ネギまバトルロワイヤル12 〜NBR]U〜

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1マロン名無しさん
このスレは、『魔法先生ネギま!』キャラを用いたバトロワスレです。

<特徴>
他の多くのバトロワスレはリレー小説の形式を取っていますが、このスレでは異なります。
単独の作者による、長編SSスレとなっています。
現在、第12部まで完了。第13部連載中。各長編SSはそれぞれ独立したお話となっています。

たまに、既に完結したお話のサイドストーリー、アナザーストーリーなどの短編が書かれることもあります。

<作者志望の方へ>
このスレでは、原則オープニングからエンディングまで全て書き終えた者が連載を開始できます。
見切り発車厳禁。頑張って書き上げましょう。
完成したら宣言の上、皆の了承を得て投下を開始して下さい。

<注意事項>
作品に対して内容にケチをつけたり、一方的な批判をするのはやめましょう。
こういう人が居ても、他の人は荒らしとみなしてスルーしましょう。
作者の都合もありますので、早くしろなどの催促はできるだけしないように。
次スレは原則>>950を踏んだの人が立てること。
容量オーバーになりそうなときは、気づいた人が宣言して立てましょう。
基本的にsage進行。


過去スレ等は>>2-5くらいに
2冷凍トイレ ◆cIM0wRepx. :2007/02/18(日) 23:23:05 ID:???
マン汁スレッド
3マロン名無しさん:2007/02/19(月) 00:15:52 ID:???
過去スレ
ネギまバトルロワイヤル  ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1107856778/
ネギまバトルロワイヤル2 ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1128095637/
ネギまバトルロワイヤル3 〜BRV〜 ttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1129557828/
ネギまバトルロワイヤル4 〜NBRW〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1132910518/
ネギまバトルロワイヤル5 〜NBRX〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1135869915/
ネギまバトルロワイヤル6 〜NBRY〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1139151600/
ネギまバトルロワイヤル7 〜NBRZ〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1142342541/
ネギまバトルロワイヤル8 〜NBR[〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1145711038/
ネギまバトルロワイヤル9 〜NBR\〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1151827124/
ネギまバトルロワイヤル10 〜NBR]〜 http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1156684255/

ネギまバトルロワイヤル まとめサイト
http://www.geocities.jp/negimabr/index.html

ttp://www.geocities.jp/br_of_negima/
ttp://www.bbhp.net/~v1p9zzyls2/index.html
ttp://www.geocities.jp/negima_br/


銃器疎い作者さんへ
ttp://mgdb.main.jp/pukiwiki/pukiwiki.php

現在連載中の作品
無し。14部連載&長期中断している作者が戻ってきやすいように待ち中。
4マロン名無しさん:2007/02/19(月) 00:17:59 ID:???
>>1修正
×現在、第12部まで完了。第13部連載中。
○現在第13部まで完了。
5マロン名無しさん:2007/02/19(月) 00:44:48 ID:???


バニーは入れないのか?
6ここまでテンプレ:2007/02/19(月) 00:47:15 ID:???
____       ______             _______
|書き込む| 名前: |         | E-mail(省略可): |sage          |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                 ∩
                               , ─|l| ,/ノ
                               ! ,'´  ̄ ヾ
                               ! | .||_|_|_|_〉
                               ! トd*゚ -゚||  ここにsageって入力するんだ
                               ノノ⊂ハハつ    基本的にsage進行…
                              ((, c(ヾyイ      なんで私だけバニー…
                                  しソ
7マロン名無しさん:2007/02/19(月) 00:53:46 ID:???
お疲れサマー
8マロン名無しさん:2007/02/19(月) 02:10:58 ID:???
9マロン名無しさん:2007/02/19(月) 11:33:21 ID:???
>>1乙。そして華麗に美空ゲット
10マロン名無しさん:2007/02/19(月) 18:31:52 ID:???
>>6

バニーもテンプレだったんだな。忘れてた。

by>>1
11十二足のタコ:2007/02/20(火) 12:49:56 ID:???
駄文短篇書いたから暇なら読んでみて。

このゲームが始まったときから、私にとっての最重要事項は決まっていた。
護衛、桜咲刹那として、全力をもって最愛の木乃香お嬢様をお守りする。
どうすれば彼女を平穏な日常に帰してあげられるのか?
信用出来る仲間を集めて本部を襲撃、ゲームを潰して皆で脱出。
確かにそれが成功すれば、ゲーム開始早々から死んでいったクラスメートに対してもいい手向けになるだろう。
だが首には爆弾、気も封じられた状態で、果たしてそんなことが可能なのか?
失うのが自分の命だけなら私は迷うことなくその道を選んだだろう。
だが、チップになっているのはお嬢様の命。
それに、万が一上手く脱出出来たとして国を敵にまわしたらそれから先はどうなるのか?
一生お嬢様に逃亡者としての人生を余儀なくさせるのか?
そう、命が救えたとしても、それでは意味がない。
もう一つの手段……私がお嬢様以外の人間を殺し最後に自殺してお嬢様を優勝者に仕立てあげてしまうほうが、救える可能性は高いのではないか?
たが、クラスメートを殺すなんて……。
ゲーム開始から約三十分間、木乃香お嬢様を探しながら私は悩んだ。
しかし、そんな悩みはその光景を見た瞬間、どこかに吹っ飛んでしまった。
いいんちょ……雪広さんが、アスナさんの頭を、後ろから斧でまっぷたつにする場面を、見てしまったんだ。
「ち、違うんです、桜咲さん、私は……っ」
近付く私に気付いて必死になって言い訳を探そうとしている雪広さん。
……いいんですよ? そんなことしなくても。
「ありがとうございます、雪広さん」
「え」
手に持っていた小刀を一振り。
頸動脈を切断。
「やることが決まりました」
崩れ落ちていく雪広さんにそう一言言い捨てて、私はその場を去った。



アスナさんの死体の右手がしっかりと拳銃を握り締めているのには、見て見ないふりをして。
12マロン名無しさん:2007/02/20(火) 19:45:25 ID:???
>>11
GJです。これも鬱展開だなせっちゃん……

えっと自分も駄文ネタを投下します。あくまで保守ネタです。
なお、これはまるっきりインスパイアです。
前スレで五月と超のSS書いていた人の続きです。勝手にやってごめんなさい。
正直、勢いに乗ってしまったのでとりあえず書いてみました。
13マロン名無しさん:2007/02/20(火) 19:46:23 ID:???
「刹那! 何をやってるんだ! 私と代われ〜〜ッ! 」

龍宮真名の呼び掛けが桜咲刹那の耳に届いたのはこれで何度目であろう。
タッグマッチルールで始まったこのバトルロワイヤルで、真名は迷わず刹那をパートナーに選んだ。
同じ掃除屋として気心は知れている。サバイバルを生きていくうえで当然の選択だった。
別れ際の木乃香たちの顔を心配そうに見ていた刹那の視線、真名はあえて気づかない振りをしてその場を去った。
そして今、二人は最初の対戦者達と激戦を繰り広げていた。
1対1で各々が応戦するものの、事態は圧倒的に不利。
特に刹那は先ほどからろくに反撃をしようとせず、一方的にサンドバッグにされていた。

刹那は動こうとしない。いや、動けないというべきか―――

「さ……五月さん……あなたは超鈴音に騙されているんだ……目を、覚ましてください……」
「ダメです。止めませんッ! 」

そう、今まさにマウントポジションをとりながら鈍器で刹那を攻撃しているのは……
超にそそのかされ、最初の会場で決意を固めていた四葉五月その人だった。
刹那の忠告に耳を傾けず、シェフがひき肉の下ごしらえをするかのように五月は凶器を叩き続ける。
惜しみないその残虐性と潔さは真名ですら不快に感じるほどだ。
14マロン名無しさん:2007/02/20(火) 19:54:51 ID:???
「もういい、刹那。私がオマエを無理矢理にでも動かしてやる――足でな!」

真名に蹴り飛ばされ吹き飛ぶ二人。

「仕事の関係とはいえ、随分と仲間にキツイあるネ」
「あんな腑抜けは蹴り飛ばされて当然だ。」

超の嘲りを鼻で笑い飛ばし、五月と睨み合う真名。

「忘れたか四葉。その昔私は「四階音の組み鈴」でブイブイ言わせた狙撃超人だったんだぞ?
 貴様の料理殺法なんざ甘っちょろい〜っ。血も涙も無い本物の殺し屋の戦いってヤツを私が見せてやる。
 狂乱の魔眼(マッドネスデビルアイ)〜ッ!」

真名は自分の眼を輝かせながら素早く関節技をきめ、続けざまに首を絞めあげた。
しかし五月もおめおめとやられるつもりはないようだ。必死に抵抗しようと真名の腕に噛み付きにかかる。
ところが……!真名はすかさず五月の口に手を突っ込み舌をつかむ。

「フッ噛み付けるものなら噛み付いてみろ。どうせ吹き出し無しのセリフしか言えないオマエだ。
 こんなものいらないだろう! リャァァァーーーーッ! 」

舌を掴んだまま五月を一本背負いした真名はトドメと言わんばかりにナイフで何度も何度も突き立てる。
15マロン名無しさん:2007/02/20(火) 19:56:02 ID:???
「ワハハハ〜ッ! 久々の銃を使わない凶悪ファイトは身も心もスッキリする。
 やはり私はこの戦い方が合っているのかもな! 」
「た、龍宮……オマエ自分のクラスメイトになんてことを!
 私達みんなで協力して脱出しようとしている算段ではなかったのか!? 」
「悪いな刹那。私は心に潜むクラスメイト全員を倒して生き残りたいっという欲望には抗いきれない」
「それじゃ私とのタッグ、スィーパー・トリニティーズは解消するのか〜っ!? 」
「既に戦意を失いヘタレ化したオマエをタッグパートナーとは思ってないさ。
 私はこれからひとりでスィーパー・トリニティーズとして戦う……? 」
「「バ、バカな……!」」

同時に声をあげた真名と刹那。それもそのはずだった。
先ほど何度もナイフで貫かれたはずの五月が平然としているからだ。
そしてナイフの刺した箇所の肉体部分が突然隆起したのであった。

「ウグアァッ……! 」

隆起した肉体はまるで岩のように硬く、まるでハリセンボンのトゲのように真名の体に突き刺さる。
そう、ナイフで刺された部分がまるで弾力のあるゴムのように跳ね返ってくるかのように……。
まさしく、五月ならではの皮下脂肪を利用した戦術的かつ本能的防衛手段なのであった。

刹那は五月の体が先ほどよりパワーアップしていることに気づく。
まるでセイウチンがスカーフェイスの攻撃を受ける度にパワーを吸収し、
それを増幅(イクスパンション)させて自分のパワーにしているかのような五月の変貌ぶりは、

まさしく――――「狂戦士」。
16マロン名無しさん:2007/02/20(火) 19:57:49 ID:???
「……フン本番はこれからだ !私のこの技をくらって無事なヤツはいない……【羅漢銭『ナイフバージョン』】!!
 どんな怪物だって……いや!たとえ神でもだーっ!」

五月の底知れぬ力に動揺しながらも、真名は自分の十八番である射撃術を繰り出した。
五月の額にめがけて飛んでいくナイフ! 小銭ですら人一人吹き飛ばす威力のあるこの技で、先の尖ったナイフが使われる。
当たれば間違いなく一撃必殺である!

「ヒョヒョ〜ッ!きたネきたネ〜っ!」

自分のチームメイトが窮地に陥っているのに止めるどころかむしろ望んでいるかのような超の声に二人はハッとする。
そして再び五月に視線を戻すと……ナイフは、しっかりと五月にキャッチされており、そのまま握りつぶされて粉砕した。

「ヒョヒョ〜っ。五月の残虐性、敏捷性……それら全てを含めた戦闘能力を目覚めさせるには実戦の経験が必須ネ。
 そしてそれには龍宮サンと刹那サンが適任だと思っていたが……二人でタッグを組んでくれるとはラッキーだたヨ♪
 早速五月と手合わせしてくれてありがとネ。



 ――――――――まさに目論み通りネ」



絶対絶命の状況に青ざめる龍宮真名と桜咲刹那。もはや彼女達の戦意は根こそぎ刈り取られてしまった。
そして今、その戦意は目の前にいる――かつて料理人だった――狂戦士に料理され、食べられ、腹の中だ。
二人はこの瞬間、敗北を確信した。
自分達はここであの天を目指す二人の膨張(イクスパンション)に飲み込まれてしまうのだと。
そして自分達はそのためにこれから想像を絶する恐ろしいことをされるのだと……。

                                      <了>
17マロン名無しさん:2007/02/20(火) 21:07:24 ID:???
ゆでたまご吹いた
18マロン名無しさん:2007/02/20(火) 23:29:59 ID:???
>13-16
大晦日に前スレでイチバンタッグ結成の話書いた者だけど……。

先にやられたーーーーー!!!

しかし何かが足りない………。

そうだ「ぺりり!!」

で刹那と真名の顔の皮を剥がすぺりりまだ!?

こんなネタも考えていたが……。

ガンマン&スナイパーコンビはちーっと古いな・・・ 私とたつみーが組むんだぜ
きっとすげえ戦いが続出してみんな毎回興奮して
体中の血が騒ぐこと請け合いだ!
そこで・・・・・・・

チーム名は「ジ・アドレナリンズ」だ!!
19マロン名無しさん:2007/02/21(水) 02:19:12 ID:???
寝付けないので一言
18と同じ者です。

12さんへ、別に構いませんよ。
最近過疎って居るのでこういうのもありと思います。
頭の中では考えていたけど文章で見ると面白いですね。
忙しくて文章書く間もなかったので読めたのでありがとうございました。
またよろしければ続編書いてくださいね。
20マロン名無しさん:2007/02/21(水) 10:01:28 ID:???
>>19
レス、ありがとうございます。
自分もあくまでネタのつもりで書いたので
違う形で続きを書いてくださって一向にかまいません。
もし、機会があれば……また続きを書いてみようと思います。
21マロン名無しさん:2007/02/21(水) 20:03:01 ID:???
>>18
ゆーなとたつみーだとむしろザ・マシンガンズな件ww
22マロン名無しさん:2007/02/22(木) 09:30:16 ID:???
華麗に保守
23マロン名無しさん:2007/02/23(金) 18:40:09 ID:???
新スレ早速保守
24マロン名無しさん:2007/02/23(金) 22:30:53 ID:???
このスレってネギまスレの中でも年齢層が高いスレだろうな。

作者は社会人がほとんどだと思うし、上の肉ネタなんかわかるのは社会人だろう。
>13からのも現在連載のネタだけど連載している雑誌が雑誌だし。

にしてもチャオチューンマンネタは面白な。
25マロン名無しさん:2007/02/24(土) 00:06:36 ID:???
wktkが止まらない
26作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 00:59:59 ID:???
大変長らくお待たせしました。
本日、午後11時前後の投下の予定とします。

注意点として、リアルでのシフトの都合でPCに触れる機会が減っていることです。
なので何の予告もなしに投下がなかったり、その日の投下が出来なかったりすることがあります。
大体夜の6時前か11時過ぎを予定としており、出来る限りのことはしたいと思います。

ストーリーは各章4章構成で全120話ほどに収めました。(作成を急ぐ余り、全何話か数えてませんスミマセン)
それでは夜の投下をお楽しみください。

27マロン名無しさん:2007/02/24(土) 02:23:45 ID:???
ktkr!
失礼ながら旅行先から携帯にて鑑賞させていただきます。
28マロン名無しさん:2007/02/24(土) 02:37:44 ID:???
祭りが始まるぜ!
29マロン名無しさん:2007/02/24(土) 06:25:05 ID:???
>>26
14部キター。楽しみに待ってますよ。
30マロン名無しさん:2007/02/24(土) 07:58:01 ID:???
お前は俺を燃えさせた

アンタが再臨した時から筆が乗りまくりだぜ〜!
31マロン名無しさん:2007/02/24(土) 11:25:15 ID:???
あなたが神か……!

ぁ、ついでにザジげと
32マロン名無しさん:2007/02/24(土) 13:56:46 ID:???
ネギげと?
33マロン名無しさん:2007/02/24(土) 16:50:29 ID:???
うっは、すっげえ楽しみ!
っていうかこのスレマジ好き。
このスレのおかげで全キャラ好きになれた!
34マロン名無しさん:2007/02/24(土) 18:55:32 ID:???
このスレのおかげで千雨と真名が好きになった俺は間違いなくマーダー厨
35マロン名無しさん:2007/02/24(土) 19:15:50 ID:???
>>26
明日早いのにどうしてくれるwwww
楽しみだ。制作乙
36マロン名無しさん:2007/02/24(土) 22:36:12 ID:???
wktk
だがお前ら前スレ埋めるの忘れるなよ
37マロン名無しさん:2007/02/24(土) 22:41:05 ID:???
あと20分で……
この企画が始まってからも長かったけど…今回も救ってくれたのはこの方か
38マロン名無しさん:2007/02/24(土) 22:56:13 ID:???
この俺にエロサイトめぐりを中断させたのは1氏がはじめてだ
39作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:10:12 ID:???
それでは半年の沈黙を破って第14部ネギロワを投下したいと思います。

このストーリーの注意点。
・このネギロワは学園祭の途中から分岐しております。
 内容についてネタバレなどがあり、どこからどう分岐しているかは後々教えます。

・物語の展開上、多少強引な点、一部の設定を無理しております、あしからず。

・この作品は作者本人が感銘を受けた、参考になるかも、と考えたネタが入っています。
 かなり過激な表現や容赦の無い救いの無い結末もございます、そのキャラが好きな方にはご注意を。

・始めに言っておきますが分岐エンドはございません。完全な“一本道”です。

それでは、作者1が送る、最後のネギロワの始まりです。
40マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:11:01 ID:???
ktkr!!
41作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:13:13 ID:???
【第1章】

1.回想

「…うぅっ」
「起きた?」
柿崎美砂(出席番号7)の声に綾瀬夕映(出席番号4)は目が覚めた。
遠くの方から、放送の終了する音楽を聴いてはっとした。
「―!そうです、放送!?」
「大丈夫だ、今の放送だと誰も死んでいない」
横ではエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル(出席番号26)が武器を片手に見張っていた。
さっきの放送では誰も死んでいない、とりあえずほっとした。
「やっぱり、昨日の雨でみんな動けなかったんだと思うよね」
美砂がそう言って地図に禁止エリアの印を入れていく。

とにかくこの3人は眠り場としていた麻帆良洋品店の倉庫で早めに寝ながら、今までの出来事を思い出していた。
ほんの僅かな希望を持って首に手をかざす夕映だが、そこにある金属の感触が気持ちを現実に戻した。
夢ではなかった。あまりにもつらい現実、どうしてこんなことになったのか…
禁止区域で塗りつぶした地図と死んだ生徒に斜線の入った名簿を見比べた。
禁止エリアは4つ、そして死んだ生徒は8人。
もう8人も減っていた、夕映の顔が曇る。図書館探検部としての仲間を失っているからだ。
仲間に斜線を入れるのがどんなに辛いか、嘘だと言いたいほどの現実感のない行為。
だがこれは嘘ではない。今、自分たちは殺し合いに巻き込まれていることを。

雨は上がっておらず、ジメジメした感覚が鬱陶しく感じた。
懐中電灯のランプを一番小さくする、電池の節約だ。
薄明かりの肌寒い倉庫の中で、3人は輪になって支給されたパンを食べ始めてた。
「私たちが今いるのはこのエリアで――」
美砂は地図をゆっくりと見渡す。うまくまとめているあたり、流石は自称“まほらチアリーディング”のリーダーだ。
42作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:14:00 ID:???
「今は6時過ぎ。エヴァさんの言うとおり、放送では死亡者ゼロ」
携帯電話の時計を見る。時間は確認できるが妨害電波が出ているのか常に県外だ。
「次の放送は昼の12時。それまでここで隠れてそれからどうするか考えよう」
その言葉を最後に3人は無言になり、黙々とパンを食べた。

「どうしてこんなことになっちゃたのかな…」
最初に口を開いたのはまたも美砂、気が滅入りそうな気分だ。
「…」
夕映の表情も曇る、思いもしなかった殺し合いへの参加。
有無を言わさずに説明を聞かされ、自分たちの居場所である麻帆良学園都市を舞台にバトルロワイヤルが開始された。
「ここで一度整理したほうがいいかもしれないな」
この1日いろんなことがありすぎてまとめ切れなかった。
ここらで今までのことを振り返って考えてみようと提案するエヴァ。
まず自分たちがいつからこんなことになったかを話し始める。
「そもそも私たちが学園祭のどこでこんなことになったの?」
どうも眠らされている間にそこら辺の記憶が曖昧になっているようだ。
「おそらく超のお別れパーティをした時だな」
エヴァはすぐに切り出す。
「そうです、私たちは超さんのお別れパーティでいきなり眠くなって……」

3人は今までのことを語りだす。
時刻は午前6時過ぎ、史上最悪の殺し合いゲームが始まって1日と6時間が経過していた。


【残り22人】
43作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:15:07 ID:???
2.悪夢

「うぅぅ…」
「夕映、起きて!」
「…うん?……ここはどこです?」
眠りから目覚めた綾瀬夕映(出席番号4)は起こしてくれた宮崎のどか(出席番号27)を向いた。
「…ここは」
「学園の教室みたいだね」
夕映は立ち上がり、辺りを見渡した。
どうやら自分たちの見慣れた教室のようだ。そして眠らされている何人かの生徒たち。
頭が酷く重い。こんな気分を味わうくらいならもう少し眠りの中にいたいのに。
夕映は何度も瞬きをして合わない焦点を定めようとしたが、それより先に白っぽい床が目に入る。
「どうしてここに?」
不安げなのどか、見てみれば全員パーティでいた衣装のままだった。
誰かがこの格好のまま連れて行かれた、そう考えるしかなかった。
見慣れた学園の教室。だが椅子の配置や壁のプリント類の様子から別の教室であることが分かる。
外を見るが何故か学園祭期間だというのに周りには誰も居ない、それどころか人の気配すら感じない。
桜咲刹那(出席番号15)や龍宮真名(出席番号18)は素早く察知した、これはおかしい…と。
そしてもう一つ、夕映はおかしなことに気づいていた。
「あれ?そういえば…」

「ようやく起きましたか!」

すべての思考を遮るかのように、聞こえる拡張器のやかましい声。
その声に驚いて立ち上がる者、耳を塞ぐ者、状況が掴めずにオロオロする者。
教室の扉を開けて出てきたのは、拡声器を手にしたガンドルフィーニの姿がその中に混じっている。
近くで拡声器のハウリングに鼓膜を打たれた神楽坂明日菜(出席番号8)は、苛立ちを深くしつつ身を起こす。
44作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:16:02 ID:???
まだふらついているので隣の近衛木乃香(出席番号13)が体を支えてもらい立ち上がった。
「時間が惜しい、さっさと起きてください」
キーンという耳障りな音と共に、ガンドルフィーニの声が脳を揺さぶる。
状況が飲み込めず騒ぐ生徒たち。自分たちはなぜここにいるのか、そして何が起ころうとしているのか。
「あまり騒がないでいただきたい」
だから拡張器を使うのはやめてくれ。そんな表情でガンドルフィーニを見ている生徒たち。
しかしガンドルフィーニはそんな視線を断ち切るようにした表情で周りを見ている。
すると現れた服を積んだ小さなコンテナ。
「君たちの制服を用意しておいた。そのようなふざけた格好で参加されては見栄えも悪いですしね」
そこに用意された新品の麻帆良学園の制服。
「10分、時間をあげます。その間に制服に着替えておいてください。着替えた人から各自、好きな場所に座るように」
そう言うとガンドルフィーニは教室から立ち去った。

「何、今の…」
「さぁ」
訳が分からず言われたように制服の入ったコンテナを覗いた。
出席番号2番から31番までのネームプレートが書かれており、すべてその生徒の身長に合わせている。
「すごいね、ぴったりだよ」
普段、ダイエットのせいでレオタードや服の大きさを気にする佐々木まき絵(出席番号16)ですら絶賛するジャストフィット。
ガンドルフィーニに言いたいことは山ほどあるが、とりあえず制服を着込んだ。

「ふぅ、やっぱりこの姿が落ち着くです」
そう言って鳴滝史伽(出席番号23)はいつもの制服姿になって座り込む。
「さっきの格好だと、どっちがどっちか分からなかったでござるよ」
となりの長瀬楓(出席番号20)が話しかけた。
「それだけ鳴滝姉妹の変装術が身についたってことだよ楓姉ぇ」
横の鳴滝風香(出席番号22)は上達した自分たちを褒めてと言わんばかりの態度になって言った。
ほんの僅かの違いを残してほとんどそっくりな鳴滝姉妹、双子だから当然だが最近の服装や格好を工夫するだけで、どっちが風香で
どっちが史伽なのか分からなくほどだった。その手で何度も他の生徒を騙してイタズラしたことか…
45作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:16:51 ID:???
数度目を瞬かせてから、明日菜らは愕然とした。
そこにいるのは軍服の男たち。誰?という疑問詞が、明日菜他大勢の生徒の頭に浮かんだ。
「いきなりで申し訳ないが、今日は君たちに殺し合いをしてもらう。そのつもりでいてくれたまえ」
しばしの沈黙のあと、唐突にそう言った。
「こ、殺し合い!?」
皆、声を合わせて驚く。信じられないといった表情で委員長である雪広あやか(出席番号29)が反発する。
「なぜ殺し合いをする必要があるのですか!?」
当然と言えば当然だ。つい昨日まで超鈴音のお別れ会をやったクラスメイトと殺し合いなんて、正気の沙汰ではない。
「冗談だよね。きっと映画の撮影とかでしょ」
まき絵はそう願ってガンドルフィーニに問いかけた、すると…
パン、パン、パン、と乾いた音がし、辺りが一斉に静まり返る。
ガンドルフィーニの真上の天井からパラパラと何かが落ちてくた。
何が起きたのか分からず、生徒らは目を凝らした。頭上に掲げられたガンドルフィーニの手の先に黒いものがあり、
そこから微かに煙のようなものが立ち上がり、鼻先にツンと刺さる煙の臭いがする。
それが拳銃であることに気付くのに、たっぷり5秒近くは費やした。

「この銃弾を食らいたくなければ、大人しくしてください」
さっきまで騒いでいた生徒全員がしーんと静まり返る。
これは学園祭のアトラクションでもなければ映画の撮影でもない、完全な本物。
どんな状況に置かれた立場か今になってようやく理解できた。
自分たちは目の前に立つガンドルフィーニ率いる何者かに拉致されていること、そして殺し合いを強要されていること。
「最後の一人になるまで殺し合う『バトルロワイアル』に参加してもらう」
「バトルロワイアルだって!?」
刹那が驚愕の表情で立ち上がった。すぐさま軍服の男たちが銃を構えるため、喉のすぐそばまで来ていた言葉を飲み込みその場に座る刹那。
隣の近衛木乃香(出席番号13)は怯えた表情で刹那の手を掴んできた。
刹那は木乃香を不安にさせまいとその手を強く握り返す。
少し周りが落ち着いたところでガンドルフィーニは続けた。
46作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:18:04 ID:???
「ゲーム終了には最後の一人になるまで殺しあう…はずだが、このゲームの過去を遡ってみると残り二人になったところで自殺したり、同士討ちになったりとしているケースが増えた。
 よって今回試験的にこのゲームでは生存枠を3人に増やす措置が取られた。それ以外にルール変更はない…それに時間ごとに禁止エリアがある、その中に入れば首輪が爆発するようになっているからな。
 タイムリミットはゲーム開始時間の午前0時からちょうど3日後だ」
その言葉を聞いて生徒らは生唾を飲み、周りを見回す。この中で生き残れるのは3人。
殺し合いなんか聞いたことがないしありえない、僅かに生徒らの間に動揺が起こる。
「これから3分おきに出席番号順に出て行ってもらう。その際に鞄を渡しておく、その中には食料と地図と武器がある。公平さを出すために武器の中身はランダムだ。
 もし使えない武器が当たった場合は、自分のくじ運が悪かったということだ」
淡々と話すガンドルフィーニに対して、3−Aの生徒らは呆気に取られていた。
今の出来事も現実、嘘でもない。自分たちはこれから殺し合いをしなくてはならないのだ。

「開始まで時間はないが、何か質問は?」
「…どうして、こんなことをするのです」
真っ先に質問するあやかだが、ガンドルフィーニは一瞬躊躇するような仕草を見せ、静かに言い放つ。
「残念だがそれは応えられない」
「そんなのって…!」
さらに反発しようとしたが周りの兵士らがこちらに銃を向けてきた。
「これ以上、このゲームに関わる話はタブーとします」
ガンドルフィーニの一言でさらに静まり返る一同。
それでもやはり納得が出来ない者もいた。
「なんで、どうしてなの。どうして私たちがこんなことしなくちゃならないの!」
近くで椎名桜子(出席番号17)が立ち上がる。
「みんなもおかしいと思わないの!?殺し合いだなんていくらなんでもふざけてるよ」
危険を承知で声を上げて他の生徒らに訴える。
47作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:18:56 ID:???
すぐ横で柿崎美砂(出席番号7)と釘宮円(出席番号11)が腕を掴んで止めようとするがやめない。
殺し合いをしろと命令されてはいそうですかと納得できるような問題でもない。
「どうしてなの、いきなり殺し合いなんて…そんなの酷いよぉ!」

パァァァァン

耳を突く派手な音。
ガンドルフィーニの後ろに居た兵士の男の手に握られていた銃は桜子の方向を向いていた。
そしてその銃声と共に美砂と円にはさまれるようにして立っていた桜子は、その場に倒れこんだ。


【残り29人 ゲーム開始】
48マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:20:49 ID:???
ぎゃあああああああああああああ桜子おおおおおおおおお
49作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/24(土) 23:20:51 ID:???
本日はスタートということもあり、2話のみの投下といたします。
明日もこの時間に投下できると思いますが、こちらのリアルの関係でかなり変則な投下となります。
もし11時より1時間以内に投下が無い場合は、その日の投下はないとお考えください。
こちらも出来る限りのことはいたします。
それではまた明日。
50マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:21:08 ID:???
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!桜子ぉぉぉぉぉぉ!!!!!

つか超のお別れパーティから分岐ってモロ被りorz
51マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:22:39 ID:???
とりあえず被ってなくてよかった。やはり1は良い。桜子記録更新だ!
52マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:24:05 ID:???
くそおおおお今日からテスト一週間前だってのにこれじゃあ勉強に集中できねえ!!
だが俺はネギロワを取るね。
学年末考査がなんぼのもんじゃーいw
53マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:25:31 ID:???
 ま た み せ し め か orz

正直名前が出た段階で「死んだな」と思ったけどさww



明日受験だけど桜子の喪に服しとくぜ
54マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:26:58 ID:???
作者さん乙!
明日も楽しみです!!
55マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:37:06 ID:???
また桜子か
56マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:43:10 ID:???
桜子、無茶しやがって(-人-)
57マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:45:58 ID:???
桜子「私、人気無いし反抗でもしとくか!」ズキューン!
58マロン名無しさん:2007/02/24(土) 23:57:47 ID:???
人気投票だと桜子は人気無いわけでも無い
むしろ柿崎が最下位

そんな柿崎萌えの俺が3票投票して、尚32票…orz
スマソ、チラ裏だな
59マロン名無しさん:2007/02/25(日) 00:03:14 ID:???
とりあえず出だしは被っていなかった。
しかしオチがどうくるか……
期待と不安が入り混じりながらのwktk
60マロン名無しさん:2007/02/25(日) 00:10:19 ID:???
>>57
wwwwwwww

それにしても桜子の役は美味しいな
61マロン名無しさん:2007/02/25(日) 00:19:51 ID:???
桜子はもはや定番
62マロン名無しさん:2007/02/25(日) 00:44:35 ID:???
>>58
ここに俺の3票あるから、おまいのと合わせて6票。
うん、あれだ…何も言うまい。
63マロン名無しさん:2007/02/25(日) 01:39:35 ID:???
>>62
3票×11人(1人サボりで)−1票=32票




桜子以外誰が死んだのか気に成るな。kwtk
64マロン名無しさん:2007/02/25(日) 02:07:21 ID:???
ヒント:さよ

夕映が活躍しそうな予感
65マロン名無しさん:2007/02/25(日) 02:09:22 ID:???
おっと>>63すまん、勘違いしたわ
ヒント:さよは忘れて下され
66マロン名無しさん:2007/02/25(日) 02:21:42 ID:???
ヒント:図書館探検部−夕映=……

3人もうちの誰なんだろうな
67マロン名無しさん:2007/02/25(日) 03:15:26 ID:???
・・・・・桜子orz


生存者に期待してたわけじゃなかったが
第1話 美砂の同伴者

第2話 3名生き残りの説明

この時点で桜子フラグが既に・・・・・
68マロン名無しさん:2007/02/25(日) 04:19:52 ID:???
桜子って、第七部や第十二部では惜しいところまで生きてたのに、
なぜか不遇な扱いしか受けていないイメージがある。



まあ、生還率ゼロ、バトロワ開始前に出しゃばって死ぬのも今回で三度目だがな
69マロン名無しさん:2007/02/25(日) 09:18:03 ID:???
彼女は自らの幸運属性によって
これからの不幸な事態を避けて最初に死んだのですよ


orz
70マロン名無しさん:2007/02/25(日) 09:43:53 ID:???
>>43 15行目
>>44 最終行

誤字っぽい部分。いらんかったらスルー推奨。
71マロン名無しさん:2007/02/25(日) 13:09:17 ID:???
>>69
その発想はなかったわ
72作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:04:34 ID:???
それでは本日分を投下します。

>>70
確認しました。

外を見るが→外を見ると

分からなくほどだった→分からないほどだった
73作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:05:30 ID:???
3.脇役

ゲームが開始してしばらくして和泉亜子(出席番号5)は名前を呼ばれ出て行くことになった。
とぼとぼと荷物を抱え、兵士に促されるがままに出口へと力なく歩く。
見慣れた廊下を少し進めば、朝いつものように友と会話しながら入った出口の一つ、あと数歩進めれば外に出ることになる。
だが亜子はそこから一歩も出ることが出来なかった、教室のあの瞬間を思い浮かんでしまう。
僅かな血を見るだけで失神してしまう亜子にとって耐え難い苦痛でしかなかった。
その瞬間が頭を過ぎるだけで今にも気を失いそうで、でもそうすると後ろから来る誰かに殺されそうで…
その狭間でふらふらと歩いた後、気分の悪さを隠しきれずその場にうずくまってしまう。

『ピー…ガー…そこの出席番号5番!和泉亜子!』
「ひぃ!」
後ろで、スピーカーを持った兵士の声に肩を震わせた。
『スタート地点での待ち合わせ行為は、場合によっては首輪を…』
「す、すみません!出発します!」
後ろからは大河内アキラ(出席番号6)、その後ろからはでこぴんロケットで一緒にライブをした柿崎美砂(出席番号7)。
共に信頼できる親友だ。
だがほんの少しでもこちらに来て自分を助けてくれるかもという甘い考えは、脆くも崩れ去る。
結局、自分は脇役でしかない。こういう展開では、脇役はあっさり殺される運命に遭う。
出来ることなら痛みを味わわずに死にたい。
でもそんなこと無理だ、殺されるのはいやだ、死にたくない。
―だからって武器を使って人を殺すのもいやだ…ああ…ウチはどうする事も出来んのや……
前日にナギ(ネギ)により主役になる自信を貰った亜子だが、彼女の思いを砕くように、悲劇は何段も重ねたようにやってくる。
絶望の中に包まれながら亜子は外に出た。

「…」
周りは見慣れたはずの学園、どうしてこんなことをしなくてはならないのかと思うと途方に暮れてしまう。
74作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:06:49 ID:???
デイパックの中身は確かめていない。もし人を殺せる武器が当たった場合、自分はどうするだろうか。
まず人殺しには参加しない、むしろ出来ないしそんな度胸も全くない。

「どなんしよ…」
とぼとぼと歩く中でまた声が聞こえた。
「亜子!」
「!」
先ほどと同じように肩を震わせて振り返る。するとそこには必死に息を上げて走って来たアキラの姿。
「あ、アキラ!」
二人はまだゲームが始まって10分ほどだが、まるで何日も出会っていないような気分になり抱きしめあった。
暗い校舎前でアキラは潤む瞳を必死に堪えていた。
だが亜子は今まで押さえていた感情が爆発してアキラの胸の中で泣き崩れる。
「アキラ…アキラぁ……」
殺し合いなんて出来ない、こうやって抱きしめてくれる親友を何故殺さなくてはならないのか。
その思いが交錯し、悔しさと悲しさで涙が止まらなかった。
「亜子、とりあえずどこか安全な場所へ行こう…」
「うん、ゆーなとまき絵は大丈夫かいな…」
先に出て行った明石裕奈(出席番号2)と後に出て行くまき絵もその動向が気になる。
同じ親友であり、学園に入って以来の長い付き合いだ。自ら進んでゲームに乗るなんてことは無いと考えた。
しかし、ゲームに絶対乗らないという保障はどこにもない。この狂気に二人は取り憑かれ狂ってしまうとも限らない。

そうなった場合、亜子とアキラは彼女たちと戦わなくてはならないと考えると寒気を覚える。
不安に駆られ、アキラの胸の中で震える亜子はとてもじゃないが人殺しなど出来るはずもない。
それどころか自分の身を守るために戦うことも無理に近い。
アキラはそんな亜子を強く抱きしめ、安全な場所を求めてその場から急いで去った。

【残り29人】
75作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:08:15 ID:???
4.共闘

学園都市の広場を歩きながら、柿崎美砂(出席番号7)はこれからの行動を決めかねていた。
美砂は目に留まったカフェテリアに身を隠し、自分が渡されたデイバックを開けた。
ペットボトルに入った水3本、食料である大き目のパンが3つ、学園都市の地図、全員の名前が書かれた名簿、そして武器。
それを見て隠すようにしてデイパックのジッパーを閉じた。
「…これからどうしようかな」
美砂はゲーム開始前のことを思い出す。

少し離れた場所にいた神楽坂明日菜(出席番号8)が手元で何かを見ている。
それを横の桜咲刹那(出席番号15)に渡した。刹那も渡された何かを見ると、自分の隣に座っていた綾瀬夕映(出席番号4)に渡した。
さっき雪広あやか(出席番号29)が手元で何かを書いていたような気がする。それが回っているようだ。
この事態に対する何かなのだろうか。さすが委員長だ、こんな時でも即断即決の行動。
こっそりと横目で夕映が受け取った手紙を見た。その内容は、全員が出て30分でこの校舎は禁止エリアとなる。
その30分の間に合流し、この狂気に満ちた「ゲーム」を壊すことだった。
それを見た後、夕映はこっそり後ろの古菲(出席番号12)に渡そうとしたその瞬間。
「そこ!コソコソ何かしない!」
迷彩服の1人が銃を向けた。
「綾瀬夕映くん、それを破りなさい」
夕映は躊躇い、モタモタしていた。
「夕映くん」
声に凄みが混ざる。夕映はやむを得ず紙を小さく破り捨てた。

出口を出て中庭付近から窺ってみれば、明日菜は指定した場所に行ったらしい。
そこまで見て他の生徒の顔が目に浮かぶ、誰がゲームに乗るのかは分からない。
取り敢えず学園を離れ、学園都市の道を歩いてはいるがどこに向かおうかは全く不明だ、全く空白、何も考えていない。
「桜子…」
76作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:09:23 ID:???
ゲームが始まる手前に桜子がガンドルフィーニの銃弾に倒れた椎名桜子(出席番号17)を思った。
目の前で仲間が撃たれ、しかもその血が僅かながら自分の顔に飛んできた。
嘘でもなければドッキリでもない、正真正銘の殺し合いゲーム。

自分は生き残れるのだろうかと思っていると、扉が開く音がした。
美砂は素早く音のする方向から離れ、近くに落ちていたモップをとって向ける。
(誰…)
音が近くなる、段々こちらに近づいてくる。

ガタッ

「夕映?」
「…柿崎さん」
暗闇から姿を現したのは夕映だった。
夕映は美砂を警戒してか手に小さなスコップを持っている、それが武器らしいがとても武器と呼べる品物でもない。
「夕映…明日菜の所に行かなかったの?」
夕映の順番はスタートから3番目、どこかで隠れて待ち合わせをしようとすれば出来るはずだ。
「見てたですか…」
「まぁね。それより、それ下ろしてくれる?私はまだやる気じゃないから」
“まだ”この一言は非常に重要だった。今はゲームに乗る気はない。だがもしもの場合、ゲームに乗らざるを得ない場合は乗る。
いい例として、あと4,5人に減ったとき、または今目の前に居る夕映が自分を殺そうとしたときなどだ。

美砂に言われ、夕映は取り敢えずスコップを下ろした。見たところ美砂は武器を身につけていない。
まだデイパックを開けてないのだろうかと夕映が不思議に思っていると美砂が察したのか、カバンの中から何かを取り出した。
「私の鞄に入ってたのはこれよ」
苦笑いしながら美砂がデイパックから出したのは―
「銃ですか……」
コルトガバメント。重量感とその黒光りする威圧感に押されてしまう。
77作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:10:14 ID:???
夕映はあやかが指定した場所へは行かなかった。
まず、この計画は無謀だと率直に思いつく。仮に人数が集まっても、集まった人らの武器がもしはずれだったら?
確実に銃を構えている兵士たちに一瞬で蜂の巣にされてしまう。
そして何をどうすればこのゲームが終わるのか。そこまではっきりとしていないとこの計画は成り立たない。
さらに30分のタイムリミット。入り込んだまではいいが、解決策が見当たらずもたもたしていたらそれこそ犬死だ。
少なくとも、のどかを見つけて殺し合い云々よりも今確実に生き残れる方法を模索した。
だが、希望を持って扉を開けた先にいたはののどかではなく美砂。

(ここで一人でいるよりは…複数でいた方が安全かもしれないです)
闇雲に動くよりも誰かと行動したほうが得策と考えた。当然、裏切られ殺されるデメリットも抱えてはいる。
しかし今の自分一人の力では全くの無力、信頼できる顔見知り仲間が欲しいがそんな贅沢は言ってられない。
ましてや自分の武器が園芸セットで、相手は銃なのだから。下手なことを言って牙を剥かれて撃たれるよりはマシだ。
もう会ってしまった以上、背を向けて逃げるなんてもってのほか。切り出すしかなかった。
「柿崎さん、一緒に行動しませんか?あなたも殺し合いは参加したくないはずです」
「私でよければ力になるよ。他のみんなも探したいし、他にも一緒に行動したいと思う人がいると思うから…ここから移動しよか」

夕映は内心驚いていた。この危機的状況でこんな簡単に相手を信用するとは思ってなかった。
(何か企んでいるんですか…?)
だが一度行動を共にすると言ったため、もう後には引けない。
美砂に促され、夕映は立ち上がり昨日まで自分たちの居場所(今じゃ殺し合いのフィールド)だった学園都市の地図を開く。
今は、後悔する時間すら惜しかった。


【残り29人】

78作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:11:01 ID:???
5.-1の存在

明石裕奈(出席番号2)が出発してから何分時間が過ぎただろうか。
次の人間が呼ばれるまでの3分間がとても長く感じた。

「次、13番。近衛木乃香」
「せっちゃん…」
不安がる近衛木乃香(出席番号13)が桜咲刹那(出席番号15)が宥める。
「しばらくの辛抱ですよ、すぐに私が参ります」
「約束やで…絶対ウチを探してや!」
そう約束して木乃香は出発した。すると、刹那がいきなり立ち上がった。
「先生。質問…というより確認させて下さい」
若干の恐怖心を振り払いながら丁寧な口調で尋ねる。
「何かな?」
刹那はまだ出発していない残りの生徒、特に真名や楓を一瞬見てもう一度振り向いた。
「生き残れるのは3人になったのですね」
「そうです」
「逆に言えば、今ここで助けたい誰か二人以外全員を殺してしまえば、その場でゲームは終わるということも…」
「そうですね、君なら木乃香君あたりを引き合いに出してそんなことが可能でしょう」
刹那以外の他の生徒に一瞬の緊張が走る。
だが刹那はその視線を断ち切るようにして向き直った。

「なんでですか?」
「は?」
ガンドルフィーニは間の抜けた返事をした。
「なんで私達なんですか?ここでこんなことをさせて何のメリットが…それに生徒全員と言っていますが、ここには…」
79作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:11:55 ID:???
ふと刹那は残りの人数を見る。自分を含め残り16人。そこには3−Aの生徒の一人が存在していない。
皆が起きたときからいなかった。何故?全員参加ならここに置くはず…まさか、と勘のいい人間ならそう考えるのが普通かもしれない。
しかし、彼女はもう退学届けを出しているからもう生徒ではないが…それでも何か引っかかっていた。
するとガンドルフィーニはむぅと声を出して黙った。
それは言葉を選ぼうとしているのか、説明してしまってもいいものか、迷っているようだった。
「答えられないのですか?」
刹那は追い打ちをかけるように尋ねる。
ガンドルフィーニはしばらく黙ると、小さな咳払いが聞こえた。
「彼女は別の場所でスタートしている。彼女もただのゲームの参加者だ」
その声は重く、しかしハッキリとしていた。

「このゲームは我々が管理している。不審な行動を取ればすぐに始末するようになっている、下手な言動は控えるように」
誰かが舌打ちをした。
「黙れ…クソ野郎」
長谷川千雨(出席番号25)が小声で呟く。その声は幸いガンドルフィーニの向こう側には聞こえなかったようだった。
「では刹那君、そろそろ出発の時間です」
ゆっくりと、刹那は自分のデイパックを手にした。
「最後にもう一度だけ確認します。30人の生徒の中で3人になれば、ゲームは終わるのですね」
問いただすようにもう一度確認する。
「それは約束する。刹那君が何を考えているか分からないが、それほどの勇気があるのならな…」
「………分かり…ました」
刹那が荷物を受け取って姿を消す。
室内に、異様な緊張感が漂っていた。


【残り29人】
80作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/25(日) 23:13:14 ID:???
本日はここまでです。物語の展開上、第1章は死人が少なく、少しダレるかもしれません。
明日の投下は夕方6時前となります。
それでは。
81マロン名無しさん:2007/02/25(日) 23:16:30 ID:???
超がどんな役か気になるよ
82マロン名無しさん:2007/02/25(日) 23:47:49 ID:???
投下GJ
あれ?てことはさよは参加してるんでしょうかね?

83マロン名無しさん:2007/02/26(月) 00:30:56 ID:???
作者1さん乙です。

せっちゃんが今後どういう行動に出るかガクブルしながら待っています。
84マロン名無しさん:2007/02/26(月) 10:57:57 ID:???
乙です。
とりあえず全員が校舎を出るまでは1章なの・・・かな?
85マロン名無しさん:2007/02/26(月) 13:45:19 ID:???
乙カレー。
6時か・・・それまでkwskしながらまってますよ。
86マロン名無しさん:2007/02/26(月) 15:28:25 ID:???
>>85
kwskしてどうするw
wktkなら俺もしてるが。
では、作者氏、続きを期待しておりまする。
87作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:53:13 ID:???
それでは投下します。
88作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:54:42 ID:???
6.恐怖

佐々木まき絵(出席番号16)は学園を出てすぐ高等部の校舎の中に身を潜めていた。
いつもはクラスの中でも愛らしい笑顔の彼女の顔は、恐怖のために引きつっていて見る影もなくなってしまった。
その小さな両手は、支給されたデイパックの紐をきつく握り締め、小さく震えている。
力が入りすぎて、両の掌は血の気を引かせていた。

――嫌、嫌ぁ。何これ。なんで私はここでこんなことしてるの。

両目に涙を一杯に湛え、まき絵は更に体を小さく屈めた。
一人は怖い。けれども、誰かと一緒にいるのも嫌。誰かに見つけてもらいたい。
けれども、その誰かが自分を殺しに来たら?
親友の明石裕奈(出席番号2)や和泉亜子(出席番号5)や大河内アキラ(出席番号6)と話がしたい。
けれども、もし出会うや自分に武器を向けてきたらどうすればいいのか。
寂しさと恐怖からくる、正反対の考えがまき絵の縮んだ心を容赦なく押しつぶす。
今おかれている状況が、まき絵の性格を極端にネガティブなものへと変えていった。

「嘘だって言ってよ。冗談だって言ってよ、ドッキリだって、誰か言ってよぉ」
ぼろぼろと涙がこぼれた。
どれほど願っても先ほど教室で見た、桜子が銃弾に倒れた瞬間、自分より先に出た13人の生徒たちの荷物を受け取って出て行く時に
見せた疑心と恐怖と怯えにまみれた表情は目に焼きついて離れない。
目にしてきた全てが、この状況を事実だとまき絵に思い知らせてくる。
仕方なく、涙目で震えながら自分の鞄を調べる。地図、パン、水、武器、そして説明書付きの茶色い小瓶。
(…毒薬?)
ラベルには『青酸カリ』と書いてある。
名前は推理アニメで聞いたことがある。粉末ではなく水に溶かしてある、即効性らしい。
89作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:55:33 ID:???
蓋を開けると独特のアーモンドの香りが漂ってきた。
(これを飲めば、楽になれるかな…)
あまりの辛さに一瞬、自殺を考えてしまった。
すぐにはっとすると、蓋を戻してデイパックの奥に片付けた。
目の前に突きつけられた死は、極端に現実感がなく、また逆に極端にリアルだった。
そして、それを受け入れれずに混乱している自分がいる。まき絵は部屋の隅で膝を抱えた。
(やっぱり駄目だよ…自分で死ぬ勇気も…ないし……殺す勇気もないよ……)
涙がとめどなく溢れた。

誰かが扉を開ける音がした。
まき絵はビクリと体を震わせ、慌てて手元に荷物を引き寄せた。
地面に体を擦りつけるように体制を低くし、いつでも逃げ出せるように荷物を抱え上げる。
ゆっくりと足音がこちらに近づいてくる、まき絵は怯えながらその様子を眺めた。
そこにいた人影は、一体どれだけ待ち望んだことかわからないほどの喜びだった。

「ゆ、ゆーーーーーなぁーーーっ!」
「まき絵!」
心強い親友に出会えてまき絵は僅かながら、小さな幸福を感じていた。
その場に現れたのが裕奈だからだ。


【残り29人】
90作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:56:20 ID:???
7.最後の出発

「出席番号31、ザジ・レニーディ」
「…」
ついに最後の一人となり、ザジが最後の出発者として呼ばれた。
無言で立ち上がり、メイクを施された顔でザジが前に歩み出る。
ガンドルフィーニに歩み寄るザジを見て兵士たちは銃を構えるが、ガンドルフィーニは手で静止する。
「何かな?下手な行動は無意味だぞ」
「一つ…確認させてください」
突然刹那と同じような内容で問いかける。

「なんだ?」
「全員がスタートした30分後に、この教室を含む学園周囲一帯は禁止エリアになりますよね。そして一人づつバックを持って出て行く」
ザジは先ほど説明したセリフを繰り返す。そして、一拍おくと再びザジは喋り始める。
「…説明は以上でした。…つまり30分以内なら、この部屋に再び入ってくるのも可能ですね?」
「む……」
ガンドルフィーニは少し考える。
ザジの表情からは何も読めないために、何を考えているのか分からないのだ。
「まさか武器を持って再びこの部屋に入ってくるという意味か?」
「そう言う意味ではありません」
ガンドルフィーニの答えを否定する。そしてザジはガンドルフィーニに向けふたたび喋り始める。
「バックは一人一つ…。でも今、バックは二つあります」
ザジはそう言って、背後にあるバックを指差す。
ガンドルフィーニの後方。そこにはデイパックは確かに二つ存在していた。

「つまり一つ持って部屋を出た後…、30分以内ならこの部屋に入ってもう一つ持って行ってもいいということですね」
91作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:57:06 ID:???
デイパックは人数分用意されていた。だが一つ余っていた。
つまり先ほど殺された生徒の分のデイパックが余りとして確かに存在していた。
「なるほど、説明不足だ」
これは盲点を突かれたなとばかりに眼鏡をかけ直すガンドルフィーニ。
「残念ながら校舎は30分の禁止エリアになるが、基本的には進入禁止だ。蜂の巣になりたいのなら別だがな」
そこで言葉は一旦切られる。
「…だが発想は悪くない。かまわんよ。バックを二つ持って行きたまえ」
その言葉を最後に、教室を奇妙な静寂が支配する。

こうして、ザジはデイパックを二つ持って教室を出て行った。
校舎の出口、いつも見慣れた下駄箱。並んでいる兵士たちが銃口が自分を狙っている。
ここでは本当に下手な動きは取れない。取る気も起きないのだが。
ザジは思い切って校舎の外に出た。
そのバックの中には、地図、食料品、そして鉄製のヌンチャクが入っていた。
「…」
鉄製の武器なら何度も殴りつければ殺せるかもしれないがリーチが短い。
正直言って当たりと呼べる分類とは程遠い。
「…」
もう一つのデイパックの中身は果物ナイフ。辛うじて武器と呼べるものが出てきた。

とりあえず自分はゲームに乗るのか否か、考えても答えは出て来ない。
「…」
ザジは沈黙する。たった3人しか生き残れない、説明ではそう言ったのだ。
92作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 17:57:53 ID:???
(…行かなきゃいけない)
二つ分の中身を移し変えたデイパックをしっかり肩にかけ、瞳の奥に決意を漲らせて。
「…」
大きく息を吸った。
(今はただ前へ……!)
果物ナイフの刃を畳み、いつでも使える体勢にする。
そして勢いよく、自分が何をするべきかを確かめながら現実へと飛び出した。


【残り29人】
93バレンタインディ:2007/02/26(月) 17:59:26 ID:???
8.その覚悟の差

ゲームが始まって間もない体育館横、そこに雪広あやか(出席番号29)、神楽坂明日菜(出席番号8)がいた。
兵士たちは表向きしか見張っておらず、体育館横は死角となっていた。
電灯を点けずに薄暗い建物の隙間の中で、あやかはこのゲームを壊すために準備をしていた。
あやかの武器はベレッタM92Fで威力共に十分すぎるものだ。
一方の明日菜も武器は金属バット、威力、リーチ、携帯性を考えるなら意外とまともな武器の分類だ。
問題はそれを使って人を殺せる勇気(そんなものクソくらえだが)である。

「いいんちょ、あんた正気?自ら死に行くようなものよ」
明日菜はあやかに問いかけた。今からやるのはゲームを管理している校舎にこっそりと突入すること。
ゲーム開始前の説明では、全員が出て行ってから30分後に校舎付近のエリアが禁止エリアにされる。
それならばその僅か30分の間に管理者を制圧すればゲームは無効になるとあやかは考えた。
無論、武装した兵士たちと生身で戦うなど自殺行為。助かる確率など万に一つもない。
そんな計画に、刹那や明日菜は否定的だった。刹那は木乃香を探して離れ、明日菜もあやかのやり方に疑問を持っていた。
危険、無理、無謀、明日菜はあやかに突撃するのをやめるようについてきたのだ。
だがあやかは眉一つ動かさず淡々と準備を進めるあやかを見て明日菜は悟る。
―いいんちょは死ぬ気だ…と、刺し違えてでもこのゲームを止めなくてはならないという気持ちが伝わってきた。

「…たとえ死んだとしても、他の皆さんを救うことが出来ればそれでいいですわ。明日菜さんは安全なところへ、ゲームを止めるだけなら私一人でも…」
この計画に賛同する人間などいないとあやかは思っていた。そんなの正気の沙汰ではない。
危険なことだが、もしもここで自分が死んだとしてもゲームさえ止められればいいとあやかは考えた。
初めから仲間を集めるために手紙をまわしたわけではなかった。少しでもゲームを止める意思のある人間を模索していたから。
きっと拒んで止めに来る人もいると考えた、『ゲームを止めたい、でもこれは無謀』という意見。

94作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 18:00:13 ID:???
そう思って来た人間になら信頼できる。
ここで自分が失敗したとしても、ゲームを絶対止めるという意思を伝えることが出来れば十分だった。

他の誰も傷つけず、自分一人が鉄砲玉になって…
ある意味、英雄的行為に等しいが目的が達成できずに死んでは元も子もない。
「明日菜さん、もしも生き残ってネギ先生に出会えたら『雪広あやかは3−Aのクラスのために死にました、そしてネギ先生を本当に愛していました』とお伝えください」
(何で…何で…)
明日菜の目の前に立っているあやかは、今まさに死に行くのだ。
なのにどうして決意に満ちた清々しい笑顔が出来るのかと。
「さよなら明日菜さん」
明日菜を尻目に、あやかは校舎へ戻っていった。
1階のトイレの窓を開けて様子を確認してそのまま校舎へ消えていく様を、明日菜は黙って見届けた。

「………」
明日菜は何も言えない。昔ながらの知り合いがクラスのために身を投げ出しているその様子を…

ガサッ

「!?」
風か誰かがやってきたのか近くの茂みが揺れ、それに反応して明日菜はその場から走り去った。
とにかく体力が続く限り必死になって走った。
陸上部とかに入っているわけではないが、明日菜の体力はずば抜けていた。
しかし永遠に全速力で走れるわけではない。
呼吸が苦しくなり、足が悲鳴を上げ始め、もう走れない思っても、そのたびに心の中で「あともう少しだけ!」と叫んだ。
(ごめんいいんちょ…本当にごめん!…ごめん…ごめんなさい……)
明日菜はあやかに向かって心の中で必死に謝った。
95作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 18:01:00 ID:???
だがどんなに心で謝ってもあやかが校舎から出てくるわけではない。
要は見捨てたのだ、普段から喧嘩ばかりで意地を張り合っている親友を。

―怖くて行けなかった。

それが本音。
あやかと明日菜で覚悟が違った。皆のために死ぬ覚悟で突撃したあやかと、僅かな恐怖で先へ行けなかった明日菜。
こんな自分が情けなく、苛立った。

それから校舎が禁止エリアに変わって30分、何の変化も無かった。
あやかの突撃は失敗に終わり。それを感じたとき、明日菜は涙に暮れた。


【残り28人】
96作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 18:01:48 ID:???
9.コインで決める運命

学園の校舎から少し離れた街中、小さな椅子を見つけてそこに腰を落ち着ける。
それまで張り詰めていた緊張が少しとけ、一気に汗が噴き出したのが判った。
「まさかこんなことになるとはな」
龍宮真名(出席番号18)は小声でつぶやいた。

デイパックを下ろし、とりあえず中身を確認する。
中には言われたとおりの水や食料・地図などの中に黒く光るものが見えた。
取り出してみるとそれはバタフライナイフ。とりあえず当たりと言っていい武器だろう。
それを触り、手の中で遊ばせながら真名の頭の中に一つの選択肢が湧き上がる。

殺人ゲームに乗る、乗らない。

「別に私はどちらでもいいと思っている、のかな」
生徒同士で殺しあうなんて馬鹿げているにもほどがある。
ゲームに乗るやつもそれは何人か居るかもしれないが、普通は皆で帰りたいと思っている人間が多いはずだ。
なんとか協力して、このゲームを潰すか逃げる方法を考えるほうが良いに決まっている。
しかし…
「3人は生き残ってここから帰ることができる」
真名はそういうことを言っていた。3人はそこまで少ない数というわけではない。
ナイフをもっている自分なら立ち回り次第でなんとかなるかもしれない。
潜ってきた修羅場の数が違う、ナイフ1本で銃を構えた素人を倒すのは動作も無い。
だがそのためにさらに多い数のクラスメイトが死ぬのだ。
生きて帰ったあともずっとその事実は自分の中に残ることになる。
「超がいない今、契約はほとんど破棄に等しいな…」
スタート地点の教室に超はいなかった。超に報酬を受け取って契約はしているが、いたところで計画を遂行するべきかどうかも怪しい。
97作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 18:02:36 ID:???
こんなことに巻き込まれては計画も頓挫してしまうだろう。
だがもしもこのゲームが超の仕組んだことだったら…?
そう考えるとゲームに乗るのは必然かもしれない、だが超がいない以上その確認も取れない。
乗るべきか否か。真名はいつにも増して真剣に悩んだ。

一通り悩んだ後、真名は一つの結論を出した。
ポケットの中に入っていた500円玉を取り出し、高く放り投げた。
(表が出たらゲームに乗る。裏が出たら反抗する)
武道会で使った技をその場で出す。
500円玉は空中高く舞い上がり、数十秒の間を置いて地面に落下した。

「これが答えか…」
真名はコインの面を確認するとポケットにしまい、歩き始めた。
生ぬるい風が自分の体にぶつかる。

「今日は、雨だな…」


【残り28人】
98作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/26(月) 18:03:23 ID:???
今日はここまでです。明日も同じ時期に投下します。
後、>>93で別スレでのタイトルを間違えて張ってしまいましたことをお詫びします。
99マロン名無しさん:2007/02/26(月) 18:06:57 ID:???
>>93
何事かと思ったwwたつみーはどっちだー!?
100マロン名無しさん:2007/02/26(月) 18:19:20 ID:???
桐山のようにマーダーになるのかはたまた……
たつみーはどっちに転んでもおいしいから困る。
つーかいいんちょ……orz
101マロン名無しさん:2007/02/26(月) 20:04:08 ID:???
いいんちょーーーーーーーーーーーー(つДT)
102マロン名無しさん:2007/02/26(月) 20:05:08 ID:???
GJ!
いいんちょ止めておくれよアスナ(´;ω;`)ウッ


すごく言いづらいんだけど、青酸カリじたいからはアーモンド臭はしないよ
wikipediaでシアン化カリウムを参照するヨロシ
103マロン名無しさん:2007/02/26(月) 20:08:12 ID:???
とりあえず神が濃密な出発劇を書いてくれたおかげで救われた気分だ

今まで出発まで長々やった作品なかったからなぁ……
104マロン名無しさん:2007/02/26(月) 21:52:51 ID:???
ザジに期待しているオレがいる。行く所まで行ってほしい感じ。
105マロン名無しさん:2007/02/26(月) 22:00:52 ID:???
俺はまき絵の動向を楽しみにするとしよう。
106マロン名無しさん:2007/02/27(火) 00:51:19 ID:???
いいんちょはやはりいいんちょでした・・・。まさに鑑だなぁ・・・。まき絵はまた狂ってしまうんだろうか・・・。
107マロン名無しさん:2007/02/27(火) 01:43:12 ID:???
アーモンド臭がするのは死体の口からで青酸カリそのものは無臭だったような…?
これは…ザジに死亡フラグな気がorz
108マロン名無しさん:2007/02/27(火) 04:09:07 ID:???
>>102>>107
ゴルゴが洞窟に打ち込んだガス弾がアーモンド臭だと騒いでたのはガセかw
109マロン名無しさん:2007/02/27(火) 11:03:32 ID:???
まき絵「ペロッ…これは青酸カリ!」
110マロン名無しさん:2007/02/27(火) 11:09:42 ID:???
まき絵「ゴフッ!」
千雨「バーローwwww」


それと>>1の銃器サイト使えなくなってるから報告。
http://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?MEDIAGUN%20DATABASE
携帯用だったらごめん
111マロン名無しさん:2007/02/27(火) 11:28:02 ID:???
美砂「これは……青酸カリ! じゅるり! ンまぁ〜いッ! 」
112作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:50:32 ID:???
それでは投下します。

>>102、107
えーそれは知りませんでした。変なところで詰めが甘い自分の悪い癖です。
その部分は後日修正させていただきます。
113作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:51:19 ID:???
10.疑心暗鬼

長谷川千雨(出席番号25)は、少し学園から離れた所にある小さな森の中にいた。
特に親しいクラスメイトなどいない千雨だが、何も出来ずに死ぬなんてもってのほかだ。
だがこの状況を打破できる手段も思いつかない。
外に出ても、誰の姿も見当たらなかった。
(せめてハカセの背中ぐらい見えるかと思ったのに)
出発地点付近で隠れていることも考えないではなかったが、危険の方が多い気がした。
何故なら、校舎を出るや銃声を聞いたから。
(待ち伏せ?一番手っ取り早い方法だよな)
あれは誰だったのだろう。血の気の多い連中だ、衝動的に発砲もしかねない。

千雨はデイパックを開いた。中から出てきたのは台所などで当たり前のように置いてある包丁。
「…本当に殺し合いをさせるつもりなんだな」
事実、スタートする前に生徒一人が殺された。だが、まだ千雨の理性がそれを認めることを拒んでいる。
(どうしてこんなことになったんだ!?)
舌打ちをしながら森を進む。デイパックの中にあったいつも見慣れたはずの学園都市の地図を片手に。
(信じられるのは誰だ?)
心の中で、様々な顔を思い浮かべる。
千雨はクラスの中でも一際浮いた存在だった、特に親友がいるわけでもなければ親しい人間もいない。
常に一人ぼっち、そんな自分もネットの中ではトップアイドルだった。それだけで十分だった。
そんな千雨が心の中で信じられる誰かを模索していた。
あの魔法先生(ネギ)と一緒に居るバカレッドの神楽坂明日菜(出席番号8)か?無理だ。
あいつは考え方が単調で、考えるより先に手が出る。そんなことで他の連中と誤解を招いてそれが自分に降りかかったら?
そんないつ暴発するか分からない爆弾を持ってるなんてごめんだ。
114作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:52:07 ID:???
ならば率直に武道四天王の誰かを味方にすればいい。
龍宮真名(出席番号18)は無理、あいつは何を考えているか読めない。
下手に背中を向いたまま撃たれかねないからだ。真名は除外。

ならば古菲(出席番号12)か長瀬楓(出席番号20)?明日菜と同じバカレンジャーで親しみを向けて近づけば味方にしやすい。
だがこんな私を受け入れてくれるかどうかが疑問。
魔法を知りたてで、何の関連性も無い自分を守ってくれなどと虫のいい話を持ちかけられるだろうか。

その点を考えるならば桜咲刹那(出席番号15)がいいだろう。
堅物のイメージが強かったが、徐々に緩和していき今ではお人よしの域に達している(千雨視点では)。
彼女の親友である近衛木乃香(出席番号13)を引き合いに出せばうまいことこちらに引き込めるはずだ。
だがそれには木乃香を刹那より先に見つけて取引をしなくてはならない。
(近衛を見つけてあいつの前に出さなきゃ、私の安全は保障されない………だけど、もしも二人で私を殺しに着たら…)
結局八方塞りになり、自分の身は自分で守るしかなかい結論に達する。

「敵は、誰だ?こんな所で死んでたまるものか。絶対生き残ってやる!」
千雨は絶対死なないと決意を秘め、武器である包丁を強く握り締めた。
そこには、疑心暗鬼に陥っている自分に気づいた。


【残り28人】
115作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:52:53 ID:???
11.やる気の無いヒーロー

森が尽きると緩やかな上り坂になり、やがて学園と都市が見渡せる展望台たどり着いた。
釘宮円(出席番号11)はその景色を眺めつつ、ひとつ大きく息を吐いた。
展望台まで来れば、舞台の全体がよく見渡せるのだろう。

地図も荷物の中身もまだ確認していなかった。スタートしてから振り向きもせずに走った。
淡々と何も考えずに。
「何も考えずに済む方法」として走ることを選んだに違いなかった。
立ち止まった今、やはり思い出してしまう。 教室で見たあの無残な遺体。赤黒いあの血の色。鼻腔を衝く臭い。
そして桜子のことを考えるとただ申し訳ないと思う。
なぜあそこでもっと止めようと思わなかったのか、そうしなければ…

そんなことを考えながら、初めてデイパックを開く。
そこから出てきたのは、武器のイメージとはほど遠いもの。
不思議な文字の入った懐中時計がそこにはあった。
「おー…」
意外と見栄えは悪くない。
アンティーク集めを趣味にしているネギなら喜びそうな品物だ。
その場にネギがないのが残念だった。誰か読んできてくれないだろうか?
…しかしこれでは、戦えない。
ひゅう、と風が吹き付ける。鎖に繋がれた懐中時計がふわふわと揺れる。

暴走しやすいチアリーディングの歯止め役、友達を傷つける人はビンタも辞さず、
目立つ場所でしっかりと目立ち、隙あらばメインもいただく姿勢の釘宮円です。
そんな私に課せられた運命は…人殺しの汚名を抱きながら生きるか、死んであの世行き。
「と来たもんだぁ!」
116作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:53:53 ID:???
呆れるようになって叫ぶなり、どっと仰向けに倒れた。
生憎の天気だ、今にも派手に降りそうな予感。

もしも自分の武器が銃なり刀なりだったらきっと何とかしていたはずだ。
正義感むき出しにして闇雲に戦っても、それはただの犬死にしかならない。
誰でも自分の命を優先したがる、これでは自分の命すら守れない。
他のみんなは無事だろうか、そんなことを気に留めても今の自分には力もなければ運も無い。
運も無いというなら、皆そうなんじゃないのか。は皆。
多少の違いはあったとしても、それなりの日々を過ごして来ての今日の筈だ。
喜び、悲しみ、それも共に感じあった仲だ、そして生きて戻りたければ殺せとそんな結末。 だったら殺すことなんてできないのだ。
日の当たる人も当たらない人も、ここまで頑張ってきた月日を無にされる悲しさは、自分と同じだ。

「もういいよ」
呟いた声が思ったよりずっと情けなく聞こえくる。そして目を瞑った。
今までは自分のやり方を押し通してきたつもりだが、今回ばかりはそれが通じない。
それを自覚すると投げ遣りな気分はいよいよ深くなる。
闘えない武器でいい。何を貰っていても同じことだ。
もういい。今の自分の気持ちに正直になろう、もう沢山だ。
こんな道の真ん中で寝ていれば誰か殺しにくるか、その前に禁止エリアになって首輪が爆発するだろうか。
いや、もっと簡単な方法がある。今立ち上がってこの場から飛んでしまえば。
「っとに、何弱音吐いとるんやお前は」

耳慣れた声を聞いた気がして、円は目を開いた。
「…あんた」
こんな不恰好なヒーローというのも珍しい。
それこそ今の今まで何処で何をしていたと突っ込みたくなるほどだ。
気だるそうな表情で現れた(大人の姿をした)犬上小太郎がそんな風に見えたから…。


【残り28人】
117作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:54:47 ID:???
12.仲間

学園都市の中でも少し繁華街からはずれた住宅街。
その中の小さな民家で明石裕奈(出席番号2)たちは待ち合わせていた。
裕奈は佐々木まき絵(出席番号16)を連れてその民家の中に入る。途中、いくつもの紐で作った罠を潜り抜け2階へ向かう階段で立ち止まる。
何やらジェスチャーのような行動と合言葉らしき言葉を口にすると、奥の鏡の板がどかされそこから朝倉和美(出席番号3)が現れた。
「まき絵を見つけたんだ」
「うん」
二階の上の方から声が聞こえた。この民家の中で4人の仲間が待機している。

「よっ、無事だったまき絵」
春日美空(出席番号9)はまるで空気を読まないようなノリでまき絵に話しかける。
そのまき絵は未だにおどおどとして裕奈の後ろに隠れていた。
「怖がらなくても大丈夫です。私たちは味方です」
淡々と、泣いている子供をあやす様に絡繰茶々丸(出席番号10)は優しく話しかけた。
裕奈と朝倉、美空と茶々丸。互いに番号が隣同士であったこともあってすぐに出会い、そしてまた偶然にも二組は出会った。
この状況を打破するために手を組んで何とかしようと考えた。
裕奈はせめてあと一人、仲間が欲しいと言ってきたため一時的に外へ出て、そしてまき絵と出会った。
出来れば和泉亜子(出席番号5)や大河内アキラ(出席番号6)も探したかったが、この状況下で2人をまとめて探すのは危険だった。
やむを得ないことだが、仲間を一人探したら戻ってくる約束だったため、2人の安否を心配しながら戻ってきた。

「それじゃあ全員集合」
和美がリーダー格として皆を収集し作戦会議を始める。
「メンバーはこの5人。みんな武器は?」
和美が尋ねる。美空は急いでデイパックを開けた。
「…ニューナンブだね、代え様の弾は20発あるみたい」
それを前に出すと美空は逆に他のみんなに尋ねた。
118作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:55:37 ID:???
「私は手榴弾、威力はあるけど弾が少ないから使いどころが厳しいかもね」
と手榴弾を前に出した。
「私は…フォークです。正直、ハズレと見ていいでしょう」
と茶々丸はフォークを前に出す。
「私はショットガンだよ、レミントンM870。散弾銃だから大勢の相手に囲まれたときに有効かな。至近距離なら余裕で頭吹っ飛ばせるよ。
 けど、ポンプアクションだから弾詰めるのに時間かかるのが難点かな」
悠々と武器の知識を述べる裕奈。
「詳しいね」
「バイオハザードとかやってないの?」
裕奈は自分の意外な一面を知られ照れ笑いをするところだが、表情は強張ったままだった。
自分の武器の威力を知り、満足そうにしている美空とは対照的に。

「ねぇ、裕奈」
まき絵が尋ねてきた。
「何」
「それ……使うつもり?」
まき絵の問いに、裕奈は表情を曇らせて静かに言った。
「使うかって…当たりじゃない」
「誰か殺すつもりなの!?」
その返事を待ちかまえていたように、非難めいた台詞が発される。
途端、裕奈はさらに険しい顔となりまき絵の顔を見つめた。
「私だって…こんなことやりたくないよ……でも、まき絵やみんなを守るためだったら…」
ショットガンのグリップを強く握り締め、奥歯をかみ締める。
「それに今居るみんなを傷つけることを見捨てるなんて私には出来ない」
ショットガンを他の武器と一緒に並べて置き、裕奈はそう決心する。
119作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:56:23 ID:???
「ひとまずここなら夜を過ごせる安全そうな場所だから、一晩はここで休もう」
和美や美空はとりあえず眠る準備をした。
「そう言えば、まき絵さんの武器何なのですか?」
茶々丸が不意にまき絵を見た。
裕奈のショットガンを出したときに話が少し脱線してしまい、まき絵はまだ武器を出していない。
「あの…その…」
怯えきったまき絵はおどおどとした表情で鞄を探った。
そして高等部の部屋から思わず持ってきてしまった物を差し出す。
「これ…高等部の教科書」
「はは……こんな時に勉強しろってか、笑えないね」
和美は思わずため息をついた。

まき絵は嘘を付いた。
自分の武器が青酸カリだと言う事を、それを隠していることを。
そして、背中に隠してある青酸カリのビンを美空が発見してしまったことを…


【残り28人】
120作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:57:09 ID:???
13.3時間経過

「ふぅ…ここまで来れたね」
綾瀬夕映(出席番号4)と柿崎美砂(出席番号7)はとりあえず今居た場所から少し離れた市街地へ向かった。
そこにはイグドラシルと書かれたカフェがあり、そこで一夜を明かすことにした。

時間は午前3時前。ゲームが始まって3時間になっていた。
一体この3時間の間に自分の知らないところで、何人殺されているのかと考えてしまう。
3日の中での3時間だからまだそんなに減ることは無いだろうが、願わくばこのまま誰も死なないで欲しい。
だがゲームは残酷で、丸1日誰も死なない場合は自動的にゲームオーバー。
首輪は爆発して全員死亡という結末だ。
「とりあえず眠れる場所を探すです」
がらんとした店内の中、泥棒みたいだと思いながらも店の奥に入っていく夕映と美砂。
しばらく店の中を物色すると、休憩所らしき場所を発見した。
そこには布団一式が揃っており、今すぐにでも眠れそうな状態だった。
二人はジャンケンの末、美砂が先に寝ることになり、夕映は3時間交代で見張りをすることになる。
夕映は時計を見た。時間はちょうど深夜の3時、今から3時間後と言う事は最初の放送時間と被る。

夕映は考えていた。生き残れるのは3人。
この状況で考えれば夕映と美砂とずっとここにいて、他の人達が1人になるまで隠れているのがベターだ。
しかし、もし目の前に夕映にとって美砂よりも親しいクラスメイトが二人以上、例えばのどかや木乃香が二人同時に現れたらどうするだろう。
美砂を殺してそちらと共に生き残ることを選びはしないか?
自分のより親しい人物と一緒に助かりたいと思うのは当然のことだ。
(生き残れるのが1人の方が、まだ割り切れたかもしれないです…)
121作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:58:09 ID:???
夕映を信じて眠っている美砂を見た。
(柿崎さんだってそうかもしれないです。もし他の誰かに出会ったら、私を殺すかもしれないです…)
今、目の前にいる人物すら信じることが出来ない辛さ。そんな自分が嫌になる。
(人を信じるってこんなにも大変なのですね…)
今にも狂ってしまいそうな気持ちに渇を入れて、夕映はそっと窓の景色とにらめっこし続けた。


【残り28人】
122作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/02/27(火) 17:59:13 ID:???
これで今日の投下は終了です。
明日は少し家の都合でお休みしますので昨日と合わせて多めに投下しました。
123マロン名無しさん:2007/02/27(火) 18:07:35 ID:???
まき絵がチームを壊す爆弾となるのか…気になるところ!
やっぱ連載してると自分の作品も進むね。
124マロン名無しさん:2007/02/27(火) 18:25:10 ID:???
思わずついた嘘が取り返しの付かない結末を生むか・・・。美空がなんかやって
くれそうだな。
125マロン名無しさん:2007/02/27(火) 18:31:43 ID:???
これでこそバトロワというものだ
126マロン名無しさん:2007/02/27(火) 18:40:53 ID:???
なあ……まさか円の時計ってカシオ(ry
127マロン名無しさん:2007/02/27(火) 19:05:03 ID:???
の電卓
128マロン名無しさん:2007/02/27(火) 19:55:01 ID:???
な訳無いよな!?
129マロン名無しさん:2007/02/27(火) 20:17:19 ID:???
の携帯
130マロン名無しさん:2007/02/27(火) 20:27:19 ID:???
投下乙です
人の作品見てると自分で書く意欲も沸くんだけど、それに比例して自分のショボさが見えてきて困るorz
131マロン名無しさん:2007/02/27(火) 21:07:52 ID:???
>>130
よう同志よ
なんか流れが淡々としすぎに見えて来るんだよな
途中から死のラッシュが襲ってきて、30話分の中で20人位一気に死んどる
132マロン名無しさん:2007/02/27(火) 21:11:48 ID:???
>>130-131
よう、俺
俺はむしろリレーに慣れすぎててへし折る前提のフラグ巻いたり意味も無く一話死亡キャラには回想させたりしてる
何だかそういうことしないと叩かれるんじゃないかと怖くなるんだよなぁ
133マロン名無しさん:2007/02/27(火) 21:32:12 ID:???
円と美空に期待!
134マロン名無しさん:2007/02/27(火) 23:38:25 ID:???
>リレーに慣れすぎてて〜
禿同
死ぬキャラには見せ場作ってやらないと、って強迫観念があってズガンできないぜ

135マロン名無しさん:2007/02/27(火) 23:43:36 ID:???
>>134
このロワは読み手の修正要請がない分気が楽なはずなのになw

今思うとネギまロワの読み手の民度は異常。いい意味で
136マロン名無しさん:2007/02/27(火) 23:46:48 ID:???
漫画でメイン張ってる生徒なんかは特にそうだよな
でもこういう時にこそメイン以外の生徒にも頑張って欲しいし……
結局途中でなんかgdgdになってしまうなぁ
137マロン名無しさん:2007/02/28(水) 00:04:24 ID:???
確かにここの民度は凄いなw
リレーじゃないってこともあるんだろうがロワ企画の中でもかなり上位だろうと思う
138マロン名無しさん:2007/02/28(水) 04:04:34 ID:???
民度ってなんだろ?ってコソーリ調べた俺
139マロン名無しさん:2007/02/28(水) 21:56:13 ID:???
>気だるそうな表情で現れた(大人の姿をした)犬上小太郎がそんな風に見えたから…。
何でいるんだ犬!!!もしや幻?え、違う?
140マロン名無しさん:2007/02/28(水) 22:58:58 ID:???
ガンドルたちが小太郎を大人にする意味が分からないから幻覚じゃね?
141マロン名無しさん:2007/03/01(木) 01:37:48 ID:5QQGTPh9
保守
142マロン名無しさん:2007/03/01(木) 14:59:39 ID:???
>>141
早すぎw
あとsageでも保守できるからageんでくれ
143マロン名無しさん:2007/03/01(木) 22:34:16 ID:???
すっげー今更なんだが、パロロワ辞典wikiへのリンクってテンプレにないんだな
144作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:07:59 ID:???
それでは1日ぶりの投下といきます。
145作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:08:49 ID:???
14.第1回定時放送

ゲームが開始して約6時間。早朝6時。
本来なら麻帆良学園祭3日目であったはずのこの場所で、今行われているのは殺し合いゲーム。
疎らに置かれてある学園祭の出し物がその場に散乱していた。
誰もいないこの場所は、虚像の空間であることを意味している。

夕映は考えていた。
このゲームを管理しているのは魔法先生の人たちであることは間違いない。
現に地図に記された禁止エリアには、初めから入れない場所が記入されているからだ。
その場所は世界樹を中心に、六ヶ所のエリアが禁止となっている。
そこの部分を結ぶと、まるで魔方陣の形となるように…
だが動機が不明だ。ネギから聞いた超鈴音(出席番号19)の計画を阻止するという名目ならばこんなことをしないはず。
ならば何故こんなことを…?
超を始末したいのなら超だけを狙うはず、だが殺すどころか自分たちと同じ立場でスタートされているのも不明。
考えれば考えるほど混乱する。
流石に頭が痛くなってきたため、丁度時間的にもいいだろうと考え店の奥に入る。

「…柿崎さん。朝です」
「…………ん、おはよう夕映」
時間になり綾瀬夕映(出席番号4)は柿崎美砂(出席番号7)を起こす。
美砂はまだ寝たりないのか、のっそりとした動作で体を起き上がらせる。
「ふぅ……」
流石に昨日の出来事が本当だったかと考えて辺りを見渡す。
しかし3時間前のままであり、さらにすべてを現実に戻す出来事が起きる。
146作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:09:58 ID:???
『おはようございます。それでは一回目の放送を始めます!!』

(始まった…。お願いです、今だけは誰も死なないでくださいです…)
スピーカーから響く声に嫌悪し眉をひそめながらも、地図とペンを取りその声に聞き入る。
『まずは死亡者からだ。出席番号14番早乙女ハルナ、27番宮崎のどか。以上2名!始まってこのペースは遅いな、もっと積極的にならないとタイムアウトするぞ』
放送を聴き夕映は愕然とした。
「ゆ、夕映…今の放送……」
「そ、そんな……のどか」
また大事な親友が死んだ。そんな嘘のような出来事に夕映は激しく打ちのめされる。
次第に手が震え、手から持っていたペンが滑り落ちた。
しかし、そんな悲しむ夕映を無視するかのごとく放送は続き、禁止エリアの発表へ移っていた。
『―…Cの2、11時Gの4。以上だ!!では頑張って生き残るように、生き残れるのは3人だから焦るなよ。それじゃあ頑張るのだな』
放送が終わり、自分の現在地が禁止エリアに入っていない事を確認すると、美砂は安堵の溜め息を洩らす。
だが夕映だけは未だにその現実を受け入れられない。

美砂は禁止エリアに印をつけると、生徒名簿に移る。
そして、宮崎のどか(出席番号27)の欄を見てそっと手を合わせ、斜線を入れていく。
「夕映…」
信じられない。のどかが死んだことが。何故、誰が殺した?それとも自殺?
どっちにしろ早乙女ハルナと宮崎のどかはもうこの世には存在していない、それだけだ。

「うわあああああああッ!」
「ゆ、夕映!!」
形容しがたい激情が脳天を直撃した。耐えきれず夕映は絶叫し、静止しようとした美砂を跳ね除けてどこへともなく駆け出した。
(死んだ!のどかもハルナも!)
店の外へ出て闇雲にかけぬける。細い路地を駆け、小さな体に似つかわしくない速度で夕映は疾走した。
(……死んだ!…死んだ!死んだ!!)
「うあッ!」
夕映は転倒した、何かにつまづいたのだ。
147作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:10:47 ID:???
勢いが付いているためものすごい速度で地面を転がった。
「う…うぅぅ…」
手のひらと膝がずきりと痛んだ。転んだ拍子に擦りむいたらしい。
激しく擦り剥いたせいで傷口はズキズキと痛む。
(痛い)
痛みを感じる、自分は生きている。
(だけど…)
夕映は一人になってしまった。あの3人だったあの頃にはもう戻れない。
ハルナものどかも死んでしまったのだ。
始まってたった6時間。大事な親友は二人とも殺されてしまった。
虚無感が夕映を包み込む。親友に出会う前に先立たれ、自分を何をすべきなのだろうかと。

……ザッ……
圧倒的な孤独に打ちのめされる夕映の耳が、異質な音をとらえた。
ザッ、ザッ……
紛れもなく足音だ。何者かの足音が近づいてくる。
夕映は己の運命を悟った。
(そうか、私もここで死ぬ運命なんです)
ハルナが死んだ。それだけでもショックだっていうのにさらにのどかというダブルパンチ。
ここまで食らって夕映は正常な感情を失いそうな気分だった。
ネギのことで茶化すハルナや、真剣にネギとの愛を親友として認めてくれたのどかはいない。
いきなりその2人を失い、そのまま1人で生き延びて何になるというのだろう?
ザッ ザッ ザッ ザッ ザッ
足音は迷うことな夕映を目指して走って近づいてくる。
ハルナ、のどかと来て今度は自分。何だかあっけなさ過ぎて逆に笑ってしまう。
顔を上げる前に足音は夕映の手前で止まった。
「お願いです。私を殺してくださいです」
その言葉に足音は一歩後ずさりするような感じがした。
「……」
息をのむ気配がしたが、返事はない。かまわず夕映は独り言のように続けた。
148作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:11:42 ID:???
「さっきの放送、聞いたですよね?私の仲間は死にました。大切な親友を失って自分は何もぜずに生きてました。
 もう意味はないです…。殺してください。私が死ねば、1人分の誰かが生き残れるはずです。
 私には復讐なんてできません、死を望んでます、もっと生きたいって思ってる人のために使ってくださいです。
 こんなの……一人で生きていくのなんて無理です……」
夕映の頬を、涙が伝った。

ザッ

止まっていた何者かの足音が、再び夕映に向かって近づいてきた。
(あぁ、これで、楽になれる)
滲む視界の端に、靴のつま先が映って…そして、夕映の前で止まった。
「ウチを忘れとらんか?……夕映」
(え?)
夕映は顔を上げた。彼女が、確かにそこにいた。
ひどく懐かしい、今日会ったばかりなのに、もう何年も会っていなかったように懐かしい顔がそこにあった。
「はは……申し訳ないです……」
夕映の頬を、新たな涙が滑り落ちた。
「本当にごめんなさいです、忘れてたですよ…」
そこで夕映は、自分が嬉し涙で泣いていたことを初めて知った。

(そうです、私はまだ、一人じゃなかったんです……)
ずっと忘れていた、図書館探検部は4人だということを。
あの3人でいることと、彼女は神楽坂明日菜(出席番号8)らといることが当たり前すぎてついつい存在を忘れてしまっていた。
夕映の目の前に近衛木乃香(出席番号13)が、確かにそこに立っていた。まだ夜が明けたばかりの太陽の光をぼんやりと背に受けて。
その後ろには桜咲刹那(出席番号15)しっかりと夕映を見つめていた。


【残り28人】
149作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:12:29 ID:???
15.救済

普段はごった返す麻帆良中央駅もしーんと静まり返っていた。
四葉五月(出席番号30)は駅員が寝泊りする仮眠室で見張りと交代しながら休んでいた。

「そろそろ交代です」
椎名桜子(出席番号17)は言われるがままにこちらに近づいた。
「大丈夫ですか?」
桜子の左足にはしっかりと包帯が巻かれている。
五月のデイパックの中には真っ赤な十字の印がついている白い箱が入っていた。
救急箱。それが五月の武器というわけだ。
中身は包帯やら消毒薬、絆創膏に痛み止め、一通りの備品は揃っている。
「…ねぇ」
桜子が尋ねた。
「何ですか?」
「足を撃たれた私を助けてくれたね。どうして?」
スタート直前。桜子は出しゃばって兵士の銃弾に倒れた。
直接撃たれはしなかったものの、足の肉を持っていかれそうな角度で食らった。
そのため桜子の左足の肉はくっきりと銃弾が抉った跡がある。
傷ついた体でヨロヨロとスタートした桜子を、五月は助け、駅に隠れたのだ。
武器である救急箱で桜子の傷を慣れない手つきながら治療した。

放送を聴いた辺りから外はようやく明るくなっていた。だが窓のカーテンはしっかり閉たまま。
支給されていたライトの電池を節約する為にスイッチを切った。
後は僅かにカーテンを開けて、その光だけを頼りにする。
「この地図だとスタート地点がここで、今私達がいるのはここ」
指で地図を指し示す。
150作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:13:18 ID:???
それをどけるともう一枚目―生徒名簿―を取り出す。
五月はペンを片手に握ると、少しの間目を閉じて黙祷した。
そして静かに、早乙女ハルナ、宮崎のどかの名に線を引いた。桜子もそれにならった。
「信用出来る仲間を集めて、脱出方法を考えないといけませんね」
時計を見る。
「次の放送は0時です。これからどうするかは、ひとまず食事をとってから考えましょう」
「うん」
2人はデイパックから大きめのパンを取り出し、黙々と食べ始めた。


【残り28人】

151作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:14:06 ID:???
16.殺すか殺されるか

「おはよう亜子」
「…おはようアキラ」
あれから和泉亜子(出席番号5)と大河内アキラ(出席番号6)は眠りと見張りを交代してさらに時間を過ごしていた。
ゲームが始まり、およそ8時間。適度に休憩をとりつつ、場所をこまめに変えていた
市街地へと足を向けた二人は、とりあえず地図を見ながら今後の動きを考えようということになった。
地図を広げ、どこか安全な場所を探そうかと眺めている時に銃声が二発。
伏せていた顔をガバッと上げた。

「な、なぁアキラ……今の銃声やね」
「…」
空耳でも幻聴でもなければ、十中八九銃声であることは間違いない。
そろそろこの場所に長居するのも潮時か。
「ここ大丈夫やろか」
「逆に難しいよ。もしかしたら他のみんなも選んでるかもしれないしね、これ以上進むと禁止エリアになるから気をつけよう」
「…そうやよな」
亜子は出発時から異様なほど不安がっていた。
そして今も、地図などと一緒に入っていた選手会役員の名簿と黙ってにらめっこしている。
そうしなければ気がおかしくなりそうだった。何かで気を紛らわさないと今にも発狂しそうな勢いだ。
その点では寡黙で物事を冷静に見届けるアキラは頼りになる存在だった。
「なぁ」
亜子が不意に話しかけてきた。
「何?」
「ウチらが生きて帰る為には、みんな殺さんとあかんのよな…」
それを聞くとアキラの顔が強張る。
152作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:14:53 ID:???
「多分、そうだと思う」
「…アキラは殺すん?」
そう問われて、アキラは一瞬ゾッとした。
今、自分は何を考えていた?武器のこと?自分は今誰かを殺すつもりになっていたのか。
「…」
正直、もしもの時は覚悟しているつもりだ…しかし。
「私も死にたくないよ。でも、こんなの間違ってるって思わない?どうして私たちがこんなことをしなきゃいけないの?」
「でも、こんな状況になってもうたで…」
もう、なるようにしかならないんじゃないのか。
「…」
二人はが、急に押し黙った。
「ウチらが生き残ってあの教室に戻れたとしても…もうみんなおらへんのよ…」
その言葉は発した本人にも、聞いていたアキラにも重く響いた。


【残り28人】
153作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/01(木) 23:15:45 ID:???
それではまた明日。
154マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:16:27 ID:???
桜子生キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
155マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:19:11 ID:???
桜子
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ァァァァッ !!!!!!
てっきり死んだもんだとおもてた。

156マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:19:33 ID:???
桜子キタァァァァァァ!
そして一度死に損なうすなわち生存フラァァァグ!
157マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:22:18 ID:???
ちょっと待った
いきなり、のどかとハルナが死んだの、どういう事?
何が起こったの?
158マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:23:51 ID:???
これから書くんだろ
159マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:30:13 ID:???
いきなりハルナとのどか死亡か・・・
夕映はつらいな
160マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:32:08 ID:???
つまり片方はスタート直後、もう片方はいいんちょ特攻直後に死んだってことか

もしくはいいんちょ死んだのに違う名前が呼ばれた〜みたいな原作Uのような首輪かけちがいネタかな
161マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:38:37 ID:???
【残り27人】じゃないのか?
わからんぞ?俺の頭が悪いのか?
桜子に続きいいんちょも生きてんのか?

謎だらけだぞ!作者1!

とりあえず桜子生きてて良かった・・・
162マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:41:29 ID:???
完全に意表をつかれたwマジスゲェwwwwwwwwwwwwwww
しかしいいんちょの死に際のタイミングが気になるな……wktk
163マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:42:18 ID:???
いいんちょは生きてるだろ……放送的に考えて……


明日菜はいいんちょと再会したら精神的にキそうだな
164マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:45:01 ID:???
つーかこれでステルス一人確定か。
まだ登場していない奴が黒か……な?
165マロン名無しさん:2007/03/01(木) 23:57:54 ID:???
恐らく訓練用に利用されていたんだろう近づく奴を自動的に攻撃してくる
166マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:02:47 ID:???
まんまとやられたな。確かに直接的な描写なかったし。オレにもこういう手腕があればなあ
167マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:14:15 ID:???
てか
みんなの反響もスゲ━━━━━━━
168マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:20:08 ID:???
次の部に立候補しづれぇwww
169マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:20:37 ID:???
お前ら、これくらいで驚いてたら最後には昇天するぞ……きっと
170マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:33:03 ID:???
あれ、桜子が生きてたとすると、ザジが学校を出るときに何でデイパックが一つ余ってたんだ?

第一部の古みたいに兵士に逆らったから桜子に支給しなかったのか、
それとも、この時点でハルナかのどかが死んでるのか?
171マロン名無しさん:2007/03/02(金) 00:37:38 ID:???
>>
これで最近のスレの小ネタの傾向に従い「ゆで理論みたいなものです」とか言い出したら作者1氏は本気で神
172マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:07:08 ID:paA4yNyq
他にも、最初の話で夕瑛と木乃香が一緒にいないのが気になるな。
他にも桜子が撃たれた時点で29人ってのはどういうことなのか・・・
くぎみーや美砂も傍でみたのに死んだと思うってのは・・・?
173マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:12:11 ID:???
すまん、sage入れ忘れた。
なんか、夕映の話を読んでたら、パルが死んでることは前から知っているように思えてきた。
まだまだ謎が多いな
174マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:13:35 ID:???
>>172
31人→さよ不参加?→30人→超りん健在?→29人?→いいんちょ健在?→
ハルナ・のどか死亡→27人?
・・・オレも理解できてない・・・。わからんなあ・・・。
175マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:15:00 ID:???
>>171
そのうち夕映が足を刃物代わりにして「図書館部の帰還!!」とかやりだしても俺は一向にかまわん。
176マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:19:51 ID:???
>>174
>「そ、そんな……のどか」
>また大事な親友が死んだ。
個人的に本編で見てみたいので伏せておくが、
とりあえずこれでゲーム開始に何が起こったのか概ねわかるハズ。
いいんちょが学校に乗込む時期に○○○が死んだっぽい。
177マロン名無しさん:2007/03/02(金) 01:36:20 ID:???
問題は桜子撃たれたとこからカウント減ってることかな
178マロン名無しさん:2007/03/02(金) 09:02:49 ID:???
>ゲームが始まる手前に桜子がガンドルフィーニの銃弾に倒れた椎名桜子(出席番号17)を思った。
>つまり先ほど殺された生徒の分のデイパックが余りとして確かに存在していた。

確かに、桜子が「死んだ」や「殺された」という直接的な表現はなかったな。
179マロン名無しさん:2007/03/02(金) 09:27:08 ID:???
パクリ職人のいるスレはここですか?
関係各所に謝りに行けよ、クズが
180マロン名無しさん:2007/03/02(金) 09:49:11 ID:???
交流所に貼られてるみたいだが、どうせなら元ネタも貼ってほしいわけだが
億バトってどれだよ……
181マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:06:41 ID:qKIDwS3r
182マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:10:19 ID:???
最初に死んだのはパルかな?
183マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:22:57 ID:???
>>180
ソフロワ+α 7.『疑心暗鬼』 http://sbh.kill.jp/main2/7.html
184マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:42:16 ID:???
>>183
>>181はともかくこっちは微妙じゃね?
正直この程度の疑心暗鬼ネタなんてありふれたもんだし、ピンポイントでこれのトレースかっつーと微妙。
185マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:46:11 ID:???
いや、どう見てもそのまんまじゃん。
これは『たまたま』同じような文になったなんてレベルじゃない。
明らかな盗作でしょ。
まあ作者に訊けばわかることだがね。
186マロン名無しさん:2007/03/02(金) 11:53:28 ID:???
作者待ち、でFA
187マロン名無しさん:2007/03/02(金) 12:35:51 ID:G+0QYOAy
スレタイ見て一瞬、ネギ対某仮面ライダーのスレかとおもった。
NB RXってカンジで。
188マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:05:34 ID:???
>>181
似すぎだろ……常識的に考えて……
さすがにこれはマズいわな
189マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:09:27 ID:???
盗作した話よりもしてない話の方が評判良かったんだし、完全オリジナルにすればよかったのに
190マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:12:01 ID:???
つーか作者が同一人物の可能性もあるだろーよ……
191マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:16:51 ID:???
こうやって読み返すと、盗んでるとことそうじゃないとこの文章の違いが、結構ハッキリしてんのな
文章力に差があり杉っつーか…
別に文章下手でも何でも、面白きゃいいのに
なんでこんなバカな事するかな
192マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:16:56 ID:???
どちらにせよ作者待ちだな
193マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:18:32 ID:???
>>190
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1134993945/845
これだけ色んな所からパクってるわけだが、これが全部同一人物ならそりゃスゲーよ
194マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:19:07 ID:???
そうだな、作者待ちだ。
195マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:23:45 ID:???
セリフが完全に同じだよこれw
196マロン名無しさん:2007/03/02(金) 15:26:47 ID:???
これはひどい
197マロン名無しさん:2007/03/02(金) 16:24:50 ID:???
盗作云々→作者待ち
この部の感想→空気読め

てな感じだし、言い出すなら今っぽいから言っとくぜ
三代目まとめの人から連絡ないみたいだし、そろそろ蒸発したんだと見なして四代目に10部以前の部も移していい頃なんじゃないだろうか
198マロン名無しさん:2007/03/02(金) 16:56:00 ID:???
てか、作者出てくるのか?
「出てこなかったらスルー」で終わるわけにもいかないし、作者だけの問題じゃないぞ
これだけあきらかな盗作だと、まとめ保管してることも問題になってくるんじゃないのか?
199マロン名無しさん:2007/03/02(金) 16:58:43 ID:???
マズイな・・・。今日からもう投下されないんじゃ・・・。パクリ云々が
あるにしても一読者として第14部の続きが気になっちまう・・・。未完はイヤ
だな・・・。
200マロン名無しさん:2007/03/02(金) 17:05:27 ID:???
何より真っ先にすべきことは、パクラレ元の作者さん達への謝罪だろう。
うやむやにしてるとあちこちに飛び火するぞ
201マロン名無しさん:2007/03/02(金) 17:16:41 ID:???
とりあえず一旦レスやめね?
投下前に「最近忙しい」みたいなこと言ってたし、本人不在の時に流しまくっても仕方ないし
あまりの量に流し読み、なんてことになっても困るしな
202マロン名無しさん:2007/03/02(金) 17:34:39 ID:???
とりあえず一言だけ言っておく
作者は逃げるなよ、パクられてそのままってのは納得いかないから
203マロン名無しさん:2007/03/02(金) 20:10:28 ID:???
204マロン名無しさん:2007/03/02(金) 21:40:40 ID:???
コレは予期せぬ新しい流れ。
下衆の心がうずくね。
205マロン名無しさん:2007/03/02(金) 21:49:56 ID:???
うへぇ、「どれみサバイバー」の悪夢再びかよ

※バトルロワイアルパロディ企画スレ交流雑談所55より抜粋

>608 :Classical名無しさん :06/08/15 18:13 ID:9/pfdl5.
>サバイバーはなー、少し苦い思い出が…

>アニメ板系のどれみ住人は同人誌で映画版ロワネタを投げやりにやられたせいか、
>ロワに対してかなり否定的で、それが決定的になったのが三大ロワのどれみ
>そこへ誰かがどれみサバイバー(AA付)を始めたんだが、どうも展開がキャラに
>合わないおかしいと思われ始めた頃、実はモー娘。サバイバーの丸パクリだと判明
>どれみ本編に登場したパクリ野郎とからんでとんだ祭りになったorz
206マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:11:39 ID:???
207マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:18:04 ID:???
>>205
そんなことあったのねorz
なーんかこっちも祭りにされそーでなんかなぁ……
208マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:31:32 ID:???
なんかなぁも何も、パクる方が完全に悪いんだからしょうがないべ
読むだけの俺らには関係ないけどさ・・・
209マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:34:28 ID:???
養護は不可能だしする気もないが、まとめてから持ってきてくれとは思ったな
正直ぐだぐだスレ消費されるのもなんだし、IDすら出ないここで議論っつーのもなんだしな

>>206
まとめ乙
210作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/02(金) 22:37:58 ID:???
今、この場を持って皆様にお詫びと謝罪の弁を述べたいと思います。
盗作しているのは紛れも無い事実であり、それをしてしまった自分の愚かさ、情けなさで反省していると
この場で伝えることしか出来ない自分に腹正しく思い、ここに謝罪をします。

今、逃げるような言い訳をしているようで申し訳ないのですが、自宅で少し話せない出来事になっており
やっと合間を見つけてこうして反省の弁を述べているのです。
すぐに戻らなければならないのと、明日もきっとこの状況が続きます。
せめてこの自宅の出来事を解決してからもう一度話したいのが本音なのです。
4日の今頃もう一度だけ話すチャンスをください。
そして今まで迷惑をかけた方への謝罪を行うことを約束して一旦この場を去りたいと思います。

最後に、このスレ住人の皆様に多大な迷惑と裏切り行為を行った事を深々と頭を下げつつ親マリ増す。
まことに申し訳ありませんでした。
211作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/02(金) 22:39:27 ID:???
申し訳ありません。4日に入った0時過ぎに変更させてください。
212マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:55:27 ID:???
つうことは14部打ち切り?
213マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:56:48 ID:???
うわ、ありえん。
txtで一気に投下とかでもいいから最後まで読ませてくれ
214マロン名無しさん:2007/03/02(金) 22:56:55 ID:???
俺としては続きみたいんだがな…無理か
215マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:00:08 ID:???
コメントしていいのかな?

>>作者1氏
許すも許さないも書き手の問題だけじゃない?
読み手は金出して見てるわけじゃないんだし・・・・
作者1氏とその元ネタの書き手の問題だと思います。


俺は普通にこの作品が面白いし、普通に続きが読みたい。
216マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:02:52 ID:ATj7oeII
>>210
ふしあなしてよ
217マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:06:19 ID:???
謝罪したら許されるというわけじゃない。
書かれた側は少なくとも全員いい気をするとは限らないからね。
でも正直に盗作を認めてくれたのは個人的に嬉しい。
続きはみたいけど……謝罪の意を込めてここで止めてもいいような。
218マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:10:09 ID:???
序盤のこの様子だとこっから先も盗作文章が満載な予感。
ぶっちゃけ215の言う通り俺らは金出して見てるわけでもないんだが、
これだけ盗作の部分が明るみになったんだしね、
ここに連載していくのは少し難しいんじゃないかと。

まあ俺も一人の読み手としては最後まで読みたいところなんだけどね。
折角1氏が120話近くも書いたわけだし。
219マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:10:14 ID:???
俺はこの話の続きはありえないと思う
盗作を重ねた上に成り立ってる話だよ?
もし元になっている野球系ロワの職人さんの了解を取るっていっても、パクり先がこれだけ膨大な数になってるから不可能だろ

というかパクられた職人さんの気持ち考えろ
220マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:11:57 ID:???
>217
うるせーよ
元ネタ知らない人間からすれば流れとめるやつらのがうざい
起源起源いうやつはハングル板にでも行ってろ
221マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:14:04 ID:???
たかが2ch上の盗作ぐらい笑って許せるようになれよw
冗談だけど。

まあ続きは無理だろうな。1氏的に考えて。
222マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:16:23 ID:???
これだけ多くの人が読んでいるジャンルでなぜそんなすぐばれるような事を…

弁護はしかねるが、しかし、ここぞとばかり尻馬に乗って居丈高に罵倒したいだけの
輩どもにも与したくはないんだよなあ。
223マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:19:56 ID:lyTaHA/M
とりあえず次の作者1氏のコメント待ったら?
続きをどうするかは本人が決めることでしょ
224マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:24:37 ID:???
謝罪するにしろ弁解するにしろ
クラウンの野球バトロワのスレでfusianasanしてやってほしい

…自分がやってる野球系バトロワの保管庫でアク禁にするからw
225マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:28:57 ID:???
>>222
それはここの住人からしたらだろ?
パクリ元の作者、住人からしたら、それこそ大問題なんだからなおざりにしていい問題ではない
罵倒してるとかではなく、それだけ腹を立ててるって考えてみな
226マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:42:03 ID:???
これまでのも倒錯だったんじゃないのか?
作者壱以外のやつらがここぞとたたきまくってるが
他の奴等のがオリジナルと証明できる根拠は何?
227マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:45:16 ID:???
日本語でおk
228マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:45:30 ID:???
自分としては続きが読みたい限りなんだけど、もう無理ですかね・・・。謝罪って話が出てるけど、あれだけの板が影響を被ってる以上、ここやアソコって単位じゃ収拾着かないんじゃ・・・。新しくスレ立てて・・・とかはダメですよね
229マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:45:50 ID:???
ていうかこっちID出ないから工作員混ざってそうだし、許可さえくれたらネギまロワ14部絡みのことは野球の方で話したいんだが
こう言っちゃなんだけどマロンでまともな話し合いが出来るわけねーよ
230マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:47:35 ID:???
とっくに話していると思ってたけど
231マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:48:24 ID:???
>>226
そんなん知らん
他の作者のは「野球のパクリはしていない」ということしかわからん
232マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:49:53 ID:???
続きは俺も読みたい
でも盗作は絶対に許されるべき事ではないから、一度謝ったからそれで終わりで
のうのうと続きを書いていくってのはたぶん無理だろうな
盗作である以上、今までのものもすべて破棄するぐらいに考えておかないと
233マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:50:02 ID:???
>>228
>あれだけの板が影響を被ってる

影響被ってるのは今の所野球板だけのはずだが・・・?
234マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:50:19 ID:???
正直工作員としか思えないほど頭の悪い発言もあるしな
全員ネギまサイドで煽り合ってる可能性や全員実は野球住人って可能性も最悪あるわけだもんなぁ

もういっそお前ら日付変わったら発言のたびにID晒そうぜ
235マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:50:22 ID:???
野球系バトロワの保管庫が一人必死になってるだけのように見えなくもないな
なぜならここはマロンだから
236マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:51:36 ID:???
予想は裏切り
期待は
237マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:54:18 ID:???
>>234
まあここじゃそれしかないわな。
IDの出ないマロンじゃあねぇ……。
238マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:54:30 ID:???
野球ロワの読者・書き手で腹立ててるのはたくさんいるよ
ID気になるならそれこそクラウンで話し合えばいい
239マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:55:41 ID:iqApIlnK
>>226
盗作だという根拠が一つも出ていないから。これで終了。
オリジナルである=盗用元の作品が「ない」を証明することは『悪魔の証明』であるから、誰にも証明責任はない。
(悪魔の証明:ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E

同時に、オリジナルでないと言いたい人には、盗用元の作品が「ある」ことを証明する責任がある。まあ頑張れ。
240マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:55:44 ID:???
次の作家出にくい雰囲気になったなこれ
241マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:56:20 ID:???
エロパロスレで長編書きの座薬が消えたときと同じ雰囲気だな
242マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:57:33 ID:???
話し合う気がある人はこっちに来てくれ

野球バトルロワイアル総合雑談所2
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1134993945/
243マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:58:26 ID:???
>>241
まあ微妙に違う流れだけどなw
244マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:58:30 ID:???
完成したら出る気満々な俺が異端なのかw

ぶっちゃけこの程度の荒れや問題事はロワじゃわりとよくあることだし、違う作者にゃこの事件は一切関係ないと思ってる
いや真摯に受け止めることは大切だけどさ
245マロン名無しさん:2007/03/02(金) 23:58:34 ID:???
野球バトルロワイアル総合雑談所2
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1134993945/836-

盗作が発覚したのはここから。
クラウンはID出るから、まともな話し合いをしたい方はこちらへどうぞ。
246マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:27:14 ID:???
リンクをたどって億バトとやらを読みふけってしまった。
こっちよりおもしろいわw
247マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:29:19 ID:???
>>246
正直同意w
半端に野球の知識があるもんだからおもしろい。
つうかあっちの職人さんの文章力半端ねぇ
248マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:30:27 ID:???
気持ちはわかるがそういうこと言うのはやめとこうぜ
249マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:31:52 ID:???
特厨非FANさん戻ってきて最初のあれ完結してよー
250マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:32:41 ID:ix/hP0R7
事実なんだから仕方ない
言われるのが嫌ならオリジナルで書き直すんだな
251マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:46:48 ID:???
また自演がはじまったw
252マロン名無しさん:2007/03/03(土) 00:53:17 ID:???
野球ロワの感想はあっちの板でどうぞ。職人さんも喜ぶから。
253マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:15:28 ID:QkWEESTW
謝って済むんなら警察は要らない
254マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:27:40 ID:???
謝る以外に何をやれと
255マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:29:20 ID:???
あっちではまともなのにこっちではコレなことから見るに、現在このスレにいるのは愉快犯と一部の工作員&真性馬鹿か
256マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:30:53 ID:???
まとめの人、いっそ議論用にしたらばでも借りてきてくれないかな
正直スクランの時と一緒で自演&工作祭になりつつある
257マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:49:21 ID:???
何が恐ろしいって、どう見ても交流所発の愉快犯(数ヵ月してから「俺が○○荒らしたww」とか調子こいて言ういつものアホ)ばかりなのに、野球サイドにそれがスレの総意かのように考えてる奴が多々いることだな。
IDすら出ない板なのに間に受けるとかあちらさんどんだけ平和な板なんだw
258マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:52:25 ID:???
いや、野球板も大概凄いぞ。ID出る板だけど煽りあいと嵐のオンパレード。
ただリレーロワとか書くような人たちはちょっと層が違うというか、
煽り耐性のないタイプが多い気がする。
259マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:53:24 ID:???
>>257
それ、ここの民度の低さを浮き彫りにさせてるだけだから
全然誉められたことでも、誇れることでもないから
260マロン名無しさん:2007/03/03(土) 01:55:46 ID:???
とりあえず…14部の続き読みたいってのは無理な話
そういう無責任な発言が引き起こす二次災害をもう一度よく考えて欲しい

読みたいって気持ちは分かるんだが、この状況で出来ると思うか?
頼むから空気読んでくれ

261マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:05:13 ID:???
自治厨みたいなのまで湧いてきちゃったよw
ここが2ちゃんってこと忘れてるんじゃないのこのバカw
262マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:08:43 ID:???
>>261
お前作者1だろ
263マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:09:50 ID:???
どう考えても作者1は謝罪の後もレスしてるだろw
264マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:10:42 ID:???
>>262-263
自治厨って言われたのそんなに悔しかったの?
265マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:12:30 ID:???
>>256
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8740/
これでいいんだろうか?ご自由に使ってください
したらばって結構簡単に借りられるのな…
266マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:13:07 ID:???
>>264
そっくりお言葉を返すぜ
作者1だって見破られたのそんなに悔しかったの?
267マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:15:31 ID:???
14の続きまだ〜?
268マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:16:27 ID:???
煽ってるやつは擁護=作者1っていう単純な発想しかできないのな。楽しい?
269マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:20:43 ID:???
スクランの時と全く同じ流れかよ…orz
270マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:21:31 ID:???
>>268
そっくりお言葉を返すぜ
自治厨っていう単純な発想しかできないのな。楽しい?
271マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:23:24 ID:???
そっくり返すことしかできない低脳はもういいから黙ってろよ
楽しいわけねーだろカス
272マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:24:19 ID:???
けんかするな
273マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:24:42 ID:???
いやお前が黙れって
274マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:26:38 ID:???
議論は野球スレでってルールできただろ
文盲かよここの居残り組みはw
275マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:27:03 ID:???
また自治厨ですー><
276マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:27:37 ID:???
なんていうか


・・・・・見事に荒れたな
277マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:29:43 ID:???
そもそもだれかさんが作者一のパクリを指摘しなければこんなことにはならなかった
言い出したやつはこの状況を何とか収拾しろよ
278マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:30:32 ID:???
全ての元凶はパクった作品を堂々と自分の作品だと偽って投下し続けてた輩
279マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:32:07 ID:???
第一部の感動が薄れていく…
280マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:32:04 ID:???
>>278
はいはいわかったから黙っててって^^;
281マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:32:24 ID:???
>>277
なんでそういう考え方しかできないわけ?問題の本質はそこじゃないだろ。
282マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:33:01 ID:???
こういう流れになると>>279みたいなちょっと頭弱いやつまで出てくるから困る
283マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:34:31 ID:???
煽り工作だろいい加減ほっとけよ
284マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:35:16 ID:???
>>277
そもそも作者1がパクらなければこんなことにはならなかった
285マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:39:10 ID:???
14の続きまだ〜?
286マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:39:42 ID:???
もうあれだな、続きがどうとか以前にネギまロワ自体が駄目駄目だろ
287マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:40:17 ID:???
散ればこそ
いとどバトロワは
288マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:42:23 ID:???
>>286
アホか!
良作だって他にもいっぱいあったろ!
289マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:43:40 ID:???
今思うとネギまロワの読み手の民度は異常。悪い意味で
290マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:43:54 ID:???
一部一部が独立してるからこの企画自体は大丈夫…と信じたいんだが…
この状況じゃどうにもなぁ
291マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:44:44 ID:???
・・・なんかマジで作者が混じってないか?
さっきから必死すぎるのが一人いるんだがね。
292マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:44:52 ID:???
オレの書きかけ、まだ未完成だが絶対完成させてやる!!ネギロワは絶対終わらせないからな!!
293マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:45:07 ID:???
誰か検証してくれ
8部真ENDもパクリ?
294マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:46:04 ID:???
>>292
ガンガレ
295マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:47:22 ID:???
>293
あっちのスレで検証やってるよ
こっちのひとはどうでもいいんじゃない
296マロン名無しさん:2007/03/03(土) 02:48:47 ID:???
ジャンプ1st並の民度だよな、ここ
297マロン名無しさん:2007/03/03(土) 03:12:32 ID:???
298まとめ4”管理”人:2007/03/03(土) 03:32:03 ID:???
>>265の外部板をまとめサイトからリンクさせていただきました。
また、14部へのリンクを外しました。

あちらの総合雑談所にもリンクを張るべきか迷いましたが
あちらにもこの外部版のアドレスが張られていたので、とりあえず今のところは張っていません。

また、その他の対応もスレや外部板、その他意見がまとまり次第、できる範囲でやらせていただきます。
299マロン名無しさん:2007/03/03(土) 03:40:50 ID:???
次スレからはテンプレに「パクリ禁止」って書いとかないと。
300マロン名無しさん:2007/03/03(土) 03:50:52 ID:???
次なんて無い
ここで終わりだ
301マロン名無しさん:2007/03/03(土) 04:19:16 ID:???
14の続きまだ〜?
302マロン名無しさん:2007/03/03(土) 04:19:33 ID:???
>>300
終わらせられるもんなら終わらせてみろカス
303マロン名無しさん:2007/03/03(土) 07:48:33 ID:???
なんかもう愉快犯しか残ってないだろw
304マロン名無しさん:2007/03/03(土) 08:21:02 ID:???
週末に時間できて
「スレ伸びてる、新作かな?」
とwktkしながらここ開いた住人の気持ちが心配だ。
いきなりの展開についていけるのかね…
305マロン名無しさん:2007/03/03(土) 09:31:54 ID:???
それなんて俺?
orz
306マロン名無しさん:2007/03/03(土) 09:50:44 ID:???
作者はそろそろ出てきたら?どうせ様子見なんだろ?
やきもきしてる人が多いんだから、今すぐ解決してくれよ
307マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:19:22 ID:???
>>304
俺のことか。作品がまとめにあがったら一気に読む派だからもう何が何だか

さて、余計なこと言わずに解決をみるまでしばらく傍観するのがいいとは思うが
不謹慎ながら正直こういう流れも結構好物で今後の展開にwktkしてる俺最低だ
308マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:26:47 ID:???
俺は氏の実績をここでしか知らないんだけど、元々はエロパロの人なんだよね?
もうそういうところから全部パクリばかりだったってこと?
309マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:28:28 ID:???
作者が一人パクりを働いたぐらいでネギまロワ全部を否定する奴なんなの?
310マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:33:33 ID:???
どんな事件があろうが、俺にとって作者6氏と司書氏が神だった事に変わりはない
311マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:37:30 ID:???
俺は今でも六部千雨がネギまロワ一の主人公だと思っている
312マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:38:54 ID:???
どう考えても零部が最強だろ……知名度的に考えて……
313マロン名無しさん:2007/03/03(土) 12:45:22 ID:???
でも今回の出来事で、ネギまロワのイメージは地に落ちたよな
ネギま=パクリ ってのは当分拭えないだろうかと
314マロン名無しさん:2007/03/03(土) 13:12:30 ID:???
パクリって一言で言っても、こうしてみると被害はデカイな
パクられた人らはもちろんのこと、そのファン、ここの他の作者達、
そんでネギまロワを愛する俺ら、と
315マロン名無しさん:2007/03/03(土) 13:21:13 ID:???
いっそのこと最後まで投下しちゃえば?
続きが読みたいんじゃない
どこからどれだけパクってるのか見せてみろよw
検証していくのが面白そうだ。
作者の力量の程もそれではっきりわかるだろうしな。

>>309
普段悪い奴と思われてる人間が一度良いことをすると「あいつ実はいい奴だったんだ」と思われる
普段いい奴と思われてる人間が一度悪事をはたらくと「あいつ実は悪い奴だったんだ」と思われる
印象としてはそういうことじゃねーの。
316マロン名無しさん:2007/03/03(土) 13:27:15 ID:???
その『ふだんいい奴と思われてる』ってのはパクリで作り上げた像だってことを忘れちゃいかんよ
317マロン名無しさん:2007/03/03(土) 13:44:50 ID:???
>>316
ネギまロワ全体の話をしてんのよ。
今までにどんな良作があって、どんな神書き手がいたとしても
たった一人のパクリ野郎が紛れ込むことで全てが台無しになる
そんなこともあるって話。
今後投下する人がいたとしても、「パクリじゃないよな…」と身構えてしまいそうだし。
318マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:01:00 ID:???
パクリはもうどうしようもない事実だし、過去に掲載された彼の作品が全て野球板
に載ってたものだってのもショック・・・。オレは野球ロワ見たこと無いからパク
られた人の気持ちは分からないかもしれないが、それでネギまロワ自体を終わらせた
ほうがいいって意見は何なんだ?こちらにだってオリジナルの良作があったんじゃな
いのか?
319マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:04:49 ID:???
いや、そんな極論言ってないし
そういう主張してるのは工作員やら便乗荒らしやらだろ
何故それを見抜けないのかと
320マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:13:54 ID:???
結局連載はもう不可で
実質作者募集中の状態に戻った感じかな?
とりあえず作者志望は続き書いてくるわ
321マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:17:53 ID:???
>>319
>>318が釣り師だという線も捨て切れんぞ
322マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:26:57 ID:???
さくせん
きにせずいこうぜ
323マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:40:49 ID:???
この空気じゃ今後の投下でパロネタ入れるのすら厳しいな……
324マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:46:52 ID:???
>323
そうだよな、
例えば。

「靴のひもが切れる。」とかいうできごともNGだろうな。

あと台詞でのパロ。

「綺麗な顔しているのだろう、死んでいるんだぜ、それ」
とかもNGになるのだろうな。
325マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:49:15 ID:???

ちょっとひぐらしっぽい表現削ってくるわ
326マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:52:59 ID:???
今後のためにどこまでがセーフでアウトなのかの基準も作らないと行けないな。

その議論は必要だと思う。

先の「靴のひもが切れる」というのはどういう判断が適切だろう。
327マロン名無しさん:2007/03/03(土) 14:58:14 ID:???
うわぉ久々に来たらスレ回ってるわ荒れてるわで大変なことになってるな…
328マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:00:41 ID:???
もともとパロディなんだからそこまで目くじら立てる必要はないだろうに
同種のパロディ創作から無断でパクってあたかも自分の創作のような顔してたから問題なんだろ

…って、俺釣られた?
329マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:04:59 ID:???
けど、現在進行形で書いている作家さんとしては問題だよ。

元々ロアは悲惨な話だし、清涼剤としてギャグでいれることもあるだろうし。

それに書いても「それもパクリ」ですでは悲惨だし。
議論は必要だよ。
330マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:22:12 ID:???
パクっても、その旨をオリジナル作者に了解を得、尚且つここでパクってることを打ち明けてればまだ問題なかった
331マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:40:46 ID:???
ルーファウスネタはおとなしく削るか……



>>324のような極論出してる奴は釣りだろうが、他ロワネタのパロやろうとしてた奴は削った方がいいな
商業誌のパロはともかく、二次創作のパロは避けた方が無難
例えそれがキャプテンネタだったりしても、だ
332マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:45:43 ID:???
あーあ、なんかコイツの所為で色々とやりにくくなったな
333マロン名無しさん:2007/03/03(土) 15:52:23 ID:???
パクったりせずにいっそ8部EXのノリで全編突っ走れば面白かったのに
334マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:06:01 ID:???
ネギまを使ったロワの2次創作なんだから、
ネギまのセリフとキャラ設定、ロワの基本設定、あたりまでは流用してもいいんじゃないか?
問題がないわけじゃないけど、そこまで言ってたらSSスレは全滅だろ。
で、他スレの2次創作なんかをセリフや状況そのまま焼きなおすのは完全NG。
これで創ってけばいいんじゃね?
問題は「弾幕薄いよ」「足なんて唯の飾りです」「まだだ、まだ終わらんよ」
系の、他作品の有名台詞や舞台設定をどこまで許容するかなんだが。
335マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:11:39 ID:???
ほかのロワをマネするのがまずいだけであって、
商業作品のパロならまったくかまわないと思うんだが
336マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:14:54 ID:???
原作(バトロワ本編、ネギま本編)はパロOK
第三者の作品はNG
他作品有名台詞は作者のオリジナルでないことが読者にはっきりわかるからいいんじゃないか?
有名コピペなんかもOKな気がするけどどうだろう。
337マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:16:42 ID:???
うげぇ、てことはかなりの書き直しが必要になるのかよ……
美空をパロ担当になんかするんじゃなかった……
338マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:18:13 ID:???
もっと突っ込んで言うと、無断で他ロワのSSパクッた挙げ句リスペクトも何もないご都合切り張りが問題になってるのであって、
何もかも真似しちゃいけないというものではない。
今回のが特に悪質だから取り沙汰されてるが、一文二文似通ってる部分があっても本来ならここまで追求はされない。
この線引きは曖昧で難しいのかもしれんが、あとは書き手の良心に掛ってくる
339マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:26:55 ID:???
時期が時期だし、したらばと野球スレの発言以外は話半分に聞いた方がいいと思うぞ
340マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:52:02 ID:???
普通のパロディや設定が被るのは二次創作としてはよくあることだけど今回のは言い訳出来ない
登場人物や背景、経緯を無視してコピペ改悪って
作者は何を思ってこんな馬鹿なことをしたのか説明が必要じゃないか
ここだけでなく、野球板の方にも

ただ野球板には沢山のロワスレがあるからマルチで説明するより
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8740/
こっち使うといいかもね
341マロン名無しさん:2007/03/03(土) 16:54:51 ID:???
野球スレ住人必死杉w
そもそも両方二次創作だろ
何たら権なんて無い
342マロン名無しさん:2007/03/03(土) 17:01:05 ID:???
二次創作にも著作権はあるよ
釣り?
343マロン名無しさん:2007/03/03(土) 17:01:57 ID:???
>>341
作者1乙
344マロン名無しさん:2007/03/03(土) 17:08:36 ID:???
自覚ある無しにしろ、場所が場所なら立派な窃盗だからな
「2chだからいいや」って感覚なんだろうけど
345マロン名無しさん:2007/03/03(土) 19:31:16 ID:???
今回は作者がパクリと認めてるが、ネタのつもりで使うレベルなら平気だろ>順番待ち作者

ダメなら太臓もてキングサーガオワタ\(^o^)/
346マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:08:28 ID:???
商業作品のセリフや場面を使うのは「パロ」で許される気がするんだが…
他ロワだったり他の二次創作を使うのはネタのつもりでも控えたほうがいいんじゃないか?
347マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:09:59 ID:???
>>346
そこなんだよなー
メジャーなやつをネタにしちゃった人は結構いそうだ
そういったネタをやっちゃった書き手は修正大変そうだががんばれ
348マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:20:50 ID:???
商業作品のセリフや場面を使うのは「パロ」で許される?????
凄い厨理論だなwwwwwwww
349マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:23:18 ID:???
いやそれぐらい別にパロで許されるだろ
350マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:28:03 ID:???
「4日に入った0時過ぎ」が刻々と近づいております
351マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:31:40 ID:???
本質を見極めろ
今回のはパクリを分からないように巧妙に隠して読者を「騙そう」としたからいけないって話だぞ
352マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:35:41 ID:???
太臓みたいに狙って有名作品をパクるのはギャグで通るが2chなんかの無名作品からパクるのは不味いだろ
353マロン名無しさん:2007/03/03(土) 23:46:29 ID:???
今回のはネタパクなんてレベルじゃなくて文章まるまるコピペだからなぁ
ネタ拝借程度ならパクリか否かの判断はしづらいのが実情だろう
354マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:08:31 ID:???
マダー?
355マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:12:50 ID:???
こりゃ逃げたな
356マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:16:40 ID:???
来ませんねえ
357マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:17:31 ID:???
まだ少ししか経ってない
信じて待つとしよう
358作者1 ◆0Z3l12M4xM :2007/03/04(日) 00:24:45 ID:???
現存する各ロワスレに謝罪文章を投下してまいりました。
おそらくこの程度では言葉足らずでいい加減だと言われることがあるでしょう。
ですがこれが自分の精一杯の返答です。二度とこのような行為をいたしませんことを誓わせていただきます。
自分の描いた1部、8部を削除、自分の存在を黒歴史として葬り去っても構いません。
このコテも二度と使うこともなければ、盗作、パクリ等の行為をしないと約束します。
そしてネギロワスレの皆様の期待を裏切る結果となったことを反省して再び謝罪します。
申し訳ありません。

359マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:30:19 ID:???
それだけ?
煽りではなく、誠意はあまり感じられないな
事務的作業をこなしただけってだけじゃ?
360マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:33:40 ID:???
とにかく逃げてないでクラウンの方へ来いよ
361マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:33:48 ID:???
まぁ、何言われようが事実は消えないしな
今更誠意込めまくり練られまくりの文章投下されてもあれだし、俺らネギまロワ住人が重く受け止めて今後慎重になるしかないんだろうな……
362マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:35:32 ID:???
億バトに謝罪文が来ていない件について
363マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:35:47 ID:???
ネギま住人はそれで済んでも、簡単なテンプレで謝られて終わりにされる野球ロワはそうは行かない
364マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:36:45 ID:???
逃げたようだぞ
365マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:37:28 ID:???
>>358
ここのレスは全部読もうぜ、とりあえず。

>>245で誘導しているように、

野球バトルロワイアル総合雑談所2
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1134993945/

ここで野球板ロワ住人の見解をまとめているんだから、謝罪するならここでしてくれ
野球板の各ロワにそちらが書き込みしたものを読んだが、あんな適当な文章で
謝罪とはあきれたもんだ。日本語おかしいし。
>>358のレスをそのまま貼り付けてくれた方が何倍もマシだったのに。
366マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:37:54 ID:???
つかすでにスレがないロワは放置かよ
367マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:38:30 ID:???
とりあえずネギまロワ住人からはリアクション取りようがないから、またアホなループが始まる前に野球から来た人はしたらばに書き込むことをお勧めする
そっちならまだまともな話し合いになるだろうし
368マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:39:27 ID:???
その前に張本人が捕まらない事にはなあ
369マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:40:43 ID:???
取りあえず作者がコメントしたんだからネギロワでのパクリ議論はこれで終わり。
他のロワの話だったらそれぞれの所で議論してくれ。

次に投下する時は15部って事になるのか?
370マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:40:53 ID:???
ってかあんだけ待たせておいてこれで終わり?
少々薄すぎやしないかね?
371マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:40:55 ID:???
>>358
あなたに作品を盗用された、野球板ロワ職人のうちの一人です。
少し質問とお話をさせていただきたいのですが、お時間をいただけるでしょうか。
ここでお話をさせていただくと、こちらの住人の皆様にご迷惑をおかけしてしまうので、
私と一緒に場所を移動していただきたいのですけれども。

検証をまとめてくださった有志の方が用意してくださった議論用掲示板
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8740/

上記アドレスに移動願えませんか。
今ご都合がつかないようでしたら後日お時間のあるときでも構いません。

上記の件についてご回答をお待ちしております。
372マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:43:06 ID:???
〉盗作、パクリ等の行為をしないと約束します。


今後ひょっとしたら自分の考えた文章で書いていこうとか言うのだろうか?

野球板に投下された謝罪文見てきたが正直言葉足らず。
373マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:46:34 ID:???
各スレに投下って…あんな抽象的なレスじゃ悪名が広まっただけじゃん
これじゃひとくくりにここ全体が盗作ロワだと思われても仕方ないぞ
せめて自分の書いた部くらい晒して来いよ…最後まで迷惑かける気かよ
374マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:54:22 ID:???
言い方は悪いが、『やっちまったもんは仕方ないから、無難な謝罪を済ませてさっさと消える』が正解なんだよなこういうときは。
にも関わらず“無難な謝罪”でなく“燃料”をばら蒔くとは……
375マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:55:33 ID:???
>>374
本人はそのつもりだったんじゃないの?
やり方があまりにも幼稚かつ下手ってだけで
376マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:58:06 ID:7YpYk0xk
>>358
・このスレと各野球バトに闖入してるんだから野球雑談スレでも謝罪しましょう。
 てかそれすら貼り洩らしがあるぞ。

・自分の作品のどこが何からの盗用なのかを責任持って全て明らかにしてください。
 現在発覚している物の他にも盗用があるとすれば、自分も盗用されていると気付かない職人がいる可能性が残る。
 要するに、謝るなら誰に何を謝罪しているのかを明確にしましょう。

ここで何か言い合うのは場違いだしスレ本来の進行に良くないから、野球雑談か>>371の板に来てね。
377マロン名無しさん:2007/03/04(日) 00:58:17 ID:???
とりあえず本人の頭が相当悪いことは解った
あと文章力のなさも
378まとめ4”管理”人:2007/03/04(日) 01:09:08 ID:???
まとめサイト側の今後の方針について、>>371外部板に今後の方針について質問を投下させていただきました。

まとめサイトに手を出すのが初めてだったので、こういう場合の対処にも経験がないのですが
できる限り対応していきたいので意見をよろしくお願いいたします。
379マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:12:15 ID:???
なんという大事件
このスレから人が離れることが無いよう祈るばかりです
380マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:12:44 ID:???
>>378
野球板住人ですが、外部板にレスしてきました。参考にして頂ければと思います。
381マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:15:17 ID:???
一億円プレーヤーバトルロワイアル第六章
http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/base/1164444259/l50

ここに謝罪をしていないのはどうして?
ここからもパクったでしょう?
382マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:16:30 ID:???
まじめな話はあちらの掲示板でするとして、超個人的なぼやきをさせてくれ







これで美砂も生存率皆無組の仲間入りかよッ!
葉加瀬と夏美も0に逆戻りだっけ?
383マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:16:43 ID:???
>>381
面倒だから
384マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:16:52 ID:???
あんなテンプレの謝罪なんて無くていいよ
385マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:26:42 ID:???
あの謝罪は本当に作者1だったのかな
386マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:34:38 ID:???
なんかなあ……正直幻滅したかも。
ネギまももういいや
387マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:37:24 ID:???
なんか自分もなんかの作品パクってるかも知れないと思うと怖くて投下できんな。
388マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:39:31 ID:???
>>387
そもそも、「なんか」を連続で使うような言葉知らずが書いても面白くないから
389マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:41:24 ID:???
>387
二次創作なんだから設定や一部分が被るのはよくあることで目くじら立てる人はいないと思う
はじめからパクろうと思った訳じゃないのならそこまで気にしなくてもいいだろう
ただ作者1氏ははじめから確信的に○パクだから次元が違う
390マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:44:52 ID:???
“パクりとして問題になる”ことはなくても、“愉快犯がパクりパクりと水を得た魚の如くはしゃぎ回る”可能性が高いのが怖い
391387:2007/03/04(日) 01:46:33 ID:???
>>388
すまん。書き直そうとして最初の「なんか」を消し忘れたんだ
……でもこういうミスがあるからやっぱり止めたほうがいいかも知れん
392マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:47:33 ID:???
最終的には良心の問題になるのね。。
393マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:48:24 ID:???
最初のなんかは「なんだか」の省略、次のなんかは「何か」の未変換。
一応、意味は普通に通るぞ
394マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:49:01 ID:???
何か甚大な被害だけが残ったな・・・
395マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:50:48 ID:???
前スレで投下待ちの時期に何度か偉そうにアドバイスしてたな。
○パクリのくせにアドバイスしてたと思うと無性に腹が立つ。
396マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:51:39 ID:???
次は作者1の面白言動探しの旅か
397マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:52:29 ID:???
 |  パクリが発覚するとスレの権威が坂道を転がり落ちるように堕ちてゆくんだ。良い意味で。
  \
     ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 、     __
ヽ}丿  /l | l \      ∧__∧
 l  / ー  ー  '.    /       ',   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 \_」  >    .:i   /   ’、_,、_, ’  ', < アンチに取っては良い意味なのみゃ。 
   |     。    ト、 ,′         ',  \_______
   |   .ハ    :|く i           i- 、
   ',   ∨   ,/  ヽ.         ,/ ,ノ
398マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:54:15 ID:???
これで今日(四日)の24時前に鳥付けて現れて「偽物が云々」って言い出したら駄目な方向に面白さが増すんだがな

>>395
確か「一部のメインキャラ以外が淡白になるのは必要悪」的なこと言ってたなw
399マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:55:11 ID:???
この謝罪じゃパクられた職人さんたちと読者の怒りを助長させただけだよなあ
保管庫もどうしたものか、とにかく多難だ…
400マロン名無しさん:2007/03/04(日) 01:55:38 ID:???
今度投下する人は無駄に自分の作品にパクリがないかっつー疑心を抱いてしまうな。
401マロン名無しさん:2007/03/04(日) 02:43:54 ID:???
○パクがダメなんであって、偶然○パク並に酷似することはないだろ
402マロン名無しさん:2007/03/04(日) 02:47:59 ID:???
パクリがないか疑心とか言ってる人って、コピー元と問題になってる章を見比べてみた?
偶然とか「読んだのが頭の中に残ってた」レベルじゃこういう風にはならない。
ちゃんと自分で文を書く職人さんなら疑心に囚われるまでもないよ。
403マロン名無しさん:2007/03/04(日) 02:54:52 ID:???
確かに。
作者1はパクリと分かってやってる。というかパクらなきゃ文章として
成り立たないレベルなんだからどうしようもない。

aikoの詩をパクって「自分の作品です」、って堂々と世間に出したどこかのおバカさんと一緒。
404マロン名無しさん:2007/03/04(日) 03:09:57 ID:???
作者1に嫉妬してるやつが多いな
405マロン名無しさん:2007/03/04(日) 03:12:50 ID:???
>>404
俺はパクリでクオリティとマンセーを手に入れたぜ!どうだ羨ましいかザマミロプギャー

ってか

馬鹿かw
406マロン名無しさん:2007/03/04(日) 03:54:32 ID:???
>>404
作者1妄想乙
こんなとこに書いてる暇があるならクラウンかしたらばに来い
407マロン名無しさん:2007/03/04(日) 12:10:44 ID:???
ぬるぽ
408マロン名無しさん:2007/03/04(日) 12:46:45 ID:???
ガッ
409マロン名無しさん:2007/03/04(日) 15:23:23 ID:???
ゴッ
410マロン名無しさん:2007/03/04(日) 16:17:52 ID:???
633 :作者1 ◆0Z3l12M4xM [sage] :2006/11/29(水) 02:04:54 ID:???
>>628
自分のやり方では3レス4レスで5レス以上は結構少ないです。
多少少なくてもそこはボリュームや伝えたい描写などをしっかり描いて補えばいいでしょう。

みなさん伏線やネタに詰まりやすいと言ってますので簡単なアドバイスを残しておきます。
ただこちらのやり方が一部入っているので参考程度に見積もってください。

・二人以上の組み合わせ
親友などを使えば簡単でしょうが、それでは組む相手が事前に決まって単調になりやすいので仕方ない形で
面識がない同士を組み合わせるのもありでしょう。それはそれなりに理由や描写が必要ですが。
逆にそれを逆手にとって親友同士の仲を裂いてしまうという、原作派に叩かれる覚悟の内容も可能です。
また、あまり戦闘やストーリーに絡めずあぶれたキャラは序盤にすぐ即死させると言った潔さも必要です。

・戦闘
誰だって殺しなんかしたくない―というため省ける戦闘はなるべく省きます。
それなりに伏線を残す戦闘や、避けられない戦闘をしっかりと描くことが必要でしょう。
若干の心理状態を含めた最近の特撮などがいい参考になると思われます。
こちらはたまにGTOやサイコメトラーEIJIなども参考にしてます。

・伏線
下手に消化出来ずに投げっぱなしになるくらいなら初めから書かないほうがいい。
初めにオチや伏線の結果を考えてから描けばいいと思われます。(8部の葉加瀬と千雨の立ち位置は『ルパン三世 ワルサーP38』のオマージュ)
8部はオチから描いてオープニングは一番最後でした。

・盛り上げ所
当然ラストが盛り上げ所でしょうが、出来るのなら中盤から終盤にかけてを重点的にするべきだと思われます。
読み側の経験が長いこちらとしては中盤をしっかり盛り上げ『この先どうなるの?』『その前が気になる』などの心理状況に
持って行きやすいので、序盤やラストが若干弱くても全体的から見れば『よかった』と評価されるのです。

こちらのやり方と考えで役に立つかどうか分からない文を長々と残して申し訳ないです。
411マロン名無しさん:2007/03/04(日) 16:20:23 ID:???
(゚Д゚)ポカーン......
こっちが赤面するほどの恥知らず
412マロン名無しさん:2007/03/04(日) 17:44:15 ID:???
まあ今度は日陰者として頑張っていくしかないな
413マロン名無しさん:2007/03/04(日) 18:00:04 ID:???
極楽の山本を思い出した
414マロン名無しさん:2007/03/04(日) 18:10:16 ID:???
俺はソ連のレーニン像を思い出す
415マロン名無しさん:2007/03/04(日) 18:33:46 ID:???
つか>>410の自称アドバイスとやら自体の日本語もあやしいな。
416マロン名無しさん:2007/03/04(日) 18:57:23 ID:???
神やら救世主と呼ばれていたのに今じゃ見るも無残に……
夜神月を思い出すよ。
417マロン名無しさん:2007/03/04(日) 19:44:59 ID:???
>410の日本語の怪しさが彼の実力、っつーかその程度の文章しか書けないということ。
>358でもよくわかるけどな。
418マロン名無しさん:2007/03/04(日) 19:48:24 ID:???
ていうか、何で今更それに気付くの?
野球から来て未だ状況の推移を見守ってる俺には、そこが理解できない。
何故このパクリストがこれまでマンセーされてきたのかと。
419マロン名無しさん:2007/03/04(日) 19:52:18 ID:???
野球板起源説とは、ネギまBRなど他スレのSSの起源を野球板にもとめる主張の総称。
420マロン名無しさん:2007/03/04(日) 19:55:13 ID:???
よく読むとパクリ部分(=野球ロワ職人が書いた部分)が
やけに情景描写やら心理描写やらが濃ゆいのに比べて
オリジナル部分はアッサリというか、描写が薄いんだよなw
421マロン名無しさん:2007/03/04(日) 20:03:01 ID:???
>>418
>>420
自分も同じこと思ったんで、外部板に今書き込んできた
ここでやってもラチ明かない感じだから、したらばに移らないか
422マロン名無しさん:2007/03/04(日) 20:05:58 ID:???
>>413
この場合はなっちだろう
423マロン名無しさん:2007/03/04(日) 21:36:17 ID:???
そういや作者1ってふてぶてしくも他の作者の部(第9部だったか)の一部リメイクとか作ってたけど
あれも盗作して書いたんだろうか
424マロン名無しさん:2007/03/04(日) 21:41:04 ID:???
  ┏━━┓
  ┃・∀・┃
┗╋━━╋┛
  ┛   ┗
425マロン名無しさん:2007/03/04(日) 21:53:25 ID:???
>>423
そんなのもあるのか…
それは保管されてる?
426マロン名無しさん:2007/03/04(日) 21:56:39 ID:???
427マロン名無しさん:2007/03/05(月) 02:03:13 ID:???
>>426
ありがとう
自分の分かる限りではパクリじゃなさそうだが…
セの方のバトあんまり読んでないからそっちがわからん
428マロン名無しさん:2007/03/05(月) 07:25:32 ID:???
なんか今こうして見るとさあ、
人の作品勝手にアレンジして「申し訳なく思います」とか
やっぱりどこか日本語がおかしいんだよな・・・
どうして俺らはもっと早く盗作に気付かなかったんだろ?
429マロン名無しさん:2007/03/05(月) 08:01:12 ID:???
>>428
俺ら全員作者1の偽りのカリスマ性にずっと騙され続けてきたってことだな
そう考えると無性に腹が立つ
430マロン名無しさん:2007/03/05(月) 13:23:31 ID:???
>>作者1 ◆0Z3l12M4xM

何度でも言うが、クラウンかしたらばに来てくれ。
お前には、パクられ元の職人さんからの質問に答える義務がある。
このまま逃げようとすると後で後悔することになるぞ
431マロン名無しさん:2007/03/05(月) 13:29:26 ID:???
野球板の者だけどさ
「作者1はエロパロ板で実績がある」って誰か書いてたけど
そこでの奴の作品を読める場所ってある?
432マロン名無しさん:2007/03/05(月) 13:41:14 ID:???
>>428
こういう行為って「お前の作品はダメなんだから俺が手直ししてやる」とも解釈できるしな。
作者9氏の作品は批判意見も少なくなかったし。

>>429
なんか怪しい宗教に入信していた感がある。
433マロン名無しさん:2007/03/05(月) 14:21:13 ID:???
ジャパニーズの悪い癖だな
途中から覗いた俺みたいな奴はみんなが「作者1は神」って言ってるのを見てるうちに「作者1のクオリティは異常」って認識になり、作者1への批判意見があっても「俺の肌に合わないだけか」と胸の内にしまいこんじまう
434マロン名無しさん:2007/03/05(月) 15:35:07 ID:???
>>432
盗作野郎が完全オリジナル作品に「手直ししてやろう」なんて良く言えたもんだな
こんな奴をずっと崇拝していた自分に腹が立つ
435マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:13:07 ID:???

「作者1はもう帰ってこないです
同情してほしいなら、もっと職人のいるスレに行くべきです!
そっとしておいて欲しいなら、ネギまバトルロワイヤル12から離れて、どこか旅行にでも行くです!
どちらにせよ、ここにいることで野球バト信者が得る物は何もありません!
ここに留まるというなら、止めはしません。でも、あくまでも・・・」
436マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:22:51 ID:???
>>435
いい度胸してるな
437マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:28:44 ID:???
>>435
作者1乙
438マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:37:21 ID:???
どうしても出てこないというなら
作者1の盗作まとめサイトでも作っちゃおうかな
そんであちこちに宣伝しちゃおうかな
ネットで永遠に語り継がれる輝かしいパクラーの誕生ですね
439マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:40:43 ID:???
>438

勝手に作ってろ
こんな隔離版のことなど誰も知らん
440マロン名無しさん:2007/03/05(月) 21:56:53 ID:???
作者1のふりをする住人がひとりも出ないな
最高の釣堀のはずなのになんでだ
441マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:01:44 ID:???
酉解析できて無いんじゃね?
442マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:04:59 ID:???
作者1叩いてるやつは氏ね!
たまたま同じ文章になることはよくあるらしい
443マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:07:52 ID:???
>>442
うん、擁護したいならIDの見えるとこでやろうね
文章の流れがそのまま同じになるなんてことがよくあってたまるか阿呆
444マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:08:53 ID:???
>>440
あの妙な日本語までは演じきれないからじゃないか
445マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:09:38 ID:???
キャラの名前だけが違うなんてことはよくある。だから作者1は悪くない。
446マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:09:40 ID:???
>>443
擁護じゃなくて煽ってるだけだから
いちいち反応するなよ
447マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:16:27 ID:???
442-443は自演だろ
いくらなんでも釣りのレベルが低すぎる
448マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:16:52 ID:???
とりあえず>>438がまとめサイト作るでもよし、誰かが一連の流れをまとめたやつを
ここに投下してくれるでもよし。さっさとテンプレにして作者1の話はやめよーぜ。
なんかこの話題続けてるのも腹立たしい。
テンプレ化の具体的な話はここでもいいし、折角用意してくれたから外部板でもいい。
野球ロワ住人も、ここにいても作者1が書き込むことはもう無いだろうから、お帰りいただいて。
何か動きがあれば(無いと思うけど)こちらから連絡しますよ。
449マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:30:48 ID:???
450マロン名無しさん:2007/03/05(月) 22:40:54 ID:???
あのー
特厨非さんの復帰はまだですか?
451マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:08:24 ID:???
したらばを専ブラで見るにはどうしたらいいんだっけ?
452マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:14:25 ID:???
>451
Jane系なら板一覧の任意のフォルダを→クリ
「ここに板を追加」で後はガイドに従えば出来る
453マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:14:57 ID:???
>>451
ギコならgikoNavi→config→Board→したらばJBBS(テキスト)
で、テキストを開いてアドレスをコピペで追加すればOK

他ブラは知らん
454マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:25:00 ID:???
>>452-453
サンクス
455マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:43:36 ID:???
どうでもいいけど>>435は1期の夕映だなw
456マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:48:52 ID:???
夕映って何?
作者の本名かなんかか
457マロン名無しさん:2007/03/05(月) 23:53:55 ID:???
綾瀬夕映でしょ
単にネギまのキャラ
458マロン名無しさん:2007/03/06(火) 00:02:37 ID:???
>>435>>455
「悪魔・・・?そうだ悪魔だ!デーモンだよ!」
って流れだっけ?
459マロン名無しさん:2007/03/06(火) 00:12:23 ID:???
アニメ1期25話あたりのあれか、気が付かなかった。
あの寝取り夕映が俺の一番好きな夕映だな。
460マロン名無しさん:2007/03/06(火) 00:29:39 ID:???
丸投げしなきゃ最高の展開だったのになw
461マロン名無しさん:2007/03/06(火) 00:37:37 ID:???
そもそも作者1のSS自体が実際にはほとんどパクリ元とされるものと類似点がない。
言われてみればパクリと言えない事も無いような気がするだけ。
いわゆる「ドップラー効果」ってゆうやつ。
462マロン名無しさん:2007/03/06(火) 00:42:50 ID:k5+3H86V
>>461
夜釣り乙
463マロン名無しさん:2007/03/06(火) 04:28:50 ID:???
>>170
じゃあ居座ろうか?www

どっちにしろそういう見えない相手を罵倒して優越感に浸る姿は
みっともないと思うw

まあこれを最後にマジで消えますわ。
464作者志望:2007/03/06(火) 05:09:30 ID:???
ちょっと来ない間にこんなことがあったのか……
正直一部は気に入ってたが、仕方ないな……
どうしよう、住人の方々。こんな状況で俺のような初心者が書き続ける意味があるだろうか。
投下しても色々言われそうだ。まだ書いてる途中だけど、今回の一件でなんだかドッとプレッシャーがかかった気がする。
俺のはどうせ駄作に終わるだろうが、読んでくれるかもしれなかったあなた方との間に妙な溝を感じてしまう。
自信をなくした。
どうすればいい?
465マロン名無しさん:2007/03/06(火) 07:50:05 ID:???
>>464
こういうときにこそうp
パクりじゃなきゃ大丈夫
466マロン名無しさん:2007/03/06(火) 10:39:25 ID:???
パクりだから叩かれてるわけだから大丈夫。俺は逆に創作意欲が湧いたよ。
この流れを変える作品を作ろうって。だからガンガレ。
467マロン名無しさん:2007/03/06(火) 11:59:23 ID:???
俺も文が冗長になりがちで作者1が「短い方が云々」って言ってるの見て自信なくしてたから、逆に意欲がわいてきた
468マロン名無しさん:2007/03/06(火) 12:07:02 ID:???
>>464
そうそう。パクリだったからあれだったわけで・・・
真面目に書く分には問題ないと思うんだぜ?
469サヨク消えろ:2007/03/06(火) 12:35:18 ID:???
ここは在日が多いスレだな。

作者1はこのスレだけで通算2回も謝罪しているし、他所でも謝罪しているし、
責任を取って執筆を中止したし、コテも名乗らないと宣言している。
その上いったい何をしろと?ふざけるなよ



「おわびは謝罪ではない」、小泉首相演説を否定か
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0423&f=national_0423_002.shtml

【日韓】盧武鉉大統領 「日本に謝罪や賠償を重ねて要求しているのではない」 CNNに語る[9/16]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1126857912/

「日本は歴史問題に心から謝罪すべき」 韓国大統領
http://j.peopledaily.com.cn/2005/03/01/jp20050301_47966.html


犯罪者の子孫のチョンどもはこのサイトを読んで半島に帰れよ

韓国は“なぜ”反日か?
http://3.csx.jp/peachy/data/korea/
470マロン名無しさん:2007/03/06(火) 13:06:11 ID:???
パクられ書き手から言わせてもらうが、
個人のモラルの問題で、住人が努力で防げるタイプのハザードではないので作者1以外のここの住人が負い目に感じる必要はまったくないと思われ
お互い被害者だ
不愉快なことは早く忘れてまた創作を楽しんだらいいと思うよ
471マロン名無しさん:2007/03/06(火) 14:39:56 ID:???
ただ変なのがいついてる悪寒
多少なりとも噛み付かれるかもしれんね
472マロン名無しさん:2007/03/07(水) 12:52:30 ID:???
はは、忙しかったから来るのひさびさなんだけど大変なことになってたんだねえ。
まあ、どこからパクったかはしらなかったけど文章力の低さと展開から「どっかからパクってんだろうなあ」って予想はついてたから驚きはない。
具体的なパクリもと知らなかったから言及できなかったんだけどさ。
書き手さんは気の毒だけど悪いのはパクリ野郎だけで自分達が気にする必要はないよね。
自分達は読んでただけだしさ。
他の素敵職人さんは自信もって書けばいいよ。
473マロン名無しさん:2007/03/07(水) 13:56:25 ID:???
お初なんスけど、まとめサイトで全部呼んだ限り、俺も書きたいと思いました!
最初に読んだパロロワで、こっちからネギまの本編に入った位です^^;
出来た時はうpしますんで、よろしくお願いします!
474マロン名無しさん:2007/03/07(水) 14:13:38 ID:???
>>473
がんがれ。
このロワ、「パソコンがぶっ壊れた」「データ飛んだ」の発言残して消える奴多々いるから気をつけろ。
「んな簡単に壊れねーよww」なんて油断してコーヒーこぼしただけで使い物にならなくなるくらいもろいから、PC。



……データ吹き飛んでから再執筆して完成させた人っている?
475マロン名無しさん:2007/03/07(水) 15:31:18 ID:???
476マロン名無しさん:2007/03/07(水) 17:00:08 ID:???
>>474
再執筆中。
8割終わったのにまじでコーヒーこぼしてオワタwww
今は2割程度終了しちる。
477マロン名無しさん :2007/03/07(水) 17:05:41 ID:???
なんか一話一話の容量が大きすぎて全く終わりゃしねぇw
しかも途中でテストが挟んだせいで執筆スピードがガタ落ちに。
とりあえず企画倒れだけには終わらんようにしないと……
478464:2007/03/07(水) 18:01:10 ID:???
>>465 >>466 >>470
ありがとう。不安が晴れていくのを感じる。
とりあえずは書き続けて終わらせることにする。出来上がったら投下したい。

>>471
orz

>>477
あれ、俺がいる
479マロン名無しさん:2007/03/07(水) 18:45:37 ID:???
>>476
あれ、俺がいる
昨日コーヒーこぼして半年以上の苦労がパーwwwww
お前が頑張ってるなら俺ももう一度頑張ろう・・・
480マロン名無しさん:2007/03/07(水) 18:59:43 ID:???
USBメモリに保存すればUSBメモリコーヒーに落とさない限り大丈夫だぞ
481マロン名無しさん:2007/03/07(水) 19:13:19 ID:???
まさかコーヒーこぼすなんて思わないからノートパソコンの本体にしか保存してないぜーははぁー
482マロン名無しさん:2007/03/07(水) 20:45:36 ID:???
1GのUSBメモリが3kで買える時代だもんな

>474
どれみで執筆中にパソが落ちた人がいたような希ガス
483マロン名無しさん:2007/03/07(水) 21:01:30 ID:???
それなりに形になってきたんだが、救いの要素がまったく無ぇ……読んでて鬱になった……
484司書 ◆diEk0iTtGI :2007/03/07(水) 21:56:57 ID:???
作品投下中にHDがぶっ飛んだ私がきました


今回の事件については残念に思うとしか言いようがありません
私が作品を書くきっかけとなったのも紛れもなく1氏の作品でしたので……
しばらくは荒れるかもしれませんが、作品を望む読者の皆さんとトラブルに物怖じしない作者さんがいる限りネギロワは不滅です


・現状
新作の執筆中ですが、まだ一割もできていません
特に急ぐつもりもないので最低でも半年はかかるかと


・作品保存
実際に痛い目にあった私は内蔵と外付のHD両方に保存しています

長文スマソ
485マロン名無しさん:2007/03/07(水) 22:04:35 ID:???
けどいまはある意味チャンスなのかもしれない。

いうならば、君主が死んで。動乱だけど下克上の時代。

実績のある地方領主は力を蓄え覇権を取りに行き。
まだ見ぬ実力者達もいまがチャンスと動き始めている。
486マロン名無しさん:2007/03/07(水) 22:53:26 ID:???
>>483
それはそれでいいんじゃね?
元々クラスメイト同士の殺し合いなんだし。

俺は鬱展開でも歓迎。
487マロン名無しさん:2007/03/07(水) 22:56:35 ID:???
とりあえず正座しながら待ってます
488マロン名無しさん:2007/03/08(木) 00:52:22 ID:???
2ヶ月前から全く進んでない俺orz
学生にとってこの時期は地獄以外の何物でもない…
489マロン名無しさん:2007/03/08(木) 01:07:57 ID:???
>>488
なんで俺がいるんだw


やる気うpしてる作者がいるようで嬉しいが、仮にこれから先2人以上の作者がほぼ同時に完成して投下したいとなった場合どうするんだろう?
490マロン名無しさん:2007/03/08(木) 02:36:38 ID:???
まだ作品の数が一桁だった時は予約して一部終わったら次の作者、て流れだったから…
投下宣言の早い方でいいんじゃない?

なんつーか…雨降って地固まる、ってのはこういうことを言うんだろうか…?
491マロン名無しさん:2007/03/08(木) 03:46:32 ID:???
>>488
前期に留年決定して気楽な俺が来ましたよorz
しかも作者じゃねぇ…
492マロン名無しさん:2007/03/08(木) 11:05:04 ID:???
PCにコーヒーこぼしてぶっ壊れたって話は時々聞くけど、それってノートのほう?
俺のはデスクトップで、キーボードには一応ビニールカバーはかけてんだけどそれでも危険?
493マロン名無しさん:2007/03/08(木) 11:33:09 ID:???
要はパソコンのまわりに液体を置くなということだ
494マロン名無しさん:2007/03/08(木) 12:25:55 ID:???
靴下一枚で次の作者さんを待つ
495マロン名無しさん:2007/03/08(木) 13:13:59 ID:???
>>492
ノートの方

>>493
喉が乾いたらPCから離れたところで飲むべきなんだよな……
496マロン名無しさん :2007/03/08(木) 15:18:09 ID:???
あーやっとテストオワタ(色んな意味で
さてようやく本核的に執筆に入れるぜ
できれば4月中には完成したいなあ
……微妙に無理なスケジュールだけど
497マロン名無しさん:2007/03/08(木) 17:27:54 ID:???
さくせん
みんながんばれ


俺は脳内で桜子とザジの最終決戦【残り2人】を楽しんどくよ






 ⊂( ゚д゚ )   
   ヽ ⊂ )
   (⌒)|  ダッ
     `J
498マロン名無しさん:2007/03/09(金) 00:34:48 ID:???
アスナ「高畑先生、私…その頃からずっと…あなたのことが好きでした」
タカミチ「!?」
アスナ「あの…それで…よかったら付き合ってもらえたらなーって…」

■■■タカミチ思考開始■■■
どういうことだ!これは何だ!?
こ、告白…告白なのか!?
あなたのことが好きでした…
確かにそう言った……そうだ!間違いないこれは告白だ!
アスナ君が僕のことを好き…
はは、はははっ!なるほどこれはデートだったのか!
童貞だからさっぱりわからなかった!デート!僕はデートしたんだ!
いや、落ち着け!デートどころか告白までされてしまったぞ!
どうする…付き合うか?付き合わないか?
ハッハッハッ!悩む必要などない!もちろんOKだ!
これで!これで僕も彼女ができるんだ!童貞ともオサラバだ!
しかもこんなに可愛いアスナ君が僕のものになるんだ!
やった!これで大手を振って歩けるんだ!もう童貞じゃなくなるんだ!
よーし!さっそくこのままホテルにいってセックスだ!セックスするぞ!
ハッ!
ま、まてよ…果たして僕はセックスできるのか・・・
なんか順番とか…そういうの大丈夫か…?
確認だ!確認しておこう!セックスの順序!セックスの順序…
499マロン名無しさん:2007/03/09(金) 00:36:25 ID:???
まず、えっと…胸を揉む…それから…
いや!まずはブラジャーを外さないと!くそ!あのブラのフックってどんな構造なんだ!?
手間取ったら童貞だってばれてしまう!…ぶっつけ本番でなんとかできるか…?
ん…?でも、最初に風呂に入るからそのときもう外しているのか?
うん…うん!そうに違いない!風呂のあとはバスタオルを巻くだけで、ブラはつけないはずだ!
よし…では胸を揉むわけだが、どう揉めばいいんだ?AVではどんな感じだったか…
こんなことならちゃんとラブホ盗撮モノを見ておくんだった
ツタヤで借りるのが怖くてネットのサンプルだけで済ませていたツケが回ってきたな
いや、そんなことを嘆いてもしかたない…押し倒そう!開始を同時に押し倒す
問題ないはず…がっついてるように見えるだろうか?やはりベットに並んで座ってキスをしながらとかの方が…
あっ!そうだ!キスだ!胸を触るより先にキスをしないと!じゃあ最初は並んで座ることにしよう
それから「綺麗だよ、アスナ君」とか言ってからキスして、しばらくしたら胸を揉んで…
それから…それから……ここで押し倒そう…それで…えっと…
ええい!もうどうにかなるはずだ!どうせアスナ君も初めてだ!間違えても気づか…
ん…まてよ…本当にアスナ君は初めてなのか…
ネギ君…そういえばアスナ君はネギ君と同じ部屋だ!ちくしょう!ダメだ!
あのヤリチンのナギの息子だぞ!同じ部屋に寝ててセックスをしてないわけがない!絶対もうセックスしてる!
くそ!くそ!くそおおおお!ネギくん!ネギくん!許さないぞ!
もうダメだ!もう付き合えない!アスナ君はもうネギ君と何度も何度もセックスしてるんだ!
僕がセックスしたことないってすぐ気づかれる…チンコがネギ君より小さいかもしれないし・・・
そしたら逆に振られて、そのうえ童貞だってばらされてしまうはず…
諦めよう…童貞だってばれたらそれこそ生きていけなくなる……
■■■タカミチ思考終了■■■

アスナ「……」ドキドキドキドキ
タカミチ「ありがとう…アスナ君の気持ち、とても嬉しいよ…でも…」
500マロン名無しさん:2007/03/09(金) 03:50:14 ID:???
>>495
500mlペットボトルという手があるぞ。
このスレも後編突入。前編は色々あったが、みんなのおかげで立ち直ることができた。ありがたいことだ。
作者様方がたった今頑張っていると思うと勇気づけられる。
再び建て直していこう。
俺自身は今さっき半分まで書き上げたところ。
そこで前編のことをSSの章名からこう呼ぶことにしようと思うんだ。
恥じらいと克服の意味をこめて、
First Kiss,Another Killing 事件と。
どうだろうか?
501マロン名無しさん:2007/03/09(金) 11:27:00 ID:???
ふと気がついたんだが、今回の騒動で第一部と第八部が欠番扱いになると、
桜子、ザジに加え死亡率100パーセントになるやつが三人増える…
502マロン名無しさん:2007/03/09(金) 11:48:36 ID:???
とりあえず投下汁
話はそれからだ
503マロン名無しさん:2007/03/09(金) 12:13:24 ID:???
>>501
既出だな……
さらに言うと、桜子とザジはファンによる生還計画が練られていた可能性があるが、新規0%三人組は現在執筆されてる部で生還できる可能性はほぼ皆無だ
504マロン名無しさん:2007/03/09(金) 14:33:57 ID:???
生還率0になったの誰?もしかしたら……脱出かもしれない
505マロン名無しさん:2007/03/09(金) 16:21:59 ID:???

脱出とは?
506マロン名無しさん:2007/03/09(金) 16:40:08 ID:???
生還率0から脱出
507生存率ゼロにダウン:2007/03/09(金) 18:01:46 ID:???
・葉加瀬
・美砂

あと夏美もだっけ?
508マロン名無しさん:2007/03/09(金) 18:50:24 ID:???
このまま無事に書き上がったら一人脱出…の予定
509マロン名無しさん:2007/03/09(金) 19:54:59 ID:???
ちょwネタバレw
510マロン名無しさん:2007/03/11(日) 11:04:50 ID:???
桜子に続き美砂まで生存率0%か…
このスレでは、チアは嫌われてるんだろうか?
511作者1:2007/03/11(日) 12:31:46 ID:???
俺がいないとお前ら何もできんのなw
512マロン名無しさん:2007/03/11(日) 12:36:58 ID:???
>>510
大好きだぞ
ただ、個性が裕奈とかまき絵とか運動部連中と被るから……
仲間の死を乗り越えるイベントは死んだ仲間の数だけ盛り上がるし、数も人気も運動部に劣るから……
513マロン名無しさん:2007/03/11(日) 17:14:38 ID:???
>>510
嫌いじゃない
ただストーリーの描き易さに負けてな…
514マロン名無しさん:2007/03/11(日) 17:55:53 ID:???
書き手様的にはそうなんだろうねえ……。
読むほうとしては、そろそろ生き残って欲しいところ。
515マロン名無しさん :2007/03/11(日) 21:26:37 ID:???
チア組はなんかすぐ死亡か狂気系になってしまう。
516マロン名無しさん:2007/03/12(月) 00:02:53 ID:???
>>515
ヤベwww俺その展開www
まき絵もよく狂気系になるよなw
517マロン名無しさん:2007/03/12(月) 00:16:55 ID:???
しかし半端に生き残るともう気にも止めてもらえなくなるぞw
五月や千鶴も死にやすいのに話題にすらなりゃしない
518マロン名無しさん:2007/03/12(月) 01:48:07 ID:???
……龍宮のおぽぽとかアキラの食人ってやっぱりアウトだよな

なんとなく言ってみただけさ…
519マロン名無しさん:2007/03/12(月) 01:51:40 ID:???
>>518
おバカw
520マロン名無しさん:2007/03/12(月) 04:14:31 ID:???
>>518
そのネタはヤバいw
521マロン名無しさん:2007/03/12(月) 06:10:56 ID:???
>>518
アウトではないな






インフィールドフライみたいなもんだw
522マロン名無しさん:2007/03/12(月) 11:02:02 ID:???
>>518
遠回しに言わせるよう持っていけばセーフだからやっちまいなYO!w
523マロン名無しさん:2007/03/12(月) 18:50:43 ID:???
>>522
遠回しってどういう状況でおぽぽに持って行くんだw
アキラはまぁ割と好戦的(原作一巻参照)だし滑り込みセーフってところかw
524マロン名無しさん:2007/03/12(月) 19:04:31 ID:???
他スレネタはさりげなく盛り込みたくなるよなw
525マロン名無しさん:2007/03/12(月) 19:08:10 ID:???
アキラの回のときなんか美空食うのかと思ったもんな
隊長は薬漬けにしておぽぽ化とかwww
526マロン名無しさん:2007/03/12(月) 23:14:25 ID:???
お前らが他スレをしっかりチェックしてんのがよくわかった
527マロン名無しさん:2007/03/13(火) 00:00:20 ID:???
久しぶりにメモ帳開いたら書きかけのがあったんだけど続きが思い出せん…
なんか考えてたはずなんだけどな……

流れ切ってゴメンよ……ぬぺぺ
528マロン名無しさん:2007/03/13(火) 00:08:13 ID:???
考えなしにノリでバトル書いたら脱出させるための頭脳派担当がいなくなった
一番頭が良いのが夏美だなんて面子で脱出なんて出来るわけねー

書き直し、か……
529マロン名無しさん:2007/03/13(火) 00:09:59 ID:???
脱出なんていいじゃないか!夏美の優勝でいいじゃないか!
530カオスロワイヤル:2007/03/13(火) 00:27:16 ID:???
肝井「ぶひひ、じゃあこれからバトルロワイヤルすっぞ。荷物持ってけ!(ペットボトルには俺の精液がたっぷり…グヒヒ!)」

ザジ「ちう……」
ちう「心配すんな私が絶対守ってやるから」

アキラ「肉……まずは誰から食べようか……」

真名「ぬぺー!優勝は頂いたずぇ!!おぽぽぽぽぽ!!」

このか「ほらいくでアホウ鳥が」
刹那「ちゅんちゅん」
明日菜「腹パンし放題ってわけね!」
のどか「こ、こわいです〜(ククク…この馬鹿を利用して優勝してやる。そしてネギ先生と…)」
ゆえ「もるです…」

エヴァ「吸血鬼の神祖だぞー!!」
茶々●「マスターの食料はにんにくとネギです。プププ…」

亜子「ウチはまだ死なへんよ。この世のすべてをたゆんするまでは…!行くでゆーな!」
裕奈「にゃー!」

双子姉「僕らの支給品って……」
双子妹「試験管……」

ネギ「優勝者とせっくるせっくる^^」
531マロン名無しさん:2007/03/13(火) 01:04:08 ID:???
>>530
それはそれで読みたくなったな
逆に某スレで連載とかならアリかもな。
532カオスロワイヤル:2007/03/13(火) 01:21:48 ID:???
那婆「やっつぁ つぁぱれ ひっぱり らんらん ……うふふ」

  「なめんな」

五月「ブヒブヒ…!」

いいんちょ「おほほほ!優勝はこの私ザーマス!!」

犬「優勝してネギを手に入れるのはワイや!」
タカミチ「そうはいかないよ。ネギ君僕のものだからねぇ」
ガンドル「ところがどっこい!ネギ君は僕と結ばれる運命なのだよ」




パル「とまぁこんな感じかな?後は適当に他作品から抜き出せばいいや。お!このパロロワの文書頂き!コピペコピペ♪」
533マロン名無しさん:2007/03/13(火) 02:57:34 ID:???
ねえ、「おぽぽ」ってこの場合何?
534マロン名無しさん:2007/03/13(火) 17:10:24 ID:???
おぽぽ【形容詞】この伝説的な単語のせいで、原作でいくら隊長がかっこよくても笑えてしまう事から、ネギまキャラのイメージ崩壊の代表格(使用例)やはりおぽぽ化しました
535マロン名無しさん:2007/03/13(火) 23:44:13 ID:???
>>530
イイ!
536マロン名無しさん:2007/03/13(火) 23:46:44 ID:???
>>532
ちょwwwパル作者1wwwww
537マロン名無しさん:2007/03/14(水) 00:08:25 ID:???
作者1もネタキャラになりそうな勢いだなwww
538マロン名無しさん:2007/03/14(水) 23:23:09 ID:???
今執筆中の作者さんはどのくらい居るんだ?
539マロン名無しさん:2007/03/14(水) 23:31:59 ID:???
一応書いてるがめっちゃ遅いぞ?ほとんど気まぐれで執筆中だから気が乗らないと何週間も書かない。
逆にきっかけがあれば一日で2〜3話書いたりする。
540マロン名無しさん:2007/03/14(水) 23:37:01 ID:???
まだ4分の1も終わっとらん……
つか書くにつれて結局プロットが崩壊していく俺の悪い癖。
541マロン名無しさん:2007/03/15(木) 00:45:46 ID:???
PC壊れたから再執筆
未だに死者一人www終わる気配がねぇwwww
542マロン名無しさん:2007/03/15(木) 02:02:34 ID:???
年明けてから急にやる気が無くなったんだよな……
話自体は20話出来ててプロットも大体
まぁ>>540みたく崩壊しかけてるけど
543マロン名無しさん:2007/03/15(木) 02:21:28 ID:???
思い返してみれば書き書き始めてもう一年以上経ってるな…
ようやく形になってきた
あと十数話位でとりあえず終わりまでたどり着く
ただ長く時間かけた割に文が雑だから推敲にも時間がかかりそうだ
544マロン名無しさん:2007/03/15(木) 02:31:51 ID:???
>>543
ナカーマ
ネタ被っては変え、流行りの時事ネタがあれば小ネタとして盛り込み、中盤来てから存在を忘れてたキャラがいることに気付き、最後はコーヒーをこぼし全てを失い、結果一年以上もかかってる……
仲間がいてうれしいよ
545マロン名無しさん:2007/03/15(木) 02:31:56 ID:???
何故か書きを二回書いてしまった…
今日はもう寝よう
546マロン名無しさん:2007/03/15(木) 03:51:44 ID:???
書き書き→カキカキって擬音かとおも(ぁ
547マロン名無しさん:2007/03/15(木) 04:14:33 ID:???
イージス艦がどうのこうのって書いてた作者さん調子どうですか?
548マロン名無しさん:2007/03/15(木) 23:24:04 ID:???
我らは神の代理人
神罰の地上代行者

我らが使命は
我らが作者1に逆らう愚者を
その肉の最後の一片までも絶滅すること―――

Amen!
549マロン名無しさん:2007/03/16(金) 20:37:51 ID:???
「受験が終わったら時間が取れる!」と信じて夏からネギロワ止めてたってぇのに、受験終わらなかった……

おまいら、あと一年このスレを続かせてくれよ……!
550マロン名無しさん:2007/03/16(金) 22:31:22 ID:???
なんかもう止めすぎてて続きどうしようか憶えてない俺が来ましたよ
37話全部消すかなw

>>549
そのくらいなら任せとけw
551マロン名無しさん:2007/03/17(土) 00:00:17 ID:???
>>549
ネギまが続く限りこのスレも永遠に続いて行くぜ。
dat落ちしても俺がまた立ててやるがな(`・ω・´)
552マロン名無しさん:2007/03/17(土) 01:34:12 ID:???
俺元々他ロワから流れてきたんだけどさ…
自分で立てたフラグを自分で拾うのがこんなにも難しい事だとは思わなかったわ

今までたくさんの作品があるけどこれだけの数を一人で書き上げるのは本気で凄いと思う
553マロン名無しさん:2007/03/17(土) 01:57:21 ID:???
後半部分のプロット→前半ストーリー部分にフラグ立て
なら余り難しくないと思うんだが
フラグ立ててからストーリー考えてるんなら難しいな
554マロン名無しさん:2007/03/17(土) 02:12:05 ID:???
>>552
他ロワで慣れてる俺はフラグ=へし折るものだと考えてるので、無意味に散布しまくってますが何か

正直他ロワ経験者は一話でキャラを殺すことに恐怖を覚えているはず
とってつけたような過去話を回想させたりとズガン時は地獄だぜ
555マロン名無しさん:2007/03/17(土) 19:35:36 ID:1VH+hmsy
どうゆうこと?
556マロン名無しさん:2007/03/18(日) 00:59:10 ID:???
リレー
557マロン名無しさん:2007/03/18(日) 01:08:16 ID:???
最近のロワスレ(リレー)はのきなみクオリティ高いから迂闊に初回では殺せないんだよ
たいてい初回で死ぬキャラは走馬灯やら捻じ込まれてる

が、ネギまは走馬灯できるほど出番がないってキャラが少なからずいるって事でしょ
558マロン名無しさん:2007/03/18(日) 12:49:27 ID:???
いろいろな世界を旅して、いまこの世界に私はいるネ。
そしてまた、声が聞こえてくるネ、また私に対してのブーイングネ。

「『このド腐れキャラが!死んじまえ〜っ!!』と」

ブーイングに慣れていない今回の話での戦友、狂獣と化した五月はなぜかいまだけは言葉に気づいて反応する。
『ガルガァ〜〜〜〜〜』
といきり立つが私は彼女を制しつつ、声のした方向に背を向けて中指のみを立てる。
それをみた、その他の観客の皆様のいきり立つ表情が私には手に取るように分かるネ。

「おおーーっ、これこれヨ。ブーイングネ、やはり私にはこれが合っているネ。
歓声を受けたときもあったがやはり私の性根は悪ネ、
フフッ、私も以前、違う世界で善人設定で観客から熱烈な声援を受けたときもあったが…、
しかし、その歓声が嬉しいのも最初のうちだけネ、やっぱり本物の私の顔はどこまでも性根の腐りきったワル中のワル。」
私はベーと舌を出す。
「五月よ貴方もすぐにわかるネ、このブーイングの旋律の心地よさが。
ようしー、さっちゃん。まだ狩りは始まったばかりヨ。再び行動開始ネ。」
「グガガァ〜〜〜〜〜」
私の言葉に五月は叫び声で返す。

私は最初の戦いが終わった後、私達の戦いを盗聴していた主催者よりクラスメイト達の位置が分かるレーダーを特別に受け取った。
このレーダーは死亡したクラスメイト達がどこにいるかも示してくれる優れものネ。
マントの中のコレクションをみる。マントからはさっき刈り取った私のコレクションから血がしたたり落ちている。
「3-A全員をコンプリートするネ。死体からも刈り取るヨ。土の中に埋まっていても掘り起こして引き出すヨ。」
559マロン名無しさん:2007/03/18(日) 12:50:53 ID:???
またも暇つぶしの小ネタでした。

この二人の行っている残虐行為が大丈夫なのか知りたいです、
女子中学生にとって殺されることより恐ろしいことをしていますから。
560マロン名無しさん:2007/03/18(日) 13:01:01 ID:???
ハッキングのシーンを書くにあたって、全くそれ系の知識が無いことに気付き愕然とする俺。


またスランプに陥りそうな予感……
561マロン名無しさん:2007/03/18(日) 23:54:22 ID:???
一応、島を舞台にしたいんだけど、想像してたらキャラ達の行動にオレの脳が追い付かなくなった・・・。んで、手書きで地図書いてたら31本の線で島中真っ黒に・・・。どうすりゃいいんだ・・・。
562マロン名無しさん:2007/03/19(月) 00:31:23 ID:???
俺はリレーの時みたいに話の最後に簡単に状態欄を作って、そこに登場キャラの現在位置も書いてる
リレーほど詳しく書いてるわけじゃないけど、まぁ怪我の状態とか持ち物とか行動指針くらい
そうでもしないと書いてて把握できなくなってくるんだよな……

563マロン名無しさん:2007/03/19(月) 03:17:07 ID:???
>>560
ナカーマ
茶々丸、もう少し待ってくれ

島以外の某所を舞台にしようとしたらそこの知識がなくorz
取材行くかな……
564マロン名無しさん:2007/03/19(月) 12:29:04 ID:???
ハッキング知識ないからマーダー突っ込ませて脱出フラグへし折るぜ俺は

ハッキングの仕方も爆弾の作り方もわからない俺は脱出フラグなんて立ってれなーい\(^o^)/
565マロン名無しさん:2007/03/19(月) 12:34:13 ID:???
そういう時ネギとか魔法先生は便利だな。ハッキング知識とかなくてもいいからな
566マロン名無しさん:2007/03/19(月) 13:53:43 ID:???
バカレンジャー3人とチア2人で首輪解析って……どんなフラグ立てたらいいんだよorz
序盤から展開練り直してくる
567マロン名無しさん:2007/03/19(月) 14:36:58 ID:???
首輪が魔法的なものなら
バカレン(アスナ、夕映)でももしかしたらいけるかもしれない。
あとは支給品次第。ハカセとかが解除のヒントを残しとけばできるかもしれない。
568マロン名無しさん:2007/03/19(月) 14:43:13 ID:???
>>566
あれ?俺がいる
千雨と超をマーダーに回して茶々丸ジョーカーにすると葉加瀬ぐらいしか残らないから困る
ていうかあのクラス知能極端すぎなんだYO!
569マロン名無しさん:2007/03/19(月) 21:06:28 ID:???
野生のカンでセキュリティ突破するアスナ
570マロン名無しさん:2007/03/20(火) 08:13:47 ID:???
驚異的な強運でセキュリティを突破するサクァラコ
571マロン名無しさん:2007/03/20(火) 10:01:20 ID:???
空気のような存在感の薄さで…それは無いか
572マロン名無しさん:2007/03/20(火) 10:55:04 ID:???
最近のあのかたは空気ってより風神様だしな。
573マロン名無しさん:2007/03/21(水) 08:48:26 ID:???
どんでん返しも感動も無く、ただただ単純に殺し合うだけの作品になっちまった……
574マロン名無しさん:2007/03/21(水) 12:32:19 ID:???
一度テーマを考えてみるといい
575マロン名無しさん:2007/03/21(水) 18:56:01 ID:???
>>573
まさに俺
いきなり発狂してキャラ壊さないようにこじつけエピソード作ったらオリキャラ化に拍車がかかるし、かといって原作で描写された日常や人物関係をうまく活かして発狂させるほどの技術もない
どないすりゃいいんだ……
576マロン名無しさん:2007/03/21(水) 19:00:03 ID:???
一行目と二行目に空白入れるの忘れてたorz
577マロン名無しさん:2007/03/21(水) 23:43:59 ID:???
ネギまバトルレイプの続きを投下してもよろしいでしょうか?
578マロン名無しさん:2007/03/22(木) 20:28:42 ID:???
発狂するためのネタがあるのにうまく文章で表現できない俺orz
自分で読んでてレヴェルの低さに絶望してる

>>577
アレってかなり初期の頃の話だったような…?
半分くらいうろ憶えだけどもwktkして待ってます
579マロン名無しさん:2007/03/24(土) 08:46:59 ID:???
保守ばかましてよかですか?
580マロン名無しさん:2007/03/24(土) 13:22:52 ID:???
何とか狂わせずに最後まで殺し合うのは成功した

だけど明らかにおかしい部分がこれでもかと……
581マロン名無しさん:2007/03/24(土) 20:53:36 ID:???
「ネギ君……起きたまえ。ネギ君!」
「ん……あれ?タカミチここは……?職員会議じゃ……?」
「わからない。僕も気付いたらここにいたんだ」
辺りを見渡すと他の魔法先生たちもいた。皆状況が飲み込めてない様子である。

職員会議、といってもそれは仮の名前で魔法先生による本国のことや魔法界の会議にいつものように集まった。
いつもなら五分前にはいるはずの学園長がなかなか現れずみんなで待っていた。そこからの記憶がない。

「タカミチ、その首輪は何?」
「わからない。どうやら全員に付いてるようだ。無論ネギ君にもね……」
言われて見れば首に違和感がある。恐る恐る触れてみると次自分にも同じ物が付いていた。
無理矢理外そうとしてると突然扉が開いた。出てきたのは学園長の近衛近右衛門だった。

「さてさて、みんな起きたかのぉ?」
普段通り長い髭を弄りながら全員の顔を見据える。
「学園長!これは一体何の真似ですか!?」
明らかな異常事態に普通の態度を取る学園長に激しく攻め立てるガンドルフィーニ。
「まあまあ、落ち着きなさい。これからちゃんと説明するでの」
学園長の説得でガンドルフィーニも渋々と引き下がる。
「さて、諸君!今日こんな所に集まってもらったのは他でもない。諸君には“あること”をしてもらいたい!」

そこで一旦区切りみんなの視線が集まるのを見計らい大きな声で続けた。

「諸君にはこれから殺し合いをしてもらう」

全員に衝撃が走った。

【残り10人】

つづ……かない?
582マロン名無しさん:2007/03/24(土) 21:12:23 ID:???
人数のあまりの少なさに吹いた
583マロン名無しさん:2007/03/25(日) 02:24:02 ID:???
えーと、

ネギ
タカミチ
ガンドル
刀子
セルピコ
弐集院
神多羅木
ハゲグラサン
シャークティ
ゆーなの父親っぽいの

で10人か。
584保守代わりに581:2007/03/26(月) 01:32:15 ID:???
「めんどくせー事になったな……」
神多羅木は一人ぼやきながら畦道を歩いていた。のどかな田園風景だが今はそれを楽しむ余裕はない。
あの部屋でこのゲームのルールの説明を聞き荷物を渡された。そして気が付いたら自分は田んぼにいた。

「転移魔法か……どうみても麻帆良じゃねーな。あれだけの人数を同時に遠くまで……やっぱり近衛のじーちゃんはすげぇーな」

神多羅木は歩きながら考えをまとめる。あの部屋での説明についてだ。

1.魔法、気は通常通り使える
これはありがたいのやら厄介なのやら……。何も制限しないと言うことは逆に言えばそれでも脱出は不可能といってるようなもんだ。
それともしも自分より上の使い手がゲームに乗ったとしたら非常に危険だ。

2.首輪について
どうやら爆発するらしい。無理に外す、ショックを与える、禁止エリアに入るなどで発動するらしい。
これも魔法や気で強化しても無駄なんだろう。じゃなきゃ付ける意味がない。

3.ゲームの主旨
これがまったく解らん。質問もすべて却下。ただ最後の生き残った一人は元の世界に帰れるらしい。
期限は2日。決まらなければ首輪爆破。ふざけたゲームだ。

4.支給品
バッグの中には2リットルの水、2日分の食料、地図とコンパス、紙とペン、それとランダムの武器。
各自の持ち物は特に没収はされてなかった。俺のタバコもちゃんと胸ポケットに入ってる。臭いでバレる可能性があるから吸わないがな。
ちなみに俺の武器は練習用の杖。懐かしいもの入れてくれるじゃねえか。これでよく練習してたぜ。
585保守代わりに581:2007/03/26(月) 01:33:17 ID:???
「さて、どうするか…優勝を狙うか、脱出か……。どっちも生き残る確立は絶望的だが……」
その時近くで気配を感じた。それは一瞬だが神多羅木にはそれで十分だった。

「隠れてないで出てきてくれないか?そこにいるのはわかってるんだ」

神多羅木はトラクターのほうを睨み付ける。すると突然銃弾が飛んできた。弾は障壁を突き破り頬を掠めた。

(障壁突破の弾丸か…!不味いな……)

神多羅木は近くの物置に隠れて様子を見る。その時トラクターから人が出てきた。

(あれは……教授!?)

「わ、わ私には娘がいるんだ。つ、妻のいない私が死んだら娘は、裕奈は生きていけない!だだ、だから……」
教授は銃を乱射しながら走ってきた。
「私は死ねないんだああああああああ!!」
「ちっ!」
神多羅木も負けじとフィンガースナップを乱射する。指先から無数の風の刃が放たれる。
神多羅木の放った風は教授の弾の弾道を変えながら進んで行く。そしてその刃は物を、空気を、そして教授を切り裂いた。

「うぐっ!?うわああああああ!!」
達磨状態の教授を見下ろしながら神多羅木は言い捨てる。
「悪いがあんただけじゃないんだよ、死ねないのは。みんな生き残りたいんだ」
「ぐっ……!」
「いい人だと思ったんだがな、見損なったよ。じゃあな」
「ゆ、裕……」

――パチン

明石教授死亡 【残り 9名】
586マロン名無しさん:2007/03/26(月) 19:50:01 ID:???
続くのか?
587マロン名無しさん:2007/03/26(月) 21:44:23 ID:???
続いてほしいかも
588お言葉に甘えて駄文ですが:2007/03/26(月) 23:37:31 ID:???
「ここは……?麻帆良じゃない。どこかの……島?」
ネギが転移された場所は山上の展望台だった。見渡しがよくこの島を一望できる。
「本当に……殺し合いなんかが……?ま、まさかそんなハズは……」
無い、と否定しようとした時遠くの海岸で轟音が鳴り響いた。

「今の音、それにあの煙……!」

ネギは見覚えがあった。武道会での戦いであれと同じような物を。
「まさかタカミチ……!?あそこで一体何が……」
何が何だかわからない。しかし少なくともあの場所に高畑がいるのは確かだ。
ネギは高畑のもとへ向かおうと杖に跨った。その時だった。

「待ちたまえネギ先生!」

声のする方を見ると木の陰に褐色肌の男、ガンドルフィーニが銃を構えて立っていた。
「ガ、ガンドルフィーニ先生!?」
「その杖から降りなさい」
「でも向こうでタカミチが……!」
「いいから!!」
ガンドルの迫力に押され渋々と降りるネギ。それを確認するとガンドルも構えを解いた。
「危なかった……もし私が止めていなかったら君は死んでいたかも知れない」
「ど、どういう事ですか?」

「禁止エリアは聞いただろう?どうやら上空も制限されてるらしい」
ガンドルも位置の確認をしようと空を飛んだ。しかしある程度の高度に来ると首輪から警告音が鳴り始めたのだ。
「そ、そうだったんですか。ありがとうございました。それで……こ、殺し合いというのは本当なんでしょうか?」
そのネギ質問にガンドルは一瞬表情を曇らせたがすぐに険しい表情になるとネギに告げた。
589ホントにこんなの続けていいのか?:2007/03/26(月) 23:38:28 ID:???
「明石教授が死んでいた。体の至る所を切断されていたよ……」
「そ、そんな……それじゃ……裕奈さんは………………」
信じられないと言った表情のネギの頭にガンドルはそっと手を乗せた。
「受け入れたくないかもしれないがこれが現実だ。これからもっと辛いことが起きるかもしれない。それを覚悟してほしい」
そう言ってガンドルは先ほど高畑が居ると思われる海岸に目を向ける。

「さて、高畑先生があそこにいるかもしれない。急ごう。………どうしたんだネギ先生?」
「先生は……このゲームをどうするんですか?」
ネギの質問にガンドルは少し考えると笑顔で答えた。
「勿論脱出に決まってる。人を殺してまで生き残っても娘が悲しむだけですからね。さあ急ごう!」
「はい!」
二人は急いで海岸へと向かった。

(教授を殺した犯人は一体?切断されたのを見ると刀子先生か、神多羅木先生か?だが支給品次第で誰でも可能……)
走りながらガンドルは思考を巡らせるが結局答えは見つからない。

(結局はみんな怪しいというわけか……はたして高畑先生も敵か味方か……)

(タカミチ……きっと大丈夫だよね?生きて帰れるよね?)

ガンドルの不安は果たして的中するのか、杞憂に終わるのか?
ネギの願いは果たして叶うのか、裏切られるのか?

この先起こることはまだ誰にもわからない……

【残り 9人】
590マロン名無しさん:2007/03/27(火) 00:11:10 ID:???
>>589
   (`
  '´  ̄ ヽ
  |!|((从))〉  
  '(||" -、リ カチッ
     (),;  
     |E|



   (`
  '´  ̄ ヽ
  |!|((从))〉プハァーー  
  '(||" Д"リy~~~



     (`
    '´  ̄ ヽ    
    |!|((从))〉   
  ⊂'(||" 3 "リつ━・ 俺の出番はあるんだろうな?
 ///   /_/:::::/   
 |:::|/⊂ヽノ|:::| /」
591マロン名無しさん:2007/03/27(火) 20:34:19 ID:???
やべえ俺の中でガンドル株が上昇wwww
592マロン名無しさん:2007/03/28(水) 01:52:48 ID:???
2発、3発と地面に巨大なクレーターを残しながら轟音が島中に響き渡る。
轟音の正体は高畑の必殺技・豪殺居合拳である。高畑は舞い上がる砂煙を見つめた。
「攻撃を止めないのなら次からは本気で当てにいくよ」
そう告げると砂煙の中から一人の青年が現れた。
「流石高畑先生。アレを喰らった一溜まりもありませんね」
中から出てきたのは瀬流彦だった。彼は杖を構えたまま高畑に歩み寄っていく。
「瀬流彦君。何故君はこのゲームに乗ってしまったんだい?」

数分前、高畑はこの海岸で瀬流彦と出合った。一緒に脱出をしようと話そうとした時いきなり魔法攻撃をされた。
明らかな殺意の篭った魔法の射手を見て高畑も反撃に出たのだ。

「生き残りたいからに決まってるじゃないですか。こんな所で死ねないですよ」
「残念だよ……君は優しくて誠実で…将来は立派な魔法使いになれると思っていたんだが……」
「だからこそですよ。未熟のまま死ぬわけにはいかない。生き延びて立派な魔法使いになるんですよ」
「どうやら話しても無駄なようだね。悪いけどみんなを危険に晒すわけにはいかないんだ。ここで君を倒させてもらうよ」
「“倒す”じゃなくて“殺す”じゃないと僕は止められませんよ?」
二人は同時に動いた。再び辺りに轟音が響く。高畑の居合拳を瀬流彦は全てをギリギリで回避している。

高畑は気付いていない。自分の甘さに、知らず知らずのうちに手加減をしていることを。
「どうしたんですか高畑先生?さっきから全然当たらないじゃないですか?」
高畑は心のどこかでまだ諦め切れていなかった。もしかしたら更生してくれるかもしれない。
そんな考えが隙になる。
「強い者が必ず勝つとは限らないものですよ」
「なに?」
突然海から魔法の射手が飛んできた。
「なっ!?遅延呪文か……!だが……」
予想外の攻撃にも焦る事なく避けようとした時、何者かに足を捕まれた。
魔法の射手は目の前。回避は不可能。そして……
593マロン名無しさん:2007/03/28(水) 01:54:00 ID:???
「まさか君がそんな所に隠れていたとは……」
高畑の足下から瀬流彦が出てきた。高畑は動かない。否、動けなかった。
「戦いを制するには確かに力も必要です。だが一番重要なのは力の有効利用」

瀬流彦の作戦はこうだ。
あらかじめ支給品の式紙を出しておき自分は土中に隠れる。
そしてタイミングよく魔法を発動させあたかも式紙が魔法を放ったように見せる。
居合拳の砂煙で視界が悪くなった時を見計らい海に魔法の射手をセットして置く。
そして上手く高畑を誘い出し発射。土中からの捕縛魔法。更に魔法の射手の捕縛で高畑は完全動けなくなった。

「もう僕をひよっ子だと思わないほうがいいですよ。まあもう終わりですけどね」
瀬流彦が詠唱を始めると大量の光の矢が現れた。

(ネギ君……どうやらここまでのようだ。3−Aを……明日菜君を頼んだよ)

光の矢が一斉に高畑の急所を貫いた。そのまま天を仰ぐように倒れるとピクリとも動かなくなった。

「くっ…!」
瀬流彦もその場に膝を付いた。
(魔法の使いすぎか……だが…!)
もう高畑はいない。恐らく参加者の中で一番の強敵。それを序盤で倒せた。何より自分の手で倒した事により自信がついた。
「とりあえず他の先生が来る前にここを離れないと。どこか隠れられる場所で回復を……」
気だるい体を無理矢理立たせ歩き始める。あの高畑と戦ったのだ。魔力だけでなく精神もかなり消耗している。

(絶対生き残るんだ。生き残ってみんなに認めさせる。僕の本当の実力を!)

彼は歪んだ思いを胸に海岸沿いにある森の中へ消えて行った。


高畑・T・タカミチ 死亡

【残り 8人】
594マロン名無しさん:2007/03/28(水) 15:44:11 ID:???
童貞の星が死んだか……
595マロン名無しさん:2007/03/28(水) 15:57:42 ID:???
>>594
ちょwwwwwwwww
この中の何人が魔法使いかもわからんのにw
596マロン名無しさん:2007/03/28(水) 18:32:32 ID:???
久々に覗いてみたら、何か新作が投下されてるな…

とりあえず、第15部では魔法先生同士が殺し合うって事でおk?
597マロン名無しさん:2007/03/28(水) 19:16:30 ID:???
最初は軽いおふざけSSかなと思ったら、しっかり一つの作品になってる!
とりあえず作者15と名乗るべし!
598先生バト作者:2007/03/28(水) 19:48:40 ID:???
いや、悪いけどおふざけで書いてるんだ。ごめんね。
過疎ってると思って適当に投下したから第15部なんて名乗るほどの作品じゃないっスよ。
他の作者とかが混乱しそうだから外伝的な感じでひっそりやってくよ。
という訳で自分なんかじゃなく、ちゃんとしたネギバト作者をお待ちしとります。
599マロン名無しさん:2007/03/28(水) 22:27:51 ID:???
>>598
外伝でも、スレを活気づけてくれる人がいれば
ネギバトを執筆中の漏れも俄然やる気が出てくる。

投下までまだまだ時間がかかりそうだが…
600魔法先生ロワイヤル:2007/03/29(木) 01:07:22 ID:???
「あら、刀子先生。こんな所に居らしてたんですか?」
「シ、シャークティー先生!?何故ここに?」
「必要な物資の調達。それと人の気配がしたので……」
島の都市部にあるドラッグストアーで二人の女教師、シャークティーと葛葉刀子は出合った。

「……その両手にある化粧品はいったい何ですか?」
刀子の手にあるもの。それは美白クリームやらパックなど……。
「こここ、これは関係ないです!」
「まったく……こんな非常事態に……随分と余裕なんですね?」
「くっ…!あなたこそここに何の用ですか!?」
「ドラッグストアーなんですから医療品の調達に決まってるじゃないですか?生き残るために化粧品はいらないでしょう」
もっともな意見に刀子も返す言葉が出ない。
「あなたは普段冷静な分一度慌てると全然周りが見えなくなる。悪い癖ですよ?」
「す、すいません……」
痛いところを突かれ項垂れる刀子。
確かに刀子は魔法バレ後の世界で刹那達と戦った時などかなり暴走していた。

「それだから前の旦那さんに逃げられてしまうんじゃないんですか?」

シャークティーのその一言で周りの空気一気に変わった。

「あなたに……あなたに私の何がわかるんですか!?あなたこそ影で鬼シスターって呼ばれてるくせに!」
「なっ!?それは関係ないじゃないですか!?あなたも化粧ばかりに力入れて、だからこんな状況でも化粧品を漁るんですよ!」
「うるさいわね!シスターの癖にそんな丈の短いスカート穿いて……はしたないったらありゃしない!」

「年増!!」
「破廉恥シスター!!」
601魔法先生ロワイヤル:2007/03/29(木) 01:08:36 ID:???
こうなると収拾がつかない。女同士の喧嘩ほど恐ろしいものは無い。
口喧嘩からエスカレートして行き取っ組み合いの喧嘩になるのは時間の問題だった。
刀子が刀を抜き、シャークティーが十字架を取り出した。その時だった。

「何をやっているんだ!!」

一触触発というところで一人の男が仲裁に入った。

「「弐集院先生!?」」
「こんなに騒いで……もしこのゲームに乗った人に気付かれたらどうするんだ」
「「すいませんでした……」」
弐集院のもっともな意見に二人は同時に頭を下げた。
「騒ぎで誰か来るかもしれない。早く移動しましょう。さあ、こっちへ」
二人が冷静になったのを見計らい弐集院は先頭に立ち店の外へ向かった。
「はい……。先ほどは取り乱して申し訳ありませんでした……」
「こちらこそ、あなたの気持ちも考えず失礼な発言をしてすいませんでした」
お互いに自分の非を詫びると弐集院の後を追った。


「所で弐集院先生。何か脱出の方法でも?」
「一応あるけど……とりあえず君たちの支給品を見せてくれないか?」
「……何故ですか?」
いきなり支給品を見せろと言われ流石の二人も警戒する。だがそれを予測していたのか弐集院は表情一つ変えずに続けた。
「僕私の魔法は知ってるね?それでパソコンが必要なんだが……もし持って無くても他にも必要なものがあるんだ」
弐集院の魔法は電子精霊。それが何を意味するのか二人は理解した。彼はハッキングを仕掛けるつもりだ。
プログラムに進入にこのゲームを終わらせる。最悪首輪の解析も出来るだろう。
602魔法先生ロワイヤル:2007/03/29(木) 01:09:45 ID:???
「そういうことでしたら……パソコンではありませんが……」
「私の支給品はこれです」
目の前の男に希望を持って二人は自分の支給品を差し出した。刀子は手裏剣一式。シャークティーは鍋とお玉だった。
「ちょっと脱出には使えないですね……にしてもシャークティー先生もそんなのが支給品とはついてないですね……」
苦笑いで答える弐集院に対してはぁっと溜息をつくシャークティー。
「おお、そうだ。ついでに私の支給品を……私のはこれです……」

――パラララララララララ

「え?」
何が何だかわからない。何故空が見えるの?何故背中に地面があるの?何故視界が赤いの?
わからない。何故隣でシャークティーが血を流して倒れているのか?何故弐集院先生が私にマシンガンを……

――パラララララララララ

物言わぬ体となった二人を見下ろしながら弐集院は勝ち誇った笑みを浮かべた。
「思った通り……銃器には全て障壁貫通の処理がされている。これなら戦闘力の低い僕でも戦える……」
弾倉に弾を込めながら二人の亡骸に言い捨てる。
「ゲームに勝つには知略。脱出法なんかある訳ないじゃないですか」
二人のバッグから食料を奪うと弐集院はどこかへと去ってしまった。

葛葉刀子 シャークティー 死亡

【残り 6人】
603マロン名無しさん:2007/03/29(木) 14:00:25 ID:???
あれ?女性キャラ全員死んだ?
604マロン名無しさん:2007/03/29(木) 14:26:13 ID:???
あっさり死んだな。個人的には大人の展開でレイp(ry
605魔法先生ロワイヤル:2007/03/29(木) 16:35:23 ID:???
住宅街にある民家に一人の男がソファーでくつろいでいる。
スキンヘッドにサングラスの大柄な男。一見マフィアに見えるがれっきとした魔法“先生”である。

「訳が解らん。何故この名簿の俺の所が『グラサンスキン』なんだ?」
彼が見ているのは地図と一緒に入っていた参加者名簿。そこに何故か自分だけ本名じゃない事に不満を感じていた。
「ふざけやがって……俺の名前はグラサンスキンじゃなく……」
『やあ諸君頑張っておるかのお?定時放送の時間じゃ』
突然頭の中に響く学園長の声。恐らく念話だろう。

『まずは死んだ者の発表からじゃ。明石教授、高畑・T・タカミチ、葛葉刀子、シャークティー、以上じゃ』
「もう半分近く死んだか。まさかあの高畑と刀子がもう死んだとはな……」
動揺がないと言えば嘘になるがそれでも冷静に名簿に×を入れていく。

『次に禁止エリアじゃ。0時にC−2じゃ。みんな気をつけるように。では健闘を祈る』
「C−2と……ここが禁止エリアになるな。というかマスがでかいな……」
地図のマス目は縦ABC、横123.全部で6マスしかない。
「10人しかいないし仕方ないか……よし、行くか」

バッグからゲームボーイのような機械を取り出した。画面にはいくつもの点が表示されている。
彼の支給品は首輪探知機。100m〜1kmまで切り替えが可能。防水、防火完備の高性能品だ。
「やはりこの二人組みの所に行ってみるか……敵ではなさそうだしな」
外に出ると目の前には真っ黒なベンツが一台あった。
「魔力の節約のためだ。少し借りるぜ」
そのベンツに乗り込む様はまさにマフィアのそれである。
無理矢理エンジンをかけると探知機で表示された二つの点に向けて走りだした。

【残り 6人】
606マロン名無しさん:2007/03/30(金) 10:51:45 ID:???
頑張れ僕等のグラサンスキン☆
607マロン名無しさん:2007/03/30(金) 16:47:43 ID:???
ハゲグラには個人的に頑張ってもらいたい
608魔法先生ロワイヤル:2007/03/30(金) 23:58:25 ID:???
森の中、ガンドルとネギは先程戦闘が行われていた海岸に向けて猛スピードで走っている。
「潮の香り……ネギ君ストップだ!」
「どうしたんですか?」
「もう直ぐ海だ。ここからはなるべく気配を消して慎重に行く」
「はい」
ガンドルは銃を構えながら、ネギは杖を構えながら歩いていく。
念のため認識阻害の魔法もかけておく。魔法使いには効果は薄いがやらないよりかは幾分かはマシであるだろう。
慎重に進むにつれ潮の香りが強くなっていく。そして草木の間から砂浜が見え始めた。

「ネギ君、私が様子を見てくる。君はここで待機してくれ」
「そんな……僕も行きます」
「ダメだ。もし罠があった場合二人とも掛かってしまったら助からない」
「じゃあ僕が見に行きます」
「尚更ダメだ。君を危険な目に合わせる訳には行かない。それにこう言う事は私のほうが慣れてるからね」

渋々と引き下がるネギにガンドルは笑顔を向ける。
「心配するな。きっと大丈夫さ。私も高畑先生も」
ガンドルはネギを残し海岸に向けて歩いて言った。

森を抜けると真っ白な砂浜に真っ青な海が現れた。
だが今のガンドルはそんな物は見ていない。ただ一点、何やら鳥が大量に集まっている場所を見ていた。
その鳥が何なのかはガンドルは知らないが少なくとも何かを食べているというのは解った。
ガンドルは周りに誰もいない事を確認するとそこに駆け寄った。

「高畑先生が…………こんな……」
周りの鳥を追い払うとそこには所々食いちぎられた高畑の死体があった。
「こんな姿に……とてもネギ君には見せられないな」
ガンドルは軽く手を合わせるとネギの下へ戻った。
609魔法先生ロワイヤル:2007/03/30(金) 23:59:28 ID:???
「どうでした!?タカミチは……!?」
戻るなりネギは心配そうな顔で尋ねてきてガンドルは答えに詰まった。
「高畑先生は………………………ここにはいなかったよ」
「え?」
「さあ行こう。街に行けば誰か……」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
様子がおかしいガンドルにネギは言い寄るとあの放送が流れた。
『やあ諸君頑張っておるかのお?定時放送の時間じゃ』
「これは……念話!?」
『まずは死んだ者の発表からじゃ。明石教授、高畑・T・タカミチ、葛葉刀子、シャークティー、以上じゃ』
「しまった……ネギ君!」
放送の途中にも関らずネギは海岸に向けて走り出した。学園長が何か禁止エリアがどうこう喋っている。だがそんな事は頭に入らない。
今ネギの頭の中は『死んだ者』と『高畑・T・タカミチ』しかない。

「タカ……ミチ……」
目の前には無残な高畑の死体。頭の中に色々な記憶が駆け巡る。
魔法学校にいた頃魔法を教えてくれた事。麻帆良に来た時の事。学園祭、武道大会の事。
「う……うわあああああああああああああああああ!!」
ネギはその場に膝を付き叫びに近い泣き声をあげた。それを遠くから眺めるガンドル。
「まだ10歳の子供に……これは余りにも酷だ……学園長、私はあなたを恨みますよ」

そらから約1時間後、ようやくネギが落ち着いたので移動を始めた。
だが落ち着いたといっても相当ショックだったのか、一言も喋らず顔は俯いたままだった。
(不味いな……これでは戦闘どころかまともな行動すら危うい。やはり休ませるべきか……)
そんな事を考えていると調度目の前に民家が見えた。二人は民家に入る事にした。
610魔法先生ロワイヤル:2007/03/31(土) 00:00:34 ID:???
「とりあえず今日はここに泊まろう。ネギ君、見張りは私に任せて君は少し横になって休みなさい」
「……いえ、僕は大丈夫……ですから…………」
明らかに元気がない。いや精気がないと言ったほうがいい。その様子にガンドルは溜息を一つ吐くと少し強いトーンで話した。
「厳しい事を言うが今の君は正直言って足手まといだ。だから今は休ん心の整理をしてもらう」
ガンドルの言葉でネギは暗い表情のまま寝室に向かった。
「許してくれネギ君。君には強くなって貰いたいんだ。君の父以上の魔法使いに……その為にはここで生き残って貰わないと」

ネギは布団に潜り込むとまた鳴き始めた。部屋にはすすり泣く声が響く。
「なんで……タカミチ……」
頭の中が混乱する。自分は今何を思っているのか?仕舞いには自分がどこにいるのかもわからなくなった。


――……君

――ネギ君

目を開けるとそこは学園の世界樹。そして目の前には真っ白なスーツ、高畑が立っていた。
「タカミチ!?」
「ネギ君。人はねぇ、どんな形だろうと必ず別れが来るんだ。だからその度にいちいち泣いてちゃダメだよ」
「でもタカミチ……」
「ナギもね……沢山の仲間を失ってた。でも彼は悲しみはしたがそうやって泣いたりはしなかったよ」
「父さんが……?」
「君も泣きつく前にする事があるはずだ。僕らが何を思って死んだのか?君は何をしなくちゃいけないのか?」
高畑を眩い光が包んだ。
「タカミチ……」

――死んだ僕らが生きたかったこの世界を……君は僕らの分まで生きなきゃいけない
611魔法先生ロワイヤル:2007/03/31(土) 00:01:40 ID:???


「今のは……夢?」
目を覚ますとベッドの上だった。どうやらあのまま寝ていたようだ。
「死んだ者の分生きろ……か」
ネギはベッドから飛び起きるとガンドルがいるリビングへと向かった。

「もう気持ちは落ち着いたかい?」
「ガンドルフィーニ先生……先程はすみませんでした」
「……君はこのゲームに対しての覚悟は出来たかい?」
ガンドルは真っ直ぐネギを見据えると優しく、だがどこか厳しい口調で尋ねた。
「はい!」
ネギ迷いのない返事と決意の篭った目を見てガンドルはもう大丈夫だと悟った。

「よし、じゃあ食事をして作戦会議だ」
「はい!」
二人は今後の方針を考える事にした。現在9時を回った所。もう外は真っ暗だ。

この暗闇が二人にどのような結果をもたらすのだろうか……

【残り 6人】
612マロン名無しさん:2007/03/31(土) 21:11:24 ID:???
ガンドル普通に良い奴www
良作だね
もちろん完結してくれるんでしょ?頑張れ!
613マロン名無しさん:2007/03/31(土) 22:15:12 ID:???
ガンドル死亡フラグ立ちまくりじゃん……
614マロン名無しさん:2007/04/01(日) 00:51:18 ID:???
これはいいな。もはやガンドルのための作品といっても過言ではないw
615魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 02:44:11 ID:???
「刀子が死んだか……」
ビルの屋上の貯水タンクの上、神多羅木は夜空を見上げながら呟いた。
「結局バツイチのままか……かわいそうに……なんて言ったらあいつ暴れるんだろうな」
普段なら刀子が暴れだして手に負えず結局高畑と二人掛りで取り押さえるというのがいつもの日常だ。
しかしもうその刀子はいない。神多羅木は刀子に対し恋愛感情は無かったが別の何か特別な感情は抱いていた。
穏健派の自分に対して冷静で厳しい刀子。その反面どこか抜けていて可愛い所もある。
安心して前衛を頼める程の腕前。そして彼女もまた安心して神多羅木に援護を任せる。
それほどまでにお互いに信頼しあっていた。

神多羅木は胸ポケットからタバコを取り出した。タバコを一本口に咥え火を点けると深く煙を吸った。
肺一杯に溜め込んだ紫煙を一気に吐き出すと煙は夜風に掻き消された。
「……パートナーのよしみで仇くらいとってやるか」
神多羅木はタバコを足で揉み消すと屋上から飛び降りた。

「か、神多羅木先生!?どこから!?」
神多羅木が着地した数メートル先に弐集院がいた。
「上から見てたら丁度あんたが歩いてたからな」
一歩、二歩と徐々に間合いを詰めていく神多羅木。

「あんた……一体誰を殺した?」
異様な雰囲気に弐集院もジリジリと下がる。
「わ、私は人殺しなど……!」
「血の匂いがするんだ。正直に答えてもらう。一体誰を殺した?」
「その……せ、正当防衛だったんだ!向こうが襲ってきたから仕方なく……!」
「……誰に襲われたんだ?」
「シ、シャークティー先生と……く、葛葉先生に!」
神多羅木は何も答えない。ただサングラス越しに弐集院を見ているだけだ。
616魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 02:46:11 ID:???
「だ、だから見逃してくれないか……?」

そして弐集院は少しずつ後ろに下がっていく。

(ピンチとチャンスは紙一重……あそこには爆弾が仕掛けてある)

更に後ろへと下がる。

(もう少し……奴は気付いていない!後はバッグの中にあるスイッチを押せば……!)

「何なら仲間に……いや、いきなりは信用できないだろう。まずは私の支給品をあげよう!私のは……(今だ!!)」



(おかしい……何故爆発しないんだ?ちゃんとスイッチを押した……あれ?何か変だ?)
神多羅木がタバコに火を点ける。
「教師っていう人と接することが多い仕事をやってるとな、なんとなく考えが解るんだ。ましてや裏の世界に通じてると尚更な」

(何を言っているんだ?それに右腕が熱い……それに感覚がおかしい!?)
弐集院は恐る恐る自分の右腕を見た。だがそこに自分の腕はない。何度目を擦っても右腕は無かった。

「う、うわあああああああああああああああ!!うでえええええええええええええ!!」
「それに刀子が人を襲うはずが無い。暴走することはあっても本気で殺そうとする奴じゃない」
617魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 02:47:09 ID:???
神多羅木は右腕を出しフィンガースナップの構えを取る。
「ひぃぃぃ!くく、来るなああああああ!!」
何度もバランスを崩しながらも必死で逃げる弐集院に狙いを定める。
「じゃあな、豚まん教師」
乾いた音、風を切る音、肉と骨が切れる音、何か重たい物が落ちる音。
それらが立て続けに鳴るとそこには一人の男の死体が出来上がっていた。


「妙な気分だ……」
弐集院の死体を見下ろしながら呟く。
仇は取った。なのに心が晴れない。というより何も感じない。教授を殺した時も何も感じなかった。初めて人を殺したというのに。
よく映画や小説などでは罪の意識に囚われたり、優越感に浸りなど様々な感情が表れると聞く。
「だが俺は何にも感じない。後悔もない。嬉しくも、悲しくも……」
空を見上げる。雲一つ無いキレイな夜空にキレイな三日月。
「よくわからねぇな……俺は何がしたいんだ?」
三日月に向かってタバコは投げ捨てるとそのまま歩き始めた。
少しずつ、だが確実に神多羅木の心は狂い始めている。だが神多羅木はその変化に気付かない。

弐集院 死亡

【残り 5人】
618マロン名無しさん:2007/04/01(日) 11:01:26 ID:lRj+tyE6
ヒゲグラカッコヨス
619マロン名無しさん:2007/04/01(日) 12:06:36 ID:???
ヒゲグラ〜
620マロン名無しさん:2007/04/01(日) 22:05:37 ID:???
ええい!赤松はなぜヒゲグラをもっと出さない!
621魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 22:26:05 ID:???
――現在10時17分。町外れの民家

「やっぱり何をするにしてもこの首輪が……」
「うむ……弐集院先生だったらハッキングして解除できるかもしれない」
「ではまずは弐集院先生を探すと言う事ですね?」
「ああ。では荷物をまとめて出発。この暗闇に紛れて行動する」
二人は荷物を持ち外を出たその時だった。
「ガンドルフィーニ先生……何か聞こえます……」
ネギの一言で一気に張り詰めた空気となった。二人はそれぞれ武器を構える。
(エンジン音……車か?)
徐々に近付いてくる音に二人の心臓の鼓動も早くなる。ガンドルは引き金に指を掛け、ネギは詠唱を始めた。
ついに動く物体を捉えた。それは車。あちこちベコベコにへこんだベンツだった。
そのベンツが二人の数メートル手前で止まるとドアが開いた。二人は身構える。

「む?もしかして俺の事敵だと思っているのか?」
「グラサン先生!」
「グラサン先生って……だから俺の名前は……」
「車から離れて両手を挙げて。そして幾つかの質問に答えてもらう」
ガンドルの命令で名前を教えられなかったのが悔しいのか不貞腐れるように両手を挙げた。

「君はゲームに乗ってるのか?」
「乗っていない。かと言って脱出も出来ないがな」
「ここに来るまで誰かと会ったか?生死は問わない」
「お前達が初めて……いや、鳩の死体となら出会ったな」
「何故ここに来た?」
「俺の支給品は首輪探知機。お前らは安全そうだと思ってここに来た」
「何故そう思う?」
「ゲームに乗ってるなら出会った時点で殺すはずだ。だがそうしないって事は乗ってないと考えられる」
(嘘は言ってないようだ……)
しばらく悩んだ末ようやくガンドルは銃を下ろした。それを見たグラサンスキンも手を下ろし深く息を吐いた。
622魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 22:27:27 ID:???
「まったくヒヤヒヤさせやがって……」
「すまない。状況が状況だけにね……」
「でもよかったですよ!仲間が増えて」
緊張が解けて三人の顔に安堵の表情が伺える。
「それにしても車が滅茶苦茶ですね……」
「ライトを点けるわけにはいかないからな。お陰で夜道は大変だった」
「サングラスを外せばいいんじゃないか?」
「それはできんな。これはポリシーだ」
少しだけ和やかな雰囲気。それぞれに笑みがこぼれる。

――ピッピッピッピッピッ……

「なんの音だ?」
首輪とは違う電子音。グラサンスキンはポケットから首輪探知機を取り出しその画面を見て驚愕した。
「近くに誰かいるぞ!みんな気を……」
その時グラサンスキンを黒い球体が包んだ。
「な、何だこれ!?一体何が!?」
「これは……時間跳躍弾!?だが学祭限定のはず!?」
「それはただの転移弾ですよ」
「誰だ!?」
声のした方向を見ると瀬流彦が歩いてきた。
623魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 22:28:25 ID:???
「高畑先生の支給品がこれでね。どこに転移するかは自分で決められるんですよ。……どこに転移すると思いますか?」
「まさか……!!」
「C−2……禁止エリアと言ったほうが解りやすいですかね」
部屋で学園長が言ったことが思い出される。禁止エリアに足を踏み入れた者は首輪が爆破する、と。
「ちょ……ちょっと待ってくれ!!俺は……」
「さようなら」
瀬流彦が手を振るとグラサンスキンを包んでいた球体は小さくなり、そして消えた。
「貴様……なんて事を!!」
「優勝のために決まってるじゃないですか?」
「くっ……!ネギ君!瀬流彦君を……!」
ネギの方を向いて言葉が詰まる。ネギから溢れ出る膨大な魔力によって。

「ネギ……君……?」
「瀬流彦先生……それタカミチの支給品と言いましたね?」
「ああそうだよ。高畑先生を殺して奪ったんだ」
ネギの殺気を含む質問にも平然とした態度で答える瀬流彦。
「僕は……あなたを許さない!」
「丁度いい。高畑先生と互角の君を倒せばみんな僕のことを認めてくれる」
「待てネギ君!落ち着……」
「うわああああ!!!」
ガンドルの呼び止めも聞かずネギは飛び出した。瀬流彦も笑みを浮かべながらそれを待ち受けるのだった。

グラサンスキン 死亡

【残り 4人】
624魔法先生ロワイヤル:2007/04/01(日) 22:33:08 ID:???
>>621の1行目
>――現在10時17分。町外れの民家

>――現在0時17分。町外れの民家

の間違い。申し訳ない
625マロン名無しさん:2007/04/01(日) 22:58:50 ID:???
これは……セル彦がラスボスになるの……か?
626マロン名無しさん:2007/04/01(日) 23:06:07 ID:???
グラサンスキンかわいそう
・・・死んだことよりも名前名乗れなかったことが
627マロン名無しさん:2007/04/01(日) 23:42:17 ID:???
【追悼】グラサンスキン【ネギま】
勢いでスレ立てしそうだ
628魔法先生ロワイヤル:2007/04/02(月) 21:35:54 ID:???
飛び出したネギに対して瀬流彦は魔法の射手を放つ。だが幾つもの死線や修行をこなして来たネギに当たるわけもなかった。
「うおお!!」
「ちっ……!!」
光の矢を乗せた拳を瀬流彦に振るうがギリギリで避けられた。追撃をかけようとネギは前に出たが瀬流彦は転移弾入りの銃を向けた。
咄嗟に避けたがその隙を突かれて思い切り蹴り飛ばされそのままブロック塀に激突した。

「ネギ君!!クソっ……!!」
ガンドルも銃を構えるが瀬流彦はすでに森の中に走って行った。ガンドルは警戒しつつ急いでネギの元へ駆け寄った。
「大丈夫かネギ君!!」
瓦礫の中からは未だ闘志に燃えるネギが出てきた。頭からは少し血が垂れている。

「無闇に敵に突っ込むなんていくら君でも無茶だ!」
「大丈夫です……それとガンドルフィーニ先生は手を出さないでください」
「何を言っているんだ!!生死が掛かってる戦いに……」
「お願いします」
ネギの目を見てガンドルは悟った。もう何を言っても無駄だ、と。

「解った……だが君の命が危ないと判断した場合は迷わず加勢する。いいね?」
「ありがとうございます。僕の我侭を聞いてくれて」
ネギはガンドルに一礼すると森に向けて駆け出した

「高畑先生見てますか……?彼はもう子供じゃない、立派な男です。あなたのお陰ですよ」
ガンドルもネギの後を追い森に消えた。
629魔法先生ロワイヤル:2007/04/02(月) 21:36:57 ID:???
ガンドルがたどり着くとそこは既に戦場と化してた。木々は薙ぎ倒され地面には幾つも穴が開いていた。
もっともこれは殆どネギの仕業である。瀬流彦はネギの攻撃を避けるだけ。
いや、避けるので精一杯と言ったほうが正しい。ガンドルから見ても明らかにネギが優勢である。

(だがなんだこの違和感は……?ネギ君が押しているのに……徐々に掠り始めているのに何故?)

考えに耽っていると鈍い音が響いた。見るとネギの一撃がきまり瀬流彦が吹っ飛んでいた。

「ぐ……!!くそっ!!」
「……僕はあなたを許さない。ラス・テル マ・スキル マギステル……」
詠唱を始めると周りには電気を帯びた魔力が溜まっていく。

(何故瀬流彦君はこんな無謀な戦いを仕掛けた?実力差は歴然……まさか何か罠が……!!)

その時ネギの魔力の電気が光ったその瞬間ガンドルは人影が、それが銃を構えているのが見えた。

「雷の暴風!!」
「危ないネギ君!!」

轟音が鳴り響き砂や木の葉や塵が舞う。その中にいたのは……

「ガンドルフィーニ先生!!」
「だ、大丈夫か……ネギ君……」
「くそっ!こ、こんな所でぇ……」
ガンドルと瀬流彦、共に左脇腹から血を流していた。

瀬流彦の支給品は式紙。自分と分身を入れ替え本物は別の場所からネギを狙っていた。
雷の暴風は大技。それ故に隙は大きい。瀬流彦はそこを狙った。
だがそれにで気付いたガンドルはネギの盾となり自らも銃を放ち瀬流彦に当てた。
630魔法先生ロワイヤル:2007/04/02(月) 21:37:56 ID:???
「ぼ、僕はこんな所で死ぬわけには……みんなに認められるまでは…」
必死の形相で睨むその姿は最早学園での爽やかなイメージは欠片も無かった。
「そんなに……人を殺してまで周りに認められたいんですか!?」
「君に何がわかる!!」
瀬流彦の表情が一層厳しいものになる。
「ぼ、僕だって学園に来たときは将来を期待されていたんだ!それが君が来てからは君ばかり持て囃され……」
瀬流彦はポケットから大量の紙を取り出した。
「だから君にだけは負けられない!どんな姑息な手を使っても……」
紙を空中に投げ捨てるとその全てが瀬流彦に変身した。

「しまった!!」
「さあ!行け!あいつらを殺せ!」

――ザン!

「え……?」
ネギ達目掛けて飛び出した瀬流彦達はことごとく体を切り刻まれ元の紙に戻った。
「な、何故だ……!?奴らは……なにも……」
「もういいだろ?瀬流彦」
「……!!」
突然の後ろからの声。瀬流彦が後ろを振り向くと黒いスーツが見えた。
「か、神多……」

――パチン

(僕は……こんな所で………………)
胴体と切り離された首から上だけの瀬流彦の口がそう動いた。

「若さゆえの過ちってやつか……こいつもかわいそうな奴だったな」
短くなったタバコを血溜まりに捨てるとそういい捨てた。
631魔法先生ロワイヤル:2007/04/02(月) 21:38:56 ID:???
「神多羅木先生……」
「大丈夫かガンドル?」
「一応魔法で流血を抑えてるが……正直止まりそうにない……」
「そうか……」
勢いはないがそれでも血は大量に流れている。顔色もかなり悪い。
「僕回復系は苦手なんです。神多羅木先生お願……」

――パチン

ネギの頬を何かが掠めた。後ろで鈍い音が響く。神多羅木は右手を出している。ガンドルは……

「な、何故だ……神多羅木先生……」
「悪ぃなガンドル……何故と言われても俺もよくわからん」
「え、うあ……ああ……ガンドルフィーニ先生!!」
ガンドルは胴体を真っ二つにされていた。ネギはガンドルを抱きかかえた。

「ガンドルフィーニ先生!!」
「私はここまでのようだ……ネギ君、必ず生き残ってくれ……」
「そんな……ガンドルフィーニ先生は死んではダメです!!」
「お父さんを越えたいんだろ?ならば私達の死を乗り越えるんだ。悲しい事も笑い飛ばせるくらい強くなりなさい……」
そういい残すと穏やかな顔で目を瞑った。
(最後に家族を……娘を抱いてやりたかったな……)

「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ネギの絶叫が夜の森に悲しく響いた……。


瀬流彦 ガンドルフィーニ 死亡

【残り 2人】
632マロン名無しさん:2007/04/02(月) 21:40:28 ID:???
うわあああああああああああああああああああああああ
633マロン名無しさん:2007/04/02(月) 23:48:40 ID:???
ガンドル……( ;ω;)ブワッ
634マロン名無しさん:2007/04/03(火) 00:12:51 ID:???
タカミチよりガンドルのがカッコイイな
635マロン名無しさん:2007/04/03(火) 00:31:01 ID:???
うおおおおおおおおなんだこの展開わあああああああ
636マロン名無しさん:2007/04/03(火) 01:18:18 ID:???
ネギvs.神多羅木キタ――(゚∀゚)――!!
637魔法先生ロワイヤル:2007/04/03(火) 23:55:49 ID:???
「どうして殺したんですか!!助けてくれたんじゃないんですか!?」
涙や鼻水で顔をグシャグシャにしながらネギは感情剥き出しで神多羅木に叫ぶ。
神多羅木はタバコを一服すると呟いた。

「わからねぇんだ」
「え?」
「坊主、人を殺した人間の精神がどうなるかわかるか?」
「何を……」
「テレビでもよく見るだろ。殺人を犯した人間が後悔の念に囚われ自殺とか逆に爽快で反省の色が見えないとか」
短くなったタバコを捨て新たな一本を取り出した。

「戦場はもっと酷いみたいだ。まるでゲームのように殺した人数を競ったりしてるのもいるらしい」
「何が言いたいんですか……」
「人は人を殺すと色んな感情が表れるんだ。喜怒哀楽や後悔、達成感、その他色々とな。だが俺は何も感じなかった。
 教授を殺した時も弐集院を殺した時もな。念のため瀬流彦とガンドルも殺したがやはり何も感じなかった」

「それだけのためにガンドルフィーニ先生も……あなたは狂ってます!!」
「そうだな……俺は狂ってるかもしれない。だが狂ってないのかもしれない。
 それすらもわからん。だから優勝して確認する。自分が狂ってるかどうかを」
神多羅木の魔力が研ぎ澄まされていく。腕を出しフィンガースナップの構えを取る。

「だから坊主、悪いが確認のためここで死んでくれ」
連続で乾いた音が響くと無数の鎌鼬がネギを襲う。それを全て魔法の射手で相殺させた。
638魔法先生ロワイヤル:2007/04/03(火) 23:57:58 ID:???
「やるな坊主。やっぱり天才ってのはすげえな」
「神多羅木先生、僕は負けません。タカミチやガンドルフィーニ先生のためにも……あなたを止め見せます!!」
ネギは上着を脱ぎ捨てると杖を槍に見立てて構えた。
「おまえと戦えば何かわかりそうだ。まあ勘だけどな…」
神多羅木も今度は両手でフィンガースナップの構えを取る。
両者共にピクリとも動かない。全感覚器官研ぎ澄ませお互いに隙を探る。

(神多羅木先生は遠距離タイプ……瞬動で一気に懐へ飛び込んであの手を抑えれば……!)
(格闘大会を見る限りじゃ拳法使い。恐らく接近して俺の手を塞ぐはずだ……)
(師匠や古老師から教わった事を出し切れば……)
(とにかく成長スピードが半端じゃない。あの時より格段に強くなっているはずだ)

先に動いたのはネギのほうだった。瞬動と風楯を使い一気に間合いを詰める。
(スピードは僕のほうが上だ!それにこれなら攻撃されても…………え!?)
遠距離主体の神多羅木は距離をとろうと後ろに下がる。ネギはそう思っていた。だが実際は違った。神多羅木は前に出てきたのだ。
自身の瞬動と神多羅木の前進であっと言う間に至近距離となった。それこそ攻撃に移る前にお互いは接近した。

「センスはあるがまだまだ経験が足りんな」
神多羅木はそのまま通り過ぎる形でネギの足を払った。瞬動をまだ上手く使いこなせていないネギは簡単に転んでしまった。
「うわっ!!」
「固定概念を捨てないと今みたいにあっさりとやられちまう」
「……不味い!!」
神多羅木は倒れているネギの背中にフィンガースナップを…………放てなかった。ネギの光の矢が目の前まで迫っていたからだ。
慌てて回避するとその隙にネギも体勢を立て直し距離をとる。

(なかなか対応が速いな……だがまだまだだな)
(危なかった……完全に手の内を読まれてた。一旦距離を取って作戦を……)
だが中々そうはさせてくれない。考える間も与えず神多羅木の攻撃がネギを襲う。
639魔法先生ロワイヤル:2007/04/03(火) 23:59:13 ID:???
「どうした?早く手を打たないと死んじまうぞ?」
(くっ……踏み込む隙がない!)
まるでマシンガンのように放たれる攻撃。避けはするがそこから先に進めない。隙がない。
風楯を出し突撃しても一点を集中して攻撃され風楯を突き破る。危うく動脈を切られそうになった。

「戦闘中に考え込むのは危険だぜ」
いつの間にか神多羅木の手が目の前にあった。そして……

――パチン


「ぐああああああああああああ!!!!」
草むらに血がポタポタと垂れ緑の葉を紅く染め上げる。ネギの足元には先ほどまで自分の頭についていた耳が落ちていた。
「頭真っ二つだと思ったんだが……あれを避けるとは流石だな」
神多羅木は関心の声を上げながら近づく。絶対に回避不能で尚且つ自分が安全な場所まで歩み寄る。

(熱い!痛い!でも……タカミチやガンドルフィーニ先生はもっと痛い思いをして……)
(目がまだ生きてる……こう言う場合は次で確実に決めないと後々厄介だ)
神多羅木はちゃんとした距離ではなかったがそれを補うほどの数の攻撃を繰り出した。
(こんな所で負けられない!二人の為にも!!)
「逆巻け 春の嵐 我らに 風の加護を 風花旋風 風障壁!!」
その瞬間ネギの周りに竜巻が起こり神多羅木の攻撃を全て防いだ。

「風障壁……だがもって2〜3分。時間稼ぎにもならん。一体何をする気だ?」
「よし……次で決めます。タカミチ……ガンドルフィーニ先生、見ていてください!」

神多羅木はネギの行動に警戒し、ネギは神多羅木を倒すための準備をする。
障壁が解除するまでの時間は残り1分を切った……。


【残り 2人】
640魔法先生ロワイヤル:2007/04/04(水) 21:00:15 ID:???
「風が弱まってきたな。あと30秒くらいか」
障壁が効果が残り僅かだと悟り神多羅木は身構える。
「何を仕掛けてくるのや……ら……」
神多羅木は障壁の中から出てきたものに度肝を抜かれた。そこには数十人ほどのネギがいたからだ。
そしてそのネギ達は一斉に神多羅木目掛けて襲い掛かった。

「分身……いや、たしかあの坊主は使えないはず。だとすると式紙かなにかか……」
神多羅木は冷静に避けながら思考を巡らす。
(偽者に紛れて攻撃って寸法か……)
カウンターを合わして行き徐々にその数が減って行く。その時上から気配がした。

「ラス・テル マ・スキル マギステル。来れ雷精 風の精 雷を纏いて吹きすさべ……」
ネギが呪文を詠唱する。あと少しという所でお腹を何かが掠めた。
「悪ぃな、坊主……」
「え……?」
呪文詠唱が出来ない。呼吸ができない。下半身が変だ。お腹から下が……

「考えはよかったがな……本物は耳が切れて大怪我なのに偽者は綺麗なまんまだから簡単に見分けられる」
「あ……か……」
「苦しいか?今楽にしてやる……」

――パチン

神多羅木のフィンガースナップを放つとネギの首が体から切り離された。
641魔法先生ロワイヤル:2007/04/04(水) 21:01:14 ID:???
「終わったか……」
神多羅木は新たなタバコを取り出し立ち去ろうとした。その時上空からボンッ!という音が響いた。
何事かと思い空を見上げると先ほどネギがいた所に紙がヒラヒラと舞っていた。

「完全にやられたな……」

神多羅木がそう呟くとほぼ同時に破裂音が響き黒い球体に包まれた。
「まさか二重に仕掛けてくるとはな」
神多羅木は球体の中で最後のタバコに火を点けた。

ネギは瀬流彦の式紙と転移弾を取り出した。そして一つだけ自分とまったく同じ者を出し、後はワザと綺麗な自分を出した。
結果神多羅木はまんまと一体だけ本物と同じ怪我をしている偽者を本物と思い込んだ。
そして本物を倒したと油断してる隙に転移弾入りの銃を撃つ。そして今の状況である。

「神多羅木先生……」
「そんな顔すんな坊主、勝負に勝ったんだから胸を張れ」
球体が徐々に縮んで行く。
「坊主、頑張って自分の夢叶えな」
そして完全に消え去ってしまった。

「仇だとか……どんな理由があろうと……人を殺すなんて虚しいだけじゃないか…………!」
ネギは銃を天を仰いだ。
「なんで殺しあわなくちゃいけないんだ!!!!!!!!」
ネギの絶叫が辺りに木霊する。やがて一点の光の柱に包まれるとネギの姿が消えた。
642魔法先生ロワイヤル:2007/04/04(水) 21:02:14 ID:???
俺は狂っていなかった。何も感じないなんて嘘だった。転移される瞬間に感じた感情……。

――安心感

もう人を殺さなくてすむ。そう思ったからだ。本当は殺しはしたくなかったのかもしれない。でも生き残りたかった。
だから何かと理由をつけて殺し、何も感じないフリをして殺し……結局一番生にしがみついてたのは俺だったってわけか。
教授を殺すときの言葉、今思い出せば笑えてくる。人の事言えねえな。

「本当に、あなたは人を上から見下すようことばかり言って……」
気が付くと神多羅木真っ白な空間にいた。そして目の前には刀子がいた。

「刀子……?」
「そろそろ自分が一番馬鹿だって気付きなさい。そんな事ではパートナーを解約しますよ?」
「心配かけて悪ぃな。だがもう自分の馬鹿さ加減には気付いたよ。だからこれからみんなに謝りに行く」
「そう……ならいいでしょう。さあ行きましょう」
「なんだお前も来るのか?」
「当然です」
「彼ともう会えないからって俺に乗り換えか?」
「ばばば、馬鹿な事言ってんじゃありません!!パートナーとしての責任で同伴するだけです!!」
「そうか。……でも、おまえの仇をとるってのは本気だったぞ?」
「…………ばか……」

二人は歩きだすと、やがて光に包まれ消えて行った。

神多羅木 死亡

【優勝 ネギ・スプリングフィールド】
643マロン名無しさん:2007/04/04(水) 22:57:23 ID:???
刀子たんカワユス
644マロン名無しさん:2007/04/04(水) 23:49:36 ID:???
ちょっと他スレで刀子×神多羅木書いて来たい気持ちになったぜ
萌えも欝もやってくる
まったくロワスレは天国だぜ
645マロン名無しさん:2007/04/04(水) 23:56:44 ID:???
本編で刀子は何故神多羅木を選ばないんだ?
どう見てもお似合いだろ・・・常識的に考えて・・・
646マロン名無しさん:2007/04/05(木) 11:28:46 ID:???
刀子<ミトメタクナイッ!(ハロ風)
647マロン名無しさん:2007/04/05(木) 18:23:52 ID:???
>>645
灯台もと暗しとはよくいったもんだな。
ともあれGJ
648マロン名無しさん:2007/04/06(金) 00:07:18 ID:???
>>640-642
乙 GGGJ

さて15部(16部)を待つか
649マロン名無しさん:2007/04/06(金) 01:16:52 ID:???
待った待った、まだ先生ロワはエピローグがあるんじゃないのか?
650魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 01:49:07 ID:???
ネギは気が付くと学園長室にいた。そこは麻帆良とは思えないほど重く暗かった。
「優勝おめでとうネギ君」
学園長の近衛近衛右門が椅子に座りながら笑顔でそう言った。
「何故こんな事をやらせたんですか……?」
ネギは静に、だが怒りを含んだ声で近衛右門に質問した。

「残念じゃがその質問には答えられんのぉ……」
「何故答えられないんですか!?」
あまりにも理不尽過ぎる。ネギは抑えていた感情を剥き出しにして詰め寄ろうとした。

「そいつに何を言っても無駄だ」

入り口からの声に振り向くとそこにはエヴァンジェリン・A・Kマクダウェルが腕を組んで立っていた。
「いい加減正体を現したらどうだ?」
「どういう……」
「流石は闇の福音と呼ばれただけある……隠し事は無理みたいだのぉ」
近衛右門は自分の顔を掴むと一気に剥がした。そこには別の新たな顔があった。
忘れもしないあの京都修学旅行での事件。ネギ達を苦しめた眼鏡をかけた京都弁の女。

「天ヶ崎千草……!」
「お久しゅうお二人さん」
「やはり貴様か……目的は?」
別段驚く様子もなくエヴァは千草に尋ねる。
651魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 01:50:01 ID:???
「もちろんこの国を乗っ取るためや。そのためにまず麻帆良を押さえる。あの世界樹の魔力さえあればどんな鬼でも呼び出せるからなぁ。
 そのためにはあんた等魔法使いが邪魔なんですわ」
千草はセ扇子で顔を隠しながら続ける。

「このジジイもちょっと孫を人質に取って自殺をお願いしたらホンマに死におったわ。あとはわてがじじいになりすましたってわけや」
千草が何やら術を唱えると部屋のあちこちから鬼や物の怪が現れた。
「他の魔法使いは死にアンタも疲労困憊……そこの真祖はんも呪いで今は唯の少女。そちらさんに勝ち目はないどすえ?」
千草の言うとおりネギは立っているのもやっと。加えて今日はよりによって新月。エヴァが最弱の状態だ。

「このままじゃ……師匠ここは一旦……」
「逃げられまへんで?この部屋には結界を貼らせてもらいました。もう出る事も入る事も不可能どすえ」
千草は勝ち誇った笑みを浮かべると高笑いをしだした。だがその笑いを掻き消すようにエヴァは冷たく言い放つ。

「勝ち目がないのは貴様のほうだろ?」

その瞬間部屋の気温が一気に下がった。そしてエヴァから膨大な魔力が溢れてく。
「な、なんやその力!?あんた呪いで魔法が使えないハズじゃ……!?」
「じじいが自殺したらしいが……ついでに私の呪いを軽くしてくれたみたいだ。つまりは生贄ってやつだ。
 流石に完全解呪ではないがそれでもお前を捻りつぶすほどの力はあるぞ?」

エヴァ手をかざすと氷柱が鬼の頭に刺さり完全に消え去った。
「な……!!」
圧倒的な力の差を見せ付けるエヴァ。千草は危険と判断し窓から逃げようと結界を解除しようした。
652魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 01:50:59 ID:???
「おっと。折角逃げられないようにしたんだ。もう少しそのままにしとこうじゃないか」
エヴァが指を弾くと千草の唇が凍りつき口を塞がれた。今まで体感した事が無い痛みにその場にのた打ち回った。
「そういえば世界樹の深部に何やら仕掛けてたようだな。散歩中のアルビレオが見つけて処分したようだがな」
千草の顔が絶望に歪む。エヴァはそれを冷めた目で見下ろしながら手をかざす。

「そろそろ終わりにするか……」
「待って下さい!」
「どうした?こいつのせいで死んだんだ。憎いんじゃないのか?」
「憎いです……けどもう命を奪ったりとかはもう沢山です……」
もう目の前で人が死ぬのは耐えられない。たとえそれが憎むべき敵であっても。

「ふん……リク・ラク ラ・ラック ライラック……」
「エヴァンジェリンさん!!」
だがそんなネギの願いを無視してエヴァは呪文を唱える。指先から黒い霧が発生して千草を包む。
「殺しはしない。だが普通に生かさない。こいつは永遠に覚めない幻術をかけた」
霧が晴れると千草は白目を剥きピクリとも動かなくなった。

「世の中には死よりも苦しいことはいくらでもある。お前の生かすという選択が必ずしも正しいとは限らない
 前も言ったが綺麗事だけでは前には進めん。あのゲームで何を学んだか……もう一度よく考えておけ」
そういい捨ててエヴァは部屋から出て行った。ネギはそれを複雑な表情で見送った。
653魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 01:51:52 ID:???
――数日後
世界樹の根元でネギは一人考える。

何が正しくて何が間違っているのか?ここ最近それをずっと考えている。
わからない。でももしかするとそれが正解かもしれない。わからないから答えを見つける。
みんなそれぞれ問題を持って生きている。小さなことから大きな事まで。
その答えを見つけるためみんな必死に生きているんだ。何十年かけても見つからない答えを見つけるために。

タカミチは僕に死んだものの分まで生きろと言った。だから僕はみんなの代わりに答えを見つけるんだ。

ガンドルフィーニ先生は強くなれと言った。きっとそれは答えを見つけるためのヒントなんだ。

神多羅木先生は夢を叶えろと言った。きっとそれは答えを見つけるための大事な過程なんだ。

色んな先生の言葉を一字一句しっかり胸に刻もう。例えくだらない話でもいつかは役に立つから。

立ち上がろう勇気を持って。歩き出そう胸を張って。


「お!ネギ坊主、私より早く来るとは偉いアル!」
「ありがとうございます!早速稽古をお願いします!」
「さあ明日菜さん。私たちも……」
「解ってるわよ!ネギには負けてられないからね!」


今できる事を精一杯やって少しづつ答えを見つけよう。色んなことに挑戦して何度も失敗して答えに近づくんだ。

――だからみなさん、僕の事を見ててください。僕は必ず…………


魔法先生ロワイヤル   完
654魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 01:59:56 ID:???
という訳で以上っス。スレ汚しごめんね。その日その日にネタを考えて書くと言うルール違反しまくりの作品っス。
そのためかなりの矛盾や誤字脱字あったかもしれないっスね。
最後のほうもなんかなんかネタ切れというか投げやりっぽい所が自分の悪い癖っスね。ひたすら反省っス。
一応ちゃんとしたネギバトは書いていますが滅茶苦茶進行遅いっス(まだ6話分……)
「こんなの書く暇あったらそっち書け」とツッコまれそうだな……

ともあれ最後までこんな稚拙な文章を読んでくれてありがとう!感謝感謝。
ちゃんとした作者さんお待ちしとります!ではさようなら!
655マロン名無しさん:2007/04/06(金) 02:16:58 ID:???
>>650-654
GJ!!!これもう15部もしくは短編認定してもよくないか?
その日のネタでここまで書くとは凄いな。
656マロン名無しさん:2007/04/06(金) 02:20:28 ID:???
>>650-654
GJ〜!その日ネタとは思えんぜ。楽しかったよ。
つーかこれ15部でもよくね?w
657マロン名無しさん:2007/04/06(金) 02:44:18 ID:???
その日に考えて投下でこのクオリティかよ……しかも毎日投下……
俺なんか気付いたら書き始めて半年近く経つのに今だに完成のかの字も見えない\(^O^)/
658マロン名無しさん:2007/04/06(金) 03:24:34 ID:???
>>657
あれ?俺がいる

俺学生なんだが春休みに新学期の予習100ページやってこいって一体……
まだ習ってもいない公式なんか使えるわけねーだろ…

個人的なこと書き込んでスマナイ
今年の夏までに書きあがるといいなぁネギロワ……
659マロン名無しさん:2007/04/06(金) 10:20:22 ID:???
>>657-658
一年以上書いて死者一人の俺がここに

四月入ったら誰でも大学生になれる全入時代なんて迷信です><
660マロン名無しさん:2007/04/06(金) 13:22:30 ID:???
作者お疲れ様〜
何度も言うが、これは15部にすべき!作者も胸張って主張しようぜ

てかその日に考えながらって本気ですげえな…


661マロン名無しさん:2007/04/06(金) 15:24:54 ID:???
>>650-654
突発でここまでのクオリティ! しかもちゃんと完結してるし。
ともかくGJ! 短編としてまとめに載せてもいいと思いますよ。


そんな俺は50話書いてまだ三分の一もいってない……orz
なんとか夏までには……ッ!
662マロン名無しさん:2007/04/06(金) 15:58:27 ID:???
昔は「キリがいいし作者10の座を狙うかwwww」とか思ってたはずなんだけどなぁ……
663マロン名無しさん:2007/04/06(金) 19:23:41 ID:???
保守がてら投下。
またキン肉マンネタです。
664マロン名無しさん:2007/04/06(金) 19:29:19 ID:???
さんさんと照りつける太陽の下を二人の少女が歩いている。
互いに会話を交えることもなく、ひたすら北へ進む一つの“タッグ”。
行動指針はあるが、相手の感情が読み取れない。

長谷川千雨は、イラついていた。
(喋らねーのは元からだが、こんなに不気味な雰囲気を出されちまうとな……ちゃんと予定どおりやってくれんのか……?)
パートナーと組んで殺し合いをしろと命令されたとき、千雨が最初に恐怖を感じたこと。
それは死への恐怖ではなく、相手との意思疎通の問題。

麻帆良祭から「こっち」の世界に足を踏み入れた彼女はいわば新参だ。
そして他のクラスメイトと違って友好的な態度をとらなかった。
ネット限定とはいえ普段からスタンドプレイに慣れている人間には馴れ合いは困難なことだった。
そんな人間がタッグという相手との連携プレーで是非が決まる行為をさせられることは……もはや地獄に等しい。

悔いるつもりはない。これは自業自得。
それは彼女自身が一番よくわかっていること。誰と組んでも足を引っ張ってしまうことはわかりきっている。
だから彼女は……パートナーに最も差しさわりの無い人物を選んだのである。
「あの小屋についたらひとまず休憩して……計画をねるぞ。いいか? ザジ」

顔に化粧を施した少女――ザジ・レイニーデイはコクコクと頷く。
喋りもしなければ表情も変わらない。ただ相手の指示に従うだけ……まるでマリオネットのような少女。
思う存分自分本位に動けるのだから、千雨にとってこれほど好都合な相手はいない。
相手の深層心理まで読み取る必要のない人間との行動。
よけいなトラブルをさけるための最適な決断
タッグというのには程遠いが、充分自分の立場をわきまえた結果だ。
そう、わきまえているつもりだった――――。
「ニーハオ、“イリュージョンズ”のお二人サン。ご機嫌いかがかナ?」
665マロン名無しさん:2007/04/06(金) 19:30:57 ID:???
千雨の目の前に現れたのは自称、火星娘の超鈴音。
その名のとおり超がつくほどの天才……完璧超人である。
そして驚くべき事実は彼女がネギ・スプリングフィールドの子孫――いわば未来人であること。
麻帆良祭で垣間見たハッキング技術は自分がどうあがいても届かない領域だった。
あの電子の海の戦いはまるで遊ばれているような気分だったと彼女は判断している。

何とも形容しがたい空気を持つ彼女に気おされたのか、ザジは千雨の背中に体をぴったりと近づける。
「わわ、バカくっつくな……!」
無表情で大胆な行動をするザジに焦る千雨。その様子はまるで恋人のようで、超は思わずニヤニヤする。
当の千雨はというと、冷やかしの視線を感じ顔を真っ赤にし、次第に青ざめるのであった。
「チッ……気分はあまりよくねーな……しかしここでアンタに出会っちまうとはな」
「これも何かの縁ネ」
「そうか。じゃああばよ」
一瞬の隙をつき千雨は超に小さな塊を投げる。すると塊はみるみる光を発してゆく。
千雨の支給品である閃光弾が炸裂したのだ。

「ハァ、ハァ……冗談じゃねー! すました顔しやがって……憎たらしいったらありゃしねぇーよ」
二人の少女は小屋を目指して走る。千雨はザジのサインによって超を危険と判断したのだ。
そのサインとは背中文字。ザジは千雨に寄り添うフリをして一文字ずつ丁寧に書き込んだのだ。
そしてそのメッセージは……「ち の に お い 」。
つまりザジは超から血の臭いを感じ取ったのである。千雨はそれゆえに青ざめたのだ。
見たところ超は怪我一つしていないのだから。
一体血の臭いは誰のものなのか。

「良し!小屋の入り口だ。ひとまず隠れ……」
「グロロロ〜」
答えは当然、被害者の血だろう。
666マロン名無しさん:2007/04/06(金) 19:34:19 ID:???
小屋の扉の前には、一人のクラスメイトが立っている。
名は四葉五月。超に煽られ同盟を結んだ料理人である。
「よ……四葉!」
「グロロ〜長谷川さん、もう逃げられませんよ。あなたの顔を剥がさせてください〜ッ」
「かッ……顔を剥ぐ!? 何言ってんだ!!」
「まさにそのままの意味ヨ」

千雨が振り向くと、そこには既に超がいた。
「ちょ……おま、どうやって追いついた!? 」
「私を誰だと思っているかネ?かつて100枚近くの覆面を他人から奪い取りコレクションしていた完璧超人ヨ?
わかりやすく説明しようカ? 千雨サンはそこの小屋でパソコンによるハッキングをするつもりだった。
そして首輪に仕込まれた爆破装置を解除し……このゲームを台無しにしようと計画していたのではないのかネ?」
「それだけの憶測かよ……小屋にパソコンがあるかどうかもわかんねーのに」
「悪いがずっと追けさせてもらったヨ。この首輪探知機で。
アナタ達の進む道のりと地図を照らし合わせれば、行き先は大体察しがつく。
仮にパソコンがなかったとしても……急な対応をせまられると人は予定通りにしか行動できないものネ」
「じゃあ四葉に先回りさせといて……頃合いをみてワザと話かけたのか」
「そうネ。お二人にも私のコレクションになってもらうヨ? こんな風に!」

超はバッグから血がついた物体を二つ取り出す。
それはまぎれもなく、人の顔の皮膚を剥いだものだった。
「うっ……」
「……」
千雨は吐き気に催され、思わず手を押さえるが、ザジはいつものように無表情のままであった。
「桜咲刹那に龍宮真名……名うての強豪超人の顔をコレクションするのは気持ちが良くてたまらないネ〜ッ」
「テメェ……正気かよ!」
「私は大真面目ネ。クラス全員の顔を頂くつもりダガ?……さ、もう茶番は終わり。おとなしく死んでもらおうかネ」


一応続きます。
667魔法先生ロワイヤル:2007/04/06(金) 20:41:52 ID:???
感想ありがとうございます。中には15部でいいのでは?という意見がありました。
ですがこのスレは原則書き終えてから投下するのがルール。
ですが自分は完璧な見切り発車だったのでルールを破った者が15部と名乗る資格はありません。
何より自分自身納得がいきません。じっくり考えてればもっと良い作品が出来たかもしれないので。
短編の掲載は構いません。寧ろ大歓迎です。正直な気持ち自分の作品が残るのは嬉しいですから。

という訳でいつの日かちゃんと作者を名乗れる程の作品を書き上げるのでその時はよろしくお願いします。
668マロン名無しさん:2007/04/06(金) 21:32:39 ID:???
>魔法先生ロワイヤル氏
通常の生徒ロワではありませんが短編とも違うので
BRN(スカートめくりロワ)と同列の番外ロワでいいと思います
てか、BRNもまとめサイトに入れてもいんじゃね?
(今の置き場所が更新不可能で消える恐れあり)
669マロン名無しさん:2007/04/06(金) 21:36:05 ID:???
>>667
うむ。15部認定推した者だがそれがおまいの意見ならそれが1番いいな。
ちゃんと書きあがったときは、激しくkwtkさせていただきますw
670マロン名無しさん:2007/04/06(金) 22:16:12 ID:???
>>667
あんたのその姿勢は大したもんだよ。
書きあがった時は遠慮なく投下してくれ。全力で応援させてもらうからよ!
671マロン名無しさん:2007/04/07(土) 01:39:23 ID:???
魔法先生ロワの正体は美空
672マロン名無しさん:2007/04/07(土) 10:41:00 ID:???
>>671
意味わからん
673マロン名無しさん:2007/04/07(土) 13:13:13 ID:???
>663-666

乙です。

サジ千雨って某所では「はぐれ3-A」という名前だったな。

刹那と真名の顔を剥がすシーンはカットですか……。
グロだし流石に書きにくいよな。

考えていたらタッグの利点は最大30パターンの行動を書くのではなく
最大15パターンで済むというところが魅力だな。

「省エネ」で書くという点では魅力的なルールですね。
674マロン名無しさん:2007/04/07(土) 20:30:05 ID:???
千雨の全身は恐怖で震えていた。
(首輪探知機を向こうが持っている限り……あたしたちは絶対逃げ切れねー)
殺し合いを打破するために自分が企画した作戦も、もはやこれまで。
体力でも知力でも上回る人物が相手なのだから、それは仕方のないこと。
「さあ、その顔を頂こうかネ。サツキ! 」
超の合図で五月は右腕をあげ、また超自身も自分の左腕をゆっくりと掲げる。
すると二人が掲げた片腕を繋ぐように光が流れ、橋のように繋がった。
当然その沿線上には千雨たちもいる。
「これが我らの新機軸! オプティカルファイバー!!」
歯車が軋むような騒音が響き、光はより輝きは増していく。
そのまばゆさに息を飲むと、千雨は目を閉じた。
「いくよ五月! クロスボンバー!!」
「グロッガァ〜! 」
引き寄せあうように、超と五月は千雨たちが飛び込んでくる。
今千雨が最も恐れていることは、超による顔剥ぎだった。
自分の顔が刹那や龍宮のように体から離れること……とても耐えられそうにない。
一人の女として、もうこの世では生きていけないと確信する。
(ハハ……どうせ殺されるってーのに何考えてんだあたしは)
あまりの虚しさで、心が空っぽになってゆく。
自然と涙が零れ落ちていた。
しかし……どうしたことであろうか。
超たちがすぐ側まで接近していたはずなのに、いつまでたっても何も起きない。
おそるおそる目を開けてみると、信じられないことが起こっていた。
「殺しちゃダメ……」
675マロン名無しさん:2007/04/07(土) 20:31:06 ID:???

突然のことに超は肝を冷やした。
ちらりと首筋に目をやる。刃物のように鋭利な物体が密着している。
それはよくよく見れば、物ではなく『人』の一部――ザジ・レイニーデイの手であった。
指は一本一本先まで針のように伸びており、見たところ硬さもある。
おそらく金属レベルの硬度は持ち合わせているだろう。
(危うく串刺しになるところだったネ……!)
クロス・ボンバーはラリアットで相手の首を挟む二人がかりの必殺技。
ゆえに技をかける側が共に相手へ接近しないと成立しない。
五月の首筋にも同様に、ザジは手『だった』ものをあてている。
もう少しで死ぬのは自分たちのほうだったのだ。
「ザジ……一体なんなんだそりゃ!? お前も魔法使いなのかよ!?」
どうやら千雨もパートナーの奥の手を知らなかったらしい。
それは当然といえば当然。
知っていたならば、あそこで諦めるような態度はとらなかっただろう。
「玉乗りの如くに体軽やかに……」
千雨の問いに答えるように、ザジはぶつぶつと独り言を話し始める。
ゆっくりと、静かに、この場にいる全員に聞こえるように。
「腕を弓の如くに引き、空中ブランコの如くに振り下ろす……その時、手刀筋骨”壮”となる」
その壮拳もってテント擦れば……炎立つ……」
ザジの言葉に聞き入ってると、超は首筋が熱くなるのを感じた。
ふと視線を下にやると、ザジの手が熱された鉄板のように赤くなっていた。
まさか、と悪い予感が走った超は慌ててその場を離れようとするが時既に遅し。
「……観客席に深く入り……肉斬り骨断てば……サーカスに赤い雨が降る!! 」
「五月! 早く逃げるネ! 」
真っ赤に染まるザジの両手から紅蓮の炎が吹き出して、超たちに襲いかかる!
その炎は勢いを留まることを知らず――
676マロン名無しさん:2007/04/08(日) 19:33:37 ID:???

「す……凄ェ……」
千雨は目の前で起こっていることに対し、素直に感想に述べた。
パートナーが炎を帯びた両手、いや両手刀の使い手である事実。
ただのピエロにしては何か裏があるとふんでいたが、これは一体何なのであろうか。
トリック? 魔法? 体術? 気?
まるで安っぽいファンタジーに登場する魔物が扱うような事象……常識では捕らえられない。
それは超たちも同じなのだろうか。
吹き出した炎を恐れ後退したものの、庇った手からは煙が出ている。
あの様子だと肉体にはダメージが届いてはいないだろう。しかし威力は折り紙つきのようだ。
「チサメ……逃げて」
「じょ、冗談じゃねえ。お前一人でこいつらに敵うのかよ!? 」
ザジから撤退の要請が入るが、千雨は素直にハイとは言えない。
本当に逃げれるのなら今すぐにでも逃げ出したい。ただ、超たちがそれを許してくれるはずがないと思ったからだ。
「私も賛成だヨ。千雨サン、もうこれはあなたがどうこうできるレベルを越えている」
しかし予想は斜め上。超はあっさりと逃亡を許可した。
「ザジサンのその両手……“サーカスの赤い雨”を出されてはこちらも本気を出さざるえない」
「さ……サーカスの赤い雨!?」
「ただの人間であるアナタには知る必要のないことヨ……さっさと立ち去るがいい」
「ああそうかい。てめーらで勝手にやってろ!」
捨て台詞を吐いてあさっての方向へ走り出す。
超の侮蔑の目に千雨は歯がゆく感じる。彼女の興味はザジのみになってしまったらしい。
「言われなくとも勝手にやらせてもらうヨ」
千雨は情けない気持ちでいっぱいだった。
自分は今、決して届くことのない領域から凡人として逃げているのだと。
「――だから少々アナタにも痛い目を見てもらうネ」
「え? 」
677マロン名無しさん:2007/04/08(日) 19:36:26 ID:???
超の言葉に千雨は視線を後方に戻す。
目と鼻の先にあるのはいつのまにか跳躍して、自分に近付いてきた超の……右足。
「マスク・ジ・エンドー!!」
その右足は眼鏡を突き破り、硝子の破片とともに襲い掛かる。
眼鏡の破片は眼球に突き刺さり、蹴りの衝撃は破片を更に奥へと押し込む。
皮膚は破れ、果物が潰れるような音が脳髄で響き、血と何かが混濁した液体が、中で溢れていく。
自分は己の本分を全うすることも出来ず……相手の本分も損なうのだろうか。
視界が薄っすらとしていくなかで、千雨はまた後悔するのであった。
「目がァ!目がァーッ!」
千雨は目を押さえて座り込む。
「立ち去るのは許可したが逃がすとは誰も言ってない……ヘイはキドウなり、ネ」
「ウォ〜〜ッウロア〜〜ッ……く……卑怯だ……ぞ……」
「もう喋らなくていいヨ。急に小物臭が出てきた……ム!」
突き刺さるような殺気。木霊する風切り音。何かが飛んでくる。
踵を返し腕を手首の所で交差させる。交差した腕の杯に盛られるような形でそれは乗った。
「“必殺!回転サーカスの赤い雨”といったところか……危なかったネ」
超の両腕で動きを止められたのは、空中で回転しながら突撃してきたザジであった。
ザジは回転の遠心力を使ってサーカスの赤い雨の威力を上げ、超に奇襲したのだ。
「いくら燃える手刀が襲い掛かってこようと……手首から下は何も変わっていない。
腕の動きを止めて、炎に気をつけてしまえば大した脅威ではないヨ」
そのまま腕を振り上げてザジを投げ飛ばす。ザジは姿勢をとってゆるやかに着地した。
ザジを見つめている内に、フッと笑みがこぼれてしまう。
超は彼女の心の隙を突いてみようと画策する。
678マロン名無しさん:2007/04/08(日) 19:41:38 ID:???
「さて……ここで一つ実験をしてみようと思うネ。ザジさん、私たちは今から千雨さんの顔を剥ぎ取るネ」
「……! 」
超に対する怒りがザジの無表情なマスクから滲み出る。
「さっきアナタたちにした時と全く同じように……私たちのフェイバリット技、クロス・ボンバーで。
もちろん威力もスピードも角度もほぼ同じ様にするヨ。私たちを止めるも止めないも自由……アナタ次第。
ほっといても千雨サンの顔がペリリと剥がれるだけだしネ。
正し、止めに入ろうとしても……間に合うかどうかは私にもわからないヨ。
例えさっきのクロス・ボンバーのタイミングをちゃんと覚えていたとしてもネ。
ザジさんが今いるその距離じゃ……千雨さんのところに飛び込むのがやってではないかナ?」
「ザジ!来るんじゃない ! 罠だ! アタシとお前をいっぺんに仕留める為の罠に決まってる! 」
見当違いの方向に向かって千雨は叫んでいる。もはや視力は完全に潰れているようだ。
「別に罠でも何でもないガ? 私たちはあくまでやろうとした事を口にしただけよ。
千雨サンも好きな様に動いて私たちから逃げればいい。しかし私たちの攻撃から逃げ切れる算段はあるのかナ?
逃げたら助けに来た『別の人』が餌食になるんじゃないかナ?」
「さぁ〜て記念すべき三枚目のマスク剥奪式の始まりネ! 五月!」
「グロロロローッ」
千雨を貫くように再び光の橋が出来上がり、五月と超が獲物に向かって突撃する。
「「クロス・ボンバー! 」」

儀式は、滞りなく行われた――
679マロン名無しさん:2007/04/08(日) 19:50:02 ID:???

「チィッ……『邪魔立て』しやがって〜〜ッ!」
超の叫びが聞こえてくる。
千雨は目こそ見えないが、その言葉がどういう意味を指すか理解するのには充分だった。
技が炸裂する瞬間、自分を突き飛ばした影。
従って……自分の代わりに餌食となったのは一人のピエロしかいない。

「ザ……ザジお前……馬鹿野郎……! 」
「全くその通りヨ。最後だから千雨サンにも教えてあげるが、ザジサンはその筋では知らぬ者無しと謳われた悪魔超人。
『自分以外を信じるな』『疑え裏切れ例え仲間であっても』と徹底的に叩き込まれていたヨ。
それがこんな悪魔超人にあるまじき行動をして……本当に突っ込んでくるとは……どうなってしまったネ……」
「グロロロァ〜いつのまにか3―Aの馴れ合いクラスメイトの、変なクセが染ってしまったようですね」
「私の身代わりなんかに……私と組んだばかりに!」
「その通り……」
獲物のピエロがゆっくりと口を開く。
千雨は彼女の愚痴の聞こえる方へ耳をやる。
「チサメとは金輪際……組まない……」
「ザ……ジ……」
千雨はまた後悔する。
自分が息の合う仲として選ばなかったように、彼女もまた自分とのタッグは不本意だったのだ。
千雨は最後の最後まで足を引っ張った上にまるでダメだった自分を、呪っても呪い切れなかった。
680マロン名無しさん:2007/04/08(日) 19:59:15 ID:???

「ウソダヨ……」
「……え? 」
「また一緒に……タッグ組みたい……こ……今度は真のトモダチ同士として」
ザジは、笑っていた。
滅多なことでは表情を崩さない彼女が満面の笑みを出していた。
それは営業スマイルなどでは決してなく……屈託のない顔つき。
後悔を微塵も感じさせない純朴の笑顔だった。
「ま……また私と組んでくれるのか? 」
「……ン……ウグググゥーッ!!」
だがザジは友の呼びかけに応じることなかった。
超と五月のラリアットに挟まれた彼女の笑顔は……クロスボンバーの衝撃で次第に変色してゆく。
そして血を吹き出しながら、化粧が施された顔面の皮膚は剥がれるのであった。

ベリベリ、ベリベリと。

「グフフフ……3−Aの巨星ここにひとつ墜つ……カ。これで私のコレクションがまたひとつ増えるネ」
「ザ……ザジ……ウワアアア〜〜ッ!!!」
千雨は叫んだ。
道化として散った真の友に。
決して甦ることのない真の友の想いに。
                            
                        <了>
681マロン名無しさん:2007/04/08(日) 20:16:24 ID:???
  ,..、_      _  __  ..,,__         _,, ,,_  _           __
  l ./====/ \| .l ,、| ./ , 、    \''゙ <.| i=' `l ヽ\     _  7 フ,、
  / /.l`‐- ゙、| |=| .i- l ./= ,>   /,_、.ノ| |.| !∧.| l'    !、`'゙ _,,,..ゝ_,、
. /  |.| || | | |.|`' __'`ノi、l / /    二| /'゙∠,,> = '゙l .|     ゙7 .l ∠~_,,,,.)
 ~| |.| !! |.| .|.| | | .|ヽ. ./     .フ  <'ヾフ / .| .|    /!./ /_  ゙
  | .|.!-'`二l  .|| |._| .|/  `‐-   /,、 |゙、ノ.>  '-┐、 `.-‐'' .// ./ ヾ‐---‐、
  |_,,,|   \_丿!-‐'>,.-'゙~`、/   ` |_,,l/-‐'゙‐、_| `‐- -‐' ヽ_/  `‐- - ‐'
682マロン名無しさん:2007/04/08(日) 21:36:55 ID:???
>674


この展開のパロをサジと千雨でするとは。
しかしサジ、短編パロディでも死に役を振られるとは……。

以前の短編でも円と相打ちで死亡とかあったな。
683マロン名無しさん:2007/04/09(月) 02:57:34 ID:???
正直筋肉マンを知らない俺は反応に困る……
684マロン名無しさん:2007/04/09(月) 12:06:36 ID:???
俺も筋肉マンわからんから理解出来ないネタがあったが、ザジちうだってことだけはわかった
685マロン名無しさん:2007/04/09(月) 22:50:56 ID:???
ネタとしてはやりやすいから。
超の役と五月の役の設定がかぶるから。
あと顔の皮はがし。考えてみればパロロワでも書くときに遠慮しそうな残酷描写だな。
少し書いている身としては、取り入れたくもある……。

五月のマーダー設定も面白い。

俺は肉ネタわかるから好意的です。
あくまで肩肘張らない保守ネタと言う感じで思ったらいいと思う。
686マロン名無しさん:2007/04/10(火) 07:54:51 ID:???
ザジちうと聞いて飛んできました
687マロン名無しさん:2007/04/10(火) 12:46:21 ID:???
ザジちうと言えば第11部
688マロン名無しさん:2007/04/10(火) 16:56:55 ID:???
いや13部だろ
689マロン名無しさん:2007/04/11(水) 00:30:58 ID:???
0部も捨てがたい
690マロン名無しさん:2007/04/11(水) 00:41:32 ID:???
ズキューン!
691マロン名無しさん:2007/04/11(水) 00:48:59 ID:???
ネタがないならしょうがないよ
692マロン名無しさん:2007/04/11(水) 11:18:22 ID:???
よし、じゃあ一心不乱に執筆してるおまいらの進行具合を聞こうか。ちなみにオレはプロローグ(笑)
693マロン名無しさん:2007/04/11(水) 15:10:20 ID:???
勢いで書いた序盤を見直して、オリキャラ化しちゃったキャラや勝手に捏造した回想シーンを削除作業に追われてる^^
694マロン名無しさん:2007/04/13(金) 04:59:46 ID:???
まだこのスレあったのか、懐かしいな
久々に短編書くよ
695マロン名無しさん:2007/04/13(金) 19:34:54 ID:???
>>694
ガンガレ。
696マロン名無しさん:2007/04/14(土) 01:40:31 ID:???
短編って何レスくらいまでだろう
あんまり長いとよくないかな
697マロン名無しさん:2007/04/14(土) 01:53:32 ID:???
別にいいんじゃないかな?
保守レスばかりになるくらいなら作品でスレ埋まったほうがいいし。
698マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:24:23 ID:???
短編投下します。
ちょっぴり長いけどゆっくり読んでくれたら嬉しいです。
699マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:26:17 ID:???
立ち止まっていると余計に不安が込み上げてくるから
だから走る
行く当てなどあるはずもない
空気の抜けた風船のように、ただ勢いに任せて進むだけ
それは単なる、恐怖からの逃避

――私が感じる恐怖の対象は私の死ではない
私が怖いのは、この舞台
命を人質にされた友人同士が命を奪い合う不毛の惨劇
殺人か死の二択に迫られ揺らぐ理性
叶わない意思疎通
孤独に響く発砲音
全てが、昨日までの幸福な世界が崩壊した事実を決定付けている
取り戻せない過去
避けられない現実
これ以上の恐怖はない

それでもまだ認めようとしない自分がいた
ただの現実逃避だってことは重々承知だけれど
認めてしまったら私はどうなってしまうの?
それがまた怖くて
助けが欲しい
誰かの救いが欲しい
暖かい腕で包んでほしい
独りはいやだ
それが今は無理なら……せめて、思い出させて
700マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:27:31 ID:???

――高畑先生

胸に抱いた鈴は地を蹴る度にチリンと鳴く
それはとても頼りない音だけど
今の私にとっては一番の薬だった

ここは……どこだろう
暗い
森との境界があやふやな夜空に、蒔かれた白い砂粒が光るだけで
その真ん中で私は歩いている
正面の景色がわからない
知ってる物は何も無い
真っ黒な檻に閉じ込められたような錯覚
…怖い
でもここは安心できる居場所じゃないから立ち止まれない
安心できる場所なんてあるはずもないけど
それでも求めていればきっと
何か幸運なことに出会える
出会いたい
それだけの期待
とてもとても小さな期待
もしかしたら、でいい
不運な出会いになる確率のほうがずっと高いから
……じゃあ
そうだと知りながら
十の内、九が崖に繋がる道だと知りながら
どうして私は進んで行けるの?
これから行く先の多くが望まない世界なのに?
そう理解しているのに?
それもまた認めてないだけ?
701マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:28:43 ID:???
はは
なんだ
やっぱり私は逃げているだけなんだ
"今"から逃げたいが為に、"未来"からも目を背けている
"今"の私に立ち向かう勇気が無いから、"未来"の私を追い詰める
そこまで解っていても
やっぱり足は止められない
…人は笑うだろう
私を愚かだと
それを今更否定するつもりはない
そうさ
私は愚かしい
それに気づいた自分を恨む
それに気づかされたこの夜が怖い

こんな情けないことを考えていたからだろうか
それともこんな私の恐怖を神様が汲み取ってくれたのか
幸か不幸かはわからない
けれど確実に私の進む道が決まった
そんな出会い

「ひぃッ!!」

突然誰かが叫んだ

702マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:30:59 ID:???
この木の陰で息を潜めていたらしい
石になってその場をやり過ごすつもりだった
でも足音はどんどん大きくなってきて
私が真っ直ぐここを目指して歩いきていると感じて
鎌を構えて躍り出てきたのはやむなしの自衛だろう
それを私は咎めない
責めることはできなかった

我ながら、あんな至近距離での不意打ちにも反応できた身体能力に驚く
けれどその後、鎌を取り上げてから次の動作は少し考えた
下手に刺激してはいけない
目的は、私に攻撃の意思が無いことを理解してもらうこと
私は頭が良くない
国語力も説得力も持ち合わせていない
だから多少の時間を要したけど
鎌を返してあげてようやく信じてもらえた

「…………ごめん…」
「あ……はは。大丈夫…だから……」

いや…まだ、完全には信じてもらってないと思う
いつもと違う
その声は気を許した相手に対してのものじゃない
僅かな怯えと疑心
そして裕奈はずっと鎌を握ってる
紛れも無い警戒
それは――悲しいこと
昨日までの私達ではありえないこと
…裕奈の気持ちは理解できる
私だって逆の立場だったならそうするかもしれない
解る、解るけど――
703マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:32:23 ID:???
しばらく言葉がなかった
沈黙が苦しい
何かの動きが欲しかったので私は木の根っこに腰を下ろした
それを見た裕奈もまた座り込む
私と1人分の間を空けて
この間が…今の私には分厚いコンクリの壁のように感じて
辛かった
辛くてもどうしようもなかった
この距離が今の限界
裕奈にとっても、私にとっても
…そしてまた
気まずい時間に耐える

何か言葉を見つけるまでの時間つぶしに髪を結おうとした時
「あの………」
「……ん?」
裕奈から話をもってきてくれた
嬉しかった
けれど
少しだけ、怖かった
なぜ怖かったのか
考えたくもなかった
「何……?」
裕奈は私の目をちらちら見ては逸らしながら、私のデイバッグを指差して
「その………アスナのは……何だった?」
「……?」
どうにか問われた事を推測したいけど
私の?
何のことだろう
私のバッグがどうしかした……?
704マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:33:59 ID:???
「…ぇと…………ぶき…」
「…ぁ、ああ。武器ね。ごめん」
……・なぜか謝ってしまった
裕奈の機嫌を損なわせたくない
そう無意識に思っていたのかもしれない
それはまた、私も裕奈のことを警戒しているから……?
こんな些細な言葉一つで自分がわからなくなる
自分を見失う
怖い

…いや、自分のことを考えてる時間じゃない
裕奈はなんて言った?
武器……やつらが配った殺し合いの道具のことか
「アスナの武器、なんだった……?」
そういえばまだ確認してなかったな
友達を殺す気なんてないし
それより色んな感情が溢れかえってたから
今こうして言われてやっと思い出した
言われれてみれば、今この状況で一番重要な要素じゃないか
「あ……ごめん、まだ見てなかった…」
……また私はごめんって言った
これは怯えの表れ……?
益々自分が嫌になってくる
……もういい
自己分析はよそう

髪飾りをポケットにしまい込み、デイバッグを引き寄せた
ファスナーを摘む
少し固かった
705マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:35:00 ID:???
「あれ………」
中には水と食料が乱雑に納まっている
けれど肝心な武器が見当たらない
入ってないなんてことあるの?
……ないとは言い切れない
私は乱暴に中身を漁り、ひっくり返した
「…………ないの?」
後ろから裕奈の声
なぜか焦る
「わかんな………あ、あった!」

私は最初に、歓喜を表す意味で言葉を発した
ただそれは宝を探し出したという達成感であって
決して宝が喜ばしい物なのではない
むしろ禁断の封印を解いてしまったような
そんな危険と恐怖をこの宝は秘めている
喜んではいけなかった
自分を責める
「……………!!」
この金属光沢と重量と形状の意味を、私は知っていた
たまにテレビで見る
警察とか暴力団が持ってるやつだ
ドラマでは、これで人が死んでいた
血をいっぱい流して
苦しそうに
痛そうに
呻いて
動かなくなる
そんな武器
本来ならとても恐ろしい物だけど
画面の向こうだけの存在だという認識があって
こうして手にとってみると違う世界にいるみたい
706マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:36:20 ID:???
……そう
ここはもうテレビの向こう側、非日常のステージ
観客のいない舞台
拳銃は小道具
主演は私
演目は……名もない惨劇

私は拳銃を持っている
拳銃は撃つ物で
撃つからには対象が必要だ
そして今この場には役者がもう1人
彼女はまだ演じる役がなくて暇そうにしている
私の役は……拳銃を持つ人
拳銃を撃つ人
そして足りないのは対象
彼女の役は……

「(……ちょっと、何考えてんのよ)」

いつの間にか大変なことを考えていた
なぜ裕奈を撃とうだなんて……
どうしてそんな物騒な考えを?
いつからそんな考えを?
思い出せ
これだ
この凶器のせいだ
この"人を殺せる道具"を手にした瞬間からおかしくなった
それまでは誰かを殺すなんてこと考えたくも無かったのに
人を殺す力が、私の手を血で染めようと誘ってくる
そんなのいけない
殺し合いなんて、しちゃいけない――
707マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:37:53 ID:???

  なぜ?

…だって皆友達だから
ううん、友達以前に人を殺ことは悪いこと
それに私は、誰も失いたくない

  でも人を殺す力を得た時、あなたは殺人を考えた

それは……だって
しかたないよそういう道具だもん
拳銃なんて物持ったら、もし撃ったらどうなっちゃうのか
そんなこと一度くらい考えるでしょ
仮の話よ
本気でそんなことするわけない

  しなかったら、どうなるの?

しなかったらって……
どうもしないわよ

  どうもしないから……無抵抗に殺されるのね

こ、殺されるってあんた
何…言ってんのよ……
殺されたりなんかしない
死にたくないもの
708マロン名無しさん:2007/04/14(土) 03:53:41 ID:???
携帯から失礼。
規制喰らったんでここまでです
709マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:06:32 ID:???

  でもあなたは気づいてる
  "死ぬ"か"殺す"かの二択しかないってね

う………
じゃあ、どうしろってのよ!!
裕奈を殺せって言うの?!

  なら、殺したくないなら死ね

え……?

  今すぐ銃口を咥えて引き金を引け

……イヤ

  できないでしょ

……

  わかる?それが二択という意味よ

そんな……

  あなたはどの選択も嫌だからって逃げているけど
  それはただの先延ばし
  いつかは決めなきゃいけないの

私はまた……逃げてたの……?
710マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:08:28 ID:???
思い過ごしでした。
投下続けます。
711マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:08:36 ID:???

  そうよ
  あなたが拒み続けて見てらんないから、わたしが決めてあげんのよ
  殺せ

でも……それは、だめ

  チャンスはそう訪れるものじゃないの
  今殺せるなら殺せ
  躊躇いはいつか命取りになる
  あなたが死にたくないのなら、今殺せ
  
いやだ……

  彼女はまだ拳銃に気づいてないでしょ
  あなたに攻撃の意思は無いってことも伝わってる
  だから今が一番の好機なの
  あなたなら殺せる
  逃げる隙も与えずに仕留められる
  あと必要なのは、あなたの決断だけ
  さあ
  殺せ
  逃げるな
  生きろ
  だから殺せ
  殺せ
  殺せ 
  コロセ――
712マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:09:56 ID:???


「嫌ぁッッ!!!」
  

両手で耳を塞ぎ、私に囁いてくる見えない何かを遠ざける
私に語りかけてくるこれは何?
……私?
私の、本心?
私が心の奥底で思ってることなの?
人殺しを?
そんな……嘘だ……
違う……
こいつは、悪魔だ
私の心を温床としている悪魔だ
だから私じゃない
私じゃないはず……
でも……
自信が、無い

拳銃を手に取っただけで
殺人を正当化しようとする自分
こんな呪われた誘惑に屈しかけるほど、私の心は弱いのか
713マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:11:05 ID:???
怖い
心が悪魔に乗っ取られそうで怖い
自分が自分でなくなってくのが怖い
この世界も、自分も、みんなみんな怖い
もう怖いのは嫌だ
誰か助けて
私が居た世界を返して
それだけだから
何もいらないから
元の世界
暖かな日常
みんなの笑顔
――高畑先生
あと、ネギ

私はポケットの髪飾りを取り出して、胸に抱いた
その音色で安心しくて
先生はここにいる
ずっといる
私を守ってくてれる
そう信じることが悪魔の囁きを払いのける力になる
この鈴が、私の居場所――
714マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:12:23 ID:???


ズプッ……

……
……
……そうだった
忘れていた
悪魔の相手をしているばかりに
自分の悪魔に必死になっていたから
他の悪魔なんて気づきもしなかった
そうか
私だけじゃないんだ
もう1人いたんだ

悪魔と戦っていたのは――


最初は皮膚を突き破る感触
それが乱暴にズブズブと肉の奥へと進入していき、無数の管を断絶していく
得体の知れないショックだった
そのうち強靭な刃は肉の壁に引っかかり勢いを失う
それでもなお、柄を引く力が私の体を引っ張り続ける
やがて私の首が解放されるまで
全て一瞬の事だった
715マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:13:17 ID:???

見ることは出来なかったが
さっき私は首から鎌を生やしていたのだろう
鎌は裕奈の持ち物だ
なるほど
私の拳銃に撃つ対象があるように
裕奈の鎌にも裂く対象があるってことか
それが私
私は惨劇の主演だったはずなのに
いつのまにか裕奈の舞台に引き込まれていた
そこでは鎌で裂かれる役が不足していて
丁度居合わせた私が抜擢された
何もおかしいことはない
主演と助演が入れ替わった、ただそれだけのこと


自由の利かなくった私の体は重力に任せ仰向けに倒れた
壮絶な痛みと、首周りの不快なぬめり
意識が飛びそうになる
ッひゅ……ひゅぅ…
削り取られた部分から熱と呼吸が漏れる
肺に届かない
苦しい
苦しいより痛い
……いや
痛くない?
わからない
私の小さな脳みそが大量の情報を処理できずストップしてしまったのか
それがなんだか心地いい
けれど、全身に氷水が浸透してきたかのような
抗えない寒さだけが嫌だった
716マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:15:00 ID:???


  これが、逃亡者の結末よ

悪魔……
あんた、まだいたの……
もう1人にさせて……

  残念だけどそれはできないわ
  私はあなただもの
  自分を引き離せるなんてこと誰にもできやしないのよ
  言わば運命共同体ってやつ?

……じゃ、あんたも死ぬんだ……

  消えるという意味では、そうなるわね

よかった……

  何で?

あんただけ残ったら、クラス全員皆殺しとかしでかすかもしれないもの

  あはは、それはどうかしらね
717マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:16:23 ID:???

……はぁ、もういい?
色々疲れたの……

  そう
  私も未練があるわけじゃないし
  もう黙っててあげる
  後は1人で後悔でもなんでもすることね
  じゃ……、さよなら

後悔?
なんでこの期に及んで後悔なの?
もっとこう、走馬灯みたいなやつ見せてくれないの?
みんなとの思い出とか…
……
そういえば、私の思い出って友達との時間しかないな
親いなかったし
小さい頃のことはよく覚えてないし
でも
ずっと幸せだったな
それは多分、みんながいてくれたからだよね
みんな優しかった
楽しかった
みんな最高のクラスメイト
…でももう会えないんだよね
こんなことなら、いいんちょにもっと素直になればよかった
ごめんね
718マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:17:43 ID:???

……これが後悔?
私が悔いていること?
……違う
まだ私は逃げているの?
もう最期なんだから
気づかないふりは終わりにして
もっと謝んなきゃいけないことあるでしょ
私の悪魔……いいやよそう、もう誤魔化しもなし
私が抱いたあの感情
クラス全員を殺せば助かる
死なないためにみんなを殺す
殺して、一人だけ生き残る

……こんなことを考えて、ごめんなさい
たとえ一瞬でもそんな考えがよぎって
少しだけ流されそうになって
あのままだったら多分、裕奈を殺してたかもしれない
人殺しになってたかもしれない
だから私が死ぬのは
きっとその罰だよね
ごめんなさい
719マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:18:44 ID:???
……あれ?
もしかすると
裕奈は、私が本当の人殺しになるのを止めてくれたのかな
裕奈が私の異変に気づいて
それで止めてくれたのかな
そうだったのなら
……ありがとう
人間のまま殺してくれて、ありがとう……


もう何も見えない
何も聞こえない
何もわからない
でも確かにそこにある
私の手の中
高畑先生との繋がり
小さな髪飾り
……やっぱり死にたくは無い
だけど
1人じゃないなら
それが高畑先生なら…
悪くない
幸せな最期じゃないかな…
720マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:21:39 ID:???
遭遇ktkr
眠いから明日ゆっくり読むが、支援しとこう
721マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:27:14 ID:???

もう、終わりみたいなの
みんなのことも
高畑先生のことも
だんだん考えられなくなってきて
遠くの方に行ってしまいそうで
寂しいけど
でもね
この鈴があるから
私は頑張れるよ
忘れないよ
ずっと……一緒だよね?
一緒にいていいよね?
それだけで
もう
幸せだよ
だから、ね
サヨナラ


でもさ……
なんでかな
どうして最後があんたの顔なの
今まで出てこなかったくせに
私は高畑先生とがいいのよ
邪魔しないでよ……ネギ
722マロン名無しさん:2007/04/14(土) 04:30:47 ID:???
支援ありがとう、これで終わりです。
もっとボキャブラリがほしいですね。
723マロン名無しさん:2007/04/14(土) 07:02:12 ID:???
すげぇ!俺の作品がチンカスに見えてきた!
GJ!!
724マロン名無しさん:2007/04/14(土) 09:21:13 ID:???
俺に比べれば格段にいい文章力。
とにかくGJ!
725マロン名無しさん:2007/04/15(日) 03:39:13 ID:???
なんという強烈な筆致
GJ
726マロン名無しさん:2007/04/15(日) 07:53:44 ID:???
短編GJです。流れるような文体がまたいいっスね。

それに比べて俺はorz
執筆続けてきていつしか受験生……
学力も芳しくないことから今日から受験終わるまでPCを封印することに。
だけどここで俺は誓う。
来年の今日、絶対に作品を投下すると。
いきなり無名の俺が言うのも厚かましいですがね……

みんなも執筆頑張ってくださいー。
727マロン名無しさん:2007/04/15(日) 15:03:08 ID:???
短編と言えば前のまとめにあるいいんちょのやつと柿崎とくぎみーのやつがすっげーお気に入りだ
728マロン名無しさん:2007/04/16(月) 21:46:16 ID:???
まとめ更新しないかな?前スレのやつとか見たい
729マロン名無しさん:2007/04/17(火) 01:03:55 ID:???
すまん、もう少し待ってくれ。
春休みに引越しとかいろいろあって、まだやれてないんだ。
730マロン名無しさん:2007/04/17(火) 01:12:12 ID:???
いや、こちらこそ管理人の都合を無視して急かすようなレスをしてすまない。
ゆっくりでいいんで落ち着いてからで全然いいっすよ。
731マロン名無しさん:2007/04/17(火) 23:12:30 ID:grs1yLiS
なんか落ちそうなので保守age
732マロン名無しさん:2007/04/18(水) 22:12:04 ID:???
ロワ好きのみんな。

http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/entrance2/1176807207/l50

で漫画ロワのリレーが始まるぞ。
上記のスレに
【魔法先生ネギま!】と書くだけで出れる確率が急上昇する。
ぜひとも強力を願う。一票でも多い協力を頼む。


このレスは少年漫画のほうのスレッドにも書き込んだ。
一人でも多くの投票を願うための所為です。マルチと誤解なされた場合は謝罪します。
733マロン名無しさん:2007/04/18(水) 22:13:03 ID:???
って下げたら意味無いから保守ついでにあげます。
強力お願いします。
734マロン名無しさん:2007/04/18(水) 23:36:21 ID:???
物凄く自分勝手で悪いのですが、
>>732に投票する時は他に四作品適当に選んで投票お願いします。
また既に投票済みの方は追加で四作品選んでくださるとありがたいです。
誠に自分勝手ですが、お願いします。
735マロン名無しさん:2007/04/18(水) 23:59:29 ID:???
そんなことよりお前らチャオリンの扱いどうしてる?
一年近く前に構想練り始めた俺は普通に在籍しちゃってるんだが
736マロン名無しさん:2007/04/19(木) 00:07:24 ID:???
>>735
俺は結構近くに書き始めたから、事件前に島に連れてこられた感じにしてる。
そしてムチャクチャ扱いに困ってるw
色々してみればかなり良い役割演じるだろうけど、そこまで頭の回転が追いつかNEEEEEEE!!1!

事件発覚前に書き始めた人の話が聞きたいな……
737マロン名無しさん:2007/04/19(木) 00:13:00 ID:???
>>735
こちらも在籍してますぞ
設定としては超りん関係の事件無しで、学園祭終えた数日後ということにしておく
普通に他の生徒と混じって参加します
738マロン名無しさん:2007/04/19(木) 00:36:29 ID:???
>>735
俺もチャオリンは拉致されたことにした

連れてきた方法は最後まで謎のまま放置でw
739マロン名無しさん:2007/04/19(木) 20:04:22 ID:???
あえて触れよう

>>733
釣り?
740マロン名無しさん:2007/04/20(金) 20:18:15 ID:mKc7x1wp
ぼくはみっち。
きさまらしね。
741マロン名無しさん:2007/04/20(金) 20:43:38 ID:???
書き始めたのが去年だから普通にいる
言ってもいいのかワカランがロワ開始時は超帰ってないしw

…まだ半分も書いてないんで書きあがる頃には2学期とか始まって転校生とかいそうで怖いww
742マロン名無しさん:2007/04/20(金) 21:23:38 ID:???
俺なんてパルが魔法の存在知りませんがwww
743マロン名無しさん:2007/04/20(金) 21:38:30 ID:???
美空が魔法使いじゃないんだけど……
744マロン名無しさん:2007/04/20(金) 21:54:06 ID:???
あースマナイ
教師なんて新田、タカミチ、セルピコ、しずなの四人しかいなかった
ガンドル?誰ですか?な状況
745マロン名無しさん:2007/04/21(土) 12:39:52 ID:???
もしかしてお前ら昔テンプレにあった“執筆中の作者”だかってやつか?w
746マロン名無しさん:2007/04/22(日) 17:43:07 ID:???
超が消えたのは意外&痛い、という作者は多かったんじゃないだろうか。
747マロン名無しさん:2007/04/22(日) 20:07:30 ID:???
そこら辺はどうやって参加させるかは作者次第かな。

最近はやりの肉ネタみたいに未来から戻ってきたでも。

こんな感じで




会場を閉めていたドアが破壊される。

「何者だ!!」
3-Aでも気の強いメンバーは叫ぶ。

「バトルロワイヤルに参加するために来たヨ!」
ドアから現れた年の頃30位の女性が言う。

「その言葉遣いと不敵な笑みは貴方、年齢を重ねて未来から帰ってきた超さんですね。」
葉加瀬が叫ぶ。
「そう44年ぶりネ。」
流石超鈴音なのだろうか還暦近いのに体は全然衰えていない。

というのもありだろう。
748マロン名無しさん:2007/04/23(月) 00:39:34 ID:???
>>747
なんで自分からロワに参加するんだよw
749マロン名無しさん:2007/04/23(月) 07:19:11 ID:???
“みんなを救うため、ロワの話を聞き未来から帰ってきた”ってやって脱出フラグ持たせたのに、いざラストまでの流れを考えたら一切活かされることなく退場してしまうことになった
複雑なフラグなんて扱い切れねーよ
750マロン名無しさん:2007/04/23(月) 19:33:22 ID:???
別にいいんじゃね?
その途中で乗ったやつに殺されるとかなら
751マロン名無しさん:2007/04/23(月) 19:56:05 ID:???
活躍させて殺す予定だったキャラが話の都合で一話ズガンになったことならあるな
752マロン名無しさん:2007/04/23(月) 23:52:13 ID:???
桜子にスピーカー支給してみる俺

うん、後悔はしてない
753マロン名無しさん:2007/04/24(火) 08:09:51 ID:???
>>752
考えうる最大の死亡フラグ/(^O^)\
754マロン名無しさん:2007/04/24(火) 08:34:27 ID:???
スピーカー→みんなに呼び掛け→格好の標的

桜子オワタ\(^O^)/
755マロン名無しさん:2007/04/24(火) 09:34:26 ID:???
逆に聞かせてくれ!
桜子生存には何を支給すればいいんだ?
756マロン名無しさん:2007/04/24(火) 11:38:21 ID:???
インフルエンザで修学旅行欠席しかなさそうだ
757マロン名無しさん:2007/04/24(火) 12:20:32 ID:???
参加できないキャラは消されるんじゃ…
758マロン名無しさん:2007/04/24(火) 12:35:30 ID:???
>>755
パソコンとか?
759マロン名無しさん:2007/04/24(火) 18:45:52 ID:???
なんか魔法道具持たせてみれば?同性惚れ薬とか
760マロン名無しさん:2007/04/24(火) 19:07:58 ID:???
拡声器とは別のフラグ付支給品を出してみるとか

つ【大阪名物ハリセンちょっぷ(映画版桐山の支給品)】
761マロン名無しさん:2007/04/24(火) 19:15:18 ID:???
>>755
カラオケ用マイク
762マロン名無しさん:2007/04/24(火) 22:04:36 ID:???
>>755
デザートイーグル→ロワにおける死亡フラグ
防弾チョッキ→全メディアでろくでもない最期を迎えた織田様
パソコンとか脱出フラグ→他キャラに託して死ぬか、本部戦で「俺に任せて先に行け!」
マシンガン→マーダーなら終盤まで残って散るフラグ、非マーダーなら可能性はあるが……

\(^O^)/


もう生き残れなんてわがままは言わないよ……活躍さえしてくれれば……
763マロン名無しさん:2007/04/24(火) 23:35:01 ID:???
あえて鍋の蓋www
764マロン名無しさん:2007/04/25(水) 00:23:00 ID:???
逆転の発想で支給品がネギ・スプリングフィールド
カモくん支給があったんだからこれがあったっておかしくない




どうやってデイパックに詰め込むのかって問題はあるが
765マロン名無しさん:2007/04/25(水) 00:26:24 ID:???
薬で寝かせて関節を外す
766マロン名無しさん:2007/04/25(水) 00:27:18 ID:???
超能力伊藤が入れるならネギなんてわけないさ!
767マロン名無しさん:2007/04/25(水) 01:08:07 ID:ekVX632w
>>764
肉の字の漫画のようにするんですね
要はばr(ry
768マロン名無しさん:2007/04/25(水) 01:20:23 ID:???
死体が支給品すかwwwww
斬新すぎるぞwwwww
769マロン名無しさん:2007/04/25(水) 18:25:37 ID:???
ラスボスの最期はあっけなくするか、散々セリフを吐き捨てながら壮大に散っていただくか迷ってる
770マロン名無しさん:2007/04/26(木) 00:24:31 ID:???
>>769
それは1人で考えたいな……
そして迷いすぎて鬱

ここ最近俺のPCを家族ばかりが使ってて書けないorz
今携帯から書いてる状態
いつになるやら
早く名前欄に「作者**」と書きTEEEEEEEEEE!
771マロン名無しさん:2007/04/26(木) 01:31:41 ID:???
>>769
「この世に完璧なものがあるとすれば・・・それは3−Aの友情だ!!」
で、自爆と。
772769:2007/04/26(木) 03:40:44 ID:???
残念ながら、漏れの作文には友情とかいう要素は無いw他人のために頑張るのは二、三人だけw
773マロン名無しさん:2007/04/26(木) 13:01:16 ID:???
ソードマスターヤマトエンドで
774マロン名無しさん:2007/04/26(木) 18:37:08 ID:???
なんか本腰入れてガチで執筆してたらまだ3分の1も書いてないのに容量が140kオーバーに……
いつになったら終わるんだろうか……

つかなんか話がやたら壮大になってきたw
ちゃんと矛盾ないようにストーリー考えたらどうしても長くなっちまうんだよう(´д⊂)
775マロン名無しさん:2007/04/26(木) 21:46:55 ID:???
>>774
長いのは同じでも俺のはとても壮大とは言えん……orz

塚、ここんとこFateやってて文体とか表現が影響されてる俺orz
別に月厨ってワケじゃないんだけどな……
776マロン名無しさん:2007/04/26(木) 22:27:13 ID:???
学園を舞台にしたんだが、詳細な地図とかねーのかな?それさえあれば一気に完成に近づくんだが……
777マロン名無しさん:2007/04/26(木) 22:52:41 ID:???
自力で地図を作ろうとしてるのだが、遭遇するグループとそのおおまかな時間に矛盾が生じない地図が出来ねぇorz
778マロン名無しさん:2007/04/26(木) 23:40:53 ID:???
流れぶったぎって短編投下
779マロン名無しさん:2007/04/26(木) 23:41:57 ID:???
「お、お姉ちゃぁん……」
「わ、わかってるよ」

鳴滝姉妹は深い雑木林の中で立ち尽くす。
二人の体は震え上がり、泣いているしかなかった。
その原因とは――

「クゥ〜ン。“チーム・さんぽコース増ス”の鳴滝風香さん、史伽さんこんにちは。
 ボクは“ヘルズ・ベアーズ”のマイケル。こっちは相棒のベルモンド。よろしくね」
「ねぇ〜ボクたちと遊ぼ♪」

それは熊の着ぐるみをつけた無気味なタッグだった。
表情も読み取れない無垢な獣はのしのしと少女達に近付く。

「い…嫌だよ、近付くなよ!史伽、アレを……鳴滝忍法1号“濫り音”だよ!」
「はいです! それー!」

史伽の投げた爆竹から花火が広がってゆく。
二人はそのまま一目散に逃げ出した。
780マロン名無しさん:2007/04/26(木) 23:43:53 ID:???
――が、

「ねぇ〜遊ぼうよォ〜」
「わっ……の、乗っかるなよー!」

風香の両肩にマイケルが圧し掛かる。がたいの差はあれど、肩車の形となった。
熊の化け物はそのまま両足を使って首をロックし、両肘の連撃を風香の脳天に叩きつける。
愉悦にひたる熊の笑い声と、痛みを訴える少女の叫び声が荘厳なハーモニーを奏でてゆく。

がつん、がつん、がつん、がつん、がつん、がつん、がつん、がつん、がつん、がつん

その凄惨な光景に史伽はただ呆然と眺めるだけ。足が完全にすくんでいた。

「お……お姉……ちゃん……」

史伽の呼びかけも虚しく、風香の頭部は崩れた林檎となっている。
血のように真っ赤なつやを魅せる林檎となっている。
マイケルはぐったりとした少女を抱えると、空高く舞い上がった。
781マロン名無しさん:2007/04/26(木) 23:47:45 ID:???
「お、お姉ちゃ〜ん!!」
「大丈夫だよ。マイケルは麻帆良学園では甘ったれで通ってるから……風香さんはすぐに戻ってくる。」

いつの間にかもう一人の熊、ベルモンドが背後に現れる。
あっと声をあげる間もなく、ベアーハッグにされてしまう。
身動きのとれない史伽は、ふと空を見上げる。
そこに見えるは――熊と人間。

史伽は悟った。
ああ、あの熊さんはこのために空に飛び上がったのだ。
お姉ちゃんという凶器を、私の頭上に叩きつける為に。
私達二人を完全に殺す為に。

「「テディーークラッシャーーー!! 」」

二つの果実は衝撃に耐え切れず、血を吹き出して砕け散った。

■   ■   ■
782マロン名無しさん:2007/04/26(木) 23:49:46 ID:???
■   ■   ■

「……とんでもない伏兵が現れたネ」
「グロロフィギャアア〜ッ!」
「えーいやめんかサっちゃん!」

獣の戯れを近くから盗み見する超は、事の顛末をしっかりとこの目に焼き付けていた。
首輪探知機に反応した4つの反応。
又とない狩りのチャンスが一転して、虐殺ショーになった。
血の気に当てられた五月は、制止しようとする超を振り払わんと暴れる。

「私はたしかに五月の内に眠る野性の本能を引き出したガ……
 戦闘以外の場所ではクラスメイトを前にしてもその獣性は収めておけと堂々言ってあるネ。
 それがこんなにも我を忘れるのは自分と同じ野生動物に対した時だけ……ハッ!?
 もしやあのヌイグルミのクマちゃんは五月と同じ野性の……!?」

「ブミューブミューブミュー、グギュッグギュッグギュッ……!」

超が首を傾げているその瞬間。
マイケルの体が激しく盛り上がり、ヌイグルミの生地が裂け、中から氷のかけらが次々飛び出した。
慌ててベルモンドがマイケルを担ぎ、その場を去っていく。
その姿を見送ると、超と五月はこっそりと双子の死体に近付き、氷の欠片を口に含んだ。

「グフフ……なるほどネェ〜ッ。よかったねサッちゃんヨ。サツキの獣性をたっぷりと発揮できる好敵手が現れて」
「グガァ〜〜〜〜〜〜〜」
「さてと、あの熊は後回しヨ。今はこの双子の顔の皮を剥ぐとしようかネ」

ヘルズベアーズ:正体不明。
ヘブン・イクスパンションズ:双子含めて顔面6枚ゲット。 

気まぐれに続く。
783マロン名無しさん:2007/04/27(金) 22:33:26 ID:???
続くのー!?(ガビーン
784マロン名無しさん:2007/04/28(土) 12:12:55 ID:???
頭の中では完成してるのに、いざ文章にするとすぐに飽きrあばばばばばばば
785マロン名無しさん:2007/04/28(土) 13:42:08 ID:???
お前は俺kあばばばばば
786マロン名無しさん:2007/04/28(土) 14:29:22 ID:???
nazeni kinnnikumann(ガビーン
787マロン名無しさん:2007/04/28(土) 17:16:12 ID:???
熊の中身はエヴァっぽいな・・・吸血鬼って野生か?
788マロン名無しさん:2007/04/28(土) 18:21:09 ID:???
イチバンタッグの話を書いた者だけど。

あの一回限りのネタがここまで話が膨張するなんて、まさにイクスパンション……。

肉ネタよりも完璧超人ネタをやっていることでしょう。
ていうかほとんど一発ネタもそればかりだし。

あと外から見てて思ったけどタッグマッチはネギロワ第3部といい、サクサクテンポ良く進むな。

熊の中身。
エヴァと茶々丸っぽいが、もしあの続きを書くとしたら私はお互い別のパートナーで考えていた。
けど中身がその通りなら、あの奇行をエヴァが受け入れるとは考えにくい。
あと意外性で氷をひねって考えるのならアキラとかいう可能性もありそう。
789マロン名無しさん:2007/04/28(土) 21:31:07 ID:???
>776
ゲーム版のマップを参考にしてみるのはどうよ

まあそんなに広くないから肉付けの必要あるけど
790マロン名無しさん:2007/04/29(日) 16:01:59 ID:???
おまいら早めに殺すクラスメイト誰になってる?
いや、わざと殺したとかじゃなくて、なんとなく展開上早期脱落になってしまうキャラ。
俺はやっぱ双子。セットにしても単発にしても死んじまうorz
791マロン名無しさん:2007/04/29(日) 16:03:28 ID:???
桜子
792マロン名無しさん:2007/04/29(日) 17:04:34 ID:???
最初のみせしめはネギ
793マロン名無しさん:2007/04/29(日) 18:35:46 ID:???
>>790
双子とさっちゃん……好きなのにこいつら目立たせる技量がないorz
桜子は中盤の死亡要因だなぁ


序盤の死に役もだけど、悪役もだいたい固定されつつあるね
初期なら真名・千雨・暴走茶々丸
超編以降は黒幕超みたいな
794マロン名無しさん:2007/04/29(日) 18:58:45 ID:???
>>793
エヴァはどうしても悪役にならないよな
795マロン名無しさん:2007/04/29(日) 19:39:02 ID:???
>>794
そういやそうだな。いつもプログラムには興味なさ気だし。

なんか今自分が書いてるやつのコンセプトだと
「結局悪いのは誰だったんだろう」
っていうような感じに終わってしまうような。
……よく分かんないっスね。
796マロン名無しさん:2007/04/29(日) 20:00:16 ID:???
795は美空
797マロン名無しさん:2007/04/29(日) 21:57:45 ID:???
7割くらい書いて途中断念したけど、その話では最初アスナ死亡でした
使えない桜子はその次
798マロン名無しさん:2007/04/29(日) 22:12:51 ID:???
>>797
俺と一緒wwwww明日菜みたいなメインは最初に殺したくなるよなwwwww
桜子も使いにくいから殺した直ぐに殺した。生存率?なんですかそれ(´・ω・`)
799マロン名無しさん:2007/04/29(日) 22:18:34 ID:???
桜子は生き残らせようとして話書けば書くほど死亡フラグが立っていく…

全ては双子&美空の壮大な悪戯だったでFA
800マロン名無しさん:2007/04/29(日) 23:00:27 ID:???
・それなりに度胸がある(主催に反抗し見せしめになりやすい&仲間かばって特攻になりやすい)
・明るいを通り越して馬鹿っぽい(発狂しやすい&わざと明るく振る舞って主催に反抗し見せしめになりやすい)
・別にそんなに強くない(本拠地乗り込んでも空気化しやすい)
・魔法の知識も機械の知識もない(反主催の中心になれない)
・単純に人気がない(チア……orz)


上記に当てはまるほど殺られやすい気がする
801マロン名無しさん:2007/04/29(日) 23:06:46 ID:???
>>800
全員死ぬじゃねえか
802マロン名無しさん:2007/04/29(日) 23:59:51 ID:???
>>801
だからみんな三回に二回は死んでるんじゃね?
803マロン名無しさん:2007/04/30(月) 00:02:55 ID:???
桜子は二日目の夜という比較的長く存命していたが、
殺される時は声を上げる暇もないほどの瞬殺というやはり不遇な扱い。
804マロン名無しさん:2007/04/30(月) 00:13:27 ID:???
>>800
条件の最後一行に意義ありなんだぜ
805マロン名無しさん:2007/04/30(月) 00:33:47 ID:???
すみません、初めて書いた短篇、駄文かもしれませんけど投下します。

雨が降る、しかし傘はささない、いやさせない。  雨に打たれながら、25番長谷川千雨は歩いてた。
「どこかに隠れないと」 そう隠れないといけない。雨からではない、敵・・・クラスメート・・・いや敵?よく解らなくなる。解らなくて当然か、この状態が普通の女子中学生には理解できるはずがない。
バトルロワイヤル・・・そう言ってた、あの変な科学者みたいなやつが。
赤、緑、青、その色の電球を奪い首輪にはめて3日後まで生きていたら家に返す。
そう言われたのが2日前、それまで家に隠れていたが、さきほど禁止エリアに指定されてしまいその家から離れないといけなくなってしまったのだ。
「あと10人か」首輪には最初に一人ひとつの電球が付いていて、首輪を付けている人が死ぬと外れるようになっている。だから殺し合っているのだ、2日前まで同じクラスで笑い合って(私は一人だったが)いたやつらが。
単純に考えて20人死ねば残りは助かる、あと2人だ。
そんな計算をしていた時に見つけてしまったのだ。大木の下で大きなハリセンを抱き締めて震えている
「神楽坂?」
806マロン名無しさん:2007/04/30(月) 01:37:15 ID:???
最初の計画では残り5人ほどになるまで誰にも会わず、電球の余りを貰う計画だった。(誰も殺したくないし、殺されたくなかった。友達もいないし。だからこれしかなかった。卑怯?うるせぇ)
しかし話かけてしまった、それほど普段と雰囲気が違っているのだ。まるで道路に捨てられたくまのぬいぐるみのような、そんな感じだ。
「千雨ちゃん?」神楽坂がこっちを見ている。
とりあえず銃を向ける、自分に苛立ちながら。
声をかけるなんて、こいつが殺る気のやつだったらどうするつもりだ!?私は!
そして首輪を見る。付いているのが一つか、青があればいいが・・・付けているのは赤と緑。
最悪だ、私は青。こいつは私を殺ればゲームをとりあえずクリアできる。
「銃・・・か」神楽坂はそう言って身動きひとつしない。いや、多分心も何も感じてなさそうだ。何があった?
「あんた、誰か殺してんだろ?二つあるし。殺されても文句ないよな?」 だがそんな疑問は後回しだ。誰も殺したくはない、でも死にたくない。だから脅す。命ごいするか、逃げてくれれば大成功だ。
「そうだよね・・・私・・・人・・・殺しちゃたんだ。」泣きながら自分の手を見てそう言っていた。
「誰を・・・殺したんだ?」後悔しているのがわかった、多分死にたがっていて・・・罪を告白したがっているのも。バカレッドだし演技はないだろう。
「・・・桜子。」
807マロン名無しさん:2007/04/30(月) 02:14:58 ID:???
くっだらねーながれになってんな
1に指摘しやがったボケはマジで出て濃いよ
倒錯のどこが悪いんだ
俺は面白けりゃいいのに
808マロン名無しさん:2007/04/30(月) 07:19:58 ID:???
>>806
ちょ、そこで終わり!?
809マロン名無しさん:2007/04/30(月) 08:17:21 ID:???
>>806
わっふる?
810マロン名無しさん:2007/04/30(月) 08:18:19 ID:???
すみません、気がついたら朝に・・・一応続きです。よければ見ていってください。
811マロン名無しさん:2007/04/30(月) 09:46:35 ID:???
17番椎名桜子、この生徒の特徴は運がいい事。
カードゲームをすれば必ずといっていいほど勝つし、賭けごとでは負けたことがない。
それはこの命を賭けたゲームでも発揮された。友達を殺すための武器、支給品はこのゲームにおいて最強で、科学者達が一番性能を調べたいモノだった。

「まってよ〜アッスナァ〜にゃははは♪」いつもの笑顔でやって来る。台詞だけならカップルの追い駆けっこだ。
「待ったら死んじゃうでしょうが!!」私は今逃げている。ハロウィンのかぼちゃのおばけみたいなモノに乗っている・・・友達から。
「もぉ〜待ってくれないなら・・・バラバラにしちゃうよん。」カシャッ、カシャッ。    ババババババババババババ
砲撃、大量の小さいミサイルが私に降り注ぐ。
「避けられない。」そう思った私は、気と魔力を合わせた。咸卦法。学園祭の最終日、高畑先生に教えてもらった最強技能。 
ドンドンドンドン
「イッタァ。」それでも爆撃だ。痛い。しかし目立った外傷はない。
「うわぁ、生きてる!?さすがバカレッド、頑丈だねぇ。」そんなレベルの話じゃないと思うけど。しかしクラスメートを簡単に射った。あの人形を壊さないと別の誰かが殺されるかもしれない。
咸卦法を全開にする。ミサイルが効かなかったんだ、大丈夫、壊せる。
「ミサイルじゃあダメかぁ、だったらコレ☆」人形が乗っていた箒が・・・刄が出てきて・・・まるで・・・
「超高速振動鎌だって、これなら切れるよねぇ♪」人形が鎌を振る。まるで広い空き地で素振りをする小学生のように、周りには沢山木が生えているのに。
ズズズズズ
逃げた。アレは無理だ。
バキバキバキ
木が倒れていく。あの鎌はヤバい。
ズシン
倒れた。刹那さんでも木は切れるが、アレは違う。本能が言っている。
「逃がさないよん☆」人形を操る、操るといっても指先に付けたリングから感情を読取り、動いているだけだが・・・
バシュバシュバシュ
足に当たった、動かない。何?コレ?
「切るのはいやだったんだけどなぁ・・・。」近づいて来る。鎌を持って、死神が。
「返り血、かかるかもしれないし・・・目の前で首が飛ぶのもなぁ・・・ミサイルならバラバラだし、あんまり現実感?がないし・・・」
まぁいいや、バイバイ!アッスナァ♪♪
声が遠くに聞こえた・・・
812マロン名無しさん:2007/04/30(月) 09:50:56 ID:???
すみません、別のマンガの武器だしました。強い武器が必要だったんで・・・本当にすみません。
813マロン名無しさん:2007/04/30(月) 12:30:41 ID:???
超高速振動鎌って…







どうみてもハセヲの鎌です。
本当に(ry
814マロン名無しさん:2007/04/30(月) 13:05:47 ID:???
「それでどうなったんだ?」25番長谷川千雨は銃を構えたまま聞いていた。気?魔法?人形?ただでさえ非現実的なのにまだあるのか?
彼女は知らなかった、クラスメートの中には裏世界の人物がいるのを、今捕まっている自分達の先生が魔法使いであるのを。
「わからないの・・・気がついたら大きな剣をにぎっていて・・・その上に桜子の首が乗っていたの・・・」こんな顔もするんだ、バカレッド。
「こんな事をするために強くなったんじゃないのに、皆を、アイツを守るために強くなったのに」
感情が・・・あらゆる悲しみが伝わってくる。
「だから殺してよ、また誰かを殺すかもしれないし・・・」けど・・・やっぱり、バカレッドはバカレッドだ。
銃を下ろし、近づいて、襟をつかむ。
「いやに決まってるだろ?バ〜カ。」顔を近付けて睨む
「私は殺しなんて罪を背負いたくないからな。だから隠れてたんだ。けどお前は私にその罪を背負わせるつもりだ。そんなの絶対いやだね。」
「じゃあ銃を貸してよ!自殺するから!」まぁそうくるよな。
「それもいやだね、私は綺麗に生きたいんだよ。ここであんたに銃を渡して自殺されても私は後悔しそうだしな。」目を見る、少し驚いているようだ。
「大体、なんですぐに死ななかったんだ?後悔してたんだろ?自殺したがるほど。」まぁ答えは・・・
「桜子が持ってたの、4つ、赤2つに緑2つ、禁止エリアだったし、死ぬ人が増えると思って。」以外と冷静だな。殺した事をアピールするために1つ首に付けてたし、人間ってそんなもんか?
「とりあえず渡したし、A-6にいるから足りなくなったら来てね!」そして首に付いているやつも外して渡しながらそういった。
笑っている。
815マロン名無しさん:2007/04/30(月) 14:11:59 ID:???
「ふざけんな!」引きづり倒した、上に乗る。
「なんで死んで、それで許されると思ってんだ?死ねば桜子に会えて謝れるとでも思ってんのか?それとも閻魔様が地獄にでも送ってくれるのか?」涙がでてくる、なんてバカだ!
「地獄があると思ってんのか?あの世があると思ってんのか?あったとしても生きているやつらには見えないからな。逃げているようにしか見えないんだよ。」
「それにな、電球を渡したことも気にいらねぇ。桜子の事直接話したやつに恩売って罪滅ぼしか?そりゃあ笑って死ねるだろうな!」
「じゃあどうすればいいのよ!どうやって桜子に謝ればいいのよ!」泣き叫んでいる。
「なんで桜子に謝るんだよ!」もっと大きな声で叫んだ。
「違うだろ?謝るやつはアイツが死んで一番悲しむアイツの家族だろ?アイツに謝るのも家族の前じゃないと意味がないだろ?」疲れる、そういえば雨に打たれっぱなしだったけ。
「今お前が死んでもな、桜子の家族に悲しみが残るだけだ。死ぬぐらいならその悲しみの捌け口ぐらいにはなってやれよ。」
ヤバい、この2日間まともな食事してないのに感情的になって叫んだから意識が・・・
ドサッ
「ちょっ千雨ちゃん?」
支給品の食糧は1日分、2日目を半分すぎている今の状態で、雨に打たれながら説教するには体力が足りなくなってあたりまえだ。
「とりあえず、移動しないと。」抱き抱える。お姫様だっこだ。ここじゃ休めない。
雨は降っていたが、空は晴れていた。  



816マロン名無しさん:2007/04/30(月) 14:12:15 ID:???
ハセヲじゃなくてからくりサーカスのジャコだと思ったんだけど…違うのか?
817マロン名無しさん:2007/04/30(月) 14:17:47 ID:???
一応続きは夜に・・・終われるかな?打ち込でるたびに文を直して、量が多くなるんです。
818マロン名無しさん:2007/05/01(火) 17:16:44 ID:???
保守
819マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:09:49 ID:???
耳元で鳴りやまない目覚ましを止めようと手を延ばすが、いつもと違う音に違和感を覚える。
刹那の物だろうか。そう思って妙に気だるい身体を起こすと、目覚ましに名前を呼ばれた。
「起きるネ、龍宮」
状況を把握するために辺りを見回すが、まるで理解が追い付かない。自分の部屋でもなければ、背中の後ろにベッドもない。
おまけに、身に纏っているのは制服だった。寝間着を忘れる程の大事が起こった記憶もない。
「起きたカ?」 超が水を差し出してくる。
「説明してくれ」 ペットボトルの水を口に含みながら、かろうじてそれだけが言葉にできた。
超は眉をひそめ、どこか困ったような顔で腕を組み、説明に苦しんでいるようだった。
私は超が説明してくれるのを待ちながら、覚めてきた頭で再び辺りを見回す。どこかの倉庫かガレージといった風貌の建物内
で、床に敷いたマットの上で寝ていたらしい。開いたシャッターからは外の景色が顔を覗かせ、舗装されていない山道が先に
続いている。やや高い位置にある小窓には、背の高い杉の木が鬱蒼と茂っていて、どうやらここは山の中腹らしい、という事
だけは分かった。気温と太陽の位置から、早朝六時頃だろうか。朝の神社の掃除には行けそうにない。
爽やか、とまではいかないが、悪い空気ではない。しかし、何か嫌な事が始まる予感がある。来るべき何かに備えるため、身
体をほぐしながら超の言葉を待った。
超は溜息を一つ吐くと、何も言わずに白黒で文字の印刷された一枚の紙を手渡してきた。
私は一通りその紙に書いてある内容を理解すると、頭の中を整理し始める。
「その、ここに書いてある“バトルロワイアル”とか“殺し合い”というのは、何かの比喩やオリエンテーリングの事か?」
「違うと思うネ」 超は床に胡座をかきながら、不機嫌そうに答えた。
その返答一つで、これからとる行動に大きな差が出てくる。出来ればそこは、否定されたくない部分ではあった。
私はもう一度、手元に書いてある内容を頭から読んだ。
820マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:11:10 ID:???
『こんにちは、麻帆良学園の生徒の皆さん。これからあなた達には、『バトルロワイアル』という名前の殺し合いをしてもら
 います。ルールは簡単。あなた達は二人一組になり、支給された武器を使って他のグループと命を奪い合います。
 その際、胸元にある勲章を奪うのを忘れないでください。これが相方の“命”になります。これがあれば、相方を救えるの
 です。もしゲームが終了しても、この勲章が無い人は死んでしまいます。ですから、絶対に無くさないよう、気を付けてく
 ださいね。
  
 そうです、お気付きの通り、このゲームは上手くいけば半分の人が生き残れるのです。
 あなたの大切な人のために。もしくは、自分自身のために。勲章をどう使うかは、あなたの自由です。頑張ってくださいね。
 
 なお、ゲーム開始後24時間経過しても死者が出ない場合、こちら側がランダムで五人、死者を選ばせていただきます』

「趣味の悪い遊びだな」
超の胸元を確認すると、麻帆良学園の校章とは別に、ペガサスの首が交差したような、趣味の悪い刺繍が施されている。
「遊びならまだヨカタけどネ」
超が床に転がっていたボストンバッグから拳銃を取り出し、投げて寄越した。
手にずしりとした重みがある。玩具やモデルガンの類ではない。
「S&W M60か」
ステンレス製の小型リボルバーでありながら.357マグナム弾が仕様できる、高威力の銃だ。
「随分と都合のいい武器が出てきたものだな」
「分からないヨ。他のクラスメートはもっといいものを持ってるかもしれないし、それにリボルバーは再装填に時間がかかる」
「余程の相手に当たらない限り、再装填の必要はない」
821マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:11:55 ID:???
とは言っても、その『余程の相手』が問題なのだ。確かに、装弾数五発では余裕を持って行動できるわけではない。
「弾は?」 手元の銃には既に弾が込められていたが、予備の弾数も重要になってくる。
「五十五発」
手元と合わせて六十発。再装填の回数は合計で十一回。
「他の武器は?」
「エエト……対人地雷三つにワイヤピン式の手榴弾が五つと、折り畳み式ナイフが一本。あとは食料が約二日分と、水四リットル」
「デザート的なものは?」
「それから……」 超が新しい紙を寄越す。
「何だまだあったのか。漢字は苦手なんだが……」

『 龍宮、超ペアへの警告
 
 魔法の使用は許可されているが、本計画への反逆などを企てる、若しくはそれに準ずる行為が発覚した場合、警告を出す。
 警告に従わない場合は、即座に首元の爆弾を作動させる。 』

「こういうのはもっと早く出してくれ」 先頃から首元に違和感はあったが、爆弾だとは聞いていない。
「呑気な事は言ってられないヨ。さっき龍宮のをちょと弄ってみたけど、簡単に外れる物ではないネ」
「お前は私を殺すつもりなのか」
「それに両手首に一つずつと、首輪に一つ、小型カメラが付いてる上、マイクで音声も拾われてるヨ」
「両手首に?」袖を捲って確認すると、確かに手首周りに黒い輪が巻かれていて、内側の膨らんだ部分には小さなレンズが
手の先を映すようにして埋まっている。
822マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:12:29 ID:???
「恐らく、筆談を防ぐためネ」
筆談だけでなく、モールス信号や、首輪を解体しようとしても、手の動きでばれてしまう。
「どうしようもないじゃないか」
「どうしようもないネ」
下手な会話は勿論、怪しい計画を立てるような筆談も無理、動作も無理。
「本気なのか? こいつらは」
「さあネ。でも我々の寝首をかくくらいの事は出来る、ってのは確かヨ」
不覚を取った、と自分を呪う。平和ボケしすぎていたのだ。
相手は姿を見せずに下準備を完成させている。臆病で慎重、その上、賢い。最も敵に回したくないタイプだ。
しかし、私はクラスメートを殺すつもりはない。戦場を見てきた私には、痛い程平和の重要さを知っている。恐らく、超もそ
うだ。暫くは一人で考えよう。そして方法を思いついたら、なんとかして超に知らせよう。そうするしかない。
「地理を確認したい。山の中腹の様だが……」
超と二人でガレージを出て、辺りを確認する。
杉林は倉庫の後方から山頂までびっしりと生えているが、山自体はそれ程高くなく、麓までは歩いて五分程で着いた。
麓から先には、雑草が生え放題の使われていない畑が広がっていて、視界を遮る物は何もない。ここでの戦闘は避けたい
ところだ。
823マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:13:25 ID:???
畑の端まで来ると、ここを管理していたのか、寂れた民家が一軒、住む者を待つのも諦めたかのように、佇んでいた。
中に入ってみるが、人の気配はしない。
恐らくゲームが始まったばかりで、皆状況を把握するのに精一杯だろう。序盤から動ける者はそうはいまい。周辺を調査する
なら今がベストだ。
「ここは水道もガスもまだ生きてるネ」 超が蛇口を捻りながら言った。
「日用品も一通り揃ってるな」
洗えば使えそうな鍋や薬缶、まだ錆びきっていない包丁も何本かある。
「腹が減ったな。朝ごはんを食べよう」
「そうネ」
湯を沸かす間、二人の間に会話はなかった。お互いにここから脱出する方法や、あらゆる状況下で起こる戦闘を想定し、これ
から起こるであろう事態に備えておかなければならない。
始まりの合図は無い。戦闘は既に始まっている。いや、私がここに連れて来られる前から始まっていたのだ。
薬缶が沸騰の合図を告げ、鞄の中から支給されたカップ麺を取り出す。
「もちっとした食感のちゃんこ」
「読まなくてもいいネ」
824マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:14:55 ID:???
初投下ですよろすくです。
825マロン名無しさん:2007/05/01(火) 23:26:37 ID:???
>>824
作者15か!?
826マロン名無しさん:2007/05/02(水) 00:06:43 ID:???
こちらこそ
よろしくです。
楽しみにしてます。
がんばってください。
827マロン名無しさん:2007/05/02(水) 00:53:31 ID:???
きたぁあぁぁぁぁぁぁぁあ!
828マロン名無しさん:2007/05/02(水) 01:28:25 ID:???
眩しい・・・嫌な光だ・・・機械的で、暖かさがまるでない。この世界は・・・アイツの世界だ、自分だけで輝いて、他の輝きは許さない。
「ハロハロー☆皆の太陽、ちうだっぴょん♪」
太陽?ちょうちんアンコウだろ、寂しいオタク達を捕まえるために輝いて、自分を満たすために利用する。「ひっどーい、それじゃああんたは・・・小判ザメ?強いサメに寄生して、守ってもらうために体のケアをして・・・」ちう、私が作ったネットアイドル。
「可哀想なアスナちゃん、サメに選ばれたばっかりに、適当な事言われて生かされて死ぬ事も出来ない。死んじゃった方が楽なのに。小判ザメは死なれると困るからって、敵や孤独から守ってもらうためにカッコいいこと並べただけなのにね。」手を顔に当てて泣いたフリをする
「自分さえよければそれでいいのくせに。千鶴ちゃんと夏美ちゃんが死んだときなんて、電球が壊れたって聞いて、『ちっ壊すなよ』なんて愚痴をこぼすし。」
うるせぇ!!精一杯叫ぶ。耳を塞ぐ。声を張り上げる。防げるわけないのに。こいつに勝てるわけないのに。
「殺しの罪を背負わせたのは自分なのにねぇ。他の皆が生きるために一生懸命に頑張った事を奪うのを正当化するし・・・誰も殺したくない?バッカみたい、最後に生き残れば結局同じだよ?」
黙らせようと手を伸ばす。届くわけないのに。だってこいつは理想だから。
「小判ザメなんて贅沢だよねぇ、何がいいかなあ・・・」輝きたいからこいつを作った。寂しくないようにこいつに頼った。
「やっぱり千雨でいいよ。暗くて地味で、口だけのくせに偉そうで。人を不幸にすることしかできないただのメガネ。」誰も理想には勝つことは出来ない。
「じゃあね地味メガネ!いつでも変わってあげるから♪」そう、私は生きる価値のないただのメガネだ。
829マロン名無しさん:2007/05/02(水) 10:27:58 ID:???
ん?作者15と短編が同時投下されてるのか?
830マロン名無しさん:2007/05/02(水) 16:13:15 ID:???
一瞬本格タッグ編キターーーーと思ったがこれどうなってんだww
>>829
やっぱり混ざってるっぽいなw
831マロン名無しさん:2007/05/02(水) 19:19:28 ID:???
>>824はちゃんと全部書きおわったのか?なんか宣言なしでいきなり投下だし
832マロン名無しさん:2007/05/02(水) 21:19:16 ID:???
短編だったんじゃね?
833マロン名無しさん:2007/05/02(水) 21:35:36 ID:???
本編投下にしても短編にしても何か一言くれると嬉しいんだぜ


834マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:20:08 ID:???
すんません!>>1読まずに投下してしまいました!
819から823が俺です。
長編は全部書ききってから投下しなきゃいけなかったんですね。
ぼちぼちと何やら投下されてるの見て勘違いしてしまいました。
迷惑かけてホントすいません。
一気に書ききってから投下というスタイルが苦手で、投下しながら進めようと思ったんですが、
ここのルールに違反してるようなので、駄目と言われれば止めます。

本編書こうとしてた人、本当にすいませんでした。
835マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:27:18 ID:???
>>834
すまんが書ききってからにしてくれ。見切り発車だと投下間隔がバラバラになりやすくてストーリーがわかり辛くなるんですよう
それに誤字脱字の確立もあがるしね。でも投下するなとは言わないよ。全部書ききってからまたおいで。全力で応援してるよん

みんなの出来れば「短編です」とかなんでもいいから一言宣言してから投下してね
836マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:42:19 ID:???
ネギまロワイヤルスレは君が作品を書き終わるのを全力で待っているッ!全力体操ー第一ッ!
837マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:48:30 ID:???
>>834
まあ、宣言無しの見切り発車で作品を投下するのはルール違反だが、
テンプレに書いてある事をよく読んで投下する分には大丈夫だよ。

とりあえず、タッグ制は面白そうなので、ぜひ最後まで書き上げて
投下前には、このスレの住人に宣言した上で投下して欲しい。
838マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:53:56 ID:???
>>835-837
了解ッス!
すんませんでした。
839マロン名無しさん:2007/05/02(水) 22:59:44 ID:???
魔法先生バトも見切りだったな。通りで誤字が多かったわけだ
840マロン名無しさん:2007/05/03(木) 00:53:08 ID:???
>>839
でも面白かったな。まぁ>>834>>838やみんな頑張ってくれ。
841マロン名無しさん:2007/05/03(木) 08:39:37 ID:???
いや〜またスレが盛り上がってきたな〜。タッグの人もみんなもガンガレ!!オレも頑張って執筆します
842マロン名無しさん:2007/05/03(木) 16:12:57 ID:???
という事は、俺は作者16か














ごめん、言ってみたかっただけorz
843マロン名無しさん:2007/05/03(木) 20:56:41 ID:???
「遅筆でキリのいい作者10にはなれなかったし、このさい好きな数字である作者16を狙うかなw推敲しまくれるww」
そう考えてた時期が俺にもありました……

作者16どころか作者20にもなれそうにねーよ
844マロン名無しさん:2007/05/03(木) 22:36:30 ID:???
他の人の見てるとやる気うpするんだけどな……
現状完璧放置プレイだぜorz

20か……頑張ろう
845マロン名無しさん:2007/05/04(金) 09:02:28 ID:???
30人頃すのにこんな時間かかるとは思わなかったぜチクショー
846マロン名無しさん:2007/05/04(金) 20:59:27 ID:???
脱出考えるのも大変だぞ

茶々丸と理系キャラに首輪から発した電波に死亡信号を混ぜさせよう!

あれ?超も葉加瀬も死ぬ展開しか浮かばないよ?

しかし空気キャラが首輪外すのもなんだし、千雨をマーダーから反主催にしよう

千雨に殺される予定だったキャラが生きてることで保護欲強い茶々丸が(ry

えぇい、殺せそうなら殺しまくっとくか!

よし、残り五人で首輪はずした!

…………このメンツだと本部に勝てなくね?

やる気\(^O^)/ナクナタ
847マロン名無しさん:2007/05/04(金) 23:09:36 ID:???
そこまで話が進んでるなら後一息ガンガレ

俺なんか第一回放送で止まってるんだから
848マロン名無しさん:2007/05/05(土) 02:58:22 ID:???
交流所に投下する用にネギまロワのエースマーダーを調べてみた
つっても立ち位置がはっきりとマーダーなものしか数えてないし、10部までしかカウントしてないんだが

真名……マーダーとして合計18人殺し
千雨……マーダーとして合計15人殺し
超………マーダーとして合計14人殺し

ふと思ったが、最近は一人あたりのスコア数が減る傾向にあるみたいやね
キャラがまんべんなく出るから嬉しいけどさ



あと、古菲この三人に殺られすぎ
849マロン名無しさん:2007/05/05(土) 03:10:31 ID:???
古菲は人を信用するいい娘なんだよ……
850マロン名無しさん:2007/05/05(土) 03:29:40 ID:???
古菲……仮にも武道四天王なのに……他の三人は活躍することが多いのにっ……!
851マロン名無しさん:2007/05/05(土) 09:19:26 ID:???
四天王で見るんじゃないバカレンジャイで見るんだ
852マロン名無しさん:2007/05/05(土) 15:06:30 ID:???
>>851
武道四天王一の不遇少女と運動部四人組一の不遇少女が揃うわけだな?

>>848
こうして見ると一人で13人も殺した6部真名の強さは異常w
853ソードマスターアスナ:2007/05/06(日) 03:20:30 ID:???
最終話 希望を胸に
アスナ「ウオオオオ! くらえ! 新必殺・音速火炎斬!」
龍宮「さあ来い神楽坂アアア! 私は実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」
ザン
龍宮「グアアアア! こ、この武道四天王の龍宮真名が…こんな小娘に…バ…バカなアアアアアア」
ドドドドド
龍宮「グアアアア」
刹那「龍宮がやられたようだな…」
楓「ニンニン…真名は四天王の中でも最弱でござる」
古「アスナごときに負けるとは四天王の面汚しアル…」
アスナ「くらええええ!」
ズサ
3人「グアアアアアアア」
アスナ「やった…ついに四天王を倒したわ…これで超さんのいるBR執行本部の扉が開かれる!!」

超「よく来たネ 明日菜サン…待っていたヨ…」
ギイイイイイイ
アスナ「こ…ここが本部だったの…! 感じる…超さんの気配を…」
超「明日菜サン…戦う前に一つ言っておくことがあるヨ 禁止エリアに入ると首輪が爆発すると思っているようだが…実は入っても問題ない」
アスナ「な 何ですって!?」
超「そして他の参加者の首輪も解除しておいた あとは私を倒すだけネ フフフ…」ゴゴゴゴ
アスナ「フ…いいわ…あたしも一つ言っておくことがあるわ この島にネギもいる気がしてたけど別にそんなことはなかったわ!」
超「そうカ」
アスナ「ウオオオいくぞオオオ!」
超「さあ来い明日菜サン!」

未完
854マロン名無しさん:2007/05/06(日) 13:31:34 ID:???
ドドドドドドドド
855マロン名無しさん:2007/05/06(日) 15:09:47 ID:M1WTtWlY
ほしゅあげ
856マロン名無しさん:2007/05/08(火) 00:34:42 ID:???
保守
857マロン名無しさん:2007/05/08(火) 07:31:07 ID:???
講義中にダラダラ書き続けてたら完成してしまった















携帯厨なのにorz
858マロン名無しさん:2007/05/08(火) 08:43:12 ID:???
さあ、早くうpするんだ
859857:2007/05/08(火) 12:10:46 ID:???
でも予約入ってるぽいし、携帯打ちメンド(ry今は見送るわ
860マロン名無しさん:2007/05/08(火) 14:19:08 ID:???
すげえ……

俺も携帯厨だから尊敬する
861マロン名無しさん:2007/05/08(火) 20:21:01 ID:???
っていうか電源がよくもったな
862マロン名無しさん:2007/05/08(火) 22:34:58 ID:???
書く→休み時間に教室の充電器に差す→授業聞きながらネタ考える→放課に携帯回収→また書く

俺はこれを繰り返してた
863マロン名無しさん:2007/05/08(火) 22:40:55 ID:???
釣り乙
864マロン名無しさん:2007/05/08(火) 22:58:18 ID:???
違うwノートに書いたんです

大学に6年いるのに講義に全然ついていけないからさ……予想外に早く完成しちゃったよ……
865マロン名無しさん:2007/05/08(火) 23:03:25 ID:???
俺もバトロワじゃないけど授業中に携帯でSS書いてたなぁ……学校のコンセントには散々世話になったぜ

>>864
ってわけで早く携帯なりPCなりに写して投下するんだ
866マロン名無しさん:2007/05/08(火) 23:24:52 ID:???
>>864
今のところ「これから投下します」って宣言してる人はいないし、
投下宣言して住民の了解を得られれば、そのまま連載できるよ。


まあ、何が言いたいのかというと、書き上がったなら早く投下汁
867マロン名無しさん:2007/05/09(水) 09:55:23 ID:???
問題点


携帯打ちだから投下スピードが極端に遅い

毎日更新は無理

それほど完成度の高い物ではない



それでもいいならやらせてもらうがいかがか
あと、適当な小説サイトを使うのはダメ?途中で保存できたりして便利なんだけど
868マロン名無しさん:2007/05/09(水) 10:29:16 ID:???
>>867
駄作だって思ってるのは今必死に書いてるみんなも一緒の思い。別に下手でもいいじゃない。投下スピード遅くたってみんな何も言わないさ。
869マロン名無しさん:2007/05/09(水) 12:27:26 ID:???
>>867
俺は昔無料レンタルで借りて来てパスかけて保存してた
携帯だと500文字だか以降切れるからメールボックス保存でSDに入れた方がいいけどな
870マロン名無しさん:2007/05/09(水) 19:56:22 ID:???
おk、じゃあとりあえず投下はさせてもらいます



次スレ待ちますか?
871マロン名無しさん:2007/05/09(水) 21:38:25 ID:???
>>870
まだ100近く残ってるからムリではないね。もし嫌ならみんなで埋め埋め合戦しようか?
872マロン名無しさん:2007/05/09(水) 22:23:28 ID:???
今週号見て、今回初登場のキャラが想像通りで、ホッとしてる。

想像と異なっていたら軌道修正大だった。
873マロン名無しさん:2007/05/09(水) 22:47:43 ID:???
じゃあいっそ次スレまで待ちます。その間に推敲させて下さい
874マロン名無しさん:2007/05/09(水) 23:21:59 ID:???
配給武器:T‐ウィルス散布ボンベ
875マロン名無しさん:2007/05/09(水) 23:56:11 ID:???
独裁スイッチ
876マロン名無しさん:2007/05/10(木) 22:22:31 ID:???
これから書きたいと思っているのだけども、一つ質問〜♪

転校もとい未来に帰った超ってロアに出さなくてもいいんでしょうか?
それとも暗黙の了解でクラスメイトは全員出さないといけないんでしょうか?

必ず出さなければいけないのであれば、構想そのものを練り直さないといけないので……
877マロン名無しさん:2007/05/10(木) 22:25:25 ID:???
それは自由でしょ。超がいなくなった後の設定の人もいればいなくなる前の設定の人もいる。
さよだってクラスメイトなのに出番がなかったりしたから気にしない
878876:2007/05/10(木) 22:32:37 ID:???
>>877
なるほど、わかりました。
879マロン名無しさん:2007/05/11(金) 17:53:51 ID:U51cSX4W
埋め
880マロン名無しさん:2007/05/11(金) 17:56:05 ID:???
埋め
881マロン名無しさん:2007/05/11(金) 18:04:31 ID:???
赤松健氏ね
882マロン名無しさん:2007/05/11(金) 20:20:46 ID:???
埋まるまで一行リレーやろうぜ

一方その頃、龍宮はこのかの連撃に防戦一方だった。
883マロン名無しさん:2007/05/11(金) 20:42:35 ID:???
>>882
いきなり無理難題www


明日菜「早すぎて弾が見えない……!」
884マロン名無しさん:2007/05/11(金) 20:49:42 ID:???
「くそっ……!アレは本当に近衛なのか!?」
「あははははは!!せっちゃんを殺した罰や!!みーんな死ぬんや!!」
大量の弾幕、それも全てが正確に標的を襲う。流石の龍宮も物陰に身を潜めるしか出来なかった。
「もう止めてこのか!こんなの刹那さんが喜ばないわよ!」
「せっちゃんが?そんなことあらへんよ♪なぁ〜せっちゃん?……うん…うん……そやな、一杯殺そうな」
885マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:15:43 ID:???
>>884の続き

>>886どうぞ

俺が思いつかなかったなんて死んでも言えないからなっ!・・・・・・あっ言っちゃった。
886マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:32:38 ID:???
「もう……止めてよ……」
木乃香の後方から声がした。振り向けばそこには桜子が立っていた。
「こんなの……虚しいよ……」
「なんやぁ……ウチとせっちゃんの邪魔する気なん?」
木乃香は不機嫌そうな口調でそう言うと桜子に銃を向けた。
「私……桜咲さんの最期を看取ったの……」
「……!!」
「桜咲さん……最期まで木乃香やクラスのこと心配してたよ?もう誰も殺しあわないで欲しいって」
「……さい」
「ねえ、いいの?桜咲さんの思いを無駄にする気?大好きだったんでしょ!?」
「うるさいうるさいうるさいうるさい!!どうせ私を油断させるための嘘なんやろ!?せっちゃん!この嘘つきにお仕置きしや!」
既に発狂している木乃香はその引き金を引いた。

「あれ?何で……何で弾が出へんの?」
引き金を引けない。空の薬莢が詰まっていたのだ。

――パアアアン!!

龍宮のデザートイーグルが火を吹くと木乃香はその場に倒れた。
887マロン名無しさん:2007/05/11(金) 23:50:29 ID:???
「これも椎名の強運のお陰……か」
物言わぬ体となった木乃香を見下ろしながら龍宮は呟いた。
「……違うよ」
「なに?」
「私……あの時見えたんだ。桜咲さんが木乃香を止めに入ったの」
「……そうか」
「きっとこれ以上あんな木乃香を見たくなかったんだと思うんだ……」
桜子は木乃香の瞼を閉じるとその場で手を合わせた。


「なあせっちゃん……」
「申し訳ありませんでした……私はもうお嬢様にお会いする顔がありません……」
「違うんや……謝るのはウチのほうや。せっちゃんにあないな姿見せて……辛かったやろなぁ……」
「お嬢様……」
「ウチを止めてくれてありがとうな。ほなな、せっちゃん……」
「どこへ行かれるのですか?」
「ウチは地獄行きや……でも後悔してへんよ?最期にせっちゃんに会えたから」
木乃香が立ち去ろうとしたとき刹那は後ろから抱きついた。
「なら一緒に行こ?私たちはずっと一緒やでこのちゃん」
「せっちゃん……うん!」

出席番号13番 近衛木乃香 死亡
888マロン名無しさん:2007/05/12(土) 01:20:27 ID:???
だがしかしここで全員に電流が走る。

ピッ ドカァァァァァァァァン!!!!!!

爆心地から眺める瞳。

ハルナ「下手だなぁみんな……欲望の開放のさせ方が下手っ……!
    脱出なんて馬鹿な真似はせずっ……大人しく殺しあったほうがいい……!
    まさかこのかにリモコン爆弾をこっそり持たせてたなんて普通気づかないわよね♪
    一気に数が減らせて……まさに……行幸っ!……コココ……カカカ……キキキ……」

龍宮真名   死亡
神楽坂明日菜 死亡
椎名桜子……   
889マロン名無しさん:2007/05/12(土) 01:27:06 ID:???
ハルナ「さぁ〜て次は誰にリモコン爆弾仕掛けようかなぁ♪」
890マロン名無しさん:2007/05/12(土) 01:36:05 ID:???
桜子「何勘違いしてるんだ」
ハルナ「ひょ?」
桜子「まだ私のターンは終わっちゃいないぜ!」
891マロン名無しさん:2007/05/12(土) 02:02:05 ID:???
桜子「ずっと私のターン!!」
892マロン名無しさん:2007/05/12(土) 02:15:18 ID:???
「さぁ!行くよ!まず一人目! ドロー!死んだクラスメイト!
 近衛木乃香を墓地に捨て! チアリーダー桜子、追加攻撃!」
「がああああああああああ!!」
「二人目ドロー! 死んだクラスメイト!」
「いやあああああああ」」
「ドロー!死んだ(ry」
893マロン名無しさん:2007/05/12(土) 02:17:35 ID:???
美砂「もうやめてっ!私たちの人気はとっくにゼロよ!」
894マロン名無しさん:2007/05/12(土) 02:23:45 ID:???
桜子「放せっ! …言え木乃香、赤松はどこだ!」
895マロン名無しさん:2007/05/12(土) 04:22:54 ID:???
美砂「わかってるでしょ?……私たちの生存率はもうとっくにゼロよ」
桜子「言ってよパル! 相棒(釘宮)はどこ!!」
896マロン名無しさん:2007/05/12(土) 15:27:05 ID:???
ハルナ「私、もうネタないから自爆するわ」
桜子「?」

ボガーン

出席番号 7番 柿崎美砂  死亡
出席番号14番 早乙女ハルナ死亡
出席番号17番 椎名桜子  死亡
897マロン名無しさん:2007/05/12(土) 15:53:50 ID:???
五月「チアがやられたみたいだね…」
葉加瀬「チアは3-Aの中でも最弱です」
超「ハルナごときに負けるとは3-Aの面汚しネ…」
夏美「くらええええ!」
ズサ
3人「グアアアアアアア」
「やった…ついに科学と肉まんグループを倒したわ…これで美空さんのいる教会の扉が開かれる!!」

美空「よく来たっスね 夏美さん…待っていたっス…」
ギイイイイイイ
夏美「こ…ここが懺悔室だったの…! 感じる…美空さんの気配を…」
美空「夏美さん…戦う前に一つ言っておくことがあるっス 禁止エリアに入ると首輪が爆発すると思っているようだが…実は入っても問題ねえっス」
夏美「な 何ですって!?」
美空「そして他の参加者の首輪も解除しておいた あとは私を倒すだけっス フフフ…」ゴゴゴゴ
夏美「フ…いいわ…あたしも一つ言っておくことがあるわ 麻帆良祭で出番があった気がしてたけど別にそんなことはなかったわ!」
美空「そうっスか」
夏美「ウオオオいくぞオオオ!」
美空「さあ来い夏美さん!」

未完
898マロン名無しさん:2007/05/12(土) 15:59:43 ID:???
オチがソードマスターかよww

チアが最弱には同意
899マロン名無しさん:2007/05/12(土) 18:01:30 ID:???
あれ?これハルナ主役サイドじゃね?
900マロン名無しさん:2007/05/12(土) 18:33:10 ID:???
>>890
ずっと俺のターンwww
901マロン名無しさん:2007/05/12(土) 18:34:18 ID:???
一方その頃、亜子は支給武器の戦車を乗り回していた。
902マロン名無しさん:2007/05/12(土) 18:34:33 ID:???
>>900
桜子ならずっとモンスターカードが出てもおかしくないwwwww
903マロン名無しさん:2007/05/12(土) 22:02:19 ID:???
あやか「サレンダーなさい……そうすれば、首輪の爆弾苦しむことなく逝けますわ……」
904マロン名無しさん:2007/05/12(土) 22:56:13 ID:???
朝倉「だが断る」
あやか「なっ!?」
朝倉「この朝倉和美が最も得意とする事は、自分で偉いと思っているやつにNOと言ってやることだよ」
さよ「朝倉さん!まさかとは思いましたがグッときました! 」
905マロン名無しさん:2007/05/13(日) 01:05:42 ID:???
バッ!!(服を脱ぐ)

美空「私はっ!!決してお前を撃たねェ!!」
906マロン名無しさん:2007/05/13(日) 01:47:23 ID:???
亜子「ほなさようなら」

ドーン!

春日美空 志望
907マロン名無しさん:2007/05/13(日) 03:32:52 ID:???
亜子「ハハハウチは最強なんやーッ!」
美空「残念……私が被弾する直前で空気化になった……今どんな気分ッスか?オラァ!」

亜子は生きようと思ってもできないので考えるのを止めた。

出席番号 4番 和泉亜子 死亡
908マロン名無しさん:2007/05/13(日) 10:48:52 ID:???
そこで問題だ!
このえぐられた胸でどうやってあの巨乳をたおすか?
3択―ひとつだけ選びなさい
答え@美少女の和美さんは突如反撃のアイデアがひらめく
A仲間がきて助けてくれる
Bたおせない。現実は非情である
909マロン名無しさん:2007/05/13(日) 13:53:04 ID:???
一方その頃、自暴自棄になったネギの手によってタカミチは貞操の危機に陥っていた
910マロン名無しさん:2007/05/13(日) 14:02:41 ID:???
ネ「ねぇいいでしょ?タカミチ……」
タ「や、やめてくれ!それ以上やると首輪を爆破するぞ?!」
ネ「あぁ……っ!いいよ、もっと僕をいじめてェ!!」
タ「ネギ君……僕は、怖いんだよ。君が…僕の理想の男性であるが故に!!」
911マロン名無しさん:2007/05/13(日) 17:36:11 ID:???
エヴァ「堕ちたものだな、タカミチ」
ネギ「師……グハッ」
エヴァ「これは幻覚だ。奴が生み出したまやかしに過ぎん」
タカミチ「……超くんか」
912マロン名無しさん:2007/05/13(日) 20:35:37 ID:???
超「フフフ…もうちょっとで面白いトコだたのに、残念ネ」
エ「くだらん」
タ「超君、次はもう5、6歳若い子で頼むよ。ネギ君くらいになるとどうも……」
超「……」
エ「……」
タ「じゃあ、幼稚園児までならOKだヨ!」
タ「下は新生児でも胎児でも構わないヨ!」
タ「僕は真剣なんだヨ!」
913マロン名無しさん:2007/05/13(日) 22:12:29 ID:???
あやか「五月蝿いですわ」
鶴の一声と同時にタカミチの顔は破裂した。
エヴァ「ほう……貴様がこのゲームに乗っているとはな」
あやか「この人は堕ちました……ただのゲス野郎の心に」
エヴァ「その言葉、そのままそっくり返せそうだな」
超「その返り血の量……さては他のクラスメイトにも手をかけたネ? 」
あやか「全員を天国に送る。自分は生き残る。両方やらなくちゃあいけないのが委員長のツライところですわ」

出席番号3番朝倉和美 死亡
914マロン名無しさん:2007/05/13(日) 22:13:27 ID:???
ごめんタカミチも死亡追加で
915マロン名無しさん:2007/05/13(日) 23:13:40 ID:???
エヴァ「クリボーを攻撃表示。ターンエンドだ」
あやか(ば、馬鹿なッ!トラップカードも伏せないでクリボーを攻撃表示だとっ!?)
あやか「トラップカードを二枚伏せ、暗黒騎士ガイアを召喚……」
あやか(ハッタリですわ……奴の手札は雑魚のはず……言うのよ、攻撃とッ)
あやか「コー……」
コーゲキ コーゲキ コーゲ(ry

超「うわぁぁっ 白眼剥いて気絶してるぅ!」
916マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:14:10 ID:???
あやか「イヒヒヒ…イヒ……イヒ…ポヘェーッイヒイヒイヒイヒイヒイヒイヒヒヒヒフヘハホヒホホホホイヒヒヒヒ
    イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒそおーれッ!みなさぁ〜ん一緒に雪広財閥プライベートビーチで遊びませんことぉー
    ビーチバレーも楽しいですしジェットスキーもスリルありますわよ〜わたくしが一番でしょうけど〜…………」

エヴァ「もしや操られているのかと思ったが、もう奴から情報を聞き出すことは出来なさそうだな」
超「しかしビビらせていいんちょに勝とうとハ……もし失敗していたかと思うとゾっとするネ」

雪広あやか 再起不能
917マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:18:56 ID:???
今の所
刹那、木乃香、龍宮、ハルナ、桜子、美砂、五月、葉加瀬、超、亜子、朝倉、タカミチ
が死亡かな?
918マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:21:06 ID:???
>>912->>916の超は幽霊なんだろうな。
残りが意外と残ってることに驚き。
919マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:25:05 ID:???
その頃アキラは必死に食人衝動を抑えていた。
「食べちゃダメだ!食べちゃ(ry」
920マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:30:37 ID:???
>>918
シックスセンスオチが待ってるわけだな!
921マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:44:23 ID:???
茶々丸「さぁ千雨さん、ともにハッキングをして首輪を解除しましょう」
千雨「だが断る」
茶々丸「……千雨さんは乗る気なのですか?」
千雨「ノウ」
茶々丸「でしたら、本部に攻撃を……」
千雨「絶対にノゥ! 私はリスクが嫌いな長谷川千雨だぜ?自らの命を賭けるだなんて出来るかよ」
茶々丸「……では、ずっとこの公衆便所に引き込もっているおつもりですか?」
千雨「YES!YES!YES!」
茶々丸「Oh MY GOD」
922マロン名無しさん:2007/05/14(月) 00:58:09 ID:???
まき絵「あ!アキラ〜探しちゃったよ〜」
ゆーな「無事だったんだね!!」
アキラ「二人とも大声出しちゃダメだよ。誰かが聞きつけたら……」
まき絵「?……ごめん」
ゆーな「まぁまぁ、行こ! 亜子を探すよ」
アキラ「わかってるよゆーな……ゆーな……ゆ、ゆ、ゆ……私ィィィのゆーなァァァァ!」
ガブゥッ!
まき絵「キャアアゆーなぁぁ!」
アキラ「WRYYYYY!!」

出席番号2番 明石裕奈 死亡
923マロン名無しさん:2007/05/14(月) 01:06:01 ID:???
アキラ「かゆ……うま……まき絵もどう?」
まき絵「夕食が裕奈〜? 嫌ッ! 裕奈は友達なんだよ…! 『人肉』なんて化け物が食べる物なんて なんだか不気味で……」

まき絵「ンまぁ〜〜い!」
924マロン名無しさん:2007/05/14(月) 01:12:53 ID:???
まき絵「この血と肉のハーモニー……例えるならネギ先生に眼鏡ってくらい相性がいいよぉ〜〜
    あ!あんな所に美空ちゃんの死体が!」
アキラ「さっ! 食事を続ケマショウカ……」

出席番号9番 春日美空 ダメ押しで死亡
925マロン名無しさん:2007/05/14(月) 01:49:00 ID:???
アキラ「でもなんで美空の死体がここにあったんだろう」
まき絵「本当だよねぇ〜・・・あれ?美空ちゃん脈あるよ?」
アキラ「本当?」
まき絵「あれ?でも・・・脈が段々無くなって・・・あはははは成るほどおおコレは私の体でしたあああいつの間にかあああ」
アキラ「知らずに自分で自分を食べちゃったんだね・・・やれやれだよ」

佐々木まき絵 死亡
926マロン名無しさん:2007/05/14(月) 02:33:53 ID:???
アキラ「ん・・・これも美味しい・・・でもなんだか苦し・・・・・・・い・・・・・」

大河内アキラ 死亡
927マロン名無しさん:2007/05/14(月) 02:41:01 ID:???
夏美「はわわ……ソードマスターのノリで美空ちゃんを気絶させてたらこんなことになっちゃうなんて……
   ごめんねみんな。私は逃げる!」
928マロン名無しさん:2007/05/14(月) 07:12:13 ID:???
那婆「あらあら、いけない娘ね」
夏美「ち、ちづ姉!ちょっとま……」
那婆「えい♪」

――ぷす

村上夏美 死亡
929マロン名無しさん:2007/05/14(月) 10:35:36 ID:???
数時間前。
刹那「この護符を身代わりにして死んだふりをしよう。」
930マロン名無しさん:2007/05/14(月) 11:49:49 ID:???
刹那「殺那……あ、間違えた……いかん、私は木乃香お嬢様を陰からお守りするためにも死んだふりをしなくてはならないのだ……」
護符『刹木乃』
刹那「うぉぉぉッ、何を書いているんだ私はッ!いかん、このちゃんの名前を頭に浮かべると何故か文字に書いてしまうッ!心を無にしろ桜咲刹那ッ!」
桜子「さっきから何騒いでるの〜?」
刹那「うわぁぁぁっ、桜子さんっ!?」
刹那(さすがに桜子さんの前じゃ書けない、か……)


【桜咲刹那 三時間後に桜子に看取られ死亡】
【紛い物式神(刹木乃・殺那) 参戦】
931マロン名無しさん:2007/05/14(月) 12:43:52 ID:???
一方その頃、関東魔法協会にて。
学園長「うぴゃぴゃ〜愉快愉快!!可愛い教え子がどんどん死んでいく!!」
明石教授「娘も死んじゃって、勃起が治まりませんよゲヘヘ」
932マロン名無しさん:2007/05/14(月) 12:56:36 ID:???
弐集院「西の会長はどうなさっているんですか?ハァハァ」
学園長「今頃は宴会でも開いとろうなぁ、木乃香死んだし。うっぴゃ〜!!」
明石教授「うっ………イクぅ!!ゲヘッゲヘッ」
933マロン名無しさん:2007/05/14(月) 12:59:53 ID:???
雪(ダメだこいつら……早くなんとかしないと……)
934マロン名無しさん:2007/05/14(月) 19:48:46 ID:???
刀子「皆さんお茶をどうぞ」
学園長「おお刀子くんすまんな!」
明石「いただきますよ……グハッ!?」
学園長「ぐわあああああああ貴様何を仕込……んだ……!?」
刀子「やはり紛い者でしたか」
神多羅木「おい刀子、お前の予想通りだ。3ーAの生徒が全員行方不明だそうだ」
刀子「おそらく学園長たちも……彼女たちと一緒なのかも」
神多羅木「急いだほうがよさそうだ。今、他の先生達にも協力してもらってる……行くぞ」
刀子「あなたは何故ここにいるの?」
雪「……」
935マロン名無しさん:2007/05/14(月) 23:06:01 ID:???
ネギ「行きましょう!あの丘から爆弾を落としたら、僕達は『反逆者』となる!」
千雨「何故だ!正気じゃあないぜッ!どういう物の考えしてるんだ!?つい一年前に出会った生徒なんぞのためにッ!私達は立て篭りながら救助を待つことが出来るんだぞッ!」
あやか「先生は…信じる者を見殺しにしてしまった…」
千雨「ああ〜〜!!先生が神楽坂を助けられなかったのも神楽坂には神楽坂の戦いがあっての事なんだ。だが私達には武器があるんだ……黙って立て篭りゃ済む話なのに。私には理解できない!!」
あやか「私も昔……見捨ててしまった……勝てる勝負をカードを信じれず……私のカードは取られてしまった……同じだ……先生と『私』は……何か……『似てる』」



ネギ「茶々丸さん、爆弾の準備を。夕映さんは周囲の警戒、風香さんはロープを……」
茶々丸「……ネギ先生、振り返ってみてください」
あやか「ネギ先生ィィィィィィィィィィ
    行きますッ!私も行くッ!行きますわよォーーーーーーッ!!私に「来るな」と命令しないでくださいーーーッ!
先生は私なんですッ!私だ!先生の心のキズは私のキズです!!」








盗聴係セルヒコ「反抗につき首輪爆破……と」

【絡繰茶々丸 首輪爆破により死亡】
【ネギ・スプリングフィールド 首輪爆破により死亡】
【ネギのいるとこだけが居場所なため協力した綾瀬夕映 首輪爆破により死亡】
【軽いノリで協力した鳴滝風香 首輪爆破により死亡】
【発狂からようやく立ち直ってた雪広あやか こんどこそ首輪爆破により死亡】
936マロン名無しさん:2007/05/15(火) 00:58:31 ID:???
こんなノリでもしっかりリレーになってるからすごいw
再起不能なあやかの空気優勝オチかと思ったらあやか死んだし、生き残りが誰か読めなくなってきたからまとめてみた

【生存生徒】
11番 釘宮 円    12番  古 菲
20番 長瀬 楓    21番 那波千鶴
23番 鳴滝史伽    25番 長谷川千雨
26番 エヴァ(ry   27番 宮崎のどか
31番 ザジ・レ(ry

【死亡】
02番 明石裕奈    03番 朝倉和美    04番 綾瀬夕映    05番 和泉亜子
06番 大河内アキラ    07番 柿崎美砂    08番 神楽坂明日菜  09番 春日美空
10番 絡繰茶々丸   13番 近衛木乃香   14番 早乙女ハルナ  15番 桜咲刹那
16番 佐々木まき絵  17番 椎名桜子    18番 龍宮真名    22番 鳴滝風香
24番 葉加瀬聡美   28番 村上夏美    29番 雪広あやか   30番 四葉五月

【その他生存】
    刀子          神多羅木        雪           セルヒコ

【その他死亡キャラ】
    高畑先生        学園長        明石教授        弐集院

【幽霊?】
01番 相坂さよ?   19番 超 鈴音?


一桁ナンバーは全滅。さりげに残り9名。内過半数は未登場w

普通に完結しそうだなw
937マロン名無しさん:2007/05/15(火) 01:11:15 ID:???
【残り】
さよ・釘宮・古・楓・千鶴・史伽・千雨・エヴァ・のどか・ザジ・紛い物式神(刹木乃・殺那)
刀子・神多羅木・雪・セルヒコ・その他先生
938マロン名無しさん:2007/05/15(火) 01:40:09 ID:???
ネギ(ここは……?)
??(ああ……すまないヨ。今……取り込み中なんでネ。どうしてもやっておきたい事があるのヨ)
ネギ(羨ましいな……僕も……どうしてもやりたい事があった……みんなと脱出したかった……
   でもダメだった……くだらない人間です。いつだって途中でダメになってしまう)
??(そんなことはないヨ……ネギ)
ネギ(なんで僕の名前を……あなたは超さん! そうだ……みんなのところに戻るんだ……)
超(ここは終点ヨ。もう戻ることは出来ない……)
  
のどか「バカなッ!バカなッ!!そんなバカなッ!早く治してくださいエヴァさんッ!蹴り入れますよ!!」
エヴァ「一瞬だ――――首輪爆破であっという間にやられている。遅かった……ぼうやともあろう者が……
 なぜこれほどまでに墓穴を掘ってしまうとは……」
のどか「何言ってるんですかエヴァさん!ネギ先生たちは今目覚める途中ですって!回復に時間がかかってるだけ……」
エヴァ「くどいぞッ!お前は周囲をいどのえにっきで警戒しろ! 私たちは先へ行かなくてはならない」
のどか「エヴァさん!あなたが手抜きしてるんじゃあないんですかこの野郎ッ!蘇らせてくださいッ!根性入れて……」
エヴァ「もう……やめろ」
のどか「ここにおいてくんですかァァァァネギ先生たちをおいてくんですかァァァァァァァァ」
エヴァ「これは命令だ宮崎のどか。ぼうや達も覚悟の上こうなったのだッ!」 
のどか「おいてくなんて私はイヤだよおおおおおォォォォ」
エヴァ「ぼうやは……アイツらに任せておくんだ。私たちは私たちがすべき事をするんだッ!」


超(ネギ……おまえは立派にやったのだヨ。そう、私が誇りに思うくらい立派にネ……)
さよ(後は貴方の遺志を受け取った皆さんがなんとかしてくれますよ)
ネギ(さよさん!)
さよ(行きましょう、朝倉さん達が待ってます。
   ネギ先生……大切なのは脱出に向かおうとする意志。大切なのは……そこなんですから)
ネギ(……はい。エヴァさん、のどかさん、みんな……後はよろしくお願いします)

出席番号1番 相坂さよ 完全成仏   
出席番号19番 超鈴音  完全成仏
ネギ・スプリングフィールド 完全成仏
939マロン名無しさん:2007/05/15(火) 01:47:40 ID:???
>蹴り入れますよ!!
歯磨き粉吹いたwww
940マロン名無しさん:2007/05/15(火) 02:05:39 ID:???
刹木乃・殺那「さて……式紙の私に何が出来るか?」
ザジ「……」
刹木乃・殺那「うひゃあ! あ、あなたは確かザじゅ」
ザジ「……タベチャッタ」

式紙 刹木乃・殺那 捕食されて死亡(消滅)
941マロン名無しさん:2007/05/15(火) 04:08:50 ID:???
ザジ「……首輪の吸収も終わった……帰る……」
史伽「ま、待ってザジさん!まだ皆が…ッ!!」
ザジ「……一度に吸収できるのは、一人だけ……あなた一人」
史伽「う…じゃあ、いいです!私を元に戻して下さい!」
ザジ「……それで、いいの……?」
942マロン名無しさん:2007/05/15(火) 07:23:11 ID:???
ザジ「どうしよっかな〜・・・ よし、かわいそうだから外してやるよ」
史伽「ほんとですか!?」
ザジ「やっぱやーめたっと! んなわけないだろぉ〜 今はバトロワ中だぜぇ〜主催者に見つかるから早く戻れよ!」
史伽「うわあああああ!!」
円「なんてことを……」
史伽「覚悟しろよ!このピエロ野郎!」
943マロン名無しさん:2007/05/15(火) 08:03:08 ID:???
円「もういい加減にしてよ!じゃないと…自殺するよ?!」
史伽「じ、じゃあ私も自殺します!」
ザジ「…私は帰るよ……」円「じゃあ……覚悟はいい?史伽」
史伽「ちょっと恐いけど、うん、頑張ります」
???「―待たせたね」
ザジ「あ、あなたは?」
クウネル「もう大丈夫だ…私が、君達を救う!!」
円&史伽「お兄様!!」
ザジ「……分が悪い……おいで」
ヘルマン「御呼びですか、お嬢様」
944マロン名無しさん:2007/05/15(火) 08:18:42 ID:???
クウネル「そんな老悪魔ごときに、私の拳が防げるかァー!!」
ヘルマン「お嬢様、いかがいたしましょう」
ザジ「…貴方は下がってなさい」
円「史伽!!今のうちに逃げるよ!」
史伽「いいえ、今のうちに自殺しましょう!」
クウネル「我が重力魔法の前に平伏すがいい!エターナルフォース…」
ザジ「何ッ…ザラキ!」
円「イヤァァァァァ!!」
史伽「イヤァァァァァ!!」
クウネル「うぉっ危ね…」
945マロン名無しさん:2007/05/15(火) 08:23:30 ID:???
クウネル「私の重力魔法は108キロまであるぞ」
史伽「あんまたいしたことないね」
946マロン名無しさん:2007/05/15(火) 08:28:36 ID:???
クウネル「流石お嬢様、私どもに出来ないことを平然とやってのける!」
ザジ「……まだやる気?」クウネル「お見それしました!貴女様の家来にしてください!」
ザジ「じゃ……吸収してあげる」
ヘルマン「えぇ?!いいなー」
クウネル「あぁぁ…なんだか…気持ちいい……」
ザジネル「うん、悪くないわ」
ヘルマン「この調子で他の奴らもやっちまいましょうよ!!」
ザジネル「私が…神だ…」
947マロン名無しさん
ヘルマン「流石お嬢様!私達に出来ないことを平然とやってのける!!」
ザジ「まだ……やる気?」
クウネル「お見それしました!貴女様の家来にして下さい!」
ザジ「じゃ……吸収してあげる……」
ヘルマン「えぇー、いいなー」
クウネル「おっ…これは……何だか気持ちいい……」
ザジ「ゴクン」
ザジネル「……うん、悪くない」
ヘルマン「この調子で他の奴らもやっちまいましょうよ!!」
ザジネル「私が……神、だ……」