まほらば〜鳴滝荘のはれやかな十五時〜

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1名無しさん@ピンキー
ここは、ガンガンWINGで連載されていた「まほらば」のSS創作スレッドです。
まったりとした住人が熱い感想つけてくれるから、新人さんだって大丈夫!
短編から大長編、健全なものでもエッチなものでも大歓迎………えっちな……お、大人だ〜!!(バタッ)

前スレ
まほらば〜鳴滝荘ののんびりな十四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168451193/

原作スレ
小島あきら まほらば39号室
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1164186219/
アニメスレ
まほらば〜Heartful days〜51号室
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1162858804/

まほらば小島あきら 第11回鳴滝荘お絵描き大会
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1158234663/

保管庫
まほログ(管理人:テイル氏) ttp://blog.livedoor.jp/maholog/
まほらば 二次創作保管庫(SS&CG)
ttp://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/index.html
修正SS用うpろだ(管理人:ヘブン氏) ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/upload.html

次のスレは>>970の人か、
容量が490KBを超えているならキリのいいレス番をとった人が立ててください。
暮らしは貧乏だって心は豊か!あったかいSS待ってるよー!

あ、お母さん!まだ内職終わってないんだから寝ちゃだめだよ〜!
2名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 13:44:04 ID:lCEhk9h1
過去スレ
まほらば〜鳴滝荘のしめやかな十三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148998990/
まほらば〜鳴滝荘のまろやかな十二時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142000681/
まほらば〜鳴滝荘のほんわかな十一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135698832/
まほらば〜鳴滝荘のさわやかな十時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1130501994/
まほらば〜鳴滝荘のにこやかな九時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127612572/
まほらば〜八時だよ!鳴滝荘全員集合!〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125935317/
まほらば〜鳴滝荘のしとやかな七時〜 (804レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123903476/
まほらば〜鳴滝荘のなごやかな六時〜(890レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122299842/
まほらば〜鳴滝荘のにぎやかな五時〜(913レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120612364/
まほらば 〜鳴滝荘のうららかな四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119067293
まほらば 〜鳴滝荘、ほがらかな三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117367671/
まほらば 〜鳴滝荘、2時…、かも。〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113669362/
まほらば 〜鳴滝荘での一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106131763/
3名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 14:28:54 ID:ehw5H5ky
>>1
乙!
前スレの方も十二時や十三時と比べると容量増えたなぁ
それだけ作品が増えてるってことか
今スレはぜひとも501KBいってほしいもんだ
4名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 21:03:05 ID:lSWDeSRH
>>1
乙!!
よし、前スレで言ったとおり続きを‥‥‥と思いきや見直しでミスが発覚したため少し遅れます。
5名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 02:01:14 ID:QFV8xL+a
>>1

乙です!
6名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 07:57:56 ID:E0JO6hLT
>>1
乙でづ!
7:2007/03/30(金) 23:38:43 ID:gfe8X38d
柄にもなく遅れたが、やっと完成。


Shattered Heart
〜ココロノカケラ〜

何だかんだ思い出そうとしていると、瑞穂が

「ねぇ、まさか本当に‥‥‥」

といってきた。
僕はなんと答えればよいのか一瞬迷った‥‥‥
パターン1
『「いたようなきがする‥‥‥」とごまかす』
瑞穂を確実に心配させる。
パターン2
『「いるんだ。」とこたえる』
嘘になる可能性&瑞穂をさらに心配させる。
パターン3
『「いない」』
これも嘘になる可能性があるが、瑞穂を心配させなくてすむ、
「なんだぁ驚かせないでよ」
とでも返事が帰ってくるだろう‥‥これが最善か。
だらだらと考えていたのがまずかった。
瑞穂は反応をしない僕をみて、よほど大切な人、家族か何かが、フランスにでも行っているのかと思ったらしく、

「先生に言って帰らしてもらえば?」

と言ってきた。僕はあわててさっきかんがえていた、パターン3を実行する。

「えっ?いや、いないってフランスに行ってる知り合いなんて。」
「でも、様子がおかしかったわよ?」
「えっと‥‥‥」

思わずどもってしまう…この反応は考えていなかった。瑞穂は僕が無理をしているんじゃないかと疑っているのだろうか?

「きっ、きっと、昨日騒ぎすぎて疲れたんだよ。」

8Shattered Heart:2007/03/30(金) 23:44:02 ID:gfe8X38d
「そう?それならいいんだけど‥‥‥」

彼女はいまいち納得しきっていないようだ。
思い出そうと考え込む仕草と、疲れが出た感じはおそらく大きく違うので納得できないのも当たり前だが‥‥
その後しばらくの間、僕は瑞穂を誤魔化すために、懸命に話題をふりつづけた。
しかし、後から考えるとこの行動ってかえって怪しくないか?
僕が瑞穂と話しているうちに、ドアを開けて銀先生が入ってきた。

「みなさん。今日はおくれてすいませんでした。では、今から課題を集めます。」

あ‥‥‥しっ、しまったぁぁあああ!!!

「(あ〜〜〜〜っ)」

僕は宴会のせいで課題を忘れていたことを思い出し、心の叫びをあげる。
顔はとうぜん真っ青である。
顔面蒼白とはこのことだろう。
一瞬の嫌な予感や、頭の隅に引っ掛かったものなどは一気に吹き飛んだ。

「白鳥くん…まさか忘れ…」

心配そうに声をかけてきてくれたのは、ついさっきまで話していた瑞穂だった。

「まさか、課題を忘れてしまった人なんていませんよね?」
ビクッ!
ガタガタガタガタガタサガタガタガタ

僕は震えながらゆっくりと低く手を挙げた。
すると銀先生は

「あらあら、まぁまぁ」

と言いながら近づいてきて僕は、別室に連行され……ここから帰る直前までの記憶ははっきりとしない。
9:2007/03/30(金) 23:44:59 ID:gfe8X38d
すいません!一時、中断します。
10名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 23:45:52 ID:A/TStCLc
ええー……ていうかまだ容量残ってるから前スレに投下するべきでは
11Shattered Heart 〜ココロノカケラ〜:2007/03/31(土) 00:30:12 ID:l50WFYOg
戻ってまいりました。

>>10
‥‥俺も迷ったんですが、新しいのができたので、こっちにしたほうがいいのかな?
という勝手な思い込みでこっちにしました。


続き↓

やっと我に帰ったのは、商店街の近くの公園のなかを歩いているときだった。
日はすでに傾いている。どうやら何時もより少し遅いようだ。思い出してみると、翼や瑞穂達とゲーセンによっていた記憶がある。
僕は鳴滝荘へ向け歩き始めた。
そなとき、ふと一組のカップルが話している姿が目に入った。

「〜〜〜〜」

遠くて、何を話しているのかは分からないが、二人で向かい合って笑いながら話している。
あ‥‥‥
『付き合ってるとは言うものの、その人はいますごく遠いところにいてさ…もう向こうへ行って一年ちょっとになるかな…』
僕はそのカップルを見て頭のなかにあの時の記憶
すなわち、それが今朝からずっと引っ掛かっていたことだったのだが…
桃乃さんとデートしたときの記憶がフラッシュバクックしてきた。
あの後にその恋人がフランスに行ってると聞いたのだった。
12Shattered Heart 〜ココロノカケラ〜:2007/03/31(土) 00:36:32 ID:l50WFYOg
いたじゃないか‥‥‥
直接の面識こそないが、友人の‥‥‥
いや、鳴滝荘の家族の恋人がフランスに行っていたのだ。

「でも、偶然帰ってくるタイミングであんな事故に巻き込まれるなんてことは‥‥‥」

僕は、頭のなかに浮かんでしまった不吉な考えを打ち消す。
『今日は桃乃さんが起きてくるの少し遅くない?』
『あんなひきこもりはほっておくです〜。』
今朝の梢ちゃんと珠実ちゃんの会話…
その時は気にも止めなかったそれが、頭の中に浮かんできた。
もし桃乃さんが起きてこなかったのが、飛行機が行方不明というあのニュースを見ていたからだとしたら?
一旦は押さえ付けた不吉な、嫌な予感が再び頭のなかで膨張をはじめる。
さらにその膨張に拍車をかけるように、一つの事実が思い浮かんだ。
昨日やたらとテンションが高かった桃乃さん‥‥
もしテンションが高かったのが、待ちわびていた恋人の帰還を知ったからだとしたら?
僕はいても立ってもいられなくなり、鳴滝荘へと走りはじめた。

――くだらない僕の仮説など、こんな考えなど、ただか杞憂であればいい――

そう願いながら鳴滝荘へと走る。

――きっと、鳴滝荘についたらいつもどおり桃乃さんが笑っていて、これは笑い話で終わるんだ――

そう自己暗示をかけながら僕は、走り続ける。
13Shattered Heart 〜ココロノカケラ〜:2007/03/31(土) 00:48:53 ID:l50WFYOg
――恋人を失うってどんな気持ちなのだろうか?――
そんな考えが頭をよぎる。
もし、
想像したくもしたくない話だけど、もし、もしも、梢ちゃんが事故で‥‥‥
そんなことになったらきっと僕は耐えられないだろう。

――桃乃さんは?――
『けど、やっぱダメだった…やっぱりあいつのことがうかんできちゃうんだ‥‥行く場所行く場所…至るところ全てで…』

桃乃さんの言葉を思い出す。
あそこまで好――いや、愛していたんだ、二人のことはまったく知らないけど、自殺だってありえないとは言いきれない。
不意に桃乃さんの手首が脳裏に浮かぶ。

――ありえない――

そう否定しながら僕は走り続けた。

「ハァハァハァハァハァ」
僕が鳴滝荘に着くころには、日頃の運動不足もたたってか、僕の体力は限界に近づいていた。
ガラガラッ!
僕は鳴滝荘の玄関を開ける。
14Shattered Heart 〜ココロノカケラ〜:2007/03/31(土) 00:56:34 ID:l50WFYOg
「どうしたんだよ?そんなに急いで‥‥‥」

声をかけてきたのはたまたま玄関の前を通りかかっていた、灰原さんだった。

「はぁっはあはぁ‥‥はっ」

僕は灰原さんに桃乃さんのことを話そうとしたが、息切れがひどく、ことばがでてこない。

「梢なら、朝美の実家に、夕食を招待されたとかで珠実と朝美達と一緒に出掛けていったぞ。」

声を出せない僕を見て灰原さんは気をきかせたのか梢ちゃんのことを教えてくれた。
一人よがりかもしれないが、梢ちゃんが、僕をおいていくとは思えない‥‥‥
大方、珠実ちゃん辺りが僕なんか待ってなくていいと言ったのだろう‥‥‥
しかし、今問題なのは、そのことではなかった。

「はぁはぁ、もっ桃乃‥‥さん、は?っはぁはぁ‥‥」
息を切らしながらも言葉を絞りだす。
‥‥‥返ってきた言葉は思い描いていた、最悪のケースだった。

「ん?そういえば今日はあいつ見かけないな‥‥」

僕の脳内で最悪のシナリオが繰り広げられる。
僕はあわてて靴を脱ぐと、それを、そろえもせずに桃乃さんの部屋へと走った。体力などとうにつきたかと思っていたが、不思議と体は動いた。

「おい!どうしたんだヨ!」

灰原さんが真横を走り抜けたいつもと明らかに違う様子の僕を見て、驚いたように聞いてきたが、答えている暇はなかった。
15憂鬱執筆後記:2007/03/31(土) 00:59:44 ID:l50WFYOg
また、フリーメモの容量不足です‥‥‥
おそらく次で終わると思うので、新人を育てるつもりで、どうか未熟な文章に今しばらく、我慢していただきたい‥‥‥
16名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 01:01:59 ID:msoepttU
うん、とりあえずやっぱり前スレに書いとけよと言う感想
17名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 01:15:23 ID:x8GZ6IwR
だな
18名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 14:39:12 ID:Ov85cTam
そうか?まだ続くと言ってるんだし、
前スレだけじゃ足りなくなる気がするんだが。
なんか議論も混じってるし。
前スレでちゃんと区切ってあるのに、中途半端なところで1000とか嫌だよ、俺は。
1〜2レスのSSならわかるが、せっかくの中〜長編に対して…。

>>15
GJ!
描写など確実にレベルアップしていると思います。
読むときに少しテンポが悪いような気もするので、
簡潔でわかりやすい表現というのをどこか心に置いてほしいです。
難しいことで、自分も苦心してますけど。
あと、……と・・・の統一はしてほしいです。個人的には……を推奨。
最後にやはり、みんな混乱してもめてしまうので、
本編を書く前に一言こちらに書くというのが欲しかったのと、
前スレにも誘導があればこうならなかったのではないかなぁと。
19名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 14:41:55 ID:kgGN9E/z
だって合計6レスだよ?余裕で前スレに収められるだろ
しかも導入部分は前スレに投下されてるし
20名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 16:28:01 ID:mQ+IQkd7
言いたいのは、まだ終わってないのに断言するのは…ってこと。
これから何レス分か把握してるわけでもないのに、すべて見てからでも間に合うでしょ?
そもそもキチキチに埋められたら感想が書けない。
こんな話引っ張ったからってだからどうしたってことになりそうだけど、
今までの職人さんも970超えたら大体次スレに移行していたと思うんだが。
すべて書き上げないで投下した鬱氏の見通しの甘さには責任が無いとは言わないけど、
作品を次スレに持ち込んだ判断は間違ってるとは思ってない。
(IDが変わってるのはダイヤルアップだから気にしない)
21名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 18:41:16 ID:kgGN9E/z
いやいや、それなら前スレの投下分から話は始まってるからそこからこっちに書けって話になるでしょ
スレをまたぐ長編なんて初期にはよくあったけど?
22名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:48:50 ID:x8GZ6IwR
   ∩∩
   | | | |
  ( ゚ω゚)  <あまり意味の無い争いはここまで
  。ノДヽ。    
   bb
23名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 01:03:46 ID:CVzLGegQ
前スレ埋まったよ
24名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 02:06:32 ID:wQT7lLId
>>23
お、本当だ。気づかなかった。
25名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 02:07:11 ID:VCki9flO
前スレ1000がいいこといったぞ!
26名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 09:02:02 ID:v0ygF9l7
大集合かぁ…かなうかなぁ……十三時の1000も同じ事言ってたな。
27なっちんゲームブック:2007/04/01(日) 20:44:44 ID:BcM63zio
さて、人もいないし変なのを投下してみる。

エロあり。登場 白蒼紺黒

ルール…まほらばゲームブックに順ずる。
    選択肢の番号の名前のレスまでジャンプ

投下に時間かかるので良い子は邪魔しない
28:2007/04/01(日) 20:45:55 ID:BcM63zio

もぞもぞ…

「…」

学校帰りの疲れた手で、静かに扉を空けた瞬間、得体の知れないものを見つけてしまう。
僕の布団の中でもぞもぞする何か…

(…な、何。…というか誰)

見えないだけに怖い。毛布の蠢き方が恐怖を誘う。
放っておいて逃げるにしても、ここは僕の部屋だ。

今にもその塊が襲い掛かってきそうな予感を覚えて、距離をとりながら

@声をかける。
Aとりあえず逃げる。
29@:2007/04/01(日) 20:47:12 ID:BcM63zio
様子を窺うと、もぞもぞの動きは単調で、僕に気付いた様子が無い。

とりあえず、僕がここにいることを伝えてみる。
いつの間にか喉がからからになってしまっていたので、かすれ声になってしまったけれど

「だ、だれ…ですか?」

人語を解してくれるのか不安はあったが、ぴたりと動きが止まる。
それはそれで怖いけれど、とりあえず中にいるのは人みたい。
猫とかだったら布団の中が毛で大惨事になっていたかもしれない。

「…あの?」
「…」

暫く沈黙が続く。とりあえず人みたいだから、布団をめくりにいってもいいのだけど…
とりあえず泥棒とかの類では無さそうだし。…変質者の線はあるけど…同性好きの…

B中身を調べる
Cまだ待つ
30A:2007/04/01(日) 20:48:03 ID:BcM63zio
君子危うきに近寄らずとも言うので、この場は退散する事にする。
得体の知れないものと、出口がひとつしかない部屋の中で一緒なんて嫌だ。
いまのところ、人である保証も無い。

「…」

足音を立てないように静かに移動し、扉の隙間から外に出る。
透視はできないみたいで、相変わらず単調にもぞもぞするそれを残して、僕は廊下に出た。

「ふぅ」

とりあえず危険は去って一安心。一体なんだったのかはこれから考えればいい。
窓は開いていなかったし、隠れて扉を見張っていれば、何だったのか分かるかもしれない。

「ええと、隠れるトコは…」

ぐるっとあたりを見渡してみる。あんまり離れてもいけないから、隠れられそうな所は限られる。

D庭の大木
E池の中
31B:2007/04/01(日) 20:49:21 ID:BcM63zio
待っていても埒が開かなそうなので、思い切って布団の傍に寄る。

「え…と、本当に誰ですか?…開けるよ?」

掛け布団に手をかけ、持ち上げて一気に取り去る。
もちろん中の人(?)の大体の格好を予想して、攻撃(?)されないような位置から慎重に。

「あれ?」

掛け布団のすみから恐る恐る覗き込む。
…恐ろしい事に、そこには何も無かった。

「え…う、嘘でしょ」

さっきまで確かに膨らみ、もぞもぞと動いていた布団の中身は、今の一瞬の間にどこかに消え去った。
我が目が信じられなくて驚いていると、足元にもぞもぞとしたものが触れる。

「ヒッ…!」

体が凍りつく、持ち上げた布団の死角に何かが居る。今の一瞬の間にそんな移動が出来る人間なんているわけがない。
熱く…ちょっと湿ったようなものが僕の足をすり抜けて、動けない僕の後ろで扉が開き、バタンと音を立てて閉まった。

「…。ハァ…ハァ…ううぅ」

情けない事に腰が抜けてへたり込んでしまう。今のはなんだったんだろう。
運よく危害は加えられなかったけど…また来られたら…

「き、きっと、なんか別の生き物だったんだよ…うん」
「と、戸締りすれば…だ、大丈夫」

うまく自分を納得させようと、そんな風に一人で呟いた僕。
目の前の敷布団は、じっとりと湿っていた…

(お化け?エンド…ふぃん)
32C:2007/04/01(日) 20:50:18 ID:BcM63zio
布団の中を確かめないと怖いのだけれど、もし不審者や変質者(男色?)の類だったらと思うと動けない。
幸い、向こうも僕がここにいると気付いているようだから、向こうから何か仕掛けるのを待つ事にする。
扉の傍にいれば、いざという時も大丈夫だろう。

もぞもぞ…

そう思っていると、再びもぞもぞしだす。
ひょっとして、僕の声に反応しただけで、意味が分かっていないのかもしれない。
そうすると、再び動物説が浮上する。

「あの、本当に誰ですか?…ここの住人じゃないのなら、警察を呼びますよ」

ちょっと高圧的にそう言う。これで人間なら、返事をしたり出てこないわけには行かないだろう。

「あ…う」

小さな声がする。返事にはなっていないけれど、間違いなく人だ。
やがて、もぞもぞと膨らみが移動して、こちら側に出てくる。

「え?」
「…」

二つにまとめられた蒼い髪。顔を赤くした棗ちゃんが顔を出す。

「…な、棗…ちゃん?…なんでこんなトコに」
「…」

追求すると焦った様子の棗ちゃん。目をきょろきょろと泳がせて俯く。
あんまり見れない姿にちょっとドキドキする。

「えと…隆士君のお部屋で…待って…いようと…思ったの…かも」

僕を待っていてくれたのだと思うと嬉しいのだけど、腑に落ちない所がいくつかある。

F部屋の鍵
G布団でもぞもぞ
Hすぐに出てこなかった事
Iあるけど聞かなくても良い
33D:2007/04/01(日) 20:51:04 ID:BcM63zio
ちょうど部屋の前にある大きな木。桃乃さんが隠れていた事もあるくらい十分な大きさ。
その後ろにそっと隠れる。すこし部屋から離れてしまうけど、襲われる事もない。

(さっきからちょっと余計な心配をしてる気がする…)

ひとりで恥ずかしくなりながら木の陰にいると、廊下を朝美ちゃんが歩いてゆく。
僕に気付かずに通り過ぎた所を見ると、ここは隠れ場所としてはかなりいいのかもしれない。
かくれんぼの時には良いスポットだ。

「ああぅ!…あぁ」
「?…悲鳴?」

ひとりでそんな事を考えていたとき、小さな悲鳴を聞いた気がした。
まさかあれに誰かが襲われることは無いと思うし、まだ部屋の中に居る。
誰も僕の部屋に入っていないから大丈夫…そう思って聞き流す。

暫くして、足音が聞こえて扉が開く。
そこにいたのは、梢ちゃんだった。一番予想していなかった答え。
なぜ僕の布団の中に梢ちゃんが入っていなくちゃいけないんだろう。

「本当に…梢ちゃん?だったのかな…あのもぞもぞ。逃げたとか…」

一人呟いてから、木の陰から出てさりげなく廊下に姿を現す。
梢ちゃんは『二号室』のプレートを見ながら不思議そうに首を傾げていた。

「梢ちゃん」
「あ♪…白鳥さん。おかえりなさい」
「う、うん。あのさ…今、僕の部屋にいたの?」
「あ、はい。ごめんなさい…」

まだあたまにはてなを浮かべながら謝る梢ちゃん。僕にも部屋にいた理由が良く分からない。
誰の部屋にも遠慮して無断で入ったりはしないし、梢ちゃんは大家である事を強く意識しているから
ふだんはこんな事をしようとも思わない筈。

「…いや。別にいいんだけど、何か用事があったの?」
「ちょっと不思議なんですけど、分からないんです。気付いたら、白鳥さんのお部屋で寝てしまっていて…すみません」
「あ…そ、そうなんだ…。なんかもぞもぞしてたから何かと思って」
「?…もぞもぞ?」

梢ちゃんって寝相が悪いのかなと感じながら、とりあえず布団を片付けようと部屋へ向かった。

(梢エンド ふぃん)
34E:2007/04/01(日) 20:53:24 ID:BcM63zio
(池の中…)

部屋の脇にある池に目が向かう。

(何考えてるんだ、灰原さんじゃあるまいし)

道具も持っていないのに、かくれんぼのときのことを思い出してそんな風に考えてしまった。
別の手段を探してまごまごしていると、玄関の方から朝美ちゃんが歩いてくる。

「あ、お兄ちゃん。おかえりなさい。…どうしたの?頭抱えて…」
「それは…え〜と…」

今の状況を言うべきか迷う。…主な原因は多分僕の怖がりなのだと思う。
警察を呼ぶほどの事でもないし、大事になっても嫌なので噛み砕いて説明する。

「部屋に猫が入っちゃったみたいで、捕まえようと思ってるんだけど…隠れて待ち伏せしたいなって」
「そ…そうなんだ…」

明らかに、たかが猫に大げさだなと思っていそうな笑顔。…多分僕は今、ヘンな人だと思われてる。

「じゃ…じゃあ、私がかくれんぼの時使っていたセット。まだ残っているからあげるね」

焦ったように走って行く朝美ちゃん。暫くして、メロメロカレ〜と描いてあるダンボールを大量に持って戻ってくる。

「そ、それじゃあ…ね。お兄ちゃん」
「あ、う…うん」

それを廊下に置くと、ダッシュで逃げ去る。
…朝美ちゃんの中での僕の株が下がった予感がする。

(ちょっと説明が足りないよね…ま、全部話しても恥ずかしいか)

後で弁解したいなと思いつつ、ダンボールの中に隠れて扉の横に立つ。
朝美ちゃんとのやり取りの間、部屋の様子を探れなかったけど、やっと再開。
35E:2007/04/01(日) 20:54:30 ID:BcM63zio

暫くして、足音が聞こえて扉が開く。
そこにいたのは、梢ちゃんだった。
『二号室』のプレートを見ながら不思議そうに首を傾げている。

(何で梢ちゃんが僕の部屋に?…って事は、もぞもぞは梢ちゃん?)

疑問を解決するべく、僕はダンボールから外に出た。

「あ、あのさ!梢ちゃん!」
「!!」

勢い良く外に出た僕と対照的に、梢ちゃんはぐらりと力を失って倒れる。

「あ…」

やってしまった…という感想。…このダンボールのギミックを梢ちゃんは知らないし、驚いても当然だ。
ショックを受けて失神している梢ちゃんを介抱する。

「…こ、梢ちゃん?大丈夫…」

こういうとき、大丈夫の筈が無いのだけど、そう声をかける。
すっと開いた瞳は、紺色に変わっていた…のだけれど

「…!!」

突如梢ちゃん…もとい棗ちゃんの顔が真っ赤に染まる。
抱きかかえていたからだと思って謝ろうとすると、そんな間もなく棗ちゃんが逃げ出してしまう。

「え、ちょっと…棗ちゃん!まって…ご、ごめん」
「あ!…や!…や」

追いかけると焦ったように逃げ回り、最後には煙を出して消えてしまう。
異常に恥ずかしがられて腑に落ちないまま、日が落ちるまで探しても棗ちゃんは見つからなかった。

(逃走エンド ふぃん)
36F:2007/04/01(日) 20:55:07 ID:BcM63zio
鍵をかけていたはずなのに、どうして開いているのか…
多分、梢ちゃんの部屋=管理人室 にある鍵を使ったのだろうけど
いくら棗ちゃんとはいえ、そういうことはして欲しくなかった。

「どうして、勝手に鍵を開けたりしたの?」
「あ…う…ご、ごめん…なさい」

ちょっと語勢が強くなってしまって、棗ちゃんが泣きそうな目になる。
棗ちゃん自身も後ろめたさを感じていたのか、しょげている。

「…あんまり、僕のいない時に入って欲しくないから、止めて欲しいな」
「…」

こくこくと首を縦に振る棗ちゃん。ちょっときつく言ったのが身にしみたのか、本当に反省してくれた様子。

「…えと」
「!」
「…」
「な…なに…かも?」

まだ何かあるのかと、棗ちゃんが怯える。
さすがにこれ以上追及するのはかわいそうな気がする。

「え〜と…」
(何で布団の中に?それになんか隠してそうだけれど…)

追求したい事はまだあるのだけど、ウルウルしている目にほだされてしまう。
棗ちゃんを困らせても胸が痛いだけだし、仕方ない。

「…そ、それじゃ…え〜と、時間もちょうどいいし、おやつでも持って来ようか」
「♪」

すごくほっとした様子の棗ちゃん。いそいそと布団を畳み、机をセットし始める。
やっぱり棗ちゃんはこういう顔の方が可愛いと思いながら、僕はおやつを取りにキッチンへ向かった。

(おやつエンド ふぃん)
37G:2007/04/01(日) 20:55:58 ID:BcM63zio
もう、もぞもぞしていたのは棗ちゃんということで決まりだけど…
何をしていたのかが気になりだす。一番シンプルな質問。

「あのさ、何で布団の中に居たの?」
「!!」

当然といえば当然の問いなのだけど、棗ちゃんは身をすくめる。
なにか今日の棗ちゃんは怪しい。僕に隠れて何をしていたのか…

「…ご、ごめんなさい…かも」
「いやその…謝って欲しいんじゃなくて、理由を聞きたいんだけど」
「え…あ…う」

棗ちゃん…謝りながらチラチラとどこかを気にしている。
もぞもぞしていた布団の中。掛け布団は今もかかっているけど、そこに何か隠しているのかもしれない。

「棗ちゃん」
「!」

びくっと慌ててこちらを向く、挙動不審すぎる。

「何か隠してない?」
「隠して…な…ない…かも」

いつも異常にどもりながら、目を逸らして言われても…
今の棗ちゃんを百人が見たら、多分全員『布団が怪しい』と言うだろう。


J布団の中を調べる
Kやっぱり様子を見る
38H:2007/04/01(日) 20:56:48 ID:BcM63zio
声をかけたとき、何で返事をしてくれなかったのか気にかかる。
あの時すぐに棗ちゃんだと分かれば、こんなに大事にはならなかったから。

「あのさ…なんで僕が最初に声をかけたとき…返事をしてくれなかったの…?」
「あ…」

思い出したように棗ちゃんが声を上げる。

「ご、ごめん…なさい。…無視してた…わけじゃ…ない…かも」
「それじゃあ、どうして…?」

尋ねると、また棗ちゃんの頬が紅潮する。

「…隆士君の…お布団の中に居るって…思われたら…恥ずかし…から…かも」
「そ…それで、どうしようかって、思ってて…」

恥ずかしいならしなければいいのに…と思いつつ。
まあ順当な答えに納得はいく。理由はともかく、恋人の布団の中に潜り込んでいるのがばれたら恥ずかしい。

「それで僕が警察に―って言ったら、どうしようもなくて出てきてくれたんだね…」
「…」

顔を赤くしながら頷く棗ちゃん。
これ以上恥ずかしがらせてしまうのも酷だ。

Gまだいじめる
Iもう追求しない
39I:2007/04/01(日) 20:57:19 ID:BcM63zio
いろいろ突っ込みたい所はあるのだけど…
棗ちゃんが困るかもしれないし、些細な事だから別にいいと思ってこれ以上聞かないでおく。

「そ、そうなんだ…待っててくれてありがとう」
「…そ…そう…かも」

棗ちゃんも僕がもう追及してこないとは思っていなかったらしく、ちょっと戸惑っている。
確かに気にはなるけど、あえて聞かなくてもいい。このことは終わったつもりで話す。

「じゃあ、ちょっとだけ待っててくれる?…道具とか片付けちゃうから」
「う…うん。ま、待つ…かも」

学校の書類や道具を片付ける。帰ってきて急にアレだったので、満足に荷物も整理していなかった。
無言でいろいろしていると、棗ちゃんがだんだん不安そうになってくる。

「?」

震えているような気がして気になるけど、早く棗ちゃんと楽しい時間を過ごしたいと、無視していそいで片付ける。
筆とパレットだけは洗わなくてはいけないので、道具箱から出して部屋を出ようとする。

ぎゅ…

「あれ…?」

棗ちゃんが縋るように僕の服の袖を握って、何かに怯えたように僕を見つめる。
思わず立ち止まってしまうけど、何が原因なのか分からず戸惑う。

「どうしたの?…ちょっとコレを洗ってくるだけだから…」
「嫌…かも。ごめんなさい…かも」
「え?…え?」

突然謝る棗ちゃん。一体どうしたんだろう。

「ごめんなさいって…何が?」
「あ…う…」

泣きそうな顔で困ったように躊躇う。

「わ、私…隆士君に…悪い事…した…かも。…それなのに、ありがとうって言われたら…」
「悪い事?」
「あ!…うぅ」

『悪い事』の内容は聞かれたくないらしく、棗ちゃんは俯いてしまう。
どうも、僕がずっとその事に触れなかったせいで、何か罪悪感に耐え切れなくなっちゃったみたいなのだけど、良く分からない。
あの棗ちゃんがそんな大それた事をするとは思えないし…

Lとりあえず聞いてみる
M良く分からないけど、慰める
40J:2007/04/01(日) 20:57:52 ID:BcM63zio
黙って無言で布団に近づく。

「あ…あ…」

小さな声で棗ちゃんが制止しようとするけど、棗ちゃんの秘密が明らかになるのだと思うとわくわくして止まらない。
そして、さっきまで僕を怖がらせていた掛け布団を取り去ってみる。

「えっ…」

一瞬、我が目を疑った。
…大量の造花が造りかけのまま置いてある。
このままここに寝たらまるで葬式だ。

「な…なに…これ」
「…見つかっちゃった…かも」

ビックリしながら振り返ると、棗ちゃんが困ったように下を向く。

「今日の…分の…手品のタネ…かも」
「え…?」
「隆士君に…会うときは…足りなくなっちゃうかも…しれないから…造ってたの…かも」

いつも頭から出てくる花がちゃんと存在するという事に驚く僕。
何かずれている気もするけど…

「で、でも…わざわざ布団の中で造らなくても…」
「ごめん…なさい。…せ…狭い所の…方が…落ち着く…し、隆士君が…傍に…いる気がして…好きなの…かも」

顔を真っ赤にして謝る棗ちゃん。僕も顔が熱い。
なんだか二人照れながら見合ってしまう。

「あ…す、すぐ…おかたずけ…する…かも」
「う、うん」

いたたまれなくなったのか、慌てて造花を消し始める(そうとしか見えない)棗ちゃん。
僕も慌ててかけ布団をどけて、それを手伝う。なんだか全てが突然に終わってしまった。

でも、ほっとしたような顔の棗ちゃんのそばで、ひとつ秘密を教えてもらった気分は悪くはなかった。

(造花えんど ふぃん)
41K:2007/04/01(日) 20:59:00 ID:BcM63zio
とりあえず棗ちゃんを観察する。

「あ…」

僕が立ち上がると小さな声を上げ、座って欲しいといった感じに目で訴える。
やっぱり、何か隠しているような気がする。

ぐるっと布団の周りを一周してみる。
特に怪しい所はない…。棗ちゃん以外では

僕の動きを目で追いながらそわそわする棗ちゃん。
絶対何かあると思わせる態度。
すっと僕がしゃがむと、きゅっと体をこわばらせる。
なんだかわざとじゃないかと思えるくらい。

「…本当に、隠し事…してないの…かな?」
「う、うん…してない…かも」

そわそわしながら言って怪しいけど、追及するタイミングを失してしまう。
嘘だと言い切る証拠もないし、ただ怪しいというだけで責めるわけにもいかない。

「隆士君…ヘン…かも。…か、隠し事なんて…ない…かも」

そんな風に言われて完全に攻め口が閉ざされる。
棗ちゃんに対して強く出れない僕。

ずっとその疑念を抱きながら、手品やら話やらをして、珍しく棗ちゃんとの時間が平凡なものに終わってしまった。

(平凡えんど ふぃん)
42L:2007/04/01(日) 20:59:41 ID:BcM63zio
何をしたのかがわからないと、許すも許さないも判断できない。
とにかく、その事を聞かないといけない。

「悪い事って…一体何?」
「!」

びくりと身をこわばらせ、下を向いてしまう。
表情もつかめないし、話してくれるのを待つ。

「…」

長い間下を向いていて、僕も向かい合って待っている。
暫くして、棗ちゃんがふと口を開く。

「い…言えない…かも。でも…自分が恥ずかしい…くらい…」
「…棗ちゃんが言うほど悪い事じゃないと思うよ?…僕が知ってる棗ちゃんは、悪い子じゃないし…」

自分を恥じるように棗ちゃんが縮こまる。僕のフォローが、逆効果になっているみたい。
僕が思ってる以上に悪い事といっても、そもそも早紀ちゃんや魚子ちゃん、千百合ちゃんと違って
棗ちゃんはあまり自分から行動をしないので、想像するにも限界がある。

「隆士君が…知ってる…より…きっと、私は…いけない…の…かも」

僕に誤解されていると感じたのか、それとも僕の棗ちゃん観に負い目を感じたのか、それきり棗ちゃんは黙ってしまう。
確かに、自分をうんと良く評価されてしまうといたたまれない気持ちになる。
その気持ちは分かるので、これ以上フォローしない。それよりも、棗ちゃんにあまり落ち込んで欲しくない。

「何をしたのかわからないけど、僕だって、棗ちゃんのいない所で隠し事をしたり、嘘をついたりしているよ…だから、そんなに気にしないで」
「…」
「話したくないのなら、もう話さなくてもいいよ。だけど、棗ちゃんが悪い事をしたって思うなら、もうしないでね」
「…難しい…けど…頑張る…かも。だから…ごめん…なさい」
「はい。…もういいよ、それじゃ、いつもみたいに手品を見せて」

ちょっと躊躇ってから、だんだんと元気を取り戻す棗ちゃん。
何をしてしまったのかは分からないけれど、安心してくれて良かったと思う。

(誤解えんど ふぃん)
43M:2007/04/01(日) 21:00:12 ID:BcM63zio
良く分からないけど、棗ちゃんの中では、僕に対して悪い事をしてしまったらしい。
でもきっと、自分からは話したくないだろうし、必要以上に自分を責めなくてもいいと思う。

「大丈夫だから、落ち着いて、棗ちゃん」

とりあえず棗ちゃんの体を抱き寄せて頭をなでてあげる。
まだちょっと怯えたような顔をしているけど、とりあえず安心したように頬を赤くする。

「隆士君…優しくしちゃ…だめ…かも。悪い事…した…かも」
「悪い事…ね。う〜ん…なんだろう」

言い出しづらいことで、悪い事…あのもぞもぞとも関係があるのだろうか…

「…」
「棗ちゃん…ヒント」
「………だ…だめ…かも。…隆士君に…知られたら…だめ…かも」

目を泳がせながらそう答える。けれど、答える前の妙な間に、知られたいという気持ちが見え隠れ。

「隆士君に…嫌われちゃう…かも…」
「それなら、よっぽど悪い事なんだろうね。棗ちゃん」

…もしかしたら…という気持ちが湧いてきて、急に体が熱くなってくる。
言い出しにくくて、僕に知られたくなくて、悪い事で、布団の中で、もぞもぞ…

すべて状況証拠と自白…物的証拠はどこに?

N棗ちゃんの体
Oあえて放置
44N:2007/04/01(日) 21:01:19 ID:BcM63zio
ずいぶん時間のかかったニブチンだけど、何とかここまでたどり着いたというか、とりあえず証拠は膝の上。
後は確かめてみるだけなんだけど、容疑は固まっていても、もし誤認だったら…相当に嫌われそう。

「棗ちゃん」
「な…なに…かも」

ぴくっとまた震える棗ちゃんの体。
急にその体が色っぽく見えて、思わず嘗め回すように見てしまう。

「あのさ…なんとなくだけど、分かっちゃった」
「あ…う…う…」

ばれたときの事を考えていなかったらしく、狼狽する棗ちゃん。
逃げようにも、僕の腕が邪魔。容疑はほぼ確定

「…確かめていいかな?」

顔が熱いがもう止められない。初めっから誘われていたんじゃないかと思ってしまい、体ももう歯止めが聞かない。

「あ…だ、だめ…かも」
「だめ?…何がだめなのかな〜?」

その発言は、容疑を裏付けています棗容疑者。
するっと棗ちゃんのお腹の上に手を乗せる。そして、じわじわと下のほうへ滑らせる。

「あ…う…はぅ…あ…やぁ」

ぽぉっとした顔になって、抵抗する事もなく棗ちゃんが背を反らす。
わずかに震える手足は、明らかに何かを期待している。

「ね、当たりかな?…棗ちゃん…」
「はう…かも」

すっとその場所に指を降ろす。
じゅんと熱く濡れたショーツが、指に吸い付く。

「すっごく悪い事してたんだね…」
「か…かも。ごめん…なさい」
「お仕置きは?」
「あぅ…た、たくさん…いる…かも」

そのまま棗ちゃんの痴裂をかき回す。途中で自慰を止めざる得なかった棗ちゃんの体はすぐに火がつく。
たっぷりと可愛がって何度もいかせてあげた後は、お仕置きの時間だった。

(おしおきえんど ふぃん)
45O:2007/04/01(日) 21:01:49 ID:BcM63zio
確かめればすぐに分かるんだけれど、もしかしたら勘違いかもしれない。
正面突破のリスクを避けて、兵糧攻めを選択する。

「でも、もしかしたら僕は嫌じゃないことかもしれないよ」
「…」

ぴくっと棗ちゃんが動く。知られてしまったかもしれないと疑っている。
すかさず棗ちゃんを抱きしめて捕まえる。

「りゅ…隆士…君。は、放して…欲し…かも」

ビックリしたように訴える棗ちゃん。でも無視して続ける。

「とりあえず、布団の中で棗ちゃんは仰向けだったの?うつ伏せだったの?」
「あ…う…よこ…かも」

ちょっと高圧的に尋問すると、棗ちゃんは怖がるように答える。

「ふうん。じゃあ横向きにするね」
「あ!…う」

コロンと棗ちゃんを布団に寝かせ、布団をかける。
再び布団の中にもぐりこんで、捕まえる。
背中側から捕まえているので、顔色は分からないけど

「隆士…君?ど、どうするの…かも?」
「…え?…こうやってさっきの事思い出してもらおうと思って…」

かあっと棗ちゃんの耳が赤くなる。もうばればれ。
でも、まだ知らないフリをして棗ちゃんを放っておく。

「あ…うぅ」
「どう?…なにしてたの?こんな暗いところで?」
「…隆士君…し、知ってるの…かも」
「知ってるって…何が?」

耐え切れなくなって棗ちゃんが切なそうに聞いてくる。
この年齢の男の人で、自慰行為を知らない人など皆無だけど…
棗ちゃんにそんな知識はないし、自分を責めていたぐらいだから、僕がそう言えば信じるしかない。
46O:2007/04/01(日) 21:03:01 ID:BcM63zio
「あ、う…本当に?」
「棗ちゃん、さっきから何言ってるの?」

またかあっと耳を赤くする。
足をもぞもぞさせて、棗ちゃんの落ち着きが無くなる。
途中で慌てて消した火が、再び燃え上がってくるように。

「…隆士君…ぎゅっと…して…欲しい…かも」

おまけに、棗ちゃんの中では僕がその行為の意味を知らない事になっている。
抑えきれない感覚に、棗ちゃんの理性がとうとう負ける。
そうおねだりした後、もぞもぞと棗ちゃんが体を動かし始める。

「うん…ん…んんぅ」

押し殺した声を上げながら、僕の目の前で棗ちゃんが耽り始める。
僕には見えないし、僕は何も知らないようなので堂々と…
…ここまで大胆になってくれるなんて思ってなかったのでビックリする。

「はぅ…隆士君…好き…ああぅ…好き…」
「…僕もだよ、棗ちゃん」
「はぁう…」

耳元でささやくと、感じるのかひときわ大きな声を出す。
楽しいので、もっと遊んでみたくて棗ちゃんに声をかける。

「なんだか苦しそうだけど…僕に手伝える事ある?」
「あ…う…はぁ…」

感じながら、お腹にまわしていた僕の手を掴み、柔らかな胸へと誘導する。
いつの間にかたくし上げられていた服の中に手を伸ばし、たっぷりと愛撫すると棗ちゃんが体を反らせて感じてくれる。

「隆士君…隆士くぅん…あう…はぁう…」

やがて棗ちゃんのもぞもぞのペースが上がって行き、びくんと体を痙攣させる。

「ふぁあ!…ああぅ…隆士君…ごめん…なさい…かも」

僕に謝りながら、棗ちゃんはかくっと気を失ってしまった。

「な、棗ちゃん!」
「あれ…棗ちゃん?…あの?」

そのまま押し倒して…と思ったのだけれど…
完全に眠ってしまっていて、梢ちゃんに戻りそうな予感。
慌てて服を元に戻して、布団から出て待つ。

結局出所を間違えた僕は、悶々としたまま過ごすしかなかった。

(悶々えんど ふぃん)
47O:2007/04/01(日) 21:05:24 ID:BcM63zio
終了。
多分繋がっているはず…

これはssじゃねぇ!という人はおしおきえんどがほんらいのssですので
そこに繋がるように嫁

初めての試みなんで読み物的には微妙ですがね…適当なバッドエンド多いし
48名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:31:48 ID:v0ygF9l7
>>47
GJ!
前スレで注意されてた誉め方じゃないけど、俺はこういう形式も好きですよ。
よんでて楽しかったです。
普通の形式とくらべて、何通りものパターンを作るしかないので、普通の物と、同じくらいの深さにするには、作者の労力は数十倍ですが……

この形式はめんどくさがりの俺には無理と…
49名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 10:01:35 ID:EbfEQC+6
>>47
何通りもの物語が1つの中にあるなんて凄く面白かったです。
造花エンド行ってしまったのでこれからおしおきエンド目指して何度も試行錯誤してみますww


新しい形式の誕生・・・かも
50名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 10:37:46 ID:A8tvUVsg
全エンド制覇WWW
俺としては、悶々エンドが以外とお気に入り。

>新しい形式の誕生…かも
根気のあって、パソコンで書いてる人ならこの形式は使えるな。
パソコンで書いてないの俺くらいか…
51名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 14:48:12 ID:dFRs9Frt
>>47
やりごたえがあったので、何回もやってみました。
全エンド制覇にむけて、がんばってみますww
52名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 21:58:06 ID:xzeQoUid
静かだ…
連載終了一周年記念?までおやすみか…
53名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 22:37:10 ID:X0VrPuqe
うーん・・・作成に詰まったorz
場しのぎの短編SSも思いつかん
54:2007/04/03(火) 23:44:46 ID:lnBtZq4c
え〜っと、Shattered Heatまた、メモが足りなくなりました…もうこれは、長編ですね…では、投下ます。


Shattered Heart
〜ココロノカケラ〜
「はぁっはぁっ…っ」

僕は桃乃さんの部屋の前につくとドアをノックしながら問い掛ける。

「…桃乃さん!いますか?」
「……」

返事は返ってこない。

ダンダン!
「桃乃さん!いないんですか!?」

ドアを強めにたたき、大きな声で呼び掛けるが、やはり返事は返ってこない。
僕の中でいやな予感が弾けんばかりに膨れ上がっていく。

「くっ…」
カチャ…

僕はダメもとで、ドアノブに手を掛ける。

カチャリ…
開いてる。
僕の心にわずかながら希望の火がともる

――最初からすべて杞憂だったんだ。――
きっと、このドアを開ければ桃乃さんはこたつで昼寝でもしているんだ。
僕は、自分自身にそう言い聞かせると、桃乃さんの名前を呼びながらドアを押す。
――きっと寝ている――
そんな希望をこめて。
55Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/03(火) 23:52:38 ID:lnBtZq4c
「桃乃さん!」

希望は破られるためにある
…そんな話をきいたことがある、部屋のなかに桃乃さんの姿は無かった。
日が沈み、薄暗くなった室内では、行方不明だった飛行機が山中で墜落しているのが発見されたと言うニュース速報を伝えるテレビが不気味に主人の居ない部屋を照らしている。

「おい!どうしたんだって聞いてるんだヨ!無視か?」

後からついてきた灰原さんが聞いてくる。
灰原さんには可愛そうだが僕は、それに答える暇は無かった。

ダッ!
再び走りはじめた。
桃乃さんがどこにいるかわからないが、立ち止まってはいられなかった。   



「ったく、白鳥のやつ、なんだってんだよ…」

扉を開けっぱなしの桃乃の部屋の前で、灰原がため息をつきながらつぶやく。
しかし、察しのいい灰原は、桃乃の部屋で流れっぱなしになっているニュースを見て、すべてを悟ったようだ。

「白鳥!まさか、あの飛行機、桃乃の…」

灰原が白鳥に問い掛けたとき、既に白鳥は、バスルームの前に辿り着いていた。



無我夢中で走りだしたのはいいけど、桃乃さんはどこにいるんだ?
もしかして、ここ(鳴滝荘)にはいないのか!?
いや、そんなはずはない、靴は玄関にあったし…

ァ〜〜……

ん?
今何か聞こえたような…僕は、かすかに聞こえた感じがする音を聞き取るため立ち止まった。
56名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 23:56:35 ID:lnBtZq4c
ザァ〜〜

今度は、不気味な程にしっかりと聞き取れた。

「水の…音?」

その水音が先程から頭のなかに浮かんでいた最悪の事態が近づいてくる…そんな足音に聞こえた。

「そんな…まさか……」
ブンブンと頭をふり、その不吉な考えを消そうとするが、当然そんなことで消えるはずも無かった。
消したからといってどうにかなるものではないのだが…

「…まさか…ね…」

この音は、桃乃さんがシャワーを浴びているだけ…
そんな希望を込めて呼び掛ける。

コンコン
「…桃乃…さん?いますか?」
――悪口でもいい!返ってきてくれっ!!!――
「…………」
57Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/04(水) 00:04:39 ID:lnBtZq4c
きたいしていた返事は…

「ちょっと白鳥クンのぞくきぃ?」

そんな悪口さえ、返ってこなかった。

「まさか…ほんとうに…?!」

桃乃さんの靴は玄関にあった桃乃さんはここにいるはず。
しかし、返事はかえってこない…
ロジックにおいて自殺の可能性は、ほぼ黒……
でも、そんなの………

――認めたく…ない――

ガタッ!
「!!」

中で音がした。

バン!!
その音がスイッチになったように僕の体は風呂場のなかに飛び込んでいた。

「桃乃さん!!!」

次の瞬間、目に飛び込んできたのは、真っ赤に染まった浴槽の水、あふれた水で赤く色付いた、桃乃さんの服…
そんな場合でもないのに、思わず濡れた服で浮き彫りになった桃乃さんの美しいボディーラインに目が行ってしう。
58Shattered Heart 〜ココロノカケラ〜:2007/04/04(水) 00:13:31 ID:wHwSDWeS
ハッ!
「桃乃さん!!」

一瞬見とれてしまった自分が嫌になりながらも、桃乃さんを担いで廊下へと運びだす。
いわゆる、お姫さま抱っこ……は力不足でできなかったので、背負う形になった。
背負ったとき、桃乃さんの胸が背中に押しつけられる形になった、そこから伝わってくる体温は…冷たかった…

「桃乃さん!しっかりしてください!!」

桃乃さんをゆっくりと廊下の床におろす。

ダッダッダッ
「おい!白鳥!桃乃は…」
そこに灰原さんが走ってきた。
灰原さんの顔色が桃乃さんの姿をみて一気にかわる。

「白鳥!桃乃の様子を見てろ!俺は救急車を!!」
「はい!わかりました!」

灰原さんは僕にそう言うと電話へと走っていった。

「こんなとき、どうすれば…」

僕は、しばらく前にTVで見た。
ひどい傷の手当てのしかたを思い出し桃乃さんの腕を風呂場のなかにあったタオルできつく縛る。
…脈はまだある、少なくとも最悪の結果…
こうなってしまったことが既に最悪だが……――本当に最悪の結果には、まだ、いたっていないらしい。

「こんなときに…」

思わずことばが漏れる。
珠実ちゃんがいてくれたら…彼女にはある程度の医療の知識はあるだろう。
しかし、今はいないそう思うと急に不安感が爆増する。

「っ……」

めの前の桃乃さんの姿に涙がこみあげてくる。
59名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:17:23 ID:wHwSDWeS
「ったく、泣きそうな顔してんじゃねぇーヨ!」
「えっ?」

うつむいていた顔をあげるとそこには灰原さんが立っていた。

「不安なのはわかるがナ…救急車がくるまで一分とかからねぇヨ。」

そういえば、ここは消防署の近くだったんだ…

「だからよ…」

ピーポーピーポー
灰原さんが言葉を続けようとしたとき救急車のサイレンが聞こえてきた。

「な、もう来ただろ?」

確かに…状況的にはそこまでの変化は無いものの、灰原さんの言葉と、救急車の到着で、不安感が少し晴れたような気がする。
救急隊の人が到着し、桃乃さんを救急車に運びこむ
灰原さんは、梢ちゃん達に連絡をしたあとで、病院にくると言い、僕が桃乃さんに付き添っていくことになった。
60憂鬱執筆後記:2007/04/04(水) 00:22:27 ID:wHwSDWeS
とりあえずここまでです。
携帯は、一度に書ききれないので、パソコンを買おうかと思いつつ、お金の関係で断念しつづけ……今日も鬱な、俺です。

前の投下については、色々と議論を呼んでしまい、申し訳ありませんでした。
以後、気を付けたいと思います。
61名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:25:40 ID:nsDxkTD4
>>60 鬱氏
GJ!!
なんか臨場感溢れてますね。すっごく続きが気になります。
親指痛めないように気をつけて下さい。
62名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 23:58:00 ID:ReBL8Qll
祭りの前の静けさ
63名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 17:55:39 ID:lzCFvxIh
職人大集合祭、開催決定…かも?
64名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:33:58 ID:Rkx50dhU
>>60
GJ

>>63
…つまりあなたは書くのですね?
65名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 23:52:24 ID:lzCFvxIh
>つまりあなたは書くのですね?

時間があれば…書く…つもりです。
66名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 00:49:12 ID:TYldgwEF
過疎
67名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 02:59:29 ID:yLfUBta9
一気に過疎ったな…
68名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 03:09:07 ID:yMTAb6eI
選挙ネタ

隆士「都知事は誰に入れようかな・・・。」
梢「うーん、誰にしましょうか・・・。」
隆士「無難に石○氏か×野氏かな・・・。」
梢「でも隆士さん、ドクター■松さんや桜☆造さんもいいですよね。」
隆士「え・・・。」

灰原「・・・俺は棄権するぜ。」
沙夜子「・・・そうね。」

時事ネタがしたかっただけ。ゴメス
69名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 03:11:25 ID:bkc0U2jj
>>68
そういや隆士は9月の時点で選挙権があるんだよな
桃「外山恒一にやけっぱちの一票を!」
70ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2007/04/08(日) 03:23:39 ID:iYrknGXJ
お久しぶりでやんす。
ザ・枯れ木も山の賑わい。ぐうたらです。
過疎ってるなら短編……の、前半だけでもその場しのぎに投下しましょうかね。
題は『キミの名前』になります。
では2レスほどー
71キミの名前 1/2:2007/04/08(日) 03:24:13 ID:iYrknGXJ
「なあ父さん。あたしの名前は何で早紀って言うんだ?」

げぶぅ。
僕は娘の――早紀ちゃんの言葉に思わず飲んでいたお茶を詰まらせた。
「ぐ、むぐっ!?」
妙な所に入ったお茶に苦しみ、げふぅげふぅと咳き込む。
「あ、わ、隆士さん!?」
皿を洗っていた梢ちゃんが駆け寄り、僕の背中をさすってくれる。
おかげで大分楽になり、ゴホンともう一回咳き込んで、早紀ちゃんを見る。
梢ちゃんと同じ長く蒼い髪。「彼女」よりも少し短いポニーテール。
真っ赤な瞳は窓から差し込む陽光を反射してゆらゆらと煌いている。
白鳥家の次女、白鳥 早紀ちゃん。
「さ、早紀ちゃん? 急にどうしたの?」
訊くと、早紀ちゃんは口を開く。
「うん、あのな? 今日学校の授業で自分の名前の由来を親に訊いて来いって言われたんだ」
ああ、それでか、と納得。
僕の娘、というか娘達はこの春中学一年生になった。
複数の小学校から生徒が進学する場所である為、自己紹介の一環としてそういう話になったんだろう。
実際、僕もそう言う経験はあるから、良く分かった。
に、しても。
「え、えぇと、早紀ちゃん? なんでいきなり僕なの? こういうのって普通お母さんから先に訊くものじゃないのかな?」
と訊く。こういうのは何事にも女性のほうが優位である……と言うのは偏見なんだろうなあ。
しかし早紀ちゃんはあっけらかんと、
「ん? あぁ、あたしも最初は母さんに訊いたんだけど」
と言って首を横へ――梢ちゃんへ向ける。
釣られて僕もそっちを向くと、梢ちゃんは、はい? と首を傾げて、
「あ、はい。早紀ちゃん、最初は私に訊いてきたんですけど」
間を置いて、
「子供達の名前は全部隆士さんが決めたから、訊くならお父さんにね、って……あの、いけなかったでしょうか、隆士さん?」
げぶぅ。
不思議そうに、加えて少しばかり申し訳なさそうに小首を傾げる梢ちゃん。
そんな彼女を見て、いけなかったです、とは返せまい。
現実問題、いけないことは無い。別に無い。全然無い。全く無い。決して無い。
しかし。
考えてもみて欲しい。言えますか?
いくら元は梢ちゃんの別の人格だったとは言え、好きだった……好きな女の子の名前×4を娘×4につけました、だなんて。
ある意味これほど不誠実な夫もいないんじゃないだろうか。
しかし目前で可愛らしく小首を傾げる愛妻とその横で不思議そうに眉を顰めている愛娘を前に、隠し通せる嘘なんて……
「……」
「……(じー)」
早紀ちゃんと、目が合った。
赤い瞳。
煌々と燃える炎のような赤。
激しさを秘めた闘志の赤と優しさを包んだ慈愛の赤が綯い交ぜになった赤。
その瞳の奥。
彼女の姿を見た気がして――
「……」
「お?」
すくと立ち上がる。
早紀ちゃんを見下ろす。
「梢ちゃん」
「はい?」
こてんと反対側に首を倒す梢ちゃん。
「僕は早紀ちゃんと仕事部屋行くから、後でお茶持って来てくれるかな?」
「あ、はい。わかりました♪」
にこっと笑顔で返してくれる。
「じゃあ早紀ちゃん。行こうか」
手を引いて炊事場を出た。
「お、おい! 父さん!?」
すぐ後ろで早紀ちゃんの声だけが聞えていた。
72キミの名前 1/2:2007/04/08(日) 03:24:44 ID:iYrknGXJ
パタン、とドアを閉めた。
「さて、と」
すとんと仕事机の前に腰掛ける。
机を挟んで対面しているのは早紀ちゃん。
僕の仕事部屋なのにどっかと胡坐をかいて座り込んでいる。
……パンツ見えてるよ、早紀ちゃん。
「早紀ちゃん」
「ん?」
「女の子があぐらは……」
言うと、早紀ちゃんは渋々正座……しようとして、足をふにゃっと崩した。俗に言う女の子座り。
普通に可愛いんだから(親バカ)おしとやかにしてればいいのに……
「で、何でわざわざ部屋変えたんだよ?」
ずばりと核心。まどろっこしい話が嫌いなのは流石、と言うべきだろうか。
「うん」
少し曖昧な返事。早紀ちゃんはすぐに顔をしかめる。はっきりしないのも嫌いな子だから。
「早紀ちゃんの名前の話、だったよね」
おう、と男前な返事。また苦笑。
「早紀ちゃん、キミの名前はね。キミと、千百合ちゃん、棗ちゃん、魚子ちゃんの名前は――」
伏せていた顔を上げて早紀ちゃんを見る。
真剣な目。
まっすぐな目。
純粋な目。
それで、決心が付いた。
「――僕の、好きだった人達の、恋人の名前なんだよ」

その早紀ちゃんの目が、一拍置いて凝固するのが見えた。
73名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 03:26:25 ID:iYrknGXJ
ああ……また名前欄間違えた……

とにかく子供の名前は各人格そのまま。早紀ちゃんは次女。これは譲れない。個人的に。
後半はなるべく……うん、なるべく早く四月中には投下できるよう頑張るばる。
74名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 04:45:00 ID:lVIT4gW4
ぐうたろキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
75名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 09:24:35 ID:yLfUBta9
ぐっじょょぉぶ!!
この後の早紀ちゃんの反応が気になります!!

ぐうたらさん、さすがです!
76名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:45:36 ID:GNo3tH7W
グッジョブ!ぐうたら
描写能力が高くて結構な事で(妬

しかし…子供の名前は多分人格と異なる。四人は四つ子。これは譲れない。個人的に。

この話題は堂々巡りになるので、作者の自由でいいよね?
77名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:51:33 ID:JVCbDx5q
二次創作に他人の判断は不要、好きなようにやるべし。
変に縛りを作ってもいい発想がわかなくなってしまう。

…でも、人に見て貰うのが大前提だからそれだけは念頭に置いてね。
78名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 20:54:59 ID:cLwREh5f
おぅ、感想ありがとう。久しぶりの投下でドッキンドッキンだった。

>>76
四つ子の中で次女と考えてたんだぜだよ。

んじゃ後は引っ込んで続きを……
79名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 21:37:57 ID:pF/mvsLm
>>78
長女 なっちん
次女 早紀ちゃん
三女 ちゆりん
末っ子 魚子

ということでよろしいか?
80名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:22:52 ID:5Y6+1DG0
>>73
GJ
続きが気になって課題が(ry
81名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 16:55:27 ID:B/8Xbiuw
>>78-79
俺は
長女 早紀
次女 千百合
三女 棗
四女 魚子
だと思ってる。これは譲ってもいい
82名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:53:17 ID:0Jysitma
職人さんの参考になればと思い、勝手にアンケート実施。

Q1
あなたの好きな人物ベストスリーを教えてください。
ちなみに僕は、
 1位 なっちん
 2位 珠実ちゃん
 3位 桃さん


あ、問い2はありませんよ。
83名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 23:58:19 ID:pIoeT7Af
>>79
今後もアイディアが沸くならその作中で書くつもりだけど千百合ん早紀ちゃんなっちん魚子ちゃんの順かなー
理由? 早紀ちゃんに「千百姉ぇ」とか「千百ねーちゃん」とか呼ばせたいから。

>>82
早紀ちゃん
早紀ちゃん
早紀ちゃん
……ってのは冗談で。

早紀ちゃん
みっちゃん
タチバナさん
かな?正直早紀ちゃん一位であとはみんな同率二位みたいな感じでさぁ
84名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 18:14:47 ID:+kA2NPQ0
新井里美(蒼葉梢 役の声優)の歌謡曲らしい。
http://1000yenkigan.fc2web.com/arai-satomi_006.mp3
85名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:49:54 ID:Km6tvuO3
>>82
1位 エリカ・バーミリオン
2位 浅葱三千代
3位 エリカ・バーミリオン(神気)
って感じです
3位が無効だったら珠ちゃんかな
86名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 01:12:48 ID:skQEGreM
>>82
1位タチバナさん
2位なっちん
3位まひるちゃん


あと姉妹は
長女 千百合
次女 早紀
三女 魚子
四女 棗  
87名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 09:00:28 ID:fMOfe9qw
88名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 10:03:55 ID:/NmaO+j4
82
1位灰原由紀夫&流星ジョニー
2位赤坂早紀
3位蒼葉梢

あと姉妹は
長女 早紀
次女 千百合
三女 棗
四女 魚子


89名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:52:25 ID:vXLMwp60
見事にスレスト
90名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 20:14:03 ID:ogW7wSeW
>>89
だから2日ぐらいで盛り下がるようなことを(ry
91名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 20:17:30 ID:glDyjPB9
そうだぞう、一週間ぐらいレスが付かないスレにはりついてる身にもなっておくれよ
92浜谷太一 ◆yl1SBmcic. :2007/04/13(金) 22:28:47 ID:blVGpSw1
まほろぐとかの関係上そろそろ、更新来ているかと思いさっき見ました
更新していましたね




























僕の名前がなーい!!!!!!!!!!!!!!
93名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 01:15:03 ID:X+F+iPRe
 ,, _,、 
      ,ゞ    ヾ
      ミ ,vwwvゞ
      ヘ,(!O,,Oノ´, 、-、 
      く´ヽy `ノっ゚ ,・)関係ないし 
        / ク´l´   ̄ 
        〈,,,_,l
94名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 06:50:37 ID:LGBUXNZv
新参だから、名前くらいは聞いたことあるんだが、92のことを詳しく知らないんだが・・・職人さんなのか?
95名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 06:52:08 ID:GLBS7p6g
放置しろ。絶対にかまうな。相手にするな。オーケー?
96名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 09:26:39 ID:X+F+iPRe
  ,, _,、 
      ,ゞ    ヾ
      ミ ,vwwvゞ
      ヘ,(!O,,Oノ´, 、-、 
      く´ヽy `ノっ゚ ,・) OKだじぇ
        / ク´l´   ̄ 
        〈,,,_,l
97名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 10:05:01 ID:LGBUXNZv
>>95
オ、オーケー。あまり好かれてなかった?みたいだが・・・
98名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 12:43:50 ID:9nmMnyMK
あまり好かれてないどころか荒らしだからノータッチで。
ていうか、名前とトリップでググったら大量に出てきてワラタ。
99名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 14:07:37 ID:68yvKbiN
俺には>>92が見えないから何のことだかわからないぜ!
100名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 14:35:13 ID:kAvN0yop
荒らし完全無視宣言。

非荒らし三原則
・荒らさない
・荒らさせない
・相手にしない
101名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 15:32:01 ID:X+F+iPRe
荒らさない 
相手にしない
は分かるが荒らさせないってできるのかな?
102名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 17:21:12 ID:68yvKbiN
ところでwikiの話はこのスレで話すんじゃなかったのか?
103名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 20:08:55 ID:kAvN0yop
>>101
そいつは、「荒らしは居なくなれ〜〜〜てぽどんくらわすどコラァ!」って気合いで…
104名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 20:59:09 ID:68yvKbiN
NGワードなら、そんなレスでスレを汚すこともなくはっぴーはっぴー

それよりもwikiの話しようぜ!
105名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:00:52 ID:RfZF6yJ3
wikiなあ
とりあえず現行の保管庫まほログの管理人である尻尾氏の意見を聞かんとなあ
お忙しい合間を縫って更新してくれてるのに余計な善意を押し付けたりは嫌だし
106名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:05:03 ID:T8pRyrpS
まほらばの好きなカップリングベスト3を教えてください
自分は
1位 翼×みっちゃん
2位 白鳥×梢
3位 白鳥×棗
です
107名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:30:52 ID:9nmMnyMK
>>106
そういう雑談はなるべく本スレとかでやってもらいたいところなんだが。
あっちならみんな乗ってくれるからさ。
108名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 21:58:18 ID:kAvN0yop
>>107
でも、職人さんの参考になったりするんじゃね?
109名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:21:30 ID:V4kymja1
まほらばの好きなカップリングベスト3
自分は
1位 白鳥×梢
2位 桃×柴羽
3位 白鳥×早紀
でお願いします
110名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:43:57 ID:fXaTROLZ
sage忘れしないようにね…


俺の好きなカップリングは
一位、隆士×なっちん
二位、隆士×珠実ちゃん
三位、紫羽×桃さん
111名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 01:39:54 ID:iSA7cM5O
俺は

一位・白鳥×タチバナさん
二位・白鳥×なっちん
三位・朝美ちゃん×まひるちゃん
112名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 02:21:26 ID:nT9sE0U9
書き手とすれば、ただカップリング書かれても
シチュとかなきゃまったく参考にならないぞ。
本スレの方が盛り上がるだろ
113名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 03:31:38 ID:Jstjx9Ax
だな
114名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 09:18:18 ID:fXaTROLZ
ちょっと思ったんだが、ここってオリキャラとかオーケーなん?
115名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 10:20:16 ID:2FmOOxyS
>>114
たしか、梢ちゃんの六つ目の人格の話とかあったからいいんじゃね?
116名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:05:14 ID:wSjW/Uqa
ここというか、二次創作全般でオリキャラ投入はあんまり好まれない傾向がある。
投下する際は受け入れられない可能性もあることを十分理解した上でどうぞ。
117名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 12:07:38 ID:fXaTROLZ
新入居者歓迎“宴”会の時の白鳥くんを書いてみたくなった俺。
118名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:24:36 ID:4AbKmo+g
>>116
ウム。どうしても作者の嗜好とかが強く反映されるし、原作汚されるような感じを受ける。
例えば四つ子が人格を反映してるってのも、半分思い込みに過ぎないわけだし
119名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:09:50 ID:phR1mSAM
だったら、白鳥君と梢ちゃんの五人目の子供は?
この場合、男の子だと4人がファザコン&ブラコンの2つの属性を持ちそうな気がするが
120名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:30:06 ID:F+2UCKZl
>>118
そんなこと言いだしたら2次創作がすべて否定される
121名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 23:44:12 ID:Jstjx9Ax
オリキャラ投入すると原作のバランスが崩壊する。
特にオリキャラ×原作キャラとか
122名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 02:50:55 ID:Zj/BzTIz
オリキャラがなじむと思った特別な場合

1.原作重視のオリジナルSSだが、オリキャラはあまり重要な役どころにはならない。
2.完全なオリジナルストーリー。

1の場合、エキストラ扱いならOK。よくても脇役。
2の場合、主人公にできるけど、この場合でも鳴滝荘メンバーの一員にはできない。
これを破るSSを書くならここはやめたほうがいい。
もちろんオリキャラ×原作キャラ(特に梢・恵・沙夜子)は避けるべき。
123名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 18:03:26 ID:SPe5WTvY
wikiは何処へ

まぁ…朝美ちゃんと学校の男子生徒(年賀状送ってきたヤツ)
のラビューンも見てみたい気がするのは俺だけか?
124名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 18:10:29 ID:jESwdCrY
基本的に既存の枠組み内で想像を広げるのが二次創作だからな。
そこにオリキャラっていう外的要素を加えれば最悪別物になってしまう。
ファン心理としてはそういった亜流を嫌がる人もいるだろう。
125名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:27:28 ID:3UTADAVR
>>123
朝美ちゃん初デート…うむ、見てみたいな。
亜流を嫌がらない職人さんに
「書いてください」
とお願いしてみる。
126名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:46:20 ID:clq1ll4r
オリキャラの流れに念のため
ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/
127名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:05:31 ID:BX7ahp9n
例えば「四つ子」「朝美呼び出し男子」のような既存キャラの
性格のオリジナリティは『解釈』の違いだから、オリキャラとはまた別になると思うんだよね。
>>118とかみててそう思った。
独自の解釈と0からの創造は意味合いが異なるかと。亜流ってわけでもないと思う。
128名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:11:20 ID:ODHGR0qI
ちょwww
まるっきり厨二病のテンプレwww

ま、ここにくるひとなら最強でマンセーで自己満なオリキャラは書かないとは思うが
129:2007/04/16(月) 23:13:20 ID:3UTADAVR
投下いたします。
わずかにフリーメモに入らなかったものがあり、
そこは現場で付け足すので、後書きを書くまで、時間がかかります。御了承ください。
130Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:20:06 ID:3UTADAVR
病院につくと、桃乃さんはすぐに治療室に運び込まれた。
今、僕はドラマのワンシーンのように、部屋の前の椅子に座って手当てが終わるのを待っている。

――無事でいてくれ――

それだけを願っていた。
すると、しばらくして中からお医者さんがでてきた。そして僕に一言。

「かなり発見が早かったので、軽い輸血程度ですみましたよ。もうすぐ意識がもどると思います。」
「本当ですか!?よかったぁ……」

一気に、力が抜ける。無事でよかった…その感情のみが頭を支配した。
僕は先生にお礼を言うと看護婦さん…
今は男女平等参画社会うんぬんでで看護師さんか… 僕はその看護師さんにつれられ、桃乃さんが移された病室へとむかった。
看護婦さんの話によると、
『自殺者は精神面が不安定な可能性がある』
とのことで、一人部屋になるのだという。
僕が扉を開け、桃乃さんの病室に入ったときには、すでに桃乃さんは、意識を取り戻していた。僕はベットへ歩み寄る。

「何で助けたの?」

僕が桃乃さんのベットのとなりに立った次の瞬間に掛けられた言葉だった。

「……」

少し考えればわかるだろう、死にたいと思ったのに邪魔をされたのだ。しかしその問いをまったく予想してなかった僕は、返事が見つからない…
131Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:26:30 ID:3UTADAVR



私何言ってんだろ…白鳥クンは善意で助けてくれたんだ。
普通の人でも助けるであろう事…やさしい白鳥クンならなおさら、助けずには……なのに…
でも…助けてほしくなんてなかった……

――もう私が生きてる価値なんてないのだから――

私が、そんなことを考えていると先の私の質問に白鳥クンが答えた。

「なんでって…当たり前じゃないですか!!桃乃さんは、僕達の…鳴滝荘の、家族じゃないですか!
そんな大切な人が目の前で死にかけていたら、誰だって助けますよ!!」

正論だ…しかもその声には偽善者とでも言おうか
そんな口先だけで正論を振りかざすような人の様なとりつくろった印象は一切なかった…
しかし、今の私の心にその言葉はとどかない。

「でもっ!私は、鳴滝荘のみんなにも、白鳥クンにもずっと迷惑を掛けっぱなしで
「そんなことないよ!」

私の声を白鳥クンが途中でさえぎる。

「鳴滝荘のみんな…僕も、梢ちゃんも、珠実ちゃんも、朝美ちゃんも、沙夜子さんも、灰原さんも、みんな迷惑だなんて思ってないよ!!」

私はうつむきっぱなしで白鳥クンの表情はわからない。
しかし、いつもの白鳥クンからは想像できないほど、強くて頼もしい声だった。
132Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:33:09 ID:3UTADAVR
しかし、素直になれない私…返した言葉は、

「わかるの?」
「えっ?」
「白鳥クンにみんなの思ってることわかるの?」

そんな冷たいものだった。
何言ってんだろ…私、白鳥クンにこんなこと言ったって仕方ない。
それは、そんなことはわかっていた…でも…止まらなかった。

「鈍い君に、みんなが、何考えてるかなんて!!だいたい、私、白鳥クンにだって無理矢理お酒のませたり、宴会に付き合わせたり、女装させたり!
そんなんで迷惑だと思っていないなんて……嘘」

……それをやってるときは、迷惑なんてまったく考えもしなかったのに…

「嘘つくのなんてやめてよ!…慰め……哀れみなら、いらない!!!あいつが死んじゃったのよ?私なんかに……………」

言葉がつづかなかった。
133Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:37:40 ID:3UTADAVR
《そこにいるのは、いつもの気丈な彼女ではなかった。
喜怒哀楽で言う、いつも全面に出ている喜と楽の感情が抜け落ちてしまったような彼女…
今にも、あふれそうな涙を俯きながら必死で堪えている。》

サイテーだ私、こんなの八つ当りじゃない。
白鳥クンが悪いんじゃないのに…あんな嫌なことばっかりしてた私を助けてくれたのに…
次の瞬間白鳥クンが私の顔をわずかに覗き込みながら口を開いた。

「…嘘なんかじゃないよ。そりゃ正直、女装させられた時は、嫌でしたけど…
今考えればそれもいい思い出…
今の僕を作ってるものの一つだから…だからそれはそれでいいと思ってるんです。
それに……桃乃さんは『なんか』じゃないですよ。
僕は、これは確信を持てます。
鳴滝荘のみんなも、桃乃さんのことを居なくても良いなんて思ってませんよ。
桃乃さんは大事な大事な、鳴滝荘の家族です。」
134Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:45:34 ID:3UTADAVR
不思議だ…
あいつの乗っていた飛行機が落ちたと聞いて、あれほど最悪な気分だったのが、少しづつ、晴れてきている。
彼の一言一言が心に響いてくる。

「でも…私……手首にきずあるような人間だよ?」
一呼吸置いて続ける。
「それでも、『なんか』じゃなくて大切な存在だって言っていいの?そんな人間の“家族”でいいの?」

私が昔、差別のような扱いを受けるにいたった原因を、彼に問い掛ける。
すると帰ってきた返事がすぐに帰ってきた。

「そんなの……構わないよ!」
――構わない!――

違う人の面影を、人に重ねるのは、本人に対する侮辱でしかないのかもしれない。
でも、今あの日のあいつの影が、白鳥クンに重なって見えたんだ…あの日のあいつの影が……
でも、あいつの影に関係なく、ほほ笑みながら言う彼の言葉が、心の底からの優しさが、私を包んでいく…
とっても、とっても暖かい…

つぅ…
ポト、ポト……
涙が止まらない…
135Shattered Heart〜ココロノカケラ〜:2007/04/16(月) 23:53:33 ID:3UTADAVR
「えっ?えっと…!」

泣いている私をみて白鳥クンはあわてだした。
両手をバタバタさせながら…

「えっ、僕何か悪い事言いました…?」

と言い、うろたえる彼しかし、そんな訳はない。
むしろこの涙は嬉し泣きに近い。

「………と」
「えっ?」
白鳥クンはよく聞き取れなかったらしい。
「…ありがと、助けてくれたお礼、まだだったでしょ?それなのに…ひどい事言っちゃって…」
「えっ、あぁ…いいんですよ。そんなこと…」

こちらを向いて笑いかけながら答えてくる。
なんでこいつは、助けたのに文句を言うような相手を許せるのだろう?

「ねぇ白鳥クン、前私とデートしたとき言ったわよね?キミの性格が母性本能をくすぐるって。あれ、取り消すわ。」
「えっと…」

いまいち私の言わんとしていることが理解できないようだ。
私は構わず続ける。

「いまの…キミのすべてを包んでくれそうなその、やさしさ…とっても頼りになる。」
「えっ、あ…ありがとう。」

俯きながら顔を赤くして答える白鳥クン。
照れた顔が可愛い…あいつとはやっぱり違うな。
136名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:14:53 ID:fNtboEGu
そこまで考えて気付く。
頭の中ですべてにおいて、あいつと白鳥クンを天秤に掛けている私がいた、と言うことに。
そして、さらにそれにより一つ気付かされた。
今の短い時間だけで私の心は、あいつから白鳥クンの方に触れていた。
そして思う。

――あーあ…私、最低かな………
いや、人なんてそんなもんか、また合えるって分かってるから、一人の長い時間に耐えられる。だけど………それがなければ………――

前から、“愛してる”と迄は行かないまでも“好き”だった目の前の人により引かれている私がいた。

「あ〜ぁ、私って嫌な奴よねぇ、恋人が死んじゃったってのに自分を助けてくれた男の子を大好きになっちゃってるなんて…」

やや、自嘲気味に笑いながらつぶやく私、
当の男の子は、突然の告白に
「えっ?男の子って?」
などと言いながら巨大なハテナマークを浮かべている。
はぁ〜ニブチンにも程がある。

「男の子ってのは……

仕方ないので補足することにした。

……キミのことよ、白鳥クン!」
「えっ!!?」

137名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:26:29 ID:fNtboEGu
それを告げると、白鳥クンは真っ赤になりながら何かを言おうとする。

「で、でも、そっそれは…その。ほら僕に…むぐっ…むむぅむぐっむ………んん、ん……はぁ…」

私は白鳥クンが最後まで言う前に、少し背伸びをして、
隣に座っている彼の口を私の口を塞ぎ少しの間だけ、ほんのわずかな時間だけ舌を滑り込ませた。

「言わなくてもキミの考えてることくらいおみとうしよ!!……だから、続きは…言わないで……」

だんだん声が小さくなってしまった。
最後の方は白鳥クンが聞き取れたか怪しい。
頭では分かっていてもそれを口に出してほしくはなかった。

「…わかった。」

彼の言葉をきいて安心する。今だけは“梢ちゃん”という名前を聞きたくはなかった。
私は再び白鳥クンの方へ体をのばす――――

唇が再び触れ合った。

私は思う。

この瞬間が永遠であれば………と。


Fin.
138憂鬱執筆後記:2007/04/17(火) 00:31:05 ID:fNtboEGu
大変永らくお待たせしました。

  Shattered Heart
   〜ココロノカケラ〜 
とりあえず、墜落に近い不時着で終了しました。

ちなみにシャッタードは砕かれた。という意味です。つまり直訳すると‘砕かれた心’になりココロノカケラ意訳です。
139名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:37:33 ID:fNtboEGu
>>137
のキスの後辺り、白鳥くんが驚いている描写を入れておいてください。


愚痴を一言。
桃乃さんの真剣なときのセリフ特徴がナイから難しい。
140名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:40:33 ID:XuXhDFJ6
白鳥くんの口調にズレがあるのがきになった

「そんなことないよ!」
「…嘘なんかじゃないよ。〜
「そんなの……構わないよ!」

まあおおむねGJってことで今後もがんばってくれることを願います。上からの物言いですいません
141名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 08:38:15 ID:fNtboEGu
>>140
それについては…半分わざとと言うか…気合いがこもってるトコとでも言うか……
そう言うトコは少し変えてみたんだけど……変でしたか…それはスミマセン。
142名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:33:44 ID:9sD8FV3s
過疎っとる?!
143名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 23:43:21 ID:REu8XdaS
144名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 02:03:19 ID:di9ny0te
>>142
だからこの程度で過疎と(ry
145名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 02:11:25 ID:uPeA4nxP
SSが投下されないので課題がはかどってます

ぐうたらバッチコーイ
146名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 08:26:14 ID:hxZlflgm
我、SSを欲する者。

課題とSSどちらが重要か?
断然SSである。
147名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 13:47:28 ID:0yjWjRKR
保管庫で水蜜桃の後半が見つからないのですが
未完なんでしょうか?
148名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 00:50:42 ID:UrbO0uMW
未完だったと思われ
149名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 00:54:11 ID:OiKGG61j
初代か2スレ目ぐらいのエロだっけ?なーつかしー
150名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 08:43:43 ID:kvym2d44
>>147
誰の作品だっけ?
151名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:48:38 ID:/A8CY7EZ
投下がないとスレに活気がつかんな
152名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 02:37:58 ID:Yf46TWYP
待ってー!
あと2、3日で形にするからもう少しだけ待ってー!
153名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 02:41:47 ID:uom5NvX0
ハッそういえばもう月末間近じゃん!結局後編まだ書いてねー!やーばーいー!
154名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 03:00:13 ID:/A8CY7EZ
期待
155名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 10:05:29 ID:YG9zBEH7
期待o(^-^)o
156名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 20:04:44 ID:YG9zBEH7
「そこを行くお兄さん!彼女への愛の大きさを表すのにこの日本製、大人気の圧巻熊人形はいかがかヨ〜〜」
「!!!」
157名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 21:14:08 ID:QYp3IvTz
圧巻熊人形はなんて読むんだ?
158名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 22:38:04 ID:YG9zBEH7
普通にあっかんベアーで、おそらく、鳴滝荘に置いてあるのを見て流行ってると勘違い。

159名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 02:27:11 ID:i4v2RCbK
私は夢を見た。
氷の回廊が交わる十字路に私は立っている。
私は回廊を歩いた。
出口を求めて歩いた。
でもすべて突き当たりだった。
突き当たりには、『私』が氷付けにされていた。
赤い瞳でポニーテールの私。
金色の瞳で髪の毛が2本立っている私。
黄緑の瞳で眼鏡を掛けた私。
紺の瞳でツインテールの私。
怖くなって、彼の名を呼んだ。
「・・・白鳥さん。」
そのとき、『私』たちが眠るの氷壁が動き出した。
「・・・白鳥・・・。」
「・・・お兄ちゃん・・・。」
「・・・隆ちゃん・・・。」
「・・・隆士君・・・。」
私は壁に押されて十字路に追い込まれた。
160名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:10:33 ID:NH/T6LEK
作品の投下なら断れ…
…投下中は書き込みが自粛されるから
161名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:45:08 ID:j3wd7Jx4
投下はまだか
162159:2007/04/24(火) 06:34:53 ID:w0EREQaS
ゴメス、途中で燃え尽きて灰になった。
暫くすればまた書きます。
163名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 16:57:38 ID:bLJJEJg+
真っ白さ…萌つきたよ……って感じか?
164名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 17:46:16 ID:PT0sIDbT
ある程度読み物としてまとまってから投下した方がいいと思うよ。
ちょろちょろ小出しにしていくと読み手も忘れちゃうしね。
165159:2007/04/26(木) 03:19:18 ID:xosiTl0Q
なんとか続き書くっす。

四方から追い込まれた私は『私』に叫んだ。
「あなたたちは誰なんですか!?」
氷漬けにされた『私』たちの声が氷壁から聞こえた。
「あたしはあたしだ。赤坂早紀だ。」
「金沢魚子だよー。」
「緑川千百合ですわ。」
「紺野・・・棗・・・かも。」
名前は違う。しかし、声は自分の声に似ている。
「白鳥さんのことも知ってるのですか!?」
私は壁に問う。
「当然だ。」
「知ってるよー。」
「ええ。」
「・・・・・・知っている・・・・・・かも。」
ますます訳がわからない。
それに、ここは何処だろう。
「ここは何処なんですか!?」
「コキュートス・・・かも。」
「コキュートス?」
そういえば、ファウストキッチンでコキュートスシェイクってあったような・・・。
「嘆きの川・・・かも。私たちは・・・ここに眠っていたの・・・。
決して目覚めることのない氷の世界。
でも、私たちを・・・目覚めさせてくれた・・・。」
166159:2007/04/26(木) 03:32:03 ID:xosiTl0Q
「それが・・・白鳥さん・・・ですね。」
「そう・・・かも。そして、私たちは『私』たちを認識できた・・・。
そう、蒼葉梢、あなたをも。そして・・・私たちの存在理由も。」
「存在理由・・・?」
全く意味が分からない。
「この氷の世界には、あなたが生まれてから封印してきた悲しみ・苦しみ
・孤独感などが眠っている・・・かも。私たちはあなたから生まれた人格・・・かも。」
「?」
「だから、あなたが隆士君と一緒のときは、私たちは孤独になるの・・・。」
「つまり・・・多重人格・・・ですか?」
「そう・・・かも。それは別の『私』たちが表に出ているときも一緒。
私たちの願いは・・・隆士君と一緒にいたい。それだけなの・・・かも。」
「だからって、私を・・・。」
「だから、あなたの前に現れたの・・・。あなたじゃないとこのコキュートスを
溶かせない。あなたがつくったから・・・かも。」
コキュートスを溶かせばどうなるのだろう。
おそらく彼女たちに・・・。
「・・・私をどうするつもりなんですか?」
別の声が聞こえた。
「馬鹿だなぁ。おめえに何もしねえよ。あたしたちはおめえに還るんだよ。
大好きな白鳥とずっといるためにな。」
「え?」
さっきの声に変わった。
「今のあなたには、どんな悲しみも苦しみも受け止めてくれる人がいる・・・。
だから、大丈夫・・・かも。」
その瞬間、白鳥さんの顔を思い浮かべた。自分が白く輝きだす。
そう・・・白鳥さん・・・。大好きな・・・白鳥さん・・・。
光が大きくなり、氷が溶けていく。
4人も解放された。そして悲しい記憶も自分になだれ込んできた。
でも、光に溶けていく。
そして・・・4人も光に溶けていった・・・。
「頼むぜ!」
「お姉ちゃん!」
「梢さん、ファイトです!」
「さようなら・・・蒼葉梢・・・。」
この声を残して・・・。

目が覚めた時、私は記憶がなかった。
ただ、生まれ変わった感覚を味わった。
気を失う前とは違う私。
そして、目の前には白鳥さんがいた。
いつも以上にうれしく感じる私がいた。

ふぃん
167159:2007/04/26(木) 03:34:20 ID:xosiTl0Q
あとがき

もう私をコキュートスにでも放り込んでください。
168名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:14:19 ID:1J8rD5cP
>>159
統合前後の話か・・・。
あのなっちんの会話や統合後の梢ちゃんの明るさからして、
こんな会話があったに違いないからな。上手い描写GJ
169152:2007/04/28(土) 19:55:22 ID:3NjoDaki
風邪でダウンしてた…
ぜんぜんSS書けてないけどなんともあるぜ!
……orz

>>159
ぐっじょーぶ
最初はどんなミステリーだと思ったが、人格統合の会話とは意外な所に。
特に梢ちゃんの描写はなかなか描かれにくいので面白かった。
170名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 21:16:52 ID:wQl539td
>>159
昔見たような?

>>169
半分が優しさの隆士君飲め


ともあれ、投下
171寝取り?:2007/04/28(土) 21:18:53 ID:wQl539td

「お〜」
「…」
「おお〜?あ、ねこさん♪」
「…」

絵本の仕事をする隆士の傍で、なつはずっと観察している。
ずっと気が散りっぱなしだが、隆士は出て言って欲しいとも言えず苦戦中。
ずいぶん大きくなったので、夕食後もなかなか寝てくれない娘達。

「?…おとうさん、描かないの?」
「あ、いや…ちょっと休憩だよ…休憩」

やり辛いので余計に肩がこる彼。
それを見てなつはせっせと肩たたきを始めるのだが、自分がマッチポンプだという事には気付かない。
30分ぐらいごとに休憩を入れてしまうのが、余計になつの満足度を高める。

「今日はおとうさん休憩ばっかり〜」
「あ、あはは…そうだね。…はぁ」

仕事にも、娘にも慕われてしまって四苦八苦。本当は遊んであげたいのだけれど、締め切りは待ってくれない。
今はなつだけだからまだ良いが、他の子も来ると仕事が出来なくなる。

「つかれたの?おとうさん」
「うん…ちょっと」
「じゃあ寝て〜」
「ううぅ…」

ごろっとうつ伏せになると、しめたとばかりに馬乗りになるなつ。
…一番甘えが強く、両親のどちらかの傍に居ないと気が済まない。
これが仕事とばかりに肩をもむ。
172寝取り?:2007/04/28(土) 21:20:01 ID:wQl539td

「な…なつ…重いから―」

コン…コン…

くたばる寸前の隆士に追い討ちをかけるように、扉がノックされる。
…一体今度は誰が来たのか

「は、はい?…どうぞ」
「親父〜、あ、あのさ〜」

今度ははるがやってきてさらに事態は悪い方向に…
どこで察知するのか、一人をかまってしまうとずるいとばかりに皆寄ってくる。
梢は夕食の後片付けをしている頃だから、余計に危ない。

「な、何?…はる」
「え、い、いやさ〜。なんでも…ないんだけどさ」

かまって欲しいのが丸見えのはる。なつにかまっている手前、無碍にする事もできない。
用もないのに部屋の中をきょろきょろ見回して、はるは用事を作ろうとする。
すっとなつが目に止まり、好戦的なはるはターゲットを決める。

「オイなつ…オマエの力じゃ肩もみになってないからどけ!」
「え〜、やだよ〜。それになつは上手だよ、いつもしてるし…」
「うるさいな…お前今までしてたんだから替われ!」

隆士の背中が特等席で、二人で喧嘩を始める。
といっても、はるとなつでは力に差があるのですぐに203高地は落ちてしまう。

「えへへ。なつ落ちた〜」
「ず〜る〜い。どいて〜。はるのばか〜」
「いてて、やめろコラ」

膨れっ面をしながら隆士を必死に取り返そうとぽかぽかはるを叩くなつ。
173寝取り?:2007/04/28(土) 21:21:03 ID:wQl539td

「ほら、親父もあたしの方が良いって言ってんだろ」
「うう〜?」
「…え…あ」

死に掛けのセミのように手足をかすかにもがいていた隆士は、突然振られた話題に困る。
はるは満足げにニンニコ。なつはうるうるしながら見つめてくる。

「え…えっと…なつ。こっちおいで…」

泣かせてしまうと梢がとんで来てはるが怒られるのが目に見えているので、ともかくなつを慰める。
隆士は健気にも身を起こしてなつの頭をなでる。

「おとうさん、はるずるい〜」
「よしよし、はるも強引だけど…いままでずっと一緒にいたんだから我慢しようね?なつ?」
「う…うん。でも〜」

満足げなはるが気に入らないのか、唇と尖らせるなつ。
そんな様子を見てよせばいいのにはるが勝ち誇った顔をする。

「むぅ〜〜〜〜」

それを見たなつがまた機嫌を損ねる。
喧嘩の鎮静化を図る隆士は、懸命に体をひねってはるを落とす。

「こ〜ら、はるももう止めようね…」
「うわっと。あ…う、うん」

調子に乗りすぎたと焦るはる。なつを抱きかかえてとりあえず二人を引き離す。
慣れているからなんとかなるが、気力と体力は奪われ続ける。
174寝取り?:2007/04/28(土) 21:23:24 ID:wQl539td

「えへへ。おとうさんあったかい」
「…あ、アタシにも…しろ!」

嬉しそうに隆士にしがみついているなつに、立場逆転のはるがまたいいないいなコール。
結局二人にしがみつかれて、仕事どころか休息もままならない。

ガチャリ…

「お父様、はるがこっちに来ませんでしたか…?」

そこへ今度は扉を開けてふゆが顔を出す。
アザラシの親子のように寝そべる三人。入ってきたふゆがぎょっとする。

「えっと…」

チラチラ父親の様子を気にしながら、ターゲットの存在に気付くふゆ。
ちょっとずるいと感じたふゆの情熱は止められない。

「?…アタシになんか用か?」
「ああもう、せっかくはるにお似合いのを探してあげていたのに…こんな所でお父様におイタをして…」
「べ、別におイタもしてねえし、そんなの頼んでねえ」
「あらあら、断るんですか…。…なつさん!」
「は〜い♪」

身を起こしていたはるになつが飛び掛る。
さすがのはるも逃げ出すタイミングを失い。隆士の体の上で、ふたりがかりで押さえつけられる。

「こら、は、はなせコンチクショー!」
「やだよ〜」

さっきの仕返しとばかりになつはしがみついて離れない。
ふゆははるの上に馬乗りになって、袋からゴスロリ風の服を取り出す。

「や、やだぞ、そんなの着ないぞ!」

怯えたようにはるが言うが、ふゆもなつも笑ったまま。

「なつさん、ここは一気に行きましょう。上をお願いします」
「へ、ちょ、ちょっと待て〜。や…やめろ〜」

はるの服に手をかける二人。脱がされると感じて顔に真っ赤にしたはるがもがく。
羞恥を感じるといつもの力が出せなくなるはるは、二人の手篭めにされる。
175寝取り?:2007/04/28(土) 21:28:27 ID:wQl539td

「お、親父が見てるって…ぴぃ!や!」
「お父様ですから大丈夫ですよ、ほら、ほらぁ!」
「えい!えいっ♪」
「やめろっ!あうっ…や〜〜〜〜〜〜〜」

必死に逃げようとするはるをいじめる二人。
どたどたと部屋中がゆれ、ぐったりしている隆士は踏まれたり、乗っかられたり…。

しかし、そんな地獄絵図も、はるの服が半分ほど脱がされた所で終わりは訪れる。
小走りに駆けてくる足音。後に開かれる扉。

「三人とも何してるの!…隆士さんのお仕事の邪魔しちゃだめでしょ!」

ちょっと噛みながら怒る梢。三人ともしまったというように固まる。
いつもは優しく、どこか抜けている梢だが、隆士が絡むとこうなる。

「みんな部屋に戻りなさい!…もう寝る時間!」
「は…はい」

しおしおと梢に逮捕されて部屋に戻って行く三人。
はしゃいだばっかりに全てを失ってしまう。
何で気付かれたんだろうと悔やみながら部屋に戻る。

そんな背中を倒れていた隆士はやれやれと見送る。
暫くそのままでいると、梢が三人を叱る声がかすかに聞こえる。
もう今日は寝室に軟禁だから、やっと寝れると隆士は片付けを始める。
176寝取り?:2007/04/28(土) 21:30:15 ID:wQl539td

「おとう…さん…」

散らかった文具を拾った所で、小さく声をかけられる。
薄く開いた扉の影から、あきが覗いている。

「あれ…あきか、どうしたの?…そういえばさっきまでいなかったね」
「お手伝い…かも」
「え?」

すすっと部屋に入り、布団を敷く手伝いを始めるあき。
優しい娘の心遣いに、ちょっと驚いてから嬉しくなる。

「…おと…さん…大変そう…だった…から」
「ありがとう、あき。気にしてくれて」
「疲れすぎて…病気になったりしたら…いけない…かも」

さっきまでの喧騒と違って、静かなやり取りに、あきという娘を強く感じる隆士。
気付かないうちに、あきの頭をなでていた

「…ほぅ」

枕を持ったまま気持ちよさそうにするあき。
ちょっとだけそのままでいてから、すぐに布団に枕を置く。

「もう、おやすみ…かも」
「あ、そうだね…。うん、それじゃあ、おやすみ。あき」

そう言って布団にもぐりこむ隆士。
あきはすっと電灯の紐を引く。
疲れていたせいか、隆士はすぐにまどろむ。

「…」

暗い部屋の中で暫く隆士の様子を見ていた小さな影が、やがてあたりまえのようにその布団にもぐりこむ。

「…おかあさん…お疲れ様…かも」

最近、悪い遊びを覚えたあきは、大好きな父の傍で今日も眠りについた。

〜ふぃん〜

177名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 21:33:11 ID:wQl539td
なっちんMk2は絶対悪い子になると思うのですw
他より成長が早いというか、要領がいいというか
178名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 23:16:35 ID:1J8rD5cP
>>169
たった4時間でSSがもう一本とは・・・
あきがやっぱ一番賢そうだwww
GJ!
179名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:35:23 ID:aLyrOred
はじめての投下をしてみたいと思います。PNは『雄』、題名は『男の子』でお願いします。

『男の子』

ある日の事。梢の一言から始まった。

「隆士さん、出来ちゃいました・・・・・・・」
「へっ?」
「男の子・・・・・」
「・・・・・いやぁぁぁぁたぁぁぁぁ!!!」

隆士は腕を上げ、喜ぶ。それもその筈。隆士はいろいろな苦労をしたのだ。そもそも、1年前の事。なつがこんな事を言ったのだ。

「おとうさん。なつ、弟がほしい。」
「私もですわ、お父様。」
「親父、私も。」
「おとうさん・・・・・わたしも・・・・」
「えっ?」

突然の事ながら、隆士は驚いた。しかし、そこは隆士。すぐさま、梢と相談した。その時、梢は二つ返事で・・・・

「じゃあ、作ります?」
「かるく承諾なの?」
「私も、男の子が欲しかったから・・・・・・」
「そ、そうなの・・・・・・」

それから、男の子を作る為に隆士はいろいろと苦労した。
180名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:36:57 ID:aLyrOred
男の子を妊娠するには、男性が肉や魚などの酸性食品、女性が野菜などのアルカリ性食品を多く摂るのが一般的である。梢は良いとして、隆士は野菜をあまり摂る訳にはいかないので、その後の運動などを積極的に行なったが、とにかくきつい。
そして、夜の行いもルールがある。まずは、Hの15分前に女性の体内をアルカリ性にする為に、重曹水を使い洗浄する。

「じゃ、じゃあ・・・・洗うね。梢ちゃん(梢ちゃん、感じやすいから・・・・大丈夫かな?)」
「は、はい・・・・・」

そして、本番。隆士はまず、キスから行う。これは2人が必ずと言って良いほど、最初にする行為。

「梢ちゃん・・・・・」
「隆士さん、隆士さん・・・・・・・」

二人はお互いを求め合う様に舌を絡み合わせ、口付けを交わす。そして、隆士は梢の片方の胸を揉み、片方の胸を唇には這わせる。そして、ゆっくりと口に含ませる。

「隆士さん、隆士さん・・・・・」
「梢ちゃん、気持ちいい?・・・・・・(赤ちゃんが産まれたら、また梢ちゃんのおっぱい、飲みたいな・・・・・・・)」
「き、気持ち良いです・・・・・・」
「そう・・・・じゃあ、今度は・・・・・・」

181名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:38:10 ID:aLyrOred
隆士はその慣れた手つきで今度は下腹部の花園へ手を伸ばす。そして、胸と同様に愛撫する。花園はいつも以上にねちょねちょと濡れている。
梢にどんどん電撃が走る。隆士は、一度花園から指を離す。隆士の先には透明の粘液が。隆士はその指を舐め、今度はその花園に潜り込んだ。そして今度は、舌で梢の花園を愛撫する。クレパスに沿って、隆士の舌が這う。これで耐え切れる筈も無く、梢が絶頂する。

「ん、んんんんぅぅぅぅ!!!」
「ぷはぁ・・・・・大丈夫?」
「は、はい・・・・じゃあ、今度は私が・・・・・・・」
「えっ、あ・・・・・」

梢が隆士をゆっくりと押し、隆士の股間に潜り込んだ。隆士のモノはびくびくと動く。梢は隆士のモノをしごき始めた。隆士は鼻息を少し荒くしながら耐えている。そして、梢はぺろっと先端を舐め、口にゆっくりと含んだ。そして、舌と唇で隆士のモノを攻める。

「こ、梢ちゃん・・・・う、上手すぎ・・・・・・」
「りゅ、りゅうひさんの・・・・・おひいひれす・・・・・」

口に隆士のモノを含みながら、隆士の顔を見る梢。隆士はそんな梢が堪らなかったのか、さらに隆士のモノが大きくなる。

「こ、梢ちゃん・・・・・・・そ、そろそろ・・・・」
「・・・・・ぷはぁ・・・・・はい、隆士さん。」
182名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:38:47 ID:aLyrOred
梢は仰向けになり、両腕を広げて隆士を迎える。隆士はその上に覆いかぶさり、梢を抱く。そして、梢の唾液と粘液で濡れた隆士のモノを梢の花園へと入れる。

「んんん・・・・・・くぅ・・・・・」
「あぁぁぁ・・・・・いい・・・・・・」

ずぶずぶと隆士のモノが梢の中へ入る。そして、隆士は梢の花園の奥の方まで突く。両方に電撃が走る。繋がりあったまま、隆士は梢と口付けをする。そして、遂に限界地点へと来た。

「梢ちゃん、もう・・・・」
「私も・・・・りゅう、隆士さんの・・・・・隆士さんの熱いのを一杯下さい!!」
「う、うん・・・・・ああああ!!!」
「ああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

隆士の白濁の液が梢の花園の奥まで発射された。しかも、1回だけではなく5回も連続に出る。ぴくぴくと隆士と梢がお互いを抱いたまま、痙攣をする。隆士が自分のモノを抜くと、そこから入りきれなかったのだろう・・・・・精液がどんどん出てくる。



「正直、気持ちよかったけど・・・・・・腰をおかしくしちゃいそうだったよ。」
「私も・・・・・・意識がどっかに飛んでいっちゃいそうでした。」
「じゃあ、産婦人科に行こうか。早く会おう、僕たちの新しい家族に。」
「ええっ。」
183名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:39:21 ID:aLyrOred
そして、数年後。

いつも通り、隆士が自室で仕事をしていると廊下からふゆと男の子の声が。隆士がドアを開けると。
「待ちなさい、○○。待てぇぇぇぇぇ〜〜」
「あっ、おとうさん!! ふゆお姉ちゃんが僕にメイド服、着させようとするんだぁぁ!!」
「ま、また・・・・・・?」
「こらっ、待ちなさい〜〜」

○○と命名された男の子はすくすくと成長している。成長しているのだが・・・・・・・いつも、お姉ちゃんにセクハラされている(笑)。これも姉なりの愛情表現なのだが○○にとっては、はた迷惑。

「こら、冬。○○が嫌がっているでしょ? 止めなさい。」
「え〜〜〜〜?」
「ふぅ・・・・・・顔立ちが僕に似ているからな・・・・・」

○○はお世辞も言えない程の女顔。よりによって、そういうところが隆士と似てしまった。ついでに、なにかと迷惑ごとに巻き込まれやすいところも。

「それでしたら、お父様。このメイド服、お父様が着てくださいな。」
「いや、それはちょっと・・・・・・」
「そう言わずにとぅ!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!! 実の娘に犯されるぅぅぅぅ!!」
「こらぁぁぁ、ふゆ!! 親父は私のものだぁぁぁ!! ついでに○○も私のものだ!!」

序に言うと、はる達は未だに乳離れ・・・・じゃなかった。父離れが出来ていない。それどころか、最近はもっと酷くなっている。4人ともファザコン&ブラコン属性が付いてしまっている為、今日も隆士と○○は苦労する。

「に、逃げようか。○○・・・・・」
「う、うん。お父さん・・・・・・・・」

今日もいい天気である。

〜ふぃん〜
184あとがき:2007/04/29(日) 14:43:22 ID:aLyrOred
元々は、『まほらば小島あきら 第11回鳴滝荘お絵描き大会』の>>295さんの名作の最後のページ、それとこのスレの>>119さんのコメントを元として、書きました(分からない人はすみません!!)
また、機会があったらなにか投下したいと思います。
その時の名前も、また『雄』という名前で来ます。
それでは

PS.男の子の名前は敢えて書きませんでした。皆さんで名前を考える事にします。
185名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 21:38:05 ID:T0MbDWiz
>>184

gjてか超gj
最高です〜
186名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 21:38:38 ID:T0MbDWiz
下げ忘れたorz
187名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 14:19:43 ID:XQ0bA0J4
雄さん、GJ!!
ちなみに○○とはる達の年齢差はどれくらい?
188:2007/04/30(月) 14:49:56 ID:XQ0bA0J4
どうも、雄です。
GJ・・・・もう、私にはもったいない言葉です。
それで、>>187さんの質問なんですけど・・・・・・・
あまり考えてませんね・・・・でも、3〜4歳ぐらいの差だと思います。
2歳だと、弟欲しいなんてまだ言わないと思うし(分からないが)
189:2007/04/30(月) 14:51:33 ID:XQ0bA0J4
すみません、私も下げるのを忘れてた・・・・・・orz
190名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 14:53:22 ID:Wq8sbRtn
このうっかりさんどもめ!
191名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 14:53:53 ID:Wq8sbRtn
そしてsage忘れorz
192名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 15:39:52 ID:pvmCRxsg
>>185-191
何この流れ。わざと?わざとなの!?
ねぇ、ねぇってば!
193名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 20:16:34 ID:yG+LU7P0
ははは

まほらばスレの住人にふさわしいぬくさじゃないか

ははは
194名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 20:50:33 ID:v8OZ6Gbh
ところでNHK-FMのアニソン三昧で米倉さんが
ライブで「僕のスピードで」歌ったのに素直に感動したのは俺だけ?
195名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 04:34:10 ID:4V6OCIbQ
>>194
おうお仲間。もう五月だー続き書いてなかったー死ね俺ー
196名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:09:39 ID:+ZdA/LMs
※下ネタを含みます。
棗スキーはくれぐれも読まないでください。

〜15話「……かも」より

「あなたに…『ありがとう』…って…言わ…れて…
 すご…く……『うほっ』…ってなったの………かも」
「…『うほっ』?」
「わたしは…暗…いし…嬉…しいことも…言えない…し… 
 すごく…小さい…けれど……
  や ら な い か ?」
「なんだ…気にしなくていいって言ったでしょ?
 もちろんだよ!こちらこそよろしく!!」

「うほっ」

こうして、僕は彼女と友達(フレンド)になれました。


〜終わり


…ごめん、俺疲れてるみたいだ……。
197名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:18:58 ID:KI0Ir8DO
激しくワロタwwww
GJ!

たまにはこんなのも良いなw
198名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 22:08:20 ID:ofCzEGO2
>>196
な、何だよ!?
棗スキーは読まないで?
そ、そ、そんな事言われると読みたくなっちゃうだろ?
……いや、普通にワロタ……
199名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:09:02 ID:FlaP+gMx
>>170
お言葉に甘えて、白鳥君もらっていきますね
今回もぬくぬくな4つ子、GJ!

なっちんと魚子は出し抜くことにかけては素晴らしい才能を発揮するかと
むしろあの4人じゃ一番割りを食うのが早紀ちゃんだよね…


>>179
このスレでは久々のエロ展開な気がするんだぜ
ファザコンだけでなく、4人の中に放り込まれた男子を
取り合う構図というのもまた乙なものでした
ともかくGJ


>>196

……うん、俺にもあるぜ
「ほうっ」を「うほっ」って読み間違えたこと…
俺も疲れてんのかな…
200名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 23:28:48 ID:OBL9weT+
久しぶりに描いたら筆が進む進む
201名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 15:13:06 ID:HzmjD1B0
隆士が梢に勉強を教える。

いろいろあってセクロスに発展



なんてどうよ?
202名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 15:14:05 ID:LF4r6WnT
どうよて……いろいろて……
203名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 15:21:14 ID:P2t9+DwM
>>201
そいつが成立するかどうかは隆士の学力次第だな…
204名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 15:28:36 ID:P2t9+DwM
鳴滝荘メンバーで温泉旅行に

夜中に混浴の露天風呂で隆士と梢遭遇…

やることは一つ……



ってのは、どうよ?
205名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 15:53:14 ID:ZZ5vsx+8
>>201
白鳥は中の上ぐらいに入ると俺は思う

>>204
珠公にバレたら、白鳥が死ぬぞ

ついでにそろそろ、>>179の男の子の名前でも考えてみるか?
とりあえず、例だけど
姉貴達が季節を表しているから、弟の名前は「四季」、或いは両親の名前とかけて「色(しき)」なんてどうだ?
206名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 23:47:23 ID:+Y8TX5CK
>>204
JCに頼め

>>205
さすがに原作中に影も形もないキャラに市民権を与えるのはどうかと
207名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 01:17:39 ID:km1guY69
>>205
オリキャラは荒れる源なんだし、息子についてはこれっきりにしよう。
血刀使うような名前もな。
208名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 10:28:22 ID:6KbWQ+cl
白鳥長男は各自オリジナルの、できるだけ解りやすい名前を付けてあげる事。
209名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 14:10:41 ID:swgf8yug
>>205
ネタとしてはおもしろいから良いけど名前とかは考えなくても良いだろう・・・・
とりあえず、白鳥長男は○○っていう事で名前は各自の脳の中で補足しておくということで
210209:2007/05/03(木) 14:43:00 ID:swgf8yug
しっかし、久々のエロだったから、楽しめた
211名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 15:30:47 ID:TxH6R/n4
各種イベントをこなしてる鳴滝荘でもこどもの日はなんにもないのかなぁ。
喜びそうなのは魚子だけだろうし。

それ以前にGWだからどこかに出かけるのか。
旅行のssを書いてみようと思ったけれど挫折した。
212名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 15:35:40 ID:GcEiKMBr
総出で旅行というのは楽しい企画ではあるんだけど、
いざ人数を多くしようとすると途端に文章をまとめづらくなる罠。
会話だけでかなりの分量になっちゃうんだよね…。
213名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 18:53:00 ID:bz4CppDf
人数いすぎると、書いててまとめにくくなる。
バランスよくだしてあげたいが、そうもいかなくなるから、どうも違和感を感じるようになってしまう……
一人だけセリフ少ないとか。
214名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 20:00:02 ID:kTbjKwIf
桃「来たわよ温っせーん!」
珠「相変わらずやかましいです〜」
灰「おい恵、人前ではもちっとおとなしくしてろヨ」
朝「温泉だよお母さん!すごいね!」
沙「……おんせんたまご……」
白「あはは……どこに行っても騒がしいなあ、みんなは……」
梢「温泉楽しみですね、白鳥さん♪」

と、いちいち全員の反応を書かなきゃいけないからエラいこっちゃなるのが辛いってかウザいってか面倒。
まほらばに限らず中高生が書く二次創作にありがちなパターンだよなー
215名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:02:57 ID:R3ejy02V
>>210
196がエロいってことか…キテるな
216名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 23:46:52 ID:eBEYix63
>>212-214
まさにそれ。
1つのネタごとに3人〜の会話を書かなきゃならないのが…。
まほログ見るとハルイロの人とか全員分の会話書いてたりするけど
冗長的にならずにうまいなぁ。
まだまだ精進が足りませぬ。
217名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:01:16 ID:bz4CppDf
ハルイロかぁ……
カンケリとか全員+ハルでてんのにまとまってるんだよなこれが……
あれを見ると、腕の違いをひしひしと感じる。
218名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 09:34:49 ID:g/iwg8vQ
>>194
あと一ヶ月早く放送して「さくらのうた」歌ってくれてたら神だったのだが・・・
219:2007/05/05(土) 15:05:00 ID:YXK2YvRo
どうも、雄です。
早速ですが新作を投下します
題名は「お風呂場での娘達」で
220お風呂場での娘達 1/7:2007/05/05(土) 15:06:30 ID:YXK2YvRo
「早速だけど、同盟を結ぶ事にしない?」
「どうしたの、はる?」
「そうですわ、いきなりすぎますわ。」
「藪から棒・・・・・・・」
「親父が中々私のものにならない訳が分かったんだ。」
「ええ〜おとうさんはなつのものだよ。」
「違いますわ、お父様は私のものですわ。」
「おとうさん・・・・わたしのもの・・・・・」
「だから、親父はわたしの・・・・・・って、話が進まないじゃないか!! こうやって、私たちが親父争奪戦しているから親父はお母さんとイチャイチャしちゃうんだ!!」
「確かにそうだね・・・・・・」
「だから、同盟を結ぼうと?」
「いい・・・・アイディア・・・・・」
「だろう? 親父は私たち、皆のもの。独り占めはしないということで。」
「わかった!!」
「しょうがありませんね。」
「いいよ・・・・・」
「じゃあ、早速行動に移すとするか。」
221お風呂場での娘達 2/7:2007/05/05(土) 15:07:37 ID:YXK2YvRo
そして、向かった先が男専用の風呂場。そして、はる達は男専用の浴槽に隠れている。

「でも、どうして浴槽の中に隠れるの?」
「私の作戦はこうだ。お父さんが入ってきて、シャワーなんか浴びて油断している隙に、お父さんを押さえ込む。で、そこで犯す。」
「よくある作戦ですわねぇ・・・・・非コレクトですわ・・・・・」
「でも・・・・お父さん・・・・・・じゃなかったらどうするの?」
「大丈夫。灰原の爺さんはもう風呂に入っているから。入ってくるのは親父だけだ。」

そう、はるが皆に作戦を説明している時だった。足音が聞こえてくる。

「親父だ、静かにしろ!!」
「「「うん」」」  

5分ほどしてカラカラと扉が開く音が聞こえた。はるが様子を見ようと、浴槽の蓋の隙間から覗く。確かに隆士はいる。いるのだが・・・・・・
222お風呂場での娘達 3/7:2007/05/05(土) 15:09:33 ID:YXK2YvRo
「やばい!!」
「どうしたの?」
「お母さんまでいる。」
「ええええ!! どうするの?」
「仕方がない・・・・お母さんがいなくなるまで待とう・・・・・・」

そんな事も知らずに、隆士とこずえがシャワーを浴びる。

「誰も来なければいいけど・・・・・」
「大丈夫です、灰原さんはさっき入りましたから・・・・」
「そ、そうだね。」
「それよりも・・・・・・隆士さん。」
「な、なに・・・・・梢ちゃん?」
「最近・・・・・忙しかったから、その・・・・」
「えっ、えええ!?」

隆士と梢の回りがピンク色に染まっているころ。はる達は・・・・・
223お風呂場での娘達 4/7:2007/05/05(土) 15:10:32 ID:YXK2YvRo
「林檎」
「ゴリラ」
「ラジオ」
「おやつ」
「釣り」
「林檎」
「林檎言ったぞ、なつ!!」
「え〜〜言ってないよ。」
「いやっ、絶対に言っていたぞ!!」

しりとりをしていた(汗)しかし、それもすぐに終わる。外の異変に気づいたのか4人とも一斉に隙間から見る。

「梢ちゃん・・・・・」
「りゅ、隆士さん・・・・・・」

2人がシャワーを浴びながら、フレンチキスをする。そして、自然と隆士のモノがそそり立つ。梢はそれを見て・・・・・・
224お風呂場での娘達 5/7:2007/05/05(土) 15:11:10 ID:YXK2YvRo
「隆士さん、可愛い・・・・・・(ちゅっ)」
「ああぅ・・・・梢ちゃん・・・・・・」
「今、治めてあげますからね・・・・・」
「おっ、お願いします・・・・・・・・」

梢が隆士のモノの筋を舐める。そして、先端部分に向かいながら上に向かって舌でなぞる。そうすると隆士のモノは治まるどころかもっと大きくなる。そして、それを見ているはる達。あきはなぜか、涙を流していた。

「ああっ・・・お父様・・・・・」

愛する父親のモノを愛撫する母親。それを見ている娘たちこと、自分たち。いつしか、はる達の花園は濡れていた。浴槽の中に篭っていた湿気がついたのではなく。そして、遂に・・・・・・・・
225お風呂場での娘達 6/7:2007/05/05(土) 15:12:09 ID:YXK2YvRo
「止めよう。」

はるがとんでもない発言をした

「ええ!! はるちゃん、何いって・・・・・」
「ここで黙って見ていられる私達だと思う? 止めに行こう。」
「でも・・・・・もし出たら・・・・」
「しかも、私たちはお父様達の情事を見ていて、濡れ濡れで・・・・無理ですわ!! 絶対に・・・・・」
「出来ないって言うの?」
「もうしわけございません、はる隊長!! 不肖なつ、自分には出来ません・・・・・」

なつがなぜか敬礼しながらはるに言う。

「ふんっ、腰抜けが・・・・・・」
「でも、はるのだって、びちょびちょ・・・・・」
「私の生き様、とくと見ろ!!」
226お風呂場での娘達 7/7:2007/05/05(土) 15:13:03 ID:YXK2YvRo
バンッ!!

「お母さん、私も混ざる!!!!!」
「は、はる・・・・・・・・・・・・・」
「えっ?・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

パタン・・・・・・

「なぜ、戻ってきたのでありますか、はる隊長!?」
「無理だったわ・・・・・私には。」
「任務失敗ですわ。」
「連帯責任・・・・・覚悟だね・・・・・・・・」

次の日。白鳥の部屋に張り紙が張られる事に。

『大家の許可無しに入るべからず!!』

ちなみにあの後のはる達については・・・・・・皆さんのご想像にお任せします。
227お風呂場での娘達 あとがき:2007/05/05(土) 15:15:14 ID:YXK2YvRo
アホな物語だな・・・・・・(苦笑)
ちなみに元素材は分かる人はブラザーと呼びたい、「稲中卓球部」です。
また何かネタが思いついたら、投下したいと思います。
それでは
228名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 10:40:43 ID:SWulCtOZ
もうちょっと地の文入れたほうがいいかな 会話が多すぎて見辛い
229名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 11:38:24 ID:l2r3c8ZM
なんだか、四つ子がみんなエロイ子になってるのがデフォになりつつあるけど、
そういうのはかえって退いてしまうのは自分だけだろうか。
230名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 13:12:29 ID:V3QmDLa8
>>227
かなりキャラが壊れてる気がするんですが…
…ていうか、コレ「ある日の次×3」のエロ変形?

そりゃあ、著作権は放棄してますけど…
231:2007/05/06(日) 13:20:22 ID:qIa7+pai
どうも、雄です
>>228、確かに今回はちょっと地の文が少なかったですね・・・・・精進します。
>>229、四つ子のエロネタとしても、中心が隆士と梢ですので。でも、エロくしすぎたかな?
>>230、一応、「ある日の次×3」とは別ということにしているんですけど、内容が似ているから違うか・・・・

ご意見、本当にありがとうございます。
232名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 21:39:39 ID:1cNt57i3
まぁ『雄』さん。
上記の意見を参考にまた頑張って書いてきてください。
あと、四つ子の名前を『はる、なつ、あき、ふゆ』にするなら、
一応その名前の元祖の人に許可とったほうがいいと思いますよ……
233名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:13:22 ID:1niygk8v
えっ、あれって許可いるの?
234名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:15:03 ID:gUBwCXWC
最初に書いた人には悪いけど、その発想は無かった、てほどの名前でもなし、許可は必要かなあ……?
235名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:31:25 ID:1cNt57i3
マナーは大切だよ。
236名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 22:59:57 ID:q60oLxri
マナーって程のことでも無いだろ……現実的に考えて……
237名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 23:04:46 ID:1cNt57i3
絶対ってわけじゃないが、一応許可をとるべきだと俺は思う。
今話題の、中国にあるディズニーもどきだってそうだろ?
238名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 23:06:26 ID:gUBwCXWC
いや、あれはパクリだけどこれは違くね?
最初にはるなつあきふゆ使ったSS以前に名前をつけるなら〜って話で各人格かはるなつあきふゆだなって話してなかった?
239名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 23:21:41 ID:1niygk8v
>>237
話はずれちゃうけど、あれには驚いた
クレヨンしんちゃんとか北斗の拳も著作権関係なしに商品化にしたり、実写版の映画にしたりとかでも有名だけど
流石はバッタモンが溢れる中国というべきか、ブランド品とかのバッタモンが出回ったとかで問題になったことがあったな
240名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 23:41:52 ID:8/4VBWBl
あの程度で驚いてたら秋葉歩けねーよ
241名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 02:08:40 ID:0bfUXw9J
気分的に保守
242名無しさん@ピンキー:2007/05/09(水) 22:39:46 ID:fjeLBnGR
せっかく隆士君もらったのに今度は腹痛でダウンorz
医者に盲腸とか言われる始末で……
SSを完成させようとしない、何者かの意志が働いてるのか…
243いまさらなパクリ:2007/05/09(水) 22:48:17 ID:D/j1TugO
千「ねぇ、早紀にゃん、早紀にゃん」
千「私の出てくる同人誌はいつ出るかな」
早「さぁてね」
千「コレクト〜ん…」


梢「おい、バックアップ」
早「ちょっと、その言い方はないんじゃねぇか」
梢「…。…出てこなくても人気の高いバックアップ」
早「…(´ゝ`)b」


棗「ねぇ、隆士君、隆士君」
棗「隆士君にとっての、多重人格の概念って、どんななの…かも?」
隆「…それはね」
隆「せっかく連鎖が組めたのに、欲しい色のぷよが来ない…みたいな」
棗「!!」


ま「やあ、梢ポン、梢ポン」
ま「朝美はいるかい」
梢「さっきもう食べたでしょ」
ま「しょぼ〜ん」
ま「え!?」


勢いでやった。今は反省してる。
244名無しさん@ピンキー:2007/05/10(木) 10:35:07 ID:hRTh55X4
−30点
245名無しさん@ピンキー:2007/05/11(金) 00:47:45 ID:ErV/IhKZ
>今は反省している

ならば誠意の証として、来週末までにSSを書くのだ……
246名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 01:39:30 ID:y8D3+GuG
久しぶりに来たら世代を超えて大変なことになっている・・・
247名無しさん@ピンキー:2007/05/14(月) 16:12:14 ID:lyCZmfH8
ロリは偉大なり
248名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 06:55:25 ID:T9/y7y6F
まほらば世界でボンゴレファミリーを組むなら

太陽の守護者:早紀ちゃん
雷の守護者:タチバナ
嵐の守護者:桃さん
雨の守護者:釘バット
霧の守護者:部長
雲の守護者:珠ちゃん
大空の守護者:白鳥きゅん

太陽だけ代役いないのか・・・?
249名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 08:49:21 ID:VQI2YDW1
そういう妄想は懐漫のほうででもやってくだちい
250名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 10:03:38 ID:eXguHKYd
>>248
ホモスキー乙

……できれば有害な腐れたお方にはお帰り頂きたいのですが。
251名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 19:39:57 ID:sJwXasNV
>>248
いっそ白鳥の零地点突破喰らって氷漬けになれ。
252名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 22:14:04 ID:8U8x7tcY
タチバナの方が嵐って感じじゃないか?
253名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:18:01 ID:YoPwnhjo
太陽の守護者:朝美でいいと思うが
女神;蒼葉梢
254名無しさん@ピンキー:2007/05/15(火) 23:19:10 ID:VQI2YDW1
ここは本当にエロパロ板なのでしょうか
エロが少ないとかそういう意味ではなく
255名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:04:50 ID:sPxThRNY
他作品のスレ見ればわかるがこの板は間違いなくエロパロ板だ。
256名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 00:25:33 ID:GfooCCaL
他のスレでも守護者がどうとかで盛り上がってるのかーエロパロって奥が深いなー
257名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 02:30:09 ID:hjtqnaE4
まひる「タチバナ。」
タチバナ「はい、お嬢様。」
まひる「イタリアには、ボンゴレっていうマフィアがあるのか?」
タチバナ「お嬢様、それは漫画の読みすぎです。」
まひる「読みすぎ?」
タチバナ「実際にそんなマフィアはありません。パッショーネというマフィアが
実在しないのと同様にありません。」
まひる「・・・お前、嘘ついた。」
タチバナ「嘘?」
ペロリ
まひる「これは・・・嘘ついてる味だ。」
タチバナ「!!」
まひる「それに・・・お前、指輪はめている。」
タチバナ「これは・・・。」
まひる「ボンゴレリングだな。嵐の。」
タチバナ「!!!」
まひる「お前、ボンゴレやめる。早くボスに会わせる。」
258名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 02:47:08 ID:hjtqnaE4
しばらく後で鳴滝荘

まひる「・・・姉様・・・なのか?」
タチバナ「いいえ。沙夜子お嬢様も朝美お嬢様も違います。」
まひる「ではだれだ。」
タチバナ「白鳥隆士です。」
まひる「・・・あの『お兄ちゃん』か。」
梢「・・・あら、こんにちわ。」
まひる「久しぶりだな、梢ポン。ん?梢ポン、指輪・・・。」
梢「これ、白鳥さんからのプレゼントなんですよー。」
まひる「(太陽のリング!)・・・お兄ちゃんはどこだ。」
白鳥「ただいま。」
まひる「あ、お兄ちゃん!タチバナ、嵐の守護者辞めさせる!」
白鳥「仕方ないですね。分かりました。そろそろ回収しようと思ってましたし。」
まひる「これで済んだ。朝美と遊ぶ。」

サクラ「ふぇーおきてくださいよー朝ですよー。」
まひる「・・・なんだ夢か。漫画の見すぎか。」
タチバナ「おはようございます。お嬢様。」
まひる「うむ、おはよう。」
まひるの視線がタチバナの左手に向かう。
そこで見たのは・・・。

エンド
259名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 04:19:33 ID:ZGDx+sUN BE:166011252-2BP(0)
奥が深いな
260名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 12:39:23 ID:l9Bm0VyB
妙な流れやね
261名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 21:00:23 ID:DiHoQyKW
何をそんなに腐に対して過剰反応しているのかわからないが、
今度は頭痛が三日連続で襲ってきている俺は、どうやったらSSを完成されられるのだろう。

……orz
262名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 21:17:25 ID:sPxThRNY
まずちゃんと文章が書けるまで安静にするんだ。
あんまり酷いようなら医者に行け。
最悪手遅れになるから。
263名無しさん@ピンキー:2007/05/16(水) 22:44:48 ID:Sz+6Hhbi
半分が優しさの飲めよ
264名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 00:02:05 ID:3IvnbzD+
まほらばの半分は愛と感動でできているb
265名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 02:13:17 ID:0uLdyxWu
SSが読みたくて課題がはかどらない…っと
       ∧_∧
  ∧__∧ (´<_` )  「ゲームが楽しくて課題がはかどらない」の間違えだろ?
  ( ´_ゝ`)/  ⌒i  今更、風来のシレンとは流石だな
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/i |_
  \/___/ ヽ⊃
266名無しさん@ピンキー:2007/05/17(木) 22:53:36 ID:ovEpwMvy
アーマーにせっかく育てた盾を吹っ飛ばされる。
気付いたらたっぷり物の入った壷がおにぎりに…
267名無しさん@ピンキー:2007/05/18(金) 18:20:12 ID:5p/ltQYn
だが、おにぎりに梅干が入っているとあれば話は別・・・!
268名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 01:29:41 ID:gBqtuRdn BE:199214126-2BP(263)
過疎保守
269名無しさん@ピンキー:2007/05/19(土) 20:42:14 ID:lPyciD5j
>>268
この程度で過疎だとか言うなよ………
270名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 01:44:29 ID:awjgpzue BE:284343629-2BP(300)
人いないな
271名無しさん@ピンキー:2007/05/22(火) 22:39:50 ID:WOI+iJaJ
×人がいない
○SSを投稿する職人がいない

みんな潜んでるんだと思うよ。
だからごめん、もう少しだけ待ってくれ。
272名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 11:00:38 ID:/1NM81o2
……考査や課題に追われSSを書いている暇がない……
だからもう少し待ってくれ。
273名無しさん@ピンキー:2007/05/23(水) 21:33:19 ID:kR0dWkrm
ごめん、もうSSにするような身のあるネタが出てこなくなった。
身のないネタならいくらでも出てくるんだけどね…。
274名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 05:34:27 ID:rHQfu6Oz
このスレの初代からひっそりと張り付いてる俺がいる
275名無しさん@ピンキー:2007/05/24(木) 11:37:59 ID:LsuojgPA
>>274
ナカーマ
276名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 04:23:35 ID:F+4g1znN
今思ったんだけど、投下に対して「乙」ってのはすげえ失礼だったのかも
俺はたまに長いの投下してくれた人に乙ーとか言っちゃうけど、「ああおつかれさん」みたいなニュアンスになってすごく悪いことしてたのかな
277名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 12:23:11 ID:Eo3QkHwo
GJでおk
278名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 22:20:34 ID:n9ZOYmt0
人もいないし製作途中なのを落としてみようと思う。
ちょっと異色だからいろいろ突っ込んで

登場 水無月一家
279another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:22:15 ID:n9ZOYmt0

痛い…

体中が熱い…

息が苦しい…

力が…抜けてゆく…

今まで私の前で冷たくなっていった人達も、こんなだったんだろうか…



…誰か来る…

…また仕事?…もうこのまま眠らせて欲しいのに…




「おい…大丈夫か?」
「まぁっ、大変!」

誰かが慌てている。
霞む目に映るのは、若い女性と初老の男性…

…知らない人

…なら、もういい…眠ろう

まぶたの裏の暗闇に身を委ね、私は二度と目覚めぬ事を願った。
280another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:23:23 ID:n9ZOYmt0
…………………

(どうしたものか…)

丑三は悩んでいた。
一ヶ月前、出かけた先で見つけた少女の事だ。

傷を負ったその少女のために、救急車を呼ぶまでは良かったのだ。
丑三とその妻である夕は関わってしまった以上、少女の容態を確認しようと考え病院にいた。

そこへやってきたのが警察の人間。
傷が普通のものではなかった為に通報され、今日までずっと警察通いの毎日になってしまった。

夕は病身のため、取調べは丑三だけが受けることになり
なんとか身の潔白を証明できたものの、今度はその少女の身元が全く分からないという。
そこで、一時預かってもらえないかと言う警察。

「迷惑ついでに、預かってあげましょうよ…ね?丑三さん」

夕は同情からかすっかり乗り気だったが、丑三は反対だった。
確かに、丑三にはそれをするだけの余裕もあり、また実際に黒崎という身寄りのない庭師を雇い入れてもいる。
だが彼は自身が信頼が置けると判断した人物であり、この少女とは違う。

カッ、カッ…

松葉杖をつきながら後ろを歩く少女…
丑三は、得体が知れないと思った。

年の程は、十を少し超える位。それにもかかわらず、歳相応の子供らしさが抜け落ちている。
かなりの傷を負いながら、もう既に歩けるほどの回復力。
あの日、事故ではない何かで傷つき、倒れていた事…
281another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:25:09 ID:n9ZOYmt0
『頼みますよ、何せ警察には子供の成長に良くないものが溢れてますから…』
『確かに、身元不明ですが素直な子ですよ?…心配なら、警護のものを手配します』

普通ならば絶対に家に入れたりしない所だが、夕の頼みもあり、結局受け入れることにした。
だが、何かよからぬものをこの少女が家に呼び込みそうで、不安で仕方がない

(暫くは、この子を外に出す訳にはいかないな…。どんな繋がりがあったかもわからん)

無表情でついて来る少女を見やりながら、丑三はそう感じていた。

282another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:25:55 ID:n9ZOYmt0

「あら♪おかえりなさい、丑三さん」
「ああ、帰った」
「…おつとめご苦労様♪」

水無月家に帰り着き、夕の顔を見てやっと丑三の緊張はほぐれた。
明日からは自由の身で、やっと平穏な日常に戻れる…はず。
相変わらずだんまりの少女が、そうさせてくれれば

「そして、ようこそ♪…え〜と…」

夕はそこまで言って戸惑う、取調べの時もこの少女は名前を言わなかった。
だから、どう呼べばいいのか分からない。

「あなたのお部屋、用意して待ってたのよ、どうぞこっちに来て♪」
「あ…お、おい…夕ちゃん」
「ほら、おいで」

慌てて止めようとする丑三だが、新しい子供が出来たみたいにはしゃぐ夕にほだされて
やれやれとソファーに腰を下ろした。一応は恩人なのだし、少女が自分たちに悪意を持っていることは無かろう

「…?」

少女は、自分が呼ばれていることに暫く気付かなかったのか、不思議そうな顔をして突っ立っている。
拾った猫や犬が見せる表情。あるいは周りが全て見知らぬ人で囲まれた転校生のようだ。
283another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:28:01 ID:n9ZOYmt0

「ね、早く…お洋服も用意してあるわ。沙夜子さんのお下がりで悪いけれど」
「あ…」

夕がそばまで近づいて、初めて気付き、戸惑いながら後ろについてゆく。
その姿は従順だし、危険な感じもしないタダの少女だ。

「そう警戒しすぎることもないか…とりあえずは…」

家族に問題がおきる心配がなければ、この不思議な女の子を預かっても問題は無い。
身寄りの無い者への少しばかりの同情もある。それに、何より夕に逆らえない。
煙管に火を点しながら、ひとり丑三は呟いた。
284another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:30:18 ID:n9ZOYmt0

…………………………

警察にいろいろと諭されてから、男の人についていった私はずっと混乱していた。
この人に世話になるらしいのだけど、どうすればいいのか分からない。

(一体、誰なんだろうか…)

これがいい、あれがいいとたくさんの服と自分とを見比べている女の人。
ここまで連れてきてくれた男の人。
意識を失う前の一瞬に、二人の顔を見たことを覚えている。
おそらく、この二人が救ってくれたのだろう。

「これがいいかしら♪…ね、着てくれるかしら?」

服を着替えて欲しいとお願いされる。
良く分からないけど、命令は聞いておいたほうが身のためだ。

「あ…う、わ…わかった」
「ふふ、やっとお話できたわね…」
「…」

覚えて間もない日本語で話す。話すと言うにはちょっとたどたどしすぎるけど、通じた。
服を脱ぐと、大きな絆創膏の貼ってあるところを見て、女の人が少し顔をしかめる。
自分が痛いわけでもないのにヘンな人だ。
そう思いながら、身動きし辛い、だぼっとした服に手を通す。

「まぁ、やっぱりよく似合う♪…まひるが着れるようになるまでは時間がかかりそうだし、お洋服も喜んでくれるわね」

上機嫌で笑うその人。今まで見てきたどんな笑顔とも違って戸惑う。
何が面白いのかまるで分からない。けど、嫌な気分にはならない。

「あ、ごめんね。まだ、自己紹介してなかったわね…私は水無月 夕。夕が名前ね」
「それで、さっきの髭の男の人は、丑三さん」
「ゆう…うしみつさん」

戸惑っていると、名前を教えてくれる女の人。ユウというらしい。
恩人の名前だから、これから世話になりそうだから、何度か復唱して覚える。
たぶん、その名前には意味があるのだろうけど…。
285another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:31:00 ID:n9ZOYmt0

「それで、あなたの名前は?」
「…」

困る。…私にそんなものは無い。
でも、ユウは優しい目で覗き込んでくる。

「…Lei」

だんまりだと悪いからそう呟く。
…私を呼ぶ時みんながこう言ったから、名前に替わる言葉はこれ位だ。
ここの言葉なら、違う意味を持ってくれるかも知れない。

「…」

ユウは暫く黙って私の顔を覗き込んでいた。

「それは…本当に、名前…?」
「…」

少しこちらの言葉が分かるらしく、その事に気付かれる。

「違う…けど、ないから。名前の代わり。それでいい」
「…そう…」
「…」

悲しげな顔をするユウ。いままで名前が無い事をあまり気にはしなかったけど
目の前にいるユウが悲しい顔をするから、名前が欲しいと思った。
286another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:32:04 ID:n9ZOYmt0

…………………………………

「丑三さん…」
「?…なんだ、夕ちゃん」

食事の後、書斎で少女について考えていた丑三の所に夕がたずねてくる。
とりあえず部屋をあてがったはいいものの、どう扱えばいいのか分からない。

「すぐに寝てしまったわ…やっぱり子供ね。とっても可愛い」
「またそんな事を…夕ちゃん、気をつけてくれよ」
「あら?…丑三さんはずいぶんと怖がりさんね」

悩む丑三をからかうように夕は微笑む。
すこし変ではあるけれど、悪い子ではないと夕はやり取りの中で思っていた。

「そう…かな」

丑三の疑いは警察での事情聴取の様子や、雰囲気から感じたものがある。
けれど、今まで夕が人を見誤った事も無いから、少しは信じてみたくなる。

「それで丑三さん。あの子を…」
「…分かったよ。ただ、あくまで家政婦見習いとして置くだけだ」
「ありがと♪…丑三さん」

養子にしようなどと言い出しかねない雰囲気に、丑三は先に手を打つ。
断ろうと思えば警察に請われた時に出来たはず。毒をくらえば皿までと承諾する。

ただ預かるだけでも良かったのだが、何か仕事をさせて、日常に触れさせない事には、
異世界から来たような印象の少女と一緒に暮らしていく自信がない。
287another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/05/26(土) 22:36:24 ID:n9ZOYmt0

「それと…」
「?」
「…あの子に名前をつけてあげませんか?丑三さん」
「名前…?」

そういえばと丑三は思い返す。名前らしき言葉は警察でも聞かなかった。
書類でも、言葉でもいつだって「あの少女」で通してきた。

「そういえば、聞かなかったな…」
「誰にもつけてもらえなかったらしいんです。…名前が無いなんて、悲しいから」
「そうだな…」

さすがに、名前がないのは、生活の面でも、ここに馴染んでもらうのにも不都合。
たぶんどこかにいる親には悪いけれど、こうなってしまった以上、許してもらえるだろう。

「名前か…」
「可愛い名前をつけてあげたいわ…ええっと…さくらちゃんとか」
「桜…ね。まだ咲かんな」

いかにも人気のありそうな名前をあげる夕に苦笑しながら、丑三は外を見る。
いかに庭師が手入れしようとも、春が来る前に桜が花をつけているはずが無い。

「なら、タチバナ…か」
「右近のタチバナ…ですか」
「可愛いというよりは、逞しそうだからな。そっちの方が似合ってる」
「え〜。まぁ、丑三さんがそう言われるならいいですけど…」

対になる樹木の名前をあげる丑三。
少し未練があったのか、唇を尖らせる夕に笑ってから、再び外を見る。

(…名前が必要なほど長い付き合いになるのだろうか…)
(その名の示すように、家族のそばにとけこんでくれるだろうか…)

自分たちの…普通の生活に戸惑いを見せていた少女に、不安を抱いていた。
288名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 22:37:50 ID:n9ZOYmt0
ま、過去話を勝手に作るのにもいろいろ抵抗はあるわけですが…
こんなのもどうですかという事で

今週中には完成させたいな…
289名無しさん@ピンキー:2007/05/26(土) 23:31:43 ID:Eo3QkHwo
久々に神光臨きたー
290名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 01:42:55 ID:0xoaJ1aI
久々の投下GJ!
原作でタチバナが話してた過去はどこまで本当なのかねぇ…
まぁ何はともあれ続きに期待
291名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 07:17:30 ID:8WGEGHe5
おぉーGJ!!!すげーよw
ちょうど、タチバナの話の続き、みたいな感じなのな。読みやすいし。
続きも期待してるよ、頑張ってください。
292名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 15:55:34 ID:qIz3OzR3
神話誕生記念にage
293名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 21:47:57 ID:mlEktFYM
タチバナが仕事を始めたのは10年前ということは
沙夜子はまだ実家にいたんだろうか。
そしたら本編でもタチバナに対しての描写があってもよさそうなものなのに。

……あ、単に作者が考えていないだけか。
294名無しさん@ピンキー:2007/05/27(日) 22:32:31 ID:uzREWn+P
沙夜子もタチバナも無表情なので6巻読んでも、そういう勘繰りが出来ない
所詮サブキャラだから描く必要も無かっただろうし…

唯一できるとすれば、初出の時、お嬢様と普通に呼んでた事くらい?
295名無しさん@ピンキー:2007/05/30(水) 01:35:58 ID:ta2HjCoS
小島あきらプチ復活のお知らせ
296名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 22:58:14 ID:iRXo0WGF
問題:誰が描いたまほらばでしょう?

梢「白鳥さん・・・ちょっといいですか?」
隆「何?」
梢「私・・・出来ちゃったみたいです・・・」
隆「で、出来ちゃったって・・・な、何が?」
梢「赤ちゃん・・・」
隆「・・・っ!う、嘘だよね・・・!?これが嘘じゃなかったら・・・!
   そうだこれは夢だ!夢なんだ!
梢「ところがどっこい!夢じゃありません!現実です・・・・!これが現実っ・・・・!」

〜その後、夕食後のキッチンにて〜

ジョ「どうしたんだ白鳥?急にみんなを集めて話なんて・・・」
隆「そ、それは・・・みなさんにお話したいことがあって・・・」
ジョ「なんだ?早く言えよ」
隆「じ、じじじ実は・・・こここ梢ちゃんに・・・あ、赤ちゃんが出来たんですっ・・・!」

  ざわ・・

        ざわ・・   

朝「お姉ちゃん・・・ママになるの・・・?お、大人だ〜(バタッ)」
夜「Congratulation! Congratulation!」
珠「じ〜ら〜ど〜り〜ざ〜ん〜」
ジョ「白鳥ぃぃぃぃぃ!」
隆士「で、でも僕はちゃんと責任とるつも・・・うわぁ!」
珠「そんなこと聞いてないです〜表に出ろdeath〜!」

釈明もダメっ・・・!隆士、中庭に連れ去られるっ・・・! 

珠&ジョ「カスっ ゴミっ クズっ・・・!」
隆「ひぃぃぃぃぃ・・!」
297名無しさん@ピンキー:2007/05/31(木) 23:50:05 ID:/QsDpN5A
モノリスの好きな人…ヤメレ
298名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 01:06:20 ID:DNn9KQM2
トランプ大会の描写が充実してるんだろうな
299名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 22:53:26 ID:WiiVQebA
投下前の静けさ
300名無しさん@ピンキー:2007/06/03(日) 00:50:42 ID:OCR+uKJS
300
301名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:28:43 ID:bquwcYWI
投下

ラス前話のss化…なのかな
302この物語に終幕を:2007/06/04(月) 00:29:45 ID:bquwcYWI
「あれ…?」

いつの間に昨日はベットに入ったのだろうと、不思議に思いながら梢は目を覚ました。
机の上には、昨日見つけた懐かしいお絵かき帳が落ちている。

「これを見てたら、眠くなっちゃったんだっけ…」

昨日見ていた時には、なんだか苦しいような、寂しいようになった絵。

自分の思い出と、重ねる過去。両親のいなくなった日から、描き続けた物語。
いつ、自分は描くのをやめたのか、梢はどうしても思い出せない。

「…やっぱりちょっとへたです」

一番最初のページから、ぺらぺらと捲ってゆく。
絵がよくないから他の人には分からないかもしれないけれど、
梢は自分がどんな話を考えていたのか、手に取るように思い出せた。

「…」

箇条書きのような物語。
楽しい事、なりたい自分、素敵な話、理想の姿。
そんな欠片をつなぎ合わせただけの、自分のための物語。
人に見せるのは少し恥ずかしい。全部見終えて、やっぱり物置にしまっておこうと思う。
303この物語に終幕を:2007/06/04(月) 00:30:59 ID:bquwcYWI
それを机の上に置いて、立ち上がる。
そろそろ朝の仕度を始めてもいい頃だ。

「ちょっと早いけど、朝ごはんの仕度でもしようかな」

ひとり呟き、廊下に出る。朝の光がまぶしく照らす中庭。
そこに、白鳥の姿を見つける。

珍しくこんなに早く起きているので気になって近づくと
どこか落ち込んだような彼の表情。

「…白鳥さん?」
「あ…梢ちゃん…」
「…どうしたんですか?…なんだか元気がないみたいですけど…」

そう声をかけると、はっとしたように慌てて顔を背ける。
彼の声にも覇気がないし、どこか調子が悪いのかもしれない。

「い…いや…。別に何でもないよ」
「そうですか?」

なんでもないようには思えないけれど、彼がそう言うのならと梢は話をきった。
ぼうっと庭を眺める彼に、梢もそちらを見る。
もうだいぶ暖かくなった風。桜の花ももうすぐだ。
304この物語に終幕を:2007/06/04(月) 00:32:32 ID:bquwcYWI

「…もう、すっかり春ですね」
「…」

長かった冬は通り過ぎ、もうすぐ白鳥と再開してから一年になる。
そんなことを思いながら、梢は自分なりに白鳥を元気づけようと、
桃乃がここを去ってから絶えていた、宴会の話をする。

「桜の花も、もうすぐ満開ですね」
「…満開になったら、みんなでお花見しましょうね」

そういうと白鳥は少しこちらを向いてくれたが、また考え込むようにぼうっとしてしまう。
何かに思い悩むような様子が心配になる。

あれこれと自分に出来る事を考えているうちに、一つの考えにたどり着く。

「…白鳥さん♪」
「はい!」
「?」

しゃがんで、手を合わせて彼の目の前に出す。
なんだか良く分からないけど、こうすると彼が喜んでくれる気がしたのだ。
服の袖にある手品の種。いつからか梢はそれを知っていた。
305この物語に終幕を:2007/06/04(月) 00:33:30 ID:bquwcYWI

「いいですか?よく見ててくださいね」
「…?」
「せーの…」

一度もしたことのない指の動きで、梢は仕掛けを動かす。

「じゃーん!」

ポンッという音とともに、梢の手のひらに花束が現れた。

「元気を出してください。白鳥さん」

そういって微笑むと、はっとしたように彼が彼女を見つめ
そして、何かに気付いたように目を潤ませる。

「ずっと…一緒だよ!」

次の瞬間、手品の花を飛び越えて、白鳥が梢に抱きついた。
涙目になって、そんなことを言う白鳥に一瞬戸惑いながら
なぜかそれは自分がずっと待っていた言葉のように心に響く。

「……はい…」

自然と、そう口に出していた。
白鳥がどういうつもりでそう言ったのか図りかねる梢。
それでも、落ち込んでいたような彼が少し元気になってくれて嬉しくなる。
ゆっくりと抱きしめたその体は、少し震えているようだった。
306この物語に終幕を:2007/06/04(月) 00:35:42 ID:bquwcYWI

「…」

すっと梢を離した彼の顔は、少し目を赤くしていたけれど
もう、悲しみの影は見えない。

「…ごめん。顔洗ってくるね」
「…はい」

泣いていたのを知られたのが恥ずかしいのか、彼は頭をかきながらこそこそと退散する。
なんだか自分も顔が熱くて、梢も誰にも見つからないようにいったん部屋に戻った。

「…」
「ずっと…」

プロポーズの言葉みたいなその台詞を呟いて
ほてりが覚めるまで暫くぼうっとしていると、机の上にまた目が向かった。

じっと絵を見ながら、自分は何かこれを放っておけない気がした。
いろいろと描いた楽しい話、面白い話…けれど、終わりがない。

終わりの無い世界を、あれから自分はずっと求めながら、
変わって行く鳴滝荘の人達に、たくさんの感情を教わって、
自分の妄想に付き合わされて、出会いも別れも無い世界の住人が、少し可哀相に思えて来た。

だから梢はペンを取った。あの頃よりは少しは上手くなったかもしれない手つきで
さらさらとその少女達の姿を刻み込んでゆく。

ずっと友達だった彼女達を、自分の絵本から解き放つように
自分を支えてくれたものへの、感謝を込めて

『ありがとう』

梢は、白紙だった最後のページにそう記した。

書き手の想いは絵本の裏表紙から、未来へと伝わって

一つの物語の終焉は、また新しい物語の序曲となった。

「やっぱりちょっと、へたくそです」

〜ふぃん〜
307名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:37:16 ID:bquwcYWI


短くまとめる方がssってやっぱりいいな
308名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 02:31:13 ID:8CSh0DJJ
新作キタ━━(゚∀゚)━━!!
309名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 14:18:30 ID:TVV+e2gg
602 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/06/03(日) 22:20:31 ID:Haw/+Tct
珠実は処女?

603 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2007/06/04(月) 11:23:35 ID:Kk+stGX7
梢ちゃん人形に取り付けた沙夜子さんお手製ディルドーで貫通済み。
指や器具はカウントに入れないならまだ処女です。


(;´Д`)ハァハァ
310名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 07:51:25 ID:KhVPq6wh
保守
311名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 16:59:37 ID:olCDcmp6
保守
312名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 14:38:00 ID:o5G8DOkX
保守
313名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:55:21 ID:rj2QRXz5
何人残っているのやら
314名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 00:29:12 ID:aKfCd2G8
やくたたずのヘタレも、カウントして頂けるなら、ここに一人。
315名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:46:09 ID:Dzjuw7G5
ひたすら課題を消化しているヘタレがここに一人。
投下SSが無いのに、はかどってますが。
316名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:49:25 ID:9Zb6CHHT
無いから、では?
317名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 02:59:43 ID:kDyVbpwF
色々とツケが回ってきそうな雰囲気の駄目人間がここに一人
318名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 03:55:13 ID:7Oh/TfGI
やっと気分爽快、元気一杯で復活したのがここに一人。

せっかくだから梅雨の話置いていきますね。
319Plum Rain:2007/06/16(土) 04:04:54 ID:7Oh/TfGI
6月。日本では梅雨真っ盛り。


―――in鳴滝荘

廊下にてただ雨を眺める人影が3人。

「いやぁ昨日も今日も、明日も雨だっていうんだから気が滅入っちゃうわー…」
「桃さんはむしろ、毎日毎日引篭もりみたいな生活でどうしていつもそんな元気なのか不思議です〜」
「にゃんですとー!?」
「ひゃって、れんぶじじつれす〜」

「私は好きよ……雨…」
いつものように頬をつねり合う二人を横目にして、もう一人は呟いた。
「あら沙夜ちゃん。どうしてさ?」
「確かに沙夜子さんは雨とか夜とか陰鬱そうな雰囲気が似合いそうな気はしますが〜」
「雨が降るとね…。ジトスガーとして元気になるの…」
「ジトスガー?」

また謎の自作オノマトペを披露した沙夜子は笑みを湛えて言う。
「雨がジトジトと降っていると、なんだか気分が落ち着くのよ……安心するというか…
 …それに雨ってこう…、何でも洗い流してくれそうな気がするじゃない?
 ……そう、何もかもきれいさっぱりと…すがすがしく…」

「だからといってシール貼りの内職までは洗い流してはくれないよ、お母さん」
いつにもなく饒舌に喋る沙夜子の背後には朝美が立っている。
「………戻るの?」
無言で頷く朝美に引っ張られ、沙代子は修羅場へと引き戻されることとなった。





―――in水無月家

「よく降りますねぇ」
昼食後の一幕、一家そろってお茶を飲んでいる。
「これで5日連続雨ということになるな」
「毎日こんなに降ったら外で遊べない。朝美も誘えないしまったく暇だ」
「本当、憂鬱になるのう…」
「あら、私は太陽が出てないから元気いっぱいですのよ?」
みんながため息をつく中、ただ1人(年齢を感じさせない)天真爛漫な笑みをしていた。

「年齢云々は後でお仕置きするとしましても、本当に気分が良いです。
 まひるさん、私と外でボール遊びでもしませんか?」
「だから母様、外は雨だ」



……似たもの親子?
320名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 04:14:18 ID:MSISlvlk
VGJ!
なかなか味のある作品ですな。まほらばに合う作風。
しかし、こういう作品を見るとエロパロも見たくなる法則が(ry
さて、課題頑張んないと……
321お仕置きはちゃんと受けました:2007/06/16(土) 04:14:39 ID:7Oh/TfGI
…普通だ…あまりにも普通すぎる話だ……。

ともあれ自分も雨は好きです。
特にバケツをひっくり返したような豪雨が爽快というかなんと言うか。
梅雨って梅って字があるけど、梢ちゃんは梅雨はどう思っているんだろうか。

ていうか、こんな時間まで起きてるから体壊すんですよね…。さっさと退散して次作に移るとします。
ただ、これは言わせてください。
頬をつねられて舌足らずな珠実萌え。
322名無しさん@ピンキー:2007/06/17(日) 04:00:49 ID:TFA/wWQS
雨でエロパロ…
雨に降られて服がスケスケいや〜ん
着替えているときに見られてあは〜ん
風呂で温まろうとしたら先客がいてうふ〜ん
こんな流れか…。でも誰ならこうなるのか想像が出来ネー!…いや全員代わる代わるってのもアリか!?
323名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 02:37:11 ID:OzMEyUxO
遊戯王×まほらば

「これが盤ゲーム『モンスター・ワールド』さ。」
「あれ?これってあの男の子に似てない?」
「白鳥、助けてくれ!」
「え?私が人形になっちゃったです〜。」
「僕は魔導士だね。」
「桃さんの銃裁きみてなさい!」
「私も人形にしてください!」
「・・・私に・・・イカサマは・・・通用しない・・・かも」
「バカな!左手が勝手にダイスを!」
「・・・蒼葉梢のダイスロール・・・10・・・ゾークに洗脳を・・・試みてみる・・・かも・・・。」
「・・・仲間の・・・命を・・・犠牲には・・・しない。」
「残念だったな。」
「・・・良く見て。」
「・・・これで終わり・・・隆士君のスーパークリティカル魔法攻撃
・・・ファイナルビッグバン!」
「・・・獏良君、分かった・・・かも。」

たぶん、作らない。
324名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:06:22 ID:tjjqfcWC
>>323
微妙にズレてないか(~□~;)
325名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/06/18(月) 23:23:17 ID:iSmh8Dsy
そこら辺は広い心で許そう
326名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 01:22:33 ID:r0wEZQw2
遊戯王のその話は知っているけど、遊戯役とバクラ役は誰でそれぞれ誰に取り付かれているんだw
327名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 16:59:40 ID:n7JIiUwk
保守
328 ◆KOZUE/7QLU :2007/06/21(木) 20:23:00 ID:n7JIiUwk
誤爆してますた
329名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 00:37:38 ID:7gmuV4hB
過疎ってんなw
・保守
330名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 08:24:03 ID:0X8iZEjj
>>329
この程度で過疎などと言わないでいただきたい。
331名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 16:10:58 ID:CRIRElvB
初心者なんだろ、優しく見守ってやれ
332名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:19:57 ID:sKlenren
>>326白鳥・獏良ー闇白鳥・闇獏良
棗・遊戯ー闇棗・闇遊戯
333名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:49:01 ID:BqevifNo
334名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 14:39:44 ID:O0IOnJcu
>>323
たぶん、獏良は獏良。
遊戯を梢が担当。
闇遊戯を棗が担当。
白鳥は杏子。
桃さんは本田。
珠が城之内か?

あの男の子・・・エロールか?
335名無しさん@ピンキー:2007/06/24(日) 22:29:25 ID:6v8c3WRv
なんてレスでスレが伸びてるんだw
336名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 00:27:33 ID:6UUQFp6e
wktk
337名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 02:11:12 ID:GKE1I/nr
遊戯王千年アイテム所持者・ロマサガ2七英雄・鳴滝荘住人

共通点は何?
338初代珠実皇帝:2007/06/25(月) 02:14:34 ID:GKE1I/nr
ついてにこれも。

いいですか〜白鳥さん。
私たちはインペリアルクロスという陣形で戦うです〜。
防御力を高い梢ちゃんが後衛で〜、
両脇を桃さんと朝見ちゃんが固めます。
で、白鳥さんは私の前に立つです〜。
あなたのポジションが一番危険ですよ〜。
覚悟して戦えです〜。
339初代珠実皇帝:2007/06/25(月) 02:15:57 ID:GKE1I/nr
鬱だ

朝見→朝美
340名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 17:07:18 ID:3qTwNo/F
なんか唐突に沙夜子が死んだ話があったのを思い出した。
341名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 19:51:35 ID:gOre2uZW
つうか皆覚えてるのか知らないけど、明日は朝美の誕生日だぞ。
お祝いの準備は良いか?
342名無しさん@ピンキー:2007/06/25(月) 21:29:06 ID:8Fi1ZKGK
>>341
あ〜そういえばそうか……まずい、今から書いたらどうやったって間に合わねぇ(~□~;)
343名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:07:30 ID:W/ktoiZC
朝美ちゃん!お誕生日オメデト〜〜〜

俺が一番乗りだなw
344名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:08:38 ID:vKFdZivA
速さじゃない!愛の量だ!

朝美ちゃんおめでとー
345名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 00:53:27 ID:qf2HK9nw
お豆さん、お誕生日オめでトウございマス。
346名無しさん@ピンキー:2007/06/26(火) 23:55:51 ID:GoYEx/p9
あー、SS間に合わなかった…。
とりあえず朝美ちゃん誕生日おめ!
347名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 00:23:36 ID:O2Db1ctq
結局、貧乏ながら健気に笑顔で頑張る美少女の誕生日SSは、書けなかった。申し訳ない。(;~д~)
348名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 16:53:05 ID:O2Db1ctq
まほログ更新GJ!!
なっちんのゲームがかなりやりやすくなってた!!
349テイル ◆5zZRlb1law :2007/06/27(水) 17:55:33 ID:PjCIXVi5
更新ついでに短編一本上げますね。
前々から温存していた内容ですが、折角朝美ちゃんの誕生日なので。
350前略、道の上より(1):2007/06/27(水) 17:56:18 ID:PjCIXVi5
前略。


お母さん、そして鳴滝荘のみんなは元気にしていますか?

私はすこぶる元気にやってます。

初めての一人暮らしで少し不安だったけど、梢お姉ちゃんに習ったお料理がとても役にたってます。
ただ、まだ家の周りに何があるか分からないままですけど。

大学をなんとか卒業して。
就職が無事に決まって。
鳴滝荘を離れなくてはならないという事になった時。

お母さんは、私が鳴滝荘を出る事をとても嫌がりました。
泣いて、私を説得しました。
お母さんと一緒に暮らして欲しい、と。

その時、お母さんがどれだけ私を大切にしてくれていたか。
改めて、気付かされました。

お母さんは、やっぱりお母さんでした。

だから、改めて言いたい。
ありがとう、と。

こっちのお仕事も、段々と慣れてきました。
まだまだ解らないことだらけだけど、精一杯頑張っていきたいです。
特に、パソコンの使い方。
会社の先輩に、作業のコツを色々と教えてもらっています。
まだまだ、勉強しなくちゃ。

鳴滝荘のみんな。

そちらの様子はどうですか?
はるちゃん達四姉妹は、私がいなくて少し寂しがっているかもしれません。
でも、あの子達は仲が良いから、多分大丈夫でしょう。
それに、瑠璃ちゃんもいますし。

それと、お母さんがサボって、鳶田さんに迷惑を掛けたりしてませんか?
最近はそういうことも少なくなりましたけど……

まあ、それはさておき。

夏になって、お休みが取れたら、鳴滝荘に帰りますね。
その時は、お母さんの大好きな水ようかんを、お土産に持って行きます。

それでは。

                                  朝美

P.S. 鳴滝荘で、お花見したかったなあ……
351前略、道の上より(2):2007/06/27(水) 17:57:48 ID:PjCIXVi5


「――――ふう」

手紙を書き終えて、私は顔を見上げた。

外からは朝の音がする。
そろそろ、私も出勤しなければならない。

手紙を封筒に入れ、住所を書いて。

出かける準備を済ませ、携帯電話を取る。
就職した際に買ったもので、あまり使い慣れてはいない。
というか、なんなんだろう、「おさいふケータイ」だの「2in1」だのって……
使った試しがない。

メールを確認する。
「――――あ、さっちゃんとみっちゃんだ」
二通のメール。
それは、東京にいる二人の友人からだった。
さっちゃんは東京で商社に勤めている。
かなり忙しいらしく、こうしてメールしてくるのは久しぶりだ。
みっちゃんは、相変わらず翼さんのアシスタントをしている。
その関係で出版社と色々お仕事しているとか。
「―――みんな、頑張ってるね」
中身を確認。
……今度の連休に、二人が遊びに来るらしい。
それは、また楽しくなりそうだ。

「後で、メールを返さなきゃね」
352前略、道の上より(3):2007/06/27(水) 17:59:09 ID:PjCIXVi5
さて。
準備は整った。
部屋を出て、近くのバス停へ。

ふと、空を見上げる。
「――――――眩しいなあ」
眩しい空。
この空の向こうにみんながいて、この空を通して繋がっている。

みんなと一緒なら、今日も頑張っていける。

「行ってきます、お母さん!」


新しい今日が、始まる。


<<Brand New World>>is started.






「――――――ふぁ」

いかん、仕事場で突っ伏してしまったか。
目の前には描きかけの本。
まあ、締め切りには程遠いから全然余裕なのだが。

時間を確認する。
朝9時。
ついでに言えば今日は土曜日。
「……とりあえず、外出るか」
郵便受けでも確認しておくか……
353前略、道の上より(4):2007/06/27(水) 18:00:55 ID:PjCIXVi5
玄関を出て、郵便受けを見ると。

「……あ、手紙」

一通の手紙が入っていた。
消印は―――福岡。
裏を見れば―――――
「―――ああ」
納得。
とりあえず、みんなに知らせなくちゃ。


「みんな、朝美ちゃんからお手紙が来たよ」
「わぁ、朝美ちゃんからですか!」
「お、朝美からか。元気にやっているのかナ?」
「さっさと開けるですこのノロマ〜」
「そうよ〜、さっさと読む読む」
皆が集まってきた。
「朝美お姉ちゃん!?わたしも読みたい!」
私も私も!とはる達も群がってくる。
「待った待った!一番最初に読むのは、沙夜子さんだから」
そう言って。

一番最後に、のそのそと歩いてきた沙夜子さんに手紙を差し出す。
「―――なぁに?」
「手紙ですよ、朝美ちゃんから」
「朝美から……」
手紙を手に取る沙夜子さん。
不器用に封を開け、読み出した。
熱心に。
一心不乱に。

「…………」
僕は、何気なく空を見上げる。

澄み切った空。
この空の向こうで、朝美ちゃんは頑張っているはずだ。
だから。

僕も、僕達も、頑張らなくちゃ。

そんなこんなで、鳴滝荘は今日も賑やかだった。
354前略、道の上より(アトガキ):2007/06/27(水) 18:08:19 ID:PjCIXVi5
以上、「前略、道の上より」でした。いやあ、久々に書くと言葉が浮かばない……

物語よりも未来、だいたい朝美が22くらいの設定です。
仕事の関係で何故か福岡にいます……別に場所なんてどこでもいいんですけど。
みんなと離れても、一生懸命に頑張る朝美ちゃん、いいですねえ。

まほログ、久々に更新しました。現行スレ分のみですが。
というか大学生活が恐ろしいほど忙しいです。今もレポート数件抱えてますし。
そのくせニコ動だのQMA4だのをやり始めたからキリが無い……
つかQMA面白過ぎますね、あれ。スクエニ漫画関連のクイズは滅多に見ませんけど。
とりあえず、前スレ分は次回更新という事で。


ちなみにQMA4はこのHNでプレイしているので、見掛けたらその時は宜しくです。
355名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 18:23:36 ID:O2Db1ctq
>>354
GJ!!
22才の朝美ちゃん……恋人とかいるのかなぁ?
356名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 18:50:41 ID:ECTWqKSB
30歳になっても処じょとか
357ちゃんと隆士が男のもあります:2007/06/27(水) 19:27:10 ID:ZqcT89z9
純愛って難しいな。
頭の中にあるやつ全部純愛とは呼べないシロモノばっかり。
例えばこんなの。

「う〜〜遅刻遅刻」
今、学校に向かって全力疾走している僕は、専門学校に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば、体が女ってとこかナ―――
名前は白鳥隆士。

とか

「たったひとりの女性を愛す、体は女!心は男!その名は、絵本作家白鳥隆士!」

とか。
358名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 19:27:47 ID:UuBJRxJl
テイル氏GJ!
久々ですな
359名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 20:25:07 ID:8qUy9JrS
GJ!
なんとも大人朝美が良い感じで。

というかQMAやっていたとは……。
この前四文字クイズで「まほらば」が出たときは
感動で5秒くらい動けなかった俺ですが、マッチングしたら宜しくです。
360名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 21:28:21 ID:s9DilfHb
全盛期の珠実伝説

・瞬動は当たり前、光速を越える事も
・ま゛〜を頻発
・珠実にとっての白鳥折檻はまだまだ準備体操レベル
・梢ちゃんに抱きつくのも日常茶飯事
・学校が不良高校に狙われた時も1人で全員病院送り
・振り向くとき、おさげが五本に見える
・おさげでホームラン
・枕元に立つだけで相手が泣きながら言うことを聞くようになる、心臓発作を起こすタマナシも
・梢ちゃんの笑顔でも納得いかなければとりあえず桃乃を折檻して帰ってきてた
・あまりに笑顔が多過ぎるから何故か腹黒扱い
・その腹黒キャラもヒット
・白鳥を一睨みしただけで白鳥が廊下に飛んでいく
・学校が休みでも見回り登校
・鉛筆を使わずに指の摩擦熱で書いていた事も
・桃乃のエアメールを自分で投げて自分でキャッチしてレーザービームで郵便ポストへ
・腹話術で棗を笑わせるなんてザラ、爆笑させることも
・千百合とコレクトする時間より白鳥を女装させる方が早かった
・梢ちゃんの人格が変わるとき、次の人格を予言できた
・珠実フラッシュを受けようとした白鳥と、それを受け止めようとしたジョニー&灰原、
 桃乃、黒崎親子ともども写真に収めた
・一方、梢は珠実と一緒に写した後、一人のも写真に収めた
・アンチ珠実からのヤジにアニメで反論しながら白鳥折檻
・グッとガッツポーズしただけでお楽しみ畑から色々な植物が湧き出た
・珠実の怒りでハリケーンが起きたことは有名
・湾岸戦争が始まったきっかけは珠実が棗ちゃんを見つけられなかった悲しみが原因
・一年間の梅干消費量が梢よりも多かった
・早紀のパシリも予想して買っておいてた
・にんにこも珠実の発案
・魚子アタックを楽々おさげで受け止めていた
・魚子を常につやつや状態に保っていた
・学校に梢部を作ろうとしていた
・昔は寡黙な天才少女をしていた
・やめた理由は梢ちゃんラブリーですぅ〜をしたから
・全盛期の珠実が歩いているのを商店街で見ていたヤンキーが珠実を見た次の瞬間にはもう空中に居た
・珠実に折檻されたことにまだ気づいていない白鳥も多い
・選球眼がよすぎるせいか相手の顔にちんちくりんと書いてあるのまで見える
・部長に引き分けた
361名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 22:07:46 ID:8qUy9JrS
>>360
それなんてイチロー?www
362名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 00:05:11 ID:MqMtYcK4
テイル氏GJです!!
363名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 19:59:27 ID:kC+emGWh
未完の作品は切れてるところで眼が覚め、夢落ちということにして脳内補完する俺
364名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 16:05:52 ID:bx0pZPAs
>>363
昔のはそうするにしても……
ごく最近の、“もう一つまほらば”のとか“名前”のやつは素直に待とうぜ?
365珠実皇帝・改:2007/07/01(日) 19:05:56 ID:MBASVpMW
いいですか〜白鳥さん。
らぶりーな梢ちゃんが後衛で〜、
両脇を桃さんと朝美ちゃんが固めます。
で、白鳥さんは私の前に立つですよ〜。
あなたのポジションが一番危険ですから、
覚悟して戦ってくださいね〜ウ〜フフ〜。
366名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 19:31:12 ID:yyVNcEx/
ガ板のインペリアルクロススレで見たな
367名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 20:39:44 ID:74eVTwTI
メルヘンクルルのSS書く強者は現れるのかのぅ
368名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 12:45:19 ID:q6G8FWzo
          ‐┐ \                     /
 で 死  サ デ   i     _ _ __       /
 ス 神   |  ス     | ,.  ´         `   、i   カ  象  ア
    の  テ      |                |.   |  徴  な
    カ   ィ       .|                |   ド  ス.  タ
     |   |      |  _  --─── --     !  は  ル  を
    ド   ン      | ´          __  `ーヘ
   └‐          / _________,. -‐ ‐ ---i   ヽ    i\
            /-'i l.! i .i l li i    i |   iー 、_j ノメ
\_____ _ くl l  li l i__l_|_il_|  ___i_|   |   i-く_il___l__i`ーr──
         i il il l ,.ィi l「リ i i! il !`. i  __ゝi_}ノi   }____ .|
 _____  l li li ii li リr===ハ、 | |::::::::::〈 |.  ノ/  レ | |i
´        \i li il li l| ´ {:::::::::l ヽ | |{_「i三三ー、`ヽ フ :! !l
       ‐┐\iハ! iN iト.、L::::: j  ヽ| |:::l|トへ `ヽ |\〉 :: :| | !
 意 再 全   ヽ Vハi ハ.        | |:::l|(゚∀゚} }ノ ,ィ'〜-! !l|
 味 生 て    i  i iハ       ____| |::(フフrく<´ー〜-:::| |.il
 シ └‐ の   .|   l | \   `ー| |::::il:::レハ〉 ヽ_) 、ヽ.| |、i
 ま ヲ  停    フ i !   `  .  | |::::il:::|     l ヽ\ | | \
 ス.     止     |  il |    V/  ̄| |::::il:::l r‐、 i== ヘノ| |〉   \
      と   /  ll l     }    | |::(__ilし',,.,..し'___) :::::| |`ヽ //ヽ
            /  .il l      |.ー─| └──────‐┘ |  i ///ハ
          /   il |      |ー==.|___THE___DEATH__|  | ///
369名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 20:57:44 ID:Kfx+WVCl
>>364
ごめんなさい。書き出したはいいがオチが…
チャンネルはそのままで…なるたけのんびりお待ちください
370名無しさん@ピンキー:2007/07/03(火) 03:17:31 ID:Yd6VeyWP
 _________
   ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄
    | ̄|.  | |===                 , 、,
  ─┴ ┴‐ ┴┴────             r ' ´    `' 、  ,、ハ_
     ____                        l -‐ ト,/ー-、 ヲ-く‐ ´:.:.:.:|
     `l  |                      /:.:.:.:.::ハハ:.:.:.:ヤ‐〈、ヽ:.:.:.: |
     |  |      _,、            N:.:ト|、!  !lィハ|ゝY:.:l:.:.:.:.:.:|
     \ 二二二ニ - ‐'                `{i;仍`,_, 仰〉从」:.:.:|:.:.:l:.:.|
  _        ___                /´\ト,ー'iー:iー火l;」ヽ:.:|:.:.:.l:.:l
  `l |  ,. 、     ヽ`ヽ          r、ケカっl´∨´゙7ty´l〔ス-、、 |::.|:.:.:|:.:',
   ゝ、`' ,/      `ー'       /`'┴^´ , ○、/ `ト'ー' ´ヤ〕 ヽ:|:.:.:|.:.:',
      ̄                     /  |   / ハヽヽ.  |   Y_ ィ:.:|:.:.:|.:.:.',
                    /    } // l '、 l  |    \|:.::|:.:.:.|:.:.:.',
   ヽ,ー──────、     \   ,' `´`ー'`ー'´`' |     〉 :|:.: .|:.:.|::,
    ヽ' ̄ ̄ ̄ ̄//        〉  !  /   \  |    l´l:.:.|:.:.:.|:.:.|:.|
         //             `' 、|/ ニ〉〈ニ  \|r─,一 ' |:.:.|:.:.:.:|:.:.|:.|
       //                   7、ー、 }{ ,.、 イ〉,. '、   |:.:.|l:.:.:.|l:.:|:.|
     //                    ハヽ    / / | |  ',  |:.:| |:.:.| |::|:|
    / /                    / l |      /| | ',  ', |:.,' |:.,' |:,リ
    | 、______ハ       //   |    / |  | ',、  ', :/ ノ'  ソ
    \________ノ      //    、  ノ  l  | ',ヽ: :',
371名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 01:37:12 ID:MCGKklAd
保守
372名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:02:13 ID:QI2SUM/l
最近なんか四姉妹の作品ばっかになったなぁ・・・・・
373名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:09:47 ID:lycjkip1
じゃあ、孫ネタとかやってみる?
374名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 21:11:52 ID:dQK29ule
なんというダイレンジャー
375名無しさん@ピンキー:2007/07/06(金) 23:22:16 ID:XUA5oBIg
四つ子の子供たちが結婚して白鳥君みたいなのと、それぞれ四つ子をもうけるわけですね。
そしてその孫たちの子供が四つ子でそのひ孫の子供が(ry と大所帯になっていくんですね。

これなんてねずみ講?
376名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 13:04:45 ID:rne25gpy
それとも逆にこんなのはどう?
はる達4人とも何故かシングルマザーで、白鳥はこの子達の父親は知らない。

隆士「結局この子達の父親って誰なんだ? 僕は1人も知らない訳だけど。」
はる「えっ? この達の父親は共通しているよ。」
隆士「えっ?」
あき「目の前に・・・・・・・」
隆士「・・・・・・・・え?」
ふゆ「父親のイニシャルがR・Sです。」
隆士「うそでしょ?」
なつ「本当だよ。私たち、お父さん以外の男の体知らないもん。」
隆士「えええええええ!?」

そして、孫もひ孫も隆士に(ry
377名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 16:38:01 ID:7wTWJMKk
>>375
少子化問題、解消wwwww

>>376
ちょ、イタチごっこも良いところ。
遺伝に問題はでないのか?・・・・・そうだ、逆に隆士の精子は万能型(どんな子でも合う)と考えれば・・・・・・
378名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 16:55:37 ID:XXpVk7E2
>>376
珠実が知ったら………
379名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 19:51:08 ID:BUIDgcel
4つ子の七夕話……。
…書ける時間がまったくねぇ!
380名無しさん@ピンキー:2007/07/07(土) 20:20:18 ID:drdZr2ZQ
七夕 梢×隆士
381名無しさん@ピンキー:2007/07/09(月) 00:07:50 ID:4keGNYWE
七夕は桃さんて感じがする〜
382名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:13:43 ID:iadfRi7H
>>379
だから四つ子はお腹いっぱいだっての…
383名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 21:24:27 ID:ZExQvQrT
372 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/06(金) 21:02:13 ID:QI2SUM/l
最近なんか四姉妹の作品ばっかになったなぁ・・・・・

同一人物か。
お前の需要だけでスレは動いてないんだよ
384名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:04:46 ID:s3PiHOMI
>>383
んにゃ、俺も同感だ。
少々自己中な方が居るようだね。
385名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:24:40 ID:rF4/vUq8
久しぶりに梢×白鳥を希望
386名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:38:37 ID:iadfRi7H
>>383
とりあえず同一ではないが…すまん
個人的には『ある日…』書いて以来このジャンルが出来て嬉しかったけど
一過性のものだと思っていたから…需要読み違えました
387名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:40:41 ID:ZExQvQrT
食傷とか需要がないとか贅沢いえるほど賑わってないんだからさ……投下されるネタは巧拙問わず大事な栄養源だよ
388名無しさん@ピンキー:2007/07/10(火) 22:56:05 ID:rF4/vUq8
         /:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:∨:.:.:.:.':.:.:.:.:.:.:`ヽ, 〉
                   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.ハ ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;:.:.ヽ
                 /:.:./:.:./:./:.:.:,':.:.∧ll'//!:.:.:.:.:l:.:.:.l:.:.::|:.:.:.
                 ,':.::.,':.:.,':.:i:.:i:. l:.:.:,' ー--|:.|:.:.:.:|.:.:.:|:.:.:|:.:.:
                 !:.:.:|:.:.:|:.:|!:;⊥|,l:.|    |:.|__|:.:|l:.:.l|:.:.:|:.:.:.
                 |ハ|:!|:.:|:.:|´|ハ;|/{|   `´|:|:.l ̄`|:'ト:.; |:.:.:
                  ヽ|ハ:.|L|__     ノハ|/ _/ハ/:|:.:.: コレクト
                      `ト  ひぷj    ~ 之;ケセァ|:.:/  コレクト
                     {|   ` " r‐v    ゞヾ'゙ツ ノィ
                      !`' ー‐ '゙,  ゝ、,     )  |
            _         ゝ,          ̄´   ンー'
          /´`i           丶、  ヽコ    , イ:/|
           ,'  l             >z、--‐ ' ´ _.|'ニ|
      ,r‐- 、!  {             `l=ソ='' "´  ̄  |
    ノ     ヽ ',     /´ ̄`'ー--‐|  }!        |
   l´   ‐ 、,_ ノ  ',     /       /_/ ̄<ヽ  _,、 ィ|--、
   |  _    ヽ   }   /  |    ヽ{7  ,、 / } ̄二    `
    |    `ヽ /  /  __/  :|      ゞー'  ノニ二
    |  ‐- , ノ ヽl' ´    ヽ|    _、彳^ ´  ヽ      /
389名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:12:22 ID:Wfig8N5n
>>387
『食傷』から『食神』と『傷官』を連想した。
390名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 01:42:10 ID:XbuyTwD0
そもそも四つ子の話はここ2ヶ月うpされていないわけで
391名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 04:23:32 ID:gkcMDgWh
部長語変換スクリプトって消えたんだな
392名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:14:31 ID:0yFGzrVR
>>391
ソレ、結構前にスデに消えテなかっタか?
※手動変換デス。
393名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 02:15:56 ID:zAV6whV7
                 ,        、         、   |  \    \
  「" ー- 、   __  /{        | !        >'、_ ノ          \          火
    ̄ト=ァ  /  トノ   ̄`ー'、 _,.. 、_/ |        ヾ、ソ\       _   \
    |  _/   レハーvv、     ヾソヽゝ-く        // / \   ,r'゙ィニ;ニ、::ヽ   \      を
    <_ノ     ヾ::::::::::::::^'ヘ、      `ー'〈      /  `゙\  \ {:;:;lkj ヒォ|:::|:゙,    \
  「 " '' ー、     ヾ::::::::::::_:_:_:゙'}       ヽ    /      \  \:l 、ァ |:::|:::|     ヽ   吹
   ̄フ /      }::/ /   Y!        \/_         \ /::/ヽ- .|::::|::::|      ヽ
  / , ヘ \       ソ    ン   ノ         ̄ `'' ー─--///∧|/_|:::ム:::|         き
 `ー'   ヽ_`フ   _j!  ハ ,シ /::::        牛      //::/ :{.ィハ〉/::/ ヽ|          `
 「_ ̄ ̄___`l    / ヤー'ーン∠:::::           か     //:::/   |  /:::/    ヽ        街
 「_´  `ー┐  /:.:.:    ̄    \       悪     / /:::/    ,f!-/:::/!    ヽ
   |  匸二、  /:.:.:.:_ _  、_     ヽ    魔    ,.,/  /::::::/      / /::::ハ!     ヽ       を
   ` ー─‐' /:.:.:.  ⌒!   ヾ、ヽ、   |  か   , ィ'/   イ::::/     / /::::::i l.|     ヽ
  「 " ' ー┐lココ         \:.:.:/!? //  /  |::/     // |::::l::|  !|      ヽ      け
  | ̄ ` ー┴┐    :i      }:.:.i.   //  /    l!   .:  ヾ l ト;::ト| | |l      ヽ
   ̄ T  r‐┘    ::::{      l:.:| / /  /    .: !   .::   `T-┴=┴|        ヽ     ち
  _ _/  /      /ヽ     |/ /  /     .:    .::.      ト-、__,|     ::..  ヽ
 `ヽ,_ノ       : . : .\   ー‐ く   , ´ .:     .:     .::::     |  |: . | ヽ    .::.  ヽ   ら
                       \/ .::::   .::::    .: . :      |  |: . | |  . : . : . : . ヽ
                         \::::   .::::.   :.:.:.: . :     |  |: . :| |   : . : . : . : .ヽ  す
                           ヽ、  ::::::...  .:.:.:.:.:.:.:.:...   |  |: . :|.│ ::::... ::.  ::::. ヽ !!
                              `丶、::.. ::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:|  |::::..|: |: .   : . : . : . : . :ヽ
394another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:25:57 ID:Gpa5I3dG
続き出来たんで投下します…
ちょっと待ってて
395another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:48:03 ID:Gpa5I3dG

組織とはまったく関係の無い、普通の人なんだと安心できたのはあれから2,3日たってからだった。

一週間過ぎる頃には、傷もすっかり良くなった。でも同時に、ずいぶん世話になってしまって居心地が悪くなる。
ずっと幼い頃みたいに、何もしなくても食事と部屋をあてがわれたから。
それを知ってか知らずか、家の人が私に仕事を教えてくれるようになっていた。

「…」
「ううん…そうじゃなくてね」

ユウが…奥様が隣に立って、針の使い方を教えてくれている。
まず名前の呼び方を直す所から注意されて、ウシミツ…旦那様に周りの人を紹介された。
人の顔と名前を覚えるのは得意だったからそれはすぐに覚えられたけど…

「…やっぱり針仕事は難しいのかなぁ」
「痛い…」

布に糸を通したりしているうちに、指が穴だらけ。
多分服とかを作る作業なんだろうけど、細かくて覚えにくい。
…どの仕事も細かくて覚えにくい。

ひとところに住んだことのない私には、初めての仕事ばかりでどうにも私は役立たずだった。
組織では良くできる子だった…その事が妙に頭に浮かんだ。

「か、母様〜…」
「あら、沙夜子さん。どうしたの…?」
「…」

長髪の女の人がよろよろと部屋に入ってくる。沙夜子様だ。
奥様と旦那様には子供が二人いて、姉は沙夜子お嬢様で、妹はまひるお嬢様…そう教わった。

「まひる、寝ちゃって…重いわ」
「あらあら…遊んでいるうちに寝ちゃったのね」

背中に幼い妹を背負って、潰れそうになっている。
私はすかさず沙夜子お嬢様に近づき、まひるお嬢様を抱く。
こういう単純な力仕事の方が楽だ。
396another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:49:04 ID:Gpa5I3dG

「ありがと、タチバナ」
「…いえ」

この名で呼ばれるのにも馴れ始めた。私を示す言葉があるのが心地よい。
その呼び名のあと、皆私の事を見てくれる。
特に沙夜子お嬢様は私でも出来る仕事をくれるので嬉しかった。

「ふぅ…お針は少しずつでいいかしらね」

やっと、縫い物から開放されて一息つく。
ベットにお嬢様を寝かせると、旦那様が私を呼びに来た。

「おい、タチバナ…ちょっと」
「あ…うしみつさ〜ん。タチバナがお針を覚えてくれない〜」
「え…え〜と、た…タチバナ」
「…はい」

奥様は不機嫌になると旦那様の所に行く。
奥様が擦り寄るといつも旦那様の調子がおかしくなる。
それもこの一週間で覚えた。

「無視しないで〜」
「に、庭仕事の手伝いが要るらしいから、玄関に行ってくれ」
「…分かりました」
「私も…」

旦那様の様子を見てくすくすと笑っていた沙夜子お嬢様が、テクテクとついて来る。

「…ゆ、夕ちゃん…その、ちょっと離れてくれ」
「え〜…別れ話ですか?丑三さん」
「そうじゃなくて、みんな見てるだろ…」

後ろではまだ旦那様たちが遊んでいる。
大人でもああやって遊ぶ事があるらしい。

「夫婦漫才ね…うふふ」
「…?…めおとまんざい」

まだくすくすしているお嬢様。
確かに二人の様子は変。あの状態をそういう風に言うのだろうか

「夫婦漫才っていうのは…ええと」
「?」
「…うまくいえないけど、ああいうのよ」

うまく説明できないらしく、お嬢様は暫く首をひねっている。
そのうちぼーっと上を向いて自分の世界に入ってしまう。
397another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:49:52 ID:Gpa5I3dG

「あ、こっちですよ。お二人とも…」

玄関から外に出た所で、大きなハサミを持った男の人に呼び止められた。
植木の陰からもぞもぞと出てくる。庭仕事って、これのことだろう。

「こんにちは、えっと、橘ちゃんだよね。旦那様から話は聞いてるよ」

穏やかそうな若い男の人が挨拶する。
軽く会釈してから、違和感を正す。

「ちゃん…ってなんだ?私はタチバナだ」
「?」
「タチバナ…あのね…」

慌てたように沙夜子お嬢様が私に説明する。
かわいい女の子には、名前の後ろにつけるらしい。
…すると私はかわいいようにみえるということ…とても意外だ。

「…さよちゃん…」
「はい?…お嬢様、何か?」
「…いえ、なんでもないです」
「そうですか」

お嬢様は自分にも「ちゃん」をつけて欲しいらしい。
でも黒崎は気付いていない。…可哀相。

「クロサキ、さよちゃんって言え」
「はぅっ!」
「え?さよ…?」

がばっと口を塞がれる。言わなくてよかったらしい。
それなら何故呟いたんだろう。

「あ、ああ。沙夜子お嬢様はそう呼んだ方がいいんですか?」
「…!」
「?」

せっかく黒崎に伝えてあげたのに、赤い顔で頭をぶんぶん振る。
なんだかさっきの旦那様のようだ。
398another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:51:15 ID:Gpa5I3dG

「…えっと、呼び方はタチバナちゃんでいいのかな?」
「何か変だ…けど、それでもいい」
「そうですか、えっと、僕は黒崎って言う名前で、ここの庭師をやってるんだ」
「そうか、よろしく。………にわし?…魚?」

お嬢様の動揺をスルーした黒崎は庭の手入れをする仕事をしているらしい。
それでココに呼び出されたわけだ。
いろんな木が植わっていて、その中の一つに脚立がかけてある。

「それで、ここらの木の剪定…枝を切ってるんだけれど、掃除が大変でね…」
「剪定の終わった所に落ちている枝葉を、集めて袋に入れて欲しいんだ」

この屋敷の庭は広く、確かに黒崎一人でやるのは大変そうだ。
それに、私でも出来そうな仕事でよかった。

「じゃあ、僕は剪定を続けているから、何かあったら聞いてね」
「…わかった」
「あ…あと脚立の真下には来ないでね。危ないから」

そう言って黒崎はまた脚立の上に登る。
沙夜子お嬢様は、ため息をつきながら落ちている枝を拾い始める。
なんだか赤い顔でぐったりしてるし、何をしに来たんだろう。

「…教えてはダメだったのですか?」
「うぅ…」
「…良かったのですか?」
「ううぅ…」

そばによってそっと聞いてもどうとも言ってくれない。
組織と違って自分で考えなきゃいけないのも少し難しい。特に相手の考えが分からないのが困る。
その点、いつも間違えている気もするから、むしろ思った事と反対の事をしてみるのもいいかもしれない。

黙って枝葉を拾い集め、大きなものは大きなハサミで切って小さくして麻袋につめる。
そんな作業を繰り返し、手押し車に乗せて運ぶのだけど、沙夜子お嬢様では動かない。

「んぅ〜〜〜〜…」
「…お嬢様。押さなくても…結構です」

申し訳程度にお嬢様が押してくれるのだけれど、まったく助けにならない。
一人で引いても変わらないので、そう断って私はそこを後にした。
399another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 19:52:19 ID:Gpa5I3dG
黒崎に指示されたとおり、通用門の所にその袋を並べる。
さすがにこれだけたくさんあると、病み上がりのせいか疲れる。

「…」

手押し車に腰掛けて少し休む。豪華な正門とは裏腹に、庭の片隅にあるここは静かだ。
ちょっと前なら、絶好の隠れ場所として、何かのために利用できる。

「…嫌だ」

良くない想像。私は頭を振ってそんな考えを飛ばした。
一人になると、あの頃の何かが、背中の方から迫ってくるような感覚を覚える。
自分でも驚くくらいにここに馴染んできたのに、過去は相変わらず私の身を縛っていた。

「おーい。早くぅ〜」
「待ってよ〜」

突然の声にビックリして顔を上げると、門の向こう側を子供達が駆けて行く。
小さな道路の向こう側には、小さいの、大きいの、低いの、高いのとたくさんの家々が立ち並んでいる。

以前の私にとっては、風景の一部に過ぎなかったもの。
多少大きさは異なるけど、その中の一つに私は居る。

「…」

突然紛れ込んできた私は、この町の人から見て、おかしな存在なのだろうか…
いや、そんなことよりも、お嬢様や旦那様、奥様から見てどうなのだろう。
そんな事を思いながら、空の手押し車を引っ張り、私はまた庭の木々の中に戻っていった。
400another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:02:00 ID:Gpa5I3dG

ボゴンッ

「すごい音…」
「痛い〜」
「?…えっ、あ、お嬢様!?」

真面目な考え事をしながら戻ったら、ちょうどお嬢様の頭に枝がぶつかる所だった。
…脚立の真下で

「だ、大丈夫ですか!?」
「…」
「痛い…」

先走って剪定中の枝を取りに行ったらしい、この人は話を聞いてなかったのだろうか…
頭を押さえて涙ぐんでいるけれど怪我は軽そうで、命に別状は無さそうだ。

「えと、えと…と、とりあえず部屋へ!」
「あ!…う!…あ!…」

黒崎慌てて降りてきて、抱きかかえて家の中へ運ぼうとする。
すると今度は真っ赤な顔で、身をよじって暴れるお嬢様。
頭の痛みはどうでもよさそうだ。

「お嬢様は大丈夫。黒崎、落ち着く」
「は、はぁ…」
「ふみぃ…」

自分のせいだからか慌てる黒崎にそう言う。
一方、黒崎の腕の間でお嬢様は幸せそうな顔でぐったりしている。
枝が頭に落ちるのはとても喜ばしい事らしい。今度落としてみよう…

「でも気を失ってるみたいだし…」
「たぶん黒崎が抱きかかえた時に変になった」
「はい?」
「私はさっきコレと同じものを見た…だから大丈夫」

大人の男と女が少しヘンな事をしている。
さっき旦那様と奥様がしていたやつ…なんだっけ

「…めおとまんざいだ」
「〜〜〜!!」
「…夫婦?…誰が?」

狸寝入りな沙夜子お嬢様が一瞬で飛び起きる。
今度は口を塞ぐほど余裕はなかったみたい
401another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:08:19 ID:Gpa5I3dG

「も、も大丈夫です黒崎さん…降ろしてくだしゃい」
「気が付きましたか!?…大丈夫ですか?頭痛くないですか?」
「大丈夫〜〜!!」
「…よかった。…すみません、僕の不注意でした」

やけくそみたいに元気な声で返事をするお嬢様。
私が見ていた限り、黒崎に過失は無いと思うのだけど…
ほっとしたように黒崎はぺこぺこ謝ってから、また仕事に移った。

「…」

お嬢様はさっきの出来事で懲りたのか…
…腰を下ろした日陰から出てこなくなった。

「よいしょ…っと」

最後に剪定した枝葉をささっと袋につめてしまうと、作業は終わってしまった。
今度は黒崎も手伝ってくれたから、二倍早く終わった。
手押し車で三往復。量はたいした事ないのに、妙に疲れた。

「うん。二人が手伝ってくれておかげで早く終わりましたね」
「…二人?…もう、する事はないのか?」
「うん。もう、コレで最後だったから」

今終わられると、またあのお針がはじまる気もする。
でも残念ながら、手伝う事はなくなってしまったようだ。

「それじゃ、私は片付けをして帰りますから。お二人とも、お疲れ様です」
「?…帰る?どこにだ?」

そう私が言うと、沙夜子お嬢様が口を開く。

「タチバナはここに住んでいるけど、黒崎さんは他の所にお家があるのよ」
「?…ここに住めばいいのに?」
「そういえば、黒崎さんは住み込みにならないん…ですか?」
「あ…」

黒崎の様子が変わる。すこし、心を閉ざしたような目をした。
でもそれは一瞬で、ちょっと困ったように笑う。

「家に、家族がいますから、通いの方がいいんですよ」
「そう…なんですか…」
「ええ。さすがにそろってお世話になるわけにもいきませんしね」

お嬢様も今知ったのか、意外そうな顔で黒崎を見る。
当人は話題がいけないのか、少し早口になってそう答えた。
402another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:10:35 ID:Gpa5I3dG

「あの、家族がいらしたんですか?ご両親と一緒に…」
「ええ。まぁ…その事については聞かないで下さい。ちょっとややこしいので…」
「あ、そ、そう…ですか」

黒崎が言葉を切り、弁解するように二人が謝る。別に悪い事をしたようには見えないのに。
沙夜子お嬢様もしょんぼりしている。

「家族…」
「…家族って何?」

私の問いにちょっとビックリしたようなお嬢様と黒崎。
その意味はなんとなく分かるようで、捉えがたい。
戸惑ってからしゃがんで、黒崎は私に目線を合わせてくれた。

「その家に、住んでいる人達みんなのことだよ」
「?…お嬢様や旦那様のことか?」
「そう。…血はつながっていなくても、大好きで、暖かなもの」
「…ふぅん」

旦那様と奥様、お嬢様達全員を指すようだ。
…そこに黒崎や私は入るのだろうか

「私はここに住んでいるけど、家族なのか?…黒崎は住んでないから、家族じゃないのか?」
「…。それは分からないな。…相手にも、家族だって思ってもらわないとダメだからね」
「…難しい」
「タチバナが皆のためになることをして、信じてもらえたら、家族になれると思うよ」
「そうか…」

こくりと笑って頷くと、すっと黒崎が立ち上がる。
その笑顔にどこか私と同じ雰囲気を…ある種の寂しさを持っていたように思えたけど
立ち上がった彼の顔からそれは消えていた。
403another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:13:20 ID:Gpa5I3dG

「手伝ってくれてありがとう。今日はこれで終わりだよ」
「…そうか」
「…」
「ごめんね。ちょっとヘンな話になっちゃったね」

私とお嬢様の頭をなでて、仕事道具の方へ踵を返す。
そんな時ぽつりと沙夜子お嬢様が話す。

「黒崎さん、タチバナ。…私は、良く分からないけど、二人にここにいて、欲しいわ」
「…」
「…ありがとうございます。沙夜子お嬢様は、やさしいですね」

それだけ言うと、お嬢様は小走りに玄関に駆け込んで行った。
黒崎は少し辛そうにその後姿を見つめ、私はすこし安心していた。
お嬢様と入れ替わりになるように旦那様が玄関から出てくる。

「…?なんだったんだ…沙夜子は?」
「…あ、旦那様。…今日はこれであがりますね」
「…うむ。お疲れ様…黒崎。慣れたばかりで悪いが…タチバナも暫くここにいる事になるから、よろしく頼む」

そんな風に旦那様が言ったから、遅ればせながらも黒崎にぺこっと礼をする。

「はい、もちろん。…そういえば…タチバナなんて、旦那様もずいぶん凝った名前を選びましたね」
「…そ、そうか?」
「名前の通り、ずっとと家族にしてあげてくださいね」

そういって黒崎は一礼すると、道具を担いで庭を帰っていった。

「…旦那様」
「なんだ、タチバナ?」
「黒崎も私も、家族じゃないのですか?」
「…」

少し黙って旦那様は考える。
そしてゆっくりと言った。

「まだ…」
「秘密を抱えているうちは…な」

秘密…。黒崎の家族の事、私の過去の事。
でもそんなことをはっきり言ってしまったら、私はどうなってしまうんだろう。
404another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:15:10 ID:Gpa5I3dG

こんな世界とは関わるはずのなかった私。
でももう、あんな所に帰ることになりたくはない。だから、言えるわけがない。

「…」

私をじっと見ていた旦那様は、あきらめたようにふっとため息をつくとまた言葉をかけてくれる。

「でも別に、ここにいてはダメだと言っているわけではない…」
「そのうちで良い…」

ぽんっと頭に手を置いて、私を安心させようとしてくれる。
そんなに不安な顔になってしまっていただろうか

「…」

私は家族になれなくても、暫くはここにいられるならそれでよかった。
危険を冒してまで喋る事は無いと、話してしまいたい衝動を押さえ込んだ。
405another place 〜もう一つのまほらば〜:2007/07/12(木) 20:16:25 ID:Gpa5I3dG
とりあえず中編?投下終了
…一週間どころか一ヶ月かかったというオチ
…しかも完結させられない。短くまとめるのが理想なんだけどな
406名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:04:52 ID:5anhZ+32
GJ!
静かだけどどこかあったかい雰囲気で和む('-'*)
こういう雰囲気の作品好きなので長く続いてくれた方がむしろ嬉しかったり
407名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 23:23:21 ID:0sXFbSmz
VGJ!!
SSの飢餓に苦しんでいた俺にとっては長いほうがうれしい(o^-’)b
408名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:41:47 ID:gWvZiaCi
>>405
ぐじょーぶ
まだ30代の奥様が萌えw
まさにタイトルが中身をそのまま表していてゆったり楽しめました。

もちろん長編バッチこいだが、確かに一回の投稿の分量が多いとちょっと胃が重いかも。
409名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 02:05:33 ID:uS4/t8Qc
べらぼうめぃ!牛一頭丸ごと(大長編)でも何でもたいらげてやるくらいの意気込みをもたんでどーする!!
410名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 02:53:59 ID:4gPMxPHz BE:166011252-2BP(263)
もっともっとSSを
411名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 08:01:17 ID:dhEZbNzg
隆志たんが梢ちゃんズにぱんつコキされちゃう話を思いついたんだけど、
梢ちゃん:純白のシルクのショーツ
早紀ちゃん:縞パン
魚子ちゃん:かわいい魚のアップリケのついたぱんつ
なっちん:黒のガーターショーツ
・・・として、千百ちゃんがどんなぱんつを穿いてるかが思いつかない。
皆さんはどう思いますか?
412名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 09:50:19 ID:J2B62gN+
はいてな(ry
413名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:18:09 ID:agKcW0fA
>>411
隆士のしを間違える奴に我らが梢ぽん'sをまかせるつもりは……まぁいいか。
以後気を付けましょうと言っておく( ̄△ ̄)
414名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 13:59:55 ID:6OA9d3y3
ローレグか紐ぱんだな。
415名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 17:46:49 ID:agKcW0fA
人格がかわるたびにパンツを穿き変える梢ぽん'S………
416名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 22:33:29 ID:r+5hhHHJ
なっちんが結構エロスwwwww
417名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 23:38:40 ID:agKcW0fA
>>416
なっちんはやるときはやる娘ですから。
418名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 01:42:08 ID:nnqF5G3i BE:1137370289-2BP(1030)
保守
419名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 06:49:35 ID:v21MRT6V
梢ちゃん:純白のシルクのショーツ
早紀ちゃん:ボクサーヒップハング
魚子ちゃん:熊のアップリケのついたぱんつ
なっちん:黒のハイビスカス柄ショーツ
千百ちゃん:白のヒモパン
などでどうでしょうか?
420名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 08:09:36 ID:Kjj5dEmz
ぱんつの傾向としては梢ぱん、早紀ちゃん、魚子ちゃんが健全系。
なっちん、千百ちゃんがエロ系て感じですな。
421名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 12:10:03 ID:v21MRT6V
梢ちゃん:ノーマルプレイ
早紀ちゃん:足こぎ
魚子ちゃん:フェラ、放尿プレイ
なっちん:69
千百ちゃん:パイズリ、コスプレプレイ
何か想像でそうゆうのが得意そう
422名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 14:38:24 ID:jw4liVYx
パンツの話でスレが伸びるなんて
ここはエロいインターネッツですね
423名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 21:16:41 ID:+2JZaXG9
>>419
早紀ちゃん→褌
424名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 23:46:05 ID:v21MRT6V
黒のドットプリントレースTバックでもいいかも
425名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 01:24:38 ID:vxns5Szl
梢ちゃん:ノーマルプレイ追加
オナニーを
426名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 01:44:58 ID:SRViRcWm
>>424-425
わかったからsageろ
427名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:26:36 ID:6HqNmSRm
桃さんとか珠実ちゃんはどうだろう?
428名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 12:00:38 ID:vxns5Szl
珠実:花柄マタニティショーツ
桃:フレンチロリータショーツ
429名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 12:45:45 ID:raD5MhOi
梢ちゃんが淫乱になる話を見てみたいと思ってしまった俺は死んだ方がいいな
430名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 14:14:50 ID:vxns5Szl
         ,、─.、
  、          /    ヽ, _
  :.:.ヽ- ‐──┴- 、 ,、r:ハiヽ: :.`ヽ
  :.:.:.:.:..       ヾ:|:l」' ´匁:)}:i;ハ
  :.:.:.:.:.:..        vl|r‐.-、⌒ゝヾ|
  :.:.:.:.:.:.:.:..         ト、!´ ̄.! |' 从  <ば〜か〜
  _:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....    , 〉 }ムータ=!-,─ 、
   ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : // /⌒,ゞ,_ノ= 'ヾ-.、 }
    \__ , '゙ /  ハ: :/   ヽ ヽ.ソ
   ̄ ̄ _|  `゙ ' ゝ 、人{     ヽ,_ノ!
   ̄ ̄| ̄|`l'  、,       `'  、ヽ   ヽ______
      |  |: |    || i '   、,_    ` |_______
      |  |: |    || |    | | ``'l ̄|゙|   ヽ   | |
      |  |: |    || |    | |____,|  |:|,... -‐ヘ.   | |
      |  |: |    || |    | | ̄、|  |:| ,.   ',  | |
      |  |: |    || |    | |   :|  |:! l.    ', ! !
      |  |: |    || |    | |:   |  |:| l  __ 1 | |
      |  |: |    || |    | |:   |  |:|. l  |! `'l ! !
      |  |: |    || |    | |:   |  |:| |  | ̄`l,| |
      |  |: |    || |    | |:   |  |:|  | ヽ、__||
431名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:48:37 ID:xQeefuKC
>>429
ならば、早紀ちゃんが隆士を無理矢理……なんて考えた俺も樹海散歩に行くべきか……
432名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:49:41 ID:URSyk0X+
梢ぽん攻めっていうのは前にあったと思うが。
433名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:56:40 ID:sOwpm7lf
431普通だと思う
漫画でも白鳥の服を]ムリヤリ脱がそうとしてたし
434名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:24:16 ID:imb5H/9j
>>433
いい加減自重してsageてくれよ……
435名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:47:01 ID:sOwpm7lf
434意味不明
436名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:55:21 ID:xt21VsYM
そろそろ夏休みか……
437名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:55:36 ID:sOwpm7lf
棗が白鳥を押し倒すなんて考えた俺もマンションからダイブするべきか……
438名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:08:06 ID:xt21VsYM
sageてから死ねボケ
439名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:47:16 ID:sOwpm7lf
はいはい一人で死んでなさい
440名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:53:04 ID:UTUqThPr
>>434
>>438
見えないものを相手に何を言っているんだ?
441名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:08:43 ID:xQeefuKC
まぁまぁ、きっと課題のやりすぎでありもしない文字配列が見えてしまったんだよ(´∀`)
 誰か、そんな彼らとこの俺に救いのSSを……
442名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:45:37 ID:sOwpm7lf
救いのSSを
443名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:19:35 ID:GxPVnIoo
他者に救いヲ求めるなンてマだマダひヨッこデスね




 7月、明けない梅雨は連日小雨を降らせつづける。前に太陽が姿を見せたのは3日前、町はすっかり濡れそぼり、色を失っていく。水は窓の内側にも入り込んでくる。深呼吸する空気は半分水のような湿りぶりで、肺が重い。

「……止まないね、雨」

 白鳥がつぶやく。朝美が箱詰めの手を止めて、顔をあげる。

「そうだね。雨が降るとダンボールが湿っちゃうから、早くあがってほしいな」

 窓の外を見ながら、ふっとためいき。

「水っぽくなったダンボールって、すごく使いにくくなっちゃうの……」

 沙夜子はフィギュアに色を塗っている。白鳥が組み立てたフィギュア。だがその配色はやや前衛的で、定められた規格とは少しずれている。

「……うまく、塗れないわ……」

 塗料ののりも悪いらしい。何度も何度も、色をとっては筆を滑らせている。

「……なんだか気がめいっちゃうよね」

 白鳥が場に満ちた空気を代弁する。海の底に沈んだように、部屋の時間は閉ざされている。
静かに、まとわりつくように澱んでいる、水。何か気晴らしをしないと。白鳥は考える。

「あのさ、朝美ちゃん」

「なぁに? お兄ちゃん」

「今日これが終わったら、ぼくの部屋にきてくれないかな? 絵を描く宿題があって、ちょっと協力してほしいんだ」
444名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:20:40 ID:GxPVnIoo
 これは残酷な考えかもしれない。だが、水だけでなくダンボールにも埋もれているこの部屋は、決して朝美ちゃんにも黒崎さんにもいい環境であるはずがない。せめて作業以外のときはもう少し広い部屋で暮らしたほうがふたりのためになるじゃないだろうか。

「うん……」

 朝美はそんな白鳥の考えを知ってか、少し悲しげな笑みで頷いた。

「でも、今日はいいよ。泊めてくれなくても。お兄ちゃんに迷惑はかけられないもん」

「迷惑なんて……!」

 白鳥が迷惑に思わなくても、朝美はつらい顔をする。

 雨で気がめいるとしても、それは誰かに慰められることではないのだ。ましてやそれを今の貧窮と結び付けられると、まるで自分がかわいそうな人みたいに思えてしまうのだ。

「お兄ちゃんは心配してくれるけど、わたしはダンボールに囲まれたこの暮らしも楽しいと思ってるから。そんなに、疲れるなんて事はないから」

 白鳥はふたりのことを思っているし、朝美もまた白鳥のそんな思いに感謝している。それは必ずしも一致はしない。けど、

「じゃあ、なにか困ったことがあったら遠慮なく言ってね。ぼくに出来ることなら、何でも役に立つから」

「それじゃあ、おふとんを2枚だけかしてほしいな。水を吸ったダンボールって、とっても寝にくいから」

 互いに互いの思いを知っていれば、気持ちがちょっとは軽くなる。思われるというのは、それだけでとってもあたたかいものだから。
 
 雨が降っている。憂鬱な気分は晴れない。

 だが、とりあえず、鳴滝荘は今日も平和だ。
445名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 09:17:09 ID:V05fPyot
GJ!!
But……3Pに発展するかと期待した煩悩まみれの俺。

446名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:49:39 ID:tOfM4Vu7
>>446
GJ!久々の潤いが。
俺も朝美の誕生日に向けてSSを書いていたはずが1ヶ月過ぎていたがなんともあるぜ。
447名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:10:58 ID:bUkMjr0C
>>446
ぐっ…言わねぇぞ!今からでも間に合う、投下しろなんて……言わねぇからな!!



投下してくれぇ!
448名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:35:57 ID:zfR+iDqR
>>447
この時期まで投下できないほどの遅筆っぷりだぜ?
完成などしてるはずもなかろう

……みんながうらやましすぎるぜorz
449名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:04:06 ID:8B+2dV16
保守
450名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 08:26:50 ID:ecsmnsD6
SSが…ない………まったく、ぐうたら氏がいた頃が懐かしいぜ(;~д~)
451名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 11:43:59 ID:yYVWK6BL
メルヘンクルルなら書けそうだがスレ違いだからなぁ。
452名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:32:52 ID:sx4ZHb72
昔の職人さんが帰ってこないかなぁ
453名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:47:21 ID:a+6CO12V
昔の職人さんはいい作品ばかりだった
今の人もいいけど・・・・
454名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 02:17:32 ID:cSR19jQA
>>453
sageてから出なおしてこいです〜〜
455名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 02:26:32 ID:a+6CO12V
昔の職人カーンバックだぇ
456名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 15:20:07 ID:cSR19jQA
まぁ、原作がおわってからここまで生き残ってるのはけっこう珍しいし…そこまで贅沢は言えないんだろうけど……な。
457名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 19:27:33 ID:eF4nHHQR
お前らの現金っぷりに呆れた
458名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:46:48 ID:rJRNihjd
みんながSSを書いて投下すればみんな幸せじゃね?
459名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 08:16:20 ID:nqIbT1dn
>>458
つまりあなたも書くのですね?
460名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 08:34:06 ID:H4y73JRo
久しぶりに書こうかなぁ・・・。でもプロットがなかなか固まらない。
461名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 13:45:35 ID:7YpJ1q4n
かくれんぼ以降、7月頭から七夕ネタを書いていたらいつの間にか1ヶ月。しかも内容は
詰め込めすぎて冒頭以降滅茶苦茶(´・ω・`)

これ以上書いても仕方ないので冒頭部分以降諦めて投下します
462名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 13:48:58 ID:7YpJ1q4n
「…もうすぐ夏だな。」
「そうですね、お嬢様。」

夜の水無月家。タチバナとまひるは食後にアイスティーを飲んでいた。
サクラもさっきまでは飲むと言っていたのだが、廊下から盛大な音と
悲鳴、それを見たのだろう、丑三の怒鳴り声がしてからは家は静かだった。
「あら、私も一緒にいいかしら?」
「…母様。」
そこへ、夕がやって来た。まひるは二つ返事でOKし、早速タチバナが
夕の分のカップを用意し、アイスティーを注ぐ。
「…もうすぐ、夏だな。」
アイスティーを飲みつつ、再びぽつりと呟くまひる。
「ええ、でもその前に七夕がありますね。」
「…七夕?」
まひるは疑問符を浮かべた。いくら日本語がかなりのものでも、
まだ文化面では全てを把握している訳では無かった為だ。
それをすっかり忘れていた夕は驚いた。そして、まひるに七夕とは
短冊に願い事を書いて織り姫と彦星に願い事を叶えて貰うという行事だと
いうことを簡単に説明した。
「勉強になった。ありがとう、母様。」
「いえいえ。」
そうして、ゆっくりとアイスティーを飲む3人。
不意に、まひるはあることを思いついた。
「朝美達は、一体何を書くのだろうな…」
463名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 13:57:02 ID:7YpJ1q4n
「ねがいごと」終了。
改行が変なのは見逃して下さいorz

今から短冊吊して願い事を叶え…られたら良いのにとか思いつつ、
文章化出来なかった鳴滝荘での七夕騒ぎを想像して下されば幸いです。
464名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 18:22:00 ID:liZEe1kS
>>463
GJ!
七夕は旧暦なら8月だからまったく問題ないぜ
465名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 21:30:11 ID:gag6Lij6
最近普通のストーリばかりだけどたまにはエロイストーリも書いてください
普通のストーリも面白いけどたまには頑張って下さい
あとこれは提案ですけど四季ごとに書くって言うのはどうですか?
あと誰かの誕生日とか何かのイベントねたとか。
ダメでしたら右から来たら左に受け流してください。
466名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 21:36:01 ID:yJoJ541A
最近スレを見つけてエロがないお!プンプン!みたいな感じか
とりあえずsageような
467名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:13:09 ID:gag6Lij6
職人が減ったからしょうがないといえばしょうがないけどエロパロだからエロイの中心で作って欲しいプンプン!
468名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:19:59 ID:K++11dDf
>>465
とりあえずsageてからリクエストしような?
469名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:32:35 ID:gag6Lij6
新たな職人さんでもでないかね
470名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:52:51 ID:xa7K86bS
前に書いてたけど、ぶっちゃけエロ書くの疲れた
ご期待に添えなくてゴメンね
471名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:05:40 ID:gag6Lij6
470頑張って書いてくれ期待して待ってます
/    | |  | | | |ヽ:.:|/:ハ |  |  |   l   i ',
       ,'   l l| |  |,⊥|、| ̄ ̄ ̄|!--|、, |   | |  | l
       !  |  | l >|'´ ||_ハ|     リ_|_/`ト / ,'  ,' l}
       l l |  | ト| l>"r‐c`      ´c=.、ヽノ/ / /  ,'
       ヽl ', '、 :〃ひ;:::゚:l      ひ:;゚ハ ∨/  / ノ
       {´\、 弋  {トうc|       トtィ::;} ィノ イ/}
     r─‐ヽ'´|`\ト ゞ-‐''    ,    'ー ン イニ|` く`ーァ
    __l___{  |-─l////    r──、  ////ハ. | 丿、/
    |    `'|__人     ',   l     ム_ト´   7
    ヽ  ,、 '´|   |ヽ、    `rn-'    ,.イ   :| \/ ',
     /'´   /l     |/|ヽ`i__、∧ \ァ'フ´ァ::|   |     ',
    /   /-.|     | ト、 /{`ヽ<´ ,.く/ ,'    |‐‐-、  ',
   /   /  |    |  | //\_ ,>フヽ/    |    ',   '、
  /    ,'   |    |  {  r─´- <  ヽ.     |    ',  '、
 /      |    |    |  |  ` ヘーァ    |    |    }   ヽ
        l    ',    ', |     ∨    |    |     ,'
       |     '、   ', |            |   /    /
472名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:16:27 ID:gag6Lij6
またsageすんの忘れたすまぬ
そして梢ちゃん頭がずれたく("0")>なんてこった!!
473名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 02:30:48 ID:E07UkRW1
>>465
まほログに四季ネタも誕生日も普通にあります

よし、誰か書けるかはともかくネタを拝借したい。
474名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 02:36:16 ID:se4Y/kaw
白鳥君が梢の家庭教師になる話
475名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 02:47:14 ID:Vq+eg0zg
ここらで早紀ちゃんの家庭教師になるのはどうだろう
白鳥を守るには力だけじゃたりねー!みたいな
しかしそれを白鳥くんから教えてもらっては意味が無いことには気づかない早紀ちゃん
476名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 03:01:15 ID:NciWw2/q
梢の部屋で梢と珠実が一緒に勉強しててレズプレイとか
 
梢の部屋で梢と珠実が一緒に現況しててレズプレイ中に白鳥がきて3Pとか

白鳥が朝美に勉強を教えて急にとか

朝美×まひるとかはどうですか?
477名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 13:12:52 ID:voADY/W6
高校入試のために勉強する朝美ちゃんとその家庭教師の隆士に一票。
478名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:35:54 ID:+zpc1b3t
家が破産して親に売られたみっちゃんが、
超絶鬼畜紳士な丑三に買い取られて壊れていくに一票。
479名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:38:24 ID:gOTOQ0v5
鬼畜か紳士か
480名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 19:43:44 ID:Sa+yb34i
最近ロマサガ3しすぎて、
アラケス=早紀
ビューネイ=千百合
フォルネウス=魚子
アウナス=棗
に思えてきました。
タスケテ…orz
481名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:17:05 ID:Vf82iZ2O
>>477
ちょうど朝美の受験もの書いてて、挫折しかけたからネタを募集したのに…
お前はエスパーか
482名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:38:34 ID:Few96y/g
早く読みたいな完成が待ちどうしい
483名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:39:33 ID:yQvmrKvH
>>480
アビスから帰ってくんなw
484アークライト・F:2007/08/06(月) 15:40:35 ID:Fh2huqA0
白鳥が「白の騎士団(株式)」を創設し世界中に絵本を売りまくる話キボン 世界は平和へ・・。
485名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 19:19:16 ID:Few96y/g
作者の皆さん頑張れ
486名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 22:26:04 ID:Few96y/g
新しい作品まだかな?
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

487名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 23:37:21 ID:DOS2HoB9
とりあえずsageろ
488名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 15:04:13 ID:7Vn6Thdm
>>480
つまり梢はほろぼすものと
489名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 15:34:33 ID:71S6lL11
>>488
タイトルは「まほろばすもの」で決まりだな
490名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:32:33 ID:MhEYZ3Hi
つまり、
獣魔の翼=交代人格発動
闇の翼=人格統合
でおk?
491名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 00:59:53 ID:mkI2cWHe
保守
492名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 01:44:25 ID:Sp7Vk9Y7
最近、sageらない者が多くていかんな……
493名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 01:45:34 ID:Sp7Vk9Y7
おおっと!
俺もうっかり忘れちまったぜwwww
494名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 15:45:42 ID:CICy2ktu
夏は青少年が開放的になるからだな
495名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 01:03:30 ID:PL7D+/8G
夏だ!海だ!まほらばだ!!
……それもいいが、少年はせめてROMるだけにしておけ。
496名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 01:40:45 ID:fmV5ltgh
夏だ!海だ!山だ!まほらばだ!!!
いつになっら出るんだろ早く読みたい
    _.. --─-- .._
                  /´           `ヽ、
                  /                ヽ、
               /  \             |ヽ
                  /  ○        ─‐       |::::|
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          '、     /               i´
         ヽ.  /                l
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              l                 ヽ
           |                  ヽ
497名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 02:12:48 ID:IyajsAxM
いちいちsageろとか言うのも面倒になってきたので黙りを決め込んだ
SSでも静かに書いていよう

しかし童貞の俺は微エロすらどう書いていいか悩むから困る
498名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 10:21:18 ID:lfNObbtn
先人の残したエロいのを参考にするといいんじゃない?
499名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 12:45:17 ID:PL7D+/8G
それだと、内容が似通ったものになりそうだが……
500名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 13:36:05 ID:lfNObbtn
エロシーンの参考なら別に内容までは似ないと思うけど
エロはやることやるだけだから似てしまうのは仕方のないこと
501名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 20:54:14 ID:aAkCa2R5
>>497
エロ本とかエロ小説嫁
502名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 23:40:31 ID:8qsnTueb
>>497
終わらない夏休みでググッてみな。
503名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:16:07 ID:jk7NZPgg
>>503 ヲイwwwまた懐かしいものを…
504名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 22:39:42 ID:Wy8CxTed
>>503
お前のレスのどの辺が懐かしいんだよ
とか揚げ足とってみたり
505名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 23:17:33 ID:AhlNzD7B
そんなことより早く作って欲しいと
突っ込んでみる
506名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 00:17:02 ID:dow/9vu0
あぁ俺の堪忍袋よ、もう少し持ってくれ…
これは夏だからしょうがないんだ…
507名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:15:11 ID:MNGoqxUo
ああ早く見たいできるのが待ちどうしい
508名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:49:30 ID:oWLdPXJI
あまり、とやかく言うのは好きではないが、我慢の限界がある。
わざとでは無いわけではないだろうが、注意されても直さないとは、いったい何を考えているんだ?
509名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 01:51:09 ID:oWLdPXJI
あ、>>505等のことな。
510名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 09:30:40 ID:MNGoqxUo
sageつけるの忘れたぐらいでそこまで怒らなくてもいくない
忘れてたんだから。
511名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 10:26:44 ID:K/fjUCp+
あんまり催促すると職人のやる気を殺いじゃうから期待しないでまっとけ
急かして書かせたものじゃ書く方も納得しないだろうしな
512名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 11:33:00 ID:MNGoqxUo
了解気長に待ちます
がんばってください
513名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 12:09:06 ID:N47G6cPb
だからsageろ
514名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 16:16:12 ID:oWLdPXJI
>>513
もう、言わない方がいい…そいつら120%荒らしだ。
515名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 18:44:40 ID:OPBMg3if
sageしないからって荒らしだって決め付けるのはよくないよ
516名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 18:47:05 ID:DCZdf87z
マナーだろ。守れ。
次スレからはsage進行ってテンプレに追加か
517名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 19:01:10 ID:FWsswl90
>>516
そんな程度の低いことをテンプレに入れるくらいだったら次スレなんかいらない
忘れてたと悪びれもしないこいつは浜谷と同類
完全スルー推奨
518名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 19:14:27 ID:DCZdf87z
>>517
オウフwwwww名前懐かしすぎて噴いたwwww
519名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 20:35:20 ID:KK3RIJqe
そんな時代もあったね
520名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:04:53 ID:N47G6cPb
↓ぐうたら
521名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:07:54 ID:8BPtWs1A
ハーイ
522名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:34:21 ID:MNGoqxUo
別にsageしたら順番が変わらないだけじゃん
マナーならしょうがないけどあやまりますけど
スイマセンでした
523名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 11:38:28 ID:nbjBzzhm
スレが上のほうにあるとお前のようなアフォに目をつけられ易いからだ
524名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 15:20:01 ID:rRtJlTI0
>>485辺りから今までの流れを見て分からないかね。
お前さんのような厨が流入しやすくなるから嫌われるのさ。
525名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:25:49 ID:Addbc974
523 524口の聞き方に気をつけな
526名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:29:13 ID:Addbc974

sageつけるの忘れてたotz
527名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:07:10 ID:VJO60rAU
↓以下、流れは変わってまったりとお楽しみください
528名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:41:39 ID:3ypSx+Pz
>>502
触りだけ読んでみたが・・・
これを参考にしてまほらばで書くのは辛くないだろうか。
529名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 03:57:51 ID:fdNbam0e
梢ちゃんの体って、やわらくてそれでいて弾力があるんだろうな。

その最高の体も心も隆士たんが・・・(;´Д`)ハァハァ
530名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 07:56:53 ID:difmxbei
この板は18禁の筈なのに……流石夏
531名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 15:21:50 ID:oHlrcyED
梢タンが立ちションしてる夢をみた
532名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:37:15 ID:8O2lRY/G
立ちションなら早紀だろ
533名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03:01:03 ID:gFgxLx6C
>>532
そして蝶々襲来
534名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03:48:42 ID:KLTiFxox
>>528
たしかに無理があるな。少しぬるめにしないと。
535名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:58:15 ID:eHH+prbX
>>531-533
あれ?どっかでこの流れ見たような・・・
536名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 11:16:42 ID:NGHAnYAg
なんか、未完だった早紀ちゃんがおもらししちゃうSSを思い出した。
537名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:58:34 ID:cBFOSYXq
俺だっ見れるなら見てみたい梢や早紀の立ちション
538名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 23:31:20 ID:/z/E1xLw
536の言ってるのはコレかな?
http://9.dtiblog.com/m/moetai/file/tt1.jpg
539名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 23:40:16 ID:O1oMzUB7
一度でいいから見てみたい、大家が立ちションしてるとこ。白鳥です。
540名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:51:37 ID:M4j+o8V/
>>538
――懐かしいな。
久しぶりにまほログと保管庫を最初から全部読んでみるか。
徹夜で……
541名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:44:10 ID:YQu8k2qA
>>540
俺もさっきからちょくちょく読んでるw
542名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 03:47:59 ID:t/1uSVTz
さて、>>540-541に触発されて読んでいたらこんな時間になってしまった件について
543名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 03:50:26 ID:H1RPgerF
コミケには新作出てた?
544名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 05:34:51 ID:9ZxERAeG
もう朝か
545名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 10:49:01 ID:M4j+o8V/
さて…今から一眠りするか…
546名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 01:03:50 ID:7xkzXONd
やっぱ職人さんすごいな。
The last momentとか素で泣ける。
547名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 01:17:51 ID:ZAfY/7La
548名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 15:16:12 ID:cswsObfI
>>547を金色のピコハンで光にしたい今日のこの頃。
549名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 15:21:43 ID:ZAfY/7La
それってゴルディオンハンマ?光にはなりたくない
550名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:17:32 ID:vuz2NFBf
ていうか、前から角煮にスレあるし?
何故今更?
551名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:18:10 ID:21WfsYw6
>>550
ちょっとkwsk頼む・・・
552名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 17:10:23 ID:vuz2NFBf
…せめて>>1くらい読もうぜ?
553名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 17:21:12 ID:21WfsYw6
>>552
>>1は毎スレ欠かさず読んでるけど角煮ってのがなんなのかいまいち分からないんだ
アホな子でごめんよ
554名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 17:48:48 ID:zBvTiiEj
半角二次元
555名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 17:53:48 ID:uhV8g8dq
ググれ、と言おうとしたらもう解答されていた。
教えて君もクレクレ君も皆部長の儀式で生贄になるといいのに。
556名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:27:05 ID:cswsObfI
少なからず夏というのが関係してくるんだろうな…
557名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:06:17 ID:r+ffgILC
あれれー?
この板に来れて夏休みがあるのは大学生だけだよー?
558名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:32:40 ID:vuz2NFBf
一応、18禁板に格下げされたから生まれの早い高校生なら来てもおkだよ
559名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 22:42:23 ID:cswsObfI
>>558
後は留年しまくってる人とかかね。
まぁマナーを守ってくれてるかぎり俺にはあまり関係が無いといえばそれまでだが……
560名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 00:26:21 ID:IgcJGqyY
珠「ムゥ〜〜」
部「おヤオや、何ヲ考え込んデいるのデスか珠美部員?」

>>601転回させて
>>602締めて
561名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 00:33:16 ID:IgcJGqyY
ミスった……スマン。
樹海にいく前に…訂正。
>>562展開させて
>>563締めて

これで心置きなく樹海に逝ってこれる。
562名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 20:58:12 ID:ukcBJsm6
珠「ID:IgcJGqyYは何を思ってこんな事をしようとしたのですかね〜」
563名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 13:41:10 ID:a9tHeJuk
続く
564名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 13:44:40 ID:Th6eUfjn
そろそろ毎年恒例安価漫才の時期なんだってば
565名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 15:19:51 ID:oxH3gaU1
そしてスレは動き出す
566名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:04:09 ID:KIZQBv/W
最終話で存在すらなかった弓道ちゃんの名前は何だろうかと
SS書いていたらタイプが止まった

↓というわけで弓道ちゃんの名前教えてくれ、イメージでいいから
567名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:06:25 ID:FbE8L7xq
もちろん「弓子」ちゃんで
568名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:08:27 ID:1gShT6dv
真弓?
569名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:59:27 ID:kgqr7lA0
矢飛真弓
570名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 07:02:54 ID:2xnKL4p+
>>569
ちょっと待て、それじゃ色がないんじゃないか?
571名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:16:28 ID:LWZdi5gm
朱崎 真弓 ではいかがか?


苦しいな……いい色が少ない。
572名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:26:21 ID:x2zTZnLc
バーミリオン=朱だったりする
573名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:57:49 ID:LWZdi5gm
>>572
ならば……

橙矢 真弓
水島 真弓


ダメだ……へたな鉄砲数さえ撃てない……
574名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:08:17 ID:SAItrLDf
霧雨真弓
575名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 04:08:06 ID:GVjuVSef
豪天(ごうてん)真弓
疾風(はやて)真弓
紫電(しでん)真弓
流鏑馬(やぶさめ)真弓
鷹取(たかとり)真弓
鴈流(かりゅう)真弓
苅爺(かりや)真弓

さあ、どれでも好きな名前を選びたまえ!
いっそ真 弓とかもどうだ!?
576名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 08:17:02 ID:WSGhrM/w
>>574ー575
色が入っていないだろうと言っている。
577名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 15:36:48 ID:w8JYPVQk
真弓と聞くとシャフレを思い出す
578名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 15:44:42 ID:WSGhrM/w
紅野 真弓
579名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:39:41 ID:CuX6gPlL
真紅真弓(まあかまゆみ)
580名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:45:21 ID:nYgkwCfc
なんでみんな赤系にこだわってるんだ?
581名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:32:03 ID:aCpCy2S5
キン肉真弓
582名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:22:32 ID:K7Hue2vm
まあかは、少し言いにくくないか(;~д~)

とりあえず俺は、紅野に一票かな。
583名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 12:16:37 ID:NS2KVhJ9
紺野とどことなくかぶってるような……
色の宝庫のポケモンよりどうよ
鈍、朽葉、縹、玉虫、石竹、紅蓮、桔梗、檜皮、黄金、槐、丹礬、丁子、燻べ
(山吹と浅葱は使われているので抜いてある)
584名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 17:52:00 ID:K7Hue2vm
名字に色でなければ使える色が増えるのだが……
585名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:39:28 ID:K7Hue2vm


旭「しかしねぇ〜本作が終わってからこんなにもエロパロ板が続いてるなんて珍しいわねぇ…」

瑞穂「まぁ、作者が風邪で寝込んだり、スケエニのお家騒動があったりしたのを乗り越えただけはあるわね。」

理想奈「………」

旭「あら?どうしたの理想奈ちゃん?」

瑞穂「あぁ〜ここにあんたが好きなホモは無いからねぇ〜」

理想奈「ホ…ホモって言わn

弓道ちゃんがいきなり理想奈の前に出る。

真弓(仮)「そんなの無くたって、ここは最高ですよ!なんたって、最終巻でさえ名前を付けてもらえなかった私の名前を付けてくれてるんですから!!」

旭「きゅうど……じゃなくて、真弓(仮)ちゃん!!ついに、名前を……」

珠実「あくまで、まだ(仮)ですし、このままあやふやになってしまう可能性もありますけどね〜〜」

真弓(仮)「!!」



|脇役天国に出ていたのにT忘れられていたことすら↓忘れられた二人。

ミイラ「……」
幽霊「……」
586566:2007/08/27(月) 03:11:25 ID:KZWn+EGr
普通に朽葉、桔梗らへんがいいと思った
脇役の苗字の色ってやけに難しいし(鳶色とかパッと浮かばない

>>585
忘れていたわけじゃないぞ、ああ決して、浮かばなかったわけじゃないんだ
弓道ちゃんが決まったらその2人を差し置いて、ヘブンイレブンのおじさんの名前はどうしようか
なんてこの俺が考えるわけないじゃないか
587名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 10:05:13 ID:koXwU2SF
朽葉 真弓 に賛成!
588名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:11:48 ID:StoALQoQ
>>587
朽葉はPRとかぶってる
589名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 13:21:34 ID:cxC6tdT4
「隆士さん、ふつつか者ですが、よろしくお願いします。」
ぺこり。
「こ、こちらこそよ、よろしくお願いします。」
ぺこり。
「では・・・赤ちゃんを、作りましょう♪」
「う。うん・・・。来て、梢ちゃん。」
「はい、隆士さん♪」
二人そっと寄り添って・・・

チュッ・・・・・。

「・・・ぷはぁ、梢ちゃんの唇、柔らかい・・・。」
「・・・隆士さんの唇も、柔らかいです・・・。
 ・・・これで、赤ちゃんも出来ちゃいますね♪」
「・・・へ?」
「・・・え?、だって赤ちゃんって、キスすると出来るんじゃなかったんですか、隆士さん?」

キョトーン・・・・。

「(本当にこの娘を、穢してしまっていいのかなぁ・・・?)」
590名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:28:24 ID:koXwU2SF
>>589
早紀「りゅ、隆っ………隆士っ!!とととところでっキッキキキキスをするとコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれるらしいな……でっ、でよ…その………きっきききキスしてみねぇかあっ!?何言わせるんだバカヤロウ!」

ビュンビュンビュン、バリーン!

窓から吹き飛ぶ隆士……二階級特進
591名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:23:40 ID:cA13hlXF
田中真弓でいいじゃん
592名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:24:32 ID:I3IZnQh5
待てコラ
593名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:34:31 ID:o1Q8QQHf
>>591
どこの海賊王の守銭奴だ
594名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:34:52 ID:koXwU2SF
田中真弓!?

この何処に何色が入っているかを端的に説明しなさい。
595名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:57:15 ID:UOpzGFgn
瑠璃真弓
るりまゆみ
銅 真弓
あかがねまゆみ
なんてどうですか?
596名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:36:01 ID:UOpzGFgn
590のは終わりかなつづきがあるなら早く見たいな
597名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:02:21 ID:IMfuyVFp
瑠璃は桃さんの娘だからNG
598名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:54:27 ID:koXwU2SF
話はそれるが……個人的に瑠璃ちゃん超ツボに入ってる…。
 瑠璃ちゃん中学生or高校生×隆士 をプリーズ。
599名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 02:03:54 ID:RJV7m1gc
隆×梢×娘s×瑠璃×沙×朝×桃
600名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 03:39:15 ID:pPYsHfeN
隆×朝か隆×釘キボン
601名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 09:09:14 ID:zmiiH4Ph
隆士×昔珠 キボン
602名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:31:58 ID:tdSVNPcb
隆士×瑠璃
603名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 20:40:08 ID:GFHRr/YL
龍太朗x珠キチ
604名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 21:53:28 ID:+sC0+e7u
>>602
それをやったら隆士が珠キチに殺される。
無制限解放どころの話ではない。
605名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 21:55:25 ID:+sC0+e7u
弓道「み、みんなぁ〜私の名前はぁ!?」
606名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 22:36:53 ID:WPStkmct
七色 真弓
ななしき まゆみ
なかなかいい色が出てこないこれは難しすぎる
607名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:20:26 ID:FeNAfb5o
常盤 真弓
蘇芳 真弓
菖蒲 真弓

語感が良さそうな物を選んでみた
最後は勝負と掛けてるとかそんな下らないこと、か、考えてなんかいないんだからねっ!
608名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 01:46:37 ID:u6k76hNp
一作書く
ネタとカプをくれ
609名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 01:51:33 ID:FeNAfb5o
最近は主要人格がご無沙汰だから困る
課題の無い隆士と心行くまで遊ぶ魚子をリクしてみる
610名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 03:31:50 ID:RvOb/XZj
花浅葱 真弓
はなあさぎ まゆみ
向日葵 真弓

611名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 08:36:00 ID:6MD3oeIx
>>608
 フランスで遊んでいる(名所巡り)旧桃さんと紫羽さんプリーズ。
612名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 13:29:20 ID:6MD3oeIx
>>610
 一回まほらばを読みなおすことをお薦めする。
613名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 13:38:34 ID:RvOb/XZj
612
思い当たる色がこういうのしかなかったからつけてみた
もうそろそろ尽きそうOTZ
思い当たる色をください
614名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 16:34:03 ID:bg7HdDPa
桃「もう埼玉りそなでいいよ」
理想奈「思いっきりかぶってますけど」
615名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 09:42:02 ID:tVfBuI4b
鶯谷とか萌黄とか
616名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 11:18:12 ID:V9tgx5Hu
萌黄 真弓 ねぇ。

萌黄≠黄色 だし、ヨ〜ちゃんとも被らないから良いんじゃない?
617名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 01:34:04 ID:VBBIsz+U
特別街頭インタビュー
テーマ:最近の悩み


女性A『困ったことですか?え〜っと、そうそう。最近商店街に胡散臭い中国語を話す胡散臭い露天商がいて……』

郵便局員J『あぁ、困ったことねぇ。
困ったわけじゃないんだけど、この間近所のアパートに郵便配達に行ったら、中庭の木が少女の形に掘られてて……
なんかの宗教団体じゃないかって不安なんですよ』

男性G『ん?困ってること?
そうだなぁ、最近この近くの細い道をよく大きなリムジンが走り抜けて行くんだよ…それも、この前の正月は二台で。
いやぁ少し危ないかなって話さ!』

女性D『あぁそれならありますよ。
近くのアパートの住人が毎日夜まで、宴会だ。
とかいって騒いでいるんですよ…おかげで寝不足で……ふぁあぁ……』

女性E『あ、そうそう、この前、路上で口から血を流して倒れている不良達を見て……この辺でなんか事件でも起こらなければ良いけど…考えすぎかしら?』



珠「………」
桃「………」
珠「桃さ〜ん。この番組ってもしかするとこの町じゃないですかね〜〜?」
桃「………」
618名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 17:01:35 ID:o2aegpAH
青、藍、翠、碧、紅、橙、若竹色なんてのもあるね。
619名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 18:05:38 ID:/kU8YQ2f
さて、そろそろ>>566のSSが完成する頃かな…
620名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 22:50:49 ID:ymx3KFbB
漢字が違うが青て梢ちゃんとかぶってるし藍は藍沢理想奈で使ってる
残ってるのが翠、碧、紅、橙、若竹色か
621名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 23:06:45 ID:/kU8YQ2f
なんと言うか……最近この板雰囲気変わった気がするのは俺だけか?
622名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 23:16:29 ID:6x6KLLKo
エロパロの話題じゃないとは思うけどね
偶に雑談する程度ならいいけど今回は長引くなー
623名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 23:52:19 ID:ymx3KFbB
考えて見ました
翠 真弓
かわせみ まゆみ
青依 真弓
あおい まゆみ

624名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 02:01:22 ID:kr/cG2M1
もともと此処はエロパロにしては、少々変わった雰囲気だったけど……まぁそれが好きだったりしてた訳だが……
此処のところ、さらにその傾向が特に顕著だな……さすがにこれはちょっと…
625名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 12:37:01 ID:Qd0hKjzK
作品投下がないんじゃ雑談か保守でしかスレは伸びない罠
626名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 13:51:46 ID:DiZRbiJY
結局公式が無いんだから作者が勝手に仮の名前付けるか最後まで弓道ちゃんのままでいいんじゃ。
わいわい名前について長引くのを見ると何だか切ないぜ。
627名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 14:45:00 ID:agjEe4kU
名前を出すときは色々な案を出して
批判的な流れになるとそれに続くレスがたくさん付くって、
お前ら流れに流されやすいなぁ
628名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 00:25:03 ID:SJKHXQKG
とと……また変な方向に流れ出そうとしてるし…

では、弓道ちゃんの名前は作者が今までの物を参考に考えると言うことで終わりで……
629名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 18:59:25 ID:VJ8RtxBM
原作に倣って名無しのままでSSを成立させるのが腕の見せ所というもの
630名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 03:24:23 ID:WtVfJvmC
   (\
   \\
    (\\ ニラチャエル
    (\\\ 降臨!
    \\\\
     ( |||
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ⊂⊃
` ̄(/// ̄\∧w∧
   (// ̄`( ゚Д゚)
    (// ̄(つ旦O
     (/(/| |
     (/ / ノ
631名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 02:52:39 ID:s2YUno1+
>>620
今さらだがお前は全国9千万人の部長ファンに謝るべきだと思うんだ
632名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 12:31:03 ID:nrcZMBcX
橙はバーミリオンとは違うだろ。
硫化水銀を主成分とする朱色の顔料。また、その色。がバーミリオンらしい。
633名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 10:24:30 ID:S228wKFY
思ったんだけど隆士たんて梢ちゃんとえちできるんだろうか?
梢ちゃんのブラチラやパンチラで鼻血流しちゃうようでは、
梢ちゃんの裸なんて見たら鼻血噴水みたいに吹いてぶっ倒れちゃうと思ふの。
634名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 10:41:50 ID:fBdo1ahh
出来なかったらどうやって4人も子供作ったんだ
635名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 16:10:17 ID:ADwgsUP9
それなんて藍蘭島?
636名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 18:48:58 ID:GFPx0tYB
絶対に嫌な梢ポン's

バーサーカーソウルな梢
町のあちこちに矢印を貼りまくってかく乱する早紀
デースマースな千百合
顔芸が得意な魚子
人の心の中に入り込む棗
637名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 18:53:04 ID:CEJK3brl
あたし、参上!とか
魚子の友達になってくれるよね?答えは聞いてない!とか
私に釣られてみます?Correct!とか
泣ける…かも…とか
638名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 20:19:48 ID:qng8y0Hu
>>633
命懸けで子作りしたライエルみたいだな。
639名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 23:11:46 ID:KCcyRP6t
>>636
なんつう遊戯王だよ
640名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 00:23:42 ID:p9uuyYKy
>バーサーカーソウルな梢
理想奈「もうやめて!隆士のライフはとっくに0よ」
梢「HA☆NA☆SE」
どうやら修羅場のようです。
641名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 04:21:08 ID:7zTbxKEO
>町のあちこちに矢印を貼りまくってかく乱する早紀
早紀「白鳥、地獄に落ちる時間だぜ。冥府魔道を彷徨い続けな。」

>デースマースな千百合
千百合「ミス桃乃のマインドの中の隆士ボーイの割合が
大きくなっていくのがワカリマース」

>人の心の中に入り込む棗
棗「心の・・・部屋を・・・見れば・・・すべてが・・・わかる・・・かも。」

>顔芸が得意な魚子
魚子「お兄ちゃんの精神力が神の攻撃力を超えたというのか!!!」
642名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 04:23:01 ID:7zTbxKEO
ついでに白鳥社長

白鳥「見るがいい、そして慄くがいい。これぞ史上最高にして華麗なる究極の絵本、
いでよ【はるなつあきふゆ】!フハハハハハハ」
643名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 04:48:22 ID:7zTbxKEO
あまりにもカワイソスなので白鳥社長その2(まほらばアニメ終盤+遊戯王DM116話)

白鳥「梢ちゃん、これが僕にできる最後の方法になると思う。
僕は梢ちゃんをどうすることもできないかもしれない。
でも、君がいれば何時でも何でも耐えることができた。
それは今でも、これから未来も変わることはない・・・。
鳴滝荘に来てから僕を待っていたのは(ある意味)地獄の日々だった。
梢ちゃん、僕はあの時何度も夢にくじけそうになった。
でも、君が僕の絵を見て微笑んでくれた顔。
あれが僕を救ったんだ。君の笑ってくれた顔を見たときに僕は決意したんだ。
いつしか本当に絵本作家になろうと。梢ちゃんの笑顔を守るに相応しい男になると。
あの笑顔が無ければ、僕は当に終わっていたんだ。
僕は、その笑顔を守るに相応しい男に、彼氏になれたかい!?
・・・僕の絵本・・・・・・僕の書いた絵本、僕と梢ちゃんの未来を導いて!!!」
644名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 12:19:06 ID:SG1golbC
スレ違い
645名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:23:16 ID:eh0NSDkd
さて、ここの何人が白鳥の誕生日を覚えているのだろうか
646名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 22:36:35 ID:RAhm+2gw
9月9生まれの乙女座
647名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 23:43:24 ID:+t/GKWB4
さて、つまりは明日か…誰かSSをドドーンとばらまいてくれる勇士はいないものか……
648名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 00:08:56 ID:+3gMICey
白鳥君誕生日おめでとー!!!
649名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 00:17:25 ID:lALDyftM
連載終了から2年…白鳥君も26歳か
650名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 01:29:29 ID:yNLKaG9l
>>649
俺は知らない間に2008年に来てしまったようだ
651名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 01:49:05 ID:wjtqsqnk
今日は白鳥の誕生日!!!!!
652名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 01:59:05 ID:1YFpWy9a
おめでと白鳥隆子
653名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 12:20:28 ID:CJnZ80XD
>>652
だから、sageれと言っている!!
654名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 20:34:02 ID:wXmOq5hh
>>649
アニメ終了からならそんなもんか
655名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:15:06 ID:lALDyftM
あれぇ、作中で20歳になってるから連載終了時で24歳じゃなかったっけ?
656名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 21:58:24 ID:CJnZ80XD
そんな事を言い出したら、亀有公園前派出所のゲジ眉警官は何歳だと言うのだ?
657名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 22:04:44 ID:eZeRszhV
時空が違うってwww
まほらばは作中でちゃんと年とってるでしょ

……いや、ゲジ眉も毎年誕生日迎えてるな
658名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:37:16 ID:wjtqsqnk
白鳥君の誕生日なのでぎりぎりの投下。
即席なので、変かもしれないが勘弁してちょ

昨日は絵本の考案で徹夜だった隆士君。今日は休みなのでぐっすりとお寝むです。しかし、11時になると良い子の隆士君も起きます。そして、トイレに行こうとドアを開けた瞬間。
「親父、ごめん!!」
いきなり春に殴られました。
「ごへぇ!!」
壁に激突した隆士君の後頭部には大きなたんこぶが出来上がりました。
「危ない危ない。親父が起きていないかどうか確かめてきて良かった・・・・・・せっかくの計画が台無しになっちゃうよ。」
はるがあせるのも無理はない。今日は隆士君の誕生日なのである。一方、そのころ、台所では梢となつ達がケーキを作っている。
「イチゴのタルト〜〜」
「お父さんが大好き・・・・・・・」
「お父様も大好きなイチゴ、いっぱい乗せましょうね。」
「ただいま〜〜」
「隆士さんは、はる?」
「まだ寝ているよ。早く作ろう。」
659名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:39:28 ID:wjtqsqnk
5時。遂にイチゴのタルトが出来ました。
「さぁて、親父を起こしに行くか。」
「いってらっしゃい〜〜〜」
隆士君は未だに気絶していました。
「おいっ、親父。起きろ。起きろってば・・・・・・起きないな・・・・・じゃあ。ちょっと、早いけど・・・・・私からの誕生日プレゼント・・・・・」
はるが隆士君に口付けをしようとするが・・・・ここで。隆士君の父娘としての関係を維持しようとする本能が働き、すぐさま起き上がる。そして、でことでこのごっつんこ。
「い、痛いよ親父〜〜!!」
「ご、ごめん・・・・・僕は今まで何を・・・・・・」
「何をって、寝ていたんだよ。それよりも早く来て。親父に見せたいものがあるんだ!!」
「?????」
はるに腕を引っ張られ、ただついていく隆士君。そして、炊事場に入ると・・・・・・いきなりクラッカーが鳴った。
「隆士さん(お父さん)、誕生日おめでとう!!」
「・・・・・・あっ、今日は・・・・・・・」
自分の誕生日に気づいた隆士君。その途端に、家族の優しさに涙する隆士君。
「あっ、ありがとう。皆・・・・・・・・」
「今日は灰原さん達もおでかけだから、家族水入らずでお祝いするね。」
その後、イチゴのタルトを皆で仲良く食べる白鳥家。
「(幸せ・・・・・)」
隆士君が感動しながらイチゴのタルトを食べると頬に食べかすが。梢は隆士君の頬についた食べかすをぺろっと舌で取ってあげた。
「こ、梢ちゃん/////////////」
「あっ、お母さんズルイ!!」
660名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:43:52 ID:wjtqsqnk
「なんか本当に夢のような1日だったな・・・・・・・」
「本当ですね。」
就寝。今日は皆で寝ることになりました。
「本当にありがとう、皆。僕、幸せだよ。皆の誕生日には僕も頑張らなきゃ。」
「それでしたら・・・・私、男の子が欲しいです。////////」
「えっ?//////////」
「あっ、なつも弟欲しい!!(本当はお父さんの唇が良いけど・・・・・・)」
「私も・・・・・・・(私は本番が出来れば・・・・・・)」
「お父様似の弟・・・・・・・コレクトですわ!!(お父様にお父様似の可愛い弟、両手に花とは正にこの事!!)」
「そりゃあ良いな。男の子がいないし(お父さんの唇が良いんだけど・・・・)」
「//////////////////」
661名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:46:07 ID:wjtqsqnk
これで終わりです。ちなみにお絵かき大会で神絵が投下されています、ぜひ見に行ってみては?
それでは、隆士(子)、誕生日おめでとう
662名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:51:22 ID:+3gMICey
初めてリアル投下に出会ったぜ・・・
絵とあわせて読むともうニヤニヤがとまらないんだぜ
663名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 23:59:04 ID:+dULaBZR
あ、危ない!
あと少しで隆士の誕生日が終わってしまうところだった……。

おめでとう、隆士!

あとGJ!職人さん!
664名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:00:01 ID:4ELOtHrQ
ギリギリおめー
665名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:00:34 ID:4ELOtHrQ
これは酷いギリギリアウトorz
666名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:04:37 ID:fXvvbB5k
>>664
あんたすげぇよ・・・
667661:2007/09/10(月) 00:06:18 ID:BbA6zxuv
>>664
どんまいどんまい
668名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 00:21:33 ID:+4HG/c5M
よっし、仮眠とって起きたら明日になってたけど誕生日SS書くわ
669通常の名無しさんの3倍:2007/09/10(月) 00:30:13 ID:BbA6zxuv
>>668
ガンバ!!!
670 ◆ERASER.7Dw :2007/09/10(月) 01:37:37 ID:+4HG/c5M
投下するよー
多分パラレル…だよな?時系列的に見れば。
しばらくまほらばから離れちゃってたから色々アレかもしれません。
ついでに言えば眠かったんで前半だけしかできませんでいた。ごめんなさい。
とりあえずできたとこまで投下するんで、残りはがんばって明日(今日)の夜あたりまでに書き上げます。
それと、遅れちゃってごめんなさい。
671二人きりの誕生日:2007/09/10(月) 01:38:14 ID:+4HG/c5M

「ふぅ…終わった終わった!どっかに飯でも食いに行こうぜ!」

講義が終わり、雅先生が出て行くと同時に翼君がそう叫んだ。

「いいねぇ、ちょうど今日は白鳥君の誕生日だし。
 パーッと行く?」

隣に座っていた少女の金色の髪が声とともにふわりと揺れる。
…その他一名の声は、雅先生の折檻によって聞こえてこない。
そう、今日は9月9日で、僕、白鳥隆士の誕生日だ。

「あー…気持ちはうれしいけど…ごめん」

その言葉に、二人――何回も言うが二人――が眉をひそめる。

「何でだよ?飯くらいならおごってやるぞ?」
「そうそう。人の好意は受け取っといたほうがいいよ」
「あー…えっと…」

二人の妙な剣幕に気圧されながらも、ぽつぽつ理由を話した。

「その…誕生日だから、ご馳走作るから早めに帰ってくるようにって梢ちゃんに言われてて…」

その言葉に、二人の顔は僕をからかうような顔に変わった。

「へぇ〜、いいご身分じゃん。ラブラブ、ひゅーひゅー」
「よかったねぇ、おいしいご飯作れる彼女がいて。ひゅーひゅー」
「そ、そんなんじゃないって!」

なおも囃し立てる二人+一つの抜け殻を尻目にファイルに詰めた用紙やペンケースをリュックに詰め、外に出る。

「じゃ、じゃあね、また明日」
「おう、仲良くやれよ」
「がんばってねー」

振り向き、二人に挨拶をして鳴滝荘へ向かう。この時間なら、夕食には間に合うだろう。
672二人きりの誕生日:2007/09/10(月) 01:38:53 ID:+4HG/c5M
カラカラと音を立てて玄関の扉が開く。

「ただい…」

帰ったことを示す言葉は途中で打ち切った。
朝美ちゃんが電話で話しているのが見て取れたからだ。

「うん、うん。あ、今から?はーい、分かった、お母さん呼んでくるからちょっと待ってねー」

朝美ちゃんがカチャリと受話器を置く。と、にっこりとこちらに笑顔を向けた。

「お帰り、お兄ちゃん。今からお母さんの実家行ってくるね」
「え?沙夜子さんの実家?どうしたの?」
「ううん、別に理由はないんだけど…お泊りだから、明日までいないよ」
「ふぅん…そっか」
「ごめんね、誕生日なのに一緒にご飯食べられなくて」

申し訳なさそうに朝美ちゃんが頭を垂れる。
慌ててそれを訂正する。

「い、いいよ別に。それより、楽しんできてね」

朝美ちゃんはそれを聞くと、頭を上げて、こくんと頷いた。

「それじゃお兄ちゃん、私用意してくるから」

また明日ね、と去り際に言って朝美ちゃんは部屋のほうに小走りで向かっていった。
さっきの電話からすると、多分すぐに迎えが来るんだろうな。
…そっか、皆で夕食は食べられないんだなー…。
ぼーっとそんなことを考えながら部屋へ向かう。と、扉が開いて桃乃さんが飛び出してきた。
頭には寝癖がついている、多分寝起きなんだろう。

「あ、白鳥クンお帰り!あたしミッドナイトショー行ってくるから!
 楽しんでね!じゃいってきます!」
「あ、はあ…」

桃乃さんはドタドタと疾風怒濤の勢いで廊下を駆けていく。
…ミッドナイトショーって、一晩中あるんだからあんなに急がなくてもいい気もするんだけどなぁ。
とりあえず、荷物を置いて台所に行こう。梢ちゃんはもうご飯作ってくれてるかな。
673二人きりの誕生日:2007/09/10(月) 01:39:29 ID:+4HG/c5M
なんだか、今日は鳴滝荘が妙に静かな気がする。微妙な違和感も、感じる。なんでだろう。
ビル街の喧騒が微かに伝わってくる廊下を抜け、台所のドアを開ける。

「あ、お帰りなさい、白鳥さん」

制服にエプロン姿の梢ちゃんがこちらを振り向き、笑顔でそう言った。
ただいま、と声を返し、またしてもどこか違和感があることに気がついた。
そうだ、珠実ちゃんがいない。帰ってきてるなら、いつもはテーブルでご飯を待つかこずえちゃんを手伝うかしているのに。
部屋にいるのかな、そう思ってトントンとリズミカルにまな板の上で音を奏でているこずえちゃんの背中に声をかける。

「梢ちゃん、珠実ちゃんどうしたの?部屋にいる?」
「あ、珠実ちゃんなら今日はいませんよ」
「珠実ちゃんも?何で?」
「オカルト研究部の『ていれいしゅうかい』で集まるそうです。
 部長さんに連れられて部室に入って行ってましたよ」
「ふぅん…そっか、忙しいんだね」

頭の中に無理矢理部室に連れ込まれている珠実ちゃんが容易に想像できた。
同時に、朝美ちゃんや桃乃さん、それに珠実ちゃんもかと心の中で呟いた。
梢ちゃんはともかく、皆僕の誕生日覚えてくれてるのかな。
皆。
そこに考えが及んだとき、さっき廊下で感じた違和感の原因が分かった。

「…灰原さんは?」
「えっと…ネタ出しにお散歩だそうです。
 灰原さん、お散歩に出ると長いですからしばらく帰ってこないと思いますよ。
 ご飯も外で食べるそうですし」
「へ、へぇ…」

心の中で、叫ぶ。
誕生日くらい覚えといてくれよ、と。
674二人きりの誕生日:2007/09/10(月) 01:40:02 ID:+4HG/c5M
…まぁ、自分からプレゼントやらお祝いの言葉やらを求めるのはマナー違反なんだろうけど。
それでも、いつもあんなに賑やかなんだから一年に一回だけのお祝いくらいはして欲しかった。
ご飯を食べながら梢ちゃんは残念ですねと苦笑いしていたけど、
それがまた、心に五寸釘を刺されたような感じがして。
そんなわけで、僕は沈んだ気持ちで縁側に座り込んでいた。

「はぁ…」

僕の誕生日ってそんなにどうでもいいものなのかな。
梢ちゃんは大事に思ってくれているだろうけど、皆は?

「ふぅ…」

何回目になるかも分からない、溜息。
気持ちを沈みこませるだけだ、そう思ってもいつの間にか口から漏れ出してくる。
梢ちゃんと恋人になって初めて迎えた誕生日、ここまで暗くなるとは思わなかった。

「…悩んでも仕方ないか」

お風呂でも入ろう。体をきれいさっぱり洗えば気持ちも楽になるだろう、多分。
梢ちゃんが支度してくれてたし、そろそろお湯が沸く頃だろう。
またグダグダ考えるのも何だし、すぐに入ってしまおう、そう思ったとき、廊下の向こうから梢ちゃんが歩いてきた。

「白鳥さん、お風呂沸きましたよ」
「あ、ありがとう。すぐ入るよ」

腰が、重い。ずっと座っていたせいだろうか。そんな僕がもたもたと立ち上がるのを梢ちゃんはじっと見ていた。
いや、見つめていた。澄んだ瞳で、綺麗な翠色の瞳で。

「あの、白鳥さん」

ようやく立ち上がった僕に、梢ちゃんが声をかけた。
顔を向けると、梢ちゃんは少しもじもじとしながら下を見つめ、呟いた。

「えっと…一緒に、お風呂…入りませんか?」
675名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 01:41:09 ID:+4HG/c5M
ごめん今日ここまで
おやすみなさい
676名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 01:48:49 ID:fXvvbB5k
こういうのを生殺しって言うんだよな・・・・
このテンションの上がりようをどうしてくれんだよおおおおおおおおおおおお

GJです
677名無しさん@ピンキー:2007/09/10(月) 02:44:33 ID:OwcejQpi
うぉぉぉおおおおおおおおおおおおい!!!!
 な、なんて良いとこで終わらしてるんだよぉお!

この極限まで高まったテンションと期待はどこにぶちまければいいんだ?


まほログ過去話全部見て来る。
678名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 01:56:30 ID:z4/fHxjn
>>674
GJは完成まで取っておくとして非常にwktkで待っております

パラレルってのはつまり、白鳥と梢が恋仲になってからの誕生日には
桃さんはいないとかそういうことか。
自分も誕生日SS書いてて、宴会部長がいないと言うのは非常に盛り上がりに欠けてるんだが、自分もパラレルにしようか。
679名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 07:59:08 ID:mvU9zztn
>>678
たまたま、ゆとりが出来て、日本に帰ってきたとかでいいんじゃないか?
そっちのが盛り上がる。
680名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 19:26:15 ID:P9fVrDTp
パラレルワールドって何でも出来るからいいよね。
例えばエロール×部長とか灰原×さっちゃん、運転手×夕&タチバナ、弓d(ry×珠にやられた不良など。
681名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 23:13:13 ID:M3Od5zZb
あまり好まれるジャンルではないのがネックだがな・・・
困ったもんだ
682名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 23:19:36 ID:6iWwdMAb
二次創作なんてみんなパラレルワールドみたいなもんだから
調理方法次第だと思うよ
683名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 18:45:17 ID:qbzIQiy0
夕チバナ
684名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:13:22 ID:oKq9AIe+
>>680
…少なくとも俺の技量では出来ないと思う

>>683
力エレ
685名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 00:33:45 ID:Hmv9jW6d
>弓d(ry×珠にやられた不良
これはいい強姦致死フラグ
686名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 02:18:50 ID:rZwrv0mF
>>685
ガリ勉ツヨシ君はそんなことしません!
…あ、逆レイプか。
687名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:38:43 ID:tzI6Fifa
弓道ちゃんと珠にやられた不良ってどんなキャラだっけ
688名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 01:19:13 ID:IxF4Oy17
自分で調べられない人、嫌いです
689名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 13:50:03 ID:2GWY3GB0
調べる……?
読み直せばいいだけなのに、何故人に聞く?
690名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 20:22:05 ID:a+MKzQk/
何となく隆士たんて童貞だけどえっちな事凄く上手ってイメージがある。
その気になれば桃さんを寝取れるほどに。
691名無しさん@ピンキー:2007/09/18(火) 23:03:04 ID:zGb6Ow1H
白鳥にはよくあること

てかあれだ、隆士はドSだろ
言葉責めとかよくしそうなんだが。
692通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 20:40:53 ID:Kuik5QJw
そこら辺はご愛嬌
693another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:32:20 ID:0KrgoAdS
なんか完結させないと気持ち悪いので…
あと2回くらいかな?

…つうかあきすぎだ、前回の投下からorz
694another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:33:27 ID:0KrgoAdS

タチバナを預かってから2ヶ月。

相変わらず定期的に警察が様子を聞きに来る以外は、特に心配していたような事も起こらない。
煙管をふかしながら、丑三は窓の外に広がる町並みを眺めていた。

「まぁ、そろそろ…決めなきゃならんよな」

家に住まわせてからだいぶ時間が経ち、仕事もある程度一通りこなせるようになってきた。
一体自分はタチバナをどうするべきなのか…丑三自身にも答えはなかった。

最初は引き取り手が出来るまで、ということの筈だったのが、ずいぶんとのびのびになって
警察に最初からそんな気はないのではないかという気がしてくる。
家族や知人の事などタチバナは話したがらない…丑三もあまり当てにはならないと感じている。

「ふぅ…」

預かるときにある程度覚悟していた事だが、やはり正式に雇う事になりそうだ。
夕も沙夜子も情が移っているし、仕事上の問題はどこにもない。

「…」

ただ一つ気がかりな事は、タチバナの過去の事。
警察にいろいろと経緯を聞いたあの日以来、丑三はタチバナを家の外に出した事はない。
なんらかの事件が起こるのではないかという予感があったからだ。
695another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:34:14 ID:0KrgoAdS

「もう頃合だ…何を怖れているんだか…」

仕度をしてから、自分の部屋を出る。
よく晴れた休日。丑三は廊下を掃除しているであろうタチバナを探した。

「おい、タチバナ」
「は、おはようございます旦那様」
「…」

小さなタチバナが、自分の背丈よりも大きなモップを持っているのは絵柄的に可笑しい。
それでもちゃんと掃除が出来るのは、タチバナの力が人並みでないからだ。

「タチバナ、今日の午前中の仕事はいい。そのかわり話があるから、外出用の服に着替えてきなさい」
「?…分かりました」

少し首をかしげてから部屋に戻ったタチバナ。
数分後に、夕から貰った服を着て戻ってくる。馬子にも衣装で、多少は少女らしくなった。
ただ、沙夜子のお下がりだから、どうしても丑三は調子が狂う。

「すこし、話がしたい。家の中では都合も悪い。出かけるぞ」
「え…良いのですか?」
「ああ」

タチバナ自身も外出を控えていたのか、そう尋ねてくる。
そんな様子に余計に、この少女は『何か』に関わっていたのだと予感する。
696another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:36:37 ID:0KrgoAdS

いつもは車で通過する大きな門を、丑三とタチバナは徒歩で抜け、歩道を歩く。
あの時と同じように、タチバナは少し後ろを歩いて、丑三についてくる。
違っているのは、妙にきょろきょろと落ち着きの無いところか

「なぁ、何か心配な事でもあるのか?」
「い、いえ…」

といいつつ、挙動不審のタチバナ。

「その、こういう街中に出るのは、初めてなので…」

意外な答え。水無月家に初めて来た時も、あまり物怖じせずにいたのに
ただの街路に出ただけで、妙におどおどしている。

商店街まで連れ立って歩く。相変わらずきょろきょろと落ち着かない。
ずいぶんと変わったものだと感じながら、丑三はタチバナの歩調に合わせた。

「そうだ、タチバナ…」
「?」

商店街の入り口で立ち止まると、丑三は渡しそびれていたものを取り出す。
受け取っても不思議そうな顔をしているタチバナに、一応説明する。

「今までの分の、給金だ」
「え…あの…」
「食費その他もろもろ天引き、後は小遣いにしていいぞ」

年相応の値段にして、後は茶封筒に入れただけのもの。
正直な所、いくらにすればいいのか非常に神経を使ったものだ。
簡素だけれど、それを受け取ったタチバナは驚いたようだった。
697another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:37:41 ID:0KrgoAdS

「使い方は分かるか…?」
「…は、はい。ですが…」
「?」
「…何に使えば…?」

幼いとはいえ10は超えている。それくらいは知っているようだったが
的外れな質問に、丑三は力が抜ける。

「別に何に使ってもいい。欲しいものでも買え」
「…」
「確かその店が、沙夜子のお気に入りだ。ついでに寄ってみるか?」

前に沙夜子の買い物に付き合ったときに言った店を思い出す。
確か人形屋だったと丑三は思う。

タチバナが欲しがるとは思えないが、子供の好みは沙夜子のものしか知らなかった。
ところが、丑三の後についてきたタチバナの顔色が変わる。

「…」
「どうした?」

入り口には入らずに、隣のショウウィンドウの前に止まるタチバナ。
大きな熊のぬいぐるみが飾られている。
698another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:38:40 ID:0KrgoAdS

「…クマたん…」

ショウウィンドウに張り付くタチバナ。
全然似合っていない少女趣味。笑いそうになりながら丑三は値段を見る。
…残念ながら、大きさ相応に高くて、今回の分では足りない。

「一回では買えんな…」
「…」
「また今度だな」
「はい…」

名残惜しそうにしているタチバナを連れて、丑三は本来の目的に戻る。

少し脱線してしまったが、今日は買い物をしに来たわけではない。
そのために、手ごろな喫茶店を見つけて席を取る。

何かを悟ったのか、タチバナも緊張したように向かいに座った。
小さなカップが二つ届き、邪魔な店員が去るまで、そんなふうに黙っていた。
699another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:39:20 ID:0KrgoAdS

「なぁタチバナ…オマエに選択の余地などないのかもしれないが…」
「この、水無月の家で働く毎日で、いいのか?」
「…はい。許していただけるなら」

丑三がそう切り出すと、俯いていたタチバナが顔を上げて、真剣な表情になる。

「しかし、オマエに旧知の人物などがいるのであれば、その人に…」
「嫌…です」
「…」

かすれた声でそう答え、また俯くタチバナ。
ただの家出娘…だとは丑三も思っていないが、なにか縁があるなら連絡も必要だ。
それすらも嫌がるタチバナを見て、悪い予感は強まった。

「家にお前がいることが嫌だと言っているわけではない」
「だが、何時かわしはオマエに言った筈だ。…秘密を、打ち明けてはくれないか?」
「…この先も一緒にいるならば、知っておきたいのだ」

過去に何があったのか、どういう経緯であの場所にいたのか…
やはり本人の口から聞かない事には、丑三はけじめがつかなかった。

タチバナのことを良く知らない限り、彼女のためにするべきことも闇の中だ。
少し身を震わせるようにタチバナは黙っていたが、やがて口を開いた。

「…ある組織で、働いて…たぶん、悪いことを…」
「…」
「生まれたときから、そこにいた…と思う。私と同じような人も、多かった…です」

ぽつりぽつりと喋るタチバナ。小さな体は、すこし震えていた。
少し控えめな表現は、場所への配慮なのだろうが、話に真実味を持たせてくれる。
700another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:39:56 ID:0KrgoAdS

「その…組織というのは?」
「分かりません…。ただ、あの夜に…無くなったのかも、知れない」
「そうか、そのあたりは、警察にも少し聞かされたな」

タチバナの話には少なくとも嘘はないようで、丑三が警察から知った事とも一致した。
あの夜、大きな捕り物があり、前々からマークされていた犯罪組織の一団が逮捕された…そんな内容。
何せ自分まで疑われたのだから、忘れようがない。
ただ、それにタチバナが絡んでいるかどうかは…予感に過ぎなかったが

「それで…」
「…これ以上は…許してください」
「…」
「…お願いします」
「分かった」

見た事がないほど憔悴しているタチバナを見て、丑三は妥協する事にした。
ほんの断片でも、自分から話してくれようとした。今はそれで十分だ。
わざわざ辛い記憶を呼び覚ますような質問を続けても、意味はないだろう。

「それでも私は、ここにいても…良いんですか?」
「…」

どこを見ているのか、自分に尋ねているのか、寂しそうな顔。
過去に関わってきたそれが、世間では認められない事なんだということは、良く分かっているようだ。
701another place 〜もうひとつのまほらば〜:2007/09/19(水) 22:41:26 ID:0KrgoAdS

「正直な所、初めからタチバナを信用して預かったわけじゃない…そんな事実は、いまさら関係ないだろう」
「…」
「それに今は、少しは信頼しているぞ。自分の口から、そう教えてくれたのだから」

丑三がそう言うと、少し嬉しそうにしたが、やがてまた暗い顔になった。

「残りの事は、またいずれでいい。…そんな組織が、今はないのだと分かれば、多少の気休めにもなる」

どんな仕事をしてきたのか、タチバナがどれだけ深くそんなものと関わってきたのか
…知らなくてもいいのかもしれないけれど、丑三は知ってやりたかった。
全て吐き出した方が、この少女にとって安心できる場所に、我が家がなるだろうから

「明日からは、ちょっとしたお使いも頼むからな。ここらの店を少し回ってみるか」
「…はい」

コーヒーカップも空になる頃。
懸案事項は増えたのだけれど、丑三は少し晴れた気分で喫茶店を後にした。
702名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 22:44:00 ID:0KrgoAdS
とりあえずここまで…
投下量多くすると食傷気味になるらしいけど…
そもそもSSを書く速度が遅い方が困るよね…話にまとまりが出ないし

…別にエロでも書くか
703名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:45:26 ID:VCIga9Kd
>>702

グッジョォォォォォブ!
さすがです…さすがですね!!

俺も、そのくらいの文章が書きたいですよ!
704名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:09:52 ID:ME6zc6C/
なんかスレスト
705名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:41:37 ID:pPLR09Qb
このスレも潮時……か?

他スレとは比べ物にならないほど気に入っていただけあって哀しいな……
706名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 15:07:41 ID:5DhJHLmR
時の流れを恨むじゃないさ
707名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:03:02 ID:5Dgq4eeB
ネタさえあれば・・・ネタさえ

今の時事ネタと言ったら
手斧くらいしか思いつかないよ
708名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:09:42 ID:PNeDD6Yv
誰かこの絵を使ってこれのつづきのストーリーを書いてほしいお願いします
http://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/CG/10_852.jpg
709名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:52:23 ID:ME6zc6C/
それはマンガとして続きが出てるよ?

以下ネタ


平成13年夏。

昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱が
暑さの訪れの早い今年の6月を歓迎するかのように、鳴滝荘に木霊していた。

都会のど真ん中にひっそりとたたずむ鳴滝荘。
人口7人に満たないこのアパートに、最近田舎から引っ越してきた白鳥隆士。明るくて巻き込まれ型な隆士は、すぐに梢とその人格と仲良くなった。
一番の仲良しで世話好きな梢、リーダー格で番長の早紀、トラップの達人でコスプレイヤーの千百合、不思議な雰囲気の持ち主の棗・・・
他人格との他愛のない日常を過ごしていた。それは、永遠に続くかに思えた。
毎年7月に行われるイベント、「かくれんぼ」。そう、その日も楽しい一日になるはずだった。

鳴滝荘にまつわる、ひとつの謎を知るまでは・・・。

繰り返される惨劇。毎回、一人が消え、一人が出てくるという、十数年前から始まる連続失踪事件。
事件の真相は?犯人は?隆士は、好奇心から鳴滝荘の闇へと足を踏み入れてしまう。
その日を境に、隆士の周りが少しづつ、だが、確実に変わりはじめる。そう、すべてが・・・

ひぐらしのなく声だけが変わらず、鳴滝荘に、
少し、早めの夏を告げていた。
710名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:03:52 ID:2r4/5CGP
その題名なんてやつですか?
それではこれなんてどうでしょうか?
http://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/CG/9_373_b.jpg
711名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 15:00:18 ID:91VgIpzz BE:63187722-2BP(1266)
イラスト関連は角煮の住人の方が知っているのでは?
712名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:54:32 ID:rmQloVsY
一瞬>>709>>708の続きかと思った
713名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:07:49 ID:SAMcx33v
>>707
梢ちゃんの父親がわり→バラさん……Σ(゚Д゚)

危うしバラさん!!
714名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:42:05 ID:qhkXoBKI
千百合「Nice boat.」
715名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:13:57 ID:4a6FN0Y/
まほらばにNice boat.要素は皆無だろw
716名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:51:41 ID:NKmw7rVa
多重人格はすれすれだと思うよ
717名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 02:40:07 ID:yLXgsipJ
多重人格がらみの殺人が起きてたら危なかったかも
まあ、アニメは「へんしん」だから平気そうだけど
718名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 10:23:09 ID:GcsFsXbn
>>717
刑事「青葉 梢さんですね?」
梢「はい、そうですけど何か?」
刑事「灰原由紀夫の殺人容疑で逮捕状が出ています。署までご同行願います」
梢「………」

ピョコ

魚「……」

ジー

刑事「青葉さん?」
魚「?」
キョロキョロ
刑事「青葉さん!!」
魚「魚子そんな名前じゃないよ?」



………………刑事さんが大変そうだと言いたいのか?
719名無しさん@ピンキー:2007/09/29(土) 19:34:15 ID:DojIV8iJ
梢ポンの中に人なんていませんよ?
720通常の名無しさんの3倍:2007/09/30(日) 11:39:01 ID:AOawSUwt
てか、スクイズだけは勘弁して・・・・・・・・・
721名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 13:47:25 ID:nB89yCYr
隆士たんが主人公なら、梢ちゃんと付き合う事になったけど、やらせてくれないので
他の娘に手を出す・・・・・

・・・・なんて有り得ないな。m(ryとは人間としての格が話にならない位違うから。
やれなくても全く気にせずまったりほんわかラブラブカップルしてると思ふ。
722名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 14:35:03 ID:/EZ5/zsd
エ「なぁ、釘バット…みっちゃんとつき合うのって、疲れる」

となる可能性がry
723名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 14:47:40 ID:axC8/Wpr
それもないわ……
スクイズとまほらばはネタでも混ぜたら駄目だろ……
724名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:05:58 ID:zisFO3HV
スクイズに固執してるのは鼻につくが、
↑みたいなパロ板にいながら2次創作に俺ルールというか
個人の考え持ち込む奴はもっと気に触る
725名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 16:30:19 ID:VJ4r0lfO
>>722
さらに混ぜて
エ「なぁ、釘バット…みっちゃんのまさちゅーにつき合うのって、疲れる」
726名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 21:23:09 ID:Ot+LvHob
chaos
727名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:30:40 ID:sU3cyhII
>>725
カナ「そんなカオスなことしたら、摩擦熱でまさちゅーせっちゅ!!!!!」
728名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 01:14:29 ID:mgANl/GK
エ「先生はどこの大学を出たんですか?」
銀「まちゃちゅ…まさちゅーせっちゅです」
729名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 21:00:43 ID:+7lW6A/H
銀「乳酸菌採ってるぅ?」
エ「いきなり何を言い出すんですか?先生」
銀「いえ、銀魂で銀さんがこのネタやってた様な気がして私もやろうかな?と」
エ「でも先生の知名度じゃそのネタあまりインパクト無いですね」
銀「…」
釘「先生コスプレしますか?」
銀「翼君」
エ「なんです?」
銀「後で折檻です。あと白鳥さん達3人は笹塚君と一緒に廊下に立っていてください」
白釘ホ「ええ〜!?」
730名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:09:38 ID:G9a5wpAv
なんだこの流れ…
731名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:56:45 ID:C50W/9Gd
朝美の誕生日祝いにと思っていた黒崎親子ものが、
流れ流れて沙夜さんの誕生日が近づいてきているがいつものことだぜ

……本当にいつものことになりつつあるから困るんだぜorz
732名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 10:59:14 ID:k3qZsHGQ
>>731
書きかけで断念するのが、いつもの事の俺より数倍ましだと思うぜ?


……俺って……orz
733名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 15:11:36 ID:C1GniT+w
>書きかけで断念
あるあ…あるあるww('A`)
734名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 17:56:20 ID:NQded6h/
ちなみに、七夕の時に書きかけた作品を放置……ではなく温めている。

来年までには確実に腐ってるな(~□~;)
735名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 19:22:55 ID:y3/hAgy0
よし、特別に今から1ヶ月ほど七夕にしよう。
736名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 08:29:20 ID:e9BFHsjJ
七夕を素で橘と読んだ俺はどうかしてる・・・
737名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 11:44:35 ID:BoLiafSd
それを受けて、

よし、今日から1ヶ月特別に橘とやろう。

と読んだ俺はどうすればいいんだ?
738名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 12:26:38 ID:3iFLWN0/
>>737
「あらあら丑満さん、最近ご無沙汰だからって病んでらっしゃるのでは?」
739名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 02:41:18 ID:TIzlp7Hy
保守
740名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:49:32 ID:BIRMKPTl
保守
741名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 19:07:58 ID:hLcQr+BV
固定資産税を払う為に体を売る梢ちゃんの話キボン
742名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:05:57 ID:wWg3tTTz
どう考えてもそれじゃ間に合わないだろ。
港区だぞ?
743名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:10:50 ID:jP+uwjvK
ボロボロになったんだけど結局鳴滝荘を売るんだよね
744名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 01:38:49 ID:pEMRBkYr
>>743
ビルに建替えて不労所得でウハウハ。
財産目当てで梢ぽんの両親が戻ってきて一家をかき回し
白鳥キュンも堕落し絵本描かなくなり、4つ子もそんな祖父母
や父親を見て非行に走り結局一家離散。
1人になった梢ぽんの多重人格が再発って超鬱展開。
745名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 03:21:45 ID:N7RkiQyD
実際都会であれだけの土地を持っていると、売ってくれって話はかなりあると思うよ。
固定資産税とか所得税とかまったくもってどうやりくりしているのか七不思議の一つだわ。
まぁバラさんか珠実が某小説家とかを裏でチョメチョメしているのは確かだろう。
746名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 06:33:21 ID:vbbIDCve
実は梢ポンのお祖父ちゃんは裏で日本を動かしてたって位すごい人。
莫大な遺産のお陰で鳴滝荘はもっています。
747名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 10:11:24 ID:OX0Q8xt7
黒崎沙夜子さん誕生日おめでとう
748名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 18:01:34 ID:ait473Bo
でっていう
749名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 19:12:34 ID:OXLMIIVS
そういやアニメで梢の曽祖父さん、土地の立ち退きに抵抗し続けてたな
売却だったかどうかは忘れたが
750名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:51:28 ID:pWd33n/P
でもアパートの固定資産評価って普通の物件より低いぞ
751名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:28:28 ID:3F6EkfBe
建物の下に井戸があったり曰く付きの物件で業者も手を出さないんだよ…
752名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 08:05:49 ID:9M8wblth
保守
753名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 22:59:19 ID:Hs8uPw0/
シナリオは脳内にいくつでも蓄えてある…!
しかし書く気には…ならない
754名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 23:00:41 ID:Hs8uPw0/
その上ageちまって余計にヘコむ…もう死ぬしか…
755名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 00:48:59 ID:p1HvEn01
沙夜子さんがご一緒するそうです。
鳴滝荘庭にて
756名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:35:18 ID:XqOh8y+d
珠実「さ、早紀…」
早紀「アハ…アハハハ、ゲッター!チェンジゲッター!!ポテチよ白鳥ィィィィィッ!!」
ひぐらし見て思いついた。
丑三「お前は疾風ライディーンか!」
757名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:23:54 ID:tKmwQMGQ

ネタに困った。密かになっちんヤンデレ化計画始動

「棗ちゃんの手品はやっぱりすごいな、それどうやってたの?」
「タネは教えられない…かも」
「え〜?教えてよ、隠さずに…」

「…隆士君こそ…私に、隠し事してない…かも?」
「え…突然、な、なにを…」
「隆士君、私が寝ている間に…誰と…会ってたのかも…かも?」
「べ、別に誰とも…ほら、絵を描いてただけだよ」
「そう…かも?」
「うん、ほんとほんと…誰とも会って」
「嘘だよ!!」

「…この下手な絵、魚子ちゃんのだよね…」
「隆士君と…二人っきりで、何してたのかも…かも?」
「べ、別に何も…」
「隆士君は…どうして嘘、つくの…かも?」
「棗ちゃんとは、か、関係ない…よ」
「…体は同じだから、分かる…かも。隆士君…私にはしてくれないのに…」
「そ、それは…魚子ちゃんが僕を誘っただけで…」
「…許せない…かも」
「許せない…許せない!!」
「な、棗ちゃん!ご、ごめん…や、やめ―」

THE END
758名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 18:07:34 ID:iXkMq3hp
>>757
同じ体だからわかる……つまりは、早紀ちゃんや千百合にもバレている――と。

ちなみにドアの前ではタマキチが聞き耳をたててましたとさ。
759名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 18:29:55 ID:yJcB1V9Q
梢は怒ると怖そうだな。口では怒っていないって言うけど笑顔で針入りおはぎを食べさせたり。
もしくは自分はそんなに魅力が無いのかと落ち込むかも。
早紀は最初は怒るけど結局許してくれそう。
魚子はよく理解してなさそう。
千百合は全員で楽しもう派だな。
760名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 20:11:57 ID:xSuKdFlR
>>759
いや…梢ポンは落ち込んで悩んだ末に譲るだろうな。
761名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 21:37:36 ID:H6Xc5m3U
梢ヤンデレ化ってよくね?
個人的にはなっちんよりも萌える。
762名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 01:49:58 ID:tX0CIWBU
鬼畜隆士と組み合わせたら凄い事になりそう。
まあ本来のほんわかした空気があるからこそ成り立つんだけど。
763名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 08:53:09 ID:y/JocKXS
>>761
隆士たんが朝美ちゃんやお珠と結ばれてたら、そうなってた可能性は否定しきれんしなぁ。
764名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 17:15:37 ID:UbeUj18y
そうならないための多重人格だろうが
765名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 18:25:55 ID:oJI0zs4M
多重人格でも多少の記憶は共有してなかった?
766名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 19:14:52 ID:vInknA90
梢と棗でスクイズもどきが頭に浮かんだ俺は末期。

隆二死ねと思わざるを得ない
767名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 20:06:05 ID:vMG5Nije
おいおい、お前ら……sage忘れるな!!
768名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:03:21 ID:BJvbiL6r
>>766
マジで隆二死ね。氏ねじゃなくて死ね。


ところで隆士は俺の婿。
769名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 01:39:05 ID:m//dcbxt
じゃあ隆子は貰っていきますね
770名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:06:33 ID:M6TdsdSS
じゃあ朝美もらうよ
771名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:30:41 ID:15GzlcP3
あぁ、棗ちゃんは貰って行くから。
772名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:06:50 ID:5Of7IrDl
ジョニーは森に返してきます
773名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:18:07 ID:XmCdkyx2 BE:183172234-2BP(4484)
部長いただきまーす
774名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 00:19:36 ID:AV6UX0Fg
珠キチは誰にも渡さん、渡さんぞー!
775名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 08:50:48 ID:sB2BQeA7
年齢詐称の残り物はいかが致しましょう?
桃は痛みやすいですが……
776名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 22:12:51 ID:pSt7OqUb
紫「前も後ろもガバガバになっちゃったから白鳥君にあげるよ」
777名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 12:32:22 ID:+nvUzH5r
白鳥「僕も、梢ちゃんに朝美ちゃんに沙夜子さんにで大変だから灰原さんにあげるよ。」
778名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 08:43:41 ID:82rO4pDN
素朴な疑問なんだけど、隆士たんておにゃにーするのかな・・・?
779名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 12:17:25 ID:jwTSIkED
>>778
健康な男の子だから……するっしょ。
780名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 17:18:08 ID:Xhf9yBb9
>>778
自分の部屋ですると思うぞ
781名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:24:09 ID:UoUystUn BE:157968252-2BP(1266)
部屋でオナニー

誰かが入ってくる

( ゚д゚ )

これは定説だよな。
782名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:13:04 ID:rkd3q6Tg
>>781
みーちゃったぁ

('A`)

どうしようかなぁ

勘弁して〜><

襲っちゃお♪

( ゚Д゚)ウマー
783名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:25:02 ID:vzmn65gc
隣の部屋の妖怪にチェックされてるよ
784名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 20:29:41 ID:Xhf9yBb9
>>781-783
正に定説wwwwww
785名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 10:48:13 ID:xyw4jGJo
翌日、白鳥が犬神家状態で池に突き刺さっています。
786名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 15:19:57 ID:Er+3H2no
めでたしめでたし
787名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 17:16:48 ID:/dSHganS
1巻で梢ちゃんが白鳥君の手を握った手を見つめていたけど、
あの後自分の部屋に戻ってオナニーしちゃったと思うの俺だけ?
788名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 19:10:23 ID:xyw4jGJo
梢「んっ…白鳥さんの…あの綺麗な手で…あんっ……ん…私の此処を…ぐちゃぐちゃに、あんっ……あっ…白鳥さんの指がっ!あっ!指がっ!入って来………ああああっ……はぁっ…はぁっ…」
789名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 16:13:27 ID:DO8tSvFp
…だめだ、ss分が足りない
790名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:45:41 ID:Bt4zsY+Y
>>789
それは…糖分とかシュークリーム分みたいなものか?
791名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 00:26:51 ID:moVpS0QP
SSの稲妻みたいなマークってかっこいいよね
792名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 13:26:27 ID:N0Mhknp9
ss分が一旦不足すると、精神の錯乱、幻覚症状、手足の痙攣、イライラする、等の症状が発生致します。By.Dr,ピンク
793名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 20:45:50 ID:PGncAkkx
ただいまSSを書いているものですが、オリキャラを使っているのだけれどもいいのだろうか。
オリキャラはたまたまそこを通りがかった旅人で完全使い捨てキャラです。
794名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:05:50 ID:NWurwUhG BE:774043777-2BP(1266)
あまりおすすめは出来ない。
オリキャラを出すとどうしてもついて行けない人が出てくるからね。賛否両論。
特にまほらばと言う作品だと尚更かもしれない。
元の作品が純愛でなんちゃってハーレムな感じだからね。

まぁ、梢と隆士が幸せになってくれれば文句は言わないがね。
795名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:06:00 ID:N0Mhknp9
>>793
俺個人としてはいいが(むしろ大歓迎)、嫌な人もいると思うので注意書は必須。
796名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:49:39 ID:PGncAkkx
設定としては、たまたま荘の近くを通りがかった旅人(オリキャラ)目線のまほらばキャラの幸せライフという感じ。
H無し ほのぼの 世界観は最終話その後
とまあ設定はあるにしても、最近忙しくて書けないかも。もしできたら投下される位で期待せずにまって下さい。
しかも携帯からなのでorz
797名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:12:02 ID:moVpS0QP
>>796
読者の一人が二次元に入れましたよ的な話か
798名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 23:55:52 ID:BFM/gI1R
>>796
オリキャラスキーな俺は歓迎するぞい
799名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:06:01 ID:xf27P3h1
>>796
そんな感じなら全然おk
800名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:11:09 ID:UugU0WIx
>>796
期待していますよ!!
さて…俺も久々に……
801名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:28:14 ID:HSLPAd4F
ところで今日はお珠の誕生日なわけで。
本当におめでとう!

記念SSは当然のごとく書きあがってないが。
802名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:19:13 ID:UugU0WIx
俺の嫁の誕生日に手ぶらな俺が通りますよ。
803名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:36:38 ID:TLE5kN4A
俺の恋敵の誕生日には当然手ぶらですよ
804名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:40:16 ID:QTQ7Ec7x
とりあえず導入部分できたから上げてみる。
設定を先に語ると、梢と珠が中1の1学期くらいのお話。
珠実はまだ梢の秘密も知らず、鳴滝荘にも住んでいないということになっています。

題名はまだ未決定。
805名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:42:47 ID:QTQ7Ec7x
「梢ちゃんは、好きな人とかいるんですか?」


唐突にも私はその質問を口にした。お昼休みは残り10分というところ。
それは単なる好奇心からの一言。
梢ちゃんの好みやタイプや、色んなことを知りたいと思って出た一言だった。

梢ちゃんはお弁当を食べ終えてランチクロスを結んでいたが
「え?……好きな、人?」
私の突然の質問に驚いたようだ。梢ちゃんは考え込んでしまった。
「うーん……えと…」
一瞬、フッと頭が上がったがまた頭は下がる。


「何々?お珠が色恋話?珍しー」
その間に一緒に机をくっ付けていた女の子が割ってはいる。

「というかそれ、男の子が気になる女の子にプロポーズする台詞だよー?
 お珠いつも梢とベッタリだけど、もしかして好きだったりしてー」
彼女は茶化してるつもりなのだろう。
だが私はムッとしたので梢ちゃんのほうに向き直った。
こういうのは無視するに限る。
……微妙に気分が浮いているのは図星を指されたからではない。

「それで、梢ちゃん。どうなんですか?いるんですか?」
先の発言に少し動揺した私は答えを急がせてしまった。
梢ちゃんは、焦ったようだ。
口を少し動かしていただけだったがやがて言葉を口にする。

「あ、ごめんっ。……その…えーと。…………あこがれている人なら…」
「へー、梢にもそういう人いるんだー。」
「…う、うん……」
答えてからも梢ちゃんはそわそわして何かを思っているようだった。
私の高揚感が伝染したのかもしれない。


が、私はそんなことを気にしていられなかった。

―――いるんだ……梢ちゃんに、気になる人が。
それはどんな人なのだろう。どこで出会ったんだろう。年齢は?
色々なことを考えてしまう。別に私の想い人でもないのに。


「だってよお珠、梢取られちゃうかもよー?って、あれ?」

私は梢ちゃんがそうするように、頭をもたげ「その」人に憶測を巡らせ始める。
気づけば彼女以外は下を向き、重い空気がどことなく漂っていた。

「もぉ、なに二人とも難しい顔しちゃって考えてるのよー!」
想像が止まないまま、昼休みは終わった。
806名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:45:46 ID:QTQ7Ec7x
放課後になっても梢ちゃんはうつむき調子だった。
物思いにふけっているというよりは、憂鬱な何かに対し暗くなっているようだ。
悪いことを言ってしまったのだろうか、とその頃には私も「彼」より梢ちゃんが気にかかっていた。

そうしているうちにその日は終わった。


次の日。登校してきた梢ちゃんは笑顔を浮かべてその溢れる明るさを振りまいていた。
昨日のことはきれいさっぱり忘れてしまったように。
天真爛漫というにふさわしい彼女は「いつもの梢ちゃん」そのものだった。
昨日から今日にかけて何かいいことがあったのかもしれない。
何にせよ、梢ちゃんに笑顔が戻ったのはいいことだ。

あんまりにも明るいので私も己の失言を恥じ、そしてそれ以上気にすることはなくなった。



そうしてしばらくの月日が流れて―――あの日になった。
807名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:47:47 ID:QTQ7Ec7x
私たちはいつもの様に帰宅の途についていた。
なんのことはない東京の路地。
梢ちゃんの他愛のない、けど楽しい話を聞きながら歩いていると
角を曲がったところで50Mほど前方に白いバンが一台止まっているのを見つけた。
いつもは車通りもない道路で何となく変な感じを覚えながらそそくさと横を通り過ぎようとしたとき。
運転席から窓を開けて、男の人が声をかけてきたのだった。

不安感が急激につのる。


「ねぇ、君たちここらへんに住んでる子?」

金色の長髪。ピアスが右耳に2つついている。

「え?……は、はい」

年齢は20代後半か。若い。体系は痩せ型。

「かわいいねー、制服を見るとどこかの中学生なのかな?」

車の窓にはスモークが張られている。よく見なくても怪しい。

「駅までの道を教えてくれないかなー?迷っちゃってさ」

そういって、彼は歯を見せた。笑ったのかもしれない。
だが少なくとも私にはまったくそう見えなかった。

ゾワッっとした。これ以上ここに留まることを体が拒否している。
が、無下に断り無視していくこともできない。
梢ちゃんはいきなり声を掛けられたことに驚きつつも、丁寧に答えようとしていた。

足を完全に止めてしまった。

「あ、駅なら……この道を突き当りまで行って大通りに抜けたら2つ………えっ?」
2つ目の信号を右折、と言い終わる前に事は動いた。

突然、バンの後ろのドアが開いた。
もう一人男が出てくる。
その勢いのまま梢ちゃんの腕を掴むと車内に引きずり込んできたのだ。
808名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:49:49 ID:QTQ7Ec7x
「ッ!!」
私は一瞬のうちに思考を巡らせる。
これはつまり誘拐。
最近子供を狙った犯罪が増えているのはテレビで他人事のように聞いていた。
そしてさらわれた子供がどういう目に遭うのかも知っている。


ワンテンポ遅れて行動を起こす。
鞄を捨て男に飛び掛ると、梢ちゃんを掴んでいるほうの腕を取る。
力で敵わないことはわかっている。
そのまま両の手で相手の腕を掴むと棒を割る要領で膝を下から突き上げた。
「痛っ!?」
男の手が緩む。そこから梢ちゃんを解放し、離れたのを確認する。
だがそれだけでは終わらない。
反対の手で突き飛ばそうとする男の腕を懐にもぐりこんでかわし、
両手は腕を掴んだまま向かってくる力を利用して投げ飛ばした。
一本背負いの要領だ。

「ぐえッ!」
投げ飛ばされた男は地面に叩きつけられた痛みで怯み、
車の男は何が起きたかわからない様子で目を丸くしていた。
その隙を利用して私は梢ちゃんの、未だに鞄に付けられた、小学生用の防犯ベルを思い切り引き抜いた。

耳に痛い電子音が大きく鳴り響いた。
普段は狼少年程度の効果しかなさないが動揺している男たちには十分の効果を発揮した。
投げられた男が腰を支えながら慌てて乗車すると、車は急いで逃げていった。
809名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 00:52:09 ID:QTQ7Ec7x
「はーっ、はーっ」
なんとか切り抜けることができた。
本当にもしもを考えるとぞっとする。
こういうときばかりは自分の能力に感謝してしまうものだ。
まだ鳥肌を立てながら息を切らせて梢ちゃんに怪我がないか確認する。

「梢ちゃん!大丈夫ですか!?」
気絶していたようだ。
体を揺すると、彼女は薄い目を開けた。外傷はどこにもないように見える。
ほっと一息ついた。
まったく問題ない様子で「彼女」は立ち上がる。

「いてて……、なんだか頭が痛みやがるぜ…?」
「梢ちゃん!何ともありませんか?」
「あれ?なんでアタシはこんなところにいるんだ?」
「梢ちゃん!梢…ちゃん?」
いつもの彼女らしくない物言いに珠実は戸惑う。
「あ?アタシに呼びかけてるのか?ここはどこだ?」
「え、…梢ちゃん?」
「つーか……」

後ろの髪をまとめると、口にくわえていたヘアゴムを手に取りポニーテールの格好に結び終えた。

「お前、誰だ?」

「梢ちゃん……?」

彼女の姿をした彼女ではない人物が目の前に立っていた。
810801:2007/11/09(金) 00:57:46 ID:QTQ7Ec7x
今日はここまで。

……なんかしばらく書いてないと語彙が出てこない。
稚拙な文で申し訳ないです。精進します。
もちろん辛口評価バッチコーイです。

やっぱり嫁の誕生日に何にもしないわけにはいかないので何とか完成させたい。
811名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 09:49:05 ID:wrfFrddX
801乙
812名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:48:09 ID:SSqVE6BS
GJ!
雰囲気いい感じ

ともあれ続きにwktk


>>811
やおいじゃねぇ!!
813名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:28:14 ID:a63TmwSC
GJ!

読みやすくて良いですね!!
あ、1つだけいい忘れました……珠実は 俺 の 嫁 あんだすた〜ん?

814名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 01:05:50 ID:Jsc6kqMn
>>813
No!! My bride will be a 隆士.
815名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:24:36 ID:fRiGhM5S
保護
816名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 17:03:04 ID:6mbjw4fi
テイル氏や、ぐうたら氏はまだ来ているのか?
817something:2007/11/17(土) 00:50:37 ID:LihJ3QTE
どもです。前にオリキャラを使って書くと言った者ですが、その話が途中までできたのですけれども
やはり完成してから一気に投稿したほうが良いでしょうか?
818名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:28:14 ID:8V4fQakB
途中でだれなきゃいいんじゃね?俺みたいに…orz
819名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 13:26:18 ID:NxG2bzus
分割するならなるべく続きの投下の目処が立った状態でする方がいい
数ヶ月後に投下しても忘れられてることがあるから
820名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 14:18:45 ID:LihJ3QTE
…では完成してからにしてみます。
あまり期待せずに(´・ω・`)
821名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:12:21 ID:nYZirkjA
皆、隆士たんの体ってどんな感じだと思ってる?

ウリの中では、すべすべのぷくぷく。
822名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:16:30 ID:0rnVZB9t
男の体に興味はねぇ。

823名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:58:02 ID:LihJ3QTE
>>821
ぷにぷにしていそうだね。
824名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 11:16:58 ID:zCsXLFuZ
いーかげんにしなさい
825蒼葉梢の憂鬱W:2007/11/18(日) 13:17:46 ID:zCsXLFuZ
それと…いまさら感炸裂な小ネタ
ネタ分からんと面白くないから、その辺はゴメン





「なかなか目覚めてくれない対象に、私はもうあきあき…だったら、やっぱりこっちから動くべきですよね?」
「ま、まぁ…そうかな」
「ですわね。そうと決まったら…あなたにこれを着せて、たくさん見ましょう」
「えっ!!」

早紀のせいでなれていた隆士は、飛び掛ってきた千百合をぎりぎりで避ける。
その手には、女物の紺色の水着が握られていた。

(まてまてまて、千百合ちゃんはなんと言った?『これを着せる』Why ?なぜ?)

隆士は多少キャラの違う文体で思考しながら、千百合の暴走に気付く。

「さぁ隆ちゃん…キレイキレイしましょ」
「じょ、冗談じゃないし笑えないよ!…スクール水着なんて!」
「冗談だと思う?…ふ〜ん」

千百合の目が妖しく光る。長らく無理やりシチュを我慢してきたので本気モードになっている。
隆士の言葉を聞いて、スク水を目の前に翳しながら問う。

「スク水は嫌?…着るのは怖い?私には、隆ちゃんが嫌がる理由が良く分からないんだけど」
「は、恥ずかしいし、い…嫌だよ!」

ダッ……バチィン!!

それだけ言い残して逃げ出そうとした隆士の足を、トラバサミが挟みこむ。
826蒼葉梢の憂鬱W:2007/11/18(日) 13:18:46 ID:zCsXLFuZ

「うあっ!な、なんだこれ!」
「無駄なの…。今この部屋は、私の制御下にある。出る事も入る事も出来ない罠だらけの空間」
「ぼ、僕の部屋にいつの間に?」
「ふふ、あきらめてね隆ちゃん♪…じゃあ、キレイキレ……」

ビクッ

スク水を構えて、飛び掛ろうとしていた千百合の体が硬直する。
何事かと思った隆士の目の前、千百合の瞳の色は右左で違っていた。

「こ、紺色…?ってことは…」
「…棗さん?」
「ひとつひとつの人格操作が甘い、眠りが浅い…だから私に気付かれる…侵入を許す…かも」

驚いている隆士の前で、聞き覚えのある声が千百合の口から漏れる。

「邪魔する気ですか?…せっかく隆ちゃんのあられもない姿を見られるというのに」
「あなたは梢ちゃんのバックアップの筈、独断専行は許さない…かも」

隆士そっちのけで、千百合の体の中では意思の拮抗が起きているらしくピクリとも動かない。
口だけが交互に会話をする。

「あらあら、興ざめですわね…隆ちゃんの真の魅力を分かってくれないなんて…」
「これを着せれば、必ずすばらしくcorrectな姿を拝めるというのに」

ぶんぶんと首を振る隆士だが、相変わらず罠で動けない。
ここで棗が引けば、間違いなく男として殺される。
827蒼葉梢の憂鬱W:2007/11/18(日) 13:19:33 ID:zCsXLFuZ

「隆士君はみんなのものかも…勝手に嫌がることをしちゃ…だめかも」
「…嫌だといったら?」
「人格情報の連結解除を申請する…かも」

難しい言葉でちんぷんかんぷんな隆士を尻目に、二人の間に緊張が走る。
実力での体の奪い合いだ。

「ふぅん…あなたに出来るのかしら?」
「人格名称(personal name)『緑川 千百合』を敵性と判定…かも」
「当該対象の人格情報連結解除を申請する…」

ぼそぼそと呟く棗、二人とも体の支配力の奪取に動き始める。

「あなたの人格排除の方が早いわ…えいっ」
「ひっ、や、やめてよ千百合ちゃん!」

ドカンッ

動けない隆士に、千百合の手が伸びる。
棗は手に意思を集中し、制御を取り戻す。
隆士を放したはいいが、他の部分の支配は、千百合の手に落ちる。

「隆ちゃんを守りながらどこまで抗えるのかしら?」
「隆士君…離れていて…かも」

隆士が近くにいれば必ず千百合の意思が強くなる。
しかし、隆士はほとんど動く事ができない。
そう言う棗も、腕以外の支配力を奪われていた。

「うふふ、それだけ追い詰められたら、体全体に介入する余裕はないでしょ?」
「まだ手のあたりに残っているけど、もう終わりですわね」

キーボードを打つ時の様に、まだ指が必死で千百合の意思から逃れようとしていたが
麻痺するようにだんだんと緩くなっていく。
828蒼葉梢の憂鬱W:2007/11/18(日) 13:20:15 ID:zCsXLFuZ

「私と隆ちゃんの時間が終わるまで、ゆっくりと寝ていなさい…それじゃあ♪」

バチッ…

静電気のような音と共に、抵抗を続けていた手の動きが止まる。
全身の動きは、再び千百合の自由になった。

「終わった…かも」
「…何が?…あなたの3分余りの活動時間?」
「違う…かも。…各種拘束具解除開始…かも」

ボンッ…ボンッ…ポポポポポポポポポッ

そう棗が呟くと、部屋中に花が咲き乱れ、カモフラージュされていた罠が姿を現す。
ばねやぜんまいが弾け飛び、その機能を次々に失ってゆく。
隆士の体も開放され、部屋の隅に避難する。

「そ…そん…な」
「あなたはとても優秀…だからこれだけの罠にタネを仕込むまで時間がかかった…でももう終わり…かも」
「…計画破綻のショックを受ければ…人格の転換は避けられない…かも」
「手の制御を守り抜いて…タネを仕込んでいたなんて…あ〜あ、私は所詮バックアップだったの…」

瞳の色がゆっくりと紺に変わっていき、隆士も人格の転換が起こっている事に気づく。

「隆ちゃん…私はいつまでも待ってますよ。それに、梢ちゃんも私と同じ趣味になるかもしれない」
「その日まで棗ちゃんとお幸せに…じゃあね」

そういい残すと、棗の体から千百合の気配が抜け落ちる。
眠り込んだようで、押し黙ったように静かになる。
829蒼葉梢の憂鬱W:2007/11/18(日) 13:21:16 ID:zCsXLFuZ

…どさっ

それと共にすっと棗の体が崩れ落ちる。

「ち、千百…じゃなくて棗ちゃん!…大丈夫?」
「いい…かも。…罠の解除に力を回したから、この体の支配は後回し…」
「今…やってる…かも」

隆士に捕まりながら身を起こす。
全身をうまく動かせるようになるには少し時間がかかるようだった。

「あ…」
「ど、どうしたの…」
「…」

ほうっと棗の頬が染まる。
考えてみれば、隆士にしがみついていて、非常に誤解されそうな姿だ。

バタン!

例によって空気を読まない隣の桃乃がやってきて扉を開く。

「ららら、宴会だ〜〜〜」

その姿に気付く。

「うぉわ!!」
「お、お姉さん、そんなつもりじゃなかったんだ〜…ご、ごめんね」

そう言って、ネクタイを締めなおす。

「ごゆっくり〜〜〜〜」

ニヤニヤしながら、二号室の扉を閉めた。


(オチなし)

830名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:23:07 ID:zCsXLFuZ
終り
いっぱい詰ってください。
831名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:38:30 ID:O+oL0DVD
これはこれで・・・イイ!

だがパロが露骨過ぎるぞw
832名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:21:24 ID:UTM1XdDk
GJです。
ネタはともかく全体的に良い話でした!
……いいなあそんなに上手に文章が書けるのって。
833名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 18:20:05 ID:3ETWzVJ8
桃自重しろw
834名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 06:39:11 ID:7ZTIfoAO
保守さますか
835名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 14:55:29 ID:tElw/dM0
つーか、本当に人いなす(´・ω・`)
836名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 15:45:43 ID:CS/xj6Ew
そりゃ本編終わってだいぶ時間がたってるし・・・
837名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 18:42:05 ID:ZYwzhwbv
たかが三日レスがないくらいで保守とか人いないとかってw
838名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:05:01 ID:7ZTIfoAO
いや〜、すまない。
ついつい不安になってしまってw
839名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:41:49 ID:RqPSsO6N
大丈夫大丈夫。よくあるよくある。
840名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 21:45:55 ID:pso/6dJZ
まぁ、今までが賑わい過ぎてたんだよな。
841名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:03:11 ID:OyArQgTz
8時あたりは1ヶ月でdat落ちしてたな・・・
842名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 06:09:37 ID:yZowII3G
圧縮回避
843名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:50:02 ID:eQ+sBpHb
だれもいない・・・ガサゴソ
844名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 21:39:08 ID:WugdZw/s
>>843
ぎゃ、逆に考えるんだ!
みんなはまほログを見てSSを考えているから来ないんだと
845名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 08:00:00 ID:Hu2s0REW
まほログを見て賑やかな頃を懐かしんでました…

そう言えば>>817氏、調子はいかがでしょうか?
期待して待っていますよ。
846名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 01:37:05 ID:+yAVI1Vg
圧縮くるのか
847名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:30:58 ID:Xtwxeivu
誰もいない、小ネタを出すなら今の内?


梢「ねえねえ珠美ちゃん。もうそろそろ冬だけど、スキーとか行かないのかなあ?」
珠美「う〜ん、今まで行った事ありましたっけ〜?」
梢「確か無いと思うけど、テレビでスキー場が出てきたから行きたくなっちゃって……。」
珠美「梢ちゃんらしいです〜。」
桃乃「そこのお二人さんや〜。なんだかおもしろそうな事話てるじゃないの〜。」
ジョニー「スキーに行きたいってカ?」
梢「はい!皆さんとスキーに行ったら楽しそうなかなと。」
桃乃「いいねいいね〜。じゃあ冬休みになったら行こうじゃないか!のお珠美軍曹!」
珠美「さ〜いえっさ〜!」
桃乃「とりあえず、行く人はジョニー以外で良いわよね?」
ジョニー「お、おい!どうして俺さまはだめなんだよ!」
桃乃「だってジョニーには足がないじゃないの。」
ジョニー「がーん!」
桃乃「さて、冬休みが楽しみだわね〜。」
梢「早く冬休みになると良いですね♪」



珠美「よくよく考えると、ジョニー一人では何も出来ませんから、灰原さんも居残りですね〜。」

灰原「………」 ブワッ




ごめん、灰原さんいじめをやりたかっただけなんだ。
ああっ石投げないで!いやいや岩はまずいって岩はっ!
848名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 00:06:05 ID:Qk0Ba/Yx
しかし隆士とハヤテが同じ間隔なのは何故だろう
849名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 07:48:41 ID:BrFv8b+L
ハヤテは第一話の1ページ目の金目当ての誘拐企むのを見て
「こいつは悪い奴だな。隆士たんと比べるべくも無い」という認識で
その先全然読んでないいんだけど、実際は隆士たんクラスの良い人なの?
850名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:14:50 ID:fnHuCOzl
>>849
いい人、色んな意味で被害者、断れない性格、鈍感

こんな感じ
851名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:03:14 ID:nt8rBwle
+女装おk
も追加で
852名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 02:02:24 ID:XQtIzgeV
ハヤテって隆士に近い存在なのか…。
知らなかったよ。
853名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 16:12:17 ID:1gzEvEcn
アニメの声優も同じだしね
854名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:10:40 ID:Jv0RgUPz
突然だが娘’s・瑠璃ちゃんと順調におとしていく隆士に
成長した朝美やまひるがアタックする話が読みたい
855名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:11:52 ID:Jv0RgUPz
sageミスった…
ちょっと吊ってくるわ…
856名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:19:21 ID:XQtIzgeV
>>854
隆士のハーレムがどんどんヤバい方向に進展していきますな。




娘's and 瑠璃「お父さん(先生)は渡さない!」
朝美とまひる「そうはいかせない!」

梢「あらあら」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
みんな「ひいっ」(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))(((゜д゜;)))


こうですか?わからへんがな。
職人さんカムバック!!
857名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:12:08 ID:vywv520J
>>847
珠美って誰ですか?

かわいい朝美ちゃんの“み”は美しいの美。
可愛くない珠実ちゃんの“み”は木の実の実。

とは、ドラマCDの桃さんのお言葉……何か殺意が沸々と…
858名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:22:59 ID:a6HcGvq+
>>857
ミ、ミンチよりひでえ一体誰がこんなことを(棒読み)
859名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:24:42 ID:tCmAwgv2
>>857
>かわいい朝美ちゃん
ここは同意できる。
860名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:57:54 ID:U0lcIpre
…………さて、ついにこの日が来たか。

今日は梢ちゃんとデートの日だ。最近は課題やら何やらで忙しかった分、僕は今日と言う日をとても楽しみにしていた。

「白鳥さん。そろそろ行きませんか?」
「ああ、ごめんごめん。今行くよ。」

今日行くのはとある遊園地。梢ちゃんが前から行きたかった所らしい。何も知らない人が周りから見ても分かる位にとても嬉しそうなな表情をしている。やっぱり梢ちゃんは笑顔が一番だなあと思う。

「待たせちゃったね。じゃあ行こうか。」
「はい!」

こうして僕らが鳴滝荘を出発したのが、約4時間前の事だった……。

「あ、あの。白鳥さん、先にシャワー浴びてきますね……。」

今、僕らはあるホテルの一部屋にいる。そう、世間でラブホと呼ばれているホテルだ。
僕らは遊園地で幸せを満喫していた。そして、もう月も上がって来たところで帰るつもりだったんだ。しかし、梢ちゃんはそれを拒んだ。そしてそのままこんな所に来てしまった…………ってどうしよう。おおお落ち着いてる場合じゃ無いよ!こ、このままじゃ僕と梢ちゃんは……。
そりゃしたいとは思っているけど、まだ良く分からない僕では、梢ちゃんを傷つけてしまいそうで不安なんだ
861名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 01:18:23 ID:U0lcIpre
……そう、とても不安なんだ………。

もし無理に傷つけてしまえば、今度こそ本当に梢ちゃんは心を閉ざしてしまうかもしれない。
それだけは、絶対に避けなければいけないんだ。
…けど、どうしたらいいのだろうか。それが僕には分からない。一体どうしたら……。

そんなこんな考えている内に梢ちゃんが出てきてしまった。

「…っ?!」

驚いた、梢ちゃんは生まれたままの姿、身に何もまとわない格好で出てきたのだ。

「あ、あの…白鳥さん。こんな私ですけれど、お、お願いしま…す。」

こんな言葉に、僕は耐えれなかった。

「こちらこそお願いするよ。梢ちゃん。」

そのまま僕らはベッドへt


書き手が風邪を引いたために省略されました。続きが読みたいなら、
マホログの全てのSSに感想を書き込んで下さいませ。
862名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 21:19:34 ID:mThxUlYd
…脳内保管でおk
863名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:50:39 ID:SEdf08mI
脳内補完完了。
俺の脳内だと、棗ちゃんが割り込んできた。
864名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 04:50:57 ID:NBNeLzme
>>863
この棗ちゃんスキーめ!
と言ってみるもこれを書いた自分も途中から脳内で棗ちゃんが出てきた。

ちょっと吊ってくるよ
865something:2007/12/05(水) 04:08:40 ID:X/LtfLCJ
ええと、最近SS投下が見当たらないので、書いたものを投下してみます。
866something:2007/12/05(水) 04:14:49 ID:X/LtfLCJ
タイトルは暖かい日常です。

とある秋の日。今僕が居るのは鳴滝荘の縁側だ。風が冷たい。少しずつ寒くなってくる時期になったようだ…。今まで夜に鳴いていた虫達も自然と庭から消えていた。
 また、来年になれば虫達のオーケストラが聞けるのだろうか……。

そんな事を思っている内に、ふと横を見ると梢ちゃんが居た。

「どうしたんですか、白鳥さん。」
「いやぁ、時が経つのは早いなあって…ね。」
「そうですね…。もうあの日から一年近く経つんでしたよね……。」

 僕が梢ちゃんに告白してもう一年もたった。あれから、何回かキスはしてきたものの僕らの中はそれ以上は進展しなかったが、何故か悪い気はしなかった。このままでも十分幸せを感じれたからだろうか?まぁ、今となってはそれでも良いかなと思ってしまっているのだが……。

「ところで梢ちゃん、何か用があったんじゃないの?」
「あ、はい。実はさっき通販で買った家庭用パンメイカーが届いたんです。」
「ぱ、パンメイカー?」

 一体いつの間に購入したのだろうか。

「はい!家庭で焼きたてのホカホカパンが簡単に作れるんですって♪最近急に寒くなったので、あったかくなるような物を探していたんです。」
「それでパンメイカーを?」
「朝に暖かい物を食べれば一日中暖かくなるかなと思って。」

なんとも梢ちゃらしい考えだね。相変わらず温い感じがある。

「それで、白鳥さんと一緒に作ろうかと……。あの…ご迷惑でしょうか?」
「そんな、嫌なんて事ないよ。」

上目遣いでこんなこと言われたら誰だって断れないよ…。嫌どころか、逆に嬉しいんだけどね。

「本当ですか?良かった…。」
「…ところで、他のみんなはどうしてるの?」
「皆さんは内職やら買い物やらで忙しいそうですよ。」

って事は二人きり!?何か二人きりっていうのはいまだに慣れないなぁ。
………でも、久しぶりの二人きりも良いかもしれない。

「じゃあ、みんなの分も美味しいパンを作ろう!」
「はい!」


 秋の終わり……。これからもっと寒くなって来るけれど、心はとても暖かくなりそうだ……。

そんな事を思いながら、僕ら二人はキッチンへと歩いて行った……。


〜fin〜
867something:2007/12/05(水) 04:18:16 ID:X/LtfLCJ
 その後……。

「あら〜?何か良い匂いですね〜♪」
「ホントね。クッキーか何かかしら?」

 桃乃さんと珠美ちゃんが買い物から帰ってきた。それぞれ手には買い物袋を持っている。大きな買い物をしたようだ。
二人はその荷物を持ったままキッチンへ入って行った。

「あ、お帰りなさい。」
「ただいま〜。」
「梢ちゃん〜。美味しいと評判のパンを買って来たです〜。後で一緒に食べるです〜♪」
「え?パン……?」
「梢ちゃん、今お腹いっぱいですか〜?」
「ええと…あの……。今白鳥さんとパンを作ってたの…。」
「おお?二人で作ってたの?」
「は、はい…。」
「青春や〜。青春や〜!梢ちゃんも愛の共同作業だなんて、やるわね〜。」
「そ、そんなことないですよー。」

その時から、嫌な予感はしていたんだ。けれど、僕にはそれを回避する事はできなかった…。

「し ら と り さ ん ?」
「ひっ。」
「どうしてあなたはいつもいつも、私の至福のひとときを邪魔するのですかね〜?」

僕は……、鬼神をみ…た。いや、鬼のような形相をした珠美ちゃんを…。

「ちょっとあっちで話し合おうです〜。白鳥 隆士さん〜。」
「ひいぃ!」
「梢ちゃん〜。少し白鳥さんを貸してもらうです〜。」
「う、うん。」

そ、そんなあっさり言わないで〜。と心の中で叫ぶも誰にも伝わるはずは無い。

「ではでは〜。」

僕はそのまま引きずられて、キッチンから外へ連れて行かれた……。






あとがき
かなり前にオリキャラのSSを書くと言ってましたが、キャラの性格がいまいちだったために書くのを止めてしまいましたので、そのお詫びとしてこのSSん献上します。

昨日いきなり僕の母がパンメイカーを買って来たので思いつきました。決して最後のオマケが書きたかったわけでは…。

やっぱりSSは短めが良いですよね。

携帯からなのでミスが有るかもしれません(´・ω・`)
868名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 07:14:11 ID:hYvjhovn
>>実

パンメイカーってなんじゃい?
なんにせよGJ
869名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 17:36:09 ID:X/LtfLCJ
おう、説明が消えてるー!?
まあ簡単に言えばパンメイカー。簡単な生地を入れてやるだけでパンが作れる機械。正式名称忘れた。
870名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 17:40:55 ID:f9YnPF1U
パン焼き器のことか
871名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 18:19:02 ID:vOjvY8Mb
>>870
それはあれか?ボケなのか?シラフなのか?
872名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:40:55 ID:hYvjhovn
アンパンマン工場のアレ?…ヤムチャが出てくるやつ
873名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 18:47:26 ID:XqcfAE4Z
>>972
ごめんよ。正式名称はホームベーカリーだった。
なんていうか。炊飯器みたいな奴
874名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 19:51:37 ID:aweaGNzK
>>873
ずいぶん気が早いな……972って……
875名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 20:06:23 ID:XqcfAE4Z
>>874
し、しまったー!?
素でやってしまった……。
最近どうも変なミスをしてしまう。鬱だ死のう…。
876:2007/12/06(木) 21:08:56 ID:aweaGNzK
呼ばれて飛びで(ry
え?お呼びで…無い……

冗談です。しかもつまらなかった……樹海へ行ってくるか――

↓遺書↓

嘘……です。
たまたま久しぶりにSS書いて来ました。

詰まらない物ですが…


題名:父と母はフランスで…

カーテンから朗らかな朝日――ではなく、1日も終わり…今日もその役目を果たした太陽が地平線に沈む、そんな何処か物悲しくも暖かい、不思議な赤い光が部屋の中に差し込むなか、机に突っ伏して寝ていた一人の男性が目を醒ました……。

「ふぁ〜〜……」

その男性――この鳴滝荘の住人、白鳥隆士は大きくあくびをすると、隣に敷いてある布団の枕元の目覚まし時計を手にとり時間を確認する。
時計の文字盤が夕日の色に染まる…4:59分…流石に日が冬は落ちるのが早いな、と感じながら、机の上に目を移す。
机の角に置いておいた茶封筒は無くなり、変わりに『お疲れ様。』と書かれたメモ用紙とおにぎりが置かれている。

「梢ちゃん……」

隆士はおもむろに呟く、夫婦となって、すでに結婚してから17年は経つというのに、未だに梢“ちゃん”と呼ぶ辺りが、何とも彼らしいし、今でも新婚同然な彼等らしかった。

恐らく、担当さんが来たので、梢ちゃんが気を効かせて僕の目を覚まさないように気を使って原稿だけを持っていってくれたのだろう。
隆士は梢ちゃん特性の梅干しのおにぎり(通常の物より梅干し三割増。)をパクつきながらそんな事を考える。
877父と母はフランスで……:2007/12/06(木) 21:13:12 ID:aweaGNzK
「後でお礼言わないとなぁ…」

独り言体質も相変わらずだ…と言うか、夫婦になった後も『お礼をしなくては』等と考える辺り、未だにかなり律儀なようだ。

「(お礼って言ったら何が良いかな?ここは、やっぱり久しぶりに…ご無沙汰だったしなぁ……『あっ、隆士さん…だっダメですよ…子供達がっ――あんっ』なんて……フフフフフ……)」
「あの…センセ?」

相変わ(ry トリップしている隆士に声を掛けたのは、隆士に『弟子入り』してきた桃乃夫妻の愛娘の瑠璃。しかし、隆士はその呼び掛けに全く反応しない、まぁ妄想が口から垂れ流しになっていないだけ進歩かも知れないが…

「センセ!!」
「うわっ!?」

瑠璃が隆士の耳元で大声を出す。
引っ込み思案で恥ずかしがり屋な瑠璃は大声どころか、普通に話すだけでも、おどおどしてしまい、会話にならない。
ましてやここに来たばかりの頃は、近くに隆士が居るだけで、何も話せなかったのだ……。

そんな状況だったのに、今は逆に隆士の前では、彼の持つ女性を引き付ける謎オーラが中学生の彼女にも効くからか、不思議と物怖じせずに話せる。
その瑠璃の声に妄想世界から引き戻され、跳び跳ねる隆士。

「センセ、何考えてたんですか?」

瑠璃は隆士の顔を覗き込むようにして尋ねる。
無論、隆士は妄想中で梢ちゃんと揉みクチャになっていたのだが…そんな妄想をまさか中学生相手に――いや他人には語れまい。
そんな状況で戸惑う隆士を見て、瑠璃が首を傾げながら尋ねる。

「もしかして、次の本のお話を考えていたんですか?」
「あ、うん。そんなとこだね…はははは。」

エロールじゃあるまいし、まさか考えていた内容を“絵”本には出来まい。
等と考えながらその助け船に乗る隆士。

しかし、当然そのギクシャクした……と言うか、明らかに不自然なその応対に、瑠璃は首を傾げたままだ。
「あ、そ、そうだ。瑠璃ちゃん。何か僕に用事?」
「あっ…えっと……」
「?」
878父と母はフランスで……:2007/12/06(木) 21:22:43 ID:aweaGNzK
何とも言いがたい空気に、話を変えようと、ここに来た理由を瑠璃に聞く。

確かに“絵本作家”の弟子としてこの鳴滝荘にきた瑠璃だったが、『教養があって、初めて人の心を動かす物を描ける』との考えの元に、あくまでも学校教育を優先しているため、絵本の授業(?)は週二回になっている。
だが、今日はその日では無いかった為だ。

しかし…その質問に瑠璃が俯き赤らめて押し黙ってしまった…。その反応に、今度は隆士が首を傾げる番になってしまった。

「瑠璃ちゃん?どうかしたの?僕に出来ることなら力になるけど?」

こう言う場合、何か恥ずかしがってて言えないのだ、そこできっかけを与えてやる。
何でも良いのだ。
引っ込み思案で恥ずかしがり屋な彼女に何か少しでも“きっかけ”を与えてあげれば……背中をポンと押してやれば彼女は話してくれる。

「あの……せ、せセンセ、こっ……これっ!」

瑠璃の顔は、何時だったか、初めて隆士に会い、サインを頼んだ時と同じように――いや、それ以上に真っ赤な顔。
顔は真下を向いていて、その瞳は隆士を捉えていない…恥ずかしさのあまり、彼女の視界は涙でボヤけ始めていた。
そんなに恥ずかしい思いをして、隆士に突き出した一枚の紙切れ……それは、瑠璃が通っている中学校の父兄参観の案内だった。

「その…せ、センセイにきっ来てほしくてそ、そのお願いがい…しますっ!」

耳まで真っ赤に染め、恥ずかしさをまぎらわす為か、半ば怒鳴るような声でそう言う瑠璃の頭に隆士は、そっと手を置き、ゆっくりと撫でる。
そして、一言。

「うん。わかった。来週の土曜日だね。はる達と日にちも違うし、必ず行くよ。」

本来は、彼女の父である紫羽か母の恵が行くべきなのだろうが、彼等はいまフランスに居る。
――第一、隆士に取って瑠璃は家族も同然だった。
断るはずもない……

隆士は満面の笑みでそう伝える。

瑠璃は、その言葉に喜んで一瞬顔を上げ。

………たが、昔五人の美少女を落とした伝説のスマイルは中学一年生の少女には強すぎたようだ。
真っ赤だった顔は、カーテンの隙間から盛れ入る、夕日の光など比べ物にならないほど、赤みが増す。
そして瑠璃は、

「お願いします!」

と叫ぶと、だっとの如く、部屋から走って飛び出して行ってしまった。
879アトガキ 樹か…地獄。:2007/12/06(木) 21:28:14 ID:aweaGNzK
お久しぶりです〜♪( ̄▽ ̄)ノ″

皆さん覚えていて下さっていたでしょうか?

前回、前々回投稿時に、いろいろと悪い意味でスレを騒がしてしまったので、引っ込んで居ましたが、何を思ったのか、再び出て参りました。

いや、途中…と言えば途中なんですが……皆さんの反応を見つつ、完成を急がせつつ投下準備を進めて行きたいと思います。

三人称って難しいな…orz
880名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:42:35 ID:aweaGNzK
何を思ったのか、第三者視点を三人称と書いてしまった……
881something:2007/12/06(木) 22:52:16 ID:XqcfAE4Z
お久しぶり…でしょうか?
すいません、自分、つい最近ここに来たのでどんな騒ぎを起こしたのか分かりませんが……まず一言。

本当にGJ!

実はまほログ読んでいて見つけた瑠璃ちゃんが隆士に弟子入りする話を読んでとても続きが無いのかと思っていました(笑
何か、続きが来たようなのでとても嬉しいです。また頑張って下さい。
882名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:34:10 ID:1lvw46YJ
>>881
「何か」がいる…なんだろう…

>>880
GJ
ある日シリーズはいろんな人に展開していただき嬉しい限りです。
ただコテハンにするといろいろプレッシャーかかると思いますよ
883作品名を三文字で答えなさい:2007/12/08(土) 17:08:37 ID:xJIN4Tz8

「ふ〜ん…桃乃さん、結構たくさん集めてたんだなぁ」
「ったく、映画なんて…外行こうぜ外」
「だって寒いし時間もないし、たまにはコタツで映画もいいでしょ」
「…ったく、軟弱隆士が…まあいいけどさ」

「ところで早紀ちゃんは、どんなのが好き?」
「え、何がだ?」
「いや、どういうジャンルの映画が好きなのかなって思って」
「う?…ま、まぁ、アクションものとか、特撮とか…」

「ふ〜ん、特撮…意外かな」
「別にいいだろ、なんかドカバキやってんのがいいんだよ」

「そういえば、オマエは怖いの苦手なんだって?なよっちいにも程があるぜ」
「早紀ちゃんは怖いの強そうだけど…ちょっとホラーは遠慮かな」
「情けないな。まったくホントに女みたいだな」
「特撮と…じゃあこれかな。ちょうどよさそうだし…」





「ぴえ〜〜〜〜〜〜隆士ぃ。ヤダヤダヤダヤダァ」
「早紀ちゃん慌ててどうしたの〜?」
「あっ、て、テメェ〜、わざと選んだだろコラー」
「あれ、早紀ちゃん腰抜けちゃって立てないんだ、じゃあ最後まで見るしかないね」

バサッ! バサッ!

「ぴぃいいいいいいいいいいいいい。やだっ、こっちくんな〜〜〜〜〜〜〜!!」
884名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 18:24:16 ID:/LDU5+Hi
>>883
モスラですね。でもアレは蛾ですよ。
885名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 20:32:47 ID:lIaRwF6J
ま、まさか早紀ちゃんは蝶に似ているものなら何でも嫌いなのか!?
886名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:20:08 ID:xJIN4Tz8
蝶はダメで蛾はOKの筈が無いって言うか…
その違いを認識して嫌っているとは思えない
887名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:16:20 ID:mt3UpIb5
早紀ちゃんは蝶の口が丸まっているの“とか”が、ダメなんじゃ無かったっけ?
888名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:17:08 ID:o+fT1/E0
蝶と蛾で明確に反応が違うなら、それはそれで萌えるんだが
バタフリーは駄目だけどモルフォンは大好きな早紀ちゃん
889名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 06:02:30 ID:9XRPPRAF
蝶より蛾が好きなんて、さすが早紀ちゃんだ!
一味違うぜ(性的な意味で)
890名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:55:10 ID:Fqx44ov6
おまえらもっぺんまほらば読み返せ
891名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 20:11:56 ID:W86d63Gi
ぶよぶよの体だっけ
892名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 20:47:21 ID:mt3UpIb5
てか、蝶が苦手とか、蛾は大丈夫とか、そんなものは問題じゃ無いんだ。



重要なのは
「ぴぇ〜〜〜」と言いながら逃げている早紀ちゃんが異様に可愛いと言うことのみだ!!
893名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 22:02:51 ID:9XRPPRAF
>>892が良いこと言った!
と言うことで>>894が早紀ちゃんのSSを投下!
894名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 22:13:56 ID:L2lEUo/t
>>894なら>>893に任せる
895名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 05:59:21 ID:h2Aa7Ofx
どうなったかなと来てみたら………
ミラーフォースされてる!?
896名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:59:18 ID:lHtkXwnI
と言うわけで……早紀ちゃんのSSを>>893さんが書いてくださるらしい!!
897名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:14:18 ID:+pdK0KPF
書けって言うなら書いてやるさ!

と言うことで……。



早紀ちゃん………。

ん…?どうした白鳥。

実は今まで早紀ちゃんに隠して事があるんだ…。

な、なんだよ急に…。

あのね…。

お、おう……。

僕は…、僕は蝶に目がない程蝶が大好きなんだよ。

…?!

だから、僕の恋人である早紀ちゃんにも蝶の愛らしさを知って欲しいんだ。

ぜぜぜぜ絶対無理!いくら白鳥の頼みでもそれだけは無理!!

でもさ、ほら蝶の標本セットに…。

ぴ!?

蝶の写真集に、蝶のプラモデル。

ぴえ!?

蝶の完全可変型立体模型。

ぴええ!?

そして…、パピヨンマスクと、この僕の蝶(股間の)はどうだい?

す、凄くバタフライだ…。 ドサッ

やっぱりまだ早紀ちゃんには早かったかな?











正直ごめん。中の人とかまったく関係ない上にSSでさえ無いな。
今は反省している。こんな俺を罵ってくれ。
898名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 16:10:59 ID:c8OZHAbf
>>897で繰り広げられた問答を見ていた珠キチが降臨するのは遠い未来では無いだろう…哀れな隆士に合掌。
899名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:19:03 ID:WffYE1mz
まぁ落ち着け。せめて「」を付けてくれ

早紀のゲームを作ってるからそれで我慢しろ
900名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:57:32 ID:6CFtx8WB
>>897
てかパピヨン言うなwwww
901さきちんげーむぶっく:2007/12/12(水) 22:15:54 ID:WffYE1mz
くれぐれもインターセプトしないように…
ルールは以前のものに準ずる。
登場 白赤黒
902:2007/12/12(水) 22:17:11 ID:WffYE1mz
いつものように鍵を開け…と思ったんだけどなぜか開いていた。
あれ?…とそこで引っかかったけど、梢ちゃんが掃除でもしたのかなと思い直して、誰もいない部屋に入った。

「…ただいまっと」
「く〜…す〜」
「っ…!!」

思わず飛びのいてしまった。
部屋の明かりを付けた瞬間。…お休みになっている早紀ちゃんが足元に

「…なんでこんなところで…」
「すぴ〜」

座布団を枕にしただけで、何でこんな所で寝れるんだろう
そんなに寒い季節じゃないけど、普段着のままで畳で寝るには涼しいと思う。

「…」

とりあえず荷物を置いて、どうしようかと考える。
別に邪魔にはなってないし、僕が避けて作業すればいいだけなのだけど

@起こす
A可哀相だし放っておく
903@:2007/12/12(水) 22:18:18 ID:WffYE1mz
これから課題もしなくちゃならないし、こんな格好で寝ていたら風邪を引いてしまうかもしれない
起こしてあげた方がいいだろう。

「あ、あの〜」
「う〜ん…」

声をかけると少し反応するように声を出す。
…でも、相手は早紀ちゃんだ。すんなり起きてくれるとも思わない。
寝ぼけられたら命を落とすかもしれない。

「早紀ちゃん、起きて〜」
「うう〜ん…隆士ぃ〜」

ごろんと寝返りを打ちながら、そばに転がってくる。
僕の声に反応してこっちに来ていると思うとちょっと可愛い。

「…」

いつものきりっとした顔じゃなくて、緩んだ寝顔。
寝顔だけは、さすがの僕でも見分けがつかない。眠る前の髪型だけが早紀ちゃんであることを伝えてくれる。
せっかくのポニーテールが潰れてしまいそうでもったいないが…

「すぴ〜」
「あ、あれ…また眠っちゃった」

そんなふうに寝顔を観察して和んでいたら、また深く眠り込んでしまったようだ。
早く起こしてあげたいが、どうすれば起きてくれるやら

B体をゆすってみる
C声をかける
904A:2007/12/12(水) 22:19:06 ID:WffYE1mz
わざわざ起こしてしまうのも可哀相だし、そのまま寝かせてあげる事にする。
何で僕の部屋で眠っているのか気になるけど、きっと疲れているんだろう。

「ま、しょうがないよね」

出来るだけ音を立てないようにちゃぶ台をセットして、いつものように絵の道具を出す。
実際の所、早紀ちゃんが起きていたらそれはそれで課題どころではないので、わざわざ寝た子は起こさない。

「…」
「す〜…くか〜」

でもなんだか…気になってしまう。
いざ鉛筆を取ったはいいものの、静かな部屋で構想を考えていると、早紀ちゃんの寝息が聞こえ出す。

「…」

すぐ隣で寝ている早紀ちゃん。とても…無防備すぎる。
…そういうことにあまり関心がないのか、それとも僕を信頼しているのか
たぶん前者なのだろうけど、少しはこの部屋の持ち主の自制心に気を使って欲しい。

「まったく…何考えてるんだ、課題…かだい…」

紛らそうと思っても、どうにも気になってしまってしょうがない。
第一課題はすすめて面白いものでもないから、集中できなくても当たり前だ。
それでついついそっちに目が行ってしまう

「うう〜ん…」

コロンと寝返りをうつ。スカートの下のショーツが見えてしまって慌てて目を逸らす。
今は平気だけど、いやな予感がするので、早めに対策をとった方がいいかもしれない。

D掛け布団をかける
E気晴らしに外に出る
Fやっぱり放置
905B:2007/12/12(水) 22:19:53 ID:WffYE1mz
意を決して、何が何でも起こす事にする。暇なわけじゃないし、早めに起きてもらいたい。
それに、僕の部屋にいたって事は早紀ちゃんだって何か用があったのかもしれない。

「早紀ちゃん。起きて起きて」
「う、うう〜」

肩を掴んでちょっと強めに揺する。
がくがくと座ってない首が動く。さすがの早紀ちゃんも苦しくなって、うっすらと目を開けた。

「う?ふぇ…」
「あ、起きた…こんなトコで寝てたら風邪引いちゃうよ、早紀ちゃん」

なんだか状況を理解するのにすこし考えている様子。眠っていたけど、梢ちゃんには戻っていないようだ。
体を起こして眼を擦りながら早紀ちゃんが僕を見る。

「あ、アレ…隆士?」
「僕の部屋で寝てるなんて、ビックリしたよ」
「ん…ああ、すまん。待ってたらつい眠くなって…」

まだ目が眠たそうだけど、そんな風に答える早紀ちゃん。
いつ頃からこの部屋に来ていたのか分からないけど、娯楽のない部屋じゃ暇だっただろう。

「そうなんだ。…僕に何か用でもあったの?」
「べ、別にないけど…来ちゃダメなのか?」
「そんなことないよ。ただ、ずいぶん待っててくれたみたいだから…」
「…別に…ない」

寝起きのせいか妙にテンションの低い早紀ちゃん。無理やり起こしてしまったからだろうか
なぜかその後もジト目で僕のことを見ながら、部屋の隅っこで課題が終わるのを待っていた。
…なんでだろう?

(ジト目エンド ふぃん)
906C:2007/12/12(水) 22:21:55 ID:WffYE1mz
寝顔を見ていたら、起こさなくてもいいかという気分になってしまうけど
放っておくのも気が引けるので、もう一度声をかけてみる。

「早紀ちゃん〜、起きて〜」
「んぅ〜」
「起きてってば〜…」
「りゅうち〜らめらってば〜」
「え?…あ、寝言か…」

何がダメなのか分からない…寝言で謎の会話をしてしまう。
声くらいじゃどうにも起きてくれなそうだ。

「…はぁ」
「ふにゅうにゅ…」

ニンニコのような表情で満足そうに眠っているのを見ると、手荒に起こせない。
だから声をかけるだけにしたのだけど、さっきの様に寝返りして
かがんだ足元に早紀ちゃんが転がって寄ってくる。

「ちょっと面白いかも…」

フラワーロックじゃないけど、なんだか面白可愛い。
ちょっと遊んでみたくなる。

Gそんなことしてる場合じゃない
H課題をやりたくないので遊ぶ
907D:2007/12/12(水) 22:22:59 ID:WffYE1mz
あんまり無防備な姿を晒して欲しくないが、よく寝返りをうつのとスカートなので無茶である。
またショーツが見えてるし…もう少し女の子らしくして欲しい。
なんとなく、年頃の娘を持ったお父さんの気分になる。

「さ、寒いから…落ち着かないんだよね…」
「ふにゅ〜」

早紀ちゃんの体から目を逸らして、そう呟く。
寝言とか寝返りとか、眠りが浅いから多いんだろう。
そのせいで僕は作業妨害をされているわけだ。…ならそれを取り除けば良い。

「布団…布団」
「すぴ〜…す〜」

体も冷えちゃうだろうし、あんまり僕の精神衛生上よろしくないので
早紀ちゃんに布団でもかけてあげようと思う。
暖かくなるし、体も見えなくなるし、一石二鳥だ。

「よっ…」

押入れから毛布を取り出して早紀ちゃんの上にかけてあげる。
季節的に熱いって事もないだろう。これで一安心だ。

「おやすみ…」
「…んぅ」

暖かくなったのか、そう一声あげてからは、すっかり寝入ってくれる。
やっと気にならなくなって、僕も一人課題を進めることができた。

(おやすみえんど ふぃん)
908E:2007/12/12(水) 22:24:01 ID:WffYE1mz
なんだか怪しい衝動が湧いてしまいそうで、思わず立ち上がる。
暫く外で頭でも冷やさないと、自分が信じられなくなるかもしれない。

「ん〜、う〜ん、隆士ぃ〜」

寝ているからか普段の早紀ちゃんからは想像できないくらい甘い声。
その上、少々露出の過ぎる格好で寝転んでいる早紀ちゃん。

「は…早く行かないと…」
「うぅ〜ん」

その声から逃れるようにすり足で逃げる。
部屋の扉を開け、外に出てやっと一息。正直、危なかった。

寝ているのを何もせずにほったらかしにしてしまうのもどうかと思うけど
…どうせ僕はニブチンだし…それに…

「早紀ちゃん…だもんなぁ」

どうしてもこの間のことを思い出してしまう。
棗ちゃんなら襲い掛かってしまったかもしれないけど…
早紀ちゃんだと手を出したら殺されてしまうかもしれない。

「ふぅ…どうしようかな」

このまま部屋に戻っても二の舞だし…誰かいてくれればいいんだけど

J自制心を駆使する
K誰か探す
909F:2007/12/12(水) 22:25:05 ID:WffYE1mz
気にしなければ大丈夫と自分に言い聞かせる。
それに、手を出したらこの間のように蹴られたり殴られたりするかもしれない。
部長さんなら喜ぶ所だが、あいにく僕はMじゃない。
ここは鉄の自制心で乗り切ろう。

「す〜…す〜」
「心頭滅却、集中・集中」
「うぅ〜ん…」
「課題課題…えっと、なんだっけ…」
「あぅ…隆士…」
「え、絵の具はどこっ…じゃないクレヨン、あるし」
「…好きぃ」
「…」

誘うような声に、やっぱり僕の弱い意思じゃ対抗できない。
もともと流されやすいタイプだし、そうやって今までうまくやってきた。
だからむしろここは流されるべきなんじゃないだろうか

「さ、早紀ちゃんが悪いんだ。こんな格好で寝てるから」

だいぶ危ない思考をしてるのは分かっているんだけど、もう止められない。
あの時きちんと対策を採らなかったことを後悔する。

「…」
「す〜…く〜」

どうせまた早紀ちゃんに蹴られるんだろう。それで失神して終りだ。
そう分かっているなら、大胆になれる。当たって砕けろだ。

N飛び掛る
O忍び寄る
910G:2007/12/12(水) 22:25:58 ID:WffYE1mz
気持ちよく寝ているところで可哀相だけど、これ以上耐えられないのでおきてもらう事にする。
課題がちっとも進まないし、ミスったら折檻されてしまう。

「ねぇ、起きてってば、早紀ちゃん」
「う〜…むにゃむにゃ」
「起きてくれないな」

声をかけても起きそうにないから、少し強引に行かないとだめだろう。

「でも、手荒いのもなんだしなぁ…」

寝ている人を起こすのは意外と難しい。叩いたりするわけにもいかないし
体をゆするにしても、苦しいだろう。もっと効果的な方法はないものか

「す〜…隆士…」
「…」

そんなことに気を回していても仕方がない気がする。
すでに10分以上ロスしている身としては、早く決断したい所だ。


I危険物につき慎重に
Oここは一つ大胆に
911H:2007/12/12(水) 22:26:39 ID:WffYE1mz
僕の声以外には反応するんだろうか…そう興味が湧く
とりあえず、フラワーロックのように、手を叩いてみる。

パン パン♪

「んんぅ?」

ごろんと一回転。ちゃんと音の方に来てくれる。
でも、拍手だったから僕の位置を確認できたのかもしれない。
そう思って、没になった紙切れを、消しゴムを重りにして丸める。

コトン♪

「…」

遠くに投げると、またそちらにゴロン。でもなんだか、動きに迷いがあったような…
やっぱりただの物音じゃあダメなのかもしれない。

「早紀ちゃん、こっちだよ」

僕のほうへごろんごろんと二回転。…なんだかわざとらしい感じがする。
いくらなんでも、こんなに寝返りはうたない…と思う。
ひょっとして、早紀ちゃん…起きている?

「…」

暫く様子を窺ってみるが、さっきと同じように寝ている。
でもさっきの一件で、なんとなく疑ってしまう。
狸寝入りだったとして、どうしてそんな事をするのか分からないが…

L確かめる
M気のせいだ
912I:2007/12/12(水) 22:28:01 ID:WffYE1mz
いくら時間が押しているとはいえ、機嫌を損ねたり、寝ぼけたりする起こし方は
今日一日どころか人生が消し飛ぶ事だってありえる。
あくまで、穏便な起こし方にとどめよう。

「早紀ちゃん、起きてよ」
「ん〜」
「起きて〜」

あんまり大きな声を出すのも近所迷惑だし、恥ずかしいので、出来るだけ耳元で言おうと身をかがめる。
何回目かの『起きて』のあと、起きてくれる代わりに頭を掴まれる。

「さ…早紀ちゃん?」

ぐわしぐわしと確かめるように掴まれた後、首に手をかけられて捕まえられてしまう。
ぎゅっと引き付けられて、体が密着する。…魚子ちゃんと一緒の時と既視感。
早紀ちゃんの甘い匂いが広がって…天国地獄攻撃を受ける。

「は…早く起きてよ〜、た、頼むよ〜」

いままで寒かったのか、暖かいものを見つけて足を絡ませてくる早紀ちゃん。
耐えられないけど、耐えなくちゃならない。
魚子ちゃんなら誘惑に負けても背徳感だけだが、
早紀ちゃんがここで本気を出したら背骨が折れる。

「う…ううぅ」

泣きたくなる。これだから僕はニブチンとスケコマシの称号を同時に得てしまうんだ。
いっそどっちかになりたいよ…

Qニブチン
Rスケコマシ
913J:2007/12/12(水) 22:28:45 ID:WffYE1mz
ぶんぶんと首を振って、そんな考えを打ち消す。
さっきは早紀ちゃんの寝言を不意打ちで食らったからああいう気分になってしまったんだ。

「すぅー…はぁあ…ふぅ」

最後に一度深呼吸をする。もう落ち着いたし、大丈夫だろう。
それにわざわざ僕の課題に立ち会ってくれる暇な人もいないと思う。
自分の頬をぱちんと叩いて気合を入れる。実際今日の課題は量が多いし、時間的に危ない。

「よしっ」

バタンッ

ゴロンッ

「うわっ…あっ…」
「え…」

勢い良く開けた瞬間、寝ていた筈の早紀ちゃんが転がり出てくる。
部屋の扉に寄りかかっていたのに、僕があけたのでつっかえ棒が取れたようになったのだろう。
いつの間にやら起きてくれたので助かったが、何でそんなところにいたんだろう。

「…早紀ちゃん?…なんで扉に?」
「あ…うぅ」
「ま、まぁ起きたんだ、よかった」
「う、うん」

しまったという顔で妙に歯切れの悪い早紀ちゃん。寝起きのせいで頭が働いてないのだろうか。
なぜ扉に寄りかかってたのが謎だが、これで課題が進められる。
なにか早紀ちゃんにも用事が会ったのかもしれないけど、少し待っていてもらおう。

「悪いけど、少し待っててくれる?…ちょっと今日は忙しくて」
「う…あ、アタシも…用事、できた」
「?」

そう言うと、俯きながらそそくさと部屋に戻ってしまう早紀ちゃん。
どうも腑に落ちない事が多すぎるが、追及してる暇もない。
首をかしげていると、朝美ちゃんが同じように向こうからやってきて、僕に聞く。

「お兄ちゃん。早紀お姉ちゃんどうしたの?…顔が真っ赤だったけど」
「…僕にも良く分からない」

なぜ早紀ちゃんが僕の部屋で寝ていて、そのあと不審すぎる行動ばかりしたのか
最後まで良く分からなかった。

(謎えんど ふぃん)
914K:2007/12/12(水) 22:31:55 ID:WffYE1mz
その人には悪いけど、誰か立会人がいれば僕だって変な気を起こさない。
変な気を起こさなければ、爆弾が暴発する事もないだろう。

「でも、誰を?」
そこまで考えて、適役が揃わない鳴滝荘のスターティングメンバーに愕然とする。
以前なら桃乃さんがいたが、海外移籍してしまって留守だ。
…いや、こんな事を頼める暇人は、そもそも彼女以外にいない気がする。
沙夜子さんはちょうどいいかもしれないが、朝美ちゃんの仕事の負担が増えてしまう。

「う〜ん。やっぱり一人で頑張るしかないのかな…」
「…何を?」
「うわっ!?」
そう呟いていた時に、朝美ちゃんに下から覗き込まれて思わず飛びのいた。

「び、ビックリした…」
「ご、ごめんねお兄ちゃん」
「朝美ちゃん。珍しいね、今日はカンヅメじゃないんだ」
「うん♪…今日やっと全部出荷できて…………ふ…」
瞬間、ネガティブモードを垣間見たが、どうやら仕事は一段落しているらしい。これならば好都合だ。

「あ、あのさ朝美ちゃん」
「?…なーに?」
我ながら妙な事を頼んでいるなと思いつつ切り出す。
まぁ、朝美ちゃんに本当の理由を話すわけにはいけないから、囮話を作る。

「ちょっとさ、課題の絵本を見てくれないかな」
「この間みたいに…絵本を読んで、感想を言えばいいの?」
「そうそう、他の人の視点でも見て欲しくて…」
「うん、いいよ♪…今日は遊んでも平気だから」
うまく話が繋がって、朝美ちゃんも喜んで受け入れてくれる。さすが朝美ちゃん、いい子だ。

「じゃ、ちょっと入って、色々散らかっているけどどうぞ」
そう言って、扉を開けると、また眠った早紀ちゃんが目に入る。
寝相が悪すぎるせいで、扉の前まで寝転んできていた。

「ほ、ホントだね…」
散らかっている の意味を理解してくれたのか、起こさないように静かについてきてくれる。

「えっと、コレなんだけど、読んでもらえる?」
「うん。お兄ちゃんの作品なら、喜んでだよ♪」
「ありがとう。…じゃあ―あれ?」

ムク…ダシダシダシダシ…バッ

突然起き上がった早紀ちゃんが、インターセプトして割ってはいる。
今まで寝てたのに、朝美ちゃんと僕が入ってきたときに起こしてしまったのだろうか

「さ、早紀ちゃん?」
「…アタシも、読む」
「え?あ…うん、お、お姉ちゃんも…一緒に」
なぜか朝美ちゃんと二人で絵本を持つ早紀ちゃん。
ちょっと遠慮気味の朝美ちゃんと三人、不思議な空気の漂う部屋で、無言の三人だった。

(絵本えんど ふぃん)
915L:2007/12/12(水) 22:34:05 ID:WffYE1mz
無意味な寝返り、寝言、畳の上で布団も敷かない。…相当寝にくい環境だと思う。
加えて僕の部屋は鍵が開けっ放しだった。

「…おかしいな…」

一度疑いの芽がめばえてしまうと、なにもかも演技に見えてしまう。
実際、寝言や寝返りなんてこんなに多いものじゃないだろう。
眠ったフリをしているんだろうと疑いつつ、確かめるために声をかけてみる。

「…早紀ちゃん?」
「す〜…ぴー」

そう呼びかけてみると、今度はぴくりとも反応せずに寝息を立てている。
…誤魔化すのが苦手な早紀ちゃんだけに、これは怪しい。

「起きてる?」
「…」

わざとらしい寝息までおさまってしまう。…演技だとしたらとんだ大根役者だ。
でも、まだ証拠不十分。信じてくれという渾身の演技に答えてあげてもいいんだけど…

O真実を暴く
P信じよう
916M:2007/12/12(水) 22:34:58 ID:WffYE1mz
なんとなく疑ってしまった事から余計な事をして、早紀ちゃんを起こしてしまうのもどうだろう
寝たフリだったとして、それで早紀ちゃんが得をする事は何一つない。

「はぁ、課題やらなきゃならないから…どうも脱線するなぁ」
「す〜…く〜」

嫌な事を後回しにしようとする心を振り切って、再びちゃぶ台に向かう。
疑ってしまったことで一気にその遊びに飽き、自分の置かれている状況を思い出す。
下手をすれば、また折檻が待っているのだ。そんなに余裕はない。

「…」

気合を入れて、また机に向かう。画用紙に鉛筆を走らせ、何枚かデッサンを仕上げていく。

パサッ…ゴロン

没になった紙を床に置いたときだった。背中に暖かなものが当たる。
気になって振り向くと、さっきの場所にあった筈の体がない。

「え?」

ぎゅー

気付けば寝ている早紀ちゃんが足元まで転がってきていた。
そしてそのまましがみ付かれる。

「さ、早紀ちゃん…ど…どうしよ」

腰の辺りに腕を回され、しがみ付かれたまま固まる僕。
すやすやと寝ている早紀ちゃん。起こしてしまうと思うと動けない。
正座した足がだんだん痺れて来る。

「…えと、早紀ちゃん?」
「す〜 ぴ〜」
「お、おやすみなさい…ううぅ」

寝返りが多いという事には気付いていたのに、何も対策を取らなかった自分を恨む。
後悔してももう遅く、早紀ちゃんが動くまで僕は硬直していた。

(焦れえんど ふぃん)
917N:2007/12/12(水) 22:35:37 ID:WffYE1mz
もう我慢の限界に近かったので、そのまま寝ている早紀ちゃんに飛びつく(ルパ●ダイブ)
もしかしたら大丈夫なんて甘い考えが、心のそこにあったのかもしれない。

「早紀ちゃ〜んっ」
「んぅ?…え?」

早紀ちゃんの柔らかそうな体めがけて飛び込んだはいいものの
思わず出てしまった声で、起こしてしまう。
そう、全部予想通り。でも、回避する事ができないんだ。

「!?」

慌てたように瞑られる目、ちょっと紅潮した頬、そして迫る風切り音。

「ぴえっ!?…やっ」

メゴッ…

覚悟はしていた筈だった。けれど、こんなにも痛いなんて…
飛び込んだ先には、びっくりして反射的に早紀ちゃんが振るった拳があった。
強烈な痛みの後、それがすっと引くと共に、目の前が真っ白になっていった。

「い、いきなりヘンな事する、オマエが悪いんだぞ!」
「ぐふっ」

顎にクリーンヒットしたということは覚えている。早紀ちゃんが言い訳する声が遠のく。
気が付いたとき、僕は花畑の中で曾お爺さんに会っていた。

「おおりゅうしよ しんでしまうとはなにごとか」

(死亡えんど ふぃん)
918O:2007/12/12(水) 22:36:52 ID:WffYE1mz
可愛い寝顔を無防備に晒している早紀ちゃんのそばに近づく。
僕を困らせている仕返しに、これぐらいのことはしても許される。
ある意味これは起こし方として王道だ。物語の流れからして、起きざるを得ない。

「…」
「ん…」

ちょっとしにくいのだけど、傍に座って身をかがめる。
ゆっくりと顔を近づけ、早紀ちゃんの柔らかな唇にキスをする。

「ちゅ…」
「!?」

そのまま味わうように舌でちろっとくすぐる。
さすがの早紀ちゃんも体をびくっと竦ませ、ビックリしたように目をあける。

「おはよ、早紀ちゃん。起きてたのかな?」
「は…う…あ」

湯気でも出そうなくらいに顔が赤くなり。目が泳ぐ。
早紀ちゃんらしい初心な反応に、思わずくすっと笑ってしまう。
キスをしたのは僕なのに、本人の方が慌てている。

「りゅ…隆士…はぅ…そ、その」
「どうしたの?」
「き、キス…?」
「ごめんね、寝顔見てたらつい」

早紀ちゃんの目が回って、くわんくわんと首が動く。
真っ赤な顔をして倒れこんでしまう。慌てて抱きとめた体が、火のように熱い。

「あ、あう…きゅぅうぅ」
「あ…」

本当は続きとか色々考えていたんだけど、失神してしまった早紀ちゃんを前に断念する。
気のせいか、寝ていたときよりも緩んだ表情で、満足そうに倒れている。

「りゅうひー…えへぇ」
「…よだれ出てる…」

緩みきって…どちらかというと見ていられない顔。
起きた時にどういう反応をするかを楽しみに、僕は課題でもやりながら待つことにした。

(眠れる森の野獣えんど ふぃん)
919P:2007/12/12(水) 22:38:13 ID:WffYE1mz
本当に寝ているなんてこれっぽっちも信じてないけど、ここは彼氏として信じてあげるべきだろう。
素振りだけはそういうことにして、早紀ちゃんのそばによっていく。

「う〜ん、早紀ちゃん寝てるから、仕方ないよね…」
そんな風に呟きながら、体を抱きかかえ、僕に寄りかからせる。
こんな事をしたら普通の人なら起きるが、演技している早紀ちゃんはそうやすやすとは起きれない。

「どうしたら起きるのかな〜」
「う?…ん〜」
あんな格好で眠ってるフリをするなんて、誘っているとしか思えない。
するりとわきの下から手をさしこみ、準備は完了。反撃ののろしは僕が上げる。

「ぴっ!?」
「眠っているなら平気だよね、触っても分からないし…」
「ふ…んうっ」
そのまま早紀ちゃんの胸を揉む。服の上から柔らかさを楽しみ、次いでもう片方の手をショーツに向かっておろす。
そのまま敏感な所をいじくりまわす。起きていれば抵抗できても、眠ったフリをしている以上それはできない。
僕も今更起きれないように、言葉で責めていく。

「早紀ちゃんがエッチな子だったら起きちゃうけど、それはないよね〜」
「は…ふっ…ぁ」
早紀ちゃんもいきなりここまでされるとは思っていなかったのか、慌てているが起きれない。
誘っておきながら、ここまでは考えていなかっのだろう、混乱している。
やがて感じ始めてしまったのか、だんだんとくぐもったような声が漏れ始める。

「早紀ちゃん…変な声でてる。どうしたのかな」
「ふっ…んんっ」
「寝言かな?」
一生懸命隠そうとしても、無駄な抵抗。
僕が分かってやっている事にやっと気付いたのか、もう素直に謝って、許してもらおうと目を開く早紀ちゃん。
その瞬間、妙な嗜虐心が湧いてしまって、わざと見ないフリをした。

「りゅ、隆士っ…あっ…ひゃぅ、や、やめ…」
「?…早紀ちゃん、寝言大きいなぁ」
「だ、だからっ…ああっ…よ、よせっ…て…ひゃあっ」
惚け続けるのも無理があるので、愛撫の方を激しくしてあげる。
まともに喋れない状態に早紀ちゃんを落とせば、目的は達せられる。

「ひゃあっ…りゅうあっあっ、ああぅう…はぁっ…らぁう、やめっ、はっ」
容赦なく可愛がってあげると、必死に体を動かして逃げようとする。それでも愛撫のせいで力が入らないのか、いつものようにはいかない。
足をもがいて背を仰け反らせ、もはや逃げられない性感に反応する。

「はっ…あっ、くあぅ、あっああぅ」
「あ、やっ…ふあぅっ…あっ…ひゃああああああぅ」
やがて抵抗むなしく早紀ちゃんがひときわ大きな声を上げ、のけぞった体をがくがくと痙攣させた。

「…早紀ちゃん?」
「ふにゃあぁ…」
今までの抵抗がやみ、ガクッと力尽きる早紀ちゃん。僕の腕の中で熱い息を吐いて、絶頂の余韻に震えている。
目の前でこんな状態になって、恥ずかしさで失神しているようだった。

「ふぅ…まだかな」
なんとなく、一矢報いたような気分で早紀ちゃんがおきてくれるのを待つ。
もちろんこれで終わらせるつもりなんてなかった。

(いたずらえんど ふぃん)
920Q:2007/12/12(水) 22:39:24 ID:WffYE1mz
そう、僕はニブチンに徹しよう。そういう風に生きれば、きっと平凡でも幸せになれる。
そうすれば早紀ちゃんとも事故なくすごせるだろう。

「…んぅ」
「…」
「隆士ぃ…」
「(我慢 我慢)」

目を瞑って、必死に耐える。いつまでもつか分からないけど、出来る限り頑張る。
次第に消耗していく僕の意思。早紀ちゃんのいい匂いと、肌の暖かさ。到底耐え切れるものじゃない。

「ううぅ…」
「…り、隆士…?あ…す、すまん」

もう僕が限界を感じ始めたとき、運よく早紀ちゃんが目を開けてくれる。
自分が僕を抱きしめている状況に気づいたのか、腕も解いてくれて、慌てて体を離す。

「ふぅ…よかった、起きてくれて」
「…」
「早紀ちゃんに捕まっちゃって、どうしようかと思ってたよ」

ちょっと寝起きで不機嫌そうな早紀ちゃんの隣で、一人ほっとする。
危ない所だったけど、何とか耐え切ったわけだ。

「えと、寒くなかった?早紀ちゃん」
「…寒かった」

ぶっきらぼうに答える。僕何か悪い事したかな?
寝覚めがあの状況じゃ、ちょっと気まずくても仕方ないけど。

「あ、えと…課題終わらせちゃうから、ちょっと待っててね」
「…」

話しかけづらいし、途中で放り出していたデッサンに手をつける。
ちらっと横目で様子を窺うと、不満そうに僕を見つめている。

「?」

すごく気になるんだけど、ちょっと聞けない。
何かまずいことしなかったかどうか、さきほどの出来事を思い返す。

「あ、あのさ…」
「?な…何…?」

突然、早紀ちゃんがそう話しかける。
慌てて答えると、暫くまた黙って、意を決したように僕の目を見る早紀ちゃん。

Sへ
921R:2007/12/12(水) 22:40:59 ID:WffYE1mz
どうせなら、タマナシニブチンよりはスケコマシの方が良い。
第一、この状況で何かしない方が難しい。
結果はきっと同じなんだから、それなら自分のしたいようにしよう

「早紀ちゃん…」
「んぅ…隆士…」

僕の呼ぶ声に反応するように、寝言で僕の名を呼んでくれる。
そんな早紀ちゃんの体に手を回し、抱きしめる。

「ふわぁ…」
「好きだよ…だからゴメンね」
「…?」

気持ちよさそうな表情になる早紀ちゃん。でも、僕はそれ以上を望んだ。
自分の欲望に身を任せて早紀ちゃんの体に触れる。
セーターの下に手を潜り込ませ、弄っていく。

「あっ…りゅ、隆士…?」
「…あ」
「え、えと…ど、どこ…触ってんだよ」

キスをしようとした所で、さすがの早紀ちゃんも起きて、慌てたように目を覚ます。
どうすればいいのか分からないらしく、そんなふうに答える。
でも不思議な事に、拳も蹴りも飛んでこない…

「さ、早紀ちゃん…え〜と」
「や…やめろよ」

口ではそう言う早紀ちゃんだけど、胸を弄ぶ僕の手を掴もうとはしない。
どうしようかと、あんまり嫌がっていない様子で戸惑う。
こういうこと嫌い…というよりは苦手そうな印象があったんだけど。

「ダメ…かな?」
「え…う…」
「いいよね?」
「…そ、その…えと」

そう聞くと真っ赤になって顔を背けてしまう。言う事を聞かない僕も僕だが
ちょっと強く出ると、すんなりと引いてしまう早紀ちゃんもなんだか普通じゃない。
ひょっとしたら、こういうチャンスを待っていたのかもしれない。

「…」
「ちょ…あぅ…隆士…だ、ダメだってば…あぅ」

そんな風に嫌がりながら、強引な僕の愛撫を結局は受けてしまう早紀ちゃん。
最後まで早紀ちゃんの態度が良く分からなかったけど…だんだんと感じてくれて
次第に頬を紅潮させていく様子に辛抱できない。

「早紀ちゃん…行くよ!」
「あ、や…よ、よせよぉ…あふっ、ああん」

結局嫌がりながらも受け入れてくれて、最後まで続けられたのだけど
早紀ちゃんの本心は最後まで分からずじまいだった。

(いやいやえんど ふぃん)
922S:2007/12/12(水) 22:42:48 ID:WffYE1mz
「アタシって…その…無いかな?」
「…?」
「み…魅力…」
「え…」
一瞬、あまりにも早紀ちゃんらしからぬ質問に、呆けてしまう。
そんな事を気にしているとは思わなかった。

「み…魅力って…いきなり何?」
「う…そ、そのまんまだよ」
苦笑いしながら答えると、目を逸らしてむくれる。

「えっと…どういうことなのか良く分からないんだけど」
「だ…だって、あ、アタシが寝てても…む、無視してるみたいだったし」
「それって…早紀ちゃん、寝たふりしてたの?」
見上げるようにじとっと睨まれる。どうもそうらしい。
それじゃあ何かすればよかったのだろうか?

「…えと、僕が何かするのを期待してたってこと?」
「っ!」
ぼっと音でもしそうな位、顔が赤くなる。
言ってからストレートすぎる質問だったと反省だけど…
早紀ちゃんの態度が、思ってもみなかった答えになる。

「隆士…こ…ここれ以上、あ、アタシに!はっ、恥…かかすなっ」
「ご…ごめん」
異常なくらいどもりながら怒鳴る早紀ちゃん。
慌てて謝りながらそばによると、飛び掛かって来た。
そのまま痛いくらいに抱きしめられ、火照りが僕にも伝わってくる。

「お、オマエみたいに鈍い奴…アタシは嫌いだ」
「…えと、言ってる事とやってる事―」
「だ〜か〜らぁっ!…うぅ…楽しんでるだろ、アタシを苛めて」
「そ、そんなつもりないんだけどな…」
早紀ちゃんの気持ちがやっと僕にも分かってきて、ちょっと悪い事をした気分。
しがみつくような早紀ちゃんの肩を抱くと、少し安心したように声が和らぐ。

「せっかく来ても…オマエは学校行ってるし…一人でこんな部屋で寝てて、お、面白い筈ないだろ」
「ま…まぁね…僕も最初ヘンだと思ったし」
「…さみしかった。だ、だから…こう、されたかった…だけ、だ」
そういって恥ずかしいのか僕の視線から逃げる早紀ちゃん。
誘惑というほどではないのだけど、甘えたかったのだろう。
面と向かってそういう事言うのは苦手だろう。結局頑張らせてしまったが…

「…ごめん。こんな事言わせちゃって」
「…」
早紀ちゃんの隠れているもう一つの顔を見せてもらった気がする。
時々出てきてしまう、梢ちゃんの寂しがりやな側面にそれは似ていて…
そんな甘えんぼうな早紀ちゃんを…とても愛おしい気持ちになっていく。
腕の中にいる彼女を強く抱きしめてあげると、嬉しそうに目を細めて、やっと僕のことを見てくれる。

「僕も、もっと早紀ちゃんの気持ち、分かるようになるから…今日はゴメンね」
「…ありがと」
ぼそっと呟く。それは聞こえるか聞こえないかの小さな声だったけど、僕には聞き取れた。
満足そうにうっとりとした早紀ちゃんと一緒に寝転んで、僕は暫く強く抱きしめていた。

(添い寝えんど ふぃん)
923名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:45:59 ID:WffYE1mz
投下終了。一部改行制限対策で行が詰まってるが仕方ないのでご容赦。
一応とるーえんどは添い寝ですので頑張ってたどり着いてください。

…死亡エンドに逝った人は吊って下さい。

それとポニーテールは男のロマン
924名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:50:30 ID:YnkmRqWA
久々にいいもん見た・・・GJだぜ

それじゃ吊ってくる
925名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 23:55:36 ID:ECDdSnSa
なんというGJ

さて、自分も吊ってきますかな。
926名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 01:10:34 ID:uRnWZyeq
GJ!
…さて、吊ってくるか…
927名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 08:47:55 ID:eJbhQltb
なっちん、早紀ちゃんと来て次は、魚子ちゃんか千百ちゃんですね。
待ってますよ〜〜!

冗談です……しかし、やっていただけたら有り難いと……。
それはさておき、GJ!!
俺は今から吊って来ます。
928名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 15:54:05 ID:ato8+iG5
GJ!おお…GJ!

さて、吊ってこないと。
929名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 18:17:04 ID:ir/QCSp9
ここはロープの需要が多いスレですねw
930名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 19:29:31 ID:eJbhQltb
スマン。
リボン使おうとしてた…鈴付きピンクの。
931名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:18:52 ID:LgOjrM2v
この変態どもめ!

え、俺?今天国からだけど?
932名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:33:32 ID:ir/QCSp9
ところで、一発で死亡エンドに行き着いた自分は異端ですか?
933名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 21:50:38 ID:x5Agor7I

「あ〜,やっと終わった終わった。」

 季節は冬。僕白鳥隆士は新作の絵本をやっとの思いで書き上げた。
ずっと部屋にこもっていたために,最近風呂に入っていない。
愛する梢ちゃんに嫌われない為にも風呂に入って清潔にしなければ。そう思って風呂場へと向かった。

 脱衣所。さっき灰原さんも入ったと言っていたし,もう沸かしてあるのだろう。
僕は早く服を脱いだ。やっぱり,こういう寒い時期には風呂が一番だよね。
今の僕には早く風呂で暖まりたいと言う考えで一杯だった………のだが。

 ……あれ?何か他の人の服っぽいのがあった様な………。しかも水音が。でももう誰もいないはず。
そう考えながらも,僕は湯気で曇っている扉を開けた。

「え……?」
「あれ…?」

 僕は自分の目を疑った。扉を開けた先には,身に何一つ纏うもの無き梢ちゃんが居たのだ。
しかも,シャワーを浴びてる最中だったのか,その身は水と光の調和によって輝いていた。

「あ,あの白鳥さん……?」
「え,ああごごごごごめん!!!まさか梢ちゃんが入っていたなんて知らなくて!!」

 ととととりあえず落ち着くんだ!……そ,そうだ。何で梢ちゃんが男湯にいるんだろう?
その事を聞いてみるんだ!!

「あの,梢ちゃん。」
「は,はい!?」
「何で梢ちゃんが男湯にいるの?」
「え……あ,ぼ,ぼーっとしてて間違えたようです?」
「いや僕に聞かれても…。」

 結局良く分からなかった,しかしさっきから梢ちゃんは顔に手をあてて顔を隠している。
それにとても顔が真っ赤なのが分かる。一体…?

「あ,あの白鳥さん。ま,前……。」
「前……!?」

僕は自分が素っ裸で有ることに気づいた。そうだよ,風呂に入るつもりだったんだから。

「あ,あの……何か着て頂けませんか?」

君も裸なんだけどね。と考えていても。そんな上目遣いで言われてしまうなんて,可愛すぎるよ。
も,もうだめだ…。僕の理性は……

「梢ちゃん,もう耐えれないよ。」
「え?」

僕はそのまま梢ちゃんを押し倒してしまった。

「だ,だめですよ白鳥さんっ!こ,こんな所で…。」

僕はその言葉を無視しつつ,梢ちゃんの胸へと手を運んでいった。
そして,その柔らかい果実をゆっくりともんでいく。

「や,やっぱりダメです……。」
「どうして?」

「だって……これは保守ですから……。」
934名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:02:58 ID:/Dloxcs0
>>933
全米が泣いた……
(保守的な意味で。)
935名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 06:20:57 ID:xaDgBKw+
>>933
全英も泣いた…。
(保守的な意味で。)
936名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:16:13 ID:A4A7JkqQ
>>933
世界中が涙した、悲劇の結末……。
(保守的な意味で。)
937名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 22:27:02 ID:yTfbMZ+s
>>933
全人類が泣かせられた、凄惨な出来事・・・。
(保守的な意味で。)
938名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:11:21 ID:8nadrF5l
嵐の予感
939名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 04:25:02 ID:mMGeECEd
荒らしの予感だと?
それはいかん、珠さんお願いします。
940名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 10:25:56 ID:4Y8ykZeh
>>939
珠「そんなの自分でどうにかするです〜〜〜」
941名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 18:14:48 ID:miAN5iQv
昔の職人さん帰って来ないかな。

さて、そろそろ950ですよ。
942名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 19:26:51 ID:4Y8ykZeh
…まだ使用していないキャラは――誰か教えてくれ。

スレタイは……鳴滝荘のきらびやかな十六時
943名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 00:50:26 ID:aEiVH3Ys
まだ使用してないキャラか……コンビニの店長さんとかかな?
944名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 01:24:16 ID:RrZbe1cf
いらっしゃい!いらっしゃい!!
ここはガンガンWingに連載されてた『まほらば』の二次創作スレだよ!
短編、長編!コネタにちょいと大声じゃ言えないエッチなSSから健全な物まで!
どーんと来いってもんだい!!

おっと、基本的にsage進だからsageを忘れてもらっちゃ困るよ〜!!

〜保管庫や過去すれ類似スレ紹介をここに。〜

次スレは>>970を踏んじまった奴か、容量が470KBを越えた時点でキリの良い番号踏んだ奴がやってくれい!!

辛口の評価から、GJまで色々と取り揃えてSSをお待ちしてるぜぇ!!

おっ!梢ちゃん!!

梢「あら、八百長のオジサン。」

梢ちゃんの為にコイツを取って置いたぜ?
ちょいと値は張るがコイツを食べたら其処らの梅干しが食べられなくなるって、代物だ!!

梢「えっ!?普通の梅干しが食べられなくなってしまうんですか!?………う〜〜ん……。それは困りますね〜〜」

あっ?ちょ、こ梢ちゃん??



――――――――――――――

こんな感じで如何でしょうか?
ヘヴンイレブンの店長さんはろくに喋っていないんで、八百長のオジサンで。
945名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 02:30:07 ID:aEiVH3Ys
>>944
もはや八百屋でない事にわろたww
946名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 17:31:12 ID:FEpvTJO+
このスレのテンプレ作者が影から見ているようです。

前スレの話から言うと、主要キャラでも沙夜さんとか水無月家とか色々残ってるよと職人さんに進言してみる。
947名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:17:58 ID:FEpvTJO+
あ、>>944がもう作って下さってたのか
948名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 10:55:53 ID:xF0sBAaR
944ですが…あれでよろしいんですか?
949名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 13:07:15 ID:gQLVYcNl
まほらば〜さわやかな鳴滝荘・・・かも十六時
もうすぐクリスマス 誰かクリスマス白鳥×梢で書いて欲しい
950名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 18:23:15 ID:xF0sBAaR
>>949
確実にクリスマスを過ぎても良ければ、今から書き始めますが…( ̄△ ̄)
951名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 19:25:07 ID:gQLVYcNl
950
お願いします
952名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 20:12:47 ID:L9+NhTnt
>>950
頑張れ

自分も書いてみようかなと思ったけどネタがないや((´・ω・`)
953名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 20:28:38 ID:gQLVYcNl
952
クリスマスで白鳥×梢でエロで書いてみてみればもしくは桃×柴羽など
希望で
954名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 22:06:45 ID:E1DSTV3o
この流れだと梢ちゃんの誕生日かクリスマスには新スレ立つかなぁ
>>950-953の流れで「じゃあ僕は翼×みっちゃんをk(ry」と思ったけど
まだ投下したSSすら完成させてないのに無理はしないことにする。

しかし何かしたい。
955名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:22:54 ID:voHU7NQT
しまったー!
梢ちゃんの誕生日忘れてた。
何か書けるか…俺!
956名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:35:11 ID:UHX4ZXb0
955
がんばれ
957大切な人への贈り物:2007/12/22(土) 01:15:11 ID:J1XMMv+r
12月20日(木)
最近白鳥さんの様子がおかしいんです。いつもだったら「梢ちゃんのご飯おいしいね。」と言っておかわりをしてくれるのですが,今日の夕食では無言のままでした。食べ終わったらすぐにご自分の部屋に閉じこもってしまいました。
つい先程も,リンゴパイを作ったのでそのお誘いに行ったのですけれど,後でと一言で返されてしまいました。
一体どうしたのでしょうか……。やっぱり,白鳥さんの様子がおかしいと私も心配です。何か悩み事でもあるのでしょうか。早く白鳥さんが前の様に元気になったくれることを願っていま


「梢ちゃ〜ん,何を書いてるですか〜?」
「た,珠実ちゃん!?いいいいつからそこにいたの!?」
「それを書き始めた所ですかね〜♪」
珠美ちゃんはすごい。いつも気付かない内に部屋に入ってこれるみたい。
「それにしても……日記で敬語だなんて,梢ちゃんらしいです〜。」
「だ,だめだよ見ちゃ……。」
「大丈夫ですよ〜。私は人の日記を見る趣味はありませんから〜。」
良かった……。さすがに白鳥さんの事を書いた日記なんて見られたらはずかしいもんね。……あれ?でもどうして見てないのに珠実ちゃんはこれが日記ってわかったんだろう?
「ふふふです〜♪」
「た,珠実ちゃんー。」
「日記を書く邪魔になりそうなので出て行くです〜。」
笑いながら扉を開けて,珠実ちゃんは私の部屋から出て行った。ば,ばれてないよね…?そう思う事にして,私は寝る為にベッドへと足を運んだ。



後日……。


チッ,チチチチチィ……
と小鳥達の鳴き声。私の部屋には窓が無いから陽射しは入って来ないけど,それを聞いて今が朝だということに気がついた。けれど,何時かは分からないので私は時計を見る。
………………!?大変!もう8時だなんて!!このままでは学校に遅刻しちゃう。
うっかり寝坊してしまったようで,こんな時間になってしまいました。私は素早く服を着替えて,朝ご飯を作りに炊事場へ急ぐ。それにしても…何かを忘れている様な……。と考えている途中で白鳥さんと会いました。

「あ,梢ちゃんおはよう♪どうしたの?そんなに急いで。」
「お,おはようございます!つい寝坊してしまいまして……,早くご飯を作らなきゃ…。」
「そうなんだ………あれ?でも梢ちゃん。」
「は,はい?」
「今日から冬休みって,梢ちゃん昨日言ってなかったっけ?」
「え……?ああっ!」
そうでした。昨日20日から青華短大付属高校は冬休みに入ったんでした……。色々考えていてすっかり忘れていたのかな……?
「すいません,お見苦しい所を。」
「忘れてたんだ。人間誰でもそういうときはあるよね。」
私はこのことを忘れていたのでしょうか?他にも何かを忘れているような気がするんだけれど……。でも,まずは朝ご飯を作る事を優先に考えないと。
「あ,白鳥さん。もう朝ご飯は食べてしまいましたか?」
「ううん。今から食べようと思ってた所なんだ。」
「じゃあ今からすぐ作りますね。少し待ってて頂けますか?」
「もちろん!その間に部屋で課題でも頑張ってるよ!!」
「はい!頑張って下さいね。」
今気がついたけど,白鳥さんの目元には大きな隈が。ああ,白鳥さんは課題に集中してたから,最近おかしかったんだ。そう言えば,去年も課題が多かったですものね…。なら,よりおいしいご飯を作ってあげよう。
私は自分の中でそう結論を出して,すっきりとした気分で炊事場へと向かった。

「よし,できた♪」
今日のご飯はどれも白鳥さんの好きな物。疲れてる時にはおいしい物を食べれば元気もでるはずだよね。ご飯ができたことを伝える為に,私は白鳥さんの部屋へと行く。
958大切な人への贈り物:2007/12/22(土) 01:16:03 ID:J1XMMv+r
「白鳥さん。朝ご飯できましたよ〜。」
返事は無い……。居ないのかなぁ?とりあえず,中の様子を見る為に部屋に入る事にする。
「入りますね。」
かちゃりと音をたてて扉を開ける。そのまま部屋に入ると,何かの作業をして居る白鳥さんが居た。とても集中しているようで,私には気づいていないようみたい。
「課題をやっているんですか?」
「ん〜,編み物かな。」
違った見たい。でもさっきは課題をやると言っていたのに……。それにしても,まだ気づかないみたい。白鳥さんは何かに集中すると周りが見えなくなってしまうタイプでしょうか?
「何を編んでいるのですか?」
「ちょっとマフラーをね。」
「マフラー…ですか?」
「うん。最近寒くなってきたからね。」
「自分でお使いになるんですか?」
「ううん。梢ちゃんの誕生日プレゼント。去年は大きなぬいぐるみで,今年をそうしようかなと思ったんだけどね…。今年はすごい冷えるみたいだし,梢ちゃんには寒い思いをして欲しくないからね。それに,いつも梢ちゃんにはお世話になってるしね。」
そうか……,忘れていた事でもう一つ。今日は私の誕生日だったんだ。最近は色々と忙しくてすっかり忘れていたのに……白鳥さんはちゃんと覚えていてくれたんだ……。
「でも,朝美ちゃんにちょっとだけ教えて貰って編んでいるから。すごく雑なんだよね。こんなので梢ちゃんが喜んでくれるのか心配で……。」
「そんな……,とてもうれしいです。私の誕生日も覚えていてくれましたし。」
「そりゃもちろんだよ。大好きな恋人の誕生日を忘れる事は絶対に無いよ。」
「し,白鳥さん……。」
本当にうれしい。私の事を,こんなにも思っていてくれて。
「とにかく,誕生日パーティーまでに完成させないとね。」
「ありがとうございます!」
「どういた……し…まし……て?」
白鳥さんの顔がみるみると真っ赤に染まっていく。もっとも私の顔も真っ赤なんでしょうが。
「こ,梢ちゃん……居たの?」
「…はい。」
お互いに,胸一杯の恥ずかしさで何も言えない。しばしの沈黙。見つめ合う恋人同士。そこで最初に口を開いたのは私の方だった。
「あ,あの……。」
「え…?」
「ごめんなさい。秘密にしていた様な事を先に知ってしまって……。」
「いいんだよ。しかし,去年もばれたからなぁ。梢ちゃんには隠し事ができないのかもね。」
「え,ええと。本当にありがとうございます。」
「えっ?」
「私の事を思って,そんなに隈ができるまで作ってくれて……本当にうれしいです。」
(ばれてたのか………。やっぱり梢ちゃんに隠し事は無理なんだなぁ。)
「ばれちゃったけど,喜んで貰えて,僕もうれしいよ。」
「良かったです…。」

「………………。」
「………………。」

またも無言になる二人。そして,そのままお互いに顔を近づけて行く………。
二人の唇が重なる瞬間,

ガチャ

「梢ちゃん!みんなも集まってるし,あなたの誕生日パーティーをやるわよ〜!!」

私たちと,ドアノブを握りしめて固まる桃乃さん。私はその時,時が止まったかのように感じました。

「あ,あのごめんね……。失礼しましたー!!」
残されたのは私たち二人。
「み,みんなも待ってるみたいだし行こうか…?」
「は,はい。」


その後は,皆さんとわいわいと騒いで,とても楽しい時を過ごせました。
色々と考える事はあったけれども。
また来年も,こんな楽しい誕生日を過ごせたら…と,私は思いました。
959something:2007/12/22(土) 01:20:13 ID:J1XMMv+r
>>955です。
時間過ぎましたがもったいないので投下させて頂きました。
実はこれ,時間なかったがために他のスレに投稿した奴の改良&まほらばに変換したものなんです。
ほとんど原型とどめてないのでそのスレで見た方も分からないと思いますが。

梢ちゃん視点ですが,色々口調も間違っていると思います。
辛口評価待ってますw
960名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 17:24:53 ID:jRxDM/Zp
>>959
年末に素敵なSSをありがとう
961名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 17:33:04 ID:+qdccTOO
>>959
GJ!
誕生日誕生日しているものが最近なかったので至福。
辛口とのことですが、会話の描写も展開も自分は大好きです。
気になったところとしては会話じゃない文が説明口調かな、と(青華短大付属高校は〜等)。
あと、投稿するときにはもう少し改行で見やすくしてもらえると
もっとテンポよく読めたと思います。
ただただGJでした。


ところでせっかくこの時期なんだし、新スレ作成は25日00:00:00を狙ってみない?
962something:2007/12/23(日) 20:52:24 ID:R+o0M/wb
>>961
詳しいアドバイスどうもです。
説明口調だとは友人にも言われましたw

この経験を生かしてクリスマスにはより良いものを書いていきたいと思います。
しかし時間あるかな?

963名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:17:52 ID:9SRFqebv
>>961
>新スレ作成は25日00:00:00を狙ってみない?
やりますか?
964名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 13:17:50 ID:pT1lJhIB
>>963
もうすぐだけどいけるかな?
あ、自分やったこと無いのでちょっと…
965名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 13:17:54 ID:pT1lJhIB
>>963
もうすぐだけどいけるかな?
あ、自分やったこと無いのでちょっと…
966名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 13:26:47 ID:pT1lJhIB
何かエラーが。
すまない
967名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 15:37:55 ID:9+uQGXTV
>>966
ちゃっかり狙いましたね?
968名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 15:37:58 ID:9+uQGXTV
>>966
ちゃっかり狙いましたね?
969名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 15:39:06 ID:9+uQGXTV
何かエラーがすまない、俺もエラーだ。
970名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 23:36:02 ID:/M5lEPeK
>>966>>969
お前ら、謀ったな!?
971961:2007/12/25(火) 00:13:31 ID:itaB26Ya
まさか言いだしっぺの俺が立てるとは思わなかった…。
仕方ないから新スレ作成しようとしてもはや投稿するだけのところまでいったら
突然ブレーカーが落ちてアボンorz

残り2分で急いで作ったけれど34秒も過ぎちゃった上にチェック入れてないからミスがあったら本当にゴメン。
先に吊ってきます。

テンプレは>>944
タイトルは>>942を採用させてもらいました。
クリスマスにピッタリのスレタイだと思います。八百長のおじさんは……まぁ、ともかく。

ところで>>1>>2でIDが違うのは何でだろう。
972名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:40:27 ID:ABBn93f2
てか新スレのURL貼ってナッシング
973名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:13:29 ID:aRZFXCnd
974名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:51:58 ID:m7Cj5RYl
角煮どうする。立て直すなら立ててくるけど。
975名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 19:15:51 ID:agdDoNEP
角煮知らんうちに落ちてたのか・・・
976名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:21:34 ID:OFAMExJF
大規模荒らしが発生してスレ立てまくってほとんどのスレが流された
とりあえず、事態が終結するまで待った方がいいような気がする
977名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:29:04 ID:mED7z/2N
ま、最近は保守か雑談だけだったし、もうこのままそっと眠らせてあげるのがいいのかもしれん。
978名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 02:45:13 ID:aWMaAW4z
ところで、
次スレでも出てたけどさ。
まとめサイトってどうなるかな?
最近更新されてないし、
しかしだからと言って新スレも立ったし放っておくのも何か悲しいし……。
979名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 09:51:43 ID:9+anO6Xn
どっち?まほログのこと?
980名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 14:06:40 ID:lzvEo9w9
元祖まとめサイトの事。
多分、もう復活は無理だよね。

スレのdatと作って良い場所を教えてくれれば、俺が保管庫でも作るのだが。
981名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:43:41 ID:E/X8kQ1B
もうwikiでいいんじゃね?
982名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:14:33 ID:8o7wzjFa
wikiの話は前にまとまったと思ったんだけど結局どうなったんだ?
983名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:57:45 ID:mwR6RZZO
とりあえずまとめサイトに関しての議論をしようか。
984名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 02:59:23 ID:S3kuCOVC
>>972
何か忘れてると思ったらそれだ。
本当にすまない。誰か丈夫なロープをくれ。

>>983
俺はあってもいいと思うし、前からテイル氏も含めて
wikiには賛成の流れだったと思うんだがはてさて。
あと15レスでまとまるかな。
985名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:02:37 ID:222ZWHmQ
痔スレでいい
埋め草作るにしても15レスはたりなすぐる
986名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 03:35:30 ID:N1rnNDzc
ttp://life9.2ch.net/test/read.cgi/body/1198616358/
痔スレで話すとのことなので
987名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 20:21:36 ID:Vuh7Q7BI
こんなのあったのか、痛切だ
988名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:43:56 ID:OwtjI5JN
A案

>>980みたいな時間に余裕のある人に頼む。

B案

wikiみたいのを作る。

C案

もうどうでもいいよ。

早く決めて埋めようぜ。ちんたらしてたら次スレ落ちるぞ。
989名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 15:09:05 ID:h9xSUsOa
とりあえず埋め
990名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 20:13:18 ID:nXrvoiMb


いや、埋め
991名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 21:56:23 ID:cBRXdLRo
あれ、マイドキュに書きかけのssが…

いや、埋め
992名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 22:50:55 ID:zwTb8R1p
いや、埋める前に>>988について意見ぐらい出そうぜ
993988:2007/12/31(月) 00:14:18 ID:uWo6L5qt
とりあえず埋めちゃうか。議論は次スレに持ち越して。
994名無しさん@ピンキー
そういばクリスマスの白鳥×梢のエロはいつできるのだろう?