教えてもいいんだけど……)」
「?」
「それじゃ、こっちに体を向けてくれるかな?」
「なのはと向き合う形になればいいの?」
「うん、そう。 それで……えいっ!!///」
「うわっ! きゅ、急に抱きついてこられると心臓が……///」
「こうやって抱きしめあって体を擦り付け合わせるのが『おしくらまんじゅう』なんだヨ///」
「そ、そうなんだ……///」
「うんっ/// すりすり……」
「あ、あんまり擦り寄られると顔が熱くなっちゃうよ///」
「なのはも熱いからおあいこなの〜///」
(なのは、良い匂い……///)
(フェイトちゃんの抱き心地、最高なの///)

「ねえ、すずか」
「何、アリサちゃん?」
「私たちが居ること、完ッ璧に忘れられてるわよね」
「あはは……」
「全く、あの二人は……」
「……ねえ、アリサちゃん」
「何?」
「私たちもおしくらまんじゅう、する?」
「な、なぁっ!?///」
657名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/29(木) 09:44:25 ID:C/uF1gV3
>>656を読んで、寒い日に一緒に寝るなのフェイが浮かんできた。
最初はただ手を繋いで寝てたんだけど、少し寒そうななのはさんを見て、
フェイトさんがぎゅっとしてあげるみたいな。
658名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/29(木) 21:47:32 ID:Vts9q8af
なのはと殴りあってMに目覚めるアリサ
659名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/29(木) 22:25:46 ID:dB1YHvu2
アリサのご主人様を奪うフェイト
660名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/29(木) 23:02:55 ID:ydjuGq1x
そしてアリサはすずかと出会う
661名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 00:33:52 ID:1xQNfLI+
その全てを見ていた少女が一人いた。その名をはやてという
少女の手には一冊の本が握られていた。
指のすき間から見える表紙にはこう記されている。
「アリサ嬢の観察日記〜ツンデレっ子の全て〜」

すいませんでした

>>656
GJ
照れてるふたりともカワユス、てかなのはさん、それ「おしくらまんじゅう」違うからw
けしからん、もっとやれw
ちなみに、これが大人なのはさんだったらと、以下妄想

「これから家に寄ってもらっていい?」
となのはさん、フェイトそんを連行。部屋に入ってからおもむろに制服を脱ぎ始めるなのはさんにフェイトそんアワアワ
「フェイトちゃんも脱いで?」
教えてくれと頼んだ手前断ることもできず、恥ずかしがりながらも素直に従うフェイトそん
「えと、どうしたらいいのかな?」
「それじゃあ、教えてあげるね」
なのははフェイトをそっとベッドに押し倒した…

ふたりの身体が温まり、
「これが、おしくらまんじゅうだよ。温まったでしょ?」
「はっ、はぁ…。うん、熱いくらいだね」

おしくらまんじゅうをアハーンな事情だと勘違いしたフェイトそん。その後は、
「今日はその、寒いから。なのはと、おしくらまんじゅうしたいな」
「いいよ。どっちの部屋でしようか?」
なのはさんここで、自分にGJ!! 計画どおりなの
それを聞いていたアリサが、
「おしくらまんじゅうなんて、子供じゃないんだから」とか言うと、フェイトそん驚く
ええっ!!そうなんだ、子供っぽいんだ…。でも、あんなこと
はやてにも、
「部屋の中やなくて、外でするもんやろ?」とか言われ、フェイトそん赤面
ええっ!!外でって…。はやてって大胆なんだ
とか、一人おかしくなっちゃうわけですね、分かります。

というか、おかしいのは自分ですね、ほんとうにどうも(ry
662名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 05:13:08 ID:nxM0qWD0
>>661
貴様!想像したらニヤニヤが止まらんではないか!どうしてくれるww
663名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 10:08:55 ID:Qe5C/aI3
なのはさんとヴィータちゃんのSSってそんなにないよな
妄想しやすそうなのに
664名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 12:02:55 ID:UTR2SCz0
なのヴィは個人のサイトに多い気がする

というか何でシグフェイはギャグばっかりなんだ…
665名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 12:24:38 ID:0bgX7R+9
シグ姐さんもフェイトそんも二枚目半のナイスガ……じゃねえや美人さんだからしょーがないんだよ、たぶん。
666名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 12:26:49 ID:FdW/9u9s
「なのは……またおしくらまんじゅうがしたいな……///」
「ふふ……いやらしい子なんだね、フェイトちゃんは」
「//////」
「いいよ、それじゃ私の部屋で……ね?」

「おしくらまんじゅうは押されて鳴いたらいけないんだよ?」
「ん……で、でも、声我慢できな……ひぅ!」
「あ、鳴いたから早速罰ゲームだね。 下の指をもう一本増やしちゃいまーす」
「え、そ、それは……ッ!?」
「フェイトちゃん、声が出そうだったらなのはの肩噛んでくれてもいいよ?」
「〜〜〜〜〜っ!!」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「フェイトちゃん、体温まった?」
「はぁ……熱いくらいだよ///」
「それにしても、フェイトちゃん手加減なしに噛むんだもん、ちょっと痛かったよ」
「ご、ごめん……でも、気持ちいいのが我慢できなくて……」
「いいよ、それだけフェイトちゃんが感じてくれたってことだもんね」
「//////」
「じゃあ、温まったことだし服を着よっか」
「………」
「? フェイトちゃん?」
「なのは……あのね、私……寒がりなんだ」
「へぇ……それで?」
「も、もっと温まりたいなって///」
「ふぅん……」
「駄目かな?」
「ううん。 ……私もまだ足りなかったんだ」
「なのは……」
「火傷しても知らないよ?」
「なのはの熱なら大歓迎だよ……」
667名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 12:58:24 ID:h0CT3aiA
>>664
「待ちましたかシグナム?」
「いや、今来たところだテスタロッサ」
「また……、二人の時はフェイトと呼んでくださいと言ったはずですよ?」
「すまない、その……慣れぬものでな」
「赤くなってそっぽを向いてもダメです、次からはちゃんと呼んでください」
「ああ、努力をしよう」

そんな会話の後にフェイトさんに手を引かれて二人で歩く姿を幻視した

この二人の場合フェイトさんに少し乙女成分入った方が想像しやすいかなと思う
668名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 14:36:43 ID:HF7Tu4/T
なのはさんにへたれるフェイトさんもいいが、フェイトさんにへたれるシグナムさんもいいな。

デートのお誘いをしたいんだけど、フェイトさんの前に立つと、言葉に詰まって、
結局はただ訓練に誘うだけになるという感じ。

そしてそれを見て楽しむ八神さんと愉快な騎士達。
669名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 22:28:18 ID:nOj5AOrg
シグナム姐さんとギン姉は同じフェイトさん大好き同盟なはず
二人で集めた写真見せあったり、フェイトさんと喋った。フェイトさんに触った。
とかで自慢大会が始まっちゃう
段々エスカレートしてしまい、
テスタロッサは可愛い派のシグナム姐さんと、フェイトさんはカッコいい派のギン姉で口論に……


670名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 22:47:28 ID:sxAt5PWL
劇場版らしきものが青い空の下でなのフェ、アリすずエンドで終わってvo水樹奈々のEDが流れ出す夢を見たのに詳細が思い出せない
なぜかフェレットが犬アルフに遊ばれてるシーンは覚えてるのに
671名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/01/31(土) 23:10:00 ID:T/sDunoK
>>669
見てみたいなそれはw
672名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 09:44:09 ID:hKk6Ywyd
同じフェイトそんとのカップリングでも

シグナムが相手だとギャグとかコメディっぽいイメージがあるのに
ギンガが相手だと「浮気」とか「不倫」とかいうフレーズが頭をよぎる・・・
673名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 10:55:10 ID:lkDYlLLk
>>672
ギン姉は良妻賢母…というか所帯染みてるイメージが強いからじゃないかな?
何かこう、ギンフェイはどちらも家庭を背負ってるのに、って雰囲気が……。
ギンフェイとはやすずはそんなイメージが拭えず、重いっス……。
674名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 11:31:23 ID:UhuMvsUq
フェイトさん絡みだとネタ要因にされやすいシグ姐さん。
一方、なのはさん以外で、フェイトさん相手の真面目な恋愛物ネタが多いギン姉さん。

戦闘力はシグ姐さんの方が断然上だが、女性としては一枚ギン姉さんの方が上手なのか・・・。


あと、シグ姐さんって『ささめきこと』の村雨さんっぽいよね。
675名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 11:55:07 ID:Ni0N68b9
姉と姐の差じゃね?
676名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 11:57:25 ID:lkDYlLLk
>>675
そ れ だ>姉と姐の差
677名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 13:24:55 ID:sAmZzBIS
ギン姉って言われてるけどフェイトさんから見たらちょっと年下なのがポイントだな
678名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 14:55:23 ID:vSznvpFq
つまり、普段は姉として捜査官として緊張しているギン姉が、
フェイトさんに対して「だけ」は甘えてしまう事ができると

だけど、どうやって甘えたらいいのかわからなくて不器用で、
うっはー、オラなんだかワクワクしてきたぞ!
679名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 16:38:53 ID:PMSOkdPH
ギン姉とフェイトさん・・・だと・・・?
俺の中で新しい何かに目覚めた
680名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 20:00:09 ID:srX3+hPy
681 ◆6Gzt0D6RRc :2009/02/01(日) 21:15:26 ID:pm2UwcJv
ギンフェイな流れなので、即興で軽いノリの小ネタを一つ



「……」
「♪」
「……」
「♪」
「……あの、フェイトさん」
「ん? 何かなギンガ?」
「この書類、今日中に仕上げなきゃいけないって」
「言ってたね」
「だったら、判りますよね?」
「うん、だから、こうしてひっつくだけで我慢してるよ?」
「……」
「♪」
「……はぁ、分かりました」
「へ? きゃぁっ――」
「一回だけですよ……んっ」
「んんっ♪」




うん、「寸止め」なんだ、済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このレスを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「萌え」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このレスを書いたんだ。

じゃあ、続き以外の注文を聞こうか。
682名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 21:17:31 ID:9Wayax8T
わっふるわっふる
683名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 21:21:51 ID:+Orf+o45
ワッフルワッフル
684名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 22:34:23 ID:hKk6Ywyd
ギンガ「なのはさんには言えない秘密が出来ちゃいましたね」
685名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/01(日) 23:04:16 ID:NnnYpHFd
>>681
正直に言おう
ギンフェイの話題を出せばあんたが現れると思っていたw
さぁ、続きを書くんだ
686 ◆6Gzt0D6RRc :2009/02/02(月) 03:32:35 ID:vO8tQqRS
ここの所ちょっと忙しいので、すぐには難しいです。
二月中に書けれたら良いなー。

それにしても、俺行動読まれすぎだろjk
687名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 12:26:50 ID:pnNUVcAR
ギンフェイなのか?
フェイギンなのか?
それが問題だ。
何はともあれ、>>681氏にはちょっとアハーンなネタを期待したい。

ところで最近、スバティア分が不足してきたから、自家発電してみた。
688名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 12:32:10 ID:pnNUVcAR
ベッドに入って電気を消すと、そっと腕が伸びてきた。
少しだけ冷たくなっている指先。
弱く控えめに握られた手の感触。
「ティア?」
その華奢な手の主は、私にとって世界で一番大切な人。
大好きなその大人びた顔も、今は暗くてよく見えない。
「・・・ティア?」
「アンタが無理矢理、私のベッドに入ってきたんでしょ・・・だから、今ぐらいは私の言う事を聞いてよ・・・」
もう一度呼び掛けると、暗闇から返事が返ってきた。
不機嫌そうでぶっきらぼうで。
だけど、どこか寂しそうで。
いつもとは違う弱々しい声。
ティアがこんな声を出す時は、不器用な彼女が甘えたがっている時だと、私はよく知っている。
「どうして欲しいの?」
「・・・寒いから、ギュってしてよ」
静かに寄り添って来る気配。
胸の奥が何だか切なくなって、私はちょっと乱暴にティアを抱き寄せた。
「これでいい?」
私の問いかけにティアは何も答えない。
何も言わないまま、私の胸に顔を埋めてきた。
「・・・ねぇ、スバル」
「ん? なに?」
「ずっと私の傍にいなさいよね」
言葉と一緒に私の背中に回された手に力が籠る。
まるで母親に甘える子供のようなその仕草。
相変わらず表情は見えないけれど。
きっと、迷子の子猫みたいな顔をしているに違いない。
「・・・うん。ずっと、ティアの傍にいるよ。いつまでも一緒だよ」
離れないよ・・・離れるもんか。
そんな気持ちを込めながら、私はぽんぽんと優しくティアの背中を叩く。
ティアは小さく、ほっと息を吐いた。
「・・・おやすみ、スバル」
「うん。おやすみなさい、ティア」
そっと、髪を撫でてあげるとティアは静かに寝息を立て始めた。
―――ティア、大好きだよ。
胸の中で呟いて、私も目を閉じる。
首筋から微かに漂ってくる甘い香りを嗅ぎながら、私は強くティアを抱き締める。
夢の中でも一緒に居たくて・・・。
夢から覚めても傍に居たくて・・・。
<fin>

デレデレなティアって難しい。
689名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 17:09:33 ID:zKMT3oTd
ふむ……なんだかティアナの言動が幼げで、
どこぞのツンデレ桃髪魔法少女を彷彿とさせるが……愛いな。
ご馳走様でした。
普段凛としてる子が、甘えられる相手に身も心も預けている様は至高です!
690名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 20:53:27 ID:O0j25uEu
スバティア自家発電支援ー。
1レスで。
691名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 20:53:53 ID:O0j25uEu
「ティア〜」
「………」
「ティア〜、ねえ〜聞いてる〜? ティ〜」
「あ〜もう! うっさいバカスバル!
何度も何度もバカの一つ覚えみたいに私の名前を呼んで!
そうやって大声で呼ばれると恥ずかしいんだからいい加減止めなさいよっ!」
「わ、分かったよ……」
「全く……」

「じゃあ……ティアナ」
「な!?」
「大好きだよ……ティアナ」
「ば、ばかっ! 真顔でそんな呼び方しないでよ……」
「にひひ……もしかしてドキドキした?」
「そ、そんなこと……」
「私はドキドキしたけどな……。 慣れない呼び方したし、ティアの驚いた顔が可愛いかったし」
「か、かわっ!? 可愛いってあんたっ!」
「ドキドキしたんだ……本当に……」
「……え? スバル……?」

「ねえ、ティア?」
「あ……う、うん」
「さっきは大きな声で何度も名前を呼んじゃって、ごめんね」
「それはもう……別にいいわよ……」
「うん……だけど、ごめん。 私ね、本当にティアが大好きだから……ティアに振り向いて欲しくて、いつでもティアの顔を見つめていたくて……」
「……いつも向き合ってるでしょ……パートナーなんだし」
「うん、でも私……ティアの事がそれ以上に好き……」
「スバル……」
「私……ティアの事が恋愛感情で、好き。 大好き。 愛してる。
女の子同士でおかしいって思われるかもしれないけど、この気持ちに嘘は付けないから……」
「………」
「軽蔑するなら軽蔑してくれていいよ。 ティアが嫌だって言うなら私……痛ッ!?」
「あんたの悪いところは人の話を聞かないところよね!」
「痛っ! 痛いっ!」
「あと、一度決めたら凄く頑固なところ! それに私が何度振り回されたか、あんた分かってる!?」
「いひゃいいひゃい! ほっぺた伸びる〜!」
「……だけど、私はあんたのそんなところ……嫌いじゃないわよ」
「ひゃへ?」
「ああもう! ほらっ!」
「わ、わ、ちょっ……あれ?」
「……胸、ドキドキ言ってるでしょ」
「う、うん……」
「情けないけどさ……私、あんたにティアナって呼ばれてからずっとこうなってるのよ?」
「え……」
「私をこうした責任、ちゃんと取りなさいよね……」
「え!? じゃ、じゃあ!?」
「ああもう! にやにや笑うなっ!」
「だ、だって嬉しくてっ! それにっ!」
「それに、何よっ!」

「ティアだってにやにや笑ってるよっ!?」
692名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 21:02:00 ID:wLKkV16O
何だこのバカップルw
693名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 21:28:57 ID:TqtbGgUm
この婦妻はもう駄目だ
694名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/02(月) 21:34:45 ID:BAkyZWMQ
>>690
その自家発電、イエスだね
695名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 07:37:03 ID:Dg+QwOwk
両者GJ
696名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 12:16:17 ID:u5+ApMnl
ティアナが強制的にお見合いさせられて、無理矢理、結婚させられそうになった時に、
スバルが結婚式に乱入して颯爽と連れ去っていく話はまだですか?
697名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 12:27:18 ID:/+R+n5tE
どこのKYだよ
698名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 18:30:17 ID:9qyrxwjZ
お前がKYだよっと
699名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 18:39:23 ID:RfuNCdZa
なのはあああぁぁぁぁ-----!!!
700名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 20:49:31 ID:csOzVv/s
テスタロッサ乙
701名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 20:59:57 ID:fBVU9A+P
烈火の将乙
702名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 23:22:36 ID:SEG2HCnU
フェイトパパを鬼役に豆まきをするなのフェイヴィヴィ家族はとても素晴らしいと思うの
703名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 23:26:35 ID:G5a2d1OR
藤枝さん>>702にネタあるよ書いて
704名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/03(火) 23:44:58 ID:slGEU2hd
>>702
広瀬香美の歌に合わせて、フェイトがなのはの
射撃を回避する動画を思い出した
705名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 01:48:48 ID:mYwOiN4y
魔王の嫁→フェイトパパ→乙女なのは

706名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 01:51:34 ID:P9qyaAsY
すごーく間が空きましたがフェイトさんウジウジ話の続きです
多分覚えている人居ないと思います
自分でも存在忘れかけてましたしorz

フェイなので2レスお借りします
フェイトさんがウジウジしてるので苦手な方はスルーしてください
707フェイトの鬱々とした休日:2009/02/04(水) 01:54:47 ID:P9qyaAsY
「さよなら?」

 私が放った拒絶の言葉をなのはは、子供のように首を傾げながら聞き返してきた。
こんな事を言えばきっと泣きじゃくるか、逆上するかのどちらかだと思っていた。
そして私に縋りついて言うのだ。
「行かないでほしい、そばに居てほしい」と。
だが彼女の反応は私の予想とはまったく違っていた。

「さよなら……ってなに?」

 小さく呟いたなのはの顔からは全ての感情の色が消えていた。まるで感情をそのままどこかに置き忘れてきたかのように。
いつもの温かみどころか、冷たささえもない。こんな空っぽのなのはは初めて見る。
その反応に思わず戸惑ってしまったが反面内心ほっとしている私も居た。
泣きつかれるよりは何も言われないほうがずっと別れやすい。

「じゃあ、帰るね。もう来ないから」

 私は、なのはにそう告げてから彼女に背を向けた。
しかしその直後に右手を引っ張られる感覚。振り返ると先程とは打って変わって涙を堪えるなのはの姿があった。
私の手を握りしめる手は小刻みに震え、解こうとしても頑として離れようとしない。
そしてなのはは、目に涙を溜めたままのぐしゃぐしゃな笑顔を私に向けると明るく話し始めた。

「お茶入れるから上がってよ!ケーキ焼いたから!」

 行かないと言ったのに、あれほど酷い事を言ったのに君は私を出迎える準備をしていたの?
なのはの優しさと思いやりに、私の心は温かさと痛みを同時に覚える。
でもこれ以上、なのはの優しさに甘えるわけにはいかない。だからちゃんと言わないと。

「なのは、私は」
「上手に焼けたから食べてほしいな?」

 そう言ってなのはは無邪気な声を上げて、甘えるように身体を寄せ付けてきた。
瞳を潤ませて身体を擦り寄せる様子は、捨てられまいとしている子犬のようで、思わず抱きしめたくなってしまう。
それと同時に、自分に媚びを売る彼女など見たくないとも思っていた。
いつも笑顔でいてほしいのに。泣いてる顔なんで見たくないのに。
なのに私は……。

「なのはは勝手だよ」
「フェイトちゃ」
「今更勝手だよ!」

 また彼女を傷つけている。それは彼女の瞳を見れば明らか。
『何を言っているの?私がなにをしたの?』とでも言いたげな表情。
そんな表情に私は、少しだけ苛立ちを覚えていた。

「さよならしたのは、なのはだよ!」
「!……」

 そう、これは元をたどれば、なのはから切り出した話だ。それが私を思っての事だというのはよく分かっている。
あのさよならを言う瞬間、どれほどなのはは苦しい思いをしていたのだろう?
私ならば身を裂かれた方が余程マシだ。事実、別れを告げられたあの瞬間、私は今までのどんな痛みよりも辛い苦しみを味わっていた。
母さんに鞭で叩かれていた時よりも、初めてなのはを撃った時よりも、今まで経験した何よりも痛く辛い瞬間。
だけど、それは別れを切り出す方だって同じだよね?
分かってるよ?分かってる……。分かってるよ……。

「分かってるよ……だけど……」
「えっ」

 なのはが辛かったというのはわかってるのに。でも私もやっぱり辛いんだ。
708フェイトの鬱々とした休日:2009/02/04(水) 01:56:22 ID:P9qyaAsY
「もう嫌だ……」

 気がつけば私は泣いていた。まるで子供みたい遠慮もせずに涙を流している。
大好きだったなのはの姿も、涙が溢れる瞳には、歪んでぐちゃぐちゃにしか見えない。
頬を伝う涙がポロポロと零れ落ちる度にアスファルトの地面を潤していく。
これから口にしなければならない言葉。別れのための言葉。それを思うだけで、涙が湧き出る様にとめどなく流れてくる。
けれど言わねばならない。だから私は名前を呼んだ。愛する人の名前を噛み締める様に。

「なのは……」
「フェイトちゃん……」

 私の呼び掛けになのはも私の名前を呼んだ。
でもこれは、私となのはが友達になった時は違う。全く逆の意味を持った言葉だ。
これから口にする言葉に身体が震えそうになる。だってそれは最愛の人との別れの言葉だから。
私は、すーっと深呼吸をしてからなのはの瞳を真っ直ぐに見つめる。
先程よりは、涙が収まっていたから、なのはの顔がよく見えた。
やっぱり綺麗な娘だなと改めて実感する。そしてこんな綺麗な人を泣かせる自分が恨めしくもある。
きっと私が彼女の親なら私を殴り飛ばしているだろう。
そんな空想が少し可笑しくて、小さく笑い声を洩らしてしまった。
私の様子に安堵したのだろうか。なのはも小さい笑みを浮かべて、私に近寄ろうとしていた。
でもダメだ。ここで彼女に触れられたら、気持ちが揺らいでしまう。
だから触れられる前に言おう。この言葉を。

「なのは」
「フェイトちゃん」

 なのはが私の言葉に答える、きっと名前を呼び合うのはこれで最後。

「なのは、なのはのこと考えて、辛い思いするのはもう嫌だよ。
 これなら、もうなのはと居ないほうがいい。そのほうが苦しくないから、辛くないから……」
「フェイトちゃん!」
「ごめん、もう君とは一緒に居たくないんだ」

 これが私たちの10年の終わり。始まりをくれたのは、なのは。終わりを告げるのは、私。 
10年間積み上げてきた物を壊すのはたった5文字の言葉。

「フェイトちゃん!待って!」

 これが正解かは分からないけど、辛くないから、楽になれるから。

「なのは」

 もう終わりにしてもいいよね?

「さようなら」
709フェイトの鬱々とした休日:2009/02/04(水) 02:01:49 ID:P9qyaAsY
3ヶ月ぶりなのに短くてすいません
最初に書き忘れたのですが前回は前スレ>>612です

これでフェイト視点は終わって次回からなのは視点……になると思います、多分
とりあえず序盤は今回で終わりです
なんとか今月中には最後まで書きあげたいと思います
それでは失礼します
710名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 04:27:23 ID:eHx5kKXJ
至急甘々をだれか
711名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 09:06:49 ID:jJCmPv4v
不器用なフェイトさんの流れに乗りつつ、小ネタを書いてみた。


「お風呂気持ちよかったね♪」
「うん・・・」
「やっぱり、大きなお風呂はいいね♪」
「そうだね・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」」
「・・・えい♪」
「なのは?」
「寒いから、手繋いで帰ろ?」
「う、うん・・・」
「あっ、見て見て。星が綺麗だよ♪」
「うん・・・綺麗だね」
「明日も晴れるといいね♪」
「そ、そうだね・・・」
「・・・あれ? フェイトちゃんの耳、真っ赤だよ?」
「そ、そうかな・・・ちょっと、のぼせただけだよ・・・」
「ふふ、そっか♪」
「うん・・・」
「・・・フェイトちゃん、大好きだよ♪」
「?! な、なのは?!」
「ふふふ♪ フェイトちゃん、顔まで真っ赤になったね♪」


山も落ちも意味もないです。
でも、不器用なフェイトさんと小悪魔ななのはさんが好きです。
712名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 17:06:10 ID:6NKvGHtI
いやいや自分は。

「なのは」
「な、何? フェイトちゃ……ひゃうっ」
「なのはの肌はまるで白磁の彫像みたいだね……。 整ったプロポーションが艶やかで綺麗だよ」
「やぁ……背中に指を滑らせないで……」
「何で? こんなに綺麗なのに……」
「だ……って、恥ずかし……」
「大丈夫だよ。 もし恥ずかしいって言うなら、私が恥ずかしさを忘れるくらい気持ち良くしてあげるから」
「フェイトちゃ……!」
「なのは、愛してるよ」

フェイト王子となのは姫的なシチュが大好きだー。
713名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 19:13:05 ID:dJ/pzOQp
714名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 19:33:37 ID:Cf9aPLdv
>>713
異次元の香りがする
715名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 19:36:54 ID:g6TSxXCx
だ、騙し得…?
716名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 20:15:49 ID:/uWpgp+d
ベトちゃんドクちゃん?
717名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/04(水) 23:14:52 ID:VSvVLpBR
>>709
GJ
というか、フェイトそんのウジウジぶり、どんだけー
早くフェイトそんを止めるんだ!なのはさん、今すぐその背中にSLBを…
いや、やめたげてw
718名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/05(木) 13:00:12 ID:rb1oESVq
>>709
GJ!
しかしなのはさんにこれだけされて落ちないなんてフェイトさん…
719名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 00:34:18 ID:yLuvs/Jc
「野〜球〜す〜るなら〜、こ〜ゆ〜具合にしやしゃんせ♪」
「アウト! セーフ!」
「「よよいのよい!!」」

「はい、なのは。 一枚脱いでー」
「また!? さっきから私ばっかり負けてるよ?」
「言っておくけどズルはしてないからね?」
「むー」
「さ、次のじゃんけんがしたいから早く脱いでね、な・の・は?」
「わ、分かってるけど……もうブラとパンツだけしか残ってないし……」
「なんだったら私が脱がせてあげるけど?」
「じ、自分で脱ぐからいいよっ」
「なんだ、残念」

(フェイトちゃん、何でそんなに余裕があるの?)
(じゃんけんとか反射神経の勝負だったら私の方が有利だからね……下もきっちり脱いでもらうよ、なのは?)
720名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 01:02:25 ID:nmoGelXR
なのはと一緒に学校に通うようになってから数日が経った。
皆、話し掛けてくれるし、優しくしてくれる。
おかげで、何不自由なく楽しい毎日を過ごしているのだけど―

たまに、文化のギャップに戸惑ってしまうことがある。

今もそうだ。
なのはがトイレに行くと言うと、アリサもすずかも一緒に教室を出て行った。
なのはは私を誘ってくれたけど、恥ずかしくて断ってしまった。

私のいた世界では一人でするのが普通だけど、こっちは違うのかな?
だとしたら、なのはに悪いことをしたと思う。

こっちに住む以上、その土地の文化に慣れないといけない。
今日の放課後、なのはが家に遊びに来たら、私から誘ってみよう。
皆がいたら恥ずかしいけど、なのはと2人きりなら
きっと、勇気を出して言えるだろうから。
721名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 01:05:22 ID:nmoGelXR
>>719
リロードを怠ってた
すまぬ
722名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/06(金) 22:47:00 ID:wYCMBbY6
>>720
これはwww
723名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 00:47:38 ID:UVxcyZBA
>>720
wwなんという美味しい勘違い

以前ここにフェイトの片思いを投下した物なんだが、
フェイトの告白(片思いとは別な座標系)で妄想してみたんだ。
告白させるためにフェイトそんのスペックは、ヘタレを1/2カット
需要はあるだろうか?
724名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 01:12:33 ID:9muQ650X
遠慮なんていらないぜ
どんと来い!!
725名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 01:43:51 ID:UVxcyZBA
では、遠慮なしに。なのフェイで、フェイトの告白
フェイトそんのスペックだが、ヘタレ1/2カット、鈍感なのは仕様です
あと、告白するまでが無駄に長いんだ。すまない
興味ない人は可憐にスルーしてくれ

※なのはさんがツンデレにみえるのはきっと、気のせいだと思う
では、何レスかお借りします
726気づかないままで:2009/02/07(土) 01:44:52 ID:UVxcyZBA

[一年の冬]

音楽室を通り過ごし右へ曲がると、廊下の向こう側に階段がある。
放課後ということもあって、廊下には誰もいなかった。
フェイトは屋上までの階段をゆっくりと登っていく。
今朝、下駄箱に入っていた手紙――

放課後、屋上で待っています

この類の手紙をもらうのは初めてではなかった。
知らず溜息をついていたことに気が付いて、苦笑する。
一年中鍵の開いている屋上の入口を、フェイトはゆっくりと開けた。

「気持ちは嬉しいけれど。ごめんなさい」

人から好意を伝えられることは純粋に嬉しい。
だから、よけいに困ってしまう。
悲しそうな顔をされると、こちらまで悲しい気分になってしまうから。

「はい」「他校の人です」

本当はそんな人はいないけれど、そう答えるようにしていた。
始めのころは正直に「いない」と言っていたけれど。
一度、困ったことになったから。
それからはこう答えるようになった。

10分前に登ってきた階段を、来たときと同じようにフェイトはゆっくりと降りてゆく。
教室に戻ると、もう誰もいなかった。
入口から一番遠い窓がひとつだけ開け放されていて、グラウンドから運動部の掛け声が聞こえてくる。
寒いのに、みんな元気だなぁ
グラウンドを一瞥して窓を閉める。
忘れ物がないか、机の中をもう一度確認してからフェイトは教室を後にした。

*****
727気づかないままで:2009/02/07(土) 01:47:40 ID:UVxcyZBA

下駄箱から靴を取り出して、右足を履いて、左足を、と思っていたら名前を呼ばれた。
「フェイトちゃん」
この声の持ち主をフェイトが間違えるわけがない。
「なのは」
なのはがもたれていた壁から背を起こし、こちらへやってくる。
「帰ったんじゃなかったの?」
フェイトはなのはが居ることに驚いた。てっきり、アリサ達と一緒に帰ったものだと思っていた。
「んー、今日は特に用事もなかったから」
「待ってるって知ってたら、もっと急いだのに」
「気にしなくていいよ」
「気にするよ。寒かったでしょ?」
「ちょっと、ね。でも、そんなに長く待ってないし」
そっとなのはの左肩に触れる。伝わってきた温度にフェイトが顔をしかめると、なのはが苦笑した。
「教室に居ればよかったのに」
教室に居ればこんなにも冷えてしまわなかっただろう。わざわざこんな外気が入ってくるとこで待たなくたって。
「そうなんだけど…。下までは皆と一緒に来たから」
「なのに、皆と帰らなかったの?」
どうして? 不思議に思いながらも、自然と口許が緩んでしまう。
寒い思いをさせてしまったことに胸は痛むけれど、自分を待っていてくれたことが嬉しくてしかたがない。
「うん。まぁ…」
珍しくなのはが言葉を濁した。その頬が心なしか赤らんだ気がするのは、自分の思い過ごしだろうか。
フェイトは右腕を伸ばして、柔らかなその頬に触れてみた。なのはが少し驚く。
「なに?」
「ん? 赤いかなぁっと思って」
フェイトの言葉を受けてか、触れている部分の熱が少しだけ上がった。
「っ…。寒かったからだもん」
急にその温かさがフェイトの手から遠ざかった。なのはがくるりと振り返って出口へと歩いてゆく。
「待っててくれたんじゃなかったの?」
「気が変わったの!」
その声は怒っているみたいで、自分の何がなのはをそうさせてしまったのか分からない。
考えているうちに、なのはの背中がどんどん小さくなって、フェイトは慌てて後を追った。
728気づかないままで:2009/02/07(土) 01:50:20 ID:UVxcyZBA

校舎から数メートル先でふいになのはが立ち止まり、振り返った。こちらを睨んでいる。
「なのは」
笑いかけると、ぷいっと顔を逸らされた。
どうやら、完全に彼女の機嫌を損ねてしまったらしい。フェイトは苦笑しながら、なのはに駆け寄る。
「待っててくれて、ありがとう」
「別に…、用事がなかっただけだよ」
「じゃあ、なのはに用事がなかったことに感謝します」
真面目な顔でそう言ったのが可笑しかったのか、なのはがくすりと笑った。

二人で他愛もない話をしながら校門までの並木道を歩いていく。
冬も半ばで、左右に並ぶケヤキの葉はほとんどが枯れて落ち、裸の樹枝が寒そうに見える。
ときおり吹く北風は肌を刺し、痛いほどで、なのはとフェイトは色違いのマフラーに首をすくめた。
手袋もお揃いで買ったけれど、それが活躍することはあまりない。
それよりもずっと温かく、優しい、なのはの手があるからだ。

フェイトは冬が好きだった。
もちろん、春も夏も秋も好きだけれど。なのはとこうして手を繋げる冬が好き。
ふと気付くと、人前で何気なく触れ合うということがずいぶんと減った。
それはお互いに決めたことではなくて。どちらからともなく、自然とそうなったように思う。
周りなんて気にせずに、無邪気にじゃれあっていたクラスメートたち。彼らもまたいつの間にか微かな距離をとっていて。
それは決して仲が悪くなったわけではない。自分が他人からどう見られているのかということを、気にし始めたのだ。
それがいいとか、悪いとか、そんなふうに考えたことはない。
それほど子供ではなくなった、そういうことなのだと思う。

寒いから、なんて。見え透いた口実だけれど。それでも、そんな理由があるから、不自然じゃなくて。
そんな理由がないと、なんとなく落ち着かなくて。

冬は寒くて苦手だけれど。こうして手を繋ぐことができるから。
フェイトは冬が好きだった。
なのはもそうだといい。
729気づかないままで:2009/02/07(土) 01:53:10 ID:UVxcyZBA

[二年の春]

花の重みに枝がしなるほど、満開に咲いている桜に思わず立ち止まる。
爽やかな風が吹くと、舞い上がった花びらがあたり一面をその美しい色に染めた。
その中に佇むなのははどこか儚げで、消えてしまいそうな気がして。
思わず駆け寄ってその手を掴むと不思議そうに見つめられた。
「フェイトちゃん?」
「あれ?あ、えと…」
言葉が続かず口ごもると、なのはが首を傾げた。
フェイトが何でもないと言いかけたとき、すっとなのはの手が伸びてきて。
フェイトの髪に付いていた花びらを一枚摘んで楽しそうに微笑んだ。
「いっぱい付いてるよ」
笑顔が眩しくて、フェイトは目を細める。なのはの頭にも花びらが降り積もっていた。


[夏の花火大会にて]

空に打ち上げられる花火にではなく、隣にいるなのはの浴衣姿に目を奪われていた。
暗がりの中でときおり照らされるなのはの横顔は幻想的で、瞬きさえも許されず、ただ見つめていた。
綺麗だね、そう言う彼女の方がずっと綺麗だと思い、思ったままに伝えれば、なのはが俯いてしまう。
余計なことを言ってしまったと黙っていたら、しばらくしてそっと耳打ちされた。
「ありがとう」
声に甘さを感じるなんて……
人ごみとうだる暑さの所為だろうか、自分はおかしくなったのかもしれない。
耳がやけどしたように熱くなっていた。身体の真ん中を疼きが走り、思わず目を閉じる。
遠くで花火の音が鳴っていた。

変わらない空に浮かぶ、変わってゆく雲のように。
フェイト自身も気づかずに、少しずつ形を変えていったもの。
時が過ぎ去るのはあまりにも早くて、だけど確かに何かを残していった。
730気づかないままで:2009/02/07(土) 01:57:16 ID:UVxcyZBA

[三年の秋]

「ちょっと休憩〜」
なのはがそう叫んで、机の上に突っ伏した。その様子を見てフェイトは苦笑する。
「さっき休憩したばかりだよ?」
「そうだっけ?」
「もうっ…」
そんなに可愛くとぼけられると、自分の方が間違っているのかもしれないと思ってしまうから困る。

*****

その日、フェイトはなのはの家にお邪魔していた。今はちょうどテスト期間で、一緒に勉強をしようと帰りに誘われたのだった。
もちろんいつも一緒に勉強している訳ではない。どちらかといえば、ひとりでする方が多い。
教科書の原文と口語訳をノートに書き写してゆく。紙をめくる音と鉛筆がノートの上を滑る音だけが微かに響き、部屋の中は静かだった。
ふと、気になって隣に目をやると真剣な横顔があった。さっきとは全く違う態度に失礼だと思いつつ驚く。
それにしても難しい顔をして教科書を睨んでいた。好奇心に駆られ、ちらりと覗き込むと、そこにはなにか人間のような落書き。
たぶん、与謝蕪村だと思うけど…。
なのはは完全に集中力が途切れたようだ。フェイトは一つ大きく息を吐きだした。
「なのは」
フェイトが注意すると、その手から鉛筆がぽとりと落ちて、不満げにこちらを見てくる。
「だって…、日本語じゃないもん」
小さく口を尖らせて、子供みたいなことを言うなのはが可愛くて、あやうく頷いてしまいそうになった自分をどうにか思いとどまらせる。
「これなんか、比較的分かりやすいよ」
かくゆうフェイトもそれほど得意ではない。動詞の連体形だとか、何段活用だと問われても答えられないだろう。
だけど、嫌いではなかった。その言葉が伝えてくる情景や心情は美しく心惹かれるものがある。
鉛筆をくるくると手の上で回し始めたなのはに、フェイトが大げさに肩を竦めてため息をつく。
なのはを見ると、その瞳が言葉を期待して待っていた。
「ちょっと、休憩しようか?」
「うんっ」
満面の笑みで答えられて、フェイトは苦笑いを零す。
「あ、フェイトちゃん。お腹空かない?」
「え? どうだろ」
時計を見ると、三時をちょうどまわったところだった。
試験期間中、学校は午前中までしかない。そのため、フェイトは一旦自分の家へと戻り、昼食をとってから勉強道具を持ってなのはの家へ来ていた。
確かに、そう聞かれると空いているような気がする。
脳を使うと、糖分が不足すると聞いたのは誰からだったか。テレビの教育番組かもしれない。
「ちょっと待っててね」
なのはがそう言って部屋から出て行った。
今の笑顔はなんだったのだろうか。残されたフェイトは、ひとり首を傾げた。
731気づかないままで:2009/02/07(土) 02:01:38 ID:UVxcyZBA

何気なく部屋の中をぐるりと見渡すと、コートフックに掛かっているマフラーが目に入った。
フェイトの口許が自然と緩む。
一昨年になのはとお揃いで買ったものだ。なのはがブラウンで、フェイトがネイビー。
今はまだそれを着けるほどに寒くはない。
二人揃ってしていった初日は、はやてに色々とからかわれた。
アリサは呆れ顔で二人を一瞥し、すずかだけが「可愛いね」と褒めてくれたのを思い出す。


「フェイトちゃん。開けて貰ってもいいかな?」
扉の向こうからなのはの声がして、フェイトは思考を中断した。
「おまたせ〜」
嬉しそうな声とともに、なのはが部屋に入ってきた。トレーの上には湯気の立つ紅茶と、美味しそうなケーキがある。
甘い香りに刺激されてか、フェイトのお腹が小さく鳴った。
意味がないと分かっていながらも、とっさにお腹に手を当てる。ちらりとなのはを見た。
どうやら気づかれなかったようで、フェイトの横をすり抜けて、なのはがトレーを机の上に置いた。
よかった、聞こえなかったみたい。そう思って安心していたら、
「お腹空いてたんだ?」
言葉とともにくすくすと笑われて、フェイトは羞恥に顔を伏せた。
「それじゃあ、食べようよ」
「…うん」
ケーキを見て、あれ?と思った。なのはがフェイトの表情に気付いたのか、笑顔になる。
「気付いた?」
「これ新しいケーキだよね?」
「秋の新作なの」
なのはが手を合わせる。フェイトも後につづいた。
「「いただきます」」

「ほんとは、テストのご褒美にって思ってたんだけど」
「明日、フェイトちゃんテスト終わったら管理局の仕事だって言ってたから。その前に食べて貰おうかなって」
「まだ、店頭には出してないんだよ」
732気づかないままで:2009/02/07(土) 02:08:01 ID:UVxcyZBA

「おいしいよ」

その一言だけじゃ、なんだか悪い気がして。どこが、どんな風に美味しかったかを、どうにかして伝えたくて。
自分の知っている全ての言葉を思い浮かべながら、感想を述べていると、なのはがくすくすと笑いだした。
…少し、傷ついた
なにも笑わなくたっていいだろう。なのはと違い、フェイトはケーキについて何の知識も持ち合わせていない。
美食家みたいに流暢に語れるとは思っていなかったが、自分としては精一杯のつもりだった。
いまだ肩を小さく震わせ笑うなのはに、フェイトは少しムッとする。
「なに?」
少し怒った表情に気が付かないのか、それとも気にしていないだけなのか。なのはは、可笑しそうに笑ったままで。
「なのは?」
何がそんなに、といぶかしむ。すると、なのはが、付いてるよとフェイトの頬を指差した。
ついてる? 何が付いてる…?
理解して、フェイトの顔がさっと赤らんだ。

…恥ずかしい。まるで、小さな子供じゃないか。

私は頬にケーキの破片を付けたまま、なのはに熱弁していたのだろうか。
なのははそれを5分、いや10分は眺めていたことになる。
その姿を思い浮かべてしまい、慌てて頭を振った。
穴があったら入りたいって、こういうときに使うのかな。
現実逃避のためか、そんなことをぼんやりと思う。

「えと、どっち?」
フェイトの声は消え入りそうに小さかった。それでもなのはには届いたらしく、左の頬を指差された。
聞き返されなくてよかったと、ほっと胸を撫で下ろす。
フェイトが部屋の中を見回す。目的のものを見つけて手を伸ばそうとして、だけどそれは叶わなかった。
なのはの手がフェイトの腕を掴んだのだ。
「え?」
どうして?そう聞こうとする前に、反対側のなのはの手がすっと伸びてきて。指先がフェイトの左頬にそっと触れた。
驚いてなのはを見ると、ただ優しく微笑んでいる。
フェイトの頬からクリームを奪いとった指が、ひどくゆっくりと離れてゆく。それはまるでスローモーション動画のようだった。
その指は、迷いのない軌道を描き、持ち主の口へと運ばれていった。
ゆっくりと開かれた桜色の扉の奥から、同色の可愛らしい舌が現れて――
ぺろっと指に付いたクリームを舐めた。
733気づかないままで:2009/02/07(土) 02:11:11 ID:UVxcyZBA

「…ぁっ」

フェイトの口から知らず声が漏れた。目が釘付けになる。透き通るように艶めく白い肌に、唇の紅さが際立って見えた。
身体が動かない。吸い寄せられ、吸い付けられ、呼吸をすることさえ忘れて、フェイトはただ見つめる。
「にゃはは。甘い、ね」
なのはが照れくさそうに笑った。
いつものフェイトなら、顔を真っ赤にして、なのはに抗議していただろう。そのはずだったのに。
フェイトは、固まったまま動けない。
ドクドクと耳元で大きく鳴り響く音に、身体全体が心臓になってしまったような、そんな錯覚に陥っていた。
フェイトの顔が少しずつ、なのはへと近づいていく。
「フェイトちゃん?」
不思議そうになのはがこちらを見る。フェイトは息が苦しくて、唇を薄く開けた。
「どうしたの?」
声はまるで遠くに聞こえているのに、なのはの顔が目の前にある。見とれるほどに美しい。
こんなにも近くで、なのはの顔を見たことがあっただろうか。
明澄な、美しい蒼色の瞳に捕らえられて、目が離せない。何も考えられなくなる。

ふっと、全ての音が消えた。

さっきまでのうるさい心臓の音も、誰かが呼吸をする音も服が擦れる音も、何ひとつ聞こえてこない。
なのはの瞳の奥で、何か言いたげに微かな光が揺らめいて、それが合図だったかのように、フェイトの顔がさらに近づいた。
なのはが驚きに目を見開いた。息を呑むのが分かった。長くて美しいまつ毛が、震えているのさえはっきりと見える。
「フェイトちゃ」
途中で途切れてしまったなのはの声。それが何故なのか、フェイトには分からない。
分かるのは、なのはの顔が、すごく近くにあるということだけだ。全体の輪郭を掴むこともできないほどに近い。
大好きな優しい瞳が、ゆっくりと瞼の下に隠れていく様子を、フェイトはただぼんやりと見つめていた。

そして――
今の状況が何を意味するかに思い当たり、なのはから飛び退いた。

再び聞こえはじめた鼓動は、壊れるのではないかと心配するほどに早くて、身体中の血液が沸騰してしまったかのように熱い。
もしかしたら、本当に顔から湯気が出ているような気さえしてくる。
俯いた視線の先に、なのはの腕を掴んでいる自分の手が見えて、慌てて離した。
フェイトはこぶしを握りしめる。力を入れていないと、震えてしまいそうだった。
自分がしてしまったことが信じられない。
目を奪われて、ただ見つめていただけなのに。いつの間にか二人の距離が縮んでいて――
思わずぎゅっと目を瞑る。
唇には、なのはの柔らかいそれの感触が、まだうっすらと残っていた。

「ごめん」

とっさに口にした謝罪。だけど、それ以外の言葉は何一つ、出てこなかった。
なのはを見るのが怖くて顔を上げることができない。フェイトは焦る。なのはは何も言ってこない。
自分はとんでもないことをしてしまった。
時計の音がいやに耳につく。静寂が部屋全体を包み込んでいた。
734気づかないままで:2009/02/07(土) 02:23:25 ID:UVxcyZBA

「フェイトちゃん」

なのはがフェイトを呼んだ。ひどく穏やかな声だった。
握りしめていたこぶしが、温かな手のひらにそっと柔らかく包み込まれた。
フェイトの喉がコクリと小さな音をたてる。
恐るおそる顔を上げると、目に飛び込んできたのは優しい微笑みだった。
ふっと緊張が和らぐ。強張っていた肩から力が抜けていく。
なのはの様子にフェイトはとりあえず安堵した。でも、どうして…?

「どうして?」
「え?」

思ったことを逆に問われて、フェイトは驚いた。驚いてなのはの顔をじっと見つめてしまう。
蒼く美しい瞳が、少し潤んでいた。
何かを期待して待っている。何故かは分からないが、そんな気がした。
言葉を反芻する。何度も繰り返し、自分に問いかけてみる。どうして、どうして、どうして――

分からない。分からなかった。そんなつもりは全くなかった。それは本当だ。だけど、そう口にするのは何か違う気がした。
じゃあ言うべきものは、言わなければならないものは、何なのだろう。確かにあるはずなのに、フェイトには思い浮かばなかった。
確かにここにあるはずなのに。握りしめたこぶしを胸の上に置いてみる。歯がゆかった。
知らず知らず唇を噛み締めてしまうほどに、歯がゆかった。

フェイトが、なのはから視線を逸らすように俯く。
「分からないよ」
唇から零れ落ちた言葉に、
「そっか」
なのはの声が泣いているようで、思わず顔を上げた。なのはは泣いていなかった。
ただ、寂しそうに笑っていた。
フェイトの顔が歪む。胸が痛くて、奥歯を噛み締めた。
自分はひどいことをしてしまった、そう感じた。

フェイトがもう一度謝ろうとして、だけどそれは、なのはに遮られた。フェイトの唇がひらく前に、なのはに塞がれてしまったのだ。
それはほんの一瞬の出来事で、彼女の柔らかなそれを感じる前に離れていった。
驚いてなのはを見る。なのはが、少しいたずらっぽく笑っていた。
「嫌だった?」
聞いてくるなのはは笑みを崩さずに、だけど見つめた瞳が不安げに揺れていた。
735名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 04:49:24 ID:vYUmwNmK
あれ?終わり…じゃないよね?
きっと10連投でおさるさん食らってるのかな?
1時間くらい間おけばまた書き込めるよきっと。(って既に2時間以上経ってるが)
すごく引き込まれるいい文章だ!おれはこんなの大好きだぜ!
だから続きまってるぜー。
736気づかないままで:2009/02/07(土) 07:14:45 ID:UVxcyZBA

フェイトは、なのはに微笑み返す。嫌なわけがない。

「嫌じゃないよ」
「よかった」

なのはが本当に嬉しそうに笑った。
その笑顔は可愛いというよりは艶やかで。フェイトの心臓が、とくんとひとつ跳ねた。
今までに見たことがないなのはに、なんだか落ち着かなくなる。

でも……、どうして…

さっきのことも含め、なのはには気にしている様子がないのだ。机の上を片付けている彼女の背中を見つめる。
何事もなかったかのように振る舞うなのはが、フェイトは不思議でしかたがなかった。
それとも、自分が考えすぎなのだろうか。分からない。友達とキスをするのは、それほど大したことじゃないのだろうか。
さっきは自分が分からなくて。今はなのはが分からなかった。思いを巡らしていたら、

「続きしよっか」

時がとまった。思考もとまった。驚きに、フェイトは自分の耳を疑った。

続きって……?え?続きって………、ええ?
もちろんキスの先にもその、行為があることは知ってはいるけれど…。いや、でも、だって、そんな。
私の考えすぎなのだろうか。仲のいい友達だったら驚くこともないの?キスして、その続きもって…。あれ?

返事のないことを不思議に思ったのか、なのはが振り返る。フェイトの固まった姿に首をひねった。
そして、何かに気付いたのか、顔がみるみるうちに赤くなってゆく。きっとフェイトと同じくらいに赤い。

「続きって、勉強のだよっ! 勉強の!」

なのはが叫んだ。止まっていたフェイトの時間が動き出す。
ああ、なんだ。そっちか。びっくりした…
フェイトは長く息を吐きだして、胸を撫で下ろす。まだ、どきどきしていた。

なのはを見ると耳まで真っ赤で、なんだかその様子がひどく可愛い。フェイトの口許が、意識せずに綻んでしまう。
ここで笑ってはいけない。分かっている。分かっていたけれど、やっぱり堪えきれず笑ってしまった。
なのはがこちらを睨んでくる。
チクチクと突き刺ささるような視線は痛いが、予想していた通りの反応だったのでフェイトは動じなかった。
想定の範囲内、そう思っていた。だが次の瞬間に、フェイトの落ち着きは容易く吹き飛ばされてしまった。
737気づかないままで:2009/02/07(土) 07:17:52 ID:UVxcyZBA


「フェイトちゃんのエッチ」

思わぬ攻撃に、息が詰まった。喋ろうと口を開けるが、空気がうまく吸い込めず、咳き込んでしまう。

エッチって。そんな。ひどい…。在らぬ疑いだと思う。なのはが主語をちゃんと言わないからだ。
最近の若者は主語をよく省略するっていうけれど。今の流れだったら私がそう考えてしまうのも仕方がない。

前言を撤回してもらうためにそんな言い訳をしても、なのはは聞く耳持たずで。知らないとかなんとか。
ひどい……
ここで譲ってはいけないと思いフェイトは食い下がったが、勉強するから邪魔しないでと言われてしまう。
どうしても取り下げてくれる気はないようだ。自分を表す形容詞に、新たに追加されてしまった言葉。
大きくため息をついた。もちろん納得はしていない。
フェイトは思案して、それに気づく。なのはの頬がまだ微かに上気していた。どうしようか。
近づいて、その形の良い耳にそっと囁く。

「続き、する?」

なのはがフェイトを振り向いた。その瞳は、驚きに見開かれていた。
みるみるうちになのはの顔が赤らんで、首筋までがうっすらと紅色に染まる。

「勉強の」

フェイトの言葉に、なのはが一瞬キョトンとした。ひどく幼い顔だった。
いたずらが成功した子供のようにフェイトが笑うと、なのはが俯く。肩がぷるぷると震えはじめた。

「バカ!!」

罵声と共にフェイトは顔に衝撃を感じた。顔面にぶつかってポトリと落ちたもの――
クッションはふわふわして柔らかいもののはずなのに。至近距離からぶつけられると、結構痛い。
フェイトが、思わず顔をしかめてなのはに不平を言うが、完全に無視された。
自分が悪かったと謝っても顔を背けられて、そんなに怒らなくてもいいじゃないかと思ってしまうけれど。
目の前のなのはが、可愛くてしかたがなかった。気を抜けば、勝手にゆるんでくる口許をフェイトは慌てて引き締める。
今のフェイトには分かるようになっていた。
なのはは怒っているわけではなくて、もちろん少しは怒っただろうけれど、照れているのだと分かっていたから。
フェイトは、それ以上は何も言わず、黙って勉強を続けることにした。
少し気になって、ちらりとなのはを見る。こちらを見ていたのか目が合った。待って、と口にする前にフェイトの顔に再びヒットするもの。

なんで?

その後も2度ほどクッションが部屋の中を飛びかったが、そこにある空気はいつも通りだった。

*****
738気づかないままで:2009/02/07(土) 07:21:26 ID:UVxcyZBA

夕飯はどうするかと聞かれ、きっと母さんが用意しているだろうし、明日の準備もあるからと断った。
「ケーキありがとう、おいしかった」
別れ際にそう言ったら、どういたしましてとなのはが嬉しそうに笑った。
ひとりの帰り道、フェイトは何か忘れているような気がしていた。
かばんの中を見たが忘れ物はない。だけど、何か忘れているような。そんな気がしてならなかった。

家に着き、ご飯を食べて、お風呂に入って。明日の準備をして、寝るまでの間もう少し勉強をする。しばらく集中していたが、
「あっ」
引っかかっていた何か、言うべきだったもの、言わなければならない言葉に、ようやく思い至った。

どうして気がつかなかったのだろう。こんなにも大切なもの。
いつからか、ここにある。いつだってここにある。胸の上にそっと手を置いてみた。
静かに脈を打つ心臓、上下する胸、しごく当然で、普段は意識をすることがない。そのくらいフェイトにとって自然なことだった。
フェイト・T・ハラオウンという人間の身体の一部、そして全てを形づくっているもの。なのはを想うこと。
なのはを想うこの気持ち――
なのはが好き。誰よりも、なによりも、なのはのことが好き。
好きだから、声を聴きたくて、笑顔を見たくて、手を握りたくて、抱きしめたくなる。
ふとした瞬間、何気なく触れたくなるのは、なのはが大好きだから。当たり前のこの感情。他に理由なんていらなかった。

時計を見ると12時を過ぎていた。夜も遅い。
椅子から立ち上がって窓を開けた。夜風がそっと吹き込んでくる。見上げた空に雲はなく、眩い星たちがその輝きを街に降り注いでいた。
三日月が笑った気がして、フェイトは笑い返した。
なんだか嬉しくて。無性に照れくさくて。抑えきれなくて溢れてくる気持ちが、フェイトをどうしようもなくさせる。
気づくこともないままに、こんなにも大きく育っていたなのはへの想い。
誰へともなく叫びたくなって、フェイトはその衝動をどうにかやり過ごした。

かばんから携帯を取り出して素早くメールを打つ。宛先は、なのは。

>もう寝ちゃったかな? 明日の朝、用事があるので一足先に学校にいくね。皆にもよろしく

少しして返信がきた。
>了解

まだ起きていた。勉強していたのだろうか。寝る前だろうか。それとも、自分と同じようにこの夜空を見上げているのだろうか。
フェイトは目を閉じた。
頬を優しくなでる風に、遠くで響く電車の音に、窓から射しこむ月の光に、なのはの気配が伝わってくる。
心が弾み、笑みが零れた。
引き出しを開けて、レターセットを取り出す。
宛先はもちろん、なのはだ。
739気づかないままで:2009/02/07(土) 07:24:58 ID:UVxcyZBA

「いってきます」

清々しい朝の空気を肺いっぱいに吸い込んでみる。見上げた空は抜けるように高く、雲ひとつない快晴だった。
降りそそぐ陽射しが眩しくて、フェイトは目を細める。
透きとおるような空に、思い描くのはただひとり。
早く逢いたい
いつの間にか早足になっていることに気がつき、そんな自分が可笑しくて。フェイトは声をあげて笑った。
なのはは、まだ家に居るだろう。
試験期間は部活動も休止のため、道ゆく生徒はほとんどいなかった。
校門からの並木道をゆっくりと歩いてゆく。木漏れ日が、地面にパステル画のように淡い色彩を与えていた。
校舎に入って、右から2列目の下駄箱に足を運ぶ。目的の場所を見つけると胸が高鳴った。
高町なのは、そう記されてある。
そのフタを持ち上げると、自分より少し小さいサイズの上履きが入っていた。
緊張に汗ばむ手で、下段に昨夜書いた手紙をそっと入れた。
どきどきする
頬が火照っていた。押さえた手のひらに熱が伝わる。
あっ、と思って周囲を見回した。周りに人影がないことを確認し、フェイトはほっと息を吐きだす。
そしてなんだか居た堪れなくなり、そそくさと教室へと向かった。
教室には誰もいなかった。
どうやら今日は自分が一番のようだ。他の人がいつ登校するのか予想がつかなかったため、ずいぶんと早く家を出たのだった。
フェイトは、かばんからノートとペンケースをとり出した。チャイムがなるまで、たっぷりと時間があった。

*****

ひとり、ふたり、とクラスメートが教室に入ってくる。
おはよう 今日は一人? ずいぶん早いね
おのおの挨拶をかわす。今日がテスト最終日だから?気合入ってるね、と言われ、フェイトはそれに曖昧にうなずいた。
教室がだんだんと騒がしくなっていくが、その中に待ち望む人の姿はない。時計を見上げた。
もうすぐだと分かると鼓動が少しだけ早まる。無意識に何度も教室の入り口を見てしまう。ちらり、ちらり。
あっ
思わず声が出て、慌てて口を噤んだ。周りにいる子たちが、どうしたの?と聞いてくる。フェイトは、なんでもないよと笑ってみせた。
教科書を見つめて、落ち着けと2度繰り返した。深呼吸をする。視線の先に制服が見えた。
ゆっくりと顔を上げると、
「おはよう、フェイトちゃん」
いつも通りの笑顔が眩しい。こちらも笑顔でおはようと返す。なのはの頬が少し色づいて見えるのは、私の思い過ごしだろうか。
なんとなく、いつも以上にくすぐったい。
740気づかないままで:2009/02/07(土) 07:28:24 ID:UVxcyZBA

「なんか二人の雰囲気ちゃうなあ?」

ひょいと、後ろからはやてが顔をだした。
「ちょっと、自分の教室行きなさいよ」
アリサが咎めるが、はやては気にしない。その後ろで苦笑しているすずかに挨拶をする。
はやてがフェイトとなのはを交互に見て、唸った。
「まぁ、ええか。それよりも、フェイトちゃんにお知らせが」
「チャイムなるわよ」
アリサの言葉を軽く流して、はやてが机の上に乗り出してきた。フェイトが何事かと驚く。
「今朝、なのはちゃんの下駄箱にな「はやて」
アリサがはやてを睨む。
「もぅ、最後まで言わせてえや」
はやてが軽快に笑った。なんだろう。でも今、下駄箱って……。なのはを見ると、目が合った。同時に逸らす。
ああ…、なんだか恥ずかしい
そう思ったらよけいに恥ずかしくて、フェイトの耳がうっすらと染まった。

ようやく治まった熱に視線を元に戻すと、腕を掴まれたはやてが、アリサに引きずられていた。
そんなに自分の教室に行くのが嫌なのか、入り口のドアに噛りついて最後の抵抗をみせる。
二人の会話までは聞こえてこなかった。

「ラブレ、っむご…。ちょっ、アリサちゃん」 
「ったく、あんたね。面白がるのもいいかげんにしなさい」

予鈴のチャイムがなる。
ばらけていたクラスメート達がそれぞれの席についていくが、テストへの話題は尽きることはない。
話し相手が隣同士、前後に変わっただけで、依然として教室の中は騒然としていた。
「フェイトちゃん」
小さく呼ばれた。柔らかく微笑むなのはがフェイトを見下ろしている。澄んだ蒼色の瞳だ。
早く席に着いたほうがいいよ、そう告げるよりも一呼吸早く、なのはが口を開く。すっと顔が近づいてきて、
「あとでね」
耳元で囁かれて、フェイトの心臓がひとつ跳ねた。なのはの甘い声が頭の中でこだまする。
フェイトの耳がさっきの倍、熱くなった。

*****
741気づかないままで:2009/02/07(土) 07:40:36 ID:UVxcyZBA

三時限目終了のチャイムが鳴る。

「はい、終了!鉛筆置けよ〜。おい、そこ、諦めろ」
チャイムが鳴り止むと同時に、教室の空気がにわかに活気を帯びる。
どうだった? 山が当たった 外れた 問い3の答えってさぁ
口々に喋り始める生徒達に呆れつつ、さっきよりも大きな声が教室に響いた。
「無駄口たたかずに、後ろからさっさと集めて」
なかなか回答用紙が回ってこないため、フェイトが後ろを振り返る。そこにある姿に戸惑った。
真剣な表情でまだ答えを書いている。

えっと、注意したほうがいいのかな……

前からツカツカと教師がやって来る。
「おい、もうチャイムなったぞ」
「聞こえませんでした」
机から顔を上げず答えると、用紙をひったくられた。それでも諦めたくないのか、あと五秒だけ、とすがり付く。
その様子に今朝のはやてを思い出してしまい、フェイトは笑いを堪えた。

ホームルームが終わると、教室が解放感に包まれた。
誰もが好まないテストがやっと終わった。フェイトとて例外ではない。
大半の生徒はすでにテストのことは忘れて、部活動にあるいは遊びに浮き足立っている。
フェイトがなのはをちらりと見ると、なのはもこちらを見ていた。しばし見詰め合う。二人とも逸らさなかった。
一緒に向かうのは変な気がして。フェイトは一足先に教室を後にする。
ドアから出る手前、なのはに小さく頷いてみせると、言いたいことを汲みとったのか、なのはが同じように頷き返した。

隣の教室はさっと通り過ごす。なぜかは分からないが、はやてに見つかってはいけないと自分の中でアラートが鳴っていた。
早まった歩みのまま、フェイトは階段を上る。渡り廊下に出て、音楽室のその先を右へ折れる。
ふぅ、と息を吐き出した。鼓動が乱れている。深呼吸しても納まらなかった。屋上までの階段をゆっくりと上る。
そして、一年中鍵が開け放されている重たい扉を押し開けた。


高く天を仰ぐ。雲ひとつない澄みきった青が広がっていた。今朝と違うのは太陽の位置だけだ。
いつもより早い脈を打つ心臓。いつの間にか握りしめていた両の手のこぶしは、じっとりと汗ばんでいる。
大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出した。胸元を掴んで、目を閉じる。
落ち着けと、何度か繰り返した。
742気づかないままで:2009/02/07(土) 07:45:51 ID:UVxcyZBA

ふと、思い出す。

いつかの、自分に手紙をくれた人たちも、こんな風にしながら待っていたのだろうかと。
緊張に張り詰め、期待に震える胸を押さえながら、想い人が来るまでの時を過ごしていたのだろうかと。不意に、

「気持ちは嬉しいけれど、ごめんなさい」

聞こえた自分の声。フェイトの心臓がどくんっと大きく跳ねた。
重たい靄が頭をもたげる。さっきまで感じていた、高揚感も何もかも黒に呑み込まれてしまう。

どうして気がつかなかったのだろう。
なのはからその言葉を言われるかもしれないと、どうして考えていなかったのか。
昨日は気づいた自分の気持ちがただ嬉しくて、浮かれていた。その嬉しさに、舞い上がっていた。
それが、今になってようやく冷静になった。
どうせなら、こちらには気がつかないままでいたかったなと思ってしまい、つくづく自分勝手だ。
フェイトが自嘲的に笑う。
きっと、私はどこかで思っていたのかもしれない。

フェイトが新しい自分を始めたその日から、ずっと一緒に過ごしてきた。
悔しくて泣いてしまった日々が、嬉しくて笑いあった日々が、欠けることなく自分の内にある。
なのはと交わした他愛のない言葉の数々を、ひとつひとつ思い出すことができる。
全てが、フェイトにとって特別だった。隣に居るだけで、心が安らぐ存在。
二人の間にそんな言葉はなかったが、何かが通じ合っている、いつからか、そんな風に思うようになっていた。
だから、だろうか。
なのはならこの気持ちを分かってくれるだろうと、どこかで思っていたのだ。
彼女なら受け止めてくれる、どこかでそんな気がしたいたのだ。ほんの、ついさっきまでは。
それが、ただの思い込みで、全くの勘違いかもしれないのに、私は――
今更ながら、自分がつくづくおめでたい人間のように思えて。
可笑しくて、だけど、今度は笑えなかった。
743気づかないままで:2009/02/07(土) 07:49:27 ID:UVxcyZBA

――怖い

フェイトは急に怖くなった。
これから、自分が何かを変えてしまうかもしれない。

「どうしよう」

ぽつりと呟いた声は震えていて、頼りなかった。気ままに通り抜けた風に、容易くさらわれてしまう。
先ほどとは違う、嫌な汗をかいていた。足が竦む。めまいがした。動悸がひどく、胸が苦しい。
震える足に力を入れ、さらにきつく両の手を握りしめたとき、

ぎぎっ

錆びた扉の動く音が聞こえた。フェイトの肩がびくりと震える。
ドクドクという心臓の音を聞きながら、視線をその扉の向こうに固定した。
逸らしてはいけない。そう自分に言い聞かせる。そしてフェイトは思い出していた。

はじまりを思い出した。
なのはとのはじまりを、フェイトは思い出していた。

「友達になりたいんだ」

まっすぐに自分へと向けられたその言葉を、今でも鮮明に覚えている。
あの時、なのははあんなにも真っ直ぐ、私にぶつかってきてくれたではないか。想いを伝えてくれたではないか。
そして、その切実さに私は心惹かれたのだ。自分もまた、この子のようにまっすぐで在りたいと、そう思ったのだ。
しっかりと、覚えている。忘れてはいない。忘れるわけがない。だから……

だから、私がここで逃げることも許されないのだ。
いずれにせよ、もう後に引くことはできない。そう思った。

フェイトが見つめる視線の先で、ゆっくりと扉が開いた。
744気づかないままで:2009/02/07(土) 07:55:22 ID:UVxcyZBA

扉の向こうから現れたのは、間違いなくフェイトの想い人だった。緊張に、知らず背筋が伸びる。
なのはが地面へ落としていた顔をゆっくりと上げると、フェイトと視線が交わる。

すると――
時が止まった。全ての音が消えた。

なのはの瞳がまっすぐにフェイトを捉えて、それは本当に嬉しそうに笑ったのだ。
その笑顔を正確に表現できる言葉など、どこを探してもないだろう。
フェイトは瞬きをするのさえ忘れ、なのはに見惚れる。
「フェイトちゃん」
呼ぶ声にフェイトが反応するよりも早く、なのはがフェイトに飛び込んできた。
衝撃を感じたときには、すでになのはに抱きしめられていた。
フェイトは驚く。状況が呑み込めなくて、しばらくの間、その場にただ立ち尽くした。


どのくらいそうしていただろうか。なのはが屋上に現れてから、時が止まっていたフェイトには分からない。
なのは、呼ぼうとして気がつく。なのはの華奢な肩が微かに震えていた。
どうしてなのか、どうしたらいいのか、分からない。フェイトの眉尻が下がって、困った顔をつくる。

なのはは泣いていた。
あれこれと思い迷ったものの、結局は思いつかず。だから、フェイトは出来るだけ優しく、大好きなその名前を紡ぐ。
「なのは」
さらに強い力で抱きつかれ、フェイトの胸の奥がきゅっと締め付けられた。そこから、なのはへの想いが溢れてくる。
切なくて、甘く、狂おしいほどのこの感情。

――愛しい。
なのはが愛しい。

愛おしくて堪らなかった。
745気づかないままで:2009/02/07(土) 08:00:00 ID:UVxcyZBA

行き場をなくして、宙をただよっていたフェイトの腕が、目の前の愛しい人にそっと回された。
抱きしめたその身体は、自分よりも少し小さくて、ずっと温かかった。
目頭が熱くなる。眼球を押し上げて、涙が出てこようとする。
抑えきれない気持ちに、抱きしめられた力よりも強く、フェイトはなのはを抱きしめ返した。

勘違いではないのだろうか
思い込みではないのだろうか

視線のすぐ下、可愛らしく存在を主張している耳に、フェイトは口許を近づける。高ぶった感情に、声が掠れていた。

「私、なのはのことが好きなんだ」
「っ…うん」
「大好き」
「うんっ、うん……」

抱きしめていた腕を少しだけ緩めると、なのはが顔を上げた。二人の視線が混ざって溶け合う。

潤んだ蒼い瞳、涙で濡れた頬、桃色のふっくらとした唇。そして、どこまでもまっすぐで、強い意志の宿るその眼差し。
なにもかもが、本当に大好きだから。

フェイトの手が、なのはの頬に伸びる。涙の跡を親指の腹でそっと拭うと、なのはがくすぐったそうに笑った。
可愛らしいその顔に、フェイトが微笑む。

「私と付き合ってくれませんか」

そう告げると、再びなのはの瞳からぽろぽろと涙が零れ落ちた。落ちてゆく滴が、太陽の光を反射してきらきらと煌めいて、制服にそっと溶けてゆく。
魅せられて、フェイトの口からため息が漏れる。いつまでも見ていたい気もするけれど。だけど。

だけど、それよりも――名前を呼んでくれないだろうか。


大好きなその声で、優しく私の名前を呼んで
そして、教えて欲しい。その涙のわけを
私の思い違いではないと、甘い声で囁いて


柔らかなそよ風がさぁっと頭上を吹きぬけた。
風音に耳をすませば、窓を開けているのだろうか、吹奏楽部が奏でるやさしいメロディーが運ばれてくる。
聞こえてくるそれは、まるで二人を祝福しているかのようだった。
746気づかないままで:2009/02/07(土) 08:02:40 ID:UVxcyZBA
*****

おしまい
長々と、拙い文章で正直すまんかった

ところで、はやてのポジションなんだが、なぜか二人がもどかしい時には、
率先して間に入ってくるくせに、今回のように何もせずにうまくいってしまう場合は、
呼んでないのに邪魔しにくるのは何故なんだ?
屋上で、扉の向こうから現れたのは、なのは…は、はやて?!
とか最初に妄想してしまい、ちょっ、はやて自重してくれw
というか、お前が自重しろって話ですよねwええ、知ってますた
なのはに「フェイトちゃんエッチ」って言わせたかったとか、全然思ってなかったし。

最近ずっとなのはカワユスwで、脳みそ溶け出しはじめた。
きっと、もう駄目かもしれん
747名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 08:36:10 ID:fK7so6KI
GJ!!
すまんが良い歯医者を紹介してくれないか?
甘過ぎてもうね…その…なんだ……困るw
748名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 10:19:56 ID:rmTdTfbH
GJ!
今日も一日頑張れる
749名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 11:26:06 ID:mpibKHGS
これはGJと言わざるを得ない
750名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 13:05:33 ID:S3fbgDVO
GJすぎるだろ……なのはカワユス、わかります
751名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 14:16:24 ID:yRyrQdj4
わお、GJ!
フェイトさんが爽やかすぐる
752名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 14:16:59 ID:vYUmwNmK
頼む、誰かこの漫画を訳してくれまいか!?

ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow93741.jpg
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow93742.jpg

まだまだ連載中で続きがあるんだ…とってもなのフェイ(フェイなの)な予感なんだが
ハングルがさっぱりわからん!
753名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 14:41:05 ID:ub9yUXV/
キムチ臭いもん載せるな
754名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 16:16:47 ID:4kW8IDvs
>>746
GJ!久々の甘酸っぱい系だ・・・
心が洗われた

>>752
読みたいけど無理なんだぜ・・・
755名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 17:02:33 ID:oqCMQlQv
素晴しいの一言だ!
756名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 17:06:01 ID:vYUmwNmK
>>753
まあそう言うなよ、おれもキムチは嫌いだぜ?
だけどなのフェイへの愛はキムチ臭なんかに負けることないくらい甘いんだぜ?
とりあえず lockdown85 で具具ってみろよ…

>>754
だよな…翻訳ソフト使っても画像だから無理なんだぜ…
757名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 17:51:41 ID:P5Ctn6k/
>>746
はぁ…糖尿病になりそうだよ…脳みそもとろけだしてきた。
gjでした!寝る前にもう一回読もう。
758名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 18:20:49 ID:H38ZYNzN
ハングル文字入力ツール+Livedoor翻訳最強。
でも、そこまで手間かけなきゃ読めないってのも…
759名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/07(土) 21:14:05 ID:UVxcyZBA
>>746です
甘いとか、言われると嬉しいではなかw
切ない系も好きだが、ただ甘いだけとかカナーリいいと思うんだ
しかし、その妄想が難しいというね、
読んでくれた人、GJくれてありがとう。謝謝

>>756
さっそく具具ってみたwwうはwフェイトそんカワユス
同じく、内容はさっぱりわからんが、まじ良い絵だなしかし
760名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 01:08:02 ID:dALo8fZt

ふらーり、夜も更けたところで、ちょっと毛色の変わったものを投下させてくださいな

そういえば……或る官氏って、なんか語呂が良い Σ(- -ノ)ノ

或る官氏あるかんし歩かんし…

つまり前回、実は足の指が真っ黒になった状態で病院のベッドの上から
看護婦の目を盗んで投下していたのがバレバレだったという事なんだよ!

(*゚□゚) Σ(゚□゚(゚□゚*) ナ、ナンダッテー!!

注意事項

つまり世界は滅亡する! お気をつけください
俺たちには、もうどうする事も出来ないっていうのかよ! お気をつけください
またもや貴方は私たちの前に立ちはだかるのか! お気をつけください


今回は試みに、百合スレの微妙にファジーなジャンルに突っ込んでいます


ユーノが出ています、お気をつけください
ザフィーラが出てきます、諦めてください

絶大な能力を誇るオリジナルのロストロギアが出てきます、嘘じゃないですよ
ヤマもオチも意味も無いフェイなのラヴラヴえっちです、この口は真実を語る口ですよ

フェイトさんにナマコのようなモノがついています、気にしないでください
761或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:08:59 ID:dALo8fZt

20分後の未来、

激務の無限書庫へと舞い降りた依頼、古代遺失遺産封印処理と呼ばれた息抜きの最中、
四方を照らす西洋行灯の灯火の下、彼らは慄然たる思いで暴走した遺失遺産を凝視しました。

ええ、事の発端に遡れば今朝がたの事になります。

―― 竹べら、軍手、土臭いものがいっぱい!
ぜんぶ使ってムッチャ地味すぎる遺跡発掘ができる!

…はずでした。

だけどユーノ・スクライア司書長は、間違えて余計な人たちを呼んでいたのです。

それは、元機動六課所属のアクマイザー3名!

そして暴れた三人娘が中略致しまして、ええ、結果として暴走したロストロギアが、
全裸となったフェイト・T・ハラオウン執務官の股間に黒々と聳え立っておりました。

「あ、あれがロストロギア《聖王の暴れん棒》なの!?」
「凶悪なまでの催淫作用があって、触れる者を皆、快楽の虜にしてしまうんだ!」
「いや、お願いやから真面目な顔で、人生放り投げたような発言はせんといて」

平素、誰もが羨む白い肌の裸身を露にし、乱れ散る金髪は汗に濡れ全身に絡みつく、
やや俯きがちの姿勢からでは、髪に隠れてその表情を窺い知る事が出来ません。

それでも股間に天を衝く、真白を蝕むかの如く禍々しき肉色の器のその先端からは、
まるで壊れた蛇口のように透明の粘液がとめどなく溢れ零れ、言葉より動きより、

何よりも雄弁に己の欲望を誇示させておりました。

「仕方ない、なのはちゃん!」
「うん!」
「当身!」
「あぅ」

そしてポイ捨て。

「ユーノ君、なのはちゃんが時間を稼いでくれとる隙に、対策を考えるんや!」
「ええと、一緒に逃げてる僕が言うのもなんだけど、なのはの扱い酷すぎない?」

脱狸の如く駆け出した野生の狸が、サムズアップして隣の鼬に声を返します。

「ユーノ君が時間を稼いでくれてもかまわんで!」
「はやてこそ、麗しき友情に身をまかせてみるのはどうかな!」

口ではそんな事を言いながら、身体のほうは正直で、
言われなくてもスタコラサッサな二人でありました。

762或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:09:37 ID:dALo8fZt

『或る捜査官の考えるのがメドイです』



誰かの声が聞こえる。

獣のように、短く、鋭い、荒々しい吐息の混じる、嬌声。

太ももの隙間のあたりから、神経に蔦が絡みつくような甘い快楽の痺れが蠢き滲み、
舌を出し、鼻を鳴らし、不品行に快楽を貪る事しか考えて無い、白痴のような声色が、

ようやくに自分の声だと気が付いた。

何か身体の深いところに、煮え滾るような熱いものが注ぎ込まれて、太腿が痙攣する。
塵紙に水が染み込むように満遍なく、腰から脳髄までを染め抜くように、熱が広がっていく。

「………ふ…あぁ……あああ…ああ」

全身を震わせて、悦ぶ、乾いた咽に唾が絡んで、痛い。

潤む瞼を開いてみれば、思ったよりも近くに整った顔立ちが見えた。
今もなお痙攣する全身に覆いかぶさる肉体は、よく見慣れた白い肌と、金色。

けれどもその丹の瞳には、常日頃と異なって、理性の光の宿る涼やかな眼差しが、あれ?

「腰、動かさなくていいから楽だなー」
「ふぇ、フェイトちゃん、正気、完全に正気を取り戻してるし!」

身体の中で、何か暖かいものがもぞりと動く。
膣壁を捻じるように蠢くそれに、堪えきれず甘い声が漏れる。

「あああからだがかってにたすけてなのは」
「棒読みー!」

会話を続けてくれる気が無かったのか、無造作に片手で乳首を摘ままれて、捻りあげられる。

「ひゃう!」

吊りあげられた乳房の形が変わる。

そのままに引き千切るような、押し潰すかのような指先から伝わるはずの苦痛が、
なぜか今は心地好く、頬を上気させ、接合している粘膜で音をたてて喜んだ。

「あ、え……な、んで…?」
「まあ、どっちでもいいけど」

吸い付かれる。
763或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:10:13 ID:dALo8fZt

粘膜の、襞と襞の間に粘り憑くように、微細な皺の型取りを試みるかのように、
常ならば外気に触れる事さえ許されない敏感な肉壁に吸着した吸盤が、動き出す。

それはまるで粘膜に直接に、水で濡らしたヤスリをかけているかのように繊細で、
針のように体内へと突き刺さる、下腹部が内側から破裂する幻想を抱くほどの、激痛。

抗う事も出来ず一息に達して、世界が白く染まった。

知らない、こんな感覚は知らない。

ありえないほどの快楽を受け止めた神経細胞が、溶け崩れた脳髄に至るまでの尽くを、
焼き尽くしながらも昇り詰め、内臓を萎縮させて背骨に絡みつき、圧し折れて果てる。

否、終わらない、達したままにさらに押し上げられる。

絶え間なく贈られる痛痒と表現された快楽は、瞬く間に理性を剥ぎ取り知性を駆逐して、
頭蓋骨の内側を悦楽に彩られた痛恨が埋め尽くし、破裂して埋め尽くした。

「ひ、ぎいいいいいいいっっっ」

反り返る、達する、折れ曲がる、暴力的な悦びが生命の隅々までをも蝕んで、喰らい尽くす。
身体が全身が、抗う術の無い絶望に反応して痙攣を繰り返し、反り返り、折れ曲がる。

吐瀉物が咽に詰まり、呼吸が阻害されて意識が遠くなる。

焦点がぼやけて、視界が滲む、鼻が鳴る、押し潰した蛙のような鳴き声をあげる。
全身の毛穴から冷たい汗が吹き出し、触れた唇の熱さに心が溶かされた。

厭らしい音をたてながら、震えながら、泣きながら硬直する。

腰骨を突き上げられるたびに、身体が溶ける。

溶けたまま、ぬめりをもった汗となって全身を濡らし尽くし、
触れる肌が糸を引いて音を立てる、臭いがして、鼻を鳴らす。

吸い尽くされるような舌に、鼻水を撒き散らしながら遠ざかる意識に全身が硬直して、
石のように硬く張り詰めた身の内が、削岩されながら溶かされて、裏返る瞼が震えた。

息が通る。

堪えかねた肺に酸素が送り込まれ、全身が弛緩した隙も休む事無く穿たれ続ける。
緩みきった身体の、指の先から髪の先まで、舌の先まで快楽に溶け崩れた。

ぶちゃりと、音が聞こえる。

「いぎゃああぁうぃ、あぎゃあぁ」

嫌だ嫌だと、叫ぼうとした声は言葉にならない。
身をよじるたび、張り詰めた乳房の先端が肌を擦る。

突き込まれるたびに収縮する肉穴から断続的に、結合部へと黄金色の体液を注ぎかけながら、
あたり一面に音を立てて飛び散る老廃物は、悪臭を撒き散らし鼻腔粘膜へと潜り込む。
764或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:11:26 ID:dALo8fZt

「やぁらあぁ…やらあぁ……」

いやいやと、子供のように首を振って意思が伝わる事を渇望する。

身体の動きにあわせ、螺旋を描いて身体を削る快楽の脈動に、唇はだらしなく開き、
涎と喘ぎを垂れ流したままに歪を形作り、頬肉の蕩けきった自分の表情に、気が付いた。

哂っている。

隅々までも浸されて、悦んでいる。

連理比翼を誓った想い人の腕の中で、愛の言葉を交わす事も無く、泣き喚き鼻水を垂らし、
汚物を撒き散らす無様を晒しながらも、ただひたすらに厭きもせず快楽を乞い貪っている。

嫌だ。

肉体が精神が絶頂に達したまま、降りてこない。

嫌だ嫌だ嫌だ。

これほどに見苦しい生き物は知らない、今もなお白痴のように厭らしく嗤い、
場末の娼婦でも恥じ入るほどに浅ましく、強請るように媚を売る。

叩いた。

息を吸う、全身が何かを締め付けるための器官となったように、痙攣。
媚声が漏れる、こんな無様な私を彼女には見せたくはなかった。

だから叩いた、叩いた、全力に全開で叩き続けた。

肉を打つ音が周囲に響く。

気が付けば狂気のような快楽も止み、冷え切った粘膜は渇き剥がれ、肉欲の先を締め付ける。
今更に目の前の身体に焦点を合わせれば、首筋から胸元までに、数多の青痣が記されていた。

頬も腫れている、正気に戻る。

「や……」

違う。

私はいったい、何をしたのか。
765或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:11:55 ID:dALo8fZt

知性も信念も無く、悦楽を貪り感情にまかせて暴れただけで、終えてみれば彼女が痛ましい。
こんな結末を望んでいたわけではないのに、身を寄せる眼前に結果だけが突きつけられた。

「やだ…やだぁ、嫌いになっちゃ……いやぁ」

震える。

凍りついた表情に次々と、身勝手が零れ泣きじゃくる、子供のように、恥も外聞も無く。
身をよじりながらしがみ付き、泣き喚き、短く呻く彼女の声に自己嫌悪を抱く。

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、痛みを与えている事は自覚しているのです。
それでも暖かく触れあう肌を、優しく撫でてくれている指先から、離れたくは無いのです。

震える。

伝わる体温に、少しずつ心が落ち着いていく。

あたり一面に撒き散らされた刺激臭から逃れるように、胸元を押し付け汗を混ぜる。
そのままに、しゃくりあげながら体重を預ける私の耳元に、優しく唇が寄せられた。

「嫌いになんてならないよ」

期待していた言葉に、震えが止まる。

何を期待して、私はどれほどに、浅ましく恥知らずな人間なんだろう。
こんな人間は、フェイトちゃんに優しくされる資格なんて、きっと無い。

それでも容易く紡がれた肯定の言葉に、俯いて涙が零れる自分を自覚する。

離れたくない、一秒だって、一寸だって。

撫でられているだけの背中が暖かく、あまりにも穏やかに心地よく、
座り込んで抱き合ったまま、もたれかかるように眠りに、落ちる。

夢と現の狭間に落ちながら、何かを言わなくてはと、想いを口に出来た気がした。

暫時、そして眠りの中で、誰かの声を聞く。

獣のように、短く、鋭い、荒々しい吐息の混じる、嬌声。

太ももの隙間のあたりから、神経に蔦が絡みつくような甘い快楽の痺れが蠢き滲み、
舌を出し、鼻を鳴らし、不品行に快楽を貪る事しか考えて無い、白痴のような声色が、

ようやくに、自分の声だと ―― あるぇ?

766或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:12:18 ID:dALo8fZt

(余談:対策本部)



臨時に徴発された小会議室、録画モードの中継映像を映し出す光学パネルを前にして、
八神はやてとユーノ・スクライアは、乾坤一擲の秘密道具を目の当たりにしていました。

机の上に安置された円筒形の決戦兵器は、無限書庫仮眠室から搬送されてきた代物。

「こんな事もあろうかと確保しておいた、ロストロギア《聖王のカタクリ粉X》を使う機会が!」
「聖王なにさらしとんじゃあああぁぁ!!」

聖王のカタクリ粉X、かの暴れん棒を包み込む形に展開されて発動する、封印用のデバイス。
その危険性により、本来ならば聖王教会地下封印施設に格納されているはずなのですが、

何故か有ります。

伝承によれば、かの聖王をして「らめぇ…おちんぽみるく、びゅくびゅくん止まらにゃいのぉ」
などと言わしめたと伝えられる、恐るべき威力を誇るロストロギア、らしいですよ。

ともあれ是非も無し。

古代遺産に宿る邪悪なる意思に弄ばれ、今まさに苦難の只中に居る親友を救うために、
伝承に残る禁断の封印具を手にした英雄たちの背中は ――

どう見ても、やさぐれていますね。

そんな事より、司書長不在で激務となった無限書庫に降り立った弱冠9歳の期待の新人と、
彼女の騎乗する108備品とマジックで大書された青い狼について語っておきましょう。

主従とも、今日も好くモフられていました。

(終)
767或る捜査官の考えるのがメドイです:2009/02/08(日) 01:12:44 ID:dALo8fZt

あとがきー

最後の三行が本編です、あとは気にしないでください
768名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 02:08:06 ID:36VgWepB
面白かったー
時々、素になるのがとくに

前置きで「或る官氏Lの暴発」とかどうかな〜とか思ったり
769名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 02:51:24 ID:Mwzz3jkv
某所で彼の方の最後のSS公開されてんな・・
やぱっり閉鎖なのか・・・


770名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 07:45:19 ID:NNSo9H4Z
「或る執務官の考えるのがメイドです」だったら良かったのに。
あと或る官氏にアルファベットのLを付けて「或る官氏L」にするとアラ不思議、艦隊級の砲撃が出来るぞ!

……そんな冗談はさておき、今回も楽しく読めました。
途中受け攻めが分かり辛く感じたのは多分自分の読解力が無いだけです本当にありがとうございま(ry
771名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 08:59:33 ID:u+KRYQvC
>>769
某所がどこなのかと小一時間(ry
772名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 10:41:47 ID:u+KRYQvC
すいません某所見つかりました
773名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 10:44:40 ID:9z13B9iu
>>771
キィボードの9が表示してあるキィのひらがなを4回押して、はてな1こつけてググってみ。
774名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 18:17:14 ID:TKjfexJf
775名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 19:25:32 ID:u+KRYQvC
>>773
ありがと
776名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/08(日) 21:43:53 ID:hCOE0wGx
>>767
GJ!
なのはさんかわいいのぉ
777名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/09(月) 00:32:53 ID:cGailTTP
>>774
(・∀・)イイ!!とても(・∀・)イイ!!
778名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/09(月) 02:25:30 ID:gMRV3nSm
ところでみんな名無しが変わってることに気づいてるか?

自治関連スレが相当キナ臭い流れになってるぞ。
後悔したくなけりゃ、自治スレくらい覗いたほうがいい。
779名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/09(月) 08:55:28 ID:YZ5TS46r
>>778
あそこ、人の話聞かない連中ばっかじゃねえかw
つか、誰も気にしてないことを自分らが押し通したいだけの自治スレなんて意味ねえわw
780名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/09(月) 16:56:25 ID:UiRRUhf+
>>746
GJ!文章の書き方上手ですねー
楽しませてもらいました
781名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 13:28:58 ID:CSoOO5Xp
「フェイトちゃん、朝だよ」
「・・・・・・」
「フェイトちゃん、朝だから起きて」
「う〜ん・・・」
「う〜ん、じゃなくて、起きて〜。お仕事行かなきゃダメでしょ?」
「やだぁ・・・」
「も〜、フェイトちゃんたら・・・ほら、お布団から顔出して?」
「・・・うん?・・・んんっ・・・」
「んっ・・・これで起きてくれる?」
「・・・うん♪ なのはがキスしてくれたから起きる♪」
782名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 14:22:49 ID:QDuRVLYz
フェイトパパ甘えんぼすぎ
ヴィヴィオもあきれてるぞ
783名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 16:00:52 ID:0dRtvVqT
だめだこのフェイトそん早くなんとかしないと……
784名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 21:20:58 ID:7U8O4lpn
エッチなフェイなのが読みたい
少年マガジンくらいの
785名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 22:32:14 ID:H24OPiR6
>>773の言葉を理解するのに5分ほどかかった
786名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 22:55:51 ID:NGcD8lAv
「こんな感じにしたらええやん」
「うーん……でもフェイトちゃん(こういうの)好きじゃないから…」


この展開でフェイトさんが立ち聞きしてしまった場合フェイトさんはどうなるか?
787名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/10(火) 23:31:31 ID:mKEEHagD
>>784
エロじゃなくてエッチなんですね、わかります
788名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 00:37:32 ID:TPC23Z/h
紆余曲折の経てになのはを肩車することになったフェイト
すったもんだがあって反転するなのは

ここまでは理解した
789名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 00:39:09 ID:TPC23Z/h
推敲くらいすればよかったorz
790名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 01:00:23 ID:H8DNCvOj
「フェイトちゃ〜〜〜ん!!!! 大好きだよぉぉぉ!!!!」

ちゅど〜ん。

いつもより3割増しなSLBを撃ちながら、一世一代の告白をするなのはさん。
791名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 03:42:24 ID:NnEmcvbl
>>790
しかし、砲撃(SLB)→フェイトそん気絶→なのはさん一世一代の告白って順番だったら、なのはさん告白失敗で涙目な訳だがwww
792名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 03:44:47 ID:x7u0aQ3U
3、4回も撃たれればフェイトそんでもがんばって耐性がつく!
と思ったが撃たれるたびに威力上がってるから無理だなww
793名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 06:42:05 ID:NnEmcvbl
>>792
「私のスターライトブレイカーは108式まであるの♪」
「な、なのは……」
「ちなみに一番最初に海上でフェイトちゃん相手に撃ったのは1式だからね」
「うえぇ!?」
「ヴィヴィオ相手に撃ったのは8式くらいかなぁ……。 まだちょっと本気で撃ち足りない感じ……」
「あ、あはは……」
「ねぇ、フェイトちゃん……私の本気の愛を受け止めて?」
「お、お手柔らかにお願いします……」
794名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/11(水) 19:22:45 ID:8YVZAsEd
何というマーシャルアーツ・コミュニケーションwww。
まぁ、この二人はお互いにやり合った後、真っ黒焦げのまま、
「なのは!!」「フェイトちゃん!!」と言いながら抱き合う姿が妙に似合ってるような気がするw。

そういえば、今日の日本vsオーストラリア戦でオージーの国家歌ってたのレイハの中の人か?
795名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 01:31:48 ID:pLQssnxK
なのはとヴィータの合体技に
「ギガント・ラブラブ・ブレイカー」
とかがあってもいいと思う
796名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 01:53:51 ID:PYDJ6xyl
クロスssおもしろいけどなのフェイが全くない
フェレットとくっつくのはザラ

ちくしょおおおおおおおおおお
797名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 02:14:59 ID:JNCtbFsp
完全に悪口だが、クロスなんぞするやつは原作嫌いとかどっちかの厨でもう片方道具扱いとか
そういう馬鹿が多いからなあ
クロス厨なんていらんや
798名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 07:07:46 ID:uRRF5E7c
>>796
おまえはおれだ!

……と言いたいとこだが。
司書長殿相手ならまだマシだぞ、
なのフェイ双方が作者投影済みのクロス先主人公にニコポカマされるよりは。
自分も某クロススレに目を通してた事があるから分かるけど、
ありゃヘテロやハーレム厨の掃き溜めだぜ?
しかも異作品間での惚れた腫れたなんてモノを喜ぶようなさ。
799名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 07:37:27 ID:m67niTQD
まあ、人によるとしかいえんがな
百合のクロス書きもいるこたいるし
800名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 10:24:52 ID:6S0vuqBz
百合スレでクロススレの悪口言うとかスレチを自覚しろよ
そんなんで悪口言っても馬鹿が馬鹿言ってるようにしか見えんぞ
801名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 10:49:05 ID:NQCVpzsz
クロスねぇ…神無月の巫女で一回途中まで書いたけど結局封印しちゃったなぁ
宮様がフェイトそんに「自分の気持ちに素直になった方が良い」とさりげなく
アドバイスするけど、やっぱり宮様と同じようにオロチ化して……

クロススレに投下しようと思ったけど百合アンチが結構いるから荒れると嫌なので断念した
802名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 12:06:31 ID:tCU6/R6p
クロスってスパロボとかヒーロー戦記みたいなクロスワールド物の事でいいのかな?
そういうの割と好きだったりするんだけど不評なのかね……、いやここでやるかは別として
…と思ったら一部スレでの話かな?

>>798
>なのフェイ双方が作者投影済みの〜

某同人誌思い出した、サークル名見ただけで華麗にスルー出来る様になりましたよw
803名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 12:44:43 ID:b1JSyXmJ
>>801
くれ
804名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 13:11:04 ID:aRBl90BW
>>801
ちょwwそのクロスってのは初めて聞いた単語やが、それは読みたいわ。
このスレで無理なら百合クロス用のスレを作ればいいのかな?荒れそう?






…百合クロスって何か響きカッコいいね…
805名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 14:16:14 ID:tCU6/R6p
>>804

「なのはっ」
「フェイトちゃんっ」
「「バローm(ry」」

「アリサちゃんっ、負けてられないよっ!」
「!?」

な光景が頭を駆け抜けていった>百合クロス
806名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 19:39:07 ID:uRRF5E7c
>>804
百合作品クロススレか、間違いなく荒れるなそりゃ……ただまあ、余所の世界の同志達を見て、
笑ったり考え込んだり応援しあったりする、
なのフェイやスバティアなどは見てみたいかもしれん。



などとほざいてたら、
鷲宮神社にお参りに行くなのフェイだの&アリすずだの
何故か麻帆良をぶらつくスバティアだのが脳裏に浮かびやがったわけだが……毒されてるな、我ながら(w
さておき、クロスネタは避難所なら大丈夫じゃないかな。

>>801
てなわけで(?)、気が向いたら投下お願いします! いつでもお待ちしています。
807名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 20:02:00 ID:b1JSyXmJ
808名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 20:22:05 ID:BEnf7GWt
>>807
立てるなら普通にクロスSS総合スレでよかったのに
なんでリリカルなのはって入れちゃうんだよ。汎用性なさすぎだろう
809名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 21:41:41 ID:V/x5dTdN
KYに定評のある俺が小ネタ投下します。
>>781に影響された感が否めないですが、2レス消費しますね。
※ややなのはさん壊れ気味です。許せる方だけゆっくりしていってね。
810名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 21:43:55 ID:V/x5dTdN
「はやてちゃん、どうしよう……」
「どないしたん、なのはちゃん? 何や悩み事でもあるんか?」
「うん、フェイトちゃんとの事で、ちょっとね……」
「フェイトちゃんの事って……もしかしてなのはちゃん、フェイトちゃんに何かされたとか?」
「うーん、フェイトちゃんに何かされたと言うか、私から何かしてあげたと言うか……」
「何やいつものなのはちゃんらしく無いなぁ。 どうせ隠すような間柄でもなし、遠慮無くもっとハッキリ話してくれればええんよ」
「うん……。
あのね、昨日私とフェイトちゃんの二人で一緒に休みを貰ったんだけどね……」
811名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/12(木) 21:45:38 ID:V/x5dTdN
『フェイトちゃん、起きてー』
『ふぁ……ねぇ、なのは』
『どうしたの、フェイトちゃん?』
『なのはの目覚めのキスが欲しいな……』
『うん、ちゅー』
『ちゅっ……んむ……おはよ、なのは』
『おはよう、フェイトちゃん』

『フェイトちゃーん、折角の休みなんだし早く着替えてどこか出掛けよう?』
『着替える前になのはのキスが欲しいかも……』
『もう、フェイトちゃんってば、甘えん坊さんなんだから……ちゅっ』
『ふふ、くすぐったいよなのは……』

『フェイトちゃーん、ご飯の支度手伝ってー』
『分かったけど、その前に……』
『またキスなの?』
『うんっ!』
『もう、フェイトちゃんってば本当に可愛いんだから……』
『えへへへ……』

「……って、そんな感じでその日はずーっとキスばっかりの1日になっちゃって、朝からキスだけで862回、その内ディープキスが183回、我慢しきれなくなって襲っちゃった事が4回、襲われた事が2回もあったんだよ!
もう私幸せ過ぎて顔がにやけちゃって、こんなんじゃ仕事に集中出来ないよっ!
それでね! 今朝だって、つい我慢出来なくなっちゃって寝てるフェイトちゃんの唇に何度もキスを……って、ねぇ! 聞いてるの、はやてちゃん!!」
「嫌やー! もう逃げさせてー!
このバインド解いてー! 早くこの甘々空間から抜け出させてー!」
「だって私まだキスの事だけしか話してないよ!? それでね、そこからフェイトちゃんにもっと凄い事されたんだけど……」
「嫌やってー! 誰も好きで魔の巣窟に足を踏み入れたくないってー! シグナムー、ヴィーター、シャマルー、ザフィーラー、リインー、先立つ主を許してやー!!」
「そうしたらフェイトちゃん、私の耳元で『愛してるよ、なのは』……って言ってくれたんだよ! なのはの為だけにだよっ!?
もうそれを聞いた瞬間感動のあまり鳥肌が立って、じゅんって濡れちゃって……」
812名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 01:14:42 ID:sFpWR5J/
gj
813名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 01:34:38 ID:Eew4HILF
これがホントの24h甘甘生活ww
814名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 02:09:55 ID:dsp5dL+V
素晴らしい
815名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 06:55:08 ID:PPYjNmUA
よし、主はやてに代わって俺がその先を聞いてやるからもっとkwsk!
816名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 09:58:13 ID:jKJsd5h/
GJ!
817名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 11:11:07 ID:diju1dlH
一日24時間(1440分)と考えて単純計算して見たんだが、約1分半に一回のペースでキスしてるよw。
818名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 21:05:09 ID:/tA+c8D5
雷光の異名は伊達じゃないということ
819名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 21:17:33 ID:CtCvdoIx
見事なキスだと関心はするがどこもおかしくはない
820名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 21:49:41 ID:+URrQC0F
何よりすごいのは回数を覚えていたことだ
821名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 23:00:27 ID:bkno3n8b
きっとレイハさんあたりが記録していてくれたんだろう
映像付きで
822名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/13(金) 23:42:04 ID:wPwKocCc
「165、166、168・・・」とキス回数をカウントしてる訳か。
823名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 01:09:19 ID:PpvnKbx7
このバカップルさんたちは今晩は身体中にチョコ付け合って、ちゅっちゅしあってるんだろうなw。

一方、お菓子の本読みながら、スバルにチョコ作ってる乙女なティアナさん。
824 ◆6Gzt0D6RRc :2009/02/14(土) 01:19:58 ID:ZNh7PeT5
この前の続きは書けてないが、ギンフェイ+なのフェなバレンタインネタ(だけど甘さは控えめなんだぜ)。2レスほど。
フェイトさんが王子様の顔が出来る小悪魔みたいな感じになってます。
あと、なのはさんが嫉妬深い。

それから、文中の「娘」は「男の娘」みたいなノリで「こ」と読むといいよ。
8251/2 ◆6Gzt0D6RRc :2009/02/14(土) 01:21:06 ID:ZNh7PeT5
「あの……フェイトさん!」
「ん……ギンガ?」

後ろから知った声に呼び止められ振り向くと、予想通りの菫色が目に飛び込む。

「どうしたの?」
「えっと……その……」

少し赤みの差した顔から目線を下げると、胸元で抱えられた両手の隙間からリボンが覗く。
一瞬体が強ばったけど、努めて冷静さを保つ。
今朝からもう何度も見てきた光景だ。リボンに包まれた中身はもちろん、次の反応も概ね想像が付く。

今日だけではない。
毎年毎年この日はいつもそうだ。
このミッドチルダにまで蔓延っていた製菓業界の陰謀、二月十四日という日は――

「あ、ギンガもチョコとか作ったりするんだ」
「は、はい……」

恥ずかしそうに顔を伏せる彼女にそっと顔を近づける。
お互いの吐息を感じられるほど近くまで寄ると、彼女が体が小さく跳ねる。
可愛らしい反応に心躍らせながら、耳元で囁く。

「ね……誰にあげるの?」

普段より少し低めに、だけど威圧感は極力感じさせないように。
男役のしゃべり方から演技の仰々しさを抜いたと言うのが、一番イメージに合う。

私にチョコを持ってくるような娘は、この声で囁かれると大抵機能停止に陥る。
なのはとかなのはとか主になのはとか。

直接チョコを持ってくる勇気のある娘は、そうやって機能停止に追い込んでから

『ごめん、聞くような事じゃなかったね』
『頑張って、応援してるよ』

と畳みかけて、お引き取りを願っている。
母さんの料理で甘いものに対する耐性は付いてるけど、流石にチョコばかりは飽きるのである。
チョコを受け取らない代わりに、ひとときの幸せな時間をプレゼントするわけだから、そんなに悪い事はしていないはずだ。
あの声で囁いた後の蕩けた顔を見れば、むしろサービスである。
それに、受け取ってしまうと、後でその娘も私も大変な目に遭いかねない。
そう、これは相手の為でもあるのだ。

耳まで真っ赤に染まっているのを横目で眺めていると、このまま抱き寄せてどこかへ連れ去ってしまいたくなるけど、ぐっと堪えてタイミングを計る。私だって命は惜しい。
こんな可愛い娘をトロトロに蕩けさせて可愛く鳴かせて、最愛の人の嫉妬の炎に焼かれる――そんなのは妄想だけで充分だ。

「ごm「あ、貴方です! フェイトさん!」
「えっ、ちょ、ちょっと!」

最高のタイミングで口に出したはずの言葉は、彼女の叫びに掻き消された。
引き留めようとするけど、それは届かず、彼女の姿は廊下の角に消える。
後に残ったのは、丁寧にリボンで包装された小さな包み。

「ギンガ・ナカジマ、か……」

今まで数多の少女を煙に巻いてきた手管をいとも簡単に突破してきた彼女に、少し興味が湧いた。
8262/2 ◆6Gzt0D6RRc :2009/02/14(土) 01:21:46 ID:ZNh7PeT5
「フェイトちゃん、おかえりー」
「ただいま、なのは」

部屋に戻るとなのははモニタに向かって作業中の様子。大方明日の練習メニューだろう。
その隣の自分のデスクに目を向けると、今手元にあるのと同じような包みが大量に積まれている。
先ほどの彼女のように直接渡されない場合は、どうしようもないので、ひとまずこうやって一纏めにしておく。
手に持っている包みも、そこへ一緒にしておくのが自然な流れ。
でも、そうする事はなんだか憚られたので、ポケットの中へ滑り込ませる。

「っ――」

その瞬間、鋭い殺気が全身を貫く。
これほどの殺気を放てる人間は、一人しか知らない。というか、部屋には私ともう一人しかいないわけで、その時点で確定である。
恐る恐る彼女の方を向くと、ニコニコと微笑みを浮かべた彼女と目が合う。その目が笑っていないなんて気のせいに決まってる。

「ねぇ、フェイトちゃん。私ってまだチョコ渡してなかったよね?」
「え……あ、えっと……うん、貰って、ない……よ?」

いつの通りに聞こえるけど、どこか違和感が拭えない声で彼女が尋ねる。
言いようのない威圧感に、返す答えは辿々しくぎこちないものに。
私の返答を聞いた彼女は、おもむろにデスクの引き出しを開け、左手を滑り込ませる。
そして席を立ちながら左手を抜き出すと、指の間からリボンの包装が見え隠れする。

「……」
「な、なのは!?」

しかし、それは一瞬にして積み上げられたチョコの山に消える。
乱暴に山を突き崩した左手には、もはや何も握られていない。
呆然とする私には見向きもせずスタスタと部屋を立ち去っていった。

「フェイトちゃんなんて知らない」

すれ違い様にそんな言葉を残して――










続きそうに見えて続かないのが俺クオリティ。
フェイトさんの一人称は久々に書いた気がする。
なのフェも久々に書いた気がする。
827名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 02:15:07 ID:S3Mck0Gr
うん、で つづきは?
828名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 02:23:39 ID:eXQjBdzz
1か月後に期待してみる……しかしギン姉さんタフだな、恋する乙女は無敵と言う奴か?(w
そしてヤキモチ妬きななのはさんが微笑ましい
829名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 02:36:28 ID:U/tIbY8E
>>824
ハァハァ…
萌え殺す気かww
頼むからフェイトそんなのはさんを部屋から出さないで!王子キャラでなのはさんをトロトロにしてあげて!
続き待って…いいのか?
830名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 11:26:22 ID:/bWkJwGo
ギンフェイきたーGJ!
天然も厄介だけど計算高いのも厄介だな、フェイトさんはw
831名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 19:16:15 ID:wNvO8E4k
GJ!
フェイトそん、なんという色女w
乙女ギンガと嫉妬深いなのはさんもかわいいな
832名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 19:42:24 ID:XDKW/64L
ギンガのチョコ食べて死ぬか、チョコを棄てるかの
二択を迫るヤンデレなのはさんを見たい
833名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:03:44 ID:yhcH+mIC
>>824
……バレンタイン だ と ?
GJ!なのはさんカワユスww怒っててもカワユス

ちょっと前にフェイトの告白を投下した物です
流れ読まずにすまないが、
バレンタインとは関係もなく(というか、そもそもその単語が頭にry
なのはとフェイトで、オチもヤマもない話なんだが
需要はあるだろうか?
834名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:05:08 ID:yhcH+mIC
sage忘れててすまぬ
835名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:16:55 ID:FnCSJdkF
あるに決まってるだろ
さぁ早く投下するんだ
836名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:43:48 ID:yhcH+mIC
>>835
ありがとうw
なのはとフェイトで、フェイトそんが甘える話
それ以上でも以下でもいような、
ということで、以下妄想
※フェイトそんのヘタレはカットされていません
では、何レスかお借りします
837優しすぎる彼女:2009/02/14(土) 21:45:44 ID:yhcH+mIC

風呂から上がり、簡単に髪を乾かしてからダイニングへと向かう。
なのはが、フェイトが行く前と同じ格好でソファーでくつろぎながら雑誌を見ていた。
その隣へと腰を下ろすと、
「ちゃんと温まってきた?」
問いかけとともに、なのはがこちらを向いたので、フェイトはそれにこくりと一つ頷いた。
フェイトの返答に、なのはが一瞬やわらかく微笑んで、再びその視線を雑誌へと戻す。
穏やかな空気が部屋の中を包み込んでいた。
何気ない会話、いつものやりとりに気になるようなところはどこにもない。
フェイトの気持ちだけが、いつもと違っていた。

*****

とぼとぼと重たげな足取りで家路につく。何度もため息をついたせいか、肺が痛かった。
振り向けば、自分の零したそれが道端のいたるところに転がっていて。質量があるのか、風にさらわれることもない。
フェイトが、またひとつ大きく息を吐き出した。

明日は二人そろっての休日。そのはずだった。そのはずだったのに。
急な仕事が入ってしまった。
そう告げられたときのショックを、言葉で言い表すことなど出来ないだろう、とフェイトは思う。
聞いてから、しばらくは意識がどこか遠くに飛ばされてしまった気がする。
それを証明するかのように、ふと気づけば、就業時間を過ぎていた。
机の上に目をやると、きれいに整理された書類が置いてある。
手をのばし、その一冊をぱらぱらとめくる。すでに、始末済みのそれは、今朝フェイトが頼まれたものだった。
意識が彷徨っていた時間の行動が思い出せず、シャーリーにそれとなく聞くと、
「いえ、ちゃんとやってましたよ〜。ただ、なんというか機械的な感じでしたけど…」

気の毒そうに自分を見る優秀な執務官補佐の顔が、頭にふとよみがえる。
また、ため息をつきそうになり、フェイトは息をとめた。1・2・3と数えてから、ゆっくりと肩の力を抜く。
薄く開いていた口から、空気がもれた。
ずっしりと重さを含んだそれは、やはり、ため息へとかわった。

玄関のドアを開くと、すでに帰っていたなのはがフェイトを出迎える。
どうやって伝えよう、帰宅途中ずっと悩んでいたために、フェイトはただいまを言うのを忘れていた。
「フェイトちゃん?」
呼ばれた声にはっとなり、フェイトは顔を上げた。こちらを見ていたなのはと目が合う。
なのはが首を傾げる。
どうしたの?
なのはの顔に浮かぶ表情が、そう問いかけてくる。フェイトは目を伏せた。唇をかみ締める。

――本当なら
838優しすぎる彼女:2009/02/14(土) 21:48:41 ID:yhcH+mIC

本当なら、弾む心で帰宅して、勢いよく玄関のドアを開けていたはずだった。
もしかしたら、ただいまと、いきなりなのはを抱きしめていたかもしれない。
玄関先で明日の話をし始めるフェイトに、なのはが呆れた顔になり、だけど嬉しそうに頷き返す。
二人の楽しい笑い声が、閉めたドアからもれている。
そんな光景が、頭の中に浮かんで。砂城が崩れるようにさぁっと消えた。

フェイトの長い沈黙に、なのはの瞳の色が変化した。空の蒼に翳りがさす。
微かに揺らめく瞳の奥に、だが下を向いていたフェイトは気がつかなかった。
しばらくして、なのはの遠慮がちな声がした。

「どうしたの?」
「………ごめん」

一呼吸おいて、フェイトがそう口にした。身が削られる思いだった。
わずかに浮かんだ涙を、目をぎゅっと瞑ることで堪える。俯いたまま、感情の波が納まるのを待つ。
目を開けると、視線の先になのはのつま先がちょうど見えて。
なんとはなしにそれを見つめながら、フェイトはようやく重たい口を開いた。
いつの間にかカラカラに乾いてしまったそこから、言葉を絞り出す。

「明日、仕事になっちゃって……」
そこまで告げると、なのはがほっと息をついた。つづいて、深い安堵したような声が耳に届く。
「何かあったのかって、びっくりしたよ〜」

よく分からないが、何かがかみ合っていない。
フェイトはそんな気がした。

説明できないモヤモヤ感を抱えながら、顔を上げる。フェイトと目が合うと、なのはが苦笑した。
それから残念そうな顔になり、楽しみにしてたのにね、と言った。
伸びてきた手が、フェイトの頭をぽんぽんと軽く撫でる。優しい触れかただ。フェイトを安心させる、温かい手だ。
もう少しだけ、フェイトがそう思うのと、感じていた温かさが離れていくのは、ほぼ同時だった。
なのはが肩をすくめる。
「しょうがないね」
呟きに近い一言がフェイトの鼓膜を震わせた。耳元で何かが外れる音がした。身体の中をすきま風が吹き抜ける。
「そうだね……」

歯車の歯がひとつ欠けてしまい、空回りをしている。
欠けた歯はたったひとつ、なのにその左右も空回りをしはじめて。


しようがないね

なのはの言葉が、フェイトの胸の中に小さな波紋を広げていく。
839名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:49:52 ID:ZF1XffKW
「あーんフェイトちゃーん」
なのはの必死の抵抗もむなしく、フェイトはすばやくなのはを紐で縛ると
後ろから抱きしめる。
「やめてー。はずして、お願い。」
なのはのお願いがまったく耳に届いてもいないかのごとくフェイトは
平然と後ろからなのはの乳房を乱暴に揉むのだった。
ブラウスは捲り上げられ、整った形の乳房があらわになる。
フェイトはなのはのピンク色の乳首を指で弄り回す。

フェイトはハアハアとしている。なのはもだ。2人はもはや無言になっている。

フェイトは前に向き直ると、舌先でなのはの乳首を弄び始めた。
「あーーーん。」なのはの官能的な叫びが静香な部屋にこだました。
フェイトは気にする様子もなく、舌でぴちゃぴちゃと乳首をもてあそぶ。
840優しすぎる彼女:2009/02/14(土) 21:51:55 ID:yhcH+mIC
*****

フェイトは、今回の休みをずっと楽しみにしていた。
二人とも忙しいという訳ではなかったが、スケジュールの都合が合わず、
揃って休みを取ることがここ最近ずっとなかったのだ。
だから、明日は本当に楽しみで。

職場へ向かう時に交わす挨拶も、今朝は無意識に大きな声になってしまったのは仕方がなかった。
なのはが小さく噴出したから気づいたものの、それほどに、フェイトの心は浮かれていた。
天へと舞い上がっていた気持ちだったから、地へと落とされた衝撃もまた大きい。
とはいえ、フェイトの仕事柄こんなことは結構よくあることだ。フェイトだって、そんなことは既に知っていた。
それなのに、今もなお、フェイトの気持ちは塞いでいた。

原因は分かっている。
フェイトの隣でリラックスして座っている愛しい人。
――なのはだ。
なのはがさほど気にした様子もなく、いつも通りでいるという事実が、フェイトをつまらない気持ちにさせていた。
自分勝手だと分かっている。分かってはいるが、もう少しくらいがっかりしてくれても、と思ってしまう。
なのはが楽しみにしていたことは知っていた。残念だねと言ってくれた。気遣うように、やさしく頭を撫でてもくれた。
それでも、沈んだ気持ちが一向に浮上してこない。
フェイトは別に、なのはから文句を言って欲しいわけではなかった。
「仕事とどっちが大事なの?」みたいな質問をされたって、私は慌てふためくだけだろう。だけど、


しようがないね

余りにもあっさりとしたなのはの態度が、先ほどからフェイトの神経をちくちくと刺激していた。
……なんだか、面白くない
その気持ちが、いじけてしまった小さな子供に酷似していることを、本人は知らない。


ちらりと横目でなのはを見やる。それほど真剣に読んでいないのか、ぱらぱらとページをめくっていた。
なのはが、愛らしい口許に手を当てて、小さくあくびをすると、目じりにうっすらと涙が浮かび、人差し指でそっと拭う。
流れるような動作だった。
いつもなら、そんな些細なしぐさにでさえ頬が弛んでしまうフェイトだったが、今は心がささくれていた。
841名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:54:56 ID:ZF1XffKW
なのははもはや全裸だった。

フェイトはなのはを後ろから羽交い絞めにしたまま、窓際に彼女を連れて行く。
向えのオフィスビルでは、夜9時だというのに忙しく働く人たちの姿が見えた。
こちらの様子はビルから丸見えだ。
「いやーーん」
なのはは顔を横に向ける。フェイトはなのはの髪を抜けそうなくらいに乱暴に
つかむと前を向かせた。なのはは必死で目を瞑る。

向えのビルでは仕事に忙しいのか、こちらの様子に気づいた者はまだいなかった。
だがそれは時間の問題でもあった。フェイトはまた背後からなのはの乳首を
弄び始めた。
842名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 21:59:10 ID:ZF1XffKW
何かが足りない。フェイトは気づいた。

そう。動きがないのだ。動きがないと向えにビルからは気づいてもらえない。
そう感じたフェイトは、カバンからあるものを取り出した。

それはペニスバンドだった。

それを目にしたなのはは恐怖の顔色を浮かべていた。だが相変わらず
フェイトは無表情である。
再び窓際になのはを立たせたフェイトは、ペニスバンドを腰にまとうと
後ろからなのはを犯しにかかった。これはもはや女の戯れを越した
レイプであった。

「いやーーーーーーん」

なのはの絶叫がホテルの室内に静かに響いた。
843名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:04:26 ID:ZF1XffKW
濡れても居ないなのはの秘所にペニスバンドは容赦なく突き刺さった。
ずぼぼぼぼ・・・・

「いやぁぁあああああーーーーーんんん」

なのはは改めて絶叫する。フェイトはなのはの様子など気にする様子もなく、
ただペニスバンドがきちんと入っているかだけに神経を集中させている様子で
あった。

「このメスブタが。これが欲しかったのだろ?」

フェイトは完全にキャラを変えていて、乱暴な人間を演じることに快楽を覚えて
いるようであった。どうやらフェイトはドSのようである。
844名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:09:52 ID:ZF1XffKW
フェイトは、向えのビルからも分かるように、激しい動きでなのはを
犯し始めた。フェイトの腰がなのはの尻に当たるたびにパンパンと
激しい音がする。その下では、濡れてもいないなのはの性器にペニス
バンドが激しい動きで出入りし、ズボズボと卑猥な音を立てていた。

「いやああぁあぁああああーーーーー」

なのはは涙目であった。だがフェイトは容赦せずに犯し続ける。
ズボズボとパンパンという音だけが静かな部屋にこだまする。
フェイトは興奮し、ペニスバンドを出しいれしながら、自らの
乳首を手でいじって感じていた。

「あっ。ふっ。あっ。」

フェイトの艶かしい声が、ズボズボ、パンパン、という音に加えて
部屋に響く。
845名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:17:58 ID:WfNQTsL6
終わった、のか?
ID:ZF1XffKWさん、ID:yhcH+mICさんが先に投下してたんだからせめてもう少し待ったのがよかったかと。 
それと、考えながら投下してるのかもしれないけど、5分も間隔開けないでもらいたい。
まとめて投下してくれないと、その間遠慮して誰もレスしないからさ。
846名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:22:55 ID:ZF1XffKW
>>839を書いてる最中に上に二つ入ってしまったので入り組んだ
格好になった。IDが違うのだから読めばわかるだろ。
まとめて投下しようとここで書こうと、読み手に分かればいいだろう。
文句だけ投下する前にすることあるだろ?
847名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:27:07 ID:wNvO8E4k
>>840
今回はここまでかな?
GJです、なのはさんの本心が気になる
848名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:29:37 ID:ZF1XffKW
2人の行為はもはやむかえのビルの何人かに気づかれていた。
デスクで激しくキーボードを叩いていた手を休め、これは何だ?
という感じで見やるリーマンの姿が数名見られる。
AVの撮影か何かかと思うのか、本当に起きている事態をまだ
飲み込めないようであった。

一方、ホテルでは・・・・

そんなことは関係なしに、フェイトのお楽しみは続いていた。
フェイトの激しい腰の動きになのはは実は感じ始めていた。
すで濡れ始めた花園は、ペニスバンドとの摩擦で、くちゅくちゅと
卑猥な音を立て始めていた。

「ほーら、濡れていやがる。淫乱なメスブタだ」

フェイトは蔑むように言う。
849名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:35:30 ID:ZF1XffKW
「豚なんていわないで」

なのはは顔を赤らめて抗議する。

「黙れ。おまえはメスブタだ。この通りペニスバンドで犯されて
 濡れているではないか。え?男にやられても同じことだろ?
 ちがうか?」

フェイトは怒鳴り散らす。なのはは消えそうな声で言う。

「私はフェイちゃんだから・・・」

だが、フェイトは容赦しなかった。

「フェイちゃんだから?今オマエの中に入ってるのは何なのだ?
 ただのペニスバンドだろ?それでおまえはぬらしているのだ。
 この淫乱野郎が。」
850名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 22:42:36 ID:ZF1XffKW
こう言ってる間にでもフェイトは休めることなく腰の動きを続けている。
パンパン、ズボズボ、ぴちゃぴちゃ、と淫乱な音が部屋中に響く中、
そして、むかえのビルから好奇心とスケベ心丸出しの男達が見守る中
2人の性行為は続く。

パーンパーン

ズッコズッコ

ぴちゃぴちゃ

まだ夜の9時だというのに、淫乱な行為にふけるなのはとフェイト。
その様子を向かえのビルから携帯で動画で撮影しだす者も現れた。
851名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 23:03:36 ID:/i+uWunI
>>845
前にも同じようなことがあったし、触らない方がいいよ
852名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 23:10:27 ID:1jE/vq6U
> ID:ZF1XffKW

うっとおしい、消えろ、クズ
853名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 23:16:31 ID:Th7wjPBs
自分は書かずに他人の作品に文句言うだけ
百の説法屁ひとつだな
854名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 23:21:39 ID:81lbqJDH
断わっておくがオレもこの手の作品は好きではない
だが批判を許しだしたら際限ない泥沼ループになる
そんなことはみーーーんな分かっているからどんな場合にも批判せずにスルーしてきた
スルーできない真のクズはID:1jE/vq6U
万人が絶賛する作品のひとつでも書いてみろ
855名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/14(土) 23:42:22 ID:so2HEzqk
誰がクズとかどうでもいい

俺はID:yhcH+mICの続きを待ってる
856名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:05:12 ID:IT62NJo8
>>840
あなたの作品好きだ。
続き待ってます!!!
857名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:07:15 ID:mAw8Biud
パーンパーン

ズッコズッコ

ぴちゃぴちゃ


ジェットザンバー噴いた
858名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:41:54 ID:Fmx7W/hC
テスタロッサのエロss希望
859名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:54:10 ID:Cn7iT6Ks
シグナム乙
860名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 00:55:22 ID:4R5agPcX
スバルがティアナに口移しでチョコ食べさせてあげるお話しはまだですか?
861名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 01:20:15 ID:S2FPDknr
>>836
GJ! 続きまってる
862名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 02:42:37 ID:rajUseMQ
えと、なんというか、申し訳なかった……
考えながらというわけでもないんだが、遅鈍ですまん

なのはとフェイトで、フェイトそんが甘える話
とりあえず、あと4レス程度お借りします
待ってるとか※くれた人、ありがとうw
なのはさんの心境が、というよりは、フェイトそんがへたれ過g、いや、なんでもない
863優しすぎる彼女:2009/02/15(日) 02:43:42 ID:rajUseMQ

なのは

心の中で呼びかけてみる。
もちろん、なのはがそれに気づくはずはない。当たり前の反応に、なぜか哀しくなってしまう。
お風呂に入ったのはついさっきのことなのに、もうすでに湯冷めしたような感覚になっていた。
フェイトは少し思案してから、なのはの肩にもたれ掛かった。くっつけた肩から、なのはの体温が伝わってくる。
なのはは気にしていないのか、特に何も言ってこない。相変わらず、その視線は雑誌に向けられたままで。
自分を見てくれないあの瞳が恋しくて、フェイトを寂しい気持ちにさせる。

「え?あ、ちょっと、フェイトちゃんっ」

なのはから抗議の声が上がったが、フェイトは聞こえないふりをした。さらに体重をかけもたれ掛かる。
そのまま、肩の押し合いになるだろうと思っていたが、フェイトの予想は外れた。
何かを諦めたように、なのはが小さくため息をつくのが聞こえた。雑誌がぽとりと音をたて床へと落ちた。
その音を合図に、フェイトの身体が倒した方向へすっと傾いて、こてん、とその身体がなのはの上に乗っかった。
予想とは違うなのはの行動に、あれ?と思いながら、フェイトはするりと向きを変えて、なのはを見下ろす。
顔に浮かんだやわらかい笑み、見上げてくる眼差しはただ優しくて、美しい蒼の瞳はフェイトを責めてはいなかった。
ささくれていた心が、少しだけ温かくなる。

フェイトは甘い香りのするその首筋に顔を埋めて、鼻頭を滑らかな肌にくっ付けてみた。
肺いっぱいに空気を吸い込むと、胸の中がなのはで満たされていくのが分かる。大好きな彼女のにおい。
温かい牛乳に、はちみつを溶かし込んだような、そんな甘さとやさしいにおい。
このにおいに、フェイトはいつも少しだけ切なくなる。胸の奥が何かにきゅっと締め付けられて、息が詰まる。
それが、痛いなのか心地よいなのか、答えるのは難しい。

「なのは」

小さく呼びかけると、息が肌にかかったのか、なのはがくすぐったいよと笑いを零した。
いつの間にか、そっと背中に回されている腕が嬉しくて。それなのに、まだ足りなくて。
ほお擦りをすると、なのはが身をよじり、可愛いらし笑い声を上げた。

「もうっ、くすぐったいってばっ」

やんわりと漏らされる不平に、フェイトを止める力は込められてはいない。
そんな風に、どこまでも優しい彼女だったから、フェイトはついつい調子にのってしまうのだ。

なのはを困らせたいなんて、思うことなどないけれど。
気持ちを分かって欲しい。
そんな自分は、彼女を困らせていて。きっと我が侭な人間なのだろう。
だけど、こんな彼女だからこそ、甘えてしまうのもまた事実だった。
864優しすぎる彼女:2009/02/15(日) 02:44:22 ID:rajUseMQ

フェイトの手がなのはのわき腹へと伸ばされた。なのはの身体がびくりと跳ねる。
とたんに、部屋中に響く笑い声。しばらくして、流石に耐えられなくなったのか、
「あははっ、もうっ。分かった、分かったから」
フェイトがくすぐるのを止める頃には、なのはの呼吸が幾分荒くなっていた。

本当に、分かってくれたのだろうか

体を起こし、腕に力を入れ自身の体重を支える。なのはを見ると、瞳にうっすらと涙が溜まっていた。
フェイトが顔を近づけると、その意味を悟ったのか、なのはの目がそっと閉じられる。
ちゅっと軽く音をたてて、左右の目じりに口付けを落とすと、なのはがくすりと小さく笑った。
閉じられていた瞼がゆっくりと開くのを待ってから、静かに尋ねてみる。
「本当に?」
深い蒼色の瞳をじっと覗き込むと、優しく微笑まれた。
「うん。分かったから、ね?」
穏やかな声だった。小さな子供をあやす様な、そんな響を含んだやさしい声だ。
すっと、なのはの手が伸びて、フェイトの両頬を包み込んだ。美しい眉が下げられて、困った顔になる。
「そんな顔しないでよ」
どんな顔か、フェイトにも容易く想像はついた。きっと、拗ねた顔をしているのだろう。
ささくれていた筈の心は、もう随分と温かくなっているのに、もっと、もっとと甘えてしまう。
少し、意地悪く聞いてみる。
「分かったって、何が?」
フェイトの質問を予測していたのかは分からないが、なのはが慌てることはなかった。
慈しむように目が細められて、なのはがフェイトを引き寄せると、こつん、と二人の額がくっついた。
「フェイトちゃんの気持ち」
なのはの声が、耳ではなく、触れ合っている額に響いた。
「わたしもフェイトちゃんと同じ気持ちだよ?」
そっと囁かれた言葉は、確かにフェイトが欲しかったものだ。

「でも二人で落ち込んでたら、明日の朝、フェイトちゃん辛いでしょ?」

なのはがそう続けた。フェイトを諭すように、落ち着いた声で言う。
歯車はかみ合ったのに。動かない。

もっともな意見だ。事実そのとおりだろう、とフェイトは思う。それでも、そうだね、と答えることが出来なかった。
頭では理解できても、心が納得しないのだ。それだけでは、寂しい。フェイトの心が寂しいと不満をたれる。
フェイトは口を開きかけて、だけど言葉にする前にその感情を呑み込んだ。
寂しいのはなのはも同じ。彼女はたった今、そう言ったではないか。これ以上、なのはを困らせては駄目……
心の内で呟いたとき、
「待ってるから」
まだ、なのはの言葉は終わってはいなかった。大好きな声が、よどむことなく言葉を紡いでゆく。
865優しすぎる彼女:2009/02/15(日) 02:44:59 ID:rajUseMQ

「フェイトちゃんのこと想って、待ってるから」
「だから、なるべく早く帰ってきてね」
「時間があるから、久しぶりにケーキでも作ろうかなぁ」

なのはが引き寄せる力をゆるめると、二人の間に距離ができた。互いの吐息を感じられるほど、ほんの少し。
「何がいい?」
下から見つめてくる眼差しはひどく優しい。
考えることもなく、何でもいい、そう言ってしまいそうになり、フェイトは思いとどまった。
なんでもいい、と言うとなのはが怒るのは学習していた。
「……チョコがいい」
「分かった。じゃあ、チョコレートに決定ね」
久しぶりだから、なのはさん腕をふるっちゃうぞ〜、なんて言うから、可笑しくて。
フェイトが声を上げて笑うと、なのはもつられて笑い出した。
嬉しくて、可笑しくて、温かくて。しばらくの間、二人でくすくすと笑いあった。
どこを探しても、もう、ささくれた心など見当たらない。

居心地のよい空気とやさしいにおいに包まれながら、フェイトは思う。
――本当にすごい。
分かっていたことだが、いつもフェイトは驚かされるのだ。
そしてもっと好きになる。昨日よりも今日、今日よりも明日、なのはのことが好きになる。
そして思うのだ。なのはには敵わない。

私が、彼女に敵うことは、きっとない


「それじゃあ、もう寝よう?明日、フェイトちゃん早いんだし」
ね?と首を傾げるなのはが可愛くて、つい嫌だと答えてしまいそうになり、フェイトはその衝動をぐっと堪えた。
ソファーから身体を起こしたものの、動かないでいると、なのはが肩越しにこちらを振り返った。
しかたがないなぁ、そんな表情になって、自分へと伸ばされた手のひら。
その手のひらに、今更になって自分が小さな子供に思えて、フェイトの頬が羞恥に染まる。

…まだ寝たくないと、駄々をこねる子供ではないか

ひどく恥ずかしくなって。差し出されたままのそれを見つめて戸惑っていたら、

「手、冷えちゃったから」

冷えてしまったから、つないで欲しい。わたしの我が侭だからと、彼女が言う。
優しすぎる嘘が、なんとも言えずなのはらしくて、フェイトは泣いてしまいそうになる。
そっと手をのせると、しっかりと握り返された。心が震えた。
なのはが満足そうに両目を細める。
866優しすぎる彼女:2009/02/15(日) 02:45:36 ID:rajUseMQ

「フェイトちゃんって、ときどき子供になっちゃうよね」

なのはが、可笑しそうに笑った。
なのはの言葉に、今度は別の意味で泣いてしまいそうになる。

……恥ずかしい

フェイトの頬が赤くなる。そのままどんどん赤らんで、耳までも真っ赤に染まった。
居た堪れない気持ちになって、俯いてしまう。逃げ出したいくらいに、恥ずかしい。

「嬉しいな」
「へ?」

ぽつりと零された言葉をすぐには理解できず、フェイトは間の抜けた声を出した。
なのはがこちらを振り返る。

「甘えてくれてるんだって分かって。すごく嬉しい」

そう言って笑うなのはは、本当に綺麗で、向けられた笑みはどこまでも優しかった。
眩しくて、フェイトは思わず目を細める。
脳に甘い痺れが走る。胸が、何か熱いもので満たされてゆく。


…そんなことを言わないで欲しい
なのはが優しいから、私はいつまでも甘えてしまうのだ
そんなことを言うなのはが少し憎らしくて
だけど、その何倍もの気持ちで嬉しかった

気がつけば、いつの間にかフェイトはなのはを抱きしめていた。
力の加減などできなくて、溢れてくる想いのままに抱きしめると、なのはが抗議の声をあげる。
だけど、しっかりと背中に回された温かな腕がゆるむことはなくて。
それがまた、フェイトをどうしようもなく嬉しくさせた。

867名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 02:47:19 ID:rajUseMQ
*****

おしまい
ほんと、色々とすまんかった。

あと、月並みな妄想だったかなと。でも、これだけは分かってくれないか
大人なのはさんは、その、……いい女すぐるwと、
以前は、
フェイト謝る→なのは少し拗ねる→フェイトひたすら謝る→なのは許す→フェイト喜ぶ→乙女発言→フェイトさらに喜ぶ
だったが、成長するにつれ(とうかフェイトそんのへたれで、今では包容力かつ余裕のあるいい女へと、
フェイト謝る→なのは了解する→フェイト拗ねる→なのはあやす→フェイト喜ぶ→乙女発言→フェイトさらに喜ぶ
…あれ?結局、あまり変わらないみたいだな…おかしい、

いまだ、なのはカワユスwが治まらず、
とういうか、日常生活に支障が出てきたような気がががががg
なんとか、自重してみる
868名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 02:55:52 ID:BNULHosB
自分は好きだけれど、百合ネタが嫌いな人も多いんだな……
住み分けは大事ってことでFAだね。
869名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/15(日) 02:56:53 ID:BNULHosB
すみません、誤爆です。
870名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 04:49:09 ID:/1bOs3l+
>>890
和んだ
やはりなのフェはいいものだ
871名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 16:37:37 ID:ZQGiYcss
そういえば、なのハーレムとかはちょくちょく見かけるのですが、
フェイトそんのハーレムは見かけないなぁ、とか思うのです

個人的には、なのはさんは良くも悪くも一途な気配がするので、

無意識にフラグ立てまくり、押しかけられても断れないフェイトそんの方が、
なんかいつの間にかハーレム状態になっていそうとか、そんな感じ

こう、なのはさんを筆頭に、ギンガとかトーレとか押しかけて、
ティアナとかアルフとかヴィヴィオが巻き込まれて流されて、
はやてとかシャーリィあたりが悪い事考えていそうな顔で寄って来て、
シグナムとシャッハがデバイス抱えてwktkしながら押しかけて、
いや最後の二人は何か勘違いしてるだろうと、ヴィータがツッこむ

ティアナが居るからスバルももれなく付いて来て、セインはシャッハの付属品
オットーあたりがティアを賭けて勝負ッスとか言いながら大自爆、即ハーレム入り

ところで衝撃の新事実発覚、実はフェイトそんの性癖はノーマル

「ザフィーラ、私を連れて逃げて下さい、地の果てまで!」
「他をあたれ」

嗚呼、フェイトそんの運命や如何に、とかそんな感じで誰かやんない?
872名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 16:42:51 ID:pkOMbvc0
フェイトハーレムよく見るけどな
873名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 17:03:32 ID:kzRxcFf3
フェイトそんはなのはさん一筋だよ
なのはさんは自覚してないけどフェイトそんにゾッコンダヨ
874名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 17:58:18 ID:gv/IWtnR
フェイトさんのハーレムはなのはさんハーレムに比べてタチ悪いからなw
875名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 18:10:08 ID:BK+g7E+i
多数の好意を向けられてる状況が
なのはだとハーレム、フェイトだと総受けと感じるのは何故だろう

>>908
血戦コンビがいるからなw
876名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 21:31:49 ID:tFrK3dyG
>>905
なかなか楽しげでいいんだがひとつだけツッコませておくれ。
ノリのいい「〜っス」口調の子はオットーじゃない、ウェンディだ。

>>909
血戦コンビ……シグナムとトーレの事かな?
まあフェイトが総受けかつフェイトハーレムはなのハーレムよりタチが悪そうなのは同意w
877名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 22:06:14 ID:Ag3H+9ml
血戦コンビはなのはとシグナムだろ
878名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 22:38:46 ID:lHmWL7aq
血戦コンビは、なのはとシグナムとトーレだろ
879名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/16(月) 22:39:10 ID:lHmWL7aq
しまった・・・
コンビなのにトリオにしてしまったorz
880名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 00:40:34 ID:Sc8E87pl
>>878-879
脳きn…じゃねえや武闘派な子ばかりだなw
881名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 01:39:38 ID:0EseviIT
ログ破損?
再読み込みしても直らんのだが
882名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 01:51:54 ID:816a7V/Z
荒らしがあぼんされたみたいだな
俺はギコナビで何の問題もなかったけど
一回ログ消してから取得しなおしてみれば?
883名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 10:36:16 ID:0EseviIT
再読み込み=ログ消して再取得 だよ、たぶん
直らないっぽいし諦める
早くフェイトそんとなのはさんがちゅっちゅしてるところ見たいです
884名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 14:01:54 ID:i3wbUe27
>>880
フェイト「やめてー!私のために争わないでー!!」

フェイト「戦え…私の手の中で戦いなさい…勝った方を私が全身全霊をかけて愛してあげるよ…」

どちらが似合いか。
885名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 20:01:32 ID:lI4R+VXc
フェイトさんの「料理が上手な人が好き」発言で何人が料理の修行を始めるだろうか
886名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 21:02:13 ID:rBt6POb7
料理上手ってはやてしか思い浮かばないな
887名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/17(火) 23:03:31 ID:Sc8E87pl
ギン姉さんって、食う方も凄いらしいけど作る方もレベル高そうなイメージがある
んでディエチ辺りをお供にナカジマ家の台所事情を切り盛りしてるに違いない

>>884
>>878の三人でみつどもえのド突き愛やってるところを見掛けて、
「仲良しさんだね」とニコニコしながら眺めているか
「楽しそうだね、私もまぜてくれないかな?」と乱入するんじゃねーかな?
888名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 00:21:57 ID:GWFWOTwv
>>884
それなんてウーイッグのお嬢さんw
889名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 00:44:01 ID:wDVZ4jau
なのはママが妊娠したら、フェイトパパは産休取って家事頑張るんだろうなw。
育児に必要なモノ買いまくったりして。

ママは産休取らず、訓練中に気分転換&ストレス解消でSLBぶっぱなしてそうだけどw。
890名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 02:15:46 ID:7jQmcgAQ
>>889
それを見たパパは猛烈な勢いで怒るんだろうな
「なのはっ!!!あれほどムチャな運動はダメって言ったのに!!お腹の子に何かあったらどうするの!?」
891名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 03:38:17 ID:P5HL2xSx
>>889
いざ出産の時になるとオロオロしまくって、あまりにも落ち着きなさ過ぎて周りから諫められるんだろうなぁ。
で、生まれたらきっと周りを引かせるぐらい号泣。

そんなフェイトパパが幻視出来た。
892名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 03:42:54 ID:7GJk/AlF
そして成長したらとてつもない恋のライバルになるんですねわかります
893名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 06:59:06 ID:UN3xtb6C
王子様フェイトそんと天然ジゴロなのはさんの良いトコ取り……だと…?
894名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 08:13:10 ID:uAWMMnyi
誰かなのはさんが妊娠する過程を文章に(ry
895名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 16:41:58 ID:TETrkFy5
「テスタロッサも昔は良く模擬戦に付き合ってくれたのにな」
「あはは……昔は2人してバトルマニアって呼ばれてましたね。
今は私も家庭を持ちましたから」
「なのはとヴィヴィオの事か?」
「はい……あと、もう1人」
「もう1人?」
「はい、なのはのお腹の中に」
「そうか、めでたい事だ。 子供が産まれたら私が稽古をつけてやろう」
「気が早いですよ、シグナム。 ……はい、でもその時はよろしくお願いします」
896名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 16:42:56 ID:TETrkFy5
……なんて未来を幻視したので文章にしてみた。
897名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 16:56:23 ID:wDVZ4jau
テスタロッサ、なのは・・・いや、お義父さん、お義母さん! ○○(娘の名前)を私にくだry)

ニート侍改めロリ侍ですね。
898名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 19:23:10 ID:RTqgEmV/
アギトの立つ瀬がねえw







湖の騎士よりマシかもしれんけど(´;ω;`)
899名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 22:10:32 ID:eNEfeA+k
ところでヘタレ王子なフェイトそんがなのはさんにプロポーズする話はまだ?
900名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/18(水) 23:12:55 ID:f6NhUIjC
900だけど次スレタイどうすっかね?のこりは60kちょいか

あと百合スレまとめwikiはどうなってるのかね?
一時期手を上げた人がいたようだが
901名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 01:21:28 ID:0SOa0F4O
日に25時間イチャつくという矛盾
902名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 01:28:19 ID:TaKJrk3K
刃牙wwww
903名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 02:23:07 ID:ZGYlrlei
なのはさんを家に読んで、手作りのカレーを振る舞うフェイトさん。
なのはさんがカレーを食べ終わった後、洗い物をしながら「わ、私はカレーぐらいしか作れないけど・・・な、なのはに毎日、私のカレーを食べて欲しいな・・・」
と恥ずかしそうにプロポーズするフェイトさん。

明日食べるカレーを作ってたらこんなが浮かんできた。
904名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 03:31:57 ID:i8ZWNdEw
カレーはカロリー高いから、
エネルギー消費するお手伝いもしてくれる…?

まで幻視
905名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 08:04:08 ID:gqF8O/dz
なるほど夜の運動に(ry
906名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 16:41:49 ID:qUSHazWS

627日目、今日もカレー。

今日こそは言うの、フェイトちゃんに。
カレーは飽きた、夕食は私が作るって。

そんな上目遣いで覗き込んで来ても無駄なの、
笑顔が眩しいの、胸が高鳴るの。

「今日も、腕によりをかけてカレー作るね!」
「カレー大好き!」

ああああ、私の馬鹿ぁ……

一方、ヴィヴィオはザフィーラに乗って八神家へと逃げていた、
まで妄想した。

そういえば遅レス>>876

ウェンディデシタ… ナゼカヨクマチガエルンデス… orz
907名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 17:42:19 ID:BtjUKhcK
>>一方、ヴィヴィオはザフィーラに乗って八神家へと逃げていた
もののけ姫みたいだなw。

自分は、フェイトさんが料理してる時に、後ろから抱きついて、
そのままアハーンしちゃうなのはさんが見えた。

「もぅ、なのはのせいで焦げちゃったじゃない・・・」
「だって、フェイトちゃんがエプロン付けて誘うから・・・」
908名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/19(木) 21:52:38 ID:i6fJfaT4
>>906
ふいたw
なのはさん健気だぜ・・・
909名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 00:55:39 ID:XxQEPkg2
ふらーり、夜も更けたところで、ちょっと賑やかしに投下させてくださいな

いつもと微妙に違う、小ネタの無造作詰め合わせのような、お気楽小話です

タイトルがオフランス語ですが無害ザマス

フェなの前提です、お気をつけください
ザフィーラが出てきます、諦めてください
モブにユーノが居ます、気にしないでください
或る捜査官が考えたメイドです、シグナム用です

これでLがついたから或る官L氏、あれ、氏の位置がズレた
さすがは大型艦船の魔導砲、ひとすじ縄ではいきません

素直に「或る捜査官の限定版」とかタイトルつければ良かったのかもー
910びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:56:31 ID:XxQEPkg2

『ラ・ヴィヴィ日記(びびびのしるす)』



某月某日


甘い香りに包まれて、夢から醒めた。

まだぼやけている視界には一面の肌、頬を包み込む柔らかな感触から、
優しい鼓動が耳元に響いてきて、不思議と穏やかな気持ちになる。

ああ、フェイトママの胸だなぁ、と思った。

頭の上から水音と、二人のママのお話する声が聞こえる。

「だ、駄目だよ…なのは……ん、ヴィヴィオ、起きちゃうよ……」
「ん…ちゅ……だって、フェイトちゃんの舌…甘いのに」

むぎゅりと、身体が押し込まれてすっぽりと嵌まる。
後ろからも頭を挟むように二つの膨らみが、身動きがとれない。

え、ええと、このままだと乳に――乳に溺れてしま


クラナガンのどこかに生息すると都市伝説られている乳神さまが、

「なんや私の居らんところでおっぱいの宝石箱が開く音がぁ!!」

とか叫んでいるような気がした。



某月某日ぷらす1


授業が終わって家に戻ったら、なのはママがお出迎えしてくれた。

「お帰りなさいませ、お嬢様」

胸元をフリルのついた肩紐で、絞り上げるように強調したベルカ式使用人服。
その首元に異様に目立つ、革で出来た人間用の首輪が淫靡な印象を与える。

観察してみれば、頭の上には光る輪っかが乗せられていて、背中には作り物の羽根。

「さあ、おみ足をお拭きいたします、舌がよろしいですか、髪がよろしいですか、
 それとも、このはしたなく膨らんだ卑しい乳房をご所望ですか?」

以前に乳神さまの言っていた、堕天使メイド衣装とはこれの事だなと、思い当たった。

「え、ええと…フェイトママ? なんか、なのはママが壊れてるんだけど」
「気にしない気にしない、仕事に出たら治るから」

出勤時まで堕天使させる気だ、鬼だ。

911びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:57:43 ID:XxQEPkg2

某月某日ぷらす2


今日は無限書庫でお仕事。

休憩時に一緒になったマチナ・サンプンさんは、無限書庫の司書の一人で、
さりげなく魔導師ランク「焼きソバ S+」を所持している、スゴイ人だ。

少しばかり痩せ気味の、不健康そうな顔色がチャームポイントらしい。

「なんだいヴィヴィ坊か、アタシはこれからメシなんだけど、一緒に喰うかい?」
「食べるたべる」

ランクが「焼きソバ AA」になると、青海苔に乾燥紅ショウガを入れる事ができるとか。

「ウチの司書長も、もう少し甲斐性があれば嫁さん2人もらえただろうにね」
「んー、でも猫さんたちやアルフを侍らしてるし、そっちの趣味なのかも」

ずるずると書庫の隅っこで二人、焼きソバを啜りながら益体も無い会話を続ける。

「聞こえてるよ二人とも!」

今度、必殺魔法「揚げ玉ぼんばー」を教えてもらう約束をしている。



某月某日ぷらす3


フェイトママが、シャッハ先生に頭を掴まれて投げ飛ばされている。
そのあと聖王教会内の廊下の隅で、正座の本気説教一時間されていた。

フェイトママが何か嬉しそうだから、仲良しさんなんだと思う。

912びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:58:19 ID:XxQEPkg2

某月某日ぷらす4


ザッフィーに乗って、108部隊のお手伝いをしてみようとか考えた。

「傾注! 聖王と聖王教会の貧しき戦友たち、ここが信仰の見せ所ぞ!!」

「ベルカ北方騎士団27名、参上致しました!」
「ベルカ病院騎士団14名、参上致しました!」
「ベルカ帯剣騎士団24名、参上致しました!」
「ベルカ冥王騎士団32名、参上致しました!」
「ベルカ大公騎士団11名、参上致しました!」
「ベルカ異教騎士団13名、参上致しました!」
「ベルカ放浪騎士互助会7名、ご助力致す!」
「修道会、親衛騎士団総数47名、いつでもご命令を!」

「すいません、帰ってください」

大騒ぎになった。

集まって歓声をあげてハイタッチとか、宿舎の前で記念撮影をしている騎士の人たちを見て、
笑顔で手を振って歓声に応えながら、少しだけ殺意が沸いた自分は間違っていないはず。



某月某日ぷらす5


なのはママがケーキを焼いてくれた。

バニラエッセンスは苦いものなんだと、はじめて知った。
つまみ食いをした罰については、触れたくないので忘却しておく。

913びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:58:51 ID:XxQEPkg2

某月某日ぷらす6


フェイトママが、朝からなのはママを抱っこして至れり尽くせり。
ご飯までたべさせてあげる徹底振りで、なのはママが蕩けきっていた。

学校で、友達のニセアリサちゃんとお喋り。

「Sね、真性のドS」

「で、でもでも、フェイトママはとっても優しかったよ、今日は特に」
「まだまだお子ちゃまね、ヴィヴィオは」

ニセアリサちゃんが、やれやれという風に肩をすくめて嘆息する。

「本当のSの人はね、Mの人にはすごく優しくするのよ、その方が嫌がるから!」

目から鱗が落ちた気がした。



某月某日ぷらす7


シグナムさんに水仙粽を貰った、甘くて美味しい。

ザッフィーの上で食べていると、ちょっと見た事のない、優しい笑顔をされてしまった。
どこかの乳神様が「滅多に見れない決定的瞬間がぁ」とか叫んでいる気がする。

なんでも10年ぐらい前の、ザッフィーに乗ったフェイトママを思い出したそうだ。

一緒に和菓子屋に行くと、何かしらオマケして貰えたと聞いた。
いつか海鳴に行った時、一緒に和菓子を食べに行く約束をする。

914びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:59:21 ID:XxQEPkg2

某月某日ぷらす8


穏やかな日々を誰に感謝しよう。

なのはママにお礼を言うと、お礼を言われるほどの事はしていないよ、と撫でてくれた。
フェイトママにお礼を言うと、ヴィヴィオにもありがとう、と言ってくれた。

アイナさんとシャッハ先生には、泣かれてしまった。
乳神さまとその家族には、笑顔で揉みくちゃにされてしまった。

クロノ伯父さんやその家族は、感極まって服とか色々贈り物をしようとしてくれたところを、
フェイトママに見つかって怒られていた、少し珍しい光景だと思う。

スバルさんは、ちょっとだけ泣いていた。
ティアナさんは、落ち込みながらお礼を言ってくれた。

108部隊の人たちは、照れながらお礼を言って撫でてくれた。
ナンバーズの皆とかは、泣いたり叫んだり暴れたり、何と言うか大変だった。

スカリエッティは楽しそうに笑ってから、幸運を祈ってくれた。

映話で伝えたエリオお兄ちゃんやキャロお姉ちゃんは、フェイトママと同じ事を言った。
ユーノくんは何もしていないよと言いながら笑い、マチナさんたちはお菓子とかくれた。

皆が優しすぎて、どのようにして恩返しをしたらいいのかと、贅沢だけど切実な悩み。
そうしていると、焦らずに、機会のあるたび誰かに優しくしてやれば良いと言われた。

誰もがそのように生きる事が出来れば、やがて世界に優しさがまわり、
いつかは望んだ全ての人たちにも、過たず歓びが届くだろうから。

「ザッフィーにも、届けたい人が居るの?」

言葉の向こうに誰かが居た気がして、少しだけ嫉妬をおぼえる。

「顔も思い出せない誰かだがな」

ザッフィーにもありがとうと言ったら、モフらせてくれた。

(終)
915びびびのしるす:2009/02/20(金) 00:59:59 ID:XxQEPkg2
あとがきー

あれ、気が付けば、はやての名前が出ていない

そういえば少し前から書きかけの、毛色が変わったのが3つほどあるのですが、
どれから手をつけたものかと迷っていまして、皆様どれが良いと思われますか?

A.何かの間違いで鬱スタートなシリアス中篇「セイドソウロング」
B.ほのぼのメガーヌ・アルピーノ吐血小話「いくすばるん」
C.ギン姉がシャッハと楽しく遊ぶフェイなの前提「或る捜査官と騎士の系譜」

…スルーされると寂しさのあまり、

百合!? 男だらけの粘着描写脱衣大会(ポロリもあるよ)
「或る捜査官の世界の果て(仮題)」

の執筆に入りますが無害です
916名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 01:41:10 ID:y8cUA5pQ
>>915
あ、あえてスルーしてやる!!
917名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 02:07:50 ID:r1bvUBRh
折角だから俺はスルーを選ぶぜ!
918名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 02:37:57 ID:Dnw3ePiK
あの…堕天使メイドって…とある…
いやなんでもないっす…
919名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 10:13:53 ID:pXeud3Ib
>>915
まずはGJ!最後に暖かくなれました。
で、マジレスするとまずBを書いてもらってAに移って欲しいです。
アルカンシェル(誤字)氏のマジ話って興味あります。
920名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 10:57:42 ID:NCnq+xbk
>>915
・・・グッ、グッジョ・・・・!・・・・いや、ここはスルーすべきなんだろうか・・・・
921すいもう:2009/02/20(金) 18:41:03 ID:3wu5qOj7
 ……一ヶ月ぶりの投稿させて貰っても大丈夫ですか? 
 流れぶった切るようで悪いんですけど。
 とりあえず、UPします。

 内容はちゅー学生ななのフェイの子作り。生えないし、生やしません。
 では、どうぞ。
922すいもう:2009/02/20(金) 18:42:32 ID:3wu5qOj7
 なのは様、初夜す・中編-2

『っ……そ、そんなこと、ないもん……わたし、いけないこでも、えっちなこでもないもん……』
 フェイトちゃんの言葉。それを聴きながら、私は口元を歪めた。
『えっちじゃない? なにを言っているの? フェイトちゃんはとってもえっちな女の子だよ? だって──』
『私がえっちな女の子にしたんだから』念話でそう語りかけながら、手で入口をそっと割る。そして、彼女の中に舌を沈めていく。
「っ!」
 漏れる呼吸音。震える体。そして、舌先に感じる甘い蜜の味。それら一つ一つに胸は自然と高鳴っていった。
その高鳴りに導かれるがまま、指を入口の上にある突起へと伸ばし、人差し指と中指でぐりぐりといじった。とたん、フェイトちゃんが息を呑んだ。
「やぁ……っ! そこ、やぁ……っ! そこ、だめぇ……っ!」
 息を呑んだ後、フェイトちゃんは口元を覆っていた両手を私の額に添え、押し退けようとした。だが、それよりも早く、彼女の突起を口に含み、歯を軽く当てると、フェイトちゃんは体を大きく震わせた。
「だめぇ……っ! そこ、かんじゃ、だめ……だめ、だよぉ、なのはぁ……っ!」
 いつのまにか、流れていた涙。その涙に情欲が煽られ、私は突起に強く吸い付いた。
「ひゃん……っ!? らめ、らめ……っ! らめ、らめ、なのは、らめぇ……っ!」
 呂律の回っていない言葉。その言葉がとても愛おしい。だが、それ以上に、私の行為で喘ぐフェイトちゃんはもっと愛おしい。
 普段の彼女も好きだけど、やはり、こういうときの彼女も好きだ。
 願えるならば、二つの姿を──普段と情事。その姿を見られるのは私だけであってほしい。いや、私だけでなくてはならない。
 だからこその今回のセックス。ロストロギアの力を借りてフェイトちゃんを身籠もらせる。……私の子供を産み、私のお嫁さんにさせるために。
 そんな決意を抱きながら、吸い付いた突起に再び歯を当てる。執拗と言っても過言ではないくらいに、何度も何度も歯を当て続けた。
 そのたびに、フェイトちゃんは淫らに喘いだ。徐々に表情を惚けたものにと変えていきながら。
923すいもう:2009/02/20(金) 18:43:18 ID:3wu5qOj7
「なの、はぁ……」
 やがて、フェイトちゃんが弱々しい声で私を呼んだ。念話で返事をしようとした。だが、味気ないと思い、攻めたてを止め、唇を離した。
「なに? フェイトちゃん」
「……あのね……したいの」
「うん?」
「だ、だから……そろそろ……い、したいの」
「聞こえないよ? もっと大きな声で言ってみて?」
「……なのはの、ばか」
 フェイトちゃんは耳まで真っ赤に染めて俯いてしまう。どうやら、私が意地悪をしていると勘違いしているみたいだった。
 だが、実際に聞こえないのだから、どうしようもない。だからと言って、フェイトちゃんのお願いを無視するわけにいかなかった。
 ──どうしようかなぁ
 と、困り始めた、そのとき。
「みごもり、たい」
 フェイトちゃんが聞き取れる限界の声量でそう呟いた。その言葉を耳にした、とたん、私の思考は止まった。だが、そんな私の状態に気付いていないのか。フェイトちゃんは続けた。
「なのはのあかちゃん……みごもらせて」
 衝動が駆けめぐる。止まっていた思考は急速に動き始め、呼吸はいつのまにか、早く荒いものに変わった。そして、なによりも、余裕がすべて消え去ってしまった。
「フェイトちゃん!」
 彼女に抱きついた。その勢いのまま唇を奪い、着ていた服のポケットからクロノくんに渡されていた「MakerS」を取り出した……。
924すいもう:2009/02/20(金) 18:46:33 ID:3wu5qOj7
 ……一ヶ月もご無沙汰して、すいません。
 サンクリやら、リリマジやらの原稿が忙しくて。
 まぁ、リリマジの原稿まだ終わっていないんですけどね(遠い目
 それはおいといて。
 近いうちに、まだUPしにきます。では、また。
 事後報告になりますが、2レスお借りしました。
925名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 20:56:03 ID:IVrY0I1e
なんでこの人はフェなのサイトで執拗になのフェ推しをするの?
926名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 21:35:08 ID:3zwjEnL2
何故なら彼は開拓者だから

見直して思ったけど、フェイトがなのはを
助けるシーンはあるけど逆はないよね
そのせいで、なのはが受けに見える
927名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 21:45:45 ID:DRhHOZ0x
受け攻めだけで語るならフェイなのだけど、精神的にはなのフェイって感じだなぁ
「なのは!! なのは!!」って感じでがぶりよりするけど、全部なのはさんの掌の上でコントロールされてるっぽい
双頭ディルドーとか使っても攻めてるフェイトが先にイっちゃう感じ
928名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 22:06:21 ID:TFsssaI4
>>927
異議無し
929名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 22:20:19 ID:3B8vMHXo
残念フェイトそんはなのはの王子様だからそんなことにはならないのだ
930名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 22:44:02 ID:S4Xo9+/M
別に百合ならどっちでもいいってのw
931名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 22:46:16 ID:TFsssaI4
まあそうなんだけどw
932名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 22:48:37 ID:+7hHbzHq
普段はとっても強いなのはさんが、フェイトさんを頼もしく支えてるけど、なのはさんが何かの理由で凹んだりした時に
そっと、傍に寄り添って力になって上げるのは、王子さまなフェイトさんなのだ。

でも、ティアは総受けね。
933名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/20(金) 23:31:04 ID:jnyJSW8C
>>914に萌えて和んでちょっと切なくなった
GJ!
934名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 07:42:56 ID:LLaAEwVz
>>926
そうかなぁ?
一期はずっとなのはさんがフェイトちゃんに手を差し伸べる話だと思うが
935名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 23:04:00 ID:EFeMCMnh
>>932
禿しく同意
一番、美しいような気がする。でも、
>>927の言うことも良く分かる。自分としては、スレチだが、中の人の印象のせいではないかと…
無自覚小悪魔系かつ誘い受けななのはさんとか、最高にそそられるな、この変態め

ところで、なのはとフェイトで、フェイトそんヘタレへの自覚とか、
どーでもいい話があるんだが、
需要はあるだろうか?
936名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 23:09:31 ID:Gt7bvHCO
wktk
937名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 23:14:03 ID:EFeMCMnh
人が居たのか、ありがとう。なのはとフェイトで、フェイトそんヘタレへの自覚
※はやての一人称がうちなのはスルーして、なのはがツンデレに見えるのは気のせいだと思う
では、5レスほどお借りします
938たまには困らせたくて:2009/02/21(土) 23:14:41 ID:EFeMCMnh

組み敷かれて、不安になるべきは、なのはのはずだ。それなのに――
下から見つめてくる蒼い瞳は、少しも揺らぐことはなく、どこか余裕気にも見える。
なんだか、面白くない。

困らせるつもりなど、全くなかったが……、気が変わった

二人は黙ったまま動かずにいた。お互いがじっと相手の動きを待っている。
聞こえてくるのは微かな息遣いと、アナログ時計の秒針だけで。部屋の中はしんと静まり返っていた。
なのはの視線は相変わらずまっすぐで、受けるフェイトが痛いと思うほど。
フェイトも負けじと睨み返す。
逸らしたりはしなかった。そうすることが、負けを認めることになると思ったから。
二人の間に言葉はないが、なのはの瞳が「フェイトには出来ない」、そう雄弁に語っているようで。
それがまた、フェイトには面白くなかった。

私は出来ないのではない。あえて、しないだけだ。
フェイトはそんなことを考えていた。

なのはは、私が優しすぎる人間だと思っているようだが、私は優しいばかりの人間ではない。
もちろん、なのはから優しいと思われることはやぶさかではない。
私は、私のもてる精一杯の優しさで、彼女に優しくしようと思い、またそのように行動しているつもりだ。
それは、私が彼女を愛しているからで、同じように愛してもらいたいと思っているから。
私の中では、いつもなのはへの愛が溢れている。その愛ゆえに、私はしないのだ。
私は既に何もしらない純粋な子供などではなく、必要であれば涙など流さず、何の感情も持たずに卑劣なことだって出来る。
それが、いいとか、悪いとか、そんなことを考えている暇などない世界にいるからだ。

困らせることも、傷つけることも、本当は簡単に出来るんだよ?

つまり、何が言いたいのかというと。
なのはを困らせるのは嫌だけれど、たまには困った顔を見てみたい。
そういうことなんだ。
939たまには困らせたくて:2009/02/21(土) 23:15:21 ID:EFeMCMnh

フェイトは考えを中断して、意識をなのはへと戻した。
真下からぶつかってくる鋭い視線がゆるむことはない。いまだ、挑むようにこちらに向けられていた。
いつものフェイトなら、こんな風に彼女に睨まれるだけで、例え自分に否がなかったとしても思わず謝っていただろう。
今だって、結構ちくちくと神経が刺激されていた。気を張っていなければ、平静を装っていられそうにもない。
そんな自分に、やれやれとため息をつきそうになる。

なのはには敵わない。自分が一番よくわかっている。
どう足掻いたとしても、フェイトがなのはに敵う事はないのだ。彼女の前では、いつだって無条件降伏をしてしまう。
それは、なのはが怖いからではない。可愛いからだ。
なのはが、可愛くてしかたがないのだ。

フェイトが苦笑すると、それを降参だと受け取ったのか、
一文字に美しく結ばれていたなのはの口角がゆっくりと上がってゆく。
唇がきれいな曲線を描き終わると、なのはが穏やかな口調でこう言った。
「やっぱり、フェイトちゃんには無理だよ」
微笑みをたたえた顔は、組み敷く前と変わらず、自信たっぷりで。とても魅力的に見える。

私も最初は無理だと思っていたけれど
だけど、気が変わったから
――ごめん

フェイトは、なのはに微笑み返しながら心の中でそっと謝る。これは、自分に与えられた「チャンス」。
そんな風にフェイトは思った。
私が、いつもなのはの思惑通りに行動するわけではないことを、なのはに解かってもらうためのチャンスだ。
私の所為で慌てるなのはを見たいと思うのは、たまにはぐらいだったら、許されてもいいだろう。
だけど、やっぱり心苦しくもあるから。最後に、言い訳をさせてもらいたい。

最初は、なのはを困らせる気なんて全然なかったんだよ?

フェイトが、なのはとの距離を一気に詰めると、それは簡単にゼロになった。
距離がなくなるその瞬間、驚きに見開かれた瞳がうれしくて、フェイトの口許に笑みが零れた。
二人の唇の間から漏れた声は、果たしてどちらのものだったのか。
耳を掠めたそれは、どこか切なく、どこまでも甘い響きを含んでいた。
ゆっくりと目を開くと、全体を捉えられないほど近くに、なのはの端麗な顔があって。
フェイトは予測していたにもかかわらず、その事実に一瞬戸惑い、息が詰まる。
だけど、それもほんの1、2秒のことで、すぐに意識がある場所へと引き戻された。
唇に感じるやわらかな感触。

ここで終わらせてもよかったけれど、それじゃあ面白くないから

紅い瞳が楽しげに細められ、再びゆっくりと閉じられた。
940たまには困らせたくて:2009/02/21(土) 23:15:51 ID:EFeMCMnh
*****

「そして、その瞳が再び開くことはなかった。なーんてな」
はやてが軽快に笑う。
なのはは慌ててフェイトを揺さぶった。
「フェイトちゃん? 大丈夫?」
う〜ん、と唸るだけで目は覚ましてくれそうにない。そっと触った後頭部にはこちらが痛くなるほど、
大きなこぶが出来ている。
「そのまま寝かせておけば?」
こうなる原因を作ったアリサがそっけなく言って、教科書をめくった。
「なのはちゃん、とりあえず何か冷やせるもの持ってこよう?」
すずかだけが、倒れたフェイトを心配してくれた。

なのはとフェイトの他に、部屋にはこの面子が居て一緒に勉強をしていたわけで。

「全く…。何やってんのよって話よ」
「いや、うちとしてはあのまま続けてもらってもよかったけどなぁ」
「はやて」
「すいません。なんでもありません」
アリサに低い声で呼ばれ、はやてが真顔で即答した。
「でも、なんでこうなったの?」
すずかのもっともな質問に、びくっとはやてが肩を揺らせる。アリサが、目聡くそれに気づいた。
「はやて」
「いやぁ、なんでやろなぁ。うちにもさっぱり…」
「は・や・て」
はやてがアリサから顔を逸らし、あさっての方向を向いた。
その視線はしばらく部屋の中をさまよっていたが、突き刺さる鋭い眼差しに耐えられなくなったのか、
「あー、なんていうか、その。いや、でも、うちのせいだけやないでっ。それだけは信じてっ!!」
「あんたね…」
「ちょっ、そんな目で睨まんといてぇや。うちか弱いんやし、心臓とまってしま」
もちろん、はやてがフェイト同様に辞書で殴られたのは言うまでもない。

「全く…。もう帰ろうかしら」
「アリサちゃん」
「…何?」
すずかの呼びかけに、アリサは何故か嫌な予感がした。
いつも通りの声質で呼ばれた自分の名前、だがそこにはいつも通りではない何かが含まれていた。
見た目そのままに、温和で、おとなしいすずかだったが、たまにこちらの想像を超えた発言をすることがある。
胸中を渦巻く不安と緊張に、アリサの額に薄っすらと汗がひかる。その態度とは対照的に、穏やかな空気をまとうすずか。
いつの間にか、再び部屋全体が静寂に包まれていた。
すずかがにこりと微笑むと、アリサの喉がごくりと音をたてた。一呼吸置いて、
「わたしも、たまには困ってみたいな」
なんともいえない空気が漂っている部屋の中で、すずかの笑顔だけがきらっきらと輝いていた。

*****
941たまには困らせたくて:2009/02/21(土) 23:17:01 ID:EFeMCMnh
続いていたはずの、フェイトそんのターンの妄想
*****

フェイトは少し角度を変えて、まず自分の唇となのはのそれとが、隙間なくぴったりとくっ付くようにした。
彼女のやわらかな唇の感触を放すのが惜しくて、たっぷり一分はそのままで。
それから、自分の唇を少しだけ開き、なのはのそれを優しく食んで。ときおり漏れる甘ったるい吐息がフェイトの耳をくすぐる。
そろり、唇に舌を這わせると、ぴくりとなのはの体が震えたのが分かり、フェイトは薄く目を開いた。
見ると、なのはの形の良い眉が下げられていて、ぎゅっと瞑られた瞼に、思わず笑みが零れる。
唇をぺろりと舐めてから、今度は舌先で小さくノックして、フェイトはその扉を開けてくれるようにお願いをする。
ややあって、薄く開いたそこへするりと舌を差し入れた。
逃げようとする彼女の舌を追いかけて、自分の熱いそれと絡ませて、軽く吸い上げて、甘噛みをして。
フェイトは、自分の身体がだんだんと熱くなっていくのを感じていた。なのはの腕が、首に巻きついてくる。
鼻から抜けるような甘い声が頭の中に響いてくると、たまらず意識が飛ばされそうになり、フェイトはそれをぐっと堪えた。

……本当はやめたくないけれど、

歯の裏を優しくひと撫でし、最後に軽く、口の端にちゅっと音をたてて口付けて。名残惜しそうになのはから離れた。
乱れてしまった呼吸を整えながら、フェイトは愛しいその人の瞳が、早く自分を捕らえないだろうかと待っていた。
長いまつ毛が微かに震え、ゆっくりと瞼が開けられてゆくその様は、息を呑むほどに美しく今更ながら驚いてしまう。
やっと姿を現した瞳は、こちらを向いてはいるものの、焦点を結べないのか、微かに揺らいでいて。
「なのは」
思わずフェイトが呼びかけると、その色が深みを増した。熱の篭もった眼差しと視線が交わる。
なのはの上気した頬がなんとも可愛くて、フェイトは微笑んだ。
「私の勝ち、だよね?」
近づいてわざわざ耳元で囁いてから、フェイトはもとの位置へ戻り、じっとなのはを見つめてみる。
フェイトの言葉がすぐには理解できなかったのか、なのはが、え?と驚いた顔になり、ついで左右に目が泳ぎはじめた。
その様子をただ黙って眺めていたら、しばらくして、観念したのか、その愛らしい口から小さく溜め息が零れた。

私は嬉しくなって彼女の言葉を待つ。
942たまには困らせたくて:2009/02/21(土) 23:17:36 ID:EFeMCMnh

「……知らないっ」

ぷいっと顔を背けてしまったなのはに、フェイトは一瞬ぽかんとして。
え?ええっ?
余りと言えばあんまりな、なのはの言葉に抗議しようと口を開きかけて、そして――
何を言うこともなく、それは閉じられた。
フェイトは見てしまったから。
真っ赤になった耳、先ほどよりも赤みを帯びた頬、薄っすらと染まった滑らかな肌を、
フェイトは見てしまったのだ。愛すべきこの姿に、一体何を言えるのだろう。
目の前にいるなのはが、どうしようもないほどに可愛くて、どうしたらいいのか分からずに、
フェイトの眉尻が少しずつ下がっていく。
フェイトは途方にくれてしまった。

なのはが可愛すぎて、困ってしまう……

両腕の力を除々に抜いて、体重をゆっくりと目の前の愛しいその人へと預けると、大好きなにおいがフェイトを包み込む。
なのはの首筋に顔を埋めて、そっと眼を閉じる。一層強くなったそれに、頭がくらくらとした。
フェイトを酔わす、不思議なにおい。
唇から思わずもれた吐息に、なのはの身体がぴくりと震えた。
「…んっ」
その反応に、フェイトはしばらく思案し、今度は意図的に息を吹きかけてみる。
「やっ…、くすぐったいよ」
フェイトに出来るのは、せいぜいこの程度なのだろう。ほんのささやかな、でも精一杯の最後の足掻き。
いつだって、困ってしまうのは私の方で。だけど、それが嫌ではないと思う自分がいるのだ。
だから、きっと、これからも変わることはないのだろう。
フェイトがやれやれとため息をつく。

自分の意思がこんな行動で伝わったかどうかは怪しいが、
なのはが笑いながら身をよじり、可愛い声を聞かせてくれたから。
だから、諦めることにした。しようがない。自分が一番分かっている。

「私の負けでいいよ…」
「もうっ、フェイトちゃんっ!」

ぽつりと呟いた敗北が、なのはの声に紛れて消えた。

※優し過ぎる[優しいばかりの]人というのは、ここではヘタレを意味します
943名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/21(土) 23:18:12 ID:EFeMCMnh
*****
おしまい
ひとつ質問だが、ちゅーって中学生以上ならおKなのか
分からない
944名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 01:38:56 ID:7uytclw8
ぐっじょおおおおおぶ!
945名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 12:05:17 ID:gRJxzv7y
やはりフェイトそんは尻にしかれる未来しか見えないw
GJ!
946名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 17:52:03 ID:JX7LEn/t
ちゅーなら何才でもいいんじゃないの、GJ
947名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 20:53:42 ID:C8esdJrK
中学一年で手を繋ぎながらデートをして。
中学二年でキスをして。
そして、中学三年で大人の階段を登るんだよ。

ところで最近、指チュパとか甘噛みとかが流行ってるみたいなんでネタにしてみた。
>>943が中学生なら、高校生くらいのネタ・・・かな。
948あまえんぼうさん:2009/02/22(日) 20:55:11 ID:C8esdJrK
それは寒い冬のこと。
炬燵に入っていつもの様にゴロゴロしていると、隣で寝ていたフェイトちゃんが、モゾモゾと身体を寄せてきた。
「なのはぁ・・・」
いつものフェイトちゃんとは違う舌っ足らずな甘い声。
丁度、子供がママにおねだりするような、そんな猫撫で声。
「なぁに? フェイトちゃん」
私は優しくフェイトちゃんを抱きしめて、頭をゆっくりと撫でてあげる。
頭を撫でられたフェイトちゃんは、私の胸に顔を埋めて気持ち良さそうに喉を鳴らす。
まるで猫の赤ちゃんみたい。
フェイトちゃんは時々、こんな感じで物凄く甘えん坊さんになる。
そんな甘えん坊のフェイトちゃんはとってもカワイイ。
「お腹空いた・・・」
「お腹が減ったの?」
「うん・・・」
「今はミカンとお餅くらいしかないけどいい?」
「やだ・・・なのはが食べたい」
口を尖らせながら、フェイトちゃんは、かぷりと私の腕に噛みついてきた。
微かな痛みと生暖かい吐息。
何だか、とってもくすぐったい。
「もぅ、フェイトちゃんたら・・・夜まで待てない?」
「うん・・・」
「も〜、しょうがないなぁ」
恥ずかしさを誤魔化す為に、わざとらしく文句を言いながら、私は右手の人差し指をフェイトちゃんの前に差し出す。
「はい、はむはむしていいよ。でも、今はこれで我慢してね?」
「わかった・・・我慢する」
モノ惜しそうな上目使いでコクリと頷くフェイトちゃん。
そのまま真っ直ぐに伸びた私の人差し指を、ちゅぷりと口で包み込んだ。
949あまえんぼうさん:2009/02/22(日) 20:56:12 ID:C8esdJrK
ちょっとだけ冷えた指にヌメリとした舌が絡み付いてきた。
第二関節、第一関節、指先、爪・・・。
ザラザラとした舌先が私の指の腹を往復していく。
目を瞑って、一生懸命に指をおしゃぶりするフェイトちゃんの顔はちょっといやらしくて胸かドキドキする。
何だか凄くイタズラしたい気分。
悪戯心で私はフェイトちゃんの舌を指でツンツンと突ついた。
「ちゅっ・・・ん・・・んんっ?!」
私のイタズラに微かに眉根が歪む。
何かに耐えるような、もっとイジメたくなっちゃうような。
そんな表情のまま、フェイトちゃんは私の指に更に舌を這わせる。
口唇の端から唾液がぽとりと垂れて、絨毯に小さなシミを作った。
「ぅん・・・んっ・・・んちゅ・・・ぷはぁっ」
しばらくして、フェイトちゃんが指を離した。
赤くふやけて、ねっとりと濡れた指先とフェイトちゃんの口唇を、透明な糸が紡ぐ。
私はそれが愛しくて、指を含んで唾液を舐めとった。
「もぅ・・・悪戯するなんて酷いよ、なのは・・・」
「だって、はむはむするフェイトちゃん、カワイイんだもん♪」
拗ねたフェイトちゃんは慰めるように、私はフェイトちゃんをぎゅっと抱き寄せた。
「夜はフェイトちゃんの好きにしていいから、許して。ね?」
「・・・うん。約束だよ?」
渋々、頷きながらフェイトちゃんはまた私の胸に顔を擦り付けてくる。
フワリと漂う金色の髪の柔らかい香りに、愛しさが胸一杯に込み上げてきた。
「ねぇ・・・なのは?」
「今度は何? フェイトちゃん」
「ずっと、私のなのはでいてくれる?」
フェイトちゃんは少し心配そうな声音でそう聞いてきた。
私はそれに答える為に、フェイトちゃんを抱き締める腕に少し力を加えて・・・。
それから、そっと小さな額にキスをして。
そして、耳元でこう呟いた。
「うん♪ ずっとずっと大好きだよ、フェイトちゃん♪」

<おわり>
950名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 20:58:00 ID:C8esdJrK
とくにオチも何も無い感じでスマン。

でも真面目な話、不遇な幼少期を過ごしたフェイトさんは、その反動でスイッチが入ると幼児退行化してそうな気がする・・・。
951名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 21:28:04 ID:9iLE4qhT
甘々すぎ
だがそれがいい
952名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/22(日) 23:32:28 ID:DrwikhKr
GJ
夜の話もキボンヌ
953名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 03:00:26 ID:OfXHHuzX
なのフェイにはオチも何もなくておK

ただイチャイチャラブラブしているだけでいい
954名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 06:26:35 ID:2ylGBgJ+
待った
アリすず、はやヴィ、シグシャマ、スバティア、リイアギ、ついでに3×7と8×12だって……!
955名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 06:29:03 ID:dFWVUuKW
GJ
「はむはむする」という表現はエロくてイイな
956名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 17:14:06 ID:cVZ5MzgX
これを貼れと言われた気がした
ttp://sageuploader.if.land.to/cgi-bin/1upload/src/sage1_8937.jpg
957名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/23(月) 20:45:00 ID:tsrMI9oz
「はむはむする」と言われてハムスターななのフェイを想像した。
ひたすらひまわりの種を届けるフェイトそんとそれを頬袋に蓄えるなのはさんを幻視した。
958名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 00:21:41 ID:tXWUy51z
>>943
GJだけど一言だけ
はやての一人称は「うち」じゃなくて「わたし」だっ!
959名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 00:49:31 ID:q9CiqnJZ
>>958
おちけつ、それはさりげに注意書きに書いてあるw

なんだかんだで、はやては「ウチ」派も根強いなぁ
やっぱその方が、ボケやすいからだろうか

個人的には、貧乏くじを引いて泣き叫ぶ八神はやて(独り身)には、
「私」の方が似合う気がするので、そっちが好みとか適当に主張してみる
960名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 01:03:04 ID:e56KCo7/
もうそろそろ次スレタイの時期?
961名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 03:33:49 ID:6k2Osbjq
>>956
かわいいなあ
それでいてベッドの中では攻めだっていうんだからフェイトそんだよ
962名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 14:37:29 ID:Ih6dfirG
一人称とか公式の個人情報をパラレル以外で捻じ曲げたらおわりじゃね?
963名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 14:48:12 ID:koB3z35Z
職人がスルーしてって言ってることに突っ込む方が終わりじゃね
964名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 19:18:32 ID:tL/cWrna
>>961
なにがどうフェイトそんなんだよw
965名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 22:46:54 ID:jN9aaPy/
キャラごとの呼び方をまとめたページがあるよ
966名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/24(火) 23:41:52 ID:lLthyjME
>>964
961じゃないけど見栄をはって嘘をつくとことかじゃね?
967名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 00:28:17 ID:2BErllM/
そして、なのはさんは笑顔で騙されてあげるんですね、わかります

しかしスレタイ、キリがいい数字の割に何も思いつかない
25って何かあったっけ?
968名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 02:46:01 ID:l69lohRS
珍しく向こうに百合の花が咲いていたので摘んできた。
なのはさん&フェイトさん&はやて×ヴィヴィオ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1233977587/570-575
フェイト×ティアナ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235358960/42-44
969名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 05:40:49 ID:hUJs5FAt
25時のおしくら饅頭とか>>スレタイ
思い付きだけど。
970名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 21:56:01 ID:+BlxxyCD
25分間の愛の告白とか?
971名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 22:55:04 ID:WMbj+c6m
25分間で済むとは思えないw
972名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 23:01:25 ID:825VMVTO
フェイトそんからのラブレター通算25MB
973名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/25(水) 23:05:23 ID:sr1WyUsZ
娘には内緒の25時

……って25時はイチャイチャするの遅すぎるかな
974名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 00:56:32 ID:kDCsC5Kb
それならば、25時には別の顔

そして埋まるヴィヴィオ、窒息するヴィヴィオ、
ザフィーラに裾を咥えられて引っ張り出されるヴィヴィオ、

別の部屋に移動して、毛皮に包まってすやすやと眠るヴィヴィオ

あれ、何か間違えたかな
975名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 01:01:28 ID:zbII95xN
25世紀後も愛してる
976名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 01:07:40 ID:NdKpBpN4
25回目のアハーンな事情
977名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 01:17:21 ID:Qb4xokpr
フェイトそん単身赴任25日目「なのは……ヴィヴィオ……」
978名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 01:23:00 ID:YzGBRuIP
盗んだ下着は25枚
979名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 04:59:54 ID:6uVNjjZ6
フェイトちゃんが避けると粉々になる惑星25個
980名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 07:30:12 ID:iEr2xLNG
25時間の告白でよくねw
981名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 08:22:30 ID:kwBHeZJ+
25年後の銀婚式・・・はさすがに気が早いかw
982名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 08:45:03 ID:SCeLFiDz
愛の記録25冊目とか

>>974
スレチながら

「ザフィーラはいいよね、ヴィヴィオの子守が板についてるからあまり邪険にされる事がなくてさ!」

などとぼやきながら、なのフェイ同人を執筆する司書長殿が脳裏をよぎった
983名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 11:53:57 ID:WqIPywOu
25時の電話のベル、土曜日の仕事
984名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 12:04:16 ID:6TEa4yT7
25ラウンド目とか?
985名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 12:15:01 ID:Qb4xokpr
フェイトそん単身赴任25時間経過「なのは…ヴィヴィオ…」
986名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 15:40:29 ID:Qha8l0ta
25日連続バレンタインデー
987名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 21:37:01 ID:mC9BZSx7
立ててくる
988名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 21:41:27 ID:mC9BZSx7
次スレ

リリカルなのはで百合萌え(燃え)25時間の告白
ttp://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1235651996/
989名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 22:33:20 ID:YXhA2pYG
スレ立て乙
しかしすごいスレタイになったな…w

埋め
990名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 22:35:15 ID:6uVNjjZ6
>>988
991名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 22:59:10 ID:iRH652rs
スレ立て乙〜
992名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/26(木) 23:53:35 ID:kDCsC5Kb
乙つ〜

休暇1日丸潰れだなw
993名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 08:19:16 ID:8YdOoBXc
世界三大恥ずかしい告白シーン+α
な告白を連発だな梅
994名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 21:51:49 ID:EV/k6vQB
う め
995名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 22:09:56 ID:m/tjdEO/
996名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 22:11:12 ID:5FnZWkAf
ume
997名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 22:55:23 ID:hSMtHGdi
「フェイトちゃんっ、そこは…」
「なのは、私も…」
「〜〜〜〜〜っ」

お互いの太ももに股間をこすりつけていた2人が、
すぐ側で寝ている私を慮って、声を押し殺したまま絶頂を迎える。
紅潮しながらも満足気に弛緩した表情を浮かべる2人に対して、私は人知れず嘆息を漏らす。
最初の頃は私に遠慮してこっそり控え目にヤッているのかと思っていたが、
どうやらこれが彼女らのMAXであるらしい。
確かに、人にはそれぞれのペースがあって、当人が満足しているのならば、
他人がとやかく口を挟むものではないことぐらい分かっている。
しかし、毎夜毎夜寸止めイベントを鑑賞する身としては物足りない、もとい
まだ婚姻していない2人を結ぶ、家族の一員としては、何かをしてあげたいのだ。
聖王の器として生まれた自分には、それだけの力があるのだから。
998名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 23:10:03 ID:hSMtHGdi
999名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 23:11:40 ID:hSMtHGdi
>>998はミス
1000名無しさん@ローカルルール変更議論中:2009/02/27(金) 23:14:59 ID:hSMtHGdi
そして、続きはない
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