605 :【地政学スレ名言集(?)】 :2001/08/23(木) 03:43
>>20 一、隣接する国は互いに敵対する。
二、敵の敵は戦術的な味方である。
三、敵対していても、平和な関係を作ることはできる。
四、国際関係は、善悪でなく損得で考える。
五、国際関係は利用できるか、利用されていないかで考える。
>>39 「優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆も然り)」
>>106 1.国際政治を損得で見る。善悪を持ちこまない。
2.外国を利用できるか考える。
3.日本が利用されているのではないか疑う。
>>137 1.目的は自国の生存と発展だけ
2.手段は選ばない
3.損得だけを考える。道義は擬装である。
4.国際関係を2国間だけでなく,多国間的に考える。
5.油断しない
6.友好,理解を真に受けない
7.徹底的に人が悪い考えに絶つ
8.科学技術の発達を考慮する
>>140 「国家に真の友人はいない」 キッシンジャー
>>156 「隣国を援助する国は滅びる」 マキャべリ
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/02 14:12 ID:Hpp4YXqD
さんくす
おつかれ〜
おつかれさま。
リンク集役に立ちそうなのが多くて感謝です。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/04 23:29 ID:nMdqyfE/
旧スレより下になってるのでageます。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/05 01:43 ID:S3cQ052V
何か事件でもないと新しい話題は難しいかな。
この前報道特集でやってた、沖縄本島の南西にある島(名前忘れた)の、
滑走路の自衛隊利用の話なんかはこのスレ向きだと思うけど。
まぁ、このスレはリンクが残ってるだけで十分役に立つw
15 :
俺:02/03/05 22:48 ID:???
今ケーブルテレビのNNNニュースで、下地島の特集やってたよ。
どうも町議会は自衛隊を呼びたいのに、米軍側の行動が素早いようだ。(視察や補給のための寄港など)
日本はほんとなにもかも遅いんだなあ。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/06 00:56 ID:fMe2psIZ
>>15 自衛隊はほぼ確定なんじゃないのかな?
報道特集を見た限りだけど。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/13 11:37 ID:jGZ1LITg
age
あぼーん
あぼーん
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/21 20:50 ID:PcDjmwv2
上げますぜ
38 :
:02/04/06 01:59 ID:AhWass86
エイリアンVS貞子
カナリミテミタイ
39 :
:02/04/06 02:00 ID:AhWass86
やべ
誤爆
だ
40 :
鉄腕アトム:02/04/06 03:54 ID:jbvMY3+D
地政学の中にスキャンダル謀略という手法がありますが
今まさに、その状況ですね。親中国派・親北朝鮮派一掃計画の
様相ですね。
ネタがないな
終了のヨカソ
43 :
:02/04/18 18:42 ID:f6dNkOQ0
揚げときましょうか
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/04/29 15:35 ID:nnKk2GEh
副島隆彦の文章ってやたら読点が多いことがある。
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守
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/13 22:31 ID:AOyNWi1W
アメリカのパワーで、凶惨主義は敗北しいまや日本の体制の中にしか
残っていません。軍事力より経営力の差が、国家の闘争の主力になって
来てるのではないでしょうか?いまだに、第三セクターとか形をかえた
国営企業を淘汰できない日本国の戦闘力は世界の体制から引き離されつつ
あるのではないでしょうか?
48 :
せむし男:02/06/13 23:31 ID:BR/6TCgY
≫41
ネタ:「ヨーロッパ共同体」
どうぞ
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/13 23:54 ID:ABth1tiH
>>47 経済的にはそこが大きいでしょうね。
マネジメント能力ってのだと思う。
だとすると、どう差を埋めるか、
それと、民業圧迫をどうしたものか。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/14 09:16 ID:zbcXGBJ8
地政学と言う学問は大きな転換点(衰退点?)にあるように思える。
1.武器の発達。アメリカは地理学上の距離を克服するような武器を多数発明している。その内ホワイトハウスからトマホークを操作できるかも。
2.冷戦の終結と、アメリカのヘゲモニーによる(アメリカ以外の)武断外交の衰退。従来の地政学は経済的生活圏の維持などを考える時どうしてもリアリズム(軍事的政治力学)を中心に組まれていた。
しかし、昨今の世界情勢の変化は、直接的な威嚇によるパワーポリティクスをやりにくくしている。最終的な政治力のよりどころとして軍事力が挙げられることは間違いないが、その軍事力を地政学的観点から展開する必要性は薄まったのではないか?
3.テロ戦争の非地理性。テロリストたちは地理的観点、地政学的観点の枠外にある。彼らの攻撃はアフガンから、ヨーロッパを経由して、アメリカに至っていた。
あれほどの万全な地政学的軍事配備を行っていたアメリカでさえ防げ得なかったテロ攻撃はまさに従来の地理的観念では対抗し得ない。彼らはどこにでもいて一般市民の中で同じように生活している。そして突然攻撃を始めかねない。
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/14 12:25 ID:MDcnDeb/
囲碁と地政学の関係について述べよ。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/14 13:38 ID:oTp4hFhk
>52、おかめはちもく
54 :
50:02/06/14 15:07 ID:zbcXGBJ8
1000ものコメントを読むのは面倒。反論があるならここでかけ。
だいたい、前スレで議論が尽くされたんなら新しいスレを立てる必要はない。そのまま、倉庫にいくのをほっとけばよろし。
お前みたいな奴(前スレ読んで君)がいるとスレが死んでしまう。
このスレが立ってから3ヶ月以上たつのに全くカキコが進まないのは新しく来た人にそう言い続けるお前の責任か?
それから付け足すと、1のカキコのリンク先のスレッド無いぞ。
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/14 23:14 ID:UQZu9dJ+
>49
なぜ、ジャーナリストは本来の使命である、真実の世界の姿を
みんなに教えないのか?あの勧告でさえ徹底した制度改革を
し終えているようにみえるのに。
57 :
鉄腕アトム:02/06/15 02:40 ID:OtKLfVyU
地政学というより、今は経済地政学みたいな状況のような気がする。
面白い物を見つけたのでコピペするね。ちょい、長いけど読んでね。
それと折れは反米ではないが、日米安保を大事にする意味からも
アメリカの出すぎた横暴は日米間にいらぬ摩擦を引き起こすと思うので
あえてコピペします。
「ベクテルが上陸した。どうするニッポン?!」江戸雄介著(1988年刊)より
プロローグ━”謎の巨大政商”ベクテル社が上陸する
ベクテル社の日本進出の基盤はできあがった
昭和六三年五月二七日、日本市場をめぐっての二年ごしの日米建設摩擦が
いちおうの解決をみた、その日の夕方、私はある有力政治家と会っていた。
この政治家は主要閣僚を何度も経験し、すぐれた情報収集力と的確な判断力で”
永田町のカミソリ”との異名をもつ人物である。もちろん、海外にも人脈をもち
アメリカにも多くの知已を得ている。
首相官邸を見おろす広い事務所で、建設摩擦の解決を報じる夕刊に目をやりながら、
「今度ばかりは根回しの竹下首相もてこずったようだな。なにしろ相手が悪すぎたよ」
と、この老練政治家は吐きすてるようにいった
58 :
鉄腕アトム:02/06/15 02:42 ID:OtKLfVyU
続き
「どういう意味ですか」私が問うと、
「キミらはなにも知らんだろうが、この日米建設摩擦の後ろにはベクテル社というすごい怪物企業がひかえているんだ」
ベクテル社。世界じゅうのビッグプロジェクトを独占的に請け負っている大建設会社だ。
「ベクテル社というと、あの中近東などで大空港などを建設した・・・」
「そう、そのベクテル社だ。だが、そんなものは表むきの顔で、本当はレーガン大統領をも動かす"巨大政商"なんだ」
老練政治家はそういうと、机の奥から、マル秘の印が押された分厚い封筒をとりだした。表紙には『ベクテル社について』
と書かれてある。「日本のマスコミはいまのところ何も知らんが、今回の日米建設摩擦は日本の黒字減らしのため、なんてものじゃない。
貿易不均衡でいうなら、ほかにもたくさんあるじゃないか。それが関西新国際空港への参入を執拗にもとめて
アメリカ政府が動いたということは、これはベクテル社がレーガン政権を裏からあやつって、将来、ベクテル社が日本へ進出するための
基盤をつくったということなんだ」
この政治家にはだまっていたが、じつは私は、サウジアラビアのリヤド新空港建設工事の際に、ベクテル社とつきあいがあったのである。
59 :
鉄腕アトム:02/06/15 02:43 ID:OtKLfVyU
続き
当時から私は、このベクテル社にアメリカ政府をも動かす"巨大建設会社"という認識を十分にもっていた。
そしてこの本の上梓のために、とくにこの一年ほど前から、ベクテル社の動向を私なりに徹底的に調べていたのだ。
なにかあらたな情報を得られるかもしれないと思った私は、なおもとぼけてきいた。
「ベクテル社が日本に進出してくるとなると、・・・日本の建設会社はひとたまりもないでしょうね。なんといっても規模がちがいますから・・・」
「・・・そういうことになるだろうね。いまの日本は21世紀に向けて数々のビッグプロジェクトの建設工事が用意されているが、へ夕すれば根こそぎもっていかれるんじゃないか。それにしてもベクテル社は恐ろしい会社だ」
老練政治家は眉をひそめ、それきり押しだまってしまった・・・。
あのシュルツ国務長官はベクテル社の社長だった
日本で公に知られているベクテル社とは、どのようなものか。
日本経済新聞社発行の『外国会社年鑑86』(一九七七年版)によると、次のように記されている。
60 :
鉄腕アトム:02/06/15 02:48 ID:OtKLfVyU
続き
〈ベクテル・グループ・INC〉
世界最大級の建設・エンジニアリング会社。レーガン政権に国務長官(ジョージ・P・シュルツ元社長)、
国防長官(キャスパー・W・ワインバーガー元副社長)を
送りだしたことでも知られる。株式を公開しておらず財務内容は未公開だが、利益水準は、
「満足すべきもの」となっている。売上高は八三年114億ドル。八四年86億ドルと推定。
これが唯一公開された資料だが、株式を上場しない個人企業であるためアメリカにおいても、
その実態はわからないというのが実状なのである。
それにしても、元社長と元副社長の二人を同時にレーガン政権の主要閣僚へ送りこむ会社とは、
いったいどんな会社なのか。あの老練政治家のいった「レーガン政権をあやつる会社」の言葉が意味するものは・・・。
しかも、シュルツ国務長官とワインバーガー元国防長官は、レーガン政権のなかでも”両腕”といわれる実力閣僚だ。
今回、米ソの核軍縮協定の調印で、西側と東側との歴史的和解が成立したが、そのシナリオを書いた男がシュルツ国務長官である。
いっぽうのワインバーガーは”世界の火薬庫”といわれる中近東問題のスペシャリスト。
いずれも大物政治家である。この二人の前職がベクテル社の社長と副社長であったということは、なにを物語るのか。
レーガン政権をあやつるベクテル社人脈とは
だが、ベクテル社とレーガン政権との人脈コネクションは、この二人だけではない。
のちほどくわしく触れるが、ざっと思いつくまま述べると、ケネス・デービス元エネルギー省次官、ジョン・マッコーン元CIA長官、
リチャード・ヘルムズ元CIA長官(元イラン大使)。彼らはいずれも退官後ベクテル社の顧問になっている。
61 :
鉄腕アトム:02/06/15 02:50 ID:OtKLfVyU
続き
さらに、ロックフェラー財閥の総帥、デビッド・ロックフェラー、ユージン・ブラック元世界銀行総裁、
ジョン・マックロイ元世界銀行総裁(チェース・マンハッタン銀行元頭取)、リチャード・ニクソン元大統領、
アレキサンダー・ヘイグ元国務長官といった人物たちがならぶ。
そして、いま話題のアーマンド・ハマーまでがベクテル社人脈として登場してくるのだ。ハマーは、
俗名ドクター・ハマーと呼ばれ、”世界の怪物”と異名をとる主要人物である。米ソ核軍縮協定の
セッティングをした男として有名。もちろん現大統領レーガンもベクテル社とはきわめて近い。
レーガン政権の主要閣僚、CIA、ロックフェラー財閥、そして超一流の金融関係者、さらにはドクター・ハマーまでが、
ベクテル社人脈として知られているのである。
この世界を動かす人物たちが同社のために動いているとすれば、これは単なる建設会社というより、やはり”巨大政商”
と呼ぶほうが正解だろう。「レーガン政権を陰であやつっている」といわれても、むべなるかなと思えるのだ。
ベクテル社の驚くべき企業実績
どのようにして世界のリーダーであるレーガン政権をあやつっているのか。その実態は本論にゆずるとして、
その前にベクテル社の会社実績をみておこう。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/15 02:51 ID:DKAEXau9
>>57-59 でも日本全体の体質ともいうべき談合横行の建設業界を守るために
業界と癒着している政界官界がアメリカ企業進出を阻んでるでしょ。
杞憂じゃない?
63 :
鉄腕アトム:02/06/15 03:01 ID:OtKLfVyU
続き
その業務内容は、原子力発電、火力発電、石油、パイプライン、輸送、開発、通信、防衛、宇宙、建設と多岐にわたっている。
具体的には、おもなものだけでも米国の原子力発電所の52パーセント、中東全域の巨大工事(世界最大のリヤド国際空港、ダラハン空港、ジュベール工業都市開発、
アラビア横断パイプラインなど)、電力開発事業に関しては総計22万5000メガワット以上の発電量を供給し、その領域はミシシッピー河川から全世界におよぶ、と豪語している。
その他、有名なところではフーバーダム建設、サンフランシスコ地域の地下鉄、パプア・ニューギニアの世界最大の銅山開発など、ともかく世界最大と名のつく建設工事のほとんどを、
このベクテル社がおこなっているのである。
また、最近の工事としては、300マイルにわたるコロンビア石油パイプラインを完成させ、世界の建設会社のド肝をぬいた。この工事はアンデス山脈を横切り、ジャングルを切り開いての難工事だったが、それをたったの53週間でやってしまったのだ。
そのスケールの大きさといい迅速ぶりといい、とても日本の建設会社がおよぶところではないのである。「日本に進出してきたら、根こそぎ仕事をもっていかれる」というのも、あながちオーバーな話ではないのだ。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/15 03:07 ID:iuxyg9xi
でもその本が出版されて以来、もう15年経つけど、ベクトル社の
日本におけるシェア率なんて微々たるものでしょ。
それにアメリカの場合、上級官僚が大手民間の顧問に就任する、
あるいはその反対、ことは別に当たり前のことだが。
トンデモ本でしょ?
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/15 18:51 ID:/CU96qcy
>>56 ジャーナリストのほうは全然わからないです。
私は、最前線で取材している人間がどういう人なのか全く知りません。
ひょっとすると、今自分達が取材している政治家が「いない」日本の姿を
想像することが出来ないからじゃないでしょうか。
だから、今有るものを壊すのが怖いとか。
或いは、情報源になっているから、それを失いたくないとかじゃないでしょうか。
「おれが駄目になったら、他に誰に出来るんだ〜」とか思ってるのかも(w
2つとも完全な想像ですが。
日本の改革の遅さは、
一つは国民性でしょう。
ドラッカーによると、フランスを除く先進国民の中で、
日本人は最も社会を重んじる国民であるそうですから。
彼の言うネクスト・ソサエティが見えないから、根の深い盛り上がりに欠けるんでしょう。
混沌の淵に立つことを常とし、先が見えていなくても
試行錯誤を繰り返していきながら新たな社会を模索していくと言うやり方も有るでしょう。
既存のものはもう崩壊しかかっているし、新しい理想像を構想できてる人間はいませんからね。
しかしこれをやる為には、既存のものを死守しようとする連中を政治から排除する必要があるでしょう。
結果論なのでこういう事を言うのはどうかと思いますが、
小泉は、最初に解散して政界再編すべきでしたね。
そうすれば、こんなに苦労することも無く、新たな社会の構築に全精力を注げたでしょう。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/15 20:49 ID:DZ82Qqvi
アメリカはほんとに金がすべての世の中なんだよな。
日本とは桁がちがう金が政治をうごかしてるもんな。
アメリカは表で言ってることと裏でやってることが違いすぎるよな。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/15 22:47 ID:zy9UrSQm
68 :
鉄腕アトム:02/06/16 19:21 ID:CQ6VbRSv
市場経済は何も悪い事ばかりではないことは認めるけど
政治力をつかって、日本政府に圧力をかけ、日本の国内
産業に打撃をあたえ、乗っ取るようなことは絶対に許せない。
真の日米友好を考えるなら、アメリカは政商や目先の利益に
走らないでほしい。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/16 20:06 ID:65PWjeJe
アメリカは金さえ貢げばなんでも言うことを聞くんだから
日本がそのきになったらアメリカをどうにでも動かすことができるんだよね。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/23 10:42 ID:ZmV1WK5f
>69
それだけの器量を持った政治家を選べるだろうか?
日本の金でやっと命脈を保ってる中国や南北朝鮮にさえ
今のように舐めきられてるのに。
71 :
51:02/06/27 00:30 ID:FxeB1HTk
ベクテルは本来軍事施設やその関連施設、一般人に見られてはいけないところを
建設してきた軍事建設集団です。
72 :
鉄腕アトム:02/06/27 01:23 ID:huIPfSdO
兎に角、野中や橋本派の連中の寿命がつきるのを
気をなが〜くして待ちましょう。
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/27 01:45 ID:FMI6oliu
>57
>永田町のカミソリ”との異名をもつ人物である。
これ後藤田さんかな?
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/27 01:55 ID:48yGFdKK
>>69 マジでそんなこと思ってるんなら痛すぎ。
アメリカは「カネで日本がアメリカを動かす」なんて
そんな「仕組み」を許容するほどバカじゃない。
そもそも今の日本はその「お金のパワー」すら揺らぎつつあるのに・・・
ブッシュの親父が「クルマのセールスマン」として来日するような
時代はもう終わってしまったんだよ。
75 :
◆yzlSeA0w :02/06/27 02:54 ID:s5vTiFXV
>>72 >兎に角、野中や橋本派の連中の寿命がつきるのを
>気をなが〜くして待ちましょう。
橋本派らは小泉とかと違って、筋金入りの経済重視派ですが、
彼らを排除すると日本の経済は弱体化します。
現にどんどん景気は悪くなっています。
日本に何のメリットがあるのですか?
あなた中国の工作員ですか?
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/27 08:07 ID:bieF+LY6
>>75 日本には3種類の経済があるといわれる。
自動車・金型など国際競争力の有る市場経済
利権の関係で存在する官製経済
保護されていて国際競争力の無い保護されている経済
橋本派は日本経済のお荷物、後者2つの経済重視ですから、
アボーン、キボーンで良いんですよ。
この2つは、FTA等でで国際競争力の有る市場経済の方の負担になっている。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/27 08:51 ID:62bBoOku
地政学なんて「学」じゃない。
sage
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/06/27 08:59 ID:WcO8yTTs
79 :
名無し:02/06/27 10:45 ID:FyZFwYLO
地政学の原則は簡単だ。
1.隣国は敵である。隣国を援助する国は滅ぼされる。
2.敵の敵は味方である。
80 :
一つの焦点:02/07/06 22:11 ID:ivYwVSJH
前スレにも何度か登場していましたが、ハウスホーファー(ハウスフォーファ)について御教示頂きたい。
彼は:
(1)陸軍士官時代にヒマラヤでグルジェフの直弟子となり精神的な指導を受けた。
(2)陸軍士官時代にチベットを探検し、ラマ教(チベット仏教)の奥義を伝授された。
(3)1925年頃駐在武官として来日し、「緑龍会」で禅の修業をした。
と言われています。
この、「緑龍会」とはどのような団体でしょうか?
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/09 01:33 ID:A9uPmDZM
インド国防相、川口外相にシーレーン共同防衛を提案
ttp://www.asahi.com/politics/update/0708/010.html 来日中のインドのフェルナンデス国防相は8日、外務省で川口外相と会談した。
国防相は「シーレーン(航路帯)の(防衛)問題は、共同で取り組むべき、将来に向けての大きな課題だ。
この分野での協力を強化したい」と述べ、日本と中東を結ぶシーレーン防衛で日本の協力を求めた。
外務省などによると、インドがこのような打診をするのは初めてという。
川口外相は9日に予定される国防相と中谷防衛庁長官との会談で「有意義な意見交換を期待している」と述べた。
両国の間ではすでに、海上保安庁とインドの沿岸警備隊が両国の近海で計2回、海賊行為取り締まりのための
共同訓練を実施している。
外務省では、この日の国防相の発言は、こうした協力をさらに拡大し、海上自衛隊と同国海軍も参加した
シーレーンの共同防衛の可能性を打診したものと受け止めている。
(23:55)
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/09 03:32 ID:eNtd+Tyh
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/09 03:47 ID:A9uPmDZM
厨獄の顔色を伺う事しか出来ない売国奴がこの提案を受けることが出来ると思いますか?
これが現実になれば、日本も進歩したなと思いますが。
おそらく政治家、外務官僚にはこの提案の重要性が分かってないと思います。
85 :
84:02/07/19 05:52 ID:yuGOklWj
86 :
84:02/07/19 05:56 ID:yuGOklWj
下げるな。俺
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 06:06 ID:A5gEsSJ4
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/19 17:41 ID:gludQOUX
>>76 国際競争力って経済学者に馬鹿にされまくってる概念だけど・・・
89 :
知音:02/07/19 19:45 ID:QIRw2/PX
>>76 おい、ヴァカ野郎! 起きてるか?
なんで日本の金型産業が国際競争力あるんだよ?
お前、金型って何か知ってるのか? ウスラヴァカ野郎!
なんで金型企業がこぞって台湾→大陸へとシフトしてんのか、考えてモノ言えよな。
もう二度とここに来んなよな、アフォ!
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/20 20:28 ID:9p6QMAdA
>>89 企業の立地戦略が原因。
「現地現物」これが企業の基本的な調達戦略だ。
輸送コストを低く出来るし、現地の市場動向を追いやすくなる。
もちろん、当該国にその部品なり何なりを生産する能力があればの話だがね。
中国に抜けてるのは、中国の技術面での追い上げもある。
しかし、日本の工作精度の高さでは世界トップクラスだよ。
そう言う意味で、まだ戦える要素はあるといってるんだが。
人件費があだになってるのは事実で、
金型の全部を日本国内でとはいかなくなったのは残念だが、、、
ところで、何でシフトしてるのか説明してくれ。
その上で、日本の金型産業が「国際競争力」が無いと証明してくれ。
ついでに、
>>88を小一時間問い詰めといてくれ(w
このスレは倉庫に行ったりこっちに戻って来たり、不思議なスレだよな。
砂漠にある、位置を移動する伝説の湖か?(笑
>>89-90 実際に商取引してるから教えてあげよう。
まず第一に、金型を作ってる会社は小規模、というよりは零細に近い。
そういう会社はある日いきなり潰れてしまうんですね。
で、借金のカタに金型を持っていってしまうんですよ、金融屋とかが。
そうすると、発注している側の企業は、自社製品の為の部品調達に
支障をきたしてしまう訳です。
それを防止するため、金型そのものの諸元を発注元に引き渡す契約
をする訳です。これなら、金型そのものを別の会社に作らせることも
可能なので、安全です。業界の慣行になっていますが・・・。
ところが、このデータがあれば台湾や中国でも金型を作ってプラスチック
成形できるんですな。
量産するなら、国内でやるより外国でやった方が安いんです。
でも、言っておきますが、台湾や中国は日本ほど精密な金型を0から
作ることはできません。そんな技術力は全くありませんね。
台湾から中国に清さんがシフトしてるのは、人件費が安いから。
これだけですよ、理由は。
金型の精密さという点では日本とドイツが双璧ですね。
ただし、ドイツは工業規格で金型そのものを部品化して組み合わせる事が
できるのでよりアドバンテージを有しています。
日本は射出形成が主ですが、ドイツは球面押し出し法が主です。
92 :
地政学301:02/08/02 22:58 ID:kh6BPi34
上げ忘れた。(笑
×清さん
○生産
誰だよ、清さんって・・・。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 00:44 ID:2rKz3Vvp
別に軍国主義者ではないのだが…
地図を眺めてると、「日本が陸軍を持った時の進出方法は韓国経由するしかない」
ということに気が付いた。
で、「他にも同じようなこと考える奴はいるんでは?」と思ってたら「地政学」を
と言う学問があることを知った。
これからは、資源・エネルギー・食料・情報が地政学の大きな要因となるのだろう。
工業国家としてドイツが原案を考え、日本が改良し、イタリアがデザインする。
材料とエネルギー源はロシアもしくは中国から。
市場はロシア・中国・インド。
これがおそらく、アメリカから覇権を奪う方法なんだろう。
95 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 14:13 ID:tr5xVY1B
地図を逆さにしてみると、ロシアが太平洋へ進出する上で、日本列島が邪魔なのがよく分かる!
朝鮮も逆さにしてみると、もしここがロシアに取られたら日本の九州はヤバいな!
って思った
一番正しいのは
・こちらから攻め込んだりしない
・相手が攻めてくるような隙を見せない
ことですよ。
地政学関係無いですけど。
97 :
94です:02/08/05 01:26 ID:adjGgH7s
>>95 あ、それ思いました。
九州・沖縄ってその点では重要でないかい?
関係ないけど中国に進出を図るなら国内拠点は北九州地域が良くない?
東京・上海とほぼ等距離(約1000キロ)にあるし。
別に軍事ではなく、経済進出を含めてだが。
>>96 隙を見せないのは大事だと思います。
ただ、その拠点をどこに置くかが大事なわけで。
拠点に対する影響力と言う考えかたなら、まるで囲碁みたいだ。
って、スレの流れで出てますかね。
98 :
にょ:02/08/05 01:35 ID:43P4la+K
>>97 半島が抱える軍事的な危機管理、並びに欲求と、島国が抱える軍事的な危機管理、及び欲求という
のは基本的には違う。朝鮮半島を併合してから、日本の軍事戦略が揺れた原因はこの辺にあると
思われ。海軍と陸軍は、日本の大陸進出が顕著になればなる程、その方針の開きがでかくなった。
99 :
94です:02/08/05 23:40 ID:q9iWqFke
>>98 わかる気がします。
大国が有利なのはそのせいかな?
領土・資源・人口を握ってるから。
孫子の兵法って地政学みたいなあるかな?
土地には守るに良い土地みたいなの載ってるし。でも、わからんな。
>>97 >ただ、その拠点をどこに置くかが大事なわけで。
>拠点に対する影響力と言う考えかたなら、まるで囲碁みたいだ。
イギリスの海洋支配はなかなか巧みでした。
今はアメリカが引き継いでいるようですが。
日本の場合は政治的な事情で外に出ていきにくいので、
米英の海洋支配ネットワークに乗っかるのが一番コストがかからないでしょう。
>>99 >孫子の兵法って地政学みたいなあるかな?
地政学といえる所は特に無いと思いますよ。
国力比による戦略考察とかはありますが。
戦争のための学問ですが、地形が関係するのは戦術や作戦に関する部分のみ。
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 00:11 ID:FpwGKBVw
今、日本が最低限すべき事は、千島列島と竹島の奪還&尖閣諸島の死守だろ〜な
あと、出来れば済州島と鬱陵島の併合かな
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 00:13 ID:QS+ziwUQ
>>102 解決する必要は無いと思う。
ずっと領土問題がある限り交渉の材料に使えるからね。
ただ日本の外交能力では生かせるべくも無いが。
個人的には水産庁に全部外交を任せるのが良いと思う(w
水産外交省でも作る?
105 :
94です:02/08/07 00:02 ID:Qna5hYpa
>>103 基本的に同意です。それより南洋の南鳥島とかを押さえておく方がが良い。
いずれは解決すべきことですが、現在めぼしい資源(エネルギー源ORレアメタル)が無いはず。
知識不足ならすんません
昔、PC98でバランスオブパワーと言うゲームがあったな。
米ソで威信を賭けるゲーム
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/07 00:47 ID:GzJn3NRy
やっぱ、日本の最低国防ラインとしては
竹島奪還と、鬱陵島及び済州島、巨文島の併合だろ〜
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/07 02:21 ID:eoTKgzW9
朝鮮半島全域を併合して、かの民族を再教育しない限りは国防などおぼつかない。
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/07 03:50 ID:pH8VjHLv
チョンよりも支那の方が危ないと思われ
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 22:05 ID:uGfdZySd
age
110 :
にょ:02/08/22 22:58 ID:2fj7Epfj
東アジアに於ける地政学を基にした戦略だと、
米国は日本、台湾、フィリピンが自分の陣営であることを望み、現状では日本に軍を進駐させる
ことによって、そのほぼ全ての要求を満たしている。朝鮮半島情勢に関しては、韓国という橋頭堡
を持つことによって対露、対中戦略における日本の防衛問題の盾とする。したがって統一は、
日米韓の陣営勢力でなければならない。尚、日中の友好関係は最大限の努力を払っても阻止する
べきことである。もしも日本が中国に歩み寄ろうとした場合は頭越しに中国と結ぶことも考慮に
いれる。
これに対する中国は、米国と同じように、この3カ国に対して対米の盾としての役割を望む。
現状では台湾を切り崩し、そして日米安保を破棄させて、沖縄の米軍基地を撤退させたい。
朝鮮半島情勢に関しては自分の陣営に引き込んだ形で統一されることが望ましい。
故に日米関係の悪化はこれを歓迎するべきで、尚かつ最大限努力を払ってもこれを助長するべき
ことでもある。国力の比較から、台湾、韓国に対しては米国に顔を向けない限りアメを、
日本に対しては日米安保を破棄しない限りムチを使うべきである。歴史的な観点から日本の
軍事力というものは最大限の脅威を払って見るべきで、この脅威が無くなるまでは日本に対して
あらゆる措置をとって非難するべきである。
ロシアの戦略は、米中の対立を助長することを望む。これによって両陣営から利益を得るべきと
考える。朝鮮半島情勢に関しては不凍港を得るために積極的に関与するべきである。
但し、これによって米中と対立することはこれを望まない。日本の孤立はこれを歓迎するべきで、
これによって対日外交で日本の資本を引きだすことを望む。
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 23:44 ID:uGfdZySd
112 :
にょ:02/08/22 23:53 ID:2fj7Epfj
>>111 ごめんちょ。悪文かんべん。スレ消費かんべん。
そんなところで、
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 01:09 ID:ezS7JjE0
石原閣下が総理になれば、台湾寄りになるわけだろ!
一方で、自主国防の為に尖閣諸島に自衛隊基地を建設して、自衛隊警備部隊を常駐させる!
こ〜なった場合、日台関係はど〜なんの?
日本の石原政権は台湾重視!
でも尖閣諸島に自衛隊を常駐させた!
台湾国民はど〜ゆ〜反応をするだろう?
114 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 13:57 ID:hddOUapS
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 14:23 ID:HwR/k+ze
地政学といえば、カール・ハウスホーファー。
ナチスのオカルト面を担当した人で、日本にいたとき秘密宗教結社に属してたんだよね。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/12 18:20 ID:yQCoQjVY
保守
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/13 02:02 ID:O1dNWBEI
>>115 帝都物語の読みすぎ?
てゆうかムー読者?
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/13 03:30 ID:Iri63aJ/
>117
>115は帝都物語ネタっぽいが、まんざらでたらめな訳でもなし。
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/13 19:24 ID:EUewwsRC
>>115 『統合地域論』ってやつでイラン〜インドを汎ロシア圏に入れてたのは卓見。
『生存圏』の考えで今の中国を見るのは意義があると思う。
しかし「地政学=ハウスホーファー」はないでしょー。
人物的には最も共感できるんだけど…。
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/13 23:59 ID:4p0H0/+Z
>119
>「地政学といえば、カール・ハウスホーファー。」って「地政学=ハウスホーファー」という意味
じゃなく、単に話題をハウスホーファーに切り替えているだけでしょう。
121 :
119:02/09/14 12:45 ID:wikNF8v6
122 :
インドキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(゚:02/09/17 20:27 ID:jXEgguqT
インド、ASEANとの自由貿易協定を検討
http://www.yomiuri.co.jp/02/20020916ib23.htm 【シンガポール16日=深沢淳一】
東南アジア諸国連合(ASEAN)を軸に、アジア・大洋州各国の間で自由貿易協定(FTA)の締結など、
貿易の自由化を目指す動きが拡大してきた。
ブルネイで開かれた一連のASEAN関係の閣僚会議では、日本や中国のほか、インドもASEANとの
FTA締結の検討に名乗りを上げた。
一方、オーストラリアとニュージーランドは、ASEANとの間で貿易・投資を倍増させる協定に署名した。
インドは15日、ASEANと経済閣僚会議を行い、作業部会を設けてFTA締結の可能性を研究することで合意した。
インドは、中国からの輸入品に国内産業が圧迫されているが、FTAで輸出先として、ASEANを確保したい狙いがある。
バジパイ・インド首相は4月にシンガポールで講演、「ASEANと相互に利益を享受できる関係を築きたい」と述べた。
ASEANも巨大なインド市場に魅力を感じている。
一方、豪州とニュージーランドは、ASEANと2010年に貿易・投資を2倍にすることを目指し、互いに参入障壁の撤廃に
努めることで合意した。
韓国も、ASEANとFTAを結んだ場合の利点を検討している。
金大中大統領は、さらに広範な東アジア全体の市場統合を呼びかけており、11月のASEANプラス日中韓の首脳会議で
具体的な内容が示される予定だ。
日本は今回、10年以内の早期にASEANとFTA締結を目指すことで合意したが、どんな形でFTAを結ぶのか、
明確な戦略を迅速にASEAN側に示す必要がある。
(9月16日22:53)
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/22 21:52 ID:/n92/Hjg
737 :LIVEの名無しさん :02/09/22 21:46 ID:AVoe0VtS
この前の講義で、うちの大学の教授(某旧帝大 国際政治専攻)が
2050年頃には世界情勢は間違いなく
NAFTA連合(米国・カナダ・メキシコ)5億人+東方拡大完成後のEU連合5億人
+ロシアCIS諸国連合3億人 VS 中国連邦15億人+中東アフリカ・イスラム連合10億人
の壮絶な戦いになると申しておりました。
キリスト教圏 VS 非キリスト教圏の戦いになるそうです。
ちなみにこの枠組の蚊帳の外に出されてしまった日本と朝鮮半島と南米は
日本は海洋国家なのでアメリカ側に
朝鮮半島は大陸国家なので中国側に
南米はアメリカの裏庭なので無条件にアメリカ側に
それぞれ接近することになるだろうと申しておりました。
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/22 21:53 ID:/n92/Hjg
765 :ふぉーぐらー :02/09/22 21:48 ID:C4aStrfr
>>737 ええと、まあ大体そんなもんだろうが
インドについてはどう言ってた?
アメリカの予測では(アジア2025レポート)インドが中国につくか
アメリカにつくか、それとも第3極を形成するかがキーポイントになると
予測してますが。
770 :LIVEの名無しさん :02/09/22 21:49 ID:Q55ce39m
>>737 中国がまとまってるでせうかね
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/28 13:49 ID:9XXWB8nO
倉前さんの悪の論理、新・悪の論理。
曽村さんの地政学入門を読み終わった。
面白いね。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/30 16:09 ID:xB534vC+
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/05 13:33 ID:fgEVPgax
あげ
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/05 13:52 ID:45f6qWwJ
このあいだ、アメリカのシンクタンクが、
統一コリアは、中国につく可能性が高いと言ってたな。
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/07 18:51 ID:Fz44cmUU
中国的にはどうなんだろ。
こないだ、北朝鮮の経済特別区の長に指名された人物が
速攻、中国当局に拘束されたよな。
>>130 中国よりもさらに人件費が安い北朝鮮に投資する人はほとんどいないけど、
それは、投資が保護されるかどうかわからないから
もし、北朝鮮が特区をつくり、そこでは外国投資が確実に保護されるとなると、
服飾産業などの、特に機械があまりいらない労働集約型単純労働が北に流れていってしまう
そうなれば、韓国からの投資が一気に北に流れ込む事になり、
中国のライバルになってしまう
その結果、投資が保護される国だと分かれば、さらに北に流れる事になる
131 :
多分:02/10/08 07:30 ID:amrFEK9D
ロシアと韓国が主導しているようだから、中国は少々不満のようだよ。
鉄道相、南北朝鮮縦断鉄道とシベリア鉄道連結に意欲(10/1)
ファデーエフ鉄道相は、北朝鮮との国境駅ハサンとシベリア鉄道ウスリースク駅と
をつなぐ鉄道路線240kmを近代化する計画を明らかにした。
ロシアは現在、南北朝鮮縦断鉄道とシベリア鉄道を連結する為のプロジェクトを積
極的に推進している。
これは、8月に行われたロシアと北朝鮮の首脳会談で、北朝鮮の金総書記が、プロ
ジェクトへの参加を明らかにしたため。ユーラシア大陸を横断する韓国〜欧州鉄道に
は、ロシア経由と中国経由の二つのルートが考えられる。しかし、今回鉄道相が明ら
かにしたプランは、金総書記が「ロシアルート」を支持していることを示している。
専門家によると、同鉄道の完成により、韓国釜山〜ドイツ・ベルリンの物資の行き
来が、これまでの34日から20日まで短縮される。
ロシアは、トランジット料として2010年までに、150億米ドルの利益を得る見通
し。
専門家によると、このプロジェクトを実現するために、北朝鮮の鉄道近代化費用も
含め、40億米ドルの投資が必要。
で、これはまたパイプラインと平行して走るみたいなんだな。
132 :
つまり:02/10/08 07:41 ID:amrFEK9D
もともとは、
日本経済新聞、2000年11月3日付け
ロシアのカシヤノフ首相は11月3、4の両日に中国を訪問、朱鎔基首相らと会談し、
同国の経済協力問題を中心に協議する。今回のロシア首相の訪中にあわせ、韓国を加
えた三カ国で天然ガス田開発とパイプライン建設に向けた事業化調査実施に関する協
定に調印する予定。
中ロと韓国が共同開発を目指す天然ガス田は、イルクーツクの北方約400kmにある
コビクチンスコエ・ガス田。推定の天然ガス埋蔵量は1兆4,000億m3以上に上ると
みられている。ガス田の開発権をもつロシア企業に資本参加している英系石油メ
ジャーのBPも、同プロジェクトに投資する意向を示している。
ロシア側は同ガス田で産出される天然ガスを中国、韓国に供給する予定で、そのた
めの天然ガスパイプラインの建設が急務となっている。現在、モンゴル経由で中国の
北京や上海に至るルート、ヤクートのガス田経由で北朝鮮、韓国に抜けるルートなど
が検討されており、来年中に本格的な事業化調査を完了してルートを確定。2010年を
メドに稼働させる計画だ。
一方、平壌発のタス通信によると、ロシアのツェリコ鉄道省第一次官は2日、ロシ
アと北朝鮮の輸送問題に関する国家間小委員会で両国間の鉄道を直結することで合意
したと表明。韓国と北朝鮮はすでに南北鉄道の京義線の復興計画を進めており、今回
の合意が事実なら、京義線とシベリア鉄道を連結するロシアル−卜の輸送大動脈が始
動することになる。
京義線とシベリア鉄道の連結問題に関しては、ロシアのカシヤノフ首相も今回の訪
中時に中国領を経由して連結する構想(中国経由ルート)を具体的に協議する見通
し。今後の展開次第では、北東アジアの大規模な鉄道輸送網の建設に発展する可能性
も出てきた。
と言うことだったらしいんだ。鉄道とパイプのルート争奪戦かもしれないよ。
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/28 11:35 ID:lGWP4GRH
統一朝鮮が、フランス並の文明国なら、米国に対して独自外交の
ポーズをとりながら、本質的には西側にいるという選択肢を
とることができるだろう。でもそれができるのはそもそもフランスの
ほうが文化が高いという自負があるからだが。
結局、反日反米(反中反露)を唱えながら、中国に振り回され、
フィンランド化(半属国化)するというのが現実ではなかろうか。
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/28 12:42 ID:YlcLZpg/
金中尉
第5次満州空戦で、撃墜3機のところで、機体の不良で不時着し
日帝の捕虜となる。、そこで数々の拷問を受けた金中尉は、親友金頓嫡率いる
義兵団によって救出された時には、両足は切断され、左手はつぶされ
右目はくりぬかれるという、まさに瀕死の状態であり、
日帝の残虐さをあらためて確認させられるものであった。
その後は、朝鮮史史上最高の名医と呼ばれた、李医師のもと奇跡的に一命を取りとめ
約一年のリハビリの後、第八次満州空戦より、再び大空の人となったのである。
第八次満州空戦では、撃墜3機、第9次満州空線では、6機と戦果を上げ、
日本軍より「大空の隻眼半だるま」と呼ばれ、畏怖されていたのである。
第十次満州空戦のとき、日帝の卑劣な陰謀により、親友金頓嫡が日本機
20機に囲まれた時、自らその中に入り、金頓嫡を助けるのに成功するも
日帝の神風戦法により、その命を絶たれる。
最終撃墜数74機。享年28歳の若さであった。
その後北朝鮮を建国した金頓嫡は、親友の命日である4/1を
国民の休日としたのである。
>>135は某所で反日コピペマルチ認定を受けております。
137 :
興味深い記事を一つ:02/11/03 22:05 ID:xtXbZZ7S
メコン川流域6カ国:初のサミット開催 カンボジア
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20021104k0000m030035000c.html 【プノンペン竹之内満】
メコン川流域6カ国などで進める大メコン圏地域(GMS)協力構想をめぐる初の首脳会談が3日、東南アジア
諸国連合(ASEAN)首脳会議開催に合わせて、プノンペン市内のホテルで開かれ、11項目の経済発展対策を
盛り込んだ覚え書きに調印した。
参加したのは、中国、カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマー、タイの計6カ国。議長となったカンボジアの
フン・セン首相は「この地域は豊かで多様な歴史に富んだ地域で、発展を継続させることが重要だ」と訴えた。
覚え書きには、域内を結ぶ道路を今後5年以内に完成させることや、貿易促進のための通信システム整備――など
が盛り込まれた。また、メコン川上流域で水力発電用のダムを計8カ所建設中の中国は、電力の一部をタイに
供給する方針を示したほか、メコン川を航行する船舶のためのナビゲーション・システム整備などを打ち出し、
積極的に同地域にアプローチする姿勢を示した。今回の会議で中国は東南アジア地域における一層の存在感を
誇示したことになる。
こうした中国の姿勢の背景には、同地域との接近が、マラッカ海峡を通過せずともインド洋以西に進出する
足がかりになるとの、中国側の戦略があると言える。
同構想は92年、カンボジア内戦の終結などを受け、アジア開発銀行(ADB)」が東西縦貫道路建設などの開発事業を
提唱したもの。地域内の人的、物的交流を活発化させることでの経済開発を目指している。
[毎日新聞11月3日] ( 2002-11-03-19:56 )
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/03 22:38 ID:dNWmacIa
国内問題では、地政学は全く関係ないのでしょうか?
当然地域政治も地理的条件に大きく影響されるでしょう。
都市域と地方では政党ごとの支持率も大きく異なるわけだし。
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/06 13:30 ID:+Z6xA5ZX
141 :
戦略家志望:02/11/07 17:45 ID:jTu9Sbgs
マッキンダーが地政学の父。
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/07 18:34 ID:Wg+Bnmf4
>141
ほとんど彼一人で完成させてしまってるからね。
143 :
戦略家志望:02/11/09 07:38 ID:EwRDutvq
>>142 でも、彼の地政学理論には明らかに時代の制約がありましたよね。
国際関係はほぼヨーロッパ列強に限定されていたし、
地形などの有形的な要素以外に無形的要素(技術、情報等)に対する
考慮はほとんど無かっただろうし。
地政学の醍醐味ってこれらの要素が加味された上での戦略的思考にあるんでしょうね。
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/10 17:17 ID:j7PQKr1H
日本にもマハンはいた?!
佐藤大輔の新刊「真珠湾の暁」(徳間文庫 11/7発売)
地政学の基礎が無茶わかりやすく紹介されているよ。
例えば「シーパワーとしての空母」の文では
シーパワーの起源・実例・理由・コスト・海軍との関わり・大陸国家と海洋国家との闘争
まで論ぜられている。
筆者佐藤大輔は仮想戦記作家の第一人者。
「Red Sun Black Cross」や「征途」、「皇国の守護者」なんかを書いている人。
遅筆なことが一大欠点。
145 :
142:02/11/10 17:35 ID:EYrfb6rU
>143
>無形的要素(技術、情報等)に対する考慮はほとんど無かっただろうし。
「デモクラシーの理想と現実」読みました?
訳者の曽村保信さんもしてきしてますけど、彼の思想ほど時代を越えても
なお有効なものはめったにないと思います。
146 :
戦略家志望:02/11/11 01:06 ID:HV/Vzwba
>>145 いえ・・・、まだ初心者なもので・・・。早速読みます・・・。
147 :
145:02/11/11 01:18 ID:3Qmz4z8M
148 :
戦略家志望:02/11/11 05:31 ID:HV/Vzwba
>>147 本に関しては心配ないです。
既に図書館で原本を見つけました。
借りて、一冊まるまるコピーします。
149 :
他板住民:02/11/13 22:12 ID:d5QZMOIV
ハスウホーファーはどの本読んでも評価低いですね。
最近の研究では曽村さんでも言及してない色々なことが分かってますよ。
日独の近現代史を理解する上でも重要です。
彼の主要な理論は「生存圏」論ではなく「大陸ブロック」構想です。
今後の国際情勢でも、その戦略的妥当性の如何に関わらず、
大陸勢力が(相対的に)弱まった時に必ず出てくる考えだと思います。
私も『太平洋地政学』(邦訳)は読みずらくて途中で挫折しましたが、
『大陸政治と海洋政治』は読みやすいのでお勧めです。
また、我々は日本人なのだから戦前の日本地政学の流れも理解すべきです。
それと
>>148戦略家志望さん
「戦略」を理解するためにも「戦術」の研究をお勧めします。
それでは
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/16 00:09 ID:i9mKtVlC
今日のTBS、筑紫哲也のNews23
地政学的リスクGeopolitical Risksの連呼(20回くらい)びっくらしました。
米国で最近良く聞く、日本では聞きなれないこの言葉、として説明してた。
昨日の下の記事をうけての解説記事もようなないようでした。
悪影響も含めた波及効果、特に懐具合に関わる影響の総称というような解説だった。???
FRB議長、米経済減速の懸念明言
イラク攻撃による「地政学的リスク」から先行きに対する不確実性が拡大し、
アメリカ経済が減速する懸念が 高まっていることを、
FRB=連邦準備制度理事会の グリーンスパン議長が 明言しました。
グリーンスパン議長は13日、経済の現状について議会証言し、
企業の設備投資の調整や会計不祥事、株価下落などともに、
地政学的なリスクの高まりが「重しとなっている」と述べて、
イラク攻撃が大きな懸念材料に 浮上してきていることを 認めました。
アメリカの経済界では、以前から景気が再び減速し、
「二番底」に陥る可能性を指摘する声もありますが、減速はあくまで一時的なもので、
日本のようなデフレ状態が 続く懸念は否定しました。
また、グリーンスパン議長は、景気減速から抜け出すための経済政策として、
今月行なわれた 金利引き下げは役立つが、ブッシュ政権が狙っている
過去の減税の恒久化については、効果はあまり期待できないとの認識を示しました。
(14日 6:51 )
http://news.tbs.co.jp/20021114/headline/tbs_headline650933.html
151 :
アカシックスレから:02/11/16 01:08 ID:VXfVUEbI
542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/16(土) 00:04 ID:hE3UD3zZ
いまTBSで、GHQにより封印されたはずの地政学の話しをやってる
「地政学的リスク」だって
でも、中途半端な報道&意味不明な解説
しかも、やっぱりニュース23ならではの左翼的解釈で、結局戦争反対に行き着く
544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/16(土) 00:26 ID:of/+ReD9
「地政学」という単語ならば、外国の政治家は当たり前のように使ってるよね。
だけど国内のメディアが使用するとは、、、前NHKでプーチンと森の会見の時も、
プーチンの「地政学〜」っていう発言が違う単語に変わって通訳されてたし。
まあアレは単に通訳の知識不足かもしれないが。
>539 みずぽはそもそもシステムがぐちゃぐちゃらしいね。綱渡りしてるんだろう。
152 :
戦略家志望:02/11/16 12:12 ID:cDLTXC7m
153 :
戦略家志望:02/11/16 12:13 ID:cDLTXC7m
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/16 13:00 ID:34f/fxr6
ちょっと聞いたんだけど、
もし仮に北チョンの爆撃機が新潟上空に現れたとして
すぐにでも爆撃できる体制に入ってるとする。
そうすると政府は中国を通して北チョンに確認して、北チョンが
それを認めたら、自衛隊の航空機を飛ばすことができる。
でもその航空機は北チョンの爆撃機を攻撃することはできず
せいぜい警告と威嚇射撃を繰り返すのみ。
もし打ち落としたらその操縦士が殺人罪になるって話ホント?
もしそうだったら即刻、有事関連法案を成立し、憲法を改正しない
とマジメにやばくない?
社民党のバカどもはぎゃーぎゃーほざいてんじゃねえよ
↑
スクランブルはかけることができるので、国籍不明機の領空侵犯として
追い払う事ができる。
それでも突っ込んできたら、総理大臣の許可があれば、撃墜可能。
ただし、許可取るなんて悠長な事をしていたら、普通間に合わないわな。
まぁ新潟はABCで火の海どころか草一本生えない土地になるでしょう。
156 :
戦略家志望:02/11/18 11:12 ID:08B3puYW
マッキンダーのハートランド思想がスパイクマンのリムランドの考えに発展(?)して、
結果的に戦後、ケナンの包囲網(Containment)政策ができますた。
ここまでは良いのですが、このContainmentが次第に軍事化していった結果(Militarization ofContainment or Containment Militarism)、
ドミノセオリーの発展やベトナム戦争の失策に貢献したという趣旨のペーパーを書いております。
最初はそれほど難しくもないだろうと考えたのですが、これがなかなか厄介で。。。
ケナンは包囲網政策において、彼の『外国事情』でのX論文で示した、『unalternative counterforce』とは
実際に軍事的な要素を示唆していたのでしょうか?それとも、永井陽之助等が指摘するとおり、
ケナンの包囲網政策は本質的に軍事的な要素をはらんでいたのでしょうか?
どうやって論旨を展開していこうかなぁ〜〜〜。
157 :
戦略家志望:02/11/18 11:13 ID:08B3puYW
『unalterable counterforce』でやんす。
158 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/18 12:19 ID:08B3puYW
究極的に、やっぱり、ケナンの包囲網政策は政治的であるのか、軍事的であるのかを
あいまいにしてるんですね。永井先生がそうおっしゃておられますた。。。
それと、ケナンはソ連の拡大主義の性質についてもその定義を与えることにも失敗している
とおっしゃっておられます。
159 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/18 13:02 ID:uksSfSTr
どっかで地政学はどこで学べるかって話あったけど
朝生とかに出る論客で拓大教授ってけっこう多いですよね。
偏差値的にはアレだろうけどどうなんだろ。>拓大
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/18 20:31 ID:rDBEG6yq
地政学で検索すると5000件近くある
しかし、戦後抹殺された学問と言うではないか、しかも国内で学べる学校は
殆どないと、戦後出版された地政学についての書籍は絶版が多い、ではなぜ
5000件も。検索した中には地政学の基礎について紹介したものがあるが
殆どが地政学と言う言葉を使ったに過ぎないものが多い、そういえばたしか
田中真紀子も使っていたな。
今後、地政学が各大学で学べるようになるといいのだが。
地政学とは政治地理学だよ。軍事地理学と勘違いしなければ
有益だな。
地政学とは軍人の基本的思考を世界地図規模に、政治経済分野まで応用したもの。
軍人の基本的思考?じゃあ、あんまり役にはたちそうもないね。
おれは、てっきり政治家の柔軟な戦略的思考に軍事分野を含めて
地理的要素を中心に考えているのかと思ったよ。
軍人の基本的思考って何だい?分業化の近現代では戦術レベルが限界だな。
戦略的思考は軍事よりも遥かに政治に近いよ。
そもそも軍事だけでは戦略なんぞ成り立たないね。
従って軍事的思考では戦略的思考を包含し得ない。本末転倒だな。
軍事も経済も政治の手段だぜ。
所詮政治地理学の亜流だな。
政治地理学とやらはイデオロギーを客観視する視点で語られるのかい?
165 :
戦略家志望:02/11/21 15:36 ID:EOjMljLq
>>163 いや、地政学は十分政治的戦略思考ですよ。
でも、19・20世紀と、政治的目標を達成するためにあまりに軍事的手法と結び付けられたから
(特にドイツね・・・。)、『軍人の基本思考』の延長という表現を
>>162さんはしたのかもしれない。
あと、日本の戦前の戦略思考は常に海軍戦術と結びついてましたよね。
>軍事も経済も政治の手段だぜ。
そのとおりですね。
現在の流行として環境地政学が大きく取り上げられてますよ。
詳しくはまだ勉強していないのでかけませんが、マッキンダーも言うとおり、
地政学や、それを基本とした戦略思考は時代と共に大きく移り変わります。
166 :
戦略家志望:02/11/21 16:07 ID:EOjMljLq
最近目に付いた(まだ読んではいないが・・・)本でも挙げときます。
* Democratic ideals and reality / Halford J. Mackinder
* Geopolitics in United States Strategic Policy, 1890-1987 / Sloan, Geoffrey R.
* U.S. Foreign and Strategic Policy in the Post-Cold War Era: A Geopolitical Perspective / Wiarda, Howard
* Geopolitics, Geography and Strategy / Gray, Colin S et al.
* The Geography of the Peace / Spykman, Nicholas J et al.
Life Magazineの1942年12月21日版(かなり古いですが・・・)に地政学の良い記事が載っています。
参考までに・・・。
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/21 17:48 ID:9+7Kjtu8
>166
どうせなら、読んだことのある(地政学関係の)本とその感想も書いてもらうと参考になる
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/21 19:30 ID:JApYqzy2
>169
いやただそうするともっと盛り上がるかな、という提案に過ぎないので、
別にあやまられることではないんだが。
>>166 * Democratic ideals and reality / Halford J. Mackinder
の本は日本で取得する方法ある?
172 :
145:02/11/22 03:33 ID:Afing/QZ
以前地理板の地政学板で、Democratic Ideals and Realityについて書き込んだものを
コピペしておきます。
ttp://ton.2ch.net/geo/kako/998/998308599.html >171
17 名前: 16 投稿日: 01/08/29 00:15 ID:N96aAZCQ
Democratic Ideals and Realityはたぶん日本で唯一の初版本が、 都立の日比谷図書館に
あります。この本も近所の図書館に頼めば取り寄せて借りることが出来ます。
余談ですが、「デモクラシーの理想と現実」の訳者の曾村さんもこの本が日本にあることを
知らなかったらしく、しかたなく50年ぐらいたって再販された第2版を使っています。
173 :
162:02/11/22 06:31 ID:wxuFQOh4
>>165 例えを一つ挙げれば、
海洋勢力による「リムランド戦略」と大陸勢力による「ハートランド戦略」というものは
軍人のごく基本的な戦術レベルの思考である
・内線と外線
・包囲と突破
などをユーラシア大陸の規模で反映したものではないか?
…ということを言いたかったのです。
>政治的目標を達成するためにあまりに軍事的手法と結び付けられたから(特にドイツね・・・。)
ドイツは政治目的を達成する為に軍事的手段をとったことは事実ですが、
ヒットラーの恣意的な政治目的と「軍人の思考」とは別次元のものだと思っています。
>軍事も経済も政治の手段
それを言い出したのも軍人ですよね。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/22 09:06 ID:sT0h6iaR
痴性学なら知ってるよ。
175 :
国際関係・安全保障専攻:02/11/22 10:01 ID:dhkLXu+B
最近読んだのは
Paul Kennedy 「The Rise and Fall of Great Powers]
邦訳版は 「大国の興亡」
が最強。地政学だけじゃないけど戦略を学ぶんならこれがイチオシ。
おなじく
Craig Nation の 「Black Earth and Red Star」
もソビエトの地政学を結構分析していて良かったよ。
ただしこっちは邦訳されてるかは不明。
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/22 10:38 ID:1WjblFLl
昨日のクローズアップ現代で、NATO関係者に衝撃を与えたと紹介されたロバート・ケイガンの論文
Power and Weakness - Policy Review, No. 113
http://www.policyreview.org/JUN02/kagan.html 要旨は下の記事の後半でKaganの論について書かれている部分を読めばいいと思う。
perhaps the year's most influential essay on international relationsだってさ。
http://www.rferl.org/nca/features/2002/11/04112002162449.asp 一部抜粋
Though the Cold War is over and Europe is unified, Kagan says Americans still
view the world as a jungle, where brute force is needed to defend their way
of life. But Europeans, having rejected this strategy, now have a deep mistrust
of power. They increasingly see their successful emphasis on diplomacy,
international law and commerce as a model for the rest of the world.
Kagan said Europe now fears U.S. power, not only because it is so much
weaker militarily, but because the American approach threatens the very
ideological foundations of Europe's fragile "super state": "They're now
wondering whether the United States' sense of what is required to maintain
international security is not in fact at odds with the European vision of
the kind of world order that they'd like to have."
To balance Washington's influence, Kagan says Europeans seek to "multilateralize"
the unilateral Americans. And to a certain extent, he says, they are succeeding
at the United Nations Security Council, where veto-wielding France has been
able to stymie U.S. efforts to pass a resolution authorizing the use of force
without any further consultations should Iraq not comply with UN demands.
>>176 クローズアップ現代で更にどうのように紹介されていたのは知りませんが、
フーバーの人間らしい国際関係の見方ですな。ケイガンは名前だけしか聞いたことありませんが・・・。
まるで冷戦時のネオコンとトリラテラリストとの争いに引き戻らされた感があるよう。
ま、よんでみよっと。
>>173 う〜〜ん、確かにそうかもしれない・・・。
でも、マハン等はともかくとして、マッキンダーにそういった戦術レベルの
思考に対する考慮がかなりあったとは思えにくいな・・・。
彼の場合は純粋にアカデミックな領域からの地理学者として地勢を
理解し、ハートランド理論に行き着いたとしか言いようがない・・・。
結果論として、そういった戦術の基本的レベルとのアナロジー
が構築できるということでどうでしょう?
参照すればするほど思うのだが、チャート式世界史Bって良くできてる参考書だと思う。
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/23 17:55 ID:c0AwB6rH
政治戦略を考えるのが地政学の本来の目的だろう
軍事面にこだわると底の浅いものになってしまうよ
軍オタが来ると過剰に軍事の方向に話を持っていこうとするから
つまらなくなるんだよ。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/23 18:10 ID:418mKBpw
>>176 引用文読んだ。アップツーデイトしてますな。
今は政治・軍事・経済・世界状況・歴史・心理学的知識までないと自分の
すべきことが見えてこない時代なんでしょう。
日本のデサイダーの能力はって考えると、あんまり明るくない気がしますが。。。
182 :
162:02/11/24 01:35 ID:qp8eAjup
>>178 ランドパワーの脅威を最初に唱えたのがマッキンダーならば、確かにその発見は彼が地理学者として歴史を研究した結果だと思います。
ただ彼の著作の中には、
「彼ら(ヨーロッパ人)に脅威を与えていたアジアのランド・パワーを、こんどは逆に政治的、軍事的に包囲できる立場に立った…」
「ユーラシアの地上兵力の接近を許さない外周の島嶼性の基地群として、同大陸を包囲したかたちになっている。」
「昔は騎馬民族がステップを中心にして、遠心的に各地に攻撃をかけていた。が、今ではロシアがこれに代わって…」
「現在のロシアもまた、…やはり縦深防御と戦略的後退のための用意されたハートランドの広大な平原が存在している。」
「あらゆる戦史をみても、攻撃と防御の戦術的優位の関係は要するにイタチごっこで、…」
…など、戦理上の概念を含む表現が散見されます。
学者とはいえ、軍事をタブーとされた現代日本とは違い、当時のヨーロッパの知識人として、
基礎的な軍事理論、知識くらいは持ち合わせていたのではないでしょうか。戦史についてはかなり博識であったはずです。
特に、ハートランド勢力がいずれ大きな脅威となる理由として
@鉄道の発達による機動力の向上 A十分な縦深の存在
を挙げていますが、これは戦理学上の「内線」の理論を理解していたからこそ出てきた発想ではないか、と私は推測します。
少なくともマッキンダーは、自分の理論が、軍事理論上の裏付けがあること、または
形態的に戦理概念との「アナロジーが構築できる」ことを、十分認識していたと思われます。
183 :
162:02/11/24 01:39 ID:qp8eAjup
>>180 軍オタ? 私はただ政治も経済も軍事も地理も歴史もバランスよく中途半端に知っているだけだけど…。
私は地政学の理論が軍事の理論を基礎にしているという説を提示したかっただけだよ。
あなたの方こそ過剰に軍事面を排除しようとしているのでは?
軍事も経済も政治の正当な手段なら、経済面同様に軍事面も語るのが普通でしょ。
と言うか、むしろ軍事にこだわらない国家の政治戦略があるなら是非それを提示してほしい。
なんか軍事・軍人に対して、妙な差別意識のあるレスがちらほら見えるけど、
政治や国家が、軍事など暴力手段抜きに考えられはずがないだろう?
(特に、国際政治においては)
近現代の戦争は戦略的思考を抜きにして考えられないし、軍人は戦争を
(政治家以上に)もっとも考えなければいけない職業なんだから、
それが戦術レベルでしか考えられないというなら、全くの間違いだろう。
軍人は戦争を
(政治家以上に)もっとも考えなければいけない職業なんだから、
そりゃ嘘だよ。「愚かな政治家は」だろ。地政学が流行ったドイツには政治下手が多い
とも言われているよ。ドイツのインテリが政治を軽視しがちだからだよ。
彼等はどうしても形而下のものを軽視する傾向があるのさ。地政学がはやらざるを
得なかった所以だろ。
戦略レベルは本質的に政治家の仕事だよ。
軍人は外交や経済の専門化じゃないだろ。兵站は経済とは違うよ。軍事の経済的側面にすぎない。
本来政治家はある意味ゼネラリストなんだよ。軍人と政治家が分離していない時代でも政治家としての才が
決定的な場合が多い。
政治に必要な秩序の形成に様々な要素が不可欠だからだ。
そしてその優れた有り方が「芸術」とも言われる所以もその形成された秩序の偉大さと「美しさ」だ。
軍事ではこうはいかないよ。専門化集団にすぎないし、本質的に秩序形成が目的では無いからだ。
あと戦略は平時の経済や外交にも必要不可欠な思考だよ。
そしてこれは軍備を決定付ける平時の経済力に大きく影響し得る。
それに近代戦でも一番重要なものは外交だよ。
国民国家単位で動き戦争の範囲が拡大し、一国で容易に戦略が貫徹できる時代ではない。
一ヶ月ほどで済みそうな戦争に米国が何ヶ月もかけて如何に苦労して外交をしているか
をみてもわかるだろ。巨大な軍備を擁しても一定の国際秩序の下で外交をせざるをえないのだよ。
そしてその外交に優れた国が結局は国益を獲得してきたよ。
軍隊ってそもそも専門的な技術に優れた職業集団だろ。戦術に長けているのはわかるが
戦略は専門分化の現代では、シビリアンコントロールなどなくても、本来的に政治家の仕事だろ。
単に軍事の発想が一部あるのは経済の発想を含めて政治が総合的なものた゜からにすぎないよ。
少なくとも本質的なものではない。政治の本質とは常に秩序の維持形成だよ。
182の引用している部分も政治家が政略を抱く際の着眼点や単なる警戒心を部分的に
上げているに過ぎない。歴史上同じ地理的環境でも時代や民族によって違った戦術や戦略を
もつ方が普通だよ。個別的特性を捨象しすぎだな。
その個別性こそ時代や地域や民族の違いにより極めて戦略立案の際に重要なんだぜ。
国内的地理的要因により形成される個性をもそもそも軽視しすぎ。
>>185-186 いつの時代の政治家について言ってるかしらないけど、現代の民主主義的な政治家では、
戦略を深く考える余裕はないよ。
現代の民主主義的な政治家に求められているのは、政策を決定し、決定した政策について
国民を説得できるかどうかであって、現実の戦略を企画立案しているのは、軍人であり、
外交官だよ。
現実の政治を例にあげれば、ブッシュは地政学どころか基礎的な地理の知識を持たずに
大統領になっているし。なんか、政治家に幻想を抱いてるんじゃないかと思うなあ。
ていうか、実効力としての軍事力や軍事戦略を排除した政治戦略などと言うものがあるとして、
それが地政学なのかどうか疑問だな。それはただの国際関係論でしょう?
>>185-186 つーか、なんでそんなに軍事的な要素を排除しなければいけないかがわからないんだが?
観念論や理想論とは別に、現実政治で軍事は外交安全保障に大きな影響を与えるし、
地理的な要素は、他の(経済や外交一般などの)分野よりも、軍事面で重要だと思うが?
189 :
180:02/11/24 17:41 ID:4ad972FE
>>184 地政学を好意的に認めている人は(俺もそうだが)軍人に対する差別心などもってないだろう
防衛庁は省に格上げすべしと考えてる人がほとんどじゃないの(俺もそうだが)
そのように短絡的に差別、差別という被害妄想的な思考のほうが尋常じゃないよ
>>187 自衛隊も軍隊経験の一切ない防衛庁のキャリア官僚に牛耳られているよ
軍隊経験が全くないのは外務省の役人も同じだ。政治云々という話は
このようなシビリアンが戦略を立てているという実態を直視すべきだって
純軍事視点しかもてないと例えばアフガン支援でイージス艦派遣の声が上がったことを(純軍事的には無意味だから)
理解できなくなるだろう(田岡の評論がそうだった、その他の軍オタ評論家も)軍事的に意味がなくても
政治的理由で軍を動かすことはよくあるんだよ。PKOなんか政治的理由以外の何者でもないんだよ
軍オタに政治と軍事の関連性を理解できない者が多いでしょ?(あなたがそうだと言っているわけではないよ)
政治戦略は軍事の影響を受けることは当然で、軍事的な要素を排除しろなんて誰も言ってないって
俺が言いたかったことは、軍事面だけ見てたら理解することができない政治的理由による軍事行動が多々あるといいたかったまでだ
当然、国家戦略は軍事的な要素、影響を受けるだろう。
軍事面のみしか関心を持たないものは軍事行動自体も理解できないようになる恐れがある、田岡のように。
軍事は外交安全保障に大きな影響を与えるといっても、現在地球上で砲艦外交ができるのは
アメリカのみだという事も理解し同意しなければならないだろう。
軍事は外交安全保障に大きな影響を与えるといっても、日本が砲艦外交などできる要素はないぞ
日本独自の砲艦外交が使えないということを理解した上で国家戦略を立てなきゃならんだろ
現実逃避してても仕方ない。
一応断っとくけど
>>185-186は俺の投稿ではないよ、別人だよ。
>>189 なんで、地政学の話が日本の安全保障になるか、わからないんだが・・・
そもそも、日本をテーマに地政学を論ずるなら、日本周辺の脅威を考えるの方が
先であって、なぜイージス艦派遣を持ち出すか、さっぱり判らん・・・
完全に自己完結してますな。
まあ、政治と軍事を捉えるレベルが違うということですかね。
192 :
145:02/11/25 15:01 ID:2tpNYcrj
>191
マッキンダーは、戦略的なことは短期的な要素として考えています。
彼が最終的に出す結論は、様々な短期的要素が、長期的にどう収束していくかです。
ある意味経済学に似ています。
例えばA国がB地域を征服することが軍事的に可能でも、他の様々な要素を考え合わせた
場合、長期的に抑えつづけることができず、結局C国に明け渡さなければならないとしたら、
A国はB地域は支配することはできない、と考えるといったようなことです。
最近マッキンダーの本を読んでない上に、本自体も手元にないので少しあやふやなんですが。
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/26 00:17 ID:Ldto0Jml
>>190 現代は、何でもグローバル化の時代です。
国際政治もグローバルです。ってのはいいとして、
>>189は日本の安全保障に話を限定していないと思う。
194 :
190:02/11/26 00:57 ID:aabltqIm
>>193 どうでもいいんだが、
>>189の、
>軍事面のみしか関心を持たないものは軍事行動自体も理解できないようになる恐れがある、田岡のように。
>軍事は外交安全保障に大きな影響を与えるといっても、現在地球上で砲艦外交ができるのは
>アメリカのみだという事も理解し同意しなければならないだろう。
>軍事は外交安全保障に大きな影響を与えるといっても、日本が砲艦外交などできる要素はないぞ
>日本独自の砲艦外交が使えないということを理解した上で国家戦略を立てなきゃならんだろ
>現実逃避してても仕方ない。
の「日本独自の砲艦外交」だの「現実逃避」だのと言う発言の意図が理解できないんだが?
少なくとも、日本は米軍に基地を提供して極東の軍事的プレゼンスに協力しているわけなんだが、
その地政学的な意味とかを考える方が、「日本独自の砲艦外交」だの「現実逃避」だのより、
余程、意味がありそうなんだが・・・
日本は(法的には集団的自衛権の制約があるが)アメリカと同盟を結んでいるわけで、
アメリカの砲艦外交が日本に与える影響を考える必要があるし、アメリカの実体的な軍事力を
考える必要がある。そうした事をふまえたら、
>>189は日本の安全保障の話になっていると思うが?
>>194 >日本独自の砲艦外交が使えないということを理解した上で国家戦略を立てなきゃならんだろ
>>189もそれはわかっていると思うよ。この一文からそう読めると思う。
ここは地政学スレ。
言いたかったのは、‘認識’の切り口が一つでは駄目で、
多様な切り口から見るようにしないと駄目。
例としてたまたま現代日本&軍事を出した。ってとこじゃないか?
これまでのスレの流れとして、「軍事(おた?)入れるとつまらなくなる」と考えているらしい人と、
>>180>>184 「いやしかし〜」と言う人の議論が少し続いていた。
だから、軍事の話が出たんだろう。
>そうした事をふまえたら、
>>189は日本の安全保障の話になっていると思うが?
別に、日本の話をしたら駄目と言う事は無いだろう。
少なくとも俺は日本人として大いに関心がある。
何か別の事について話したいなら、あなたが論点を提起すれば良い。
196 :
190:02/11/26 11:57 ID:aabltqIm
>>195 >言いたかったのは、‘認識’の切り口が一つでは駄目で、
>多様な切り口から見るようにしないと駄目。
これを否定している人間はいないだろう?
逆に、過度に軍事的な要素を排除しようとしている人間がいるので、
多様な切り口には当然、軍事的な切り口を含まれるので、それを排除するのは問題だと
言っている人間がいるだけだと思うが?
つーか、
>>189は地政学的な話なの? オレにはただの軍オタ叩きにしか見えないが?
それ以前に、そもそもこのスレに
>>189が言うような軍オタがいるとは思わないが?
おーい、倉前盛通の悪の論理-地政学とは何か?がブックサービス、紀伊國屋、Amazon.co.jp、のどこでも買えないんだけど。
どうにかして手に入れる方法無いの?
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/26 12:02 ID:LvEZ8vVV
あげ
199 :
197:02/11/26 12:05 ID:LvEZ8vVV
駄目だ、取り寄せる事も不可能みたい。
あぁ言論弾圧の息吹が・・・。
200 :
七星転倒:02/11/26 14:38 ID:JuHOCr2B
201 :
182:02/11/26 14:46 ID:Ct1xCx5s
202 :
197:02/11/26 15:05 ID:EFm3K1xs
>>201 ありがとうそこにあったよ。
なんだか似たようなのがたくさんあるけど、どれがいいのかな?
値段はこの際考えないで、読みやすさとか、イラストとか。
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/26 15:51 ID:ta2QD9I6
>197
悪の論理なんて、古本屋でいくらでも出回っているよ。
内容はだめだめだけど。
204 :
197:02/11/26 18:58 ID:3rEHj/76
一番新しいやつがいいかな?
安いし。
でもカラーのところが、白黒になってたりして。
205 :
197:02/11/26 18:59 ID:3rEHj/76
一番新しいやつがいいかな?
安いし。
でもイラストとかでカラーのところが、白黒になってたりして。
206 :
197:02/11/26 19:01 ID:3rEHj/76
400円くらいでインターネットでのカキコのレベルが上がって、煽り合いで勝てるようになったら・・・。
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/11/26 19:04 ID:ta2QD9I6
27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/13(水) 14:37 ID:o/7H3n0Q
倉前氏はなんでよく名前が挙がるのに評価は散々なんですか?
30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/14(木) 03:07 ID:8ba8BWlu
>>27 出身大学が有名大学じゃないからじゃない?
在野の学者ということで。
31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/14(木) 09:38 ID:/NGZRZ8y
>>27 「実学」すぎたから。
最悪ここまでのことならあり得るというのを述べすぎた。
現在、その予測は、まさに当っているものもあれば、
「電波」として扱われかねないものまで種々様々。
32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/14(木) 10:52 ID:rmuFD8TB
>27
マッキンダーの著作を一度も読んだことがないのがバレバレやん
「デモクラシーの理想と現実」 を実際に読んだあとに倉前読むと、あほらしくなってくる。
34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2002/11/15(金) 18:25 ID:ECXIHyFq
39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2002/09/22(日) 21:16
A大学のK教授も元軍事探偵
これって、倉前のことじゃない?
208 :
182:02/11/28 12:34 ID:KukgXOe+
>>185-186、
>>189 完全な遅レスとなってしまいましたが、軍オタ扱いされた以上ちと言わして下さい。
<戦略と戦術>
@一般用語として国家戦略や政治戦略を「戦略」と呼ぶのは構わないが、
軍事用語でいう「戦略」(広義)には国家安全保障戦略から作戦戦略まであり、
たとえわが国に文民統制の弊があるとしても、その全てを政治家の範疇であると言うことはできない。
A「戦略」(狭義)はその戦場を担任する最上級部隊の運用を指し、「戦術」とは一般にそのコマとなる師団以下の部隊の運用を指す。
B173の「基本的な戦術レベルの思考」とは、戦略・戦術を貫く最も重要で基本的な原理・原則のことを言ったつもりである。
<政治と軍事>
@軍事も経済も政治の「本質」であって「現象」ではない。国家の創始者はまず軍隊と資金を獲得することから始める。
A軍事行動には全て政治的理由があるのであり、純軍事的理由による行動とは手段としての戦術行動を指すに過ぎない。
Bイージス艦派遣は米軍のコマとしてはあまり役に立たないということであって、日本にとっては実戦データの収集のため大いに意味がある。
PKOを担任しているのは国連であって、それを部隊所属国の軍事行動だと単純には言えない。
209 :
182:02/11/28 12:40 ID:KukgXOe+
<外交>
@外交は基本的にその国力を背景に行うものであり、その基礎となるものは軍事力と経済力である。
見合った国力がなければ戦略的パートナーとして相手してくれる国は存在しない。戦略的従属国となるだけである。
A本当に外交に苦労しているのは米国よりも、軍事力も経済力も弱いイラクや北朝鮮の方である。
B「砲艦外交」を、武力で脅して相手に我が意志を強要する外交だとすれば、現在砲艦外交をしているのは米国だけでなく、
北朝鮮は日本に、中国は台湾に対してしていると言える。
<地政学>
@地政学は形而下に在る自然環境や地理的条件を重視するものであり、流行したのはドイツだけではない。
A地政学では、時代や民族が違っても地理的環境が同じならば、同じような戦略をとる傾向がある、というのが前提である。
戦略立案では特殊性よりも普遍性が重視される。山があれば登りたくなるし、海があれば泳ぎたくなるのである。
B地政学には、世界(ユーラシア大陸)規模で発生する力学を俯瞰するレベルと、個々の地域に焦点を当てて分析するレベルがある。
前者と後者は互いにリンクしているのであって、個々の地域の個別性を軽視し過ぎとの批判は当たらない。
210 :
戦略家死亡:02/12/04 20:15 ID:IxcWqLhf
212 :
戦略家死亡:02/12/06 15:55 ID:lVZlKCIf
213 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/06 23:06 ID:3Q6Q7T3N
214 :
182:02/12/07 18:05 ID:BTLbriaS
>>212 どうも。
私も今更ですが、戦略家さんが
>>156で触れている、
「政治的な包囲網」と「軍事的な包囲網」の中身の違いを具体的に教えて下さい。
べつに議論をふっかけてる訳じゃありませんよ。w
「ドミノセオリーの発展やベトナム戦争の失策に貢献した」というあたり、
なるほどなと感心したんでもっと聞いてみたいと思ったのです。
できれば、その後アメリカがどう戦略を練り直していったのか、
ということも教えていただくと勉強になるのでありがたい。
>>214 ありがとうございます。
もう少しお待ちいただくと、詳述できるかもしれません。
コンセプトは非常に面白いものだと感じていますが、
なかなか、これが難しいもので・・・。
>>214 たった今、背筋に冷たい何かが走りました・・・。
冷戦史家でポスト修正主義の大家ジョンギャディスが、
明らかに彼の『Strategies of Containment』の57ページで
"There soon developed a line of reasoning reminiscent of Sir Halford
Mackinder's geopolitics, with its assumption that none of the world's
'rimlands' could be secure if the Eurasian 'Heartland' was under the
domination of a single hostile power."と明言しておりやす。
当然、リムランドを言葉を最初に生み出したのはスパイクマンですが、
これは、地政学的要素が戦後のアメリカの包囲網作戦に大きく貢献した証ではないでしょうか。
これほど、アメリカで重要な役割果たした地政学が日本ではいまだに50年前の負の遺産に引きずられて、
正当な評価がされていないのには心が痛みますな。それでいて、国際関係を国際法と国連を学ぶ学問領域
として捉えている中途半端な国際関係学部があることにはほとほとあきれ返ってしまいます。
無論、『平和』をどのように定義するかによって、微妙に変わってきますが、
地政学のエッセンスは戦時と平時のどちらか一方に重点を置いて論ずるものではなく、
そのambidexterityにあるんでしょうな。
とすこし興奮してみました・・・。
217 :
182:02/12/08 19:02 ID:SePaIdsy
>>215 楽しみにしております。
>>216 なんとまぁ英語の勉強になるスレですねここは。w
結局、「地政学理論が戦後の包囲網政策の基礎になった」とまでは言えないのですか?
まぁそもそも、「地政学的要素」の理解がなければ国家戦略なんか立てようがないと思うんですがね。
日本に国家戦略が不在と言われる所以も、戦略家さんが「あきれ返って」しまう状況のせいでしょうね。
アカデミックな場と言えば政治地理学にも期待したいのですが、残念ながら奮ってないですよねぇ。w
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/08 22:50 ID:jdJXKCZK
政治地理学と地理政治学の違いってなんですか?
ついでに訊くと、地理経済学なるものもあるそうですがこれまたどんなものなのでしょうか?
本来このスレで訊くような事ではないのですが、地政学と政治地理学の具体的な違いというものを
わかりやすく教えて頂けそうなのはココしかないと思ったのです。
>>218 私のつたないおつむでお答えいたしますと・・・。
『現代の』政治地理学(Political Geography)はより『地理』に近い研究を行うものとして定義することが可能ではないでしょうか。
つまり、研究目的として、『政治的要素(構造、イデオロギー等)の地理的分配』や、『なぜ、特定の政治的要素が特定の地域で顕現するか?』
などが挙げられるわけですな(経済なら経済に関するもの)。もちろん、ここから比較研究が行われて更に発展したりします。
証拠として、アメリカの大学のこの名が付くクラスの解説をご覧になれば一目瞭然だと思います。
(続く)
『しかし!!(ここで大きなしかしです)』Political Geographyの言葉を最初に作り出したのは、ドイツの地理学者Friedrich Ratzelでありますが、
彼の『政治地理学』のコンセプトは必ずしも上の『現代の』定義とは一致しません。
このスレでも何回も出てきましたが、彼は『State』を『Organism』として捉えることを強調し、『国家は人体と同じで拡大(成長)しつづけるものである』
と説いたわけですな。その成長のためにはもちろん更なる『空間』が必要です。その空間は主に増えつづける人口を維持するために
必要であると理由付けされました。また、彼は国家と生体のアナロジーを踏まえた上で『地理的状況は国家の行動を制約するものである』と結論付けます。
(つまり、成長しつづける国家に対する地理的制約は空間的拡大により解消される、と言うわけですな。)
この後、前者(国家生体論)の概念に『重点をおいた』のがナチスドイツのハウスホッファーで、後者(国家の行動に対する地理的制約)『のみ』を体系化
したのがマッキンダーだと言うわけです。
で、この2つの概念を総称して『地政学(Geopolitics)』と言う領域がRatzelのPolitical Geograohyより発展していきます。
無論、ドイツ系の地政学(国家生体論)は第二次大戦で(日本の『大東亜共栄圏』がそうであったように)連合国に抹消されます。
しかし、後者のマッキンダーのラインはアメリカのスパイクマンに受け継がれ、戦後のアメリカの体外戦略に貢献することになったわけですな。
(ハートランド・リムランド思想、
>>214で
>>182さんがお聞きになってることがこれなんです。)
(続く)
以上をまとめますと・・・
『政治地理学』:『政治的要素(構造、イデオロギー等)の地理的分配』や、
『なぜ、特定の政治的要素が特定の地域で顕現するか?』を研究する。
『地政学』: 『いかに地理的環境が国家の行動(政治ですな)を制約するか?』を研究する。
(続く)
しかししかし!!!!
最近の地政学研究は一般に『戦略研究』と結びつきやすくなってると思われます。
だもんで、このスレの上のほうで、しきりに戦略についての議論が行われていたのが
お気づきでしょうか?
この傾向はキッシンジャーが地政学とRealpolitik(勢力均衡主義に基いた戦略的思考の総称)の概念を70年代のデタント以降、
混同するようになったことに起因しているような気がします。(この点に関しては彼の『外交』がよい解説書です。)
また、従来のマッキンダー・スパイクマンラインの地政学はブレジンスキ等(っていうか彼しか知らない・・・)に受け継がれてるようです
(ですよね・・・、一度も読んだことないから分からん。。。)
こんな感じでいかがでしょうか?
また、スパイクマン自身も大戦末期のウィルソニアン理想主義に対応する形で
『均衡勢力主義』の熱烈な支持者だったので、彼がのちにキッシンジャーによって有名になる戦略的地政学の大本なのかも知れません。
(また、このスパイクマンの思想はジョージケナンの『非軍事的包囲政策』に強く受け継がれています。
ケナンも極めて国連等の国際機関による集団的安全保障には懐疑的な人でした。)
しかも、日本では(安全保障系の)国際法(国連等も含む)や平和学で大きな顔をしている、
学者が大勢いますので、国際関係を国連組織を中心とした世界平和のための学問と勘違いする学生が
あとを絶ちません。
中には、開発学や平和学をアメリカで勉強したいと言う基地外すらも現れる始末です。
日本の国際関係の発展はいまだに五里霧中と言ったところでしょうか?
225 :
182:02/12/09 08:54 ID:GvyRcEpZ
>>218 残念ながら私は「具体的で分かりやすい」説明ができないのですが、
政治地理学、経済地理学については何冊か本が出版されていますので、
大きな書店や図書館へ行けば、実際どんなものかご覧になれるかと思います。
「地理経済学」という経済学の分野があるのかどうかは知りませんが、
よく本の副題でみかける「地経学」という言葉はたぶん「地政学」を真似した造語ではないでしょうか?
以下はWeb板の百科辞典からです。一応ご参考に。
「政治地理学」
国家をとくに領土という側面から研究する人文地理学の一部門。
国家は領土・国民・主権(統治)の三要素の結合した有機体であると考え、その構造を解明しようとしている。
日本の地理学は、一般に、自然・文化・経済・歴史といった側面に注目する傾向があるので、
わが国では政治地理学は現在あまり発達した学問分野だとはいえない。
しかし比較政治学や地域研究と組み合わされれば有益な成果を生む可能性は大きい。
「地政学」
スウェーデンの政治学者チェーレン(1864―1922)によって第一次世界大戦直前につくられた用語で、
政治地理学が世界の政治現象を静態的に研究するのに対し、地政学はこれを動態的に把握し、
権力政治の観点にたって、その理論を国家の安全保障および外交政策と結び付ける。(略)
しかし今日では南北問題の解明などのために新たな地政学が必要とされよう。
226 :
182:02/12/09 23:41 ID:GvyRcEpZ
>>219-224 戦略家さん
んー、むつかしいけど勉強になりました。
百科辞典の薄っぺらなものより、ずっと深いですね。
私なんかも色々と勘違いしていたことが分かりました。
しかしながら、私も中々理解力がないので、つまらない質問にも答えていただけると幸いです。
>『いかに地理的環境が国家の行動(政治ですな)を制約するか?』を研究する。
というのが本来の地政学のあり方ということですが、その「制約」というのは、具体的にどんなものでしょう?
たとえば内陸国ならば海洋活動が制限される、といった意味でよろしいのでしょうか?
また例えば、河川国境を有する一方の国がその反対の流域まで支配しようとする、
つまり「地理的環境が国家の行動を誘発する」ケースを研究することは、国家生体論の方の議論なのでしょうか?
>従来のマッキンダー・スパイクマンラインの地政学はブレジンスキ等に受け継がれてるようです。
ソ連崩壊から現在までのアメリカの外交政策にはその「マッキンダー・スパイクマンライン」の考え方が意識的に反映されているのでしょうか?
また、ブレジンスキの『TheGrandChessboard』が話題となって邦訳もされましたが、彼は現在アメリカでどの程度影響力があるのでしょうか?
いやいや、182さんの上のスレを読ませていただいて、俺こそまだ遠く及ばないな・・・、
と言う感じです。なに分軍事戦略の知識が無いもので・・・。
とりあえず・・・
>たとえば内陸国ならば海洋活動が制限される、といった意味でよろしいのでしょうか?
そうじゃないですかね?ハートランドに存在する国家がリムランドを制圧することで
ハートランド内(この場合はロシアや旧ソですな)の資源を使用し海軍力を強化することができる。
その結果、その国家は無敵となる。というのがマッキンダーの理論でしたから。
お恥ずかしながら『制約』という日本語の使い方は完全に間違っていたと思われます・・・。
マッキンダーは1904年の論文で"Man and not nature initiates, but nature in large controls."
と言うフレーズを強調しておりました、"control"のニュアンスがお分かりいただけるでしょうか?
これを、アメリカの地政学学者は"The geographical environment does not define the choices of
policy-makers, it none the less provides an important, if not crucial, conditioning influence."
"control"を"condition"という言葉に置き換えたら分かりやすいでしょうか?
(続く)
ここから、国家生体学とマッキンダーの理論の区別をつけることもできます。
国家生体論の場合、運命論と結びつくことになるので"define"が適当な表現になります。
(国家が拡大するのが、人間の体が成長するように、自然の現象であるのならば、『必ず』
外側に向けて新たな空間を求めなければ『ならない』ということですな。)
>また例えば、河川国境を有する一方の国がその反対の流域まで支配しようとする、
これはどうでしょう?反対側の流域を獲得するという政治的判断が現状の地理的要因から来ているもの
であるのなら、そういう風に言えるでしょうか?
ただ、どちらの地政学理論を考慮するかは、地理的状況によるものではなく、それぞれの国家の『地理的要因に対する見方』
であるわけですから、このケースの場合はどちらとでも取れるんじゃないですか?
>つまり「地理的環境が国家の行動を誘発する」ケースを研究することは、国家生体論の方の議論なのでしょうか?
『誘発』という言葉は極めて微妙のような気がします・・・。英語での"define"が最も端的に表していると思われます。
(続く)
>従来のマッキンダー・スパイクマンラインの地政学はブレジンスキ等に受け継がれてるようです。
ソ連崩壊から現在までのアメリカの外交政策にはその「マッキンダー・スパイクマンライン」の考え方が意識的に反映されているのでしょうか?
また、ブレジンスキの『TheGrandChessboard』が話題となって邦訳もされましたが、彼は現在アメリカでどの程度影響力があるのでしょうか?
マッキンダースパイクマン系統の地政学が戦後のケナンの包囲政策に与えた影響は少なからずあると思います。
ただし、これはかなりツイストしていることも否定できません。
戦後の対ソ包囲政策は主に三段階を経て発展(?)してきました。
第一段階は1945-1950(もしくは49年のNATO形成まで)で、これはケナンを中心に編み出されました。
第二段階は1950-1970年代(デタントまで)でこの期間はNSC-68によって軍事的包囲『網』が形成されました。
第三段階は1970年代-1991(冷戦終結まで)で実はこの期間を第三段階としても良いのだろうか、といまだに勉強不足の
ためにあやふやなんですけども、軍事的な強硬姿勢がデタント以降も盛り返したこともあり、
今の知識でははっきりと決めかねにくいので一応一つにまとめておきました。
しかし、この時期にはキッシンジャー独自の勢力均衡主義を中心とした戦略的地政学が隆盛を
極めるときだと考えています。
(続き)
今の知識の段階で地政学が冷戦期に与えた影響を以下のようにまとめます。
スパイクマンの勢力均衡主義的地政学が第一段階のケナンに影響した(Realpolitik)
スパイクマンの理論の中でも第二段階はリムランドの地理的及び政治的連続性がNSC-68の包囲『網』形成に影響した。
第三段階は再び第一段階の繰り返しとなります。ただ、第二段階に朝鮮・ベトナム・キューバ危機と
続いてることから、アメリカの対外政策がどのようなものであったのかが一目瞭然だと思われます。
(もちろん、第三段階においてもいろいろ[イランイラク、南米等]ありましたが、程度の差は明らかではないでしょうか?)
この第二段階での事象が第三段階のインパクトを特に強めたと言うことができるでしょうか?
冷戦後のアメリカの対外政策にはマッキンダースパイクマン系統の考え方(つまりハートランドリムランド理論ですな)
はないと思われます。ソ連も崩壊したわけですから。(つまり、ハートランドに敵対的な国家が存在する場合にのみ
彼等の理論が当てはまるわけですな。)ただ、戦略的地政学の概念は十分に生きていると思いますよ。
そのために、単なる対外戦略を『地政学』と呼ぶ人も少なくないのでは?
ブレジンスキの本は読んだことはありませんので、はっきりとしたコメントはできませぬ・・・。
そういえば、このくらいポイントをまとめてペーパーを書けばよかった・・・(泣
そういえば、225のweb辞典からの引用は簡潔ですけども、ポイントをずばり突いてるような
気がしますけど・・・。特に『静的』『動的』の区別なんかは。。。
233 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/16 03:51 ID:x8Y6fI5I
祝!悪の論理・新悪の論理ゲーーット!
アカシックはこれの影響をかなり受けてるね。
あと、曽村さんの「海の政治学」(中公新書、絶版)探してるんだけど
なかなか見つからないや。誰か読んだ人いる?
Geopolitics, Geographical Politics, Political Geography,
三つ区別する必要ありますね。
三者の内の最後はどうあがいても「地理学」です。
ここを落とすと話がずれる。
学際学がどうのこうのではなくて、
前者2つと最後は明らかに違う学問ですよ。
軍略的に重要なのもこれですね。
Geopolitics がいちばん従来型の Realist のアプローチから
出てきやすかったでしょう。
235 :
ノーマン・メイラー:02/12/16 07:20 ID:CPdkd2kx
アメリカの眠酒党は朝鮮戦争が勃発して初めて日本軍人の地政学的洞察が
まったく正しかったことに気が付いたおおたわけです。それでも自国の若
者がけっこう(日本人総数の15分の1位)死んでいるので素直に認める
ことはできないのですな。
236 :
あまり:02/12/16 08:18 ID:dfF5bm6d
分類にこだわっていても仕方ないよ。
ようはどう国家戦略に役立つかだろ。
役立ち得るならば総合的に広く捉える方が賢いね。
少なくとも政治とはそういうものだよ。
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/16 08:54 ID:DBC23S9d
でも問題はそういった広い範囲で世界情勢を見れるヤシが政権内部にいないこ
とだろ。太平洋のこっちにもアッチにもさ。
>>234 確かに最初からそうやって分類すると分かりやすかったかも。
>>235 というと、朝鮮半島の戦略的重要性ですか?
ユーラシアへの足がかりとなる。
>>240 235じゃないが、半島を確保する場合の半島の付け根にあたる、
満州の重要性の事ではないかと・・・
日清・日露で日本は本土を防衛するために半島を確保する必要にかられ、
半島を(主としてロシアから)防衛するために満州を確保する必要性にかられた。
朝鮮戦争は中共の参戦によって大きく戦況が膠着し、マッカーサーはこれを打開するために満州への核攻撃を検討しなければならなかったというような事ではないかと・・・
で、トルーマンと対立、更迭ですか。。。
235さんはこのトルーマンの決断についておっしゃっているんですかね。
ただ、この決断は(動機はどうであれ)正解だったと思いますよ。
当時のソ連と中共の連帯のもろさや(スターリン自身はあまり積極的では無かったですよね中共の
戦争参加に対しては、ギリシャ内戦の際と同じく。)、朝鮮戦争は基本的に反共闘争の一環でとしてではなく、
内戦の延長としての要素が大きかったこととかが理由に挙げられます。
243 :
182:02/12/18 13:53 ID:w/bsP9r0
またずいぶん時間が経ってしまいました。タイムリーにカキコできなくて済みません。
>>227-232 戦略家さん、レスありがとうございました。戦略家さんのレスを参考にして色々本を読むとホント勉強になります。
トンチンカンな質問をしてしまったり、「もの分かり悪いなー」と思われることもあるでしょうが、どうかご勘弁下さい。
>>227-228 私の尋ね方がまずかったのですが、私はその「制約」という日本語を英語のrestrictみたいな意味でとってしまったので、
マッキンダーの地政学には単に「限る」だけでなく他の意味もあるのではないか、ということを河川国境を例に訊きたかったのです。
河川は当然その地域を分断するものですが、流域一帯を一つの経済圏としてまとめる働きがあるので、
それが国境となった場合、一方の国が対岸に対しても支配を試みようと(欲が発生?)する傾向がある(そうです)。
controlsやprovides an important conditioning influenceには、このようなケースも含んで大丈夫ということですよね?
>>229 スパイクマン地政学の「勢力均衡」の部分が、NSC68策定までの『ケナンの』限定的封じ込め政策に影響を与えたとのことですが、
私はそもそもスパイクマンの理論に関して、一般に流布している本での簡単な紹介でしか知らないので、
スパイクマンの「包囲」「勢力均衡」の内容、質について、少し詳しく教えて頂けないでしょうか?
244 :
182:02/12/18 13:54 ID:w/bsP9r0
>>230 私が冷戦後の米外交やブレジンスキについて尋ねたのは、
アメリカが今後どのような世界戦略を展開して行くつもりなのか知りたいからなのですが、
残念ながら私は戦略家さんのように向こうの文献を渉猟する能力がないので、それについてもご教示いただきたいです。
ちなみにブレジンスキは、↓こう言ってるようです(1997)。
アメリカは、民主主義と協調を基盤とする国際秩序をユーラシア全体に拡大するため、(当面の戦略として)
ソ連が崩壊して権力の空白地帯となった東欧や中央アジア一帯に影響力を拡大して、他の主要な
地政戦略ゲームの参加者(ロシア、中国、イラン、トルコ等)に、ユーラシアの中核地帯を独占的に支配させないことで、
ユーラシアの地政上の多元性を安定させ、(米に対抗するような)圧倒的な力をもつ勢力の登場を抑える。
(つまり新たなランドパワーの脅威を生じさせない為にハートランド内部において多元的な勢力均衡を維持する、ということかな?)
これと同じような考えを持つ米国人は多いのでしょうか?また、こういった考え方は系統的にはどう分類するのでしょうか?
>>182さん・・・
申し訳ないですが、わたしの現在のおつむではご質問にお答えすることは到底できません・・・。
これからますます、地政学理論を勉強していきたいと思っております(銭には到底なりませんがw)。
>私はそもそもスパイクマンの理論に関して、一般に流布している本での簡単な紹介でしか知らないので、
私もそうです。。。これ以上はまたの機会にぜひぜひ実りある議論させていただきたいと思います。
ただ、スパイクマンについての基本的(というかこれがほぼすべてでしょうか?)な論文と書籍は以下のようなものがあります。
1938年二論文
* Geography and Foreign Policy, I APSR-v32i1 1938
* Geography and Foreign Policy, II APSR-v32i2 1938
1939年二論文
* Geographic Objectives in Foreign Policy, I APSR-v33i3 1939
* Geographic Objectives in Foreign Policy, II APSR-v33i4 1939
代表的な二書籍
* America's Strategy in World Politics, Harcourt 1942
* The Geography of Peace, Harcourt 1944
APSRはAmerican Political Science Reviewです。JSTORにアクセスがございましたら、
そこからPDFで手に入れることが可能です。二書籍のうち下のほうでリムランド思想の概念が
描かれています。が!!私もまだまともに読んでいないので・・・、コメントは控えさせていただきます・・・。
>>243 順番があべこべになりますが・・・、
>河川は当然その地域を分断するものですが、流域一帯を一つの経済圏としてまとめる働きがあるので、
それが国境となった場合、一方の国が対岸に対しても支配を試みようと(欲が発生?)する傾向がある(そうです)。
controlsやprovides an important conditioning influenceには、このようなケースも含んで大丈夫ということですよね?
そうだと思われます。ただ、私が『地理的要因に対する見方』と申しましたのは、
特殊なケースによっては『国家生体論』を持ち出す輩も出てくるのではないかと言う意味です。
つまり、『河川の対岸は国家の存続に必要不可欠である』と考えたりすると生体論になりますよね。
>>244 ブレジンスキの書籍は読んだことがありませんので、彼が何を主張しているのかはいまだに
個人的には不明です。ただ、ご引用いただいた部分は典型的にマッキンダースパイクマンラインを
反映していると思われますが。。。
ただ、ケナンがスパイクマンの包囲『網』から一歩離れたのは、ハートランドに居座る国家が脅威となるためには
『hostility』と『capability』の両方がかね備わった場合にのみ存在するものだと理論付けたためだと思います。
(マッキンダーもそれと同様のことを示唆していたような気がします・・・。)
つまり、『Heartland/Rimland』『Hostility』『(Military-Industrial)Capability』の3つが一つの国家によって掌握もしくは
包括された場合が一番危険な状態なわけですね。ケナンはこのうちソ連に対して最初の2つはそろっているものの最後の一つに決定的に
かけている、と考えたため『網』ではなく地理的に重要性のある地域だけに重点をおく『点』の戦略を編み出したわけです。
最近、NATOがRussiaとNATO-Russia Pactらしきものを締結し、双方の協力機関となる委員会を設立したのも
こういった3点理論を反映している証拠なのかも知れません。(また記事を探しておきます。名称等が間違っているかもしれません・・・。)
そういった意味ではブレジンスキは
>>234さんの言うGeographical Politics(マッキンダー・スパイクマンライン)の流れを受け継いでいる
と言えるのかも知れません。
正直、ブレジンスキのこういった考え方がどのくらいアメリカ人の中で受け入れられているのかは分かりません、はい。
もうすこし、勉強していくうちに分かってくるかもしれません。
(大きく話がそれてしまいますが、面白いのは彼はカーター政権時にはネオリベラルの母体とも言うべきトリラテラリズムの一員であったと言うことですね。)
う〜〜ん、生まれつき頭にある考えを文章にする才に欠けてるので申し訳ない・・・。
>>トンチンカンな質問をしてしまったり、「もの分かり悪いなー」と思われることもあるでしょうが、どうかご勘弁下さい。
とんでもないです、私のレスが貢献していることすら驚きです・・・。
少しばかり突っ込んで地政学と冷戦期のアメリカの対外政策を研究できる機会に
恵まれそうなので、3ヵ月後ぐらいにはかなり詳しく報告できそうです。
その際にはブレジンスキの書籍も研究したいと思っています。
250 :
:02/12/20 22:23 ID:U5+1709Q
このスレ的には、ユーゴ内戦はどうとらえられますか?
ドイツがいちはやく、クロアチアの独立を承認したことなどは、
ロシアが動けないうちに、バルカン半島にくさびを打ち込んだ
とは解釈できませんか?
ロシア議会にはその名もズバリ「地政学委員会」という委員会がある。羨ましい。
253 :
182:02/12/25 19:51 ID:6443emoE
>戦略家さん
>少しばかり突っ込んで地政学と冷戦期のアメリカの対外政策を研究できる機会に
>恵まれそうなので、3ヵ月後ぐらいにはかなり詳しく報告できそうです。
楽しみにしております。私も、地政学がアメリカの対外政策に与えた影響について関心があるので、
何か思いつくたびに書き込みさせていただきますが、(本当に単なる思いつきになってしまいますw)
残念ながら学術的な緻密な議論はできませんので、戦略家さんにアカデミックな立場から色々とご批評、ご指南いただけたら幸いです。
>>私はそもそもスパイクマンの理論に関して、一般に流布している本での簡単な紹介でしか知らないので、
>私もそうです。。。これ以上はまたの機会にぜひぜひ実りある議論させていただきたいと思います。
残念です。せめてスパイクマンの経歴、活動、人脈について何か情報入らないでしょうか?
軍関係の学校で講演したことあるとか、国務省の人と付き合いがあったとか、弟子にこういう人がいたとか…。
実際にアメリカの対外政策に関わっていた人たちとの接点がわかれば、何かしらの手がかりになるのかなと思いましたので…。
254 :
182:02/12/25 20:34 ID:6443emoE
>ただ、ケナンがスパイクマンの包囲『網』から一歩離れたのは、ハートランドに居座る国家が脅威となるためには
>『hostility』と『capability』の両方がかね備わった場合にのみ存在するものだと理論付けたためだと思います。
>(マッキンダーもそれと同様のことを示唆していたような気がします・・・。)
>つまり、『Heartland/Rimland』『Hostility』『(Military-Industrial)Capability』の3つが一つの国家によって掌握もしくは
>包括された場合が一番危険な状態なわけですね。ケナンはこのうちソ連に対して最初の2つはそろっているものの最後の一つに決定的に
>かけている、と考えたため『網』ではなく地理的に重要性のある地域だけに重点をおく『点』の戦略を編み出したわけです。
ケナンがソ連の当面の軍事力に対してそれほど脅威を抱いていなったの事実だと思います。ただ『ケナン回顧録』の記述には、
『近代的な軍事力を生産できるのは、世界で5つの地域―アメリカ、イギリス、ライン流域を中心とする隣接工業地帯、ソビエト、日本―
に限られるとの見解を繰り返してきた。この5つの地域のうち一つだけしか共産支配下に属していない。
従って「封じ込め」の主要な仕事は、残り4つの地域のどれもが共産主義の支配下に入らないように注意することだと私は指摘した。』
…とあるので、単に、インドとか中国とか東南アジアなどの他の『Rimlands』が、その『Capability』の点で重要でなかったので、
政策対象地域に入れなかっただけではないでしょうか?
それともやっぱり、ソ連そのものの『(Military-Industrial)Capability』を低く評価していたのでしょうか?
255 :
182:02/12/25 21:00 ID:6443emoE
>最近、NATOがRussiaとNATO-Russia Pactらしきものを締結し、双方の協力機関となる委員会を設立したのも
>こういった3点理論を反映している証拠なのかも知れません。(また記事を探しておきます。名称等が間違っているかもしれません・・・。)
>そういった意味ではブレジンスキはGeographical Politics(マッキンダー・スパイクマンライン)の流れを受け継いでいると言えるのかも知れません。
↓これのことでしょうね。
http://www.mainichi.co.jp/eye/shasetsu/200205/17-1.html http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/2011652.stm 1997年の「常設合同理事会」から一歩前進して2002年5月「NATO・ロシア理事会」が発足し、ロシアがNATOの準加盟国となったそうです。
『(Military-Industrial)Capability』の観点から考えると、大量破壊兵器の問題が一番重要でしょうか。
ブレジンスキは以前から↓このように言っているようです。(『A Plan for Europe』FOREIGN AFFAIRS 1995/03)
NATOの拡大が敵対的なものでないことをロシアに納得させるには、NATO拡大と同時に、
ロシアに対して「NATOの拡大規模を上回るような新たな大陸間安全保障システム構築への参加を呼びかけるべきである」。
重要なのは、旧ソビエト地域における「地政学的な多元主義」を強化することが西欧の利益であることを意識した行動をとり、
過ぎ去った脅威を軸とする境界線をひくのではなく、将来における共通の目標を基盤とする大西洋同盟とロシアの関係を構築していくことだ。
これこそ、かつてドゴールが夢見たような「ウラル山脈にいたる」ヨーロッパへの第一歩であろう。
256 :
182:02/12/25 21:48 ID:6443emoE
>面白いのは彼はカーター政権時にはネオリベラルの母体とも言うべきトリラテラリズムの一員であったと言うことですね。
三極主義はケナンの封じ込め政策の対象地域と一致しているということでしょうか?
フェルナン・ブローデル・センターのWebにも面白い記述がありました。
『一九七〇年代には「トライラテラリズム三者相互協力」を語る声も聞かれたが、それは本質的にまやかしであって、
合衆国が西欧および日本の感情に対して与えた、口先の譲歩にすぎなかった。』
ブレジンスキの『The Grand Chessboard』が話題になったのは、ロシアの人たちが威信を傷つけられたと怒って騒いだからです。
『アメリカが米ロの「成熟した戦略的同盟関係」というスローガンを打ち出したとき、ロシア側では、対立の時代は終わり、
民主的なアメリカとロシアによる共同支配の時代に入ることが正式に決まったとの見方も生まれた。…(略)…
この考え方の欠陥は、国際情勢と国内情勢の両面で現実を無視している点である。「成熟した戦略的同盟関係」という概念は
ロシアの自尊心をくすぐるものであったが、同時に欺瞞的なものであった。アメリカには、ロシアと世界の覇権を分け合う意図はなく、
その意図があったとしても、現実にそうはできない。新生ロシアはなんといっても国力が弱すぎるし、70年以上にわたる共産党支配で
荒廃しすぎているし、社会が遅れすぎていて、世界の舞台でまともな同盟相手にはならない。』
(続く)
257 :
182:02/12/25 21:50 ID:6443emoE
つまり、こう言い代えることはできないでしょうか?
『一九九〇年代には「成熟した戦略的同盟関係」を語る声も聞かれたが、それは本質的にまやかしであって、
合衆国がロシアの感情に対して与えた、口先の譲歩にすぎなかった。』
また、彼はこうも言っています。
『今後数十年に、地政上の現実に立脚し、まともに機能する世界的協力体制が登場し、
現在の世界の「統治者」の地位を(アメリカから)引き継いでいく可能性がある。』
将来、このようなことを言い出す人が出てくるかもしれません。w
『二〇XX年代には「世界的協力体制」を語る声も聞かれたが、それは本質的にまやかしであって、
合衆国が世界の感情に対して与えた、口先の譲歩にすぎなかった。』
258 :
182:02/12/29 04:36 ID:z5cuPD/y
256-257はジョークです。白けさせてすみません。
私は「包囲『網』」という言葉の正確な意味を把握していなかったかも知れませんので、ぜひ確認させて下さい。
「包囲『網』」とはランドパワーをリムランドの『全周から』包囲してユーラシア内部に「封じ込め」ることですよね?
それとも他の地域はあまり関係なく、主にヨーロッパにおけるソ連との軍事境界『線』を意識して、
その線よりこちら側へのソ連の勢力(主に軍事力)を進出させない、という意味だったのでしょうか?
以下は前者の意味でとった質問です。もしそうでないなら(ホントに私はバカ)無視してください。
-----------------------------------------------------------
スパイクマンを蒸し返しますが、スパイクマンの戦略は本当にNSC-68的な包囲『網』だったのでしょうか?
勘違いかも知れませんが、曽村『地政学入門』のp.168で示された図をみると、そんなイメージを持ってしまいます。
実は『地政学事典』のスパイクマンの項を読むと、むしろケナンの地域限定的な考えに近かったような印象を受けます。
スパイクマンの主旨は、リムランドが一つの勢力とならぬよう分断して旧世界の勢力均衡を図ることであって、
必ずしもリムランドの全てを米国の勢力下に置くような考えはなかったように思われますが、如何でしょう?
また、スパイクマンは『近衛文麿とルーズヴェルト』(中川八洋、PHP)で紹介されてるように、
「ハートランドへの(米国の)侵入」のことまで考えていたのでしょうか?
私もいつか原文に挑戦してみたいですが(現在英語勉強中)、なにぶん時間がかかり過ぎてしまいますので、
分かる方、分かった方教えて下さい。
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/12/29 18:43 ID:vFyjut9y
↑の話しをだれか太平洋戦争中のABCD包囲網と絡めて説明してください
263 :
山崎渉:03/01/07 07:15 ID:+nXvwHVD
(^^)
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/11 02:09 ID:rtPBEjqg
いったんageます。
265 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 08:59 ID:rY1P2PxF
【米国イラク侵攻の地政学的枠組み】
米国の対イラク侵攻に関して米単独の可能性は消えた。対イラク侵攻のミニマム・ユニットは
「米国-英国-親米中東諸国-トルコ」。そして、対イラク戦前戦後を通してトルコの役割が最重要。
小ブッシュの意を受けウォルフォウィッツ米国防副長官が
精力的にこの枠組み創りを推進しているが、英国は議会の慎重論を突破して米と共同歩調。
キーパーソンはトルコとなる。トルコのヤクシュ外相は確約ではないとしながらも
基本的には米国との共同歩調をとらざるおえない状況となった。今回、トルコの参加は
知性戦略上、米国の対イラク侵攻で最も重要な役割を担う。
266 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 09:00 ID:rY1P2PxF
【米国イラク侵攻におけるトルコの地政学的特殊性・1】
トルコは国内が基本的に穏健派イスラム圏であるがEUへの参加を含めて近代化がめざましい。
イラクはトルコにとって非常に重要な隣国である。湾岸戦争以来、イラクは石油禁輸出の経済
制裁を受けてイラク産の原油は国連を通してしか国外に持ちだせなくなった。しかし、トルコは
イラクの深刻な食料難を利用して非常に安い原油価格でイラクの原油とトルコの食料を交換して
きた。湾岸戦争以来、秘かなパートナーであったイラクへの侵攻になぜトルコが加担するのかと言う
理由が今回の開戦の重要なポイントでもある。
267 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 09:01 ID:rY1P2PxF
【米国イラク侵攻におけるトルコの地政学的特殊性・2】
トルコがイラクと国境を接する南部(イラク北部)は既出のようにトルコクルディスタンと呼ばれる
クルド人居住地区。クルド人は二度の大戦によって本来の居住地区をトルコ、イラク、イラン、シリア
アルメニアに分断された民族で、その中でトルコ・クルディスタンが人口の半数をしめている。
トルコ国内ではこのクルド人組織の自治権拡大の動きがもの凄く激化している。トルコはこのクルド独立を
徹底弾圧している。トルコ自身、国内でのクルド人独立もしくは自治は絶対に許さないが、
クルド人がイラク北部を切り取って自主独立するのは構わなく、そのイラク・クルディスタンに
トルコのクルド人が大量流出する事も大歓迎である。その際、イラク北部のキルキーク油田が
どのような枠組みによって利権化されるかだけが重要であり、トルコがこの油田地帯からの安価安定供給
されるかどうかは国益の根幹に関わる重要事項である。そのために米-英-トルコの枠組みが表面化する。
268 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 09:02 ID:rY1P2PxF
【米国イラク侵攻におけるトルコの地政学的特殊性・3】
今回の米軍イラク侵攻を戦術ではなく地政戦略として分析すれば、要点は三つになる。
■ペルシャ湾→クウェート→イラク南部=イラク-クウェートの国境ぎりぎりに位置するルメイラ油田の
安全保障を高めるため、クウェート国境をできるだけ北に押し上げる。その際、イラク南部に拠点を
もつイスラム・シーア派の反フセイン勢力もバックアップする。
■ペルシャ湾→イラン領空→イラク東部及び中部・バクダット=開戦の初動となる空爆のためにイラク領空の
安全保障を得る。その際に、イラク-イラン国境における両国の戦闘があった場合、イランと共同歩調を取る。
イラク-イラン国境を南北にはしる帯状地帯には国境にまたがるため未開発の天然資源が確認されている。
イランが支援するイラクシーア派の過激派組織「イラクイスラム革命最高評議会」の活動も黙認する。
■地中海→トルコ→イラク北部=イラク北部のキルキーク油田の確保。クルド人政権の自治地区樹立。
そのためには海兵隊の陸上侵攻が必要、トルコ軍との密接な連係が重要。米軍はすでに米空母
「ハリー・S・トルーマン」を中心とする12隻の艦隊を地中海に派遣した。ただし、地中海地域において
シリアの動向が依然として不明。シリアの動向をしばし注意。
269 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 09:03 ID:rY1P2PxF
【米国イラク侵攻におけるトルコの地政学的特殊性・4】
今回、イラク侵攻にトルコの参入を重要視する米国の思惑は、この戦争だけではない。アフガンの侵攻は
いまだなお不安定であり、隣国のタジク、キルギスタン、トルクメニスタンなどを睨んでトルコとの
協調を強化しておきたい。トルコはオスマン・トルコの時代から中央アジア、ヨーロッパ、中東に接する
ホットスポットである。特にイスラム圏でありながら近年の民主近代化が顕著である。ヨーロッパ向けの
中央アジア天然ガスパイプラインもこのトルコが出口となる。米国は地政戦略上、トルコとの同盟関係を
強化したいところ。エナジー・ジオポリティックス上でも、最大の注目を集めている。
270 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 09:06 ID:rY1P2PxF
【米国対イラク侵攻の枠組みに対するカウンター・ストラテジー・1】
米-英-親米中東諸国-トルコを枠組みとするイラク侵攻アライアンスに対して
カウンター・ストラテジーを発動している国々にも注目。
ロシアを基軸とする、中国、インドだ。解りやすすぎるこのアライアンスは
査察が始まってからの露・プーチンの積極的な外遊によって明確になった。
このプーチンの戦略的外交は、シーパワー・ポリティックスを展開する米国に
対してのあからさまな牽制であり、ランドパワー・ポリティックスを
再構築したいプーチンの思惑とロシアのエナジー・ジオ・ポリティックスが融合
されたものと分析できる。ユーラシア→中央アジア→インド亞大陸を
通底する南北のアライアンス軸を引く事で小ブッシュの石油完全制覇に対抗しようとする動きだろう。
ユーロだて外貨獲得に乗り出した北朝鮮とEU加盟国も入りておけ。
イギリスは北朝鮮と国交があり、シベリア資源にも投資している。
ドイツもだ。スウェーデン、スイスも北朝鮮と国交がある。
経済力あるのに北と国交がない米韓日を出しぬきたいのが欧州組みだ。
欧米諸国がユーラシアの西と東で二枚舌なのに注意しろよ。
だから柔軟なイラクを容赦せず、無謀な北朝鮮に寛大なんだよ。
EUは北朝鮮への援助を決定したな。
欧米諸国は東アジア経済への進出とシベリア資源開発に御執心だよ。
北の強気は東アジアの地政学的な要所としての自国の価値を知り高く売り付けようとしていることからくる。
海と陸で分けるより、ユーラシアの東西で分けた方が現在の国際情勢は整合的に説明がつく。
米国はイラク後も北には多分強攻策は取らないよ。
取る気ならばそもそも米国兵5万人が死傷し死守した38度線防衛ラインで既に施工されつつある鉄道施設など
韓国に許すはずはない。最前線は正直だよ。
東では米中対印欧だよ。西では欧米中印ともどもイスラム切捨てだ。
資源を中心に地政学的にみると、地域における戦略的価値がシフトしつつあるのだ。
西から東へだ。
極論すると、ある意味冷戦前の植民地時代に戻りつつあるのだ。石油のまだ出ない中東の時代に。
トルコはロシアに全面的に天然ガスは依存している。欧州もだ。英国も北海資源後を睨んで同じ姿勢だよ。
西ユーラシアも北と南で区別した方が正しい。
中東とロシアは資源戦略的に見て競合する立場にある。
その分岐点は小アジア近辺から中央アジアへのイスラム圏のラインでありテロルが激しい地域だ。
この地域での言わば「国取り物語」がテロや地域紛争だ。
そして資源の有無と国力の有無で依存関係が決定されている。
国際情勢によりモザイク的に友好関係が変遷するラインだ。
272 :
名無し:03/01/11 11:09 ID:xPVjAJ4w
北朝鮮問題で、世界的に見た朝鮮の地政学的な重要性が前より低下
したように思われる。日本にとってもだ。
というのは、朝鮮を応援する国がなくなったからだ。中共もロシアも米国に
べったりだ。だから朝鮮が南北統一してもベトナムの二の舞だろう。
ベトナム以上に朝鮮は過剰人口を抱えている。日本は核自衛して海岸封鎖だ。
朝鮮人を帰国させることはあっても入国させてはならない。
冷戦が終わっている以上、日本と韓国は元の地政学的な敵対関係に戻る。
準備をしなければいけない。
273 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 12:20 ID:rY1P2PxF
>>271 レスありがと。連続投稿規定に引っ掛かって続きがアゲられませんでした。(汗
かぶるかもしれませんが、追加させていただきます。
【米国対イラク侵攻の枠組みに対するカウンター・ストラテジー・2】
またこのユーラシア→中央アジア→インド亞大陸を通底する南北のアライアンス軸は
ロシア、中国、インドに隣接する数々の小独立国、自治区に対する威圧である。
チェチェン、タジク、ウイグル、新疆、キルギス、カザフ、ウズベク、トルクメン
パキスタン、インドネシアといったところか。現在のところ中央アジアで
最も大きな紛争が発生するとした、チェチェンとタジキスタンだろうと云われている。
アフガンとパキスタンにくさびを打った米国-小ブッシュへの牽制もある。
中央アジアの天然ガスパイプラインとロシア北海油田・天然ガスパイプラインを
リンケージさせるためには地政戦略上、この地域を押えこまなければならない。
274 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 12:21 ID:rY1P2PxF
【米国対イラク侵攻の枠組みに対するカウンター・ストラテジー・3】
このロシア、中国、インドのカウンター・ストラテジーが最も如実に表面化するのが
「北朝鮮武力制裁」における枠組みだろう。核査察問題を経由して発動される武力制裁
はイラク侵攻ほどもめない。ただし、その枠組みは米-英-トルコに日・韓を加えた
アライアンスとロシア、中国、インドのアライアンスに分れる。つまり利権を主張する
二つのアライアンスによって「獲物の分け前」は枠組みされると云う事だ。
しかし、北朝鮮武力制裁に関しては双方とも万全の協調体制をとる事だけは間違いない。
その中で日本の立ち位置は非常に微妙。インド洋へのイージス艦派遣を決めた以上、
日本国首相はロシア、中国との何らかの接触調整が必要。そのためには、例えば
ロシアに対して北海道-樺太-サハリン-シベリアに渡る共同プロジェクトを
持ちかけるぐらいの胆力が必要。とは云え、ムネ〜オ・レベルでは噴飯もの。
275 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 12:22 ID:rY1P2PxF
276 :
ジギー・スターダスト:03/01/11 12:40 ID:rY1P2PxF
>>272 半島問題に関してなんですが、ちょうど昨年の小泉訪朝の直前、
確か(7月ぐらいだと思うが)不思議な報道がありました。
北朝鮮の未採掘油田の試掘権をある欧米の会社が取得しました。
それがソヴリン・ベンチャースという英国籍のシンガポール法人です。
この会社がベンチャー・アライアンスを組んでいるのがカナダ法人の
ソヴリン・チーフ・ベンチャースという会社です。
この企業はヘッドクォーターをバンクーバーにおいていますが、
その実はテキサスのオイルベンチャーです。
テキサス・オイルシンジケートはご存知のとおりブッシュのお膝元です。
ソヴリン・チーフ・ベンチャースにブッシュの息がかかっているのではと思い
資本構成その他を調べたんですが確証は得られませんでした。
271の方が云うように欧州・ロシアは北朝鮮を資源とロジスティックスの両面で重視しています。
277 :
名無し:03/01/13 20:12 ID:ZXAuSM/C
age
278 :
:03/01/13 20:31 ID:WZymPo6E
誰かさん、日本とロシアの石油、天然ガスのパイプライン
について、教えてくれんか。
何日か前の日経に、地政学的な面から、語られていたと思うが...
経済的にみると、中国の方に供給したほうが効率がいいが、
それでは、ロシア極東部が、中国の影響下に入る危険が大きいので、
ロシアは、日本の北海道のほうに持って行きたいと思っているそうだ。
279 :
278の続き:03/01/13 20:35 ID:WZymPo6E
それで、日本の北海道方面にエネルギーラインをひくと、
その向こうには、アメリカ、カナダがそびえ立つ。
中国方面に通すとなると、経済コストは安くつくが、
中国に独占されて、シベリアが中国の支配下になると...
ちなみに、旧ソ連時代にも、日本とソ連の間に、この構想があったが、
中国が横槍をいれて邪魔したらしい。
280 :
名無し:03/01/14 03:20 ID:5N/7fPkN
良アゲ
281 :
ね:03/01/14 03:43 ID:R/EwHQrW
ちょっと古いんですが香港のアジアタイムにこんな記事があった。(1月4日)
《Tokyo outbids China in Kremlin oil link》
http://www.atimes.com/atimes/Central_Asia/EA04Ag05.html MOSCOW - The Kremlin has decided to curtail its support for a new pipeline
proposed for oil shipments to China, and according to Moscow industry sources
the Russian government is now quietly in favor of a more expensive option backed
by the Japanese government.
モスクワ政府は中国へのパイプライン供給プランは短縮して、日本からの資金バックアップを受けた
別案を考慮中、、とかいう記事でつ。
282 :
182:03/01/14 19:19 ID:UouRFPmZ
>>278-279 その日経の記事は読んでいませんが、関連ニュースは↓ですかね?
http://www3.nikkei.co.jp/kensaku/kekka.cfm?id=2002122700637 今日23時にNHK衛星第一の番組で「日ロ石油戦略中東から極東へ」が放送されるようです。
>中国方面に通すとなると、経済コストは安くつくが、
>中国に独占されて、シベリアが中国の支配下になると...
中国へパイプラインを通すことが、どういう理屈で中国のシベリア支配へと繋がるのか、
もう少し詳しく解説してくれませんか?
>ちなみに、旧ソ連時代にも、日本とソ連の間に、この構想があったが、
>中国が横槍をいれて邪魔したらしい。
今偶然読んでいる古い中国関係の本に関連する部分があったので要約します。
(続く)
283 :
182:03/01/14 19:20 ID:UouRFPmZ
・日本のチュメニ油田開発に伴なう太平洋岸までの石油供給線の完成ということは、
それに沿って通信設備の完備した自動車道路が完成されることであり、
シベリヤ鉄道の何層倍もの急速な大兵力移動を可能にするのである。
日本の資金、資材と技術によって、見事な中国包囲の北方大軍事道路の完成となり、
ソ連はこの輸送路を使って、太平洋からシベリヤにかけて、いつどこからでも
中国を攻撃できる条件を獲得するということである。
・パイプライン建設に必要な莫大な量のパイプを日本から供給することになるから、
それを引きうけるメーカーから政治献金を期待できるという計画でもあろうが、
日本にとっては実際に石油が入手できるか否かの保証は稀薄なのである。
・ソ連を第一の敵国と考えている中国にとって、日本のチュメニ油田開発は、
一大軍事的脅威をつくり出し、中国の兵力量、兵力配備、作戦計画に計り知れない
困難と負担をもたらす。だから中国としては(日本に)チュメニに手を出さないで欲しい。
それが昭和49年の初め頃(それまで日本への原油供給を渋ってきた)中国の方から、
年間2〜3千万dと積極的な原油供給を申し出てきた理由の一つになった。
284 :
:03/01/14 22:44 ID:FR5mocuG
>>282 今、ロシアのシベリア、極東は、
中国からの密入国者の急増と、ロシア人の人口減少で、
経済的、政治的に、事実上、中国の支配下になりつつある。
これは旧ソ連時代からの懸念材料で、
世界最大の人口の中国と陸続の国境があることは、彼らにとって脅威だった。
しかも、今、ロシア人が経済的に厳しいシベリアから国外や欧州方面へ流出し、
平均寿命の低下、少子化の影響で、全ロシア人の人口自体が減少している。
逆に、人件費の低い中国にとっては、そんな経済的に厳しいシベリアでも、
経済水準が高いので、どんどんロシアへの違法に移民が増えていく。
285 :
:03/01/14 22:55 ID:FR5mocuG
ついで言うなら、日本の北方領土問題は、中国の対シベリア政策が参考になると思われ。
つまり、北方領土や樺太への移民を増やすことによって、実質的(経済的)にロシアから奪う戦略。
人口の希薄なロシアの極東部にとって、北東アジア人は人口的経済的に脅威である。
ただ、シベリアや沿海州への中国人の侵入は、日本にとってもウザイことなので、
それに関しては、ロシア人たちへの支援をしてやる。
ロシアはなぜか中国に兵器を平気で売っている罠。
ビジネスしたいだけで脅威でもないよ。敢えて言うなら経済的脅威。
ロシアはそれをコントロールしたいだけだよ。ただロシアが軍事重視しているのは確かだね。
各管区のプーチンの全権代理の殆どは元軍人だよ。
しかも知事に対する権限の強化を考えている。事実上の軍管区制だな。
帝政ローマやモンゴルの統治の仕方に似てきた。治安の強化がねらいだろ。
>それで、日本の北海道方面にエネルギーラインをひくと、
その向こうには、アメリカ、カナダがそびえ立つ。
これは面白い視点だな。ブッシュが任命した新しいブレインのスノー
が元いた会社は正しくアラスカの天然ガスの利権を獲得しそうだよ。
5月に自衛隊が合同演習するかもしれないところだね。
http://www.alaskajournal.com/stories/111201/loc_csx_new_leader.shtml Web posted Monday, November 12, 2001
CSX announces new Yukon Pacific Corp. leaderBy The Associated Press
ANCHORAGE -The parent company of Yukon Pacific Corp. has announced a new
director for the corporation.
John Snow, CSX Corp. chairman and chief executive officer, said Ward
Whitmore will be director of project development and will direct daily
operations for Yukon Pacific.Yukon Pacific holds the major state and federal permits
and authorizationsfor an 800-mile natural gas pipeline and liquefaction facility. Under the
company's Trans-Alaska Gas System project, natural gas would move via
pipeline from the North Slope to Valdez, where it would be refrigerated to
produce liquefied natural gas for shipment to Asia.
Whitmore has worked on the project for 12 years. An Anchorage resident since
1989, Whitmore joined Yukon Pacific after holding several
engineering-related positions with Union Pacific Resources and Phillips
Petroleum.He replaces Jeff Lowenfels.
平成13年6月12日 2001年14号
アラスカ天然ガス開発計画がカナダ北部の鉱山開発に与える影響
<ヴァンクーヴァー海外調査員 日高俊信報告>
5月16日、米国ブッシュ政権は国家エネルギー政策の概要を発表し、エネルギーの
海外依存度を低めるため、原子力発電を推進するとともに、国内の石油・天然ガスの
増産を行う姿勢を明確化した。
これにより、時機到来を待っていたアラスカの天然ガス開発計画がいよいよ具体化
する見込みであるが、当該天然ガスをアメリカ本土に輸送するためにはカナダを経由
する必要があり、そのためには、天然ガス専用のパイプラインを敷設する必要が生じ
る。
天然ガスパイプラインの敷設は、膨大な建設投資(数十億ドル)、燃料税収入等(数
億ドル)、雇用創出(数千人)等の経済効果に加え、関連するインフラ整備等(道路、電
力源、熱源、排ガス削減等)を伴うため、これまで豊富な天然資源(金属鉱物、石炭、
石油・天然ガス等)を有しながらも、その地理的、自然条件的ハンディキャップから
開発に着手できなかったカナダ北部地域の経済開発の起爆剤になることが期待されて
おり、このため、パイプラインの敷設ルート候補となっているカナダのユーコン準州
とノースウエスト準州(NWT)は、プロジェクト実現のため、懸命な誘致合戦を展開し
ている。
以下に、アラスカ天然ガス開発計画の概要を紹介する。
http://www.mmaj.go.jp/mric_web/current/01_14.html
http://www001.upp.so-net.ne.jp/dewaruss/bering_sea.htm さらに米国は自分の領海の中でのロシア漁船の操業を一定期間許容し、
ここでロシアが「損害額」と主張する量の漁獲をロシア船が漁獲できるようにする
というものである。
しかし、サカナでことが済むわけではないと、ロシアのイトーギ誌は先を読んだ記事を
掲載している。ロシア下院はサカナとともにその他の鉱物資源(言うまでもなく石油とガス
のことである)についてもおなじ方式を考えているというのである。両国の領海はそれぞれの
主権下に置き、その外側の水域では採取、採掘を共同で行おう、という提案が練られている。
ベーリング海には豊かな石油資源が予想されている。ただし現在はこの採掘は採算に
乗らない。しかしこれはまさに「戦略備蓄」という言葉が当てはまるものとなるであろう。
少なくともブッシュはそう考えていると同誌は書いている。
チュコチ自治管区
http://www.ai.wakwak.com/~cpm/russia/89/chukotka.html チュコチ自治管区は、ロシア有数の資産家で著名な事業家であるロマン・アブラモー
ビッチ(1966年10月24日生)が、2000年12月に知事に選出されたことで、一気に全ロ
シアに知られるようになった。
アブラモービッチは、石油大手シブネフチの過半数株 を保有し、事実上ロシアのオ
イルビジネスを支配していると言われる。
チュコチ自治管区は、東シベリア海・チュコト海・ベーリング海に面している。
チュコチ自治管区には凍土地帯があり、自然環境は厳しい。
冬は8〜9ヶ月間続き、同 自治管区が面するベーリング海・チュコト海は、一年の大
部分凍結している。
同自治管区には、米国との国境があるため、軍事インフラが整備されている。
資源の争奪戦はユーラシアからはみ出てアメリカ大陸までいきそうだよ。
アラスカでの日米合同演習が5月にあるとしたら、ロシアへの牽制なのかな?
291 :
:03/01/15 07:16 ID:JK5IjDQS
ロシア沿海州は、人口の半分が中国人だと聞いた。
もちろん、これは公式の発表には出ない。
(つまり不法滞在者が多いから)
ロシア人にとって中国の人口(経済力)は脅威になっている。
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/15 14:16 ID:CQVURQdc
極東政策
経済と防衛優先
プーチン政権日中との関係強化へ
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/nea/vladivo/20021213.shtml 旧ソ連崩壊後、経済危機が深刻化し、軍事力が弱くなった。
十一月二十七日、ロシア極東の安全問題をテーマにロシア連邦安全保障会議がモス
クワで開かれた。今夏、プーチン大統領、ルーシャイロ安全保障会議議長が沿海地方
など極東を視察し「近い将来、政策を方針転換しなければ、極東は荒れ地になる」と
いう見方を示した。会議で報告したプリコフスキー大統領全権代表は人口減や労働資
源不足などを訴えた。
ロシア政府や沿海地方政府は中国の経済成長、人口増加を警戒している。ロシア連
邦の外国籍移民・労働者管理法では中国人をはじめとする外国籍移民・労働者を支配
下に置きにくいからだ。このため安全保障会議が法律省に外国籍移民・労働者管理法
の改正を指示した。プ全権代表は「在ハバロフスク中国総領事館と交渉し、今後はロ
シアと中国が極東における中国国籍の企業などを統制するシステムをつくる」と明ら
かにした。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/15 14:17 ID:CQVURQdc
ロシアの悩みは、極東での中国人がさらに増加すること、労働者が不足することで
ある。このため経済が発展しない。このままでは中国が極東の経済を支配してしまう
との不安もある。プ全権代表は「労働不足が激しい極東と、失業問題に悩む中国は、
極東の経済問題を一緒に解決できる」と強調した。 極東のもう一つの重要な問題は
国家防衛やテロ対策の強化だ。安全保障会議でプーチン大統領は「太平洋艦隊と極東
部陸軍管区の戦闘力を強化しなければならない。また、警察や検事局、国境警備隊も
そうだ。目的はロシア国民の安全保障、経済へのマフィアの侵入防止、密出入の阻
止、麻薬対策、密移民対策だ」と説明した。
ロシア政府と国防省は極東部陸軍管区や太平洋艦隊への資金援助を今年から増やし
た。太平洋艦隊司令部高官は「燃料難や将兵への給料未払いはなくなった。艦艇のパ
トロールも多くなり、演習や訓練は計画通りに行われている」と話す。また、ロシア
海軍は来年、極東で予定している大規模演習の準備を進めている。演習ではテロ対
策、武器・麻薬密輸送対策、密移民対策、海賊・船舶だ捕対策、密漁対策などの訓練
を行う。注目されるのは、日本の海上自衛隊や韓国の海軍が参加することだ。
極東は以前からあらゆる問題が発生し、プーチン政権は極東を重視し問題の解決に
努力している。現在、ロシア政府は極東の経済と防衛政策を優先している。方針実現
のために日本や中国との協力関係を深める考えだ。
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/15 14:20 ID:CQVURQdc
沿海地方
中国のスパイ事件多発
外交関係配慮で非公表
一九九〇年代初期から、中国の情報機関はハバロフスク地方の大規模な戦闘機製造工
場の技師、労働者、空軍部隊将校をリクルートしている。二年前リクルートした将校
は、戦闘機の設計図や部品などを中国側に渡していた。一年前、情報漏れを知った軍
がスパイ事件として調べた。容疑者は数人いた。
ロシアは中国とひそかに契約を結び、戦闘機やミサイルを輸出する予定という。プー
チン大統領の指示でこの情報は公開されていない。保安局関係者は「中国とは関係改
善を図っているので、我々は足踏み状態だ」と困惑した一面を見せている。
14:10 2003-01-09
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/nea/vladivo/20020628.shtml
295 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/15 14:22 ID:CQVURQdc
北が在露総領事館を移転へ
北朝鮮がロシア極東のナホトカにある総領事館を今春にもハバロフスクに移転させる
方針をロシア政府に伝えていたことが11日、外交筋の話で明らかになった。
ハバロフスクで働く北朝鮮からの派遣労働者の増加が背景にあるとみられるが、外
交筋は、一昨年のシベリア鉄道でのモスクワ訪問に同行するなど、金正日総書記と親
交の深いプリコフスキー極東連邦管区大統領全権代表がハバロフスクを本拠にしてい
ることから、同代表との連絡、協力を密にする目的もあるとの見方を示した。
現在、ハバロフスクには査証発給を行う北朝鮮の出張事務所と対ロシア貿易のための
木材代表部があるが、こうした施設を拡充し総領事館とする。ナホトカの総領事館は
廃止の予定。
北朝鮮はロシアに対する債務返済の手段として、木材伐採のための労働者を極東に派
遣。このうちハバロフスクには最も多い約3000人の労働者がいるとされる。
また、昨年8月のロ朝首脳会談で両国は派遣労働者の数をさらに増やすことで合意し
ており、北朝鮮当局にとって労働者の管理強化の必要性も高まっていた。(共同)
296 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/15 21:27 ID:bsSCur4X
他のスレで北朝鮮問題を熱く討論していましたが、だんだんレベルが下がって
おかしな方向へ向かっています。たぶん感情論が主流な為でしょう。
地政学では北朝鮮問題をどのように解釈し結論づけるのでしょうか?。
どなたかご教授いただければ幸いです。
「
http://nk.walker.jp/salon/」の2号室
米、環境問題も産業界優先――エネルギー政策関与深く> 4月21日 日本経済新聞
ブッシュ米政権が昨年春に独自のエネルギー戦略をまとめた際、環境保護団体の意
見をほとんど聞かず、エネルギー業界だけに耳を傾けていたことが、米政府がこのほ
ど公表した内部文書で明らかになった。約一万千ページに及ぶ内部文書は、戦略の立
案過程が不透明だとする環境保護団体などの訴えを受け、連邦裁判所が米政府に公開
を命じていた。
文書によると、エネルギー戦略の取りまとめで中心になったチェイニー副大統領ら
が電力会社や石油会社幹部と何度も接触していたことがはっきりした。ブッシュ政権
は破たんしたエンロンの経営陣がエネルギー戦略の作成グループと数度会ったことも
認めている。ところが環境保護団体の代表は戦略作成がほぼ終わりかけたころ、かろ
うじて政府要人に会えただけ。「我々の意見は政策に全く反映されていない」と批判
している。
ブッシュ政権の戦略はエネルギー自給に重点を置き、アラスカでの原油採掘解禁や
原子力の利用拡大を柱としている。地球温暖化対策でも、クリントン前政権が公約し
た二酸化炭素の排出削減目標を撤回した。いずれも米エネルギー業界に有利な政策
で、内部文書は業界の深い関与を裏付ける形となった。
同政権の地球環境問題軽視の姿勢は国際社会から批判を浴びている。米国内でも業
界偏重姿勢に風当たりが強まり、十八日にはアラスカの原油採掘解禁が上院で否決さ
れた。だが現時点では大統領らには、地球温暖化防止に関する京都議定書に復帰する
考えは全くないようだ。
299 :
山崎渉:03/01/20 12:51 ID:b21lUQ2g
(^^;
300 :
戦略家志望@次はジョミニの戦争論がほすぃ。:03/01/21 04:31 ID:/LkY+qe9
>>298 権力と政治は切っても切り離せない関係といえども
イラクといいエネルギー問題といい
ここまで来ると、チェイニーやラムズフェルドの顔を見るだけでも吐き気がしますな。
おぞましい。。。
ということであげてみました。
302 :
ね:03/01/21 10:41 ID:bbrk5QHl
>>298 石油の値段、実はほとんどの国で税金が大方を締める。
例外のひとつが米国。あそこは自動車はもちろん広い住宅のエアコンも重産業も
安い石油をジャブジャブ使うことで成り立ってる、刹那的な国。
その米国が石油と現金不足打開に戦争しようというわけでして、何が正義なんかいね?
303 :
イエス:03/01/21 13:11 ID:IR20GnP6
力が正義なのです。
>>300 わはは。アメリカの単独行動主義マンセーのわしなぞは逝って良しですかな?(*´ー`*)ムフー
どこかで話ができると良いですが・・・
わっはっは。余裕無い えぐっえぐっ・゜・( つ皿T)・゜・.
305 :
シベリア-極東パイプライン:03/01/24 09:59 ID:WxoZBkza
ロシア政治経済ジャーナル140号
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm ▼東シベリア-沿海州パイプライン計画とは?
小泉さんとプーチンさんは1月10日の会談で、東シベリ
ア・アンガルスク(イルクーツク州)とナホトカ(沿海州)
を結ぶ石油パイプライン計画の実現に向け努力するこ
とで合意した。
パイプラインは全長3,800km。総工費は50億米ドル以上。
日本政府は、このルートが完成した場合、日本はロシ
アから「日量100万バレルの原油を輸入する」としてい
る。
これが実現すると、日本の中東依存度は、現在の88%
から65%まで一気に下がる。(^O^)
ロシア政府高官によると、日本政府はプロジェクト実現
の為に50億米ドルまでの融資を実施する準備がある。
このプロジェクトは、日本に原油を、ロシアに現金をもた
らす理想的なものだ。
ロシアにとっては、日本のお金を使ってナホトカまでパ
イプラインを敷き、そこから日本ばかりでなく、米国・韓
国・中国へも輸出ができるというおいしい話。(^O^)
306 :
上の続き:03/01/24 10:02 ID:WxoZBkza
ロシア政治経済ジャーナル140号
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm ▼一つの障害
しかし、プロジェクトの実現を妨げる要因もある。
実は、ロシアの石油大手ユコスと中国石油天然ガス総
公司(CNPC)は昨年7月、アンガルスク-北京を結ぶ石
油パイプラインを建設することで合意している。
(詳細は121号=02年7月21日号)
このパイプラインが完成することでロシアは、中国への
の原油輸出量を現在の年間180万トンから一気に2000
万トンまで増加することができる。
ロシア政府は、「東シベリアから、両方のルート(アンガ
ルスク-北京、アンガルスク-ナホトカ)に十分な原油
を供給できるか不明」としている。
調査後、決定は3月に下される予定だ。
いずれにしてもロシアにとっては儲かる話なので、プロ
ジェクトは実現に向かって進みはじめるだろう。
307 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/01/24 10:19 ID:nEPxcWaF
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/02/04 15:57 ID:DoH7GVs+
今回のスペースシャトルの事故を
地政学の視点から分析すると?
>308
無関係
>>301 イラク攻撃に関する賛成派と反対派がくっきり地政学的な関係で分かれているのは
面白い傾向だと思うのだがどう思われるだろうか?
賛成派→米英加豪=海洋覇権国家
反対派→中露独仏=陸上覇権国家
米英からの石油供給を受ける賛成派と、ロシアからの石油に目をつけている反対派
という構図が浮かび上がると思うのだが気のせいかな?(フランスはいつも通りの二股膏薬)
で、日本はロシアからの石油を大量に購入したいんだけども、
アメリカが大量購入は許さないので仕方なく中東に頼らざるを得ず、賛成派になっているという構図。
悲しいねぇ、属国ってのは(;´Д⊂
相変わらず分析が粗雑だな。
英国はロシアから資源買う契約しているよ。それにEU加盟国だろ。
朝鮮半島で対立しているのは露中だよ。米中は寧ろ提携している。
英国も北朝鮮と国交がある。日米はない。
古典的な二元論的地政学にいつまでもしがみついていると現実から乖離するよ。
過去の地政学者も時代に合った地政学が必要といっとるだろが。
所詮、現実を安易に捨象しすぎたマニュアル君だな。
資源と民族或いは国民主義を基軸にして再考せよ。これが世界を動かしている原動力と
各国の国益だよ。
EUと中国の発展。これらから見とおせる世界の将来像は
大きな地域主義の拡大だろ。米国は中南米の破綻から遅れをとって焦っているのだろう。
既に失業とテロとデモで混沌として来た。
モンロー主義とはもともと汎米大陸主義だよ。最早米大陸に内向的になると言う選択肢も
ないんだよ。東アジアの発展とEUの発展は確実に米国を焦らせていたのだよ。
だから戦後のシナリオの見えないイラク戦に強硬しようとしているのさ。
米国が好景気に浮かれている間に世界は確実にネオブロック経済化していたのだろうな。
これが民族主義の台頭を抑制しているのさ。
米国はこれを軍事力だけでしかも短期間でやろうとしているから
問題なんだよ。先ず成功はしない。いずれ民族主義、ナショナリズム
の抵抗にあう。米国自身がそうだしね。
つまりだな、、、米国は糞をタレながら便所掃除しようとしているのさ。
そりゃ無理だよ。
中国も欧州も何十年もかけて地域経済を拡大してきた。
これに比して米国の中南米政策は完全に失敗した。
この差が今出始めてきたんだよ。
だからせめて中東ぐらいには影響力拡大しておきたいのさ。
ナショナリズムや民族主義は必ず新たなるナショナリズムや民族主義
を産みだし拡大、対立させる。
イランもイラクもパキスタンの原理主義政党、トルコのイスラム政党拡大も
同じ理由。
エジプト、サウジ、にアルカイダのメンバーが多いのも反米主義と言う形で
アラブ民族主義、或いはナショナリズムを触発したのさ。湾岸戦争がきっかけだったろ。
アングロサクソンの思考原理が帰納的に傾き易いということも知っとけよ。
事例から法則性を導くことは得意だが、予め一般原則を定立して演繹的に
各事例に適応すると言う思考が不得手なんだよ。
必然的に普遍的理念の構築に臆する。
事例を各国或いは民族、原則や法則を理念として考えて味噌。
米国が場当たり的な政策しか打てずイラクやイランで親米国家の構築に失敗して来たのは
決して偶然ではない。
例えばフランスの普遍主義がEUを生んだとも言える。革命による国民国家の覚醒もだな。
F1、オリンピック、ワールドカップサッカー、万博、全てフランス産だ。
欧州の流行服のオリジナルはロンドン産も多いが普及させるのはパリだ。
カトリックとは普遍的と言う意味だろ。
独逸人は観念的ではあるがやはり物事を抽象化して世界的な思想を生み出しうる。
経営学の理念を米国に普遍化したのは独逸生まれの経営学者ドラッカーだろ。
>>313 些細な事ですが
>経営学の理念を米国に普遍化したのは独逸生まれの経営学者ドラッカーだろ。
オーストリアだったはずです。
シュンペーターもオーストリア。
まぁどっちも民族は同じなわけだが、、、
例のシュンペーター(本連載第10回参照)は、経済学者が政策提言をおこなうの
は「豆鉄砲で戦争にいくようなもの」と戒めている。第一次大戦後のオーストリア
で大蔵大臣を務めながら、任期半ばで辞任に追い込まれたという苦い個人的経験は
ともかく、学者の立場をつきつめるとこういう結論に行き着くのも理解できないわ
けではない。なにしろ学問で確実にいえることは、モデルに従えばつぎのようなこ
とがいえる、ということである。そうしたモデルはすべて仮定にもとづいている。
その有用性を試すのは実証の役割であるが、それにも限界があるのは否めない。
オーストリアの大蔵大臣だったみたいですね。シュンペーター。
え? ドラッカー? 知らないよん。
hello!
ドイツのアカデミズムの影響もあるようだな。
地政学がらみで面白い本はありませんか?
著書関係のスレ見つけました。スレ違いすんません
>>321-322 どのスレか教えていただけませんか。
最近マクニールの『疫病と世界史』を入手したものでして。
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/09 10:51 ID:ufa/8TYN
>>324 おまえは世界でトップクラスのアホだよ(プ
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/09 10:55 ID:rDcrlFxR
>324
最高だよおまえ(禿藁
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/12 21:06 ID:FgJ6MNwm
遊牧民族の隆盛って、もちろん13世紀がピークだとは思うんだけど、
例えばトルコ人は中東近辺にたどりつくまで遊牧民族だったわけだ。
オスマン=トルコになると、完全なランドパワーに分類されそうだけど、
それじゃあ、遊牧民族自体はシーパワーなのか、ランドパワーなのか。
それとも、パラダイムを越えた存在なのか?
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/12 23:29 ID:7trw9g2d
>>326 >遊牧民族自体はシーパワーなのか、ランドパワーなのか。
ランドパワーそのものです。
マッキンダーなどは、ランドパワーの特徴のかなりの部分をを遊牧民の歴史から導き出していますけど。
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 04:37 ID:KDpQp1QY
age
ところで、戦略家氏。生きてますか?
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 13:34 ID:6klAB8MU
新参者ですが。
地政学の基本にある原則って「海上輸送のコストは陸上輸送のコストに比べて
とてつもなく安い」ちゅう理解でいいんですかね?
この原則があるから、海軍力を持った国は同じ海でつながったところであれば
ほとんどコストゼロで軍隊を海上輸送できる。よって、海に面した土地はどこで
あろうと海軍力を持った国の直接的あるいは間接的支配下に入ることになる。
で、海軍力による影響の及ばない地域が「ハートランド」として海軍力を持たない
が陸軍力を持つ国の戦力源泉になりうる。
こまい話まで展開すると、砕氷船の存在はロシア北部のハートランドへのアク
セス手段になりうるから地政学上無視できない。
という理解なんですが。
>>331 >地政学の基本にある原則って「海上輸送のコストは陸上輸送のコストに比べて
>とてつもなく安い」ちゅう理解でいいんですかね?
これは基本原則でもなんでもないと思います。
単なる枝葉の要素の説明にすぎません。
というか地政学について、「要は〜」と一言で言おうとすること自体無理があると思うのですが。
333 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 13:49 ID:NG9ARfH5
334 :
:03/03/15 14:12 ID:w3Z3uz6P
GPSで現在位置を読みとり、エシュロンと無人偵察機で情報収集し、キノコ雲を出すような「通常爆弾」
を持つ米軍の存在は古典的地政学の想定外なのか?
335 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 16:46 ID:TC8KtO7B
>>334 何度も何度も言われていることだけど、航空機の時代になっても(というかますます)、
マッキンダーの説は有効です。
マハンは時代遅れになってしまったかもしれませんが。
336 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 18:16 ID:6klAB8MU
>333
曽村保信氏の中公新書版「地政学入門」を呼んだだけでつ。
検索すると本はたくさん出てくるが入手難のものがおおいので。
337 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 19:36 ID:q22RCnIw
338 :
331:03/03/15 20:07 ID:6klAB8MU
>337
ははあ、マッキンダーの翻訳ですか。これはやっぱ読むべきですな。
とはいえ図書館にリクエストしても入るかどうかわからんし、amazonの
中古リクエストで出てくるのを待つしかないか(藁
339 :
上総介@東トルキスタン共和国:03/03/15 21:21 ID:XF38XjUc
>>335 >マハンは時代遅れになってしまったかもしれませんが。
マハンが『海軍戦略』で述べた主要な理論は、
シーパワーの展開においてはその根拠地となる港湾基地や後背地が重要だということでしょう。
それは航空時代においても、航空機は給油・整備等が必要ですから、その理論は当てはまります。
おそらくSF的な宇宙時代となってもその理論は生きる続けることでしょう。
340 :
333:03/03/15 22:01 ID:Hr75XgOf
>337
だんな
今日、図書館に予約しておいて
手に入りましたぜ、へへ
最近、地政学にはまり読書魔になってしまった
341 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 22:54 ID:+b+oKGEM
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/15 23:11 ID:+b+oKGEM
>>340 「デモクラシーの理想と現実」は決して難解ではないですが、最近日本で出ている地政学本に比べると
やや理解しづらいです。
想定してる読者層が第一次世界大戦直後のイギリス人だということと、歴史や地理などに関する
マッキンダーの広範な知識が凝縮されているためです。
歴史に関しては、曽村さんの名訳と解説のお陰でそれほど詳しくなくても読めるようになっていますが、
地理に関しては、詳しい地図と地球儀を常に手元に置いておかないと、なかなか文章の意味が理解
できないと思います。
343 :
上総介@東トルキスタン共和国:03/03/15 23:49 ID:XF38XjUc
>341
その本は去年読みました。一見読みやすそうな本でしたが、
翻訳者が専門家でなかったためか、文章が非常に読み難かった記憶があります。
内容もいまいちという印象でしたが、また読み返せば新たな発見があるのかもしれません。
ついでに春名幹男著『核地政学入門』は、第三世界における核拡散の現状、歴史について書かれたもので、
いわゆる「地政学」の話とはあまり関係のない本でした。
344 :
341:03/03/16 00:48 ID:VxPhbtB2
>>343 白状すると、私も10年ほど前に読んであまり面白くなかったので、途中で投げ出しました。
研究者なら当然押さえておく必要がある本なのでしょうが、一般人は『デモクラシーの理想と現実』を
ちゃんと理解するのが何より大事だと思います。
(地政学の本を書いている人たちの中にも、『デモクラシーの理想と現実』を読んだことがないもしくは
内容を理解していないひとが結構多くてびっくりしますが。)
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 01:28 ID:VW89gfQK
ところで質問なのですが、地政学的に考えると、オーストラリアって
かなりいい条件のところに国があるのですが、なんで、国際的には、
あんまり影響力がないのでしょうか。。。
一国で丸々一大陸を領土としているんですよ。。。
資源も農業もあるし。。。
シーパワーとしては理想的なのに。。。
なんで?
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 02:08 ID:VxPhbtB2
まず第一に、マンパワーが少ないことですか
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 10:00 ID:VV/IRD/B
>345
地理的以前に、やる気がないからなぁ・・・
やつらは・・・
マターリしすぎ
350 :
331:03/03/16 11:17 ID:ZLll4i1L
>349
条件としてはアメリカに似てた(周囲は海でアングロサクソン系が原住民を追い払って建国)
なのに、なんでアメリカみたいになれなかったかですな。
やっぱ、「最初に来たのがどういう性格の連中だったか」が影響してるのか(藁
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 12:10 ID:VV/IRD/B
>350
やっぱ「よっしゃー!理想の国をつくったる(;`・Д・´)ゴルァ!!」っていうのと
「あ〜、なんてとこに来ちまったんだよ・・・( ´・ω・`)ショボ〜ン」っていうのの違いかな(藁
建国のモチベーションが違うのかなやっぱ
アメリカには比較的近くにヨーロッパが市場として存在してた。
オーストラリアは近くには競争相手が沢山居た。
市場は遠い。日本も中国も市場にはあまりならないような時代だったし。
353 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 13:00 ID:G8YsU8IN
デモクラシーの理想と現実
H・J・マッキンダー
曽村保信訳
1985年2月28日第一刷
ISBN4-562-01543-8 C0030 \2200E
手元にあるんで取り合えず書誌情報提供
355 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 13:12 ID:G8YsU8IN
>>345 >一国で丸々一大陸を領土としているんですよ。。。
>資源も農業もあるし。。。
>シーパワーとしては理想的なのに。。。
恵まれすぎているからでは?
移民をあまり受け入れなかったので、人口がアメリカと比べて極端に少ないから競争も少ない。
要は自給自足が可能。
自給自足で何不自由ない生活ができるということで、オーストラリアは南洋の楽園の島に過ぎないのかもしれません。
最初から、「一国で丸々一大陸を領土としている」ということは裏を返せば戦争が起きる余地が全くないとも言えますし。
356 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 23:16 ID:VW89gfQK
アメリカの次の覇権国家は中国だ。なんて、よく言われますが、
オーストラリアが以外なダークホースだったりして。
アングロサクソンは政治的に狡猾だなんていいますけど、
オーストラリアの人たちみてると、全然そうには見えませんが。。。
うーん。不思議です。
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/16 23:27 ID:ueZVhn4b
新大陸征服のときにはインディアンにビー玉をやって騙して土地を奪った。
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/17 00:10 ID:KA/+oBlK
>>356 要は、歴史がヨーロッパとは対極の存在だからでしょ。
ヨーロッパはお互いに長年戦争し、競争しその争いを世界大に広げた。
オーストラリアは、アメリカのような独立戦争を経験せず、南北戦争などの内戦にも無縁だった。
先祖がいくら狡猾でも、200年も経てば性質は変わってしまうでしょう。
359 :
331:03/03/17 23:25 ID:OuxbAZ7l
>358
オーストラリアの場合、産業革命期に奴隷の使役によって資本蓄積を行わなかったというのがあるか。
地政学ブームに乗っかってこのスレ見つけました
前スレ読んでみます
よろしこ
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/19 23:46 ID:JQiGO3Ef
確かにニュース用語としては、ブームみたいだな。
ただ意味を分かって話しているように見える人がだれもいない気がするんだが。
地政学ってブームなのか?
かく言うオレも
古本屋でマハン見つけたり
図書館でマッキンダーと倉前かりたり・・
363 :
ヨンビー:03/03/19 23:51 ID:HUTq9yL/
ベルリン バグダッド バスラ ビザンチン
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/20 00:23 ID:jiidJgQb
>>362 「地政学」という言葉を話しにちりばめることがね。
評論家連中ばかりか、こないだうちの会社のおっさんも使っていたよ。
マッキンダーの名前さえ知らないと思うけど。
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/20 16:43 ID:p9KUPOZv
ユーラシアの地政学について語ろう!!
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/20 21:26 ID:WTzSldqI
普通地政学について語る、と言えば、ほぼユーラシアの地政学について語ることと同義だと思うのだが。
もうちょっと具体的に問題意識を書いてくれないと、なんのことかさっぱり意味がわからん。
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/20 22:26 ID:Nut4rrZ0
イラクの政治家が
”これはアメリカの最後の侵略だ”
と言ってたのがすごく気になる。
>>367 深い意味はないだろう。
北朝鮮だって、半島と道連れに地球を火の海にするというぐらいだから。
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/21 11:40 ID:BPqFlH/g
アメリカの政治化が言ったんだったら興味深いけど
370 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/21 19:03 ID:DwJe+pNt
なんでイラクは、有史以来、こんなに戦禍の耐えない土地なんですか?
そもろもクウェートだって、イギリスが無理やり独立させた国ですし。
地政学的に、何か重要な戦略的な意味がある土地なんでしょうか?
「肥沃な三日月地帯」は、攻めるに易く守るに難そうな土地でつね。
トルコとかペルシア(イラン)は山岳地帯だらけで、アラビア半島や北アフリカは砂漠が大部分、
その中でチグリス・ユーフラテス川沿いに発展した肥沃なメソポタミアの国土は
中東諸国ならどこでも喉から手が出るほど欲しい国土だろう。
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/24 09:34 ID:vCml1zHU
今朝の日経でエール大の研究者が挙げたイラク戦争4つの地政学的リスク
1. 仏独露に協調路線をとらせている
⇒米は伝統的に、この3国が連携しないよう工作してきた
2. 日韓中との距離が遠ざかっている
⇒1への対策として、この3国との連携は重要にも関わらず
3. サウジアラビアで反米派が台頭してきている
⇒石油戦略上の不利
4. 核の拡散の懸念
⇒米が核の使用を匂わせるのは、従来の不拡散戦略を無にする
>>372 塩害でメソポタミアの灌漑農業が衰退した後、乾燥化が進んだ
のかと思ってましたが、今でも肥沃な土壌が残っているのでしょうか
376 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/24 12:04 ID:p1ROWpXI
>>374 日本との関係は、近くなってるんじゃないの?
少なくとも、国家レベルでは...
377 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/24 12:13 ID:KErVGdna
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/24 13:21 ID:vCml1zHU
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/24 22:01 ID:5LE/njsj
戦争で
なぜか寂れる
国際板
380 :
予言:03/03/24 22:10 ID:P7OH2z9j
ロシア政治経済ジャーナル162号
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm ★米国を破滅に追い込むロシアの戦略1
「だれがこの獣に匹敵し得ようか。だれが、これと戦うこと
ができようか」-(ヨハネの黙示録13章4節)
「アメリカが世界の国々と仲良くし、世界の国々から銭を
かき集めた時代は終わった。これから世界は混乱の21
世紀に向けて驀進する。」(RPE54号=2000年6月6日号)
「アメリカがもしイラク攻撃を止めるつもりであれば、アラブ
の石油戦略を怖れる必要はない。
仲良くこれまで通り生活したらいいからである。
ところが、欧米がロシアに急接近しているという事実は、
アメリカがイラクを攻める計画を断念していないことを示
している。
欧米とロシアの新時代。
その構図は、
欧米には石油を。
ロシアには銭を。
そしてイラクには爆弾を、ということなのだ。」
(RPE116号=02年5月30日)
「米国は国際世論を重視していないのだろうか?
世界一の経済力と軍事力を持つ米国にとって、国際世
論はそれほど重要ではない。
国内の世論はより重要だが、自国民はメディアを通して
洗脳することができる。
だから、ロシア・フランス・中国の3カ国がどういう決定を
下しても攻撃を開始するだろう。」-(RPE142号=03年2月
4日)
>>380 ロシア経済ジャーナルの貼り付けは最近うざい。
プーチンスレにでも引きこもっておいで。
>>381 ちなみに、私の経験上、世間の評判以上に引用されるリンクは
そのホームページ作者本人である確率が高い。
>>380 さんのために、ロシア政治経済ジャーナルのスレを
立ててあげよう。これで、
>>380 さんも有名人だ。
責任もって、1000まで伸ばし、是非とも購読者数を増やして欲しい。
>380
電波マガジンうざい
3日で購読やめた
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/25 08:24 ID:kyYNwg2+
日本は地政学的に、外交能力に制限がある。
日本は、たとえば、アラブ連合、欧州大陸連合、英語圏連合、中華連合
みたいな大きな共同体を持たない。
工業化社会を成り立たせるための資源の無い日本列島オンリーである。
よく北東アジアと連合するべきというのを耳にするが、
それはEU内での英国の立場同様、日本が主導者になるのは無理である。
中国に屈服するしかなく、朝鮮半島は中国にべったりで、
日本に対しては敵意すら持ってくるだろう。
英国の場合は結局、大陸欧州(独仏)と連携を取るのではなく、
米国や英連邦諸国(カナダ、豪州、ニュージーランド)と連携を取っている。
英国の場合、大英帝国時代に築いた広大な版図がモノをいっており、
英国自体が弱小でも、欧州大陸と敵対するだけの政治力がある。
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/25 10:38 ID:1OPwen9e
>>386 民族的、歴史的、文化的な問題ではあると思いますが、
地政学的というのは少し違うような気がします。
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/25 16:53 ID:xU7LnoK2
>>389 おまえは世界でトップクラスのアホだよ(プ
ええ「春来たりなば冬遠からじ」と申しまして...
390 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/26 00:21 ID:1qgvNu8H
>>387 > 地政学的というのは少し違うような気がします。
全く関係ないといった方がいいと思います。
>日本は地政学的に、外交能力に制限がある。
地政学的に見て、外交における選択肢が限られると言うなら判るが、
「外交能力に制限がある」はまったく意味不明
392 :
鉄腕アトム ◆v/rTh0HxaQ :03/03/26 01:13 ID:rm/OcLFK
古い本ですが「悪の論理・地政学とは何か」倉前盛通著読んだ?
凄い本だよ。頭の中が覚醒するよ
>>392 確かにコヴァなんぞより意味のある本だね。
角川文庫の再販は湾岸戦争の頃が最後かな?
俺はそのとき出会ったんだけど。
つーか本当は8歳年上の姉貴が引っ越した後の部屋に
たまたま「続・悪の論理」が置いてあったから読み出したんだけど・・・
謎な姉だ。
394 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/26 09:48 ID:YVZfv7Ia
本を読むとケーススタディをやりたくなりますね
倉前盛通の『悪の論理(正・続)』も取っ掛かりとしては悪くないが
永井陽之助の一連の著作は読んでおけ。冷徹なリアリズムに徹している。
倉前のような俗流地政学ではなく、正統派の国際政治学者が書いた戦略論だ。
倉前の書いている地政学の実質的内容は
必ずしも地理的観点からの戦略論(地政学)には限らない。
地理的観点だけでなく歴史的観点、経済的観点、政治的観点など
様々な観点からの考察をくわえた戦略論でなければ役に立たないよ。
永井陽之助の本はほとんどが版元品切れだから図書館などで探すといい。
最近の若手の著作家のものでは櫻田淳の一連の著作が
永井陽之助の流れに位置づけることができるだろう。
396 :
鉄腕アトム ◆v/rTh0HxaQ :03/03/26 19:12 ID:8Z2J3rs3
話はちょっとズレるが、最近コッポラ「地獄の黙示録ノーカット版」をビデオを
観たが、なんかイラク攻撃がベトナムの二の舞になるのではないかと心配になった。
折れは反米でもない、どちらかというと親米だが(但し、ハゲタカファンド族には
嫌悪感を非常に感じる)だが、真剣に戦争をしていないのが、又、世界最強の軍隊
兵器を持っていることの驕りが原因で戦争が長引き結局敗退するんだけどね、アメリカが
な〜ンか嫌な予感がするね。アメリカは結局、国益のために平気で戦争をする、人を殺す
他国を平気で踏みにじるって事を感じる。倉前と小室直樹が対談でアメリカの事を一番ぶっそうな
国だから敵にするのはやめとこうという結論だったのがあるけど、その通りだと感じた。
フランスを追い出す為にベトコンを育成し、さいごはベトコンと戦い、ソ連を追い出す為に
タリバンを育成し、後それを潰し、イランをやっつける為にイラクを育成し、今又イラクを
やっつけている。つまり、他人のフンドシで相撲を取った積りが要領が悪くて、いつもへまを
しているという構造だよね。本気でやらない戦争は長引くし、犠牲も多いと思うね。
>>396 アメリカがベトナムで負けたのは、中国とソ連が北ベトナムを支援したからなんだが・・・
武力制裁に反対でも、積極的にイラクを支援する国は見当たらないし、純軍事的に負ける
可能性は限りなく低いんだが?
仮にアメリカが撤退するとしても、80年代のベイルートや90年代のソマリアのような場合であって、
ベトナムと同一視するような要素はほとんどないな。
どうでもいいが
>フランスを追い出す為にベトコンを育成し、さいごはベトコンと戦い、ソ連を追い出す為に
>タリバンを育成し、後それを潰し、イランをやっつける為にイラクを育成し、今又イラクを
タリバンが出来たのはソ連の撤退後のタジク人やウズベク人の内戦中だけど?
アメリカがフランスを追い出すためにベトコンを育成なんて聞いた事ないな、ソースは何?
「タリバン」は「ムジャヒディン」と読み替えれば
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 11:06 ID:ore6dtuT
>>392 通販で探したけどどこにも売ってないの。
売ってるところ教えて、俺も覚醒したひ。
>400
図書館にいけば?
オレもそうやったけど
ついでにマッキンダーやマハンも読むべし
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 11:35 ID:d49Oxb7x
>>397シーア派も反米だし。アラブも反米だし。
特にトルコ、エジプト、パキスタン、インドネシアなどの反米暴動に期待している。
一方イラクを支援しないのはフセインだからでそのフセインをアメリカが倒して傀儡政権
作ればまずイランが支援する。クルド独立を阻止するためイランーイラク革命政権ートルコ
が軍事的連携を深める。ただしイラン以外は非アラブなので、イスラムの紐帯を強調する
結果、より反米色は強くなる。こうしてキリスト教対イスラム教の衝突は一層激化する。
だいたいイスラム圏では今でも殆どの国はアメリカ非難をしなければ、国内の反米デモ暴動を
抑えきれなくなりつつある。
>>400 すまん
アマゾンの古本の通販俺が最後の一冊を買ってしまった。
いや持っているんだけど痛んできたもんで。
404 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 11:44 ID:ore6dtuT
>>392 「悪の論理」?あれ・・・地政学といえるか?
>402
細かい事だけど
イランってイスラムだけどペルシャ民族であってアラブ民族
じゃないのでは?
アラブ=サラセン人はナイルからチグリス=ユーフラテスまで
の範囲でイラン高原からはペルシャの領分になる。
(マッキンダーの「デモクラシーの〜」に記述がある)
アラブ=多数派スンニーでイラン=少数派シーアになる
と認識してるけど
406 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/03/30 12:50 ID:ore6dtuT
>405
>イランってイスラムだけどペルシャ民族であってアラブ民族じゃないのでは?
その通り。
>アラブ=サラセン人はナイルからチグリス=ユーフラテスまでの範囲
民族の話と、地理的区分がごっちゃになってるみたいだけど。
マッキンダーが世界島を6つの区域に分けた際、「アラビア」はナイル流域までで、
そこから先は「サハラ」にした話と勘違いしてない?
アラブ民族は、大西洋まで達してるよ。
407 :
:03/03/30 13:18 ID:cWG5WoSm
>>392 実家にあるはずだが、しまい忘れた
漏れも覚醒した記憶がある
408 :
405:03/03/30 13:20 ID:xIA1mqmO
>406
なるほど!
了解
409 :
331:03/03/31 00:55 ID:5p+Rkfmu
>400
漏れはヤフオクでゲットしますた。中公新書の「地政学入門」とか読んでたから
4割くらいの内容は重複してたが。
その昔荒巻鮭が地政学の本書いてたが、中身はこの本の丸写しやね(w
410 :
鉄腕アトム ◆v/rTh0HxaQ :03/03/31 02:59 ID:VT3SVAgw
>>400 book・offで見つかった人もいるし、折れはネットで古本屋で探した。
ちょっと高くついたけどね。「続・悪の論理」も古本屋で探したよ。
麻田貞雄*=訳・解説
『アメリカ古典文庫8 アルフレッド・T・マハン』
(研究社・1977年・4000円)
海上権力・海軍力こそ世界支配の決定的要因とし、
制海権理論を緻密な史的分析により裏打ちした
時代思潮の典型的体現者マハンの著作アンソロジー。
歴史の流れをも左右したその多岐にわたる論策は、
今日なお普遍的な適応力を持つ“生きた古典”として評価される。
(第12回日本翻訳出版文化賞受賞)
412 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/07 20:38 ID:eWc0E/z+
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/08 23:06 ID:yMz2aFkr
>413
抄訳ということは、「海上権力史論」は原書房から出た本を読んだ方がいいということだな。
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/09 20:34 ID:6jGoOmbr
>415
それは実際に読み比べての感想?
久しぶりのかきこ。
ネオ根の天下だと、ブルジンスキもやわな人に見えてしまう怖さ。
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/10 21:53 ID:aktod4rE
Z・ブレジンスキー著「地政学で世界を読む」
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu46.htm 結論をいえば、アメリカにとって日本は、世界が深く広く協力できる枠組みを構築するとき、
もっとも重要な同盟国となる。しかし、中国の地域大国化に対抗することを狙った地域体制
のもとでの軍事同盟国として扱ってはならない。.日本はアメリカが国際社会で新たな課題
に取り組むときの同盟国でなければならない。パワーポリティクスという通常の分野では、
アジアで圧倒的な力をもつ中国が、東アジアでのアメリカの錨として、ユーラシアに勢力均
衡を作るのに役立つ。その意味で、ユーラシア東端の大中華圏は、西端の拡大ヨーロッパ
に匹敵する。
そうか、中国がEU&イギリスに匹敵するか・・・。
大日本帝国が念願した夢がついに叶いつつあるのか。
戦前戦後と日本が育て上げてきた中国がついに・・・。
中国とは犬猿の仲のインドも今回ばかりは、さぞ感涙することだろう・・・。
自分の領土を数百年もの間、植民地化し、領民を奴隷化したイギリスを有色人種国家が上回り、しかも打ち倒してしまうかもしれないというのだから。
しかも、日本でなく、中国がだ!!
ヨーロッパ世界はドイツたるEUが掌握し、ヨーロッパは新生ヨーロッパとして生まれ変わる。
本邦政府のFTA戦略はどう見ています?
ラブひなという漫画で主人公の枕元に『銃・病原菌・鉄』があったので笑った
424 :
331:03/04/14 23:47 ID:a82mz8dk
>423
意外と濃いヤシだからな・・・>あの作者
しかも下巻なのな。
我が国のシーレーンを支那の拡大から守らねばならない。
解釈改憲でもなんでもいいからとにかく自衛隊に
先制攻撃能力を付与し、もって南沙群島を保障占領する、
というオプションはどうだろうか。
つーかどこからどこまでを先制攻撃と呼ぶかですな。
日常の国家運営そのものが兵器を用いない戦争なわけで。
所謂戦争とは兵器を使うかどうかの違いしかない。
>>426 先制攻撃というと、1981年のイスラエルによるイラクの
オシラク原子炉攻撃など思い浮かべてるのだろうか。
まあ自衛隊にそこまでの戦力をつけようと思っても
道のりは遠いですな。
むしろ427の言うように、情報・心理・経済戦争「汚い戦争」を
積極的に推進するしかないのでは?今のところ。
>>399 ちと地政学に興味を持ち、学んでいる最中です。
投票しておきました。
430 :
山崎渉:03/04/19 22:46 ID:8FeFqqW6
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
431 :
関連スレ:03/04/20 10:34 ID:rEApzZzY
あぼーん
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/20 19:22 ID:iEAp7KWi
>>418 こいつの地政学は、イマイチのような気がする...
ヤツは、日本と韓国の和解が可能なように思っている。
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/20 19:39 ID:iEAp7KWi
>>418 :名無しさん@お腹いっぱい。 :03/04/10 21:53 ID:aktod4rE
Z・ブレジンスキー著「地政学で世界を読む」
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu46.htm 結論をいえば、アメリカにとって日本は、世界が深く広く協力できる枠組みを構築するとき、
もっとも重要な同盟国となる。しかし、中国の地域大国化に対抗することを狙った地域体制
のもとでの軍事同盟国として扱ってはならない。.日本はアメリカが国際社会で新たな課題
に取り組むときの同盟国でなければならない。パワーポリティクスという通常の分野では、
アジアで圧倒的な力をもつ中国が、東アジアでのアメリカの錨として、ユーラシアに勢力均
衡を作るのに役立つ。その意味で、ユーラシア東端の大中華圏は、西端の拡大ヨーロッパ
に匹敵する。
>この人は、カーター政権の時のアメリカの政権内にいた人だ。
つまり、民主党内でリベラルと呼ばれる人たちである。
つまり、日本にとっては、あまり好ましくない人かも...
アマゾンの書評に、民放記者とかいう人の書き込みがあったが、(かなり高評価)
たぶん、日本でも左派系のメディア関係者に好まれる書だと思うが、
ブッシュ政権の地政学見地とは相容れないものだと思う。
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/20 20:44 ID:+ZIqoSMI
2003/04/19−23:18
米大統領が日豪に謝意=捕虜兵の両親の言葉借り
【ワシントン19日時事】遠くオーストラリアと日本から見舞いのカードや
花束、祈りの言葉が届いた−。ブッシュ米大統領は19日の週末ラジオ演説で、
イラク戦争で捕虜となった後に救出された米兵の両親が、日豪両国民からの
支援に感謝したエピソードをわざわざ取り上げた。
>何でワザワザ、ブッシュは日本と豪州だけの名前を取り上げるんだ?
436 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/20 23:09 ID:fGirZV6g
>429
thx
3人の方が同じ日に投票してくれたので、だいぶ票が伸びました。
一日も早く、地政学のバイブルが気軽に入手できるようになって欲しいものです。
437 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/23 19:17 ID:R0sn/nIv
http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1011451532/l50 ↑
このスレでも話題になってたブレジンスキー『地政学で世界を読む』日経ビジネス文庫を読みました。
三月に出たばかりなのでまだ普通に新刊書店で入手できました。
――あなたはかつて日本のことを「ひ弱な花」と呼びましたが、今ならなんと呼びますか。
――さしずめ「もっと、ひ弱な花」かな(藁
こんな感じ。
久しぶりにおのれの中の大和魂を再確認させられる本でした。
この人ですね。本音で書いてないんですね。まず頭の中で出た答えは脇に置いといて、
そしてアメリカにとってこうなったらいいな、という最も都合の良い希望的観測を書いているんです。
学者にとって絶対必要条件である公正性に欠けているんですね。
日本語ではこういう人物を御用学者と呼びます。はっきり言えば地政学者ではなく地政学屋です。
別に莫迦にしているわけではありません。その能力には敬意を払います。人となりは軽蔑しますが。
だから読むなとも言いません。
むしろ「奴ら」が何を考えているのか知るためにも積極的に読むべきです。走れ本屋。
追加。
こういう人物が現代地政学の第一人者となっているあたり
合衆国の病巣は根深いな、と思いました。
野菜が腐るように学問も腐るものなのですな。。。
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/27 21:19 ID:HJbKN3hl
このスレで地政学の必読書は結構いろいろと挙がっているのですが
歴史・地理・政治・経済・軍事・宗教などの各分野での必読書とはいかなるものでしょうか。
本来、それぞれの板に出向き聞くべきことなのですが
その分野の中でも(中心軸はその分野として)地政学的な(あるいはそう見える)
視点を持った著者によるものが望ましいのです。
歴史からはマクロ的な視点を持つ
マクニール『世界史』『疫病と世界史』『戦争の世界史』
ブローデル『文明の文法』『地中海』『交換のはたらき』
ウォーラーステイン『アフター・リベラリズム』『近代世界システム』
あたりが推薦できるのですが。
他の分野はわからないことだらけなので、よろしくお願いします。
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/27 21:22 ID:M1tFmEjo
>>437 ブレジンスキーにしろ、キッシンジャーにしろ、東アジアのことを
わかってない、という感じがする。
ヨーロッパのことなら良くわかってんのにさ。
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/27 22:02 ID:450OsE1P
>438
確かにブローデルの『地中海』は地政学を学ぶ者には重要な本だと思った。
書かれたのがもっと前なら、マッキンダーの『デモクラシーの理想と現実』はブローデルに
かなり影響を受けたのではないかと思うぐらい視点が似ている。
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/27 22:25 ID:450OsE1P
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/28 08:32 ID:GYdJ+oze
>>434 >>ユーラシア東端の大中華圏は、西端の拡大ヨーロッパに匹敵する。
どっちかっつーと、中華圏=イスラーム世界のほうが近いと思うが。
446 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/29 02:37 ID:3/1BFdEA
>>442 これらの本って、「地政学的な(あるいはそう見える)視点」ありましたっけ?
>>446 さぁ? でも、経済について話す時には必須かな。
というか、地政学と経済学では、目指す所が違いすぎるような気もしますネェ。
経済学では、規範部分では、より良いeconomic welfereを目指す人が多いでつ。
ただ、じっさいに「と、ある国の経済」について知りたい場合は、マクロ経済学の
基本部分に触れていないとわかりにくいですよ。いや、わかりにくいし。
片方は、その基本について触れたもの。もう片方は、それをどのように使用するか
について書いたもの。まぁ、クルグマンは国際経済学も入っているから、厄介だけ
ど・・・
それと、
>「地政学的な(あるいはそう見える)視点」
において、経済はどのよな意味を持つのでせうね?( ̄ー ̄)
自分で考えてみてちょ。
448 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/29 03:48 ID:Fj9tVebr
>>447一応補足をしておくわけだが
経済学の場合は、人々のより良きeconomic welfereだけを、経済においてのみ追
求する事しかできない訳で、そこに限界が存在する事は明らかなわけだ。
ここら辺は、自由貿易で貿易やってれば戦争なんて(以下略 なんて事を経済学
者が言ってしまう理由でもある。
経済学では、国と国が競争しているとは基本的には考えていない。
例えば、日本経済とアメリカ経済は、相互依存関係にはあっても、競争関係には
ないと考えるわけ。経済面でのみ見ればこれは正しいのだが、日本経済の急激な
成長は、日本に高い能力を持つ軍隊を持たせる事を可能にするわけだ。
これは、アメリカに警戒心を持たせる結果をもたらす(と言うか80年代にもたら
した)訳で、経済厚生のみを見て「隣の国の経済力が向上したから新たにわれら
の国の産業の市場ができてきた」と手放しで喜べるわけでは無い訳だ。
450 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/29 06:06 ID:bMzAXwSI
welfereってなんでつか?
451 :
331:03/04/29 12:51 ID:XRrLxX5r
>447
経済学と地政学の接点というと自由貿易論のあたりかな。
パレート最適を実現するために国際貿易を、と言ってる経済学者の連中は輸送コストやリスクを
織り込んで考えてないんだよな。
ただ、輸送コストやリスクを極端に小さくできるのは海上輸送だから、海洋国家どうしはそれぞれ
が最もパレート最適に近づくことが出来る。逆に言うと大陸国家はコストやリスクの点からパレー
ト最適を実現するのが難しくなり、そんだけ経済力が海洋国家に比べて劣る結果になる。冷戦で
結局アメリカが勝利した原因ってのはたぶんそのあたりにあると思われ。
>>450 タイプミススマソ welfare ですた。
カチャ ;y=ー( ゚▽゚)・∵. ターン
>>451 >パレート最適を実現するために国際貿易を
そんなこと言ってヤシがいるのか・・・ 情けないことだが、私は見たこと無いし・・・
自由貿易を推奨する時には、ただ、こう言えばよろし、
「ねぇ、自給自足で生活するのと、いろんな人と取引しながら暮らすのとでは、ど
ちらが豊かな生活が可能なのかな、チミ?」
と、、 これが基本的な考え方ではないですかいのぅ?
>輸送コストやリスクを極端に小さくできるのは海上輸送だから
陸上国家の場合は「隣の国と陸続き」という、利点を持っている。
例えば、貿易依存度で見れば、いわゆる海洋国家よりもハートランド国家の方が大
きかったりする(日本やアメリカの貿易依存度は低い)。
>冷戦で結局アメリカが勝利した原因
これについては、ソ連が自ら「技術的な向上によるショック」を引き起こせず、
資本と労働の投入の増加に頼る事しかできなかったことが大きいかと。
(良い経済学悪い経済学、アジアの奇跡について語っている場所参照)
また、社会主義方式による経済と言うのもね・・・
それと、過去に大陸国家が海洋国家に勝利した事は何度かあるので、それを参照し
て考察を重ねると良いかも。
>453
>「ねぇ、自給自足で生活するのと、いろんな人と取引しながら暮らすのとでは、ど
>ちらが豊かな生活が可能なのかな、チミ?」
「デモクラシーの理想と現実」でマッキンダーは、「ハートランドは〜」のような派手な箇所よりも
むしろ地域社会をいかに守り、いかに個々人が充実した人生を送ることができるか、について
真剣に考えていたことを思い出した。
455 :
331:03/04/29 21:38 ID:XRrLxX5r
>453
>これについては、ソ連が自ら「技術的な向上によるショック」を引き起こせず、
>資本と労働の投入の増加に頼る事しかできなかったことが大きいかと。
そういう見方もある。この効果が知られるまでの1970〜80年代頃までは
結構「冷戦の最終的な勝利者はソ連に違いない」と信じてた人が共産主義者
以外でもいるんだよな。
>>454 >いかに個々人が充実した人生を送ることができるか
ただ、それを実現する為には、その地域社会の構成員の命と自由をいかにして守
るかが重要でつ。だからこそ、地政学や政治学が重要なわけで・・・
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/30 04:48 ID:SYt+2cFy
>>456 軍事関係の書物に詳しそうなのでひとつ尋ねたいのですが
シビリアンコントロールの成功例と失敗例、及び
シビリアンコマンドの成功例と失敗例を併記して
比較検討しているような本はないですかね?
>>457 すまないけど、死ぬほど疎くてわからない。
シビリアンコントロールというか、軍事クーデターみたいなものが起きてしまった
例として、第一次大戦の頃のドイツが上げられるでつ。
特に、ドイツ参謀本部に着いてかかれた本をあさるのも手でつ。
とりあえず、検索して見つかった本などを紹介しておくでつ。
書名 :政治と軍事
副書名 :その比較史的研究
シリーズ名:〔国際研究叢書〕
著者名 :佐藤栄一/編
出版者 :日本国際問題研究所
出版年 :1978.3
ページ数等:295p
大きさ :22cm
内容注記 :内容:アメリカ独立戦争と政軍関係(斎藤真) ドイツ第二帝制の政軍関係(
三宅正樹) 第一次世界大戦前におけるイギリスの政軍関係(坂井秀夫) ラ
テンアメリカの政軍関係(加茂雄三) 軍事政権の成立過程と行動様式(黒柳
米司) 現代アフリカの政軍関係(小田英郎) 西ドイツの防衛法制(佐藤栄
一) 現代アメリカにおける政軍関係(長沼秀世) 自衛隊草創期のシビリア
ン・コントロール(石黒武夫)
件名 :軍人と政治
スマソ これぐらいしか見つからない。これについて私は疎い。今更ながら気付くとは、、
Z・ブレジンスキー著「地政学で世界を読む」
>>アメリカが韓国を見捨てた後も、日本が在日米軍に依存し続けるとは考えにくい。
なぜそう思うのか?
>>方向を見失ったときの日本は浜に乗り上げたクジラのようになる。
なす術なく暴れまわ り、周囲に危険を及ぽす。
あいかわらず日本人の性格はうんぬん、で物事を語ってますなあ。
中国人や韓国人の性格は危険ではないのか?
軍事に関しては、やはり松村劭氏の一連の著作が一番てっとり早いのではないでしょうか。
彼の戦争学で一番大切なのは「戦闘ドクトリン」という概念で、スポーツでいうと「得意技」に相当し、
編制や兵器開発、戦略戦術などは、それに基いて実施されるべきだ主張していますが、歴史的に
同じ民族どうしの国内戦が主流であった日本は、伝統的に「戦闘ドクトリン」の発想が乏しいという。
地政学的な視点としては、20世紀の戦争の歴史を大陸国家と海洋国家の争いであったと認識し、
「海洋国家は大陸に深入りするな」「一つの大洋に二つの海洋国家は共存できない」と書いてます。
また、なぜ騎馬民族が歩兵中心の勢力を圧倒し、興隆できたのかも軍事理論的に説明しています。
軍事の基本書としては他に、『戦理入門』『戦術入門』『野外例解説』(陸戦学会)など、
とても読みやすい優れた出版物が存在しますが、一般に手に入れるのは難しいでしょうね。
地政学的な観点と関わりのあるものとしては『大陸国家と海洋国家の戦略』(佐藤徳太郎、原書房)や
マハンに多大な影響を与えたとされるジョミニの『戦争概論』(中公文庫)などはいかがでしょう。
前者は、陸軍が国防の主体を為している「大陸国家」と、海軍が国の礎を為している「海洋国家」の
軍事思想や戦略戦術の違いを、クラウゼヴィッツとリデルハートを比較して論じています。
後者はあくまで古典なので、解題や訳者解説を読むだけで十分なのではないでしょうか。
地政学と関わりのある経済学の本というのは自分もよく知りません。無理やり関係付けると、
『経済地理V』(大明堂)は、交通地理学、商業地理学、都市地理学のダイジェスト板で、
商業・都市(圏)の発展と交通との関係について、基礎的な理論を提供しています。
現在建設中または計画中の、ユーラシアの東西南北を貫く道路や鉄道が、
どのような目的で建設され、また将来その地域の経済や勢力図にどのような影響をもたらすのか、
マッキンダーのハートランド論なども参考に研究してみるのも面白いかも知れません。
シビリアンコントロールに代表される、政治と軍事の関係について書かれた本に、
『政軍関係研究』(三宅正樹、芦書房)があります。歴史的に軍は政治に介入しやすいが、
介入の段階や社会構造との関係、どういう条件を満たしたときに介入するのか等を、ファイナーや
ジャノヴィッツ、ベルクハーンといった学者の理論と歴史的事例を提示して検証しています。
印象に残ったのは、現代のアメリカのように巨大な産軍複合体が成長した国家では、
どこからどこまでが軍で、どこからどこまでが民間の意志なのか、はっきりした区分ができない、
それはソ連のような社会主義国家でも同じような傾向であったという記述ですが、それは
これまでの単純な「シビリアンコントロール」観は、もはや成り立たないということでしょうか。
また三宅氏は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新書)において、マッキンダーの地政学理論
を引用し、日独ソの近現代史を眺めながら、ユーラシア大陸に発生する力学について説いています。
その力学とは要するに、@ロシア国境の東西で一方に緊張が走るとき他方の緊張が緩和される、
A東西両方で緊張が緩和されたときユーラシアを貫通する一つの大陸同盟が成立する、といったもので、
@の事例として日露戦争時の独ロの密約、ダマンスキー島事件時の西独大統領選挙などを挙げています。
この本には、大陸側につくべきか海洋側につくべきかその狭間で揺れ動く近代日本の苦悩が描かれていて、
自分は今回のイラク危機で、独仏やロシア、中国と協調してイラク戦に反対すべきと主張する論者と、
米英を支持すべしとする論者とのテレビ討論を目にするにつけ、日本は昔からちっとも変わっていないな、
との感慨をもったしだいです。
463 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/04/30 20:50 ID:UNAKaHb7
>456
っていうか、マッキンダー読んだの?
>463
一応読んだ。でも、しっかり読んでない。
問題がある部分はあるだろうね。そんなかんじ。
465 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/01 22:56 ID:jVeGp5r9
>456、>464
>ただ、それを実現する為には、その地域社会の構成員の命と自由をいかにして守
>るかが重要でつ
マッキンダーの中では、地域社会の問題と、国際政治(経済)の問題は一繋がりになっていると思う。
今度「デモクラシーの理想と現実」を読むときは、7章のような地味な箇所にも注意して読んでみて。
466 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/02 23:40 ID:f9IbXZvc
>438
>歴史からはマクロ的な視点を持つ
マクニール『世界史』『疫病と世界史』『戦争の世界史』
>ブローデル『文明の文法』『地中海』『交換のはたらき』
>ウォーラーステイン『アフター・リベラリズム』『近代世界システム』
>あたりが推薦できるのですが。
逆にあなたにも、これらの本がどう地政学を学ぶ人間にとって有益か軽く解説して欲しいんですが。
>>465 第七章は、充分に理解できてなかったような記憶があるでつ。
今度読み直して、再発表するでつ。( ̄Λ ̄ゞ
468 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/03 11:41 ID:GIK5EWCn
>467
あの本って、数少ない実際に読んだ奴も、3〜5章あたりの派手な箇所ぐらいしか
読んでいなかったりするんだよね。
マッキンダー自身は実にあたりまえで地味な視点から現実社会を観察し続けていた
人なのに、かなり誤解されている気がする。
469 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/03 22:22 ID:JOQ6yvRb
『ブレジンスキーの世界はこう動く』を繰り返し読んでおります。
東アジアに関する章で日本のとりうる戦略についてそれなりに緻密に分析
していますが、微妙な要素が多くあり、結局アメリカとほとんど一心同体で
やっていくほかはないという結論に落ちついてしまいます。
私としては日本という国は特異な歴史をいかし、21世紀の世界を引っ張って
ゆける可能性があるのではと夢想してしまうのですが、
やはり無理な話なのでしょうか。
専門家の方の意見がききたいです。
今回のイラクの戦争についても日本に久々にキャスティングボードがまわってきた
事件だったのではないでしょうか。日本の政府はもっと芸術的センスを
発揮して果敢に歴史の形成に挑むべきだったのではないでしょうか。
まだもう少し時間が必要なのかな。
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 00:38 ID:GHTANs6Q
>469
人口減少で絶対的な国力が落ちて行くから無理。一人あたりの生産性が落ちなければ
食うに困る事態にはならないだろうけど。アメリカみたいに外国からどんどこ貧乏人が
押し寄せてもイイって仕組みの国じゃないし。
旧大陸から大洋で隔離された超大国をメインにして、日英など旧大陸の周辺にある
海洋国家が出先機関になって世界を安定させるというアメリカ覇権は見た目的にも
安定度が高いような気がするが。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 03:36 ID:5pUf6orO
>>469 独自で世界の超大国として君臨出来るのは、米国だけ・・・
日本は国土や資源、人口に限界があるし...
米国以外で可能性があるのは、EU、中国、ロシア、インドだけど...
これらの国も、超大国になるには、それぞれ制限がある...
これらの国、地域の場合、日本よりも超大国になる可能性も秘めているが、
その一方で、米国はおろか、日本と比べても不利な条件も沢山ある。
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 03:43 ID:p1kbQ//G
>>471 EUの場合、一つの統一国家として纏るかというと疑問が残る。
しかも、EUは大陸勢力なので、歴史的に対立してきたイスラム圏、ロシアと
隣接してるのが波乱要因。
また、21世紀の世界経済にとって重要な太平洋に遠いという弱点も・・・
このへんは、米国の場合、海洋国であり、巨大な競争相手から距離があって、
太平洋、大西洋の両方に面していている利点がある。
473 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 03:51 ID:p1kbQ//G
>>471 中国の場合、米国をも凌ぐ人口があり、ユーラシアの北半球に位置する
利点もあるが、それが逆に弱点でもある。
やはり、中国の場合、ユーラシアの大陸国なので、陸続きで多くの
大勢力(ロシア、インド)と隣接しているのが苦痛の種。
また、巨大過ぎる人口のため、貧富の格差や民族対立で国家が分裂し易いわけで...
食料や化石資源の有限性からも、全中国人を豊かにするのは不可能であり、
これが波乱要因である。
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 03:55 ID:p1kbQ//G
>>471 インドの場合も、中国と同じような利点や弱点がある。
インドの場合は、中国にない強みとしては、英語人口が多いことか...
弱みは、現在の経済発展にとって赤道付近の国は、ややマイナスか?
あと、パキスタンとの関係がどうなるかである・・・
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 03:59 ID:p1kbQ//G
>>471 ロシアの場合は、人口減少が激しすぎるという弱点がある。
また、国土が広すぎるために、人口規模以上に分裂傾向にあり、
国土全体に社会資本が行き渡りにくいうえ、
多くの国家(特に中国)と陸続きなのは、安全保障上の脅威である。
また、気候が寒冷すぎるため、超大国には相応しくないわけで...
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 04:11 ID:p1kbQ//G
>>471 日本の場合、EU、中国、インド、ロシアに比べて、
超大国になるような大きな可能性はない。
しかし、これらの国々が、超大国になる可能性がある反面、
それと同じかそれ以上に、国家が分裂、破綻して、3流国家のよう
混迷を窮める可能性もあるのに対して、
日本の場合は、そこそこの一流国家、普通の大国としての安定感は、
これの国々より凌いでいる。
その理由として、日本の場合、海洋国であり、また、ほぼ単一的な国家で
分裂傾向が薄く、国土がコンパクトされているので、社会資本が全体に
行き届いており、貧富の格差も小さい。
超大国になるような大きな特徴がないが、国家が分裂、混迷を窮める可能性も
小さいわけで...
決定的な長所もないが、決定的な短所もない、それが日本。
EU、中国、ロシア、インドの場合、
決定的な長所もあるが、決定的な短所や爆弾も多く抱えている。
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 04:39 ID:NNzZPZHn
>>472-476 その持論でいくとあと100年〜150年後には
オーストラリアが社会資源を整備完了させ
文化的、技術的な人材を育成し定着させることができたら
超大国になる可能性はありませんか?
英語圏だし、宗教的人種的にも安定してるし
海洋国で、旧大陸と離れて干渉されることもなく、太平洋に面してる。
資源不足と南半球に属してるのがネックですが。
478 :
bloom:03/05/04 04:40 ID:EBnSHACq
479 :
469:03/05/04 05:49 ID:S4Ht2G5W
ありがとうございます。
やはりそのようなところに落ち着くのですね。
納得しながら読ませていただきました。
ブレジンスキーの言うような、アメリカが衰退するまでに世界に有効的な
安全保障システムを形成する、という戦略に参加する方向を
日本はとりあえずとっているように思えます。
でも歴史の流れとして見るとしっくりくるんだよな。
近代の法、科学、軍事、といった制度を作り出したヨーロッパ文明が、
新大陸アメリカに理想の国家を作り世界を制覇して幕を引くっていうシナリオが。
480 :
469:03/05/04 05:51 ID:S4Ht2G5W
制覇ではないな。
481 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 11:19 ID:UFOkPh3X
>438
質問しっぱなし?
回答くれた人に何か言うべきでは?
482 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 11:51 ID:GkKuOetO
>>479 うーん。
ブレジンスキーのグランドチェスボードだけ何度も読むとそう思うのかもしれないけれども、
あれって物事を解決するのに二通りの道があるとして片方は最初から書いてないからね。
アメリカお得プランを紹介しているだけの本。
つくづくクロスリファレンスの重要性を思い知る。
>>481 毎日訪れるようなスレじゃないよここ。それにそう言えるのは実際に回答した人だけ。
483 :
481:03/05/04 12:16 ID:f1rjk549
>482
>438の日付見てから書いて
>それにそう言えるのは実際に回答した人だけ。
そんなことはない
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 12:26 ID:GkKuOetO
だからそうやって質問する人を片端からスポイルしていってどうすんのさって話よ。
481は一体何がしたいんだ。438が謝罪と賠償でもすれば満足なのか?
つかまだ見てないと思うけど。誰しもが2chに張り付いているわけないだろ。
自分の基準で見てはいけない。
485 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 12:41 ID:zLK2H28E
>>477 豪州は、アメリカ同様、大きな島国だしね...
アメリカの場合、メキシコとの関係が厄介だけど、
豪州の場合は、それが無い...
あえていうなら、インドネシア(人口2億人)との関係が安全保障上マイナスか?
ただ、豪州の場合、土台となる保守本流層が、非常に層が薄いというのが
大きな弱点じゃないの?
米国の場合、保守本流の白人層が2億人近く居て、多民族移民国家ながら
米国の中枢として機能しているが、
豪州の場合、このまま大国になるまでに、保守本流層が少なくて、
アジアからのマイノリティ層に飲み込まれる可能性大なんだよね。
>>484 コピペ?
なんか内容いまいち噛み合ってないけど。
>質問する人を片端からスポイルしていってどうすんのさって話よ。
学生かもしれないけど、もうちょっと言葉を理解して使った方がいいよ。
どこが片端からスポイル?
自分も
>>440とか
>>441を書き込んだけど、あと一週間
>>438が何も書き込まなかったら、
何か言うつもりだった。
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/04 22:16 ID:UpoptyTn
お前らよくそんなことで熱くなれますね
ここが居心地悪くなるのは困るんだが
大丈夫明日で連休終わりだから
とは言え、連休終わると書き込み自体またなくなってしまいそうだな
良スレ発見。しかし、自分には分からない事も多い。
>>459 アメリカが朝鮮半島を見捨てるという事は、朝鮮半島が核武装するか中華圏に入るってことだから、
必然的に日本が核を持たないといけなくなる
で、核を持てば、周辺国とよけいな緊張を起こさなくてもよくなるから、
アメリカの必要性が低下するな
>490
他のスレと違って、なんらかの本を読んでいることが前提だからね
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/05 02:18 ID:NBa46dvQ
| ̄ ̄| ♪
_ |__|_♪ ∧∧
♪ | ´`( / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /中 \
| ∀ )< 一緒に金儲けをしよう♪ >(`ハ´ )
♪/∪ | つ | 世界平和に貢献しよう♪ | (~__((__~ )
( | .|| | 日本台湾を抜きにして | | | |
) ) \|| \_________/ (___(_)
♪(___) \_ つ,, メリケーナ シナー
気が付いたら国土を米中の食い物にされる。
改革しても給料の6割が年金・税金・保険で奪われる。
だから、米中の反対、国連敵国条項と経済窮乏で核武装できない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
厚労省改革案でも2025年で年金国民負担率は60%に・内閣府
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030416AT1F1600W16042003.html
494 :
名無し:03/05/05 07:35 ID:aEg6dEJt
>491:世界中の過剰人口を抱えた国は米国輸出に依存している。
日本もそうなら、中国はもっと依存している。米国依存は、
軍事だけではないのだ。だからどの国も米国に反対できない。
あんた単純だね。
歴史はそれほど単線的ではないよ。
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/07 17:00 ID:VkJwz9NQ
498 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/07 17:30 ID:7F/40RBi
朝鮮半島をカシミールみたいにしちゃえばいいのだ
499 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/08 18:39 ID:M8so/TBi
地政学的に見て、今後ロシアとどのように付き合っていったらいいと思いますか?
自分としては、中国へのけん制に、ベトナム&インドとセットでの外交で使い道が
あるのではと考えてますが。
たとえば、海軍同士の軍事演習、企業の誘致、資源貿易など。
アメリカの横槍が入りますかね?
500 :
ももえ:03/05/08 18:43 ID:URVTFY7v
>>499 中国&統一朝鮮&パキスタンVSロシア&日本&インド&ベトナムですか?
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/08 21:30 ID:pNLiYSlj
台湾はどっち?
>>502 ロシア&日本&インド&ベトナム陣営だと思う。
195 :名無し三等兵 :03/05/08 22:15 ID:???
遠くない将来、韓国と中国の間で大陸棚をめぐったトラブルが起こるだろう。
大陸棚は全て中国のものだというのが中国の主張である。全ての海洋資源を手中に収めるつもりだ。
韓国には3海里の領海を認めるだけにしたいのが本音だ。
その強引さは南沙諸島の占領を見ても明らかだろう。ベトナムもフィリピンもろくな海軍がない。
このまま中国の軍事拡張が続くなら、いつか黄海や東シナ海でも問題が起こるはずだ。
中国は「戦略国境」という奇妙な論理を有している。
戦略国境は国家の生存を守るための当然の権利で、それは国力によって変化すると主張している。
すなわち中国の国力が大きくなれば戦略的国境も広がっていくわけだ。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/09 22:06 ID:Pfss+De1
中国が津軽海峡の領有を主張するのは時間の問題。
将来メタンハイドレが北海道東側で試掘されれば、そこの領海も主張するだろう。
>505
倉前の本のコピーじゃん
>487
っていうか俺も参加したくて、
>>438が現れるの待ってたんだけど、
こんな形でばっくれられてしまうとどうもな。
在独米軍基地の東欧移転は、海洋勢力の楔が東欧に打ち込まれることを意味する。
東欧を制する者は世界島を制し、世界島を制する者は世界を制すという格言に従えば
米はハートランド制圧に向けて大きく前進した、ということだ。
東欧を対ロシアの抑えとし、一方でアフガン〜中央アジアを中叫に対する
抑えとすることにより、今まさに海洋勢力はハートランドを浸食しつつあるのだ。
509 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 21:46 ID:jq4CtP1q
>508
アフガン攻撃の基地を中央アジアに置いたことといい、明らかにアメリカはハートランドに
手を伸ばしてるよな。その一方で中国やらフランスというリムランド国家との対立に入りつ
つあるわけだが、シーパワー勢力がハートランドも押さえてしまってはリムランド側は手も
足も出ないんだろうな。
510 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 21:54 ID:/LH4unXZ
>508
鞍馬絵本読者?
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 21:55 ID:qVDTIwLO
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:31 ID:65N6lQWh
安易に19世紀末の書物を頼りにして、世界を海洋国家と大陸国家で二分するのはよくないと思う。
今は陸・海だけでなく、空もある。
そして核ミサイル等の大量破壊兵器も。
近い将来、我々が生きているうちに宇宙も重要な要素の一つとなり得ることが予測される。
今世界大戦になったとしたら、確実に衛星や月面基地が重大な標的にされるだろうからね。
あとインターネット空間も。
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:33 ID:65N6lQWh
安易に19世紀末の書物を頼りにして、世界を海洋国家と大陸国家で二分するのはよくないと思う。
今は陸・海だけでなく、空もある。
そして核ミサイル等の大量破壊兵器も。
近い将来、我々が生きているうちに宇宙も重要な要素の一つとなり得ることが予測される。
今世界大戦になったとしたら、確実に人工衛星や月面基地が重大な標的にされるだろうからね。
あとインターネット空間も。
まさにガンダムの世界だ。
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:35 ID:65N6lQWh
最近では、地政学を従うと言っているくせに、日米同盟を重視しろと主張している、矛盾した言論人が数多く見受けられる。
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:36 ID:65N6lQWh
>>514 地政学の法則では隣国は敵国である。
日米は互いに海上で国境が隣接している。
領空領海・・・。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:37 ID:65N6lQWh
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:43 ID:jq4CtP1q
>514
対等な同盟ならともかく、実質的に支配被支配の関係だし。
518 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:46 ID:65N6lQWh
ハートランド、シーパワー、リムランド。
全部19世紀〜20世紀前半(第二次世界大戦前)に唱えられた言葉じゃないか。
昔の話だ。
著者だって、昔は陸が重要だったが、今では海の方が重要であるなんて言ってるし。
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:51 ID:65N6lQWh
第二次世界大戦初期にすでに、海よりも空を重視した日本空母からの飛行機に、艦隊を撃沈させられているし。
真珠湾奇襲攻撃はちょっと疑問だが、英艦隊のプリンスオブウェールズとレパノンとか。
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:52 ID:65N6lQWh
第二次世界大戦初期にすでに、海よりも空を重視した日本空母からの飛行機に、艦隊を撃沈させられているし。
真珠湾奇襲攻撃はちょっと疑問だが、英艦隊のプリンスオブウェールズとレパノンとかがいい例だ。
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 22:59 ID:65N6lQWh
ふむ、漫画みたいだ。
昔は漫画を地で行ってたんだな。
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:01 ID:QSh87Pxm
イギリスはべジータ
アメリカはフリーザ
ロシアはピッコロ大魔王
523 :
ももえ:03/05/11 23:07 ID:yNuC6gbK
524 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:23 ID:MveZeNhD
>513
>今は陸・海だけでなく、空もある。
ランドパワー=陸軍、シーパワー=海軍と思っているようだけど、地政学の本を読んだことの
ない人間にありがちな大間違い。
空軍や大陸弾道弾ミサイルぐらい、マッキンダーも想定している。
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:31 ID:QSh87Pxm
>>524 マッキンダーって、1947年に死んだ人なのに?
>>525 マッキンダーを読んだ事は無いが、空軍には支配権の確立ができない。
したがって大差ないと思われ。
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:40 ID:MveZeNhD
>525
何か不思議なことあります?
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:41 ID:QSh87Pxm
>>527 WW2が終わってたった2年の、本格的な冷戦にも突入していない1947年でそんなことが想定できるものなのか?
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:43 ID:QSh87Pxm
>>526 大量破壊兵器による支配権の確立は出来ると思いますか?
530 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:44 ID:QSh87Pxm
近現代史は簡単で楽しいなぁ(w
531 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:45 ID:+5Uv0uwc
>>528 出来ないことないでしょうが?
WW2の原因の一つに、ハートランドのソ連の誕生も大きく関係してたんだし...
ったく酷い自作自演が続いてるなあ・・・
>英艦隊のプリンスオブウェールズとレパノン
レパルスだろうが。
>マッキンダーって、1947年に死んだ人なのに?
空軍力はその陸上基地や空母の維持があってはじめて成り立つというのが地政学の常識。
それはICBM基地やロケット発射基地も然り。
そもそもランドパワーやシーパワーっつうのは一義的には物流を保証するための装置だろ。
>>528 V1、V2ロケットって知ってる?
RAFやルフトバッフェは?
>>529 心理的にはある程度。
破壊した後に何をしたいかによりますね。
敵勢力の破壊だけで良ければ、即使えば良いだけです。
放射能・有毒物質・危険な細菌等に汚染された土地を使うのは困難です。
534 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:57 ID:QSh87Pxm
>>533 V2ロケットって・・・ドイツは対英戦で既に大陸弾道ミサイルを大量に使用していたってことか?
ドイツって強かったのね。
WW2当時で日独戦やったら確実に日本の負けだな・・・。
イギリスも日本も弱すぎ。
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:58 ID:MveZeNhD
>534
ドイツは本気で世界征服ねらってたぐらいだからね
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/11 23:59 ID:QSh87Pxm
>>533 核兵器は珍しいものだが、大陸弾道ミサイルはWW2当時でも別に珍しいものでもなかったってことかな?
537 :
__:03/05/12 00:01 ID:d7ktahj/
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/12 00:01 ID:6HHuZb1D
米国民主党系のユダヤ資本が中国の銀行を占拠したら
中国共産党の政府はアフリカにある親米共産党政権のように
米国の傀儡政権に変わる。
金融を支配されれば中国共産党は
アメリカの飼う凶暴なドーベルマンになる。
そして、日米安保の歴史的な役割が終わる。
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/12 00:08 ID:WpPo69xE
ドイツは第二次世界大戦時の対英戦で既に大陸弾道ミサイルを大量に使用していたってことは、
日本の空から飛行機での英艦隊プリンスオブウェールズとレパルスを撃沈したってのは、別に凄いことでもなんでもないんだね。
弱者が同じ弱者をいたぶっただけで。
>>539 時期が違う。
V2使用が軌道にのったのは大戦末期。
マレー沖海戦は大戦初期。
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/12 00:23 ID:WpPo69xE
V2ロケットについて
www.geocities.jp/kjmitsui/V2.html
>539
文章が変
意味がよくわからん
543 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/12 00:28 ID:eENIBKVa
>>534 違う違う(w
性質的に同じだろって事。
その延長として、類推できただろうといってるだけ。
544 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/12 04:55 ID:DmUhyByn
日本軍て戦艦を沈めることが得意なんじゃないか?
なんとなくだがそんな気がする。
技術とかいうんじゃなくて、巡り合わせ的にだ。
>>514 地政学によると、海上貿易立国たる日本は、
海洋勢力の親玉である米国との密接な軍事的
協力のもと、シーレーン防衛に努めなければならない。
地政学によると、ってのもなんかあいまいな言い方だな
アメリカ&中国&パキスタンVSロシア&日本&インドという組み合わせに
なったらどうなる?
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 00:52 ID:THCs55ML
日英同盟VS米中独露同盟
日本イギリス同盟VSアメリカ中国ドイツロシア同盟
はどうなる?
前者の勝ちに思えるんだが。
549 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 00:53 ID:HV6Cq+Dc
>544
得意と言うより、装備や訓練や戦術のすべてを「アメリカの戦艦を撃沈する」という
一点に集中させてたから。
その分通商護衛や通商破壊や占領地経営まで頭も手も回らなかったので、言って
見ればWW2は「得意科目で100点を取った後ひたすら不得意科目ばかりが続いた」
ようなもの。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 01:06 ID:THCs55ML
日米独同盟ではなく、何故か日米英同盟なのは、米国が裏切ったら日英で挟み撃ちにすると言う日英の陰謀なのではないかと思うのですがどうですか?
551 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 01:09 ID:THCs55ML
米国の力を以ってすれば、EUを親米にするなんて事は造作もないことなのに、なぜか同盟国に英国を選んだ。
これは何故でしょうか?
552 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 01:20 ID:THCs55ML
DQN低学歴タカ派とDQN低学歴ハト派が、見えない裏でつるんでこの板を荒らしている・・・。
553 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/13 06:17 ID:iC3sv8aQ
| ̄ ̄| ♪
_ |__|_♪ ∧∧
♪ | ´`( / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /中 \
| ∀ )< 一緒に金儲けをしよう♪ >(`ハ´ )
♪/∪ | つ | 世界平和に貢献しよう♪ | (~__((__~ )
( | .|| | 日本台湾を抜きにして | | | |
) ) \|| \_________/ (___(_)
♪(___) \_ つ,, メリケーナ シナー
気が付いたら国土を米中の食い物にされる。
改革しても給料の6割が年金・税金・保険で奪われる。
だから、米中の反対、国連敵国条項と経済窮乏で核武装できない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
厚労省改革案でも2025年で年金国民負担率は60%に・内閣府
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030416AT1F1600W16042003.html 国連敵国条項
……そして肝心なのはここからで、結成される時に「敵国条項」という規則を
作ったのだ。この「敵国条項」というのは「日・独・伊 三国が何か不穏な動き
(分かりやすく言うと戦争の準備)を見せたら、独断でそれを阻止しても構わない
(要するに、独自の判断で勝手に攻め込んでも良い)」というものである。
さらに要約すると「日・独・伊 三国に対しては攻め込んでもだれも文句はいいま
せんよ!」という事だ。……
http://village.infoweb.ne.jp/~houou/sensou.htm
>>547 日本とロシアが手を組むことなどありえない。よって却下。
>>548 米英が仲間割れすることなどありえない。よって却下。
>>550 電波。
>>551 歴史的なつながりと、海洋覇権の問題。
555 :
犬童知遠 ◆tmc8JAPANo :03/05/14 14:12 ID:VUBkPoRT
>>506 そうして考えてみると、倉前の予想ってスゲェな。
ロックフェラーやネオコンに媚びを売らないところも共感が持てる。
・・・んだが、最近この人音沙汰無いよなぁ。もしかして死去・・・?(汗
556 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/14 14:14 ID:n32MCa+7
>>556 ・・・だよね。考えてみりゃそりゃそうか。
ソ連のアフガン侵攻時点で、既に結構年イってたもんなぁ。
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/14 20:34 ID:HOpvAGlQ
>555
>ロックフェラーやネオコンに媚びを売らないところも共感が持てる。
日本人で媚び売ってる奴なんて、見つける方が難しい
559 :
bloom:03/05/14 20:40 ID:jSVF/wLV
560 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/14 20:49 ID:2nCeosI0
>558
竹中。
561 :
__:03/05/14 20:51 ID:VZy6Afhp
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/14 21:10 ID:HOpvAGlQ
>560
自由にものがいえない立場の人達は別
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/16 16:27 ID:A8g9tHgy
アメリカのずるがしこさは芸術的。ほれぼれしてへどがでらあ。やはり戦争でもなんでもセンスが大切。
564 :
名無しさん@お腹いっぱい:03/05/16 17:38 ID:A9Abxp9I
私もアメリカのずるがしこさに辟易としていますが
日本の戦国時代に似たところが有りませんか?
勝ち馬に付かねば領地の保全領民の生命が危うい
富国強兵これっきゃない
ひまつぶしに
>>477 >その持論でいくとあと100年〜150年後には
このスパンで考えると地球温暖化の影響を考慮すべきだろうな.
赤道近辺に強国が存立できるかどうか.
ロシア、カナダが相対的に国力を増している可能性があるか.
地球外空間と地上を結ぶエレベータが稼動しているとすると、
エネルギーの産出においては地球外空間の方が優位に立つが
物質の供給においてはまだ地上に依存する.
月開発等で物質供給を地上に依存する必要が無くなれば、
外空間勢力の優位は確立する.
地政学の拡張が必要だな.
>>565 さすがUNIX使いは言うことが違うね。
567 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/17 08:03 ID:rTX4JD2U
1977年「速度と政治−地政学から時政学へ」
今にして思うと相当な卓見でしたね。
>>565 地球温暖化と同時に地球寒冷化が進んでるって知ってる?
温暖化と寒冷化のプラスマイナスは零だよ
地球全体の温度に変化は無い。
ロシアは温暖化よりも寒冷化による環境破壊が酷い。
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/18 17:29 ID:9yGn5egA
あげてみる
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/18 18:51 ID:QBfK+l1s
そう、湿度も見なきゃね。
太陽活動は減退期にあり、地球は確実に一歩ずつ
氷河期への道を歩んでいるのだ。
573 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/21 00:45 ID:sayqfuyj
現在の軍部は大統領や首相に知らせない作戦を遂行したり、秘密裏に自国の政治過程に影響を与える作戦を遂行したりするものなのでしょうか。ご存知の方教えてくださいませ。
574 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/21 00:51 ID:JHd6psFn
それぐらいでないと国家としてやっていけないような気もするし、そうだとしたら恐ろしい気もする。
575 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/21 21:08 ID:9irHIACC
>573
国によるだろう
中国ならあるだろうけど
V2は確かに理念的にはICBM直系の祖と言えますが、 あれをもって「ドイツはICBM
持ってた」と表現するのはアイタタタ かと。ロケット推進の対地無人特攻機ですよただの。
「大陸間」でもなければ「弾道弾」でもありません。ドーバー越えて島国に着くだけで
大陸間だと言うは無理があるかと。
ましてやマレー沖海戦や真珠湾なんざ戦略論を語る時にはたいした意味なんざありゃ
しません。戦術的には確かに戦艦→航空機という巨大なパラダイムシフトを引き起こ
しましたが、戦力投射手段、その方法論が革命的に変っただけで国家戦略の本質に
は影響はありません。技術の進歩により手段はどんどん変化します。しかしその目的
が変化しない限りそれは瑣末な問題にすぎません。
ただ、それを持ってマッキンダーがICBM(的理念の戦力投射手段)を想定していなかっ
たなどと主張するつもりはありません。むしろ逆に、想定していた、あるいは想定してい
て充分自然と思われます。理由はそんな瑣末な方法論ではありませんが。
キーワーードは「ドゥーエ理論」と考えます。時代的には知っていて当然でしょう。戦力
投射手段が違うだけでICBMの本質はこの延長線上にあるのではないかと。これ以上
の解説は専門板たるこの板の住民の皆さんには釈迦に説法になりそうですね。巣に帰
ります。お邪魔しますた。
577 :
軍ヲタ:03/05/24 11:16 ID:RTlcxtfU
>>576 巡航ロケットのV1と勘違いしてますね。
V2は純然たる弾道弾ですよ。弾頭重量1t、射程240km-305km
CEP以外はスカッドと似た性能があります。
スカッドでもC型だけやけに射程が長い(600km)のですが、これは弾頭重量を
2/3にしただけです。弾道弾はちょいと推力を増やしたり(束ねるのが手っ取り早い)
弾頭重量を減らしてあげるだけで飛躍的に射程が延びるので
「ICBMに似ているものを持っていた」っていうのは間違いじゃないと思います。
578 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/24 21:35 ID:UX5unHAF
>577
ただ、ICBMの元祖がやはりドゥーエ理論に基づく戦略爆撃というのは正しい
解釈ではないかと。言ってる人はちと違いますが、石原完爾の最終戦理論
にも「地球を半周以上出来る航空機」というのが出てくる。
579 :
山崎渉:03/05/28 08:59 ID:I0mVgAnc
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
580 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/01 21:01 ID:bZYsBYW/
age
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/03 21:52 ID:Zc5AonIh
ようやく「悪の論理」入手して読み終わったのにスレが伸びなくなってしまった。
>>577 よしっ、勝った!!
俺の説が支持された!!!
フム・・やはり名無しの時は好き放題言えるから、言論力がパワーアップするな。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たる。
NGName追加完了。
アメリカ政府は世界戦略をどの程度の精密さで企画しているのだろう。
ひょっとして結構行き当りばったり?
ひょっとしなくても、その通り。
情報の制度は精密さを上げる必要があるけど、計画は基本方針さえ押さえときゃあとはどうにでもなる。
それだけの国力もあるしね。
それと、変に細かいところまで先に決めちゃっても、どうせ相手の都合とかで計画の変更とか強いられるから無意味。
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/28 13:20 ID:qcnWJZrd
589 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/28 13:51 ID:/1nDbWyT
ペリー黒船来航から、虎視眈々と狙ってたよ
明治の政治家は知ってたから警戒してた
イマは無警戒だ
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/28 23:43 ID:KGsrgXhJ
「新・悪の論理」を読んでいる。前書にくらべて著者の
危機感がえらい高まっているように感じる。前書に対する
批判・攻撃が結構あったってことだね。マスコミ・検察・左翼政党
・平和運動活動家たちへの敵意が剥き出しになっててコワイ
591 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/06/29 13:32 ID:jKbos1Yf
>590
マスコミ・検察・左翼政党・平和運動活動家たちって
まさしく、日本に仇なす獅子身中の虫じゃ?
592 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/05 14:51 ID:QwalxR2J
永井陽之助氏ってまだご存命なの?
593 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/05 15:15 ID:ZQs4lf/c
(??Д??)ヴ??ヴ?? ?????(??Д??)ヴ??ヴ??
>>589 そうそう、日露戦争時から既に、日本はいずれロシアはおろかイギリスをも上回る軍事大国になるであろう・・・。
と言うことをアメリカ合衆国は見抜いていた。
ポーツマス条約。
595 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/10 19:50 ID:mqpIH2E7
596 :
越牟田康男:03/07/10 19:55 ID:5lxrtDg3
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 越牟田康男
山崎ウザ
598 :
越牟田康男:03/07/10 20:19 ID:5lxrtDg3
山崎じゃないよ、越牟田だよ
599 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/11 10:58 ID:u6neRumh
>>595 ロッキード裁判の話ね。あの時検察はアメリカの手先として動いた。
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/13 23:15 ID:LCR382VR
ちょっと地政学とは違うけど
イギリスは政治センスだけではなく島国海洋国家故の身軽さのおかげで
「覇権」を握れたのじゃないかな、同じような国として
15世紀までド繁栄し17世紀あたりまで造船大国を保てたヴェネツィアは
どうでしょうか、オランダは島国的要素をあまり持ってないしスペインポルトガルは
中途半端過ぎ、ヴェネツィアはビザンチンやトルコなどの安全保障の一翼を担って
いつの間にかビザンチンの場合は半植民地化に成功した。いつのまにか君主から
権力を奪った寵臣みたいにね。
日本もここまではまず無理だけど「日本のおかげでアンタは覇権を握れるのよ」
って感じになれないかなぁ
602 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/13 23:37 ID:+hd72vrH
>602
「デモクラシーの理想と現実」H・J・マッキンダー読め
答えが載ってるぞ
603 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/07/14 00:58 ID:bpLlzHm2
604 :
山崎 渉:03/07/15 09:03 ID:OjGRkqxe
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
606 :
:03/07/19 23:37 ID:tanvLf+U
公明党の神崎は検察出身なのでアメリカの手先ということでOK?
こいつが、社民潰しの黒幕だろ。左翼と新興宗教との闘いは
不可解だな。
608 :
山崎 渉:03/08/01 23:54 ID:BoaXWtxi
(^^)
609 :
山崎 渉:03/08/15 09:50 ID:DxPofl3w
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
natsuyasumi ha owatta kedo, ageru ki ni naranai ne.
611 :
江田島:03/09/29 20:41 ID:bQaGDf7q
この問題は地政学で説明できます。
この度、本(環太平洋連合)を電子出版することにしました。
簡単に言えば、地政学(地理的条件を考察する国際政治学)の観点から、「アメリ
カ、ヨーロッパ、アジア」あるいは「資本主義国、共産主義国」というような従来の
枠組みではなく、世界を「ランドパワー(陸軍国)、シーパワー(海軍国)」という
枠組みで見直してみると、いろいろと目からウロコが落ちまくりますよという本で
す。
たとえば、ランドパワーとシーパワーが激突する最前線を「リムランド」と呼び、日
本やイギリスはそこに位置するのですが、戦後のアメリカのユーラシア大陸への関与
における指導理論となったのがこの「リムランド理論」だ。
つまり、アメリカ(シーパワー)がすでに日本とイギリスを制していたことが、ソ連
(ランドパワー)との冷戦に勝利した最大の要因だったというわけです。
(もっとも、基本的なシステムにおいて、シーパワーはランドパワーに優るというの
が本書の主張です。)
日本人が南方系シーパワー(縄文人)と北方系ランドパワー(弥生人)の混血という
稀有な民族であることや、平安、鎌倉、江戸時代には小ランドパワーとして鎖国状態
にあった日本が、シーパワーとして海外に乗り出していったのは、そうしなければ植
民地化されるという恐怖があったからという話も非常にわかりやく、こうした歴史も
ふまえて、後半はきわめて具体的な「未来への提言」として、台湾、フィリピン、シ
ンガポール、豪州、NAFTAとの経済圏、安全保障の枠組み構築
ガ必要との提言になっています。
下記サイトでダウンロードできます。
http://www.boon-gate.com/12/
612 :
江田島:03/09/29 20:43 ID:bQaGDf7q
この問題は地政学で説明できます。
この度、本(環太平洋連合)を電子出版することにしました。
簡単に言えば、地政学(地理的条件を考察する国際政治学)の観点から、「アメリ
カ、ヨーロッパ、アジア」あるいは「資本主義国、共産主義国」というような従来の
枠組みではなく、世界を「ランドパワー(陸軍国)、シーパワー(海軍国)」という
枠組みで見直してみると、いろいろと目からウロコが落ちまくりますよという本で
す。
たとえば、ランドパワーとシーパワーが激突する最前線を「リムランド」と呼び、日
本やイギリスはそこに位置するのですが、戦後のアメリカのユーラシア大陸への関与
における指導理論となったのがこの「リムランド理論」だ。
つまり、アメリカ(シーパワー)がすでに日本とイギリスを制していたことが、ソ連
(ランドパワー)との冷戦に勝利した最大の要因だったというわけです。
(もっとも、基本的なシステムにおいて、シーパワーはランドパワーに優るというの
が本書の主張です。)
日本人が南方系シーパワー(縄文人)と北方系ランドパワー(弥生人)の混血という
稀有な民族であることや、平安、鎌倉、江戸時代には小ランドパワーとして鎖国状態
にあった日本が、シーパワーとして海外に乗り出していったのは、そうしなければ植
民地化されるという恐怖があったからという話も非常にわかりやく、こうした歴史も
ふまえて、後半はきわめて具体的な「未来への提言」として、台湾、フィリピン、シ
ンガポール、豪州、NAFTAとの経済圏、安全保障の枠組み構築
ガ必要との提言になっています。
下記サイトでダウンロードできます。
http://www.boon-gate.com/12/
613 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/15 09:32 ID:0CDuXWhr
保守 age
614 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/15 12:21 ID:jt+KF4K1
>>606 : :03/07/19 23:37 ID:tanvLf+U
>公明党の神崎は検察出身なのでアメリカの手先ということでOK?
さあな...まあ、香具師は、公命党の中では
冬芝なんかとは、一線を画するだろう...
冬芝が真性からの代作マンセー的だけど、
イカンザキは、仮性ぽい気がする...
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 08:42 ID:oMWH/g9e
「尖閣諸島で将来もっと激しい紛争が起こった際に
日米安保は発動するのか?」とワシントン・ポストの記者が
当時のモンデール駐日大使へ質問した。するとモンデール氏は
「尖閣諸島は日米安保の対象外、米軍は1ミリも動かない。」
という主旨の発言を堂々と公言した。それを受け、
当時の日本政府は米国から見捨てられたことを
「ああ、やっぱりそうですか。」と確認しただけで、
米国に対して一切の抗議をしなかった。
617 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/20 14:57 ID:Ae5Uuv3b
>>612 どうしようもない本みたいだな
マッキンダーをちゃんと読めば、そんなくだらないことは言わずに済むはず
618 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 21:44 ID:Z9H61DH2
マッキンダーはちゃんと読んでないけど、
・The Rise and Fall of British Naval Mastery
・One Hundred Years of Sea Power
・Strategies of Containment
地政学の視点から、読んで意味のある本はどれ?また、意味の無い本は?
619 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 21:55 ID:XVdj+UfQ
それぞれ誰が書いた本?
どういう根拠でこの3冊選んだの?
620 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/21 23:05 ID:Z9H61DH2
1番上は、Paul kennedy 2番目Geroge W.Baer 3番目John Lewis Gaddis
根拠は、
@マッキンダーの批評がある。
Aシーパワーの本だから(但し、他の本とか批評に余り登場しないので
本当に良い本か判らない)
B戦後の米国の政策が、地政学の視点から判るかもしれないから
趣味で読んでいるので、本当に、視点が身につくかわからないので、書き込
んでみました。
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 00:35 ID:zk0E9m2W
他の本色々読む前に、まずマッキンダーを読んだ方が、はるかに早道。
そうじゃないと、地政学の本質は理解できないと思う。
622 :
ユーロi:03/10/22 01:51 ID:SJfUbe/T
ところで、ユーロの破綻は始まっているのであろうか?
仏に財政赤字削減を要請へ EU協定順守で欧州委
> 欧州連合(EU)欧州委員会は21日、
>フランスに対して財政赤字を削減するよう、勧告するように、
> 理事会に勧告した。
>同じく、財政赤字を続けるドイツにも影響を与えそうだ。
> フランスは、財政赤字がGDP比3・6%となる
>財政安定成長協定を02年から3年連続で破る見通しとなった。
ユーロが破綻すると、ヨーロッパ大陸はブロック経済で輸入を制限。
関税などで、輸入締め出しするようになるのか???
まっきんだーの本売ってないんだけど
ユーロに関しては、彼らは自分たちでまとまろうと思ったら、
やっぱ新たな敵を設定する方向に進むだろうから、ブロック化する可能性はあるかもな〜。
625 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/22 21:30 ID:eVtJ77qa
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 04:22 ID:/xVVhX16
反米、反グローバルでブロックを形成したら
EUと日本は最も打撃を食らうんだが、
スローフードとかなんとか口当たりのいい標語並べて
平民に激しい負担が来るブロック化を選択するんだろうなw
627 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 14:37 ID:rqeeil3e
よく、朝鮮半島問題が片付いたら日本の米軍基地はなくなるとか
中国が崩壊したら、米軍が撤退するとか言ってる人(日高さんとか)が
いるけど、これってどうも信じられないよね。
結局、日本が大陸側(ロシア・中国)と手を組まれたら厄介だから、監視の意味で
残るような気がするが。
アジア2025の報告書でも、アメリカの影響力の低下や撤退があった場合、日本は
インドとの同盟関係を結び、核武装の可能性もあるって言ってるしね。
みなさんは、この列島からアメリカが撤退する可能性ってあると思います?
628 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/10/24 14:40 ID:K/b6J1/a
今しばらくはないと思う。
日本はアメリカにとって必要な国だよ。
629 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 14:51 ID:1KRXgigN
今しばらくはないと思う。
沖縄は兵士を休ませるのに絶対必要なリゾート地だよ。
スピード違反もレイプも自由だしね。
630 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/24 22:09 ID:wt895akI
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/01 10:56 ID:SYxP0Dav
あげ
632 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 12:41 ID:J6ZOqcZg
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 290 名前: 投稿日: 02/02/14 11:38 ID:6fbKGLCS
>>266 大衆週刊誌(文春とか新潮とかポストとか)の漫画家も盗聴を使っているね。俺
が思いついたネタを使っていた漫画家を偶然見つけたことがある。そいつはテレ
ビで生意気なことをしゃべっているよ。盗聴がばれているのに、哀れだ。
ただし、漫画家家本人が盗聴を使っているのか、雑誌社が盗聴を代行している
のかは、わからない。俺は雑誌社だと見ているのだが。
240 名前: 213 投稿日: 02/02/10 15:36 ID:jE2ivfkk
一般人で「お部屋拝見」で見せている人も、実は陰で裏切られている
(盗聴されている)んだと思うと、可哀相だなと思う。
芸能界に入りたいと思った事は無いが、
マスコミや華やかさに憧れるのは、別にその人の勝手だし、有名になるのが好きな人は、
その人なりの夢なんだろう。その夢まで何か言おうとは思わない。
でも、そういう人だからといって、盗聴されたり、嫌がらせを受けていいわけではない。
84 名前: ○○○ 投稿日: 02/01/31 01:15 ID:l3fSW81R
>>78 たぶん、君が書いている通りだよ。確信犯だ。テレ朝が、俺の電話を盗聴
したネタを使っているのは、ずいぶん前から確認している。俺だって、メディアに
ネタを提供するために生きて行くつもりはない。ついでに書くが、フジの「恋のちから」
をチラッと見たが、盗聴からヒントを得ている。盗聴は盗聴。いいかげんにしろ。
633 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 18:06 ID:9VbWERMq
デモクラシーの理想と現実、ヤフオクに出てたね。
見たい人が居るならデジカメなり文字興しなりしようかと思うけど。
634 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/04 22:39 ID:ROvmo4WH
>>633 デジカメで画像にしていただければ、テキスト化しますよ。
そうか、私がやっても良いのか、だってスキャナあるし。
暇が出来たらやるかも。
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/05 20:23 ID:hJXuQ7Wq
638 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/06 08:39 ID:K8Em2f+j
>>627 完全撤退はないが、縮小は既にしている。
詭弁になるが、沖縄を独立させれば完全撤退もある。
>>639 沖縄が独立したら人民解放軍が平和的に駐留します
今だに、地政学を語っているのは日本だけ。
そろそろ、統計学へ移行すべし。
644 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 03:09 ID:JJmdC9R2
『戦略思想ナビゲーション 「世界地図」の切り取り方』 藤井厳喜著
Kobunsha Paperbacks 25 2003年11月20日(木)発売
学校で習った世界地図ではいまの時代は生きられない!
■いまの日本人が国際社会 international community のなかで、戦略性のな
い間違った行動、間違ったビジネスを展開してしまうことが多いのは、自分た
ちの頭のなかにある「地図」だけで行動し、他国の人たちの頭のなかには「別
の地図」があるということを忘れてしまっているからである。
■本書で提示するのは「別の視点からの地図」である。こういう地図があるこ
とを知り、ひるがえって私たち自身の位置 our position が確認できれば、こ
の混沌 chaos とした時代を自信と戦略をもって生きていくことができると、
筆者は確信している。
光文社
http://www.kobunsha.com/top.html 宣伝文句を鵜呑みに出来ないが、これ面白そうじゃない?とりあえず買ってみる。
647 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 22:42 ID:ESTPjoDD
>>643 >今だに、地政学を語っているのは日本だけ。
>そろそろ、統計学へ移行すべし。
どういうことなのかぜひ御教授願えないでしょうか?
648 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 13:07 ID:mPfUQ+I9
649 :
kk:03/11/24 13:11 ID:pPAIsXPJ
(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::\
// ヽ::::::::::|
// ..... ........ /::::::::::::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| .) ( \::::::::| .|
.|.-=・‐. ‐=・=- |;;/⌒i |小泉のアメリカ追随は、
.|'ー .ノ 'ー-‐' ).| <冷戦時代の古い考え方
| ノ(、_,、_)\ ノ |
|. ___ \ |_ | 江田島孔明の環太平洋連合
.| くェェュュゝ /|:. | 支持するね。
http://trans.boon-gate.com/12/ ヽ ー--‐ //::::::::::::: |
/\___ / /::::::::::::::: \_____
../::::::::|\ / /::::::::::::::::::
650 :
kk:03/11/24 13:15 ID:pPAIsXPJ
地政学、歴史、自然環境そして人口変動を総合的に考察すると未来を読むことが可能です。
これは秘密です。
651 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 15:53 ID:099ALi5l
考えてみたらさ、イランを挟んで、東にアフガン西にイラクがあるんだよね。
これって、アメリカさんは最初からイラクイランアフガン問題を一つとして
捉えてたっていう証左にならんか?
イランからしてみたら挟まれたも同然だから、アルカイダに荷担したくもなるわな。
なんせ、核開発を急いでるみたいだし。
652 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 15:55 ID:099ALi5l
それに中国からしてみたら、西にアフガン、東に在日米軍基地と
こちらも挟まれてるんだよね。
しかも最近では、フィリピンに新たな米軍基地を建設中だし。
一回撤退したのにね。
また、今月にはベトナムにアメリカ海軍が寄港してもいるしね。
中国包囲網も着々と進行中なんですかね。
653 :
643:03/11/25 08:17 ID:xnH1RP6D
もちろん、地政学は面白いし、否定ではない。
ただし、国富政策としてはマクロ統計学が土台になければいけない。
日本はこの点が全然だめ。
この板で、話題にあがる。
エネルギー政策にしても、日本は審議会で統計すら公表していなかった。
京都議定書で、今までの政策目標がピンチになると、あわてて報告書作成して公表。
米国では、政策ソースとして、
毎年、50年先までの「国と世界」の多くの統計指標を国が公表しているのに。
ランドパワー&シーパワーにしても、
流通統計による世界戦略に置き換えている人が海外では主流だと思う。
その、上流判断として求められる弾力性のある地政学。
だから、海外では「地政学=歴史・国際関係論」に特化して研究している人が多い。
>>651 アフガンの北部はロシアよりだろ。
南部は内戦状態だよ。もっと実態を
把握せよ。
最初ってパーレビ国政権崩壊の頃からね。何を今更。
イラクに関してはシーア派が拡大する可能性の方が高いだろ。
ちゃんと実態見ろよ。
>>652 ダレスの馬鹿の二の舞いなんか考えているわけないだろ。
「封じ込め」とか「撒き返し」が何を生んだ?
地政学はやたらと問題を単純化しすぎる点に問題があるな。
と言うか単純な思考の人間が惹かれるものかもな。
確かに歴史や情勢分析に疎い人間が地政学とかやっても視野の狭い単細胞が
生まれるだけだな。
655 :
ゲオポリ:03/11/27 02:25 ID:eGOdDmw1
おれも昔、地政学にひかれて
何冊か関連書物を読んだけどさ
いまの時代に役に立つ学問なのかは疑問だね。
あと地政学関連の本って入手するのが困難だから
深く勉強したくても図書館の蔵書が貧弱な田舎の人にはツライし・・
656 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/27 03:38 ID:QQvqv2US
地経学は?
657 :
ゲオポリ:03/11/27 04:55 ID:eGOdDmw1
う〜ん・・ 地経学は正直、よく知らないっす・・
産経に時々、寄稿してるルトワクとかいう学者は、そっちの人だっけ?
逆に質問しちゃうけど
地経学のお勧めの書籍はありますか?
入門書っぽいのでもいいから。
658 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/27 12:53 ID:ssC6oSTk
地政学ってのはものの見方でしょ
大局を掴むのに有効な概念だけど、それだけで済むわけではない。
実際には統計的なデータをあれこれいじくる能力が大事。
659 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/27 12:58 ID:ssC6oSTk
野球だって昔は単純に打率が重視されてたけど、
今実際に大事なのは出塁率や長打率、進塁率でしょ。
(テレビでは相変わらず打率がメインの扱いだけど)
プロじゃバレーもバスケも、1プレイごとに戦術が徹底していて、
攻撃パターンは100種類近く決まってるとか言われてるでしょ。
だから選手はそれらのパターンを覚えないと試合で使ってもらえない。
どんどんデータ重視・統計重視へ流れが傾き。
素人がたんなる直感であれこれ言う時代は終りを告げると。
ランドパワーやシーパワーって言葉も、物事を単純化する視点は面白いけれど
それだけでは何も語れない。 現実に分析する時に大事なのは、あらゆる種類の統計データ。
660 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/27 14:20 ID:k0cP/eXo
ID野球より、意外性の高校球児が目を引く事もある
経済板ではマクロ一辺倒だったり、こちらではミクロ
重視っぽかったり色々ですね、ホント
661 :
643:03/11/27 15:10 ID:KLcrgU5E
>>670 そうか?
経済板のマクロってマクロ経済学だよね。
経済板は一通り見たけど、マクロ化していくと前提しても、
そこで生じる共同体の摩擦の視点がなくて、正直書き込む気になれなかった。
もしかしたら、俺自体がスレ違いかも知れないけど。
662 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 06:54 ID:IuAbO77a
>そこで生じる共同体の摩擦の視点
これが今懸念されている保護貿易の案件に近く、前大戦もこの行き過ぎで発生した可能性が有る
これを回避する為の逆説的意味で、この学問は必要なのかもしれない
まぁ、愚かな地理的決定論みたいにならなければ観点としてはありだろ。
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 08:32 ID:w1SV+3DP
ある筋曰く、今は昭和13年に近いと言う、このことからも
取り扱いには注意が必要である事には変わりない
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 08:48 ID:1WJz4Vyc
666 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 09:38 ID:xvy7AP7/
>>659 釈迦に説法でスレ違いでは有るけども貼って置く
マイケル・ルイス著「Moneyball」(マネーボール)
この本の主人公は、貧乏球団・オークランド・アスレチックス (ちなみに今年も
アリーグ西地区優勝し、いまプレイオフを戦っている)のGM、ビリー・ビーン。
大物(バリー・ボンズ/Barry Bondsみたいな選手)、運動能力のものすごく高い
打者(イチローみたいな選手)、豪速球を投げる若いピッチャーを集めるのが成功
のカギ、というのが野球の従来の常識。でも、そういうオーソドックスな評価基準
で人を集めるやり方はものすごくカネがかかる。ビーンは、膨大な統計データを
注意深く解釈し、独自の判断基準を導入することで、世の中ではそれほど評価が
高くないけれど実際にはものすごくチームに貢献しそうな選手を集めて常勝チーム
を作り上げた。
さてさて、
そういえば、日本が進めてた。
オーストラリアとかのASEAN加入構想とかはどうなってるの?
日本と豪州のメリットは既に出尽くしていて、あまり効果はないと思うけど。
クリントン政権時には、強行反対路線だったよね。
ブッシュは100年先の戦略で頭がいっぱいだから、「いいんでないかい?」って感じだけど(w
668 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 14:45 ID:whWIIuwB
EU成らぬAUとか言ってましたっけ?
>>666 面白そうだけど、それ英語版しかないんだよね?
670 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 15:27 ID:whWIIuwB
マクロ経済的な前提を押し進めていけば、軍隊は存在自体がナンセンスだし、
戦争のような非合理的な行動は想定されない。
石油だって需要があれば供給されるさ。市場に任せておけばいい。
672 :
643:03/11/30 11:50 ID:ONIt1jeR
>>671 日本の大半の意見を代弁していると思う。
究極的にいえば、反論しようがないわけだが(w
>軍隊は存在自体がナンセンスだし、
>戦争のような非合理的な行動は想定されない。
マクロ経済学的な見地に立っていってしまえば、
湾岸戦争以降、米国で主流になりつつある「個人の安全保障」なんかは、どうでしょう?
米国は「国家の安全保障」が「個人の安全保障」にプレゼンスする効果を重視した政策議論が多いと思うけど?
>石油だって需要があれば供給されるさ。市場に任せておけばいい。
生産と消費の概念では正しいが、「石油がなくなるので確保」などという議論は2chの一部だけで、
現在の政策焦点は流通価格コントロール政策でしょう。
私自身は各国の株式制度の未成熟な部分もあり、
短期的には下記の点をマクロ経済論は克服できていない。
1.資本においての会計が未成熟。
2.人・不動産的な投機は回帰しており、人・不動産的な投機は「生産」「流通」投機の紐付けが多い。資産の大半を占める不動産に添加されにくいため。
これらの底上げによる、消費の拡大は国主導でおこなわれることが効果的。
3.インフラの安全保障体は国家のみ確立されている。
673 :
:03/12/01 00:38 ID:tmWlvhY1
>>643 が盛んに書き込みしてるが、論理に抜けがあるのは
他のやつが埋めればいいにしても、単体の論理に飛躍がある
のはどうしたものか。
現実で、周りから高い評価や自分の望んだ地位を
得られない奴の痛々しさを感じてしまい、げんなりする。
そもそもスレ違いなんだし、自重するか
他のスレに移動するかしないか?
他スレに行ってもあんまりそこの住人と
話がかみ合わないとは思うが
674 :
643:03/12/01 03:41 ID:FyerTObU
>>673 そうでつか・・・
まだ、学生です。
世界システム論関連の板の方にいってきます。
スレ汚しして、ごめんなさい。
675 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/01 22:53 ID:VOUGkgjD
別に荒削りでも構わないのでは
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/01 23:30 ID:Wv4MDsQN
同感。
マクロ経済学で抜け落ちてるのは、ピンはねだと思うのだが。
>>673 お前、五月蝿いよ。個人攻撃している暇があったら内容のある
こと書けよ。読みたくなければ飛ばせばいいだけだろ。
>>674 話しつづけろよ。673の下らない書き込みよりは遥かに面白い。
地政学と経済学の一番の相違は、隣国の発展がプラスになるかマイナスになるかだな。
地政学だと当然マイナス。だけど経済学だとプラス。経済学だと相互に発展し合う。
よく中国が発展すると日本が没落するといわれているが、じゃあ日本が没落したら
中国は作った製品を誰に売るのか? 買う相手がいなければ、売ることが出来ない。
戦後日本は急発展したが、その分欧米が貧しくなったかといえばそんな訳無い。
ちゃんと欧米も成長しているし、国民の暮らしも豊かになっている。
しかし地政学も正しい。豊かな隣国に滅ぼされた国など腐るほどある。
では問題はどこにあるかと言えば、超大雑把にいって自由貿易が成り立つ限り、
経済学が正しい。武力に寄らず資源(ヒトモノカネ)にアクセスできれば、
その方が効率的だ。
だが武力で手っ取り早く儲けようとする存在や、資本主義でない存在(異教徒には
売らないよとか、身内には安くするよとか)がいると、地政学の方が正しくなる。
679 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/02 14:55 ID:qIiYhS/u
>>678 >地政学と経済学の一番の相違は、隣国の発展がプラスになるかマイナスになるかだな。
地政学とマキャベリズム(もしくは軍事的見解)を勘違いしてない?
地政学は経済学を包括してるので、180度違う見解が出てくることなどないのだが。
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/02 15:42 ID:vUS+ns8+
ageマン
アメリカvs中国を考えた場合、今後ミサイル防衛の精度が上がり、日本へ配備が進んでも
アメリカが太平洋(日本・台湾)を防衛しようとする場合の、朝鮮半島の重要性は
変わらないですか?
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 20:08 ID:Ja0hxCCq
age
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 20:53 ID:tHkedDrV
地政学、地経学、地技学と段階はあるそうだ
685 :
無党派:03/12/05 21:48 ID:hPvtDIXM
686 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 21:49 ID:Vm+sr30d
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 22:14 ID:Vm+sr30d
688 :
た:03/12/05 22:26 ID:Rb1SohvG
一瞬、地質学とはなにか に見えた。すみません。
689 :
た:03/12/05 22:28 ID:Rb1SohvG
日本のような小国が、偶然島国ですけど。今後生き残ってゆく方法はありますか。
>>689 韓国−九州間にトンネル掘って新幹線通す。
稚内−樺太間にパイプライン付きの橋を架ける。
周辺国と経済が絡み合ってしまえば、容易に紛争は起こせない。
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/06 10:52 ID:++aWww/A
>韓国−九州間にトンネル掘って新幹線通す。
・・・勘弁してください・・・
地政学上、朝鮮半島は将来も大陸国と海洋国の踏み台ですか?
ナチスドイツがベルギーを侵略占領したのと同じく
通過点、通り道というだけでさしたる理由もなく侵攻を受ける予定ですか?
紺碧の艦隊懐かしいな
>>692 軍事的にはそうだと思いますよ。
やはり、日本(或いは中国)へ航空機を派遣できる有力な手段だと思うでつ。
>>690 経済相互依存が進んでいた物同士が戦争することは結構ありまつよ。
英蘭戦争とか第一次世界大戦とかね。多分、まだ山のようにあるかと。
普墺戦争なんてのもある
思想云々抜きで
周辺国の中華経済への牽制という面で存在意義はありませんか?
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/07 22:27 ID:qL+l2k3e
地政学的な戦略からすると本来シーパワーのアメリカが
中央アジアや中東に進駐するなどという、いわば大陸に
深入りするのはまずいんじゃないか?
従来のフロム・ザ・シー戦略から大きく逸脱している気が
するのだけれど
698 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/07 22:39 ID:d2teS1AV
グローバル化社会を考慮して、もうすこし拡大解釈が必要だと。
699 :
:03/12/07 23:30 ID:uTjUy2du
これからはランドパワーとかシーパワーではない。エアーパワーなのだ。
700 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/08 00:01 ID:qtxelT1A
それは風水ですか?
701 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/08 00:42 ID:uWCHcVWy
>>699 まあ補足するとシー+エアーパワーね。
しかし依然としてランドパワーも存在するよ。
というか中国あたりがシーパワーを形成するのは
民族の持つキャラクター的に不可能なんだよ。
ロシアも旧ソ連時代にがんばったけどしょせん世界海軍を
持つのは無理だった。それが大陸国家の限界だ。
ゆえにランドパワーは外洋で勝負せずいかに内地の緩衝地帯を
広げ、そこでの戦いに持ち込むかが重要になる。
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/08 23:41 ID:HCRqjFyM
>>699 >エアーパワーなのだ。
ランドパワーとシーパワーの定義を完全に誤解してますね。
詳しくは過去ログ参照
703 :
無党派:03/12/09 00:09 ID:USjTHHqo
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 00:27 ID:nFlWAo+k
最新情報・速報・ランキングはこちら。
htとtp://rank.japandeep.coとm/in.pとhp?iとd=3578
(※「と」を抜いてお入りください。)
705 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 00:35 ID:bxm40+Ji
最近、日経を読んでたら、日本がシーパワー(というほど大層な書き方
ではなくて海洋国家という意味だけど)の方向へ向かっていくことを
危惧するコラムが記載されていた。
日本は大陸国との繋がりを重視しつつ海洋国との連携も怠らないよう
細心の注意を払って行動すべきであるとのことだったが、
こういうことってどこまで実現可能なのか疑問に思った。
下手すれば第二次大戦の二の舞にならないかと思ってしまった。
706 :
無党派:03/12/09 00:40 ID:USjTHHqo
大陸のランドパワーに手を出したから失敗したのが二次大戦に戦訓
だよ
707 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 00:44 ID:4dJsUsHk
大陸国家のポーランドがかなりアメリカよりですが
これはロシアにとっては脅威になるんでしょうか?
朝鮮半島が韓国主導で統一すれば、東西で親米国家(米軍基地)に
直接国境を挟まれることになりますよね。
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 01:08 ID:83UBpYGw
>>707 脅威だと思うよ。だからこそ緩衝地帯の東欧圏を失ったロシアは
旧ソ連諸国、ウクライナ、ベラルーシあたりの衛星国化に懸命だろ。
最悪の場合に備えてロシア自らがNATO入りなんて言ってるしな。
まあ選挙に大勝したプーチンが西と東でこの先どう動くか見ものだな。
シーパワーの日本が大陸に進出してランドパワー化して失敗したというのは
よく聞く話だが、同じくシーパワーのイギリスがインドやアフリカ、イランと
いった内陸部まで進出したことや、ランドパワーのフランスがインドシナや
タヒチなど海洋部に進出したのはどう捉えるの?
710 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/09 01:16 ID:MEX9PmmW
地政学的な分布で音楽にも特徴はでるんですか
やっぱ音楽板逝ったほうがいいづすかね
711 :
無党派:03/12/09 01:20 ID:USjTHHqo
709
戦略的二正面作戦であり、すべて失敗した。
よって、シーパワーとランドパワーはすみわけなければならない
というのは歴史の鉄則だ
712 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 01:22 ID:I26626HQ
>>709 わかってないなー。イギリスがそれらの地域に進出した時の
詳細を調べればわかるけど、旧日本軍が中国でやった
バカみたいに内地へどんどん進駐して原住民を支配しよう
としたのではなくて、一番のポイントはそれら地域から
外洋に出る要所を抑えたってことなんだよ。海峡や運河とかね。
これこそシーパワーの真骨頂。現地の支配に際しては
アングロサクソンの十八番「分断して統治せよ」を実行したに過ぎない。
713 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/09 01:26 ID:I26626HQ
まあイギリスは途中までは良かったんだがイランを突き抜けて
アフガンまでいっちゃったのは行き過ぎだったね。そこで覇権国家として
の国力が低下していったことも相まって新たに台頭してきたシーパワーの
アメリカに次の覇権国家の座を譲る事となった。無論、ずる賢い狐の
イギリスはもう一つの台頭してきたシーパワー=日本とアメを中国で
ぶつけることも忘れなかったけどね。まさにバランスオブパワーだよ。
フランスの関してはインドシナでブザマに失敗して撤退せざるを
得なくなったのは周知の通りだろ?
>>710 ちょっと趣旨ずれるけど、地政学的な観念を言語学に持ち込んで
言政学ってのを言ってる学者さんもいるから
探せば研究している人いるかもね。
>>701 ソ連が外洋海軍を持ち得なかったのは、彼の国の経済が大規模な商船
を必要としなかったからなのではないかと。そして、経済的な利得無しに
維持するには外洋海軍は金がかかりすぎるのでせう。
ただ、アフガン戦が無ければ、アメリカが80年代に軍拡をやらなければ、
もう少し延命できたかもね。無意味な思考だけど。
んで、中国ですが、結構商船沢山持ってますね。
しかも、アメリカや、中東との間には重要無比な海洋通商ルートがあっ
たりする。
中国が何を考えていくのかにもよりまつし、経済発展が何処まで続くか
にもよりまつが、中途半端にしても、自らの商船を守る為の海軍を作る
意思を持つ可能性はあると思いまつ。
ところで、
>>694の目欄を見てみて下され。そして、目欄に返答をばお
願い。。。
>>715 おきゅきゅきゅきゅ氏は現在アメリカが行っている
中東や中央アジアへの過度な展開は戦略的に見てどう思います?
将来を見据えてロシアや中共の下腹部へ鋭く切り込むことが大きな意味を
持つのは理解できるんだけど、なんか一歩間違うと激しく危ういような・・
手を広げすぎて点を抑える駒不足に陥るような・・・・( ̄□ ̄;ハッ!駒・・
>>716 破綻するだろ。既にイラクではそうなりつつある。
中央アジアで一番得をしたのはロシアだよ。
末期的だった親インド、親ロシアの北部同盟が復権した。
>>718 たしかにアメリカ本来のフロム・ザ・シー戦略から
逸脱してる気がしまふ。ブッシュ政権の一部人間が
欲出しすぎたのかな。。
ただそうなると既に片足突っ込みつつある(もはや両足か・・)我が国は
どうなってしまうのでしょう・・?
721 :
無党派:03/12/09 22:31 ID:USjTHHqo
722 :
がむ:03/12/09 23:22 ID:QzUEG8Sq
>701
軍事的には米国だけがエアパワーは考えられます。
他国は空軍力だけの戦争は甚大な民間被害の為にできない。
展開力を見つもc-5を持つ米国だけが考えれる概念です。
経済面ではアルキメデスの原理により海上運輸の優位は変わらないです。
それは海上交通のスピードが技術の進歩に比例した短縮をしてない事でわかります。
エアパワーを持ちうるのは国内外で陸上運輸から空輸にシフトした国、地域から始まると
勝手に予測しますが日本は航空機開発力、空港利用料の高さにより
ハブ空港を持たない事がマイナスとなり当分無理でしょう。
723 :
がむ:03/12/09 23:40 ID:QzUEG8Sq
>715
中国も中東に原油を依存してますしこれからも経済の発展に比例し増大します。
小アジアの新米化ウイグルの不安定、南シナ海の石油利権確保、
原油に関するこれら緒要件を満たす海軍力増強が充分予想できます。
海洋国を志向する場合艦載機能力、造船技術、護衛艦隊、維持費など海軍力の
シンボリックな存在である空母の配備が目安になろうかと思います。
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/10 00:27 ID:t54z8iUl
この学問は、海外ではまだ教えられてるの?
もしそうなら、政治学って位置づけなのか?
そうだ、みんなで「イマジン」歌おうよ!
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/11 22:30 ID:D5CTx9+L
日本は島国。
海は水路だ。海に面している国はすべて隣国になる。
シーパワーについては、こういう感覚でいる。
航空輸送力がもっと飛躍的に大きくなれば、エアーパワーということもできるだろうが。
現在ではいまだに、船と鉄道と車だ。
>>722 パワー=軍ではない。
どっちかというと、パワー=国
エアパワーなんて国は、存在し得ない。
あと数100年も経てば、どうなるかは分からないが。
大陸横断ベルトコンベアとか、建設計画なかったのかな。
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/12 02:28 ID:Uv1vnnjS
エアパワーか...
俺は、エアパワーを航空力ではなく、メディア力という考え方も
出来るような気がする...
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/12 09:01 ID:nRfuUumS
イラク、シリア、サウジアラビアはランドパワー。
UAE、オマーン、カタール、クウェートはシーパワー。
>>716氏 遅レススマソ
>あめりかとか
やはり、如何に技術が進歩したとは言え、戦争を決するのは陸戦でありると言う事が重要でつ。
海軍にせよ、空軍にせよ、その能力を充分に発揮するには根拠地が必要であり、占領行動を行うならば陸軍が豊富に必要になると言う事が重要になりまつ。
また、空爆がクローズアップする事も多いでつが、ユーゴ空爆でも明らかになったように、未だに空爆だけでは陸上戦力を壊滅させる事は困難であり、陸戦が必要なのでつ。
>アフガン
アフガンへはアメリカは充分に駒を配置していませんな。
アフガンは軍閥割拠しまくっているという土地柄でもあり、アフガン攻撃の成功は北部同盟軍による地上からの攻撃に非常に依存していたのでつ。
当然、アメリカ軍特殊部隊の観測下でアメリカ空軍による爆撃があったからこそ反撃が可能になったわけでつが。
やはり、アメリカ軍からしてみれば、海上からアフガンへの確実な補給ルートが存在せず、大規模な陸軍を派遣し得ないと言う事が重要になってくると愚考いたしまつ。
だからこそ、アフガンへ派遣可能な兵力は限られ、アフガンの支配は軍閥に頼らざるを得ないのでつ。
そして、最終的にはカルザイタソが上手くアフガン国軍を育成してくれる事を期待しつつ、ただひたすら地道にやる以外無いかと。
そう言う意味では、現状はそんなに悪くないかと。ある意味アメリカの実力ではアフガンは遠すぎるのでせう。
パキスタンを吹き飛ばすのは、イラクをやるのとは意味が違いすぎるし。。。
>231のつづき
>いらく
イラクに関しては、海からの近さ、すぐ側にはクウェート、カタールという同盟国があり、陸軍を大量に送りこめる下地が(トルコやサウジをしようできないにせよ)存在していまつ。
軍事的に充分な手当てをしていれば、アメリカはイラクを占領可能であると考えまつ。
ちなみに、アメリカ経済の容量的にもこれは可能であると考えまつ。財政的にもまだまだアメリカには余裕がありまつ。
詳細は、
国際情勢板で各国経済事情や、経済について語るスレ
http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1038306031/l50 のレス番230〜236当り参照。
ただ、現状ではアメリカは余りにイラクに派遣する兵力をケチりすぎていまつ。
このまま行けば泥沼化して撤退する羽目になるかもしれんでつ。政治(と言うか大統領選)に非常に縛られ、軍事的には非常識な行動を余儀なくされていまつから。
----------------
ところでさ、
>>694の返事が一つも来ないんで悲しすぎるので、表に書きまつ。
デモクラシー(ryを用意中です。欲しい人が一人もいない場合一人で楽しみまつ。というか、やはりそうすべきであるという暗黙の了解にわたしが気づいていないだけなんでせうか?
733 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/13 17:24 ID:4gSGOq92
結局、地政学とは、
いかに、国家という有機物が、地理的要因からくる交通網、社会インフラ条件に適応して、
その姿を形成していくものだろう?
だから、日本は、産業革命以降の世界では、世界的に見れば海洋国だけど
日本の中でも、海洋パワーと大陸パワーが二つ存在しているわけで...
特に、蒸気で動く船が出来る以前は、日本は英国以上に攻められにくい島国だったから、
日本自体が箱庭の世界で孤立され、その中で大陸パワーと海洋パワーがあった。
734 :
733の続き:03/12/13 17:30 ID:4gSGOq92
江戸時代までの日本では、
東国が大陸パワーであり、西国が海洋パワーだった。
これは、単純に地理的要因から来るもの...
よく縄文と弥生で分けて考えるのが多いが、最近では、そういうのは無意味になってきている。
単純に、西国には、中央に瀬戸内海という空間があり、
東国には、瀬戸内海のような空間が無かったというのが、
両者の、海洋的、大陸的という性質に分けたのだと思う。
735 :
733の続き:03/12/13 17:37 ID:4gSGOq92
江戸時代までの日本では、
西日本全域へ交通網を広げる場合、
その中央にある瀬戸内海という海洋は、避けては通れない通路で、
当然、この瀬戸内海を中心とした都市交通網が大きくなった。
それゆえ、西日本は、海洋勢力と言える。
逆に、東日本の場合、
瀬戸内海のような空間は存在しておらず、
東日本全域に交通網を広げる場合、
西日本にくらべ、陸地の交通網が占める割合のほうが多くなった。
それゆえ、東日本は、大陸勢力と言える。
736 :
733:03/12/13 17:43 ID:4gSGOq92
ちなみに、交通網の発達した現在では、
世界が小さくなり、交易権が大昔に比べて大幅に拡大したことから、
日本の中での違いよりも、日本を一つの勢力と見なし、
地球規模での位置付けで見るようになった。
そうした場合、日本の海洋勢力としての位置づけが明確になったと思われ。
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/13 23:26 ID:2KEx8+qH
>>734 >単純に、西国には、中央に瀬戸内海という空間があり、
>東国には、瀬戸内海のような空間が無かったというのが、
西と東では、離島の数が全く違うというのも大きい。
マッキンダーを読むと分かるように、シーパワーのベースの起源は、多島海の一番大きな島。
738 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 00:35 ID:k9QL+JrA
>西日本にくらべ、陸地の交通網が占める割合のほうが多くなった。
>それゆえ、東日本は、大陸勢力と言える。
地勢学の場合、大陸か海洋かってのはそう言う事では無く
攻めて来る相手との防衛線のはリ方で決まって来るんじゃ無いか?
739 :
がむ:03/12/14 00:55 ID:Qujtag5K
地政学はなによりも地図の範囲で変わると思います。
400年前の日本なら武田の甲斐信濃は大陸国で摂津は海洋国かしら?
でも産業革命以後とは距離感に歴然と差があり、
今日の地政学という考えを当てはめて良いものかどうか。
私としては近代の世界地図上におけるパワーゲームにだけ、
地政学を用いた方が混乱しないだけ良いかと思います。
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 01:12 ID:oBcmR7iE
>>739 > 地政学はなによりも地図の範囲で変わると思います。
同意です。
>私としては近代の世界地図上におけるパワーゲームにだけ、
>地政学を用いた方が混乱しないだけ良いかと思います。
話が逆です。
地政学は歴史から帰納的にシーパワー、ランドパワーの性質を導き出しています。
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 01:15 ID:oBcmR7iE
>>738 そんなことはない。
地政学とは軍事面だけでなく、平時の経済活動も合わせて考えるものだから、輸送・交通手段として
何が主に使われているかは重要。
742 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 01:36 ID:ja9nnYj/
地政学は、科学技術の進歩、交通・通信の発達と共に、
距離感が狭くなって、それと共に変化していくもの...
だから、これから未来、アメリカが日本を防衛する意義も
どんどん変化していくと思われ。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 01:43 ID:tZR4S4rf
戦国時代の毛利氏は、毛利本家を頂点に、
小早川は海洋で、吉川は大陸。
戦国日本という小さな箱庭の中で
大陸と海洋の二面性を持った超大国、毛利氏。
そういえば石原慎太郎が昨日の記者会見で、
国内の話題で地政学という言葉を使ってたな。
745 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 10:59 ID:NtDGFZzb
>>743 大陸と海洋の二面性を持っていることと、超大国であることは関係ない。
単に領土内の地形がそういう作りになっているだけ。
746 :
がむ:03/12/14 18:09 ID:Qujtag5K
最近ですが私は日本人の移民先にオーストラリアを考えてます。
100年かけて日本人のヤサをもう一つ作れたら良いな、などと夢想してます。
豪は大陸、海洋両面を持ち米国と似た印象を受けますが、
地政学的見地では彼の地を国家、大陸としてどう位置付けるのでしょうか。
特質はあるのでしょうか。
それと言うのも大国になる潜在性は有するのに現状からは国力不足を感じるのです。
なにか重大な瑕瑾があるなら早めに知りたく思います。
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 22:39 ID:BdOsBQlg
そう言えば、源平合戦の頃、平家は水軍主体で源氏は陸軍が
主体だったみたいだね。
イメージとしてはこんな感じかな?
時代 陸 海
平安末期 源氏 平氏
鎌倉末期 北条・南朝 足利
戦国末期・江戸初期 織田・豊臣 その他戦国大名
江戸末期 徳川 薩長
明治時代 薩長主体
昭和初期 陸軍主体
(どこまで本当かは知らないが太平洋戦争時
の将校には東日本出身者が多かったらしい)
あと、江戸末期については強引に位置づけてるけどね。
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 22:39 ID:A23P5Zci
750 :
748:03/12/14 22:50 ID:BdOsBQlg
ごめん、間違えてた。
>時代 陸 海
平安末期 源氏 平氏
鎌倉末期 北条・南朝 足利
戦国末期・江戸初期 織田・豊臣 その他戦国大名
戦国末期については、逆です。すみません・・・。
751 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/14 23:19 ID:pIv6g0OF
曾村さんの「海の政治学」にも、薩摩が各地の水軍の残党を吸収したらしいと書いてあった。
752 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/15 18:38 ID:7v6sVWsN
>>746 人口も少ないけど、もう一つ、世界で覇権を握れない要因がある。
それは、豪州が、世界政治の中心である北半球ではなく、南半球の国だということ...
また、アメリカとの比較では、アメリカが、太平洋、大西洋の両方と面してる国家だけど、
豪州は、太平洋とだけ面している。
島国的という面では、
アメリカは、メキシコ(ラテン圏カトリック圏のしもべ)や
カナダ(イギリス連邦のしもべ、ケベックはフランスのしもべ)と国境があるわけで、
それに比べれば、豪州のほうが、より海洋国的だと言える。
ただ、豪州の場合、海を隔ててだが即近くに、自分たちより10倍人口の多い国家(インドネシア)が、
存在していて、それが安全保障上の負担になっている。
753 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/15 22:00 ID:QnRQxXlm
>>750 原書房から出てた、「日本地政学」ってよんだ?
世界史板の住人でつ。
TVで「映像の世紀」と言うのをやっていました。
で、それを見て思ったことなのですが…
地理による政治への影響と言うのは大きいですね。
当然だと思いますが。
ちょっと調べていたら、「地政学」なんて学問があるのを知りました。
結局は運送力・流通力というものが、経済力に繋がるのかな?
輸送力=行動範囲と考えるなら、
海洋国(シーパワー)は船、陸国(ランドパワー)は車・鉄道の範囲になる。
関係ないからsage
ナチスって、地政学をよく研究してたのに
イギリスやソ連にまで触手をのばしたのは変だな。
756 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/03 22:17 ID:8hTYcc1G
>>755 地政学的にみて、ソ連に手を伸ばすのはなんの不思議もないけど?
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/04 02:59 ID:4PM2ao87
ヒトラーは最初からコーカサスの油田をねらっていた。
それがなければドイツ千年帝国は絵に書いたモチというわけで。
ただしなぜソ連をあんなに甘く見たのかはよくわからないが・・
758 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/04 03:04 ID:4PM2ao87
オーストラリアは元々流刑地という背景があるわけで。
人が住める快適な環境は東部の1割程度でしょう。
それよりもニュージーランドの方が発展する可能性があったと思う。
日本、英国、NZは海洋国家の3極となる位置にあるのではと。
759 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/04 05:14 ID:NCMaB3uH
>>757 ヒトラーは最初からコーカサスの油田をねらっていた。>
古くはイギリスも狙っていたんだよなあ。
そして今はアメリカが狙っている。
ただしなぜソ連をあんなに甘く見たのかはよくわからないが・・ >
まあこれはかの天才と呼ばれたナポレオンもやっちゃったからねえ。
海洋国家のようにロシアを封じ込めるのでなく実際に陸軍でズンズン
内陸部まで侵攻しちゃうのは大陸国家のサガなのか・・
760 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/04 10:06 ID:+gKJ9ULA
>>759 >実際に陸軍でズンズン内陸部まで侵攻しちゃうのは大陸国家のサガなのか・・
日本もやったから、そうとも言えないと思う。
アメリカが強いから海洋国家が有利なように見えるが、アレは反則だよ。
北米大陸を丸まる非武装化(陸上からの侵略の恐れがない)しているんだから。
普通の海洋国家は大陸国家に比べて人口も少なく脆弱だ。
762 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/05 00:03 ID:KvvQeNRp
相撲も外人関取は今までは高見山、小錦、曙、武蔵丸とハワイからきていたのに
途絶えてしまった。
最近は朝青龍とかモンゴル、グルジア、ブルガリアなどユーラシアから来たのが
勢いがある。
日本は海洋国家だからまたハワイ辺りで探してきた方がいいのだろうか?
763 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/05 00:14 ID:k8gi3f3F
>762
人材と地政学は関係が薄いと思うが・・・・・
764 :
748:04/01/05 23:38 ID:eZKEkE/9
>>753 レスが遅れて申し訳ない。スレに書き込める状況じゃなかったもので・・・。
残念ながら俺が読んだ地政学関連の本は、
「地政学入門」(中公新書)、「悪の論理」(角川文庫)
と、「文明の生態史観」くらいなもので、それ以外は読んでいない。
古本屋であさっても地政学関係の書籍って全然見つからない。
(探し方が悪いのかもしれんが・・・)
今度、図書館で「デモクラシーの理想と現実」を借りて読んで見るつもり。
「日本地政学」についても探して見ます。
765 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/19 00:09 ID:kJOWVBA4
奥山って、副島の弟子だったっけ。
中国って海洋国になる素質があると思うんだけどな。
中国にとって敵とは伝統的に着たから攻めてくる相手。すなわち、騎馬民族で
あって、ロシア・ソ連であって、日本な訳だ。
だが騎馬民族は無力化してるし、極東ロシアも弱体化。日本は半島を
押さえてないからやる気無し。
インドはパキスタンで精一杯、ベトナム・中央アジア諸国もそんな力無し。
だから思い切って陸軍を削減し、余力を全部海軍へ……
無理か。
関係ないが、アメリカの力を削ぎたいなら、メキシコ陸軍の力を
強くして、国境を脅かせばいい。そうすれば大艦隊を維持する力が
無くなる。こっちも絵空事だが。
西のイスラム忘れるな。
769 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/21 13:31 ID:BOXBos/y
あげ
770 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/21 15:13 ID:bFnXZww2
>767
無理です。
海軍では、国民の弾圧と虐殺が出来ません。
大学で地政学を学べますか?
>>767 つうかそれは短いビジョンで考えすぎ。ロシアが弱体化した
からといってそれが永遠に続くわけじゃないし、そもそも
ロシアが弱体化した現在でさえ中国陸軍は色んな意味でロシア陸軍よりも
低レベルだよ。兵隊の数以外は。
それと根本的な問題として中国人は近代海軍という極めて
システマチックな組織を形成するには実に不向きな民族だ。
ロシアからオンボロの空母を買い上げたところで実際の戦闘能力と
なるとその分野では100年経っても日米に追いつけないだろう。
>>772 まぁ我々は軽空母すら持ってないわけだが…
>>772 中国も近代以前には海洋国家を目指そうとしたこともあったんだ
けどね。
(明の時代における鄭和の大遠征のこと)
でも長くは続かなかった。
あと、日本人は海洋民族かと言うと怪しい面がある。
江戸時代は幕末まで鎖国していたし、外国と貿易をしなくても
自給自足できる体制だった。
日本は歴史的に見て、
海洋志向と内陸志向(大陸志向を含む)が交互しているようにも
感じられる。
具体的に言うと、東日本に基盤を置いた政権の時代
(鎌倉時代、江戸時代、昭和初期…戦時中の軍人は東日本出身者が多かった
らしい)は内陸・大陸志向が強く、西日本に基盤を置いた政権の
時代(平安中期までの朝廷、平家全盛期、室町時代、織豊時代、
明治時代…薩長が政治の主導権を握っていた時代、終戦以降)
には海洋志向が高まる。
この繰り返しの様な感じがする。
日本は水と緑の国ですから
>>773 持っていなくてもまぁ大問題ではあるまい。
777 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/24 18:32 ID:rJE7OGCR
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/25 18:01 ID:eAJzzsVX
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 06:32 ID:qBt4fo3f
西日本人の方が中央集権化がうまいわけね。
東日本人は先に武があってどちらかと封建嗜好。
>>774 それは嘘だな。盆地や内海で政権つくった国が海洋指向とは考え難い。
貿易を重視してきたとは思えない。
江戸や鎌倉の方がよっぽど機能的だろ。
どちらも山国的島国の閉鎖性を象徴している。国土の7割が山地で台風や海流により
遠洋航海に不向きな国土ではやはり引き篭もり的内ゲバ大好き君的体質は変わらない。
関西の公家の閉鎖的で陰湿な陰謀の画策、関東の武士の百姓的一所懸命体質による内戦への
執着、等はこれを証明していると思うよ。
遣唐使の廃止も忘れているな。
平安朝の国風分化の発達は寧ろ貿易はしても外交は軽視した
閉鎖的体質の産物だよ。江戸時代と寧ろ似ている。
783 :
774:04/01/29 00:44 ID:SMQs7sOq
>>781 まあ、そう言われればそうなんだけど、無理やり区分けしてみたんで
そういう結果になったわけで・・・。
いい加減なことを書いたことについてはお詫びする。
ただ、遣唐使廃止以前、平家全盛期、室町時代、織豊時代に関しては
それなりに(日本史全般を見渡して)海洋志向があったとは思っているよ。
それでも内ゲバ的な面は
ずっと続いていることについては正しいけどね。
あと、鎌倉幕府についてもそうだろうが、江戸幕府が機能的というのも
鎖国状態にあるという前提があってこそなんだろうと思う。
黒船来航以降、幕府に優秀な人間が少なからず存在したにも
関わらず、結局瓦解してしまったし・・・。
784 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 01:35 ID:qIXKpOtO
昨日の読売新聞朝刊1〜2面で地政学のコラムあったよ。
「現代に生きる日露戦争(上)」
地政学的現実
海洋国家の"宿命"不変
「先人の経験」理解から
って感じで。
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 03:30 ID:WNdNAOaT
786 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 03:33 ID:4hCVuIRD
ん、キミは醤油使うなよ
787 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 14:58 ID:hiriohgB
地政学が有用か不毛かは重要ではなくて、
地政学という考え方を元に行動している国が多いという事実が重要。
例えばカトリックの学者が日本を研究するのに、神道や仏教は
劣っているから研究しなくてよい、考慮しなくてよい。
と主張しているのと同じ。
>785
ランドパワーやシーパワーを、単純に軍事力だけの話と思っている時点で駄目駄目。
航空機がどんなに進歩しようとも、海上運輸の優位性は揺らがないのに。
789 :
名無しさんお腹いっぱい:04/01/29 17:01 ID:DwtK6DU1
地政学=稚凄学
江田島必死だな(笑
>>789 私は適材適所だと思いますけどねぇ。
船使った方が良い場合もあれば航空機使った方が良い場合もある訳でしょう?
経済的効果って物がある。軍事であれ、商売であれ。
時間と費用のトレードオフですよ。
重たい兵器は事前に船で運んでおき、人員だけ後から航空機で送り込むとか
そういうこともやってるでしょ、米軍は。
アメリカはモータリゼーション万歳だから鉄道の利用はあまり上手くないけど
(AmWayの無様な失敗)、使い様によったら鉄道だってそこそこ使えます。
791 :
:04/01/29 18:41 ID:68I/ni2c
ところで、必死になって地政学の否定をしている人って、どのたぐいの人たちなんだろう?
ここにいるのは、サヨ?ウヨ?それとも両方?
792 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 19:01 ID:hiriohgB
>>791 私は「自分では中道だと思って」いますけどね。(w
でもまあ誰でも自分自身を基準にしちゃったら全員自称中道ですが。
私は地政学については特に肯定的でもなければ否定的でもないです。
まあ、御三家については数値等の説得的な材料を用いていないので
「科学的な学問ではない」とは思ってますけど、理屈の面ではまあまあ
そういう考え方もありかな、と。
現実とあまり乖離しちゃうと説得力がありませんので、経済上の数字とか
そういう物を使って補強し、かつナチスドイツを連想させるような「地政学」
という単語を忌避して使わないようになった、というだけのことでありまして、
実質上は地政学の延長上にあるでしょ?<現在の国際関係論
勿論単純にSeaPowerだのLandPowerだのに分けたりはしませんが。
私は日本も含め、学者が「地政学」という言葉を忌避し、
「オレがやってるのは地政学じゃねーよ!」って言ってるのは単に外聞の
問題に過ぎないと思ってます。(w
ハートランドは気候的に住みにくいよな。
農業にも不利なんじゃないの?
住みにくければ当然多くの人口を養えない。
ということは労働力も不足するから工業にも不適。
市場としても魅力ないので第3次産業のビジネスチャンスもなし。
輸送するにも、海とちがって陸は道路や鉄道を建設しなきゃならんし。
急峻な山地やら、世界地図に載るような大河を越えるのは大変だろ。
それを維持管理するのもまた大変。
資源がなければハートランド イラネ
by まっきんだー
795 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/29 19:25 ID:ZBkNRoNt
地政学事典
アイゼンハワー・ドクトリンからワールドアイランドまで219の項目に
分かれて詳解されている。大体300ページくらい
でも東條英機の項目では、なぜかメッケルの弟子などおかしな所も有るよ
確か親父の英教はず。
まあ買って損はしないと思うけど。図書館で借りてみたら。
決定論的な地政学でなければアリだろ。
時代やあらゆる空間を超えてどこででもいつでも普遍的
みたいな考えはいただけない。
技術の変遷や政治体制、民族性等々に基づき相対化したほうがいい。
ある時代ある地域に限定した方が現実的で説得力があり、進歩もある。
今のハートランドであるロシアが強くなったのもここ数百年のことだしな。
ローマにとってのハートランドはゲルマンの森であって、中国にとっては
モンゴル平原なのかな。
中国とは近代以前の中国ね。
799 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/30 02:26 ID:djcNqXBb
>>784 読んだよ。へーって感じですた。
余裕が出来たら勉強してみようかなあ、地政学。
このスレ面白いですね。
800 :
800:04/01/30 04:10 ID:E4d73D2F
ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
801 :
792:04/01/30 18:35 ID:qa+9pUqB
>>795 なるほど。面白そうですね。少々値が張りますが、買って見ます。
ありがとうございました。
802 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/31 17:57 ID:VNFzZnVT
地政学 アメリカの世界戦略地図 著者奥山真司 出版社名五月書房
この本読んだ人おる?
803 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/31 21:14 ID:+QY/rJjV
>>771 筑波大の中川八洋が教えてるんじゃなかったかな。
軍事板に前あった、大学での軍事というか安全保障
というかのスレに書いてあったよ。
804 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/01 18:08 ID:ZrVquxFS
新悪の論理古本屋で買ってきた。
色々反論はあるが、こりゃおもろいわ。
victoriaっていう洋ゲープレイしながら読みます。
805 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/01 22:45 ID:8fkQQwe5
806 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/06 01:29 ID:Z+6IGdIb
age
>>771 どことは書けない&遅レスでスマンが、
中国地方の某公立大学に国際関係論の若手研究者がいる。
あとは自分で捜してみてね。
808 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/06 20:43 ID:EkUEgeM/
>>802 買ってきてざっと読んでみた。地政学の始まりから9.11以後の最新の動向、アンチ地政学の潮流までコンパクトにまとめてある。
日本人では大前研一、小室直樹などの名前がちらほら。
大事なはずの朝鮮半島の扱いがはっきりせん。かの地の独立性を守れという一方で中国側への吸収で構わないという意見が
ともに地政学的な前提から発せられている趣があるが、実際のところどうなのか。
810 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/06 23:50 ID:ojjq1rv5
日本側からすれば、朝鮮半島がランドパワーに吸収されるのは絶対に避けなければならないこと。
地政学の考え方からすれば、常識でしょう。
>>810 日本にとって朝鮮半島は大陸国家との緩衝材的な存在でなければ
ならないということなのかな?
確かに白村江の戦いでは唐・新羅の連合軍に日本は敗れているし、
高麗を完全に支配下に置いた元は日本に2度攻め込んできて、
対馬をはじめとして多くの地で惨劇が起こった。
もし韓国から米軍が撤退して、韓国が中国の影響下に置かれる
状況になったとしたら、日本は再び苦難の道を歩まされることに
なるのかもしれんな。
812 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/07 10:47 ID:B/YrzVIr
>>811 >緩衝材的な存在でなければならないということなのかな?
っていうかさ、大陸からすれば半島って、調度いい橋やん
813 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/07 14:19 ID:n43dK4uI
本当に盲腸だね。。。日本にとって
814 :
名無しさんお腹いっぱい:04/02/07 16:07 ID:wrkbk+j/
朝鮮半島がシナの属領になっちゃった場合
在日チョンの地位にも影響必至
国外追放か
焼却処分か
普通に考えれば日本も韓国もシナに脅かされている点では一緒なんだから
協調するべきだと思うんだが… 国民感情的に無理そうだな
北朝鮮はまあ自壊するのを待つしかないだろな
中国は台湾とかチベットを抑圧してるとかえって反発食らって国内が分裂しそうな希ガス
今のところ日本は東南アジア・インドあたりと関係強化すべきなんでは
816 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/07 17:32 ID:S4uqXwZ2
>>813 盲腸とは取り去ってもなんの問題もないことを指す。
だから、この場合は例えとして不適当。
ランドパワーの手に渡るのは大問題だが、逆に半島というのは、シーパワーにとっても
橋頭堡としての役割が大きいんだよ。
原則論ぽいのは出ててますね。最新の軍事技術、安全保障観を反映させてもそれは変わらないだろうか。
それはともかく半島イラネエ派の例を一つ。
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h15/jog314.html Japan On the Globe(314) 国際派日本人養成講座
地球史探訪: ランドパワーとシーパワー
>地理的にも大陸と陸続きであり、防衛のためには多大の陸軍
をはりつけねばならない。シーパワーとしての防衛線を半島に
置くのは、戦略的に得策ではない。シーパワーがランドパワー
に対峙するには、海峡を挟んで、というのが鉄則である。アメ
リカも3万5千人もの在韓米軍をいつまで置いておくか、分か
らない。上述したように、我が国は歴史的に朝鮮半島に容喙し
て何度も失敗をしている。北朝鮮の無法に対しては圧力を加え
つつも、半島への積極的な関与は避けるべきであろう。
(一部を引用)
朝鮮半島全土が敵対勢力の手に落ちたら、対馬が最前線だなあ。
全島要塞化するの?
819 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/07 23:55 ID:UB5KRDJz
>>817 >シーパワーがランドパワーに対峙するには、海峡を挟んで、というのが鉄則である。
そうか?
初めて聞いた
>817
在韓米軍のステータスは国連軍だし半島統一後は嫌米市民感情からも撤退でしょう。
半島が落ち着けば在日米軍の構成は海兵隊が減り空海軍にシフトしそうです。
理由は海兵隊の運用シナリオが半島ではあるが台湾ではないからです。
あくまで中台間紛争が半島統一後の場合のシナリオですが。
821 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/09 22:13 ID:52ORVyyU
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 04:12 ID:oIyohEbq
>>811 でも、結局は、それらは九州で水際で撃退できている。
俺は、古代における、日本の地政学的戦略を知りたいと思う。
なんか今に通じるものがあると思うが...
大伴金村の任那からの撤退への決断とか...
白村江の戦いの直後の、日本と中国(唐)との外交交渉とか...
823 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 04:14 ID:oIyohEbq
継体天皇(6世紀前半在位、『日本書紀』では531年没とする)
伽耶四県を百済に割譲(512)・・・大伴金村(大連)が失脚(540)
※政敵の物部尾輿らの追い落とし・・・
朝鮮政策失敗の責任を追及される。百済から賄賂ももらっていた?
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 04:32 ID:yngh7jDr
825 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 05:11 ID:PfHeVW8h
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 05:18 ID:KBM1pFJt
イスラエルはどういう位置付けにあるの?
ランドパワー?
マネーパワー
828 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 12:04 ID:MNYJNm7x
ユダヤはシーパワーの起源だよ。ベネチアとかね。
829 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/10 13:49 ID:l1upBefL
パワー!パワー!ヅヅウン・・・
>>822 >でも、結局は、それらは九州で水際で撃退できている。
九州をはじめとする日本本土の防衛には成功したけど、
島嶼部に住む日本人を犠牲にしてしまった。
元の撃退というのは日本史という学問の中では成功と考えられている
のかもしれんが、国防という観点から見ると、失敗だったのかもしれん。
当時日本領と認識されているところが攻撃され、住民は悲惨な目に
実際遭っているわけだからね。
なお、当時の日本における実質的な最高指導者であった北条時宗は
日本の防衛のために、朝鮮半島への攻撃も考えていたらしいが
結局、実行には移されなかった。
>827
>827
ユーラシアのクレセントに位置するリムランドとして
シーパワーによるランドパワー封じ込め、又ハートランド
勢力によるアラブの征服防止と直接的な牽制の前線基地
としてのシーパワー(米英)の橋頭堡てきな存在云々・・
しかし、イラクが米国の占領下になることで、相対的地位
低下はさけられない。
832 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/11 15:42 ID:rPrB2Sq6
>>822 >でも、結局は、それらは九州で水際で撃退できている。
何時の時代の話だよ。
今とは武器や輸送手段が違いすぎて、話にならん。
833 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/12 00:15 ID:v9KVWA4d
「ユーラシアの地政学」岩波書店
これ結構役に立つ。
834 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/12 01:34 ID:8h1CPfGi
>>832 いや、近代戦になってからも海というのはやはり
守る側にとって大きい武器だよ。兵器が進化した
現代においても上陸作戦というものは非常に困難を伴う。
今現在、日本の仮想敵国で日本にまともな上陸作戦を成功させうる
海軍・空軍を持つ国は存在しないし、冷戦時代の極東ソ連軍の力を
もってしても北海道へ上陸作戦の実現性は微妙だったくらいだからね。
835 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/12 13:00 ID:JaE9pf2A
>834
いや、上陸作戦はすでに成功しているよ
歌舞伎町なんかすでに敵の占領下だ。
先進国はどこも不法移民の侵略で火だるまだよ
836 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/12 21:02 ID:0EVPMnEd
>>834 とはいえ、元寇の例だけをもとに、水際での撃退が可能なんていうのは、無茶
837 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/12 22:11 ID:qQxuPqd6
日本は海洋勢力と大陸勢力の波打ち際にある国家です。
日本の勢力拡大なら南進策(台湾→フィリピン→インドネシア)と進むか、
北進策(アリューシャン→アラスカ、樺太も含めれば良し)しかないと思う。
両策とも勢力のバランスによって、フラフラ動くけどな。
南進策は太平洋戦争で行ったが、ヨーロッパ勢力の反撃を食らった。
韓国みたいに踏み台にされないだけマシか?。
東進策とかないの?
真珠湾攻撃になってしまうか… ポリネシア・ミクロネシアはどうなんだ?
欲しいモノは資源と市場。東は何もないし、北にあるのはガスぐらいか。
資源があって人口もあるとなると南に行くしかない。
だけど、身は身はすでにヨーロッパが塞いでいた。日本に残っていたのは
西だけだった。
移民攻撃侮るべからず。
21世紀、先進国は
中国人・インド人・ヒスパニック・ムスリム
の4台勢力に乗っ取られます。
841 :
840:04/02/13 21:57 ID:Drx9seZG
×4台勢力
○4大勢力
スマソ。
>>838 ポリネシアみたいな所では、オーストラリアと安全保障に関する協定
を行っている所が多いみたいでつ。
ちなみに、岡崎研究所でオーストラリアとシャトル事業をやっていた頃、
オーストラリアと日本で、そちら方面の安全保障について協力してやっ
ていこうという話があったらしい。
ちなみに、9.11以降の情勢の変化によって完全にあの世逝きになりま
つた。オーストラリアの対日感情は、インド洋での多くの摩擦によって
悪化の一途を辿っておりまつ(バッタリ
さらに、日本が陸上部隊の派遣にえっちらおっちらしていた事や、法
制上の問題をいつまでたってもクリアできない事から、シンガポール
やニュージーやオージーやタイ辺りでは日本は信用ならんという人
々が出てきているらすぃ。。。
843 :
:04/02/14 22:28 ID:JmblkI8n
844 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/14 22:31 ID:QQC2eXdt
地政学とはなにか?
それは、おのれの失政を隠す、うまい言い訳として、
太古の昔から、政治家や、経営者や、
グリーンスパンによって、使われてきた、一種の政治用語あるいは、
ポリコレである。
>842
小泉・安倍路線で何とか失地回復を図ってもらいたいものです。
東南アジアから南アジアにかけての対中不信感は、極めて大きいと感じられます。
特に東南アジアにおいて、日本の軍事的プレゼンスを歓迎しない国は存在しないでしょう。
>844
そんなに地政学が都合悪いですか?
まぁ、支那の奴隷にとっては都合悪いんでしょうね。
847 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/15 09:07 ID:aSwniaS3
まあ太古の昔には、地政学なんて言葉はないし、グリーンスパンも生まれて来てないけどね。
なんでグリーンスパンなんだよ
>>848 イラク戦争前に「地政学的リスク」って言葉使ったからじゃないの?
>>845 >日本の軍事的プレゼンスを歓迎しない国は存在しないでしょう。
東南アジアでは、日本に対して疑惑の目で見る人間が結構多いですよ。
昔のODA政策でえげつない事やった事とか、80年代の外交上の失敗とか、
イロイロとミスを繰り返してた所為もあるし、
湾岸戦争の時の失敗や今回の事態が更に追い討ちをかけてくれまつ。
ちゃんとした実績を積まないと無理でしょうね。
海賊対策プロジェクトとかイイと思ったんだけどなぁ
それ以上に東南アジアは余りにも国家間で摩擦が多すぎ、
そこへ日本が軍事的プレゼンスを積極的に行うのはちょっと
二の足を踏んでしまいそうでつ。
>>849 日本で地政学と言う言葉が広がったのは、グリーンスパン
の議会証言以来ですな。普通の人は余りしらんでせう。
851 :
:04/02/19 00:17 ID:Xe+eXRqr
日本は軍事敵プレゼントは行使できないが、
経済的パワーは使おうと思えば北のデブでも、チャンコ炉でも
また、かなりのバックファイアを覚悟すれば、世界でも
震撼させることは可能だとおもう。それを少しでもこれからの日本のために
使おうとしだしている、経済の地政学を行使しようとしているかにみえる自民党や
民主党の一部の政治家に期待する。
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/19 01:23 ID:Zi3l0HUd
853 :
素人:04/02/19 01:31 ID:XsimLGYF
>>850 80年代の外交上の失敗
具体的にどのような失敗があったのでせうか?
>>853 素人氏 私もシロウトですよん。
APECの設立時に、ASEANとひじょ〜に微妙な関係にあるオーストラリア
と最初に構想についての話し合いをしたのでつ。
で、最終的にAPECがどのようなものに成ったのかといふと… ということでつ。
>>854 海保とかがフィリピンで既に活動してますな。
ただ、日本が第二時大戦後に持っていたある種のカリスマ的なものは既に消滅してまつ。
理由は950で書いたとおり。大体、出来そこないの大国的な見方をしてまつ。
どちらかと言えば、日本がコレまで軍事力を行使する事を消極的にしすぎたことから、
金の亡者的に見られることも多々あったり… 極東の安定に、日本は興味は無いんだ−みたいな。
やつらに最後まで戦おうとする気力なんてもう無いんだよみたいな。
でも、こういうオファーが来るぐらいなら、まだまだ信頼されてるのかな。
もっとも、インドネシアとフィリピンって、溺れて藁でもつかみたい気分なんでわ。
>>855 >金の亡者的に見られることも多々あったり…
これは何となくわからなくも無いのですが、
>日本がコレまで軍事力を行使する事を消極的にしすぎたことから
これは、東南アジア諸国の内政・諸国間の摩擦の仲裁など外交の分野で、という意味でしょうか。
>850
> 東南アジアでは、日本に対して疑惑の目で見る人間が結構多いですよ。
これって、華僑がメインじゃないですか?
海賊対策は是非やるべきでしたよね。
アベたんも、これで20年は無駄にしたと著作で嘆いていました。
先日、「地政学―アメリカの世界戦略地図」を買って読んで見たけど、
結構面白いね。
ただ、この本を読んでいると今後の日本の針路をどうすべきかという
ことに関して不安を感じた。
当面は米国と協調して生きていくのがベストなんだろうが、それでも
割り切れないという気持ちもある。
大戦に敗北したというという重みを感じる。
859 :
:04/02/20 23:11 ID:W4e8QFek
葛西敬之(東海旅客鉄道株式会社 代表取締役社長、
中国に新幹線を売るのを反対している人)さんの提言。
地政学的な国際認識に立ち包括的な日米関係の構築を
http://www.nikkei.co.jp/innovate/theme13_3.html <略>
日本は太平洋の西端に位置する海の国である。ユーラシア大陸のメーンプレーヤーと
なる中国とリーズナブルに話し合い、平和裏に共存するには、
アメリカと国防から経済にわたる包括的な関係を結び、
これに向き合うという姿勢を明確にする必要がある。
<略>
日本は太平洋の西端に位置する海の国であって、ユーラシア大陸の東端に
位置する陸の国ではありません。
<略>
日米中は正三角形で、その1極に日本がいるといった認識では、
日本はますます迷走を続けることになるでしょう。
<略>
幕末から明治の終わりごろまでは、日本はイギリスと同盟し、
アメリカのバックアップを得て、国際社会での地位を高めていきました。
しかし、日露戦争に勝って以降、アジアの盟主たるべく大陸に進出したのは、
地政学的な位置づけを間違えたからです。21世紀の日本は、太平洋の西端に
位置するという日本の立地を再確認し、アメリカと包括的な協調関係を結び、
北米、南米、オーストラリア、ニュージーランドからインドネシア、
フィリピンなど太平洋の国々とともに、マレーシア、ベトナム、タイなどの諸国を含めて、
ユーラシア大陸に向き合うことを基本に据えるべきです。
<略>
EUの目指すリジッド(固定的)な政治統合はナポレオンの旗印と相似しており、
次第にきしみが大きくなると思います。日米、太平洋の協調はそうではなくて、
それぞれの個性を尊重し、主権を認め合ったうえで、利益の共通する部分で協力、
補完し合う関係であるべきです。
<略>
860 :
地政学:04/02/21 01:46 ID:sFivHmye
861 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/21 02:24 ID:Ky3gHqM4
>>852 イラク派遣のご褒美?
おめでたいな。アメリカが日本のイラン油田確保を黙認してるのは
今後、イラクで自衛隊に何があっても日本を中東から
逃がさないためのエサだよ。もう中東の泥沼にどっぷり
両足突っ込んでるアメリカにすれば、人とカネで多大なサポートが
期待できる日本に抜けてもらっては困る。ならば日本がアメリカの
中東支配を手伝わざるを得ない状況をつくってやればいい。
そのための撒き餌さ。
862 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/21 02:30 ID:Ky3gHqM4
さらにこの油田確保によってアラ石の失墜で
発言権を小さくしていた外務省の中東オイル族を
再び勢いづかせることができる。それは同省内の
北方エネルギー派にブレーキをかけることを意味する。
日本とロシアの急激な接近を好まないアメリカにすれば
中東で自分の手伝いをさせ、なおかつ日露に距離を置かせる
一石二鳥。
>>856 >東南アジア諸国の内政・諸国間の摩擦の仲裁など外交の分野で
ではないです、実は。
湾岸戦争時の優柔不断や、カンボジアへの自衛隊派遣時の混乱
や、9.11後のインド洋での活動でのちょっとした失敗(当初、「英米
にしか」補給活動をしていなかった)などが、日本の軍事力利用に
おける信頼を非常に損なっていると言うだけでつ。
>>858 >これって、華僑がメインじゃないですか?
まぁ、華僑に対する敵意ほどではない事だけは確かでつ。
ただ、アメリカと同じように警戒すべき相手だという見方もされており、
それにしては能力が低い厄介な国と。。。
そして、無視するには能力が高いと来た。
確実に、二次大戦後に日本が持っていたとおもわれるアドバンテー
ジを失ってしまっておりまつ。
有り得ないよ。インドネシアの経済は8割方
華僑の支配下と言われている。
東南アジアと中国との自由協定も事実上は華僑と中国の貿易の協定。
東南アジアから中国人の影響を排除するのは米国からユダヤ人の影響
を排除しようとするようなものだ。しかも歴史が長いからもっと難しい。
ベトナムなんかも華僑を弾圧したりしたわけだが結局はまた華僑に頼っている。
ドイモイも中国の後追いの改革。
寧ろイスラム系テロ対策だろ。タイ、マレーシア、フィリピン、等も
同じ悩みがある。
始めに中国憎しありき、は不毛だからおやめ。
>>862 妄想だな。これでもよんどきな。
http://www.yorozubp.com/0306/030629.htm 寧ろ北方とリンケージしているんだよ。
ロシアとイラクは世界で1.2番目の天然ガス埋蔵量。
出資するトーメンの親会社トヨタの未来図は燃料電池車。
遅れた中国進出の突破口だろ。
>>861 シーア派に金が入るのに米国に協力のはずないだろ。
こういったプロジェクトは長期間かかる。テロに最も必要なものはオイルマネーから入る資金だよ。
つまり長くテロを継続し易くなる。
イラクのシーア派にプラスにはなってもマイナスにはならない。米国にプラス
になるなんてことは有り得ないよ。イラク以上の反米国家だよイランは。
だから国連に妥協してまで仲介を頼んだわけだろ。
その国連に「人道援助のプログラムの資金は減らす」と日本は恫喝したんだよ。
米国のアシストになんかならないだろう。
君等が考えているほど日米は一体ではないよ。
ウォルホビッツの発言は真意だよ。自衛隊派遣へのご褒美と言うのは近い。
と言うよりも、出すモノ出したのだから文句はねーよな?と言うことだよ。
これを丁寧に言うと「米国には何回も伝えております」となる。
けっこう言うべき事、やるべきことはやっている。
米国は選挙前でそれほど器用には動けないんだよ。
多分撤退以外は殆ど考えていない。問題はそれを如何に上手くやるかと言うことだよ。
ラムズフェルドが発言したろ。
これが「イラク化」と言う意味だ。
航空自衛隊、NATOと合同演習
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/afp/20040225/wl_sthasia_afp/nato_ us_india_japan_040225093422
NATO nations to hold first air exercises with India, Japan: US
Wed Feb 25, 4:34 AM ET
GWALIOR, India (AFP) - Five NATO (news - web sites) nations will hold the first-ever aerial war games with non-members India and Japan in Alaska in July, an official said here.
これをどう読む?もちろん中国への牽制だろうけど
教えてえろい人
868 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/26 15:11 ID:z856B7mw
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/26 17:17 ID:s4XFFc7C
イラン油田>
やっと日本も
国益>>>アメリカのご機嫌
と考えるようになったのか・・
870 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/26 22:14 ID:7T01JwJq
>>869 違うんじゃない。アザガデン油田は以前から話し合われていた懸案事項。
イラン戦争が終わったばかりの去年の半ば、イラン外相が訪日させ、しかも川口外相が「イランとの関係は日本の国益上非常に大事」みたいな発言をし、CNNで大きく取り扱われていた。
イラクの次はイラン、と叫ばれていた中、よくやったと思ったよ。
川口外相は英語でインタビューを受けていたせいか、日本のメディアではほとんど扱われなかった。
歴史的にもイランと日本の関係は良好です。
詳しくは漏れも知らんのだが(苦笑)。
バブル期に不法滞留イラン人が代々木公園に大量にいたのも、油田のためにビザ発行を優遇したからだったと思う。
イランに関しては、日本は不思議なほど独自色を出しているように見える。
詳しい人の意見希望。
871 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/02/26 23:01 ID:nvdb9G/G
>>870 しかし、以前からアメリカは日本企業にイランから撤退しろ
とかイチャモンつけていたし、今も「あの部品は核開発用だろ」
とか因縁ふっかけてきてるわけだから日本が自分より先んじて
イランと接近すること対してムカついてるのは確かだろ?
そういうアメリカの感情をわかったうえで日本は油田開発の
契約にこぎつけたわけだからやはり今回はアメリカの機嫌よりも
国益を優先させたのではないかな?
イラン<パーレビ時代に皇室関係でわりと深い付き合いあったらしいから、
親近感がある? コネがある?(革命でコネなんてなくなってるのかな)
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 05:33 ID:8povBBzN
湾岸戦争のときに、日本政府がテヘランから取った「イランは介入しない」という情報が、
父ブッシュ政権にとっては、値千金のものだったそうだ。
イラン情報は、米国よりも日本の方が多くのチャンネルを持っている。
大使館占拠事件以後、米国のイラン人脈は、ほとんど機能していないわけ。
だから、イランに関しては、米国も日本のやることに文句が言えないわけよ。
イランを「悪の枢軸」と呼んだおかげで、
イランにチャンネルを築けない子ブッシュは、ちょっと辛いかもね。
日本も、それなりに、上手くやっているわけよ。
874 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 05:55 ID:RUGbg+C0
>>873 矢沢の永ちゃんみたいな
しゃべり方ですね。
というかですね、日章丸事件でぐぐってみなさい、と。
876 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 23:20 ID:8gBH+szn
>>875 ぐぐってみた。
斜陽にはいった英国では単独で他国のエネルギー確保を邪魔するのは
無理ってことだね。
でも今、日本の独自エネルギー外交を邪魔してるのはもっと強大な
米国だからなあ・・イランもこれからどうなることやら。
877 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/01 23:59 ID:8povBBzN
1970年代前半までの米国は、イランとサウジに二股を掛けていたのよね。
ところが、サウジが第四次中東戦争のときに石油戦略を発動したものだから、
その後、暫くは、イランの方が米国には大事になってしまった。
ところが、米国は、イラン革命でイラン国内のチャンネルを失って、
1980年代は、イラクに肩入れをし始めた。
その後の展開は、みんなが知っている通りだよね。
米国のエネルギー外交というのも、えらい場当たりなのよ。
その場当たりな外交の隙を突きながら、日本は色々やってきたわけよ。
ただ、田中角栄みたいに露骨にやると、やはり潰されたけどね。
キッシンジャーが田中角栄に不快感を隠さなかったのは、有名な話だよね。
RISKかな
879 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 06:12 ID:dqdK9CTD
>877
田中が外遊先でエネルギー政策を話し合った首脳達六人も同時期に
政界から去ってるんだって。田原総一郎が近著で書いてた。
>でも今、日本の独自エネルギー外交を邪魔してるのはもっと強大な
>米国だからなあ・・イランもこれからどうなることやら。
最近のアメリカからの注文は
「中東への依存度が高すぎて危険だから分散させてリスク回避しろ」
です。(現状では80〜90%くらい)
アメリカも中国も互いに戦争を覚悟または決意していますから、石油確保の問題は
大きくつきまとうことになります。
だからまあアメリカの言いたい事もわからないではないのですが。(苦笑
中国に対して海上封鎖を実施した場合、太平洋ルートを使って中南米方面、または
西アフリカ辺りから、或いはスエズ、喜望峰廻りなどで輸入することになれば船腹量
の増大を余儀なくされるわけですが、平時からそんなことしてられません。(笑
戦時になったら増産して売ってくれ、って契約でもしておけばある程度はリスクを回避
できると思いますけどね。少量ずつとはいえ、中東以外からも買ってるわけですから。
それと、イランでの利権獲得は「戦後」を見据えた動きだと思いますよ。
前スレにも書きましたが、部分的とは言え、イランは既にカスピ海方面とインド洋を結
ぶパイプラインを既に持っていますから、その辺も考慮した方が良いです。
中国にとっては太平洋を封鎖されたら、あとはロシアかカスピ海原油へのアクセスしか
残されていないわけです。カスピ海へのアクセスはアフガン戦争で事実上つぶされまし
たし。ロシアのパイプラインはナホトカルートに決定するんじゃないかな。ベロゴルスク
辺りから鉄道で大慶に運ぶことになると思います。戦争が始まるまでにどれだけ備蓄
できるかが勝負でしょうかね。
あとは自国内の増産しか道は残されていません。
一番有望と見られている黄海(渤海)原油は東京電力がバンバン買い取ってますので
埋蔵量はどんどん減っているわけです。(笑
まあ、生産能力自体はあるわけですから、戦争になったら日本に売ってた分を自前で
使えばいいわけですけど。リグを追加すれば増産可能だし。
現在中国は50%超を輸入に依存し、半分以上、つまり総需要の1/4以上を中東に依存
しています。
アメリカにとってはイラン・インドと深い関係を持っている日本を如何に自陣営に
留めておくか、というのも重要な関心事でしょうね。
イラク進駐は中国が中東で第二戦線を開けないように、パレスチナ問題を解決
するために、「イスラエルに」軍事的圧力をかけることが真の狙いでしたから、
まあまあ成功といえるでしょう。西岸地区からの撤退を見越して壁の建設を続け
ているわけですし。
あとはイスラエルが中国に軍事技術を供与したのを不快に思っている点もある
でしょうから、中東和平はイスラエルに不利な方向に働くでしょうね。
あまり不利だとシャロン暗殺で和平自体がポシャる可能性があるのでそこまで
酷くはならないだろうけど。
もともと、今回の戦争は上海5+1とか言ってカスピ海石油を中国と旧ソ連の国々
で山分けしよう、って話にアメリカが怒ってアフガン戦争を仕掛けたわけです。
911は口実に過ぎないわけで、それこそ自作自演の可能性だってある。
もともと、自衛権の拡大解釈でアフガンを攻撃し、イラクに先制攻撃を仕掛けた
にはちゃんとこういう隠された理由がある。
今にして思えば、ネパールの政変もアメリカによる工作だった可能性は高い。
これで前スレ以来足掛け3年以上かけて、事実上「中国包囲網が完成した」と
言って良いでしょうね。あとはアメリカがイスラム教徒となんとかして和解し、
「911の真犯人は中国」「東トルキスタンでイスラム教徒が弾圧されている」
と言えば良いだけです。そこまであからさまには言わないだろうけど、
「ラディンやフセインの背後関係を調査している」くらいのことはいうでしょうな。
こうして中国のやわらかい下腹である西部国境が不安定化していく。
これを看過すれば当然次は中国本土が分裂の危機に晒されるからこの軍事
圧力に対抗しなければならない。
ロシアは武器と石油を中国に売って利益を上げ、日本とアメリカ、台湾は安い
労働力を中国から得る。まあ、早い話が皆で中国を食い物にしてやりましょう、
という戦略が図に当たりました、ということです。
それと、「サウジ政変が今後起きてペルシア湾・紅海が事実上封鎖されると・・・」
なんて言ってる人が居るみたいですが、あまりそれは心配する必要はないと思います。
ただし、それは「アメリカとイスラムの和解が成る」という前提での話ですが。
おまえ病院行って来い。
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/02 23:21 ID:jPslJUY9
つーかフセイン捕まえてもイラクの治安が一向によくならないんだけど
この先、アメリカはどーすんの?
既にやってることですが、パレスチナゲリラに資金を与え、イスラエルに対する攻撃を強化するでしょうな。
というか、現在の混乱状態はそういうことをするのに物凄く都合が良い状況なんですが。
イスラエルが譲歩すればよし、そうでなければそのまま攻撃を続けるだけ。
イスラエルが譲歩する際には当然今以上にユダヤ財界からアメリカに資金が流れることになるでしょう。
選択の余地は無い。
日本や中国は宗教問題がないのでイスラエルともイスラムともそこそこ上手に付き合えるが、現状では
アメリカは二者択一せざるを得ない。
しかし、パレスチナ問題をそれなりに解決できればこの地域におけるプレゼンスは向上するわけでして。
イスラエル(ユダヤ)から金をとり、イスラムからゲリラ兵士をとって中国にけしかければ自分は手も汚さず、
金も出さずに目的を達成できるわけです。
やっぱり病院行って来い
>>868 せこいなそのリンクから買ったら、自分に金が来るようにするなんて。
スケジュール道理に始まりましたな。
「消えたアル=メディナ師団」の残党5000人が今後どう戦うつもりかは知らんけど。
891 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/05 20:33 ID:ZnhwtHQx
892 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/08 18:23 ID:DVk/55/Q
永井陽之助氏の政治的リアリスト、軍事的リアリスト、日本的ゴーリストの分類って
最近ではどうなの?
ソ連崩壊、湾岸戦争、北朝鮮核開発・拉致事件、イラク戦争ときて、
政治的リアリストよりも軍事的リアリストの方が強くなってきてるけど、
今でも「吉田ドクトリンは永遠」という主張なのでしょうか?
ご存知の方、教えてください。
893 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/08 22:47 ID:uFKmT4GZ
永井氏は人気ないのか・・・ショb−ン
地政学の本は入手するのが難しいからね・・
895 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/11 04:31 ID:7CGtBkCX
>892
永井さんの議論は今でも有効だよ。
永井さんの議論のエッセンスは、安全保障の確保には政治も軍事も経済も文化も全て動員しなければならないということ。
「吉田ドクトリン」という言葉に騙されていけないわけよ。
いまでいうと
政治的リアリスト・・北岡伸一、田中明彦の各氏に代表される政治学者、「中公」系知識人
軍事的リアリスト・・西尾幹二氏や他の「諸君」「正論」知識人
日本型ゴーリスト・・西部邁氏とその仲間、日本の右翼、民族主義者
平和主義者・・・・・筑紫哲哉氏のような「朝日」「岩浪」系文化人・知識人
という具合になるかな。
ま、小泉さんらの立場は、政治的リアリスト。安倍さんが軍事的リアリストに近いのかもね。
永井さんは、自分のことを政治的リアリストと呼んでいたよね。
永井さんんの議論は、ちょっと普通の日本人には難しかったかもね。
弟子もあまりいなかったようだし・・・。
896 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/11 05:09 ID:eEursrcF
果たして「吉田ドクトリン」といえるものはあったのか?
その場しのぎの積み重ねで、成り行きでなったのではないのか?
吉田がそんな人物とは思えない。
高坂の吉田評価が、その後の議論を混乱させたのではないのか?
897 :
892:04/03/11 19:07 ID:eDVvGMEr
>895
ありがとうございます。
小泉首相は、日本の軍事的貢献には限界があるという立場から
安保理常任理事国入りに否定的なので、確かに
「政治的リアリスト」の部類ですね。
ただし、政治的リアリストの中でもイラクへの自衛隊派遣を反対する人
から見れば、「軍事的リアリスト」よりのようです。
レーガンのタカ派路線を批判していてそれなりに説得力があったのですが、
歴史的に見れば、あれでソ連をぶっ潰してしまったので、
今となってはなんともいえないですね。
あと、「政治的リアリスト」の立場も、湾岸危機での海部首相の
大失敗で、莫大な金額をむしりとられ、軽蔑された経験から
限界があるのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。
>永井さんんの議論は、ちょっと普通の日本人には難しかったかもね。
>弟子もあまりいなかったようだし・・・。
賛成するか反対するかは別にして、永井さんの議論はわたしには
かなり明晰で論理的でわかりやすいと思いました。
あと、クラウゼヴィッツやリデル・ハートの解説も独特の観点から
理解しやすかったです。『戦争論』の解説は素晴らしいと思いました。
最近は著書も論文もないようですが、ご存命なのでしょうか?
考えを同じにするかは別にして、尊敬できる方だと思います。
898 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/11 23:18 ID:uo+ErpYv
永井氏って面白い考えをお持ちですね。著作を読んでみたいのですが、どの本がいいでしょうか。タイトルを教えてください。
>>898 『現代と戦略』(文藝春秋)ただし、品切れ。
900 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 00:14 ID:3Wq4I5ho
中国、韓国、北朝鮮、ロシア、カザフ、東南アジア、インド、中東、南米、東欧、アフリカ、日本
903 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 05:57 ID:NwUIsSMY
>897、898
永井さんのお話は、『平和の代償』『冷戦の起源』『現代と戦略』の三つで全体像がつかめるのかなとおもう。
ただ、どれも絶版で手に入れにくいものだよね。どこかで全集を出さないかな。
ああいう視点を今こそ継承する人材が必要なはずなのだが、誰かいるのだろうか。
「政治的リアリスト」のもう一つの看板だった高坂さんの門下は、優秀な人材が数多くいるのにね。
とにかく、あのクラウゼヴィッツとリデル・ハート解釈の味は、病み付きにさせるものがあったな。
「国際為替も地政学的リスクの影響を受けて変動する」
ってな使われ方もしているね
905 :
892:04/03/13 17:54 ID:aKN5dzf6
>903
> とにかく、あのクラウゼヴィッツとリデル・ハート解釈の味は、病み付きにさせるものがあったな。
だよね。だよね。
『戦争論』の誤読というか曲解が、レーニン主義やスターリン主義、
はては文化大革命やポルポト大虐殺の淵源になったという解説は、
かなり説得力があった。
永井スレか永井掲示板ってないかな。
>>899 去年ブクオフに100円であったよ。
元々昔新品で買ったったのを持っているから友人にやったが。
ほー、戦争論をどう読むと政治的リアリズムと軍事的リアリズムとを
分離する発想がでるんだろうか?
908 :
892:04/03/14 17:05 ID:tB4i1gWK
909 :
まさる:04/03/14 17:32 ID:W8ayehjE
日本の大学も地政学を目玉に学生獲得
アメ公は日本人に地政学禁止させて
アメ公の都合でまた日本人に地政学が必要だとよ
>>909 不平不満を言ったところで問題は解決しないよ。
日本人にとって地政学が必要ならば、まじめに勉強すれば
良いだけのこと。
>>895 >軍事的リアリスト・・西尾幹二氏や他の「諸君」「正論」知識人
これは、バリバリに違和感があるなぁ。
これなら、西尾幹二氏より、岡崎久彦とか神谷不二御大とかの方が
軍事的リアリストの分類に近い気がするなぁ。
ただ、個人的にはある程度以上の軍事的リアリストと言うと、
志方俊之とか松村劭くらいしか思いつかないけど。
一部敬称略失礼しますた。
実はこの区切りからして違和感バリバリだというのはさて置いておく事にしやう。
912 :
MBAS:04/03/15 22:36 ID:smLHbV0k
アメリカのために地政学は勉強したくないなぁ。
913 :
892:04/03/16 07:47 ID:C9Pw3eHl
>911
軍事的リアリストのモデルは岡崎久彦氏を想定しているみたいですよ。
軍事的な制約なく米英同盟並の日米同盟を志向する人たち。
「日米同盟」を前提にするところが「リアリスト」らしいけど、
どこまでアメリカと軍事的に協調するかは難しいところ。
少なくとも、一切軍事活動はせずという政治的リアリストの立場は
なくなったようです。
日英同盟は国内に軍事基地はなかったね。
今のほうが米軍からみたら自国の安全保障に資すると思うがね。
敗戦と言う歴史的経緯から来た同盟と日清戦争の勝利後の日英同盟を混同するのは史実
を無視した論だな。
915 :
903:04/03/16 11:29 ID:ZvoWlNGw
久しぶりだね。
永井さんの「政治的リアリスト」と「軍事的リアリスト」の区分は、
アメリカ人学者の図式を借用したものだから、それ自体は永井さんのオリジナルでない。
ただ、永井さんは、クラウゼヴィッツとジョミニの議論を対比させて、
クラウゼヴィッツの議論が「政治的リアリズム」に沿うものだと論じたわけよ。
要するに、国際政治を「機械的、工学的」に把握しているのが、「軍事的リアリスト」の特性であって、
それでは駄目だというのが、永井さんの議論だったのよ。
北朝鮮対応で言えば、小此木政夫さん辺りが「政治的リアリスト」で西岡力さん辺りが「軍事的リアリスト」だと思えば、
雰囲気の違いはわかるのではないかな。
「軍事的リアリスト」の立場からは、「政治的リアリスト」の議論は「平和主義者」と同じように軟弱に見えるし、
「政治的リアリスト」の立場からは、「軍事的リアリスト」の議論は、単細胞の議論に見える。
この違いは大きいのではないかな。
ところで、892さんが書いている通り、永井さんがこれを示した20年前は、
「軍事的リアリスト」は、具体的には岡崎さんや故・佐藤誠三郎さんのことを指していた。
今は、軍事的なオプションを排除する「政治的リアリスト」は誰もいないけどね。
>>909 日本の大学で地政学を目玉に学生獲得してる大学などない
日本で地政学が禁止されたのは共産党をはじめとする左派のせいだ
大学で反戦運動を続けている左翼活動家学者のせいだろ
アメリカが日本人に地政学を意図的に学ばせようとする事実はない
アメリカの都合ではなく日本人の自発的なものだ
917 :
903:04/03/16 14:53 ID:ZvoWlNGw
地政学は、リアリズム国際政治学の常識だよ。
地政学が判らないと、キッシンジャーやブレジンスキーの議論が判らない。
日本で、国際政治学というと「国際平和学」だからね。
根本的なところが抜け落ちているのよ。
よって、916 さんに賛成。
>>915 軍事と政治を切り離して分類している時点で
おかしいな。切り離して考えている時点でリアリズム
でもリアリストでもないだろ。
そもそも外交と軍事の一体性がわかっていないのだからリアリスト
と命名するのもおかしい。ただのトンチンカンの観念論だな。
2001年のアフガン戦争なんぞは生きたいい教科書だから、
どうでもいい論客の分類なんかよりも自分で地図と報道と歴史でも
調べて検討するほうがいい頭の訓練になるぞ。
一部の論者は勿論、古典的名著なんぞと呼ばれている本に心酔
するよりも自分の頭で思考したほうがいいよ。
古典なんぞも批判的に読んでこそナンボだ。
嘘か本当か知らないが、外務省は凄まじいお公家様体質で、
相手国との建設的な関係を絶対視していて、
交渉の決裂などは絶対に許されず、万が一そうなったら馬鹿にされて出世街道からはずされる。
故に、腰の据わった強気の交渉など絶対に出来ない。らしい。
事実とすれば、外務省は「政治的リアリスト」の巣窟でしょうね。
捕鯨やBSE問題で交渉をやってるのは農水省。
良い悪いは別として、ああいう交渉術を外務省がやっているようには見えない。
少なくとも、まったくの外野の私には。
外務省の扱う事項で強気に出るということは、ある程度は「戦争も辞さぬ」という態度を醸し出す必要がある。
こういう高度の緊張感に耐えられない、ひ弱な外交官しか居ないのではないかと思える時もある。
その省内文化のせいで、という意味でだが。
個人としては優秀でも、群れると愚かな行動をするようになることは良くある。
決裂した事が汚点に成るなら、権力闘争の一環で足を引っ張るのは実に簡単だろう。
中国の姿勢は北朝鮮の瀬戸際外交と似ている面もある。
よりソフトで、力は遥かに上だろうが。
この点を考えると、大いに先行きに不安を感じる。
MDをめぐる軍縮推進論見ていると、対米も大いに不安。
920 :
892:04/03/17 18:43 ID:qfU1h6Hg
A軸(目標)
「同盟」(Alliance)
あるいは「安全」(Security)
↑
│
│
A │ B
│
│ W軸
「福祉」 ←────────┼───────→「軍事」 (手段の
(Welfare) │ (Warfare) 選択)
│
│
D │ C
│
↓
「自立」(Autonomy)
あるいは「独立」(Independence)
A「政治的リアリスト」B「軍事的リアリスト」
C「日本型ゴーリスト」D「非武装中立論」
確かに、ABのネーミングのセンスには議論の余地はありますね。
921 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/18 06:25 ID:j4q04PM4
祝・対テロ特殊部隊創設。陸自空挺部隊だから、SASみたいになるのかな。
補足的に昭和59年5月号の『文芸春秋』にて永井が同枠組で実際に行った当時の勢力分布
A軸(目標)
「同盟」(Alliance)
あるいは「安全」(Security)
a1 ↑
a2 │ b1
a3 │ b2
a4 │ b3
a5 │ b4
a6 │ b5 W軸
「福祉」 ←────────┼───────→「軍事」 (手段の
(Welfare) │ (Warfare) 選択)
d4 | c3
d3 │ c2
d1 d2 │ c1
│
↓
「自立」(Autonomy)
あるいは「独立」(Independence)
a1.保守本流 a2.財界主流 a3.大蔵省 a4.経済企画庁 a5.通産省 a6.新自由クラブ
b1.外務省 b2.防衛庁(特に空海) b3.日本青年会議所 b4.自民党右派 b5.民社党
c1.防衛庁の一部(特に陸) c2.自民党右派一部 c3.日本青年会議所一部
d1.社会党 d2.共産党 d3.公明党 d4.社会民主連合
とりあえずエディタ使ったのでずれてはいないと思う
まだご存命みたいだね
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/23 22:56 ID:K3w/gIs+
ごめん、激しく誤爆
925 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/23 23:42 ID:D/ZWZvGx
926 :
892:04/03/24 22:58 ID:gcaseI4o
>922
ご存命ですか。良かった。
最近の核武装論とかは日本型ゴーリストの極致ですな。
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/25 04:01 ID:xlj2YL2l
個々の対外的な政策、ビジネスを上手に遂行させる手段を
地政学などのツールを使って考えることも重要だが、
同時に歴史認識や憲法といったものを含めた
情報システム、教育システム、軍事システムなど日本という国家を
形成する制度自体をこそ変革するべきではないのかな。
それが地政学的に有効な対外的政策やビジネスが自然にまわりだす近道だと思う。
究極的に求められているのは宗教、哲学、文学、詩といったジャンルを通じた
自分たちの新しい言葉、革命的な言葉そのものじゃあないかと感じる。
それができなかったから日本は白人との戦争に負けたんだと、個人的には思う。
西洋の猿真似じゃあうまくいったとしてもその土俵で互角勝負だってこと。
誰か来るべき日本のための歌をうたって民族の魂を鍛えなおしてくれ。
928 :
防水パン:04/03/29 16:18 ID:amcgDw7W
1つ質問させてください。朝鮮半島関連の書籍のなかに
「日本は隣国を植民地化するという大きな過ちを犯した」
とあったのですが
「隣国を植民地にしてはいけない」というのは地政学上のテーゼなのでしょうか。
それとも一般的な外交上の常識なのでしょうか。
なぜいけないのか?ということに関しては「いまの体たらくをみればわかるだろ」
と言われそうですがあの民族の性質はあまり一般化できるものとは思えません。
理由も併せて解説していただけると幸いです。
929 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 17:43 ID:MYOlFh+O
>>928 植民地化ではない。正確には併合だよ...
まあ、植民地化だろうが、併合だろうが
必ず、属国から宗主国へ人的移動が起こるわけだな...
その場合、隣国だと余計に面倒なことになる。
それで、将来、その属国が独立したときに、
宗主国は、元属国である隣国との黒い癒着・利権を国内に抱え込むことになるわけ。
当然、隣国だから、安全保障の面からも常に利害がぶつかるわけだ。
英国のように、地球の裏側の国々を属国にしても、
たとえ、その属国が独立しても、元々遠かったから、
その国とは疎遠になって、利害もぶつからないし、
癒着も残りにくいわけだ...
930 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/29 19:46 ID:ZEd5Gqh2
地政学って人為的なファクターをかなり無視しているような印象を持っているんだが...
931 :
防水パン:04/03/29 22:10 ID:jP17F8H1
>>929 レスありがとうございました。
海を隔ててもこのありさまなのだから国境線を接する国がこれをやったら
エライことになりそうですね。
当該記述のある本を思い出しました。
小学館文庫・重村智計・「金正日とビンラディン」でした。
「日本の指導者は、歴史の最初からどうも朝鮮半島に
対する政策を誤り続けてきた、と私は考えている。(中略)
近代では、隣の国を植民地にしてしまった。国際政治的には、
隣国を植民地にしてはいけないのである。」
とあります。(本文にはその理由・根拠・解説はなし)
とはいえ併合にしろ植民地化にしろその当時は
「帝国主義の時代はやがて終焉するのであって」とか
「将来わが国は敗戦のときを迎え」とかは念頭におきませんよね。
帝国主義の先達の国家は一度失敗して教訓を得ているのでしょうか。
例はイギリスによるアメリカ・カナダの植民地化かな?それとも英仏
戦争あたりからでしょうか。
932 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/30 00:06 ID:bt0ldOhF
>>931 英国の場合だけど、実は英国も
日本が朝鮮半島を併合することによって失敗した過ちと同じ過ちを犯している。
それが、英国の場合は、対アイルランドであるわけ。
英国の場合、遠方の南アジア、太平洋、アメリカ大陸の旧植民地とは
さほど感情のしこりを残していないけど、
隣国のアイルランドとなると、英国にとって時限爆弾となって残っている。
英国のアイルランドの支配は、数百年に及んだから
日本の半島支配よりも同化が激しかったけど
それでも、完全制服は無理で、アイルランドの対英テロは凄まじかった。
英国の報道機関は、アイルランドを批判すること自体、タブーだし...
まるで、日本の半島報道みたい...
しかも、ここは厄介なことに、アイルランド移民というのは
英国移民より広がりが多くて、アメリカ議会でのアイルランド系の力は無視できないわけ。
WASPは、必ずしも英国びいきではないし...
だいたい、アメリカのWASPは、英国系でも英国を追い出された清教徒系が多いし、
ドイツ系や他の北欧系もWASPとの統合が激しかったから
アメリカ社会の中では、英国系というカテゴリーとしては基盤を築いていないと思われ。
そういうわけで、アメリカは、英国×アイルランドでは、
アイルランドの応援をしてしまったりするわけ。
>>929 軍事的な面でのデメリットもあったみたいだね。
併合前なら軍事的な緩衝帯は朝鮮半島だけで
済んだのに、朝鮮半島を国土にしてしまったために、
軍事的な緩衝帯を満州にまで広げざるを得なくなった。
そのため、最後は満州事変を起こして満州を日本の影響下
におさめ、さらには中国の内部まで侵攻していくことに
なってしまった。
海洋国家であったはずの日本がやってはならないことを
やってしまった。
歴史的な大失敗と言えるだろう。
>>933 日本も最初は併合する気じゃなかったんだけどね・・・。
最初は保護国だったわけだし・・・。
大日本帝国も併合したかったわけじゃないんだよ〜
韓国があまりのDQNだったためにしかたなく;;。
そう考えると、戦後日本がすっきり半島を手放して、
朝鮮半島の防衛をアメリカに押し付けたのは地政学的には正解だったのかな。
下手に、半島南端部の領有権なんぞ主張してたら、
いまごろKRAが街中でテロを・・・。
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/30 01:14 ID:fu3ctiIg
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/30 01:25 ID:UUQe0RdS
なるほど、日露戦争後にすくなくとも親日的である政権を作らせておけば
よかったわけですね。しかしそれだけであのヘタレ民族がロシアの南下を
防げたとは思えないしそうなりゃ30年後にはスターリンによって朝鮮民族
全員が一夜にしてコーカサスに移住させられて港はすべて軍港化していたかも
しれないし。ハリマンに鉄道の権益を売ってしまったほうが正しい選択
だったのでしょうかねえ。
>>936 まあ、ハリマンに鉄道の権益を売ることが果たして可能だったか
という問題もあるんだけどな。
元勲たちはハリマンと共同で満州に鉄道を引こうとしたが、
小村寿太郎たちが反対したことでこの話は帳消しになったことは
よく知られているが、それ以前に国民がそのようなことを許したか
どうか・・・。
まあ、元々は戦況を国民に知らせずに戦争を続けた(続けざるを
得なかった)政府が悪いと言う話もあるようだが。
>937
戦況を知らせていたら、今度はロシアが折れなかったのでは無いでしょうか。
>>934 半島南部の覇権確保は米国が中国と妥協した産物だな。板門店の会議がそうだろ。
北朝鮮が一番恐れているのは高句麗になることであり、北部から統一した
政権たる高麗や李氏朝鮮を範にしていると思うよ。つまり常に背後の中国
を警戒しなるべく敵対しないようにしている。実際朝鮮戦争でも中国の
協力が大きかった。米国は日本と違い中国と妥協したから1970年代以降も
安定的に半島南部が確保できたんだよ。
>>936 ロシアよりも中国だろ。新羅も唐と挟撃したから北部の政権たる高句麗
を滅ぼせた。スターリンも満州や北朝鮮を解放しながら割りとあっさりと
中国に領土や覇権を渡しているよ。
歴史的にも半島北部は中国領か中国の覇権下だったことが圧倒的に多い。
半島支配の是非を論じるならば日清戦争から征韓論にまで遡らなければ片手落ちというものだよ。
そもそも本当にロシアに脅威を感じていたのならなぜ清朝と敵対したかといいたい。
中国の歴代の政権が一番警戒するのは万里の長城に象徴される北方の防御だ。近代ならロシア、
戦後にしても毛沢東はやはりソ連を警戒しアムール流域で国境紛争まで起こし半島支配の完璧を期そうとした。
日本が中国の衰退に乗じて半島支配をした方策は歴史的には3度とも全て失敗している。
半島支配は中国と上手く妥協できてナンボだよ。
米国は朝鮮戦争とベトナム戦争で学習したが、日本は白村江や露梁海を教訓とできなかった。
半島支配は朝鮮人の中国への恐怖を利用しないと決して上手くは支配
できない。
>>940 なるほどね。
それはそうと、最近岡崎久彦の「戦略的思考とは何か」を読んだけど、
日本人の外交に対する感覚は半島人をはじめとする中国周辺の国々と
比べてはるかに能天気であり、ここまで独立を維持し続けてきたのは
奇跡ではないかといった内容の文が書かれていたけど、
その通りなのかもしれない。
942 :
防水パン:04/04/01 21:36 ID:CrKVKPRU
朝鮮戦争で半島がまっかっかにならなかったのは本当によかったんだ。
まあ、下山事件の本などを読めばアメリカが十分下準備をしたうえで
タイマン上等でかかっていったことがよくわかるが。
北が義勇軍をよこしてくれた中国に頭が上がらないのと同様
日本もアメリカ様に頭があがらないよねえ。
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/14 01:20 ID:UcMBrux8
地政学が学べる大学ってどこでしょうか?
test
「地政学−アメリカの世界戦略地図」、「「世界地図」の切り取り方」の
2冊を最近読んだけど、両方とも面白かったよ。
ただ、「「世界地図」…」については重要な単語の後に英語が記載
されているのでやや読み辛かったという難点はあったけどね。
(英語を組み込むのなら括弧でくくってくれた方が読みやすい)
それはそれとして、今後日本が国際社会で生き残っていく上で
地政学という学問は重要な地位を占めるということに関しては
十分に理解できた。
幕末・明治・大正・昭和初期の日本人たちもその当時の国際社会の中で
相当苦悩したんだろうが、それらに劣らず現代の日本人も苦悩しているん
だろうな。
政治的・軍事的・経済的に膨張し続け、日本に脅威を与えている中国
拉致問題をはじめとして軋轢が残る北朝鮮
日本と深い関係を持っているにも関わらず反日的な言動・行動を行い
続ける韓国
日本にとってよき友になれるはずなのに中国の妨害により友になれない
(もちろん日本側の態度にも問題はあるが)台湾
そして日本が頼れる唯一の大国である米国との友好
現在の日本に突きつけられている課題は非常に多い。
以上、このスレの読者の戯言でした。
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/22 22:10 ID:Jm1xlDt5
石原莞爾の「世界最終戦論」なんてどうですか?
藤井氏の「「世界地図」の切り取り方」って本の表紙、
地図の色分けを見ると、沖縄が日本領になってないんだが何か意味があるんだろうか?
948 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/24 22:31 ID:Oydm5V87
ソロモンにて日本が稲作を教えているらしい。
食糧戦略か?!と思ったりして。
>>808 小室直樹はいいがビッグフロントは駄目だな…
自分がアメリカの政治家で
アングロサクソンだとしたら
とりあえずオーストラリア、ニュージーランド
イギリスの保全を第一に考えるだろう。
その次はとりあえずヨーロッパ白人国家群と
中南米。
その他が海洋国家群。基本的にばらばらなので
大日本帝国が壊れた後は無害の
日本、台湾、韓国、インドネシア、タイ、シンガポール
その中に入ってるわけだ。
無害ではないが好戦的でない中国も基本的には放置だろう。
そして一番アメリカ人が嫌いだったソ連も基本的に
帝国が瓦解してしまったので現在は安全。
となると最後に残ったイスラム、アフリカが
攻撃の対象になる。
シナ人は戦闘行為によらずに
上陸作戦を決行できる。
数少ない民族のひとつだよな。
日本にもかなり侵入してるシナ。
満州だって異民族の満州人が
住んでいたのに満州人の王朝の清王朝の
間にほとんどシナ人になってしまう。
日本が満州を発展させれば
又大量に腐れシナ人が侵入してくる。
シナ人の文民として棄民としての
恐ろしさを知らないと町という町すべて
シナ人にいつの間にか牛耳られることになるぞ。
日本列島にも
大ブリテン島にも地政学があるわけで
地図をよく観察するとその国の
首都が何故そこになったかが良く分かる。
イギリスもケルト人系のウェールズとスコットランド
ゲルマン系のイングランドというように
一種の封建体制になった理由は地形が原因だろ。
日本の場合、関東をおろそかにした足利幕府は
諸侯の力を抑え切れなかった。
蝦夷討伐後は
最大の平地である関東を押さえなければ日本は統治できない。
だから天皇を江戸に移すしか日本全国の統治は
できないと考えた明治維新はまったく正しい。
武家政治以降は日本国の重心東にづれたのだ。
>戦後、日本では教育機関で地政学を教えることは事実上、禁止されてきたが、
教師ってほんとに糞だよな。
国家の奴隷であって子供たちのために利用だけしてやれば言いというのが
学校。戦前はのためにという教育をやっていて、戦後はころっと変わって
民主主義だの平和主義だの言い出した。
そしてまた日の丸君が代問題で自殺したりしてる。
お前ら教師は歴史的に見ても国家の奴隷であり国家の意思を
子供にうえつける奴隷でしかないことを自覚するべきだ。
消して聖職ではない。
>881
なんかアメリカって
今、碁盤目上で
中国封じをやってるようにも見えるね。
>952
> 日本の場合、関東をおろそかにした足利幕府は
> 諸侯の力を抑え切れなかった。
これはちょっと違うんじゃ無い?
南朝を無視できなかったから、近畿に首都を置かざるを得なかったんでしょ。
まぁ、南朝滅亡後は関東に移しても良かったのかもしれないけど。
>927
圧倒的物量、
農業主体の経済状況
西洋世界の結束力。
情報能力。
実際に利用可能な資源の量。
第二次大戦では特に資源の量、
国の大きさが明暗を分けた。
国の資源と国民が総動員される戦争では
より巨大な方が勝つ。
国民の一人一人の能力とは無関係。
総力戦の世界大戦になった場合だけどね。
>>952 なんかトンチンカンだな。
天皇を関東に移したのは中央集権を強化するためだろ。
関東統治って話とは違うだろ。
あとは京都で公家や武士と謀略起こさないようにだろ。
>>957 京都は余りにもドロドロし過ぎているので、新たな国家を作るために
遷都(奠都という表現もある)したということだろうね。
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/19 03:11 ID:l2TZ4mFP
長野は日本のハートランドか
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/27 07:30 ID:WoLQYoVL
山梨、長野、群馬あたりがハートランドになりそうだね。
武田、上杉、北条はハートランドをめぐって争って国力を消耗し天下を取れず。
豊臣はハートランドをおさえた徳川を屈服させられず。
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/30 21:58 ID:9z//CI7Y
ハートランドの概念ってさ,シーパワーが影響を及ぼせない地域,つまり河川を遡っても,
到達し得ない地域はランドパワーの聖域になりうる,ってところから出てきたんじゃなかっ
たっけ?んで,いまやシーパワーは空母搭載機というきわめて長い槍を持っているから,
日本列島のどこにでも影響を及ぼすことができる.その意味で,現代日本にはハートランド
なんてないと思う.
本州の戦略的な重心が長野山梨あたりになるってのは同意.
え?美濃を制せば、天下を制すってやつで、美濃なんじゃないの?
壬申の乱でも関が原でも、決戦場になったしさぁ。
地方政権として有望なのは関東だろうな。
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/31 00:06 ID:gRTaN4f2
美濃には東海道,北国街道,中仙道が集中するからね.たしかに交通の要地だ.
孫子でいうところの交地かな?
京都をどう評価するかにもよるけど.
>>963 俺も美濃に一票。
濃尾平野の生産性の高さは群を抜いているよ。
>964
軍略要地と、政治要地は違うんじゃないか?
ユーラシア大陸のハートランドも政治的経済的要地とは言い難いし。
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/31 14:37 ID:vh/rC1ih
だとしたら、地政学って眉唾ものだねぇ。
968 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 07:44 ID:ZrKcpsFH
幕末明治の動乱は地政学ではどう解釈すればいいのかな?
969 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 09:06 ID:ZJNCkPRG
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 20:23 ID:cSSYmU44
>>964 広大な濃尾平野を制圧した勢力が、最初に目指す拠点としては
琵琶湖周辺→山城盆地だと思う。
濃尾平野の一番近くで、広大な平野、盆地といえば、山城盆地で、
ここは、西国に睨みを利かすのには打って付けでしょう...
背後(北東西)を山岳に囲まれ、そこから大阪平野、大和盆地へ一気に
勢力を拡張しやすいわけで...
>>963 関東平野は、濃尾平野以上に大きな平野だけど
地理的に他の大きな平野盆地(新たな制圧候補地)からは遠く離れており、
関東制圧後、そこからの勢力拡大は、濃尾平野に比べ容易ではない。
971 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/02 20:52 ID:TeDCRZue
んーーーー、痴性学かぁぁ。
広大な関東平野のみで自足した政権が成立すると、その政権は
対外的には孤立した閉鎖的性格を有する帝国となろう。
関東平野における利根川水運の存在は、シナにおける黄河、フランスにおけるセーヌ川と同様に
統一のためのには絶好のファクターとなろう。
973 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/09 22:51 ID:scUumwrP
「デモクラシーの理想と現実」は是非読んで見たい。
地政学か、便利な言葉だ。それをなにもかも説明がついた気になってしまう。
だが、本当の意味を知るものはあまりにすくない
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/09 23:12 ID:eWk94N8P
最近の日本は体系化させてくれないからだ
>>975 最近、「地政学」を謳った本がやたらに出てますよね。
なんか、地政学ブームって感じで。
ブームで終わってもらっちゃ困るんですが。
977 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 01:42 ID:6r2DbNgj
>>976 単に情報公開された余波じゃないかな
よーく見るとネットでも情報の取りこぼしが多数出てる
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 02:15 ID:GI5zLvSJ
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 20:17 ID:T/jzTs8l
次スレ立てキボンヌ
>962
現代日本のハートランドはアメリカ大陸ですから。
日本列島自体が地政学のために
関東を支配地域とする封建制だったんだからな。
982 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/11 23:13 ID:tj/Q860u
江戸時代の話をしてるのなら、江戸幕府は封建制じゃないよ。
983 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/12 15:08 ID:ItLFqmES
>>980 よく言った。それさえ分かれば我が米軍が守ってやる。
何せ日本は本国から東アジアに上陸する橋頭堡だからな。
日本は石油に頼らないエネルギーに転換できないものですかね。
今石油でまかなわれている所を電気にするとか。
日本の先端技術があればコスト面など様々な問題を克服できると思うんですよ。
日本は基本的に孤立国だと思うので自給自足できる環境が必要ですよね。