魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)5夫婦目

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1(・∀・)*\
3rdシリーズも終焉を迎えた熱血魔法バトルアクションアニメ、
魔法少女リリカルなのはの百合スレです。
さあ気合入れて妄想していこう!

 
◆前スレ
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 4期希望
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1188473317/
 
◆公式サイト
ttp://www.nanoha.com/
 
◆NanohaWiki
ttp://nanoha.julynet.jp/

◆過去ログ
リリカルなのはで百合萌え(燃え?)
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1128305270/
魔法少女リリリカルなのはで百合萌え(燃え?)II
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1178375881/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 3rd Form
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1185552969/
2名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 06:40:30 ID:Zj6Av3+3
◆本編描写から思いつくカップリング

なのは×フェイト
なのは×ヴィヴィオ
なのは×ヴィータ
なのは×アリサ
なのは×リインリィンフォース II
なのは×ティアナ
なのは×スバル
なのは×キャロ
なのは×レイジングハート
フェイト×ヴィヴィオ
フェイト×シグナム
フェイト×ギンガ
フェイト×アルフ
アリサ×すずか
はやて×ヴィータ
はやて×シグナム
はやて×シャマル
はやて×リィンフォース
はやて×リィンフォースU
はやて×すずか
はやて×シャーリー
はやて×カリム
ヴィータ×リィンフォースII
シグナム×シャッハ
シャマル×シグナム
スバル×ティアナ
スバル×ギンガ
キャロ×ルーテシア
リンディ×フェイト
3名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 06:41:23 ID:Zj6Av3+3
◆ナンバーズでカップリング

トーレ×セッテ
クアットロ×ディエチ
チンク×ノーヴェ
セイン×ウェンディ
オットー×ディード
4名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 06:42:18 ID:Zj6Av3+3
◇Pick-up Voiceでの田村ゆかりインタビュー


―フェイトとの関係も気になりますが
「なのはとフェイトは夫婦になりました!(笑)ヴィヴィオという2人の子供もできましたし」

―ちなみに、どっちがお父さんで、どっちがお母さんなんですか?
「フェイトがお父さんですね。これは、ゆかりと奈々ちゃんとの間での決定事項です。
でも、子供に対する接し方が、フェイトは駄目なお父さんという感じなんですよ。
(15話の転ぶシーンの話) ラブラブな夫婦なんです(笑)」

−なのはがさらに大人になるとどんな女性になると思いますか?
「うーん、ゆかりの妄想ですが、まずは機動六課を辞めます。旦那の
フェイトが結構稼げるから、なのはは家にいます。そして、朝、旦那
を起こして、お弁当を持たせて、送ったあと、テレビを見ながら昼寝
をし、部屋の片づけをちょちょっとして、ワイドショー見て、ワイド
ショーで仕入れた小ネタを旦那にメールします。そして、『わかった
よハニー』って返事がきて、ニヤニヤします(笑)。それから、お買
い物に行き、晩ご飯を作って旦那の帰りを待ちます。そして、旦那に
『あなたお休みいつなの?旅行に行きたいわ』なんて言ってます(笑)。
5名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 06:45:04 ID:Zj6Av3+3
リインII×アギト入れるべきだったかな?
迷ったんだけど。
6名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 07:00:33 ID:ltzbrJGz
>>5
そこに百合があると君が感じたら入れるんだ。それがジャスティス
7名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 08:00:37 ID:kQvjQlp1
>>1
奈々様カワイソス・・・グスン。
8名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:06:52 ID:WxPuxBuR
最終回なのフェ分がなかったのが残念だけど
最後にフェイト×ティアナ、リインU×アギトの新しい可能性を見たぜ!
9名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:10:42 ID:0f07oRa2
そうか…俺はなのフェしか興味ないから複雑だよ
10名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:13:12 ID:ltzbrJGz
>>9
完全に道が分かたれた感じがして悲しい。
まぁ、友情って聞いてたから良いんだけどさ……
11名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:14:29 ID:Zj6Av3+3
お!
いいよ、これよかった。
死ななかったねなのはとヴィータ(p_;)よかた。
ねずに見たかいがあった。
よかったよふ。
ね、そう思うよね。もうさ、あれだ。
ずっとどきどきしてたよ。
みんなも元気そうで、ほんとうに。。
がんばったね、皆。


いまこんな気持ちでいっぱいだ。
12名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:15:49 ID:I7Cr+6Gz
ヴィヴィオがもう一度フェイトママって呼んだから何の問題も無い
13名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:32:55 ID:0f07oRa2
>>12
まぁあれが唯一の救いだったかな
フェイトママって呼んでヴィヴィオの満面の笑みが見れて嬉しかった
14名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:34:43 ID:5hQBXVWf
PHSからSS投下したいんだけどいい?
15名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:37:10 ID:ltzbrJGz
>>14
どうぞどうぞ
16名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:37:50 ID:VqwqiBgU
>>14
おk
17名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:45:16 ID:BKw5gXjt
シグナム×アギトが忘れられてる!
せっかくユニゾンしたのにwww
18名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:49:22 ID:WxPuxBuR
俺の中ではシグナムはフェイトさん一筋だ
19名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 12:55:39 ID:VqwqiBgU
>>17
シグナム×アギトよかったけど、なのフェイ不足でそれどころじゃなかった。
20名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:06:57 ID:EZuqw6Mx
なのフェが足らない・・・・・

シグフェイも好きだぜ
姉御が意外に乙女だったりするから
21名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:11:25 ID:MF8hnNxv
――――子供を持つと、親は変わる――――

エイミィは確かそう言っていたっけ。
実際、クロノとの間に設けた二人の子供に自身の持つ最大の愛情を持って接していた様に見えた。
それは、端から見ていてもとても幸せそうで、家族の暖かさというのがありありと伝わってきた。
だから、あの時エリオやキャロを保護するという決意を自分も持てたんだと今になって思う。
22名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:12:43 ID:od1Zcrm3
しかし、――しかしである。
母親が子供に愛情を向けるという事は、当然その愛情に比例して、夫婦の営みの時間は削られてしまう。
そう、―――クロノがエイミィに相手をしてもらえなくてユーノを相手に酒に溺れて愚痴っていた時と同じ様に、
フェイトもまた、はやてを連れて居酒屋で酒に溺れながら涙を流すのであった。
23名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:19:58 ID:3wQFbVI7
ちょっと待って
フェイトさんより先にエリキャロに入り込まれたなのはさんがはやて隊長に愚痴ると思うの
24名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:29:10 ID:+8KUHc10
>>23
スマソ。
でも今回はいじける嫉妬フェイトさんが書きたかったんだ。文才の無い俺を許してくれ
25名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:31:17 ID:JE9ESh0S
フェイトさんって誰かに愚痴ったりするイメージないから新鮮で良かったよ、GJ
26名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 13:34:40 ID:Zj6Av3+3
嫉妬フェイトktkr
27 ◆34IETlJpS6 :2007/09/24(月) 14:35:33 ID:XTGWLDev
後にJS事件と称されるこの事件は
ゆりかごの沈黙を最後に終わりを告げた。
それからしばらくしてのこと

わたし
フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは

生まれてから19年間で、最大の難敵を前にすることとなる

それは
かつて目にした
いかなる敵よりも強大で、難攻不落
わたしとなのは
二人の前に腕を組みながら座る男性は、
まさにそう呼ぶに相応しい相手だった。
「なのは・・・
これは一体、どういうことだ?」
男性は、わたしが目の前のテーブルへと取り出した紙に目を通すと
静かになのはへと訊ねる。
紙には、『養子縁組同意書』と言う名称がついており
その大部分は、既にわたしとなのはの手によって記入されている。
開いている欄はただ一つだけ
親権者となる者の両親、もしくは家族の同意を示すための欄だった。

そう

わたし達の前に座る、この男性の名は

高町士郎

なのはの・・・実の父親だった
28名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 14:48:20 ID:susLdcJr
>>27
士郎さんきたー!
これは続きにとてもwktk!
29名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 14:57:26 ID:sVyd8ibI
アニキャラなのはスレでちょうど話題に
なってたからなんとタイムリーw
30名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 15:04:22 ID:baKJMBlg
俺は新たな可能性を考えてみた

フェイト(+シャーリー)×ティアナ

ティアってネコっぽいから、年上のお姉さまに弱そう
31Pluto:2007/09/24(月) 15:18:06 ID:zvZZfusi
パソコンが復帰したのでパソコンから続きを投下します。
あと、他にも書いてる方がいるみたいなので次からはこの名前でいきます。
32Pluto:2007/09/24(月) 15:18:55 ID:zvZZfusi
「うう・・・それでね、それでね・・・なのはがね・・・ひっく」
「・・・・・・・」
何故、自分はここにいるのだろうか。今更の事ながら八神はやては事の発端の事を思い出していた。

そもそも今日は久しぶりに仕事も早く終わったし、
以前からヴィータを始めとする守護騎士一同と美味しい物を食べに行く約束を果たそうと思っていたのだ。
久しぶりの家族の団欒を楽しもうと思っていた矢先に、
『はやてーーーー!!!一大事ーーーーー!!!!』
と、フェイトの物凄い念話を受けてしぶしぶ指定された居酒屋(何故居酒屋なのか疑問が絶えなかったが)に来てみれば、
そこにいたのはすっかり出来上がったフェイトだった。
33Pluto:2007/09/24(月) 15:19:34 ID:zvZZfusi
「以上、回想終了」
「・・・?誰に向かって言ってるの?ひっく・・・」
「んや、別に何でもないんよ・・・それで?なのはちゃんがどないしたん?」
「そっそうなんだよ!それでね、なのはがね!!」
そう言いながらフェイトが飲みかけのジョッキをテーブルに叩きつける。ひび、入ってないだろうか。
ジョッキ代、私払いたく無いなあ・・・・此処のネギまってこんなに不味かったけ?
前にゲンヤさんと来たときは美味しかった気がするんだけどなあ・・・
「・・やて、はやて聞いてる!?」
「はいはい、聞いとるよ・・・あ、すんません。ユッケ追加で。うん、七味いっぱい入れたやつ一人前」
「はやてーーーー!!!」
34 ◆34IETlJpS6 :2007/09/24(月) 15:50:39 ID:XTGWLDev
「お父さん
それは、さっきも説明したよ
ヴィヴィオの境遇や・・・」
「そんなことは、聞いていない」
士郎さんは、そう言って
普段の娘に甘い優しいお父さん、と言うような雰囲気ではなく
まるで・・・そう、抜き身の剣のような鋭さを放ち
なのはの言葉を、途中で切って捨てた。
「わたしからも、お願いします
なのはは、本当に・・」
「フェイトさん、これはわたし達親子の問題のはずだ
部外者は、口出ししないでくれるかな」
わたしはなのはを擁護しようと、口を開くが
まるで取り合って貰えず、同じように言葉を切り捨てられる。

でも、わたしも
それではい、そうですと引き下がるわけにはいかなかった
「わたしは、なのはとヴィヴィオの後見人です。
二人の問題は、わたしの問題でもあります」
そう告げ、視線を真っ直ぐに向ける
だけど、わたしのそんな行動も虚しく
士郎さんは溜め息をつくように息を吐くと
「今日はもう遅い
二人とも泊まっていきなさい」
そう一方的に告げると、席を立ち
様々な感情が心に渦巻くわたしたち二人を置いて
部屋から出ていくのだった。
35 ◆34IETlJpS6 :2007/09/24(月) 16:35:57 ID:XTGWLDev
「なのはママ、フェイトママ」
ヴィヴィオはわたし達に気付くと、とてとてとて、と走るようにしてこちらへ向かってきた。
「ヴィヴィオ、そんなに慌てたら転んじゃうよ」
そう言って、わたしも歩を進めると
ヴィヴィオを抱き上げる。
「フェイトちゃんは本当にヴィヴィオに甘いよね」
そう言いながらなのはも、ヴィヴィオの髪を優しく撫でてやっている。
わたしはそれを見ながら、なのはも凄く甘々だよ、と思ったけれど
口には出さなかった。
だって、きっとそう言うとなのはは拗ねるし

そんな事を考えていると
「あらあら、ヴィヴィオちゃんは本当に二人が大好きなのね」
ヴィヴィオが来た方向から続いて、桃子さんが姿を見せた。
「ありがとうございます、桃子さん。
ヴィヴィオの面倒まで見てもらって」
「いいのよ、気にしないでも
わたしもヴィヴィオちゃんと一緒で楽しかったから」
そう言って気にしないでと言う風に手を振る。

その様は・・・こう言うと、失礼かもしれないけれど
何だかとても可愛らしかった
36名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 16:45:03 ID:PxYevTlj
続きにwktk
37Pluto:2007/09/24(月) 16:50:18 ID:zvZZfusi
「聞いとるって・・・なのはちゃんと食事に行こうとしたら断られたんやろ?」
「うん・・・外食は栄養が偏りがちだからヴィヴィオの体に悪いって・・・これだけなら私だって我慢するよ・・・
なのに、なのになのはったらね・・・」
「家族三人で出かけてもなのはちゃんはヴィヴィオの服選びばかり、
映画館でラブロマンス物を見ようと思ってたらヴィヴィオの為に子供向け劇場版アニメ、
挙句の果てにはベッドの上のなのはちゃんの隣のポジションを奪われた。やろ?」
「?・・・良く分かったね・・はやて・・・ひっく」
「さっき自分で言っとたろうに・・・」
「え?そんな〜私そんなこと言ってないよー、もぉ〜はやてったら酔ってるの〜?」
「・・・・・・はぁ」
本日何回目かのため息を吐く。
この話がもう何十回もループされているような気がするのは自分の気のせいだろうか?
そういえば以前クロノ君を無理に飲ませたときも同じ現象が起こったっけなぁ・・・
兄弟そろって絡み酒と泣き酒のコンボとは、本当にこの兄弟は変な所だけ似ている気がするなぁ・・・
38 ◆34IETlJpS6 :2007/09/24(月) 17:06:16 ID:XTGWLDev
ちょっとマジ被り過ぎなので、俺の方はちょっとお休みします(どうせいつもの勢いだとまとめるのに苦労して長くなるしorz

>>31
ガンバレ(`・ω・´)
39Pluto:2007/09/24(月) 17:08:26 ID:zvZZfusi
こちらこそごめんなさい・・・
こうなったら今日中に仕上げるぜ!

ガンバル!(`・ω・´)
40名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 17:31:46 ID:I5cUfGqK
どっちも期待してるんだぜ!

最終話でなのフェ不足してるから俺になのフェ分を補充させておくれ'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
41Pluto:2007/09/24(月) 17:32:22 ID:zvZZfusi
「まあ、フェイトちゃんの言いたい事はよう分かったよ・・・
要するになのはちゃんともっとイチャイチャラブラブギシギシアンアンしたいわけやろ?」
「えっ・・・いや・・・違わ・・・ないのかな?」
「・・・否定はしないんかい。というかつっこんでもらいたかったんやけど・・・」
酒で酔ったフェイトちゃんの顔が更に赤くなる。・・・まったく、いったいいつまで新婚夫婦気取りなんだろうか。
「まあでも、こういうのは子供ができたら誰もが抱える悩みやし、しょうがないんちゃう?」
「うう・・・でもそれが我慢出来ないから、こうしてはやてに相談しているんだよぅ・・・」
そう言ってまた泣き出してしまった。はぁ・・・しょうがない
こうなったら私が人肌脱ぐしかないか。
親友の頼みだし、この二人には幸せになって欲しいし、
そしてなにより、このままだと帰れそうにないし。
42名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 17:45:32 ID:EZuqw6Mx
俺のニヤニヤを誰か止めてくれ
43名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 17:55:24 ID:XTGWLDev
最近SS投下人の数が増えて嬉しいね


作品投下→燃料になって話題出る→妄想シチュ等発生→次作品のネタになる

何という素晴らしい螺旋構造!

作品が完結してもあと10年は闘えるよ(制作側から変なネタが出てこなきゃ
44Pluto:2007/09/24(月) 18:08:51 ID:zvZZfusi
またまたすいません
これから先に投下するのはキャラが著しく壊れてたり
26話のネタバレがあったりユーノ好きにはとても見れたもんじゃありません
それでも大丈夫という方のみ続きをご覧ください
(ていうか注意書きぐらい最初にしとけよ自分・・・)
45名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 18:22:52 ID:BH3ZgMFs
フェイトさんこのままだと浮気コースに入りそうだな
46名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 18:26:25 ID:t5JeOENg
このスレにいるようなので彼に好意を持ってるのはいるんだろうか
俺はなのはに近づかない限り彼も嫌いじゃないけど

結果的に不遇になる分にはいいけどヘイトSSみたいになるのはいくら淫獣でもちょっと美しくないかも
まあ先に注意書きついてるから見る方が悪いよな
47Pluto:2007/09/24(月) 18:29:06 ID:zvZZfusi
「フェイトちゃん、顔上げい」
「・・・?」
「まったく、フェイトちゃんはなのはちゃんの事になると大変やなあ・・・」
「そっ、それは当然だよ!!私はなのはの事を愛してるし、その・・・ヴィヴィオだってもちろん大好きだよ!
でもでも、たまにはなのはと愛を確かめ合いたいし・・・それに、なんだかヴィヴィオの声を聞いてると
偶にあの淫獣のことを思い出すんだよ!!ああ、思い出したらまたイライラしてきた!
あのフェレットったら今の今まで出番なんて殆ど無かったくせに最終話でちゃっかりなのはと一緒に映ってやがるし
おまけに視聴者の皆が誤解する様な映り方だしアルフにその場でそこの淫獣をくびり殺せって念話で伝えても無視されるし
最終話なのに私となのはが一緒に映ってるのアイキャッチぐらいだしあーもうあのフェレットが嫉ましい羨ましい嫉ましい羨ましい
嫉ましい羨ましい嫉ましい羨ましいネタマシイウラヤマシイネタマシイウラy」
「ちょっ、フェイトちゃんストップストップ!!流石にそれを言っちゃあかん!色々とあかん!!!
・・・と言うかそれを言うんだったら私もやーーー!!今期私の出番殆ど無いし変身シーンだって省かれるし二人が水着でアニ○ディアに
出ても私は砂に埋められてるしおまけにゆりかご攻略戦では『はやてとシグナム働かなすぎじゃねwwwニート確定wwwwサーセンwww』とか皆
に言われるしいざゆりかごの中に突っ込んでヴィータ助けたら空気嫁とか一部の人に言われるしその後は4番担いで脱出するだけで
何のために入ったんだか分からないとか言われるし、あーーーもうやってられるかーーーー!!!」
48Pluto:2007/09/24(月) 18:55:19 ID:zvZZfusi
ぜえぜえと二人で息を吐き、肩を落ち着かせる。
・・・うん、今の事は忘れよう。というか忘れなきゃいけない。
「まあ・・・なんや、フェイトちゃんがなのはちゃんの事が大好きなのはよう分かったよ・・・」
「うん・・・私こそはやての不満が痛いほど伝わってきたよ・・・その・・・色々と・・・ごめんね・・・」
二人で慰めあう私達。うう・・・今度はこっちが泣きたくなって来た・・・
だめだだめだ、泣くのは帰ってからにしなくては。
我が家では泣きたいのは私だけでは無いのだ・・・
「さて・・・どこまで話たんやっけ・・・ああ、そうや。なのはちゃんとギシギシアンアンまでやったな・・・」
「親父臭いよはやて・・・というかその言い方は誤解を招くからやめて!」
「さっきは否定しなかったろうに・・・で、なのはちゃんとの時間の作り方やけどな、それ本人に相談してみたん?」
「それは・・・まだだけど・・・」
「だったらそこからしなきゃあかんやろ。こういうのは意外と相談したら解決するもんや」
49名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 19:03:22 ID:ZuGvguoz
最終回見て、なんとも煮え切らない気持ちのままこのスレに来てみたら…!
前スレの終わりからなんという神投下の数々!
ここは俺にとってのオアシスに違いない(*´ω`*)
50名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 19:15:16 ID:BWk6j4FE
まあ最終回の後いやな気分だったけどここやなのは
,フェイトスレを見ると癒されるな
51名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 19:24:50 ID:nyqc8Aqj
母親とその友人たちとしっかり書かれていたから大手を振って喜ぶべきだと思う
完全勝利
52名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 19:28:52 ID:ZuGvguoz
キャラスレ回ってきた。表情がフェイトママそっくり
ttp://wee.x0.to/i/98247.jpg

やっぱり一緒に生活してると表情とか仕草とか似てくるものなんだな
53Pluto:2007/09/24(月) 19:33:54 ID:zvZZfusi
「そんな・・・そんなんで解決するとは思えないからはやてに話してるんだよ・・・」
「・・・なあ、フェイトちゃん、フェイトちゃんはなのはちゃんの事が大好きなんやろ?」
「も、勿論だよ。さっきも言ったでしょ」
「好きって事は相手を信用しあう、分かち合うってことじゃないんか?」
「はやて・・・?」
フェイトちゃんは私が何を言ってるのか分からないという顔で見ている。
まぁ・・・私も自分が何を言ってるのか半分わからなかったりするのだが。
「相手を信用しあうってことは、家族って事や。家族で信頼しあえなかったらそれはもう家族じゃない
・・・家族は、お互いがお互いを信頼し、助け合い、足りない分を補い合う・・・それが家族ってもんやろ?」
「はやて・・・」
「そりゃ、家族だって万能なもんや無い。色々な事があって悲しむ事だってあると思う。・・・でもな、フェイトちゃん。
家族っちゅうのは決して一人じゃない。涙を流すのは、一人じゃないんや・・・分かってるやろ?」
「・・・」
ここで、私は一息つく。・・・この先はきっとフェイトちゃんももう分かっていると思う。
でも、言うべきだと思ってその言葉を紡いだ。
「だから、フェイトちゃん。こんなところでうじうじ悩んでいる暇があったら伝えるんや。なのはちゃんに、自分の想いを」
54Pluto:2007/09/24(月) 20:02:40 ID:zvZZfusi
だめだ、どうしても続きが書けない・・・
すいません皆様、あともうちょっとだけ
このヘタレの自己満足にお付き合いください
55名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 20:16:26 ID:m6cCX5f8
SSって4まで出るんだっけ?
今後も三人で暮らしてるというフォローがぜひ欲しいなぁ
なのはのシングルマザー路線じゃなくて、あくまでフェイト込みの百合家族じゃないとイヤン
56名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 20:34:47 ID:XTGWLDev
>>55

模擬戦の所のやり取りとその笑顔からわかるように
ヴィヴィオはフェイトママも大大大好き

後はわかるな?



てか二人とも基本本局勤務だし
フェイトさんも艦勤務とは言え
同じように艦勤務でもっと忙しいクロノなんかが
それなりに家庭や子供もってやれてるんだから

短期出張が多い夫ポジションで普通に一緒に住んでるでしょ
57名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 20:41:03 ID:m6cCX5f8
公式設定が欲しい。SSでさらっと生活に触れる程度で十分だからさ
色んな意味で安全度が跳ね上がる
58名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 20:41:36 ID:ZuGvguoz
まったくハラオウン家は嫁泣かせな一家だぜw

そのうちクロノのようにフェイト・T・ハラオウン提督まで昇格して
次元航行艦ナノーフェ艦長となり、一家で航行したらいいんだ
59名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:33:06 ID:+CpDsALQ
なのなの言ってた9歳の少女が今や立派な1児の母親だぜ。
時の流れを感じるよなぁ…
それにしても、フェイトさんはイロイロ立派に育ってくれた。
なのは攻めとフェイト攻め、どっちがいいかでまだ正直
迷っているんだが、やはりドSななのはがねっちりと
フェイトさんを攻めるシチュっていいよなぁと一人萌え萌えしている
ダメな人間さ…
60名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:36:10 ID:VqwqiBgU
>>59
ナカーマ
なのはのバインドのヴァリエーションの多さは異常。
フェイトとの夜の特訓で身につけたに違いない。
61名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:47:27 ID:RrzsPzCq
1期2期と熱烈ななの×フェイ信者の俺がイマイチ3期のヴィヴィオ含めた親子関係に魅力を感じないのは
十代のおいしい時期何もかもすっ飛ばしていきなり子持ちになってるからだと思うんだ
そんな俺の心の隙間を誰か埋めてくれ
62名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:51:28 ID:+CpDsALQ
>>60
しまった!そこまで妄想が及んでなかった!orz
師匠だぜあんた。
妄想の中のなのフェはこうだ
「な、なのは…、こんな格好でバインドなんて…」
恥辱の格好に身を捩じらせながらもフェイトは熱い息をもらす
「へぇ、でもフェイトちゃん、本気で嫌がってる?」
狡猾な微笑を浮かべながらなのはは広げられた股の間に顔を落とす
「ほら、もう染みができてるよ」
薄笑いとともにフェイトの股間へ熱い息が降りかかる。
それすら敏感に感じ取るフェイトは、すっかりなのは色に染められているのだ
「や、やだ、なの…うはっ!」
フェイトの甘美な絶叫が部屋に響き渡る。
その瞬間なのはが真ソニックフォームの薄い装甲を、
まるでストッキングを破くかのように引きちぎったのだ。



こんな妄想ヤロウだが弟子にしてくれますか?
63名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:53:40 ID:dHkzRpIO
自分で11歳と12歳と13歳と14歳と15歳と16歳と17歳と18歳のときの妄想を具現化しよう
64名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 21:53:56 ID:QJGnkxqJ
続きはー?
65名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:05:39 ID:WxPuxBuR
にしても、ギン姉のフェイトに憧れてるって設定はほとんど使われること無かったなぁ
そのうちライトニングにギン姉が加入する……そんな風に思っていた頃が俺にもありました
ギン姉×フェイトを期待してたのに残念だorz
66名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:12:21 ID:VqwqiBgU
>>62
そのまま話書かない?w
67名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:14:27 ID:dHkzRpIO
>>65
フェイトさんの資源はなのはさんに集中されてたからな
なのフェ、フェイなのが大本命だけどキャロやギンガとの関係ももっと描いてほしかったな
68名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:16:48 ID:+CpDsALQ
>>64
続きって(笑)頭の中の妄想披露ショーで羞恥プレイ?
なら、もう少しだけ。

引きちぎられた部分から覗き見ることができるその真ん中の場所からは、
甘ったるく淫靡な匂いが漂っている。
「これじゃ染みができちゃうわけだ。」
なのはの嘲笑する声によって涙がじんわりと浮かんでしまう。
これは精神を鍛える訓練なのだと、なのはから説かれてはいたが、
さすがにここまでくると羞恥心にも限界がきていた。
しかしなのははその攻めの姿勢を一向に崩そうとはせず、
更に追い討ちをしかけてくる。
「ん、よくみえないな。ほら、左手だけ解放してあげるから、自分で開いてみせて」
「そ、そんなこと!できる訳が…」
「あれ、フェイトちゃん、まだわかってないんだ。これは訓練なんだよ?
ほら、はやくしないと朝がきちゃう。その前に、ヴィヴィオが起きてくるかな。」
相変わらず狡猾な笑みを浮かべてなのはは笑っている。
「はぁっ、あぁぁっ、くっ…」
恥辱に耐えながらも、フェイトはどこかで甘いシビレを感じていた。
体の中に漂う甘いシビレ。それを一気に解放したい気持ちと
そうさせてはくれない理性とのせめぎあいが続いていた。



ここのスレ住人にドン引きされている悪寒。
気分悪かったならすまん。
69名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:21:06 ID:4CrQ20Vw
>>67
2番手の将すら寂しがるほど構ってもらえなかったからなぁ
将は新たな出会いあったケド

リインみたいに大きくなれるのかなアギトも?
それならもっと色々絡ませようもフフフ…
70名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:21:33 ID:yM+D9RsM
なのフェイならオールOK
71名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:24:25 ID:KjaEBYSy
>>68
いいぞもっとやれ
72名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:25:19 ID:GIPQnK76
>>68
全然OK!!
貴方には文才が有る!!書くんだぁ〜!
73名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:30:16 ID:+CpDsALQ
なんか、適当に妄想書いただけなのにえらいことになってしまった…。
続きは明日。必ず完結させてみせる。


@妄想ヤロウ

>>66師匠。できればあなたの妄想もお聞かせ願いたいです。
74名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:31:34 ID:+CpDsALQ
それとこんな妄想に応援コールしてくれたみんなありがとう。
妄想しながら寝るぽ
75名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 22:33:07 ID:BH3ZgMFs
ティアナとスバルの関係が4期では出来る限り発展して欲しいなぁ
後、ヴィヴィオに妹とか出来ないかなぁなのは似の
76名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:10:38 ID:lfaCvy9M
>>75
ティアとスバルの子供がヴィヴィオの妹分ということで
77まる:2007/09/24(月) 23:27:15 ID:sNpax4hy
なのはついにオワタ(>_<) 来週からも萌えアニメかなぁ(o≧∇≦)
分かる人いますか?

4期期待(^_^)ノ
78名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:35:18 ID:ugotxwAr
公式についにドゥーエが追加された
意外にも姉妹好きらしいから変わったCPが作れそう
79名無しさん@秘密の花園:2007/09/24(月) 23:38:02 ID:96fbGsC8
とりあえず
ドゥー姉さま×クア姉さまは確定だな



それにしても
リイン×アギトハアハア
80名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:16:10 ID:7OxldrPH
>>73
SS書いてみてるけど、エッチシーンがむずい。
まずった、エッチシーンいれると文体が変わってしまう。
最初からエッチシーンのみで書けばよかったと後悔してるけどなんとか書いてみる。
81名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:20:37 ID:Yxq50ai8
ナンバーズのスレは現在空前のドゥーエ姉様人気です。
82名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:47:38 ID:z4hJu4E9
ドゥーエ姉様好きだったのになぁ・・・
俺も全力で妄想したいがクアットロがあんまり好きになれないから難しい

他にいい相手はいないだろうか?
83名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:48:31 ID:jFJcZGlE
つオーリス
84名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:50:05 ID:z4hJu4E9
オーリスもちょっとキャラ掴みづらいなw
でも他に相手いなさそうだ・・・
85名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 00:56:22 ID:4/ED5sQq
他に面識のあるウーノやトーレはガチのオレンジ派だし
チンクもなによりまずノーヴェの姉だし
会ったことのない子との架空カプでもセッテはトーレに倣ってゴルドランで殺生丸な親父派ださし
オットーとディードは他の姉妹でも入り込めない世界だし
やるならディエチ、セイン、ウェンディあたりか
86名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 01:04:11 ID:pD7EOFgN
セイン、ウェンディは普通に可愛がられそう(姉妹的な意味で)
残るはディエチなんだけどクアットロがディエチを取られまいと
ドゥーエを牽制したり威嚇したりするけど、当のディエチには
まったく気付かれなくて報われないクアットロというのが浮かんだ
87名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 01:06:08 ID:Yxq50ai8
ウーノ姉様:博士一筋だけど、そこにちょっかいをかけるのがまた何ともいえない。
トーレ   :堅物ここに極まれりといった風情ではあるが、乱れ始めたら後は体力勝負。
クアットロ :教育機関を活用して存分に『教え込んだ』。
チンク   :素直で責任感の強い子なだけに、背徳感がたまらない。

以上、ドゥーエ姉様のメモ書きより抜粋。
スカの性質を強く受け継いでいるだけに「面白ければ何でもいい」的な享楽主義者っぽいかも。
88名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 01:37:35 ID:jFJcZGlE
http://seoi.net/sokan/
変な関係が出てきて面白い
89名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 01:55:03 ID:zoW4dr1h
>>88
なのフェイ吹いた
90名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:06:16 ID:rQnt/3ft
>>88
神すぎ。
91名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:13:01 ID:oY7G0wa3
なのは びびお って入れると・・・
92名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:13:07 ID:7SJNgqTT
今更だけど26話見たが…





我が夢は潰えた…
93名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:15:29 ID:rQnt/3ft
>>88
これ、5人組みで名前をいれると良い具合にただれてるなwwww
あながち間違ってなくてどうしようかと思った。
94名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 02:55:15 ID:aRR1yQ2F
なのは×ヴぃーた
そのまんまだw
95名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 04:22:22 ID:H7w7LCj7
96 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 06:07:33 ID:DKF08bBm
ハラオウンの家の
リンディ母さんもそうだけれど、桃子さんもとても若々しい。
もう50の大台も近いはずなのに、まだ未成年なわたし達と並んでも
ほぼ遜色がないかもしれない。
「お母さん〜
聞いてよ、お父さんがね・・・」
なのはは、そこまで言ったところで
ハッと気付き言葉を止める
先程の話し合いで上がった熱が
ヴィヴィオの前であることをついつい失念させてしまったようだった。
当事者の一人と言えども、まだ幼いヴィヴィオの前でする話でないことはわかる。
「ヴィヴィオ〜
なのはママは桃子さんと少しお話しがあるみたいだから
わたしと一緒にお部屋に行こう?」
「なのはママも
すぐきてくれる?」
「うん、ヴィヴィオが良い子にしていればね
ね、なのは」
「うん
フェイトママの言うことをちゃあんと聞いて
少しだけ、待っててね」
そんなやり取りの後、わたしとヴィヴィオはなのはの部屋へと向かい
なのはは桃子さんと話をするためにそのまま残った。

後にわたしは、なのはからこの時の話を聞いて
僅かながら、この選択を悔やむことになる。

でも、今のわたしには
勿論そんなことは知る由もなかった。
97名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 07:03:20 ID:e2YCa+Od
なのは ヴィヴィオ フェイト が面白すぎる
98 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 08:55:26 ID:DKF08bBm
なのはの部屋は
とても女の子らしい
わたしは、見る度にそう思うんだけど
なのはにその事を伝えると、何だか恥ずかしそうな顔をしてはぐらかされるような事が多かった。

ヴィヴィオは喜んで近くのぬいぐるみに抱きついている。
その大きなクマのぬいぐるみには、見覚えがあった。


あれはそう、管理局から初めてお給料を貰った頃のこと

「フェイトちゃん、見せたいものって?」
わたしは、なのはを自分の部屋へ呼んでいた。
「これ、なんだけど
なのはにプレゼントしようと思って、買ったんだ」
そう言って包装紙を剥がすと
メートル級の大きなぬいぐるみが部屋へその姿を現す。
「わぁぁぁ、おっきなクマのぬいぐるみ
・・・でも、フェイトちゃん
これ、すっごく高そうだよ?」
「昨日、初めてお給料が出て
そのお金を持ってお店に行ったら
これが良いって言われて」
「・・・フェイトちゃん
お店の人になんて言ったの?」
「このお金で買えるぬいぐるみをください、って」
わたしが不思議そうな顔をして答えると
その答えになのははため息をついてから、真剣な顔をして言った
「フェイトちゃん
わたしはフェイトちゃんから貰えるものだったら、何だって嬉しいよ
だからこんな風に、無理にお金を使ったりしないで欲しいの」
99名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 09:06:58 ID:zKaYaO3R
>>93
なんか深いよな・・・。

ttp://www.imgup.org/iup471244.jpg
100名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 09:10:51 ID:mfBWRbay
なのはとフェイトのし放題させ放題の関係で吹くw
101 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 09:21:43 ID:DKF08bBm
「・・・ごめん、なのは
迷惑だったかな」
「そんな・・・そんな事ないよ!

でもね、そのお金はフェイトちゃんが頑張って頑張って
そうやって稼いだお金だから
自分のために、大切に使って欲しいの

なのはは、そこで一度言葉を区切り
ぬいぐるみをぎゅーっと抱きしめた。

そして、暫くして顔を上げると
「フェイトちゃん
このプレゼント、すっごく嬉しいよ
ずっと、大切にするね」
そう言って、満面の笑顔をわたしに見せてくれたのだ。


見渡せば、部屋のあれにも、これにも、なのはとの思い出がある
ここは・・・わたしの記憶の宝箱だった。

「フェイトママ、どうしたの?」
立ったまま感慨に耽るわたしを不思議に思ったのか
ぬいぐるみからは手を離さずにヴィヴィオが聞いてくる。
「ちょっとね
ヴィヴィオを見て、なのはの小さい頃を思い出してたんだ」
「?
小さい・・・なのはママ?」
「うん、その頃はまだヴィヴィオと会う前で
まだママじゃなかったんだけどね」
102名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 09:22:02 ID:Dh5CX+Kw
>>99
ちょwww

なのはさんし放題w
103名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 09:33:43 ID:XXmSCWS7
アリすずはやがなんともただれてるなぁ…
104名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 09:58:02 ID:b85kNgp2
これなのはさんそのうちアリサに刺されんじゃね?
105名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:02:28 ID:PIceTAOB
多分アリサは、本編でもフェイトが来たとき心中穏やかじゃなかっただろうなw
ん、考えればなのは×アリサもいいではないか!!
106名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:05:16 ID:IJ8T4s6a
>>103
元ネタ知ってるかわからんけど

はやて=思信
アリサ=桃子
すずか=まーや

と考えると実にしっくりとくるw
107名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:09:52 ID:mfBWRbay
>>106
妙に納得したw
108名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:13:31 ID:KI68n7S/
>>106
まんまだなw
109名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:16:02 ID:lis+Yv20
>>105
実際、マンガではそういう描写が少しだけあったけどな

同人誌でもアリサ×なのはってあったぞ
110名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 10:21:48 ID:zKaYaO3R
>>105
キャラ被ってるもんな(違

そう考えるとコスプレ仲間ってのも深いなぁ・・・。
111 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 10:52:50 ID:DKF08bBm

そう言えば、ぬいぐるみをあげたその後も・・・

「なのはってば、最近本当にそのぬいぐるみにべったりね」
「でも、何だか凄い可愛いよ
なのはちゃんらしくて」
アリサやすずかはそう言うけれど
わたしは何だか、胸の辺りがもやもやして仕方なかった。
なのはがわたしのプレゼントを大切にしてくれるのは嬉しい
でも・・・
心の中ではこう考えてた

「抱きつくなら、わたしに抱きついてくれればいいのに」

三人が目を丸くしてわたしを見ている。思っていただけのつもりが
声になり出てしまっていたのだ。
「あ、あれ??
あの・・・だから、わたし・・・」

焦るわたしを見つめるなのはの顔は
少しだけ
赤かった。

すごく焦っていたせいか、その後のことはよく覚えてないけれど
帰り際になのはがギュッと抱き締めてくれたことだけは、覚えてる。

きっと、わたしはぬいぐるみに嫉妬していたんだ。
大事なのはモノじゃなくて気持ちだから
あげたモノじゃなくて、モノをあげた“わたし”を大事にして欲しかったんだ。
112名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 11:04:36 ID:9daR3bfS
>>109
kwsk
タイトルなんかわかる?


なのはラブのみんなにやってもらった。
⇒なのは、フェイト、ヴィータ、ティアナ、アリサ
http://2ch-library.com/uploader/src/2ch8296.jpg

・・・
⇒なのは、ヴィヴィオ、フェイト、ヴィータ、シグナム
http://2ch-library.com/uploader/src/2ch8297.jpg
113名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 11:10:35 ID:5EdLxcSe
>>112
なのはさんwww
114名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 11:15:39 ID:MNik73ku
>>112
大体あってるw
115名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 11:22:28 ID:zKaYaO3R
>>112
やっぱりなのハーレムか
116名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 12:00:45 ID:+iToPb5c
>>112
スバルがいねえっす
117 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 12:32:17 ID:DKF08bBm

「(////////////)」
自爆した・・・

わたしは自分の頬が赤くなるのを抑えられなかった。
今思えば、良くあんな恥ずかしい事が言えたと思う。

そんな事を考えていると
「あ、なのはママ
おかえりなさい〜」
なのはが話を終えて戻ってきたらしく、ヴィヴィオはぬいぐるみから体を離し
笑顔でなのはの脚へと抱きつく。

「おかえり、なのは
早かったんだね」
「ただいま、フェイトちゃん、ヴィヴィオ
うん・・・
お話自体はすぐ終わったから」
わたしは、そう言葉を交わすが
先程の恥ずかしい思い出の件もあって
なのはの顔を直視出来ないでいた。

だから、気付けなかった。

珍しく複雑な表情をしていた

なのはの顔に。

118名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 12:44:27 ID:4IzupWTW
>>112
ヴィヴィオが何気に恐ろしいw
やはりなのはさんの娘
119名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 14:29:26 ID:Dh5CX+Kw
ヴィヴィフェイ始まったなw
120名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 15:41:56 ID:Z4LGfrkV
話しブッた斬って悪いが……
前にも出てたけど、このスレはまとめとか作らないのか?
最近SSの投下が多くなってきたし、作った方がいいと思ったりしたんだが。
俺は作りたくても俺携帯房だから無理だしorz
121名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 17:24:37 ID:ag4n0frZ
>>117
いいよいいよー
122名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 20:17:03 ID:F4/ezdHd
>>117
自爆するフェイトww
GJでありますよー
123 ◆34IETlJpS6 :2007/09/25(火) 20:35:17 ID:DKF08bBm
「・・・フェイトちゃん、起きてる?」
「うん、起きてるよ」
なのはの問いに、わたしは目を瞑ったまま答える。
ヴィヴィオはなのはが戻って来た後、三人一緒に遊び
今はわたし達の間、ベッドの真ん中で穏やかな寝息を立てて眠っている。
「・・・ベッド、狭くない?」
「ちょっとだけ、狭いかな
六課のベッドみたいに広くないし
わたし達も、昔に比べて大きくなったし
・・・それに、今は三人だから」

「うん・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・フェイトちゃん、今のわたしって
フェイトちゃんに迷惑をかけてない?」
「?
・・・どうして?」不思議なことを言い始めるなのはに、驚いてわたしは目を開く
なのはは、ただ天井だけを見つめていた。
何か遠いものでも見ているかのように。
「だって、ヴィヴィオの保護のことでも後見人になってもらってるし
他にも書類関連の手続きも・・・」
「わたしが好きでしてることだよ
迷惑だなんて思ってない」
「でも・・・んぐっ」
わたしは、それ以上言わせず
なのはの唇を指で止める。
1243スレだけ使わせて:2007/09/25(火) 21:29:35 ID:PXxTNie6
>>68からの続き @妄想ヤロウ 18歳未満の方の閲覧禁止

バインドで締め付けられていた左手が解放される。
とたんに自由になった腕は所在無くダラリと垂れ下がっていた。
「だめだよフェイトちゃん。ちゃんとしてくれなきゃ。」
更なる恥辱を引き出させるために、なのははバインドのバリエーションを
変えて、先ほどよりももっと秘部が晒される体勢へと縛り付ける。
「はぁっ…はぁっ…やぁっ…だめっ…。やめてっ…」
フェイトの思考はもはやドロドロとしたヘドロに飲み込まれるかのように混濁していた。
その中に混じりこむどうしようもない快楽も含めて。

「自分で開いてみせてよ。フェイトちゃんの秘密の花弁。」
その言葉はまるで催眠術のようにフェイトに染み込み、左手を動かせる。
「あっ、あぁっ、あぁぁぁっ…」
こんなことは人前ですることでなはい、ましてや愛する人の前でなど。
そんな<<心のバインド>>が更なる興奮をもたらしていることなど、
今のフェイトに判断できる余裕すらなかった。
するりと秘部に滑り落ちた左手がおずおずと花弁に触れる。
けれどあまりにもぬるぬるとしたたる愛液を垂らしているために、
指が滑ってうまく花を開くことができない。
「本当にフェイトちゃんていやらしいんだ。こんなにもあふれさせて。」
「ち…がう。違う…よ。そんなこと言わない…で。」
「何も違わないよ、フェイトちゃんはいやらしい女の子なんだ。」
「違う…。なのは…私のこと、そんな風に思わないで…」
とつとつと涙をあふれさせながら、フェイトは恥ずかしさと自己嫌悪に身をよじらせていた。
1253スレだけ使わせて:2007/09/25(火) 21:30:36 ID:PXxTNie6
「うはぁ。フェイトちゃんの中、充血して真っ赤だ。ちゃんと奥まで見えてるよ。」
なのはが命じたまま、結局フェイトは大事な部分を自らの指で広げていた。
「やぁっ、み、みないでぇ!」
「こんなにえっちなもの広げて、見るなって方が無理でしょ。」
なのははわざとその部分に顔を近づけて、熱い息を感じさせた。
「あっ、あっ、やっ、やだぁ…なの…はぁ」
「くくっ。でも、まだ足りない…かな。」
その悪魔的笑みを浮かべながら、なのはは更なる呪文を唱える。
「リリカルマジカル!隠されし双丘の頂よ、真の姿を今ここに!」
「あっ、はぁっ、いゃぁぁぁ!!!!」
切り裂かれたソニックフォームの隙間からあたかも窮屈そうに
フェイトのたわわに実った二つの大きな胸がぼろんと出てくる。
「こんなに敏感になってたんだ。」
なのはは舌なめずりをしながら、勢いよくせせりたった乳首を間近に眺める。
「…もう、許して…わたし、もう、ねぇ…なの…は…」
与えられた恥辱から逃れたいのではなく、
それは果て無き思いを果たして欲しいという懇願の言葉だった。
1263スレだけ使わせて:2007/09/25(火) 21:31:15 ID:PXxTNie6
「5分20秒か…。フェイトちゃんにしては頑張ったほうかな。」
それはこの享楽的訓練が始まってから、今この瞬間までの時間。
フェイトが縛られた体のまま、自分だけの力で果てることは難しかった。
いや、仮に解放された左手を使ったとしても、きっとそれでは満足できないのだ。
圧倒的な熱を帯びたその体を満足させることができるのは、もはや一人しかいない。
「お願い…ねぇ、なのは」
「くすっ。しょうがないな、フェイトちゃんは。」
「なのは、なのは、なのはっ!」
フェイトは懸命に名前を呼び続ける。
押さえ切れない甘ったるいシビレを頂点に押し上げてもらうために。
「どこを攻めてほしい?胸?それともいやらしいここ?」
「どっちも、触れて…」
「ホント、フェイトちゃんて欲張りだなぁ。でも、そういうの嫌いじゃないよ。」
不敵な笑みを浮かべると、なのははフェイトの太ももに左手を添えながら股間に顔を埋め、
空いた右の手で胸をもみしだいた。
「………!!!!!!!」
その瞬間声にならない声が発せられた。
それは、なのはが今日、初めてフェイトに触れた瞬間だった。
「フェイトちゃん、イクの早すぎ。」
なのはの苦笑じみた声が静かに響き伝う。
フェイトは目の焦点が定まっていないのだろう、ただその視線は空を漂っていた。
「まだまだ限界までは遠いよ。リミットブレイクしてないんだからね。」
「なのはぁ…。少し、休ませて、お願い。体がまだイッたままなの…」
「ダメだよ、休ませてなんてあげない。これからが本番なんだから。」
「はっぁ!いやぁっ!な、なのはぁぁぁぁぁ!!!!」
ドロリと雫をたらしている秘部の硬い芯を舐めたとたん、2度目の絶頂を迎えたフェイト。
なのはの教導はまだ始まったばかりだった。


しまい。つまらぬものになってしまった。すまぬ。
127名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 21:35:41 ID:z4hJu4E9
いや、全然かまわない・・・というよりももっと書いてくれていいんだぜ?
3スレにはまだまだ足りないしw
128名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 21:46:31 ID:eJ2Zmceg
3スレか、なんという猛者ww
1293スレだけ使わせて:2007/09/25(火) 21:49:23 ID:PXxTNie6
しまった!(笑)
酔いが回っているようだ。
少し…頭冷やされてくる。
ちなみに3スレ頂くなど微塵も思ってなどいないがなw
130名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 21:59:03 ID:Xmt/Uuix
>>120
まとめサイトっているの?
いるというのなら作ってもいいけど初代スレから持っているし

>>124-126
エロエロなのGJです
131名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:05:39 ID:cLcRaqXf
なのはの教導・・・・エロい響きだ。
132名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:06:00 ID:AFXDi7Ro
俺はまとめサイト欲しいな。作ってくれるならば作ってホスィ
133名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:07:48 ID:TXneCUSZ
リミットブレイクwww
134名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:16:58 ID:tDuIk0oI
26話を見返していたら唐突になのフェイの六課解散二次会ネタが降って来たのですが
このスレ的にギャグ系はありですか?
135名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:24:09 ID:SjYjz1B3
>>134
大歓迎です!!!投下よろしく!
136名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:27:09 ID:9K4s6ap0
ギャグ、エロ、ヤンデレ、シリアス……


愛があれば有りだと思うんだ
137名無しさん@秘密の花園:2007/09/25(火) 22:55:57 ID:V8qAl/jk
まとめサイトぜひ欲しいっス。お願いします。
138 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 00:44:27 ID:Z3JJTyVO
「それ以上は無し
あまり騒ぐとヴィヴィオだって起きちゃうよ」
「うん・・・ごめんね」
なのはは、それだけ言うと黙ってしまった。
わたしは、伸ばしていた手を戻す。
なのはの唇に触れた指は、わずかに湿っていた


もし、ここで話を最後まで聞いていたなら・・・
道は変わっていたのだろうか


養子縁組同意書を巡っての話し合い二日目・・・なのはの口から出た結論は
予想だにしないものだった。
139 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 01:36:46 ID:Z3JJTyVO
その日は、朝から空模様が芳しくなかった。
台風が近づいているらしく、その前兆である強風が凄い勢いで吹き荒れている
喫茶翠屋は、この事態に置いて休業という選択肢を選び
わたしとなのは、士郎さんと桃子さん
その四人は、昨日の居間から場所を変え同じ議題を論議しようとしていた。

「なのは
ここへそのまま来たという事は、決意は固まったと見て良いんだな?」
わたしが、二人に見せるための資料を取りだそうとしていると
士郎さんは何の前振りも無しに、なのはへ向かってそう言い放った。
「え? なのは、いったい何の・・・」
わたしに取ってはまるで寝耳に水だった。
今日の話し合いは決裂した昨日のものからの続きだと思っていたし、そのつもりで資料等の準備もしてきた
何のことなのかまるでわからず、焦ってなのはに訊ねるが
なのはの眼は、じっと父である士郎さんだけを見据えており
わたしの言葉は・・・届いていなかった。
そして、暫し迷うようにして間を空けてから
何か決意したように口を開く
「お父さん
お見合いのお話
お受けします」
なのはの口から発せられたその言葉の意味が
わたしには最初、解らなかった。

なのはが・・・お見合い?

窓の外では、既に豪雨が降り出していた。風は更に強まり、雨と共に叩きつけるようにしてガラス窓を激しく苛む

それは、まるで今のわたしの心の中を・・・象徴しているかのような光景だった。
140名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 07:43:43 ID:DMY5uLiF
>>139
急展開ktkr
141名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 08:15:43 ID:rZFSUtbO
>>139
お見合い?!
続き気になるw
142名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 08:22:40 ID:R66veCCz
見合い相手がY
だが、フェイトさん奪還でハッピーエンド
Yにはなのはは駄目だったが姉の方はどうだねと今度は全然百合ッ気ない美由希なら大丈夫とすすめられて…
高町家の不安要素がなくなってでめたしでめたしなお父さん一枚上手エンドが見えた
143 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 09:11:16 ID:Z3JJTyVO
その後
話はとんとん拍子に進んでいき
わたしが放心状態から立ち直った頃には
なのはの目の前には12枚の紙が並べられており
それには12人の男性の経歴、プロフィール等が書き連ねられていた。
その中の殆どが、管理局関連の人間であり、中には執務官職の名前もある。

そして、その中には・・・

無限書庫司書長
ユーノ・スクライア
彼の、名前もあった。
「エイミィさんにお願いして作って貰ったリストだ
わたし達には、ミッドチルダ関連の人脈は彼女とリンディさんくらいしかいないからね」
「な、なんでこんな事になっているんですか!?
急にこんな・・・お見合いだなんて」
わたしがやっと言葉を取り戻し、非難の声を上げるが
「片親では子供は育てられない。育てられる場合もあるだろうが
それはほんの一部だ
大多数の子供の育成には、両親が必要なんだよ
だから日本の法律でもミッドチルダの法でも、独り身での養子縁組は許可されていない」
「でも、それは・・・
執務官級の人間が1人以上後見としてつけば、認められるんです
制度上の他の問題も、わたしが・・・」
資料を取り出し説明しようとするわたしを、士郎さんは手を上げ制する
144 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 09:39:03 ID:Z3JJTyVO
「それは、基本的な例からはみ出してしまった者に対する制度上の救済措置だ
使わなくても良いなら、使わない方が良い」
「ですけどっ!」
「それに、わたし達が同意書へサインする条件として出し
なのはが・・・決めたことだ
友達の君が、それ以上口を出す事では無いだろう?」
わたしは、それを聞いてなのはの方を振り向く
しかし、なのはは・・・俯いたまま何も答えてはくれなかった。

今にして思えば、兆候はいくつもあった。
桃子さんと廊下で話した後、戻って来て少し歯切れが悪かったこと
ベッドの中で、唐突に投げ掛けてきた言葉

なんで・・・わたしは気付けなかったんだろう
なのはの事なら、何でもわかるはずだと思っていたのに

なのはは
きっとわたしに伝えようと、相談しようとしてくれていたのに

わたしは・・・

そんなわたしの葛藤と自己嫌悪を余所に
なのはは適当に選ぶかのように、一番傍にあった一枚の紙を手に取る。

その紙の中に写る男性は

薄紫色の

髪をしていた。
145名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 10:55:48 ID:BOdfFXkZ
うはwゆーのくん落選してるやんw
146名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 11:35:52 ID:EB7xxdVa
>>144
……ぐりふぃす君か?
それぐらいしか思いつかねぇ
147名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 11:43:38 ID:16Log1Et
パッと浮かんだのが、スカだった俺が来ましたよ。
148名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 12:01:46 ID:O/1WQMI5
俺はフェイトさんとなのはさんを信じてるぜ
149 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 12:19:43 ID:Z3JJTyVO

話が終わると、わたしをその場に残したまま
士郎さんと桃子さんは
なのはを連れて出て行った。
「これからは家族の話し合いだから
フェイトさん、君は遠慮してほしい」
とだけ告げて。

わたしはもう、何も言い返せなかった

わたしは、家族じゃないから

わたしは、友達だから

でも、それでも
わたしはなのはに行って欲しくなかった。

友達としてじゃなく
後見人としてじゃなく

もう一人のヴィヴィオのママとしてでもなく

ただ一人の、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンとして

でも、それでも
気持ちとは裏腹に
声は・・・
まるで声帯が失われでもしたかのように喉から口の外へと、出ることは無かった。
150 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 12:47:41 ID:Z3JJTyVO
雨が・・・降っている

まるで降り注ぐ滝のように

台風は既に通り過ぎ、雨雲だけが空には残されていたが
その残り香は強烈に天を震わせ、雲のバケツをひっくり返し
大地を穿とうと言わんばかりの水を流し込んでいた。


高町家を出てから
傘もささずに、わたしは歩いていたが
視界は水と濡れた前髪で覆われ
もう定かでは無い
アルフとヴィヴィオの待つマンションへと戻らないと
その目的だけはぼんやりと、頭に思い浮かぶのだが
どちらへ向かえばいいのか、自分が何処にいるのか
まるで解らなかった。

ゴツンっ

何か硬い物が、頭にぶつかる
目を凝らすと、それは電柱だった。
書かれている住所は、家とは全然違う方向
完全に迷走してしまっていたようだ。

戻らないと・・・

そう思い振り返ると、来たはずの道は
二つに分かれていた
151 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 12:57:48 ID:Z3JJTyVO
どちらから来たのかは、覚えていない

どちらへ進めば辿り着けるのかなんて、わからない

どちらが正解なのかなんて、わたしにはわからない

でも、選んで進むしかなかった
選ばないと、何も始まらないから

そう、昔差し伸ばされた手を取った時のように

今は、差し伸べて救ってくれる手はないけれど

わたしは、選ばなくてはいけないんだ

どうするか、ではなくどうしたいのかを
例え、その先が悲しい未来であっても

選択肢から逃げることだけは・・・決して許されないのだ

152◇34IETlJpS6:2007/09/26(水) 15:16:22 ID:rZFSUtbO
進んでるw

フェイト頑張れ!
153名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 16:05:18 ID:r6h6FHHG
なにょは大好き

…って今日夢の中でヴィータにいわれた。
154名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 16:06:08 ID:xMZFTBVU
>>151
GJなんだけど読んでるだけできつい気分になるわ。
全部アップされるころにまたこよw
155 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 17:24:54 ID:Z3JJTyVO
長時間雨に打たれているせいか、体温は落ち、意識は朦朧としている。
それでも、わたしは足を止めず歩いていた。
夢遊病者のように、フラフラとではあったけれど


しばらく歩くと、今までとは違い多少大きい道へ出る。
それは翠屋へと続く、良く見知った通りだった。

相変わらず雨は治まることを知らず、スコールのように猛威を振るい続けていたが
ここまで来れば、あと少し
横断歩道はないけれど、この豪雨だ
人っ子一人、車一台見当たらない
わたしは決心すると、少ない力を振り絞って脚を動かし
通りを横断し始めた。



半分ほど渡ったところで、前方にはわずかな光が見えた。

それが何だか
この雨に包まれた世界では、とても暖かい物のように見えて
わたしは・・・その光を掴もうと、手を伸ばす

光は、段々と強くなり

そして、わたしを

跳ね飛ばした。
156名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 17:51:28 ID:/1du8qlY
ちょwwwカオスwww
157 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 17:55:18 ID:Z3JJTyVO
わたしの体は無様に地面に転がる。
既にびしょびしょに濡れていた服は、泥水や道路の汚れを吸い込み
見るも無惨な色に染まった。

衝撃によって、わずかながら回るようになった頭で
自らの無事を確認する。

手・・・折れてない、動く。

足・・・同じく

内蔵機能などにも、大して障害は感じられなかった
この雨で大して速度は出ていなかったとは言え、かすり傷程度で済んだのは幸いだったかもしれない
わたしを跳ね飛ばした光は、こちらを照らしながら止まっていた。
近くではっきりと見れば、何のことはない
ただの車

しかし、普通にこの近辺を走る車に比べてその姿は、遥かに大きかった。
ドアを開け、運転手らしき男が外へ出てくる。
しかし、わたしの方へ来るわけではなく
何故か後部座席のドアを開くと、傘を掲げた。
そして・・・
「あんた何やってんの!?
こんな道のど真ん中で、死にたいわけ!!?」
その中から現れた少女は、そう言い放って地面へと降り立つ
車のライトに照らされ
太陽の光か
または焔の光か
輝く金色の髪を靡かせたその姿は

口は悪いが、本当は優しい
わたしの・・・友達だった。
158◇34IETlJpS6:2007/09/26(水) 18:10:43 ID:rZFSUtbO
予想外の展開ktkt
159名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 18:11:34 ID:b/aGgrmP
アリサキタ――――――(゜∀゜)―――――――――!!!
160名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 19:31:55 ID:Z3JJTyVO
>>152,158

その名前は(==;
161名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 19:36:40 ID:rZFSUtbO
>>160
ごめん、今気付いた…orz

SSコピーしようと思ってイジってたら作者さんの名前入れちゃってた(つД`)
162 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 20:02:52 ID:Z3JJTyVO
気がつくと、ベッドの上だった。


記憶は車に跳ね飛ばされた後から途切れている。
身を起こしてみると、身体の擦り傷や打ち身には簡単な手当てが施されていた。
「あぁ、起きてたのね
身体、大丈夫?」
「アリ・・・サ?」
「そうよ
もしかして、他の誰かに見える?

それならちょっとお医者様を呼んで、脳検査までしてもらうけど?」
そんなちょっと乱暴な軽口に、わたしは思わず笑ってしまう。
ミッドチルダから海鳴町へ来たのはほんの二日前の事だというのに
久しぶりに笑った気がした。
「それじゃあここはアリサの家なんだ」
そう言えば、気を失う前にアリサの声を聞いた気がする
この部屋には見覚えが無いけれど
わたしの知らない客間の内の一つなのかもしれない。

「あんたがぶっ倒れてたのを担がせて
ここまで運んだんだから
感謝しなさい」
「うん、ありがとう」
わたしが素直に礼を言うと、アリサは少しだけ照れたような顔をしていたが
「それで
何であんな場所で傘もささずに彷徨いてたの?」
すぐに態度を切り換えると、直球ド真ん中で質問を投げ掛けてきた。
163 ◆34IETlJpS6 :2007/09/26(水) 20:27:11 ID:Z3JJTyVO
「なんで・・・って」
「当ててあげましょうか?
なのはの事でしょ」
言葉に詰まるわたしを気にもせず、自分で解答を言い当てる。
何だか、凄くアリサらしい。
「うん・・・」
でも、なんでわかったんだろう
と言うような顔で、わたしが答えると。
アリサは
「だって、あんたがそんなに思い悩む事なんて
なのはの事以外無いじゃない」
そう、はっきり言い切った。


アリサへ昨日今日とであった事を話す。
ヴィヴィオの養子縁組みのこと

なのはのお見合いのこと

最初はフンフン、と興味深そうに聞いていたアリサだったが
途中からどんどん不機嫌そうな顔になり、わたしが話し終えると
真っ先に口を開いた。
「それで、あんたはどうしたいの?」
「えぇと、だからなのはのお父さんに養子縁組同意のサインを・・・・」
「違うでしょ
あんたは、なのはをどうしたいの?」

アリサは、いつも直球だ
どんな厄介ごとでも、オブラートに包んだりせずに真っ直ぐ話す
その心は、闇を照らし温めながらも、時としては全てを焼き尽くす炎のよう

優柔不断で迷ってばかりのわたしには、そんな彼女がとても眩しかった。
164名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 20:45:36 ID:Z3JJTyVO
とりあえず今日は疲れたのでここまで

いつものごとく末広がりになってまいりました。
起承転転転転転結がスタイルなので、まだまだ展開は転がります(多分

いや、本当は高町家内で終わるはずが
いつものようにネタを受信したので
勢いで投入したら引けなくなったんですけどねorz

まだ続くので気長に見てもらえると嬉しいです
165名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 20:47:46 ID:DHOKAdZw
乙!
今後の展開にwktkしてるぜ

ただ約束してくれ
なのはさんとフェイトさんを幸せに・・・
166名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 21:05:29 ID:Rm1DTU2Q
乙。PLUTOさんも続き書いてくれないかなぁ…
167名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 21:56:00 ID:qUxBDNPQ
乙だぜ。
フェイト頑張ってくれぇ
168名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:19:51 ID:RugXVYxc
>>◆34IETlJpS6 さん、

フェイなのでこういう展開は初めて読んだので、つぼに入りました。
家族になるには必ず越えなくてはいけない壁なので、それがどうなるかwktkしながら続き待ってます。
いざとなれば、きっとフェイトそんも全力全壊で士郎パパの説得(ガチバトル)に(ぉ

>>PLUTOさん
テラニートワロスwwwww
フェイトそんが吹っ切れて、いけっ、そこだっ!押し倒せっ!!てな感じの続きで、フェイなの分が不足した俺に愛の手を。
(はやてによるフェイトそん篭絡エンド⇒3人による愛憎劇という神展開は……それはそれでありかも。)

26話で足りなかったフェイなの分が補充できて、お二人ともGJ
169名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:39:27 ID:JpUdfx8s
誰か、誰か保管庫を…歴代の神たちの作品をまとめて読みたいなぁ。
170名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:41:03 ID:rhM/fzHf
一応ここもあるんだけどね。
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/FrontPage
171名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:49:19 ID:Z3JJTyVO
>>165-168

ありがとう、明日も頑張ってカキマス
m(_ _)m

>>165

フェイトさんとなのはさんが幸せになるのは何時だって決定事項なんだぜ?

>>168
前スレで書いたのもそうですけど

俺は基本的に
なのフェイが恋人以上になるためには、何かしらの壁を越えなくちゃいけない
と思ってる人なので
毎回フェイトさんは試練行きです
172名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:49:38 ID:Y1JPxnp/

>「あんたがぶっ倒れてたのを担がせて
>ここまで運んだんだから
>感謝しなさい」



いや、まずは撥ねた事を謝れよwww
173名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 22:55:10 ID:vETb7mPF
エロパロの方はほぼ男×なのはさんやらフェイトそんだからなあ
しかもフェイトさんが高確率で壊れてるってか、ユーなのの引き立て役だから
ここの人達は見てて気分悪くなると思うぞ
174名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 23:14:57 ID:EB7xxdVa
>>171
乙だよー。 フェイトさんは悩んでいるのが一番光る


何気にこのスレって板で一番勢い早いんだね
175名無しさん@秘密の花園:2007/09/26(水) 23:28:52 ID:HP2ZQFQ1
>>170
まあ言いたいことは分かるんだがそこに保管して欲しかったら最初から
あのスレに投稿していたと思うんだw
俺はあそこの空気は苦手なのでここはここで保管庫をつくって欲しいなぁ。

俺も時間があったら作りたいんだが作れるとしたら年末年始ぐらいしかry
176落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 00:38:53 ID:7vrFh3om
最近このスレの作品のレベルが高すぎて
自分のような素人が投下して良いものか悩みましたが
むしろ同じように怖気付いてる人の為にも
恥を晒して行こうと思います。

そんなわけで、
レベルの低いなのフェイのギャグ未満
頑張ります。
177落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 00:43:57 ID:7vrFh3om
六課解散の二次会は八神部隊長の発案により

お花見=外+酒

という状況で行われたため、当初のしんみりとした空気は開始20分ほどで消え去り
ミッドチルダにおける飲酒可能年齢である15歳以上の人たち
つまりエリオ、キャロ、ヴィヴィオ以外は、たちの悪いよっぱらいと化していた。

私ティアナランスターは喧騒から離れて木にもたれかかりながらその様子を見ていた。
「まったく、いい大人が……」
口ではそう言うもののこういった雰囲気も嫌いではない。
さきほどシャマル先生に無理やり一気させられたアルコールもだいぶ抜けてきたので
輪の中に戻る事にした。
「えっと、スバルは…っと」

見つけた相方はなのはさんと和やかに談笑していた。
どんな話をしているのか少し近づいてみたところ、スバルが一方的になのはさんに質問を浴びせていた。
付き合いの長い私ですら酔ったスバルの相手はうっとうしく感じるというのに、なのはさんもいつもと変わらぬ笑顔でそれに受け答えをしている。
たった4歳差だなんて思えないほど大人の対応だ。
それにしても、なのはさんの周りに空になった一升瓶が2本もあるがまさかこれを一人であけてあの状況なのだろうか……
さすがはエースオブエース……
そんな事を考えつつ二人に話しかけようとしたところ
「なのはさんとフェイトさんってどこまで進んでるんですか!!!?」
スバルのその言葉を聴いた途端、なのはさんの態度が急変した。
178名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:03:47 ID:AcA5hljx
続き気になんなぁ おいw
179名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:11:37 ID:akChHtZ4
禿同。眠れない。
180名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:12:03 ID:1pUS9lNO
ちょwこれは続き正座して待ってる
181名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:27:16 ID:PGWxDy/M
自分もw
なのはさんの公開羞恥プレイ楽しみにしてるwww
182落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 01:33:27 ID:7vrFh3om
なんでティアナ視点なんて無謀な事をしてしまったのか
早くも後悔・・・・・・orz

そしてただいま改行の勉強中(´・ω・`)
183名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:35:29 ID:Rivw31kQ
スバル自重……せんでいいもっと突撃!
184名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 01:42:40 ID:cDfmh0th
>>176
おばあちゃんは言っていた

全ての百合は等しく美しい



特になのフェイだとベリグー

正直、俺はギャグとか書けないから羨ましいです


あと、sageよう
185名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 02:02:48 ID:m6AVb7Q1
>>176
素人だとか、下手だとかは関係ない。
大事なものはそこにある魂だ。
と、ヘタレSS書きがこっそり言ってみます。

・・・今書いてるのはフェイなのなんですが、みんなはやっぱりなのフェイの方が好きなんですかね?
自分はどちらでもいける派なのですが。
186名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 02:09:19 ID:s1VBONFS
SSなんて、そこに愛があればいいのさ…。
>>185
フェイなのもなのフェイも大大大好物だ。気にせずどんどん来るといい
187落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 02:12:59 ID:7vrFh3om
「ねぇスバル……その事なんだけど、相談にのってくれるかな?」
そう言ったなのはさんの目は完全に……すわっていた。

これはまずいと思いスバルを止めようと思ったが
「もちろんです!!なのはさんのお役に立てるならなんでもっ」
なのはさんの変化に微塵も気付いていないバカは大喜びで答えていた。

「どこから話せばいいのかなぁ……」
ため息交じりになのはさんが呟く。
「じゃあお二人が付き合うまでの過程からっ」
空気の読めないスバルは目を輝かせて拝聴体勢に入っている。

私はというと何かあったときの為に
いつでも二人の間に割って入れるように構えていた。
身構えなければならないほどのプレッシャーがなのはさんから発されていた。

「過程も含めて全部話すと軽く10年はかかるよ?」
フェイトさんと出会ってからのなのはさんの生活は
すべてフェイトさんによって構成されていたのだろうか…
激しくツッコミたかったがとばっちりをくらうのは嫌なので静観する。

「10年……は無理なので大まかなところだけ簡潔にまとめてお願いします!!」

スバル終わったなと思いつつ私はなのはさんの次の言葉を待った。
188名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 02:18:57 ID:zMzsfR1B
>>185
時と場合によるしね。なのはさん負傷時とか、18話はなのはさん受けだし
基本フェイトさんがデレデレでヘタレだから受けだけど(ダメやん)
そんな俺はゆりかご脱出後、ブラスターモードで頑張りすぎてぶっ倒れた
なのはさんをフェイトさんが泣きながら説教する妄想話を考えてるw
189名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 02:40:35 ID:AbycbIUb
なのはって仕事上は凛々しいイメージだが、素に戻るとただの女の子な気もする
そんななのはさんはエイミイ辺りに知恵付けられたフェイトさん攻めにタジタジで良いと思うんだ

あくまで個人的な考えだが
190名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 02:53:31 ID:m6AVb7Q1
>>186
ありがたい、自重せず投下できそうです。

>>188
なのはさんはフェイトさんが相手だからあんな風に無茶やったり我侭いって甘えてるって
妄想して楽しんでます。
フェイトさんにだけは甘えるなのはさん・・・(*´Д`)

>>189
自分もちょっと成熟しすぎてるけど普通の女の子ではあると思います。
あのアニメを見てると普通の基準が何処か分からなくなりますが。
191名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 05:06:45 ID:22fxuiZT
>>120
だが断る!

http://wiki.livedoor.jp/nanohayuri/d/FrontPage
ということで wiki で作ってみました。

現段階では編集権限を無制限にしています。
スレ住人みんなで保管できたらと思っています。

作者の方には無断転載となってしまって申し訳ありません。
問題等ありましたらおっしゃって下さい。

とりあえず初代スレから前スレまでを適当に選んで追加してありますが、
漏れ抜け落ち等ありましたらどしどし追加してください。

あと私の調査不足で申し訳ないのですが、
livedoor wiki は添付ファイルの形式に制限があって、
dat ファイルを添付できません。
どなたか dat ファイルの置き場所を提供してくれませんか?

最後にこの wiki に関する議論は、
妄想や SS の邪魔にならないように、
wiki 上でお願いします。

以下何事も無かったかのようにツンデレヴィータと天然なのはの甘々物語

# しかし、wiki の URL のためとはいえ nanohayuri さんと livedoor に言われると照れますねw
192名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 06:36:06 ID:22fxuiZT
「ふぇいとまま、おかえりー」
「フェイトちゃん、おかえりなさい」
「ただいま、なのは、ヴィヴィオ」
「ところで、フェイトちゃん、ご飯にする?それともお風呂が先?」
「張り込みが続いていたんだ。まずはお風呂にするよ、ありがとうなのは。」

・・・

「フェイトちゃーん」
「えっ、なっ、なのは、どうして?!」
「どうしてって、愛しの旦那様のお背中流しにきたに決まっているじゃない。
それに一人でうまく洗えない髪の毛も洗ってあげないといけないしね。」
「そんな昔の話持ち出さないでよ、もう一人で洗えるに決まっているじゃない」
「もう服脱いじゃったし硬いこと言わないの」
「強引なんだからー」

・・・

193名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 06:36:19 ID:22fxuiZT
「フェイトちゃんは座っているだけでいいから、じゃあ、お背中流しますねー」
スポンジにボディソープを泡立て始めは背中から洗ってくれた。
なのはの白い手が絡みつき、私の腕を引き伸ばしてスポンジが走っていく。
「いいよ、なのは背中以外はちゃんと手届くから」
「旦那様は疲れているんだから黙っているの」
私の抗議などお構いなしになのはの手は私の脇、お腹と滑っていき
ついには敏感な茂みへと伸びていく
「あれぇ、おかしいな洗っても洗っても汚れが落ちないよ」
「それは、なっ、なのはが大事なところ弄るから、それに胸もあたっているよ」
そう、なのはは体を洗うという口実の元豊満な胸を背中に押し当ててくる
「大事なところってどこ?、
私はただフェイトちゃんの体を念入りに洗ってあげているだけだよ?」
「なっ、なのはぁっ、もう勘弁してよぉ」
「勘弁してって、どうしてほしいのかな?
フェイトちゃんの口からフェイトちゃんの言葉ではっきりと言ってみて」
「なのはの意地悪」

最近ヴィヴィオを含め三人で川の字になって寝ているから
キングサイズのベットで襲われることはめっきり減った
その代わりお風呂場や書斎などヴィヴィオの目の届かない所で
突然襲ってくるから油断ならない

でも、そんな奥さんが私高町フェイトは愛おしくて仕方がないんだ・・・。

-----
以上です

ごめん、「高町フェイト」って言いたかっただけなんだ
194名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 07:25:41 ID:Ww3H08wJ
いやいや、朝からごちそうさまでした。
195名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 07:29:13 ID:fijg4f88
6課卒業式の時点でヴィヴィオもフェイトママって呼んでるし
なのフェはSS04あたりできっと補完してくれる
そう信じて今日も百合分補給にきました
196落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 07:46:25 ID:nL6hKNeE
なのはさんはスバルの言葉に頷き大きく息を吸い込むと

「フェイトちゃんと出会ってすぐに運命を感じた私が戦いの中で愛を囁いて
それでまずはお友達からってことになったんだけどね
もうフェイトちゃんが可愛すぎるから仕方ないことだとは思うけど
小学校の頃から毎日のように寄ってくる害虫を駆除し続けて
私が『好きなのっ』って言っても『私もなのはのこと好きだよ』って
告白だって気付いてもらえなくてもずっとアタックし続けて
やっと脈あり状態になっても友愛だと思ってるフェイトちゃんに
それが恋愛感情なんだって自覚させるために百合小説を貸し続けて
やっと5年と2ヶ月23日前に付き合うことになったあの時の感動は
言い表せるようなものじゃないしまた今度ね
それで付き合い出してからはなかなか手を繋いでくれなくなって
そういう照れ屋なところもかわいいっていうか
かわいすぎて思わず押し倒しちゃった事もあるんだけどその時にね
真っ赤になって『そういう事は私たちにはまだ早いと思う』って言われて
もう理性がリミットブレイク寸前だったけど愛するフェイトちゃんの為に
フェイトちゃんのペースに合わせてゆっくり愛を育んで行こうって決めてっ
それで中学卒業の日になかなか会えなくなるのが寂しいって言ったから
これはチャンスだと思ってそこでフェイトちゃんのファーストキスをゲットして
六課でははやてちゃんを脅して相部屋にしてもらったところまでは良かったんだけど
隣で寝てるフェイトちゃんを襲いたい衝動と毎日戦わなきゃいけなくて
だってキャミソールなんて誘ってるとしか思えないんだけどどう思う!?
これだけ耐えてきたんだから私はこの欲望バインド生活から開放されても良いと思うの!!
ううんすべてを開放するべきなの!!!!!!
だから今晩フェイトちゃんをおいしく頂いちゃっていいと思う!!!?」

長台詞をノンブレスで言い切り、肩で息をするなのはさん。
酔っているため言葉の半分も理解できていない様子のスバル。
そして思考が完全に停止した私。
197落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 07:58:27 ID:nL6hKNeE
なのフェイと言いつつフェイトさんが出てくる気配すら無い……
そして今後の展開は書いてる本人にもわからない。
長くなってしまいそうなので先に謝っとく
ごめんなさい。終着点どころか次の駅すら見えないんだ。

取り敢えず
なのは⇒⇒⇒⇔フェイトくらいの愛情度で書いてく予定

夕方帰ってきたら続きを投下……出来たら良いと思ってます。
198名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 08:26:59 ID:2YKcQh5U
GJ!続き楽しみにしてる
199 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 08:42:49 ID:cDfmh0th
>>191の行動力に感動

投下人の一人として頑張るよ(`・ω・´)

しかし・・・前スレ俺だけで150レスくらい喰ってるorz

そう言えば京都もちびシグナムも投げっぱなしだなーとか
今更に思い出す始末
>>197
GJ
結果なんて書いてれば後からついてくるからきっと大丈夫さ!(無責任

まとめきれないで長くなるのは覚悟だけどネ
200名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 08:49:03 ID:6SLdeMv9
やばいこれは朝からwktk!!
ノンブレスなのはさんの意気込みがすげぇ伝わったよw
続き楽しみにしてるよー
201 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 09:14:29 ID:cDfmh0th
「わたしは・・・
なのはをどうにかしたいなんて
思ってないよ」
「嘘ね」
「嘘じゃないよ
わたしは、なのはが・・・幸せならそれで」
「ならなんでお見合いの話で動揺して
あんな様になってたの!?」
「それは・・・」
「あんたは
なのはが他の人間にキスされたり
抱かれたりしても平気なの!?」
煮え切らないわたしに激昂したアリサは、次々と強い言葉をぶつけてくる
「でも、わたしたちは友達だから
そんなことにまで、口出しは・・・出来ないよ」
「あんたねぇ・・・まだ、そんな事言ってるの?」
「そんな事って!
その繋がりは・・・わたしたちにとって大事な絆なんだ
あの日・・・なのはとわたしで結んだ、2人だけの」
わたしがそう言うと、アリサは大きなため息をつき
肩を落とした。

そして、わずかな間を置くと
何かを決意したように顔を引き締める
その瞳には
紅炎のような、美しくも烈しすぎる輝きが宿る
「先に謝っとくわ
ごめん」
そう言ってアリサは拳を握り締めると
わたしの頬を力任せに
殴り飛ばした。
202名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 09:25:47 ID:Ww3H08wJ
肉体言語ktkr
203名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 09:35:52 ID:PaH4A38P
>>191
随分以前に自分が書いたのが載ってた
最近のレベルと比較してむちゃくちゃ恥ずかしかった
204 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 09:53:33 ID:cDfmh0th
何をされたのか

気づくまでに時間がかかった。

殴られた頬が、赤く腫れ上がり痛み始める頃
初めて、わたしはアリサに殴られたことを理解していた
「すずかには、自分達で気付くまで言わないように言われてたけど
今はもう、そんなちんたらしてる状況じゃないから
言うわよ」
なにを・・・?
「あんたとなのはは、友達なんかじゃない!」
「・・・アリ、サ?」
わたしには、アリサが何を言っているのか解らなかった。
しかし、その言葉に揺さぶられ、思考は心の川を氾濫させ
逆流させる。
なのはは、友達になろうって言ってくれた
なのはは、ずっとわたしの傍にいてくれた
なのはは・・・

「シャンとしなさい!!!
また、くだらないことをウジウジグダグダ考えて
自分の殻に逃げ込むつもり?
ちゃんと、最後まで聞きなさい」
「だって・・・だってっ!!」
アリサは、子供のように頭を振り乱して話を聞こうとしないわたしの肩を掴むと
眼を見据えて言った
「あんたとなのはは
つがいの鳥よ

最初から、今でも、これからも」
205 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 10:17:02 ID:cDfmh0th
つがいの鳥は
二羽寄り添って生きる
一度寄り添ったつがいは、けして離れることはなく
片方が死ねば、もう一羽も生きてはいけない
寂しさに
悲しさに
行き場のない狂おしいほどの愛情に
自ら押し潰されて

死んでしまうのだ

「あんた達は近すぎるから
お互いを抱きしめ合って
お互いだけを見つめ続けているから
周りも、周りからどう見られているのかも全然わかってない」
「でも
わたしたちは、女の子同士・・・なんだよ
子供だって、残せないし、結婚だって出来ない」
「それが何!?
そんなの動物の本能と
少子化に悩んだ宗教や国家とかが勝手に言い出して押し付けた理屈でしょ
そんなもので
誰かが誰かを好きになる
お互いに愛し合う
それを止める権利なんて、誰にもない!」

206名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 10:25:57 ID:6SLdeMv9
アリサ…。・゚・(ノД`)・゚・。
207 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 10:53:08 ID:cDfmh0th
そこまで言い切ったアリサは、吐ききった空気を補充するために
深呼吸し、言葉を続ける
「フェイト、あたしは最初に言ったわよね
あんたは、どうしたいのか?
って」
「・・・・うん」
「あんたの間違いは、自分を過小評価し過ぎな所と
無駄な事を考えすぎる事よ
なのはが幸せなら?
違うでしょ?
わたしがなのはを誰よりも幸せにする、って言い切れば良い
なのはの考えを勝手に決めて、勝手に諦めて
逃げてるだけじゃない
嫌われるのが怖いから

もっと、自信を持って我が儘になんなさい
自分の意見を押し通して、ねじ込んで
壁があるならぶち抜いて
大切なものを、手に入れるのよ!!」
わたしは、席を立つ
アリサはそれ以上何も言わなかった。

「ありがとう、アリサ」
振り向かずに一言だけ礼を言う。

雨は、まだ止まない
でも、アリサからもらった炎は
その中でも、わたしの心の中で
煌々と輝き続けていた。
208 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 11:28:45 ID:cDfmh0th
「で、格好良く出ていったは良いけど
寝間着姿だったことに気付いて
逆戻り、か
あんたって本当にスペック高い割にドジよね」
「(//////////)」恥ずかしい気持ちで顔が赤くなる
反論のしようも無かった。
しかも、屋敷を出る前になってから
メイドの人に声をかけられて初めて気づく体たらく。
すごく、情けない

「でも
見苦しくてもいい、情けなくてもいい

だから絶対に諦めずに頑張んなさい」

アリサは最後にそれだけ伝えると、バシッとわたしの背中を叩いてから
車へ乗り込み屋敷へと帰っていった。


「おかえり、フェイト随分遅かったんだね」
「フェイトママ、おかえりなさい」
家のドアを開けると、それを聞きつけてか
アルフとヴィヴィオの二人が室内から飛び出てくる。
それは、普通の日常の光景のはず
それなのに
大好きな人達が帰りを待っていてくれる家だというのに
何だか、とても寒く感じられた。

なのはが、此処にいない

ただ、それだけで
209名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 16:27:31 ID:8sRAFfE+
つ、続きキタァ!
畜生、フェイトそん可愛いよフェイトそん
210名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 17:21:57 ID:2gCgKmY3
フェイトVSヴィータ


「なのはを手に入れられるなら、いや……なのはのものになれるなら私は絶対にかってみせる!」
「いい度胸じゃねーか、鋼鉄の伯爵グラーフアイゼンが火をふくぞ」

「あの、ちょっとふたりとも……?」

「なのは、待っててね。私はこんなちびっこなんかには負けたりしない。なのはへの愛はそれだけ強大なんだよ」
「へえ、だれがちびっこだって?なのはは誰のものでもねーってのがまだわかんねーのかこのばかっ!!」
「うるさいっ!バルディッシュ!!」(勝ってなのはとお風呂、一緒にねてそれから、あははは。もうそこはだめだよ〜なのは)
「っ、いくぞアイゼンッ!」(駄目だ、こいつはやくなんとかしないと、……終わったらなのはは頭なでてくれるかな)

「二人とも……すこし頭冷やすといいの……」
211名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 17:35:22 ID:AcA5hljx
フェイトvsヴィータってより、なんかフェイトの暴走をとめてるって感じだなw

なのフェイなのフェイ
212落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 19:07:02 ID:0VMgkn9Y
ほとんど回らない頭で取り敢えず状況を確認する。

フェイトさんは近くにいない。
それにみんな酔って大音量で話しているので
誰も今の衝撃的な告白は聞いていないようだ。

「セーフ」

それにしてもいつも公衆の面前だろうが
いちゃいちゃしている隊長たちが
実は一線を越えていなかったなんて誰が思うだろうか、
いや思うまい。

六課隊員全員が二人が付き合っていることを知っているので、
どちらが攻めかの賭けが行われたこともあった。

なのはさん攻めに賭けた人なんていたっけ……

と、若干現実逃避気味に考えていたらスバルとばっちり目が合った。

しまった。と思ったときはもう遅かった。
「あっティア!!!!どこ行ってたの?
あ、ティアも混ざって良いですよね?」
スバルはご丁寧にもなのはさんに伺いを立てている。

誰も混ざりたいなんて言ってないでしょうが。バカスバル!!
この会話に加わるくらいならナンバーズ3人を相手にしている方がまだましだ。
初めて本気でスバルの馬鹿さかげんを恨んだ。

「もちろんだよ。おいで、ティアナ」

もう……逃げられない。
213名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 19:09:30 ID:2gCgKmY3
うぁ、、なのはさんの「おいで、ティアナ」がすごくえろいです。
214名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 19:15:38 ID:GYvRrYlS
なにここ。
こんな楽園があったなんて知らなかったよ・・・
ひと段落ついたらここにフェイなの落としてもおk?
215名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 19:38:23 ID:8sRAFfE+
全然おk
っつかもっと長編とか読みたいなぁ。
216スピノザ:2007/09/27(木) 19:50:35 ID:GYvRrYlS
小説は初めてじゃないけどここは初めて
あんまり叩かないでくださいね
ってことで以下どうぞ


『夢をみた』



「あ、なのは」

機動六課の廊下に響くソプラノの綺麗な声。
振り返らずとも、その声の主が誰なのかは想像がついた。

「・・・なに?」

自分の声を聞いて、ちょっと失敗したな。と思った。
普通に返そうとした返事が変に力が入って、不機嫌そうなものになっていた。

今日があまりフェイトちゃんに会いたくなかったから。

「・・・・用事がないと話しかけちゃダメなのかな?」
「そういうわけじゃ、ない、けど・・・・」
「・・・・なのは?」

フェイトちゃんが心配そうに私の名を呼ぶ。
普段の私なら、作り笑顔でもしてから振り向けるなのだろうけれど。

私はそんな簡単なこともできずに、まるで逃げ出すかのように早口に言った。


―――今日の私は、どこかおかしいのだろうか?
217名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 19:50:59 ID:lxDtDrZT
作者増えてきてうれしいけど投下のタイミングが難しい
218名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 19:51:53 ID:lxDtDrZT
ごめん
気にせず続けてください
219スピノザ:2007/09/27(木) 19:52:11 ID:GYvRrYlS
「ごめん、今忙しいから」

足早にその場を離れる。

なんとまぁ、下手な言い訳だろう。
こんなの、「ごまかしてます」って言ってるようなものじゃない。
もうちょっとマシな言い訳しようよ、自分。
なんなんだ、いったい。

今日は朝から元気が出ないし。
訓練中にぼんやりしてしまうし。
挙句の果てにスバルたちに加減間違えて攻撃しちゃったし。

―――今日の私は、どこかおかしいんだ

それもこれも全部・・・・

(あんな夢、見たからだよ・・・・・)

ふいに腕を強く掴まれた。

「待って」

いつの間に追いかけてきたのだろうか。
振り返った先には真剣な眼差しで私を見つめるフェイトちゃんがいた。

やめて。そんな目で私を見ないで・・・・
220スピノザ:2007/09/27(木) 19:53:47 ID:GYvRrYlS
「・・・・なんで目をそらすの?なのは」

そう言って無理やりに私の顔を自分に向かせようとするフェイトちゃん。

少し見上げなければならないその顔は、
やっぱり夢にでてきたのはこの人なんだって、
確認されるみたいで。

「・・・・や!はなして!!」

パシンと乾いた音がやけに大きく廊下に響いて聞こえた。

フェイトちゃんの手を払いのけてしまったんだ、って一瞬遅れてから気付いて。
あ・・・、とフェイトちゃんを見るとやっぱり傷ついた表情をしていた。

だから、

(いや!!)

夢の内容を思い出してしまって、思わず手をぎゅっと握りしめる。

「ご、ごめんフェイトちゃん・・・・・・痛かった、よね」
「え、ううん。私の方こそ、突然、だったし・・・・ごめん」

気まずい空気があたりを漂う。
ああ、どうしよう。言ってしまおうか、この気持ち。
言ったら彼女はきっと、私からこの不安を取り出してくれる。
221スピノザ:2007/09/27(木) 19:55:49 ID:GYvRrYlS
でも言って、彼女に助けられたくない。
自分で、立ち上がりたいんだ。

「なのは・・・」
「昨日」
「え?」

気づいたら、フェイトちゃんの言葉を遮るように声を重ねてしまっていた。

「昨日、夢をみたの・・・・」
「夢?」
「そう、夢。フェイトちゃんが・・・・・・」

途中、フェイトちゃんの顔を縋るように見る。


「フェイトちゃんが、いなくなる、夢」


夢の中の彼女はとっても悲しそうな顔をして闇のなかに消えていった。
私が呼びかけてもただ悲しそうに笑うだけ。
私は何度も彼女の名前を呼んだ。
会いたくて、会いたくて・・・・。

「どうしてあんな夢を見たのかは分からない。でも・・・」

ただ、起きたら涙が止まらなくて。
淋しかった。会いたかった。傍にきて、あの優しい声で名前を呼んで欲しかった。
そう思う自分が、フェイトちゃんにのめり込んでいく自分が、
ただただ恐くて。

「だから・・・・」
222スピノザ:2007/09/27(木) 19:57:03 ID:GYvRrYlS
会ったら、自分がどうにかなってしまいそうな気がした。

「ごめんね。こんなこと、フェイトちゃんには関係な・・・い・・・」

気づいたら私はフェイトちゃんの腕の中にいた。
息を吸ったら彼女の匂いが肺のなかにいっぱい入ってきて、優しい気持ちになれた。
とくんとくん、と聞こえるこの心臓の音は、いったいどちらのものだろうか。

強く握りしめていた拳から自然と力が抜けていく。

「私が、なのはをおいてどっかに行くわけないよ」

・・・・ああ、ほら、やっぱり。
あなたはそのたった一言だけで、
私を不安から救い出してくれる。

「・・・・離れていったりしたら、嫌だからね?」

「うん」と嬉しそうに頬を緩める彼女の胸に顔を押し付けて、私は思った。

きっと、私はこうやって彼女にのめり込んでいくんだろうな、って。

でも、




それでもいいかな、って思えた。
223スピノザ:2007/09/27(木) 19:57:51 ID:GYvRrYlS
はい、終わり
224名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 20:08:34 ID:VQ3VOvgm
>>223
GJ!!なのはさんは失う事には敏感そうだよな。
しかし、スバルたちは無事だったんだろうか、と心配でならないwww
225名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 20:10:53 ID:+oXG1Aln
とんだとばっちりだな、スバルw

つか、なんで職人大発生してんだ?嬉しい限りだが
226名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 20:18:50 ID:cDfmh0th
>>223

GJ
百合スレへようこそ
基本的に百合書いてれば叩かれたりはしないんだぜ(マイナーカプだとたまにスルー気味に流れてくことはあるけど

>>225
みんな書いてると、芋づる式に増えると言うか
一人見かけたら三十人いると思えと言うか
227名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 20:19:25 ID:Zs/RzZBI
久しぶりに来てみたらこのスレの伸び様に唖然
228名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 20:25:49 ID:8sRAFfE+
いいよ〜いいよ〜。投下が増えて嬉しい限り。


>挙句の果てにスバルたちに加減間違えて攻撃しちゃったし
まさに白い悪魔!
229落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 21:12:15 ID:c2/SEl62
「ど…どうもなのはさん」

大丈夫。きっと大丈夫。話題を変えれば問題は無いはずっ。

その望みはなのはさんの言葉によって完全に打ち砕かれる。
「そうだ、ティアナは頭脳派だよね。
丁度良かった。あのね、相談があるんだけど」
そこでなのはさんが再び大きく息を吸い込み
「あっあの!!私さきほどの話聞いてましたからっ
もう一度説明していただかなくて結構です」
慌ててなのはさんにストップをかける。

あんな話、2度も聞かされるのはごめんだ。

「そっか、なら話は早いね。
ティアナはいますぐこの場でフェイトちゃんの純潔を奪っちゃっても良いと思う?」

聞かれたからには真面目に答えるしかない。
「そうですね、フェイトさんが体の繋がりまで求めているかどうかにもよると思いま……
っていますぐ!?何さっきより言ってる事エスカレートしてるんですかっ!?」

「ん〜なにが?そうだスバル、フェイトちゃんとベッドの用意頼んでいい?」

駄目だ、この人は酔って完全に頭のネジが外れてる。
フェイトさんの用意って何をすればいいのだろうか。
そもそも私の意見を聞く気なんて最初から無かったのだろうか。

「はいっわかりました。ベッドはここに持ってくればいいんですか?」
「うん。シングルベッドを……あそこの木の下が良いかな」

私が頭を抱えている間に、にこやかに恐ろしい話を進める二人。
230名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 21:35:26 ID:wS8cB8y9
ちょwwなのはさん自重し…もっとやれw
231名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 21:45:06 ID:M52u3ueL
>>212
GJ
ちょこちょこ続きお願いします。

>>223
GJです。
百合スレ住人が増えてうれしいよ。

しかし、書き手が増えてきたから、ある程度まとめて投下したほうがいいのかね。
232名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 21:53:19 ID:s1VBONFS
俺はまとめて投下してくれた方が見やすいかなーというのが素直な意見
それに一塊で完成させた方が文もちゃんと推敲出来てより完成度高くなるだろうしね
まぁあくまで個人の意見ってことでw
233名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 22:00:44 ID:ybjKFSuM
短編を一括で読ませてもらうのもイイ
中・長編を連載小説のように小出しにされるのもイイ

読ませてもらえるならイイ
わがままかな?
234 ◆34IETlJpS6 :2007/09/27(木) 22:12:59 ID:cDfmh0th
携帯なのでまとめて投稿できないとですorz
235名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 22:23:30 ID:ghYsRDLM
あんまり・・・どころか全然ワガママ言える立場じゃないので大変申し上げにくいのですが
ある程度完成してから投下してくれた方がまとまっていて見やすいし
作成途中になんらかの事情で間が空くと文が変になってしまうことがあるので
ある程度出来てから投下してくれた方が嬉しいです

あと続きが凄く気になっちゃう
236名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 22:26:40 ID:M52u3ueL
>>234
携帯でそれだけ書いてるのがすごいと思うよ。
携帯なんてメールだけでしんどいわ。
237名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 22:35:38 ID:IVN/ohK9
読ませてもらってる側が職人さんにわがまま言い出して、
職人がいなくなっていったスレがどれだけあるか……

職人さんはあんまり気にしないでとりあえず載せて欲しい
238落ちはまだ未定:2007/09/27(木) 22:43:35 ID:/5oMqjE7
まとめて投下できるのが一番理想なんですけどね。
逆にまとめて書くと細かい所が気になって、
なおしたら他と合わなくなって推敲が終わらないというループに・・・

技量が足りないので勢いで乗り切らせてください!!

個人的には色々な話が入り混じってあるのも
ジャンプとかみたいで面白いと思うのですが……少数派ですかね。
239名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 23:03:27 ID:s1VBONFS
>逆にまとめて書くと細かい所が気になって、
>なおしたら他と合わなくなって推敲が終わらないというループに・・・
ああ、それはあるなw

とりあえずこんな意見もあるよ程度に留めておいて、
書き手さんは気楽に楽しく投下できるのがこのスレの一番理想だと思うから
気にせずこれからも色んな作品を投下してほしいな
240名無しさん@秘密の花園:2007/09/27(木) 23:24:51 ID:+oXG1Aln
まとめサイトも作ってくれたみたいだし、まとめて投下しなくても全然おっけー
241名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:06:28 ID:xCgte9BT
なのはシリーズをほとんど見ていない自分だけど、このスレは好きだなぁ。
SS職人は多いし、それを読んでる住人はちゃんと感想を書いてくれるし。
今更だけど、録画だけはしてたから、最初から見てみて自分もSS書いてみようかな。
…時間があるときにでも。
242名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:11:46 ID:1+g+Ptfd
なのフェイなの
フェイトさん視点

投下します
243名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:14:53 ID:1+g+Ptfd
スカリエッティも逮捕されて、今回の事件も無事に解決した
しばらくゴタゴタしてて中々会えなかったなのはにようやくゆっくり時間をとって会えることになった

「なんだかすっごい久しぶりな気がするね」
「うん・・・・そうだね」

「フェイトちゃんが無事でよかった」
なのはは前と変わらない笑顔を私に見せてくれた
しかし左手首に巻いている包帯は出撃前にはなかったものだ・・・・

「なのはも無事でよかった・・・」


ここまで言って止めることもできたかも知れない

でも私は続けた


「でも・・・ブラスターモード使ったんだね」



なのははそれを聞くと顔を俯けてしまった・・・



244名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:16:08 ID:1+g+Ptfd
なのはの申し訳なさそうな表情を見ると胸が痛くなる


違うよなのは

ブラスターモードを使ったことを怒ってるんじゃないんだ

私だってライオットと新ソニックを使ったし・・・


無茶したことを怒ってるんじゃない
責めたりしたいわけじゃない

ヴィヴィオを助けるために使ったんだってことぐらい分かってるから
なのはが自分を犠牲にして誰かを守ろうとするのは分かってることだから


私が今なのはに伝えたいのは・・・・・


私は気づくとなのはを抱きしめていた

なのはは俯いたままで・・・


「ごめんね。なのは・・・」

私はなのはの耳元で小さく言葉にした
245名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:17:45 ID:1+g+Ptfd
「え・・・?」
なのはは私の言葉に顔をあげる


口数が少ないのは私の悪いところだと思う


「助けに行けなくてごめん。無茶させてごめん。支えてあげられなくてごめん・・・・」

そう。私は謝りたかったんだ


無茶するのなんてわかってた
だから私がすぐになのはのもとへ向かうつもりだった


・・・でもできなかった


私はそれを謝りたかった


私が言い終わるとしばらく沈黙が続いた・・・・・


そして沈黙を破るように、なのはは消えるような声で言った


「フェイトちゃんはわかってないね・・・」
246名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:19:12 ID:1+g+Ptfd
なのはの言葉に戸惑う私
いったいなにをわかってないのだろうか?
私はなのはのことをちゃんとわかっているつもり・・・・

そんな私の考えを遮断するようになのはからヒントがもらえた

「私がなんで無茶できて頑張れるか考えて欲しいな」
「え?」
「考えてよ」


絶対に守りたいものがある・・・・

これが答えだろうか?

私は考えついたその答えを口にした


「うーん・・・半分正解かな」
なのはは困ったような顔を見せた

ダメだ

あとの半分がわからない

私のそんな考えを読んだのだろうか?
なのはは答えを教えてくれた

247名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:20:53 ID:1+g+Ptfd
「フェイトちゃんの思ってる私の守りたいものはたぶんヴィヴィオやこのミッドチルダだよね?」

私は黙って頷く

「でもそれじゃ半分だけ正解なの」

そうだ。私はそのもう半分がわからないんだ


「約束・・・・したでしょ?」

・・・・約束?


なのはは私を抱きしめる腕に力を込めて言った



      「必ず帰ってくるって約束」

248名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:22:10 ID:1+g+Ptfd
私は思い出す

なのはと交わしたあの約束を


別に今回の出撃だけではない
どの任務でも必ずする約束


そうか・・・・
なのはの守りたいものの半分っていうのは・・・・


「フェイトちゃんとの約束を守りたいから頑張れるんだよ」

なのははずるい
そんな顔されたら考えてたこと忘れちゃうよ・・・


私が守りたい大好きな笑顔

9歳のときに出会ったときと変わらない
私にまっすぐ向けられたその笑顔に私はこう言うしかないんだろうね


     「おかえりなさい。なのは」


249名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:24:40 ID:1+g+Ptfd
離れていても関係ない

いつでも。どこでも。


私の胸の奥にはなのはがいて


なのはの胸の奥には私がいて



      「ただいま。フェイトちゃん」





250名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:26:59 ID:1+g+Ptfd
私は弱い

迷ったり、悩んだり・・・

でもこれだけは胸を張って言える


10年経っても。いや、何年経ってもこの想いは変わらない


そういえばなのはと約束するときは空の下が多いね。


約束の空の下で


在りのままの気持ちを伝えるよ


なのは・・・       


   「      」


そういうと私はなのはと唇を重ねた


終わり
251名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:31:28 ID:3ZrX3gAb
>>250
補完話キタv本編でこんな会話が聞きたかった!!
GJGJご馳走様です!
252名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:41:43 ID:AFRi0JGt
>>250
GJで乙!

>そういえばなのはと約束するときは空の下が多いね。
>約束の空の下で
>在りのままの気持ちを伝えるよ

ここの部分にどうしようもなくキュンときた。
いいものをありがとう。
253名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:49:07 ID:TRz0sGa2
>>250
GJ!
26話はまだ終わってなかったのか……
254名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 00:58:35 ID:nnEy2Plf
>>250
GJ!!!
26話の補完がどんどん投下されてるね。
255名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 01:49:03 ID:EyAX8pxG
スクイズ最終輪で荒れた心を癒されにきました。orz
ヴィータはどこだ・・・。
256250:2007/09/28(金) 02:12:14 ID:1+g+Ptfd
読んでくれた人ありがとう
26話は個人的になのフェイ分が足りないので勝手に補完しました

次はスバティアかなぁ・・・
頑張って妄想してきます
257名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 03:10:13 ID:KHsL3opd
>>250
GJ!
というか26話後というネタがいま書いているものと若干かぶってしまってあわてて修正orz

テレ玉鑑賞後でテンション上がってそのまま書きなぐったんですが書きかけです。
投下しちゃっても良いでしょうか?
無駄に長いですので分けて投下しようと思っております。文才が欲しいなぁ・・・
258名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 03:14:33 ID:lMQwFh5x
>>250
GJです
大怪我事件とかあったからこそ約束の重さが出ていいですね

>>257
投下しちゃいなさいよ

さて、まとめサイトの中の人です
過去ログうpしました
昔のスレを見ていない人はどうぞ
http://wiki.livedoor.jp/nanohayuri/d/%b2%e1%b5%ee%a5%ed%a5%b0%c3%d6%a4%ad%be%ec

yahoo ブリーフケースがいけてないので
アクセスするのがちょっと面倒ですがご容赦を
259After Sts:2007/09/28(金) 03:15:07 ID:KHsL3opd
えー、投下します。フェイなのです。

『 After Sts 』

なのはは教導官として。
フェイトは執務官として。
また、別々の職場へと別れてしまった二人であった。

もちろん、少ない休みをなんとかやりくりして合わせることも二人の間では暗黙の了解だ。
ヴィヴィオと3人でゆっくりまったりしたりお出掛けしたり地球へ里帰りしたり。
お互いの”気持ち”は、もう十年を越えた付き合いのなかで薄々と感じつつも
特に確かめ合うこともなく・・・このままでいいのか、と思いながら忙しい日々を過ごしていた。

そんな生活が続いた数ヶ月のなか、ふとなのはが漏らしたひとこと。
「フェイトちゃんは地上勤務に変えようとか、思ったことない?」
「・・・え?」
巡航任務を終えて3週間ぶりにミッドチルダへ戻ってきたフェイトがなのはの部屋にいるのはいつものことだ。
すでにヴィヴィオは夢の中にいる時間で、久しぶりに会うなのはとは二人きりの時間となった。

急になのはから振られた質問に固まるフェイト。
「たまにしか会えないってヴィヴィオだって寂しがっていたんだよねー」
「あ・・・うん、ごめんね」
「アルフさんやアイナさん、たまにザフィーラさんだってヴィヴィオのことを手伝ってくれてるんだけど
 やっぱりそんなに甘えちゃうのも悪いと思うんだ」
ばつの悪い表情で俯くフェイト。
それに気付いたなのはは、少し声のトーンを上げた。
「いや、その、フェイトちゃんが忙しいのはわかってるよ?ただ、その、ヴィヴィオのため、っていうわけじゃないんだけど
 もうちょっとそばにいて欲しいっていうか、一緒にいる時間を増やして欲しいけどでもこんなことじゃヴィヴィオのママ失格で」
「なのは、ちょ、落ちついて」
一気にまくしたてるなのはに困りつつも軽くたしなめるフェイト。
珍しくなのはが取り乱したことで逆に冷静になることができたようだ。
260After Sts:2007/09/28(金) 03:17:00 ID:KHsL3opd
「なのは・・・どうしたの?らしくないよ」
自分にはちょっと濃い目の日本茶、なのはにはココアを入れて机に置いた。
ココアを一口飲んだなのはがつぶやく。
「本当はヴィヴィオじゃないんだ」

「ん?ごめん、ちょっと聞こえなかった」
ソファに座りかけていたフェイトがそのままの姿勢で聞き直す。

「私なの・・・寂しいのは私」
「なのは?」
「新人たちを訓練していたって、ヴィヴィオの相手を私だけでやるのだって、全然苦痛じゃないよ?
 でも横に・・・一番いて欲しい人が・・・フェイトちゃんがいてくれないのが」

・・・ツー

なのはの目から一筋の雫が流れて、落ちた。

「私には・・・それだけ、が」

「なのはっ!」
すばやくなのはの横に移って抱きしめ、なのはの顔をフェイトの豊かな胸に埋める。
「ごめんね、なのは。私、なのはの優しさに甘えていたんだ」
「フェ、イト・・・ちゃん?」
「私は逃げていたんだ、なのはがずっと、このままで・・・今までのままでいてくれることに安心して。
 私は弱いから、一歩が、踏み出せないから」

涙で溢れた目を上げたなのはが見たものは、同じく涙を溢れさせたフェイトの、笑顔だった。
261After Sts:2007/09/28(金) 03:18:18 ID:KHsL3opd
「ごめんね、もう何度も謝っているけど寂しくさせてしまった私は本当に駄目な子だね・・・」
「そんな・・・フェイトちゃんが謝ることじゃない・・・謝るのはこんなわがままで困らせてる私のほうだし・・・」
「困ってなんかいないよ」
「嘘でしょ?だってそんなに泣いてて!」

ぺち

軽く、しかし優しくなのはの両頬を叩く。
唖然とするなのはに向けられるフェイトの笑顔。

「嬉しいと泣くことだってあるよ。私だって・・・同じ想いだったから。
 そして、これからどうしなきゃいけないかがわかったから」

「「いっしょにいよう、ずっと」」

二人の声は重なり、そして、唇も、重なった。



その夜、なのはとフェイトはお互いの想いを確認し、10年越しの愛とともにひとつとなった。



――――― 一方で。

捕らえられていたナンバーズ・クアットロが独房から脱走したことで、時空管理局は騒然となっていた。
262After Sts:2007/09/28(金) 03:22:51 ID:KHsL3opd

とりあえずは今晩はここまで、と。

情けなくもちょっとかっこいいフェイトを書きたかったんですがなんだか説明不足だorz


ちなみに予定では全体は今回のぶんの4倍くらいになる・・・はずです。
大丈夫か俺、風呂敷たためるか!?
263名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 03:30:35 ID:lMQwFh5x
>>262
乙です

なのはさんがフェイトさんにだけ見せる弱さがGJです
クアットロ脱獄?!

# というか、ナンバーズに仕込んだ博士の種ってどうなったの?
# 公式投げっぱなしだよね
264名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 04:14:19 ID:1Z97QQcU
職人の方々乙。
本編終了してから加速すごいなあ。

>263
スカが別次元の監獄行きになっても発動してないから、
既に全員摘出処置済と思われ。大々的に通信でバラしてるし。
265名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 04:59:48 ID:M0LfgbVR
そういやナンバーズって実は一人も死んでないよね。
266名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 05:02:26 ID:+1t04nXW
>>265
ときどきでいいから声優使い回しじゃない2ばんめもおもいだしてください。。。。
267名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 05:08:39 ID:7M1q/T5E
まとめサイトの中の人も職人も皆乙
268名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 05:08:42 ID:M0LfgbVR
あれ、二番目はアボンしてたのか…てっきり別次元の監獄行きかと思っていたが。
269名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 05:52:16 ID:j6B4USrM
>>269

旦那が手加減する必要がないのでほぼ死んでるかとは思います。
270名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 05:55:07 ID:j6B4USrM
>>268

何自分にやってんだ俺orz
271名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 06:02:29 ID:+1t04nXW
スレ違いですまないが
ttp://up.nm78.com/obj/38119
コレで生きてるとかないっしょ。
272名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 06:07:41 ID:1Z97QQcU
ttp://www.nanoha.com/character/due.html
>まだ見ぬ6〜12の妹たちと出会うのを楽しみにしていたが…。
(´;ω;`)ブワッ
273 ◆34IETlJpS6 :2007/09/28(金) 09:28:43 ID:j6B4USrM
目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
でも、今度はちゃんと見知った自分の家で
わたしは、少しだけ安堵の息を漏らす。朝の8時。
随分と長く眠り込んでしまったらしい。

身を起こそうとすると、左腕にわずかな重みを感じた。
そちらへ目をやると
ヴィヴィオが
ぬいぐるみでも抱き締めるかのように
わたしの腕に抱きついている。
いつもと変わらない朝の光景に、思わず口元が綻ぶ。
「ヴィヴィオはほんと甘えん坊さんだね
ねえ、なのは?」
右手でヴィヴィオの柔らかい髪を撫でながら
そう言って、わたしは振り向くが
そこには・・・誰もいない

そう・・・だよね
なのはは、居ないんだった

「・・・フェイトママ・・・?」
「・・・おはよう、ヴィヴィオ」
窓から入ってくる日の光に反応したのか
目を擦りながら、ヴィヴィオも目を覚ます。
わたしは朝の挨拶を交わすと、枕元に置かれた紙切れを手に取った。
それには昨日エイミィに頼み込んで教えて貰った
お見合いの日時と住所が書き込まれている。

なのはのお見合いは・・・もう明日まで迫っていた。
274 ◆34IETlJpS6 :2007/09/28(金) 10:15:38 ID:j6B4USrM

朝食の準備はアルフがしてくれる。

ハラオウンの家で手伝いをするのも長くなり、この数年でアルフの料理の腕は格段にレベルアップしていた。
あの小さな体で大きいフライパンをまるで手足のように扱うのだ。
昔は目玉焼きくらいしか出来なかったのに
今ではもう、わたしより・・・ずっと上かもしれない。

「「「いただきます」」」
三人の声が唱和して、朝の食卓が始まる。
四人掛けのテーブルに
ヴィヴィオとアルフは揃って座り
わたしの隣は・・・空席だった。
「あ、このミネストローネいつもより美味しいね
何か隠し味でも加えたのかな?」
「あぁ、それはね
豆を煮るときに醤油をちょいと一差し・・・」
「フェイトママ、おしょうゆ〜」
「ああぁぁ
ヴィヴィオ、そんなにかけたら味が台無しになるって〜
フェイトも笑ってないで何とか言っておくれよ〜」

美味しい朝食、楽しい会話
笑顔が飛び交い、日の光は部屋を明るく照らす

でも・・・

それでも

わたしは

何度も隣の空席を見返すことを、止められなかった。
275 ◆34IETlJpS6 :2007/09/28(金) 10:45:02 ID:j6B4USrM
朝食が終わると
アルフを連れて散歩に行くのが此処での日課なんだけれど

「冷蔵庫にほとんど食材が無いんだ
これじゃ今晩の夕食も作れやしない」
と言うアルフの言葉に従い
予定を変更して三人で近所のスーパーへと出掛けることとなった。

アルフは耳と尻尾を隠して、人間の女の子の姿になる。
子犬フォームだと中に入れないし、何より自分の目で食材を見たいから
とのことらしいけど
「何だか、アルフって所帯持ちの奥さんみたいだね」
わたしが何気なくそう言うと
「え・・・な、何いきなり言ってるのさ(/////」
アルフは赤くなって大袈裟に手を振る。
そう言えば、最近無限書庫の方にもよく顔を出しているみたいだけど
もしかしたら、そういうことなのかもしれない

何だか、幸せそうなアルフを喜ばしく思う反面
彼女がわたしの傍から離れていくような気もして
少し寂しさを感じる
でも、それは心の海原に起こるさざ波のようなもので

「フェイトママ〜はやく〜」
元気に玄関から呼ぶヴィヴィオの声を聞くと、頭の中から自然と消えていった。
276 ◆34IETlJpS6 :2007/09/28(金) 11:24:22 ID:j6B4USrM
ヴィヴィオの手を繋ぎながら海鳴の街並みを歩く

もう、春の訪れも近いため
歩道の木々はかすかに芽吹き
花壇には多くの花や蕾があった。

日差しは柔らかく大地を暖め、その光を身に受けながら蝶は空を舞う。

とても・・・穏やかな日常だった。



スーパーへと到着すると、アルフは早足に駆けていき
すぐさま買い物カートを持って戻ってくる。
下に予備の籠を乗せるのも忘れず、準備は完璧だった。
「フェイトママ
おかし・・・買ってもいい?」
わたしのことを見上げながらヴィヴィオが聞いてくる。
「うん
でも、ちゃんと食べたら歯磨きをしないと駄目だよ?」
「は〜い」
「それじゃあ
好きな物を二つまでね」
「フェイト〜
あたしの分は〜?」そんなヴィヴィオに倣ってか
ちゃっかりとアルフもおねだりしてくる。
「アルフも好きな物を二つ、選んできていいよ」
二人はその言葉を聞くと
連れ立ってお菓子売場へと駆けていった。
277名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 12:10:11 ID:i6lp+diI
あなたが…いない
278名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 15:54:41 ID:M0LfgbVR
アルフカワユス
すっかりママなフェイトさんに萌えた
279落ちはまだ未定:2007/09/28(金) 18:02:16 ID:GoKVYe1/
いままで直視は避け続けていた8話前半のなのはとユーノの顔赤らめシーンを
あらためて見てみたらあれは間違いなくなのフェイだった!!

そんなわけで二次会の話の方を先に終わらせろよ、とか言われるのを覚悟で
妄想垂れ流します。
280落ちはまだ未定:2007/09/28(金) 18:03:51 ID:GoKVYe1/
久しぶりに会ったユーノとフェイトはお互いの近況などを話していた。

「そういえばフェイト、なのはとの仲に進展はあった?」
「あぅ…えっと……その///」
途端に耳まで真っ赤になるフェイト。

いままでに無い反応に何があったか理解する。二人の友人として両方から
『私に女としての魅力が足りないからなのはは何もしてこないのかな……』とか
『どうしようユーノ君。フェイトちゃんに一緒にお風呂入ろうって誘われたんだけど
私フェイトちゃんのその、は…///裸なんて見たら自分がどうなるかわかんないよ』とか

こっちの都合お構いなしにしょっちゅう念話で相談されていたので
ついに二人が結ばれたという事は本当に嬉しい。
これで二人が付き合いだす前の平穏な生活が戻って来る。

「そっか、良かったね、フェイト」
「う…うん///ありがとうユーノ」
281落ちはまだ未定:2007/09/28(金) 18:06:28 ID:GoKVYe1/
なんだかお互い照れくさくて話題をを先ほど聞いたジュエルシードの話に戻す。
深刻な話のはずだが、ジュエルシードについて語るフェイトの顔は
昔の事を思い出しているのか穏やかだ。

「ユーノく〜ん。フェイトちゃ〜ん」
なのはが駆けて来る。
フェイトが護衛の交代を頼み、しばし見つめ合いわずかに頬を染める二人。
見ているこっちまで照れてくる。
ヴェロッサが戻ってくるまで、まだしばらくはかかるだろう。

ならば、なのはの惚気話を聞いてあげよう。
そして呆れた様にため息を付いた後に言ってあげるんだ。



「良かったね、なのは。おめでとう」って


終わり
282名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 19:55:21 ID:j6B4USrM
>>279
その発想は無かった

と言うかなのはさんの赤面性は仕様なので俺はあんまり気にしてない

283名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 20:03:31 ID:nnEy2Plf
>>281
GJ!
ユーノ視点は珍しいな。

8話は仕事中に友人に遭った照れみたいなもので、うまく表情がかけてるなと思って、
気にしてなかったけど結構気にしてた人いたのかな。
284名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 20:25:16 ID:AfiLAGyo
>>283
べっ、別に気にしてなんかいないんだからねっ!!
ただなのはが赤くなるのはフェイト関連限定あって欲しいって思っただけなんだからっ!!
285名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 20:38:26 ID:3ZrX3gAb
今、StS見直してるんだけどフェイトは本当なのはにしか頬染めないよなw
最近職人さん増えてきて嬉しい限りだ!!
286名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 20:52:20 ID:j6B4USrM
なんとなく全体に質問

SSを書く上でどの程度の表現までなら許容できるか参考までに。(こういうのダメってのもあれば教えてもらえると

1,レイプネタ(ただしカップリング内限定で)
例:フェイトがなのはを無理矢理

2,残酷ネタ
流血描写、自傷、相手を傷つける

3,当て馬的な男キャラが出て来る

4,特定のキャラが死亡している

5,オリジナルキャラが出て来る

6,主人公がザフィーラ(でも内容は百合)
287名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:00:12 ID:AfiLAGyo
>>284
1.ありだと思うがそこに愛があってほしい
2.戦いでの流血はありだと思うが、それ以外はちょっと苦手……
3.最終的に百合ならよし
4.あり
5.あんまし好きじゃない
6.ありですな。ザフィーラは男キャラの中で別格
288名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:01:32 ID:M0LfgbVR
兄貴主役ktkr
289名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:02:05 ID:AfiLAGyo
↑間違えた。>>286
290名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:11:57 ID:7M1q/T5E
最初に注意書きがあれば全部許容範囲内
291名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:39:17 ID:dZGfiT+V
百合で面白ければそれでおkかと
好みはそれぞれあるだろうが
292名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:56:09 ID:Vx0cMjMd
ですね
特殊っぽいと自覚がある場合は前文にでも注意書きがあればダメな人は飛ばすでしょうし。
293名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 21:57:44 ID:s8RbvhgN
全部おk。
内容がどうであれ投下がないより100倍いい。
職人は、遠慮しないで書きたいものを書いて欲しい。
294名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 22:09:54 ID:RDUAHQks
一つだけ忠告させてもらえば、オリキャラとか出すと大抵痛くなるぞ。と
295After Sts:2007/09/28(金) 22:23:36 ID:KHsL3opd
「なのはママ、フェイトママ、いってきまーす!」

朝となり、魔法学校行きのバスに元気に乗りこむヴィヴィオを見送るなのはとフェイト。
バスが見えなくなるまで手を振って、二人は部屋へ戻った。

「フェイトちゃんは今日は忙しいの?」
「母さんに相談して・・・どこか本局に空きのある部署がないか聞いてみようと思うんだ。
 今回終った事件の後処理とか、シャーリーとティアナに色々頼まないといけないけどそれはそんなに時間はかからないよ」
朝食の後片付けをしているなのはを横目にフェイトは制服に着替えている。
「だから、そんなに遅くはならないかな。早く戻って・・・もうなのはを待たせたりしないよ」
フェイトが振り向くと片付けを終えたなのはがフェイトの鞄を持って待っていた。
「嬉しいよ、フェイトちゃん。はい、これ」
鞄を受け取ったフェイトはなのはに軽く頬に口付けして微笑んだ。
「ありがと。じゃ、いってくるよ、なのは」

フェイトを見送ったなのははというと、これが妻の喜びなのかと照れたりにやけたり。
午後からの教導のみの予定であるため出掛ける時間までは浮かれ放題状態であった。
そして教導中もテンションは持続しており終了時間までは浮かれ砲台状態であった。

残務処理に追われているはずのフェイトはというと、
決意した”覚悟”によって普段ではあるまじきスピードで仕事をこなしていった。
なのはの部屋からのご出勤であることを知っているシャーリーは
「今回のなのはさん効果は異常だ」とフェイトの仕事っぷりを冷静に分析していた。
その横でティアナは普段よりもハイペースで廻ってくる自らへの指示に凡人であることを再確認していた。
296After Sts:2007/09/28(金) 22:26:16 ID:KHsL3opd
一区切りついたところでフェイトはほかの部署が騒がしいことにようやく気が付いた。
執務官室から廊下に出て様子をうかがっていると血相を変えて走っていくギンガの姿を発見したので声を掛ける。
「ちょっと、ギンガどうしたの?なんだかまわりも雰囲気が・・・」
「あ、フェイトさん!お久し振りです!今日は本局だったんですか?
 ・・・って、それどころじゃないんですよー!!JS事件の重要参考人が!クアットロが・・・!」
律儀に敬礼をしたギンガであったが、多少パニックを起こしながらもクアットロ脱獄の事実をフェイトに説明したのであった。

ギンガによれば、クアットロは投獄中にもあろうにどうやったのか監視システムを少しずつハッキングし改竄していたのだという。
ばれないよう微妙に、数ヶ月をかけて仕掛けを作りつつチャンスをうかがっていたのだ。
スカリエッティやほかのナンバーズたちを助けなかったのは何か理由があったのかどうか、
残ったナンバーズを取り調べ中であり真相はまだわからない。
更正中のナンバーズたちを指導していたギンガにも協力要請が入ったので本局に出向いたということだ。

「スカリエッティは?」
「なにも知らない、クアットロが勝手に行動したのだろうと・・・ヴェロッサ査察官が取り調べをしてウソは言ってないって・・・」
「そんな・・・あそこの拘置所から抜け出せるわけが・・・!反応は?戦闘機人反応でサーチすれば!」
「それが、どうやら・・・・・・完全にロストしていて、あの世界にはもういないんじゃないかって見解です・・・」
「別世界に転移したっていうの?!転移ポートまで制御下にされてたってこと???」
「おそらくは、どこかの世界に逃げ出してしまったと思われます」
「なんてことなの!・・・いいわ、捜査に私も加わる。シャーリー、ティアナ!残りはお願い!」
フェイトはハンガーから上着をひっぺがし、ギンガと執務官室を駆け出していった。

「えぇっ!!」「そんなぁ!!ちょっとフェイトさーーん!!」

後方から情けない声が聞こえていたような気がしたが、フェイトは意に介さず歩調を強めたのであった。
(クアットロの目的が・・・聖王のゆりかごは消失しているんだ、一体、なにがあるというの?)
297After Sts:2007/09/28(金) 22:28:05 ID:KHsL3opd
ブリーフィングルームに入ったフェイトの前によく知った顔が並んでいた。
「テスタロッサ」
「フェイトじゃねーか」
「シグナム。それにヴィータまで・・・」
「JS事件の関係者には各人連絡がきた。おそらくは主はやて、騎士カリムにもいっているだろう」
「とりあえずヒマしてたシグナムとか、集まれそうなヤツは集まれってことでよぉ」
「ヒマとはなんだ、ヴィータ!口が過ぎるぞ!」
「大声出すなよシグナム、久しぶりにフェイトに会えて嬉しいだろー?」
「ぬなっ?!ヴィ、ヴィータ!おお、お前なにをたわけたことを・・・//////」
「へーんだ、ユニゾンもしてねぇのに色が変わってきたぜぇ?」
「ヴィーーータぁぁ!そこへ直れぇ!今日こそレヴァンティンの錆に・・・」
「ちょっとシグナム、今はそんなことしている場合じゃないでしょう?それにヴィータも!」
慌ててシグナムとヴィータの間に割って入るフェイト。

「ええぃ、ケンカやめーい!」
フェイトを含めた3人がもみくちゃになりそうなところで、シグナム・ヴィータに見事なツッコミを入れた人物がいた。
「フェイトちゃん、おひさやー。ウチの子たちも久々に会えて喜んでるだけだから堪忍してやってな?」
最後の夜天の王、八神はやてであった。
298After Sts:2007/09/28(金) 22:32:49 ID:KHsL3opd
・・・すみません。今回全然百合要素ありませんねorz

話はまとまりそうなんですが延びそうです。

もちろん、最後は幸せな百合ップルなのフェイで終らせますので気長に読んでいただければ幸いです。

299 ◆34IETlJpS6 :2007/09/28(金) 22:42:21 ID:j6B4USrM
>>290,292

短編なら注意書きですむんだけど
俺は大抵長くなってスレ横断するから聞きたかったんだ(´・ω・`)

>>294
うん、それはわかってる

ただ構想で

なのはさんブラスター副作用で突如倒れる(メガーヌさんみたいな状態に

フェイトさんプレシア化

プロジェクトF
なのは二号H

高町ヴィヴィオとなのは二号Hで物語

とか考えてみたら

なのは二号は一応オリジナル扱いにならざるを得ないかなとか思って聞いてみた。
300名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 22:58:31 ID:9CMW3CGc
>>286
全部ありでいいと思う
だけど最初に注意書きしといた方がいいな
301After Sts ◆nnA2fUI0zk :2007/09/28(金) 23:04:01 ID:KHsL3opd
>>286
1.レイプ「だけ」っていうのは百合的な良さっていうのはないかなぁと思うけど
 その後の展開に必要であればいいと思う。
2.Nice boat.な話は需要ありなのかな・・
 バッドエンドよりはハッピーエンドがやっぱり個人的に読むのも書くのも好き。
3.ありだと思う。公式本編なんて当て馬男キャラばっかりと思えてしまう俺百合脳。
4.あり
5.オリキャラ作れる人は正直うらやましいッス。なんか世界を壊す感じがして出来ないヘタレなんで。
6.ちょっとそのネタいただいて短編で一本書いてみたいと思った。

試験的にトリップをつけてみました。初めてなんでちゃんとついているか心配。
302名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 23:35:42 ID:M0LfgbVR
レズレイプといえば神無月の巫女だなぁ…
303名無しさん@秘密の花園:2007/09/28(金) 23:36:54 ID:4K1Mnj20
Agonyはフェイトソングに聞こえてくる
304名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:23:01 ID:8zI9xctK
投下されてないみたいだからちょっと質問をさせてくれ
今数の子で百合を書いてるんだがちょっとエチなシーンがあるんだ
だからナンバーズスレもあるんだがこっちに投下してもいいだろうか?
まだ完成してないけど近日中には投下予定
305名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:23:38 ID:L9qGkcFU
おうけい
306名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:29:08 ID:8zI9xctK
返答はえええっ
ありがとう
完成に向けて頑張るぜ
307名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:33:07 ID:XiQKs/QG
電波受信してなのは×ヴィヴィオ(大)書いたんで投下させてください
初めて書いたんで見苦しいトコ多々あると思いますが見逃して下さい
ちなみになのはが異様に子供っぽくなってますが
あまり気にしないでいただけるとありがたいです
308なのは×ヴィヴィオ(1):2007/09/29(土) 01:35:35 ID:XiQKs/QG
「…ヴィヴィオ…?」
仕事帰りの私をいつもの様に出迎えたのは確かに愛娘ヴィヴィオなのだけど…
その・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで大きくなってるの?
「ママ?」
そう、そこには聖王姿のヴィヴィオがいた。
といっても、あの時のようにBJを身に纏っているわけではなく
羽織っているのはYシャツ一枚、髪も降ろしたままの姿だけど。
「ママお帰りなさい!」
とそんなこと当の本人はお構い無しにいつもの様に勢いよく飛び付かれた。
「うわぁっ」
自分と同じ位の体型の重みに思わずよろめきながらもなんとか受け止める。
そこで、ある一点に視線が釘付けになる。
体が成長すれば当然それに伴い大きくなるわけで
なんというかその、丸見え。
「////ちょっと、ヴィヴィオ前開いてる!!!見えてる」
極度の焦りにより、思わず叫ぶように上ずった声を上げてしまう。
しかし、当の本人ときたら思い切りきょとんとし
「え?あっ本当だ」
なんて、なんの悪そぶりもなくボタンをしめ始める。
そんな我が愛娘の様子を見てこんなとこだけ、フェイトちゃんに似ちゃったのかな?
と自分の教育力に少し自信を無くし、落ち込んだところでやっと本題を切り出す。
309なのは×ヴィヴィオ(2):2007/09/29(土) 01:36:31 ID:XiQKs/QG
「どうしたの、その姿?」
「お昼寝して起きたらこうなってたの」
単刀直入に切り返される。
・・・・・・・・・えーと
「なのはママ?」
落ち着いて!ここで私の不安な様子を見たらヴィヴィオまで不安になっちゃう。
とりあえず、今までの動向から記憶は5歳の時のままみたいだし
つまり逆コry
「ねぇ、ヴィヴィオ今日なんか変わったことあった?」
半分パニック状態の思考を沈め、冷静を装って出来るだけ優しく問いかける。
「変わったこと?えーとね・・・・・うぅ〜んと・・・・・・・あっ!」
まさか、昨日シャマルさんに貰った怪しげな風邪薬の副作用?
でも、実験済で特に副作用はないって言ってたし、
でもヴィヴィオは普通の子と少し違うから・・・・・・・
なんて、一人で勝手な憶測を巡らせていたが真実は
「ピ―マン食べた」
310なのは×ヴィヴィオ(3):2007/09/29(土) 01:37:12 ID:XiQKs/QG
…・・・・・・・・・・・・・・・・・ピーマン!?
「なんかね…お昼に頑張ってピーマン全部食べたらその後、体が熱くなって…お昼寝して起きたら」
大きくなっていたと。
・・・・・・・・・・どうしよう
こういうことは出来るだけ早く対処したほうがいいのは分かっているのだけど
かといってこの姿のヴィヴィオを連れ出すわけにも行かないし
この姿のヴィヴィオを知っているのはここでは私だけだし
はぁ〜本格的に頭痛くなってきた・・・・・・・・・
後でシャマルさんの所へ行こう。
疲れが一気に押し寄せてきて気の抜けた溜息を吐き、ベットに腰を下ろす。
ふと、顔を上げるとヴィヴィオと視線が交わりやっと築いた。
いつもなら、私がベットに腰かけてもヴィヴィオの視線が私より上になることはない
けれど、この姿だと視線が逆転してなんだか複雑
10年後、ヴィヴィオもこんな風大きくなるのかな?
いつか、私の背を追い越して、自分の夢を見つけて
その時、私はまだ彼女の傍にいられるのだろうか?
隣で成長を見守ることができるのだろうか?
311なのは×ヴィヴィオ(4):2007/09/29(土) 01:38:01 ID:XiQKs/QG
「ママどうしたの?」
いけない、いけない顔に出てしまったのだろうか。
子供は、些細な表情の変化にも敏感だと言うから。
「ママ疲れてる?」
心配させまいと、精一杯笑顔を作る。
「そんなことないよ。大丈夫ってわぁ!!」
不意に膝裏と背中に腕を回されヴィヴィオにいきなり抱き上げられた。
「ママ、軽いね」
「///ヴィヴィオ!?」
「もう、嘘ついたらダメだよ?ママすぐ無理しちゃうんだから。分かった?」
成長しても変わらないつぶらな瞳が私の瞳を除き込んでメッと言う。
なんだか、納得がいかないがそんな風に可愛らしく言われ思わず反射的に
「ハイ・・・・・・・・・!///」
としょうもない返事をしてしまう。
そんな様子に満足したのか
「よく出来ました♪」
ニコニコ笑顔を浮かべるヴィヴィオを見て、これでもいいかな?と一瞬考えそうになるが
ふと我に返り、今の自分の状況を再把握し恥ずかしくて居た堪れなくなり抵抗を試みるが
「もう、びぃ////ヴィヴィオ降ろしてってば」
312なのは×ヴィヴィオ(5):2007/09/29(土) 01:38:38 ID:XiQKs/QG
思わず動揺で声が裏返る。
そんな私の慌てる様子を見て
「ママ照れてる?かわいいv」
なんて満面の笑みを返されるものだがら
「///うぅぅ」
音を立てて、自分の顔が熱くなるのが分かった。
・・・・・・なんで娘相手にこんなマヌケなことに、情けない・・・・・・・・うぅ
「ママ、林檎見たいに真っ赤」
「もっもう、大人をからかわないの///」
強がってみても今のこの状態では説得力の欠片も無いわけで
当の本人はただ笑顔を浮かべるだけで
これじゃあ、どっちが子供だか分からない。
なんだか立場が逆転したみたいで凄く恥ずかしい。
313なのは×ヴィヴィオ(6):2007/09/29(土) 01:39:10 ID:XiQKs/QG
「あのね!疲れてる時は寝るのが一番だよ!」
閃いたとでも言うように、私を抱いたままベットへ向かい
そっと私を降ろし、嬉しそうに隣に寝転ぶ。
これはその・・・・・・・・視線を横へ映すと目がバッチリあい
ニカっと笑い得意げに
「平気だよ。ヴィヴィオも一緒に寝てあげるから♪ね。寂しくないよ」
はぁ〜・・・・・・・・・・・///本当に誰に似たんだろう?
思い当たる節があるような無いような
フェイトちゃんに甘やかしすぎなんて偉そうなこと言ってるけど
こうやって、言いなりになってしまっていること事体
結局、自分もなんだかんだでヴィヴィオには甘いのかもしれない
そんな事をぼんやり考えていたら、やがて躰を包む疲れが心地良いまどろみへと変えてゆき、
私はは眠りの中へ落ちていった。
314なのは×ヴィヴィオ(7)ヴィヴィオ視点:2007/09/29(土) 01:39:55 ID:XiQKs/QG
「なのはママ・・・・・・・・・・なのはさん」
「…・・・・・・」
愛しい人は目の前で天使のように無邪気な表情で静かに寝息を立てている。
さっきの慌てっぷりときたら
クスっ。
先ほどの百面相を思い出し、思わず笑みが零れる。
本当にあの私を助けに来た凛々しい彼女なのかと思わず疑いたくなる。
意外と、子供っぽいんだな〜
あんな可愛い彼女を拝めるなら、子供の振りをするのも悪くないなと思った。

この人が全て与えてくれた。
頭を撫で、包み込むように回された腕に安心感を覚えたのは初めてのことだった。
声と言葉と、温もり、暖かい笑顔を向けてくれたのも、優しく抱きしめてくれたのも。
なにかもが初めてのことばかりだった。
だから、戸惑いながらもだたひたすら縋るように彼女にしがみ付いた。
助けを求めた。
そう、あの時も。
315なのは×ヴィヴィオ(8)ヴィヴィオ視点:2007/09/29(土) 01:41:06 ID:XiQKs/QG
そして、この姿に再び戻って嫌でも気付かされた。
あの時、私を助けてくれたこの人は強くて、大きくて、
でも、実際はこんなに小さくて細くて、ガラスのように繊細で今にも壊れてしまいそう・・・・・・・
時々見せる悲しそうな表情が、なにかを悟ったような儚い笑顔が
いつか、この瞳の蒼のような空に溶けてしまいそうで、消えてしまいそうで
だから、この美しい人を守りたい。

「ねぇ?ずっとこのままの姿だったら貴方は私のことを一人の…」
喉まで出かかった言葉を、辛うじて飲み込んだ。
そっと、頬に触れると彼女の蒼穹の瞳が薄っすらと開かれた。
「んっ・・・・・・…ヴィヴィオ?どうしたの?」
「なんでもないよ」
そうと優しく溢し、優しく細めると再び眠り落ちてしまった。
私の世界が輝くのは貴方のおかげです。
「…大好きだよ、なのはさん。フェイトママに渡したくないくらい」
胸が痛い。
これは敵わぬ思いなのかもしれない。
でも・・・・・・・・・・・・・・・私は、貴方を
できれば笑って、できれば自分に嘘をつかないで。
今はまだ、傍にいられるだけでいい。
静かに燃える思いを胸に秘め、隣にいる眠り姫にそっと口付けを一つ落とした。
316名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:43:21 ID:XiQKs/QG
以上です。
この後、フェイトそんが帰ってきて修羅場になってな話を書こうとしましたが
綺麗に収まる気配が無いんで自重しときます。
失礼しました<(_ _)><(_ _)><(_ _)>
317名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 01:52:47 ID:8zI9xctK
>>316
GJ
途中ヴィヴィオ黒いなとか思ったけど(子どものフリ)
なのはさん好きなんだっていうのがよく分かった
あえてなのはさんって呼ぶのがいいね
318名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 02:24:47 ID:FpDFub60
>>316
最高なんだが…。なのヴィヴィいいな。目覚めちゃったじゃないか。
なのはが可愛すぎる。
個人的には「なのはさん」って呼んだのは好きだな。分別ぽくて。ちがうんだよって。
GJでした!!
319名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 03:43:00 ID:3mwT7xs6
ヴィヴィオがなのはに…あまりにも良すぎる
そしてなのはが可愛い、これはもっと良過ぎる!!

GJでした!!
320名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 03:50:50 ID:AryorI86
>>316
GJ!
他の人もいっているが、「なのはさん」って呼ぶのが切なさを倍増させて良い。
ヴィヴィオが白(子ども)と黒(大人)を使い分けて周囲の人と接するのに萌える自分は異端ですか。

異端ついでにシグナム×アギトっぽいのを投下させていただきます。
321名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 03:51:20 ID:AryorI86
「アギト、ここにいたのか」
「・・・シグナム」
「どうした、何かあったのか?」
「別に・・・大したことじゃない」
「私でよければ話を聞くぞ?」
「・・・・・・・・・・・」
「言いたくなければ、無理には聞かないがな」
「・・・・・・・この花」
「ん? ああ、綺麗に咲いているな」
「この花、旦那が好きだったんだ」
「・・・」
「小さくて、今すぐにでも風に飛ばされてしまいそうな花だけど、
 だからこそ命をつくして懸命に咲いているところが美しいって」
「そうだな・・・なんであろうと、己の使命を果たそうとしている姿は何物にも耐えがたく、素晴らしい」
「うん・・・」
「・・・ふむ」
「あっ、シグナム!? 何してんだよ!」
「なに、これだけ咲いているのだ。少し失敬しても問題ないだろう?」
「そうかもしんないけど・・・」
「では行くぞ」
「行く? どこに?」
「決まっている、騎士ゼストの墓だ。ここのところ忙しくて中々行けなかったしな。
 お前もいつも私といるのだから、暫く行ってないだろう?」
「・・・いいの?」
「いいも悪いもなかろう」
「だって、敵だったから・・・」
「そんなことで悩んでいたのか」
「そ、そんなことで悪かったな」
「お前が前マスターに会いに行くことと、そのマスターに今のマスターの私が挨拶をしにいくことの何が悪い」
「あ・・・」
322名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 03:53:57 ID:AryorI86
「納得したのなら行くぞ」
「・・・シグナム」
「なんだ?」
「・・・・・・・・ありがと」

言葉に微笑で返すと、シグナムは背を向けて歩き出す。
その背を追いながら、アギトは心の中で思う。
ゼストが命を賭して自分を預けた相手は、間違いなくゼストの眼鏡に適う相手であることを。
そのことが誇らしく、同時にアギトには嬉しい。

「まあ、本当はアタシが旦那旦那っていってるとシグナムが嫉妬するかと思って行かなかっただけなんだけどな」
「なっ・・・私はそんなことでは嫉妬などせん」
「じゃあ、違うことでは嫉妬するんだ?」
「こ、言葉のあやだ!忘れろ!」

アギトは願い、誓う。
この仕えるべき騎士を死なせはしないと。
必ず勝利し、どの戦場からも生還させると。
自分を必要としてくれるこの人の為に。

「シグナム」
「なんだっ」
「やっぱり、ありがとな!」

シグナム振り返って見た、アギトの顔は。
かつてゼストが好きだといった花よりも数倍ゼストが好きだった、特上の笑顔だった。
323名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 03:57:16 ID:AryorI86
以上です。
アギトが段々とシグナムを信頼して好意が愛に変わっていけばいい。
テスタロッサに気をとられるシグナムにムッとして何故かユニゾンできなくなってシグナムが慌てればいい。
なんだかんだでお互いがお互いを必要としてそれが当たり前になってしまえばいい!

それにしてもフェイなののエロが書き終わらない・・・。
324名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 04:02:10 ID:3mwT7xs6
>>323
GJでした
シグナムが良い雰囲気出てますね、良いと思います

そして、フェイなのを待ってますぜ
325名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 08:36:28 ID:Qvdhjv8N
>>272
ドゥーエの設定に全俺が泣いた

ということで20.5話ドゥーエねえ独白編

私の幼い頃の記憶はない
私たち戦闘機人はカプセルで成人までに一気に成長し
必要な技術も習うのではなく書き込まれる
だから懐かしい記憶というものはほとんどない

だが、そんな私でもウーノ姉さまや
同時期に作られたトーレ、クアットロ、
チンクの妹たちの記憶残っている
ドクターのラボで調整、試験、演習を
妹たちと繰り返した日々は今でも鮮明に覚えている

ある日ドクターに質問したことがある

『ドクターの任務を最優先に実行するようプログラムされた私ですが
それと同じように妹たちを守りたいという気持ちをどうすればいいでしょうか?』

それに対してドクターの答えは簡潔なものだった

『そんなもの感情をプログラムした覚えはない、勝手にしろ』

だから今でも勝手にしている
ウーノ姉様から伝えられる指令はドクターの作成成功確立をあげるためのものだが
聖骸布の取得任務を達成して管理局潜入に移ってからは
私の判断で妹たちができる限り傷つかず無事に帰還できるよう暗躍している
326名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 08:36:49 ID:Qvdhjv8N
そういえば、いつの間にか私の妹が増えたらしい
ウーノ姉様からのやり取りには一切その事は触れられていない
当然だ、頻繁に連絡を取り合っているとはいえ
管理局が血眼になっているドクターのラボとその管理局内部の通信
何重もの暗号化をかける文章に私情を挟む余裕なぞ一切ない

だが、脳みそへの報告内容の中に長距離砲撃や地中潜行を行う戦闘機人たちが出現し
レリックの強奪と少女の誘拐を謀ったという文章によって知ることとなった
…残念ながらその作戦は機動六課の妨害にあい失敗したとも書かれていたのだが…

すぐにでも新しい妹たちに会いに行きたい
しかし私の長期潜入任務がそれを許さない

あぁ、新しい私の妹たちはどんな顔をしているのだろう?
ウーノ姉様は長女としてまとめきれているだろうか?
トーレはあの性格だ妹たちに厳しく当たっていないだろうか?
クアットロはちょっと意地悪さんだから妹たちを困らせていないだろうか?
チンクは今まで末妹だったのがちゃんとお姉さんできているだろうか?

ウーノ姉様と10人のかわいい妹たちは管理局襲撃そしてゆりかご機動に成功した

一方私もドクターにとって無価値となった脳みそはもう始末した
あとは地上本部にてレジアスとゼストを始末すれば
この長期任務から開放され新たなる家ゆりかごで妹たちと会える

そうこれが最後の任務

終わりです
327名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 09:24:50 ID:xzCd+iea
>>316
GJ!!お前のせいでヴィヴィ×なのはさんに目覚めてしまったじゃないかww
あえて「なのはさん」とわけるのがまた…分かってらっしゃる。

>>323
GJ!!シグナム×アギトもいいなww
この二人の後日談は本編でじっくり見たかったんだがチラッとしか映らなかった
んで消化不良だったんだ。

>>326
ドゥーエ好きの全俺が号泣した。
出番もなくアッサリ逝ってしまってあの設定。鬼畜スタッフめ。゚(゚ノД`゚)゚。
328名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 10:37:30 ID:IFwoMRDo
シグナム姐さんのたらしっぷりが上がったのは
最近テスタロッサにかまってもらえなくて寂しいからだろうか
329名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 10:50:25 ID:FpDFub60
なのはさんは、ヴィータやティアナ、スバルにキャロ、はやてにリイン、海鳴にいたころはアリサとすずか…
手をだし放題なのに、フェイトはなのは一筋というのが萌える。
330名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 10:56:14 ID:aJ2RoIYQ
3巻の声優座談会ワロタよ
331名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 12:07:47 ID:qAtd82AI
そう、フェイトはなのは一筋
なのはが誰を好きだろうと、なのはのことを愛してるフェイトがいいんだ!
332名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 12:49:22 ID:BspuAWmD
俺はなのはさんの方こそ、最初からフェイトさん一筋だと思ってる派

一期4話で一目惚れして以来ずっと
333落ちはまだ未定:2007/09/29(土) 13:56:16 ID:XWayr7OQ
最近掲示板の回転の速さに付いていけない、1日で30……っておいっ!!
どんだけ百合好きなんだよw

そんなわけで間が開きまくってすまない。
二次会話の続き、行きます!!
334落ちはまだ未定:2007/09/29(土) 13:58:52 ID:XWayr7OQ
あぁ、さっきこの場でって言ってたしね。そりゃあベッドくらいはあった方が…って
「えっ!?ちょっちょっと本気で言ってるんですかなのはさん!?って、こらっ待ちなさいスバル」
必死に止める私を怪訝そうな顔で見てくる二人。

今のこの二人に常識なんて言ってもきっと通じない。
なんとかして私が止めないと、六課最後の思い出にモザイクがかかることになる。
そんな年齢指定ものを見せられたら、次の職場でどうしろというのだ。
六課のみんなの為にも、私の明るい未来のためにも

それだけは……それだけは何としてでも阻止しなければ!!

そう、ここは戦場だ。一つの判断ミスも許されない。
最悪の結末を回避するために何パターンもの対応の中から最良の答えをはじき出す。
思考する事コンマ2秒。これもなのはさんの教導の賜物だ。
そして思いついた解決策を即座に実行する。
(八神部隊長!!大至急こちらに来てください)
念話でこの会場のどこかにいる八神部隊長に話しかける。

(んぉ、ティアナか?あはは、今日からもう部隊長ちゃうで?)
(そんな事言ってる場合じゃないんですっ)
私は手短に大まかな状況を伝えた。
(あ〜、なるほどな。すぐ行くから二人の足止め頼んでええか?)
(はいっ)

「は〜……」
これで大丈夫だ。優秀な指揮官のはやてさんならきっと、この状況も打破してくれる。
だから、私はそれまでどんな手段を使ってでも二人をこの場に引き止めるんだ。
335落ちはまだ未定:2007/09/29(土) 14:03:19 ID:XWayr7OQ
「私は本気だけど何か問題でもあるかな?」
お願いですなのはさん、そんな事を今まで見た事がないほど素敵な笑顔で言わないでください。
それになにより、自分は間違って無いと思っている人を説得するのは難しい。
ならば…

「もっといい案があるので、私の話を聞いてからフェイトさんを呼んだ方が良いと思いまして…」
そう、相手に合わせたふりをしつつ、別のえさで釣ればいい。
「きっとフェイトさんもすごい喜んでくれると思「いい案って何!?」

予想通りすごい勢いで食い付いて来るなのはさん。
「知りたいですか?でも、こんな事なのはさんに話しちゃって良いのかなぁ……」
不自然にならない様に話を引き伸ばす。
そもそもいい案なんて無いのだから説明のしようも無い。
「とにかく話して!!フェイトちゃんが喜んでくれるんだったら、私なんだってするんだからっ」
有り余る愛が痛い。なんだか騙してる自分がすごい悪者になった気分だ。

あ、あれは…
歩いてくるはやてさんを見つけてほっと胸をなで下ろそうとしたその時
私ははやてさんが連れ添っている相手に気付き息をのんだ。
336落ちはまだ未定:2007/09/29(土) 14:23:19 ID:XWayr7OQ
はやてさんの隣りにいる人
それは私が今この場から最も遠ざけたい人物

フェイト・T・ハラオウン執務官その人であった。

(はやてさん!?なっ、なんでフェイトさんまで連れて来てるんですかぁぁぁぁ!!)
念話で思いっきり絶叫する。
まさか、まさかはやてさんも酔って冷静な判断ができなくなってるとかそんなオチ!?
(おっ、足止めおおきになー。まぁこっちにも色々考えがあるんよ。
大丈夫やからティアナは安心して見ときー)

しかし、答える声は明らかに素面のそれである。
だがそんなのん気に言われても安心なんて出来るはずが無い。
今のなのはさんは猛獣だ、フェイトさんというエサを見つけたら飛びかかるに違いない。
そんな私の苦悩はよそに、はやてさんは手を振りながら近づいてくる。

「なのはちゃ〜ん、調子はどうや〜?」
もう何が起こってもすべてはやてさんの責任だ、私には関係ないんだ。


横を向くなのはさんがスローモーションに見える。

そしてなのはさんの視線がフェイトさんに固定される。

すごい勢いで立ち上がりフェイトさんに駆け寄るなのはさん。

満面の笑みでフェイトさんの肩に手をかけるなのはさん。

もうフェイトさんが押し倒される未来しか見えない。絶望が私を覆いつくす。
337名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 14:39:11 ID:LtabpJ4i
(・∀・)wktk!!
338名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 16:05:57 ID:bb6QQtSH
wkwk

来るたびにSSが更新されてて嬉しい!
339名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 16:18:24 ID:FxzweZMN
>>332
同意すぎて困る
340名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 16:53:27 ID:7ZIlEBbJ
>>299
その構想のやつ、ぜひ書いてください。
超読みたい。
341名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 16:56:45 ID:fqDVFDR7
>>333
都築wktk!

やっぱ一期はなのはさん→フェイトだよな
一期11話12話から二期はなのはさん→→←←フェイトな感じ

そして現在
なのはさん→→←←←←←フェイト
342名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 18:04:38 ID:uDCYR8ET
>>299
フェイトだけでプロジェクトFは難しいだろうから、
クアットロかスカリエッティを脱獄させて協力を得る→管理局敵対かな?
友人を敵に回し、自分と同じ存在を生み出すフェイトとかも読んでみたいね。

>>326
こういう話も良いね。
しかしドゥーエはやはり不遇だなぁ。

>336
続きが気になる。果たしてティアナの想像通りの未来になるのかな?
343名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 19:22:07 ID:SF2Yjdr7
>>299
私もその構想のSS読みたいです。
ヤンデレっぽいフェイトとかやっぱいいな。

>>336
続きキター
GJです、何気に待ってました。
344名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 19:48:36 ID:ZhTmBfPt
一期・二期では
な「フェイトちゃん・・・やさしくしてあげるね・・・」
というイメージだったのが
二期と三期の間に逆転して
三期では
な「フェイトちゃん・・・やめてぇ・・・」(実は満更でもない)
っていうイメージ。
345単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 20:12:38 ID:BspuAWmD
筆休めに短いのを


「わたしは・・・それでも、わたしだけのために
なのはに、わたしの傍に居て欲しいんだ!」
そう言い切ると、わたしは踵を返し部屋の入り口へと向かう。
なのはは、唐突なわたしの告白に戸惑っている様子だったが
とにかく引き留めようと席を立ち上がり、口を開く
「待ってるから・・・あの場所で」
でも、その口から言葉が紡がれるより早く
わたしは、そう最後に一言だけ告げて
扉を閉めた。
なのはは、それ以上追いかけては来なかった。


なのはは優しい
誰にでも優しい
誰にでもあの笑顔を、愛情を向け
誰のことをも救おうとする
わたしには、それが辛かった

でも、それでも
わたしだけがなのはの特別なんだと思っていたから、耐えられた
なのはの泣き顔も、少し甘えるような態度も
わたしだけの物だったから

でも、ヴィヴィオが現れて
そのわずかな自信も脆く崩れ去る

特別なのは、わたしだけじゃなくなってしまったから・・・
そう、わたしは
ヴィヴィオに嫉妬していたんだ
346名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 20:14:22 ID:57xdW2h2
一期→なのはさんがフェイトさんを引っ掛ける。

二期→なんだかんだで絆を深める。

三期→どう見ても夫婦です。本当に(ry
347単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 20:23:42 ID:BspuAWmD
だから、なのはに迫った

わたしかヴィヴィオか、どちらかを選んで欲しい

って

幼稚な独占欲、そんな事はわかっている
でも、それでも

誰に見損なわれようと、蔑まれようと、罵られようと

わたしは、あの青い瞳に

わたしの姿だけを映して欲しかった

初めて出会ったあの時のように

わたしを救うため、手を伸ばしてくれたあの時のように

約束を、交わしたあの日のように

わたしだけを、見つめて欲しかった。

海鳴臨海公園

この約束の場所で、わたしはなのはを・・・待っていた。
348単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 20:46:26 ID:BspuAWmD
1時間が過ぎ

2時間が過ぎ

3時間

4時間

5時間が過ぎる

陽は落ち、辺りは暗闇に飲み込まれ始め
街灯には光が点り、ぼんやりと公園内を照らし始めても
なのはは、姿を見せなかった。

「・・・雨、かな」僅かに肌に水滴が落ちたのに気付き
空を見上げる

空には・・・ただ一つの星も、見えなかった。

厚い雨雲が、月の光さえも隠し空を蹂躙する。
程なくして、僅かに感じていた雨粒は小雨になり、やがて大雨となって大地に降り注ぐ。

わたしは、それでも一歩も動かずにそこに立っていた。

時計は夜の12時を指し示す

雨は・・・どんどんその強さを増し
わたしの服を濡れ鼠にしていく


それでも、なのはが姿を現すことは・・・無かった。
349名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 21:01:31 ID:Qvdhjv8N
>>346
えっ?二期のフェイト登場シーンって

「仲間か?」
「嫁だ」

じゃなかったっけ?
350単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 21:09:36 ID:BspuAWmD

「フェイト、大丈夫?」
気付くと、目の前には心配そうにするリンディ母さんの顔があった。

朝方になっても帰ってこないわたしを心配に思って、あちこち駆け回った後
公園で倒れているのを見つけて、大急ぎで家まで運んだのだ
と言う母さんの説明を聞いて
わたしは理解した。
なのはは、来てはくれなかったのだと

わたしは、選んで貰えなかったのだと

大粒の涙が瞳から流れ始める
「フェイト・・・どうしたの・・・何処か痛むの?!」
母さんはあたふたと慌てるけれど

体は何処も痛くなかった

ただ、心だけが・・・今にも死んでしまいそうなくらいに、痛かった

プレシア母さんに捨てられた時
理想の夢の世界を捨てた時

そのどちらの時に感じた痛みよりも、遥かに
「母さん・・・母さん・・・」
わたしは、ただ縋って泣いた。リンディ母さんの胸の中で


そうでもしなければ・・・この痛みに、押し潰されてしまいそうだった
351名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 21:12:03 ID:fqDVFDR7
>>349
なにいってんの?

「仲間か?」
「妻です///」

だろ
352名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 21:13:51 ID:ZQsywwIK
>>349
それAsなのじゃw
353単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 21:34:04 ID:BspuAWmD
数年後

わたしは提督となり、艦隊を任せられる身となった。

あの日以来、なのはと顔を合わせることは一度も無い。

初めの内は、何度かなのはの方から連絡をつけようとしていたらしいのだけれど
わたしは艦隊勤務に進んで志願し、休みは自ら返上、そんな風に時間を忙殺して
本局からも距離を置き、無視し続けていた。
最初の年は数十回に渡った連絡も

二年目には半分になり

三年目の末以来
今はもう、途絶えたままになっている

仕事一筋で、趣味もなく、浮いた噂の一つもない
そんな風に働くわたしは、同期の中でも変人扱いされていたが
その分出世する速度も桁違いに早くなった。
既に役職ではクロノを追い抜き、将来の最年少執務官長になるだろうとも期待されている。

そんなわたしにも

毎年1日だけ
どんな任務があっても休暇を取り続けている日があった。


あの日、約束したあの場所で

わたしはまだ、待ち続けていた・・・
354名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 21:47:08 ID:SF2Yjdr7
>>353
やばい、ほろりときた。
やっぱ切ない話はいいわ。
355単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 21:56:32 ID:BspuAWmD


15年後

わたしは、その日も毎年と変わらず
海鳴臨海公園に居た。
仕事はいつものように執務官長補佐のティアナとシャーリーに任せてきたので問題はなし

前線から退いて、もう結構な時が経っているため
近年は一日中立っているのは辛くなって、近くのベンチに腰掛けながら
静かに海を見つめている。

最初にこの場所を訪れたのは、もう25年も前のこと
それから10年後、毎年訪れるようになり
今年で連続15回目になる

今はもう、未練があるのか惰性で続けているのか
良くわからなかった
でも、きっとわたしは
最期までここに来続ける

それだけは・・・はっきりとわかっていた
356名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 21:59:46 ID:2tmhbA7v
うぅう…なのフェイはイチャイチャしてないとやだってのが俺の中にはあるなぁ…

俺の中のなのはさんは
なのは→ヴィヴィオ(娘みたいにしか思ってない感じだし…
357名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:01:24 ID:hMNWFgpy
あそこで終わったのかと思ってしまった
いい話ダナー残りもガンバ
358名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:20:08 ID:qULS4I0Q
せつねえぇ、せつなすぎるよぉ…

しかし15年も経っているとなるとヴィヴィオの成長っぷりが気になるw
359名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:24:49 ID:1YfrlNos
てか15年も経てばなのはやフェイトはおば(ry
360単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 22:28:19 ID:BspuAWmD
少し・・・眠ってしまったようだった。
陽はちょうど西へと沈もうとしており、辺りは一面赤く染めあげられていた。

でも、その中にポツンと小さな青が見える
「ちょっと・・・待たせちゃったかな」
綺麗な、深い青色はわたしへ向けて言葉を紡ぐ
「ううん、全然待ってないよ」
「でも、フェイトちゃん
そんな風にしてたらおばあちゃんみたいだよ?」
「・・・なのはが待たせるから、こうなっちゃったんだよ」
格好つけて言った言葉を撤回し、意地悪な言葉には意地悪な言葉を返す。
「うん・・・ごめんね」
なのはの服は、昔と変わらない教導隊の制服だった。
でも・・・今はもう、階級章や所属を示すマーク等が全て取り払われている。
なのはの青い瞳は、夕焼けの赤に染まる世界の中で
ただ、わたしだけを見つめていた。

沈む夕陽が最後の輝きのひとかけらを残す中で

二つの影は

自然と

一つになった



わたしだけの、あなたに

あなただけの・・・わたしに
361名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:29:39 ID:MD50vuw2
なんかヴィヴィオもかわいそうな気がw
つか、ヴィヴィオにはフェイトも必要だと思う
362 ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 22:39:32 ID:BspuAWmD
おしまい


ヴィヴィオが5歳とかいう話だったので
こうなりました

本当はもう少しスペースで間をつけたかったんですけど
改行制限がすげー辛いorz

まとめサイトに行ってからちょっと手直しかけるかもです。
363名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:42:02 ID:ZQsywwIK
お疲れ様でしたー

そして空気も需要も読まずに投下
むしろ書き逃げ上等のノリで
アリシア×フェイト・・・?



「フェイトー、朝だよー」
ゆさゆさと私の体を揺らす。
早く起きようと急かすその声に目を覚ますと、目の前にある笑顔へと声をかける。
「おはよう、アルフ」
「おはようフェイトー」
目の前にあるのはアルフの笑顔、人懐っこい、その表情に私も笑みを漏らす。
すると、そのすぐ隣にある笑顔が私へと話しかけてくる。
「おはようフェイトっ」
「あ、おはようアリシア」
アルフの隣で微笑むのは大好きな姉さん。
私より小さな、私の大好きな姉さん、アリシアの笑顔だ。
早く食堂へ行こうと急かす二人を待たせて着替えをする。
その時、なぜか頭の隅に小さな疑問が浮かんだのだけど、それは小さすぎてなんだかわからなかったから、
だから、私は着替えを済ませると部屋を後にした。
364名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:43:09 ID:ZQsywwIK
「今日は3人とも随分早起きですね」
廊下で出くわしたリニスがそう驚きの声を上げる。
きっと私たちの部屋に起こしに行く途中だったのだろう。
「へへっ、私たちだってやればできるんだよ、ねー」
「ねー」
自慢げなアリシアの声にアルフが相槌を打つ。
「毎日続いてくれるのなら私も助かるのですけどね、さあ早く食事にしましょう」
そんなリニスの言葉に押されるように食堂へと入れば、すでに母さんがテーブルについて待っていた。
私の、大好きな母さん。
プレシア・テスタロッサ。
私、フェイトとアリシアのお母さん。
「あら、今日は早起き出来たのね」
そう母さんが笑顔を向ける。
嬉しそうに報告をするアリシアの髪を優しく撫でる。
そして、私に素敵な笑顔を向けてくれる。
いつもの、母さんだ。
それなのに、どうして今日は、その母さんの笑顔が、胸に痛いんだろう。
「フェイト、どうしたのですか?」
席に着かずにぼうとしていた私にリニスが心配そうに声をかける。
うん、なんでもないんだ、そう応えると私は慌てて椅子へと腰を下ろす。
手を合わせ、頂きますのお祈りをする、いつもの朝の風景。
上品に切り分けながらそれを口へと運ぶ母さん。
ぎゅっと押さえつけるとナイフとフォークで料理と格闘中のアリシア。
ほとんど手掴みで端から口中へと料理を放り込むアルフ。
そんな光景を楽しそうに眺めながら、給仕に徹しテーブルの状況にあわせテキパキと取り仕切るリニス。
本当に、いつもどうりの風景だ。
「フェイト、それ食べないのか?」
いけないいけない、また少しぼうっとしてたみたいだ。
アルフの言葉にごめんねと返事をしながら口へ運ぶ。
今日はどうしたんだろう、こんな、なんでもないいつもの様子に見とれてしまうなんて。
二人が珍しく早起きさんだったからかな?
365名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:44:00 ID:ZQsywwIK
「あー、フェイト、失礼なこと考えてるでしょー」
手にしたフォークを振り回すようにしながらアリシアが非難の声を上げる。
思わずじっと二人を見ちゃったから、アリシアが何かを察したのかな?
「ごめんね、なんでもないんだ」そう宥めながら食事を続ける。
アリシアはすぐ機嫌を直して、最後に残った一切れのお肉をアルフと奪い合っていた。
母さんやリニスが楽しそうに眺めている。
私も、そんな二人の様子に笑ってしまう。
本当に、いつもどおりの光景だった。

食事が終わって朝の散歩を済ませればお勉強の時間。
リニスが先生を務め、私やアリシア、アルフが生徒だ。
リニスの教え方は上手だと思うのだけれど、アルフには退屈らしくてすぐにどこかに遊びに行ってしまった。
アリシアも少し眠そうで、小さくあくびをしたりしてる。
「ダメですよ、アリシアはお姉さんなのに、フェイトはちゃんとお勉強してますよ」
そういわれるとはーい、と小さく返事をしてからノートと睨み合う。
でもやっぱりちょっと眠そう。
私はリニスに褒められてちょっと嬉しくなる。
リニスは母さんの助手だったりお手伝いさんだったり家の事を取り締まる家政婦さんだったりこうやって勉強を教えてくれる先生だったりする。
なんでも出来る、本当にすごい人だ。
私も大きくなったらリニスみたいになれるかな?
そんな事を思っていたらポカリと丸めた教本で頭をたたかれた。
「前言撤回、今日はフェイトもぼんやりさんですね」
あははっ、と笑うアリシアの声に恥ずかしくなって、かあと頬を染めてしまった。
私は恥ずかしさで俯いてしまったから、そんなアリシアの瞳が笑っていない事に気づかなかったんだ。
366名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:44:58 ID:ZQsywwIK
大きな樹の下でぽつんと立ち尽くす。
この辺りは磁場が歪んでいるとかで、直接念話も通じないようになっている事は、何度かの経験で知っている。
お昼ご飯が終わったあとに、アリシアが私の耳元で囁いた言葉。
「いつもの所で」
その言葉に従って、私はこの樹の下で彼女を待っていた。
いつからだったかな、私と姉さんが“そういう関係”になったのは。
最初に誘ってきたのは彼女の方、でも私は、すぐにそれを受け入れてしまった。
姉さんが、アリシアが大好きだから。
“そういう関係”の意味を良く理解していなかったから。
理由を探せばそんな言葉になる。
でも、その奥深くにある不思議な感情が、ざわりと私の心を撫で上げる。
これは、なんだろう?
とても、大切な・・・、大切だったはずの、記憶。
わからない。
胸に手を当てると懸命に思い出そうとするように、その事だけを考えようとした。
だけど、私を呼ぶ姉さんの声が聞こえたので、私は考えることを止めた。
カチャリ、と、鍵のかかる音が聞こえたような気がした。

「フェイト、今日ぼーっとリニスの事見てたでしょう」
不意にアリシアがそう話し出す。
えっ?と驚いたように、アリシアへと視線を移す。
彼女は怒っているようだった、なぜだろう?
「どうしたの、アリシア?」
そんな不思議そうな私の言葉さえ、彼女の苛立ちに拍車を掛けてしまったようだ。
「どうしたのじゃないよっ!そりゃあ私はこんなだし、リニスみたいに大人の女性じゃないし、胸も大きくないし、お姉さんなのにフェイトより背も低いしっ」
普段から気にしていたのかな?そんな事を言い始めた。
「だけどっ、だけどっ、私がフェイトのこと一番好きなんだからっ!」
そう言って私の胸元を掴むと、涙を浮かべた表情で迫ってくる。
ああ、そうか、と納得した、つまり・・・
「アリシアはリニスに嫉妬したんだ、大丈夫、私もアリシアが一番好きだから」
彼女の瞳を見つめながら、そう言い切った。
朝からの不思議な気持ちはもう無い。きっと、少し疲れていたんだ。
367名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:46:07 ID:ZQsywwIK
「ホント?」
「うん、本当」
そう言ってアリシアをぎゅっと抱きしめると、彼女は胸の中で小さく甘えるような声をあげ、顔を上げて瞳を閉じる。
その小さな唇に、私の唇を重ねる。
もう、何度めかも覚えていない、アリシアとのキス。
姉妹でこんなことしちゃいけないって、そう思いながらも、私はこの感触から、その後に続く快楽から逃れられずにいた。
母さんやリニスに見つかったらなんて言われるだろう、叱られるだろうか?
アルフはどうだろう、軽蔑されるかな?
そんな風に思いながら、私はアリシアの口内深くへと舌を進める。
アリシアの小さな舌が絡みついてくる。
私の腕の中のアリシアが、体を摺り寄せてくる。
私の腰へとまわされた手がゆっくりと、腰からお尻へと這うように動く。
「んっ」
ぴくっ、と体が震えて、思わず小さな声が漏れる。
あははって、アリシアの笑う声が聞こえる。
いつもの無邪気なだけじゃない、もっと意地悪な、それでいて甘えるような、私にだけ向けられる笑い声。
母さんにもリニスにもアルフにも見せない、私にだけ向けられる、妖艶な表情で。
「フェイトはホントにえっちだよね、ほら、すぐに反応しちゃってさ」
違う、それはアリシアだから、アリシアの指だから、アリシアの吐息があたるから・・・
「ふうん、でもホントはリニスに触って欲しいとか思ってるんじゃない?」
そう言って指をショーツの中へと差し込んでくる。
指先が敏感な部分に触れる。
「違っ、や、ひゃうっ!」
びくんっ、と大きく体が跳ねた。
左右に伸びた長い髪がその動きにあわせて揺れる。
確かにリニスは好きだ、憧れているのも本当だ、もしリニスと“こういう関係”になったら、それは素敵かもしれない、でも
「私が、好き、なのはっ、んっ、あ、アリシアだけ、だからっ、ああっ!」
私の返事を聞いたアリシアが嬉しそうに微笑んで、私の胎内(なか)へと指先を軽く進入させてくる。
「だ、めっ!や、そ、なにし、たらっ、ぃぁああぁっ!!」
私の一番敏感な部分を攻められて、大きく体を震わせてしまう。
まるで電流が駆け抜けたような感触、何故だかいつもよりも強く感じてしまう。
まだ指先が震えている、体に力が入らない。
368名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:46:53 ID:ZQsywwIK
「あはっ、もうイッちゃったんだ、ほらー、フェイトも私にしてよっ」
そう言ってアリシアが前を肌蹴る。小さな、だけど綺麗な胸が露になる。
私の胸だってまだ小さいけれど、それでもアリシアよりは少しは大きい。
そう言えば、どうしてアリシアはお姉さんなのに、私より小さいんだっけ。
今まで考えたことも無かったけど、良く考えればおかしなことだよね、どうしてだろう?
気だるいままそんな事を考えていると、アリシアが私の服を脱がせ始めた。
あっ、と声を上げる間も無く私の胸を露出させると、蕾の様な先端を口に含み舌で刺激する。
私は、またびくんっと反応してしまって、何も考えられなくなった。
「アリ、シアっ、ま、だだめっ、イッたばか、だからっ、やあぁ」
くて、と体の力が抜けて、アリシアに翻弄される。
「フェイトはつまらない事なんて考えなくていいんだよ、ほら、もっと感じて?気持ち良くなってっ」
うん、と言うより、アリシアに攻められたら何も考えられなくなる。
彼女は、私の弱いところを全部知っているんだ、敵う訳が無い。
彼女の指が、舌が這う度に、私の体は痺れ、震え、強く跳ねて、芯まで蕩けさせられる。
くちゅりと、私の体からいやらしい蜜が溢れる音がする。
あ、そろそろだ、そう思った瞬間
「ああっ、あり、しあぁっ、い、よおっ、ありっ、も、い、くっ、い、いぁっ、あ、ああぁぁぁっっ!!」
がくがくっ、と痙攣する。
ぷしゃっ、と大きな水音を立てて、私の体が絶頂を迎える。
この瞬間が好き、大好き。
体中の力が抜けて、何も考えられなくなって、アリシアの腕の中にぐったりと横たわるのが好き。
アリシアに抱きしめられながら、混沌とした意識が闇の中へと落ちていく瞬間が好き。
何もかも、私の全てを見せた相手に見守られながら、私の体を委ねてしまうのが好き。
体も意識も心も、存在そのものを相手に依存しきってしまう、開放感が好き。
「おやすみ」って耳元で囁くアリシアの声が好き。
このままもう、目覚めなくてもいいとさえ思えてしまう、この瞬間が大好き。
そんな、意識が消えようとする寸前の私の耳元で、アリシアが囁く。
「ね?こんな夢の中もいいでしょう?私が一番、フェイトの事が好きなんだから、あの娘よりも」
ぷつり、と途切れた意識の片隅で、あの娘って誰のことだろう、なんてぼんやりと思った。
けれどそれも一瞬で、私の意識はすぐに、無へと変わっていった。

そうして、私の心の奥に、鍵を無くした錠前で閉じられた箱が、永久に残った。
369名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:47:40 ID:ZQsywwIK
以上、お目汚し失礼いたしました、撤収ー
370名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 22:54:38 ID:Qvdhjv8N
>>362

なのはさん待たせすぎワロスw

15年ってフェイトさん一途過ぎでしょ

なのはもヴィヴィオに対する責任感と
フェイトさんに対する思いがでてGJです

ところでまとめサイトの中の人です。
早速捕捉してページ作ろうと思っていましたけど
どうしましょう?

自分で修正したものを書き込みますか?
それとも私がそのまま写したものに修正しますか?
371名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 23:02:11 ID:ACcNMdvY
15年かー 34歳だなあ

桃子さんやリンディさんを見るに、外見はそう変わってないんじゃない?
372 ◆34IETlJpS6 :2007/09/29(土) 23:02:51 ID:BspuAWmD
年齢に関しては
リンディさんが40過ぎでアレなので
まぁ、気にしなくても良いかな、と


>>370
中の人、いつもサイト編集お疲れさまです。
肉付けしたい部分もあるので、後々時間がある時に修正かけますから
とりあえずはこのまま保管でおっけーです。
373名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 23:09:53 ID:qULS4I0Q
>368
誰もGJとレスしないのに絶望した!
Hに重点を置いた作品は少ないからこれは貴重ですな。

それにしても三十路超えてるのにいまだにちゃん付けとはw
まぁなのはさんなんだからなんだろうけど。
374名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 23:36:16 ID:uDCYR8ET
>>363-368
GJ! これは良いテスタロッサファミリー大集合ですね。
アリシア・プレシア・アルフだけでなくリニスもいるのがいるのが嬉しいところ。
そして外見は年下の姉に弄ばれるフェイトが素敵だ。

ところでこれ、A's終盤のフェイトin闇の書のif展開だよね?
この場合、はやてが夜天の書のコントロールを取り戻した後、
フェイトを夢から目覚めさせれるんだろうか。強制的に夢終了とかするのかな。
375After Sts ◆nnA2fUI0zk :2007/09/29(土) 23:50:23 ID:I2WkiJhM
「まぁ、とりあえず囚人がひとり脱獄したってだけの話やけど、その囚人、クアットロってのが問題なんやな」

急ごしらえではあるが、集まれた者だけで結成されたクアットロ捜索チームの会議が始まった。
チームリーダーのはやてを議長としてフェイト・シグナム・ヴィータ・ギンガ以外もJS事件で共に戦ったスタッフたちがいる。

「戦闘機人であることはもちろん、スカリエッティの腹心、ある意味ではその頭脳といっていい・・・何をするかが予測できないんだ」
「そやなぁ。いまのところは各所への非常線をひいてはもらっているけど、並の魔導師じゃ返り討ちにあうのがオチや」
「ギンガは復帰プログラム中のナンバーズたちを警護して。接触するかもしれないし、なにか情報を聞き出せるようならお願い」
フェイトからの突然の指示に驚きつつも、無言で了解の意思表示をするギンガ。
「ヴィータはウチのサポートや。シグナムはフェイトちゃんをサポートしてあげてな?」
「主はやて、私はちょっと独自に調査させていただいてよろしいでしょうか」
「シグナム?」
いつになく真剣な表情ではやてを見るシグナム。フェイトにまじまじと見られていることに気付いたシグナムは、一瞬表情を緩ませた。
「なにか考えがあるんやね?」
「・・・少々、集中して調査したいので・・・申し訳ありません」
「うーん、まぁフェイトちゃんはシャーリーとティアナがおるから問題無いかな?」
「うん・・・二人には負担をかけるけど、お願いした後処理が終るまではなんとか一人でやれるよ」
「ちょう、お二人にはがんばってもらおか。本当はもう少し元・六課メンバーが集まれれば良かったんやけど」
ため息まじりにつぶやくはやて。
「ですので」
シグナムが軽く手を挙げて続ける。

「テスタロッサとは高町なのは一等空尉との組で調査にあたらせてみてはいかがでしょうか」

今の提案をすぐに理解できないでポカンとしているフェイトを見たシグナムは、自身の主に向けるそれとは違った優しい笑顔を見せたのだった。
376After Sts ◆nnA2fUI0zk :2007/09/29(土) 23:51:15 ID:I2WkiJhM

一応の捜査方針も決定し会議は終了した。
シグナムの提案もすんなり通り、はやて経由で今なのはが担当している部隊へは要請がかかることになる。
このチームの本格的な稼動は明日からであるため、フェイトはシャーリーとティアナの二人にあとを頼むと今回の準備を進めようとした。

なのはと色々相談しなければ・・・そう思ったところでフェイトはもう一人にも相談しなければいけないことがあるのを思い出した。

モニタ越しに映るリンディは普段とは違う真面目な表情になっていた。
フェイトは真摯になのはとの愛を打ち明け、新たに育む関係での生活のための展望を熱弁した。
静かに聞いていたリンディは一拍の間を置いて口を開いた。

「フェイトさん」
「は、はいっ」
「どうしたいかは理解したわ。ひとつだけ、質問に答えてくれるかしら?」
凛としたリンディのその目はまっすぐフェイトを見ていた。

「・・・あなたはそれで、幸せなのね?」

フェイトはリンディからの問いに迷うことなく、きっぱりと答えた。

答えは、ひとつ。

「三人で・・・なのはと一緒にいること、それが私の幸せ。なのはに寂しい思いをさせたくない。二人でヴィヴィオを護りたい」
377名無しさん@秘密の花園:2007/09/29(土) 23:52:07 ID:5JIArE/l
>>368
GJ!
あらためてフェイトさんは受だと思い知らされたよ
378After Sts ◆nnA2fUI0zk :2007/09/29(土) 23:54:18 ID:I2WkiJhM
フェイトからの答えを聞いたリンディは暫く表情を崩さないままだった。

「その言葉だけでいいわ」

そう言ったリンディの顔はもう、普段の温厚なものに戻っていた。

「優秀な執務官が現場から離れちゃうのは管理局としては正直痛いけど・・・
 フェイトの意思がそこまで固まっているんじゃねぇ?私はかわいい娘の幸せをするほど理解がないわけじゃないわよ?」
「母さん・・・」
「今すぐにって言われたんなら流石に無理ですけどね。そのへんはガマンしてちょうだい」
たぶんミルクと砂糖がたっぷりな緑茶をひとくちすすったリンディはにっこり笑ってウィンクをした。
「もちろんだよ。クアットロの件が片付いてからになりそうだけど」
「任せなさいな。事件を解決したご褒美になるかしら?」
「そういうことなら、明日中に捕まえようかな」
リンディの調子につられたフェイトは珍しく冗談を言ってみた。
「あらら、気が早いわねぇ。そういう予定なら今日にでも指輪を用意してあげたほうが良いんじゃないの?」
「もう、母さんったら・・・//////」
いつものリンディらしい冗談で返されてしまったフェイトは赤面するも、その表情はとても晴れやかであった。

リンディとの相談を終えたフェイトは、足早に執務官室を出ると愛車を走らせた。
なのはの帰る時間まではまだ余裕があったので、少し寄り道をしようと決めたのだった。
リンディに茶化されたのはほんの数分前ではあったが、元来の素直な性格であるフェイトの脳裏にひとつの単語が残っていた。

そして着いた先は―――――ジュエリー・ショップだった。
379After Sts ◆nnA2fUI0zk :2007/09/29(土) 23:59:52 ID:I2WkiJhM
>>378
リンディの台詞訂正

>「私はかわいい娘の幸せをするほど理解がないわけじゃないわよ?」

○「私はかわいい娘の幸せを反対するほど理解がないわけじゃないわよ?」

勢いで書くとヘンなミスが・・・ぁぅぁぅ
リンディさんらしい口調が思いつかなくて飛ばしてたのを忘れたまま投下してしまったorz
380名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 00:02:11 ID:EmRL/S8n
>>379
気にするな、どんまい
そしてGJだ
381名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 00:37:58 ID:kDmCwy1E
>>368
その後
解放されたときに赤っ恥をかきそうなフェイトを妄想しました



しかし、せつないとか悲しい系の話はやっぱり不人気かー


お見合い編終わったら
陰湿いじめ系ヤンデレとか書きたかったんだけど
この感じだと自重した方が無難かな

382名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 00:47:03 ID:72UMWDdw
>>381
ヤンデレなら大好きですがなにか。
忠告すれば大丈夫かと。
俺は期待してるよ。
383名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 00:48:15 ID:MxG/M+8j
>>381
耐性なさそうな人が多いからな
俺は見たいけど投下しにくいならエロパロにするとかは?
384名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 02:43:38 ID:uexFJu63
とりあえず作品おわしてからきけばいいとおもう
385名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 02:45:48 ID:DhF+l34I
先頭に一行「ヤンデレ注意」とか入れとけばいいんでない?

386名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 03:04:42 ID:y3oXZp2Q
>>381
ヤンデレとかすごい期待wktkする。
せつな系の好きだけど、GJする前にスレが流れちゃった。
聞き流してくれて構わないけど、ラストがちょっと物足りなかったんだと思う。
387名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:26:01 ID:ooMqSc+w
>>381
なんで不人気だと思ったんだ? 普通に人気だと思うが。
ヤンデレは今流行りだから、ぜひ書いて欲しい。
エロパロスレの「Nameless」のフェイトさんとかはマジで最高だった。
……ま、前提がなのユーってのが惜しかったけどな
388名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:37:19 ID:BbCb5yj8
>>381
自分も切ない系大好きですよ。
好きなモノを書くのが一番だと思われます。
あと、感想=人気の度合いってワケではないと思いますよー。
・・・・むしろそう思いたい。

終わりが見えてきたので先に前半部分だけ投下。
フェイなの、夜の高町家です。
389名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:38:25 ID:BbCb5yj8
今日の高町家は珍しく静けさに包まれていた。。
それもそのはず、愛娘であるヴィヴィオが高町の実家の方に遊びにいってしまったのである。
当初は日帰りの予定であったのだが、年甲斐もなく祖父が泣いて喚いたので、
結局は一泊ということに落ち着いたのだ。
そのときのなのはのなんともいえない表情がフェイトには忘れられない。
兎にも角にも、この家には今、なのはとフェイトしかいない。
そう、二人きり。久しぶりの二人きりなのだ。
二人きりの時間をどのように使うかなんて、もちろん・・・。


静かな部屋のソファの上で、フェイトとなのはが抱き合っていた。
フェイトは自分の膝に乗るなのはの髪を優しく丁寧に梳き、
なのははこれ以上ないというくらいにフェイトに身体をよせて、
なされるがままに豊満な胸に顔を埋めている。
その表情はこれ以上ないというくらいに安心しきっていて、
これがあのまお・・・エースオブエースと謳われた人とは思えないほどだ。

「二人きりは久しぶりだね」

髪を梳く手をそのままに、フェイトが頬を緩ませる。
対するなのはは、その胸に深く顔を押し付けることで返事をする。

「ふふ、こんな甘えん坊ななのははヴィヴィオには見せられないね」
「いいの、今はフェイトちゃんだけのなのはだもん」

ぎゅっ、とより密着させるようになのはがフェイトの背に強く腕を廻す。
そんな風に甘えてくるなのはが可愛くて、フェイトもなのはの腰を掴み自分の方へと引き寄せる。
ぐりぐりと顔を押しつけてくなのはの余りの可愛さに、一瞬このまま押し倒してしまおうかという考えがフェイトの脳裏をよぎる。

――――――いや、時間はまだある、落ち着けフェイト。
         雰囲気を大事にしない夫は愛想をつかされやすいと読んだばかりだ。
         でも我慢しようにもなのはが可愛すぎる・・・この可愛さは反則だよなのは・・・。
390名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:39:27 ID:BbCb5yj8
理性がどうにか本能を押しとどめようと模索していると、なのはが声をかけてきた。

「フェイトちゃんはいい匂いだよね・・・お日さまみたい」
「え、そ、そうかな? 私にとってはなのはの方がいい匂いするけどなぁ・・・って、ちょ、なのはぁ!?」

なのはが器用にフェイトをソファに押し倒した。
そしてその白い首筋に顔を寄せ、鼻をならして匂いをかぎ始める。

――――――私が我慢する意味、皆無?

そんなことを思わされつつ、くすぐったさと恥ずかしさとで、徐々にフェイトの頬が紅くなっていく。

「なのはっ」

せめてベッドで、と言おうとしてとして気付いた。
なのはの身体は既に火がついたように熱く、目は潤み、その奥には怪しげな光が宿り始めていることに。

「なの・・・」

なのは、ともう一度名前を呼ぼうとした瞬間、何か柔らかいものでフェイトの口は塞がれた。
同時に、熱いものが口腔へと入り込んでくる。

「ちゅ・・・ん、はっ・・・ふぁ・・・んっ・・・っ・・・んんっ!」

息つく間もない、とはまさにこのことだろう。
なのはは一心不乱にフェイトの舌に絡み付き離れない。
391名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:40:56 ID:BbCb5yj8
「んむっ、っぁ、はっ・・・んっ、ぁぅ・・・」
「んぁ、ぅあ・・・ぁ、ふぁ、っ、ちゅ、ぁっ!」
「んんん!んむぅ、ぁん!・・・ちゅ、ぁ、んんーっ!ん、ぁむ、んふ・・・ん!」

吸っては舐め、時に自らの唾液を送り混ぜ合わせ、また吸って。
零距離で響くなのはの喘ぎ声も相まって、フェイトも段々と昂ってくるが
あまりにも激しいキスに流石のフェイトも息が苦しくなってくる。
眉をたて、目でそれを訴えるがなのははそれに気付かない。
いや、気付いているのかもしれないが、どちらにしても止める気配はない。
それどころか僅かでも首を反らそうものならその度に手でしっかりと顔を押さえつけられる。

「ふむっ・・・!・・・・ん、はぁ・・・・はぁ・・・・・・んく・・・」

フェイトがやっとの思いで顔を離すと、恨みがましそうにこちらを見つめる紫の瞳と目が合った。
二人を繋ぐ銀の糸を舐めとって、お詫びとばかりにその唇に音をたてて短いキスをする。

「それだけ?」
「もう・・・なのは、がっつきすぎ」
「我慢できないんだもん」

唇を尖らせ拗ねるなのはをフェイトは素直に可愛いと思う。
可愛いとは思うのだが、全力全開の元教導官の恐ろしさを執務官は骨の髄まで知っている。

「ね、フェイトちゃん。ベッドいこ?」

異性どころか同性すら軽く落としまくってるその笑顔にフェイトは思った。
悪魔、ここに降臨せり(意訳:明日、ヴィヴィオを迎えにいけるかな)、と。
392名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:41:46 ID:BbCb5yj8
前半部分はここまで。
2,3日以内に全部あげられると思います。
393名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 06:57:26 ID:WVYPTkxc
なのフェイいいよーいいよー

なのヴィとかにはならないで><
394 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 07:05:38 ID:kDmCwy1E
>>384
マジその通りです。orz
今日1日頑張ってカクヨ

>>386
全体的に敢えて端折った理由ががが

>>387,388
いや、感想どうこうでは無くて辛い系のレスが多かったから
不人気と言うより不向き?と言うか・・・そんな風に思った
>>392
起きたら丁度投下中で驚きました
続き期待してます
395名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 07:12:00 ID:oy9VEX6J
>>393
他のカップリングを非難するのは感心しないんだぜ
396名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 07:37:11 ID:xDFni66G
確かにな
俺もなのフェイ大好きだがここはなのフェイスレじゃなくて百合スレだ
他カプ否定はイクナイ

>>392
まおうワロタww
397 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 07:52:40 ID:kDmCwy1E
買い物カートを押しながら、ゆっくりと二人の後を追う。

子供は風の子とはよく言ったもので、姿はもう見当たらなかったけれど
お菓子売場の場所はわかっているので、さして急ぐ必要もなかった。

特売品が無いか、周りに目をやりながら売り場を通り抜けていく
「そう言えば、お砂糖も少なくなってたから買い足しておかないと」
客層には親子連れが多く、所々で父親と母親に挟まれて幸せそうに手を繋ぐ子供の姿があった。
ハシャいで走り回る男の子を叱る父親の姿があり、泣く女の子を宥める母親の姿があった。
それはとても微笑ましい日常の光景で、わたしの顔も思わず綻んでしまった。

でも、だからこそ気付いてしまう

そう

何処にも

母親二人なんて家族の、姿は無かった。
398 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 08:23:08 ID:kDmCwy1E
もやもやした気持ちを抱えたまま、わたしはカートを押し続けていたが。
「お〜い、フェイト〜
何処行くんだい〜」
「あ、ごめんねアルフ。
ちょっと考え事してたんだ」
アルフに呼び止められ、何時の間にか売り場を通り越していたことに気付く。
慌ててカートを反転させ、元来た道を戻ると
待っていましたと言わんばかりに、アルフは手に持っていた二つの袋を買い物カートへと放り込んだ。

確かに何でも二つとは言ったけど・・・
二つの袋はかなり大きめのサイズで、『お徳用』と書かれていた。

そんな風にアルフはさっさと決めていたけれど、片やヴィヴィオの方は
手の中の二つのお菓子と、棚を見比べては取り替え、取り替えては見比べ
「う〜〜ん・・・う〜〜ん」
三つのお菓子の間で迷っていた。

「ヴィヴィオ」
わたしは名前を呼んでから、その中の一つを手に取りカートの中へ入れる。
それを見て、ヴィヴィオは不思議そうな顔をするが
「フェイトママはこれが食べたくなっちゃったんだ
帰ったらヴィヴィオのそれと、半分こしよう?」
そう言ってあげると、嬉しそうな笑顔をわたしに向けてくれた。

399 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 08:56:06 ID:kDmCwy1E

失敗した・・・

もやもやを発散すべく景気良く、あれもこれもと買い込んでしまい、7つにまで膨れ上がった買い物袋を見て
わたしは余計に嘆息する事になった。
「あたしが大型になって、全部持とうか?」
アルフはそう言ってくれるけど、わたしの魔力供給下にいない今の状態でそれを行うのは
かなりの疲労と後の魔力回復のための時間を必要とするため、こんな事で無理はさせたくなかった。
「わたしが何とか4つ持つよ。
アルフは二つ、ヴィヴィオは一つお願いね」
話題を打ち切り、パッパと分担を決める。
ヴィヴィオには小さいお菓子などが入った袋を。
アルフには野菜と果物を、そしてわたしは一番重いジュースや牛乳、お米や肉類調味料等の入った袋を手に取った。
多少鍛えているとはいえ、魔力使用無しでは筋力はあくまで人並みよりちょっと上程度
スーパーから出るまでの間でも、袋の重さがじわじわと肌に食い込み痛みをもたらす。
それに耐えながら歩を進めると、後ろから
「お嬢さん、荷物お持ちしましょうか?」
そんな気障な台詞が飛んでくる。
わたしは溜め息をついて振り返り
「何やってるの?
はやて」
そう、返した。

400名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 08:59:53 ID:HLPlEdCl
師匠キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
401 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 09:25:56 ID:kDmCwy1E
「あら、何でばれたんやろ
ちゃんと声も低くしてイントネーションも標準語に合わせたのになぁ」
「わたしが、なのはやはやての声を間違えるはず無いよ」
「そか、なんや嬉しいなぁ
こんな風にイタズラでけへんのは残念やけど・・・」
笑いながらそう言って、はやてはわたしの腕にある荷物を掴むと
二つを自分の手に持った。

「はやては何で海鳴市に?」
帰り道、わたしは一番の疑問をはやてへとぶつける。
「フェイトちゃんとなのはちゃんから併せて休暇延長の届けが出てたから、ちょい気になったんよ
実家の掃除もたまにはせなあかんし、ついでに戻るのもええかなって思って」
はやてはそんな風に軽く笑うが
きっと、わたし達が何のために帰ってきているのか知っているため
六課解散のための手続き等で忙しい中、心配になって来てくれたのだろう。
その心遣いが、胸に沁みた。
「ありがとう、はやて」
「気にせんでええよ、・・・友達なんやし」
そう言ってわたし達はお互いに顔を見合わせると、微笑み合った。
402 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 10:07:48 ID:kDmCwy1E
はやては単身でこちらへと来ていると言う話なので
わたしは、家に泊まっていけば良いと誘った。
部屋なら母さんやエイミィが使ってた部屋もあるし
食事の準備も面倒だろうし

何より・・・誰も居ない家に独りは、寂しいはずだから

そういうわたしの心中を知ってか知らずか、それとも最初からそのつもりだったのか
はやてはその提案をあっさりと受け入れ
わたし達の家の住人となった。

「はやてはエイミィの部屋を使って
居間の奥のあそこの部屋だから」
そう言ってわたしは部屋を指し示す。
母さんの部屋は掃除をしても何だか甘い匂いが取れないし、良くわからないモノが入った壷なども残っているので
エイミィの部屋に泊まって貰った方が、はやてにも楽だろう。

でも、あの壷
母さんは『ぶす』が入ってるって言ってたけど・・・それって、一体何なのかな?
403 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 10:51:01 ID:kDmCwy1E
夕食は四人で作った。

はやてが
「居候の身やからね、このくらい当然や」
と言って最初は一人で作ってくれようとしたんだけど
今ではこの家の家事をその手に担うアルフは
「はやてはお客様なんだから座ってフェイト達とお喋りでもしていたらどうだい」
と厨房を譲らず
「ヴィヴィオも〜
おてつだいしたい〜」
とのヴィヴィオの言葉によって、全員揃って台所へ立つことになってしまった。
それなりに広さのあるオープンキッチンのため、四人で立ってもそこまで窮屈じゃない。

・・・普通は

「今や! うん、最高の蒸し上がりやね」
「どいたどいた! 下手に近づくと怪我するよっ!」
何故か二人は、クッキングバトルよろしくコックコートを身に纏い(何処から出したんだろう?)
台所は戦場と化していた。
アルフの中華鍋が炎を纏い、はやては蒸し器の前で精神を集中し機を伺う。
野菜は宙を飛び、魚は一瞬で卸され、ご飯は光り輝く


触らぬ神に祟り無し

「それじゃあヴィヴィオ、このスプーンとフォークをテーブルに並べてね」
わたし達二人は、大人しく食器の用意などをするだけだった。
404 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 11:10:12 ID:kDmCwy1E
「・・・うん、両方とも凄く美味しいよ」

アルフとはやてに一挙手一投足を見られながら、わたしはようやくそれだけを口にした。
二人の作った料理は本当にとても美味しかったんだけど、食べるときにじーーっと見つめるのは止めてほしい。

これで後はゆっくり食べられる、とわたしが安心して他の料理へ箸を延ばそうとすると

「「どっち?」」

二人とも、直ぐにお互いの次の皿をわたしの鼻先に突きつけてくる。

「フェイトちゃん
今度のは自信作や、わたしの得意料理のカニ玉はやて風」
「フェイト
あたしの方が美味しいよ
白身魚の薄衣フライアルフ特製サワークリームソースがけ!」

そんな様子を見て、隣に座ったヴィヴィオは
「フェイトママ、大人気〜」
と楽しそうにコロコロ笑っていたが
わたしは

美味しいんだけど・・・疲れる

そんな気持ちで一杯だった。
405名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 11:40:01 ID:XUZ440bS
>>402
ちょw 砂糖(水飴という説も)入りのつぼ自重www
406 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 12:04:18 ID:kDmCwy1E
そんなこんなで大変な夕食を終え、お風呂に入る。

本当はお客様のはやてに一番最初にって勧めたんだけど、洗い物があるからと固辞されたので
「ヴィヴィオ〜、お風呂に入るよ〜」
わたしとヴィヴィオが一番風呂を頂くことになった。

「ほ〜ら、ヴィヴィオちゃんと目を瞑って
じゃないとシャンプーが目に入っちゃうよ」
まだ、髪が上手く洗えないヴィヴィオの髪を丁寧に洗う。
髪の色はわたしに似ているけれど、髪質はどちらかと言えばなのはに近い気がする。

そんな事を考えながら、わたしはヴィヴィオの髪に付いた泡を流した。

バスルームを出ると、毎週ヴィヴィオとアルフが見ているアニメの主題歌の音が
居間からこちらまで流れてきた。
いつもなら、晩ご飯を食べてお風呂に入った後位で丁度良いはずなのだけど
たまに今日みたいに夕食でバタバタしてしまう時があるから、それで少し遅くなってしまったのかもしれない。
わたしは、少し急ぎ目にヴィヴィオの体を拭いてあげるが
CMが終わり、アニメの音楽が聞こえてくると
待ちきれなくなったのか、ヴィヴィオはバスタオルから抜け出すと一目散に居間へと駆けていった

「あ、ヴィヴィオ
待って」
そう言って、わたしは何も身に付けずにその後を追う

いつもとは違う住人が居ることを、完全に忘れて
407名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 12:05:33 ID:hixFvv7y
「ぶす」にお茶吹き出してしまった
細かく笑いを取るとは…やられた気分だ(笑
408 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 12:24:53 ID:kDmCwy1E

親指が疲れたのでお休みタイム。
とりあえず今日中にはやて編を終わらせて
何とか最後のお見合い決戦編に入りたいところです。

楽しんでいただけたなら幸い


頑張りマス

409名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 12:29:44 ID:FU4K1up4
楽しみにしてます。フェイトさんもあなたも頑張って。
410名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 13:00:10 ID:QGlEIm45
>>408
乙です
続きも楽しみにしてます
一段落したみたいだし自分も投下します
411304:2007/09/30(日) 13:04:28 ID:QGlEIm45
数の子百合書いてると書き込んだ>>304です
まとめwikiの3-826氏のトーレ×セッテで妄想しました。

スカリエッティ家のほのぼのライフ恋愛模様みたいなものです。
生活は普通の女の子っぽいし各人の性格が
掴み切れないところは妄想で補完しています。
パラレルだと思ってください。

非常に長く14回分割です。
今回前半7回、夜に後半7回を投下予定です。
412304:2007/09/30(日) 13:05:29 ID:QGlEIm45
ある日、いつものように稽古をつけてもらっていた。
場所は家から少し離れたところにある森の中。
適度に開けた場所で涼しくてよく使っていた。
脇が甘いとかもっとよく見ろとか言われて
その都度動きを修正しつつ組み手を続けていた。
が、やはり向こうのほうが一枚も二枚も上手で
蹴りの勢いに負けて尻餅を着いてしまった。
すぐに立ち上がろうとした。
でもそれは出来なかった。もつれて倒れたわけでもないのに
相手が上に覆いかぶさってきたからだ。
声を掛けようとしたがそれも出来なかった。
口は塞がれていた。
相手の口によって。
最初、何をされているのか分からなかった。
乾いた唇に何度も吸われ、なすがままになっていると今度は舌が唇を舐め上げた。
舌は唇とは対照的によく濡れていてあっという間に口に入り込み
私の舌は逃げる間もなく絡め取られた。
そして無骨な手や長い指は服を剥ぎ、あますとこなく体を撫でた。
覚えているのはここまで。
まるで風邪を引いて熱が出た時のように体が熱すぎて
苦しかっったので、正直なところ断片的にしか覚えていないのだ。
ただ後は、やはり行き着くところまで行ってしまったんだと思う。
夢だと思った。こんなのあり得ない、と。
でもこれは紛れもない現実で、その日からこの奇妙な関係は始まった。
私たちの、姉妹の枠を超えた歪な関係。
413304:2007/09/30(日) 13:06:13 ID:QGlEIm45
今日もいつものように稽古をつけてもらった。
トーレの稽古は厳しい。
いや、おそらく稽古に限らず姉妹一厳しい。
だがセッテ自身は厳しいとはいえトーレを慕っていた。
ある意味で関係を持ったのはセッテの願望が一部叶ったといえる。

「本日もご指導ありがとうございました。」
「ああ…」

頭を下げる。
いつもならもう少し話すのだが会話が続かず無言の時が過ぎる。

「お疲れでしょう。何か飲み物でも…」
「いや、いい。お前こそよく休め。」
「…はい。では失礼します。また次もよろしくお願いします。」
「ああ…」

再度頭を下げると私は踵を返した。
あれから、稽古の後はたまにそういうことをするという
暗黙の了解のようなものが出来た。
たまに、というのもやるかやらないか、それは全部トーレが決めるからだ。
特に合図があるわけではない。
なんとなく雰囲気を察して後をついていくと行き着くのはトーレの部屋だ。
二回目以降はいつもそこで行われた。
さっきのが所謂「そういう雰囲気」であるが私はあえて気づかないふりをした。
もうここ何回か私は気づかないふりをして部屋に行くのを拒んでいた。
トーレを嫌いになったわけではない。
むしろあんなことをされた後でも変わらずに慕っていた。
いや、慕う気持ちは以前よりも強くなったと言ってもいい。
しかし、今はトーレの近くに寄るには少々躊躇してしまう理由が出来た。
ついこの間生まれたというのに、私はいつの間にか嫉妬という感情を
手に入れていた。
414304:2007/09/30(日) 13:08:19 ID:QGlEIm45
嫉妬。トーレが関係を持っているのは自分だけじゃないかもしれないと思ったからだ。
トーレは厳しい。それをいくらか敬遠する姉妹もいるが同時に尊敬も集めている。
いざという時には文句を言いながらも手を貸してくれる。
そんなトーレを自分と同じような想いを抱きながら見る姉妹がいないとは限らない。
特に自分は個性的な姉妹に比べて目立たない。
いつも大人しすぎる。従順すぎるという評価がついて回る。
私自身、私と一緒にいてもつまらないだろうと思う。
だから思ったのだ。自分以外にもトーレに抱かれている姉妹がいるのではないかと。
生まれたばかりで他の姉妹のことはよく知らない。
特に知りたいとも思わないが今回はそれが裏目に出た。
姉妹の事情に詳しければここまで悩む必要もなかったのに。
かといって詳しそうな年長の姉妹に聞くのも気が引ける。
まさに八方塞がりだ。
やはり、諦めるしかないのだろう。
自室に戻って楽な格好に着替えると幾分気持ちも落ち着いた。
そしてまた考える。
他の姉妹にきっと私は敵わない。
それが一番いい。
そうすれば嫉妬も何もない。
一度こうと決めてしまうと不思議と楽になれた。
しばらく自室でじっとしていたがこれ以上いるのも退屈で
外の空気でも吸おうかと思い扉を開けた。

「え?」
「…」

そこにはトーレが立っていた。
表情は怒っているように見えたが、なんとなく悲しんでいるように見えたのは
気のせいだろうか。
何も言わずにぐいっと片手を掴まれとそのまま引っ張られていく。
振り払えなくてついていくと、やはりそこはトーレの部屋だった。
乱暴にベッドに突き飛ばされると扉が閉まって廊下が見えなくなった。
415304:2007/09/30(日) 13:23:02 ID:QGlEIm45
改行でエラー発生
何十回やっても全然書き込めないのでまた後で投下します
止めてしまって申し訳ない
416名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 13:31:14 ID:mHca6INT
>>415
百合板は32行制限です

-----
1行目[Enter]
2行目[Enter]
・・・
31行目[Enter]
32行目[Enter]
-----
だと33行と見なされ、投稿できません

-----
1行目[Enter]
2行目[Enter]
・・・
31行目[Enter]
32行目
-----
これなら投稿可能です

あとは思い切って分割数を増やして
一投稿の行数を削るのも手かもしれません
417304:2007/09/30(日) 13:37:10 ID:QGlEIm45
>>416
ありがとう
さらに長くなるから痛いけどそうしてみます
418304:2007/09/30(日) 14:02:02 ID:QGlEIm45
再分割が終わりました
これから7回投下します
後半9回は夜に投下します
419304 1/7:2007/09/30(日) 14:03:31 ID:QGlEIm45
ぴちゃぴちゃ、と音がする。
トーレがセッテの股の間に顔を埋めていた。
セッテはベッドから足だけ投げ出し、それをトーレは床に跪き肩にかけつつ
もう三十分近く同じところを舐めている。
少しも休まず、息も上がっておらず大変精力的だ。
私はというと軽く息が上がっているが意識を飛ばすほどでもない。
じわじわと腹に溜まる、終わりの見えない快楽。
そんな中で私は天井を見上げつつ安堵していた。
つい先ほど決めたばかりの決意というのは自分でも思う以上に
強固なものだったようだ。
こうして久しぶりにトーレに抱かれていても何も湧き上がってこない。
よかった。ちゃんと諦められたようだ。
トーレにして見れば自分はあくまでそういう相手の一人。
嫌いになって突き放すこともできないなら
このまま中途半端なぬるま湯に浸った関係を続けるしかない。
たまに小さく喘ぐ自分の声が聞こえる。
そうだ、自分に求められているのはこういうことだ。
平時と変わらず黙って従っていればいい。
自分の取り柄は従順さだ。
トーレがいつか自分に飽きるまではこういう相手をして、
飽きられたら妹に戻ればいいだけだ。
そう、自分に求められるのはそれだけ。
それだけだ…

「なぜだ…」
「え?」

気がつけばトーレが目の前に仁王立ちしこちらを見下ろしていた。
その目つきは今まで見たこともないほど険しい。
420304 2/7:2007/09/30(日) 14:05:09 ID:QGlEIm45
「トーレ姉さま?」
「だめなのか…」
「え?」
「私ではだめなのか!なぜそんな顔をするんだ!そんな目で私を見るな!」
「姉さま、落ち着いてください…」
「やはりだめなのか…私ではお前に相応しく…」

激昂して怒鳴りつけたかと思えば今度はよく聞こえないがぼそぼそした声で
なにか言っている。
がっくりと頭を垂れている姿は別人のようだ。
こんなトーレは初めてだった。

「あんな形で始めたからか?だから、だから…」

力が上手く入らないがのろのろと体を起こす。
少し長めの前髪が目元を隠しているせいで表情が分からない。
自分が何かしたのだろうか。
従順にしていたし、何も言わなかった。不満なんて諦めたからもうない。
でもどこかでトーレの癇に障ったのかもしれない。

「姉さま…私なにか粗相を…」
「お前のせいじゃない。」
「…」
「お前のせいじゃないんだ。すまん、今日はもう…」

それ以上は言葉にならないのか、黙ってしまった。
ベッドの端に捨てられていた下着を取るとそっと履く。
脱がされたのは下着一枚だけでブラウスもスカートもそのままだった。
衣服を整えてもトーレは顔を上げなかった。
何と言っていいか分からなくて、結局何も言わずに部屋を出た。
421304 3/7:2007/09/30(日) 14:06:30 ID:QGlEIm45
いつもなら最低でも一時間はいるのに
トーレの部屋をこんなに早く出たのは初めてだった。
自室に戻る気にはなれなくて、家の裏側に座ってぼんやりしていると
誰かが横に立った。

「どうしたんだね、セッテ。」
「ドクター…。」

白衣の男。
ジェイル・スカリエッティ。
自分達の父。科学者として誇りを持っているのか姉妹には
「ドクター」と呼ばせている。

「ずいぶんと落ち込んでいるじゃないか。
 トーレのことかい?」
「え、いえ…」
「隠さなくてもいい。
 きみがいつもトーレを見ていたのはよく知っているよ。」

口調はいかにも心配気だがにこやかに切り込んでくる。
そうだ、ドクターはこういう人だ。
隠しても意味はない。

「ドクターは…トーレ姉さまのことをどうお考えですか?」
「真面目で実直、自他共に厳しい。一言で言えば堅物かな。」
「はい。」
「後は、そうだな。一途だね。」
「一途…ドクターにですね。」
「何を言ってるんだい、トーレは「きみに」一途だよ。」
「え?トーレ姉さまのような方が私だけなはずが…」
「ん?」
422304 4/7:2007/09/30(日) 14:08:40 ID:QGlEIm45
そちらこそ何を言ってるのか分からない。
微妙に話しが噛みあっていないことにあちらも気付いたらしい。
おもむろに口を開く。

「…私だけなはずがないと言いたいのかい?
 まさかとは思うがセッテ。
 トーレには他にも恋人がいると思ってないかい?」
「そうですが…」
「そうかい、そうかい、それで…ぷっ、くく」

何故か顔を俯かせると肩をぷるぷると震わせ始める。
真面目な話をしているのになぜ笑っていられるのだろう。
ドクターの思考回路は大丈夫だろうか。

「ドクター、大丈夫ですか…?」

頭が、という意味で言ったのだがドクターは純粋に心配されたと思ったらしい。
まだ笑いが引かないらしいが顔の前で手を振って大丈夫だとアピールする。

「いやいや、心配ご無用。しかし、まあ、天然というのは恐ろしいね。」
「はぁ…?」
「ふむ、少々純粋に育ちすぎたか。」
「…純粋なんかじゃありません。汚いです。」
「ほう、なぜだい?」
「ドクターの言うとおり、トーレ姉さまにはもっと相手がいると思ってます。
 私はその誰か分からない姉妹に嫉妬しました。」
「セッテ。きみはまだ生まれたばかりで分からないかもしれないが
 嫉妬することは決して悪いことではないんだよ。」
「そうなんですか?」
「そうとも。自分だけを愛してほしい、認めてほしい、受け入れてほしい、
 他者に触れないでほしい、これは独占欲にも通じるが
 そう思うことのどこがいけない?」
423304 5/7:2007/09/30(日) 14:10:43 ID:QGlEIm45
実に不思議そうにドクターが言う。
でも本やテレビでは嫉妬はあまりいい扱いはされていない。
実際私も持ってみて分かったが、これはあまり持ちたくなかった。

「しかし嫉妬は一般的に醜い感情とされていますし…」
「そういう感情は人を狂わせるのさ。
 時に世も果てもなく泣き叫び、人を殺すほど強い感情だ。
 それでも私は人には必要不可欠な感情だと思うがね。」
「…よく分かりません。」
「今は分からなくてもいつか分かる日が来るよ。」

ドクターの言うことは難しい。分からないことばかりだ。
まだ生まれたばかりだから、いつか分かるとそればかり言われる。
醜いと思っていたのに、持ってもいいものだなんて…少しだけ楽になったような気がする。

「たくさん悩んで苦しかっただろう。
 はっきり言えば何も言わずに手を出したトーレが悪いね。
 まあ、それだけ焦っていたんだろうが…言葉足らずにも過ぎるかな。」
「焦る?」

意味が分からず私が聞くとにやりと笑った。
やっぱりドクターの思考回路はおかしい。

「セッテはトーレを誰にも取られたくない。
 自分だけを見てほしいと思っているんだろう?」
「はい。」
「もしトーレもそう思っていたら…分からなくもないだろう?」
「まさか…」

トーレも同じ気持ちを持っている?
だから我慢できずにあんな行動に出た?
まさか、そんなはずはない。俄かには信じがたかった。
424304 6/7:2007/09/30(日) 14:13:08 ID:QGlEIm45
「信じられないかい?」
「…はい。」
「確かめる方法は一つだね。」
「…そうですね。」

それは分かってる。
直接聞くしかない。
確かめなくては。今までにないほど強くそう思った。

「さっきも言ったが今回はトーレが圧倒的に悪いよ。
 言いたいことはそれが端から聞けばどんなにひどい言葉でも
 きみには言う権利がある。
 だからきみが納得行くまで話し合いでも殺し合いでも
 何でもしなさい。妥協してはだめだよ。
 いいね?」
「…はい。」

ドクターが上体を屈めると手をかざしふっと私の目を塞いだ。
思わず目を閉じると完全に真っ暗になる。

「ドクター?」
「例えどんな結末になろうとも、それを受け入れなければならない。
 このことはきみが今後どう生きていくかに関わる大きな問題だ。
 自分がどうしたいのか、よく考えてから行きなさい。」
「…私は」

もし同じ気持ちだったら、いつだったか興味もなく流し見た映画のように
死が二人を別つときまで一緒だ。
もし違う気持ちだったら、きっともう二人の道は交わらない。
私が希望するのはもちろん前者だ。
でもドクターが言うように後者も受け入れる覚悟が必要だ。
私はそれでも生きていける?
425304 7/7:2007/09/30(日) 14:15:44 ID:QGlEIm45
「トーレ姉さまと一緒にいたいです。でも気持ちが違っても
 仕方がないと思います。ドクターがどんなに言ってくださっても
 確信は持てませんでした。ごめんなさい、ドクター。」
「構わないよ。ではどうする?」
「例え気持ちが違っても今なら本当に受け入れられると思います。
 時間は掛かるかもしれませんが…それで姉さまと二度と会えなくなっても構いません。
 それでも私は生きていけます。」
「なぜ、生きていけるんだい?」

なぜ?多分それはこの気持ちを消せないから。

「姉さまの気持ちがなくても自分の気持ちがあれば生きていけます。
 トーレ姉さまが好きな気持ちは醜いものもたくさんありますが
 綺麗なものをたくさん持てるよう努力します。
 つらいかもしれませんが、それでいいです。
 醜いものを持ってもいいなら、そうして生きていきます。」
「トーレを想って生きていくのか。
 結局きみはどんなになってもトーレが好きなんだね…」
「はい。嫌いには…なれません。」
「無理に嫌いになる必要はないさ。
 生きていれば一度や二度、好意があっても嫌になるものだよ。」

手が外される。しばらく目を瞑っていたせいで光が普段よりも眩しい。

「行っておいで、トーレはいつもの稽古場にいるよ。」
「ドクター…ありがとうございます。」

小走りに駆けるセッテの姿がどんどん小さくなっていく。
スカリエッティは静かにそれを見送った。

「健気に、どうあっても一途に想うか。
 セッテは決めたよ。トーレはどうするかな…。」
426名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 14:16:28 ID:WDkxaK94
後発組セッテが一人だけ協力しなかった理由がよくわかるなー。
ドクターがすげーイイ人だw
427304:2007/09/30(日) 14:23:00 ID:QGlEIm45
以上が前半です。
後半はまた夜に投下予定です。
428名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 14:23:57 ID:WDkxaK94
>>427
乙です!
429名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 14:43:03 ID:/w2MvOCJ
トーレとセッテか
ついにナンバーズ長編が・・・

wktkして待ってます
430名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 14:48:49 ID:fNy95mwA
スカリエッティィィィィィィィィィ!!!!
グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥジョォォォォォォォォォォブ!!
431名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 15:00:15 ID:oqTIiExF
>426
まあ、ドクターは人の欲望を全肯定してる感じではあったからね。
姉妹達が百合関係になっても、それが彼の計画の邪魔にならなければ
助言や応援するのは彼らしいかな。

>427
続きを楽しみにしてます。
432名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 15:32:34 ID:kDmCwy1E
>>427

GJです
ついにナンバーズの波が本格上陸か


俺もチンク姉総受けで書きてぇぇぇ

>>431
どちらかと言うと、そういう感情によって左右される不確定要素を
貴重なデータだとか言って喜んで収集してそうなイメージ。
433名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 15:58:31 ID:cpO+eraV
>>432
>貴重なデータだとか言って喜んで収集
ウヒャウヒャしながら記録ビデオ見てる横で、ウーノが生暖かい目で見守ってそうだなw
434名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 16:43:56 ID:MwHGFbYk
ちょっと質問いいかな。
ここって作中でメインカプ以外のヒロインが野郎とくっついてるってのもNGなのかな。
435名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 16:56:24 ID:+GLeue7z
>>434
事前に忠告を入れておけばNGでは無いだろう。
野郎が絡んでるだけで嫌がる人も中にはいるだろうしな。
436名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:01:17 ID:hixFvv7y
>>434
どのヒロインかにもよると思うし、誰が相手なのかにもよると思うんだ
437名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:08:19 ID:MwHGFbYk
>>435
d。 とりあえず注意書きは忘れないようにする。

>>436
とりあえずなのは×フェイトをメインにした話。
はやてがユーノとくっついてる。なのはやフェイトとの古い付き合いがあって
その上で色眼鏡をつけず意外といいノーマルCPってのを考えたらこうなった。
438 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 17:08:37 ID:kDmCwy1E
「ヴィヴィオ・・・ちゃんと体を拭いてから」
「フェイトちゃん、そんなに慌ててどうし・・・ぶふぅぅぅぅっ」
何事かと、台所の方から食後の牛乳を片手に
はやてが出てくる。
そして、わたしの姿を見て

盛大にソレを噴き出した


丁度真正面に居たわたしは、それを避けられるわけもなく
頭からその白い液体をシャワーのように浴びせかけられた。
液体の多くは顔や髪にこびり付き、イヤな臭いが鼻をつく
体にかかったものは胸元からおへその辺りまで流れ落ち、その窪みへ溜まろうとする。
これだけ汚れたとなると、もう一度お風呂へ入り直さないといけないかもしれない。

「もぉ〜、酷いよはやて・・・こんなにかけるなんて」
わたしは抗議の声を上げるが、はやては目を見開いたまま微動だにしない。
「はや・・・て?」反応が無いはやてにもう一度声をかけ、近付こうと動く

すると、はやての鼻から一筋の赤い川が勢い良く口元へと流れを作り

はやての身体はそのまま後ろへと、倒れ込んだ
439名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:09:20 ID:WDkxaK94
>>434
ロム専がエラそうに言うなって感じで申し訳ないが、
メインを書く上で必然性があるなら許容できると思う。

逆に必然性がないなら蛇足でしかないし
ソコは作者の表現方法で巧いこと曖昧にしてもらえると
多くの人に受け入れてもらえるんじゃないかなぁ。
440名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:09:20 ID:nHlnAe8q
>>434
極めて個人的な希望を言うと、NG
ぶっちゃけメインカプ以外はどうでもいい
が、だからこどどうでもいいところでモヤモヤしたくない

まあ、最初に但し書きしてくれれば書く人の自由じゃない?
441名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:17:13 ID:MwHGFbYk
>>439
なるほど。必然というわけではないけど個人的にはあったほうがいいかなと思う。
その辺りの感覚がちょっと難しいな。

>>440
ふむ。俺は百合も薔薇もノーマルもいけるタイプだからその辺りの感覚がつかめなくて。
やっぱり作中にノーマルカプがいる場合はエ□パ□板のが荒れないのかな。

アドバイス感謝
442名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:35:54 ID:kDmCwy1E
>>437
や、それならユーノ×アルフで良いんじゃないかと思うんだが・・・

正直
本編でまるで関わりの無かったキャラをいきなりカップリング済みとして使われると
俺はかなりもにょる。
443名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:46:44 ID:MwHGFbYk
うん、とりあえず最初はアルフでも考えてみたんだ。
でも、本編での絡みがあんまりないインパクトを目指したんだけど
結局いろいろ面倒くさくなったから男女カプはのけさせてもらいました。
入れたいときはエロパロ板で入れればいいやと思いつつ。
その分ちょっとユーノ個人が出張ることになったけどソレはまあ、ある意味必要悪。

とりあえずギャグになってしまったのと、淫獣の名前が多いのは目をつぶって欲しい。
444名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:48:17 ID:MwHGFbYk
「幸せにするよ、フェイトちゃん。」
「なのは・・・・・・」

高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの結婚式が、ミッドチルダのある結婚式場で行われていた。
仲人をしてくれたのは、彼女ら共通の古い友人であり、今でも親友であるユーノ・スクライア。
一足先に幸せを得た青年に祝福の言葉を送られたのは純白のタキシードに身を包んだ高町なのは。
そして、その美しい体を純白のドレスで着飾ったフェイト・T・ハラオウン。
彼は、彼女らが結婚を決意したとき誰よりも親身になり駆け回ってくれた。
同性同士の結婚にしぶっていた高町士郎を誰よりも強く説得し、納得させた手腕は流石は若くして一部門の長となった
だけのことはあると思わず関心したものだ。
なのはが純白のタキシードを着て、ドレスのフェイトを抱くというのも彼らの結婚式を参考にしたものだ。

ヴィヴィオを寝かしつけ、二人の夫婦としての初夜が始まった。
夫婦としては始めての、しかし、それは今までも何度も繰り返してきた儀式。
優しく互いの体を抱きしめ、そっと撫で回しお互いの体温を感じる。
今、互いの目の前の相手の痴態を、誰にも見せないはずのその秘部をお互いだけが知っている。
お互いの名前を何度も呼びあう。
名前を呼び合うという行為。それは二人の始まり。
二人が友達に、そして夫婦へと至る道のりの出発点。それは何よりも神聖な行為。
何度も抱きしめ、名前を呼び、お互いの存在を感じあう。
445名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 17:48:57 ID:MwHGFbYk
二人の儀式が終わり、再び穏やかな時間が訪れる。

「なのは・・・・・・」
「何?フェイトちゃん。」
「なのはのタキシード、凄くよく似合ってた。格好よかったよ。」
「にゃはは。フェイトちゃんのドレスも、凄く綺麗だった。」

互いの晴着を思い出し、再び赤面する。

「ユーノ君たちの結婚式のときさ、凄くいいなって思ったから。」
「うん、あの二人も幸せになれるといいよね。」

そう、彼らは自分たちの先輩なのだから。

「幸せになれるといいよね、ユーノとアコース査察官。」
「ユーノ君がドレス着てたときは驚いたけど、同性同士の場合こっちのほうが見栄えがする場合もあるよね。」

仲むつまじい彼らを思い出しながら、自分達も幸せになろうと決心するなのはとフェイトさんでした。


薔薇オチもってきてごめん(´・ω・`)
446名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 18:14:31 ID:WDkxaK94
>>445
ちょwww
447 ◆34IETlJpS6 :2007/09/30(日) 18:17:17 ID:kDmCwy1E
一時間後


はやてはわたしの部屋のベッドの中で静かな寝息を立てながら、眠っていた。

倒れた後、本当はエイミィの部屋のベッドに寝かせようとしたのだけれど
生憎ベッドメイクが済んでいなかったため、唯一準備の出来ているわたしの部屋を使うしかなかったのだ。

つい先程までは、代わりにアルフに見て貰い
わたしとヴィヴィオの二人はもう一度お風呂に入り直した。
しっかりと汚れを落とし温まってからバスルームを出ると、ヴィヴィオはもう船を漕ぎ始めていたので
エイミィの部屋まで抱っこして運び、今はわたしと交代したアルフと一緒に布団にくるまっているはずだ。


はやての額に手を当てる。
お風呂上がりなのでイマイチ当てにはならないけれど、多分熱はない。
「熱はないみたいだけど・・・あんなに血が出てたんだし
お医者様に見せた方がいいのかな」

わたしが、そう思って救急病院へ連絡を入れるために
席から立とうとすると
「・・・行かんといて」
何時の間に目覚めたのか、はやてはそう言ってわたしの手を掴んでいた。
448名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 18:28:55 ID:kDmCwy1E
>>445
白い液体(正式名称:牛乳)噴いた

片手間に畳んでた俺の洗濯物をどうしてくれる


ユーノ個人が出張るのは、全然悪くないと思う
男キャラ完全隔離が百合ってわけでもないし、上手く味付けして使えば美味しい付け合わせになるさ
449名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 19:12:49 ID:mD31We+V
たとえばフェイ×シグで話書くならなのユーがくっついてても問題ないと個人的には思う。
ただその場合あくまでフェイ×シグ中心で構成するならであって、
なのユーの恋愛描写を念入りにやっちゃうと多分エロパロ行けとか言われると思う。

それはともかく昨日書き逃げした人間です、感想いろいろとありがとうございました。
なのフェイは以前にバレンタインネタ書いたりもしましたが最近は凄い力作が揃っているので、
今後も思いついたり何か降りて来た時に細々と隙間産業のような組み合わせを狙っていきたいと思います
450名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 19:18:04 ID:y3oXZp2Q
>>445
GJ、まさかアコース査察官とは、想定外でワロタ。

そういやなのフェイ結婚式ネタってあんまり見ないよね。
451名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 20:23:17 ID:gOsyY2Ne
なのはがたとえサブ扱いででも鼠とくっつくのはたえられないな。。
まぁ事前に報告あればさけられるので問題ないです。
452名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 20:31:33 ID:kDmCwy1E
「お願いやから・・・行かんといて」
懇願するように、はやてはもう一度言う。
手は、先程よりもずっと強い力で掴まれていた。
「大丈夫だよ、はやて
わたしはここにいるよ」
わたしは、椅子に座り直すと言葉と共に掴んでくるはやての手に自分のもう片方の手を重ねる。

二人の体温が、掌を通してお互いに伝わっていき
しばらくすると、段々掴む力は弱くなっていき、自然と手は離れた。

「ごめんな、無理言うてもうて」
「ううん、友達だもん。これくらい当然だよ」
「友達・・・か。なのはちゃんともこう言うことしとるん?」
「えぇと・・・・なのはとは、その、うん・・・・」
「なぁ・・・フェイトちゃん、なのはちゃんと何があったのか教えてもろてもええ?」
答えの歯切れの悪いわたしに対して、はやてはいきなり話を転換させ
今回の騒動の事について、訊ねてきた。
そういえば、夕食の準備や先程の件でどたばたしていて
まだ説明してなかったっけ

わたしは、事の概要を掻い摘んで話す。
と言ってもほとんどは、アリサに話したのと同じくなのはのお見合いのことなのだけれど

全てを聞き終えると、はやてはそれっきり黙り込んでしまった
453名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 20:59:07 ID:Pe48X0RN
なのフェイで結婚式を挙げる場合
どちらがドレスでタキシードなのか問題だ
いやそもそも教会式とも限らん・・
454名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 21:10:06 ID:Prb8SvD6
>453
両方ともドレス着ればいいじゃない
両方ともタキシード着れば良いじゃない

お色直しで交代できれば良いじゃない
455304:2007/09/30(日) 22:02:45 ID:QGlEIm45
止まってるみたいなので投下したいと思います。
ナンバーズのトーレ×セッテの後半。
9回に分けてました。
456304:2007/09/30(日) 22:07:51 ID:QGlEIm45
稽古場から何か音がする。それは近づく度に大きくなり、稽古場には予想通りの光景があった。
拳を叩き込む。蹴りは体重を乗せ、振り抜く。装備も着けずただひたすらに木に向かって。
拳から血が幾筋も流れ、肩で息をして消耗しているはずなのに止める気配はなかった。

「トーレ姉さま…」
「セッテ!?なぜ…」

見ていられなくて声を掛けるとぎょっとする。
どうやら私に気付いていなかったようだ。こんなこと普段ならあり得ない。

「装備も着けずにこんな…」
「そうか、決めたんだな…」

低く唸るように呟く。私の考えていることはお見通しということだろうか。

「お話があって参りました。聞いていただけますか?」
「聞かなくても分かる。」
「え?それは…」
「あんなことをしたんだ。嫌われて当然だ。
 何でもいい。お前の好きなようにしてくれ。」
「姉さま?」
「どんなに謝っても足りないが謝る。
 本当にすまなかった。」

そう言うとトーレは頭を深く下げたまま動かない。

「私が憎いだろう。お前は大人しいからずっと言いたいことも
 言えずにさらに苦しめた。」
「姉さま、違うんです。私の言うこと聞いてください。」
「いくらでも聞くさ。お前が死ねと言えば死ぬ。」
「じゃあ私がトーレ姉さまが好きと言ったらどうするんですか?」
「…なに?」
457304 2/9:2007/09/30(日) 22:12:39 ID:QGlEIm45
やっと顔を上げてくれた。トーレは困惑した表情をしている。
こんな表情も初めて見る。

「そのままの意味で受け取ってくださって構いません。
 いえ、そうでないと困ります。私は姉さまが好きです。」
「お前…もしかして何をされたか分かってないのか?
 いいか?私はな、お前の意志を無視して無理矢理…」
「分かってます。何をされたか、ちゃんと分かってます。
 だからこそ聞きたいんです。姉さまはなぜ私にそんなことをしたんですか?」
「それは…」
「私が嫌いだから辱めるためですか?誰でもいいから体がほしかったんですか?」
「違う!私は、私は…!」

私の質問に激しく反応する。落ち着かせるためそっと語りかける。

「姉さまに嫌われているならそれでもいいんです。
 お願いです。どんな答えでも構いません。教えてください。」

しばし時間が流れる。でも真実を知るためには必要な時間だ。
トーレはぐっと歯を食い縛った後声を絞り出した。

「私も…お前のことを想っていた。
 ずっと前から…だから、そういうことを、した。」
「やっと、言ってくださいましたね。」
「さっきのあれは、嘘だろう?お前はどこまで優しい…
 いや、あれがお前なりの復讐なのか?」
「嘘も復讐もありません。お願いですから私の言うこと信じてください。」
「信じられん…そんな馬鹿なことが」
「今度は馬鹿ときましたか。私も姉さまが前から好きでした。
 だからああいう形でも嬉しかったんです。
 でも、姉さまには何も言ってくださらないし、きっとそういうことをする
 相手の一人だと思っていました。」
458304 3/9:2007/09/30(日) 22:13:59 ID:QGlEIm45
そこまで言うとさらにトーレの困惑が深くなる。
眉間に皺を寄せる。

「相手の一人?」
「私は生まれたばかりでよく分かりませんが、姉さまは他の姉妹にも
 こういうことをされているのではないかと…」
「あるわけないだろう…!」
「そうなんですか?じゃあドクターの言ったとおりだったんですね…。」
「…なぜそこでドクターが出てくる。」
「ドクターが悩んでる私に教えてくれたんです。
 『トーレはきみに一途だよ』、と。」
「そうか…。ドクターが…。」

前に見た、怒ったような悲しそうな顔。
でもそこには少しだけ感謝も見えた気がした。

「…恋愛など下らないと思っていた。興味もないし
 私には一生縁のないものだと思っていた。しかし…お前を一目見た時から…」
「それって…もしかして一目惚れですか?」

そこまで言うと口を「へ」の字に曲げてそっぽを向いてしまった。
対して私はぽかんと口を「○」のように開けた。
459304 4/9:2007/09/30(日) 22:15:21 ID:QGlEIm45
「…本当ですか?」
「嘘を言っても仕方がないだろう。他にも色々あるが…」
「言ってください。」
「…やはり無理だ。これ以上言わせるな。」
「そうですか…。」

少し残念だがちゃんと本音も聞けたし目的は達成された。
それに、今はいい。

「いつか」
「…」
「いつか教えてくださいますか?」
「…ああ。」
「ならいいです。
 教えてくださるまで待っていますから。」
「…ああ。」

ずっと一緒にいればいつか教えてくれるだろう。
それなら、それでいい。
460304 5/9:2007/09/30(日) 22:16:54 ID:QGlEIm45
「お帰り、ウーノ。」
「ただいま戻りました。」
「聞いてくれたまえ、トーレとセッテ。中々面白いことになったよ。」
「大体の想像はつきますが、ようやく決着がついたんですか?」
「決着、そう決着だね。セッテときたらトーレには他にも
 何人も相手がいると思っていたよ。」
「あら、トーレにはそんなこと無理だと思いますけど。
 一途な子ですよ。」
「だろう?セッテは大人しすぎると思っていたんだが
 思わぬことを起こしてくれたよ。
 きっとこれからも気付かずにトーレを振り回すんだろうね。」
「珍しいですわね。トーレが振り回されるなんて。」
「ふふふ、いや全くみんな私の予想をいい意味で裏切ってくれるんだ。
 嬉しいよ。」
「ドクター、二人が可愛いからといってあまりからかっては
 いけませんよ。」
「分かっているよ。ふふふふ…」
461304 6/9:2007/09/30(日) 22:20:04 ID:QGlEIm45
セイン→チンク→ノーヴェ→ウェンディで大富豪
「ダイヤの4。それにしても恋は盲目とはよく言ったもんだよね。」
「5。そうだな、まぁ収まるところに収まってよかった。次、ダイヤの6は?」
「ない。いきなり階段縛りかよ…。パス。」
「はいはい、あるよ。ハラハラさせてくれちゃってねー、もう。あ、ごめん。7もあるや。」
「じゃあ流すっす。でもセッテも鈍いっす。」
「じゃあ11。お互いさまじゃない?」
「11か…じゃあ10。トーレも相当鈍いからな。」
「イレブンバックかよ…(11が出たら10以下のカードを出す。)パス。」
「あ、9あったっす。セッテの目は前から恋する乙女の目だったっす。」
「8で流して…ほい。どう見ても相思相愛なのにね。」
「また11か。近寄りすぎて見えなくなったんじゃないのか…10。」
「セイン、てめぇまたイレブンバック…パス!」
「9。クローバーで縛りっす。そういうもんっすか。
 さて、8は誰が…ノーヴェっすか?」
「セインちゃんが持ってるんだな、これが。また流して…5。でもあのお堅いトーレ姉がね…」
「うむ。…8で流すぞ。12。」
「13!」
「それが一番ビビったっす。やっぱ恋は人を変えるっすね。あーパスっす。」
「姉もパスだ。」
「よっしゃ!じゃあ」
「こらこら、お姉ちゃん無視しないでよ。ほい、ジョーカー。」
「!!スペードの3誰だよ!」
「セインちゃんでーす♪」

ニヤニヤしながらチョキの形をした二本の指をくっつけたり離したりする。
そこはかとなくむかつく仕草だ。ぶちぶちとノーヴェの血管が千切れ飛ぶ。

「てんめぇ…IS発動!」
「うおお!?ISはちょっと待ったあ!」
「うわ、ノーヴェ、危ない!危ないっす!」
「ノーヴェ止めろ!家が壊れるぞ!」
462304 7/9:2007/09/30(日) 22:22:08 ID:QGlEIm45
なにやら家のほうから賑やかな――どちらかというと騒がしい――音がする。
派手に遊んでいるのだろうか。

「ここまで聞こえるとは、まったく…。騒がしいにも程があるぞ。」

憮然とした顔で呟く。これは帰ったらお仕置きだろう。

「どうした。」
「いえ、同じことを考えていました。」
「そうか。」

それっきり会話が続かない。
かといって「そういう雰囲気」でもない。
今までにない不思議な間に密かに戸惑っていると
まだ憮然としたままの顔でトーレが呟く。

「…行きたかったら行っていいんだぞ。」
「はい?」
「私はあまり遊んでやれん。ああいうことはよく分からん。」
「ええ、知ってます。」
「だがあいつらならよく知ってるだろう。
 私のことは気にしなくていい。」
「…トーレ姉さまは何かご予定でも?」
「別にない。怪我もあるし部屋に帰って少し休む程度だ。」

特に他の姉妹たちと遊ぼうという気はなかった。
誘われれば輪に入るかもしれないが自分から入ろうとは思わない。
何より今は自分から入り込みたいものが目の前にあるのだ。

「そうですか。あの、もしよろしければ…」
「なんだ。」
「あの…」
463304 8/9:2007/09/30(日) 22:23:57 ID:QGlEIm45
一言、怪我が心配だから部屋に行ってもいいですかと言えばいいのに
いざとなると出てこない。私も意気地がない。

「すみません。何でもないです。」
「あいつらのところに行かないのか。」
「え?…ええ、私も少し休もうかと思って…」
「…じゃあ来るか?」
「え?」
「私の部屋に来るか?」

予想外の質問に返答に詰まる。
まさか向こうから誘ってもらえるとは思わなかった。嬉しくて声が出ない。
しかしトーレは別の意味だと思ったらしい。
はっとしたかのように口を開く。

「そういう意味で言ってるんじゃない。ただ普通に休むだけだ。
 たまたま同じ目的なら一人も二人も変わらんと言いたいだけで…」
「はい…。」
「確かに少し寝ようとは思ったが、そういうつもりで言ったわけではなくてだな。」
「はい。」
「…そんな目で見るな。」
「そう言われるのは二回目ですね。」
「からかうな。」
「すみません。」

悪びれずに言うとむっとした顔で行くぞ、と呟いてトーレは背を向けた。
慌ててついていくとちら、と見るだけでそれ以上こちらを見てくれなかった。
そうしたら無性に振り向かせたくなった。
なぜだろう。感情というのは本当に分からないことばかりだ。
でも今はそれを素直に受け入れたい。
なんだか楽しい気分だった。
それにしても、何と言えばいいだろうか。
464304 9/9:2007/09/30(日) 22:26:06 ID:QGlEIm45
…そういえば一つ、あの時言い忘れていたことがあった。
この人はどんな反応をするだろうか。

「姉さま、私…」

確かにあなたを知るうちにもっともっと好きになっていったけど、
私も実は一目惚れだったんですよ。

あなたは振り向いてくれますか?
465304:2007/09/30(日) 22:29:25 ID:QGlEIm45
以上です。
ありがとうございました。
466名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 22:30:58 ID:Pe48X0RN
   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!! 危うく数の子に浮気するところだったぜ
フ     /ヽ ヽ_//
467名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 22:33:31 ID:okTOSw+K
>465
GっっっっっJ!!
もうこの不器用さん達め全員にバレバレじゃねーかとニヤニヤが止まらない。
468304:2007/09/30(日) 22:54:03 ID:QGlEIm45
ありがとうございます
また妄想が湧いてきたら投下しますんでお願いします
もっと他のナンバーズも書けたらいいなあ
469落ちはまだ未定:2007/09/30(日) 22:56:39 ID:SbRe+Krp
しかし、いつまでたってもそんな未来は訪れなかった。
なぜかなのはさんはフェイトさんの肩に手を置いた姿勢のまま停止している。
額からは脂汗までにじんで来ている。

「えっ?」
いったい何があったのだろうか。
まさかこの一瞬でなのはさんが正気に戻ったとでも!?

「フェイトちゃん。なのはちゃんだいぶ酔うてもーたみたいやから、その辺で休ませてあげてくれへんか?」
「うん、任せて。大丈夫なのは?ちゃんとつかまってね」
優しく声を掛けつつ、まるで映画のワンシーンのようになのはさんをお姫様抱っこするフェイトさん。

そしてなのはさんは無言のままフェイトさんの首に腕を回し胸に顔をうずめる。
「なのはそんなに気分悪いの?ごめんスバル、ティアナ、ちょっと水持ってきてくれないかな」
「わかりました。水が必要なんですねっ。ウイングっ」
「えっスバル!?何する気で…「ローーーーーーードっ!!!!!!!!!!!!」
フェイトさんの問い掛けも空しく隊舎に伸びる青い道。
走り去るスバルの後姿を3人で呆然と見ていたがもう今更どうしようもないと気付いたのか
フェイトさんはなのはさんを気遣ってか少しゆっくり木陰に向かって歩いて行く。

隊舎まで水をとりにいったバカへの文句は戻ってくるまで保留にして
私はおそらくなのはさんを正気に戻した人、はやてさんに視線を移す。
「ティアナ、友達歴11年をなめたらあかんでー。私にかかればなのはちゃんの暴走を止めるなんて朝飯前や」
あぁ、スバルがあれだけなのはさんに憧れていたのも今ならわかる。
この絶望的状況から救い出してくれたはやてさんに後光が差して見える。
あはは、と笑うその声に、頼りがいのあるその姿に心拍数が急上昇する。
470落ちはまだ未定:2007/09/30(日) 23:00:42 ID:SbRe+Krp

でもそんな事は表にださないようにして、まずは疑問を解決しておく。

「いったい何をしたんですか?」
「ん?ちょぉ念話でアドバイスを、な」
「な……なんて言ったんですか?」
あのブラスター3状態のなのはさんを機能停止に追いやるなんて、どんな脅し文句だろうか。

「『さすがのフェイトちゃんも初めてが酔った勢いで、じゃあ嫌やろうなー』って言っただけやで。
いやー、あそこまで効果あるとは、フェイトちゃん愛されてるなー。」

なるほど、フェイトさん至上主義のなのはさんには一番効果のある攻撃だ。
でもそれでは新たな問題が……
「えっと、なんで敢えてフェイトさんに介抱するのを任せたんですか?」
「なのはちゃんもフェイトちゃんがいれば過激な発言しなくなるんやないかと思ってな」
「なのはさんは酔いがさめるまで手は出せないんですよね?」
「そやね。素面のなのはちゃんは基本へたれやし、どっちにしろ手は出せへんやろうなー」
「あの、それだとなのはさんが……」
生殺しにもほどがある。

にやにやと笑いながらこっちを見てくるはやてさんに、私はすべてを悟った。
この人、全部わかった上で……
少し離れたところでフェイトさんがなのはさんに膝枕をして背中を撫でているのが見えた。
今なのはさんは天国と地獄を高速で往復してるところだろう。
471名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 23:04:52 ID:9WyEnoK2
ちびだぬき最強説
472落ちはまだ未定:2007/09/30(日) 23:06:03 ID:SbRe+Krp
「まぁ、心配せんでも後でちゃんとフォローは入れるからへーきやって」
「フォロー……ですか?」
こんな状態ではフォローも何も無い気がするのだが
「なのはちゃんお酒は強い方やし、夜には回復してるはずやから
今晩はヴィヴィオをうちで預かってあげれば二人っきりで遠慮なく…っちゅうわけや」
「それ、根本的な問題が解決してません」
まあ半分くらいは解決してるかも知れないけど
一番の問題は、はやてさんの言葉を借りるなら“なのはさんがへたれ”という部分だ。
そんな所は見たことが無いのでにわかには信じがたいが、付き合ってから5年も経つのに手を出さないというのは
フェイトさんがそういうことに耐性が無いことだけが理由とは思えないからきっと本当なのだろう。
「そこんとこは後でフェイトちゃんに色々吹き込んでおけば万事OKや。
さすがのなのはちゃんでも据え膳食わぬは…ってなるやろ」

何を言うのか猛烈に気になる。でもその領域は踏み込まない方が良いだろう。
どうせ聞かなくても結果は明日のなのはさんたちの様子を見ればわかるだろうし。
今は共に戦った仲間たちと別れを惜しむ時。
“元”隊長の心配をするよりも今を楽しむべきだろう。
それに……

「はやてさん、一緒に飲みませんか?」
「おっ、ええな」


それに……私の恋は、いま始まったばかりなんだから



終わり
473落ちはまだ未定:2007/09/30(日) 23:08:17 ID:SbRe+Krp
この話はなのフェイでいくって言った奴誰だよっ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(⊃д`。)ノ

本当になんでこんな事になったのか全くもって不明。
たぶんはやての大阪弁と京都弁の中間くらいで、時々標準語になったりするあの口調がわからなくて
StS14話を見たのが原因だと思うんだ。
ティアはや…意外と良いと思うのだが需要も供給もなさそうだな。

一番好きなカプはうまく書けないという通説は本当だった。
なのフェイの激甘初夜は脳内補完の方向で……
474名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 23:26:52 ID:9WyEnoK2
ティアはや・・・俺の中で漫然とした憧れでしかなかった二人の関係が確かに今動き始めた。
475名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 23:37:45 ID:/w2MvOCJ
ティアはやってかなりいいと思うぜ?
余力があればぜひ続きが欲しいぐらいだw

>>468
二人とも不器用だな・・・
だからこそ一途に相手を愛せるってことなんだろうね
GJ!
476名無しさん@秘密の花園:2007/09/30(日) 23:38:58 ID:QGlEIm45
はやてとティアナってすごい斬新
なのフェの初夜は無事に済んだのかな?
477名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 00:30:23 ID:qGL5XQe6
478名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 00:52:00 ID:Xs7HqMOu
>>477
なのはさんどこ揉んでるんですか!
なのヴィヴィがいいなって思ってきた
479名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 00:57:02 ID:TJ6rQ+4j
新しいCPを発掘できるのはいいことだな!
ぶっちゃけ本編見たとき(14話)なんかあると微妙に期待してたw
>>477
ヴィヴィオとなのはさんの年齢差が約15歳というのが痛いな
ヴィヴィオが20歳の時なのはさん35歳だし・・・・・・せめて10歳差ならな〜
480名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 01:28:25 ID:D4Z3xnyP
某所の屋店の主のババア姿は正直萌えたがな
481名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 02:16:00 ID:WoA3rTZt
ヴィヴィオは大人になれるから平気。
15(推定)と19ならだいじょぶさ!
それにそんなことじゃヴィヴィなのは止まらんよ!!
482名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 03:08:52 ID:/CfAMoGW
唐突にアイナ×なのはが浮かんだ…
何なんだろう、一体
483名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 03:31:09 ID:HH3AtRjE
>>473
GJ
ヘタレなのはにかなり萌えたのでもっと書いてー
484名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:07:29 ID:Sg11VIce
勢いだけで書き上げた。でも今は反省している。
フェイトそんの母性っぷりが書きたかった。ただそれだけ。
エロないけど、続編はエロがある予定かも。

では、いきます。
485名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:09:53 ID:Sg11VIce
薄いカーテンを通して差し込む柔らかな日の光が、
眠りの中にあったフェイトを緩やかに目覚めさせた。
未だにぼんやりと夢見心地な頭で、枕元の目覚まし時計を手探りで手繰り寄せ、
現在の時刻を確認する。
時計の針は何時もよりも遅い時間を指し示しており、既に正午近い。
寝過ぎたかな、とフェイトは寝ぼけ眼を擦りながら思ったが、
久しぶりの休暇なのだから少しぐらいの惰眠を貪っても罰は当たらない筈だ。
だが、いつまでもベッドの上にいるのは有意義な休日の過ごし方とは言えない。
次の休暇が何時になるのかは分からないのだから、
今日という日を精一杯楽しまなくては駄目だろう。
もうそろそろ起きて朝の支度をしようと思ったが、ふと、
布団がやけに膨らんでいるのに気がついた。
それにお腹の辺りに柔らかい何かの感触を感じる――布団をそっと捲ってみると、
そこには胎児のように身体を丸めて眠っているなのはの姿が在った。
自分のお腹に顔を埋めて、すやすやと穏やかな吐息を立てて眠るなのはの寝顔は愛らしく、
同じ十九歳であるにも関わらず自分よりも随分と幼く見えた。
この幼子のように愛らしく無垢な寝顔を無防備に見せる少女が、
本当にあのエースオブエースのなのであろうか。
そんなとりとめもない疑問がフェイトの脳裏を過ぎったが、
すぐにそんな事は如何でもよく思えた。
なのはの寝顔を見ているだけで、胸が幸せに締め付けられ、
フェイトの胸中はなのはに対するいとおしさでいっぱいに満たされていた。
彼女は誰にでも好かれ、愛される存在だが、このように安心しきった姿を晒し、
何の気兼ねもなしに無邪気に擦り寄って甘えてくれるのは自分だけである。
自分だけが、なのはのこの特別な姿を間近に感じ取れる唯一の人間。
そんな優越感に浸りながら、フェイトは眠る彼女の頭を優しく撫ぜ、
柔らかな陽光を受けて透き通るように輝く栗色の髪を手櫛で梳った。
486名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:11:09 ID:Sg11VIce
「んっ………」

夢の中に居るなのはは少し擽ったそうに身動ぎしたが、すぐにまた眠りに戻る。
一本一本が絹のように滑らかななのはの髪の感触を楽しみながら、
フェイトは彼女が今見ているであろう夢に思いを馳せた。
彼女の穏やかな寝顔を見る限りでは、少なくとも幸せな夢である筈だ。
その幸せな夢というのは、一体どのようなものなのだろう。
父母に慈しみ育てられた幼少の頃か、それとも大切な友達と過ごしたひと時か。
後者であるならば、その中に自分の姿はあるのだろうか。
もし、無かったら……そんな最悪な考えが胸中に思い浮かんだが、すぐに振り払った。
大丈夫。きっと私はなのはの大切な人。それもただの大切な人ではなく、
想いを深く通じ合い、肌のぬくもりを重ね合った特別な仲だから。
何かの呪文のように繰り返し心の中でそう唱えてみるが、果たして本当にそうなのだろうか。
ひょっとしたらそれは独り善がりの、自己満足に近い錯覚なのかもしれない。

 ………止めよう、こんな事を考えるのは。
なのはの愛に対して少しも疑念など持ちたくはない。
自分が信じられる数少ないものの中の一つは彼女の愛なのだから。
それに、もし、彼女に今の自分の心の中を知られたら、自分という
人間がどんなに臆病かという事が分かってしまう。
なのはに嫌われてしまうかもしれない――そう考えるだけでも恐ろしく、
フェイトの心は不安で押し潰されそうになる。
私はなのはを愛している。なのはも私を愛している。それは絶対に疑いの無い事。
そう結論付ける事で、フェイトはもうこの不毛な思考を終わりにした。
それに何よりもまず、それは折角の休日の穏やかな朝には似つかわしくなかった。
487名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:13:03 ID:Sg11VIce

フェイトはなのはが見ているであろう夢について思考を戻した。
ずっと自分のお腹、つまりは子宮の上あたりに顔を埋め、胎児のように身体を丸めているのだから、
もしかしたら彼女はお母さんのお腹の中にいた頃の夢でも見ているのかもしれない。
母の胎内で赤子が見る夢はどのようなものなのだろうか。
母親の心地良い鼓動を子守唄にして、赤子は誰かに守られているという
絶対の安心感の中で、温かい羊水の中を漂いながら、
これから生まれ出でる世界に思いを馳せているのかもしれない。
尤も、人工培養されて作られた生命である自分には、
解りえないものであるには違いないだろうが。
そう思うとフェイトは急に悲しくなった。
結局、自分はなのはやはやてとは根本から違うのだ。
彼女らは母の胎内で育まれ、祝福されてこの世に生まれ出でた。
なのに自分は、無機質な培養槽の中で育まれ、道具としてこの世に生まれ出でた。

……駄目だ。朝からこんな暗い事を考えていては駄目だ。
もう自分の出生に関しては折り合いをつけたのだ。
何時までも過去の幻影に捉われるのは良い事ではない。
それに、たとえ自分が作られた命であろうと、この胸に宿るなのはに対する純粋な
想いだけは決して作られたものではない。
そして人工的に作られた命であるからこそ、自分は人間の愛によって形作られ生
まれた温かななのはが人一倍いとおしく思えるのだ。
そう思えるのであれば、フェイトにとっては無機質なこの命を授かった事さえ幸せだった。
自分の全ては愛するなのはに直結している。
それがフェイトが存在する全ての意味と言えるかもしれない。
488名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:14:59 ID:Sg11VIce
「ねんねん ころりよ 

 おころりよ 

 ぼうやは 良い子だ 

 ねんねしな」

赤子のように安らかななのはの寝顔を眺めていたら、ふと、
気がつけばそんな優しい旋律を自然と口ずさみながら、一定のリズムに
合わせて彼女の頭を慈しむように撫ぜていた。
自分は誰にも唄って貰った事のない子守唄。
でも、そんなのは別に如何だって良い。
自分の悲しい出生も如何だって良い。
大切な人にこんなに優しく温かな歌を唄ってあげられれば、それで良いのだ。

「ぼうやの おもりは

 どこへ行った

 あの山 越えて

 里へ行った」
489名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:16:32 ID:Sg11VIce
「里の 土産に

 何もろた

 でんでん太鼓に 

 笙の笛」

フェイトは自身が口ずさむ旋律に誘われて、再び穏やかな眠りに落ちていった。
490名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:18:53 ID:Sg11VIce
以上、失礼しました。
なんか色々と投下した後になって恥ずかしくなってきましたが、
wikiに載せるのは修正版になるかも?です。
491名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 04:55:31 ID:5mmfnXge
キニスルコトナイヨー
492名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 05:17:32 ID:8pa2duzk
>>490
自分の出自を気にしつつも
それを乗り越えるフェイトさんいいよー

ところでまとめサイト中の人です
早速捕捉してページ作ろうと思っていましたけど
どうしましょう?

自分で修正したものを書き込みますか?
それとも私がそのまま写したものに修正しますか?
493名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 08:17:10 ID:wYicDFnl
>>490
朝からいいもの読ませてもらった。
494 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 08:59:18 ID:iCCxCFcu

「なぁ・・・フェイトちゃんは、なのはちゃんの事が好きなん?」
「ど、どうしたの・・・はやて?」
しばらくして、黙っていたはやての口から唐突に零れた言葉に、わたしは僅かながら動揺した。
「良いから答えてくれへん?」
そう言ってはやては、逃げるのは許さないと言わんばかりにわたしの腕を掴む。
「うん・・・わたしは、なのはの事が好きだよ」
でも、逃げる必要なんて無かった

それだけは、はっきりと言い切れる
揺るがない、言葉

「・・・それは・・・友達としての好きか? それとも、恋人としての好きなんか?」
「きっと、恋人としての、だよ。まだ、はっきりとはわからないけど」
なのはへの想い、それは10年前あの場所で誓いを交わしたときから一片も変わっていない。
友達も恋人もわからない幼いわたしには、その胸に宿る気持ちが何なのか
わからなかったけど
でも、今なら少しはわかる

初めて出会ったその日から、ずっと頭に焼き付いて離れなかったなのはの顔

あの日、離れたくないと願った、その想い

わたしは、ずっと

なのはに恋をしていたんだ
495 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 09:02:31 ID:iCCxCFcu
あれ・・・何でか>>452トリップ抜けてるorz
496名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 09:44:07 ID:cj41ORia
>>465
なんだな、トーレは侍だな。無骨な感じがすごく良かったっす。
497 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 09:44:48 ID:iCCxCFcu
「でも・・・な」
「えっ・・・は、はやて!?」
はやてはいきなり掴んだままのわたしの手を引っ張った。
その力は、小さく細い身体からは考えられないほど強く
わたしはバランスを崩し、ベッドに倒れ込んでしまう。

そんな、わたしの体を

はやては優しく抱き締めた。
そして、耳元で囁く
「わたしも、フェイトちゃんの事が好きなんよ」
「う、うん・・・わたしも、好きだよ」
「そうやないっ!!
わたしの好きも、フェイトちゃんがなのはちゃんに向けてるのと同じ、恋人の好き、や」
そんなはやての突然の告白に、わたしの脳には様々な思考感情が入り乱れ、エラーや計算不能な事柄だらけでパンクしそうになり回転を止めてしまう。
そんな、わたしには構わずはやては言葉を続ける
「最初に見た時から、思うてた。なんて綺麗な子なんやろって
姿形だけやない、そのただ真っ直ぐでひたむきで愚直なまでに一つしか見つめられない心が、や
なのはちゃんが万人を照らす太陽なら
きっと、フェイトちゃんは光そのもの
ただ、一点だけを照らし続ける・・・一条の光や」
そこで、はやては言葉を止めると
抱き締める腕を緩め、わたしと顔を向き合わせた。
498名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 10:10:39 ID:8pa2duzk
これはいい三角関係wktk
499 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 10:43:30 ID:iCCxCFcu
「なのはちゃんは、きっとフェイトちゃんみたいに1人だけのことを見つめてはくれへんよ?
でも、わたしなら・・・フェイトちゃんのことだけを見つめ続けるよ」

わたしは、その言葉に何も返せない。
はやての言葉と眼に宿る真摯な想い
ただ、わたしのためだけに与えられる愛情。
それは、わたしが母さんに求めたもの

求めてやまなかったもの

だったから。

でも
「ごめん」
わたしの口からは自然とその言葉が零れ落ちる。
「わたしは、馬鹿だから
たとえなのはがわたしのことだけを見てくれなくても
それでも、わたしはなのはの事が好きなんだ」

「嫌や! 聞きたくないっ!」
はやては叫ぶと半狂乱のように髪を振り乱し耳を塞ぐ。
その瞳からは、大粒の涙が溢れていた。
でも、わたしには何も出来ない。
わたしは、はやての向けてくれた愛情よりも
なのはを愛し続けることを選んだのだから
たとえ・・・なのはがわたしの事を選んでくれないとしても
だから、はやてを抱き締めてあげることも、涙を拭いてあげることも
優しい言葉をかけてあげることも出来ない。

そして、わたしは泣き続けるはやてを残したまま
そっとベッドから立ち上がる。
500 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 11:21:37 ID:iCCxCFcu
そのまま、部屋の入り口まで歩を進め
ドアノブへと手をやると
わたしの背に向けて声がかけられた。
「フェイトちゃんがなのはちゃんを好きになったのは
なのはちゃんがフェイトちゃんの事を救ってくれたから・・・なんか?」
はやては、俯きながら言葉を紡ぐ。

はやては、俯いたまま呟くように言葉を紡ぐ。
「違うよ。・・・ううん、最初はそうだったのかもしれない
なのはは、わたしに対して初めて気持ちをぶつけてくきてれた人だったから」
「なら・・・もし、わたしがなのはちゃんより前にフェイトちゃんと会えてたら
フェイトちゃんはわたしのことを好きになってくれてたん・・・?」

そのはやての言葉に、わたしは静かに首を振る。

「わたしは、きっとそれでも
なのはの事を好きになったよ
例え出会い方が違っても、今の姿とは違っても・・・
・・・何度、生まれ変わっても」
そう、きっと・・・
そう言って、わたしは後ろ手にドアを閉めた。

もう、背にかけられる言葉は・・・何も無かった。
501名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 11:35:25 ID:Ni0Um7jx
うわめちゃいい!!
フェイトがなのは大好きなのが伝わってくるわ
502名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 12:00:23 ID:TJ6rQ+4j
はっきりと言い切るフェイトに底知れぬ愛の深さを感じるv
他CPも好きだけどやっぱこの二人はずっと一緒にいて欲しいな〜
503 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 12:46:46 ID:iCCxCFcu
次の朝
いつもよりも早く目が覚めたわたしは、アルフとヴィヴィオを起こさないよう気をつけながらベッドを出た。
水でも飲もうと思い台所へ向かう。
すると、居間まで出た所でいつもとは違う光景が広がっていることに気づく。
テーブルの上には、既に朝食の準備がされていた。
日本人らしい和食の朝ご飯
ご飯や味噌汁は勿論のこと、出汁巻き卵に、ほうれん草のお浸し、ひじきの煮付けなどが並んでいる
そしてその中に一つだけポツンと、わたしの茶碗の上には一枚の紙切れが乗せられていた。
『昨日はごめんな
お詫びにはならへんと思うけど、朝食の用意しておきました。良かったら食べてください』
そこで紙は折り曲げられている。
わたしが紙切れを手に取りその折られた部分を元に戻すと、続きとして最後に一言だけ
『さよなら』
それを見て、すぐさまわたしは自分の部屋へと駆け出す。
乱暴にドアを開き室内をのぞき込むと、布団は綺麗に畳まれており、はやての姿は無い。
それを確認すると
わたしはそのままドアも閉めずに玄関へと走り、何も履かず外へと躍り出たが
はやての姿は・・・もう、何処にも見当たらなかった
諦めて部屋の中へ戻ろうとすると、紙切れの裏側にも文字が書かれているのが目に入った。
わたしは慌てて、その文章を目で追う。
そこには、小さな文字で紙切れ一杯に、はやてのわたしへの想いが書き連ねられていた。
読み進めていく内に・・・紙に水滴が落ち、インクを滲ませる。雨かと思い空を見上げても
空には雲一つない
それでも・・・読んでいくたびに水滴はインクを滲ませ続ける。
そして、文章は最後にこう、締めくくられていた。
『今はまだ気持ちの整理がつかへんから、会えんくなるけど
いつか、きっと
また、会いに行きます。
その日まで、さよならや

“あなたの一番の親友”八神はやて』
504名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 12:58:32 ID:wYicDFnl
>>503
GJ!!
しかしGJするするタイミングがむずいなw
このシーン読んで君望思い出したわ。
505 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 13:00:34 ID:iCCxCFcu
>>500

はやては俯きながら〜
の部分がダブってました、上の方は無いものと思って読んでください。

これではやて編は終わりです。

次からお見合い決戦編こと高町士郎編、高町なのは編へと続きます(多分

本当はリンディ編とアリシア編も入れようかと思いましたが、冗長過ぎるし面倒なので省きました

どうぞ最後までお付き合いください

・追伸
一週間でスレ半分オーバーって尋常じゃない加速っぷりですね
506名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 13:06:52 ID:NV49rO73
>>505
GJ!!!
はやて…(´;ω;`)
大丈夫きっといい相手がいるさ!
507名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 13:43:13 ID:cj41ORia
>>503
せつないなぁ。。。
508名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 18:43:45 ID:CpMjSbGi
はやてにはヴィータがいるしリィンもいるよ・・・

普段セクハラ大王だからシリアスになると悲しい・・・
509名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 18:49:57 ID:Ni0Um7jx
ちょい待ち
ヴィータはなのはさんに矢印向けてますよw
510スバティア短編 ◆nnA2fUI0zk :2007/10/01(月) 18:50:37 ID:xQtjyfLu
筆休めに超短編を。

スバティアギャグです。

511スバティア短編 ◆nnA2fUI0zk :2007/10/01(月) 18:52:22 ID:xQtjyfLu
第10話「機動六課のある休日(前編)」Aパート冒頭と思いねぇ

「ティア〜?朝だよ〜、時間だよ〜」
「・・・うーん」
もにゅ もにゅ
「ふふっ・・・ティア、起きて?今日は練習場セットの当番なんだから、は〜や〜くぅ」
ぺろっ ぺろっ
「う、う〜〜ん・・・あ?」
ぬぷっ ぬぷっ
「あ、起きた?」
ぴちゃ ぴちゃ

「・・・っ!・・・」
スバルを蹴り飛ばしベッドから叩き落すティアナ。
「でぇーーーーぃ!!!!!」
「きゃあん♪」

ティアナはベッドから飛び起きるとスバルを踏み潰す。
「あんたはまた!ちょっと油断するとすぐそうやって朝までひとのカラダをおもちゃに!」
「ちょっとしたティアへの愛情表現なのに〜〜」
「このこの!ここを踏まれるといいのかい?犬が!」
「ああん♥、もっとぉ♥」

――――ティアはもうすっかり、いつものご主人様に戻りました
どっとはらい
512 ◆nnA2fUI0zk :2007/10/01(月) 18:55:58 ID:xQtjyfLu
仕事中になぜか思いついたので・・・出来心なんです。

お粗末さまでした。
513名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 19:04:05 ID:eiTBd1qV
はやてさん→フェイトいいな
フェイなのをからかって遊ぶんだけど実は心の奥では諦め切れない想いがくすぶっていると

10年間フェイトのなのはさんへの想いを一番近くで見続けて来て、相談にのったりしている内にフェイトにはなのはじゃないと駄目なんだって理解して封印したはずの恋なのに
二人きりになったりなのフェイがうまくいかなかったりすると、ついつい抱き締めちゃったりしてうまくごまかすんだけどその後自嘲して「あかんなぁ・・・・」とか呟くとこまで想像した
514名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 21:06:49 ID:F3bhHAfM
SS投下します
アリサとすずかの話です。エロ無し
それでは
515アリサとすずかとゆr(ry:2007/10/01(月) 21:07:38 ID:F3bhHAfM
「アリサちゃん、飲み物のおかわり持ってくるね」
 そう言ってすずかは部屋を出て行った。
ノエルさんかファリンに頼めばいいのにと思いながら私、アリサ=バニングスは、
読み終わった漫画をもとの棚に戻した。
あ゛ーーーーー、なんてちっともかわいくないうめき声を出しながら横になる。
長時間漫画を読んでいたため、ちょっとばかし疲れてしまった。

(ん? ベッドの下に本がある……)
 山になってる中から一冊を興味本位で手に取ると、それは『なかよし』だった。
「まったく、男子中学生みたいなことをしていると思ったら、『なかよし』とはね」
 なにかもう少しまずいものが出てくる事を期待していたため、拍子抜けだ。
試しにもう一冊手に取ってみると、『りぼん』だった。
「まあ、中三にもなってこの二冊はちょっと恥ずかしいかもしれないわね」
 そんなふうに自己完結して、その二冊をベッドの下に戻した。
ふと厚さの違う本が目に止まる。
「今度は『ちゃお』だったりして」
 苦笑しながらその本を取りだすと、聞いたことのない雑誌名だった。

「ゆり……ひめ……?」
 とりあえずパラパラとページをめくってみる。
「ちょっと……なによ、これ」
 どのページも女の子ばかりだ。いや、それだけならまだいい。
女の子同士で手をつないだり、抱き合ったり、その上……。
「キ、キスまで……」
 体温が上昇し、顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。

 女の子同士なのにキスしてる。何故だろう、目が離せない。
じっと見ていると、どことなくその二人は自分とすずかに似ている気がしてきた。
すずかとキスすることを想像してみる。
すずかと私がキス――
516アリサとすずかとゆr(ry:2007/10/01(月) 21:08:20 ID:F3bhHAfM
「アリサちゃん?」
「!!!」
 突然の呼びかけに心臓が止まりそうになる。数秒の硬直の後に、
ゆっくりと後ろを振り向くと、すずかがにこにこ笑顔をこちらに向けていた。
「あ、あの、これは!」
 いたずらが見つかった子供のようにあたふたしていると、
「驚かせちゃったかな? はい、麦茶」
とコップを手渡された。何読んでるの? と言いながら、すずかが、私の持っている雑誌に目を向けた。
「あっ」と一言漏らすと、すずかはみるみる真っ赤になっていき、そのまま黙ってしまった。
気まずい空気が流れる。なにか言わなくては、と私がテンパっていると、すずかがぽつりと言った。

「どう、思った?」
「へ?」
「その本を読んで、アリサちゃんはどんなふうに感じた?」
 すずかは、少しうつむきながら尋ねてくる。
「やっぱり、気持ち悪いかな……?」

 キモチワルイ?

「そ、そんなことない!」
 自分でも驚くほどの声を出していた。
「なのはとフェイトなんていつもいちゃいちゃしてて、恋人かよって感じだし!
こんなの見慣れててなんとも思わないわ! だから、すずかが女の子が好きでも大丈夫よ!!!」
517アリサとすずかとゆr(ry:2007/10/01(月) 21:09:26 ID:F3bhHAfM
 何が大丈夫なのかわからないが、はーっ、はーっ、と私が全力疾走したような荒い息遣いをしていると、
すっと頬に右手をそえられた。
「それじゃ、いいの、かな……?」
「え?」
 いつのまにか、すずかの顔が目の前にあった。いつも見ている顔。でも、いつもと違う顔。
「私は、アリサちゃんが好き。アリサちゃんは……?」
 少しの間をおいて、ゆっくりとすずかの顔が近づいてくる。唇は震えている。

 ふわりと唇にやわらかいものが重ねられた。私の鼓動が早鐘を打つ。ドッドッドッドッド……。
頭が真っ白になる。なんだろうこの気持ち。嬉しいような、恥ずかしいような。
きっとこの気持ちは……。

 唇が離れると、私は目をそらした。恥ずかしくてすずかの顔が見れない。
「……ごめんね」
 急にすずかは、涙声になりながら謝罪の言葉を口にした。
「嫌、だった……?」

 その言葉を聞いて、私はすずかを睨みつける。すずかの顔に怯えが浮かんだ。

 ちょっと、なにいきなり謝ってるのよ。
「すずか」
 返事も聞いてないでしょ?
「言っとくけど」
 私にキスしたくせに!
「私なんて、世界で一番すずかが好きよ!!!」
 そう言うが早いか、猛然と私はすずかの唇を目指して──
518アリサとすずかとゆr(ry:2007/10/01(月) 21:10:26 ID:F3bhHAfM
「わー、すずかちゃんもアリサちゃんもおめでとうー!」
 サイドアップの友人が、髪を揺らしながら嬉しそうに話す。
「そうかー、付き合うことになったんやね」
 セミロングの友人は、とぼとぼと歩いているように見える。
「で、その後どうなったの!?」
 金髪の友人は、ものすご〜く話に食いついている。朝から元気だ。
「その後は、ねー?」
 すずかが、笑いながら私に話を振る。
「うるさいわね! どうせ勢い余って、歯と歯がぶつかって痛い思いしましたよ!」
 と、私がぷりぷり怒っていると、
「もー、怒らないで」
 突然、すずかが道の真ん中で、ちゅっと軽くキスをしてくる。
「わー!」「な、なのは、『お話し』があるんだけど……」「なんや、ショックやわー」
 ギャラリーが、三者三様のリアクションをとる。
「な、な、な」
 顔から火が出そうになっている私を見て、すずかは、
「そういうアリサちゃんが大好き!」
と言ってのけた。
519名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 21:11:49 ID:F3bhHAfM
以上です
読んでくれた人ありがとう
520名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 21:14:40 ID:D6HUEa3Q
百合姫吹いたw
521名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 21:15:29 ID:cj41ORia
>>519
うむ、ごちそうさまでした。
522名無しさん@秘密の花園:2007/10/01(月) 21:16:14 ID:OXGPih5R
まさかのはやティア
523 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 22:35:16 ID:iCCxCFcu
筆やs

チンク姉と愉快な妹たち

「ノーヴェ、いい加減チンク姉を独占するのやめてほしいっス」
「そーだそーだー、お姉ちゃんにも触らせろ〜」
「チンク姉はあたしの膝の上が一番良いんだよっ!」
わたしがノーヴェにもたれ掛かりながら本を読んでいると、妹達はいつものごとく妙な論争を始めた。
ここは管理局の更正施設内の中庭だ。
JS事件において、ドクターとわたし達ナンバーズは囚われの身となった。
管理局への情報提供等を行ったわたし達は、こちらの施設預かりとなり
ドクターとその思想を色濃く受け継いだ上位ナンバー達は今は牢獄へ収監されている。
「クワットロはともかく、トーレまであちらへ行くとは意外だったが」
わたしがそう呟くと
それを聞きつけた妹たちはその話題に飛びついてきた。
「そんなことないんじゃないかな?
トーレ姉は機人の割に義理堅過ぎるから、ドクターへの義理や自分のやったことへの自省とかで残ったんじゃないかと思うけど」
「そうっスねぇ
トーレ姉って身体もそうっスけど精神もガチ、ムチって感じっスもんね」
「いやいや
ガチはともかくムチは関係ねーだろ」
こういう場合、内容がある話になることは滅多にない。
最近は特にそれが顕著だった。
524 ◆34IETlJpS6 :2007/10/01(月) 23:03:15 ID:iCCxCFcu
「ガチと言えば・・・
セッテが残った理由はやっぱりトーレ姉と離れたくなかったからなのかな」
「・・・そっちのガチに話をもってくんっスか。
まぁいいんスけど」
「ウェンディ、そっちのガチとはなんだ?」
わたしがそう訊ねると
ウェンディは少し頭を捻るようにして考え込むと
「そうっスね・・・
あぁ、あそこのアレみたいなものっス」
そう言って、部屋の隅を指さす。

そこではディエチが何かをブツブツ呟きながら芝生を毟っていた。
「・・・・砲撃怖い・・・・砲撃怖い・・・本当に人間か・・・」
何だか遠い眼をしている。
何か悩みでもあるのかもしれないな、後で姉が相談に乗ってやろう。
「いや、そっちじゃなくてその奥っス」
そう言われて目をさらに奥へと向けるとディードとオットーが並んで座っているのが見えた。
この距離だと何を話しているのか良くわからないので、聴力を調整し音を拾う。
「オットー・・・」
「ディード・・・」
二人はお互いに名前を囁き合うだけで、特に大した会話はしていなかった。
525名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 00:54:46 ID:ttwmSIcQ
>>389
>雰囲気を大事にしない夫
育児書だけでなく夫婦円満の書まで研究してるFさんにワロタ 読みすぎww

>>472
へたれ攻めはFさんの独壇場だと思い込んでいた。
へたれなのはさんがもっと見てええええ!

最近のこのスレの神がかり度は異常。
ナンバーズもアリすずも熱いな!


526名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:18:50 ID:nvGUDbXJ
>>524
>砲撃怖い・・・・砲撃怖い・・・本当に人間か・・・
ディエチ超かわいそす(´・ω・`)
527名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:27:09 ID:R0IRcQ6N
ちょっといつもと変わった形式で書いてみました
スバティアです
ちょっとなのフェイ
528名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:27:46 ID:R0IRcQ6N
最近寝込みを襲われるんです・・・

何言ってんだと思うかもしれないけど本当のことなんです

同室で、コンビで、そして恋人の・・・・・スバルに


昨日だって疲れて寝ていたのに、気がついたら服を半分以上脱がされていて

もちろん抵抗はしました

でもスバルに力で勝てるわけも無く・・・

必死の抵抗も虚しくそのままズルズルと・・・・・


か、勘違いしないでくださいよ!?

別にあいつとするのが嫌とかじゃないんですからね!?

ただ・・・
なんていうか雰囲気ってものを大切にして欲しいわけなんですよ


あ、わかってくれますか?

わかってくれると思ってましたよフェイトさんなら
529名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:28:43 ID:R0IRcQ6N
ティアナはスバルが無理矢理したと思ってる?

あーそうだよね・・・

じゃあスバルはティアナのこと嫌いだからやっちゃったのかな?

ご、ごめん!
変なこと聴いちゃったね!!
(ティアナ怖いよぉ・・・)


うーん・・・じゃあこうは考えられないかな?


「スバルはティアナが好きで好きで堪らないんだ」ってね


うん。私はなのはを愛してるからなのはの全てを受け入れるよ

「こんなに愛されてるんだ」って嬉しくなっちゃう


それに無理矢理されるのも嫌いじゃないs・・・・


も、もう!!!
なに言わせるの///


だからさ。
とりあえずスバルと話あってみたらどうかな?
530名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:29:30 ID:R0IRcQ6N
(愛されてる・・・・か・・・)


そうですね!

今日スバルと話あってみます


はい!
ありがとうございました!


え!?

フェ、フェイトさんとなのはさんの方こそ明日も訓練ってこと忘れないでくださいよ?


じゃあ失礼します


531名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:30:32 ID:R0IRcQ6N
スバル!


その・・・したいならしてもいいわよ・・・///


ちょっ!!
待ちなさい!!


ち、ちゃんとキスしてからにしなさいよ


そう・・・

もっと強く抱きしめて・・・・


スバル・・・・・あたしのこと好き?


うん・・・あたしもあんたが好きよ・・・・





すいませんフェイトさん
明日少し遅れるかも知れません・・・
532名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:32:26 ID:R0IRcQ6N
終わります

読みづらいかも知れません・・・・
533名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:44:43 ID:ttwmSIcQ
>>532
GJ!
スバルは夜の訓練もなのはさんに倣って全力全k ry)

神作品の数々に触発されて、フェイなの投下。
今までこういう文を書いたことがないド素人なので、
へなちょこですがお許しを。
5341/9:2007/10/02(火) 01:46:06 ID:ttwmSIcQ
「お二人の部屋、しぃいいいいっくぁぁあり、作ってあるですよ!」

そんなリインの言葉を思い出して、
「リインちゃんすっごい気合入ってたよねー」
「そうだね。シャーリーも手伝ってくれたみたいだし」
なんて話しながら、私となのはは
今日から私たちの住居となる部屋へと続く通路を歩いていく。
もう夜も遅いし今日は寝るだけになっちゃうかな。

なのはが部屋の前のパネルを操作して扉を開く。

「うわあ、広・・・」

なぜか途中で止まったなのはの言葉を不審に思いつつ、
続いて部屋に入る。

そこで真っ先に私の目に飛び込んできたのは、

しぃいいいいっくぁぁありとした作りのダブルベッドだった。
5352/9:2007/10/02(火) 01:47:08 ID:ttwmSIcQ
えええええええええええ!

「こっ、こここ、このベッドどう見ても間違えてるよね?
 ちょっと今からシャーリーに連絡を」
「待って、フェイトちゃん」
「え?」
「もうこんな時間でシャーリーもとっくに休んでるだろうし。
 それに今からじゃ新しいのも用意できないだろうから、
 今晩だけこれで寝ることにしよ?」
「う、うん、そうだね」

うん、なのはの言うのも尤もだけど・・
でも、だ、だぶるべっど・・・。

今夜はなのはと同じベッド・・・。

「ふぇいとちゃ〜ん?」

なのはと同じ布団・・・。

「ふぇいとちゃ〜ん??」

なのはと私がこんなに近くに寝ちゃうなんて、き、近所過ぎるよ、なのは・・・

「ふぇいとちゃんっ!!」
「はい!」

「フェイトちゃんも疲れてるみたいだし、もう今日は顔だけ洗って寝よっか?」
「うん・・・」

今晩だけだし、頑張れる・・・よね?
5363/9:2007/10/02(火) 01:48:01 ID:ttwmSIcQ
結局寝る支度を済ませて、実際にベッドに入ったのは
それから1時間くらい後のことだった。
もう深夜を回っているから、早く眠らないと明日に差し支える。

差し支えるんだけど・・・眠れない。
出来るだけ距離が離れるように、ベッドの端っこに寝てはみたものの、
なのはが同じベッドにいて、手を伸ばせば届く距離にいると思うだけで
頭の中がカーッと熱くなってくる。

ううう、なんで私だけこんなに意識してるんだろう。
なのははもうとっくに寝ちゃってるみたいなのに。


半ば眠るのを諦めて寝返りを打ちながら、
最後になのはと手をつないで歩いたのっていつだったっけ?なんて
本当はテープが擦り切れるくらい何度も思い返した記憶を
もう一度呼び出してみる。

そう、あの時。
中学の終わり頃、私が風邪で熱があった時に、
家までなのはが手をつないで送ってくれたんだっけ。

少し体の節々や頭が痛かったけど、
なのはの体温をすぐ近くに感じられることが嬉しくて。
私が指を動かすと返事をするように動くなのはの指に、
眩暈がするみたいだったんだ。
5374/9:2007/10/02(火) 01:48:58 ID:ttwmSIcQ
あの頃くらいから、私はなのはに触れられなくなった。
時々なのはの近くにいると、ふわっと甘い匂いがする時がある。
それはこの世で私が一番好きな匂いで、
そんな時はなのはをぎゅっと抱きしめて
その匂いを胸いっぱい吸い込みたい衝動で体がいっぱいになる。

でもそんな衝動はなのはの信頼をを裏切っているようで、
すぐに後ろめたい気持ちが、淡い幸福感をかき消してしまう。

そんなことを何度も何度も数え切れないくらい繰り返して、ここまで来た。
そしてこれからもずっと、そうなんだ。
この気持ちを抑えてる限り、私はなのはの隣にいられるんだから。


「・・・フェイトちゃん、もう寝ちゃった?」
「なのは!まだ起きてたの?」

「・・・うん」

何だか歯切れの悪いなのはの返事に首をかしげていると
なのははゆっくりと近づいてきて、私のすぐ隣に寄り添った。

心臓がどくん、と痛いくらいに打った。
5385/9:2007/10/02(火) 01:49:41 ID:ttwmSIcQ
「な、なのは?」
「フェイトちゃん、なんでこんなに落ちそうなほど端っこで寝てるの?」
「えと、なのはが狭いと悪いと思って」
「・・・やっぱり他人と寝るのはいやだよね」
「そんな、他人だなんて!なのはは他人じゃないよ。い、一番大切なひとだよ、私の」

私、変なこと言ってないよね?
緊張しすぎて吸う息が冷たい、なのはの顔が見れない。

「・・じゃあ、そんなに遠くにいかないで」

急に落ちた声のトーンにはっとして顔を上げると、
なのはの静かな泉のような瞳が、寂しげな表情で私を見つめていた。
すっとパニックから引き戻される。

なのは・・・もしかして、なのはも私に近づきたいって思ってくれてる?
私のこと、触れたいって思ってくれてる?

「なのは」

恐る恐るなのはの肩に手を伸ばして、近づく。
いま私たちは、お互いの息が混じり合うほどに近い。
5396/9:2007/10/02(火) 01:50:27 ID:ttwmSIcQ
「フェイトちゃん」
顔はよく見えないけどなのはがすごくやさしい声で私を呼びながら、
私の頬や髪を順々にそっと撫でた。
なのはに触れられたところから溶けちゃいそうになる。

そしてなのはの指が耳に触れたとき、
電流のような何かが体の中を駆け抜けていって
気がつくと私は、なのはを力いっぱい抱き寄せていた。

口から言葉が零れるのを止められない。

「なのは、好きだよ、なのは」
「うん、うん」

夢中でささやく私を、なのはがうなずきながら抱き返してくれる。
その腕の力を感じながら、
あ、私のこと受け入れてくれてる、
もう我慢しなくてもいいんだ、と思ったら
涙が出るほど嬉しくて、さらにぎゅっと抱き返した。
なのはの唇が掠めた首筋が、火傷したみたいに熱い。
5407/9:2007/10/02(火) 01:51:05 ID:ttwmSIcQ
次第に抱きしめているだけじゃ足りなくなって、
少しだけ体を離して、どこまでも深い菫色の泉を覗き込む。
見つめ合って意志を確かめ合う。

それから私はゆっくりと目を閉じてなのはに口付けた。
何度も、頭がくらくらするくらいに。

目蓋にも一つ口付けを落とすとなのはがくすぐったそうに笑った。
「フェイトちゃん」
「なに?」
「私、こんなに幸せだったことないよ」

私もだよ、なのは。


その晩私は、出会ってから十年の間見たことのなかったなのはの表情をたくさん見た。
5418/9:2007/10/02(火) 01:51:50 ID:ttwmSIcQ
目が覚めると、横にいるなのははまだ静かに寝息を立てていた。
起こさないように息をこらして、なのはの寝顔を見つめる。
好きな人の寝顔を見るのってこんな幸せな気持ちになるんだ。

しばらく見つめているとなのはが目を覚ました。

「ん、おはよう、フェイトちゃん」
「おはよう、なのは///」

今まで数え切れない程したやりとりなのに、
同じベッドの上ですると何でこんなに恥ずかしいんだろう。
なんだかお腹の奥がくすぐったいような感じがして黙って俯いていたら、
なのはが甘えるように抱きついてきた。
んん、やっぱりいい匂い。
ふわふわした猫みたいな、なのは。
5429/9:2007/10/02(火) 01:52:53 ID:ttwmSIcQ
しばらくそうしていた後、なのはの顔を覗き込むと。
そこには、神妙な、笑いを堪えたような、照れたようなフクザツな表情があった。

「なのは?」
「フェイトちゃんって、知らない人にはクールな執務官ってイメージだし
 知ってるみんなにも温厚だって思われてるけど、
 ほんとはすっごく情熱的だよね」
「あう・・・ごめんなさい///」
「いいの!私はそういうフェイトちゃんが大事で・・・大好きなの!」
「なのは!」

いつまでもそうやってじゃれあっていたかったけど
気がついたら時計はとんでもない時刻を指していて、私たちは大慌てで支度をした。

なのはが部屋の前のパネルを操作して扉をロックする。

「ねえ、フェイトちゃん。あのベッド・・・やっぱり取り替えてもらう?」

いまさら、こんな幸せの箱を手放せるわけがない。

「私は、間違えたままがいいかな」
「うん!」

今度、間違えてくれた人(家具屋さんかな?)にお礼を言いに行かなくっちゃね。
543名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 01:56:21 ID:ttwmSIcQ
終わりです。

>>505
高町士郎編、wktkして待ってます。でも筆休めもすきw
544名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 02:07:55 ID:Fx1cv5q5
最近投下多くて読むペースが間に合わない・・・
週末が待ち遠しいな

>>524
携帯から乙
大変だと思うけど期待して待ってます
545名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 02:09:23 ID:R0IRcQ6N
>>543
GJ!!
フェイトさん奥手過ぎてかわいいよフェイトさん


546名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 02:14:27 ID:PkYS8tsS
>>543
萌え死んだ
547名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 02:17:27 ID:2zgzoqD8
>>543
GJ!
もうなのフェイは良すぎてよくわからなくなってくるwww

>>545
書き方面白いと思いました
なのフェイとスバティアの愛のレベルの差を感じた
548名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 02:22:35 ID:z1DpSVaa
>>543
GJ。フェイトさんもなのはさんも可愛すぎる…
549 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 03:07:04 ID:YY7ZInDj
「おいウェンディ、ただ名前を呼び合ってるだけで
特に何もしていないぞ」
「あー・・・
んー・・・
雰囲気なんスけど
わからないっスかね?」
ウェンディは曖昧な表現で説明しようとするが、わたしにはまったく理解できなかった。

すると
「それじゃあ、あたしとチンク姉で実践してみるっていうのはどうっスか?」
ウェンディはそういう風な提案をしてきた。
何だかやけに顔が赤い気もするが・・・熱でもあるのだろうか
「そうだな
姉も、そうした方がわかりやすいと思うぞ」
「じゃあ・・・まず目を瞑って欲しいっス
それからゆっくりと顔を前に・・・」
「ん・・・こうか」
言われるように、わたしは目を瞑り顔を前へと突き出す

すると
「てめーっ、ウェンディ何してやがるっ!」
「お姉ちゃんも抜け駆けは感心しないなー」
セインとノーヴェ二人の声がして、鈍い衝撃音と何かが飛ぶ音がした。

「な、なんで邪魔するんっスか!
折角良いところだったのに」
「抜け駆けしといて喚くのはこの口か?」
「お姉ちゃん、あんまり妹に酷い事したくはないんだけどなー」
それに続いて何だか言い争うような声が聞こえる。

わたしは、完璧に放置されていた。
550 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 03:09:56 ID:YY7ZInDj
書いてる途中寝落ちましたorz
(´・ω・`)イマオキタヨ
551名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 03:59:54 ID:L060BaNG
数の子いいよ数の子
552名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:01:27 ID:sAq7MdAc
>>543
最強王道ktkr

>>550
どんだけーw
続き!続き!
553名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:55:36 ID:DdCbPSXi
>>543
あのベッドについては妄想が耐えないwwwww
GJ!
いいフェイなの分を補給させていただいた!

>>550
チンク姉可愛いよチンク姉。
ナンバーズはもっと単体で活躍させても良かったと思う@本編
チンク姉総受け好きの自分としては続きが楽しみです。

では391の続き投下。
・・・それにしてもスレの流れ速すぎ(ry
554名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:56:21 ID:DdCbPSXi
抱っこ、とねだるなのはをそのままお姫さま抱っこで抱え上げ、寝室に連れて行く。
できる限り優しくなのはをベッドに下ろすと、フェイトもその隣に腰掛けた。

「ありがとう」
「うん」

お姫さまから王子さまに労いのキス・・・・が、何故かフェイトの目前で止まる。

「なのは?」

フェイトは自分に何か不手際があったのかと不安になる。

「あ、ううん。違うの。今度はフェイトちゃんからして欲しいなーって思っただけで」
「あ・・・」

思わぬ言葉にフェイトの頬が再び紅くなる。

「だめ?」
「だ、だめなんてことは絶対ないよ!」
「じゃあ、してくれる?」
「むしろさせてください」
「・・・フェイトちゃんのえっち」
「え、あ、いや、そんな意味じゃ」
「違うの?」
「・・・違ってないです」
「じゃあ、嘘ついた罰ね?」

ん、と言ってなのはは目を閉じる。
フェイトはその顎に手をかけ引き寄せ、優しく口付けをする。
唇、唇、頬、瞼、瞼、額、頬、また唇。
一度だけではなく、同じ場所に何度も角度を変えてキスの雨を降らし続ける。
その度になのはの口からは薄く声が洩れ、フェイトの理性の壁を1枚1枚剥がしていく。
555名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:57:06 ID:DdCbPSXi
「脱がすよ」

返事を待たずになのはのパジャマに手をかける。
手際よくボタンを外し、徐々に露になる白い肌にくまなく紅い花をつけていく。

「フェイトちゃん・・・」
「ん」

促されるままに深いキス。
最初は浅く舌先だけでつつきあい、次第にしっとりと柔らかい舌を味わうように舐めてあげていく。

「んぅ・・・れろ、ちゅ・・・」

キスをしながらもフェイトの手は止まらない。
ブラジャーの下から手を差し込み、自分と比べてやや小ぶりな胸を揉みほぐす。

「んふぅ・・・」

手に吸い付くかのように心地よいその感触に、思わずフェイトの鼻から感嘆がもれる。
一旦唇を離し、フェイトは素早く自分のパジャマをベッド脇に脱ぎ捨てる。
全て脱ぎ、再びなのはの上に覆いかぶさって無防備な鎖骨へと吸い付いた。

「ふぁ・・・」

そんな些細な愛撫にも敏感になり始めたなのはの身体は反応する。
それが嬉しくて、続けてフェイトは既に硬くなり始めた胸の先端を吸い上げる。

「あっ・・・・・!」

びく、と跳ね上がるなのはの身体を押さえつけ、フェイトは思うままにそこを弄る。
556名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:58:04 ID:DdCbPSXi
「うぁ、あっ・・・・くっ」
「なのは、可愛いよ」
「ふぇいと、ちゃん・・・・ああっ」

もう片方の胸も、あいている手で愛撫を始める。

「なのははこんな風にされるの、好きだったよね?」

人差し指と中指で先端を摘み、そこを中心として円をかくように揉みまわすと、
なのはの声がひときわ高くなる。
フェイトは止まらない。
胸を揉む手を止めぬまま、口だけを滑らし下へと向かっていく。
わき腹に吸い付き、へその窪みをつつき、乳首に戻って今度は甘噛み。

「あっ、あんっ、ふぁ、・・・っ!」

その度になのはは声をあげ、身体を震わす。

「んぁ、フェイト、ちゃ、・・・・ぅんっ!」

自分の名を呼ぶ声がただ可愛くて、愛しくて。
フェイトはひたすらに愛撫を続ける。

と。
フェイトは自分の太ももに違和感を覚える。
手を止め下を見れば、なのはの足が自分の太ももに絡んでいた。
それだけではなく、秘部を押し付けるように強く挟み込んでいるではないか。
布越しでもはっきりと分かる、濡れた感触。
あふれ出した蜜がフェイトの足を伝い、ベッドを濡らし始める。

「なのは・・・」
557名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 04:59:18 ID:DdCbPSXi
もう我慢できないと、言葉にはしないで切に訴えかけてくる肢体。
顔はこれ以上ないくらいに紅潮し、瞳には涙が浮かんできている。

「フェイトちゃん・・・・お願い・・・・」

なのはからのおねだり。

「ん、ごめんね、なのは。焦らしすぎた」

最早意味をなしていない下着を優しく脱がし、問いかける。

「指と口、どっちがいい?」
「・・・どっちも・・・・・・・」
「なのはは欲張りさんだね・・・・うん、分かったよ」

優しく微笑み、足の間へと顔を近づける。
近づくにつれて感じる濃いなのはの匂いに、フェイトは酔わされていく。

「んんっ・・・!」

ずず、と音を立てフェイトが溢れる蜜を吸う。
フェイトの予想以上にそこは濡れており、どれだけ舐めてもそのたびに奥からまた蜜が溢れ出す。

「なのはのここ、凄いよ」
「いやぁ・・・いわないでぇ」
「なんで? 凄く可愛いよ」

指で押し開き、溢れ出す蜜をまたすくう。
558名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:03:43 ID:DdCbPSXi
「くぅ・・・」

表面をなぞるだけのフェイトの愛撫になのはが物足りなそうに呻く。
それにちょっとだけ苦笑し、フェイトが今度は勢いよく指を差し込む。

「ぁんっ!」
「なのは、ちょっとだけ乱暴に行くよ」

言葉だけ告げると、フェイトは指を動かしだす。

「ふぁ!?・・・や、はぁぁ、うぁ、んぁあぁぁ!!」

なのはの身体が激しく跳ねるが、フェイトはそれを気にせずに指を動かし続ける。

「あ、や、はげし・・・・っあぁ!!」

溢れる蜜を舌ですくい、ものほしそうにしているクリトリスにも吸い付く。

「ひぁっ――――! うあああ、ひぅ、ぁっ、・・・っ!!」

声にならない声をあげ、なのはが喘ぐ。
強すぎる快楽から逃げようと、無意識に腰を引くがフェイトはそれを許さない。
腰を掴み、指と口でひたすらになのはを攻め続ける。
指を1本から2本へ増やし、浅く深く、強弱をつけてなのはの中を縦横無尽に動きまわる。
559名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:09:50 ID:DdCbPSXi
「はっ、んぁっ、・・・も、ふぇ、いと、ちゃ・・・うぅっ」

そろそろ絶頂のときのようだ。
目からは涙が溢れ出し、下の口は先ほどからフェイトの指を痛いほどに締め付けてくる。
本音を言えばもう少しその中を味わっていたいところだが、なのはを我慢させるのもよくない。

――――――――それに、夜はまだ長いのだから。

「なのは―――――――今、イかせてあげるからね」

言って、なのはのクリトリスを強く吸い付きながら、舌で転がすように愛撫。
周りの壁をこするように動かしていた指をなのはの一番奥深くにまで差し込む。
今まで以上の強い刺激に、なのはの身体が大きくしなる。

「うぁ、あっ・・・・・ふぇい、とちゃ、んゃ、っぁ・・・・・ふぁ、ぁあぁぁああぁあぁ!!!」

愛しい人の名前を呼び、なのはが絶頂を迎える。
それをみて満足そうに微笑むと、絶頂の余韻を味わう指をそのままにフェイトが
起き上がりなのはを抱きしめ、囁いた。

「なのは・・・愛してるよ」
560名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:10:34 ID:DdCbPSXi
あれから何時間経ったのか。
あの後何回もお互いを求め、愛し合いようやく満足を得た二人が、
寄り添いあってその心地よい体温を全身で感じながら休んでいた。

「このままくっついて、全部一つになれればいいのに」
「え?」
「そうしたら、いつでも一緒にいられる」

やわやわとなのはの胸をいじりながら、フェイトが言う。

「フェイトちゃんは、一つになりたいの?」
「うん。心も、身体も、全部」
「私は・・・・・あまりそうは思わないかなぁ」
「・・・・・・・・」

その言葉が余りにもショックだったのか、無言で手を止めフェイトは後ろを向いてしまう。

「ち、違うよ!?フェイトちゃんが思ってるような意味じゃなくて!」

慌ててフェイトの上に覆いかぶさり、頬を掴んで顔をあわせる。

「お互いがいるから、幸せなんだと思うの」
「・・・?」
「一つになっちゃったら、そこで終わりだから。
 愛して、愛されることが出来て、それを実感しながら生きていく方が幸せだと思うな」
561名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:11:28 ID:DdCbPSXi
「あ・・・・・」
「それに、私たちは3人で家族だもん。
 フェイトちゃんが私とヴィヴィオを守ってくれて、私は二人を内側から支える。
 ヴィヴィオが、そんな私たちを明日も頑張ろうって活力をくれる。
 それぞれに役割があって、それが一つでも欠けたらいけない。そんな家族が、私はいいな」
「なのは・・・うん、そうだね・・・。私、どうかしてたみたいだ。ごめん」
「ううん。謝ることじゃないよ。フェイトちゃんがそれだけ私のことが好きなの、嬉しいし」
「うん、大好きだよなのは」
「私も大好き。・・・でね、フェイトちゃん。思いついたことがあるの」
「何?」
「さっき、3人っていったけど・・・もう一人増えたら、もっと素敵だと思わない?」
「・・・なのは、それは・・・」
「じゃあフェイトちゃん、がんばろっか」
「えっと・・・なのはさん・・・?」
「もっと、もーっと、愛してね♪」



高町家の夜は、深夜になってもまだまだ続くようだ。
562名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:13:32 ID:DdCbPSXi
以上です。
エロ難しすぎ。
甘くもエロくもできない(´;ω;`)
無駄に長くなってしまったし、いずれリベンジしたいものだ・・・。
563名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:18:43 ID:MFXMBMvs
>>562
GJ!!!!
俺起きてて良かった!起きてて良かった!!
全然エロいし甘いっすよw
リアルタイムで更新押しまくったよww
564名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:26:43 ID:42fD/ErK
俺も起きてて良かった
…じゃなくてむしろ生きてて良かったwwGJwww
このなのはさん可愛いなぁちくしょう!
565名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 05:49:50 ID:VfgZupOW
おはよー
朝っぱらから神がいてびっくりだぜ
566 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 06:43:40 ID:YY7ZInDj
「おい、ウェンディ。続きはどうしたんだ
このままの姿勢は少々つかれるのだが」
わたしが体勢を変えないままそう言うと
「も、もうちょっと待って欲しいっス
今、何とかこっちを片付けて」
「片付けるだぁ?
素手であたしに勝とうなんざ100年早えぇ!」
「流石にボード無しで二対一は厳しいと思うよー?」
何をやってるのかは知らないが、確かにウェンディの能力は専用ボード「エリアルレイヴ」用に調整されているため
素手での戦闘能力は機人の中でも最低クラスのはず・・・
「そこは愛の力でカバーするっス!」

「あ、愛ぃ!!??
あたしだってチンク姉への愛情は誰にも負けねー!!!」
「お、お姉ちゃんも負けてられないかなー!」
何だか異様な雰囲気が漂ってきたため、目を開けると
わたしの目の前には三すくみ状態になっている妹たちの姿があった。

「おい、お前達
何をやってる!」
わたしはその間に割り込み、三すくみを解消する。
そして、一人一人の腕を下ろしてやり戦闘態勢を解除すると、三人を地面へ正座させた。
567 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 08:05:02 ID:YY7ZInDj
「それで、こういう経緯になったのは何故なんだ・・・」
そう問うと
「ウェンディが悪ぃーんだ、チンク姉を騙くらかして・・・き、キスしようとしたんだから」
キス、の部分で少し頬を染めながらノーヴェは答えた。
「ウェンディ?」
わたしは続いてウェンディに顔を向ける。
「だ、騙そうなんてしてないっスよ?
ただ、チンク姉がガチって言うのを知りたいって言うから」
「結局それはなんなのだ??」
「んー、正確には何ともだけど
本気で愛しあってるとかそう言う意味かなー」
とはセインの弁。
「よくわからないが・・・とにかく姉妹同士で争うのはダメだ
今後、それだけはしないと姉と約束してくれ」
そう言ってわたしは三人を見つめる。
「「「はい」」」
「うむ、それでいい」
そして、わたしは
縮こまった三人それぞれの頬に

キスを

してやった。

「ち・・・チンク姉、これって?」
「ん? どうした?
して欲しかったんだろう?」
何を言ってるんだ?という顔でわたしが答えると。
「いや、でもチンク姉っスから・・・」
「うんうん、お姉ちゃんも知らないと思ってたよ」
「ショックだ・・・」
三人とも、好き勝手な事を言う。
568 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 09:02:23 ID:YY7ZInDj
「バカにするな、キスくらいわかる。
姉も昔姉様達にしてもらったことがあるからな」
そう、もうずっと昔の話だが・・・
「もしかして・・・クワットロからもされたんっスか?」
「姉が姉様と呼ぶのはウーノ姉様とドゥーエ姉様だけだぞ」
その姉様達も、もういない。
ドゥーエ姉様は破壊され、ウーノ姉様はきっとドクターと最期まで共にいるだろう。

だから
「これからはちゃんと、して欲しかったら口で言え
姉は・・・その、お前達とするのは
嫌じゃない」
姉様達が与えてやれなかった愛情を、わたしが代わりに与えてやろう

この騒々しく、手間のかかる

まだ産毛の抜けない雛鳥のような妹たちに


だって



わたしは、こいつらの唯一の“お姉ちゃん”なのだから
569 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 09:35:46 ID:YY7ZInDj
次の日

「あのー・・・四人とも、ちゃんと講習を受けていただけませんか」
ギンガは困った顔でわたし達の方を見る。
「気にしないでくれ、ただの姉妹のスキンシップだ」
わたしは生真面目に答えを返す。

それに、4人とは何だわたしはキチンと受けているぞ?

うん

「チンク姉ぇ・・・キスして欲しいっスぅ」
「そこの問題が解けたらな」
甘えるようにもたれかかってくるウェンディに、わたしは素っ気なく返す。
甘やかすのだけが愛情ではないのだ。
「チンク姉、解けたよっ!」
ノーヴェは、嬉しそうに紙を持ってくる

「残念、やり直しだ」
「えぇーっ」
不満を言うノーヴェに、頑張れ、とでも言うように頬にキスをしてやる。
現金なもので、ノーヴェはすぐに元気になると、また問題と取っ組み合いを始めた。
「わたしもできたよ〜」
「・・・うん、キチンと出来ているな
偉いぞ」
そう言ってセインの頭を撫でてやる。
「えへへ、セインさん良い子」
そして、何かを期待しているようなセインの唇に、希望通りわたしの唇を重ねてやる。
舌をねっとりと絡め合うと
二人の気持ちは繋がり、一つになれたような錯覚さえ覚えさせる。
そんな感覚が、わたしはとても好きだった
570 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 10:00:25 ID:YY7ZInDj
「な、な、な・・・・(//////」
ギンガは真っ赤になり、見てられないてでも言うかのように顔を手で覆っている。
でも、本心は興味津々なのか眼が指の間から見えていた。
「ギンガ・・・頑張れよ・・・」
何故かそれを木の陰から見守る親父が一人。
仕事をしないで良いのだろうか?
「クワットロ・・・」
ディエチは相変わらず遠い眼をしている。
後でしっかりと愛情を与えてやらなければいけないかもしれない。
「ディード、寒くない?」
「・・・・大丈夫」
この二人は・・・まぁ置いておこう。
何だか幸せそうだし。
「チンク姉っ、今度こそっ!」
ノーヴェがもう一度、と意気込んで紙を突き付ける。
それを横目に目を通すと、絡め合っていた舌を外しセインから唇を離した。
「うん、今度は良くできている
偉いぞ」
そう言って同じように頭を撫でてやると、ノーヴェは猫みたいに気持ちよさそうにして眼を細めた。
セインはまだ名残惜しそうな眼でわたしを見ていたが
愛情を与えすぎるのも良くないので、我慢する。

そして今度は
期待に目を輝かせるノーヴェの唇に
唇を重ねた。

世は全て事も無し

親が無くとも子は育つ

今日もわたし達姉妹は
仲良く元気に暮らしている
571 ◆34IETlJpS6 :2007/10/02(火) 10:10:32 ID:YY7ZInDj
おしまい

俺です。
筆休めとか言って
ただチンク姉が書きたかっただけだとです。
真面目話は書いてて疲れるとです。


数の子は複数カプでも案外普通に書けるので便利かなーとか思います。
チンク姉×ノーヴェ、ウェンディ、セイン
とか
複数絡ませてもあんま違和感ないし
なのフェイはやで3Pとかはヤですが・・・
まぁその辺は想い入れの差なのかもしれません。

あっちの続きは気力が回復すれば夜にでもカキマス・・・
572名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 10:50:44 ID:YY7ZInDj
そう言えば今更だけど
今月のメガミだとヴィヴィオがフェイトとなのはに囲まれてる親子絵で

ママたちに見守られて、普通の少女としての生活を過ごす


って書いてあるね
573名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 12:15:28 ID:QmtGhaL6
>>572
いろんな意味で普通の少女で過ごすにはもったいない環境だけどなw
574名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 12:40:31 ID:ZP4tOvV8
SS書きの方全てにGJ!

朝起きてココを開くのが楽しみでたまらない
575名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 16:52:20 ID:czR2uihE
ドラマCD全然大丈夫だったぞ
むしろなのフェイだったww
576名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 16:56:20 ID:eRG2vfGj
kwsk
577名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:05:18 ID:CMJ0deG1
まじか?まじなのか?

なのはとユーノってのがあったから
まじ気になる!
578名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:07:14 ID:D2Rd6PS4
>>575
君のその言葉は俺に勇気を与えた
内容は気になるが・・・
579名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:08:00 ID:YY7ZInDj
>>575

内容次第では即買いに行きます
580名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:12:41 ID:czR2uihE
どこまでいっていいのかわからんが
・まず時間が一分弱しかない。
・しかも、通信。
・フェイト→なのは。
だった。ネタバレだったらスマン。
581名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:17:14 ID:FbdI32K3
>>580
最初公式でSS03のジャケ見たとき
あまりのフェイトさんの片思いっぷりに噴いたw
しかし、最近沢山SSが投下されてホクホクですよ!!
職人さんありがとう!
582名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 17:53:15 ID:eRG2vfGj
後はSS04で親子三人が一緒に暮らしてるという設定がちゃんと出てくれれば
安心して死ねるのだが
583名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 18:09:49 ID:YVoklRjM
死ぬなよw
584名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 18:52:31 ID:bDPlMchy
>>582
死ぬな、4期がまだ(ry
585名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 18:52:32 ID:z1DpSVaa
やべえ気になる…どんなのか早くききてええ
586落ちはまだ未定:2007/10/02(火) 18:57:27 ID:AGPAwS9w
予想に反して続きを…と言って下さる優しい方がいたので
前回の二次会後の話を投下します。

今度こそ絶対になのフェイです。
587落ちはまだ未定:2007/10/02(火) 19:01:31 ID:AGPAwS9w
二次会は日が落ちてきたのをきっかけにお開きとなった。
男性陣はこれから町に繰り出すらしい。
いったい何次会までやるつもりなんだろ。
明日からは引越しの準備とかでまた忙しくなるって言うのに大丈夫かな……

私は酔ってたせいでスバルとティアナに色々話しちゃったりとハプニングはあったけど、
久しぶりにフェイトちゃんの膝枕が堪能できたから全体的に見ればもう最高だった。
いや、まあ好きな人がずっと側にいてくれるのに何も出来ない状況は辛かったけどね?

そう、今となってみればそこまでは何の問題もなかったんだ……

色々みんなの事が心配だったりもするけど、本当は人の心配なんてしてる場合じゃなくて。



高町なのは一等空尉、ただ今人生の岐路に立っていますっ。
588落ちはまだ未定:2007/10/02(火) 19:03:20 ID:AGPAwS9w
<回想>

色々つまんだりしたから夕飯はいらないかな。とかフェイトちゃんと話しながらヴィヴィオを探してたら
はやてちゃんが明らかに何か企んでる顔で近づいてきた。
「お二人さ〜ん。どや、今日は思う存分はめ外して楽しんだか?」
明らかに私に対する嫌味だ。さすがにちょっと顔が引きつる。

「うん。仕事の事とか階級も関係なしにみんなと話せて楽しかったよ、はやて。
それに……なのはとも一緒に居られたしね」
はにかみながら私の方をちらっと見てくるフェイトちゃんが可愛いすぎて私は身も心も浄化されそうになる。
からかいモードで来たはやてちゃんも毒気を抜かれたようでぶつぶつ言ってる。
「まぁ、楽しかったならええんやけどな……
で、本題や。今日ヴィヴィオはアイナさんの部屋にお泊りする事なったから」

そんな突然決定事項みたいに言われても…
「えっと、なんでそんな事になったの?」
いままで私たち二人とも仕事で夜までに帰って来られない時は預かってもらってたけど今日は特に理由も無いのに。
「これからは二人とも部隊変わってまうやろ?積もる話もあるやろうし、ってことでな
本当はな、私が預かるって思ってたんやけど『はやてお姉ちゃんよりアイナさんが良い〜』って言われてな
はやてお姉ちゃんはちょっとロンリーや……」
「ご、ごめんねはやて。ヴィヴィオもアイナさんの部屋の方が泊まりなれてるから…ただそれだけだと思うからっ
わ、悪気が有った訳じゃないからそんなに落ち込まないで、ね?」
フェイトちゃん…はやてちゃんの言葉を真に受けても結局からかわれるだけだってそろそろ学ぼうよ。
私の目はごまかせないよ。だってうつむいて落ち込んでるように見えるけど口元が笑ってるもん。
589落ちはまだ未定:2007/10/02(火) 19:07:00 ID:AGPAwS9w
「フェイトちゃんは優しいなぁ……今夜、部屋の鍵は開けとくからいつでも入ってきてかまわへんで」
ほら、やっぱり…って
「は〜や〜て〜ちゃ〜〜〜ん?鍵開けとくのは構わないけど闇討ちには注意してね」
冗談だとわかっていても聞き流せない事もあると思うんだよね。
本当にフェイトちゃんに余計な事を吹き込まないでほしい。

「お〜怖っ。はいはい、邪魔者は退散しますよー。じゃあ、良い夜をー」
「えっ?あ、うん。また明日」
「また明日」
本当に何がしたかったんだろ、
ただの連絡だけにしてはいつもよりからかい度が高かったけど……

(こんだけお膳立てして上げたんやから、しっかりきっちりフェイトちゃんをものにするんやで)
「えっ?」
はやてちゃんからの突然の念話、フェイトちゃんをものにするって……何?

あれ、もしかして、もしかして今晩は私とフェイトちゃん二人っきりで……
それって、それって、もしかしなくてもアレな展開ですかっ!!!?
「なのはどうかしたの?」
「いぃぃぃや、なっなんでもないよ?」
「そう?」
首を傾げて完全には納得していないようだけどそれ以上は追及して来なかった。

そうだ、フェイトちゃんにその気が無いうちは何もしないって決めたんだからっ
私が決意を新たにしていたところに、フェイトちゃんはとんでもない爆弾を落とした。

「でも、ヴィヴィオが来てからは部屋で二人っきりになれることなんてなかったから
……嬉しいな///」

って、少し俯いて頬を赤く染めながら……

<回想終了>
590名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 20:26:31 ID:9OJ/8hD0
>>589GJ

はやてさんもGJ
フェイト→なのはもいいけどやっぱなのは→フェイトのが好きだな。突っ走ってこそのなのはさんだ
続きwktk
591名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 20:43:33 ID:6gYlV8l3
最近投下がたくさんで嬉しいな。職人さんGJ
592名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 20:45:58 ID:v++rxrXK
>>589
やべー
続きが気になるわ。
SSじゃフェイトが苦労するの多いから、たまにはなのはも苦労するのいいね。
593名無しさん@秘密の花園:2007/10/02(火) 20:59:35 ID:s1qi1wNT
>>589
GJ!
フェイト→なのは要素の強いなのフェイばかり見てきたせいか
なのは→フェイトのなのフェイは新鮮で凄く良い!!
続きが楽しみだ
594名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:00:56 ID:L9lzXg+S
ユーノスレがなのはとラブラブとか言ってるのでどっちが真実かわからない
595名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:11:22 ID:HCkM3QqN
ユーノスレに詳細でたよ
あれは見る人次第でフェイトとユーノどっちとも取れるな
596名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:13:55 ID:1v4xgT8A
なのはさんは誰にでも優しいからな
相手が男でも十年来の友人には 友 愛 の一つや二つはかけるよ、なのはさんだもの
でも、それは恋愛でも夫婦愛でもないんだよ
597sage:2007/10/03(水) 00:15:43 ID:0PcaDZu0
>あれは見る人次第でフェイトとユーノどっちとも取れるな
俺にはユーノが白旗上げて戦線離脱してるようにしか聞こえなかったw
598名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:16:40 ID:AUUzECh5
>>594
君の心が感じたままに。それが真実。




ちなみに俺の心の中ではなのはさんはフェイトさんとラブラブですよ。
599名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:18:01 ID:igEjBH1A
いいんじゃない?それでなのユー好きもなのフェイ好きも満足出来るんだから
おっけーおっけー
600名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:18:09 ID:57zLq3QE
まあユーノ好きな人の解釈を否定する必要は無いよね
でもここでの解釈は疑問の余地無く決まってますが
601名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:18:11 ID:L9lzXg+S
272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 00:12:28 ID:ysgtx/QR
例として喧嘩した恋人同士の一人が友人ユーノに相談して
ユーノが2人の間を取り持ってるようにも見えるんだが

ユーノスレ見て来たけど、俺は素でこう受け取ったw
602名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:20:36 ID:jlE2dCBZ
というかなのふぇの会話が一分ちょいしか無いことに俺は強い憤りを感じている
603名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:20:47 ID:bsreMtDn
スマン、俺も素でそう思った
604名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:22:59 ID:HCkM3QqN
ユーノの会話よりそっちの方が問題だよな
SS04に期待
605名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:23:15 ID:XbughhtF
SS聞いた

フェイト「心を決めたなのはは時々、何もかも振り切って何処までも行ってしまいそう・・・そんな目をするから」

ユーノ「フェイト、なのはのことかなり心配していると思う。気持ちわかってあげてね」
ユーノ「フェイトがちゃんと引き止めてないと、なのはは何処までだって飛んで行っちゃうんだから」
606名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:25:39 ID:QN/HJ0ey
こーのまーまー
とーびたーてば
どこーにだあーってゆーけーるー
607名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:26:23 ID:FoUNU3L0
>>605
ユーノいい奴だな
608名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:26:33 ID:DtPEgJUM
お前ら本当にユーノとフェイトの勝ち負けだと盛り上がるな
SSで他の良CPはなかったの?
609名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:27:34 ID:jlE2dCBZ
ナンバーズが喋ってても誰が誰だか分からんのがな・・
610名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:30:50 ID:57zLq3QE
声優がなぁ
611名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:32:17 ID:XbughhtF
スバル×ティアとチンク×ノーヴェに期待できる内容だった
612 ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 00:39:20 ID:xFxGOTtU
SS聞いてきた。

ユーノ良い奴じゃね?
とか思いました。


STSでのなのフェイ絡みはライトニング、スターズのキャラ付けのために分けられちゃうから
ヴィヴィオって共通項が出てくれないと
正直キツい。

ただでさえエリオとキャロは本編で描ききれず放置した分SSでフェイトさんとの関係を補完してる感じがあるし
そっちと絡ませると位置的になのはさんと絡めないorz


それに、今回リィンメインだしさ


テンション上がらないな・・・・
613名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 00:48:21 ID:tQT6uK3w
18話→SS03→19話
繋げて見返すと色んな百合カプの可能性に満ち溢れてるw
614単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 00:58:05 ID:xFxGOTtU
最初に言っておく

かーなーり
ユーノのターン



なのフェイだけど
615単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 01:44:25 ID:xFxGOTtU
「送ったデータ、少しは役立てば良いんだけど・・・」
通信を終えると、僕は椅子に身を沈め
ため息をついた。

無限書庫に数日泊まり込みで調べ上げたデータだ。
僕に出来ることはこの位しか無いけれど、ほんの少しでもなのは達の力になればと思う。
「でも、なのはは何て言っても無茶するからなぁ・・・」
フェイトが上手く止めてくれれば良いんだけど
過去の戦いとは違って、今は隊長と言う責務もある。
だから常に一緒にもいられないんだろうし・・・


なのはは、確かに強くなったと思う。きっと、昔よりずっと。
でも・・・心は、初めて会ったあの頃より遥かに脆くなった。
大切なものを・・・自分の内側に入れてしまうようになったから。


なのはは誰にでも優しい
誰にでも笑顔を向けて、愛情を振り撒く
でも、それは与えるだけで
決して自分の中には受け入れようとしない

これまでにその中へ入れたのはきっとフェイトだけ、なんだと僕は思う。

フェイトには、なのはと一緒に歩いていける力がある。
だから、なのはも手を繋いで
一緒に歩いていこうとする。

先に行き過ぎた時でも、繋いだ手がきっと止めてくれると信じているから
616名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 01:55:08 ID:pLnKu0Xc
>>615
こういうのならユーノ出てきても平気だな。
やっぱユーノはソウマみたいな役にするのが適任かと。
617名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 02:06:43 ID:Kw/OwtyR
シャニティアーっ!
618単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 02:23:16 ID:xFxGOTtU
「でも、なのはは口に出して言わないからなぁ・・・
フェイトもだけど」
二人ともお互いを信じ、手を繋ぎ合っているけれど
その繋がりが強固であり、それを信じすぎるからこそ、盲目になる。

繋いだ手から伝わる体温だけを信じて
お互いが、見えなくなる。

心配そうにする顔も
寂しい、悲しいという心も

「アリサやすずかは遠い海鳴市だし・・・
やっぱり僕が言うしか無いんだよね・・・きっと」

想いは・・・
言葉にしないと伝わらないモノもあるんだ
と言う事を


また、溜め息が出る。
最近溜め息ついてばかりな気がするな・・・
「おーい、ユーノ
コーヒー入ったぞー」
アルフの呼ぶ声が聞こえる。
僕は思索を中断し、その声に応えると
自分の日常へと戻っていった。

願わくば、大切な二人の友人が無事に戻ってくることを

祈りながら
619 ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 02:44:20 ID:xFxGOTtU
ごめんなさい、テンション下がってるせいかロクな文になりませんorz

最初に言い切ってから普通になのフェイ書けば良かったと後悔した。
でも、気付いたときには手遅れだった。


因みに
フェイトだけじゃなくヴィヴィオも中に入った一人だと思いますが。
ユーノはヴィヴィオと面識無いので省きました。
620名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 03:24:56 ID:O8wv42I5
SSは今回もスルーだなぁ
1〜3までまともななのフェの時間が無いっつーことは
当然4はリミッター解除でお送りしてくれるんだろうな
621名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 03:32:07 ID:sS4NLjZ4
>>618
GJ!
ユーノいい奴だなぁ…



俺もなんか書こうかな
ノーヴェ総受けとか…
622名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:04:27 ID:p+QUm5qb
サウンドステージ3聞いた
なのは×リインIIを妄想した。
なのリインいいかもしれない…
623名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:39:25 ID:Dda2NMH7
なのフェイと見せかけて実はフェイなのだったり、最終的にティアスバかと
思いきやギンスバなんていう将来的にはアブノーマルな方向にぶっ飛ぶかもしれない
妄想を書き殴ったものを投下します。
たぶん10レスぐらいになるかも? 長いです。
624名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:41:38 ID:Dda2NMH7
(ティアナサイド)
 

 ティアナ・ランスターは途方に暮れていた。

 一体、如何してこんな事態に陥ってしまったのだろうかと、
一切の物音を立てないように気をつけながら頭を抱えたが、この
問題は考えたところで答えが出るようなものではなく、また、解決もしない。

 敢えて言うならば、これは人間であるならば誰もが抱えている
問題であり、若ければ若いほどその処理には困る場合がある。
特に個人のプライベートな空間と時間の確保が難しい集団生活
を強いられる、軍隊に近い組織である時空管理局の武装隊に身を
置く者としては、その処理が如何に困難であり、創意工夫が必要
とされるのかを知っている。
 尤も、プライベートが有って無きに等しい相部屋住まいなのは
下っ端の陸士ぐらいであり、尉官や左官クラスになれば充分な
広さを持った個室が与えられるのが常であるから、平の陸士ならば
いざ知らず、士官ならばそういった下っ端にとっては切実な問題とは
無縁な筈だ。

 なのに、何故。

 なのに、何故、こうなってしまったのだろうか。
625名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:43:34 ID:Dda2NMH7

 現在、ティアナが居るのはトイレの個室であり、とうの昔に彼女
は用を足していたのだが、諸般の事情があって個室から出るに
出られない非常にまずい状況に陥っていた。

 時空管理局武装隊に在籍していた経験がある者であるならば、
トイレの個室の有り難味が身に染みている事だろう。前述した通
り、個人のプライバシーが著しく制限される、というよりも殆ど
ゼロに近い集団生活を強いられる組織である武装隊に於いて、一
時的とはいえ他者の存在や視線から完全に逃れて一人になって
落ち着ける唯一の空間は、四方を壁に囲まれたトイレの個室だけと
言っても過言ではない。

 トイレの個室は、扉を閉めて鍵を掛ければ、そこには便器と自
分しか存在しない。その瞬間だけは、漸く一人の時間を過ごせら
れるのである。大抵の時間をバディと共に過ごす事が多い陸士階
級にある殆どの者は、何かとストレスが溜まり易いが発散する機
会の少ない武装隊生活の中でトイレの個室を利用する事が多い。

 特にトイレの個室を利用するのが訓練生ではないだろうか。ほぼ
軍隊と言っても差し支えない時空管理局武装隊への入隊を目指して
訓練学校に入学する訓練生は、入学したての頃は娑婆っ気≠ェ
抜けてはおらず、訓練校に入って様々なカルチャーショックに遭遇
する。そのどれもが辛い体験であったりするから、トイレに行けば
個室から訓練生のすすり泣く声がよく聞こえた。泣こうとしても
訓練生には一人になれる空間がトイレの個室に限られているからだ。
誰かしらいる寮の部屋で泣くという訳にもいかないだろう。かつては
訓練生だったティアナもそういった苦い経験をした。
626名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:46:49 ID:Dda2NMH7

 トイレの個室というのはただ用を足すだけの場所ではなく、他
人には絶対に見られたくはない、知られたくはない個人的な欲求
を密かに処理して心の平衡を保つ為の大事な場所でもある。そし
て人間というのは多様な煩悩を抱えて生きている生物であるので、
その処理される多く欲求の中には、勿論、言葉にするにも憚られ
るような内容のものもある。

 例えば、そう、例えばの話ではあるが……

「フェイトちゃん、フェイトちゃんっ、フェイトちゃんっ!」

「嗚呼……なのは、なのはぁ、なのはぁっ!」

 その中には性的な欲求などが含まれていたりする。

(でもよりによってなんでこんな時なのよ!)

 情熱的に愛し合う恋人達の、薄い壁越しに聞こえる互いに名を
囁くように呼び交わし合う声と衣擦れの音を背景に、ティアナは
心の中でそう愚痴ったが、特殊な状況下にある彼女らの今の私生
活を考慮すれば、このようなトイレの個室で情事に至るのは仕方
が無い事なのかもしれない。

 それというのも彼女らは二人で寮の一室に住んでいるのだが、
スカリエッティに関する一連の事件を追っていくうちに二人の間
に新たな家族としてヴィヴィオが加わり、以前のように二人で過
ごす時間も機会も大幅に減ってしまったからだろう。
627名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:48:20 ID:Dda2NMH7

 お互いを強く激しく愛し合う若い二人と言えど、流石に小さな
娘が居る家では以前のようにはいかず、自重せざるを得なかった
に違いない。

 だが、若い二人の止まる所を知らない果て無き愛欲にも我慢の
限界があったのだろう。個人の戦技が並外れて優れているばかりか、
機動六課の部隊運用にも優れた手腕を発揮する彼女らも人の子だ。
殺伐とした職務の合間には時として愛し合い、慈しみ合いたくも
なるだろう。そうでなければ長くは続けられない厳しい仕事だ。
支えてくれる何かがなければ、誰かがいてくれなければ時空管
理局の武装隊で職務を遂行するのは難しい。

 そうした結果、二人の空間として確保出来たのがトイレの個室
だったのだろう。彼女らも何かしらの訓練校を経て今に至ってい
るのだろうから、集団生活の中で確保し易いプライベート空間と
してトイレの個室が頭に思い浮かんだに違いない。

 しかし、しかしである。

 何事にも思慮分別というものがある。

 二人とも今は勤務中の筈だ。勤務中、流石にそういった行為に
及ぶというのは、果たして如何なものであろうか。これが同年代
の民間人の少女ならば兎も角、二人とも実力至上主義の時空管理
局の実戦部隊で長年に渡って活躍しているのだから、そういった
事にまで考えが及ばない訳ではないだろう。
628名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:49:44 ID:Dda2NMH7

 生来から生真面目な性分であるティアナからすれば、幾ら上司
と部下という関係を差し引いても、今の彼女らには苦言の一つや
二つを呈したくなるものであった。尤も、こんな状況下では苦言
を呈するどころか依然として満足に身動きの一つも出来ないが。

 そんなティアナに唯一出来る事といえば、隣の個室で愛を確か
め合っている二人にばれないようにじっと息を潜め、房事が終わ
るのをひたすら待つ事だけであった。既に彼女らのスイッチは完
全に入っているようだから、今更になって堂々と出て行く訳にも
いくまい。尤も、今この瞬間に出て行ったとしても、個室の中に
居る二人には出て行く人物が自分だとは分からない筈だ。

 しかし、だからといっていざそうするとなると気が引ける。出て
行ったら行ったでその際には何かしらの物音を立ててしまうだろう。
愛し合うのに夢中な二人がその些細な物音に全く気付かない
可能性があるかもしれないが、気付いてしまったら二人の空気は
一気に気まずいものとなるに違いない。結果的にそれは二人の
仲を邪魔してしまうだろうし、そうなれば此方が心情的に居た堪
れなくなってしまう。

 だからティアナは二人の仲を邪魔しないよう、極力己の存在感
を希薄にして耐え忍ぶしかなかった。
629名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:51:50 ID:Dda2NMH7

「フェイトちゃん、私、すっごく溜まってる。キスしちゃったら
止まらないかもしれないよ? 本当にそれでもいい?」

 切なげに震える少し躊躇いがちなのはの声の後に一瞬の沈黙が
訪れ、微かに衣擦れの音と人の動く気配が感じられた。

「なのは……分かる? 私の胸、とてもドキドキしてるでしょ?」

 再び沈黙。ティアナは、おずおずとなのはの手を取って己の胸
元に導き、期待に激しく高鳴る胸の鼓動を伝えるいじらしいフェ
イトの姿を脳裏に描いた。きっと彼女は、情欲に妖しく潤んだ瞳
でなのはを見つめているのだろう。その表情はとても艶やかで、
凄絶なまでに美しいに違いない。

「なのはにエッチな事いっぱいされたいって思ってる……だから、
こんなにドキドキしてるんだよ?」

 壁越しでさえ、フェイトのその囁く声が熱い湿り気を帯びてい
るのが感じ取れた。おぼろげな感覚に過ぎないが、なのはの熱気
が、その一語一語で上昇しているように思えた。

「だから、ね? いっぱい、いっぱいエッチしよ?」

 ティアナの脳裏のフェイトが、妖しく微笑んだ。十九歳という
年齢にしては若干大人びた容姿と雰囲気を持つフェイトは、同性
から見ても充分な魅力を備えている。そんな彼女にほんのりと朱
に上気した顔で妖艶な笑みの一つでも向けられれば、自ずと結果
は見えてくるだろう。
630名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:53:36 ID:Dda2NMH7

「フェイトちゃん………!」
「んむっ!?」

 なのはの興奮に感極まった声の後、どん、と大きな音が突然響
き、壁が震えた。無意識のうちに二人の遣り取りに聞き耳を立て
ていたティアナは声を出さないようにするので精一杯だった。恐
らく、フェイトの妖しい誘惑によって興奮が最高潮に達したなのはが、
辛抱堪らなくなって彼女を壁際に押し付け、無理やり唇を奪ったのだろう。
ティアナの予想は大体そのようなものであった。

「んん、ふぅ…はん、はむっ、ん、んん、ふう………」
「んむん………っ! ふぅん、んっ、んん〜〜………」

 続いて、ぴちゃぴちゃと子犬がミルクを啜るような、といった
可愛らしいものではなく、官能に直接的に訴え掛けるような、な
んとも淫靡な響きを持った水音が聞こえてきた。

「………っはぁ、はぁ、はぁっ………」
「………んはぁっ! はっ、はぁ、はん、ふぅう……」

 二人は、薄い壁を一枚だけ隔てた隣の個室で、口に手を当てて
必死に息を押し殺しているティアナの存在に全く気付く事はなく、
お互いの瑞々しく潤んだ唇を激しく重ね、熱い舌を絡ませ、蜜の
ように甘い唾液を舐め啜り、貪り喰うような深い口付けにすっかりと
我を忘れていた。
631名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:55:13 ID:Dda2NMH7

(フェイなのサイド)

 互いの口腔に含みきれない唾液が合わさった唇の端から溢れ、
フェイトの顎へと伝っていく。それを追いかけて、なのはの唇が
フェイトから離れていった。

「は……あ………っ」

 ぺろり、となのはが顎に伝った唾液を舐め取る。

「あんっ……なのは、くすぐったいよ」

 ザラザラとした舌の感触の動きすらもどかしくて、フェイトは
身を微かに震わせてクスクスと小さく笑った。

「フェイトちゃん…」

 唇を離したなのはがフェイトの名を愛おしそうに呟く。

「あっ…」

 ただ、呼ばれただけなのに、名前を呼んで貰っただけなのに、
フェイトは心の中に優しいぬくもりがじんわりと広がっていくの
を感じた。
632名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:56:56 ID:Dda2NMH7

「好き……大好き」

「なのは…」

「私は、フェイトちゃんが好きなの」

 その言葉に頷き、今度はフェイトから唇を近付ける。触れる程
度に軽く合わさった唇は、お互いのぬくもりの中に宿る確かな思
いを感じ取ると、静かに離れていった。

「私も好きよ、なのは」

 フェイトの唇が、何度も落ちてくる。柔らかい唇をかすめ、小
鳥に餌を与える親鳥のように啄ばみ触れるそれになのはも応えて
いった。

「ふあ…んっ」

 何度も触れるだけの軽い口付けを繰り返して、フェイトは次第
に深くなのはの唇を奪っていった。僅かに開いた唇からするりと
抵抗なく入り込んだ舌は、なのはの舌に緩く絡み付いた。
 先程までの、どちらかと言えば激しさと痛みを伴った口付けと
は違う。優しい口付けが、なのはの心を満たしていった。

「ん、んん…………っ」

 フェイトの舌が、歯列をなぞり、上顎を摩る。先程の口付けで
感じた擽ったさよりも、今度はむず痒いような感覚がなのはに生
まれた。
633名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:58:15 ID:NsFsk/Cf
>>608
なのフェ分こそ激しく欠乏だったが八神家分はもう大量すぎてたまらんかったぜ…

私的には久々のシグシャマ夫婦が嬉しかったよ
「シャマル頼む」「は〜い♪」ってAsでの夫婦っぷりを思い出させてくれたわ
634名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 04:59:04 ID:Dda2NMH7

(なんだか……私じゃないみたい……すっごく気持ち良いキス…)

 口付けを受けながら、なのはは瞳をうっとりさせてそう考えて
いた。何もかもを全て忘れる嵐のように激しい口付けも好きだが、
フェイトの優しく包み込むように柔らかく穏やかな口付けは、ふ
わふわと身体の芯まで蕩けてしまいそうだ。これがずっと続けば
良いなどと思うのは、決していけない事ではないだろう。

(フェイトちゃんの髪……良い香り)

 フェイトが顔の角度を変える度に、金糸のような髪がなのはの
頬に当たり、鼻先を掠める。金色の絹糸のようにさらさらと柔ら
かい髪から漂うシャンプーの爽やかな香りが、なのはの心を穏や
かにする。

「なのは………」

 唇を開放して、フェイトが最愛の者の名を耳元で囁き、その華
奢な身体を抱き締め、身体の位置を入れ替えた。今度はなのはが
壁際になる。濡れたような響きを持つ熱い吐息が耳にそっと吹き
掛けられ、なのははそれすらに強く官能的に感じてしまい、痺れた
ように動けなかった。

「あ…っ」

 ぺろり、とフェイトの舌がなのはの白い首筋を舐める。僅かに
汗ばんでいるそこを舐められて、なのはは思わず首を竦めた。
舐められた箇所に吐息が吹きかかると、全身が粟立つような
感覚が走り、身体が切なさに震える。
635名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 05:00:55 ID:Dda2NMH7

「なのはの匂いって甘酸っぱくて、とってもエッチ……」

 甘く囁きながら、首筋を這うフェイトの舌が徐々に下へと降り
ていく。手がなのはの胸元に伸び、制服の襟が緩められる。ネク
タイを解き、ブラウスのボタンを一つずつ外していく丁寧な手つ
きがいかにもフェイトらしい。

「可愛い下着ね。なのはには白がよく似合うわ」 

 すっかり開けたブラウスの前から覗く、簡素だが繊細なデザイ
ンの純白のレースに縁取られたブラジャーをふっくらと押し上げ
る、なのはのほど良く豊かな双つの膨らみを見て、首筋から唇を
離したフェイトがそう言う。
 
「ねえ…フェイトちゃんも」

 なのはは自分だけ胸元を開けているのが恥ずかしいのか、フェ
イトに少しだけ遠慮がちにそう促す。

「分かったわ、なのは。でも、なのはの手が脱がしてね?」

 そう言うフェイトに、すっかりこの場の主導権が移っていた。
尤も、初めから二人ともどちらが主導権を握るかなど考えてはいない。
どちらが握るにしろ、二人が愛し合う事実に変わりはないし、今は
フェイトにある主導権だが、この後はなのはに移りもするだろう。
636名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 05:02:28 ID:Dda2NMH7

 言われた通り、なのはは緊張に震える指先でフェイトの制服の
胸元を少しずつ緩めていく。徐々に露わになるフェイトの雪のよ
うに白い素肌に、思わずなのはは息をするのも忘れて魅入った。

 そして眼前に現れたのが、黒いサテン生地に薔薇の花の模様の
レースを丁寧にあしらった大人っぽい雰囲気のあるブラジャーに
包まれた、なのはよりも幾らか大きく量感のある膨らみだった。
フェイトの雪のように白い肌と相まって、黒い下着はよく映えていた。

「うわぁ…フェイトちゃんの胸、やっぱり私よりも大きい」

「なのはよりもほんの少し大きいだけよ。大差ないわ」

 フェイト自身がそう事も無げに言うものの、なのはにとっては
その少しが大きな差となって立ちはだかっていた。十年前は殆ど
同じほど真っ平らだったが、今では微妙に負けている。

 だが、フェイトの胸が大きくて一番嬉しいのは、何を隠そうその
なのは自身であった。

「なのは、おいで」

「うん…」
 
 フェイトに誘われるまま、なのはは顔を寄せ、柔らかな白い胸
の谷間に顔を埋めた。フェイトの胸の谷間はほんのりと汗ばんで
いて、甘く優しい、何処か懐かしい匂いがした。
637名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 05:05:13 ID:Dda2NMH7

「不思議…別におっぱいが出ている訳じゃないのに、如何して乳
臭い匂いがするのかな?」

 なのははうっとりと夢見心地な表情でフェイトの豊かな胸に頬
を摺り寄せ、微かに香る母乳の甘い匂いを深々と吸い込み、その
心音に耳を澄ました。とくん、とくん、と規則正しく緩やかに刻まれる
フェイトの鼓動に抱かれていると、羊水で満たされた胎内に浮かび、
母親の鼓動を子守唄にして眠り続けていた胎児の頃の優しい記憶が
思い出せそうになる。
 
「こうしてると、なんだかフェイトちゃんってお母さんみたい」

 胸の谷間に顔を埋めたまま、上目遣いに見上げるなのはの表情
がなんだかあどけない幼子のようで、思わず母性本能を刺激され
たフェイトの胸が不意に高鳴った。女性はよく子宮で物事考えると
言われるが、今のフェイトにはその曖昧な感覚がなんとなくだが
解ったような気がした。キャロやエリオの親代わりを引き受けた時や、
姪や甥の世話をしている時、遡っては幼い頃にまだ小さかった
アルフを育てていた時にも、確かこのような感覚を子宮に薄っすら
とだが感じていた。

「ふふ、そういうなのはは赤ちゃんみたいね」

 胸に顔を埋めるなのはを愛おしそうに抱き締め、優しく頭を撫ぜては
透き通るような栗色の髪を手櫛で梳る。フェイトのその表情は、
子供を持つ本物の母親のように慈愛に満ち溢れたものだった。
638名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 05:06:47 ID:Dda2NMH7
とりあえずこれにて今回の投下を終了します。
639名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 05:41:00 ID:jlE2dCBZ
gj
エロくていいんだけどフェイトの口調が気になるー><
フェイトってもうちょっと男っぽい口調じゃね?
640名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 06:28:30 ID:pLnKu0Xc
確かに、内容がいいだけにちょっと気になるね。
エッチのときは口調がかわっちゃうとかリアルだとあったりするから、おkといえばおkなんだけどw
641名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 06:38:17 ID:ajUItXt9
ニヤニヤが止まらないw

口調違うけど私的には気にならないかな〜
642名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 08:03:36 ID:yceM6UFa
>>637
朝からにやにやが止まりませんvGJ!!

SS03聞いて突発的にSS書いたので投下させてください。
最近、なのは→フェイトで盛り上がっている中
かなりフェイトの片思い風味です。
空気読めなくてすいません。
643(1):2007/10/03(水) 08:04:20 ID:yceM6UFa
言いたい事というのは、その中の半分も口に出せないものだと思う。
相手を思いやれば思いやるほど形を成すことが困難で。
とはいえ、それは人それぞれだとは思う。
だが、我ながら情けないがこれはもうどうしょうもない。
もともと、言葉を人に伝えることは苦手だったし、
なかなか大切な人への気持ちもままならない。
そんな私だから
たったこれだけのことを伝えるにどれだけの苦悩と時間を費やしたか定かではない。
なのに当の張本人ときたら

「そのお願いは聞けないな。ごめんね」

と笑顔でバッサリ切られた。
昔、同じようなことを言ったことがある。
そう、8年前のあの事故の時だ。
その時ももちろん私の提案は受け入れられなかったけど。

「空が好きなんだ」

もっとも分かりやすく簡潔に君は言葉を解き放った。
8年もたっているのに本質的になにも変わっていない。
その、事実にホッとしつつも何故か不満が残る。
644(2):2007/10/03(水) 08:04:56 ID:yceM6UFa
「そういうのもいいかな〜?って考えたこともあったよ。
ヴィヴィオと二人でフェイトちゃんの帰りを待つ。
暖かくて、幸せなんだろうなって。
でもね、私には、みんなのことを守るための力があるから。
だから、そのために使いたいんだ。
それにね、もし散るんだったら大好きな空がいい」

無意識に自分の視線が鋭利なものとなる。

「もしもだよ?そんな悲しい顔しないで」

ならどうして、そんなことを言うのだろう。
無責任だ。
それとも、私は試されているのだろうか?
645(3):2007/10/03(水) 08:05:32 ID:yceM6UFa
そんなことを冷静に思考していると不意に綺麗な紺桔梗の瞳が近づいてきて

「・・・・・・・・!//////////!!!///」

唇を奪われた。
顔が熱い、きっと今私の顔は真っ赤に染まっているだろう。
そんな、私の様子を見てクスと小さく笑みを溢した。

「でもね、死ぬのは怖くないと言えば嘘になるけど
フェイトちゃんと離ればなれになるのは絶えられないな」

私はその哀しみを帯びた瞳に、声に、言葉にまるで不意打ちをくらったかのように静止する。
なら、どうしてそんな危険なことをするの?
自分を大事にしないの?

「・・・・・・・・でも、なのはは空を飛ぶんでしょ?」
「うん。ごめんね」
646(4):2007/10/03(水) 08:06:05 ID:yceM6UFa
笑顔で言わなくたっていいのに・・・・・・・・
君がそうやって、笑うから。
私はいつだって、溺れそうなのに。

「矛盾してるよ」

君は誰よりも高い場所へ行ってしまうから
手が届かない、すぐに駆けつけられない。
怖い、いつか君があの空へ融けて消えてしまうんではないかと。
だから、いっそのこと鳥籠に閉じ込めてしまおうか、
その美しい羽を?いでしまおうかと馬鹿なことを考えたこともあった。
でも、分かってる。
鳥は空を舞うからこそ美しい。
だから、鳥籠に閉じ込めていてはいけないんだ。
私は自由な君に恋をした。
全部分かってる。
分かってるんだ。

「なら、約束してよ。もう無茶はしないって」

せめて約束を下さい。
安心して、君を待てるように。
君がいなくなる恐怖に怯えずにすむように。
647(5):2007/10/03(水) 08:07:12 ID:yceM6UFa
その約束はきっと守れないよ?」

一度決めたら、君は自分の命など顧みないから。
何も恐れないから。
だから怖いんだ。

「約束は守るためにあるんだよ」
「うん。だから守れない約束はできないかな」
「・・・・・・・・・ズルイよ」

結局君は私を安心させてくれないんだね。

「ごめんね。でも私はどんなことがあっても必ず、フェイトちゃんの所へ帰ってくるんだけどな」

凛と強い意志をの宿った強い視線に射抜かれる。
これは私を支えていたあの時の約束。
648(6):2007/10/03(水) 08:08:07 ID:yceM6UFa
「それじゃダメかな?」

ダメなはずがない。
結局はあの時とまた同じことを繰り返しているのだけど

「・・・・・・・しょうがないな。それで許してあげる」
「うん」
「その代わり、有効期間は未来永劫だよ?異論は認めません」

永遠に誓ってくれるならそれも悪くない。
強気にそう言い切ると

「もう、仕方ないな〜・・・・・・・それと、」
「ん?」
「フェイトちゃんも元気に私のトコに帰ってくること。絶対だよ?」

なんだかんだで、いつも折れてしまうのは自分のほうで
まったく、君にはいつも敵わない。
自然と笑みが零れる。

「もちろん」

私は思考するのをやめて君の背に手を回してゆっくり目をつぶった。
そして、今度は自ら唇をそっと重ねた。
649(6):2007/10/03(水) 08:09:00 ID:yceM6UFa
以上です。
どんな時でも(今更ですが)フェイトはなのはなのはで笑えます。
その内、フェイトがメタメタになのはに愛されるものでも書きたいです。
そろそろなのは→フェイトがあってもいいと思うんだ!
SS04に期待!!
誤字、脱字等あったらすいません。
お目汚し失礼しました。
650名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 08:13:13 ID:n2ZROhbk
>>649
テラGJ!
しかしこうして見るとなのはさん
死亡フラグたてすぎだろ…
651単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 09:08:04 ID:xFxGOTtU
なのはの愛情表現



昔、お母さんにどうしてもこれだけは覚えておきなさいって言われて
料理を教えられた事がある。


「ねえ、なのは
気になってたんだけど、この料理いつも朝食に出てくるよね」
久し振りの三人揃っての朝食で、フェイトちゃんの口から出た話題は
そんな何気ない言葉だった。
「あれ、もしかしてフェイトちゃん
それ嫌いだった?」
「あ、ううん
なのはの料理は凄く美味しいよ
これを食べると、帰ってきたんだ・・・って気がするし
それで、ちょっと気になっちゃったんだ」
そう言って料理の器を手に取ると、わたしに笑顔を向けてくれた。
六課解散後、わたし達は本局から少し離れたマンションで三人で暮らしている。
と言ってもフェイトちゃんは次元航行部隊勤務のため
短い時は一週間くらい、長い時は1ヶ月近く家を離れてしまうんだけど・・・
今日も、その任務明けの貴重な休日だった。
「これはね、お母さんがわたしに最初に教えてくれた料理なの
お母さんも、おばあちゃんから教わったって言ってたかな」
「そうなんだ、なのはの思い出の料理なんだね」
652単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 09:39:12 ID:xFxGOTtU
フェイトちゃんは納得したように頷く。
本当はそれだけじゃないんだけど、それはフェイトちゃんには秘密。

「でも、ミッドチルダで良く材料が集まるね」
「海鳴に帰った時に買い置きしたりもしてるし
グレアムさんが教えてくれたお店でも一応買えるから、大丈夫」
「そうなんだ」
はやてちゃんの後見人のグレアムさんは、闇の書事件で退役後
何を思ったのか、突然郊外の土地に地球産の作物を作る小規模な農園を建ててしまった。
土の相性から日本の作物が合うらしく、今では毎日畑を耕しては野菜や穀物を収穫し
お店などに卸しているらしい。
わたしも、その恩恵に預かっている一人だった。
「フェイトちゃん、おかわり要る?」
空になった器を見て聞くと
「うん、ありがとう
なのは」
そう言って、嬉しそうな顔で食器を渡してくれる
それが何だかとても嬉しくて、胸がポカポカして
ついつい大盛りにしてしまう。
「何だかこうしてると、新婚さんみたいだよね」
「そ、そう・・・だね(//////」
わたしがそう告げると、フェイトちゃんの顔は付け合わせのトマトみたいに真っ赤に染まる。

相変わらず、こういう言葉には耐性無いなぁ
それが可愛いんだけど
653単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 10:22:00 ID:xFxGOTtU
「そ、そう言えば
はやてが遊びに来た時には
出さなかったよね、この料理」
大勢が危うくなったのを悟ったのか、フェイトちゃんは慌てて話を逸らそうとする。
「うん、はやてちゃんには作ってあげたこと無いよ」
きっとはやてちゃんも、わたしには作ってくれないと思う。
「どうして?」
不思議そうに聞いてくるフェイトちゃんに、わたしはただニコニコと笑顔だけを返した。

この料理を教えてくれた時の
お母さんの言葉を思い出す。
『なのは、このお料理はね
いつかあなたに、一番大好きな人が出来たら
その人のために作ってあげるのよ』

わたしは特別な『好き』を表現するのが下手だから、こんな事しか出来ないけれど。

「フェイトちゃん」大好きな人の名前を口にして。
わたしは今日も、明日も、お鍋を握る。

だから

「これからも、ずっと食べて欲しいな
わたしのお味噌汁」
654 ◆34IETlJpS6 :2007/10/03(水) 10:33:36 ID:xFxGOTtU
おしまい。

まぁ、良くある古典告白ネタの逆ver。
朝味噌汁の出汁取ってたら思いついただけの話です。
655名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 11:09:19 ID:rD8GoYYN
>>654
GJ
朝ちゃんと味噌汁つくる>>654GJ
656名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 11:23:19 ID:4hSRIw4M
GJ!
最近、神職人が多くてここを見るとき楽しみで仕方ない
657名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 15:02:12 ID:8fh6ZtvY
4期かOVA決定っぽいな。

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1191301314/

嬉しくもあり、怖くもあるなぁ。
フェイトさんはきちんとプロポーズをしているだろうか。
658名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 15:45:13 ID:Tw/KFm/9
やっぱり需要はなのフェイでエロなの・・・・か?
659名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:02:20 ID:rcy/xqpK
個人的には…エロ関係なしになのフェイでラブラブ、だなw
660名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:05:22 ID:P559n8TW
何となく次があるならOVAという気はする
空白の十年を補完してくれ
661名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:05:55 ID:hXCSUpHn
    _  ∩
( ゚∀゚)彡 中学生!中学生!
 ⊂彡
662名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:40:50 ID:pLnKu0Xc
>>657
やるならOVAがいいな。
それなら制作期間も制作費もありそうだし。
ただ百合的には怖いわ。
663名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:52:19 ID:ZMhpNR29
時期が3期以前なら将来の百合は確定してるようなもんだし
スバティアレスキュー編やエリキャロ自然保護編ならなのフェ+ヴィヴィオはくっついてると思われる方向でぼかせばどうにかなる
百合的な心配はないよ
664名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 16:52:24 ID:P559n8TW
時代が進むんならあれだが、過去話なら全然
仮に前者でもなのフェヴィのガッツリ三人暮らしが公式設定になってれば不安は無いな
だからこそSS04にはマジでお願いしたいんだが
665名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 17:09:50 ID:HCkM3QqN
>>658
今はなのフェイが多いだけで
違うカップリング好きな人も潜伏してるだけで百合ならどれも需要あると思うよ

>>657
なのフェイはや達が四期に出るのかが不安でしかたがない
666名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 17:26:02 ID:xAQzRu2R
http://www.imgup.org/iup476558.jpg
このフェイトさんかっこいいわw
これなら間違いなくなのはさんでも惚れるんだぜw
667名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 17:39:10 ID:1CzVM4B3
>>665
出ない方がいいかもしれん
主要スタッフに勘違いしたのがいて
なのはは男と結婚して家庭を持ったけどフェイトとも仲良しだから百合ですとか言い出したら目も当てられん
それは絶対ないにしてもはやてやアリすずあたりは素で危ないしな

4期やるなら空白期か
本格的にスバティアにバトンタッチでなのフェヴィや八神家は相変わらず百合家庭なのが映る感じで
668名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 17:42:20 ID:57zLq3QE
>>666
小説はアニメと逆なんだよね
669名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 17:51:16 ID:xFxGOTtU
つ「劇場版」

何かあらすじ予想したらグレンと舞乙2足した感じの電波が来た。

まぁOVAが妥当だと思う、それなら色々矛盾しないし
670落ちはまだ未定:2007/10/03(水) 18:07:05 ID:TrGe7Nb1
それから部屋に戻ってフェイトちゃんが先にお風呂に入って、今は私がお風呂に入ってるわけなんだけど

私はフェイトちゃんのあの言葉と表情をどうとるべきかで悩んでいた。
あれは、フェイトちゃんなりのOKサインなのか
それとも、ただ単に二人っきりで話しをする事が楽しみなだけなのか…
後者だった場合、いきなり押し倒したりしたらその後気まずくなるだろうし
前者だった場合、何もしない方が傷つくよね
はやてちゃんの言う通りこんなおいしい状況を利用しない手はない……

とにかくフェイトちゃんの一挙一動、一言一句、しっかり見極めて出かたを考えよう。
よしっ。方針も決まった事だしフェイトちゃんが心配する前に出よう。

私は勝負下着を身に付け、寝巻きを着て外見はいつも通り、内面は戦闘態勢で出陣した。
「あれっ?」
部屋の明かりが消えてる……。今日は模擬戦もやったし、もしかしなくても疲れて先に寝ちゃったのかな。
「はー……」
出鼻をくじかれたが、少しほっとする。
やっぱりこういうことは一ヶ月くらい前から、心の準備が必要だよね。

自分で思っていた以上に緊張していたようでお風呂上りだというのに手が冷たい。
今日はもう寝よう。ふて寝だふて寝だ。
ちょっと落ち込みつつベッドに向かって歩いて行く。

あれ?ベッド横の明かりだけは付いてる。
電気関係は全部ベッドの所にあるスイッチで操作出来るし、
足元には常に夜歩くのに困らない程度の明かりはあるからいつもなら全部消すのに……

疑問に思いながら階段を上りきったところで

私の目に飛び込んできたのは

ベッドの上に正座しているフェイトちゃんだった。
671名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 18:10:30 ID:M1tS4Zd/
!?
672名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 18:13:30 ID:HK4q089y
ベッドの上で正座とかどんだけ可愛いんですか?!
673落ちはまだ未定:2007/10/03(水) 18:15:54 ID:TrGe7Nb1
今日はこれだけで。

ギャグか年齢指定モノか、取り敢えず両方書いてみてからどっちにするか考えます。

SS03を聴いて八神家の新たな末っ子になりたいと本気で思いました。
そして18.5話なのに18話のなのフェイ抱擁シーン後の話がなかったのは
収録できるような内容じゃなかったんだと勝手に解釈した。
674名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 18:35:42 ID:29HryAZG
>>673
なるほどwww
あの後久々に夫婦の営みが行われたわけだな

つかギャグもエロも両方載せちまいなYO
せっかくのなのフェイがもったいないぜ
675名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 18:40:29 ID:ge9M+Qrq
同意。
自分も両方読んでみたい!!
676名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 18:44:20 ID:xFxGOTtU
>>673

読んだら何故か
9歳フェイトさんが正座して待ってるとか言う電波が飛んできた

677名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 19:29:35 ID:/y+66eR4
>>676
それはそれでww
いかん、想像したら鼻血が(ry

>>673
正座とかどんだけ萌え死なす気だw
俺もできれば両方読んでみたいが、そこは職人さんの判断で構わないと思うよ

やばい、正座フェイトにはまったわ…
( ゚∀゚)o彡゚ 正座!( ゚∀゚)o彡゚ 正座!
678名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 19:55:02 ID:xFxGOTtU
なのはHで新人訓練
9歳なのは相手だと新人達との絡みがまた新鮮になりそうだ
特にティアナ

フェイトHで18話屋上
背が届かなくて、なのはさんにしゃがんで貰ってから抱き締めるとか

9×19で妄想の幅を広げてみる
679名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 20:12:33 ID:57zLq3QE
やばいな
正座といいしゃがんでもらってといい何かが壊れそうだ
680304:2007/10/03(水) 22:28:56 ID:8GsDv83w
前回ナンバーズのトーレ×セッテを投下した304です。
また同じカップリング&ちょっと別のカップリングで出来ました。
これから9回に渡り投下します。
681304 1/9:2007/10/03(水) 22:34:45 ID:8GsDv83w
それを聞いたのはたまたまだった。
今日の稽古を終え自室に戻る最中にリビングの前を通りがかった。
スカリエッティ家のリビングというと変なものを想像しがちだが
所謂「ラボ」といわれるものは地下にあり、大所帯なためそれなりに大きいが
普通の家が建っている。
用があればラボに赴き、普段の生活では地上の家を使っているのだ。
ちなみに森の中にあるのは人も来ず静かだから、らしい。
リビングには何人かの姉妹が寛いでいる。
特に気に留めることなく通り過ぎようとしたら
気になる名前が出てきて足を止める。

「でーもー、トーレ姉さま意外に甘えただったりしそうじゃない?
 セッテちゃんに抱っこされてデレデレしちゃったり〜
 そのまま寝ちゃったり〜」
「抱っこ!トーレ姉がセッテに抱っこされて寝るわけないじゃん!
 普通逆でしょ?」
「そうっすね。セッテよりもずっと大きいんだし
 抱きしめるほうが自然っす。」
「…」
682304 2/9:2007/10/03(水) 22:36:42 ID:8GsDv83w
好き勝手に自分達のことを話すのを偶然立ち聞きしてしまったが
実はクアットロの言う通りだと言ったらみんな何と言うだろうか。
それに不自然さや不満を持ったことはない。
最初からそうだったので違和感もない。
胸元にトーレの寝息が当たるのはくすぐったいが
同時に心地よかった。
トーレは終わった後も体を触りたがる。
どれも軽く撫でたり、舐めたりする程度だが終わった後の肌は敏感だ。
それで結局火が点いてしまったことも一度や二度ではない。
その中でも特に好むのがセッテの胸に顔を埋めることだった。
五感をフルに使い汗をかいた肌の匂いやぬくもりを味わい眠る。
それが甘えたなのかはよく分からないがお互い満足していたから
気にならなかったが、周りがそう言っているのを聞くと少々
気になってきた。
一度くらいトーレの胸元に頭を寄せて寝てみるのもいいかもしれない。
今夜は部屋に行く約束もしているし言ってみようか。
683304 3/9:2007/10/03(水) 22:38:35 ID:8GsDv83w
トーレの部屋は非常にシンプルだ。
机、椅子、ベッド、タンス、本棚ととりあえず必要な分しかない。
私はベッドに座り、本を読む部屋の主を見ていた。
基本的に二人とも口数が少ないのでたまに他愛のない話をする程度だが
私はそれでも十分だった。
時計の針は進み午後十時。そろそろ頃合いだと思い声を掛ける。

「トーレ姉さま。」
「なんだ。」
「今日は私を抱いて寝てください。」
「…なんだと?」

ページを捲る手が止まるとゆっくりこちらを振り返る。
なぜそんな怪訝そうな顔をするのだろうか。

「もう一度言ってみろ。」
「今日は私を抱いて寝てください。」
「…」
「今日はだめですか?」
「別に、構わんが…」
「本当ですか?ありがとうございます。」

嫌がられなかった。トーレの胸に抱かれて寝るのはどんな感じなのだろうか。
楽しみだ。そんなことを考えているとぐらりと体が傾いた。
ベッドに背中から倒れる。上を見れば案の定トーレがいた。
今日は特にそういう約束はしていないはずだが。
684304 4/9:2007/10/03(水) 22:40:37 ID:8GsDv83w
「今日は私を抱いて寝てほしいんですが…」
「ああ、だからそうするつもりんなんだが…?」
「そうするってするんですか?じゃあ私が姉さまに抱きしめられながら
 寝るのはまたの機会になりますね。」
「抱きしめられながら…?」

訳が分からないという顔をされる。それを見てもしかして正しく伝わって
いないのでは、と思ったところで天啓のように気付いた。

「すみません。これがやってしまったというやつですか。」
「…いや、それはある意味私のほうだからお前は気にするな。」
「…しますか?」

そうは言うがとても落ち込んでいるように見える。
私は平気だが期待したほうは辛いと思う。
何よりこれは期待させた私が悪い。
しかしトーレは首を縦に振らなかった。
685304 5/9:2007/10/03(水) 22:43:46 ID:8GsDv83w
「…いい。これも遅い罰だと思うことにする。」
「罰?」
「お前を傷つけ、待たせた罰だ。」
「姉さま…。」

気にしなくてもいいんです、と言おうとしたが
強く抱き寄せられて言えなかった。
顔を見ようとすることも出来なかった。
力強い腕は私に離れることを許さない。
諦めて胸に顔を埋めた。

「しっかり寝ろ。明日も稽古だ。」
「…はい。おやすみなさい。」
686304 6/9:2007/10/03(水) 22:46:08 ID:8GsDv83w
セッテが寝たようだ。希望通りいつもとは逆の格好だがこれは
意外に…寝にくい。
いつもと寝る時の体勢が違うせいか、寝ずらい。
しかも胸元に寝息がかかるからくすぐったくい。
セッテはいつもこんな格好でよく寝れるな…。
自分のことを棚に上げてよく言うが本当にそう思う。
なぜだかセッテがとても小さく感じる。
腕の中にすっぽりと収まっているからだろうか。
私はいつもこんな小さな体に安心させられ、時にさっきみたいに振り回されているんだと
思うとなんともいえず不思議な気持ちになった。
だがこういうのも…悪くないな。
687304 7/9:2007/10/03(水) 22:48:32 ID:8GsDv83w
朝が来る。今日は早朝からということで早目に起きて支度をする。
一旦部屋に帰して玄関で待ち合わせるといつもの稽古場に向かう。
森の中は歩けば歩くほど朝露に濡れた草の匂いがした。

「昨日はどうだった。」
「気持ちよかったです。」
「そうか。」
「トーレ姉さまの胸に顔を当てると体全体が温かくなって安心できました。」

セッテは基本無表情だ。だが今日は珍しくも少し笑ったような気がする。
実際にはやはり表情はないのだが、私には一瞬そう見えた。

「トーレ姉さまはいかがでしたか?」
「そうだな、悪くなかった。」
「そうですか。」

また一瞬、笑ったように見えた。
声も嬉しげに聞こえるのは気のせいか。
セッテはいつものよりもこちらが気に入ったかと思うと少々残念だ。
いや、別にそんなに執着するわけではないが。
688304 8/9:2007/10/03(水) 22:50:13 ID:8GsDv83w
「でもいつもの方が落ち着くんです。本当に気持ちよかったんですが。」
「…そうか。」
「今度はまたいつもどおりにしてください。」
「ああ。」
「でも、たまにでいいですからまたしていただけませんか?」
「…いいだろう。」

たまに、か。だがいいだろう。
これも罰だ。それに難点といえば寝にくいだけで
抱きしめる役というのも存外悪くなかった。
あの温もりがこの腕にあるなら、本当はどんな形でもいいのだ。
しかしここまでくるともう罰にならん気もするが…。

「では稽古を始める。」
「はい。よろしくお願いします。」
689304 9(番外編)/9:2007/10/03(水) 22:53:05 ID:8GsDv83w
オットー&ディード リビングにて

「…」
「…何?」
「私もオットーに抱っこされて寝たい…。」
「…やだ。」
「…」
「ディードの胸気持ちいいのに
 わざわざ手放すようなマネしたくない。」
「…でも私は興味ある。」
「ボク胸ないし気持ちよくないと思う。」
「それでもいいから…。」
「…一回だけならいいよ。」
「一回だけ…?」
「…たまにならいいよ。」
「じゃあ、そうして…。」
「うん。」
「…」
「…」
「…」
「…ボクのこと抱っこしながら寝るの嫌なの?」
「好き。オットーかわいい…。」
「…なら、これからもそうして。」
「うん…。」


おわり
690304:2007/10/03(水) 22:54:44 ID:8GsDv83w
以上です。
前回に比べると驚くほど短いですが、ありがとうございました。
691名無しさん@秘密の花園:2007/10/03(水) 23:08:21 ID:xFxGOTtU
>>690
お疲れ様です。

304氏の3×7へのこだわりを感じましあ。
692名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 04:36:30 ID:xQVI+M8p
最近投下増えてきてな
作者さんたちGJ
693名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 05:03:37 ID:M4UBup6Q
オットーとディードは鉄板だなぁ。
694名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 05:14:13 ID:MI7Q4Zcb
>>2に俺の一押しのアリサ×フェイトがないことで俺の怒りが有頂天
695名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 07:41:19 ID:ua4E+a48
>>694
俺一押しのはやて×フェイトもないんだぜ
696名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 07:55:26 ID:c8yYaPeH
なのは×アリサはどこだろう
697名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 08:03:01 ID:lUeJ/u8E
はやて×なのはも
698名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 08:18:44 ID:MSPFiIUh
ヴィータ×なのはは基本だろ
699名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 08:38:46 ID:elEDTzz9
ーーーーーーーーー猫線ーーーーーーーーー

ここから“このカップリングのここが良い”を熱く語るスレになります。

700名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 08:55:57 ID:TTN36Y/A
はやて×シャマル
はやて9歳verとシャマルの組み合わせも美味しいが、おっぱいに目覚めたはやて19歳verがシャマルと乳くりあうが俺のジャスティス
エロいのが(・∀・)イイ!!
701名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:07:16 ID:obnP96bB
はやて×ヴォルケンリッター

9歳の頃は性的な興味がないからかもしれないだろうけれど、
流石に19歳になれば自分の意のままに出来る三人の美女・美少女の
存在がどれだけ重大かつ男性からすれば心底羨ましい状況にあるのかを
解っている筈w あのちびだぬきなはやてがこの美味しい状況を堪能しない
筈がない。
702名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:16:48 ID:elEDTzz9
>>700

†はやて†
「ほな、今日は誰の部屋に行こか」

 ヴィータの部屋に行く
 シグナムの部屋に行く
→シャマルの部屋に行く
 自室で休む 
 ペットに餌をやる
703名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:19:29 ID:h+DAD/of
>>701
はやてが立派な女ジゴロに成長した同人おもいだした
ザッフィーが感慨深げだった
704名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:22:31 ID:elEDTzz9
とか書いてたら

一人寝が寂しくて
毎日ヴィータ、シグナム、シャマルの部屋のベッドを渡り歩く部隊長
とか言う電波が飛んできた。
705名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:26:42 ID:MSPFiIUh
sage
706名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:26:54 ID:Ag/loQoI
707名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:28:26 ID:MSPFiIUh
ごめん、しくった


ヴィータはなのはのもんだ!!!!
708名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:29:47 ID:Ag/loQoI
まちがえたorz

リィン「むー!はやてちゃんとは毎晩わたしが寝てるですー!」
709名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 09:54:37 ID:TTN36Y/A
はやて×シャマルもいいと言ったけど、やっぱりはやて×ヴォルケンマイナス犬のハーレムが一番だな
よくはやて×ヴィータの愛は親子のそれだと言われるが、母子百合のなにが悪い!親近相姦万歳(ぉ
710名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:05:57 ID:Tthan3tv
近親だ近親w
711名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:08:00 ID:Tthan3tv
まあそれだけでもなんなので
リンディ×フェイトがありなんだから問題ない>はやヴィー

むしろプレ×リニとか思った自分がよくわからん
712名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:18:35 ID:TTN36Y/A
>>710
熱くなりすぎてミスった
だが私は謝らn(ry
713名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:20:40 ID:c8yYaPeH
じつはA's7話辺りからなのはにぐらついたようなきがするヴィータ。
A'sはじめてみた時はフェイなの一筋であまり考えてなかったけど、今なのヴィ視点でみかえすと、三期で突然なのはラブになったわけじゃなさそう。
徐々にヴィータは手なずけられてたようだw
あの墜落事故はとどめだったんだな。
714名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:33:17 ID:elEDTzz9
>>713
なのはさんの全力全開喰らう→フラグ成立
一期:フェイト
二期:ゲボ子
三期:ヴィヴィオ



ところで
なのは×フェイト×アリシア
と言うのが飛んできたんだが。
フェイトとアリシアが姉妹で仲良くしてるのに嫉妬するなのは
でもアリシアもフェイトのオリジナルなだけあって実はなのはが好きで・・・・

フェイトのフリをしてなのはの唇を奪うアリシアとか

同じ顔が二人だとなかなかカオスな修羅場が妄想できる。
715名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:33:50 ID:MSPFiIUh
墜落事故時の小説を読みたいと思うのは私だけですか?
716名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 10:35:19 ID:VLGwFbpn
主としての威厳と権限をもってすれば服従させられるが
あえて命令によってはしたくないと思うはやて。
「なあシグナム、これは命令ちゃうねん。
 主とか、騎士とか、そういうのは気にしないでほしいんや。
 そ、そう、友達として! 友達としてお願い聞いて欲しいんや」
「はい、なんでしょうか。主はやて」
「・・・おっぱい触らせて」
「・・・・・・・」

流れる気まずい空気。

それまではシグナムの慌てふためく様子を期待して
ある種の勢いに乗れて思い切って言えてしまったが
表情を硬くして黙り込むシグナムを見て急に恥かしくなってしまうはやてと
真意を計りかね思考停止状態に陥るシグナムがStS27話で絶賛放映中。
717名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 12:04:28 ID:c8yYaPeH
>>714
それじゃあアリシア×なのは×フェイトだなww
でもいい!よし、誰か書いてくれ(俺には文才が皆無なんだ……

>>715
同人誌であったよ
でも確かに読みたい。。また小説でないかな。
718名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 14:24:05 ID:LtVwLtFd
>>714
あのピンクの光にはホレ薬の効果でも
ついてるのだろうか?
719名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 15:24:27 ID:WJ6/FUej
>>714
まずは文章にしてみるんだ




そして、俺としては×だけより→とかハーレムとか色々考えてみると面白いと思うんだ

はやて×すずか←アリサ

なのは×フェイト←ギンガ

ギンガ×スバル←ティアナ

アギト×シグナム←リィン2

>>709
はやて×ヴィータ、シャマル、シグナム

とか

なのは×フェイト、ヴィヴィオ(15)



因みに

リンディ×レティ

は流石に無い・・・か?
720名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 15:34:16 ID:ziWKVXoH
>>716
はやて自重しろw

>>715
小説とは言わずここは贅沢にOVA希望って言ってみようぜ
1巻 なのはフェイトはやてアリサすずかの日常話
2巻 訓練校時代のスバルがティアに告白(機人的な意味で)して
   それに答える形でティアもスバルに告白(兄貴的な事を)する話
3巻 ナンバーズ暗躍&なのは撃墜話
4巻 なのはの入院生活&なのは復活編
そしてStSへ…
5巻 StSの後日談、なんだかんだでうまくやってる(もちろん百合的な意味で)
   元機動6課とナンバーズのメンバーが集まって同窓会
   その後はやての提案でチーム分けして朝までケンカパーティー

こんな感じで頼んますよパパン
721名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 16:02:15 ID:Tthan3tv
>>719
リンディ×レティは熟女スキーには堪らない?
むしろAsSS01で美由希×エイミィもありかと思ったり
まあガチ百合と言うよりはお互い鈍感な思い人への愚痴から慰めあったりみたいなここ的には微妙な関係ですが
722名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 16:23:05 ID:ua4E+a48
マリみてみたいにOVA→五期の流れ希望

ヴィなの
シグフェイ
シャマはや

とA's派の俺が主張してみる
シグフェイ期待してたのに三期ときたら
723名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 17:30:34 ID:elEDTzz9
>>717,719

とりあえず今の終わらせて頑張れたら頑張る。


>>718
本質的にMな人に効き目があるだけじゃないかと


>>721
二人ともノーマルだしねぇ(ある意味二人共アブノーマルだが
724名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 18:11:19 ID:7iiEZ73Y
将とアギトの相性の良さに嫉妬するリインとか書ければなぁ…
SS03聴くと前世からの運命みたいだし凄い燃え萌えしてきたw

>>665
ちょっと前まではシグフェ・なのヴィで盛り上がってたからな
不器用な将が無茶苦茶かわいかった…

>>716
テスタロッサやアギトと浮気気味な将に寂しくてちょっかい出す主とか浮かんできたぜ
はやて警護中とか2人きりの時は美味しいシチュ作れそうなんだよネ
725名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 19:35:11 ID:qtm4nUby
A'sを見返すと
意外に女医さんがおいしいのではないかと思った
はやての身体を余すところ無くさわったり
泣いているシャマルの手を優しく握ったり
726名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 20:25:04 ID:elEDTzz9
>>725

石田先生だっけか、Asで終わってればカップリングに入ってたかもだよな

そう言えば、病院ネタで思い出したけど
墜落した後ら辺、なのははまともに動けない程の傷で
それをフェイトは付きっきりで看病してたんだよな?

いや、なにが言いたいのかって言うと
つまり

しびn(ゲフンゲフン

727名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 20:35:09 ID:TTN36Y/A
石田先生のポジションに近い六課シャマルさんも美味しいな
患者さんを美味しくいただk(ry
>>726
ちょwwwさすがにそれはマニアックすぎwwwww
728名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 20:59:48 ID:MSPFiIUh
せめて
退院間近のなのはを押し倒すフェイト
くらいに留めようよww
729名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:05:18 ID:VLGwFbpn
「私は気にしないから」「全然恥ずかしい事じゃないから」

でもしびn
730名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:07:07 ID:g2q57yUV
包帯の取りk
731名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:10:23 ID:Mi0KfQP2
>>726
何を言ってやがる! 当然オ○ツだろうッ!
そしていつも取り替えてあげるのは…ッ!

【馬鹿が危険すぎる妄想】
732名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:14:55 ID:O1JMfKMF
>>726
なんという神シチュエーション・・・
想像しただけで鼻血でた
フェイトさんは間違いなく萌え死ぬ
733名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:17:33 ID:elEDTzz9
おかしいな、俺の中のイメージだと

「あの・・・フェイトちゃん、おトイレに行きたいんだけど」

→おもむろにし瓶を取り出す
 お姫さま抱っこでトイレまで運ぶ
 ナースコールを押す


因みに
カルマ値が高いヤンデレフェイトさんだと選択肢が変化して

 飲んであげる
 コップの中にさせる
→そのまま、布団の上でお漏らしさせる

こんな感じだと
734名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:31:41 ID:jGe8OK7I
>>733
下の選択肢の後はまさに鬼畜ゲーム展開。

おもらしをばらされたくないならの一言で、
あんなプレイやこんなプレイを…



俺疲れてるな…
735名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:45:34 ID:pMPKng9t
【カテーテルによる尿道プレイ】


という電波を拾いましたがお前らのせいか?
736名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 21:48:53 ID:Tthan3tv
   ̄二ニ=.、,  丶、  _____
       /     ` ー  ´       `丶、
   _, -‐´       , ‐-           ___ヽ,==ニ‐-、
  ` ーー--‐ァ‐    //               、 |ヽ、  ヽ  、
      / /    /  / / │/、rヽ !   、  ヽ ! |、 \ |  l
.    / //    / |│││.!  | | .| !  !  !| l、\ >  |
    ! / /   /  l   !┼'ll‐l|-|. ├/|‐,|'l|‐-| l  .|| .|、ヽ │  |
   |/ |.  / ./ │ | , ==、、|  |/ ===、、 イ/   l| .! ヽ.> l   |
      |  ,l ||.  ! l<´|┘:_!      !‐'.::_ト`>, |/| ,|、   |   |
     |  /|/ ,|、 .|、ヽ l`ー7.    |、__;7. / ,〃 l/l..l   ,l  |
      ヽ ! `/ 、 .l `!`  ̄ ,    ` ー' ,'ィ"´ .| l || 〃  |
        `| / |、l  ヽ    _       ,_,|  |」 ´ 〃  |
  .     ! /   |. !|   ト、  `     ,ノ'゙.!   |   〃   !   少し頭冷やそうか
      .! /   ! | | ヽ|.  丶、 . - ´l │  |  //    |  
       | /.   |, !'ヽ   \、_|  ´    |  |   |   //    ,|    
      .!/  /   \  ゙ 、       ト、|  |  /./   ‖    
      l/  l    .:.:.\  ヽ、      l   | / /     ‖    
.     |  |     .: :.:.:ヽ  ヽ`.=、、_,l  l.ヽ' ./     l|
      |    |   :.:.:. .:.:.:.:.:..!   | :.:.:.:.:.:「 |  ll.:.:.:|/     ‖
     .!   .}:  .: :.:.:  :.: :.:.:.| l  !:.: :.:.:.:.!.| │:|:!:|      ||
     !    l  .::, -──---lイ .l、ヽ:: :.:.:.|.!  |: :|: ヽ   ‖
    .!    |:/ヽ        |/:.:.``:.:.:.:.|.|、 .!.:.:.| :/     !|
737名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 22:02:47 ID:K5bijPvC
>>735
どっかで高町尿導管とかいう画像をみたな
738名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 22:19:11 ID:elEDTzz9
>>734
どちらかと言うと羞恥心を煽る言葉責め。
エロは年齢的にちょっと違う気がした


>>737
いや、俺でも流石にそれは無い
739名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 22:52:44 ID:PcLPepAq
つまり、ヴィータとフェイトとでなのはのおむつ取り替え権を争ったというわけだな?
740名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 22:58:28 ID:3P++WD+n
なのは「うぅ・・もうお嫁にいけない・・・;;」
741名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:00:27 ID:+rgz3N1t
大丈夫、私が幸せにするよ///
742名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:01:15 ID:MSPFiIUh
心配すんな!
あ、あたしが貰ってやるよ・・・仕方ねーから!
743名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:10:17 ID:obnP96bB
尿瓶うんぬんもいいが、普通に身体とか拭いてあげるのもそれはそれで(ry
744名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:10:38 ID:9FhdSImG
まて!>>740のIDは3Pつまり…
745名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:11:55 ID:xQVI+M8p
おむつとか尿道とかどんだけマニアックな人多いんだよwww
746名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:15:35 ID:3P++WD+n
>>744
その発想は無かったの
747名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:32:39 ID:y1Q46o8R
そんな変態なお前らが大好きだ!

「なのは、お見舞に来たよ、地球ではお見舞いの品はメロンがお決まりなんだよね」
「お風呂入ってないから体拭いてあげるよ」

「えっ、おしっこ行きたくなったって?」

(えぇっ!、なのはの服脱がせちゃったし、車椅子も今手元にないし、あーっ、しびんもナースステーションに返しちゃった。)
(どうしよう、どうしよう、なのはにお漏らしなんて恥ずかしいまねはさせられないし・・・、そうだ!)

「なのは、大丈夫だよ。なのはの貞操は私が守るよ、私が飲むから!!!」
748名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:38:54 ID:obnP96bB
>747
そんな爽やかに言われるともうどうにでもなれw
749名無しさん@秘密の花園:2007/10/04(木) 23:57:21 ID:obnP96bB
それにしても今日はSSの投下がないな…
750名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 00:06:24 ID:36ghQVw3
今までの投下ペースが速すぎだったんだよ
エロパロ並みに投下されてたし
751名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 00:16:52 ID:qtt7Z+Ej
SS03でユーノがフェイト連呼してたのには笑った
脅されてるみたいだ
752名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 00:31:49 ID:VR4b+6yI
つか、ユーノもなのはに物事と言うときはフェイトの名前出すのが
一番効果があるってわかっているんだろうなw
753名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 00:35:52 ID:jN0XYKp9
入院で思いついたんだが、入院中のなのはの薬に座薬があったとしたらどうだろうか。
心優しいフェイトさんのことだ。他人である看護師さんにされてしまうなのはの恥辱は
いかばかりかと、思いやることだろう。
それならば、家族も同然である自分がやってあげる方がいいのではないか。
そういう結論に到達するのに、それほどの時間はかかるまい。
もちろん自分はこんなこと初めてだし、なのはも初めてかもしれない。
でも絶対、なのはを痛くなんかさせない。時間をかけて、ゆっくり優しく挿れてあげ
なければいけない。
もちろん、はじめてなのに欲望に身を任せて乱暴にするなんて最低だ。
大切なのは愛。そう、愛だよねなのは。

「ちょっ、フェイトちゃんやめっ…!自分で入れられるから……アッー!」



さすがの俺もちょっと後悔し反省している。
754名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 00:59:04 ID:jQJGXSUM
>>753
はやてがシャマル先生に座薬入れる同人誌思い出した


そういやメガマガのおまけのトレカがなのフェイだったぜw
755名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 01:10:17 ID:Ud/rvWFn
>>754
おまけトレカなのフェイなのか、買ってこようかなあ。

暇なんでフェイト関係の壁紙とかうpしてみた。
ttp://www6.axfc.net/uploader/10/so/S_17512.zip.html
明日の夜に消します。
756名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 01:15:11 ID:wcqMATIZ
>>755
GJと言わざるを得ない
757名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 01:16:24 ID:tQUuiA6m
>>755
いただきました
超サンクス!
758名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 01:22:53 ID:A49ENBQI
>>755
ハァハァ
759名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 01:28:02 ID:jQJGXSUM
>>755
GJだ!
いつか私のテスタロ・・・フェイトさんフォルダもうpしてやろう
760落ちはまだ未定:2007/10/05(金) 01:55:11 ID:jPfG6b+o
「ふぇ…フェイト……ちゃん?」
突然の事態に頭が付いていかない。

ちょっと待って、ちょっと待ってよ!?
えっ、何?何事!?何が起きてるの!?
落ち着け、落ち着くんだ私。いつも言ってるじゃないか、ピンチの時こそ冷静に。
そうだ、まずは冷静に状況分析だ。
フェイトちゃんのいる場所、ベッドの上。
よし、オーケー。その程度の事がわかるくらいには私は落ち着いてる。

フェイトちゃんの格好、バスローブ。
あれ?さっきお風呂から出てきた時はいつも通りキャミとスパッツだったよね。
私がお風呂に入ってる間にわざわざ着替えたって事?

これはもしかして……
いや、待て。決め付けるのはまだ早い。
何かこぼしちゃって着替えただけかもしれないし。

フェイトちゃんの姿勢、正座。
ベッドに腰掛けてお話しをする事はよくあるけど正座で話しなんてしないよね。
このシチュエーションは新婚初夜みたいで…

これはもしかしなくても……
いやいや、待て待て。決め付けるのはまだ早い。
何か真剣な話をしようとしてるのかもしれないし。
761落ちはまだ未定:2007/10/05(金) 01:57:01 ID:jPfG6b+o
「あっ、あのねなのはっ」
「ふぇっ!?なっ…なにかな?」
考えていた事の内容が内容だったから、急に話し掛けられて思わず声が裏返る。

でもそんな事に気付いた様子も無く、フェイトちゃんは俯いたまま話し続ける。
「私、前に…えっとその……そ、そういう事になりかけた時『私たちにはまだ早い』って言ったよね?」
フェイトちゃんの話しは穴だらけで、でも私にはそれがいつの事を言っているのかわかった。
私が一方的にフェイトちゃんに迫ったあの時の事…

「あ、あれね。あの時ね。恥ずかしかったから思わず言っちゃっただけで……
でも…なのはは私があんな事言ったから、それからもずっと何もしないでいてくれた」
ベッドの横で立ち尽くす私をフェイトちゃんは一瞬だけ見ると膝の上に揃えた手をぎゅっと握り締めた。
「だから、今度は私がちゃんと思いを言葉にして伝えなくちゃ、って…」

期待で胸が震える。呼吸がうまくできない。

フェイトちゃんの握り締められていた手が解かれて、バスローブの襟にかけられ
「だから、だからねなのは」
そしてそのまま引き下ろされた。
現れた白磁の肌に私は息を飲んだ。
薄暗い室内で見るフェイトちゃんの裸体はまるで彫刻のように美しくて、
でも赤らんだ頬が彼女は芸術作品などではないのだとうったえて来る。

胸の高鳴りが抑えきれない。室内に響き渡るんじゃないかと思うほど鼓動がうるさい。

そしてフェイトちゃんが顔を上げ、私の目をまっすぐに見つめながら言った。


「私の初めてを……もらってくれませんか?」
762落ちはまだ未定:2007/10/05(金) 01:59:21 ID:jPfG6b+o
今日はここでストップです。

>>755
GJ!
おかげでフェイトさんをとことん可愛くする路線で書いてく事が決定したよ。
763名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 02:17:30 ID:SC7yju41
何という寸止め。
見える、リミッターが弾け飛んだなのはさんがフェイトそんを貪り尽くす姿が……。
764名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 03:54:52 ID:/etHN5Gt
>>762
うおおほああああ、何という焦らしプレイ!
あまりのフェイトさんのかわいさに全俺の理性がメルトダウンした。
765名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 04:03:11 ID:fJQ06NMx
>>762
なんという初夜、なんという据え膳
これはもうなのはさん大暴走ですね

そしてなんという焦らしプレイ
続きを夢見ながら寝ます
766名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 05:29:34 ID:PnzI07mE
なんという焦らしwwwwww
続きマーダー?

ついでに焦らしで思いついたので短いものを投下。
フェイなの、最初がエロっぽいけど寸止めです。
フェイトさんがバカキャラなのでそういうのが嫌いな人は回避してください。
767名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 05:30:07 ID:PnzI07mE
先にお風呂に入ったなのはに遅れること数十分。
寝室へ続くドアを開けた途端にあふれ出る、濃密な空気に思わず私は驚いた。
ひどく慣れ親しんだ、なのはの匂いが鼻腔をくすぐったことにも。

「なのは。我慢できなかったの?」

暗がりの部屋の中、問う声に返事はない。
ただ何かを掻き混ぜるような水音のみが響く。

「なのは」

近づいて、小さく名前を呼ぶ。
なのはの口から洩れるのは、甘さの混じった吐息。

まだ触れてもいない。キスもしていない。
それなのに、視線を合わせて、声を聞くだけで―――――どうしようもなく焦がれてしまう。

「フェイトちゃん・・・きて・・・」

甘く媚びた声が、頭に響く。
768名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 05:31:31 ID:PnzI07mE
「な、のは」

自然と声が枯れる。吐く息がどんどん熱くなっていくのが分かる。
絡みつくようななのはの視線に、身体を焼かれているかのようだ。

「早く」

切なげな吐息、私を迎え入れるように開いた両腕。
もう私も我慢なんて、出来ない。理性が完全に崩壊し始める。

「・・・ね?」

私は身につけていた下着をかなぐり捨て、ベッドに飛び込み―――――






――――――――――――――そこで目が覚めた。

「・・・・・・・なのは?」

もちろん、声に返事するものはいない。
念のために隣を見てみても、人影どころか私以外に寝るスペースすらない。

「夢・・・・・・か・・・・・・・・・・」

妙に生々しく、そして淫らな夢だった。
今でもなのはの声や匂いが頭から離れない。

「・・・・・・・・はぁ」
769名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 05:32:31 ID:PnzI07mE
次の日。

「ティアナ!ティーーーアーーーナーーー!!!!!!!!」
「は、はい!なんですかフェイトさん!!」
「ティアナ!急なんだけどお願いがあるの!」
「な、なんですか?もしかして資料が足りませんでしたか?」
「ううん、違う。でもティアナにしか出来ないことなんだ!」
「は、はぁ・・・」
「あのね」
「はい」
「幻影魔法でなのは出して♪」
「・・・は?」
「もちろん、タダとは言わないよ。私の持てる力を存分に使った、スバルの盗撮写真5枚でどう!?」
「どうしてそっちに話がいくんですか!?べ、別に私はスバルの写真なんて・・・」
「それがダメなら、スバルのおはようからおやすみまでを見つめ続けた
 ギンガの思い出、心のスウィートメモリーから一部をプレゼント!!」
「本当ですか!?・・・じゃなくて、ダメです!執務官としてそれはダメです!」
「大丈夫、バレないようにするから!」
「そういう問題じゃないですって!」

「―――――――後に、長期任務の時には毎回見られる光景となる出来事である」
「ちょ、シャーリーさんいたなら助けてください!」
「いやー、私じゃ無理かなー」
「なーーのーーーはーーーー!!」

全力全開の魂の叫びは時空を越えてなのはに届いたとか、なんとか。



お粗末さまでした。
「幻影でもいい!避妊するからー!」って叫ぶフェイトさんが浮かんだ俺はザンバーに
ホームランされてきますね。
770 ◆34IETlJpS6 :2007/10/05(金) 06:32:51 ID:aOnhbZKI
高町士郎編


その日の翠屋には、開店時間を過ぎているというのに
いつものような賑やかさは無く
ただ、店前にCLOSEDと書かれた板がドアから提げられていた。
それだけを確認すると、わたしはなのはの家へ視線を向ける。
「なのは・・・」
何度くぐったのか覚えていない高町家の門、ただ会いたくて何度も叩いたなのはの部屋の窓。
まだ、あれから二日しか経っていないというのに懐かしさ、郷愁すら覚える。
故郷を持たないわたしにとっては、母さん達と過ごしたあのマンションよりも
この家こそが、そんな心の拠り所
暖かさの、象徴だった

士郎さんが居て
桃子さんが居て
美由紀さんが居て
恭也さんが居て
なのはを囲む

それはまるで、愛情の詰まった花篭で
きっと、理想的に
幸せな家族

幼いわたしは、その眩しさと美しさに憧れて

その中へ、入りたかったんだ
771 ◆34IETlJpS6 :2007/10/05(金) 07:48:21 ID:aOnhbZKI

わたしが独りそんな思索に耽っていると
「あれ・・・フェイトちゃんじゃない
こんな所でどうしたの?」
背に、そんな言葉を受けた。
聞き覚えのある声に振り返ると
そこには不思議そうな顔をしてこちらを見るなのはの姉
美由紀さんの、姿があった。
「お久しぶりです。美由紀さん」
「うん、久しぶり。でも、何してたの?
入れば良いのに」
「えぇと・・・その・・・」
思わずわたしは口ごもってしまった。
本当のことを言うわけにもいかないし・・・・
なんて答えれば良いんだろう
そんな風に悩んでいるわたしを余所に、美由紀さんは何か思い出すように考える仕草を取る。
そして
「あぁ、そう言えば今家に誰もいないんだったっけ」
その口から、何でもないように出た言葉は
わたしにとってまるで予想外のものだった。
「え・・・誰も居ないって?」
「えぇとね、なのはのお見合いに行くから
昨日から京都の方に・・・」
それ以上、美由紀さんの言葉はもう、わたしの耳には届いてこなかった。
身体は、凍り付いたように動かない。
頭の中だけが、幾つもの可能性をぶつけ合い正答を選び出そうと活動を続ける。
エイミィから聞いた場所は、海鳴市内のホテルだったはず・・・
ならエイミィが嘘をついた?
ううん、違う。きっとそっちから洩れるのをわかっていて
事前に変更したんだ・・・
772名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 08:32:00 ID:hPyOEVD2
>>769
GJ!
だめだ…この執務官…
早くなんとかしないと…
773名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 08:58:11 ID:587O/T3x
>>769
GJ!シャーリーに吹いたw
あと執務官仕事してくださいww

>>771
ついに高町士郎編キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
774 ◆34IETlJpS6 :2007/10/05(金) 10:11:20 ID:aOnhbZKI
その周到さに舌を巻く。
きっと、これは
わたしに対する忠告なのだろう。
これ以上踏み込むべきではないという
「あの、美由紀さん。その場所、何処だかわかりますか?」
「え?・・・あ、うん。ちょっと待っててくれるかな」
昔のわたしなら、きっとこれで我慢して諦めてた。

妥協して

自分を慰めて

言い訳して

自分の気持ちを誤魔化す。

『友達だから』
それは便利な言葉
友達だから、傍にいる
友達だから、これは恋じゃない
友達だから・・・

そんな言葉は、もう要らない。

その言葉は、炎が焼き尽くし
断片さえもあの雨と共に海へ流れて消えた。

わたしは、もう
なのはの事を
『友達』と呼んだり
しない
775 ◆34IETlJpS6 :2007/10/05(金) 11:09:03 ID:aOnhbZKI
久し振りに書いたら
伏線忘れたり
使った表現被ってないか見直したりで
全然進みませんでした・・・
残りは頑張って土日の休みにガーっと書きます。
776名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:13:00 ID:fT0gESkJ
>>775
GJ!!!
土日が楽しみになってきたぜ!
777名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:26:42 ID:aOnhbZKI
>>762
電波が届いた


フェイトHの場合

「なのはに、貰って欲しいんだ
わたしの・・・はじめてを」
フェイトちゃんはそう言って、わたしの手を
そのまだ幼く薄い胸に押し当てた。


ヴィヴィオNの場合
「なのはママ
ううん、なのはさん。わたしのはじめてを、貰ってください」
そう言ってヴィヴィオは、髪のリボンを解く。
わたしとお揃いのサイドポニーは、宙に放たれ
ヴィヴィオの白い肌に、金色の彩りを添えた。




ごめん、俺疲れてるみたいだ
778名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:29:57 ID:QDMZNuuD
暇だから、ちょっとしたなのヴィ落とします
779名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:30:46 ID:QDMZNuuD



なぁ、おまえは幸せか?



『月』



何見てるの?

ん。月に霞が掛ってる

ほんとだね・・・

明日は雨かもな?

どうだろう?でも・・・

ん?

こんな月も私は好きだよ。淡い月の光がさらに優しく見えるから・・・

ああ、そうだな。
780名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:32:19 ID:QDMZNuuD
なぁ、

何?

おまえは幸せか?

どうしたの急に?

いいから答えろよ。

ふふっ。私は幸せだよ。強がりで意地っ張りで甘えん坊で世界一可愛い誰かさんと一緒だからね。

そ、そうかよ。・・・あ、あたしも。呆れるほど鈍感だけど誰よりもあたしを大切にしてくれて優しい誰かさんがいるからな。

酷いな〜ヴィータちゃん。私ってそんなに鈍感かなぁ?

誉めてるんだぞ?

嘘でしょ?

浮気の心配ねーからな。

心配しなくておそんなことする訳ないでしょ。

ああ・・・。

781名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:34:09 ID:QDMZNuuD
何かいつもと感じが違うよ?どうしたの?

ん。たいした事じゃねーけどよ。

そう?

こんなに穏やかでゆっくり流れる時間があるなんてあの時は思いもよらなかったな、て。

それを言ったら私も同じだよ、こんな時が来るなんて夢にも思わなかった。

うん。

きっと、こういうのを幸せって言うんだよね。

・・・バーカ。

え?

今のあたし達が幸せじゃないなら、この世に幸せなんてねーよ。

そうだね・・・
782名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:39:59 ID:QDMZNuuD


おまえは、夜と昼、どっちが好きだ?

また唐突な質問だね。

別にいいだろ。

私は、夜かな・・・

理由は?

夜は、優しいから・・・

優しい?

うん。夜は私たちを包んでくれているんだよ。

そうか?

周りがよく見えないから大切な人だけ見ていられるしね。

ば、ばかやろー!恥しいこと言うな!
783名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:40:32 ID:QDMZNuuD




ずっと、一緒にいられたらいいね。

フン、先のことなんて分んねーぞ?

え?

でも、あたしはなのはから離れたくない。だからずっと一緒にいる。それじゃダメか?

・・・・そうだね、私もずっと一緒にいられるように努力するよ。

・・・・・・・・・・・・あ、ありがと・・・・








・・・・そろそろ冷えてきたんじゃない?

もう少しだけ、このまま・・・
784名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:41:04 ID:QDMZNuuD
駄文失礼しました
785名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:43:34 ID:TQj4pqpT
>>784
お見事です
ちなみに読んでる間片方死んでるのかと思いました_| ̄|○
786名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 11:49:04 ID:Oe5MZ+Qp
>>775
GJ!吹っ切ったフェイトのこれからの動きが楽しみだ
だが、もう登場しないと思うが、美由希の字が違ったんだぜ
787名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 15:41:30 ID:knm2nE3j
某スレの影響で美由希×なのははないかと思う今日このごろ
788名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 16:34:35 ID:njcrynei
>>783
ほのぼのした。GJ!
このふたりはやっぱりいいな……
幸福になってくれ、といいたい。
789名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 16:55:43 ID:/3VtdbMV
>>774
とうとう淫獣VSフェイトですね?
土日wktk
790名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 17:00:49 ID:BCCec0X9
いや、候補にはいたけど仇敵もといフェイトさんにこっぴどくやられる役からは外れてたはず
野郎だからってみっともない役させるのって美しくないと思うからまあそれでいいかと思ってる
791名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 17:15:01 ID:Oe5MZ+Qp
>>787
どんなのか、凄く気になるんだぜ
792名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 19:45:48 ID:6t2f8t5b
>>755
回線が込み合っててDLできないorz
793名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 19:51:52 ID:lWE32yJO
少し聞きたいんだが、
リインUって、はやてとその守護騎士としかユニゾンできない?

……っていうとなんとなく書いてる内容がばれるが。。
794名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 19:56:44 ID:TQj4pqpT
設定は不明、出来ないんじゃないかなとは思う、相性問題とかで
ただ公式で否定もされてなかったと思うからSSで使いたいならローカルルールでありなんじゃないかな?
795名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:01:22 ID:aOnhbZKI
>>786
サンクス。
気にしてなかったorz

>>789
ある意味間違ってないです
頑張ります。


《トリビアの種》

・魔法を有効活用しよう

なのは世界で良く語られる魔法ですが、その用途は結構様々。
地上本部襲撃時にエレベーターから降りるとき手に付与してたり
シャマル先生のように回復に使ったりと色々出来ます。
形状等も自由ですし
何より魔力ダメージは身体自体に傷つかないので用途が色々ありそうと言うか・・・


いや、何が言いたいのかと言うと


魔力を流し込むって言うのはエロく無いですか、と

魔力光の色と言う設定もあるし
相手を自分色に染め尽くすとかそんな感じにも
796名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:04:48 ID:aOnhbZKI
>>793
旦那とアギトがユニゾンできてるので

一応は出来るかもしれない。
797名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:06:56 ID:TQj4pqpT
>>795
>魔力を流し込むって言うのはエロく無いですか

某他作品のゼンマイを巻かれてる機械人形を思い出した
設定的には百合よりエロで多用されそうかなぁとも思いますが
でもうまく使えば面白そうですね。

>>796
>旦那とアギトが

そう言えばベルカ括りの条件はあったかも>ユニゾン
798名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:23:42 ID:QWPRGH28
フェイトスレより

701:2007/10/05(金) 11:38:00 ID:ClH9wrim[sage]
700
「これが事件現場やな。
あそこで必死に魂を引き留めようとしとるなのはちゃんは、
着替え中やったのか下着姿。そしてガイ者のフェイトちゃんは、
鼻血の池につっぷしとる。しかも凄い幸せそうや。
いったい、何があったのか…捜査官はやての出番やね」


702:2007/10/05(金) 12:28:57 ID:2Uo9/r2X[sage]

701
「捜査官!」
「なんや?ランスター補佐官」
「ガイ者の私室にカメラを発見しました。
こちらがそのフィルムです」
「こ…これは…」
「……」
「…ランスター補佐官」
「はい?」
「ガイ者を叩き起こせ、緊急逮捕や。
あと、このカメラとフィルムは私が
証拠として保管させてもらおーか」
799名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:27:03 ID:mLeXCmIF
704:2007/10/05(金) 13:21:19 ID:pYrZN6Pe[sage]
702
「ガイ者の逮捕及び叩き起こす役目、私が引き受けよう。
 万が一抵抗された場合、ランスター補佐官では荷が重かろう。」
「下着姿の容疑者は、あたしが尋問してやる。」

「お、二人とも助かるわ〜。任せたで」

「尋問中は入室禁止とする。少々激しい尋問になりそうなのでな。(//」
「ぜってー入ってくるんじゃねーぞ。わかったな。(///」



「・・・・。前言撤回や・・。ランスター補佐官、副隊長二人も逮捕や!」
800名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 20:46:39 ID:lWE32yJO
>>794
>>796
>>797

れすぽんすさんくすー。
うーん、そういやゼストもユニゾンデバイスには騎士云々って言ってたっけなぁ。。
でもまぁ公式で裁定が出てないなら勝手にやってみるのもありかと思った。
ダメっていわれたらそのときに後悔すればいい話だしね(ぇ
801名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:12:15 ID:QDMZNuuD
なのヴィが好きなんだ
だから・・・落とさせてもらうよ
802名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:13:01 ID:QDMZNuuD
どれほどの時間そうしていたのだろう。
町並みを赤く染め始めた夕日を背にしてフェンスに寄りかかり、なのはとヴィータの二人は並んで佇む。

なのはは静かに流れてくる風に身を任せ、目を閉じる。
ヴィータはそんな彼女から僅かに視線を逸らす。
何も言葉を交わすことなく。
一人分の空間を間において。
車の音、電車の音、子供の声。
遠くから聞こえるそれらが風と共に穏やかに流れる。
とりわけ大きなビルの隙間を零れ落ちるように沈む夕日が、地面にその影を長く落とす。

ヴィータは視線をなのはから逸らしたまま、唐突に口を開いた。

「あたし、お前のことがキライだから」
803名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:13:54 ID:QDMZNuuD

静かに目を閉じたままの彼女は何の反応も返さない。
それは予想した上での事だったのだろう。ヴィータもそれ以上口を開くことはなく。
電車の音、口ぐちに別れの挨拶をする子供たちの声。
そういったものがまた遠くで流れ、沈黙が重く響く。

静かにそよいでいた風が突如として強く吹き、彼女たちの髪を大きく揺らした。
なのはに向けて伸びたそれは、しかし間に置かれた距離を飛び越えることはない。
彼女の肩に触れるか触れないかというところで弱まった風に、諦めたように力なく元の位置に戻る。

「・・・知ってるよ」
804名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:17:13 ID:QDMZNuuD

彼女の言葉に、ヴィータの頬がさぁっと赤らんだように見えたのは気のせいだろうか。
あとにはただ沈黙だけが流れる。
赤や青のライトを瞬せながら、飛行機がゆっくりと赤と紫のグラデーションの中に消えていく。
相変わらず二人に言葉はなく、間に置かれた距離に変化はない。
ただ、ずっと繋いだまま離されることのなかった二人の手が地面に影を落としていた。

その影の手がぎゅっと握り直されたように動いたのは、一体どちらのものだったのか。
805名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:22:54 ID:QDMZNuuD

小さく鼻を啜る音が響く。
やがて、ヴィータの肩がびくりと震え。
次の瞬間、ヴィータはなのはの腕の中にいた。
反射的に跳ね除けようとしたその手が二人の間に挟まれる。
頬を寄せるというよりも、まるで首を絡ませようとするかのように深く抱きしめられて。
力強く背中に回されたなのはの腕とは裏腹に、小刻みに震えるその身体。

声はない。

自然と、二人の間にあったヴィータの手が、その背中に回された。
806名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:28:16 ID:QDMZNuuD

ヴィータの腕に力が込められる。
まるで自分の体に取り込んでしまおうかとしているかのように、強く。
息苦しさ故か、それとも別の何かなのか、ヴィータが顔をなのはの首筋に埋める。

ビルの谷間に夕日が消えていく。
同時に、地面に落ちる一つとなった二人の影も黒く滲んで薄くなる。
再び遠く響き、消えていく飛行機の音。
電車の音。
子供たちの声はもう聞こえない。

肩口からくぐもった声が漏れる。

「だからおまえがキライなんだよ・・・バーカ」

彼女の手が、強く背中のシャツを掴んだ。
807名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:28:49 ID:QDMZNuuD
終わりです。
駄文失礼しました
808名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 22:47:57 ID:Ud/rvWFn
>>800
多分、魔法術式が違うことが問題なんだとおもう。
アギトの時も相性がどうとかっていってたしね。

>>807
GJです。
心理描写がいいなあ。
私は、SS書くと淡々とした感じになるから羨ましい。
809名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 23:35:20 ID:njcrynei
>>807
GJ過ぎて言葉もないよ。
あえついうなら二人と、その周囲の雰囲気がすきだな、、
810名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 23:43:09 ID:+Ze8Btt0
ギン姉が出向で、フェイトのところへ派遣される。
 ↓
久しぶりなので、二人で飲む
 ↓
フェイトの部屋で二次会。酔った勢いで、互いになのは(スバル)と別れて暮らす
寂しさを愚痴り合う
 ↓
ギン姉、場を明るくしようとつい「なのはさんて、こんな髪型でしたよね」とサイド
ポニーに
 ↓
フェイトさん、つい見入る。「うん、でももう少し…こんな感じかな…」とギン姉の
髪に伸ばした手が、うなじの方へ…

あとは好きに想像してくれ。  そんな俺はギンフェイ大好き
811名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 23:51:34 ID:Ud/rvWFn
>>810
私も結構ギンフェイ好きだよ。

前書きかけてたなのフェイSSをちょっと手直ししてみたから、投下してみる。
変なとこでぶったぎれてるけど、気にしないように。
812名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 23:52:30 ID:3Rojl4Qy
>>810
今書いてるのが一段落したら、書いてみようかなと思った。
そんな俺もギンフェイ大好き。
813なのフェイ:2007/10/05(金) 23:53:03 ID:Ud/rvWFn
「ふう、やっと一段落ついたね」
「お疲れ様です、フェイト執務官」
「ティアナもお疲れ様、それともうプライベートの時間だからそんなに堅くなくていいからね」
「はい」

廊下を並んで歩きながら、一緒に仕事をしていたティアナに労いの言葉をかける。
本来は私とティアナ、シャーリーの三人でする仕事のはずだったが、
どうしてもシャーリーに外せない用事が入り二人で仕事をこなしていた。

「ティアナ平気?」

隣を歩く疲れた様子のティアナが気になり声をかけた。

「はい、大丈夫です」

言葉とは裏腹に疲労が滲んでる気がした。
まだ副官になって日も浅いティアナには、慣れない仕事ばかりできついはずだ。
私も昔そうだったのをよく覚えてる。
ふと、今回の仕事前に、なのはが言ってたことを思い出す。

「ちゃんと休まなきゃだめだよ、それに最近スバルと会ってないんだって?」
「私は…平気です。それに、それをいうならフェイトさんだって最近家に帰ってないじゃないですか、ここのところずっと艦内で泊り込みですよね」

うーん、困った。
私だって出来れば家にずっと居たい。
なのはとヴィヴィオが待ってる家がすごく恋しいが、
まさかそれをティアナに指摘されるなんて。
814なのフェイ:2007/10/05(金) 23:53:58 ID:Ud/rvWFn
「フェイトさんは頑張りすぎですよ」
「そうかな?」
「そうです」

思わず苦笑してしまう。
どうしてかな、そんなに頑張ってるつもりはないんだけど、よく人に指摘される。
けどティアナだって頑張りすぎだと思うんだけどなあ。

「あっと、それじゃあ今日は家でゆっくりしようかな」

いつの間にか話していたらもう転送ポートのところまで来ていた。
明日は休日だから久しぶりに家でゆっくりしようと思っていたところだ。

「お疲れ様でしたフェイトさん」
「お疲れ様」

転送ポートに乗り込み、

「ティアナも明日は休みだよね?たまにはスバルに会いに行ったらどうかな、きっとスバルも会いたがってるよ」

ティアナの返事を聞かずそのまま転送ポートを起動させ、ミットチルダまで飛ぶ。

ミットチルダに帰ってくると、こちらでは既に夜9時を過ぎていた。
自慢の車に乗り込む。
いつもよりずっと遅い時間だと思い、逸る気持ちを抑え車を一気に加速させる。
もうすぐなのはに会える。
もう頭の中はなのはのことばかり浮かんでくるが、
忘れないうちにスバルに通信を入れ、明日ティアナが休みだと告げた。
通信を切り、今日は何をお土産に買って帰ろうと悩む。
思考を巡らし、帰り道の途中にあるケーキ屋に寄ることに決めた。
なのはとヴィヴィオへのお土産を選んでいく。
815なのフェイ:2007/10/05(金) 23:54:34 ID:Ud/rvWFn
ふたりのケーキを食べてる姿を思い浮かべるだけで思わず顔に笑みが浮かぶ。
ふたりはきっと喜んでくれるよね。
ケーキを選びつつ、今頃ティアナの元にスバルから通信が入ってるだろうと思い、いい事をした自分へのご褒美にケーキをさらに追加した。

家まであと少しのところで、ふと気がついた。
まずい…次元航行部隊に復隊した影響で、ここのところ家に帰れない日々が続いていた。
前になのはと会ったのは、7日前。
ということは、なのはとはもう一週間も会っていない。
一週間もだ。
もちろん映像通信は朝、昼、晩毎日してる。
メールだって日に何通もやりとりしてる。
だがなのはがそれだけで満足するはずがない、もちろん私も通信だけじゃ嫌だ。
なのはに会いたい、なのはの腕に抱かれたい、痛いぐらい強く抱きしめて欲しい。
六課以前なら平気だった、でも六課での生活が私を変えたしまった。
毎日なのはに抱かれ続けた私の体は、すでに一日でもなのはに抱かれないと禁断症状のようになのはの体を求めてしまう。
しかしそれとこれとは別だ、この前なんて帰るのが遅れることを連絡するとお仕置きと称して、映像通信でひとりでさせられちゃったし、すごく恥ずかしかった。
どうしよう?
このままじゃまずい、どうしよう、どうしよう。
思わずおろおろしてしまう。
なのはに色々されちゃうのは嫌じゃない、でも恥ずかしい。
ちょっとくらいなら…とは思うけど、恥ずかしいものはやはり恥ずかしい。
なのはは、恥辱に震えるそんな私を見るのが楽しいらしいけど……。
悩んでると、いつの間にかアクセルを強く踏みすぎてることに気がついた。
慌ててアクセルを緩めると、反動で助手席においてあった袋がかさりと音を立てた。

「あ、そういえばケーキがあったんだ」

思わず声がでた。
ケーキで機嫌をとって、ヴィヴィオもいればきっと大丈夫だ。
816なのフェイ:2007/10/05(金) 23:55:07 ID:Ud/rvWFn
意気揚々と家にかえり、玄関を開けると、
笑顔のなのはが出迎えてくれた。
それだけで身も心も癒される気がした。
やっぱりなのはの笑顔は最高だ、どんな栄養剤よりも効果がある。

「ただいま、なのは」
「おかえりフェイトちゃん」

そのままなのはを抱きしめ軽くキスをする。
こうして抱き合ってると帰ってきたんだなって思って、嬉しくなってくる。
唇を離すと、あることに気がついた。
あれ、ヴィヴィオがいない?
いつもなら一緒に出迎えてくれるのに今日は何故かいない。

「あれ、ヴィヴィオは?」
「ヴィヴィオならさっきまでフェイトちゃんを待って起きてたけど、フェイトちゃんが遅いから寝ちゃったよ」
「えっ、ええ!?」

まずい、ヴィヴィオがもう寝てる。
迂闊だった、もう10時を回っていた。
帰る時間が普段より30分遅い。
まだ子供であるヴィヴィオはいつも大体きまった時間に寝ている。
それでも私が帰る時は、少し長くに起きててくれるけどあまり長いと待ってる間に寝てることがある。
思わず顔を強張らせる。

「どうしたのフェイトちゃん?」

悟られないように落ち着けるように息を吐く。
靴を脱いで、なのはと並んでリビングへ向かう。
なのはは私が帰ってきたのがうれしいのかずっと笑みを浮かべている。
私も隣になのはが居るのが嬉しくなって、思わず顔が綻んでしまう。
817なのフェイ:2007/10/05(金) 23:56:13 ID:Ud/rvWFn
「あ、えっと、ほら。ヴィヴィオにただいまが出来なかったから残念だなって……」
「そっか、なーんだ。てっきりヴィヴィオがいればお仕置きがないとフェイトちゃんが勘違いしちゃったのかと思ったなの」

満面の笑みを浮かべたまま、さらりとなのはの口からでた言葉が一瞬理解できない。

「なっ…んっ」

ぽすん、とソファーに押し倒すようにキスされた。
だめ、いつもなのはに強引にキスされると体の言うことが聞かなくなってしまう。
なのはの味が口に広がり、なのはの匂いが私の抵抗を奪っていく。
なのはの舌が口腔内を蹂躙して、歯の付け根に舌が触れるたびに体中にびりびりと電気が走る。
気持ちいい、こんな風にキスされただけでもう頭が真っ白になっていく。
快楽で脳が侵食される。
一週間足りなかったものが満たされていく。
けどまだ足りない、もっとほしい。
積極的に舌を突き出し、なのはの舌へ絡まらせる。
部屋の中を粘着質な水音と興奮気味の呼吸音で満たしていく。
唇から銀の糸を引きながら唇が離れる。
体中から力が抜けた私を見て、なのはは満足そうに笑う。

「はぁっ…一週間だよ?フェイトちゃんがいけないんだよ、中々帰ってきてくれないから、だから…」
「待ってなのは、ほら明日も仕事あるし、ね?」

このままじゃやばいと思い咄嗟に思いついた嘘を言う。
抱かれるのは嫌じゃない、でも明日の朝までは少し辛い。
なのはに一度捕食されてしまえば、ヴィヴィオが起きてくるまで行為が続くことは明白だ。
嬉しいけど、家に帰るたびに過労と寝不足になるのは少し遠慮したい。
818なのフェイ:2007/10/05(金) 23:57:22 ID:Ud/rvWFn
「フェイトちゃん、私知ってるんだよ、明日休みだよね。さっきティアナから連絡あったよ。フェイトちゃんは明日休みだから私によろしくって。」
「あう」

嘘ついた後ろめたさもあって、頭を俯かせた。
ティアナも余計なことを……。

「嘘はだめだよ、フェイトちゃん。今からお仕置きなの」
「えっあっ、ちょっと」

スーツ姿のまま、いつの間にか手がバインドで後ろ手きつくに拘束されていた。
腕を動かしてみたけど全然うごかない。
昔よりずっとバインドが上手くなってる。
なのはに拘束されちゃった。
その事実だけで、ほんのりと頬が赤く染まり、思考も働かなくなってく。
なのはに縛られるだけで感じるようになってしまった体が恥ずかしい、これじゃまるで変態さんだよ。

「まって、なのはスーツが…」
「だーめ、今日はスーツのままのフェイトちゃんが欲しいの、それにフェイトちゃんだって、本当は嫌じゃないもんね?」
「も、もう…なのは強引なんだから…」
「フェイトちゃんは私とえっちするの嫌?」
「そんなことない、なのはになら…なにされてもいい」

顔を隠すように俯かせて蚊の泣くような小さな声で告げる。
きっと私の顔は真っ赤だ。
自分でも顔が熱いのがわかる。
本当になのはになら何をされても構わない。


おまけ
「ちょ…ちょっと、んんっ、ば、ばかスバルもう朝じゃない…んっ」
「ええっ!?うそ?」
「あたしは、す…あんたと違って、んんっ体力ないんだから、あんっ…ちょっとは、休ませてよ」
819名無しさん@秘密の花園:2007/10/05(金) 23:59:30 ID:Ud/rvWFn
半端な感じですが終わりです。
エッチシーン書いてると終わるタイミングがわからなくなったので端折りました。
820名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 00:00:43 ID:xIXR9ZwW
GJ
はしょっちゃったシーンものすごく見たいんだがw
821名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 00:02:23 ID:3Rojl4Qy
GJ!
だが、唐突におまけで吹いた
822名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 00:35:44 ID:i9j+6feN
>>819
おろおろするフェイトさん可愛いなw
823名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 00:51:00 ID:xLz9Nrxz
フェイトさんとの初エッチの前に美由希に相談するなのはとかダメだろうか
824名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 01:00:22 ID:P9/kML2R
>>820
機会があれば投下するかもしれませんが、遅筆なので期待はしにようにお願いします。

>>823
すごいいいと思う。
思わずwktkすするわ。
825名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 01:15:23 ID:xLz9Nrxz
文才あれば自分で書くんだが…
826名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 02:11:28 ID:9NmNoKx3
初めから巧い文章かける人なんていない
まずは書いてみようぜ
827名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 02:38:18 ID:lhbH7R4d
もちろんオリジナルをだぞ
828名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 03:47:01 ID:P9/kML2R
>>825
私も下手なんで、暇な時練習してますよ。
とりあえず書いてみるしかないかと。

さっきうpしたフェイトのやつ消したのだけれど、カウント数が130超えててびっくりした。
このスレ見てる人案外おおい?
829名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 03:51:27 ID:T6v1Oy8u
シグフェイ信者の俺もいるぜw

最近あんまり妄想できないけどな
830名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 03:59:28 ID:xLz9Nrxz
つキャラサロンのなのはスレ
831名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:03:15 ID:SR6sPV6G
フェイなの?なのフェイ?
なんとも言えないもの投下。
832名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:03:49 ID:SR6sPV6G
授業が終わって見上げた、青い空。
その色が、あまりにもあの人の瞳の色に似ていて。
空の遠さが、あの人との遠さを表わしているようで。
私はなんだか、無性に寂しくなった。

隣の席を見ても、当然のようにそこには誰もいない。
私の気持ちを知ることもなく、きっと今もあの人は空を飛んでいるのだろう。

せめて。
せめて、この空があの人のいる空と繋がっていたらいいのに。
そうしたら、私はいつでもあの人のところへいけるのに。
学校なんて今すぐに飛び出して、一直線にあの人の元へと飛んでいけるのに。

でも。
寂しくなったから会いに来た、といったら。
あの人はどんな顔をするだろう?
驚きはすれ、喜んではくれないかもしれない。
授業をサボっちゃだめだよ、と怒るかもしれない。

でも。
それでも。
今すぐ、会いたい。
なのはに、会いたい。

吐いた溜息は、彼女色の空に吸い込まれ、消えていった。
833名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:04:38 ID:SR6sPV6G

「フェイトちゃん」

どれくらいそうしていたのだろう。かけられた声で、私は我に帰った。
そう。間違えるはずのない、愛しい人の声で。

「なのは・・・?」

振り向くと、やはりそこには待ち望んでいた人の笑顔。
それでも何処か半信半疑で、思わず問いかけてしまう。

「どうして?」
「どうして、ってひどいなぁ。お仕事終わらせて急いできたのに」
「そっか・・・」
「お疲れさまとかおかえり、は言ってくれないの?」
「う、うん・・・おかえり・・・」
「もう、どうしたの?さっきから、変だよ?」

会いたいと考えてるときに、まさか本当に会えるとは思わなかったから。
うまく言葉にできなくて、私は押し黙ってしまう。

「・・・はぁ」

なのはは溜息をつくと、

「アリサちゃん、次の時間のノートもお願い!」

私の手を引いて走り出した。

「え、ちょ、なのは?」

アリサの「このお代は高くつくわよ」とぼやくの声を背に、私はなのはと共に教室を飛び出した。
834名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:05:15 ID:SR6sPV6G
ついた先は、屋上。
さっきは狭い窓から見ていた色が、今は頭上一杯に広がっている。

「ここなら二人っきりで話せるよね。どうしたの?」
「あ、ううん・・・大したこと」
「あるよね。フェイトちゃんがあんなに悩むくらいだもん」

私がやっとのことで出した言葉は、すぐに遮られる。

「もしかして私、何かした?フェイトちゃんの嫌がること、した?」

眉根を下げ、心配そうな顔。
ううん、そうじゃないよ。
悪いのは、全部私なんだよ。

「フェイトちゃん・・・」

唇に、柔らかい感触。

「ごめんね。悪いのなら、私が謝るから。だから、理由を教えて?」

ぎゅ、と優しく頭を抱えられる。
きっと、私が今、泣いているのは。
その身体が、あまりにも温かいからだろう。
835名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:06:02 ID:SR6sPV6G
「・・・あのね」
「うん」
「なのはに、会いたかったの」
「うん」
「空を見てたら、なのはのこと思い出して。
 そしたらなんだか寂しくなっちゃって、会いたいって思ってたらなのはが本当にいて。
 あまりにも唐突だったから、驚いちゃっただけなんだ。
 ごめんね、心配させて」

優しく頭を撫でてくれる、手の感触が心地よくて。
気付いたら私は、全てを話していた。

「そっか・・・」
「ごめんね、くだらないことでびっくりさせちゃって」
「くだらなくなんかないよ」

きっぱりと言い捨てると、なのはが私の顔をぐっと上に向けさせる。

「フェイトちゃんは、くだらないことで泣く人じゃない」

強い意志をもった、なのはの瞳。
広い空と、同じ色。

「だから、どうしようか・・・お仕事を休むのは無理だし・・・。
 でもフェイトちゃんに寂しい思いさせたくないし・・・」

ぶつぶつと独り言を続けるなのはを見て、今更ながらに私は理解した。
ああ、なんだ。
私はこんなにも想われているんじゃないか。
私の気持ちは、届いているんじゃないか。
836名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:09:02 ID:SR6sPV6G
「・・・そうだ!寂しくなったら、名前を呼んで?」

名案、となのはが言う。

「すぐには無理かもしれないけど・・・出来るだけ早く、フェイトちゃんのところに戻ってくるから。
 一番に、真っ直ぐに、誰よりも早く会いにくるから。約束する」
「なのは・・・」
「この空と私のいる空は違うところかもしれないけど、きっとフェイトちゃんの声は私に届くよ。
 卒業しても、ずっとずっとだよ。それじゃ、ダメかな?」

そう、微笑む彼女に。

「なのは・・・私からも、約束・・・いい?」
「うん、当たり前だよ」
「・・・ありがとう。あのね」
「うん」
「強くなるから。こんなことで悩んだり、迷ったりしないように。
 守られるだけじゃなくて、もっとなのはを守れるように。私はずっと、側にいるから」

言いたいことを上手く言葉にできなくて。
思うまま吐き出す私に、なのはが笑う。

「・・・私、愛されてるなぁ」
「だって、愛してるから」
「私もフェイトちゃんのこと愛してるよ」

見つめあい、どちらともなく、口付けを。
約束の、誓いの口付けを。

きっと私はもう、大丈夫。
あんなに遠かった空が、今ではこんなに近いから。
837名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 05:11:59 ID:SR6sPV6G
あ、書き忘れてた。
中学3年、卒業前くらいの話です。
行数の関係でいくらか削ったら微妙な感じに・・・。

>>825
こんな風にかいてて自分でよく解からなくなってくる人もいるから大丈夫かと。
まずは書いて投下が大事だと思います。
825はきっとやれば出来る子。
838名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 06:37:14 ID:55JiDs/0
うあ・・・残り100KB切ったね。

1000までスレ保つかなぁ
839 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 06:57:49 ID:55JiDs/0
走る

ただ、ひたすらに走る
美由希さんから貰ったメモを手に握りしめて。

海鳴から京都までは、急いでも2時間はかかるだろう

今は午前10時30分

お見合いの開始時刻は13時ちょうど

一分一秒たりとも、無駄にしている時間なんて無かった。
840名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 07:13:55 ID:lIkVL600
>>837

GJ!
すごく良かったよ(´;ω;`)
841 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 07:40:12 ID:55JiDs/0
数分後

駅の改札の前で、わたしは途方に暮れていた。
手の中には硬貨が数枚。
京都に行くような事態になるなんて考えもしなかったから、財布は家に置いたままだったのだ。
相変わらず、肝心なところで抜けている自分が疎ましくなる。
こんな大事な時にまで、失敗するなんて・・・

でも、今は落ち込んでいる暇なんて無い。
幸いなことに、携帯はあるので家へ連絡してアルフに届けて貰おう。
わたしは、そう頭を切り替えて携帯を開いた。

番号を押して・・・そこまでしてディスプレイに何の光も灯っていない事に気付く。
電源ボタンを押しても、反応がない。
慌ててあちこち見回し裏返してみると、バッテリーの蓋には亀裂が走り
中のバッテリー自体も、強い衝撃を受けたかのようにして割れていた。
辺りを見回しても、公衆電話は既に撤去されており
通行人の誰かに貸して貰うにしても、事情の説明や成功率を考えると時間的なリスクが高過ぎた。
家までは走って10分ほど、次の電車の時刻までは15分
これを逃せば、次もまた15分待たなければならない。
有効な手段は何も思い浮かばなかった。
間に合わない・・・
そんな暗い考えを振り切り、息を整える。
走るしかなかった、無理でも何でも。

そう覚悟を決め、一歩足を踏み出す

その瞬間

わたしの後頭部には重い衝撃が叩き込まれた。
842 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 08:24:09 ID:55JiDs/0

その勢いで、前へ倒れ込みそうになるのを慌てて立て直す。
後ろ頭と首筋には、今の衝撃のせいか冷たい感触があった。
続いて、ドサッと言う音と共に地面に落ちた物を拾い上げる。

「・・・氷嚢?」
別名:氷枕。
これがわたしの後頭部に当たった物の正体・・・何だと思うんだけど

何故氷嚢・・・?

「少しは頭冷えた?」
悩んでいるわたしに、そんな声がかかる。
「うん・・・少しだけだけどね」
顔を上げずにわたしがそう答えると
「・・・・・・・」
何だか少し相手の不満そうな気配が漂ってきた。

ゆっくりと顔を上げると、その姿が目に入ってくる。

数m先の駅前ロータリーに止まる高級車。
その車の屋根に堂々と立ち、手には第二第三の氷嚢。
「だから、それは投げないで欲しいんだけど」

その髪は、太陽の下でこそ本来の輝きを見せる。

「行くわよ、乗んなさい!」

氷嚢を投げ捨て、屋根から飛び降りると彼女は一方的に告げた。

いつもの、ように
843 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 09:48:44 ID:55JiDs/0
「でもアリサ、何であんな所に・・・」
車中にて、わたしは当然の疑問をアリサにぶつけた。
「・・・・・・・」
アリサは黙ったままこちらを睨む。
その目元には、寝不足のためかわずかな隈が出来ていた。

「ん・・・」
わたしがその反応に何を言って良いのかわからず、言葉を濁していると
アリサは自分のバッグを開けて、くずかごに投げ捨てるときのように丸まった紙を取り出し
有無を言わさずわたしに押し付けた。
「えと・・・」
わたしが訝しがりながらもその紙を開くと、中からは慣れ親しんだ金色の三角形のフォルム。
それは六課に預けてきたはずの、わたしの相棒
「・・・バル・・ディッシュ?」
『Yes sir』
インテリジェントデバイス・バルディッシュの姿があった。
包んでいた紙にも、良く見れば内側に文字が書いてある。
『魔法使用許可証』
その文句が目に入った時、それまで黙っていたアリサは口を開いた。
「それ、はやてからよ。あんたに渡して欲しいって、今日の朝渡しに来たの」
不機嫌そうな顔のままアリサは喋る。
「はやてが・・・・?」
「あたしは自分で渡せって言ったんだけど、それは出来ないって言うから渋々ね」
許可証にははやての署名と、本局承認の印が押されていた。
そして、隅に一言だけ
『ガンバレ』


急いで書き加えたのがわかる走り書きのようになった応援の言葉が
添えられていた。
844名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 10:02:30 ID:aLF4IKFV
はやて…(ノД`)
845 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 10:23:27 ID:55JiDs/0

朝に出し切ったはずの涙が、瞳からまたこぼれそうになる。

わたしは・・・はやての愛を受け入れてはあげられなかったのに

それなのに・・・

はやての顔が、昨夜の出来事が、様々な思いが頭を駆け巡る。
わたしには、それを止めることは出来なかった。


ボスッ

「きゃあっ!?・・・つ、冷たい」
そんなわたしの頭の上に、冷たいものが乗せられた。
急な冷たさに驚いてわたしの体は反射的にシートから跳ね上がる。
その勢いで、頭の上から滑り落ちたのは
先程と同じ、氷嚢だった。
「あんたねぇ、この場に及んでまでうじうじ余計なこと考えてんじゃないわよ」
乗せた張本人は、そう言ってわたしの事を力強い視線で見つめてくる。
先程までの不機嫌そうな眼と、隈は影を潜め
その瞳には美しい炎が宿っていた。

「あんたとはやての間で何かあったのはわかる
でも、あたしはそれを聞いたりなんかしないわ」
アリサはそこで一度言葉を区切ると、息を吸い込み
「あんたが今一番
ううん、頭の全てを使って考えなくちゃいけないのは、なのはの事よ!!
他の悩み事なんか捨てなさい、それが大事な友達の事でも。
あんたはもう、選んだんだから。
他のことを考えてる暇なんて無いのよ!!」
そう、言い切った。
846 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 10:48:46 ID:55JiDs/0
前みたいに、殴られはしなかったけれど
同じ様な衝撃が、心に響く。
「ごめん。ありがとう、アリサ」
アリサの眼を
ううん、しっかりと前を見据えて礼を告げる。
そして最後にもう一度だけ紙へと目を落とすと。

ありがとう、はやて
と心の中で呟き。
その顔を、思いを、頭の中から消し去った。

それが完全に消え去ると共に
代わって、わたしの頭の中には奔流のような勢いで思い出と想いが流れ込んでくる。
その、総てには

どんな些細な物にも、なのはの姿があった。

初めて出会った時

手を、差し伸べてくれた時

友達に、なった時

一緒に出かけた時

一緒のベッドで、眠った時

そして、なのはが涙を流した時

全部、覚えている。
その時に抱いた、自分自身の想いも。
847 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 11:49:50 ID:55JiDs/0
「お嬢様、ハラオウン様。
そろそろ高速に入りますので、シートベルトをお締めください」
話が終わるのを見計らっていたのかしばらく間を置いてから、車内に運転手の鮫島さんの声が響く。
わたしとアリサはその言葉に従ってシートベルトを締めた。
「フェイト、あと時間はどれくらいあるの?」
そうアリサに言われて時計へと目をやると、針は既に11時30分を指していた。
「あと、一時間半・・・」
「そう・・・普通に行ってたら間に合わないわね・・・。
鮫島っ!
一時間以内に京都までよ、わかってるわね!」
「了解しました」
そんな主従の対象的なやり取りの後
料金所を抜けた車は、急激にスピードを上げ始める。
既にメーターは150と言う数字を振り抜き、200へとその針を進めていた。
その加速に、わたしの体はシートに押し付けられる。

高速道路とは言えアメリカのように直線ばかりでは無いから、曲がりもあればSの字を書いたような蛇行路も多々存在する。
こんな速度を出しながらも、鮫島さんは長い車体を手足のように操り
タイヤを削りながらドリフトをかけ
前を行く車にバッシングし、道を譲らせて
それを難なく越えていった。

もちろん、車内はその度に右に揺れ左に揺れと
わたしたちの体をシェイクしていったのだけれど。
848名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 14:53:09 ID:g3udkQas
さて、スカパー組もようやく最終回まで追いついたので色々と面白そうな組み合わせが見えてきたかな
アギシグ・アギリインとかフェイティアなんかは書いてみたくなる良いCPでした
849名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 15:00:13 ID:QOhmtHeS
>>848
フェイティアか・・・・・・
お互い
フェイト「なのはなのはなのはなのはなのはなのはなのはry」
ティア「スバルスバルスバルスバルスバルスバルry」
ってハァハァしてるのしか浮かばねぇーwシャーリーカワイソスw
恋人自慢大会とかしてそう、苦労話とか
850名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 15:08:54 ID:aLF4IKFV
シャーリー「なんかもう、見てられなくて…」
851名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 15:48:08 ID:rzOvyOJd
フェイト「こないだなのはったらね・・・・・・」
ティア「わかります、うちもスバルが・・・・・・」

シャーリー「そ、そういえばこないだグリフィスが・・・・・・」
フェイトティア『あっそう』

フェイト「それでなのはが・・・」
ティア「それでスバルが・・・」
852名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 15:49:10 ID:n1OfmT9J
>>849

ティア「スバルがギンガさんと浮気してないか心配で・・・・・」

フェイト「わかるよ、ティアナ。わたしもヴィヴィオに取られたりしないかしんp(ry」

シャーリー「バルディッシュハァハァ、クロスミラージュハァハァ・・・・・・・あぁ・・・・レイジングハート達にも触りたぁぁぁぁぁい!!!」

こうだな
853名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 15:56:50 ID:9wz870Xq
そんでデバイス達を擬人化してしまうと
854名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 16:20:58 ID:g3udkQas
むう、微妙な表現だなぁ。

357 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2007/10/06(土) 16:01:35 ID:5Pm93iio
「最終回後、ヴィヴィオとなのは、フェイトの暮らしはどうなっていますか?」

都筑「ヴィヴィオは学校に通いながら、なのはと一緒に住んでいます。フェイトママとは
映像通信でちょくちょくお話する。ちょうど単身赴任中のお父さんと会うくらいの頻度じゃないかと」
855名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 16:56:27 ID:yNIw9DE0
>>854
喜ぶべきじゃね?

やっぱりパパなんだなフェイトさん
856名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 16:58:06 ID:55JiDs/0
>>854

これ何の記事?

都筑氏がパパポジ的な発言と肯定的に取るべきか

SS04映像通信で済まされるとかないよな、と否定的に取るべきか


悩んだところで

フェイトさん、ハラオウン家と高町家掛け持ちじゃね?

と言う結論に達した。

単身赴任パパ兼通い妻
857名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 17:03:42 ID:g3udkQas
アニメディア11月号らしい、StSスレより

うん、4期とかSSで分かれちゃったネタやられない限りは前向きに受け取っておくね
858名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 17:44:13 ID:jcutuFGH
三人住まいじゃなくて、なのはのシングルマザー路線なのか…
これ、淫獣が入り込む隙間残っちゃうから止めてほしかったのに
859名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 18:00:27 ID:8aVkTBPg
そんなのヴィヴィオが許さないって。
虎視眈々となのはママをねらってるんだから!
860名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 18:04:19 ID:g3udkQas
ヴィヴィオとユーノ同時に出すと水橋大変じゃない

そういう問題ではない?
861名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 18:13:12 ID:55JiDs/0
>>858
フェイトさんは基本艦隊勤務だし、単身赴任中だから映像通信で
一緒に暮らせてないのは仕方ないと思う。
ちゃんと『フェイトママ』だから、休日とかは三人一緒に過ごしてるんじゃない?

アルフとの付き合いのフラグも立ってるし、家族ぐるみの付き合いになって
なのはさんが忙しい時は、ハラオウン家でヴィヴィオ預かって貰ったりもしてそうだね
リンディさんも孫としてヴィヴィオ可愛がってるし

淫獣の入る隙間なんて無いよ
862 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 20:59:54 ID:55JiDs/0
「アリサ、大丈夫?
顔・・・青いけど」
「うぷっ・・・だ、大丈夫よっ!」
そうは言うけど、あまり大丈夫そうには見えなかった。
顔は真っ青だし、眼もあちらこちらに泳いでいる。
高速移動に慣れたわたしでも、さっきから胃の辺りがムカムカするし
一般人にこの加速と急なブレーキング、ドリフトによるカーブはかなり辛い気がする。
「・・・本当に・・・大丈夫、なんだから。
この位、前に峠で豆腐屋とやり合うことになった時よりずっとマシよ・・・」

豆腐屋・・・さん?
何のことなんだろう
「それに、あんただって少し顔色悪いわよ」
話している方が少しはマシなのか、アリサはそうやって会話の矛先を向けてきた。
「別に気持ち悪くなったりはしてないよ」
「お見合いが心配?」
「そう・・・なのかな・・・」
「安心なさい、お見合いって言ったって即結婚とかそんなんじゃないから
あたしだって何回かやらされてるけど、この通りピンピンしてるわ」
そう言って、自分も辛いはずなのに
何でもないという風に笑い飛ばしてくれる。
わたしには、言葉の中身よりもアリサのその態度が嬉しかった。
863名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 21:02:47 ID:VsTXU7hr
ちょっ!(爆)>豆腐屋

ちなみにどっかに誤爆ったがどこかは言えない
864名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 21:04:38 ID:G5tQrB/W
>峠で豆腐屋とやり合うことになった
アリサ、というか運転手w
それにしてもこの運転手、ノリノリである。
865 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 22:00:12 ID:55JiDs/0
わたし達がそんなやり取りをしていると、また会話の切れたのを見計らって運転席の鮫島さんが声を発した。
「お嬢様、先程から白バイとパトカーが二台ほど後方から迫ってきておりますが、如何致しましょう」
淡々とハンドルを操りながら、同じ様に淡々と告げられた言葉に
わたしの思考は正しくその事実を理解できていなかったが
「そうなんですか、パトカーが・・・って、えぇぇ?!」
口に出してみると、途中でどんな事態なのかは容易に理解できるに至った。
「遅かったわね。もっと早く出てくると思ってたんだけど」
「本日は反対車線でトレーラー事故があったようですので、その影響かと思われます」
「そう、いいわ
全部まとめて叩き潰してやんなさい
プライドがズタボロになるくらいに !」
「あ・・・アリサ?
もう、ここで大丈夫だから・・・穏便に」
アリサの目は明らかに据わっていた。
わたしは何とか止めようと言葉をかけたが、まるで耳に入らないのか
その目は何処か遠くを見ている。
「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られてGo to Hellよっ!!」
「了解しました」

了解しないでください・・・

そんなわたしの心の声も届かないまま、わたし達の乗る車は更なる加速を始めたのだった。
866 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 22:33:39 ID:55JiDs/0
30分後・・・

車は高速を降り、国道を走っていた。

この短い間に

最初は氷を地面にバラまいて三台のパトカーをクラッシュさせ
それに巻き込まれた二台の白バイが横転していた。

その後時速300KM近くまで跳ね上がったメーターと共に、検問を力ずくで突き破り

その勢いで料金所を突破

そのままガードレールを突き抜け・・・京都の山中にダイヴして


現在へと至る。

海鳴を出る前とは見違えてボロボロになった車は
近くの路上駐車帯を見つけると、そこで息を引き取るかのようにして停車した。
「ここまで、みたいね。
ごめん、本当は最後まで送れれば良かったんだけど」
謝るアリサに、わたしは首を横へ振って応えた。
鮫島さんがドアを開けると共に、ふたりして車外へと出る。
「ここまで来れれば、後は自分で何とかするよ
ありがとう、アリサ」
「止しなさいよ。友達でしょ?」
そう言って、アリサはいつものように不敵に笑う。
しかし、何を思ったのかすぐに真面目な顔に戻り
わたしを見つめ直した。
867名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 22:42:13 ID:G5tQrB/W
868 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 22:59:19 ID:55JiDs/0
「フェイト、あんたはなのはの事が好きなのよね?」
「うん・・・好きだよ」
わたしがそう答えると、その答えに不満なのか
アリサは変な顔をする。
「あのね、あんたその調子で告白できるの?」
「?」
「ああ、わからないならいいの
あたしから最後の餞別をあげる。
あたしが今から言う言葉を、同じように
自分の言葉に直して言いなさい!」
そう言い放つとアリサは目を瞑り、息を吸い込む。

そして
「あたしはすすかが好き!!!
世界の誰よりも!!
誰にも渡したりなんかしない!!
誰にも触れさせたりしない!!
あたしは・・・すずかを
愛してるんだから!!!」
自らの想いを、全て言葉に乗せて外へと解き放った。

その声の大きさに、重さに
何事かと道行く車や人が振り向くのも意に介さず
ただ、その思いの丈だけを告げる。
その言葉は、確かにわたしの心へと影響を与えていた。
想う相手は違っても、わたしと何処か似たアリサの不器用な愛情に
心が、震えた。
869名無しさん@秘密の花園:2007/10/06(土) 23:29:43 ID:SKtQtMVa
870 ◆34IETlJpS6 :2007/10/06(土) 23:31:21 ID:55JiDs/0
わたしは、アリサと鮫島さんに向かって頭を下げた。
そんなことでお世話になった分をわずかも返せるとは思わなかったけれど、下げずにはいられなかった。

そして、胸を張って言う。
恥も外聞も捨てて、ただ自分の想いだけを
「わたしは、なのはが好き

きっと、ううん、この想いは誰にも負けない!

ユーノにも、他の男にも、女にも、絶対に渡さない!!
女の子同士だって後ろ指を指されても、例え子供が作れなくても
絶対にわたしがなのはを幸せにしてみせる!!

わたしは・・・なのはを愛してるんだから!!!」

そう、それがわたしの一つだけの答え

そう言い切ると同時に
それを聞いていたアリサは、わたしの背後に回り込む。
そして叩くように思い切り、わたしの背中を押し出した。
「行ってきなさい、馬鹿王子!
ちゃんとあんたのお姫様をその手に掴んで、離すんじゃないわよ!」
その言葉と手に押され、わたしは空へと飛び立つ。

なのはの待つ所へ

わたしが居るべき場所へ

振り返る道は、もう無い。

空は雲一つ無く
ただ、青く広がっていた。
871 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 00:22:51 ID:Xjs3Gr0p


フェイトは全ての迷いを捨てて飛び立っていった。
これで、あの二人ならきっと大丈夫。
だってこのあたしの、親友なんだから。

しかし・・・
「さて・・・この車どうしましょうか」
そっちの問題が解消すると、次は近場に問題が山積みになっていた。

スピード違反
公務執行妨害
器物損壊

そう言えば高速料金も払ってない。
「他に暴走行為等、諸法にもいくつか触れております」
そう付け足す鮫島をあたしはギロリと睨んだ。
バレバレだったのかもしれないけど、人の心を読むのはやめて欲しい。
「これ、放っておいても結局バレるわよね?」
「はい、確実に」
念の為聞いてみたけれど、帰ってきた言葉は予想通り。
なら
「いっそ、このまま外国にでも行っちゃいましょうか」
うん、思い付きだけどこれは名案かもしれない。
幸い何処に行くにもパスポートと自分名義で作ったカードは常備している。

それに・・・フェイトのひたむきになのはを求める姿は、あたしの心にも飛び火していた。
叫んだすずかへの想い、それには一片の曇りもない
でも、想いだけではあたし達は届かない。
家が、社会が、あたし達を縛り付ける。
だから、それに打ち勝つための力が必要だった。
家のではなく、あたし自身の力が。
872 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 00:45:17 ID:Xjs3Gr0p
「鮫島!
家の会社の株式名義はどの程度移せてる?」
「12%程と記憶しております
数がかなり増えていますので、発覚するのも時間の問題かと」
「そう、それじゃあ後でそれを送ってちょうだい
あたしはこのまま、アメリカに行くから」
散歩にでも行くように、あっけらかんと告げる。
「承知しました」
鮫島は、いつものようにただ深く礼をするだけだった。
「・・・アメリカに行ったら、すぐに足が必要になるわ
あっちは自動車社会だしね
お前もなるべく早く来るのよ」
「承知しております」
鮫島の態度は変わらない。
でも、あたしはもう長い付き合いになったお抱え運転手を信頼していた。
彼は、あたしとすずかをずっと一番傍で見守り続けてきた人間なのだから

持ち物は大して多くない。すずかにしばしの別れの挨拶も出来ないのは悲しいけれど

きっと、すぐに帰ってくるから

待ってて、すずか・・・
873 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 01:06:44 ID:Xjs3Gr0p
最後に、長年乗り慣れたリムジンへ別れを告げようと振り返ると。
ボンネットの上には、灰色の毛並みをした綺麗な猫が座っていた。
「それ、気に入ったの?」
「にゃあ」
「なら、あんたにあげるわ。
あたしの大切なものだったんだから、大事にしてよね」
「にゃう」
端から見れば滑稽に見えるだろうと言えるやり取りを交わす。
でも、会話が成立していなくても
あたしにとっては
自分の気持ちにケリをつける大切な儀式だった。

そして、それを終えると
もう二度と振り向かずに
前へと、歩き出す。

背後には、猫の姿も、車の姿も
もうなかった。



一年後

少女は大人になり

驚異の天才トレーダーとして、バニングスの関連企業に敵対的買収を仕掛け
乗っ取りを成功させる。
そして、自由を得た女性は大輪のバラの花束を持って
愛する人に求婚をするのだが・・・

それはまた、別の物語
874名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 01:20:44 ID:JTCISBUZ
なんというフリーダム過ぎるお嬢様w

……覚悟を決めて飛び立ったフェイトそんがスクランブルかけられないことを祈ろう。
875 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 01:22:16 ID:Xjs3Gr0p
言い訳

ごめんなさい、全然内容が進んでません。
士郎編なのに士の字も出なければお見合い会場にやっとつけるかと言うところまでしか進まない体たらくですorz

でも、バルディッシュは後々必要なので誰か渡さなくてはいけないというジレンマ。
まぁフェイトさんははやての件で凹み気味なので叩き治すにはやっぱりテコ入れが必要かなとか

シリアス→シリアスは繋げないとです

最後のアリサはネタです。
実のところ家の問題があるアリすずは、なのフェイ以上に壁が厚いんじゃないだろかと思いまして。マリみての祥子に繋がる物があるというか。

お金持ちも楽じゃないですな




今回いつも以上に誤字脱字誤変換誤表現とかアラが多かったです、今は反省してるorz
876名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 01:54:24 ID:lB3CS6vT
>>867
頂きました。
またひとつなのフェイの絵が増えてうれしいな。

>>875
GJです。
あんまり関係ないけど、アリサやすずかの親の会社は世襲制なんだろうか。
関係ないことが気になってしまったw
877名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 02:20:27 ID:nTdWgktv
878名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 07:56:53 ID:LS+RFJ29
>>877
やめれw
879 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 09:13:10 ID:Xjs3Gr0p
アリサと別れてから、わたしはレーダーや目視にひっかからないよう注意して飛んでいた。
残り時間は30分少々
市内にはすでに到達しているので
後は捜し出すだけ。
「この距離なら、魔力所有者を探知した方が早いかな・・・」
初めて訪れる不慣れな土地では、あまり住所等は当てに出来ない。
大まかな位置特定程度に使えれば御の字なくらいに思っていた。
「大きな魔力反応が・・・2つ?」
ひとつはなのはとして、もう一つは・・・
もしかして、これがお見合い相手なんだろうか・・・
その二つの反応はとても近い。
もう、時間もあまり無い。二人が既に同じ建物内に入っている可能性は十分にあった。

出来れば始まる前に止めたかったんだけど・・・

そう思ってから頭を振り、その考えを打ち払う。
どんな状況であっても、やらなくちゃいけないことは
伝えなくちゃいけない言葉は、一つだけだから。

『Sonic Move』
自身の最高の速度で、駆ける。

今は、ただ一秒でも早く
この胸の想いを、伝えたかった。
880 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 09:44:35 ID:Xjs3Gr0p
雨露でわずかに濡れた庭石を踏み締める。
草木にも、わずかな水気が残り
大きな鯉が戯れる池の水は、かすかに濁っていた。
そんな純和風の造りの庭園の中心へと、わたしは降り立った。
そして、そのまま一歩ずつ目の前の座敷に向けて歩を進める。
座敷の中には男性が二人、女性が一人。言うまでもなく、それが誰なのかは解っていた。

「なのは!!」

わたしは力いっぱいに、自分の声の限りに
その人の名前を呼んだ。
10年前のあの日から、何度同じ名前を口にしただろう
確認するように、呟くように、囁くように、そして少しだけ恐れるように

でも、今は違う

想いの限り

ただ、愛する人の名前を

叫ぶ。

「フェイト・・・ちゃん?」
振り向いてくれたなのはは、何故か悲しそうな表情をわたしへ向ける。
そんな顔は、見たくないのに
そんな表情を、させたくないのに

でも、そんな願いを余所に
「二人は、婚約したんだよ。
今日、この場でな」
士郎さんの口から出た事実は、わたしの心を引き裂いていった。
881 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 10:31:38 ID:Xjs3Gr0p
婚約・・・
その言葉を心の中で反復する。
婚約、それはつまり・・・
結婚の、約束。

なのはは、そうまでしてヴィヴィオの事を護りたいんだろうか・・・

でも

わたしは
「わたしは、なのはの事が好きだよ」
わたしの想いを、伝えるためにここに来た。
それ以外のモノなんて、関係無い。

座敷に上がり、なのはの前に立つ。
そして、今度は想いの全てを込めて

「わたしは、なのはを愛してる」

ただ一人のために、言葉を紡いだ。

その言葉に、周囲一帯の空気が止まったかのような静寂が訪れる。

そんな中
「わたしだって・・・」
小さな声でぼそりとなのはが呟く。

「わたしだって、フェイトちゃんが大好きだよ!
でも、ヴィヴィオのためを思うと・・・
どうしていいかわからないの
わたしが、傍にいてあげないと・・・あの子はまたひとりぼっちになっちゃう!
だから・・・だから、こうするしか」
882 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 11:00:19 ID:Xjs3Gr0p
なのはの想いが、悲痛な叫びが
伝わってくる。

でも

それは、ヴィヴィオのための言葉

それが、悲しかった

だから
「ねぇ、なのは
わたしとヴィヴィオ
どっちを選ぶの?」
なのはを傷つけるとわかっていながらも、この言葉を使う。
なのはが息を飲む音が、微かに聞こえた気がする。身体は、今にも倒れそうな位に震えているのが解った。

でも、抱き締めてはあげられない。
わたしは勝手に動き出そうとする手足を止めながら
なのはの、答えを待っていた。

「・・・君は、彼女の何なんだ?」
そんな中、唐突に今まで黙ったままだった男性が口を開いた。
「あなたには関係無い」
「僕は、彼女の婚約者だ 聞く権利はあると思うが?」
「これは、わたしとなのはの問題だ」
不躾な質問をしてくる男の言葉を、わたしは切って捨てる。
婚約者、という言葉を強調して言ってくるその態度が
凄く、気に入らなかった。
883304:2007/10/07(日) 12:30:17 ID:O/e4c4J1
止まってるみたいなので投下したいと思います。
今回はナンバーズはお休み。
ギャグでフェイト×なのはですがなのはさんは名前だけ出てきます。
4回に分けて投下します。
884名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 12:31:41 ID:a/FIy6Ll
wktkなの!
885304 1/4:2007/10/07(日) 12:33:12 ID:O/e4c4J1
仕事も終わり一息つく。ああ、コーヒーの温かさが身に沁みる。
さて帰ろうかというところでかの人の夫(ここ重要)である金の閃光は
目にも止まらぬ速さで目の前の席についた。
帰ってくれ。

「はやて、ちょっと聞いてほしいことがあるんだ。」
「ああ、なんや。」

正直聞きたくなかった。
どうせろくでもないことだから。

「最近ね、困ったことがあるんだ。いや、見方によっては全然困らないけど
 とにかく困るんだ。」
「どっちやねん。」
「なのはの色気がさらに増してるんだよ…。
 私…!もうどうしたらいいか…!」
「襲ってしまえ。」

帰りたい。
はやては切実にそう思った。
886304 2/4:2007/10/07(日) 12:36:37 ID:O/e4c4J1
とりあえずこうなるとこのある意味いっちゃってる人は納得するまで
離してくれないのでやむを得ず聞くことにする。

「色気が増したなんて嬉しいやないか。やっと結婚できてアツアツ新婚さん
 なんやから二倍嬉しいやろ?」
「そう、そこだよ。結婚!」
「指さすなや。」

どうやら今日の自分は半ギレらしい。というか仕事に加えいっちゃってる人の
相手なんてやさぐれること請け負いである。
びしっと突きつけられる指をしっしっと手で叩くが効果はいまひとつのようだ。

「なのは結婚してからさらに魅力が増したんだよ。流石私のなのはだよね。
 もう色気むんむんでね。目が合っただけで押し倒したくなっちゃうよ。
 ハァハァ…あ、ティッシュありがとう。」
「どういたしまして。」

とりあえずテーブルは汚すな。汚したら拭け。
美貌の執務官は鼻血を出しても綺麗だったのが非常に悔しい。

「で、具体的にはどんな感じに色っぽくなったん?」
「なんというか、こう…雰囲気がね、女性らしくなって包容力がさらに増して
 体のほうはね、ぐへへ…あ、ティッシュありがとう。」
「どういたしまして。」

とりあえず一発殴らせろ。(目の前の人物&神)ついかっとなってやっても謝らない。
涎を垂らしても綺麗なのは不公平だ。

「ううん、体はね、こう…むっちりしてきたんだよ。
 胸とかお尻とかはね、それはもう柔らかくて気持ちよかったんだけど
 …最近太ももがやばいんだよ。」
887304 3/4:2007/10/07(日) 12:41:43 ID:O/e4c4J1
真剣な目で何を言ってるんだ。
しかし会議は踊る、されど進まずのごとく講釈は続く。

「白いソックスが太ももに食い込んでるところ、あれはすごいよ。
 太ももの弾力、肉の柔らかさ、厚さを如実に表してるんだ。
 脱いだ後の太ももに薄っすら残った跡がまたそそるんだよ。
 ミニスカートを履いた状態だとさらにポイント高いね。
 あ、スカートといえば教導隊のはすごい短いしスリット深くて局に殴りこもうかなって
 密かに思ったけど今は拍手を送りたい。」

先生、私も自分に拍手を送りたいです。
自分へのご褒美ですがこれくらいいいですよね?

「太もももね、前から柔らかくて大好きだったけどなんでかな。
 結婚してからさらにむっちりしてきたんだよね。
 よく太ももに指を食い込ませたり肩に足を掛けた状態で太もも触ったりしてるから
 私には分かるんだ。これは由々しき事態だよ。
 いや、勿論それは歓迎すべきことなんだけどとても気になるんだ。
 もうね、本当に何回押し倒しても押し倒し足りないんだよ!
 でも家にはヴィヴィオもいるから毎日そういうわけにも行かないでしょ?
 要はそこが困りどころなんだよ。色っぽいなのはを抱きたいけど抱けないこの状態!
 ああん、もうっ。色っぽくて可愛くて綺麗で甘えたでキスも好きで
 ベッドで泣いたりいい声出して赤くなっちゃったりするくせにちゃんとママやってたり
 エプロンが似合ってるところにきゅんとさせられたり、もう反則だよね!」
「ごめん。今日はエロ話いらないんで帰って。っていうか帰らせて。」

だめだこいつ、早くなんとかしないと。そう思う気力すらない。
普通の状態ならよき友人なのに妻と娘、こと妻となると人が変わる。げに恐ろしきは愛である。

「あ!そろそろ帰らないと!家でなのはとヴィヴィオが待ってるんだ♪
 じゃあね、はやて!ありがとう!」
「おおーまたなー。」
888304 4/4:2007/10/07(日) 12:45:12 ID:O/e4c4J1
言いたいことだけ言うと来た時と変わらず目にも止まらぬ速さで消える。
てめえ惚気たかっただけとちゃうんか思ったがもう疲れたので
これ以上考えないようにあの一家(主にF・T・H)についての思考をシャットアウトする。

「あたしもあほやなー…。」

毎回毎回聞いてしまう自分にも問題がある気もするが
某有名アニメ映画のキャラも言っていたではないか。馬鹿には勝てん。
その台詞を噛み締めつつはやては席を立った。
でも次こそは勝ってやる。




後日
「はやて、私分かったよ!あれは人妻の魅力だよ!
 あのむっちりとした肉感的な体は私と結婚したからこそ出来たんだよ!」
「帰れ。」

八神はやての受難の日々は続く…。



おわり
889304:2007/10/07(日) 12:48:14 ID:O/e4c4J1
以上です。
ありがとうございました。
ついかっとなってやったらこんなのになりました。
はやてに乾杯。
890名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 12:55:58 ID:3tIuCJBv
>>889
ダメだこのフェイトさん早くなんとかしないと・・・

おそらくなのはさんも誰かに惚気てるんだろうねw
891名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 12:59:53 ID:W3/wz/a9
今すぐなのはがユーノに惚気るverの執筆に取り掛かるんだ
892名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 13:09:24 ID:SQznO53/
>891
板違いも甚だしいんだが?
893304:2007/10/07(日) 13:10:03 ID:O/e4c4J1
>>890-891
そうか、なのはさんverか…。
いいネタをありがとうございます。
ちょっと書いてくる。
894名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 13:12:41 ID:3tIuCJBv
>>892
よく読め
なのはさんがユーノくん「に」惚気るんだ
895名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 13:15:54 ID:SQznO53/
あ、ユーノに惚気話を聞かせるのか。
早とちりすまんかった。
896名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 13:26:01 ID:yZ2u2VYN
この分だと職場でもティアが惚気の餌食になってそうだな。
……そしてなかなか会えないスバルへの想いがつのる、と。
897名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 13:30:48 ID:a/FIy6Ll
>>889
やっぱ執務官はこうでないとな
でも肝心なときにヘタレる
898304:2007/10/07(日) 14:24:48 ID:O/e4c4J1
なのはさんverが出来ました。
また4回に分けて投下します。
899304(なのはver) 1/4:2007/10/07(日) 14:29:34 ID:O/e4c4J1
それを見つけたのは休憩所の隅っこだった。
何か手に持ったものを一心に見つめている。

「…」
「なのは?何してるの?」
「あ、ユーノくん…。」

ゆっくりとその面が上がる。
うげ。

「ご、ごめん。ちょっと気になって声かけたんだけど急な仕事が」
「ユーノくん、どうしてフェイトちゃんてあんなに素敵なのかな…。」
「そ、袖をつかまないで…。」

真剣な目をして呟く。真剣すぎてこわい。
これは夜中にトイレに行けなくなるのとは次元が違う。

「これ昨日家の前で三人で撮った写真なんだけどね、ほら見て。
 私の肩に手を回して笑ってるフェイトちゃん。どう思う?」
「ど、どうって。相変わらず綺麗だね。」

我が意を得たといわんばかりに笑うが綺麗すぎてさらに
恐怖が増す。こいつほんとに人間か。

「そうだよね。綺麗だよね。これが私の奥さん、旦那さんなんだもん。
 私は幸せ者だよ。でも最近それが悩みなんだよね…。」

はあっとため息をつくけどそんなことどうでもいいんで
袖を離してくれませんか。
あ、だめですか。そうですか…。
900304(なのはver) 2/4:2007/10/07(日) 14:33:38 ID:O/e4c4J1
「結婚してからフェイトちゃんさらに素敵になってるんだよ。
 あ、これは現在進行形でね。今日もまた一段とかっこよくて
 綺麗で優しかったんだよ。
 朝は大体いつも私が先に起きてご飯を作るんだけど
 今日は珍しくヴィヴィオよりも早起きしたらしくてね、一緒にご飯作ったんだ。
 これも愛の共同作業だよね。」
「そ、そうだね。夫婦仲がいいのはいいことだよ。」
「でしょう?料理作ってるときも何度もキスしたの。
 普通に唇にもしたけど後ろから耳とか首にもされてね。
 あれきっと寝ぼけてたんだよね。フェイトちゃん今でも朝苦手だし。
 でも寝ぼすけなフェイトちゃんも可愛いの。
 それに朝苦手なのにわざわざ起きて手伝ってくれるなんて優しいよね。」

いや、ただ乳繰り合いたくて起きてきただけだと思う。
とは口が裂けても言えない。

「でもちょっとふざけすぎて危なかったの。それでこれ以上はだめって
 言ったらなのはが可愛すぎるのがいけないんだよ、って言って
 舌をね、そっと耳の穴の中に入れてきてね、耳たぶを噛んできたの…。
 その時の顔と声がすごいんだよ!すごく色っぽくて腰砕けになっちゃいそうなの。
 ううん、実際に力が入らなくなって倒れそうになったんだけどちゃんと支えてくれて
 抱き寄せられたらディープキスされちゃったの!
 朝からディープキスなんて久しぶりだから私も盛り上がっちゃって
 ずっとしてたらヴィヴィオが起きて来たから慌てて止めたんだけど…。
 ご飯も作り途中だったし…で、今度は三人で作り始めたら
 こっそり念話で夜が楽しみだねって言われて私もそうだねって言ったら
 何て返って来たと思う?」
「さ、さあ、ちょっと分からないな。」

やらないか?
とは口が裂けても言えない。
901 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 14:33:59 ID:Xjs3Gr0p
「君は、彼女の友達か?」
「・・・違う、友達じゃ、無い」
「なら、何だ?
彼女に懸想でもしているのか?」
男は嫌な笑みを浮かべながら言った。
顔に似合わない、どちらかと言うとそんな印象を受ける奇妙な笑み。
わたしは、その言葉に対して無言でバルディッシュを突き付ける。
それ以上、この男にわたし達の関係を喋られたくはなかった。
「・・・ハラオウン執務官、これは何のつもりだ?」
「・・・・・」
わたしは答えない。
これ以上問答を続ける気なんて無かった。
「フェイトちゃん、やめて・・・」
「なのは・・・」
「お話するのは、わたしとだよ
だからそれは下げて」
なのははそう言ってバルディッシュに触れると、その柄を下に下げさせた。
「ねぇ、フェイトちゃん。
わたし達は、もうお友達じゃないの?」
さっきわたしの口から出た言葉をなのはは口にする。
「うん・・・もう、友達じゃない」
それに応えると共にわたしは言葉を続ける
「わたしは、なのはを愛してる
それは、友達の気持ちじゃなくて
本来なら異性に抱くような、そんな気持ち
だから、もう
友達では、いられないんだ」
わたしは、そう告げるとなのはへ向けて手を差し出した。
902名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 14:38:19 ID:cbsoHTme
こっそり念話で夜が楽しみだねって言われて私もそうだねって言ったら
 何て返って来たと思う?」
「さ、さあ、ちょっと分からないな。」

やらないか?
とは口が裂けても言えない。

901 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/10/07(日) 14:33:59 ID:Xjs3Gr0p
「君は、彼女の友達か?」
「・・・違う、友達じゃ、無い」



凄いタイミングに噴いたw
903 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 14:39:18 ID:Xjs3Gr0p
ごめん、凄まじいタイミングでぶった切ったorz
904304:2007/10/07(日) 14:40:07 ID:O/e4c4J1
私もびっくりです。
残り2回はまた後で投下します。
905名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 14:42:44 ID:Xjs3Gr0p
>>904

やや、一レス分書くのも凄い時間要るので投下しても今度は被んないですヨ
906名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 14:44:06 ID:26sFi3G5
>>904
◆34IETlJpS6さんは携帯書きだし、
次の投稿は数十分後だろうから、
書きあがっているなら304さんは先に貼っても
大丈夫じゃないかしら?

それから>>887のその後の執務官の挿絵をみつけた@なのはスレ

340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/07(日) 10:47:00 ID:ErQitlcf
にんにん!
ttp://club.oekaki.jp/~tsukune/image/main/cg/20071003.jpg
907304:2007/10/07(日) 14:45:56 ID:O/e4c4J1
>>905
ではお先に失礼して次のレスから投下再開します。
そちらの続きも待ってますよー。
908304(なのはver) 3/4:2007/10/07(日) 14:48:26 ID:O/e4c4J1
「今夜はね、あー恥ずかしいな。今夜は…寝かさないから、って…。」
「へ、へぇ…。」
「しかもヴィヴィオに見えないようにこっそりキスさちゃったのー!!
 もう、どうしよう。ああ、フェイトちゃんなんであんなに素敵なのかな…。」

恥ずかしいなら言わなくてもよろしい。
というか子どもがいる場で何をやっとるんだ。

「下着の色は何がいいかな…。色っぽく黒にしようかなって思ったけど
 フェイトちゃんのほうが似合うし、やっぱりピンクかな?
 ねぇ、ユーノくんどう思う?」
「そ、そういうのはやっぱり女性のほうが…。
 あ、はやてに聞いたら?さっき向こうの休憩所で見かけたよ。」
「はやてちゃん?んーそっか、確かにはやてちゃんに聞いたほうがいいかも。
 ユーノくんありがとう!結果は報告するからね!」
「け、結果報告はいらないかな…。」

振り返り手を振りつつ去る姿を僕は控えめに手を振って見送った。
さらば、わが友よ。きみの名はこの胸に刻み込まれ
死してもなお消えることなくわが胸の内に残るだろう。
909304(なのはver) 4/4:2007/10/07(日) 14:51:48 ID:O/e4c4J1
…ああああみんな僕を責めないで。あの人の前では僕はあまりにも無力なんです。
というかあの状態に勝てたらそれはそれで自分がこわくなって発狂しちゃいそうです。

「…帰ろう。」

今日の仕事はもう止めだ。
何もかも根こそぎ削ぎ取られた気がするし、服の袖は伸びきっている。
ユーノ・スクライア、二十歳の春であった。



後日
「すごかったよ。激しくって、でも優しくて…赤ちゃんできちゃうって思っちゃった…。」
「うん。きみたちなら出来ると思う。」



さらに後日
「ユーノくん、ちょお付き合ってくれへん?」
「は、はやて、さん…。」

ユーノ・スクライアの受難の日々は続く…。



さらにさらに後日
「赤ちゃん本当にできちゃった♪」
「え!?」



おわり
910名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 14:53:31 ID:qkjWoxEB
>>909
お疲れ様ですー
フェイトVerといい、キラのダメだこいつのAA張りたくなる様なダメ夫婦っぷりがなんともいえませんw

>>906
あー奈々嬢の望んだ未来だ
911名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 14:54:04 ID:qeS5f3FI
GJ
赤ちゃんできちゃうとかエロ杉w
912304:2007/10/07(日) 14:55:23 ID:O/e4c4J1
以上です。
ありがとうございました。
>>906さん、ありがとう。
思わず最後に追加してしまった。
ユーノにも乾杯。
913名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 15:10:10 ID:AxWldh12
なのはさんなら気合で身ごもることが出来そうだわwww
GJ!!
914名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 15:13:19 ID:W3/wz/a9
仕事早過ぎだGJ
フェイトさんはスカのアジトで例の技術を手に入れてたようですw
915名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 15:23:59 ID:orIDIfin
フェイトさんがスカを倒したあとコンソール叩きまくってたのはそのためだったのかw
916 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 15:31:51 ID:Xjs3Gr0p
その手を見て、なのはは戸惑いを見せる。
「わたしは・・・フェイトちゃんも、ヴィヴィオも、どっちも大切なの!
どっちも無くしたくないの!」
なのははそう言ってイヤイヤするかのように髪を振り乱す。
最初にわたしが言った事を、気にしているのだろうか。
「なのは」
わたしは、安心させるために精一杯の笑顔を見せてなのはの名前を呼ぶ。
「大丈夫、大丈夫だから・・・
ヴィヴィオの事も
なのはが大切に思う全ての物も、わたしにとってとても大切なものだよ」
だから、守ってみせる
なのはのために

そう、誓うから

だから、笑って欲しい

もう、悲しい顔はしないでほしい
「だから、わたしと一緒に歩いて欲しい。
手を繋いで、最期の時まで
三人で、一緒に歩こう?」
「フェイト・・・ちゃん」

そう、わたしが右でなのはが左で、ヴィヴィオが真ん中。

片方の手をわたしたちの娘と繋いで

もう片方の手で、お互いを繋ぐ

二人でヴィヴィオに愛情を注いで

そしてお互いを愛し合おう
917 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 16:00:24 ID:Xjs3Gr0p

そして、わたしの想いは届き

わたし達の手はお互いの拠り所を見つけ出した。
「なのは・・・きっと、ううん・・・絶対に幸せにするから」
「うん・・・うん・・・」
なのはの顔を、そのまま胸へ抱き締める。
もう、離さない。

絶対に。

そんな思いにわたし達が浸っていると。
無粋な声がその空気を破った。
「なのはさん、あなたは婚約者である僕を放っておいて
その女と一緒になると?
まさか、女同士で?」
馬鹿にしたような声で男は喋る。
でも、わたしは相変わらず顔と表情が合わない人だ、という印象しか受けなかった。
もう、どんな言葉もわたし達を離す事なんて出来はしないから。

でも、そんなわたしとは逆に
なのはは一歩前に踏み出すと、男の頬を思いっきり張り飛ばした。
「確かにわたし達は女同士ですから、結婚も出来なければ
血も残せません
でも
わたしの想いも
フェイトちゃんの心も
きっと、わたし達の娘が継いでくれます」
そう言って、二度と男の方を向くことは無かった。

これで、残る壁は
後、一つだけ
918 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 16:19:23 ID:Xjs3Gr0p
わたしは、なのはの目を見つめてから
その手を離す。

これは、わたしがしなくちゃいけないことだから

庭園に降り、座敷の方へ向けて膝を折る
庭の砂利が足に食い込むけれど、気にしない。
これが、この国での誠意を伝えるための唯一の方法だから。

そして、わたしはそのまま地面に手を合わせ
頭を、下げた。

「お義父さん!
娘さんを・・・なのはを、わたしにください!」
額を地面に擦りつけながら、必死に懇願する。
士郎さんも、高町家の家族も、なのはの大切なものだから
わたしは、ただただ頼み込む。
「絶対に、幸せにします!
もう、なのはに悲しい顔をさせたりなんてしません!
なのはも、ヴィヴィオも、わたしが守っていきます!」

そう言いながら頭を下げ続ける。
919 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 16:42:57 ID:Xjs3Gr0p
「お父さん・・・」
士郎さんは、最初にわたし達が来た時から同じように
何も言わない。
ただ目を瞑り、沈黙を保っていた。



どの位時間が経ったのだろう。
足は食い込む砂利と慣れない正座のせいか、ほとんど感覚がない。
擦りつけた額からは血が滲みだしていた。
でも、止めるわけにはいかなかった。
何も持たないわたしには、他に誠意を示すものはないのだから


そして・・・空に赤みが差す頃
わたしの頭に、軽い何かがぶつかった。
地面に落ちたそれを見ると

「紙・・・飛行機?
・・・!」
その一部から除く文字に気づき、わたしは慌ててその紙を開く。

『養子縁組同意書』
あの日、高町家に預けたままになっていた紙。それが、今ここにあった。

そして、それには

確かに・・・
『高町 士郎』
と言う無骨な字と共に、印章が捺されていた。
920名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 17:08:48 ID:YiwfmuNM
婚約者涙目www
921 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 17:15:31 ID:Xjs3Gr0p
慌てて頭を上げる。
でも、もう座敷には士郎さんの
ううん、お義父さんの姿はなかった。

目に入るのは、涙を流しているなのはの顔だけ
わたしは、ヨロヨロと立ち上がると
「なのは」
名前を呼ぶ。
そして、胸に飛び込んできたなのはの頭を優しく抱き締めた。
「約束したのに、また泣かせちゃったね」
「ううん・・・違う、違うよ。悲しくなんて無いの」
なのはは、そう言ってからわたしの胸に顔を埋めた。


日が沈み辺りに夜の帳が降り始め、電気の明かりがあちこちを照らし始める。
それは、それで綺麗な光景なのだろうけれど
何だか世界が途端に狭くなったように感じられる。
そんな時間に、わたしはとても良い事を思い付いていた。
「なのは」
胸の中のなのはに声をかける。
「?」
「なのはに、見せたいものがあるんだ」
なのはは不思議な顔をしながらもわたしの首に手を回し、しっかりと抱き付いた。
わたしも同じように背に手を回して、離さないようにしっかりと抱き締める。

そして、次の瞬間には二人の姿はもう既に庭園には無かった。

街の人々の幾人かがふと空を見上げる

その夜空を
美しい一つの光が
流れ星のように、渡っていった。
922名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 17:29:53 ID:EKYkOIBj
>>921乙。

昼寝して起きた瞬間にスバル×ヴィヴィオという怪電波を受信したんだが。









スバルって母性本能強そうだな。
923 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 17:38:17 ID:Xjs3Gr0p

「二人は、もう行ったかい?」
襖を開け、わたしは座敷に姿を見せる。
「ええ、元気に飛んでいきましたよ」

そう聞いてわたしは、二人の『娘』が飛んでいっただろう空を見上げた。

「君にも迷惑をかけたね。嫌な役目だったろう?」
「いえ、そんなことはありませんよ」
目の前に立つ青年はパタパタと胸の前で手を振る。
それは何だか、とても似合ってない。

しかし、わたしはそれには言及せずに言葉を続けた
「前に、子供を育てるには両親が必要だ、とあの二人に言ったことがあるんだ」
まだほんの、三日前の事だった。

「その話には、続きがあってね
両親とはふたおや、つまり二人の親、とも読む。
片方の親が甘やかし、片方の親が厳しく躾る。
それは場合によって役割も交互するし、どちらが必ずしもどちらを担うというわけではないが
子供を育てると言うことは、それだけ大変なんだ。
一人の親では、そのどちらもこなすことなんて出来はしないのだからね
だから、親は二人必要なんだ。
でも、それが男性と女性の二人である必要は、かならずしも無い」
「だから、こんな風な場を用意したんですか?」
「ああ、色々な人達に力を貸して貰ってね」
そう言って、わたしはその人たちの顔を思い浮かべた。
924 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 17:57:26 ID:Xjs3Gr0p
目を開けると、青年の姿はもうなかった。

「もう、行くのかい?」
「ええ、妹バカなお兄ちゃんが
報告を今か今かと待ってるでしょうし」
「彼等にも宜しく伝えてくれないか
その内、時間が出来たら遊びに来てほしい、とも」
「わかりました、伝えておきます。
それでは、これで失礼しますね」
そう言って、目の前の少女はわたしにペコリとお辞儀をした。
それにつられて、頭から生えた大きな耳と尻尾がピョコンと跳ねる。
「ああ、気をつけて」
そう言うと、少女は胸の前で小さく手を振りながら、消えていった。

うん、やっぱりその姿の方が様になっている。

「さあ・・・早く家に帰らないといけないな」
家には大事な妻と娘、そして店が待っている。

二人の娘と孫を迎えるためにも、急いで帰って仕込みをしなければならない。

やらなければいけないことは山積みだ。

そんな充実感と満足感が混ぜ合わさったような感情を持ちながら

わたしは一人、海鳴への

わたし達の高町家への

帰途に、ついた
925 ◆34IETlJpS6 :2007/10/07(日) 18:03:50 ID:Xjs3Gr0p
だーっ
何とか土日で終わったーっ!!!

これで、士郎編終わりでス。
もう少し細かく書いても良かったんですが百合の本筋からずれるので省きました。

次に最後の高町なのは編が入って

ラストエピローグで終了になります。


しかし・・・

1000までに終わらなかったorz
926名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 18:07:57 ID:O/e4c4J1
お疲れ様でした
なのは編も楽しみに待ってます
意外な人物が化けててよかった
927名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 19:00:28 ID:qkjWoxEB
お疲れ様ですー
しかし原作で先立ってる士郎さんが両親揃う大切さを説くと思いというか深いというか、うん。
928名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 19:14:53 ID:qkjWoxEB
いまさらですが×思い→○重い
深いを不快とやっちゃわないように気をつけたらそっちがかい_| ̄|○
929落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:17:36 ID:09lTlsbr
この勢いだと2週間で1000突破!?すごい加速だな、おいw
次は魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)6職人目 とかだろうか?

では、間開きましたが>>761の続き行きます。
930落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:19:11 ID:09lTlsbr
室内を沈黙が支配する。

ずっと待ち望んでいた状況が今目の前にあるというのに、私は身動き一つとれない。
フェイトちゃんの表情がどんどん曇って行く。
何か言わなくちゃ、と思うのに声が出ない。

本当に私で良いの?
本当は無理してるんじゃないの?
本当は……
弱気な私が待ったをかける。

ずっと前から結ばれたいと思っていた。
それは紛れも無い事実で、だけど今の関係を壊したくもなくて、
この一線を越えてしまったら何かが変わってしまいそうな事が怖くて……

でもそんな考えとは裏腹に、
私はほとんど無意識にベッドに膝をかけ、フェイトちゃんの頬に手を添えていた。
「なのは……」
いつもと同じ柔らかな声、それでいていつもより少し高い体温が私の不安をとかしていく。

フェイトちゃんは思いを伝えてくれた、だから……


「もちろん。よろこんで……」


私はフェイトちゃんの紅い瞳を見つめ返し、その思いに応えた。
931落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:21:24 ID:09lTlsbr
そっと触れるだけの口付けを交わす。
「好き……大好きだよ、フェイトちゃん」
「うん…私もなのはの事大好きだよ」
ついばむような口付けは次第に長く、深いものへと変わっていく。
遠慮がちに首に回される腕、おずおずとだけど反応を返してくれる舌、
そのすべてが愛おしくてたまらない。何もかも奪ってしまいたい。
フェイトちゃんの肩に手をかけそのまま勢いよくベッドに押し倒す。

「大丈夫だからっ」
安心させるために言ったつもりだったけど、私の声は余裕なんて一切無い切羽詰ったものだった。
もう私の本能が暴走しかけてる。
そんな限界寸前の私に追い討ちをかける様にフェイトちゃんが抱きついてくる。
理性という名のリミッターが今まさに解除されようというその時
「いいよ……なのはの好きにして」
耳元で囁かれたその言葉に、私はいつもの自分を取り戻す。
そうだ…私はフェイトちゃんと心も体も一つになりたくて、
だから私が満足するだけじゃなくてフェイトちゃんにも気持ちよくなってもらわないと意味が無い。

「できるだけ……優しくするから」
優しく微笑みかけるとそっと胸に手を這わせる。
「あっ……んぅっ」
初めて聞くフェイトちゃんの嬌声。
ある程度予想はしてたけど……何この尋常じゃない色っぽさはっ!?
その声がもっと聞きたくて私は5指の動きを早める。
でも、フェイトちゃんは真っ赤になって口を両手で押さえてしまった。

そんな反応も可愛くてたまらないけど、もっと私の知らないフェイトちゃんを見せてほしい。
指の動きはそのままに、耳にそっと息をふきかけ耳朶を甘噛みする。
「ひぁっ……ん…んっ」
手で押さえていても合間から声が漏れてくる。
2ヶ所同時に刺激するといいって情報は本当だったみたい。色々勉強しておいて良かった。
932落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:23:58 ID:09lTlsbr
耳から首へ、首から鎖骨へと唇を這わせていく。
ここじゃあ服着たとき見えちゃうかな……。更に下に唇を移動させ、胸の少し上辺りに吸いつく。
「んっ…」
少しつらそうな声。
「ごめん、痛かった?でもほら、キスマーク。フェイトちゃんが私のものなんだって証」

肌が白いだけにこの薄暗い中でもはっきりと赤い痕が見える。
フェイトちゃんは口を押さえていた手を少し横にずらし自分の胸元に視線を落とす。
「あ……キスマークってこういうものなんだ…」
しげしげと見つめて確認するような事じゃないと思うんだけど…
「えっと…フェイトちゃんはどんなものだと思ってたの?」
「う……口紅の痕が付く事だと思ってたんだけど…」
いや、まあ間違ってはいないんだけど……フェイトちゃん、それは小学生レベルの知識だよ。
あー、なんでこんな話ししてるんだろ。もっとこう、ムードってものが……

「ねぇ、どうすればキスマークって付けられるの?私も、その……なのはが私のものだって証がほしいな」

ムードも大事かもしれないけど、こっちの方が私たちらしくて良いのかな。
フェイトちゃんらしいお願いに笑みがこぼれる。
「ん、こうやって…」
フェイトちゃんから見えるように二の腕に吸い付く。ピクッと体が反応するけど声は聞こえない。
別に我慢しなくても良いのに……と思いつつ唇を離す。
「ね、こうやって吸うと痕が付くの」

私の言葉にしばし静止するフェイトちゃん。
いつも手を繋ぐのもキスするのもほとんど私からだし、ちょっとハードルが高すぎたかも。
別に無理しなくても良いんだよ、と言おうとしたらそれを遮る様にフェイトちゃんが大きく深呼吸した。
「わかった。が、頑張ってやってみるね」
フェイトちゃんは少し体を起こすと私の胸に手を置き、ゆっくりと胸元に吸い付いてきた。
「んぅ……」
思わず声が漏れる。うぅ、確かにこれは結構恥ずかしいかも。なんだか自分の声じゃないみたいだし…
933落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:26:35 ID:09lTlsbr
「はぁ……」
離れていくフェイトちゃんの唇。
お願い、力が抜けそうになるから息は吹きかけないでってば。

フェイトちゃんはしばらく私の胸元に咲いた赤い花を眺めると、ふっと私に笑いかけてくる。
「なのはの心臓、すごいドキドキいってる……」
あぁ、胸の上に手を置いてたらそりゃあ丸わかりだよね。
さっきまであんなにいっぱいいっぱいだったのに、急に余裕な態度を見せられるとちょっと悔しい。
「ふぇ、フェイトちゃんだってすっごいドキドキしてるよ」
我ながらあきれるほど子供っぽい物言いだ。
でも、リードする側としては余裕があるように見られたかったのに……
「うん、私はずっとなのはにドキドキさせられっぱなしで……
だからなのはも同じ気持ちでいるんだなってわかって嬉しいんだ」

あぁもう、この子はどれだけ私の事を虜にすれば気が済むんですかっ。
超が付くほど恥ずかしがり屋なのに大事なところは絶対に外さないし、こういう時本当に大人だな〜って思う。
まあ、そんな反省は後回しにして今は、

「そうだね。こうやってフェイトちゃんに触れるだけで胸が熱くなって」
そっと手をわき腹に滑らせ
「ふぁっ……」
「声を聞いてるだけで心臓が破裂しそうで」
私の手は更に下がり太ももを何度も行き来する。
「あっ……な、なの…はぁ」
懇願するように呼びかけてくる声、
それには答えずに私はフェイトちゃんの耳元に顔を近づけそっと囁く。

「ねぇ……だから、フェイトちゃんをもっと頂戴?」
934落ちはまだ未定:2007/10/07(日) 19:28:34 ID:09lTlsbr
やっとなのはさんが待ちに待った初夜編、突入しました。
なのに、なのに、フェイトさんが初々しすぎて話がなかなか進まないんだよーorz

次の投下は次スレになりそうな予感……
毎回えっらい中途半端なとこでぶったぎってごめん。
こっちもエロ書くの初体験だから色々と大目に見てくれるとありがたい。
935名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 19:40:40 ID:Ov+Z8/xE
>>925
お疲れさまそしてGJ!
次回作も期待しています。

>>934
GJ続きがwktk
二人とも初々しくてにやけましたw
936名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:03:17 ID:OvfF2P+J
>>925
GJ!
フェイトさんとなのはさんを幸せにするって約束を守ってくれてありがとう
次スレで待ってるぜ!

>>934
あなたもGJだ!
エロ直前までしか書けない自分としては非常に羨ましいw
937名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:06:38 ID:O/e4c4J1
>>934
エロは難しいよね
二人とも初々しくていい
938名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:26:58 ID:5GM+Ttde
>>934
GJ!!
フェイトのことすごく大事にしてるなのはがたまらん
続き正座して待ってるぜ!
939名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:28:18 ID:jK4+DrO0
>>925
GJすぎるぜ!
なのは編とエピローグも楽しみにまってる!

>>934
初々しすぎて話がすすまないなんて・・・。
まったく問題ない!初夜はこれくらいの方がいい!
940名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:33:20 ID:Xjs3Gr0p
>>926,927,935,936

そう言って貰えると凄い書きがいがあるよ。
次スレもガンバリマス(`・ω・´)


>>934
エロはテーマか物、場所とか決めてやると、結構楽かも
ただ、確実に変態度増すけど

941名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 20:59:13 ID:AxWldh12
GJGJGJGJ!!!
続き、楽しみっすw
頑張ってくれ!
942名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 21:27:15 ID:qeS5f3FI
GJすぐる
943名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 23:06:23 ID:9jnFhuQj
>>934
GJGJ!!!
こういう初々しい感じの奴も大好きです!

因みに俺は魔法少女リリカルなのはで百合萌え&燃えスレ 娘は6年生なんてのを考えてたり
944名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 23:09:01 ID:9jnFhuQj
>>934
GJGJ!!!
こういう初々しい感じの奴も大好きです!

因みに俺は魔法少女リリカルなのはで百合萌え&燃えスレ 娘は6年生なんてのを考えてたり
945名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 23:12:33 ID:dfnhFAFH
娘はもうすぐ6歳とかは?
長すぎるか
946名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 23:45:34 ID:5GM+Ttde
娘は6歳 でいんじゃね?
多分現時点(StS終了後)ではヴィヴィオそれくらいの歳だろ
947名無しさん@秘密の花園:2007/10/07(日) 23:49:31 ID:26sFi3G5
>>934
GJです
初々しさに興奮しますた

>>943>>945
BBS_SUBJECT_COUNT が 48 なので半角48字、全角24字までな
入るように半角で詰めるとこんな感じ

魔法少女リリカルなのはで百合萌え&燃えスレ 娘は6年生
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)スレ娘は近く6才
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)スレ娘は6才
魔法少女リリカルなのはで百合萌え&燃えスレ娘は6才

で、機動六課を入れてみたいと思ったけどうまく入らねー
948名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 02:20:58 ID:uyZg6dbs
ちょっ!!みんなGJ言い過ぎですって…///
今回は初々しさを前面に押し出して書いたから
そこを褒められるとかなり嬉しかったり
うん、頑張りますね。色々と……

>>940
アドバイスありがとうございます。
なるほど、変態度が増すんですか……それはそれで美味しいですね
参考にさせてもらいます。
949名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 03:41:26 ID:MGCM8Ntn
ttp://usokomaker.com/calendar/?a=Maker&oo=%A4%CA%A4%CE%A4%CF

フェイト「はぁ・・・・なのはに今度はいつ会えるのかなぁ・・・」
950名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 06:59:21 ID:mpEYkaYf
ヴィータがニートでシグナムがエロばっかなんだがw
951名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 07:08:29 ID:RJKhmoH9
>>949
なのはさん忙しすぎwww
なのはさんに会えなくて寂しがるフェイトが目に浮かぶ
952名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 09:27:42 ID:eL+e6hhz
アリサとすずかの話投下します
中学卒業後ミッドへ移住する三人を見送った後という設定です
かなり短め
それでは
953見送りの後に:2007/10/08(月) 09:28:25 ID:eL+e6hhz
 なのは、フェイト、はやての三人がミッドチルダへと旅立つと結界が解けた。
 休日の海鳴公園に幸せな喧騒が戻り、高町家の人々が家路につく一方で、
 アリサとすずかは、名残を惜しむかのようにその場に残っていた。
 アリサは手摺を掴み海を眺め、すずかはその横顔を優しく見つめる。
 まだ少し冷たい三月の風が心地よくて、二人はしばらくそうしていた。

「行っちゃったわね」
「うん……」
「大丈夫かしら」
「あの三人ならきっと」
 アリサとすずかは静かに微笑み合う。
「全く、この歳で勤め人とはね」
「なのはちゃんたち、九歳でもうお仕事してたし」
 すずかの言葉に、それもそうね、とアリサは苦笑する。

「アリサちゃん寂しい?」
「そりゃそうでしょ」
「アリサちゃんはなのはちゃんのこと大好きだったもんね。
 フェイトちゃんのこともいつも気にしてたし」
「な、なによそれ! 別に浮気とかしてないわよ!?」
 アリサの狼狽っぷりにすずかはころころと笑った。
 やられっぱなしでは癪だと、アリサは反撃に出る。
「そういうすずかだって、はやてのこと大好きだったんでしょ!」
「うん」
 あまりにもあっさりとした回答にアリサは二の句が継げなくなる。
「ま、まさか……」
 焦るアリサに対して、すずかは笑顔を向けるだけだ。
「そうなの? そうなの!?」
 掴み寄るアリサにすずかはぷっと吹き出すと、すっと自分の唇をアリサのそれに重ねる。
「大丈夫だよ。私が恋してるのはアリサちゃんだけだから」
 満面の笑みを浮かべるすずかを直視できず、アリサは顔を真っ赤にして、そっぽを向いてしまった。
954見送りの後に:2007/10/08(月) 09:29:08 ID:eL+e6hhz
 しばしの間、春風が二人の髪を優しくゆらしていた。
 いつのまにか真剣な表情で海を見ていたアリサを横目に、すずかは穏やかな潮騒に耳を傾ける。

「寂しいなんて言ってられないわね」
 アリサの独白はあまりにも小さすぎて、すずかの耳には届かなかった。

「よし、決めた!」
「何を……?」
「私、頑張るわ。あの三人に負けないくらい」
 突然のアリサの決意表明に、すずかは目をぱちくりさせた。
「三人が頑張って、私も頑張る。それってなんだか繋がってる気がしない?
 遠く離れても、頑張る姿を思い浮かべるだけで、力になる。友達ってそういうことだと思う」
 すずかは微笑をたたえ、こくんと頷く。
「私は三人にとってのそういう存在になりたい」
 口にした後、恥ずかしくなったのか、それに、と一言付け加える。
「寂しくていつまでもうじうじしているなんて私らしくないしね」
「それは言えてるね」
「なんだと〜」
 はっきり言うすずかに、アリサは襲い掛かって、くすぐり始める。
 二人の笑い声が辺りに響いた。

 ひとしきりじゃれあうと、すずかも思いを言葉にした。
「私もなのはちゃんたちやアリサちゃんの力になれるように頑張るよ」
 アリサは頷いた後、意思を込めた瞳で、すずかを見た。
「それと、すずかが目移りしないように女を磨かないとね。覚悟してなさい!」
 すずかは、ふふと笑みを零す。
「それなら、アリサちゃんが私から離れられないように色々と頑張ろうかな。後悔しないでね?」

 戦闘態勢のアリサと、涼やかな笑顔のすずか、視線を交わすと、どちらからともなくキスをした。
955名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 09:29:51 ID:eL+e6hhz
以上です
なのはとフェイトがいつミッドに住むようになったか不明ですが、
一緒に旅立った方が別れっぽいのでそうしました
遠くに行ってしまう友を想うってのを書きたかったけど、
結局公園で堂々といちゃいちゃしてる二人の話になってしまった
お粗末さまでした
956名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 09:40:59 ID:2qlRf+iU
GJ!!
957単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 09:52:29 ID:h/JsgN3U
機動六課特別放送
「シャマル先生のリンカーコア口座」


「みなさん、こんばんは〜」
「「・・・こんばんは〜」」
やる気満々の声が一つ、やる気のない声が二つ、狭い室内に響く。
「機動六課のアイドル、白衣の天使、みんなのお姉さんこと、シャマルで〜っす」
ここは機動六課の建物内に作られた放送室。
普段はロングアーチの常駐する司令部から緊急放送などが行われるため、この施設が利用されることはほとんど無かった。
それに目を付けたシャマルは、日頃の出番の少なさを解消すべく
同じように日の目を見ないこの施設を利用して、電撃ゲリラ放送に打って出たのだった。
「今日は、なんとっ二人のゲストをお呼びしています!」

ドンドンパフパフ

「機動六課エース、高町なのはさんとその内助の妻、フェイト・T・ハラオウンさんで〜す」
「こ、こんばんは・・・」
「そんな・・・妻だなんて・・・でも、なのはが望むんならわたしは・・(///////」
「はい、それではまずはお便りのコーナーです」
フェイトがもじもじしながら妄想でトリップするのを無視して
シャマルは胸元のポケットから一枚のハガキを取り出した。
「今日一枚目のお便りは、PN,仮面の戦士さんからのお便りです」
『シャマル先生こんばんは。
僕の特技はリンカーコアを抜き出すことなのですが
最近相手の動きが早くなってきて、上手くコアが抜けません
どうしたらいいのでしょうか?
あと、コアを扱う上で何か注意点なんかありましたら教えてください』
958名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 10:08:07 ID:OnDo+9Yh
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959名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 10:18:09 ID:4djv0kAU
>>957
ちょwww
いや面白いけどさ、百合か?これw
でもwktk

最近なのフェイがないと生きていけない体になってきた
なのフェイってどうしてこう甘く切なく美しいんだぜ?
960単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 10:26:51 ID:h/JsgN3U
「とのことですが、確かに相手が素早いと上手く抜けない事は多々ありますよね。
その場合は、バインドを使って動きを止める、囮を使って隙を作る、など工夫をしてみてはどうでしょうか?
シャマル先生も失敗に失敗を重ねながら上手くなりました。
PN,仮面の戦士さんも頑張ってくださいね!」
シャマルは頑張れ、と言う気持ちを込めてガッツポーズをしながらお便りの相手にエールを送った。
「それでは、お便りの中にもありましたが
リンカーコアの取り扱いについてゲストのお二人に手伝っていただいて解説をしていきたいと思います。」
そう言って、シャマルは振り向くと
なのはとフェイトの二人に話を振った。
「え?えーっと」
「なのは・・・駄目だよ・・・ヴィヴィオが起きちゃう(//////」
なのはは突然話題を振られても何と答えていいのかわからず言い澱む。
フェイトは相変わらず夢の中でトリップしたままだった。
「えぇと、まずはリンカーコアの説明からしちゃいますね。」
シャマルはそんな二人の反応は最初からわかっているとでもいうように、気にせずマイクに向き直り話を続ける。
「これは、簡単に言うと魔力の源、のようなものです。
魔導士だけでなく巨大生物や魔法生命体なども持っているとされています
これを破壊されたり、全部取られたりすると
良くて魔力の全消失、悪ければ死に至ります」

そこまで言うと、シャマルはカンペを放送台の上に置き
もう一度なのは達の方に顔を向けた。
961名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 10:28:48 ID:QD3KbjNJ
>>959
仲間すぎてワロタ
俺もこのスレとなのフェイ関係のSSサイト毎日チェックしてSS読んでるわ。
962名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 10:48:53 ID:hb2AuYNE
うはっW         仲間すぐるW SS始まる前は5つに満たなかったSSサイトが今じゃあ20を越えたしなぁ
963単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 10:58:22 ID:h/JsgN3U
「それでは、早速実物を使って取り扱いについて等の説明をしたいと思いますね〜」
ニコニコと柔らかな笑みをなのは達に向けながら、シャマルは腰を沈め

「なのは・・・なのは・・・なのは・・・(//////」
トリップしたままのフェイトの背中に掌底を叩き込んだ。

フェイトはそのままうつ伏せの形で声もなく床に倒れる。
「ふぇ、フェイトちゃん! 大丈夫!?」
なのはは慌ててフェイトに駆け寄るが、シャマルはそれを横目にチラリと見ただけで放送を続ける。
「コアは背中から胸に向けて打ち抜くようにして抜くのがベストとされています。
でも、今のように物理ダメージでは抜けませんので注意してくださいね〜」

指を一本ピンと立てて解説する姿は、確かに可愛らしいと言えなくもないが
やっていることはえげつない。

「う、う〜ん・・・・あれ?
わたし、どうしたのかな??」
そんな中なのはに介抱されて、倒れていたフェイトが目を覚ます。
一度意識が飛んだことで、トリップした世界からは見事に帰還を果たしたようだ。
それを確認すると、シャマルは
「それでは、お二方に最初から最後までの手順を実践して頂こうと思います」
最初にこの部屋へ引っ張ってきた時と同じように、二人の都合などまるっきり無視して
そんな事を、言い出したのだった。
964 ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 11:09:35 ID:h/JsgN3U
俺です。
前振りが長いのはいつだって仕様です。
スレ容量が限界スレスレなので(ギャグジャナイヨ

長いのは次スレに持ち越すとして単発ネタです。

前に魔力がエロいだのどうこう言ったのを実践しようと

「リンカーコア弄り」
と言うネタを思い付きました。
続きはまぁ、時間の空きを見て今スレ内で書き終われば良いかなとか思います。
965名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 11:21:54 ID:kaMu0pqT
いつもGJです。続き楽しみにしてます。
次スレでも応援してるよ
966名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 11:29:07 ID:QD3KbjNJ
GJです、長編の続きも気になりますが、この単発ネタは気になる・・・w
967名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 12:14:36 ID:eZQy77Wr
>>964
> リンカーコア弄り
どっかの同人にあったな、それwwwww
968名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 14:03:39 ID:gigISWDG
らぶらぶ〜?
969単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 14:29:10 ID:h/JsgN3U
「まずは、リンカーコアを抜き出す所から
お願いね」
そう言ってシャマルはなのはの腕を取ると、フェイトの背中へ手を当てさせた。
「それじゃあ、するね。フェイトちゃん・・・」
「うん、いいよ。なのはなら」
見つめ合う二人。

「最初は相手の体の中に手を沈めていってね
二人とも初心者なんだから、ゆっくりとよ?」
シャマルはそのままなのはの腕を掴みながら、ゆっくりとなのはの手をフェイトの体の中に埋めていった。
「フェイトちゃんの中、何だか暖かい・・・・」
「わたしは、ちょっとくすぐったい感じがするよ・・」
「平気?」
なのはは少し心配そうな顔でフェイトを見つめる。
「うん、大丈夫」
そんななのはの顔を見て、フェイトは平気だよ、と言うように笑顔を見せて答えた。
「次に、その中で手を動かしてリンカーコアを探すの
ここは、少しくらい乱暴にしても大丈夫だからパパッといっちゃって頂戴ね」
シャマルに言われるまま、なのははフェイトの中を手で探っていく。
初めはゆっくりと、そして段々と急ぎ目に手を動かす。
「・・・・・っ! ・・・・んンっ」
フェイトはそのなのはの手の感触によって漏れそうになる声を
両手で口を塞ぐことによって何とか我慢していた。
970名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 14:35:34 ID:XZX7uRbA
ところでスカパーで撮ってたStSのチェックしてたんだけど、
銀ねえがテイクアウトされる話だったんだが本放送時ほどムカつかなかった。
もう一度頭から見直すとナンバーズも素直に萌えられるかなと思った
本放送時は先が見えないだけに色々気に病んだりしてそっちサイドのキャラにまで気が回せなかったんだが

あーでもスカと4だけはダメだわ
971単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 15:12:30 ID:h/JsgN3U
「何だかフェイトちゃんの中、ここだけ他より凄い熱いよ・・・」
フェイトの中を探っていた手を止めて、なのはは呟くように言う。
その声は、まるで熱にでも浮かされたような響きを持っていた。
「それがリンカーコアよ、そのまま前に押し出すように抜き出してあげて」
なのはは、シャマルに言われるまま勢い良く手を前に押し込む。

すると

「・・・んっ!・・・あぁっ!」

フェイトの指の隙間からかすかに漏れ出る声と共に
胸の中から、光る球体がわずかに顔を見せる。

「そう、後は一気に・・・ね?
焦らせたら可哀想よ」
シャマルの問いかけるようなその言葉に、フェイトも無言で首を縦に振った。

その瞳は僅かに潤み、頬は上気している。
「なのは・・・お願い」
「うん・・・痛かったら、ごめんね」

なのははそう言葉を交わすと

そのまま突き抜くようにして
フェイトの体の中からリンカーコアを抜き出した。
972名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 15:39:14 ID:8NARwmSW
>>970
気持ちはよくわかる。
だがやつらはなのはにはいなかったむかつく悪役をやってくれたんだ。
そう思えば少しは…
973単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 15:47:57 ID:h/JsgN3U


それは、不思議な光景だった。
フェイトの胸からなのはの手が生え、その指の隙間からは黄色い光がかすかに漏れ出ている。
フェイトはと言うとまるで果てた後のように疲れきった姿で、なのはに身体を預けていた。

「は〜い、よくできました〜」
そんな中、パチパチと鳴る拍手の音と共に
シャマルの能天気な声が室内に響いた。
「それじゃあ、ちょっと失礼して・・・」
そして、シャマルはそのままなのはの手に触れると
閉じられた掌の指を一本ずつ剥がしていく。
そうやってシャマルの手が動く度に、黄色い光は強さを増し
五本の指全てが除けられると、その形を全て晒け出した。

ちょうどフェイトの胸の上、10cmほどの宙に浮かぶ小さな黄色の光球

それが

フェイトのリンカーコアの姿だった。
974単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 16:12:08 ID:h/JsgN3U
「これが・・・フェイトちゃんのリンカーコアなんだ・・・」
なのはは物珍しそうに様々な方向からしげしげと光球を見つめる。
「な、なのは・・・恥ずかしいから、そんなに見ないで(//////」

「でも、すっごく綺麗なんだよ。フェイトちゃんのリンカーコア」

「そう・・・かな?(/////」

そんななのはの言葉に
嬉しいような恥ずかしいような複雑な感情が心の中を渦巻き、フェイトは頬を赤く染め俯いてしまった。

「あら・・・?」

そんな風に二人がイチャついている中
シャマルは白衣のポケットからメガネを取り出し、手早くかけると
しばしフェイトのリンカーコアを見つめ、不思議そうに首を捻る。

そうしてしばらく考えた後、ポンと手を叩くと
「ちょっと抜くのに失敗しちゃったみたいね」
余所事のようにあっけらかんと言ったのだった。
975 ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 16:23:15 ID:h/JsgN3U
時間が無いので残りはまた夜にでも書きます。

>>967

え・・・こんな極マニアックなネタが他にもあるのかorz
976名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 16:35:04 ID:oqyFVVEr
>>975
シャマルさんまた失敗かよw
続き待ってるよ
同人のほうはエロいことして回復してた
977名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 16:40:57 ID:gigISWDG
「おっと間違えた〜?」の世界ですな
978単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 20:34:17 ID:h/JsgN3U
「「ええぇぇっ!!?」」
「あ、心配しなくても大丈夫よ。そんなに大したことじゃないから」
二人が驚くのに対して
シャマルはどうってこと無いと言うように、ヒラヒラと手を振りながら気楽に言った。
「えぇとね、今リンカーコアに薄い魔力の膜がかかっているんだけど
わかるかしら?」
そう言ってシャマルはリンカーコアを指差し、話を逸らす。
言われてみれば、なのはの目にも確かに極薄の魔力の膜が周りを包んでいるのが見えた。
「これを剥がしてあげなくちゃいけないんだけど、お願いできる?」
「こう・・・ですか?」
なのはは少し訝しがりながらも、手に僅かな魔力を宿してそれを剥がす作業に入った。

「・・・っう!」

なのはの指が膜に触れる度に
先程とは比べ物にならないほどの快楽の波がフェイトの身体を襲う。

まるで体中の敏感な部分がなのはの指に触れられているような、そんな感覚

それでもフェイトはなのはの邪魔にならないようにと、必死に声を押し殺していた。

「敏感な部分だから、桃の皮を剥がすみたいに丁寧に、ね」
そのシャマルの教えに従い、なのははその膜をテキパキと剥がしていく。

その手際はなかなか素早いものだったが、耐えるフェイトにとっては
その短い時間にすら、永劫に続くかのような錯覚を覚えていた。
979単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 20:58:23 ID:h/JsgN3U
「フェイトちゃん・・・・さっきよりも、ずっと綺麗だよ・・・」
なのはの目は本当の姿を現したフェイトのリンカーコアに釘付けになる。
それは、確かに先程の膜を被ったコアよりもずっと美しい光の輝きを放っていた。
代わりに、刺激に耐えきり燃え尽きたフェイトは
なのはにしなだれるように身体を預け、気を失っている。
「それじゃあ、次に味も見ておきましょうか」
「・・・味?」
「ええ、リンカーコアにはその人特有の味があるの。
因みにヴィータちゃんはリンゴ味でシグナムはラズベリー」
なのはは言われるままにフェイトのリンカーコアに舌を落とす。
「ひゃうっ・・・!?」
その刺激に、気絶していたフェイトは途端に目を覚ました。
「どんな味がする?」
「・・・フェイトちゃんの味・・・」
「な、なのは・・・何を??」
気がついたフェイトが何事かわからずに戸惑いを見せているのも意に介せず
なのはは、もう一度リンカーコアに舌を落とした。

「っう・・・なの、はっ・・・・あンっ・・・ぅんっ」
フェイトの喘ぎ声をBGMに、なのはは舌でリンカーコアを攻め続ける。
舌の腹であめ玉を転がすように
ねっとりと唾液を絡み付けるように
時には甘噛みし、上がるフェイトの声を楽しむようにして
味わい続ける。
980名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 21:06:41 ID:Uub91etu
攻めなのは来たコレ
981名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 21:19:30 ID:eeDAAjHQ
なんという特殊プレイ
982単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 21:24:54 ID:h/JsgN3U
「どんな味なのかしら・・・わたしも一口味見を・・・」

そう言ってシャマルがフェイトのリンカーコアへ手を伸ばそうとすると

ドンドンドンっ

部屋の扉が強く叩かれる音が、室内に響いた。

「シャマル、てめーっ!!
変な事館内放送で流すんじゃねぇっ!」
「そうや!
そんな羨まし・・・いやいや
わたしも混ぜ・・・やなくて
早く放送を止めぇ」
「退け、ヴィータ。扉をたたっ切る」

何だか様々な人の声と、不穏な空気が共に扉の僅かな隙間から流れ込んでくる。
シャマルはそれを瞬時に察知すると

「それではこの辺で、また来週〜」

とだけマイクに喋ると、外の人間達がなだれ込んでくる前に
転送魔法で何処かへ逃げ去ってしまった。

その後、タッチの差で真っ二つになった扉から
シグナム達がなだれ込んでくるが
当然ながらシャマルの姿はもうなく
ただ機械からエンディングテーマ「旅の標」の音楽が流れているだけだった。
983名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 21:34:06 ID:LyHEoKDr
>>955
GJです!アリサ×すずかのカプは自分は大好きなので
読めて嬉しかったです。始め、アリサはすずかをいじめて
たのに成長してからは、こんなにラブラブになるなんて、感慨深いものがありますな。

それにしても終了後になってもまだまだ伸びるなんて、すごい事ですよ。
もう6スレ目なのか・・・
984名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 21:44:38 ID:Nx2anLOI
そろそろ次スレの準備しようぜ
>>2-3のカップリングどうしようか、ページ作ったんで追加よろw
http://wiki.livedoor.jp/nanohayuri/d/%a5%c6%a5%f3%a5%d7%a5%ec%a4%ce%a5%ab%a5%c3%a5%d7%a5%ea%a5%f3%a5%b0
タイトル:魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)娘は6歳
---以下テンプレ案---
3rdシリーズも終焉を迎えた熱血魔法バトルアクションアニメ、
魔法少女リリカルなのはの百合スレです。
さあ気合入れて妄想していこう!

 
◆前スレ
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?)5夫婦目
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1190583469/
 
◆公式サイト
ttp://www.nanoha.com/
 
◆NanohaWiki
ttp://nanoha.julynet.jp/

◆魔法少女リリカルなのは百合スレまとめwiki
http://wiki.livedoor.jp/nanohayuri/

◆過去ログ
リリカルなのはで百合萌え(燃え?)
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1128305270/
魔法少女リリリカルなのはで百合萌え(燃え?)II
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1178375881/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 3rd Form
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1185552969/
魔法少女リリカルなのはで百合萌え(燃え?) 4期希望
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1188473317/
985単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 21:51:32 ID:h/JsgN3U
「な・・・なにょは!?」
「て、テスタロッサ!?」
「なんや二人ともそない驚い・・・てぇぇぇっ!?」
最後に入ってきたはやては先に入室した二人の見た物を見て同じように驚愕の声を上げた。

それは

「フェイトちゃんのココ・・・なんでこんなに甘いの?
もしかして、わたしのこと誘ってる?」

「ふぁっ・・・ち、違うよ・・・わたし、誘ったりなん、か・・・・あぁンっ」
貪るようにして宙に浮かぶフェイトのリンカーコアを舌でなぶり続けるなのはと
その下で嬌声を上げる、フェイトの姿だった。
なのはは直接的にはフェイトに触れてはいないのに、フェイトの身体は度々快楽の波に呑まれ反り返る。

端から見ると、それはとても奇妙な光景だった。

「あー、あー、二人ともー、聞こえとるー?」
いち早く我に返ったはやてが声をかけるが
二人にはお互い以外何も見えておらず

ただひたすらに行為を続けていた。
986名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 22:12:49 ID:QD3KbjNJ
>>985
えろすぎwww
思わずニヨニヨしたわ。
987単発ネタ ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 22:13:34 ID:h/JsgN3U
そんな二人にはやてがそーっと手を伸ばすと
ギンっと言う効果音が似合うような目でなのはに睨みつけられる。

まるで、この獲物は自分の物だと主張するライオンのような瞳に見つめられ

あかん・・・これ以上近付いたら確実に死亡フラグや・・・
と悟り、はやてはこの場を放棄してさっさと退却するという選択肢を選んだ。

固まったままのヴィータとシグナムの襟首を掴むと斬り裂かれたドアを蹴り飛ばして一目散に逃げ出す。
誰も追ってこないとは知っていても何故だか振り返りたくはなかった。

残されたなのはとフェイトの二人は、それからも相変わらずせっせと行為に励んでいたが
流石になのはの舌も、フェイトの精神も限界に達した様子で
ついには力尽きて床で抱き合うようにして転がっていた。

しばらくして、なのはが口を開く
「ねぇ、フェイトちゃん・・・」
「・・・なに? なのは」
「お願いがあるんだけど・・・」
「・・・・・うん」
少しの間を空けて答える複雑なフェイトの心の内がわかったのか
大丈夫だよ、とでも言うようになのはは笑顔をむける。

そして

「今度は、わたしのリンカーコアを味わって欲しいな」

そう言ってフェイトの手を取り

自らの背に

当てた。
988 ◆34IETlJpS6 :2007/10/08(月) 22:22:57 ID:h/JsgN3U
おしまい。

ふぅ、何とか今スレ内で終わりました。

18禁要素無しでエロと言うのを考えてみたらこうなった

今も反省してない

本当は膜を剥がすところとかエロ全体もう少しねちっこく書くつもりだった

面倒くさくて投げたorz

むしろ、そっちにこだわると話が終わらなくなって困る・・・
989名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 22:26:13 ID:Uub91etu
>>988
GJです。

>そんな二人にはやてがそーっと手を伸ばすと
ご相伴にあずろうとする部隊長にワロタ。
990名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 22:26:49 ID:DPLmAvXC
なんという新しいエロ・・・・!
991名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 22:47:31 ID:OJ2m0877
三人で抜きあって、三つのリンカーコアを擦りあって愉しむってのはナシですか?
992名無しさん@秘密の花園:2007/10/08(月) 22:57:26 ID:kaMu0pqT
↓スレたてよろ
993名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:00:56 ID:kaMu0pqT
誰もいないの?wちょっと立ててくるわ
994名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:06:53 ID:2YHbDVEz
995名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:15:29 ID:MNLc/QFL
ナイススレ立て
996名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:17:19 ID:fZS1cztM
>>994

997名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:23:13 ID:MNLc/QFL
さて埋めよう
998名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:24:08 ID:Vg9H4iSf
999名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:24:48 ID:Vg9H4iSf
1000名無しさん@秘密の花園:2007/10/09(火) 00:25:05 ID:MNLc/QFL
1000なら4期でなのフェイはやの三角関係
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