生成文法総合スレ <16>

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1親切な人

It means nothing, zero.
\________ _______________/
             ∨
             ∧_∧
          目(´∀` ,,)
           || (つ∞> |     
           || |  |   U     
           || (_(__)     
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧  ∧_∧ ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧
(,    )(,,    )    ,,)(    )(    )(,    )(,    )
∧_∧  ∧_∧ ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧
(,    )(    )    ,,)(    )(    )(    )(,・ー・ )

2過去スレ:2005/05/24(火) 08:46:19
3関連スレ:2005/05/24(火) 08:48:02
4(´∀`):2005/05/24(火) 08:57:22
虚無が帰ってきたと思ったらいつの間にかスレがいっぱいになってしまっとったにゃ
前スレ>>922
>「空範疇を認めないことは、見えないからという理由で量子の存在を否定するのとおなじ」
前後の文脈をすっとばして都合のいいとこだけ抜き出して批判するというのはみっともないからにゃ
理論的実在性をどう考えるかとゆーことにゃが,空範疇でもクォークでも,その存在を仮定する
ことでエレガントな説明が得られるのであれば,それが実在性の証明になるにゃ
なくても同等(以上)の説明が得られることが分かれば実在性は消失するにゃ
そんだけのこったにゃ,ムニャムニャ

前スレ>>945
ここ見てるにゃーw
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1098842552/
dangerousのほうはチョム批判を含んでおったにゃが,こっちはどーなんだろにゃ

そんでもって先日はこのセンセのハナシを聞く機会があったにゃ
http://www.jaist.ac.jp/~hash/papers/AIlecture04.pdf
それなりに有益であったのにゃ 

5(´∀`):2005/05/24(火) 11:57:45
こことリンクしますたw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/6062/1115505804/

ちなみに上のセンセは昨年に続き今年の日本進化学会@東北大でも
岡ノ谷氏と組んで言語進化のシンポを企画してるにゃが,そこに
仇も一枚かんでいるということをこの際リークしておくにゃ
6虚無な人:2005/05/24(火) 22:43:27
>>44
ぶにゃー、とびきり凡庸なレスがかえってきたにゃ…
ひょっとして、程度の低いレスほどじつは反論がしにくいということを利用して、
肉体的持久戦にもちこもうという戦略なのかにゃ。

持久戦の話とはべつに、わたしは一貫して理論の「法的手続き」を問題にしているのであって、
この例で言えば、わたしはとくに空範疇を否定しているのではないにゃ。
「法的手続き」という比喩にはとくに注意してもらいたいのだが、
じっさいに甲が犯人であるという事実と、形式的な法的手続き(たとえば罪刑法定主義の実現)とは別の問題であり、
「チョムスキー理論」は、たとえば必要な条件を満たしていない、書類を提出していないというようないみで、
自然科学とは認定されないのであるにゃ。

空範疇の現実的で可能性のある解釈は、(つまり真正な認知科学的解釈は)
視覚的あるいは聴覚的補完completionとよばれるものとの対比であろう。
いずれにせよ、これはしかるべき手続きで正当化されるものであるにゃ。

さて、非常にまずい>>4の弁明で明らかになったことは、
>エレガントな説明が得られるのであれば,それが実在性の証明
になるということだが、
それによると、クォークモデルは1960年代にすでに実在性が証明されていたことになるにゃー。
わたしも、そこまで言い切るとは予想していなかったが…

だがしかし前のスレで、「現在の顔の字の先生の見解とは独立して」批判を行うと書いたので、
このことについては、あえて聴かなかったことにして、これから「健全な批判」をするにゃ。
ではまたにゃん。
7虚無な人:2005/05/24(火) 22:50:30
<前スレ>
>もう少し分かりやすくお願いします。
いま「自然科学認定」の基準は、たとえば<主観性>とかの問題で、若干ややこしくなってるにゃ。
いっぽうチョムスキーはたびたびガリレオ―ニュートンあたりの科学読み物的なわかりやすい「科学革命」を
規範とすることをたびたび言明してきた。
だから、わたしも19世紀末の「科学万能の時代」(そんあものがほんとうにあったのかどうか知らないが)
の思考法で、じゅうぶん批判ができるのではないか、というひとつの予測についていってるにゃ。

だがあるいみこれは自己欺瞞のぶぶんもあるので、ちょい逡巡したまでにゃ。
8虚無な人:2005/05/24(火) 22:54:22
よくみると呼び捨てにされてるにゃー。

これからはこうにゃ→<´∀`>
9<´∀`>:2005/05/25(水) 16:49:14
>>6
(糞)レスありがとさんにゃ
<´∀`> ←レッサーパンダ風でなかなかいいにゃ

至極正論であるものも歪んで解釈すれば凡庸ということになるにゃ
なにをもって自然科学の「法的手続き」と呼んどるのか知らんにゃが
おそらく最初からそのような手続きを踏んで提出された自然科学の仮説と
いうものは存在しないだろにゃ
いわば状況証拠的にそのようなものがあると推定できる,というところから
出発せざるを得ないのであって,手続き論はその後のハナシにゃ
空範疇を巡る議論がその段階に達していないということにゃら,そのとーりで
結構にゃが,だから自然科学として認定されないというのはおかしな結論にゃ
では人々が単なる概念としてニュートリノを語っていたとき,それは自然科学
ではなかったというと,そうではなく,自然科学の一連の歩みの中のある段階に
あったということと同様にゃ
そして実在性の証明もそれぞれの段階の中で許される方法で行う以外にないのであって,
特定の理論や時代を超越して実在性を云々することはナンセンスなのにゃ
ま,兎に角にゃ,虚無介も抽象的なことばっか言っとらんで,具体的に空範疇の
議論を手続き的に妥当なものにするにはコレコレこうすべしというのを書けば
ハナシも多少は前に進むんでないかにゃ,と
10(´∀`):2005/05/25(水) 16:50:36
丸顔に戻って,空範疇を仮定することが正しいかどうかは空範疇によって何が説明されるか
次第にゃが,虚無太郎の
>わたしはとくに空範疇を否定しているのではないにゃ
という応援にもかかわらず今の流れとしては,空範疇を却下する方向にあるんでないかにゃ
直接的には痕跡ではなくコピーだとかいった議論がてっとり早いにゃが,もっと根本的には,
空か空でないかは所詮表層解釈の違いであってFLNの中にその違いを組み込むことの
メリットがなんもない,敢えて言えば音声解釈を決定されるまではすべての要素が空範疇で
あるとも言え,空範疇を一つのクラスとして想定するまでもない,という議論ができるように
思うにゃ
GBの頃は,空範疇の振る舞いは(まさに空範疇であるという理由で)経験的に学習することは
不可能であり,従ってその振る舞いを制御する原理は生得的でなければならない式の議論が
幅をきかせていたわけにゃが,しかしその時でも束縛理論にゃんかは空範疇と顕在範疇を統一
する原理を目指していたのであり,いかに空範疇を特別扱いしないですむかという方向に
あったと言えようにゃ
で,コピーにゃが,こんなの必要なんかにゃ?
11名無しさん:2005/05/25(水) 22:41:36
ミニマリスト・プログラムの『経済性』っていうやつも本当は仮説であり
人間の(言語)能力の観察を通じて検証されて然るべきものであるはずなのに
いつのまにか『経済性』が検証不要の絶対真理として一人歩きしたりしてないですかね。
言語学から生物的側面を切り離して形而上学化させてしまう無意識の思考があるような希ガス。
12名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/25(水) 23:02:01
>>11
具体的にどういう分析で一人歩きしているのか教えてください
13(´∀`):2005/05/26(木) 09:00:18
>>11
「検証不要の絶対真理」は言い過ぎにゃが,言いたいことはよく分かるにゃ
まずいと分かればいつでも撤回できるとかいうのではなく,それが正しいと言えるように
現象を分析し直してみようという一種の研究方針なわけだったからにゃ
GBまでの諸原理を見てみると,それらをさらに統合し理論の一般性・簡潔性を飛躍的に
上げる上で経済性が有効らしい,ということと,いわゆる「自然は経済性を好む」的な
自然科学者が表明する世界観とも相性がいいということで,経済性は具体的な仮説と
いうより,観念的に掲げられた合い言葉という部分があったにゃ
具体性を欠くというのは,たとえばある現象をある法則・原理で説明したとして,その
法則・原理がなんらかの経済性原理であるように強引に解釈を与えることで経済性の証明と
してしまえるという便利さと危険さを意味するにゃ
まあ,結局は経済性とてそれを経済的と見る人にとってだけ成立する特性であって,
説明原理であるかどうかは怪しいにゃ

( ´∀`)つ Economy is in the eye of the beholder, meow.
14虚無な人:2005/05/27(金) 05:32:08
>>9
なぜかあまり手痛い反論をくったような気がしないにゃ。
こういうばあいは、できるだけていねいにレスしてみるにゃ。
>なにをもって自然科学の「法的手続き」と呼んどるのか知らんにゃが
コンベンショナルな経験哲学的手法をさすにゃ。
なぜに「法的」かというと、世俗的な法体系の相対性を含意させようとしたから。
ヨーロッパ言語の多くでは法と法則の区別がないため、自然科学の法学的比喩はとっぴではないにゃ。
reasonable doubtというのもある。
>状況証拠的
このあたりからよくわからなくなるが、この段階で定量化されているかどうかが大きな問題にゃ。
>空範疇を巡る議論がその段階に達して
空範疇の存在は、定量化されるとしても、それは情報処理系のイベントにゃ。
いっぽう、素粒子の実在は物理的イベントであるから、まったく存在性格がちゃうにゃ。
物理的イベントとしての「空」とは、ヨーロッパ思想史で重大な関心であった「真空」の実在問題で、
これは「場の理論」として収束していくにゃ。
情報イベントとしての「ゼロ」は、計算出力としての「値」のひとつにゃ。
ぶっちゃけこの「ゼロ」は物理的なエネルギーとしては実在するということになるにゃ。
たぶん、ハナシはかみあってないが、こういうレスしかできないにゃ。
15虚無な人:2005/05/27(金) 05:50:22
>直接的には痕跡ではなくコピーだとかいった議論がてっとり早いにゃが
こういう議論は、隣接諸科学の人間には、もっともわかりにくいものであろう。
まず物理量についていわれているのではなく、さらにそのような計算実体がない、
といっているわけでもなく、
正体不明の経済性にもとづいているにすぎないからにゃ。
前にも書いたように、このような説明における経済性(ひょっとしたら論文の行数にかんする数値かもしれないが)
がまかりとおるようであれば、元素の数を上回ってしまった素粒子モデルそのものが破棄されるであろうにゃ。

いまのところ、他の領域科学に理解されるような「文法の科学」は、
脳内の計算実体にもとづくパーシング研究か、人工的・実装的シミュレーションしかないにゃ。
とはいえ、わたしは非常に早くチョムスキー理論のメンタリティのようなものを学習したので、
うまくいえないが、自然言語デザインの静態的で純粋な形式的記述のようなものについて、
何らかの直観をえることがあるかもしれない。
それは、肖像画を斜めに見たときにおこる顔の認知の補正が、入れ子状の
「肖像画内部の肖像画」については起こらない、というような「視覚文法」のようなかたちで、
記述できるものかもしれない。内容空疎でスマソ

16(´∀`):2005/05/28(土) 19:55:55
遅レスすんまそにゃ
>>14
反論したつもりもないにゃ(ドテ
「法的手続き」はたぶん数値化・定量化とかいう脳天気な答えが返ってくるかと
思っとったにゃが
>法と法則の区別がないため、自然科学の法学的比喩
そーくるかにゃ
reasonable doubtとか,反証主義の
The burden of proof is on the prosecution
とか,まあ法学的比喩は生成にとっても馴染みが深いものにゃが,ではreasonable doubt
を表明する際(たとえば空範疇の主張は,まったく何もない nothing, zero という考え方.
いわば「真空」に対するreasonable doubtを基にしておったにゃ),
>この段階で定量化されているかどうかが大きな問題にゃ
その表明がどういう数値化によって正当化され得るものなのか,ご教示願いたいもんだにゃ
17(´∀`):2005/05/28(土) 19:57:17
>>15
>正体不明の経済性
どころかまったく平凡な Occam's Razor によるにゃ
痕跡はコピーを消去することによって得られる分,コピーよりも手の込んだ理論構築物にゃ
もし痕跡の想定によって得られる説明がコピーによっても同様に得られるのであれば,
痕跡逝ってヨシは必然にゃ
ところで
>てっとり早い
と言ったのは,空範疇にもエロエロあってその中で痕跡が上のようなargumentationによって
一番撤去しやすかろう,というだけの意味にゃ
>元素の数を上回ってしまった素粒子モデル
この喩えは,論文ごとに新しい素性が提案されるような状況を揶揄するものとして俺も昔
使ったことがあるにゃが,痕跡かコピーかの問題にはまったく当てはまらないにゃ

ここんとこ俺も体調よくないのでマターリお願いするにゃ
18(´∀`):2005/05/28(土) 20:05:55
MACも調子悪いにゃ 頻繁にフリーズするにゃ

音楽スレ向きではあるにゃが,ネタふりまでにゃ
http://people.brandeis.edu/~jackendo/MusicCapacity.pdf
19虚無な人:2005/05/29(日) 12:51:25
>数値化・定量化とかいう脳天気な答えが
どーせわたしは、「科学万能主義」の人間にゃ(プンスカ
ところで、わたしは自分で勝手に自然科学の基準をでっちあげて、
それとチョムスキー理論が合致しないからといって文句たれてるのではないにゃ。

チョムスキーが大文字の科学革命について、非対称的な進歩をみているのは明らかで、
<アリストテリアン>な手法は救われず、
<ガリレアン>な手法が許されるような「自然哲学」の方法論を基準とされねばならない。
(つまりチョムスキー理論を擁護する理論が、もしスコラ哲学まで救うようであれば、
その弁明は無意味だということになるにゃ)
わたしが「能天気」であるとすれば、もとはといえば、
チョムスキーじしんが、心的能力の分析が天体の運行その他と同じように扱えるという、
恐るべき能天気な方法論的予見をもっていたことに由来するのだろうにゃ。
20虚無な人:2005/05/29(日) 13:29:12
>「真空」に対するreasonable doubt
あまり(存在性格についての論議について)こちらの論点が通じていないようだが、まあ、ゆっくりやるにゃ。
ニュートリノが実在と、表象上の「輪郭」の実在とは、比較にならないというハナシにゃ。
この論議のばあい、おそらく一般には「発見されている」と思われている重力が
重力子としては発見されていないことから、「仮説としての重力の実在」を問題とするほうが、
顔の字の先生にとっては有利なように思われる。
チョムスキーUG vs ニュートンUG universal gravitation という図式のほうが、なんというか、わかりやすくていいにゃん。

>その表明がどういう数値化によって
科学認定は、陳述としてはいわば「メタ科学」にあたるので、それじたいは「科学」ではないにゃ。
メタレベルについて考察するのために<法>の道具立てはけっこう便利だと思うのだが、
たとえば、数学は真であるための独自の基準があるが、
それはたとえば「経験的検証を必要としない」「現代では直観的検証も必要ないか、または不可能」、
ということになるだろうにゃ。数学では(証明について)エレガント性が評価されるため、
チョムスキー理論は、どちらかというと数学的メンタリティに近いものをもっていると思う。
が、顔の字の先生的には数学についてはきわめて限定的な価値しか認めていないとみえるにゃ。
(チョムスキー自身は、けっこう数学ヲタ)
21虚無な人:2005/05/29(日) 13:32:07
ここで自然科学の濫觴といわれるものについて、簡単な歴史的記述ができればいいのだが、
じつをいうと、あまりかんたんな仕事ではない。(書いてもだれも読まないと思う)
やはり元祖技術屋のガリレオと、合理主義者デカルト、錬金術師ニュートンの相互作用で、
けっきょく自然科学は「数学化された魔術」として体裁を整えたといえるにゃ。
サイクロトロンによる核分裂実験が始まったころ、偶然にも金が水銀に変化して科学者を狂喜させたことがあったが、
これなんかは(文系的な言い回しでは)自然科学が錬金術の直系の子孫であることを思わせる。
(魔術というのは、自然に対して積極的に改変や制御をこころみることで、しばしば保守的に機能する宗教と対立する)
まあ、いずれにせよ数理性を欠いた自然科学観は、
アリストテレス主義まで救ってしまうので、いかがなものかということになるにゃ。

余談になるが、プトレマイオスの『天文学体系』(アルマゲスト)にすでに
minimalismを思わせる「方法論」が記述されており、
天体の数学的記述において、より簡単なほうをモデルとすべきという主張がなされているにゃ。
これについては、べつにどちらに有利というわけではないにゃ。簡明な説明はつねに好まれていたということだろうにゃ。
ただし、「ハミルトンの最小原理」のようなものは、結果的には実在的ミニマリズムを思わせるにしても、
「説明のエレガント性」から導出されたのではないことはたしかだけどにゃ。
22虚無な人:2005/05/29(日) 13:33:54
>>18
3-2 Tonality and Psychoacoustics のあたりが、「音楽スレ」とおなじ主題を扱っているけど
はっきりいって、われわれの論議のほうがレベルが高いにゃ。

とりあえずサンクス。からだお大事ににゃ。ではまたにゃん。
23名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/29(日) 22:12:59
虚無さんの発言はいつもながらしびれますね。しかもお若い御仁ということで
これからの活躍が期待されますし。
ちょっと内容のない話をさせてください。

私自身はミニマリズムをやっていて、確かにP&P全盛時に比べて質の高い論文の
量は減っているかもしれないけれど、時に見かける深い説明が与えられた論文なんか
読むとやっぱり感激してしまいます。

影響されすぎなのかもしれないですが、アインシュタインが相対性理論を発見した経緯
なんか見ていると、ミニマリストもけっこう見当違いのところを研究しているような気が
しませんか?例えると、あるマンションに侵入しなければならないのだが、壊れたオートロック
の玄関のところで様々な技巧を持った達人が技を披露しているのだけれど、ほとんど進展が
ないような状況。実は裏口を空ければすっと窓から進入できた、というコロンブスの卵的な
発想が必要な気がするのです。既出ですが、例文データにしても、本当はごくごく単純な例文から
あっと驚く次の一手が打たれて、理論が進展するようなそんなことが起こるのではないか、そんな
才能を持った御仁が若い人の中から出てこないか、そんな期待があるのです。
しばらく言語学に没頭していて、ちょっと距離を置いていた、なんて人がひょんなことから
突飛でおもしろい発想をすることってないかな?って考えたりしませんか?

>数値化・定量化とかいう脳天気な答えが
これは私もバカにできないことなのではないかなと思うことがあります。
24名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/30(月) 10:09:32
>数値化・定量化とかいう脳天気な答えが
>これは私もバカにできないことなのではないかなと思うことがあります。
わたしもそう思います. 仇先生が仮説を定量化することの必要性を唱えて
いらっしゃいましたよね. わたしもやはりそうかなと思っております. 前の
スレッドの前の方だったと思うのですが, 仇先生が行列を使って統語範疇を
定義するというのがありましたよね? これからはそういった方向性も模索し
ていくべきかなと思っております. このあたり「虚無な人」先生はどう思わ
れますか?

25かかりちゃん:2005/05/30(月) 21:22:40
ちょっと判断を求むニョロ。
「自分自身」とかそのpluralの「自分たち自身」はlocal anaphorなので、

1) *彼ら-iが[花子が 自分たち自身-iに お互い-iの先生を 割り当てたと]思っている(こと)

は良くないと思うニョロ。でもscrambleして、

2)彼ら-iが [自分たち自身-iに[花子が t-i お互い-iの先生を 割り当てたと]] 思っている(こと)

たら良くなる?scramblingのtraceがanaphorをbind出来るかどうか知りたいニョロ。
26名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/30(月) 22:09:01
1)も「花子が」に強勢を置けば、(あるいは、置かなくても?)
2)と同じ意味で問題ない、と思う。
27名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/30(月) 23:13:23
>>25
2) の方が良いです。
28くわとろばじいな:2005/05/30(月) 23:41:34
>>25
local anaphorはedgeに置くと明らかにimproveすると思われニャ。
よって(2)はokニョロ
29爆音侍:2005/05/30(月) 23:43:44
>>25
私も2はよくなっていると思います。
30?かかりちゃん:2005/05/30(月) 23:56:43
>>26 「花子が」に強勢を置けば

「花子が」に強勢=stress?を置くニョロ?なぜ「花子が」にstressを置くことが
判断に関係するか、よくわからないニョロ。

>>27-9はアッシと同じ判断ニョロ。このミソはバジーナちゃんが言うedgeの問題だけではなくて

1)「彼ら」が「自分たち自身」のantecedent
2)「自分たち自身」がそのtraceのantecedent
3)そのtraceが「お互い」のantecedent
4) よって、「彼ら」と「お互い」の間に(間接的な)bindingが成り立っている

ということにょろ。「お互い」はlocalなので「彼ら」には直接にはbindされ得ないニョロ。
31名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/31(火) 05:22:09
>>30
やはり、理論に合わない判断は無視したいのですね。
強勢を置けばよくなるものは、このスレでもこれまでもいくらも出てきているけど。
彼ら-iが[自分たち自身-iに お互い-iの先生を 割り当てたのは花子だと]思っている(こと)
という意味ですが。
32名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/31(火) 06:23:54
>「花子が」に強勢=stress?を置くニョロ?なぜ「花子が」にstressを置くことが
>判断に関係するか、よくわからないニョロ。
「よくわからないニョロ」て、あんたー、そう判断してしまうのだから仕方ないっしょ
どういった*意味*で判断・解釈しているのかも分からないわけですし
33名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/31(火) 08:33:29
3) 彼らが花子が自分たち自身にお互いの先生を割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。
4) 彼らが自分たち自身に花子がお互いの先生を割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。
3)の方がいいですが、何か。
34名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/31(火) 08:49:07
>>30
>「お互い」はlocalなので「彼ら」には直接にはbindされ得ないニョロ。
5) 彼らがお互いの先生を花子が自分たち自身に割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。
5)も問題ありません。
35名無し象は鼻がウナギだ!:2005/05/31(火) 09:16:25
5)は、以下にしないと意味ないか。
5) 彼らがお互いの先生を花子が割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。
これもOKです。
36(´∀`):2005/05/31(火) 10:01:52
>>25
俺も(2)のほうがモアベターの小森のおばちゃまにゃ
つーか(2)よりもっと簡単な例として
(3) 彼ら-iが[花子が お互い-iの先生を殴った]と 思っている(こと)
が俺的にはOKだというのはこれまで何度か言ったとおりなので,(2)がOKなのも当然かにゃ
つまり
>「お互い」はlocalなので「彼ら」には直接にはbindされ得ない
は単純過ぎる鴨,ってことだけどにゃ
(3)では「花子」は,複数の先行詞を要求する「お互い」とはもともと関係を結べない
(possible antecedentではない)ので「彼ら」との結びつきが自然になると思うにゃ
対して
(4) 彼らが[学生たちが お互いの先生を殴った]と 思っている(こと)
では「学生たち」が先行詞という解釈が圧倒的にpreferredだにゃ
同じく
(5) 彼らが[花子が自分たち自身の先生を殴った]と 思っている(こと)
(6) 彼らが[学生たちが自分たち自身の先生を殴った]と 思っている(こと)
(6)に比べて(5)では,彼ら=自分たち自身の解釈が可能のように思うにゃ

37(´∀`):2005/05/31(火) 10:03:16
んで,虚無しゃんへのレス
>>19
>チョムスキーじしんが、心的能力の分析が天体の運行その他と同じように扱えるという
蛇足とは思うにゃが,methodological naturalismのことを指しているにゃら,ちょっと注意が必要にゃ
天体の運行を研究すると同じ態度・方法を採るべきだということであって,言語が天体の運行と同じである,
とか,単純な問題である,とかいった含みは一切ないにゃ
で,結果的に心,あるいは言語に特定的で固有の特性があると分かれば,それはそれで無問題,MNとどこも
矛盾せんにゃ
だからこそ methodological なんだけどにゃ

>>20
>が、顔の字の先生的には数学についてはきわめて限定的な価値しか認めていないとみえるにゃ。
>(チョムスキー自身は、けっこう数学ヲタ)
「数学ヲタ」ってのが何を根拠にしてるのか分からんにゃが,チョムの発言を見る限り,むしろ
数学に対する過度の期待はしてない点で俺と同様「限定的な価値しか認めていない」んでないかにゃ
たとえば Generative Enterprise p.174では
why does mathematics not seem to work so extensively for human language
と訊かれて
it doesn't work for anything
と答えてるにゃん
38(´∀`):2005/05/31(火) 10:04:38
まあこれはむしろインタビュアが数学ヲタってことで,へそ曲がりのチョムらしい答えかも
知れんにゃが,同書の別の箇所(pp.43〜)では古典的数学と直観的数学の違いが議論されていて,
その後者によれば
mathematical objects do not have the existence imputed to them in the classical view.
Instead, there are mathematical objects because we have succeeded in constructing them.
From this perspective mathematics becomes the study of mental constructions of a certain
type. ... One could perhaps take the intuitionist view of mathematics as being not unlike the
linguistic view of grammar. That is, grammar does not have an independent existence apart
from the functions of the human mind, but they are in fact precisely systems of principles that
the human mind is capable of constructing ...
ということらしいにゃ
よーするに
>チョムスキー理論は、どちらかというと数学的メンタリティに近いものをもっている
という虚無しゃんの観察は正しいものの,それはむしろ虚無しゃんの言わんとしたのとは逆の
意味を持ってるように思うにゃ
言語的観測を数学的観測に置き換えたからといって,客観性や信頼性が増すとか思い込むのは
やはり脳天気かにゃ,とにゃ
39(´∀`):2005/05/31(火) 10:07:06
余談ながら
>>21
>(魔術というのは、自然に対して積極的に改変や制御をこころみることで、しばしば保守的に機能する宗教と対立する)
全然分からんにゃw
ある宗教(の奇蹟)から見て他の宗教(の奇蹟)は全部魔術なんでないかにゃー

たぶん今週はもう出ないにゃ,じゃにゃ〜
40?かかりちゃん:2005/05/31(火) 20:19:56
>やはり、理論に合わない判断は無視したいのですね。

「やはり」、って何が「やはり」なのか解らんニョロ。アッシが言っているのは、
そういう判断があるとして、他の人の判断(>>27-9)と何故違うのかが、見当つかない、
ってだけの話で、誰も無視するとは言っていないニョロ。

で、>>25の(1)
1) *彼ら-iが[花子が 自分たち自身-iに お互い-iの先生を 割り当てたと]思っている(こと)

の「花子が」は「彼らが」と「自分たち自身に」のbindingの間に介在している、
言ってみれば邪魔者ニョロ。それなのに、それが「強勢を置けばよくなる」というのが
アッシには非常にcounterintuitiveにょろ。「彼が」を強く読むとか「自分たち自身」を
強く読むと良くなるのなら解らんでも無いニョロけど。
41かかりちゃん:2005/05/31(火) 20:27:01
>>34-5 ここいら辺から、どういった意味でokと判断しているのかが怪しくなって来ているにょろ。

>>34 5) 彼らがお互いの先生を花子が自分たち自身に割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。
>>35 5) 彼らがお互いの先生を花子が割り当てたと思っているのは、笑止千万だ。

どちらも「彼ら」と「お互い」の間に他にantecedentになりうるようなもんがハサカって
いないので、local bindingと考えるべきにょろ。しかも「割り当てる」はargumentを
3っとるので、>>25の文と比べると「誰々に」ってのが足りないのに、これも同じ「意味」
にょろか?

42かかりちゃん:2005/05/31(火) 20:30:49
>>「お互い」はlocalなので「彼ら」には直接にはbindされ得ない
>は単純過ぎる鴨,ってことだけどにゃ

じゃあ、

7) 彼らが[ 花子が 自分たち自身を 批判した と]思っている
8) 彼らが[ 花子と佳子が 自分たち自信を 批判した と]思っている

は?
43くわとろばじいな:2005/05/31(火) 23:50:26
あっしも顔文字先生の判断に同意なので、代理で判断させていただくと。
>>42
7) 彼ら=自分たち自身 okにゃん
8) 花子と佳子=自分たち自身 がdominantにゃん。
 彼ら=自分たち自身は marginalにpossibleにゃん。

このlocalityの判断は日本語whのwh-islandの判断とだいたい一緒ですにゃ。
relativizeなlocality constraintがあるにゃ。clause boundaryはあんまし
問題にならんですにゃ。

>>38
虚無しゃんは単なる一般論ということで(  )をつけられたのではあるまいか、にゃん。
よーするにチョムスキーは言語研究に対する数学の貢献はあんまし期待していないけれど、
本人は数学そのものは好きとおっしゃられているだけかと。(実際、そうだという話も
聞きますが)
44名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/01(水) 01:20:08
横レスですまそ
今週末はKLSがあるわけですが、関大って伊丹からの方が新大阪よりちかいのでしょうか?
45名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/01(水) 04:29:22
生成ってこの程度の曖昧な判断で理論組み立ててるんだから(w
○原健○なんかの例文判断も相当、怪しいって言われてたよ。
要するに日本語と英語は違う言語なんでね、同じようには行かん
わけだ。
46名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/01(水) 05:14:40
>>45
おまいさん、とってもいいことゆった。

47名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/01(水) 23:09:45
餌が低級すぎて釣れないw
48名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/01(水) 23:24:48
数学って言葉に(スゲー複雑な計算)てなイメージを持つものと(白痴系文系)、
数学=理論体系で、生成文法をアルゴリズム的な解法という感覚を持つ
人は生成文法を数学的と感じるのでしょう。

このように、言語に対する語彙意味空間は、話者によってかなりずれるのが、
生成文法が万能化しない理由で、で有るならば、その他の文法手法どれを
とっても、語彙の意味空間を扱えない限り解決の道は無いと。
49recursion:2005/06/02(木) 00:39:02
(1)判断が違う、と言いがかりをつける。
(2)その判断を無視する訳ではないけど、本当か?と疑問を投げかけられる。
(3)疑問を投げかけられても解らないので、「こんな曖昧な判断で」と逆切れする。
(4)無視される。
(5)次の例文が判断できるまでまつ。
(6)(1)に戻る。
50名無しさん:2005/06/02(木) 00:43:11
発話と文章理解は別のこと(文法処理)をやっているはず

発話はマージじゃなくてアイデアをチャンクに分割してフレーズにし
単語列にしていると思うよ

文章理解は予測との差異のチェックだろうね
51くわとろばじいな:2005/06/02(木) 01:41:36
>>50
そうなんだよねー、今、生成でやってるのはprocessingで
メインにすべきことが多いのではないかという気もしますね。

生成理論で扱うべきデータは、実は恐ろしく単純な例文から
構成されるものなのではないかと思っている。まあ、私には
イメージできないのだが、ニュータイプの出現を待ちたい。
それだけだ。
52虚無な人:2005/06/02(木) 03:18:49
>>23>>24
どうも悪文よんでもらって、かたじけない…
>アインシュタインが相対性理論を発見した経緯
というのは解釈があいまいで、アインシュタイン自信の経緯(マッハの影響をうけたなど)
なのか、前-相対論的な理論物理学の状況をさすのかちょっとわからないけど、(←たぶんこっち)
相対論のような「画期的」事例をもちだすと、いわゆるパラダイムなんとかという科学史観の関連で、
そこに連続性(あるいは進歩)をみるのか、
不連続性(相対的に独立した世界観への移行)をみるのか、といった、
ここではやや扱いにくい(スレちがいな)問題を呼び起こすように思われる。
つまり言いたいことは、あまりにも革命的な事例をもちだすと、
それ以前の「世界観」が大きく「的外れ」なのは、言ってみればものすごく当然なわけで、
minimalismが「的外れ」な理由のアナロジーとしては不釣合いだと思われ、にゃ。
53虚無な人:2005/06/02(木) 03:21:05
あまり抽象的な論議にならないようにしようとは思うのだが、
minimalismが「的外れ」な理由は、それが「事実の問題」としてではなく、
(少なくとも、エーテル仮説も、「水素の質量を1として元素一般の単位となる」という仮説も、
事実の問題として斥けられたのであると考えられる)
チョムスキー内部での「論理のとりあつかい」というか、事実以前の推論手続きに問題がある、
というのがわたしの主張のひとつ。

チョムスキー理論においては、ある一般則について反例となる「文」が発見されることが
いわゆる「反証可能な」実例であり、そのようなプロセスを経てさらに一般性の高い仮説を構成することは、
それじたいが正当な科学性の証明の再生産と考えられているようであるが、
残念ながら検証手続きも数理的概念構成もあいまいな環境では、
この推論は機能していないにゃ。
わたしは以下で、チョムスキー理論がいうていどの反証可能性は、
スコラ哲学でも有していた可能性があることを示すにゃ。
(できるだけわかりやすく書くので、読んでちょうだいにゃ)
(「科学の」問題とするため、宗教的表現は避けるにゃ)
54虚無な人:2005/06/02(木) 03:23:07
スコラ哲学では、「類似するもの(性質)は一般に引き合う」と考えられたが、
これは地上世界が混沌ではないことの自然な観察を説明するばかりでなく、
落体現象すら説明する。物質は4つのエレメント(と天界のエーテル)から構成されると信じられていたが、
人体は「土」の成分をもつため、地面に誘引されるのである。地面から離反していく水蒸気や炎などは、
「土素性」を欠いているものと考えられる。

さて、この<類似性による引力>Analogical Attractionは、反証可能性をもつだろうかにゃ?
もし、反証可能性がそもそも実験的手法をはなれたものならば、われわれは磁石という有力な反例をもちだすことができるにゃ。
(そして、このような反例が存在することじたい、<万有類似引力仮説>が正当な自然科学であることを裏づけるにゃ)
55虚無な人:2005/06/02(木) 03:24:45
だがしかし、これで<類似引力仮説>は論破されてしまったのではないにゃ。
「磁石っぽいもの」(磁性を持つ物体)は、
それ全体としては「凝集したもの」として存在するので、
<類似性>による誘引力は、機能していることはまちがいない。
問題の解決は、その<誘引力>が下位範疇をもつことであろう。
おそらく<誘引力>を2種類にするていどだったら、
仮説のエレガント性をそれほどそこねることにはならないにゃ。
さて、人間は人間としてお互いひきあうのみならず、
性愛としては異性へと誘引されattracted 、同性は忌避する一般的心理が存在する
(スコラ哲学には、物理学という固有の領域はない)
ここで、誘引力に<性>という属性を付け加えれば、(詳細は省くが)
磁石のみならず性愛までもが説明され、仮説はさらに一般性をまし、
最小限の理論的構築物で反例をクリアすることで、正当な自然科学であることが証明されるのにゃ。

さて、以上は「定性的説明」が暴走した例だが、人間知性の産物として、とりわけ極端なものというほどではないにゃ。。
で、チョムスキー理論が、
このような(わたしからみれば)非生産的な説明に終始しているというのが、わたしのみかたにゃ。

>>24については、言語学における「デカルト的還元」として、また別個の問題として扱うにゃ。
56名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/02(木) 04:10:59
>>47, >>49
仇鱒せんせは、例文判断に対する姿勢がもっと謙虚だったが、この頃、
末期症状を呈している罠。
57?かかりちゃん:2005/06/02(木) 06:21:26
ちゅーか、アチラさんからの>>40-1に対する返事もないのに、これ以上「もっと謙虚」に
何を言えと?

珍しく虚無さんにレスすると

>このような(わたしからみれば)非生産的な説明に終始している

これは違うニョロ。<類似引力仮説>だとこのbindingの話でもわかるけど、
生成文法理論は混沌とした世界のどこを見ればいいかを、理論が教えてくれるにょろ。
そもそもあっしの>>25の例文もscramblingのchainのtailはbindすることができるか
という疑問に基づいてつくった例文ニョロ。一方、<類似引力仮説>だと、観察される
現象に「土素」がある、とかの理論にそうような補助仮説をたてて、しかもその
補助仮説の方を検証していないニョロ。これでは理論が何らかの予測することは
できないにょろ。
58かかりちゃん:2005/06/02(木) 06:28:34
で、もう口が酸っぱくなるほど過去に言ってきたけどニョロ、
例えば生成文法で非文法的とされている例文を持っていって、代々木公園あたりに
いるニーちゃんねーちゃんに聞いてみると「それ全然いいじゃん」って言ったりするにょろ。
上で「okですけど、何か」とか言っていた人はそれだと思われるニョロ。

まだこの判断をしていた人はいいにょろ。それを見て「生成はこの程度の」とか
言い出す輩は困り者にょろ。そう思うなら、他の種類の言語学やらないとならないけど
>>25の例文で後者の方がいい、と判断する話者がいることを全く説明もしないで
おしまいにして、なんら生産性がないニョロ。
59名無しさん:2005/06/02(木) 07:18:16
言語って数学(これこそ形而上学ね)みたいな無矛盾な体系ではないと思うんだよね

言いたいことが(人間の能力の範囲内で)簡潔に伝わればいいというだけで
無意味に複雑な階層性を持つことが正確に伝えられるという
設計にはなっていないんだと思うよ

必要性がないことについてはいい加減な仕様のまま放置されているんじゃないの?
誰も困らないから
60名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/02(木) 07:23:02
>一方、<類似引力仮説>だと、観察される
>現象に「土素」がある、とかの理論にそうような補助仮説をたてて、しかもその
>補助仮説の方を検証していないニョロ。これでは理論が何らかの予測することは
>できないにょろ。
それがまさに生成だろ(ワラ)

>例えば生成文法で非文法的とされている例文を持っていって、代々木公園あたりに
>いるニーちゃんねーちゃんに聞いてみると「それ全然いいじゃん」って言ったりするにょろ。
>上で「okですけど、何か」とか言っていた人はそれだと思われるニョロ。
そのニーちゃんたちとかかりちゃんの言語能力は違うということになるのか
61名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/02(木) 09:40:18
>>59
>必要性がないことについてはいい加減な仕様のまま放置されているんじゃないの?

Newmeyerがusage is usage and grammar is grammarとかたらの
ペーパーを書いてるけど、この手の内容かな?
62虚無好き@ネコミミモード:2005/06/02(木) 14:02:09
申し訳ないが、言語学のデカルト還元については、またのちほど。
顔の字の先生へのレスは、まえにもまして要点がよくわからなかったので、
ていねいなレスということにさせていただくが、無意味に長大なので、申し訳ないにゃ。

>言語が天体の運行と同じである,
>とか,単純な問題である,とかいった含みは一切ないにゃ
「含みが一切ない」というのは、だれの見解なのにゃ。
実在的ミニマリズムとは、
とりあえず言語の本質のなかに非常に単純な数理的性質の
回帰性を期待しようということではないのかにゃ。
たぶん数学に関する解釈がちがうのかと思うが、
たとえばチョムスキー理論の「ナントカ位置」については、
そのほとんどが数学的記述にたえる(はず)にゃ。
「おなじ態度」などという語はいくらでも拡大解釈ができるので、つっこんでもしか

たないのだが、
チョムスキー理論にエンジニア部門が欠落していることは、大いに問題になっていいと思う。
そこが理論言語学と理論物理学のちがいになってくると思うにゃん。


>言語に特定的で固有の特性
言いたいことはわからなくもないが、
このようなことを言っていては、隣接科学とのコラボは難しい。
いかにして輪郭表象が生起するかということについて、そもそもそのような
固有の知識があるというのでは、相手にされんにゃ。
好意的にみて、いまのチョムスキー理論は、錯視図形をさかんに発見している状況で、
ちょっと昨日、チョムスキー理論を全面的に「不毛だ」みたいなことを書いたのは、
いきすぎだと思ってるにゃ。
63虚無な人@ドジッタ:2005/06/02(木) 14:04:38
>「数学ヲタ」ってのが何を根拠にしてるのか分からんにゃが,
あえていえば、チョムスキーの<数能力>の見解について、
なんとこのスレでわたしだけが理解を示したということについて、やや自嘲的な含みがあるにゃ。

>it doesn't work for anything
>と答えてるにゃん
『プリンキピア』は発表当初、ただの数学的辻褄あわせとうけとられたにゃ。
なんとなくそれを思い出した。
<数能力>が挫折したんでしょうかにゃ。

>同書の別の箇所(pp.43〜)では古典的数学と直観的数学の違いが議

論されていて,
古典的数学と、「直観的数学」(これは正式な用語ではないと思う)はあまりよい対照を成すとは思えない。
(数学における)直観主義にも、古典的なものと、現代的なものがあるしにゃー。
64虚無な人@痛風:2005/06/02(木) 14:05:57
>mathematical objects do not have the existence imputed to them in the

>classical view.
>Instead, there are mathematical objects because we have succeeded in

>constructing them.
>From this perspective mathematics becomes the study of mental
>constructions of a certain type
(現代的)直観主義の構成主義的側面を、心的構成とみているのだと思うが、
だとしたら、数学におけるプラトニズムも「心的構成」ではないのかにゃ。
いうまでもなく、ここでいう構成とは数学的構成のことで、
逆に言えば、「カラスでないものの集まり」は十分構成的ではないのである。
お気づきのように、これだと理論言語学がいちぶ依拠している意味論があつかう
集合が、数学的にはパラドクス可能性のある欠陥品ということになるが、
えーと、わたしは当面、いわゆる素朴集合も心的産物として、言語学の対象になりうる、
ということにしておきたいと思うにゃ。
65虚無な人@痛風:2005/06/02(木) 14:06:50
>One could perhaps take the intuitionist view of mathematics as

>being not unlike the
>linguistic view of grammar. That is, grammar does not have an independent

>existence apart
>from the functions of the human mind, but they are in fact precisely systems

>of principles that
the human mind is capable of constructing ...
わたしは、そもそも真理一般について構成的態度をとっているので、
手続きのないところに真理はない、すなわちそれが<法学的比喩>の根底にあるものにゃ。
で、そもそもprinciples that human mind is capable of constructing
を、数学的構成主義の理念に関連づけることは、
(個人的には、文法がペアノの公理のように単純であってほしいが)
おそらくあまり生産的にはならないという、いちおうわたしなりの予想があるにゃ。

>ということらしいにゃ
そうですかにゃ。
66虚無な人@痛風:2005/06/02(木) 14:08:27
>言語的観測を数学的観測に置き換えたからといって,客観性や信頼性が増すとか思>い込むのはやはり脳天気かにゃ,とにゃ
このあたり、圧倒的にわたしが有利なので、とりあえず自然科学者の一般通念などにもとづいて、つまり自然科学の信頼性に関する「絶対多数の意見」を背景として議論することは避けて、
あたかもわたしが孤立無援であるかのように議論してみるにゃ。
具体的には、言語に非数学的な固有の性質があるとしたら、それをどう諸科学のなかに浸透させ、ナットクをえられるのか、
できるだけ建設的にやってみようかにゃ。(これこそ脳天気なのだが)
67虚無な人@痛風:2005/06/02(木) 14:43:04
おぉ!!かかり博士からレスがついている!!
くだらない読み物をよんでもらって申し訳ないにゃ。

ちなみに「なんちゃってスコラ哲学」のデスメタルもといハードコアは元素論なので、
「落体現象」の説明じたいが、補助仮説なのにゃ。
どうしても「落体現象」についての補助仮説が必要なら、
「水の中で石が沈む現象」がなぜおこるか、
さらになぜ水と油が分離するかについての仮説も、補助的なものとなろう。
これらは、「混沌とした世界のどこに注目したらよいか」を教えてくれはしないのかにゃ?
(ついでに、補助仮説の豊富さは、よくいわれるように仮説そのものの生産性とはちゃうにゃ。)

これまでいくつか、「なんちゃって科学」を発表してきたが、
正直今回は、あんまりできがよくなかったにゃー。
あと、じつはスコラ哲学は不毛という考えは、ちょっと俗流にはしったかもしれないにゃ。

かかり博士には、せっかくだから、なにか話題を提供するにゃ。

関係ないけど、今日の尿酸値は6.6ml/dlでしたにゃ。
68虚無な人@痛風:2005/06/02(木) 14:49:08
てなわけで、かかり博士に「質問ちゃん」にゃ。
1)太郎が花子に花束を贈られた
2)太郎が花子から花束を贈られた

で、ををがにコンバートしてみると
1)*太郎が花子に花束が贈られた
2)太郎が花子から花束が贈られた
となるのは、なんでにゃ?あんまり<ヨコモジ>を使わないで、
ヴァカにでもわかるように教えてほしいにゃ。ではまたにゃん。
69虚無な人@ダメダメ:2005/06/02(木) 15:32:23
スマソ...
>>68はトチくるってましたにゃ…。完全却下。

では、気をとりなおして、かなり基本的なイディオムの例、
「腹が立つ」「腹を立てる」について、
Her hips rocked->She rocked her hipsのような軽動詞分析がいったい可能なのか、
いったいどの段階で、idiomとしての(「経験者」かなんだかの)θ-roleが付与されるのか、
そのへんをききたいにゃ。
70?かかりちゃん:2005/06/02(木) 16:31:54
>それがまさに生成だろ(ワラ)
もうすこし何らかの勉強をしてから軽口たたくといいニョロ。
>そのニーちゃんたちとかかりちゃんの言語能力は違うということになるのか
明らかにそんなことにならんけど、「何となく日本語っぽくきこえるからokとする人が多いニョロ。

>Her hips rocked->She rocked her hipsのような軽動詞分析がいったい可能なのか、
>いったいどの段階で、idiomとしての(「経験者」かなんだかの)θ-roleが付与されるのか、

こういうことは顔持ちさんの方が詳しいんじゃないかと思うニョロ。ヨコモジ使って駄目なら
カオモジと行きたい所ニョロけど、
Her hips rocked->She rocked her hips
の最初の方の文は
rocked [her hips]という二つ目の文ににた構造から出すんじゃないにょろか?
でher hipsが主語の方に動くけど、その目的語の位置でのコピーに
意味役割は論理部門で与えられると。

ヨコモジは例文のみにしてみましたニョロ。かえってわかりにくいという噂もあるにょろ。
71虚無な人:2005/06/02(木) 17:45:57
>>70
レスサンクスですにゃ。
>ヨコモジ使って駄目ならカオモジ
いや、じつにお見事であります。

で、たぶん顔の字のせんせいだと、「腹が立つ」も「怒る」も、
語を単位としない限り本質的に同じものなので、ことさらイディオムにこだわるなということになると思うのにゃ。

で、たぶん質問がよくなかったと思うんだけど、
1)太郎は花子にワルツを踊らせた
2)太郎は花子にこころを踊らせた
は、LF解釈にまわされるまでは、おなじように構成されて、
LFにいたって、2)については、はたとこれはidiomだと「気がついて」、
太郎に<経験者>の役割を与えるのかにゃ?

どうもidiom解釈に関しては、おそるべきものを感じるにゃ。
つまり任意の文がi love youを意味しても、まったく理論上は困らない、
というのでは、理論の信憑性のうえで、非常に困ったことになると思うのにゃ。
かといって、確実にi love youを意味しない文の集合をつくることができるかというと、
ほとんど可能性がないようにみえるにゃ。
72名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/02(木) 20:34:12
1)太郎は花子にワルツを踊らせた
2)太郎は花子にこころを踊らせた

1と2はおなじように構成されない。
1は間接受動だけど2は直接受動+「に」付加詞。
73かかりちゃん:2005/06/02(木) 20:40:09
>LFにいたって、2)については、はたとこれはidiomだと「気がついて」、

GBの枠組みとかだと、D構造でidiomがunitってことがあり得たけどminimalistには
それがあり得ませんニョロ。微妙なもんだいにょろけど、idiomがlexiconの中に登録
(とこれはそうするしかないと思うけど,)されているのなら、その情報がどのように
してLFで「気づく」ことが出来るのか、というのが気になっているってことにょろ?

どうもlexiconの情報ってのは(numerationをつくる際に単語を引っ張りだしてくる以外に)
interfaceでも見えるってことになるにょろね。PFで関係あるかどうかはしらないにょろけど
とりあえずLFではその情報にaccessできないと。ないしは、numerationつくったときに
{こころーidiom, 踊るーidiom}
みたくこれはidiomという指標をつけてそのまま最後まで行くとか。そのほうが
顔文字史の主張する、何でもidiom説にそぐうような気がするニョロ。
74名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/02(木) 20:53:29
>72
受動って?
75かかりちゃん:2005/06/03(金) 00:23:02
受動じゃなくて使役とちゃいますの?それといまいち構成=構造?上の違いが解らない
にょろけど。
7672:2005/06/03(金) 00:48:37
すごいボケをかましてしまったけど
言いたかったことは、
(1)の「花子に」が必須であるのに対し
(2)の「花子に」は無くても文法的じゃないかな?
ということ
77かかりちゃん:2005/06/03(金) 02:57:18
2)太郎は花子にこころを踊らせた
はambiguousで
3) 太郎は花子にときめいた
4) 太郎は(何かをして)花子の心を踊らせた
の解釈があり、虚無師とかあっしが話題にしているのは4)、>>72氏がいっているのは
3)の解釈。
78名無しさん:2005/06/03(金) 23:00:14
ふつー3)だよな
4)とかありえねー
79虚無な人:2005/06/04(土) 01:39:08
>>73
>{こころーidiom, 踊るーidiom}
これは手っ取り早いとは思うけど、こういうフラグたてたら、
けっきょく「何でもidiom説」の理念としては矛盾してるんじゃないかにゃー。

顔の字の先生の思考のクセからして、
たぶんidiomと、そうでないものの明確な区別がないところから、
両者どうように扱おうということなのだと思うが、
(もう少し正確に言えば、自然言語がときたま「全体の意味が部分の意味の
総和になる」という構成性原理に従わないとすれば、
むしろ「一般に構成性原理には従わない」というのが原則というか、デフォになる)
これはさまざまな、あまり簡単ではない問題をひきおこすにゃ。
語単位と解釈の単位が一致しないのであるから、
少なくとも、numerationの中身は、かなり抽象的なものになるか、
または動詞を「数え上げた」とき、
もう少し構造ごと(解釈されない項があるという情報とかが)「抜き取れる」ようになるとか…

これについてはおいといて、
ひとつには、多くのidiomは、「字義通りの解釈」を排除しないという二重性が問題になるにゃ。
また、<非文法的ではない理由>で、idiom解釈がかんたんに壊れること、
(形容詞を1こ加えたらidiom解釈が消し飛ぶような例)とかにゃ。
で、何らかの条件のもとにしかidiom解釈はうまれないとすると、
あんまりidiom解釈に関する制約が多いばあい、あたかもLFの中の人がパーシングしているような、
奇妙な図式になるにゃー。こりゃ、たいへんにゃ。ひとまず休みにゃ。
80かかりちゃん:2005/06/04(土) 19:33:54
>けっきょく「何でもidiom説」の理念としては矛盾してるんじゃないかにゃー。

確かににょろ。で、あっしが「何でもidiom説と相性がいい、といったのは、
なんでもidiomなら{こころ、踊る}ってな具合に何もflagなしでもどのみち
idiomにょろから、idiomとして解釈されるニョロ。すると確かに虚無士がいうように
通常われわれがいう「字義通りの解釈」との違いがつけられないニョロ。

やはり、>>73で言ったように語彙に関する情報はnumerationにリストされるだけではなく
派生の途中ないしはLFでaccessができないといけないかと。最近はPFにLCAとか
右方移動とかやる部門、ないしはmorphologyがあることになっているにょろから、
LFのほうでもそういう意味に関するcomponentがあってもいいかと。

同じidiomでも移動の種類によってidiomaticな解釈がある場合と無い場合があるにょろ。
「医者が匙を投げる」だと

causative:太郎の病気が医者に匙を投げさせた ーidiom解釈OK
scrambling:匙を医者が投げた ーidiom解釈なし
間接受け身:太郎が医者に匙を投げられた ーidiomOK
直接受け身:匙が医者に投げられた。 ーidiom解釈なし

のようにidiomの解釈可能性と(昔の用語で言う)変形の種類と密接にかかわっているようにょろ。
だから変形の後に「idiomかどうか判定」できるメカは必要そうニョロ。
81虚無な人:2005/06/05(日) 18:19:14
>>80
いやー、かかり博士はmpに距離をおいてるせいか、発想が柔軟なのかにゃ。
わたしは前回、あたかもlexiconに2回アクセスすることを示唆するような言い回しはひかえたのにゃ。
(エレガンス上の理由で、そりゃないだろーとかおもって、自粛した)
それにしても、もともと(かどうかは知らないけれど)θ-roleというのは
いわゆる<変形>の前後で、意味上の役割が変化しないことを「保証」してんじゃないかにゃ。
それが、変形後またチェックされたり付与されなおすというのでは、どうもすっきりしまへんにゃあ。

以下、もっとも始末に悪いidiomと、なんとか扱いやすいidiomについて手短にまとめるが、
もっとも「悪質」なのは、「花を持たせる」などの、
使役(つまり変形後)でしかidiom解釈されないケース(S構造で突如現れる?)が実際に少なくないことにゃ。
これについては、基底生成がどうなっているのかも不明、lexiconでどう登録されてるかもでんでんわからない。

で、いっぱんにidiomと考えられているもののうち最も扱いやすいものは、give, make, takeなどの軽動詞
(<項>の情報はあるが、具体的な解釈意味のない、音声形のある動詞)がNPをひきつれているばあいで、
英語では多くの例があり(take care of とか)、日本語では「興味をもつ」「手間をかける」とかにあたると思うが、
こちらは受動化されてもidiom意味は保たれ、名詞句に形容詞をつけてもok,
「ごた混ぜ」にも耐えると考えられるもので、こちらはそれほど<難問>ではないかもにゃ。
つまり、1語1語CHLに投入されても、何とか対処できる無害なものじゃないかにゃ。(たぶん)

ちょっと思ったんだけど、顔の字の先生は、形態素をやたらこまかくしてCHLにぶちこむことを
「なんでもidiom説」とよんだのかにゃ。それでは、ほんらいのidiomの諸問題はとけんにゃ。
「花を持たせる」とかは、逆に、
相当(構造として)できあがった状態で統語計算にもちこまれたほうが、「説明」としてはラクにゃ。
そんなとこにゃ。じゃにゃー。
82名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/05(日) 22:25:38
意味に関わる辞書はLFやPFのあとにあったほうがいいんだよ
83かかりちゃん:2005/06/06(月) 07:10:51
「花がある」なんてのもidiomにょろ。「花を持たせる」は「花」の部分がidiomと
ちゃいますニョロか?「花をもつ」がなぜidiomじゃないかはわかりませんニョロけど。

>わたしは前回、あたかもlexiconに2回アクセスすることを示唆するような言い回しはひかえたのにゃ。
>(エレガンス上の理由で、そりゃないだろーとかおもって、自粛した)

あっしはエレガンスをあんまり気にしていないだけニョロ。整理整頓苦手ニョロし。

idiom解釈のもう一つの方法としてはやはりflagつけておいて、

{心-(idiom)、踊る-(idiom)}

ってな具合にidiomの解釈は可能だけど必然ではない、というoptionalな指定をしておく
ことかと。これならliteralな解釈もできるし、意味componentを変形の後ろにもって
来なくてもいいかと。

>意味に関わる辞書はLFやPFのあと
PFのあとはないにょろ。
84名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/06(月) 17:23:26
>PFのあとはないにょろ
なんで?
85かかりちゃん:2005/06/06(月) 21:30:41
PFは音声とのinterfaceにょろ。そこに意味素性を加える操作があってもinterfaceで
解釈できない、と考えるのが普通ニョロ。一昔前のミニマリストではspell outの後に
Lexical Itemがtreeに入ったら、その持つ音声素性がLFで解釈できない、という
ことになっていたニョロ。これの逆かと。

spell-outからPFに行く時にはmorphologyとかLCAとかあるってなっていたの
今現在どうなっているんだか、いまいち解りませんニョロ。extrapositionは
spell-outでかかる、と昔のstylistic ruleみたいになっているらしいニョロけど、
spell-outでかかる(on phases)と言う事自体も何のことだかよくわかりませんニョロ。

そういや、on phases読んだニョロけど、「passiveなんかのvPはphaseではなく、
activeのv*Pはphase」てのも、なんとなくinclusivenessって奴とビミョーに矛盾
しているようにも思ってしまうニョロ。この*の差はpassiveのvになくてactiveのv
にある、何らかのfeatureにょろかね?
86名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/06(月) 23:48:41
生成文法の手法で分析した朝鮮語の入門書ってありませんか?
英語か日本語で読めるものがよいのですが
87(´∀`):2005/06/07(火) 21:54:23
ちょっと留守したにゃ
MAC派の俺が1週間でWIN/Powerpoint完全マスターしたにゃー(イバリ)
イディオムのハナシになっとるようにゃが,詳しくは後で読ませてもらうことにして
とりあえず>>80
>causative:太郎の病気が医者に匙を投げさせた ーidiom解釈OK
>scrambling:匙を医者が投げた ーidiom解釈なし
>間接受け身:太郎が医者に匙を投げられた ーidiomOK
>直接受け身:匙が医者に投げられた。 ーidiom解釈なし
サジとナゲルのlinear constituencyがPF側で求められるとゆーことかにゃ
scramblingはLFでundoされるとするとにゃ
しかし
>直接受け身:匙が医者に投げられた
これは「ニ受身」がすでにしておかしいにゃ
cf. この論文は太郎 に*(よって) 書かれた
たとえば
太郎の病気は匙が世界中の医者から投げられた
あたりだと多少マシのようにも思うけどにゃー

あと格助詞の交替も影響ありそうだにゃ
医者が 匙 を/??が 投げられない理由
とかにゃ
かりにガ格照合のため,LFではV補部位置以外のとこで解釈されるのだと
すればLF constituency の問題かにゃ
88かかりちゃん:2005/06/08(水) 00:23:39
>>86 知らないニョロね。英語で書かれた韓国語に関する論文なら沢山見つかるけど。

>MAC派の俺が1週間でWIN/Powerpoint完全マスターしたにゃー(イバリ)

これ、powerpoint自体は同じにょろよね。winをマスターしたニョロ?
winで作ったpowerpointをmacに読み込んで保存するとフォントがおかしなこと
になっちゃうニョロ。IPAとか入っていても、デフォのtimesになっちゃう。
解決法知っていますかニョロ?

>直接受け身:匙が医者に投げられた
>これは「ニ受身」がすでにしておかしいにゃ
>cf. この論文は太郎 に*(よって) 書かれた

この匙はユリゲラーに曲げられた

とかならいいんではないですかニョロ?

関係節にはasymmetryがあるにょろ
1 医者が投げた匙 idiom解釈なし
2 匙を投げた医者 idiom解釈 ok

まあ「医者」は字義通りの医者を指すのにたいして「匙」はspoonの意ではない
ことと関係ありそうにょろ。まあ「医者」という語でなくても、「山田先生が匙を投げた」
とか「モグリだけが匙を投げなかった病気」とか職業が医師ならなんでもokそうにょろし。
89(´∀`):2005/06/08(水) 00:59:52
にゃ,Powerpointも生まれて初めてにゃった
MAC版も今までやったことなかったにゃ
>この匙はユリゲラーに曲げられた
なんかおかしいにゃー
>1 医者が投げた匙 idiom解釈なし
idiomの場合の匙はnonreferentialなので関係節のheadになりにくい鴨にゃ
移動を受けにくいのも一部はこれかにゃ

匙が投げられない理由
匙の投げられない理由
下のほうが多少マシという気もするにゃが,これも不思議にゃ
90名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/08(水) 04:39:46
おいら(´∀`)と判断ぜんぜん違ったりするし, こーいったことを基礎に仮説や枠組みを作っている生成にむなしさを感じたりするわけなんだが
91?かかりちゃん:2005/06/08(水) 07:15:10
powerpointよりkeynoteのほうがアッシには使いやすいにょろ。あんなもんで授業
やったりする奴が居るけど、あれは不便なもんニョロ。準備に時間ばかりかかって
機械だから原因不明で写らなかったりするし、しかもアッシの授業って最初の3分だけ
が予定通りで、それからアドリブに移行したりするし。conferenceとかでも
powerpointはやらないにょろ。

山田先生が匙が投げられない理由 (は患者さんが恩師の娘さんだからだ。)
山田先生の匙の投げられない理由(は患者さんが恩師の娘さんだからだ。)

どちらもそんな悪くないような気がするニョロけど。 他にSOVってなっている
idiomないにょろかね。

>>90
口が酸っぱくなるくらい前から言っているニョロけど、判断が違うのなら、違う
自分の判断で仮説や枠組みを作ればいいだけにょろ。
92かかりちゃん:2005/06/08(水) 07:34:12
そういや、macにintelが入るようになるっての、いやニョロね。「インテルハイッテイル」
なんてオヤジギャグがmacのCMの最後に流れたり、あのギンギラシール貼られた日には、
購買意欲がおきないニョロ。無駄遣いしなくていい、という気がしないでもないニョロけど。

ヘソが茶をわかす

てのもSOVにょろかね。causativeっぽいにょろけど。

茶を沸かすヘソ
ヘソがわかす茶
茶をヘソがわかす

どれもidiom解釈なしにょろね。
93(´∀`):2005/06/08(水) 10:56:11
>>90
つーか、どういう環境でイディオム解釈が消失するかという観察自体は生成だけの問題でもないにゃろ
むしろ認知に積極的に扱ってもらいたいトピックでもあるにゃ


Marantzが言ってたにゃが、イディオムは外項を排除する領域でしか成立しなさそうにゃ
一見主語であっても、非対格みたいに実は内項であり、特に意図的動作主主語を
要求するidiomってのは存在しないんでないにゃろか
vPを除外するVPのレベルまでがイディオムの領域で、これがイディオムが「語彙的」と
された理由加茂にゃ
94(´∀`):2005/06/08(水) 11:08:52
powerpointは先日の某シンポで使ったのにゃが、他の発表者がみんなpowerpointで
俺だけ紙のハンドアウトというのもカコワルーイしにゃ、だいいち印刷が面倒にゃ
これから言語学系の学会でもpowerpoint使用がどんどん増えてくるんでないにゃろか

WINを使ったのは、とにかく俺のMACが今絶不調で、10分に1回はフリーズするにゃ
OS9.2にゃが、WORDがやたら重いしにゃ
OS Xに乗り換える気力もないし、OS9ブート機の中古を高い金払って買い直すのもなんだかなー 
って感じで、いよいよ今のMACが使えなくなったら本格的にWINに乗り換えるかもにゃ

実はこのカキコもMAC再起動中に、デスク横のNECノーパソからにゃ
95名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/08(水) 18:08:56
っptの導入が日本の言語学会はちと遅れ過ぎ。
96?かかりちゃん:2005/06/08(水) 18:25:49
winにしちゃうニョロ?osxはフリーズしないにょろ(os9よりは)。
winはmacのパクリにょろ。
といってもウィルスがほぼない、ってこと以外、macにあんまり言語学的にはメリット
ないにょろね。あっし個人としてはビデオとかデジカメ写真とかの管理が簡単にできることくらいニョロか。
ウチの学部はmacのfilemaker使っているにょろからmacでないとデータ管理ができないけど
これとてwin version買えばすむにょろし。

個人的にpowerpointをそのままプリントしたhandoutって嫌いニョロね。
普通のhandoutのpresentationの方がわかりやすいにょろ。
アメリカの大学ではOHPはほぼ使わなくなったらしいニョロ。あっしが
アメリカいた頃はまだあったけど、コスト高だしにょろ。
97(´∀`):2005/06/08(水) 23:59:12
DVDのリッピングとか編集とかはMAC OS9よりはWINのほうがやりやすいんで
ないかにゃ てかOS9でそんなことできんのかにゃ?
近所のレンタルビデオ屋で大量にDVD借りて来てコピーするんで,WIN機はそのために
買ったようなもんにゃ
OS X に移行すると,それまで使い馴染んだソフトが使えなくなる鴨って心配もあるしにゃ

今,神経科学スレで言語機能と数機能の関係の話しが出てるにゃ
チョム説はそのままでは支持し難いという流れかにゃ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/6062/1115505804/
虚無しゃんもこっちにも顔出してみるにゃ
98?かかりちゃん:2005/06/09(木) 03:37:16
>>97 それはあんまり言わない方がいいニョロ。dvd ripperというソフトがosxにあるけど
あっしはそういうヤバいことやらない、というかやる暇もないので
やったことないにょろ。os9でそんなこと出来るかは知りませんニョロ。
ttp://www.macupdate.com/info.php/id/14414

interfaceとしては当たり前だけどosxの方がwinXPよりos9に似ているにょろ。
ちゅーかXPとかってよくわからないニョロ。
99名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/11(土) 22:41:18
レーガンがブッシュに代わった。

解釈が二つ取れるけど、なんでなの。
100名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/11(土) 23:47:03
とりあえず自分で考えよー
それで思いつく程度の答えと思われー
101名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/12(日) 00:50:52
抜かれるなら度肝がいいよね。
102名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/12(日) 01:27:20
>>99

次の1)と2)が同じ事態を表しうるのは何故か、
と言う問題に置き換えて良いですか?

1) レーガンがブッシュに代わった。
2) ブッシュがレーガンに代わった。

一種の自他の交替でしょうか。
Caseの問題でもあるかな。
あとはFocusとか。
103名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/12(日) 04:20:05
>>99
"ブッシュ → レーガン" の場合、同一場面における 2 者の関係を表しており、レーガンはあくまで臨時代行。
"レーガン → ブッシュ" の場合、「米大統領が」といった大主語が存在する。
後者は「米大統領がレーガンからブッシュに替わった」と言うほうがよい。
104名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/12(日) 08:19:45
>>103
後者の場合、「レーガンが米大統領をブッシュに代わった」も言えるかもしれない。
「レーガンが米大統領をブッシュに代わってもらった」(やはり臨時代行) あるいは、
「レーガンが米大統領 (の座) をブッシュに譲った」と言うほうがよいと思う。
105名無し象は鼻がウナギだ:2005/06/13(月) 23:32:32
日本語の束縛理論についてですが、皆さんはどう文法性を判断しますか?
それi が依存している意識と同様に,幸福i は過程であり,物ではない
彼i が経済的に頼っているおじと同様に、太郎i は現在アメリカに住んでいる。

何度も見ているために、自分では良いように思えてきてしまっています。
でも何か引っかかるものがあるのも事実。
106名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/13(月) 23:55:48
>>105
なんで「幸福は」「太郎は」を文頭に出さないのだ?
107名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/14(火) 00:24:10
>>105
> 彼i が経済的に頼っているおじと同様に、太郎i は現在アメリカに住んでいる。
こっちは、少なくとも何の問題もない。
> それi が依存している意識と同様に,幸福i は過程であり,物ではない
こっちは、中身が糞だから、意味が通らないって理由で×。
108名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/14(火) 07:20:01
>>105

データは誰の論文からの引用?
副詞節であればbackward bindingは普通にありうるはずでは?
109名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/14(火) 21:29:11
>>105
翻訳文の文脈なら許せるが、それ以外ならアウト。ゼロ代名詞にすると
翻訳文文脈でもアウト。
110(´∀`):2005/06/15(水) 03:04:05
相変わらずMACの調子悪いにゃ
ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイドに復帰するそうにゃが
逃走派しゃん,最近見かけませんにゃー?

>>99
>レーガンがブッシュに代わった
R replaced B / R was replaced by B
RがB「と」代わった
も同じような多義性があるにゃ
さらに
「RとB」が代わった
も同様かにゃ
John and Mary met ←→ John met Mary / Mary met John
の交替とも似てるにゃ

111(´∀`):2005/06/15(水) 03:04:28
>>105
先行詞は主節主語ということもあって,それほど抵抗ないにゃ
特に第二例は
自分i が経済的に頼っているおじと同様に、太郎i は現在アメリカに住んでいる
と「自分」を使ってもOKにゃから,これは単なるcoreferenceではなく
bindingの環境にあることが分かるにゃ
先行詞が指示的とは言いにくい第一例も
それi が依存している意識と同様に,どの幸福i も物ではない
と数量詞にしてもいけそうにゃからやはりbindingの環境だにゃ

問題は副詞節が最初から文頭に生起しているのか,どっか下のほうから
前置されたのか,ってことだにゃ
後者の場合は
[ どの幸福i も [ それi が依存している意識と同様に ] 物ではない ]
と移動前にbindingの構造が満たされているから,OKでなんの不思議も
ないわけにゃが,するとそもそも「言語は線形順序ではなく階層構造に依存
している」ということを示すはずのbackward bindingのデータの効力が
かなり弱くなるという両刃の剣みたいなことが出てくるにゃ
表層の語順ではなく,意味解釈が働くレベルでの語順が大事,というような
言い方をして何が悪いのか,と訊かれたらどう答えるにゃ?
112名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 13:43:29
意味解釈が働くレベルに語順があるってどういうこと?
113名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 14:32:07
PFのあとに意味解釈系があるのだよ
114名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 15:07:10
115名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 15:38:14
文が出来上がってから、意味解釈をするの?
人は文を作る前に、何か言いたいこと=意味を持っているんじゃないの?
素人の素朴な疑問。
それともPFのあとの意味解釈って聞き手がするの?
116(´∀`):2005/06/15(水) 15:41:35
誰かWINDOWS用arborealフォントくれw
WIN版WORDでtreeをうまく書く方法が分からんにゃ orz

>>113
それも可能性の一つではあるにゃが。。。
S-str./Spell-Out以降、二つの解釈部門の間には一切連絡が途絶えるという想定には一見いろいろ
問題があったにゃが、例えばこれこれという音声解釈になるのは、それを要請する素性が統語構造の
中にあってその素性自体は意味解釈側でも見える、と考えることによって音声上の変化がもたらす
意味的影響を、PF→LFという順序づけをすることなく捉えてきたわけにゃん
単純な例でいうと、平叙文を上昇イントネで読むと疑問文になるにゃが、これはイントネーションが
意味を変えたのではなく、C head の +Interrog みたいな素性が、音側と意味側にそれぞれ影響を持つ、
といった具合かにゃ
117(´∀`):2005/06/15(水) 15:45:15
で、>>112
narrow syntax内では語順はないという想定をやめにして、やはりLF側でも語順は見えると考えると、
Near him-i, everyone-i saw a snake
で、backward binding が成立するのは
Near him, everyone saw a snake [ near him ]
でeveryoneがhimのコピーをc-comするからというより、先行するからという語順の条件で
間に合うのではないか、もしそう言われたらどう反論するか、という意味にゃ

*Near John, he saw a snake
を排除するには、near Johnの文頭での基底生成を許さず、必ず文末の
元位置で解釈されることを要求することになるにゃが、これはc-comに
基づく分析でも事情は同じにゃ(ガイシュツ
一方、
Near the house that John owned, he saw a snake
なんかだと、near the house だけ先にmergeしといて、関係節はnear the house前置後に
mergeというpost-cyclicな派生をやればLFでも he does not precede/c-command John って
ことになっていちおーOKにゃ

こうやって考えるとprecedenceではなくc-comでないとダメっていうケースが果たしてあるのか
ってことになるにゃ
ま、
His mother loves John
みたいのは、bindingではなく coreference かdiscourse referentにゃろからirrelevantにゃし
Pix of himself pleased John
も、pix of himself の元位置がJohn(の元位置ないし派生位置)より後ろ、ってことにゃら
こっちもc-com関係なしってことになってしまわないかにゃ?

118かかりちゃん:2005/06/15(水) 21:13:19
>narrow syntax内では語順はないという想定をやめにして、やはりLF側でも語順は見えると

これ賛成にょろ。なんで語順をnsから排除したがるか、アッシは常々疑問だったニョロ。前に
某所に書いた短い論文でも「LFで語順あり」ってしておいた成果、あんまり引用してくれない
にょろ。

>うやって考えるとprecedenceではなくc-comでないとダメっていうケース

*John and his mother love himself
みたいなのはどうニョロ?
119名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 21:51:57

生成スレ最近バランス感覚を失いつつあると思うのは俺だけか‥
120名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/15(水) 22:50:13
ns内に語順があると仮定するなら、
ns内でどのように語順を定義するかが問題になるんじゃないかな
121(´∀`):2005/06/16(木) 13:43:19
>>118
>*John and his mother love himself
にゃ,やはりanaphor bindingとpronominal bindingは分けんといかんですにゃー
後者の場合,Spec-bindingとかc-com不要の束縛があるにゃ
Everyoneユs-i mother loves him-i
とか
Everyoneユs-i motherユs father loves him-i
とかにゃが,この束縛をどういうメカで捉えるにせよ,それがanaphorに拡大
適用されることはブロックせんといかんにゃ(see Ruys 2000, LI)
すると上のかかりしゃんの例でも,pronominal bindingは可能だろうという気がするにゃが,
事実はどうなんにゃろ
Everyone-i and his mother love him-i
122(´∀`):2005/06/16(木) 13:44:06
>>120
see かかり論文 (ってどれにゃ?)
ま,head parameterはもともと句構造上に直接反映されとったもんにゃし,付加詞の扱いは
置いといて,Spec-head-complement間のorderingは,merge適用と同時に自動的に
決まっていくのだ,とか考えられるかにゃ
語順決定はLCAだけにしてhead parameterは完全撤廃したほうがいいのにゃろが,
一番最初にmergeしたものどうしのorderingをどうするかが問題だにゃ
head parameterをなくせば,ディフォルトとしてhead-initialだhead-finalだという言い方も
できないわけにゃから

Merge (V, O) → {V, O}
Merge (v, {V, O}) → <v, {V, O}>
の次に,VかOのどちらかが必ずMoveするようになっていれば
<V-v, {t, O}> (→VO) か <O, <v, {V, t}>> (→OV) かが 一義的に決まるんだけどにゃ
これを言うためには,たとえばvにはV移動を要請するタイプとObj移動を要請するタイプの
二つしかない,ということになるにゃ
OV語順を出す後者の移動は,ObjをvP-phaseのedgeに出すことに他ならないのだから,
OV語順の言語ではObj mvt over Subjが一般に許される,という予測が立つことになるにゃ
まあ,ドイツ語とかはOVであり,確かにsuperiorityが成立しないわけにゃが...

head parameterがアヤスイ理由の一つが,ドイツ語みたいに範疇ごとにhead-initialかhead-final
かがバラバラの言語があるということにゃが,機能範疇ごとに移動を要求する素性が異なる
からだと言えば,それも当然といえば当然かにゃ
まあ,さして面白くもない結論にゃが,head parameterはoversimplificationにゃったという
ことにゃろか
123?:2005/06/16(木) 17:01:10
>事実はどうなんにゃろ
>Everyone-i and his mother love him-i

これはきいてみないと解らないニョロけど、判断別れそうにょろ。

>see かかり論文 (ってどれにゃ?)
これは言語探求の後ろの方にのっている12ページまでの短いやつにょろ。
2004年だったか、2003年だったか。beckさんの批判ニョロ。
124?かかりちゃん:2005/06/16(木) 17:59:24
>head parameterがアヤスイ理由の一つが,ドイツ語みたいに範疇ごとにhead-initialかhead-final
>かがバラバラの言語があるということにゃが,

といってもこれはLCAにとっても問題ニョロね。theta役割与える方が,投射するかのごとく、
英語ではthetaを与える方が左、日本語では右、ってことで、ドイツ語なんかのごっちゃまぜでは
機能範疇driven mov'tってことでどうでっしゃろ?
125名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/16(木) 19:10:34
>>107

藻前は認知Gacktだろ。
126(´∀`):2005/06/17(金) 02:56:14
>>124
>ドイツ語なんかのごっちゃまぜでは
>機能範疇driven mov'tってことでどうでっしゃろ
と言われてもよく分からんにゃが,ドイツ語では
[CP C [IP [vP Subj [VP Obj V ] v ] I ]]
みたいにCはhead-initial,Iはhead-finalとゆーことになっとるにゃ
I→vPはθ-markあり,C→IPはθ-markなし,ってことにゃ?
解説キボンヌ
127ワディクワテル:2005/06/17(金) 14:18:07
 ベルリンの壁が崩壊して以降、近年のドイツ語では、
複文内でも SVOの語順を取るようになってきているって
のは、ドイツ語学者の間では常識なんだがなぁ。
128名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/17(金) 14:36:37
へー。へー。へー。なぜなんでしょうか?
129(´∀`):2005/06/17(金) 19:32:11
ほー,それは興味深いにゃー
ついでに尋ねると,助動詞がある場合はS Aux O V なのか S Aux V O なのか,どっちにゃろ?
前者なら I だけが,後者なら I/Vの両方がhead-initialにスイッチしたってことになるにゃ
あるいは,ドイツ語ではAuxが重複することもあるから
S Aux1 Aux2 V O / S Aux1 Aux2 O V / S Aux1 O V Aux2 ... etc.
のどれになるか,も知りたいところにゃ
一般に歴史的変化は機能範疇の弱化に向かうのだとすれば,OV → VO への
推移は O移動を要請する素性の消失と見ることもできるにゃ
すると予測としては,VO語順の場合,superiority効果が表出することになるかにゃ
130ワディクワテル:2005/06/18(土) 00:03:23
 するどいですね。パラメーター的にどうこうという
レベルにまで発展する問題か否かはさておき、助動詞
が含まれている場合には従来通りの語順が維持されて
います。もっとも、法助動詞の場合と相助動詞の場合
でも異なるようです。個人的には、三格と四格の区別
がおかしくなってきている現象と語順の問題が連動し
ているようなふしがあるところに面白さを感じます。
もっとも、変化の過渡期には後にならないとわからな
い法則性があるものですが。
131ワディクワテル:2005/06/18(土) 00:06:55
 ついでながら、変化の理由はわかりませんが、中国語
のSOV→SVOの変化とは、似ている面もないことはありま
せんが、かなり違うように感じています。
132名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/18(土) 01:39:44
唐突ですが、日本崩壊の危機! 敵は巨大使途、人権擁護法案! 

ネットでハアハア・・・する素晴らしい未来を護る為に、ここは立とうぜ!( ^,_ゝ^) ニコッ

ということで、6・19(日)東京の日比谷で遊んで、日本を救わないか?w

チャンネル●桜「あぶない!?人権擁護法案」
http://www.ch-sa●kura.jp/asx/abunai1.asx  前半
http://www.ch-sa●kura.jp/asx/abunai2.asx  後半
【国内】あぶない!?人権擁護法案  「憲法以上に議論すべきだ」 −チャンネル●桜−(動画あり)[06/16]
http://ne●ws18.2ch.net/test/read.cgi/new●s4plus/1118991757/

崩壊を防ぐには、6・19(日)十六時 人権擁護法案反対 “日比谷”集会へ http://bl●og.goo.ne.jp/jinken110

●はトル

東京まで行けない人は、人権擁護法案反対の声を、反対派の平沼会長にメルキボン。
「メールの数=戦力」手紙の送り先は、ここ [email protected]
簡単に「人権擁護法案反対」だけでもいいからおくってチョ。
ということで長文スマソ

   _, ,_  パーン
 /ゝ‘д‘)ゝ
   ⊂彡☆))Д´)ドイツ!

133名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/21(火) 14:08:23

   _, ,_  パーン
> /ゝ‘д‘)ゝ
>   ⊂彡☆))Д´) >>132
134名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/27(月) 22:52:57
夏休みまでもう少し。がんがれ
135名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/28(火) 14:31:53
大学院生はどんなことができるべきですか?
136名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/28(火) 16:35:43
先生への気配り。
137名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/28(火) 23:41:25
>>135
将来を見据えた進路選択
マジレス。
138名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/29(水) 19:26:42
>>135
2chなんか見ずにべんきょうすること。
139名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/02(土) 00:06:21
閑散としてまんなぁ
140(´∀`):2005/07/04(月) 05:18:45
やでやで,この2週間ほど死ぬほど忙しかったにゃ
ま,大したネタもないにゃが,以前にかかりしゃんがLFにも線形順序があると
言ってたことに関連して,Calvin & Bickerton, Lingua ex Machinaの中で
Bickertonが c-command を破棄して,項が動詞にattachされる順序でもって
bindingその他を扱うことを提案しとるにゃ
結果的にはderivational c-command と似たようなことになっとるのがトホホにゃが
たとえば
John showed Mary herself だと
show Mary → show Mary herself と 先行詞のほうが先にattachされるのでOK
*John showed herself Mary は
先行詞が後でattachされるから*
ただし
John talked to Mary about himself では
Johnが最後にattachされるために himselfより後でも構わない,と
priorityとfinalityの2本だてでやろうとしとるにゃ
いろいろ問題出てきそうにゃが,データとして次のような対比がでとるにゃ
1)*I introduced each otherユs students to the professors.
2)Sue showed each otherユs friends to John and Mary.
(1)でbackward *,(2)でOKとのことにゃが,こんなのはどうやって扱えばいいかにゃ
141かかりちゃん:2005/07/04(月) 06:34:09
にょろ、その1)と2)のcontrastはほんまデスかいニョロ?微妙に。minimal pairでないのだけど
3) I showed each other's friends to John and Mary.
と1)とを比べるとか、

4) She introduced each other's students to John and Mary.
と2)を比べるとか、いろいろしてみないと納得できないにょろ。

もしかして、動詞の違いが関係しているのではなくて、他の違いが関係しているニョロ?
142(´∀`):2005/07/04(月) 13:33:59
説明不足にゃったが、Bickerton自身は
1a) I introduced the professors to each other's students.
1b) *I introduced each other's students to the professors.
の対比が自説で説明されるとまず言っといて、問題になるのが
2) Sue showed each other's friends to John and Mary.
がOKであることである、これは構造的には(1b)と同じであるが、
(1b)は多くの人が*と判定しているのだし、といった口調で
(2)の説明はBickertonにもできていないのにゃ

で、動詞に注目してみると、introduceはdouble objectアウト、
showはOK、という対比があるにゃ
一般化として、DO動詞のdative counterpartではbackward
binding OK、対応するDOのない動詞ではbackward * ということが
言えるかどうか、がまず知りたいとこにゃ
もしそうだとすると、TakanoのDO分析における
V [ to A ] B → V B [ to A ]
という派生を支持することになる鴨にゃ
143(´∀`):2005/07/04(月) 14:38:35
チョム推薦w
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000053892/250-1436794-8526635
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0465044069/250-1436794-8526635
Marcusってのはかなりのキレ者みたいにゃが,この路線を行くとピンカーの二の舞の悪寒

144名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/04(月) 20:01:16
うひょ
145(´∀`):2005/07/05(火) 13:01:06
早速翻訳を買ってみたにゃが,注釈や文献一覧は出版社のサイトに
掲載するという新手の手法になっとるにゃ
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0053890/
これで価格が抑えられるようになるのなら大歓迎なのにゃが
将来的には本自体もDL販売とかになるのにゃろか
146名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/06(水) 00:47:12
流れぶった切り&単発質問でわるいんですが、
focus projectionはよく聞くんだけど、topic projectionってあるんですか?
147名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/06(水) 05:37:12
>focus projectionはよく聞くんだけど、topic projectionってあるんですか?
このスレ的には仇先生の分割CP仮説を参照されるとよろしいのではないでしょうか. 仇先生はCPを[+/-wh]と[+/-Op]の素性組み合わせにもとづいて次のようにCPを4つに分割されています. 「Op」はOperatorの略です.

1) [-wh, -Op]の指定部にはtopicが入る.
2) [+wh, +Op]の指定部にはwh移動のwh句が入る.
3) [+wh, -Op]の指定部には関係代名詞のwh句が入る.
4) [-wh, +Op]の指定部には否定前置操作の否定句が入る.

仇先生の考えですと焦点化の焦点句は(4)の所に入るのではなくTPに付加されるようです. TPに付加されるから焦点化は否定前置操作とは異なり倒置が起きないことが説明されます.

私も146さんと同じで左周辺領域の研究をしていますが, 仇先生の御本はデータもかなり充実しておりますし分析もとても明晰で参考になるかと存じます.

お互いにがんばりましょうね. 失礼いたしました. 今日はこれから中間発表です.
148?:2005/07/06(水) 06:07:34
>>147 また、ひどく怪しいものを持ってきましたな。
149名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/06(水) 07:16:59
>>145
>将来的には本自体もDL販売とかになるのにゃろか

すでにそういうサービスになっている本を見つけてびっくり。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002VNEF0/qid=1120601664/sr=8-11/ref=sr_8_xs_ap_i11_xgl14/249-9921243-4794718
150名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/06(水) 07:43:27
>>147
その意味ではなく、Selkirkの意味でのfocus projectionを聞きたかった訳だが。

でもついでに聞いておきたいんだけど、Focus PhraseやTopic Phraseを
使うsyntax properな人が少なくないような気がするけど、その場合、
これらのカテゴリーが音韻や意味でどう解釈されるかよくよく考えた上で
導入しているのかな?

たとえば形式意味論でいえば、focusやtopicの意味は通常の意味と平行して
計算されるものが比較的主流で(e.g., Rooth, Buring)、それ自体が句に
なるような理論との互換性が今のところない。

統語論内部の話でいっても、Focus PhraseやTopic Phraseを使うってことは
focusやtopicが統語カテゴリーだって暗にいっていることになる訳だよね?
そこら辺、どうよ?って感じなんだけど。
151名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/06(水) 18:53:47
K本先生の本、面白い。テクニカルなところに深入りしていないのがイイ。
152かかりちゃん:2005/07/06(水) 23:18:28
focusPでやって来たネタって、今の枠組みではvPのphase edgeへの移動、ってことで
取り扱えそうな気がするニョロ。そうするとcategory自体は存在しないので
その意味解釈なんかは関係なくなるニョロけど、勿論、vP-edgeへの移動を
motivateするようなmorpho syntactic feature(chom2005のいうedge feature)が
どういうものなのか、が問題になるニョロ。wh-questionなんかはこの
edgeを通っていくのだから、vP-edgeまでの移動がfocusなんかと同じ性質、
そこからCP-specへの移動がwhみたいなもの固有とかにょろかね。A-移動は
vP自体がphaseでない(chomskyがいうようにphaseのv*Pと区別して)から
focusに関与しない、ってことになるにょろか。

これは「慣れ」と言うものなのか、「whが動く際にvP-edgeを経由していく」という
phase理論を最初に知った時、「そんなbarriersじゃあるまいし」と思ったけど、
最近、けっこうそのvP-adjunctionっていいんじゃないか、なんて思っているニョロ。
そんなわけで最近書いた論文では、それを全面採用したにょろ。
153名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/07(木) 19:38:58
結構vP-adjunctionっていいんじゃないかってどういう意味?
154かかりちゃん:2005/07/08(金) 01:14:35
どういう意味って、どういう質問ニョロ?
155(´∀`):2005/07/08(金) 03:17:39
を,かかりしゃん無事にゃったか
ロンドンもえらいことになっとるにゃ 南無〜
156かかりちゃん:2005/07/08(金) 06:39:56
ウチは田舎ニョロからね。911の時も当該国にいたけど、911の時よりは
みんなビビっていないにょろね。911の日には大学も閉鎖され、町中
おマワリだラケだったニョロ。規模や手法の違いもあるけど、いつかは
この国でもあるだろうと思っていた感じもするニョロ。オリンピックの
投票より先にこれがあったら、パリになっていたニョロかね。世界が
平和であってほしいものにょろ。
157名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/08(金) 06:44:47
ロンドンが2012年のオリンピック開催国に選ばれた時の
あの大群衆の中で爆破事件が起こったら、なんてね。
158名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/10(日) 23:11:34
形式意味論、論理学の分かりやすい本を教えて下さい。

意味論スレで聞くべきかもしれないけど、こっちの方が専門家の方が多そうなので
159名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/11(月) 00:34:03
>>158
w
160名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/11(月) 14:53:30
161(´∀`):2005/07/11(月) 17:51:22
合掌〜
162名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/13(水) 00:29:02
噂で聞いたのだが(´∀`)と仇は何やら裏でヒソヒソ話をしているようだな
163(´∀`):2005/07/13(水) 02:19:42
(´・ω・‘)知らんがにゃ

てかそーゆー藻前も関係者にゃろ
164名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/13(水) 08:41:41
>>163
何かされるんですか?
165名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/13(水) 21:30:41
>>164
8月の学会?
166名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/13(水) 23:05:11
同時多発テロ?
167名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/14(木) 07:55:19
>(´・ω・‘)知らんがにゃ
(´∀`)さん、もったいぶらずにすこしだけでもおしえてもらえませんか?
168名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/14(木) 08:46:50
まぁたいしたことじゃないよ
169名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/14(木) 16:45:12
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050714&a=20050714-00000001-spnavi-spo

の記事を見て思い出したけど、A-Rodは元気かなにゃ?
170名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/15(金) 20:52:16
ひさしぶりによったが, つまらんわ

ほな, かえろ
171名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/17(日) 08:17:18
>>165
>8月の学会?
チェックしてみたのにゃが(´∀`)の方の発表はボツになったのかにゃ
名前がなくなっているのにゃが
172(´∀`):2005/07/17(日) 09:11:08
情報が錯綜しとるにゃ
俺が関係しとるのは11月の学会で,8月は関係ないのにゃ
裏話すると,8月のほうも岡ノ谷グループとは別口で某センセから
誘われとったのをお断りしたんだけどにゃ
ま,仇とは昨日もメールで ヒソ(´д`)ヒソ(д` )したとこにゃが
東北大近辺に住んでる香具師は是非ひやかしに逝くよーに 

そんなことより月刊言語8月号見たかにゃ
長谷川真理子氏の寄稿については改めてコメントすることにして
郡司氏がこんなこと書いてるにゃ
「人類に共通の遺伝的性質の一環として言語(いわゆるI言語)をとらえ,
それが,外形(いわゆるE言語)のちがいを越えて人間の脳の中に存在する
とする」
これではまるでI言語=遺伝型,E言語=表現型みたいにゃが,世間では
こういう理解がまかり通るようになっとるんかいにゃ
正に隔世の感あるにゃ〜
173名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/18(月) 22:02:17
ま、解釈としてはありうるよね。
先生が下のように独自の定義をするのならそれは自由だろうし。
遺伝型=I言語,表現型=E言語
174名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/18(月) 22:03:26
あー、でも「いわゆる」というのが問題だね。
175名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/19(火) 00:53:13
「遺伝的性質の一環として」の「一環として」も、よく分らない。
まあ、読者にI言語=UGと理解されたら、ダメ文ってことになるでしょうね。
176(´∀`):2005/07/19(火) 03:05:54
当然ながらフツーは
UG=遺伝型,I言語=表現型
なわけでにゃ,I言語のIは individual, internal, intensional にゃが
innate. inherited という意味合いはないにゃ
ところが最近,チョムはよく,FLの初期状態としてのUGと安定状態としての
各I言語に実質的違いはない,説明的妥当性と記述的妥当性を区別する必要は
ない,という旨の発言をしとるにゃ
郡司氏がそこまで勘案して「遺伝的性質の一環」と書いたのであれば,
大したもんにゃ(とフォローしておくにゃ)
まあ,E言語が「外形」というときの「外形」が何を指しているのかもよく
分からんのだけどにゃ

Some have used the term "E-language" to refer to actual utterances or texts.
People are free to invent terminology as they like, but that was not the meaning
I gave to the term when I introduced it (Chomsky 2003)
177名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/21(木) 23:38:05
またロンドンでなんかあった様子。かかりさん、だいじょぶですかあ?
178名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/21(木) 23:48:57
まあ、戦争やめない限りテロはなくならないわね。戦争は巨大なテロなんだから。
虚無(ニヒル)な気分にもなりたくなるけど(なんだか虚無付きの人増えた?)、
生成スレ、なかなかの盛況で何よりです!
179?かかりちゃん:2005/07/22(金) 00:04:53
そうみたいね。家はそれでもロンドンからは遠いし、街には地下鉄なんてナイトコだし。
それにしても最近、パッとしないにょろね。
180名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/22(金) 00:06:58
じゃ、させてくださいな。
181名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/22(金) 05:29:32
>生成スレ、なかなかの盛況で何よりです!
どこが盛況だ?おもしろくもなんともねえよ
182名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/22(金) 23:41:14
>各I言語に実質的違いはない,説明的妥当性と記述的妥当性を区別する
>必要はない

記述的妥当性の定義って何だっけ。「実質的違い」っての、意味不明。
そりゃ領域を著しく狭めれば、区別する必要がなくなるわ。
183?かかりちゃん:2005/07/23(土) 07:31:19
記述的妥当=ある言語の可能な文全てを過不足無く定義出来るような文法理論。

超人類がいるとするにょろ。その超人類にしてみれば我々はハエのような存在で、
我々がハエの習性を調べるためにするような、迷惑千万な実験を我々にたいして
行うニョロ。

超人類は我々が使っているコミュ二ケーションシステムがほぼ均一であり、
違いに気づかないかもしれない、

とかいうのがSFオタのチョムがしばしば言っていることにょろ。領域を狭めているのではなく
結局、言語間の相違なんてのはそもそもあんまりないのじゃないか、ってことにょろ。
184名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/25(月) 10:18:33
>>134 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/06/27(月) 22:52:57
>>夏休みまでもう少し。がんがれ
騙されたと思って仇先生の英文読解の本買って今読んでいまつがすごく(・∀・)イイ!! 
夏休み仇先生の本で英語の力つけて院試に備えます!来春院生になるのを夢見てがんばりまつ!!
ところで日本に Biolinguisticsをやっているところはないのでしょうか……
Jenkinsのようなことをやるなら灯台の某先生のところとかに行くしかないのでしょうか……
灯台に入るのは難しいですが…… 失礼しました。これから猛勉強します!!!!
185名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/25(月) 13:10:05
>>184
ざっとみたとこ東大、東北、広島あたりかな
同志社でも発表してる人いるみたいだけど、あそこは多分工科系の研究室がやってるんだと思われ
186名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/25(月) 19:40:48
>>185さん、184です。お返事ありがとうございます!
>>ざっとみたとこ東大、東北、広島あたりかな
どこもレベルが高そうで……

>>同志社でも発表してる人いるみたいだけど、あそこは多分工科系の研究室がやってるんだと思われ
私立はちょっと授業料が高いので……
工科系の研究室ですか…… 仇先生のところも考えたのですが根っからの文科系なので工科系は無理です。

もっともっと勉強します! 失礼しました!!!
187名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/26(火) 08:45:31
大学院は授業料が(かなり)安い場合もあるよ>私学
188(´∀`):2005/07/27(水) 02:59:30
LSAでチョムのレクチャが始まっとるようにゃが現地報告なんかないのかにゃ?
シラバス見る限りは three factorsの続きのようにゃが

岡八郎が亡くなったそうだにゃ
「この構えにスキがあったらかかってこんかい」「くっさ〜」
合掌〜
189名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/27(水) 03:15:52
実はこの4月から「郎」ではなく「朗」の「岡八朗」にかわっておるのじゃ。

LSDによると
> Due to unexpected circumstances, we have to change the dates of LSA.242
> ("Problems and Prospects of the Minimalist program"), taught by Prof. Noam Chomsky.
>
> Prof. Chomsky was to teach on August 1, 2, and 3 from 7:00 to 10:00 p.m.
> Instead, he will teach on July 25, 26, and 27 from 7:00 to 10:00 p.m.
LSA.115

とあるのじゃ。俺も行かないわけだが。

http://web.mit.edu/lsa2005/updates/index.html
190189:2005/07/27(水) 03:19:10
だめじゃん! 逆じゃん! そこにある理由で行けなかったってことを
言いたかったのだった(アホ>自分)
191名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/27(水) 04:30:54
もちけつ
192名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/27(水) 12:34:40
>>顔文字せんせ
チョムの話は今の所余り目新しい話題は無くて今のMPの一般的な考え方という感じです。
193(´∀`):2005/07/27(水) 21:41:04
を,報告乙〜
ま,もはやレクチャの内容ウンヌンより生チョム拝むだけで価値あるかもにゃ
桂米朝の落語を聞くときのようにハラハラしたりしてにゃw
日本人が大挙して押し掛けとるんでないかにゃ〜
194名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/27(水) 22:10:19
生きてるうちに一度は会いたいなーっ
195かかりちゃん:2005/07/27(水) 23:01:49
チョムのトークはなんせ解りにくいニョロからね。FAJL@MITの時だったニョロか、
質問時間にほとんど質問が出なくて、聴衆のみんなが「(俺以外の)誰か質問を...」と
祈ったニョロ。szabolcsiだったかが質問して、そのあとfoxが質問したけど、
dannyは後で「俺の質問は場を持たせるためにでっち上げたもんだった」とか
ビール飲みながら言っていたニョロ。

アッシはチョムとツーショットの写真欲しいニョロ。ミーハーだし。
196(´∀`):2005/07/27(水) 23:38:30
チョムは誰が何を言ってもまずは否定するから
人前で質問するのはみんな二の足を踏む鴨にゃ
Pesetskyなんかチョムの講義でくだらん発言して
毎週のように怒られてたにゃ(遠い目

俺はチョムと偶然連れションになったことがあって
これがほんとのツーショットw
197名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/27(水) 23:40:27
>>196
年取ってくると切れがわるくなるからなぁ
198(´∀`):2005/07/27(水) 23:44:35
にゃお
199(´∀`):2005/07/28(木) 00:20:29
などと雑談でなごんでばかりでもしょうがないにゃ

>>184はbiolinguisticsというより言語の脳科学のことを言ってるのにゃろ
以前神経スレで貼ったリンクにゃが
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/110506307/ABSTRACT
これによるとドイツ語で代名詞目的語が文頭に移動した文の処理ではIFG(下前頭回)の
賦活状態が通常文と変わらず,従って(シンタクスプロパーではなく)線形化に関わる領域
ではないか,と示唆されとるにゃ
ある意味,かつてシンタクスに詰め込まれた仕事をインタフェイスや外側のシステムに
振り分けようとするMPの方向と合致する報告とも言えるだろうにゃ
ブローカ領を統語中枢と考えること自体がひょっとして大ハズレだったということになる
可能性もあるにゃ
これまでその証拠とされてきたものは形態論や音形に関わるものばかりなわけで,より
抽象的なシンタクスとは無関係ということもあり得るからにゃ

で,昨年のKLSでの発表で日本語の能動文・直接受動文・間接受動文を比較して
間接受動文だけが別格で能動文と直接受動文は脳レベルでは大差ないという報告があったにゃ
>>185の同志社ウンヌンはこのことかにゃ)
一方で英語では能動文と受動文で有意な差があるとすると,この日英の差は移動があるかどうか
ではなく,語順の変化の有無だと推測できるにゃ
つまり日本語では能動・受動を問わず O-V にゃが,英語では V-O が O-V に逆転するからにゃ
これも現在の脳科学レベルの観測がシンタクスというより,もっと表面的なところにとどまって
いることを示しているとは言えんかにゃ
200名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/28(木) 23:40:43
>ま,もはやレクチャの内容ウンヌンより生チョム拝むだけで価値あるかもにゃ
>アッシはチョムとツーショットの写真欲しいニョロ。ミーハーだし。
よっ!チョム信者www
201名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/29(金) 00:04:17
>>199

>現在の脳科学レベルの観測がシンタクスというより,もっと表面的なところにとどまって
>いることを示しているとは言えんかにゃ

というよりも、言語学で仮定しているシンタックスが果たして観測可能なものかというのが、大きな問題だと思われ。
Competence/Performanceの二分法を取る立場なら、脳内で行われている処理はあくまで言語処理にすぎないのであって
Mergeやらmoveといった「統語操作」と実際の「言語処理」を分けて考えるほうがより自然だと思うし、

そもそも生理実験を組む連中からしてみれば、入力を想定しない出力のみのシステムを基に「言語処理」を測定するのは、ちゃんちゃらオカシな
話だと思ってるだろうし、言語理論プロパーの連中からみれば、オモチャつかって見た目派手なことやってるけど、正直、実験データの本当の
意味がわからんって状態で、「言語の脳科学」と大仰な話をする前に実際に計測されているものは何かという議論をするのが大事だと思うんですが
このへんの議論をあんまし詰めてやってるとは言えませんな。
202(´∀`):2005/07/29(金) 02:26:34
にゃ,だいたい俺の言ってることと同じにゃが
以前から言っとるにゃが,脳科学は観測されたデータの解釈については
その時々の理論に依存せざるを得ないわけで,ナントカ原理の違反に対応する
ERPとか言ってみたところで,その原理が理論上破棄されたらどうするのか,
って問題があるにゃ
これはその原理が間違いというより,純理論が求めている説明と,脳波や血流量の
変化として見える脳の表面的なできごととは全然レベルが違うということにゃ
たとえばECPは理論的原理としては存在しないにゃが,ECP違反とされたことに
相当するprocessing上の困難さはどっかに実在していても矛盾はないにゃ
で,脳科学に扱えるのはこの後者のほうだけ,っつーわけにゃ

>シンタックスが果たして観測可能なものか
一つはderivation = parsing と考えること,もう一つはderivationが理論的説明上の
方便ではなく実際のなにがしかの脳内イベントに対応していると考えること,
そのどちらかでないとsyntaxの脳科学なんてものはあり得ないの鴨にゃ
203名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/29(金) 05:50:35
>>199
>英語では能動文と受動文で有意な差があるとすると

これはそういう報告が最近されたということですか?それともあくまで
仮定の話ですか?昔、英語のactiveとpassiveで操作の差による処理の差が
予測されたけど、Slobinの研究で否定された(差なし)と理解して
いましたが。言ってみれば、processingの話を積極的に
対象としないのはそのあたりからで、心理学の人たちが離れていった
わけですが、最近は、心理学の人が戻ってきたと言うより、言語学プロパーの人が
そちらに目を向けて自分たちでやり始めたという感じでしょうか。

>かつてシンタクスに詰め込まれた仕事をインタフェイスや外側のシステムに
振り分けようとするMPの方向

素朴な疑問ですが、complexity > unlearnable > innateというロジックその
ものには変わりはないと思いますが、いろいろ入れておいた方がロジックの
強さという点ではいいのでは?
204名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/29(金) 17:29:17
>>203
そのへんは、Slobinが立てたprocessingのモデルの内容をみてみないことにはなんともいえませんが、
脳内でのprocessingを考がえる場合には上述の(´∀`)センセのいう

>ECPは理論的原理としては存在しないにゃが,ECP違反とされたことに
>相当するprocessing上の困難さはどっかに実在していても矛盾はないにゃ
>で,脳科学に扱えるのはこの後者のほうだけ

という思考に基づいて、心理実験で観察されて有為な差がでた場合にそれをどの理論構成物に還元して
話をすすめるかというのが大きな問題になってくるとおもわれますむにだ。

Slobinの話に戻れば、RTの観測データや正誤判断のデータのみでactiveとpassiveで操作の差をうんぬん
している場合には、activeとpassiveで操作では実際の処理では、異なったプロセスを経ているが、両者の処理
時間の合計がたまたま有為な差を示さなかったという可能性などがかんがえられるので追加実験でPETやERP
つかってデータを得た場合には、他の解釈をゆるす可能性はあると言えるような気はします。
205名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/30(土) 03:17:35
206Fred:2005/07/30(土) 14:17:33
 LSA に参加している連中の間ではonphaseの最新版がcriculate
しとるようやけど、.pdfになった他、fontのズレとか誤植はその
まんま東で、多少の修正が施されているらしいで。伝聞形。

 日本でbiolinguisticsをやろうとしてもアカンで。真の天才肌
の人やったらどこでも同じやけど、きちんとしたSVを期待してい
る場合、日本ではどんなに偉いセンセでも、きっと悲しい思いを
すると思うで。迷わず欧米のセレブが集まるところに行きなはれ。
わしやったら、ブエノスアイレス大学の医学部へ行って、バイク
で旅行してから、革命家を目指すけどのう。
207(´∀`):2005/07/30(土) 17:29:59
2,3パラグラフが追加されとるだけにゃん
あとどこに出るかが書いてあるにゃ
208Fred:2005/07/30(土) 19:38:35
On P.25
 *To appear in C.P.Otero et.al.eds., _Foundational
Issues in Linguistic Theory_ (MIT)てね。
209名無し象は鼻がウナギだ!:2005/07/30(土) 19:45:41
台詞を言うのと自身の考えを言うのとでは違っていてある程度識別できます。
これは発音が違うのでしょうか。
210(´∀`):2005/07/31(日) 09:45:00
>>203-204
詳しい人がいて助かるにゃ
シンタクスではなくて語順(に関連するプロセシング)の問題だろうと思ったのは,
以前,ブローカ失文法症で能動文の処理はできても受動文の処理ができないのは
後者では目的語の移動があり,痕跡を経由するθ付与が困難になるから,っつー
解釈(Grodzinskyかそのへん?)があったにゃが,VP内主語を想定すれば
このような差別化ができなくなるという矛盾があったからにゃ
で,同じVP内からの移動でも,能動文の場合 [ S [ V O ]] → [ S T [ t [ V O ]]]
受動文の場合 [ (S) [ V O ]] → [ O T [ (S) [ V t ]]] と,SV / VO の相対語順が
維持されるか逆転するかの違いがあるので,むしろこっちかにゃ,とまあそんなわけにゃ
211名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/02(火) 08:12:22
丸山圭三郎

ソシュールの基本概念の中で、この恣意性ほど誤解された物はないと思います。

その誤解の最たるものは、事物とコトバの間になんら必然的な結びつきがない
という意味に解する物で、砕いて言えば、「同じ事物や概念を、
それぞれの言語では勝手に別々の呼び名で表している」というような考え方
がそれですね。

たとえば一匹の犬を指して、英米人はdogと呼びフランス人はchienと呼ぶが、
あの動物をどう呼ぶかについては絶対的な法則なんてない。

すべて社会の約束事だ、といった悲壮な言語観から生まれる恣意性で、
これではギリシア時代の不毛なクラテュロス論争に逆戻りですよ。

言語を自然かつ論理的なものと見なすヘラクレイトス派の側に立とうと、
恣意的な社会慣習による物と見なすデモクリトス派の見解を受け入れようと、
「コトバは物の名」という立場で根は同じなんだ。その前提である言語命名論が
否定された今日、こんな恣意性は言語学上の問題にはなり得ません。
212名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/02(火) 13:12:31
>>211
他のスレでやれよ。

>言語命名論が否定された今日

別に否定されてないよ。
213名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/06(土) 23:24:58
まあだ顔文字は脳なんて言っとるんか?脳を知らない言語学者の夢物語。
214?かかりちゃん:2005/08/07(日) 00:17:46
脳なんて知っている人いないのとちゃうニョロか?逆に言語学がその訳の分からない、
地球上で最も複雑な「脳」というものの構造の言語に関する部分の性質を理解するのに
役立つのは疑いようがないとおもうにょろけど。

ところで、

A: 太郎は [花子と結婚した男性を]探しているよ。
B: え、良子と(だ)と思っていた

ってOK?あっし的には「だ」を入れないとツライにょろ。「だ」がないと
「とと」となっちゃって、all I want to do when I wake up in the morning is to see your eys,
rosana, rosana, I've never thought that a girl like you could ever care for meとか
歌いそうになっちゃうので、

A: 太郎が [ブラジルから来た人を]探しているよ
B:  え、ポルトガルから(だ)と思っていた。

でもいいニョロけど、判断は?
215名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 14:17:03
そもそも、「と(思う)」補文標識では補文にテンスのキャリアーが必要だと思われ。
いずれも「だ」がないとダメと判断します。
あ:「太郎は何で花子を殺したらしい」
い:「ナイフでだよ」
う:「そうなのか。僕は、*拳銃でと思ってた / 拳銃でだと思ってた」

「と言う」の場合は直接引用と思われます。
あ:「レポーターが、拳銃でって言ってたよ」(『拳銃で』と言っていた)
216名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 20:07:25
ぐるぐる同じ現象をかき回して、一般化出して、また忘れて、20年もするとまた同じ現象にもどって。
最近のUconn勢はいったい何やってんだ。
217名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 23:07:50
>>216
それこそユーコンだもん。最近に限らんわ。つか、最近のって、具体的に誰のどれよ?
218名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 23:13:22
>>216
私も気になりますね。誰?Lasnik?
219名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 23:14:38
>>218
ですが、Lasnikが移籍していることくらい存じておりますので。
ただ、Lasnikが70年代のpaper漁っているという話を耳にして、それで。
220名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 02:18:03
>ぐるぐる同じ現象をかき回して
というからにはサイトーだろ
221名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 04:33:30
裸図やら際塔に限らん。生成自体がぐるぐるだ。いいかげんお前ら目をさませよ。
時間の無駄だ。
222名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 09:56:45
自分では何もできん奴の言いそうなことやのー
223学部:2005/08/08(月) 12:18:13
チョムスキーの論文を読むとわからないところが
たくさん出てきて困ってしまいます…
どうしたらいいんですか(´Д`)
224名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 14:40:39
先生に聞け。授業で聞け。納得できるまで聞け。
225名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 16:35:00
俺もまた216サンに同意。チョムスキーが何回ったらすぐ使ってはいLI,
はいJEAL、はいSyntaxと。で何も言わないと、1970年ぐらいのデータなんか持ってきて
極小でやるとこうなるよなんつって。かき混ぜでも同じ事二十年やってまだその追随者が
いて、常人には不可能な判断をしてこれはいいだのと大騒ぎして。最たるものは、日本語のnull
argumentに関する一連の馬鹿論文だね。Soo Won Kimで終わりです。
同じ事ばっかりやって自分たちでself-referして何が楽しいというのか?UCSCの卒業生の
方がよっぽどおもしろい研究してるよね。
226?かかりちゃん:2005/08/08(月) 19:55:26
同じこと20年やること自体、別に悪いことじゃないニョロ。同じことやって同じ分析しか
しないで20年飯食っていたら問題ニョロけど、かき混ぜに関しても仮定する枠組みによって
見える現象が異なるニョロし、新しい事実の発見もあるにょろ。

UCSCの卒業生といえば、silenceの人、某著書と某論文(ギリシア言語学収録)で、
同じ現象で同じ一般化を出して来て、さらに同じ枠組みで、どういう訳か違う結論
(本ではsluicingがPF-deletion/論文ではLF-copy)を導き出して来ているが、
こういうのありにょろか?これの方が問題かと思うニョロ。
227名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 20:02:58
だめだこりゃ, 言っても無駄, 無駄. >>225サン諦めなはれ.
228名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 21:49:24
噴飯物
229名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 22:42:36
And I want to add that there is a scholar who feeds himself for about
10 years doing the same thing like LF incorporation from 1994 to the present.
230名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/08(月) 22:52:26
理論が新しい事実の発見ができるとよく理想を語るがそんなことは一度も生成の歴史でなく、
むしろある事実が逆に理論の貢献に向かうことの方が圧倒的である。チョムスキーの
LSLTへの回帰だって難易構文から一部来てるし、結局は彼の直感がものを言うわけで
貢献は東海岸に限られるというわけです。さらに、チョムスキーの言ってることに文句を
言うと必ず守ろうとする人が多くいるが、少しは疑って見たらどうだ?何でそこまで
お前らは彼を弁護したがるのと言いたいよ。これこそManufacturing Consentそのものだよ。
その意味で、Pullum先生のThe Nostalgic View of Building 20って書評は傑作だったよ。
チョムスキーもこの前「取り巻きは俺を理解してくれないな」って嘆いてたらしいよ。まあ、
彼が死んだら東の大学は全滅で、いよいよ下克上に成るね。楽しみ:)
231かかりちゃん:2005/08/09(火) 00:01:28
>そんなことは一度も生成の歴史でなく
これはかなりの誤解にょろ。生成文法理論がなければそもそも我々がこの枠組みの中で
知っているような言語事象が一つも発見されていないニョロ。

>事実が逆に理論の貢献に向かうことの方が圧倒的である。
これが圧倒的かどうかは知らんニョロが、事実と理論のバランスとれているべきにょろ。

>LSLTへの回帰だって難易構文から一部来てるし
これはgeneralized transformationのことを言っているのかも知れないニョロけど、
tough構文がGBのprojection principleにとって問題になるのはchomの直感ではなくて
1980年代から言われて来ているニョロ(lasnik & Uriageeka1988:146-7参照)

基本的にはチョムが言おうが誰が言おうが、疑ってみるのは自由。
疑ってみて検証もせずに「あれは駄目」と言うのは自由だが何も生まない非生産的行為。
疑ってみて検証のために事実と照らし合わせてみて、真偽を確かめるのが生産的。
疑いもせず、「チョムスキーだから正しい」と書いてある論文は流石に存在しない(でほしい)、
存在してても読む価値無し。
「チョムスキーだから正しい」と言っている人がいたら他の仕事さがした方がいい。
232名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/09(火) 05:00:53
>>230
I agree with you and your writing is almost true; though kakari-cyan does not want to agree ...
I like adamas-taste criticism, and what we need now is critical thinking like him and >>230.
There is no future for GG and linguistics without sound critisim for chomskyan-style approach.

That's all.
233名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/09(火) 06:35:08
>>223
ここで訊け。
234かかりちゃん:2005/08/09(火) 18:35:27
仇信者って根強いにょろね。基本的に仮説はあくまで仮説で、チョムが言おうが
ガリレオが言おうが、Mr.オクレが唱えようが仮説にはかわりないにょろ。
だから検証する必要があるニョロ。仮説の検証には疑っているだけではだめで、
既知の事実に照らし合わせ、さらに何らかの新事実を予測しないかやってみないと
いけないにょろ。仇ちゃんとか230の立場は、検証もしないで「価値なし」と
断定しているような印象受けるニョロ。
235名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/09(火) 20:06:34
>基本的に仮説はあくまで仮説で、チョムが言おうが
>ガリレオが言おうが、Mr.オクレが唱えようが仮説にはかわりないにょろ。
You are joking. This does not stand in the Chomskyan circle. Chomsky's assumption or his writing has a special prestige. Many people does not deny it, I think/you know.
236名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/09(火) 21:09:08
many peopleは複数呼応。
Chomsky's assupmtionの中身は階層性があり、そのどのレベルについて235がいう
ことが当てはまるのか検討する必要あり。
例えば「HPSGやってる連中って、統語派生認めるって主張するやついねえのな、信者の集まりみたいでキモイ」って
文句いってるのと同じレベルである可能性農耕。
237?かかりちゃん:2005/08/09(火) 22:39:18
チョム自身が半世紀に渡り、「ああでもないコウデモない」て感じで話を進めて来ているのに、
チョムが言ったことが絶対の真理だなんて思っている奴は病院行った方がいいニョロ。

結局、仇ちゃんを含め、この種の批判は自分の考えだした仮想敵を批判しているに
過ぎないニョロ。

238(´∀`):2005/08/10(水) 02:02:43
ふにゃふにゃ,夏休みともなると厨がわいてでるにゃーw

>自分の考えだした仮想敵を批判しているに過ぎないニョロ
これはまったくしょのとーり
チョムの書いたものをちゃんと読みもせずに,単なる印象論だけで自分が
批判しやすいように勝手に歪曲しとるのが多いにゃ
Jenkinsの本にもそのような実例がワンサカあがっとるにゃ

チョム批判を大別すると
(1) チョムの言うことを盲信する取り巻き連中,またそういった権威主義に対する反発
(2) チョムの考え方自体に対する異議・異論
となるにゃ
239(´∀`):2005/08/10(水) 02:03:53
このうち(1)はチョム自身に対する学問的批判ではないことにまずチューイにゃが,そもそも
実際にはチョムを盲信する人間は一人もおらんということ(チョムの言うことは何でも反対という
逆信者は多数いるにゃ),また学問的批判ができない(する能力がない)がため,関係ないことで
なんとかイチャモンつけようとすること自体が,逆に権威主義を助長しとるということに気付く
必要があるにゃ
なんでもいいからとにかく反チョム掲げておけばよい,という幼稚な発想はチョムがそれだけの
大物であるという認識があればこそだからにゃ
昔ならアンチ巨人を宣言することが,自分は他者とは違うというアピールになったわけにゃが
今の巨人にはアンチを名乗るほどの価値もないにゃろ
それと同じでアンチ・チョム気取りの阿呆どもがゴロゴロしとることが,チョムの立場を一層
強固にし続けとるわけにゃ

んで(2)のタイプのチョム批判にゃが,上で言ったとおり,チョムの考え方を正確に理解した上で
正当に批判したものというのはほとんどないにゃ(てか俺自身は一つも知らんにゃ)
まあ,この原因の一つはチョム自身にもあってにゃ,明言せずどのようにも解釈できるような表現
を好むために,それが都合のいいようにどんどん曲解されてしまうということもあるにゃ
しかしだからこそちゃんとチョム批判をやりたければ,それだけ勉強する必要があることになるにゃ
240(´∀`):2005/08/10(水) 02:05:00
にゃから >>230
>チョムスキーの言ってることに文句を 言うと必ず守ろうとする人が多くいるが、少しは疑って見たら
>どうだ?何でそこまで お前らは彼を弁護したがるのと言いたいよ。
守るというよりその文句が理解不足や誤解のせいであるということを指摘しとるんだろにゃ
正しく理解もせずに疑うだけの連中は叩かれて当然なわけにゃ
チョムを弁護しているのではなく,そういった学問的不誠実さを攻撃しとるだけにゃ
むしろインチキ批判を「少しは疑ってみたらどうだ?」w
241(´∀`):2005/08/10(水) 02:12:28
ま,仇の喩えを借りると,ありもしない仮想チョム理論をでっちあげて理不尽ないいがかりをつけ
反チョム,反チョムとバカ騒ぎしとる連中と,反日・抗日と暴れとる基地外どもは大差ないのにゃ
242【仇師ハケーン】:2005/08/10(水) 11:06:44
☆★仇帥「毎日新聞」の「理系白書」にハケーン━━━゚(∀)゚━━━!!★☆
243名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/10(水) 14:46:12
>>214
A: 太郎は [花子と結婚した男性を]探しているよ。

B: え、良子と(だ)と思っていた
*B: え、良子と思っていた。

の判断は一致しますが、

A: 太郎が [ブラジルから来た人を]探しているよ
B:  え、ポルトガルから(だ)と思っていた。
B: え、ポルトガルと思っていた。

という判断になります。この辺は復元可能性が国名の場合と人の場合で違うせいかな
という気もしますが、皆さん判断どうです?
244名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/11(木) 01:18:40
>>239
さながら宗教論ですな
創価学会不滅の理由がよくわかる
245(´∀`):2005/08/11(木) 02:45:04
これだにゃ
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050810ddm016070127000c.html
>「ケツの青い学部生」w

専門科目までセメスタ制にした時点で学部の専門教育は崩壊したにゃろ
246名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/11(木) 18:53:42

仇ます? > 横浜市、家事手伝い、山口雄一郎(23)
247名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/11(木) 19:04:20
>>246
GJ! nice boke!
248名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/11(木) 23:11:56
>>247
たんきゅー!
249名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/11(木) 23:48:27
このスレ哲学なの? 意味不明なんだけど
250名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/13(土) 23:08:25
意味不明だったら、そこを訊け。
251名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/14(日) 08:11:03
>233 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/09(火) 06:35:08
>>223
>ここで訊け。

>250 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/13(土) 23:08:25
>意味不明だったら、そこを訊け。

またお前か・・・

252名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/14(日) 22:10:09
>>251
また俺だが、何か?
253かかりちゃん:2005/08/16(火) 17:44:51
逃走派氏、無事ニョロかね?
254名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/16(火) 21:05:25
仇尊師 今度は(来月号)「英語教育」にご寄稿のご様子で

255名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/18(木) 13:17:08
初めて書き込ませていただきます。生成文法に興味を持ちながら、なかなか最先端の研究まで把握できないでいる、ダメ学者の
大学英語教員でございます。本日は、束縛理論の重要な例外と思われる英語の例文について、どなたかのご教示をいただければと願い、
恥ずかしながら質問させていただく次第です。
束縛理論による、再帰代名詞の分布の基本原則は、詳しい定義はともかくとして、英語教育などに応用できそうな範囲でごく大まかに言ってしまうなら、
「再帰代名詞は同じ節の中で先行詞を持たねばならず、逆に同じ節の中で同一指示の名詞句が出てきたら、再帰代名詞形にすべし」ということかと思われます。
ところで次のような前置詞句の後に、主語と同一指示の名詞句が出てくるような例文では、必ずしも再帰代名詞にして間違いだということはないにしても、
通常は普通の代名詞のままで使用するということが、多くの学習文法書などにも明記されております。
He looked around him (?himself). / He left the door open behind him (?himself). / I'm going to take her with me (?myself).
このような例外を説明する方法が、束縛理論の中では何か提案されているのでしょうか?
それともこの種の例は、言語運用レベルの問題として、束縛理論では無視されているのでしょうか?
不躾な長文の書き込みで失礼をいたしましたが。どなたかご存知の方がおられましたら、ご教示いただければ幸いです。
256名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/18(木) 20:54:04
顔文字先生の本、や〜〜っと出るのか
257?かかりちゃん:2005/08/18(木) 22:03:05
>>255 これは何かの釣りニョロか?あっしもbinding関係あんまり詳しくないにょろから
誰か他の方が詳しく説明してくれると助かるにょろけど、

>「再帰代名詞は同じ節の中で先行詞を持たねばならず、逆に同じ節の中で
>同一指示の名詞句が出てきたら、再帰代名詞形にすべし」

これは割愛しすぎにょろ。c-commandとかのこともあるし、それより、節境界を飛び越えて
bindも可能ニョロ。John thinks rumours about himself are wide-spread.

それと
>He looked around him (?himself).

みたいなのはaroundとかnear、behindみたいなちょっと意味的に重い前置詞の目的語に
限られるニョロ。一つにはこういうPPがどういうわけかgoverning categoryになりうるのなら
himでもokってことになるにょろ。それはつまり代名詞の方を例外扱いして

He looked {around him(self)]

の{ ]内がGCなら、代名詞でないといけない、 [ ]がGCでないのなら再帰代名詞になる、とか
考えられるニョロ。

もう一つにはhimselfが普通の意味での再帰代名詞ではない、ってなストーリーも
考えられるニョロ。eric reulandのlogophoric pronounに関する研究参照。

最近のやり方で、aroundとかをlate mergeしてなんとかやる方法もあるかもしれないにょろけど
よくわかりませんニョロ。

258かかりちゃん:2005/08/18(木) 22:12:45
最近 HN前に?マークがでるにょろ。それと上の[]が {]になったりしているにょろ。
どうも調子悪いニョロ。

そういえばsusumu kunoもこういうbindingの例外みたいなのをやっていたニョロね。
結局、強引にfunctional syntaxに持っていくにょろけど。

いろいろデータの幅を広げていけば面白そうなことあるかもニョロ。だれか既にやったこと
あるかもしれないけど、まあ上で言ったようにbindingは詳しくないので。ちょっと
思いつくデータをかいてみますニョロ。

前置詞の中がpicture nounの場合も同じように代名詞/再帰代名詞がfree variationか?
He looked around portraits of him(self)
前置詞の目的語は等位できるか?
He looked around him(self) and Mary.
前置詞句自体を等位することは?
He looked around him(self) and behind Mary.
He looked around him(self) and behind him(self)
He looked around him(self) and behind his shoulders.
himselfはc-commandされていないとならないのか?
His mother looked around himself.

まあイロイロ調べてみると面白そうではあるニョロ。
259255:2005/08/19(金) 01:42:40
>>257,258
唐突な質問に丁寧にお答えいただき、どうも有り難うございました。
255の書き込みをした後、自分でも少し調べてみましたが、今年Cambridge U.P.からでた
"Binding Theory"という概説書にも、この種のPPに関する説明法についてのっているようですね。
255の書き込みは釣りでもなんでもなく、私は255で簡単に自己紹介したとおりの、不勉強な大学教員でございます。
甚だ勝手ながら、これを機会に、どうぞよろしくお見知りおきをお願い申し上げます。
260Fred:2005/08/19(金) 18:29:11
 一時期、「BTに関してPrepositionはtransparentである」
なんてのが流行ってたけど、ごっついウソくさい説やった
と今でも思うけどのう。

 研究歴からいうたら、常連さんのなかでは顔センセがBT
には一番詳しいんやけど、自分で調べはるんやったら、特
にお勧めは、Reinhart(1976), (1979), (1981), (1983)あ
たりを読むのが一番とちゃいまっか。Kuno(1987)から入る
と、重要な部分が誤魔化されてしまいまっせ。

 ついでながら、Bolingerも色々と書いてるんやけども、
あれを読むと余計にわけがわからんようになるから、やめ
ときや。
261かかりちゃん:2005/08/19(金) 19:25:12
binding theoryの予測に反してcomplementary distributionにならない、ってのでは
よく知られた現象にょろよね。
John found a snake near him(self)
なんての。

昨日からちょっと考えてみたけど、これをするprepositionはp-stranding不可とかいう
一般化あるにょろかね?
What did John find a snake near?
>>255であがっている、withなんてのは普通はstrandできるけど、
Who are you going to take her with?
なんてのは言えない希ガス。

262名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/19(金) 21:39:40
>>256
待ってました〜っ
263名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/20(土) 10:36:49
>>261
なるほど、やはり、Binding Conditionsの定義をちょっといじったりする程度の問題ではなく、
問題になる英文の構造がかなりかかわっていそうですね。
264Fred:2005/08/20(土) 12:03:04
 久野・高見ラインの考え方でいくと、前置詞の
意味・性質によって同一指示の関係が変わるとい
うのはあるやろうね。前置詞によってtopicality
が変わるというのはabout, on, to, with を比べ
るだけでもわかるからのう。

 でも、それをどういうふうに構造に反映させる
んかのう?PPの位置が違うという説明では80年代
に、逆戻り〜。立て、立つんだジョー。
265?かかりちゃん:2005/08/20(土) 17:47:43
PP内の構造が違う、ってな感じニョロかね。around/nearなんかはin/atみたいなのに
比べて派手な構造をしているとか。bindingをどのように扱うかによるけど、p-stranding
との相関関係があるのなら、「p-strandingが出来ない」ことを「whをPが補部にとる場合、
Pはそのwh素性を強制的にinheritする」というようなメカ=構造があるとして、この同じ
構造がanaphorが本来あるべき位置にpronominalを可能にするとか。

bindingのGCはphaseとはとらえにくいにょろ。>>257のようにCPの境界をこえて
bindするばあいもあるにょろし。こういうのをとりあえず無視してGC=phaseとしたら
around/behind/nearなんかでP-stranding不可なのはPPがphaseであり、同時に
GCになるのでpronounもいいとか。

ただanaphorも同じ位置に出て来れるので、nearなどのPPはphaseになりうる、と
しないと具合悪い、するとP−strandingの方が困るニョロ。

何をいっているのか解らないかも知れないにょろけど、心に浮かぶことを
そこはかとなく書き綴ってみましたにょろ。
266名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/21(日) 08:33:43
>>264
>PPの位置が違うという説明では80年代に、逆戻り
すみませんが、私は不勉強かつ不真面目なので、そこのところの意味がよくわかりません。
@PPの位置が違うという説明だと、なぜ80年代に逆戻りなのか
Aなぜ、80年代に逆戻りしてはまずいのか
267名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/21(日) 08:46:50
>Aなぜ、80年代に逆戻りしてはまずいのか



>216 :名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/07(日) 20:07:25
>ぐるぐる同じ現象をかき回して、一般化出して、また忘れて、20年もするとまた同じ現象にもどって。
268名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/21(日) 11:26:07
BindingならBindingで、論点総まとめ集みたいなのはないの?
269名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/21(日) 18:31:11
私は、基本的には生成文法の支持者なのだけど、確かに216さんのような趣旨の批判は感じることがある。
思うに、生成文法は、他の学派に比べても、少し先を急ぎすぎてる傾向があるんじゃないだろうか。
何だかんだ言っても、半世紀にわたって言語学の主流的地位を得てきた理論なのだから、
もう少し自信を持ってじっくり腰をすえても良いのではないか。
270名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/21(日) 21:34:09
>>269
取りあえず、訳も分からずチョムにつきあうのはやめれってこった。
271かかりちゃん:2005/08/21(日) 23:29:12
argumentとadjnctは構造的に違う位置=argumentはheadの姉妹/adjunctはheadの叔母さんの位置。
ってので、CEDなんかで違いを説明ってのが、一般的だったにょろ。個人的にはこの路線は
悪くないのではないか、と思ってますにょろけど、larson/kayneの流れのなかでは
左にあれば右にあるものをc-command(そしてそういう証拠もナキニシモアラズなので)
するので、「つく位置が違う」という説明とは根本的に矛盾するニョロ。
80年代に逆戻りしても悪いとは思わないニョロけど、
c-command関係の事実をどのように説明するかがもんだいにょろ。
別のやり方を考えてc-command関係も説明したいところにょろ。

Buringのbindingの本はある程度、論点纏めているんじゃないにょろかね。
buringとbindingでググればpdfの原稿もおろせるにょろ。しかし出版されたからには
webは消すほうがいいのとちゃうのかね?
272名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/22(月) 00:23:04
>>かかりせんせ。
項と付加詞を構造的に区別しない考え方をどう思われます?

僕は余りすっきりとしない気もするのですが・・・
でも理論的にはLarson/Kayne流が良い様な気も・・・
273名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/22(月) 14:09:36
>>271
268です。情報ありがとうございました。
274くわとろばじいな:2005/08/22(月) 15:09:44
一口にargument/adjunctの区別をするといっても、もうちっと出現環境にゃり、
言語間の差異にゃりを調べる必要はあるような気がするにゃ。
例えば、トルコ語の右方移動なんかもissueになりそうにゃん。

MPっぽく定義すると、pair-merge/set-mergeにゃりと言って、mergeの仕方が違う
って言い方になるのにゃろけど、できればはっきりコントラストの出る例文を
相手にしたいにゃ。(まあ、そういう判断があったので、そこから議論を作る、という
ことなのにゃろけど、やっぱり、データは重視したいにゃ)

Fox/NissenbaumにゃんかとLasnik辺りは判断おもっきし反対だしにゃ。
マギル・MITでは「(・∀・)イイ!!」なんて言われた発表が、Marylandでは
「( ゚Д゚)ハァ?」ってことにもなりかねんしにゃ。

それとBindingを相手にしようと思えば、ライフワークにする覚悟がいるような
気がするにゃ。単純にanaphoraだけ相手にしても、この前のoxfordから出たsafirの
論文みたいに「緩ーい」定義と議論しかできにゃいかもしれんしにゃ。
275かかりちゃん:2005/08/22(月) 17:39:50
>項と付加詞を構造的に区別しない考え方をどう思われます?

う〜〜ん、知らない。ついている位置ではなくて、上に書いたように内部の構造で
区別、ってやり方も論理的には可能だし。
276名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/22(月) 20:38:51
かかりかわいいよかかり
277名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 08:28:00
顔餅先生の本いつどこから出るんだ?
アマゾンには登録されてないみたいだな。
ガセか?
278名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 08:53:33
あうあうあー
279名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 08:56:45
>>277
シリーズ化している件旧舎のモノグラフだろうよ
例の反語彙主義の話だろ 誰かとの共著だったかと 


280名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 13:53:48
>>277
発売は9月10日
281名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 14:54:10
まぁ反語彙主義の話はこのスレで散々聞いてるからなぁ
282名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 18:48:37
数量表現/程度品詞をやっている俺としては今度の英語青年に今からウハウハしてしまっているわけだが
283名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/23(火) 18:50:36
ごめん間違えた「英語青年」ではなく「英語教育」の間違いだった

逝ってくる
284名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/24(水) 09:01:22
>>282
>今からウハウハ

日本語おかしいぞ。結果にウハウハしろ。
285名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/24(水) 23:34:37
反語彙主義ってーと、他には誰だ?
286名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 02:32:35
Heidi Harley
287名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 06:35:49
S → NP VP
NP→ (Det) N
VP→ V(NP)(PP)
PP→ P NP
以上の句構造規則(PS rules)によっては作れない文を以下の中から選び、その構造を
樹形図(tree diagram)で示しなさい。
(1)Bill put his camera on the shelf.
(2)The girl read the book in the room.
(3)Birds sing in the morning.
(4)A boy in this class plays the piano.

教えて下さい
288名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 07:01:09
(4)
289名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 07:50:55
>>288 ありがとうございます。A boyはNP→(Det) N。plays the pianoはVP→ V(NP)。
in this class はPP→ P NPですか?全体的にはどうなるんでしょうか?

290名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 09:22:15
>>289
"A boy in this class"このまとまりがNPを作ってる。(このクラスの男の子)
だからNP→(Det) N (PP)っていう規則がないと派生できないわけ。
ここまで言えばわかるでしょう
291名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 09:53:31
ううっ,すみません,わからないっす。ということはこれは樹形図で
あらわすといきなりPPを書いちゃっていいんですかね?
292名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 10:14:26
>>291
>>287の句構造規則を利用するとこうなる。
[S  A boy in this class plays the piano]

S → NP VPより
[NP  A boy in this class][VP plays the piano]

VPの方は問題なく派生できる。(VP→ V(NP)(PP))
ダメなのはNPの方だ。NP→ (Det) Nを適用すれば、
[Det  A][N  boy][??  in this class]
となり、in this classはいきなり出てきた感じ。
293名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 10:39:15
>>292 ありがとうございます。S → NP VP ,NP→ (Det) N,VP→ V(NP)(PP)
PP→ P NP 以外の句構造規則を使って[??  in this class]の部分を表すこと
はできるんでしょうか?
294名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 10:53:35
>>293
NP→(Det) N (PP)
ってのがあればいいのではなかろうか。
295名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 11:09:18
どうもありがとうございました。
296名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 14:41:48
Kathy saw a girl with a pair of binoculars.
この文は
1.双眼鏡で女の子を見た場合
2.双眼鏡を持っている女の子を見た場合
と構文木はやはり別になりますか?
297名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 16:13:17
そろそろ自分で考えろよ
298名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 17:09:10
すみません独学で勉強してるんでわかんないことが多いです


299?かかりちゃん@横槍:2005/08/25(木) 17:59:58
独学とは偉いニョロ。とにかく樹形図書けば解ることもあるにょろ。

It was [a girl with a pair of binoculars ] that Kathy saw 1の解釈なし/2の解釈OK
Kathy saw a girl with a pair of binoculars, but Francis did so with a telescope 1の解釈OK/2の解釈なし
300名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/25(木) 19:13:51
>>296

質問の仕方がまずいと思われ。

> Kathy saw a girl with a pair of binoculars.
> この文は
> 1.双眼鏡で女の子を見た場合
> 2.双眼鏡を持っている女の子を見た場合
> と構文木はやはり別になりますか?

やはりと思っているなら、自分でどうしてそう思うか、
しっかり理由を書いて質問した方が、藻前の勉強にも
いいと思う。
301名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 10:15:14
Proform substitution:

1. Kathy saw her.
2. Kathy saw her with a pair of binoculars.
302名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 13:45:51
Kathy saw her with a pair of binoculars.
with句がherにかかる解釈って文法的にOKですか?
303かかりちゃん:2005/08/26(金) 18:16:14
>with句がherにかかる解釈って文法的にOKですか?

no.
304名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 18:30:18
>>301
Cleftにしてみりゃいいと思われ
305?かかりちゃん:2005/08/26(金) 19:09:41
*It was [ her with a pair of binoculars ] that Kathy saw
306名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 19:29:15
もっとも I saw her with John.のような例で、her with Johnが構成素な場合はある。
307名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 21:15:25
何で302の解釈が駄目なんでしょう?
a girlとherで性質が違うから?

[DP a [NP girl]]
[DP her]

とか?
308名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/26(金) 23:22:28
*She who is fucking a black man is his sister.
*She wearing a blue blouse is too sexy.
*She with a strapon was sucking his dick.
309名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/27(土) 09:33:59
>>307
それは、生成文法以前の言語事実の問題だと思われ。
英語では、普通は代名詞が形容詞やその他の形容詞的修飾語句によって修飾されることはない。
そのことをまず確認した上で、それを生成文法的にどのように説明するかは、その次の問題。
310名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/27(土) 14:29:24
ナマ仇みたYO
311名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/27(土) 14:53:08
>>310
どんなだYO
仇ますAA希望
312名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/27(土) 15:10:45
ふつうのオヤジだったYO 
岡の谷サンのやっていることは音楽の進化の研究だといって岡の谷サンはそれを認めちゃったYO
仇と岡の谷の議論が熱かったYO
313307:2005/08/27(土) 22:33:09
>>309

>それは、生成文法以前の言語事実の問題だと思われ。
英語では、普通は代名詞が形容詞やその他の形容詞的修飾語句によって修飾されることはない。

いや、全くその通りなんですが、
生成文法的にはどうなのかな、と思ったわけですよ。

情報構造みたいのが関わっているんですかね。
314名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/28(日) 00:11:05
>>307
まぁそれがひとつの分析・答えになるんじゃない?
>>313の情報構造とかは知らない
315かかりちゃん:2005/08/28(日) 17:30:48
英語の代名詞はDと(postalがいっていたとカオモジ師に)聞いたにょろ。
Dに形容詞なんかつかないにょろ。

fukuiなんかの分析では日本語には機能範疇がないので代名詞はDではなくN、
よって形容詞で修飾出来るってのだけど、80年代に読んだときは
「目の覚めるような分析」とおもったけど、今考えると「ほんまかいな」
って感じニョロね。
316名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/28(日) 18:25:34
>今考えると「ほんまかいな」
>って感じニョロね。

かかり先生、それはどうしてでしょうか。
317(´∀`):2005/08/28(日) 19:57:12
さっき仇からメールきたので>>312をチクっておいたにゃ

Lisa Travisはかかりしゃんの知り合いだったかにゃ
The Syntax of Aspectという論集の中でTravisが俺のペーパーreferしてるにゃ
AgentとCauserを分ける構造を精緻化してアスペクト構造を取り込むみたいにゃが、
ま、今度会ったらよろしく伝えといてくれにゃ〜
318名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/28(日) 21:59:57
>>317
Lisa Travisはしょぼいというのがかかりちゃんの弁。遙か昔のスレ参照。
319名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/28(日) 22:09:27
唯一神・又吉イエス 秋葉原で警察に連行される【画像あり】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1125220119/
320かかりちゃん:2005/08/29(月) 01:51:30
そもそも「日本語に機能範疇がない」、ってのがホンマかいな、って気がするニョロ。
Tは仕方ないにしてもCとかないとwhのこととかNegがないとNPIとか。ただ冠詞は
ない、ってのは納得いくからDはないのは、許せるきがするにょろけど。

それと冠詞がないのはスラブ語の特徴ニョロ(ブルガリア語除く)。スラブ語は
multiple wh fronting langage、同じ冠詞のない東アジア系の言語はwh-in-situ。
この「冠詞がない」ってのがwhの振る舞いの両極端なのに関係しているような
気がして仕方ないニョロ。

>>318 そんなこと言ったニョロかね。きっとまだ正体がばれていなかった頃ニョロか。
今度あった時は避けるかも。
321名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/29(月) 19:52:06
>さっき仇からメールきたので>>312をチクっておいたにゃ
あうー でも仇師はっきり物言う恩方で男気を感じましゅた

322名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/29(月) 23:52:22
そんなことよりも気になるのは又吉イエスと生成文法の関係なわけだが、
又吉イエスって生成シンパなのか?
323名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/30(火) 00:19:56
あいかわらずくっだらねー学説の板だなここは。
亡くなった原田センセも草葉のかげで・・・・
324名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/30(火) 01:47:49
323のくっだらなくない学説に期待しようぢゃないか
325名無し象は鼻がウナギだ!:2005/08/30(火) 06:35:11
>>324
そんなもの誰も期待してないから結構です。断る。
326316:2005/08/30(火) 09:49:26
>>320
お答えありがとうです。


327名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/02(金) 04:48:36
>>320
話が大きすぎるかもしれませんが、以下雑感

習得の話をすると機能範疇がない状態(non-active)がパラメーター
でdefaultだとし、さらにこのがピボット文の原因だとすると、日本語
でピボットから3語文へ移行する場合に、パラメーターの設定での
説明は無理。個体レベルでPrimitiveなsyntaxを仮定せず、言語機能
以外の要因でピボットが生じるなら機能範疇云々は関係がない。

さてどっちが妥当なのか
328かかりちゃん:2005/09/02(金) 06:52:25
よくわからないにょろ。もう少し詳しくよろしく。
329名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/03(土) 04:20:20
   ξξノハヘ    。ノ'>
  ξξξノノλミ  ゚ノ>。゚  
 ξξξ#`Д´>//    かかりしゃん... ♪
 ξ(\__ /フ/∈,)
    \_)</         かかりしゃん. ♪
  /(  ,__ン\
 (_)ヽ_ノ (_)
330名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/03(土) 05:13:10
ところで心理動詞の研究では最近どういうものがありますか?
331(´∀`):2005/09/06(火) 05:08:55
最近でもないにゃがMaya Aradのペーパーは参考になったにゃ

先日,脳科学・心理学系のとある集まりを覗いてきたのにゃが
あいかわらずpsychological realityを誤解してる連中ばっかだにゃ
実際に脳の中でそんなことが起きているのかという心的実在性の
問題云々とか言ってる香具師が生成を語るなっちゅーにゃん
332名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 12:51:11
2ちゃんねらーに「抽選でサイン入り本5冊プレゼント」とかないんかい>顔文字先生
333名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 17:29:45
>>331
そこに突っ込みはいれたんですか
334名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 17:43:33
>そこに突っ込みはいれたんですか
ここだけのはなしなのだが某所で仇某がツッコミを入れていたわけだが(W
335名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 18:16:30
「心理学的実在性」っていう言葉を使うのが問題なのでは。
生成学的実在性とでも言えば
336名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 18:21:04
理論構成物である特定の操作の心的実在の問題をいきなり直接脳内イベントとの対応で語るのが
おかしいってことですかな?
337名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:10:57
ある心理学的実在性が生じた時、脳内でそれに対応するイベントが生じているのは決まり切っている。
しかし、そのイベントがどうして、またはなぜ、ある特定の心理学的実在性を生じるのか、あるいは、その
心理学的実在性を示すものとして主観的に解釈されるのか、が明らかではない。
これがバインディング問題と呼ばれるのではないの?
338名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:21:53
とりあえず、「心理学的」は誤訳な。二度と使うなよ。
339名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:22:08
ペンフィールドが言語領野に相当する部分を刺激した報告はあったっけかな。
今私が覚えている限りでは、視覚の一次皮質を刺激した場合はチカチカっとする
無意味な感覚しか生じないが、側頭葉を刺激した場合は過去の記憶がまとまりのある
ものとして想起されたことくらいなのだが…
340名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:23:12
>>338
そういう浅いレベルの茶々を入れるから君は馬鹿にされるんだよ。
341名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:28:13
はいはい。でも深いレベルの理解が出来てる人は浅いレベルの間違いをしないもの、なんじゃないんですか?
おちゃめさん?
342名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:30:48
>>341
そんなことより、>>337>>339にコメントしてみろよ。
「心理学的実在性」は「心(理)的実在性」に読み替えるとして。
343名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:37:50
つか、Bindingについて、なんか勘違いしていない?時間とか無視した言い方になってるけど。
あと、「心的実在が生じたとき」という言い方自体、理解できん。
ペンフィールドは読んでないから分らん。そこらへん持ち出さなくても
岩田誠の教科書とかでなんか書かれてなかった? いま手元にないから正確なことは分らんが。
344名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:45:11
つか、誤訳指摘しただけで、えらいどやされるなあ
345名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 22:45:58
>>343
君のレベルはおおよその見当はついた。
さぁ、顔文字先生のコメントを待とう。
346名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 23:15:35
このスレから排除されましたー。ほんじゃねー
347名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/06(火) 23:37:18
誤解されるのは、誤解される方にも問題があるんじゃ・・・
348名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/07(水) 04:30:30
俺はいらないから五冊お前にぜんぶあげるよ>>332
349名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/07(水) 10:06:23
「心的」と訳すならその英語はmentalであるべきでは?
350名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/07(水) 14:08:22
>>348
一冊だけ手元において、残り4冊はamazonのマーケットプレイス…
351名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/13(火) 20:27:42
 仇組の書いた記事(あれは論文ではないでしょ)が載っている「英吾、今日行く?」を立ち読みしてきたぞ。
352名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/13(火) 23:41:33
だからなんだよ?
353名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/14(水) 08:35:01
>>351さんは都会の人なのでしょうか・・・
私の住んでいる近くの書店にはまだ入荷されていませんOTL

>仇組
仇先生お一人の執筆ではないのですか・・・
前号の「予告」では仇先生の名前しかなかったと思いますが・・・
354名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/15(木) 16:02:24
LCAというのがあるそうですが、
日本語のような主要部が後にくる言語の語順は
どうやって出すのですか?
355かかりちゃん:2005/09/15(木) 19:11:13
そりゃ、kayne読まないと。logicを少し知っていれば読めるニョロ。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262611074/250-0482160-8454637

kayneの論文はなるべくone sittingで一気読みしないと、二日もすると
何が書いてあったか、忘れてしまうような”狐につままれた”みたいな内容が多いニョロ。

基本的にSHCってのが元で、日本語みたいなのはCがHの左に動く、ってころにょろけど。<>はtrace。

S H C →  S C-i [ H <C-i> ]

それだけではなく、論理的にはHをSの左に動かし、残った[ S <H-i> C ]をさらに
Hの左に動かす、ということもありうるにょろ。

S H C → H-i [ S <H-i> C ] → [ S <H-i> C ]-j H-i <[ S <H-i> C ]-j>

このLCAがどのくらい現時点で受け入れられているか、はよくわからないにょろね。
356名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/15(木) 20:39:58
>「英吾、今日行く?」の仇組
仇組が指摘する「の挿入」と「of挿入」の平行性をどう捉えるべきなのだろうかと…
皮肉な話ではあるが仇(組)の書いたものを読むとますます生成に魅力を感じてしまふ
357名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/16(金) 04:12:10
>>355
親切なレスをありがとうございます。
やはり、いろいろな移動を付け加えないと
主要部後置の語順は出せないのですね(´・ω・`)

私などは、むしろ C H の語順のほうが基本なのでは、なんて
思ってしまいます…(Sは捨象)。
いわゆる「語」に関しては、右側主要部の原則なんてことも言われていますし…
358名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/17(土) 16:42:08
>仇組が指摘する「の挿入」と「of挿入」の平行性をどう捉えるべきなのだろうかと…

次のparadigmのことですね。

(1)a. *{many/three} the students have come into my office.
   b. {many/three} of the students have come into my office.
(2)a. *{たくさん/3人}学生がたった今研究室に入って来た。
   b. {たくさん/3人}の学生がたった今研究室に入って来た。

仇さんが誰かようやく分かりましたが、まさか某理系出版社から出ている本の著者だとはね。
良い本を書く人だとは思っていましたがまさかその人が仇さんとは……。
顔文字の人も誰なのか分かりましたよ。皆さんご活躍で。このスレッドの益々の発展をお祈りします。
359?かかりちゃん:2005/09/19(月) 07:48:29
(2)a. *{たくさん/3人}学生がたった今研究室に入って来た。

これ本当に悪いニョロ?
360名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 08:06:42
問題なのは(2a)と(2b)のコントラストだろ
とゆうか(2a)だけでも十分悪いのだが かかりは海外生活長いから日本語の直観にぶってね?
361Fred:2005/09/19(月) 14:52:29
 かかりはん、クッキーの削除した方がよろしいで。でないと
いつまで経っても?がついたままになりまっせ。

 ちなみに、ちんぽ挿入、もとい、of挿入と「の」の生起分布
はかなり違いがあるので、同じように捉えるというのはちょい
と無理がおまっせ。わしなんか、「3人の学生」という言い方
からして不自然やと思うもんな。ついでに、Many a studentの
ような表現はどないしてくれんねん!、とも思うわな。
362名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/19(月) 16:06:43
質問ですが、Noun IncorporationってのはMPではどう考えられているんですか?
363かかりちゃん:2005/09/19(月) 22:44:07
>問題なのは(2a)と(2b)のコントラストだろ
>とゆうか(2a)だけでも十分悪いのだが かかりは海外生活長いから日本語の直観にぶってね?

日本語の直感って鈍るかね?それより、アッシにはコントラストあるというのが解らないニョロ。
どっちもokのように思う。

> かかりはん、クッキーの削除した方がよろしいで。でないと
>いつまで経っても?がついたままになりまっせ。

この?は名前欄の文字が化けちゃって出るんだけど、そういう対処法
にょろかね。あんまり漢字変換とか文字化けのこと知らないあっし。
いっそのこと?付きのコテハンってことにしようかと思っていましたニョロ。

>質問ですが、Noun IncorporationってのはMPでは

知らないニョロね。mark bakerは数年前
「俺はもうincorporationにはあんまり興味ないんだけどな。」
と言っていましたニョロ。
364名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/20(火) 13:30:22
Incorporationはいろいろな移動を必要とするから
MPでは少なくともそのままの形ではだめなような
365名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/20(火) 19:50:40
移動?
何がどう移動するんですか?
移動じゃないとダメなの?
366名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/21(水) 04:02:40
Incorporationはhead movementだろ
367名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/21(水) 17:52:22
だから、なんでmovementなんだYO!
動くとこ見たのかYO!
368かかりちゃん:2005/09/21(水) 23:02:03
>>367の「オジさんが若者言葉使ったちゅーのYO!」って文体は何処かで見た覚えが。
whでもpassiveでも動くとこ見たやつなんていないニョロ。
でもそういう「移動」と同じ制約にincorporationも従えば「移動」として
groupingするべきにょろ。
369名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 03:55:16
>>367
ある現象を「移動」として捉えているだけの話。
370名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 11:23:40
生成vsHPSG カァ〜ン!
371名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 15:36:38
hPSGは何か有意義な一般化でもとらえているんですか?
372名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 17:39:15
というかmonostratalとmultistratalの本質的な違いってなんですか?
標準理論の頃ならともかく、今となってはgapでもmovementでもどちらでも
いいような気がするんですが。
373かかりちゃん:2005/09/22(木) 17:48:37
前に書いたニョロけど、同じ制約があるときには働いてある時には働かない、という
ようなことをsystematicに説明するためにはmultistratalなmodelが有利ニョロ。
別のlevelで適用する、と言えばいいだけニョロから。詳しくは前スレかその前くらいの
ACD vs. Comparative/Sluicingを見て頂きたいニョロ。
374名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 22:27:58
multistratalなら文字通り、strataが複数あるんでしょ?
monostratalの場合、複数のlevelが存在するんじゃないの?

でも、結局違いは何なの?
確かstrataとlevelの違いを定義している(試みている)
ペーパーあったよなぁ。
375(´∀`):2005/09/22(木) 22:28:22
ふにゃ、移動を採用しない理論は二重にstipulativeだっつーのがチョムの言い方だったにゃ
376名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/22(木) 23:38:12
>>372
もともとgapの空所とtraceのgapで違いがあるとか?

>>375
mergeみとめると、displacementがないとするのにstipulationがいるとか?
377(´∀`):2005/09/23(金) 15:13:32
>>367
それが心的実在性の解釈をめぐる問題の一例でもある罠ゃ

>>376
Move = Internal Merge だとすれば、のハナシだけどにゃ
まあ、Merge一発で全部OKってのはちょっとムリポという悪寒もするけどにゃ
378名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/23(金) 17:10:42
>>377
>>345以降ずっと、顔文字先生のおっしゃる心的実在性の解釈を巡る問題に
ついての解説をお待ちしていたんですよ。

この辺りで解説していただけますか? 言語学徒以外にも理解できる形で…。
379久しぶりに親切な人:2005/09/23(金) 18:42:42
生成スレ <10> より抜粋

313 :Adamas :04/06/17 18:39
>>312
>てな勘違いをする香具師が多いので、・・・
いや勘違いじゃなくてな、わしはそー思うとゆーことよ。
チョムつーか生成が、UGがイデアじゃなくリアルだとゆー前提に立ってるのは
120万%分かった上でのハナシよ。で、チョムが次↓のよーに言おーが、
>No "Platonism" is introduced, and no "E-linguistic" notions:
>only biological entities and their properties
実在性つーことを考えると、"Platonism"だと考えたくなるのよ。
それは顔餅も指摘するよーに、PICひとつとったって、
それは理論とゆーモデルの世界で「実在」するだけであって、
心理的実在性つーことを考えたら可能性は極めて低いからな。
>母語話者の文法知識の近似値的なモデル化としての理論的実在性のみが重要で、
>それ以外の実在性とりわけ心理的実在性は問われるべきではないのにゃ、たぶんにゃ。
てか、そーなると何のためのbeyond explanatory adequacyかと思うわい。
つーか、生成は今も昔もUGの心理的実在性を大前提に議論してきているわけだから、
「心理的実在性は問われるべきではない」つーのはいくら何でもないと思うぞ。
380すごく親切な人:2005/09/23(金) 18:43:33
314 :(´∀`) :04/06/17 19:51
>生成は今も昔もUGの心理的実在性を大前提に議論してきている
ここが注意せんといかんとこにゃが、心理学者や哲学者が「心理的実在」だと考えるようなものとは
生成はまったく無縁なのであって、正しい理論のみが(それが心理的であれ化学的であれ)実在性を
持ち得るということなのにゃ。
>Chomsky has not claimed that generative grammar have any "mental reality" at all, above and
>beyond the reality that any scientific model of the universe has (Jenkins)
>Chomsky himself never recognized as legitimate the question whether transformations (for example)
>were "psychologically real" -- the only sensible question, to his mind, was the empirical question
>whether the theory invoking transformations was true. (Hornstein & Antony)

381いつも親切な人:2005/09/23(金) 18:44:13
322 :Adamas :04/06/18 06:29
>>314
え〜っと、ちょいと分からんよーになってきたY。
よくチョムの本やペーパーのはじめの方に、
psychological realityウンヌンのハナシが出てくる罠。
その時、psychological realityを軽んじるつーことじゃなくて
重んじるつーことで出てきてると思うY、わしは。
ちょいとココ(←わしんち)には本も何もねぇからチェックのしようがないがな。
てか、誰か、チョムの本なりペーパーでpsychological realityについて触れているところ、
ココにカット&ペーストしれや。をい、そこの藻前だ!そのぐらいしれ!
でだ、ここでわしの解釈するpsychological realityについてちょいと書くな。
ヒトは言語をもっていると。で、言語を生成する何かがあるハズだと。
そいつは遺伝レベルでヒトに所与されているものだと。
ちょうど肝臓や腎臓や心臓の臓器のよーに、ヒトなら誰でももれなくついてくるよーなものだと。
そーゆー意味では「器官(organ)」みてぇなやつだと。
でも、物理的な器官なんて体(つーか脳)の中探してもねぇと。
ちゅまり「言語臓」(←肝臓や腎臓や心臓のパクリ)みてぇなのはないと。
でも、何か言語を生み出すモノはあるはずだと。そーゆーことで、
言語を生み出す臓器のよーなもんとして心的器官(mental organ)が実在しているはずだと。
で、実在すると仮定するからこそ、生成は形而上学じゃなくて形而下学になると。
ちゅまり宗教じゃなくてサイエンスになると。
そーゆー意味では、UGの心理的実在性とゆーのは心的器官の実在性を意味し、
これを否定するとなると生成はオカルトになっちまうと。
とこんなカンジだけど、どーよ。(つづく)
382やっぱり親切な人:2005/09/23(金) 18:44:53
323 :Adamas :04/06/18 06:30
で、わし的には、次の顔餅のカキコ↓
>正しい理論のみが(それが心理的であれ化学的であれ)実在性を
>持ち得るということなのにゃ。
は、カッコ付きの「実在性」とゆー意味では了解よ。で、問題は次の顔餅のカキコ↓よ。
>心理学者や哲学者が「心理的実在」だと考えるようなものとは
>生成はまったく無縁なのであって、
これ↑よく分かんないのよ。心理学者や哲学者が考えてる心理的実在性と
生成(つーかチョム)が考えている心理的実在性が違うとゆーけど、
この辺りわしよーワカランのよ。分かる香具師、もしいるんならわしに教えれ。
いや、実は、この辺り、わしメチャクチャ興味あんのよ。

327 :かかりちゃん :04/06/18 06:53
>>心理学者や哲学者が「心理的実在」だと考えるようなものとは
>>生成はまったく無縁なのであって、
>これ↑よく分かんないのよ。心理学者や哲学者が考えてる心理的実在性と
>生成(つーかチョム)が考えている心理的実在性が違うとゆーけど、
ここいらへんは70年代のBresnanとの論争を読めばいいにょろ。
383あくまでも親切な人:2005/09/23(金) 18:45:36
328 :(´∀`) :04/06/18 07:29
をっと、かかりしゃんに先越されたけどにゃ
心理的実在については Rules and Representations の中で突っ込んだ発言をしとったにゃ。
たとえば
>... the question of psychological reality is no more and no less sensible in principle than the
>question of the physical reality of the physicist's theoretical constructions
理論構築物としての実在性しか問題にしていないことが分かるにゃ。
もちろん現在の ontological minimalismの立場からすれば、より厳しい選別を受けることになるとは
思うけどにゃ。
あるいは「献立」の中で
>The question then is, why people feel that psychological tests shed light on psychological reality.
>That I simply do not understand. I have no explanation as to why anybody thinks that a reaction
>time experiment tells you more about psychological reality than a fact about synonymy.
>It just seems to me totally irrational.
とも言ってるにゃ。
以前心理板で、生成が心理学的実験を怠っているという主旨の批判を頂戴したけれども、それによって
保証されると心理学者が考えるような心理的実在と、チョムのいうそれとは別物だということにゃ。
384誰よりも親切な人:2005/09/23(金) 18:46:16
329 :(´∀`) :04/06/18 07:30
さらに最後のほうで
>You can't assign any reality to it because there's no physical basis for it. By the 1930s, it was
>recognized that all this was total nonsense. Chemistry was real, because it is the best theory we've got. ...
>Philosophers of mind still worry about ... all the known mistakes of scientists about chemistry.
と哲学者の科学理論の実在性についての誤解を指摘しとるにゃ。
あるいは、たとえば脳科学者がwh移動の事象電位を測定したところで、それがwh移動理論のrealityを
高めることには全然貢献しないわけにゃ。
385そろそろ疲れてきた親切な人:2005/09/23(金) 18:47:31
330 :Adamas :04/06/18 18:04
>>328
>理論構築物としての実在性しか問題にしていないことが分かるにゃ。
ふむふむ。となると、チョムは、
形而上学的にも形而下学的にも実在性を求めていねぇってわけだ。つーことは、
フィジカルにもメタフィジカルにもCHLの存在はハナから考えてねぇワケだ。
なら尚更、チョムはプラトニストで生成はプラトニズムだと思うわ、わしは。
>もちろん現在の ontological minimalismの立場からすれば、
>より厳しい選別を受けることになるとは思うけどにゃ。
だよな。となると、
生成はその根本的なところで、メチャクチャな大きな大転換をしているワケだ。
わしに言わせたら、共産主義者が資本主義者に変身するぐらいスンゲーことよ。
マジなハナシ、一大事件よ。
>心理学者が考えるような心理的実在と、チョムのいうそれとは別物だということにゃ。
だとしたら、生成では今後いっさい「心的実在性」なんつー
ミスリードなタームは使うべきではないな。マジなハナシ。
もし使うなら「理論的実在性」だ。
でも、「理論的実在性」なんてあえてゆー必要ないわけだ。
科学理論ではあったり前のことだからよ。
でも、ぶっちゃけたハナシ、もしいわゆる「心的実在性」を放棄したら、
実質的に認知ブンポーと同じにならねぇか。だって、
CHLつーかUGはリアルなモノとしては真面目に考えていねぇんだからな。(つづく)
331 :Adamas :04/06/18 18:05
あと、わしも今日オフィスでちょいと調べてみたけど、
New Hroizonsに次のよーなパッセージがあったわ。
イタリックになっていたところは、ここでは*...*で表してあるわ。
>There has been much heated debate over what the subject matter of linguistics *really is*,
>and what categories of data are permitted to bear on it.
>A distinction is made between *linguistic evidence* that is appropriate for *linguistics*,
>versus *psychological* and other evidence that is not.
とゆーことは、なんだな、
あんまりインタフェイスにこだわる必要がねぇってことにならんか。
だって、インタフェイスの向こう側にあるのはpsychologicalなもんだからよ。
となると、今のミニマリチュムはしなくてエエことしてんのか?
ワケワカンネーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
>>329
>たとえば脳科学者がwh移動の事象電位を測定したところで、
>それがwh移動理論のrealityを高めることには全然貢献しないわけにゃ。
そーだと思うよ、わしも。だからこそ、
わしも毒チョコでは神経言語学をミソクソに書いているんだけどな。(つづく)
387名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/23(金) 19:29:59
仇将軍再降臨か!!

と思い一瞬 ウホ♪ と思ってしまいますた………
388名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/23(金) 20:12:50
つーか、なんでこの人ら(?)は「心的実在性」みたいな
チョム語の定義と解釈に熱中してるんですか?
言語屋としては、単により簡潔な道具立てで
正しい予測と広範な記述・説明を可能にする
理論を構築すればそれでいいんでは?
389名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/23(金) 21:52:22
>>388
行動主義に対してmentalismを提唱した手前があるから
390名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/24(土) 05:45:16
なるほど。
391名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/24(土) 08:29:08
>388

それはな、言語学が「経験科学」だからだよ。
392/:2005/09/24(土) 11:04:26
>>371
HPSGの枠組の中で行われている研究の概説として、Katholと
Przepio'rkowskiの二人が共著した、Advanced Topics in HPSGという
文章があり、それの2003年のヴァージョンが
http://www.essex.ac.uk/linguistics/clmt/papers/hpsg-topics/KatholPrzepiork00.pdf
に置いてありますので、それを参照するとよいと思います。
393名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/24(土) 13:01:07
>>391の答えは、ズレているね
394名無し象は鼻がウナギだ!:2005/09/25(日) 19:01:01
出てきた理論=実在性ありって了解の元で、>>388で正解。
チョムもそれで問題なし。
395名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/01(土) 18:30:06
どうということはないですにゃがBOBさんとADAさんとKYOMUさんがどことなくにているのがきににゃる
おさんかたのおししょうさまがおなじとかなのですにゃろか
396名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/01(土) 20:18:26
単に生成学者にとって共通の問題意識ってことでは
397名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 01:42:11
つか、おちいりがちの誤解と、ありがちの代案ってことでしょ
398名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 11:18:03

つか、そもそもチョムが言語について誤解していて、生成がそのありがちな代案ってことでしょwww
399名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 11:48:28
400名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 12:26:01
>>398
意味不明。。。
401名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 19:48:26
> >たとえば脳科学者がwh移動の事象電位を測定したところで、
> >それがwh移動理論のrealityを高めることには全然貢献しないわけにゃ。
> そーだと思うよ、わしも。だからこそ、
> わしも毒チョコでは神経言語学をミソクソに書いているんだけどな。(つづく)

なんだか行動主義に似てきおったにゃん。
402名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 21:38:49
つか、wh句のdisplacementを移動によって説明するか、それ以外によって説明するかの
区別に関して、事象電位の変化が何の証拠も与えてくれないってこったわな。行動主義云々は関係なくって。
要するにpetやfmriで測定できることなど言語学ではとっくの昔に捕らえちゃってるということ。
後追いしかできてないってことだろう。当たり前すぎ。
403名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 22:09:57
おすぎ。
404名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/02(日) 22:11:28
理系的現象や知識に憧れがあるっちゅうことではないか?
だから、無批判に取り入れようとして、自らの立脚点を見失うのじゃ。
405名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 01:59:59
PETやfMRI、事象関連電位の変化が示していることはまだまだ粗すぎて、
wh句のdisplacementに伴う微小な脳内変化を捉えられるレベルにない、
というのが実情ではないでしょうかね。
406名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 02:07:12
だから、もっと劇的な脳内変化を伴うと思われる言語活動、
たとえば文法構造が根本的に異なる母国語以外の言語の習得を
用いてPETやfMRI、事象関連電位の変化を見る、というのが妥当な
研究方向では。
上記の「たとえば」の内容の選択に関して、言語学者はもっと貢献できる
のではないか、と思いますけれど。
407204:2005/10/03(月) 03:09:48
>>406
実験屋から言わせると、そういった機器を用いて得られるのはあくまでも脳波や血流量の変化であって
そのデータをどう解釈し、どうやって理論に還元するかは理論屋の仕事じゃねーのかってとこでしょうか。

これまでの議論で気になる点として、理論側で規定している、あるいは見たいものをそのまま実験の刺激材料
として持ってきて、その刺激に対する反応を基に議論を進めることができるかというと話はそうは単純ではない
ということを再確認しておきたいのでふね。

>PETやfMRI、事象関連電位の変化が示していることはまだまだ粗すぎて、
>wh句のdisplacementに伴う微小な脳内変化を捉えられるレベルにない、
>というのが実情ではないでしょうかね。

細かい議論は色々とあり、また実験計画の問題もありますが、それはすこし脇において、
405先生の書き込みを材料にすこし話を進めさせていただきます。

乱暴な話をすると、実験で見たいものを、上では「wh句の移動」を見たいとすれば、理想はWH句の移動を
伴わない刺激群A、wh句の移動をともなう刺激群Bを用意して、Bの刺激を与えた時の反応からAの刺激を
与えた時の反応を引いてやって残ったものがwh句の移動にたいする生理反応なり心理反応なわけです。

この場合、wh句の移動以外はすべての条件が刺激Aと刺激Bで同じでなければなりませんが、大きな要因
として移動を伴う文の刺激では語順が変わってきますので、見たい要因以外はまったく同じというデザインで
実験を組むことは不可能です。

>wh句のdisplacementに伴う微小な脳内変化を捉えられるレベルにない、

次にこの問題について私見をのべさせて戴くと、理論側で見たいものが、言葉をかえて理論が想定するモデルに
逐一対応する神経回路やら脳波が計測されない場合、実験データをどのように解釈するかという問題と重なって
くる問題だと思います。
408204:2005/10/03(月) 03:21:43
>>407
例えば、統語操作に特化した神経回路が存在するという立場をとり、さらにあらゆる統語操作がこの神経回路で
処理されるという立場に立つなら、wh句のdisplacementやpassivazationといった刺激の間で差がみられなくても
逆にそれを「統語操作に特化した神経回路の存在」を支持する証拠として捉えることも可能だと思います。

また、脳の賦活や脳波にwh句のdisplacementやpassivazationといった刺激の間と統制群の間で差がでた場合
でも、果たしてその差が理論で想定しているものの違いかどうかというのは慎重に議論する必要があると思います。

P.S.
ただ、実験をデザインする場合には刺激間で差をだすことを目標にして刺激を考えますので、実験計画において
対立仮説を棄却できない場合に、対立仮説が正しいという結論は取れないとおもいますので、上で例に挙げた
’wh句のdisplacementやpassivazationといった刺激の間で差がみられなくても逆にそれを「統語操作に特化した
神経回路の存在」を支持する証拠として捉えることも可能だと思います’というのは理論から見た解釈であって、
実験研究自体としては破綻しています。
409名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 20:56:31
PETやfMRI、事象関連電位の変化はとってもマクロな指標であって、神経一個一個
の活動やその複雑な組み合わせを反映するものじゃないからねー。そういうマクロな
ものなのかな、言語って??それじゃあ、つまらないし、言語らしくもないね。
410名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 20:57:09
当たり前の話やな、そりゃあ。
411名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 21:16:14
ま、よくあることだよね、現象の細かさ、ダイナミックさ、層の多さ。
そういうものを無視してツナガッテルと思い込むのって。fMRIと言語じゃあ
「竹やぶ焼けた」の繰り返しでも「いろはにほへと」でも、あるいは
聖書の反復朗読でも似たようになるだろうねぇ。

言語について知りたいことって、そんなことじゃないでしょうに。
太陽の黒点の数と社会変動の相関みたいな笑い話に似ているような。。
412名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 21:20:40
それなら両方ともマクロでまだ可能性があるけど、言語とfMRIじゃあ、
知床半島の形状と人間の精子の形が似てるから、なにか機能的な関係が
あるんじゃないか?っていうレベルだろ。
413名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 21:39:56
まあ、そんなところかね。当たらずと言えども遠からじ。
414名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/03(月) 22:10:54
fMRIや事象関連電位ってニューロンにすると10000〜数万の活動の
集合(総和・平均)なんでしょ?それと、おそらくはニューロンの精密な
組み合わせ(AND・OR・NOR・NAND・NOT・・・・)で実現されてるだろう言語と
どうつなげられるんですか?単純な質問ですが。
415名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/04(火) 03:56:50
今度の言語学会でシンポやる連中の立場がないなー(苦笑)
416名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/04(火) 10:44:25
散文的に何を言っても、わざわざ咎めに来る人はいないさ。アホやなーと傍から思うだけ。
417名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/04(火) 11:08:23
性格悪い煽り乙。
418名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/04(火) 11:31:35
では、中身について論議してたもれ。
419204:2005/10/04(火) 21:59:13
>>409
別にニューロンを一個一個見れたって計測してるのはあくまでも神経活動なんだから
現状と大して変わらないと思われ。

ぶっちゃけ、脳観測機器でも、コーパスデータでもパフォーマンスデータにすぎないので
Competence/Performanceの二分法であくまでもいくなら、どんなデータだってあくまでも
理論の根幹に対する影響は副次的なものにとどまるでしょ
420名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/04(火) 22:53:11
phrasal lexical itemsっつーのは句の語彙項目って訳すんでつか?
句の形式で語彙項目として載ってるってことでつか?
421名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/06(木) 04:07:42
>>419
> 別にニューロンを一個一個見れたって計測してるのはあくまでも神経活動なんだから
> 現状と大して変わらないと思われ。
いや、PETやfMRI、事象関連電位など現状の数億個のニューロンの活動の
総和としての代謝活動をみるのではなく、Hubel & Wieselがネコの視覚皮質で
やったような個々のニューロンの活動を電極を少しずつ動かしながら観測する
という手法を少なくとも数千万個のニューロンに対して同時に適用し、かつ
それらの活動をコンピュータを用いてニューロンの空間配置と神経連絡構造を
把握しながら時系列的に分析できたら解明できるのではないかな。
少なくとも言語学が対象としている事柄に関しては。
しかし、この技術が可能になるには気の遠くなるような精緻さと革新が
必要だろう。それまでは何を言っても仮説に止まると思う。
422?:2005/10/06(木) 06:26:58
>Hubel & Wieselがネコの視覚皮質で

ここは猫が集まるスレだということを忘れるな。
423名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/06(木) 07:52:04
>>422
悪かったよ、次はネズミにするよ。
424名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/06(木) 10:05:18
ネコは学生時代、てんかんの研究でネコを拘束して
脳に電極を植えてショックをかけたことがあるな。
どうもそのネコは飼い猫だったという噂もあった…。
馴れ馴れしすぎたので…。

ネズミは仕事で5万匹ほど殺したし…。少数しか使わない
時は床に叩きつけて殺す。しっぽを持ち、手首のスナップを
利かせて鞭打つように叩きつけるのがミソ。
大量に使った時は全員wバケツに放り込み、クロロホルムを
流し込んでそのままフタをする。おとなしくなったらw、ビニール
袋に詰め込んでディープフリーザーに放り込むのだ。
425名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/06(木) 16:33:25
>>424
哀れねず公ども。
なんのためにこの世に生を受けたのか・・・
426名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/07(金) 00:29:26
Proceedings: Biological Sciences
ISSN: 0962-8452 (Paper) 1471-2954 (Online)
Issue: Volume 272, Number 1562 / March 2005
Pages: 561 - 565
DOI: 10.1098/rspb.2004.2957
URL: Linking Options
The consequences of Zipf's law for syntax and symbolic reference

Ramon Ferrer i Cancho, Oliver Riordan, Béla Bollobás

Abstract:

Although many species possess rudimentary communication systems,
humans seem to be unique with regard to making use of syntax and
symbolic reference. Recent approaches to the evolution of language
formalize why syntax is selectively advantageous compared with
isolated signal communication systems, but do not explain how signals
naturally combine. Even more recent work has shown that if a
communication system maximizes communicative efficiency while
minimizing the cost of communication, or if a communication system
constrains ambiguity in a non-trivial way while a certain entropy
is maximized, signal frequencies will be distributed according to
Zipf's law. Here we show that such communication principles give
rise not only to signals that have many traits in common with the
linking words in real human languages, but also to a rudimentary
sort of syntax and symbolic reference.
427名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 03:05:45
>>407

>この場合、wh句の移動以外はすべての条件が刺激Aと刺激Bで同じなければなりませんが、大きな要因として移動を伴う文の刺激では語順が変わってきますので、見たい要因以外はまったく同じというデザインで 実験を組むことは不可能です。

In-situ wh-questionを刺激文として与えればいいんじゃない?それはそれで、刺激Aと刺激Bの間に語順以外のところで違いが生じるだろうけど。
428名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 07:23:54
>>427
> それはそれで、刺激Aと刺激Bの間に語順以外のところで違いが生じるだろうけど。
それがconfounding factorになって結果の解釈が困難になるということだよ。
429名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 13:18:39
顔文字先生の本欲しいんですけどどうやったら買えるの?
タイトルも著者名(本名?)もわかんないんじゃ買いようがないよ。
430名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 14:04:27
タイトルや著者名は公開しなくてもいいから、
Amazonに掲載されている本のリンクを書き込んでよ。
431名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 14:25:32
fMRIにPETって、、、neurotjsかよ!!!
432名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 18:32:28
>>430
それは著者名を公開しているのとおなじだろ。
ヒント:動詞、語彙、研究
433名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 19:08:28
新刊って、単著じゃないよな?
434名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 19:40:38
なんかやらせっぽくて興醒め
435名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 19:55:44
>>432
なんか、古めの本しか出てこないんだけど…
436名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 22:49:57
じゃあ、lexical categoryを日本語で。
437名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/08(土) 23:13:21
438437:2005/10/08(土) 23:24:42
何か当たってるっぽいな・・・
リンクなんか貼らなきゃよかったかな
どうもすいませんでした。削除しといた方が良いですか?
439名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/09(日) 03:37:12
気にするな
440名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/09(日) 04:56:49
自 作 自 演
441(´∀`):2005/10/09(日) 11:11:46
を、宣伝乙〜
って、マーケットプレースにも出とるにゃー
謹呈でくれてやった誰かが処分しおったにゃ
さては仇かゴルァ

仇で思い出したにゃが、この夏休みに大勢で書いたものが
来年中頃に出るみたいにゃから、藻前ら全員買うよーににゃ





予価2万円だけどにゃ(ドテッ
442名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/09(日) 16:31:54
>>441
顔文字先生
謹呈本には謹呈の印鑑と著者のサインが記入されているんでしょ?
そういう汚れた…いや、貴重な本はマーケットプレイスには普通出さないのでは…。
443かかりちゃん:2005/10/09(日) 17:56:06
>>442
しおりがハサカっているだけにょろ。
444名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/09(日) 18:04:24
>>443
そうなの? 顔文字先生も怠慢かましてからに…。
445かかりちゃん:2005/10/09(日) 22:44:20
出版社から直接郵送されているにょろ。
最近の謹呈本って、そういうのが普通ニョロ。
446名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/09(日) 22:51:42
>>445
そっか。直接手渡したんじゃないんだ…。
447名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 00:04:36
>> 422

にゃあおん。
448名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 07:34:04
顔文字先生、和歌山の発砲でまた家宅捜索受けたんじゃね?w
449名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 08:09:17
>>448
そういうことで家宅捜索を受けそうな人なんですか?
450名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 08:19:31
>仇で思い出したにゃが、この夏休みに大勢で書いたものが
>来年中頃に出るみたいにゃから、藻前ら全員買うよーににゃ

>予価2万円だけどにゃ(ドテッ

2萬円?退官記念論文集でしゅか?それとも事典とかでしゅか?
451名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 13:33:27
>>449
ヒント:>>448 「また」
452名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/10(月) 15:11:28
  _  いいかよく聞けお前ら。
 ( ゚∀゚)                 (´∀` )
 し   ⊃                し  J
 |   |                  |   |
 し ⌒J                  し ⌒J
    十月十日。これだけだと、    【十月十日】
   _ ちょっとHな保健体育の日だが  ∩ ∩
 ( ゚∀゚)                    (´∀` )/
 し   J                    |   ノ
 |   |                     |   |
 し ⌒J                     し ⌒J 
       こうして合体すると!
       _ 〃つ十十⊂
      ( ゚∀゚)     (´∀` )
      /   ニつ日月⊂ニ   .ヽ
      |   |       |   |
      し ⌒J       し⌒J

          十十
          日月

          萌えとなる。

      十月十日、全国一斉アン萌えの日!
       この日に萌えずして、君はいつ萌ゆるか!
       _  ∩         ∩
      ( ゚∀゚ )/    (´∀` ) /
     m9   ノ   m9   ノ 
     ノ   ヽ     ノ   ヽ 
     (_ノ ⌒゙J    (_ノ ⌒゙J
453?かかりちゃん:2005/10/11(火) 01:36:54
前にここで(というより方々から)webページないのか、ときかれたりすることが
多いのでつくっておきましたにょろ。走り書きみたいなのですニョロけど、
もう少し奇麗にするつもりニョロ。linguistlistのpersonal directoryに
urlのせておいたにょろ。
454(´∀`):2005/10/11(火) 02:04:02
searchかけても出てこんにゃ
つーか名字だけで検索してたらかかりしゃんの○○らしき人にヒットしたおw

>>450
仇いわく「とんでもなくすんごい事典」
俺の書いたとこだけ「すんごくとんでもない事典」
455かかりちゃん:2005/10/11(火) 03:55:10
people & organizationからdirectory of linguistに行って、
alphabetが並んでいるところであっしの名字の頭文字のところをclick
すると見つかるニョロ。

名字でsearchしてもあっしの「○○らしき人」は出てこないにょろ。
カオモジ師は本当に知らないニョロか?KーRODはどこで聞きつけてきた
情報ニョロかね。
456(´∀`):2005/10/11(火) 04:19:08
URLありが
記念カキコしようと思ってたのに、ゲストブックみたいのはないにゃ?
457かかりちゃん:2005/10/11(火) 05:47:25
あんまり大学のwebでゲストブックなんてやる人いないのとちゃいまっかね?
458名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/11(火) 08:42:08
>>426
> Zipf's law

いまどきジップ則で論文書いちゃうセンスに泣いた
459名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/11(火) 14:14:05
>>458
>いまどき
藻前のこの一語に全米が泣いた。
460名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 00:50:47
この人迷惑なんだけど、どうします?
隔離スレ作りますか?

http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/tech/1011988273/751
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/tech/1011988273/755-759

461(´∀`):2005/10/12(水) 02:00:41
ふむふむ
>ボクの感じだと、LCS が結構使えそうってことになってる気がする
この気持ちはよく分かるにゃ
ただし純理論としてLCSが正しい装置かどうかは別問題だろにゃ
ちょうど、自然言語処理にとっては句構造規則やXバー理論のほうが
bare phrase structureより使い勝手がよいが、MPでは前二者は誤り
ってことになっとるのと同じようににゃ
462名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 10:14:45
Idioms have been more easily treated in MP than GB due to the ressurrection of the Genealized Transformation.
463名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 16:18:04
新書の入門書かけや。
高校生ぐらいでもわかるようにな。
素人目線で書ける実力あんだろ?
464名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 16:38:11
>>463
それくらい話のレベル落としてもらわないと理解できないってか?w
465名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 16:44:56
確かに、生成学者が書いた素人さん向けの入門書ってぜんぜん無いよね。
仇先生の最近の著書の内容をもうちょっと噛み砕いたものを
一般向けに誰か書いてもらえないかな。
生成文法とか、言語学って、あまりにも世間に知られなさ過ぎていると思うから。
466名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/12(水) 21:13:16
仇先生に新書書いてもらいたいな.
仇先生素人受けのする掴みのうまい文章書く人ですし.
467名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 08:02:02
生成文法で行われているジャッジメントが素人にどう映るか見物。
生成文法に限った話ではないけど。
468名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 08:18:44
469名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 09:37:53
>仇いわく「とんでもなくすんごい事典」
>俺の書いたとこだけ「すんごくとんでもない事典」
事典の名称を教えていただけないでしょうか。。。
470名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 09:41:10
>>469
「関東のいい店、抜ける店 100選」
471名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 11:34:09
>>468
大津先生が書いているんだね。
そんな本があるとは知らなかった。読んでみたいな。
472名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 13:21:20
「言語の脳科学」を超えるおもしろ本きぼんぬ
473名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 20:24:27
>「関東のいい店、抜ける店 100選」
(´∀`)センセ ふざけないでください!
474名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/13(木) 21:52:55
わりいわりい!
つい、いつものくせでよ。
475(´∀`):2005/10/13(木) 23:21:19
俺とちゃうがにゃゴルァ
ま、その予価二万円の「言語○○の百科○○」は高校生でも読めるようにという編集方針ではあるにゃ
高校生が二万円の本を買うんかい、という根本的疑問を持ちつつ書いたわけにゃが

ところで以前、月刊言語の長谷川眞理子しゃんへのコメントをすると言っておいたにゃが
11月号見れ(よーく探さんと見つからんからにゃ)
476名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/15(土) 14:18:39
>>475
(よーく探さんと見つからんからにゃ)

↑って、居住市まで書いてあったりして(ドテッ
477名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 00:42:55
かるーいネタふりですにゃが。

光の進行路には、常に「一番時間のかからない距離」を前もって計算
したかのように進む、という性質があるらしいですにゃ。
例えば、同じ媒体(例えば空気だけ)なんかにゃと、大気中にあるA地点から
B地点を結ぶ時間が一番かからないルートはAとBとを結ぶ直線、ってことになるにゃ。

しかし、異なる媒体を通る場合(例えば空気と水)なんかにゃと、屈折して見えるのは
密度次第で光の進行速度が変わるので、より時間のかからない効率的なルートを探し求めた
結果、屈折したルートを辿ることににゃる。(にゃからその場合には直線ではない)

ということがあるらしいですにゃ。この光の目的地への最短時間を探し求めるシステムは
CHLの完全性となんか関連性があったらおもしろいにゃーと思うんですが、実はその光そのものの
性質が全く分かっていないという罠ゃ。
478名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:19:38
>>477
おまぃはこんな所で似非物理講義やってる暇があったら、
ファインマンが素人向けに書いた、経路積分〜量子電磁力学の啓蒙書
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000058665/
でも読んどけ。

まったく程度の低い比喩で、煙に巻いたつもりになりやがって
479名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:22:03
ってゆーか、CHLってどんな装置なの?
お母さんみたいに、やさしくおしえてくだちい。
480名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:23:58
>>477
何時代の人間だおまえ。
少なくとも現代日本人なら光の屈折の理論は高校で倣うはずだが。
481名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:34:16
つーか、見てるとお前はどうも
「そう振舞おうとしてそうしている」現象と
「結果的にそうなっている」現象との区別がついて無いような気がする。
そこまでならまだいいが、
全ての現象が「そう振舞おうとしている」かのように思っているところがある。
気をつけろ。
482名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:35:25
虚無センセ、ぼろくそに言われてまんな
483名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:35:30
>>480
おまぃのレスはいつもピント外れだなぁ。
いつも周りからズレてるって言われてるだろ?
484名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:38:28
おかぁさんみたいに優しく言ってくれなきゃ、イヤダ
485名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:39:04
もっとおにいちゃんみたいに言って。
486名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:41:39
しゃぶれ
487名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:45:27
おしっこの出るところを検査してやるから、
はやくぱんつ脱いで四つん這いになれ
488名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 03:48:22
>>486-487
それは鬼ぃちゃん
489(´∀`):2005/10/16(日) 04:50:57
ん?虚無しゃんはそんなことは書かんにゃろ
昔、チョムが生成文法はガリレオ以前と言っておったにゃが
「自然は完璧」「自然は経済性を好む」式の捉え方が言語についても有効という
見方を確かに生成はしとる(しとった)わけにゃ
確かに派生の経済性はフェルマーやモーペルチュイを下敷きにしてたとは思うけどにゃ
>>481を補うと
「「結果的にそうなっている」ように我々には見える」つーか、
そのように見ることで研究を進めてみる、という区別も重要だにゃ
Perfection is in the eye of the beholder.
なのにゃ
490名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 10:49:16
>この光の目的地への最短時間を探し求めるシステムは
>CHLの完全性となんか関連性があったらおもしろいにゃーと思うんですが、
くだらん妄想してるな

>「「結果的にそうなっている」ように我々には見える」つーか、
>そのように見ることで研究を進めてみる、という区別も重要だにゃ
見るのは勝手だがあさっての方に向かって進んでも仕方ない

生物言語学とか物理言語学とかお前等いいかげんにしろよ

491名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 10:55:25










492名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 11:42:14
つうか,ほんとのところ教養ある言語学,英語学系以外の人間にさえ,生成文法と
いっても,????????という顔されるだけだよ。
まして世間一般の人はいわずもがな。
化学,物理系の先端トピックは,それが正しい理解ではないにしろ,名前ぐらいは
通じるもんだよ。
493名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 11:56:08










494名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:06:05
自分の無知さを隠すのに必死だねW
495名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:09:13










496名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:13:32
蛆無視
497名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:25:15
490-492は中卒ですから許してやって下さい
498名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:26:32
497はまだおむつはいてますからゆるしてやってください
499名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 13:46:32
>>492
でもChomskyは知ってるんだよね、思想家として
500名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/16(日) 17:04:13
>>477
話を続けてくれたまえ。
501(´∀`):2005/10/18(火) 03:34:00
しゃーて、ウジ虫は退散したのかにゃ
ま、言語学自体がマイナーにゃから、一般人が生成文法を知らんのも無理ないにゃ
理科や算数と違って中学校では教えとらんしにゃ
しかし、一般人が知ってるかどうかと、学問としての価値や面白さとは関係ないにゃろ
それに、専門が何であれ、多少なりとも言語に関心ある研究者ならたいてい
チョムスキーや生成文法の名前ぐらいは知っとるにゃ
そーいえば俺んとこの同僚の宇宙物理のセンセも以前、生成についてハナシが聞きたいと
言ってきてくれたにゃ
たぶん>>492の周辺にはロクな研究者がおらんのにゃろ、気の毒ににゃ、にゃっはっは
502名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/18(火) 04:50:25
>>501
>そーいえば俺んとこの同僚の宇宙物理のセンセも以前、生成についてハナシが聞きたいと
>言ってきてくれたにゃ

どこにヒントが転がっているか分からないからね。
他分野の話を聞こうとするのは研究者として健全な態度だな。
503名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/18(火) 23:03:47
>>顔文字せんせ

>そーいえば俺んとこの同僚の宇宙物理のセンセも以前、生成についてハナシが聞きたいと
>言ってきてくれたにゃ

これホンとですか?
偶然私の知っている宇宙物理の先生も生成文法に興味を持っていて、
色々その先生とお話した事があるんですが・・・
当然といえば当然なんですが、生成文法の考え方に自然と入って来れるみたいです。
504(´∀`):2005/10/18(火) 23:44:04
をい、ひょっとして503しゃんは俺と同じガッコの人にゃん?
ちなみにその宇宙物理のセンセの名字のイニシャルはSにゃが
最初、生成を知ったきっかけはJ. Casti の本だと言ってたにゃ
ま、そんときは俺のほうもUriagerekaの本でインフレ宇宙に
興味があったので、むしろこっちが教えてもらうことも多かったにゃ

505名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 00:52:03
>>504
いや、実は私も生成のエッセンスに初めて触れたのは、J. Castiの
Paradigm Lost(パラダイムの迷宮)だった・・・
506名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 06:53:33
つまり、実はその宇宙物理の先生でしたというオチか?
507名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 07:47:22
>>506
いや、私は宇宙物理が専門でもないし、顔文字先生の所属する
ガッコがどこか知らないし。
508名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 07:49:31
でも、「パラダイムの迷宮」は今ではちょっと古くなったかも知れないけれど、
単行本5冊くらい読むほどの値打ちがあったな。
509名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 12:33:13
>>507
どこの地方どす?
510複雑系物理をやってたひと:2005/10/19(水) 15:02:46
宇宙物理は、観測事実それ自体よりも、
観測事実の上に成り立つ理論的可能性のほうを重視しがちな、
演繹的学問だからな。

物理の世界で一番妄想が激しい宇宙物理に親近感を持たれるっつーのは、名誉ある事柄ではないっつーこった。
511名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 15:49:50
顔文字先生はK戸S陰の人なのに、同じガッコってどういう意味なんだ?

S藤K彦せんせの講義なら漏れも受けたが?!
512(´∀`):2005/10/19(水) 17:55:48
>>510
宇宙物理だからどうこうではないにゃ
親近感というよりは知的関心ということにゃろし
物理やってんにゃら武田暁の「脳と物理学」「形の科学」とかも見てみれ

>>511
>K戸S陰の人
そりゃ知らんかったにゃw
513名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 18:20:03
誰と勘違いしてるんだw
514名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 21:42:18
東ガウチさんじゃないの?
515名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 21:43:49
>>513
冬月コウゾウ
516名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 21:49:28
顔文字先生は関西人
だけど日本人かどうかは分からない。
517名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/19(水) 22:00:09
>だけど日本人かどうかは分からない。

猫は人と違うし。
518503:2005/10/20(木) 00:01:24
>>顔文字せんせ
503です。
私は東京なので顔文字先生と同じ学校ではありません。
うちの宇宙物理の先生のイニシャルはHです。
ちなみに「言語学も面白そうですねぇ」と言ってました。
519名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 00:15:53
520(´∀`):2005/10/20(木) 00:55:24
東京といえば、来週、Jim Huangのトークが上智であるみたいだにゃ
上野M○Cでモデルガンパーツを仕入れるついでにいってくるかにゃ
来月の九大も宿のすぐそばにM○C福岡店があることは確認済みだけどにゃ

>>514
そんな偉い人と間違えてもらって光栄にゃが、西○内氏はこの秋はMaryland
とかいってなかったにゃ
つーか、案外まだ身元バレてないみたいなので安心したにゃw
521名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 01:00:04
もっ、モデルガンなんて買って、
いっ、一体何を(恐怖・・・・・
522名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 01:26:16
523名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 01:38:10
それは顔文字先生ではなくF先生の本だお

524名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 03:28:10
匿名掲示板上で、自らの素性について思わせぶりな発言をするヤツに限って、
実は自慢する価値もない素性の事が多い、という経験則について
525名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 03:46:49
>>512
・形の科学  それ、昔、特別講義でやった。(俺はT北G院出身ではないし、講師も武田暁先生ではなかったけど)
・脳と物理学 Amazon.comの書評を見る限り、「初歩の初歩について概観」「邦訳の本からの孫引き・・・『詳細は成書に譲るが…』」
         「あちこちから事実関係を引っ張ってきて切り張り」って事ですがw
526名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 07:04:35
>>524が何も分かってない件について
527名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 07:06:29
>>520
>東京といえば、来週、Jim Huangのトークが上智であるみたいだにゃ
>上野M○Cでモデルガンパーツを仕入れるついでにいってくるかにゃ

おひおひ、ついで、が逆だろ。w
528名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 08:41:59
顔文字ネタ・顔文字の自己PR・自己紹介はもう飽きたのだが…
529名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 10:59:46
>>520
詳細報告キボン!です。
Huangもアンチ・ミニマリストだそうですが。
530名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 14:26:51
>>512が灯台名誉教授を呼び捨てにしている件

要するに、>>512 は灯台名誉教授と対等か、あるいはそれよりずっと偉いセンセなんだね、きっと

531名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 15:58:44
530の日本語が不自由な件について
532名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 16:02:50
エラい名誉教授にご質問です。
生成語彙構造に関する研究動向および今後の見通しについて、
お教え頂けないでしょうか?
お願いいたします。
533名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 16:54:58
顔文字先生のご著書の内容に関する
質問や批判はここでやってもいいのでしょうか?
それともマナー違反でしょうか。
534名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 16:55:32
エラい名誉教授にご質問です。
生成語彙構造に関する研究動向および今後の見通しについて、
お教え頂けないでしょうか?
お願いいたします。
535名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 17:18:45
ねぇおにぃちゃん、今日の自作自演はここまでなの?
おかぁさんが、「何不自由育てたつもりだったのに、何がいけなかったんだろうねぇ(よよよ」
って泣いてた。あたしも泣きたい
536名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 17:24:44
【関連スレ】
仮に研究する人生の管理人の件
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1129438220/
537名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 18:22:43
>ねぇおにぃちゃん、今日の自作自演はここまでなの?
ま、見る人が見ればどれが自作自演かは分かる罠 文体変えても分かる罠
538名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 18:26:14
↑必死な人(?)
539名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 19:17:43
すいません、533は自演じゃないので。。。
540名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/20(木) 20:52:06
541(´∀`):2005/10/20(木) 21:09:35
まー、ヴァカが見ればなんでもジサクジエンってこったにゃ
ひょっとするとこのスレ全部俺のジサクジエンかも知れんからにゃ、にゃっはっは

しゃて、ヴァカは放置してちょっとお勉強ネタに戻ると
>>529
>Huangもアンチ・ミニマリストだそうですが
それは知らんかったにゃが、いったいに、GBをいつまでもひきずってれば自然と
アンチMPにならざるを得ん罠ゃ
それは>>532が気にしてる生成語彙構造(←?)っつーか、語彙意味論やってる連中にも
顕著に見られる傾向にゃろ
ところでチョムが何度も言っとるように、MPはリサーチ・プログラムであってどの
特定の理論を指すものでもないから、MPだから語彙主義だ、反語彙主義だ、という
ことにはならんにゃ
どの立場もまず理論の最大簡潔化(formal minimalism)を追求してる点では同じにゃ
で、今度のHuangのトークのタイトルにも Syntax-Lexicon Interface とうたわれているとーり、
両部門自体、および両者間のリンキング、マッピングをどのように簡潔化するかは everybody's concern
なわけで、そのもっていきようが人によって異なるだけにゃ
アンチMPというのは、このもっていきようがチョムらとは違うというだけであって、formal minimalism
自体に反対している研究者は生成にはおらんと思うけどにゃ
たとえば Culicover & Jackendoff では VPの内部構造をflatにしてしまって、こっちのほうがsyntaxが
より簡潔でいい、とか言ってるにゃが、syntax - conceptual structure 間の写像関係はむしろそっちの
ほうが複雑にならざるを得んにゃろ
反語彙主義の分裂VPのほうが、いわば、概念構造が統語構造上も丸見えになってるとする点で、この
マッピングを簡潔化できるわけにゃ
おまけに、C&Jは、結果としてできあがる統語構造の複雑さと、統語部門自体の複雑さを混同しとる
きらいがあるにゃ
操作自体はMergeという形で最大簡潔化されとるわけにゃから、その連続適用がいかに複雑な構造を
つくろうが、統語部門が複雑化することにはならない、っつーのが俺の見方にゃが、このあたりに
関する質問や批判なら歓迎するにゃ>533
542(´∀`):2005/10/20(木) 21:14:21
>>540
3位のドーキンズと26位のピンカー合わせてもチョムには遠く及ばんとは、
ネオ・ダーウィニズムの終焉ってこったにゃ、にょっほっほ
543532:2005/10/21(金) 00:39:38
訂正

× 生成語彙構造に関する

○ 語彙概念構造 (LCS: Lexical Conceptual Structures)や、生成語彙 (GL: Generative Lexicon)
  が非常に興味深いと伺います。
  最近読んだ本のNAIST松本先生の章でも、上記がクローズアップされています。
  LCSおよびGLに関して、 も し 多 少 な り と も ご 存 知 の 方 が お ら れ ま し た ら 、それらの

研究動向および今後の見通しについて、
お教え頂けないでしょうか?
お願いいたします。

544名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 01:44:01
>>541
個人的には、派生という作業とその結果できあがる構造と実際の言語処理に関するデータについて
どんな具合に関係づけるかってところに興味がありますが、顔文字先生の立場からすると、言語処理
で被験者になってる連中は、派生の生産物である辞書やらスキーマやらが分散表示されてる状態なので
計算機能を観測するのは不可能って立場でしょうか?
545532:2005/10/21(金) 01:47:56
なるほど。これが顔文字先生の自作自演という奴ですか。
リアルでは、回答できない質問を持ち込む人にどのように対象しているのですか?
回答できない質問を、回答できる質問に摩り替えられるとか。
546名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 01:49:39
なるほど。これが顔文字先生の自作自演という奴ですか。
リアルでは、回答できない質問を持ち込む人にどのようにご対処なされているのですか?
回答できない質問を、回答できる質問に擦り替えるような、初歩的トリックは私には通用いたしませんが。
547(´∀`):2005/10/21(金) 02:52:05
まーたヘンなのが紛れ込んできたにゃ
>>544しゃんや、この勘違い野郎に一言いってやってくれにゃ
俺がLCSに否定的なのはこのスレの住人なら誰でも知ってることにゃろ
だから「今後の見通し」は、俺的には nothing, zero, にゃ
よーするに目指す方向、やりたいことが全然違うのにゃ
>>461見れ

ちなみにLCS厨の巣窟↓
http://www.kwansei-engdept.gr.jp/FACULTY/KLP.html
545はまじめに勉強したいのならここ逝くよーに、にゃ
548名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 05:55:01
>>541
では、おことばに甘えて、質問いたします。統語論の簡潔化のお話からは、
微妙にズレてしまいますが。。。

DO構文におけるgiveと、PD構文におけるgiveは、
異なった複合体であると、顔文字先生はお考えだと思います。
つまり、前者のgiveは、v1-v2-V[HAVE]に音形が与えられたもの、
後者のgiveは、v1-v2-V[BE](+P?)に音形が与えられたものです。

疑問に思うのは、これら2つのgiveが、異なる抽象動詞
(つまり、BELONG相当のものとHAVE相当のもの)を含んでいるにも
関わらず、全く同じ/give/という音形を与えられているという事実に対し、
DO構文とPD構文を異なる計数列の産物と見なすアプローチはどれだけ
自然な説明を与えられるのだろうか、ということです。
異なる内部構造を持っている統語体には、異なる音形が与えられても
よさそうなものだと、感じられるからです。

(一方で、動詞giveを前統語論のものとみて、構文の違いを統語論内部の
 「交替」現象と見なす立場からは、このような問題は起こらなさそうです。)

それで、自分なりに考えた説明は、V[HAVE]とV[BE]が互いに共通な部分を
持っており、さらに音韻形態解釈を与える部門が、その共通部分しか
「見ていない」というものです。具体的に言うと、仮にV[HAVE]をabcdで、
V[BE]をabxyで表すことができたとして、音韻解釈を与える規則は
/give/ ⇔ v1-v2-ab
となる、みたいな。Distributed MorphologyのUnderspecificationの概念が、
一致現象を中心に扱うものから動詞にもその守備範囲を拡大して、より一般性が
高まったような気もしますが。

顔文字先生はどんなふうにお考えでしょうか。
549名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 08:37:10
>>547
ご丁寧な対応ありがとうございました。
取り急ぎ御礼を申し上げます。
550名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 10:34:30
世界一のインテリはN・チョムスキー氏
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000004-jij-ent.view-000
551名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 10:40:37
>>540
ちょwwww100位のShintaro Ishiharaワロスwwwwwwww
マジかこれwwww
552名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 12:22:28
LCSと聞くとLeague Champion Shipと思えてしまう今日この頃。
LCSって記述の道具としては便利ですが、それを基に何かを考えようと
いう気にはなれないですね。なんか、現象を別の言葉で言い換えましたって
感じになるだけのような気がします、にゃ。
553名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 16:35:38
> LCSって記述の道具としては便利ですが、それを基に何かを考えようと
> いう気にはなれないですね。

仮に(実装を考えない)理論屋さんにとっては物足りなくとも、
もし実装屋さんの作業のベースになり得るならば、それでよし。

> なんか、現象を別の言葉で言い換えましたって
> 感じになるだけのような気がします、にゃ。

いみふめ
この人の発言は、顔文字先生に比べてガクッとクオリティが低いな
554(´∀`):2005/10/21(金) 19:33:53
なんにゃ、こきおろしたり持ち上げたり、忙しいこったにゃー
>>548にゃんか、いかにもジサクジエンと言われそーにゃろがw

dative alternationやlocative alternationについては、ほぼ>>548しゃんの言うとおりだと思うにゃ
p.163に少し触れてあるにゃが、BE + CASE = HAVE という見方が根底にあって、「共通部分」と
言えば、このBEとvの組み合わせということになるだろうにゃ
二つのgiveが交替するわけではないけども、より抽象的に BEとHAVEは非対格・対格の
関係にあり、これがvの下に埋め込まれた時に、dative alternationが出現する、といった
感じだにゃ

しかし、他のケースを見れば問題が噴出するんであって、たとえば昔からお馴染みの
kill とassassinate の違いをどう捉えるのか、もよく分からんにゃ
直観的には KILL + α = ASSASSINATE で、どちらも CAUSE-DIE相当のsplit VPを
内包しているわけにゃが、このα=adjunct componentらしき意味成分をどこで
投入するかが反語彙主義にとっては問題になるにゃ
俺個人としては、統語派生に関係のない意味成分は全部統語部門から追放したいので、
αは統語派生の後、概念構造のレベルで初めて投入したいところにゃ
ところが、形態音韻解釈はこのαの有無に決定的に左右されるわけにゃから、概念構造が
どうなっているかが分からないと、具体的にどういう動詞なのかも分からないことになるにゃ
(語彙主義ではもちろんそんな問題は起きようもないが、これは説明したというより
ブラックボックスに放り込んで不問に付したという感が強いにゃ >>552が言いたいのも
そんなあたりにゃろ)
で、見えてくるモデルとしては、概念構造の後に形態論が来る
syntax → CS → morphology
んであって、
morphology ← syntax →CS
とはちゃうんちゃうか、とまあ、そんなとこにゃ(ドテドテ

これとは別に、反語彙主義はむしろ言語進化について主張されるべき立場ではないか、という
思いもあるのにゃが、こっちは時間があれば九大で喋ることにするにゃ
555(´∀`):2005/10/21(金) 19:35:15
>>544
しょのとーり
つーか俺はそんな難しいことは考えてないのにゃが、もし能力と運用という分け方をするんで
あれば、いっさいの実験や例文判定は所詮、運用込みのことでしかあり得ないので、そこから
能力部分をどうやってより分けるのかが難しいにゃ、特に脳科学のハナシはにゃ
先にも出たが、fMRIとかまったく信用できん、という感じがするにゃ
具体的すぎてもいかんにゃが、たとえば素性照合のありようがfMRIなんぞで見える
わけがないにゃろ、という疑いの眼でもって広大も逝っとくかにゃ
556名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/21(金) 23:52:24
>>555
> いっさいの実験や例文判定は所詮、運用込みのことでしかあり得ないので、そこから
> 能力部分をどうやってより分けるのかが難しいにゃ
おっしゃることは分かりますけれど、その前に、まだまだ今のfMRIその他の技術は粗すぎて
如何ともしがたいのだ、と思います。
557548:2005/10/22(土) 03:16:36
>>554
詳しいお答えをありがとうございました。
いつも勉強になります。
558(´∀`):2005/10/22(土) 09:38:19
にゃ、マジメに脳科学やってる人に水さすつもりはないので、気悪くしたら謝るにゃ
しかし精度の問題もさることにゃがら、今の理論がたまたま採用している説明方法が
そのまま脳内イベントとしても実現されており、それが計測可能である、とは俺には
にわかに信じがたいですにゃ〜
これも心的実在性の解釈の違いに遡及すること鴨にゃ
559名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 10:22:24
>>558
いえ、べつに気を悪くしたわけではないのですが、精度の問題は脇にどけておいて、
私はたとえばaha!体験が生じた時、それに対応する脳内イベントは必ずあり、それは
計測可能だと思うのです。
しかし、その逆の問い、つまり、ある脳内イベントがどうしてそういう心的体験を
生むのか?という疑問に答えるのはきわめて難しいと思うのです。

その前に、顔文字先生のおっしゃる
>今の理論がたまたま採用している説明方法
とはどういうことを指していらっしゃるのか、お聞かせ下さい。
560(´∀`):2005/10/22(土) 11:16:24
派生に関与する Merge操作の一回一回の適用とか、その前提となるprobe-goal間の
素性探査、素性一致とかにゃが、559しゃんが生成の人とちゃうにゃら何のことか
分からんにゃろからそんときはさらに質問してくれにゃ

ま、俺が言わんとしてることは、萩原「脳にいどむ言語学」とか酒井「言語の脳科学」
とか見れば分かると思うにゃ
こーゆー研究を「にゃるほど!」と感じるか「うそこけ!」と感じるか、少なくとも
生成やってる全員が「にゃるほど!」と思ってるわけではなかろう、とは言っておくにゃ
561名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 13:13:01
言語処理でいくと、「言語現象」を計測対象にしているのもありますね。
「言語研究」絡みでいくとT北のK泉さん、H島の心理学者T岡さんの
やっているやつとか。

2004年度バージョンでいくと日本語二重目的語文の分析で「−に〜を」の語順の
計測時間と「〜をーに」の計測時間を計って、前者の方が処理負荷がかかっていないので
前者の方が基本語順で後者はscramblingによって形成された語順なのでreconstructする
分だけ処理時間がかかるという話。

このデータを例えば、認知言語学の視点で見ると、前者の語順がプロトタイプで後者はそうではないので、
という切り方もできるかと思います。

K泉先生は言語現象に関してなるべくminimal pairを作って、というスタンスでやられてますね。
この研究スタンスだと理論的背景が変わっても、ある程度データを提供できる先行研究として長生きできる
ものかと思います。本人も「理論的背景が違えばどのような切り口になるのかは興味深い」とおっしゃられ
てましたが。
562名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 16:46:22
>>558
>今の理論がたまたま採用している説明方法

その時たまたま採用しているとかよりも、
生成モデルの抽象性を考えたら、by definitionで無理なんじゃないの?
脳でがんばっている人はなんらかのインターフェースを
求めているんだろけど。forの結果がでればウハウハ、agaistの
結果が出てもprocessing irrelevantで逃げられるというwin-winだから
やってらんないよ。
563(´∀`):2005/10/22(土) 21:01:17
今日某所で井○和子センセのトークがあったので聞いてきたのにゃが
神田に俺と同じような方向のことやってる人がいるそーだにゃ 
後で井上センセとちょっとだけ話しさせてもらったのにゃが、そん人も
Hale & Keyserあたりを出発点にして、統語派生をつめていけばLCSは
破棄できると考えてるらしいにゃ 
いや、実に健全な考え方であるにゃ

んで >>561
>日本語二重目的語文の分析で「−に〜を」の語順の
>計測時間と「〜をーに」の計測時間を計って、前者の方が処理負荷がかかっていないので
>前者の方が基本語順で後者はscramblingによって形成された語順なのでreconstructする
>分だけ処理時間がかかるという話
にゃー、これにゃんか、脳研究がいかに理論依存的かが分かるハナシにゃろ
まず、「に〜を」と「を〜に」のどちらか一方は他方から派生するもという
勝手な思い込みがあるにゃが、miyagawaが言ってたようにどちらも基底生成
されとる可能性もあるにゃ 詳しくはかかりしゃんに任せるけどにゃ
後置詞ニと格助詞ニをちゃんとコントロールしとるかどうかもあやしいしにゃ
それにreconstructionなんつー操作も今はないわけにゃろ
「前者の方が処理負荷がかかっていない」としてもにゃ、それが何を意味するのかは
その時々の理論にすりよってテキトーに解釈しとくしかないっつーこったにゃ

ところで、イディオムを考えると、「ヘソで茶をわかす」vs「*茶をヘソでわかす」みたいに、原則、
ヲ格名詞句が一番動詞と近い位置にでるのがデフォルトかと、確かにおもうのにゃが、では、
恩を仇で返す vs. *仇で恩を返す みたいなのはどう考えるかにゃ
564名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 22:30:11
> 恩を仇で返す vs. *仇で恩を返す みたいなのはどう考えるかにゃ

ありゃまぁ、ずいぶん根に持ってるのね(ワラ
565名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 23:37:42
俺はLCSを嫌っているから、LCSについて説明する義務はない、
という開き直りにワラタ
566名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/22(土) 23:58:15
説明はしないけど、とりあえずLCS叩くのね(ワラ

・・・本当にそんな姿勢で学問やってて大丈夫なのか?
567478:2005/10/23(日) 00:20:12
>>477みたいなレベルのレスに、>>480-481みたいな批判しかできない人物が、
fMRIだPETだと騒ぎ立てても、無意味だと思う。一研究者の私見ですが。
568名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 00:38:02
>>564
深読みしすぎかと思われ
>>565-566
自分が相手したい理論をなんで弁護しなきゃいけないのかと、小一時間
いちおー、顔文字氏の性格からいって、自分らがちゃんと議論したら反論
するにゃろ。
てか、
>・・・本当にそんな姿勢で学問やってて大丈夫なのか?
とかなんとかと人を匿名で罵ることでしか、自意識を保つ手段がないのかね?
569名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 00:51:52
> 自分が相手したい理論をなんで弁護しなきゃいけないのかと、小一時間

自分が相手したい?
相手したいなら、ちゃんと相手したい理論を理解して弁護できなきゃダメだろ?
日本語大丈夫かよ、おい。

まして、「批判したい理論」ならなおさら、その理論の特徴と問題点を把握して説明できなきゃ
ダメダメだろうが、おい。

バカがコテハンつけて自作自演で妄想書いてるわけじゃねぇーんだからさぁ(当たってたりして笑

570名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 00:57:44
>>569
 >>568=かおもじ と見た。
 理由: 「顔文字先生が批判している理論」と説明すべき所を「自分が相手したい理論」と発言した。
      「自分」「相手したい」という単語は、顔文字先生=自分 という状況下でしか間違えようがない。
571名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:02:26
正面きっての批判に対し、すぐ感情的になって醜態をさらすのは、
例の人物にソックリだな。

いい加減もう止めたら?妄想で人を騙し通そうという醜悪な振る舞いは。
572名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:26:38
>>561 = >>568
なわけだが。

そーいや、Jacendoffの所で半年visitingできるみたいですね。
573名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:30:20
>>569
すまんな。関西弁speakerやとそんな解釈普通しないんだわ。
ちゅうか、なんで自分が批判的な理論をわざわざ宣伝せなあかんのか
ようワカランな。なんか、貴様のおめでたい脳細胞が見えたみたいで
ちょっとかわいそうになるわ。

>>571
そういうわけで、間違いを偉そうにのたまうな!ぼぉけ!って話にゃん。
574名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:31:00
>>571
こちらは正面切っての批判と思っていても、先方には無効な
批判の蒸し返しor 繰り返しにしか見えない場合もあるわけで。
575名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:45:47
ほほぉ。これは面白い展開になりましたね。

これまでほぼ標準語で議論がなされてきたのに、
感情的なやり取りでは関西弁になる、と。
そして、その関西弁は、標準語とずいぶん文法も用法も違う、と。

すると、あなたは言語学者として、あなたの関西弁の文法を研究すべきじゃないかな(ぷげらっちょ

576名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 01:47:38
>>572
2ちゃんで「自称農家学者」の痛い人が居るんだけど、
あなたはその人本人じゃないんですか?
577(´∀`):2005/10/23(日) 02:45:58
なんにゃこりゃw
563以降初めて書き込むわけにゃが
>まー、ヴァカが見ればなんでもジサクジエンってこったにゃ

>>565
つーか、LCSみたいな基本的な事項は自分でいくらでも調べられるからにゃ
ほんとに勉強したいんにゃらその程度の努力は惜しむべきでないにゃ
あと、何か勘違いしてるよーにゃが、訊けば何でも教えてもらえる、俺に
教える「義務」がある、という妄想はどっからわいて出るんかにゃー

とゆーよーに、気が向けばヴァカにも丁寧にレスしてやるのが俺にゃw

で、LCSについて議論したいんにゃら相手させてもらうから最低限の知識のある人は
どーぞ、にゃ
その際、生成意味論の語彙分解と述語繰り上げについて、それからMPでD構造が
撤廃された事情とそれがlexicon-syntaxのインタフェイスに及ぼす理論的影響に
ついて、自分なりにあらかじめ整理しとくよーににゃ

578(´∀`):2005/10/23(日) 02:56:49
をっとついでにH&KのLRSもにゃ
579(´∀`):2005/10/23(日) 03:14:46
をっと俺と違って>>572しゃんはヴァカの相手しないよーににゃ
>>563について意見あったら聞かせてくれにゃ
580かかりちゃん:2005/10/23(日) 07:33:42
久々に荒れとるにょろね。
581名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 07:39:57
Jackendoff大学移った?
582名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 14:54:43
>>581
タフツに移っちゃったみたいですね。
ちなみにsample送って気に入られたら1月から半年$9000で
visiting studentできるみたいですね。
583名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 21:07:15
>>582
半年で100万円近くポンとだせる香具師が羨ましい
584名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 21:21:22
>>562
それは言いすぎだと思われ。

出てきたデータはあくまで言語処理のデータであるという立場に立てば、
データの解釈が理論依存であろうが、回帰するデータはデータとして残るし
それはいろんな言語現象を理論の改定が行われた時に再解釈するのと同様に
処理データとして解釈すればいいだけの話。

で、現状問題なのは、言語処理のモデルを別個に立てずに、派生モデルで言語処理
データの解釈をしようとしていることで、上で言及されてる東○やら広○のグループの
実験では、派生モデル=処理モデルという仮定をしてるにも関わらず、そのことを明示
してないのが問題。別に個人的な恨みはないけど、○北の実験はあんましこの手の実験
組んだことがない香具師が組んでるじゃないかと思うくらい、刺激の統制がとれてないし
この程度で脳科学とかいってるから「言語の脳科学」の値段も安く見られる。
585名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 21:30:05
なるほど。

それでは貴方のモデル設定と実験結果もさらしてはいかがですか?

もし実験結果があるのなら・・・の話ですが。
586名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 23:01:52
ないないw
587名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/23(日) 23:47:35
N速にチョムスキーのスレが立ってたので見てみたんだが、
結局「9.11」で有名なただの左巻きのおっさんとしか認知されてないんだな。
俺は「言語と思考」を初めて読んだとき涙が止まらなかった。
なんかさびしいな。
話の腰を折ってごめんな
588名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 00:49:50
>>587
正直、日本でも言語学者としてよりもそっち系の認知度の方が高いし
へたすりゃ、文学部の学生よりも政治学やってる学生の方がチョムスキー知ってる
可能性高いでしょ。
589(´∀`):2005/10/24(月) 02:00:32
今、俺んクラスにアメリカ政治史専門の院生が一人いるのにゃが、そっち方面で
前からチョムの名前を知っていたこともあって結構興味持って聞いてくれてるみたいだにゃ
先週は授業後に医学部の学生につかまって脳科学批判聞かされたし、言語学以外のいろんな
専門の学生相手に生成の話しするのはこっちにとっても結構楽しいもんにゃ
590名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 02:45:51
そして話題転換して肝心の質問には答えない、と。

毎度毎度の展開だな。
591(´∀`):2005/10/24(月) 04:17:04
肝心の質問、とは笑わせるにゃー 
お前のようなウスラヴァカにわざわざレスつけてやる値打ちがあるのか
どーか見てやるから、心して質問どーぞ、にゃ
をっと577で言っておいた基礎的お勉強は済ましたんだろにゃ、あー?

592(´∀`):2005/10/24(月) 04:25:17
勘違い野郎が増えてきたのでこの際言っておくにゃが、俺にはお前ら荒らし厨の
糞レベルの質問にいちいち答える「義務」はないにゃ
ほんとに勉強しようという人にはこれまでどおりマジメに答えさせてもらうけどにゃ

それにしてもにゃ、>>565-566>>569-570のウスラヴァカぶりは何度読んでも笑えるにゃー
言語板始まって以来のヴァカっぷり曝しとるにゃが、おそらく言語学や生成はおろか
学問とはなんの関係もないカスどもがどっかから誘導されてきたんでないかにゃ

で、ローカルルールというわけではないけどもにゃ、あまりに低級な輩を追っ払う意味でも
ちゃんとした質問なり論戦なりをしようという人は支障ない限りで自分の専門や関心を
まず述べて欲しいにゃ
593(´∀`):2005/10/24(月) 04:45:21
しっかし肝心なこと何一つ言えん奴が「肝心の質問」には爆笑にゃ
(しばらく笑いがとまらん、いやマジで、助けてくれにゃー)
594名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:06:25
   生成文法総合スレ
ってタイトルやめて、
   顔文字とその一味の生成文法研究会
って名前にすればいいのにね。
見苦しい振る舞いをする「自称国立大教員」だな
595名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:09:03
おまいなかなかいいこというな かんしんするよ
596名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:17:02
>>594
>>591-593の連投を見るに、
「怒りを抑制する訓練」ができていないから、
多分教員なんかじゃなくて、
単なる「自称研究者」くらいの所だと思うよ。
597名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:17:12
>>594
>「自称国立大教員」
残念ながら自称ではない。
それと、もう国立大学なんてモノはない。
598名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:18:26
>>596
>「怒りを抑制する訓練」

599名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:19:30
>>594
顔文字先生のMP研究会
600名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 08:20:32
賛成。MP以外に対して排他的だからおかしな事になるんだよね。
601こさかな:2005/10/24(月) 09:08:22
ごぶさたしてます。他所来たついでによりますた。
>600他 そんなにMP嫌いなら別のとこ(意味論スレとかw)行くか、
生成文法の別の理論のスレ立てればいいのに。そんなにMPにコミットしてない
私からみても別にHPSGとか排除してるようにはみえないがにゃー
前に匿名である韓国語の現象に関してGPSG/HPSG批判したけど、当該現象に
関してはGB, MPではろくなデータが提示されてなかったから重宝したし、
個人的に嫌いじゃないし。HPSGの論客もこてんぱんにやられるだろういけど、
MPシンパの私もこてんぱんにやられたし、このスレの健全さは声を大にして
叫びたいにゃーーーーー(エコー
602名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 09:27:15
仇大統領再降臨キボン!!!!!!

同じ荒れるなら仇大統領に荒らしてもらったほうがよかと(藁)
603こさかな:2005/10/24(月) 09:38:03
仇兄は荒らしていたのか(笑)
604こさかな:2005/10/24(月) 09:52:21
ところで一時奈良時代の言語について、wh移動があるかどうか、ということで
すごく刺激的で量的にも多い研究がなされてますたにゃが、最近、
今度は奈良時代の言語は対格型と能格型の対立の中和した原格型だという
説があって、格の一致は義務的、焦点移動も義務的(wh移動をsubsumeする)という
見解がでたにゃ。短歌をデータにするのは私個人としてはまだ受け入れがたいにゃが、
長歌や、短歌の定型がさだまるまえの歌謡を残す記紀歌謡を視野に
入れると面白そう。また、奈良時代から平安時代に移っていきなり
一致の義務性がなくなったり、internally-headed relativeが現れたり、
そんな劇的な変化って起こるもんだろうか、と思っていますたにゃが、
最近ディクソンの『言語の工房』を読んだら一気に考えが変わりますた。
そもそも「原格型」なんてタイプの言語が存在するのか、これは
existential claimなので論理的には一つあれば充分なのですにゃが、
状況証拠からほんとにそういえるのか、そしてCaseの理論はそれを
どうとらえるのか、それを許すように拡張すべきなのか、それとも
Caseの理論は元来そのような格体系の存在を予測していたのか。
存在を予測していたとしても遡及的な話になるのですにゃが、誰か
そんなことをやっていたらおもすろす、とお茶をすする秋の朝でつ。
605名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 13:02:22
やっぱ、殺伐としてないとなあ
606名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 13:50:15
そういや、かかりちゃんが出てきた頃には古語の直感があるとかいう
ヤシもいて面白かったなぁ。もう3,4年前か?
607572:2005/10/24(月) 15:19:33
>>562
に関してですが、もちろんMiyagawa論文にも言及していて
Miyagawa説が正しければ「−に〜を」と「〜をーに」語順では
有意な差が計測されないはず。という予測を立てていて、実験結果は
違うという結論がなされてますね。
他にもMatsuokaさんという方の2003年のJEAL論文からshowとpassと述語の
タイプが違えば基本語準が違うという見解についても調査しています。
(これも有意な差は認められなかったという結論)

それとイディオムの話も絡めてですが、言語処理に関してはある程度の
言語表現に関する馴染み度みたいなものが関連してくるような気がしますね。
イディオムなんて、まさにある程度の語句を聞けば、それ以降は予測できるわけですし。

実際の言語処理にはlinear orderが関わってきますから、syntacticな基本語順というよりは
言語表現に関する慣れのようなものが大事なような気がしますね。処理の時には、人間は予測と
訂正を繰り返して言語を理解しているような気がします。もちろん、それがdirectにCHLの性質に
関わってくる性格のものかと問われると「?」なんかと私は思ってしまいますが。
608Rod:2005/10/24(月) 15:28:52
>>604
それに関しては一連のWatanabe先生論文(Syntactic Effects of Morphological
Change, Oxfordの奴とLI 35のThe Genesisi of Negative Concord)で
議論されていますね。
watanabe説では、WH疑問文で「が/の」を伴う主語が激減したことによるという
話ですね。WH要素が主語の前に来るとすれば、「が/の」でマークされた主語よりも
前にwh要素が来るはずだが、「は」なんかでマークされた主語だとSOV言語である
日本語ではovert wh-mvtを幼児は知覚することができず、結果としてovert wh-mvtが
存在しない現代日本語のようなタイプになっていく、と。
watanabe説では「か」がけっこう重要な役割を果たしていて、LI論文ではこれに絡む
focus featureの議論が詳細になされていますね。
LI論文は経験的証拠、説明の深さ、consequenceと3拍子揃っていて
個人的にはかなり感激した研究ですにゃ。こういう論文を見ると楽しくて仕方がない♪

あと、この手の議論とhead internal relativeはかなりcrucialに関わってくるもの、と
ちょっと今考えていますが。
609名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 18:20:14
   |\___/|
   |       .|
   | Θ   Θ |      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |       .|     < パペットマペット
 ∈AA∋   ∧∧      \_______
  (゚‥゚ )   ( ゚Д゚)
  ∪∪|___⊃ ⊃
 /|__.|    |__|\
 |  |  |     | \_|
 | ノ ノ     \_|
 \_ノ|      |
    |      |
610こさかな:2005/10/24(月) 18:34:54
Rodしゃん、おひさです〜レスどもです〜やっぱwatanabeせんせでつかー
いつか読んでみまつにゃ
>watanabe説では、WH疑問文で「が/の」を伴う主語が激減したこと
>によるという話
でも、「の」の出現は主に関係節だし、「が」はそれより制限されるし、
係り結びで連体形になっても、「の」ってそんなに現れないような。
さらに用例は万葉集では四例しかないですにゃが、平安時代のごくごく
はじめまで「い」っていう主格があったので、知覚が統語構造に
影響を与えた、っていうのはどうなのかにゃーでも「い」が
歌以外ではよく使われてて、平安時代に「い」がなんらかの理由で
突如なくなり、それによって主格に相対する位置が決めがたくなる、という
連鎖反応はありかにゃ?
611名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/24(月) 22:06:24
>>608
お刺身ぶりです
612名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 08:22:34
594 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 2005/10/24(月) 08:06:25
    生成文法総合スレ
 ってタイトルやめて、
    顔文字とその一味の生成文法研究会
 って名前にすればいいのにね。
 見苦しい振る舞いをする「自称国立大教員」だな

595 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 08:09:03
 おまいなかなかいいこというな かんしんするよ

596 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 08:17:02
 >>594
 >>591-593の連投を見るに、
 「怒りを抑制する訓練」ができていないから、
 多分教員なんかじゃなくて、
 単なる「自称研究者」くらいの所だと思うよ。

597 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 08:17:12
 >>594
 >「自称国立大教員」
 残念ながら自称ではない。
 それと、もう国立大学なんてモノはない。

598 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 08:18:26
 >>596
 >「怒りを抑制する訓練」
 
 w

599 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 08:19:30
 >>594
 顔文字先生のMP研究会
613名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 09:23:44
>>597 >>598は漏れだが他は違うので、朝っぱらから
見てるヤシ結構いるってこった。認知スレも完全に
deadだし、今となっては多少なりとも伸びている理論系スレは
ここだけだろ?
614Rod:2005/10/25(火) 10:59:33
まず、古代日本語のwh疑問ですにゃが、語順の制約ってのはこうなるにゃ。

「主題 wh-句 主語 〜 述部」(cf. Rizzi (1997))

主語が格助詞「が/の」でマークされているのは、当時のwh疑問は連体形を要求
しており、連体形の文では主語に「が/の」を要求していたからにゃ。
それで例を挙げると。

(1) 春日野の 藤は散りにて [何をかも] [み狩の人の] 折りてかざさむ
(2) 門立てて 戸もさしたるを [いづくゆか] [妹が]入り来て 夢に見えつる
(3) 山管の 実成らぬことを 我に寄そり 言はれし[君は] たれとか寝らむ

一応、野村論文から用語例を挙げると
(i) 「か」−「が/の」の語順:90例
  「が/の」−「か」の語順:5例
(ii) 「か」−「は」の語順:3例
   「は」−「か」の語順:50例
ということになってまつ。
615Rod:2005/10/25(火) 11:07:03
分析に入るにゃ。
wh要素はfocus featureにdrivenされたovert mvtだとするにゃ。
これはPuskasのハンガリー語の分析に従うにゃ。特に注目すべきは
係助詞の「か」がfocus featureを持っているかもしれないということ
ですにゃ。overt wh mvtのなくなった平安時代にも「か」を伴ったwh疑問文
が存在するにゃが、それらは基本的に修辞疑問であるということにも注目、にゃ。
それと時代変化も考慮に入れると係助詞「か」の消滅とovert wh mvtの消滅の
時代はほぼ一致しているという事実もあるのにゃ。

>>610
それでSOV言語である日本語で、overt wh-mvtがある証拠としては「が/の」のついた
主語にwh要素が先行している必要があるにゃが、主語が「が/の」でマークされにゃいように
なると(「は」などに代わられると)幼児は言語を獲得する際にovert wh mvtの刺激が得られにゃい
ということになるにゃ。結果として現代日本語を獲得する人たちはwh mvtをUGのオプションとしては
持っているが、それが顕在化されにゃい、ということになるんだろーにゃ。
616Rod:2005/10/25(火) 11:08:54
>>613
野次飛ばすんにゃら、ちゃんと内容の入ったレスするこったにゃ。
もしかして、認知スレを荒らしてた人じゃないだろーにゃ?
617こさかな:2005/10/25(火) 11:36:51
>615 Rodしゃん
にゃるほどー。でも、ほんとに平安時代に「が/の」でマークされる
主語はなくなったのかにゃ?ちょっと事実関係わすれちゃいましたけど、
源氏物語とか枕草子とかにありそうにゃー
主格「い」なら文献上、確実にあらわれてないのですにゃが・・・
上代にwh句の義務的な移動(focus movementとして)があったことは
納得にゃ。また、確か金水せんせが「を」句も義務的に移動することを
実証的に示されたとか。上代に統語的な移動があったことは認めるにゃ。
でも、万葉集では主格がマークされる場合より、省略される場合が
圧倒的に多いにゃ。これが話し言葉を反映しているとすると、統語的な移動に
関して、幼児の言語獲得に関して「刺激の貧困」議論がなりたたないかにゃ?
たしかに文献上統語的移動が存在したことを証明するのに主格名詞句との
相対的な位置が統計上有意義であるくらいに多数を占めていることは重要なの
にゃが・・・幼児にはempty proが主語である場合と、格の形態的具現を持つ
主語、そして「格脱落」のある主語の三種類があって、そこで、ごくごく少数派でも、
格を持つ主語がwh句に後続する、ということが言語獲得上重要なのかにゃ?
私としては、必要と思われる刺激に関して上代において整然かつ充分とは
言えず、そこで同じみの「刺激の貧困」の議論が成立つのではないかにゃ、と
思うのでつ。
 で、上代で「刺激の貧困」議論が成立つような状況であったのに、
中古における刺激の貧困が統語的移動を消失させるというパラメタの変更に
かかわるような要因になったのか、疑問にゃー
618名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 14:24:50
>>614-617
興味深い議論ですが、本筋外れたところでチャチャを少々。

現存するデータとして残っている源氏や、和歌集や、枕草子がどの程度、当時の口語
を再現できる材料になるのかについてがひっかかります。和歌集はともかく、言文一致
があやしい資料(←根拠はありません)で、話のレベルを幼児という個体にまで引き下げる
議論が有効かどうか、そのヘンどうお考えでしょうか?
619名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 16:09:06
 ドラえもんを呼んできなさい。さすれば全て解決じゃ。
ドラえもんが無理なら、Mr. Noを呼んできて、ボーリング
の球で頭突きをしてもらいなさい。どないやって頭の上に
置いてあんのんじゃー。
620お兄ちゃん:2005/10/25(火) 21:09:53
「言語の脳科学」について:
結局、オフラインの知識のモデルとオンラインの処理のモデルを同じものとするか否かの問題。ぶっちゃけ、知識のモデルの延長線上には処理のモデルはない。
一方、処理のモデルをぶつ切りするとそこに知識のモデルが出てくる可能性がある。
もっと言うと、知識のモデルをどんどん探っていっても処理のモデルにブチ当たることはない。
逆に処理のモデルをどんどん探っていくといつか知識のモデルにブチ当たる。
だから、今からでも遅くないから言語処理のモデルをちゃんと構築すべき。
そのためには脳科学なんかにうつつを抜かすのではなく
情報科学にうつつをぬかした方がずっといい。
それと、統語論のリアルタイムのモデルをつくるのはかなり難しい。
藻前らが考えているほど簡単じゃない。あまり安易に考えない方がいい。

音韻論は理論すなわちモデルであり、音声学は実験科学である。
同じように、統語論にも音声学に相当するものが必要。
音声学が成功しているのは、
音がフィジカルなモノとしてありそれが波形などで測定可能だから。
つまり、測定可能というのは現象の定量化が可能であり、
現象の構成要素を単位でもってカウントできるということ。
統語論のリアルタイムのモデルをつくるには、まさに音声学と同じように、
単位を確定し現象を定量化する必要がある。
「言語の脳科学」とかホザクのはそれからだ。ま、そーゆーこと。

621お兄ちゃん:2005/10/25(火) 21:11:22
言語の通時的変化と言語の個体発生について:
言語変化はパラメータの再設定で捉えることができる。
同じように、言語の個体発生もパラメータの設定で捉えることができる。
ここで大切なことがある。
それは、言語環境という刺激があってはじめてパラメータ値が設定されるということ。
そして、パラメータのセッティングはデジタル的に設定される。
パラメータのデジタル設定はその意味では断続的に起こる。
つまり、言語獲得で起こるパラメータの設定は断続的に起こるのだ。
でも、そのパラメータセッティングは環境に適応的であるとも言える。
環境に適応的でないとその個体は言語を獲得できず(社会的に)淘汰されてしまう。
その意味では、言語獲得という言語の個体発生に関して言うと、
断続平衡説と漸進適応説のハイブリッドと言えよう。
つまり、言語の個体発生は断続適応説で説明できるとも言えよう。
同じことが言語の通時的変化にも言えるかもしれない。
社会あるいは文化という人間の営み、すなわち環境に適応する形で言語の変化は起こり、
その変化もパラメータの再設定によって起こる。
だから、言語の通時的変化もある意味、断続適応的に起きていると言えよう。

こさかなしゃん、あの人にアレ教えたよ。

藻前らヴァカなことホザいてる暇あったらしっかり言語学しれ!

622名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 22:36:25
「あ」の人の降臨?
623名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/25(火) 22:48:13
と、ちゃちゃだけではなんなので・・・

>ぶっちゃけ、知識のモデルの延長線上には処理のモデルはない。

とはいえ、知識モデルがなければ処理モデルの開発は盲目的、行き当たりばったり。
関与する単位、制約、規序が明確であってこそ処理モデル開発のターゲットが絞れる。
加えて、言語が理解と産出の双方向システム。これはプロシージュアルなモデルでは
やりづらい。二つの方向が同一か否かですら処理モデルは答えを提供していない。
624(´∀`):2005/10/26(水) 11:28:43
>>621
デジタル・アナログの喩えと、進化でいう断続平衡か漸進適応かはあまり対応関係ないと思うにゃ
遺伝子レベルの変異はデジタルにゃが漸進的だからにゃ
ところでパラメータの(リ)セットとみんな気易く言っとるにゃが、具体的には何を指しているのか
分かっとるのにゃろか
おそらく神経ダーウィニズム的に、過剰なシナプスの刈り込みを指すことになるのにゃろが、
パラメータを後からセットするというよりも、最近はむしろあらかじめセット済みのパラメータ群の
中から、より「環境」に「適応」したものが生き残る、と見る傾向にあるみたいだにゃ
C. Yang とかにゃが
それで、この場合の「環境」とは何を指すのかにゃが、選ぶべきパラメータ値を教えてくれる言語刺激
(個体発生の場合、PLD)という意味にゃら、パラメータのリセットという現象は起きようもないにゃ
既定値に合わせるのが一番「適応的」だからにゃ
つまり、言語環境から受動的に刺激を受けるだけでは、パラメータ的言語変化は起こらず、むしろ
環境に働きかけて再解釈(通常、誤解釈)せんといかんっことになるにゃ
そこで
>社会あるいは文化という人間の営み、すなわち環境に適応する形で言語の変化は起こり
とあるにゃが、この「社会あるいは文化」ってのが非言語的環境を指し、これが上記の言語的環境の
再解釈を促す要因になる、ってんなら面白いと思うけどにゃ

あとにゃ、通時的変化を生物進化に喩えるのは、むしろ歴史言語学の十八番で、たとえば文法化を
exaptationの例と見る・見ないってハナシもあるにゃが、歴史変化はUGが誕生した後、UGの枠内
での微少な変動のことであって、UG自体がどうやって生じたかという生物進化とはいちおー区別
すべきだと思うにゃ 
象徴的には gene か meme か、ってことにゃが
625名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 15:34:18
こりゃダメだ。
626お兄ちゃん:2005/10/26(水) 19:35:35
>>623
>加えて、言語が理解と産出の双方向システム。
言語知識と言語処理のモデルとはいえ、
もうちょっと丁寧に見ていくことが必要かとわしには思われる。
知識のモデルならびに処理のモデルにはともに
理解(comprehension)と産出(production)の2つの異なるレベルがある。
だから、もうちょっとモデルを細かく分けると次のようになる。

1 言語知識(理解)のモデル
2 言語知識(産出)のモデル
3 言語処理(理解)のモデル
4 言語処理(産出)のモデル

さらに、言語知識といっても
初期状態のUGのモデルと完成状態のI-言語のモデルも分けて考えるべき。
だから、1と2はさらに分類でき、もうちょっと細かく書くと次のようになる。

1 言語知識(理解)のモデル(初期状態)
2 言語知識(理解)のモデル(完成状態)
3 言語知識(産出)のモデル(初期状態)
4 言語知識(産出)のモデル(完成状態)
5 言語処理(理解)のモデル
6 言語処理(産出)のモデル
627お兄ちゃん:2005/10/26(水) 19:36:35
今のところ言語処理のモデルといったら
大人の文法(つまり完成状態の文法)に関するものだけだろう。
もし言語処理のモデルも初期状態と完成状態に分けるのであれば、
さらに次のように分類される。

1 言語知識(理解)のモデル(初期状態)
2 言語知識(理解)のモデル(完成状態)
3 言語知識(産出)のモデル(初期状態)
4 言語知識(産出)のモデル(完成状態)
5 言語処理(理解)のモデル(初期状態)
6 言語処理(理解)のモデル(完成状態)
7 言語処理(産出)のモデル(初期状態)
8 言語処理(産出)のモデル(完成状態)

上の1−8は個体レベルの言語の知識と処理の話であり、同じことが種にも言える。
つまり、言語進化という言語の系統発生にも上の1−8の分類は言える。

628お兄ちゃん:2005/10/26(水) 19:37:28
知識のモデルをつくるより処理のモデルを作る方がやりやすい。
そして確かな成果が出やすい。
また、理解のモデルをつくるより産出のモデルを作る方がはるかに難しい。
というのも、産出のモデルづくりをやり出すと
完全に心の内部構造・内部状態にコミットせざるをえなくなるから。
そう考えていくと一番難しいのが上で見た3である。つまりUGのモデルづくりだ。
で、生成というかチョムは最初からこの問題に取り組んでしまったわけだ。
チョムがサイエンスに心を持ち込んだといわれるが、
それは3の問題に取り組んだことによる。
3の問題は心の問題を必然的に引き起こすのだ。
もしチョムが言語知識ではなく言語処理の問題に関心を抱き、
おまけに産出ではなく理解の問題に関心があったら
サイエンスに心・精神を持ち込むこともなかったであろう。
心の問題を扱うには何を問題にするかが大きな問題となる。
心の内部構造を問題にするのかそれとも機能を問題にするのか。
心を知識の問題として扱うのか処理の問題として扱うのか。
心の内部構造を知識の問題として扱ったのが生成であり、
一番厄介で難解な問題に挑戦していると言えよう。
心の内部構造と知識の問題を言語から攻めるのは非常に興味深い。
しかし限界も感じている今日この頃である。

629お兄ちゃん:2005/10/26(水) 19:38:30
>>624
>おそらく神経ダーウィニズム的に、
>過剰なシナプスの刈り込みを指すことになるのにゃろが
ようするに、おたまじゃくしのしっぽと同じということだな。
つまり、アポトーシスによって不要なパラメータが除去されると。
で、残ったものがあたかも積極的に選んだパラメータのように見えると。
本当は、単なる消去法で残っただけなのにな。
基本的にその考えは正しいと思う。
ただ、わしはかをもぢと考えというか思考の土台がちょっと違う。
わしは、進化というのは一種の「プロパガンダ」だと思っている。
(器官をはじめとする)構造物がはたして進化の結果できたものかは
一度疑ってみる必要があると思う。
つまり、わしは、生体内の構造物は進化ではなく退化の結果できたと思っている。
で、これは何かの本だか雑誌で読んだのだが、
新しい機能をもった構造物を作るには、どうも
元ある構造を徐々に壊していくというか退化させていくのがてっとり早いらしい。
つまり新しい構造というのは新たにパーツを加えていくより
元々あるパーツをカットオフしていく方が生成されやすいらしい。
どの本やら雑誌に書いてあったかすっかり忘れてしまったが。
で、そう考えると、かをもぢ同様、
パラメータの設定も実はもともとパラメータが複数あったのだが
アポトーシスのような働きでカットオフされ、
それでパラメータがセットされていくのではないかと思っている。
つまり、何もないところに新たにパラメータをつくるのではなく、
すでにあるところから除去していって
最後に残ったのが「選択された」パラメータということだ。
ようするに、刺激ゼロがパラメータのアポトーシスを駆動し、
その結果刺激のあるパラメータのみが淘汰されずに残ると。
poverty of stimulusの本質的な問題は実はこんなところにあると思う。

630お兄ちゃん:2005/10/26(水) 19:39:32
>むしろ 環境に働きかけて再解釈(通常、誤解釈)せんといかんっことになるにゃ
個体である幼児が何らかの形でアフォーダンスを利用しているということだな。
それはあると思う。というか、それはデフォルトでみんな認めていると思う。
ただ、普通アフォーダンスといったら視覚に関わるもので聴覚に関わるものではない。
だから言語獲得ではアフォーダンスの聴覚版が必要になってくると思う。
つまり、生態光学でなく(あるかどうか知らないが)
生態音響学のようなものが必要になってくる。
たぶんこの辺りをシリアスに考えていくと音楽の系統発生の問題にいきつくであろう。
そして、自然言語の発生とパラレルに自然音楽の発生も考えざるをえなくなるだろう。
興味の尽きないテーマである。虚無博士がこの辺りが詳しいのではないかと思う。

>たとえば文法化を exaptationの例と見る・見ないってハナシもあるにゃが、
語彙範疇の機能範疇への突然変異を文法化と考えると、
文法化は言語の進化(小進化ならびに大進化)を考える際に重要になってくると思う。
文法化は語彙の<意味抜き>をし、
そして語彙範疇を形骸化させるプロセスであると言えるが、
機能範疇に突然変異したためにパラメータのホルダーとしての大きな役割を担う。
そういう意味では<意味抜き>に見合うだけのものをゲットできていると言えよう。
で、言語の通時的変化がパラメータの再設定であるとしたら、
文法化は言語の小進化を引き起こすトリガーになっていると言えよう。

これからDeep Purple (1974) California Jam (DVD版)を見なければいけない。
わしには暇はない。てなことで、またその気になったら何か書く。

ゆっとくけど、わしは「あ」の人なんかではない。「お兄ちゃん」だ。

631名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 20:59:17
これからは「お」の人ってわけだな。w
632名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 21:37:31
> どの本やら雑誌に書いてあったかすっかり忘れてしまったが。

信憑性の低い話を延々続ける、あんた(ら)の痴性に脱帽。

・・・これでも「旧国立大教授」を主張しちゃうのかな、あのヒトは。

彼が彼自身の著作物だと暗に認めた著作の著作者に、メールで通知しておくわ
633名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 21:42:10
アフォーダンスにクオリアにPETにfMRIといえば、neurotjsが得意とする話題だな。

その後奴は「脳科学による言語処理の解明」という妄想上のテーマを選択したのか。

数年前彼にLakoffの話題を振った時は、彼は全く知らなかったけどwww
634名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 21:44:19
   |\___/|
   |       .|
   | Θ   Θ |      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |       .|     < パペットマペット
 ∈AA∋   ∧∧      \_______
  (゚‥゚ )   ( ゚Д゚)
  ∪∪|___⊃ ⊃
 /|__.|    |__|\
 |  |  |     | \_|
 | ノ ノ     \_|
 \_ノ|      |
    |      |
635弟くん:2005/10/26(水) 21:48:38
 お兄ちゃん、カルジャム見終わったら、次のサイトを見て
感想ちょうだい。(カルジャムは ELPもすごかったらしいのう。)

http://www.sky.sannet.ne.jp/digital-hebo-tsu/page112.html
636名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 21:57:12
コテハンの中の人は、70's Rockマニアか。めでてぇな。
637名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/26(水) 22:23:54
単なるIP抜きだろ。つまらん
638Rod:2005/10/27(木) 01:45:42
>>617
>平安時代に「が/の」でマークされる 主語はなくなったのかにゃ?
絶滅したわけではなくて、少数ながらあるようですにゃ。源氏物語
宿木なんかでも8例ほどあるそうにゃ。
>万葉集では主格がマークされる場合より、省略される場合が 圧倒的に多いにゃ。
これもにゃ。助詞は必ずし漢字で明記されていたわけではにゃく、補って読む必要が
あるのだそうにゃ。by 阪倉or西宮
639Rod:2005/10/27(木) 01:48:09
>>618
それは確かにそうだと思うにゃ。
しかしにゃ、仮に文語と口語がかなりかけ離れていたものとして、
その差異ってのはどれほどのものなんにゃろかにゃ?
それににゃ、文語の場合のみwh要素を移動させるようにっていう
指導をしたりしてたのかにゃ?あっしはちょっと懐疑的ですにゃ。
むしろ、文語にも口語の特徴が反映されていたと考える方が自然だと
思われますにゃ。まあ、歴史なんかと一緒で証明のしようがないのですにゃが。
640Rod:2005/10/27(木) 01:49:23
>>632
おう、そのとーりにゃ。(´∀`)ってやつはふてぇやろうですにゃ。
その先生にちゃーんと報告しておくことにゃ w
641こさかな:2005/10/27(木) 12:52:21
Rodしゃん、もどりますたにゃ。どうもありがとにゃん。
(いや、こっちの話)

638
>助詞は必ずし漢字で明記されていたわけではにゃく、
>補って読む必要があるのだそうにゃ。by 阪倉or西宮
本質的な話ではないですにゃが、助詞に限らず、万葉集で万葉仮名以外で
記されているものは全般の読みを確定する作業が大変だにゃ。しかし
万葉仮名のみで記されているものについては助詞は省かれないにゃ。
阪倉or西宮せんせが言ってるのは、漢文とかで表記されている
部分についてのことではないかにゃ?
関係ないですにゃが、この復元作業に関係することで、字余りを考慮に入れて
音節数を数え、そこで助詞を入れるべきか否かを考えることがあるらしいにゃ。
この字余りに関して、五とか七とかの単位の中に母音がある字余りが九割を
超すらしいにゃ。これを見つけたのが本居宣長だそうで、本居ってせんせは
連濁の法則みつけたり、上代特殊仮名遣いみつけたり、すごいにゃ。
大幅に横道にそれてしまった・・・スマソ

>618しゃん
私もRodしゃんの
>文語にも口語の特徴が反映されていたと考える方が自然だ
に同意にゃ。確かに古語一般に関して、小松英雄せんせが、扱っているのは
あくまでも文献に現れている言語である、ということを忘れてはならないと
注意を述べてるにゃが、その一方で、平安時代には上代特殊仮名遣が
守られていない、という口語に起こった音韻変化が反映されているにゃ。
書記係がいて、その人は口語とは別の言語を守るように厳しく言いつけられている
(例えばイスラエルが出来るまでのヘブライ語のように)ならこんなことは
起こらないはずにゃ。
642こさかな:2005/10/27(木) 13:11:42
>608
あと、この手の議論とhead internal relativeはかなりcrucialに関わってくるもの、と
ちょっと今考えていますが。

詳細は企業秘密だと思うので明かさないでほしいですにゃが、面白そうですにゃ。
HIRは平安時代に現れたので、overtな義務的移動の消失との相関は、証明されたら
面白いですにゃ。HIRにnull operatorの移動が関わるとすると、ちょうど
overt movementと「世代交代」してるみたいな感じにゃ。
643お兄ちゃん:2005/10/27(木) 19:30:09
>>633
>アフォーダンスにクオリアにPETにfMRIといえば、neurotjsが得意とする話題だな。
どれもポイントは機能だな。
ちょっとザツな言い方をすると、どれも刺激に対する意味を探っているところがあるな。
これが生成と根本的に違うところだ。
生成は刺激に対する形式を探っているところがあるからな。
で、わしはどちらの研究戦略も大事だと思う。
ようするに、<意味抜き>したハードフォルマリズムと、
<形式抜き>したハードセマンティズムの両方が必要だと思う。
そして、突き詰めていくと、おそらく
<意味抜き>と<形式抜き>はコインの裏表の関係になっているのが分かってくると思う。
そういう意味ではいずれ生成ぶんぽーと認知ぶんぽーは
いずれなかよしこよしのヌルポ状態になると思う。
もうちょっとだけゆーと、クオリアなんつーのは究極の<形式抜き>だと思う。
わしはハタチのころ現象学(というか実在性の問題)にハマっていたこともあり
ちょいとパースの記号論を勉強したりしていた。で、その時、
第1次性であるイコンよりももっと原始的な記号があるのだろうかと思っていたが、
それがもしかしたらクオリアとか(ピンカーの言うメンタリーズぽいもの)
に相当するものかなーと思う今日この頃だったりする。
で、言語の系統発生を考えるにあたっては、パースの言うイコンやインデックスや
シンボルを処理する能力の系統発生をよーく調べると共に
イコン以前のクオリアやメンタリーズを処理というか認知する能力の系統発生も
調べる必要があるのではないかと思う次第だ。
ま、言語の系統発生やら個体発生やら盛んな今日この頃であるが
(↑正直わしはいろいろ語る割にはそんなに興味ないのだが、、、)、
発生を考えるときは昨日のわしの書き込みにもあったように、
知識と処理をちゃんと分けて考え、そして、理解と産出のレベルもしっかり分けて考え、
さらに、記号のレベルもちゃーんと分けて考えないといかん。この辺りがいい加減だ。
というか、あれやこれやごちゃまぜにして自説を垂れ流しているのが
昨今の言語進化ブームと言えよう。
ま、わしもその自説を垂れ流している一人なのだが。w
644お兄ちゃん:2005/10/27(木) 19:33:10
>>639
>しかしにゃ、仮に文語と口語がかなりかけ離れていたものとして、
>その差異ってのはどれほどのものなんにゃろかにゃ?
べつにツッコミ入れるわけじゃないのだが、
文語だと5−7−5みたいなフォーマットがあるわけだ。
でもまさか口語でみんな5−7−5で話していたとは思えないのだな、わしには。
いや、昔の人はナンバ歩きしていたように5−7−5で話していたのかもしれないが、、、。
(ほんとーに昔の人がナンバ歩きしていたかはわしは眉に唾つけてみているが、、、)
で、やはり文語において5−7−5みたいな型というか形式がガチッと決まっていると、
そこにおのずと文語独特の文法が発生したと思うのだよ、おじさんは。
シェイクスピアの英語にせよ英詩にせよ、いわゆる弱強格が見られるわけだが、
あの弱強五歩格で市井の人もしゃべっていたわけじゃないと思うし、、、。
あと、あの弱強五歩格があるがために文語特有の文法ってあるんじゃないのかな。
いや、おじさんそこらへん詳しいことよく分からないから
いい加減なことしゃべっちゃってるかもしれないけど。
それとか、300年後に誰かが日本人の言語知識を調べようとして、
たまたま最近のラップの歌詞しか言語資料が残っていなかったとしような。
そして、そのラップの歌詞(たとえばドラゴンアッシュとかオレンジレンジの歌詞)
に基づいて「当時の日本人の言語能力はこんなんでした〜」と言われたら
「をいをい、そりゃねぇーだろ」とわしたちは思うと思うのよ。
ちょっと程度が違うけど、それと大なり小なり同じことだと思うのよ、わしは。
いずれにせよ、音声言語に比べたら文字言語は副次的なもので二次的なものであるように、
文語は口語に比べたら副次的で二次的なものであるような気がするんだな。
で、個人的にはそういった文語表現をベースにして
どれだけ言語知識のメカが分かるのかな〜とちょいと懐疑的であったりするわけだ。
もうちょっとだけ言うと、
5−7−5のような制約の中で(文語)言語活動が行われていたわけで、
わしに言わせたら言語知識というよりは言語処理の問題が根底で絡んでいるのではないかと
思うくらいなんだな。
645お兄ちゃん:2005/10/27(木) 19:34:14
>>631
>これからは「お」の人ってわけだな。w
「お」の人なんて言わないでくれ。やさしく「お兄ちゃん」と呼んでくれ。w

>>632
>信憑性の低い話を延々続ける、あんた(ら)の痴性に脱帽。
猛省する。だから許してくれ。叩くのはカヲモヂだけにしてくれ。w

>>635
弟くん、たぶん「F」の人だと思うのだが、、、。
それはそうとして、紹介してもらったサイト、しょうじき感動した!
こんなに感動したのは『殺人の追憶』を見たとき以来だ。
またああゆーお涙頂戴のヒューマンスペクタクルなものがあったら紹介してくれ。

ところで、深紫のカルジャムの市販DVDってビデオのやつとちょっと内容が違うよな。
同じステージを違うアングル(というかカメラ)で写したのかな、、、。
なんか不思議な感じがした、、、。

あと、『殺人の追憶』見てない香具師は見るよーに。
映画の中の映画だ。最高の映画だ。韓国映画最近急成長だ。

ちなみにわしはタイガーマスクでミスター・ノーが出たヤツをリアルタイムで見ていた。
まさかあんなメッセージが隠されていたとは、、、。
てか、タイガーマスクは大人の番組だったのか、、、。
646(´∀`):2005/10/27(木) 19:52:18
>Deep Purple (1974) California Jam
ハァハァ いい餌まくにゃ 
前に一部分だけコピー送ってやったと思うにゃが
パープルは出演順序で揉めたらしいにゃ
一曲目のBurnのときはまだ陽が落ちておらずあたりが明るいにゃろ
リッチーとしては不本意な扱いだったらしいにゃ
テレビカメラにストラト突き刺したのもその憂さ晴らしというハナシにゃ
ところでリッチーの衣装が、それまではビロード風ジャケットだったのが
最後のSpace Truckingの途中でサテンシャツに変わるにゃろ
あれは演奏中に着替えたのか、別の日の演奏をつなぎあわせたのではないか、
とか当時話題になったもんにゃ(遠い目

>>635
カルジャムのELPといえば、例のToccataの途中で爆発が起こるやつにゃ
グランドピアノ空中回転の荒芸もこん時にゃったかにゃ
そーいや、キースは最近ソロで来日しとったみたいだにゃ
647(´∀`):2005/10/27(木) 19:53:03
>語彙範疇の機能範疇への突然変異を文法化と考えると
突然変異はないと思うにゃがw
Newmeyerがいろいろ例をあげとるにゃが、実際には機能範疇の語彙範疇化という
degrammaticalizationも起きるにゃ
文法化のunidirectionalityは「ほぼ」正しいといったとこにゃろ
で、exaptationは単にfunctional shiftにゃから、むしろdegrammaticalizationも
含めてexaptationみたいなものと見ることができるにゃ
648(´∀`):2005/10/27(木) 19:53:59
>>642
HIRについてにゃが、HIRかなんだか分かりにくい場合が多いにゃ
1) 先生は [ 太郎がいい論文を書いたの ] をほめた
これは
2) [ t いい論文を書いた ] 太郎をほめた
3) [ 太郎が t 書いた ] いい論文をほめた
4) [ 太郎がいい論文を書いたこと ]をほめた
のどれでもいけると思うにゃが (4)の意味での「ノ節」はHIRより前から、
独立してあったのにゃろか
つまり(4)を雛型にして(2)や(3)が派生的に出てきたという可能性はないのか、にゃが
649(´∀`):2005/10/27(木) 19:57:18
>ピンカーの言うメンタリーズぽいもの
フォーダーの立場はどないしてくれるにゃw
650618:2005/10/28(金) 01:10:42
お忙しい中横レスへのにレス感謝です。

651名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/28(金) 12:26:21
   |\___/|
   |       .|
   | Θ   Θ |      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |       .|     < パペットマペット
 ∈AA∋   ∧∧      \_______
  (゚‥゚ )   ( ゚Д゚)
  ∪∪|___⊃ ⊃
 /|__.|    |__|\
 |  |  |     | \_|
 | ノ ノ     \_|
 \_ノ|      |
    |      |
652名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/28(金) 13:18:42
このスレの方たちはセレン珍事には興味有松か?
653こさかな:2005/10/28(金) 13:52:56
>648 顔文字せんせ、ごぶさたしてますにゃ。
奈良時代までの名詞性補文にはク語法(gerundみたいなの)、終止法、連体法がありますたにゃ。
 ク語法は平安時代には生産的でなくなり、「いはく」などに残るだけになりますにゃが、
ぱらっと見ただけですが
 4195番
[吾がここだ偲はく]知らにほととぎすいづへの山を鳴きか越ゆらむ
「知る」は命題、人/物を選択しますにゃが、
 [命題]を知っている → [人/物]を知っている
という含意関係は成り立ちませんにゃ(concealed questionを除く)。それと形態。意味と形態両面からこの場合は
顔文字せんせがいうようなのからまず除外されるはずですにゃ。
 次に終止法の場合。
 3672番
ひさかたの月は照りたり [いとま無く海人の漁火は灯し合へり]見ゆ
「見ゆ」は終止法/定形節を補部としてとりますにゃ。
「見ゆ」は命題と人/物を選択し、
 [命題]見ゆ → [人/物]見ゆ
という含意関係が成り立ちますにゃ。HIRはこういうのに限られないからHIRなわけですにゃが、
とはいえ意味的には派生関係を許しそうですにゃ。しかしこの場合、終止法であることが
ひっかかりますにゃ。
 一番関係する連体法節は有名な
 10番
あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや[君が袖振る]
のようなのにありますにゃ。この場合にも含意関係は成り立つので、
連体法節からHIRへ、という派生は考えられなくもないかもですにゃ。
654弟くん:2005/10/28(金) 16:42:16
 古語の実態がどうなっていたのかという問題は、どうあがいた
ところで「推定」でしかないのだが、比較・歴史言語学の手法で
もって、ある程度までは確実と思われる部分もあるわな。

 古語でも現代語と同じように、2モーラが基本単位で4モーラ
ごとに区切られるというのは確実なように思うけどなぁ。

 あと、助詞の機能の変化を考察する場合には「質量保存の法則」
からいって、どことどこがトレードされたかを示さなあかんわな。
最近のドイツ語の変貌なんか、まさにこれにあてはまるしな。
655お兄ちゃん:2005/10/28(金) 19:19:52
>>647
>実際には機能範疇の語彙範疇化というdegrammaticalizationも起きるにゃ
機能範疇と語彙範疇という区別すら再度検証しないといけない時かもしれないな。
vひとつとったって、
「おんどりゃ、お前は機能範疇なんかい、それとも語彙範疇なんかい、
はっきりせんかい!ゴルゥア!」と言いたくなるしな。
いや、そう言いたくなるのはわしだけかもしれねぇが。
あと、前置詞Pにしたって、
「語彙範疇みたいなツラしやがって中身は機能範疇だろうが、ちゃうか?あん?」
と言いたくなるしな。いや、そう言いたくなるのはわしだけかもしれねぇが。
それに、haveやdo、そしてbeにしたって、機能範疇ぽい語彙範疇てな感じだしな。
ま、両生類のような爬虫類のようなよく分からんキモ系の範疇とも言えるわ。
656お兄ちゃん:2005/10/28(金) 19:20:51
>>648
そのようなアンビギュイティーは多かれ少なかれ「ほめた」の特異性にあると思う。
「ほめた」は人も物もその目的語にとれるからな。
で、それを念頭に置いた上で次のヤツ↓を見てもらいたいのだが。
1)先生は [太郎がヴァカな論文を書いたの] を叱った
これ↑だとちょっと解釈が違ってくると思うのだよ、わし的には。
わしだと、次の2)が一番解釈がでやすくて次に出やすいのが3)、
そして一番出にくいのが4)。
2)[ t ヴァカな論文を書いた] 太郎を叱った。(←パーフェクトな解釈
3)[太郎がヴァカな論文を書いたこと] を叱った。(←そこそこイケる解釈
4)[太郎が t 書いた] ヴァカな論文を叱った。(←完全に逝ってる解釈
ということで、必ずしも次↓のようには言えないと思う。
>つまり(4)を雛型にして(2)や(3)が派生的に出てきたという可能性はないのか、にゃが
657お兄ちゃん:2005/10/28(金) 19:21:47
>>646
>前に一部分だけコピー送ってやったと思うにゃが
その節はお世話になった(ぺこり
って、わしは「あ」の人じゃないっちゅーに。w

>>650
>お忙しい中横レスへのにレス感謝です。
ちなみに昨晩はストラトフェスティバルを見ていてお忙しい中だったが何か?
そー言えば、ストラトフェスティバルがきっかけで
ポールロジャースとクゥイーンのタイアップが現実になったようだな。
ストラトフェスティバルでもポールとメイは何となく息が合ってそうだったし。

658名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/28(金) 20:33:32
おにいちゃんで変換したら「小仁井ちゃん」になった件について
659(´∀`):2005/10/28(金) 23:23:35
やでやで、さっき上野、もとい上○から戻ってきたにゃ
ま、huangのハナシは、俺のことばで言い換えれば、反語彙主義はむしろ
中国語にドンピシャでんにゃ、ってことだにゃ
文法化にも多少関係あるハナシが出てたにゃが、詳しくはまた後日にゃ
>>529
>Huangもアンチ・ミニマリストだそうですが
それにしては、virus, virusと言っとったけどにゃー

こさかなしゃん、詳しいレスありがとにゃ
656の兄ぃも書いとるにゃが、意味的な含意関係は動詞によってもかわるので
形式的な拡張に限定したほうがいいと思うにゃが、ま、こさかなしゃんの
ハナシ聞く限りでは、あんま関係なさそうにゃ
ところで近々こさかなしゃんの近くにも顔出すことになると思うにゃが
見かけても○イのブレラで撃たないよーにw

654はFredしゃん、に.45ACP弾1コ(あんまり自信なしにゃ)
660Rod:2005/10/29(土) 00:10:32
>>648
実はワカランのですにゃが(爆
ShimoyamaしゃんがJEAL論文でも指摘してますにゃが、普通、HIRCはdifiniteness
restrictionを持つのですにゃ。

(1) [[女の子/*その女の子/*花子]が やってきたの]から 手紙を 受け取った

ところが、ヲ格になるとadverbialになってしまうせいか、definiteness constraintが
なくなってしまうのですにゃ。

(2)太郎が [(その)女の子/花子]が やってきたの]-を つかまえた

HIRCの歴史的考察はけっこういい点つけるのかも。

そーいや、クィーンの復活コンサートは今、関東ですかにゃ?
huangも関西方面来てくれないものにゃろか。
661お兄ちゃん:2005/10/29(土) 10:31:14
>>660
>(1) [[女の子/*その女の子/*花子]が やってきたの]から 手紙を 受け取った
ん?これ↓がokな文だっていうことか?
(1)女の子がやってきたのから手紙を受け取った
マジかい?留学生の作文でもあるまいしこんなのいいわけねぇだろ。
こんなジャッジに基づいてペーパー書いてたら
そのペーパーそのものはもちろんのことオーサーの見識も疑われやしねぇか。
そしてしまいには連帯責任で生成そのものが疑いの目を持たれやしないかと思うぞ。
いや、実は他のところでも書き込みしているのだが、
ぶっちゃけ(1)のようなジャッジは素人さんには通用しねぇわ。
てか、同じ生成派のわしにも通用せんわ。
つーか、藻前らは上の(1)をokだと考えるのか?
いやー、言いたかねぇけど、今にはじまったことじゃないが、
最近のデータのジャッジメントいくらなんでもひどすぎやしねぇか。
わしおやじだから文法性のチェックにぶってきているのかもしれねぇがな。
662(´∀`):2005/10/29(土) 11:13:55
すっかり仇口調(苦笑
663名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/29(土) 14:44:56
これはうんこですね
664お兄ちゃん:2005/10/29(土) 18:14:57
>>662
>すっかり仇口調(苦笑
あっ、、、、。

で、せっかくだからちょいと書く。
えっと、例の古語をもとにした議論について書く。
まず、ぶっちゃけて言うと、
和歌とかは普通の言語活動から出てきた普通の言語表現ではないということをいいたい。
5−7−5という普通の発話から逸脱したスタイルはもちろんのこと、
和歌をつくるためにかなりテクニカルなことをしているというのがある。
あれやこれや考えた上でできた芸術作品であることに注意すべきだ。
そういうmarkedなものをベースに
unmarkedな言語知識を推し量るべきでないというのがある。
新聞の読者の投稿欄を見て
「そうか〜、みんなそういう風に考えているのか〜」と考えるのと同じだ。
主婦の振りをしながら実はプロ市民の代表が投稿していたりするからな。
まあ、ようするに、和歌なんかは言語直観とはほど遠いところにあるということだ。
そういう普通じゃない言語処理能力のたまものをもとに
普通の人の言語知識の能力を推し量るのはどうかとわしは思うわけだ。

これ以上書くと今度 W辺しゃんと会ったらどつかれそうだからもうやめる。
あまり本郷に近づかんようにしとこっと♪ w


>>663
>これはうんこですね
訳すと次↓のようになりますが、何か?
This is shit, isn't it?

665お兄ちゃん:2005/10/29(土) 19:16:00
誰からもレスがつかねぇーな。ま、いいか。
てか、荒れてきてめずらしくカヲモヂが叩かれていたからわしが出てきたのだが
もう祭りは終わりか、、、。おもしろくもなんともねぇじゃねぇか。
ったく、荒れるならとことん荒れんか、このヴォケ野郎どもが。
666お兄ちゃん:2005/10/29(土) 19:18:48
で、こんなこと書いてるとまた「藻前が荒らしだろが」と言われかねないので、
つーか、たぶん既に言われてるのでw、ちょっとだけポジティブなことも書く。
えっと、話のついでということで例の古語の話について書く。
ポジティブなことを書くからどうぞ安心してくれ。
えっと、わしは比較言語学とか古語の研究にある意味おおきなポテンシャリティを感じている。
それは言語の進化ウンヌンとかじゃぜんぜんない。
どこにポテンシャリティを感じているかというと、
新しい方法論を提供してくれるのではないかというので期待しているわけだ。
どういうことかちょいとかいつまんで話そう。生成文法というのは方法論的にとても面白い。
どこが面白いかというと、分かるヤツには分かると思うが、ないものを前提にしていて、
そのないものが理論構築になくてはならないものになっているということだ。
ここでいう「ないもの」というのは非文のことだ。
非文というのはわしが昔から何度も言っているように、この世に存在しないものだ。
ある意味人工物だ。自然物では決してない。ようするに仮想の言語データであるわけだ。
で、この本来存在しない非文をつかって
わしらの脳内にある文法ソフトウェアのアルゴリズムを解明しているわけだ。
で、この非文というのはわしらのように現に生きている人間しか作れないものだ。
既にこの世にいない死んでしまった人間はつくれないわけだ。
だから、古語にせよ比較言語学でやっているような死んだ言語には非文というのはないわけだ。
だって、その話者がもういねぇんだからな。そういった意味では、
古語とか死語を生成文法するというのは本来の生成文法のやり方は通用しないわけだ。
667お兄ちゃん:2005/10/29(土) 19:20:49
というのも、データは全て適格な文で非文はひとつもないんだからな。そういったことで、
適格な文だけでどれだけ生成文法できるかがわしの興味のあるとこであるわけだ。
で、勘のいいヤツなら分かると思うが、もし適格な文だけで生成文法ができるのであれば、
コーパスだけを使って生成文法もできるわけだ。
よく、コーパスには非文がないから生成文法には向かないとかいう意見があるが、
まったく同じ条件の古語や死語で生成文法できるのなら
コーパスを使っても生成文法ができるはずだ。
しかもコーパスは統計処理ならびに定量化も可能ということで
とんでもない可能性をもっているわけだ。
そこに情報科学的なアプローチが介入したらとんでもない理論言語学が誕生する。
ま、わしが言いたいのそんなところだ。

で、生成文法やってるてめぇら若いのや、ワケわかんねぇデータこねくり回してねぇで
こういったグランドデザイン的なこともちぃったぁ考えろや。
分かったか、ケツの青いガキども。

てなことで荒らしてごめんねぇ〜。
668名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/29(土) 20:55:25
素人ですがこの学生さんはまともなの、顔の先生?
669(´∀`):2005/10/30(日) 02:36:04
ま、>>660の例はいくつかの要因がからんでるのを総合的に判断したら、そう整理できる
ってことでないかにゃ
まず主語を定にしておいて、格助詞の対比
(1) a. [ 花子がやってきたの ] を襲った
b. ?[ 花子がやってきたの ] に仕事をおしつけた
c. ??[ 花子がやってきたの ] から金を巻き上げた
下に降りるほど悪い感じにゃ
次に主語を不定にすると
(2) a. [ 知らない女の子がやってきたの ] を襲った
b. [ 知らない女の子がやってきたの ] に仕事をおしつけた
c. ?[ 知らない女の子がやってきたの ] から金を巻き上げた
ビミョーにゃが、(2c)は(1c)ほど悪くないと俺は感じるにゃ
ちなみに「金を巻き上げた」を元の「手紙を受け取った」にすると
より悪くなる感じにゃが
(3) a. ? [ 知らない女の子がやってきたの ] から金を巻き上げた =(2c)
b. ??[ 知らない女の子がやってきたの ] から手紙を受け取った
これは「〜から 金を巻き上げる」では〜は単なるsourceというより、patientに近く
ヲ格っぽさがあるからかもにゃ

も一つ気になるのが関係節内で使われる動詞のタイプにゃ
(4) a. ??[ 知らない女の子がやってきたの ] から手紙を受け取った
b. ???[ 知らない女の子が踊っていたの ] から手紙を受け取った
非対格・非能格ということでもないと思うにゃが、なんか差があるようにゃ俺の場合
どーかにゃ
670(´∀`):2005/10/30(日) 02:43:59
>非文というのはわしが昔から何度も言っているように、この世に存在しないものだ
単純な非文にゃら実際の産出例としてたくさんあるにゃ
だからこそ非文をいっさい作らない ideal speaker-hearer という考え方があったのだしにゃ
言語学者が実験のために工夫するような手の込んだのはない、ってこったにゃ

で、非文自体は含まれているが、これは非文ですよという標識はついてないような資料
だけが手がかりになるって点では、コーパス研究者は、幼児の母語獲得に近い環境にあると
言えそうだにゃ
理論家の場合は、自分で非文を作って実験するにゃが、コーパスも幼児も外部から与えられた
資料だけが頼り、って点がにゃ
しかしコーパス研究者のように資料を整理したり統計処理したりすることもなく、幼児は
だれでも短期間に正しい理論=母語文法に到達するのだから、幼児には勝てんってこったにゃ

>>668
俺よりはまともにゃろw
671名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/30(日) 03:55:16
ずばりR大学N学科ニダ!
672お兄ちゃん:2005/10/30(日) 08:47:33
>>669
うーん、正直カヲモヂのようなジャッジメントはわしにはない。
ハッキリ言えることは、
格助詞ガ・ヲ・ハの時はいいが、カラ・ニ・デの時は悪いということ。
つまりパラダイムとしては次のようになるということ。
1 [花子がナンタラコンタラの] {が/ を/ は} チョメチョメした。
2 *[花子がナンタラコンタラの] {から/ に/ で} チョメチョメした。
わしとしては、2の段階で既にダメだから定・不定の問題はアウトオブクエスチョン。
で、もうちょっと言うと、1のokなケースですら定・不定の差が出ない。
それはカオモヂも認めている。実際、カオモヂは次↓のようにジャッジしているからな。
>(1) a. [ 花子がやってきたの ] を襲った
>(2) a. [ 知らない女の子がやってきたの ] を襲った
もし上の(1a)と(2a)で優位な差が出るならハナシは分かるが、
そうでないからもうその時点でハナシにならん。
どんなに2の悪いケースで定・不定の差が仮にあるとしても
2の段階でそもそもメチャクチャ悪いのだからジャッジなんかあてにならん。
ようするに、わしに言えることは、HIRCに関しては定・不定の差なんつーもんはない。
てか、次のようなデータがそもそもいいわけねぇじゃねぇか。
>(1)女の子がやってきたのから手紙を受け取った (>>661
上のような文をokとジャッジするような香具師の脳内言語計算機は壊れてるわ。
ていうか、カヲモヂも次の例が悪いと認めているように上の(1)はダメだ。
>(3)b. ??[ 知らない女の子がやってきたの ] から手紙を受け取った
というか、カヲモヂのジャッジもかなり甘めで実際は上の(3b)も完璧アウトだ。
それと次↓のデータだが、
>(4) a. ??[ 知らない女の子がやってきたの ] から手紙を受け取った
>b. ???[ 知らない女の子が踊っていたの ] から手紙を受け取った
どっちもメチャクチャな文でワケワカメ状態じゃい。頭ヘンになるわい。
673お兄ちゃん:2005/10/30(日) 08:48:30
>>670
>単純な非文にゃら実際の産出例としてたくさんあるにゃ
いや、それは違うと思う。
カヲモヂの言う「単純な非文」というのはいわゆる言い間違いのことだと思うが、
言い間違いは言語処理レベルのエラーが主で言語知識レベルのエラーが主ではない。
たとえば、どんなに言い間違ってもヘッドパラメータの設定を間違って、
「東京で」というところを「で東京」と言うヤツはいない。
ようするに何を言いたいかと言うと、言語知識を構成する文法のアルゴリズムは、
間違えようと思っても間違えることはできないということ。
たとえば主語島の制約にしたって、
どんなに言い間違いのひどいヤツだって主語島の制約を破るようなヤツはいない。
あと、語レベルにしたって、「真っ白」というところを「白真っ」なんて言うヤツはいない。
674お兄ちゃん:2005/10/30(日) 08:49:42
>だからこそ非文をいっさい作らない ideal speaker-hearer という考え方があったのだしにゃ

いや、その場合の「非文」というのは上でも言ったように
いわゆるスピーチエラーのことだと思う。
もしカヲモヂの言うことが正しいとすると(つまり、本当に非文を産出しているとすると)、
わしらreal speaker-hearerは非文をつくっていることになるが、
実際わしらリアルな人間は非文を産出することはない。
つまり、上で言ったように、
subj. island conditionを破るような文を産出する香具師はいない。

で、わしがいろいろ考えていることの一端をちょっとだけ話す。エラーといった場合、
どのレベルでエラーが生じているかで次の4つのレベルがある。

1 言語知識(理解)レベルでのエラー
2 言語知識(産出)レベルでのエラー
3 言語処理(理解)レベルでのエラー
4 言語処理(産出)レベルでのエラー

で、エラーといった場合
いったいどのレベルのエラーが生じているかよーく考える必要があると思う。
で、エラーと一口に言っても1(あるいは2)のレベルのエラーは
モロに言語知識(つまりオフラインの言語計算機のプログラム)に関わっている可能性がある。

675お兄ちゃん:2005/10/30(日) 08:50:44
>しかしコーパス研究者のように資料を整理したり統計処理したりすることもなく、
>幼児は だれでも短期間に正しい理論=母語文法に到達するのだから、
>幼児には勝てんってこったにゃ
そうなんだな。ほんと、頭ん中ではいったい何が起こっているんだろうな。
で、これについて最近の言語処理(というか人工知能)と絡めてちょいと語りたいがまた今度。
他にもやることあるんで。

>俺よりはまともにゃろw
いや、カヲモヂほどじゃねぇーよwwww


>>668
>素人ですがこの学生さんはまともなの、顔の先生?
ごめんな、おじさん社会人入学で趣味で理論言語学やってる学生なの。
年取って老いぼれてるからやさしくしてちょーだい。おじさんボケ入ってるから。w
最近どうもアルツハイマってる発言が多くて周りに迷惑かけてるけどボケてるから許してちょ。
676名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/30(日) 09:46:50
お兄ちゃん、620-21の頃の口調に戻って!
677名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/30(日) 10:40:53
お兄ちゃん、おっきなバナナ食べる?みかんも付いてるよ
678Rod:2005/10/30(日) 11:09:39
うーん、どとーのカキコが始まり出して、レスが遅れ気味(に見える?)にゃ
>>664
あんちゃん、それに関してですにゃが、字数の制限規則が語順の制約にも影響あるんですかいの?
それに助詞「か」の消滅と合わせて、わざわざ「さーて、これからは「か」を使わないよーにして、
wh要素も動かすのやめませう」なんて決まりごとをみんなで作りだすよーな奇妙な御触れでも出したん
ですやろかにゃ?それに「か」にfocus featureがあるとして、それがmvtを駆動しており、しかもfocus
featureのmvtを仮定することで、ハンガリー語
のwh疑問にゃら、Negative Concord Itemにゃんかの現象も説明できるかもしれにゃいってのにゃら
それはそれでめでたしめでたし、てえ話になるかもしれんと思うのですにゃ。要は、明らかに不自然な程の
統計的な偏りがある言語現象に対して、その背後になんらかの規則が潜んでいるかもしれんと思うか、
そんなもん関係なかろ、って思うかってだけの話のような気もするのニャ。

非文ってのもにゃ。そもそも理論的ディバイスがあるからこそ、奇奇怪怪な例文を作れるって話なんだと思いますにゃ。
にゃから、ディバイスが間違っていれば、ヘンチクリンな予測もするのにゃろし、ディバイスがそこそこ
いけてれば、予測通りに話が進むって話なんだと思いますにゃ。
679お兄ちゃん:2005/10/30(日) 11:53:50
>>676
>お兄ちゃん、620-21の頃の口調に戻って!
了解。普通の口調に戻す。
てか、ちょいとテンション上がるとついつい「あ」の人っぽくなってしまう。
なんでだろ、、、。w

>>677
>お兄ちゃん、おっきなバナナ食べる?みかんも付いてるよ
遠慮なくもらう。今度クール宅急便で送ってくれ。
できればバナナはフィリピン産の有機農法でつくったやつにしてくれ。
みかんは愛媛のあまくてジューシィーで中ぐらいの大きさのやつにしてくれ。
680お兄ちゃん:2005/10/30(日) 11:54:43
>>678
>うーん、どとーのカキコが始まり出して、
もうすぐに消えるから心配しなくていいよ。

>字数の制限規則が語順の制約にも影響あるんですかいの?
必ずしもないとは言えないと思う。というか、ポイントは、
昨日も書いたと思うが、和歌は散文でなく韻文だということ。
その意味では現代音楽の歌詞と大して変わらないと思う。
で、現代音楽の歌詞をもとに言語直観を調べる香具師がいないように、
和歌という韻文で言語直観を調べるのはちょっとマズイのではないかということ。

あと、rodしゃんは知ってるかどうか分からないが、
ひとつの和歌が1文であるとは必ずしも限らない。
実は、W辺しゃんなんかが扱っている和歌が
1文でなく2文からなっている可能性を指摘している人がいる。
本人に迷惑がかかるといけないからその人の名前をここであげることができないが、
もしその人が主張するように1文に見える和歌が本当は2文から成っていたら
wh移動が1文で起きているとは必ずしも言えなくなり
論文の主張を裏で支えているhidden assumptionsが総崩れする可能性がある。
もし上であげた本人がこのスレ見ているようだったら
ぜひここに書き込んで論戦してもらいたいものだが、、、。
たぶんこのスレの住人だと思うのだが、、、。
というのも、何となくわしの裏の顔を知ってるようだったからな、その人。

681お兄ちゃん:2005/10/30(日) 11:55:27
>非文ってのもにゃ。そもそも理論的ディバイスがあるからこそ、
それはその通り。
Duhemのtheory-dependenceとかtheory-ladennessをあげるまでもなく
その辺りは了解の上での話である。
というか、わし自身その辺りのこと本でいろいろ書いているし、、、。
で、そういったtheory-ladennessとかを考慮しても
次のような文をokと判断して議論が展開されるのはちょっとそれはないだろということである。
>(1)女の子がやってきたのから手紙を受け取った (>>661



682(´∀`):2005/10/30(日) 12:48:33
>もうすぐに消えるから心配しなくていいよ
まーそう言わずにゆっくりしていってくれにゃw

>>672のジャジメントはいつものことにゃから、このへんでおいとくにゃが
>>673
何が非文かを決めるのも理論であることにまずチューイする必要があるにゃ
たとえばhead parameterというか語順の問題にしても、X-barの頃と違って今は
PF解釈の一部として見ることもできるにゃ
するとhead parameterは厳密に言って文法の問題なのか、違反すれば非文なのか、
ってのもissueになるんでないかにゃ
現に、head-final → head-first のリセットのような形で通時変化は起きるにゃが、
みんながhead-finalなのに最初にhead-firstになった個体が必ずいるわけで、そいつは
「非文」を生成したことになるにゃろ
これも、そいつの既にリセット済みの脳内文法から見たら文法的ということになるの
にゃろが、少なくとも通時変化のきっかけはなんらかのコピーミスないし資料の誤分析・
異分析だろからにゃ
683(´∀`):2005/10/30(日) 12:49:14
>>674
generationとproductionの区別は大事にゃが、難しいものでもあるにゃ
たとえばにゃ(今はどうか知らんが)以前は動詞の屈折間違い(SLIみたいなやつ)
が、feature checkingの不備に結びつけられて考えられておったにゃ
しかし実際には、syntax内で素性照合はちゃんとできてんのに、その結果を
形態的に具現できないだけ、極端な場合、構音に際して筋肉運動がうまくいかない
だけ、という可能性が高いのだと思うにゃ
ブローカ失語症なんか、統語性というより運動性のもんにゃろ
このような可能性は言語の内的モジュール性を打ち出す以上、常に考えとかんと
いかんにゃ
出てくる症状が同じでも、原因がどこにあるかはエロエロあり得るとゆーわけにゃ
684お兄ちゃん:2005/10/30(日) 17:16:44
>>682
>まーそう言わずにゆっくりしていってくれにゃw
あまり長居するのもなんだからもうちょっとだけいさせてもらう。
あ、そうだ、例の事典の件だけど、先日ちょっと打ち合わせがあったのだけど、
初校ゲラチェックは来春になると思う。
だからそれまで何も連絡しないと思うけど心配しないでくれ。
なにはともあれちゃんと夏休みの宿題を期日通り出してくれてありがとさん(ぺこりん

てか、これから800頁を越す原稿を読むこと考えると今から凹む、、、。_| ̄|○

685お兄ちゃん:2005/10/30(日) 17:18:25
>するとhead parameterは厳密に言って文法の問題なのか、違反すれば非文なのか、
>ってのもissueになるんでないかにゃ
というか、何をもって非文とするかだと思う。あくまでも私見ではあるが、
わしは、非文というのはsyntax-internalな問題だと思っている。
つまり、narrow syntaxで"filter-out"されるものが非文だと思う。
仮にそうだとすると、語順の問題は既に非文の問題ではなくなる。
というのも、カヲモヂも言うように、今じゃ語順は
MorphologyというかPFというかA/Pインタフェイスの管轄だと思われているから。
となると、語順すなわちhead parameter絡みの問題はもはやsyntax-internalな問題ではなく、
むしろinterface-aroundな問題となり文法とは直接関係のない問題となってしまう。
でもそれで果たしていいのだろうかという気がする。
でも逆にそれでいいのだ(←バカボンのパパ風)という気もする。
というのも、生成文法というのは統語論プロパーの研究であり、
統語論というのは形式を扱う部門であって語順を扱う部門ではないから。
でもそれじゃいくらなんでも寂しい気がする。
というのも、これを突き進めていくと、
いわゆる文法操作は全部interface-aroundに押し込められてsyntaxは空っぽになるから。
686お兄ちゃん:2005/10/30(日) 17:19:27
で、わしの今の考えだと、結局近い将来、
narrow syntaxというのはGBの頃のD構造みたいになると思う。
昔D構造はpure θ-representationと言われていたが、
近いうちnarrow syntaxはpure formal feature-representationになると思う。
つまり、形式素性の現住所をコンパイルしたものがnarrow syntaxになると思う。
ようするに、narrow syntaxはたんなる形式素性の住所録だ。構造なんかない。
あるのはコレコレの形式素性はどこそこにあり、
そのとなりにはコレコレの形式素性があるという単なるリスト。
そして、各家@範疇の家族構成@素性のバンドルが事細かく記されているだけ。
ようするに、HPSGの二番煎じみたいになるかと思う。いや、わからんが。
ま、早い話がヒトゲノム解読計画と同じようなことを後期ミニマリストはするわけだ。
ちなみについ先日ヒトゲノム解読計画は終了したが。
その一方、ミニマリストの形式素性解読計画はこれから始まるのだが。
ちなみにわしは形式素性解読計画にはあまり興味ないから、
自分の今後のケンキュウでもそれにコミットする予定はないが。
ま、社会人入学した学生の分際で偉そうなこと言ってはいかんな。ははははは。w
687お兄ちゃん:2005/10/30(日) 17:20:34
>>683
>しかし実際には、syntax内で素性照合はちゃんとできてんのに、その結果を
>形態的に具現できないだけ、極端な場合、構音に際して筋肉運動がうまくいかない
>だけ、という可能性が高いのだと思うにゃ
もう少し丁寧に言うと、もし今でも
統語部門、音韻部門、意味部門という部門がちゃんと区別してあるのであれば、
この部門間の橋渡しがうまくいっていない可能性がまずある。
その場合、送り先の部門が壊れている可能性があるし、
部門と部門をつなぐ関所が壊れている場合もある。
あと、仮にそういった言語部門間の橋渡しがうまくいっていたとしても
言語部門から認知部門に情報を橋渡しするときにトラブってる可能性がある。
その場合、先と同じく、
送り先の部門(つまり認知部門)の一部が壊れている可能性もあるし、
部門と部門をつなぐ関所(=A/P-interfaceとC/I-interface)が壊れている可能性がある。
さらに言うと、認知部門にまでうまくバトンが渡されても、今度は、
認知部門から器官へうまく情報が伝わらない可能性がある。
この場合、送り先の器官が壊れている可能性があるし、
認知部門と器官を橋渡す関所(つまり神経)が損傷されている可能性もある。
と、まあ、いろいろ問題の所在が考えられるわけでなかなか難しい。
688お兄ちゃん:2005/10/30(日) 17:21:47
>ブローカ失語症なんか、統語性というより運動性のもんにゃろ
それは大脳生理学を考えてもそう考えるのが妥当かと思われる。
というのも、ブローカ野の直ぐ隣に運動野が走っているから。
というか、ブローカ失語症に限らず家族性言語障害の患者さんも、
フィジカルな器質レベルの問題があるのは今じゃ常識になっている。
そして、fox2の研究にしても、foxp2は言語プロパーの遺伝子というよりも
構音をコントロールするといったフィジカルなレベルで影響を与えているらしいし。
こんなことはこのスレの住人は皆知っていると思うが。

まあ、日曜日の夜6時といえば まる子ちゃん がはじまるわけだが、
先程今日のタイトルをチェックしてちょっと考えこんでしまった。
藻前らも新聞チェックしてくれれば分かると思うが、
今日のタイトルは「タイムトラベルする」なんだな。
ところで「タイムトラベルする」って日本語としてokか?わしはマズイと思うのだが、、、。
なんで「タイムトラベルする」はちょいと日本語としてヘンなんだろうな。
ま、light verbがナンタラコンタラとか
argumentのtransferがドウタラコウタラとか言って説明できるかもしれねぇが、
小学生のガキでも分かるような説明なんとかできないもんかな。

タイトル気になってこれからまる子ちゃん集中して見れねぇーじゃねぇか、ったく。
689名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/30(日) 17:46:58
仇鱒先生もそうやったけど、このお兄ちゃんの文章も読みづらい。
言語学者の癖して、なんでこんな読みづらい文章しか書けんのやろ・・・。
690(´∀`):2005/10/30(日) 19:05:45
つーか「タイムトラベルする」はヘンでも
>アルツハイマってる >>675
ってのはいいんかいにゃ、あー?
ま、俺なら「タイムトラベる」「タイムトラベった」「ディスコタイムは
トラボルた」と洒落るけどにゃ(座布団5枚! 笑点の円楽はどこいった?)
691お兄ちゃん:2005/10/30(日) 19:26:21
>>689
>仇鱒先生もそうやったけど、このお兄ちゃんの文章も読みづらい。
うっ、、、。
てか、仇鱒研究室に配属されたもので、ついつい文体が師匠に似てきているのかもしれない。
そういうことにさせてくれ。とにかく日々精進する。
だから大目に見てくれ。ほれ、このとーりだ→ m(_ _)m

>>690
>つーか「タイムトラベルする」はヘンでも
でも、ずっとまる子ちゃん見てて
何度も番組で「タイムトラベルしよう」とか「タイムトラベルできる」とかいうの聞いてると
なんか「タイムトラベルする」もいいような気になってきてしまうんだな。
ヘンチクリンな生成ぶんぽーチックな例文を何度も聞かされてるとよく思えてくるのと同じだ。
てか、こんなの経験してると
文法性は合理的に決まってるんじゃなくて経験で決まるのかと思えてきてしまう。

で、「タイムトラベルする」だが、普通は「タイムスリップする」だよな。
「タイムスリップ」はもう死語でそれで「タイムスリップする」は使わなかったのかな。

>「ディスコタイムは トラボルた」
年がバレる洒落だな。w 40代しか通用しないな、その洒落は。ww
「ディスコ」も「ジョントラボルタ」も今じゃ死語だな。www

692(´∀`):2005/10/30(日) 19:39:19
なんの、トラボルタは現役バリバリ、けっこういい映画にでまくっとるがにゃ
ディスコブームも再燃の兆しがあるのにゃ
ジュリアナ東京、祇園マラハラジャ、懐かしいにゃ
マイヤヒーもモスカウもディスコのりにゃろ
そういや今日の晩飯は宅配ピザ実質3000円にゃった(ドテ
693(´∀`):2005/10/30(日) 19:40:03
マラハラジャ→マハラジャw
694名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/30(日) 23:27:00
Get shorty and be cool.

「死語」という感覚も面白いですね。一定の語彙にまつわる感覚。
発音の仕方にも死語相当のはありますよね。
でも死語に相当する構文がないのも不思議ですね。「死構文」とか、ないですね。
「死フレーズ」はあるけど。
695お兄ちゃん:2005/10/31(月) 06:28:17
>>694
>「死構文」とか、ないですね。
なかなかいいところに目を付けていると思う。>>694の中の人、GJ!
「死構文」がないのは、たぶん、構文そのものが存在しないからだ。
つまり、存在しないものは死ぬことができないということ。
どういうことかというと、たぶんネタ的にはカヲモヂ向きだと思うのだが、
構文というのは言語単位としては存在しないのだ。
構文は、現実世界ではリアルにあるように見えるのだが、
実は構文というのは単なるイリュージョンである可能性がある。
構文がどうできているか考えてみよう。
藻前らも分かるように、構文はいろんな文法操作が適用されてできている。
マージやらコピーやらなんやらでできている。
で、「構文が逝く」というのはどういうことかというと、
それはマージやらコピーやらが逝去することと実質同じ。
これは、実質、narrow syntaxの死を意味する。
ようするに、構文の死はnarrow syntaxのあぼーんである。(あぼーんは死語?)
別の言い方をすると、構文の死は言語計算機の崩壊ということになろう。
それはありえないから、それで「死構文」というのはないのだと思う。
ただ、こう考えると、
カヲモヂの提唱する反語彙主義をサポートしているように見えるのだが、
実は反語彙主義でも困ることがある。
それは、語も(構)文も同じように(narrow syntaxで)派生されるのであれば、
語と(構)文は同じように振る舞うはずなのに、
なぜ「死語」はあるのに「死構文」はないのか、という問題が発生するからだ。
逆に語彙主義ではこのような問題は生じない。語と(構)文は母親が違うからだ。
まあ、反語彙主義陣営にもいろいろ解決策はあるだろうが、
「死構文」がないというのは言語変化というか言語進化を考える上でも非常に有益だと思う。
構文は減ることも増えることもない。構文は機能範疇みたいなものである。
696(´∀`):2005/10/31(月) 06:50:20
↑にゃんか根本的なとこで勘違いしてると思われるにゃ
死語っつーのは、使用されなくなった語であって、その語を生成する文法能力が
死ぬことではないにゃ 酔狂な香具師なら今でも古語で会話できるにゃろw
その点では構文も同じで、構文生成能力は普遍・不変でも個々の産物としての
構文にははやり廃りがあるにゃ
たとえば昔の英語は現代英語よりはるかに非人称構文を多用しておったしにゃ
不定詞 for-to-do も今だと for-someone-to-do となって for-to構文は
なくなってしまったにゃ(for-to filterの発生というべきかにゃ)
構文の定義にもよるけどにゃ
697お兄ちゃん:2005/10/31(月) 07:01:40
>>696
を、朝はやっ。
いや、死語は語法というか使用のレベルの話だというのは分かった上でのハナシだ。
で、死構文というのが仮にあるとして、
死の生産性という点では語と構文の間にはやはり格段の差があるのは確かだ。
語や言い回しはジャンジャン死んでいくのに対して
構文はそんなジャンジャン死ぬことはないと思う。
そこにはやはり語の生成方法と構文の生成方法の違いというか、
生成システムのロバストさの違いというのがあるの思うのだ。
698(´∀`):2005/10/31(月) 07:43:52
朝早ッというより夜遅ッなんだけどにゃ(そろそろ寝るにゃ)
語、たとえば名詞の場合、それが指すモノ自体がなくなる、使われなくなるという
のが死語が生まれる大きな理由の一つにゃ
ポケベルは死語かというと、ポケベル自体が一般に使われなくなったということを、
「ポケベル」が死語になったと勘違いしてるような場合が多いんでないかにゃ
ま、こーいうのは構文にはあてはまらん事情だにゃ

ところで先日のhuangにゃが、中国語では John killed Mary と言ってもMaryが
死ぬことまでは意味しない、John killed Mary three times but she was alive
は矛盾ではない、Maryが死んだのなら John killed Mary deadと言わんといかん
ってのはよく知られているにゃが、classic chinese では英語と同じく kill だけで
Maryが実際に死んだことを意味していたそうにゃ
ちなみに日本語でも「殺しても死なない奴」とかいうにゃが、これは固定した
表現のことであって、中国語とは事情が異なるにゃ
で、中国語における上記の歴史変化をどう分析するかにゃ、そこの学生しゃんw
699お兄ちゃん:2005/10/31(月) 07:48:30
わしもしばらくしたらシャバに逝かざるをえなくなると思うのが、
もうちょいとだけ書いておく。

>たとえば昔の英語は現代英語よりはるかに非人称構文を多用しておったしにゃ
impersonal constr.といった主語が絡む問題はEPPの絡む統語的な問題だと思う。
そういった意味でも、impersonal constr.の増減が構文の消失の問題と絡むのであれば、
やはり統語論のメカニズムの問題と絡むと思う。
つまり、構文の問題は統語論のメカニズムの問題になると思う。

>不定詞 for-to-do も今だと for-someone-to-do となって for-to構文は
>なくなってしまったにゃ(for-to filterの発生というべきかにゃ)
これはforという語の働きが時代の推移と共に変わったということはないだろうか。
たとえば、P成文の含有率とComp成文の含有率が変わったのではないだろうか。

とにかく、一見すると構文の盛衰に見えるものも、
実は統語メカニズムの変化や語のプロパティの変化の反映でしかないとわしには思われる。

>構文の定義にもよるけどにゃ
構文はE-lang.と同じく定義不可能だと思うのはわしだけかな。
なんというか、構文とかE-lang.はcontinuousな概念で定義しにくいところがあるな。
やはり定義可能なものは本質的にdiscreteというか離散的なものに限ると思う、わしは。

じゃ、ガッコウに逝ってくる。ほいじゃ。
700Rod:2005/10/31(月) 11:21:08
700ゲトー
トラボルタというと、フェノミナンって映画が流行りますたにゃが、あれも
けっこう昔の話ですにゃ・・(´・ω・`)

>そこの学生しゃんw
あ、あっしのことですかい?
じゃ、不本意ながらLCSを使って、語彙的に「kill」がなくなったとかいう
「説明」はどうですにゃろ?

この種のimplicationというか他動性というやつも難しいですね。
昔、I上先生の「するとなるの言語学」を読んで、「へぇー、おもしろいけど
なんでだろ?」と思った記憶が。統語的にagentはvなんかで表現できるかも
しれませんにゃが、STATEというか結果はなかなか難しいものがありますね。
resultativeなんかと絡めてsyntaxで扱ってみるというのも一手かもしれませんにゃが。
701694:2005/10/31(月) 13:12:39
お兄ちゃん先生、顔文字先生、レスありがとうございます。
死語があって死構文がないとしたら、語彙と構文を同じように扱う
構文文法にとっては困ることになるんじゃないかと書き込んだのでした。
お兄ちゃん先生の>>695のようなレスを期待していたところがありました。

構文の定義によるとは思いますが、死構文のようなものはあるんでしょうか。
古語文法だと係り結びが良く出てきますが、現代日本語ではあまり出てきません。
係り結びの消失が語彙特性の変化によるものだとすると、語彙によって、消失時期に
ずれがあってもいいと思うのですが、ある時期に急に少なくなったような気がします。
(本当のところは知りません)。

ある時期、係り結び構文を使うと「古くせー」とかと言って、避けられて
急速に係り結びに関わる不連続依存関係を統率するメカニズムが「死構文」として
消えたとすると、一気に少なくなったのが説明できるのでしょうが、
ちょっと、ありえない感じがします。
702名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/31(月) 13:52:02
係り結びの消失要因に関わる一般的な説なら、
学生の俺でも知ってるぞ
703お兄ちゃん:2005/10/31(月) 19:05:45
>>698
>朝早ッというより夜遅ッなんだけどにゃ(そろそろ寝るにゃ)
それにしても相変わらずとんでもない生活してるな。
あまり老体ムチ打たん方がええぞ。
四捨五入したらもう50だろ。かくいうわしは40だが。w

>そこの学生しゃんw
>>あ、あっしのことですかい?
いや、わしのことだろ。w わしは仇鱒研究室の学生だからな。w(>>691

で、あらかじめわしがLCS厨でないということを断った上で書くが、一つの可能性としては、
LCSの中のsemantic predicateでパラメータのリセットがあったという可能性があると思う。
たとえば、KILLは次のようなLCSをもっていると考えよう。
1)[x CAUSE [y BECOME [y BE AT-[+/-DEATH]]
で、classic chineseでは[+/-DEATH]の値としてプラスをとっていたと。
で、何らかの淘汰圧がかかってその後[+/-DEATH]の値がマイナスになったと。
で、modern chineseのKILLは必ずしも「死ぬ」を含意しないと。
言語変化をパラメータで処理できると考えれば
一つの説明方法として上のようなアプローチがあると思う。
ただ、これをやりだすと統語部門にもLCSにもパラメータがあることになり
言語システム全体でパラメータのダブつきが生じてしまう。
で、こんなこと書くとカヲモヂから「だからLCSは余剰だ」と言われるのだが。w
ま、別にわしはLCS厨でないからLCSを悪く言われようが痛くも痒くもないのだが。

704お兄ちゃん:2005/10/31(月) 19:06:55
>>701
>ある時期に急に少なくなったような気がします。(本当のところは知りません)。
言語の断続的変化であるが、わし個人としては、
やはり社会的ファクターが非常に大きいと思う。
これは邪推ではあるが、活版印刷術が発明されてから一気に
言語の断続的変化は加速されたのではなかろうか。
ようするにメディアの影響がとてつもなく大きいと思うのだ。
たとえばテレビ。テレビの影響は計り知れない。
最近の若者は何でも平坦調でしゃべる。
で、驚くことに、うちのガキたちも平坦調でしゃべることがある。
たぶんこれはテレビや(テレビの影響を受けた)友達の影響だと思う。
あと最近だと、ここ2ちゃんをはじめとしたwebの影響がとても大きい。
webがあるからローカルな情報がグローバルな情報になり、
言語の進化もそれにともなってかなり加速されていると思う。
実際、2ちゃん的なことばや文法がじわじわと市民権を得つつある
(とくにうちのガキが2ちゃん語を使ったときにはちょっとショックだった、、、。
オヤジの影響かと思った(汗たらりん))。
とにかく、言語システムの内部だけでなくメディアというコミュニケーションツールが、
言語の断続的変化を可能にさせていると思う。
まさに、人間の社会的営みが淘汰圧となり、
その淘汰圧の圧力をメディアが高めていると言えよう。
資料が残っているかどうか分からないが、
グーテンベルグの登場前後の言語進化の速度の違いを調べてみると面白いかもしれない。
そして、テレビの登場の前後とwindows '95の登場の前後の言語進化の速度の違いを調べてみると
有意な差が見られるのではないか。
社会言語学をやっている香具師、何かこの辺りの情報知ってたら何かここに書いてみれ。
705お兄ちゃん:2005/10/31(月) 19:07:52
>>701
>語彙と構文を同じように扱う構文文法にとっては困る
ちょっと誤解のある書き方かなとおじさんは思う。
「同じように扱う」と言っても
語と構文が同じようなメカニズムによって生成されているとは考えてないと思う。
「同じように扱う」といってもそれは記号論的に「同じように扱う」と考えているだけだ。
つまり、語はシニフェとシニファンのワンセットからなるのと同じように
構文もシニフェとシニファンのワンセットからなるというただそれだけだ。ようするに、
『「S V IO DO」というシニファンには「IOがDOを所有する」というシニフェがある』
というその程度のことだ。
だから、文法操作に目をつけるなら、構文文法にとって困るのではなく、
やはりわしが上で書いたように反語彙主義にとって困るのだ。
というのも、反語彙主義では、
構文を構成する各文と語は同じようにして生成されると考えているのだから。


>>702
>係り結びの消失要因に関わる一般的な説なら、
>学生の俺でも知ってるぞ
ごめん、わしも学生だが w
その「係り結びの消失要因に関わる一般的な説」とやらを知らない。
小一時間ここでわしに解説してくれないか。
まさかwh移動の消失(by W辺しゃん)が藻前の言う「一般的な説」ではないだろうな。

いや、まじめなハナシ、本当に何か定説があるのならひとつ教えてくれないか。
このとーり→m(_ _)m よろしく頼みまふ(ぺこり

706(´∀`):2005/10/31(月) 20:34:32
>>705
生成と産出・使用は別物だっちゅーにゃ(←これも死語w
707(´∀`):2005/10/31(月) 22:23:47
ま、LCSは記述としては便利なもんにゃから、使いたかったら使ってええにゃ
しかし
>1)[x CAUSE [y BECOME [y BE AT-[+/-DEATH]]
>で、classic chineseでは[+/-DEATH]の値としてプラスをとっていたと。
>で、何らかの淘汰圧がかかってその後[+/-DEATH]の値がマイナスになったと。
どんな淘汰圧か知らんにゃが、そのLCSは
[x CAUSE [y BECOME [y BE AT-[-DEATH]]
となって、これだと「死んでいない状態に変化させる」ことになってしまうにゃw
つまり現代中国語における John 殺 Mary は 死んだMaryを生き返らせることだと、
そー言いたいわけだにゃ、お兄ちゃんは?
708名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/31(月) 23:18:18
>>707
記述の道具とわりきるなら[BE AT[ ]]に何を放り込んでもいいから、工夫次第では生き返らすという
意味をださないことも可能かもしれませんがそれはさておき。

上で統語派生にBEやらSTATEといった意味素性みたいなもんを組み込むのは、記述上できるからとか、
そうした概念が普遍的に観察されるからって以外になんか妥当性のあるストリーか裏づけってあるんでしょうか?

顔文字先生のレキシコンをなくしたいって方向性はわかり易いんですが、話がBEやらBECOMEやらの話になると
そうした概念の統語でもRealizationは言語間で差があるし、どうにもはっきりしないニダ

709李成龍:2005/10/31(月) 23:27:10
 あちょ〜。ふぉっ、ふぉっ。Mandarin Chineseの話がでてきた
あるよ。Huang の話を理解するためには、語気助詞という範疇、
"Coverb"という範疇を理解しておく必要あるね。Enter the Dragon.
710名無し象は鼻がウナギだ!:2005/10/31(月) 23:31:17
>>708-09
三国人が暴れているスレはここですか?
711李小魚:2005/11/01(火) 00:12:26
あ、やっと書き込める

>702
ゆってるのはたぶん平安末期から連体形と終止形の形態上の違いが崩れ始めた、って
ことでしょ。っつーか、702の言ってる係り結びは、「平安時代がもっとも整然としてた」
っていう考え方での係り結びだろうから、ここで対象にしている上代の係り結びとは
ちょっと違うとおもはれ

>709
広東語の'hou-m-hou a?'の'a'「啊」みたいなののこと?あちょー
712こさかな:2005/11/01(火) 00:29:43
超遅レスでつが・・・
>○イのブレラ
やっぱプラモっぽさは否めないですにゃが、相変わらず命中精度はいいですにゃ!
でも、顔文字せんせを狙える距離にはいないですにゃ・・・
(いや狙えても狙いませんにゃ。返り撃ちに会うにゃ・・・師匠にゃからにゃー)
いつか整理がついたらメールいたしまつ。
ガヴァは整備を怠ってたら先日暴発しますた。
最近は自然分解するBB弾を使って、野鳥を狙ってますにゃ
えっと、会場wはもうご存知かと思いますにゃが、繁華街を背に、コンビニにむかって
左へ二つ目くらいのビルの階段をのぼってくださいにゃ
713名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/01(火) 02:22:32
野鳥を狙うとはいかがなものか
アイゴ団体のこわい人つれてくるよ
714名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/01(火) 03:01:50
アイゴ団体がアイゴー団体に見えた件について
715(´∀`):2005/11/01(火) 03:31:11
やっぱり撃つにゃら走行中の車だにゃw
>狙える距離にはいない
○イのホップは30m先でも狙えるから油断禁物にゃお


ま、huangの場合は、英語はsynthetic、中国語はanalyticとまとめたいようなんで
現代中国語の「殺」も、よりanalyticな方向に変化したってことになるにゃ
で、LCSを使うとどうしても動詞内部の意味構造として CAUSE-BECOME-NOT-ALIVEの
どこかをいじる(取り外すとか他と置換するとか)しかなくて、ヒジョーに不自然な
ことしか言えんと思うにゃ
kill Mary といっても Mary は死ぬわけではない、というのは、たとえば 他動詞と
conative の関係に似とるにゃ
shoot Mary と言えばMaryに弾が命中しとるにゃが、shoot at Maryは狙って撃っただけ、
とかにゃ
要するに affectedness や telicityが現代中国語の「殺」には欠けとるというわけにゃ
反語彙主義的な見方だと、こういったアスペクトは動詞の語彙意味ではなくて、動詞が
生じる統語構造の中で、機能範疇との関係によって生じる解釈、というのが手掛かりに
なるかもにゃ

716(´∀`):2005/11/01(火) 03:31:52
んで、>>708
Dowty/Vendler流の動詞分類は、(語彙概念ではなく)言語外の概念構造上の
区別だと俺は考えてるにゃ
統語構造はこの概念構造と同型性を持っており、従って両者のマッピングは最大限に
簡潔化されている、っつーのが反語彙主義の主張の一つでもあるにゃ
これを分かりやすく表せば、あたかも統語構造上において抽象VがCAUSEだの
BECOMEだのの意味を持っているようになるのにゃが、実はそういうことではなくて、
俺は構造自体には意味は含まれていないと思ってるにゃ
つまりUTAHの派生的解釈ともつながるにゃが、[ X v [ Y V Z ]] という動詞句構造
全体が、[ X CAUSE [ Y HAVE Z ]] という概念構造のスキーマとゆーかパタンと
合致しているというだけであって、XがvからCAUSER役割を指定されるとかいうのは、
GB的な方便に過ぎないということにゃ

717(´∀`):2005/11/01(火) 03:33:06
俺が(割と)構文文法に好意的なのは、動詞句全体でようやくある複合的事象概念を
表すようになるのであって、個々の抽象的Vには対して意味はない、という見方を
してるからなんだけどにゃ、この点では個々の具体的動詞も構文と同じということに
なるかにゃ
ついでに、動詞も構文も、言語計算の結果であるとはいえ、使われるうちに何らかの
形で「固定」されて、その都度実際に計算しなくても自動的に呼び出せるように
なるもの、というようにも見てるにゃ 
ある意味、動詞も構文も統語計算内のサブルーチンだと言えようにゃ
 
そしてそれはphaseも同じだ、と実は言いたいにゃ
phaseってのはいちいち組み立てられるのではなくて、スキーマとしてトップダウン
的に利用できるものなんでないかにゃ
文全体はボトムアップ式に組み上がるとしても、その下位部品であるphaseは
あらかじめ出来上がっており、それを継ぎ足していくといったイメージにゃ
718名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/01(火) 04:39:55
思考上の「装置」やら「計算」の話は結構ですが、
実際に動作する自然言語処理解析プログラム〜意味解析処理プログラムに関しては、
なんらかの展望をお持ちですか?

私ども応用分野のエンジニアにとっては、
現実に実装できる堅固なアルゴリズムというのが重要なのですが。

719お兄ちゃん:2005/11/01(火) 06:46:30
朝っぱらから2ちゃんやるのも気がめいるがこれも仕事だからやる。w

>>718
とりあえず次↓のところをアクセスしてみてちょーだい。
お口に合うかどうか分からないけど、、、。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050907303.html

ADIOSというのはちょっと前に日本で開発されたMLASを
さらにソフィストケイトしたものだと思う。
ただ、このADIOSは思想的というか
発想的というか開発のバクボーンとなるのが非常にジャッケンドフ流で面白い。
何はともあれ、情報系の人にはこれからどんどんがんばってもらいたいと思う。
けど、最近の学生さん、人工知能とかいうと
すぐに映像関係に走ってしまって自然言語処理やる人少ないですよね。
言語ってやっぱ地味だからかな、、、。
わし的には人工知能の最後の最大にしてチョー分厚い壁、
それが自然言語だと思うのだが、、、。
ま、言うまでもなく
チューリングテストというか中国人の部屋をパスできるかという問題なのだが。

720お兄ちゃん:2005/11/01(火) 06:47:29
えっと、例の中国語のKILLだが、LCSを使って表記すると
たしかにカヲジヂの言うようにゾンビ文になってしまう(>>707)。
でも、>>708氏の言うように、
LCSも所詮記述のための道具にすぎないから何とでも言えると思う。
あと、LCSが説明装置か記述装置かという問題であるが、個人的にはLCSをどう見るかだと思う。
説明装置と見なすと、影Y一派のように、
LCSに統語操作モドキなもの(たとえば移動みたいなヤツ)を認めざるをえなくなる。
でもこれをやると、Lexical Conceptual Structureなのか
Syntactic Conceptual Structureなのか区別がつかなくなる。
で、ついでに言っておくと、K山一派のやっていることは、
どんどん突き詰めていくと結局は反語彙主義に行き着くと思う。
つまり、反語彙主義というのはLexical Conceptual Structureの統語版であり、
まさにSyntactic Conceptual Structureではないかと思う。
まあ、反語彙主義もまだ理論ではなくMPと同じく
現在はリサーチプログラムの段階だと思うが、
わしには反語彙主義はそういう風に見える。
そんなわけで、カヲモヂもあんまりLCSをヴァカにできないと思うけどな。
わしにはLCSの過激派とカヲモヂがダブって見えることがなきにしもあらずだ。
反語彙主義を前提にするといったい言語システム全体がどんな様相を示すのか
まだよく分からないところがあるが、
まあ、カヲモヂに送ってもらった本を読んでいろいろイメージするしかないのかな。

てか、その前にヤフオクに出品したカヲモヂの本買い戻さないといけないな。w

721お兄ちゃん:2005/11/01(火) 06:48:26
あと、>>717にある構造構築のハナシであるが、
これもわしもいろんなところで書いているから「いつか来た道」になるかと思うが、
そんなところだと思う。
だから、これまで生成ぶんぽーで統語派生がナンタラコンタラとかやってきたのは、
それは実は進化史上のハナシであって今のリアルタイムのハナシではない。
だから、たぶんほとんのど香具師は気づいていないと思うが、
まさにガッコウで藻前らがやっている生成ぶんぽーというのは
言語発生の時期のストーリーを想像というか妄想しているのにすぎないのだ。
で、もうちょっと言うと、ヒトは言語計算をほんの一瞬のうちにやってしまうのであるが、
ほとんどコストゼロのパフォーマンスと言える。
それが可能なのは組み立ての材料がほとんどないから。
だから、わしらが本当にやらないといけないのは、
どこまでが統語部門以前の段階で既につくられていて、
どこからが統語部門に入ってから実際に(まさにリアルタイムで)
つくっているかを区別することである。
で、わしの考えとしては「構文」レベルのシンタクティカルなフォーマットは
統語部門以前の段階で既につくられている。
そして、「構文」そのものが基本的にCPとvPからなっているので
自ずとphaseも統語部門以前の段階で既につくられている。
だから統語部門でやることはほとんどない。
たぶんカギの凸と凹を組み合わせるくらいのことだろう。
で、統語部門に送り込まれた基本的な統語構造である「構文」を最終的に情報構造にマッチすべく、
interface-aroundな領域でいろいろ文法操作が適用されるのであろう。
そして、微調整の済んだ(=情報構造にマッチした)言語構築物が認知システムに送り込まされて
言語運用のために使われるのであろう。
と、わしなんかは朝からこんな妄想をしてしまうわけであるが、、、。
ちょっと風邪気味。アチョー!(竹中直人のやるブルースリーのモノマネのモノマネ

722お兄ちゃん:2005/11/01(火) 06:49:20
>>710
>三国人が暴れているスレはここですか?
暴れている三国人を退治しようと思ったら逆に退治されそうになったのはわしでつが、何か?

723名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/01(火) 10:24:03
>>719
Hotwiredで専門知識を収集する言語学院生カコイイ
724Rod:2005/11/01(火) 11:34:48
文を解釈する際に、個々の動詞がなんらかの意味を持っているのではにゃく、
ある構造が組みあがって、それを解釈することによって動詞の意味が決まる。
それで項なんかを動詞と組み合わせて解釈する。その形式をある種抽象化することに
よって人間が言語活動を行う際に頻繁に使用する形式というのがあり、それを抽象化
したものが構文文法なのでは、と思っていましたが。にゃから、構文自体を分析することに
よってCHLの性質なんか分からにゃいと思うのですにゃ。つまりにゃ、構文分析は人間が
どのような構造を典型的に用いるようにしていくのか、言語使用の側の側面に焦点を
当てているに過ぎんと思うのですにゃ。もちろん、領域固有なものとして言語能力を認めない
立場からするとそれなりに意義があるということは否定しないんんですけどにゃ。

具体例としてaffectednessにゃんかを問題にすると、affectされる項は典型的に他動詞の目的語位置に
表れることになりますにゃ。
(i) John ran on the pavement.
(ii) John ran the pavement thin.
内項位置に現れるpavementはiiの場合には、とりもなおさず結果句の一部として解釈されるにゃ。
問題なのは、runというunergativeに内項を支える力があるということだと思うのですにゃ。これは
統語的に見れば、内項位置に項を顕在化できるということ以上のことは言えにゃいし、意味的には
単に内項の位置にあるものをaffectされるものとして解釈しているだけ、といいたいとこですにゃ。
つまりにゃ、affectされるものを内項の位置におけるかどうかというのは、全てsyntaxの事情による
ものであって、意味的にどうこうというのと次元が違うのでは、ということですにゃ。
語彙意味論の人たちはこの辺を混同しているような気がするのですニャ。

統語的に派生された派生物があり、内項はaffectされたものとして解釈されやすい。その一点を取って、
affectされるものは内項として派生されるというのは順序が逆なのではないかにゃーと
思うのですにゃ。もちろん、具体例にゃらいくらでも出せるかと思うのですニャが、それは必ずしも
supporting evidenceとはならにゃいと思うのにゃ。
725Rod:2005/11/01(火) 11:45:16
さらに言うとにゃ。
ルーチンとしてある種の構文を派生していくと、それはやがていちいちphaseごとに
組み上げていく必要はなくなるわけですにゃ。これを言語処理の理論に当てはめていくと
ある種の「慣れ」というか「馴染みのある」形式なんかにゃと、処理速度が短くなると
いう予測になるにゃ。これが言語能力の反映では必ずしもない、というのが「言語処理の
分析→言語能力の分析」という図式にならないという懸念だと思うのにゃ。
予測としては
(1) 形式に馴染みがあり、意味が解釈しやすい:処理速度が短い
(2) 形式に馴染みがあり、意味が解釈しにくい:処理速度がやや短い
(3) 形式に馴染みがなく、意味が解釈しやすい:処理速度がやや短い
(4) 形式に馴染みがなく、意味が解釈しにくい:処理速度が長い
という大雑把な分類をしてみてにゃ。それで(2)と(3)を混同することは
かなりあると思うのですにゃ。さらに処理時間がかかったとしても、それは
単に意味的に馴染みがなく、しかしよく考えたら(つまり統語計算なんかの応用から
いって、つまり潜在的に生成されうる構造だった、みたいなことがあって)ある種の
文をokayと判断する聞き手もいると思うのにゃ。CHLにとっては典型的な文と
ある種、あんまし生成されない文との性質の違いはあんまし問題ではにゃいと
思うしにゃ。

なんか、何言ってるかわかんなくなっちゃいましたね。また、整理して書きます。
駄文すみません・・・・・・
726お兄ちゃん:2005/11/01(火) 19:07:01
>>723
>Hotwiredで専門知識を収集する言語学院生カコイイ
そうかー。Hotwiredなんて仇鱒研の学生はふつーに見てるぞ。

>>724
>にゃから、構文自体を分析することに
>よってCHLの性質なんか分からにゃいと思うのですにゃ。
えっと、つっこみじゃないんだけど、おじさん、構文ってすごく大切だと思うのよ。
いや、あくまでも研究する上でのハナシだけどね。
構文を研究する中でUGの特性が見えてくることもあるし、
あるUGの特性が発見されてそれを検証するのにも
やはり構文をつかって検証するのが一番なんだな。そういった意味では、
言語研究は構文研究からはじまって構文研究で終わると思っている。
というか、構文をヴァカにする香具師は構文でいつか泣くと思う。
つまり、英語学をするにせよ言語学をするにせよ、
地に足の着いた研究をしようと思ったら
急がば回れで構文研究だと思うんだよね、おじさんは。
もちろんここで言っている構文と
理論的意味合いを持つ「構文」では同じ構文でも違うけど、
でも、構文って大事だと思うよ、わしは。
そういう意味でもやっぱり学生のうちは構文研究に熱をあげるのはいいと思う。
ぶっちゃけ、熱を上げた構文の数に比例してその後の研究力のパワーに差が出ると思う。
わしの周り見ていても、やっぱりいろんな構文手がけてきた人は
年取ってからいい仕事してるしね。いや、マジメなハナシ。
てか、社会人入学した学生の分際でこんなこと言うのなんだけどね。w 許してちょ。
727お兄ちゃん:2005/11/01(火) 19:08:07
>意味的には単に内項の位置にあるものをaffectされるものとして解釈しているだけ
それ↑を調べるのなら、次↓の文ではたして同じように
the pavementにaffectednessが見られるかどうかを調べればいい。

1 The PAVEMENT, John ran thin.
2 The pavement, John ran thin.
3 John ran thin the pavement, but not the bridge.
4 John ran thin the PAVEMENT.
5 John ran thin the pavement Japan's Prime Minister Junichiro Koizumi has so far walked on
  several times.
6 What did John run thin?

で、もしaffectednessが見られるのであれば
語順は関係なく純粋に内項の問題と考えることができる。
まあ、実際ネイティブに判断してもらったらどんなジャッジが出るか分からないが。

728お兄ちゃん:2005/11/01(火) 19:09:14
>>725
>ルーチンとしてある種の構文を派生していく
それはみんな多かれ少なかれ経験していると思う。
たとえば、raisingの文なんか最初はなかなか何言っているか分からなかったと思う。
それとか、長距離移動しているwh疑問文なんかも直ぐには理解できなかったと思う。
でも、生成ぶんぽーしばらくやっていると、例文がすぐ理解できるようになる。
それはなんでかというと、
raisingなりwh疑問文なりのフォーマットが脳内でルーチンされるようになったから。
同じことが英語の読解にも言える。速読のできる香具師というのは、
結局は「構文」のようなものがたくさん脳内でルーチン化されているから。
逆に速読のできない英語を習いたての子どもは
そのような「構文」がまだルーチン化されていないから。
729Rod:2005/11/02(水) 01:03:01
>>726
にゃは。
時々見せてくださるこのやさしさが「あ」んちゃんの素敵な所ですにゃ。

舌足らずですみませんにゃが、言語現象を地味に追っかけていく重要性を
否定しているわけではないですにゃ。構文にゃんかを地道に分析していって、
そこから統語現象を抽出するのはヒジョーに重要だと思いますにゃ。ただ、構文自体は
目的ではにゃい、ということで。
730(´∀`):2005/11/02(水) 02:57:10
phaseや構文、語が、何度も同じ言語計算を繰り返しているうちに固着してくる
って部分は、一部、用法基盤モデルを援用したつもりなのにゃが、構文文法とあわせ、
認知よりの考え方のいいところを生成にうまく取り入れることを考えたほうが
いいんでないかと思う今日この頃にゃ
ただし用法基盤つってもそれに先立つものがなければ用法もへったくれもないわけで、
その辺を用法基盤やってる連中は理解できてない印象があるにゃ
使ってるうちになんとかなる、なんつーのは、それだけだと、翼がはえてもいない
のに、翼を使ってるうちに翼がはえてくる、みたいに完全に論理が破綻しとるにゃ
まずは翼の原型、萌芽的なものがあるからこそ、用法や機能を云々できるわけで、
自然選択万能説に対するのと同じ批判が当てはまるにゃ
進化論上の適応主義vs.複数主義の論争は、言語学上の機能主義vs.形式主義と
平行的に見ることができるのにゃ
731(´∀`):2005/11/02(水) 02:57:43
んで、
>>721
>生成ぶんぽーで統語派生がナンタラコンタラとかやってきたのは、
>それは実は進化史上のハナシであって今のリアルタイムのハナシではない
来月の某シンポでも時間があればこの点に触れる予定にゃ
もともと俺なりの反語彙主義の構想は、「語」がどっからやってきたかという
問題に対する一つの考え方ということで、syntaxの能力がまずあり、それに
のっとって語も生成されるようになる、とするものにゃ
よく、認知ブンポーは系統発生と個体発生を混同しとると俺は批判するのにゃが、
気をつけないと同じ批判が反語彙主義にも返ってくるにゃ

>>720
>K山一派のやっていることは、 どんどん突き詰めていくと結局は反語彙主義に
>行き着くと思う。
影Yに対するすんごい過大評価w
>LCSの過激派とカヲモヂがダブって見えることがなきにしもあらずだ
俺に対するすんごい過小評価ww

732(´∀`):2005/11/02(水) 02:58:44
少し学問史的なことをおさらいしておくと、生成意味論は意味構造=統語構造と
考えてどんどん語彙分解を進めていった挙げ句に破綻したわけにゃが、語彙意味論
はそれを回避すべく、GSが統語的にやろうとしたことを語彙部門に移し換えた
もんだと言えるにゃ
LCSは、統語構造だと言うとGSになってしまうのでそうではないと逃げるための
方便に過ぎないし、この点で語彙意味論は実はGSと本質的に変わるところがなく、
いわばGSのなれの果てとも言えよーにゃ
しかしK山の書いたものを見ていると、統語ではなくて語彙だとすることがなんかすんごい
進展で、語彙意味論が生成意味論への批判か対案であるかのように言っていて、
議論の本質がまるで理解できていないと思われるにゃ
733(´∀`):2005/11/02(水) 05:07:49
ところで今週のNatureに、チンパンジーには利他精神がないという報告がのってるにゃ
>チンパンジーは自分だけ餌をもらうという選択肢か、自分に餌がもらえるうえ、別のチンパンジーにも
>同じ餌が与えられるという第2の選択肢を選ぶことができる。報告によると、たとえ自分が何も代償を
>払わずに仲間を手助けできるとわかっていても、チンパンジーは第2の選択肢を選ぼうとはしなかった
>という。この実験結果からSilkたちは、チンパンジーでは「他者を思いやる選択」は行動の動機に
>ならないのだと結論づけている。それに対して、献血や慈善行為、社会的犯罪者への処罰といった
>ヒトのさまざまな慣習は、他者への思いやりの現れである。今回の実験で使われたチンパンジーたちは
>安定した社会集団で何年間も一緒に暮らしてきており、そんなチンパンジーたちでも仲間への思いやりが
>見られないことはさらに意外だと言える。

進化心理では言語の起源として心の理論ToMを考えるのが流行りで、たとえば母子関係において
相手の考えや要求を読み取る能力が生存や繁殖に有利であり、これが統語的回帰性にもつながるのでは
ないか、という見方があるにゃ 例の長谷川M子氏もそーいう論調にゃが
直接の起源かどうかは別にして、言語とToMに何らかの関係があるというのは、たぶん正解にゃろ
で、チンプがヒトなみのsyntaxを持っていないということと、チンプに利他精神がないということも
無関係ではないと思われるにゃ
734(´∀`):2005/11/02(水) 05:08:59
ではなぜチンプにはない利他精神がヒトには芽生えたか、にゃが、D.モリスなんかは草食から肉食への
食性の変化をあげているにゃ
といっても単に栄養価が上がって脳が発達したとかいうだけでなく、草食・採取生活は自分一人で勝手に
やっていけるにゃが、肉食・狩猟生活はどうしても他者との協力が必要になる、それができないと獲物を
しとめることができず、また協力しなければ分け前にもあずかれない、というわけにゃ
面白いのは、現代人の食習慣をみると、草食のなごりは軽食・おやつ類に残っており、これは一人だけで
食べるものであるが(今かっぱえびせん食ってる俺みたいにw)、肉食はディナーのような形で仲間と
一緒に食べることが多い、これはしとめた獲物を仲間と分け合う肉食動物の行動パタンである、みたいな
指摘があるにゃ (ちなみに俺は肉は食わないが他人をすんごく思いやるので、一見問題となるにゃw)
だからといって、言語の起源は肉食性にある、というのは短絡的に過ぎるにゃが、ま、面白いポイント
ではあるだろにゃ
735名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/02(水) 06:04:30
>>733
そのnature、まだ読んでいないのですが、この辺りまでくると私は進化心理学は
せいぜいお話し程度としか見ていませんし、言語と関連づける気にも正直なりません。

そのnatureの論文で、別のチンパンジーにも同じ餌が与えられるという条件において、
その別のチンパンジーというのがそのチンパンジーの恋人だったりした場合はどうだった
のでしょう。
私なら、同じ餌が与えられる個体が恋人だったら分けてあげる方の選択肢を選ぶけれども、
顔文字先生だったら分けてやらんもん(笑)
736(´∀`):2005/11/02(水) 06:11:08
>せいぜいお話し程度としか見ていませんし、言語と関連づける気にも正直なりません
にゃ、俺もそうなんにゃが、いろいろつき合いもあるしにゃw

グルーミングに見られるように互恵的な行動はチンプもとるにゃ
上の実験は自分へのメリットがゼロ(デメリットもゼロ)という設定なので、もし
餌を分けてやることで自分も得することがあれば、分けるのではないにゃろか

>顔文字先生だったら分けてやらんもん
(´・ω・‘)ショボーン
737名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/02(水) 06:19:50
>>736
> グルーミングに見られるように互恵的な行動はチンプもとるにゃ
> 上の実験は自分へのメリットがゼロ(デメリットもゼロ)という設定なので、もし
> 餌を分けてやることで自分も得することがあれば、分けるのではないにゃろか
ふむ。ま、この辺の実験は微妙ですよ。個体差も問題になってくるし。この個体差は
例数を増やしたからどうなるという問題でもないしね。
738お兄ちゃん:2005/11/02(水) 07:40:21
>>730
>一部、用法基盤モデルを援用したつもりなのにゃが、
usage-based modelのいいところは、言語知識として定着するか否かをprobabilityでもって
定量的に計れるというか予測できるところだと思う。
その意味でも、usage-based modelは
言語知識と言語処理を橋渡すひとつの文法モデルの在り方だと思う。
ただ、気を付けないといけないのは、
カヲモヂも指摘しているように(そこまでは指摘してないかな)、
usage-based modelは一歩間違えると経験主義マンセーモデルになってしまうということ。
で、大切なのはusageを可能にしている大本の知識が何であるかということだ。
それを考えると、わしが>>719で紹介したような
ADIOSとかちょっと前日本で開発されたMLASなんかが
usage-modelの問題を考えるいいヒントになる。
言語知識ゼロの状態からPLDを与えてやると
あたかも個別文法をマスターできているにように見えるが、
実は、何もないところから個別文法がにょきにょき出てくるわけがない。
やはりスタートとして何かがあるはずだ。
で、大切なのは、それが言語知識的なものなのか、
それとも言語知識を包含というか包括するもっと認知よりの知識であるかどうかだ。
それで、もし一般的な認知知識的なものに
PLDを与えただけで個別文法がにょきにょき出てくるのであれば、これはUGの否定になる。
そして、ある意味、それは皮肉なことに最近のミニマリスト的な考えを支持することになる。
それで、わしは>>719で紹介しているADIOSではいったい
何がプログラムされているか知りたいのである。
ADIOSの汎用性の高さを見ると、
もしかしたらプログラムされている内容は言語知識的なものではないかもしれない。
そうなると、ADIOSは人工知能のレベルからある意味UGを否定していることになる。
まあ、そう考えると、エルマン→エムラス→アディオスの順で
だんだんとUGはその存在を否定されつつあると思う。
そして、上でも書いたが、これは皮肉なことに
最近の「UG空っぽ仮説」を提唱するミニマリストを支持するような方向でもある。
739お兄ちゃん:2005/11/02(水) 07:41:30
>認知よりの考え方のいいところを生成にうまく取り入れる
わしはかねがね言っているのであるが、
生成ぶんぽーは言語システムをフィーダー(feeder)としてしか考えてない。
つまり、どういうことかと言うと、
言語システムは認知システムに情報提供するばっかりで
認知システムからあんまり情報をもらっていない。
言語システムと認知システムはインタフェイスで陸続きになっているわけだが、
どういうわけか言語システム→認知システムの一方通行である。
そういった意味では、言語システムは輸出ばっかのバランスの悪い経済システムになっている。
ひところ、言語計算の経済性とかはやったが、わしに言わせたらヴァカのお祭り騒ぎで、
もっと巨視的に見れば経済システムそのものが破綻していたのである。
ま、それはともかく、これからは言語システムも
どんどん門戸を開放して認知システムからいろんなものを輸入すべきだと思う。

>>731
>来月の某シンポでも時間があればこの点に触れる予定にゃ
わしはいろいろプライベートで予定がつまっていてそのシンポは不参加であるが、
岡乃谷氏にあったらよろしく伝えといてくれ。とくに、
「事典の編集委員しっかり頼むぞ!ゴルァ!
編集委員が執筆期限守らんで何しとるんじゃい!ゴルァ!
11月末日までに原稿ちゃんと提出しないとシバキあげるぞ!ゴルァ!」
と優しく伝えとていくれ。w
あと、池U氏にもよろしく伝えとていくれ。
最近酒の席では同士としょっちゅうケンカモードになってあんまり仲良くなから
「でも、アの人ああ見えてもすんごくいい人ですから」
とちゃんとフォロー入れといてくれ。w よろしく頼む(ぺこりん

どーもわしは第一印象というか外見で損しているところがある、、、。
740お兄ちゃん:2005/11/02(水) 07:42:25
>「語」がどっからやってきたかという問題
で、ひとつカヲモヂに聞きたいのだが、語というのは原則次のような構造をしているな。

1 prefix-root-suffix

素人さんもこのスレ見てるみたいだからサービスでちょっとだけ解説してやると、
まあ、un-happi-nessのun-がprefixで、happiのところがrootで、-nessのところがsuffixだ。
で、反語彙主義の路線だと、おそらく語彙の意味情報のみを派生で拾い上げていくから、
rootのところしか生成できないと思う。
ところでprefixとかsuffixがくっつくような語は反語彙主義ではどうやって生成されるのだ。
上のunhappinessの例だと、happyのところだけ統語部門でつくり、
un-と-nessはどっか別の部門でくっつけるのか。
いや、答えにくい質問なら別にスルーでも構わないが、
これはカヲモヂにケンカふっかけてるのではなく単なるわしの素朴な疑問だ。
741お兄ちゃん:2005/11/02(水) 07:43:29
>影Yに対するすんごい過大評価w
そうか、、、。過大評価しちゃってるか、わし、、、。
でも、LCSに移動操作ぽいものを仮定した時点で、LCSに派生を持ち込んだことになるよな。
そうなると、やはりLCSでも語彙の意味はderivationalに指定というか構築されていくことになり、
やはり反語彙主義と五十歩百歩だとわしには思える。
というか、反語彙主義がある意味mental lexiconを放棄し、
全てを統語部門でやろうとしているのに対して、
LCSの過激派は、統語部門を破棄し全て(というかかなりの部分)を
mental lexiconというか形態部門でやろうとしているわけだ。
方向性は全く逆なのだがやっていることは同じと思うのはわしだけなのだろうか。
わしに言わせたらLCS過激派と反語彙主義はイスラエルとパレスチナみたいな関係だが。
ちょっと違うか、、、。

>俺に対するすんごい過小評価ww
ちょいと今アレやコレやで多忙モードということもあり
まだヤフオクからコヲモヂの本買い戻していない。w 
買い戻して時間ができたら本読ませてもらう。そしたらほめ殺しさせてもらうわ。ww

>>732に関してはあながち外れていないと思う。
わしもカヲモヂの書いていることにシンパシーを感じる。
でもK山氏好きよん♪ ぶっちゃけ、影Y氏の著書読んで
「を、日本語を生成文法するとこんな面白いんだー。へー」
と思ったくらいだからな、わし。
まだわしが社会人入学しようかどうか悩んでいた頃の話だ(ちょっとだけ遠い目

742お兄ちゃん:2005/11/02(水) 07:44:17
てか、朝っぱらからサルの利他精神について盛り上がってんだか盛り下がってんだかしらないが、
わしは援助交際の精神がサルをヒトに断続的に変化させたと思っている。

ところで話は変わるが、サルの世界にも援助交際みたいなやつってあんのかな。
エロい人教えてくれ。

>>737
>この個体差は例数を増やしたからどうなるという問題でもないしね。
>>737氏はなかなかいいこと言う。上のセンテンスは箴言の域に入る。
てか、上のセンテンスはそのまま文法性の判断についても言えるわけで奥が深い。

やばいな、シャバに戻るチャンスなくしつつある、、、。はやくシャバに戻らんとママに怒られる。

743Rod:2005/11/02(水) 11:28:15
>>730
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!って感じですね。この内容のレスを
待っていましたにゃ。
ところで、言語学やり始めた頃の記憶がまだ残っているので、そん時の経験を言うと
ですにゃ。「用法基盤の前提となるものがあり、それをまず解明しないといけないのでは?」という
質問を認知やっている先輩に聞いたら「お前、アフォか?そんなもん考えてもしゃあないやろ」と
一蹴された記憶があるにゃ。最近も、(先輩じゃないけど)認知やっている知り合いが、「生成って
なんかどうでもいい瑣末なことに労力費やしているような気がする」と言っていたので、これはもはや
見ているものが違うと言う以外に他はないのではないか、と思ったりしたのです。
744Rod:2005/11/02(水) 11:37:52
>>727
1はokayなのですにゃ。(調べたことがある)
>>732
GSの歴史を先にやってから語彙意味の本を読んで「あれ?GSってなくなってないの?」という
感想とGSと何が違うんだろう?と思った記憶もはっきり残ってまつ。(この辺のせいで、語彙意味が
やりたいことがなんのことかサパーリワカラン状態ですたにゃ)
>>741
Lexiconに移動を持ち出した時点で、もはやsyntaxとlexiconを分ける理由はなくなりましたね。
個人的にはどっちでもいいです。(初心に帰って、統語操作なんだから移動はsyntaxでやっていただきたいが)
ついでに言うと、hpsgでもlfgでも別にいいですにゃ。正直、どこがcrucialに違うのかが分からない。
(consequenceが出るというのと、統語的特徴に焦点を絞って言語的特徴を抽出しやすいのでMP選択してるだけ。あ、
あと概念的な話なんかに共感しているというのもあります)

>>739
認知と生成のinteractionについてはNewmeyerなんかが(LFLFとか)やってますね、にゃ。
>>742
援助交際マンセーにゃったM台さんも、フツーにお嬢さんと結婚しちゃいましたにゃ。

>やばいな、シャバに戻るチャンスなくしつつある
居座られたらどうでしょうかにゃ?w
745(´∀`):2005/11/02(水) 16:47:51
>>739
>編集委員が執筆期限守らんで何しとるんじゃい!ゴルァ!
けしからんにゃー 
スペシャルゲストライター(w)の俺でさえ、締め切り間際に5日間がかりで
間に合わせたとゆーのににゃ
今度会ったら
「11月末日までに原稿ちゃんと提出しないとシバキあげるぞ!ゴルァ!」
と直接話法で伝言しとくにゃ
しかしメスがより複雑な鳴き声のオスを好むってのはコオロギも同じにゃから、
人間言語の起源はコオロギの歌だ、と誰かが言ったらどう反論するんかにゃ
シンポで新説として提案してみっかにゃ、にゃっはっは
746(´∀`):2005/11/02(水) 16:58:41
>>740
>上のunhappinessの例だと、happyのところだけ統語部門でつくり、
>un-と-nessはどっか別の部門でくっつけるのか
形容詞happyが a (adjectivizer) + Root としてすでにsyntaxの出力であるように、
すべての語彙範疇はsyntaxで作られるのであるから、名詞happinessも
n (nominalizer) + Root ってことになるにゃ
lexicalist hypothesisにおけるdestroy/destructionの扱い参照にゃ
happinessがhappyを入力として派生するのか ( n + a + Root)それとも
Rootに直接 n がくっつくのか ( n + Root ) ってのは、検討の余地あるにゃが、
たとえばRoeperが destruction の内部に完全なVP構造をたてているように
happinessの内部にも完全なAP構造があると考えるべきかという気がするにゃ
どっちにしても n + a + Root/n + Root を/happiness/として具現するのは
形態論の問題で、nが直接 -ness という形態素・接辞であるということではないにゃ

これは動詞を見てもそうで、壊す - 壊れる みたいなペアだけ見てると、
他動詞形成v が s、自動詞形成vが r、という接辞にそのまま対応してるようにゃが、
焼く - 焼ける みたいに他動詞形成vがゼロ形態の場合や、その他いろんな自他ペアの
パタンがあるにゃ
だからv自体が具体的な形態素なんではなく、vとRootがくっついた結果をどう形態
解釈するかの問題ということになるにゃ
747(´∀`):2005/11/02(水) 17:11:33
同様に、unについてはnegative head(仮にNH)がくっついた結果をこの場合、
unhappy と具現しているわけで、NH=un ということではないにゃ

これに関連してちょっと私見を述べておくと、kill を CAUSE BECOME NOT ALIVE と
分解したとき、NOTという否定成分があるにゃが、反語彙主義が示唆するように
これが統語構造上、独立した主要部を構成するのであれば、これによってinner islandが
induceされるという予測が立つにゃ
で思いつくのが
John almost killed Mary の多義性で、
John CAUSED Mary BECOME almost NOT ALIVE
の解釈はあっても
John CAUSED Mary BECOME NOT almost ALIVE
の解釈はないにゃろ
これはalmostが表層位置に移動する際、NOTを越えることができないから、と俺は
説明するわけにゃが、どーにゃろ
LCSを使って語彙レベルにおける統語的操作もinner islandに従うのだと言っても
いいにゃろが、それこそredundantなので却下、とゆーわけにゃ

ま、これだけでも立派な卒論のネタになるから、使いたかった使ってもええにゃ、そこの学生w
その場合はちゃんとacknowledgeしとくよーににゃ
748名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/02(水) 19:08:42
>>747
こんな感じか?
Special thanks goes to(´∀`)
749仇鱒:2005/11/02(水) 20:42:13
疲れたよ。6時間ぶっとおしの会議だ。体ボロボロだ。
我慢できないから電車ん中でビール飲んできた。今ヨッパ状態。
で、なんかもうヤケになってるからコテ前のに戻した。どうせバレてるしな。
でも安心してくれ。口調はお兄ちゃん口調にするからな。
てなことで今からメシ食ってくる。メシ食い終わったら何か書く。かも。
750名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/02(水) 20:59:42
祝仇氏再降臨。
751名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/02(水) 21:07:34
>>749
今の口調でも顔文字先生の文章の方が読みやすいと感じるんですけど、
どうしてかな・・・ あのにゃーにゃー言葉にもかかわらず。
この辺り、仇鱒さんも分析してみてもいいんじゃない?
752(´∀`):2005/11/02(水) 21:12:28
それがusage-basedにゃーw
753仇鱒:2005/11/02(水) 21:14:39
さっき食い終わったところ。ちょいと書くかな。

とりあえず勉強ネタじゃないものからレスする。

>>750
さんくす。まあ再降臨といってもパチンコ屋の新装開店みたいなもんであまりありがたくないわな。

>>751
>わりぃーな。執筆料くれたら少しは読みやすい文にしてやるよ。w

>>743
>「お前、アフォか?そんなもん考えてもしゃあないやろ」
まあでも一理あるかなーというのはある。とくに言語学徒同士の話なら。
正直、用法基盤のまさに基盤となっているものをリサーチするのは
リングイスティッ クスじゃなくサイコロジーとかハード系のブレインサイエンスだと思うから。
つまり、用法基盤の基盤を知りたかったら専門変えるしかないというのがある。
つまり、言語学やりながら用法基盤のまさに基盤を探るというのは魚屋に行って
「ギブソン355をくれ」と言うようなもんだと思う。

>「生成ってなんかどうでもいい瑣末なことに労力費やしているような気がする」
これもそういう印象もたれてもしょうがないというのがある。
いや、別に生成をヴァカにするわけじゃなく、
末端でシコシコやろうと思ったらどうしても些末 なことに膨大な時間を費やすことになるから。
でも、まあ、些末なことをしっかりやらないとスケールのデカイこともやれないし、
まあしゃーないのかなと。
いずれにせよ、些末なことに時間を割けない人は大きな仕事はできないな。たぶん。

続きはこれから書く。
754仇鱒:2005/11/02(水) 21:33:12
>援助交際マンセーにゃったM台さんも、フツーにお嬢さんと結婚しちゃいましたにゃ。
ほう、そうなんだ、宮Dさん結婚したんだー。そりゃ知らなかった。
実は、M台さんをよく知っている人を知っているんだけど、
宮Dさんはああ見えてもフィ ールドワークの人というより理論屋さんなんだってね。
ちょっと意外というか見直してしまった。

>居座られたらどうでしょうかにゃ?w
いやー、やっぱり頃合い見てシャバに戻るよ。
最近また早起きするようになって女房が疑い出してきたし。w 
てか、マジでリアルライフの方が何かとバタバ タしてきてね。

つーか、先日女房に「あんた、いい加減にしなさいよ」って言われたし、、、しょぼーん

>>745
>スペシャルゲストライター(w)の俺でさえ
スペシャルゲストライターかトリビアルゲストライターかは原稿を読んでからわしが決める。w

755仇鱒:2005/11/02(水) 21:33:55
>認知と生成のinteractionについてはNewmeyerなんかが(LFLFとか)やってますね、にゃ。
Newmeyerというと、たしか1年か2年くらい前、
Languageに言語進化絡みで何か書いていたな。人違いかな、、、。
いろんな言語学者の言語進化論をレビューしていたような。顔餅が知ってるんじゃないかな。
あと、Newmeyerというと、Language Form and Language Functionだな。
もう5年くらい前の本だったかな。あれはそこそこよかった記憶がある。
でも、Newmeyerはああだこうだ言っても生成派ということもあり、
functionalismをヴォコヴォコにしていたな。
たしかあの本の中にformalismの特徴として次の3つをあげていたわな。

1)統語論の自律性
2)言語知識の自律性
3)言語システムの自律性

ま、ようするに、1)はよく言われているautonomy of syntaxのことだ。
2)はperformanceと独立してcompetenceがあるかというやつだな。
で、3)が認知システムとは独立して言語システムがあるかというやつだな。
で、今はどうなんだろうな。1)と3)の自律性はかなりあやしいんじゃないかな。
統語部門はスカスカ状態だし、道具はマージぐらいだし。
ま、マージだけでもいちおう自律するだけの道具ではあるのだが。
あと確かformalismとfunctionalismの説明の違いについて書かれていたわな。
formalismは独自の文法理論内部の道具立てで言語現象を説明するが
functionalismは文法理論以外のところから説明の道具立てを借りてくるとか。
たしか前者をinternal explanation、
後者をexternal explanationとか呼んでいたような呼んでいなかったような、、、。
で、ミニマリストになってからexternal explanationの色合いが濃くなったとか。
ようするに、interfaceを意識しだした結果だな。

今となっては昔の話だ。

てなことで疲れたのでしばらく休憩。てか、風呂入ってくる。
756仇鱒:2005/11/02(水) 21:55:42
>>746
なーんとなくだが言いたいことは分かった。
で、顔餅にまた聞くが、
反語彙主義は範疇として語彙範疇はもちろん扱うとして機能範疇は扱うのか?
たとえば、決定詞のthe(その)とか接続詞のthat(と)とかはどうするんだ。
theとかthatなんかもderivationalに生成されるのか。
それとも機能範疇にはsubstantialな意味内容がないからスルーか。

>>747
>kill を CAUSE BECOME NOT ALIVE と 分解したとき、
まあ、それが一般的な分解の仕方だが、次のような分解は考えられないだろうか。
1)CAUSE NOT BECOME ALIVE(生きている状態にならないようにさせる)
2)NOT CAUSE BECOME ALIVE(生きている状態になるようにはさせない)
で、仮に2)のような分解が可能だとしたら、次↓の文は
>John almost killed Mary
次の構造を持ちうるわな。
John NOT CAUSED BECOME almost ALIVE
で、almostがCAUSEDに上がるとするとinner islandの効果は出ないわな。
まあ、killに2)の解釈というか分解方法があればというハナシだが。
あと、almostが上昇すると顔餅は言うが、
そもそも副詞が上昇するというのはちょいとヘンじゃないか。

なんかすんごい酔ってきた、、、。
757仇鱒=お兄ちゃん:2005/11/02(水) 22:17:49
さて、今日はもうpcの電源きるぞっと。
でも何だな、「お兄ちゃん」も短い運命だったな。
てか、お兄ちゃんのHNで書いたもの今ちょっと読んでみたが、
なんか整形する前の自分を見ている感じだなー。
いやー、名前変えるだけでもなんか感じ変わるなー。

てなことで、今日はもうやめだ。
また気が向いたら明日書く。気分次第だ。
758Fred:2005/11/02(水) 23:59:50
 ほなわしもコテハンに戻そか。どれがわしの裏HNか、いちいち
言わへんけどな。
(ところで○上せんせ元気やなぁ。四捨五入したら90才やで。)

 しかし、最近はどの学会に行ってもおんなじような発表ばっか
りで、おもろないのう。結果構文、遊離数量詞、動詞アスペクト、
とりたて詞、自他交替とか、結論を聞く前に全て想像がつくよう
な発表ばっかりやね。誰ぞ、勃起するような感動を与えてくれん
もんかのう。(昔、フランクザッパが京大の西部講堂でライブを
した時、ギターソロを弾きながらどんどん自己陶酔していって、
みるみる股間が膨らんでいったというのは、有名な話やのう。)

 クイズ:「ルート0.6」をひらがなにして逆から読んでみた
れや。












答え: 黒マンコ入れとーる
759名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 03:40:21
Fredさん、おもしろくありません
760(´∀`):2005/11/03(木) 10:38:30
京大西部講堂といえば俺の世代だとカルメン・マキ&OZなわけにゃが
頭脳警察とか四人囃子とか、今の若い連中は知らんかの〜(遠い目

>どの学会に行ってもおんなじような発表ばっか りで
一つには教官の度量の狭さがあるにゃ
学生に自分と同じようなことをさせて子分にしようとゆーにゃ
その典型的な例が影Y一派で、あの連中はまさにカルト集団、見ててヒジョーに気持ち悪いのにゃ
親分なし子分なしの一本どっこでやっていこうという気概のある奴はおらんのかにゃ 
俺みたいににゃ、にゃははは
761名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 10:56:14
>>760
> 親分なし子分なしの一本どっこでやっていこうという気概のある奴はおらんのかにゃ
頭の中で組み立てていくだけの言語学ならそれが可能なのかも知れませんにゃ。
にゃっははは。
ともすれば裏付けなしに暴走する。気をつけなければいけましぇん。
762(´∀`):2005/11/03(木) 11:04:23
んー、それはむしろ逆にゃろ 
派閥に属すると視野が狭くなり全体が見渡せなくなるからにゃー
763(´∀`):2005/11/03(木) 11:08:14
で、続き書くにゃ

>>754
>原稿を読んでからわしが決める
俺の玉稿は正座して読むよーに

>>755
Newmeyerは少なくとも言語進化についてはアンチ・チョムの側にまわっとるにゃ

>>756
つーかレキシコンに唯一あるのは素性なわけで、機能範疇も素性の束にゃから
厳密にいえば素性のmergeが機能範疇を作ることになるにゃ
むろんthatやtheもこの素性の束に対する具現形であって、D=theとかなわけではないにゃ

>1)CAUSE NOT BECOME ALIVE(生きている状態にならないようにさせる)
>2)NOT CAUSE BECOME ALIVE(生きている状態になるようにはさせない)
そーいう動詞があればいいのにゃが、killは明らかにどっちの意味でもないにゃ

almostの移動は確かに奇異に聞こえるにゃろが、表層語順と意味解釈のギャップを考えたら
これも一つのdisplacementと見ることができるにゃ
逆に almost kill として基底生成して、後から kill の内側にalmostをloweringするよりは
ましにゃろ
764(´∀`):2005/11/03(木) 11:10:10
これに関連して(ガイシュツのように思うにゃが)
unfold / uncover など動詞にun-がついた場合を考えてみると、これは
CAUSE BECOME NOT FOLDED/COVERED
なのであって、
NOT CAUSE BECOME FOLDED/COVERED
ではないにゃ
表面的な形態素分析では NOT-[ cover/fold ]以上のことは言えないのにゃが、実は
un は fold/cover を語彙分解してその内側の一部にだけかかっているわけにゃ
もし動詞fold/coverがun-がつくまえにレキシコンで完成品として閉じていたら
後からついたun-がこういう修飾関係を結ぶことはできないにゃ

もともとinner islandの例は、俺の知り合いが昔書いた修論で、LCS上の操作にも
island効果があるという主張をしたわけにゃが、そん時に俺は、それは即ちその
LCS上の操作とゆーのが、統語操作に他ならないという証拠ではないのか、と思ったわけにゃ
確かその人はpreventか何かを使ってたと思うにゃが、たとえば
1) how did John allow Mary to sing
2) how did John disallow Mary to sing
で、(1)と違って(2)ではhowのnarrow scopeはないはずにゃ
これはdisallow が NOT ALLOW に語彙分解されることから、簡単に説明できるにゃ

765(´∀`):2005/11/03(木) 11:11:55
てなわけで、久しぶりに仇松が還ってきたので俺もはりきって沢山書いたにゃが
正直、今けっこう忙しいのでこれからペースダウンするにゃ
766Rod:2005/11/03(木) 13:22:59
>Newmeyerというと、Language Form and Language Function
LFLFってその略称のつもりだったりして・・・・

>頭脳警察とか四人囃子とか、今の若い連中は知らんかの〜
_| ̄|○
すみません。知りませんのにゃ( ;´Д`)

K山先生一派ってそんなに人(特に学生)はいたっけかにゃ?
ちなみにあっしはどこの派閥になるのにゃろ?(どこにも入れてもらえて
いないだけだったりして( ;´Д`))

最近、LF-syntaxに夢中なんですが、一方でsyntax側の人はめんどくさい話はsemanticsという
ゴミ箱に、semantics側の人はめんどくさい話はsyntaxというゴミ箱に、ってお互いゴミのなすりつけあいを
しているような気になる人っていらっしゃいませんかにゃ?

はぁあ、仕事に戻りますにゃ・・(´・ω・`)
767名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 13:47:56
図納刑殺
ttp://jahking2.hp.infoseek.co.jp/zunokeisatsu.htm

余人林
ttp://www.4nin.com/

>syntax側の人はめんどくさい話はsemanticsという
>ゴミ箱に、semantics側の人はめんどくさい話はsyntaxというゴミ箱に、ってお互いゴミのなすりつけあいを
>しているような気になる人っていらっしゃいませんかにゃ?

認知側の人はめんどくさい話は一般認知能力という
ゴミ箱に、生成側の人はめんどくさい話はパフォーマンスノイズというゴミ箱に、ってゴミの不法投棄を
しているような気になる人っていらっしゃいませんかにゃ?
768Fred:2005/11/03(木) 14:57:42
 おもろのうて悪かったのう。人にケチつけるんは、誰でも
できるわい。

 頭脳警察はZappa に影響されたパンタがBrain Policeを訳
してつけたグループ名やがな。当然、パンタも西部講堂に来
てたしな。

 カルメンマキといえば、寺山修司なわけやが、寺山修司の
詩を読んで何も感じん奴は、感性がひどく鈍感なわけやけど
な。最近の若い衆はピンとこんやろうな。美輪と寺山、三島
が活躍していた時代はすごかったのう。
769仇鱒:2005/11/03(木) 15:35:31
>>758
>(ところで○上せんせ元気やなぁ。四捨五入したら90才やで。)
そういうFred師匠は四捨五入すると60になるとわしは見ている。w
別の人と人違いしているかもしれないが、、、。
もしそうだったら人違いされちゃってる人、いい迷惑だな。ww

>>759
>Fredさん、おもしろくありません
わしは朝っぱらからゲラゲラ笑ってしまったわけだが、、、。

総入れ歯、デイビッドリーロス、いいおじさんになって今じゃラジオのDJやってるな。
ヴァンヘイレンをやっていたあのカリスマ性はどこにいってしまったのかと、、、。
すっかり変わってしまった天知真理を見た時の哀しい気分になった、、、。

>>760
>その典型的な例が影Y一派で、あの連中はまさにカルト集団、見ててヒジョーに気持ち悪いのにゃ
通報しますたー。w

>>761
>頭の中で組み立てていくだけの言語学ならそれが可能なのかも知れませんにゃ。
>>761氏は理工系の人間かな。実際、理系では>>761の言う通りである。
先輩のやった研究を後輩が引き継ぎ、センセイの仕事の一部を学生が請け負う。
そうすることによって、人と時間を縦断ないし横断する形でスケールの大きい仕事ができる。
原則(数学は別として)理工系の学問は一人ではできない。徒弟関係が必須である。
言語学もそろそろそういうスタイルの研究が求められているのかもしれない。いや、分からないが。

770仇鱒:2005/11/03(木) 15:36:40
>>763
>Newmeyerは少なくとも言語進化についてはアンチ・チョムの側にまわっとるにゃ
ま、たしかに適応というか外からの刺激というのをかなり意識しているようでもあるから
漸進的な考えというかピンカー的な考えの持ち主かもしれないな。
あと、Newmeyerはどちらかというと
ミニマリスト派というよりもわしと同じくGB派だと思う。
それで言語の進化というか言語の変化に関してはピンカー的になっているのかもしれない。
単なるわしの類推だが。

>厳密にいえば素性のmergeが機能範疇を作ることになるにゃ
そうするとtheなんかもd(determinizer)+ Rootなのか、、、。
あと、thatなんかもc(complimentizer←そのまんまやないけ!)+ Rootなのか、、、。
それとも機能範疇だけはderivationalには生成されないということか、、、。
なんだかよくワカランようになってきたが、
まあ、反語彙主義に関しては早いとこヤフオクから本買い戻して読むしかないかな。w

>1)CAUSE NOT BECOME ALIVE(生きている状態にならないようにさせる)
>2)NOT CAUSE BECOME ALIVE(生きている状態になるようにはさせない)
>>そーいう動詞があればいいのにゃが、killは明らかにどっちの意味でもないにゃ
たしかにそうだとは思うが、中国語のKILLにしても必ずしも「死」を含意しないように、
探せば1)や2)の意味のKILLがあるかもしれない。
だからと言ってわしに探しくるように言わないよーに。

771仇鱒:2005/11/03(木) 15:38:08
>almostの移動は確かに奇異に聞こえるにゃろが、
まあ、そういう風に考えるのもいけないわけではないが、
そういうの一つ認めちゃうとこれからどんどん副詞を動かすようになってしまうと思う。
今までは、語の線形順序を決める基準となるのが副詞の位置であったわけだ。
つまり、副詞の位置だけは不動で副詞だけは動かさないという不文律があったわけだ。
まあそういう不文律を疑うというのもいいかもしれないが、
それはやはり文法理論全体を考えたときに大きなリスクを伴うと思う。
もちろんそのリスク以上の収穫があれば十分受け入れられるかとは思うが。

>>764
>un は fold/cover を語彙分解してその内側の一部にだけかかっているわけにゃ
その辺りのハナシはGenerative Semanticsの頃よく取り上げられていたと思う。
レイコフ辺りがよく例を挙げていたような。

>1) how did John allow Mary to sing
>2) how did John disallow Mary to sing
>で、(1)と違って(2)ではhowのnarrow scopeはないはずにゃ
howにはinstrumentとmannerの解釈があり、
前者はVP内部を修飾する解釈があるが、後者にはVP外部を修飾する解釈がある。
で、上の2)のhowはmannerの解釈しかとれないと思う。
そうすると、2)のhowは最初からdisallowよりも構造上上位にある可能性があり、
2)にはそもそもnarrow scopeがないことになる。
だから必ずしも次↓のようには言えないと思う。
>これはdisallow が NOT ALLOW に語彙分解されることから、簡単に説明できるにゃ
ただ、次↓のところには何も異論はない。
>disallow が NOT ALLOW に語彙分解される
772仇鱒:2005/11/03(木) 15:39:28
>>765
>正直、今けっこう忙しいのでこれからペースダウンするにゃ
お互い忙しい身だ。健康第一にがんがっていこう。もう若くないしな。
てか、このスレ平均年齢異常に高くないか、、、。
書き込みしている香具師を見ても平均年齢40ぐらいだと思うのだが、、、。

というか、虚無博士や逃走派しゃんを入れるともっと上がるかと、、、。
とゆーか、逃走派しゃん、元気なのだろうか、、、。最近連絡とってないけど。
逝っちゃってなければいいが、、、。w

>>766
>LFLFってその略称のつもりだったりして・・・・
そうだったんだ、、、。てっきりORZとかOTZみたいなAAかと、、、(爆
つーか、若者の間では今じゃNewmeyerのあの本はLFLFで通じるのかな??


>>767
>ゴミの不法投棄
ま、脳ミソは壮大なるゴミ箱ということだ。ははははは。

>>768
>美輪と寺山、三島が活躍していた時代はすごかったのう。
そのとーり。美輪と三島といえばサブちゃんの世界。w
てか、最近のサブ系はカバちゃんやらレイザーラモンやらソフト系ですかん。ww
てか、薔薇族読んでピン♪とこないよーじゃダメだ。www
つーか、やっぱりFred師匠は四捨五入して60だな。wwww
773名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 17:53:58
>>772
>若者の間では今じゃNewmeyerのあの本はLFLFで通じるのかな??

LFLFだけでは無理。でもNewmeyerの名前があればジョー式
774仇鱒:2005/11/03(木) 19:53:03
>773
うっ、ジョー式か、、、。
チョムのGBとかLSLTと同じくらいジョー式なのか、、、。
ごめん、もうちょいとジョー式を身につけるように日々精進する。
775名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 21:59:43
> 虚無博士
って、例のメタ物理講義を始めちゃう痛い人か。
彼は一体どの大学から何の博士号を掠め取った人なの?
776Rod:2005/11/03(木) 22:16:03
>>775
うーむ、虚無しゃんを「痛い人」呼ばわりできるなんて凄いお人ですにゃ。
あっしは、部外者であそこまで生成分かってる人はそうはいないといつも
感心してるんですけどにゃ。

ついでに、ここ覗いている人のバックグラウンド知りたいので、あなたが
どの大学の何の博士号を掠め取った人なのか教えてもらえんですやろかにゃ?
777名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 23:11:50
今はやりのディプロマミルですが、何か?
778名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 23:32:19
なるほどパベットマペットか

虚無には、
・大衆向け啓蒙書の付け刃で物理を語らないように
また
・学位を詐称しないように
伝えておいてくれ
779名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 23:35:12
>>776
虚無の「物理」講義は、理系の人間からするとキティの妄想にしか見えない。
780名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/03(木) 23:52:54
クオリア一派の複雑系の人じゃないの?
781名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 00:52:00
>>780
虚無好き先生が? それは違うと思うな。
782名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 01:05:32
パペットマペット
783(´∀`):2005/11/04(金) 01:10:27
まーたウスラヴォケどもが懲りずに湧いてでたにゃw
えーからガキンチョは早く寝るこったにゃ
>理系の人間
にゃっはっは、中学生が笑わせるにゃー
そーいや、LCSがどーたらほざいとったチンピラはどこいったかにゃ
折角俺がLCSについてコメントしとんのに、何もレスないにゃー
頭悪すぎて何のことか分からんのにゃろ、哀れよにょー
784(´∀`):2005/11/04(金) 01:11:01
>>771
つーか、基本的観察として、almostの問題のスコープ解釈はどう説明すんのか、を
まず考えんといかんにゃ
理由もなしに副詞がどこでも勝手に動くということではにゃく、形態解釈の必要上、
この場合はそう考えるべきだろうということにゃ
んで、
>2) how did John disallow Mary to sing
では、単純に
how did Mary sing
に対応するhowの解釈がないということが問題であり、
>howは最初からdisallowよりも構造上上位にある
だけでは説明になっとらんのにゃ
785(´∀`):2005/11/04(金) 01:11:57
>>768
さすが、そのへんのことはFredしゃんのほうが詳しそうだにゃ
当時はロックは社会情勢を反映しとって、きな臭さとゆーか一触即発のアブナイ
雰囲気が漂っていたにゃ
曲のタイトルからして、意味も分からずカッコよかったにゃ
「対自核」だの「全体保持」だの「原子心母」だの、邦題だけで惚れたにゃw

>>769
>ヴァンヘイレンをやっていたあのカリスマ性
上記のような原体験を持ってる世代からすれば、ヴァンヘイレンなんつーのは
ただのヴァカ騒ぎにしか聞こえんかったわけにゃ
アメリカンロックといえば、俺の場合、初期GFRが全てだったにゃ
嵐の後楽園球場(遠い目
初期シカゴもけっこう社会派にゃったが、「僕らに微笑みを」はないにゃろw
786名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 01:35:57
>>785
> アメリカンロックといえば、俺の場合、初期GFRが全てだったにゃ
うわ、イモ。
こちらはなぜかずっとブリティッシュ・ロックできてるなぁ・・・
787名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:17:05
>>783
顔文字と虚無の庇い合いが薄ら寒いな。

単にあんたが無知だから丸め込まれてるだけじゃないか?
788名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:22:20
あとLCSに関して、文系言語屋の議論は、
実装屋にとってあまり役に立たない議論だと感じた。
んじゃね。死ぬまで無駄なペーパー書き散らしとけよ。
789名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:25:18
追伸:
虚無の人が誰か、おおよその見当はついた。
彼は俺の前でメタ物理議論をすると
すぐ突っ込まれてギタギタにされるので、
最近は物理の話題は避けている。
790名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:26:19
×実装屋→○珍走屋
791名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:28:51
>>791
デタラメくんようこそ
792名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:29:50
>>790
デタラメ君ようこそ
朝から晩まで掲示板にかじりついてないで、
そろそろ眠らないと、社会生活に不都合があるんじゃないの?
793名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:31:30
787-789は妄想癖のある小学生ですから許してやってください
794名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:33:13
自称大学教授が深夜に即レスする滑稽掲示板かよ
795名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:36:07
あと、虚無の人の学位情報は継続して募集中

796名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:48:04
珍走屋プー
797名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:51:09
↑知恵遅れ
798:2005/11/04(金) 03:51:43
オマエガナー
799名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 03:53:35
まあゆっくり遊んでいけ
800名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 04:00:42
あんた何時寝てるんだ?

お前だよお前
801名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 04:03:01
え、俺?
802名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 04:04:42
珍走屋は寝ません
803仇鱒:2005/11/04(金) 06:49:42
いやー、すんごい荒れ方だなー。恐れ入ります。w
でも、まあ、>>788氏@実装屋さん、
ここには実装屋さんと相性のいいHPSGの専門家もいることだし、
もう少しゆっくりしていってはどうかな。
ちなみに、わしはいわゆる理論屋さんだが、職場の都合上、
学生には理論的なことはあまり教えてなくて、
むしろ理論というか仮説の計算機への実装をさせている。
あんまり具体的なハナシはできないが、
今いる学生はいわゆるX'理論をコーディングして
どんな言語にも対応できる翻訳ソフトをつくっている。
まあ、一人でコツコツやっていることもあり、わしの指導が悪いということもあるが、
あまり大きな成果はあがっていないが。
しょうじき、わしはこういった指導を通して、
いかに翻訳ソフトをつくるのが難しいかよく分かりつつあるし、
学生もそのあたりの難しさを痛いほど分かりつつある。
ちょっとだけ具体的なハナシをすると、平叙文をつくるのすら本当に大変なんだな。
疑問文とかwh疑問文なんかほんと苦労するみたい。
おまけに修飾語が入ってくるとそれはそれでかなり大変みたい。
たとえば、形容詞ひとつとっても、prettyが出てきたらそれをどうやって
限定用法として指定するかあるいは叙述用法として指定するかも考えてやらないといけない。
つまり、どこまでをこちら側が考えてやって、どこからを計算機に「考え」させるかが難しい。
804仇鱒:2005/11/04(金) 06:51:00
あと、日本語関係だと、わしらは次↓のような文を何気なく読んでいるが、
1)太郎が リンゴを 食べた
格助詞の「が」や「を」は名詞に付けることはできないわけだ。
つまり、一見すると「が」や「を」は名詞についているようだが、
やはり「が」や「を」はレキシコンの中では動詞に付けないといけない。
というのも、「太郎」に「が」を付けたりすると、
年がら年中「太郎」は主語位置に生起しないといけないから。
こんなこと当たり前と思うかもしれないけど、
やはり、理論を計算機に実装するなかで体で分かるところがある。
あと、翻訳ソフトをつくるのが本当に難しいのが分かるから、
最近は市販の翻訳ソフトをヴァカにするのは極力控えるようにしている。
あと、こういう地味だけど難しいことを学生とやっていたりすると、
いかに計算機と脳が違うかも分かるし、脳がいかにすごいことをやっているかも分かる。
それと、理系の人というか情報系の人ならぜひ
いろいろ生成の平和ヴォケした香具師どもにいろいろ懇切丁寧に教えてやってほしい。
というのも、これもわしはいろんなところで言っているのだが、文理の融合とか言っても、
やはり理工系の人が文系に歩み寄ってくれないと不可能なところがある。
ま、そんなこんなで、少しこのスレの住人にいろいろ教えてやってはどうかと思うが。

805仇鱒:2005/11/04(金) 06:51:48
>>784
>この場合はそう考えるべきだろうということにゃ
まあ、結果論としては分かるのだが、仮にalmostが動いたとして、一体どこに動くのやら。
almostが主要部ならCAUSED@機能範疇に移動するのか、、、。
あるいは最大投射範疇ならCAUSED@機能範疇のSpecの位置に移動するのか、、、。
いずれにしても主要部CAUSEDには
almostの移動を駆動させる形式素性がないといけないわけであるが、それは一体なんぞや。
というか、年がら年中CAUSEDにそんな形式素性があるわけないから、
結局、almostが生起した時にのみそういった形式素性が必要になるのだが、
そうなると先読みして形式素性の指定をしなければいけないわけだ。
つまり、Numerationをどう指定するかという問題になるわけだ。
というわけで、またいつか来た道に逆戻りだ。w

>how did Mary sing
>に対応するhowの解釈がないということが問題であり、
となると、もはやsingの語彙概念構造の問題になるのではないか、、、。
つまり、なんでsingはhowで修飾できないかと。
ようするに、なんでsingは様態副詞でもって修飾できないのかと。
てか、singと言ったら口で歌うのが当たり前であり、
それをhowで尋ねるのがナンセンスだとわしは思うが。

てなことだがもう時間がない。これから出稼ぎだ。

806(´∀`):2005/11/04(金) 10:08:24
>>803-804
にゃっはっは、仇はガキンチョおちょくるのがウマーw
ま、俺と虚無しゃんの2chでのつき合いも結構長いにゃが
虚無しゃんが自分の学位についてなにかを言ったり、俺が自分の身分について
「自称」したりしたことは一度もないにゃ
ウソだと思うにゃら過去ログ全部読んで、該当箇所をあげてみるこったにゃ
つーか、学位がどーたら大学教授がどーたらに異様に執着するとこみると
この自称理系の珍走屋wの正体は8浪予備校生あたりにゃろ
ったくどこの糞板からこんなのが迷いこんできおったかのー
807(´∀`):2005/11/04(金) 10:09:05
>>805
それは考え過ぎだにゃ
CAUSE以下をkillとして具現化する際、advのような「不純物」が紛れ込んで
いると支障をきたす、ということなのであって、そういう形態的調整が
素性照合に駆動されるものかどうかは不明にゃ
たとえばにゃ
John T[+past] almost kill Mary
→John almost killed Mary
というように
Tとkillをmorphological mergerで一つにする際、almostはこの内側に
入り込むことはできず、killedとは別に発音せざるを得んにゃろ
それと同じでalmostの基底位置に関わらず、発音はCAUSE以下より先行する
位置で発音されるという、観察的事実をいっとるわけにゃ
で、この事実や、先述のalmostのスコープ特性は仇的にはどう説明するにゃ

808(´∀`):2005/11/04(金) 10:10:04
>なんでsingはhowで修飾できないかと
>singと言ったら口で歌うのが当たり前
ピント完全にぼけとるにゃ 
動詞をsing以外に置き換えても論点は同じなのにゃが
how did Mary sing/dance/fix the car/kill the chicken
自体はOKにゃ
同様に
how did John allow Mary to sing/dance/fix the car/kill the chicken
でhowが補文要素だという解釈もOKにゃ
ではなぜ
how did John disallow Mary to sing/dance/fix the car/kill the chicken
では同じ解釈がないのか、っつーことにゃ
manner読みだろーがinstrument読みだろーが、補文要素としての解釈の可否を
どう説明すんのか、ってことにゃ
809名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 11:41:17
身元がバレていないと安心しきって
匿名掲示板で暴れるあんたの人間性に脱尿
810名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 12:28:31
↑八郎
811名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 14:46:06
かおもじが、なぜそれまでにK山先生を嫌うのかよくわからん。
812名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 17:56:48
というか、lexicalismを嫌っているんでしょ。
その理由は前に書いてたな。
生成の歴史的過誤とかなんとか。。。
813仇鱒:2005/11/04(金) 19:04:31
>>806
>にゃっはっは、仇はガキンチョおちょくるのがウマーw
を、、、。わしはおちょくっていたのか、、、。そうなのか、、、。w

>>807
>観察的事実をいっとるわけにゃ
りょーかい。

>>808
言いたいことは分かった。
>how did John disallow Mary to sing/dance/fix the car/kill the chicken
これ↑でhowが補文要素の解釈がないと。で、顔餅はinner islandで説明すると。
そしてその際にはまさに反語彙主義的な考え方をしないといけないと。
で、いちおうそれは了解したとしよう。
そこでだ、今はどうなっているか分からないが、
普通inner islandというといわゆるA'-dependencyの問題として扱われるわな。
となると、howが埋め込み節から主節に移動する際にA'位置をスキップしているハズだ。
ところが、そんなA'位置が上の文で存在するのか。
たとえdisallowを生成するときに否定要素(negativizer?)が必要になってくるとしても、
その否定要素は節に現れる否定辞とは違うよな。
だって、disallowに見られる否定要素はあくまでdisallowという語に限られるものだから
(逆に反語彙主義を標榜する顔餅はそうじゃないと言うと思うが)。
そう考えると、howが節の中を移動するときに
howの移動をブロックするそんなA'位置がどこにあるのだろうかとわしは思うのだよ。
ま、顔餅がinner islandをA'-dependentな形で考えていないのならハナシは別だが。

>>811
>かおもじが、なぜそれまでにK山先生を嫌うのかよくわからん。
そりゃ、藻前、愛情の裏返しだよ。w わしもメチャクチャ嫌われてるしな。w
顔餅はウブだから愛情をストレートに表せないのだよー、キミー!www
814名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 19:23:13
おまいらこういうニュース好きそうだから貼っときますよ

文章と単語、考える場所は別々…脳の「言語地図」作成
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1131096908/
815名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/04(金) 19:24:24
あーこっちが本スレかな

【脳科学】文章と単語、考える場所は別々 脳の「言語地図」作成
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1131077505/
816仇鱒:2005/11/04(金) 19:46:07
>>815
> その結果、例えば文法を考える時は前頭葉の下部、アクセントの
>聞き取りでは側頭葉上部が活発に働き、地図にすると、文法・文章
>・単語・アクセントの四つの中枢部分はほとんど重ならないこと
>もわかった。
酒I氏とはちょっとお知り合いということもありあんまり厳しいこと言えないのだが、
文法、文章、単語、アクセントの定義はどうなっているのだろうな。
というか、中枢部分がほとんど重ならないということはまさに究極の局在性だな。
これだと、文法能力(統語分析能力?)だけ、文章能力(談話解釈能力?)、
単語能力(形態素解析能力?)、アクセント能力(発音制御能力?)が
それぞれ独立して損傷する可能性があるということだな。で、実際あるわな。
そう考えるとまあこういう結果もアリかなとは思うが、
でもほんまかいなーというのもあるわな。
ま、上でも書いたがどういう意味で「文法」、「文章」、「単語」、
「アクセント」を使っているかだな。

ていうか、次↓のところはネタだよなw
>語学学習で、どの分野が得意かを評価するのにも役立つという。
いくら何でもこんなこと↑できるわけないし、できたところで何に使うのだろう。
文法のテストが悪くても文法を司る領域が激しく活性化していたら点数でも上げてやるのか。w

817(´∀`):2005/11/04(金) 20:00:12
>>813
まあ、今となってはinner islandとて一つの観察に過ぎないからにゃ
inner island効果自体をどーやって説明するかはさておき、俺が言ってるのは
how did John disallow Mary to dance
how didn't Mary dance
の両者に共通して見られるnarrow scopeの欠如を、同じものとして扱えたら面白いという
程度のことにゃ
方向性としてはA'/Aなんぞはなくして、全部 probe-goal間のagreeのminimalityってことで
やれたらええにゃ
818(´∀`):2005/11/04(金) 20:00:42
>>815
つーか、何度もガイシュツにゃが理論やってる人間でその種の脳話を真に受けてる香具師はおらんにゃ
しかも反語彙主義が唱えるように文と語の「生成」メカニズムが同じであるとしても、両者の
「産出」や「理解」までもが同じだということはまったく意味しておらんのにゃ
むしろ、両者の間には明確な違いがあるが、それを「生成部門」の違いだと決めつける必要はない、
っつーのが反語彙主義の主張でもあるにゃ
だいたいその理屈でいえば、能動文と受動文でプロセシングの難易度が異なるとして、だから能動文と
受動文は文法の別の部門で作られるなどというケッタイなことになってしまうにゃろ
ま、俺が上でも言ったように、語や構文は統語出力が他の統語計算上サブルーチン化されたもので
あると考えるのがえーにゃ、たぶんにゃ
819(´∀`):2005/11/04(金) 20:01:18
>>816
>語学学習で、どの分野が得意かを評価するのにも役立つという
嫌Q費ぶんどってくるのに、外国語教育上の効能を謳うのが連中の常套手段にゃが、何か?
俺は最近も自称(w)英語教育専門家が実はいかに英語ができんかということを身をもって
体験したけどにゃ
820(´∀`):2005/11/04(金) 20:10:08
つーわけで、週末は失礼して仕事に没頭させてもらうにゃ
をい珍走屋、せーぜいくだらん煽り文句垂れ流しとけにゃ、楽しみにしてるからにゃ〜
821仇鱒:2005/11/04(金) 20:14:37
>>819
>自称(w)英語教育専門家
だ〜れかな〜。顔餅のガッコウでCALLに萌えてるあの人かな〜w

>>820
>つーわけで、週末は失礼して仕事に没頭させてもらうにゃ
しっかり仕事しろよ〜。わしも仕事しよっと♪

ほな、今日はこれにてエンド。
822かかりちゃん:2005/11/05(土) 05:32:50
お、久しぶりにアダモちゃんが帰って来ているニョロ。disallowと類する現象として
I {*suspect/doubt} that anybody dances well
みたく、語彙自体がNPIを許すってのもあるにょろね。disallowはこういうのできるニョロか?
I disallowed Mary to dance with anybody
I disallowed anybody to dance.
っておそらく駄目だろうニョロ。逆にsuspect doubtのcomplementからのextraction
はできるのにょろか?
How do you suspect/doubt that she dances?

doubtは悪いだろうけどsuspectは判断割れそうにょろ。

NPIを許す素性とinner islandを引き起こす素性とは
別物なのか、それともどちらかがどちらかの上位概念なのか?
言語学の問題なんてそこいら中に転がっているものにょろね。

あっしは週末は家族サービス。夜になったら勉強します。
823仇鱒:2005/11/05(土) 06:18:02
>>822
>I {*suspect/doubt} that anybody dances well
>みたく、語彙自体がNPIを許すってのもあるにょろね。
ヘガティだったかな、doubtのような動詞は補文のCompに演算子があるとか主張していたと思う。
そうなると、その補文のCompにある演算子がNPIの生起をライセンスすることになる。

というか、反語彙主義なんかは、
doubtを生成するときもderivationalにnegativizerみたいなの拾っていくのだろうな。
そして、doubtの語彙意味として否定の意味を持たせるのだろうな。
そこまでして語彙の意味を生成する必要があるのかと思うが、
まあ、一つの可能性として温かく見守ってやろう。w

と、こんなこと書くと顔餅がまた出てきそうだが。w
824Fred:2005/11/05(土) 19:00:55
 NPIはC統御に基づく素性照合の問題、inner islandはLIの
wh移動を制限する境界理論の問題というのが古典的な解釈だ
と思うんやが、今日的にはどういう扱いになんのかのう?勉
強不足でわかりまへん見マリ。

 NPI関連で面白いのは、devoidのような+Negの名詞がNPIを
認可するような例がいくつかあって、この場合でもC 統御関
係が守られているんやな。真正面から扱った研究といのはな
いようやけどな。それともわてが無知なだけでっか?ムチと
いえばインリン様。M 字ビターン。
825名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/05(土) 19:11:55
See Kurafuji 1992 for the original observation.
826名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/05(土) 19:15:38
Sorry for the interruption. Is there any issue about Japanese gapping these days that has been left to be investigated?
827仇鱒:2005/11/05(土) 19:34:34
>>824
NPIとシーコマンドの関係だけど、まさにわしが>>823で書いたことなのだが、、、。
もう少しハナシを補って書くと、
わしの記憶が正しいと、次のような文がたしかokなのである。
>That anybody dances well, I doubt.
で、doubtはanybodyをシーコマンドしていなくてもokだと。
それでたしか、ヘガティだか誰かが
That(つまりComp)にNeg-Operatorみたいのがあってそれがanybodyを認可していると。

ところで今晩wowowでクイーン&ポールロジャースがあるようで、、、。
わしはwowowに加入していないから見られない、、、。(ココにしょぼーんのAA挿入

>>826
研究ネタぐらい自分で探せ!ヴォケ!

828仇鱒:2005/11/05(土) 19:50:35
>>826
新しいと言えるかどうか分からないし、為になるかどうかも分からないし、
もしかしたら藻前さんは既に知っているかもしれないが、次↓のようなものがある。
A Minimalist Account of Gapping in Korean/Japanese
Jeong-Seok Kim (University of Connecticut)
ウェブでもダウソロードできるようだからあとは自分で検索してみれ。
829(´∀`):2005/11/05(土) 21:20:19
ちょっと息抜きw
>クイーン&ポールロジャース
ポール・ロジャーズといえば Free 〜 Bad Company 、そしてZep解散後のペイジと
組んだThe Firmと英国ロック王道を歩み続けた名シンガーにゃが、それがなんでいまさら
クィーンなんぞと(ドテ
まるでSMAPとじゃれる北島三郎にゃが、晩節を汚すとはこのことかにゃ
ちなみにリッチーがポールファンなのは割と有名で、DPのデヴィッド・カバーディル、
虹のジョー・リン・ターナーと、リッチーが発掘したシンガーはポール風に歌えるという
共通点があるにゃ
830(´∀`):2005/11/05(土) 21:54:59
ついでにもちっと書くかにゃ
>>825
よく知ってるにゃ
実際、その野口五郎の中の人の研究は白眉にゃった
で、よかったらオリジナルのデータ紹介してくれにゃ

>>823
>そこまでして語彙の意味を生成する必要があるのかと思うが、
一つひとつの動詞について、これはこれこれという意味だから仕方ない、で済ませておくのではなくて
どんどん分解していけば共通する基本的成分が抽出でき、レキシコンはそれだけを記載しておけばよい、
それを組み合わせるのはレキシコンの外でやればよい、というわけにゃ
たとえばにゃ、主語にAgentをとる動詞が全部でいくつあるのか知らんにゃが、50や100ではすまんにゃろ
ではそれら全部にいちいち [ X DO [ X CAUSE 〜みたいなLCSや V(X, ... )みたいな項構造をあらかじめ指定
しとくのと、DO / CAUSE だけをレキシコンに入れておくのとで、どっちがレキシコンのサイズを小さく
できるのか、の問題なんだけどにゃ

831名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/05(土) 23:18:22
なぜレキシコンのサイズは小さくなければならないのだろう?
832名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 00:26:43
顔文字って案外バカなのね

> たとえばにゃ、主語にAgentをとる動詞が全部でいくつあるのか知らんにゃが、50や100ではすまんにゃろ
> ではそれら全部にいちいち [ X DO [ X CAUSE 〜みたいなLCSや V(X, ... )みたいな項構造をあらかじめ指定
> しとくのと、DO / CAUSE だけをレキシコンに入れておくのとで、どっちがレキシコンのサイズを小さく

833(´∀`):2005/11/06(日) 00:26:51
なぜ理論に余剰性があってはならないのだらう、ってかにゃ

しかし
>米アマゾン、本をページ単位でばら売りへ
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20051104105.html
ますます便利になってきたもんにゃ
てか、もしバカ高い専門洋書がこうなったら、誰も買わなくなるにゃ
図書館もほぼ洋梨だにゃ
834(´∀`):2005/11/06(日) 00:31:03
を、来たか珍走屋w
案外は余計だけどにゃ
てか、それだけなら誰でも言えるからにゃ、議論をどーぞ、にゃ
835(´∀`):2005/11/06(日) 00:51:24
あにゃ、どした、珍走屋?
今なら即レスしてやるがにゃ
忙しいから早く汁
836(´∀`):2005/11/06(日) 01:10:53
なんにゃまだ書いとらんのか、つまらんの〜 珍走屋は
言うことなんもないんにゃら最初から黙っとけヴォケが、にゃん♪
837(´∀`):2005/11/06(日) 01:18:17
んじゃ今夜はこれで書き納めにゃが
>>827
>That anybody dances well, I doubt.
>で、doubtはanybodyをシーコマンドしていなくてもokだと。
>それでたしか、ヘガティだか誰かが
>That(つまりComp)にNeg-Operatorみたいのがあってそれがanybodyを認可していると
なんのこっちゃにゃw
thatはいつでもNeg-Opを持てるわけではにゃく、doubtとかにselectされた場合に限るのにゃろ
で、そのselectionはthatがdoubtの補部に来ることで満たされるのにゃろ
すると I doubt that anybody dances well という段階が先にあって、その段階ではNPIの
シーコ・マンドwも満たされとるのにゃろ
だったらthatにNeg-Opがあると言う必要がそもそもないにゃ、この場合に限ってはにゃが
838名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 07:21:02
クイーンの活動に指図できた立場かよと突っ込みたいが、ファンなら誰もが疑問に感じるとこだな。

まあ、印税はレコード会社にふんだくられて、お金なくなったから活動しちゃいますってのが本音だろう。
839仇鱒:2005/11/06(日) 07:56:14
>>830
>どっちがレキシコンのサイズを小さくできるのか、の問題なんだけどにゃ
>>831も疑義を呈しているが、個人的にもなぜ今の時期にレキシコンを弱体化
させなければならないのかという疑問がある。ちょっと語ってしまうが、
反語彙主義はある意味、生成と同じ轍を踏むのではないかと思われる。生成は
ミニマリストになり、その結果、シンタクスが空っぽ状態になった。で、
ワケワカランものが全部インタフェイスに丸投げされてしまった。ようするに、
自然言語に不可欠な音と意味が全てインタフェイスに丸投げされてしまった。
ハッキリ言って仕事の放棄である。GBまではまだ音韻部門やら意味部門
やらがあって、ちゃんと音と意味の仕事をしていたが、今ではそれらを言語学
というか文法理論の仕事ではないということで放棄してしまっている。つまり、
シンタクスのサイズを極限にまで小さくしてしまったがために、
インタフェイスのサイズが逆に極限にまで大きくなってしまった。で、
わしはこれは文法理論にとってあまり健全ではないように思われる。
ようするに、言語システムそのものがバランスの悪い非生産的なシステム
になりつつあると思っている。で、こういう時だからこそ、レキシコンを充実
させインタフェイスの負担を減らすべきだとわしは思っている。ハナシの流
れから言ってシンタクスをもはや肥大化させることはできないからな。

840仇鱒:2005/11/06(日) 07:57:24
そういった意味では、LCSをしっかり充実させてやり、本来シンタクス
でやっていたことをLCSでやってもらうというのはある意味健全な方向
だともわしは考えている。だから、LCS厨の影Y氏や由M氏にはちょっと期待
しているところがある。あと、プステヨフスキーの
ジェネラティブ・レキシコンも今は風前の灯火化しつつあるが、ある意味では
シンタクスの空洞化ならびにインタフェイスのカオス化を解消させるいい
アプローチだとわしは思っている。ようするに、ミニマリストになって
シンタクスが空洞化し、その反動でインタフェイスがカオス化
したわけであるが、そのシステム上のアンバランスを解消するためにもLCSや
GLはとても有効だとわしは思っている。で、反語彙主義はどうかというと、
まさにこの健全な方向を逆行させているのではないかと思われる。もっと言
うと、ミニマリストはスペルアウトするとMinimalist Program for Syntax
であるが、反語彙主義は別名Minimalist Program for Lexiconだと思う。で、
この二つがタイアップするとどうなるかというと、もうお分かりのとおり、
インタフェイスがますますカオス化というか猥雑化されるわけだ。で、今後の
生成の行く末を考えるとこれだけは避けたいと思っているわけだ。てか、別
にわしが心配する必要なんてないのだが。つーか、
こういうことはわしのようにちょいと生成から距離を置いた人間でないと考
えられないではないかというのがある。

841仇鱒:2005/11/06(日) 07:58:05
>>837
ちょっと例が悪かった。てか、実際の例文を思い出せず>>822にあった例文を適当
にパクったのがまずかった。まあ、趣旨としては、that節があって、その中にNPI
があると。でも、そのthat節はいろいろ考えるとどうも主節にあるnegの影響
をうけいそうにないと。で、そんなこんなから、主節にあるnegがNPIを
ライセンスするパワーをもっているのではなく、むしろ補文のCompにNPIを
ライセンスするパワーがあると。ま、たしかそんなストーリーだったと思う。
その論文を読んだ時にはそれなりに納得してしまったのを覚
えているからそれなりの議論が展開されていたと思うのだが。おうちには論文
も本もな〜んもないのでチェックのしようがない。てか、ガッコウに行っても
論文を探す時間もないが。

842仇鱒:2005/11/06(日) 07:58:45
>>829, >>838
>それがなんでいまさらクィーンなんぞと(ドテ
前にもちょいと書いたが、去年フェンダーのストラトフェスティバルがあって、
それでポールとブライアンメイが共演したんだんだな。それがきっかけで
クイーンとタイアップしたと。まあ、でも話題性ということでは両者にとって損
はないわな。実際、日本でもクイーン&ポールのライブCDかなり売
れてるみたいだし。てか、ストラテフェスティバル見ててびっくりしたのだが、
ポールにはでっかい息子と娘がいるんだな。もうハタチを越えてるな、たぶん。
なんかロッカーはあまり私生活見せて欲しくないものだが、、、。てか、
どうせ見せるならオジーオズボーンぐらい見せてほしいが(藁

てか、荒らしの人や、もうちょっと根性入れて荒らしてみないか。まあ、
わしはこのスレでは一部の人間から荒らしと認定されているようだが(w)、
どうせ荒らすならわしぐらい荒らさんとな。w

843名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 08:31:44
>>841

a) I doubt (that) anybody dances well.
b) *I doubt anybody.

doubt単体ではNPIを認可できないということ。よって、doubtにはNPIを認可する
統語的negative elementは含まれていないことが示唆される。doubtが選択する
補文標識が統語的negationを持っているということ。doubtが否定の意味を
あらわしている必要があるとすれば、統語的にではなく、語彙的に(LCS的に)
表されているのではないかということ。よって、(語彙)統語構造と(語彙)
概念構造は峻別すべき(アンチ顔文字先生)ということになるのではないかと。
844仇鱒:2005/11/06(日) 09:28:07
>>843
補足説明ども(ぺこり

で、せっかくだからもうちょいと語るが、統語構造と独立して概念構造
があってもいいとわしは思っている。とくに積極的な理由
はないがあってもいいと思っている。あった方が言語システムならびに認知
システムとの相関性、ならびに言語システムの自律性がより明確
になるのならあると考えてハナシを進めた方がいいと思っている。で、個人的
には、統語構造は音と意味の橋渡しとして機能しているように、概念構造は
レキシコンと認知システムを橋渡していると思う(次↓のような感じ)。

1)音ー統語構造ー意味
2)レキシコンーLCS・GLー認知システム

ちなみに1)と2)をドッキングさせると次↓のようになる

3)音ー統語構造ー意味ー認知システムーLCS・GLーレキシコン

今後言語システムと認知システムのインタフェイスを考えざるを得
ないのであれば、概念構造の措定は必至であると思うし、また、統語構造
ならびに言語システムの自律性というものを考えると、それと対峙する概念
である概念構造を措定した方がいいと思う。まあ、概念構造が統語構造の
インプットとなるかアウトプットとなるか、あるいはインプットにも
アウトプットにもならない完全に独立したものになるかは今後の研究の成果次第
だと思うが、とりあえずは概念構造をあると考えて研究を進める方が有益
だとわしは思う。と、概念構造にシンパシティックなことを言ったが、わしは
LCS/GL厨ではないから。いや、マジメなハナシ。

845(´∀`):2005/11/06(日) 10:14:22
とりあえず、語彙概念構造と概念構造は別物であることにチューイにゃ
概念構造は当然必要だにゃ、文法の外ににゃ
で、それとよく似たものをあらかじめレキシコンの中に表示レベルとして
設定する必要があるのか、しかもそれを、syntaxではいったん見えなくして
おいて、概念構造でまた再現される、などというマンドクサイことをする
必要があるのか、ってことにゃ
むしろsyntaxが組み立てた統語構造が結果的にLCSとしても機能し、それが
CSへの写像を容易にしている、と俺は見るにゃ
ま、こんな感じ↓
syntax ←→ (LCS) ←→ CS
つまり、反語彙主義は統語と意味のインタフェイスをいかに簡潔にできるかという
問題への一案でもあるわけにゃ
この点では、レキシコンを各部門間の対応規則とする邪険豆腐と似てなくもないにゃ
846(´∀`):2005/11/06(日) 10:29:00
>>843
そう、それが重要だにゃ
で、
>doubtにはNPIを認可する 統語的negative elementは含まれていない
>doubtが選択する補文標識が統語的negationを持っているということ
とすると
*how did you doubt [ that John fixed the car t ]
もC[neg]がinduceするislandってことで説明できるにゃ
するとdoubt自体にはLCSにしろsyntaxにしろ、Neg要素を組み込んでおく
必要はないってことになるんでないかにゃ
それで思い出したにゃが、以前LIだかで、prevent from --ing では from
自体がnegativeだという論文があったにゃ
これもpreventにLCSにしろsyntaxにしろ、Neg要素を入れる必要はない
ってことになるにゃ
ま、このあたりは野口五郎の中の人にご意見伺いたいとこにゃが
847(´∀`):2005/11/06(日) 10:46:44
>>839
>レキシコンを弱体化
ってのとは違うと思うけどにゃ
syntaxはmergeしかなく、部門としては最大に簡潔化されとるにゃが
結果として組み立てられる統語構造はこれまでになく複雑になっとるにゃ
これをsyntax自体が複雑になったと勘違いしとる香具師もいるにゃが
単にレキシコンが供給する機能範疇のレパートリが増えただけのことにゃ
syntaxの仕事はレキシコンにおんぶにだっこで、その点ではMPはやはり
lexicalismなわけにゃ
ではそのレキシコンがsyntaxに供給しなければならない情報として
最低限何が必要か、と考えたとき、たとえばLCSなんぞは要らんにゃろ、
とゆーことにゃ

ま、これは結局、レキシコンをどう見るか次第なのにゃが、反語彙主義は
チョムの次のような見解を極限まで推し進めた一つの帰結だと思ってるにゃ
I understand the lexicon in a rather traditional sense: as a list of "exceptions,"
whatever does not follow from general principles. (1995 p.235)
一般原理から導けるようなことまでレキシコンに入れとくのはナンセンスって意味でにゃ 
で、この見方からすれば generative lexiconという概念自体が論理的に破綻しとるにゃ
if generative, then NOT lexical
なわけにゃ、俺に言わせればにゃ、にゃははは
848(´∀`):2005/11/06(日) 10:54:07
クイーンの曲をポールが歌うとこを想像すると気持ち悪いにゃが、逆にバドカンや
フリーをクイーンの演奏でポールが歌うと考えれば面白いかもにゃ
ちなみにどんなセットリストにゃ
ちょっとまえにバドカンの再結成ライブのDVDを見たにゃが、バンド名を冠した
Bad Companyでのポールの熱唱は涙ものにゃった
849(´∀`):2005/11/06(日) 11:51:57
amazonで調べたらフリーの曲もちょっとだけやっとるにゃ
ま、買うほどのもんではないにゃろw

それはそーと、仇よ喜べ
Ritchie Blackmore's RAINBOW Live in Munich 1977
遂にofficial DVDとして発売にゃ�
>発売予定日は2005/12/21です。ただいま予約受付中です。
850仇鱒:2005/11/06(日) 13:18:28
>>796
>とりあえず、語彙概念構造と概念構造は別物であることにチューイにゃ
もちろんチューイの上にチューイをした上でのわしの発言であるが、
もうちょいとディープなハナシをさせてもらうと、そもそも概念構造
というものを素(ベアー)な形で表示できるのか、という問題がある。概念構造
そのものはあると思う。でもそれに形式を与え、万人が「読める」形
にしようとしたら、やはりスタイルの違いこそあれ、どうしても語彙概念構造
みたいなものになってしまうと思う。そういった意味では、概念構造を目に見
えるような形にしたのがまさに語彙概念構造だと思う。というか、概念
そのものは漠然としてわしら人間には直接関知できないものだと思う。それを
語彙という「色眼鏡」でもって見えるようにしたのが語彙概念構造だとわしは
思う。つまり、概念というものはことばを通してしか認知できないものであり、
その意味でも、語彙概念構造は必要悪として認めざるをえないとわしは
思っている。あと、もうちょいと言うと、顔餅(というか反語彙主義)は "
レキシコンを弱体化" させようとしているみたいだが、わしは逆の路線にした方
がいいと思う。理由は、レキシコンこそが言語メカニズムの謎解きをする際の
カギを握っていると思うから。もうちょい言うと、GBの頃は、S構造
がsyntactic puzzleのsolutionであると考えられていた。で、わしの見解では、
ミニマリストではsyntactic puzzleのsolutionはまさにレキシコン(と
インタフェイス)だと思っている。

>この点では、レキシコンを各部門間の対応規則とする邪険豆腐と似
てなくもないにゃ
いや、そうでもないと思う。というのも、ジャケンドフはシンタクス以外の
コンポーネントにも自律性を与えているが、ミニマリストをはじめとして
反語彙主義はシンタクス以外のもに自律性を与えていないように思える。
ようするに、シンタクス以外のコンポーネントはシンタクスの解釈部門にすぎず
外郭団体のような扱いを受けていると思うから。
851仇鱒:2005/11/06(日) 13:20:09
>>846
>*how did you doubt [ that John fixed the car t ]
>もC[neg]がinduceするislandってことで説明できるにゃ
そうだな。つまり、埋め込み節のCP-SpecにNeg-Opがあって、それがいわゆ
るlocalityの違反を引き起こしていると。ま、次↓のような感じだな。
1)*how did you doubt [ Neg-Op that John fixed the car t ]

>するとdoubt自体にはLCSにしろsyntaxにしろ、Neg要素を組み込んでおく
>必要はないってことになるんでないかにゃ
そういうことなのだよ。で、doubtの否定の意味はどこから出
てきているのだ、、、。

>>847
>if generative, then NOT lexical
まあ、要するに定義上GLは存在しえないということだな。
まあそうかもしれないが、実際問題として、語の多様な使用(eg. よくあ
るbookの様々な使われ方)を考えると、やはりGL的な発想はこれからシリアス
に考えていくべきだとわしは思ったりする。で、実際、GLは自然言語処理
ではかなり有用性の高いものとして評価が高いようだし。>実装屋さん

852仇鱒:2005/11/06(日) 13:20:56
>>848
>クイーンの曲をポールが歌うとこを想像すると気持ち悪いにゃが、
サザエさんでカツオの声が変わった時も気持ち悪かったのでつが、何か?

>>849
>それはそーと、仇よ喜べ
ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ∞ w
てか、30年近くたってようやくDVDで発売か、、、。
時期的にコージーが太鼓叩いている頃かな、、、。
こりゃ垂涎ものだな。ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ

てか、顔餅は土日は仕事に専念するんじゃなかったのか。w 
さて、これからギターの試奏でもさせてもらいに楽器屋に行ってくるかなー。

853名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 13:25:20
本田美奈子さん死去 急性骨髄性白血病で、38歳
【13:08】 ミュージカルなどで活躍した歌手の本田美奈子さんが6日午前4時38分、
急性骨髄性白血病のため東京都内の病院で死去した。38歳。東京都出身。

ttp://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH
854仇鱒:2005/11/06(日) 13:34:15
>>853
ご冥福をお祈りします。

わしと年が近いだけになんか複雑な思いがする、、、。
855(´∀`):2005/11/06(日) 14:01:51
まりり〜ん 結構好きにゃった(たしかシングルレコード持ってるにゃ)

>>850
>レキシコンこそが言語メカニズムの謎解きをする際の カギを握っている
なぜそう見えるかというと、レキシコンが言語メカニズム(統語計算)の産物だからにゃ
syntaxと無関係に天から降ってきたもんではないのにゃ

「この点では」と断ってあることにチューイにゃw

>>851
同様に考えると
I doubt your success/it
といった場合にも、Neg forceはdoubt自身というよりその補語にあることになるにゃ
つまりyour successやitの中にも [neg]C相当のものが含まれるということだにゃ

で、珍走屋相手にゃらLCSやX-barで十分だということは、俺も>>461で認めとるにゃろ
つまり言語能力の説明を求めてるのか、言語とは全く別物の言語モドキを作りたいだけなのか、
の違いにゃ
856(´∀`):2005/11/06(日) 14:03:47
>>852
つーか、前にブートのビデオをダビングしてやったにゃろ、この恩知らずがw
ま、今度は公式版ってことで画質・音質とも格段に向上しとるにゃろ、たぶんにゃ

ほんとに仕事せんとやばいんで、本日これまで!(新・八犬伝の坂本九調で)←知ってるかにゃ
857名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 16:36:36
次の文を英訳せよ。
「お兄ちゃんとにゅるにゅるしたい」

次の文を日本語訳せよ。
"I saw nobody on the road yesterday."
"Oh, I want to see NOBODY!"
858仇鱒:2005/11/06(日) 17:30:53
>>855
>(たしかシングルレコード持ってるにゃ)
いい趣味してるな。w てか、60年代から70年代のJロック
はなかなかいいのがある。中森明菜やキャンディーズの曲をときどきユーセン
で聞いたりしていると、ときどきドキッとするナイスなバックギターの
カッティングがあったりする。ま、それはともかく、「私はアーティスト」
発言は当時かなりイタかったが、今となっては懐かしい。それにしてもまだ若
いのに、、、。

>レキシコンが言語メカニズム(統語計算)の産物だからにゃ
まあ、反語彙主義のスタンスに立てばそうなるが、でもわしは必
ずしもそうではないと思う。たとえば、失文法患者が必然的に失語症
かというとそうでもないと思う。また逆に、失語症だけで統語構築力にはなんら
問題のない患者さんがいると思う。まあ、言語知識と言語処理は別問題だと言
われればそれまでだが、でも、現に言語障害の症状を鑑みると、レキシコンと
統語計算は別物だとわしは思う。

>I doubt your success/it
>つまりyour successやitの中にも [neg]C相当のものが含まれるということだにゃ
まあ、your successにはイベントがあるから[neg]C相当のものがないとは言
いきれないが、代名詞のitとかなるとかなり怪しいな。

859仇鱒:2005/11/06(日) 17:31:56
>>856
>つーか、前にブートのビデオをダビングしてやったにゃろ、この恩知らずがw
あ、アレか、、、。ごめん、恩を仇で返してしまった。w
また何かハァハァしそうなものがあったら送ってくれ。最近刺激が欲しいのだよ。w

>>857
はい、センセイできますたー!
>「お兄ちゃんとにゅるにゅるしたい」
" 愛 罠 にゅるにゅる with 鬼ぃタソ. "

>"I saw nobody on the road yesterday."
>"Oh, I want to see NOBODY!"
「きのう道路で 体のない香具師を 見つけたよ。」
「をう!わしはノバディ氏に会いたいのだよ!キミィ!」

つーか、わしをからかうな!ゴルァ!

てか、別にわしが答えなくてもいいのか。ドテッ

しゃて、ビールでも飲むかな。

860名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 18:22:25
>>845
> むしろsyntaxが組み立てた統語構造が結果的にLCSとしても機能し、それが
> CSへの写像を容易にしている、と俺は見るにゃ
> ま、こんな感じ↓
> syntax ←→ (LCS) ←→ CS

「…syntaxが組み立てた統語構造が結果的にLCSとしても機能し・・・」
というのは、K山先生のように、かなりシンタクスに並行的なLCSを
仮定できた場合にのみ可能な議論のような気が…。

動詞の意味構造をシンタックスに近い形で書き切れるかどうかが
そもそも疑問なのですが…。

もし、動詞の意味構造を統語構造に近い形で書けないとしたら、やはり、
統語構造や概念構造とは別の意味構造が必要になる・・・という議論は可能でしょうか?

久しぶりの書き込みで、なんだか調子がつかめない
861仇鱒:2005/11/06(日) 19:43:01
>>860氏のような疑問が出るのも仕方ないと思う。で、わしは反語彙主義者
じゃないが、ここであえて反語彙主義者になったつもりでちょいと>>860氏にレス
してみたいと思う。まず、シンタクスのアウトプットとしてLCSが出
てくるというのはやはりかなりきついと思う。だから顔餅の考えるシステムは
後々いろいろ面倒なことが起こると思う。で、顔餅というか反語彙主義陣営は、
シンタクスのアウトプットとしてLCSが生成されるとか言うべきでないと
思う。ここはストレートにシンタクスはCS(概念構造)にダイレクトにリンク
されていると言うべきだと思う。でも、実際問題、シンタクスがダイレクトにC
Sにリンクというか写像されるとはちょっと考えずらい。そこで必要
になってくるのが関数(function)である。つまり、ある関数f(x)があり、そのx
に値として統語構築物(これをSnとする)を入力するとf(x)として概念構造
(これをCSnとする)が出力されると考える。で、こう考えた場合、その関
数f(x)に相当するのは何かというと、それがもしかしたらLCSかもしれない。
つまり、LCSはシンタクスの入力でもなければ出力でもなく関数なのである。
具体的には次のようになる。

LCS(S1)=CS1
LCS(S2)=CS2
LCS(S3)=CS3
    …
LCS(Snー1)=CSnー1
LCS(Sn)=CSn

顔餅というか反語彙主義ではこのように考えるしかないというか、こう考える手
もあると思う。

862名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 20:55:25
>>860
>動詞の意味構造
そんなもん(動詞それ自体の意味構造)が独立して存在しうるのかということが問題なのでは?
863名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/06(日) 23:34:50
仕事で忙しい宣言した顔文字が
一人で煽りまくってるのを見てワラタ

宣言守れないなら最初から宣言すんなよヴォーケ
864Rod:2005/11/07(月) 00:31:54
本田美奈子さんは物心つき始めた頃にテンプテーションを歌っていたのを
思い出しまつ。惜しい人を亡くしてしまいました(;つД`)
それにしても韓国映画よろしく美人はなぜかくも白血病で亡くなるのか。
(ドラマはともかく、映画は評価してるのです)

NPI、NCIと絡めてまとめたいとこですが、目が虚ろなので、またにしまつ・・・

ブートいいすね・・(´・ω・`)
865仇鱒:2005/11/07(月) 06:48:50
自己レスする。わしが書いた>>861に自分でツッコミ入れる。結局、言語が使
えるということは、統語計算した結果がちゃんと現実を反映
しているということ。それはどういうことかというと、統語計算のアウトプット
が正しく現実世界の概念とマッチしているということ。具体的に言うと、
「トムがメアリーを蹴った」という現実の概念世界があるのに、それを表す
統語構築物が"Mary hit Tom"であってはダメだということ。だから、統語構築物
が何らかの形で現実の概念構造とマッチしていないといけない。もうちょい言
うと、そういう風にマッチさせてくれる写像装置がないといけない。
ようするに、統語構築物を入力すると正しい概念構造が出力されるような、
そんな一次関数型の写像装置が必要である。で、わしはあえてそのような
写像装置を>>861ではLCSと呼んでみた(下記参照)。

1)LCS(Sn)=CSn

LCS(x)という関数がもしイヤならもうちょいとニュートラルな表現
としてf(x)としよう。そうなると、上の写像装置は次のように改められる。

2)f(Sn)=CSn

で、関数f(x)の変数xに入る値であるが、具体的にどんなものが入
るのだろうか。上では漠然とSnとしたが、実際はどんなものが入
るのだろうか。ミニマリストだとシンタクスからインタフェイスにトランスファ
されるものはフェイズのみだ。統語単位でいうとvPとCPだけだ。そうなると、

866仇鱒:2005/11/07(月) 06:49:43
2)はさらに次のように書き換えることができる(PnのPはPhaseのP)。

3)f(Pn)=CSn(Pn=vP, CP)

つまり、シンタクスから剥ぎ取られるフェイズがある関数を通ることによって、
それがある概念構造にマップされると考えられる。そして、その概念構造を通
して現実世界を認知すると考えられる。ただここで問題になるのは、概念構造に
写像される言語単位となるのがvPとCPだけなのか、という問題である。
たぶんこれだけでは足りないであろう。概念構造は命題だけで成り
立っているだけではないから。となると、vP意外にもnPであるとかaPであると
かpPであるとか、CPの名詞句ヴァージョンであるとか形容詞句ヴァージョン
であるとか前置詞句ヴァージョンなんかも入ってくるかもしれない。となると、
いわゆるフェイズはvPとCPに限定されることなくもっと多様なものにも適用
できるのかもしれない。とかなんとかいろいろ妄想してしまったりする。風邪
ひいていまいち調子でないのでもうやめる。てか、誰かのどに効くいい薬教
えてくれないか。唾をのむこともできない、、、。声も出
なくなりつつあるしこれじゃ仕事にならん、、、。この時期になると毎年
これだ。

867(´∀`):2005/11/07(月) 07:31:16
しゃて、そろそろ寝るにゃが、そん前に一言w
>>861
>ある関数f(x)があり、そのx
>に値として統語構築物(これをSnとする)を入力するとf(x)として概念構造
>(これをCSnとする)が出力されると考える。で、こう考えた場合、その関
>数f(x)に相当するのは何かというと、それがもしかしたらLCSかもしれない
あのにゃ(ドテ
俺が言ってる
> syntax ←→ (LCS) ←→ CS
と大差ないにゃん(ドテドテ
868(´∀`):2005/11/07(月) 07:32:30
>>860
>K山先生のように、かなりシンタクスに並行的なLCSを 仮定できた場合にのみ
>可能な議論のような気が
むしろそれがポイントにゃ
Hale & KeyserはLCSを語彙統語論の構造表示としてLRSと称したにゃが、結局それは
統語構造に他ならず、この程度のLCSにゃらLCSを別個の表示レベルとしてたてる意味は
全くないのにゃ
対して概念構造CSには、統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報も
てんこ盛りになってんといかんからにゃ、syntaxの出力=LCSを核にしながら、他の成分も
そこにどんどん投入されるという寸法にゃ
で、この概念構造においては >>862 のいうとおり、動詞単独の意味構造なんぞはそもそも
存在しないわけにゃ
869仇鱒:2005/11/07(月) 07:46:05
>>867
> syntax ←→ (LCS) ←→ CS
>と大差ないにゃん(ドテドテ
そりゃ、わしは顔餅というか反語彙主義の立場にたって考えてやったから大差
ないように見えて当たり前だ。でも、根本的に違うと思うぞ。反語彙主義で
はsyntaxの出力イコールLCSのような考えをもっていて、はやいハナシが、
統語構造を見れば語彙意味が読みとれると考えているんだからな。一方、上
のわしの考えでは、統語構造を見ただけでは語彙意味(というか概念構造)は読
みとれないと思うから、その読みとり装置として何か関数が必要だと
言ってるわけだ。で、もしそのような読みとり装置を設けたくないのなら、
やはりLCS相当のものは別個に必要ではないかということだ。というわけで、
もう時間がないからまたな。

870860:2005/11/07(月) 13:37:38
仇鱒先生、顔文字先生

どちらの主張もわかった気がします。

ところで

>>868
> 対して概念構造CSには、統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報も
> てんこ盛りになってんといかんからにゃ、syntaxの出力=LCSを核にしながら、他の成分も
> そこにどんどん投入されるという寸法にゃ
> で、この概念構造においては >>862 のいうとおり、動詞単独の意味構造なんぞはそもそも
> 存在しないわけにゃ

「統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報」というのは、
やはりレキシコンに記載されなくてはならないような気がするのですが…
「統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報」というのが
動詞に独立して存在すると考えられるのかという疑問が。

そうだとすると、結局レキシコンには色々書き込まなければならず、
サイズの小さなレキシコンと言うのはどうなるのかという疑問が…
871(´∀`):2005/11/07(月) 14:36:39
とりあえず、にゃが
>>870
>結局レキシコンには色々書き込まなければならず
だからそれはレキシコンではなく、言語外の概念構造のハナシなのにゃ
レキシコンは統語計算に必要な情報、たとえばルートの選択素性とかだけを
供給すればいいんであって、要りもしない非構造的情報までズルズル引きずり
まわすのは無駄、ってわけにゃん

>>869
>語彙意味(というか概念構造)
「というか」とか言っとらんで、まずは両者をしっかり区別することにゃ
で、語彙意味がLCSとかLRSとかいった疑似統語構造で表示できるというんであれば、
それはoccam's razor的に、最初から統語構造に他ならないと考えるべきにゃ
LCSという表示レベルを、表示抜きのMPでもなお存続させたければ、統語構造では
表示できない「語彙意味」がLCSでは表示可能であり、それが統語計算にとって必要で
あり、しかもそれは概念構造ではなく、あくまで「語彙」概念構造である、という議論が
最低限、必要であろうにゃ
872(´∀`):2005/11/07(月) 16:48:09
まーなんだにゃ、これだけだと例によって水掛け論に終始するにゃろから、
実際の現象についてどちらからはどういうことが言えるのか、に議論を
進めたほうが建設的だにゃ
で、例えば動詞の自他交替にゃが、語彙主義だと、自動詞・他動詞の別を
レキシコン内に設けておくことになるから、それだけでも語彙記載項の数が
どんどこ増える、って点についてはどーにゃ
あるいは中間動詞でもいいけどにゃ(と、自分の手の内に引きずり込む罠ゃw)
ま、これこれの動詞が辞書にあるんだから仕方ない、ってことで列挙するだけ
では説明にはならんってこったにゃ
873名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/07(月) 18:03:19
>>872

じゃあ素直に引きずり込まれることにします。

> で、例えば動詞の自他交替にゃが、語彙主義だと、自動詞・他動詞の別を
> レキシコン内に設けておくことになるから、それだけでも語彙記載項の数が
> どんどこ増える、って点についてはどーにゃ

英語の自他交替に関しては、自他同型の動詞が多いのでいいでしょうが、
日本語の場合は自他交替のパターンが複雑で、結局はレキシコンの中に
書き込むしかないのではないでしょうか?

自動詞が基本で他動詞が派生したように見えるペアをみても

sodat(-u)/sodat-e(-ru)
are(-ru)/ar-as(-u)
oki(-ru)/ok-os(-u)
obie(-ru)/obiy-akas(-u)
...

のように、様々なパターンがあって、どのパターンを取るかは
結局レキシコンに記載せざるを得ない……とは言えませんか?

見当違いだったらすいません。
874名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/07(月) 18:51:44
動詞(というか恐らくあらゆる語彙)にそれ自体の意味がないとなると、
compositionalityの問題はどうなる野田?
875仇鱒:2005/11/07(月) 19:22:49
>>870
>「統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報」というのは、
>やはりレキシコンに記載されなくてはならないような気がするのですが…
そうだと思う。それのいい例が、上で議論にあがったdoubtである。統語的にも
LCS的にも否定の意味がないのなら、それはレキシコン(というかまさにdoubt
というlexical item)に記載するしかない。そうしないと、doubtそのものが持つ
否定の意味がどこからも出てこない。

>「統語構造(含LCS)上には現れない(非構造的)情報」というのが
>動詞に独立して存在すると考えられるのかという疑問が。
上でも触れたように、doubtの本来持つ否定の意味を考えても、この否定という
語彙意味を動詞以外のところに設定するわけにはいかないと思 う。doubtに
否定の意味があることは統語構造をいくら見ても出
てこないのではないだろうか。

で、ついでに言っておくと、概念構造というのは言語学が扱う領域ではないと
思う。言語学が扱えるのは語彙概念構造まで。で、「統語構造(含LCS)上に
は現れない(非構造的)情報」というのが、まさにGLのQualia Structureに
相当するものだと思う。

876仇鱒:2005/11/07(月) 19:24:03
>>871
>レキシコンは統語計算に必要な情報、たとえばルートの選択素性とかだけを
>供給すればいいんであって
ところで、機能範疇たとえばCompのthatとか「と」はどうやって生成
されるのだ。機能範疇も語彙範疇と同じように complementizer+ROOTの形で生成
されるのか。それとも、機能範疇には語彙意味がないから、機能範疇は例外で
派生的に生成されないの か。もし後者なら機能範疇だけには語彙主義を認
めるということなのだろうか。

>要りもしない非構造的情報までズルズル引きずりまわすのは無駄
いや、こういうものこそレキシコンに入れとかないとどこに入
れたらいいのだろうかと。というか、子餅の>>847の次↓の定義からしても、
>if generative, then NOT lexical
非構造的な情報であるQualia Structureのようなものこそレキシコンに入
れておくべきである。てか、逆にGLの言うようにQualia Structure
もgenerativeだと反語彙主義も考えるのであれば、Qualia Structureも
シンタクスに入れることになるのか。

>統語構造では表示できない「語彙意味」
たとえば、LCSにはCAUSEやBEだけではなくて他にもDOやらINITIATEやらACT-ON
やらいろいろあるわけだが、それらも全部統語構造 に存在するのだろうか。もし
存在するとなると、それこそチンクエのやった機能範疇爆発状態
になってしまうと思う。

>LCSという表示レベルを、表示抜きのMPでもなお存続させたければ
実際わしもどこに存在するのか分からないが、もし存在するとしたら、
それは、上でもちょいと書いたように、シンタクスを概念構造に写像するある
種の関数 のような形で存在するのではなかろうか。いや、分からないが。
そのあたりはまさにLCSの専門家に意見を聞きたいところであるが。
877仇鱒:2005/11/07(月) 19:24:57
>>872
>まーなんだにゃ、これだけだと例によって水掛け論に終始するにゃろ
ま、そうだな。いつものパターンだ。w 顔餅が折れることはないだろうし、
わしも折れることはないからな。w てか、別にわしは反語彙主義でも語彙主義
でもどっちでもいいけどな(藁

>で、例えば動詞の自他交替にゃが、語彙主義だと、自動詞・他動詞の別を
>レキシコン内に設けておくことになるから、それだけでも語彙記載項の数が
>どんどこ増える、って点についてはどーにゃ
いやー、ちょいとその手の話題はパスだ。というのも、実はその手
のこといまわしの若いのといしょにやっていて逆にわしらの手の内見
せることになるからな。

てなことで、>>873氏がんがれ〜〜!!

まあ、反語彙主義もよく分からないところがあるが、それよりもよく分
からないのが顔餅の生活だ。昔から思っていたのだが、顔餅は午前中仕事
ないのか?いや、どーでもいいハナシだが。

てか、声でねぇーよ。ったく、、、。明日のお仕事どないしよ。とほほ。

878(´∀`):2005/11/07(月) 19:47:35
>>873
それは形態論の問題で、レキシコンとは違うにゃ
vは具体的な接辞や形態素に直接対応するのではにゃく、音形指定のないものであり、
個々のルートとの組み合わせがどのように形態音韻解釈されるかは、各個別言語次第にゃ
日本語でも単純に他動vはs、自動vはr、なんつーことはないし、英語でも稀に rise-raise、
sit-setとか、交替が形態的に見える場合があるにゃ
こんあたりは、仇のご学友(かにゃ?)のNishiyamaって人が詳しいにゃ

どーしても従来のレキシコンのイメージから、具体的な「語」がレキシコンにあると思いがち
にゃが、反語彙主義では「語」はsyntaxの出力が「語」として解釈されたというに過ぎず、
文として解釈されようが、語として解釈されようが、生成メカニズムは同じってことになるにゃ
もちろん、イディオムをあらかじめレキシコンに記載しておくなどということもあり得ないにゃ
つまるところ、レキシコンは (universal) feature pool であり、それを組み合わせて語や文、
いろんな言語表現を作るのが(universal) syntax、その結果を具現化するのが (language-specific)
morphology ってことにゃ

>自動詞が基本で他動詞が派生した
そういう見方も反語彙主義では採らないにゃ
自・他に共通するルートが異なる派生を辿った結果、あるものは自動詞に、別のものは他動詞に
なるのにゃ
ちょうど、昔の生成で能動文から受動文が派生するんではなく、両者に共通する深層構造から
それぞれがことなる変形によって表出するとされたのと同じだにゃ
879(´∀`):2005/11/07(月) 19:51:04
>>874
ちょっと曲解してるかも知れんにゃが、レキシコンの中であらかじめ各動詞の意味が
指定されているのではなく、統語派生の中で組み上がっていくということにゃん
その限りにおいて、compositionalityは維持されとるにゃ 
880(´∀`):2005/11/07(月) 19:58:28
>それよりもよく分からないのが顔餅の生活だ
俺はマシニスト♪
881仇鱒:2005/11/07(月) 19:58:31
>>878
>仇のご学友(かにゃ?)のNishiyamaって人
ぴんぽ〜ん♪ よく学食で相撲を見たものだ(遠い目
そのために5時頃から晩飯だった。腹空いてなかったのに、、、。

ま、あと、反語彙主義では日本語の複合動詞なんかをどう処理するのか気になるが、
これはまた今度何かの時でも聞こう。

今日はこれにておしまい。
882名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/07(月) 20:07:06
>>878
> vは具体的な接辞や形態素に直接対応するのではにゃく、音形指定のないものであり、
> 個々のルートとの組み合わせがどのように形態音韻解釈されるかは、各個別言語次第にゃ
> 日本語でも単純に他動vはs、自動vはr、なんつーことはないし

自動v+√GROW = そだつ
他動v+√GROW = そだてる

とかいうようなイメージでいいんでしょうか?
こうだとしても、この対応関係はどこかになくてはならないのでは?

自他の話を…ということで話に乗ったのですが、Nishiyamaが詳しいと言われても…


と思ったのですが、手元に「日英語の自他の交替」という本がありましたので
その中にある、Nishiyama論文の最初の部分をチョッと眺めてみました。

その中に(147ページ)

(6)
a. [+transitive v] <--> /s/
b. [-transitive v] <--> /r/

ってあるんですけど…これって…

まぁちょっと見ただけなので、これからちゃんと読んでみます。



883Rod:2005/11/08(火) 01:15:22
ちょこーっとだけ横ヤリ入れると、unaccusative hypothesisなんてどうですにゃろ?
例えば、resultativeでunergativeにゃとmain verbの後ろに顕在的なNPが現れるにゃが、
unaccusativeにゃとダメにゃ。

i. John ran himself tired.
ii. The lake-i froze t-i solid.

postverbal NPの出現を妨げているのがtraceにゃとしたら、unaccusativeは
syntacticに派生せざるをえんですにゃ。

日本語の複合動詞はsakaiせんせらが言うよーに、focus particleの入る位置なんかを
考えると一概にどれをどこで突っ込むか一言ではすまにゃいと思いますニャ。

しゃて、続きどーぞですにゃ。
884(´∀`):2005/11/08(火) 01:39:14
>>881
>反語彙主義では日本語の複合動詞なんかをどう処理するのか気になるが
例のブツには日本語複合動詞というセクションがあるにゃが、なにか?
つーか、さっさとヤフオクから買い戻せっちゅーにゃ

>>882
>この対応関係はどこかになくてはならないのでは
それが形態論にゃん

Nishiyamaはその本ではだいぶトーンダウンしとるかもにゃ
博論とかJEALに載ったペーパーのほうがええにゃ(仇が通報しませんよーにw)

>>883
その例でいうと、むしろunergativeがresultativeの時だけObjをとるのはなんでか、
ということから考えたほうがえーかもにゃ
John ran himself tired.
*John ran himself.
*John ran tired.
で、なんでにゃ

>sakaiせんせらが言うよーに、focus particleの入る位置なんかを 考えると
詳細教えれ
885名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/08(火) 02:14:25
> それよりもよく分からないのが顔餅の生活だ。
> 昔から思っていたのだが、顔餅は午前中仕事
> ないのか?いや、どーでもいいハナシだが。

A. 引退老人
B. 海外在住
C. 例の廃人

のどれかだろうな。
いつも日本時間朝7:00ころ寝てるみたいだし
886名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/08(火) 08:41:59

>>884
> >>882
> >この対応関係はどこかになくてはならないのでは
> それが形態論にゃん

それは、今までレキシコンにあったものを形態論に移しただけで、
レキシコンが小さくなってもその分形態論が同じ仕事をやっている
だけでは?

> Nishiyamaはその本ではだいぶトーンダウンしとるかもにゃ
> 博論とかJEALに載ったペーパーのほうがええにゃ(仇が通報しませんよーにw)

時間があったら呼んで見ます。
887(´∀`):2005/11/08(火) 09:54:19

>それは、今までレキシコンにあったものを形態論に移しただけで、
>レキシコンが小さくなってもその分形態論が同じ仕事をやっている
>だけでは?
ここすんごく重要にゃ
DMのMarantzにゃんかは、lexiconを撤廃するにゃがそれは記述理論として
そのほうが正しいからであって、理論の簡潔性は関係ない、と発言しとるにゃ
で、MPの場合、形態部門はどのみちsyntaxからphonologyへの間に必要にゃ
たとえば動詞の屈折形態にゃんかは統語構造見ないと分からんし、語順もPFの問題
ということで、形態・音韻解釈の問題をどんどん「外側」に追い出そうとしておるにゃ
そういう枠組みにおいて、なおlexicon内部にも形態論を残すのと、lexiconからは
撤去するのとでは、どっちがええにゃろ

ちなみに影Yのモジュラー形態論はまさにこの2本立て形態論を主張しとるにゃが
それは無駄で、post-syntactic morphology1つで済む、というのが反語彙主義なり
DMの主張だにゃ
DMについては→ http://www.ling.upenn.edu/~rnoyer/dm/
888名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/08(火) 20:37:04
>>887
形態音韻解釈をレキシコンに持ち込まないと言う考え方は、
一応理解しました。

次は意味の問題だと思うのですが…

語彙概念構造にでてくるCAUSEだとかBECOMEだとかいう述語が
統語構造でも表現できるので、二本立てにするのは無駄だ
という主張も一応理解しました。

ところで、`kill` と `murder` を比較すると、`murder` が主語として
agent しか許さないのに、`kill` は agent 以外の主語も許容するという
ような話を論文を読んでいると見かけますが、このような違いは
動詞の意味として書き込んでおく必要はないのでしょうか?

ご教示いただいたHPをみると、DMでは

Most work in DM does not recognize a set of discrete thematic roles. 
Instead, [...] thematic roles are reduced to structural configurations.

となっております。

そうすると、`kill` と `murder` のような違いも `structural configurations`
の違いに還元されるのでしょうか?

もしそうだとしたら、シンタックスが非常に複雑になりはしませんか?
889Rod:2005/11/09(水) 00:14:11
>>884
unergativeがpostverbal NPを取れるって話は、Burzioのgeneralizationを利用できるかも
しれませんにゃ。それで、resultative phraseはsmall clauseでもadjective phraseでも
いいですにゃが、specにEPPを必要とするので、resultative phraseがmain verbとmergeする時点で
specのEPPをチェックしておかねばならない、とでも言えましょうかにゃ。それでcase checkした
NPは顕在化され、case checkしていないものは顕在化されにゃい(cf. Kitahara, Boeckx他)と
assumeすれば、unergativeのpostverbal位置はaccusativeをチェックするので、結果、postverbal NPが
顕在化される。しかし、unaccusativeの場合にはbase generateした位置でEPPはチェックするにゃが、
caseはチェックしないので、postverbal NPは顕在化されにゃいとでも言えるんじゃないでしょうかにゃ?

sakaiせんせのは、JEAL 1998か凶大の2000年の紀要に詳細があったと記憶しますにゃが、ちょっと手元に
なくて申し訳にゃいですにゃ。例えば「殴る」と「られ」と「も」と「した」を全てくっつけると
「殴られもした」とは言えますにゃが、「*殴もられした」などとは言えにゃいetcって話ですた。
要するに「殴る」と「られ」のmergeが先に行われているので、「も」はその中に入り込めないとかいう話
にゃったのではにゃいかと。
890Rod:2005/11/09(水) 00:22:14
case sourceに関してですにゃが、koreanでおもしろい例がありますのにゃ。
koreanはtransitveにしろunergativeにしろ目的語がmain verbのthematic objectであれば
resultative phraseの主語はaccusative markされるにゃが、thematic objectでなければ
nominative markされるにゃ。

transitive
Robin-i paykkop-i ppakcki-key wus-ess-ta.
NOM beylly-NOM come. out laugh-Pst-Ind
"Robin laughed his belly out."
intransitve
Chris-ka palpatak-i talh-key talli-ess-ta.
NOM feet-NOM worn run-Pst-Ind
"Chirs ran her feet sore/her shoes thredbare"

transitve
Robin-i soy-lul ttukep-key talkwu-ess-ta
NOM metal-ACC hot heat-Pst-Ind
"Robin heated the metal hot"
intransitve
Sandy-ka kwaca-lul pasakha-key kwu-ess-ta
NOM cookies-ACC crisp bake-Pst-Ind
"Sandy baked the cookies crisp"
891Rod:2005/11/09(水) 00:27:25
少々不本意ながら、議論のためLCSを擁護してみますにゃ。
resultativeですにゃが、例えば、unergativeの場合、ACTIVE verbから
ACHIEVEMENT/ACCOMPLISHMENT verbに変わると言えそうニャ。
ということは、BECOMEの項が1つ増えるので、そこでresultative phraseの
主語NPを派生させることができるという記述はできるんじゃないですかにゃ?
特にunergativeでpostverbal NPが顕在化される場合、resultative解釈はあっても
depictive解釈は難しいという事実はこの記述の妥当性をサポートすることになるのかもにゃ。

LCS派の人たち、あとは頼むにゃ。あっしは基本的にアンチにゃからにゃ。すぐにdark sideに
落ちるのにゃ。
892(´∀`):2005/11/09(水) 01:55:04
とり急ぎ>>888だけ

>そうすると、`kill` と `murder` のような違いも `structural configurations`
>の違いに還元されるのでしょうか?
murderの概念構造には kill にはない情報として、目的語は人間であるとか、非合法的な
手段によるとか、意図的である、とかいったものが含まれていると考えてみようかにゃ
レキシコンにこだわりたければルートの情報ということでもいいけどにゃ
すると統語的にはどちらも CAUSE BECOME NOT ALIVE であっても、murderでは
CAUSE部分にon purposeとかby illegal meansとかがくっつくことで、結果的に主語の
解釈はAgentに限定されるにゃ
語彙的に主語はAgentと指定する必要はないにゃ

>thematic roles are reduced to structural configurations.
ここで言ってるのは Hale & Keyser 的な立場のことではないにゃろか
Agentだから、Themeだから、統語構造上どこどこにリンクされる、というんでなく、
生じた構造関係から結果的に主題役割が決まる、というわけにゃ
893名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 02:45:09
ニュー速+にこんなスレが立ちますた

【科学】文章と単語、考える場所は別々 脳の「言語地図」作成
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1131066329/l50
894名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 03:32:59
>>889
「殴もられした」がおかしいのは、
「殴る」の語幹がnagurで、子音が末尾にあるはずなのに
それを落としているからじゃないの?

nagur+rare+mo+sita => 殴られもした(OK)
nagu +mo+rare+sita => 殴もられもした(これがおかしいのはアタリマエ)
nagur+mo+rare+sita => 殴りもされた(たぶんOK)
895(´∀`):2005/11/09(水) 09:10:38
>>889
EPPにもっていくのはなかなかいいかもにゃ
で、resultative phrase(RP)という点では非対格も非能格も同じにゃが、気になるのは
RPと動詞との関係で、RPが動詞の補部であるとして、どういう主題役割になるのにゃろ
それがresultativeと言ってしまえばそれまでにゃが、
[ freeze [ the lake ]] / [ freeze [ the lake solid ]]
[ John run ] / [ John run [ himself tired ]]
と2つの異なるfreezeやrunがある、とあらかじめレキシコンで指定しておくのにゃろか
すると合成たらなんたら言ってLCSをご都合主義的にゴチャゴチャこね回すハメになるにゃ

896(´∀`):2005/11/09(水) 09:14:49
で、>>891
>BECOMEの項が1つ増える
正確にはBECOMEの補部の項かにゃ
でそれ自体はLCSでやろうが、syntaxでやろうが同じにゃん

あんまちゃんと考えてないにゃが、ちょっと似たケースで、非能格動詞が着点項と共起すると
非対格化するという観察があるにゃ
walk (unergative) / walk to the station (unaccusative)
これも2種類の異なるwalkがレキシコンにあるのか、それとも統語的にgoal PPがmerge
された結果として非対格の構造が出来上がるのか、という見方になるにゃが、俺としては
後者を採るにゃ 大雑把には
[ Subj walk ] (unergative)
[ Subj walk PP ] → [AspP PP Asp [ Subj walk t ]] (unaccusative)
PPはtelicityのアスペクト解釈上、機能範疇AspのSpecに移動するとするにゃ
これはこのPPが当該のイベントの終結点を示すわけで、統語構造上もPPを
Specに持つAspPが、終結点を持つイベントに対応すると考えたいにゃ
で、このイベント全体の中では元のSubjは内項化しており、非対格化が統語派生の中で
起きた、というわけにゃ

↑卒論で使う場合はacknowledgeするよーに、そこの学生w
897(´∀`):2005/11/09(水) 09:55:56
これから週末にかけて忙しいので今日はこれで終了するにゃがw
>>888
>語彙概念構造にでてくるCAUSEだとかBECOMEだとかいう述語が
>統語構造でも表現できるので
学問史的には、もともと統語構造上(生成意味論では即ち意味構造)にあった
CAUSEやBECOMEを、後からLCSなるものをでっちあげて移し替えたのが
語彙意味論であるということにもチューイにゃ

898名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 14:37:05
>>892

丁寧な説明ありがとうございます。

> murderの概念構造には kill にはない情報として、目的語は人間であるとか、非合法的な
> 手段によるとか、意図的である、とかいったものが含まれていると考えてみようかにゃ
> レキシコンにこだわりたければルートの情報ということでもいいけどにゃ
> すると統語的にはどちらも CAUSE BECOME NOT ALIVE であっても、murderでは
> CAUSE部分にon purposeとかby illegal meansとかがくっつくことで、結果的に主語の
> 解釈はAgentに限定されるにゃ
> 語彙的に主語はAgentと指定する必要はないにゃ

「語彙的に主語はAgentと指定する必要はない」という部分はよくわかりました。

ところで、「CAUSE部分にon purposeとかby illegal meansとかがくっつく」とありますが、
この「on purposeとかby illegal means」という情報が文法のどこにあるのか…
と考えていたのですが、…

なんか前に読んだ話だなぁと思ったら>>554で書き込みされていたんですねぇ。
なんだか結局議論は同じところに戻っていくような…

九大の英語学会、聞きに行きたいですが貧乏院生としてはチョッと行けそうにありません。
899名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 14:40:47
ということで、>>860あたりから書き込みをはじめたのですが、
ここら辺でいったんやめます。
顔文字先生、仇鱒先生ありがとうございました。勉強になりました。
900名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 14:56:33
>>896
こんなこむずいのを
卒論でやるヤシなんているのかい?
901名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 15:46:46
>>900
いると思うよ、鈴木君
902名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/09(水) 20:16:32
仇鱒先生
>いやー、ちょいとその手の話題はパスだ。というのも、実はその手
>のこといまわしの若いのといしょにやっていて逆にわしらの手の内見
>せることになるからな。
なるほど, そうですね. ふっと思い出したのですが, 先生方の共同研究で寄稿されていらした「言語」に以前掲載されましたご研究は>>896とかなり重なっておりますよね.

903(´∀`):2005/11/10(木) 07:11:43
また惜しい人が亡くなったにゃ 合掌
http://www.sankei.co.jp/news/051109/evening/10nat002.htm
米朝=チョムとすると吉朝=?
904Rod:2005/11/10(木) 12:02:38
>>903
自分も20歳を越えると、馴染みの人たちが亡くなっていくので、時の流れを感じて
しまいますにゃ。合掌。

>>890
自己レスにゃが、syntaxでsemantic restrictionのようなものがないとすると、thematic objectかどうかで
case-markが変わってくるkoreanの例は禿しく問題になると思うんですけどにゃ。一昔前は、他動詞の目的語に
propositionがくるにゃとか、Q素性がいるにゃとか記述する余地もあったと思うんですけどにゃ。s-selectionを
どう記述するかはけっこう難しい問題のよーな気がしますけどにゃ。

>>898
九州遠いですよね、ニャ。学生の発表者に交通費を出す、とかいう学会ってないものにゃろか。
あ、いや、学会センターが破産するくらいにゃから、単なる希望的観測ですにゃが。
905名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/10(木) 12:11:43
>>904
ことし、近場で発表したのは、金欠だからか、ニャ?
906こさかな:2005/11/10(木) 15:50:37
えーと、全然議論についてけてないですにゃが、
>904 Rodしゃん

>890
transitive
Robin-i paykkop-i ppakcki-key wus-ess-ta.
NOM beylly-NOM come. out laugh-Pst-Ind
"Robin laughed his belly out."

paykkop-i wus-ta(おかしくてたまらない)という表現があるので、
secondary predicateなしでも項が出て、主格にゃ。それからご存知と
思いますにゃが、Koreanはinalienable possession、floating q.で格がだぶることが
ありますにゃ。前半のデータセットと後半のデータセットで、前半がinalienable possessionなのが
気になるし、こういうの考えたら問題は解決しないかにゃ?ソースになってる
論文ではどういってるんですにゃろ・・・
907こさかな:2005/11/10(木) 16:45:49
>896 顔文字せんせ

>あんまちゃんと考えてないにゃが、ちょっと似たケースで、非能格動詞が着点項と共起すると
非対格化するという観察があるにゃ
walk (unergative) / walk to the station (unaccusative)

たぶん顔文字せんせの考え方に近い関心の持ち方で調べたことがあるんですにゃが
韓国語では非対格動詞からのみ作られるhay iss-taという完了形式がある
(こさかな説:ただしそうじゃない、という研究者(p.c.)もいる)んですにゃが
(例えばo-ta来る→oa iss-ta)、

*kel-e iss-ta(walk+BE)/*yek-kkaci kel-e iss-ta
(英語の例にほぼ対応)

という風にgoal PPを設けても、'iss-ta'には選択されない、ということが
ありますにゃ。で、私はK山先生の「他動性の調和」に従って形成された
複合動詞、すなわち語彙部門で形成されたもの、というしかないかにゃ、と思ってたんですにゃ。
できればそうしたくない、と思いつつ約10年が過ぎようとしているんですにゃが・・・

>↑卒論で使う場合はacknowledgeするよーに、そこの学生w
はいw
908(´∀`):2005/11/10(木) 17:07:56
とりあえずそのiss-taとやらは非対格VPを補部にとるというselectional propertyを
持つと仮定するかにゃ
上の俺の節でgoal PPがくっつくことで非対格化するという場合、実際にはVP
単独ではなくAspPまでの構造ができてようやく非対格性が生じるにゃ
階層構造としては  [AspP Asp [ iss-ta [VP V PP
のようになっておるにゃが、VP単独では非対格ではないのでiss-taが選択する
ことはない、iss-ta [AspP Asp [VP V PP にゃら非対格制限は満たすが、今度は
C-selectionを満たさない、とまあそんなとこにゃ
10年来の悩みが解消されたかにゃ? にゃははは
909こさかな:2005/11/10(木) 18:07:56
>908
では10年がかりの卒論のacknowledgmentsに
「特に(´∀`)先生に、ここに記して謝す」
と書きますにゃw
910こさかな:2005/11/10(木) 20:30:36
10年来の悩みが解消された感謝をこめて、ちょっと思い出したことを
書きますにゃ。再び>896のこと。非能格動詞が非対格化することがあるなら
他動詞も非対格化することがあってもいいと思いますにゃ。もしかしたら
ロシア語がそれに関係するかもしれませんにゃ。ロシア語にはimperfectiveと
perfectiveの動詞があります。体系的ではないですにゃが・・・
imp.:citat'(読む)、pisat'(書く)、zaperet'(鍵をかけてまわる)
per.:procitat'、napisat'、pozaperet'
注目したいのは、perfectiveの接頭辞的なものは、同型の前置詞(pro, na, po)があるんですにゃ。
Verkuylはこれに基づいてケンブリッジの青い本で、imperfectiveに前置詞が
編入されてperfectiveが作られる、としてましたにゃ。(体系的でない、というのは
panjat'-panimat'みたいのもあるから)
PPのheadだけAspに移動してtelicityに関わる認可が行われれば、他動詞が
非対格的になる例とかんがえられるかにゃ、と思いますた。
911Rod:2005/11/11(金) 01:10:57
>>906
そのkorean resultativeはJKの98年のやつからとってきますたにゃ。
Soowon KimとJoan Malingしゃんのpaperですにゃ。
double accusativeに関してはSoowon KimがJEALで議論してたはずですにゃが。

>>896
あっしも卒論の中間発表が近づいてきますたにゃ。
912名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 03:44:19
Rodって学部生なの?よく勉強してるね。ガンバレー
913名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 05:53:54
↑もうそろそろ大学院を卒業するころだと…
914?かかりちゃん:2005/11/11(金) 06:26:49
↑そうは問屋が卸さないニョロ。
915こさかな:2005/11/11(金) 08:59:02
>911 Rodしゃん、レスどうもです。Joan Malingも昔のJEALで議論してなかったですかにゃ?
ついでに、細かいとこですにゃが、>>890のkwu-ess-ta(Kwup-ta)は
対応する英語からもわかりますにゃが他動詞にゃ
98年のJKみてみますにゃー
916名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 15:14:12
>>914
917(´∀`):2005/11/11(金) 18:08:28
F市内某所より初カキコ
今からS通り周辺を徘徊してくるにゃ

918名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 18:14:30
なにやってるのやら……
919名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 18:39:09
学会行くヤシは、珍話師(´∀`)の中継よろ。
920こさかな:2005/11/11(金) 19:14:41
>917 いってらっしゃーい
マスターは今でも眼鏡吊り(っていうのかにゃ?)をしてるのかにゃ・・・
921こさかな:2005/11/11(金) 19:19:58
ちょっと遠いけどターミナルまで歩いていくと高速船が出てますから
明日の朝一で行けばP市でちょっと撃って夕方までには帰ってこれますにゃ
922(´∀`):2005/11/11(金) 19:43:46
>マスターは今でも眼鏡吊り
してますたー、つーか出入り業者みたいなあの人がマスターとは思わんかったにゃ
あと、気の弱そうな店員が二人w
客は俺だけにゃった
パーツをテキトーに買い込んだにゃ
>夕方までには帰ってこれますにゃ
遅刻にゃん(ドテ
923名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 19:48:52
なんだかなー
924(´∀`):2005/11/11(金) 19:53:28
なんにゃw
925こさかな:2005/11/11(金) 19:58:06
顔文字せんせ、オカエリナサーイ
>出入り業者みたいな
確かに・・・
926こさかな:2005/11/11(金) 20:05:42
では整備ガンガッテクダサイ(敬礼
927名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 20:52:41
アヤシイ・・・
928名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/11(金) 21:51:21
漏れは昔(´∀`)に銃口を向けられたことがある。



























AAで。
929名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/12(土) 18:15:16
E語学会の報告ヨロ
930名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/13(日) 13:14:43
生協の白石さんのサイン会行けなかったでつ
931仇鱒:2005/11/13(日) 18:08:39
ちょいとだけ顔を出す。

>>930
>生協の白石さんのサイン会行けなかったでつ
わしを釣ろうとしているなw

てか、今、学園祭から帰ってきたところだが、今日はいろいろ感動的なシーン
があり今ジーンとしているところ。授業では見ることができない学生たちの顔を
垣間見て、あらためて「若いっていいな〜」と思っているところ。そこの
若ぇの、勉強に遊びにがんがれ!てか、学会もいいけど学生なら学園祭に燃
えろ!

932名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/14(月) 13:05:52
しかし、農業の大学は程度が知れるね
どういう教育してんだか。
933仇鱒:2005/11/14(月) 18:31:49
>>932
藻前は大根もって踊ってるあのガッコウと勘違いしているな。まあ、文系の人間
には東工代も農工台も東農題も区別つかないだろうな。ま、そんなことはどう でもいいが、
というか>>932はネタだと思うが、今は学科にせよ学部にせよ講座
にせよ「農業」という看板が掛かっていても農業をやっているところはな い。
やっているのはバイオだ。分子生物学だ。遺伝子絡みの研究がほとんどだと
言っていい。あと化学系だな。だから、「農業」というネーミングにミスリードされ
ないように 注意した方がいいと思う。あと、もうちょいと言うと、農業はモロに人間社会
と関わることもあり、今じゃ農業と国際関係ならびに環境問題を絡めた研究
がかなりホットだ。だから、理系にうとい人間からすると「農業」
というのはなんかダサイ感じがするかもしれないが、実際は最先端の科学
をやっていると言って もいいと思う。

これと絡めてちょいと語ると、「言語学」というネーミングにしてもいまだに世
の中をかなりミスリードしていると思う。いまだに「言語学者」というといろ
んな言語を知っている人をイメージする人がいる。もちろんそういった
イメージも間違いではないのだが、正直、わしなんか、ジュギョウで理論言語学
とは何 かを説くのに小一時間かかったりする。あまり電波とばして言語学は
脳科学の一種だとか、言語学は生物学の一種だとかは強く言えないが(w)、
それでも多 少なりとも理系的な学問であることを伝えるのに骨が折れたりする。
まあ、わしのジュギョウを5−6回聴講すればほとんどの学生は99%洗脳
されるが な。アッと言う間に仇鱒チルドレンのできあがりだ。ははははは。

つーか、えーご学会の報告はどうなった?てか、>>929はわしではないが。

934名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/14(月) 19:19:58
>>932みたいなバカを相手にする必要ないよ…
935仇鱒:2005/11/15(火) 08:06:16
急いで書き込む

>>934
まあ、そうだな、、、。大人げなかった。てか、ルアーにも釣
られるのがわしだからw
つーか、農学部に対する世間の誤解を解きたいというのがあった。結局、生き
物のメカニズムを知りたいと思ったら今では農学部に行くか工学部の生命工学科
に行くしかないと思う。そう言った意味では、農学部はわしらヒトの原点を知
ることができる最高の学部だと思う。でも、名前がミスリーディングなのか
ネイミングが悪いのか、農学部というと農業のイロハを教えていると思っている
香具師がかなりいる。もちろん農業のイロハも教えてはいるが、
それはたくさん教えているうちのone of themにすぎず、実際は最先端の科学
をしているし最先端の科学を支えるような研究をしている。そういった基礎的
なことをみんなに知ってもらいたいというのがあった。半分冗談だが、ヒトの
本質を知るという点に重きをおけば、理論言語学は農学部
にあってもいいとわしは思っているぐらいだ。まあ、農学部の連中は「それは
困る」と言うだろうがw

936名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/15(火) 19:35:48
>>935
そりゃ、企業だって農業大学の学生さんの専攻が言語学だったら
混乱するわね
937仇鱒:2005/11/15(火) 20:03:25
>>936
せっかくレスがついたからちょいと釣られるw それにしても、なんで小学校、
中学校、高校と言語学の授業がないのだろう。つまり、科目として「言語学」
がないのだろう。もし言語学が科目として導入されたら、英語教育もかなり改善
されると思う。というか、英語の授業が言語学の授業とリンクして今までになく
英語の授業が変わると思う。第一、大学に入るまで(というか言語学の授業
をとるまで)発音記号を誰からも教えてもらえないというのも考えてみたら変
である。いや、もしかしたら、最近の中学や高校では発音記号の読み方を指導
しているのかもしれないが。

あと、小学校と中学校に言語学の授業が導入されたら、小学校や中学校でやる
アノくだらない国文法や古典の授業もかなり面白くなると思う。マジでわしは、
小学校と中学校と高校に言語学を導入したらいいと思う。小学校に英語を導入
するぐらいなら中学に言語学を導入した方がいいと思う。そうしたら、上でも書
いたが、もしかしたら英語嫌いの子が減るかもしれない。いや、もしかしたら
英語嫌いの子がもっと増えるかもしれないが、、、。

いずれにせよ、小学校、中学校、高校で「国語」や「英語」があるなら、
それらを包括するような科目として「言語学」があっていいと思う。

駄文すまそ。

938名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/15(火) 20:35:01
>>937
>それらを包括するような科目として「言語学」があっていいと思う。

無理。
939名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/15(火) 20:47:52
>>937
めずらしくいいこと言った!
940(´∀`):2005/11/15(火) 23:19:09
えーご学会で頑張りすぎて(ふだんの三倍速でしゃべったにゃ)体調崩してしもたにゃ
ま、俺の懐の深さに一同感銘を受けたにゃろ、にゃっはっは
仇よ、例の伝言、岡の谷にしっかり伝えたからにゃ
「僕をどうしばき倒してくれるのか楽しみ」なんだそうにゃ(ワクワク

で、問題は日曜午前のシンポにゃ
ま、とった笑いの数に関する限り海梨組の圧勝にゃったが、そうでなくとも小津組の生得性の論拠は
あまりにも薄弱という印象にゃん
よっぽど俺に代われと言いたいとこにゃったが、たとえば名詞や動詞みたいな統語範疇が
生まれつきとは考えられないとか、ピンカー的な複雑なリンキング規則の問題とか、
認知側が提示した疑問を、ことごとく解消するのが反語彙主義でもあるわけにゃ
というわけで、あのシンポでは心情的には認知側の言い分に同意する部分のほうが多かったにゃ

しばらく病気療養にはげむにゃ
941仇鱒:2005/11/16(水) 07:36:08
>>938
>無理。
無理じゃないと思う。生活科とか総合科目とかワケワカラン♪科目
やるぐらいならまだ言語学をやった方がいいと思う。というか、言語学こそが
究極の生活科であり総合科目であるとわしは思っている。具体的
にどういうことか書こう。

まず、言語学をやることにより、国語の授業がたんなる読書感想文の授業
ではなくなる。ようするに、分析と統合という手段でもって国語を科学的
にやることができると思う。また、言語学的な観点から「国語とは何か」「国
とは何か」「言語とは何か」を知ることにより、真の国語教育ができると思う。
そして、言語学と国語の授業を通じて真の愛国心を育むことができる。そして
本来あるべき国語の姿に近づられると思う。

また、言語学をやることにより、論理的思考力というか分析&統合力が身に
付く。しかも、身近なことばを題材にするということでとてもいい
論理的思考力養成の科目になると思う。このような論理的思考力養成のための
言語学の授業を通して数学の力もパワーアップできる。とくに数学教育に必須の
機能的証明法のノウハウをいち早くマスターできる。

さらに、理科とのリンキングならびにサポートも考えられる。言語学徒ないし
言語学者は既に分かっていると思うが、言語学をやることにより科学とは何か、
科学的思考とは何かが分かるようになる。データと仮説の関係、そして、モデル
をつくるには何をどうしたらいいのかよく分かる。このような科学教育としての
言語学を通して理科教育のインフラ整備もできる。

942仇鱒:2005/11/16(水) 07:37:03
次に社会科との関係であるが、言語という社会性の強いものを通して
十分社会科とリンクできる。社会言語学をやる中で、今までとは違った
アングルで「社会とは何か」を教えることができる。これはとても面白いと
思う。何よりも社会とは人間とのコミュニケーションそのものであり、その
コミュニケーションの手段である言語をよく知ることは必ずや社会科に貢献
できると思う。実際、異文化理解の一助として言語教育はそれなりに成果を上
げていると思う。

また、言語の普遍性と個別性を授業で教えることにより、倫理観であるとか
道徳心というのも教えることができると思う。あまりサヨった発言
はしたくないが、言語の普遍性を知ることにより、民族とか国家という単位
がいかに恣意的なもの(政治的なもの)かが分かるかと思う。

最後に英語との関係であるが、これは上にも書いたように、その恩恵は計り知
れないと思う。子供を舐めてはいけない。子供というのはとても知的好奇心が
旺盛で必ずや言語学に関心を示すと思う。実際わしは高校生に「出張授業」
をしてその感触は十分掴んでいる。

ま、そういうことで、わしは義務教育ならびに高校への言語学の導入を提唱
したい。ということで、誰かエロい人、このわしの書き込みを霞ヶ関の住人に
通報するよーに(ちょっとだけマジ

943仇鱒:2005/11/16(水) 07:38:07
>>939
>めずらしくいいこと言った!
め、めずらしくか、、、。ORZ

>>940
>仇よ、例の伝言、岡の谷にしっかり伝えたからにゃ
ま、まさか直接話法で伝言したんじゃなかろうな、、、(ガクブルのAA挿入

>で、問題は日曜午前のシンポにゃ
顔餅の報告読んでとても興味を持った。実は、わしはパラメータセッティング
による言語獲得の説明にちょいと疑義を感じているところもある。まあ、まさに
次↓のような疑問なのだが
>たとえば名詞や動詞みたいな統語範疇が生まれつきとは考えられないとか
具体的なハナシは明日もし時間があれば書く。今日はもう時間がないし、今日
のお帰りは遅いので今日はもうこれ以上書き込みできないから。

>しばらく病気療養にはげむにゃ
ご自慰愛しれ。ま、顔餅が復活するまでわしがちょっと留守を預かってやろう。
わしもあまり体調よくないし時間もとれないからそんなに長くは留守預
かるつもりもないが。

944Rod:2005/11/16(水) 11:17:01
言語学の授業、っておもしろそうですにゃが、教師のバックグラウンドによって言うことが
違いすぎるので生徒に混乱起こさせそうだと思うんですけどにゃ。
基本的に言語学やってる人って、言語のいろんな意味だとか、発話を聞いたりしてぴーちく
ばーちく与太話したりだとか、英語なんかの語法研究に興味ある人の方が多いと思いまつ。
総じて「理論」の話すると眉をひそめて( ゚Д゚)ハァ?って感じの顔する人の方が多いような気が。

国語教育ってのはI原千秋さんがおっしゃる「道徳教育」って見方が正しいよーな気がしますにゃ。
学生時代に国語は得意ですたにゃが、基本的に頭の悪そうな教師の言いたそうなことに意見を
無理やり合わせて、建前取り繕ってたら「正解」ということでいい点数が返ってきますたにゃ。
それからいくと今の国語教育はクソですにゃ。だいたい、「読み・解釈」を一義的に決めるなど
文学に対する冒涜ですのにゃ。国語は情報の読み取りと発信、それに文学と2分化させるのがいいと
あっしは思ったりしますにゃ。

顔文字先生、お大事になさってくださいにゃ。
945名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/16(水) 17:56:06
言語理論を広く認知された科学にしたいと思う言語学者なら、
仇先生のような立場で言語学教育をマジに考えるべきだね。

物理や化学等のいわゆる自然科学が、世間に影響力を持って
受け入れられているのは、教育の力によるところが(orところも)大きいと思う。
言語学も同様に、教育課程に取りいれて、いわば人々を「洗脳」しなければ、
いつまでたっても「役に立たない要らない学問」のままだよ。
一見、無限に多様であるかに見える言語の向こうには、
何かヒトの本質に関わる科学的真理がある、そう人々に認識させるような
知的ブレイクスルーが起こる必要がある。
946名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/16(水) 22:04:20
大学入って、言語学やり始めて3年たったけど
結局自分がどの理論を支持してるとかまだ分かんない。
生成文法のレポート書くからぐぐってたらこんなスレ見つけちゃったけど
ちょっと最初から関連スレ全部読んでみるわ。
947名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/16(水) 22:08:07
>>946
最期は結局フィーリングの問題かもしれん
948名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/17(木) 03:28:28
>>947
そのとーり!!
949名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/17(木) 12:59:59
>>945
>いつまでたっても「役に立たない要らない学問」のままだよ。

それでこそ学問だろ。
950名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/17(木) 21:42:07
>>949
その、開き直りが通じなくなってきているのがコイズミ日本なわけだ

言語学を教育に使うとすこぶる役に立ちそうだって論拠を、仇氏が列挙していただろう!
まあ、愛国心教育うんぬんは、とてつもなくお花畑だがなw
951名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/17(木) 22:29:29
生成文法がどこまでいっちゃってるのか
具体的に論じてほしい。
高い本は買ってられない。
952junior:2005/11/18(金) 01:07:15
言語学を中高で教えることは現時点では現実的に無理があると思う。
教育学部の友達の話では中学校の英語は
「なるべく“文法記述を省いて”“楽しく”授業する」ことに重きを置いているらしいです。
学校英語からなるたけ文法を省こうとしている文科省のお役人さんに
言語学の素晴らしさ、有益さをわかってもらわなければ無理かな?
953名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 01:26:20
文法を省いた英語の授業なんて全く馬鹿げているな。
むしろ、日英対照文法講座をすべきだ。
954名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 08:56:40
>>953
>むしろ、日英対照文法講座をすべきだ。
藻前が自分の子供にだけやってろよ!w

少なくとも語学を文法から入るのは時代遅れだろ。必要(なレベル)になれば
導入すればいい。もっとも、個人で勉強する分にはやりたい勉強からやれば
いいがな。
955名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 11:37:53
言語学を中高でやるなんてとんでもない・・・
そういうのは好きな人が大学で専攻すりゃいい話で
今の時点で主要5教科まともに教えれてないんだから
言語学教えるぐらいなら日本についてもっと教えたほうがためになる
956名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 13:49:01
進化学をおしエロ
人は神に人として作られたわけでは無い
まして、神が人になるなんてありえない
過去の日本は操り人形の天皇を神として洗脳し
無知な民衆を物同然として扱った不幸な時代があったのを教えなくてはならない
957名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 14:14:11
まあ、今の段階で言語学を義務教育の科目に組み込むのは夢物語だ。
そんな政治力を持ってる奴はおらんわな、言語学やってる奴のなかには。
958名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 14:24:22
英語は高校時に 週6時間-2年間で叩き込んで、あとの1年を言語学か英文学の選択にしましょう。
中学時は英語を廃止、国語と法律用語と道徳を充実させるってので、どでしゅか?

もちろん、そのままでは英語能力が不足するので、大学に行く前・大学在学時・卒業後の選択制で
高校レベルの英語能力検定の結果に応じて、英米留学制度を充実させます。
適正のある人には、高校後・大学・社会人のどこか1回での留学のチャンスを、
勉強のチャンスは全員にずっと与えます。。。我ながらすばらしい案だと思っていまつ。
959名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 20:38:23
俺の場合、英語読んだり書いたり喋ったりするとき
うっすらと文法を意識するんだが。
passiveだから目的語はこないよなとか、in whichだから関係節の中でどこにかかってるか
とか。
そういうのって、俺が生成系の文法をやってきてしまったからなのか?
文法知らずに英語使ってるやつらってどんな意識で運用してるんだ?
動詞補部パターンとかか?
960名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 21:22:01
明日からの言語学会の報告ヨロ
961名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/18(金) 22:21:00
>>958

留学させる前に
日本にあるインターナショナルスクールの生徒と
交流させて慣れさせる必要がある。
授業も交互に受講できるようにすれば
同世代の国際交流が国内で実現する。
まやかしの英語教師の淘汰のきっかけとなる。
962Fred:2005/11/18(金) 23:37:55
 一生懸命にカキコしている若造どもには申し訳ないが、
言語学を初等・中等教育に導入するのは無理があるのう。
もし導入できるとすれば、それはクイズ番組のネタにで
きるレベルの話であって、マトモな言語学者が研究して
いることは義務教育等で披露したり教授したりするのは
無理やな。

 簡単な例を挙げると、認知文法と生成文法を比べれば
すぐにわかるがな。認知文法の基本的な説明は、ド素人
が聞いても「へー」と思うことが多く、中高の英語教員
でも直感的に理解できることばかり。一方、生成文法の
説明はC-command を理解させるだけでも一苦労するわな。
要するに、ド素人でもわかるようなことは研究とは呼べ
ないし、そもそも、教育への応用うんぬんが議論できる
ようなものの学問的価値は、無いとは言わんが、ほとん
どゼロに近いで。
963Fred:2005/11/18(金) 23:39:15
 アダモちゃんの言うことはよくわかるが、言語研究の
一番面白いところを知るには、それなりの素養や訓練が
必要なんで、結局は馬に水を飲ませる話に帰着してしま
うと思うなぁ。

 結局、教育現場で応用できるような言語学というのは、
この半世紀以上、何も進化していないわけやし、IPA を
教えたり、End Focus なんかを教えても、興味の無い奴
には全く無意味やで。

 学生にもいつも言う話やが、「機会の平等」と「能力
の平等」は分けて考える必要があるから、言語学も、そ
れに触れる機会は平等に与えてやらなあかんけど、全く
素養のない奴に無理に教え込む必要はないと思うで。

 人にはそれぞれ異なる才能や向き不向きがあるから、
色んな道で生きて行けば良いのよ。

 万人が共通に経験したり努力すべきことって、最終的
には、メシを食うことと、オメコすることぐらいとちゃ
うか。「考えない葦」がおってもええやん。結局最後は
み〜んな、冷たくなって肉塊になるだけやし。
964かかりちゃん:2005/11/19(土) 06:54:25
>人にはそれぞれ異なる才能や向き不向きがあるから、
>色んな道で生きて行けば良いのよ。

これはこれ以上ないくらいハゲ洞にょろ。個人的にはあっしは中学/高校のとき
英語がすきで、そこで学校文法を学んだり、多くの英文に触れることによって
英語という言葉がどのようなものか、少しは理解できたという気がするニョロ。
そのときの下地があってからこそ、いまこの道でなんとかオマンマ食っていける
ようになったにょろ。総合格闘技で勝つのに、アマレスや柔道の下地が必要みたいな
このかと。いきなりc-commandなんか出て来てもおそらく何のこっちゃ、って
感じでメンドクサガリのアッシはこういう道を選ばなかったでしょうな。

もともと言語学なんてのは暇を持て余した貴族とか坊さんの高尚な遊びの類いにょろ。
それが大学で教えるようになっただけでもかなりの進歩かと。

それと留学はいいにょろ。若いうちに荒波に揉まれ、故郷を思い、ひたすら
外人どもに負けないよう努力する経験は人生の糧になるにょろ。若い人たちは
ぬるま湯に浸かっていてほしくないにょろ。

965かかりちゃん:2005/11/19(土) 07:03:44
雑談だけでなく、内容のあることも。前にも書いたことがあるようなきがするにょろけど、
「wh+も」がuniversalの解釈をうけるにょろ。
(1) 誰もが その本を 読んだ。
これで「何も」というのがないのはどうしてにょろかね?
(2) *太郎が 何も(を) 読んだ。
以前、某東大のW先生にこの話をしたら「accidental gapだろう」って言っていたニョロけど
「何も」でも主語の位置にきていればいいにょろ。
(3) 何もが 面白い。
だからaccidental gapだとすれば「何も」が欠如しているのではなく、「何もを」が欠如って
ことになりそうにょろけど、(2)は「を」の有る無しに関わらず*だし、nominative objectの
contextでも*にょろ。
(4) *太郎が 何もが 好きだ。
逆に「誰も」でも目的語の位置だと
(5) 太郎が 誰も ??(を)なぐった。
とやはりあんまりよくないと思うニョロ。(個人的には(5)は「を」があった方が良さそう)

これは何で何ざましょ?
966名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/19(土) 08:48:18
(1) 太郎が何もかもぶち壊した。

「何も」に「かも」をつけるとuniversalになるのも何でなの?

967名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/19(土) 10:45:27
>>965
(3)はちょっと悪くなるような気がすますが、もにストレスおくと容認度あがります
968名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/19(土) 20:22:48
ぶっちゃけっていう関東での使い方は
関西では元々容認されてなかったんだけど、
キムタクが使い始めて
関西に逆輸入されてしまった。
一時的な流行語ってことで
言語学者は無視してるってこと?
969名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/19(土) 20:32:00
逆輸入という語の使い方ワロタ
970名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/19(土) 21:57:06
>>968

結局、ことばの容認度なんて
そんなもんだってことでしょ。

971名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/20(日) 20:00:31
>>970 そりゃ新しい語彙ができることと、syntaxでいう容認度をごっちゃにしている
にょろ。新しい語彙が出来るとかなんてのは日常茶飯事だけど、キムタクが
「は俺、が所属 だジャニーズ」といきなりpostpositionをprepositionに
して使いだしても誰もまねせんニョロ。

ところで「誰も」でdativeもよくないにょろね。

(6) *太郎が 誰にも チョコをもらった。
(7) *太郎が 誰にも あった。
972名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/20(日) 20:49:41
「誰もに」だったらよくね?但し「だ」に強いピッチアクセント
太郎が誰もに猪口をあげた。
973名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/20(日) 21:13:45
さて、広島の報告を聞きたいわけだが
974名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/20(日) 21:16:14
まず>>966からヒントを得て、
wh+mo にka-moをつけると普遍解釈が出やすいということに注意。
何もかもがぶちこわしだ、誰もか(れ)もがいい加減だ、既にディズニーランドのどこもかも見て回った、等。
(この前テレビでちらっと聞いたんだけど、「どこぞかんぞ」っていう表現もどこかの方言にはあるみたいだ。)

んで、「誰もがその本を読んだ」の「誰もが」は、「誰もかもが」の縮約形なのだと思う。
(kaとgaという似た音が短い間隔で出てきているのが縮約に関係しているような)

「何もが」も、「何もかもが」という言い方が、上記の縮約からの類推で可能になったもの。

>>965の(4)は、確かにちょっと悪いようだが、
それはおそらく「何もが」が縮約形としてはそれほど定着していないからで、
より定着している「誰もが」に置き換えるとたぶんよくなる。
(4') 太郎が 誰もが 好きだ。(Taro loves anyone の読みで)
「太郎」を「は」でマークするともっとよくなるんじゃないかな。
(4'') 太郎は 誰もが 好きだ
この観察が正しければ、nominative objectのコンテクストでだめということではないように思う。
どうでしょうか。
975(´∀`):2005/11/20(日) 21:55:03
さっきエロ島から帰ってきたわけにゃが。。。
疲れたのでもう寝るにゃ
報告はまたにゃ
976名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/20(日) 22:05:19
胃いつもお世話になってます!
胃いつもお世話になってます!
977あゅ:2005/11/20(日) 23:11:06
縮約説ゎダメっしょ(-ω-;)
「いつも」「どこも」とかどーにゃるのょ。「どこも」ょり「どこもかしこも」が先行しとったんかぃ。
「何」ゎ接辞化すると、「何者」「何ごと」「何人(なんぴと)」などで、
肯定文で全称文になりゅょ(・Q・)
でもぉぉむね「何の収穫」「何のお礼」なんかゎ「何」とぉなぢふりゅまいぉすりゅのですゎ
こりゃフシギ(・・?)
978名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/21(月) 04:13:27
>>977
対案を出せよ。
979名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/21(月) 08:18:31
おっはー
980(´∀`):2005/11/21(月) 19:00:51
>>976
挨拶はえーからさっさと質問に答えるよーにw

ま、俺も言語学会は久しぶりに逝ったのにゃが、昔に比べれば全体的には
ずいぶん盛り上がってきとるにゃ
部屋によっては暖房がなくて寒々しいとこもあったにゃが
寒さに震えながら発表しとった人、乙〜
今回は脳科学特集のような感じにゃったが、それに限らず新しい分野を
どんどん取り込んでいくことで学会の活性化を図ろうとしとるのにゃら
結構なことにゃ
言語進化もそのうちやらんといかんにゃ

で、土曜午前のワークショップものぞいてきたにゃが、M. Koizumiの発表に
ついて一言
日本語のditransitiveの基本語順が「〜に〜をV」であって、「〜を〜にV」
ではないことを、fMRIのデータを含め多角的に検証したわけにゃが、俺に
とっては当然の結果と言えるにゃ
つまり、反語彙主義的には語彙的使役動詞「見せる」は統語的使役動詞
「見させる」と同様、統語的補文構造を含んでいるから、
「[ 花子に本を見 ]させる」が基本語順であるのと同様に、「[ 花子に本を見 ]せる」
が基本語順であることは予測どおりなのにゃ
この点について、何か?
981名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/21(月) 20:07:11
もし逆の結果がfmriの結果として出てきたらなんて言う?w
(煽りじゃなく、遊びでききます)
982名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/21(月) 21:07:56
>>980
反語彙主義への支持が広まらない一般的な理由は何だと考えてますか?
ある意味、認知言語学への支持が広まることと同根なんじゃないかと思いますが。
983(´∀`):2005/11/21(月) 21:28:41
>>981
つーか、最初から言っとるように理論と脳データの対応関係については俺は
あんまし信用しとらんにゃ
特に、生成と産出・理解は別物であるとすれば、今の脳科学が計測しとるのは
後者であって、直接前者のありようを示すことはできんと思うにゃ
従って、上の事例も反語彙主義の積極的サポートというより、予測と合致しとる
にゃろ、という程度のことだにゃ
現に、文と単語は神経解剖学的には別の処理がなされとるのかも知れんにゃが
だからといって文と単語が同じsyntaxの出力だという主張への反証にはちっとも
ならんわけにゃ
984(´∀`):2005/11/21(月) 21:30:39
>>982
>認知言語学への支持が広まることと同根
詳しく(ものごとをマジメに考える能力のない人間が増えてきた、とかかにゃw)
俺に言わせれば語彙主義はホムンクルス説みたいなもんにゃ

>反語彙主義への支持が広まらない一般的な理由は何だと考えてますか?
そりゃ当然ながら語彙主義のぬるま湯つーか、これまで自分が仕事やってきた枠組みに
ずっと浸かってそれを守りたい連中が多いからにゃろ
ま、多数決やっとるわけではないので、支持が広まってもらわんでも結構なのにゃが
徹底した反語彙主義とまではいかないまでも、GBモジュール的な意味でのレキシコン像が
まずいということに気がついている人は少なくないんでないかにゃ
で、その点では反語彙主義はむしろ認知の立場と近い部分もあるわけにゃ
動詞なんぞというカテゴリーが最初から与えられているのではない、とか動詞の語彙
情報に還元できない特性が動詞より大きな構造には存在するとか、にゃ
985名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/21(月) 21:41:22
>>554みたいな問題を解決しない限り、反語彙主義はひろまらんかもにゃ。
986(´∀`):2005/11/21(月) 21:54:50
つーか、そういう問題をレキシコンというゴミ箱に放り込んで
不問に付してきたのがこれまでの語彙主義だということに
気づけるかどうかだにゃ
987(´∀`):2005/11/21(月) 22:04:26
あと
>認知言語学への支持が広まることと同根
については>>962のFredしゃんの発言が参考になるにゃ
外国語教育の次元では、最初から構文は構文として一つずつ教えたほうが効率的なわけで、
個々の構文がどのような統語派生を経、その統語派生は一般性の高い統語操作に
よるものであるから構文自体は個別に取り扱う必要はない、などといったって
役に立たんわけにゃ
単語の扱いも同様だにゃ
988かかりちゃん:2005/11/22(火) 00:04:29
>>974 そういう具合にfull fledged formとcontractionのavailabilityということで
説明しようとするのなら、なぜ とある場合にはcontracted formがあり、別のcontextでは
contracted formがないか、をどこかから導きださないと、説明にはならないにょろ。
具体的には

>「何もが」も、「何もかもが」という言い方が、上記の縮約からの類推で可能になった



>「何もが」が縮約形としてはそれほど定着していない

のあたり、これではただ単に「この文はokだけどこっちは*」という事実を
言葉を言い換えて表現しているにすぎないにょろ。

「どのNも」という言い方では目的語の位置にきていてもokにょろ。

(1) 太郎が どの本も 読んだ。

ここで見逃してはならないのは、この「whNも」は格助詞がつけないことニョロ。
(2) どの人も(*が)本を読んだ。
(3) 太郎が どの本も(*を)読んだ。

この「格助詞の欠如」という現象はfocus系のparticle(のsubset)が着いた場合も同じことがあるにょろ。
「NPは」「NPしか」「NPこそ」なんかは格助詞つけられないニョロ。一方、「NPだけ」「NPのみ」
なんかには「が/を」をつけられるニョロ。

ここいらへんに何か解決法があるような気がするニョロけど、いまいちわからないニョロ。
989(´∀`):2005/11/22(火) 00:33:30
>>988
それに多少関連する発表が言語学会であったのにゃが、とりあえず
>(2) どの人も(*が)本を読んだ。
は、俺にはそんなに悪くないにゃ
cf. どの学生も(が)山田先生のクラスの受講を希望した
どーにゃろ?
990名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 01:04:40
さて、どのへんで新スレたてましょうか?

このスレは1000まで使えそうですが
991かかりちゃん:2005/11/22(火) 07:29:17
>どーにゃろ?

どーにゃろ、と聞かれても、(2)が悪くない、って判断は結構驚きにょろ。
関西ではokでっしゃろか?あっしの似非京都弁ではわかりませんニョロ。


(3) 太郎が どの本も(*を)読んだ。
はやっぱり悪いにょろ?

1000をだれがgetするか、誰もはっきり言わないけど微妙に緊張感があるニョロ。

992Rod:2005/11/22(火) 12:46:46
>>980
あんまり詳しくは言えないですにゃが、日本語なんかの膠着言語をsyntaxで扱う
利点(特に補文構造が見られる場合)としてアフリカ諸語のserial verb const. (e.g. Ewe)
なんかと絡めて議論できるということがあると思いますにゃ。morphologyの問題に還元でき
そうですしにゃ。
>>991
(2)は格助詞「が」がなければokayですにゃん。(3)も「を」がなければokayですにゃん。

言語学会ではfMRIを使ってfeature checkingの事象を観察、とかいう関西の人たちでたくさん
やっている発表が気になりましたにゃ。どうやって計測するのにゃろ?

1000ゲットズサーのaaの作り方を学習してきまつ。
993名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 12:59:58
Did anybody go to the presentation on Japanese rightward movement in LSJ?
994Fred:2005/11/22(火) 15:39:34
 わて関西人やけど、Hoji (1985)以来OKとされる

 (1) a. そこにいた誰もを非難した
    b. そこにいた誰をも非難した

(1a)は完全にアウトやねんけど。でも、近頃のガキ
どもは(1a)をOKにするようやね。実は顔氏はガキや
ったりして。
995名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 16:37:00
ま、ガキやな。
996名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 16:40:43
>言語学会ではfMRIを使ってfeature checkingの事象を観察、とかいう関西の人たちでたくさん
>やっている発表が気になりましたにゃ。どうやって計測するのにゃろ?

あれはfeature checkingを餌にしたfishingですた
というか、syntaxでやってるfeature checkingの話ではなく、語彙の選択制限の話だったので
Rodせんせが期待されてるような代物ではなかったですよ、多分
997名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 16:42:31
Rodもえらくなったもんやなぁ
998名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 16:57:41
999名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 17:09:17
999
1000名無し象は鼻がウナギだ!:2005/11/22(火) 17:09:48
    へ          へ|\ へ     √ ̄|        へ
   ( レ⌒)  |\   ( |\)| |/~|  ノ ,__√    /7 ∠、 \ .  丶\      _ __
|\_/  /へ_ \)   | |   | |∠  | |__   | /   !  |     | |_〜、  レ' レ'
\_./| |/   \     .| |( ̄  _) |     )  | |    i  |  へ_,/    ノ   ,へ
  /  / ̄~ヽ ヽ.   | | フ  ヽ、 ノ √| |   ! レノ  |  !. \_  ー ̄_,ー~'  )
 / /| |   | |   | |( ノ| |`、) i ノ  | |   \_ノ  ノ /    フ ! (~~_,,,,/ノ/
 | |  | |   / /    | | .  し'  ノ ノ   | |       / /     | |   ̄
 \\ノ |  / /      | |___∠-".   | |      ノ /       ノ |  /(
  \_ノ_/ /     (____)     し'      ノ/      / /  | 〜-,,,__
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