1 :
マンセー名無しさん :
2009/08/05(水) 14:55:20 ID:YZoqkS0h
ビル・クリントン訪朝と日本外交のズレ 2009年08月05日(水)12時34分 ビル・クリントン元大統領が平壌へ向かっているという報道が突然流れました。 8月3日の月曜日のことです。 不法入国という罪名で労働刑務所に入れられているアメリカ国籍の女性ジャーナリスト2名を救出するのが 目的というのですが、さすがに元大統領が自ら訪朝するというのですから、何らかのネゴは出来ていると 見るのが自然でしょう。実際にアメリカ時間の4日夕刻には「2名の釈放」というニュースが流れています。 兆候はあるにはあったのです。少し以前から、妻であるヒラリー・クリントン国務長官の口からは 「無実だから釈放を要求」ではなく「恩赦を求める」という言い方をするようになっていました。 まあ、このあたりは実務的なオバマ政権にとっては「口先でメンツを立てて相手が乗ってくるのなら」 という現実的な発想だと思いますが、アジア的な発想では「たいへんな譲歩」という印象を 例えば日韓中の3カ国に与えるのは違いありません。 では、どうしてこの時期に「妥協」なのでしょうか。 それはオバマ政権にとって、それが政治的に最も効果的だからです。 昨年の選挙で大統領を圧勝させた世論の雰囲気には「もう戦争は当分こりごり」というものがあります。 勿論、イラク戦争での「大義」の欠落、アフガンでの苦戦といった具体的な理由もありますが、とにかく 「ブッシュの戦争路線には反対」という世論の圧力に乗って政権を奪取したという要素は間違いないでしょう。 となれば、朝鮮半島においても「緊張エネルギーの緩和」に向かうのは至極当然の行動です。 また経済的要因も無視できません。景気には明るい兆しが見えてきたとはいえ、 まだまだアメリカ経済は脆弱です。また連邦政府の財政も危機的な状況が続いています。 そのような中、軍事費の削減は急務であり、そのための緊張緩和政策という面も濃厚なのです。 まして、東アジア圏とアメリカは経済的に極めて密接な関係にあります。 そのアジアの軍事外交地図に影響を与えかねない北朝鮮問題に関しても、 具体的に対立エネルギーの緩和というシナリオで対処するのは当然だと思います。
>6
ちなみに、今回の訪朝に関しては、議会筋の根回しも済んでいるようです。
アメリカの4日朝には共和党のリンゼイ・グラハム上院議員がNBCテレビのインタビューで
「もうカウボーイ外交の時代じゃありません。今回の訪朝を機会に良い動きになればと願っています」
と語っていました。隔世の感があるとはこのことでしょう。
そのビル・クリントン元大統領が平壌入りした丁度同じ頃、日本時間の4日の午前中に、
政府の「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長は勝俣恒久東京電力会長)は、
防衛大綱の改定に向けた報告書を麻生首相に提出しているのですが、
そこでは集団的自衛権に関する憲法解釈の変更を提言すると共に、戦闘機などの国際的な共同開発のため、
武器輸出3原則の緩和を求めるという主張をしているのです。
勿論、アメリカ側はこうした案には賛成の立場ですが、時期が時期だけに
「軍事外交の緊張状態を求心力にしたい」とか「緊張がこれ以上高まれば独自核武装などの軍拡競争もあり得る」
というニュアンスを依然として含む中での「防衛意識」では、オバマ政権が目指している緊張緩和路線とは
大きなズレがあると言うべきでしょう。とにかくオバマ大統領の軍事外交姿勢に積極的に賛同しているのが、
日本共産党と広島市長だけという奇妙な状況から、日本の政界は早く抜け出して欲しいものです。
http://newsweekjapan.jp/reizei/2009/08/post-37.php
【クリントン訪朝】北、得意の人質外交 金総書記、対米関係に焦り? 2009.8.4 19:26 【ソウル=黒田勝弘】クリントン元米大統領の北朝鮮訪問は、米国側より北朝鮮側の事情によるものだ。 動かないオバマ政権に対する金正日政権の“焦り”と見ることもできる。 外交戦略の基本に対米関係改善をすえる金正日政権としては、対北直接交渉に腰を上げようとしない オバマ政権に業を煮やし、クリントン元大統領を利用しオバマ政権に圧力をかけようとの作戦だ。 「米女性記者解放」をエサにした一種の人質外交である。 オバマ政権は「米記者解放交渉が目的で政治問題とは別」としているが、クリントン訪朝と米記者解放は 米国マスコミの大きな関心を引くことは間違いない。北朝鮮は米国が「世論(マスコミ)の国」であることを よく知っている。世論の耳目を引くことで、オバマ政権の外交を自らに有利に動かそうというわけだ。 金正日総書記は日本人拉致問題でも小泉純一郎首相(当時)を平壌に招き、一部拉致被害者の 日本帰国を認めた。拉致問題解決をエサに、日朝国交正常化と経済援助獲得という利を得ようとした。 この時の対日外交作戦は日本世論の“逆風”で失敗したが、 今回のクリントン訪朝は北朝鮮の「得意の人質外交」を国際社会にあらめて印象付けるものだ。 北朝鮮は2回目の核実験の後、国連安保理決議など国際社会からの対北制裁強化という 厳しい圧力に直面している。これは2012年を目標にした「強盛大国」作りや、 最大課題である金正日総書記の健康不安、後継体制準備の中では極めて苦しい。 金正日政権は故金日成誕生100年と金正日70歳にあたる2012年に、 軍事や経済などで“成果”をあげ、1980年から一度も開かれていない党大会の開催や、 場合によって後継者のお披露目を構想しているとみられる。2012年に向け、 対米関係の改善・安定を通じた「体制安定」のためには対米交渉を急がなくてはならない。
【クリントン訪朝】局面打開狙ったオバマ米政権 2009.8.4 19:33 【ワシントン=有元隆志】オバマ米政権がクリントン元大統領を北朝鮮の平壌に派遣したのは、 拘束されている米国人女性記者2人の解放に加え、核、ミサイル問題で対立が深まる北朝鮮との 緊張緩和につなげたいとの思惑もある。ただ、クリントン氏の訪朝を契機に米国が、 北朝鮮のペースにはまる危険性もはらんでいる。 2人の記者が近く解放されるとの観測は先週から流れていた。 北朝鮮がニューヨークの国連代表部を通じ、米国との直接協議を打診した時期とも重なっている。 クリントン氏の訪朝は北朝鮮側が求めたとされるが、米政府にも特使派遣は選択肢としてあった。 一時は、記者2人が所属するケーブルテレビ局の共同創設者であるゴア元副大統領や、訪朝経験がある ニューメキシコ州のリチャードソン知事が候補となった。だが、北朝鮮から色よい反応はなかったという。 記者2人が北朝鮮の法を犯したことを認めたことも、不利な材料となった。 当初、「無実の罪で拘束された」と北朝鮮側を非難した米政府もその後、 「恩赦を求める」と軌道修正せざるを得なかった。 こうした経緯の末に派遣されたクリントン氏は、「切り札的存在」(米議会筋)だった。 1994年6月、寧辺の核施設への米軍による限定的な攻撃も検討されていた当時の「核危機」に際し、 カーター元大統領を特使として平壌に派遣した大統領のクリントン氏は、 その政権末期には北朝鮮との国交正常化に意欲をみせ、国務長官のオルブライト氏を送り込んだ。 最終的には断念したものの、自らの訪朝も計画した経緯がある。 それから約9年がたって実現した今回の訪朝をクリントン氏は、かつてカーター氏と金日成主席との 会談により核危機を回避し、やがて米朝枠組み合意へと自ら導いた流れに、重ね合わせているようだ。
またサイバー攻撃? 韓国情報機関のサイトで接続障害
2009.8.4 21:39
【ソウル=水沼啓子】韓国の情報機関、国家情報院のサイトが4日午後、接続できない状態になった。
聯合ニュースによると、国家情報院の関係者は「システム障害が発生して現在点検中。
外部からの攻撃によるものかは確認されていない」としている。
国家情報院のサイトはこの日正午ごろから数時間接続できなくなり一時復旧したが、
また接続ができない状態になった。韓国では7月、青瓦台(大統領官邸)などの政府機関や
国内主要機関のサイトが一斉にサイバー攻撃を受けている。
7月のサイバー攻撃の際、国家情報院傘下の国家サイバー安全センターのサイトもサーバや
ネットワークに大きな負荷を与えて機能をまひさせる分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)を受けて
接続ができなくなったが、今回は正常につながっている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090804/kor0908042139006-n1.htm
【クリントン訪朝】金総書記、健在を誇示 “対話”見据え、2女性記者解放も 2009.8.5 00:28 【ソウル=水沼啓子】米国のクリントン元大統領が4日、北朝鮮に拘束されている米女性記者2人の 解放交渉のために平壌入りした。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、クリントン氏は金正日総書記と会談し 「共通の関心事項について幅広く意見交換した」という。北朝鮮が記者の解放に応じるかに加え、 今回の訪朝が、対立局面にある米朝関係の改善を促す契機になるかも注目される。 米大統領経験者の訪朝は、1994年6月に核問題をめぐる危機回避のために故金日成主席と会談した カーター氏以来、2人目。 同通信によると、正午ごろ平壌国際空港にチャーター機で到着したクリントン氏はその後、 金総書記と会談し、オバマ米大統領からのメッセージを伝達。金総書記は謝意を表明した。 会談には金総書記の側近の姜錫柱第1外務次官、金養建労働党統一戦線部長らが同席した。 ただ、ロイター通信によると、米ホワイトハウスは大統領のメッセージの伝達を否定している。 健康悪化説が伝えられる金総書記は、百花園迎賓館での夕食会にも出席し、健在ぶりを示した。 2人の記者は、「カレントTV」記者のローラ・リンさん(中国系)とユナ・リーさん(韓国系)。 米側は表向き、解放問題と北朝鮮の核・ミサイル問題とを切り離して対応するという姿勢で、 今回の訪朝に米政府当局者は同行していないという。 ギブズ大統領報道官は4日、「米国人2人の解放を実現するための(クリントン氏の)純粋に私的な活動」 とし、解放交渉が続く間はコメントしない考えを示した。 だが、訪朝は今後の“対話”をも見据えたもので、とりわけ北朝鮮は、 記者2人の扱いと核・ミサイル問題とをからめながら、米国との直接協議につなげる思惑があるとみられる。 米朝は最近、国連代表部を舞台にした「ニューヨーク・チャンネル」を通じ、解放問題を水面下で 協議していた。その席で、北朝鮮側がクリントン氏らハイレベルの特使を平壌に派遣するよう要求したという。
【クリントン訪朝】米記者恩赦で、金正日総書記に陳謝
2009.8.5 05:11
【ワシントン=山本秀也】CNNテレビなど米メディアは4日午後(日本時間5日未明)、
朝鮮中央通信の報道として、北朝鮮の金正日総書記が、
同国で身柄を拘束していたアジア系米女性記者2人に「恩赦」を与えたと報じた。
米ケーブル局「カレントTV」(本社・サンフランシスコ)のユナ・リー、ローラ・リン両記者は、
3月17日に中朝国境付近で北朝鮮の警備兵に不法入国として身柄を拘束され、
6月8日に「朝鮮民族敵対罪」などで「労働教化刑12年」の実刑判決を受けていた。
CNNによると、同通信は「共和国に不法侵入した米国の2記者が関与した敵対行為について、
クリントン氏は金正日総書記に陳謝した」と報道。
元大統領が2人への恩赦を求める米政府のメッセージを伝えたとしている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908050511003-n1.htm
【クリントン訪朝】北朝鮮が元大統領を指名か 米政治専門サイト
2009.8.5 07:58
クリントン元米大統領による北朝鮮訪問は、
北朝鮮側が元大統領を交渉相手に“指名”したことで実現につながった可能性があることが分かった。
米政治専門サイトのポリティコが4日までに、ワシントンの消息筋の話として伝えた。
ポリティコによると、北朝鮮当局は、米「カレントTV」記者のローラ・リンさん(中国系)と
ユナ・リーさん(韓国系)の家族にクリントン元大統領が相手なら2人を解放する考えを伝えた。
これを受けて家族は元大統領に接触。
ホワイトハウスも元大統領による「救出任務」を承認し、秘密裏に訪朝計画が進められたという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908050759004-n1.htm
【クリントン訪朝】女性記者2人とともにロスへ出発 金総書記が特赦命じる
2009.8.5 08:58
【ソウル=水沼啓子】クリントン元米大統領の広報担当者によれば、元大統領は5日午前、
北朝鮮に拘束されていた米国人女性記者、ローラ・リンさん、ユナ・リーさんとともに平壌を出発し、
ロサンゼルスへ向かった。
朝鮮中央通信は同日、金正日総書記が北朝鮮に拘束されている米国人女性記者2人に対して特赦を与え、
釈放するよう命じたと伝えた。これにより米朝間の懸案だった記者拘束問題は5カ月ぶりに解決した。
朝鮮中央通信によると、クリントン氏は金総書記との会談で、
記者2人の不法入国や反共和国(北朝鮮)敵対行為について謝罪の意を表し、
人道主義的な側面から釈放するよう求める米国政府の要請を伝達したという。
記者2人の特赦に対してクリントン氏は謝意を示し、
両国間の関係改善に関する見解を盛り込んだオバマ米大統領の口頭メッセージを伝えたと
同通信は報じているが、米政府は大統領のメッセージの伝達を否定している。
同通信によれば、クリントン氏は金総書記のほかに、金永南最高人民会議常任委員長とも会談し、
米朝間の懸案について「対話を通じて問題を解決していくことで見解が一致した」とされる。
2人の記者は、米国の「カレントTV」に所属する中国系米国人のローラ・リンさんと
韓国系のユナ・リーさん。中国に脱出した北朝鮮女性の生活などを取材していた今年3月半ば、
中朝国境付近で北朝鮮側に捕らえられた。6月に北朝鮮の裁判所から労働教化刑12年の判決を受けていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908050858006-n1.htm
【クリントン訪朝】拉致被害者家族「日本も動いてほしい」 米2記者解放
2009.8.5 10:42
北朝鮮で拘束されていた米国人女性記者2人がクリントン元米大統領の訪朝で解放された5日、
北朝鮮による拉致被害者の家族たちは「誰でもいいから、日本でも解決に向けて動いてほしい」
と政府や有力者の積極行動を求めた。
横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父、滋さん(76)は
「私人でもいいから北朝鮮と交渉してほしい」と話す。
昨年8月の日朝実務者協議で北朝鮮が約束した拉致被害者の再調査委設置は先送りされたまま。
「こちらから催促してでも北を引っ張り出して」。一向に進展しない拉致問題にいら立ちを募らせた。
「また北のペースになってしまうのでは」と案じるのは市川修一さん=同(23)=の兄、
健一さん(64)。昨年冬から体調を崩し、血圧を下げる薬が手放せない毎日。
米国人記者2人の帰国に「うらやましい」と漏らした。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051043007-n1.htm
【クリントン訪朝】北朝鮮メディア、元米大統領の出発で誤配信
2009.8.5 11:20
北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、クリントン元米大統領の平壌出発について、
当初午前6時(日本時間同)前に英文記事で「平壌を離れた」と報じたが、同8時前にこの記事を取り消し、
出発したとの記事を8時すぎにあらためて朝鮮語、英語の2カ国語で配信した。
元大統領一行の実際の出発は8時ごろで、英文記事だけがなぜ誤って配信されたのかは不明。
出発に際し、平壌国際空港では4日の到着時の出迎えと同じく楊亨燮最高人民会議常任副委員長、
金桂冠外務次官らが元大統領一行を見送った。
報道は、解放された米国人女性記者2人には触れなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051121008-n1.htm
【クリントン訪朝】女性記者「釈放」はオバマ政権への「お土産」 米国との対話求める北朝鮮
2009.8.5 12:01
【ソウル=水沼啓子】北朝鮮が米国人女性記者2人を「釈放」した背景として、
北朝鮮への圧力を強めるオバマ米政権との直接対話の糸口を探る狙いがあったのは明らかだ。
その一方で、昨年夏に健康悪化が伝えられた金正日総書記の健在ぶりを国内外に示す思惑もあったようだ。
クリントン元米大統領と金総書記は会談で「共通の関心事項について幅広く意見交換した」と伝えられている。
具体的な内容は明らかになっていないが、北朝鮮の核問題や対北経済制裁解除、米朝関係正常化なども
議論されたとみられている。金総書記がこれらの問題について米国側へ何らかの提案をした可能性もある。
北朝鮮は常に強気の姿勢を見せているが、本音では自国の安全保障のためにも米国との関係改善を願っているはずだ。
北朝鮮としては今回のクリントン氏の訪朝により膠着(こうちやく)状態に陥っている米朝関係をなんとか
打開したかった。そこで、いわばオバマ米政権への“お土産”として2人の記者を「釈放」した格好だ。
クリントン氏の訪朝に先立ち、北朝鮮の外務省報道官は7月27日、
核問題をめぐる6カ国協議への復帰を拒否しながらも「現在の事態を解決できる対話方式は別にある」
と米国との直接対話を求める姿勢は強く示唆していた。
一方、会談では、金総書記が昨年夏以降、流れていた健康悪化説を払拭(ふっしょく)し、
その健在ぶりを国内外に誇示した。
とくに北朝鮮で後継体制づくりが進められている中、内部固めの効果も期待したとみられる。
北朝鮮側の報道によると、クリントン氏は金総書記に「深い謝罪の意」を表明したとされる。
クリントン氏が頭を下げたことで、米国との対話を始める北朝鮮側のメンツも立った形だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051202009-n1.htm
【クリントン訪朝】韓国、男性拘束問題で北の変化を注視
2009.8.5 12:52
韓国統一省の副報道官は5日、クリントン元米大統領の北朝鮮訪問を受け、
米女性記者2人が解放されたことに関連し、3月末から北朝鮮に拘束されている韓国企業の男性職員について
「北の態度にどんな変化をもたらすか注視している」と述べた。
報道官は男性の早期解放が「南北間で何よりも先に解決すべき最優先課題であり、
最善の努力を尽くしている」と強調。ただクリントン氏の訪朝時に男性の問題が取り上げられたかどうかは
明言を避け、現時点で韓国政府としての特使派遣は検討していないとした。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051254010-n1.htm
【クリントン訪朝】「元大統領は北に謝罪していない」 米高官
2009.8.5 13:24
ロイター通信によると、米政府高官は4日、クリントン元米大統領の北朝鮮訪問を前に、
オバマ政権の国家安全保障担当者らが元大統領らと協議し、
米国人記者2人が解放されるという確約を取り付けた後に訪朝するよう助言したと語った。
北朝鮮側は事前に、記者の解放と核問題は関連付けられないということでも合意したといい、
米側が核問題で譲歩しなくてもいいという確証を得た上で訪朝が最終決断されたとみられる。
高官はまた、クリントン氏は記者の行動について北朝鮮側に謝罪はしていないと言明。
記者を解放した場合に起こり得る「建設的なこと」について北朝鮮側に伝えたとしており、
米国との緊張緩和につながる見通しなどに言及したとみられる。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051325011-n1.htm
【クリントン訪朝】「無事に戻るよう祈る」 2記者の地元・シュワ知事
2009.8.5 10:05
【ワシントン=山本秀也】解放された2人の記者の地元である米カリフォルニア州の
シュワルツェネッガー知事は4日、「無事に家族の元に戻るよう祈る」との歓迎談話を発表した。
中国系と韓国系の2人の記者は、アジア系人口比率の高いカリフォルニア州で、
サンフランシスコのケーブル局「カレントTV」の記者を務めてきた。
地元ではこれまでにも、記者の家族が救援を呼びかける集会を開き、注目を集めていた。
地元の関心を反映して、シュワルツェネッガー知事のほか、同州選出のファインスタイン上院議員
(民主党)も、「関係者には難しい状況だったが、この人道的な動きが彼女らにとり新たな人生の始まり
となるよう望む」との声明で、事態の好転を歓迎した。
一方、ワシントンの米政府高官らは2人の特赦が発表される前の段階では、
クリントン元大統領の活動への影響を避けたいなどの理由で、かたくなに「ノーコメント」を繰り返していた。
クリントン元大統領の訪朝を「私的な活動」として、身柄の解放交渉がまとまるまでコメントを控える
としたギブズ大統領報道官の声明を理由に、「ホワイトハウスの発表に付け加えることはない」
(ウッド国務省副報道官)と述べるなど、慎重な空気に覆われていた。
声明を発表したギブズ報道官は、同日午後(日本時間5日未明)の記者会見で、
「今は両記者の安全を確認することが大切だ。
きわめて敏感な問題であり、今後もう少し詳しくお話できればと考えている」と、理解を求めていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090805/amr0908051006003-n1.htm
【クリントン訪朝】「解放は歓迎」と河村官房長官
2009.8.5 12:28
河村建夫官房長官は5日午前の記者会見で、訪朝したクリントン元米大統領が金正日総書記と会談した
ことについて、
「米政府の派遣ではなく民間人の立場として、あくまでも北朝鮮に拘束されているジャーナリスト2人の
解放を目指す人道目的で訪朝したと聞いている。(2人が解放されたことは)日本政府として歓迎したい」
と述べた。
一方で「今回の訪朝をめぐり、日本政府側にも事前に連絡はあったが、詳細はコメントできない。
(会談の内容は)いずれ米側から説明があるだろう」と述べ、事前の連絡がなかったとする見方を否定した。
また「今回の訪朝を受けて、米朝協議や6カ国協議が進み、日本政府としても拉致の問題をはじめとする
懸案事項が前進し、米朝、日朝関係の正常化の方向が出るようにしたい」と述べ、6カ国協議が形骸化する
可能性を否定するとともに、北朝鮮問題で日米韓3カ国が緊密に連携していくことを改めて強調した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090805/plc0908051229004-n1.htm
【社説】クリントン氏訪朝 『前車の轍』を踏むな 2009年8月5日 クリントン元米大統領の突然の訪朝は、米国人記者の釈放が目的だが、北朝鮮には対米交渉の 糸口をつかむ狙いがありそうだ。米国には「非核化」の障害になる妥協はしないよう求めたい。 釈放を求めているのは、米国のテレビ局に所属する二人の女性記者だ。 三月中旬に中朝国境地帯で取材中に北朝鮮当局に拘束され、実刑判決を受けている。 今回、クリントン氏は個人の資格の訪問といわれるが、金正日総書記とも会談した。 昨年夏以来、西側の人士と会うのは初めて。北側の期待の表れだろう。 釈放は、人道的な観点からも必ず実現すべきだ。 注目したいのは今回の訪朝が、米朝政府間協議、さらには六カ国協議の再開につながるかどうかである。 超大物の訪問は、北朝鮮側の要望といわれる。今年前半の中長距離ミサイルの発射、核実験で招いた 国連安保理による経済制裁を停止させ、北朝鮮が望む米朝直接交渉、関係改善につなげる思惑もありそうだ。 クリントン氏は夫人が国務長官を務めている。北朝鮮首脳に対し六カ国協議への復帰を求め、 オバマ政権が提案した「包括的解決」などについて説明したはずだ。 周辺国には、これを機に米朝接触が始まるとの見方が強い。 オバマ政権は「前車の轍(てつ)」を踏まないよう留意してほしい。 ブッシュ前政権は二期目に入って融和政策に転換し、偽ドル紙幣にからむ金融制裁まで解除して 北朝鮮に譲歩した。しかし北朝鮮は「非核化」の求めに反発して、六カ国協議を中断したままだ。 北朝鮮は、金正日総書記の健康不安もあって、米国による「核保有国」認定を急いでいるようだ。 相次いだミサイル発射や核実験はその要求を通すためでもある。 軍事的脅威の行使で、要求を実現できるという誤った判断をさせてはならない。
クリントン訪朝―これを危機打開の糸口に いきなりの大物の登場である。クリントン元米大統領が電撃的に平壌入りし、金正日総書記と会談した。 オバマ大統領のメッセージを口頭で伝えたようだ。 内容は不明だが、会談で両氏は「共同の関心事について幅広い意見交換を行った」という。 訪朝の狙いはまず、北朝鮮に抑留されている米人記者2人を解放させることにあるのは間違いない。 2人は今年3月、中朝国境で取材中に不法に北朝鮮に入ったとして拘束された。 経緯に不明な点も多く、人道問題でもある。早い解放が望まれる。 それ以上に、双方ともこの訪朝を局面を転換する機会にしようという意思がうかがえる。 米政府が訪問を確認していない段階で、北朝鮮メディアはいち早く到着を伝えた。 米国としても、緊張を一方的に高める北朝鮮に手を出しあぐねていた状態を脱するきっかけにできる。 オバマ政権の発足後やっと米朝の対話の窓口が開かれたことは歓迎したい。 予兆はあった。北朝鮮は記者2人に12年の刑を科しながら、招待所での軟禁にとどめているという。 弾道ミサイルと核の実験を相次いで強行した後は危機演出を抑えてもいる。 米政府も、2人の拘束を非難して北朝鮮を刺激するのは避け、恩赦を求めて早期解放を促す戦術をとった。 さらに核放棄と米朝関係正常化、経済支援を組み合わせた北朝鮮問題の包括的な解決策を、 新たに提案する用意があることも繰り返し発信し始めた。 そんななかニューヨークでの水面下の接触で元大統領訪朝が決まった。 94年にカーター元大統領が平壌で金日成主席と会談し、当時の核危機を抑える米朝合意を導いたことがある。
>31
今回は正式の特使ではないので、公にはできないかもしれないが、解放交渉の一方で、
核問題や米朝関係で双方の腹を探り合ったはずだ。
健康不安が深刻な金総書記は後継の態勢固めを急いでいよう。
それには対米関係の改善が欠かせず、直接交渉での打開を狙っていると思われる。
この訪朝がどんな成果を生み出すのか、米朝の本格交渉につながるのかはまだ不明だ。
しかし、核をめぐる6者協議が動かないいま、仕切り直しの契機をまず米朝間で見いだせないか。
ただし、米国に考慮してもらわねばならないこともある。
核やミサイルとともに拉致問題を抱える日本では、政府内にも米国の先走りを警戒する声がある。
韓国も、北朝鮮の開城工業団地で韓国人が拘束されたままになっているなど、
膠着(こうちゃく)した南北関係に苦しんでいる。
事態を動かす糸口を米朝で探りつつ、米国は日韓とのすり合わせに努めてほしい。
次の展開も意識し、中ロとの連携を強めることも大切だ。
2009年8月5日(水)付
http://www.asahi.com/paper/editorial20090805.html
社説:クリントン訪朝 まずは女性記者釈放を 米国のクリントン元大統領が平壌を電撃訪問した。北朝鮮側の報道によれば金正日(キムジョンイル) 総書記と会談し、幅広く意見交換したという。成果を期待しつつ、冷徹に見守りたい。 この訪朝の目的は3月以来、北朝鮮に拘束されている米国人女性記者2人を帰国させることである。 中国側から川を渡って北朝鮮に越境したとして捕まり、懲役にあたる労働教化刑12年という判決を受けていた。 だが2人は越境に誘い込まれたとの見方もあり、私たちは判決後に早期解放を主張した。 同時に、米国が自国民保護を優先するあまり北朝鮮の核実験やミサイル発射を容認する結果にならないよう 注文もした。 この点、米政府の配慮は利いているのか。2記者の案件を核問題とは切り離して交渉したといい、 クリントン氏も「政府特使」などではなく、個人の資格での訪朝だとされるが、実態はどうなのか。 北朝鮮の要求に応じる形で元大統領が平壌に乗り込んだ以上、2記者を連れて帰る見通しはついている のだろう。焦点は、それ以外にも今後の流れにつき何らかの事前合意があったのか、 あるいは平壌での交渉で新たな展開があるかどうかだ。 例えば94年、いわゆる第1次核危機の際に訪朝したカーター元大統領は、やはり個人の資格ではあったが 金日成(キムイルソン)国家主席と会談して米朝対話への劇的転換をもたらした。 当時のクリントン政権は以後、米朝枠組み合意による北朝鮮核開発の凍結、北朝鮮による米国人抑留2件の 解決、北朝鮮軍高官の特使訪米、オルブライト国務長官の訪朝など、米朝蜜月の時代を築いたのである。 クリントン氏本人も任期終了間際に平壌訪問や金総書記のワシントン招請を望んだが果たせず、 ひどく残念がったという。
>33
北朝鮮がクリントン氏の来訪にかけた期待は想像に難くない。
米紙ワシントン・ポストが「人質」と表現した2記者の釈放を活用して、オバマ政権との交渉を実現し、
有利に進め、国連安全保障理事会の制裁決議による締め付けも逃れたいのであろう。これは容認できない。
2記者の釈放は歓迎する。これを機に、北朝鮮が危機を演出し脅迫で利益を得ようとする従来の路線を
転換し、挑発的な行為をやめるなら実に有意義なことだ。そうした路線変更が確実であれば、形式上、
核問題をめぐる6カ国協議より米朝交渉が先行しても許容範囲だろう。
しかし信頼の基盤は既に失われている。私たちは改めて米国に、北朝鮮の術中にはまらないよう
慎重な判断を求めたい。日米韓の結束を崩し核やミサイルを既成事実化させるのが北朝鮮の狙いなのだ。
毎日新聞 2009年8月5日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090805ddm005070110000c.html
【主張】クリントン訪朝 核廃棄の大原則曲げるな 2009.8.5 03:07 クリントン元米大統領が北朝鮮に拘束された米女性記者の解放交渉の名目で平壌入りした。 米当局者の同行はないというが、空港で金桂寛外務次官らの出迎えを受け金正日総書記と会談した。 記者2人は3月、中朝国境で脱北女性らを取材中に拘束され、6月に実刑12年の判決を受けた。 人道的にも早期解放が当然であるのは言うまでもない。 だが、解放交渉に乗じて米国が間違った譲歩を強いられる心配も消えない。 オバマ政権は核問題解決の原則を堅持し、詳細な経過と結果を日韓など関係国にきちんと説明してもらいたい。 米国は当初、2人の無条件釈放を要求し、先月から「恩赦」と早期解放を求めていた。 交渉はニューヨーク国連代表部で進められ、米側は「解放問題と核問題は別」との方針を掲げつつ、 北が求める大物特使派遣を決めたようだ。 北朝鮮は第1次核危機が起きた1994年にも、カーター元米大統領の訪朝を受け入れた。 今回の訪朝と異なる要素もあるが、カーター訪朝は国連安保理の制裁決議案撤回や米朝協議の再開につながり、 結果的に核問題の長期化を招いた。この経過を見れば、今回も要注意と言わざるを得ない。 強硬な行動を重ねた後、一転して自国に有利な交渉に持ち込むのは北の瀬戸際外交の 常套(じょうとう)手段だ。北は4月の弾道ミサイル発射、5月の核再実験などの挑発行為を繰り返し、 安保理制裁決議も無視する姿勢を貫いてきた。 ところが国連制裁が次々と強化され、先月末の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閣僚会議 でも孤立無援に陥って以降、「6カ国協議は終わった。対話方式は別にある」と主張を変えてきた。 こうした流れから、今回の訪朝も直接交渉につなげて、孤立回避や国際支援取引などに利用する狙いが 十分にうかがえる。
社説:クリントン訪朝 米朝直接交渉への布石か 2009年8月5日 10:41 米国のクリントン元大統領が北朝鮮を訪問した。 ことし3月、中朝国境で取材中に北朝鮮に拘束された米国人女性記者2人の解放交渉のためだという。 米国の元大統領の訪朝は1994年6月のカーター氏の前例がある。それを思わせる電撃訪問である。 米政府は「人道問題解決のため」と説明しているが、かつて核問題をめぐり、 北朝鮮が核開発を凍結する見返りに米側が軽水炉建設などエネルギー提供を約束した 「米朝枠組み合意」を実現させたクリントン氏の訪朝である。 この訪問が、4月の核実験強行以来、途絶えている米朝対話の本格的な再開につながる可能性は大いにある。 15年前のカーター元大統領訪朝がそうだった。 平壌を訪れたカーター氏は故金日成(キムイルソン)主席と会談し、 北朝鮮の核開発をめぐり米国が核施設空爆を検討するなど一触即発の状況にあった米朝関係の危機を回避した。 それが、その後の核問題をめぐる米朝交渉を促進し、4カ月後の核枠組み合意の調印につながった経緯がある。 平壌入りしたクリントン氏は金正日(キムジョンイル)総書記と会談した。会談内容は明らかになって いないものの、ここ数年では最悪の対決局面にある米朝関係が、これを機に修復に向かうのは確実だろう。 北朝鮮の核の脅威を封じるための米朝対話が再開されること自体は、国際社会にとって歓迎すべきだろう。 しかし、核実験強行以来、日米韓の連携による制裁圧力を強めてきた日本政府にとって、 今回の元大統領訪朝は複雑だ。 日米両政府は先の安保協議で、北朝鮮への制裁圧力を堅持して6カ国協議再開に向けて協力していくことを 確認したばかりである。
>37
クリントン氏には米政府当局者は同行していないという。米国務省もクリントン氏が核問題や制裁問題に
ついて協議することはないと説明するが、額面通りに受け取ることはできまい。
拘束されている米国人記者の解放を契機に、国連決議に基づく制裁強化で厳しい対決局面に陥った
米朝関係を対話局面に転換したい−という米朝双方の思惑が一致したとみるべきだろう。
クリントン氏はそのための「特使」であり、今回の訪朝は北朝鮮側の核凍結を条件に国交正常化までを
見通した「包括的な米朝直接交渉」をもくろむ米側の布石ともいえる。
北朝鮮は元大統領の訪朝を契機に、米人記者解放の見返りとして、核開発をめぐる制裁問題で米側の譲歩を
迫る可能性が高い。それは、日米韓による制裁包囲網の切り崩しにつながる。
今回のクリントン元大統領訪朝に至る米朝の水面下の交渉で、どこまでシナリオができているのか。
現時点では定かでないが、日本政府の北朝鮮対応は一層難しい局面に立たされることになろう。
=2009/08/05付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/113421
春・夏・秋・冬
「春には花見があって夏には8.15を記念した海水浴と、
私たちが幼い頃はとにかく同胞たちが集う機会がたくさんあった。
同胞を取り巻く情勢が厳しい今だからこそ、昔のように同胞たちが集う場を作りたかった」
▼先日、佐賀県営球場で行われた同胞大納涼フェスタのある実行委員の言葉だ。
フェスタには、佐賀はもちろん福岡や長崎からも多くの同胞がつめかけ、
当初の予定をはるかに上回る210余人が参加した。
同胞たちは、「来てよかった。力を得ることができたし、とても感動した」と口をそろえた
▼フェスタでは、土曜児童教室で学ぶ子どもたちも出演し、同胞たちの前で初めて朝鮮の歌を披露。
父母や同胞たちは、一生懸命歌う子どもたちの姿をビデオやカメラに収めていた。
朝鮮学校がない同県では、長い間、朝青の青年たちが率先して土曜児童教室を運営している。
「子どもたちを見て喜ぶ同胞たちの姿に、やってよかったと思う」とは、現在、土曜児童教室の講師の言葉だ
▼参加費はすべて無料。運営費用は地域の同胞商工人や有志たちから募ってすべてまかなった。
久しぶりの同胞行事ということもあり、地域の同胞社会に還元しようという実行委員たちの思いが
こめられている
▼日本政府による反朝鮮、反総連キャンペーンや経済不況など、同胞を取り巻く状況は日々厳しくなっている。
そんな中、集う場を求める同胞たちのニーズに応え、同胞社会の活性化を実現し、
その豊かな社会を後代に受け継がせようと奔走する地域の若い世代の同胞たちの姿に、
多くのことを感じ、学んだ。(国)
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0805-00001.htm
金正日総書記が訪朝のクリントン元米大統領と会見 ◆朝米間の懸案論議、米記者釈放 米国のビル・クリントン元大統領が4〜5日まで朝鮮を訪問した。 金正日総書記は4日、訪朝中のクリントン元大統領一行と会見した。 会見では朝米間の共通の関心事となる問題について幅広い意見交換が行われた。 米国の前職大統領が朝鮮を訪問するのは、1994年のジミー・カーター氏以来、2人目。
>40 ◆大統領のメッセージ伝達 5日発朝鮮中央通信は「クリントン前大統領の訪朝と関連して次のような報道が発表された」とし、 会見の内容などを伝えた。 同通信が伝えたところによると、会見では朝米間の懸案問題が真しな雰囲気の中で虚心坦懐に深く論議され、 対話の方法で問題を解決することで見解の一致がなされた。 会見でクリントン元大統領は、米国人記者2人が朝鮮に不法入国し敵対行為を行ったことについて 謝罪の意を表し、人道主義的見地から2人を許し、米国に戻してほしいとの米国政府の要請を伝えた。 金正日総書記は、憲法第103条にしたがって、労働教化刑を言い渡された米国人記者2人に対する 特赦を実施し、彼女らを釈放する国防委員長命令を下した。 クリントン元大統領はこれに深い謝意を表し、両国間の関係改善の方途と関連した見解を含んだ バラク・オバマ大統領の口頭メッセージを伝えた。 同報道は、「米国人記者の釈放措置は、わが国の人道主義と平和愛好的な政策の表れである」と指摘した。 また、クリントン元大統領一行の朝鮮訪問は「朝鮮と米国の間の理解を深め信頼を醸成するのに寄与する だろう」と強調した。 会見には姜錫柱・外務省第1次官と金養建・朝鮮労働党部長が同席した。 また、元大統領一行は滞在期間、金永南・最高人民会議常任委員長を儀礼訪問した。 朝鮮国防委員会は4日夜、クリントン元大統領一行のために百花園迎賓館で晩さん会を催した。
>41 金正日総書記が晩餐会に参席した。また、崔泰福・最高人民会議議長、金己男・朝鮮労働党書記、 姜錫柱・外務省第1次官、金養建・朝鮮労働党部長、ウ・ドンチュク国防委員会委員、 金桂官・外務省次官らが参加した。
>42 ◆局面打開のきっかけに クリントン元大統領は4日正午、空路平壌に到着した。 楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長と金桂官外務省次官らが元大統領一行を平壌の空港で出迎えた。 少女が元大統領に花束を手渡した。 同日正午、朝鮮中央通信をはじめとする朝鮮の国内メディアも元大統領の平壌到着をいっせいに伝えた。 元大統領の訪朝計画は平壌到着直前まで秘密に伏せられた。その後、米ホワイトハウスのギブス報道官は、 「米国人2人の解放実現を目指す完全に私的な任務で、コメントしない」との声明を発表した。 朝鮮半島情勢が緊迫する中での米元大統領の訪朝は内外の大きな注目を集めた。 今年4月、朝鮮の人工衛星打ち上げを問題視した国連安全保障理事会の議長声明採択によって 6者会談と朝鮮半島非核化プロセスは破たんした。 その後も朝鮮の核実験に対する安保理制裁決議などで、朝米間の対立は激化した。 元大統領の今回の訪朝が対立の局面にあった朝米関係の打開に向けたきっかけとなるか注目される。 海外メディアは元大統領の訪朝の目的について、米国人記者2人の釈放問題に重点を置いて報じている。
米、南朝鮮軍 7月に180回の空中偵察
7月31日発朝鮮中央通信が軍事消息筋を引用して伝えたところによると、
米軍と南朝鮮軍が7月に朝鮮に対して180回あまりの空中偵察を行った。
そのうち米軍の空中偵察は120余回、南朝鮮軍の空中偵察は60余回。
米軍E3指揮機とRC135戦略偵察機、EP3電子偵察機、米軍U2高高度戦略偵察機などが動員され、
舞水端(咸鏡北道)、端川(咸鏡南道)、元山(江原道)東方の海上、利原(咸鏡南道)、
高城(江原道)東方の海上などに対する空中偵察を行った。
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0805-00004.htm
〈論調〉 破滅促すテロ行為
最近、南朝鮮の国家情報院は、6.15共同宣言実践南側委員会がソウルで主催した北南共同宣言
発表9周年記念行事で発表した北、南、海外の共同アピールを「北の対南路線を偽装した文書」であると
問題視したのに続いて、同団体傘下の釜山本部が開いた地域記念大会を「保安法違反」に掛けて
中核幹部4人に対する調査劇を繰り広げた。
現在、南当局は記念大会当時、釜山本部が6.15北側委員会と海外側委員会からの祝電を「北の指針」、
記念大会を機に発刊した資料集を「北の主張と一致」した内容が含まれている「利敵表現物」であるとして、
その背後関係と事実いかんを明らかにすると騒いでいる。
一方、北側との交流活動を「偽装」だの、「潜入」だのと言って祖国統一汎民族連合(汎民連)
南側本部の議長、事務局長、宣伝委員長を拘束起訴した当局はこのほど、
「ソウル中央地方法院」で最初の公判劇を演じ、彼らに重刑を科そうと躍起になっている。
これは統一・愛国勢力に対する公然たるテロ行為であり、許しがたい反統一ファッショ暴挙である。
6.15南側委員会や汎民連南側本部が北南共同宣言発表9周年を機に記念行事を催したのは、
自主統一に対する南朝鮮人民の志向の反映であって、
称賛の対象になることがあっても絶対に犯罪視されることはない。
見過ごせないのは、李明博一味が統一・愛国勢力に対する弾圧を露骨にして、
誰かの「南南葛藤醸成」を大々的に流していることである。
その真の目的は、われわれに言い掛かりをつけてテロ行為を合理化しようというところにある。
(労働新聞7月29日付論評)
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0805-00001.htm
〈論調〉 同盟拡大狙った危険な軍事謀略
最近、東京で日米両国の外務・防衛関係者の実務協議が行われた。
「日米安全保障条約」改定50年に当たる2010年を目標に日米同盟の拡大などを内容とした新たな
「日米安保共同宣言」を採択する目的の下に行われた実務協議は、両戦争勢力間の危険な軍事的謀議であった。
今回の協議では、米国が「日本を守る核拡大抑止力」の提供を含み軍事分野で緊密に協力していく問題が
集中論議された。また、朝鮮のありもしない「脅威」に対処して日米が緊密に連帯して「防衛協力」を推進し、
在日米軍再編を引き続き進めていくことにした。
今回の協議の基本趣旨は、「日米同盟」拡大の枠組みを設けようというものであった。
日本が日米同盟の拡大のため米国から「核拡大抑止力」の提供を引き出し、
それに伴う日米間の軍事行動を一体化しようとするのは重大な問題をはらんでいる。
日本は、米国が「日本を守る『核拡大抑止力』」の提供案を支持し、それに連帯していくことにしたことで、
日本の領土を米国の核兵器庫、核攻撃基地に変えるのを容認したことになる。これは事実上、日本が新たな
「日米安保共同宣言」の採択を通じて核禁止措置を崩し、核武装化と海外侵略の広い道を開いたことになる。
新たな「日米安保共同宣言」の採択のための日米間の軍事的協力が強化され、それが実践に移される場合、
アジアでは新たな軍拡競争が助長、激化され、ひいては核戦争を含む破局的な事態が招かれかねない。
とりわけ見過ごせないのは、日本が新たな「日米安保共同宣言」の採択を
われわれの「軍事的脅威」を口実に推進することである。(労働新聞7月29日付論評)
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0805-00002.htm
国際アムネスティ 李政権の人権弾圧を非難
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは7月31日、声明を発表し、
南朝鮮の李明博政権の労働者に対する人権弾圧行為を非難した。アムネスティ・インターナショナルは、
南朝鮮当局が双竜自動車の労働組合員らのストライキ闘争を鎮圧するために、
人間の活動にとって必須の水、食料、医薬品の供給をしゃ断していると指摘。
このような人権侵害行為は絶対に許されるものではないと強調した。
同団体は南朝鮮当局に対して反人権的行為を即時中止するよう求めた。
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0805-00004.htm
ブラジルで朝鮮連帯決議採択
諸人民間の平和と連帯のためのブラジルセンター第2回大会が7月24〜26日、
リオデジャネイロで行われた。会議には、キューバ、ベトナム、シリア、ネパール、米国、メキシコなど
17カ国の平和・反戦団体の代表が参加した。
大会で採択された最終宣言と議題別の決議は、自国の巨大な核兵器庫は維持して発展途上国の
平和目的の核計画を阻んでいる米国の偽善的行為と朝鮮に対する威嚇策動を糾弾した。
朝鮮に関する連帯決議は、国の統一を目指す朝鮮人民の闘いを支持し、
南朝鮮駐留米軍の即時的かつ完全な撤退を求めた。
また、朝鮮が外国の侵略の脅威に対処して自国の防衛力を強化するために講じた措置を支持し、
朝鮮戦争勝利56周年を祝賀した。
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0805-00006.htm
クリントン氏と記者2人の搭乗機、給油のため三沢基地に着陸
2009年08月05日 11:57 発信地:東京
【8月5日 AFP】北朝鮮を訪問していたビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領と
解放された米記者2人を乗せ米ロサンゼルス(Los Angeles)に向かっていたチャーター機が
5日午前10時25分、給油のため、青森県の米空軍三沢基地に着陸した。NHKが報じた。
米軍当局は、チャーター機の滞在時間やクリントン氏や記者2人がチャーター機を降りるのか
どうかについてはコメントを避けている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2628006/4426629
東京で日朝国交正常化連絡会全国総会 「2010年までに日朝基本条約締結を」 日朝国交正常化連絡会の全国総会と記念講演会が7月24日、東京都千代田区の日本教育会館で行われ、 日本が朝鮮を植民地化した年から100年目にあたる来年、2010年に向けた取り組みについて討議した。 参加者らは、来年末の日朝基本条約の締結などを求めて活動していくことを決議した。 この日の行事は、連絡会結成からちょうど1年になる日に行われた。 連絡会は昨年7月24日、日朝国交正常化の早期実現を求め、これに向けた運動を全国で展開、 強化していくために日本各地の平和運動家らによって結成された。 その後、平壌宣言発表6周年に際する集会を開催し、対朝鮮制裁の解除などを求める一方、 商工会に対する警察当局の強制捜索に反対するなど、在日朝鮮人問題にも向き合ってきた。 総会は、各地の日朝友好組織代表ら約60人の参加のもとに行われた。 石坂浩一共同代表兼事務局長(立教大学准教授)が結成から1年間の活動を報告し、 今後の運動の提起案を発表した。 提起案はまず、日本の歴史的責任の清算を推進するために2010年末までに日朝基本条約を締結するよう 日本政府に働きかけていくと指摘。また、拉致問題を含めた諸懸案を国交正常化の中で解決することを 提起しながら、在朝被爆者支援や在日朝鮮人の基本的人権確立、民族教育の権利認定などについても 日本政府にその実行を促すと指摘した。 さらに、東北アジアに非核・平和の確立を求めていく連絡会の姿勢を示し、日本政府に対し、 平壌宣言の精神に立ち返って東北アジアの平和のために役割を果たすよう要求した。
>52 また、具体的な取り組みとして、 (1) 日朝基本条約案の作成、 (2) 日朝基本条約締結を求める署名活動、 (3) 国交正常化実現のための集会開催、 (4) 政府や国会への働きかけ (5) 日本政府の対朝鮮制裁が在日朝鮮人に対してどのような意味を持ったのかを日本社会に問う白書の作成、 (6) 連絡会組織の強化などを示した。 特に (5) では、在日朝鮮人の人権擁護のため引き続き努力することが強調された。 続いて、和田春樹顧問(東京大学名誉教授)が「日朝基本条約案」を提案した。 条約案は、1965年の「日韓基本条約」を土台に、日本側の過去の反省に言及するなど 2002年の平壌宣言に沿った内容を加えている。この条約案を作成する目的について和田氏は、 条約締結という具体的な目標を掲げて運動を繰り広げることによって現実を変えていくと説明した。 総会では、これら運動提起案、条約案に関する質疑および各地の運動報告が行われた。 また、連絡会の役員が選出された。
>53
◆記念講演、アピール採択
総会後、記念講演会が行われた。
総会参加者をはじめとする日本市民と在日同胞などの関係者150人が参加した。
主催者を代表してあいさつをした清水澄子共同代表(朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表・
平和フォーラム副代表)は、日本政府の政策転換を促す世論形成の必要性に言及し、
歴史を動かすのはわれわれだという自覚をもって運動に取り組むことを呼びかけた。
石坂浩一共同代表の連絡会活動と総会の報告、和田春樹顧問の日朝基本条約案についての説明の後、
李鍾元立教大学教授が「朝鮮半島情勢とオバマ外交」と題して講演した。
李鍾元教授は、朝米関係の現況とその背景、朝米双方の政策とその特徴について分析、説明し、
秋頃の局面転換の可能性などについて言及した。
最後に集会アピールが満場の拍手で採択された。
アピールは、「2010年末までに日朝基本条約の締結をめざして日本社会に働きかけ、
日本政府を動かしていくため尽力していくことを全国の仲間たちとともに決議する」と指摘している。
[朝鮮新報 2009.8.5]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0805-00003.htm
双龍自動車スト、警察特殊部隊が参加して鎮圧作戦 韓国
2009年08月05日 17:05 発信地:平沢/韓国
【8月5日 AFP】販売不振による解雇の発表に対し、反対する従業員たちが立てこもっている
韓国の自動車メーカー、双龍自動車(Ssangyong Motor)の平沢(Pyeongtaek)にある工場で5日、
事態打開のため、警察の特殊部隊が参加した鎮圧作戦が開始された。
警察特殊部隊の隊員は、従業員らが立てこもっている塗装工場の屋上にヘリコプターから懸垂降下した。
また、別の部隊は巨大クレーンでつり上げられたコンテナの中から、隣接する建物の屋上に進入したほか、
ヘリコプター2機から催涙ガスが散布された。
報道によると、特殊部隊の進入を阻止しようとした従業員2人が建物の3階から落下し、負傷した。
生命に別状はないという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/economy/2628037/4428004
クリントン元米大統領、金総書記と会談 拘束の記者解放、帰国へ
(CNN) 北朝鮮を訪問したクリントン元米大統領は5日、平壌で金正日総書記と会談した。
会談後、拘束されていた米国人女性記者2人が恩赦を受けて解放され、
クリントン元大統領とともに帰国の途についた。
北朝鮮の報道によると、「クリントン氏は北朝鮮が拘束した、不法入国した米国人2人の行動について深謝。
金総書記に対し、米国政府からとして寛大なる措置を陽性、人道的観点から解放して帰国させるよう求めた」
という。
また、オバマ大統領からの「両国間の関係改善に向けた対応を深く感謝する」との口頭メッセージを伝えた、
と報じている。
一方、ホワイトハウスのギブズ大統領報道官は、オバマ大統領からクリントン氏に託したメッセージは
一切ないと否定。クリントン氏とオバマ大統領が最後に話したのは今年3月で、今回の訪朝は2人の
米国人記者解放に向けた、クリントン氏による「全くプライベート」な行動だと述べている。
北朝鮮が拘束していたのは、中国との国境付近で取材していた米カレントテレビの記者、ユナ・リーさんと
ローラ・リンさん。不法入国と国家誹謗などの罪で、6月に実刑12年の判決を言い渡された。
クリントン氏とともにロサンゼルスに向かっており、到着後は家族と再会する予定。
2009.08.05 Web posted at: 10:04 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200908050001.html
北朝鮮による米国人記者解放に関する専門家の見方 2009年 08月 5日 18:53 JST [5日 ロイター] 北朝鮮は5日、クリントン元米大統領の訪朝を受けて、 拘束していた米国人記者2人を釈放。元大統領は2人の記者とともに北朝鮮を後にした。 今回の記者釈放は、北朝鮮の核問題をめぐる協議再開への糸口となる可能性も指摘されている。 北朝鮮の交渉スタンスや今後起きうるシナリオに関する専門家らの見方は以下の通り。 <中国共産党中央学校の北朝鮮専門家、張 瑰氏> 今回の件は、北朝鮮が米国との直接対話を試みただけのこと。 北朝鮮は問題解決のために、2国間協議を望んでいる。 オバマ大統領がクリントン訪朝を通じて、北朝鮮に重要なメッセージを送ったとは思わない。 北朝鮮は6カ国協議を拒否し、核開発プログラムを断念しない構えを見せているが、 これは米国の政策にとって重要なポイントであり、北朝鮮に屈服することは米国の敗北を意味する。 2国間協議は他国を排除することになるため、問題は解決できない。 米国は断固として2国間協議を拒否すべきだ。2国間の協議では東アジア諸国からも支持されない。 もし米朝が地域の安全保障問題を少しでも協議すれば、少なくとも日本と韓国は不満に思うだろう。 中国も蚊帳の外に置かれることがあれば、反発するはずだ。
>58
<政策研究大学院大学の道下徳成助教授>
3つの柱となるアプローチがあると思う。それは、まず核兵器とミサイル問題を解決し、
その後(米国と北朝鮮間の)平和条約締結に取り組むというものだ。
今回の会談で米国が何を提示したのかはっきりしないが、少なくともクリントン元大統領は、
北朝鮮がそうした問題について、どのような姿勢を取るのか見極めようとしたと思う。
北朝鮮は新しい指導者を選ぶ前に、米国との関係を安定化したいと考えている。
金正日総書記の健康状態を考えると、かなり急いでいるはずだ。
おそらく、米国は北朝鮮が危険な状況に陥らないように、早い段階で事態をコントロールしたいと考えている。
しばらくは、米国と北朝鮮の間で物事が進められるだろうが、やがては6カ国協議の再開につながるだろう。
北朝鮮は協議には戻らないとしているが、財政援助やエネルギー支援を得るための仕組みが必要である
ことは分かっているはずだ。
<米ヘリテージ財団の朝鮮半島問題専門家、ブルース・クリングナー氏>
記者の解放で米朝間の摩擦の種はいったん取り除かれることになるが、オバマ政権は、
北朝鮮が国連決議を順守しなくてよいと約束したのではないことをはっきりさせるべきだ。
また米政府は、北朝鮮が核兵器プログラムを完全かつ検証可能な形で放棄するとした6カ国協議での合意を
守るよう主張を続けるべきだ。
北朝鮮がそうするまで、米政府は国連決議が求める武器禁輸など制裁措置の完全実施を国連加盟国に
求めていくべきだろう。
核兵器の放棄で体制に大きな利益を与える可能性を維持しつつ、圧力をかけることが
核問題解決に向けた最も実行可能な手段と言える。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS852180920090805
【クリントン訪朝】オバマ政権、手放しで喜べない記者解放 2009.8.5 19:47 【ワシントン=山本秀也】北朝鮮当局による米国人女性記者2人の拘束問題が、発生から約5カ月ぶりに 解決したことで、米国の焦点は核・ミサイル問題をめぐる北との直接協議にどう対処するのかに移った。 「対話外交」を重視するオバマ政権だが、北の求めに応じてクリントン元米大統領を訪朝させた決断には、 保守派の批判が強い。「平壌に踊らされた」との印象を避けるためにも、 米国が北の核問題を打開する直接協議に移るには時期や形式を含めた慎重な判断を迫られそうだ。 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、オバマ政権は当初、 北朝鮮への特使としてゴア元米副大統領を起用する意向だったが、北側がこれを拒み、 クリントン元大統領の訪朝に固執したとされる。 元大統領は、訪朝団をポデスタ元首席補佐官らクリントン政権時代の側近で固めた。 夫人のヒラリー・クリントン国務長官も訪朝実現に水面下で動くなど、今回の訪朝は、 「チーム・クリントン」が舞台を仕切った格好だ。 政権高官によれば、オバマ大統領は元大統領の訪朝を承認したものの、 (1)米政府職員を同行させない (2)民間のチャーター機を使用する (3)記者の釈放以外は交渉権限を与えない−との線引きをあらかじめ示した。 元大統領の平壌到着後、ギブズ大統領報道官が「(訪朝は)私的な活動」との談話を発表したことも、 元大統領による身柄引き取り交渉と、政権の重要課題である北朝鮮の非核化問題に一線を引く狙いだった。
【クリントン訪朝】 金正日の指導力誇示 北、米の謝罪、謝意を強調 2009.8.5 19:59 【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮はクリントン元米大統領の平壌訪問で、 金正日総書記の健在と指導力を内外に誇示したかたちだ。 金総書記をめぐっては昨年来、健康不安が内外で広がり、後継者問題まで取りざたされていた。 今回の健在誇示は、国内的には健康不安にともなう“民心の動揺”を防ぐとともに、 対外的には金正日体制の“安定”を印象付けようとするものだ。 北朝鮮のような超独裁国家では、独裁者の健康問題は最高の“国家機密”である。 健康不安が伝えられた後、金総書記に会った外国要人は1月の王家瑞中国共産党対外連絡部長だけだった。 しかし今回は“敵”と見立てている米国の元大統領一行だ。 その相手と直接会談し夕食まで共にしたということは、 まず米国をはじめ国際社会にほぼ定着しつつあった“健康不安説”を払拭(ふつしよく)する効果がある。 その結果、金総書記の健康については「当面は問題なし」との見方が広がることになろう。 金総書記の健康面での安定感は、金正日政権に対し半ば「静観」あるいは「様子見」の状態だった オバマ政権および米国世論を、対北直接交渉に向け動かすことが考えられる。 今回の“金正日演出”はそこまで計算されたものとみていい。 北朝鮮の官営メディアは今回、クリントン元大統領が金総書記に対し、 米女性記者に関し「深い謝罪」と「深い謝意」を表したと強調している。 そして金総書記は、女性記者たちを「寛大に許して送り返すことについての米国政府の切実な要請」 を受け、釈放命令を下したと伝えている。 自らを高見に置き、相手に頭を下げさせたうえで寛大さを示してやるという、この地域での伝統的な、 虚勢に似た“対外姿勢”だが、「米国何するものぞ」という演出は、国内向けに大きな政治的効果を持つ。
【クリントン訪朝】小此木政夫・慶大教授談話
2009.8.5 18:50
北朝鮮は今年に入ってミサイル発射や核実験を行ったものの、次の一手が見つからず手詰まりに陥っていた。
クリントン元米大統領の訪朝は、米国と直接交渉を始めるための千載一遇のチャンスだといえる。
そのため、今回のクリントン氏との会談で北朝鮮の金正日総書記は、非核化に関連して相当、
踏み込んだ発言をした可能性がある。今後の焦点は、これをきっかけに新たな交渉が始まるかどうかだ。
ただ、米国は今回、クリントン氏の訪朝をあくまでも私的なものだと強調するなど慎重姿勢を貫いており、
クリントン氏の役割はあくまでも記者2人の解放と、北朝鮮から何らかの言質を持ち帰ることに
限られていたと思われる。米国としては、北朝鮮に事態打開のチャンスを与えた格好で、
1994年に訪朝したカーター元大統領が、大きな外交的役割を果たしたのとは性格が違うといえる。
金総書記に残された時間は少ない。米朝関係の正常化を急ぎたいところだろう。
金総書記が94年、父親から政権を引き継いだ後、この年の米朝枠組み合意から2000年にかけて、
当時のクリントン政権との関係が比較的安定していたことは、国内の体制固めの上で非常に有利だった。
こうした経緯からみても、健康問題を抱えている金総書記は、自身の後継者問題を念頭に、
今回のクリントン氏訪朝を米朝関係打開の手がかりにしたいと考えているのではないか。(談)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051851013-n1.htm
【クリントン訪朝】「オバマ政権の立場伝える」韓国統一研究院国際関係研究室の崔春欽シニア研究委員
2009.8.5 19:00
今回のクリントン元米大統領の訪朝は、米国にとって記者の解放交渉だけでなく、
オバマ政権の基本的な立場を伝えることが目的だったのではないか。
クリントン氏は、現政権の対北政策をよく知っているし、大統領経験者として北朝鮮への対処の仕方も
わかっている。ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)よりも適任だった。
米国は、北朝鮮が「完全かつ後戻りできない形での非核化」を約束するならば関係正常化を含む
包括的な提案を北朝鮮に行う用意があると表明し、6カ国協議への復帰を促しており、
こうした立場を伝えただろう。
一方、北朝鮮側にとって、クリントン氏との会談は、核問題や対北制裁などでの自分たちの立場を
伝えられる絶好の場だ。北朝鮮は核を廃棄する気は毛頭なく、米国に核保有を認めてもらった上での
関係正常化を望んでおり、直接対話を提案しただろう。
今回の訪朝で、ボールは米国側に投げられた。今後北朝鮮問題が進展するかどうかは米国次第だ。
北朝鮮は、金正日総書記の健康問題や後継問題を抱えて焦っており、直接対話をできるだけ早く行いたがっている。
2人の記者をあっさりと解放したのは、米国を対話のテーブルにおびき寄せるためのエサだ。
国際社会の中でのメンツもあり、人道的な対応をしたという面もある。元大統領の訪朝により、
金総書記は権威を誇示し、軍部を含めた体制固めに使えるというメリットもあったといえる。(談)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051900014-n1.htm
警察が立てこもり鎮圧作戦 韓国・双竜自動車の争議
2009.8.5 19:49
韓国の自動車メーカー、双竜自動車の本社工場(京畿道平沢市)に、
大規模リストラに反発する労働組合員約500人が立てこもっている問題で、警察は5日朝、
特殊部隊を投入するなど本格的な鎮圧作戦を開始、一部を制圧した。
しかし工場内にはシンナーなどの揮発性の高い引火物が大量にあるため、警官隊は同日午後からは
突入せず慎重に行動、双方のにらみ合いが続いた。立てこもりは6日以降も続くとみられる。
聯合ニュースによると、制圧の際、労組員3人が建物から転落して重軽傷を負うなど、
双方で約50人が負傷した。
経営危機に陥った同社は、日本の会社更生法に相当する法定管理下にあり、
4月に全社員の約37%にあたる2600人余りの削減を柱とする経営正常化計画を発表。
これに反発する労組が5月下旬から工場を占拠し、警官隊と衝突を繰り返してきた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908051949015-n1.htm
クリントン氏の電撃訪朝、数か月にわたって綿密な計画 2009年08月05日 22:00 発信地:ワシントンD.C./米国 【8月5日 AFP】北朝鮮へのビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領の電撃訪問は、 米国人記者2人の解放に向けて細心の注意を払った4か月間に及ぶ外交努力の最終段階だったことを、 米政府高官が明かした。 同高官は、クリントン元米大統領が北朝鮮を離れてから数時間後の4日夜、 熱心な外交努力によって2人の若いジャーナリスト、ユナ・リー(Euna Lee)記者と ローラ・リン(Laura Ling)記者の自由を勝ち取ることができたのだと語った。 核実験とミサイル発射を実施し国際社会から孤立した北朝鮮は、クリントン元米大統領を指名して 同国への訪問を要請していたという。 米女性記者2人が勤務していた米カレントTV(Current TV)を設立したアル・ゴア(Al Gore) 元米副大統領も大きな役割を果たしており、記者の家族と米政府を橋渡しする役割を果たした。 副大統領と大統領の関係だったゴア氏との協力を復活させる前に、クリントン元米大統領は一方で、 バラク・オバマ(Barak Obama)政権に対し、北朝鮮に訪問する役割を引き受けるにあたって、 この計画が成功する可能性があることの確約を求めたという。 リン記者とリー記者は3月に北朝鮮と中国との国境沿いで取材を行っている際に拘束され、 6月に12年の労働教化刑を言い渡されていた。その後、記者2人が米国の家族のもとへ 定期的に電話をすることを許可された7月半ばごろに、2人の解放に向けた契機がおとずれたという。 そして7月24、25日の週末、オバマ政権高官はクリントン元米大統領に対し、 2人の救出という人道的なミッションを引き受けるかどうか、決断してほしいと話したという。
>68
一方、オバマ政権高官は、以前から内密に進められていた外交交渉のペースを上げた。
これには、米国と北朝鮮の間には国交がないため、スウェーデンの在平壌(Pyongyang)大使館が協力した。
ある米政府高官は、「さまざまな問題を検討するなか、クリントン氏の訪朝が外交交渉のためではなく、
核問題と関連したものでもないことを、北朝鮮側が認識しているようだということが分かってきた」
と語った。そして、「北朝鮮側が、米国人2人を解放するという人道的な目的にのみ限定して、
個人の立場でのクリントン氏の訪問を認めると米政府に直接伝えてきた」という。
米高官は、米国の主要同盟国に対しても、クリントン氏の北朝鮮訪問の可能性とその意図について、
純粋に個人の立場による人道的ミッションであることを説明し、同地域の主要国であるロシアや中国と協議。
クリントン氏の訪朝が、核問題とは「全く関係がない」ことを明確にし、また、クリントン氏が、
記者2人の行動について一切謝罪をしない旨を伝えたという。(c)AFP/Stephen Collinson
http://www.afpbb.com/article/politics/2628066/4428205
北朝鮮、元大統領訪朝を「提案」と 記者2人の恩赦、釈放で
(CNN) クリントン元米大統領が訪朝し、不法入国などの罪で今年3月半ばから拘束、
収監されていた米国人女性記者2人の釈放を実現させた問題で、2人が今年7月、家族への電話で、
北朝鮮当局者がクリントン氏のような高位の人物が平壌を訪れるなら恩赦を与えることを検討する考えを
示していたことが5日分かった。米政府高官が明らかにした。
この電話の後、2人の家族とクリントン政権下で副大統領を務めたゴア氏がクリントン氏に
平壌訪問を働き掛けたという。記者2人は米サンフランシスコに本社を置く「カレントTV」の社員で、
ゴア元副大統領は同社の創業に関与していた。
米政府高官によると、クリントン氏の訪朝は、2人の釈放が確実との感触を得てから
最終決定されたという。ただ、元大統領の訪問はあくまでプライベートな性格のもので、
北朝鮮と米国などが厳しく対立する核開発問題での判断とは区別したとしている。
クリントン氏は平壌で金正日総書記と会談している。2人の釈放問題に加え、米朝関係など別の問題でも
意見交換したとみられるが、詳しい内容は不明。オバマ大統領に北朝鮮側の主張などを伝えるとみられる。
また、北朝鮮の朝鮮中央通信は会談でクリントン氏が2人の行動について謝罪を表明したとしているが、
米政府高官はこれを否定もした。2人は中朝の国境線付近で取材中、拘束されていた。
6月に不法入国と国家誹謗(ひぼう)などの罪で労働教化刑12年の判決を受けていた。
北朝鮮は6者協議の停滞後、人工衛星打ち上げとする長距離弾道ミサイル発射、2度目の核実験実施など
挑発的な行動を続けており、米朝関係は対決色を強めていた。今回のクリントン氏の訪朝、
記者釈放が対立点の多い核問題でも対話路線につながる契機になるのかは不透明となっている。
2009.08.05 Web posted at: 21:44 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200908050020.html
【クリントン訪朝】オバマ政権の狙いは? 保守派は反発 2009.8.5 20:59 クリントン元米大統領の訪朝の背景には、オバマ米政権の北朝鮮政策の考え方を 北朝鮮に説明するとともに、北朝鮮の対米政策やその狙いを聴取する目的があったとみられる。 だが、北朝鮮の求めに応じて元米大統領を訪朝させた米政権の決断には、保守派の批判も強い。 「平壌に踊らされた」との印象を避けるためにも、米国が今後、北朝鮮の核問題を打開する直接協議に 移るには、時期や形式を含め慎重な判断を迫られそうだ。 元大統領は今回、訪朝団をポデスタ元首席補佐官らクリントン政権時代の側近で固めた。 夫人のヒラリー・クリントン国務長官も訪朝実現に水面下で動くなど、 「チーム・クリントン」が舞台を仕切った。 米高官によれば、オバマ大統領は元大統領の訪朝を承認したものの、 (1)米政府職員を同行させない (2)民間のチャーター機を使用する (3)記者の釈放以外は交渉権限を与えない−との線引きをあらかじめ示した。 元大統領の平壌到着後、ギブズ大統領報道官が「(訪朝は)私的な活動」との談話を発表したのも、 元大統領による身柄引き取り交渉と、政権の重要課題である北朝鮮の非核化問題に一線を引くためだった。 これは、核危機打開のためにカーター元米大統領が1994年に訪朝し、 金日成主席と本筋の核問題を協議したケースとの違いを強調するための演出でもあった。 北朝鮮に人脈を持つリチャードソン・ニューメキシコ州知事(民主党)は今回の訪朝について、 「交渉で核問題には触れなかっただろうが、今後の米朝協議に向けたプロセスにはなった」とし、 実質的には身柄交渉の延長線上に米朝協議の展望が開けるとの見方を示す。
【クリントン訪朝】会談の相乗効果狙う北金総書記の健在と度量アピール 2009.8.5 21:13 クリントン元米大統領の訪朝に関する報道で、北朝鮮は金正日総書記の健康不安説を払拭(ふつしよく) するだけでなく、金総書記の“度量の広さ”も依然として健在であることをアピールした。 過去、南北首脳会談などで見られたように、北朝鮮は写真や映像など限られたメディアを最大限に利用し、 会談の“相乗効果”を狙っている。 北朝鮮の朝鮮中央通信は、クリントン元大統領と会談する金総書記の写真(4日撮影)を複数配信した。 元大統領と2人で写真に納まる金総書記が満面に笑みを浮かべたものや、 2人の後に米側随行員が直立して並んだ写真、金総書記が右手を挙げて説明する姿を、 元大統領と随行員がかしこまって見つめるカットが含まれている。 写真の多くは、金総書記が海外要人と会談した際に、北朝鮮メディアが公開するものとして珍しくはない絵柄だ。 ただ、今回の写真は、金総書記が笑顔で米国の元大統領に応対し、対等以上に渡り合っている様子がうかがえる。 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は7月28日、論説で「現地指導を続ける金正日将軍の精力は不変」 などと強調、29日には金総書記の「疲れて休みたいときもあるが、休めない」との言葉を伝えた。 いずれも、金総書記の健康不安説を否定する意図がうかがえる。 こうした中、クリントン訪朝が実現した。 “やらせ”やねつ造が疑われる国内での軍部隊視察などの写真とは違い、 今回は米国の元大統領に金総書記を直接会わせ、写真を撮影した。 北朝鮮はクリントン元大統領を「金正日健在」の目撃者に仕立て上げたわけだ。
【クリントン訪朝】切れ者側近が同席 対米交渉を渇望している証拠と注目集める
2009.8.5 21:13
北朝鮮の金正日総書記はクリントン元米大統領との会談に、切れ者と名高い“懐刀”2人を同席させた。
「北朝鮮が対米交渉を渇望している証」(日本政府高官)とその布陣が注目されている。
そのひとり姜(カン)錫柱(ソクチユ)・第一外務次官は20年を超える対米交渉の総責任者で、
第一次核危機(1993、94年)の際のカーター元米大統領と故金日成主席の会談にも同席。
その後、ガルーチ米国務次官補(当時)とやり合って米朝枠組み合意をまとめて署名した。
さらに第二次核危機を招いた、ケリー米国務次官補との対話(2002年秋)でウラン濃縮を認めた
当人でもある。米外交を知り尽くす、瀬戸際政策の司令塔ともいえる。
もう一人の金(キム)養建(ヤンゴン)氏は対南(韓国)戦略の責任者だが、
金総書記の訪中やプーチン露大統領(現首相)との首脳会談にも同席した外交のプロ。
姜、金両氏がいれば、核、米朝、南北を含む朝鮮半島の安全保障問題すべてに対応可能というわけだ。
このほか、平壌の空港では、クリントン氏が「元職」のため、国家元首級の金永南(ヨンナム)・
最高人民会議常任委員長ではなく楊(ヤン)亨燮(ヒヨンソプ)・同副委員長らが出迎えた。
しかし夕食会は、現在の北朝鮮で最高の権威がある国防委員会が主催して国賓級で待遇し、
「クリントン氏訪朝への期待感」を示すことも忘れなかった。(久保田るり子)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908052114016-n1.htm
【クリントン訪朝】ローラ・リンさんら空港で会見
2009.8.5 23:11
【ニューヨーク=松尾理也】北朝鮮から米国に帰国した2米国人記者のうち、ローラ・リンさんは5日、
ロサンゼルス・バーバンク空港内で、解放を実現させたクリントン元大統領らに感謝の意を表明した。
リンさんは家族との再会の場となった格納庫前で会見し、
「私たちは北朝鮮に拘束され、いつ強制労働所に送られるのかとおびえていた。
すると、ある会合が行われると聞かされ、そこへ行くとクリントン氏が立っていた」と、
解放交渉をめぐる経緯を事前にはまったく知らされていなかったことを明らかにした。
2人の記者が所属するテレビ局の共同創業者のゴア元副大統領もかけつけ、謝意をあらわした。
しかしクリントン氏自身がコメントを述べる場面はなく、
代わりに事務所から「2人の解放をとても喜んでいる」とする声明が出された。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090805/amr0908052311013-n1.htm
【クリントン訪朝】「日本は積極交渉を」拉致家族会
2009.8.5 23:17
北朝鮮で拘束されていた米女性記者2人がクリントン元米大統領の訪朝で解放された5日、
クリントン氏が北朝鮮側に日本人拉致被害者の解放も求めたと米メディアが報じたことに、
拉致被害者の家族らは「これをきっかけに日本も積極的な交渉を」と、政府に行動を求めた。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(76)は
「米国が拉致問題の解決を言ってくれたのなら、これをきっかけに北朝鮮の出方を待つだけではなく
積極的に交渉してほしい」と話す。昨年8月の日朝実務者協議で北朝鮮が約束した拉致被害者の再調査は
棚上げされたまま。「制裁が目的ではない。拉致問題を解決することで国交正常化など前向きな展開にも
なる」と期待を寄せた。
「これで進展してくれれば」と願いつつ、「また北のペースで支援するだけで終わってしまうのでは
ないか」と案じるのは、市川修一さん=同(23)=の兄、健一さん(64)だ。
一方、家族会代表の飯塚繁雄さん(71)は「解放は喜ばしいが、北朝鮮が6カ国協議を放棄して
米国との2国間の対話に移ることが心配だ」。家族会事務局長の増元照明さん(53)は
「北朝鮮は制裁が強化されて、米国と対話しないといけない状況に追い込まれたことが解放につながった。
日本も毅然(きぜん)とした態度で対北外交を考えないといけない」と訴えた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090805/kor0908052317017-n1.htm
クリントン氏:ロスに到着、釈放の女性記者2人も
【北京・西岡省二、ワシントン草野和彦】中朝国境付近で今年3月、取材中に北朝鮮に拘束された
米国人女性記者2人は、5日に釈放された後、クリントン元大統領とチャーター機で5日未明
(日本時間同日夜)、米ロサンゼルスに帰国した。2人が所属するケーブルテレビの創設者、
ゴア元副大統領や家族が出迎える。クリントン米国務長官は同日、「すべてがうまくいった」と評価した。
記者釈放が今後、核実験やミサイル発射で行き詰まる6カ国協議や米朝対話の再開に結び付くかが注目される。
釈放されたのは「カレントTV」のローラ・リンさん(32)とユナ・リーさん(36)。
クリントン米国務長官は訪問先のアフリカで「うれしくほっとした。2人は家族と再会できることに
興奮している」と語った。家族は歓迎のためロサンゼルス郊外の空港に向かっている。
AP通信によると米政府は元大統領の訪朝を「私的な仕事」とし、北朝鮮側との会談に
「釈放以外の議論はなかった」としているが、米CBSテレビ(電子版)は、元大統領が、
日本人や韓国人の拉致問題を例にあげ、それらが解決すれば「前向きな進展がある」ことも強調したという。
毎日新聞 2009年8月5日 21時56分(最終更新 8月5日 22時57分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090806k0000m030108000c.html
2女性記者とクリントン元大統領、米国到着 【ワシントン=本間圭一、ソウル=細川紀子】北朝鮮を訪問していたビル・クリントン元米大統領は 5日午前、5か月間近く拘束されていた米国人女性記者2人とともに帰国の途についた。 ロサンゼルス郊外のバーバンクにあるボブ・ホープ空港に5日午前5時50分 (日本時間同日午後9時50分)ごろ到着した。米朝間の懸案だった米国人記者拘束問題は、 15年ぶりの元米大統領の訪朝で解決し、今後、本格的な米朝協議が再開されるかが焦点となる。 北朝鮮の朝鮮中央通信は5日午前、金正日(キムジョンイル)総書記が、記者2人に「特赦」を与え、 釈放するよう命じたと伝えた。 同通信によると、クリントン氏は金総書記との会談で、記者2人が北朝鮮に不法に入国し、 「敵対行為」を行ったことに「深い謝罪」の意を表明。 記者を人道的な立場から寛大に許し、帰国させてほしい、という米国政府の要請を伝えた。 特赦が決まると、クリントン氏は謝意を表し、 「両国間の関係改善についての見解」を込めたオバマ米大統領のメッセージを伝えたという。 会談では、「米朝間の懸案が、真摯(しんし)な雰囲気の中で虚心坦懐(たんかい)に深く議論され、 対話によって問題を解決していくことで見解の一致を得た」とされる。 国際映像ニュース配信会社APTNが伝えた現地からの映像によると、記者2人は5日朝、 荷物をかかえて空港に到着、チャーター機のタラップを上がり、笑顔で迎えたクリントン氏と握手した。
>79
記者拘束問題の解決で、今後の焦点は、北朝鮮の核・ミサイル問題に移る。
米政府筋によると、クリントン氏は、北朝鮮が完全で後戻りできない非核化を実行した時点で見返りを
決める「包括的解決策」の概略を説明した可能性もあり、金総書記の発言内容を米国に持ち帰り、
オバマ大統領に非公式に伝える段取りになっている。
ロイター通信によると米政府当局者は、クリントン氏が「北朝鮮の非核化に関する自らの考えを
会談で示したようだ」と述べた。また今回の訪朝は、拘束されていた記者が7月、
家族に「北朝鮮がクリントン氏の訪問を要望している」と伝えたのをきっかけに実現したという。
(2009年8月5日22時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090805-OYT1T00927.htm
韓国、米朝対話への転換に警戒感 クリントン氏訪朝
2009年8月5日22時1分
【ソウル=牧野愛博】韓国政府は米女性記者の解放を歓迎する一方で、
クリントン元米大統領の訪朝をきっかけに核問題が急進展する可能性は低いとみている。
韓国政府当局者は5日、「制裁は当面続く。北が非核化に向けた具体的な措置を取らない限り、
すぐに事態は動かないだろう」と語った。
韓国政府がこう判断する背景には、米国が事前に、クリントン氏訪朝の際に米朝対話を行わないことを
確約したことや、米国内の世論、日韓との関係などを考慮すれば、米国が対話路線に急転換することは
難しいとの読みがあるためだ。
韓国政府には、米国が北朝鮮との対話に走ることへの警戒感もある。
韓国は北朝鮮が経済的な苦境に陥っていると分析し、妥協せずに北朝鮮の軟化を粘り強く待つ戦略を立てている。
そのためには、米国が北朝鮮との安易な対話に走るのは好ましくない。
政府当局者は、金正日(キム・ジョンイル)総書記が米国にどのようなメッセージを送ったのか、
早期に米国側から聞く考えを示した。
韓国は北朝鮮との間で抑留問題も抱えている。3月末に北朝鮮の開城工業団地で韓国人男性1人が、
7月には日本海でイカ釣り漁船員4人が拘束された。北朝鮮は改善を求める対米関係とは異なり、
韓国への批判を緩める気配はなく、解放される見通しは立っていない。
韓国統一省の副報道官は5日、抑留問題について
「女性記者問題の進展がどのような影響を及ぼすか、注視している」と語った。
韓国政府はクリントン元大統領側に、抑留問題の解決に向けた仲介を依頼した模様だ。
しかし、北朝鮮の内閣機関紙「民主朝鮮」は同日付の論評で李明博(イ・ミョンバク)政権を
「極悪な反共和国対決策動で、民族の和解と団結を妨害している」とののしり、
対決姿勢を堅持する姿勢を強調した。
http://www.asahi.com/international/update/0805/TKY200908050279.html
解放の記者2人、家族と再会 「悪夢やっと終わった」
2009年8月5日23時2分
【ロサンゼルス=堀内隆、ワシントン=村山祐介】取材中に北朝鮮に拘束され、
約4カ月半ぶりに解放された米国人女性記者2人が5日早朝(日本時間5日夜)、
身柄引き取りのために訪朝したクリントン元米大統領とともにロサンゼルス郊外の空港に到着し、
家族と再会した。
2人は、米ケーブルテレビ局「カレントテレビ」記者のユナ・リーさん(36)とローラ・リンさん(32)。
中朝国境を取材中の3月17日に拘束され、6月に北朝鮮の裁判所で「朝鮮民族敵対罪」などで
労働教化刑12年の判決を受けた。
タラップを下りる途中、リーさんは出迎えた家族に深々と頭を下げ、リンさんは両手を上げて解放を喜んだ。
家族の姿をとらえると、涙で顔をくしゃくしゃにしながら抱き合った。
リンさんは空港で報道陣を前に「いつ強制労働に送られるかと思っていた時、
突然ある部屋に連れて行かれ、ドアを開けたらクリントン元大統領がいて驚きました。
悪夢がやっと終わったと実感しました。元大統領やみなさんに最大限の感謝をします」と話した。
空港では同テレビ会長のゴア元副大統領らが出迎えた。
クリントン氏も「2人が長い試練を乗り越えて愛する家族と再会できとても満足です」との声明を出した。
オバマ大統領も2人の到着直後に会見し、「家族でゆっくり過ごして欲しい」と述べた。
http://www.asahi.com/international/update/0805/TKY200908050286.html
【社会】 「在日韓国人の子がいじめに遭う!」「世界に通用しない教科書!大変!」…横浜の自由社教科書採択で、異論続出★3
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1249473927/l50 教科書問題:自由社の教科書、横浜で全国初採択 「扱い難しい」と現場困惑 /神奈川
◇適正手続きと市教委強調
賛否両論ある自由社(東京都文京区)の歴史教科書が来春、全国で初めて横浜市に導入される。
4日の市教育委員会が18区中8区について採択した自由社の教科書。
「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)が主導しており「戦争を賛美する内容だ」という
批判がある一方、市教委は「そうは読めない」と言う。採択に対して抗議の声が上がる中、
現場からは「扱いが難しい」という声も漏れた。【山衛守剛、木村健二】
>84 ◇辞任表明直後、中田市長批判も 市教委の傍聴希望者は定員20人の10倍を超える225人に上った。 最も早く午前8時前に受け付けに並んだ市内の女性は「世界に通用しない教科書が採択されては大変」 と神妙な面持ちで語り、中田宏市長の辞職表明直後の採択を「自分が教育委員を任命しておいて無責任だ」 と批判した。 抽選に外れた人向けに市教委の別施設のホールで音声が同時中継された。 今田忠彦委員長ら教育委員6人が区ごとに投票した結果=別表=がアナウンスされ、 自由社の採択が決まる度にどよめきが広がった。 他の10区では、従来と同じ帝国書院(同千代田区)か東京書籍(同北区)が採択された。 県立高教諭の柴田健さん(57)は「ほとんど素人論議で『自由社ありき』で話ができていたようだ。 反対の多い世論とかけ離れている」と懸念を語った。 今田委員長は審議の中で自由社版を「非常に理解しやすく、日露戦争も愛情を持って書いている」と称賛。 委員会後の会見では「戦争賛美、植民地の正当化など、そういうふうには読めなかった」と述べた。 田村幸久教育長は会見で「横浜の子どもが使うにふさわしい教科書か真剣に議論してきた。 合議制の結果、適正な手続きを踏んでいる」と強調した。 一方、自由社の教科書採択が決まった青葉区の中学教諭は 「今までと異なる歴史観の教科書を使う不安感はある。生徒への影響も大きいと思うが、 制度にのっとっているので大幅に逸脱することもできない。扱いは難しい。教える側の力量が問われる」 と話した。 採択に対し、在日本大韓民国民団(民団)県地方本部は「日本の子どもに差別・偏見が生まれ、 在日韓国人子弟がいじめに遭うことが予想される」、市民団体「子どもと教科書全国ネット21」は 「植民地支配を美化し、日本の戦争の加害や被害をほとんど書いていない。採択の撤回・やり直しを求める」 などとした抗議声明を発表した。
【すぽーつサロン】日本がパスをする番 ラグビーW杯、韓国でも試合を 2009.8.4 17:53 1日から取材で北海道網走市に滞在している。 北見を含む道東地域が、ラグビーの夏合宿の拠点となっているからだ。 日本の強豪チームに混じって合宿を張る韓国の名門・延世大の中に、懐かしい顔があった。 同大元監督で、1990年代には韓国代表を率いたユン・ジェソンさんだ。 常に闘争心をみなぎらせて日本に立ち向かった名将は、穏やかな笑顔で片手を差し出した。 「2019年を楽しみにしています。アジアでW杯が開かれるのは、うれしいことです」 7月28日に決まった日本でのW杯開催を喜ぶその笑顔に、寂しさが混ざっていた。 『韓国で1試合でもできないだろうか』 こんな思いが、心の片隅にあったのは間違いない。 日本は開催案の中に香港などアジア諸国での一部開催を盛り込んでいるが、候補地に韓国の都市はない。 19年W杯開催国には、国際ラグビーボード(IRB)へ150億円の支払いが条件づけられている。 その巨額の拠出金を政府が補償する南アフリカ、イタリアを押さえて、政府補償がない日本が開催国に 選ばれたのは、アジアでの普及という理想が支持されたからだ。 IRBにとっても、ラグビー人気が低いアジアでの普及が、世界的な広がりには欠かせない。 だからこそ、日本開催が理事会の半数を超える支持を得たのだ。 アジアのラグビーは、日本と韓国のライバル関係が牽引(けんいん)してきた。その宿敵に対して、 日本協会首脳は「韓国でのラグビーの関心度は低い。7人制国際大会の人気がある香港は集客力がある」 という。だが、アジアでの普及を真剣に訴えるのなら、英連邦系の居住者がスタンドを埋める香港よりも、 関心度が低くてもテストマッチでは必死に日本に食らいつく韓国でのラグビーの普及に力を貸すべきだろう。
89 :
コピペ :2009/08/06(木) 08:55:39 ID:TiQ5Cyow
384 名前:日出づる処の名無し メェル:sage 投稿日:2009/08/06(木) 05:25:18 ID:s3YuDEQr
ttp://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/04/AR2009080401486.html?referrer=facebook Clinton's Unwise Trip to North Korea By John R. Bolton Tuesday, August 4, 2009; 1:09 PM
クリントン前大統領の賢くない北朝鮮訪問 by ジョン・ボルトン(ワシントンポスト)
ボルトン前国連大使の書いている評論で、クリントン訪朝はたいへん愚かな意思決定である、と論じる。二人の米国人記者の
人質というのは、テロリストが身代金目的で外国人を人質にするのと同じであり、北朝鮮の場合は身代金より大きな外交成果
が目的である。
米国政府は伝統的にテロリストに身代金を支払わない政策を採っている。その理由は、一旦、身代金を支払えば、さらに多く
の米国人が誘拐されて人質になる危険が増す為である。今回の事件をみているイラン始めならず者国やテロリストは米国人を
人質にすることの強いインセンティブを与えられたようなものだ、という。
「生涯で最もつらい日々」、帰国の米記者ら会見 2009年08月06日 08:32 発信地:バーバンク/米国 【8月5日 AFP】(一部更新、写真追加)北朝鮮で拘束され、つらい日々を余儀なくされた米国人記者、 ユナ・リー(Euna Lee)記者(36)とローラ・リン(Laura Ling)記者(32)が5日、米国に到着し、 家族らと再会した。リー記者は、4歳の娘を抱きしめ、喜びの涙を流した。 リン記者は、両腕を高く掲げて航空機のタラップを降り、 リー記者は、アル・ゴア(Al Gore)元米副大統領と家族の出迎えを受けてその場に泣き崩れた。 リン記者は会見で、両記者の解放に尽力したビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領らに 「最大の感謝」を表明するとともに、 「この140日間はわたしたちの生涯の中で最もつらく心が引き裂かれるような日々だった。 北朝鮮政府の恩赦にはとても感謝している。戻ってくることができて本当にうれしい」 と涙ながらに語った。 さらに、「いつ強制労働キャンプに送られるかとびくびくしていた。 ところが突然、ミーティングがあると言われてある場所に連れて行かれた。 扉を開けると、目の前にクリントン元大統領が立っていた」と話した。 一方、3月に拘束されたときの状況については語らなかった。 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領も同日、 北朝鮮からの2人の記者の解放に尽力したクリントン元大統領の「驚くべき」働きぶりを称えた。 また、報道陣に対し「北朝鮮が核計画を放棄しない限りは両国関係の改善はない」ことを強調した。
>90
北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)は、
金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記はクリントン元大統領が「敵対政策について深謝した」
ことを受けて恩赦を決定したと報じているが、ホワイトハウスはこれを否定している。
米韓の政府高官は、金総書記は三男への後継にあたり国民に権威を示す意図があったと分析している。
(c)AFP/Rob Woollard
http://www.afpbb.com/article/politics/2628079/4429572
【クリントン訪朝】航空機は民主党支持の富豪が提供
2009.8.6 08:37
【ニューヨーク=松尾理也】クリントン元米大統領が北朝鮮訪問に使用した航空機は、
ロサンゼルス在住の映画プロデューサーで、民主党への大口献金者として知られる大富豪、
スティーブ・ビング氏(44)が提供したものだったことが明らかになった。
訪朝に用いられたのはボーイング737型機だが、米政府は「私人としての訪朝」としており、
機体がどうやって調達されたのか、話題を呼んでいた。
AP通信によると、北朝鮮への飛行が計画されたのはわずか4〜5日前。通常なら米国機は北朝鮮への
飛行を禁止されているが、今回は米連邦航空局(FAA)が特例として認めたという。
ビング氏はニューヨークの不動産王だった父親から巨額の遺産を受け継ぎ、
現在の総資産額は9億ドル(約850億円)に達するとされる。2008年の大統領選で
民主党候補の座を争ったヒラリー・クリントン氏(現国務長官)の大物支持者の一人だった。
一方、解放されたローラ・リンさんの姉、リサさんは自宅に戻った後、追加取材に応じ、
ローラさんとユナ・リーさんはほとんど引き離されたままで、
北朝鮮の裁判所での公判初日に顔を合わせただけだったことなど、拘束中の状況の一端を明らかにした。
また、北朝鮮側から提供された食事は、米にしばしば石が混じっているなど粗末なもので、
ローラさんは帰国後、さっそく「新鮮な果物が食べたい」と漏らしたという。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090806/amr0908060849001-n1.htm
元大統領、北に「拉致解決で日韓が報酬」米紙報道
【ワシントン=本間圭一】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは6日、
北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記と4日に会談したクリントン元米大統領が、
「拉致された韓国人と日本人を解放すれば、ソウルと東京から経済・外交上の報酬を得られるだろう」
と北朝鮮指導部に伝えたと報じた。
複数の米政府当局者が同紙に明らかにした。発言が事実とすれば、拉致問題の解決によって、
北朝鮮が日韓両国からの経済支援と関係改善を期待できることを明確にしたものと言える。
日韓両国との調整を踏まえた発言かは不明。
また、同紙によると、会談で金総書記は、北朝鮮の核問題を巡り米朝直接協議を開くよう求めた模様という。
(2009年8月7日03時09分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00016.htm ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
714 名前:日出づる処の名無し メェル:sage 投稿日:2009/08/07(金) 09:36:47 ID:3VM7bN6S
ttp://online.wsj.com/article/SB124952003814809689.html They also said Mr. Clinton informed North Korea's leadership that it could win economic and diplomatic rewards from
Seoul and Tokyo if Pyongyang released South Korean and Japanese nationals kidnapped during five decades of Cold War
conflict.
Broader Issues on Table in Pyongyang (WSJ)
While Negotiating Journalists' Release, Clinton and Kim Widened Talks to Security, Regional Concerns
これは記事の中でついでに言及されているだけで、大きな扱いでもなく記事のトピックでもありません。メイン・イシュー
はあくまで核廃棄問題で、これが解決しない限り、如何なる前進も期待できません。記事のトーンもそういうものです。
米記者特赦をめぐる北朝鮮の思惑とは 2009年08月06日 12:57 発信地:ワシントンD.C./米国 【8月6日 AFP】北朝鮮が拘束していた米国人記者を釈放したことで、 核放棄プロセスをめぐる協議再開の道が開けたとの見方を専門家は示しているが、果たしてこれは、 北朝鮮が15年にわたる米政府に対する核の瀬戸際政策を転換したということなのか、 それとも単に新たな交渉カードをちらつかせただけなのだろうか? 過去に北朝鮮問題担当特使を務めたニューメキシコ(New Mexico)州のビル・リチャードソン (Bill Richardson)知事は、CBSテレビに対し「両国間が緊張している時、北朝鮮はカードを出してくる。 今回の米国人記者2人の拘束は、北朝鮮が米国にメッセージを伝えるための格好の切り札となった」 と述べ、過去にも北朝鮮が行ってきた揺さぶり工作の1つと分析した。 一方、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記と会談したクリントン元大統領が、 核問題をめぐる交渉の行き詰まりを北朝鮮がどう受け止めているのかや、金総書記の健康状態について、 じかに知る機会を得た可能性を指摘する有識者も多い。 核問題についてクリントン氏が自身の考えを北朝鮮側に伝える機会もあっただろうとみられている。 ホワイトハウスは、「クリントン氏がバラク・オバマ(Barack Obama)大統領からのメッセージを 伝えた」との北朝鮮の報道を否定。オバマ大統領自身も、今回の訪問は「私的な人道的活動」だと協調、 「北朝鮮が核計画を放棄しない限りは両国関係の改善はない」ことを改めて表明した。 だが米有力シンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations、CFR)の スコット・シュナイダー(Scott Snyder)上級研究員はCFRウェブサイトで、 クリントン氏の訪問は「米朝間のメッセージの『帯域幅』を広げた。クリントン氏が持ち帰った情報が、 オバマ政権の対北朝鮮政策に何らかの影響を与えるかもしれない」と指摘。
>94
戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies)のビクター・チャ
(Victor Cha)研究員も、「北朝鮮に(核問題をめぐる)交渉の席への復帰に必要な『顔』を提供したよう
なもの。5月の核実験以来の緊張は和らいで、交渉への道が開かれるかもしれない」との見方を示している。
今回の北朝鮮の政策転換が、金総書記の三男・正雲(ジョンウン、Kim Jong-Un)氏への
後継問題が絡んだ布石の1つなのかどうかにも、注目が集まっている。
米政府は、クリントン氏との会談に誰が同席したかに注意を払っていたとされる。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2628202/4427769
「2人は別々に拘束されていた」、救出された米記者の姉が語る
2009年08月06日 14:52 発信地:ロサンゼルス/米国
【8月6日 AFP】北朝鮮に拘束されこのほど釈放されたローラ・リン(Laura Ling)記者と
ユナ・リー(Euna Lee)記者は、4か月以上におよぶ拘束期間の大半を「別々に拘束されていた」と、
記者の親族が5日明らかにした。
リン記者の姉、リサ(Lisa Ling)さんは、2人の帰国後KTLAテレビの取材に応じ、
「妹は拘束中、同僚のユナ・リー(Euna Lee)記者をほとんど見かけなかったようだ」と話した。
リサさんの話によると、2人は拘束当初の数日間は頻繁に顔を合わせていたが、
その後は別々の場所で拘束されていたようだという。また、拘束中のリン記者から電話がかかってきたとき、
「ユナさんに『いつもあなたのことを考えている。あなたを愛している』と言う内容の手紙を書いて送ってほしい」
と頼まれたという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2628296/4428938
北朝鮮から帰国の記者が家族と再会、オバマ政権も歓迎
カリフォルニア州バーバンク(CNN) 3月に北朝鮮に拘束され、クリントン元大統領の訪朝で
140日ぶりに解放された女性記者2人が5日午前、米ロサンゼルス近郊バーバンクの空港に到着し、
待ちわびた家族と再会した。
空港に降り立ったローラ・リン記者(32)とユナ・リー記者(36)は、家族としっかり抱き合い、
リー記者は4歳の娘ハナちゃんを抱きしめた。その後の記者会見でリン記者は解放の瞬間について、
「私たちは今にも強制労働所に送られるかもしれないとおびえていた。
そこへ突然、面会だと告げられ、ドアから入るとビル・クリントン大統領が目の前に立っていた。
非常に驚いたが、人生で最悪の悪夢がついに終わったとすぐに直感した」と振り返った。
「この140日間は人生の中で最もつらく、苦しい時だった。北朝鮮政府の恩赦に非常に感謝しており、
帰ってこられて本当にうれしい」と話し、今後はしばらくの間、家族と静かに過ごしたいと語った。
2人が所属するカレントTVの経営者でもあるゴア元副大統領も記者会見に出席し、クリントン元大統領
および「この人道的取り組みに深くかかわったオバマ大統領とその政権」に感謝すると述べた。
少し遅れて機内から姿を見せたクリントン元大統領は会見には加わらなかったが、
「長い苦しみの後に、2人が帰国して愛する人たちと再開できたことをうれしく思う」との談話を発表。
今回の訪朝が家族とゴア氏、ホワイトハウスからの要請に応じたものだったことを明らかにした。
ホワイトハウスではオバマ大統領が2人の解放を歓迎、「家族だけでなく、国全体にとって喜ばしい」
と述べ、クリントン元大統領とゴア元副大統領の功績を賞賛した。
アフリカのケニアを訪問中のクリントン国務長官は、夫である元大統領の帰国途中に電話で話をしたと
述べ、「(記者の帰国が)実現できて、本当にいい日になった」と語った。
2009.08.06 Web posted at: 14:32 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200908060009.html
クローズアップ2009:クリントン元米大統領訪朝 北朝鮮、直接対話に期待 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> ◇「94年合意」再現狙いか 米は核と釈放、別扱い クリントン元米大統領が4日、電撃的に北朝鮮を訪問し、金正日(キムジョンイル)総書記と会談した。 4月の弾道ミサイル発射、5月の核実験などオバマ新政権発足後、対米強硬姿勢を貫く北朝鮮と協議再開 の機会を探る。米国人2記者の釈放問題と核問題の切り離しを狙う米国と、直接対話を実現し懸案解決を 図りたい北朝鮮の思惑のずれが目立つ一方、今回の訪朝が米朝協議の進展につながる可能性も指摘されて いる。【北京・西岡省二、ワシントン草野和彦、須藤孝】 クリントン元大統領は現職国務長官の夫であり、米国が提供できる「最上級」の交渉役だ。 北朝鮮側も金総書記が4日午後に元大統領と会談、夜は晩さん会を開くなど最大限の歓迎で応えた。 朝鮮中央通信によると、会談には北朝鮮の外交を取り仕切り、94年の米朝枠組み合意で交渉責任者を 務めた姜錫柱(カンソクチュ)第1外務次官らも同席、諸問題に関する「幅広い意見交換」があった。 米国内からは「今後の米朝関係の方向性に影響を与える可能性がある」 (アジア財団のスナイダー上級研究員)との声も上がる。 クリントン氏の訪朝は、クリントン政権時代に起きた「94年危機」を解決するために カーター元米大統領が訪朝した例と重なる。 北朝鮮は94年5月に、核兵器用のプルトニウムを抽出するために原子炉から核燃料棒の抜き取りを 開始するなど、米朝関係は「戦争前夜」と表現されるほど緊張関係にあった。 だが、カーター氏と金日成(キムイルソン)主席の会談を受けて、クリントン大統領は 「核開発計画の主要部分を凍結するとの確約が得られた」と、米朝協議の再開を決定。 同年10月には「米朝枠組み合意」に調印し、危機は沈静化した。 しかし、ブッシュ前政権は02年10月、北朝鮮が秘密裏にウラン濃縮計画を進めていると非難。 これを機に米朝枠組み合意は崩壊し、危機が再燃した。北朝鮮は06年10月に最初の核実験に踏み切った。
>98 オバマ政権は「米朝協議は6カ国協議の枠内で実施する」 「非核化への前進がなければ見返りは与えない」ことを北朝鮮政策の基本方針に据え、 記者拘束問題と核問題を切り離すと強調している。 元大統領が今回の訪朝で核問題に関する何らかの取引をすれば、この原則に反するだけでなく、 同盟国の日本や韓国の反発を買うことも必至なため、米国内では、核問題を巡る事態が急進展すると 見る関係者は少ない。 しかし、強硬姿勢を続ける北朝鮮に対し、オバマ政権は有効な対策を見いだせない状態が続く。 元大統領の訪朝に向けた水面下の交渉が進む中、米政府は7月下旬、 米朝双方が交渉可能な案件をすべてテーブルに載せ、一括妥結に持ち込む「包括的提案」を打ち出した。 キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、新提案について、北朝鮮が非核化措置を取れば 「北朝鮮に魅力ある包括的パッケージを提供できる」と説明しており、今回の訪朝を機に、 局面打開を目指しているとの分析もある。 一方、北朝鮮は「核問題を含む多くの懸案事項が一度に解決できる」(北朝鮮政権に近い関係者) と今回の訪朝に期待を寄せる。金総書記の健康悪化を受け後継体制への移行作業が進められる中、 最大の外交課題である対米関係改善を進める必要がある。北朝鮮側には、元大統領が記者2人を連れて帰る ▽北朝鮮に6カ国協議に復帰するよう働きかける▽その条件として米朝2国間協議に応じる ▽核の完全廃棄と米朝国交正常化という枠組みを話し合う−−との想定がある。 北朝鮮側は、米国の提案に関心を示している。
>99 ◇北朝鮮、記者家族に接触 「クリントン氏になら釈放する」 北朝鮮側は米記者の解放交渉を、核問題を含む米朝対話の枠組みを話し合う契機に利用しようとしてきた。 6月中旬以後、ニューヨーク・チャンネル(国連代表部を通じた連絡ルート)や、 米国の利益代表を兼ねる平壌のスウェーデン大使館を通じて米側と水面下の折衝を開始した。 米国の政治情報専門サイト「ポリティコ」は、ワシントンの消息筋の話として、 北朝鮮当局が女性記者の家族に「クリントン氏になら女性たちを釈放する」と持ちかけたと伝えた。 これを受け、女性記者の家族がクリントン元大統領に働きかけ、ホワイトハウスが元大統領の訪朝を承認した。 オバマ政権は記者が中朝国境で3月に拘束された当初、「人道的見地からの解放」を求めていた。 だがクリントン国務長官は7月10日、「記者の家族が深い反省を示している」 「恩赦で釈放され家族の元に戻ることが許されるよう希望する」と、記者の罪について北朝鮮側の主張を 認めるかのような発言に転換、「数日前にクリントン元大統領派遣が固まった」(日米外交筋)という。 日米韓3カ国の連携をもとに6カ国協議の場で北朝鮮を追い込む戦略を掲げる日本にとって 米朝直接交渉は不安材料となる。日本外務省の幹部は、米政府から数日前に日本政府に連絡が入った ことを明らかにし、「記者の引き取りのためで、核問題は別の扱いだ」との説明を受けたと話した。
>100
◇米朝交渉進展も−−小此木政夫・慶応大教授(朝鮮半島政治)の話
訪朝は、北朝鮮側が望んだ結果であることは間違いない。
クリントン政権時代は、核開発凍結と引き換えに軽水炉建設支援を決めた米朝枠組み合意が機能し、
北朝鮮にとって米朝関係は一番よかった。北朝鮮は、あの時点に戻したいという願望がある。
金正日総書記を含め、北朝鮮側が、核やミサイルについて、どの程度、踏み込んだ発言をするかが
ポイントになる。
クリントン元大統領は、94年のカーター元大統領のような裁量は与えられておらず、
直ちに核問題の交渉に入ることはないだろう。
しかし、北朝鮮側からの提案の中身次第では今後、米朝交渉が大きく進展する可能性がある。
毎日新聞 2009年8月5日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090805ddm003030105000c.html
クローズアップ2009:クリントン元米大統領訪朝 北朝鮮、直接対話狙う ◇米、「釈放」と「核」切り離し クリントン元米大統領が4日、電撃的に北朝鮮を訪問し、金正日(キムジョンイル)総書記と会談した。 4月の弾道ミサイル発射、5月の核実験など、今年1月のオバマ新政権発足後、対米強硬姿勢を貫く 北朝鮮と協議再開の機会を探る。米国人2記者の釈放問題と核問題の切り離しを狙う米国と、 直接対話を実現し懸案解決を図りたい北朝鮮の思惑のずれが目立つ一方、今回の訪朝が米朝協議の進展に つながる可能性も指摘されている。【北京・西岡省二、ワシントン草野和彦、須藤孝】 クリントン元大統領は現職国務長官の夫であり、米国が提供できる「最上級」の交渉役だ。 北朝鮮側も金総書記が4日午後にクリントン氏らと会談、夜は晩さん会を開くなど最大限の歓迎で応えた。 朝鮮中央通信によると、会談には94年の米朝枠組み合意で交渉責任者を務めた姜錫柱(カンソクチュ) 第1外務次官らも同席、諸問題に関する「幅広い意見交換」があった。米国内からは 「今後の米朝関係の方向性に影響を与える可能性がある」(アジア財団のスナイダー上級研究員) との声も上がる。 クリントン氏の訪朝は、クリントン政権時代に起きた「94年危機」を解決するために カーター元米大統領が訪朝した例と重なる。 北朝鮮は94年5月に、核兵器用のプルトニウムを抽出するために原子炉から核燃料棒の抜き取りを 開始するなど、米朝関係は「戦争前夜」と表現されるほど緊張関係にあった。 だが、カーター氏と金日成(キムイルソン)主席の会談を受けて、 クリントン大統領は「核開発計画の主要部分を凍結するとの確約が得られた」と、米朝協議の再開を決定。 同年10月には「米朝枠組み合意」に調印し、危機は沈静化した。 しかし、ブッシュ前政権は02年10月、北朝鮮が秘密裏にウラン濃縮計画を進めていると非難。 これを機に米朝枠組み合意は崩壊し、危機が再燃した。北朝鮮は06年10月に最初の核実験に踏み切った。 オバマ政権は「米朝協議は6カ国協議の枠内で実施する」「非核化への前進がなければ見返りは 与えない」ことを北朝鮮政策の基本方針に据え、記者拘束問題と核問題を切り離すと強調している。
>102 しかし、北朝鮮に対し、オバマ政権は有効な対策を見いだせない状態が続く。元大統領の訪朝に向けた 水面下の交渉が進む中、米政府は7月下旬、米朝双方が交渉可能な案件をすべてテーブルに載せ、 一括妥結に持ち込む「包括的提案」を打ち出した。キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、 新提案について、北朝鮮が非核化措置を取れば「北朝鮮に魅力ある包括的パッケージを提供できる」 と説明しており、今回の訪朝を機に、局面打開を目指しているとの分析もある。 一方、北朝鮮は「核問題を含む多くの懸案事項が一度に解決できる」(北朝鮮政権に近い関係者) と今回の訪朝に期待を寄せる。金総書記の健康悪化を受け後継体制への移行作業が進められる中、 最大の外交課題である対米関係改善を進める必要がある。 北朝鮮側には、元大統領が記者2人を連れて帰る▽北朝鮮に6カ国協議に復帰するよう働きかける ▽その条件として米朝2国間協議に応じる▽核の完全廃棄と米朝国交正常化という枠組みを話し合う −−との想定がある。北朝鮮側は、米国の提案に強い関心を示している。
>103 ◇水面下折衝重ねる 日本への連絡、数日前 北朝鮮側は米記者の解放交渉を、核問題を含む米朝対話の枠組みを話し合う契機に利用しようと してきた。6月中旬以後、ニューヨーク・チャンネル(国連代表部を通じた連絡ルート)や、 米国の利益代表を兼ねる平壌のスウェーデン大使館を通じて米側と水面下の折衝を開始した。 米国の政治情報専門サイト「ポリティコ」はワシントンの消息筋の話として、北朝鮮当局が女性記者 2人の家族に「クリントン氏になら女性たちを釈放する」と持ちかけたと伝えた。これを受け、 女性記者の家族がクリントン元大統領に働きかけ、ホワイトハウスが元大統領の訪朝を承認した。 オバマ政権は記者が拘束された当初、「人道的見地からの解放」を求めていた。 だがクリントン国務長官は7月10日、「恩赦で釈放され、早く家族の元に戻ることが許されるよう 希望する」と、記者の罪について北朝鮮側の主張を認めるかのような発言に転換、 「数日前にクリントン氏派遣が固まった」(日米外交筋)という。 日米韓3カ国の連携をもとに6カ国協議の場で北朝鮮を追い込む戦略を掲げる日本にとって、 米朝直接交渉は不安材料となる。日本外務省の幹部は、米政府から数日前に日本政府に連絡が入ったことを 明らかにし、米側から「記者の引き取りのためで、核問題は別の扱いだ」との説明を受けたと話した。
>104
◇交渉大きく進展も−−小此木政夫・慶応大教授(朝鮮半島政治)の話
クリントン元大統領の訪朝は、北朝鮮側が望んだ結果であることは間違いない。
クリントン政権時代は、核開発凍結と引き換えに軽水炉建設支援を決めた米朝枠組み合意が機能し、
北朝鮮にとって米朝関係は一番よかった。北朝鮮は、あの時点に戻したいという願望がある。
金正日総書記を含め、北朝鮮側が、核やミサイルについて、どの程度、踏み込んだ発言をするかが
ポイントになる。
クリントン元大統領は、直ちに核問題の交渉に入ることはないだろう。
しかし、北朝鮮側からの提案の中身次第では今後、米朝交渉が大きく進展する可能性がある。
◇米女性記者の拘束をめぐる動き◇
1月20日 オバマ米政権発足
3月17日 女性記者2人が取材中、北朝鮮に拘束される
4月 5日 北朝鮮がミサイル発射。オバマ大統領がプラハで「核廃絶」演説
5月25日 北朝鮮が核実験
26日 記者が「釈放への道は米朝対話」と家族に電話
6月 8日 記者2人に労働教化刑12年の判決。クリントン米国務長官が「恩赦を期待する」と発言
7月20日 米国務長官が北朝鮮を「小さな子供」にたとえ、譲歩しないと表明。
米国務次官補は北朝鮮問題の「包括的解決」を呼びかけ
23日 東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)で、
北朝鮮が包括的解決を拒否。
外務省報道官は米国務長官を「知性が感じられない、おばあさん」と批判
27日 北朝鮮が「事態を解決できる対話方法は別にある」と米朝対話を示唆
8月 4日 クリントン元米大統領が訪朝
毎日新聞 2009年8月5日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090805ddn003030060000c.html
クローズアップ2009:クリントン元米大統領訪朝 北朝鮮、対話に自信 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> ◇米「核交渉復帰」期待−−「制裁包囲網損なわれる」保守派から批判も 北朝鮮を訪問していたクリントン元米大統領は5日、米国人女性記者2人の釈放という目的を果たし、 帰国した。元大統領の訪朝と記者釈放は、米朝両国が描いたシナリオ通りで、「元大統領の個人的な訪問」に、 米当局も深く関与した過程も明らかになってきた。米朝間には核問題を巡る立場に違いがあるが、 双方が成果を上げた今回の訪朝を機に、両国が歩み寄ることができるかが今後の焦点となる。 【北京・西岡省二、ワシントン草野和彦】 元大統領は記者釈放を実現した上、北朝鮮滞在をわずか1泊で切り上げたことで、 今回の訪朝は核問題とは関係ない訪問だったとのアピールに成功した。米政権内には、 今回の訪朝を機に、北朝鮮が挑発行為をやめ、核交渉に復帰することへの期待を示す声がある。 複数の政府高官が米メディアなどに語ったところによると、元大統領は訪朝前に2度、 当局者からの状況説明を受けた。また、北朝鮮側との事前交渉で、 (1)元大統領が政府の特使ではなく、個人的な立場で訪問し、核問題と関連させない (2)元大統領が訪朝すれば記者を釈放する −−ことで確約が得られていることも伝えられた。 滞在時間は24時間にも満たなかったが、金正日(キムジョンイル)総書記との会談は 夕食会を含め3時間以上に及んだ。両者の話題は「記者の釈放がもたらし得る前向きな結果にも及び、 元大統領は恐らく、北朝鮮の非核化についての個人的な見解も表明した」(米政府高官)という。 クリントン米国務長官は5日、米NBCテレビに、訪朝計画は北朝鮮側から女性記者2人を経由して 家族にもちかけられたことを確認。記者が所属するテレビ局の共同創設者であるゴア元副大統領が オバマ政権に伝え、政権が承認したという。
>106 一方、今回の訪朝について共和党など保守派からは批判の声も出ている。 制裁強化を実現するため国際社会の結束を訴えてきたオバマ政権の「ぶれ」を指摘するものだ。 保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のクリングナー上級研究員は、北朝鮮が挑発行為の停止に踏み切れば、 対北朝鮮制裁に慎重な姿勢を見せる中露両国が「制裁を取りやめる理由にするだろう」と指摘する。 そうなれば「核兵器を廃棄させるため、北朝鮮に圧力をかける国際的な取り組みが損なわれる危険性がある」 と懸念を示す。 北朝鮮は、記者釈放の交渉を巧みに利用し、かつて幻に終わった「史上初の米朝首脳会談」 の主役であるクリントン元大統領の招待に成功した。 弾道ミサイル発射(4月)や2度目の核実験(5月)など対外強硬策を続けたことで、 中国やロシアとの関係も悪化。国連安保理による制裁強化により対外取引に大きな影響が出ているだけに、 求め続けていた米朝対話実現は外交的勝利と位置づけている。 北朝鮮政権に近い関係者は「これにより核・ミサイル実験は不問となった。非常に大きな成果だ」と言い切る。 北朝鮮は6カ国協議への参加を拒否しており、「米国との2国間協議は進められる」(同関係者) との確信を得た可能性もある。 また、元大統領から、記者釈放の際に「謝罪」を引き出したことを「金正日体制の勝利」 と国内に印象づける狙いがある。
>107 ◇日中韓、事態を注視 河村建夫官房長官は5日の会見で 「核問題、6カ国協議を巡る動きとは切り離し、あくまでも人道目的のためだ」との考えを強調した。 一方で、日本政府内では、米朝直接交渉への動きが進むことは避けられないとの懸念も出ている。 6カ国協議議長国の中国は協議再開に向けた前向きな動きと受け止めている。 外務省の姜瑜副報道局長は香港メディアに「問題がうまく処理されたことを歓迎する」と語った。 韓国では、3月に拘束された開城(ケソン)工業団地進出企業の韓国人職員や、 7月末に拿捕(だほ)された漁船員の問題への影響に注目が集まる。統一省副報道官は5日、 「影響を注意深く見守る」と述べるにとどめた。【須藤孝、北京・浦松丈二、ソウル西脇真一】 ◇正念場これから−−渡部恒雄・東京財団上席研究員(米国外交)の話 クリントン元大統領の訪朝による記者の釈放は、オバマ外交としても成果だと言える。 人道問題は何よりも大切だからだ。しかし、米朝交渉はこれからが正念場だ。 北朝鮮側が元大統領に米朝関係に関する要求を一切、伝えなかったとは考えられない。 今後、米国が譲り過ぎればオバマ政権にとってもリスクとなる。 オバマ外交は大統領への好印象を世界に定着させたが、具体的な成果は上げていない。 核不拡散を実現するという方針は出したが、それに対して北朝鮮やイランが応えてこそ実績となる。
>108 ◇釈放2記者、涙の会見 「30時間前まで、労働収容所送りの恐怖に…」 釈放された2人の米国人女性記者とクリントン元大統領を乗せたチャーター機は5日朝(日本時間同日夜)、 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあるバーバンク空港の格納庫に入った。 真っ先にタラップを降りてきたユナ・リーさん(36)は、待ちわびた家族や報道陣に深々と一礼した。 大きな拍手がわく。 続くローラ・リンさん(32)は両手を上げてガッツポーズ。 リーさんは、夫と娘のハナちゃん(5)と順に抱き合った。 さらに、記者2人が勤めるケーブルテレビ局「カレントTV」の共同創設者であるゴア元副大統領が 親子を抱きしめた。 マイクの前に立ったリンさんは「たった30時間前、ユナさんと私は強制労働収容所に送り込まれる 恐怖におびえていました。突然、会合に行くと言われ、連れて行かれた部屋に入ると、目の前にクリントン 元大統領が立っていました。衝撃でした。その瞬間、悪夢がついに終わるのだと確信しました」 と話し、涙ぐんだ。
>109 ◇総書記「健在」誇示 昨年8月に脳卒中で倒れて以後、健康不安説が流れる金正日総書記。金総書記はそれを意識してか、 今回の元大統領との会談では、カメラの前で何度も白い歯を見せてほほ笑むなど、健在ぶりを誇示した。 金総書記が外国の要人と会見するのは、今年1月に訪朝した中国共産党の王家瑞対外連絡部長以来、 約7カ月ぶり。 7月の故金日成(キムイルソン)国家主席の追慕大会に出席した際に流された映像では、 かなりやせた印象で、足を引きずるように歩いた。その直後、米韓メディアなどが「余命1年の可能性」 「膵臓(すいぞう)がん」などの重病説を繰り返し伝え、北京の外交関係者も「病状は深刻」と指摘していた。 だが、北朝鮮が今回報道した写真を見る限り、金総書記は肌つやも良く、活気に満ちた余裕の表情を見せた。 北朝鮮国営メディアは、190センチを超す巨漢の元大統領と、約165センチとされる金総書記の 2人が並ぶ写真を公開した。だが、元大統領の身長を190センチと仮定して写真の縮尺から計算すると、 金総書記は約177センチとなる。身長差があまり目立たない何らかの工夫がされた可能性も排除できない。
クローズアップ2009:米2記者釈放 米朝双方に実利 ◇対話に足がかり、交渉復帰に期待 北朝鮮を訪問していたクリントン元米大統領は5日、米国人女性記者2人の釈放という目的を果たし、 帰国した。元大統領の訪朝と記者釈放は、米朝両国が描いたシナリオ通りで、「元大統領の個人的な訪問」に、 米当局も深く関与した過程も明らかになってきた。米朝間には核問題を巡る立場に違いがあるが、 双方が成果を上げた今回の訪朝を機に、両国が歩み寄ることができるかが今後の焦点となる。 【北京・西岡省二、ワシントン草野和彦】 元大統領は記者釈放を実現した上、北朝鮮滞在をわずか1泊で切り上げたことで、 今回の訪朝は核問題とは関係ない訪問だったとのアピールに成功した。米政権内には、 今回の訪朝を機に、北朝鮮が挑発行為をやめ、核交渉に復帰することへの期待を示す声がある。 複数の政府高官が米メディアなどに語ったところによると、元大統領は訪朝前に2度、 当局者からの状況説明を受けた。また、北朝鮮側との事前交渉で、 (1)元大統領が政府の特使ではなく、個人的な立場で訪問し、核問題と関連させない (2)元大統領が訪朝すれば記者を釈放する−−ことで確約が得られていることも伝えられた。 滞在時間は24時間にも満たなかったが、金正日(キムジョンイル)総書記との会談は夕食会を含め 3時間以上に及んだ。 両者の話題は「記者の釈放がもたらし得る前向きな結果にも及び、元大統領は恐らく、 北朝鮮の非核化についての個人的な見解も表明した」(米政府高官)という。 クリントン米国務長官は5日、米NBCテレビに、訪朝計画は北朝鮮側から女性記者2人を経由して 家族にもちかけられたことを確認。記者が所属するテレビ局の共同創設者であるゴア元副大統領が オバマ政権に伝え、政権が承認したという。
>112 一方、今回の訪朝について共和党など保守派からは批判の声も出ている。 制裁強化を実現するため国際社会の結束を訴えてきたオバマ政権の「ぶれ」を指摘するものだ。 保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のクリングナー上級研究員は、北朝鮮が挑発行為の停止に 踏み切れば、対北朝鮮制裁に慎重な姿勢を見せる中露両国が「制裁を取りやめる理由にするだろう」 と指摘する。そうなれば「核兵器を廃棄させるため、北朝鮮に圧力をかける国際的な取り組みが 損なわれる危険性がある」と懸念を示す。 北朝鮮は、記者釈放の交渉を巧みに利用し、かつて幻に終わった「史上初の米朝首脳会談」 の主役であるクリントン元大統領の招待に成功した。 弾道ミサイル発射(4月)や2度目の核実験(5月)など対外強硬策を続けたことで、 中国やロシアとの関係も悪化。国連安保理による制裁強化により対外取引に大きな影響が出ているだけに、 求め続けていた米朝対話実現は外交的勝利と位置づけている。北朝鮮政権に近い関係者は 「これにより核・ミサイル実験は不問となった。非常に大きな成果だ」と言い切る。 北朝鮮は6カ国協議への参加を拒否しており、「米国との2国間協議は進められる」(同関係者) との確信を得た可能性もある。 また、元大統領から、記者釈放の際に「謝罪」を引き出したことを「金正日体制の勝利」 と国内に印象づける狙いがある。
>113 ◇カメラに白い歯 金総書記、健在ぶり示す 昨年8月に脳卒中で倒れて以後、健康不安説が流れる金正日総書記。金総書記はそれを意識してか、 今回の元大統領との会談では、カメラの前で何度も白い歯を見せてほほ笑むなど、健在ぶりを誇示した。 金総書記が外国の要人と会見するのは、今年1月に訪朝した中国共産党の王家瑞対外連絡部長以来、 約7カ月ぶり。 7月の故金日成(キムイルソン)国家主席の追慕大会に出席した際に流された映像では、 かなりやせた印象で、足を引きずるように歩いた。その直後、米韓メディアなどが「余命1年の可能性」 「膵臓(すいぞう)がん」などの重病説を繰り返し伝え、北京の外交関係者も「病状は深刻」 と指摘していた。 だが、北朝鮮が今回報道した写真を見る限り、金総書記は肌つやも良く、活気に満ちた余裕の表情を見せた。 北朝鮮国営メディアは、190センチを超す巨漢の元大統領と、約165センチとされる金総書記の 2人が並ぶ写真を公開した。だが、元大統領の身長を190センチと仮定して写真の縮尺から計算すると、 金総書記は約177センチとなる。身長差があまり目立たない工夫がされた可能性も排除できない。 ◇日本「あくまで人道目的」 河村建夫官房長官は5日の会見で「核問題、6カ国協議を巡る動きとは切り離し、 あくまでも人道目的のためだ」との考えを強調した。 一方で、日本政府内では、米朝直接交渉への動きが進むことは避けられないとの懸念も出ている。 6カ国協議議長国の中国は協議再開に向けた前向きな動きと受け止めている。 外務省の姜瑜副報道局長は香港メディアに「問題がうまく処理されたことを歓迎する」と語った。 韓国では、3月に拘束された開城(ケソン)工業団地進出企業の韓国人職員や、 7月末に拿捕(だほ)された漁船員の問題への影響に注目が集まる。統一省副報道官は5日、 「影響を注意深く見守る」と述べるにとどめた。【須藤孝、北京・浦松丈二、ソウル西脇真一】
>114 ◇「強制収容所送りの恐怖」 釈放された2人の記者とクリントン元大統領を乗せたチャーター機は5日朝(日本時間同日夜)、 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊にあるバーバンク空港の格納庫に入った。 真っ先にタラップを降りてきたユナ・リーさん(36)は、待ちわびた家族や報道陣に深々と一礼した。 続くローラ・リンさん(32)は両手を上げてガッツポーズ。 リーさんは、夫と娘のハナちゃん(5)と順に抱き合った。さらに、記者2人が勤めるケーブルテレビ局 「カレントTV」の共同創設者であるゴア元副大統領が親子を抱きしめた。 リンさんは「たった30時間前、ユナさんと私は強制労働収容所に送り込まれる恐怖におびえて いました。突然、会合に行くと言われ、連れて行かれた部屋に入ると、目の前にクリントン元大統領が 立っていました。衝撃でした。その瞬間、悪夢がついに終わるのだと確信しました」と話し、涙ぐんだ。 ◇交渉進めば評価−−渡部恒雄・東京財団上席研究員(米国外交) クリントン元大統領の訪朝による記者の釈放は、オバマ外交としても成果だと言える。 人道問題は何よりも大切だからだ。しかし、米朝交渉はこれからが正念場だ。 北朝鮮側が元大統領に米朝関係に関する要求を一切、伝えなかったとは考えられない。 今後、米国が譲り過ぎればオバマ政権にとってもリスクとなる。核廃絶を目指すことで核不拡散を実現する という方針は出したが、北朝鮮やイランが応えてこそ実績となる。来年の中間選挙に向けて成果を 見せたい時期であり、米朝交渉が進展し、それなりの成果が得られれば評価の対象となるだろう。
>115
==============
■ことば
◇米国人2記者拘束事件
ゴア元米副大統領が共同創設者の米ケーブルテレビ「カレントTV」所属の2記者、
中国系のローラ・リンさん(32)と韓国系のユナ・リーさん(36)が今年3月17日、
北朝鮮と中国吉林省の国境を流れる図們江(朝鮮語名・豆満江)周辺を取材中、
北朝鮮に不法入国したとして、北朝鮮当局に拘束された。
2人はその後、平壌に送られ「不法国境出入罪」と「朝鮮民族敵対罪」で起訴された。
裁判所は6月8日、労働教化刑12年の判決を言い渡した。
越境行為には、2人の動きを事前に知った北朝鮮側の誘引があったとの指摘もある。
毎日新聞 2009年8月6日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090806ddn003030037000c.html
米国務長官:北朝鮮核問題「完全に別」
【ワシントン草野和彦】米国人記者拘束問題の解決を受け、クリントン米国務長官は5日、
この問題と北朝鮮の核問題は「完全に別」と改めて強調した。
その上で、「米朝関係の将来は北朝鮮次第」と述べ、米政府の基本方針に変わりがないことを示した。
訪問先のナイロビでの記者会見で明らかにした。
国務長官は北朝鮮について、挑発行為継続に伴う国際社会からの孤立化か、
6カ国協議への復帰かという「選択肢がある」と言及した。
一方で国務長官は同日、米NBCテレビのインタビューに応じ、
夫であるクリントン元大統領の訪朝が実現したことで、北朝鮮が態度を改めることへの期待感を示した。
毎日新聞 2009年8月6日 11時52分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090806k0000e030052000c.html
拉致問題:総書記の反応なし 米高官が日本政府に報告
河村建夫官房長官は6日午前の記者会見で、米政府高官から同日朝、
クリントン元大統領の北朝鮮訪問について電話で報告があったことを明らかにした。
元大統領は個人の資格として金正日総書記に対し、
「拉致問題を進展させ、日朝協議で合意したまま履行されていない拉致被害者の再調査を行うべきだ」
と求めたという。金総書記からの反応はなかったという。
河村長官はクリントン元大統領の訪朝目的について、
「2人のジャーナリスト釈放という人道目的のもので、核問題等について議論はせず、
オバマ大統領からのメッセージはなかった」と説明した。【坂口裕彦】
毎日新聞 2009年8月6日 12時25分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090806k0000e010062000c.html
クリントン氏訪朝:チャーター機、資産家の友人が用意
北朝鮮で拘束された米女性記者2人の解放のためクリントン元米大統領が訪朝に利用した
チャーター機は、元大統領の友人で支持者の資産家が用意した航空機であることが分かった。
ロイター通信が5日報じた。フライトにかかったとみられる費用約20万ドル(約1900万円)は
資産家の「好意」という。
資産家はスティーブ・ビング氏で、不動産相続などで財を成した映画プロデューサー。
同氏のチャーター機の運航を管理する会社に7月31日、フライトを準備するよう打診があった。
同社幹部によると、ビング氏側が元大統領側にチャーター機の提供を持ち掛けたという。
北朝鮮に米国の航空機が飛行するには、国務省と米空軍との調整が必要で、
会社側は今月1日に国務省から承認を得た。(共同)
毎日新聞 2009年8月6日 18時46分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090807k0000m030026000c.html
中国「6者復活の糸口に」と歓迎 クリントン氏訪朝 2009年8月5日22時2分 【北京=峯村健司】中国の主要各紙は5日、クリントン元米大統領の訪朝を1面で扱い、 関心の高さがうかがえる。中国共産党筋は今回の訪朝を 「頓挫している6者協議が復活する糸口になる可能性がある」と前向きに評価した。 ただ一方で、中国側には米朝2カ国が頭越しに交渉することへの警戒感も垣間見える。 北朝鮮による2度目の核実験以降、中国は公式訪朝団の派遣をとりやめるなど、 表向きは北朝鮮に厳しい姿勢をとってきた。 だが、その一方で「核問題は政治的手段で解決するべきだ」(何亜非外務次官)として、 6者協議の再開を見据えて外交交渉を継続する考えを示してきた。 北京の中朝関係筋によると7月中旬、北朝鮮の複数の軍幹部が非公式に訪中し、中国の軍幹部らと会談。 中国側はさらなる核実験をしないことや、6者協議への早期復帰などを求めたとみられる。 また中国筋によると、ワシントンで7月末に開かれた初の米中戦略・経済対話で、 外交責任者の戴秉国・国務委員が米側に北朝鮮との直接対話を強く促したという。 中国の政府系シンクタンク関係者は「米朝協議以外に、膠着(こうちゃく)状況を打開する手段はない」 と指摘する。 中国がこうした外交努力を払うのは、国連安全保障理事会の制裁決議に反発を強める北朝鮮が 「6者協議は永遠に終わった」と表明したことが背景にある。中国が議長国を務める6者協議は、 胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の最大の外交成果の一つであり、 「何があっても崩壊させることができない最も重要な枠組み」(中国共産党筋)だ。
笑顔の金総書記、健在アピール 国防委の権限強化も実証
2009年8月5日23時34分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は、訪朝したクリントン元米大統領と
4日に数時間におよぶ会談と夕食会をこなし、笑顔も見せるなど「健在ぶり」を内外にアピールした。
また、今回の訪朝を通じて国防委員会の役割の大きさが強調され、北朝鮮国内で「ポスト金正日」を
見据えた体制づくりが進んでいることもうかがわせた。
昨年夏に健康悪化が伝えられた後、金総書記が外国要人と会談したのは、1月の王家瑞・中国共産党
対外連絡部長以来2人目。朝鮮中央テレビが放映した写真のなかで、金総書記は笑顔を見せた。
6月には「再び倒れた」との情報も飛び交ったが、韓国政府当局者は
「会談と夕食会を合わせて数時間、公務ができる。健康をある程度維持しているのだろう」と語る。
ラヂオプレスによると、今年に入ってからの金総書記の動静報道は5日現在で85回にのぼり、
昨年同期の63回を上回る。
一方、クリントン氏の訪朝で目をひいたのが、金総書記が委員長を務める国防委員会の存在だ。
金総書記は、国防委員長の職責で米女性記者の特赦を命じた。朝鮮通信によると、特赦の権限は憲法上、
最高人民会議常任委員会にあるが、4月の憲法改正に伴って国防委員会に権限が移ったとみられる。
4日の夕食会も国防委員会が主催した。
こうした動きから、4月の憲法改正で、国防委員会が国家の指導機関として位置づけられたとする説が
実証されたとも言えそうだ。国防委は4月に委員が8人に倍増し、軍以外からの起用も相次いだため、
「ポスト金正日体制の中核機関になるのではないか」という声が韓国内の専門家から出ている。
http://www.asahi.com/international/update/0805/TKY200908050306.html
「ドア開けるとクリントン氏が立ってた」 解放の米記者
2009年8月6日5時44分
北朝鮮当局による拘束から解放され、5日にロサンゼルス郊外の空港に到着した
米記者ローラ・リンさん(32)は次のように語った。
◇
30時間前、ユナ・リーと私は北朝鮮で捕らわれの身になっていました。
いつでも強制労働に送られるとおびえていましたが、突然、「(誰かに)会いに行く」と言われ、
どこかに連れて行かれました。そこでドアを開けると、ビル・クリントン元大統領が立っていました。
驚きましたが、その瞬間に「私たちの人生の悪夢がついに終わった」と実感しました。
今、私たちは母国に戻り、自由です。
クリントン元大統領とそのチームに心から感謝しています。オバマ大統領やクリントン国務長官、
ゴア元副大統領にも、解放のために努力してくれた国務省の人たちにも。
愛する人、友人、同僚、そして私たちに愛と前向きなエネルギーを送ってくれた顔も知らない人たち、
どうもありがとう。北朝鮮でも、みなさんの愛を感じました。
真っ暗な日々の中で、「帰国するんだ」という私たちの支えになりました。
この140日間は人生で最も苦しかった。北朝鮮政府から恩赦が与えられて感謝しています。
帰国できて、とても幸せです。今は、静かでプライベートな時間を家族と過ごしたい。
ありがとうございました。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200908050360.html
米記者解放「対話再開に期待」 国連事務総長
2009年8月6日10時23分
【ニューヨーク=松下佳世】クリントン元米大統領の北朝鮮訪問で米国人記者2人が解放されたことに
ついて、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は5日、「このような勇気づけられる動きが、
核問題を含むすべての問題解決に向けた全当事者による対話の再開につながることを期待する」と歓迎した。
潘氏は記者団に対し、クリントン氏の訪朝の成果をたたえた上で、
自らも「公式、非公式の外交チャンネルを通じて、北朝鮮指導部に人道的見地に基づく柔軟な対応を
呼びかけてきた」と強調。「残された問題も、対話により平和的に解決されなければならない」と語った。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200908060055.html
「拉致再調査働きかけた」 米側が官房長官に説明
2009年8月6日13時19分
河村官房長官は6日の記者会見で、米国のクリントン元大統領の訪朝について米政府高官から同日、
電話で説明があったことを明らかにした。
河村氏によると、この政府高官は
「クリントン元大統領が個人の資格で、金正日総書記に対して『拉致問題の進展をはかるべきだ。
すでに日朝間で合意している再調査を再開すべきだ』と強く働きかけた。
金正日総書記からは特段の反応はなかった」と説明した。
河村氏が「今後、米朝協議があるならば、事前事後に緊密な連絡をお願いしたい」と要請したところ、
米政府高官は「当然のことだ」と応じたという。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200908060140.html
訪朝の飛行機、ハリウッド富豪保有 経費20万ドル?
2009年8月6日19時27分
【ワシントン=村山祐介】米国人記者2人の解放のため北朝鮮を訪問したクリントン元米大統領一行が
利用した航空機は、元大統領の親友でハリウッドの資産家が保有する私有機だったことが分かった。
最大20万ドル(約1900万円)と見込まれる経費も無償で提供されたという。
AP通信が伝えた。保有者は、映画プロデューサーで企業グループも経営するスティーブ・ビン氏。
不動産相続で財をなし、クリントン夫妻や米民主党の政治活動や慈善団体などに大口の寄付をしてきた
長年の支援者という。
北朝鮮への民間機の飛行は通常認められていないが、今回は国務省などの計らいで数日間で特例措置を取得。
ビン氏も元大統領に同行した。
この航空機の運航会社によると、26時間に及んだ飛行の燃料費は約10万ドル。
食事や衛星電話などの諸費用が5万〜10万ドルかかるといい、
いずれもビン氏が負担することになっているという。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200908060241.html
クリントン元大統領、大富豪の自家用機で訪朝
【バーバンク=飯田達人】クリントン元米大統領が訪朝に使った航空機は登録番号などから、
ロサンゼルス近郊に住む大富豪スティーブ・ビン氏(44)が経営する映画製作会社
「シャングリラ・エンターテインメント社」が所有するボーイング737型機とみられる。
同氏はクリントン元大統領の友人。
政府専用機ではなく自家用機が使われたのは、訪朝をクリントン氏の私的なものとし、
米政府が北朝鮮と交渉したとの印象を与えることを避ける意図があったとみられる。
(2009年8月6日03時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090806-OYT1T00157.htm
米朝改善、北朝鮮の核放棄前提…米大統領
【ワシントン=本間圭一】オバマ米大統領は5日、NBCテレビのインタビューに応じ、
米朝関係の改善には、「北朝鮮が核兵器開発の放棄や、挑発的な行為をやめることが必要だ」と述べ、
核・ミサイル開発の中止が前提になるとの認識を強調した。
北朝鮮は、今回の米国人女性記者2人の解放を米国との取引材料にしたいとの見方もあるが、
朝鮮半島の非核化は譲れない点を改めて示した形だ。
大統領はまた、記者解放のため平壌で金正日総書記と会談したクリントン元大統領と近く会い、
会談内容の説明を受けることを明らかにした。
(2009年8月6日15時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090806-OYT1T00712.htm
【クリントン訪朝】北朝鮮からの本当のメッセージは? 2009.8.6 19:41 【ワシントン=山本秀也】オバマ米大統領は5日、 北朝鮮で拘束されていた米女性記者2人とともに帰国したクリントン元大統領と、電話で短時間話し、 「興味深い訪朝に関する総括を聞きたい」と近く直接会談する意向を示した。 焦点は、北朝鮮の金正日総書記がクリントン氏との会談でどのようなメッセージを送ったかに移っている。 大統領は、北朝鮮の対米姿勢や金総書記の健康状態などクリントン氏が平壌で得た情報に基づき、 今後の対応を検討する意向だ。 ギブズ米大統領報道官によると、電話で大統領はクリントン氏に、訪朝と2記者の帰国実現への 謝意などを伝えた。大統領と国家安全保障会議(NSC)の担当者が「早い機会」(同報道官)に、 クリントン氏から報告を受ける予定だ。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、 政権側は訪朝に同行したストラウブ元国務省朝鮮部長らからも話を聞く。 4日のクリントン氏と金総書記との会談は、夕食会も含め3時間15分以上に及んだ。 クリントン氏らへの一連の聞き取りでは (1)米朝双方の発言の精査 (2)核・ミサイル協議に関する北朝鮮のメッセージの解析 (3)金総書記の健康状態と権力継承の分析 − が焦点となる。政権側は、金総書記が3時間以上も元気な姿を見せたことにも注目している。
「竹島まんじゅう」に「独島クッキー」で対抗 韓国
2009.8.6 11:40
【ソウル=水沼啓子】韓国の非政府組織(NGO)の団体が、
韓国も領有権を主張している日本の竹島(韓国名・独島)の形をした「独島クッキー」を開発し、
日本の統治から解放された記念日の15日から販売を開始する予定だ。
韓国メディアによると、「独島クッキー」を発案した男性は「独島が韓国の領土であることを知らせると
いう意味で、日本に竹島まんじゅうがあるように独島の名前が入った商品があればいいと思った」
と話しているという。
「独島クッキー」の手本となった竹島まんじゅうは、竹島をかたどった焼き菓子で、
「竹島ものがたり」という名前で日本国内で限定販売されている。
小さな日の丸がついたようじが入っており、まんじゅうにようじを刺すと、立派な領土主張になるとか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090806/kor0908061143000-n1.htm
米朝、半月間の秘密接触…記者解放の舞台裏 【ワシントン=本間圭一、ソウル=前田泰広】クリントン元大統領の北朝鮮訪問による 米国人記者2人の解放劇は、7月中旬から半月間にわたる米朝の秘密接触によって実現、 4日の平壌での会談では、拉致を含む人道問題で解決を迫るクリントン氏に、 金正日総書記は核問題での米国との「直取引」を求めた ――。 米韓の当局者への取材や、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの報道から、 息詰まる駆け引きの舞台裏を探った。 拘束生活が4か月間を超した7月18日、米記者のうち1人が、米国に住む家族に電話した。 北朝鮮は春から2人に米国への電話を認めていたが、この時は内容が違った。 「クリントン氏が平壌を訪れて解放を求めるなら、北朝鮮は特赦を与える」 明らかに北朝鮮当局からのメッセージだった。 家族は米政府当局者と、2人が勤めるテレビ局の創設者であるゴア元副大統領に連絡した。 米政府はただちにメッセージの信用度を北朝鮮側に確かめた。 前向きの感触を得たホワイトハウスのジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、 クリントン氏に訪朝を打診。 クリントン氏は翌25日、基本的に了承したが、2人の解放を確実にすることにこだわった。 国務省担当者は、ニューヨークの北朝鮮国連代表部を通じ、解放の「確約」を求めた。 水面下での頻繁な交渉の末、北朝鮮側が条件をのんだのは、クリントン氏の出発当日(8月3日)だった。
>134
米政府は、日本や韓国などに事前連絡した。
日本政府は拉致問題の解決を、韓国政府は北朝鮮で拘束されている開城工業団地に進出した
韓国企業従業員と7月に拿捕された漁船乗組員の解放を働きかけるようそれぞれ要請した。
米政府はクリントン氏に2度にわたり最新の北朝鮮情勢を説明し、
日韓の拉致・拘束問題を取り上げるよう依頼した。
クリントン氏は4日朝、平壌に着いた。
金総書記とは、1時間15分の会談、約2時間の夕食会で計3時間15分にわたり顔を合わせた。
クリントン氏が、米記者2人の解放に加え、日本の拉致問題と韓国人拘束について解決を強く促した。
これに対し、金総書記は安全保障や地域情勢など幅広いテーマを持ち出し、
核問題で米国との直接対話を望む姿勢を示した。クリントン氏は真剣な表情で金総書記の言い分を聞き、
核問題では、「アジアや中東で軍拡競争を誘発する」として北朝鮮の核計画廃棄を求めた。
5日早朝、クリントン氏と、解放された記者2人をロサンゼルス近郊の空港で迎えたゴア氏は、
オバマ政権が「深く関与してくれた」と賛辞を呈した。
クリントン氏自身は、会談について口をつぐんでいるが、オバマ大統領は近く同氏と会い、
直接、内容を聞き出す予定だ。
(2009年8月6日22時21分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090806-OYT1T00965.htm
「拉致言及、日本の働きかけ」中曽根外相
中曽根外相は6日、クリントン元米大統領が北朝鮮の金正日総書記に拉致問題の解決を迫ったことに
ついて、日本政府による事前の働きかけの成果であったと述べた。
新潟市内の演説で、「米国政府に、クリントンさんが金正日さんに会ったら拉致の問題を話して下さいと
事前にお願いした。元大統領はこれに応えてくれた」と明らかにした。
政府関係者によると、米国は元大統領訪朝の数日前に連絡してきたという。
(2009年8月7日05時06分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00030.htm
クリントン元大統領:韓国人の釈放、北朝鮮に促す
【ソウル西脇真一】韓国外交通商省の文太暎(ムン・テヨン)報道官は6日、訪朝したク
リントン元米大統領が、北朝鮮に拘束されている韓国人の早期釈放を北朝鮮側に促したことを明らかにした。
3月末に開城(ケソン)工業団地進出企業の韓国人職員1人が身柄拘束され、
7月末には日本海でイカ釣り漁船(乗員4人)が拿捕(だほ)された。
文報道官によると、訪朝前の韓米協議を通じ元大統領がこれらの問題を「熟知」し、
人道的見地からの送還を求めたという。北朝鮮側の反応は「まだ聞いていない」とした。
一方、韓国では北朝鮮の「通米封南」(対米交渉を優先しての韓国封じ込め)に対する懸念が常にあるが、
文報道官は「人道的次元での個人的な訪問だ」と強調した。
毎日新聞 2009年8月6日 21時41分(最終更新 8月6日 21時48分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090807k0000m030086000c.html
ニュースUP:在韓被爆者と日本政府 「最優先」裏腹の仕打ち=広島支局・樋口岳大 「広島は故郷だもの。本当に懐かしいよ」。 韓国人女性の被爆者、金海順(キムヘスン)さん(83)は、流ちょうな日本語で言った。 今春、広島支局に赴任し、被爆者の取材を始めたばかりの私は、正直言って驚いた。 「植民地支配下で被爆した在韓被爆者は、広島を恐れ、憎んでいるのではないか」と思い込んでいたからだ。 だが、被爆者たちはむしろ複雑な思いを抱いていた。韓国を訪れ、あらためて被爆者の声を聞いた。 ■今も広島を訪ね 韓国南部の大邱(テグ)で会った金さんは、4歳のころ両親と広島県呉市に来た。父は労働者。 「朝鮮人」と差別され、小学校の遊戯の時間に手もつないでくれない日本人の子もいた。 高等女学校を卒業し、旧海軍に勤務。44年に同じ朝鮮半島出身者と結婚した。 45年3月から、呉は激しい空襲を受けた。ある夜、「家にいたら死ぬ」と身重の体で山の上に逃げた。 すり鉢状の市街地は「火の玉」になっていた。自宅は焼け、直後に親類の家で長女を産んだ。 夫が建てた広島市のバラックに移り、8月6日、爆心地から約2・5キロで被爆した。 夫婦に大きなけがはなかったが、生後1カ月の長女は熱が出て、乳が飲めなくなった。 終戦後の10月、朝鮮半島に帰った。仕事を求めてソウルに出たが、朝鮮戦争がぼっ発。 夫は北朝鮮軍に拘束されるのを恐れて身を隠し、金さんは2人の幼子を連れ、親類を頼って大邱に逃れた。 貨物列車で5日。食べ物も飲み物もなく、列車から手を伸ばして雪をつかみ、子どもの口に入れた。 大邱で米兵相手の軍事物資の商いなどをして暮らしたが、77年に夫が胆のうがんで死亡。 差別を恐れ、被爆したことを隠していたので、原爆との関係を調べることはできなかった。 「昔のことを言ったらね、涙が出ますよ」。しばらくして、「でも」と続けた。「広島は懐かしい」 今でも年に1度は呉へ行く。「家があったのはここ。これが幼なじみと歩いた道……」。 記憶を呼び起こしながら、街を歩く。友人と魚や貝を採った川で、水面に足を浸し思いにふける。 金さんは足腰の痛みがある程度で大病はしていないが、健康不安を抱えている。
>138 ■「来日要件」なぜ 大邱郊外で出会った韓柱錫(ハンジュソク)さん(72)が前を見つめる視線は、 無言で苦しみを訴えているようだった。 広島で被爆した柱錫さんは、食道がんを患うが、病状が重く、原爆症認定申請のために来日することが できなかった。5月に広島の支援者が広島市に代理申請したものの、政令で被爆者本人の来日を求めており、 厚生労働省は却下する方針だ。原爆症認定を受ければ、医療特別手当(月約13万7000円)が受けられるが、 今は家族に高額の治療費がのしかかる。精神を病み言葉を発することができない柱錫さんに代わり、 親族の被爆者、韓坂介(ハンパンゲ)さん(73)が「背負ってでも日本に連れていくしかない」と嘆いた。
>139 ■解決へ判断示せ 朝鮮人として差別を受け、空襲や原爆に逃げまどった経験を持ち、 今も病苦や健康不安に苦しむ韓国の被爆者を放置してきた日本政府の冷たさを思わずにはいられない。 かつては健康管理手当(月約3万4000円)は治療などのため日本滞在中に限り支給され、 帰国すると打ち切られた。これに対し、在韓被爆者の郭貴勲(カクキフン)さん(85)が 起こした訴訟で02年、大阪高裁判決は「被爆者はどこにいても被爆者」と手当支給を命じた。 こうして在外被爆者たちは裁判で勝つことで、日本政府に制度を改めさせた。 昨年12月に、改正被爆者援護法が施行され、海外で被爆者健康手帳が取得可能になった。 ただ、原爆症認定には「来日要件」の壁が残る。改正援護法には、在外被爆者の原爆症申請について 「検討を行い、その結果に基づいて必要な措置を講ずる」という付則が盛り込まれたものの、 厚生労働省は早期に来日要件を撤廃する姿勢は示していない。 今回、私が同行した広島医療生協副理事長の青木克明医師(61)は 「原爆症認定だけ来日要件が残っているのは理由がない」と指摘する。 青木医師がこれまで診察した在外被爆者約400人の中には、広島市の病院にたどり着くなり血を吐いた人もいた。 韓国人の全永判(チョンヨンパン)さん(当時74歳)は昨年5月、脳腫瘍(しゅよう)で 意識障害を起こしながらも「命がけ」で来日し、青木医師の診察を受けて原爆症認定を申請した。 だが、その数カ月後、認定を待たずに死亡した。青木医師は「原爆症認定を求める人はがんなどで症状が重い、 本来なら真っ先に救済されるべき人たち。明日をも知れぬ被爆者に来日を強いるのは人道的に問題だ」と話す。
対北朝鮮関係改善、「核放棄が前提」 オバマ大統領
2009年8月7日0時50分
【ワシントン=村山祐介】オバマ米大統領は5日、
クリントン元大統領の電撃訪問が終わったばかりの北朝鮮との関係について
「改善の道はあるが、それには核兵器開発と挑発的振る舞いをしないことが必要だ」と述べ、
核放棄を対話の前提とする考えを強調した。クリントン訪朝を巡って北朝鮮への安易な歩み寄りを
警戒する声が国内外で出ているため、原則を守る姿勢を示したものとみられる。
NBCテレビのインタビューで語った。
オバマ氏は、元大統領訪朝について「人道的訪問だったことは明らかだ」と指摘。
ただ、金正日総書記の健康状態などを念頭に「興味深い観察をしたと思う」として、
近く訪朝の報告を受ける考えを示した。
政治サイト「ポリティコ」によると、ギブズ大統領報道官は6日、一部の記者団に対し、
元大統領が帰国後の5日夜にホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)に訪朝結果を報告し、
オバマ大統領とも会話したことを明らかにした。
ギブズ氏は詳細には触れなかったものの、「完全な説明を受ける作業を進めている」と説明した。
また、元大統領の妻でもあるクリントン国務長官も同日、歴訪中のアフリカで
「人道問題での元大統領の訪朝と、(核問題での)北朝鮮政策を混同してほしくない」と主張。
「どうするかは北朝鮮次第だ」とクギを刺し、安易な歩み寄りはしない姿勢を改めて確認した。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200908060242.html
「北朝鮮の対米ミサイル迎撃可能に」安保防衛懇が提唱 2009年8月4日14時4分 政府の「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・勝俣恒久東京電力会長)は4日、 年末に予定されている防衛計画大綱の見直しに向けた報告書を麻生首相に提出した。 現在の北朝鮮情勢に対処するため、集団的自衛権の解釈見直しを求めるとともに、 武器輸出3原則の緩和を提言。米国の軍事的関与が縮小する可能性も指摘し、 地域や国際社会とも協力を強める「多層協力的安全保障戦略」を提唱した。 懇談会は麻生首相の私的諮問機関。 政府は報告書をもとに新大綱や中期防衛力整備計画をまとめる予定だが、30日投開票の総選挙で 民主党政権が誕生した場合、新大綱自体が先送りされ、報告書も宙に浮く可能性がある。 報告書は、北朝鮮の弾道ミサイルや核実験を踏まえ、日米連携を強化する必要性を強調。 核抑止は米国に依存するとしたうえで、その他の抑止では日本も作戦上の協働・協力を行うと指摘した。 具体的には、米国に向かうミサイル迎撃について「従来の集団的自衛権に関する解釈を見直し、 可能とすべきだ」と明記。北朝鮮の弾道ミサイルの警戒にあたる米艦船の防護についても 「集団的自衛権に関する解釈の見直しも含めた適切な法制度の整備が必要」と提言した。 自民党が先月31日に発表した総選挙マニフェストに沿った内容だ。 また、敵基地攻撃能力についても「日米共同対処を前提としつつ、米国との間で適切な役割分担を 協議・具体化しながら、日本として適切な装備体系、運用方法、費用対効果を検討する必要がある」 と提起した。武器輸出3原則については、日本が高性能化する武器の国際共同開発に参加できるように さらなる緩和を要請。自衛隊の海外派遣を随時可能とする一般法(恒久法)の早期制定も求めた。
【クリントン訪朝】9年目の“正直”、成果は? 2009.8.6 23:40 クリントン元米大統領は現職末期の9年前、しゃにむに北朝鮮に行こうとして涙をのんだことがある。 クリントン氏は2期目後半の1999年、ホワイトハウス実習生相手の不倫をめぐる偽証疑惑で 弾劾訴追され失職寸前までいった汚名を何とか晴らそうと、大統領としての「遺産」、 つまり実績作りに邁進した。 最初に野心を燃やしたのがパレスチナ和平達成だ。 だが、翌2000年夏、大統領山荘キャンプデービッドで陣頭指揮した中東首脳会談は決裂、 それへの失望もあってパレスチナ住民とイスラエル軍の流血の衝突を招いたと非難されて、 さんざんな結果になった。 次に目を付けたのが北朝鮮で、同年10月に平壌に遣わした腹心オルブライト国務長官に、 金正日総書記はまるで待ち構えていたように“誘い球”を投げた。 米国が年2〜3個の民間衛星を無料で打ち上げてくれ年10億ドル相当の補償をすれば、 北朝鮮は射程500キロ余のミサイルの実験、開発、製造、配備を凍結、本体や部品 関連技術の輸出を全面禁止するという。 大統領がこれに乗って訪朝できるかどうか確証を得るべく、米朝ミサイル協議が翌月、 マレーシアのクアラルンプールで開かれた。 北朝鮮側は逆に、訪朝の確約が先だと言い張り、協議は結局、不首尾に終わる。 しぶとさが身上のクリントン氏が任期切れを目前になお、行くか行かないか結論を先延ばしし続けるうち、 「レームダック(死に体)外交」といった訪朝反対論が米マスコミなどから上がり、 政権移行期に入ったブッシュ次期大統領側からも後継政権を縛るなとくぎを刺されるに至って、 ついに訪朝断念に追い込まれた。
【クリントン訪朝】解放の2記者、拘留中は離ればなれ
2009.8.6 23:45
【ニューヨーク=松尾理也】北朝鮮から解放され、
クリントン米元大統領と帰米したローラ・リンさんの姉、リサさんは自宅に戻った後、
北朝鮮でローラさんとユナ・リーさんはほとんど引き離され、
裁判所での公判初日に顔を合わせただけだったことなど、拘束中の状況の一端を明らかにした。
また、北朝鮮側から提供された食事は、米に石が混じっているなど粗末なもので、
ローラさんは帰国後、「新鮮な果物が食べたい」と漏らしたという。
一方、クリントン元米大統領が訪朝に使用した航空機は、映画プロデューサーで、
民主党への大口献金者で知られる大富豪、スティーブ・ビング氏(44)が提供したものだった。
米ABCテレビ(電子版)によると、利用したボーイング737型機はビング氏の所有で、
運航会社の見積もりではチャーター代金は20万ドル(約1900万円)。
支払いはビング氏が行う見通しだが、機内で利用した電話料金は1万5000ドル(約140万円)
に達したという。
AP通信によると、北朝鮮への飛行が計画されたのは4〜5日前だった。
米国機は北朝鮮への飛行を禁止されているが、今回は米連邦航空局(FAA)が特例として認めた。
ビング氏はニューヨークの不動産王だった父親から巨額の遺産を受け継ぎ、
現在の総資産額は9億ドル(約850億円)に達するとされる。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090806/amr0908062346012-n1.htm
【クリントン訪朝】「大変な名誉」と元大統領、北とのやりとりはノーコメント
2009.8.7 09:01
【ニューヨーク=松尾理也】クリントン米元大統領は6日、ニューヨークで記者会見を開き、
北朝鮮に拘束されていた2米国人記者の解放に成功したことについて「大変名誉に感じている」と、
成果を強調した。しかし、金正日総書記ら北朝鮮側との具体的なやりとりについては
「私は為政者の立場にはない」とコメントを避け、
今回の訪朝があくまで人道目的だったとの従来の立場を繰り返した。
クリントン氏は「私の仕事は2人を連れて帰ることだけであり、米国人として、また一人の父親として、
その任務を大変名誉に思っている」と述べた。
その上で、「その範囲を越えて発言することは、米国と北朝鮮との関係に予期せぬ影響を与えることになる。
私はもはや、為政者ではない」として、
夕食会をもあわせると計3時間以上に及んだ金総書記との会談の中身などには一切触れなかった。
一方でクリントン氏は「今回の訪朝について米政府に報告する義務がある」として、
当局と連絡を取り合っていく姿勢を強調。
すでにオバマ大統領や妻のヒラリー・クリントン国務長官とこの件で話し合ったことを確認した。
ギブズ米大統領報道官は同日、国家安全保障会議(NSC)の担当者がすでにクリントン氏と連絡を
取っていることを明らかにした上で、「訪朝を通じてクリントン氏が得た情報や印象に強い関心がある」
と述べ、今後オバマ大統領とクリントン氏との会談を含め、緊密な連携を取っていく姿勢を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090807/amr0908070902003-n1.htm
記者解放でも対北制裁を緩めず 米大統領報道官
2009.8.7 09:54
ギブズ米大統領報道官は6日の記者会見で、北朝鮮への対応について
「国連安全保障理事会決議の履行徹底を目指す政策に変わりはない」と述べ、
クリントン元大統領の訪問で金正日総書記が米国人女性記者2人を解放したことで
オバマ政権が制裁を緩めることはないと強調した。
北朝鮮が米国や国際社会との関係改善を望むなら、核計画放棄が必要と訴え、
北朝鮮には「それを実現する能力も政治力もある」と述べた。
元大統領は5日夜、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の担当者らに訪朝結果を説明。
報道官はやりとりの中身には接していないとした上で
「核兵器を保有しても国際社会で名声を得ることはできず、孤立を深めるだけだと訴えたのではないか」
と語った。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090807/amr0908070957004-n1.htm
北朝鮮核問題で米韓首席代表が会談
2009.8.7 09:57
ウッド米国務省副報道官は6日の記者会見で、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議米首席代表の
ソン・キム担当特使が4、5の両日にハワイ州ホノルルで同協議韓国首席代表の魏聖洛外交通商省
平和交渉本部長と会談し、6カ国協議復帰を拒否した北朝鮮への対応で意見交換したと述べた。
副報道官は、定期協議の一環とし、会談内容は説明しなかった。
北朝鮮担当のボズワース特別代表も魏氏と面会したが、米韓の首席代表会談には参加しなかったという。
ボズワース氏は“本職”のタフツ大フレッチャー法律外交大学院長の立場で、
米シンクタンクの学術会議のためにホノルル入りしていた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090807/amr0908071001005-n1.htm
金総書記は拉致再調査に返答せず 河村官房長官、クリントン氏訪朝で米高官から説明
2009.8.6 12:03
河村建夫官房長官は6日午前の記者会見で、米政府高官から同日、クリントン元大統領訪朝の結果に
ついて電話で報告を受けたことを明らかにした。高官の名前は明らかにしなかった。
高官は「拉致問題については、クリントン氏が、個人の資格として、金正日総書記に
『拉致問題の進展を図るべきだ。すでに日朝間で合意している再調査を行うべきだ』と強く働きかけた。
総書記からは特段の反応はなかった」と説明。また「今回の訪問は、米国人ジャーナリストの解放という
人道目的であり、核問題などについて議論はしていない。オバマ大統領のメッセージはなかった」
とも述べた。
河村氏は「米朝協議をやるならば6カ国協議を経てやってほしい」とこたえ、
日米が緊密に連携するよう求めたという。
その上で、河村氏は会見で、クリントン氏訪朝について「わが国は拉致問題をはじめとする
北朝鮮をめぐる諸懸案の解決に向けこれまでも米国と緊密に連携してきた。
米国は日本の拉致問題に関するわが国の立場を十分理解していると思っている」と評価した。
麻生太郎首相も6日午前、広島市内での記者会見で、
「北朝鮮の核、ミサイルは日本にとって明白な脅威だ。われわれは対話の扉を閉ざすつもりはない。
国際社会の声に対して北朝鮮が真(しん)摯(し)に耳を傾けるよう求めたい」と指摘。
6カ国協議について「核、ミサイルや拉致の問題を包括的に解決する場として極めて適切な場だ。
6カ国協議の枠を崩す発想は、他の5カ国にはない」と述べ、北朝鮮に早期復帰を促した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090806/plc0908061204007-n1.htm
【クリントン訪朝】拉致問題置き去りの懸念 2009.8.6 23:37 クリントン元米大統領の訪朝に象徴される米朝関係の変化が注目される中、 日朝関係と日本人拉致問題が置き去りになる懸念が強まっている。 冷え切った日朝交渉の復活には6カ国協議再開が急務だが、 米朝が「対話」を開始すれば6カ国の枠組みが変化する可能性もあるからだ。 米記者の解放は北朝鮮が「対米交渉の口実」として使ったためで、北朝鮮のこうした「人質外交」は、 日本も金丸信・元自民党副総裁の訪朝団(1990年)で「第18富士山丸事件」の紅粉勇船長らの帰還、 小泉純一郎元首相の訪朝(2002年)で拉致被害者5人の解放を経験済みだ。 いずれも北朝鮮が日朝国交正常化交渉開始の突破口に使おうとした。 しかし、健康問題を抱える金正日総書記は、自国の安全保障を固めるための対米交渉を最優先にしており、 日本を視野に入れていない。伝統的に北朝鮮外交は「通米封南」(米国と通じ韓国を封じれば、 いずれ韓国や日本は米国に従う)が基本路線だ。 昨年8月、日朝実務者協議で合意した日本人拉致被害者の再調査は福田康夫前首相の退陣で白紙となり、 麻生政権では日朝は全く動かなかった。また、米のブッシュ前政権が昨年10月、 テロ支援国家指定を解除したこともあって、北朝鮮が対日政策に配慮する材料は霧消している。 北朝鮮筋によると今年2月25日、金総書記は「対日対南工作を中止せよ」との内部指令を発令、 その後、対日部門の工作機関「対外連絡部」も格下げ縮小したという。 「日本の対北政策に成果がないことを総括したもようだ」(同筋)。 日本が安保理の核実験制裁決議をリードし、独自制裁を強化したこともあって、 「北ルートは冷え切っている」(関係筋)。 こうした経緯から金総書記はクリントン氏との会談で「日本人拉致問題には特段の反応を示さなかった」 (米高官)わけだ。
【主張】米記者解放 日米韓の共通戦略固めよ 2009.8.6 03:57 クリントン元米大統領の訪朝と米記者解放について、北朝鮮は「対話による問題解決で見解が一致した」 と発表し、新たな米朝直接協議を狙う姿勢を明白にした。 だが、強硬姿勢の後に対話に持ち込んで譲歩を迫るのは北の外交の常習的手法だ。 米国はこの手に乗ってはならない。 オバマ政権は、北が6カ国協議復帰と核完全廃棄に応じるまでは「見返りを一切与えない」とする 包括的な解決構想を日韓とすりあわせている。北の核廃棄と朝鮮半島非核化という目標達成には、 日米韓の緊密な連携が不可欠だ。その上で中露も巻き込んで、対北戦略を練っていく必要がある。 オバマ政権は「訪朝は完全に私的な訪問」とし、記者の解放と核問題を切り離す立場を強調した。 これに対し、北は「クリントン氏が米朝関係改善に関するオバマ大統領の伝言を伝えた」と発表、 米朝対話の始まりを印象づけようとする狙いが濃厚だ。 詳細な経過や水面下のやりとりは不明とはいえ、 米政府がくれぐれも核問題解決の原則をゆるがせにしないように注文したい。 オバマ政権は (1)北が6カ国協議に無条件復帰し、「後戻り不可能な核完全廃棄」に応じるまで見返りは与えない (2)国連制裁決議などを着実に履行する (3)米朝協議は6カ国協議の枠内でしか応じない− との方針を明示してきた。 4〜5月に北が核・ミサイル実験を繰り返して以来、日米韓は一致して軸足を対話から圧力に 明確にシフトした。その結果、欧州、中国、ロシアなどに加え、北に友好的なミャンマーも 「国連制裁を履行する」と約束している。
>154
北が完全な国際的孤立に陥ったのは、自らの行動が招いた結果にすぎない。
北にとって、国際社会との対話や協議の窓口は6カ国協議以外にない。
今必要なことは、新たな直接対話の策をろうすることではなく、本来の協議に復帰して「核の完全廃棄」
という6カ国共同声明(2005年)の約束を誠実に果たすことだ。
ブッシュ前政権は、段階的な核廃棄の行程に見返りを検討したことが失敗につながった。
その点でいえば、包括解決構想は十分に進める価値があるといえる。
構想の具体化に向けては、拉致問題をどう組み込むかなどの課題もある。
日米韓は政策協調会合などを通じて5カ国の共通戦略をしっかりと固めてもらいたい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090806/plc0908060357002-n1.htm
クリントン訪朝 米記者解放で新展開はあるか(8月6日付・読売社説) 核廃棄に向けた協議の場に北朝鮮が復帰する契機となるのかどうか。 ビル・クリントン元米大統領が訪朝し、金正日総書記と会談した。 クリントン氏の平壌入りは、2人の米国人女性記者の解放が目的だった。 3月に中朝国境で拘束され、懲役にあたる労働教化刑12年を言い渡されていた。 金総書記の特赦で2人は釈放され、帰国できた。元大統領はひとまず使命を果たした形だ。 米国の元国家元首が、国交のない北朝鮮を訪れたのは、 1994年の核危機の際のカーター元大統領に次いで、2人目だ。 今回も、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射など危険な挑発を繰り返し、 東アジア地域の緊張を高めている中での訪朝だった。 人質の解放を口実に、高いレベルの政治交渉を閉鎖的な自国内で行って譲歩をかちとろうとするのは、 北朝鮮の常套(じょうとう)手段だ。 だが、今回、クリントン氏は民間人の資格で訪朝し、記者解放以外、交渉はしなかったという。 とはいえ、夫人は現職の国務長官だ。事実上、オバマ大統領の特使の役割を担ったと見られる。 核兵器とミサイルの開発を続ける北朝鮮の最高指導者の意図や健康状態を、 直接確認する重要な機会となったはずである。
>157
金正日体制にとっては、元大統領の訪朝自体に、大きな政治的な意味合いがあったのだろう。
自身の健康不安や国際社会の制裁強化によって、独裁権力体制の基盤が揺らぐ中、
国内に威信を誇示する格好の場を得たからだ。
北朝鮮側は、元大統領と総書記が、「両国間の懸案問題を虚心坦懐(たんかい)に深く議論した」と報じた。
問題は、北朝鮮が今後、どう出てくるかだ。
北朝鮮は6か国協議への不参加表明によって、共同声明で約束した「核放棄」を反古(ほご)にしようとしている。
それを改めるかどうか、見極める必要がある。
米朝交渉開始へ動きが出てくる可能性もあろうが、米国が、日本や韓国などと緊密に協議することが
前提とならねばならない。
7月初めに中短距離の弾道ミサイルを連射して以降、北朝鮮のさらなる核実験や長距離ミサイル発射の
動きは探知されていない。
だが、国際社会は、警戒を怠ってはならない。
北朝鮮が核保有の既成事実化を図る限り、国連安全保障理事会の制裁決議を着実に履行する必要がある。
挑発には見返りを与えず、制裁で厳しく対処することが重要である。
(2009年8月6日01時24分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090805-OYT1T01050.htm
社説2 北朝鮮の核で米は原則貫け(8/6) 米国のクリントン元大統領が北朝鮮を電撃訪問し、金正日総書記と会談した。 北朝鮮は拘束していた2人の米国人女性記者を解放した。 記者の解放は喜ばしいが、北朝鮮の核やミサイル問題とは切り離すべきである。 米政府が元大統領の訪朝をきっかけに、核問題で北朝鮮に安易な譲歩をしないよう求めたい。 2人の米国人記者は3月、中朝境界付近で取材中、北朝鮮に拘束された。 中央裁判所は12年の労働教化刑を言い渡していた。 米国は即時解放を求めたが、北朝鮮は大物政治家の訪朝を要求、水面下で解放に向けた話し合いを続けていたという。 北朝鮮がもともと、拘束した米国人記者を米朝の包括的な直接協議に結びつける交渉材料として利用する 意図があったことは明白である。 米元大統領の訪朝は、1994年6月に訪朝したカーター元大統領に続いて2回目だ。 当時のカーター氏の訪朝は、北朝鮮が核開発を凍結する見返りに、 重油支援や軽水炉提供を受ける同年10月の「米朝枠組み合意」の布石となった経緯がある。 北朝鮮が今回、クリントン氏の訪朝を歓迎したゆえんだろう。 北朝鮮はさっそく「北朝鮮と米国の理解を深め、信頼醸成に寄与する」と評価する報道文を発表した。 北朝鮮は核実験やミサイル発射で世界を挑発し、6カ国協議にも不参加を表明するなど強硬姿勢を貫いている。 ただ国連安全保障理事会の制裁決議履行を通じた対北朝鮮包囲網作りが進むなか、 瀬戸際戦術の落としどころに苦慮していたようだ。 米政府はクリントン氏の訪朝を記者解放のための「私的な活動」と説明するが、詳細は発表していない。 金総書記との会談内容も不明なままだ。核問題や米朝関係に関連した密約は本当になかったのだろうか。
社説:クリントン訪朝 北の実行が対話の前提(8月6日) 米国のクリントン元大統領が北朝鮮の平壌で金正日(キムジョンイル)総書記と会談した。 国際社会の意表を突く、突然の訪問だった。 この結果、3月に中朝国境で取材中、北朝鮮に拘束された米国人女性記者2人が解放された。 「不法国境出入罪」などに問われ、労働教化刑12年の判決を受けていた。 その無事帰国をまず喜びたい。 米国の元大統領としては1994年のカーター氏に続き、15年ぶり2人目の訪朝である。 妻のヒラリー氏はオバマ政権の国務長官だ。 金総書記も出席した歓迎晩さん会は、02年に小泉純一郎元首相との日朝首脳会談が開かれた 百花園迎賓館で行われた。クリントン氏を国賓級の扱いで遇したことを示している。 米国政府は、記者の解放を目的とした「私的訪問」としているが、 総書記との会談は3時間余りに及んだという。突っ込んだやりとりがあったことをうかがわせる。 北朝鮮側はクリントン氏がオバマ大統領の口頭メッセージを金総書記に伝達したと発表した。 クリントン氏は事実上「大統領の特使」の役割を担っていたとの見方もできよう。 朝鮮中央通信は「朝米間の懸案問題が深く論議され、対話で問題を解決することで一致した」と伝えた。 米側が北朝鮮の核開発に対する国際社会の懸念を指摘し、今後の交渉の進め方について、 北側の出方を探った可能性もあるだろう。 クリントン氏は日本の拉致問題にも言及し、早期解決を強く促したとされる。 日本にとって拉致の解決はゆるがせにできない問題であり、北朝鮮は誠実に対応すべきだ。 今回の訪朝が北との対話や拉致の前進に結びつくなら評価できよう。
>161
前回のカーター氏の訪朝は、北朝鮮による核査察拒否に端を発して高まった軍事的緊張の中で行われ、
北に核開発の凍結を約束させる「枠組み合意」を導いた。
しかし合意はその後、破綻(はたん)し、北朝鮮は核開発を続けてきた。
それは今春以降のミサイル発射や核実験の強行であらためて証明された。
この教訓を踏まえ、米国は北朝鮮に安易な妥協をすべきではないだろう。
核廃絶に向けた明確な行動を、前提として求めてほしい。
米国は、北朝鮮が後戻りできない非核化に合意するなら、
関係正常化や経済支援などの見返りを与える「包括的提案」を検討している。
その道筋の進展には、まず北側の「目に見える一歩」が必要である。
北朝鮮との6カ国協議は昨年12月以来、開かれていない。
日本政府はその再開を働きかけ、核廃絶とともに拉致問題でも解決を図る努力を続けねばならない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/181195_all.html
【神奈川】韓国人の風俗出稼ぎ増加、韓国のネットで売春を斡旋する広告を見て〜県警が摘発強化[08/05]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1249490896/l50 韓国人の風俗出稼ぎ増加 神奈川県警が摘発強化
2009.8.5 22:15
韓国から短期滞在のビザで日本に訪れ、デリヘルや売春宿などの風俗店で働く韓国人女性が
相次いで摘発されている。女性らは韓国のインターネットで日本での売春を斡旋(あっせん)する
広告を見るなどして短期間での稼ぎを求めて来日しているとみられ、神奈川県警は、
違法な風俗店の摘発に力を入れている。
県警生活保安課などは今年に入り、川崎市の売春街「堀之内」の売春宿(通称・ちょんの間)を
売春防止法違反容疑で数回にわたって計9店舗を摘発、計35人を逮捕した。
売春をしていた女性29人は全員外国人で、うち27人が韓国人だった。
県警によると、これら女性の多くが「日本で男性の相手をすれば、10分1万円で月収2千万ウォン
(約155万円)が稼げる」などと書かれたインターネットの求人サイトを見て来日したと話しているという。
女性らのほとんどが短期滞在のビザで入国。
90日間の滞在期間を過ぎると韓国に帰るか、不法滞在で働き続けるという。
女性らは来日の理由について、「韓国警察による売春摘発の強化」と「ウォン安」を挙げるという。
県警は「最近では店にいる女性の入れ替わりが激しい。
出稼ぎ感覚で稼ぐだけ稼いで韓国に帰るパターンではないか」と話す。
売春だけではなく、デリヘル業界にも短期滞在の韓国人が増えているという。
県警によると、韓国人デリヘルの摘発は昨年は1店舗だったが、今年はすでに4店舗を摘発。
韓国人のデリヘル嬢だけではなく、韓国人の経営者も逮捕されている。
県警は「韓国人女性は売春の働き口を求めて日本に来ている。
違法風俗店の売り上げは暴力団に流れている可能性が高く、断ち切るためにも摘発を続けたい」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090805/kng0908052217006-n1.htm
田原総一朗氏の拉致被害者めぐる発言でBPOが審理へ
2009.8.7 12:02
ジャーナリストの田原総一朗さんが、テレビ朝日の番組で拉致被害者の横田めぐみさんらについて
「生きていない」と発言した問題で、NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の
放送人権委員会が審理入りを決めたことが7日、分かった。
テレビ朝日などによると、田原氏は4月25日未明の「朝まで生テレビ!」で、
横田さんと有本恵子さんに関し、「外務省も生きていないことは分かっている」などと発言。
拉致被害者家族会などが「根拠なく発言したならば重大な人権侵害」と同委員会に申し立てていた。
テレビ朝日は「今後、放送人権委員会の審理に誠実に対応していく」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090807/crm0908071209018-n1.htm
米2記者解放:クリントン氏、NSCに会談の様子を報告
【ワシントン草野和彦、ニューヨーク小倉孝保】ギブス米大統領報道官は6日の記者会見で、
米国人記者解放交渉で訪朝、金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談したクリントン元大統領が前日夜、
国家安全保障会議(NSC)の担当者に会談の様子を報告したことを明らかにした。
近くオバマ大統領に会って説明するなど、報告は今後も続く。
報道官は、元大統領が在任中、核問題に取り組んだ実績を踏まえ、核兵器の放棄や過去の合意内容の
順守などについて「元大統領が北朝鮮に強く促そうとしたことは想像できる」と述べた。
また、ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日の記者会見で、今回の訪朝はあくまで
人道目的だったと強調し、米朝関係に変化を及ぼす可能性については「そうは思わない」と否定。
「(記者の帰国以外の)他の良いことにつながることを望む」として、
北朝鮮が態度を変えることに期待を示すにとどまった。
一方、クリントン元米大統領は同日、ニューヨークで自らの財団と製薬2社が
抗HIV(エイズウイルス)薬をアフリカなど貧困国に低価格で販売することで合意したのを受け、
財団本部で報道陣に対応した。
元大統領は「若い2人の女性を帰国させたかった。(帰国実現を)大いに誇りに思っている。
(米朝)2カ国が今後、向かうべき方向について決定できるようになることを願っていた」とコメント。
すでにオバマ大統領とクリントン国務長官に、短い報告は済ませたことを明らかにしたが、
同時に「私の言葉が政策に影響を与えるべきでない。私はもはや政策決定者ではない」と述べ、
自らの言動がオバマ政権の政策に影響を与えないよう注意を払っている様子をうかがわせた。
毎日新聞 2009年8月7日 11時49分(最終更新 8月7日 12時12分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090807k0000e030048000c.html
米、北制裁は緩めず…報道官が強調
【ワシントン=本間圭一】ギブス米大統領報道官は6日の記者会見で、オバマ政権の北朝鮮政策について、
「国連安全保障理事会の決議を実行していく我々の政策に変化はない」と述べ、
クリントン元大統領の訪朝後も北朝鮮に対して制裁決議の履行を継続していく方針を示した。
北朝鮮が、クリントン氏訪朝により拘束していた米国人記者2人を解放したことで、
米朝関係改善の憶測も出ているが、オバマ政権としては当面、制裁強化の方針に変化がない点を強調した形だ。
一方、同報道官によると、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)担当者は5日夜、
クリントン氏から金正日総書記との会談内容などについて説明を受けた。
クリントン氏が帰国後、オバマ政権に訪朝の詳細を報告するのは初めてで、今後、数日間行われる予定。
オバマ政権は金総書記の意向などを慎重に検討する予定で、その内容によっては、
今後の北朝鮮政策の変更も指摘されている。
(2009年8月7日12時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00494.htm
クリントン氏「仕事は記者解放だけ」 会談内容は触れず
2009年8月7日12時7分
【ニューヨーク=松下佳世、ワシントン=村山祐介】電撃的な北朝鮮訪問を終えた
クリントン元米大統領は6日、帰国後初めて公の場で発言し、米国人記者2人の解放を
「米国人として、父親として、非常に光栄だった。役に立てて良かった」と振り返った。
しかし、金正日総書記との会談内容については「米朝の意思決定に悪影響を与えかねない」
として具体的言及を控えた。
ニューヨーク市内で開いた自らの財団の活動についての記者会見で質問に答えた。
クリントン氏は訪朝について、「私の仕事は2人を帰国させるという一点だった」と述べ、
核問題など政府間交渉とは一線を引いた立場を強調。米朝関係については
「これからどこに向かうかは両国に決めて欲しいと思った。私はもう政策決定者ではない」と述べた。
「私には政府に報告する義務がある」として、
オバマ大統領や妻のヒラリー・クリントン国務長官への説明を急ぐ考えを示した。
記者の解放交渉については「2人は短時間、数歩ほど北朝鮮側に入ったことを認めて、
国務長官がすでに米国として遺憾の意を示した。それで十分だった」と説明。
「それ以上は求められなかったし、与えもしなかった」と明言し、
同氏が「謝罪した」との北朝鮮側報道を否定した。
解放された2人の機中での様子については、「感情が高ぶって、眠ろうとしても眠れなかったようだ。
日本の米軍(三沢)基地で約5カ月ぶりに米国式の朝食が出て、喜んで食べていた」と説明した。
http://www.asahi.com/international/update/0807/TKY200908070106.html
「記者解放と対北朝鮮政策は無関係」 米国務長官
2009年8月7日12時59分
【ワシントン=村山祐介】アフリカ歴訪中のヒラリー・クリントン米国務長官は、
米国人女性記者2人の解放を実現した夫のビル・クリントン元大統領の訪朝について、
「米国の(対北朝鮮)政策とは無関係だ」と述べ、
北朝鮮の核問題などに対する米政府の判断には影響を与えないとの姿勢を強調した。
CNNテレビが6日、伝えた。長官は記者解放によって
「北朝鮮が米国と前向きな関係を持つことができると理解することにつながるだろう」との期待感を表明。
一方で、元大統領という大物の派遣が北朝鮮を利したとの批判が米国内で起きていることについては、
「北朝鮮に見返りを与えたわけでは絶対にない」と強く反論した。
ホワイトハウスのギブズ大統領報道官も6日の会見で、
「国連安全保障理事会の制裁決議の履行徹底は引き続き進める」と述べ、
記者解放と制裁は別との認識を示した。元大統領とオバマ大統領の面会は週明け以降の見通しという。
http://www.asahi.com/international/update/0807/TKY200908070156.html
米元大統領、拉致問題解決促す 2記者とともに帰国
2009年8月6日 00時40分
【ロサンゼルス共同】北朝鮮を訪問していたクリントン元米大統領は5日朝(日本時間同日夜)、
解放された米国人女性記者2人とともに米ロサンゼルス郊外の空港に到着、帰国した。
ギブズ米大統領報道官は5日、元大統領が北朝鮮側に、日本人拉致被害者や拘束されている
韓国人の解放が実現すれば国際社会が「好意を持って受け止める」と伝えたことを明らかにした。
米朝間の懸案だった記者拘束問題は3月中旬の発生から約4カ月半ぶりに解決した。
米大統領報道官はまた、元大統領が近くオバマ大統領やホワイトハウス当局者に訪朝結果を報告すると語った。
しかし、北朝鮮側の真意を分析する必要もあり、本格的な対話開始まで米朝間の駆け引きが続く可能性がある。
記者2人は米サンフランシスコに本社を置く「カレントTV」のローラ・リンさん(32)と
ユナ・リーさん(36)。空港で家族と涙の再会を果たした後、
リンさんは記者団に「悪夢は終わった」と述べ、元大統領ら関係者に感謝の意を表明した。
同TVの創設者であるゴア元米副大統領は、オバマ政権が記者解放に向けて「深く関与した」と
謝意を述べた。クリントン元大統領はしゃべらなかった。
一方、オバマ大統領は「非常に安心した」と述べ、記者を連れ帰ったクリントン元大統領に謝意を示した。
2人は3月中旬、中朝国境地帯で取材中に北朝鮮側に拘束された。
6月に北朝鮮の裁判所で労働教化刑12年の判決を受けたが、平壌の招待所で過ごしていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080501000711.html
米朝関係改善には核放棄が必須 元大統領訪朝でオバマ氏
2009年8月6日 09時27分
【ワシントン共同】オバマ米大統領は5日、米朝関係改善のためには、北朝鮮が核開発を放棄し、
挑発的な行動をやめることが必須と指摘した。NBCテレビとのインタビューで語った。
クリントン元大統領が訪朝して米国人記者2人の解放にこぎ着けたことについては
人道的観点からの行動だったとして、核問題での交渉への影響については言及を避けた。
オバマ氏は近く元大統領から金正日総書記との会談内容など訪朝結果の報告を受ける。
国際社会による北朝鮮への制裁包囲網を主導する米国は、記者を解放した北朝鮮の真意を分析、
対話外交に活路を見いだしたい考えだ。
オバマ氏は「(米朝)関係改善の道はあると北朝鮮には伝えてきた」と述べ、関係進展に前向きな姿勢を
示した。ただし条件として「核兵器を開発しないことと、挑発的な行動をやめることが必要だ」と強調し、
北朝鮮に対し弾道ミサイル発射など地域の緊張を高める行動の自制を求めた。
アフリカ歴訪中のヒラリー・クリントン米国務長官も同日、同テレビに夫である元大統領の成果を
「気分がいい」と評価。一方で今後対話につながるかどうかは北朝鮮次第とし、
米国はあくまでも6カ国協議の枠組みの範囲内で対話に応じる考えをあらためて強調した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080601000177.html
韓国、交渉妥結で立てこもり解除 双竜自動車リストラ争議
2009年8月6日 17時49分
【ソウル共同】韓国の自動車メーカー、双竜自動車での大規模リストラ案をめぐる争議は、
労使交渉が6日午後に妥結、2カ月以上にわたって続いていた労働組合員による本社工場(京畿道平沢市)
への立てこもりが解除された。韓国メディアが一斉に伝えた。
聯合ニュースによると、同日午前11時(日本時間同)から行われた緊急の労使交渉で、
リストラ対象者の一部を無給での休職扱いとし、雇用関係を継続することで合意。
会社の経営が回復した場合には、優先的な職場復帰が可能となる。
経営危機に陥った同社は、日本の会社更生法に相当する法定管理下にあり、
4月に全社員の約37%に当たる2600人余りの削減を柱とする経営正常化計画を発表。
これに反発する労組が5月下旬から工場を占拠し、警官隊と衝突を繰り返していた。
今月2日に労使交渉が決裂したため、5日から警官隊が本格的な鎮圧作戦を開始。
工場の一部を制圧された労組側が6日、再度の交渉を会社側に申し入れていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080601000698.html
国連北朝鮮制裁でぜいたく品照準 欧米が禁輸強化
2009年8月6日 22時55分
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の北朝鮮制裁をめぐり、
欧米諸国が高級外車や高級ワインなど、ぜいたく品の禁輸措置を強化し始めたことが6日分かった。
複数の国連外交筋が明らかにした。
制裁を北朝鮮の指導者層に直接及ぼすことを狙ったもので、北朝鮮がクリントン元米大統領訪朝による
米国人記者解放など対話路線に関心を向けた契機の一つになった可能性もある。
安保理は2006年の北朝鮮の最初の核実験後の安保理決議にぜいたく品の禁輸措置を盛り込んだが、
これまでほとんど履行されてこなかった。
外交筋によると、中心となっているのは北朝鮮がぜいたく品を購入している欧州諸国。
先月、イタリア当局が金正日総書記が発注したとされる豪華モーターボートを差し押さえたのをはじめ、
北朝鮮向けとされるベンツやBMWなど高級自動車や、キャビア、高級ワインの輸出が差し止められた
例もあるという。
安保理の制裁委員会では各国に定期的に履行状況の報告を求めているが、
7月下旬の報告分ではイタリア、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインなどが
ぜいたく品の禁輸措置に関する報告書を提出したという。
外交筋は、イタリア当局によるボート押収後に金総書記が激怒したとの情報もあることから
「北朝鮮はこうした制裁で米国の本気をかぎ取り、危機感を強めて対話路線に方向転換しつつあるとみられる」
と分析している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080601000834.html
米、記者解放でも制裁緩めず 対北朝鮮で大統領報道官
2009年8月7日 09時25分
【ワシントン共同】ギブズ米大統領報道官は6日の記者会見で、
北朝鮮への対応について「国連安全保障理事会決議の履行徹底を目指す政策に変わりはない」と述べ、
クリントン元大統領の訪問で金正日総書記が米国人女性記者2人を解放したことでオバマ政権が
制裁を緩めることはないと強調した。
北朝鮮が米国や国際社会との関係改善を望むなら、核計画放棄が必要と訴え、
北朝鮮には「それを実現する能力も政治力もある」と述べた。
元大統領は5日夜、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の担当者らに訪朝結果を説明。
報道官はやりとりの中身には接していないとした上で「核兵器を保有しても国際社会で名声を得ることは
できず、孤立を深めるだけだと訴えたのではないか」と語った。
担当者らへの説明は数日間続くとの見通しを示し、元大統領とオバマ大統領との面会日時は
まだ決まっていないとした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080701000159.html
「光栄に思う」と元大統領 総書記会談には言及せず
2009年8月7日 10時10分
【ワシントン共同】北朝鮮から解放された米国人女性記者2人とともに5日帰国した
クリントン元米大統領は6日、ニューヨークのクリントン財団で記者会見し、
2人の解放に携わったことを「光栄に思う」と述べた。金正日総書記との会談などについては
「米国や北朝鮮の決定事項や行動に影響を与えかねない」として発言を避けた。
元大統領は「(米朝)両国がこの先どう進むかを決めてほしかった」と述べ
「わたしはもはや政策決定者ではない」「大統領は1人だ」
としてオバマ現政権を側面支援する考えを示した。
2人については、帰国便の中で眠れないほど「うれしそうだった」と振り返り、
給油のため米軍三沢基地(青森県三沢市)に立ち寄った際に5カ月近くぶりに米国式の朝食を食べたと
明かし「すてきな」光景だったと話した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080701000185.html
「北朝鮮では常に監視下に」 米テレビに解放記者の姉
2009年8月7日 12時25分
【ワシントン共同】北朝鮮から解放され5日に米国に帰国した女性記者のうちの1人、
ローラ・リンさん(32)の姉リサさんは6日、
米CNNテレビの電話インタビューで「言葉にできないほど高揚している」と喜びを語り、
ローラさんが北朝鮮で常に監視下に置かれていたことなど拘束生活の一端を明かした。
リサさんは、女性記者2人が3月17日に中朝国境付近で取材中に拘束されたことについて
「2人に国境を越えるつもりはなかった」と強調。
その上で、おそらく30秒ほど2人が北朝鮮領内に入ったと初めて具体的に認めた。
詳細については、ローラさんが近く手記を書いて明らかにすると述べた。
ローラさんは「読書したり、室内を歩き回って運動したりして日々を過ごしていた」といい、
拘束先の部屋には昼夜を問わず常に2人の監視役がいたことを明かした。
食事は質素で、ご飯や野菜、揚げた魚などが中心。
体調を崩したこともあったが、配慮ある扱いを受けたと語った。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009080701000373.html
クリントン元米大統領の訪朝、航空機は友人の富豪が提供
2009年 08月 6日 15:31 JST
[ロサンゼルス 5日 ロイター] クリントン元米大統領が北朝鮮訪問に使用した航空機は、
元大統領と旧知の間柄の富豪スティーブ・ビング氏が個人的に提供したものであることが分かった。
ビング氏のボーイング737機を管理する航空機チャーター会社が5日、ロイターに明かした。
カリフォルニア州バーバンクを拠点とする航空機チャーター会社、
アブジェットのアンドリュー・ブラッドリー上級副社長によると、同社が北朝鮮に向かう航空機の
準備要請を受けたのは7月30日。「ビング氏はクリントン氏の個人的な友人かつ支援者であり、
歴史的イベント実現のために機体の提供を申し出た」という。
北朝鮮に拘束されていた米カレントTV所属のユナ・リー記者とローラ・リン記者は5日早朝、
クリントン元米大統領とともにバーバンクの空港に到着。米国の航空機は北朝鮮への飛行が禁じられて
いるため、今回の訪朝には、米国務省や米空軍との緊密な連携が必要だったという。
アブジェットは8月1日朝までに国務省からの承認を獲得。
北朝鮮入りする前にはアラスカと日本の米空軍基地に寄らなくてはならなかった。
ブラッドリー上級副社長によると、ビング氏が支払うことになる約25時間のフライトの経費は、
1時間6000ドルのチャーター料や雑費を含め、総額20万ドル(約1900万円)に上るとみられる。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10421520090806
シナリオ:クリントン氏訪朝で北朝鮮に変化はあるのか 2009年 08月 6日 19:10 JST [ソウル 6日 ロイター] 米国人記者2人の解放へとつながったクリントン元米大統領の訪朝だが、 米政府は北朝鮮政府との今回の画期的な対話を重要視しない姿勢をとっている。 北朝鮮はこれまで数カ月間にわたり核実験、弾道ミサイル発射、韓国への攻撃示唆など挑発的行為を繰り返し、 北アジア地域の安全や経済に対する懸念を高めるとともに、米朝関係も緊張状態が続いていた。 北朝鮮が今後どのような行動に出るか、想定されるシナリオは以下の通り。 <一時的に外交的になる> 北朝鮮は過去数年間にわたって軍事的脅威によって関係各国の譲歩を引き出す戦術をとっており、 そのやり方は長期的には変わらないと思われる。ただ向こう数カ月間に限っては、 国連安全保障理事会(安保理)による制裁で打撃を受けた経済を立て直すために外交を行い、 見返りを得ようとする可能性がある。 大半のアナリストは、北朝鮮が「最強のカード」とする核開発計画を断念するとはみていない。 <6カ国協議は再開のメド立たぬまま> クリントン元米大統領の訪朝は、米朝間の緊張を少しは和らげるかもしれない。 しかし、それが北朝鮮の核問題解決を目指す6カ国協議の再開につながると考えるアナリストは ほとんどいない。 北朝鮮自身は6カ国協議は「死んだ」との見解を示しており、今回平壌を訪れたクリントン氏の 出迎えに同協議で北朝鮮首席代表を務める金桂冠外務次官を行かせたことは、 米国との直接対話を求めたメッセージの可能性がある。
>178
<権力継承を確たるものとする>
韓国政府当局者は、最近の北朝鮮による一連の挑発行為は金正日総書記(67)の
健康回復と権力継承にあたって内部支持を固めるのが狙いだと語る。
北朝鮮は、クリントン氏の訪朝も「米国の大統領経験者を表敬と交渉のため平壌に出向かせた」として、
金総書記の「大勝利を示す」プロパガンダに利用するとみられる。
金正日総書記が国内での自分の地位に確信が持てれば、三男の正雲氏(25)との見方が強い、
後継者についての自身の意向をはっきりと示す可能性もある。
<北朝鮮の核開発が新たな方向に向かう>
北朝鮮は今のところ、寧辺の核施設にある原子炉や核燃料加工施設を再開する兆候は見せていないものの、
ウラン濃縮に着手する可能性を示唆している。
すでに核兵器6─8個を製造するのに十分なプルトニウムを保有しているとみられる同国だが、
寧辺の核施設全体を再開するのは高くつくと考え、代わりにウラン濃縮活動を選択する可能性がある。
(ロイターニュース 原文:Jon Herskovitz、翻訳:植竹 知子)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10426520090806
米政府の対北朝鮮政策、クリントン元大統領の訪朝で変わらず
2009年 08月 7日 06:29 JST
[ワシントン 6日 ロイター] 米ホワイトハウスのギブズ報道官は6日、
クリントン元大統領の北朝鮮訪問によって、米政府の同国に対する政策が変わることはないと言明した。
報道官は記者団に対し、米朝関係改善に向けた措置を取るかは北朝鮮次第とし、
「北朝鮮にはそのようにする能力と力がある」と述べた。
また、北朝鮮がこれまでの合意事項を履行することを米政府は望んでいるとした上で
「同時に、北朝鮮による大量破壊兵器の拡散を防止するため、
国連安全保障理事会の決議履行に向けた必要な措置を引き続き取っていく」との方針を示した。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10431020090806
クリントン氏訪朝、好ましいことにつながるよう期待=米大統領補佐官
2009年 08月 7日 10:48 JST
[ワシントン 6日 ロイター] ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、
クリントン元大統領が北朝鮮で拘束されていた米国人記者の釈放を求めて行った訪朝が
「好ましいこと」につながるよう期待していると述べた。
同補佐官は、今回の訪朝で米朝関係が変化すると思うかとの質問に
「そうは思わない。これは人道目的の訪朝だったと思う」と述べた。
さらに「もちろん、これが好ましいことにつながるよう期待しているが、将来の展開は誰にも分からない。
今回の訪朝がこのように機能したことは大変喜ばしいが、私は事実を越えて他の結論を導き出すことはしない」
と語った。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10435720090807
「スルッと」カード/偽造あおりで売上激減 一部サービス中止、市は賠償請求も検討 2009.8.7 14:05 関西一円の私鉄や地下鉄で利用できるプリペイド式磁気カード「スルッとKANSAI」の売り上げが、 偽造事件のあおりで大きく落ち込んでいる。額面5千円のカードを大量に偽造したとして韓国人グループが 地元の警察当局に摘発されたが、すでに約8千枚が日本に密輸され、金券ショップなどを通じて一般客にも流出。 対策を迫られた鉄道各社が一部サービスを取りやめたことで、「不便だ」と苦情が出るなど、 波紋は今も広がっている。被害の大きかった大阪市交通局は賠償請求も検討中という。 運営会社の「スルッとKANSAI」(大阪市中央区)によると、偽造カードは平成20年12月、 市営地下鉄御堂筋線の梅田駅で初めて見つかり、近畿各地でこれまでに約400枚が回収された。 いずれも券売機や改札機で使用できるほど精巧な作りだったとされる。 大阪府警は今年3月までに、偽造カードで乗車券を入手したとして、韓国籍の無職男(53)と 元暴力団員(50)の2人を、不正作出支払用カード電磁的記録供用容疑などで逮捕。 その後の調べで、無職男が韓国の知人から偽造カード1千枚を10万円で購入、 うち約300枚を同居していた元暴力団員に譲渡したことが判明した。 捜査関係者によると、カードの大半は、大阪市交通局発行の「レインボーカード」を模造。 2人は金券ショップでの換金を計画したが、交通局が偽造カードの発見を公表したため手口を変更。 市営地下鉄の券売機に偽造カードを入れ、「共通1日乗車券」や真正カードを入手した上、 払い戻すなどして現金化していた。この手法で元暴力団員は約70万円を稼いだという。 被害が相次いだ交通局は今年1月、額面5千円のカード販売を中止。 券売機を改造し、レインボーカードで1日乗車券を買えないようにシステムを変更した。 一連の対策で余儀なくされた出費は、約9千万円にも上った。
春・夏・秋・冬
2000年、ブッシュ次期政権によって阻まれ、今回、9年遅れでようやく実現した平壌訪問。
クリントン元米大統領の脳裏にはどういう事がよぎっていたのだろうか。
「私的」とはいえ、ホワイトハウスの掌中下、
死ぬまでVIP待遇を受け続ける大統領経験者の行動の持つ意味はそれほど単純なものではない
▼そういえば、政権の丸投げが続いたせいもあってか、日本政界を見渡すと、首相経験者がごろごろしている。
大統領経験者を「使う」米国に比べて、座して何とかではないが、
さしたる役割も果たせず声もかからない日本、この差は何だろうかと思う。
政治の貧困と一言で済ませるのは簡単だが
▼2002年9月、小泉首相が訪朝し朝・日平壌宣言が発表された。
日本の侵略の過去清算への道筋、拉致事件の解決も確認された。
しかし、今や日本側は同宣言そのものを棚上げにしたも等しい。安倍政権の登場が拍車をかけた
▼当時、安倍首相が朝鮮の体制崩壊、総聯潰しに血眼になったのは記憶に新しい。
在日朝鮮人にとっては忘れようにも忘れられない弾圧の所業の数々。
総連中央会館問題を巡って強硬な対応を見せ、「金融庁のお墨付きも得られつつあった」和解交渉について
整理回収機構(RCC)に妥協を許さなかった(「公安検察」=講談社)という。
警察はむろん、検察も右に倣えだったと同書は告発する
▼思考を停止させたままでは何事も前には進まない。早くその事に日本社会は気付くべきだろう。
そうでなければ、趨勢からますます取り残されていってしまう。(彦)
[朝鮮新報 2009.8.7]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0807-00001.htm
朝鮮経済 「効果ない制裁」 国産原料による産業構造築く 【平壌発=金志永記者】人工衛星「光明星2号」が打ち上げられた4月以降、朝鮮は自らの目標に向かって 前進している。米国をはじめとする敵対国は、制裁と圧力が朝鮮の態度に「変化」をもたらすと喧伝しているが、 国内では敵対勢力との対決に終止符を打つまで「頑強な持久戦」を繰り広げるべきだという世論が醸成されている。
>185 ◆経済構造の転換 朝鮮で制裁や経済封鎖がもたらす悪影響を憂慮する声は聞かれない。経済部門の関係者や学者らは、 敵対勢力が長期間にわたる制裁を通じて朝鮮を「干上がらせる」戦略をとるとしても、 自国の経済復興戦略は予定通り進められていくと見ている。 朝鮮は2012年に「強盛大国の大門を開く」という目標を内外に宣言している。 一方で米国などの敵対国は、朝鮮には自力で経済発展をなし遂げる能力はなく、 体制の維持も難しいという誤った見方を国際社会に広めてきた。 人工衛星の打ち上げや第2次核実験を「挑発」と断定し、米国を対話の場に引きずり出すための 「瀬戸際戦術」と結びつけるのも、朝鮮が対米関係の改善や他国からの支援に命運をかけているという 観点から導き出された論理だといえる。制裁の持続、強化が朝鮮を変化させるという見方も同様だ。 経済部門の関係者らは、金正日総書記が示した「2012年構想」は外資導入や経済支援など 対外経済活動における条件の有利、不利だけを計算して立てた目標ではないと断言する。2012年までの タイムスケジュールは、「自立的民族経済の土台に依拠して策定された」というのが彼らの説明だ。 21世紀に入り、全国の工場、企業所で技術革新事業が活発に行われ、農業部門の基盤も整備されるなど、 自立経済の土台の復旧が急ピッチで進められた。 06年以降は、国の経済全般が上昇軌道に乗ったことが各種の統計資料を通じて確認されている。 注目される変化として、経済の自立性を高めるという政策を推し進めた結果、国内産の原料、 燃料に基づいた産業構造が確立されつつある点を指摘できる。 近年、経済の各部門では輸入に頼らずに生産活動を正常化するための技術革新が進められ、 成果が現場に導入されている。コークスに頼らない「チュチェ鉄」生産システム、 石炭ガス化技術による肥料生産システムなどが代表的事例だ。
>186
◆関係者の自信
内閣や工場、企業所の幹部も朝鮮経済の潜在力は他国の基準で推し量ることはできないと話す。
米国の保守強硬派が主張する金融制裁については、貿易取引の一部に障害があっても
「生産がストップする工場や企業所は一つもない」と、その「実効性」を否定している。
また、ある経済学者は「たとえば、われわれが質の高い鉱物資源を持っているのに、
世界がいつまでも米国の言いなりになって制裁に加わり続けることはない」と制裁の盲点を指摘する。
朝鮮の唯一の外貨獲得手段が武器輸出であるかのように言うのは間違っているとも話す。
関係者の自信はどこから来るのか。彼らが強調する自立経済とは、国内需要の充足を基本目的とする
自己循環型の経済を意味する。輸出主導型で発展を遂げた他国とは経済の構造が異なる。
貿易取引が少なくても、自国の技術と資源に基づいて生産が行われ、人びとの衣食住が保障されれば目的は達成だ。
経済建設は、90年代に露呈した欠陥を克服しながら進められている。
関係者らは将来の展望について一様に楽観的な見方を示す。朝米関係の改善があってもなくても、
対外環境の変化に関係なく「2012年構想」を実現することが彼らの目標だ。
[朝鮮新報 2009.8.7]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0807-00002.htm
社会科学院経済研究所のリ・キソン研究員に聞く 電力、金属、食糧部門に力 ◆近年、工業生産は9〜10%成長 【平壌発=金志永記者】2012年に「強盛大国の大門を開く」と宣言した朝鮮の経済復興は米国など 敵対国との対決の中で進められている。社会科学院経済研究所のリ・キソン研究員(教授、博士)に、 国際環境の変化が国内の経済建設に及ぼす影響などについて聞いた。 ◆2012年までの計画 Q:2012年まであと3年。国連安保理の制裁決議など、国際関係では対立の構図が深まっている。 国の対外経済分野に影響はあるのか。 A:「2012年構想」は突然出てきたものではない。 10余年間にわたる強盛大国建設の道のりに沿って提示された目標だ。 経済分野で言えば、自立経済の土台に基づき、その潜在力を強化したうえで2012年という時期が 設定された。外資導入や援助など外的条件の有利、不利を打算して立てた目標ではない。 われわれのタイムテーブルは外部の動向とはリンクしていない。 金日成主席の富強祖国建設構想を受け継ぎ、金正日総書記は90年代中盤に社会主義強盛大国建設構想を 掲げた。われわれは95年から2000年まで「苦難の行軍」、強行軍を行い、未曾有の試練に打ち勝った。 この6年間は、一方で強盛大国建設の突破口を開いた時期だったともいえるだろう。 21世紀に入って、経済建設で転換の局面を開くための一連の路線が提示され、 06年には「強盛大国の黎明」というフレーズも登場した。 試練という暗闇が去り、夜明けの時を迎える段階にいたった。 経済に関して言えば、飛躍のための物質的土台が整った。 各工場、企業所が現代化され、最新技術に基づいた工場も建設された。 発電所が数多く建設され、土地整理、農業用水路など食糧問題解決のための環境も整った。 国の経済全般が上昇軌道に入っている。ここ数年間の工業生産は毎年9〜10%の成長を記録している。 このような経済発展の流れの先に「強盛大国の大門を開く」という目標がある。
>188 Q:現在、経済の各部門で過去の最高生産水準を超える実績を上げることが課題として示されている。 目標達成の保証はあるのか。 A:われわれは経済の自立性、主体性を強化する方向で問題を解決している。 対外経済環境の影響を受けない強固な経済構造を整えるということだ。 とくに、経済強国建設の中心問題である電力と金属、食糧部門の問題の解決に力を注いでいる。 電力部門では、近年、大規模水力発電所が相次いで操業を始め、国全体の発電能力が大きく伸びた。 今後は軽水炉も建設する。朝鮮にはウランが豊富にある。自国の資源、技術に徹底して依拠していく。 金属工業も、コークスなどの燃料を輸入に依拠しない方向で産業構造の転換が進められている。 「チュチェ鉄」と呼ばれる自国の資源に基づいた鉄生産システムが導入されている。 食糧問題に関して言えば、われわれは過去に自給自足の経験がある。 現在では、農業技術革命を通じて多収穫品種も数多く登場しており、化学肥料も輸入原料に頼らない 生産システムを導入中だ。電力問題が解決して鉄鋼材生産が農業機械生産につながるようになれば、 「食の問題」は解決に向けて大きく進むだろう。
>189 ◆対外依存度低い Q:米国をはじめ敵対国は朝鮮経済が制裁と封鎖で甚大な打撃を受けると主張しているが。 A:自分の足で歩む自立経済は対外依存度が低い。 われわれは昨秋以降の国際金融危機にも特別大きな影響を受けなかった。 もちろん輸出や輸入で問題がまったくないとは言えない。 しかし、今の朝鮮には何かが不足したからといって直ちに活動がストップしてしまう工場や企業所はない。 自立経済というのは国内市場を主な対象とする経済だ。対外市場のニーズを満たすのが基本ではない。 国内で多く生産して、人びとに行き渡った後に残るものを輸出すればよい。 他国にモノを売らなければ生きていけない輸出主導型とは違う。 自立経済はもともと輸入物資に大きく依存しない。われわれの国防工業、重工業は国内の資源と技術に 基づいているが、軽工業部門では細かいもの、需要の少ないものは自国で作らず、輸入することもある。 仮に制裁や封鎖でそのような物資が輸入できなくなったとしても、人びとの生活に決定的な打撃を与えることはない。 90年代、西側では「北朝鮮崩壊説」が流れた。われわれが当時、試練に打ち勝つことができたのは、 自立経済の土台を築いていたからだ。95年以降、われわれは外国からの食糧援助を受けた。 しかし、外部からの援助のみに頼っておれば、とっくに滅びていただろう。
>190
Q:経済学者として今後の国際情勢をどのように展望しているのか。
国内では、敵対勢力と最後の決着をつけるまで戦うという「頑強な持久戦」が呼びかけられている。
A:国連安保理で制裁決議が採択され慌てた人はわが国にはいない。
信念を持ってこの国で生きていくことを誓っている。制裁をされてもされなくても関係ない。
朝鮮には、対外関係を通じて経済の根本的な問題を解決しようという発想が初めからない。
90年代に米国はジュネーブ合意にしたがってわれわれに軽水炉を提供すると約束したが、
結局は水泡に帰した。われわれは外国に過度な期待を抱いていない。
米国と対決する中で、朝鮮は自衛的核抑止力を持つようになった。
経済発展には安定かつ平和的な環境が必須だ。
したがってわれわれは政治・軍事的問題を優先せざるをえなかった。
朝鮮が核保有国になったことで戦争の危険性が抑制され、強盛大国建設の条件が整った。
制裁や封鎖について騒いでいる国は、朝鮮がどのような国で、その力の源が何なのかまったくわかっていない。
敵対勢力が長期間にわたって「封じ込め戦略」を駆使したとしても、朝鮮の自立的経済はびくともしない。
われわれは自身のタイムテーブルにしたがって経済復興という目標を必ずや達成するだろう。
[朝鮮新報 2009.8.7]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0807-00001.htm
愛知朝鮮学園 県に要請 「私学並みの公的支援を」
愛知朝鮮学園の文光喜理事長、愛知朝鮮中高級学校の林重彦会長をはじめ県下朝鮮学校の教育会と
保護者の代表らが7月16日、愛知県県民生活部学事振興課私学振興室の相場知己室長らと面会し、
朝鮮学校の処遇改善を求める要望書を手渡した。
要望書は、
「愛知朝鮮学園は在日朝鮮人の子どもたちに民族教育を施し、日本と国際社会で活躍する人材を
数多く輩出し、愛知県民の一員として多文化共生、友好親善に大きな役割を果たしてきた」と強調し、
朝鮮学校の処遇改善を求めた日本弁護士連合会の日本政府に対する勧告、
各地の地方自治体の教育補助金支給の動きに言及。
これらは、在日朝鮮人が日本の環境に適応した教育を行っており、
それを地方自治体が認めていることの証左だと指摘した。
そのうえで、「教育に公平を」の崇高な精神にもとづき、朝鮮学校に対し私学並みの公的支援、
補助を行うことなどを求めた。【愛知支局】
[朝鮮新報 2009.8.7]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/03/0903j0807-00001.htm
朝鮮の論調 09年 7月 第15回非同盟諸国首脳会議(7月15〜16日)に参加した最高人民会議常任委員会の 金永南委員長は演説で「朝鮮半島非核化のための6者会談は永遠の終わりを告げた」と強調。 非核化のための6者プロセスがもはや過去のものであることを言明した。 一方、朝鮮外務省代弁人は27日に「事態を解決できる対話方式は他にある」との談話を発表。 その後、クリントン元米大統領が8月4日に訪朝し、金正日総書記と会見をした。
>193 ◆対米 「6者会談、永遠の終わり」 口を開けば「6者会談再開」を合唱するばかりの米・南・日。 朝鮮半島非核化における無為無策ぶりを自ら露呈し続けている。 そんな中、朝鮮中央通信は18日、非同盟諸国首脳会議における金永南委員長の演説内容を配信した。 金委員長は、「自主権尊重と主権平等の原則のない対話はありえない。米国とそれに追従する諸国が この原則を捨て去ったことで、朝鮮半島非核化のための6者会談は永遠の終わりを告げた」と断言した。 朝鮮はこれまでも外務省声明(4月14日)などを通じて「6者は不要」との立場を繰り返し表明してきたが、 今回の演説は、対外的に国家元首の役目も務める最高人民会議常任委員会委員長が国際社会を前に行ったものであり、 「6者会談の再開」を喧伝して回る勢力に対して朝鮮の立場をあらためて示した「最後通牒」とも言えるものだった。 一方、外務省代弁人はタイで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(7月23日)の 場で一部の国が「6者会談再開」の見解を示したことを受けて27日、談話を発表した。 談話は、9.19共同声明で合意された「相互尊重と平等の精神」は、朝鮮の合法的な衛星発射をめぐる 一連の敵対行為によって破綻したとし、「6者会談は、朝鮮の平和的な科学技術開発までも防ぎ、 正常な経済発展自体を抑制する場に転落した」と強調した。 談話は、非同盟諸国首脳会議で行われた金永南委員長の演説を後押しする一方、 「事態を解決できる対話方式は他にある」との内容で最後の一文が締めくくられており、 クリントン元米大統領訪朝との関連性を示唆するものであった可能性が指摘されている。
>194 ◆対日 「軍事大国化は破滅の道」 最近になって、日本当局が朝鮮に対する独自の追加制裁措置を一段と強めている。 在日同胞や日本の市民団体の朝鮮に向けた郵便物や貨物などの輸送が不当に不許可となる事態が相次いで 報告されている。 朝鮮国内メディアはこの問題を 「朝鮮に対する軍事力行使の法的環境を整えるための厳重なる政治的挑発行為」(労働新聞1日付)、 「日本反動層は経済封鎖と圧迫を強化すれば己の目的を達成できると打算しているようだが、 それは妄想にすぎない」(民主朝鮮4日付)などと連日のように取り上げ、非難した。 さらに労働新聞は16日付で「軍事大国化と再侵策動は破滅の道だ」と題する記事を掲載した。 記事は、これまでの日本の軍事大国化策動を考慮した場合、現況は非常に憂慮すべき状態にあると 前置きしたうえで、「日帝が成しえなかった『大東亜共栄圏』実現にむけ、これから育つ新世代を導くための 軍国主義思想注入策動が本格化している」と糾弾し、日本の右傾化が若年層に及ぼす危険性について指摘した。 他にも、朝鮮人強制連行被害者、遺族協会が25日に「『麻生炭鉱』強制労働調査報告書」を発表。 植民地時代に麻生首相の出身財閥がいかにして朝鮮人を奴隷扱いしたのかに関する詳細な歴史的事実が 綴られ、全編にわたってその罪過を厳しく糾弾した。
>195 ◆対南 「統一白書」はき弁、虚言 李明博政権は「2009統一白書」(7月17日、統一部発行)で昨年の北南関係を振り返り、 「朝鮮半島の平和と安定、南北関係を進展させるために努力してきた」などと自画自賛してみせた。 この内容に朝鮮の国内メディアは猛反発。祖平統は書記局報道を発表し、 「反北対決政策を合理化し、北南関係の実態をわい曲するき弁」と一蹴、 「真実と民心に背く厚顔無恥な反統一逆賊の鉄面皮性がどのレベルにまで到達したのかを如実に物語っている」 と猛烈に非難した。 労働新聞も28日付の記事で同様の批判を展開。「民族の前に犯した反統一罪悪に対して謝るどころか、 白々しくも『努力』だの『調停』だのと虚言を弄して世論を汚す破廉恥の極致」と吐き捨てた。 4日には、海外同胞団体による共同アピールが発表された。 アピールは、「祖国統一3大原則は不変の真理であり、6.15共同宣言と10.4宣言にもそのまま 反映されている」としながら「祖国統一の里程標は全同胞の胸の中にある」と強調した。
>196
■
現米国務長官の夫で元米大統領のビル・クリントン氏が訪朝した。
記者会見で訪朝に関する事前連絡の有無を問われた中曽根外相は「コメントを差し控える」(8月4日)
と述べるに止まり、日本のメディアも「米国の先走りを警戒する」などと、
総じて「置いてけぼり」を憂う論調に終始した。
日本はこれを潮に、そろそろ自分の置かれた立場に気付いた方がいい。
国家という政治形態は、常に国益を追求する。
米国が日本を「同盟国」とみなすのは、国益に適う利用価値を認めるからであって、日本を助けるためではない。
日本そっちのけで朝鮮と事を運ぶ米国の姿勢がすべてを物語っている。
また外交とは、国益を追求した結果生じる他国との利害バランスを調整するために行うもの。
朝鮮は朝鮮の国益を追求し、米国は米国の国益を追求する。
クリントン元米大統領の訪朝は、それが互いの国益に適うという朝米双方の高度な政治決断が成しえた結果だ。
日本の思惑などどうでもよく、ましてや口を挟む余地など端から存在しない。
日本の政治家や外務省の官僚たちは、クリントン元米大統領の訪朝をテレビで眺めながら何を想ったのか。
「最も強固な同盟国」という虚ろな響きに、指をくわえて身悶えした様が透けて見えるようだ。(韓昌健記者)
[朝鮮新報 2009.8.7]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0807-00001.htm
現代峨山社長が訪朝へ 男性職員の解放協議か
2009.8.7 13:17
韓国の聯合ニュースは7日、韓国企業、現代峨山の趙建植社長が10〜12日の予定で北朝鮮の
開城工業団地を訪問すると報じた。同団地では3月末から、同社の男性職員が女性従業員をそそのかした
として拘束中。趙社長は男性職員の解放について協議するとみられる。
同ニュースによると、同時期に北朝鮮に拘束された米国人女性記者2人が5日に解放されたことから、
今回の協議で北朝鮮側が男性職員解放に向けた提案をする可能性もあるとしている。
また、7日付の東亜日報は、現代峨山の玄貞恩会長が、現代グループの故鄭夢憲会長の追悼式のため
4日に金剛山地区を訪問。この際に、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の幹部と会談し、
男性職員の解放に向けた協議を促進するように申し入れたと報じた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090807/kor0908071317001-n1.htm
東方神起、解散騒動後初の公の場でダンマリ
2009.8.7 18:00
専属契約をめぐるトラブルで解散説も浮上している韓国の人気5人組、東方神起が6日、
神宮外苑花火大会の会場の1つ、東京・新宿区の国立競技場でライブを行った。
報道後、日本で初の公の場となったが、騒動についてのコメントは一切なし。
ジェジュン(23)が「こんなにいっぱい、いろんな曲を歌えるようになって皆さんに感謝しています。
恋人でラブラブで来られてる方も多いと思いますが、自分たちは彼女がいない。うらやましいです」
などと会場を沸かせ、新曲「Stand by U」など7曲を熱唱。
いつもと変わらぬキレのあるダンスも披露し、熱い一夜を演出した。
騒動は、ジェジュン、ユチョン(23)、ジュンス(22)の3人が、
所属事務所との専属契約の効力停止を求める仮処分申請をソウル中央地裁に提出し、
先月31日に受理されたことを受け韓国メディアが一斉に「解散危機」と報じたもの。
今月3日には、3人が「解散を望んでいない」とコメントを発表している。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090807/tnr0908071800015-n1.htm
「核」直接対話を要求、訪朝したクリントン氏に
【ソウル=前田泰広】ビル・クリントン元米大統領が訪朝した際、
北朝鮮側が核問題を巡る直接対話を求めていたことがわかった。韓国政府当局者が7日、明らかにした。
米国が訪朝結果の概要を韓国側に伝えてきたという。
北朝鮮側はクリントン氏との会談で、米国が北朝鮮に対する敵視政策を撤回するなら、
非核化問題などの懸案を米朝の直接交渉で解決できるとの考えを示した。
同政策に言及したのは、米朝交渉を北朝鮮の核問題だけでなく、
朝鮮半島全体の安全保障問題や将来の米朝関係正常化を含む幅広い議題とするよう求めたものとみられる。
北朝鮮はこれまでも、日本や韓国に米軍が駐留している現状などを「敵視政策」の表れだと繰り返し指摘、
核保有を自衛のためだと強弁している。北朝鮮側はまた、核問題をめぐる6か国協議について
「主権を否定された状況では参加できない」と従来の主張を繰り返したという。
(2009年8月7日14時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00590.htm
米大統領、次期駐日大使と会談…北の核など意見交換
【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領(48)は6日、ジョン・ルース次期駐日米大使(54)と
ホワイトハウスで会談した。
日米共通の懸案である北朝鮮の核開発問題を巡って、意見のすり合わせなどが行われたと見られる。
大統領は会談の冒頭、記者団に対し、
「日米関係は、両国の安全保障と経済的繁栄のための要石の一つだ」と強調。
また、駐日大使にルース氏を指名した理由について、「優れた判断力、卓越した知性、
私の近しい友人で相談相手である点などがふさわしいと判断した」と説明した。
ルース氏は7日にも上院(定数100)本会議で承認され、正式就任する見通し。
上院は民主党が過半数を占めており、承認は確実と見られるが、共和党の一部などからは、
ルース氏がこれまで日本との接点が少ないことなどから適格性に疑問を呈する声も出ている。
(2009年8月7日12時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00368.htm
北朝鮮:米記者拘束問題 クリントン氏「大いに誇り」 解放交渉、NSCに報告
【ワシントン草野和彦、ニューヨーク小倉孝保】ギブス米大統領報道官は6日の記者会見で、
米国人記者解放交渉で訪朝、金正日(キムジョンイル)総書記と会談したクリントン元大統領が前日夜、
国家安全保障会議(NSC)の担当者に会談の様子を報告したことを明らかにした。
近くオバマ大統領に会って説明するなど、報告は今後も続く。
報道官は、元大統領が在任中、核問題に取り組んだ実績を踏まえ、核兵器の放棄や過去の合意内容の
順守などについて「元大統領が北朝鮮に強く促そうとしたことは想像できる」と述べた。
また、ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日の記者会見で、
今回の訪朝はあくまで人道目的だったと強調し、米朝関係に変化を及ぼす可能性については
「そうは思わない」と否定。「(記者の帰国以外の)他の良いことにつながることを望む」として、
北朝鮮が態度を変えることに期待を示すにとどまった。
一方、クリントン元米大統領は同日、ニューヨークで自らの財団と製薬2社が
抗HIV(エイズウイルス)薬をアフリカなど貧困国に低価格で販売することで合意したのを受け、
財団本部で報道陣に対応した。
元大統領は「若い2人の女性を帰国させたかった。(帰国実現を)大いに誇りに思っている。
(米朝)2カ国が今後、向かうべき方向について決定できるようになることを願っていた」とコメント。
すでにオバマ大統領とクリントン国務長官に、短い報告は済ませたことを明らかにしたが、
同時に「私の言葉が政策に影響を与えるべきでない。私はもはや政策決定者ではない」と述べ、
自らの言動がオバマ政権の政策に影響を与えないよう注意を払っている様子をうかがわせた。
毎日新聞 2009年8月7日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090807dde007030071000c.html
北朝鮮の女性記者釈放、見返りはなしと米大統領報道官
(CNN) ホワイトハウスのギブズ報道官は6日の会見で、米国による今後の対北朝鮮政策に触れ、
大量破壊兵器の拡散を阻止するため国連安全保障理事会決議の履行を続行すると言明、
北朝鮮への制裁を緩和させる考えはないと述べた。
北朝鮮は先に、不法入国などの罪で今年3月半ばから拘束、収監していた米国人女性記者2人に恩赦を与え、
釈放して、訪朝したクリントン元米大統領が連れ帰っているが、報道官の発言は恩赦の見返りを否定した
ものとなっている。
米政府は元大統領の訪朝について、あくまで人道的、私的な旅行と形容、北朝鮮の核開発問題とは
関連させないとの方針を示していた。ただ、元大統領は金正日総書記とも長時間会談、記者釈放のほか、
核問題などにも触れたのは確実とみられている。
総書記はこの場で、米朝間の核の直接対話を求めたとの情報もある。
5日に帰国したクリントン元大統領は同日夜、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の担当者らに
訪朝結果を説明。総書記との会談の詳細や、健康悪化説が流れる総書記の様子などを説明したとみられる。
オバマ大統領との会談も予定されているが日時は決まっていない。
2009.08.07 Web posted at: 17:46 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200908070022.html
不法侵入の事実認める、混乱での過ちと 北朝鮮釈放の女性記者
(CNN) クリントン元米大統領が訪朝し、不法入国などの罪で今年3月半ばから拘束、
収監されていた米国人女性記者2人の釈放を実現させた問題で、記者の1人ローラ・リンさんの姉妹は6日、
リンさんら2人が中朝国境付近で取材中に「極めて短い時間」に北朝鮮領内へ足を踏み入れていたことを
認めたことを明らかにした。
姉妹はCNNに対し、侵犯は30秒間程度だったが、意図的な行動ではなかったと弁護。
取材に絡む混乱の中で犯してしまったミスだったとの見方を示した。
リンさんは近く、取材、拘束などの詳しい経緯を自ら説明する計画だという。
ローラ・リンさんは中国系米国人で、韓国系米国人ユナ・リーさんと共に北朝鮮軍兵士に捕まっていた。
米ケーブルテレビ局「カレントテレビ」に勤務する2人は今年6月に不法入国と国家誹謗(ひぼう)などの
罪で労働教化刑12年の判決を受けていた。
2人は拘置中、米国の家族への電話で北朝鮮領内への不法侵犯の事実を認め、
北朝鮮当局の恩赦を期待するしかないとの考えも示していた。
2009.08.07 Web posted at: 18:14 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200908070017.html
韓国、インドと経済連携 日本に先駆け締結
2009年8月7日13時16分
【ソウル=稲田清英】インドと韓国は7日、ソウルで包括的経済連携協定(CEPA)に正式署名した。
発効後8年以内に、輸入額の8割前後の品目で互いに関税を撤廃するのが柱で、
サービスや投資分野なども含む。インドと同様の交渉を進める日本に先駆けての締結になった。
すでにインドは国内手続きを終えており、韓国国会の承認を経て来年1月の協定発効をめざす。
締結により、インドは韓国からの輸入額の約75%にあたる品目で8年以内に関税を撤廃し、
最大の輸入品の自動車部品は現行の12.5%から1〜5%に引き下げる。韓国は同様に約85%で
関税を撤廃する。一方、農業への打撃を抑えるため、農産物の多くは開放対象から外した。
また、サービス関連の専門人材の進出も相互に開放。コンピューター専門家などインドが競争力を持つ
IT人材の韓国への進出が拡大する可能性がある。
CEPA締結により、韓国側は「競争相手の日本や中国、EU(欧州連合)などに先駆け、
インド市場で特恵を受ける法的根拠を確保できた」(外交通商省)とし、輸出拡大に期待を寄せている。
韓国は世界各国・地域との自由貿易協定(FTA)締結を積極的に推進中で、
米国やEUともすでに合意している。
http://www.asahi.com/business/update/0807/TKY200908070158.html
北拘束の米記者「水さえ使えず」…姉語る
【ロサンゼルス=飯田達人】北朝鮮から解放された米国人女性記者2人のうち、
ローラ・リンさん(32)の姉、リサさん(35)が6日、
CNNテレビの電話取材で改めてローラさんの「招待所」での生活ぶりを語った。
水道はお湯が出ず、水さえ使えないこともあったため、「バケツに水をためて、髪を洗ったりした」という。
また、「運動のため数時間にわたって部屋の中を歩き回り、リサさんらが送った本を読んで過ごしていた」
と話している。
食事は1日3回出たが、ご飯と野菜、魚フライなどのシンプルなメニューで、量も少なかった。
室内には常に警備員が2人おり、言葉は通じなかったが、関係は良好だったという。
3月17日に北朝鮮軍当局に拘束された状況については、「意図して国境を越えたわけではない。
(領土内に入り)30秒ほどして混乱した状態になった」と語ったという。
(2009年8月7日18時52分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090807-OYT1T00771.htm
【主張】「拉致」公約 北を動かす具体策を競え 2009.8.8 03:32 北朝鮮が拉致被害者の再調査に向けた道筋を示した昨年8月の日朝協議から、 間もなく1年になるというのに、何の連絡もない。 北は今回の衆院選でどこが政権を取るかを見極めるまで時間稼ぎをしている節がある。 先に平壌を訪問したクリントン元米大統領が日本政府の意向を受け、金正日総書記に日本人拉致被害者の 解放を促したこともあり、選挙後に日朝関係が動き出す可能性が十分に考えられる。 しかし、拉致問題をめぐる論戦は盛り上がりに欠ける。 民主党のマニフェストは「拉致問題はわが国に対する主権侵害かつ重大な人権侵害であり、 国の責任において解決に全力を尽くす」と書いているだけで、経済制裁などの具体策は示されていない。 鳩山由紀夫代表は6月、面会に訪れた拉致被害者家族会に対し、 「政権交代した後には、体を張って解決したい」と決意を語った。被害者の横田めぐみさんの母、 早紀江さんから拉致問題解決のシンボル「ブルーリボン」のバッジを着けられる場面もあった。 だが、鳩山代表の最近の言動からは、どんな政策で体を張ろうとしているのか、よく分からない。 北の核・ミサイル問題も含め、もっと具体的に語らなければ、民主党の外交姿勢は見えてこない。 民主党との連立に意欲を見せている社民党との関係もはっきりさせておくべきだ。 北の核実験(5月)に抗議する国会決議は全会一致で採択されたが、弾道ミサイル発射(4月)への 抗議決議で社民党は棄権した。その社民党とどう足並みをそろえていけるのか。 一方、自民党のマニフェストは「国家の威信をかけ拉致被害者全員の帰国を実現する」とし、 制裁措置なども書かれている。 ただ、拉致問題が進展していないことへの反省の視点が薄く、さらなる踏み込みが必要である。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ アジアのオットセイ
2009.8.8 03:33
最近、亡くなった“フジヤマのトビウオ”こと日本水泳の古橋広之進氏に対し、
韓国でも“アジアのオットセイ”といわれた水泳の英雄・趙五連(チョウ・オリョン)氏が今週、亡くなった。
彼は1970年と74年のアジア大会で2度、水泳の自由形400メートルと1500メートルで
金メダルを獲得し、国際大会の表彰式で韓国の国旗を揚げた最初の選手だった。享年56。
韓国は長く“水泳の不毛地帯”といわれてきた。その背景には、人間が裸で水中を泳ぐなどという、
いわば動物的な行為に対する伝統的な儒教的蔑視(べっし)、嫌悪感があったといわれる。
日本の武士は当然、水泳をやったが、韓国(朝鮮)のエリート支配集団「ヤンバン(両班)」たちは
読書人だったから水泳などやらなかった。19世紀末、西洋から初めてテニスが入ったとき、
「ヤンバン」たちは「あれは何をやっているのか。なぜ下の者にやらせないのか?」
といったという笑い話が残っている。
趙五連氏は韓国における水泳のイメージを変えた開拓者だった。
その後は80年に釜山−対馬横断、82年ドーバー海峡横断など派手な遠泳で人気だった。
4年前の「光復(独立)60年」には例の独島(日本名・竹島)と鬱陵島の約90キロを横断し
拍手喝采(かっさい)を浴びている。来年はまた「対馬」に泳ぎわたる計画だった。
一方、北京五輪の水泳で国旗を揚げた超人気者の若手、朴泰桓(パク・テファン)は最近、
ローマの世界水泳選手権でノーメダルとなり国中をがっかりさせている。
世論の過剰な期待につぶされたようだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090808/kor0908080422001-n1.htm
韓国:「米朝接触は韓国と協議し行われる」李大統領述べる
【ソウル西脇真一】クリントン元米大統領の訪朝に関し韓国の李明博(イミョンバク)大統領は7日、
「今後、米朝間のいかなる接触も韓米両国の十分な協議を通じて行われる」と述べた。
青瓦台(大統領府)の李東官(イドングァン)報道官が明らかにした。国内で持ち上がっている
北朝鮮の「通米封南」(対米交渉を優先しての韓国封じ込め)への懸念払しょくが狙いとみられる。
李大統領は、北朝鮮に拘束されていた米国の女性記者の釈放前後に
「韓米両国は緊密に情報交換、協力した」と指摘し、今後の連携も強調した。
また、拘束されたままの開城(ケソン)工業団地進出企業の韓国人職員や漁船員の問題については
「国民は政府を信じて見守ってほしい」と訴えた。
毎日新聞 2009年8月7日 19時35分(最終更新 8月7日 20時53分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090808k0000m030050000c.html
北朝鮮:帰国米記者の姉「短時間、領内に入った」CNNに 【ワシントン草野和彦】クリントン元米大統領の訪問を機に特赦を受け、北朝鮮から帰国した 米国人記者、ローラ・リンさんの姉、リサさんは6日、米CNNテレビの電話インタビューに対し、 意図的ではないものの、リンさんが短時間、北朝鮮領内に入ったと認めていることを明らかにした。 また「拘束中は人道的な扱いを受けた」などと説明した。 リンさんは、米「カレントTV」の同僚、ユナ・リーさんと共に3月17日、 北朝鮮と国境を接する中国吉林省の図們江付近で取材中、北朝鮮当局に拘束された。 リサさんは「事前に計画したものではなかった」と述べ、両記者が故意に北朝鮮国境を越えたのでは ないことを強調。その上で「多分、(北朝鮮領内にいたのは)30秒ほどだったと言っている。 その後、すべてが大混乱に陥った」と語った。 リサさんによると、妹は拘束中、人道的に扱われたが、食事は不十分で、昼夜を問わず独房内に 監視役の2人が常駐した。この監視役は話さなかったが、妙なきずなのようなものが生まれたという。 「監視役に関してはステキな話もあるようだ」と話した。 リンさんは独房内で運動代わりにグルグルと歩き回ったり、読書して過ごした。 リンさん自身が近く、北朝鮮での体験談を執筆するという。 リサさんによると、妹は疲れ果て、情緒も不安定。 前日、妹は仮眠をとるときも「目覚める時にもいるか」と姉に尋ね、そばにいてほしそうだったという。 姉は医者にかかる時も付き添った。 またユナ・リーさんの夫マイケルさんから聞いた話として、 「4歳の娘のハナちゃんは母親が見えなくなるのを嫌がり、家の中でずっとくっついて歩き回っている」 と紹介した。
「敵視撤回なら非核協議」金総書記、クリントン氏に
2009年8月8日5時1分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が4日、
訪朝したクリントン元米大統領に対し、核問題をめぐる6者協議への復帰を拒む一方、
米国が「敵視政策」を撤回するなら、直接協議を通じて非核化に応じることができる、
との考えを伝えていたことがわかった。複数の韓国政府関係者が明らかにした。
国連制裁など国際社会の圧力に屈しない姿勢を示すとともに、改めて米国に直接対話を求めたものだ。
従来通りの強硬な姿勢を崩さなかったことで、核問題の早期の進展は難しい見通しだ。
ただ、北朝鮮は対話に前向きな姿勢を示しており、
金総書記が問題解決に向けて何らかの具体的な提案をした可能性もある。
金総書記はクリントン氏との会談で、朝鮮半島の平和と安全を守るための抑止力として
核兵器を保有しているとの考えを表明。一方で、米国が北朝鮮への敵視政策を撤回する用意があれば、
米朝協議の中で非核化などの核問題を話し合うことができるとした。
北朝鮮の主権が尊重されていないとし、6者協議には復帰できないとの考えを示した。
一方、クリントン氏は会談で交渉はせず、金総書記の発言を米政府に伝えることを約束したという。
同氏は個人的な見方として、核兵器の保有が体制保障にはつながらないことや、
日韓の拉致問題を解決することが両国との関係改善につながるとの考えも示した。
http://www.asahi.com/international/update/0808/TKY200908070442.html
インドで北朝鮮の不審船発見 沿岸警備隊が威嚇発砲
【ニューデリー共同】8日付のインド紙タイムズ・オブ・インディアによると、インド沿岸警備隊は5日、
ミャンマーに近いアンダマン諸島沖で停泊する不審な北朝鮮船「MV MUSEN」を発見、
警備隊の船艇が接近すると逃走しようとしたため威嚇発砲し、6日に同諸島のポートブレアに寄港させた。
北朝鮮船はタイからイラクへ1万6500トンの砂糖を輸送すると申告しているが、
許可なく同諸島沖に停泊するなど不審な点があることから、インド情報機関などが調査に乗り出す。
同紙によると、インドは数年前にもパキスタンへミサイル部品を運ぶ北朝鮮船を拿捕。
北朝鮮船は核兵器やミサイルなどの部品の他国への移送にたびたび関与していると、同紙は指摘している。
2009/08/08 11:40 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080801000306.html
株式投資コンテストに出場のオウム、人間押しのけ3位に 韓国
2009年08月08日 11:21 発信地:ソウル/韓国
【8月8日 AFP】韓国で開かれた投資コンテストに出場したパプアニューギニア生まれのオウムが
人間のライバルたちをしのぐ好成績を収めて3位に入賞した。コンテスト主催者が7日明らかにした。
このコンテストは韓国のオンライン金融情報提供企業、パックスネット(PAXNet)が5日までの
6週間にわたり開催したもの。人間の投資家10人とともに韓国語でイチゴを意味する「ダルギ(Ddalgi)」
という名前の5歳の雌のオウムも出場した。
各出場者は6000万ウォン(約480万円)相当のサイバーマネーでスタートし、
毎回1000万ウォン(約80万円)相当の株式取引を行った。人間の投資家たちは自分の好きな銘柄を
選ぶことができたが、ダルギはサムスン電子(Samsung Electronics)など優良30銘柄を表すボールを
くちばしで無作為に選んだ。
人間の投資家はコンテスト期間中に平均190回の取引を行い、その大半は中小企業の株だった。
一方、ダルギには7回だけ株を売買する機会が与えられた。
その結果、ダルギは投資収益率13.7%を記録し、1位の64.4%、2位の21.4%に次ぐ3位という
驚くべき好成績を収めた。人間の投資家の平均投資収益率は4.6%のマイナスだった。
パックスネットのChung Yeon-Dae氏は「優良株に長期投資するのが安全で効果的だということを
証明している」と語っている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/economy/2628796/4435885
【朝鮮半島ウオッチ】北「金正日ショー」の今後は… クリントン氏は4番目の候補? 2009.8.8 18:00 ビル・クリントン元米大統領の訪朝後、オバマ政権は「米朝関係の将来は北朝鮮次第」 (ヒラリー・クリントン国務長官)と、記者解放と核問題の切り離しを強調している。 しかし、両国間の最大の懸案が「北朝鮮の金正日総書記の登場」で解決したことは事実で、 米国が対北柔軟路線へ転換する可能性を警戒する声が上がっている。元大統領訪朝までの経緯は、 北朝鮮が抑留中の米記者に家族への電話で、「クリントン元大統領が来れば釈放される」と しゃべらせていた−など、北朝鮮が主導した“金正日ショー”であったことがはっきりしてきた。 北朝鮮は、何をもくろんで元大統領を招いたのか。(久保田るり子) ◆4人の「候補者」 北朝鮮が大物特使外交を模索し始めたのは昨秋の米大統領選直後から。 挙がっていた名前はオルブライト(昨秋)、キッシンジャー(同)、ヒラリー・クリントン(今年始め)の 現職を含む国務長官経験者。そして、元大統領のクリントン氏(今春から)だった。 オルブライト氏はクリントン元政権下で現職の国務長官として訪朝。マスゲームを観覧して感激し、 米政府関係者に「金総書記は話のわかる人物」と述べるなど、親北朝鮮的な傾向が強いといわれている。 キッシンジャー氏は、ニクソン共和党政権時代の米中和解の立役者となった。 その現実路線を北朝鮮は高く評価しているといい、「北朝鮮が最も尊敬する米外交官」(関係筋)とされる。 氏は昨秋、北からの招請を韓国国会議員に明らかにして、「条件が整えば用意はある」などと述べていた。 4人のなかで北朝鮮が最も招請したかったのがヒラリー・クリントン国務長官とされるが、実現しなかった。 長官は「北朝鮮は常に注意を引こうとしている。小さい子供や手に負えない十代の若者を相手にした 経験からいうと、注目に値しない」(7月20日)などと皮肉をこめた牽制(けんせい)発言もしている。
>216 北朝鮮は結局、人質解放交渉の相手として長官の夫であるクリントン元大統領を指名した。 北朝鮮は、「元大統領は9年の歳月を経てオバマ民主党政権下で訪朝、硬直した米朝関係打開の道を 模索する役割を担うことになった」(朝鮮総連広報誌、コリアニュース)と述べている。 では、金総書記はどんなメッセージを託したのか。 「クリントン元政権で、米朝は趙明禄・国防委員会第1副委員長が訪米して、両国間で『共同コミュニケ』を発表した。 ここには朝鮮半島の休戦協定の平和体制への転換協議が明記され、現在も北朝鮮はこの文書を高く評価している。 クリントン元大統領にはこの問題で、オバマ政権への橋渡しが依頼された公算が大きい」(日朝筋)。
>217 ◆「金正日ショー」は成功したのか? 北朝鮮は早くからオバマ政権に「軍事オプションはない」と判断、 金総書記の健康問題発生という背景もあって、核・ミサイル戦略を見せつける対米強硬姿勢を取ってきた。 北朝鮮外交は、瀬戸際政策と呼ばれる強硬策で脅威を高める一方、対話路線に転じる「譲歩」も演出する。 今回の「ショー」では金総書記自らが「対話への歩みより」を演じ、健康不安説の払拭(ふっしょく)も狙った。 特使外交を使った場面転換は、特にクリントン政権で目立った。94年のカーター・故金日成会談では、 危機を交渉に転じ、米朝枠組み合意妥結に至った。2期目のクリントン政権下ではテポドン発射(98年)後、 趙明禄氏の訪米で友好ムードをつくり、オルブライト国務長官の訪朝につなげた。 北朝鮮が核実験を行った結果、国際社会が北朝鮮包囲網を確立している今回は、 「米朝の対等な立場による交渉の開始」に転換を試みようとしている。 こうした米朝関係の変化に敏感に反応しているのは日本より韓国だ。 韓国メディアは、クリントン元大統領の電撃訪朝について、「米国が派遣できる最も地位の高い人物だった」 として、「今回の訪朝もまた(カーター訪朝のように)北朝鮮に利用されるだけで、 問題を先延ばしにした過去が繰り返されるのではないかとの懸念を持たざるをえない」 (5日付の朝鮮日報社説)と韓国が協議の場から排除されることを警戒している。
韓国、初の国産ロケット発射へ 北朝鮮刺激、警戒も 2009年8月8日9時5分 【ソウル=牧野愛博】韓国政府は、8月中にも初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」を打ち上げる、 と発表した。成功すれば、4月に衛星搭載ロケットと称した長距離弾道ミサイルの打ち上げに失敗した 北朝鮮を抜いて、世界で10カ国目の「自国から自前ロケットで人工衛星を打ち上げた国」になる。 ただ、韓国のロケット開発は北朝鮮を刺激するため、国際社会から複雑な視線が集まっている。 羅老号は2段式で、重さ約100キロの試験科学技術衛星を搭載。 南西端の羅老宇宙センターから打ち上げる。韓国政府は同センターから17年ごろに1.5トン級の 実用衛星を打ち上げ、25年ごろには月探査船を送り込む計画も描く。 打ち上げを担う韓国航空宇宙研究院(KARI)の担当者は「開発過程も発射の様子も公開する」と語り、 平和目的である点を強調する。「米国などは我が国のロケット開発が北を刺激し、軍拡競争を招くとの懸念を 持っている」(韓国の専門家)ためだ。 実際、ロケット開発をめぐって韓国は最近、ロシアに頼ってきた。 羅老号の1段目のブースターもロシアとの共同開発。 今回も、ロシアが主に担当した1段目ブースターの整備が遅れ、当初7月30日を予定した発射が8月11日に ずれ込むことになった。韓国人初の宇宙飛行士も、08年4月にロシアの宇宙船ソユーズで打ち上げられた。 KARI関係者は「技術協力に最も好意的だった国がロシアだった」と語るにとどめるが、 北朝鮮を意識した米国からの協力を得られなかった結果とみる関係者は多い。
>220
一方、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射を受け、韓国では、
ロケットとほぼ同じ技術を要する弾道ミサイルの性能向上を求める声が再び高まっている。
現行の「米韓ミサイル指針」は、韓国による射程300キロ以上の弾道ミサイル開発を禁じているが、
保守系議員や軍関係者は、500〜700キロまでの射程の延長を要求している。
当面、10月にソウルである米韓定例安保協議(SCM)で、指針の改定が議題になるかどうかが焦点だが、
在韓米軍関係者は「米国が応じる可能性は低い」と語る。韓国では原発の使用済み燃料を再利用する
「核燃料サイクル」の導入論も高まっているため、国際社会の警戒感は強まる傾向にあるとの指摘もある。
半面、韓国に「アジアでの宇宙平和利用の中核国」としての役割を期待しているのが日本政府だ。
6月の日韓首脳会談で、宇宙分野での協力を促進することで合意。
秋ごろには、宇宙航空研究開発機構(JAXA)やKARIを中心とした日韓の新協議体も発足する見通しだ。
既に日本は韓国に対し、自然災害などに関する衛星情報の共有や、アジア諸国への技術協力なども
打診済みだ。日韓両国の専門家からは、欧州が進める「ガリレオ計画」のように、
日韓独自の全地球測位システム(GPS)構築を期待する声も上がっている。
http://www.asahi.com/international/update/0802/TKY200908020123.html http://www.asahi.com/international/update/0802/TKY200908020123_01.html
元大統領に笑顔禁止令、総書記は化粧…訪朝会談の裏側
2009年8月8日10時30分
【ソウル=牧野愛博】拘束されていた米国人記者2人の解放のためクリントン元米大統領が
4日に訪朝した際、米政府が「会談で決して笑わないように」と同氏にアドバイスしていた。
韓国の外交関係筋が明らかにした。一方、金正日(キム・ジョンイル)総書記は、健康状態を隠すため、
会談に化粧をして臨んだ可能性があるなど、米朝双方で神経戦が繰り広げられたという。
北朝鮮は7月、拘束中だった記者を通じてクリントン氏の訪朝を米側に要請した。
だが、国内世論の反発を懸念した米政府は当初、超大物のクリントン氏の派遣に難色を示し、
2人が所属するテレビ局の会長を務めるゴア元米副大統領の訪朝をぎりぎりまで探った。
結局、記者の家族の強い求めで、妻のヒラリー・クリントン国務長官が決裁し、
クリントン氏の訪朝に落ち着いた。
米政府はその際、北朝鮮が訪朝を政治的に利用することを警戒し、同氏に笑顔を示さないよう求めたという。
米政府は同時に秘密の保持を徹底するよう指示。
クリントン氏の訪朝を事前に知らせたのは日中韓3カ国のみで、訪朝直前の先月31日から今月1日にかけて連絡した。
ゴア氏が訪朝すると思っていた国もあったという。
一方、韓国政府は4日の会談の際に配信された写真を分析した結果、金総書記が化粧をしていた
可能性が高いとみている。クリントン氏一行は計3時間15分に及んだ会談と夕食会の席で、
金総書記の健康状態をつぶさに観察したとみられるが、ドーランのようなもので首のシワを消すなどしており、
北朝鮮側が正確な健康状態を知られることを嫌った可能性がある。
http://www.asahi.com/international/update/0808/TKY200908070458.html
在外被爆者、進まぬ手帳申請 壁は被爆状況の証人捜し 2009年8月9日8時9分 64年前に広島、長崎で被爆し、被爆者健康手帳の取得を希望しながら申請できていない人が、 海外に100人以上いることが各国の被爆者団体への取材でわかった。 在外被爆者の手帳申請は昨年12月から来日する要件が撤廃され、居住国の日本大使館などでできるようになった。 だが、被爆状況の証人を捜す「壁」はなお高く、援護にたどり着けない人が多い。 各国の被爆者団体は「来日要件のために申請をあきらめていた間に、有力な証人が死んでしまった」 などとして、今秋にも国に手帳交付要件の緩和を求める。 手帳があると健康管理手当(月約3万4千円)などの援護が受けられる。 手帳交付が始まった57年以降、国は海外在住者の申請には来日を義務づけてきたが、 「差別的」との批判を受けて被爆者援護法を改定。昨年12月15日から大使館や領事館などの在外公館で受け付けを始めた。 在外被爆者は韓国、米国、ブラジルで約9割を占めており、朝日新聞がこの3カ国の被爆者団体に 来日要件撤廃後の状況を取材したところ、韓国で約100人(原爆被害者協会)、 米国で約10人(原爆被爆者協会、広島・長崎被爆者協会)、ブラジルで5人前後(被爆者平和協会)が、 手帳取得を希望しながら申請できていなかった。 申請が進まない理由として各団体は、国が手帳交付の審査で、当時の罹災(り・さい)証明書や、 原則2人以上の証人がいることを要件にしていることを挙げる。 特に、来日要件で申請をあきらめていた人が今から証人を2人捜すのは、高齢化もあり至難だという。 一方、来日要件が撤廃された昨年12月から7月末までに広島市、広島県、長崎市、長崎県に 在外公館を通じて手帳申請した在外被爆者は86人。広島市は64人を占めるが、想定の半分以下。 証人捜しが壁になっているとみられる。
【社説】「強盛大国」の表と裏 週のはじめに考える 2009年8月9日 いま、北朝鮮は「強盛大国」を目指して突っ走っています。 それには低迷する経済の立て直しと権力の継承が課題ですが、できるでしょうか。 金正日総書記の笑顔をしばらくぶりに見ました。 先に平壌でクリントン元米大統領と会談した際の写真です。 金総書記は、国家目標である「強盛大国」を故金日成主席生誕百年の二〇一二年までに達成すると 大号令をかけています。 それには外的要因として最大の脅威である米国の体制保証と「核保有国」認知が必須です。
>225 ◆「強兵」はできたが そんな中、核実験を非難する国際的な包囲網に大穴を開け、超大物を呼びつけ、 米朝直接交渉の糸口をつくりました。「してやったり」が顔に出たのでしょう。 「強盛大国」−金総書記が十年ほど前に提唱した北朝鮮版「富国強兵」策。 いまの北朝鮮を読み解くキーワードです。 「わが方は領土も人口も少ないが、政治、軍事的には堂々たる強国という自負心を持っている」 五月二十五日の核実験後の外務省報道官の談話です。 四、五月の核実験や弾道ミサイル発射により「軍事強国」となり、 「革命の首脳部を決死擁護」し、社会主義を守る「政治・思想」強国の方も達成という認識です。 残る一つは「経済」強国です。 「わが党は、人民生活向上を活動の最高原則として掲げ…」 金総書記もよく認識しているように慢性的な食糧とエネルギー不足、民生経済は破綻(はたん)寸前です。 いま全国民を総動員しての生産活動の拡大競争「百五十日戦闘」(四〜九月)はそのためです。 先月には「食糧・日用工業省」の新設も決めました。
>226 ◆核と「富国」は矛盾 その一方で、金総書記の国家運営の基本は「軍事優先」。 施政方針である元日の「共同社説」は「国防工業発展に必要なすべてのものを最優先に」(二〇〇九年) と指示しています。 特に核・ミサイルはカネ食いです。 「今年前半の開発・実験費用は七億ドル(約六百七十億円)」と韓国国防当局は推計します。 ちなみに三億ドルで、北朝鮮のコメの年間不足量百万トンを買うことができるそうです。 民生経済立て直しには、国民の尻をたたくだけでは限界があります。 相応の資金、技術、人材の投入が必要ですが、軍事優先政治の中で可能でしょうか。 さらには、核実験などで国際社会の経済制裁を招き、周辺国の支援は細り、外貨不足も深刻です。 国力の現状から「強兵」を偏重すれば「富国」は無理です。 核を放棄しないで「経済強国」実現は難しい。 はたまた、核を放棄すれば「強盛大国」の大黒柱を失うことに。北朝鮮が当面する最大の矛盾です。 そんな中、にわかに浮上したのが権力の世襲問題です。 「主体の血統は代を継いでしっかり継承され、発展している」 このところ、総書記自身も世襲を口にしています。 昨年夏の病気以来、健康不安は写真で見るやせぶりでもよく分かります。
>227
しかも得意の「現地指導」は、ことしに入って八十回を超えました。昨年同期の一・三倍。
「自分も人間である。休みたいときもあるが、そうもできない」と無理を告白しています。
後継体制の準備は必至です。北朝鮮は公式に特定していませんが、
周辺国メディアは三男の正雲氏(26)が有力、総書記に姿格好、性格が似ているからなどと報じています。
今回のクリントン氏訪朝は、国際的孤立を抜け出し、後継体制を確立するために、総書記の健在、
威力を内外に誇示する一石何鳥もの狙いがあったようです。
しかし、三代続いての世襲、内外に難問を抱える国家の継承は容易ではありません。
「ポスト金正日」は集団指導体制という予測もありますが、独裁から合議制への移行が順調に進むとは
思えません。
それに独裁体制は、緊張をつくることによって、国内で求心力を高め、
外交で主導権を握ろうとする性癖があります。こうした不自然な国家運営は、いつか限界がくるはずです。
「強盛大国」の建設期限まであと三年。さまざまな混乱の要因もチラチラします。
◆「危機管理」の備えも
周辺国としては、対北政策について、外交だけでなく軍事挑発や混乱による難民流出など危機管理の備え
も要りそうです。
わが国では総選挙たけなわ。各党がマニフェストを出しました。
拉致問題解決も含めて対北政策をどうするのか、もう少し補強するよう要望しておきます。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2009080902000040.html
北朝鮮「平壌に住宅10万戸建設」 資材確保など課題
「2012年までに平壌に住宅10万戸を建設する」。
北朝鮮の政府や党の代表は7日、平壌で市民8万人を集めて「首都建設者の決起集会」を開いた。
故金日成主席の生誕100周年にあたる12年までに「強盛大国の建設」という最重要課題を掲げており、
建設需要を刺激し経済再生につなげる狙いとみられる。
だが、相次ぐ核・ミサイルの強硬措置により国際社会の支援は細る一方。
建築資材をどう確保するかなど目標達成には課題が山積している。
朝鮮中央放送の報道を朝鮮通信(東京)が8日伝えた。
集会には金英逸(キム・ヨンイル)首相らが出席。
報告者は「金正日総書記が建設を発議し、設計から指揮まで工事を進めるすべての対策を講じた」と指摘。
「住宅建設で先軍(軍事優先)の気概と威力をとどろかすべきだ」と力説した。
(ソウル=山口真典) (08日 13:36)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090808AT2M0801108082009.html
不審な行動示した北朝鮮船舶を調査、アンダマン諸島でインド
ニューデリー(CNN) ミャンマー(ビルマ)などに近いアンダマン諸島を管轄する
インド沿岸警備隊当局者は8日までに、
照会の連絡を無視し海上に停泊していた北朝鮮の船舶を調べていることを明らかにした。
同船の乗組員は39人で、積み荷は砂糖と主張しているという。タイからイラクへ向かっていたが、
5日に予定の航路を変更、アンダマン諸島の海上に無断に停泊したとみられる。
照会の連絡に応じなかった後、沿岸警備隊の艦船が空中に警告の発砲を行ったという。
同当局者によると、関連の調査が終了次第、航行の続行を認める方針。
北朝鮮船は現在、同諸島のポートブレアに投錨を命じられている。
国連安保理は、北朝鮮が今年5月に実施した2度目の核実験などを受け、
北朝鮮による核兵器関連物資の輸送を禁じる制裁措置を科している。
2009.08.08 Web posted at: 17:03 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200908080014.html
別子銅山:在日の生徒ら、戦中の朝鮮人の霊慰める−−新居浜 /愛媛
太平洋戦争中に別子銅山(新居浜市)で亡くなった朝鮮人を供養する慰霊祭が7日、
新居浜市別子山弟地の慰霊碑前であった。
四国朝鮮初中級学校(松山市南斎院町)の生徒ら約20人が参加した。
同所で1991年に別子銅山で働いていた朝鮮人の墓が見つかって以来、
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)などでつくる「朝鮮人強制連行真相調査団」が、毎年8月に開催している。
調査団によると、戦時中の別子銅山では、強制連行された人を含め朝鮮人は約1000人が働いていたという。
この日は、参加者全員で黙とうした後、生徒らの代表が慰霊碑を前に、儒教の様式で頭を下げた。
出席者を代表して中級部3年生の趙真泰(チョソンテ)君(14)が
「自分たちは4世ですが、民族を守る気持ちを受け継ぎます」とした追悼文を読み上げた。【高谷均】
毎日新聞 2009年8月9日 地方版
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090809ddlk38040435000c.html
日韓台団体が靖国反対行動 「遺族望まぬ合祀やめて」
靖国神社への合祀取り消しなどを求める韓国、台湾、日本の旧日本軍の戦死者遺族や市民が8日、
今年で3回目となるイベント「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」を東京・上野公園で開き、
遺族らが「勝手に祖先を英霊にするな」と訴えた。
主催は、大阪高裁と東京、沖縄両地裁で合祀取り消しを求める裁判を起こしている団体などでつくる
実行委員会。集まった約500人は、沖縄のエイサーや台湾先住民の伝統舞踊などを楽しんだ。
父親が日本軍軍属として徴用され中国で戦死した韓国・ソウル在住の李熙子さん(66)は
「日本は父の死も知らせてくれず、勝手に靖国に日本式の名前で合祀した。
霊璽簿から名前が消されることを切実に願う」。
母の叔父3人が合祀されているという台湾先住民・タイヤル族の張嘉チーさん(28)は
「被害者であるタイヤル族と侵略者を一緒に祭らないで」と訴えた。
参加者らはイベント終了後、デモ行進し「靖国は戦争美化をやめろ」「政府は政教分離を守れ」などと
声を上げた。
2009/08/08 19:29 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080801000537.html
【週刊韓(カラ)から】暗い世相を笑い飛ばすコメディー映画が大人気 2009.8.9 13:00 経済危機や北朝鮮問題など抱え、何となく沈滞ムードが漂う韓国。 最近は、そんな暗い世相を笑い飛ばすようなコメディー映画が人気だ。 今年上映された「猛スピード・スキャンダル」「7級公務員」「亀走る」などのコメディー映画が いずれも大ヒットしている。(ソウル 水沼啓子) まず封切り前のパッとしない前評判をよそに、家族コメディー映画「猛スピード・スキャンダル」は、 累計観客数831万人を記録。「友ヘ チング」(813万人)を抜き、歴代興行成績6位を記録した。 ちなみに歴代興行成績トップ5の映画は、 (1)「グエムル−漢江の怪物−」(1302万人) (2)「王の男」(1230万人) (3)「ブラザーフッド」(1175万人) (4)「シルミド/SILMIDO」(1108万人) (5)「D−War」(843万人)。 5位以外は日本でもヒットした作品が並ぶ。 「猛スピード・スキャンダル」は、 元アイドルで現在は人気ラジオ番組のDJを務める30代の男性をめぐる家族の話だ。 主人公をコミカルに演じていたのが、映画「猟奇的な彼女」で大ブレークしたチャ・テヒョン。 扱っている素材をひと言で言うと、未成年者の「婚外交渉」で誕生した非嫡出子たちを扱った話なので、 儒教的伝統が残る韓国ではかなり刺激的だ。 ただ徐々に家族の情に目覚めていく過程をコメディータッチに描いており、観客の心をつかんだようだ。
【クリントン訪朝】金正雲氏の功績?北治安機関が宣伝?
2009.8.9 15:40
韓国の聯合ニュースは9日、米女性記者解放のためクリントン元米大統領が北朝鮮を訪問したことについて、
同国の治安機関、国家安全保衛部が金正日総書記の後継者に内定したとされる三男、金正雲氏の功績として
宣伝していると伝えた。消息筋の話としている。
同筋によると、保衛部は内部の講演会でクリントン氏が
「金正雲大将の知略により太平洋を渡ってきて将軍様(金総書記)に謝罪した」
「(正雲氏の)非凡な英知と卓越した戦術の成果」などと説明しているという。
女性記者拘束事件は保衛部が担当したとみられており、韓国紙は6月、正雲氏が保衛部の実権を
金総書記から継承したと伝えている。
聯合ニュースは今回の宣伝について、1968年に米情報収集船が北朝鮮に拿捕(だほ)された事件が
金総書記の業績づくりに利用されたのと同じ手法だと指摘した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090809/kor0908091542003-n1.htm
金大中・元韓国大統領の病状悪化、一時危険状態に
【ソウル=細川紀子】肺炎のためソウル市にある延世大学セブランス病院に入院中の韓国の
金大中(キムデジュン)元大統領(83)が9日、血圧が急激に下がり、病状が悪化したことが分かった。
秘書官が明らかにした。
秘書官によると、同日午前0時ごろから、血中の酸素飽和度が低下、血圧も下がり、
集中治療を行ったという。
現在、血圧などの数値は正常に戻りつつあるが、病院の関係者は「不安定な状態が続いている」としている。
韓国メディアは一時危険な状態に陥ったと報じ、ニュース専門テレビYTNは、
中国にいる三男が家族の連絡を受けて帰国し、元大統領と面会したと伝えた。
元大統領は7月13日、微熱などの症状で入院、肺炎と診断され、
同23日に肺塞栓(そくせん)症を起こし、集中治療室に移されていた。
(2009年8月9日19時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090809-OYT1T00537.htm
「スパイ事件で元米大統領謝罪」正雲氏業績と宣伝
【ソウル=細川紀子】韓国の聯合ニュースは9日、北朝鮮消息筋の話として、北朝鮮の国家安全保衛部が、
米国人女性記者2人の拘束問題解決に関し、金正日(キムジョンイル)総書記(67)の後継者に内定して
いると伝えられる三男、正雲(ジョンウン)氏(26)の業績として宣伝していると報じた。
同筋によると、国家安全保衛部は、米国人記者の拘束を「スパイ事件」と名付け、最近開かれた内部の講演会で、
「金正雲大将の優れた戦略で、クリントン元米大統領が太平洋を渡り、将軍様(金総書記)に謝罪した」
「すべて金正雲大将の非凡な知恵と卓越した戦術によるもの」などと宣伝したという。
同部は、反体制取り締まりなどを担当する、体制維持のための中枢機関で、韓国メディアは、
金総書記が同部の権限を正雲氏に移譲したと伝えている。
聯合ニュースは、正雲氏が後継者に内定したものの、公的な業績がないため、
最近になって業績作りに力を入れているとしている。
(2009年8月9日20時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090809-OYT1T00717.htm
北朝鮮がミャンマーに核協力疑惑 核拡散の脅威高まる 2009.8.9 22:08 【ソウル=水沼啓子】5月に2度目の核実験を強行した北朝鮮が、ミャンマー軍事政権に核開発協力を 秘密裏に実施しているとの疑惑が広がっている。ミャンマーが北朝鮮の支援で地下核施設を建設している というもので、オバマ米政権は北朝鮮からミャンマーへの核技術移転の可能性に懸念を表明した。 北朝鮮はイランへの核協力を進めているともみられており、国際社会は北朝鮮発の“核拡散”の脅威に 直面している。 1日付のオーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、ミャンマーからの亡命者2人の証言 として、軍事政権が北朝鮮の協力により、北部山岳地帯の地下に原子炉とプルトニウム抽出施設を 極秘に建設している−と報じた。5年以内の核爆弾開発を目指しているという。 2人は、核関連部隊に所属していたミャンマー軍将校ら。面識のない2人がほぼ同じ証言をしたという。 さらに、韓国誌「週刊朝鮮」(8月10日号)が亡命ミャンマー人などの証言をもとに、 ミャンマーの地下施設について詳報。報道によると、ミャンマーには600〜800の地下トンネルが 建設されており、北朝鮮が2003年から技術者を派遣し、地下施設の建設を支援してきたという。 また、地下施設は軍用トラックが出入りできるほど規模が大きく、 武器や食料が備蓄されているのはもちろん、電気や水道施設まで整備されているという。 北朝鮮とミャンマーは、韓国の閣僚らが北朝鮮工作員に暗殺された1983年のラングーン(現ヤンゴン) 爆弾テロ事件を機に断交した。 しかし90年代末ごろから、ミャンマーは北朝鮮から自動小銃やロケット砲、対艦ミサイルなどを輸入。 食糧難に苦しむ北朝鮮はその見返りとして、コメや金などを受け取ってきたとみられている。 2007年の国交回復後、両国の軍事協力はより緊密になり、米国の自由アジア放送によると、 ミャンマーの軍事代表団17人が08年11月、北朝鮮を極秘に訪問。 代表団は、南浦の海軍施設や妙香山にある秘密地下施設、シリアやイラン向けのミサイルを 製造しているとされる平壌郊外の工場などの軍事施設を視察したという。
【クリントン訪朝】「北は関係改善望んでいる」米政府高官
2009.8.9 23:47
ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は9日の米FOXテレビで、
米女性記者解放につながったクリントン元大統領の訪朝について
「北朝鮮が米国との新しい関係や、関係改善を望んでいることを示したものだ」と語った。
米高官が元大統領の訪朝をめぐる北朝鮮側の意図について見解を示したのは初めて。
ただ、ジョーンズ氏は、北朝鮮側が獲得したのは「(元大統領との)写真の機会だけだ」とも語り、
米側から米朝対話に向けた働き掛けはなかったと強調。
オバマ大統領から金正日総書記への伝言の存在も、重ねて否定した。
ジョーンズ氏は、金総書記が依然として北朝鮮を取り仕切っているとの認識も示した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090809/kor0908092352005-n1.htm
現代グループ会長が訪朝へ 「職員釈放へ協議」韓国報道
2009.8.10 00:55
聯合ニュースは9日、北朝鮮の開城工業団地で3月末に拘束された韓国企業、
現代峨山の男性職員の釈放問題を協議するため、現代グループの玄貞恩会長が早ければ10日にも
平壌を訪問する予定だと報じた。複数の消息筋の話としている。
訪朝が実現すれば釈放問題で大きな進展がある可能性がある。
玄会長は2007年11月に平壌で金正日総書記と会談している。
消息筋によると、玄会長が最近、自身の平壌訪問を提案し、北朝鮮側も同意。
今週初めに陸路で訪朝する計画という。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908100058000-n1.htm
【環球異見】クリントン訪朝 2009.8.10 08:07 クリントン元米大統領が4日、北朝鮮を電撃訪問し、拘束されていた米国人女性記者2人の解放・帰国を 実現させた。20時間あまりの平壌滞在で両記者の自由を取り戻した元大統領の外交成果に、 まずは称賛の声が上がった。ただ、好意的な見方ばかりではない。 6カ国協議の打開に期待感を示す中国メディアの一方で、米国、韓国からは「国際協調態勢が乱れる」 といった懸念も出ている。 ◇
>245 ▼環球時報(中国) ◆半島情勢の緊張緩和に期待感 大部分の中国紙が「クリントン訪朝」をめぐる各国の見方や思惑を伝える報道に終始する中にあって、 共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」は1面で、「中国は米朝接近を懸念していない」などと 論評している。中国側はクリントン元大統領の訪朝を歓迎しているとみていいようだ。 中国国内には、今後、北朝鮮が対米交渉のみを進めれば、中国が議長を務める6カ国協議が置き去りにされ、 中国の影響力低下につながるとの懸念がないわけではない。こうした中で、この環球時報の記事には、 膠着(こうちゃく)状態にある朝鮮半島情勢の緊張緩和につながる端緒になるのではないか − との期待感がにじんでいる。 同紙はまず、北朝鮮側はクリントン元大統領の訪朝で「勝利者の態度だった」と指摘し、 「一貫してワシントンとの直接交渉を望んでいた」北朝鮮にとっては満足する米朝対話だっただろう − と解説した。 さらに、「今回の北朝鮮の“人質外交”は朝鮮情勢(を打開するため)に突破口を与えた」と評価する、 遼寧社会科学院の呂超研究員の分析を盛り込み、 「いかなる形式であれ、中国は米朝接触を希望してきた」(同研究員)と歓迎の意向を示した。 国営新華社通信社系の「国際先駆導報」は、全体的には辛口だが、 「朝米関係が“暖まる”兆し」との見出しもとり、好意的な側面もみせた。 6カ国協議の議長、武大偉外務次官は7月初めに日米韓露を訪問し、北朝鮮が反発しかねない、 同国抜きの「5カ国協議」構想を中止に追い込んだばかり。 中国側は建国60周年を前に、胡錦濤国家主席の外交実績でもある6カ国協議の再開に道筋をつける上で、 元大統領の訪朝は前向きな材料とみているようだ。(北京 野口東秀) ◇
>246 ▼ウォールストリート・ジャーナル(米国) ◆人質行為への見返りと批判 東アジア地域の専門家、ゴードン・チャン氏はウォールストリート・ジャーナル紙で、 北朝鮮側が核問題と記者解放問題とを結びつけて考えているのは明白だとした上で、 「ブッシュ政権後期、拉致と核を切り離して考えるよう日本に絶えず言い聞かせてきた米国外交にとって、 大きな方向転換だ」と説く。 拉致問題が交渉の場に戻ることは、日本にとっても悪いことではないが、問題はどのような交渉が可能か − だ。この点で、チャン氏は悲観的である。 「度重なる外交失策のせいで、米国が北朝鮮に核問題でさらに譲歩できる余地はほとんどない」。 一方北朝鮮は、核をめぐるあらゆる約束をことごとく破ってきた。 もしクリントン訪朝が、北朝鮮が切望する米朝2国間協議につながるのであれば、 「クリントン氏は2人の記者を人質に取るという行為に見返りを与えたことになる」。 そして、人質は2記者だけではない。日本の拉致被害者もそうだ。 さらには金正日総書記は自国民全体を人質にとっているようなもの。 「米国が交渉と見返りに2記者を取り戻したのではないことを願おう」とチャン氏は締めくくる。 こうした批判は米国の保守陣営には広く共通する。元国連大使のジョン・ボルトン氏は ワシントン・ポスト紙で、「訪朝は北朝鮮にとって重要なプロパガンダの勝利となった」と嘆く。 一方で、リベラル派からは称賛の声も挙がっている。ロサンゼルス・タイムズ紙は社説で、 「クリントン氏は、目立った譲歩なしに2人の釈放を得た」と評価した。 しかし、長時間に及んだ金総書記との会談内容が明らかにならない限り、 こうした評価はまだ時期尚早といえるのではないか。(ニューヨーク 松尾理也) ◇
「米朝対話に日本が懸念」 キッシンジャー元国務長官
2009.8.10 08:39
キッシンジャー元米国務長官は9日付の米紙ワシントン・ポストへの寄稿で、
クリントン元大統領の訪朝が6カ国協議の枠外での米朝対話につながる懸念を日本が強く持つ可能性を指摘、
米国の北朝鮮への譲歩にくぎを刺した。
キッシンジャー氏は「オバマ政権は6カ国協議の枠外の米朝交渉を否定しているが、
他国は米国の方針修正に備えないといけない気になる」と強調。
「特に日本人拉致問題で(米国などから)不十分な支援しか受けていないとみている日本が
強くそう感じるだろう」とした。
また「国務長官の夫である元大統領の訪問は、北朝鮮が国際社会に受け入れられていると
国内外に宣伝する機会を金正日総書記に与えた」と批判した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908100841002-n1.htm
韓国・現代グループ会長が訪朝へ 拘束の職員釈放問題進展か
【ソウル共同】北朝鮮との南北経済協力事業を手掛ける韓国企業、現代峨山は10日、
現代グループの玄貞恩会長が同日午後、陸路で平壌を訪問する計画だと明らかにした。
9日夜、韓国統一省に訪朝申請を出した。北朝鮮の開城工業団地で3月末に拘束された韓国企業、
現代峨山の男性職員の釈放問題などを協議するとみられる。
クリントン元米大統領が訪朝し米国人女性記者2人が解放されたばかり。
玄会長の訪朝が実現すれば、職員の釈放問題で大きな進展がある可能性がある。
玄会長は2007年11月に平壌で金正日総書記と会談している。
現代峨山の趙建植社長も10日午前中に工業団地を訪問する予定。
男性は工業団地の女性従業員に脱出をそそのかしたなどとして北朝鮮当局に拘束された。
金総書記と4日に会談したクリントン元大統領は男性職員らも釈放するよう北朝鮮側に促した。
会談に韓国担当の金養建・朝鮮労働党統一戦線部長が同席したことから、
南北関係で何らかの進展があり得るとの見方が出ていた。
2009/08/10 09:57 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081001000242.html
韓国・現代グループ会長が訪朝へ 抑留の社員解放を協議
2009年8月10日10時6分
【ソウル=牧野愛博】韓国の財閥、現代グループは10日、玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が
同日から12日まで平壌を訪問すると発表した。
現代側は「北側と当面の懸案問題を話し合う」としているが、3月末から北朝鮮に抑留されている
同グループ系列「現代峨山」男性社員の解放問題について主に協議するとみられる。
玄会長は07年11月に訪朝した際などに金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談しており、
韓国政府は、今回の訪朝を南北関係改善の契機としたい考えだ。
http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY200908100037.html
【クリントン訪朝】関係改善の契機となること期待 ヒラリー国務長官
2009.8.10 09:55
クリントン米国務長官は9日放送の米CNNテレビのインタビューで、
米女性記者の解放を実現した夫のクリントン元大統領の訪朝について
「(米国と)前向きな関係を築くのは可能だと北朝鮮に認識してほしい」と述べ、
関係改善の契機となることに期待感を示した。
ただ、訪朝を「私的で人道的な訪問」と位置付け、米政府の対北朝鮮政策と無関係とした。
「政治的に身代金を払った」とのボルトン元国連大使の批判に対しては
「見返りを与えたことにはならない」と一笑に付した。
長官は対イラン外交に関し「いつまでも対話の窓口が開いているわけでない」と強調。
オバマ大統領が9月までの交渉開始を求めていると述べつつ「制裁強化の検討を始めている」
と牽制(けんせい)した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090810/amr0908100956004-n1.htm
金総書記と会う可能性も 現代グループ会長、訪朝を発表
2009.8.10 11:36
【ソウル=水沼啓子】韓国統一省は10日、現代グループの玄貞恩会長(54)が同日午後、
北朝鮮を訪問する予定だと発表した。玄会長は、今年3月末から北朝鮮の開城工業団地で拘束されている
韓国企業、現代峨山の男性職員の解放問題について北朝鮮側と協議する。
韓国メディアは、玄会長が金正日総書記と会う可能性もあると報じている。
統一省によると、玄会長は10日から12日までの日程で平壌を訪問する。
玄会長は2007年11月に訪朝し際、金総書記と会談した。
男性職員は3月30日に、工業団地の女性従業員の「脱北を策動した」として、
工業団地内で北朝鮮側に拘束された。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908101136004-n1.htm
クリントン氏訪朝、北の狙いは関係改善…米高官
【ワシントン=本間圭一】米ホワイトハウスのジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は
9日、FOXテレビとのインタビューで、クリントン元大統領の訪朝について、
「北朝鮮は米国と新しいより良好な関係を求めていることを示した」と述べた。
米高官がクリントン氏訪朝に関する北朝鮮側の狙いを公にするのは初めて。
また、健康不安説のある金正日(キムジョンイル)総書記について、政権を「完全に掌握している」
と言明した。言葉遣いなどから、明瞭(めいりょう)な思考力を保っていると判断したとみられる。
補佐官は、クリントン氏訪朝に関与し、訪朝後も同氏から報告を受ける数少ない米高官の一人。
(2009年8月10日01時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090810-OYT1T00123.htm
金泳三氏が金大中氏を見舞う ライバルへの「和解」演出
2009.8.10 12:43
韓国の金泳三元大統領は10日、ソウル市内の病院に肺炎のため入院中の金大中元大統領を見舞いに訪れた。
両氏は、長年の政治ライバルとして知られる間柄だが、金大中氏の病気をきっかけに金泳三氏が「和解」
を演出した。聯合ニュースが報じた。
同ニュースによると、金泳三氏は病院で金大中氏の夫人と会い、病状が回復するよう激励。
約15分滞在したが、金大中氏には面会しなかったという。
金泳三氏は記者団に「金大中氏は同志であると同時に競争相手。愛憎相半ばする」としながらも、
「和解したのか」との問いには「そうみてもいい」と話した。
金大中氏の容体は、一時悪化した9日未明よりは持ち直したが、呼吸などが安定していないという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908101244005-n1.htm
春・夏・秋・冬
街宣車に特攻服。右翼団体の定番だが、近頃は「正装でデモ」の右翼団体が各地で幅を利かせている。
「不逞朝鮮人を日本から叩き出せ」などと連呼し市民を威嚇するやり方はまったく同じだ。
たちの悪いことに、考え方の異なる人たちに対し、インターネットを通じて執ような攻撃を加えている
▼在日外国人の人権尊重を主張する市民を「非国民」「国賊」と中傷する。
朝鮮大学校にまで押しかけ妄言を吐いたこともあるある団体は、「特別永住」の在留資格、
朝鮮学校に対する地方自治体の補助金や無年金外国人への給付金、総連関連施設の固定資産税減免などが、
あたかも特別に施された権利であるかのようにわい曲する
▼「相手にするだけ無駄」との指摘もあるが、同胞の知人や友人の日本人にまで被害が及んでいるので
看過できない。つい最近も日本の過去清算や平和、人権擁護を訴える市民のささやかな集会に
大挙押し寄せ、大声で威嚇し妨害していた。日本軍「慰安婦」問題を扱った東京の集会では、
70代女性が会場に入ろうとして妨害され負傷した。富山市は抗議を理由に集会の後援を取り消してしまった
▼排外主義の根源は歴史修正主義にある。
といっても「(植民地支配について)日本は朝鮮で良いことをした」
「慰安婦は自ら志願した」などという幼稚なものだ。
どこかの政治家も同じようなことを口走っていたが、デマが事実を変えることはできない
▼挑発に乗ってはいけない。集会の主催者たちは、大声でなじられ侮辱されてもじっとこらえ、
平穏に集会を進めた。その勇気に敬意を払いたい。(天)
[朝鮮新報 2009.8.10]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0810-00001.htm
サッカーW杯出場記念祝賀会 鄭大世選手「明日への活力もらった」 朝鮮学校卒業生の勇姿に拍手喝采 「朝鮮民主主義人民共和国ワールドカップ出場記念祝賀会」(主催=同実行委委)が7月27日、 ローズホテル横浜で行われた。総連中央の裴益柱副議長兼民族圏委員会委員長、総連神奈川県本部の 鄭喜耿委員長、祝賀会実行委員会の崔哲委員長(在日本朝鮮人神奈川県体育協会会長)をはじめとする 同胞、市議会議員、サッカー関係者ら230余人が参加した。 祝賀会ではまず、W杯本大会出場までの得点シーンなどを編集したダイジェスト映像が流された。 つづいて、代表チームのエースである鄭大世選手と金光浩コーチ(在日本朝鮮人蹴球協会副会長)が 万雷の拍手のなか入場した。 実行委員会を代表して崔哲委員長があいさつし、 「朝鮮学校の卒業生がわれわれに、ほんとうに大きな力を与えてくれた」と語った。 元日本代表監督の加茂周さん(ビデオメッセージ)、 鄭大世選手の所属するJ1・川崎フロンターレ社長の武田信平さんが祝辞を述べた。 崔哲委員長が朝鮮代表選手、チームスタッフへの記念品を鄭選手、金コーチに贈呈した。 金コーチ、鄭選手、安英学選手(ビデオメッセージ)がW杯予選を戦い抜く中でのさまざまなエピソード、 本大会出場への決意を述べた。 在日本朝鮮人体育連合会の鄭智海副会長の音頭で参加者は祝杯をあげたあと、 鄭選手に母校・愛知朝鮮中高級学校サッカー部から記念品が贈られた。
>259
壇上では在日本朝鮮人西東京体育協会の李相運会長、川崎市議会議員、横浜市サッカー協会の斉藤禮二会長、
練習生時代から支えてきた「テセ会」の森正雄代表、「川崎フロンターレ鄭大世選手応援会」の金一男会長らが
W杯出場を祝いスピーチ。また、鄭選手、金コーチのミニトークショーが川崎青商会の車?柱会長の
司会のもと行われ、会場は盛り上がりを見せた。
鄭選手がたびたび食べにくるという焼肉「冬伯」を運営する女性同盟川崎支部の太貴子顧問(62)は、
「孫にいたるまで、家族みんなが鄭選手との精神的なつながりを感じている。
今後も熱い気持ちで応援していきたい」と語った。
横浜朝鮮初級学校サッカー部に所属する張龍太くん(初5)は、川崎フロンターレのユニフォーム姿で、
鄭選手の横に並び満面に笑みを浮かべハラボジに写真を撮ってもらっていた。
「いつかぼくも朝鮮代表としてW杯に出場したい。鄭選手には来年の本大会で大活躍してもらいたい!」
この日、金コーチとともに、「統一列車は走る」の音楽にあわせ、朝青員らに担がれ会場を一周した鄭選手。
「これからも結果を残しつづけ、同胞の期待に応えたい。未来の朝鮮代表を目指す子どもたちの目標としてがんばりつづけたい」
「(祝賀会に参加し同胞の顔を見て)明日からまたがんばろうという活力をもらった」と感想を述べた。(李東浩記者)
[朝鮮新報 2009.8.10]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/07/0907j0810-00001.htm
北へ「首相特使」検討、ミサイル問題で立ち消え
政府が今年初め、麻生首相特使の北朝鮮派遣を検討し、北朝鮮側と折衝を進めていたことが明らかになった。
複数の日朝関係者が10日、明らかにした。
拉致被害者の再調査開始などを働きかけ、行き詰まっている日朝関係打開を図る狙いがあったと見られる。
しかし、北朝鮮が弾道ミサイル発射準備を進めるなど国際社会との対決姿勢を強めたため、
交渉は3月上旬に立ち消えとなった。
関係者によると、折衝を持ちかけたのは日本の首相官邸側で、昨年12月末、
首相周辺が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を通じ、北朝鮮側と接触を始めた。
平壌(ピョンヤン)への特使は国会議員の重鎮クラスが想定されていたという。
日朝間の公式な接触は、昨年8月に中国・瀋陽で開かれた公式実務者協議を最後に途絶えている。
この協議で北朝鮮は、日本人拉致被害者の再調査を約束したが、実行していない。
北朝鮮問題では、昨年12月前半、核問題をめぐる6か国協議も決裂し、北朝鮮は孤立を深めていた。
日本側には、首相の特使派遣によって日朝関係の進展を図り、政権浮揚につなげたい狙いがあったと見られる。
関係者の一人は「北朝鮮側は、日本の制裁緩和を期待していたのではないか」と話している。
(2009年8月10日14時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090810-OYT1T00570.htm
北朝鮮:米元大統領に関係改善を示唆
【ワシントン草野和彦】ジョーンズ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は9日、
複数の米テレビ番組に出演し、クリントン元大統領の訪朝結果について、
「北朝鮮は米国と新たな、良い関係を持ちたいとほのめかした」と語り、
金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談でも、同様の反応があったことを示唆した。
補佐官によると、元大統領は「個人的な意見」として北朝鮮に対し、
米国との直接協議が可能な6カ国協議復帰の道があることを強調。日本人拉致問題の解決なども促した。
ただ補佐官は、実際に米朝関係改善につながるかについては「北朝鮮次第」との立場を改めて示した。
また補佐官は、元大統領一行からの報告は継続中としながらも、
金総書記が「完全に政権を掌握している」との判断を明らかにし、
「健康状態も管理できているようだ」と述べた。
毎日新聞 2009年8月10日 11時41分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090810k0000e030045000c.html
韓国:現代会長が訪朝 職員釈放を協議
【ソウル大澤文護】韓国の統一省報道官は10日、現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長の
平壌訪問について、同日午後、陸路で北朝鮮に入る見通しと明らかにした。玄会長は平壌に2泊する予定。
聯合ニュースは、今回の訪朝が北朝鮮の開城(ケソン)工業団地で拘束された現代峨山の男性職員の
釈放に向けたヤマ場になると報じた。統一省報道官は「現代側が(拘束問題に関連して)持続的な努力を
してきたことは知っている」と述べたが、解決の見通しには言及しなかった。
毎日新聞 2009年8月10日 12時17分(最終更新 8月10日 12時42分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090810k0000e030057000c.html
現代グループ会長が訪朝=職員解放へ金総書記と会談も
【ソウル時事】北朝鮮の開城工業団地に進出している韓国企業、現代峨山の職員が3月末から
拘束されている問題で、現代グループの玄貞恩会長が10日、北朝鮮入りした。
12日まで平壌に滞在し、職員解放に向けて北朝鮮側と協議する予定。
玄会長は訪朝前、記者団に「職員が解放されるよう努力する」と述べた。
北朝鮮側は、朝鮮アジア太平洋平和委員会の李種革副委員長が出迎えた。
玄会長は2007年11月に訪朝した際、金正日労働党総書記と会談しており、
今回も金総書記と会談するのではとの観測が出ている。
一方、同社の趙建植社長も10日、開城を日帰りで訪問。11、12の両日も訪朝するという。
北朝鮮は3月末、同国の体制を批判したなどとして、同社職員を拘束した。
南北政府当局者による実務会談が4〜7月、同団地で計4回行われ、韓国は職員の早期解放を再三要求。
しかし、北朝鮮は職員との面会すら認めず、所在なども確認しなかった。
(2009/08/10-18:04)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009081000428
金総書記の健康状態良好=米が中国に評価伝達
【ソウル時事】韓国の聯合ニュースは10日、米政府がクリントン元大統領の北朝鮮訪問後、
中国政府に対し、金正日労働党総書記の健康状態は非常に良いとの評価を伝達していたと報じた。
北京の複数の外交筋の話として伝えた。
同筋によると、中国外務省はクリントン元大統領の訪朝について、
(1) 米記者の解放
(2) 金総書記の健康状態の直接確認
(3) 米朝接触の開始
− ができたとして肯定的に評価。
中国政府は北朝鮮からも元大統領の訪朝結果に関し報告を受けたが、
北朝鮮メディアの報道内容と同じだったという。
(2009/08 /10-17:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009081000620
現代グループ会長が訪朝 金総書記と会談可能性も
【ソウル共同】韓国の現代グループの玄貞恩会長が10日午後、北朝鮮との南北軍事境界線を越え、
陸路訪朝した。3月末から北朝鮮に拘束されている傘下企業、現代峨山の男性職員の解放問題が最大の焦点。
平壌に12日まで滞在予定で、滞在中の具体的日程は明らかになっていないが、
金正日総書記と会談する可能性もある。
玄会長は訪朝に先立ち、記者団に「(男性を連れ帰ることができるよう)努力する」と語った。
韓国政府当局者は「肯定的雰囲気があり期待しているが、もう数日間、見守る必要がある」と指摘。
韓国メディアは日本の植民地支配からの解放を祝う今月15日の「光復節」までに解放される可能性が高い、
と報じている。
職員解放問題だけでなく、南北経済協力事業である開城工業団地や1年間以上中断している
金剛山観光についても北朝鮮側と協議するとみられる。
韓国大統領府関係者は「(金総書記への)李明博大統領のメッセージは託していない」としている。
現代峨山は経済協力事業の中心企業で、玄会長は2007年11月に金総書記と会談している。
2009/08/10 17:54 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081001000645.html
金泳三氏が金大中氏を見舞う 長年のライバルが和解?
2009.8.10 18:05
【ソウル=水沼啓子】韓国の金泳三元大統領(81)は10日、ソウル市内の病院に
肺炎のため入院中の金大中元大統領(85)を見舞いに訪れた。金泳三氏は病院で金大中氏の夫人、
李姫鎬さん(86)ら家族と会い、病状の回復を祈願していると伝えた。
ともに民主化運動の指導者だった両氏は犬猿の仲として知られ、たびたび対立した。
金泳三氏は見舞いの後、記者団に対し、金大中氏について
「同志であると同時に競争関係にもあり、愛憎相半ばする」と率直に語り、
「2人が和解したとみていいのか」との問いには「そうみてもらってもいい」と答えた。
金泳三氏は15分ほど滞在したが、金大中氏には面会できなかった。
金大中氏の秘書官によると、金泳三氏は家族との面会の際、韓国の民主化に触れながら
「(私たちは)命をかけて闘った。私たち2人は特殊な関係だった」とも語ったという。
金大中氏の容体は、一時悪化した9日未明よりは持ち直したが、
呼吸などが安定せず予断を許さない状態が続いており、家族や側近らが病院に待機している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908101807006-n1.htm
【続・民主党解剖】政権前夜(6)「わが世の春」待つ日教組 (2/3ページ)
2009.8.10 08:10
◆北朝鮮に親しみ
7月25日、宮崎市のホテルで開かれた自民党の会合。
首相補佐官(拉致問題担当)の中山恭子は北朝鮮問題にからめ、こんな事実を明らかにした。
「政府が独自の制裁措置をかけたとき、元日教組委員長が議長を務めるグループから首相あてに、
『日本が北朝鮮に制裁措置を加えるのはけしからん、直ちに制裁措置をやめるべきだ』
という要望書が届いた。びっくりした」
中山が紹介したのは元日教組委員長、槙枝元文が議長である「朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会」
が昨年12月、首相の麻生太郎と外相の中曽根弘文あてに送った文書だ。
槙枝は日教組委員長を12年間も務め、“ミスター日教組”といわれた。最も尊敬する人物として
故金日成主席の名前をあげ、平成3年には北朝鮮から親善勲章第1級を授与されている。
北朝鮮寄りの姿勢は、槙枝だけではなく、今も日教組の政策に受け継がれている。
今回大会で採択された議案には「『日朝国交正常化連絡会』とともに、国交正常化にむけ…」とある。
日教組が連携をうたう連絡会は、今年4月5日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて「ロケット」
と主張する。また、発射直後の4月9日には外務省を訪れ、対北制裁措置の即時解除を求めてもいる。
日教組は以前に比べイデオロギー色が薄まったとされるが、やはり根っこは変わらぬままだ。
そして民主党には輿石をはじめ、8人の「日教組議員」がおり、
うち3人が「次の内閣」閣僚に名を連ねている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090810/stt0908100812000-n2.htm
マッサージ店経営者から収賄容疑 警視庁巡査部長を逮捕
2009年8月10日18時26分
違法営業を黙認する見返りにマッサージ店の経営者から現金67万円を受け取ったとして、
警視庁は10日、調布署地域課巡査部長、林隆貴容疑者(46)=東京都渋谷区富ケ谷=を
収賄容疑で逮捕し、発表した。経営者の韓国籍の女の徐花順容疑者(43)=新宿区大久保=も
贈賄容疑で逮捕した。同庁は、両容疑者とも容疑を認めているとしている。
人事1課によると、神田署生活安全課の保安係だった林容疑者は、徐容疑者が経営する
千代田区三崎町の店が違法営業をしているのに、取り締まり対象から外すことへの謝礼などとして
、昨年6月から今年6月にかけて11回にわたり、現金計67万円を受け取った疑いがある。
林容疑者は昨年9月、調布署に異動した。
同庁の中村格・警務部参事官は「警察官として言語道断の行為であり、遺憾の極みです。
都民の皆様の信頼を著しく裏切ったことに対し深くおわび申し上げます」とコメントした。
http://www.asahi.com/national/update/0810/TKY200908100234.html > 経営者の韓国籍の女の徐花順容疑者(43)=新宿区大久保=も贈賄容疑で逮捕した。
「和解した」金泳三氏も見舞い 金大中氏予断許さぬ状況
2009年8月10日18時27分
【ソウル=牧野愛博】体調を崩し7月中旬からソウル市内の病院に入院中の金大中(キム・デジュン)・
元韓国大統領を10日、民主化運動時代からのライバル、金泳三(キム・ヨンサム)・元大統領が見舞った。
直接面会はできず、李姫鎬(イ・ヒホ)夫人を励ましたという。
長年、「犬猿の仲」だったといわれる両氏だが、訪問後、報道陣から和解したのかとの質問が飛ぶと、
金泳三氏は「そう見て良い。そういう時が来た」と語った。
金大中氏の容体は9日未明に一時悪化したという。病院などの説明によれば、肺炎の合併症とみられ、
血圧が低下するなどした。薬物治療を行った結果、数値がほぼ正常に戻り、小康状態を保っているという。
容体を心配した知人や側近らが続々と病院に駆けつける状態が続いている。
http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY200908100235.html
現代グループ会長が訪朝 拘束職員、週内にも解放か
2009.8.10 19:26
【ソウル=水沼啓子】韓国企業、現代峨山(アサン)の男性社員が北朝鮮に拘束されている問題で、
現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が10日午後、陸路、平壌入りした。
韓国統一省によると、玄会長は12日まで滞在し、職員解放に向けて北朝鮮側と協議する。
クリントン元米大統領の訪朝で米国人女性記者2人が解放されたばかりで、
北朝鮮が韓国に対しても柔軟路線を演出するのか注目される。
聯合ニュースによると、玄会長が平壌を訪問するのは昨年2月に続いて7度目。
北朝鮮側は、朝鮮アジア太平洋平和委員会の李種革(リ・ジョンヒョク)副委員長が出迎えた。
玄会長は2005年以降、金正日総書記と3度面会しており、今回も金総書記と会談する可能性が高い。
玄会長は訪朝前、記者団に「男性職員が解放されるよう努力する」と述べた。
男性職員は今年3月30日に、工業団地で働く北朝鮮の女性従業員の「脱北を策動した」などとして
拘束された。韓国側は4月以降、4回行われた南北政府当局者による実務会談で、再三、
男性職員の早期解放を求めてきた。
北朝鮮側はこれまで、「不当な問題」と反発して解放問題の協議に応じず、面会も認めていなかった。
男性職員は外部と連絡を一切取れない状態で隔離されており、収容先も確認されていない。
今回、北朝鮮側が玄会長の訪朝を受け入れたことで、膠着(こうちゃく)する南北関係の打開に
つながるとの期待が膨らんでいる。クリントン元米大統領も訪朝した際、男性職員の解放を強く要求。
韓国メディアは、日本の植民地支配からの解放を祝う今月15日の「光復節」までに解放される可能性が
高いと報じている。
1年間以上中断している金剛山観光についても協議するとみられるが、
李明博(イ・ミョンバク)大統領のメッセージなどは託されていないもようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908101933007-n1.htm
社員拘束問題、現代首脳が平壌・開城を訪問
【ソウル=細川紀子】北朝鮮観光事業などを手がける韓国の現代峨山(アサン)の
趙建植(チョコンシク)社長は10日午前、南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地で働く
同社の韓国人社員が北朝鮮に拘束されている問題を協議するため、開城に入った。
現代グループの玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長も同日午後、平壌を訪問する予定で、
社員は週内に解放される可能性が出ている。
統一省によると、玄会長は3日間の日程で平壌に滞在し、社員解放のほか、金剛山観光事業の再開や、
7月30日に拿捕(だほ)された韓国の漁船乗組員の解放問題も協議するとみられる。
(2009年8月10日17時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090810-OYT1T00758.htm
社員解放求め、現代会長訪朝 金総書記と面会の可能性
2009年8月10日19時34分
【ソウル=牧野愛博】韓国の財閥、現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が10日、
陸路で北朝鮮の平壌を訪問した。
玄会長は出発前、北朝鮮に抑留されている同グループ社員の解放を求める考えを示した。
韓国政府は、北朝鮮が肯定的な反応を示せば、15日にある李明博(イ・ミョンバク)大統領の演説で、
南北関係改善のメッセージを送りたい考えだ。
抑留されているのは、開城工業団地で働いていた「現代峨山」の40代男性社員。
3月末、北朝鮮が「我々の政治体制を非難し、女性従業員の脱北を謀った」として拘束。
7月2日の南北協議の際、無事が確認されたのを最後に、動静が一切伝えられていない。
玄会長は07年11月に訪朝した際などに金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談しており、
今回も金総書記と面会する可能性が高い。
北朝鮮側が訪朝を受け入れたため、韓国政府内には社員の解放を期待する声も強い。
同政府関係者によれば、北朝鮮が解放に応じた場合、李大統領が15日の演説で北朝鮮に対する
人道支援に積極的に乗り出す考えを表明する案を検討している。
人道問題を協議の中心に据えることで、中断している南北離散家族の面会事業の再開にも結びつけたい考えだ。
国際社会の制裁方針とも歩調を合わせられるとしている。
ただ、金総書記はクリントン元米大統領の訪朝時に、米朝関係改善の意思を示す一方、日韓両国を批判した。
北朝鮮が社員の解放に応じるとしても、韓国側に巨額の代償を要求する可能性があるとの見方が出ている。
http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY200908100249.html
日本に金を密輸 韓国の貿易業者ら3人検挙
< 2009年8月10日 14:04 >
円高での差益を狙って日本に金を密輸していたとして、韓国人の貿易業者らが検挙された。
韓国の税関当局は、輸出の申告をごまかすなどして去年10月からの8か月で
金1トン以上(韓国での価格で約16億円分)を密輸した疑いで49歳の貿易業者ら3人を検挙した。
「円高・ウォン安なので、日本で金を売って代金を円で受け取れば、為替差益でもうけがあがった」
と供述しているという。
税関当局は、背後に大がかりな密輸組織があるとみて、さらに調べている。
http://news24.jp/articles/2009/08/10/10141365.html
インドで拿捕の不審な北朝鮮船、検査への協力拒否
2009年 08月 10日 13:21 JST
[ポートブレア(インド) 9日 ロイター] インド沿岸警備隊がアンダマン・ニコバル諸島沖で
不審な北朝鮮船を拿捕(だほ)した事件で、同船の乗組員はインド当局の船内検査への協力を拒んでいる。
インド当局者が9日、明らかにした。
北朝鮮船「MV Musen」は5日にハットベイ島に無許可で停泊していたところ、
沿岸警備隊の船艇が接近したため逃走。6時間にわたる追跡の末に拿捕されていた。
インド当局者によると、これまでのところ同船の乗組員からは協力が得られていない状況だが、
インド外務省の許可が出れば、乗組員39人を取り調べのために上陸させ、
船内検査を実施する予定だという。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10467920090810
北朝鮮高官 米朝「近いうちに進展」
2009.8.10 22:28
モンゴルを訪問した北朝鮮の金永日外務次官は10日までに、ウランバートルで
モンゴル外務省高官らと会談、「朝米関係で近いうちに大きな進展があるだろう」と述べ、
米朝協議の開催に向けた動きがあることを示唆した。モンゴル外交筋が同日、明らかにした。
金次官は、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議について「復帰しないことを最終的に決めた」とあらためて表明。
その上で「対話を否定しているのではなく、良い条件がそろえば(米朝協議などの)会談の扉は開かれている」
と話したという。
北朝鮮とモンゴルは、2006年から毎年定期的に外務省次官級会談を開いており、今回は4回目。
金次官は8日にモンゴルを訪問、11日に同国を離れる。
ベトナム政府筋は、次官らが12日から15日の日程でハノイを訪問するとしている。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908102229008-n1.htm
現代グループ会長の訪朝、対話再開へ突破口? 【ソウル=細川紀子】北朝鮮で観光事業などを手がける韓国・現代グループの 玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長が10日、北朝鮮を訪問した。 南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地で働く韓国人社員が北朝鮮に拘束されている問題を協議する ためだが、冷え込んだ南北間の対話再開に向けた突破口になるとの観測も広がっている。 同日午前、玄会長とは別行動で開城を訪れた現代峨山(アサン)の趙建植(チョコンシク)社長は、 午後4時ごろ韓国側に戻り、記者団に、「何も決まっていない」と述べた。 玄会長は同日午後に平壌入りし、12日までの滞在期間中に「北朝鮮の政治体制を批判した」 などとして3月30日に拘束された社員の解放を求める予定で、 金正日(キムジョンイル)総書記と会談する可能性が指摘されている。 聯合ニュースによると、玄会長は今月4日、北朝鮮の金剛山で開かれた、 夫で元現代グループ会長の鄭夢憲(チョンモンホン)氏の追悼式で、北朝鮮の対外窓口である 「アジア太平洋平和委員会」の李種革(リジョンヒョク)副委員長に訪朝を打診したという。 鄭氏の父親で、同グループ名誉会長だった鄭周永(チョンジュヨン)氏は、1998年6月、 人道支援目的で牛500頭を載せたトラック50台とともに北朝鮮入りし、同年10月には金総書記と会談。 金剛山開発の合意をとりつけ、南北の経済協力拡大に大きく貢献した人物として知られる。金総書記が、 今回その義理の娘にあたる玄会長に直接会うとすれば、経済協力再開を求める思惑もあるとみられる。
>277
北朝鮮の態度の変化も注目される。北朝鮮は今年に入り「南北基本合意書」の一部条項の無効宣言など、
韓国への対決姿勢を鮮明にしてきたが、8日付の党機関紙・労働新聞は、
「南北関係を改善してこそ、民族の団結、交流、協力を実現できる」
「南北共同宣言の履行のため責任ある措置をとれば、朝鮮半島で戦争の脅威を除去できる」と論じた。
金総書記は4日の会談で、クリントン元米大統領から韓国人拘束問題で解決を促されたとされ、
米側の意向に沿う形で対話路線への転換を打ち出した可能性がある。
高麗大学の柳浩烈(ユホヨル)教授は「北朝鮮は、会長の訪朝を韓国との対話に向けた突破口とみなし、
再び経済協力を得ようとしているのではないか」と指摘する。ただ、韓国政府当局者は、
「社員の拘束問題は、人道的に解決されるべきで、見返りに何かを与えるものではない」と強調、
北朝鮮が新たな解放条件を突きつけてくる事態を警戒している。
(2009年8月10日23時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090810-OYT1T01126.htm
平壌でアリラン公演始まる 10万人が出演
2009.8.10 23:18
北朝鮮平壌のメーデースタジアムで10日夜、芸術公演とマスゲーム「アリラン」の公演が始まった。
9月末まで、週末以外のほぼ連日上演される予定。
初日の公演には平壌駐在の外交団が招待されたが、
金正日総書記をはじめとする国家指導幹部は観覧しなかった。
2002年の金日成主席生誕90周年などを記念して創作された「アリラン」は、
水害で中止された06年を除き05年から毎年上演され、その都度、一部場面に改編が加えられている。
今年は経済分野を中心に4月から展開されている生産性向上運動「150日戦闘」に関連した
「新たな革命的大高潮へ」「大革新、大飛躍」などのスローガンが人文字で登場した。
3段式ロケットが描かれる場面もあったが、
4月に打ち上げた人工衛星「光明星2号」とは明示されなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090810/kor0908102318009-n1.htm
韓国:金大中氏、流動食の供給再開 容体急変の可能性も
【ソウル西脇真一】肺炎で入院中、一時危険な状態に陥った韓国の金大中(キムデジュン)元大統領は
10日、呼吸などの各種数値は一定の水準を保ち、流動食の供給も再開された。
ただ、容体が急変する可能性はあり、病院には大勢の報道陣が詰めかけた。
また、ライバル関係にあった金泳三(キムヨンサム)元大統領が急きょ見舞いに訪れるなど
あわただしい雰囲気に包まれた。
入院先の延世大付属セブランス病院によると、9日未明に容体が悪化してから初めての流動食が
10日朝に供給された。聯合ニュースは「健康状態を示す数値は確実に安全な状態に戻っていないが、
一定水準を維持している」との病院関係者の話を伝えた。
一方、金泳三元大統領が同日午前、病院を訪問。対面はできなかったが、家族にねぎらいの言葉を伝えた。
両氏は政敵として激しく争った間柄だが、同ニュースによると、金泳三氏は「和解したのか」との質問に
「そういうときが来たのではないか」と応答。「歴史的和解」と報ずるメディアもあった。
毎日新聞 2009年8月10日 19時59分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090811k0000m030056000c.html
韓国:現代グループ会長が訪朝 金総書記との面談も
【ソウル西脇真一】現代グループの玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長が10日、陸路訪朝した。
平壌に滞在し12日に戻る予定。
グループ傘下の現代峨山の男性職員が3月末、開城工業団地で身柄を拘束されており、
聯合ニュースは「釈放されるよう努力したい」という玄会長の言葉を伝えた。
韓国メディアは北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記との面談の可能性にも言及している。
玄会長は陸路でまず開城入り。
聯合ニュースによると、現代峨山が携わる金剛山や開城の観光事業(現在は中断)の
北朝鮮側窓口となっている「アジア太平洋平和委員会」副委員長の出迎えを受け、平壌に向かった。
同ニュースは「金総書記と面談する可能性が大きいとの観測がある」とし
「何らかのメッセージを持ち帰れば、南北当局間の対話チャンネルが復活する契機にもなる」
との見方を示した。
毎日新聞 2009年8月10日 20時31分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090811k0000m030071000c.html
不幸な歴史学んで 関東大震災での朝鮮人虐殺
関東大震災での朝鮮人虐殺の真相究明などを求めている市民団体「1923市民の会」は、
県内と群馬県での虐殺の現場や慰霊碑などを巡るスタディーツアーを11日から行う。
日本や韓国の市民、在日朝鮮人らがともに不幸な歴史を学び、真の友好へとつなげていくのを目指している。
1923年9月1日に発生した関東大震災では、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などの悪意のある
デマが流され、関東地方で大勢の朝鮮人が軍隊や警察、住民が組織した自警団などによって殺された。
明確な調査結果はないが、被害者数は全体で数千人に上るものとみられている。
同会は、日本、韓国の市民、在日朝鮮人らが集まり、2007年11月に発足。
歴史の闇の中で葬り去られようとしている大震災の悲劇の真相究明と、
「不逞(ふてい)」というレッテルを張られたまま亡くなった犠牲者の名誉回復を目指している。
これまで都内や千葉などで、現地の市民団体などと連携してスタディーツアーを行っており、今回が5回目となる。
同会によると、大震災後に県内で殺された朝鮮人は240人近く(生存未確認者も含む)。
地震から数日後、避難や護送されてきた人たちが自警団の住民に殺された例がほとんどという。
県内では特に県北地域で殺された人が多く、熊谷で70〜80人、本庄では86人にも上った。
スタディーツアーには同会の関係者のほか、韓国の子どもや大学生ら13人も参加。
11日にさいたま市、12日に熊谷や本庄市、13日に群馬県藤岡市などを巡る。
それぞれの場所で地域の研究者が現地を案内する。
韓国常任代表の金鍾洙(キム・ジョンス)さん(45)は
「歴史をきっちりと学ばなければ、今でも同じことが起こる。日韓の市民と在日朝鮮人が協力して
地域の歴史の教科書を作り、子どもたちに教えることもできるのではないか」などと話していた。
2009年8月10日(月)
http://www.saitama-np.co.jp/news08/10/06x.html
韓国へ「結婚移民」した中国人、6万8000人に―韓国メディア
2009年8月8日、韓国紙・朝鮮日報によると7日、婚姻目的で韓国に入国した中国人が6万8000人に上る
ことがわかった。韓国に居住する外国人は今年になって100万人を超えている。中国新聞網が伝えた。
韓国法務部・出入管理局が6日に発表した08年上半期の統計によると、
韓国の「結婚移民」は現在12万6000人あまりで、うち女性が約11万人と、男性1万5000人の約7倍。
「結婚移民」とは、韓国人との婚姻後韓国に入国・定住する外国人のうち、
本来の国籍を持ち続けている人々を言う。
01年にはわずか2万5000人だった結婚移民だが、07年に10万人を突破、近年急速に増加している。
国籍の内訳は中国人が約6万8000人(54%)で最も多く、そのうち約3万4000人が朝鮮族。
次いでベトナムが約2万9000人、さらにフィリピンが約6200人超、日本が約4900人、
カンボジア約2800人、モンゴル約2300人、タイ約2000人、米国約1500人、
ウズベキスタン約 1400人となっている。(翻訳・編集/本郷)
2009-08-10 17:03:07 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=34224
慰安婦問題で日本非難 北朝鮮メディア
北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、国連の女性差別撤廃委員会の審議で、
日本政府が従軍慰安婦問題は解決済みとの立場を示したことについて「言語道断」と非難し
「問題を解決するには日本が謝罪、賠償すべきだ」と主張した。
また同通信によると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日、
日本の武器輸出三原則の緩和などの動きについて
「日本の利益にはならず、逆に破滅の危険に陥れる行為になる」とけん制する論評を出した。
日本の植民地支配からの解放記念日である8月15日を前に、北朝鮮は今後、
メディア論評を通じ反日攻勢を強めることも予想される。(共同)
更新2009年08月10日 13:07米国東部時間
http://www.usfl.com/Daily/News/09/08/0810_020.asp?id=72190
【国際】南北改善の糸口期待 現代会長訪朝 制裁にあえぐ北 前向き
2009年8月11日 朝刊
【ソウル=築山英司】南北経済協力事業を手掛ける韓国企業、現代グループの玄貞恩(ヒョンジョンウン)
会長ら一行が十日、拘束中の現代峨山職員の解放を協議するため北朝鮮に入った。
北朝鮮が受け入れた背景には、国際社会の経済制裁の圧力が強まる中、
関係が悪化していた韓国との関係改善を突破口に経済メリットを得ようとの狙いがあるようだ。
「北と南が相手方の思想と制度を認めて尊重し、実践的措置をとることが北南関係を根本的に改善発展させる」。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は八日、激しい李明博(イミョンバク)政権批判のトーンを落とし、
積極的な提案まで行った。昨年秋ごろ、南北関係について「論じる余地は全くない」などと
厳しい批判をしていたのに比べると、北朝鮮メディアの非難の論調が和らいでいる。
北朝鮮は現代峨山とともに金剛山と開城の両地区で観光事業を展開してきた。
金剛山観光は昨年七月の韓国人射殺事件で韓国側が中止し、開城観光は昨年十二月に北朝鮮側の事情で中断された。
韓国政府機関によると二〇〇七年の金剛山観光で北朝鮮に支払ったのは約二千万ドル。
〇八年の開城観光では約一千万ドルを渡しており、
北朝鮮は両事業の中断で年間約三千万ドル(約二十九億円)の収入を失ったことになる。
玄会長は金正日(キムジョンイル)総書記と三回会ったことがあり、今回も会談の可能性が指摘される。
総書記はクリントン元米大統領訪朝に続く韓国財閥トップとの交流で経済事業を再開させ、
実利を得ようと期待しているとみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009081102000070.html
北朝鮮に拘束の男性職員、きょう午前にも解放かと韓国TVが報道
2009.8.11 09:20
【ソウル=水沼啓子】韓国のニュース専門テレビ、YTNは11日朝、
北朝鮮の開城工業団地に進出している韓国企業、現代峨山の男性職員が北朝鮮に拘束されている問題で、
早ければこの男性がこの日午前中に解放され、韓国に戻る可能性が高いと報じた。消息筋の話として伝えた。
しかし韓国政府関係者は、状況が流動的として、慎重な姿勢を示しているという。
10日には、男性職員の解放問題を協議するため現代グループの玄貞恩会長が2泊3日の予定で
平壌入りしている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090811/kor0908110922000-n1.htm
【風を読む】論説副委員長・高畑昭男 訪朝で得をしたのは誰?
2009.8.11 08:27
「ドアを開けたら、元大統領が立っていた。瞬間、悪夢が終わったとわかった」(解放された女性記者)。
クリントン元大統領の電撃訪朝で北朝鮮に拘束された米記者2人が解放された。
解放劇の末に、いったい誰がどんな得をしたかを憶測してみる。
まずは「金正日総書記が最も得をした」との見方が多いが、少々疑問もある。
確かに、超大国の元指導者を呼びつけて仰々しく「恩赦」を与えてみせた。
健康不安説が流れる中で、世界のトップニュースに「温情指導者」のナマ映像をあふれさせた宣伝効果もありそうだ。
だが、米政府は「解放と国連制裁は別」とすげない。
米朝対話の仕切り直しを狙ったにしては効果はまだ見えておらず、最大の得点者とはいえないだろう。
むしろ、最大の得点を挙げたのは「ビルとヒラリー」のクリントン夫妻だったのではないか。
久しぶりに外交最前線に現れたビルは救出後も控えめな発言に徹し、人気を高めたという。
アフリカ歴訪の別行動をとったヒラリー国務長官も、冷静な対応の中で自信をうかがわせた。
逆に、「ウラ交渉や密約はない」と事後対応に追われているのがオバマ大統領の側近たちだ。
日韓や中国には「頭越しに米朝交渉が始まるのでは」との不信感が残り、これをぬぐい去るのに必死のようだ。
それでなくとも、オバマ氏の支持率はじりじりと下がっている。
国民健康保険問題や経済回復の遅れなど内政面で足を取られており、
「内政はジリ貧、外交はクリントン」の対比で描かれるのは避けられない。
米政界では、ヒラリー長官は大統領選再出馬の野心を完全に断念してはいないとされる。
このまま夫妻のタッグマッチ外交でヒットを重ねていけば、3年後にはオバマ再選に脅威となるかもしれない。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090811/amr0908110900002-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090811/amr0908110900002-n2.htm
北、クリントン氏訪朝は「正雲氏の功績」と宣伝 実権は金総書記が掌握か
2009年08月10日 12:12 発信地:ワシントンD.C./米国
【8月10日 AFP】米国のジェームズ・ジョーンズ(James Jones)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
は9日、米NBCテレビのインタビューで、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記(67)は
北朝鮮の実権を「完全に掌握している」とみられると述べた。また、北朝鮮は対米関係の改善を望んで
いるようだとし、次の動きは北朝鮮からなされるべきだとの見解を示した。
ジョーンズ補佐官はFoxテレビに対しても、ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領の訪朝について、
まだ報告を受けている途中だとしつつ、「仮報告によれば金総書記が北朝鮮の全権を掌握していると
考えられる」と述べ、「北朝鮮は、米国と新しい、より良い関係を築きたい意向を示唆した」と話している。
前年に脳梗塞で倒れたとされる金総書記は、三男の金正雲(Kim Jong-Un)氏(26)に権限を移行する
準備を進めているとみられている。
一方、韓国・聯合(Yonhap)ニュースは9日、匿名筋の情報として、北朝鮮の治安機関にあたる
国家安全保衛部が今回のクリントン氏の訪朝について、正雲氏の功績だと称賛していると報じた。
聯合によると、国家安全保衛部は最近行った内部向けの講演会で、
「正雲大将の知略によって、クリントン元米大統領がはるばる太平洋を越えて大将軍様(金正日総書記)に謝罪に訪れた」
「すべては正雲大将の類いまれな予知力と優れた戦略のおかげだ」などと述べたという。
こうした正雲氏礼賛について、聯合は、北朝鮮の次期指導者としてのイメージアップ作戦だと分析している。
一方、米政府はクリントン元大統領が謝罪したとの北朝鮮側の主張を否定した。(c)AFP/Jim Mannion
http://www.afpbb.com/article/politics/2629205/4441141
北朝鮮拘束韓国男性きょう解放か 現代会長、総書記と会談も
【ソウル共同】韓国YTNテレビは11日、北朝鮮の開城工業団地で3月末に拘束された韓国企業、
現代峨山の男性職員が同日中に解放され、陸路、韓国に帰還する見通しだと伝えた。
消息筋の話としている。
同筋は男性職員について「早ければ午前中に帰還する可能性が非常に高い」と語った。
ソウル市内の病院に入院して健康状態などを検査後、韓国情報当局の調査を受ける見通しという。
現代グループの玄貞恩会長は男性の解放問題などを協議するため10日に陸路訪朝し、平壌に滞在中。
韓国メディアは玄会長が11日に金正日総書記と会談する可能性が高いと報じている。
男性は3月30日、工業団地の女性従業員に脱出をそそのかしたなどとして北朝鮮当局に拘束された。
北朝鮮はクリントン元米大統領の訪朝を受けて今月5日に米女性記者2人を解放している。
2009/08/11 11:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081101000316.html
ヒラリー氏、夫の活躍にいら立ち 「わたしが長官」
【ワシントン共同】「夫は国務長官じゃないの。わたしが、なの」。
コンゴ(旧ザイール)訪問中のヒラリー・クリントン米国務長官は10日、
対話集会で夫のクリントン元大統領について聞かれ、気色ばんで応対。
北朝鮮から米国人記者を連れ帰った夫が注目を集めていることへのいら立ちを反映しているといえそうだ。
AP通信が報じた。
集会で学生がオバマ米大統領の外交について質問したのに、通訳が「クリントン元大統領」
と誤訳したため、長官は「夫がどう考えているか教えてほしいっていうの」と不快感をあらわに。
「わたしの考えを聞きたいなら、教えてあげる。でも夫の伝達役にはならないわ」と回答を拒否した。
元大統領は4日、平壌で金正日総書記と会談。3月に越境したとして拘束されていた記者2人の恩赦を引き出した。
クリントン長官は4日からアフリカ7カ国を歴訪しているが、夫の活躍にお株を奪われた形となった。
2009/08/11 11:03 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081101000326.html
現代グループ会長が訪朝、韓国人社員の釈放求め
2009年08月11日 12:21 発信地:ソウル/韓国
【8月11日 AFP】韓国・現代(Hyundai)グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン、Hyun Jung-Eun)
会長は10日、北朝鮮に3月から拘束されている同グループ社員の釈放交渉のため、
軍事境界線を陸路で越えて北朝鮮入りし、平壌(Pyongyang)に到着した。
北朝鮮に拘束されているのは、開城(Kaesong)工業団地に進出している現代峨山(Hyundai Asan)の
韓国人男性技術者。北朝鮮の政治体制を批判し、女性従業員に脱北をそそのかしたとして、
3月30日に北朝鮮当局に身柄を拘束された。
以来、北朝鮮は韓国政府による同社員への接触を拒否しており、社員が拘束されている場所もわかっていない。
しかし、前週には、ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領の電撃訪朝で、
米国人記者2人が釈放されていることから、韓国メディアでは韓国人社員の釈放も近いとの憶測が出ている。
軍事境界線の韓国側で記者会見に臨んだ玄会長は、社員の釈放に向け「できるだけ努力したい」と語った。
玄会長は、韓国人社員の釈放のほか、北朝鮮での観光事業再開や南北間ビジネスの発展などについても、
北朝鮮側と協議するものとみられる。玄会長は、12日まで北朝鮮に滞在する。
玄会長は2007年にも訪朝しており、その際に金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記と面会して
いるが、現代峨山の広報によると、現段階では今回の訪朝で金総書記との会談は予定されていないという。
前年に対北強硬派の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)氏が韓国大統領に就任して以来、
韓国と北朝鮮の関係は冷え込んだ状態が続いている。
さらに、北朝鮮が4、5月にミサイル発射や核実験を実施したことで、南北間の緊張が高まっている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2629482/4442435
【韓国ブログ】韓国人がNYで見た「日本が世界に通用する理由」 2009/08/11(火) 10:32 韓国人ブロガーyggoon75は、ニューヨークを通して日本文化が世界に受け入れられた 理由について考察した。「外国人に自国の文化を知ってもらう一番簡単な方法は、生活必需品、 食べ物、面白い文化を活用すること」と言い、日本はこれらをベースとしながら大きく6つの特徴を 見ることができるという。 1.生活必需品 日本は第二次大戦後、海外の技術をベンチマーキングし、自動車、ウォークマン、テレビなど、 小型化攻略に成功した。SONY,TOYOTAなど、始めの頃は安くてデザイン的な製品を通して、 全世界に日本が知られるようになっていった。 2.アニメーション、マンガ本 日本を代表する『アトム』をはじめとするマンガ産業を政策的に養成し、 ディズニーのアニメが主流だった時代に、日本のアニメーションやマンガ本を全世界に輸出した。 3.日本的な装飾、デザイン 西洋とは違った感性を持つ日本。ハローキティなどの可愛らしいデザインや、 和紙でできたアクセサリーなどは、日本らしさアジアらしさを感じることができる。 4.食べ物 日本のどんぶり文化を米国式に現地化して成功した吉野家の牛丼は、日本の食文化を広めるのに 一役買った。もちろん、日本の代表食である寿司や刺身は、日本を知るための登竜門である。 昔は、生魚を食べることは野蛮な食文化であったが、今では高級料理として認知されている。
>293
5.ファッション
ファッションを愛する人々のために、様々な日本のファッションがニューヨークへ流入した。
日本を代表するブランドのユニクロは、ニューヨークのファッションメッカSOHOに位置している。
6.日本政府、企業の外国における日本文化支援
ニューヨークコロンビア大学の中でも日本文化フェスティバルが開かれていた。
学生主管のものだが様々な日本の企業が参加し、日本文化を体験できるようになっていた。
ブロガー主は以上のように考察をした上で、
「60年来の友好国である日本と米国は、多くの利益を生み出す兄弟国となった。
また、米国は日本を韓国よりも重要な国と考えているのは確か」だとし、
「全世界の人々の心を掴んだ日本は、ニューヨークでは世界の6大外国語のひとつ。
韓国はOECD国家の中でも経済規模レベルは高いが、認知度の面では大きな差がある」と述べる。
そして、「アジアの情報を得たい米国や世界から見て、日本はとてもありがたい存在であり、
魅力的な国家であるということができる」と綴っている。(編集担当:橋本あゆこ)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0811&f=national_0811_017.shtml
北朝鮮拘束の韓国現代グループ職員、11日にも解放へ=YTN
2009年 08月 11日 13:56 JST
[ソウル 11日 ロイター] 韓国の聯合通信TVニュース(YTN)が情報筋の話として
報じたところによると、北朝鮮は、5カ月近くにわたり拘束している韓国企業、
現代峨山の男性職員を11日にも解放する見通し。
現代グループの玄貞恩会長は10日、この男性の解放などについて話し合うため平壌入りした。
男性は、北朝鮮の政治体制を非難したなどとして、北朝鮮の開城工業団地で3月末に拘束された。
韓国統一省当局者はYTNの報道についてコメントを控えた。
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-10489920090811
現代会長、金総書記と会談か=職員解放は確実−韓国メディア
【ソウル時事】北朝鮮の開城工業団地に進出している韓国企業、現代峨山の職員拘束問題で、
平壌入りした現代グループの玄貞恩会長が11日、金正日労働党総書記と会談し、
解放に向けた協議を行うとの観測が強まっている。
一部の韓国メディアは、職員が同日中に解放され、韓国に帰還するとの見通しを伝えた。
聯合ニュースは、玄会長が同日、金総書記と会食を兼ねて会談し、職員解放問題を最優先に
議論するとの見方を報じた。また、ニュース専門テレビYTNは北朝鮮消息筋の話として、
職員は同日中に帰還することが確実視されると報道。
職員は帰還後、病院で健康状態を検査し、情報当局の聴取も受けるという。
(2009/08/11-14:32)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009081100577
海岸漂着ごみ 被害者、ときに加害者にも 2009年8月11日 10:27 「海岸漂着危険物ハンドブック」をご存じだろうか。国土交通省と農林水産省が共同して初めて作った。 海岸に漂着するごみの中には使用済みの注射器やガスボンベ、信号弾など危険物が交じっている ことがある。そうしたものの危険性を子どもたちにも分かりやすいように紹介したという。 表紙を含めて15ページで写真が多く使われている。 インターネットで両省のホームページを開くと、7月1日の報道発表資料の中にある。 必要な人はそれを取り出して各自で印刷してもらうという。 無駄がなくていいが、肝心の子どもたちや保護者にはどれだけ知られているだろうか。 ところで、海岸漂着ごみはどこから来たのか。環境省が調べたことがある。 第1期のモデル調査として、長崎県対馬市の越高海岸と志多留海岸、熊本県苓北町の富岡海岸、 熊本県上天草市の樋島海岸など全国7県11海岸を調べた。 結果、長崎県の2海岸と沖縄県の西表島と石垣島は、ほとんどが近隣の中国や韓国など 外国のごみだった。一方、熊本県の富岡など5海岸はおおむね半分以上が国内のごみで、 熊本県の樋島など2海岸は国内のごみがほぼ100%だった。 全国の海岸に漂着するごみは推計で年間15万トンとされる。 その過半はペットボトルや食品の包装容器、歯ブラシ、おもちゃ、靴・スリッパなど生活系のごみで、 河川を通じて海に至り、分解されないまま海岸にたまっていく。
>297
多くの地域では住民などがボランティアでごみの回収や清掃活動をしている。だが、海岸線を清潔に
保つことが困難になっている地域もある。処理費などの負担に頭を悩ます自治体も少なくない。
長崎県対馬市では、日韓の学生による清掃活動などが行われている。しかし、島内には処理する
施設がなく、北九州市に運ぶため、処理費は年間640万円(国と県が半額負担)になるという。
たまり続ける漂着ごみに業を煮やした地方の声を受けて、国も2006年に漂流・漂着ごみに関する
関係省庁会議を設けた。そこで、発生源対策として中国、韓国などに強く働きかける、
国内では河川などの監視を強めることにした。
モデル海浜を指定して国が緊急的にクリーンアップ事業を実施することにもなった。
そして、7月に海岸漂着物処理推進法が成立した。ごみ処理について都道府県が地域計画を策定し、
国は本年度から3年間で約50億円の財政支援をする。
対馬のように自治体だけで解決できない地域には国が積極的に支援すべきだ。
ただ、ごみの過半は国内が発生源となっている。つまり、国民の誰もが海を汚す加害者となりうる。
「自分一人ぐらいなら」などと思わず、ごみを何げなく捨てる行動を控えれば漂着ごみは減る。
日本列島を取り囲む海と長く延びた海岸線は国民共有の財産である。
財産を損なわないよう、もう少し大切にしたい。
=2009/08/11付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/114630
北朝鮮、「各国は韓国の衛星発射にも制裁措置を」
2009/08/12(水) 09:27
北朝鮮外務省の報道官は10日、ピョンヤンで談話を発表し、
「朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議への参加国が韓国の人工衛星の打ち上げを
国連安保理に提出するかどうかに注目している」と述べた。
朝鮮中央通信が報道官の話として伝えたところによると、
「4ケ月前、6カ国協議への参加国は北朝鮮の衛星発射に対して国連安保理で制裁措置を取ったが、
自主権と平和を尊重するという6カ国協議の原則を破壊した。今度、韓国の衛星発射に対する
6カ国協議参加国の反応と態度によって、平等という原則が引き続き存在するかどうかを確かめたい」
という。
報道によると、韓国はまもなく小型衛星を搭載する運搬ロケット「ナロ」号を打ち上げる。
(情報提供:中国国際放送局)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0812&f=politics_0812_005.shtml
<北朝鮮>現代職員「クリントン式」の再演か − 中国報道
2009/08/12(水) 10:51
「北朝鮮の政治体制を誹謗」「女性従業員を扇動し、脱北を策動した」などの嫌疑をかけられ、
今年3月から北朝鮮に拘束されている開城工業団地勤務の現代峨山職員が、玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)
現代グループ会長の訪朝を受け、近く解放される見通しであることがわかった。
韓国メディアの報道を通じ、12日付で広州日報が伝えた。
朝鮮中央通信の報道によると、玄会長は現地時間の10日14時10分に開城に到着。
李種革(リ・ジョンヒョク)副委員長を始めとする関連部門の責任者らに出迎えられ、
その後北朝鮮の平壌へ移動。北朝鮮に拘束されている同グループ傘下の現代峨山の職員の解放や
金剛山観光の再開、開城工業地区の運営問題などについて協議を開始したもようだ。
北朝鮮は今月5日、クリントン元米大統領の訪朝を受け、不法入国などの罪で拘束されていた
米国人女性記者2人の恩赦を実施している。玄会長も、この「クリントン式のシナリオ」を再演。
現代峨山職員との面会を果たした後、そのまま韓国に連れて帰るつもりではないかと
韓国メディアは予想している。その場合、釈放は今週末になる見通しだという。
現在、玄会長のような「非公式な特使」が、朝鮮半島の膠着局面を打開するきっかけになる
のではないかと期待されている。(編集担当:井上洋一郎)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0812&f=politics_0812_009.shtml
【韓国ブログ】韓流スター、チョン・ウソンの「キムチ」表記が議論に
2009/08/12(水) 11:32
6日に放送されたフジテレビ系のバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」
での「食わず嫌い王決定戦」の一場面が、韓国で物議を醸している。
番組には映画『私の頭の中の消しゴム』などの作品で知られる、韓国の俳優チョン・ウソンが出演し、
北川景子さんと対戦した。その際にチョン・ウソンは回答としてキムチチゲを英文で書いたが、
キムチを韓国式ローマ字表記の「Kimchi」または「Gimchi」ではなく、
日本式ローマ字表記である「Kimuchi」と書いたという。
韓国のネット上ではこのシーンが続々と掲載され、インターネットのニュースでも取り上げられる
という騒動に発展した。チョン・ウソンの所属事務所は、当初「日本のスタッフが正解を書いたものを
用意しており、本人が書いたものではない」とコメントしたが、チョン・ウソンは帰国後にそれを否定。
「番組側で用意した4個の答えのうちのひとつを自分自身が選び、
それをそのまま書き写した単純なミスだった。
担当マネージャーによる事実と異なる陳述がさらに混乱を招いたこともお詫びします」と謝罪した。
韓国人ブロガーの風旅人は、この話題を取り上げ「韓国人は自国の文化を保護するという考えの下で、
過剰な防衛や攻撃をする。本当に韓国文化の発展を望むなら、包容力が必要ではないのだろうか。
このようなことが大きな話題になるということは、文化の閉鎖性や偏狭さを自ら現すようなものだ」
と語っている。(編集担当:李信恵・山口幸治)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0812&f=national_0812_015.shtml
インド拘束の北朝鮮船舶で核関連物資見付からず、アンダマン諸島
ニューデリー(CNN) ミャンマー(ビルマ)などに近いインドのアンダマン諸島近くで今月5日、
照会の連絡を無視し海上に無断停泊していた北朝鮮の船舶がインド沿岸警備隊に拘束された問題で、
同諸島の地元警察は10日、船内の捜索ではこれまで核関連物質や密輸品などは見付かっていないと
報告した。
同船の乗組員は39人で、積み荷は砂糖と主張している。タイからイラクへ向かっていたが、
5日に予定の航路を突じょ変更、アンダマン諸島の海上に無断に停泊していた。
針路の突然の変更の理由は不明。
照会の連絡に応じなかった後、逃走の気配を見せたため、沿岸警備隊の艦船が空中に警告の発砲を
行ったとの情報もある。
関連の調査が終了次第、航行の続行が認められる方針。
北朝鮮船は現在、同諸島のポートブレアで船内の捜索などを受けている。
国連安保理は、北朝鮮が今年5月に実施した2度目の核実験などを受け、
北朝鮮による核兵器関連物資の輸送を禁じる制裁措置を科している。
2009.08.11 Web posted at: 20:55 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200908110013.html
平壌滞在を1日延長 訪朝の現代グループ会長
2009.8.11 23:29
北朝鮮との南北経済協力事業を手掛けている韓国企業、現代峨山は11日、
平壌を訪問している現代グループの玄貞恩会長が12日までの予定だった滞在を1日延長したと発表した。
11日夜、現地から連絡があった。理由について説明はなかったという。
玄会長は北朝鮮に拘束されている現代峨山の男性職員の解放問題などを協議するため訪朝。
平壌滞在中、金正日総書記と会談するとみられている。
韓国政府当局者は11日夕、拘束男性について、日本の植民地支配からの解放を祝う15日の
「光復節」までに「機会があるのではないか」と述べ、週内の解放を示唆。
韓国メディアは12日にも解放される可能性が高いと報じているが、
条件などをめぐり北朝鮮側との協議が難航している可能性もある。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090811/kor0908112331002-n1.htm
【ちゃいな.com】中国総局長・伊藤正 拉致問題こそ根幹 2009.8.12 03:15 「50人ばかりの外交官を人質に取られ、国中がパニックになるなんて、アメリカ人はナイーブだね」。 1979年11月に発生した在イラン米大使館員人質事件について、 英作家、フレデリック・フォーサイス氏は、故筑紫哲也氏にそう語ったそうだ。 時には生命を失う危険があるのが職業外交官であり、人質にされたくらいでバタバタするな、と。 筑紫氏によると、フォーサイス氏の言葉の裏に、侵略と被侵略の歴史に基づく欧州の常識があり、 被占領経験のない米国人の無差別な自国民保護意識は幼稚に映るらしいという。 とはいえ、海外で活動する人にとって米国旅券ほど心強い後ろ盾はない。 クリントン元米大統領が電撃訪朝し、北朝鮮に拘束されていた2人の米国人女性ジャーナリストを連れ帰った。 2人は3月に中朝国境で取材中、国境を侵犯したとされ、12年の労働教育判決を受けていた。 ジャーナリストも危険が伴う職業という点は外交官に似ているが、国家任務を背負う外交官とは根本的に異なる。 誤解を恐れずに言えば、この2人のジャーナリストは、取材上のドジを踏み、 自ら負うべきツケを国家に払わせる結果になった。 北朝鮮は、クリントン氏の訪朝を釈放の条件にし、「人質」を政治的に利用したのである。 無表情のクリントン氏と、満面笑みの金正日総書記が握手する写真に、北側の得意が表現されている。 4月の弾道ミサイル発射と5月の2度目の核実験で、頼みの中国からも見放され、 国際社会の制裁包囲網に圧迫されている北朝鮮にとって、クリントン訪朝にかけた期待は絶大だった、 と中国の専門家はみている。米朝対話再開のきっかけにする狙いからだ。 クリントン氏と金正日氏は夕食を含め3時間余、席を共にしたが、そこで何が話し合われたか。 また訪朝に先立つ半月間の折衝でどんな取引があったか。 北朝鮮側が米朝対話への思わせぶりな報道を続ける一方、米側は北の核放棄が前提で、 米朝対話も6カ国協議の枠内で行う立場を繰り返し、真相は必ずしも明らかでない。
>305
しかし変化の兆しは出始めている。国連安保理の制裁決議に反発し、
3度目の核実験すらほのめかしていた北朝鮮の脅し外交は、最近鳴りをひそめている。
10日には北で拘留中の社員釈放を求める韓国現代グループの会長を受け入れたのも、変化の一つだ。
中国は今月初め、久しぶりに党の代表団を訪朝させたが、近く6カ国協議議長の武大偉外務次官が
訪朝するとの情報もある。6カ国協議からの永久離脱を宣言している北朝鮮が、もし武次官の訪朝を
受け入れれば、国際社会との対決路線を見直さざるを得なくなったことを意味しよう。
北では食糧事情の悪化が伝えられている。
そのきっかけは2人の米国人ジャーナリストの釈放だったとすれば、クリントン訪朝の意味はあった。
不愉快極まりないのは、金正日総書記は、「人道主義」に立ち、恩赦を決めたとの宣伝だ。
他国の一般市民を拉致し、誠意のない対応に終始してきた国のどこに人道主義を口にする資格があるのか。
米国市民が拉致被害者になったら米国はどうするか。
危険覚悟の外交官やジャーナリストであっても救出に全力を尽くす国である。
自国民保護では、米国ほど徹底している国はない。
拉致問題の解決を対北朝鮮政策の根幹から外してはなるまい。(中国総局長)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090812/kor0908120317001-n1.htm
【北制裁】米財務省、北朝鮮の銀行を制裁対象に追加
2009.8.12 08:19
【ワシントン=有元隆志】米財務省は11日、北朝鮮の大量破壊兵器拡散に関与している北朝鮮企業を
金融面で支援したとして、朝鮮クワンソン銀行(KKBC)を制裁対象に追加したことを明らかにした。
米朝間ではクリントン元大統領の先週の訪朝で、拘束されていた米国人記者2人が解放されるなど
関係改善に向けた動きがあったものの、今回の措置の発表は、制裁を緩めることはないとの
オバマ政権の意思表示ともいえる。
KKBCは北朝鮮に本拠を置き、中国東北部の丹東にも拠点がある。
米国内の資産が凍結されるほか、米市民との取引が禁止される。
財務省によると、すでに制裁対象になっている端川商業銀行と、
朝鮮嶺峰総合会社傘下の朝鮮ヒョークシン貿易会社は、KKBCを使って金融活動を行っていた。
端川商業銀行は2008年からKKBCを使って、数百万ドルの資金を送金した。
一連の送金には、今年に入って北朝鮮のミサイル拡散に携わってきた朝鮮鉱業開発貿易会社(KOMID)
関連資金をミャンマーから中国に移した件も含まれているという。
リービー財務次官(テロ・金融犯罪担当)は声明で、
「北朝鮮が制裁を受けた企業の国際的な金融活動を隠すため、余り知られていない銀行である
KKBCを使っていることは、彼らが引き続き拡散行為を続けるとともに、
北朝鮮との取引は違法性を伴う危険があることを示している」と指摘した。
米政府はクリントン国務長官が先月下旬、北朝鮮からミャンマーへの核技術の移転の可能性に
懸念を示すなど、北朝鮮とミャンマーの軍事協力を警戒している。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090812/amr0908120820000-n1.htm
日中韓TV視聴傾向を調査、法大・藤田教授
2009年8月11日14時50分
ソウルでは半数近い人が日本のテレビ番組を月に1回は見ているが、
東京で韓国の番組を月1回以上見る人は2割どまり。
北京では日本の番組はあまり見られていないが、韓国の番組はよく見られている――。
日中韓3国のテレビ視聴の傾向が、法政大の藤田真文教授の調査で明らかになった。
◇50代・60代女性に韓国人気
◇「日本の番組見る」20代の6割
◇日本より韓国の番組が好き
藤田教授は専門の調査機関に委託して、今年2〜3月に東京、ソウル、北京の各都市で1千人ずつを調査。
7月に東京都内で開かれた放送文化基金主催の国際シンポジウムで結果を発表した。
各国の番組を月1回以上見ている人を年齢別、男女別の層にわけて分析すると、
東京では60代女性の46.7%、50代女性の35.5%が韓国の番組を見ていた。
だが、そのほかの層の視聴は低水準だった。
中国の番組はどの層もそれほど見ておらず、調査対象者全体の7.9%にとどまった。
ソウルでは日本の番組を、20代男性の62.7%、20代女性の63.6%が見ており、
他の多くの世代も40%を超していた。中国の番組は、全体の36.3%だった。
北京では、韓国の番組を女性全体の52.2%が見ていた。
日本の番組は、男女のどの世代も3割以下だった。
藤田教授は「韓流ブームといわれて久しいが、日本で韓国の番組が見られるようになった歴史は、
米国ドラマと比べるとまだ浅い。韓流ドラマは食わず嫌いで、見ていない人がまだ多いようだ」
と話している。(赤田康和)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200908110204.html
北朝鮮、金剛山観光再開と交換狙う? 現代社員解放交渉 2009年8月12日3時3分 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮に拘束されている社員の解放を求めて訪朝している韓国の財閥、 現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長は11日、身柄引き渡しをめぐり北朝鮮側と協議した模様だ。 北朝鮮側は、解放と引き換えに、中断している金剛山観光事業の無条件再開を望んでいるとされ、 駆け引きが続いている可能性がある。玄会長は滞在日程を13日まで1日延長することを決めた。 玄会長らは10日、2泊3日の予定で平壌入り。 朝鮮中央通信は同夜、玄会長らの到着を報じたが、日程や訪朝目的には触れなかった。 11日の動静は伝えられず、金正日(キム・ジョンイル)総書記との面会が実現したかどうかはっきりしない。 李明博(イ・ミョンバク)大統領の外交ブレーンによると、南北間で、08年7月の 韓国人観光客射殺事件を契機に中断している金剛山観光事業の再開をめぐる駆け引きが続いているという。 北朝鮮は、同事業を手がける現代峨山にとってもプラスだとして、 玄会長の訪朝を契機に無条件で事業を再開させたい意向を持っているという。 韓国政府内には、「最重要課題」と位置づけた拘束社員問題の解決や南北関係の改善につながるため、 こうした提案を前向きに検討すべきだという意見がある。一方で、北朝鮮の要求には (1)年間約2千万ドル(約19億4千万円)が見込める外貨収入源の復活 (2)米朝関係改善に慎重な米国に対する牽制(けんせい) ――などの思惑があるとも分析している。
奪われた主役…ヒラリー氏いらだつ 「不適切な関係」まだ尾を引く? 2009.8.12 11:53 アフリカ7カ国を歴訪中のヒラリー・クリントン米国務長官(61)は8月10日、 中部コンゴ(旧ザイール)の首都キンシャサ市内の大学で開かれた対話集会で、 夫のビル・クリントン元米大統領(62)の意見を聞かれて、不快感をあらわにする一幕があった。 ◆「夫は国務長官じゃない」 米メディアによると、男子大学生がフランス語で中国とコンゴの金融協定に関する「オバマ大統領」 の方針を尋ねたところ、通訳が「クリントン元大統領」と誤訳。 クリントン国務長官は同時通訳のイヤホンを外すと、険しい表情で 「あなたは私に夫が何を考えているか話させたいの? 夫は国務長官じゃない。私です」とピシャリ。 「私の意見を聞きたいなら話してあげる。私は夫と交信したりはしないわ」と続けた。 クリントン国務長官は6月、転倒して右ひじを骨折。オバマ大統領のロシア訪問への同行や 主要国外相会議出席などをとりやめたことでフラストレーションがたまっていたという。 しかも4日にアフリカ歴訪に旅立つと、クリントン元大統領が北朝鮮を電撃訪問し、 金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談。北朝鮮で拘束されていた米国人女性記者2人を連れ帰った。 最初の訪問地ケニアに到着した国務長官を待っていたのは、夫の訪朝に関する質問だった。 集会終了後に誤解が解けて、男子学生と握手をかわしたが、AP通信は、クリントン元大統領と 元ホワイトハウス臨時職員との「不適切な関係」に端を発するクリントン夫妻の“微妙”な関係が、 いらだちの背景にあると指摘。 ロイター通信は「元大統領が妻に向けられるはずの外交的スポットライトを奪った」としている。
>312
◆対抗心に火
国務長官は、豊富な国際的人脈を生かして外交経験が浅いオバマ政権を支える主要閣僚として
今年1月に就任。アジアを最初の外遊先に選び、日本、インドネシア、韓国、中国を順に訪問。
日韓との強固な同盟関係を印象づけるなど、無難な外交デビューを飾った。
今回、クリントン元大統領が“デビュー戦の舞台”であるアジアで存在感を発揮したことも
対抗心に火を付けた理由の一つとみられ、夫婦の熱い戦いの行方に注目が集まりそうだ。
(SANKEI EXPRESS)
■ヒラリー・クリントン
1947年10月26日、米イリノイ州シカゴ生まれ。
ウェズリー大学を卒業後、イエール大学法科大学院に進学し、ビル・クリントン元大統領と出会い、
後に「ファーストレディー」として脚光を浴びた。上院議員(民主党)として公共サービスに従事後、
国際協調路線を掲げるオバマ新政権の主要閣僚の一人として、2009年1月に第67代国務長官に就任。
弁護士の実績もあり、77年にジミー・カーター大統領から法律扶助機構理事に任命された。
■ビル・クリントン
1946年8月19日、米アーカンソー州ホープ生まれ。ジョージタウン大学卒。
イエール大学法科大学院にも進学。74年に中間選挙でアーカンソー州選出の下院議員として出馬し落選。
75年に結婚。77年にアーカンソー州司法長官に選出されて政界入り。
翌年には32歳でアーカンソー州知事に初当選し、教育水準の向上やインフラ整備など手腕を発揮。
92年の大統領選挙で当選し、93年に第42代大統領に就任、2期を勤め上げた。民主党。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090812/amr0908121155005-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090812/amr0908121155005-n2.htm
米財務省:北朝鮮企業を制裁指定…「兵器拡散を支援」
【ワシントン草野和彦】米財務省は11日、北朝鮮の大量破壊兵器拡散活動にかかわった
2企業を支援したとして、同国に拠点を置くコリア・クワンソン・バンキング・コープ(KKBC)を、
米国内の資産凍結などの経済制裁対象に指定した。クリントン元大統領の訪朝後、初の追加制裁発動。
北朝鮮や6カ国協議参加国に対し、米国人記者釈放と核問題は別とするオバマ政権の姿勢を示す意図も
あるとみられる。
財務省によると、KKBCが支援したのは、国連決議で制裁対象となっている端川商業銀行と
朝鮮革新貿易会社。同銀行に関しては数百万ドルとみられる資金移動に加担した。
財務省は、北朝鮮が大量破壊兵器拡散活動を隠すため、無名に近いKKBCを利用したと指摘。
「北朝鮮とのいかなる商取引も違法になる危険性が高いことを示している」と警告した。
毎日新聞 2009年8月12日 10時48分(最終更新 8月12日 12時41分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090812k0000e030026000c.html
米、北朝鮮の銀行を追加制裁対象に
【ワシントン=本間圭一】米財務省は11日、北朝鮮の大量破壊兵器拡散に絡む
金融支援を行ったとして、北朝鮮に拠点を置く銀行「朝鮮クワンソン銀行(KKBC)」を
資産凍結や米国人との取引を禁止する制裁対象に指定した。
クリントン元大統領が米国人記者解放交渉で訪朝以後、米政府が北朝鮮への追加制裁に踏み切るのは
初めて。
発表によると、同行は大量破壊兵器拡散に関与したとして既に金融制裁の対象となっている
「タンチョン商業銀行」と「朝鮮ヒョクシン貿易会社」の2社に金融支援を行った疑いが出ている。
特に、「タンチョン商業銀行」が2008年以降、関連企業「朝鮮鉱業開発貿易会社」の
弾道ミサイル輸出で得たと見られる資金など数百万ドルを、
ミャンマーから中国へのルートなどで移動する際、KKBCを活用したという。
KKBCは、北朝鮮に近い中国・丹東に支店を持っていることから、
米政府が北朝鮮の最大の貿易相手国である中国を経由した企業活動にもメスを入れたと見られる。
(2009年8月12日11時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090812-OYT1T00377.htm
被爆の国から:オバマ大統領へのメッセージ/9 北朝鮮の姉案ずる弟 ◆軍事大国の米国が核廃絶を訴えても、きれいごとに聞こえます。 核の脅威から世界を救う道筋を示してほしい。匿名の在日朝鮮人被爆者 ◇苦しみに国境はない 北朝鮮にいる被爆者を追ったドキュメンタリー映画 「ヒロシマ・ピョンヤン〜棄(す)てられた被爆者」が7月23日、広島市で初上映された。 市内に住む在日朝鮮人の男性(73)はスクリーンに見入った。 40年近く前に日本を離れ、北朝鮮に暮らす姉(76)が映し出されていた。 「目が飛び出た人、服が燃えて胸がそのまま出ている人……。これ以上の地獄はないと思いました」。 民族衣装のチマチョゴリ姿で原爆の悲惨さを語る姉。 家族でさえ思うように連絡がとれず、もう7年会っていない。 「体調は大丈夫だろうか」「原爆症に苦しんでいないか」 わずか40秒ほどの「再会」。心配が募った。
>316 ■ ■ 1945年8月6日。男性は、姉、父と共にたまたま島根県の疎開先から自宅のある広島に向かっていた。 その日の朝、原爆が投下されたことなど知るよしもない。 すれ違う汽車の窓は割れ、乗っている人の服や髪は焼けていた。 「広島に大きな爆弾が落ちた」とだけ聞いた。汽車は途中で止まり、後はただ必死に歩いた。 数年後、突然髪が抜け、同級生からいじめられた。 東京の朝鮮学校に進んだが、広島出身というだけで同胞からも避けられた。 結婚後も差別を恐れ、3人の子が全員結婚した60歳で被爆者健康手帳を申請した。 「原爆は生き残ったものまで苦しめる」。その恐ろしさ、残酷さは身にしみている。 毎年8月6日は、ある忘れられない橋に水を供える。 必死に歩いたあの日、全身焼けただれ、「水を……」という言葉を残して息絶えた被爆者を見た橋。 目に焼きついたその姿に核の恐ろしさを重ね、平和を祈る。
>317
■ ■
「何てことを」。今年5月、北朝鮮が核実験をしたと聞いて思った。
それでも「朝鮮戦争は休戦中で、まだ終わっていない。敵国アメリカが軍事力を蓄えているのに、
防衛しなければ、姉たちは死んでしまう。核実験を責められない」と主張する。
「思いは複雑なんです。苦しいですよ……」。目に涙が浮かんだ。
最近、ニュースを見るのが怖い。
北朝鮮に対する経済制裁のニュースが流れるたび、北に渡った家族を思い、胸が痛む。
在外被爆者の姉にも被爆者健康手帳を取ってあげたいが、その道は険しい。
日本で生まれ、日本で育ち、日本人の友もいる。
しかし「自分の考えは日本人には理解されない」と分かっている。
「名前を公表すれば子や孫が嫌がらせを受けるかも」という理由で、
男性は「記事にするなら匿名にしてほしい」と話した。
■ ■
映画を製作したフォトジャーナリスト、伊藤孝司さん(57)は98年から毎年北朝鮮に入り、
当局を介し、被爆者を取材した。国交がなく被爆者健康手帳の取得が進まず、支援から取り残された
北朝鮮の被爆者の姿を伝えるためだ。「どの国の被爆者も苦しんでいる。核廃絶が私の願い」
上映会の後、男性は伊藤さんと握手した。
「国家の関係がどうあれ、被爆者の救済は積極的に行われるべきだ」。2人の思いは重なる。
そして、平和を願う気持ちはどこの国に暮らしても同じだと信じている。【山田奈緒】=つづく
毎日新聞 2009年8月12日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090812ddm041030029000c.html
朝鮮に対する経済制裁名目で行われている、人道物資および表現物の送付制限の不当性 1.はじめに 日本政府は、6月16日に「外国為替及び外国貿易法(以下「外為法」)に基づく 北朝鮮に係る対応措置について」を閣議決定し、これを受けて輸出貿易管理令などを改正した。 一言でいえば、今回の日本政府の経済制裁は「北朝鮮に向けたすべての品目の輸出を禁止する」 (首相官邸ホームページ)ものである。一方、今回の全面禁輸について 「人道目的等に該当するものについては、措置の例外として取り扱うものとする」 (経済産業省「外国為替及び外国貿易法に基づく北朝鮮への輸出禁止措置等の実施について」)としている。 しかしながら、周知の通り在日同胞から朝鮮に居住する親族への 「人道物資」が郵便局あるいは税関において送付を拒否される事例が頻発している。 そして拒否、あるいは認められるとしてもその基準は明確ではない。 また、書芸作品や雑誌、新聞などの表現物についても送付が拒否されている。
>319 2.問題点 (1) 「人道物資」および表現物の送付制限は、その基準があいまいであり、 明確性の基準に違反しており、広範な裁量権を税関に与えるものとして裁量権の濫用にあたる。 精神的自由を規制する立法は明確でなければならないというのが、明確性の原則である。 また、法律による行政の原理からも、行政の逸脱を防ぐためにその法律が明確でなければならないとされる。 このような原則からみた場合、単に「人道物資は例外とする」という内容はあいまいであり、 明確性の原則および法律による行政の原理からも無効であると言わざるをえない。 また、立法府が設定した基準があいまいな上で、人道物資であるか否かを執行する行政(ここでは税関) が自由に設定できるとなると、広範な裁量権を与えるものであり、 裁量権を逸脱することをも許容することとなるという意味においては、問題であると言わざるをえない。 付言するならば、送付を拒否された中にはサッカーシューズ2足も含まれていたという事例もあったと いうが、仮にこれらが「人道物資」でなければ何をもって「人道物資」とするのかを明確にすべきである。
>320 (2) 表現物に対する規制は、憲法および国際人権規約に規定する表現の自由を規制するものであり、 違法である。 日本国憲法は、政治に参加するための不可欠な権利として、またとくに1945年以前の日本において 表現の自由が奪われ、弾圧された教訓から表現の自由を保障している。 一方国際法では、国際人権規約自由権規約が表現の自由を規定している。 具体的には、19条1項で「すべての者は、干渉されることなく意見を持つ権利を有する」として 表現の自由を原則的に保障するとしている。そして、「すべての者は、表現の自由についての権利を有する。 この権利には、口頭、手書き若しくは印刷、芸術の形態又は自ら選択する他の方法により、 国境とのかかわりなく、あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む」(2項)。 一方、3項ではこの権利についての一定の制限が認められるという例外が規定されているが、 安易に表現の自由が制限されることには否定的であり慎重でなければならないとされる。 ある個人および団体が朝鮮に自己の表現物を送付する行為は、表現の自由にかかわる行為であり、 これに対する過剰ともいえる規制は表現の自由を侵害するものとして認めることはできない。 (3) 朝鮮に送る郵便物を郵便局が拒否することは郵便法に違反する。 一連の送付が拒否された事例においては、税関のみならず、郵便局の窓口において拒否された事例がある。 郵便法においては薬品、爆発物といった郵便禁制品などの一部の例外を除いて、 「郵便の業務に従事する者が殊更に郵便の取扱いをせず、又はこれを遅延させたときは、 これを1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」(79条)としている。 送付の拒否はこの「郵便物の取扱いをしない等の罪」に該当するものであり、違法である。
>321 (4) 朝鮮に対する日本独自の制裁は、朝・日平壌宣言に明らかに反するものである。 2002年の朝・日平壌宣言では、「…日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、 実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、 地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認」している。 また第2項において、「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を 与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明し」、 第3項において「双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。 また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、 日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう 適切な措置をとることを確認」している。 また第4項において、「双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、 互いに協力していくことを確認した。 双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を 確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、 地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした」としている。 周知の通り、国際法上経済制裁は軍事制裁の全段階と位置づけられ、およそ関係の正常化とは 真逆の手段として位置づけられている。日本政府は「政府としては、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、 ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を早期に実現するとの 基本方針に変わりはない」(6月16日「我が国の対北朝鮮措置について(内閣官房長官発表)」) としているが、一連の経済制裁は明らかに平壌宣言の精神および第3項および第4項に違反するものと 言わざるを得ない。
>322 3.終わりに−在日朝鮮人に対する「人質政策」の完成とその不当性 今回の経済制裁により、2006年の「万景峰92号」の入港禁止措置に端を発する、 「ヒト・モノ・カネ」の朝鮮への流れを止める制裁は完成段階に入ったと言える。 しかし、例えば貿易統計をみると対日貿易がゼロになる代わりに、他国への貿易が活発となり 対日貿易による減少分が「補完」されており、日本の経済制裁は奏功しているとはおよそ言い難い。 朝鮮は米国、日本などごく一部を除くほとんどすべての国と外交関係を樹立しているという事情は 看過されるべきでないだろう。 それでは、一連の「制裁」が意味するものは何であろうか。ここで想起されなければならないのは、 官房副長官の地位まで登りつめた漆間の発言であろう。 「拉致被害者の帰国に向け、北朝鮮に日本と交渉する気にさせるのが警察庁の仕事。 そのためには北朝鮮の資金源について、『ここまでやられるのか』と相手が思うように事件化して、 実態を明らかにするのが有効だ。北朝鮮が困る事件の捜査、摘発に全力をあげる」 (警察庁長官当時 2007年1月18日記者会見)。 このスタンスは、現在の一連の「制裁」についても変わらない。 一連の「制裁」とは朝鮮に対するいわば「経済制裁」ではなく、総連と在日朝鮮人を「人質」として、 苦しめることにより朝鮮に対して間接的な圧力をかけることが主たる目的だということである。 つまり、政府のいう「経済制裁」は外皮に過ぎず、その本質は「在日朝鮮人人質政策」である。 また、運動を展開するにおいては政府の用いる用語は欺瞞に過ぎず、 今後「在日朝鮮人人質政策」という用語を利用し運動を展開することが求められるであろう。
>323 それではこのような、「在日朝鮮人人質政策」という用語を用いることにより明らかにされることは何か。 第一に、在日朝鮮人の人権に関しては、日本が国際人権規約や人種差別撤廃条約等に加盟しており、 また憲法上外国人にも基本的人権が保障されるとされる以上、保障されてしかるべきであるといえる。 それにも関わらず、情勢の変化により人権の「普遍性」が揺らぐような状況は、 在日朝鮮人のみならずすべての外国人および日本国民に対する基本的人権の保障が非常に脆弱であり、 ともすれば容易に制限されうることを如実に表している。 第二に、在日朝鮮人が、日本の植民地支配によって日本に居住することになったという事情からの問題である。 すなわち、在日朝鮮人に対する植民地支配の歴史は現在に至ってもなお「解決」されておらず、 「継続」しているということである。例えば、在日朝鮮人が朝鮮に居住する親族へ「人道物資」を送る という行為は、日本の植民地支配により離散した状況により生じた問題であるといえる。 そして今回このような植民地支配の「継続」した状況に関して、日本政府が「人道支援」までも 不当に干渉する事態は、朝・日間の懸案を問題を解決させるものとしてではなく、 むしろ複雑化させるものであるということを忘れてはならない。 日本政府は依然として「政府としては、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を 包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を早期に実現するとの基本方針に変わりはない」 (「我が国の対北朝鮮措置について(内閣官房長官発表)」
>324
2009年6月16日)としているが、経済制裁とこの「基本方針」が明らかに矛盾するということは、
誰の目からも明らかであるといえる。また上記の通り、朝日ピョンヤン宣言に明らかに違反した行為に対し、
法的のみならず政治的、道徳的責任を日本政府はいずれ負うことになるだろう。
日本政府は、朝・日関係が修復不可能な段階に至らしめた責任を負わなければならない。
そしてその贖罪のためにはまず、「在日朝鮮人人質政策」を悔い改め、
過去の植民地支配に対する真摯な対応を行うことが求められる。(李泰一、朝鮮大学校政治経済学部助教)
[朝鮮新報 2009.8.11]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/02/0902j0811-00001.htm
大宇造船、米社買収で風力発電機に参入 技術武器に欧米追撃
【ソウル=尾島島雄】韓国の大宇造船海洋は米電線メーカー、
コンポジットテクノロジー子会社のデウインドを約5000万ドル(約48億円)で買収すると明らかにした。
デウインドのタービン技術を活用し、風力発電機事業に参入する。
韓国勢では現代重工業やサムスン重工業も同事業への参入を表明済み。
温暖化ガス排出を抑制できる風力発電は造船で培った技術を生かせる有望市場と判断、
先行する欧米メーカーを韓国勢が追撃する。
大宇造船はコンポジットテクノロジーが持つデウインドの株式100%を引き受ける契約を結んだ。
デウインドはタービンの開発、生産を手掛けるほか風車のブレード(羽根)製造でも高い専門技術を持つ。
大宇造船はこれらを活用して風力発電機の生産を手掛ける。 (2009/08/12 16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090812AT2M1103A12082009.html
欧米諸国も関心示す 朝鮮の地下資源事情
朝鮮で地下資源に関する問題は国の重要機密に属する。
資源調査分野に関してはいっさい外国との協力は行っておらず、具体的な埋蔵量も外部に公開していない。
海外の調査機関などが発表している各種資料によると、朝鮮には約500種類の鉱物資源が
埋蔵されており、経済的に価値のある有用鉱物は金、銀、銅を含めて200種類あまりに達する。
代表的な鉱物資源として、鉛、亜鉛、マグネサイト、鉄鉱、タングステンなどがある。
とくにマグネサイトに関しては世界最大級の埋蔵量を誇る。
外部の資料では埋蔵量を36億トンと推定しているが、この数値には1980年代から本格的な開発が
始まった大興青年英雄鉱山の埋蔵分は含まれていない可能性がある。
近年、欧米諸国を中心に、朝鮮の豊かな地下資源に大きな関心が集まっている。
有用鉱物の産出量についても朝鮮側は統計資料を発表していないが、近年、鉛は年間800万トン、
亜鉛は20万トン、マグネサイトは100万トンあまりだと推定されている。
これらの鉱物の国際市場価格を見ると、8日のニューヨーク先物取引市場で
鉛は1ポンド(約454グラム)あたり0.8391ドル、亜鉛は0.8172ドルになる。
マグネサイトは1トンあたり約2000ドルで取引されているという。
[朝鮮新報 2009.8.12]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0812-00002.htm
鉱物資源の宝庫 端川地区 世界最大級の埋蔵量誇る ◆増産体制整備、品質も向上 【端川発=金志永記者】咸鏡南道東北部の都市、端川が大きな注目を集めている。 同市とその周辺地区にある剣徳鉱山、龍陽鉱山、大興青年英雄鉱山には鉛、亜鉛、マグネサイトを はじめとする有用鉱物が大量に埋蔵されている。2002年以降、端川地区の鉱山や企業所は国家投資 によって鉱石採掘と運搬系統設備の現代化を実現。現在も2012年に向けて増産体制を整備している。 ◆設備投資と技術革新 端川地区は古くから「天然の大宝山」と呼ばれてきた。 鉛、亜鉛の産地である剣徳鉱山は「金の谷」、マグネサイトを産出する龍陽鉱山は「白金山」の別名を持つ。 世界最大級の埋蔵量を誇る鉱山群だが、その正確な規模は今なお明らかにされていない。 マグネサイトを焼いて作るマグネシアクリンカーや軽焼マグネシアは冶金工業に不可欠な耐火材であり、 金属マグネシウムを主成分とするマグネシウム合金はコンピューターや携帯電話、 デジタルカメラなどの外装にも使われるため、世界的に需要が多い。 1980年代に入って本格的に開発が始まった大興青年英雄鉱山は、龍陽鉱山以上の埋蔵量があると 推測されている。一つの鉱井だけで数百万?ォのマグネサイト鉱石を採掘することができると言われている。 別名「6月5日金剛山」と呼ばれる峰一つだけでも埋蔵量は数十億?ォに達するという。 剣徳鉱山で産出される鉱物には鉛、亜鉛以外に金、銀やゲルマニウム、インジウムなどのレアメタルまで 含めて30種類あまり。端川地区の鉱物製品は外国にも輸出されるなど、外貨獲得の有力な手段だった。
>329 しかし、ソ連、東欧社会主義諸国の崩壊後、1990年代後半の「苦難の行軍」、 強行軍と呼ばれた経済的試練の時期に端川地区の事業は停滞状態に陥った。 老朽化した設備を更新する術がなく、正常な採掘作業ができなくなった。 相次ぐ自然災害で坑が浸水し、「鉱山を維持するのが精いっぱいだった」 (剣徳鉱業連合企業所のリ・ムンボン支配人)という。製錬所でも電力や燃料の不足に苦しんだ。 2002年6月5日、端川地区鉱山に対する金正日総書記の現地指導を機に、同地区再生のための対策が 本格的に講じられるようになった。採掘を正常化するための国家的な先行投資が行われ、 鉱物製品の輸出で得た資金の30〜40%を鉱山や製錬所の設備投資に回した。 最新設備が導入されたことで鉱物の産出量は増えた。 製錬所でも従来に比べて純度の高い製品の生産が可能となった。 端川マグネシア工場では自国産の燃料に基づいたマグネシアクリンカーの生産システムを確立した。 この技術は大興青年英雄鉱山にある工場にも導入された。 以前は輸入コークス炭を使っていたため、生産原価を抑えることができなかった。 輸入燃料に頼らない生産システムを構築した意義は大きいと関係者は口を揃える。 関係者らは鉱石加工しない状態で廉価で売ったり、外資導入によって資源を開発する方式には否定的だ。 鉱物採掘も加工も「自立経済の土台に基づくのが原則」と強調する。 端川地区の鉱山、企業所を傘下に置いて採掘と加工製品生産、国内流通および輸出まで事業全般を 管轄しているのが端川地区鉱業総局だ。総局の関係者は「強盛大国の大門を開く」2012年までに 同地区が過去の最高実績を上回る生産高を上げられれば、 質の高い鉱物製品が世界市場に進出できるようになると語る。
>330
◆人民生活部門に還元
7年の歳月を経て端川地区の姿は大きく変わった。
剣徳鉱山では現在も採掘、選鉱、運搬など全ての工程で設備の更新が進んでいる。
現代化の過程で外国製の設備も一部導入したが、大部分は国内で生産されたものだ。
リ支配人は3年後の2012年には1975年に記録した最高生産実績を上回ることができると自信を見せる。
端川製錬所では3段階に分けて現代化事業が行われている。
生産能力の拡張と製錬技術向上に焦点を合わせた第1段階が完了間近だ。
これで純度99.995%の高品質の電気亜鉛が生産可能になる。
第2段階では精錬技術をさらに高めて金、銀、インジウムなどの有価金属を取り出せる土台を整える。
第3段階では製錬設備を増設する予定だ。
また、端川地区に港を新設することも決まった。貿易拡大を念頭に置いた措置だと言える。
端川地区の産出量は国内需要を満たすには十分だ。国では、輸出による収益を軽工業工場に対する
投資など人民生活向上に直結する分野へ全面的に還元する政策をとっている。
国内メディアは「原油や天然ガスに劣らない資源大国の力」(労働新聞)について強調しながら、
端川地区の変ぼうを「国の復興の兆し」だと伝えている。
[朝鮮新報 2009.8.12]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/04/0904j0812-00001.htm
拘束の韓国人職員を解放=現代会長が訪朝中−北朝鮮
【ソウル時事】韓国統一省当局者によると、北朝鮮の開城工業団地で3月に拘束された韓国企業、
現代峨山の男性職員が13日、解放された。身柄は韓国側に引き渡されており、同日中に帰還する。
北朝鮮で南北経済協力事業を手掛ける現代グループの玄貞恩会長が10日に平壌入り。
傘下企業である現代峨山職員の解放に向け、北朝鮮側との協議を進めていた。
会長は滞在日程を延長、14日まで北朝鮮に留まることを決めているが、
金正日労働党総書記と会談したとの情報は入っていない。
北朝鮮は先週、クリントン元米大統領の訪朝を受け入れ、拘束していた米女性記者2人を解放。
2回目の核実験強行など強硬姿勢を崩さなかった北朝鮮が米国に続き、
韓国に対しても柔軟姿勢に転じたことになる。
(2009/08/13-18:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009081300652
春・夏・秋・冬
南朝鮮の双竜自動車本社工場で2カ月以上にわたって続いた労組員たちによる篭城。
経営再建策として会社側が示した従業員の約4割削減を柱とするリストラ案に反対してのものだったが、
6日午後に労使間で合意を見た
▼南朝鮮や日本の主要メディアは篭城によって発生した経済的損失などをクローズアップし、
生存権を求めてたたかった労働者たちに「非」があるかのように報じている。
しかし、警察など公権力による過剰な鎮圧については触れていない
▼4日から鎮圧を始めた警察は、外部との接触を完全に遮断。
水や医療品の搬入を許可せず、糖尿病や高血圧など常時治療が必要な労働者に対する治療も制限した。
また、鎮圧に際して高圧電流が流れるテイザーガンやゴム銃などを乱用し、
発ガン性物質の入った催涙液を使用するなど、人権をまったく無視した暴力行為に走った
▼政党や市民団体の代表らは6日午前、公権力投入の中断を促す記者会見を開いた。
代表らは、「公権力の強制鎮圧と社側の封鎖によって生じた人災」
「第2の龍山惨事が発生する恐れがある」「『警察装備の使用基準などに関する規定』によると、
(テイザーガンやゴム銃など)多目的発射機などは国家テロ行為に該当する時に使用できるとなっている」
などと当局の対応を強く非難した
▼経済発展のためには労働者の生存権が踏みにじられ、経済的損失を防ぐために過剰な鎮圧が敢行される。
このような国々やその国々のメディアが「北朝鮮の人権問題」を云々する。
彼らの言う「人権」とは果たして何なのか。(国)
[朝鮮新報 2009.8.12]
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/08/0908j0812-00001.htm
社協結成50周年 記念集会と学術報告会 ◆祖国と同胞社会に捧げた半世紀 在日本朝鮮社会科学者協会(社協)の結成(1959年6月28日) 50周年を記念する集会と 学術報告会が7月25日、朝鮮出版会館(東京都文京区白山)で行われた。 総連中央の朴久好副議長兼宣伝広報局長、社協中央の金和孝会長と各地の会員、学者、学生らが参加した。 集会ではまず、朝鮮の社会科学院から送られてきた祝電とビデオメッセージが紹介された。 続いて、朴副議長があいさつを行った。 朴副議長は、社協の結成によって在日朝鮮社会科学者たちは愛族愛国運動の道を歩むことができる ようになり、社会科学の研究と宣伝活動を主体性をもって展開することができるようになったと指摘。 研究、理論宣伝、学術交流などの活動を通じ祖国の発展と統一、 在日朝鮮人運動に大きく貢献してきたと評価した。 そして、今後もより多くの同胞社会科学者と連携を深め基層組織を強化し、 新しい全盛期を切り開いていくことを確信すると述べた。 次に、金和孝会長が社協の50年間の活動と成果について報告した。 金会長は、異国の多くの困難のなか、祖国と同胞社会の発展のための研究活動に身を捧げた 先代の社会科学者たち、それを現在受け継いで励む若手の学者たちに敬意を表した。 そして、2012年を目指し在日朝鮮人運動を大きく発展させるうえで研究解明しなければならない 理論実践的な課題があると指摘し、明確な研究成果をもって新たな一歩を踏み出していこうと呼びかけた。
「民団への支援金違法」市川で監査請求
2009.8.12 23:30
市川市が同市の「市民活動団体支援制度」に基づいて
「在日本大韓民国民団千葉県市川支部(みんだん市川)」に支払った補助金は違法だとして、
同市在住の男性医師(49)が12日、千葉光行市長に補助金約20万円を返還するよう求める
住民監査請求を同市監査委員会に提出した。
医師は「『みんだん市川』が行っている地方参政権獲得活動は政治活動であり、
政治的活動を行う団体への支給は違法なので請求した」と話している。
支援制度は市民税1%の使い道を納税者自身が選べるもので平成17年度に始まった。
実施細目を定めた条例では政治的活動を行う団体は支援対象にならないことになっている。
「みんだん市川」は18年度から支援を受けており、20年度の支援金は19万7827円だった。
医師は「『民団』は『大韓民国の憲法と法律の遵守』を掲げた団体で、
こうした組織を市民団体と認めること自体おかしい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/090812/chb0908122331009-n1.htm
クリントン元大統領訪朝の舞台裏 米政府「私的行動」強調 2009.8.12 19:43 5カ月近くに及んだ北朝鮮での米女性記者2人の拘束は、クリントン元大統領が今月4日に訪朝し、 金正日総書記と会談することで解決をみた。元大統領の訪朝を求める1本の電話で始まった隠密計画に 対し、北の政治宣伝を警戒するオバマ政権は、慎重な姿勢で臨んだ。ニューヨーク・タイムズ、 ワシントン・ポストなどの米紙と複数の米テレビ局の報道をもとに訪朝の舞台裏をまとめた。 (ワシントン 山本秀也)
>337 ■「私的行動」とクギ サンフランシスコに本社を置く「カレントTV」のローラ・リン(32)、 ユナ・リー(36)両記者が、中朝国境を取材中、北朝鮮の警備兵に拘束されたのは3月17日。 北は拘束中の2記者に対し、米国で待つ家族への電話連絡を計4回認めた。 「クリントン元大統領が訪朝すれば、北は釈放に応じると言っている」。 7月18日の電話で北の意向を伝えられた家族は、 カレントTVの共同経営者であるゴア元副大統領にこのメッセージを伝えた。 ゴア氏から連絡を受けたホワイトハウスでは、ジョーンズ大統領補佐官(国家安全保障担当)を中心に 北の提案について検討を急いだ。オバマ政権が当初進めたゴア氏、またはカーター元大統領の 訪朝構想は北の拒絶で断念。7月24、25の両日にジョーンズ補佐官がクリントン氏に会い、 「最新の北朝鮮情勢」を説明すると同時に、訪朝にあたって政権が定めた「原則」を伝えた。 大統領経験者で、現職国務長官の夫であるクリントン氏が、北の指名で訪朝することについて、 オバマ政権は当初から乗り気でなかった。国際的な孤立を深める金正日政権が、 権力委譲を控えた政権の求心力を高めるための政治宣伝に訪朝を利用することは目に見えていた。 このため、ジョーンズ補佐官はクリントン氏に対し、 「(訪朝目的を)記者の釈放に限定し、核問題では一切交渉しない」、 「訪朝はあくまで私的な行動とする」の2点を政権の方針として伝え、了承を得た。 さらに、訪朝団の編成にあたって、米政府機を貸与しないことや、 元大統領の警護官以外に連邦政府職員を同行させない「線引き」のための具体策をクリントン氏に伝達。 日韓の拉致被害者への言及を求めたほか、北の宣伝効果を抑えるため、 金総書記との接触で「笑顔を見せないこと」との注意も伝えられた。
>338 ■平壌直行便 クリントン氏は、友人であるハリウッドの富豪スティーブ・ビング氏に対し、 同氏所有のボーイング737型機を提供するよう依頼。同氏は私有機の利用を快諾し、 運行経費を含めて推計20万ドル(約1950万円)相当をクリントン氏に提供したとみられている。 飛行ルートは、クリントン氏がニューヨーク州内の自宅をひそかに離れ、 カリフォルニア州バーバンクを経て平壌に向かうコースに決定。 途中の給油地点として、エルメンドーフ(アラスカ州)、三沢(青森県)の米空軍基地が選ばれた。 同機の運航会社が、極秘任務を伝えられたのは7月31日。 同社関係者は、「連邦航空局から北朝鮮への飛行許可を特別に取るほか、ロシア領空の通過、 日朝間の飛行手順の調整など準備に追われた」と明かした。 北朝鮮当局から、飛行ルートを含めて最終的な安全確認が伝えられたのは、 出発予定の8月3日ギリギリで、クリントン氏らがバーバンクを飛び立ったのは、同日午前3時だった。
「娘と卵を焼いたり…」 北から解放の2記者が心境吐露
2009.8.13 18:05
【ニューヨーク=松尾理也】北朝鮮に不法入国した罪で有罪判決を受け、
米国のクリントン元大統領の訪朝で解放された2人の米国人記者が12日、
支援団体のウェブサイトにコメントを発表した。2人は、
「わたしたちは幸せな結末を迎えることができたが、世界ではまだまだたくさんのジャーナリストたちが
とらわれている」として、報道の自由の重要性などを訴えた。
2人のうち中国系のローラ・リンさん(32)は「みなさんの支援がなかったとしたら、
私がこうして自由になって家に戻り、家族と再会することはあり得なかったでしょう」と、
改めて支援に感謝を表明。その上で、「私たちの解放につながったみなさんのエネルギーが、
さらに自由を求めて戦うほかのジャーナリストたちへの関心の高まりにつながることを願う」と述べた。
韓国系のユナ・リーさん(36)は、「(娘の)ハナといっしょに卵を焼いたり、
夕食の後に近所を散歩したり、教会に行ったり」と、静かな日常が戻ってきた喜びをつづっている。
北朝鮮に拘束されていたときに書き出した「やりたいことリスト」の項目を一つ一つ消していっている、
という。
リーさんはまた、自らが登場するニュースや、支援者から寄せられたメールなどに目を通すと
「あまりに夢中になって、結果的に家族と離ればなれになったような気分になってしまうため」、
途中で読むのをやめた−と告白。「娘が完全に、母がもうどこにも行かないと思えるようになったら、
北朝鮮での体験を話せるようになるだろう」と、複雑な心境を吐露した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、リンさんは現在、手記の執筆を検討しているという。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090813/amr0908131806002-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/america/090813/amr0908131806002-n2.htm
北朝鮮、拘束の韓国人男性を解放 現代側に引き渡し
2009.8.13 18:06
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは13日、今年3月末から北朝鮮に拘束されている
韓国企業、現代峨山の韓国人男性職員がこの日夕、解放されたと報じた。
韓国統一省の報道官の話として伝えた。
聯合ニュースによると、現代峨山側がこの日午後5時10分に、
男性職員の身柄を北朝鮮側から引き渡されたという。
この男性は3月30日に、開城工業団地で働く北朝鮮の女性従業員の「脱北を策動した」などとして
拘束された。北朝鮮側は面会を認めず、男性は外部との連絡を一切取れない状態で隔離されていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090813/kor0908131807001-n1.htm
【グローバルインタビュー】「ボールは米国側に投げられた」 崔春欽シニア研究委員 2009.8.13 19:00 クリントン元米大統領の電撃な訪朝で、北朝鮮に抑留されていた米国人女性記者2人が8月5日に およそ5カ月ぶりに解放された。韓国統一研究院国際関係研究室の崔春欽シニア研究委員は、 今回のクリントン氏の訪朝で「ボールは米国側に投げられた」とし、 北朝鮮問題が今後、米国次第で進展する可能性を示唆した。(ソウル 水沼啓子) −−今回のクリントン元米大統領の訪朝は、記者解放以外になにか目的はあるのか 「今回のクリントン元大統領の訪朝は、米国人記者の解放交渉だけでなく、オバマ米政権の基本的な 立場を伝えることが目的だったのではないか。クリントン氏はオバマ大統領と同じ民主党で、 現政権の対北政策をよく知っているし、しかも大統領経験者として北朝鮮への対処の仕方も熟知している。 ボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)よりも適任だった」 −−クリントン氏は具体的にはどんなことを北朝鮮に伝えたのか 「米国は、北朝鮮が『完全かつ後戻りできない形での非核化』を約束するならば関係正常化を含む 包括的な提案を北朝鮮に行う用意があると表明し、6カ国協議への復帰を促しており、 こうした立場を伝えただろう」 −−北朝鮮にとって、クリントン氏の訪朝はどんなメリットやデメリットがあったのか 「北朝鮮側にとって、クリントン氏との会談は、核問題や対北制裁など自分たちの立場を伝えられる 絶好の場だ。北朝鮮は核を廃棄する気は毛頭なく、米国に核保有を認めてもらった上で関係を正常化 することを望んでおり、米朝直接対話を提案した可能性もある」
>344 −−今後、対立局面にある米朝関係に何か変化があるのか 「今回の訪朝で、ボールは米国側に投げられた。今後北朝鮮問題が進展するかどうかは米国次第だ。 米国は6カ国協議再開を北朝鮮に促すという立場を貫くのか、それは米国の選択次第だ。 北朝鮮は、金正日総書記の健康問題や後継問題を抱えて焦っており、 できるだけ早く米朝直接対話を開きたがっている」 −−米国との交渉カードとして使えるのに、なぜ北朝鮮は記者を解放したのか 「2人の記者をあっさりと解放したのは、米国を米朝対話のテーブルにおびき寄せるエサだ。 また国際社会の中でのメンツもあり、人道的な対応をしたのだろう」 −−金正日総書記が直接、クリントン氏との会談に応じたのはなぜか 「後継体制と絡んで、米国の元大統領が訪朝したということは、金総書記の権威を誇示でき、 健康悪化説で軍部などに広がっていた不安感を払拭(ふっしょく)できる。 また国内的にプロパガンダにも利用し、体制固めに使えるというメリットもあったといえる」 −−今後、国際的歩調を合わせず、米国が北朝鮮と直接対話を進めることを危惧(きぐ)する声もあるが? 「確かに北朝鮮の脅威を直接受けている日韓は、蚊帳の外に置かれることを心配している。 しかし米朝関係が好転すれば、日本や韓国との対話も進むので、日韓への悪影響はとくにないだろう」
工業団地賃上げのためか 北の韓国男性職員解放
2009.8.13 20:21
【ソウル=水沼啓子】韓国統一省によると、開城工業団地で3月末に北朝鮮に拘束された韓国企業、
現代峨山の韓国人男性職員が13日夕、解放された。男性職員の解放を協議するため、
現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が10日から平壌入りしていた。
クリントン元米大統領訪問時の米記者2人に続く解放で、韓国の要求にも応じた形だ。
男性職員の身柄は13日午後5時過ぎ、北朝鮮から現代峨山側に引き渡された。
午後7時ごろに、軍事境界線に近い南北出入事務所に到着する予定。
男性職員は3月30日、工業団地で働く北朝鮮の女性従業員の「脱北を策動した」などとして拘束された。
北朝鮮側は面会を認めず、男性職員は外部との連絡を一切取れない状態のまま、
およそ4カ月半にわたって拘束されていた。
韓国側はこれまで4回行われた南北政府当局者による実務会談で再三、男性職員の早期解放を求めてきた。
しかし、北朝鮮側は「不当な問題だ」と反発し、解放をめぐる協議には応じてこなかった。
実務会談の中で北朝鮮側は、工業団地の土地使用料支払いの前倒しと従業員の賃上げなど、
契約の全面的な見直しを強く要求。韓国側は拒否している。
男性職員の解放にあたり、こうした問題がどう扱われたのか注目される。
韓国世宗研究所南北関係研究室長の鄭成長・首席研究委員は
「北朝鮮は、韓国との工業団地の賃上げ交渉をしやすくするために解放したのだろう。
現体制の維持に必要な資金確保を優先させたのではないか。
金正日総書記の後継体制づくりもある程度進んできたので、柔軟姿勢に転換したとみられる」
との見方を示した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090813/kor0908132024003-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090813/kor0908132024003-n2.htm
元米大統領首席補佐官:金総書記に非核化強く促す 会談で
【ワシントン草野和彦】米国人記者釈放交渉のため、クリントン元米大統領の北朝鮮訪問に同行した
ポデスタ元大統領首席補佐官は12日、ワシントン市内で「我々は金正日(キム・ジョンイル)総書記に
朝鮮半島非核化の約束を守る必要性を強く促した」と記者団に語った。
訪朝メンバーが、金総書記との会談で非核化を迫ったことを明らかにしたのは初めて。
ポデスタ氏は、3時間以上に及ぶ元大統領と金総書記との会談について「興味深い議論をした」と表現。
ただ、オバマ政権への訪朝結果の報告は現在も続いているとし、
「(報告を)どう受け止めるかは現政権次第だ」と述べ、今後の米朝関係への見通しに関する言及は避けた。
ポデスタ氏はクリントン政権の首席補佐官で、オバマ大統領就任前の政権移行チームの共同議長を務めた。
毎日新聞 2009年8月13日 12時58分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090813k0000e030065000c.html
韓国:金大中氏解放36年で生還記念ミサ 入院先の病院で
【ソウル西脇真一】韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領が1973年8月に東京から連れ去られ、
ソウルで解放されて36年となる13日、金氏の入院先の病院で生還記念のミサが行われた。
民主化運動の闘士として金氏は死刑判決(80年)を受けるなど何度も命の危機に瀕し、そのたびに復活。
今は病床にある金氏だが、関係者は「奇跡よ再び」と熱心に祈りをささげた。
ミサは延世大セブランス病院の礼拝室で行われ、家族や側近らが出席した。
病院関係者によると、健康状態を示す数値は一定水準を維持しているという。
毎日新聞 2009年8月13日 19時30分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000m030042000c.html
北朝鮮:開城工業団地で身柄拘束の韓国企業職員を釈放
【ソウル西脇真一】北朝鮮の開城(ケソン)工業団地で3月末に身柄を拘束されていた進出企業、
現代峨山の男性職員が13日、釈放された。
聯合ニュースによると、すでに身柄は同社側にあり、同日夜に陸路で38度線を越え、韓国側に戻る。
職員の拘束問題は、発生から137日ぶりに解決に向かった。
釈放を受け、青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官は「家族の元に戻ったのは幸いだ」
と歓迎するコメントを出した。
現代峨山は同団地で建設事業を行っているが、
男性は3月30日に「北朝鮮の体制を批判した」などとして突然、北朝鮮側に身柄を拘束された。
毎日新聞 2009年8月13日 19時39分(最終更新 8月13日 19時42分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000m030046000c.html
北朝鮮、韓国企業社員を4か月半ぶり解放
【ソウル=細川紀子】韓国統一省によると、北朝鮮で拘束されていた韓国企業「現代峨山(アサン)」の
男性社員が13日、4か月半ぶりに解放された。
北朝鮮は4日のクリントン元米大統領の訪朝を受け、米国人女性記者2人を解放している。
強硬姿勢から対話路線への転換を印象づけ、米国に直接対話や制裁緩和を促す狙いとみられる。
北朝鮮が解放の見返りを求めたかどうかは不明。
同省によると、男性社員は同日午後5時10分、韓国側に引き渡された。
韓国大統領府報道官は解放に関連し、「政府は今後も一貫した対北朝鮮政策を維持する」との
コメントを発表した。核問題に進展がない現状を踏まえ、
解放の見返りとして北朝鮮への大規模な経済支援などは行わない考えを強調したものとみられる。
北朝鮮は3月30日、南北経済協力事業の開城(ケソン)工業団地で北朝鮮の体制を批判したなどとして
男性社員を拘束。これまで韓国政府からの解放要求には応じてこなかった。
現代グループの玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長は10日から平壌を訪問し、解放交渉を続けていた。
北朝鮮には、7月30日に拿捕(だほ)された韓国の漁船の乗組員4人が依然として拘束されている。
(2009年8月13日20時43分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090813-OYT1T00857.htm
北朝鮮で拘束の韓国人男性、解放される
2009年8月13日18時7分
【ソウル=箱田哲也】韓国政府当局者は13日、体制批判などをしたとして北朝鮮当局に3月末から
拘束されていた韓国人男性が釈放されたことを明らかにした。
韓国の財閥、現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が10日から平壌入りしており、
男性が解放されるかどうか注目されていた。
韓国統一省によると、男性は13日午後5時10分に韓国側に引き渡された。
午後7時ごろに軍事境界線を通過して韓国側に戻る予定という。
男性は現代グループの「現代峨山」社員で、軍事境界線に近い開城工業団地で働いていた3月30日、
北朝鮮の体制を批判したなどとして取り調べを受け、事実上の拘束状態となっていた。
訪朝中の玄会長は金正日(キム・ジョンイル)総書記との面会を希望しているとされるが、
12日までには実現していない模様で、当初2泊3日だった旅程を2度延長し、14日に韓国に戻る予定。
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY200908130265.html
双竜自動車、生産を再開
2009年8月13日19時36分
【ソウル=稲田清英】韓国の双竜自動車は13日、ソウル近郊、平沢市の本社工場で完成車の生産を
再開した。経営再建に向けたリストラ案をめぐり、約2カ月半続いた労働組合のストが6日に終結。
生産設備の被害が予想より少なかったため、前倒しでの再開となった。
同工場は唯一の完成車工場で、8月は約2600台、9月以降は月間4千〜4500台程度を
生産する計画だという。同社は日本の会社更生法手続きにあたる法定管理下にある。
会社側の人員削減案に労組が反発、5月下旬から工場内に立てこもり、生産がストップしていた。
http://www.asahi.com/international/update/0813/TKY200908130302.html
朝日の基地外投稿第184面
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1249742404/l50 126 名前:文責・名無しさん メェル:sage 投稿日:2009/08/13(木) 16:29:26 ID:4iEYdDQbO
子は皆の財産 広く長く見て 自営業手伝い 崔 修子(大阪市鶴見区 35))
「子どもいない家庭にムチか」(9日)を読みました。
民主党マニフェストでは、子どもがいる家庭には中学卒業まで「子ども手当」を支給するのに、
投稿者のご家庭では負担を強いられる内容であぜんとしたということです。
総選挙を前に各政党は特に育児関係の政策に力を入れています。
小学生と保育園児がいる在日コリアンの我が家でも、
これまでの児童手当拡充や定額給付金は確かに家計の助けになりました。
より広い育児政策が実現すれば本当にありがたいのですが、
子どものいないご家庭では負担だけで無意味なのでしょうか。
私の周りにも投稿者ご夫婦のように不妊治療を長く受ける人がいますが、精神的、
金銭的負担は相当なもののようです。投稿者が育児関連の手当拡充による増税に
不満をお持ちになるのはもっともで、不妊治療の補助金などにも同様に焦点が当たるべきです。
しかし、自分の子であってもなくても「子ども」は将来、日本、
ひいては人類全体の財産になる存在です。広く長い目で見て頂きたいです。
韓国楽曲を無断利用と提訴 日本のカラオケ2社に3億円請求
韓国の流行歌など約60曲をカラオケで無断利用し著作権を侵害したとして、
韓国在住の作曲家や作詞家ら9人が12日までに、第一興商(東京)とエクシング(名古屋市)の
業務用カラオケ大手2社に計約3億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
訴状によると、第一興商「DAM」シリーズや、エクシング「JOYSOUND」シリーズなどの
カラオケ機器は、9人が作曲や作詞を手掛けたチョー・ヨンピルさんの「以前のままで」などの楽曲を
搭載。
日本音楽著作権協会(JASRAC)と韓国の著作権管理団体が著作権の相互管理を始めた
昨年1月以前の楽曲利用の対価を、作曲と作詞で1曲当たり各5・5円とし、
曲数に日本国内での機器設置台数を掛けた額の賠償を求めている。
エクシングは「訴状が届いておらずコメントできない」としている。
2009/08/12 20:21 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081201000785.html
北朝鮮産植物を無承認輸入、業者を書類送検
北朝鮮産のユリ科の植物「サルトリイバラ」を無承認で輸入したとして、愛知県警は13日、
名古屋市中川区、食品販売会社(破産手続き中)の元社長の男(66)を、
外為法違反(無承認輸入)容疑で、名古屋地検に書類送検した。
発表によると、元社長は2007年12月、経済産業大臣の承認を受けずに、
北朝鮮産のサルトリイバラ約13トンを、中国産と偽って中国・大連港から名古屋港に輸入した疑い。
県警は産地を虚偽申告したとして、関税法違反容疑で名古屋税関へ通報する方針。
サルトリイバラは、北朝鮮や中国、日本に幅広く分布しており、西日本などではカシワの代わりに
餅を包むのに使う。
元社長は輸入したサルトリイバラを、関西地方の菓子材料製造販売業者に販売し、
約450万円の利益を得ていたという。
捜査関係者によると、元社長は1993年頃から、北朝鮮の貿易会社と取引を始めたが、
2006年に北朝鮮に対する制裁措置が閣議決定され、無承認での輸入ができなくなったため、
中国の貿易業者を経由して輸入したとみられる。
元社長は調べに対し、「北朝鮮の会社との取引で、前渡金が約1億円あり、取引をやめるわけには
いかなかった」などと供述しているという。
(2009年8月13日20時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090813-OYT1T00866.htm
南北関係のマイナス、いぜん山積み 韓国人男性職員解放 2009.8.13 23:18 【ソウル=水沼啓子】北朝鮮が13日、4カ月半にわたり拘束していた韓国企業、 現代峨山の男性職員を解放した。強硬一辺倒だった対南路線の中で柔軟姿勢を示し、 北朝鮮は韓国側から対北経済支援や南北経済支援事業の開城工業団地の賃上げ問題などで 「実利」を得ようしているとみられるが、南北関係が一気に進展する可能性は低い。 今回の解放は、南北関係でのマイナス要因のひとつが解決したに過ぎない。 北朝鮮は7月30日に、韓国のイカ釣り漁船を拿捕(だほ)し、船員4人を依然、拘束している。 昨年7月には、北朝鮮の金剛山で韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺された。 韓国側は真相究明と再発防止を求めてきたが、北朝鮮側は拒否。 南北交流事業の金剛山観光は中断し、再開のめどは立っていない。 韓国統一省の統計によると金剛山観光などの中断で、北朝鮮は年30億円以上の利益を失っている。 また、北朝鮮は開城工業団地の土地使用料の支払い前倒しと北朝鮮側従業員の賃上げなど 契約の見直しを強く求めているが、韓国側が拒否し、工業団地事業も停滞したままだ。 北朝鮮は今月初めに米国人女性記者を解放した際、 「わが共和国の人道主義と平和愛好的な政策のあらわれ」と主張しており、 今回の解放も“人道主義”に関連づけ、韓国側に人道主義に基づく対北支援を求めてくる可能性がある。 しかし、青瓦台(韓国大統領府)報道官は「韓国政府は今後も一貫した対北朝鮮政策を維持していく」 と、対北政策に変化がないことを明言している。 韓国政府は核問題解決を最優先課題とし、その進展に応じて、対北経済支援を進める姿勢を崩していない。 今回の解放で南北関係が一気に“雪解け”に向かうのは難しいとみられる。
朝鮮韓国人解放:韓国側、南北対話を期待…見返り警戒も
【ソウル西脇真一】北朝鮮が開城工業団地進出企業、現代峨山の男性職員を解放したのを受け、
韓国では冷え込んだ南北関係の対話再開に向けた突破口になるとの見方が出ている。
ただ、国際的に四面楚歌(そか)状態の中で、北朝鮮が韓国から経済的な利益を得ようとする動きとも
考えられ、警戒する専門家もいる。
東国大の高有煥(コ・ユファン)教授は「南北交流や協力などの糸口になり、
今後は対話局面に入るだろう」と、南北離散家族再会などの事業再開を期待する。
聯合ニュースは、解放をきっかけに今後、韓国政府が、民間団体の訪朝規制を緩和させ、
人道的な支援物資の搬入を拡大させる可能性が高いとの見方を伝えている。
ただし、「北朝鮮は韓国に経済的な支援を求めているのではないか」との見方があり、
人道問題に対する見返り要求を警戒する声は強い。
解放後、青瓦台(大統領府)報道官が「一貫した対北朝鮮政策の維持」を強調したのも
そのためだとみられ、専門家には「今後の北朝鮮の出方を注視する必要がある」との意見が強い。
停滞している核開発を巡る6カ国協議について、韓国外交通商省外交安保研究院の
尹徳敏(ユン・ドクミン)教授は「対米交渉を始める土壌作りに乗り出したと考えられ、
6カ国協議再開の雰囲気も出てくる可能性がある」と分析。「ミサイル発射や核実験の強行で
国内固めを終え、次いで対外関係や南北関係の再整備に乗り出した」とみる。
ただ、高・東国大教授は「国連の制裁が続くなかで、南北関係だけが突出することはできない」
とくぎを刺す。
北朝鮮は、大規模経済協力を盛りこんだ07年の南北首脳宣言見直しを唱える
李明博(イ・ミョンバク)政権を厳しく非難。昨年は、一方的に開城観光や貨物列車の定期運行を中断した。
毎日新聞 2009年8月13日 21時43分(最終更新 8月13日 23時53分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000m030082000c.html
北朝鮮韓国人解放:対南関係で主導権確保狙う
【北京・西岡省二】北朝鮮による韓国・現代峨山職員の解放は、クリントン元米大統領訪朝による
米国人記者釈放の延長線上といえる。職員解放に際して北朝鮮がどのような条件を提示したかは不明だが、
職員解放によって対南関係で主導権を握りたいとの思惑があったのは間違いない。
北朝鮮は13日夕現在、職員解放についての論評を発表していない。
北京の外交関係者によると、北朝鮮側は解放に向けた交渉者として、
韓国側提示リストから現代グループの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長を指名した。
金正日(キム・ジョンイル)総書記との会談の有無は不明だが、
「2人の会談を受けて、抑留していた職員を引き渡す『金正日・クリントン会談』形式を
北朝鮮が想定していた可能性が高い」(同関係者)との見方がある。
対北朝鮮強硬姿勢をみせる李明博(イ・ミョンバク)政権が誕生して以後、南北関係は悪化。
韓国人観光客の射殺事件を受けて金剛山観光事業が中止され、開城工業団地の停滞によって、
北朝鮮は韓国から得られる膨大な資金が途絶えている。
慢性的な経済難・食糧難にあえぐ北朝鮮としては、早期に南北対話の再開を図る必要性に迫られていた。
ただ、同関係者は「北朝鮮は今回の職員解放によって、李明博政権が対北朝鮮政策を転換するとは
期待していないだろう」と指摘したうえ「対米関係が改善すれば南北関係もそれに追随するという
基本的な考えに変わりはないはずだ」と強調し、南北関係が急速に改善されるのは困難との見方を示した。
毎日新聞 2009年8月13日 21時46分(最終更新 8月13日 22時43分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000m030084000c.html
民主、臨時国会に貨物検査法案提出へ 政令作成に着手 2009.8.14 01:30 民主党は13日、先の国会で廃案となった北朝鮮関連船舶を対象とした貨物検査特別措置法案について、 衆院選で政権を獲得した場合、秋の臨時国会に再提出し、成立を図る方針を固めた。 法案成立直後に法律を施行できるよう、貨物検査の対象品目を定める政令も政府側と調整に乗り出した。 法案内容は、先の国会で廃案となった政府提出法案をほぼ踏襲する方向で調整しており、 自民、公明両党の賛成も得て成立する公算が大きい。 民主党は先の国会で、政策よりも政局を優先し、参院に提出した麻生太郎首相の問責決議案を可決させる ために、法案の参院審議に応じず廃案にした。だが、政権を獲得すれば、米国などから貨物検査への参加を 求められるとみられ、法律を可能な限り早期に整備する必要があると判断した。 同党は、衆院選マニフェスト(政権公約)にも貨物検査実施を盛り込んでいる。 複数の党幹部によると、党執行部は法案の臨時国会提出で一致。 鳩山由紀夫代表の了承を得た上で、法案や政令の中身を政府関係者と協議している。 廃案となった貨物検査特措法案が定める施行日は「公布から30日後」で、政府はそれまでに貨物検査の 対象品目を政令で決める方針だった。しかし、民主党は、事前に政令をまとめ、法案成立から政令公布 までの期間を大幅に短縮することで、成立後ただちに貨物検査を行えるよう、措置する考えだ。 北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査の実施を要請した国連安全保障理事会決議1874は、 日本が主導して6月12日に採択された。米国は同17日に北朝鮮を出港した貨物船「カンナム号」追跡など、 すでに活動を始めており、衆院選後に新政権が発足すれば、日本に活動参加を改めて求めてくる可能性が高い。 民主党内では、自衛隊による船舶検査を定めた船舶検査活動法も同時に改正する案が浮上していた。 しかし、一体的見直しには時間がかかり、貨物検査活動参加がさらに遅れかねないため、 当面は貨物検査特措法案の成立を優先させる。
【北制裁】米国の制裁担当調整官が日本など4カ国訪問へ
2009.8.14 07:54
【ワシントン=有元隆志】米政府の北朝鮮制裁履行担当のゴールドバーグ調整官は13日、
国務省で記者会見し、来週から日本、韓国、シンガポール、タイの4カ国を訪問すると発表した。
国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の履行に関して、各国政府と情報交換などをするのが狙いという。
ゴールドバーグ氏はシンガポール、タイ両国を訪れる理由について、
「海洋国家であるうえ、商業や金融の中心地でもある」と説明した。
同調整官は北朝鮮に強い影響力を持つ中国とともに、東南アジア諸国への働きかけを強めている。
先月には中国とマレーシアを訪れた。今月末にも中国を再訪問する予定という。
米朝間では今月上旬のクリントン元大統領の平壌訪問で、北朝鮮に拘束されていた米国人ジャーナリスト
2人が解放されるなど、対話に向けた機運も出ている。ゴールドバーグ調整官は
「現時点では、国連決議の履行に集中するだけだ」と述べ、制裁を緩める考えのないことを強調した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090814/amr0908140756001-n1.htm
【朝日/社説】「日中韓を中心に自由貿易圏、東アジア共同体やアジア共通通貨も真剣に検討するべき」…成熟日本に新産業革命を[08/14]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250200314/l50 09総選挙に問う―成熟日本に新産業革命を
■成長アジアの市場を共有する仕組みを作ろう
■低炭素社会、超高齢化時代のリーダー目指せ
世界が「奇跡」と目を見張った戦後日本のスピード復興と高度成長。
その成果に国民が自信を深めたのは1969年だった。
日本の国民総生産(GNP)が西ドイツを抜き、米国に次いで自由世界2位となった。
だが、急成長を続ける中国の猛追で、「2位」は風前のともしびだ。
経済大国の階段を駆け上がった40年前とは対照的な悲観論が漂う。
未曽有の経済危機、低成長のわなから抜け出せない焦り、人口減少時代の不安。
人口増加とともに容易に成長できる時代は去った。
ならば成熟経済の果実をゆっくり味わえばいい、との考え方もあろう。
だが、所得の合計でもある国内総生産(GDP)を増やさなければ、生活水準を保つことも難しい。
経済全体のパイを効果的に増やし、閉塞(へいそく)感をぬぐい去るには、
新たな国家的成長モデルが必要とされている。
>367 ◇ それには、直面する三つの課題に取り組む必要がある。中国など新興国との競争と共生。 超高齢社会の克服。そして低炭素社会への改革だ。いずれも大きな関門だが、悲観する必要はない。 見方を変えれば、どれも日本にプラスに転じられるものだ。 たとえば世界同時不況に打ち勝つ原動力の一つとして世界が注視する中国の成長は、 手ごわいライバルの台頭であると同時に、日本に隣接する市場が豊かになることも意味する。 インドや東南アジアも含むアジア域内の潜在成長力は米欧よりずっと大きい。 この地域の中間層人口はすでに9億人近くに膨らんでいる。 多極化という新段階を迎えたグローバリゼーションの渦中に打って出る戦略が必要だ。 成長するアジア市場を域内各国が共有する「共通市場」化を、 世界貿易の拡大と両立させつつ推進すべきである。そうすれば、日本企業に巨大な事業機会が広がる。 低炭素社会への対応はどうか。国際的な枠組みのなかで、温室効果ガスの大幅削減に取り組む。 ものづくり国家の新たな試練だが、これも新しい技術や製品を育てるチャンスだ。 たとえば太陽光発電。 「日本の太陽電池工場はいわば『油田』。中東産油国からの誘致もある」とシャープの町田勝彦会長は言う。 こうした世界最高水準の環境技術に磨きをかければ、低炭素社会の勝者になれる。 一方、超高齢化が進むと、労働力確保や年金・医療保険制度の維持が難しくなる。 その不安がいま消費を萎縮(いしゅく)させていることを考えれば、 社会的な安全網を強化して国民不安を解消することは重要な経済政策でもある。
>368 イタリア、韓国など高齢化が進む国は少なくない。人口13億人の中国もやがて高齢化が急速に進む。 世界で最初に超高齢化を経験する日本はモデル社会づくりの先行例となる。 規制緩和や投資減税などの政策誘導で、いち早く介護ロボットや先端的な医療福祉サービスを開発し、 世界をリードする有力産業に育てることも夢ではない。 それが新たな雇用を生み、サービス利用者が家族の介護で働くことを制約されないような 世の中にすることができるなら、超高齢化への挑戦そのものが成長の新しい柱となる。 ◇ 日本はこれからどうやって食べていくのか。 政権選択をかけたこの総選挙では、そこが根底から問われている。 だが残念なことに自民党も民主党も政権公約には大きな処方箋(せん)がない。 自民党は「10年度後半には年率2%の経済成長を実現」 「今後3年間で40兆〜60兆円の需要創出」と数値目標を掲げた。 民主党も成長戦略が不備との批判を受けて「内需主導型経済への転換」などの公約を追加した。 しかし、いずれも実現の道筋を示してはおらず、戦略の全体像が不明確だ。 経済成長のための戦略は、内外でもっと民間活力を引き出すとともに、 政策の相乗効果を発揮できる総合設計とすることが必要だ。また、国民の受益だけでなく、 産業構造の転換に伴う痛みや負担増についても積極的に説明し、理解を求めなければならない。 アジアを「共通市場」として繁栄させるには、日中韓を中心とする自由貿易圏づくりが課題となる。 東アジア共同体や、アジア共通通貨構想も真剣に検討する時期を迎えている。
>369
一方、日米間での自由貿易協定(FTA)の推進も、避けて通れないテーマである。
農産物の輸入自由化の試練を乗り越えるために、
減反廃止や戸別所得補償の導入など抜本的な農政改革が求められるだろう。
日本とアジア諸国との物流もさらに太く便利なものにしなければならない。
それには政府の途上国援助(ODA)も活用して、アジアの幹線道路や鉄道、
港湾の整備などに計画段階から協力するのが効果的だ。
試練を好機ととらえ、成熟時代の日本をつくり直す。新たな産業革命のための広い視野と構想力が、
今ほど政治に問われている時はない。
2009年8月14日(金)付
http://www.asahi.com/paper/editorial20090814.html
現代グループ会長、北朝鮮滞在を15日まで延長
2009.8.14 10:50
【ソウル=水沼啓子】韓国の聯合ニュースは14日、平壌を10日から訪問している
現代グループの玄貞恩会長の滞在日程がさらに1日延長され、15日までになったと報道した。
当初の日程は12日までだった。
玄会長は平壌滞在中、金正日総書記と会談するかが注目されているが、聯合ニュースによると、
金総書記との会談はまだ行われていないもよう。
玄会長は、現代峨山の男性職員が今年3月末から北朝鮮に拘束されている問題で
解放などを協議するため訪朝。男性は13日に無事解放され韓国に帰還した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090814/kor0908141051000-n1.htm
【韓国の検索ワード】AV不法流通で韓国ネットユーザー告訴?
2009/08/14(金) 09:20
日本とアメリカの主要アダルト制作関係会社50社が、アダルト動画の不法流通の取り締まり強化を目的に、
韓国のネットユーザーの告訴に踏み切った。13日、大手ポータルサイトDAUMの人気急上昇ワード一位に
「韓国ネットユーザー 告訴」がランクインした。
13日付『アジア経済』によると、今回著作権違反の疑いで告訴されるのは常習的に動画を
アップロードして利益を得たユーザーが対象になっている。不法ダウンロードは10万件に上っており、
アダルト映像を流通した業者80社に対しても法的処置を検討中である。
このニュースが報じられ、韓国のネット上ではこの話題でざわめいている。
今まで韓国では不法アップロード・ダウンロードが盛んに行われ、アダルト動画はネット上で「自由」に
見放題の状態だった。氾濫されていたアダルト動画の取締について
「いつかはこの日が来ると思っていた」
「この状態まで放置した政府にも責任がある」
「アダルト動画の全盛時代は終わり」
「これからは著作権についてもっと勉強していかないといけない」等々、様々な見解が飛び交っている。
その一方で、不法でアップロードされたアダルト動画を利用してきたユーザーからは
「ダウンロードしてみた人も告訴されるのか」
「ポルノにも著作権があるのか」
「ダウンロードしたユーザーは数百万といるはず、告訴はできないのでは」
「親の身分証で登録してみたのに、どうなるの?告訴されるの」
等々、告訴への不安の声が上がっている。(編集担当:金志秀)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0814&f=national_0814_011.shtml
対北朝鮮制裁徹底目指し、米代表団がアジア歴訪へ
2009年8月14日10時18分
【ワシントン=村山祐介】米政府内で対北朝鮮制裁の実務を仕切るゴールドバーグ国務省調整官は
13日に記者会見し、国連安全保障理事会の制裁決議の履行徹底を目指し、
代表団を率いて来週から日本を含むアジア4カ国を歴訪することを明らかにした。
オバマ政権としては11日に北朝鮮の銀行に対する追加金融制裁を発表したのに続く動き。
クリントン元大統領の訪朝を契機とした米朝の歩み寄りを警戒する国内外の声に対し、
米政府として核問題では強い姿勢を堅持する方針を行動で示したものとみられる。
国務省筋によると、代表団は20日にシンガポール、21日にタイ、24日に韓国、
25日に日本で2国間協議をする予定。金融制裁を担う財務省、貨物検査にあたる国防総省、
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)メンバーも参加する。
調整官は、これまで代表団を率いて中国、マレーシア、ロシアを訪問し、先月末には安保理の
北朝鮮制裁委員会で米国の制裁実施状況を報告した。今月末には中国再訪も検討中としている。
一方、クリントン氏訪朝による米国人女性記者2人の特赦に続き、北朝鮮に拘束されていた
韓国人男性も13日に釈放されたことについて、国務省のクローリー次官補は同日の会見で、
「南北間の将来の対話の障害を取り除くことになるよう期待する」と歓迎した。北朝鮮の意図については
「北朝鮮がなぜそうするのか、また、なぜしないのかという違いを見定めるよう努力している」
と述べるにとどめた。
http://www.asahi.com/international/update/0814/TKY200908140046.html
訪朝の現代会長、滞在日程延長 総書記と面会実現難航か
2009年8月14日10時47分
【ソウル=箱田哲也】韓国の財閥、現代グループは14日、北朝鮮を訪問している同グループの
玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)会長が同日中の日程を1日延長したことを明らかにした。
玄会長は当初12日に韓国に戻る予定だったが、3度目の延長。
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との面会の実現が難航しているためとみられている。
玄会長は、北朝鮮に抑留されていた現代グループ「現代峨山」の男性社員の釈放を求めるため
10日から訪朝。男性は13日に解放されたため、玄会長が金総書記と面会する可能性が指摘されて
いたが、14日朝までには実現していない模様だ。
ただ、韓国統一省によると、玄会長は14日までに北朝鮮で南北関係を担当する統一戦線部の
金養建(キム・ヤンゴン)部長と会談した。金総書記は地方視察に出ているとみられており、
北朝鮮が韓国側の譲歩を迫る狙いでわざと金総書記との面会を遅らせているのか、
そもそも面会する考え自体がないのか、見方が分かれている。
http://www.asahi.com/international/update/0814/TKY200908140077.html
国連安保理:対北朝鮮制裁専門家委メンバーに京大教授任命
【ニューヨーク小倉孝保】国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に従い新設された
専門家委員会(7人)に、京都大法学部の浅田正彦教授(51)が任命された。
高須幸雄国連大使が13日、会見で明らかにした。
同委員会には浅田教授をはじめ、米英仏中露の安保理常任理事国5カ国から各1人、
韓国から1人の計7人が選ばれた。潘基文(バン・ギムン)国連事務総長が12日、任命した。
同委は、北朝鮮の2回目の核実験を受けて採択された安保理決議1874で設置が決まっていた。
この決議が禁止する軍事関連物資の輸出入や個人の移動などについて専門的な立場から安保理の
対北朝鮮制裁委員会を補佐する。
浅田教授は軍縮や輸出管理が専門で、ジュネーブ軍縮会議日本代表部専門調査員、
生物兵器禁止条約強化特別会合日本代表団法律顧問などを務めた経験がある。
毎日新聞 2009年8月14日 10時43分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000e030022000c.html
北朝鮮:米政府代表団がアジア歴訪へ 国連決議履行で協議
【ワシントン草野和彦】オバマ米政権で対北朝鮮制裁を担当するゴールドバーグ調整官は13日、
政府代表団が来週、シンガポール、タイ、韓国、日本を訪れると発表した。
国連の対北朝鮮決議の履行を協議する。
先週の米国人記者に続く韓国企業職員の解放で、北朝鮮が軟化のシグナルを送っているとも見られる中、
米国は「北朝鮮包囲網」を続ける姿勢を崩していない。
調整官は、北朝鮮が不可逆的な非核化措置をとるまで「制裁は続く」と言明。
今回は、陸海空における北朝鮮の貨物の検査などに関して協議するという。
北朝鮮の大量破壊兵器拡散防止に関しては、各国の銀行が北朝鮮企業との取引に注意するようになり、
「効果を上げつつある」と強調した。
一方、クローリー国務次官補(広報担当)は同日、
韓国企業職員解放について「南北対話の障壁を取り除くことになると期待する」と歓迎した。
ただ、今後の北朝鮮の出方は「誰にも分からない」とし、慎重に見極める段階との見方を示した。
毎日新聞 2009年8月14日 10時50分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090814k0000e030025000c.html
韓国から輸入の赤貝から食中毒菌
大阪府貝塚市の水産物輸入販売会社「海幸」が韓国から輸入した生食用むき身赤貝から、
食品衛生法上の基準(1グラムあたり100個以下)の約14倍にあたる
食中毒菌・腸炎ビブリオが検出され、府は3日、同法に基づき同社に回収を命令した。
先月29日、下関港(山口県下関市)に輸入された162キロ。
東京、神奈川、大阪、広島など12都府県に出荷されたが、健康被害の報告はないという。
(2009年8月4日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090804-OYO1T00500.htm
>>357 植物不正輸入、偽の産地証明書提出 中国で箱詰め替えか
2009年8月14日 朝刊
名古屋市中川区の元貿易会社社長(66)が北朝鮮産のサルトリイバラの葉を中国経由で不正に
輸入したとされる事件で、元社長が輸入申告の際、中国産と偽った原産地証明書を名古屋税関に
提出していたことが、愛知県警への取材で分かった。中国の公的機関が発行した正規の証明書で、
県警は入手した経緯を調べている。県警は中国国内で箱を詰め替える偽装工作をしていた疑いもある
とみている。
原産地証明書は輸出国が生産、製造、加工、栽培されるなどした原産地を証明する。
県警によると、元社長は2007年12月、経済産業相の許可を得ず、和菓子を包むのに使われる
北朝鮮産サルトリイバラの葉約13トンを中国を迂回(うかい)して輸入した外為法違反(無承認輸入)
の疑いが持たれている。名古屋税関への輸入申告の際、申告書類に添付し原産地証明書を提出していた。
捜査関係者によると、サルトリイバラの葉はまず北朝鮮の貿易会社から中国の業者へ渡った。
この業者が、現地の公的機関に原産地証明書を申請したとみられている。
虚偽の証明書が発行された理由は分かっていない。
押収資料などの分析から、葉は中国国内で、北朝鮮で使われていた箱とは別の段ボール箱に
詰め替えられ、産地を偽装しようとした疑いもある。
県警によると、同社は15年ほど前に北朝鮮からサルトリイバラの輸入を開始。
2006年の経済制裁で北朝鮮からの輸入が禁止されたため、元社長が中国を経由する仕組みを
考案したとみて、北朝鮮や中国の業者の協力を含め事件の解明を進める。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009081402000144.html
旅館業法違反:「もぐり民宿」警視庁摘発 新宿・新大久保で次々、格安で外国人に人気 ◇深夜うるさい…苦情増え 警視庁新宿署は6月以降、新宿・新大久保地区周辺で外国人が経営する無許可営業の宿泊施設の 摘発に力を入れている。アジア料理店が多く集まるなど、多国籍街として知られる同地区。 母国語が通じる気安さやアジアでも有数の歓楽街・歌舞伎町まで徒歩約15分という アクセスの良さから外国人観光客に人気の「民宿」だが、観光客からは 「安くて便利だから選んだが、違法とは知らなかった」と戸惑いの声が漏れる。【町田徳丈】
>383
◇格安1泊3000円〜
新宿署は6〜7月、保健所に無許可で宿泊施設を営業したとして、
旅館業法違反容疑で10軒を摘発し、韓国籍と台湾籍の経営者ら計5人を逮捕した。
7月15日に逮捕された台湾籍の58歳の夫婦は木造2階建てアパートを改築し、
03年ごろから「民宿」を営業していた。部屋数は10室。
1泊5000〜8000円で月120万〜150万円の売り上げがあったとみられている。
夫婦は保健所の警告に従わずに営業を続けていた。
調べに対し「民宿はもうかる。違法だと思わなかった」と話したという。
同様の宿泊施設は、円安・ウォン高で韓国からの観光客が多くなった2〜3年前に急増。
新宿区保健所によると、看板を出している店舗だけでも20軒前後、確認されている。
担当者は「購入したり借り上げたアパートに素泊まりさせているだけなので収益性が高いのだろう。
雨後のたけのこのように増えた」と話す。
ライバル店同士が「あそこは無許可」と通報する告発合戦もあったという。
観光客に人気の秘密は宿泊料の安さだ。1泊2000〜3000円の「民宿」もある。
韓国人が経営する民宿にインターネット予約で宿泊したという韓国の会社員女性(22)は
「何といっても安い。歌舞伎町まで徒歩15分の近さで1泊3000円なんて旅館やホテルでは無理。
宿の人も親切だし」と笑顔で話したが、無許可営業と知ると「違法だとは知らなかった」と驚いた。
新宿署の取り締まり強化の背景には、地元住民から「宿泊客が深夜まで騒いでうるさい」
「宿のごみの出し方が汚い」といった苦情が増えている事情もある。
新宿署幹部は「大半は観光客が利用していると思うが、オーバーステイの外国人が潜伏場所にする
可能性もある」と警戒。今後も指導に従わない宿泊施設の摘発を続ける方針という。
毎日新聞 2009年8月14日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2009/08/14/20090814dde041040042000c.html
韓国 相手にされぬ“死に体”大統領 内政混乱は外交の足かせ
2009/8/14
発足当初から「レームダック(死に体)化」がささやかれていた韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権だが、
ここへ来て内政のかじ取りのまずさが外交政策に悪影響を及ぼす可能性が出てきた。
李大統領の就任からわずか3カ月後の2008年5月、BSE(牛海綿状脳症)が確認された米国からの牛肉輸入に
抗議する運動が発生。ソウルで10万人が集まるデモへと発展した。結果的に、騒動を招いたメディアに対する政府の
不信感が募り、必要な経済・政治改革を実行する政権の能力が疑問視されるようになった。
抗議運動が沈静化した後も李政権に好意的なニュースは聞こえてこない。世界的な金融危機の影響もあり、
7%の経済成長など李大統領の選挙公約の多くが未達成のままだ。北朝鮮との関係もここ10年で最悪の状態にある。
李政権のレームダック化は与党・ハンナラ党内部に原因がある可能性がある。
07年の大統領選挙に先駆けた党内予備選では候補者擁立をめぐって党内が3つに分裂。
対立関係は解消されるどころか、次の大統領候補と目される人物に取り入ろうとする動きが活発化する始末だ。
こうした内政の混乱が外交政策に及ぼす影響も現れてきている。これまで韓国の外交政策は高い一貫性を維持してきており、
盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の民主・革新政権から現在の保守政権に変わっても、政策目標が大きく変更されることはなかった。
具体的には、与党のメディア産業改革案へ野党が反対したことが尾を引き、
国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)への韓国軍派遣延長が可決されない恐れがあった。
また韓国では「論功行賞」的に在外大使が任命されるが、相当数の大使が次期政権での地位固めをもくろみ、
早期帰国を望んでいるという。こうした動きは北朝鮮問題を含めた外交政策の足かせにもなりかねない。
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200908140005o.nwc
http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kanri/090810.html 韓国はえ縄漁船の拿捕について
(以下、抜粋)
8月8日、水産庁漁業取締船「白鷗丸」(499トン)が長崎県対馬市上対馬町所在
見島灯台東方約52kmの我が国排他的経済水域(EEZ)で操業中の韓国はえ縄漁
船「クァンチョン」に対し、立入検査を実施したところ、操業日誌にマアナゴ等の漁獲
量を記載していなかったことが判明したため、同船を漁業主権法違反(操業日誌
不記載罪)で拿捕した。
1.被疑者:キム ジョンテ(49歳)
2.被疑船:クァンチョン
(はえ縄漁船、総トン数:22トン、被疑者を含む5名乗船、船籍港:釜山市)
3.違反内容
排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律
(漁業主権法)違反(操業日誌不記載罪)の疑い
4.違反現認
8月8日午前10時46分ころ、長崎県対馬市上対馬町所在見島灯台東方約50km
の我が国排他的経済水域内
5.現行犯逮捕
8月8日午後0時47分、同船船長を漁業主権法違反(操業日誌不記載罪)の疑い
で現行犯逮捕
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 靖国、キムチ、日本海… 2009.8.15 07:32 韓国の8月15日は日本支配からの解放を記念する「光復節」で祭日。今年の対日雰囲気を探ってみた。 国際的に話題になった中国人監督のドキュメンタリー映画『靖国』が8・15に合わせ韓国でも 上映されている。ソウル中心街のソウル歴史博物館横の映画館で見たが、120席に客は5人。 2時間の長編に、最後まで座っていたのは筆者を除き1人だけだった。 左派系メディアは「手厳しい批判を期待した人は失望するかもしれない」 (10日付、ハンギョレ新聞)といい、客の入りの悪さを嘆いていたが、不人気は反日不足のせいか? ただ反日メディアの期待とは別に、あの映画は「日本人の靖国への思い」をかなりよく伝えている。 批判、非難ばかりの“反日原理主義”で実際を知らされていない韓国人には、 むしろ見てもらっていい映画だ。 次に、8・15を前にしたテレビの朝のニュースショーにはかなり“反日”が登場している。 たとえばまず“キムチ”騒ぎ。 フジテレビ系の「とんねるずのみなさんのおかげでした」のコーナー「新・食わず嫌い王決定戦」に 出演した韓流スターの鄭宇成(チョンウソン)が、番組でキムチのことを「kimuchi」と 書いたといって問題になっている。 キムチは韓国語の発音では正確には「kimchi」で国際的表記もそうなのに、 「kimuchi」では日本製のキムチになってしまうというのだ。 そこで「国際市場で韓国の本場キムチが日本製キムチに押されつつあるとき、 日本のテレビで日本式に”kimuchi”とはケシカラン、非国民だ!」と、 ネットやテレビで袋だたきとなった。 本人の「おわびの声明」で一件落着とはなったが、 マスコミは「芸能人も韓国国民としてのしっかりした心構えを持て」としきりに説教している。
>387 一方、人気歌手の金長勲(キムジャンフン)は逆に反日愛国者として大いにほめられている。 12日付の米ワシントン・ポスト紙に「日本海はない」「独島は韓国領」とする全面広告を出したからだ。 この意見広告には「ワシントン・ポストのエラー」とでっかい見出しがついている。 とくに同紙が記事で、島問題のほか日本海のことを韓国の主張である「イースト・シー(東海)」 としてないのがケシカランというのだ。 彼は近年、歌よりもこうした海外での反日愛国広告のための愛国募金活動で有名だ。 いわゆる“反日4点セット”のうち教科書問題も登場している。 最近、日本の「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書(自由社版)が横浜で採択されたため、 マスコミは「歪曲教科書の採択拡大」などとイラ立っているのだ。 例によって日本批判が中心の自分たちの歴史観に合わないとみんな「歪曲(わいきょく)」だ。 韓国内では自国の歴史について左派的な“自虐史観”を正そうという動きが活発だが、 日本の多様な歴史記述は認められないという。 韓国マスコミの“ジコチュウ(自己中心主義)”は相変わらずだ。 もう1つ「慰安婦問題」は8・15の“反日定番”だ。今年も日本大使館前の慰安婦デモの写真が マスコミを飾っているが、今年は米議会での日本非難決議を主導した“ヒーロー”の マイク・ホンダ下院議員が訪韓し人気を呼んでいる。 「在米韓国人高校生たちが米ニュージャージー州に慰安婦記念碑」などという話も大きく報道されている。 米国移民の韓国人およびその子女たちは、反日パフォーマンスで韓国人としての愛国・民族感情を 満足させようというのか。それにしても韓国人がなぜ米国でしきりに反日なのだろう。 これが日本人には切ない。
都教委、つくる会教科書を採択 中学校の歴史・公民
2009年8月14日19時38分
東京都教育委員会は14日、来春開校の4校を含む都立中高一貫校10校と
都立特別支援学校21校(分教室含む)で、来春から使う中学校の歴史と公民の教科書として、
「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版を採択した。
都立中高一貫校と特別支援学校では、現在も扶桑社版の教科書が使われている。
この日の教育委員会は公開で行われ、無記名投票の結果、委員6人のうち5人が扶桑社版を推した。
来春開校の4中高一貫校には開校時、中学3年生がいないため、公民の教科書は採択していない。
http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY200908140261.html
北朝鮮がシリアでスカッド試射 新型、イランと協力
【ソウル共同】北朝鮮がシリア、イランと短距離弾道ミサイル「スカッド」の新型を共同開発、
北朝鮮が2回目の核実験を強行したのと時期の5月後半にシリア国内で試射したものの、
失敗に終わっていたことが14日分かった。複数の外交、軍事筋が明らかにした。
外交筋によると、誤着弾により20人以上が死亡、60人以上が負傷したとの情報もあり、
関係国が詳しい分析を進めている。
ミサイルのエンジンは北朝鮮、弾頭部分や誘導システムはシリアとイランが担当しているとみられ、
弾道ミサイル開発での3カ国の「分業」の実態が浮き彫りになった。
拡散防止に向けた国際社会の取り組みの在り方も問われそうだ。
3カ国の関係に詳しい西側外交筋が入手した情報によると、シリア南西部から2発が発射され、
想定ルートを外れたミサイルの一部がトルコとの国境に近い北部マンビジュの市場に落下。
多数の死傷者を出し、シリア軍当局が現場を封鎖してミサイルの残骸を回収、住民にはガス爆発が原因
だと説明したという。もう1発は北東部のイラクとの国境付近に着弾した可能性がある。
シリアの動向を注視している中東の軍事筋も発射は失敗だったと言明、誘導システムに問題があった
としている。
西側外交筋によると、2発は開発中のスカッドD(射程約700キロ)に異なる種類の弾頭を搭載。
発射実験は北朝鮮が主導、大量破壊兵器開発にかかわっているとされる「リョンハップ2貿易会社」
の技術者らが立ち会った。失敗の責任はシリア側にあるとし、原因究明を進めているという。
2009/08/14 19:36 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081401000737.html
韓国サムスン前会長、差し戻し審で執行猶予付き有罪判決
2009年08月14日 17:18 発信地:ソウル/韓国
【8月14日 AFP】韓国の財閥サムスングループ(Samsung Group)の
李健熙(イ・ゴンヒ、Lee Kun-Hee)前会長(67)が、社債発行に関する背任罪などに問われた事件
の差し戻し審で、ソウル高等法院(Seoul High Court、高裁に相当)は14日、李前会長に懲役3年、
執行猶予5年、罰金1100億ウォン(約84億円)の有罪判決を言い渡した。
ソウル高裁は、李前会長が1999年、息子の李在鎔(イ・ジェヨン、Lee Jae-Yong)氏への
経営権移譲を目的として、グループ企業サムスンSDS(Samsung SDS)の新株引き受け権付き社債を
不当に安価で発行し、SDSに227億ウォン(約17億円)の損害を与えた行為は、
背任罪に当たると判断した。
李前会長は前年の控訴審で無罪判決を受けているが、
大法院(最高裁に相当)は事件の差し戻し審を高等法院に命じていた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2630630/4453646
北朝鮮紙「日本国民は右翼保守政治に背を向けている」
2009.8.14 20:52
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は14日、
日本で30日投開票の衆院選に関する論評を掲載、民主党政権に交代する可能性が高いと紹介しながら、
「自民党の長期間の右翼保守政治に国民は背を向け、民主党に視線を向けているのが厳然たる現実だ」
と指摘した。
同紙はまた「民主党がこれまでと異なる方向に進むのか、自民党と同じなのかは、
状況を見守らないと分からない」と慎重な見方を示し、選挙戦での両党の対決様相を
「悪臭漂う日本の政治風土を端的に示している」と批評した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090814/kor0908142054003-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 合掌・韓雲史さん
2009.8.15 02:53
韓国の長老シナリオ作家、韓雲史(ハンウンサ)さんが亡くなった。享年86。
日本敗戦の直前、日本統治時代の韓国で、最初で最後となった朝鮮人学徒志願兵の出身で
その日本体験をもとにした自伝的ラジオドラマ「玄海灘は知っている」など、
日韓モノをはじめ多くのヒット作を書いた。
韓国最初の連続テレビドラマ「雪が降る」や朝鮮戦争を背景にした映画「南と北」も有名だが、
1970年代の高度経済成長期に国民にヤル気を出させた「セマウル(新しい村)運動」の歌
「チャル、サラボセ!(豊かになろう)」や空軍歌として歌い継がれている「赤いマフラー」などの
作詞でも知られる。
筆者(黒田)はソウル留学時代の1978年、日韓和解をテーマに話題になった“8・15特集”の
テレビドラマ「波涛(はとう)よ語れ」に感動し、手紙を書いて会って以来、お付き合いさせてもらった。
韓さんには1943年末、朝鮮人学徒志願兵壮行会の席上、来賓の小磯国昭・朝鮮総督に向かって
「閣下はわれらが出征の後、朝鮮2500万人の将来を確実に保証し得るや、返答を乞います!」
と質問し、会場からつまみ出されたドラマチックな体験もある。
小柄で穏やかな人だったが度胸はよかった。「どこの民族、国にも悪いヤツといいヤツがいる。
お互い人間として見ようじゃないか」とよく言っておられた。今年も“8・15”を迎えた。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090815/kor0908150254001-n1.htm
【北制裁】6カ国協議復帰を 米国務次官補
2009.8.15 08:13
【ワシントン=有元隆志】クローリー米国務次官補(広報担当)は14日の記者会見で、
北朝鮮が米国との交渉に積極的な姿勢を示していることについて、
「北朝鮮と対話する用意はあるが、(核問題をめぐる)6カ国協議に復帰してほしい。
6カ国協議の枠内で、2カ国による話し合いも可能だ」と述べた。
そのうえで、同次官補は6カ国協議について
「北朝鮮との問題を扱う場として最も効果的であると信じている」と述べ、
6カ国協議と切り離す形での米朝会談開催には応じられないとの姿勢を明確にした。
北朝鮮は6カ国協議には復帰せずに米国と直接対話したいとの意向を示している。
また、同次官補は北朝鮮とシリアの軍事協力関係について、「懸念している」と述べるとともに、
「そのことがシリアとの対話を再開した理由の1つだ」と説明した。
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090815/amr0908150814000-n1.htm
【北制裁】韓国大統領が光復節で演説 核放棄すれば支援
2009.8.15 10:43
【ソウル=水沼啓子】韓国の李明博大統領は15日、
日本統治からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、北朝鮮が核兵器放棄に応じるなら、
経済やインフラなど5分野における「対北5大開発プロジェクトを推進する」と述べ、
軍事分野なども含めた「幅広い提案」を示した。
また、李大統領は「わが政府は南北間のすべての問題に対して、対話と協力を始める用意ができている」
と北朝鮮に対話を呼びかけた。
北朝鮮に決して妥協しない姿勢を示す李政権に対して、北朝鮮は反発を強めてきたが、
13日には拘留していた韓国人男性を解放したばかり。韓国に対して柔軟姿勢を見せた北朝鮮に対して、
李大統領がどのようなメッセージを送るかが注目されていた。
一方、演説の中で、日本についての発言はなかった。
李大統領は、今年3月1日に開かれた日本統治からの解放を求めて起きた「独立運動」の記念式典の
演説でも、日本に関する発言を一切していない。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090815/kor0908151044003-n1.htm
交渉復帰だけで制裁緩和せず 米高官、北朝鮮の核問題で
【ワシントン共同】米国務省高官は14日、核問題をめぐり北朝鮮に対し
「交渉に戻って来ただけで見返りを与えることはない」と述べ、
6カ国協議復帰だけで国連安全保障理事会決議に基づく制裁を緩和しないことを言明、
核放棄に向けた具体的行動が必要と記者団に語った。
高官は、過去に成功しなかった政策を再び採用することはないとの意味から
ゲーツ国防長官が5月に行った「同じ馬を2度は買わない」との発言を引用。
制裁解除や経済支援を実施するには「非核化に向けた不可逆的な措置」が必要と述べた。
6カ国協議では寧辺の核施設無能力化の見返りとして重油などが供給されたが、
北朝鮮は同施設の再稼働を表明。高官は「不可逆的」を強調することで、
寧辺の施設を再び無能力化することなどでは米側は納得しないという姿勢を鮮明にした格好だ。
一方、北朝鮮がシリア、イランと共同開発した新型短距離弾道ミサイルの発射実験をシリア国内で
行ったことについて、クローリー国務次官補は14日の定例記者会見で「よく承知していない」と
明確な回答を拒否。シリアがイラン、北朝鮮両国と協力関係にあることは「懸念している」と語った。
2009/08/15 09:28 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081501000165.html
金大中・元韓国大統領:「最大の政敵」見舞い 全斗煥氏、病床へ
【ソウル大澤文護】韓国の全斗煥(チョンドゥファン)元大統領(78)が14日、
闘病中の金大中(キムデジュン)元大統領(83)を見舞った。
クーデターで政権を握った軍人出身の全氏は、80年の光州事件に関連して金元大統領が死刑宣告を
受けた当時の大統領。全氏は金元大統領の家族に「(元大統領の)指導力には驚いた」と語るなど、
韓国メディアが「最大の政敵」と表現する両者の和解ぶりを強調した。
聯合ニュースによると、全氏は病院に到着すると、応対した李姫鎬(イヒホ)夫人の手を取り
「ああ、どれほど、ご苦労が多いことか」と語りかけた。また自分が手術を受けた時の体験談とともに
「時間はかかるが(金元大統領は)間違いなく回復するだろう」と述べ慰労した。
しかし報道陣の質問には一切答えず、約10分間の滞在後、病院を後にした。
金元大統領は81年の死刑判決確定後、無期懲役に減刑され、さらに刑執行停止で釈放された。
一方、全氏も退任後、後任の盧泰愚(ノテウ)元大統領とともに、
クーデターによる政権奪取や光州事件を武力鎮圧した責任などを問われた。
97年4月に有罪が確定したが、同年に、特赦で釈放された。
毎日新聞 2009年8月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090815ddm007030014000c.html
韓国:交通違反者ら150万人に特赦
【ソウル西脇真一】韓国政府は、日本の植民地支配を脱して64周年にあたる15日の光復節に、
152万7770人を対象とする特別赦免を行う。
運転免許に関する行政処分を受けた人が中心で、ドライバーが再びハンドルを握れるようにするなど、
法務省は「庶民の生活苦を軽減し、民生に実質的な支援となるもの」と説明している。
特別赦免の実施は李明博(イミョンバク)大統領が7月に方針を表明していた。
内容は
▽運転免許処分の特別減免が150万5376人
▽生計にかかわる罪を犯した9467人の赦免、減刑、復権
▽模範囚の仮釈放など1633人−−などとなっている。
一方、凶悪犯や政治家、企業家などは除外した。
最近では05年にも約422万人の恩赦が行われたことがある。
毎日新聞 2009年8月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20090815ddm007030027000c.html
韓国:「南北通常兵器削減を」大統領が新平和構想
【ソウル西脇真一】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、
日本の植民地支配を脱して64周年の光復節の記念演説で、朝鮮半島の新しい平和構想について言及し、
核問題の解決を前提に南北経済共同体実現のための高官級協議の設置や、
南北間の通常兵器の削減実現などを提案した。非核化を条件にした国交正常化などを含む米国主導の
「包括的パッケージ」の提供と軌を一にするもので、北朝鮮側の対応が注目される。
一方、歴史問題など日本については言及がなかった。08年には日本に対し「歴史の直視」などを求めていた。
李大統領は演説で、まず「どうすれば北朝鮮が核をあきらめることができるのか、
心を開いて話し合えるのを期待する」と訴えた。
そして「北朝鮮住民の生活を画期的に向上させる国際協力プロジェクトの推進」について言及。
(1)南北経済共同体実現のための高官級協議の設置
(2)関連国などの協力で経済やインフラなど5大開発プロジェクトの推進
(3)朝鮮半島非核化とともに核を除いた通常兵器の削減−−を提案した。
通常兵器削減については「わずか4キロの(非武装地帯の)間で重火器と兵力を半世紀以上
集中させている国はない」と指摘。「縮小すれば莫大(ばくだい)な予算と費用を減らせ、
南北が一緒に経済を興すのに役立つ」と述べた。
毎日新聞 2009年8月15日 11時13分(最終更新 8月15日 11時54分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20090815k0000e030035000c.html
韓国:提案実現まで時間 大統領の対北朝鮮政策
【ソウル大澤文護】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が15日に行った「光復節」(独立記念日)
の演説には、南北当局による高官級会談や経済、教育など5分野にわたる開発プロジェクトなどの
対北朝鮮政策が盛り込まれた。しかしミサイル・核開発をめぐる北朝鮮の態度変化はまだみられず、
韓国が提案実現に動き出すためには、まだ課題が山積しているというのが現状だ。
李大統領の提案の背景には、米国の女性記者2人の釈放や北朝鮮の開城工業団地で拘束された
現代峨山職員の解放など北朝鮮が最近、米韓両国に対し示した柔軟ともみられる姿勢があったとみられる。
しかし韓国国内には、こうした情勢下でも今の時点で、どこまで北朝鮮に交流拡大や支援を
呼びかけるべきか論議がある。
現代峨山職員の解放後の過程でも、訪朝中の現代グループ会長に対し、
どのような条件提示があったのか、まだ不明だ。
韓国政府がこの日の提案を実現に向け、一歩踏み出すには、ミサイル・核問題解決に向けた
北朝鮮の明確な態度変化と、日米韓をはじめとする国際社会の緊密な調整が必要だ。
毎日新聞 2009年8月15日 11時18分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090815k0000e030036000c.html
現代会長が滞在延長、金総書記と会談か
【ソウル=細川紀子】韓国企業「現代峨山(アサン)」は14日、北朝鮮入りしている現代グループの
玄貞恩(ヒョンジョンウン)会長の滞在を延長し、15日に帰国することを明らかにした。
金正日(キムジョンイル)総書記と会談するためとみられる。
日程の延長は3回目。会長は10日に韓国を出発、当初は12日に帰国する予定だった。
現代峨山によると、玄会長はこれまでに、対南(韓国)工作の責任者である
金養建(キムヤンゴン)統一戦線部長と会談したという。
(2009年8月14日19時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090814-OYT1T00824.htm
韓国大統領、北朝鮮に経済支援提案 条件は核放棄の決心
2009年8月15日11時39分
【ソウル=箱田哲也】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、
日本の植民地支配からの解放を祝う「光復節」の式典で演説した。
北朝鮮に対し核の放棄や対話再開を呼びかけ、
「北がその決心を見せるなら、韓国は新たな平和構想を推進する。北の経済を発展させ、
住民の暮らしを画期的に向上させる国際協力プログラムを積極的に実行する」と訴えた。
李大統領は「国際協力プログラム」について、「南北の経済共同体実現のため高官会議を設置し、
関連国や国際機構との協力を通じ、経済、教育、財政、インフラ、生活向上の各分野にわたる
対北5大開発プロジェクトを推進する」と説明した。
また、通常兵器と兵員の削減も北朝鮮に呼びかけた。
クリントン元米大統領が訪朝するなど米朝関係に変化の兆しが出てきたほか、
北朝鮮に拘束されていた韓国人男性が13日に釈放されたことなどを受け、
李大統領がどんな対北朝鮮メッセージを送るか注目されていた。
基本的には、北朝鮮に非核化を求めつつ経済協力を呼びかける李政権の対北朝鮮政策
「非核・開放3000」の内容だが、その条件を、完全な非核化やそれに向けた「進展」などではなく、
「決心」に引き下げた形だ。ただ、北朝鮮は光復節を意識して、
連日のように李政権を激しく非難しており、関係改善には時間がかかるとの見方が強い。
一方、李大統領は日本の過去については言及しなかった。就任後初めての昨年の光復節演説でも
「歴史の直視」の必要性を訴える程度で異例と言われたが、今年はまったく触れなかった。
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY200908150093.html
「金正雲の話をしたから拘束された」韓国男性の家族語る
2009年8月15日11時42分
【ソウル=箱田哲也】北朝鮮に約4カ月半拘束され、13日に釈放された韓国人男性は、
金正日(キム・ジョンイル)総書記の有力後継候補とされる三男、金正雲(キム・ジョンウン)氏らに
言及したことが身柄拘束の理由だった可能性が出てきた。
15日付の韓国紙、朝鮮日報などが男性の家族への取材をもとに報じた。
報道によると、ソウル市内の病院で検査中の男性は家族に対し
「北では金正日の話をしてはいけないが、金正日やその弟、また金正雲の話をした。(北の)体制批判もした」
「3月30日に北の関係者が来て通知文を読み上げ、開城の旅館に連れて行かれた」
などと述べたという。
北朝鮮は3月30日、韓国政府に
「北の政治体制を非難し、北の女性従業員をそそのかして脱北させようと謀った男性を取り調べている」
と伝えてきた。女性従業員への働きかけについて男性は「コーヒーを1杯ずつおごってあげただけ」
と話したという。
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY200908150096.html
【国内】「韓国・朝鮮人の名前の発音を笑ったとき、父親からこっぴどく殴られた」…父から学んだ平等意識〜故山城新伍さんを悼む[08/15]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250292758/l50 【放送芸能】山城新伍さんを悼む 軽妙さの裏に硬派な一面
2009年8月15日 朝刊
(前略)
◆医者の父から学んだ平等意識
山城さんは、日清食品「どん兵衛」のCMで、ひょうきんのイメージがお茶の間に浸透したが、
一九九七年、「現代・河原(かわら)乞食(こじき)考」と題したエッセーを出版、
独自の「反差別論」を展開するなど、硬派な一面も見せた。
異色本の原点となったのは幼少年時代の体験である。
山城さんが生まれ育ったのは京都。
父親が開業する医院の周辺には在日韓国・朝鮮人が住む地域や被差別部落があった。
どんな患者とも分け隔てなく接し、治療代が払えなくても診療したという。
ある日、来院した韓国・朝鮮人の名前の発音を笑ったとき、父親からこっぴどく殴られた。
「その国の人たちの誇りであり文化である言葉や名前を、おもしろいっていうおまえの解釈だけで笑った」
との理由だった。父親からは「人は生まれながらにして人間や。だから平等でなきゃならんのや」と、
幼いころから繰り返し言い聞かされた。
差別問題を身近に感じながら育った山城さんは、「もうからん医者なんてまっぴら」と役者の世界に
飛び込んだが、芸能界も差別と無縁の世界ではなかった。
エッセーのタイトルにある河原乞食は、中世から近世にかけ、芸能人を蔑視(べっし)した呼称。
山城さんは、本の中で「日本の芸能文化は、虐げられた底辺の民衆が不屈のエネルギーでつくってきた」
と強調。今もなおさまざまな差別が残る社会への批判も織り込んだ。
韓国大統領が演説 南北間の軍縮論議訴え
【ソウル共同】韓国の李明博大統領は15日、日本の植民地支配からの解放64周年を祝う
「光復節」の記念式典で演説し、南北間での非核化と通常兵器削減に向けた論議の必要性を訴え、
北朝鮮が核放棄すれば経済支援などの「五大開発プロジェクト」を推進すると述べた。
李政権は、非核化の進展に応じて北朝鮮への経済支援を進めるとの立場を取っており、
従来の姿勢をあらためて強調した形。同プロジェクトでは、経済支援のほか教育、財政、
インフラ整備、北朝鮮国民の生活向上を推し進めるとした。
通常兵器削減は「朝鮮半島の非核化とともに議論しなくてはならない」とし、
「南北間のすべての問題について、対話と協力を始める準備がある」と語った。
昨年の演説では、新学習指導要領解説書への竹島(韓国名・独島)記載を念頭に、
日本へ「歴史の直視」を求めたが、今年は日本への言及はなかった。
内政では、経済発展のために国民の統合が必要との考えを強調。韓国に根深く残る地域間対立や
政治的争いを解消するため、大統領直属の「社会統合委員会」を置くと表明した。
2009/08/15 11:51 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081501000231.html
韓国大統領、北に核放棄呼びかけ…光復節で
【ソウル=前田泰広】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は15日、
ソウルで開かれた「光復節」(日本の植民地支配からの解放記念日)式典で演説し、
核放棄を条件に北朝鮮に経済支援を行う用意があることを明らかにするとともに、
南北双方の通常兵器削減も提案し、北朝鮮に対話を呼びかけた。
一方、日本を中国などとともに「本当の友人」になりつつあると位置付けた。
李大統領は「核兵器は北朝鮮の安全を保証するものではなく、むしろ将来を難しくするだけだ」と指摘。
北朝鮮が核放棄を決断すれば、関連国や国際機構との協力を通じ、経済発展や住民の生活向上につながる
開発計画を積極的に推進すると明言した。これに関連し、政治体制の統合の前に経済を一体化する
「南北経済共同体」の実現に向けた協議の開催を呼びかけた。
また、兵器と兵力を減らしてこそ真の平和に踏み出せるとして、
「通常兵器の削減も論議しなければならない。今はこうした問題で、南北が会って対話をする時だ」
と強調した。
(2009年8月15日13時01分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090815-OYT1T00503.htm
52インチのHDTVが9.99ドル、注文殺到も価格表示ミス
(CNN) 米家電量販店最大手ベストバイのウェブサイトで12日早朝、
52インチのサムソン製高精細度テレビ(HDTV)が「9.99ドル(約960円)」で売りに出された。
定価1600ドル(約15万4000円)以上の品で多くの注文が殺到したが、
ベストバイ側は「価格表示ミス」と謝罪、注文には応じられないとしている。
ミシガン州グランド・ラピッズ在住のエリック・バンバーゲンさんも、この値段に気付いたひとり。
同日午前5時30分ごろ、税金と送料70ドルをあわせた84.79ドルで1台の購入手続きを
済ませ、すぐに2台目を注文したという。
しかし、ベストバイはウェブサイトやTwitterで「価格ミス」と公表し、謝罪。
すでに、クレジットカードで支払いを済ませている場合は、返金するとしている。
この対応に、注文者は怒り心頭。
バンバーゲンさんは、ベストバイから受け取った2通の注文確認書はなんだったんだと、憤っている。
2009.08.13 Web posted at: 17:01 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200908130012.html > 52インチのサムソン製高精細度テレビ(HDTV)が「9.99ドル(約960円)」
【国内】『金』がつくから朝鮮人やろ〜差別で栄養失調に…「差別は許さない」遺志継ぎ映画に 輿石さんら製作、故金城祐治さん[08/14]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1250290850/l50 遺志継ぎ映画に 輿石さんら製作/辺野古反対運動に尽力・故金城祐治さん
【名護】「沖縄はこれ以上、ばかにされたらアカン」―。
米軍普天間飛行場移設に反対し、志半ばで亡くなった「命を守る会」代表金城祐治さん(享年72歳)
の記録映画が近く完成する。名護市民投票で共に移設反対を訴えた輿石正さん(63)=会社経営=は
「祐治さんの生き方を通じ、差別されている沖縄、名護の現状を立ち止まって考えてほしい」と訴えている。
輿石さんは金城さんが亡くなった直後の2年前から、親族や職場の仲間などから聞き取りを進めていた。
金城さんは大阪生野区生まれ。在日朝鮮人が多く住み、県出身者も厳しい差別を受けていた。
疎開先の奈良で「『金』がつくから朝鮮人やろ」と言われ食事をわずかしかもらえず、栄養失調になる。
大正区に引っ越したが、県出身者が多く住むくぼ地は雨が降れば水が浸水する劣悪な住環境。
36歳の時に、父の出身地辺野古に移り住んだ。
輿石さんは「差別は許さない、という腹の底からの思いがあった。
目の前のお金や甘い話に乗せられず、はっきりノーと言い、基地に頼らない地域をどう目指すのか。
祐治さんの思いを伝えたい」と話した。(知念清張)
2009年08月14日
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-08-14-M_1-027-1_003.html
制裁解除には「非核化措置を」 対北朝鮮で米国務次官補
2009年8月15日14時36分
【ワシントン=村山祐介】米国務省のクローリー次官補は14日の会見で、
北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議の実施を解除するには、
6者協議への復帰だけでは不十分との考えを示した。
次官補は、解除にあたっては「北朝鮮が6者協議に戻り、(北朝鮮の完全な非核化を盛り込んだ)
05年の6者協議共同声明に沿って後戻りできない非核化措置を積極的に実施すること」を要求。
手続きとしては「北朝鮮が(共同声明で定められた)義務を果たす政治的な約束をし、
北朝鮮に懸念を持つ国々と対話して最終的に同意を得ることが必要になる」と説明した。
また次官補は北朝鮮とシリアの軍事的な連携について「複数の報告があり、懸念している」と指摘した。
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY200908150153.html
都教委:扶桑社版教科書、都立中高一貫校すべてで使用へ
東京都教育委員会は14日、10年度に新設される都立中高一貫校4校の中学課程で使う
歴史の教科書について、「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)主導の扶桑社版を
5対1の賛成多数で採択した。歴史は既設の6校全校が使用していた。
公民は4校だったが、1期生が3年生となる残る2校での使用も決まった。
新設校も使うことで、都立中高一貫校10校すべてで扶桑社版が使用される。
歴史が採択されたのは、10年度開校の富士高校付属中(仮称)など4校。
公民は、10年度に1期生が3年生となる立川国際中等教育学校など2校。
また、特別支援学校中学部21校も使用しており、引き続き採択した。
つくる会は意見対立による分裂状態で、教科書もほぼ同じ内容の扶桑社版と自由社版がある。
栃木県大田原市などが扶桑社版、横浜市が一部の区で自由社版を採択している。【市川明代】
毎日新聞 2009年8月14日 21時07分(最終更新 8月15日 0時33分)
http://mainichi.jp/life/edu/news/20090815k0000m040071000c.html
韓国で新型インフル初の死者 感染者2千人超す
【ソウル共同】韓国の聯合ニュースは15日、タイから帰国した50代の男性が、
新型インフルエンザに感染し、肺炎の合併症を起こして死亡したと報じた。
韓国で新型インフルによる死者が出たのは初めてで、保健当局が死因の詳しい検査を進めている。
同ニュースによると、男性は職場の団体旅行でタイを訪問。帰国直後に感染が発覚していた。
時期などについては触れていない。
また、韓国保健福祉家族省は同日、韓国での新型インフル感染者が2千人を超え、
2032人となったと発表した。
2009/08/15 13:18 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009081501000362.html
韓国大統領、朝鮮半島の非核化に向け北に対話呼びかけ
2009年08月15日 13:56 発信地:ソウル/韓国
【8月15日 AFP】韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は15日、
1945年に日本の植民地支配から解放されたことを祝う記念式典の演説で、
北朝鮮に対し、南北間の非核化と通常兵器の削減に向けた交渉に応じるよう呼びかけた。
李大統領は「朝鮮半島の非核化、南北両国の通常兵器の削減について論議する必要がある」と述べ、
両国が武器を削減し軍隊を縮小すれば、軍事費を大幅に削減でき、その分経済発展のために投資できる
と訴えた。
さらに韓国政府は対話を再開する用意があることを強調し、
「あらゆる問題に関しいつでもあらゆるレベルで協力する」と語った。
また、北朝鮮が非核化を決断するなら、韓国政府は朝鮮半島の和平に向けた新しい計画を推進し、
北朝鮮の壊滅的な経済状態を回復させて生活水準を向上させる手助けをする国際的計画を実行に移す
構えであることを表明した。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2630794/4457215
韓国トップ女優の遺骨盗まれる 昨年自殺した崔真実さん
2009.8.15 15:58
昨年10月に自殺した韓国のトップタレントで、女優の崔真実(チェ・ジンシル)さん=
当時(39)=の遺骨が15日、ソウル郊外、京畿道揚平郡の墓地から盗まれていたことが
警察の調べで分かった。熱狂的なファンによる犯行の可能性もあるとみて警察が捜査している。
捜査担当者によると、墓地の管理人が同日朝、巡回中に崔さんの墓石が壊されているのを発見。
墓を調べたところ、遺骨がなくなっていた。14日夕に巡回したときには、異常はなかったという。
崔さんはモデルを経て、テレビドラマ「星に願いを」や映画「手紙」で主演を務めるなど、
1990年代の「国民的スター」。自殺は「インターネット上のうわさが引き金」と伝えられた
こともあり、ネット規制強化の論議が活発化するきっかけとなった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090815/kor0908151601004-n1.htm
アニメ「うんこさん」に韓国人が激怒? キャラクターの設定めぐり騒動。 2009/08/14 18:54 Written by Narinari.com編集部 関西ローカルの深夜アニメ「うんこさん」をご存知だろうか。 今年4月から7月まで関西テレビで放送されていた「うんこさん」は、“ツイている人にしか見えない” という伝説の島で暮らす妖精「ウンコロボックル」たちの何気ない日々を描いた、 1話3分弱のシュールなストーリーの作品だ。 「うんこさん」はその直球なネーミングや作品自体の出来の良さなどもあり、 関西では女子高生を中心に大ヒット。ぬいぐるみやキーホルダーなどのグッズが発売されたり、 主題歌「うんとこサンバ」が着うたランキングで上位にランクインしたりと、 多くの話題を提供してくれている。 そんな一部の人たちから熱烈な支持を得ている「うんこさん」なのだが、 同作に登場するあるキャラクターが、韓国で物議を醸しているという。 中国の環球時報によると、問題となっているのは「キム・ベン」という名のキャラクター。 ほかのキャラクターに比べて目が細く、身体は長め、公式ホームページでは 「硬派な高校生。とても怒りっぽくキムチが好物」と紹介されている。このキャラクターの存在を知った 韓国のネットユーザーが、「『キム・ベン』は明らかに韓国人を意識した設定となっている」 と問題視した……というのが今回の騒動の概要だ。 韓国の東亜日報はある韓国人ブロガーの話として、「日本は大便で韓国を侮辱した」とのコメントを 紹介している。また、「キム・ベン」が暮らす場所は、“アンラッキーバレー”と呼ばれる「運のない」 場所であり、「過激」「怒りやすい」「キムチが好物」といった韓国人に対する日本人の画一的な見方が 「日本の嫌韓」を表していると主張。「キム・ベン」という名前は韓国人の一般的な苗字「金」から 来ており、「ベン」と「便」をかけている点、「キム・ベン」がほかのキャラクターから嫌われている点なども、 韓国のネットユーザーをヒートアップさせている模様だ。
>418
なお、東亜日報の記者は「もし、『うんこさん』の作者が『キム・ベン』というキャラクターを
生み出すことで、意図的に韓国を侮辱したとするならば、作品の素材となっている『大便』の
本来のイメージ同様、不潔で吐き気がする作品」と断じている。
韓国では今年初め、世界各国のお国柄などを擬人化した日本のウェブコミック「ヘタリア」の
キャラクターをめぐり、「韓国を侮辱している」と騒動に。アニメ放送を予定していたCS放送局の
キッズステーションにも抗議が殺到し、急遽放送が中止なるという事態も起きている。
http://narinari.com/Nd/20090812131.html
イオンが小型液晶テレビ2万9800円で販売
大手スーパーのイオンは14日、18・5型の小型デジタル液晶テレビを2万9800円の
格安価格で18日から全国で順次発売することを明らかにした。販売台数は1万台。
家電量販店はほぼ同サイズの19型を4万円台半ばで販売するケースが多い。
新型テレビは機能を絞り込み低価格を実現したため単純比較はできないが、30%強安い計算となる。
イオンの格安テレビ投入で、液晶をはじめとした薄型テレビの価格競争が一段と激化しそうだ。
同社は全国のジャスコ(沖縄を除く)、サティなど300店で販売。北海道の店舗は8月末から
販売を始める。エコポイントが最大1万ポイントつくため実質的な価格は1万9800円となる。
格安テレビの投入で消費不況に対応するとともに、エコポイント商戦のテコ入れも図る。
格安テレビ投入は、今年2月のDVD内蔵テレビ(販売は終了)に続く第2弾。
地上デジタル放送への完全移行を2011年7月に控え、手軽に購入できるよう価格を設定。
イオンは「家電量販店は大型テレビを中心に販売しており、
家庭での2台目のテレビとして小型テレビに力を入れていく」と説明している。
格安価格は、デジタル放送チューナーからBS放送などを外して地上デジタル放送だけにするなど
機能を絞り込んだ上、物流コストを削減して実現。独自ブランドではなく、
イオンの提案を受けた中堅電機メーカーのダイナコネクティブ(東京)が韓国で製造。
1万台全量をイオンが買い取り、今後顧客の反応を見た上で販売台数を増やすかどうかを検討する。
調査会社のGfKジャパンによると、主要家電量販店での20型未満の小型テレビ販売台数は
7月に前年同月比で約2倍に増加。19型の平均価格は4万4000円という。
[2009年8月14日21時2分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20090814-531086.html > イオンの提案を受けた中堅電機メーカーのダイナコネクティブ(東京)が韓国で製造。
韓国でも初死者、タイ旅行帰りの56歳男性
【ソウル=細川紀子】韓国政府は15日、新型インフルエンザに感染した韓国人男性(56)が
同日午前、死亡したと発表した。
死因は肺炎。韓国で死者が出たのは初めて。
男性は今月1〜5日に職場の同僚とタイへ旅行し、帰国後の8日に発熱の症状が出て、翌日入院した。
一緒に旅行に行った同僚や、男性と接触した家族ら65人には患者はいないという。
韓国では15日時点で2032人の感染が確認され、402人が治療を受けている。
(2009年8月15日18時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090815-OYT1T00748.htm
「核放棄なら5大プロジェクト推進 通常兵器削減」も提案 日本には言及せず 「光復節」で韓国大統領
2009.8.15 18:22
【ソウル=水沼啓子】韓国の李明博大統領は15日、日本統治からの解放64周年を祝う「光復節」
の記念式典で演説し、北朝鮮が核を放棄すれば、経済支援など「5大開発プロジェクト」を推進する
意向を表明。通常兵器の削減交渉にも応じるよう初めて提案し、対話を呼びかけた。
日本との歴史問題には言及せず、未来志向の姿勢を示した。
大統領は、北朝鮮が核放棄を決断すれば「朝鮮半島の新しい平和構想を推進する」と強調。
「5大開発プロジェクト」として、経済支援のほか教育、財政、インフラ整備、国民の生活の向上に
協力するとした。
通常兵器と兵力の削減については、朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦協定が結ばれて以来、
非武装地帯(DMZ)の周辺に南北の戦力が集中的に配置されている現実に触れつつ、
「朝鮮半島の非核化とともに議論しなければならない」と述べた。
北朝鮮は、拘束していたしていた韓国人男性を13日に解放したばかり。
大統領は対話と支援の呼びかけを、北朝鮮からさらなる柔軟姿勢を引き出すための“誘い水”にした格好だ。
だが、米国との直接交渉を希求する北朝鮮が大統領の提案に応じる可能性は低い。
昨年の演説では、日本の新学習指導要領解説書に竹島が盛り込まれた直後だったこともあり、
日本に「歴史の直視」を求めた。今回、日本について言及しなかった背景には、
対北朝鮮政策や韓国経済の回復など、当面の課題を解決するうえで日韓の協力と連携が重要だという、
「実利」を重視する李大統領らしい認識があるものとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090815/kor0908151824005-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090815/kor0908151824005-n2.htm
北朝鮮:韓国・現代グループ会長の滞在1日延長に
【ソウル西脇真一】韓国統一省は15日、訪朝中の韓国・現代グループの玄貞恩(ヒョンジョンウン)
会長が、滞在日程をさらに1日延長し、16日までとすることを明らかにした。
金正日(キムジョンイル)総書記との面会の調整が難航しているためとみられる。
玄会長は10日に2泊3日の予定で訪朝した。
北朝鮮は13日、3月に開城工業団地で拘束した同グループ傘下企業、現代峨山の男性職員を解放。
また、金総書記の側近の一人である金養建(キムヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長が玄会長と面会した。
一方、15日には韓国の李明博(イミョンバク)大統領が、朝鮮半島の新平和構想を表明。
このため、玄会長が南北関係改善につながるどのようなメッセージを持ち帰るか注目されている。
毎日新聞 2009年8月15日 20時27分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090816k0000m030063000c.html
対日補償要求は終了 韓国政府が公式見解
8月16日7時57分配信 産経新聞
【ソウル=黒田勝弘】韓国各紙は15日、日本統治時代の韓国人労働者の日本での未払い賃金について、
もはや日本に返還要求はできないとの韓国政府の公式見解を伝えた。韓国では元慰安婦や戦没者、
徴用労働者など多くの関連団体や個人がいまなお、日本に対し各種の補償を要求している。
韓国政府としては、補償問題は1965年の日韓国交正常化の際に日本政府から受け取った
「対日請求権資金」ですべて終わっているとの立場を、改めて確認したものだ。
韓国人が過去がらみで日本政府や日本企業に補償要求などの訴訟をするのは自由だが、
日韓双方の政府は「国家間の補償ですべて終わった」との立場で一致している。
したがって今後は、補償が必要な場合は韓国政府に要求すべきだということになる。
韓国では、日本企業が敗戦前の韓国人労働者に対する未払い賃金を日本で供託していたため、
韓国政府にその返還を求める訴訟が韓国内で起きている。
この供託金は3億6000万円で現在の価値では300億〜400億円になるというが、
韓国政府(外交通商省)が法廷に提出した文書は「日本政府がすでに支払った請求権資金(無償3億ドル)
に含まれているとみるべきで、韓国政府として日本政府に返還を要求することは困難」となっているという。
過去にかかわる補償問題では、韓国政府がすでに1970年代に旧日本軍人や労働者など民間人補償を
個別に支払っており、近年も申請に基づき個別に支給している。元慰安婦についても生活補償が行われている。
しかし慰安婦関連など日本糾弾に熱心な反日団体をはじめ、あくまで対日要求にこだわる人びとは
日本で訴訟を起こすなど、日本の団体などと一緒になって日本政府や企業に対する追及を続けている。
韓国マスコミもこれまでは何でも日本に要求という姿勢が強かったが、
最近は補償問題処理について外交文書の紹介など事実関係をかなり客観的に伝えるようになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090816-00000054-san-int
韓国:大統領演説 硬軟両面で北朝鮮との接触を模索
【ソウル大澤文護】韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、光復節(独立記念日)の演説で
朝鮮半島の新平和構想に言及し、核問題の解決を前提に南北経済共同体実現のための高官級協議の設置や、
南北間の通常兵器削減などを提案した。北朝鮮に対する硬軟両面の姿勢を盛り込み、
南北接触の可能性を模索するとみられる。
新構想で目を引くのは金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノム・ヒョン)両政権が訴えた、
対話・交流拡大の具体策に踏み込まなかった点だ。李大統領はまず核問題での北朝鮮側の態度変化を求め、
その後に国際協力プロジェクトを推進するという、強硬姿勢を改めて示したことになる。
一方、演説では新構想実現の前提条件は北朝鮮による核開発放棄の「決心」だけで、「実施」を明言しなかった。
韓国国内では、支援実施のハードルを下げた事実上の柔軟政策との見方も示された。
しかし、新構想は「国際協力プロジェクト」と位置づけられている。米国など国際社会が求める
「後戻り不可能な」核放棄の証拠無しに、関係諸国へのプロジェクト参加呼び掛けはできないだろう。
北朝鮮は核放棄を強く拒否するとみられるが、経済、教育、インフラ整備を盛り込んだ
「5大開発プロジェクト」は魅力的な内容。
韓国の専門家は「北朝鮮が水面下での南北実務接触に応じる可能性はある」との見方を示している。
毎日新聞 2009年8月16日 0時19分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090816k0000m030120000c.html
新型インフル、韓国で初の死者確認
2009年8月15日16時54分
【ソウル=箱田哲也】韓国の保健福祉家族省は15日、記者会見を開き、
新型インフルエンザに感染した男性(56)が15日朝、肺炎と敗血症により死亡したと発表した。
韓国での新型インフル感染者の死亡は初めて。感染者は15日に2千人を超えるなど韓国で急増している。
男性は1日から5日まで職場の同僚らとタイを旅行。
発熱後すぐに保健所を訪ねており、医療機関側が適切な処置を怠ったため手遅れになったとの批判が出ている。
同省担当者も記者会見で「ウイルス検査の判断を早くしなかったため、治療薬の投与が遅れた」と語った。
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY200908150181.html
【国際】対北朝鮮政策 韓国も圧力から対話へ
2009年8月16日 朝刊
【ソウル=福田要】韓国の李明博(イミョンバク)大統領が十五日の解放記念日の演説で示した
対北朝鮮政策の方針は、米国が先に打ち出した非核化に対する「包括的措置」と重なる。
北朝鮮が十三日に韓国企業職員を解放した背景にも対米関係改善の思惑がうかがえる。
南北間の駆け引きは、ともに米国の動きを意識した展開になっている。
「決心を見せれば」。李大統領は演説で、経済、教育など五分野にわたる開発支援の開始条件を、
核放棄実施より前の意思表明の段階とし、圧力より「対話と協力」に重点を置く姿勢を強調した。
核問題の進展を経済協力の前提とする、これまでの原則は維持。しかし、同時に多分野にわたる
包括的「見返り」も示し、核問題でのより前向きな対応を促す提案になった。
米国は七月、北朝鮮の二回目の核実験を教訓に、非核化と米朝国交正常化などの見返りを段階的に
進めず、両方をパッケージとして解決する「包括的措置」を公表している。
北朝鮮はこれに拒否反応を示すが、李大統領の演説は米韓の協調を印象づけた形だ。
一方、北朝鮮が米女性記者に続き、韓国企業職員を解放したことには、クリントン元米大統領の
訪朝で芽ばえた米朝対話再開の手応えを、より確実なものにしたいとの計算が働いているとみられる。
クリントン氏は訪朝時、北朝鮮指導部に同職員を解放するよう要請。
北朝鮮は約一週間でこれに応じ、直接交渉早期実現への強い意欲をにじませた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009081602000092.html