まほらば〜鳴滝荘のほんわかな十一時〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ぐうたら ◆7b9DL4hJvA
ここは月刊ガンガンWINGで大好評連載中の『まほらば』の二次創作作品を投稿する場所だ。
小話程度のSSから大長編までジャンルは問わないぜ。
君にできることは何か? 君だからこそできることは何か?
それは―ズバリエロ! 君のものすごい劣情!! それが紡ぎ出すものすごいエロ妄想!
その全てをテキストに叩きつけて出来上がったものこそが君の「作品」であり君のアイデンティティー!
君の無限にわきあがるエロ妄想を市場の広い文章で表現!!
ちゃねらーのコカンを直撃! わしづかみ!!

もちろん非エロでもOKだぜ。

前スレ
まほらば〜鳴滝荘のさわやかな十時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1130501994/l50

過去スレ
まほらば〜鳴滝荘のにこやかな九時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127612572/

まほらば〜八時だよ!鳴滝荘全員集合!〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125935317/

まほらば〜鳴滝荘のしとやかな七時〜 (804レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123903476/

まほらば〜鳴滝荘のなごやかな六時〜(890レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122299842/

まほらば〜鳴滝荘のにぎやかな五時〜(913レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120612364/

まほらば 〜鳴滝荘のうららかな四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119067293

まほらば 〜鳴滝荘、ほがらかな三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117367671/

まほらば 〜鳴滝荘、2時…、かも。〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113669362/

まほらば 〜鳴滝荘での一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106131763/

原作スレ
小島あきら まほらば29号室
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1130250186/l50

まほらば小島あきら 第9回鳴滝荘お絵描き大会
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1129214080/l50

保管庫
まほログ(管理人:テイル氏) ttp://blog.livedoor.jp/maholog/
まほらば 二次創作保管庫(SS&CG) ttp://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/index.html
修正SS用うpろだ(管理人:ヘブン氏) ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/upload.html

次スレは>>950さんが立ててくれよ。
容量が490KBを越えた時は、レス番号の切りのいいやつが立てるのがセオリーだ。
これらのルールを守って、めくるめく妄想ワールド全開な作品を期待しているぜ!
もちろん、非エロSSもガンガン投稿してくれよな!
2名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:03:00 ID:86ux6I1Z
2get
3名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:39:17 ID:lC0Qv2At
 .‐+‐  .l  |   /_ 、、 、  _  _ 二 _ -─‐、、 __l__、、       ‐+‐   l     ┼─   {1 {1
  |-ノ、 |,   | ´/  ', ヽ  >'´      !      _\  |   ヽ ‐┼‐  |    /  ─   ||. ||
 (__|/ ノ  .ノ  / 、/   (__    ノ (__  ( __   ヽノ    (二ト、  l _ノ /   、_  o o
             __、,_ 、
        _,.、‐ニ、: : : : : `ー、                                    /⌒ヽ
         >: : : : : : : : : : : : : : :ヽ,                                  /    l
        'l: : : : :ハ、、ヽ、ヾ、: : 、: :l`                           _, 、.. , _ /       |
        1:l|: :/´ _` `-‐-\: l_:.ト r-、 -─- 、                   /: . : . : . ,、 l`'ー-、  /
        ´`ヾl '´   -─ |:.| )!´:::::::ヽ、::::::::::::`ヽ.      ,、 -──- 、 /:/: . : /:/: /:.|/|: . ヽヽノ
           |l,'"´ '^' ´   レ|'/::::::::`::‐-::ヽ::::::::;::::ヽ   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽl: . |ノl´:|`ト` `'|,、l: l: ´l
           |ハ  ハ   ,ィK'|::::l:::/lハ/トl::|,ハ=ヽヽ:::|  ,':./:.:l:.:.|:.|ヽハ:.:.|:.:.l:.:.:',l: |:|'寸j;ト、  ´_|:|: |: ソ
             ` ‐ir- '´ | |レ;.|::| ィひ ` ひトレ|: |   |:.{:.:.l|'´_l|` ´lレ_`ト|:|.l:|: . | └' _ iソ 1ハノ
             _/゙|   /  | ヾl`! ヒ:.l   ヒ::l .'ノ |  ヾ、l;|〈レ::l`  レ:::}〉lソノ|:.: | 下.、_`ー i从
           / l  ト-- '|  !. ノ:ヘ   ー  人l:::|  ノfl`l ゞ'' _ ー'' ハf|`ヽ;.> `_´,、イ:./
          /   | |  / , ---、ハ:::>r-- ;介:::ハヾ、 >'ヽ,人~  、 ノ ~人|l ヽ〈``ヽ1` ヘ_:〈
          /   | |  /  lo` ´ol!.,、r| |  :| ト、    `ィ |:.:.|:.` i ー l´:..|:||:|><´ ∧|/||、 `
         {/ヽl   | | /  、ゝ W/ .|∧|、__,ノ|∧| ヽ、  |:.:|:.:.|'^l´ _  〉、::||:.:|  ∨ ヽ、´lト、〉
         |  |  | |/   /`l ハ    `| ̄ ´     ハ  j、;|:.:.| ヾ  / fニl、_,|ヽ l    \7 ヽ.
         l  |  | /  /  `l Y     !      |  |, |  l:.:.|ヽ__∨∠ヒ' / .| | |!    - 、ヾ ,.ハ
          !  |  / / 、_l` |    |       !  | |  '、|´ 仁}  l|/! ト, |ノ `´    ,| ノ
         |  / l  〈     |  |          |  | |   |`: :   ノ`ソ.ノ  | |      f::| !
          | {  |   ヽ     |  |             |  | | ‐、|/l'´| rニl   || |ヽ , ..... ,,_|:::| .{
        l  ヽl─-ヽ-┴─‐|  |            |   ||  ´  | |//   /|‐`/:.;:.:.:.:;:.:::.`:.ヽ、
         !  |´ ̄ ̄二_ ̄ ̄.|  |             |  ||   _  |__|/ゝ、 /:.:| /:://:.:./:.:./:.:.:.l:..:.:ヽ
        l   レ:::´::::::::::::::`ヽ. |  |     l      |   トv´ ̄`´//  ´ |、:.:.:./_::./`^'ヽ/:./:.:/:.|:.:l:.}
       / /:::::::::::::::、:::::ヽ:l:::::::|  |  ‐ :.:.:l.:.:.:...   |   レ/   .//     | ヽ/:(ぅ' ⌒ヽ  ` ヽ/:./::l
4名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 01:40:00 ID:lC0Qv2At
       | i::::::::ヽ::::ヽ、,ゝニ':|:::::/  |    :.:|: .      |   / |  //、    | ヽ:.:.ヽ  _  ´゙ヽ ハ:ノ
       ヽ,{::::l/:|ハヽ|`_,、zヒ;i|::::|─ |     /\   ,、|、-‐〈_,l、./: ´,=-   |  _| .:.:ム '、.ン   /:. | |l
        ヽ;:i::,レz、   ゙ー '|::::|__|  ∠二、: . `ゞ´、ハ:.ヽ.\: ヽ: .´ ̄',.   |r'´_゙シ  _`/二:.´:.:.ノ|_|〉
          | ヾ´    ,|::::l:\;|   /!: . : . :/:l: .|┴ヽヽ:ヽヽ: ',: .ヽ: .:',_ィl´  \/f二O'〕:.:.く-/|
          |::::::`ー_--イ:|:::::| ̄||  //l: . : . i: .l: :|'ニ;  i,ユ|ト: .|: .、.ヽ: ', ー|  、  | ゝr‐‐〈 |:.:./ l|
          |r─l/| |´__,,|:::::|/|ヽ/ |:i: . /:...|:.レiオiJ|   |i:Jト|ハ: . ': . '; ', ハ   | /、 ソ  l |::`ヽ|
          |マ‐/ i ヽ|::/|:::::| /|  |'|: .;': . :/ ∧ゞ'' _ ` ''∧: . : l: . l:リ〉:|  >l´ /   } |::.:.:/
          |:/n! |-‐lコ、´ノン / |   |: ; : . /  ゝ 、.'、_,ノ ィ| ヽハ| :..:.ソト;::| /  l|∨ ノ   ソ. |:::.:.ヽ
          |:| ヨ | /|::ト _〉  :  |   ヽノ、/   /{| 二_|!ヽ、  | |ヽ/ |:〉|:|   Y |   /  ト、:.:ノ
          |::ヽヽ|l`|:::`|  l |  |  :   | ,/ヽ、 ヤ‐‐/ / ヽ||__ト;:/ゝ、_|/   {  |':.:.:.:ヽ
          |/、||ヽ,|:::::|  | .l   |  |    | |´ヽ| `ヾ、/ '´_/,'  ||====:Y 、      ヾ  |>:.:.く
          ヽ i  トソ!::::| l l_|ー‐|_| ___.|__l_ `'|´}‐_l´ l´ ヽl|   |  ヽ      '、  |:.:.:.:.ノ
           |-‐ニ/ /::::`l´_  |   `l  ト─ヽ─r-' L__`ヽ,`ヽ  |!.| ,_| ´ `   ー -‐ \|:.:.く
        _,、イ二_|´::::/<´ l -ヘ  |  Kー‐'  ´ゝ |  | _`_´  |. | / /  r‐-r、、  ヽ  ヾ:.::ノ
       /' ´ ̄ ,、 '´r‐_' ´-, 〈´-‐、 |  | ´二| |  |  '´,-─ ヽ / /`ー`ニ  LノJ       ヾ.
     /´, -‐    /r‐ _''"、 〈´  |  | / ∩ `ヽ  ̄´    } }/ / _ / /`¨`    ヽ   '、
      {/       /  `´-‐ ゝ  ̄ヽヽ フ、__∪_ノヽ/ ヾ、ー‐ ' _ ノl  { / r 、 /        '    ',
     ヽ      ノ   { (__) ノ`ヽ/_ ̄  -────‐- ̄  _ ヽ-ヘ, じ ,、 ヽ       }  丿
      `ー- '"──ーーゝ--- '─ '^        >>1乙      ` 、 }  ̄  `´ー─-- - ´-- '
                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄l ̄ ̄
                              \     !    /
                                ` ー ´` ー '
5名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 02:21:58 ID:k6vcPLHe
微妙に5get
6名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 07:21:42 ID:y63CdbS1
7名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 07:49:10 ID:Tz54lPEj
>1
が見えない。
8名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 09:07:46 ID:ZaRP6+HK
age
9名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 14:42:15 ID:u4k8keb/
昔のまま成長した珠実と隆士で一本(非エロ)書いたので、
誰もいないうちに投下します。

誤字脱字その他は後で教えてくださると嬉しいです。
10昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:42:59 ID:u4k8keb/
全校生徒の前で渡される表彰状

鳴り響く拍手…

返される満点の答案用紙

友人の賛美の声…

普通の人なら誰でも一度は欲しいと思う努力の証…
しかしそれらは彼女のココロを満たすには及ばなかった……。

「珠実ちゃん、また100点?!すごいねぇ〜!」
「…そんなことないですよ。」

彼女の友人が話しかける。彼女は愛想笑いをしながら返す。

彼女の名前は茶ノ畑珠実。
青華短大付属高校に通う二年生。

誰もが一度は触れてみたいと思わせる茶色の長髪。
何があっても絶対に動揺を見せないであろう茶色の瞳。
そんな容姿の彼女は友人曰く"お淑やかで可憐な少女を絵に描いた子"。

目立つのは容姿だけでなく学問、運動、芸術面でもだ。
学校のテストなんて彼女には意味は無い。
彼女は何でも出来た。

彼女には"何でも出来る"才能があった。

誰もがそれを欲するため日々努力してそしてその果てに勝ち取るものが才能として彼女には初めからあった。
しかし彼女はそれを自慢することもましてや喜ぶこともなった。
正確にはそれのせいで出来なかったのだ。

わからないことには興味が涌く。わかりきったことには興味なんて涌かない。

大抵の人の日々は前者ばかりである。
絵で喩えるなら"わからないこと"という名の真っ白で大きなキャンバスに喜怒哀楽という絵の具で色づけすることができる。
しかし彼女ははじめから後者が少し多すぎてしまった。
"わかりきったこと"という名のにはもう絵も、キャンバスの大きさも決まっている。手を加える余地がない。絵の具から色を出す

必要がない。
彼女の絵の具は使われることは滅多に無かった。使われないからキャップは固まってしまって今では思うように上手く色が出せな

い。

いつかは真っ白で大きなキャンバスに思いっきり絵を描けるだろうか?

そんなことを時折彼女は考えていた。
11昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:44:23 ID:u4k8keb/
私はいつもの様に学校へ向かって歩いていた。

角に差し掛かったその瞬間、

ドンッ!!

と見知らぬ誰かとぶつかってしまった。
向こうは走っていたらしく私は尻餅をついてしまった。

「あッ!!ご、ごめんなさい!!ちょっと急いでで…。大丈夫?どこか捻ったりしちゃった?」
「い、いえ。大丈夫です。」

そう言って立とうとした私にその人は手を差し出した。

声や服装から見るに男性だった。私より背が高く175くらいといったところか
顔はどちらかというと女顔っぽいカワイイかんじだった。

私はその手を取り立ち上がった。

「ほ、ホントごめんね…。あッ!!もうこんな時間!!そ、それじゃ…!」

そう言って彼は「折檻がぁ〜!!」と叫びながら走り去ってしまった。

こっちも謝罪する間もなかった。
歩き出そうと一歩を踏み出すと何かを踏んだ。

足元を見ると、それは筆だった。

さっきの人の…?

不思議とそんな気がして私はその筆を鞄に仕舞った。

「もう会うわけないのになにやってんだろ…。」

そうボヤキながら私は再び学校に向かって歩いた。
12昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:45:15 ID:u4k8keb/
授業と授業の間にある休み時間、教室移動以外の時はその筆をついつい取り出し眺めていた。

ずっと昔から使っているのか金具には絵の具が詰まっている。
だけれど決して乱暴に使ったような痕はなくこの筆からはあの人の思いみたいなのが…って私は何を考えてるんだろ。

あの人のって決まったわけでもないのに、勝手にあ、あの人のお、思いだなんて…

やめよう。やめよう。普通道の上で拾うはずない筆を拾ってしまったからちょっと興味が涌いただけ。それだけのこと。

いつの間にか周りのみんなはお弁当や購買で買ってきたパンやらを広げていた。
私もお弁当を広げ、そしていつもどおり何人かの女子がやってきて一緒にお昼をとった。

食べてる最中、今週の日曜日に開かれる絵画展覧会の話になった。

「そーいえば、珠実ちゃん日曜の展覧会で学校代表で何人かと一緒に絵を出すんだったよね?」
「そうそう!センセー言ってたけど凄いよね!!」
「うんうん。珠実の才能は芸術でも発揮されるわけだ。学校も鼻が高いでしょう。」

みんなは口々に凄いよねーとか言っている。

「ありがとうです。でもそんなことないですよ。それに展覧会が終わった後、出展者は受賞に関係なく表彰式に出ないいといけな

いから折角の日曜日がパーですよ。」
展覧会も賞も本当のところ興味がない。まぁ日曜はどの道習い事で潰れるので変わりはないのだけれど。

「うはー、こーゆーの自慢するヤツってムカつくけどタマミーみたいにまったく自慢しないのもなんだかなー」
「まぁまぁ、驕り高ぶらないのが珠実のいいところなんだからさぁ、な?」
「まー、そーだけどー、少しはその喜びを身体全体で表してもいーんじゃなーい?」
「そ、それって全然少しじゃない気がするよ…?」

とみんな他愛もない会話をしている。そんなみんながまた私に

「あ、それと珠実さ、休み時間になるとずっとなんかペンみたいなの眺めてたけどどうしたの?」
「えッ?そ、それはその…。」

私はみんなに今朝遭ったことを話した。

「そーか、そーか。すらっとしたカワイイ系の青年か〜…。いいんじゃない?」
「なっ、何がですか?!」
「いやいや、珠実は気にしない気にしない。」
「へー、いいなぁドラマとか映画みたーい!」
「タマミーも色を知る歳かぁ…。アタシなんか寂しいよ…。」
「あー…、なんかメンドイから突っ込まないで置いて。それでさ、その筆はその人のってこと?」
「…た、たぶん。確信はないですけど…。」
「そっか…。とりあえずその筆大事に持っておきなよ。もしかしたらまた運命の巡り会わせで合えるかみしれないからさ。」
「は、はいです。」

私は流されるまま何時現れるかわからない落とし主の筆を預かることとなった
13昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:47:22 ID:u4k8keb/
時間は飛び日曜日。例の展覧会の日が来た。

私は制服に手を通し鞄をとった。

ふと机に目をやるとあの筆が置いてあった。
私はその筆をなんとなく鞄に入れ玄関に向かった。

美術館は隣町にあるそこそこ大きいところで、しかも結構な数の人が来るらしい。
まぁ、そんなことはどうだっていいのだけど…。

電車に乗る。窓から見える空。今日は生憎の曇りで灰色の空だった。

「私みたい…。」

ボソッと呟く私。
くだらないことを言っているうちにもう美術館についてしまった。

私は受付に行き、出展者の目印のバッジをつける。
結構凝ったデザインでこれも出展者のプレゼントの一つだと説明された。

折角来たので私はしばらく館内を見て回ることにした。

美術館丸々一個が会場なので作品も様々だった。
有名な人物肖像画や風景画(ちなみに私はこれで出展している)、陶芸、版画、絵本なんてものもある。

私は絵本作品が展示されているところへ向かった。よく分からないが無性にその場所へ行きたくなった。

展示されている絵本を一つ手にとって読んでみようと思い手を伸ばしたら…

誰かの手と触れた…。

「あッ!!」
「あッ!!」

私と相手の声が同時に漏れる。

すると相手の方が
「す、すいません。どうぞ」
と絵本を渡しながらこっちを見た。
14昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:48:19 ID:u4k8keb/
「ど、どうもありがとうございま……ッ!!」

私も絵本を受け取ろうと相手の顔を見た。
そのとき、私の心臓が


ドキッ


と自分でも驚くほど高鳴った。


彼だった。あの時、あの朝、私とぶつかったあの人。


私は突然のことで何がなんだかわけが分からなくなってしまった。
何か気になっていたことがあったのに……

私がパニクってると彼が

「もしかして…、あの時の子?お、憶えてないかな?僕のこと?ぶつかっちゃって…そ、そうだ!だ、大丈夫だった?!」
「え、!!あ、はい…」

むこうも驚いているのか、後半はもう私だと思って話している。

「あ、あの僕白鳥隆士っていいます。」
「わ、私は茶ノ畑珠実と申しますです…。」
15昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:50:28 ID:u4k8keb/
お互い落ち着いた(?)ところで自己紹介をする。


白鳥隆士…さん…


何かよく分からない気持ちが心に流れてる気がする。

とりあえず白鳥さんの胸に目印のバッジが目にはいったのでそこら辺を聞いてみる。

「し、白鳥さんも出展者ですか?」
「え?ああ、そうだよ。君もそうみたいだね。」
「はい。私は学校の代表の一人で。」
「へ〜、学校の代表かぁ、すごいね。」
「そんなことないですよ。本当はこんなのに出ても嬉しくも…って、す、すいません。」
「…僕も同じかな?」
「えっ?」
「僕も本当は賞とか貰ってもあんまり…、も、もちろん全く嬉しくないってわけじゃないよ?自分の努力が評価されたから喜ばしい

と思うし。
 ただ僕は賞よりも僕の伝えたいことが絵や話を通して伝わってそれを受け取ってくれる人が笑ってくれたり、感動してくれたり

したらこんなに嬉しいことはない…って可笑しいかな?」

ハハッと笑い少し顔を紅くして白鳥さんは話してくれた。

「そ、そんなことないです!何か分かる気がします。」
「そう?ありがとう。」

と白鳥さんは私に微笑んでくれた。


ドキッ


とまた心臓が高鳴った。

「え、あ、あのそ、そうだ!!白鳥さんに聞きたいことが…」
16昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:51:40 ID:u4k8keb/
何故か慌てた私はあの筆について聞くことにした。
ゴソゴソと筆を取り出し聞いてみる。

「この筆もしかして白鳥さんのですか?初めて会ってぶつかってしまったとき落としたんじゃないかと思って…」
「あ、ありがとう!!これ凄く大切な道具の一つだったんだ!本当にありがとう!!」

そう言って白鳥さんは筆を受け取り大事に仕舞った。

「思い出の品とかですか?」
「うん、僕は今絵本作家を目指してるんだけど僕がその道に進むって決めたとき両親が贈り物としてくれたんだ。」
「そうだったんですか。手元に戻ってきてよかったです。」
「うん、本当にありがとう。」
「白鳥さんは絵本作家志望ってことは今日は絵本で出展してるって事ですか?」
「本当はそうなんだけど、まだ完成してないんだ。僕の通っている学校の先生も焦って完成を急ぐこともありませんって言ってく

れたから今回は登場人物の絵で出展したんだ。」
「その絵見せてもらえませんですか?」
「えッ?!い、いいよ。」

と白鳥さんは何故か少し動揺しながら案内してくれた。
17昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:52:53 ID:u4k8keb/
絵は女性の絵だった。茶色の長い髪が描かれていて、微笑んでいた。
どこかで見た気がするのは気のせいだろうか…

それよりも私はこの絵に惹かれていた。

彼が言ってたように彼の気持ちが伝わってくるような…

とてもとても温かい気持ちが…

「ど、どうかな…?」
「す、すごく上手です!!言葉では表せないくらいすごく…!!」

本当にそうだった。

言葉では表せないくらい美しくて優しくて温かくて…

そんな感情が私のココロを満たした気がした。

これだった。

今まで私が探していたもの。

やっと見つけられた気がする。

「あ、あの!し、白鳥さん!!」
「は、はい!!」

私は彼のことがもっと知りたかった。こんなにも素敵なものを伝えてくれた彼のことを…。

しかし、無情にも展示時間を終了するアナウンスが流れ私たちは受賞式に参加した。

白鳥さんは準優秀賞を取った。

白鳥さんが客席に振り返って一礼したとき目が合った。

やはり高鳴る心臓。

これってやっぱり……。

部門が変わり、私が出展した部門になった。

「風景画部門最優秀賞、青華短大付属高校二年茶ノ畑珠実さん」

私は壇上に上がり表彰状を貰う。

振り返り一礼する。

皆が拍手する。
白鳥さんがいる。
優しく笑っていた。

私も白鳥さんを見て微笑む。
18昔珠×隆士(仮):2005/12/28(水) 14:53:48 ID:u4k8keb/
二つわかったことがある。

一つは私にも絵は描ける。
真っ白で…、大きな…、まだ見たことない…、キャンバスに…、思いっきり…。

そしてもう一つ

私は、白鳥さんのことが…

好き…

まだ出会って少ししか経ってないけど、
もっと、もっと彼と一緒に過ごしたい。
彼と楽しいことや好きなことを見つけたい。

式が終わってから閉館の時間まで少ししかないけど私と白鳥さんは一緒に館内を回った。

いろいろ話した。
お互いのことや彼の絵本のこと。

そして時間となり、お互い帰るため美術館を出た。

私はさっき言いそびれたこと話す。

「あの、白鳥さん…。」
「なに?珠実ちゃん。」
「わ、私、もっと白鳥さんのことが知りたいです!白鳥さんと一緒にもっともっと色々なことを見つけたいんです!だから、だから

また二人で、二人だけで…!」

たぶん私の顔は真っ赤だったと思う。

いきなりこんなことを言うからきっと彼は驚いていると思う。

しかし彼は笑顔で、

「うん!僕も珠実ちゃんのことが知りたい。珠実ちゃんと二人で色々なことを見つけたい!」

そう言ってくれた。

お互い顔を真っ赤にして微笑む。




今日は私にとって忘れられない日となった。


そしてこれからはもっと忘れられない大切な日々を過ごしたい。



彼と一緒に―――
199:2005/12/28(水) 15:00:51 ID:u4k8keb/
読みづらいところが結構あると思うけどそこはスイマセン。
初投下だから空気嫁てないところは教えてくれると救われます。

最後に
珠美がどう見ても別人です。
本当にありがとうございました
20名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 15:09:53 ID:/Pz/mHIL
>>9
GJ><
21イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2005/12/28(水) 15:14:06 ID:2mBpomuu
スレ立て乙

>>19
GJ!
梢ちゃんとは出会ってないのな(いや当たり前だけど
22名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 16:03:29 ID:TYXlKWZv
こういうIFものは二次創作の王道なのに
今までなかった悪寒。GJ。
23名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 16:19:04 ID:Gz8Xv3Gl
>>10
改行に気になる所があったが、内容は良かった。
GJです!
24名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 16:21:50 ID:Gz8Xv3Gl
↑ すまぬ、リンク間違えた

>>10-18これでしたorz
25名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 16:26:28 ID:Pi8PAFwX
乙です。
誤字脱字というか、改行がちょっと見づらいですがそれ以外は概ねよい雰囲気です。

やっぱ、珠実ものはいいなぁ…。
出会い編とのことなので続きも期待してますよー。
269:2005/12/28(水) 16:40:24 ID:u4k8keb/
改行はホント反省点です。もし次回があれば気をつけます。

労いの言葉がこんなにも嬉しいく思えたのは久しいです。
こちらこそ皆さんありがとうございます。

>>25
出会い編って言葉から察するにあの方ですね。
きっかけはあなた様のおかげです。ありがとうございます。
27名無しさん@ピンキー:2005/12/28(水) 18:14:02 ID:jLfV2UV7
>>10-18
改行はもう出てるけど、句読点も。「」の最後には。は付けないほうがよいと思うよ
28名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 02:20:25 ID:5I3a+2RI
埋まった
29名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 14:11:56 ID:IHY9KqLJ
とりあえず即死は回避したわけだ
30名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 14:29:06 ID:CDMeMWiX
ぐうたら氏がぁ〜……
さんざん煽り立てた名無し厨房がここに居座って
ここの為に一年もの間尽くしたぐうたら氏が去るってどういうことだよorz
31名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 15:03:54 ID:5I3a+2RI
それがこの世の摂理
32名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 15:24:58 ID:eOQa56is
このスレには未成年しかいないのだよ
33名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 16:01:03 ID:f2+IDpGq
ここ数日のぐうたらは大人だったな。
しっかりケジメをつけた。
俺たちは何も言うまい。

>>32
課題の人が確か21以上
34名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 17:49:02 ID:5I3a+2RI
仮に未成年でも言わないのが常識。
ぐうたらの敗因は、未成年同士で戯れてしまった事だな。
35名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 18:57:07 ID:A/njGvZ2
だな。馴れ合いが過ぎた
36名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 21:29:13 ID:t7MYQrWc
いい加減忘れようぜ
37ジズ:2005/12/29(木) 22:29:07 ID:6DIIBWwp
>>35
しかしだからこそ
ぐうたら氏もSSをたくさん書けたんだと
少なくとも俺は思うな。
38名無しさん@ピンキー:2005/12/29(木) 23:10:06 ID:XZDMsGB7
住人は都合が良すぎるな
職人もこれじゃ投下しにくいだろ
39名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 02:45:13 ID:ljKKKG8A
とは言っても、過去の事はどうにもならんからな。
漏れ達に出来ることは、過去の過ちから学び、数年後までこのスレを維持する事だけだし。



ようはSS読めればそれで良い。無駄レスはカットだ。
40名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 11:34:37 ID:Jc/9o8BU
>>39
上二行は良い事を言った。
だが下一行は余計だ。
41名無しさん@ピンキー:2005/12/30(金) 14:10:22 ID:y+d3/FCt
そんなことより昔珠実キボンヌ
42名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 01:20:43 ID:XstsRPyD
あえてここはよ〜ちゃん
43名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 01:33:03 ID:w8YHeqit
俺は水無月家運転手ものを
44名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:05:00 ID:OEtuVFLL
大掃除なんかやってらんねーぜ。ということでハルイロ第7話(前半)いきます。
 その少女は、目の前にいる奇妙な生き物をじっと見つめていた。
植木鉢の土の中から上半身を生やし、頭に花を咲かせた不思議な生き物…。
“それ”も少女と同じように、不思議そうに見つめ返していたが、
やがてにっこり微笑むと、少女に向かって手を振ってきた。

 少女はハァハァと息を荒げ、呟いた。「コレクト!」


 ハルイロ〜第七話「ハルイロ少女・千百合の場合」


「う、うわっ!?」
 梅雨も間近となったその日、いつものように学校から帰った白鳥を待っていたのは、
廊下に延々と横たわる、無残な住人たちの姿だった。
一号室の前近くには、桃乃がスチュワーデスの制服を着て、
ぐったりと壁に持たれかかり、そのずっと向こう、
洗面所の前あたりで、アオザイ姿の沙夜子と水兵服の朝美が、
並んでぐったりとしている。

「も、桃乃さん、しっかりしてください」
「う…あ…し、白鳥く…ん」
「おや白鳥さん〜、今お帰りですか〜?」
 白鳥が、とりあえず一番近くにいた桃乃を揺り起こしていると、
横から間延びした声がかかった。珠実である。学校から帰ったばかりなのか、
白の制服姿のままだ。
「あ、珠実ちゃん。いったい何事なの?」
 三人の格好を見れば、何があったかおおよその見当はついたが、
それでも一応、白鳥は彼女に事情を訊いてみた。

「千百ちゃんが〜、白鳥さんがいなくて寂しいと言うので〜、
それじゃあ白鳥さんが帰ってくるまでの暇つぶしに〜、
みなさんをコレクトしていましょうと〜…」
『やっぱりね…』
「もっと迷惑のかかんない暇つぶしにしなさいよねっ!」
 予想通りの返事に、白鳥がやれやれという顔をしていると、
桃乃が半泣きでがーっとがなりたてた。しかし珠実はまったく動じず、
涼しい顔でデジカメを彼女に向けて構えると、
ぱしゃぱしゃとシャッターを切る。
「よくお似合いですよ〜」
「あんた、碌な死に方しないわよ…」
「で、千百合ちゃんはどこなの?」
 掛け合い漫才をしている二人に、白鳥がおずおずと声をかけると、
珠実が首を傾げた。
「そういえば〜…。さっきまでそこにいたんですが〜」
「隆ちゃーーーーーんっ!!」
 と、その時突然甲高い叫び声が聞こえてきて、
見れば、珠実と同じく、白の制服姿の千百合が、
中庭の真ん中を突っ切り、こちらに向けて真っ直ぐに突進して来るところだった。
「ほ!?」
 だが、彼女は白鳥が自分のほうを見ていることに気付くと、
ぴたりと動きを止めた。そしてくるりと回れ右をすると、
「ほーーーーっ」と叫びながら、どこかへ走り去って行ってしまう。

「な、なんなんだいったい…?」
 白鳥がジト汗を浮かべ、千百合の消えた方を見ていると、
今度はタタタタ…という廊下を走る足音が近づいて来て、
ハッとして横を向くと、今走り去って行った千百合が、
彼目がけて廊下を疾走して来る。

「ほーーーーっ!!」
 ぽかんとして立ち尽くしていた白鳥に、千百合は叫びながら飛び掛ると、
白鳥の頭に、バサリと何かを被せた。「わっ!? な、何」
 目を白黒させて怯んでいる白鳥を、千百合はじっと見つめ、
そして満面の笑みを浮かべると、彼の腕にしがみついてきた。
「会いたかったですわ、隆ちゃん」

「これ…カツラ…?」
 肩にかかった金色の髪に、白鳥はいつものカツラを被せられたのだと気がついた。
やっぱりまだ、素顔のままだと顔を見ることができないんだなと、
白鳥が小さく苦笑を浮かべると、その表情から彼の心を読んだ千百合が、
しょんぼりとした様子で彼に謝った。
「すみません隆ちゃん。やっぱりわたくし、まだ隆ちゃんの素顔を、
しっかり見つめることができないのです…」
「いいんだよ、これくらい僕は平気だから」
「隆ちゃん…」
 優しく微笑む白鳥に、千百合はジーンと感涙を浮かべると、
じっと彼を見つめた。白鳥も微笑みながら、千百合を見つめ返す。
「千百合ちゃん…」
「隆ちゃん…」
「と〜こ〜ろ〜で〜」
「えっ?」
 その時、怨嗟のこもった声が聞こえ、二人がパッと弾かれたように横を向くと、
すっかり忘れ去られていた珠実が、恨めしげな顔をして立っていた。
「あ、あら珠実さん、いましたの?」
「……」
 おざなりな千百合の態度にめげそうになりながらも、
珠実はなんとか彼女に相手をしてもらおうと、
千百合の持っているものを指差し訊ねた。
「…いえ〜、なんでそれを持ってるのかと思いまして〜」
「それ?」
 珠実に言われ、千百合はカツラの他にも持っていたものがあったのを思い出し、
それを前に持ち上げた。「そうそう、そういえば先ほどお庭で見つけたのですが、
このプリティーな子はなんですの?」

「あ、ハルちゃん」
 千百合が持ち上げた植木鉢の中では、彼女に抱えられたまま、
全力で走り回られたハルが、目をぱちくりとさせていた。
「その子は…」白鳥が説明しかけると、横から珠実が割って入る。
「その子は〜ハルちゃんと言いまして〜、ここの新しい住人さんですよ〜」
「ハルちゃんとおっしゃるのですか。愛らしい容姿に相応しい、
実にエレガントなお名前ですわね」
 千百合が誉めると、ハルが照れたようにポッと頬を染めた。
すると千百合も頬を上気させ、一段と高い声をあげる。
「まあまあ、なんてキュートなんでしょう! ではさっそくお近づきの印に、
正しい服飾を施して差し上げましょう」
「あ、ちょっと待っ…」
 白鳥が止める間もなく、千百合はハルを床に置くと、
その前に跪いて、ババッと手を動かした。
「コレクト!」
「って、早っ!?」
 一瞬で終わった着せ替えに白鳥が驚くが、早いのも道理で、
ハルは頭に、銀先生のような、赤い大きなリボンをつけられただけだ。
「リボンだけなんだ」
 意外そうに呟く白鳥に、千百合は人差し指を立てるとチッチッと左右に振った。
「ノンノン。この緑の髪の隙間から覗く、
白くてすべすべなお肌のなんとビューティフルなこと。
服など着せて隠してしまっては、もったいないですわ」
 そして彼女はハルに目を移すと、頬を上気させ、眼鏡を妖しく光らせた。
「と、特にこの、む、胸にかかったところの、
隙間からちょっとだけ見えてる辺りなんか、まさにグレイト!!」
「お〜、いぇ〜」
 千百合が拳を握り締め、ハァハァと息も荒く力説すると、
珠実も調子を合わせ、ハルに向けて盛んにシャッターを切る。
白鳥もハルを見つめ、改めて言われてみれば、女の子の姿で、
しかも裸なんだよなと、思わず顔を赤くした。

「へっ?」
 と、白鳥の視線に気付いたハルが、急に頬を赤くすると、
胸の前で腕を組んで隠し、彼に背を向けてしまった。
一瞬、三人はぽかんとし、次いで、千百合と珠実が顔を上げると、
ゆっくりと白鳥に顔を向けた。
「えっ?」
 うろたえる白鳥の前で、千百合の表情がみるみる強張っていった。
まるで信じられないものを見るかのような目つきになり、
ぽかんと開けられた口が、わなわなと震え出す。

「な、なんということでしょう! 隆ちゃんが…、
隆ちゃんがわたくし以外の女性を、しかもそんないやらしい目で見るなんてっ!」
「ドスケベ〜」
「ちっ、違…」
「言い訳なんて聞きたくありませんっ! 隆ちゃんだけは、
他の男とは違うと信じていましたのにーっ!」
 白鳥の言葉を遮り、千百合はいやいやと首を振りながら泣き叫んだ。
その肩に、珠実がポンと手を乗せ、慰める。
「まあまあ千百ちゃん落ち着いて〜。男なんて一皮向けばみんな同じです〜」
「フォローになってないよ珠実ちゃん!」

「でも、でも、まさか隆ちゃんがそんな…」
 ぽろぽろと涙を零す千百合に、珠実がハルの植木鉢を見せて言う。
「ハルちゃんはこの通り、と〜ってもラブリ〜ですから〜、
いくらタマナシさんでも〜、獣欲に目覚めてしまうのも無理はないですよ〜」
『獣欲って…』
 ひどい言われようだが、ほんのちょっととはいえ、
そういう気が起きなかったわけでもなく、
白鳥は珠実の言葉を否定することができずに、グスンと涙ぐんだ。
「わたくしが間違っていましたわ! わたくしの隆ちゃんすら惑わすなんて、
この子をこのままにしておいては、世の中に混乱を引き起こしてしまいます!
それを防ぐためにも、ハルさんに真に正しい服飾を施さねば!」
「だ、だめだよ千百合ちゃん、そんな無理矢理…」
「や、やっぱり隆ちゃんは、この子のスベスベおハダを見ていたいのですねっ!?」
 白鳥が千百合を止めようとしたが、逆に火に油を注いだようで、
千百合は頭を抱ると泣き喚いた。「もはや一刻の猶予もなりません!
今すぐコレクトせねば、わたくしの隆ちゃんが、隆ちゃんがぁぁ〜〜っ!!」
「いや、そうじゃなくてね…」

 弁明しようとする白鳥に、まったく耳を貸そうともせず、
千百合は愛用の太極マークつきの衣装袋を漁り、
なにやら引っ張り出すと、ハルに無理矢理着せ始めた。
「さあハルさん、今すぐこれを着るのです!」
「えーとね…」
 無理矢理とは言っても、ハルは驚いてはいるものの、
嫌がっている様子はなく、これ以上口を挟んでも、
余計ややこしい事になりそうなので、
白鳥は諦めて口を閉じると、黙って事の成り行きを見守った。


「コレクト!」
 ほどなく、ハルに服を着せ終えた千百合が、満足げに呟いた。
白鳥と珠実がどれどれと植木鉢を覗き込むと、
ハルが着せられていたのは、どこかの学校のセーラー服…
もう衣替えの季節だが、なぜか冬服だ。
紺色をしたごくごく一般的なデザインで、
梢たちの冬の制服のリボンを普通のものにすれば、
ちょうどこんな感じだろうか。
 派手さはなくとも、シンプルなだけに清楚な雰囲気で、
先ほどつけられた大きなリボンと相まって、
ちょっとした女学校のお嬢様といった趣である。

「とってもよくお似合いですわよ、ハルさん」
 人差し指で眼鏡をずり上げながら、千百合が得意げに言う。
ハルはぽかんとした様子で、着せられた服をしばし見下ろしていたが、
やがて顔を上げると、お礼を言うかのように、
千百合に向かってニコッと微笑んだ。
50名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:18:53 ID:OEtuVFLL
大掃除なんかやってらんねぇとはいえ、やらないわけにもいかず・・・
とりあえず今日はここまでで。

それではみなさん良いお年を。
51名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 14:20:56 ID:QqJlIbRo
激しくGJ!!
続きまたお願いします。
リアルタイムで見れてラッキーな漏れ
52イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2005/12/31(土) 14:21:36 ID:z1FkjoQU
>>50
前スレの抗議を気にしないキミが好きだ。
539:2005/12/31(土) 16:14:58 ID:8zj0FpHU
自分のやる気を高めるため隆士×昔珠(仮)投下します。
といっても冒頭しかも今回は隆士視点なので珠実があんまり出てきません。
もし待っていた方がいたのならスイマセン。
54隆士×昔珠(仮):2005/12/31(土) 16:15:55 ID:8zj0FpHU
些細なことから始った。

君との出会い。

長くて綺麗な髪の毛。

深い深い茶色の瞳。

君はとても美しかった。

でも悲しそうだった。

君が悲しそうなのはイヤだよ。

僕も悲しくなるよ。

君には笑っていて欲しい。

だって僕は…

君のことが……!
55隆士×昔珠(仮):2005/12/31(土) 16:17:02 ID:8zj0FpHU
重い目蓋を擦り僕は身体を起こす。

ボンヤリとしか思い出せない夢。
僕はどんな夢を見たんだっけ?

そんなことを考えながら布団を畳む。

それから人の部屋で堂々と寝ている宴会が大好きな同居人さんたちを起こす。

「桃乃さん、灰原さん!起きてください!もう朝ですよ!」
「う〜ん、あんま大声出さないでよ〜あ、頭が、アタタ…」
「はぁ〜…」
「まぁまぁ、お前のための宴会だったんだから、ナ?」

そう言って灰原さんことジョニーが慰める。

昨日の宴会はこの間開かれた美術展覧会の絵本の部門で準優秀賞を取ったお祝いと
何だかんだで延期の続いた僕の歓迎会だった。
始めは大家さ…ではなく梢ちゃんや朝美ちゃんや沙夜子さんもいたけれど、
学生だからと桃乃さんがそれぞれの部屋に帰した。

桃乃さん、僕たちも学生デスヨ…。

「そーいや、お前今日どこか出かけるんじゃなかったのか?」
「あッ!!そーだった!!」

そう、今日は茶ノ畑珠実ちゃんと遊びに行く約束をしたのだった。
珠実ちゃんとはちょっとしたことから知り合った子で、
結構可愛い子…って僕はな、何言ってんだ…!!

「お、おい大丈夫カ…?」
「はッ!!僕はいったい!!?」

とりあえず気持ちを落ち着かせ出かける支度をする。

「白鳥クン、手くらいは繋ぎなさいよ〜」
「な、何言ってるんですか!」
「折角のデートなんだから楽しませてあげなきゃダメよ?」
「は、はいもちろん…ってデート!?」
「そーよ?女の子と二人っきりで出かけるっていったらデート以外ないでしょ〜
 まぁがんばなさい。悩める少年」

と言って欠伸をしながら部屋を出て行く。

「で、デート…」
「おい、悩める少年…急いだほうがいいんじゃねーカ?」
「…はッ!!」

僕は急いで部屋を出て廊下を走り玄関で靴を履く。
玄関の戸を開けると、とても気持ちいい日の光りで少し目が眩んだ。
56隆士×昔珠(仮):2005/12/31(土) 16:17:48 ID:8zj0FpHU
待ち合わせの場所へ向かうともう珠実ちゃんがいた。

「ご、ごめん…!待たせちゃったね」
「いえ、そんなことないですよ」

と珠実ちゃんは微笑む。

ついつい見とれてしまう僕。

「どうんしましたか?」
「え、なんでもないよ。じゃあどこか行こうか」
「はい!」
579:2005/12/31(土) 16:21:30 ID:8zj0FpHU
きちんと読めるのはここまです。
続きは来年に持越しです。

誤字脱字その他あれば教えてくだされば嬉しいです。

では今年もお疲れ様でした。
58名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 16:54:15 ID:XstsRPyD
キテタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!
59名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 17:41:28 ID:VUq+jF7T
GJ!!!!!!!!
60名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 21:02:43 ID:x8h1Q8//
>>57
あれ? 梢ちゃんいるんだw

>>50
二度と来るな、パクリ野郎('A`)
( ゚д゚)、ペッ
61名無しさん@ピンキー:2005/12/31(土) 21:32:14 ID:BcjEIdo7
いい子のみんなは、>>60みたいな無駄レスを絶対しないように
62名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 00:03:52 ID:ShFmS3tF
今晩は、某尻尾です。ハイ。

作品投下も出来ず、気付いたら前スレが過去ログ行きという事態ですが、
まあ、そこはご勘弁を。(専ブラいい加減導入しろよなという話)

レポート打ちに時間を取られているうちに今年が終わりそうです。
いつになったら新作が書けるだろう……

本編もろくな進展が無いですが、2006年もまほらば愛は変わらず、やっていけたらな、と。

それでは皆さん、良いお年と、最高の初夢を。
そして、>>57氏とハルの人に、GJを。


って、もう2006年やん。
明けましておめでとうございます。課題山積ですが本年もヨロシクお願いします。
ちなみに作品投下はまほログが主になる予定です。
63名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 00:44:57 ID:DEvE/dYB
あけましておめでとうございます。
今年も職人たちのGJな作品が多く読めますように。
64名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 01:27:04 ID:V7BUhJIc
あけおめ

>>57
おつかれさんどす
65名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 01:47:50 ID:g5Cma3nk
みなさんGJどす。そしてあけましておめでとうございます。いや、この時間なら過去形だな。あけましておめでとうございました。今年もGJなSSが読めますように
66名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 14:37:25 ID:vIDZvy1R
ここは京の住人が多いスレでつね
67名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 14:37:28 ID:f8lgVzDj
なんでハルイロの人って叩かれるんだろう?
俺はあのSSは結構良作だと思うんだが。
68名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 15:22:22 ID:iEOC203h
>>67
何か知らんが途中元作と同じ所が多々あったらしい
あとは粘着厨
69名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 15:42:08 ID:vdClKHcY
ハルイロというか、それ以前に書いてた早紀強姦(+獣姦)もので膨大なアンチを生み出したからだろう。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、ってやつだな。

嫌ならスルーすればいいのに。
まぁ、コテつけてないからNG出来ないのもあるんだろうけど。
70名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 15:50:19 ID:vdClKHcY
忘れてた。
>>57氏、GJ。
是非水氏を越える大作を書いてくれ。
期待してるよ。
71名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 16:32:32 ID:vIDZvy1R
たかが一作如き(早紀強姦)で何故そこまで叩くのかわからない。
テーマ的にはあれだったし俺的にも「こりゃちょっと・・・・・」って感じだったが逆にチャレンジ精神買うぞ。
このスレにとって何が好かれて何が嫌われてるかをはっきりわからせてくれた人だからな。そしてこのスレにいい経験をもたらしてくれた人だと思ってる。
あとどこのパロディ・二次創作でもそうだが元々の作品の設定が使われて当然。元作の設定や台詞の引用の量もピンキリだと思う。
元作と同じところが多くてもそれは叩くべきところではないと思う。叩くなら「完全オリジナル」といってるのに既存の作品のパクリだらけのものならいいと思う。
推測も含んだレスで悪いがこれが俺の意見。


がんばれハルイロの人


ハル見ても興奮しないのはあれか?妖精や天使みたいに極端に小さいからかな?
72名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 19:57:10 ID:/X63qdK9
あけおめ。そんでは早速ですがハルイロ七話後半いきます。
見たくなければ「ハルイロ」をNG指定ですっきり解決。
 だが、その途端、晴れ晴れとしていた千百合の表情が、
何故か不満げな表情へと変わった。
「…でも、なにかこう、もう一つ物足りないというか…」
 千百合はしゃがみこんだまま、顎に手をあててじっとハルを見つめ、
独り言のように呟いた。その視線が、下の植木鉢へと移っていく。
「やはり上だけでは完全とは言えませんわよね」

 白鳥のほうを振り返ると、千百合は訊ねた。
「この子、土の中はどうなっているんですの?」
「え…?」
「前に〜、一度確かめようとしたんですけど〜、
恥ずかしがるので〜、ちゃんと確かめてないんですよ〜」
 珠実が横から説明すると、『恥ずかしがる』という言葉に反応し、
千百合の耳がピクリと動いた。
「それはいけません! 正しい服飾のためには、相手の正しい体型を知らなくては」
「なるほど〜、確かに千百ちゃんの言う通りですねぇ〜」
 もっともらしく肯く珠実に、千百合はきりっとした眼差しを送った。
「珠実さん、真理の追究のために手を貸してくださいませ」
「合点で〜」

「ちょっと二人とも…」
 止めようとする白鳥を相手にせず、千百合がハルの両脇を掴み、
示し合わせたように珠実が植木鉢を押えた。そして千百合が、
ゆさゆさ揺すぶりながらゆっくりと持ち上げていくと、
植木鉢の形に固まった土ごと、ハルはすぽっと植木鉢から抜け出した。

 すると、それまでされるがままだったハルが、
初めて不安そうな顔になり、物問いたげに千百合をじっと見つめた。
「心配することはありませんわ。ちょっとだけ、ちょっと見るだけです」
 目を爛々と輝かせ、ハァハァと息を荒げる千百合に、
ハルはますます不安そうな顔になるが、千百合は逆に、
ますます楽しそうに、「大丈夫、痛くしませんから」と、
ハルを持つのを左手に任せ、右手で彼女の下半身を覆う土を掻き落とし始めた。
 オーホホホと高笑いしながら、千百合が土を取り除いていくと、
いつか白鳥がやった時のように、土の中から植物の根っこのような、
白いにょろにょろしたものが姿を見せ始めた。それにつれて、
ハルがカァッと頬を赤く染め、いやいやをするように首を振るが、
千百合は情け容赦なく土を落とし続ける。

「はっ!?」
 と、それまで二人の外道な所業を、ぽかんと眺めていた白鳥が、
ようやく我に返り、慌てて千百合の手からハルを取り上げた。
「ああっ、何をなさるのです隆ちゃん!」
「だめだよ千百合ちゃん、嫌がってるじゃない」
「で、ですけど…」
 白鳥に叱られ、千百合はしゅんとしながら、上目遣いで彼を見つめた。
「隆ちゃんは土の中がどうなってるのか、興味はありませんの?」
「僕…?」
 千百合に訊かれ、白鳥は当惑したような顔になった。
正直、土の中がどうなってるのか、興味がないわけではない。
実際、一度は確かめようとしたこともあったのだし。
だが、嫌がるのを無理に見ようとするのは、やはり可哀想というものだ。

『ていうか、さっきは隠そうとしてたのに…』
 白鳥は内心思ったが、今更千百合の言動に突っ込んでもしょうがない。
それはとりあえず置いておくことにして、彼は千百合に言った。
「でも、やっぱり無理矢理っていうのはよくないよ」
「ですが…」
 千百合は思い惑いながら、白鳥からハルへと視線を移した。
ハルは白鳥の袖にぎゅっとしがみつき、大粒の涙を浮かべ、
怯えたように千百合をじっと見つめている。

『か、可愛い…!』
 その途端、千百合の背後にピシャーンと稲妻が走り、
彼女の身体がぷるぷると震え出した。
「千百合ちゃん?」
 いきなり様子がおかしくなった…いや、元々おかしかったが、
さらにおかしくなった千百合に、白鳥が恐る恐る声を掛けると、
彼女がくわっと顔をあげ、白鳥はビクリとして後じさった。
「やはりダメです! 正しい服飾こそわたくしの使命、
そのためには、土の中がどうなっているのか調べねば!!」

 たじたじする白鳥に、千百合は異様なオーラを立ち昇らせながら、
さらにまくし立てる。「いえ、正しい服飾のためだけではありませんわ!
スムースな人間関係の構築のためにも、相手をもっと良く知る必要があるのです!
隠し事のないオープンな関係こそが、
末永いお付き合いに欠くべからざるファクターなのです!」
 そして千百合は白鳥をキッと見据えると、片手をさっと突き出した。
「さあ隆ちゃん、わかったらハルさんをこちらに寄こすのです!」
「だ、ダメだよ千百合ちゃん、やめようよ」
「いいから渡すのです! さあ、さあっ!」
 じりじり迫る千百合に、白鳥はハルをかばいながら後じさった。
ハルを渡そうとしない彼に業を煮やした千百合は、
問答無用とばかりに飛び掛ったが、白鳥はさっとハルを高く持ち上げ、
彼女の手の届かないところにやる。
「なぜ邪魔をするのです!? ハルさんに正しい服飾を! 服飾をぉぉ〜!」
「ダメだってば!」
 ぴょんぴょん飛び跳ね、彼の手からハルを奪おうとする千百合を、
白鳥は必死に押し止めていたが、その彼を、
不意に後ろから何者かが羽交い絞めにした。
驚いた白鳥が振り向くと、それはまたもすっかり忘れられていた珠実であった。

「さあ千百ちゃん〜、今のうちです〜」
「た、珠実ちゃん」
「グッジョブです、マイスウィート!」
 千百合は珠実に親指を立てると、白鳥の腕に飛びつき、
無理矢理引き下ろして、ハルを奪い取る。
「ホーホホホホ、真理の探求の再開ですわ〜」

「だ、ダメだよ千百合ちゃん」と、白鳥は彼女を止めようとしたが、
珠実ががっちりと押さえ込んでいて、動くことができない。
「珠実ちゃん放してよ、千百合ちゃんを止めないと」
「まあまあ〜。千百ちゃんの好きなように〜、やらせてあげましょう〜」
 もがく白鳥を、珠実は平然とした顔で押さえつけながら、彼の耳元で話しかけた。
「それに〜、千百ちゃんの言うことも〜、一理ありますよ〜?」
「えっ?」
 何のことかと不思議そうな顔をする白鳥に、珠実は説明した。
「詳しく調べれば〜、ハルちゃんが何者で〜、どこから来たのかとか〜、
なにか手がかりがつかめるかもしれません〜」
「そう…かなぁ…?」
「そうですとも〜。いい機会ですので〜、千百ちゃんに〜心置きなく〜、
ハルちゃんを調べてもらいましょう〜」

『う〜ん…』
 もっともらしいことを言う珠実に、白鳥は思い迷った。
もしハルの正体がわかれば、ずっと心に引っかかっていた不安を、
打ち消してくれるかもしれない。もしかしたらこの二人も、
だからこんなに強引に…「もしかして珠実ちゃん…」
「はい〜?」
 言いかけた白鳥に、今度は珠実が不思議そうに首を傾げた。
『って、考えすぎか…』
 そんな珠実の様子と、興奮でほっぺたを紅潮させ、
喜々として土を落としている千百合の姿に、白鳥はそっと溜め息をついた。
嫌がる女の子を無理矢理ひん剥くのが良いという二人だ、
きっとそんなに深い理由などないだろう。
「オーホホホホホホ!!」
 白鳥がそんな事を思っている間にも、土はどんどん落とされていき、
顔を真っ赤に染めて首を振り、嫌がっていたハルは、
遂には両手で顔を覆い、しくしくと泣き出してしまった。
「千百合ちゃん、ハルちゃんが泣いてるってば!」
「ホホホホ…えっ?」
 白鳥の声に、千百合は初めてハルが泣いているのに気付き、
彼女を蹂躙していた手をピタリと止めた。興奮に輝いていた顔が、
みるみる雲っていく。嫌がるのを無理矢理剥くのが楽しいとはいえ、
ここまで嫌がられると、さすがに罪悪感のほうが勝るようだ。

「で、ですが、真理の追究のためにはどうしても必要なことなのです」
 しかしそれでも、再び土を落とし始めようとする千百合に、
白鳥は夢中で叫んだ。
「もうやめようよ! 土の中がどうなってようと、どんな服を着てようと…
どこからやって来ようと、そんなことどうだっていいよ!
ハルちゃんはハルちゃんなんだから!」

「隆ちゃん…」
「白鳥さん…」
 白鳥の叫びに、千百合はハッと胸を突かれ、伸ばしかけていた腕を引っ込めた。
彼を羽交い絞めにしていた珠実の腕からも、力が抜ける。
 白鳥は、緩んだ珠実の腕からそっと抜け出すと、千百合に歩み寄り、
手を差し伸べた。
「ねっ? だからもうやめよう。ハルちゃんにだって嫌われちゃうよ?」
「嫌われる?」
 千百合はショックを受けたような顔をすると、
しょんぼりと肩を落とし、呟いた。
「そう…ですわね。嫌われてしまうのは困りますわ」
 あたしらはえーんかいという声が外野から聞こえて来たが、
それは聞き流して、白鳥は千百合にニッコリと微笑みかけた。
「僕でよければ、いつだって君につきあうし、どんな格好だってするよ。
だから、ハルちゃんはそのままにしておいてあげて。ね?」
「隆ちゃん…」
 千百合は、差し出された白鳥の手に、ハルを渡そうとしたが、
その時、手で顔を覆って泣いていたハルが、様子を伺うように、
恐る恐る涙に濡れた顔を上げた。
「コッ、コレクト!」
 それを見た千百合の背後に、再びピシャーンと稲妻が走り、
千百合はハフハフと息を荒げ、またもハルの下半身に手を伸ばした。
ハルは慌ててまた両手で顔を覆ったが、一向に何も起こらず、
再度恐る恐る顔を上げると、その手は寸前で止まり、
宙でぷるぷると震えていた。

「コッ、コレク…」
 千百合の手がまた伸びかけ、ハルがビクッと身をすくませるが、
すんでのところで千百合は踏み止まる。
「コッ、コレ…」
 千百合の手が、ピクッ、ピクッと動きかけては止り、
その度にハルがビクビクと身体を慄かせる。
固唾を飲んで見守る白鳥の前で、それが何度か繰り返されたのち、
やがてボフンという音がしたかと思うと、千百合の頭から白煙が昇り、
彼女はゆっくりと廊下に倒れこんでいった。

「ち、千百合ちゃん!」
「あらあら〜、葛藤に耐え切れずに〜、オーバーヒートしてしまったようですね〜」
「千百合ちゃんしっかり! …あぁっ、ハルちゃんー!?」
 そして気が付けば、恐怖の限界に達したらしいハルが、
千百合に抱えられたまま、同じようにコテンと引っくり返っている。
「千百合ちゃん、ハルちゃん! 二人ともしっかりー!?」
「やれやれ〜、二人とも難儀な性格ですね〜」


 そして翌朝。

「お早うございます、白鳥さん」
「あ、お早う、梢ちゃん。珠実ちゃんも」
 ハルを一晩部屋で預かっていた白鳥が、彼女を抱えて廊下に出ると、
学校へ行こうとしていた梢たちとばったりと鉢合わせをした。
一晩経って、梢ももうすっかり元の梢に戻っているようだ。

「お早う、ハルちゃん」
 梢は白鳥の腕のハルにも挨拶をしたが、
着けたままだったリボンとセーラー服に気付くと、白鳥に訊ねた。
「あら、可愛い格好をしてるんですね。白鳥さんのプレゼントですか?」
「えーと…これはその、僕の友達がね…」
「白鳥さんのお友達が?」
 白鳥の曖昧な返事に、梢は少し不思議そうな顔をしたが、
すぐに笑顔を浮かべると、ハルに顔を寄せた。
「良く似合ってるよ、ハルちゃん」

 微笑みかける梢に、しかしハルはビクッとして、白鳥の服にしがみついた。
以前魚子に酷い目に遭わされた時でも、すぐに忘れて笑っていたのに、
今回はよほど応えたのだろう。
「どうしたの、ハルちゃん?」
「さあ〜、悪い夢でも見たんじゃないですか〜?」
「はは…」
 事情がわからず、一人困惑する梢に、白鳥は苦笑するしかなかった。


 ハルイロ〜第七話「ハルイロ少女・千百合の場合」・完
78名無しさん@ピンキー:2006/01/01(日) 20:08:39 ID:/X63qdK9
以上でした。えーと、なんか解説つけたほうがいいのかな?
まあたいした内容があるわけでもなく、千百合外道だよ千百合
とでも思っていただければ。
もう少し恋人モードを強くしたかったのですが、
どうしても外道モードの印象が強いので、こんな有様です。
79名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 00:38:57 ID:xiVessjH
>>78
乙、良かったです。
解説は長すぎると自分語りに受け取られてしまうこともあるので
今のままぐらいでよろしいかと。
80名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 01:30:23 ID:FJZ7GxlN
>>78
俺はあんたは良い奴だと思うぞ。GJ!
81名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 14:28:22 ID:zYpibZ/I
>>78
さっさと消えろクズ
82名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 16:07:00 ID:1g+uvUsM
ハルイロの人GJ!!
これからもよろしく頼む
83名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 16:21:20 ID:Y3xeHMQU
>>81
お前こそ消えろよ、雑魚が!
84名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 17:41:10 ID:KLhM7eSb
雑魚て
85名無しさん@ピンキー:2006/01/02(月) 17:57:46 ID:JsGVn3hM
蒼井「」櫻井ともうします〜と受けるじゃん?///って声でエッかな岡崎にすんでる俺今だと東の「」櫻井、BBB50円C結果声を出すヒロイン!//
86ジズ:2006/01/02(月) 19:19:04 ID:aAmetDL7
>>83
>>84
糞レスはスルーで
>>78
最高!!まさにGJ
87名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 16:40:08 ID:ef9w/3Fp
これに負けず、そしてめげずにハルイロの人は頑張ってください
889:2006/01/03(火) 21:52:54 ID:7eHzKuZ9
隆士×昔珠(仮)の続きが完成したので投下します。
タイトルは"想い告白"にしました。深い意味は無いです。

誤字脱字その他あれば教えてくださると嬉しいです。
89想い告白:2006/01/03(火) 21:54:35 ID:7eHzKuZ9
僕たちは映画館に行くことにした。

「えーっと今やってる映画は"運命/滞在夜"、"運命/虚ろな静安"の二本立てと
 "When they cry"だって」
「アクションとホラーですか…」
「ここはアク「両方見ませんか?」…えッ!!」
「私、この映画両方見てみたかったんです! でもなかなか時間がなくて 
 …あ、でも無理にとは言いませんです。私だけ楽しくても仕方ありませんし!」
「…ううん、いいよ!珠実ちゃんが楽しければ僕も嬉しいから」
「白鳥さん…、あ、ありがとうございます!!」

お互い微笑み合う。

…ホラーだけど女の子が見たいってくらいだから大丈夫だよね!
と自分に言い聞かせながら僕は珠実ちゃんと一緒にチケットを買いに行く。

しかし僕の考えは甘かった……。

タイムテーブルの都合上ホラーを先に見ることになった。
見終わった直後の僕は当然…

「はい、紅茶でよかったですか?」
「…あ、うん…ありが…と……」

…このあり様だった。
映画を見終わった後の僕はもう何か抜けてしまっていた。

「ごめんなさい…。白鳥さん怖いのは苦手だったんですね。それを無理に…」
「いや、いいんだよ。珠実ちゃんは悪くないよ。僕も男だからああゆーのには慣れとかなきゃ」

自分にも言い聞かせる意味も込めてはっきりと笑って言う。

「白鳥さん…、なんかカッコイイです」
「えッ?そ、そうかな?」

そんなことを言われるなんて思ってもなかったので僕は顔を紅くしてしまう。

「…でも、あの"嘘だッ!!!"はどんなに見ても慣れないかな…」
「あ、それは私も同意です」

と次の映画の時間まで僕と珠実ちゃんは感想を話す。

次の映画はとくに難はなかった。
一本目は神話上の人物たちが現世の七人と契約を交わし、何でも願いが叶う器を巡り争う。
二本目はその争いの後の平穏な生活と再び上がる運命の幕
そんな感じのものだった。

「ちょっと、難しかったけど面白かったね」
「はい、またもう一度じっくり見たいくらいです」

僕たちは少し休憩を兼ねて喫茶店に入ることにした。
90想い告白:2006/01/03(火) 21:55:33 ID:7eHzKuZ9
色々と雑談にはなをさかしているうちに鳴滝荘の話になった。

「白鳥さんは一人暮らしをしてるんですか?」
「うん、ちょっと前くらいからだけどね。ハトコが管理人さんをやってるアパートに住んでるんだ」
「一人暮らしって結構大変じゃないですか?」
「まぁ大変じゃないって言ったら嘘になるかも知れないけど、
 住人のみんなはちょっと変わってるけどとてもいい人だから
 もちろん管理人さんも。あ、たしか珠実ちゃんって青華だったよね?」
「はい。そうですけど?」
「管理人さんも珠実ちゃんと同い年で青華に通ってるんだよ。
 もしかして知らないかな?蒼葉梢ちゃんって言うんだけれど」
「すいません…同じクラスにはいないですから他のクラスの子だと思います」
「そっか…残念だなぁ、きっと珠実ちゃんともとても仲良しになれると思よ」
「すごくいい人そうですね。…あの、今から行きませんか?」
「え、鳴滝荘に?」
「は、はい。白鳥さんの話を聞いたらすごく行ってみたくなりました。」
「うん、珠実ちゃんが行きたいなら」
「今日はわがままばっかり言って本当にごめんなさいです。私ばっかり…」
「そんな事言わないで。嫌なら言うし、
 それに鳴滝荘のみんなは一度は珠実ちゃんに紹介したかったからいい機会だよ。」

こうして鳴滝荘に行くことになった。

「あ、白鳥さんお帰りなさい〜。…あの、そちらの方は?」
「ただいまー、この子はこの間の絵画展で知り合った茶ノ畑珠実ちゃん」
「ああ、あなたが珠実ちゃんですか。初めまして蒼葉梢です。」
「こちらこそ初めましてです。茶ノ畑珠実です。同じ学校なのでそちらでもよろしくです」
「はい〜、仲良くしましょうね〜」

珠実ちゃんと梢ちゃんが話しているうちに桃乃さんがやってきた。

「なんか賑やかだな〜って思ったら白鳥君の彼女が来てたのか〜」
「ちょ…も、桃乃さん!!か、彼女だなんて」
「そ、そうです…。私と白鳥さんはそんな…」

そう、僕と珠実ちゃんはまだそんな関係じゃ…

「アハハ〜そんなに照れなさんなって、私は桃乃恵。
 話は少しだけど白鳥君から聞いてるよ。茶ノ畑珠実ちゃん…だよね?よろしくね」
「はい、よ、よろしくです」

はじめは珠実ちゃんも緊張してたみたいだけど、すんなり話せて少しホッとする。

「立ち話もアレなんで、珠実ちゃんも中に入っていきませんか?」
「そうだね、じゃあ白鳥君の部屋で宴会だッ!!」
「え、ええ〜!人の部屋でまた宴会ですか〜」
「そ、そんな宴会だなんていいですよ!」
「はいはい、遠慮しない!ホラ、いくよ!!」

こうして僕の部屋で宴会が始るのだった。
91想い告白:2006/01/03(火) 21:56:51 ID:7eHzKuZ9
宴会は始め珠実ちゃん、梢ちゃん、桃乃さんだけだったのが、
いつの間にか灰原さんに朝美ちゃん、沙夜子さんまでやってきてとてつもなく賑やかになった。

みんな珠実ちゃんのことに興味深々で珠実ちゃんの今までの功績を聞いて一喜一憂していた。
そんな僕は少し蚊帳の外で寂しいと思った矢先に桃乃さんに話しかけられた。

「いや〜、珠ちゃんいい子じゃない。可愛いし頭はいいし白鳥君には勿体無いくらいだわ」
「あ…ははは…」
「もー、冗談よ冗談!!白鳥君だって十分やさしいいい子だし、お似合いだと思うよ〜」
「だ、だからそんなんじゃ…」
「…じゃあ、何なの…?彼女はあなたにとって…」
「え…?」

真面目な顔で桃乃さんは言う。

「珠ちゃんの話や白鳥君の反応で二人がまだ付き合ってないのはなんとなくわかったけど、
 もう時間の問題よ?君がモタモタしてたら彼女の方から…ってこーゆうのは自分で気付かないとね…」

もっと言いたげだったが途中で切り上げた。

「白鳥君!!」
「は、はい!!」
「あんまり女の子を待たすもんじゃないよ〜」

桃乃さんは笑って珠実ちゃんたちのもとへ戻る。

珠実ちゃんは…僕にとってどんな存在……?
今までよく考えてなかった…。
…いや考えなかった。

何で?

自分のことなのに疑問が涌く…。
ふと今日の朝ボンヤリとしか思い出せない夢のことが過ぎった。

珠実ちゃんが居て僕が居る。そんな夢。
夢が覚める直前、僕は彼女に何か言おうとした…?

何を?

またも自分のことなのに疑問が涌く…。
ふと珠実ちゃんの方を見る。

目が合った…。
彼女は微笑む…。

その時だった。
何もかもがわかった。

そうだ…、僕は珠実ちゃんのことが好きなんだ…。

彼女は僕にとって大切な存在なんだ。
それは出会った頃から僕の中では当たり前だったんだ。
考える必要なんてなかったんだ。

そんな(桃乃さん曰く)晴れた顔した僕を見て桃乃さんが微笑んでいたことを僕は知らない。
92想い告白:2006/01/03(火) 21:58:06 ID:7eHzKuZ9
宴会もお開きとなり、僕は珠実ちゃんを送っていくこととなった。

「皆さんとてもいい人でした〜」
「う、うん。そうだね」

肩を並べて歩く、僕と珠実ちゃん。
昼間一緒に映画を見たのが嘘くらいに緊張する。

「私もあんな人たちに会いたかった」
「え…?」
「鳴滝荘の皆さんはとても温かくて、優しくて、面白くて…」
「うん、僕も本当にそう思うよ」
「…そして、白鳥さんが一番……」

珠実ちゃんが僕の方を見て振り向いて笑う。

少し強い風が吹く。
僕と珠実ちゃんの間を通り抜ける。

僕は決める。

「珠実ちゃん…」
「はい」
「僕は…ッ!」

珠実ちゃんは微笑んで待ってくれている。

「僕は君のことが……ッ!!」

とてもとても愛おしい彼女にこの想いを聞いて欲しい!
だからゆっくりとはっきりと言う。

「大好きですッ!!!」

また少し強い風が吹く。
しかし僕と珠実ちゃんの間は通り抜かなかった。

珠実ちゃんは僕を抱きしめ顔を胸に埋める。
そして、顔を上げて

「私も白鳥さんのことが大好きです…!!!」

と微笑んで言った。

僕も珠実ちゃんを抱きしめる。

「これからもよろしくです。白鳥さん」
「うん、よろしくね。珠実ちゃん」

お互い微笑む。

晴れて僕たちは恋人同士になった。
939:2006/01/03(火) 22:09:54 ID:7eHzKuZ9
これで終わりです。
期待に応えられたかはわかりませんけど、
これはこれで読んでもらえれば嬉しいです。

ではもしまた次回があればノシ
94名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 22:19:15 ID:b4UsBQET
えぇっ、ここで終わり?
95名無しさん@ピンキー:2006/01/03(火) 22:40:32 ID:F1ovtXM/
>>93
乙death
次回作はこの続きで白珠デート編希望。
96名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 01:00:40 ID:WTvHxncg
>>93
GJ!ぜひともまだ続けてくれ。少なくとも俺は待ってるぞ
97ジズ:2006/01/04(水) 02:34:23 ID:6UvGeAfl
>>93
GJ!!また続きを書きたくなったら
書いて下さい
98名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 19:07:28 ID:g5WEV/EW
キタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!!!
99名無しさん@ピンキー:2006/01/04(水) 19:37:51 ID:Nv1/pbzw
新作ワショーイ
100名無しさん@ピンキー:2006/01/05(木) 08:27:17 ID:SdorQNxe
>>93
展開が急な気がしないでもないが
これはこれでGJ!
101名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 03:49:44 ID:0vEfrEUJ
なぜ白玉はこんなに幸せそうで悲しいのか
102名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 09:09:32 ID:3JEsKISU
白蒼=真のハッピーエンド
白珠=禁断のハッピーエンド
103名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 09:42:08 ID:SZ6CrSWY
白灰=禁断のバットエンド
104名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 10:20:36 ID:cj9QL17D
白エロ=真のバッドエンド
105名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 11:55:05 ID:JzC0UowW
>>101
白茶がくっつくには白蒼フラグを消さなきゃならないからジャマイカ。
三角関係ってのは誰か一人は辛い思いしなきゃならないもんだからな。

三角にくっついちゃった例もあるが。
106名無しさん@ピンキー:2006/01/06(金) 23:46:36 ID:J73vfGnF
1人の女を取り合ってるうちに、
ライバル同士が逆にくっつく・・・
107名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:34:01 ID:pxVRqdgA
>>106
それ衆道 orz
108名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 00:44:15 ID:YiKOCshS
男同士ならそうだが、この場合は男女だから普通じゃね?
109名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 06:56:13 ID:tIABpj4V
もういっそ桃とくっつけてしまえ。
紫?誰ですかそれは?
110名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 17:00:58 ID:pxVRqdgA
白×蒼、白×桃、白×珠、白×元部長、白×朝、白×沙、白×タチバナ、白×名も無き少女達

カップリングは無限大
111名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 17:16:57 ID:u8WHs9hf
>>109
ゆかり
112名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 20:38:31 ID:gAnDT4x2
>>110
白ばっかり
113名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 20:40:05 ID:YiKOCshS
新境地は白x白だな。
114名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:04:28 ID:uDhB3dSZ
隆士×隆子か。そ、それはそれで・・・ゴクリ
115名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:32:38 ID:pxVRqdgA
部長が隆士に魔法をかけて、隆子が誕生。そして(ry



 Å~~~
(゚∀゚)なんて電波を受信
116名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 21:34:15 ID:7TqSQgCk
>>115
それならなっちんを分離して梢ポンと取り合(ry
117名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 22:47:00 ID:7Ih9wr8N
>>115
おまい俺の心を読んだな!

ちょっと待ってろ、暫くしたら隆子ラブ書いてやる。
期待しないで待ってろ。
118名無しさん@ピンキー:2006/01/07(土) 23:36:53 ID:uDhB3dSZ
隆子が分離したらエロールも参戦ですよ?

あれだな、千百合とエロールで取り合いしてるところを
白鳥キュンが助けてあげて愛が芽生えるわけだ。
119名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 00:21:01 ID:R6M0aI32
>>117
わかった、期待しないで待ってるぞ!!!!
120名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 00:37:44 ID:Ln9NOhOS
そういえば、前に白鳥キュンが鏡に映った自分に惚れちゃうのがあったけど
あれの続きはどうなったのかな。
121名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:14:17 ID:R6M0aI32
>>120
前すぎて誰の作品かも特定出来んな。
122名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 01:38:16 ID:FlyMOqCK
>>120
水氏の作品で現在は凍結中みたいですよ。
123名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 03:05:16 ID:PManFvFn
自分に惚れる=1人=自慰

やはり2人いないと駄目だ。
ということで>>117に期待しないで待つ
124名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 03:05:55 ID:oLzPSeWb
水氏自体もう1500レスくらい見てないわけで
125名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 03:35:59 ID:R6M0aI32
今生存確認が取れてる職人はどれだけいるのだろうか。
126名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 04:01:45 ID:jNVi1q+N
>>124
前スレで名無しで出没してたな、確か。
体調を崩しっぱなしだったはず。治ったのだろうか…
コメントにレス付ける気力はあるらしいが、更新滞ってる…

あ、保管庫も止まってるか。
127名無しさん@ピンキー:2006/01/08(日) 21:44:36 ID:q5AcDmJ2
尻尾氏、うpろだに上がってんだからぐうたらの遺したSSを保管したやってくれよ つд`)
128名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 00:03:43 ID:8Z2LXJH6
そろそろ管理システムの見直しの時期かな?
129名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 04:10:41 ID:7xlxjbID
見直しっても大変だからなぁ。
まほログからの各作品引き継ぎ、ってだけでもかなりの労力になる。
ログに網羅されてないSSもあるからそのチェックも必要だし。
18禁作品もあるから無料鯖だと垢デリの危険性もあって、
その辺も考慮しなくちゃならないし。

最近は作品投下スピードがゆっくりだからマシだけど、
最初の段階から手間は多そうだな。
それでも名乗り出てやろうってひとがいるのかどうか、ちょっと疑問。
130名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 04:15:54 ID:oDmTAF0d
「梢ちゃん、お腹すいたからなんかほしいんだけど」
「では…わたs(ry」
「ちょwおまwww」
「(´・ω・`)」
こんな展開希望
131名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 04:53:43 ID:LI3O7UJq
>>130
ちょwwwまほらばでそのノリは危険すぎるwww
132名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 11:10:25 ID:dl3xhNNm
> 18禁作品もあるから
「も」か……
133名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 22:00:49 ID:RkpRiBy8
ハルイロ八話投下しまっす
134ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/09(月) 22:02:06 ID:RkpRiBy8
「よぉっ、白鳥君お帰り〜!」
 7月始め、梅雨もまだまだ真っ只中。夕方遅く、しとつく小雨の中、
傘を差して鳴滝荘に帰ってきた白鳥を、2号室の前の廊下で、
車座になって宴会をしていた住人たちが出迎えた。
そのすぐ側の柱には、天井まで届きそうなほどの、
綺麗に飾り付けられた笹が括りつけられている。
 今日は7月7日、七夕で、朝、出かける前に、
ちょっとしたパーティーをするとは聞いていたのだが…
「こんな時間から始めてるんですか? しかもこんなところで」
「やっぱ星が見えるところでないと、気分出ないっしょ?」
「まだ夜になってませんよ。それにこの天気じゃ夜になっても…」

「んー、まあ気持ちの問題ってやつよ」
 呆れ顔の白鳥に桃乃は答えつつ、暗い空を恨めしげに見上げた。
「とはいえ、確かにこれじゃ、いまいち盛り上がりに欠けるわよね〜」
「まあ〜、7月7日は〜、ふつう梅雨の真っ最中ですからねぇ〜」
「なんでそんな時にやるんだか」
 桃乃が素朴な疑問を口にすると、お菓子を食べていた沙夜子がその手を止め、
なにやらぼーっと考え出した。
 3月3日は女の子の節句、5月5日は男の子の節句、
だったら牽牛と織姫が一日だけ会える7月7日は男女の…
だから…で…が……

「さ、沙夜ちゃん…どうしたのかしら?」
「どうせまたろくでもないことでも考えてんダロ」
 急にぽわわ〜と顔を赤らめた沙夜子に、桃乃たちがタラッと汗を浮かべていると、
横から珠実が口を挟む。
「昔の〜7月7日は〜、今の暦では〜、8月始め頃に当たりまして〜、
本来はその頃に〜行っていたんですよ〜」
「ああ、旧暦ってやつね」
 桃乃は頷くと、飲み干したビールの缶を、タン! と床に置いた。
「よし、それじゃまたその時に改めてパーティーをするとしますか」
「えっ、じゃあ今日は…?」
「もちろん、せっかくなのでこのまま飲みまーす」
「あ、やっぱり」

「梢ちゃんと朝美ちゃんが〜、腕によりをかけてご馳走を作ってくれてるのに〜、
今更中止はないでしょう〜」
「ご馳走…」
 白鳥とて、梢の好意を無にするのは望むところではなかったが、
いつも宴会では多大な迷惑を被っていることもあり、
ついつい中止を喜ぶような顔をしてしまい、
珠実と沙夜子に恨めしげな視線を送られてしまう。
「そ、そうだよね…」
 白鳥は二人にえへへと愛想笑いを浮かべ、その場を誤魔化そうと、
さっきから気になっていた物を指差した。
「ええと、ところでそれは何をしてるの…かなぁ?」
135ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/09(月) 22:02:51 ID:RkpRiBy8
 彼が指差したのは、みんなに混じって、ちょこんと置いてあるハルだった。
ハル本人はいつもと同じなのだが、今日はその頭上にかざすように、
電気スタンドが置かれ、彼女を煌々と照らしている。
七夕や宴会に関係があるようにも思えないが…。

「それは〜、園芸部からガメ…お借りしてきた〜、植物育成灯です〜」
 白鳥の疑問に、珠実が人差し指を立てて答える。
「育成…灯?」
「植物を育てるためのライトですよ〜。最近雨続きのせいか〜、
ハルちゃんなんだか元気ありませんでしたから〜、
お日様の代わりになればと思いまして〜」
 へぇ、と白鳥が感心したような顔になる。梅雨に入って、
陽の射すことが少なくなったためか、ここのところ、
ハルがなんとなく元気がない様子なのには、彼も気付いていた。
 しかし、こればかりはどうしようもないからと、
特に何かをしようとはしていなかったのだが、
珠実は、ちゃんと考えていてくれたらしい。

「珠実ちゃん、優しいんだね」
「へっ?」
 思ったことをそのまま口にする白鳥に、珠実は目をぱちぱちと瞬かせた。
そしてみるみる頬を赤く染め、うろたえたように口を開く。
「べ、別に誉めたって何も出ないですよ〜」
「なーに照れてんのよ、らしくもない」
「照れてなんてないです〜! 変なこと言うなです〜!」

 からかう桃乃に向かって喚く珠実を、白鳥はにこにこと見ていたが、
ふとある事がひっかかり、眉根を寄せた。ハルを照らしているスタンドに、
なんとなく見覚えがあるような…「って、これ僕のスタンドじゃない!
それにコードも僕の部屋から引いて…!」
「ああ〜それなら〜、使い勝手が良さそうでしたので〜、お借りしましたよ〜」
 しれっと言う珠実に白鳥が気色ばむ。
「勝手に人のスタンド持ってかないでよ! っていうか、
どうやって僕の部屋に入ったの!?」
「男がみみっちいこと言うなです〜、しみったれ〜」
136ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/09(月) 22:04:08 ID:RkpRiBy8
「もう…。後でちゃんと返してよ?」
 唇を3の字にする珠実に、早々に文句を言うのを諦めた白鳥の裾を、
ジョニーがぐいぐいと引っ張る。
「まあまあ白鳥のダンナ、いつまでも突っ立ってないで、
そこに座って一杯どうだ?」
「そーそー。ご馳走の用意ができるまで、ちびちびやりながら待ってましょ」
「はいはい…」
 溜め息をつきつき腰を下ろす白鳥に、桃乃が缶ビールを手渡し、
自分は残っていたビールを飲み干すと、新たな缶を開けた。
「はい、それじゃかんぱーい!」
 桃乃と白鳥がカツンと缶を合わせると、他の住人たちも、
持っていた飲み物を掲げ、ハルも、ミネラルウォーターを注いだお猪口を持ち上げ、
乾杯の仕草をする。

「っはーっ!」
 一息で缶ビールを飲み干した桃乃が、隣に座る白鳥の肩をばんばんと叩いた。
「さあさあ、じゃんじゃんやんなさい、おつまみも一杯用意してあるわよ」
 さっき『ちびちび』って言ったのに…と、詮無いことを思いつつ、
白鳥はお菓子を口に運んだ。他のみんなもわいわいやりながら、
ジュースやビール、お菓子やお抓みを銘々に口にする。

「はいはい、あんたはこれ、ミネラルウォーターね」
 そんな中、お菓子をつまむ皆を物欲しそうに見るハルに、
桃乃が空になったお猪口にミネラルウォーターを注ぐ。
ハルは一度はそれで満足するのだが、すぐにまた、
みんなの方を物欲しそうに見つめてくる。
 と、傍に座る沙夜子が、何を考えたか…あるいは何も考えていないのか、
菓子皿から柿の種を一粒取ると、はい、とハルに手渡した。
ハルは嬉しそうな顔をすると、止める間もなく、
それをポイッと口の中に放り込でしまう。

「あらら、沙夜ちゃんダメよぉ」
 と言いつつも、少しだけ期待して、桃乃や他のみんなは、
ハルが柿の種をもぐもぐ頬張るのを見ていたが、案の定、
彼女はすぐにそれをペッと吐き出してしまった。
「やっぱりダメなようですね〜」
「なんで食べられないのに欲しがるんだコイツ?」
137ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/09(月) 22:06:38 ID:RkpRiBy8
「一人だけ仲間外れみたいで嫌なんじゃないの?」
 桃乃がよしよしとハルの頭を撫でながら、
空になったお猪口にもう一度ミネラルウォーターを注いでやる。
「あんたも、みんなと一緒にご飯を食べられれば良かったのにねぇ」

 桃乃は、ジロリと白鳥をねめつけた。「まったく、なんで『水しか飲めない』
なんて設定にしちゃうんだか。ほーんと気が利かないパパよねぇ」
「ですです〜」
「誰がパパですか誰が」
「君よ、き・み。君が生みの親でしょうが」
「ですから、そうと決まったわけでは…」
 ポッキーを突きつけて言う桃乃に、気後れしつつも白鳥が言い返すと、
彼女はやれやれと肩をすくめた。
「まーだそんな事を言ってるのかね、君は? いいじゃないの、
絵本のキャラクターが現実にやって来る。オー、ファンタスティック!」
「早く認知してくださいです〜、パパさん〜」
「あのね…」

 茶化す二人に、白鳥は冷ややかな視線を送っていたが、
ふと真剣な眼差しになると、手に持った缶ビールの飲み口に目を落とし、
本当にハルは“それ”なんだろうかと、もう何度目かになる質問を、
自分にぶつけた。本当にハルは絵本から抜け出して来たんだろうか、と。

 じっと缶を見つめ、白鳥はしばし考え込んでいたが、
不意にその口元を緩ませると、缶を見つめたまま、彼は静かに口を開いた。
「“それ”だったとしても、そうじゃなくても、どっちでもいいんじゃないですか?」
「へっ?」
 白鳥は視線を上げると、ぽかんとする皆を見渡し、後を続けた。
「桃乃さんや灰原さんも言ってたじゃないですか、
ハルちゃんがどこから来たかなんて、そんなことどうでもいいって」

「…あ〜、そういや言ったかも」
「灰原は知らんが、俺は言ったっけな」
 桃乃とジョニーが天井に目をやり、答える。
「僕も、最近思うんです。ハルちゃんが何者かなんて、
どうでもいいんじゃないかなって。ハルちゃんは今、ここにいて、笑ってくれてる。
それだけでいいや、って…」
 そこまで言って、白鳥はシンとなってしまった皆に気付き、
照れ臭そうに頭を掻いた。「あはは、ちょっと無責任…かな?」

「…ま、それでいいんじゃないの?」
「ですね〜。世の中説明できない不思議なことはいっぱいありますし〜」
「ダナ」
 しみじみした様子で頷く桃乃たちに、白鳥は笑みを浮かべた。
そしてみんな揃って、ハルのほうを向く。そう、大切なのは、
彼女が今、ここにいるという事実…

 と、振り向いた彼らの頭に、ジトッと汗が浮かんだ。
138名無しさん@ピンキー:2006/01/09(月) 22:07:52 ID:RkpRiBy8
とりあえず今日はここまでっす。後半はまた後ほど〜
139名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 00:43:29 ID:q/PCmHHr
>>131
だからこそ読んでみたい。すでにまほらばじゃないかもしれんがな(´・ω・`)

>>138
GJ!はやく続きを投下してk(ry
140名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 02:01:17 ID:jvhDjbmL
>>125
ノシ とりあえず生きてるぞと言ってみる。

>>127
作業完了しますた。新年なんで正月風の壁紙になってます。
実は自分の作品の一部がまだうpしていないので、その辺はご容赦を。

>>128-129
どうでしょう、前スレ見てたら3分の1ぐらい議論でしたけど?

>>138
定期的な投下GJです。


しかし>>117で言ってみるものだ……というわけで、ちゃんと構想は練ってますよ。
どうしてもシリーズ立てしてしまう俺THE2流ラノベ作家。僕の悪い癖。

いつになるか未定ですが、まほログに投下するのでお待ち下さい。
今年も宜しくお願いします。
141名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 04:11:55 ID:tezlM6z3
>>138
激しくGJ。続き期待。


「終わりの始まり」の人はどこへ行っちゃったんだろうな。
ここ見てるのかな?
142名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 12:27:45 ID:KOIABrUt
>>138
いいかげん消えろやクズ
143名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 12:40:01 ID:kYof64Pu
はいはい無視無視
144名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 16:24:55 ID:vxJPkTgK
はいはい無視しない無視しない
>>138
いいかげん消えろやクズ
145名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 16:29:34 ID:qKtj3LrZ
はいはいスルースルー
146名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 18:13:19 ID:SrvIOh1p
まほらば〜鳴滝荘での一時〜 05/01/19 19:49:23

このスレももうすぐ1周年。と言う事で記念SSを(ry
147名無しさん@ピンキー:2006/01/10(火) 22:46:55 ID:UX18GG9O
>>146が良いことを言った
148名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 04:24:10 ID:bH2Sa3uJ
>>147も良いことを言った
149名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 08:36:47 ID:JGICAP86
>>148は良いことを言えないようだ。
150名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 13:18:49 ID:n7FM3xZP
>>151が良いことを言うようだ
151名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 13:46:13 ID:iE1JhKJF
桃さん、結婚おめでとう! 時期外れでスマソorz 元部長に(;*´Д`*)ハァハァ
152名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 17:48:29 ID:kM4SZkbe
>>153が記念SS書いてくれるようだ
153イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/01/11(水) 20:12:48 ID:nj/gkLmV
>>138
定期的にGJ。
白鳥クn(ry

>>152がいいことを…俺?
154名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 20:42:04 ID:yxRYDmvW
>>153
がんがれwww

>>155も記念S(ry
155名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 21:34:44 ID:c6yaHbE5
職人様は>>160からSSを書き出してくださるそうだ。
156天国だった人:2006/01/11(水) 22:33:53 ID:a4Xcib0P
>>155
ならばお題を
157名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:16:35 ID:MsJALnlG
パラレル時代劇
158名無しさん@ピンキー:2006/01/11(水) 23:48:12 ID:JGICAP86
シリアル陵辱劇
159名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:04:48 ID:w2e2M/FQ
シリアル凌辱劇をお待ちのところすいませんが、
昨日鯖落ちでうpできなかったハルイロ八話の後半いきます。
160ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/12(木) 00:06:06 ID:Ne95N9GO
「…なにやってんの、沙夜ちゃん?」
 四人が話をしている隙に、手持ち無沙汰にしていた沙夜子が、
いつの間にやらハルの髪をいじって、頭の上に輪っかを二つ並べたような、
いわゆる稚児髷に結い上げてしまっていた。おまけにティッシュペーパーを、
羽衣風にアレンジしてあり、まるで天女かなにかのようである。
いや、七夕だから、織姫をイメージしているのだろうか。いずれにしろ、
元々妖精のようなハルが、ますますもってお伽の国の住人といった雰囲気だ。

「ホント、どっから来たのかなんて、どうでもいいことだわねぇ…」
 気に入ったのか、にこにこにこにこと、いつも以上に嬉しそうな顔のハルに、
桃乃は頭を掻きながら、少し呆れたように、ふっと小さく息を吐いた。
そして口元をわずかにほころばせ、桃乃はハルを眺めていたが、
その口元が不意にひくひくと震えだしたかと思うと、彼女は突然ぷっと吹き出した。
「ぷわっはははははは、ハルちゃんその髪型似合いすぎ〜!」
膝をぺちぺち叩きながら大笑いをする桃乃に、珠実や白鳥も、
釣られるようにくすくす笑い出す。
「沙夜ちゃんも相変わらず、こーゆー事だけは上手ねぇ」
「うふ…」
「誉めてんのかソレ?」

「いえいえ〜、沙夜子さんも偶には役立ちますね〜、可愛いですよ〜」
 デジカメを取り出し、珠実がパシャパシャハルの写真を撮っていると、
その横で桃乃は何やら考え込むように、顎に手を当てた。
「でも、こーなると牽牛も欲しいところだわねぇ、珠実隊員?」
「はい〜」
「え…?」
 妖しく目を光らせながら振り向いた桃乃と珠実に、白鳥がギクリと身構える。

「ちょっと拝借です〜」
「オォッ!?」
 だが、彼女たちの標的にされたのは、白鳥ではなく、隣にいた灰原…でもなく、
その手に装着されたジョニーであった。
「はい、桃隊長〜」と、珠実が取り上げたジョニーをひょいっと桃乃に投げ渡し、
それをキャッチした桃乃は、やはりティッシュで作ったシニヨンキャップを、
ジョニーの後頭部にくっつけ、即席牽牛に仕立て上げると、ハルの横に並べ置いた。

「ほい、七夕カップルのできあがり〜!」
「男前ですよジョニ〜」
「……!!」
灰原が涙をぶわっと溢れさせ、ジョニーを取り戻そうとするが、
珠実はそれを片手で押し戻しながら、ハルとジョニーの2ショットを撮りまくった。
 桃乃は織姫ハルと牽牛ジョニーに、腹を抱えてケタケタ笑い、
そして沙夜子は、もう飽きたのか、一人だけあさってのほうを向いて、
もぐもぐとお菓子を頬張っている。

『この人たちって…』
 しみじみとしていた雰囲気を、一瞬でどこかへと吹き飛ばす住人たちに、
白鳥は少しどんよりしていたが、やがて、ふっと微苦笑を浮かべた。
 近頃何か元気のなかったハルも、今日はいつもの可愛い笑顔を見せてくれている。
育成灯のおかげもあるだろうが、もしかしたら、このみんなの賑やかな姿こそが、
ハルにとっては何よりのご馳走なのかもしれない…。
161ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/12(木) 00:07:10 ID:Ne95N9GO
 それからしばらく、廊下で賑やかに宴会は続いていたが、白鳥はふと、
ハルがじっと空を見上げているのに気がつき、彼も一緒になって空を見上げた。
『あ、雨がやんでる…』
 いつしか小雨はやんでいて、空の低いところを、黒い雲が流れている。
「雨、やんだんだね」
 雨がやんだのがうれしいのかなと、白鳥が声をかけると、
ハルは彼のほうを向いてゆっくり微笑み、空の一点を指差した。
白鳥がその指の先を目で辿ると、ビルの合間から覗く西の空に、
雲が薄くなって、茜色に染まった部分があるのが見える。

「あ!」
「ん〜、どったの白鳥君?」
 思わず声を上げた白鳥に、住人達が訝しげな目を向ける。
「ほら、少しお日様が見えてきましたよ」
 白鳥が空を指差し、みんなに教えると、住人達は揃って空を見上げた。
「お〜、ホントだ。この調子なら今夜は星が拝めるかも!」
「ですね〜」
「やっぱり星が出てた方が気分が出るヨナ」
 桃乃と珠実、そして無事灰原の手に戻ったジョニーが、
急速に広がる茜色の空に、嬉しそうな顔をする。

「白鳥さん、もう帰ってらしたんですね」
 とそこに、とことこと梢が現われ、空を見ていた白鳥に声をかけた。
「あ、梢ちゃん。ごめんね、帰ったのに顔も見せないで」
「いえ、お構いなく」梢は言うと、他の住人たちに顔を向け、言った。
「それじゃあ、もう用意も出来ましたし、そろそろお夕食にしましょうか?」
「ご飯…」
 待ってましたとばかりに、ふらふらと沙夜子が立ち上がるが、
桃乃がそれに待ったをかけた。
「ちょっと待って。…ねぇ梢ちゃん、今日はここで食べない?」
「ここで、ですか?」
「ほら、雲が晴れてきて、星が見れそうなのよ。せっかく七夕なんだから、
星を見ながら、ってのが風情があっていいじゃない?」

 桃乃に言われ、梢が西の空を見上げたその時、薄くなった雲を透して、
濃いオレンジ色の光が回廊に射し込み、彼女を包み込んだ。
「わぁ…」
 眩しさに思わず手をかざしつつ、梢はにこりと桃乃に頷いた。
「それじゃあ悪いんですが、運ぶのを手伝ってもらえますか?」
「はいよ」
「あ、僕も手伝うよ」
「わたしも手伝うです〜」
 頑張れ〜と手を振る年寄り二人とハルを残し、残り全員でキッチンへと向かい、
ほどなく、大きなタライを梢と白鳥が二人掛りで運んで戻ってきた。
桃乃と珠実、そしてずっとキッチンにいた朝美も、
おかずを盛り付けた大皿などを手にやってくる。
162ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/12(木) 00:07:53 ID:Ne95N9GO
「ホウ、今日はそうめんか」
「はい。簡単なもので申し訳ないんですが、どうぞ」
 廊下の真ん中に置かれたタライを覗き込んで言うジョニーに、梢が頷く。
タライの中のそうめんは、天の川に見立てて盛り付けられていて、
所々にサクランボや梅干、織姫と牽牛らしい人型や星型に切ったハムなどがあしらってある。
少々ファンシーでファンキーではあるが、いかにも梢らしく、
そして宴会らしい賑々しい盛り付けに、住人たちの顔はほころんだ。
「とんでもない〜、文句なんか言ったら罰が当たるです〜」
 珠実の目は、「罰が当たる」のではなく「罰を当てる」と言っていたが、
そうでなくとも、もちろん誰にも文句などあるはずもない。
ご馳走が並び終わるや、「いただきま〜す!」と、住人たちは一斉に箸を伸ばした。


 お約束の色付きそうめんの奪い合いに、ネギだ生姜だ梅干だと薬味の食べ比べ、
果てはサクランボの軸結び大会と、騒々しく夕食は進められ、
そうめんがあらかた姿を消した頃には、とっぷりと日は暮れて、
先刻よりもさらに広がった雲の切れ間から、待望の星々が姿を現していた。

「星がきれいだねー」
「うん…」
「そうね…」
 雨上がりの星空は、塵が洗い流されて、いつも以上に美しかった。
食事も一段落ついた住人たちは、まったりとしながら、皆でその星空を見上げていた。
 梢たちが作ってくれた唐揚げや春巻きなどをツマミに、
彼らはお酒やジュースをちびちびとやっていたが、そんな中、
かなりでき上がってきた桃乃が、不意に庭に降り立ったかと思うと、
「アイムシ〜ンギンインザレ〜ン♪」と、
水溜りの水をバシャバシャと跳ねあげて踊り出した。

「いいゾ、桃〜」
「あはは、桃乃さん上手〜」
 軽やかにステップを踏む桃乃に、皆が笑いながら拍手を送っていると、
「ならばわたしも〜」と、今度は珠実が庭に出ていき、
「雨に濡れても」を唄いながら踊り出す。そしてそこに桃乃も加わって、
二人のデュエットが始まった。

「二人とも凄いね」
「ええ…」
 英語の歌詞をそらで唄いながら、即席のミュージカルに興ずる二人を、
白鳥と梢はしきりに感心しながら眺めていた。他のみんなも、
二人に盛んに声や拍手を送り、ハルも目をキラキラさせ、踊る二人に見入っていた。
 と、桃乃が縁側に寄ってくると、そのハルの植木鉢を抱え上げ、
今度は「Little Shop of Horrors〜♪」と唄い始める。
桃乃に振り回され、最初はびっくりした顔をしていたハルも、
すぐに笑顔に戻ると、歌のリズムにあわせ身体を揺らし出した。
楽しげなハルや桃乃たちの姿に、白鳥も梢もにこにこしながら、
桃乃の歌にのせ、微かに身体を揺らす。

 こうして、次第に数を増やしていく星の下、飲んで歌って踊ってと、
宴は賑やかに続いていった。
163ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」:2006/01/12(木) 00:09:03 ID:Ne95N9GO
 やがて夜も遅くなってきた頃、ハルがふぁぁ…と一つ欠伸をし、
釣られるように、梢も欠伸を漏らした。
「あの、そろそろわたし、先にお休みさせてもらいますね」
「ん〜…? そっか、休みでも起きるの早いもんね。いつもご苦労様〜」
 腰を上げる梢に、桃乃が酔眼を向け、少し呂律の怪しい口調で言う。
「いえ、それがわたしのお仕事ですから」
 梢は桃乃に笑顔で返すと、ハルの前に行って跪き、両手を伸ばした。
「さ、ハルちゃん行こう」

「ああ、今日は梢ちゃんが預かる番だっけ?」と白鳥。
いくらハルが庭に生えていたとはいえ、
夜中に独りぼっちで外に放っておくのも可愛そうなので、
夜はいつも、順番に部屋で預かることになっているのだが、
この日はそれは梢の番であった。

「それじゃみなさん、お先に失礼しますね」
 眠たげに目をこするハルを抱き上げ、ペコッと頭を下げる梢に、
住人達が軽く手を振り、声をかける。
「お休み、梢ちゃん」
「お休みなさいです〜」
 そして彼らは、梢の手の中のハルにも、同じように手を振った。
「ハルちゃんもお休み〜」
「また明日ね〜」
 笑顔で手を振る住人たちに、ハルもバイバイと手を振り返してくる。
梢がみんなに背を向け、部屋に向かって歩き出しても、
ハルは植木鉢から身を乗り出し、梢の横から顔を覗かせて、
名残惜しそうにずっと手を振り続けていた。
 その顔がなんだか寂しそうだったことにも、その瞳がなんだか潤んでいたことにも、
誰も気付いてはいなかった。


 そして翌朝、いつもより少し早く梅雨が明け、本格的な夏がやって来た。

 そして……


 ハルイロ〜第八話「ホシマツリ」・完
164名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 00:09:58 ID:Ne95N9GO
ということで、次回でお終いのはずです。
終わる前にやっておきたかったネタ色々を
詰め込んだら、ネタのつぎはぎみないなSSに…
とりあえず桃さん&ハルでリトルショップオブホラーズは
やっておきたかったので…唄っただけだけど。
165名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 01:01:08 ID:k/1m6pGZ
うはwww>>155の予感的中wwwテラワロスwww

>>164
GJ

さて消しゴム氏と>>155に禿しく期待、と。
166名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 02:22:54 ID:Yp5Z7qPz
>>164
GJ!あぁ…終わっちまうのか。もう炬燵の人が転げまわることもなくなっちまうのかな…
167名無しさん@ピンキー:2006/01/12(木) 18:20:30 ID:Q2MdJE8m
住人少ないな
168名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 00:01:59 ID:Zy9caCTV
んじゃ短めのやついきますね
169その笑顔:2006/01/13(金) 00:03:04 ID:Ne95N9GO
沙夜子は、まだ四歳にもならない朝美の手を引き、
ふらふらと街の中をさ迷い歩いていた。
最愛の人を事故で失ってから数ヶ月。まだ悲しみの癒えぬまま、
彼の残していった朝美を養うためにも、わずかな気力を振り絞り、
生まれて初めてアルバイトをやってみたものの、
昨日、早くも3度目の首を言い渡されたところであった。

蓄えは心許なく、早く次の仕事を見つけなければならなかったが、
叱られ、怒鳴られ、罵られ、あげく馘にされるの繰り返しがほとほと嫌になり、
仕事探しはひとまず捨て置いて、ここのところ、
あまり構ってあげられなかった朝美を連れ、
こうしてあてどもない散歩へと、沙夜子は繰り出したのだ。

(……?)
無機質なビル街の中を、ぼーっと歩いていた沙夜子は、
やがて前方のとある光景に気付き、歩みを緩めた。
彼女たちの先には、こんなビル街には似つかわしくない、
古風な造りのお屋敷が一軒建っていた。そしてその門前には、
提灯や花が飾られている。

(ここでもお葬式…)
あれからまだ半年にも満たない、夫の葬儀を思い出し、
沙夜子の胸がズキンと痛んだ。視線を落とし、
彼女はのろのろとその家の前を通り過ぎようとしたが、
通りすがりに、ふと門の中へ目をやると、玄関の脇で、
黒のフォーマルな服を着た、小学校低学年くらいの女の子がうずくまり、
肩を震わせているのが見えた。
亡くなったのは、きっとその子にとって大切な人だったのだろう。
少女を気の毒に思うと同時に、その女の子に自分の姿が重なり、
沙夜子はいたたまれずに、再び朝美の手を引くと、
その場を歩み去っていった。
170その笑顔:2006/01/13(金) 00:03:55 ID:Zy9caCTV
その家からもう少し行ったところに、広い公園を見つけた沙夜子は、
中に入ると、ベンチに腰を下ろした。元気に鳩を追いかける朝美を横目に眺め、
ぼんやりと、枝振りのいい木立に意識を向ける。

あの枝にロープを結んで首を吊れば、あの人のところに行けるだろうか…?

すでに一度、試したことがあったが、残念なことに枝が折れてしまい、
願いは叶わなかった。でも、この公園の木の枝は太いから、
もしかしたら今度こそ…。

でも、自分が死んでしまったら、朝美はどうなるんだろう?
沙夜子は楽しそうにしている朝美に意識を移し、思った。
夫に身寄りはなく、自分も実家とは絶縁状態、もし自分までいなくなったら、
朝美は誰が育ててくれるのだろうか?
だが、むしろそのほうがいいのかもしれない。誰であろうと、
こんな自分と一緒にいるよりは、はるかに幸せなのではないだろうか?

きゃっきゃっとはしゃぎながら鳩を追いかけている朝美は、
父親の死も忘れたように、本当に楽しそうだった。
自分は、その笑顔をいつまで見られるんだろう。
こんな自分に、朝美はいつまで笑顔を見せてくれるんだろう…?


「朝美、行くわよ…」
「うん、お母さん!」
これ以上この公園にいると、本当にこのまま首を吊ってしまいそうな気がしたので、
早々に沙夜子は朝美に声をかけ、笑顔で返事をする彼女の手を引いて、
公園を後にした。
だが、その足の向いた先は、彼女たちの住むアパートではなかった。
まだしばらく、こうして外を歩いていたかった。あの部屋には帰りたくなかった。
彼が生きていた頃には、愛と夢と希望が一杯詰まっていたあの部屋も、
今は不安と悲しみと絶望しか残っていないから。
171その笑顔:2006/01/13(金) 00:05:17 ID:Ne95N9GO
「……?」
公園を出た沙夜子は、再びビル街の中をうろうろとさ迷っていたが、
いつの間にか、またあのお屋敷の前へと戻ってきてしまっていた。
「……」
とぼとぼと、その屋敷の前を通り過ぎようとした沙夜子は、
さっき泣いていた女の子のことがつい気になって、
通りすがりに、再び門の中へ顔を向けた。

「……!」
「どうしたの?」
沙夜子の足がぴたっと止り、朝美が不思議そうに彼女を見上げる。
そこで沙夜子が見たのは、意外にも、あの女の子の笑顔だったのだ。
玄関先の上がり框の端っこに、先ほどの女の子と、もう一人、
彼女よりも少し年上らしいが、それでもまだ10歳にならないくらいの男の子―
一見女の子のようにも見えるが、半ズボンを履いているので、
きっと男の子だろう―が、肩を寄せ合って座っていた。
少女は男の子の広げた本を…いや、スケッチブックを見て笑みを浮かべ、
男の子も、その女の子に暖かい笑顔を向けている。

兄妹なのか親戚なのか、あるいは幼い恋人同士なのだろうか。
きっとその少年が、女の子を慰めてあげたのだろう。
すっかり元気そうな少女に、沙夜子は安心したが、
一方で仲睦まじい二人の姿に、幸せだった頃の自分たちの姿が重なり、
またもやいたたまれない気持ちに襲われる。

「朝美…?」
と、その時だった。急に朝美が沙夜子の手を放し、門をくぐり抜けて、
その二人の方へと駆け出していってしまった。
沙夜子は慌てて追いかけようとしたが、受付の人の訝しげな視線を受け、
門の前でおろおろと立ち尽くした。
172その笑顔:2006/01/13(金) 00:06:57 ID:Zy9caCTV
「なにみてるの?」
「え?」
楽しそうな二人に、興味を持った朝美は、スケッチブックを覗き込み、訊ねた。
熱心にスケッチブックを見ていた二人は、見知らぬ女の子に突然横から覗き込まれ、
驚いたように顔をあげたが、すぐに女の子の方が、朝美に微笑みかける。
「この人がね、絵本を描いてくれたの」
「えほん?」
「うん。あなたも見る?」
女の子に言われ、朝美は変な動物たちが描かれたスケッチブックをじぃっと見つめ、
少し考えてから、笑顔で大きく頷いた。「うん、みるー!」

「ね、また最初からお話して」
男の子は、勝手に話が進んでいることに、少し戸惑っていたようだったが、
女の子にせがまれると、笑みを浮かべ、コクンと頷いた。「うん、いいよ」
そして男の子は、スケッチブックの最初のページを開き、
描いてあったお城の絵を二人に見せ、話し始めた。
「むかしむかし、ある大きなお城に、お姫様がたった独りで住んでいました……」

二人はわくわくとした顔でスケッチブックを見つめ、
男の子のお話に耳を傾けた。話が進むにつれて、二人は時に驚き、
時に眉を曇らせ、しかしほとんどは、にこにこと朗らかな笑みを浮かべ、
目をキラキラと輝かせて、夢中になってお話に聞き入っていた。

(朝美…)
男の子のお話に笑顔を見せる朝美の姿に、門の所から見守っていた沙夜子の口が、
次第にぽかんとしたように開かれていった。

朝美が、あんなに楽しそうに笑っている…。
もしかしたら、難しく考えすぎていたのかもしれない。沙夜子は思った。
今だけじゃない、さっきの公園でもそうだ。いつだって、どこだって、
朝美はいつも笑顔を見せてくれた。笑顔で「お母さん」と呼んでくれた。
あの子の笑顔を見るのに、特別なことなんて必要ないのかもしれない。
こんな自分でも、きっと朝美の笑顔を見ることはできる、
きっと朝美は笑顔を見せてくれる。今あったばかりのあの子たちにできたんだ、
きっと自分にだって…。

だから…だからもうちょっとだけ、頑張ってみよう。
朝美の、その笑顔がある限り。
173その笑顔:2006/01/13(金) 00:08:10 ID:Zy9caCTV
「こうして、お姫様と王子様、それに森の動物たちは、
いつまでも一緒に、楽しく暮らしましたとさ。……おしまい」

即興の絵本を読み終えると、男の子は、ちょっと照れ臭そうな顔をして、
二人の少女の顔を見た。
二人はしばらく、胸がいっぱいになったような面持ちで、
ほぅっとスケッチブックの最後のページに目を落としていたが、
やがて顔を見合わせて微笑み合うと、揃って、男の子へ笑顔を向けた。
「おもしろかったぁ」
「すごく楽しかったよ、ありがとう」
「そう? 良かった…」

「ハッピーエンドでよかったね」
「うん」
頬を赤らめ、頭を掻く男の子の横で、女の子と楽しそうに話している朝美に、
沙夜子は門の所から呼びかけた。
「朝美、もう帰るわよ…」
「はーい、お母さん」
朝美が振り返り、沙夜子にその笑顔を向けると、駆け寄っていく。
沙夜子はしゃがんで朝美を胸に迎え入れつつ、朝美の背中を見送っていた二人に、
頭を深く下げた。

「お兄ちゃんお姉ちゃん、ばいばーい」
二人に向けて手を振る朝美に、二人もばいばいと手を振り返してくる。
沙夜子も二人に手を振ると、朝美の手を引き、歩き出した。
自分たちの…自分と朝美の家へと向かって。
あそこには、悲しみと絶望と不安しか残っていないと思っていた。
でも、それは違った。まだ、この子がいる。この子の笑顔がある。
あの人と自分の、かけがえのない大切な娘の笑顔が…。

「どんなお話だったの?」
「あのね、あのね、お姫様と、王子様と、動物さんたちがね…」
道すがら訊ねる沙夜子に、朝美は勢い込んで、さっきの絵本のお話を彼女にし始めた。
ニコニコと楽しげに、いつもの笑顔を見せながら。


だが…

「……ここ、どこ?」
「お母さん泣かないで。きっとおうちはあっちだよ」
母娘が家に帰るには、まだ少し時間がかかったという…。


 おしまい
174名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 00:09:47 ID:Zy9caCTV
どんな時でも、そうさ大丈夫朝美(キミ)がいるから〜♪
と、「僕のスピードで」をイメージして書いてみました。
言うまでもありませんが、男の子と女の子は白鳥君&梢ちゃんです。
黒崎ダンナと梢ちゃんの曾御爺さんの亡くなった時期が近いんで、
もしかしたらあったかもしれないこんなお話、って感じで。

白鳥君が梢ちゃんに絵本を書いてあげたのは回廊だったんだが、
その後玄関先に場所を移したんだということで一つ…。
175名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 00:11:51 ID:yGrdUu/E
ぐーっじょぶ!!

そういや黒崎親子もの書いてないな、俺
176名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 01:12:46 ID:SDu9kgkk
グッドジョブ!

なんでこんな神がたくさんいるのに住人少ないんだ
177名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 02:05:07 ID:Q5chxRg/
多くの住人が先の大戦で戦死したからな。今更、新規で住人が来るとも思えんし。

1年前から此処にいる住人はいる?
178名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 03:11:46 ID:F7ORLFVY
墓場からのぞいている
179名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 05:59:04 ID:IJt/YY8U
>>155だが…
まさか本当に>>160で来るとは思わなかったぜw
テラグッジョブ
180名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 06:35:15 ID:AMstpLPZ
>>177
>新規で住人
俺、前スレからだよ(゚∀゚)ノ
181名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 07:46:25 ID:/JbzU3yi
>>174
自分こういうのかなり好きです。
全体的に抑え気味のモノクロな感じが、沙夜子さんらしい雰囲気を出していて良かったと思います。
182名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 17:25:16 ID:2FrhSvgc
GJ!!ハルイロ・その笑顔・に乾杯。
183名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 17:52:57 ID:4pLmfb/I
一応○○の場合の時はいたかな
184名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 19:06:30 ID:IJt/YY8U
>>177
一時の時ちらほら立ち寄り、2時から本格的に住み着いた。
185名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:35:29 ID:f5BAHv8a
>>177
多分1時の2月頃から見ている人がここに

後六日で1時が立って1年かぁ・・・
186名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:41:24 ID:IJt/YY8U
とりあえず「一時」の読み方が「いっとき」てことを知っている方がのくらいいるのやら。
187名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:56:28 ID:0mKyLA4q
一時から見ています
>>186
「ひととき」じゃなくて?
188名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 21:58:26 ID:IJt/YY8U
>>187
あれ?そうだっけ?
…なんか自信なくなってきたorz
でも「いちじ」では無いのは確か。うん。これは自信持って言えるぞ。
189名無しさん@ピンキー:2006/01/13(金) 23:29:08 ID:P4mutWfq
まだ古参住民結構残ってたんだね。俺も1時の終わりくらいから
>>188
「ひととき」だったような気がする。俺も自信ないけど
190名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 00:18:51 ID:4fTvGsox
古参…………ぐうたら つд`
191名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 01:21:57 ID:cAU6MApD
ぐうたらについては何も言うまい。そんな俺は五時ごろから住み着いたわけですがみんな早くからいるんだな…
192名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 08:39:10 ID:/edUOMq9
俺は三時くらいから・・・ってもせいぜい半年前だよな。
193名無しさん@ピンキー:2006/01/14(土) 08:42:08 ID:/edUOMq9
そうそう>>174GJ

ってハルイロの人かよ。そんなに急がずに間あけりゃいいのに。
194名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 03:20:48 ID:DsIg9t8H
職人がいないな
195名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 13:01:40 ID:9IgjUnqj
今アクティブな職人って…1,2人くらい?
196名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 17:00:06 ID:rnQ8+H+H
ほんとに1周年記念大丈夫なのか?
197名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 17:55:26 ID:JKsb/5rg
    |┃三,.、   ,r 、
    |┃ ,! ヽ ,:'  ゙;
    |┃. !  ゙, |   }
    |┃≡゙;  i_i  ,/
    |┃. ,r'     `ヽ、    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃.i"       ゙;  < 次スレはまだ立たないのか!
    |┃:!. ・     ・ ,!   \____________
    | (ゝゝ.   x  _,::''
.______|┃= ,::`''''''''''''''"ヽ.   
    |┃  |      r';
    |┃  ゙';:r--;--:、‐'
    |┃≡ ゙---'゙'--゙'
 ガラッ
198名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:47:38 ID:7VAhlce9
一周年記念であいつにも一日限定で復活して星井君
199名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 20:55:09 ID:BY8bezUB
じゃあ一周年記念になっちん陵辱モノでも書いてみるか。
200名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 22:46:58 ID:3OKn4HDX
200
201名無しさん@ピンキー:2006/01/15(日) 23:00:33 ID:+F6nFX0e
白鳥君陵辱ものなら可。
202名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 00:34:22 ID:pY0ml2Tk
しかし、供給側が減ると一気に人がいなくなるモンだな。
すっかりハルイロの人のスレになってしまった。
203名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 00:49:26 ID:aVuLPrmL
純愛ものか陵辱ものかその他ものならOK。
204名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 01:13:29 ID:nIQdY4oO
隆士×梢's…言わずもがな
隆士×隆子…超魔術応用よる新世界
部長×珠実…超甘々百合天国
沙夜子×隆士…未亡人性欲発散プレイ
朝美×隆士…超兄妹的プレイ
隆士×珠実…奇跡と言う名のバッドエンド
隆士×立花…異色のカップリング
隆士×銀…禁断の愛
隆士×恵…紫羽(´・ω・`)カワイソス
隆士×梢×珠実…神
隆士×沙夜子×朝美…親子丼GJ
隆士×朝美×真昼…異色の超兄妹プレイ
隆士×珠実×部長…魔術etc.
隆士×珠実×銀…新世界創造
隆士×灰原…うは、夢がひろがりんぐ



↓がんがれ、まだあと3日ある。
205名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:12:54 ID:aVuLPrmL
灰原×黒崎母娘っての考えた。
206名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:21:28 ID:i/sOvkEf
>>204
変人発言及び潜在能力で把握した。
なぁに、今回は他スレに乱入はしないから安心してくれ。

とりあえず19日だけぐうたら氏降臨キボン
207名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 02:57:27 ID:nIQdY4oO
>>205
そ れ だ

>>206
orz
208名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 15:21:01 ID:bUiHAubP
隆士×隆子まーだー?
209名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 15:38:14 ID:nIQdY4oO
あと3日耐えるんだ
210名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 19:57:50 ID:xcp8HKe5
>>205
もちろん1周年記念でうpだよな?

>>208
あと3日我慢汁

>>ID:i/sOvkEf
UDスレまで追いかけたアフォはおまいかw

>>ID:nIQdY4oO
あと3日以内にAAサロンで師範代以上を取ったら今書いてるSSうpするよ
211名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:02:09 ID:x0NlUxHQ
http://tmp.2chan.net/img2/src/1137402615673.jpg

アニメ板に貼られてたこれで妄想するんだ
212名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:18:45 ID:xcp8HKe5
>>211
何か別の作品が混じって(ry
213名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:25:49 ID:x0NlUxHQ
どう見てもホモスキーと棗です。
本当にあり・・・じゃない、見間違いです。
214名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:26:37 ID:tXW0baOo
>>211
流石はアニメ板。クオリティが高いな。
215名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:46:06 ID:Rx2sPI/3
サキ「白鳥・・・そろそろ・・・その・・・入れて・・・」
リュ「え?何を入れればいいの?
   あ、梅干なんてどう?下のお口でもすっぱいのかな?」
サキ「え?ちょ・・ぴゃ・・・ぴゃぅぅ・・・」

唐突に思いついた
結構恥ずかしいが反省はしていない
216名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:47:53 ID:nIjd5ltT
>>215
続きは19日に投下します、まで読んだ
217名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 20:55:10 ID:nIQdY4oO
活気付いて来たね。
218名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:05:50 ID:eBdtbkQO
>>215
おまえなんなんだ?
スレも読まず勢いだけで投下しやがって。おまえみたいな厨がそうゆうくだらねぇことするから職人のやる気がなくなるんだよ。
ここはおまえの自己満足板じゃねぇんだ。立場わきわえろよ!
あ〜偉そうなことを言ったが俺は某サイトでエロ小説を書いている者だ。
なんか文句あるか?
219名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 21:26:29 ID:ITFUNkBp









尿道ですか?分かりません!><”
220名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:17:21 ID:JnUWoUVx
>>218
黙っておかえりください、厨房さん。
小説は妄想や空想から始まるんだよ
221名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:19:20 ID:eBdtbkQO
>>219
しらけるんだけど…無理矢理たてよみしなくていいんでつよ(^ω^)
ね?君がおもしろいのはよ〜くわかりましたから。
よ〜く考えて発言しましょうね。 てきとうなこと言って何が楽しいのかな?
めっちゃ不愉快だよ。
ぇえ!?なんとか言えよ?
222名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 22:36:29 ID:LC1sHoWh
祭りまであと二日ちょっと。

本当に祭りは来るのか?!
223名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:46:02 ID:DGzKtHlF
なんのまつりだ?
224名無しさん@ピンキー:2006/01/16(月) 23:53:46 ID:eBdtbkQO
>>223
このスレを潰す祭りさWWWW
225名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 00:01:45 ID:rL5CGaJY
はいはいエロすエロす

さて、1周年まで後3日を切りました。
記念SS担当の方、現状報告を御願いします。
226名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 00:13:55 ID:UdTvx/KV
一年で十一スレ…立派なもんだ…
227名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 01:22:03 ID:spKjv4Ku
職人の報告が来ないな。
がんがってるのかな
228名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 01:37:45 ID:dFUwLUWs
>>225
>>227
記念SS担当という訳ではないが、スレを活性化させるために一応報告をば。
>>117でも予告しておいた隆士×隆子を執筆中。
エロールとか混ぜないといけないから長編覚悟の予感。僕の悪い癖。
第一話の状態になってしまう公算が高いけど、一応隆子待ちの方が多いので投下しますね。

久々の同時多発投下になるだろうか?
229名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 03:20:22 ID:Usm4Dfr8
昔途中まで書いてやる気なくして放置中のSSを復活させるか考え中
230名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 12:45:36 ID:rL5CGaJY
>>229
kwsk
231名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 19:21:31 ID:j4Ef1yQs
職人だったヤツのトリ解析されたっぽいな
232名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 20:24:50 ID:rL5CGaJY
>>231
kwsk
233名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 20:49:15 ID:EAgoepGH
トリの解析とか無駄な努力より、1つでもいいSSを投下して欲しいもんだが。
234名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 21:23:29 ID:RHPpFv+v
別に職人が解析してるわけではあるまい。

しかしこのスレになってから投下したのはムカシタマミの人と
ハルイロの人だけかもしかして?
235名無しさん@ピンキー:2006/01/17(火) 23:45:21 ID:EAgoepGH
もしかしなくてもそうだな。
コテ職人は名無しになって潜伏してるようだが。

とりあえず、職人一人だけのワンマンショー状態になるのはちょっとアレだから
もうちょっと活気が戻ってきて欲しい所ではある。
236イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/01/17(火) 23:46:28 ID:Vb2X3IJn
ぜーはーぜーはー。
データ消えてたんでがんがってメモ帳にネタ書きこん…
書かなくていい?
さいですか…
237名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 00:54:39 ID:pZIzoSbt
あと2日
238名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 01:16:57 ID:4cZ6RU2f
>>236
そんな事言わずにぜひ書いてください
239名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 01:30:23 ID:Dv8FFskK
>>236
ネタまで用意して書かないなんて嘘だ
240名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 11:34:45 ID:S/5bwkQL
ちょっとかまってちゃん過ぎるぞ
241名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 17:31:53 ID:AStfCUgr
>>240
理解するのに30秒かかった
242名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 19:45:59 ID:ElX9j+iQ
遂にあと約24時間か
243名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 19:51:14 ID:9ZfGVk4x
お祝いは今夜零時?それともスレが立った時?
244名無しさん@ピンキー:2006/01/18(水) 23:28:27 ID:KQIHGZIY
後約30分
245イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/01/18(水) 23:29:55 ID:5iWCbcTL
とりあえずギリギリまで投下できなさそうorz
1/19の夜まで待って下せー…
ネタ、ネタはどk(ry
246名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 00:04:11 ID:xdt6m3VD
まほらばスレ、一周年おめでとう!!ってことで、一発目に行かせてもらいます。
とりあえず今日中に完結はさせるけど、今は冒頭部だけ投下します。
それでは、『For future』どうぞ。
247For future 1/2:2006/01/19(木) 00:04:46 ID:GCxS56fV
目を開けると、少し灰色の混じった空から、白い粒が降るのが見えた。
その粒はふわりと空を舞い、草木に降りる。
その中の一つがあたしの頬に触れ、体温で水になる。
雪か。
むくりと起き上がる。
「!ってて……」
頭が頭ズキンと痛む。
周りを見渡すと、そこは鳴滝荘の中庭だった。
と、視界の端からあたしに駆け寄る姿が見えた。
それは、あたしの、一番―――
「だ、大丈夫!?」
―――大好きな人の声っ!!
「しらっとりぃーーーっ!!!」
「え?早紀ちゃフゲゴッ!!?」
頭が痛いのも忘れて、小さく屈んで白鳥の胸に飛び込む。
白鳥はその反動であたしを受け止めた格好で後ろに吹っ飛ぶ。

ゴンッ!!

廊下の柱の一つに頭からぶつかった白鳥は、そのまま柱にもたれるように頭をカクンと。
「し、白鳥っ!?白鳥!白鳥ぃ!!」
白鳥の名前を呼びながら、懸命に揺さぶった。
朝の空から降る雪が、中庭から溢れていた。
248For future 2/2:2006/01/19(木) 00:05:44 ID:GCxS56fV
予想通りと言うか何と言うか。
朝起きて、部屋を出ると最初に目に入ったのは、中にはに出いていた梢ちゃんの後姿だった。
「梢ちゃん。おはよう」
部屋のドアを閉めながら僕はそう言った。
「あ、白鳥さん?おはようござい、きゃっ!?」
僕の方に振り返りながら、梢ちゃんの体が宙を舞う。
中庭に薄く降り積もった雪は、奇跡のドジっ娘である彼女を転ばすには十分すぎた。

どてーん!!

弧を描くように見事に転んだ梢ちゃんは頭からダイヴ。
目を回してその場に倒れる。
あまりにも一瞬の出来事だったので、ポカーンと見つめていた。
やがて彼女が頭を抑えて起き上がったころ、ようやく梢ちゃんが転んだという事実が体中に伝わる。
「だ、大丈夫!?」
そう言いながらスリッパを履き、中庭の中心へ駆け寄る。
が。
「しらっとりぃーーーっ!!!」
早紀ちゃっ!!?
魚子ちゃんロケットよろしくな突撃は僕のお腹にクリティカル。
その勢いは未だ死なず僕を軽々吹き飛ばし、廊下の柱に打ち付ける。
背中とお腹がくっついちゃった僕の意識は次第に………
249ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/19(木) 00:07:18 ID:GCxS56fV
っつーわけで!!トップバッターはぐうたらでした!!
いくらこのスレを出ても、こんな日に顔ださなきゃ職人の名が廃るっつーワケで投下しちまいました。
今日だけの復活の予定だから日付が変わる前にはちゃんと完結させるんで、よろしく!
250名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 00:47:39 ID:Pqy47Nd/
>>249
アンタ…やってくれるじゃねぇか。GJ!
251 ◆HXFu.IQcIY :2006/01/19(木) 01:00:53 ID:XKg1iDR1

   | \  
   |Д`) …今のうちに投下しておこう…
   |⊂    
   |
252名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:01:39 ID:XKg1iDR1
朝、なのだろう。窓、私の部屋には無いものだ、そこから太陽の光が射している。
そんなことをまだ覚醒しきっていない頭で考えながら、抱きしめていたすべすべの、そしてとても温かい…
それが何か考えようとした瞬間、一気に昨日の出来事を思い出す。
完全に覚醒しきった頭で顔と、お腹、が熱くなるのを感じつつ、
私は、ゆっくりと、顔を上げ、愛しい、愛しい、彼の、顔を、見つめ、た。
幸せに満ちた寝顔を見つめていると心臓の鼓動が恐ろしいほど早まってきた。…
昨日はもっとすごかったけど…昨晩の営みを思い出し、高まる私の目は自然と彼
の柔らかな唇に向かう。
そのまま私は初めてのキスを彼に捧げた時のように、ゆっくりと顔を近づけ、口付けを交わした。


「梢…ちゃん…」
長い長いキスの熱で溶けてしまったように呟く彼。
「白鳥さん…大好きです…」
…その時私は彼に告白したのだ。大好きであると。ずっとずっと大好きであると。
そして、恋人として、いやそれ以上の間柄になって…キス…したい、と。
彼をギュッと抱きしめたまま再び唇を合わせる。
彼と永遠に一緒でいられるよう祈りつつ…
253名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:04:00 ID:XKg1iDR1
始めの間は単に接触しているだけだったが…それでも充分だったけれど…いつの間にか
舌を使って…大人、のキスをしていた。
やさしく彼の口内を舐めるだけで身体中にいいようのない刺激が走り、逆に
彼に同じことをされるとそれ以上の刺激…もう快感と言ってもいいのだろうか、
そんなものが背中を突き抜けていく。
ぴちゃぴちゃというエッチな音と共にどんどん力が抜けていく。


本当に永遠のような長いキスを終えると、つーっと伸びる唾液の橋。
さっきより格段に朱く、そして決断を下した彼の顔。
シンクロしていく私と彼の鼓動。
そして私の、彼とひとつに、愛するものとひとつになりたいせつないほど訴える私の心。

…決めた。

「…梢ちゃん。」

…もう怖れなどない。

「僕も梢ちゃんをずっと好きで…」

…私の身体、心、すべて捧げよう。

「ずっとずっと愛しているからっつ…!!」


…ギュッと抱きしめられる。…力強くて、やさしくて、愛しくて…そんな彼に愛してもらえるなんて…
心の底から嬉しくて溢れてくる涙。
「ありがとう、ございますっ…」
「こ、梢ちゃん?!」
「だ、大丈夫です…とっても嬉しくて…」
「う、うん…僕も、梢ちゃんにそう言ってもらえて嬉しいよ。」
そう言って涙を拭ってくれる彼の目はとても優しいものだった。


涙を拭き終えると、決心した私はおもむろに彼の膝から下り、彼の正面にきちん
と座る。
「白鳥さん…」
そして、彼に告げた。
「…私、白鳥さんとい、一緒に、ひとつになりたいんです!」


「だ、だから、私とえ、エッチしてくださいっ!!」


これはある春の日のお話…
254 ◆HXFu.IQcIY :2006/01/19(木) 01:07:22 ID:XKg1iDR1

   | \  
   |Д`) …大家さんのキャラ違うって?
   |⊂   …すんません私の技量不足です… 
   |

   | ノ
   | ノ サッ
   | ノ
   |

   |
   |    1周年記念に変えて、これからもこのスレに幸多からんことを…
   |
   |
255名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:11:55 ID:lUcwMqsy
せっかくの一周年ですし、私も投下させていただきます。
白×千のエロです。白鳥君受け…ですかね。
256名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:12:26 ID:lUcwMqsy
「えーっと、これはここで良いの?」
大きめのダンボールを抱えて、梢ちゃんに尋ねる。今日、僕と梢ちゃんは物置の整理をしていた。
何故二人っきりかと言うと、他の皆は忙しかったからである。黒崎さん親子は内職で、桃乃さんと灰原さんは買い物に出掛けたっきり
である。珠実ちゃんは、部長さんに連れて行かれたまま戻って来ていない。
それでも少しだけでも片付けて置こうと思い、こうして二人で作業をしている。
「はい、そちらにお願いします。大丈夫ですか、白鳥さん?」
梢ちゃんが心配そうに聞いてくる。確かに少し重いけど、何とか運べそうだ。
「大丈夫だよ。この位なら……うわっ!」
そう言ったのも束の間、足元のダンボールにつまづいてバランスを崩してしまった。
「し、白鳥さん!?」
慌てて梢ちゃんが駆け寄って来るが、その行動が仇となった。
僕が盛大にすっ転んでしまい、巻き込まれる形で梢ちゃんも転んでしまった。
丁度、梢ちゃんが僕の上に乗った姿勢で倒れていて、その所為で僕は身動きが取れなかった。
このままだと何も出来ないので、僕は慌てて梢ちゃんに呼びかける。
「あ、アレ…こ、梢ちゃん!?しっかりして!?」

どうやら大した事は無かった様で、しばらくしたら目を覚ました。
「うーん…私は一体何を……って、り、隆ちゃん!?」
僕の事を隆ちゃんと呼ぶと言う事は、どうやら千百合ちゃんらしい。どっちにしろ、この姿勢はマズイ…何とか説明しないと…
「えぇっと、あのね、千百合ちゃん。この体勢は、その…」
慌ててしまって、中々言葉が上手く出てこない。チラリと千百合ちゃんの方を見ると、顔を真っ赤にして硬直していた。
「私は……そうでした、隆ちゃんと…さあ、続きをしましょう、隆ちゃん!!」
そう言われても、僕には何が何だか分からなかった。
「続きって、何の…?」
「何って、恋人同士がする事と言えば一つですよ、隆ちゃん…」
そう言って、千百合ちゃんは僕に口付けする。
突然の事に戸惑いを隠せずにいると、千百合ちゃんは嬉しそうに言う。
「隆ちゃん…気持ち良くしてあげますからね…」
千百合ちゃんが服の中に手を伸ばし、僕の胸を撫でる。
胸だけでなく、身体中を千百合ちゃんの手がまさぐっていた。
257名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:13:15 ID:lUcwMqsy
「ち、千百合ちゃん…駄目だよ…」
そう言ってはみる物の、千百合ちゃんが聞くはずもなく、色んな場所を撫でている。
すると、その手の動きが急に止まった。やっと解放されたと思ったが、どうやら違うみたいだ。
「やはり、服は着ていない方がいいですね…触り辛いですから。」
そう言うと、千百合ちゃんは僕の服を脱がしにかかる。僕は抵抗を試みるが、千百合ちゃんに敵うはずもなく、あっさりと服を脱がされ
てしまった。そして、千百合ちゃんは再び僕の身体を撫で始める。
「胸を触られると、男性でも感じるのでしょうか…?丁度いいですし、試してみましょう…」
そう言うと、千百合ちゃんの両手が僕の胸を触り始める。やさしく撫でられ、胸の突起を摘まれ…
「あっ…あぁっ…」
自然と、僕の口から喘ぎ声が漏れる。刺激を感じた身体がピクッと動き、僕は不思議な感覚に包まれた。
その感覚に戸惑いつつも、僕はどうする事も出来ずに、千百合ちゃんの成すがままにされている。
「その女の子の様な反応…実にコレクトです!さあ、もっと気持ち良くしてあげますからね、隆ちゃん」
千百合ちゃんに胸を弄られ続け、僕の身体はピクッピクッ、っと反応する。千百合ちゃんの手の動きの一つ一つが、僕に快楽を与える。

しばらく胸を弄り続けられていたが、不意に千百合ちゃんの片手が首筋に手を這わす。
そして、空いた方の胸に千百合ちゃんが口付けると、千百合ちゃんが胸の突起を舐め始める。
時には激しく、時にはさえずる様に突起を舐められ、僕はさらに快楽を受ける。
「あっ…ち、千百合…ちゃん…あぁっ」
千百合ちゃんの与えてくる刺激が気持ちよく、このまま身を委ねてしまいたい、と言う感覚に襲われる。
「ハァハァ…気持ちいいですか、隆ちゃん?もっと気持ち良くしてあげますからね…」
胸の突起を舐められ、摘まれ、撫でられ…それが気持ち良すぎて、自然と身体が反応してしまう。
胸への愛撫を続けつつ、首筋を撫でていた千百合ちゃんの手が、脇腹、お腹、太ももと撫でて行く。
「あぁっ…だ、駄目だよ…そこは…」
しかし、僕が気付いた時には、既に千百合ちゃんの腕は股間に入っていた。
心では止めさせないと…とは思っていても、僕の身体は弄られる事を望んでいる様だった。
258名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:13:52 ID:lUcwMqsy
「確か、こうすると男性は快楽を感じるのでしたね…」
千百合ちゃんが僕のモノを掴み、しごき始める。同時に胸も弄られ、たまらず喘ぎ声が漏れる。
「あぅっ…はあっ、あぁっ…ち、千百合ちゃん…気持ち…良いよ…あぁっ」
その喘ぎが千百合ちゃんをさらに興奮させてしまったらしく、千百合ちゃんの攻めが激しくなる。
「実にコレクトな反応です、隆ちゃん!」
僕のモノをしごく速度が上がり、激しく胸を刺激される。さっきからの刺激で感度が上がっていた僕は、程なくして我慢の限界に達してし
まった。
「うあっ……あぁっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!」
僕のモノから出た白濁の液が、下着と千百合ちゃんの腕にかかる。
「ふふふ…こんなに出しちゃう何て、よっぽど気持ち良かったんですね…」
千百合ちゃんが手についた白濁の液を舐めながら、嬉しそうに言う。その姿が色っぽくて、つい見入ってしまった。
「な、何ですか…そんなに見つめないで下さいよ、隆ちゃん…」
顔を真っ赤にして千百合ちゃんが言う。その姿がまた愛しくて、気付いたら僕は信じられない事を口にしていた。

「そ、その…もっと…してくれない…かな…」
これには千百合ちゃんも驚いたような顔をしていたけど、すぐに嬉しそうな顔になる。
「隆ちゃんがそう言うのでしたら…ですが、その代り…」
そこまで言うと、顔を真っ赤にしてうつむいてしまっていた。
「その代り?」
僕が気になって尋ねると、か細い声で答えてくれた。
「わ、私も、その…気持ちよくして下さい…」
恥ずかしそうに、千百合ちゃんが言う。
「あ…え、えぇっと、その…う、うん…」
僕だって年頃の男だ。どうすればいいかは、少し位なら分かる。ただ、どうしても不安になってしまう。
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ…隆ちゃんになら、何をされても構いませんから…」
そう言われて、僕は決心した。
「あ、ありがとう、千百合ちゃん…出来るか分からないけど、やれるだけやってみるよ」
千百合ちゃんの服のボタンを外し、胸の突起を優しく撫でる。
柔らかい胸の感触を楽しみつつ、突起を摘んだりする。その度に千百合ちゃんは喘ぎ声を漏らす。
「あっ、あぁ…コ、コレクトです、隆ちゃん…ああっ…」
どうやら、千百合ちゃんも感じているらしい。僕は千百合ちゃんの服を脱がすと、胸の突起を口に含んで弄ぶ。
259名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:14:25 ID:lUcwMqsy
千百合ちゃんがしてくれた様に、優しく、時に激しく愛撫する。
「り…隆ちゃん…その…あ、アソコも…」
耳まで真っ赤にして、恥ずかしそうに千百合ちゃんが言う。
「う、うん…」

そして、僕は躊躇いながらも、千百合ちゃんの股間に手を伸ばす。
女の子のアソコを見るのは、当然始めてである。緊張しないはずがなかった。
「こ、こんな感じかな…?」
試しに、割れ目を指でなぞってみる。すると、千百合ちゃんはビクッと身体を動かした。
「ご、ゴメン、大丈夫?」
痛くしてしまったのかと思い、慌てて尋ねた。しかし。どうやら違うようだった。
「大丈夫ですから…続けてください…」
顔を真っ赤にして、千百合ちゃんが言う。少し不安になりつつも、千百合ちゃんのアソコに指をいれる。
「あっ…あぁっ…り、隆ちゃん…」
千百合ちゃんが嬌声をあげる。既に濡れていたお陰で、すんなりと奥まで入った。
「大丈夫?動かすよ…?」
「は、はい…」
千百合ちゃんから了承を得て、ゆっくりと指を動かし始める。指を動かすたびに、千百合ちゃんから喘ぎ声が漏れる。
「あぁっ…も、もっと…もっと激しくっ…」
言われたとおり、指の動きを速くする。その度に、千百合ちゃんの声も大きくなっていく。
「だ、駄目です…も、もう…イっ、イっちゃいます、はあっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」
叫び声と共に、千百合ちゃんの身体がビクッビクッ、っと激しく反応した。そのまましばらく、千百合ちゃんは惚けた様に座り込んでいた。
しばらくそのままだったけど、僕を押し倒してくる。
「それじゃあ、隆ちゃんにご褒美ですよ…ふふふ…」
再び千百合ちゃんが上に乗った体勢になり、僕の胸を触り始める。その気持ち良さで、僕のモノが元気を取り戻す。
「隆ちゃんったら、こんなに大きくさせて…今挿入れさせてあげますからね…」
そう言って、千百合ちゃんが僕のモノを掴んで固定する。そして、そこに腰を沈めていく。
「んあっ…ち、千百合ちゃんの中…気持ち良いよ…」
「まだまだこれからですよ。もっと気持ち良くしてあげますからね…」
千百合ちゃんが腰を上下させながら言った。胸を触っていた手をどけると、再び胸の突起に口付けて舐め始める。
260名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:14:57 ID:lUcwMqsy
胸とアソコを同時に刺激され、また喘ぎが漏れる。
「うぁぁぁっ、ち、千百合…ちゃん…あぁっ…き、気持ち良い…も、もっと…」
僕はもう、快楽を得る事しか考えられなくなっていた。千百合ちゃんの動きに合わせて、僕も腰を動かす。
「はあっ…コレクトですっ!あぁ…わ、私も気持ち良いです、隆ちゃん…んうっ!」
千百合ちゃんの愛撫と腰の動きがいっそう激しくなり、絶頂が近い事を教えてくれる。
僕の方も、そろそろ限界が近づいていてきて、腰を振る速度も加速していく。
「はあっ…はあっ…ち、千百合ちゃん、僕、もう…うあっ、あぁぁぁぁぁっ!!」
「あぁっ…隆ちゃん、中にっ、中にぃっ!!」
その時、僕の逸物がビクンっと大きく反応し、千百合ちゃんの中に白濁の液を放った。
それと同時に千百合ちゃんの身体も大きく震え、絶頂に達した。

「はぁ…はぁ…気持ち良かったですか、隆ちゃん…?」
「う、うん…千百合ちゃんは…?」
「当然…気持ち良かったですよ、隆ちゃん…」
そう言って、千百合ちゃんが僕に抱きついてくる。そしてそのまま、僕と千百合ちゃんは眠ってしまった…

しばらくして、僕は目を覚ました。時間を確認すると、もうすぐ皆が帰ってくる時間だった。
僕は急いで服を着ると、梢ちゃんにも服を着せる。まだ起きる様子も無いので、部屋まで運んであげる事にした。
「…また、千百合ちゃんに会えた時に…して貰おうかな…」
そんな事を口にしつつ、管理人室へと足を運ぶのだった。

〜終わり〜
261名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:18:05 ID:lUcwMqsy
えー、と言うわけで、白×千でした。色々と変な所があるのは私の技量不足という事で…
と言うか、変なところだらけですが…怒られる前にさっさと逃げましょうかね…それでは。
262名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 01:43:41 ID:Pqy47Nd/
職人帰ってキタ━━(゚∀゚)━━!!!GJ!
263名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 02:00:22 ID:7aiUewjX
早紀期待!!!!
264名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 09:45:27 ID:CTQCzU4p
千百合!千百合!
265名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 14:39:05 ID:rB6tB2H6
職人さんたちGJだぁぁぁぁぁぁ!
266名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 17:03:30 ID:Mrqts3Ab
皆さんGJ!!!
267名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 17:29:50 ID:ugb88sef
おかえり職人殿。
268名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:49:22 ID:EYODAuMD
1周年おめでとう!

職人さんたちGJ!!!
269名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:49:26 ID:QkbmMS7y
只今より2年目突入ですよ
270名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 19:51:38 ID:A6yiazJK
>>268
1秒早い

>>269
3秒遅い
271イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/01/19(木) 22:22:53 ID:9JkYZs4w
ギリギリヤヴァイ。
短いですけどよかったら。
作りながら書くんで間開きますよ…
272名無しさん@ピンキー:2006/01/19(木) 22:33:27 ID:me9tEcFT
>>271
ほかの職人が困るから書き上げてからにしてくれ
273「まほらば」:2006/01/19(木) 22:34:19 ID:9JkYZs4w
「…じゃ、元気でナ」
「寂しくなりますね…」
「一人が嫌になったらいつでも帰ってきてくださいね。
大歓迎ですから♪」

…僕と梢ちゃんが灰原さんにそう言ったのが3ヶ月前。
もうすぐ梢ちゃんの誕生日。
そして、僕たちが恋人同士になってから1年が立とうとしていた。
…鳴滝荘も、静かになった。
ここに住んでいる住人も今では2人――僕と梢ちゃんだけになった。
珠実ちゃんは「カメラの修行に出る」と言ってここを出、今では月に一回手紙が来るだけになった。
青短高にも退学願を出していったらしい。
正直なところ、僕は珠実ちゃんが時々見せてくれる写真が好きだったし、それに彼女自身も好きだった。
…もちろん梢ちゃんに対しての「好き」とはまた違うけれど。
桃乃さんは言わずもがなフランスで紫波さんとゆっくりと過ごしているらしい。
…この前届いたエアメールで結婚したという便りが届いた。
写真の中でウェディングドレスを着た桃乃さんはとても嬉しそうで、梢ちゃんもこうやって笑ってくれるのかな、と思ったりした。
沙夜子さんは芸術の才能を認められ、朝美ちゃんを連れて実家へ戻っていった。
朝美ちゃんにとってもそれがよかっただろうし、それに…
一緒に遊べる同年代の友達が側にいることが何よりも大切だろう。
274「まほらば」:2006/01/19(木) 22:41:24 ID:9JkYZs4w
灰原さんは書いた小説が何かの賞をとったらしく、他のマンションに移るといっていた。
僕がここで書いてもいいんじゃないかといっても、灰原さんは首を横に振るだけだった。
…そして、灰原さんが…
鳴滝荘から出て行く、最後の住人だった。

「…ふー…」
風で木の葉が掠れる音。
どこかで雀が鳴く声。
…静かになっちゃったなぁ…
学校も冬休みに入ったものの、梢ちゃんはまだ学校。
暇をもてあまし、梢ちゃんの誕生日プレゼントを何にするか考えている。
「ぬいぐるみは…去年あげたし…
ほうき…いや、やめとこう。
…やっぱ、梅干かな…」
質より量か、量より質か…
「…うーん…」
…食べ物ってのも、何かなぁ…
…あ、そういえば梢ちゃんが言ってたな。
『何だか寂しいです、思い出が消えちゃう気がして』
………。
…そうだ。
「…その手があったか…」
275イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/01/19(木) 23:20:51 ID:9JkYZs4w
>>272
了解。
今日中にできるどうかあやしいけれど。
276ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/19(木) 23:47:47 ID:Poix8G66
…ひょっとしたら後何日か滞在しなければならないかもしれない悪寒
277ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/20(金) 00:07:05 ID:I//Db7+M
無理だったか…
出来上がってる分2レス投下する
278Forfuture 1/2:2006/01/20(金) 00:07:41 ID:I//Db7+M
白鳥を部屋に運び込み、布団に寝かせるころには、転ぶ前のことを思い出し始めた。
修行で山篭りに出たは良いものの、どうしても白鳥の顔が頭に浮かんで修行どころじゃなくなったんだ。
それで、急いで山を降りて、鳴滝荘に着いた。
廊下を歩いていると、中庭に雪が降るのが見えたから庭に出てみたら、不覚にも足を滑らせて……
それで久しぶりに会った白鳥に飛びついたんだ……
布団で眠る白鳥を見る。
あたしが今まで鍛えてきた、理由となった男。
あたしが今まで培った力は、白鳥を護るための力。
それなら、ずっと白鳥の傍にいるべきじゃあないのか?
いや、違う。
それは、あたしの甘えだ。
自分を怠っちゃいけない。
でも。
でも、白鳥に会えた、今日、だけは……
そう思い、そっと、眠る白鳥の顔に唇を寄せ―――
「おいーす!白鳥クーン!宴会やらなー……およ?」
っもも―――!!
「―――んのおおぉぉお―――」
白鳥との距離残り一ミリにまで迫った顔を引き離し、体を弓なりに折り曲げる!
「―――おおおおらああぁあぁあああぁあぁあぁぁ!!!」
のけぞった体を戻すと同時に、勢いに任せて頭を白鳥の額にぶつけるッ!!!

「へごふっ!!?」

白鳥の悲痛な声が聞こえたのが胸を痛めた。
279名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:08:06 ID:4GnLbR2r
良いこと思いついた。
1周年記念と言う事で"3日間くらい"祭りをやると言う事に(ry



最初に1周年宣言した時言えば良かったな orz
280Forfuture 1/2:2006/01/20(金) 00:08:19 ID:I//Db7+M
「へごふっ!!?」
僕の意識を再び現世に引き戻したのは、僕の意識を現世から引き離したものと同列の痛み。
目を開けば調子近距離におでこと、なぜかほっぺが赤くなった早紀ちゃんの顔。
「え?え?何!?」
驚きと痛みにメチャクチャに声を上げる。
「し、白鳥コノヤロー!!」
赤らんだ顔で、早紀ちゃんは僕の胸倉をつかんで布団から引きずり出す。
「うええぇえ?」
未だ状況を飲み込めない僕を、早紀ちゃんは、
「おりゃあああああ!!!」
回転を加えて投げ飛ばす!!!
「うわあああぁぁ!!?」
ビュン、と風を切って頭から飛ぶ僕。
なぜか部屋の前にいた桃乃さんは、
「あぶなっ」
と言ってエスケイプ!!
「桃乃さああああぁぁああぁん!!?」
絶叫と共に、僕が飛び込んだ、その先には―――!!
「池っ!!?」

バッシャーン!!

真冬の池に、僕、白鳥隆士は頭から飛び込んだ。
281ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/20(金) 00:09:14 ID:I//Db7+M
つづく。

ゴメン。無理だった。
週末と重なればいけたんだが、学校が…
今週中には上げるから。
アンチ俺の人たちにはゴメン。

>>279
その祭りに俺も混ぜてもらえると助かる
282名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:31:38 ID:4GnLbR2r
うは、割り込んでた orz

とりあえず住人を緊急収集させて、3日案について賛否を問うか。
283名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:36:30 ID:WiLClXoK
さて、祭りに遅れた私がきましたよ。

賛否取るのも面倒だし、

「まほらばスレ1周年記念祭(1/19〜1/21)」

これで良いと思うよ>>>282
284名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:37:04 ID:r4ujrpBY
うほっ、連続投下祭りだ。

>>254
梢ちゃん積極的で(゚∀゚)イイ!
>>261
久々の千百合分GJ!俺はコレを待っていた!
>>イレイザー
じっくりでいいからじっくりで。
>>ぐうたら
ぐうたら様一名ご案内です!


さてさて、二時より参入した私が、久々に投下です。
お待たせしました、隠れヒロイン登場です。
285Two〜Prologue〜:2006/01/20(金) 00:37:44 ID:r4ujrpBY

あなたは、人の心の構造を知っているだろうか?

設計図があるというわけではない。

ただ、心は二つの素材から出来ている。

『男』と『女』。

生命が誕生して以来、綿々と続く、表と裏。
言うなれば、陽と陰。

この、たった二つの要素が混ざり合って、それぞれが存在する。
人によってはどちらかが多くてもう片方が少なく。
たまに、配分が性と逆になっている場合もある。

そして、僕。

僕の心が、どのような構造になっているかは分からない。

でも、言える事は一つ。

僕の心の中には、明らかに『女』の部分がある。
大体、半分ぐらいだろうか。

何故なら。

僕は今、自分の分身と対峙している。
286Two〜Prologue〜:2006/01/20(金) 00:38:16 ID:r4ujrpBY

「おにぃ…………隆士くん」
「何?」
「本当に、いいの?後悔してない?」
「…………後悔だなんて」
「私は創られた存在だよ?偶然の事故で生まれて、何故か生きている人形だよ?
 そんな私を抱こうとしているんだよ?ダッチワイフ相手にしているのと同じだよ」
「…………違う」
「違わないよ」
「違う!!」
怒鳴っていた。
怒鳴らずにはいられなかった。
今ある世界を、壊したくはなかった。
「隆士くん―――――」
「君は人形じゃない。暖かい血が流れている人間だ。
 人形だったら、笑ったり泣いたりしない。満開の桜を見て、綺麗だとは言わない。
 思い出を懐かしんだりしない。僕の愛撫に感じたりしない。ましてや――――」

「白鳥隆士が好きだとは言わない」

僕は彼女に口付けした。
愛おしい香りと、優しい温もりが、二人を包んだ。



彼女の名は白鳥隆子。
僕の心の中にいたはずの、もう一人の自分。


「Two〜my love in my heart〜」
287運命の事故(1):2006/01/20(金) 00:39:33 ID:r4ujrpBY
1.運命の事故

一月も終わりに近付いたある日。
いつものように授業が終わり、僕は帰り支度をしていた。
「また課題か……しかもまた人物デッサン」
「まあ、人を描くのは絵の基本だからな。それにお前はいいじゃねえか白鳥」
「いや、僕はそんな……」
「静物画よりチェック厳しいから嫌なんだよね、私……白鳥君が羨ましい」
「私は慣れてるけどね〜、いつも同人誌で描いてるし」
「イヤあんたは例外でしょ」

いつも僕の絵が話題になる。
そんなに引き合いにされても困るんだけど……

雑談している内、翼くんが提案してきた。
「そうだ、白鳥んちでまた課題やらないか?あそこのお姉さん達に協力してもらって」
「鳴滝荘で?多分大丈夫だと思うけど……」
「さんせー!またあの女の子で遊びたい!」
「いや課題しなよあんた」
「…………」
あの子=朝美ちゃん。
……朝美ちゃんって悲劇のヒロインじゃないかと思う事があるのは気のせいだろうか。
「っと、そうだ。あんたは弁当箱返しに行かないといけないんじゃないの?」
「ああ、そうだったな」
翼くんは、最近女の子の手作り弁当を持参するようになった。
彼曰く「お前も知っているはずだぞ」とか。
僕が知っている中学生の女の子って、朝美ちゃんかまひるちゃんぐらいなんだけど……

絶対に二人とも違う。

では、誰だろうか?
「でもいいわよねー、誰かに作ってもらえるなんて。それに美味しいんでしょそのお弁当?
 それだけその子は惚れてんのよ、あんたに」
「そうかな…………?」
「…………あんたって四六時中妄想してんのに女心は解ってないのね」
「何を言う、俺は中学生相手に立たないしお姉さんの気持ちならエロゲで何度も――――――」

そこで彼の言葉は止まった。
288運命の事故(2):2006/01/20(金) 00:40:08 ID:r4ujrpBY
彼は右を見る。

肩に手が乗せられていた。
遅れて後ろから殺気が発されてくる。

彼は後ろを見た。

年中華やかな振袖を着た阿修羅がそこにいた。

「せ、先生…………」
「ちょっと、いいかしら〜??」
「………」
彼は無言で頷いた。

「…………」
「…………」
「…………」
「じゃあ白鳥くん、先に帰っててくれる?」
「ゴメンネ、いつもいつも……」
「いいよ、もう慣れたし」
帰りに阿甘堂の鯛焼きでも買っておこう。
景気付けにはなるはずだ。
289運命の事故(3):2006/01/20(金) 00:40:43 ID:r4ujrpBY


一方。


「はぁ〜……梢ちゃんの淹れたお茶はとっても美味しいです〜」
「そう?よかった!」
縁側で、梢と珠実が並んで茶を飲んでいた。
外はかなり寒いが、珠実には梢がいるだけで寒さを忘れそうだった。

久々の時間。
二人だけの時間。
彼女が、自分だけを見てくれているという実感。

「……何物にも代え難い至福の時間ですぅ〜」
「え?なあに、珠実ちゃん?」
「何でもないです〜」
飛びきりの笑顔で答える珠実。

ここ数週間沈みかけていた自分。
大切な宝物を、目の前で奪われたあの日から、私は一体どうしてしまったのだろう。
梢ちゃんといられて楽しい。
梢ちゃんと過ごす時間が最上だ。
でも、時間は止まらない。
万物は常に流転しているのだ。
無論、この一時も。

解っている。
頭では解っている。
でも、心が認めない。
身体が認めていない。

結局私は、9年前のあの日から変わっていなかったのだろうか。
いや、十中八九自分はあの日のままだった。

あのとき手に入れた世界が、自分の世界の全てだと思い込み、
そこから、私は外に出なかった―――――――
要は、私はお姫様を守る騎士だった。
王に仕える廷吏だった。
まさに、自分の生き様だった。

もしも。
もしも私の我儘が許されるなら―――――

「…………このまま時間を止めてしまいたいです」
「ソレは無理デス」
290運命の事故(4):2006/01/20(金) 00:41:46 ID:r4ujrpBY
「無理ですかぁ〜?」
「理論的ニも難シいデスよ、時間ヲ止メるノは。
 アのスーパーマンだッテ、地球ヲ逆回転サセナけレば時間ヲ戻せナかっタのデス。
 ソレに、時間ヲ止メたラ全テが狂いマスよ?冗談抜キで」
「冗談にしか聞こえないですけどねぇ〜」
「流石にコレばカりハ笑イ話デはアりまセンよ?
 時間ヲ止メられテシまウと魔術ガ出来ナくナるのデスよ」
「魔術なんて、時間が止まろうが隕石が降ろうが世界が電脳世界だったという仮説が発表されようが、
 簡単にやってのけそうですけど〜?」
「ククク……まア、地球ノ公転ヲ止メられタらアスは無いデスからネ……」
「下らんギャグで…………」
と、珠実の思考が再起動した。
改めて状況を確認した。
右を向いた。

「ハロー、珠実部員」

部長がいた。
何故か魔術用の完全装備。
しかも手には湯呑みを持っている。

「ななななんで部長がここにいるですか!」
「ドウでスか、今のギャグは」
「知るかボケです!!何ですか地球とアスって!!」
「アスと呼ベルのハ自殺志願ダケでスよ。
 ヒょッとシタラ彼はアなたヲ妹にシテシマうカもシれまセンね」
「妹ですか〜……って私は人間試験を受ける気なんか無いです〜!!!」
ノリ突っ込みグッジョブ、と親指を上げる部長。
なんだか訳が分からない。
元朝参りで螺子が外れたのか?
「もう、梢ちゃんとの至福の時間を邪魔するなですこのボケ!駄目人間!コンコンチキ〜!!」
「アフゥン!!!イイ、イイでスよ珠実部員!!コレを私ハ待っテイたのデス!!」
グッジョブ連発の部長。
逆効果だった。
「というか何しに来たですか部長!?」
「魔術をシに来タのデスよ、珠実部員。チょッと梢部員ヲ拝借シテも宜シいデスか?」
「え、わ、私、ですか?」
置き去りにされていて突然振られた梢は戸惑う。
「梢ちゃんに手を出すなです〜〜!!」
「珠実ちゃん、落ち着いて……」
「ソウでスよ珠実部員」
「これが落ち着いていられるかです〜〜!!」

と、そこに。

「ただいま〜〜」

白鳥が帰って来た。
余計にブチ壊しだ。
291運命の事故(5):2006/01/20(金) 00:42:18 ID:r4ujrpBY
「あ、お帰りなさい白鳥さん」
「ただいま、梢ちゃん……っと、珠実ちゃんに部長さんも……」
「オ邪魔シテまスよ、タマなしサン」
「外、寒くなかったですか?」
「いや、僕なんかよりも梢ちゃんの方が心配だよ」
「白鳥さん…………」

「…………」
「どウしマしタ珠実部員?」
「…………部長」
「はイ?」
「この殺人衝動を何とかしたいのですが」
「ソんナとキは私ノ胸に飛び込ムのデス」
「イヤですお断りしますです」
「ツれナイでスね〜」
不満そうに言う部長。
いっそこのまま胆の中を蠢いているモノをぶつけてやりたい。
珠実は思った。
最近こんなのばかりだ、と。

一方、白鳥と梢。
「あ、そうだ。これからいつもの友達が来るから、騒がしくなると思うけど」
「学校の方でしたよね?じゃあ、お茶の用意をしなくちゃ!」
「いや、そこまで気を遣わなくても……」
「大丈夫ですよ白鳥さん、賑やかなのは大好きですから」
「……そっか。ありがとね」
「じゃあ、私はお台所にいますね!」
そう言って、梢は歩いて行った。

「さてと、僕も部屋の準b…………!!!!」
「マ゙ーーーーーーーー」
珠実が。
珠実が白鳥を睨み付けていた。
「な、何、珠実ちゃん?」
「マ゙ーーーーーーーー」
「…………(恨んでる?僕を呪ってる?)」
「ソんナ声出シテるト顔ガ崩れマスよ」
「黙れ死んだ眼をしたネクラマゾ〜〜です〜〜!!」
「ハフゥゥン!!イイ、イイですヨ最高デスよ珠実部員!!」
「(訳が分らんて。というか一体どういう状況なんだ……?)」

「ああもう、うるさいわね〜。何よこんな時間から騒いで〜」
そこに、寝惚け眼の恵が出てきた。
今まで寝ていたようだ。頭がボサボサである。
「こんな時間って……というか桃乃さん、今まで寝てたんですか」
「昨夜はまた映画を観まくっちゃってさ〜。気付いたら朝だったもんだから、
 とりあえず朝ごはん食べて寝てた訳よ」
ふぁ〜、と気持ち良さそうな欠伸を一つ。
「ヒどク自堕落な生活デスね」
「あら、あんたいたの」
「……私の存在ヲ知ラなカっタよウな言イ草デスね」
「所詮部長はそれだけの存在です〜」
「…………イイ!!イイでスよ珠実部員!!気分ガ良イのデ今カらサバトを開きマスよ!!」
「「「はぁ???」」」
白鳥、珠実、恵の三人の声が揃う。
かなり突拍子過ぎる。
「アあ、ソウでス」
「?」
「ドなタか、蜜柑ヲ持っテイまセンか?」
292運命の事故(6):2006/01/20(金) 00:42:52 ID:r4ujrpBY



「何だ何だ、何が始まるんダ?」
「……御飯……」
「あ、バラさん、丁度よかった。これから部長さんが魔術を始めるんだって」
「……混ぜ御飯……?」
「だから、魔術だって沙夜ちゃん」
「……はぅぅぅ……お腹減った……」

「……えーと」
縁側には桃乃さん、沙夜子さん、灰原さん。
中庭には珠実ちゃん、部長さん。

そして、僕。

離れた所に立っている。丁度、玄関が真左に見える位置だろうか。

……僕?

「……部長さん、これから何を……」
「ダからサバトでスよ、タマなしサン」
「いや、サバトは分ってるんだけど……」
「具体的ニ言エは、少々荒ッぽイ術デス。何セ、対象ノ心ヲ実体化スル魔術デスかラ」
「……心を……実体化する?」
「要ハ、心ノ中ニイる『モう一人ノ自分』ヲ引ッ張リ出ス術デス。
中世ヨーロッパでハ、多クの魔女ガ『魔女狩リ』かラ逃レるタめに、身代ワりとシテ利用シテいたソウでス」
「そうなんだ……」
流石は魔女っ娘。
その辺の歴史は詳しいみたいだ。
「って、梢ちゃんにそんな危なっかしい事をしようとしていたですかあなたは!」
「マあマあ、そウ気ヲ立テずニ珠実部員」
「む〜〜!!!」
「…………って事は」
見えてきた。
話が視えてきた。
「僕に魔術を当てて、心の中の自分を呼び出すって寸法?」
「ソの通りデス、ヨく分カりマシたネ」
「いや、そうしか思い付かないって……」
どうしよう。
何か嫌な予感がしてきた。

死ぬ?もしかして。

当の部長さんは、懐から細い棒のようなものを取り出して、
蜜柑にぶすっと刺した。
丁度、上に玉が付いたステッキのようになった。
「フフフ…………」
恐ろしい笑みを浮かべる部長さん。
怖い。
非常に怖い。
これは―――――
「――――逃げよう」
そろり、
そろり、
そろりと動いて、
よし、気付かれてない――――――

「―――――バインド!!」
293運命の事故(7):2006/01/20(金) 00:44:06 ID:r4ujrpBY
瞬間。

身体が硬くなった。
全身が硬直した。
蝋で固定されたかのように、身動きが出来ない。
「―――え?ええ?ええ!?」
「ど、どうしたの白鳥クン!?」
「動けない!!動けないんですよ桃乃さん!!」
「はぁ!?」
微動すら出来ない。
どうなっているんだ。
これが、魔法、いや、魔術――――――!!
あんな、遠い距離から!!


「ソレでハ、詠唱ヲ始めマス」

儀式が、始まった。

「―――――アルカス・クルタス・エイギアス。煌メキタる天神ヨ、今導きノもト降リ来タれ」
部長さんの周囲に、円形の魔法陣が現れる。
金色に輝き、周囲を照らす。

「―――――バルエル・ザルエル・プラウゼル。撃ツは雷、響クは轟雷」
ふと、金色の球体が現れる。
次へと次へと。
どこからともなく。

「―――――アルカス・クルタス・エイギアス」
そして。
部長さんの周りに、沢山の黄色い球体―――一体、何個あるのだろう――――が生まれ、
どれもが電撃を発しようとしていた。

……電撃?
294運命の事故(8):2006/01/20(金) 00:44:42 ID:r4ujrpBY
詠唱の中身を確認する。
『煌きたる天神。
 撃つは雷、響くは轟雷。』

「―――――――まさか!!」
「祈リ、叫ビ、進撃せヨ!雷よ、彼ノ者の心を貫ケ!!」
そして、杖を高々と上げ――――――
ついっと、水平に下ろした。

「タケミカヅチの呪イ!!」
「ちょっと待って呪いなのかーーーーーー!!!」
前の詠唱とか関係無いだr

叫んだ瞬間、
1064発の雷撃が襲ってきた。


「――――――――――!!!!!!!!!」

爆音で最早何も聞こえない。


その時、

僕の心の中から、

何かが抜けた。
295運命の事故(9):2006/01/20(金) 00:45:16 ID:r4ujrpBY


「ちょ、ちょっと、これ大丈夫なの!?」
「酷い煙だナ…………鳴滝荘が燃えるゾ」
「…………zzz」
「大丈夫デスよあばずれサン、コレしキでタマなしサンは死ニまセンよ」
「そうじゃなくて……」
「ソろソろ煙ガ切れマスね」
皆が中庭を見た。
そこには。


二つの人影があった。

「―――――成功デス」
296運命の事故(10):2006/01/20(金) 00:46:06 ID:r4ujrpBY



「いったった…………」
痛い。
とにかく痛い。
でも出血はしていないみたいだった。
頭がクラクラする。
とりあえず立ち上がる。
いつの間にか、身体が動けるようになっていた。
煙も消えている。

「うぉーーい、白鳥クン生きてるーー?」
「ええ、大丈夫です桃乃さん」
「それと、そこの女の子もーーー」
「女の子?」
言われて、指された方を見る。


女の子が倒れていた。

茶色のロングヘアー。
遠目でも分かるほど、髪がサラサラしている。
顔立ちも、かなり整っている。
身長は、僕と同じかやや小さいだろうか。かなり女性としては大きい。
スタイルも随分いい。
服は、僕と同じものを着ている。

彼女が。
彼女が、僕の分身、なのだろうか。
すると。

「う、う〜ん…………」
「あ、っと」
彼女に駆け寄る。
「ねえ、君、大丈夫?」

「……う〜ん……」

ぱちっと、眼を開けた。
綺麗な瞳。
じっと、僕を見詰めた。

そして。
意外な行動に出た。

「お兄ちゃん!!」
297運命の事故(11):2006/01/20(金) 00:46:42 ID:r4ujrpBY
抱きつかれた。
起き上がった勢いで、逆に倒された。

「!!????!!??」
「お兄ちゃん、大丈夫!?痛くなかった!?怪我無い!?」
「ちょちょちょちょっと待って!!どうしたの一体!?というか君は―――――」
「あれ?何寝惚けた事言ってるのよお兄ちゃん!」

「あたしよあたし、隆子よ。白鳥隆子、あなたの双子の妹でしょうが」

「―――――双子の、妹―――――」
妹?
妹だって?
彼女は――――
もう一人の僕、ではないのか?
駄目だ、頭が混乱している。
桃乃さんの方を見る。
驚いた顔をしている。
部長さんの顔を見る。
至福の笑顔と
一体どうなっているんだ?そうだ、そもそも部長さんが魔術をやると言い出して、それから―――――

「お兄ちゃん?」
「うひゃう!!」
気付いたら、彼女―――――隆子ちゃんが、僕を覗き込んでいた。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ、えと、隆子ちゃん」
「そう、良かった!」

「白鳥さん!大丈夫ですか?さっき変な音が聞こえてきたんですけど――――」
見ると、梢ちゃんがやってきた。
「ああ、うん、大丈夫」
「そうですか……えっと、そちらの方は?」
「あ、えと」
隆子ちゃんは立ち上がった。

「初めまして、白鳥隆子って言います。隆士の双子の妹です」
「初めまして、鳴滝荘管理人の蒼葉梢と言います。えっと……その、
 白鳥さんの、恋人、やってます」

至って。
至って普通の自己紹介。
滞りなく。
淀みなく。

梢ちゃん、「僕に双子の妹がいる」という事を疑わないのか…………?
良くも悪くも天然という奴か。
298運命の事故(12):2006/01/20(金) 00:47:28 ID:r4ujrpBY
「へぇ〜、お兄ちゃんにも恋人がいたんだ。アタシ知らなかったよ」
「ま、まあね」
「あたしに教えてくれても良かったじゃないの〜。兄妹でしょうに」
「そ、そんな事言われても……」
「そうよ白鳥クン、隠し事は男を下げるわよ」
「桃乃さん、そんな事言わないでも……」
「要は白鳥さんがヘタレなだけです〜」
「ヘタレ…………」
「珠実ちゃん……それに沙夜子さんも……」
楽しんでる。
絶対にこの二人楽しんでる。
どうしたらこういう図太い神経が持てるんだろう……
そもそも、友達が来て課題をやるから片付けでもしようと思ってたら、
鳴滝荘に部長がいて、魔術の対象者にされて―――――――

ん?

何か、忘れているような、思い出したような。

頭の中で考えていた事を反芻する。

友達?


……
………
…………
「――――――あ」
そして、ようやく気が付いた。

この状況が、非常jに危険である事を。

彼だ。
彼が、ここに来る――――――――!!!
今から玄関に行って、彼らを足止めしなくちゃ!

しかし。

「こんちわーーーっす!」

時、既に遅し。
299運命の事故(13):2006/01/20(金) 00:48:07 ID:r4ujrpBY
「白鳥ーーー、勝手にお邪魔するぞーー」
「お邪魔しまーす」
「えへへ、可愛いーーー!」
「あ、あのー……」
どうやら、朝美ちゃんもそこにいるようだ。
帰り道で捕まったのだろうか……いやそうじゃなくて。
「お、何だ白鳥、そこにいたの、か―――――――――」

彼の。
彼の表情が変わった。

彼は一点に見入っている。
彼は一人に見とれている。

僕ではない。

中庭に立っている、彼女。
白鳥隆子に。

「―――れいこ、さん―――?」

彼の口は、確かにそう呟いた。

「…………」
「…………」
「…………」
重い空気が、鳴滝荘を支配する。
そして、それを打ち破ったのは。

「…………麗子さん!!」

翼くんは、一歩で中庭にジャンプし、隆子ちゃんに駆け寄り、肩を掴んだ。

「どうして!?」
「!!??」
「どうしてあなたがここにいるんですか!?」
「わ、私は―――――」
「答えて下さい麗子さん!どうして、あなたはどうして―――――」
「ちょっと、お前―――――――」
僕が彼を制止しようとしたとき。

「…………じゃない」
300運命の事故(14):2006/01/20(金) 00:48:45 ID:r4ujrpBY
「あ?」
「麗子、じゃない。あたしは、麗子じゃ、ない。私は、隆子。
 私は、白鳥隆子。あなたの言う、麗子さんじゃ、ない」
「…………」
「私は、麗子じゃない」
翼くんは、絶句していた。
そして、他ならぬ僕も絶句していた。

隆子ちゃんは、涙を流していた。

彼女には涙を流す理由は無い。
彼女には彼を怖がる理由も無い。

では、何が彼女をそうさせているんだ?
あれは、僕の記憶なのに。
あれは、僕自身だったのに。

分らない。

「―――――そうか」
隆子ちゃんの肩を離す翼くん。
「――――変な事訊いて、悪かったな」
「…………お兄ちゃん」
何を思ったのか、隆子ちゃんは僕の後ろにしがみついた。
「ちょ、ちょっと―――――」
「…………」
きゅっ、と僕の上着を握る。
さっきの明るさからは想像も付かない行動だった。

「――――お兄、ちゃん―――――?」

彼も、隆子ちゃんの言動には不審感を抱いているようだ。

しかし。

新年から、また賑やかになりそうだ。

隆子ちゃんは。
彼女は、一体どうなってしまうのだろうか。
僕は、これからどうなるのだろうか。


僕の一年は、こんな事件で幕を開いた。


<<Fate>>is the end.


「―――面白クなっテきマシたネ」
「というか、あんたが元凶だって自覚してるの?」
「イイじゃナイでスかあばずれサン、昼メロドラマよリは面白クなりソウでスし」
「昼メロって…………」
301テイル ◆5zZRlb1law :2006/01/20(金) 00:51:06 ID:r4ujrpBY
以上、隆子登場SS「運命の事故」でした。
タイトルと詠唱の中身があの子なのは秘密。
いくつかネタを使用していますが、そこには突っ込まないで下さい。

>>279
明日から二ヶ月ほど戦争に行くから無理……

では、暫く出征しますノシ
302名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 00:56:16 ID:WiLClXoK
3日間→2日間

こっちの方が良いかな?
303名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 02:49:00 ID:qWYhqgWR
2日間って言うと今日までだろ?ぐうたらが間に合わなさそうだな。3日間で良いと思う
304名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 07:53:37 ID:4GnLbR2r
>>302
3日間でおk

今日、明日でぐうたら以外の投下する職人は挙手ヨロ
305名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 09:03:34 ID:ynwrd6CX
明日までに書き上がるかどうかはわからないけど、「終わりの始まり:番外編」書いてるのが、ここに一名。ノシ
306名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 16:55:40 ID:hrCnkRJf
激しく期待!
307名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 17:13:13 ID:Zo1v1QRz
多重投下が帰ってキター
308名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 19:43:54 ID:tns4dcie
隆子キター!!
今度は白鳥君と分離かそうきたか!
309炬燵転がり男子:2006/01/20(金) 19:52:37 ID:sIeO487k
タイトルがまだ決まっていないのですがなんか書いてます。
とりあえず基本は完成したので推敲したら投下でしょうか。

が、トリップキーがわかりません(汗
310名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 20:28:23 ID:ehR6O3bY
祭が終わったら今まで通りな
勘違いしてそうな信者がいそうだから釘さしとく
311名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 20:47:59 ID:SN6j0YTv
2日目だけど投下なし?
312名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 21:06:44 ID:DyccmMR3
>>炬燵の人
ヒント:半角英数で#
あとはぐぐるかWiki

とりあえず「終わりの始まり」の人に期待
ぐうたら氏もも早くカモーン
313名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 22:34:40 ID:H2AUQjkg
何とかできたので投下。
みj(ry
展開読めた方もいるかも
314「まほらば」:2006/01/20(金) 22:35:18 ID:H2AUQjkg
…ぐ〜
「…まあ、とりあえずご飯食べてからにしよう」
食べながらアイデアを練ろう。

「…ん…やっぱ…おいし」
口の中のものを飲み下しながら小さく呟いた。
僕の昼食はほぼ毎日(平日・土日に関わらず)梢ちゃんの手料理。
今日も例外ではなく、おかずで猫の絵が描いてあった。(桃乃さんが言ってた『マフィア』だったりする)
…ま、最後には食べちゃうんだけどね。

…で、食べ終わって。
2号室へ戻り、構想を練っている。
というか、問題発生。
「…どうするかな…」
『それ』を作るとなると課題の絵本を作る時間がなくなってしまうけど、だからといって『それ』を作らないということも出来ない。
「うーん…」

……
………
「…あ」
そうだ。
『それ』を冬休みの課題にして提出すればいいんだ。
「よーし、やるぞ!」
梢ちゃんを喜ばせるために。
そして、自分自身も。
315「まほらば」:2006/01/20(金) 22:37:14 ID:H2AUQjkg
「ただいま〜」
…あれ?
白鳥さん、部屋にいるのかな。
いつも縁側で『おかえり』って言ってくれるのに。
…何か寂しいな…
…さて、ご飯ご飯。
白鳥さん、たぶん課題やってるんだろうし、お腹も減ってるだろうな。
できたら呼んであげよっと。
…メニュー、何にしようかな。

『それ』を書くのは、至極単純なことだった。
僕と、梢ちゃんと、珠実ちゃんと、桃乃さんと、朝美ちゃんと、沙夜子さんと、灰原さんと。
鳴滝荘で皆で築きあげてきた、何十、何百もの思い出。
中には時間に埋もれ、忘れてしまったものもあるけれどそれでもいい。
覚えていることを、記憶に残っている皆との思い出を。
紙に書き写し、絵を描く。
楽しかったこと、苦しかったこと。
嬉しかったこと、悲しかったこと。
恥ずかしかったこと、気持ちよかったこと――
もちろん、梢ちゃんに見せられない部分――早紀ちゃんや魚子ちゃん、千百合ちゃんや棗ちゃんに関する思い出。
色々あるけど、いつか、いつか梢ちゃんが全てを知ったときに見せればいいだろう。
梢ちゃんにその時が来るのかどうかは判らないけれど――
316「まほらば」:2006/01/20(金) 22:39:01 ID:H2AUQjkg
「…ふ〜」
思い出を綴った、何枚ものスケッチブック。
まだまだ描き足りないことはたくさんあるけれど、それはまたいつか書けばよいだろう。
「…そうだ、題名つけなきゃ」
…どうしよっかな。
その時、ふと一冊の本が目にとまった。
本棚においてある、一冊の本。
僕が置いた覚えは…多分ない。
「…?」
棗ちゃんが忘れていったのだろうか。
パラパラとめくってみると、それは古語の辞典だった。
「…」
その中のいくつかの単語が目を引いた。
ま――古文につく接頭語。「美称」を意味する
ほ――抜きん出てすぐれているもの
ら――場所を意味する接尾語
「…これにしよう」
変な住人ばっかりだけど、のんびりまったり生活できるすぐれた良い場所、鳴滝荘。
…ぴったりだ。
でも、そのままと言うのも何だかな。
…うーん…
「場所」ってことで「ば」をつけようかな。
「『まほらば』、か…いいかもしれない」
…と、その時、梢ちゃんの呼ぶ声が聞こえた。
いつの間にか帰ってきていたらしい。
夕食が出来たと僕を呼んでいる。
夕食の後に見せてあげよっと。
317イレイザ−@あとがき:2006/01/20(金) 22:42:14 ID:H2AUQjkg
一周年記念SS、「まほらば」。
楽しんでいただければこちらも本望ですだ。

皆さんの作品と比べるとなんか…
いえ、何でも。
まあとりあえず、まほらばパロディスレ、一周年オメデd。(エロパロトハイワナイ)
318炬燵転がり男子 ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:17:50 ID:sIeO487k
前のトリップキーを忘れてしまい
前の投下の時とトリが違いますが許してください(汗

例によって勢いで書いたので文章に粗が目立つかもしれませんorz
加えて各キャラクターの特徴のつかみ具合が退化してる気がしますorzorzorz


特に一応珠実ちゃんは春までにある程度吹っ切れている
という前提で読まないとかなーり違和感あるかもしれません。
その辺りもご了承くださいorz


それでは、白×蒼のファーストキスの物語
『あの日のように』投下致します。
319あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:19:24 ID:sIeO487k
とある鳴滝荘の昼下がり。

僕は今、2号室でスケッチブックに向かって
ひたすらペンを走らせている。


春休みがもうすぐで終わり、新学期が始まるので
例によって例のごとく、銀先生に出された課題を
手早く片付けなければならない。

幸いにもイメージは既に暖めてあったので
いつの日かのように悶々とした日々を送らないで済みそうだ。



しばらくそうしていると、ふいにドアをコンコンと
優しくノックする音が聞こえた。

「白鳥さん、お昼ご飯の用意ができましたよ。」


自分が誰よりも大切にしたいと思う人が
今、ドアの向こう側にいる。

足早にドアに近づいて、

(ノブを回すのももどかしい…)

等とどうにもならないことを考えながら扉を開ける。



期待したとおりの、最愛の人がそこにいた。
320あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:20:24 ID:sIeO487k



「んー、おはよう、梢ちゃん。」

「もうお昼ですよ〜?」

「あ、そっか。」
朝起きてからずっと部屋に篭りきりで
ついおかしな挨拶をしてしまったが、茶化すように笑って教えてくれる。
その笑顔がなんとも愛らしい。

僕も頭を掻きながらとはいえ、釣られて笑ってしまう。
彼女は、そんな不思議な魅力を持っている。


「ところで、お邪魔じゃありませんでしたか?」

ふいに彼女の笑顔が曇り、心配そうな顔つきになる。
僕は慌てて「そんなことないよ」と答えた。


「今回は結構調子良いんだ。
 …そんなことよりお腹減っちゃったかな」

二人して廊下を歩きながら進み具合を報告すると
唐突にグ〜っと腹の虫が鳴き出した。
キッチンの方向からおいしそうな匂いがしたからかもしれない。

堪え切れずクスクスと笑っている彼女は
「ちょっとでも食べられるようにしてきますね♪」

と言ってパタパタと廊下を駆け出していった。
321あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:21:58 ID:sIeO487k
「おいしかったです〜」
「ソうだナ!梅ソースを上品に絡めたパスタとは
 毎度の事ながらなかなか旨かったゼ!」

住人たちがおのおのの前に出されたお皿に盛られたパスタを
美味しく食べきった頃合に口々に感想を述べていく。


「梢ちゃんの作ったものなら何でも美味しいですよね。」
「白鳥さんがノロケてます〜そんなの当たり前です〜」

僕も思ったことをそのまま口にしてみたところ
見事に珠実ちゃんに冷やかされてしまったわけだが。



「ところで白鳥さん、今度はどんなお話なんですか?」
「え〜っとね、春夏秋冬をモチーフに4人のヒロインが出てくるお話かな。
 でも、今回は長めになると思うからちょっと時間かかるかな?
 早めに終わらせたいから今日はちょっと遅くまでやってるかも。」
「そうですか。
 今日は朝から一度もドアが開かないので少し心配してたんですよ?
 でも、それを聞いて少し安心しました。」
「本当に?変に心配かけちゃってごめんね…」
「いえ、いいんです!勝手に心配してたのは私なんですから。
 こちらこそすいません」

―課題の内容の話をしていたのに、
いつの間にやらお互いに謝りあう格好になってしまった。
そういう時はどちらかが「この話はおしまい!」と区切ってしまわないと
永遠に謝り合戦になってしまいそうだ。

今回はとりあえず僕が話しを切って、別の話題に切り替えると
自分でも不思議なぐらい自然な受け答えがポンポン出る。

322あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:22:31 ID:sIeO487k

「完全に二人の世界です〜。私たちの出る幕じゃなさそうですね〜。」
「大人の世界だね!」
「面倒なのでこの辺の描写は端折るです〜」
「…誰に言ってるの?」
「作者の事情です〜」

というわけで途中は端折らせていただく。


「そうだ!遅くなるならお夜食をお持ちしてもいいですか?」
「いいの?嬉しいなぁ…。もちろん大歓迎だよ!」
「そう言ってくれると私も嬉しいです…」

梢ちゃんは僕の何気ない一言に伏目がちにそういった。
おそらく顔を赤らめているであろう彼女の仕草がなんとも愛らしい。
けれど、課題は済ませないといけない。


「じゃぁ、そろそろ課題にとりかかるね!ごめんね梢ちゃん!」
「あっ、いえ、私の方こそ長々と話てしまって…」

こんな調子でお互い謝り合戦モード突入かと思われたが

「軽く1、2時間もしゃべってますしね〜」

と茶々を入れられて回避されることとなった。
っていうかそんなに長時間二人だけで話してたのか。僕たち。
323あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:23:08 ID:sIeO487k
夜もだんだん更けてきて
僕は相変わらずスケッチブックに向かってペンを走らせていた。


夕ご飯も呼ばれたけれど
心なしか梢ちゃんの口数も少なかったが
それがお昼に話し込んでいたのを気にしているのかもしれない
ということに気づいたのは随分後になってからだ。



ぼんやりと梢ちゃんのことを考えながら
筆を休めているとコンコンとドアをノックする音がした。

ドア越しにちょっと待つように伝えてから
あたりに散らかるスケッチの切れ端を手早くまとめ
それが終わると素早くドアを開ける。

「約束どおり、お夜食をお持ちしましたよ。」
「ありがとう梢ちゃん。さぁ、入って入って。一緒に食べよ!」
「え?ぁ…はい。ではお言葉に甘えてそうさせてもらいますね。
 っとぁ…」

梢ちゃんを中へ案内しようとして、
彼女が一歩僕の部屋に足を踏み入れようとしたとき、
段差に躓いて…ってこの光景どこかで…

図らずともそのまま僕は彼女に押し倒される格好になってしまった。
っていうかこの体験、僕が初めてここに来たあの日…

スローモーションのように風景が変わっていくが
自分の背中が畳に着くまでにいつの間にか自分の手が彼女の肩を支えている。

「大丈夫?梢ちゃん。」
「えぇ…はい。なんとか…。
 でもおにぎりが食べられなくなってしまいました…」


慌てて彼女が怪我をしていたりしないか確認したが、どうやら大丈夫のようだ。
それに、人格も梢ちゃんのままらしい。

(状況が状況だから他の子がでてくると
 大変なことに…って。)
324名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 23:24:14 ID:sIeO487k
僕はようやく状況を詳しく理解した。
なんていうかこのままだとイロイロと危ない。
平たく言えばこのまま手の力をゆっくりと抜けば…
って何を考えているんだ僕は。

ブルルっと顔を振って正気を保とうとする。
その僕の仕草を梢ちゃんは怪訝そうな顔で
真っ赤になっているであろう僕の顔を覗き込んでいたが
そんな僕を見つめていてワンテンポ遅れて彼女も状況が飲み込めたようである。

彼女は頬を赤らめて、けれどもそのまま
どうしていいかわからず動けなくなってしまったらしい。


それは、僕も同じだった。



しばらく、そんな不自然な格好のままで硬直していたが
状況を打開しようとして何か喋ろうとしても
全て頭の中で空回りして文章として成立すらしない。

完全にテンパった僕はついに本音がもれてしまい

「このままだと…キス、したくなっちゃいそうだ…」

と囁いてしまった。
彼女の体が羞恥心で震えているのがわかる。
でも、その震え方が嫌悪心からくるものじゃないことは
僕にもなんとなくわかった。

ふいに、彼女の口が開いた。

「恋人同士の考えてることって、結構みんな同じなんですね。」

消え入りそうな声だったけど、
僕にははっきりと聞こえた。

これはもう、退路なんてどこにもない。
行く所に行くのみだ。
325あの日のように ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:24:53 ID:sIeO487k
証拠に、さっきまで僕と目線を合わせないようにしていた梢ちゃんは
真っ赤な顔はそのままに視線を僕へまっすぐに向けていた。


「好きです。隆士さん…。」
「僕もだよ。梢ちゃん…。」

お互いの気持ちを再度確認して
僕も、ゆっくりと腕の力を抜いていく。
それに比例して彼女の顔も少しずつ近くなって…

体が重ねあわされてくると
彼女の鼓動が服越しでもハッキリとつたわってくる。








次の時にはもう彼女の顔は見えていない。

だって、キスをするときに目を開けたままなんて
そんな野暮な人はいないでしょう?


                 .fin
326炬燵転がり男子 ◆.bU.aoXyvE :2006/01/20(金) 23:27:10 ID:sIeO487k
というわけで以上で終わりとなります。
うわぁ、投下してからものすごい中途半端感が(汗

っと、これは忘れてはいけませんね。
今回の祭りに投下した皆様Gj!
327名無しさん@ピンキー:2006/01/20(金) 23:42:42 ID:qWYhqgWR
炬燵の人と消しゴム氏GJ!もう幸せだわ
328名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 00:10:23 ID:1vrZr+K4
>>消しゴム氏・炬燵の人
二人もGJ!

えーと、二日間で計6作品か。あとどれだけ投下されるかね(wktk
329名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 00:14:30 ID:rZtJdGNK
1周年記念祭最終日ですよ
330名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 00:23:46 ID:6ASxHKBR
職人達GJ!

一応ツッコんどく。
【まほら】
 すぐれたよい所・国。まほらま。まほらば。まほろば。(広辞苑より)
てわけで、一応普通に調べても出てこないけど
まほらば=まほら、でちゃんとある言葉だから。
どうでもいいことといえばそうなんだけどね。
331名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 00:59:23 ID:oAfLUxdi
>>330
古語辞典読んだことある?
332名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 02:34:22 ID:6ASxHKBR
読んだことはあるけど「まほらば」を調べたことはないッス。
333名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 03:03:56 ID:WxXj7NL8
職人様がたGJ!!
334名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 06:48:05 ID:HIOWM9ro
おおおお・・・。オラなんだかムラムラきてるだ。無性に書きたい!でもネタが無い!!
335名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 08:58:28 ID:siZS+SFV
>>334
闇灰原によって監禁される珠実
336ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 10:06:00 ID:CtIe7iXB
祭りだね
うん、こっちも書くか
流れに乗るのも悪くない、か
337名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 10:31:03 ID:Zpndmnbz
>>334
裏白鳥によって開発される珠実。
338「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 15:55:11 ID:CKa513z8
お久しぶりでごじゃります。

今回は、「終わりの始まり」、終盤の棗の「わたしには、昔…」なくだり。
ここを、少し文章化してみたりしました。
急いで書いたんで、支離滅裂です。
読んでられなければ、スルーでお願いしますorz

実は大事なのは、最後のところだけだったり…。
339「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 15:55:59 ID:CKa513z8

「…い、おーい」

誰かが呼んでる?
あれ?わたしはなにをしてたんだっけ…。

「んなとこで寝てるなよ。風邪引くだろ?」

目を開けると、その人が顔をのぞき込んでる。

「…あれ?わたしは…」
「寝ぼけてないで起きろよ」

…そうか。わたし、寝ちゃってたんだ。

「あ…、うん」

とりあえず起きた。

「ったく。人が揺すってもおきやしないんだから。…おにぎり食ってたのか?」
「…え?なんでわかるの?」
「粒がついてる」

そういって、その人は私の口の横に手を伸ばして、ついてたご飯粒を取って、
「…ぁ、ありがとう」
そのまま食べちゃうんだもん。ちょっと恥ずかしかったよ…。

340「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 15:57:39 ID:CKa513z8

そのあと、そこまでの経緯を話した。

今日は4時間までで、給食がなかった。
だから、いつもくるこの公園で、お昼ご飯を食べようと思った。
2月だけど、小春日和で、少し暖かいし、お外で食べるとおいしいと思ったから。
それに、給食だったとしても、いつも一人だから、変わらないから…。

それで、いつものこの木の下で、梅干しおにぎりを食べた。
本当は、学校に食べ物を持って行くのはいけないけど、
「たまには、な」
その人の口癖。
わたしもそうしてみた。

食べたら、木の下で、ひなたぼっこしながら、その人が来るのを待ってた。
でも、気づいたら、寝ちゃってたみたい。



「ふーん。おまえおにぎりなんか作れるんだ」
「…自信は…、ない、…かも」
「でも、外で食うのも良さそうだな。今度作って来いよ」
「…え?いい…、の?」
「たまには、な」
「…うん」
ちょっと、…うれしい、かも。

そこで、気づいた。
「…あれ?」
その人の後ろに、公園の時計が見える。
時計は、2時半過ぎを指してた。
それを指さして、聞いてみる。
「ん?どうした?」
「…今日…、6時間じゃ、なかった…、かも?」
そう昨日は、言ってたはずなのに。
「それは…、おまえを待たせてるって思ったら…」
ちょっと言いずらそうに、その人は言った。
「…いい…、の?」
「…たまには、な」
その人の顔が、紅くなった。
341「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 15:58:32 ID:CKa513z8

「…、今日は…、何して、あそぶの…?」
「よし、じゃんけんだ。最初はグー!じゃんけん…」
いきなり、その人はグーを出した。
「え?え?」
「ぽん!」
もつれながら、わたしも何とかチョキを出した。
その人の手は、グー。
「よし、おまえオニだ。かくれんぼ」
「え?かくれんぼ…、なの?」
「はやく後ろ向けよ、はーじめ」
「あぅ、そんな…いきなり、…いーち、にー」



いつもみたいに、ふたりで遊ぶ。
ふたりだけ。でも、それが楽しい。
いつもみたいに、いろんな事で遊ぶ。
ふたりだけ、でも、何でもできる気がした。



342「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 16:04:09 ID:CKa513z8

まだ冬。もう日が傾いてきた。
「木、登るか?」
「…うん」
ふたりで、木に登る。
家に帰る前に、よくやること。
木に登って、夕日をふたりで見る。
いつも通り。
「…おなか…、へった、かも」
「あぁ」
わたしは、この間本で読んだ手品をやってみた。
出すのは、朝から仕込んでおいた、小さい干し梅。
「(ぽん)はい」
「え?手品?おまえ、今どこから出したんだ?」
「…ないしょ、かも」
「なんだ、あ、手品だからしょうがないか」
「うん」
驚いてくれた。うれしい。

目の前に、鳥が横切った。
鳥が山に向かって飛んでいく。
「…とりさん」
「あぁ、なんだっけ、山には七つの子がいるんだよな」

そう。カラスは山に、子供がいる。

「…ちゃんと、山に…、帰るの、かも?」
ちょっと寂しい気持ちになった。
「あん?どうした?」
「…子供、置いて、どっか行っちゃう…、かも?」
「何言ってるんだよ」
冗談だと思って聞いてたその人。
でも、わたしの顔見て、笑わなくなった。
「…わたしのは、どっか…、行ったまま、帰って、こない…、もん」

その人は、また笑顔だった。
「おまえはまだいいじゃんか。俺なんか、最初からいないんだから」
…あ。そうだった。この人は、親がいなくて、施設にいるんだ。
「あ…。…ごめんなさい」
「良いって。うん。」
ちょっと間をおいた。
「どっかで生きてるかも、って思えるだけ、マシだと思うな。俺は」
「でも、…わたしの、ところには…、帰って、こない…から」
下を向いて、足をブラブラさせる。

その人の顔は、わたしの目の前にあった。
びっくり、とか、そういう言葉じゃ合わない。
だって、口に、ちゅって…。
かぁ、っと顔が熱くなる。
「…ぅぅ〜」
変な声が出る。
「へへ、不意打ち」
「…なん…、で?」
「悲しい顔してたから」
「…関係…、無い…かも」
「少なくとも、これで悲しい顔はしてないからな」
「…ぅ〜」
でも、ちょっとうれしかった。
343「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 16:04:50 ID:CKa513z8


「じゃあ、そろそろ終わりかな?」
「…うん」
日が落ちようとしていた。
今日はおしまい。もう木からは降りてる。
もう一回向き合う。
「また…、あした、ね」
「おう。またあした」
あしたも、その先もずっと、ここに来る。
そう決めてるから。

「ねぇ…」
それでも、なんかやっぱり、最後は寂しい。
「すき…、だからね」
だから最後に、こうやって確認する。
「…俺も」
これで安心できる。
いつも、こうやってお互いに、家に帰る。



わたしの名前は、紺野棗。
わたしはずっと、その名前のはずだった。
でも、周りのみんなも、学校でも、わたしのことを「梢」って呼ぶ。
わたしは、どこでも「青葉梢」って言う人になってる。
よくわからないから、わたしもそう呼ばれるようにしてる。
でも、わたしに向かって、違う名前を呼ぶ、それってなんか、変な気がするから。
それが、なんかいやだった。
だから、なるべく他の人とは接しないようにしてた。
でも、だから、名前も知らないあの人の笑顔が、変に気を遣わないところが、好きだった。
あの人は、わたしの事を、深く聞こうとはしなかった。
だから、うれしかった。
ちょっとしたきっかけがあって、お互いに境遇を言い合ったりしたけど、それでどうって事もなかった。
ここまで来たけど、お互いに名前を知らなかった。
知らなくても良かった。
だって、その人と抵抗なく話せたのは、名前を呼ばないから、だから。
344「終わりの始まり:番外」:2006/01/21(土) 16:06:21 ID:CKa513z8
そんなわけで、要は棗っていう人格は、すでに潜在的にあったって言うことです。


もうこれ、いろいろ違うお話になっちゃった…。以上です。
345名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 16:41:43 ID:AhUc6E5P
いいけど「蒼葉」な
346名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 19:14:16 ID:WxXj7NL8
いいけどなっちんのファーストキスは隆士キュンな
347名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 19:31:39 ID:15uYlebO
>>346
まあまあ
348「終わりの始まり」筆者:2006/01/21(土) 20:23:26 ID:833+LAXr
慌てて解説
僕の中では、なっちんでもなくて、梢ちんでもない、第六人格のつもりでいたの…。

っていうか考えなしに書いてた。もう少し抑えればよかった。ごめんなさい。

真面目に雪の中にダイブしてきます。
穴があったら入りたい…。
349名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 21:57:40 ID:moY0Y1PA
現在活動中の職人がほぼフルメンバーで書いてるってすげえな一周年www
あとはぐうたらだけか?
350名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:01:58 ID:rZtJdGNK
あと2時間ですよ。
投下する方はお急ぎください。
351名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:42:43 ID:4QCVA2rS
>>344
GJです。バラさんの「どうもあの頃の梢は、棗と重なるところがあるんだ…」
って言うのは棗の人格は、すでに潜在的にあったっていうのを示していたんでしょうか?
珠実と会ったのは、両親が帰ってきてからと考えてたりしてます。
352ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 22:50:15 ID:CtIe7iXB
>>350
・・・今日までだっけ?
353名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 22:59:06 ID:rZtJdGNK
ちょwwwヘブンタン気付くのオソスwwwwww
354ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:00:52 ID:CtIe7iXB
後1時間ww
間に合うかどうか微妙だ
355名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 23:06:38 ID:rZtJdGNK
今日の最終投下はぐうたらとヘブンタン

他はいないか?
356名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 23:11:24 ID:KCT7i3H4
いますん
357名無しさん@ピンキー:2006/01/21(土) 23:30:20 ID:rZtJdGNK
30分
358ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/21(土) 23:30:34 ID:JLTwxuUM
難航中〜
359ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:51:55 ID:CtIe7iXB
出来た!
ギリギリ滑り込みセーフ
なんで題材に時期はずれのコレを選んだかは聞かないでください
食べたかったんです
360ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:52:26 ID:CtIe7iXB
桃乃が去ってから一週間。
日が落ちたかに思われたが部長さんがほぼ毎日訪ねてくるのでなんら変わりはない
「・・・ドれもコレもサタンを愚弄スル映画バかりデスね」
「マ”ーなんで毎日来るデスかー」
桃乃さんの部屋に残された大量のB級映画を見漁ってる毎日だ
そしてそれを遠目で見ているんだけど
「珠実ちゃん、元気になったみたいですね♪」
梢ちゃんはそう言うけどちょっと騒がしい気もする
「そうだね・・・あははは」
今は乾いた笑いしかでてこない。
ふと見ると梢ちゃんはスーパーの袋を下げていた
「梢ちゃん、それって?」
「はい、今日のお夕飯の煮麺です♪」
素麺≠サの単語に僕はあの夏の日を思い出した
そう、あれは夏の暑い日…
361ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:52:58 ID:CtIe7iXB
「流し素麺やるわよー!」
突然桃乃さんがそう言い庭に巨大な流し素麺セットを組み立て始めた
しかも、結構本格的だ
「桃乃さん、どうしたんですか、それ?」
「商店街の福引きで当てたのよ」
今時の商店街はこんなのを福引きの景品にするんだ
廊下に目をやると山のように素麺が積み立てられていた
聞くと梢ちゃんはすでに素麺を茹でているとのこと
「あ、白鳥君、そこの部品取って」
やっぱり僕も手伝わされるんだ。
「こういう事するなら早く言ってくださいよ」
渋々ながらも部品を取り桃乃さんに渡していく
「あぁ、だってこれ当てたの今日だし」
ウィンクしながら笑顔で答えられた。
・・・この人の無計画ぶりにはある意味感心させられる
362ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:53:32 ID:CtIe7iXB
その後、内職が終わった黒崎親子、灰原さんに珠実ちゃんも出てきて流し素麺が始まった
「わぁ、お母さん。素麺だよ〜ってお母さん!?」
確かこのとき沙夜子さん生の素麺ほおばってたっけなあ
「…固くて苦いわ」
「沙夜ちゃん〜さすがに生はねぇ」
桃乃さんも流石に呆れている
「桃さん、早く流すデスよ〜」
「はいはい、今流すからね」
ホースから水が流れそれが竹筒をつたい素麺が流される。
結構風流なものである。

それから30分くらいたっただろうか桃乃さんが
「ねえ、さっきからあたし流してばっかで全然食べてなくない?」
「マ゛ー桃さんが言い出したのですから流すのは桃さんで当然です」
素麺を啜りながら珠実ちゃんが一蹴
「にゃー!ずるいわよー私にも食べさせなさーい!」
「やるですか〜?」
戦闘態勢に入る二人、それなど関係など沙夜子さんはマイペースに素麺をすすってる
そんな夏の日…
363ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:54:20 ID:CtIe7iXB
「白鳥さん?どうかしたんですか?」
梢ちゃんに声を掛けられハッとなる
どうやら思い出に浸っていたらしい
「何だか笑っていらっしゃいましたけど」
知らぬ間に口から笑みももれていた
騒がしかったけれど、思い出すとかけがえのない日
いつかまたあんな日が過ごせることを信じよう
「何でもないよ。それより早く茹でてきた方が良いんじゃない?」
「そうでした、じゃ、茹でてきますね」
台所に向かう梢ちゃんの後ろ姿を見てまたも笑みがもれる
桃乃さんが戻ってくる日が来るのを待っていよう。
改めてそう思った一日だった。
364ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/21(土) 23:54:57 ID:CtIe7iXB
白鳥君の回想
それはあの夏の日でした。
とにかく間に合ってヨカッタ

おまけ
「爽やかにしめてるけど俺の出番は無しかよ!」
365ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/21(土) 23:58:04 ID:JLTwxuUM
はい!続いて、『For future』行きます!!
366For future:2006/01/21(土) 23:59:15 ID:JLTwxuUM
「さぶぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
毛布を二重三重十重二十重に着込み、桃乃さんの部屋のコタツにIN。
コタツの右隣の面には桃乃さん。
左隣の面には早紀ちゃんが出たと知って駆けつけた珠実ちゃん。
そして僕の横には……早紀ちゃん。
「あ、ああああああの……さささ早紀ちゃん?」
歯をガチガタガチガタ早紀ちゃんを呼ぶ。
「ん、ん?ど、どうした?」
ほんのり頬を染めて早紀ちゃんが答える。
「い、いいいや…むしろ、ささささ早紀ちゃんが、どどどどどうしたの…?」
すると早紀ちゃんはさらに頬を朱に染めて、
「な、なんでもねえだろ、コタツに入ってるだけだ」
と言って、フイとそっぽを向く。
「んなコト言っちゃって〜」
横の桃乃さんがにやにやしながら口を開く。
「早紀ちゃんったら、久しぶりに白鳥クンに会えたからって甘えちゃって〜」
や、やっぱりそうなんだろうか…?
「ばっ!?」
顔をボっと赤くして早紀ちゃんが叫ぶ。
「へ、変なこと言うな桃!あ、あたしは別に白鳥の横が良いとか、白鳥の隣が暖かいとか、白鳥から離れたくないなんて思ってないぞ!」
「あ、あたしもそこまでは言ってないんだけどね〜」
にゃはは、と、頬をぽりぽりとしながら桃乃さん。
「〜〜〜!!?」
顔を真っ赤にしてじたばたする早紀ちゃん。
「さ、早紀ちゃん、暴れないで、狭い狭い痛い狭い!!」
桃乃さんの部屋のコタツは決して広くはないので、僕と早紀ちゃんの二人、ましてや、僕は布団を何重にも被っているからかなり狭い。
「あ、わ、悪い……」
早紀ちゃんはコタツの一面の端に寄る。
367For future:2006/01/21(土) 23:59:55 ID:JLTwxuUM
「早紀ちゃ〜ん」
と。
この場面で、もちろん彼女も口を開く。
桃乃さんと反対側に座っている、珠実ちゃん。
「コタツは四面あるんですよ〜?なんで一面あまってるのに白鳥さんと同じトコに座るですか〜?」
「うぐっ!?」
珠実ちゃんのツッコミにビクンとする早紀ちゃん。
「そ、それは……」
「それは〜?」
「て、テレビ!!」
テレビ?
「ほら、あたしがそっちに座るとて、テレビが見えないだろ?だからこ、こうして、仕方なく、だな?白鳥と同じ面に座ってんだよ!」
必死の弁解。
確かにそうではあるけど。けど。
早紀ちゃん……
「早紀ちゃーん」
桃乃さんがコタツにアゴを乗せて言う。
「テレビ、ついてないわよー?」
「ぴぇ!?」
そう、テレビに映るのは怪奇、布団ダルマ(僕)とそれに寄り添うように座る顔の赤い早紀ちゃん。
368For future:2006/01/22(日) 00:00:41 ID:JLTwxuUM
「テレビもつけてませんし〜、早紀ちゃん、反対側に移ったらどうですか〜?」
「そうだわよ〜。狭いデショー?」
「ぁう…それは…その……うぅ…」
ニヤニヤして早紀ちゃんをからかう珠実ちゃんと桃乃さん。
「それにー、白鳥クンも狭いデショ?」
「え、僕…ですか?」
急に話を振られて、ダルマ状態の僕はもぞもぞと動く。
「えーと……」
横を見てみる。
「ぅ」
早紀ちゃんが赤らんだ顔で目をウルウルさせてこっち見てる!早紀ちゃんが赤らんだ顔で目をウルウルさせてこっち見てる!!
その無言のメッセージに僕は、
「別ニ、平気デスケド?」
ロボロボしく首をカクカク。
「あー…あっ、そ」
やれやれと深く息をついて、桃乃さんは立ち上がる。
「ここにいちゃあたしがもっと桃色になっちゃうわよー、珠、炊事場で宴会するわよー」
「え〜?もっと早紀ちゃんとお話したいです〜」
「ワガママ言わないの。ホラ、この桃お姉さんが一日でも二日でも六年と三ヶ月と五日でも語っちゃるわよ!?」
「それはのーさんきゅーです〜」
力なく立ち上がり、にゃははと大声で笑う桃乃さんの後に続く桃乃さん。
桃乃さんの部屋なのに、残ったのは、布団怪人と、赤面ポニテの女の子。
369For future:2006/01/22(日) 00:01:21 ID:cGJ1MrV0
「……早紀ちゃん?」
おそるおそる、隣の早紀ちゃんに声をかける。
「…なに?」
まだ赤い顔をこちらに向けて、早紀ちゃんは聞き返す。
「寒くない?」
僕は布団怪人になってるから大丈夫だけど、このコタツが思いの外あったかくないことに気づいたので聞いてみる。
「…ちょっとさむい」
「…だよね。どうする?」
「…………」
早紀ちゃんはだんまり。
「………早紀ちゃん?」
早紀ちゃんはうつむきがちに、コテンと頭を僕の肩(あたり)に乗せて、
「……そっちいれて」
と。
「――――――へ?」
「っ、あんまりなんども言わすな!そっち入れろ!!」
急に声を張り上げ、早紀ちゃんが僕を包む布団をひっぺがしにかかる。
「え、ちょ、わ、うわあああぁぁ……」
すっぽりと。
早紀ちゃんは僕の隣で一緒の布団にくるまれていた。
370For future:2006/01/22(日) 00:05:21 ID:cGJ1MrV0
「あ、あの…早紀ちゃん?」
「ん〜?」
首を横に向けると間近に真横に早紀ちゃんのほくほくとした笑顔。
もちろんにんニコ。
「せ、狭くない?」
「せまくない。白鳥があったかいから狭くない」
意味は分からないけど大丈夫らしい。
「…白鳥ぃ」
「何?早紀ちゃん」
「ずっとさ」
早紀ちゃんは赤らんだ顔でぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
「ずっとさぁ、あたしの傍にいてくれるか?」
「早紀ちゃん?」
「あたしは、もう白鳥がいてくんないとダメになっちゃうんだ。だから―――」
「………」
「―――だから、これから先も…ずっと、あたしの隣に…いてくれる?あたしと一緒に…いてくれる?」
「早紀ちゃん」
僕は早紀ちゃんにやさしく声をかける。
「ありがとう」
「…白鳥?」
「僕のことを想ってくれて、本当にありがとう。
 僕も、君のことを想う。いつも、いつも。
 君と同じぐらい、君以上。
 だから、僕からもお願い。
 ずっと、一緒にいてね、早紀ちゃん?」
371For future:2006/01/22(日) 00:07:19 ID:cGJ1MrV0
「…うん…うん…!」
早紀ちゃんが僕にぎゅっとしがみつく。
僕は布団から抜け出して、早紀ちゃんを抱きしめる。
「…早紀ちゃん」
「…白鳥」

僕らは、唇を重ねる。

それは、証。

それは、未来への誓いだった。
372ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/01/22(日) 00:08:35 ID:cGJ1MrV0
あー…過ぎたー……
マジスンマセン。
じゃ、一応、シメはぐうたらがやらせていただきました。
それでは皆さんさようならです。
また六年と三ヶ月と五日後にお会いしましょう。

まほらばスレよ、永遠に
373名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:19:27 ID:W7H+v+vh
>>254
GJ!!
梢タン可愛いよ梢タン

>>261
久々にエロいのキタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!
千百合GJ!!

>>小島(ry
シリアス系キタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!
流石は作し(ry

>>テイル
隆子キタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!!!
やはり時代は隆子タ(ry

>>転がり
何か久々に純粋なまほらばをみた。GJ!!

>>344
GJ!!
でもファーストキスは(ry

>>ヘブン
よく頑張った!!GJ!!
でも次はもっと長くてエロいのを(ry

>>ぐうたら
もうおまいに感想なんていらないよ。
乙&GJ&キタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚ )メ(゚∀゚ )メ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)メ( ゚∀゚)メ( ゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!!!!!!!!!
そしてまた会える日までノシ



さて、多少の延長がありましたが、これにて「まほらばスレ1周年記念祭」を終了致します。
職人の方々、本当にお疲れ様でした。

では2年目を開始しますか。
374ヘブン ◆hEAVentOwM :2006/01/22(日) 00:25:09 ID:7sSo+Qbq
明日までだと思いこんでたからね〜
うん、次は長いの書くよ
エロくないので(゚∀。)
375名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:26:29 ID:s2lgm02A
>>373氏(1周年記念祭運営係?)もお疲れ様

2周年記念祭も今回の様に出来ることを祈り就寝 ノシ
376名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:32:51 ID:7HstEEWW
>>373(課題の人?)
乙です

>>374
たまにはエロいのを(ry

>>375
ノシ

実ににぎやかな3日間だった
377名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 00:38:30 ID:Kh9MbWtT
>>ヘブン氏
短時間でこんな物が出来るなんて・・・GJ!!

>>ぐうたら氏
ID通りですよ。GJ!!

>>373
何だかんだで3日間付っきりでしたねw
本当にお疲れさまでした。
378名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 01:12:53 ID:kYnTu7Ri
次のイベントは…2/13日の誰かさんの誕生日…か?
なんか、盛り上がりそうもないな…。

まだまだ捨てたモンじゃないと再確認出来たけど、こういう機会じゃないと
もうこんなラッシュは訪れないとちょっと寂しく思ったり。
379名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 01:39:10 ID:0j/rEyKL
誕生日はアニメスレの方が活気がつく
380名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 03:10:01 ID:CFdsENmf
記念祭終わったみたいだからお話書くか
381名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 03:20:17 ID:s2lgm02A
期待
382名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 07:44:07 ID:15oVi1rh
>>378
イベント頻発は良くない
383名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 08:06:49 ID:Y5/w+fpT
祭りの後の亀だが
>>349

ハルの人書いたか?見ていないような気ガス
384名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 08:44:34 ID:6LEQnpeU
2/13は俺の15才の誕生日だー
385名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 11:20:30 ID:Qs5aLqep
>>384
お前みたいなのが残ってなんでぐうたらが去らなきゃならんのかと思うと非常に腹が立つ
386名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 13:53:15 ID:W7H+v+vh
>>385
どうせ釣りだからほっとけ
387名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 15:59:16 ID:pnnpCGqg
だな
388名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 18:30:51 ID:iDKGS3yh
あとひとつネタがあったが間に合わなかった、と
389名無しさん@ピンキー:2006/01/22(日) 18:46:09 ID:HrQVXAa7
>>383
書いてないよー。前に誰かが言ってたみたいに、
「その笑顔」の投下を急がずとってけばよかったかな・・・
完成したのを寝かしといても、あれこれいじりたくなって
次作が遅れるだけだし、ま、しょうがないな。
390名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 18:38:59 ID:e1OVTsbL
過疎
391名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 20:48:02 ID:TVKfJn5d
どうでもいい話だが、ホリエモンが捕まったな。まほログ、やばいんじゃね?
392名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:29:11 ID:Faemj3ww
>>391
どうでもいい話だが、そんなことはないだろ。


そんなこと起こったら…想像もしたくない…
393名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 21:53:29 ID:RcZSHgnq
受験で忙しくなるとも言ってたし、更新自体も危なげだけどな。
また年齢云々で因縁つけられないように別の人が新しい保管庫立ち上げるってのもアリ。
394名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 23:02:49 ID:Y39YX7p9
さて、ハルイロ最終話できたんで行きます。
と、その前に

春の心【はるのこころ】 1.春を人に見立てて、その春が持つ心をいう。
また、春の季節の人の心。春の頃の、長閑(のどか)な人の心。

あまり一般的ではなさそうなのでいちおう解説。
395ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:04:09 ID:Y39YX7p9
「う…ん…?」
 顔に当たる眩しい陽射しで、白鳥は目を覚ました。
ぼーっとした目を窓にやると、眩しい朝日が部屋の中に差し込んでいる。
昨夜、梢がハルを連れて中座した後、場所を2号室に移して宴会はさらに続き、
そのまま、ついカーテンを開けっぱなしにして、眠り込んでしまったようだ。

 白鳥は欠伸をしつつ、寝惚けまなこを擦っていたが、外の様子に気付くと、
目をぱっちりと覚まし、思わず感嘆の声を漏らした。
「うわぁ…」
 窓の外では、立ち並ぶビルの間から、久しぶりに青く澄んだ空が覗き、
彼を起こした、夏の到来を告げる強い日差しが、
昨日の雨の名残の水溜りに反射し、辺り一面がキラキラと光り輝いている。

 これならハルちゃんもきっと喜ぶぞ、と白鳥は窓に近寄り、
外を眺めながら思った。育成灯を用意してくれた珠実には悪いが、
やはり本物の太陽のほうが、ハルも嬉しいだろうし、
それにスタンドだって返してもらえるし…。
 そしてお天気なのが嬉しいのは、ハルだけではない。自分だってそうだし、
梢や他の住人たちだって、やっぱり雨降りよりは、晴れているほうがいいに違いない。
白鳥は顔をほころばせながら、うーんと伸びをして独りごちた。
「いい一日になりそうだなぁ…」

「…ハルちゃんが……なった…」
「……ですか…」
 だがその時、表でなにやら騒がしい声がして、白鳥は表情を固くした。
隣の一号室の方から聞こえる女の子の声。どうやら梢と珠実らしい。
途切れ途切れに聞こえた内容からすると、ハルにまた何かあったようだ。
 ここしばらくそんなこともなかったのだが、久しぶりに、
しおしおになってしまったのだろうかと、白鳥は苦笑いを浮かべつつも、
急いでドアを開けた。
396ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:04:57 ID:Y39YX7p9
「どうしよう、珠実ちゃん!」
「梢ちゃん、落ち着いて」
 白鳥が廊下へ顔を出してみると、案の定一号室の前に、パジャマ姿の梢が、
植木鉢を抱えて立っている。珠実もドアを開け、廊下に顔を出していた。
「どうしたの?」
「白鳥さん!」
 二人は白鳥が声をかけると、揃って強張った顔を彼へ向けた。
梢の抱えている植木鉢と、二人のその表情に、
やはりハルに何かあったのだろうと彼は察しをつけたが、
しかしそれは、彼の思っていたようなことではなかった。

「ハルちゃんが…ハルちゃんが…」
「いなくなったんです!」
 言葉をつかえさせる梢の代わりに珠実が言うと、白鳥の顔色が変わった。
「いなくなった?」
 思わず聞き返す白鳥に、梢は無言で、持っていた植木鉢を見せた。
ハルが植わっていたはずのその植木鉢は、よくよく見れば土しか入っておらず、
彼女のいた辺りには、ぽっかりと穴が開いているだけだ。

「朝起きたら、いなくなってたそうです」
「部屋の中は探したんですけど、どこにもいないんです。
部屋の鍵は掛けてありましたから、外には出ていけないと思うんですけど…」
 二人の話を、白鳥は半ば上の空で聞いていた。
遂にその時がやって来たんだ…。彼はそう直感した。
自分の描いたあの絵本の通り、ハルは消えてしまったんだ、と。

「どこに行っちゃったんでしょう…?」
「きっとその辺にいますよ。みんなにも知らせて、
一緒に探してもらいましょう、梢ちゃん」
 おろおろする梢に、珠実が元気付けるように、努めて明るく言う。
ぼぉっとしていた白鳥も、梢を心配させまいと珠実に調子を合わせ、笑顔を作った。
「あぁ…うん、そうだね。みんなで手分けして探してみよう」

 もう、どこを探してもハルは見つからないだろう。
言葉とは裏腹に、そんな思いが白鳥の頭を過ぎった。
しかし、絵本の通りだと決まったわけではないのだ、
もしかしたら、探せば本当にどこかで見つかるかもしれない。
いや、きっと見つかるはずだ。
「大丈夫、きっとすぐ見つかるよ」
 白鳥は二人と、何よりも自分に言い聞かせ、二人と一緒に、
他の住人たちに知らせに向かった。 
397ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:06:21 ID:Y39YX7p9
「ハルちゃんが?」「いなくなった!?」「だと!?」「……!?」
 休日の朝早くから起こされた住人たちは、みな眠そうな目をしていたが、
ハルがいなくなったことを聞くや、すぐさまシャキッと目を覚ました。
「いなくなったってまさか…」
 桃乃がそう言いかけて止める。まるで何か心当たりがありそうな言い方に、
住人達は彼女に視線を集め、その続きを待った。
「…まさか、沙夜ちゃんが食べちゃったとか」
「えぇっ!?」
「……!!」
 住人たちの視線が、今度はいっせいに沙夜子に向く。「まさかお母さん…」
朝美にまで疑惑の目を向けられ、沙夜子は涙をこぼしながらブンブンと首を横に振った。

「冗談はおいといて」「うう…」
 涙する沙夜子を横目に、桃乃は真剣な顔をしてみんなに言った。
「とりあえず着替えて、それからみんなでハルちゃんを探しましょ」
「はい!」
 気合の入った返事を返し、住人たちは手早く着替えを済ませると、
直ちに鳴滝荘の捜索に取りかかった。


「ハルちゃーん!」
「おーい、どこダー?」
 ハルの名を呼びながら、捜索隊は廊下や各部屋、中庭に外庭、
縁の下から屋根の上、井戸の中に風呂の中、トイレの中と、
隅々まで鳴滝荘を捜索したが、白鳥の恐れていた通り、
ハルはどこにも見つからなかった。鳴滝荘には、
ただ、空になった植木鉢が残されているだけだった。

「どこにもいませんね…」
 小一時間ほど探し回った挙句、これ以上探す場所がなくなってしまうと、
一同は途方に暮れ、重い溜め息を漏らした。
「家にはいないのかしら?」
 桃乃が暗い顔で呟く。正直、鳴滝荘にいないとすると、
いったいどこを探したものか、見当もつかない。

「だったら、外も探しましょう」
 だが、白鳥は皆を見渡し、声をかけた。ハルが消えてしまったなどと、
信じたくなかった。きっとどこかにいる、そう思いたかった。きっと…
「その辺にいますよ、きっと」
「そう…ね」
 桃乃はキッと顔を上げるとみんなのほうを向き、握り拳を突き上げた。
「みんな、手分けして外を探すわよ!」
「おー!」
398ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:07:25 ID:Y39YX7p9
 と、威勢良く外の捜索に乗り出した住人たちだったが、
ビルとビルの間を覗き込んだり、ゴミバケツの蓋を開けてみたりと、
みんなで手分けをしてあちこち探し回ってみたものの、
それでもやはり、ハルを見つけることは叶わなかった。

 そして外を探し始めて、さらに小一時間ほどが経った頃、
とぼとぼと鳴滝荘へ戻ってきた黒崎母娘と灰原が、
門の前で鉢合わせた。
「灰原さん、見つかった?」
 朝美の問い掛けに、灰原は首を横に振った。
「そっちも見つからなかったか…」
「うん…」
「どこ…行っちまったんだろな」

「おっ、桃…!」
「珠実お姉ちゃん」
 そこに、今度は桃乃と珠実が、別々の方向から戻ってきた。
しかしその暗い顔を見れば、結果は一目瞭然だった。
「バラさん、朝美ちゃん、戻ってたんだ。…どう、見つかった?」
「ダメだ…そっちは?」
「ダメ、見つからないわ」
「こっちもダメです〜」
「そうか…」
 それでも念のため、互いに訊いてみたものの、
返ってきた答えは予想通りであった。

 皆はふぅっと溜め息をつくと、通りの先へ目を向けた。
「あとは梢と白鳥だけ、か」
「あの二人、見つけられるかしら?」
 誰とはなしに桃乃が訊くが、誰も何も答えない。
住人たちは期待と諦めの入り混じった表情を浮かべ、
二人が戻ってくるのを、門の前でじっと待ち続けた。
399ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:08:30 ID:Y39YX7p9
 その頃、白鳥と梢は、鳴滝荘からやや離れた路上にいた。
きょろきょろと辺りに目を走らせる白鳥の横で、梢は側溝を覗いている。

「…梢ちゃん、もう戻ろう」
 道に膝をつき、側溝の蓋の下まで覗き込んで確認している梢に、
白鳥は後ろから声をかけた。これだけ探しても見つからないのだ、
やはりハルは…
「でも…」
「もしかしたら、もう誰か見つけてるかもしれないよ? さあ…」
 諦めきれない様子の梢に、白鳥が本心を押し隠し、
微笑みかけながら手を差し伸べると、「はい…」と、
彼女も遂に諦めたように頷き、その手を掴んで立ち上がった。
そして梢は白鳥に手を引かれ、鳴滝荘へ向かい、とぼとぼと歩き始めた。


「あ、帰ってきたわ」
 それから間もなく、二人が戻ってきたことに気付いた桃乃の声に、
うなだれていた他の住人たちも顔をあげた。仲良く手を繋いで戻ってくる姿に、
彼らは一瞬、期待に顔を輝かせたが、実はそれは、
白鳥が梢の手を引いて歩いているのだとわかると、すぐに表情を暗くした。
白鳥と梢も、その住人たちの表情に、話しをするまでもなく、
ハルが見つかっていないことは察しがついた。
白鳥の手を握る梢の手に、ぎゅっと力が入る。白鳥も彼女を励ますように、
梢の手をそっと握り返した。

「ハルちゃんは見つかりました?」
 門の前まで来た白鳥の、訊かずもがなの質問に、住人たちは暗い顔を横に振った。
「そうですか…」
「やっぱり、もう戻ってこないのかしら…」
 桃乃が独り言のように言うと、顔を落としていた梢が、びくっと肩を震わせた。
「そんなこと…!」
 梢は思わず顔をあげて言いかけ、何か引っかかるものを感じ、
言葉を止めて眉根を寄せた。みんなでこんなに探しても見つからないのだから、
そう思ってしまうのもしかたがないのかもしれない。
でも、その言い方はまるで…
400ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:10:33 ID:Y39YX7p9
「…みなさんも気付いてたんですね」
「気付くって、何が?」
 梢に言われ、桃乃が目をぱちぱちと瞬かせて訊き返した。
「ハルちゃんがいなくなってしまうことにです」
「!?」
 白鳥が、ぎょっとしたように梢を振り返った。
それから首を巡らし、桃乃の方を見る。梢と白鳥の視線を受け、
桃乃は言いにくそうな顔をしつつ口を開いた。
「まあ…ね。何から何まで絵本のままだったから、もしかしたら、ってね」
 桃乃が言うと、他の皆も暗い顔で、コクリと頷いた。
白鳥も、気まずそうな顔で、コクッと小さく頷く。

「……」
 彼らの反応に、梢は悲しげな顔をして、再び俯いてしまった。
以前から、心の中のどこかで、そのことには気付いていた。
気付いていて、ずっと気付かない振りをしてきたのだ。
そして、できればこのまま、気付かない振りをしていたかった…。

「まさかとは思ってたんだガナ…。やっぱり消えちまったのかナ、あいつ」
「ハルちゃん…」
「ほ、ほら、もしかしたら帰って来てるかも! もう一度家の中を探してみようよ」
「そう、ですね…」
 すっかり諦めてしまったような梢やみんなに、
白鳥はなんとか笑顔を作って言ってみるが、もう誰も、
自分を誤魔化したりしようとはしなかった。あの絵本の通り、
ハルは消えてしまった。その事実を、とうとうみんなは認めたのだ。

 がっくりと肩を落とし、玄関に入っていくみんなの姿に、
白鳥はしょぼんと眉を下げると、彼もその後について、
のろのろと玄関に入っていった。
401ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:11:33 ID:Y39YX7p9
 玄関を上がった一同は、特にあてもないまま、揃って回廊まで出ると、
そこでふと歩みを止めた。無言のまま、見るとはなしに鳴滝荘を見渡す。
あんなに小さくて、しゃべることも出来なかったのに、
ハルがいなくなってしまっただけで、この鳴滝荘がやけに広く、静かに感じられた。

 一同はしばらく押し黙ったまま、中庭を見ていたが、やがて沈黙を破り、
桃乃が中庭に目を向けたまま口を開いた。
「…ねぇ、白鳥君」
「はい?」
「ハルちゃんはどこに行っちゃったの?」
「えっ?」
 白鳥は戸惑った。そんなこと、わかっていればとっくに見つけているのに。

「ええと…?」
「君の絵本だと、ハルちゃんはどこへ行っちゃったの?」
 当惑する白鳥に桃乃が訊き直すが、ますます彼は戸惑うばかりだった。
絵本には、ただ、消えてしまったとしか描いていない。
桃乃だってそれは知っているはずだ。
「あの、なんのことですか…?」
 訊き返す白鳥に、桃乃は彼のほうへ真剣な眼差しを向け、言った。
「“ハル”って名前だって、本当は考えてあったんでしょ?
だったら、どこに行っちゃったのかも、ちゃんと考えてあるんじゃないの?」

「…!?」
 桃乃の言葉に、住人たちはハッとなり、一斉に白鳥を見つめた。
当の本人も、ハッとした顔をしていたが、みんなの視線を浴び、
おどおどとした様子になる。
「白鳥君?」
 問いただすように桃乃が言う。他の住人も、もの問いたげに彼を見つめている。
白鳥は彼ら視線を逸らすと、自信なげに言った。
「いえ、特に考えては…」
 しかし、彼の態度を見れば、それが嘘であるというのは一目瞭然だった。
本当に、考えていることがすぐ顔に出る性質だ。

「いいから言いなさいって!」
「隠し立てするとためにならないですよ〜」
「お兄ちゃん…」
 住人たちに詰め寄られ、白鳥はたじたじと後じさった。
「いえその…はっきり決めてたわけじゃないし…」
「それでもいいから言ってみな?」
「お願いです、白鳥さん。知ってるなら教えてください」
 そんな中で、梢が言うと、白鳥の表情に一瞬迷いが生じた。
おずおずと梢を見つめ、彼は口を開きかけたが、
しかし再び視線を外すと、口を閉じてしまう。
402ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:14:54 ID:Y39YX7p9
『むぅ、梢ちゃんの“お願い”でもダメか…』
 頑なに答えるのを拒む白鳥に、業を煮やした桃乃は、梢に声をかけた。
「梢ちゃん、確かあれ、まだ使わずに持ってたわよね?」
「“あれ”…? あ、はい!」
 梢は少し考えてから、桃乃がなんの事を言っているのかに思い当たり、
ポケットをごそごそと探って財布を出すと、中に折り畳んでしまってあった、
一枚の紙切れを取り出した。そしてそれを広げ、白鳥にそっと差し出す。
「白鳥さんお願いです、ハルちゃんがどこに行ってしまったのか、教えてください」
「それは…!」
 白鳥はその紙切れに、じっと視線を落とした。梢が出した紙切れ…
それは、いつかハルとみんなで一緒に遊んだ、あの缶蹴りの時の王様券だった。
梢はそれを使わず、ずっととってあったのだ。

 白鳥はしばらく、王様券と梢に交互に視線を向けていたが、
やがて諦めたように、小さく溜め息をついた。
 王様権に従う義務なんかない。適当な嘘をついて誤魔化したっていい。
だが、何に使おうか、きっと楽しみにしていたに違いないのに、
それを使ってまで、ハルの行方を知りたいという梢に、
白鳥は嘘をつきたくはなかった。例えそれが漠然としたものであっても、
そしてみんなが望む答えでなくとも。

 白鳥は視線を落としたまま重い口を開いた。「多分ハルちゃんは……」
そこで一度言いよどむ。そしてゴクッと唾を飲み込むと、心を決め、
視線を上げてみんなを真っ直ぐに見つめた。
「多分ハルちゃんは、もうこの世のどこにもいません」
「!?」
 彼の言葉に、その場の全員が顔色を変えた。
「それって、まさか死…」「桃さん!」
 珠実の鋭い声に、桃乃の言葉は途中で止った。ハッとして桃乃が梢を見ると、
真っ青な顔をして、今にも卒倒しそうな様子だ。

「それはどういうことですか、白鳥さん」
 静かに珠実が訊く。無責任な憶測はいらない。
本人の口から、はっきりと伝えて欲しい。
それが、王様券を使ってまでハルの行方を知りたがった、
梢の望みでもあるだろうから。例え桃乃の想像通りだったとしても、
それが白鳥の決めた結末なら、梢も自分も、きっと受け入れられると思う。

 白鳥は心配そうに梢を見やりながらも、珠実の決然としたまなざしに応え、
ゆっくりと後を続けた。
403ハルイロ〜最終話「ハルノココロ」:2006/01/23(月) 23:17:14 ID:Y39YX7p9
「枯れてしまったとか…死んでしまったというわけじゃありません。
家出したとかってわけでもないです。ただ、消えてしまったと…」
「だからどこによ?」
「強いて言うなら“それ”は、主人公の心の温もり、穏やかさ、
そして楽しかった思い出…そういう物に姿を変えたんです。きっと…」

 淡々と言う白鳥に、住人たちが怪訝そうな顔になった。
「えぇっと、それってつまり…」
「主人公の心の中でいつまでも生きている、ってか? えらく陳腐なオチだナ」
 やや辛辣な調子のジョニーに、白鳥は表情を変えることなく答えた。
「そういうんじゃなくて…いえ、結局そういうことかもしれないですけど、
“それ”は、主人公の思い出そのものになってしまったんじゃないかって…」
「思い出そのもの…?」
「その、うまく説明できないんですけど、“それ”は主人公が忘れかけていた、
暖かな気持ち、楽しかった思い出…。そういう物に徐々に姿を変えていき、
そして消えてしまったんだと…」

 それを聞いていたみんなの脳裏に、不意にハルとの思い出が蘇えってきた。
白鳥の騒ぐ声で目を覚ましたあの日、お楽しみ畑で初めて出会った時のこと。
土の中を見られそうになって泣き出してしまったこと。
食べられもしないのに、みんなのご飯を欲しがったこと。
その後もずっと続いた、ハルと共に過ごした楽しくて賑やかな時間。
ハルの穏やかな笑顔。ハルを囲むみんなの穏やかな笑顔…。
なにかあると、すぐにしおしおになって倒れてしまうハルに、
みんなで大騒ぎした事も、今となってはどれも楽しい思い出だ。

 彼女が鳴滝荘にやって来てから、わずか三ヶ月余り。
まさに春の夜の夢のように過ぎ去っていった日々が、
心の中に次々と浮かんでは消えていく。
 そのハルはもういない。悲しくて、寂しくて、それなのに胸の奥から、
暖かいものが止め処もなく込み上げてくる。そしてその温もりは、
悲しみや寂しさをすっぽりと包み込み、彼らの胸の中一杯に広がっていった。

「…そりゃまた随分メルヘンチックなお話だわねぇ」
「です〜」
 桃乃が、呆れ半分、茶化し半分のような口調で言うが、
その口元には微笑が浮かんでいた。他の住人たちも同様だ。
ずっと暗かった皆の顔は、いつの間にかほころんでいた。
「白鳥さんのおっしゃること、わかるような気がします」
 梢が胸をぎゅっとおさえ、少し寂しげで、それでいて穏やかな微笑を浮かべて言うと、
他の住人たちも静かに頷いた。


 みんなは、中庭の空を振り仰いだ。ビルの合間からのぞく遠くの空に、
入道雲が、もくもくと湧き上がっている。そしてどこか遠くから、
蝉の声も聞こえてくる。ハルを探すのに懸命で、
気にかけている余裕もなかったが、夏がやって来たのだ。

「…今年も、みんなで海水浴に行きますか」
「ええ…」


 ハルイロ〜おしまい
404名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 23:19:15 ID:Y39YX7p9
以上でハルイロは終了っす。
思い出作るのが大事Daiji〜と、大事Daijiとさくらのうたをちゃんぽんにして、
まほらば本編とハルを互いにオーバーラップさせて書いてみました。


ふう、思いつきで始めてみたら、随分長くなったもんだ…
非エロ話を長々引っ張ってすみません。
一段落着いたところで、またエロ話書くとしますかね〜。
405名無しさん@ピンキー:2006/01/23(月) 23:22:23 ID:jqUCPjOI
>>404
に…日本語でおk?
406ジズ:2006/01/23(月) 23:31:52 ID:aE6imTV1
>>404
gjバッドエンディングな感じも
するけど続きを妄想で埋めて
ハッピーエンドにするよ。
また最高の作品をガンガン書いてください。
407名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 01:00:50 ID:8grR/9Wd
>>404
何というか……随分と消化不良なエンディングだな。らしくないと言うか。

何か、この言葉に出来ないしこり具合が腹の中にたまってきて……
いやSS相手に何してんだ俺
408名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 12:50:57 ID:N56tOskq
GJ!次回作も期待!
409名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 16:19:31 ID:2q5yiK3s
>>407
何を言う。消化不良だからこそ人間の秘密兵器が発動されるんジャマイカ
その秘密兵器とは…






妄   想   ですよ
410名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:06:55 ID:CgrJVHsu
じゃあ省いた部分行ってみよー
411ハルイロ〜蛇足END:2006/01/24(火) 20:07:37 ID:CgrJVHsu
 しんみりと夏空を見上げ、ハルとの思い出に浸るみんなの横で、
白鳥も空を見上げながら、ある予感を感じていた。

 ハルはその名の通り、春と共に現われ、春と共に消えてしまった。
しかし季節は巡る。春はまたやって来る。そしたらその時…。
 それは予感というよりは願望に近い、根拠もなにもない、
儚くおぼろげなものでしかなく、到底みんなに言えるようなことではなかった。
 でも、自分やみんなが、この胸の温もりを忘れずにいるなら、
そして、鳴滝荘が春のような暖かな場所であり続けるなら、
きっとまた春になれば…

 みんなと一緒に空を見上げながら、白鳥はハルとまたいつか出会える日の事を、
独り密かに想い続けていた。


 ハルイロ〜蛇足END完
412名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:08:58 ID:CgrJVHsu
君とまたいつか出会えるように〜♪と、さくらのうたを少し強めにイメージして、
プロトタイプに近い終わり方も考えてましたが、
白鳥君の描いた絵本である「ハル」のほうに沿ってということで、
ああいう終わりで止めておきました。

ついでだからおまけ↓
413ハルイロ〜おまけ:2006/01/24(火) 20:10:20 ID:CgrJVHsu
 みんなと遅めの朝食を終えたあと、白鳥は部屋に戻り、
机の前でぼんやりと頬杖をついて、窓から夏の空を眺めていた。
 課題をやらないといけないのに、どうも手につかない。
みんなにはああ言ったものの、そしていつかまた、
会えそうな予感はしているものの、それでもやはり、
ハルが今、目の前にいないことが、寂しくてしかたがなかった。

「白鳥! 白鳥ッ!」
「あ、はい!」
 どれくらいの時間、ボケッと空を眺めていただろうか。彼の物思いは、
ダムダムという激しいノックと、焦ったようなジョニーの声で断ち切られた。
ハルがしおしおになった時の騒動が記憶に蘇えり、
まさかとは思いつつ、白鳥は慌てて腰をあげ、入り口に向かった。

「どうしたんですか、灰原さん?」
「しっ、白鳥! これっ、これ見ろコレッ!」
 訝しげな白鳥に、ジョニーが持っていた“モノ”を持ち上げ、彼に見せた。
「ハルちゃん!?」
 一瞬、それがハルに見えた白鳥は、思わず声をあげた。が、
よくよく見れば、ジョニーが持っていた物はハルではない。
「……じゃなくて…なんですか、それ?」
 白鳥は眉をハの字にして灰原に訊ねた。彼が持って来たのは、
ちょうどハルと同じくらいの大きさの、女の子の人形だった。
 しかし似ているのはそれくらいで、その人形にはちゃんと足があるし、
何故か水着…しかもスクール水着を着て、浮き輪までつけている。
髪型も違っていて、少しボサボサした短めの髪を、ちょうど朝美のように、
貝殻の形の髪留めで両横に縛り、頭には水中眼鏡を乗せていた。
顔つきは可愛らしいが、ほんわかしたハルとは違い、少し気の強そうな印象だ。

「いっ、今釣りをしてたらヨ、これがかかったんだ」
「はあ…」
 人形を抱え、焦るジョニーに、白鳥は気の抜けた返事をする。
それが池に落ちていたらしいというのは、彼にも飲み込めた。
しかし、確かに見たことのない人形が、池に落ちていたというのは、
妙なことではあるが、そんなに取り乱すようなことでも…「いっ!?」

 とその時、その人形にギロリと睨まれ、白鳥はビクッとして後じさった。
「な…な…」
 目を白黒させる白鳥の前で、ジョニーに背中を掴まれた人形は、
「放せ!」とでも言いたげに、じたばたともがき始めた。
「う、動いた…!? い、生きてるんですか、それ!?」
「な、なあ、なんなんだヨこれ? お前、またなんかやったのか?」
「“また”って何ですか“また”って…! なにもしてませんよそんな…」……

 こうして、夏の初めのその日、まるでハルと入れ代わるように、
謎の生物“ナツ”が、鳴滝荘にやって来た。


 ナツイロ〜第一話完
414名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 20:12:32 ID:CgrJVHsu
第一話と言ってますが続きません、さすがにビジュアルだけではこれが精一杯。
でも本編で「ナツ」が描かれるようなことがあったら続き書くかもw

ではさいなら。
415名無しさん@ピンキー:2006/01/24(火) 22:20:24 ID:hM0PnqAS
>>404
GJ!
ハルゥゥゥ(ry

>>413
ナツキタww
10巻にあったアレだな。
416名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 02:23:38 ID:fqTUAJJM
なあおまいら、例えばだ、そう例えばの話だが、隆士キュソが
あれだ、梢ポンに絵本を贈ってたらしいんだよ、そこでだ
もしも…その中にお姫様、女剣士、踊子、妖精、魔法遣いの
5人の女の子が出てたら…そうでなくとも5人の女の子が
仲良く過ごしている…なんて展開だったら…

まあ、もしもの話だ。なかったことにしてもいいから、気にせず続けてくれや。↓
417名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 05:42:39 ID:h6lrsKTv
梢ちゃんが自分で描いたんだけどな↑
418名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 16:53:44 ID:JBmyn3qg
原作スレのネタバレ解禁時間まではバレ含むこと書くのはやめようよ…。
419名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 16:56:18 ID:9bOa3px6
>>418
どこにバレ含むことがあるのかよく分からん俺だが
420名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 17:10:00 ID:JBmyn3qg
>>417の内容がそっくりそのままバレなんだが。
421名無しさん@ピンキー:2006/01/26(木) 17:29:35 ID:h6lrsKTv
しまった、6時間ばかり早かったか。スマソ。
422名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 00:15:14 ID:G/emMpzW
うぅむ、しかし今月号で「その笑顔」がありえないと判明・・・なんつーかドンマイ。
こういう致命的矛盾が出てくると頭抱えて転がりまわりたくなる。
ま、とっとと投下しといて正解だったか。
423名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 05:11:48 ID:4AnhG/Yu
設定はどんどん追加されてくんだから
2次創作じゃシカタネっつの
424名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 09:18:01 ID:kBGPqfXg
何でもかんでも元設定通りにする必要性はないっての。
Ifを考えるのも二次創作の醍醐味。

そもそもそこを崩さないと主人公とヒロイン以外をくっつけるとかいう発想が出せないしな。
425名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 17:28:28 ID:JcNBuumK
test
426名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 17:29:55 ID:JcNBuumK
test
427名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 17:51:03 ID:G/emMpzW
わざと改変する部分とそうでない部分とがありまして。
予期してない部分で、しかも書いてる最中や
投下したすぐあとに来られると、
しかたないこととはわかっていても、
やっぱかなり恥ずいです。うひゃう。
428名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 19:59:54 ID:+8z35ZhX
「ハル」をメタフィクションで使ってくるとは思ったが、
消えるのは梢ちゃんsなのか…?

満開の桜の下、代わる代わる現われた梢ちゃんsが
白鳥君とお花見デートを楽しんで、最後にバイバイと
消えていくという「さくらのうた」な情景が思い浮かんじまった。
429名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 10:26:23 ID:/kSeB4ui
>>428
許さん
430名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 10:46:24 ID:yz9sqa3P
>>428
許す
431名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 10:57:04 ID:X7LTMlCL
ハルを使ってくるなら消えるのは白鳥君だな。

精神的打撃を受けた白鳥君が体調まで崩す。
実は不治の病で余命数ヶ月だった。
白鳥君の死に生きる気力を失った梢が、お楽しみ畑に
不可思議なものを見つけ……
432名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 15:21:52 ID:TGGp4E6g
水氏のHPでキリ番踏んだら、
「絵もしくはSSのリクエストに何か一つ出来る限りお答えします。」だそうだ。
だが、俺一人では決めかねるのでみんな意見を出してくれないか?
433名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 15:32:34 ID:LepcY3Na
珠×部
434名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 15:45:29 ID:oTjR0FrW
早紀×犬
435名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 16:02:18 ID:d3fYSV4r
ていうか、水氏って誰?
436名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 16:29:19 ID:MxfzP4oK
俺×水氏
437名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 17:29:57 ID:ImA5jIh/
>>436×水×俺
438名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 20:32:27 ID:/ijTo74v
闇白鳥&闇灰原×黒崎母娘
ハラペコ朝美の沙夜子解体日記&レシピ
439名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 20:38:19 ID:VX7gIk8G
白鳥キュンを巡っての蒼vs紺vs赤vs緑の修羅場キボン(教育上幼児除外)
440名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 20:44:28 ID:oTjR0FrW
キッチンで喧嘩してると、白鳥君が「あっち行こう」と魚子の手を引いて連れてくわけだな。
441名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 21:28:27 ID:LepcY3Na
白鳥相手に誰がウマイかを競うんじゃなくて?
442名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 22:28:00 ID:Y4RT1Um1
>>441
むしろ四人だけで絡みをキボン
443名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:38:44 ID:CR8RDAmF
>>440-441
その展開を見て幼いころの梢を思い出したのは俺だけか…
喧嘩する梢達(両親)、あっち行こうと連れて行く隆士(曾爺さん)。
そして、魚子の人格が増えると。
444名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:39:41 ID:CR8RDAmF
ミスった。
>>439-440
だったな。
445名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 23:43:37 ID:oTjR0FrW
いやまあ、あのシーンのパロのつもりで言ってるわけだが。
446名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 00:24:47 ID:C3XceP+/
>>442
梢抜き魚子入りの4人の絡みなら今書いてるが・・・。
その前に梢ちゃんレイープもの書いてるから
一ヶ月くらい待っててね。面白いという保証はないけど。
447名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 01:02:32 ID:Esn9NDJ8
>梢ちゃんレイープもの
きたぁ!
448名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 02:28:43 ID:WZVcmJ02
第四次職人戦争キタ───(゚∀゚)───
449名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 10:29:37 ID:KL8kBMvU
1ヶ月 orz
450名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 11:26:25 ID:lwvui53d
>>446
レイープものなんて書きやがって、御前なんか氏んじゃえ
451名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 14:34:21 ID:cCs1jNOL
レイプ陵辱は別として、またハルイロの人しか職人がいなくなるのは痛いな
新たな神が降りてこないことにはどうにもならんけど
452名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 15:32:06 ID:I4I9COns
名無しのまま結構投下してる人もいますよ。

というわけで投下

傾向:エロ無し
出演:白赤茶
453酒乱場:2006/01/30(月) 15:34:41 ID:I4I9COns

「う〜、もう一杯」
「も、もう早紀ちゃんその辺で…」
うまくなだめすかして止めさせようとしても、なかなかグラスを放さない。

宴会部長がいなくなって初めての宴会。やっぱりしきる人がいないと困る。
灰原さんは危険を感じて早退してしまった。

「うるへ〜、これが飲まずにいられるかってんだ〜」
早紀ちゃんはお気に入りらしい梅チューハイをどばどばコップに注いで、一気に飲み干してしまった。
始まって四半刻ですでに泥宴会の予感がしていた。

「早紀ちゃん、良い飲みっぷりです〜」
「ちょ…ちょっと、煽らないでよ珠実ちゃん…」
いつもは素面でいるはずの珠実ちゃんまでが赤い顔をしている。
まだいけそうだけれど、さっきから缶を何本も空けている。

「まったくなんら、桃乃の奴、一人で行っちまいやがって…なんか言ってくれたって良いだろうが〜」
「まぁまぁ、桃乃さんにしてみれば気を遣わせたくなかったんだよ、きっと…」
今日、突然出てきた早紀ちゃんは桃乃さんの話を聞いてからご機嫌ナナメ
憂さばらしにお酒が入ってグテングテンになっている。

「だってほら、結婚するんだから仕方ないよ。僕らが幸せをじゃまするわけにもいかないし…」
「私は恋人が居ることは薄々感付いていましたけどね〜、ものには順序ってものがありますよ〜」
珠実ちゃんまでぶつぶつ愚痴を言っている。
これ、僕がなんとかしなきゃいけないんだろうなぁ…
454酒乱場:2006/01/30(月) 15:36:00 ID:I4I9COns

「そうだ〜、いつのまにそんなもん作ってたんら桃乃〜!恋愛なんてアタシは許さらいぞ〜」
早紀ちゃんは絶好調で騒ぎ始めた。いろいろツッコミたいんだけど、絡まれるのがオチなので止めておく。
強いお酒は倒れてしまうので避けているらしく、さっきからからみ酒のままだ。
あたりを見回せば、幸い早紀ちゃんのお気に入りはもう残っていない。

「ん?…ないぞ〜」
ついに早紀ちゃんの抱えている缶もエンプティーランプがついた。
最後の2、3適を名残惜しそうにコップに入れると、くいっと飲み干す。

「よかった…」
安堵して早紀ちゃんを退場させようと近付く

「ない〜、白鳥〜、ない〜、ない〜」
低いトーンで僕に当たり前の事を訴えてくる。目がとろんとして頭がぐらぐらしている。
ここまで酔うのに梢ちゃんに戻るとすっきり治っているから不思議だ。

「ほら、早紀ちゃん。もうお酒残ってないからさ、お部屋戻ろう?」
「や〜!やら!白鳥!…梅酒〜!」
手足をバタバタさせて暴れる。ゴネ方がまるっきり子供なんだけど、子供を扱うようにしたのが逆効果だったみたいだ。

こういう時桃乃さんがいてくれたならと切実に思う。
慌てて僕は珠実ちゃんに助け舟を求めた。

「珠実ちゃ〜ん、何とか早紀ちゃんを止めてよ」
珠実ちゃんなら付き合いも長いし…と思ったんだけれど
455酒乱場:2006/01/30(月) 15:37:30 ID:I4I9COns

「…ア〜?うるさいれすよ〜このボンクラ〜言われたとおりとっとと酒持ってこいれす〜」
冷や水を浴びせ掛けられたように背筋がぞくりとした。
珠実ちゃん…呂律が回ってない。…しかも、目が据わっている。いままで、こんな彼女を見たことがない。

「いいぞ〜珠実〜、もっとやれ〜」
酔いどれの早紀ちゃんに気を使いすぎて珠実ちゃんはノーマークになっていた。

泥酔状態になるまで飲むなんて想像すらしなかったのに、よくみればボトルまで空いて転がっている。
僕は早紀ちゃんの相手で少し飲んだくらいで、早紀ちゃんは強いお酒は飲まないから、このボトルはほとんど全て珠実ちゃんが空けたことになる。

「ハ、ハイ…」
「おお〜、すげぇぞ珠実〜!白鳥が言うこときいた〜」
初めての状況で対処の仕方がわからないからとりあえずそう答えて部屋を出た。

456酒乱場:2006/01/30(月) 15:39:47 ID:I4I9COns

「ああは言ったものの…どうしよう?」
予備<?>のお酒はキッチンにおいてあるけれど、あの状況でこれ以上持っていくわけにもいかない。

僕はキッチンまでゆくと、それらを持って灰原さんの部屋に行き、小さなボトル一本を残して預かってもらった。
後は僕ひとり、この一本きりであの酒乱場を押さえなければならない。
逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…


※ちなみに…

『酒乱場の押さえ方』
@アルコールの供給を断つ
Aからむ奴を完璧に酔わせることで醒めた人間を作る(かつカラミを眠らせる)
B記憶が飛ぶタイプは危険な事をしないように押さえつける

457酒乱場:2006/01/30(月) 15:41:32 ID:I4I9COns

結局、僕は戦場へ舞い戻ってきた。意を決して扉を空けた。

「お〜、持ってきたか〜白鳥〜」
「…遅いれすよ〜酔いが醒めちゃうじゃないれすか〜」
酔いどれ二人がお出迎え、なんで僕ばかりこんな目に…

珠実ちゃんは最後の一本を僕の手からひったくると栓を開け始めた。
もう少し時間を置いて来れば良かった…

「あ〜?…ひらろり!…梅酒ない〜」
ボトルの中身に気付いた早紀ちゃんが文句を言う。早紀ちゃんが飲めないようにかなりキツイ酒を持ってきたのだった。

「ごめんね〜、もう今日は梅酒は品切れです」
「う〜、う〜、ない〜、ないぃ〜」
そう言うと早紀ちゃんは、ないと分かっているのに空の缶を片っ端からひっくり返した。
一人でぶつぶつ言いながら珠実ちゃんはわき目も振らずにグラスを持ち上げている。

「ほら早紀ちゃん、ゴミ片付けるよ」
ひっくり返した缶をさらにひっくり返している早紀ちゃんを止める為に、缶を片付けてる。
早紀ちゃんは部屋の外に放たなければ大丈夫…それよりも珠実ちゃんのほうが心配になってきた。

「はぁ〜、桃さんは私の事なんか忘れて、今頃二人で仲良く子作りでもひてるんれすかね〜?」
寂しそうな顔をして、呆っと天井を見ている。酔っているのは確かなんだけど、いまいち傾向が掴めない。
目が泳いでいてゆらゆら体を揺らしている…そろそろ足下が危ない

ここまで酔っちゃったのも、やっぱり桃乃さんがいなくなっちゃったから…なんだろうなぁ
458酒乱場:2006/01/30(月) 15:45:04 ID:I4I9COns

「負けるかぁ〜!白鳥!子作りするぞ子作り!」
「…意味分かって言ってないでしょ早紀ちゃん…」
珠実ちゃんの言葉をきいてからみ酒の人がべったり巻きついてくる。動きづらくてしょうがない。
絶対やり方知らないだろうし、適当に流しておく。

「わかってるじょ〜、アイしあうふたりがベットでいちゃつくとコウノトリが卵をもって来るんらぞ〜」
「ハイハイ…そうだね早紀ちゃん」
「分かったら〜、ねろ〜!…桃乃がいなくてもアタシには白鳥がいるぞ〜」
背中にどっかり乗っかられる、どうせ抵抗しても無駄だから、早紀ちゃんが寝るまで相手をするしかない。

「桃さ〜ん、すけこましが調子に乗ってるれすよ〜、見てらんらいです〜」
珠実ちゃんはそんな僕らの様子を見ながらボトルをラッパのみしはじめた。
少し顔色が悪くなってきている。止めさせないとマズイかも…

二面作戦には無理があるとはわかっているけど、とりあえず早紀ちゃんがこれ以上酒を飲むことはない。
珠実ちゃんを先にオトそう。

「珠実ちゃんも、明日にひびくと困るからさ…もうそのへんで…ね?」
力を振り絞って早紀ちゃんを背中にくっつけたまんまずりずり動く

「あなたにそんなこと言われる筋合いないれす〜ほっとくです〜」
「ね、やめよ?…これ以上飲んだら体壊しちゃうよ?」
口にボトルを運ぼうとする手を掴んで止める。

「う〜」
ぴたっと珠実ちゃんの動きが止まり、こんどは手が震え始めた。
威嚇するような低い声にちょっとこわくなる。

459名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 17:47:20 ID:KL8kBMvU
(´・ω・`)GJだよー


(´・ω・`)でもエロければもっとGJだよー
460名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 18:26:15 ID:DfXONHgB
GJ!
続きに期待。
461名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 19:56:24 ID:WZVcmJ02
子作ってよ…
462酒乱場:2006/01/30(月) 22:14:42 ID:I4I9COns
投下中に来客orz

やっと続き投下
463酒乱場:2006/01/30(月) 22:16:51 ID:I4I9COns

「あ、あれ?…どうしたの?珠実ちゃん?」
「ひっ…う…ううぅ、う〜」
珠実ちゃんの頬を涙がつたう、目をぎゅっと瞑ってぶるぶる体を震わせている。

がばっ

「じ・ら・ど・り・ざん〜、うあぁぁぁぁ〜」
「ちょっ!ちょっと!…珠実ちゃん!?」
決壊するとともにそのまま抱きつかれてしまった。すりすりじゃなくてぐりぐりと顔を押し付けて、涙を擦り込んでくる。
珠実ちゃんは泣き上戸だったらしい…

「お〜?珠実〜?白鳥と子作りする気か〜?アタシもやるぞ〜」
「ひぅっ!早紀ちゃん…耳!…耳止めて!」
前からも後ろからもくっつかれて身動き取れない。おまけに早紀ちゃんが耳をはむはむ噛む。
前は泣き上戸後ろはカラミ下戸、酒くさい天国地獄攻撃になってしまった。

「ううぅ〜、さみしいですよ〜、う…ひっく…うぅ〜」
すすり上げるように震えている。抱きつかれて戸惑ったけど、その体の小ささにも驚いた。
桃乃さんがいなくなってから元気がなかったけど、押さえつけていたものが全部まとめて噴出してしまったみたいだ。

「桃さ〜ん…どうして行っちゃったれすか〜…ううっ」
「男だぁ〜、男のせいだぁ〜」
しんみりしそうな雰囲気をふっとばすように、背中からよじ登ってきた早紀ちゃんが耳元で叫ぶ

「そうだ!男作っちまえ珠実〜、桃乃に勝つんだ〜」
「うぅ、桃さんのばかぁ…」
見事に会話が噛み合ってない…早紀ちゃんは励ましてるつもりなのかもしれないけど…
僕もどうしてあげるのが一番いいのか良くわからなかったから、
そのまま布団の上に横になって、ポンポンとゆっくり背中を擦ってあげた。
464酒乱場:2006/01/30(月) 22:25:51 ID:I4I9COns

「う…うぅ…う〜…」
だんだんと声は小さくなっていって、どれくらい時間がたったのか分からない頃
僕の体をつかんでいた手の力は抜けて、小さな寝息が聞こえ始めた。

「珠実ねた〜、ねた〜」
肩の後ろから覗き込んでいた早紀ちゃんが、珠実ちゃんの頭を指でつつき、低いトーンで繰り返す。
まだちょっと酔っているみたいで目がぐったりしてるけど、ニンニコみたいな表情をしていた。

「ふぁぁ」
二人で珠実ちゃんの寝顔を見ながら黙っていると、やがて早紀ちゃんも大きなあくびをした。
ようやく早紀ちゃんも寝てくれるらしい。

「ほ、ほら…珠実ちゃん寝ちゃったからさ…早紀ちゃんもお部屋いこう?」
「やら、珠実といっしょ寝る」
プルプル首を振って嫌がる。珠実ちゃんのとなりに寝ると毛布を掴んだまま出ようとしない。
こう言うときの早紀ちゃんは頑固だし、僕もいいかげん眠かったので、あきらめることにした。
電気を消して、離れた所に座布団を持っていって寝転がる。
465名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:37:09 ID:Esn9NDJ8
耳をはむはむ(´・ω・) ウラヤマシス
466酒乱場:2006/01/30(月) 22:37:57 ID:I4I9COns

…さみしいって…僕に言われても、あんまりしてあげられる事は…
座布団に頭を乗せてそう考える。
お酒が入っている時はまだしも、普段から気にするような態度を取るのは嫌がるだろうしなぁ

「こら白鳥」
そう考えていたところへ、また早紀ちゃんがどなる。あんまりうるさくすると珠実ちゃんが起きちゃうよ


「何やってんら…おまえは向こう、アタシはこっち…それにちゃんと布団に入れ」
「え?…どうして?」
二人ならぎりぎり寝れるけれど、三人だとちょっとキツイ気がする。

「ろうしてって、珠実が風邪ひいたら困るらろ?…だから白鳥とアタシでさんどいっちにする」
「あ…う、うん。わかった」
酔ってても…珠実ちゃんのこと気遣ってるんだ…
ふっとあったかい気持ちになる、お酒くさいのなんかどうでも良くなった。

「一人じゃないよ…珠実ちゃん…」
聞こえてないだろうから、そっと口に出してみる。聞こえたら大変だろうけど

「…う〜うん」
突然寝返りをうった珠実ちゃんに、思わず跳ね起きた。
…やっぱり慣れないことは言うもんじゃない

「…疲れる…」

結局狭い布団に3人で寝た。体がはみ出て寒かったけど、何故かすっきり眠れてしまい…

P・S夢で桃乃さんにさんざんからかわれた。


…終わり…
467酒乱場:2006/01/30(月) 22:42:53 ID:I4I9COns
というわけでまあ終わり。
エロ書こうと思ってもうまく書けません…

早紀・珠実はいい子だ、簡単に動かせる。
梢ポンもいい子、感情描写大変だけど
魚子もいい子、幼児だけど
千百合もいい子、キャラつかみにくいけど

なっちんは悪い子!…3月かけても全然SSが進まない
動かしづらい!!セリフ書き辛い!!感情描写できない!!

文章力のない僕には重荷です
468名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 22:49:07 ID:bgd5Huku
>>467
GJ!

…いいなぁ…漏れ、なっちん書いたらオメガエロスな子になっちまうからなぁ…
469名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 23:29:52 ID:KL8kBMvU
>>468
とりあえずうp
470名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 23:32:18 ID:6T/OWOOl
>>468
俺が2chで小説を書いてから理解して言葉を送ろう。

2chで一番必要ないのは、後悔だ
471名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 16:19:20 ID:5uQXMym+
一番必要なのは愛だ
472名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 17:22:26 ID:b/LwwcVO
・ランクS 勝手に動いてくれる
早紀、珠実、白鳥、桃

・ランクA 描写しやすい
梢、千百合、朝美、部長

・ランクB まぁなんとか
魚子、ジョニー

・ランクC 上手く動かせない
棗、沙夜子

自分で書いてきた感じではこんなところだった。
なっちんやママンは人気あるのにSSが少ないのは動かしづらいってのがあるんだろうな。
473名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 18:36:30 ID:3ZC6ZZld
携帯サーバー移転したのか?
474名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 19:21:42 ID:5uQXMym+
見づらくなった
475名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 20:04:56 ID:ngzLrdNR
>>467
翌朝、珠キチはジャンバリモードに入る訳ですね。
476名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 20:22:00 ID:H2eN06BX
動かしづらいつーのは文章力よりもむしろ想像力の問題かと。
477何してるとこ?:2006/01/31(火) 23:23:46 ID:PlobE0mg
なっちんが動かないので小ネタ


「隆士君…それじゃ…する…かも」
「うん、棗ちゃん、…おねがい」

「ん…、ん…、隆士君…気持ちいい?」
「う…うん、気持ちいいよ…棗ちゃん」
「そ…そう…嬉しい…かも」
「も、もうちょっと、上の方…擦って…」
「ココ…?」
「あくっ…うん、そこっ…」
「っ…隆士君…動いちゃ…や」
「だって、気持ち良くて」

「そ…そんなに、気持ち…いいの?」
「じゃあ…も、もっと…す…する…かも」
「隆士君…ココの裏…気持ちいい?」
「ひゃっ…棗ちゃん」
「動いちゃう程…いいみたい…かも」

「み…溝のところも…擦ってあげる…かも」
「棗ちゃん、ひっ…くうっ…だめ!」
「隆士君…かわいい…かも」

「棗ちゃん!ほ、本当にそれじゃ…強すぎて…痛い」
「ん…ざんねん…だけど…やめる…かも」

「…ごめんね…せっかくしてくれるっていったー」
「ちょっ…ちょっと…棗ちゃん!」

「り、隆士君…や…やっぱり…もっと…や、柔らかいので…して…あげる…かも」
「あっ…な…棗ちゃ」
「でも…こっちですると…隆士君…赤ちゃん…みたい…かも」
478耳掃除中毒なっちん:2006/01/31(火) 23:24:59 ID:PlobE0mg

…バタン!

「いったいなにしてるですか二人とも〜!!」
「あ、あれ…珠実ちゃん?」
「やっ!!」

…グサッ!!

「ぎゃああああああああ」
「…な…棗ちゃん…綿棒…耳に…刺さってる…ガクッ」
479名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 23:27:14 ID:PlobE0mg
小ネタなら動くんだけどなぁ
480名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 23:42:19 ID:eeAhbM9f
「やっ!!」

…グサッ!!

「ぎゃああああああああ」

どう見ても殺し屋です。
本当にGJでした。
481ジズ:2006/02/01(水) 22:43:41 ID:s+1wWVT5
>>487
激しくワロタ
まじでGJ。
482名無しさん@ピンキー:2006/02/01(水) 22:58:04 ID:PyUkWqgK
>>487に期待
483名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 01:39:51 ID:V4fNKaNU
>>487
wktk
484名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 07:53:25 ID:eNVrtkN1
>>487
大天才だ、ダヴィンチも吃驚!
485名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 12:08:46 ID:+gjY/wiv
お前ら>>487に重圧をかけるなよ

ネタにマジレスはカッコ悪いがあえて言う。
>>478の間違いだぜ。
486名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 13:07:18 ID:SMlBmcdf
↓隆士×隆子
487名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 13:12:35 ID:v8/dUBUB
隆子×隆士↑
488名無しさん@ピンキー:2006/02/02(木) 14:26:34 ID:OSQAECKf
>>486
がんがれ
489名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:38:56 ID:UoVDgSlt
何か他所で聞いたのだが、課題の人が梢ちゃん化したって本当か?
490名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:40:25 ID:PwR1hriM
意味がわからん
491名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:49:51 ID:RutP4YS0
課題の人が多重人格化?
492名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 17:58:51 ID:UoVDgSlt
何か入院したとか
493名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:00:04 ID:Rpjpm3XF
なんで入院=梢ちゃん化なのかよくわかりません
494名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:26:17 ID:UoVDgSlt
精神障害で入院したらしい
495名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:33:15 ID:nLwqu9ue
なんでまた……あの流石兄弟はもう見れないのか。
ちょっと残念。
496名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:46:22 ID:UoVDgSlt
一晩中、哲学を述べて、寝たと思ったら緊急入院

課題さん…あなたは一体何者なんだ…
497名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:48:26 ID:Rpjpm3XF
課題が片付かなかったのがそんなに・・・
498名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 18:55:52 ID:ETUjH/LM
>>496
その哲学についてkwsk
499ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/02/03(金) 19:01:12 ID:9yUGUExO
課題の人入院と聞いて飛んで来ました
500名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 19:04:06 ID:UoVDgSlt
ぐうたら氏キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!!!

>>498
何か色々と言ってたけど、俺にはクオリティが高すぎて理解しきれなかった。
501名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 19:16:06 ID:Q/oKUx3z
お見舞いSSキボン
502名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:25:07 ID:zLS9RvwE
保管庫の更新はしてないのか・・・orz
503名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 00:52:37 ID:1N3Mq8Mu
>>502
つログ
504名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 01:13:15 ID:IP002Ba/
>>499
なんだかんだ言ってちょくちょく出てきてしまうぐうたら氏乙
505名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 01:27:31 ID:1N3Mq8Mu
もうこの際だし、ぐうたら氏改名で復帰



これでおk
506名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 01:28:25 ID:WE4Xe3u7
>>504
お前IP丸見え
507名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 03:14:48 ID:Z3fh9iCw
>>499
出現頻度抑え目にして、お願い
508ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/02/04(土) 13:29:21 ID:KMkjZpI3
>>504
>>507
長い付き合いの課題の人が、って言うんで来ただけだから、すぐひっこむよ。悪い
509名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:39:32 ID:1N3Mq8Mu
↓課題の人光臨
510名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 20:09:03 ID:5hpmWtr6
|おらっしゃあぁぁ!!!
| ∩∧ ∧
| ヽ( ゚Д゚)
|   \⊂\
|    O-、 )〜
↓      ∪
511名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 20:41:15 ID:3aaXz/wI
|´・ω・)ノ ドーモー
512名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 23:17:57 ID:fSD0MEbr
>>511
……課題の人?

ま、まさかね……
513名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 00:08:51 ID:1mAV6e2g
>>489
とりあえずその“他所”について詳しく
514489:2006/02/05(日) 01:16:43 ID:V4Kul1j+
>>513
スレスト試験所や知らんがなスレ等
俺はぬるぽスレと流石スレの住人だからスレストも偶に覗くんでね。

>>512
多分そのまさかだと思う…
515名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:03:40 ID:CcLzyYqs
SSまだー!?
516名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:35:10 ID:iAmZ5JiB
SSまd(ry

で、>>511は課題の人でFA?
517名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 21:38:58 ID:SH51/f5A
誰のが欲しい?
518名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:12:18 ID:v4I/v19m
ここはぴえーの人で
519名無しさん@ピンキー:2006/02/05(日) 23:17:43 ID:MXC0u66W
>>517
桃さんと龍太郎サンでエロ無しあま〜いのとか見てみたいカモ
520名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:06:02 ID:Rmnqbl4B
何故こうなったかは僕のもよく分からない。でもこれはある意味では自然な行いなのかもしれない、そう思った。
僕は早紀ちゃんのなかへと、自分のものを挿入した。
「ぴ、ぴえっ、はず、かしぃ・・・白鳥ぃ」
男の好みを訊いただけで頬を染めてしまう早紀ちゃん。それを遥かに超える行為を行うことに彼女は顔を人の限界と思えるまでに頬を深紅に染めていた。
「大丈夫だよ早紀ちゃん。実は僕も結構恥ずかしいから・・・」
自分の頬もこんな風に赤く染まっているのだろうか、少し頬を気にしながら、ゆっくりと、そして優しく腰をピストンさせ始めた。
「っ!あぅっ」
羞恥心と戦う彼女の顔が痛みでさらに険しくなる。
だが、それとは相反して彼女の秘肉は僕を強く締め付ける。自分のがさらに大きく膨張するのが分かる。
彼女を感じている、その事実は僕の心快楽による悦楽と至福の感情をもたらした。
僕は痛みに耐える彼女に優しく声をかけた。
「力を抜いて。最初は痛いかもしれないけど、すぐに痛みも無くなるから」
声に呼応する様に彼女の顔から険しい表情が消えていった。彼女のまっすぐな瞳が僕を見据える。
「気持ちいい・・・」
「うん、僕も」
その言葉を聞いて彼女は満足そうな、まるで猫のように可愛らしい笑みを浮かべ僕に抱きついて来た。
彼女の全てが僕を包んでくれた。
521 Rmnqbl4B :2006/02/06(月) 00:28:24 ID:Rmnqbl4B
「もっと激しくしてもいいぞ・・・」
「え?でも・・・」
「大丈夫だ!」
鼻がくっつきそうなくらいの距離で彼女は僕に笑ってみせた。
「わかったよ、早紀ちゃん」
その笑顔の可愛さに見とれてから、僕は再び彼女の秘肉をめくり上げた。
痛みにも慣れてきたのだろう、彼女の口から出てくる声は既に喘ぎへと変わっていた。若干だが、自分からも腰を動かしているようだ。
「あっ、あっんん!?なんか、くるっ!」
「ぼ、僕もイキそう・・・!」
僕の腰の動きは自然と加速していく。部屋に響く肉と肉がぶつかり合う音が大きく、間隔が短くなっていく。
「ああぁっ!!」
「早紀ちゃん、出すよっ!」
「「あはぁぁぁぁぁっ!!・・・」」
僕たちは二人一緒に果てた。

「白鳥!起きろっ」
「んん?うわぁぁっ?!」
早紀ちゃんに無理矢理起こされたときにはもう窓の外は明るかった。時計は・・・登校時間ギリギリだ。
「早く服着て学校行けっ!」
「うわぁぁ!ありがとう早紀ちゃん!急がないと折檻されちゃうよっ!」
「白鳥」
あわててズボンをはいて転んでしまった僕に彼女は話しかけてきた。
「なに?」
「またしてくれよなっ♪」
彼女は『エロいこと』を平気で口にした。帰ってきてからまだ早紀ちゃんだったらどうしよう。苦笑しながら僕は学校に向かった。
多分遅刻は免れない・・・
おしまい
522 Rmnqbl4B :2006/02/06(月) 00:29:52 ID:Rmnqbl4B
短いけどこんなんでいい?
523名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 00:57:28 ID:PEy+y6+L
ぴ、ぴえぇー

GJ
524名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 01:00:29 ID:yxO1Cbx8
三回抜いた。
525名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 03:08:23 ID:9KPJbc45
GJ!!



↓課題の人の感想
526名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 04:01:38 ID:XkQdnoP+
>>522
|´・ω・)GJがな
527名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 09:50:36 ID:8r3F7Q1+
ぐっじょーぶ
528名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 19:14:36 ID:hi9XlmQl
>>522
あまりとやかく言うつもりは無いけどさ。
いきなりエロってのはどうだろう。
ちゃんと其処に至るまでの経緯や心理描写を書いてくれれば、キャラが生きてくるとおもう。
529名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 21:56:29 ID:TTfmfk9Y
>>528
短編だし別によくね?

>>526
本物なのか・・・
530名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:14:16 ID:/Kh03p/d
なっちんが動かないので即興A

エロなし?

朝・梢
531名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:14:59 ID:/Kh03p/d
「なんだか今日は、早く起きちゃった」
まだだいぶ暗いのに、朝美はふっと目がさめてしまいました。
窓の外からは淡い光がさし込んでいますが、まだ、日は昇っていないようです。

「ふあぁ…」
あくびが出ましたが、朝美はもう起きる事にしました。
そろそろお姉ちゃんが起きて、朝ご飯の仕度をしているだろうから

「…朝ご飯のお手伝いは、あんまりお手伝いした事ないなぁ…」
内職などで忙しくて、朝は少し辛いのです。

枕もとに畳んでおいた制服に着替えると、体がすっと冷えて
頭がシャッキリしました。

「…ご飯…」
となりで沙夜子が寝ボケて呟きました。

「…もう、おかあさんったら…いつも食べることばっかり」
静かな朝に突然の声がして、窓の外を眺めていた朝美は少し驚きましたが、
それが沙夜子の寝言だと知ると、少しあきれました。

沙夜子は作り掛けの造花を持ったまま、しあわせそうに寝ています。

「でも、おかあさん、昨日はがんばってたからしょうがないよね…」
朝美は昨日の内職のことを思い出しました。
あいかわらず沙夜子は不器用ですが、石の上にも三年で、昔よりはずっとがんばっています。

「そ〜っと…そ〜っと…」
沙夜子を起こさないように朝美は抜き足差し足で外に出ます。

「…ご…は…ん〜」
「…今作るからね、おかあさん」
そう声をかけて、部屋の扉を静かに閉めました。

…………
532朝美ずきん:2006/02/06(月) 23:15:51 ID:/Kh03p/d

「あれ?…お姉ちゃん?」
手伝いをしようとキッチンまで来た朝美でしたが、梢の姿が見当たりません。
誰もいないキッチンはがらんとして、電気もついていません。
そんな様子を見ると、梢はまだ起きていないようでした。

「お姉ちゃん…おかしいなぁ?…いつもならいる時間なのに…」
時計は六時半を指していて、少し遅刻です。
規則正しい梢には珍しいことです。

「どうしよう…」
少しおせっかいな気もしましたが、そろそろ仕度もしなくてはならないし
自分一人で朝食を作る自信もなかったので、朝美は梢を起こしに行くことにしました。

日の出を迎えたようで、どんどん明るくなってゆきます。
まだ誰も起きていない鳴滝荘は静かで、何の音もしません。
朝美は立ち止まって、夜明けの中庭の風景にしばし見惚れていました。

その時です。
後ろから、カチャン…と扉の鍵を開ける音がしました。
533朝美ずきん:2006/02/06(月) 23:16:21 ID:/Kh03p/d

(あれ…?…お兄ちゃん?)

振り帰るとそこは2号室、白鳥の部屋です。
でも、あまり早く起きてくるほうではなく、梢が起こしに行ったりしている位なので、
こんな時間に起きてくるのが朝美には意外に思えました。

ところが…

ガチャッ…と、扉を開けて出てきたのは、朝美が今、管理人室に起こしに行こうとした梢だったのです。

「あ!」
「あ…えっと、おはよう、お姉ちゃん」
朝美を見つけると、梢は慌てたように小さく声を上げました。
顔を真っ赤にして、固まってしまい、朝美があいさつしても硬直しています。

朝美も、あいさつしたは良いものの、梢の様子に吃驚してしまいました。
534朝美ずきん:2006/02/06(月) 23:17:39 ID:/Kh03p/d

「ねぇ、お…お姉ちゃん」
「ひゃい…」
朝美は勇気を出して質問します。梢はへんな声で返事をしました。声がうわずっています。

「どうしてお姉ちゃん…白鳥お兄ちゃんの部屋にいたの?」
「あ…あの…そのね朝美ちゃん…その、白鳥さん起こしに来たんだよ…」

「そ…それなら…どうしてお姉ちゃん、パジャマなの?」
「…き…着替えるの…忘れちゃった…」

「で…でも、なんでお姉ちゃん…枕持ってるの?」
「そ、その…白鳥さんの…洗濯…そう、洗濯しようと思って…」

信じようと思えば信じられる答えですが、
朝美は今まで聞けないでいた、一番したかった質問をしてみました。

「ど…どうしてお姉ちゃん…その…パ…パジャマの下…とか、…履いて…ないの…?」
「あ…あ…」

・……シュゥ〜…ボン!!

梢は頭から湯気を噴出して倒れてしまいました。

朝美は何も見なかったことにしようと、半裸の梢を白鳥の部屋に押し込んで扉を閉め

キッチンに戻って、一人で朝食を作りましたが

二人で何をしていたのかがどうしても気になって

目玉焼きを3個ほど焦がしてしまいました。


<終わり>

535名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:19:52 ID:/Kh03p/d
ということで終わり。
中途半端な作品だが、量産型と言うことでお許しいただきたく

やっぱ『朝の一時』みたいのが、立派な短編だよなあ
536名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 23:44:17 ID:D6Y9BrgL
>>535
おうおう、これはGJですよ。短いながらも起承転結がきちんとついててよろしいです。

しかしこのネタ色々使えそうですなぁ。
梢ちゃん、珠キチ、白鳥君、ママンその他のオナヌー目撃して・・・とかw
537名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 00:38:20 ID:ieqnH7i6
|´・ω・)ノ ドーモー

入院中(現在:心臓外科)の課題です。
もう少し早く此処に来るつもりでしたが、携帯鯖移転や他スレ巡回があったので遅れてしまいました。

>>489の言ってた事は事実です。
最初に発症したのは5年近く前の事ですが、最近になって主人格の制御が出来なくなりました。
そして別人格(複数)が現れる頻度が多くになりました。
今回は、主人格が限界に達し、別人格が父を殺そうとしたので、緊急入院となりました。
現在は、医者の方からも許可が出たので精神科は退院してます。(ですが、持病の心臓病の方で心臓外科に入院中)

最後に、私的な事でレスしてしまい本当にすいませんでした。

>>522>>535
キタヽ(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ( ゚∀゚)ノコレ!!!!
538名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:17:10 ID:a+Bslh67
>>537を見れて嬉しいやら悲しいやら
539名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:17:18 ID:mJ9RKNDe
>>537
…ほ、本物でつか…?!

…まあ>>535GJ。
540名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 01:17:41 ID:26gfpx0N
今レスしてるのは、どの人格?
541名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 02:31:07 ID:dbewxbb7
ぐ、非常にぐっじょぶなんだが……
>>537
課題はん……心臓病も患ってたんですか。これはまた……
一日も早い退院を願ってます。お大事に。
ぐうたら氏も心配してましたよ。


さて、そろそろまほログを更新するかな……
この前の祭以降、少しずつ投下数が増えてるみたいだし。
542名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 02:55:16 ID:+/MhOdl0
正直言うと軽く扱うことの出来ないネタを持ち込まれるとものすごく困る。
彼が悪いわけではもちろんないのだが、エロパロの性質を考えると対応をどうしたらいいのやら…
簡単に頑張ってくださいなんて言えないし…苦言も言いづらいし…
感じ悪い書き込みになってしまったね、ごめん。
543名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 07:25:53 ID:TXV/BfAV
未成年者の自分語りを許してきたツケだな。
544名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 12:19:46 ID:S03Pj5Je
はいはい
545名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 15:24:02 ID:6XDIKhSz
お大事に・・・としか言えんな
546名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 16:42:08 ID:xMlrxv2d
ほんとにあるんだ・・・
547名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 16:55:31 ID:EzOKHhAs
>>543
日本語でおk
548名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 22:13:05 ID:3TgKJDck
>>537
うーん、深刻何ですね・・・
私も一日も早い退院を願ってます
もう一つの方は何かきっかけがあれば・・・

お見舞い代わりに何か書ければなぁ・・・
549ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/02/07(火) 22:20:36 ID:EzOKHhAs
>>537
他の住人の俺に対する忠告を一切無視する。すまない。
課題の人。
貴方に言いたい。
頑張ってくれ。
俺も貴方に喜んでもらえるようなSSを書けるようになるよう頑張るから。
頑張ってくれ。

じゃあね。
550名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 23:52:00 ID:EXiWpj8H
あ、さて、梢ちゃんレイープSSができたんで、とりあえず前半いってみます。
その手のが嫌な人は見んといてください。その手のが好きな人も
過度な期待はしないように。
551強盗だ…! おう…!:2006/02/07(火) 23:54:54 ID:EXiWpj8H
冬の終わりに近いある休日の昼下がり、鳴滝荘の傍の電柱の陰に隠れ、
鳴滝荘の様子を伺う、ひょろりと背の高い男の姿があった。
少し前から彼はそうしていたが、10分ほど前に灰原が、
その直後には黒崎親子が出かけて行くのが見え、そして今、
門の中にいて姿は見えなかったが、出かけようとしている桃乃と珠実が、
梢と話している声が、途切れ途切れに彼のところに聞こえていた。

「桃乃さん、珠実ちゃん。お出かけですか?」
門の中では、黒のセーター姿で玄関前の掃除をしていた梢が、
玄関から出てきた桃乃たちに声をかけていた。
「ええ。お昼に言ったけど、ちょっとデパートまでショッピングにね」
「わたしも言ったとおり〜、駅前の商店街に用がありまして〜」
「気をつけて行って来てくださいね」
笑顔で言う梢に、二人も笑顔を返す。
「はいはい。んじゃ、行ってくるわねー」
「行ってきますです〜。お土産に阿甘堂のタイヤキ買ってきますね〜」
「うん、楽しみにしてるね」

と、行きかけた桃乃が、急に何か思いついたような顔をすると、
立ち止まって後ろを振り向いた。
「そういえば、さっきバラさんたちも出かけてったわよねぇ? となると後は…」
ニヒヒヒと、いやらしい含み笑いを浮かべて桃乃は続けた。
「白鳥君と仲良くお留守番、よろしくね」
「あ、白鳥さんなら、灰原さんたちの前にお出かけしましたよ」
「え…? あ、あらそう。なんだ…」
「まるでやり手ババァみたいですねぇ〜」
途端につまらなさそうな顔をする桃乃に、珠実が溜め息混じりに毒舌を吐く。
「誰がババァよ誰が」
「耳まで遠くなったですか〜?」
「ムキー!」
喧嘩をしながら門を出ていく二人を、梢は少し心配そうに見送っていたが、
その姿が見えなくなってしまうと、踵を返し、玄関の中へと入っていった。

一方、門の外の電柱の陰では、先ほどの男が、
遠ざかっていく桃乃たちの背中をじっと見つめていた。
(よし、これでみんないなくなったな…)
男はもう少しだけ待って、二人が戻ってこないのを確信すると、
電柱の陰から姿を現し、鳴滝荘に向かってゆっくりと歩き始めた。
552強盗だ…! おう…!:2006/02/07(火) 23:56:01 ID:EXiWpj8H
家の中に戻った梢は、玄関を上がると真っ直ぐに自分の部屋、
管理人室へと向かっていた。掃除もあらかた終わり、
これからしばらくは自由な時間だ。
そしてこれから何をするかは、もう決まっていた。

部屋に入るとベッドに腰を下ろし、梢は少し思案顔をしていたが、
やがてコテンとベッドに横倒しに倒れこんだ。
(白鳥…さん)
脚をベッドにあげ、仰向けになると、そっと目を閉じて隆士の顔を思い浮かべる。
トクン、トクンと高鳴り出した胸に、梢はそっと左手をあて、
そのまましばらく、じっと隆士のことを考えていたが、
間もなく彼女は、その手を緩やかに動かし始めた。
「ん…」
隆士の顔を思い浮かべ、隆士に触れられているつもりになって、
セーターの上からでもはっきりとわかる、その大きな膨らみを、
白くほっそりとした手で押さえつけ、円を描くようにゆっくりと撫でさする。
時折、きゅっきゅっと軽く握り締めたり、指先で乳首の辺りを押さえつけ、
イレギュラーな刺激も交え、興奮を昂ぶらせていく。

「あ…んっ…」
ブラジャーの中で、乳首が固くなっていくのをぼんやりと意識しながら、
梢は甘やかな吐息を漏らした。(白鳥さん…)
想像の中で、隆士は彼女に『好きだよ』と囁きながら、
優しく乳房に触れていた。彼は乳房に触れ、撫で回し、そして…

梢は左手で胸を弄びながら、右手を股間へと伸ばしていった。
スカートの上から、スリットの辺りを押えると、上下にゆっくりとさする。
胸だけでなく、ここにも触って欲しい。一番大切な部分、一番秘密の部分、
…一番感じる部分に。
(白鳥さん…っ)
心の中で愛しい人の名を呼びながら、梢は一人ベッドの上で、
乳房と股間に手を這わせ、淫らに身をくねらせた。
553強盗だ…! おう…!:2006/02/07(火) 23:57:08 ID:EXiWpj8H
梢が自慰を始めたちょうどその頃、鍵の掛かっていなかった玄関から、
男は鳴滝荘へと忍び込んでいた。
邪魔が入らないように、玄関を閉めると鍵をかけてしまうと、
男はポケットに隠してあった目出し帽を取り出し、頭から被って顔を隠した。

(さて、と。どこかな…?)
辺りをきょろきょろ見回し、彼はまず最初に目に付いた、
管理人室のドアへと向かった。そっとドアノブを回してみると、
ここにも鍵はかかっていない。もしかしたら梢が中にいるのかもしれないと、
男は用心しながら、静かにドアを開けた。

(!?)
少しだけ開けたドアの隙間から室内を伺った男の目が、驚愕に見開かれた。
いるかもしれないとは思っていたが、よもや自慰行為に耽っていようとは、
さすがに思ってもいなかったから無理もないだろうが。

(あ、あんなことを…)
男は息を飲んで、ベッドに横たわり、自分を慰めている梢を一心に見つめた。
小さな手が動くたび、大きな胸の膨らみは淫猥に形を歪めている。
股間から広がる快感に、梢は脚をもどかしげに摺り寄せ、折り曲げ、
短めのチェックのスカートが捲れ上がって、むちむちとした太腿を露わにした。
「あ…あぁっ…んんっ…」
男が見つめる前で、梢は甘やかな喘ぎ声を漏らしながら、さらに大胆に、
スカートを捲り上げると、白いショーツの上から股間を擦り始めた。

「あ…はっ、んっ…あふっ」
薄い布地越しでの指先の刺激に、梢の喘ぎ声はいっそう大きく、艶を帯びていく。
乳房を撫でる手に力がこもり、梢はぎゅっぎゅっとその膨らみを握り込み、
秘所を擦る指を、下着ごと割れ目の中に食い込ませる。
「あっ…あんっ…白鳥…さん…っ」
そして梢の口から、思わず隆士の名前が漏れると、
それまで固唾を飲んで彼女の恥態を見守っていた男は、
ドアを大きく開けると、誘われるようにふらふらと部屋の中へと踏み込んでいった。
554強盗だ…! おう…!:2006/02/07(火) 23:59:36 ID:EXiWpj8H
「はっ!?」
バタン、とドアの閉まる音に、自慰にのめりこんでいた梢は我に返ると、
慌てて身体を起こした。ベッドの脇には、いつの間にか入り込んだ、
目出し帽を被った男が立ち、じっと彼女を見下ろしていた。
「だ、誰?」
「え、えと…」男は緊張に声をどもらせながらも、律儀に答えた。
「ご、強盗だ!」
「ご、強盗…?」
「そ、そうだ。お、おとなしくしないと、い、命はないぞ!」
「わ…わかりました」
「よ、よし…」
男の脅しにあっさりと梢が頷くと、どことなく間抜けな会話はそこで途絶えた。
とうとうやってしまった…。男は軽い後悔を覚えていた。
あまりにも刺激的な光景に、先のことなどなにも考えないままに、
ついつい勢いで部屋に入り込んでしまった。これからどうしようか…

「……」
男がまごまごと考え込んでいると、梢の方が先に、おずおずと口を開いた。
「あ、あの…お金なら差し上げますから、どうか命だけは…」
「え、えと…」
大仰な梢に、男は逆に気おじしかけたが、ぐっと息を飲み込み、
腹を括ると、精一杯の凄みを効かせて言った。
「ぼ…俺が欲しいのはお金じゃない」
「えっ?」
「俺が欲しいのは…」
男はさっとベッドにあがると、梢の肩を掴んでベッドに押し倒した。
「お前だ!!」
「きゃぁっ!?」

「な、何をするんですか!?」
「あんなことして…独りで寂しいんだろ? 俺が相手をしてやるよ」
目出し帽で隠した顔を近づけ、男が梢に囁くように言う。
「いや、やめてくださいっ! 誰か、誰か助けて!」
「悲鳴を上げたって無駄だ、この家にお前しかいないことはわかってるんだ」
「嫌ぁ、誰か! 助けて白鳥さんっ! 嫌…」
助けを求める梢の声が、ふっつりと途絶えた。男が強引に口付けをし、
彼女の唇を塞いだのだ。

「むっ、むぅぅぅ…」
もがく梢の顎を、逃れられないようにしっかりと掴み、男は彼女の唇を貪った。
己の唇を押し付け、梢の唇を舐め、ちゅっちゅと吸い付く。
息苦しさに梢が思わず大きく口を開けて喘ごうとすると、
男はすかさず彼女の口内に舌を差し込み、彼女の口の中まで犯していく。

「む…んむっ、むぅぅ…」
男は梢のちっちゃな舌に自分の舌を絡め、舐め上げ、
歯茎や頬の内側も、ありとあらゆるところをがむしゃらに舐め回した。
男に送り込まれた唾液が、梢の口の中で、激しく動く舌で掻き回され、
混ざり合い、男がそれを再び吸い上げていく。
溢れた唾液が、梢の口端からタラリと垂れ落ち、
彼女のほっぺたに銀色の跡を残す。
555強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 00:00:56 ID:EXiWpj8H
「ふっ、むっ…」
男はキスを続けながら、苦しげに呻く彼女のセーターを捲り上げると、
中に手を突っ込み、ブラウスの上から乳房を荒々しく揉みしだいた。
「くぅ…」
その大きな膨らみをきつく握り締められる度、梢の表情が僅かに歪む。
荒々しく激しいキスと愛撫に、頭の芯が痺れ、何も考えられなくなっていく。
男を押し返そうとしていた腕からも力が抜け、ほとんど無抵抗になった梢に、
男は執拗に舌を絡め、唇を吸い、乳房を撫で回す。

「はぁっ、はっ、はっ…」
やがて男がキスをやめる、身体を起こした。息を荒げ、梢に馬乗りになったまま、
ぼーっとした視線を送る彼女を見下ろしていたが、いきなり男は、
彼女のセーターを胸元まで引き上げると、ブラウスのボタンに手を掛けた。
「いや、やめてください」
梢の麻痺していた頭脳は、一瞬で現実へと戻された。男の腕を掴み、
ボタンを外されまいと抵抗するが、しかしか弱い少女の腕力では、
到底叶うものではなかった。
「おとなしくしろ…!」
男は梢の抵抗にもたつきながらも、ヘソの辺りまでボタンを外すと、
ブラウスの胸元に手をかけ、一気に左右に引きはだいた。

「いやぁっ!」
フリルのついた純白のブラジャーに包まれた、二つの大きな膨らみが露わにされ、
梢が悲鳴をあげる。
「へへ、でかいおっぱいだな…」
男はニヤニヤしながら、ブラジャーの真ん中の部分を掴むと、
荒々しくずり上げた。下着で辛うじて隠されていた梢の豊艶な乳房が、
プルンと小気味良く揺れながら、男の眼前へと晒される。

「いや、見ないで…見ないでください…!」
頬を赤く染めて哀願する梢の両腕を押さえつけ、
男はじっくりと彼女の双丘を眺め回した。重みで多少扁平になりながらも、
たっぷりとした質感を持った二つの乳房は、もがく梢の動きに合わせ、
ぷるんぷるんと震えている。男はしばしその淫らな光景を楽しんでから、
おもむろに乳房に両手を掛けると、ゆっくりと揉みしだき始めた。
556名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:01:57 ID:PMeDCVbt
とりあえずここまで。いい子はオチがわかっても言わないように。
557名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:03:35 ID:3uSlojW4
タイトルで噴いたwwwwwwwwwwwww
558名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 00:51:45 ID:kgayqzw+
とりあえず大人だから落ちを言うのはやめとくよw

>>537
がんがれ。無力な俺にはそれしか言えない。
559名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 02:52:30 ID:AV7F12r6
白鳥みたいな振る舞いをして、心に闇を持った人物って
女性が本質的に求める男性像らしいよ
560名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 03:07:25 ID:AV7F12r6
おい、チュウヤン竹崎のアレをまねするな!
アレは彼にしか出来ない作品なんだぞ、こういう行いは彼にとって最大の侮辱だぞ!
何のことかわからない人は下記のスレを見るべし

ネット上の駄目なエロSS 第五章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122722360/
561名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 03:09:09 ID:AV7F12r6
こういう作品が存在するのが耐えがたい屈辱なので
オチばらす

「梢は男の子供を孕む」
562名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 03:10:25 ID:zxtN0Qqd
SSとその感想だけでいいよ。コテに関する話題はイラネ。
563名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 09:07:42 ID:ij7qbh7k
陵辱モノ駄目な人多いんだからテキストファイルとして公開するとか
配慮してくれよ、SS書いた人。
564名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 10:01:08 ID:sUuH09CE
マだ抜けナイ
続キを待ツ
565名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 11:49:46 ID:uXb++MR9
563に同感。今までこのような陵辱小説を投稿してスレが荒れてきていたんだから・・・
陵辱モノ駄目な人に対する配慮というのが欠けている。「仕返し」、「原因」そして
今回の小説を投稿してきた人も・・・
566名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 13:38:23 ID:Qng1+0XN
>>565
おまい、奴は同一人物だぞ?
567名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 15:09:04 ID:4X76iY93
はいはい、ワロスワロス

しかし、何度言ってもルール守らねぇゴミだな
テキストでやれってあれ程言われてるのによ
分かったらあとはテキストであげろや、ボケが
568名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 18:21:31 ID:kgayqzw+
鬼畜には鬼畜の美しさがある。
鬼畜には鬼畜の悲しさがある。
鬼畜には鬼畜の愛がある。

だからむやみやたらに批判をするのはいけないと思うよ。
569名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:15:35 ID:HLmVpasW
なにこの作者の注意も聞かなけりゃスルーも知らない21歳以上
570名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 19:30:50 ID:46UV0pYS
ひょっとしてさあ、テキストファイルで投下しないのももちろんだが、
それ以上に注意するだけじゃなくいろいろ反応するから荒れてんじゃねえの?
571名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:08:04 ID:HLmVpasW
>>570
だろうねぇ。
陵辱SSの書き手さんはほぼ全員投下前のレスで見たくない人にスルーを推奨してるのに、
それでも見て文句を言ってちゃあ世話ねぇな。
これがアンチ精神ってヤツかな。
572名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 20:08:59 ID:BMOI2nqJ
いつぞやのガキが書いた白鳥×梢sを完全黙殺できたのが嘘のようだ
573名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:02:00 ID:50Y95rmD
最後まできっちり鬼畜だと信じてるぜ、うん!
574名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:03:09 ID:68QhZGKK
またくだらない言い合いしてるのか…
相変わらずお子様ですねおまえらは

とりあえず、書き手も読み手も関わったヤツはみんな黙って消えろ
575名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:05:23 ID:HLmVpasW
>>574
黙ってりゃ良いのにアンタも消滅乙
576名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:10:18 ID:QRDpBN9x
とりあえず落ち着け。
今は言い争っている場合ではないだろ。

結論:続きはテキストファイルでうp
577名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 21:36:03 ID:HLmVpasW
>>576
書き手さんがテキストでも良いって言うなら異論は無いけどさぁ…
このスレに足りないのは読み手の度量なんだよな。
定期的に大論争になるけどそのたびに有耶無耶にしちゃうからなのかねぇ。
問題は書き手の書くSSではなく読み手のモラルだろうに。
「まほらばクオリティ」という便利な言葉に巧く隠して自分の好きなSS以外を貶してたらこのスレもいずれ終わるぞ。
578名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:51:55 ID:46UV0pYS
っていうか自分の嫌いな物ならよければいいだろう。いくらでもよけられるんだし。
自分が嫌いだからってそのたび排除してたら、キリがないぞ。
579名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 22:55:14 ID:zndtFli0
純愛はニガテです
580名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:07:48 ID:PMeDCVbt
じゃあ後半いきますよー。別に強制じゃないので嫌なら見ないでね。
581強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 23:08:44 ID:PMeDCVbt
「いや、触らないで、嫌ぁ…」
泣き声を漏らす梢の胸を、男はゆっくり、じっくりと蹂躙した。
その豊かな膨らみは、彼の手の中でぐにぐにと自在に形を変え、
柔らかな乳肉は、まるで指に吸い付いてくるようだ。

「ひっ!」
男が、その頂点にある小さ目のピンクの蕾を摘むと、
梢はびくっと背中を仰け反らせた。「嫌…あんっ!?」
梢が思わず甘い喘ぎ声を漏らすと、男はにやりと口端を歪めた。
「こんなに固くして…気持ちいいのか?」
「ちっ、違…あっ!?」
梢は否定しかけたが、乳首を摘む指に力を入れられ、再び嬌声を漏らしてしまう。
「ふふ、身体は正直だな」
「あっ、いや…そ、そんな…」
しこり切った突起を、男がくりくりと捻るようにいじり回すと、
梢は背中をギクン、ギクンと反らし、身悶える。
「ここがいいんだな?」
「や、やめてください…っ、あぁっ…」
乳首を弄ばれ、切なげに首を振る梢の胸に、男はそっと顔を近づけると、
先端の突起にベロリと舌を這わせた。
「ふぁっ」
その途端、抗いようのない甘美な感覚が全身に駆け巡り、
梢はびくっと身体を震わせた。「あっ、ダメ…あぁん…」
男は、二度、三度と梢の胸の先の蕾を舐め上げ、そしてそれを口に含むと、
チュウチュウと強く吸い立てた。軽く歯を立て、舌先で転がすように舐め回す。
その間にも、両手はたぷたぷと乳肉を揉み込み、
指先で空いているほうの乳首を攻め立てている。

「あっ、ひっ!?」
嫌がっているとも、悦んでいるともつかない悲鳴を漏らす梢の乳房を、
男は口と手を使って執拗に弄んでいたが、やがて右の乳房の愛撫を口だけに任せ、
右手は彼女の肌を撫でさすりながら、下腹部のほうへと伸ばしていった。
582強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 23:09:51 ID:PMeDCVbt
「!? …いやっ!」
男の手が太腿に触れると、梢は脚をもがかせたが、
男の手はぴったりと太腿に張り付いて離れない。
男は彼女の太腿をすりすりと撫で回しながら、
その手をゆっくりとスカートの中へと進めていき、
ほどなく、脚の付け根…秘密の部分へと、指先が触れる。

「やめてっ、触らないで!」
悲鳴を上げる梢の股間を、男は下着の上からすっ、すっと擦りたてた。
彼が来る前のオナニーのせいか、それとも彼の胸への愛撫のためか、
その部分はしっとりとした湿り気を帯びていた。
「やめ…て、離して…!」
逃れようと男の肩を押す梢を意にも介さず、
彼は下着の上から何度か割れ目の部分をさすったのち、
遂には下着の中に手を突っ込んできた。

「嫌…やめてぇぇ!」
男の指先が、薄めの茂みを掻き分け、クレヴァスに向かって這い進む。
男の肩を押し戻そうとする梢の腕に、ますます力が込められるが、
か弱い彼女の力では何の役にも立たず、男は早々に、
梢の一番秘密の部分へと辿り着いた。

「あっ!?」
男の指が、じっとりと湿った割れ目を直に擦り上げると、梢はビクッと身をすくませた。
指はシュッシュッと何度か秘裂をなぞってから、ゆっくりと肉唇を割り込み、
中へと潜り込んでいった。そして男は、柔らかな秘花をくにゅくにゅと弄びながら、
じっくりと指を動かしていき、梢の最も感じる部分を探り当てると、
そこを指先でクリクリと刺激した。
「嫌っ、あっ、ダメ…あぁっ…」
すでに固くしこり始めていた淫核を嬲られ、梢が喘ぎながらいやらしく腰をくねらせる。
胸への愛撫も、唇と指先で執拗に続けられ、自慰で一度昂ぶりかけていた梢の肉体は、
否応なしに燃え盛っていった。

「あっ、ダメ、やめて…あんっ、あっ、うぅん…」
男の指が、クリトリスから離れ、秘口へと移る。愛液を滴らせた蜜壷は、
男が指先に少し力を込めただけで、易々と彼の指を受け入れていく。
じっくり、ゆっくりと指を梢の中に潜らせ、根元まで指を差し込んでしまうと、
男はゆっくりと抜き差しを始めた。梢の股間からじゅぷっ、じゅぷっといやらしい蜜音が響き、
膣から溢れ出したラブジュースが太腿を濡らし、下着に染みを作る。

「んっ、くぅん…あはっ、あっ…うんっ、あぁっ!?」
男が根元まで挿入した指をぐりぐり動かすと、梢の腰がビクンと震え、
爪先がピンと伸びあがった。「あはっ、あっ、あぁ…」
梢は悩ましげに首を振りながら、熱い官能の喘ぎを漏らし、
男の愛撫にあわせるように腰をくねらせていった。
583強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 23:10:53 ID:PMeDCVbt
(も、もう我慢できない…!)
いやらしく喘ぎ悶える梢に、男の興奮も限界にまで達していた。
下着に突っ込んでいた手を引き抜き、胸への愛撫も中断すると、
彼はおもむろに身体を起こした。
激しい愛撫に息も絶え絶えの梢のスカートをめくりあげ、
純白のショーツを露わにすると、その上端に手をかけて、
一気に太腿の途中まで引きずり下ろす。

露わになった、髪と同じ色の、青味がかった薄目の茂みと、
すっかり濡れそぼった割れ目に、男はぐびっと生唾を飲み込んだ。
そしてあたふたとベルトに手を掛け、緩めると、
もどかしげにボタンを外し、ズボンとトランクスをまとめて引き下ろした。
「あ…」
下半身を剥き出しにされても、放心したようにぐったりとしていた梢だったが、
男の股間にそそり立つ怒張を目の当たりにすると、いやいやと弱々しく首を振った。
「いや…こないで…こないでください…」
赤黒く膨れ上がった先っぽから透明な液体を滲ませた、男の分身から遠ざかろうと、
梢はじりじりと後じさったが、すぐに男が彼女の上に覆いかぶさってくる。

「い、今からこいつをプレゼントしてやるぜ」
「嫌です、もう堪忍してください」
「いいから大人しくしてろ」
「あっ!?」
問答無用と、男は梢をベッドに押さえつけると、腰を彼女の股間に押し当てた。
ごりごりと固い男根の感触が、梢の股間に伝わる。
その先端がクレヴァスを探り、膣口に宛がわれると、梢は悲鳴を漏らした。
「いやっ! 助けて、誰か!!」
男が腰にぐっと力を込め、亀頭が秘口にずぶりとめり込むと、
梢の悲鳴は一段と大きくなる。
「誰か、誰か助けて! 白鳥さんーーーっ!」
だが、その叫びは誰にも届かなかった。男が腰をぐいっと前に突き出し、
彼の分身が、梢の中に根元まで一気に突き入れられた。
「嫌ぁぁぁぁぁーーーー!!」
584強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 23:11:28 ID:PMeDCVbt
「へへ、どうだ、完全に繋がったぞ?」
「あぁ、嫌ぁ…。抜いて、抜いてください…」
「そんなこと言って、嬉しそうに締め付けてきてるじゃないか?」
「あぁ、そんな・・・ちっ、違います…」
「何が違うんだ?」
そう言って、男は一度腰を引くと、ズンッと彼女を突き上げた。
「ひっ!?」
子宮を突き破られそうな衝撃を受け、梢が悲鳴をあげる。
男は次いで、二度、三度と梢に剛直を突き入れた。
「ひっ、ひぁっ!? お、奥に…あ、当たって…」
ずん、ずんと激しく子宮を突き上げられ、梢は上ずった声を漏らした。
しかし彼女の胎内では襞肉がうねり、荒々しく行き来する男の分身を、
しっかりと咥えこんでいた。

「くっ、締まる…っ!?」
ペニスに絡みつくようにうねる肉襞の感触に、腰を前後させながら男が呻く。
今まで経験したことのない、強烈な締め付けに、男は無我夢中で、
梢に己の分身を叩きつけた。
「あっ!? ひっ…あっ、あくっ…あぁっ!?」
男の身体の下で、ゆさゆさと揺さぶられながら、梢は喘ぎ声を漏らした。
普段隆士にされるのとはまったく異なる、脳天まで突き抜けるような激しい突き上げに、
ぞくぞくとした、戦慄とも快感ともつかぬ感覚が梢の背筋を駆け上っていく。
彼女の胎内では秘肉が淫らに蠢き、さらにきつく男の剛直を咥えこみ、
男の背中に腕を絡ませる。そしていつしか、無意識のうちに彼の腰の動きに合わせ、
梢の腰も動き出していた。

腰がぶつかり合って、ぱんぱんという卑猥なメロディーを奏で、
ベッドがぎしぎしと悲鳴をあげる。その激しい絡み合いに、
二人は急速に頂点へと上り詰めていった。
「出、出るっ!」
「だ、だめ、中は…中はだめです…」
梢が呟くように言うが、その言葉とは裏腹に、脚はしっかりと男の腰に絡みついたままだ。
もっとも、そうでなかったとしても、男の耳には彼女の言葉は届いていなかっただろう。
男は剛直を根元まで梢の中に突き入れると、そこで己の欲望を爆発させた。

「くっ!」
男のモノが梢の胎内でビクンビクンと震え、熱い迸りが、彼女の子宮を襲った。
「あっ…ひっ」
胎内の奥深くに大量のザーメンを注がれ、梢ががくんと頭を仰け反らせる。
「あ、あああぁぁ……!!」
喉の奥からか細い悲鳴を漏らしながら、男よりもワンテンポ遅れ、梢も絶頂した。
男に絡めた脚にググッと力が入り、背中が弓なりに反り返る。
そして、梢の子宮に、己の欲望を一滴残らず注ぎ終えた男の身体から、
ガクリと力が抜けるのとほぼ同時に、梢もだらりと手足を弛緩させた。

「……」
男はハァッハァッと荒い息をつきながら、同じように荒い息をつき、
目尻に歓喜の涙を浮かべている梢を、じっと見つめた。
梢も、男をじっと見つめ返していたが、おもむろに彼の顔に手を伸ばすと、
目出し帽の両脇を掴み、そっと引き上げた。
「あ…」
素顔を晒され、戸惑う男に、梢はにこっと微笑みかけた。
「すごく…良かったです。白鳥さん」
585強盗だ…! おう…!:2006/02/08(水) 23:13:09 ID:PMeDCVbt
「梢ちゃん…」
隆士は梢から彼の分身を引き抜くと、ゆっくりと身体を離した。
頭に引っかかったままの目出し帽を掴むと、完全に脱ぎ捨てる。
「うまくやれたんなら良かったけど…」
隆士が上からどくと、梢ものろのろと身体を起こし、
ベッドの上にぺたんと内股で座り込んだ。

「とっても良かったですよ。顔が見えないと、
本当に知らない人に無理矢理されてるみたいで、とってもドキドキしました」
「僕も、なんだかいつもよりちょっと興奮しちゃった…」
はしゃいだ様子の梢に、隆士は少し照れたように頭を掻く。
「白鳥さん、今日は少し乱暴で、痛いくらいでした」
「あ、ご、ゴメンね梢ちゃん、つい力が入っちゃって…」
「いえ、真に迫ってて、なんだかわたし…その…」
梢は顔を赤らめ、少し言い淀んだ。「…いつもより感じちゃいました…」
「あ、そ、そう…?」
恥じらいながらも大胆な発言をする梢に、隆士も頬を赤らめる。

「それにしても驚いたよ。部屋を覗いたら、梢ちゃん、あんなことしてるんだもん」
「それは、ですね…」梢は顔を赤らめ、隆士に説明をした。
「強盗さんが、わたしのHな姿を見てつい…っていうお話にしようかと…」
「ああ…そういうシナリオなんだ…」
なんともベタで恥ずかしいシナリオに、隆士は少しどんよりとなった。
シナリオそのままに、部屋に誘い込まれてしまったのだから尚更である。
おまけに、勢いで強盗役になりきっていたものの、興奮も治まり、
今になって自分の言動を思い返すと、恥ずかしくて顔から火がでそうだ。
(なにやってんだろう、僕は…)
住人が全員出払うと知った梢に誘われ、つきあってはみたものの、
やっぱりやるんじゃなかった…

(…ま、いいか…)
だが、にこにこと満足げな笑みを浮かべる梢に、隆士は半ば諦めの溜め息を漏らした。
それで梢の笑顔が見られるのなら、多少の気恥ずかしさなど我慢しよう。
それに彼女の言う通り、ちょっぴり新鮮な気分も味わえたし…
「梢ちゃんが喜んでくれたなら、僕も嬉しいよ」
隆士がニコリと笑みを浮かべて言うと、にこにことしていた梢は、さらに顔を輝かせた。
「はい、とっても! また今度やりましょうね」
「えーと…」
隆士は再びどんよりしかけたが、すぐに気を取り直すと、梢に微笑みかけた。
「梢ちゃんがしたいんなら、僕はいつでも付き合うよ」
「ありがとうございます! …次は血の繋がった兄妹の禁断の恋、
なんてどうでしょう?」
「い、いいんじゃない…かな?」

こうして、冬の終わりに近いある休日の昼下がり、存分にセックスを堪能した恋人たちは、
ベッドの上で次のプレイの打ち合わせに勤しむのだった。


 おわり
586名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:14:40 ID:PMeDCVbt
しまった、「原因」と同じオチだ。

ということで、梢ちゃんが前も後ろも上の口も、
穴という穴を犯され、その最中に人格チェンジするも、
なす術なく全員身も心も犯され尽くし、住人たちが帰って来た時には、
もはや以前の梢ちゃんはどこにもいなかった、
という痛い話を期待していた人にはホントすまんかった。
587名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:21:00 ID:HLmVpasW
>>586
うまいなwww
強姦ものでもオチに救われた。
GJというに値する作品になりましたね。
588名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:30:53 ID:46UV0pYS
この場合、強姦モノに入るんだろうか・・・?
589名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:34:05 ID:Qng1+0XN
>>586
……何なんだろうなあ、この読後感は。
レイプは好みではないが、なんつーか、分からん。
感想放棄。



ついでに梢ポンのキャラが違う事も突っ込み放棄。
590名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:34:19 ID:50Y95rmD
まあこうなるだろうとは思ってたけどね
強姦じゃなくても白鳥以外とやる梢とかも見てみたかった
改心前エロールに言葉巧みにやられたりとか
そこまでぼけキャラじゃないとも思うけど
591名無しさん@ピンキー:2006/02/08(水) 23:37:52 ID:HLmVpasW
まあ、体よく“最悪の事態”は回避したから良いんじゃね?
592名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 00:09:33 ID:9IFkeMdG
はいはい良かった良かった

それにしてもテキストの意味が全くなくなっちまったな
マナーも取り決めもバカ一人が守らないせいで形だけになってるし
593名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 00:10:49 ID:cEHIWt+h
>>592
わざと荒らそうとしてんの?
594名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 00:10:50 ID:Cd3iOO8b
>>592
はいはいマナー知らずマナー知らず
595魔法人:2006/02/09(木) 02:43:00 ID:0fP6kImN
はじめまして、魔法人と申します。なんとなく作ってしまった短編を公開します。ご指摘があればよろしくお願いしますm(._.)m
596魔法人:2006/02/09(木) 02:49:08 ID:0fP6kImN
ここは東京都港区双葉台にある鳴滝荘である。庭ではここの住人白鳥隆士が絵を描いている。
卒業課題は“大切な人”である。そんなわけで池の前には蒼葉梢ちゃんが立っている。
「よし!できた」
「見せてもらってもいいですか?」
スケッチブックを見た梢は感激したらしく、
「とても素敵です♪」
「ありがとう」
他の住人は珠実・朝美は学校、灰原は部屋で小説を書いていて、沙夜子は部屋で内職しながら寝ている
(寝ている方が主だと思うが)ので、庭いるのは二人だけである。桃乃恵がアメリカに行ってから一年が
経過していた。出て行った直後、落ち込んでいた珠実も既に元気を取り戻している。
(「余計なお世話です〜」って言われそうですがあえて、無視しましょう)
あれから変わったことは多くはない。白鳥隆士は今年の春に絵本作家デビューする、蒼葉梢は高校を
卒業して大家の仕事に専念、茶ノ畑珠実はカメラの専門学校に進学、黒崎沙夜子は相変わらずで、
黒崎朝美は中学三年生になる、灰原由起夫はちょっと名の知れた作家になっているぐらいだ。
「ただいまです〜」
「おかえり珠実ちゃん♪」
ちょうど珠実が帰って来たみたいだ。手にはエアメールを持っている。恐らく恵からであろう。
「珠実ちゃん、その手紙もしかして?」
「桃さんからです〜」
隆士、梢、珠実の三人で手紙を見ることにした。手紙にはこう書かれていた。
【珠ちゃん、みんな元気でやってる?今日は報告したいことがあります。
実は私と彼は昨日入籍しちゃいました。これから仲良くやっていきます〜。そっちも頑張ってね♪】
「桃さんすっかりデレデレです〜」
「結婚したんだ、桃乃さん」
「楽しんでしょうね、桃乃さん」
しばらくの沈黙が続いた。そしてまるでそれを破るかのように
「ただいま〜」
朝美がちょうど学校から帰って来たのだった。
「お帰り朝美ちゃん」
「あれ、みんな集まって何やってるの?」
「実はですね・・・」
珠実は朝美に恵が結婚してすっかりのろけていることを話した。
「お、大人だね」
朝美は顔を真っ赤にしていた。
「じゃあ私は夕飯の支度するね♪」
「私も手伝うです〜」
「ありがとう♪」
597魔法人:2006/02/09(木) 02:53:21 ID:0fP6kImN
梢・珠実の二人はキッチンへと向かった。残された二人は
「お兄ちゃん、勉学教えてくれる?」
「いいよ」
の週の日曜日にみんなで花見をすることにした。
「早く行くです〜」
「うん♪」
「また荷物係ですか・・・」
「お母さん早く〜」
「ま、待って朝美・・・」
「お前は平和だな」
場所は上野にある桜の有名な某公園である。桜は満開になっていていることと休みということもあって人がたくさんいるみたいだ。すると、
「白鳥さん〜、リュックからあれを出してくださいです〜」
「わかったよ」
隆士はリュックからビニールシートを出して、ひいた。リュックにはその他にも飲み物がたくさん入っている、当然ビールも。全員が座ると
「「乾杯!!」」
いつの日と同じように宴会が始まったが、でもそれはどこか寂しいものだった。しばらく経つと、
「大丈夫ですか、白鳥さん?」
「もうだめ・・・・」
「白鳥さん顔が信号機みたいです」
隆士は既に酔っ払ってしまった。珠実はグビグビ飲んでいるようだ。
「もう一杯いくです〜」
なんか自棄飲み状態になっていた。朝美&沙夜子はジュースを飲みながら雑談中で、由起夫は小説を読んでいて、梢は隆士の看病をしているのだった。隆士の酔いがちょうど醒めた頃、
「鳴滝荘恒例かくれんぼです〜」
「っていうことはまた僕が鬼ですか・・・」
「いえいえ、今回は私が鬼をやるです。果たして逃げ切ることができるですかね〜?」
その言葉を聞いた隆士は
(なんか、凄く怖いよ珠実ちゃん・・・・)
「なんか文句ありますか、し・ら・と・りさん?」
「い、いえ何もありましぇん」
隆士の心の中まで読める珠実だった。そしてゲームは始まったのだった。しかし・・・・
「珠実ちゃんすごいね♪」
「そんなことないです〜」
結局15分も持たなかった。隠れる気がなかった沙夜子→池にいた由起夫→プリンに引寄せられた朝美→人ごみに紛れた隆士→贔屓で梢の順番に見つかったのだった。あまりの速さに
「つまらないです〜」
と愚痴を漏らす珠実だった。ま、超人技なだけなのだが。
「じゃんけんで次の鬼を決めるです〜」
「「じゃんけんぽん」」
じゃんけんの結果、鬼は梢になった。
「それじゃあ隠れてくださいね」
5分経過して、梢は辺りを捜索し始めた。すると木と隣にしゃがみ込んでいた沙夜子を発見した。
「沙夜子さん見つけました」
「・・・みつかっちゃったわね」
と、再び探そうとした瞬間沙夜子にひっぱられてしまい梢は転んでしまった。しばらくすると梢は立ち上がったが目の色は“紺”になっていた。紺野棗に変身してしまったのだった。
「隆士くん〜」
と、真っ先に隆士を探す棗。見つからないと思った棗は得意の魔法で探すことにした。
「チチンプイプイ〜のそれ」
「わぁ〜う、浮いてる・・・」
魔法で隆士を浮かすことに成功。それを発見した棗は隆士のもとに駆け寄る。
「隆士君みつけた・・・かも」
「かも・・・って棗ちゃん?」
「そう・・・かも」
隆士は地面につくと、
(どうやったら、こんな魔法使えるんだろうか?今のは羽が生えているわけではないし・・・)
598魔法人:2006/02/09(木) 02:54:00 ID:0fP6kImN
「隆士君、他のみんなを探す・・・かも」
「そうだね」
棗もあれから上がり症は治って今は住人の前でも平気になっていた。
「朝美ちゃん見つけた・・・かも」
「え、何処にいるの?」
棗の指がさす先にはダンボールが見えた。
(まさか!そんなわけないよな・・・)
と隆士が否定しようとした瞬間、
「やっぱり、ばれちゃった」
「ま、マジですか!?」
毎回朝美の隠れ方には驚く隆士だった。その後、近くで小説を読んでいた由起夫を発見した。
「やっぱバレちまったか・・・」
「いや、わかるでしょ」
そしていよいよ最大の敵珠実を残すことになった。しかし、
「どこ行ったかも・・・」
「どうして見つからないんだろう?」
「珠実お姉ちゃんは隠れるのがうまいからね」
当の珠実は、池のボートを借りて双眼鏡で棗達の動向を見ていた。
「今は棗ちゃんになっているのですか〜、それにしても白鳥さんにベッタリです〜」
あの告白以後、どの人格も隆士のことを“恋人”として認識した。最初の内は多少問題があったものの、今ではすっかり馴れている。
(ほんと、幸せものですよ白鳥さんは・・・)
ボートを返して、歩いていると
「珠実ちゃん、みつけた・・・かも」
「見つかってしまったです〜」
それからトランプなどをして遊んでいたせいか、すっかり夕日が沈みかけていた。
「そろそろ帰りましょうか?」
「そうしようか・・・」
「今日は楽しかったです〜」
「楽しかったね、お母さん」
「・・・そうね」
公園を後にした一行だった。こうして花見を楽しんだ一日が終わった。シーズンはあっという間に夏である。隆士は絵本作家の端くれになっていた。
「ごめんください〜」
「どちら様ですか?」
玄関で梢が出迎えた。すると
「○×出版の坂井と申します、白鳥隆士先生いますか?」
「今、お部屋にいますので案内しましょうか?」
「お願いします」
梢は隆士がいる2号室に案内した。その頃隆士は
599魔法人:2006/02/09(木) 02:58:37 ID:0fP6kImN
「よっし、できた」
新作の絵本が完成したようだ。ちょうどその時誰かがドアをノックしたので
「はい、どうぞ」
「白鳥先生、できました?」
「今丁度完成しました」
タイトルは“王子様の冒険”である。王子様と梅干姫の物語で、モチーフは当然隆士と梢である。
「発売は今年の冬あたりですかね、決定したらお電話しますので」
「よろしくお願いします」
「それでは失礼します」
出版社の担当者“坂井”は社へ戻っていった。その日の夕食の時間、
「夏休みに入ったことだし、明日海水浴に行くです〜」
「え!!あした!?」
朝美は驚いているが、隆士はどつかれるのが判っていたので
「明日は大丈夫ですよ」
と答えておいた。
「明日は楽しみです♪」
「それはよかったです〜」
そして翌日、天気は見事に晴れである。
「晴れでよかったですね、白鳥さん」
「そうだね、梢ちゃん」
「早く出発するです〜」
「ま、待って」
この中に車の免許を持っているのは誰も居ないので、近くの海まで電車で行くことにした。電車でも移動は二時間かかるので、そこそこの長旅である。電車に乗った一行はなんとか座ることに成功した。車内はだんだん混雑してきた。
「結構混んでるんですね?」
「そうだね」
「休みの影響です〜」
しばらくすると、車窓から海が見えた。
「お、お母さん海だよ」
寝ていた沙夜子を揺さぶると、沙夜子は窓の外を見て
600魔法人:2006/02/09(木) 03:00:00 ID:0fP6kImN
「・・・そうね」
と答えて、再び寝てしまったのだった。そうこうしない内に電車は目的地の△△海岸に到着した。
さっそく場所を確保し、水着に着替えることにした。もっとも出発前に下に水着を着ているのだが。
隆士は女子達の水着になれたのか、顔に何も出てないが、当然例外もあるわけで・・・・
「し、白鳥さんどうですか?」
彼女、梢に水着にはドキッとしてしまったようだ。なんせ、水玉のビキニを着ているからである。
それは前に桃乃恵に貰ったらしき水着だった。
「す、すごく似合ってるよ」
そんな姿を見てムカッとしている珠実だが、その思いを押し殺した。
「なんか青春してるなぁ」
とは由起夫が言ったことである。それはまるでいつの日かと同じ光景で、でも違う光景である。
「それでは、恒例!!スイカ割り大会です〜」
海から上がってきた梢・隆士(白鳥の浮き輪を付けてます)・珠実・朝美で
やることにした。沙夜子、由起夫はパラソルの下で寝ている。
「では、まずは朝美ちゃん〜」
「うん」
朝美に目隠しを巻いて、10回転ほどまわしたところでゲームスタートである。
「もっと右だよ、朝美ちゃん」
「そのまま・・・って今度は左だよ」
「まっすぐ行くです〜」
「ストップ」
そこで思いっきり叩いた。目隠しを外した朝美は気づいた。
「失敗しちゃった」
空気の入ったスイカの柄のをしたビーチボールを叩いていたのだった。
「次は〜白鳥さんです〜」
「・・・わかったよ」
先ほど同様隆士に目隠しを巻いて、多目の16回転させた。
「どうぞ、です〜」
「し、白鳥さん右ですよ・・・そのまま直進いてください
・・・今度はちょっと左に・・・ストップ」
601魔法人:2006/02/09(木) 03:00:26 ID:0fP6kImN
誘導していたのは梢のみだった。ここは住人の配慮なのかもしれない。
「それ!!」
思いっきり叩いた隆士は、梢の誘導したかい有って無事スイカを割ることに成功した。
「すごいですね、白鳥さん♪」
「そんなことないよ」
気づけばそこには“2人の世界”が展開されていた。
「そんなことより、早く食べるです〜」
「そうしようか?」
「そうですね」
「わーいスイカだよお母さん」
「スイカ・・・」
スイカを六等分して、みんなで食べることにした。
「いただきま〜す」
暫し楽しい時間が過ぎた。そして気づけば夕日が見えていた。
「帰る前に記念撮影するです〜」
夕日をバックにみんなで並んで
「5・4・3・2・1パシャ」
写真を撮った。こうして夏の思い出が増えたのだった。秋に入ると、珠実は専門学校の授業の一環として1ヶ月居なくなってしまった。どこか抜けた感じだった。そしてとある日曜日、
「梢ちゃん、映画見に行かない?」
「はい、いいですよ♪」
隆士・梢は映画を見に行くという名のデートに出かけた。近くにある映画館で都庁の星を見ること。そして、映画を見を終わった2人は近くの喫茶店に入った。
「映画結構よかったね?」
「はい♪」
都庁の星はなかなかよかったようだ。
「私たちが付き合ってからもう二年経つんですね」
「もうそんなになるんだね」
もうそんなに経っているのかと思ってしまったようだ。でも2人ともあの告白のときのことを今でも鮮明に覚えている。
「これからもずっと居ましょうね?」
「そうだね」
602魔法人:2006/02/09(木) 03:02:00 ID:0fP6kImN
すると隆士がまた何も考えずにこんなことを言った。
「次の梢ちゃんの誕生日に僕らも入籍しようか?」
「えっ・・・それって・・・」
それは簡単に言えばプロポーズだった。ポケットから婚約指輪を出して、
「僕と・・・その結婚してもらえるかな?」
隆士は照れながらもプロポーズをした。梢は驚きのあまり、倒れそうになったがしっかりこう答えることができた。
「はい、こちらこそ宜しくお願いします・・・隆士さん♪」
「隆士さん・・・」
「結婚するからには、やっぱり名前で呼びたいですから」
「ありがとう梢ちゃん」
「はい、隆士さん♪」
二人は鳴滝荘に帰る途中の話で、このことは内緒にすることにした。
「「ただいま〜」」
「お帰りなさい、お兄ちゃん・お姉ちゃん」
玄関にいたのは朝美だった。二人の姿がとても羨ましく見えているようだ。
「遅くなってごめんね」
「大丈夫だよ、それより私が作ってみたコロッケ食べてみてくれる?」
「うん♪」
隆士はみんなを呼んで食堂に集めた。全員が集まり、席につくと
「「いっただきます〜」」
雑談しながら楽しい夕食の時間が過ぎてゆく。その3日後の土曜日、隆士・梢は隆士の実家のある福島に行くことにした。電車に揺られること2時間、バスに乗って15分ほどで“白鳥家”に到着した。
「ただいま〜」
「あら、急に帰ってくるなんて珍しいわね」
「ちょっと用事があって」
「そうなの・・・、って久しぶりね梢ちゃん」
「お久しぶりです」
「さ、どうぞおあがりください」
「それではお邪魔します」
白鳥母は2人が手を繋いでいるのを見たのでこの時なんとなく帰ってきた理由がわかったのだった。部屋に入ってお茶を3人分持ってきて、こう切り出した。
「2人はもしかして付き合ってるの?」
「か、母さんどうして知ってるの?」
「家に来る時、しっかり手を繋いでたじゃない」
603魔法人:2006/02/09(木) 03:03:00 ID:0fP6kImN
「・・・・」
「母さんは別にいいわよ」
「「え!?」」
2人はびっくりしたあまりハモってしまった。
「隆士のことよろしくね、梢ちゃん」
「いえ、こちらこそよろしくお願いします」
「ところで隆士、いつ入籍するつもりなの?」
「梢ちゃんの誕生日である12月21日」
「わかったわ」
(白鳥さんのお母さんの公認の仲になっちゃったよ・・・しかも結婚することも承諾してくれてる)
と、びっくりしぱなしの梢だった。そしてその12月21日、
「梢ちゃん、誕生日おめでとうです〜」
「梢お姉ちゃんおめでとう」
「・・・おめでとう」
「よかったなぁ」
と、それぞれお祝いを言ったところで
「それでは、梢ちゃんにプレゼントタイムです〜」
「ちょっと、待ってもらえますか?」
それはまるで、あのときと同じようだった。
「なんですか〜白鳥さん。用件は早めにお願いしますです〜」
「実は・・・・」
隆士は目線で梢に合図をして、首を立てに振ってくれたので発表する覚悟をした。
「僕たち・・・その・・・今日入籍しました」
「「え!?」」
呆然となってしまった住民達なのだった。
「ホントなのですか、梢ちゃん?」
「うん♪」
「お、大人だ・・・・」
「おめでとう・・・梢ちゃん」
「おめでとうな梢」
そして、お正月。ここはアメリカのニューヨークの恵と彼が住んでいる家である。
「お、珠チキからだ」
手紙にはこう書かれている。
【明けましておめでとうございます。そっちは元気でやってますか?今日は私から重大発表があります。
あの梢ちゃんと白鳥さんが結婚したんです。驚いたでしょ桃さん?証拠の写真も同封しておきました】
「へぇ〜あの2人がね」
同封されていた写真は結婚式のときのものである。
「梢ちゃんのドレスかわいいわねぇ〜。私も見たかったなぁ〜」
“ピンポーン”となって
「はーい」
ドアを開けるとそこには、
「お久しぶりです、桃乃さん♪」
「久しぶり・・・・梢ちゃん、そして白鳥君」
「久しぶりですね、桃乃さん」
「どうしてこっちに来てるの?」
「「新婚旅行ですよ」」
「そ、そうなの」
「上がって行く?」
「はい♪」
「ありがとうございます」
「白鳥君、梢ちゃんにどうプロポーズしたか教えてもらうわよ?」
「え〜」
桃乃恵はこう思っている。
(この2人ならきっと何があっても乗り越えて行ける・・・私たちも少しは見習ったほうがいいかもね)
おわり
604魔法人:2006/02/09(木) 03:04:59 ID:0fP6kImN
やっぱりやってみると結構難しいですね。内容がえらく適当になってしまい、私の不甲斐なさがわかりました。タイトルは決めてません。早朝から勤務なので今日はもう寝ます。おやすみなさい・・・・・
605名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 07:19:54 ID:pmeDLyND
また陵辱SSが素投下されてる・・・。
見たくなくとも自然に目のなかに入っちゃうから読んじゃう可能性があるんだよ。
前にも書いたけどテキストフォルダとして投下とか陵辱モノ駄目な人への配慮を
してくれよ、SS作者さんよ。

あ、魔方人さん、乙えす。
606名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 10:03:53 ID:j1w0pnXg
魔法人さん乙

>>605
同意
やっぱりいくら気をつけても目に入っちゃう可能性は否めないよね
607名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 10:14:52 ID:nVNO4sfO
俺的には21禁エロパロ板なのに非エロSS投下されるほうがよっぽど目障りなので、
そういうのこそテキストとして投下していただきたい。

いっそ全作品テキストで投下ってことにでもするか?
608名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 10:48:54 ID:E+zaw9bv
その必要はない。スルーすればいい。出来ない奴が悪い。それだけ
609名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 11:05:19 ID:2sUg7xE3
>>586
100回抜けた!!
二人はこういうプレイに目覚めたのね(笑)
いい傾向だ。
610名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 11:07:12 ID:nVNO4sfO
つーかさくっとスルーしてたが、陵辱モノはテキストでなんてルールいつできた?
陵辱モノは事前に警告、見たくない香具師はスルーってルールはあるんだが・・・。
611名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 11:15:44 ID:gLmYuoRL
なんか陵辱に否定的なカキコミばっかりだな
まぁまほらば世界観に合ってないってのには同意だけど
すぐに規制に走るのもどうかと思う
ていうか、エロパロスレなんだから見たくないものも投下されるだろうし
612名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 11:27:09 ID:j1w0pnXg
>>610
それは肯定派だけが勝手に決めたもの
その後否定派との話し合い?であやしいものはまずテキスト使用
テキストで上げたことをここに書き込む…ってのになったハズ
613名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 12:46:05 ID:BEvLHBKX
>>607
極論過ぎ。
っていうか、この板は「21禁のものも扱っていいですよ」って板であって
「21禁以外のものを扱っちゃダメですよ」って板ではない。

あと、全テキスト投下にするとそれこそスレでやる意味がなくなる。

>>608
その言い分は確かだが、荒れるのが目に見えているものを敢えて投下する
というのも少しどうかと思う。
荒れなきゃ陵辱ものだろうがなんでもいいんだが、実際毎回のごとく荒れてるしな。
614名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 12:53:38 ID:0GfqNu/f
んじゃ、エロSSがうpされるたびに荒らすことにしよう^^^^^^^^
615名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 13:26:29 ID:nVNO4sfO
荒らし厨の顔色伺ってSS投下なんていやだなぁ。
616名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 13:51:42 ID:E+zaw9bv
もう終わりにするか。
617名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 13:53:05 ID:XYg/VlLD
>>614
がんばれ
618名無しさん@ピンキー:2006/02/09(木) 16:30:48 ID:Q47ZQm2D
強盗だ・・・おう!魔方人に乙
619名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 03:48:23 ID:cYm5Fm3q
>>魔法人さん
乙です。
指摘できるところと言えば、まず時間の経過があるので、
そこで一行空けるなり書き込みの区切りにするなりした方が良いと思います。
内容は、悪くないけど一つ大きなテーマ、見せ場とか何か作って、
そこを強調するように書けば単調な感じはなくなると思います。

ところで、WINGは買ってない人ですよね?
気になったので一応。
620名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 07:13:08 ID:KsHSrn4k
じゃあ>>612のルール厳守って事でOK?
621名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 09:32:40 ID:1uivY5ll
まあいいんじゃないの。もっとも、嗜好にあわない作品が投下されてもスルーという
基本ルールが守れてないのに、そのルールが守られるとも思えないけど。
622名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 13:05:12 ID:6hxxwjhZ
声のでかいもんが騒げば何でも罷り通るってか
まったく反吐が出るぜ
623名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 13:15:53 ID:9ZD6jwlj
>>622
それなんて朝鮮人?
624名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 14:31:34 ID:QR2YnrPk
ところで>>605とかが言ってる陵辱SSってどこにあんの?
625名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 16:37:23 ID:w1vNf/0w
ログにはないけど、うpろだにあるよ。
626名無しさん@ピンキー:2006/02/10(金) 17:28:35 ID:1Nsp+6dL
明らかに自演臭い恥辱反対派がいるな
627名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:25:17 ID:DGCUVMby
恥辱反対派のような厨がいる限りこのスレは安定しない
628名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 00:47:18 ID:+d2Dvwzo
陵辱反対派が陵辱SSをスルーできないと言うけれど、
陵辱賛成派も陵辱反対派をスルーできてないし。
陵辱反対派のレスなどスルーして放っておけば荒れないのではないかね?
629名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 01:14:45 ID:Ic1JELpE
そしたら恥辱物はうpするのがルールとか言い出すに1000ジョニー
まあ肯定派も反対派もまともに論議になってないから妥協点も見出せないとは思う
どちらが正しいかはとりあえず置いといてね
630名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 03:45:02 ID:Zd+dle/M
陵辱モノをスルー出来ないウブな否定派は実はここに出入り禁止の
21歳未満だったりして・・・
631名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 10:20:04 ID:IWvmmBxO
否定派の遣り口は実社会では往々にして見られるし、相手との力関係に見誤りが無ければ効果はあるよ。
だけどこういう文字だけで相手の顔も見えない状態でやりとりする場なら無意味。諦めな。
632名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 10:53:38 ID:AUFFzSA2
何度繰り返せば気が済むかね、この人たちは
633名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 13:47:25 ID:QXEL8Fj5
陵辱肯定派は否定派が房臭いということでその意見を無視しようとしてる。
問題は言ってるやつが厨房かどうかではなくその内用だという事なのに。
634名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:48:47 ID:QkiGW/yP
>>633
呆れたわ
議論にすらならない
635名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 14:54:48 ID:QkiGW/yP
あ、↑は陵辱肯定派に対してじゃなく>>633本人に対してだから。
636名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 15:44:41 ID:+d2Dvwzo
>>633
否定派が厨臭いつーか、否定派の言ってる内容が厨臭いから否定派=厨房呼ばわりされてんだけどね。

2ちゃんねる鉄の掟
出されたご飯は残さず食べる。転んでも泣かない。おいらのギャグには大爆笑する。

陵辱肯定派も否定派も、厨房も工房も21歳以上も、以上をしっかり守りましょう。
不味いご飯やつまずいた石に文句を言うのもまた自由だけど、それ以上の俺様ルール、
俺の嫌いなSSはテキストにしろ、俺の嫌いなSSは書くな、俺の嫌いなカップリングは書くな、
といったことを押し付けようとすると厨房認定されます。
本来なら事前の警告すら必要ないところを、親切にもマナーとして定着してくれているのだから、
それで満足するように。
637茶髪のリュウ:2006/02/11(土) 19:12:19 ID:nLqpY96Z
「―君はもう死んでるんだ―」
長い剣をもつ黒いコートを羽織っている少年によりその言葉は一人の蒼い髪をもつ少女に告げられる。
少女には訳が分からなかった。自分達の住むこの鳴滝荘が紅蓮にそまり、
風もが吹かない。さっきまで楽しく喋っていた住人達も微動だにしない。
そして目の前には剣を持つ少年と少年によって倒された異形の生物。
少女の頭は混乱していた。今までの事が全て壊れていくようで。
「これは・・・一体?」
少女が混乱した頭で少年に話しかける。
「これが・・・・・・真の世の中です・・今まで普通に暮らしていたあなたには分からないと思うけど・・・」
少年は冷酷に告げる・・・・少年の言葉にますます混乱する。真の世?何それ?
「混乱しているの?まぁ無理もないけどね・・・・。」
またも少年は冷酷に言葉を放つ。同情するように・・
「・・真の世ってどういうことですか?・・・」
少女も話を聞いているだけでは何も分からない。だから静かに言葉を返す・・・・

続かない。需要あったらやるけど


638名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:03:41 ID:+d2Dvwzo
人の顔色なんぞ伺わず、自分で書きたいと思ったら書けばよろし。
読みたいやつは読むだろうし、読みたくないやつは読まないよ。
639名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 20:33:44 ID:78aMzfb/
>>636
お前のギャグには死んでも笑わないぞという点を除いては概ね同意だ

>>637
シャナだっけ?取り敢えずメロンパン頼む。
いや、まほらばなら梅干しか
640名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:10:05 ID:ScBWAx4n
本当にやっつけ棚(w
641名無しさん@ピンキー:2006/02/11(土) 22:49:58 ID:DGCUVMby
>>637
つ(#)
642名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 01:55:31 ID:SXuLFfJj
うるさいうるさいうるさい!
どうせならちゃんと続きを書きなさいよ!
────────‐───────────−────────────―─‐
─‐────────────‐────────‐∧_∧ ───‐──―──‐
─────‐∧ ∧,〜 ────────────‐(; ´Д`) ────―─‐──‐
──−──‐( (⌒ ̄ `ヽ───_ ───────‐ /    /─―/ヽ────―─‐
──―───‐\  \ `ー'"´, -'⌒ヽ──────‐| | >>637─/ | |─────―
―‐――──‐ /∠_,ノ   _/_───‐―──―─‐| |  /─―/ | |―────―‐
─────‐ /( ノ ヽ、_/´  \―────‐──‐∪ ./──,イ ∪ ────―─
────‐ 、( 'ノ(     く     `ヽ、 ―────―‐| /−─/|| | ──−───―
───‐‐/` ―\____>\___ノ ──────‐|/──/ || | ────‐─―‐
───/───―‐/__〉.───`、__>―‐―───‐─―‐ | || | ─────―─
──/──‐──────────────―−───‐(_)_)─────―─
─/────────−────────────‐──────────―‐
───────────────────‐─────────―─────‐
643名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 03:31:40 ID:t+zaZ/Vf
別の作品のキャラやアイテム名をまほらばのものと置き換えただけの
SSとすら呼べないような代物に需要があるとも思えんが。
644名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 03:44:57 ID:RO+RISYr
>>643
それをわざわざ言う必要はないと思うけどねぇ
645名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 05:12:43 ID:d/kYLCJy
まほらばという作品の中にそんな要素がないのに
戦闘してたりする作品はまじで厨臭いと思う
ましてやクロスオーバーやそれに近いものはその骨頂
今更蒸し返すのも嫌だが本当に21歳以上なのかと
21歳未満なのを開き直るのもいたが
646名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 07:50:31 ID:TF2CYSMk
煽るなよー
647名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 09:14:12 ID:t+zaZ/Vf
>>645
クロスオーバーならまだいいけど(それでもシャナとクロスオーバーする意義はわからんが)、
単にキャラの名前を置き換えただけではクロスオーバーとも呼べない、単なるパク厨。
648名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 15:52:38 ID:NY20CGat
なんでもこいやー!
元ネタ分からんけど
649名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 20:50:31 ID:SmYkUtmZ
元ネタは東方二進数っていうエロゲ
650名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 01:26:11 ID:vti5Dpko
ということで桃さん誕生日おめ。

誰か投下してくれんかの紫夫妻の。
651名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 02:42:55 ID:ZTfbOUq1
この際、自分で書いてみては?
652名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 07:03:41 ID:VHwFKfOp
どうせなら、白×黄を・・・
653名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 09:02:17 ID:Xlw9Y/Iq
白×黄ねぇ・・・。どんな方法でえっちまで持っていくのか?
654名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 09:16:49 ID:FPq3gkXI
なんで桃さん誕生日記念に白×黄やねん。

ところで誰かバレンタイン記念SSはやらんのか?
安西先生、「義理ですからね義理〜、勘違いしないでください〜」
と頬を赤らめて白鳥君にチョコを渡す珠キチのSSが読みたいです。
655名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 11:41:54 ID:/djcqjT/
職人神隠しの悪寒
656名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 12:29:06 ID:FPq3gkXI
どこの神だよ職人隠すなんてことすんのは。
657名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 17:34:33 ID:8kV9YARx
>>656

                .___
               | | ・∀・|
               | |.    |
             | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|
           | ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
           |    |.         |
           |    |.         |
           |__|______|
658名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 21:36:03 ID:/S1m+wf4
SS書く時間が無いのでみんなが白鳥クンにくれるチョコ予想

梢ポン:かわいらしい包装の可愛いチョコ
早紀ちゃん:不恰好ながらも凝った感じのチョコ
魚子ちゃん:白鳥クンと一緒に市販のチョコをまぐまぐ
千百ちゃん:やけにメルヘンだったらピンクだったり
なっちん:手品で出すけど予め作っておいたもの

桃さん:なんかブランデー入りの
珠キチ:市販の板チョコ(包装無し)+梢ポンには巨大チョコケーキ(結局皆で食べると思うが)
朝美ちゃん&沙夜子さん:梢ポン出資の元小さ目のチョコケーキ(多分1/3ぐらい沙夜子さんが食べてる)
659名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:31:55 ID:kbqFkoDc
>>658
もちろんなっちんのには(ry
660名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 22:37:09 ID:FPq3gkXI
媚薬? それともラ○ジュース入りかーっ!?

それはそれとして、朝美ちゃんは梢ちゃんに材料分けてもらって
一緒に手作りチョコを作りそうやね。あくまで好意でわけてもらうだけなので
一人分しか作れず、白鳥お兄ちゃんとバラさんと丑三お爺さん、
誰にあげるか迷う朝美ちゃん・・・。そして迷ってる隙にママンに食われると。
661名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 16:05:17 ID:NXE1qmz0
バレンタイン小説・・・。
なんなら後半だけが消えた小説があるんだがそれで何とかやってみようかな・・。

問題は白鳥が誰に貰うかなんだよなぁ・・・。
白鳥×??な状態なのだよ。
この??は誰がいい?。
662名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 17:29:42 ID:igCSvA+v
いつも沙夜子さんと朝美さんがお世話になっています、と夕ちゃんが。
663名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 17:47:12 ID:DauHrqVy
蒼・赤・黄・緑・紺からのいろいろなパターンで書いてくれい
664名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 23:04:51 ID:NXE1qmz0
うーん、パターンか・・・執筆中に2月終わりそう(汗。
とりあえずなっちんとか梢、夕ちゃんもOK。
他は無理そう・・・スマンoiz。

現在執筆中、2月末までには完成予定・・・。
665名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 14:58:48 ID:L392dHjq
まほろぐ行ってみたら更新されてたが・・・なんか絨毯爆撃食らってるなw
666テイル ◆5zZRlb1law :2006/02/16(木) 18:22:05 ID:53s8bpio
>>665
絨毯爆撃と聞いて確かめてみました。

コメントスパム86件……(´・ω・`)

何それ?どこの世界にこんなにコメントスパムかける奴がいるんだよ……
あ、相手はロボットだから意味無いか。削除しますた。
しかし、ここまでくると笑えてくるな……

暫くしたらまた作品書こうかしら。ネタに反応する人もまだ多いようだし。
667名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 01:07:53 ID:opv806y7
保守。
668名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:31:55 ID:dQGnPziv
まほログに早紀ちゃんレイーポ話と梢ちゃんレイーポ話がないのは何故ですか?
669名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:38:49 ID:QNxti0al
ここで聞かずにあっちで直接聞けよ…。
670名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 22:43:35 ID:VqsX0tIZ
一波乱の予感カネ?
671名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:06:21 ID:QNxti0al
マジレスすれば保管庫とは言ってもあくまで有志でやってる個人サイトだから管理者の判断が全て。
だから、管理者が掲載したくないと思えばそれまでのこと。
共同管理とかそういうことなら話は別だけどね。

不服があれば直談判するなり、もっと皆の希望に添えるような保管庫を立ち上げて
こっちこそが正当な保管庫だと主張するもよし。
っていうか、CG&SS保管庫とその避難所はすでに止まってるしな…。
672名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 23:58:33 ID:dQGnPziv
いやま、あんまりヤヴァイのはどっかの隠しページにでもあるんかなとか思っただけでw
そうか、隠しページはないのか、残念。
早紀ちゃんのはにくちゃんでも読めるからいいんすけどね。
673名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 17:42:48 ID:847viauK
バレンタイン小説完成しました。
現在誤字やら何やら修正中。
明日に投下予定。
674名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 19:12:51 ID:/FK4YNBM
ズドーン
675名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 21:25:00 ID:TNhpYjYW
>>673
ワクテカ
676名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 23:52:05 ID:3H93MxNY
バレンタインSSをお待ちのところ申し訳ないが、
梢ちゃんズSSがちょっと出来たので、前半三分の一(予定)をとりあえず投下。
677名無しさん@ピンキー:2006/02/18(土) 23:54:50 ID:3H93MxNY
と、その前に、エロエロ百合百合18禁、ちょっと無理矢理かもなのでそこんとこよろしく。
5巻「廊下で見たもの」で、沙夜子さんのいなくなった後のお話という設定で書いてます。
678廊下で見なかったもの:2006/02/18(土) 23:55:54 ID:3H93MxNY
 その日、庭の落とし穴に落ちた沙夜子が見たものは、
廊下に集合した千百合と早紀、棗と魚子の姿だった。

「それ以上近づくと本気でぶっとばすぞ!!」
「ほらほら動かない動かない」
「うわぁ!?」
「お姉ちゃん、このご本絵がないよ?」
「……」
 ありえない光景に、ぽかんとする沙夜子の前で、
チャイナドレス姿の千百合が早紀に着替えを迫り、
魚子は棗に寄り添い、彼女の腕にしがみついて、
棗の読んでいる本を覗き込んでいる。

「魚子、絵がいっぱいのご本がいいなぁ」
「……」
「やっ…やめろー!!」
「さあさあ」
 棗の読む小説に、魚子が少しつまらなそうな声を漏らす横のほうでは、
千百合が早紀の服を脱がしにかかっていた。千百合は早紀のうなる拳を軽々かわし、
彼女の着ている、黒のタートルネックのシャツをめくりあげる。
 沙夜子が茂みから出てきた変な生き物や、それをさらっていった変な鳥に興味を移しても、
そしていつの間にか彼女が姿を消してしまっても、廊下では四人の騒ぎは続いていた。

「さあさあさあさあ」
「ばかよせ、やーめーろーっ!!」
 早紀の上をさっさと脱がし終えた千百合は、悲鳴をあげて逃げようとする彼女の、
ピンクのミニスカートをむんずと掴み、腰のところをさっと一撫でしただけでホックを外し、
スカートをするりと脱がしてしまう。
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
「あらあら、女の子がそんなはしたない悲鳴をあげるものではありませんわ」
 遂に上下とも下着姿にさせられ、早紀が絶叫する。裸を隠そうと腕で胸を隠し、
膝を折って縮こまる早紀に、千百合は脇に抱えていた、
ひらひらのフリルのついたドレスを広げ、にこにこしながら迫っていった。
679廊下で見なかったもの:2006/02/18(土) 23:58:20 ID:3H93MxNY
「さあさあ、それではこちらの服を着ていただきましょうか」
「ばかやろう、そんな恥ずかしい服なんか着れるか!」
 怒りと羞恥に、顔を真っ赤にして怒鳴る早紀に、しかし千百合は笑顔を崩さず、
ドレスを広げたままじりじりとにじり寄っていく。
「あら、きっと良く似合いますよ? わたしの見立てに間違いはございません」
「いいからとっととあたしの服を返しやがれ!」
「ですからこれがあなたの服なのです」
「うわーっ!?」
 問答無用とばかりに、千百合は早紀に飛び掛り、押し倒した。
そして彼女に馬乗りになると、ドレスを着せようと押し付ける。
「さあさあさあ」
「よせコラー!」…むにゅ。

「あ…」
 揉み合っていた二人の動きがピタリと止まった。くんずほぐれつする内、
千百合の手が、早紀の胸を鷲掴みにするように触れてしまったのだ。
「あ、あらあら、これは申し訳ありません、つい弾みで…」
「いつまで触ってんだ、いいから早く離しやがれっ!!」
 謝りつつも、手を退かそうとしない千百合を、早紀が怒鳴りつけるが、
千百合は一向に彼女の胸から手を退かそうとはせず、それどころか逆に、
手をにぎにぎと動かし、早紀の乳房をまさぐり始めた。
「早紀さんの胸、大きくて柔らかくて、とっても素敵ですわ」
「だーっ、何やってんだてめー!!」
 早紀が下からパンチを飛ばすが、千百合はひょいひょいとその拳をかわし、
もみもみと彼女の乳房を揉みしだいた。

「こんな素敵な身体でそんな乱暴な言葉遣いは、正しくありませんわね」
「ひぃぃぃぃっ、やめろ変態ぃぃ!!」
 早紀を着替えさせるという当初の目的などすっかり忘れ、
服を脇に投げ捨てて、両手で早紀の乳房を揉み込む千百合に、
早紀は背中を仰け反らせて悶えた。「ばかばか、やめろったら…」
早紀は、胸を触る千百合の腕を掴んだが、彼女の腕力は予想以上に強く、
それを止めさせることは叶わなかった。

『くっ、こいつ…』
 一人で千百合を止めることは無理と見た早紀は、
脇のほうで、ずっと黙って成り行きを見守っていた魚子と棗に向かい、
助けを求めた。
「お前ら、ぼけっと見てないでこの変態をなんとかしろっ!!」
「……」
「おーっ…」
 だが、助けを求める早紀に、棗はさっと顔を背けて本に顔を落としてしまい、
魚子は目をくりくりにして、揉み合う千百合と早紀を、じっと見つめるだけだ。
680廊下で見なかったもの:2006/02/19(日) 00:00:39 ID:3H93MxNY
「だーっ、お前ら…ひっ!?」
 まったく頼りになりそうにない二人に、早紀が気を取られている隙に、
千百合はブラジャーを無理矢理引きずり下ろすと、
双丘を剥き出しにしてしまう。ぷるんとした豊かな膨らみを見つめ、
千百合は頬を紅潮させ、ほーっと溜め息を漏らした。
「まあまあ、ビューティフルなバストですこと」
「見るなコラぁぁぁぁぁ…あんっ」
 乳房をぎゅむっと揉まれ、早紀が思わず色っぽい声を漏らすと、
千百合はにゅっといやらしい笑みを浮かべた。
「コレクト! そう、その可愛らしい声こそあなたに相応しいというもの。
さあ、もっと可愛らしい声を聞かせるのです」
「なっ、なに言ってやが…あっ、よ、よせって…あんっ」
 早紀は喚くが、千百合が胸の膨らみをきゅっきゅっと揉み込み、
さらに先端のピンク色の突起に口をつけ、チロチロと舌を這わすと、
その声は、甘い悲鳴に取って代わる。

「あっ、やめっ…あぅん!」
「ふふ、感じ易いのですね」
「な、何言ってやが…あ、あぁんっ! あっ、ひっ!?」
 千百合の右手が、剥き出しになった太股を撫で、早紀がビクッと膝を引く。
「早紀さんのお肌、スベスベぷにぷにで…この太股もむちむちしていて、
とっても触り心地が良いですわ」
「ひっ、ひぃぃぃ…」

 千百合が、太股を撫でる手を次第に内側へと回していく。そして慈しむように、
すりすりと何度か肉付きの良い内腿を撫で上げてから、その手を上のほうへ…
早紀の股間へと持っていった。
「やっ、そ、そんなとこ触んなって…」
「可愛いですわよ早紀さん」
 恥ずかしげに身を捩らせる早紀に、千百合は妖しげな微笑を浮かべ、
割れ目の部分をショーツの上からすっ、すっと軽く擦りたてる。
早紀は爪先をぐっと伸ばし、首をガクンと仰け反らせ、恥ずかしげに身悶えした。
「やっ、やだって…あぁんっ!」
「ほらほらほらほらぁ」
「ひっ、あんっ、あ…ひっ!?」
681廊下で見なかったもの:2006/02/19(日) 00:02:13 ID:3H93MxNY
「じーっ…」
「う…」
 しばらく千百合は、早紀の性器を擦り、乳房を舐め回して弄んでいたが、
ふと気がつくと、いつの間にか二人の脇に近寄って来ていた魚子が、
彼女が乳房に吸い付くのを、くりくりの目でじっと覗き込んでいた。
 悪戯しているところを見られたようで、少しばつの悪くなった千百合は、
慌てて早紀の乳首から口を離すと、魚子に愛想笑いを浮かべた。
「あ、あら、なんですの、魚子さん?」
「ねーねー千百ちゃん、早紀ちゃんのおっぱい美味しい?」

「……」
 魚子の質問に、千百合は一瞬ぽけっと呆けたような顔をしたが、
すぐにニコリと微笑むと頷いた。
「ええ、とっても美味しいですわ。どうです、魚子さんも一緒に吸ってみては?」
「わーい、魚子も早紀ちゃんのおっぱい吸うー」
「うわーっ、バカバカやめろーっ!!」
 早紀は叫ぶと、逃げ出そうとじたばたもがいたが、
千百合にがっしりと押さえ込まれていて、逃れることは叶わなかった。
魚子は千百合が空けた早紀の左胸へ顔を埋めると、
千百合の愛撫ですっかり勃起した乳首を、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い始めた。
「バカよせ、魚子…あっ!? やっ、よせって…あんっ、あぁ…」
 乳首を吸われ、悶える早紀に、千百合はにゅっと笑みを浮かべると、
「それじゃわたくしはこちらを」と、空いている右側の乳首に口をつけ、
チロチロと舌を這わせた。

「ふ、二人とも…い、いい加減に…あぁんっ!」
 早紀は頬を真っ赤に紅潮させ、瞳を熱っぽく潤ませながら、
乳首に吸い付く二人の頭を、ぐいぐい押したり、
ぽこぽこ叩いたりして止めさせようとするが、お構いなしに、
二人は早紀の乳首を吸い立てる。
「あっ、やっ、やだっ、やめ…やめぇぇぇ!!」

 だが、早紀が身悶えしていると、魚子が不意に乳首を吸うのを止め、顔を上げた。
不思議そうな顔をして、彼女は乳房の愛撫を続ける千百合に訊ねた。
「ねぇ千百ちゃん、おっぱい出ないよ?」
「で、出るわけ…ないって…」
「こう…やって…んむっ…揉んで…むっ…みると…いいですよ…」
 早紀の声は無視して、千百合は彼女の胸の蕾にキスをしながら、
胸の膨らみの下側に手を添え、きゅっきゅっと絞るように軽く握り締めてみせる。
「うん、わかったー」
 魚子は無邪気に返事をすると、再び早紀の乳首に吸い付くと、
千百合がやっているように、胸の膨らみに手を添え、
ちゅうちゅう乳首を吸い立てながら、乳房をぎゅむっ、ぎゅむっと緩やかに揉みしだいた。

「ばっ、やめろってば魚子! やめ…あんっ」
 魚子の愛撫に、思わず快感を覚えてしまった早紀は、首をガクンと仰け反らせた。
「やめ、やめろって…!」
 気を取り直し、乳首に吸い付いている魚子の頭をぐいぐいと押さえつけたが、
千百合はともかく、悪意の無い魚子相手に本気を出すのもためらわれ、
もう一つ力を出せない。いや、本気になろうにも、二人掛りで乳首を責め立てられ、
あそこを擦られ、頭の芯がジーンと痺れてきて、身体から力が抜けてしまい、
もはや二人に抗うことは不可能だった。
682名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:03:47 ID:3H93MxNY
とりあえずここまで〜。あとは>>673さんの投下の後で折を見ていきます。
683名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 00:52:44 ID:qhpiPpgc
可愛いですわよ早紀さん(;´Д`)ハァハァ
早く続きを投下汁
684名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:33:20 ID:PYcNujmO
>>585
今見たが、チュウヤン竹崎の改変物じゃなかったのか!!
685名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 01:59:38 ID:Mfsp3Pab
修正完了しましたので投下。
ただしエロ度はほとんどない、キスシーンぐらいしかないので。
686ホワイトバレンタイン:2006/02/19(日) 02:04:39 ID:Mfsp3Pab
ホワイトバレンタイン。

※隆士視点です。


珍しく2月14日、東京に雪が降った。
鳴滝荘の僕(白鳥)は課題に取り組んでおりずっと自分の部屋でせっせと片付けてる。
梢ちゃん以外は皆どこかへでかけている。
静かな鳴滝荘・・・ここでは静かな事が珍しい。

「はぁ・・・疲れた・・・。」
課題ももうすぐ終わる。
梢ちゃんは何をしているのだろう?。
・・・・・・。
いかんいかん、つい卑猥な事を想像してしまった。
ところで今日は何かの日だっけな・・・・。


「だ・・・誰か・・・。」


ふと誰かの弱弱しい声が外でする。
気のせい?・・・いや、違う。
どこか聞き覚えのある声・・・・・誰の声だ?。
もしや?・・・・。
「沙夜子さんのお母さんかな?・・あの声は。」
どうりで聞き覚えがあるはずだ。
687ホワイトバレンタイン:2006/02/19(日) 02:05:47 ID:Mfsp3Pab
ガチャリ・・・・。


ドアを開けると日光の光に当たっている誰かが倒れている。
「だ、だいじょうぶてすか?、えーと・・夕さん。」
返事は来ない。
「仕方ない、部屋で寝かせるか・・・。」
急いで部屋の中に入れる。
自分の布団に横になった夕さん。
ほんとうに幼児見たいな体型・・・彼(エロール)の言うロリコンという意味が良くわかる。
なるほど・・・夕さんの婚約者はよっぽどロリコンな人なのだろう。
「とりあえず昼御飯にでもしようか。」
そっと立ち上がり、静かに部屋を後にする。
「うっ・・・さ、寒い。」
廊下に冷たい風が吹いている、コートでも持ってくれば良かったかな。
風邪を引く前に急いで台所へ向かわなくては。
「静かに、かつ・・迅速に」
たまにはカッコよく言ってみる、しかし、誰も聞いてはいない、空しい。

「んっ?・・・この香りは・・・。」
キッチンに入ると甘い香りがする。
「チョコレートだな。」
香りはチョコレート、僕は最近チョコレートは食べていない。
チョコレートは食べると鼻血が出ると言うが僕の場合は2週間に一回の確率で鼻血、もしくは出血する。
原因は宴会での乱闘、このままだと本当に貧血になってしまう。
けど今はどうでも良い。
「隆士・・・君。」
「あれ、棗ちゃん?」
ふと後ろからほっぺにチョコが付いた棗ちゃんが来た。
いったいどこから?・・・・。
「棗ちゃん、どうしたの?。」
「これ・・・・。」
棗ちゃんから何かの箱が渡された。
「バレンタイン・・・・チョコ・・・・かも。」
「あ、ああ・・・ありがとう。」
688ホワイトバレンタイン:2006/02/19(日) 02:06:57 ID:Mfsp3Pab
ああ、今日はバレンタインか。今思い出した。
しかし、どういう理由で棗ちゃんになったのだろうか。
まあいいや。チョコレートの箱を開け、一口食べてみる。
「お、おいしいね。」
「けど・・・こういうやり方も・・・・ある・・・・かも・・・・」
「へ?。」
と、箱のチョコを棗ちゃんは一口食べた。
「え?何を・・・んうっ!!。」
突然の棗ちゃんが唇を押し付けた、まだ心の準備ができていないのに・・・。
棗ちゃんは唇を押し付けるばかりか舌まで入れてきた。
もう、後は野となれ山となれな状況である。僕も舌を棗ちゃんの唇に絡めつける。
思いっきり絡み合う舌、棗ちゃんと僕の口からチョコの香りがする。
ついに僕の理性は吹っ飛び棗ちゃんを完全に抱いてしまった。
今鳴滝荘に聞こえるのは僕と棗ちゃんの荒々しい声と夕さんの寝息だけだった。


今日はバレンタイン・・・・・。

そして僕と梢ちゃん(棗)との初めての日・・・・・。

そう、ホワイトバレンタイン・・・・・。

END。
689名無しさん@ピンキー :2006/02/19(日) 02:10:39 ID:Mfsp3Pab
隙間だらけ(汗。すみません、エロ期待して方。
私のエロの文章表現はここまでです。
暇があったらまた小説作って投下します。
690名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 02:10:50 ID:4K28INre
>>689
リアルタイムGJ


…なんだけども、夕ちゃん使おうよ…

…まさか若い二人に教えに来たのか?!
691名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 13:04:39 ID:Mfsp3Pab
本当は使おうと思ったんですがね・・・・棗→白鳥←夕だと何か無理がある。
ただでさえエロ苦手なのに3Pというのは私では無茶ゴリラな行為です、はい。
次回あたりに夕ちゃん使おうかと思います。
692名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 14:13:50 ID:iut4f50J
乙なんだけど、メルランにsage入れような。
693名無しさん@ピンキー:2006/02/19(日) 23:43:10 ID:wzCThURt
>>689
GJ。
夕ちゃんは結局関わらないのな。
なっちん、その後の流れで白鳥部屋へ→布団で寝る夕ちゃん発見→修羅場
とか想像しちまったじゃねぇか
694名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:15:56 ID:mhDrJ+6c
「廊下で見なかったもの」の続き行きまっす。
695廊下で見なかったもの:2006/02/20(月) 00:17:59 ID:mhDrJ+6c
「やっ、ダメ…あぁん!」
「素敵な声…コレクトですわ、早紀さん」
 顔を真っ赤に染め、悩ましげに首を振りながら甘い声を漏らす早紀に、
千百合はうっとりしたような表情を浮かべ、乳房を左手と口で弄びつつ、
右手で彼女の柔肌を撫でさすりながら、徐々にその手を下半身の方へと伸ばしていった。

「やぁ…やめ…ひっ、あっ!?」
 千百合が下着の上から、割れ目の部分をさすると、早紀は腰をびくびくと震わせた。
千百合は早紀の乳首をちゅぱちゅぱと音をたてながら激しく吸いつき、
何度も何度も股間を擦りあげたり、クリトリスのあたりをぐりぐりと押さえつけたりして、
下着越しに秘所の愛撫を繰り返した。そしてショーツの上端を掴んでぐっと引き下ろすと、
早紀の下腹部を剥き出しにし、直接そこを弄り始めた。

「やっ、やだっ!」
 千百合が割れ目の中に指を潜らせると、早紀は思わず女の子のような
…実際女の子ではあるが…悲鳴をあげ、腰をくねらせた。
「やめ、やめろぉぉ!」
 一番大事な部分を触られ、早紀は最後の気力を振り絞り、
千百合を怒鳴りつけたが、彼女はしゃぶっていた早紀の乳首から口を離して顔をあげると、
すべてを見透かしたかのような笑みを浮かべた。
「ふふ、そんな事言っていても、ここはすっかり濡れていましてよ?」
 途端に、早紀は真っ赤だった顔をさらに赤く、蒸気を吹き出さんばかりに染め上げ、
悲鳴にならない悲鳴を漏らした。
「&○#×△ーーーーーっ!?」

「うふふふふふふ」
 股間をすっかり濡らしてしまっていることを知られ、羞恥に悶える早紀に、
千百合は不気味な笑いを漏らしながら、彼女の秘花を指先でこね回した。
 しっとりと湿った柔らかな肉の感触を楽しみつつ、
割れ目の中をゆっくりなぞり上げていき、間もなく千百合は、
しこり切って包皮の下から顔を覗かせているクリトリスを探り当てた。
「あらあら、ここもこんなにして…」
「あっ、うぅんっ、ふぁ…あんっ」
 千百合が敏感な突起を指の腹で擦ってやると、早紀の口からは、
次々と甘やかな喘ぎが漏れ出していった。もう一方の手は、相変わらず乳房をこね、
先端の蕾を嬲り回し、ちゅっちゅっと口付けも繰り返す。そして魚子も、
もう一方の乳房に顔を埋め、ちゅうちゅうと激しく吸いたてている。
696廊下で見なかったもの:2006/02/20(月) 00:19:50 ID:mhDrJ+6c
「やぁ…あふ…ん…あっ…」
 羞恥と、二人から同時に与えられる苛烈なまでの快感に、
もはや完全に抵抗する気力を失った早紀は、もう、恥ずかしげな喘ぎ声をあげ、
身体をくねらせるだけだ。
 やがて、早紀のクリトリスを存分に弄んだ千百合は、徐々にその指を下のほうへと移し、
今度は膣口へと持っていく。先ほどよりもいっそうの愛蜜を分泌し始めている、
窄まった処女口を解きほぐすように、その周辺を中指の腹でゆっくりと撫でさする。
そして充分にほぐれたところで、千百合は指先を立てると、そっと膣の中に潜らせた。

「ふぁっ…あっ!?」
 胎内に異物が侵入してくる感触に、怯えたような声を漏らす早紀に、
千百合は乳房から口を離し、耳元に顔を寄せて囁いた。
「大丈夫…力を抜いて…傷つけたりはしませんわ」
「ひっ、あ…」
 びくびくと慄く襞肉を優しく掻き分けながら、千百合はゆっくりと、
そのほっそりとした中指を、早紀の中へと埋没させていった。
爪先が入り込み、第二関節が隠れ、そして遂には根元まですっかり挿入してしまうと、
襞の一枚一枚を確かめるかのように、指先で膣壁をそっとなぞり上げる。

「ふあ…ん…あっ!? うぅん…」
 胎内をまさぐられる感触に、早紀は怯えの色を交えつつも、
悩ましげな喘ぎ声を奏でた。じゅぷっ、じゅぷっといやらしい水音をたてながら、
指が抜き差しされ、絡みつく柔肉を掻き回すように捻りが加えられると、
その喘ぎはいっそう悩ましげになっていく。

「ねぇ、千百ちゃん」
「はい?」
 だが、千百合が艶笑を湛えながら、官能の表情を浮かべる早紀を見つめていると、
不意に魚子の声がかかり、千百合は愛撫の手を止めると、早紀の胸元へ顔を向けた。
乳首を愛撫していた魚子は、乳房から顔をあげて、物問いたげに千百合を見つめている。
「やっぱりおっぱい出ないよ…?」

「そうですわねぇ、出ないようですわねぇ」
 当然ではあるが、一向に母乳の出ない早紀の乳房に、不満げな様子の魚子に、
千百合は愛撫の手を休めると、ニコリと微笑みかけた。
「おっぱいは、もう少し大人になりませんと無理なようですわ」
「なんだ、やっぱり出ないんだ…」
 つまらなそうな顔になる魚子に、千百合はなおも微笑みを湛えながら言う。
「ですが魚子さん、早紀さんはあなたにおっぱいを吸われて、
とっても気持ちが良いそうですわよ?」
697廊下で見なかったもの:2006/02/20(月) 00:23:14 ID:mhDrJ+6c
「な、なにバカなこと…」
 愛撫が途絶え、僅かに理性を取り戻した早紀が、
千百合の言葉に文句を挟む。
「早紀ちゃん、気持ち良いの?」
「バ、バカ、そ、そんなわけ…」
「ダメですわよ早紀さん、もっと素直にならなくては」
「ひぁっ!?」
 しこり切った乳首を指先でピンと弾かれ、早紀が身悶えする。
彼女の敏感な反応に、千百合はくすくす笑いながら、
乳首を摘んで扱いたり、指先で押さえつけて転がしたりして、
さらに愛撫を加えていく。
「ほらほらほらぁ」
「やっ、やめぇ…あんっ…」

「おー…」
 乳首を嬲られ、再び募り始めた官能に身を捩らせる早紀を、
興味津々の様子で見つめている魚子に、千百合が声をかける。
「ほら、魚子さんもどうぞ。この先っぽをこんな感じに…」
「あっ!?」
 しこり切った胸の蕾をきゅっと摘まれ、早紀が背中をぐっと反らす。
「こう?」
「ふぁっ!?」
 魚子が千百合のマネをして乳首を摘むと、早紀の背中はまたも仰け反る。
「コレクト! それからこうして…」
「あっ…あっ、だ、ダメぇ…」
 さらに、千百合が摘んだ乳首をきゅっきゅと扱いてみせると、
魚子もやはり同じように、勃起した早紀の乳首を、指先でくりくりと扱く。
二人がかりの愛撫に、早紀の背中はびくんびくんと何度も跳ね上がった。

「早紀ちゃん、気持ちいーい?」
「ひ…あ…」
 乳首を弄りながら訊ねる魚子に、早紀は何か言いたそうに口をぱくぱくさせたが、
もはやそこから意味のある言葉は出ては来なかった。
 すると、脇で一緒になって早紀の胸をまさぐっていた千百合が、
早紀の代わりに魚子に答える。
「とーっても気持ち良いそうですよ、魚子さん」

「本当?」と、嬉しそうな顔をする魚子に、千百合はさらに付け加えた。
「胸だけではなくて、ここも触ってあげると、もっと気持ち良くなるんですよ」
 そして千百合は、空いていた魚子の左手を取り、早紀の股間へと誘っていく。
「この割れ目のところをくすぐるように…」
「ふぁ…くぅん」
 千百合に言われるがまま、魚子が早紀の大切な部分をそっとさすると、
早紀は歓喜に身体をびくびくと震わせる。
「あっ…ふぁぁ…いっ、いい…」
698廊下で見なかったもの:2006/02/20(月) 00:25:45 ID:mhDrJ+6c
 二人がかりで加えられる愛撫が紡ぎ出す快楽に、
早紀の理性は飲み込まれていき、彼女はただ感ずるままに、
甘く喘ぎ、そして身体をくねらせる。その彼女の性器を弄っていた魚子は、
ある事に気付くと、早紀のクレヴァスをしげしげと見つめた。
「早紀ちゃん、お漏らししちゃったの?」

「それはオシッコではありませんのよ、魚子さん。
女の子はとーっても気持ちが良いと、みんなそうなるのです」
 早紀のラブジュースを不思議がる魚子に、千百合が人差し指を立てて答える。
「へー、そうなんだぁ」
 早紀が聞いていれば、恥ずかしさの余り卒倒しそうな会話であったが、
今の彼女の耳には、もはや二人の声は届いてはいなかった。
頭の中にはピンク色の霞がかかり、しこりきった乳首やクリトリスが、
さらなる愛撫を求めるように、ジンジンと甘く疼いている。

「あ…く…んっ…」
「ほら、早紀さんがもっと触って欲しいと言ってますわ」
 敏感な部分に感じる疼きに、じれったそうに身を捩る早紀に、
千百合がさらなる愛撫を促すと、魚子は「はーい」と元気に返事をすると、
再び早紀の生殖器をくちゅくちゅと弄り回し、そして乳房にも手を沿え、
もみもみと揉みしだき、そして口づけを繰り返す。
再び始まった魚子の愛撫に、早紀は嬉しそうによがり声をあげた。
「あっ、魚子ぉ…そこ、あぁん…」

 完全に快楽の虜となり果て、艶かしく身をくねらせる早紀と、
その彼女を無邪気に弄ぶ魚子に、千百合はうんうんと満足げに頷くと、
にゅっと口端に笑みを浮かべた。
「コレクト! 仲良きことは美しき哉。早紀さんも魚子さんも、
これぞまさに理想の姿です。これでまた一歩、真理に近づけましたわ」
 そして千百合は、早紀の胸に顔を埋めると、魚子と一緒になって、
早紀を悦ばせにかかった。
699廊下で見なかったもの:2006/02/20(月) 00:30:28 ID:mhDrJ+6c
「……」
 一方、痴態を繰り広げる三人から、独りぽつんと距離を置き、
柱の脇に腰を下ろしていた棗は、彼女たちにはまるで関心がないかのように、
本に顔を落としていた。しかしよくよく見れば、その頬は赤く染まり、
時折ちら、ちら、と、絡み合う三人に視線を送っている。

『気持ち良さそう…かも』
 早紀の嬌声に、棗は身体の奥が熱く火照ってくるのを感じていた。
あそこがじんと疼き、棗は我知らず太腿をもじもじと摺り寄せ始め、
いつしか本のページをめくる手は止まり、ちらちら盗み見るだけではなく、
顔も横に向けてしまい、三人の行為に食い入るように見入っていた。

「早紀ちゃん、気持ちいい?」
「あ…な、魚子ぉ」
「早紀さん、魚子さん、コレクトですわよ……ん?」
「…!?」
 早紀の胸にキスを繰り返していた千百合が、その棗の熱い視線に気付いて顔を上げ、
彼女と目が合ってしまった棗は、慌てて顔を背けると、本に目を落とした。

「……」
 棗はしばらく知らんぷりをして、本に視線を落とし続けていたが、
少ししてから、彼女は様子を伺うように、そっと目だけを動かし、三人の方を見た。
「!?」
 その途端、じっと彼女を見つめたままだった千百合と視線が合ってしまい、
棗は再び慌てて本に顔を落とした。そんな彼女に、千百合はにやっとすると、
声をかけた。
「棗さんもご一緒にいかがです? 楽しいですわよ?」

「……」
 棗は頬を赤く染めつつも、千百合の声を無視し、無言で本に顔を落とし続けた。
千百合は棗のその態度に、少し不満げな顔を見せたが、
すぐににんまりと笑うと腰をあげた。早紀の相手は魚子に任せることにして、
ゆっくりと棗に近づいて行く。

「棗さん、独りで座っていないで、一緒に楽しみましょう」
「……」
 本に視線を落とし続ける棗の右隣に、寄り添うように千百合は腰を下ろした。
「あなたも興味おありなんでしょう?」
「……」
 ぴたりと身を寄せ、千百合が耳元で囁くように言うと、
棗の頬はますます赤らんだが、それでも彼女は頑なに本に視線を落としたままだ。
あくまで無視を貫く棗に、千百合はクスリと妖しげな笑みを浮かべると、
スカートの上から、彼女の太股にそっと左手を置いた。
700名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 00:31:30 ID:mhDrJ+6c
今日はここまで〜。次回投下で終わりっす。
701名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 01:12:05 ID:8kPTfHv2
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
やはり早紀ちゃんは受けだな。(;´Д`)ハァハァデスー
702名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:38:40 ID:YcbXeomD
乙は完結までとっておく。

しかし…住人減ったな。
SS投下されてもこのレスポンス率とは。
703名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 15:39:38 ID:f6zyoDn2
でも、俺らがいるじゃないか!
704名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 16:11:53 ID:BRExJc/6
厨も減ってきたしなぁ
705名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 20:53:39 ID:dwlTmLb+
>>704
それはいいことじゃないか

それはそうと早く続きを〜
悶えながら待ってますよ
706茶髪のリュウ:2006/02/21(火) 00:13:00 ID:8uxeBjRL
707名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 01:39:20 ID:lewtBRPc
ん?何だ?
708名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 00:05:22 ID:ASZkvkE6
「廊下で見なかったもの」後編いきます。終盤大幅手直ししてたら遅くなっちた・・・
709廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:06:25 ID:ASZkvkE6
「…かも!?」
 さすがにそれには、棗はビクッとして本から顔をあげたが、
にやにやする千百合と目が合うと、彼女はさっと顔を背け、
再び本に視線を落とす。
「ふふ…」
 あくまで無関心を装う棗に、千百合は再び妖しげな笑みを浮かべ、
左手で太股をさすりながら、今度は右手を、彼女の胸へと伸ばした。

「!?」
 胸の膨らみに千百合の手が触れると、棗はまたもやビクッと小さく身体を震わせた。
本を取り落とし、カタカタと小刻みに震えだす棗に、千百合が囁く。
「恐がることなんかありません、とっても気持ちの良いことなんですから」
「いや…かも…」
「大丈夫、わたしにお任せください」
「あ…だめ…」
 乳房をやわやわと揉み始める千百合に、棗は身を縮ませ、
消え入りそうな声で言った。しかし、いやだだめだと言いつつ、
彼女がその気になれば、いつでもお得意のマジックで逃げることは可能なのに、
棗はそれをしなかった。
 早紀の艶声に当てられて火照った身体は、千百合に少し触れられるだけで、
ぞくぞくとした快美感が込み上げてきて、
棗の中に沸き起こった、そのまま触られていたいという淫らな欲望が、
逃げ出したいという気持ちを、押さえ込んでしまっていた。

「…ん…ふ…」
 千百合に優しく胸を揉まれ、棗が熱い吐息を漏らす。
スカートの上から太股をさすっていた手は、スカートを捲り上げて、
直接肌へと触れられていた。
「棗さんのお肌も、早紀さんみたいにすべすべで、とっても素敵…。
それにバストも大きくて柔らかくて、やっぱり女の子のぷにぷにボディーは最高ですわ」
 千百合はそう言いながら、太股を撫でる手を、スカートの中へと忍び込ませていった。
棗は思わず脚をぎゅっと閉じ、千百合の手を挟み込んだが、
すぐに力を緩めると、手の侵入を受け入れる。

「ふふ…」
 素直な棗に、千百合は妖艶な笑みを浮かべながら、彼女の望む通り、
太股の奥へと手を進めた。あまり素直過ぎるのも張り合いがないが、
快感を求めつつも、棗の身体は未だカタカタと小刻みに震えている。
怯えの色を隠せないその姿に、千百合は淫らな興奮を覚え、舌でそっと唇を拭った。
710廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:07:12 ID:ASZkvkE6
「あ…!?」
 千百合の手が秘密の部分に触れると、棗は首を仰け反らせて喘いだ。
その首筋に千百合はそっと口をつけ、軽く吸って薄いキスマークを残していく。
 千百合の唇は首筋から顎へ、それから口の端へと移動していくと、
最後に棗の唇に重ねられた。ちゅっちゅっと何度か軽いキスを繰り返してから、
千百合は唇をぎゅっと強く押し付ける。
「ふあ…!? んっ…んふっ…」
 スカートの中で下着越しにクレヴァスを弄っていた千百合の手が、
下着の中に差し込まれ、棗が思わず大きく喘ぐ。
千百合はすかさずその口の中へ、舌を忍び込ませると、
棗の口の中を弄った。

「!? んーっ、んんっ…ん…」
 反射的に逃げそうになる棗を、千百合は乳房を愛撫していた手を後頭部に回し、
しっかりと押さえつけた。口内で怯えたように縮こまっている舌を、
撫でるように何度か優しく舐めてやると、強張っていた棗の身体から、
徐々に緊張が抜けていき、口内で蠢く千百合の舌に向け、
そっと自分の舌を差し出してくる。

 千百合はその舌を舐め回し、自分の舌を絡め、歯や歯茎を舌先でなぞり、
そうしながら、逃げる意思の消えた棗の頭から手を離すと、
再び柔らかな膨らみを愛撫し始めた。
 下着の中に入れられた手は、薄目の茂みの感触を楽しみ、
その下にある割れ目に指を潜らせて、熱く潤った淫花をくにくにと弄り、
尖り始めたクリトリスの皮を剥いて剥き出しにしてしまうと、
指の腹ですりすりと擦り立てる。

「…!?」
 そうやって、しばらく棗の愛撫を熱心に続けていた千百合が、
突然驚いたように、棗からばっと顔を離した。視線を下に落とすと、
彼女の胸に、棗の掌が押し当てられている。
「棗さん…」
 千百合が驚いたような顔を棗に戻すと、彼女は熱く潤んだ瞳で、
千百合を見つめ返してくる。
「いや…かも?」

「……」
 わずかに小首を傾げて訊く棗に、千百合は数瞬の間をおいてから、
にっこりと微笑んだ。
「嬉しいですわ、棗さん。あなたがそんなに積極的になってくれるなんて」
「……!!」
 千百合の言葉に、棗はほぅっと嬉しそうな笑みを浮かべると、
目を閉じて、千百合にそっと唇を差し出した。千百合も目を閉じると、
棗に唇を重ねていく。

 千百合は、舌を絡めながら、棗の身体を余すことなく撫で回した。
棗も千百合の胸をまさぐり、そして彼女の股間へも手を伸ばし、
チャイナドレスの上から、すりすりとそこをさすり、
さらに脇のスリットから中へ手を入れ、下着の上からも…
そして下着の中に手を入れると、直接秘所を弄る。
 千百合のそこは、すっかり愛蜜が溢れ、棗の指にねっとりと絡みついてくる。
棗もまた、股間をしとどに濡らし、千百合の指先を恥ずかしい粘液で汚してしまう。
ぬちゅぬちゅ、くちゅくちゅという、いやらしい音を股間から響かせ、
二人は互いを高めていった。
711廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:07:53 ID:ASZkvkE6

「早紀ちゃん、気持ち良い?」
「あ…魚子…そこっ、い、いいっ、あっ…」
 千百合と棗が愛し合っている横では、早紀と魚子の愛戯も続いていた。
千百合に教わった通りに、乳首を吸い、チロチロと舌を這わせ、
性器を擦りたてる魚子に、早紀はもはや羞恥心をかなぐり捨て、
はばかることなく一層の愛撫をねだっていた。自ら触って欲しい場所を魚子に伝え、
魚子は早紀を悦ばせようと、要求通りに乳首やクリトリスを弄り、
膣に指を挿入して、懸命に愛撫していく。

「な、魚子ぉ…」
「きゃん?」
 と、魚子がびくっとして早紀の乳房から顔を上げた。
慌てて後ろを振り向くと、いつの間にか早紀の右手が伸びて、
彼女のお尻を撫でている。
「く、くすぐったいよ、早紀ちゃん」
 お尻を触られ、少し恥ずかしげにする魚子に、
早紀は歓喜の涙を滲ませた目を向ける。
「お、お前も、気持ち良く…してやるよ…」

 早紀は左手を魚子の背中に回すと、そっと抱き寄せた。
そして首を起こすと、少し驚いているような魚子に、自分からも顔を寄せていく。
「早紀…ちゃん?」
 妖しい光を湛えた瞳で見つめながら、顔を近づけてくる早紀に、
魚子は魅入られたように、動けずにいた。
早紀はどんどんと魚子に顔を近づけ、そしてついに彼女は、
魚子の唇へ自分の唇を重ねた。
「ん…!?」
 キスの瞬間、魚子の目は一度大きく見開かれ、それからトロンとしたように、
軽く閉じられる。早紀の柔らかくて暖かい唇と、優しくお尻を触る手の感触に、
魚子の頬が、ぽーっと上気していく。

「魚子…」
「早紀…ちゃん」
 数秒だけ唇を重ねてから、早紀はそっと顔を離すと、
ぽーっとなっている魚子をじっと見つめた。魚子も、
ぼーっとなりつつ早紀を見つめ返す。
「えへへ、早紀ちゃんとちゅーしちゃった」
 少しの間を置き、照れたような笑みを浮かべた魚子を、
早紀は衝動に駆られるまま、彼女をさらに引き寄せると、胸の上へと抱きとめた。
魚子の体重がずしりとかかるが、彼女の華奢でいて、柔らかな肉体を全身に感じ、
早紀の中に、一層の愛おしさが込み上げてくる。
712廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:08:33 ID:ASZkvkE6
「あっ?」
 早紀は、抱き寄せられ、戸惑う魚子のお尻に回していた手を、
緩やかに動かし始めた。恥ずかしさとくすぐったさに、
魚子は早紀の腕の中で身を捩らせる。
「あっ、やぁ…く、くすぐったいよぉ…」
「ほら、お前も…さっきの続き!」
「う、うん…」
 しかし魚子は、早紀に強い調子で愛撫の続きをねだられると、
ほっぺを赤く染めながらも、言われた通りに、
再び早紀の身体に手を這わせていった。

「あっ、魚子、そこ…あっ、いいぞ…」
「さ、早紀ちゃん…」
 乳首を舐め回し、秘裂を弄る魚子に、早紀は歓喜の声を漏らしつつ、
魚子のヒップをゆっくりと撫で回した。そしてスカートの上から、
両手で魚子の尻たぶを掴むと、ごろりと横に転がり、向かい合うように横たわる。
下敷きになった左手を引き抜き、魚子の胸へと押し当て、
右手はそのままヒップを撫でさすりながら、左手できゅっきゅと、
魚子のあどけない顔には不釣合いな、巨大な膨らみを揉みしだいた。

「ん…」
 お尻と胸を撫でられ、恥ずかしげな吐息を漏らしている魚子の口元に、
早紀は唇を寄せると、もう一度キスをした。今度は唇を重ねるだけではなく、
舌をそっと差し出し、魚子の口の中へ挿入すると、
彼女のちっちゃな舌に、優しく自分の舌を絡めていく。

「んっ、ふっ…」
 早紀に舌を吸われ、ヒップとバストを撫でさすられている内に、
魚子は身体の奥底から、なにか熱いものが込み上げてくるのを感じていた。
それに連れて、早紀に塞がれた口の、僅かな隙間から漏れ出している喘ぎ声に、
次第に甘えたような響きが強くなっていく。
「んふっ、ん…あふ…あ、さ、早紀ちゃん…っ」
 募る官能に、魚子は思わず早紀から顔を離し、大きく喘いだ。
ハァ、ハァと荒く息をつく魚子に、早紀は愛撫の手を休めず、
「ほら、手が止まってるぞ」と、続きを促す。

「う、うん…」
 募っていく未知の感覚に、心地よさと同時に恐怖を感じながらも、
魚子は早紀を悦ばせたい一心で、言われるがまま愛撫を再開する。
713廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:09:06 ID:ASZkvkE6
「ここ?」
「そ、そう…そこ…っ」
 秘芯を擦られ、早紀が腰をぶるっと震わせて呻くように言う。
早紀も、魚子のお尻を触っていた手を前のほうへ回し、
彼女の秘密の部分をさすり始める。

「あっ、くぅん…」
 くすぐったそうに身体を捩らせる魚子に、早紀が囁くように訊く。
「ここ、気持ちよくないか?」
「魚子、よくわかんない…」
 涙を滲ませ、震える声で魚子は答えた。初めて覚える性的な昂ぶりに、
戸惑い、怯える少女に、早紀は優しく口付けをする。
「やっぱガキだな、おめーは」
「えー…」
 子供扱いされ、拗ねたような顔をする魚子に、早紀は少し意地悪そうな笑みを浮かべ、
再び股間を擦りあげる。「あっ!?」
 途端に、思わず身体を捩らせ、声をあげる魚子に、早紀は笑みを浮かべながら、
さらに愛撫を加えていく。
「おめーもその内気持ちよくなるって」
「あっ、さ、早紀ちゃぁん…」

 いつしか、魚子に一方的に嬲られているだけだった早紀は、
逆に魚子をリードするようになっていた。
魚子の胸を弄り、スカートの中に手を入れて秘所を弄び、
そして自分の触って欲しいところをあれこれ指図し、魚子に触らせる。

「あっ…何か…変だよぉ…」
「ここが気持ちいいのか?」
 早紀が魚子のショーツの中に手を突っ込み、指先で彼女の肉突起を摘んで、
くりくりと弄り回すと、狂おしいほどの刺激に、
魚子は腰をびくびくと震わせながら、喘ぎ声を漏らした。
頭の中がジーンと痺れ、どうにかなってしまいそうだ。
「あ…うぅん…あっ…う、うんっ、気持ちいい、気持ちいいよぉ!!」
 そして遂に、魚子は内心の怯えを凌駕した快感に、
感ずるがままに歓喜の声をあげ、よがり悶えだした。
早紀の指の動きに合わせ、艶かしく身体をくねらせ、大きな喘ぎ声を漏らす。
「あっ、早紀ちゃん、気持ちいいよぉ。もっと、もっとしてぇ」
「な、魚子、あたしも…あたしももっと気持ちよくしてくれ…っ」
「さ、早紀ちゃん…」
 快感に打ち震えながら、魚子も早紀の身体を触り返す。
二人はお互いを触り合い、キスを繰り返し、愛の行為に没頭していった。

714廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:12:46 ID:ASZkvkE6
 ぎしっ…「!?」

 どれくらいの時間が経っただろうか。魚子との愛撫に夢中になっていた早紀は、
不意に側で聞こえた、廊下の軋む音に、ハッと我に返った。誰か来た…見られた!
 早紀は慌てて魚子から身体を離すと、上体を起こして音のした方を見たが、
そこにいたのは、幸いにも千百合と棗の二人であった。
二人ともいつの間にか生まれたままの姿になっていて、
千百合はにこにことして、恥ずかしげな表情の棗の手を引いている。

「四人で一緒に楽しみませんか?」
「え…?」
 千百合の申し出に、早紀は戸惑った。身も心も昂ぶっていた彼女だったが、
さすがに四人一緒、しかも女同士での変態的行為となると、抵抗がある。
「うん、みんなで一緒にやろー」
「え?」
 だが、早紀が返事をためらっていると、ぐったりしていた魚子が、
遅れて身体を起こすと、脇から勝手に返事をしてしまう。
「コレクト! そうこなくては」
「お、おい…」
 まごつく早紀を無視して、千百合はぐっと親指を突き出すと、
棗を引っ張り、早紀と魚子の横に一緒に跪いた。

「ちょ、待てって…」
 あたふたする早紀に、お構いなしに千百合が唇を重ねていく。
しかし早紀は、まごまごしながらも、結局それを避けようとはせずに、
おとなしく彼女の唇を受け入れた。
「棗ちゃん…」
「……」
 甘いキスを交わす二人の横で、魚子も棗にそっと唇を差し出し、
棗もそれに応えて唇を寄せる。
「ん…む…」
 四人は、重ねた唇の脇から甘い吐息を漏らしつつ、
互いの唇を貪った。しっかりと相手と抱き合い、
キスをしながら、お互いの胸やヒップに手を伸ばし、愛しそうに撫で回す。

「邪魔…かも…」
 棗が、魚子にキスしながら、そっと彼女のジャンパースカートを脱がしていく。
肩ストラップをするすると外し、膝立ちをしている魚子の足元まで落とすと、
魚子は腿を片方ずつ上げて、そこから足を引き抜く。
 棗は一度唇を離し、魚子にバンザイをさせてシャツを脱がし、
そしてブラジャー、ショーツと、次々に手早く脱がしていき、
魚子はあっという間に一糸纏わぬ姿となる。

「えへ…」
「……」
 裸にされ、恥ずかしそうにはにかむ魚子を、棗も少し恥ずかしげに見つめた。
そして二人は、どちらからともなくそっと身体を寄せると、再び唇を合わせた。
互いの乳房やお尻を撫で回し、舌を絡め合い、唇を吸い立てる。
715廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:13:29 ID:ASZkvkE6
「あ…」
 二人のすぐ横で早紀と唾液を交換していた千百合が、突然キスを止めた。
物足りなさそうな顔をする早紀の胸を愛撫したまま、
顔だけ横の棗たちの方へ向けると、魚子と激しく舌を絡めている棗の頬に、
口付けをした。
 そして千百合は、徐々に唇のほうへ自分の唇を近づけていき、
魚子と二人で棗の唇を貪った。さらに千百合は、
早紀の乳房に触れていた左手を離し、棗のおとがいを掴むと、
強引に自分のほうを向けさせ、遂には彼女の唇を独り占めにしてしまう。

 キスの相手を無くしてしまった早紀と魚子だったが、
二人は千百合と棗がしているように、顔を横に向けるとキスを始めた。
だが、身体のほうは相変わらず、最初の相手、早紀と千百合、
棗と魚子とで向かいあったまま、お互いを愛撫しあっている。

「あ…ん…」
 棗の顎を掴んでいた千百合の左手が、そこを離れ、
棗が揉みしだいている魚子の乳房へと移ると、そこをにぎにぎと握りこんだ。
そして柔らかな膨らみの頂点にある、こつんとした突起を、
指先で摘み、くりくりと扱く。
 千百合に片側の乳房を奪われてしまった棗は、空いたほうの手を、
魚子のヒップへと回した。大きめの尻たぶを撫でさすり、割れ目を指先でなぞり、
奥にある菊門を指の腹でそっとさする。
 それから棗は、その手を前の方へ回すと、魚子の股間を責め始めた。
ぐっしょりと湿ったクレヴァスに指を割り入れ、花弁をくにゅくにゅとくじき、
クリトリスを擦りあげ、膣に中指を挿入すると、
ぐちゅぐちゅと音を立てながらピストン運動させる。

「あ…き、気持ちいいよぉ…」
 千百合と棗の愛撫を受け、魚子が切なげに喘ぐが、
すぐに早紀がその口を唇で塞ぐ。そうしながら、早紀は千百合の胸を触っていた右手を、
その隣にいる棗の方へ移し、今度は彼女の乳房を揉みしだき出した。
「ふ…うぅん…」
 千百合に塞がれた棗の唇から、甘い吐息が漏れる。彼女は魚子の性器へのタッチを止め、
その手を早紀の胸へと持っていき、彼女が自分にしているように、
その胸を愛し始めた。

「あはっ、あっ、ふっ、あ…」
 魚子の股間へ、棗は手の代わりに太股を割り込ませ、割れ目に押し付けると、
ゆっくり上下させてそこを擦り立てた。自分の股間も魚子の太股に押し付け、
淫らに腰をくねらせ、クリトリスを擦り付ける。上半身はぴったりと魚子に密着させ、
魚子の乳房をまさぐる千百合の手を挟み込むように、自分の胸を押し付け、
しこり切った乳首を魚子の乳首に擦り付ける。
 千百合と早紀もぴったりと身体をくっつけ、乳房と乳房、乳首と乳首を絡め合い、
下半身も押し付け合って、割れ目と割れ目、淫芯と淫芯を激しく擦りつける。
716廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:18:18 ID:ASZkvkE6
 四人は盛んに相手を変え、キスをし、触り合い、どんどんと高みへと上っていった。
「あっ、棗さんっ、いい…いいですわよ、もっと強く…っ!」
「あはっ、あっ、あっ、あぁっ…」
「な、魚子ぉ!!」
「早紀ちゃん、早紀ちゃんっ!!」
 四人のよがり声は甲高く、大きくなっていき、無人の鳴滝荘に響き渡った。
甘酸っぱいような、発情した牝の匂いが、廊下にむんむんと立ち込める。

「ふぁっ…あんっ、あっ、うぅんっ、あっ、ヒッ?」
 四人の声のピッチは、次第に早く、もどかしげになっていき、
四人は汗ばんだ身体を押し付け合い、くねらせ、
がむしゃらに他の三人への愛撫を繰り返した。
もう、自分が誰に触られ、誰を触っているのか、彼女たちにもよくわかっていなかった。
そこにある肉体を、手当たり次第に愛する。ただ、それだけだ。

「あはっ、あっ、はっ、はぁっ、あっ…あーーーーっ!!」
 近づく絶頂の予感に激しく身を捩り、腕や脚を絡ませあい、そして最後に、
四人は揃って一際高い声を奏でると、くてっと身体から力を抜き、
廊下に折り重なるように倒れこんでいった。


「…ちゃん、梢お姉ちゃん?」
「ん…? あ…朝美ちゃん…」
 縁側に腰を下ろし、柱にもたれて眠り込んでいた梢は、朝美の声で目を覚ました。
その後ろには、沙夜子の姿も見える。
「あ、起きた? こんなとこで寝てると風邪ひいちゃうよ」
「わたし…いつの間にか居眠りしちゃって…」
「顔が赤いよ、大丈夫?」
「え…?」
 言われて、梢は慌てて頬を押えた。何故だかわからないが、頬が熱く火照っている。

「何か…変な夢を見てたような…」
「夢?」
 ぼんやり呟く梢に朝美が訊き返すと、彼女はますます頬を赤らめ、
微かに俯いた。
「…よく覚えてないけど、なんかとっても…その…とっても変な夢」
「ふーん…」
 朝美は、なんだかわかったようなわからないような、曖昧な表情を浮かべていたが、
はっと用事を思い出し、背中を伸ばした。
「あ、そうだ、早く部屋に戻って内職やんないと。それじゃお姉ちゃん、またね」
「あ、うん。またね、朝美ちゃん、沙夜子さん」
 5号室へと去っていく朝美と沙夜子を、梢は手を振って見送った。
朝美の後について歩いていった沙夜子が、最後に一度だけ梢を振り返り、
フッと意味ありげな笑みを浮かべたが、梢にはその笑みの意味は、わからなかった。


 〜おわり〜
717廊下で見なかったもの:2006/02/22(水) 00:20:32 ID:ASZkvkE6
以上でしたー。最後に一つだけ、
ラストの四人の絡みがややこしすぎで、
表現が追いついていけてないかもなので、
あんまりするもんじゃないけど解説。

  千棗
  早魚

位置関係は上の通りで、千と早、棗と魚が向かい合って
互いにおっぱい揉み揉み、顔は横を向けて、
千と棗、早と魚でチューしてると。
あとはくんずほぐれつでとにかく誰かを触りまくってると思ってください。

んでは。
718名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 00:21:07 ID:ASZkvkE6
あ、名前欄戻すの忘れてた。
719名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 01:40:24 ID:vjDdNFxz
>>718
GJ!!
これからも期待させてもらうぞ
720名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 07:21:41 ID:nZuokGho
GJ。お疲れ様。
721名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 07:40:17 ID:jf6r0gwu

722名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 08:06:05 ID:jD2iN4AP
千百合の強引さは貴重ですな
723名無しさん@ピンキー:2006/02/22(水) 16:54:01 ID:CMD1xa+R
GJ!!!というかなんで梢がこんなん見てんだ?
それはそうと、ナツイロまだかー
724名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 10:25:42 ID:A4hDLE3b
この書き方はハルイロの人か?そして

>446 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 00:24:47 ID:C3XceP+/
>>442
>梢抜き魚子入りの4人の絡みなら今書いてるが・・・。
>その前に梢ちゃんレイープもの書いてるから
>一ヶ月くらい待っててね。面白いという保証はないけど。

どう見てもハルイロの人=強盗だ!=廊下です。
本当にあ(ry
725名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 13:05:13 ID:119khFfy
というか、定期的に投下してる人がもうハルイロの人しかいないわけで。
726名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 17:23:19 ID:A4hDLE3b
陵辱モノは個人的には大嫌いだが、その手の作品を喜ぶ人もあるだろうし、
手を変え品を変え多彩なSSを定期的に投下するパワーは賞賛するよ。

わたしは大嫌いだけど。
727名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 17:45:15 ID:KJFO/wvi
>>726
最初から最後まで同意。
728名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 19:31:09 ID:A4hDLE3b
そこは「二度も言った!?」だろうが!
えぇい、ネタを振ってやってるというのに使えない野郎だ。
729名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 00:40:49 ID:Oj0D1KLg
はいはいなんで二度言うのカナ言うのカナ
730名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 11:15:34 ID:qv5BEmn0
>>729
(´・ω・`)ゆきさき読んだ?
731名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 14:46:13 ID:u1+alR4j
気がついたら容量制限が近い悪寒
732名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 15:51:06 ID:u1+alR4j
ごめん、まだそんなにぎりぎりじゃなかた
733名無しさん@ピンキー:2006/02/24(金) 18:03:14 ID:7VnvsG/t
うn。まだ363kbだそうだ。
734名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:02:59 ID:0q3TmZcU
覚悟しろ野郎ども、みんなが妄想しつつも誰も書かなかった
梢ちゃん近親相姦レイープものいくぞ。読みたくないやつぁ避難しな。
735:2006/02/25(土) 01:04:20 ID:0q3TmZcU
 ある日の夜、2号室の座卓に、梢と隆士は向かい合って座っていた。
少し恥ずかしげで、それでいて辛そうな表情で、俯き加減にしている梢に、
隆士は案じ顔で声をかけた。
「嫌なら話さなくていいんだよ、梢ちゃん」
「いえ、そうはいきません。どうしても聞いてもらわないといけないんです…」
「梢ちゃん…」
 顔を上げ、自分を真っ直ぐに見つめて言う梢に、
隆士はそれ以上何も言えなくなり、これから梢が始める話を、
ただ黙って聞くことにした。


「実はわたし…」
 梢は机に目を落とすと、ぽつぽつと喋り始めた。
「実はわたし、子供の頃、父に…」
 そこで一度声は途切れたが、梢はぐっと唇を噛み締めると、後を続けた。
「父に、レイプされたんです…」
「!!」
 さっと頬を紅潮させ、顔を強張らせる隆士に、梢は話し続けた。


 あれは、わたしが10歳くらいの時でした。その頃父と母は不仲で、
いつも喧嘩が絶えず、その日の夜も、喧嘩をする父と母に、
わたしは逃げるように、ベッドの上で布団を頭から被り、耳を塞いでいました。

「…うん?」
 やがて、いつの間にか眠り込んでしまっていたわたしは、
ドアの開く音に気付いて目を覚ましました。被っていた布団をめくり、
身体を起こすと、真っ暗な部屋の中には父が立っていました。
「なぁに、お父さん…?」
 眠い目を擦りながら訊くわたしに、父は黙って近づいてくると、
ベッドの端に腰を下ろしました。そして黙ってわたしの身体に腕を回してきたのです。
736:2006/02/25(土) 01:06:36 ID:0q3TmZcU
「お父さん…?」
 突然のことで戸惑うわたしを、父はぎゅっと抱きしめました。
きっと部屋に来る前に、お酒をいっぱい飲んでいたのでしょう、
父の息は、強いアルコールの匂いがしていました。

「お父さん、痛いよ…」
 わたしは、少し怯えていたんだと思います。酔った父は、
たまにわたしや母をぶったりしましたから…。それにその時の父には、
何か異様な雰囲気も漂っていました。暴力を振るおうとしているのとは別の、
嫌な雰囲気を…。

「梢、お前はお母さんそっくりだなぁ…」
「え…?」
「将来、きっと美人になるぞ」
「お父さん…?」
 そんなことを言われて、戸惑っていると、不意に父はわたしに顔を近づけてきました。
そして、あっと思う間もなく、わたしは父に唇を奪われてしまいました。
「…!?」
 当時のわたしは、まだ、キスがどんな意味をもつのかわかっていませんでした。
でも、ぬるっと湿った唇と、お酒臭い息に、嫌悪感を覚え、
わたしは父の肩を、思いっきり突き放しました。

「梢…」
 思いっきりといっても、わたしは子供で相手は大人、
それで父から逃れることは叶いませんでしたが、
わたしが嫌がっているとわかったのでしょう、
父はわたしを離し、少ししょげたような表情を浮かべました。
「梢、お前もお父さんが嫌いかい?」
「えっ?」
「お前もお母さんと同じなんだな…」
 傷ついたように言う父に、わたしは慌てて声をかけました。
「ううん、そんなことないよ、わたしはお父さん大好きだよ!」
「本当に?」
「うん、お父さん大好き!」
「そうか」
 途端に父は嬉しそうな顔をして、再びわたしを抱きしめました。
ただ、今度はさっきほど強くはなく、とっても優しく、
愛情を感じられる抱擁でした。普段あまり構ってくれない父に、
わたしは少し嬉しくなり、キスをされたことなどすっかり忘れ、
逆に父を抱き返しました。
「お父さん、大好きだよ…」
737:2006/02/25(土) 01:08:17 ID:0q3TmZcU
「最近お母さんな、全然お父さんのこと構ってくれないんだ。
寂しくてしかたがないよ…。でも、お前は違う…」
 父は、抱き返すわたしの髪をそっと撫でながら、そう言いました。
「嬉しいよ、梢。お父さんも梢のこと、大好きさ」
「お父さん…?」
 父に抱きついていたわたしは、父の腕の中で、身体をよじらせました。
髪を撫でていた父の手が、下のほうへ移ってきて、
背中や…お尻を触り始めたからです。
「梢…かわいいよ梢…」
「お、お父さん、やめて…」
 わたしはもがきましたが、さっき父を拒絶した時の悲しげな顔を思い出し、
あまり強くはその行為を拒否できずにいました。それが悪かったのでしょうか、
父の手は次第に大胆になり、パジャマのズボンの中に入り込み、
それから下着の中にまで入ってきて、お尻を直接触り始めたんです。

「やめて、お父さん!」
 それにはさすがに嫌悪感を堪えることができず、
わたしは思わず叫ぶと、父を思い切り突き放そうとしました。
ですが、さっきも言ったように、大人と子供ではまるで話になりません。
それで父の腕から逃れることは、できはしませんでした。
そして今度はさっきとは違い、父はその行為をやめてくれようとはしませんでした。
それどころか、父はわたしをベッドに押し倒してきたんです。

「やめて、いや…!」
「お父さんのこと好きなんだろ? だったらいいじゃないか」
 父はそんなことを言いながら、怯えるわたしの身体を撫で回しました。
お尻だけじゃありません。膨らみかけたばかりの胸や、
そして恥ずかしいところにまで…
「いや、いやぁっ!」
「おとなしくしなさい、梢!」
 悲鳴をあげてもがくわたしに、父は少し怒ったような声を出しながら、
荒々しくパジャマを脱がし始めました。碌に抵抗もできないまま、
あっという間に上下とも脱がされ、下着姿にされてしまったわたしに、
父はさらに手を伸ばし、着ていたキャミソールをめくりあげて、
乳房を剥き出しにしてしまいました。

「やめてお父さん! お母さん、お母さーん!?」
「静かにするんだ!!」
「きゃあっ!?」
 父に思い切り頬を叩かれ、目の前に星が飛び、意識がすぅっと遠のきました。
半分気絶したようになり、まったく抵抗しなくなったわたしに、
父は今度はショーツに手をかけるとそれも脱がし、
遂にわたしは、生まれたままの姿にさせられてしまったのです。
738:2006/02/25(土) 01:09:16 ID:0q3TmZcU
「梢…」
「あ…う…」
 意識が朦朧としているわたしの身体に、父は口付けをすると、
あちこち舐め始めました。唇や、首筋、胸や乳首にも。そして…あそこにまでも。
「梢、とってもきれいだよ…」
 父は割れ目を広げ、うっとりしたように呟くと、そこに顔を埋めてきました。
誰にも触られたことのない部分に、ぬるぬるとして、
少しざらついた舌が這い回るのを、わたしはどこか他人事のように、
ただぼんやりと感じていました。

「あ…いや…」
 ただ小さく呻き、弱々しく身じろぎするだけのわたしに、
父は執拗に割れ目の中に舌を這わせ、そしてあそこに指を差し込んできます。
「ひっ、あっ!?」
 身体の中に異物が入り込んでくる感触に、わたしは怯えた声を漏らしました。
それで父は一向に気にかける様子もなく、あそこを舐め回し、
膣に挿入した指の抜き差しを繰り返します。
「やっ、んっ…いやぁ…」

「梢、梢…」
 父はわたしの名を呼びながら、何度も何度も指を出し入れしました。
頭がくらくらしていたせいか、痛みはさほどではありませんでしたが、
なによりとてつもない嫌悪感に、わたしが嫌、嫌とうわ言のように呟いていると、
やがてその願いが通じたのか、父は指を引き抜くと、わたしから身体を離しました。

 ようやく許してもらえた。そう思ったのも束の間でした。
父はベルトに手をやると、カチャカチャと外し始め、
そしてズボンとパンツを脱ぎ捨てたのです。
「あ…」
 まだ意識がはっきりしていなかったわたしでしたが、
父のソレがおへその辺りにまで反り返っているのを視界の隅に捉え、
恐怖に身をすくませました。父のモノを見たことはありましたが、
大きくなったところを見たのは、それが始めてでした。
 キスの意味すらわからなかったわたしですが、これから嫌なことをされるのだと、
直感しました。ソレを使って、嫌なことをされるんだと。
そしてその予感は、当然のように当たってしまったのです。
739:2006/02/25(土) 01:10:10 ID:0q3TmZcU
「梢…」
「嫌…お父さんやめて」
 怯える私に、父は再び覆いかぶさってきました。
ごつごつとした固いものが、わたしの股間に押し付けられ、
あそこの中にメリメリとめり込んでくるのが、
痛みと恐怖に混乱しつつも、はっきりとわかりました。

「痛い、痛いよ、お父さん」
「いい子だから我慢しなさい、梢」
「痛い、痛い、やめてぇぇぇぇ!!」
 痛みとショックに泣き叫ぶわたしに、父は構わずオチンチンを突っ込みました。
「痛…あ…が…」
 大人の男性の大きなモノが、まだ幼いわたしの膣に無理矢理挿入されていき、
父に殴られた痛みとショックも癒えぬまま、今度は、
まさしく身体を引き裂かんばかりの激痛に襲われたわたしは、悶絶しました。
「ぎっ…あ゛、あ゛…」
 喉の奥から搾り出すような悲鳴を漏らしているわたしに、
父のオチンチンはどんどんと入り込んできます。
そしてほどなく、その先っぽが子宮に当たるのを、
わたしは激痛に霞む頭で、はっきりと感じました。

「ふぅ、ふぅ…いくよ、梢…」
 父は荒い息をつきながら、呟くように言うと、腰を動かし始めました。
胎内をみっちりと埋め尽くした父の太いモノが、
内臓を引き裂かんばかりに抉ってきます。
「ひぎっ、あ…い、痛い、痛いよぉ…」
 泣き叫ぶわたしを、父は無慈悲にずんずんと突き上げました。
焼けた鉄棒のような熱いオチンチンが、膣を抉り、
子宮を突き破らんばかりの勢いで、何度も何度も繰り出されます。

「痛い、痛いぃぃぃ!!」
 わたしは激痛と恐怖に大きな悲鳴を漏らしましたが、
父にはまったく届いていないようでした。父はただがむしゃらに、
ひたすらわたしを突き上げました。何度も何度も…
740:2006/02/25(土) 01:10:58 ID:0q3TmZcU
 そしてどれくらいの時間、父はわたしをレイプしていたのでしょうか。
もしかしたら、わずか数分のことだったかもしれませんが、
わたしにとっては数時間にも、いえ、永遠にも等しいほど長い時間の後に、
父が「うっ!」と呻いたかと思うと、わたしを犯していたオチンチンがびくっと震え、
その先っぽから、熱い液体がわたしのお腹の中に注がれました。
(あ…中でオシッコしてる…)
 お腹の中に広がる、熱い液体の感覚に、わたしはぼんやりと、
そんなことを思っていました。父がわたしの中で射精していたのだと気付いたのは、
もっとずっと後になってからのことです。

「ふぅ…」
 父は満足そうな溜め息をつくと、わたしからオチンチンを引き抜きました。
「いいかい梢、このことは誰にも言っちゃダメだよ?
そんなことしたら、お父さんは梢の側にいられなくなっちゃうんだ」
 父は最後に、ぐったりとなっているわたしにそんなことを言って、
部屋から出て行きました。後に残されたわたしは、
股間から破瓜の血と父の精液を垂れ流したまま、
ただ呆然と、ベッドの上に横たわり続けているだけでした。


「お早う…」
 そして翌朝、食堂に現われたわたしに、父は気まずそうに顔を逸らしました。
後で母がいないところで、父はわたしに謝ってきました。
「すまない、梢。本当に悪かった。お父さん、昨夜はどうかしてたんだ。
もう絶対あんなことしないから、頼むからお父さんを嫌いにならないでくれ」
「お父さん…」
 涙を流しながら頭を下げる父に、わたしも、あれは昨夜だけの過ちだったんだと、
父を許す気になり、お父さんに言いました。
「ううん、わたし怒ってないよ。嫌いになったりもしないよ。
だから泣かないでお父さん」

「梢…」
 父は、わたしをぎゅっと抱きしめてきました。昨夜のことを思い出し、
わたしは身を固くしましたが、父はわたしを慈しむように、
優しく優しく、頭を撫でてくれました。それでわたしは、
ああ、本当に昨夜だけ、お父さんはおかしくなっちゃったんだ、
もう大丈夫、元通りのお父さんだ。そう思ったんです。

 でも…
741:2006/02/25(土) 01:11:37 ID:0q3TmZcU
 それから数週間後が経ち、あの夜の出来事が、ようやく記憶から薄れ始めてきたある晩、
また父と母は喧嘩をしました。あの晩と同じように、いたたまれなくなったわたしが、
ベッドの中で布団を被っていると、また父がやって来たんです。
「お、お父さん…」
「梢…」
 あの夜のことを思い出し、怯えるわたしに、父は襲いかかって来ました。
「いや、やめてーっ!」
 悲鳴をあげて逃げようとするわたしを、父は無理矢理押し倒し、
再びわたしは…

 翌朝、わたしを見た父は、やはり気まずそうな顔をしましたが、
もう謝ったりはしませんでした。そして数日後の夜、
父はまたもやわたしの部屋にやって来ました。その夜は喧嘩も、
お酒も飲んでなかったのにです。
 そしてそれからは、ほとんど毎晩のように、
父はわたしの部屋へやって来るようになりました。
最初は嫌がり、逃げようとしていたわたしですが、
やがて諦め、父の好きなように、されるがままとなっていきました。
 いえ、それどころか、わたしはやがて父がやって来るのを、
心待ちにするようになっていったのです。
父にキスをして欲しい、胸やあそこを触り、舐めて欲しい。
そしてオチンチンをあそこに入れて欲しい、って。

 両親にあまり構ってもらえず、寂しかったわたしにとって、
それが父の愛情を最も感じられる瞬間だったのかもしれません。
父に喜んで貰おうと、わたしは父にお尻を向け、
おねだりをするようになりました。そして自ら父にまたがり、
一生懸命に腰を動かし、一晩に何度も何度も、
父の精をお腹の中に受け止め、そして…

「もういいよ!」
「えっ…」
 隆士の叫ぶような声で、梢の話は止まった。
「もういいよ、梢ちゃん。それくらいで…」
「白鳥さん…」
 隆士の言葉に、梢はホッと、肩の荷を下ろしたように安堵の息を漏らした。
「よく頑張ったね、梢ちゃん」
 彼は梢を安心させるように微笑みかけると、その顔を少しむっとさせ、
彼の左隣に座り、にやにや笑いながら、今までの話を聞いていた人物の方へと向けた。
「これくらいでもういいでしょ、桃乃さん?」
「にゃははは、上出来上出来。よくできました〜」
742:2006/02/25(土) 01:13:45 ID:0q3TmZcU
「エロ小説の主人公の名前を自分の名前に変えて朗読しろなんて、
そんなえげつない罰ゲーム、よく思いつくもんダナ」
 桃乃の向こう側、隆士から見て座卓の左側に座っていたジョニーが、
呆れたのを通り越して感心したように言う。
「こんなこともあろうかと密かに用意しておいた、恵厳選ポルノ小説が役に立ったわね〜」
「“こんなこと”ってどんなことですかいったい…」
 隆士もジョニー同様に呆れていると、梢の隣に座って、
彼女の話をぽーっと聞いていた珠実がようやく我に返り、桃乃にがなり立てた。
「梢ちゃんになんてことさせるですか、この欲求不満のセクハラメガネ〜!!」

「ずーっと黙って聞いてたくせに何を今更。そんなもんまで構えちゃってさ…」
 桃乃が、珠実が胸元で構えていた、動画撮影モードにしたデジカメを指差すと、
彼女は慌てたように、それを身体の後ろに隠した。
「こ、これはただの記念撮影です〜」
「なんの記念よなんの…」

「梢お姉ちゃん、大丈夫?」
「うん、平気だよ朝美ちゃん」
 座卓を挟んで口論している桃乃と珠実を置いておき、
隆士の右側に沙夜子と一緒に座っていた朝美が、
ほっぺを真っ赤に染めている梢に、気遣わしげに訊ねるが、
当の朝美も、アダルトな話の内容に、頬が真っ赤になっていた。
いつもは滅多に感情を表さない沙夜子も、頬が赤らんでいて、妙に色気を漂わせている。

「さて、罰ゲームが終わったとこで、鳴滝荘チキチキ7並べ大会第2回戦、行くわよ〜」
「えぇっ、まだやるんですか?」
 げんなりしたような隆士に、桃乃は座卓の上に、どさどさっと本を積み上げる。
「当たり前よ〜。罰ゲーム用の小説はまだいっぱい用意してあるんですからね。
ロリコン物に未亡人物、小悪魔女子高生に弄ばれる中年男のお話にホモ小説、
それから美人女子大生の純愛物と、よりどりみどり! さぁて、
お次は誰に何を読んでもらいますかね、ふふふふふ…」
「返り討ちにしてやるです〜」
『ぜ、絶対に負けられない…!』
 不気味な笑みを漏らしながらトランプをシャッフルする桃乃に、
梢の復讐に燃える珠実はもちろんのこと、隆士たちもメラメラと闘志を燃やした。
粗筋を聞くだけでも恥ずかしいような本の朗読など、絶対にゴメンである。
「じゃ、配るわよ〜」……


「(う〜トイレトイレ)…。
 今、トイレを求めて全力疾走している僕は、専門学校に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば、男に興味があるってとこかナ。名前は白鳥隆士。
そんなわけで、帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ」

「ほらほら、もっと感情込めて! 絵本作家志望なんでしょ?」
 棒読みする隆士に、桃乃が机をバンバン叩いてブーイングを飛ばす。
「そんなこと言っても…」
 ぼそぼそ言い訳しながら、隆士は救いを求めるように他のみんなに視線を送ったが、
珠実は動画撮影モードにしたデジカメを隆士に向け、彼の朗読を待ち構えているし、
灰原はなぜか頬を染めて顔を逸らしてしまう。
沙夜子では助けにはならないだろうし、一番当てに出来そうな梢と朝美も、
ほっぺたを真っ赤に染めつつ、ドキドキわくわくと、
期待に満ちた眼差しを彼に向けている始末だ。

『朝美ちゃん…梢ちゃんまで…』
 隆士はこぼれそうな涙をぐっと堪え、半ばやけっぱちで、勢い良く続きを朗読し始めた。
「ふと見ると、ベンチに一人の若い男が座っていた。
スポーツ狩りでがっちりとした体格の、いかにも頼れるお兄さん、
といった感じの人だ。(うほっ! いい男…)」……
743名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:14:47 ID:0q3TmZcU
以上でした〜。しまった、「原因」と「強盗だ…! おう…!」と同じオチになってしまった!
まあいいや。

ではみなさん良い夢を。
744名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:36:52 ID:Gi8IsF+W
こういう作品は落ちを最初に言うといいかもね。
745名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 01:47:04 ID:EJtJUMnL
>>744
それで本当に楽しいのかと小一時ry
しかもそれが書き手にどれだけ辛いことか
746名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 06:07:29 ID:KEPvyBHY
お父さん(;´Д`)ハァハァ
747名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 06:58:41 ID:vAQo+GyB
朝美ちゃんの教育に悪そう
だがGJ
748名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 08:59:41 ID:ykn8a3+X
いくら罰ゲームでもこれを朗読できるってことは
実際に父に虐待された経験はないようだな。
めでたしめでたし。
749名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 13:22:32 ID:0q3TmZcU
※この作品は、漫画「まほらば」を基にした二次創作であり、
どのような展開であろうと、原作になんら影響を与えるものではありません。

ていうか、今月号明らかに・・・
750名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 13:38:37 ID:RzBRgO7B
梢が肉体的に虐待されてたのが公式になっちゃったからな。
公式設定と言えば、ひい爺さんの名前もアニメと一緒になっちゃったか…。
751名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 13:59:11 ID:0q3TmZcU
あーゆーSS色々書いといてなんだが、あのアザは自分で転んでつけました
とかいうお茶目なオチであることを祈ろう。
ひいお爺さんの名前は元々決めてあって、使う機会がないまま
アニメが先に使っただけってとこだろう。
752名無しさん@ピンキー:2006/02/25(土) 17:52:13 ID:5xUIkBG+
いいオチだね。
俺が書いたら、
話の途中で白鳥が梢に襲い掛かって、なぜか通りすがりの灰原の加わって、
止めに入った珠を返り討ちにして、更にエロールの加わって・・・
てな話になっちゃいそうだから。
753名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 01:06:48 ID:rmFYLuhs
本誌だと虐待したのは母親、父親?
754名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 01:26:27 ID:T3/rfZOP
たぶん父親かと、正式には知らないのであくまで予想です。
755名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 15:14:48 ID:TtIRn06v
まほログにさりげなくぐうたらが降臨していた件
756名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 15:20:06 ID:f6YbJoWE
まほログ自体は別に18禁じゃないから問題じゃないだろ。
個人サイトの話だし。
757名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 02:42:23 ID:gdtkQKG0
「まひるちゃんは、どうやってするの?」
「え?」
「わたしは、その・・・お布団とか、股に挟んでするんだけど」
唐突な質問にまひるが困惑していると、朝美は自分から話した。
顔を真っ赤に染め、小さな声で。
「わ、わたしは・・・・・・指・・・」
朝美が言った以上自分も言わなければならない。
まひるはそう思い、消え入りそうな声で何とか絞り出した。
「指で・・・どうやるの?」
「え・・・?」
「わたし、したことない・・・・・・教えてくれる?」
潤んだ瞳で近づく朝美に、まひるは背筋がゾクッとした。
「きょ、今日の朝美、何か変だぞ・・・」
「そう? ・・・あんなの、見ちゃったからかな」
2人の脳裏に先ほど見た、自慰に没頭するサクラの姿がよぎる。
「・・・・・・あ、朝美になら」
「え?」
「朝美になら・・・いい」
まひるは顔を赤らめながらスカートを脱ぎ、ショーツに手を伸ばす。
人差し指と中指を少し曲げ、スリットの部分を圧迫する。
「・・・そういうふうに、するんだ・・・」
「んっ・・・」
朝美の熱い視線を股間に感じ、まひるは未経験の高揚感を覚えた。
秘部で生まれた快感が、背筋を駆け抜けていく。
「気持ちいい・・・?」
「ああ・・・んんっ」
指の動きが少しずつ早くなる。まひるは身体をくねらせ、切ない喘ぎをもらす。
「まひるちゃん、可愛い声・・・」
「んんっ・・・んっ、ううっ・・・」
「わたしのやり方も教えてあげる・・・」
朝美はまひるの太ももをまたぎ、自分の太ももでまひるの太ももを挟むと、腰をゆっくり動かした。
「わたしは、こうやってするんだ。・・・まひるちゃんもやってみる?」
まひるは小さくうなずいて、手を脇へどけ、少し腰を前にずらして朝美の太ももに合わせた。
「・・・もうちょっと、こうした方が・・・」
まひると朝美は自然に抱き合った。太もも同士が互いに締めつけあう。
「んんっ・・・どう?」
「・・・朝美の太もも、気持ちいい・・・」
妖しい息をもらしながら、2人は下半身をくねらせ仄かな快感を与え合った。
「まひるちゃんの身体、見たい・・・わたしも、見せるから・・・」
「・・・・・・」
まひるは無言でうなずいた。
2人はいったん離れ、服を脱いでいく。
「まひるちゃんって、胸大きいね・・・」
「えっ・・・いや、そんなことは・・・」
「いいな、まひるちゃん・・・」
ショーツだけになった朝美は、同じくショーツのみになったまひるの胸につかみ、揉みしだく。
「あ、朝美っ」
「乳首たってるよ。まひるちゃん、気持ちいいの?」
「す、少し・・・あっ!」
いきなりの刺激の変化に、まひるは大きな声を出してしまった。
朝美がまひるの乳首をなめたのだ。
「あ、朝美・・・今度は、わたしが・・・」
「・・・・・・うん」
758名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 02:45:09 ID:gdtkQKG0
まひるは朝美の乳首をなめた。ビクン、と朝美の身体が少し震える。
「あっ、あはは・・・」
くすぐったそうに朝美は身体をくねらせる。
「いい・・・気持ちいいよ・・・まひるちゃん・・・」
舌と唇で乳首を愛撫され、朝美は熱い吐息をもらす。
お互いに乳首をなめ合った2人は、再び抱き合った。小さなふくらみが押し潰される。
「あ・・・」
「んん・・・これ、何か・・・」
乳首と乳首が接触するたびに、妖しい感覚が2人の身体を走る。
朝美はまひるの太ももに自分の股間を近づけ、まひるの秘部にも自分の太ももを押し当てた。
「ああっ・・・まひるちゃん・・・まひるちゃん・・・」
「んんっ・・・朝美・・・」
接触している全ての部分で快楽が発生し、ショーツを愛液で濡らす。
「あああっ・・・んんっ・・・あううっ・・・!」
「まひるちゃんっ・・・ショーツ・・・脱いじゃう・・・?」
「はあっ・・・はあっ・・・・・・ああ・・・」
2人は身体を離し、ショーツを脱いだ。
再び身体を密着させ、お互いの指を相手の秘部に向ける。
「まひるちゃんが、いつもやってるみたいにして。わたしも、頑張るから・・・」
「ああ・・・はっ、うっ・・・!」
「んっ! ふ、んんっ・・・」
熱くなっている秘部に刺激を受けた2人は、同時に悲鳴を上げた。
「ああ・・・まひるちゃん、わたし・・・」
「わ、たしも・・・いい・・・」
お互い快感を与え合うのに夢中の2人は、いつしか指を秘肉に差し入れていた。
「ああっ・・・まひるちゃんの、指をギュッてして、エッチなのが、いっぱい・・・!」
「朝美も、たくさん・・・!」
お互いのささやきが、さらに快感を煽る。
突然、まひるが指を抜いた。不思議そうな朝美の表情は、まひるの指がある点を押さえるとこわばった。
「ここはどうだ・・・?」
「ああっ・・・だっ、だめっ! それっ・・・!」
クリトリスをいじられ、朝美は背中をのけ反らせた。
「・・・こっ、ここ・・・こうするの・・・?」
朝美の指も、まひるのクリトリスをとらえた。
「あああっ! 朝美っ・・・朝美・・・っ!」
「まひるちゃ・・・んむうっ・・・!」
喘ぐ朝美の唇が、まひるの唇でふさがれた。
4つの未成熟なふくらみが押し潰される。
ほどなく訪れる絶頂感。全身を激しく痙攣させ、甲高い嬌声を上げながら、2人は昇りつめた。
759名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 02:48:38 ID:gdtkQKG0
以上です。10巻の50話、朝美たちがお泊りする話を読んでいたら電波を受信。
衝動の赴くまま一気に書き上げたので変なところがあるかもしれませんw
760名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 09:44:33 ID:qJVeGki5
> 「わたしは、その・・・お布団とか、股に挟んでするんだけど」
致命的な事実誤認が。
761名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 11:42:04 ID:TyA+f5F1
wing読んできた




終了フラグ立ちまくり……………orz
762名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 12:05:38 ID:fUzUu7n/
そりゃあんたの気のせいだ。
763名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 12:33:40 ID:7L6GR4KO
>>759
キタコレ!!!!

>>761
気の所為
764名無しさん@ピンキー:2006/02/28(火) 17:40:24 ID:Von7I7dN
フラグバスター痔悪化の出番か?
765名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 07:50:03 ID:esQ0+Pg6
>757-758
(;´Д`)ハァハァたまらんぜよ
朝美は一歩間違うと女だらけハーレムが出来そうなのがいい
766名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 17:34:50 ID:0P80wSau
>>761
ちゃんとドクピンがまだまだ続くって言ってんだろう。
続くったら続くんだ。
767名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 18:45:51 ID:AkIbRK9r
まだ黒崎親子と水無月家のこともやんないとダメだしなぁ。
768名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 22:09:51 ID:4EsG1/g/
>>766
それはどこの木曜午後7時からやってるテレ東のアニメですか?
769名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:40:45 ID:XEeEhIZS
段ボールを股に挟んでオナニー。
……痛そうだ。
770名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 23:41:58 ID:QzkYEz4T
>>766
まだまだ続くよ=もうすぐ終わるよ な現実……orz
771名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 00:07:11 ID:uliKBpwI
>>769
そうか、布団って言ったらそういうことになるよな。
772名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:03:10 ID:9cj/lf6K
こんばんは、久しぶりに投下しに来ました。

今回ははっきり言って鬱バッドエンド系なので苦手な人は読み飛ばし必須。
絶望、失意、輪姦などのキーワードにピンと来た人も読まないでください。

ほのぼのとは対極に位置するような、最後まで救いようもない話になります。

56話「たからもの」で元部長のフォローがなかった場合のお話です。
とりあえず、今日は前半部を投下。
エロはまだなしです。
773愛のない世界:2006/03/02(木) 19:04:31 ID:9cj/lf6K
「………」
華やかなネオンに彩られた夜の街。
その華やかさとはどこか裏腹な空虚さの漂う雑踏を私は当てもなく彷徨っていた。

何をしたかったわけでも、何かを求めてきたわけでもない。
ただ、帰る場所がなかったから。
ただただ、あの場所にいたくなかったから。
その一心から私は鳴滝荘を飛び出して、一人夜の街をふらふらと歩いていた。

「…何してるんですかね…私…」
何となく、ぽつりと自問自答する。
冷静に考えれば、こんな所にいる理由などあるわけがない。

だけど…私にはもう鳴滝荘に居場所はなかった。

梢ちゃんは白鳥さんと結ばれ、桃さんは紫羽さんと結婚し、それぞれの幸せを手に入れ始めた。
朝美ちゃんたちだって、どんどん変わっていっている。
だけど、私だけは何もなかった。

変わっていく関係の中、私だけが取り残されるように、ただ一人そこにいる。
思い出にすがったところで何が変わるわけでもなく、空虚な思いだけが募っていくばかり。
そんなやりきれない感情に耐えきれなくなった私はついには鳴滝荘を飛び出した。
どこかにあてがあるわけじゃない…だけど、もう鳴滝荘にはいたくないから。
明るい笑顔に満ちたあの場所は今の私にはあまりにも辛かったから。

居場所をなくした私はどこかにそれを求めるかのようにさまよい歩いていたのだった。
774愛のない世界:2006/03/02(木) 19:05:51 ID:9cj/lf6K
「お嬢〜ちゃん。 こんなところでなにしてるんだい?」
「…えっ?」
気がつくと私の周りには数人の男たちが立っていた。
いかにも軽薄そうな、普段だったら問答無用で蹴散らすようなチンピラたちだ。

「ねぇねぇ、こんな時間に一人でなにしてるの?」
「別に…いいじゃないですか」
「あらら、連れないなぁ」
相手をするのも面倒でそばをすり抜けようとしたけど、彼らは私に執拗につきまとってくる。
ウンザリしながら彼らを睨み返すけど、男たちはニヤニヤと薄笑いを浮かべるだけだった。
「…何か用ですか?」
「いやぁ、なんか寂しそうにしてるからさ。 励ましてあげようかなぁってね」
「…いいからほっといてください」
「そんなこと言わずにさぁ、俺たちといいことしようよ」
「………」

いつもの私だったら、こんなチンピラなんかとっくに路地裏のゴミ箱につっこんでいるところ。
…だけど、今の私には何故かそれが出来なかった。
男の言った言葉───寂しそうだから。

それが私の心の中に引っかかっていたからだった。
775愛のない世界:2006/03/02(木) 19:07:15 ID:9cj/lf6K
「…そんなに私が寂しそうに見えますか?」
「ん? ああ、今の君、危なっかしいぜ。 だからさ、俺たちと、ね?」
「そうそう、そんなしけた顔してたら勿体ないぜ」
「こういうときは嫌なこと忘れて、パーッと盛り上がろうよ」
「………」

男の言葉を聞き、私は愕然となる。
こんな連中にまで私は哀れまれているのか。
そう思うと私はますますやるせない気分になってしまった。
だけど、彼らの言葉に納得してしまえる自分も確かにいたのだ。

今の私はチンピラ以下の存在…なら、彼らみたいな人間と一緒にいるのも悪くはないだろう。

「いいですよ。 どこにいくんですか?」
「おっ、いいの? じゃあさ、あそこで盛り上がっちゃおうぜ」
私が頷いたのを見ると彼らは一気にはしゃぎ始める。

私たちは彼らの指さした建物…ラブホテルへと向かった。
776愛のない世界:2006/03/02(木) 19:09:02 ID:9cj/lf6K
「ゴメンね〜。 すぐ準備できるからもうちょっと待っててね」
「…はい」

ホテルへチェックインして部屋に入ると彼らは鞄の中から大きな機材を出してベッドの周りに並べ始めた。
反射鏡、集音マイク、ビデオカメラ…。
こんなものを用意しているということはアダルトビデオの撮影も兼ねているんだろう。
さっきは2,3人しかいなかったけど、いつの間にか男たちの人数は更に増えている。

はじめから、こういう目的があってのことだったのだ。

「言ってなかったけどさ、ビデオに撮っちゃうけどいい?」
「別に。 構いませんよ」
「おっ、素直じゃ〜ん。 そういう娘って好きだぜ」
「………」

そんなことで褒められてもちっとも嬉しくはないけど、私は特に気にしていなかった。
彼らの目的なんて、最初からわかっていたことだから。
彼らはただ私の体が欲しいだけ。

だけど、私はそんな彼らの下卑た欲望に同意したのだ。
それが撮影されていようがいまいが些細なことでしかなかった。
777愛のない世界:2006/03/02(木) 19:10:53 ID:9cj/lf6K
「すぐ用意できるから、これ飲んどいて」
「これは…?」
「気持ちよくなる薬。 これ飲むとさ、すっげーよくなるから」
「そうですか…」
「嫌なことなんて全部忘れられるぜ」
「わかりました」
「飲んだら服脱いでおいてね。 下着は脱いでも脱がなくてもいいから」
「はい」

テキパキと作業手順を指示するように言葉を並べると、男は私に液体のつがれたコップを渡してくれた。
一見ただの水だけど、どういうものかはだいたい察しがつく。
おおかた、興奮剤か媚薬のようなものが入っているのだろう。
一瞬躊躇いはしたけど、私はそれを一気に飲み干した。

覚悟だったらとっくに出来ている。
どうせ、飲もうが飲むまいが、することは変わらないんだ。
なら、少しでも気を紛らわせる方がいいだろう。

端から見れば自暴自棄になっているようにしか見えないだろうけど、それでも構わなかった。

(もう…どうにでもなれです…)

毒喰わば皿まで、堕ちるならとことん堕ちてしまえばいい。
もう戻れないところまで来てしまった私は、空になったコップをテーブルに置くと服を脱ぎ始めた。
778愛のない世界:2006/03/02(木) 19:12:26 ID:9cj/lf6K
「お待たせ、用意できたぜ。 …もう効いてきてるみたいだな」
「はぁ、はぁ…はい…んくぅ…」
「立てる? これ、足に来るからさ」
「だい、じょうぶ…です…はぁ…」

彼らが用意し終わる頃には薬の効果が現れ始めていた。
体の内側が火照り、胸も股間もジンジンと痺れるような感覚を帯びていく。
下着はまだ着けたままだったけど、もうそれすらもどかしいほど体が疼き始めていた。

私は男に促されてなんとか立ち上がり、ふらふらとベッドの上へ倒れ込む。
思考も鈍り始めていたけれど、ベッドの周りの男たちが厭らしい目つきで私のことをネットリと眺めていることがわかった。
これから慰み者になる、馬鹿な娘の値踏みでもしているのだろう。

「それじゃ始めるけどさ、キミ、初めて?」
「そう、ですよ…当たり前…じゃないです…か」
「お〜、ラッキー!」
「へぇ〜、初めてなのにこんなことしちゃうんだ。 キミって淫乱?」
「………」
「怒った顔も可愛いねぇ。 でも、すぐよくしてやるから安心しな」

今の私はまな板の鯉みたいなもの。
強がってみたところでまるで意味なんてない。
男たちは私がまだ処女だと知ると、一気に色めき立った。
でも、そんな彼らとは対照的に私の心は深い絶望の色に充ち満ちていた。
779愛のない世界:2006/03/02(木) 19:14:32 ID:9cj/lf6K
「よ〜し、じゃあ俺がいろいろレクチャーしてやるぜ」
「ちょっと待て、お前この間も最初だったろ? 順番だぜ、順番」
「え〜、俺、処女好きなんだよねぇ〜」
「おめーだけじゃねーよ!」
「ちっ、わかったよ。 ジャンケンな、ジャンケン!」

私がぼんやりと見ている前で男たちは軽いノリで順番を奪い合っていた。
所詮、私の純潔なんてこんな男たちを喜ばせる程度の価値しかないんだ。

だけど…彼らはこんな私でも欲してくれている。
たとえ体だけが目的だったとしても私は彼らに必要とされているのだ。

私を求めてくれるなら…私を必要としてくれるなら…。
もう相手が誰だろうが、どうでもいいことだった。
780名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:16:03 ID:9cj/lf6K
と言った感じで今回はここまでです。
後半はもっと痛い話なのでダメな人は頑張って回避してください。

では。
781名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:34:55 ID:QR6h5xk9
暫く漏れはフェードアウトしてます。
ノシ
782名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 19:41:42 ID:xrE4fH13
バカヤロウ! 輪姦ってのは嫌がるのを無理矢理姦るのが面白いんだろ!
やり直し!
783名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 20:31:49 ID:jGKqVp+1
まぁ落ち着け、無理矢理じゃなくてもいいじゃないか。
とりあえず全部話を読んでから批判すればいいのでは。
784名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 20:53:37 ID:kCQVEy26
ダメな人はNG推奨だな。
なんて、当たり前だけど出来ない人のためにあえて言ってみる。



こんなこといわなくてもいい日が早く来ないかなあ・・・
785名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 21:24:53 ID:xrE4fH13
マジレスされちゃうとちょっと困るの>>783
786名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 22:16:02 ID:s849SnHW
これで逆転ハッピーエンドになったら暴動が起きるな。
787名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:52:54 ID:ZcG8P0Fg
> 嫌がるのを無理矢理
千百合さんですか?
788名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 00:56:55 ID:QlPG1V+2
>>786
起こす為の裏工作でも始めるか…
789名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 08:11:58 ID:/u1x5URd
陵辱系SSはテキストフォルダで投下という掟があるんだが・・・・。
790名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 08:58:16 ID:lQI/jWUE
またお前か!
791名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 09:31:56 ID:SP6Xsgv9
そんな掟をあの馬鹿が一度でも守ったことがあったか?
期待するだけ無駄ってことだ
ここに残ってるのはハルイロの馬鹿とそれをまつりあげてる陵辱賛成派だけなんだから
現に他のヤツのまともな作品は投下されなくなっちまったしな
パクリ作品も頑張って回避しろってのも全部煽りだ、煽り
792名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 09:37:57 ID:eLoQ0wrJ
またお前か!
793名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 09:39:34 ID:eLoQ0wrJ
おおっ、IDがエロだ! これは陵辱エロエロSSを書けというお告げなのか!?
794名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 16:29:28 ID:dSZqQnrf
気づいたお前がすごい
795名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:08:33 ID:fI7e2CXK
>>791
それで諦めたら全てが終りだよ。
草の根活動でも続けないと悪い芽はつむげないよ。
職人さん方もルールの厳守をお願いしますよ。
796名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 19:34:02 ID:xQwU5/nm
またお前か!
797名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:33:23 ID:G+4nZNz9
あー、このスレが寂れた理由が分かった。
やっぱ読み手だわ。
自分達の態度を改めない癖に書き手には高望みばかりする。
>>791に到っては、「あの馬鹿」?「他のヤツ」?
読み手がこんな高慢かつ我侭じゃそりゃいなくもなるわなぁ、職人も。

そもそも陵辱はテキストでうpって決定事項だったか?

美食家気取りの自称21歳以上の読み手さん方よ、もちっとばかし考えてモノを言えよ
798名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 20:43:02 ID:pN47be2F
ハルイロの人は「仕返し」の後半部分はテキストでアップしてたよ。
うpろだにも残ってるし、それを忘れたとは言わせない。

うpろだ使っても結局荒れるなら、普通に投下しちゃっていいんじゃないかねぇ。
799名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:16:08 ID:eLoQ0wrJ
ただの荒らしなんだから、そんなマジレスつけずに
またお前か! だけ返しときゃいいよ。
800名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:20:35 ID:u/AzpXWj
>>789>>791>>795
またお前らか!

男は黙って投下を待つのみ、女子供はすっこんでろ
801名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 21:21:57 ID:u/AzpXWj
すまん、>>797>>798も追加で
802名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 22:24:52 ID:6/ZakqHz
嵐でもなんでもない作家に対して暴言の数々
それがただの個人の趣向の違いだとなぜ自覚できないか
まほらばという作品に合わないなどというのは詭弁
元ネタに限らず恥辱系が苦手と言う人はいるが常識的な人間ならいちいち噛み付かない
803名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:25:43 ID:0TDEmMAY
Q.書き手と読み手の関係性について

A.書き手≧読み手。だから読み手は書き手を制限する権利はない。


Q.ハード物はどうするか

A.上記の通り、自由に投下。またはテキストファイルで。


↑答えは実に明確で容易い
804名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:35:34 ID:W321E/tC
つーか、あからさまにスレの雰囲気を悪くして楽しんでる荒らしじゃないか。
「荒らしは完全無視・徹底放置。荒らしにレスする人も荒らしです」
という注意書きをちゃんと守りましょう。
805名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:47:53 ID:gzSGqpoC
えーと、なんか論議になっちゃってますが書き手はただひたすら書くだけです。
内容をどう判断するかは読み手の方に任せるってことで。

そんなわけで続き、エロパート(1/3)です。
別に無理矢理系ではないんですが、例によってダメな人は回避でお願いします。
806愛のない世界:2006/03/04(土) 00:49:22 ID:gzSGqpoC
「それじゃ、俺が最初のお相手ね」
「はぁ…はぁ…」
「だいぶ薬効いちゃってるねぇ。 これならすぐ気持ちよくなれるよ」

どうやら順番が決まったらしく、一番手の男が私に覆い被さるように横たわった。
私は少し身を強張らせたけど、男は手慣れた手つきで私の体を撫で始める。
初めて男に触れられる感触に思わず拒絶しそうになったけど、嫌悪感はすぐになくなった。

例の薬のおかげで、私の体は触れられただけでも敏感に感じるくらい性感を高められていたのだ。

「はっ…うっ…!」
「おぉ〜、キミ、感度いいね。 ひょっとしてオナニーとかよくしてた?」
「なっ…なにを…」
「これね、ホントにHを知らない子にはそんなに効かないんだよね」
「んっ! うぅ…」
「もう乳首立ってるし、やっぱりキミってエッチなんだねー」
「そんな…こと…ないです…! きゃぅ!?」
「ホントは男が欲しくてしょうがなかったんじゃないの?」
「そ…んな…こと…」

男は言葉で詰りながら私の体をどんどん刺激していく。
さすがに場数を踏んでいるらしく、的確に敏感な部分を狙ってきた。
それだけではなく、彼の言葉もまた私の心を激しく動揺させる。
確かに私は未経験だけど…自慰に耽ることは多かったからだ。

私は彼の言うように本能的に男を求めていたのかもしれない。
807愛のない世界:2006/03/04(土) 00:50:39 ID:gzSGqpoC
そんな言葉に翻弄されている隙に、男は私のブラをまくり上げ露わになった乳房に容赦なくむしゃぶりついてきた。
自分で弄ることはあっても人に触られたことは、まして口で嬲られることはなんて初めての経験だ。
未体験の快感が徐々に私の理性を徐々に蝕んでいく。

固く、敏感になった先端を口に含むと甘噛みし、舌で転がし、強く吸い上げる…。
男の巧みな愛撫に私の頭の中は霞がかかったようにぼんやりとして何も考えられなくなっていた。

「はぁ…あぁ…くふ…!」
「いいよ〜。 きつそうな性格だったけど、可愛い声で啼くね〜」
「ああ…いやぁ…そんなに…強く…しないで…!」
「ん〜、可愛いおっぱい。 もっとしゃぶっちゃおっと」
「やっ…!」

見も知らぬ男に自分の本能をこじ開けられていく…。
それは恥辱に満ちた行為のはずなのに、不思議と私は昂揚を覚えていた。

確かに媚薬が全身に回っているせいもある。
だけど、嫌悪すべきことなのに男の行為を受け入れている私もまたいるのだ。

理性と本能がせめぎ合う、そんな感覚に私はただただ翻弄されるばかりだった。
808愛のない世界:2006/03/04(土) 00:52:29 ID:gzSGqpoC
「はぁはぁはぁ…」
「さて、そろそろいいかな」
「あっ…! やだ…!」
「お、もうパンツびしょびしょじゃん。 やっぱキミ、本物の淫乱?」
「ち、ちがぃ…ふあっ!」

胸への愛撫をやめた男は今度は私の下半身に標的を変えた。
下着はつけたままだったけど、股を大きく開かれ誰にも見られたことのない場所に息が触れるほど近づかれてしまった。
男はまじまじと私の大事なところを見つめ、ゆっくりと指でなぞり始めた。

「もうすっかり濡れて、パンツの上からでも割れ目の形がわかるぜ?」
「そ、そんなこと…!」
「そうか? 布地の上までヌルヌルしてるじゃないか」
「んっ、くっ!」

悔しいけど、すでに性のスイッチを入れられた私の体は敏感に愛撫に反応してしまった。
大きな手で布地越しに裂け目をなぞられ、小さな突起を少し強く弄られる。
彼にしてみればお遊びに等しいのだろうけど、私には十分すぎるほど刺激的だった。

「あぁ…いやぁ…!」
「腰まで振っちゃって嫌なの? 初々しい反応がいいねぇ」
「あっあぁ…やぁ…!」

初めて体験する他人の愛撫に身をよじり、私はあられもない声を上げる。
リズミカルに指先が往復し、秘裂から伝わる刺激が堪らない快感を与えてくれた。

いつの間にか、私は男の動かす指に擦りつけるように自分の腰を動かしていたのだった。
809愛のない世界:2006/03/04(土) 00:54:27 ID:gzSGqpoC
「それじゃ、そろそろご開帳といきますか」
「あっ…!」
「ほら、脱がすよ、腰上げて」
「…はい」

男は私が十分感じているのを確認すると残っていた最後の一枚に手を掛けた。
私は一瞬それに戸惑ったけど、知らず知らずのうちに頷き、彼が脱がしやすいようにしてあげていた。
するすると小さな布きれが足を抜けてゆき、まだ誰にも見られたことのない場所が露わになっていく。
ついに剥き出しになった私の秘所が男たちの面前に晒されることになった。

大きく広げられた股間にいくつもの視線を感じ、生唾を飲み込む声を聞く。
そんな異様な状況に私の中で何かがゾクリとざわめき始めていた。

「お〜…。 パイパンじゃん。 キミ剃ってるの?」
「ち、違います…」
「へぇ、天然かぁ。 確かに剃り残しとかないな。 こんなツルツルなの初めて見たぜ」
「………」
「でもこれなら可愛いあそこもばっちり見えるな」
「嫌…あんまり見ないでください…」
「そっか? ホントは見られて嬉しいんじゃないの?」

私は認めたくない事実を言葉で突きつけられ、思わず目を背ける。
けれど、体の疼きはさっきよりも更に増していた。
見られているだけなのに…私の秘所はトロリと愛液を滴らせる。
薬のせいだけじゃなく、私自身が更なる快感を期待し、男を受け入れる準備を始めているんだ。
810愛のない世界:2006/03/04(土) 00:56:08 ID:gzSGqpoC
「初めてなのにこんなに感じてるんだ。 やらしい体だな」
「………」
「それじゃ、ご期待通りにしてあげますか」
「………。 ふあぁっ!?」

ざらりとした熱い感覚が股間を刺激し、私は思わず背を仰け反らせる。
目を背けているうちに男は秘裂に顔を近づけ、そこを舐め始めたのだ。
すでにぐっしょりと濡れたそこを舐め上げられ、ピチャピチャと卑猥な音が響く。

未体験の快感に私はふるふると体を奮わせ、ただ身悶えるしかなかった。

「あっあっ、あはぁっ! やっ、あぁっ! んっ!」
「へへ、よく感じてるじゃないの」
「んっ!」
「美味しいよ〜、もっと吸わせてね」
「やぁ! そ、そんなに強く…吸わないで…!」

男は私の言葉なんてお構いなしに股間に口を押しつけるとジュルジュルと音を立てて、愛液をすすった。
舌先がまだ開いていない膣口を刺激し、小さな突起を舐めていく。
こんな刺激は生まれて初めてのことだ。

私は強烈な快感に抗うことさえ出来ずに一気に登り詰めてしまった。

「やっ…ダメ、ダメェ…! いっあっああああああぁぁぁぁっ!!」
「ん? あれ、イっちゃった?」
「あ…あぁ…はぁ…はぁ…」

ビクビクと体を痙攣させ、深い絶頂感に身悶えする。
私は荒い息を吐き出しながら、ぐったりと脱力した。
811愛のない世界:2006/03/04(土) 00:57:07 ID:gzSGqpoC
「ま、初めてならこんなもんか。 どう? 気持ちよかっただろ」
「はぁ…はぁ…はい…」
「へへ、まだまだこれからだぜ。 もっとよくしてやるからな」
「あ、ぁ…」

まだまだこんなものは序の口なのだろう。
これだけのお膳立てをして、ここで終わるわけがない。
男の態度に少しの怖さを感じたけど、少しずつ期待も覚え始めていた。

本当にもっと気持ちよくなれるのか。
いま感じた快感よりもっと先があるというのか。

そんな好奇心が膨らみ始め、再び私の体は疼き始めていた。
812名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 00:59:17 ID:gzSGqpoC
と今回はここまでです。
この後もあんまり無理矢理臭はしないと思いますが、恥辱系ってことで。
813名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 02:46:25 ID:0TDEmMAY
GJ
814名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 04:06:53 ID:uU0vT2fQ
珠実崩壊。乙
815名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 07:17:23 ID:Q+hYBl8p
素晴らしい。

珠実の貧乳ちんちくりんの身体を男どもの評価と、珠実の反応も
ネチネチと描写して欲しかった。
816名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 11:48:04 ID:W321E/tC
イイヨイイヨー。荒らしなんか気にせず続きばんばん行こう。
817名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 11:53:50 ID:HMD7R03T
これは上物かもわからんね
818名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 12:08:42 ID:pV1/YJKn
ちんちくりんの座敷童にしか見えないお珠の魅力を見極められたとは
ただのチンピラではないな。玄人と見た。
819名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 17:24:36 ID:gzSGqpoC
陵辱ではないのですが、こういうのはどう注釈をつければいいのでしょうかね。
壊れ物注意、かな?
ジャンル指定がいまいちわかりません。

そんなわけでエロパート(2/3)です。
820愛のない世界:2006/03/04(土) 17:26:07 ID:gzSGqpoC
私は男の前で大きくM字に股を開くと自分で足を抱え、期待と不安の入り交じった眼差しで男を見つめていた。
彼はそんな私を見てニヤリと笑うと服を脱ぎ、私の上に覆い被さる。
そのまま、滾る肉棒を私の秘裂の上に宛うと、ゆっくりと走らせ始めた。

「んっ…あっ…んんっ…」
「どんどんヌルヌルが溢れてくるぜ。 どんな感じだ?」
「あ、熱いのが…擦れて…」
「擦れて?」
「気持ち…いいです…」

指でされるのとはまた違う、熱く大きな存在に刺激されて私の気持ちをかき立てた。
焦らされるような微妙な刺激…それが堪らなく体の疼きを強くしていく。
初めて見る男性器も今の私には嫌悪感は感じられなかった。
いや、むしろこの快感を与えてくれる肉棒に不思議なくらい惹きつけられるものを感じている。

「はぁ、はぁ…」
「へへ、本番はこれからだぜ」
「くぅ…!」

男のものが徐々に力強さを増していき、裂け目を押し広げていく。
このまま入ってしまうんじゃないかという危うい感覚も私のなかでゾクゾクと蠢く快感に変わっていった。
821愛のない世界:2006/03/04(土) 17:27:50 ID:gzSGqpoC
「そんじゃ、そろそろ行かせて貰おうかな」
「あ……」
「じゃ…覚悟はいいかい?」
「………」

ついに男は前戯をやめ、滾る剛直を私の中心に宛うとぴったりと狙いを定める。
これが私の初めての経験になるんだ…。
そう思うと頭の中でいろいろなことがぐるぐると駆けめぐっていく。

(梢ちゃん…桃さん…部長………。 私…私は………)

私の大切な人たちの姿が浮かんでは消えていく。
今ならまだ引き返せるかもしれない…。
だけど、引き返したところでどうにもなるわけじゃないんだ。
もう戻る場所なんてない…なら、間違った道であろうとそこを行くしかない。
彼らについてきたときから、もう覚悟は出来ていた。

いや…今まで頑なに守ってきたものを手放すのは怖くないと言えば嘘になる。
でも、その呪縛から解き放たれることも心のどこかで待ち望んでいたんだ。

私は意を決して男と目を合わせると、ギュッと目を閉じて頷いた。
822愛のない世界:2006/03/04(土) 17:29:29 ID:gzSGqpoC
しかし、男はそんな私を見てもすぐには行動に移さず、あろう事か更に過酷な要求をしてきた。

「ああ、ダメダメ。 せっかくの初体験なんだからちゃんと見ないと」
「なっ…!?」
「キミの処女膜を俺のが貫通するのをちゃんと見ててよ」
「そ、そんなこと…!」
「だいじょーぶ、これだけほぐれてれば痛みなんてほとんどないからさ」
「や、いや…きゃっ!」

男は私の体を押しつぶすような格好にすると私の秘所が見えるような体勢で肉棒の先端を押し当てた。
そのままツンツンとつつくように私の中心を軽く刺激していく。
屈辱的な格好のまま、私は目を背けることも出来ずにそれを見ることしか出来なかった。

「怖がらなくても平気だからね〜。 すぐ終わっちゃうから」
「い、いや! こ、こんなの…!」
「ビデオもばっちり撮ってるから安心してね」
「いや…ゃ…あっあああああああっっ!!」

私には突きつけられた現実から目を背けることも許されなかった。
ついに男のものが私の内側へと侵入し始める。
隠唇を左右に大きく広げて、固く大きな肉棒が私の膣口を突き破ろうと押し入ってくる。

(入っちゃう…入っちゃうっ!!)

狭い膣口には到底入るとは思えなかったものなのに私の体はそれを受け入れていた。
固い肉棒はじわじわと奥へと入り込み、ついには鈍い痛みを伴って私の最深部へと到達する。

それが私の処女が奪われた瞬間であった。
823愛のない世界:2006/03/04(土) 17:31:31 ID:gzSGqpoC
破瓜の痛みは耐えられないほどじゃない。
でも、膣内に異物を入れられる感覚には強い嫌悪感を感じさせられていた。

「はぁ、ああぁぁあ………」
「はーい、奥までずっぽり入っちゃったよ〜」
「はぁ…いやぁ…」
「やっぱ、きつきつだな。 それに…くわえ込んで離したくないって感じか」
「っ!? そ、そんなこと!」
「へへっ、言われたからって自分が貫通されるところまじまじ見るヤツなんていねぇって」
「うっ、うぅ…」
「どーやら、本物の淫乱らしいな。 たっぷり仕込んでやるからありがたく思えよ」
「い、いやぁ…!」

男はニヤニヤと笑いながら突き入れたものを浅く出し入れしてくる。
そのたびに血の混じった愛液が溢れてきて、私の純潔が失われたことをまざまざと見せつけられた。
でも、嘆くべき状況だというのに、不思議と涙は出ない。

それどころか、男と繋がった場所からすっかり目が離せなくなっていた。
私は…彼の言うとおり淫らな本性を隠していたというのだろうか。

「はぁ…はぁ…」
「おっ、だんだんよくなってきたみたいだな。 もう痛くないだろ?」
「はい…まだ少し…」
「それも刺激になっていいのさ」
「ま、まだそんなに動いちゃ…あっあっ、ひぁっ!」

私と繋がった男は徐々に挿入のリズムを整えていった。
引き抜かれるたびに隠唇がめくれ上がり、突き入れられると行き場を失った愛液が結合部から溢れて出す。
そんな光景をまじまじと見つめながら、私は心の中で葛藤していた。
824愛のない世界:2006/03/04(土) 17:33:06 ID:gzSGqpoC
「おいおい、誰だ? 今日の娘はハズレっていってたの」
「あぁ、すげぇみっけもんだな」
「体はイマイチ物足りねーけど、こいつは楽しめそうだぜ」
「淫乱な本性は隠せないってか。 おい、ばっちり撮っとけよ」
「あいよ。 でもあとで替われよな。 ああいう娘ってツボなんだよ」
「はは、このロリコンめ」

外野からはそんな男たちの会話が聞こえてくる。
最初からわかっていたことだけど、やはり彼らは私を性欲の対象としか見ていない。
それでも私の評価は上々のようで彼らの興奮が高まっていくのを感じていた。
きっと誰もが私を犯したいと思っているのだろう。

(やだ…私…感じちゃってます…)

全身に広がっていく快感の波にひたすら翻弄されていく。
肉棒が出入りするたびに内側が擦れる感覚が次第に快感に変わり始めていたのだ。
それは下半身から頭のてっぺんまで駆け上がり、どんどんふくれあがっていく。
見も知らぬ男に犯されているというのに、私は快感を覚え初めているのだ。
そして、多くの男たちが私の痴態を見て興奮していると言うことも私をますます掻き立てる。

抗いようもない性の目覚めに私は戸惑いを隠しきれないでいた。
825愛のない世界:2006/03/04(土) 17:35:11 ID:gzSGqpoC
「あっあっあっ…あぁっ、んっ!」
「へへ、もう感じ始めてるみたいだな」
「んっく…ああ…やぁん!」

私の意志とは関係なく、淫らな喘ぎ声が口から紡がれていく。
けれど、それを隠そうという気にはならなかった。
そんなあられもない声もまた、私自身を掻き立てていたからだ。

男はそんな私を見て、さらに挿入の速度を高めてくれた。
彼もまた私の痴態を見て興奮を高めているのだろう。
不思議とそんな気持ちが伝わってきて、何故か少し嬉しくなってしまった。

彼が私を求め、私が彼を求める。
今まで感じたことのない一体感が私にはこの上ない喜びを与えてくれた。
きっとこれが私の今まで求めていたもの…。

もう…私は性の虜になっていた。

826愛のない世界:2006/03/04(土) 17:36:36 ID:gzSGqpoC
「あっあっ! はぁっ! ん、いぃ…!」
「くぅ…いいよぉ。 すごいね、キミ!」
「ああぁ…こんなの…初めて…!」
「はぁ、はぁ…いいかい? 気持ちいいかい!?」
「い、いい、です…! 気持ちいい…ですぅ!」

私は理性を捨て、淫らな本能に溺れていた。

先端の部分が引っかかって私の膣壁を撫でるたび、堪らない快感を与えてくれる。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら私の中に出入りする肉棒の気持ちよさはどんどん増してていく。
ベッドが軋むほどのピストン運動をされながらも、私はそれを受け入れていた。
最深まで突き入れられた肉棒が子宮口に当たり、快感の波紋を更に大きくしていく。

初めてだというのに、私は信じられないくらい感じてしまっていた。

「ひぁあ…奥に…当たるぅ…!」
「すごい…締め付けが…!」
「あっ…ああんっ! も、もっと…!」
「すげ…吸い付く…!」

私はすっかり周りが見えなくなっていた。
何もかも忘れて、快感だけを求めて男のものを受け入れる…。
彼らは私のことを性欲の対象としか見ていなかったけど、それは私も同じだった。

誰でもいい…私を抱いて、壊して欲しかったんだ。
827愛のない世界:2006/03/04(土) 17:43:31 ID:gzSGqpoC
「あっひっ、ああっ!!」
「くぅっ…イクよ、イクよぉ!」
「やっ…! ひっ、あああっ!!」
「っ…イクよぉ! おおぉぉぉっ!!」
「はぁあああああぁぁぁっ!!」

男は限界までスピードを高め、痙攣するくらい激しく互いの腰を打ち付けた。
挿入されたものがビクビクと震え、私に絶頂の合図を送る。
私も激しい挿入に限界まで高められ、男が射精する瞬間に私もまた絶頂を迎えた。
最深部に突き入れられたものから熱いものが迸り、私の奥へと何かが染みこんでいく。
それは次から次へ吹き出し、私の中を満たしていった。

私にはそれがなにかはわかっていた。
下卑た欲望の白濁…それは私を女から母へと変えるためのもの。
普通に考えれば誰とも知らぬ男に穢され、あまつさえその精を受け入れることなど女にとって最大の不幸と言ってもいいだろう。
けれど、子宮を満たしていく精液は堪らない快感をもたらし、私の心をも満たしていく。
穢れてしまったというのに、私はそれを上回る満足感を得ていた。

「はぁ…はぁ…中に…出しちゃった」
「はぁ…熱いのがいっぱい…です…」
「悪いね、気持ちよすぎたよ」
「いえ…構いませんよ…」
「やっぱ、キミ、最高だわ」
「そ、そうですか〜?」

男は満足げに萎えた肉棒を引き抜くと、私の上から退いた。
塞ぐもののなくなった私の秘所からは白濁が溢れ出し、シーツの上に滴っていく。
結合が解かれ、相方を失う名残惜しさすら感じてしまう自分に驚いてしまう。
それほどまでに性の喜びは私を変えてしまっていた。
828愛のない世界:2006/03/04(土) 17:45:22 ID:gzSGqpoC
「そんな物欲しそうな顔するなって。 まだまだキミの好きなものはたくさんあるからさ」
「えっ…?」
「へへっ、これからが本番だぜ」
「あっ…」

いつの間にか、私の周りには裸の男たちが集まっていた。
皆、欲望に満ちた眼差しで私のことをネットリと見つめている。
誰も彼も皆、私を穢すときを今か今かと待ちかまえていたんだ。

「あ、あ…」
「さぁ、みんなでパーティしようぜ」
「キミもまだまだいけるだろ? もっと盛り上がろうぜ」
「忘れられない夜にしてやるよ」
「わ、私…私………」

迫る男たちを前に私の心の中には恐怖とは違う感情が芽生えていた。
一人でもあんなに気持ちよかったのにこんなにいっぺんにされたらどうなってしまうのだろう…。
そんな危うい好奇心が私の恐怖を徐々に消し去っていった。

いつだったか、興味本位で桃さんとそういうビデオを見たこともある。
でも、まさか自分が同じ立場になる日が来ようとは夢にも思わなかった。

けれど、いま私は何かを期待している。
たくさんの男たちに犯されることを望んでしまっている。

私は…もう心まで穢れてしまっていた。
829名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 17:48:15 ID:gzSGqpoC
そんなわけで、今回はここまでです。
そろそろ気づいてるかもしれませんが私はハルイロの人ではありません。
次回もやっぱり相変わらずなのでダメな人はスルーしてください。
830名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 17:49:22 ID:d7U5q1mP
gj! 初めてリアルタイムで遭遇した
831名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 17:55:18 ID:CVeHJ95a
いさかいが絶えない家庭の女の子が心の隙間を満たすため、
ごく若いうちから性交に執着しがちになるのと同じような心理ですね。

素晴らしい一品の投下に感謝。
832名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 20:13:49 ID:uU0vT2fQ
珠実堕落。乙
833名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 20:28:57 ID:BmKwhRdZ
何かちょっと前に荒れてたのとは一変して絶賛レスばっかりになったが
そこまですごい、良いものでもないような…
GJとは言わないが、まあ乙。
834名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:15:17 ID:TtF2kIsv
お前等、本気で言ってるのかそれ?
つまらないだろ、ハッキリ言って
仮にも職人気取ってるんだからちゃんとした評価をしようぜ
冷静になって考えて自分のレスを見直してみろ
最低だと思わないか?自分の言動が
まあお前らのミニマム脳みそじゃ言われるまで気付くわけないか
835名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:16:59 ID:W321E/tC
そういう場合、どこが気に喰わなかったか書くといいぞ。
わしはエロ描写が濃ゆいくてよろしいからGJと言っておく。
836名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:18:24 ID:W321E/tC
ああっ、まるで>>834へのレスみたいに・・・
834には縦乙と言っておく。
837名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:35:13 ID:n3NTazid
東亜とか極東だと縦なんて普通にあるけど、エロパロではなかなか無いから気付かなかった。
838名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:51:10 ID:GX5/hEjL
随分とハードコアな板を掛け持ちしているな。
839名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:12:38 ID:aIVOk3VD
>>797
>そもそも陵辱はテキストでうpって決定事項だったか?

このスレの前半の方で一応決定事項とされている。嘘だと思うなら調べてみるべし。


また陵辱SSが素投下されてる・・・。
作者は巣投下しないでくれって願いを読んでないのか?
陵辱ダメな人にとっては、いっちゃあ何だがもの凄く目障りなんだよ、作品が。
840名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:14:23 ID:aIVOk3VD
前半の方じゃなかった。>>620のことだったと訂正。
841名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:25:46 ID:/WeJ7GnP
賛同者がたった二人で、直後に否定されているのですが。

まあ、自説の根拠となるレスの位置すらまともに提示出来ない
未成年者ではいかんともしがたいですね。
842名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:30:41 ID:wYD3sfyt
荒らしはスルーという基本ルールもわからないあなたも未成年者ですか?
843名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:42:01 ID:FIQh5QgP
これって陵辱なのかな…?
陵辱=レイプと認識してるんだけど、これは同意の下でしてるわけだし
ちょっと違うと思うんだけど…。

やっぱり純愛以外ダメな人にはこういうのもダメなのかな。
844名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 09:50:16 ID:hj57yGr2
「陵辱」に該当するかどうかなんてどうでもいい。
俺が気に入らないのはスレに投下するな。
俺がルールブックだ。文句あるなら出て行け。
845名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 10:29:15 ID:EeOazlrZ
>>844
ここを出ていくべき人の考えをよく代弁してくれました。このように考えていた人は何も言わずにこの板から出ていってくださいね^^
846名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 11:13:03 ID:nOHObV8A
自分のことをまともだとか、陵辱好きがおかしいって思ってる人は何も言わずに出て行って二度と来ないでくださいね
ここにいる人は精神的におかしいってことを自覚してそれでもなお残っているんですから
まともな精神でまともな理論を語ってまともな方向に持って行こうとしても無駄ですよ
847名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 11:36:04 ID:2FBt3h3C
  三|三        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r`´ _......-―‐-....、 `ヾ<  ,>:ヽ     ┼ ヽ
  イ`<_       /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:r:.':´:,':.:.:.:.:.::.:.:.:.i:.:.;.:.`ヽ、'f´-ヽ:.:ヽ    <|´`)
   ´ .          /:.:.:.:.:.:.:.:,':.:. :.:.:l:.:,;,イ:.:.:.:/l:.:.:.:.;イ:.;'i:.:.l:.:.:.:ヽー‐':.:.:.:ヽ     ´
    /\.       ,':.:.:.:.:.:.:.:.:l :..:..:.:.l:.;'__l`ンート/.リ:/.l:.:;'!:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.i:.:.:.:!  ┴┴
           l: : . ..:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:l/`l:::::`:':ト<、 /'′lツ-l:.:,i:.:.;.:.';.:.:l:.:.l::!   月リ
  └|┘.      l:.:.:.:.:.:.:..;,;l:.:.:.:.:.:.l.  l::;;;;::::l.       r-lツ,:./:.ハl:.リl:.;'リ
  └┴┘       ';.:.:.:.:.:/ l:.:.:.:.:.:.l. └― '.       l:;;:l. ",'ノ;イ/ ジ     l ヽ
    フ           ';.:.:.:.l、 .l:.:.:.:.:.:.l           、`゙ ';シ/'        '´`)
   '´`)         ':,:.:.:\l:.:.:.:.:.:.:!                i:.l          '
    ´          ヽ:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.l          _      ,!:.!
                ヽ:.:.:l:.:.:.:.:.:.:!            /:.:.l
            /ヽ   ヽ:.l:.:.:.:.:.:.:l     、     , イ:.:.:.:.:.:.l
           . /,_l_   ヽ';.:.:.:.:.:.:ト-  _ ` 7 ー '  l:.:.:.:.:.:.:.l
        /'´   、``ヽ、/!:.:.:.:.:.:',   ``ハ7、   l:.:.:.:.:.:.:l
      /      、\. l-';.:.:.:.:.:.:',    ,'::ik ',. ,......l:.:.:.:.:.:.:l
    /        \`';、.';.:.:.:.:.:.:',   /:::::oヽヽ, !:.:.:.:.:.:.l
    /          、 Y、`';.:.:.:.:.:.:';-..'::::::::::::::::`ヽ,':.:.:.:.:.:.:!
  、/          , ヽノi ``',';.:.:.:.;,:';:::::::::::::::::::o:::;';.:,l:.:.:.:.;''´ヽ
  l:`ヽ、.         , <`' /:::>.  ',';.:.',':,';:::::::::::::::::::::;'';'':;.:.:.;'/.   l
848名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 12:45:16 ID:cGGKpC52
>>784を100回でいいから嫁。
その上であれこれ議論しろ。以上。
849名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 12:46:10 ID:cGGKpC52
うあ・・・ageちまった・・・
タチバナさんにボコされてきます・・・
850名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 13:38:33 ID:wYD3sfyt
そういうくだらない論議こそテキストでうpしてろ。
851名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:33:47 ID:aIVOk3VD
このスレも空気悪くなってきたなぁ・・・。
852名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:50:26 ID:wYD3sfyt
>>839のような粘着荒らしがさっさと消えてくれるといいんだけどねぇ。
853名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:01:47 ID:wJwph4A8
nva
854名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 16:12:55 ID:wJwph4A8
テキスト使わなくても、そのまま投下しても
妄想垂れ流してもいいじゃない
基地外だもの
       はるいろとその狂信者たち

※ここは空気の読めない基地外のスレです。
 気分を害された方はすぐに避難して下さい。
 基地外の方に迷惑をかけないように。
855名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 20:22:12 ID:KldYyrDJ
このままじゃこのスレはホロン部
856名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 23:19:01 ID:7jWYFXnz
取りあえずクックロビン音頭でも踊れ。
857某・終わりの始まりを書いた奴:2006/03/06(月) 08:30:25 ID:TGg9ufql
単に独りよがりかもしれないし、鬱の気があるだけかもしれませんが…。

私が始めにあのSSを投下し始めた頃から、陵辱締め出しが着実に進行し始めた気がします。
で、あのSSを投下し終えた頃から、陵辱肯定と否定で諍いが耐えなくなった気がします。
自分のSSがそこまでスレに影響を及ぼすだなんて、考える時点で自惚れなんだと思うんですけど、もしかして…という感じが残って、どうもモヤッとがいっぱいです。
投下時期を見誤ったか、エロ無しスレの方に投下すべきだったか、名無しでもたまに書き込んでたんなら、もっと制止すべきだったんじゃないか、とか。



…これじゃ本当に鬱みたいじゃんか。何やってんだよ自分。

最後にこれだけいわせて。
>>773
いい。凄くいい。凄い珠美っぽい。続き期待wktk。投下は此処でおk。


スレ汚しスマソ。
858名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 11:56:51 ID:wbUhsryf
とりあえずさ
凌辱嫌で見たくないならそいつらで凌辱なしのまほらばスレ作って
そっちに移ればいいんじゃね?
859名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 12:53:17 ID:HgFiC4bg
>>857
きっかけはともかくその予兆はだいぶ前からありましたよ。
何が原因だったかはともかく、遅かれ早かれこうなっていたのは目に見えてます。
荒れてるように見えるのは一部に煽ってるのがいるだけだと思いますが…。

まぁ、ダメならダメでスルーする、それだけで済む話だと思うです。
860名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 14:23:06 ID:WdXFr1cf
なんなら各投稿のはじめかおわりに[陵辱]とかつけとけば嫌いな人はNGワード指定できるんじゃないの?
861名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 15:56:09 ID:L2/zo+dG
考えすぎ・・・かも
862名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 16:46:36 ID:fDWXg49C
>860
どーせそんなことしたって
「あったらつい見てしまうから」
とか言い出す奴がいるんだから一緒だろうに。

ヤバイと思ったならさっさと読み飛ばせばいいのに。


読み飛ばしたりNG登録すらもできないのか。
それともやらないのか。どっちだろうな。
863名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 17:14:22 ID:E8SwW1jL
>>860
>>862
いやそれやったら警告文だけあぼーんされてSSは見えちゃうからw
しかし前に言ってた人がいたが、スルー汁って言うならあんたらも
荒らしなんぞ読み飛ばしてスルーしたらどうか。
自分に出来ないことを他人に求めるのイクナイ
864名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 18:54:30 ID:HgFiC4bg
とりあえず、話がまとまってきたところで本日の投下。

えー、乱交とか堕落とか調教とかそういうのが嫌いな人はスルーしてください。
エロパート(3/3)、これがエロパートのラストです。
865愛のない世界:2006/03/06(月) 18:55:34 ID:HgFiC4bg
私は横になった男の上に跨り、自ら腰を振っていた。
これが何人目だったか、もうよくわからない。
けれど、解放された性欲は尽きることのなく私を突き動かしていた。

「はぁはぁ…あぁ…」
「いいよぉ〜。 もっと好きに動いていいからね」
「はい…。 はぁ…奥に…当たってます…ぅ」
「うっ…く。 こいつ…もう自分から締め付けて来たよ。 すげぇな」
「んん…どうですか…?」
「ああ、いい感じだぜ、淫乱ちゃん」
「…はい」

男はあまり動こうとせずに、私が自分で動くことを楽しんでいるようだった。
おそらく女の子の乱れる姿を見たい、といったところだろう。
私にもそういう考えはわかるからお望み通りにしてあげていた。
私も相手を興奮させて楽しむ、と言うことを覚え始めていたからだ。
866愛のない世界:2006/03/06(月) 18:57:12 ID:HgFiC4bg
「ようよう、手が空いてるならこっちもしてくれないか」
「えっ…? あっ…」
「どうせ、知ってるんだろ? 頼むよ」
「は、はい」
「おっ、じゃあ俺も頼んじゃおうかな」

我慢しきれなくなったのか、他の男たちが私に近寄ってきた。
男の上で腰を振り続ける私の眼前にさらに二本の肉棒が差し出される。
ちょっと驚いたけど、今さら憚ることもないので私はそれを受け入れた。
両手に男の肉棒を握り、口も使って奉仕しはじめる。

「んっんむっ、んぐ…ん」
「お、おぉ…初めてにしては上手いな…」
「ひもひいいれふか…?」
「ああ…練習すればもっと上手くなるな…うぅ」
「はひ…ばんばりまふ…んっ」

勿論、実際にやるのは初めてだけど、やり方くらいは知っていた。
敏感な亀頭の部分を舐め、しゃぶり、男の性感帯を刺激していく。

やがて、固く滾った肉棒はビクビクと痙攣し、迸った精液が私の顔を白濁にまみれさせていった。
867愛のない世界:2006/03/06(月) 18:58:51 ID:HgFiC4bg
「ふぉ、おぉぉ…!」
「おいおい、おめー早いって。 この子まだ素人だろ?」
「いや、だってこいつ無茶苦茶上手くって」
「もう少し我慢しろって。 それじゃ早漏だぞ」
「くっ…。 っせーな、いいだろ」
「はは。 しかし、ホントに好き者なんだな、こいつ」
「すげぇな、まったく」
「んっ…ダ、ダメですか…?」
「いんや、問題ねーよ。 むしろ、もっと乱れてもいいくらいだ」
「は、はい…んっ」

私は精液まみれの顔のまま、残ったもう一本の肉棒に集中的に奉仕を始めた。
軽くしごくとそれを口に含み、唇、舌、歯と口全体を使って丹念に責め上げる。
こんなものを自然と口にしてしまうなんて考えられなかったけど、私の体は勝手に反応していた。
口内に溢れていく先走りさえも何故か美味しいと感じ始めている。

私は彼らの求めるままに淫らな本性をさらけ出していった。
868愛のない世界:2006/03/06(月) 19:00:38 ID:HgFiC4bg
「本物の好き者だな、こいつ。 美味そうな顔してしゃぶってやがる」
「ち、ちがいま…あっ、あぁん!」
「へへ、自分から腰振ってくわえ込んでおいて何いってるんだか」
「そんなぁ…あ、はぁ…っ!」
「ほら、口が休んでるぜ。 もっと丹念にしてくれよ」
「は、はい…ん、んぐ…ふっ、んむ…」

脅迫めいた声や詰る言葉もそれほど気にならなかった。
穢されていると言う感覚が今となっては快感にさえ感じられるようになっている。
部長じゃないけど、詰られるのも悪くはないと思い始めていた。

男たちもそれをわかっていて乱暴な言葉遣いにしているのだろう。
より自分たちの興奮を高めていくために。
そして、そんな男たちの姿を見ることで私もまた興奮を高め、乱れていった。

「よぅし、そろそろいかせてもらうぞ!」
「んっんむぅ! んふっ!」
「こっちも行くぜ! たっぷり飲ませてやるからなぁ!」
「んふぁぁっ! んっんんっ!!」
「おおおぉぉぉぉぉっ!!」
「んんーっ!!」

下から激しく突き上げられ、目の前がチカチカと明滅する。
私は再び絶頂に押し上げられ、大量の精液を膣内へ放出された。
もう子宮に収まりきらないほど射精されていたため、結合部から溢れ出した白濁が男の下半身を濡らしていく。
それと同時に口に押し込まれていた男根からも口内めがけて精液が迸り、私の喉奥へと流し込まれていった。

(はぁ…すごい…気持ちいい…)

まるで感覚が麻痺してしまったかのように私は堕ちていく。
大量の精液にまた穢されていく喜びに打ち震え、また絶頂に身悶えるのだった。
869愛のない世界:2006/03/06(月) 19:02:51 ID:HgFiC4bg
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ふぅ〜…。 ここまで乱れるとは思ってなかったな」
「そうだなぁ。 でも、お前ら中出ししすぎだろ。 もうドロドロじゃねえか」
「いや〜、つい。 こいつマジで良すぎてさ」
「ちっ、まあいいか。 こうなったら次の手だな」
「ん? まさか、お前…」
「へへっ、あれ持ってくる」
「おいおい…相手は素人娘だろ…」

何人目かの相手をし終わり、私はベッドに横たわって息を整えていた。
さすがに初体験でこんな人数の相手をさせられては体力だって続かない。
しかし、彼らはまだまだやる気なのか私に精力剤を手渡し、次のステップへ進むと言ってきた。

「ま、まだやるんですか〜?」
「まだまだ。 言ったろ、忘れられない夜にしてやるって」
「それはそうですけど…」
「まっ、せっかくだしキミもいろいろ覚えておこうぜ」
「で、でも…」
「心配すんな。 最初はちっときついかもしれねーけど、慣れれば絶対良くなる」
「…な、なんか嫌な予感がするです…」
「へへ、さすがだぜ。 察しがついてきたようだな」

男は不敵な笑みを浮かべながら私を押し倒すと股の間に潜り込んだ。
そのまま私の腰を引き寄せると両足を肩の上に担ぎ上げ、標的に狙いをつける。

「ちょ、ちょっと、まだ心の準備が…!」
「準備? 何するかなんてわかってるんだろ?」
「そ、そこは…! ひっ!」

予想通り、男は私のお尻の穴へと指を這わせ始めた。
ローションか何かを塗りつけて、じっくりとほぐしていく。
秘所を触られるよりも強い嫌悪感が湧き上がり私は思わず息をのんだ。
870愛のない世界:2006/03/06(月) 19:04:18 ID:HgFiC4bg
「や、やだ…そんな…弄らないで!」
「くく、しっかりひくつかせるくせによく言うぜ」
「き、気持ち悪いです…!」
「大丈夫、すぐよくなるさ。 こっちも使えるようになればもっと良くなるぜ」
「いやぁ…!」

グリグリと性器ではない場所を刺激され、私は身を強張らせる。
気持ちいいとはほど遠いその感覚にはただただ嫌悪感しか覚えなかった。
しかし、男は嫌がる私にはお構いなく、丹念に刺激し続けた。
ローションが十分に塗りつけられ、ヌルヌルとぬめる指先が徐々に私の尻穴へと侵入し始める。
本来、排泄しかされない場所に逆に異物が侵入するという未知の感覚に私はただただ翻弄されるばかり。

「はぁ…はぁ…! かはぁ…やめて…!」
「ほぐれてきたな、指も入るようになってきたぜ」
「く、ぅ…! ぬ、抜いて…いやぁ…!」
「もーちょい我慢しろって。 そろそろ良くなってくる頃だからな」
「う、ぐぅ…!」

男は私の言葉を無視して、執拗にそこを刺激し続ける。
やがて指1本が入り込むようになるころには私の中に不思議な感覚が芽生え始めていた。

「お前…痛くならないように力抜いてるな? コツわかってるじゃないか」
「そ…んな…こと…あぐぅ!」
「さっきまで処女だったくせにそんなことまで勉強してるたぁ、恐れ入るぜ」
「ん、くぅ…! は、ぁぁ…くっ!」
「へへ、これならすぐに使い物になるな」
「っ!? だ、ダメッ! 二本も…入らな…い…っ! ひあぁっ!?」

男の言うとおり、私の体の中にまた変化が起こり始めていた。
お尻の中で暴れる二本の指が内側をグリグリと刺激し、押し広げていく。
さっきまで嫌悪感しか感じなかったというのに体の内側を嬲られる刺激がだんだんと熱を帯び始めていた。
871愛のない世界:2006/03/06(月) 19:05:59 ID:HgFiC4bg
「はぁ…はぁ…い、いや…こんなの…あぁ…」
「よしよし、すっかり良くなったみたいだな」
「嘘…こんなの…いやなのに…」
「そろそろ指じゃ物足りなくなってきたろ。 へへ、いいものくれてやる」
「えっ…? ちょ、ちょっと、それ、まって…ひぎぃっ!」

嫌悪感と快感が綯い交ぜになって私を翻弄していたが、まだその先が待っていた。
男はいつの間にか太いバイブを手に持ち、それを躊躇することなく私の秘所に差し込んできたのである。
前後の穴に異物を挿入され、言いようのない圧迫感が私をさらに狂わせる。
指とバイブ、それぞれを交互に出し入れされ私の目の前は真っ白になった。
未知の刺激に私は全身をガクガクと震わせ、だらしなく涎を滴らせる。

もう気持ちいいとかそんなことさえも超越し、何もわからなくなっていた。

872愛のない世界:2006/03/06(月) 19:07:46 ID:HgFiC4bg
彼らと交わり初めてどれくらいの時間が経ったのだろうか。
そんなことがわからなくなるくらい、私は彼らに蹂躙されていた。
今もまた、二つの穴を太い肉棒が出入りし、内側で擦れあっている。

「ひぃ…はぁ…んぐ…か、はぁ…」
「へっへっへ、もう二本差しもいけるのか。 大したもんだ」
「もうしっかりよがってるぜ。 ったく、最近の娘はすげぇな」
「あふ…ぁ…中で…擦れて…るぅ…ゴリゴリ…すご…い…」
「…すっかり夢見心地ってか」
「よう、どっちがいい? どっちが気持ちいいんだ?」
「あひ…前も…後ろもぉ…どっちも…すごいぃ…です…。 ふあぁ…!」

もう、膣内も直腸も精液でいっぱいになり、そろそろ感覚が麻痺し始めていた。
それでも彼らは飽くなき性欲で私を犯し、穢していく。

顔や体にも精液を浴び、私は文字通り全身白濁まみれになっていた。

「んぁ…んっ…前も…後ろも…いっぱい……いっぱい…ですぅ…」
「そろそろへばってきたか…。 潮時だな」
「ああ。 俺もそろそろ限界だぜ」
「あぁ…おちんちん…おちんちん…いっぱい…あひぃ…」
「さすがに完全に壊しちゃ可哀想だからな、今回はこの辺でフィニッシュと行くか」
「りょーかい」
「ひっ! あっあうっ!」

もう私も男たちも限界まで来ていた。
感覚の麻痺した私はもはや自分が何を言ってるのかすらわからない。
滅茶苦茶に犯され、穢されていく…。

ただただ、嬲られる感覚だけが私を支配し、心を塗りつぶしていた。
そして、彼らは私の中で果て、私の意識も遠のいていく。

私が解放されたときにはもう何も感じなくなっていた。
873愛のない世界:2006/03/06(月) 19:09:44 ID:HgFiC4bg
「お疲れさん、いい絵撮れたよ。 報酬弾んでおいたからね」
「………」
「さっきのバイブもサービスしておくから。 またしたくなったら連絡ちょうだいね」
「は…い……」
「じゃ、またな〜」

一通り私を犯し尽くした男たちは一息つくと荷物をまとめて去っていった。

私は白濁にまみれたまま、身を起こすことも出来ずにベッドの上で放心していた。
媚薬の効果も消え、狂った夜は終わりを告げたけど、この余韻はもう忘れることは出来ないだろう。
今まで感じ得なかった激しい快楽は私の中の何かを粉々に砕いていたのだから。

(私…壊れちゃいました…)

朧気な意識の中、私は狂っていく自分を感じ取っていた。
こんなに激しく犯されたというのにあり得ないほどの充実感で満たされていたのだ。
もう戻れない…だけど、私には後悔はなかった。
今までとは違う、新しい価値観を見出せたのだから。
それがいいことなのか悪いことなのかなんて、どうでもいいことだった。

やがて彼らの気配を完全に感じなくなると、何時間も弄ばれ続けた私の意識は
ぷっつりと糸が切れたかのように暗い闇の中に落ちていった。
874名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 19:13:59 ID:HgFiC4bg
と言うことで、今回でエロパートは終了。
あとはエピローグのみです。

ハードエロと言ってもこの程度が限度かなぁって感じでやってますが
この辺まで来るとダメな人もいるでしょうね。
一応、自主規制で淫語連呼とかはしないようにしときました。

んじゃ、今回はこの辺で。
875名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 19:18:21 ID:qjuZ7J+5
GJ
876名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 19:21:18 ID:JHpZ2l8C
読んでないのでGJとは言わない。
877名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 19:27:44 ID:E8SwW1jL
そろそろ容量きつい悪寒
878名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 20:20:32 ID:ArmbkLCr
こんな珠実もイイ!!GJ
879名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:37:40 ID:nYNmD1Z9
激しくGJ!!
880名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:40:52 ID:nYNmD1Z9
GJ!!
881名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:41:37 ID:nYNmD1Z9
GJ!!
882名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 23:58:43 ID:TYYlbgjJ
完璧超人も所詮はオンナノコでした。
GJ!
883名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 05:56:15 ID:Zrp80NyX
今回もただ乙とだけ言っておこう。

>>863
各投稿、ってことはSSの途中とかも全部含めてってことじゃないの?
もしこれが徹底できれば、とりあえず正論を振りかざしたつもりでいる粘着否定派が騒ぐ理由はなくなるだろうが。
884名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:12:48 ID:lDb4AgeT
>>とりあえず正論を振りかざしたつもりでいる粘着否定派が騒ぐ理由はなくなるだろうが
m9(^Д^)プギャーm9(^Д^)プギャーm9(^Д^)プギャー
885名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:29:39 ID:x6S+ZsJM
また陵辱SSが素投下されてる・・・。
こういうのが嫌いな人のための配慮があったっていいんじゃないですか、皆さん。
嫌いならスルーしろと言いますが、嫌いあから視界に入るだけでも嫌なんです。
886名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 09:36:56 ID:lDb4AgeT
>>885
>>854だから無理スwww
887名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 10:34:52 ID:PQKd4BDL
>>885
専用ブラウザ使ええよ。
あぼーんしたら視界から消えるぜ
888名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 12:54:32 ID:ECejQs/E
>>887
現状では最初に1投稿、陵辱があるということを伝えているので"陵辱"で専ブラのあぼーん機能を使うと
注意書きのみ消され、本文は表示されてしまうのです。

よって現在、作品本文のほうも投稿するたび[陵辱]などのマークをいれ、それをあぼーんすることで
否定派の人には見えなくするという案が出ているのです。

これならば確実にあぼーんできるため否定派は騒ぐ理由を失うのです。
889名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 12:59:25 ID:JbJhNwed
目欄に「陵辱」で良いでしょ?
890名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 13:23:23 ID:cPJ0bg2B
ここはID表示されるんだし、最初に警告があったらそのIDをNG登録すれば
きれいにあぼーんされますが。
891名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 13:51:55 ID:JbJhNwed
>>890
ああ、それもありか。
っつーか陵辱SS否定派が「嫌でも目に入る」って言っているのは何もしたないからだろ。
何の対策、努力もなしに自分の良いようになると思うなよ。
892名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 16:53:37 ID:cV0c0XrJ
とやかくいう否定派=自分行動しないで他人にとやかく言う派
893名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 17:55:29 ID:jgYCg4IP
とやかくいう賛成派=自分が優勢(だと思い込んでいる)時だけ調子に乗る精神障害者
894名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:22:03 ID:DCy4KwBR
自分はとやかく言うつもりはないんで、ダメならスルーなりNGなりしてください。
そんなわけで愛のない世界エピローグ、今回でラストです。
895愛のない世界:2006/03/07(火) 18:23:20 ID:DCy4KwBR
「はぁ…」

あれからどれだけ時間が経っただろう。
再び目を覚ました私はあれが夢ではなかったことを実感する。
一糸まとわぬ姿、粘る湿り気がそこら中に染みついたシーツ、未だに消えない鈍い痛み…。
それら全てが深く刻まれた穢れを私に思い知らせる。

…私は取り返しのつかないことしてしまったんだ。

私はまだ精液でべとつく体をよじり、小さく寝返りを打つ。
そのたびに残っていた白濁が股間から溢れ出し、私に起こった現実をまざまざと痛感させられた。

「うっ、くっ…」

悲しくないと言えば嘘になる。
だけど、心のどこかで重荷から解放されたような充実感も感じていたのだ。
彼らに犯され、私は自分の全てをさらけ出した。

ただただ性欲に身を委ね、快感に溺れ、淫らに乱れる…。
それもまた否定しようのない私の本当の姿なのだ。

「はぁ…」

ため息をつき、ゆっくりと身を起こす。
まだ腰がガクガクと悲鳴を上げ、足を動かすことすら辛かった。
それでも何とか立ち上がってふらふらとバスルームへ向う。
注ぎ込まれた精液を股間から滴らせ、よろけるように歩く自分が堪らなく情けなかった。
だけど、これが今の自分の姿…受け入れなければいけないんだ。

「私が…望んだことなんだから…」

こうなることは私自身が望んでいたことだから。
シャワーを浴び、全身にこびりついた精液を落としたところで私の芯まで染め上げられた穢れは消えることはない。
夢から覚めた現実…それは私の心に重くのし掛かっていた。
896愛のない世界:2006/03/07(火) 18:25:12 ID:DCy4KwBR

数日後。
私は鳴滝荘で変わらない生活を過ごしていた。
いや、変わらなかった訳ではない。

以前と同じ、愛した人たちと過ごす生活だというのに私は物足りなさを感じていた。
変わらない幸せな時間のはずなのに、何故かこの生活がひどく味気ないものに思えてしまう。
それは日に日に大きくなり、私の心を蝕んでいった。


「珠実ちゃん」
「えっ…?」
「どうしたの、珠実ちゃん。 最近なんか変だよ」
「そうですか…?」

ある日、白鳥さんが私を呼び止め、声を掛けてきた。
私の態度が妙によそよそしいことに気がついたのだろうか。

「桃乃さんが出て行って…珠実ちゃんが一番辛いのはわかるよ」
「………」
「でも僕だって同居人なんだからさ、辛かったら相談に乗るから」
「別に…辛くなんてないですよ」
「でも…」
「大丈夫ですよ、もう気持ちの整理は出来ましたから」
「そう…?」

私のことを気遣ってくれる白鳥さんだったけど、その気遣いは少し見当違いだった。
いや…遅すぎた、と言うべきか。
少し前の私なら、泣いて白鳥さんにすがってしまったかもしれない。
だけど、もう私は穢れることで全てを忘れることを選んでしまっていた。
彼の優しさも、今の私にはもう必要ないのだ。

「大丈夫ったら大丈夫です。 それより白鳥さん〜」
「えっ…?」
「なんで私のことなんか見てるんですか。 あなたはよそ見なんてしちゃいけないんですよ〜?」
「えっ? えっ?」
「…あなたには梢ちゃんだけを見ていて欲しいんです」
「…珠実ちゃん」

梢ちゃんのことはもう白鳥さんに全て託していたから。
私がこの鳴滝荘での生活に窮屈さと物足りなさを感じていたのはそのせいなのかもしれない。
もう、この場所に私の居場所はないのだから。
897愛のない世界:2006/03/07(火) 18:26:39 ID:DCy4KwBR
「まぁ、どうしてもっていうなら私のこと教えてさしあげますけど〜」
「えっ…? なっ…!?」

私は無防備な白鳥さんに近寄ると前触れもなくその唇を奪った。
白鳥さんは突然のことに目を白黒させたけど、すぐ我に返り私を突っぱねる。
そう、これが私に対する答えなのだ。

「な、なな、何するの、珠実ちゃん!?」
「…それでいいんですよ。 あなたは梢ちゃんだけを受け入れればいいんです」
「えっ? えっ? な、なにを…?」
「それじゃ、私はこの辺で〜」
「ちょ、ちょっと、珠実ちゃん!?」

私はまだ困惑気味の白鳥さんを残してその場をあとにした。
自室に戻り、鍵を掛けると私はベッドの上に身を投げ出し突っ伏した。
そろそろ潮時かもしれない。

白鳥さんに全てを託し、もう私が出来ることは何もない。
だけど…いま私は白鳥さんとキスしたとき、私の中に宿った性欲が再びざわめきだした。
彼を彼として見ずに、ただ一匹の雄…性欲の対象として認識してしまいそうになったのだ。
このままでは私は取り替え時のつかないことをしてしまうかもしれない。

(もう…ダメなんですね。 私はここにいる資格を失ったのかも…)

穢れてしまった私にはもうこの場所の空気は毒にはなっても薬にはならない。
このままではいつか優しさも欲望で塗りつぶしてしまう日が来てしまうだろう。
でも…梢ちゃんたちの心の平穏を乱したくはない。

私はついに一つの決心をした。

898愛のない世界:2006/03/07(火) 18:28:13 ID:DCy4KwBR
私は荷物をまとめて鳴滝荘を出ることにした。

梢ちゃんや白鳥さんは私を引き留めようとしたけど…私にはもうあの場所にいる意味がなかったからだ。
私の価値観は完全に塗り替えられ、梢ちゃんへの執着心もすっかり消えていた。
彼女はもう白鳥さんがいるから大丈夫…。
そう思えば名残は何もなかった。

そうして、私は逃げるように鳴滝荘を出ると実家にも戻らず小さなアパートの一室を借り、一人暮らしを始めた。
ここは鳴滝荘のように住人同士が気軽につき合うような場所じゃない。
だけど、今の私にはそれで十分だった。

(私は…もう新しい居場所を見つけましたから…)

私は例の男たちと連絡を取り、また夜を共に過ごしていた。
あのときのビデオももらい、今夜もまたその全てをカメラに納めていく。
ただ堕ちていくだけだけど、私にはそれも構わなかった。

そこには愛情なんてないけど、私の存在を認めてくれている。
私が必要とされている…それだけで十分だった。

私はただただ快楽に溺れ、全て忘れていくのだった。

899愛のない世界:2006/03/07(火) 18:29:56 ID:DCy4KwBR


「…ふゥ」

薄暗い部屋の中で一人の女性が小さくため息をつく。
普段から表情の読みとれないその顔だったが、今は悲しみの色に満ちている。

「私にハ…止めラレませンでシタか…」

抑揚のない声で呟き、目の前に散らばったカードを見つめる。
愛用の占いカードも今となっては恨めしく思えていた。
いくら占っても思い人の明るい未来は示されることはない。
そんな無力さが彼女の失意をより大きくしていた。

「モっと早ク…気づイテいアゲられれバ…良カッたのデスがネ…」

最愛の友の未来を暗示したカードを拾い上げ、彼女はまたため息をつく。

No.]Y 「The Tower」

それは破滅と崩壊を示すカード。
占いは所詮占い…だけど、その占いは現実の物になってしまっていた。
そして、その道を正す道標も今は見えない。
薄暗い部屋の中で、彼女はまた一つため息をつくのだった。

900愛のない世界:2006/03/07(火) 18:31:00 ID:DCy4KwBR
深い悲しみの中、一人の少女はただ堕ちていく。
楽園を追放された天使のように、ただ黒く黒く穢れて…。

愛を渇望したその少女が日の光の当たる場所に現れることは、もう二度となかった。





<愛のない世界>   Fin.
901名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 18:34:59 ID:PQKd4BDL
さらば珠実。
902愛のない世界 あとがき:2006/03/07(火) 18:35:06 ID:DCy4KwBR
そんなわけで「愛のない世界」終了です。
たまには後味悪いのも、って感じだったのですがやっぱりきつかったですかね。
まあ、こういうの書くのは最初で最後だと思います。

とりあえず、次はもっと愛情のあるのにしよう、うん。
903水 ◆RnRZEC1TVQ :2006/03/07(火) 18:42:40 ID:DCy4KwBR
毎度のことながらでかいんでうpろだにまとめた物をアップしておきました。
ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/src/up0028.txt
あんまり需要がなさそうですが。
904名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 19:45:14 ID:cPJ0bg2B
部長傍観するだけかYO
905名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:06:00 ID:mzmtGc10
GJですた。
部長…
906名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:35:58 ID:/EuLeuj9
これでよくわかったんじゃない?
賛成派に守られているから、とやかく言うつもりはないって自分の考えをはっきりさせないまま投下する
このスレが荒れ果てた原因がさ

初めから>>903みたくアップしておいて反応を見てから次のアップ方法を決めれば良かったのに
その上に書いてあった自分で行動しないヤツってまさにコイツじゃん
次にあやしいものはロダ使いますって責められた時に自分で言ってたくせに、結局使ってないし
書き手でもなんでもないだろ?
書き手なら自分の言ったことくらい守るからな
907名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 21:48:30 ID:QlhYhCzW
>>906
…書き手に何処まで我侭を言うんだ読み手は。

俺の読みたいジャンルを書け!
俺は陵辱は読みたくないから投下するな!
俺の目に留まることが嫌だから投下するな!
俺がこのスレを読みやすくするようにテキストで上げろ!

こんなことばかりいってるから書き手が寄り付くわけ無いだろ?分かれよ良い加減…
908水 ◆RnRZEC1TVQ :2006/03/07(火) 22:09:45 ID:DCy4KwBR
>>906
自分の考えはっきりさせないとダメですか?

私はどういうジャンルだろうが好きに投下していいと思ってます。
うpろだにテキスト投下ばっかりじゃスレでやる意味ないですし、
書き手に対して変に縛り付けるルールはいらないと思います。

こちらも毎回タイトルも入れてますし、きつそうな物は事前に警告もしてます。
どういう内容かも事前に発表しています。
苦手なジャンルだと思ったら専ブラでタイトルをNG登録するなりしてください。

こちらとしても最大限警告はしてますし、それでも読んでしまって気分を害したと言われても困ります。
そこまでは責任取れません。
909名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:16:04 ID:cPJ0bg2B
>>907
>分れよ良い加減
わかってて嫌がらせしてるんだってば。わかれよいい加減・・・
910名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:26:17 ID:GP9L8jBH
ひとつ言いたい。

否定派はロダにうpすることを免罪符みたいに使ってるけど、
いくらそのアドレスをここに貼ろうが、それはこのスレには陵辱モノを投下するなって言ってるのと同じだからな。
それを勘違いするなよ。
911名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:32:23 ID:PQKd4BDL
>>908
荒らしは相手にしないこと。
912名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 22:40:14 ID:w24CKyq9
> 愛した人たち
複数形になっているのが気に掛かったけれどもGJ
913名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 23:27:23 ID:Zrp80NyX
>>912
愛した人たち=鳴滝荘の面々(桃乃除く)
で普通だと思ったけど?
914イレイザ−:2006/03/07(火) 23:54:34 ID:EiKvpD8O
住民レベル上がりませんな此処は。
まあ私もその『此処』の住人なんですがね。

読まなけりゃ読まなけりゃいい。
専ブラでNG登録すればいいし、入れてなければスルーすればいい。
>>910の言うように、ロダは免罪符じゃない。
投下してもしなくてもいいしロダにうpしてもしなくてもいい。
読みたい奴だけ読みゃいいんだから。

まああれこれ言っても異なる価値観が2つ以上存在すれば意識の相違も存在するわけで。
まあ読む奴は読む、読まない奴は読まないってことで。
915名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:25:36 ID:ieoF3Ek4
大作が一つ終わったようなので、先日の朝×昼読んでちょっと思いついた、
朝美ちゃんメインの短めのいきやす。ハードなつもりはないですが、
エロが嫌ならIDでもなんでもNG登録するか読み飛ばしてください。

まずは前半
916BATH TIME:2006/03/08(水) 00:27:29 ID:ieoF3Ek4
「お背中を流しましょう、朝美お嬢様」
「え? いいよいいよ、気にしないで」
 ここは水無月家の湯殿。身体を洗おうとする朝美に、
スポンジを手にしたタチバナが申し出た。朝美はまひるに誘われ、
沙夜子とまひる、タチバナとサクラと一緒に、お風呂に入っていたところだ。
「やってもらえ朝美、タチバナ上手だから気持ちいいぞ」
 慌てて手を振り、断る朝美に、その横で沙夜子に頭を洗ってもらっていたまひるが言い、
タチバナも「遠慮はいりませんよ」と言葉を揃える。

「それじゃあお願いするね」
「はい、それでは…」
 まひるにも勧められ、朝美が頷くと、タチバナは早速スポンジに石鹸をつけて泡立て、
風呂イスに座った朝美の背中に押し当てると、ごしごしと擦り始めた。
『あ、本当に気持ちいい…』
 スポンジを動かす手は力強く、少しひりつくくらいであったが、
不快に感じる数歩手前に巧く力はセーブされていて、背中に感ずる軽い疼きは、
むしろ朝美に爽快感をもたらしてくれる。
「痛くはありませんか?」
「ううん、大丈夫。すごく気持ちいいよ」
「それはなによりです」
 満足げな朝美に、タチバナは表情を変えることもなく答え、
肩から腰のあたりまで、何度も何度もスポンジを往復させ、
彼女の白く滑らかな背中を、まんべんなく磨き上げていった。

「失礼します」
 タチバナは朝美の左腕を取り、ごしごしと擦った。
そして腕を高く持ち上げると、腋の下から腰にかけても、丁寧に擦っていく。
それから右側も同じようにして擦り終えると、タチバナは湯桶を取って、
朝美の肩口からお湯をかけ、背中一面についた泡を洗い落とした。
「お背中はこれでお終いです」
「ありがとう、タチバナさん」
「それでは、次は前を洗いますので、こちらをお向きください」
「え?」
 タチバナの言葉に、朝美の笑顔が固まった。
917BATH TIME:2006/03/08(水) 00:31:39 ID:ieoF3Ek4
「え…えぇぇぇぇぇっ!?」
「いかがなさいました、朝美お嬢様?」
 驚く朝美に、不思議そうにタチバナが訊ねる。
「いっ、いいよ、前は自分で洗うから」
「遠慮なさらずに、どうぞ」
「そうだ朝美、遠慮するな」
「で、でも…」
 横で聞いていたまひるが言うが、今度ばかりは、そう簡単に「はいそうですか」
と言うわけにはいかない。背中ならともかく、前を他人に洗ってもらうなんて…。

「さあ、どうぞ」
 だが、朝美が戸惑っているうちに、タチバナは彼女の肩を掴んで強引に向きを変え、
自分の方を向かせてしまう。
「あ、あの…」
「タオルはお取りになってください」
「あ…」
 タチバナは、どぎまぎしている朝美から、前を隠しているタオルを取り上げた。
13という年齢にしては、悲しいまでに真っ平らに近い胸、
ややアバラの目立つ脇腹、そして未だ発毛のない股間…。
貧相な朝美の裸体が、タチバナの前に、すっかり晒されてしまう。
いかに同性とて、他人に裸を―しかも貧相な身体を―見られるのは恥ずかしく、
朝美は顔を赤らめると、ぎゅっと股を閉じ合わせ、
肩をすぼめて背中も丸めると、縮こまった。

「朝美お嬢様、お背中を真っ直ぐにしてくださらないと洗えませんが」
 だが、プロ意識のなせる業か、単にそういう性質なのか、
あるいはまひるで見慣れているのか、とにもかくにも、
タチバナは朝美の身体つきをまったく気にかける様子もなく、
スポンジを片手に、彼女が身体を洗わせてくれるのをじっと待っている。
「う、うん…」
 そうするのが当然とばかりのタチバナの態度に気圧されるように、
朝美は背筋をしゃんとさせると、恥らいつつもその身体を晒していった。
「そ、それじゃあ、お願いします…」
「では失礼して…」
 朝美が完全に背中を伸ばすと、タチバナは待ちかねたように、
彼女の肩を左手で押さえ、右手に持ったスポンジで、朝美の身体を洗い始めた。

 肩甲骨のあたりから下腹部まで、背中を洗っていた時よりももう一段力を落とし、
タチバナはソフトに優しくスポンジを上下させ、朝美の肌に泡を塗りこめていく。
自分で洗うときはなんともないのに、他人にやってもらっていると、
柔らかなスポンジが乳房や乳首を擦る感触が、
なんだか妙にはっきり意識され、朝美はなんだか落ち着かない気分だ。

「……?」
 タチバナが自分の身体を擦っていくのを、朝美はぽやっとした顔で眺めていたが、
彼女は一通り朝美の肌に泡を塗り込めたところで、早々にスポンジを横に置いてしまった。
背中に比べると、随分とおざなりな洗い方である。
朝美が不審げに、眉根を僅かに寄せていると、タチバナは石鹸を取り、
掌で泡立て始めた。『何をするのかな…?』
918BATH TIME:2006/03/08(水) 00:33:35 ID:ieoF3Ek4
「いっ!?」
 朝美がぼんやりそんな事を考えていた次の瞬間、
タチバナがその手を彼女の小さな胸に押し当ててきて、
朝美は髪を逆立てると、顔を真っ赤に染めあげた。
「ああああああの、タタタタタチバナさんんん…!?」
「じっとなさってください」
 真っ赤になって焦る朝美に、タチバナは眉一つ動かさず、
彼女の身体を素手で撫で回していく。
「ででででででもぉぉぉぉぉ…」
「前のほうは何かとデリケートですので、素手のほうが力加減が解り易くてよろしいのです」
 タチバナは、掌で擦っている朝美の身体に、じっと真剣な眼差しを注いだままで答える。
微かな胸の膨らみを、掌で覆うように包んできゅっきゅっと揉み込み、
そしてその手は脇腹、お臍の周りと、朝美の身体を撫でさすりながら動いていく。
「は、恥ずかしいよ…」
 朝美は、恥ずかしげに身体をもじもじと動かした。逃げ出したいが、
ひたすら真面目な顔をして洗い続けるタチバナに、どうしても悪いような気がして、
朝美は動くことができない。

 そうしている間にも、タチバナの手は今度は太腿に置かれ、
さわさわとそこを這い回っていく。くすぐったさと気恥ずかしさに加え、
優しいタッチに一抹の心地よさも覚え、朝美は我知らず、
ぎゅっと閉じていた太股を、そっと摺り寄せた。
『なんか、変な感じだよぉ』

「朝美さん、気持ちいいでしょ〜?」
 困惑している朝美に、湯船のサクラの声がかかる。朝美が首を巡らすと、
サクラは湯船の縁に頬杖をついて、陶然とした面持ちで、こちらを見つめている。
「先輩お上手ですものね〜。わたしも洗って欲しいくらいです〜」
 サクラが二人を見ながら、溜め息混じりにそう言うと、
タチバナは視線だけを彼女のほうへと向けて言った。
「ついでだ、後でお前も洗ってやってもいいぞ?」
「ふえ〜、本当ですか〜? 嬉しいですぅ」
「……」
 二人の会話に朝美は、こうやって洗ってもらうのが、普通のことなんだろうかと、
徐々に思い始めていた。自分がよく知らないだけで、世間では、
少なくともお金持ちの家では、こういうものなんだろうか、と。

 自分の知らない常識に朝美は混乱し、タチバナにされるがままとなっていた。
919名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:34:29 ID:ieoF3Ek4
まずはここまで〜。後半はまた後日。
920名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 01:38:48 ID:Ka2e/a38
GJ!久々に読めたわ。
921名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 02:51:36 ID:8Ysm07tU
gj!!


ところで、少し前に出てたけど目欄にSSの情報を書いてローカルあぼーんさせればいいんじゃね?
エロありなら[エロ]、凌辱ありなら[凌辱]、と入れる。

形式は[sage エロ 凌辱 (作品名)]のように" "(半角スペース)で区切って列挙する。
必要な情報を提示してあぼーんしきれないのは面倒見きれない、ってことでどうか。
922名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 08:10:35 ID:jikb0aoy
後半を激しく希望してしまった俺ガイル。


一つ思った。

まさかこの期に及んで専ブラってなに?とか専ブラお金かかるの?とか専ブラ入れるわけあるかボケ!親に殴り飛ばされるわとかいうやついねえよな。

923名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 08:10:50 ID:DebMIpxy
>>910
否定派の自分としては、このスレに陵辱SSを投下して欲しくないのですが。
ろだにうpは肯定派もSSが読める、否定派も目に入らなくて済むという
活気的な解決策だと思うのです。
924名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:24:56 ID:hUsqEO/m
それはエゴだろう。
じゃあ、純愛否定派が純愛見たくないから投下しないでくれ、って言ったらどうなるの?
同じように非エロやギャグ否定派が投下しないでくれって言い出したら?

そんな作者を縛り付けるようなルールは必要ないだろ。
自分が見たくないから投下しないでくれってのは我が儘意外の何ものでもない。
論議にすらなってない。
俺ルール全開で大手を振りたいなら路線限定の別スレでも立ててください。
925名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 10:43:17 ID:DkR0apHu
>>923
だから、その言い分が陵辱作品の体のいい締め出しになってるってことが分からないか?
>>910はそれが言いたいんだと思うぞ。
926名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 16:40:26 ID:AA3BqZmB
みんな>>921は無視ですかそうですか
927名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 16:58:47 ID:IL9ZTqR5
>>925
一つの案として試しに1回使ってみれば?と散々言われてるのに使わないからだろ
もしかしたら折り合いがつくかもしれないし、向こうも荒れなければいいのを望んで言ってるはず
あくまでも提案してるだけなのに「体のいい締め出し」とか言われたら話し合いにもならんしな

ずっとそうしろというワケじゃなく、ロダを使った場合にどうなるかが見たいんだろ賛成派は
だから試しに使ってみろ、って言ってるんじゃねぇ?
928名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 19:21:41 ID:xFG9dyqI
じゃあ作品全部うpロダにあげれば?
ぶっちゃけ俺エロ分の無い作品読みたくないから、見なくてすむし。
929名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:08:35 ID:hUsqEO/m
それではもはやスレでやる意味がない。
と八時の頃に通過済み。
930名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:12:06 ID:ieoF3Ek4
議論の途中すいませんが、「BATH TIME」の続きです。
エロありなので嫌ならNG登録でもなんでもご自由にどうぞ。
931BATH TIME:2006/03/08(水) 20:14:01 ID:ieoF3Ek4
 タチバナは太股を擦り終えると、手を朝美の胸に戻し、
その小さな膨らみを、再びゆっくりと撫で回していった。
 その手の下で、朝美の心臓は痛いほどに強く脈打っていた。
恥ずかしがっちゃダメだ、きっとこれが普通のことなんだと、
朝美は自分に言い聞かせたが、胸の鼓動はどうしても鎮まらない。
そこに触れているタチバナは、きっとその事に気がついてしまっているはずだ。
 身体を洗ってもらってるだけなのに、こんなに胸をドキドキさせてしまうなんて、
変な子だと思われないだろうか?
 そう思って、朝美はそっとタチバナの顔色を伺ったが、
彼女は生真面目そうな表情を崩さず、黙々と朝美の身体を洗っている。
 気付いていないのか、気付いていて知らぬ顔をしているのか、
どちらにしろ、それはそれで、自分一人だけ空回りしているようで、
別の意味で恥ずかしくなってきて、朝美は再び顔を落とした。

『ん…』
 胸先のちっちゃな蕾を、掌が擦りあげていき、朝美の肩が小さく震える。
ダメ…洗ってもらってるだけなのに、恥ずかしがっちゃダメだ…「あっ…!?」
タチバナが指を立てて先端の突起を摘み、キュッキュッと扱くと、
我慢しきれず、朝美は思わず背中をビクッとさせ、小さく声を漏らした。

「痛かったでしょうか?」
「う、ううん、大丈夫だよ」
 乳首を洗う手を止め、顔をあげて訊くタチバナに、朝美がぷるぷると頭を振ると、
彼女は再び胸に視線を落とし、作業を再開した。白魚のような指先で、
桜色の小さな蕾を労わるように、クリ、クリと軽く擦り立て、
再び掌を胸に押し当てると、慎ましやかな膨らみを、やわやわと揉みしだく。
 その手は、乳房を擦り終えると胸の谷間―というよりは単なる溝だが―に移り、
されから反対側の乳房へと移っていった。そして次に乳房の下、
ちょうど肋骨の辺りに移り、次はおへその周り、そして脚の付け根へと、
順々に動いていった。
932BATH TIME:2006/03/08(水) 20:15:03 ID:ieoF3Ek4
「足を広げてください」
「う、うん…」
 タチバナの手が、自分の肌を擦る様を、ぽーっと眺めていた朝美は、
言われるがまま、生返事を返して足を広げかけたが、
ふと自分が何をしているのかに気がついて、慌てて足をぴたりと閉じ合わせた。
「えっ!? えぇぇぇぇ〜〜っ!?」
「どうしました?」
 思わず叫ぶ朝美に、タチバナがいたって真面目な口調で訊ねる。
「あ、あああああの、な、なにをするんですか?」
「足の間を洗わせていただきます」
「い、いいいいいよっ、そんなところまで!」
「いけません、朝美お嬢様。そこは女の子の一番大事なところです、清潔に保たねば」
「ええとぉ…」
 拳を握り締め、妙に使命感をたぎらせるタチバナに、朝美が気抜けしていると、
その隙をつくかのように、タチバナは朝美の太股に手をかけると、
「失礼します」と、ぐいっと無理矢理押し広げた。

「あっ!? い、いいです、いいですってば!」
 朝美はとっさに手を股間に伸ばして隠すが、タチバナが腕を掴んでどかそうとする。
「遠慮なさらず、どうかわたくしにお任せください」
「で、でもぉ…」
 そんなところを他人に洗ってもらうなんて恥ずかしい…。そう思いつつも、
あくまで丁寧で、しかし有無を言わさぬような迫力のこもった物言いに、
朝美は逆らいきれず、されるがまま、股間から手を退かした。
 きっとこれが、お金持ちの家では普通なんだ。恥ずかしがるほうがおかしいんだ。
朝美は最早完全にそう信じ込み、性器に向けてタチバナの手が伸びてくるのを、
魅入られたように見つめるだけだった。

「あ…」
 タチバナの左の指先が秘唇の脇に触れ、朝美は身体をぴくっと震わせた。
反射的に足を閉じてしまいそうになるが、恥ずかしがっちゃダメだと、
必死に自分に言い聞かせ、なんとかそれを我慢する。
 タチバナが指にそっと力を込めて割れ目を引き広げ、
その中身がすっかりさらけ出されてしまっても、朝美はぎゅっと目を瞑り、
ひたすら羞恥心を抑え込んだ。
933BATH TIME:2006/03/08(水) 20:16:38 ID:ieoF3Ek4
「ん…!」
 タチバナの右手が朝美の股間に伸ばされ、割れ目の内側にある、
綺麗な桜色をした襞肉へと触れると、朝美は再び、ぴくっと身じろぎした。
その指先が、ツツッと柔肉をなぞっていき、粘膜に感じる甘美な刺激に、
朝美の小さな身体が、ぴくっ、ぴくっと小さく震える。
「大丈夫です…力を抜いてください」
 恥ずかしさを隠し切れない朝美に、タチバナが囁くように言うと、
彼女はきつく目を瞑ったまま、コクンと頷いた。そう、洗ってもらっているだけなんだ、
恥ずかしがることなんてないんだ…。

 タチバナは、朝美の秘唇のすぐ内側を指先で何度か擦って石鹸を塗りつけ、
秘花の襞の間にも、丹念に塗りこんでいく。ひくひくと蠢く膣口も、
指先で撫で回し、泡で覆う。そして…
「!?」
 朝美はきつく閉じていた目を見開き、思わず視線を股間へ落とした。
タチバナが、クリトリスを覆う包皮を捲り上げ、肉芽を剥き出しにしてしまったのだ。
「あ…む、剥いちゃヤダよぉ…」
「ここは汚れが溜まり易い場所ですので」
 朝美が恥ずかしげに呻く。敏感な突起は、外気に晒されただけでも、
なんだかこそばゆいような感じで、落ち着かなかった。
しかしタチバナはかまわずに、さらにその小さな突起に指先を這わせた。

「あっ!?」
 クリトリスを直に触られ、朝美は小さな悲鳴を漏らした。
タチバナが指の腹でそっとそこを擦り立てると、開いた足がガクガクと震え、
身体の脇に垂らしていた手が、込み上げてくる何かを堪えるように、
ぎゅっと風呂イスの縁を掴んだ。スッ、スッと指が軽く秘芯を擦り上げていくと、
むず痒いような熱いような、その不思議な感覚はどんどん高まっていき、
いても立ってもいられないようなもどかしい気分に襲われる。

『お、お母さーん!』
 朝美は再び目をぎゅっと瞑ると、心の中で母に助けを求めた。
だが、当の沙夜子はとっくにまひるを洗い終えて湯船に戻り、
アヒルの玩具と戯れるのに夢中で、娘の窮地には、一向に気付いていない様子だ。
誰の助けも得られないまま、朝美は募る官能に、独り必死に戦ったが、
タチバナの愛撫の前には、彼女の抵抗など、無に等しいものであった。
934BATH TIME:2006/03/08(水) 20:18:10 ID:ieoF3Ek4
「あっ、んっ…あ…!」
 尖り始めた淫芯をくりくりと扱き立てられ、朝美は切なげに身悶えした。
指先がクリトリスを転がし、摘まみあげて擦り立て、朝美の頭の中は甘く痺れ、
真っ白になっていく。
『お、おかしくなっちゃうよぉぉ!!』
 朝美のきつく瞑った目の端に、一粒の涙が浮かんだ。そしてタチバナの指先が、
最後にクリトリスをもう一擦りした瞬間、軽いアクメの波が彼女を襲い、
一気に背筋を駆け上った快美感に、朝美は背中をぎくんと反らしてぶるるっと胴震いし、
それからくてっと身体を弛緩させた。


「……あ…?」
 浅く軽い絶頂だったとはいえ、生まれて初めての体験に、
放心状態となっていた朝美は、肩からお湯をかけられ、ようやく我に返った。
気がつくとタチバナの手はすでに朝美の秘裂から離れ、
今、彼女にお湯を浴びせた湯桶を、その手で抱えていた。

 ハァハァと息を荒げ、心臓をドキドキと高鳴らせたまま、呆然と見つめる朝美に、
タチバナは無表情のまま言った。
「終わりましたよ、朝美お嬢様」
「……」
 朝美はしばし口もきけず、押し黙ったままタチバナを見つめていたが、
やっとのことで一言だけ、言った。「あ…ありがとう…」


「どうだ、気持ちよかっただろ?」
「……」
 ふらふらと湯船に戻っってきた朝美に、まひるが近寄ってきて訊ねると、
彼女は頬を真っ赤にして俯いてしまった。そして、頭を微かにコクンと縦に振り、
消え入るような小さな声で、「…うん」とだけ返事をする。
「そうか。よかったな朝美」
「よかったわね…」
 まひるは、朝美の頭にポンと手を乗せると、さらに言った。
「タチバナはな、マッサージも得意なんだぞ。寝る前にやってもらえ」
「えっ?」

「あ…先輩…そこ…気持ちいいですぅ〜」
 まひるの言葉に、先ほどの約束通りにサクラの背中を流していたタチバナを、
朝美が思わず見やると、彼女は切なげに身を捩じらせているサクラの背中から、
朝美のほうへと顔を向け、口の端だけを微かに持ち上げてみせる。

 朝美は頬をさらに赤く染めると視線を落とし、おずおずとした声で答えた。
「…うん、楽しみにしてるね」


 〜おしまい〜
935名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 20:23:49 ID:ieoF3Ek4
以上でした〜。

ときに>>903、わたしは愛情ないのが大好きなので、
そのシチュで16代アメリカ大統領モノを書きたくなったのですが、
使わせてもらってよろしいか?
936名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 21:07:25 ID:frG1asw0
>>935
乙&GJ
937名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 00:51:37 ID:XwoN7yoU
ブルジョワってのはおっそろしいもんだ。
EJ。
938名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 08:59:26 ID:Ze+R+00d
なんか陵辱肯定派と否定派の議論がアメリカと日本の牛肉輸入再開議論に思えてきた。
939名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 16:38:42 ID:jvw0lyKi
お互いがお互いを認め合えていないよね

いつから日本って、こんな自分の事しか考えない人間が非常に多くなったの?
940名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 17:10:03 ID:Ymc0Urco
いや、ちゃんと認め合えてるよ。書き手は事前に警告して、
読み手は嫌なら読み飛ばすなりIDなりタイトルなりをNG登録して回避、
ということで合意が成り立ってる。
荒らしが難癖つけて煽って喜んでるだけだよ。
941名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 18:24:29 ID:ZqNDb8Ix
>>935
ほんのりエロス。
意識してるのかしてないのか、微妙なところが小憎いタチバナさんでした。

シチュ流用の件はどうとでもしてください。
この手のダウナーネタはそんなに珍しい物じゃないですし、特に気にしないでもいいですよ。
っていうか、大統領って…w
942名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 00:16:48 ID:09ZPGi8r
>>941
dクス、ありがたく使わせていただきます。

ついでに思いつきでちょっとだけ書いたのを投下してみる。
943LOST MEMORY:2006/03/10(金) 00:18:59 ID:09ZPGi8r
 桃乃がフランスへと旅立っていった翌日。主のいなくなった三号室で、
珠実は独りコタツに入り、背中を丸めてポケッとTVを観ていた。
いや、“観て”いるのではなく、“見て”いると言ったほうが正しいだろう。
やっているのは、つまらないドラマの再放送ばかりで、
内容などまったく観てはいなかったのだから。
 内容自体は、昨日までとは大差ないものだ。それなのになぜ、
こんなにもつまらなく感じるのだろう…。

 今までも、よくこの部屋でコタツに入り、どうでもいいような番組を、
こうやってぼけっと観ていたものだった。今までと違っているのは、
一緒にTVを観ていた人が、今はもうここにはいないということだけ。
 ずっと傍にいるのが当たり前だと思っていた。そしてこれからも、
ずっと一緒にいるものだと思っていた。一緒のコタツに入って、
一緒につまらない番組を観て、取るに足らない話をして、
そんな日々が、ずっと続くものだとばかり思っていた。なのに…。
 珠実はぎゅうっと目を瞑り、深い溜め息を漏らした。
「…ふぅ、電気の無駄遣いなだけですね〜」
 そして珠実はTVを消すと、立ち上がり、三号室を後にした。


『あ…梢ちゃん』
 ドアを出て、自分の部屋へ向かいかけた珠実は、一号室の向こうのほうで、
廊下の雑巾がけをしている梢の姿が目に留まり、足を止めた。
『今日もお掃除頑張ってるですね〜』
 いつものように掃除に励む梢の姿に、珠実の暗く沈んでいた顔はほころんでいった。
桃乃はいなくなってしまったが、それでもまだここには、
いつもと変わらぬ日常がある。いつもと変わらぬ梢の姿があるんだ…

『たまにはお手伝いしますかね〜』
 自分の仕事だからと梢が遠慮するので、普段手伝うことはないのだが、
今日の珠実は、なんとなく彼女を手伝ってあげたい気分だった。
たまにだったら、きっと梢も遠慮などしないだろう。
珠実はそう思い定めると、顔をほころばせながら、とたとたと廊下を歩き始めた。

『あ…』
 だが、それほど歩かないうちに、珠実はその足を止めた。
玄関へと通じる中央の廊下から、隆士が現われたのが見えたからだ。
「あ、梢ちゃん。ただいま」
「おかえりなさい、白鳥さん」
 隆士は、すぐ脇にいた梢に気付くと、にこにことしながら声をかけた。
梢もにこにこと、この上なく嬉しそうな笑顔を浮かべ、彼に挨拶を返す。
そしてそのまま楽しげにおしゃべりを始めた二人の姿に、
ほころんでいた珠実の表情は、再び暗く沈んでいった。
どうやら、自分の出る幕ではないらしい。
「……」
 珠実は視線を落とすと、無言でくるりと後ろを向いた。
掃除の手伝いも、部屋に戻るのもやめだ。もう一度三号室に行って、
つまらないTVでも見ていよう。

 ずるっ。
「あ〜?…」
 だが、珠実が三号室へ向かって一歩踏み出したその時だった。
気もそぞろだった彼女は、拭いたばかりの廊下に足を滑らせ、
思いっきり仰向けに引っくり返ると、後頭部をしたたかに床に打ち付けてしまった。
944LOST MEMORY:2006/03/10(金) 00:22:14 ID:09ZPGi8r
「えっ?」
「な、なんだ?」
 突然廊下に響いた、ズデン! という大きな物音に、
おしゃべりをしていた隆士と梢が、ぎょっとして音のしたほうに顔を向けると、
ちょうど二号室の前の辺りに、珠実が仰向けに引っくり返っているのが見えた。
「た、珠実ちゃん!?」
「珠実ちゃん!」
 今のが、彼女が倒れた音だとすぐに察した二人は、慌てて彼女の元へ駆け寄った。
隆士が珠実を抱き起こし、ゆさゆさと肩を揺すりながら、
二人は気を失ってしまった彼女に必死で呼びかけた。
「珠実ちゃん、珠実ちゃん!」
「珠実ちゃん、しっかり!」

「う〜ん…」 
 だが、何度か揺さぶり、声をかけている内に、
やがて珠実は呻き声をあげて身じろぎすると、ぱちりと目を開け、
二人はホッと安堵の息をついた。
「良かった、気がついた」
「大丈夫、珠実ちゃん?」
「あれ…わたし…?」
 首を巡らせようとした珠実は、不意に後頭部に走った痛みに顔をしかめた。
「痛っ…?」
「あ、急に動かないほうが…転んで頭をぶったんだよ」
「わたしがちゃんと乾拭きしなかったせいで…。ごめんね、珠実ちゃん」
 二人の話に、すぐさま事情を飲み込んだ珠実は、身体を起こしながら、
申し訳なさそうに頭を下げる梢に声をかけた。
「や、わたしの不注意のせいですから、梢ちゃんが気にすることはないですよ」

「…?」
 だが、その珠実に、隆士は奇妙な違和感を覚え、不審そうな顔になった。
何か、いつもの喋り方と違うような…。
 隆士が訝しんでいると、珠実が今度は彼のほうを向くと、少し戸惑ったように言う。
「あの、わたしはもう大丈夫ですから…」
「え? あ、ああ、ご、ごめん…」
 隆士はハッとして、ごにょごにょと謝りながら、
ずっと抱いたままだった彼女の肩から手を離した。
慌てていたせいで、ちょっと気安くしすぎたかもしれない。
様子がおかしかったのは、そのせいかも。

『でもなぁ…』
 だが、隆士はすぐに思い直した。珠実がそれくらいで動じるとも思えなかったし、
動じているのなら、それはそれでやはりおかしいと言えるだろう。
「ねえ珠実ちゃん、本当に大丈夫?」
 隆士が恐る恐る訊ねてみると、珠実はきょとんとした表情になった。
「あの…どちらさまでしたか?」
「へ?」
「梢ちゃんのお知り合いの方ですか?」
「何…言ってるの、珠実ちゃん…?」
 珠実が梢に顔を向けて訊くと、彼女は顔を強張らせた。珠実は、
そんな梢を見ながら、何やら訝しげな顔をする。
「あれ…そういえば梢ちゃん、いつの間にそんなに髪が伸びたんですか?
なんだか随分大人っぽく見えますよ?」
「え?」
 思わず顔を見合わせた梢と隆士を、珠実は不思議そうに見つめていた。
945LOST MEMORY:2006/03/10(金) 00:23:46 ID:09ZPGi8r
「いったいどうしたって?」
「珠実お姉ちゃんがどうかしたの?」
 二人はとりあえず珠実をキッチンへ連れて行き、梢がテーブルに座らせる間に、
隆士は灰原と黒崎親子を呼びに走っていた。
「さっき廊下で転んで頭をぶったみたいなんですが、なんだか様子がおかしいんですよ」
「おかしいって?」
「僕のことがわからないようなんです。それに梢ちゃんのことも、
何か変なことを言ってて…」
「えーっ?」
 キッチンに引き返す道すがら、手短に隆士が説明すると、
三人とも顔色を変えた。…と言っても、沙夜子はたいして変わらなかったが。

「あ、みんな」
 ともかく、四人とジョニーがキッチンに入ると、イスに座った珠実の横に立ち、
心細げに彼女を見ていた梢が、振り返って少し安心したような顔になった。
珠実のほうは、戸惑ったような表情をしつつ、やって来た彼らに、
ペコリと会釈をしてみせる。一見どこにも異常はなさそうな彼女に、
ジョニーは恐る恐る声をかけてみた。
「お、おい、オレ達のことわかるか?」
「はあ。灰原さんとジョニーと、沙夜子さんに朝美ちゃんですよね?」

「なんだ、ちゃんとわかるじゃないカ」
「あれ…? ね、ねぇ、僕は?」
 あっさり答える珠実に隆士は首を捻り、自分を指差し訊ねてみたが、
珠実はきょとんとすると、それには答えず、梢のほうへと顔を向けた。
「エイプリルフールにはまだ少し早いと思いますが…新しい遊びかなにかですか?」
「珠実ちゃん…」
「オイオイ、それはこっちのセリフだゼ。いったい何の冗談だ?」
 ジョニーに言われ、珠実はますます困惑した表情になる。
「あの、その人はいったいどなたなんですか? 初めて会う方だと思うんですが、
どなたかのお知り合いでしょうか?」
「珠実お姉ちゃん、本当にお兄ちゃんのことわからないの?」
「朝美ちゃんにお兄さんなんていたんですか?」
 朝美の言葉にも、ただ戸惑いの表情を浮かべるだけの珠実に、
一同は溜め息を漏らした。
946LOST MEMORY:2006/03/10(金) 00:26:20 ID:09ZPGi8r
(どうやらお前のことだけわからないらしいナ)
(やっぱり頭をぶつけたせいでしょうか? でもなんで僕だけ…?)
(どうしよう、お医者さんに行ったほうが…)
(ウーム…)

 珠実を横目で見ながら、隆士たちはひそひそと会話をしていたが、
ジョニーがふと思いついたように、珠実に訊ねた。
「そうだ、お前、桃のことは覚えてるか?」
「桃?」
「桃乃だよ、桃乃恵。三号室に住んでた」
「三号室は空き部屋のはずですが…」
「いや確かにそうだガ…」
 桃乃は昨日旅立っていったから、確かに今の三号室は空き部屋であるが、
珠実が言っているのは、そういうことではなさそうだった。

「……」
 ジョニーたちは再び額を寄せると、チラチラと珠実のほうを伺いながら、
ひそひそと話し始めた。
(桃乃さんのこともわからないみたいだね)
(これって、まさか梢ちゃんと同じ…)
(いや、これはもしかしたら…)
 何か思い当たる節のありそうなジョニーに、朝美と隆士が視線を注ぐ。
(もしかしたら?)
(もしかしたら…記憶喪失、ってやつなんじゃないカ?)

「記憶喪失!?」
「バカ、声が大きいって!」
 思わず大声を出す隆士の口を、慌てて朝美とジョニーが塞いだ。
そして三人が恐る恐る珠実を見ると、彼女はぽかんとしたように、
こちらを見つめ返している。
「記憶…喪失?」
「珠実ちゃん…」
 呟く珠実に、傍らに立っていた梢が顔を蒼ざめさせ、口元を覆う。
しばしキッチンは、シーンと静まり返っていたが、やがてジョニーが口を開いた。
「なあ、お前、名前と歳を言ってミロ」
「茶ノ畑珠実、12歳。今度中学に入るところです…のつもりですが」
947名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 00:28:39 ID:09ZPGi8r
とりあえずここまでしか出来てませんw
しまった、思いつきで書いてみたら、
なんだかまた長くなりそうだ…。

とりあえず部長が来る前に元通りにしないとダメだし、
辻褄合わせるの大変そうだなぁ。
948名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 00:34:32 ID:kOZCrYhZ
伝説のイマムカシタマミ……
949名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 01:11:07 ID:/bgcWhAN
いや是非このまま、部長とあわせて欲しい
950名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 14:13:05 ID:Zby+HVku
その前に容量・・・
951名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 14:46:25 ID:Zby+HVku
よく考えてみたらさ、梢って多重人格に救われているところ多いよね
梢のオリジナル人格ってよく考えたら同性に嫌われるタイプだしね
952名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 16:55:26 ID:JzidiJba
>>950
スレ立てよろしく。

梢ちゃんに友達が少ないなんてのは前からさんざん既出。
珠ブロックのせいもあるけど、普通のクラスメイトの域を出ない。
親しい友達がいたら1度や2度は鳴滝荘に訊ねてきてるだろうしな。
953名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 17:29:27 ID:h9kCxT8w
梢ポンが多重人格だって事はクラスメイトにはバレてないんだよね?
954名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 17:37:46 ID:Fogvl0CR
それはもうありとあらゆる手段を使って珠が露見を防いでいる
955名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 19:06:38 ID:09ZPGi8r
次スレのタイトルとテンプレを考えんとなぁ。
「甘やか」とか「まろやか」とかどうだろ?
956名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 19:08:47 ID:8VL29kVP
ぐうたら氏がつくってくれたこのスレもそろそろ終わりか・・・
957名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 20:41:06 ID:JzidiJba
>>953
完全にカバーできてるかは怪しい。
珠が露見を防いでいたけど、珠の見てないところでなる可能性も否定できない。
というか、珠と知り合う以前から発症してたのならすでに知ってる人はいる可能性も高い。
(エスカレータ式学校なら同級生はほとんどずっと一緒だし)

それでなくとも、証拠隠滅のために珠に気絶させられたりと不審なことが多いから
近づかれなくなる可能性もあるな。
958イレイザ− ◆kOM7DzmM6o :2006/03/10(金) 22:47:45 ID:vPaKqwV9
ここは月刊ガンガンWINGで大好評連載中の『まほらば』の二次創作作品を投稿する場所だよ。
小ネタから大長編までジャンルは問わないからね!
Hなもの、普通のもの、何でもOKだよ。
…私としては、男の子同士の絡みが…(以下30分間略
もちろん非エロでもぜんぜん大丈夫。

(ここらへんログ)

次スレは>>950さんが立ててほしいな。
容量が490KBを越えた時は、レス番号の切りのいい人が立てるのがセオリーだよ。
これらのルールを守って、楽しい作品をどんどん投稿してね!
さ〜て、次のお祭りはどこであるのかな?


ホモスキータイプで作ってみた。
特に反省はしていない。
959名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 22:55:26 ID:0zWyFtdx
イイかんじですなぁ〜。
960名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:00:10 ID:ZJ/G/pE+
951は多分、鳴滝荘での立場のことを指していると思う

住人の大半が女性だし・・・
961名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:10:48 ID:09ZPGi8r
じゃあ桃さんバージョンを。ここらでやっとかないとますます出番なさそうだしw

ここはガンガンwingで大人気連載中の『まほらば』の二次創作SSを投稿するスレだわよ〜。
時代はSSよSS! 小話程度の短編! 何スレもある大長編!
18禁のハード鬼畜エロエロSS!! サイコー! 時代はSSよ!
というわけで、みんなどんどん投下してね。じゃっ。

ああ、ハードなSSを投下する前には注意書きお願いね〜

前スレ
まほらば〜鳴滝荘のほんわかな十一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1135698832/

過去スレ
まほらば〜鳴滝荘のさわやかな十時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1130501994/
まほらば〜鳴滝荘のにこやかな九時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1127612572/
まほらば〜八時だよ!鳴滝荘全員集合!〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1125935317/
まほらば〜鳴滝荘のしとやかな七時〜 (804レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1123903476/
まほらば〜鳴滝荘のなごやかな六時〜(890レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122299842/
まほらば〜鳴滝荘のにぎやかな五時〜(913レス)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120612364/
まほらば 〜鳴滝荘のうららかな四時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119067293
まほらば 〜鳴滝荘、ほがらかな三時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1117367671/
まほらば 〜鳴滝荘、2時…、かも。〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113669362/
まほらば 〜鳴滝荘での一時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1106131763/

原作スレ
小島あきら まほらば33号室
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1141228467/

アニメスレ
まほらば〜Heartful days〜48号室
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1134298016/

まほらば小島あきら 第10回鳴滝荘お絵描き大会
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1135481094/

保管庫
まほログ(管理人:テイル氏) ttp://blog.livedoor.jp/maholog/
まほらば 二次創作保管庫(SS&CG) ttp://whitebrown.hp.infoseek.co.jp/mahoraba/index.html
修正SS用うpろだ(管理人:ヘブン氏) ttp://mahoraba.dw.land.to/ss/upload.html

次スレは>>950隊員か、容量490kを超えた時は切りのいいレス番を踏んだ隊員が立てるよーに。
各々死力を尽くして素晴らしいSSを投下し、このスレの盛り上げに努めること!
このスレを盛り上げるのは我々の悲願であり責務である! 堅忍不抜! 乾坤一擲!
己が力を示せ! Do your best! 鳴滝荘SS師団吶喊〜!
962名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:13:06 ID:P/68Ul+A
>>958
>>961
963名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:26:43 ID:JKL7lc0F
> 同性に嫌われるタイプ
どこぞの女性誌に頻出の表現ですね。
964ぐうたら ◆7b9DL4hJvA :2006/03/10(金) 23:27:02 ID:BE3vB5md
壁]∀゚)<アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ

まほらば〜鳴滝荘のまろやかな十二時〜
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142000681/

壁]ミ サッ
965名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:33:25 ID:es1ho8Iv
>>964
ちょwww
966名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 23:38:05 ID:hsgPAjG8
>>964
なんだかんだ言って居座っているぐうたら氏ワロスwww
967名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 00:00:06 ID:09ZPGi8r
>>964
出待ちしてやがったな・・・この乙男! 乙たら!

・・・語呂わるっ
968名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 03:58:14 ID:N6qpeJAS
自分が嫌いなタイプのSSだと言われても好奇心とかで見たりしてしまうのはよく分かる
俺もよくやるからな
で、結局最後まで慣れずに見て後味悪い
これもよく分かる
俺も(ry
だけどな?
それに関して書いてる人に色々言っちゃあいけねぇよ
気に入らない作品でも読んだ以上は唯一言『乙』
これが読み手のマナーだと思うんだ
それで楽しんでる人もいるんだ
それはその人達の性癖だと思えばいい
『闇あるところに光あり、悪あるところに正義ありbyロム?ストール』
好きな物があれば嫌いな物もある
苦い物があるから甘い物が恋しくなるんじゃないかな?
969名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 04:00:16 ID:N6qpeJAS
文字化けしてるorz
ロム・(点)ストールです
970名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:34:38 ID:PIBRNFpO
>>968
「悪がなければ正義はない。正義がなければ悪もない。悪は正義、正義は悪である。by俺」


ぐうたらが次スレ立ててくれたことだしそろそろ埋めますか。
971名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:59:31 ID:+0pSGbIx
梅〜
972名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 11:33:51 ID:ymmdZpTQ
でかいAAがいくつか来たら、埋まるより前に容量オーバーしそうだな。
973名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 12:15:28 ID:oQ9/Kq/5
AAで埋めるより小ネタSSとかで埋まった方がいいなとか思う春。
974名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 13:40:32 ID:ZzeP1J9k
そんなのだったら別スレに掃いて捨てるほど。
975名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:10:25 ID:QnZWIZfn
>>951
dendが正論!?
これは一体何の冗談だ?
976名無しさん@ピンキー
梅干し食べたーーーい
梅干し食べたい 僕は今すぐ君に会いたい