1 :
名無し物書き@推敲中? :
2005/10/06(木) 20:45:45 全スレに書き込めないので立てました。
■投稿する人へ ・あなたが書いた文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行ないます。基本的な投稿は 小説ですが、論説文やエッセイなどもOKです。掲示板にコピー&ペーストするのが一番 よいですが、自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり。 ・投稿する前に読みかえしましょう。痛い間違いは投稿後に修正できません。 ・もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。 目についたものから批評していくので、見落としもあります。 ・辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの傾向の相性が 悪かったのかもしれません。でも、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるという ことを心にとめておいてください。 ※※ 最近晒しやいたずら目的で本人を騙ってHPアドレスを載せる輩が増えてます。 HP掲載の文章の批評を希望する人はそのページ、もしくは自BBSに<2ちゃんにて批評依頼中> と入れてください。クリックして見れる『隠し』でもかまいません。 ■批評する人へ ・批評への参加は自由です。 ・当スレは投稿者を育てるのが目的なので、良い所と悪い所を具体的に挙げて、できるだけ 投稿者が納得する形で批評してあげてください。
※原稿入力時の約束事テンプレート ○段落の行頭は一字下げる ○……三点リーダーは基本的に2個で1セット。なお「・」(中黒)は使用不可 ○読点は「、」 句点は「。」を使用 ○セリフをくくるカギカッコの最初の 「 は行頭一字下げない ○「 」カギカッコ内最後の句点は省略する -------------------------------------------------- 投稿者および批評者は、トリップをつけた コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。 偽物を気にしないなら無しでもあり。 トリップの付け方 名前欄に記入した名前の横に、#@@@@と入力する。 @には任意の数字が入る。つまり、4桁の数字が入る。 これはコテハンの偽物として出没する荒らし対策 としてである。これで個人認証がつく。
4 :
輝き2 :2005/10/06(木) 20:50:38
一週間後。再び僕は書店にいった。 今度はただの気まぐれで立ち読みでもしようと思っただけだ。 何気なく「ハッピーバースデー」を読んでいると、背後から聞き覚えのある声がした。 「あの……」 振り向くと、一週間前の清楚な女性だった。 今日も白のロングスカートにピンク色のモヘアセーターを合わせている。 彼女は言った。 「また会いましたね。お会いできて嬉しいです。私、瞳と言います。水谷瞳と言います」 「……僕は小泉誠二。今日も本を買いにきたんですか?」 僕は瞳の態度に少し不安を感じた。彼女の口調はどこか粘着質だった。 「いいえ。違うんです。貴方に会いにきたんです。 この一週間、毎日、この書店で貴方を探していました。 どうして貴方は現れないのか、どうして私の気持ちを理解してくれないのか、 どうして私はこんなにも胸が痛いのか、ずっと悩んでいたんです。 実は、一週間前に貴方に声をかける以前から、ずっと貴方の事を見ていました。 遠くから熱い視線を送ったり、時には近寄って、貴方の首筋をうっとりと眺めたり……。 そして家に帰ったら、貴方に抱かれる事を想像しながら自慰行為を繰り返して。 何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も」 不気味に思えてきた。薄ら寒い。この女はいかれているのか?
5 :
輝き3 :2005/10/06(木) 20:51:56
「あの、すいませんが僕、帰ります」 「待って下さい。私は貴方の事が好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで、たまらないんです。貴方の事を考えると夜も眠れないんです。だからずっと起きていて、貴方のヌードの絵を描いたりして時間を潰すんです。私の想いは百人分の想いなんです」 僕は気分が悪くなった。吐き気をもよおす。瞳は僕の腕を掴んだ。それを振りほどいて、僕は逃げ出した。書店を後にし、全速力で歩道を走っていく。交差点で赤信号に邪魔された。瞳が近付いてくる。 「待って、待って、まって、まち」 奇声を発しながら駆け足で追いかけてくる。僕は震えた。あと数秒で捕まる、と思った瞬間、信号が青に変わった。僕は振り向かずに逃げた。振り向くのが怖かった。 自宅に到着。何とか逃げ切れたようだ。僕はベッドに倒れ込んだ。あまりの疲労で、食事も入浴もせずに深い眠りに落ちていった。
6 :
輝き4 :2005/10/06(木) 20:52:55
翌日。朝目覚めると、顔の上に湿った異物があった。違和感があった。それは髪の毛だった。女性の髪の毛だった。振り払って、飛び起きる。隣に瞳が寝ていた。いや、起きている。目はうっすらと開いている。歪んだ微笑を浮かべている。 「おはよう。ずっと見てたのよ。さあ、私を愛して」 瞳は僕を押さえ付けて服を脱がせようとする。僕は必死で抵抗した。こんな女に犯されるのは死んでも嫌だ。 瞳はねっとりとした舌で僕の唇をなめた。肉の腐ったような匂いがした。僕は反射的に瞳の顔面を殴った。もはや僕は正常でいられなくなった。 「死ね」 そう叫びながら、憑かれたように瞳を殴り続けた。何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。 「私が死んでも、私はいなくならないわ。貴方への愛は永遠よ」 瞳は薄ら笑いを浮かべてそう呟いてから、事切れた。左胸に触れてみる。心臓は止まっていた。しかし。
7 :
輝き5 :2005/10/06(木) 20:54:31
安堵したのも束の間。信じられない出来事が起こった。部屋のドアが開き、女性が入ってきた。白のロングスカートにピンク色のモヘアセーターを合わせている。瞳だ。 一人、また一人、と連鎖的に瞳は侵入してくる。やがて部屋は無数の瞳でごった返した。僕は呆然とする。瞳たちは声をそろえて言った。 「まだまだ私は現れ続けるわ。貴方に殺された私と合わせて、水谷瞳は百人いるのよ。言ったでしょう。私の想いは百人分の想いだと」 僕は確かに一人の瞳を殺した。だが九十九人の瞳は生きている。彼女たちの目的は何なのだろうか。 虚ろな目をした瞳たちは僕の心を見透かしたように歪んだ微笑を浮かべ、こう言った。 「ただ貴方の側で生きたいだけよ」 僕は永遠に瞳の奴隷になる定めなのだろうか。絶望という言葉でさえ、今の気持ちを表せない。確かなのはただ一つ。僕も瞳たちも生きているという事だ。それは苦悩であり、また同時に輝きでもある。 高潔さに代わる新たな価値観が見つかった。それは輝きだ。命の輝きだ。
8 :
輝き :2005/10/06(木) 20:56:50
以上です。酷評よろしくお願いします。
>8 まずは、ご都合主義の展開ですね。といっておこう。 作者の脳内での、世界の展開はしているのだろうが、読者には、スンナリ入ってこない。つまり、「読者に与えるべき情報」は何か、もっとよく練りなさいという事だ 主人公の心理が分かりにくい。また、女性の行動の不可解さの謎を読者に晒せ。と同意だ 俺は一生懸命、アドヴァイスをしてやりたいが、書くのが時間の無駄に感じてきた とりあえず本を読め。そうだな、絵本でもライトノベルでもいい。活字を読め そして、気に入ったものは前文書き写してみろ。手書きで。その意味は言わないが、かならずお前のためになる 一応、お奨めは、菊池秀行氏の作品だ。300冊以上氏は書いている。古本屋で100円で手に入る。片端から読んで、感銘を受けな あと、大塚英二さんの「キャラクター小説の作り方」と「物語の体操」という本を読め 出版社とかは自分で調べろ。読むのが嫌だと思うな。読め。テメェはまずそこから始めろ。読めば、こんなすばらしい本があったのかと公開する。 大塚氏の2冊は小説の書き方の本だ。 こんなもの読む価値は皆無だと思うテメェがいるなら。俺はこう言おう 文章が書きたいだけなら、てめえ一人でシコシコかいて、自己満足に浸って金庫にでもしまっておけ ついでに、脳内でここにカキコしたことにして絶賛を受けた妄想をして、自分に都合のいいレスばかりがきたと思え 人に見せようとしたこと「だけ」は褒めといてやる まず、これ書いてるテメェの脳のネジ締めなおすかして出直して来い とな
17 :
小泉誠二 ◆dBKO6o45OY :2005/10/06(木) 21:15:19
>「読者に与えるべき情報」は何か、もっとよく練りなさいという事だ 分かりました。 >主人公の心理が分かりにくい。 確かにそういう部分はあるかもしれませんね。 >人に見せようとしたこと「だけ」は褒めといてやる ありがとうございます。
18 :
小泉誠二 ◆dBKO6o45OY :2005/10/06(木) 21:17:39
書き写しは多少やっています。 でもまだ修行が足りないという事ですね。
19 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/06(木) 21:23:54
酷評お願いします。 --------------------------- 坂の底に霧が溜まっている。 周囲から一段低い地形が澱んだ凪を作っているせいだ。 その霧の中から甲高い響きが聞こえてくる。 錆びた金属の軋む音だ。不調和な音が不快にこだまし、周囲の地形に反射している。 葉月はこの音が嫌いだった。 子供のころからだ。 軋みの元はわかっている。坂の下にある公園のブランコだ。あの古いブランコは、 人が誰もいないときに風に揺れてこのように陰気な音を立てる。きっとあれは、使う 者がいないことを恨んでないているのだ。 事実、ここほど誰もいない公園も珍しい。 この公園で遊ぶ子供見たためしがない。 葉月自身も、近くに住みながら、ここで遊んだことはないのだ。 理由もわかる。憂鬱になるのだ、この場所は。公園の砂場から辺りを眺めると、四 方を囲む坂が頭上からを嘲笑しているかのような錯覚に陥ることがある。後から聞い た話では、長い間空き地で、住宅街にありながら不思議と人の住み着かない場所だっ たということだった。それもそうだろう。このような暗がりのような土地に住みたい という人間がいるとは思えない。 多分、公園などというものはこういう場所に作られるのだ。住民が避けるような所 であるから、せめて表面だけでも糊塗しようと、陽気な施設を作ってみせる。けれど、 そうしたところで、本質は何も変わらず、結局誰も寄り付かなくなるのだ。そして、 無機質の設備は新品のまま寂れ、それが余計に人の訪れを拒んでゆく。 軽く深呼吸をして、葉月は坂を下り始めた。小さな頃はこの場所が怖く、特に夕暮 れ時などは遠回りして家に帰ったものだった。今でもその気持ちにさほどの変化はな いが、しかし、十六にもなってそんなことも言っていられない。
20 :
19 :2005/10/06(木) 21:25:07
衣替えの済んだ半袖の制服から露出した腕を抱く。もともと日当たりのよくない、 薄寒い場所だが、今は特に梅雨寒の冷気が肌に染み込むようだった。 遠くからは、クラクションが響き、続いて水をはねる音が聞こえてきた。 徐々に高くなってゆく周囲を眺めながら、雨に濡れたアスファルトに足をとられな いように注意しながら歩く。 やがて、下り続けていた道が平坦になった。 微かに動く霧の向こうに延々と続くかと思われる坂が見渡せる。 ふと立ち止まり気が付くと、公園の門の前に葉月はいた。コンクリートの無骨な門 柱に、公園の名称が掘ってあるが、磨耗と汚れで文字が判然としない。霧と暗がりで はっきりしない奥まった空間からは、先ほどと同じ例の音が流れてくる。 どうしてそんな気になったのかはわからない。 しかし、葉月はこの音の元を確かめようと思った。 好奇心から来た行動ではない。わきあがった不安のせいであった。 それは、流れてくる軋みが妙に生々しかったせいだったかもしれない。 頬にまとわりつく霧を手の甲でぬぐいながら門を抜ける。 錆びた鉄棒から雨が滴り落ちている。 小刻みな軋みは、延々と澱んだ静寂の中に響いてゆく。 その中に違和感があった。 微かに聞こえたのは、人の声のようだった。 歌声だ。酷く優しい。そして、ぞっとするほどに寂しい声だった。 (子守り歌・・・・・・) 身体の芯から湧く寒気に震えながら、葉月は霧雨の中に揺れる人影を見た。 まだ若い女がそこにいた。 もう何年もここで雨に打たれているのかと錯覚しそうなほどに濡れそぼっている。 蒼白な顔に付着した髪が、やけに黒い。焦点を失った両眼は何も見ていないようだっ た。 不意に歌声がとまった。 間を置いて、血の気の失せた唇が震えるように動く。 その呟きを聞き取ることはできなかった。しかし、何と言ったのかはわかった。 「ごめんね・・・・・・」 霧はその冷たさを増したようだった。
21 :
19 :2005/10/06(木) 21:29:09
>>18 修行が足らんねえ。内容もなんか読んでて腹立ったし。
19-20は俺がハードディスクの肥やしにしている作品の冒頭部分。
恥ずかしながら、駄文を今回初公開。
「書いたら見て見て君」やってないで、大量に死蔵する覚悟で書きな。
自ら駄文と言って晒した
>>21 に敬意を表したい。
これを晒すには勇気がいると思う。
では次の方どうぞ
>>21 作品全部を見てみたい。前文を読んだ感想だと、続きを読みたいとはあまり思わなかった。興味はわかない。幾らか書きなれているのだろうか。の印象を持つ
ちなみに、全文晒すのであれば俺は読むだろう。前文で興味がわかないが、全部読むと楽しい作品は多いから、全文読みたいものだ
公園の立地条件の話を挟んであり、それがこの物語が暗い物語であるという暗示をかけている部分はベターで良い(←褒めてます)
>>18 よりは面白いし、駄文と言うほど謙遜する文章ではない(このスレであれば)
とはいえ、折角晒すのであるならば、「駄文」などマイナス印象を与える言葉はあまり使わないほうがいいと思う
その後に、「それでも当時は凄く頑張って書いた」などの一文があると好印象に変わるが
とりあえず、俺も物書きがしたくなってきた。ここに晒すほど技量のある作品はまだ書けないが
>4-8 冒頭の自己言及的な前置きに加えて、 遭って話しかけただけで惚れられる、なんて都合のいい展開、 ナルシズムで息が詰まりそうに感じました。 多分、瞳というのはある種自己愛を形にしたもので、 その酷い自己愛に、自分が苦しんでいる、、、 という話ならまだ読めるのですが、 皮肉るようなそういう外から見るような視点が欲しい。 この話なら、瞳の側から書いたほうが面白いだろうと思った。 百人になって思い人を愛する主人公なんて素敵じゃないですか!
25 :
19 :2005/10/06(木) 21:50:55
>>23 誉めてくれてありがとう。まぁ、書いている当時はとうぜん真面目に書いては
いたよ。ただ、出来が悪いのは事実だから。冒頭としてのインパクトがいまいち。
26 :
23 :2005/10/06(木) 22:09:06
>>25 冒頭でインパクトを与えるのは難しいと思う
トンネルを抜けるとそこは雪国だった
吾輩は猫である
今でこそ有名な序文で、一般教養を経た(つまりほとんどの)人間なら知っているであろう冒頭
ただ、何も(この物語の事を)知らずに果たしてインパクトがあるかと言われれば、ない。と俺は思う
この物語(全文)が素晴らしい物であるから、今でこそインパクトのある冒頭なのではないかと思う
冒頭にインパクトはいらない。強いて言うならば、読者を引き込む魔力があればいいと思う
この魔力を冒頭のインパクトと呼ぶなら、インパクトはないと言える
ただ、この魔力は中々宿らないものだと思う。プロゴルファーがゴルフで18ホールやれば、全ホール満足行く結果が出ないのと同じで。
それに、例えひきこめなくとも、買った本ならば「まぁ最後まで読んでやるか」という気持ちになるので
冒頭にインパクトを持ってこなくても、物語が面白ければいいとも思う
こういう場でも、全文晒せば全部読もうと思う人は出てくると思う。
木を見て森を評価することは不可能であるし、評価する者、できる者は超能力者か愚か者のどちらかだ。つまり大差ない者供
偉そうな事書いて御免なさい。自分の方が文章下手だ…。このレスが叩かれても文句は言いません(よほど腹が立たなければ)
投下OKですか?
OKだと思いますよ 私が即レスしましょか?
思考を何処かに飛ばしてしまうという事。それは現実逃避になるのだろうか。 ボールペンを机の上で転がしながら、私はその事を考えていた 「亦うれしかんばらずや……ここはテストにでるからなー」 聞き取りにくい立花先生のしゃがれ声と皆がペンを走らせる音を耳に入れて、何故だか泣きたい気持ちになった。 今この場で絶叫しながら白目を剥いて椅子を窓から投げ捨てれば、胃のあたりが少しだけスッキリするのだろうが、 生憎私には15年間積み重ねた社会性をプラマイゼロ、いや差し引いてマイナスにする覚悟は無いようだ。 我ながら情けない。しかしながら何故にこんなにも情けないのだろう。 もしかしたら私は判断力と決断力が人並み以下なのかもしれない、 そういえばドンキホーテの100円自動販売機の前で何を買おうか15分立ち往生した事がある。
私の情けなさボルテージはここから来ているのだろうか。 まあどうでもいいや。 立花先生が板書へと向かっていく。立花先生のズボンのチャックが開いている。社会の窓が全開だ。 そう言えば社会の窓が何故「社会の窓」と呼ばれる所以をちょっと考えてみたが、どうせ仕様も無い事だろうからやめた。 そんな思想を垂れ流しながら私は頬杖をついて窓の外を見る。 頭を使う事が授業から離れて行くほど私の右脳は活性化されているように思う 確証はないけど何故か何となくそんな感じがした さあ、次は、悠悠自適に浮かぶ雲が何に見えるか考えようか。 酷評お願い致します。
>>30 スミマセン。なんだか変な文章を書いてしまいました・・・
思考がスラスラと流れていく。ということは分かります。そしてそれを書いてるのも分かりますが、それ以外のことが分かりません
その流れる思考の必然性が分かりません。
その必然性とは、思考が流れる事により、それを読ませることで読者に何を感じさせたいのか。ということにあたり
その為に、この情報(流れる思考の一つ一つ)達には必然性がある筈です。
それなのに、この思考達は密でなく、ほんの薄皮一枚ですら繋がってない様に感じました。
思考とは必然ではなく、自然と言うか意思とはなんら関係のない方向に流れるものですから、思考をありのまま書くのであればこれ以上のことは書かなくてもいいのですが
これは、単なる思考ではなく、作者が読者になんらかのメッセージを送るための、「思考に見せた(似せた)文章」なのですから、流れる思考の中に作者の意図が含まれているはずです
しかし、私の読解力が足りないのか、作者の意図として何故こう思考が流れていくのかが分かりませんでした
最終的にこれらが統合されて(つまりほとんどが伏線として)一つの何かの考え、答えが生まれるでもなし
ダラダラした思考(文章)が流れて糸冬了では、読んでふぅんとしか感じません
何を作者が表現したいのかが伝わってこないです。本来ならそれは読者が見つけることであり、
作者はそういうものをしゃべらなくて良い筈ではあるのですが、説明をして下さると嬉しいです
>>29-30 どこが悪いっていうか、とにかく散文的にすぎる。文字通り「面白みがない」
33 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/07(金) 01:59:54
前スレ、誘導確認してから投稿してほしかったお(^ω^;)
返信が遅れてしまって申し訳ありませんでした。
怠惰な授業の一場面を書いたつもりでした。
……確かに今読み返してみると「私」の思考の間の繋がりが無い。
作者の意図としては、面白みのない日常の中で、「私」が見た日常、ただ流れていくだけの思考。
それを書いたのですが……
>>32 氏が仰る通り日常よりも文章の方に面白みが無いと言う言葉は的を射てらっしゃる
今回の反省点を念頭に入れもっと本を読んでまたリベンジしたいと思います。
その時はまたお相手してくださると嬉しいです、ご指摘ありがとうございました
37 :
高二太郎 :2005/10/08(土) 15:10:21
私はもうすっかり日が暮れてしまったのに気付いた。 少しばかり腹がすいていたが、道子がいないのでどうする事も出来なかった。 仕様がないのでカーテンを閉め、いつものノートを開いた。 チリチリと電灯の光がゆれ、私の書いた字がまるで他人の物のように見えた。 その瞬間、私は自分というものがすっかり消えてなくなってしまったように感じた。 それは大学をやめてから、幾度となく経験したものであった。 なにも書く気にはなれなかった。 いよいよする事がなくなった私は、部屋を出て寝室へと向かった。 ムッとした空気がこもっていたので、二つある窓を少しだけ開けた。 私は長い間通りを眺めていた。 何回か自転車がライトを光らせて通っただけで、別段変わったものも見られなかった。 時計を見ると十時を回っていた。 私は布団に潜り込み、電気を消した。 青白く残った電灯の光をしばらく見続けていたが、それが消える前に目を閉じてしまった。
38 :
高二太郎 :2005/10/08(土) 15:12:21
初めて投稿するものです。 何かありましたら、よろしくお願いします。
39 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/08(土) 17:21:44
>>38 もし叩かれたとしてもくじけるなよ。
最近批評が厳しいからな。
>>38 とりあえず、「私」がノートを書いてる理由が明らかにされないまま終わっていたり、道子って誰?
↑などは読者の想像にお任せということ?
道子=妻(同棲者)だろうか?という推測が経つがもしかしたら死んでしまったのかもしれないという推測もできるし、
続きがあるなら書く、晒すべきだと思う
この文章は小説の冒頭? 中途? 全文? 何?
結局、「読者に伝えるべき情報不足の文章」→糸冬了 では
感想文も批評も書けない
という感想文を書いてみる
ちなみに、デスノ板(ィ反)見た後に来たから、デスノート書いてる火口が思い浮かんだ
>>37 小説の一部分として見た場合、
>>40 の批評はもっともだと思う。小説として評価は難しい。
まあ、それはさておいて、ともかく投稿された文章だけで判断すると、
寂漠とした雰囲気は伝わってきた。
作者が効果を意識して書いたのなら、以下の描写は効果的だと思う。
>日が暮れて
>チリチリと電灯の光がゆれ
>何回か自転車がライトを光らせて通っただけで
>青白く残った電灯の光
あと、これは伏線なのかな?
>私は自分というものがすっかり消えてなくなってしまったように感じた。
頑張ってみろよ、というだけの価値がある投稿です。
42 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/09(日) 00:32:45
今日、(10月9日)午前8時5分からNHK教育の 「課外授業ようこそ先輩」で直木賞作家の角田光代が 小学生に小説創作の指導をする。 ぜひとも、みるべし!
43 :
僕くん ◆aKQSDmqgUo :2005/10/09(日) 00:44:09
僕について 1/2 僕は太っている。二十三歳にしてめでたく体重120キロの大台に乗った。 今、それをネタに友達を増やしている。 僕は目が悪い。お金をケチって分厚いレンズのメガネをかけている。 たいして親しくない人からは「あなた、勉強できそうね」と煽てられ、 肉親や親しい友人からは「おまえはゲームのやりすぎだ」と叱られる。 もちろん正しいことを言っているのは後者だ。 僕はブタッ鼻だ。艶やかな肌を持っていた学生時代は、そんな鼻すら愛らしく見えて、 とくにコンプレックスを持たなかったが、成人になり、日々の仕事で疲れきった顔を、 鏡になった夜の電車の窓で見るとあまりに醜くて、思わず鼻を隠すように触るようになった。 そのせいで、鼻が荒れて臭くなった。 僕は空想家と夢想家だ。シャワーを浴びているときは「今から、毎日清潔な生活を送り、モテる男になろう」と空想し、 夜、布団に入ると、あふれるほどの天才的なアイディアが沸き、自分は特別な人間だと夢想する。 朝、寝坊して歯磨きを忘れ、会社の会議では何の提案も言えないまま五年が経った。 僕は童貞だ。中学生のときは、「おまえ、童貞だろ」なんて単刀直入に友達から言われて、 照れ笑いを混ぜて、「うん、童貞だけど、キスはしたことあるよ」なんて嘘をついてごまかしてきたけど、 成人になると、そんな単刀直入には言われず、「結婚してないの?」とか「恋人いるの?」なんて遠回しに童貞チェックをされて、 NOなんて答えようものなら、イケメンならまだしも、ブサメンな僕の場合、 「あ、こいつ童貞だな」なんて心の声が聞こえてくるから耐えられない。 以上、第一回「僕について」の報告を終える。
44 :
僕くん ◆aKQSDmqgUo :2005/10/09(日) 00:49:36
酷評お願いいたします。 「1/2」というのは関係ありません。無視してください。
>>44 とりあえず、デブと馬鹿に本能的に嫌悪感を覚える私は不快感を覚えました
作者の意図が、読者に嫌悪感を抱かせる事であればよろしいかと
あと、「友達を増やしている。」と冒頭にあるなら、その例や友達の描写などをいれるべきだと思います
>朝、寝坊して歯磨きを忘れ、会社の会議では何の提案も言えないまま五年が経った。
微妙に、↑までが引っかかります。会社の〜なら大丈夫かと
文章については「僕は○○だ」ばかりでもう少し変化をつけるとよいと思います
あと、「僕」が何故「報告」と称するものを書くのかは興味がわきます。
例えば、誰かに依頼されてこれを書いているとかだと面白いと思います。例えば、人間更正プログラムとかいう企画に巻き込まれたとか
「僕」がこれを書いている理由如何によって、これは面白くなるかと思います
まぁ、これが単なる「僕」の自己満足な日記だとしたら、第2回を読みたいとは微塵も感じませんし、違うものを書いたほうがよろしいかと
一般的な変人の日記を読んでもなんら面白みは感じませんから
↑一般的でない変人の例は、「アルジャーノンに花束を」の主人公。(つまりフィクションの世界で変人といわれている人達)
まぁ、そんなところです
ところで、これ書いてて考えたんですけど「ジキル博士の手記」なんてミステリーを書いてみると面白いかも。
誰か創作意欲のある方いません?
今更だけど
>>26 ○国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
×トンネルを抜けるとそこは雪国だった
どういうわけか「そこは」って覚えてる人結構多い
47 :
高二太郎 :2005/10/09(日) 22:33:41
>>39-41 レスありがとうございます。
これは暗夜行路14章のような位置付けで書いているものです。
意図的に〜たで終らせる文書にしていたのですが、読み返してみると少し詰まる印象を受けたので投稿してみました。
「それは大体において意味のないことなんだ。」 彼はマグカップを手の平で興味深そうになで回しながら言う。まるでその形を体に記憶させようとするみたいに。 「大体において、意味のないこと。」 僕はほとんど反射的に、その言葉を繰り返した。 彼は手を休めると、少し顔をあげて僕を見つめる。妙に鮮やかな青い瞳が、何だか落ち着かない。さっきまで黒かったはずなのに。 時々僕は、彼の姿を思い浮かべる事が出来なくなる。 昨日まで机の上にあったはずのハサミみたいに、それはふっと僕の頭から消え去っている。 そして僕が彼の存在を忘れ去り、探すのをやめてしまったとき、彼は僕の前にひょっこりと顔を表す。机においてあった、それみたいに。 僕はまるで小学生がやるみたいに、座ったまま学習椅子を回転させた。 「君はおプヒ
49 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/10(月) 16:58:32
みんな角田光代の「課外授業ようこそ先輩」見た?小説の創作指導したやつ。
50 :
にんじん :2005/10/10(月) 17:34:40
きもちわるいですぅ><
みたけど、あれを見てインスパイアされる奴がいるなら、かなり低レベルというか 小中学生並だぜ。
54 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/10(月) 23:42:05
>>53 まだ小説を書き始めていない人間をインスパイアするのが目的なんだろ。
それが別スレでインスパイアされた香具師がいたよ。 どのスレなのかは、本人が可哀相だから言わないけれども。
56 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/11(火) 10:17:12
って言うかすれ違い?
57 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/12(水) 17:19:21
少女は夢想する。自らが幸福である世界を。否、自らが幸運であ る世界を。夢想などせずとも、少女は幸せだった。ただ、運が悪い だけだ。両親が健在で、帰るべき家がある。気の置けない友人もい る。人はそれを当たり前だと言うが、少女はそれが自らに許される 全ての幸福なのだと、信じて疑わない。それ以上の幸福を望むこと は、罪だ。少女はそう思っている。それさえも与えられていない人 間を、何人か知っていたから。 もしもあと少し運がよければ、多少の我侭は許されたかもしれない。 もしもあと少し運がよければ、もっと豊かな人間関係が築けるのか もしれない。 そんな思考は止むことを知らず、少女は現実から遠ざかる……。 「ゆうき、夕飯何にする?」 空想は突如遮られた。母親の柔らかな声が、彼女を現実へと呼び戻 す。 少女の名はゆうき。夢や希望で彩られているはずのその名前は、陰 鬱な顔立ちの少女には不釣合いだ。 「なんでもいい。ああ、そうだ。シチューがいい」 ゆうきはそう言って微笑み、母親は台所へ戻る。退屈だが平穏な日 常は、ひどく心地よい。 しかし、絶望的だ。 今書いている小説の最初の段落です。酷評お願いします
58 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/12(水) 17:27:35
>>57 馬鹿みたいに読点大杉 段落の行頭は一字下げろ 小学生でも簡単にできるような基本も出来ていない 市ね
59 :
57 :2005/10/12(水) 19:50:57
>>58 最後の行に書きましたが、これで一つの段落です。
確かに読点が多かったので、そこはなおします
60 :
57 :2005/10/12(水) 20:13:09
言われて見れば、一段落としては長いきがします。 少女は夢想する。自らが幸福である世界を。否、自らが幸運である世界を。夢想などせずとも少女は幸せだった。両親が健在で、帰るべき家がある。気の置け ない友人もいる。人はそれを当たり前だと言うが、少女はそれが自らに許される全ての幸福なのだと信じて疑わない。それ以上の幸福を望むことは罪だとさえ思 っている。少女はそれさえも与えられていない人間を何人か知っていたから。 少女はただ、運が悪かった。そしてその運の悪さが、何もかもを台無しにしてしまう。もしもあと少し運がよければ、多少の我侭は許されたかもしれない。 もしもあと少し運がよければ、もっと豊かな人間関係が築けるのかもしれない。 そんな思考は止むことを知らず、少女は現実から遠ざかる……。 「ゆうき、夕飯何にする?」 空想は突如遮られた。母親の柔らかな声が彼女を現実へと呼び戻 す。 少女の名はゆうき。夢や希望で彩られているはずのその名前は陰鬱な顔立ちの少女には不釣合いだ。 「なんでもいい。ああそうだ、シチューが食べたい」 ゆうきはそう言って微笑み、母親は台所へ戻る。退屈だが平穏な日常はひどく心地よい。 しかし絶望的だ。 これでどうでしょう?
61 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/12(水) 20:13:21
まぁ、句読点を使えないやつが批判しても、いまいち説得力がないがな。
62 :
57 :2005/10/12(水) 20:18:40
すみません、改行がおかしくなってしまいました。
63 :
57 :2005/10/12(水) 20:26:19
改行などをなおしたのでもう一度おねがいします。 少女は夢想する。自らが幸福である世界を。否、自らが幸運である世界を。 夢想などせずとも少女は幸せだった。両親が健在で、帰るべき家がある。気の置けない友人もいる。人はそれを当たり前だと言うが、少女はそれが自らに許される全ての幸福なのだと信じて疑わない。それ以上の幸福を望むことは罪だとさえ思っている。 少女はそれさえも与えられていない人間を何人か知っていたから。 少女はただ、運が悪かった。そしてその運の悪さが、何もかもを台無しにしてしまう。 もしもあと少し運がよければ、多少の我侭は許されたかもしれない。 もしもあと少し運がよければ、もっと豊かな人間関係が築けるのかもしれない。 そんな思考は止むことを知らず、少女は現実から遠ざかる……。 「ゆうき、夕飯何にする?」 空想は突如遮られた。母親の柔らかな声が彼女を現実へと呼び戻す。 少女の名はゆうき。夢や希望で彩られているはずのその名前は陰鬱な顔立ちの少女には不釣合いだ。 「なんでもいい。ああそうだ、シチューが食べたい」 ゆうきはそう言って微笑み、母親は台所へ戻る。退屈だが平穏な日常はひどく心地よい。 しかし絶望的だ。
>>57 頼む。書いたからミテミテ君は忌み嫌われるぞ キチンと推敲してから書き込みなさい
君みたいのがいるから、スレがすぐ落ちるんだよ
とりあえず
話はつまらない。と言っておこう 全文晒して欲しいなという
>>23 に同意見だ
まあこういう投稿は、褒められてヤル気もらいたい奴とか、叩かれてヤル気出したい奴とかまあ色々だろうが
句読点の打ち方が、読者にある感情を抱かせたいから打っている(リズムとかな)
部分は置いとくとして 読みやすくするために打たれてる部分が無いような気がする
菊池秀行氏は、句読点が多いが、それが気にならす、文章が読みやすい上にリズムもすばらしいと俺は思う
65 :
57 :2005/10/12(水) 21:07:14
>>64 すみません。60は明らかに悪かったです。ワードから貼り付けたものを確認せずに書き込んでしまったのでしまったので。
どのようなところに句読点を打てば読みやすくなるのか、もう少し詳しく教えてくれるとありがたいです。
>>57 句読点は書き手それぞれのリズムや癖があるので、
いいとか悪いとか一概にはいえない。
強いて言えば、
>夢や希望で彩られているはずのその名前は、陰鬱な顔立ちの少女には不釣合いだ。
くらいか。これもなくても意味は通じる。
それよりも、これもまた意味不明なムード的な書き物に流れてしまっている。
センチメンタルでもいい、甘酸っぱくてもいい。
しかし、読み手がだいたいどんな物を食べさせられているのか、
ある程度はわかるくらいの具体的な書き方をしないと、
独りよがりで終わってしまう。
僕は森の中に居た。 空には小さい月と、小さい星が今にも消え入りそうに輝いていた。 空気は冷たく乾燥していて、息を吸い込むたびに喉が痛んだ。 辺りには高い木々が真っ黒な空に向かって手を伸ばすように生えていて、時々僕の知らない動物の鳴き声が聞こえた。 じっとしていると凍えてしまいそうだったから、森の中を歩く事にした。 地面はしっとりと湿っていた。 始めて来た森だったけれど迷うことはなかった。 行く当てが無かったからだ。 暫く歩くと小さな広場に出た。 そこからはさっきよりも月が大きく見えた。 木から逃れる必要が無くなったからかも知れないし、僕の錯覚かもしれない。 僕はそこで木になることにした。 月には申し訳なかったけれど、森の中でその広場と僕という存在はあまりにも場違いだった。 両手を空に伸ばして、大きく息を吸い込むと僕の体は木になった。 最初に足の親指が次に人差し指が、 そういう風に順番に木になって最後に両手の小指まで木になってしまうと、僕は森の一部になって広場は無くなった。 相変わらず空気は冷たく乾燥していたけれど、今の僕には関係のないことだった。 お願いします。
>>67 残念ながらここは練習をするところではない。
基本的なことや聞きたいことは別スレで聞きなさい。
>>68 は
>>67 宛てで本当にあってる?
>>67 これは雰囲気重視の文章だよね。俺は気に入った。ありきたりな表現(←言い方が変だ)ばかりだが、素朴な文体でいいと思う
もしこれを、深く書いたりすると、阿部公房みたいな感じになるんだろうな
最後の4行にもう少し力をいれてくれ、って感じかな
とりあえず、感想はそんな所
批評は書けないので、俺がこの作者だったら、こう書く。というのをやってみる。
今のうちに謝っておく。スマヌ・・・orz
僕は森の中にいた。 空には小さい月と、小さい星が消え入りそうに輝いている。
空気は冷たく乾燥していて、息を吸い込むたびに喉が痛んだ。
辺りは、高い木々が真っ黒な空に向かって手を伸ばすように生えていて、時々僕の知らない動物のなきごえが聞こえた。
じっとしていると凍えてしまいそうだったから、森の中を歩く事にした。
地面はしっとりとしめっていた。
はじめて来た森だったけれど、迷うことはなかった。
行く当てが無かったから。
小さな広場に出た。 そこではさっきよりも月が大きく見えた。
木から逃れる必要が無くなったからかも知れないし、僕の錯覚かもしれない。
僕はそこで木になることにした。
月には申し訳なかったけれど、森の中でその広場と僕という存在はあまりにも場違いだった。
真っ白な空に枝の様に両手を開いて、大きく息を吸い込むと、カサカサという音が喉にひびいた。
最初に両の足のおや指が、次に人差しゆびが、
気づくと、真ん中に木がぽつりと立っていた。
そこは広場なのか森なのか。あいかわらず空気は冷たく乾燥してた。
もう、僕には関係の無い事だった。
月はいよいよ輝きを取り戻しているようにみえた。
70 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/12(水) 23:27:39
>>68 誰なのか分からないことをいいことに、ただ威張ってみたい馬鹿であるということだな、お前はwwwwww
71 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/12(水) 23:31:08
>>70 誰なのか分からないことをいいことに、ただ煽ってみたい馬鹿であるということだな、お前はwwwwww
>>67 >小さい月
とは何なのか。
満月が遠くに見えるのか、三日月よりさらに欠けた形状なのか。
そういうところの具体性がないから、
結局
>森
の
>空気は冷たく乾燥
してるだけで、
その不気味さや沈黙が現されていない。
8時だった。デジタル時計のアラームが、約束の時間をおしえてくれた。 もう待ち合わせの時間には、とても間に合いそうにない。 吐き出された、白く凍った自分の息を、駆け足でふっと追い抜いて、 そのあとで、ぼくはすぐに息を切らして、立ちどまる。 オレンジいろに染まった月が、母なる地球を見おろしている。 自動販売機のひかりが、白く照らした暗い道ばたで、ぼくは遥かな宇宙を見あげた。 (中略) ぼくは彼女の手を、ためらいがちに、とって握った。 手は、ひんやりと冷たかった。ふたりとも少しも、口をきかなかった。 あたまはまるで、冬の海みたいに閑としていて、言葉というものが、ひとつも出てはこないのだった。 ぼくはふと、心のなかに、ひとすじのあつい流れをみつけて、夜空の月を、また見あげた。 あの月は、どんな思いで、この星を眺めているのだろうか? この、母なる青い惑星、美しい地球を。 学校の課題に提出するために作った、散文です。宇宙を題材(?)にした言い回しを使ってみたかったんですが、 浮いていないか心配になったので、載せてみました。良かったら、改善点など書いてもらえると助かります。
>>74 出だしは悪くないかと。
ただ母なる地球とか、そういった言い回しに統一感が無さすぎる。
気取った感じとか、こいつ辞書を引いて初めてこの言葉使ってるな。と言った。
学校と言うことだけど、中学で出すものなら許容範囲だと思います。
>>74 読点はその半分くらいでちょうどいい。
むしろ、読点を省いても意味がちゃんと伝わるような文章構成を心がけよう。
文法的に気になる部分はあるけど、そこまでやったら課題の意味が無くなりそうだし
キリがないので割愛。
「宇宙っぽさ」が、とってつけた感じがする。ぶっちゃけ、「母なる地球」って
単に「地球」って言ってもいいでしょ。広い視点・大きい視点からの文章なら、
それに応じた広汎な情報が必要。歴史小説を書く場合は、登場人物だけ
じゃなくその時代の文化・政治・経済などの知識が必要なのはわかるよね?
それと同様に、「宇宙の中の地球の中の自分」というスケールでものを見ようと
するなら、宇宙についても地球についても知らなきゃ説得力は生まれない。
「オレンジいろに染まった月が、母なる地球を見おろしている。」という描写が
気になった。昇りかけ・沈みかけの月が夕焼けみたいに赤くなっているんだろう
けど、それなら主人公は「見下ろしている」と感じるだろうか?
あと、時計のアラームは待ち合わせに間に合うようにセットするでしょ、普通。
ああ、あんたのレスに突っ込みたい・・・でも突っ込むと すぐ中だし→妊娠→結婚→パパさんに→ローンに苦しむ →わかはげ→やがて倦怠中年 になりそうだからやめとく
なるほど、ご意見、参考になりました。 フィードバックさせてもらいます。 ありがとうございました。
80 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 03:18:37
ジャー、 熱されたフライパンの上に菜箸で細長い肉塊を押さえつける。 頃合を見て菜箸で肉塊を転がすと、元あった場所に肉の欠片がこびり付いていた。 それを見て僕は油を敷くのを忘れていたことに気づいたが 「この際焼ければ問題ない」 フライパンの肉塊に向かってそう言うと僕は焼肉を続けた。 肉が焼け終わるころにはフライパンの上は肉片だらけになっていた。 僕はフライパンの上から焼きあがった肉塊を右手で持ち上げる。 手の甲が1度「ビクッ」と痙攣してから手の平にじわりと熱さが広がったが、そのまま耐えていると数秒後には熱さを感じなくなった。軽い火傷をして一時的に神経が麻痺していただけかもしれない。 僕は右手で肉塊を持ったまま台所から居間へと向かう。 居間には……僕が今日捕まえてきた小さな女の子が仰向けで倒れていた。 「ただいま」 キッチンに行っていただけにも関わらず僕は少女の左側に膝をついてそう言う。 少女から返事はない。涙の枯れた虚ろな目だけが恐る恐るといった感じで僕を見る。幼いながらなかなか整った綺麗な顔をしている。焦点は合っていないものの、大きく、睫毛の長い目は美しく印象的だ。 この子が僕に選んでもらえたのはこの目のおかげだと思った。 少女の手は身体の上で縛ってある。拘束するのが目的なら背中側で縛るべきだが、僕が腕を動かしやすい身体の前で手を縛ったのには理由があった。 ―――少女の右手には人差し指がなかった。
81 :
80 :2005/10/14(金) 03:20:01
僕は、人差し指の切断を、切断された手を、少女に見せたいがためにわざわざ抵抗されるリスクの高い縛り方をしたのだ。 少女は体力が尽きて身体を動かせないせいか血まみれになった手だけを震わせていた。 僕は右手に持っている焼いたばかりの人差し指を少女に見せ、それから前歯と右の糸切り歯で一番肉の厚いところ・・・つまり指の腹にくちゃりと噛み付く。そのまま右手を前に、頭を後ろに傾け肉を骨から剥がす。 その肉を口にほお張りちゅぷちゅぷと咀嚼する。少女の肉はしっかり焼いたにも関わらず生肉のようになかなか噛み切れない。 「あれ、おかしいなあ。人間の肉は利き手の人差し指が一番柔らかいはずなのに。ましてや君みたいな若い女の子の肉なのだから、さぞかし柔らかいと思っていたのに。おかしいと思わない?」 問いかけてみるも、少女は歯をガチガチと鳴らし、溢れる涙の代わりに失禁している。 その様子にむしょうに腹が立ったので僕は少女の口にやや強引に食べかけの人差し指を突っ込んだ。 「ほら、君の肉だよ。どうだい。硬くて血の味しかしないだろう?」 再び問いかけて見るも少女からは喉奥に落ちてくる肉を必死に吐き出そうとする呻き声しか返ってこない。口の端からはだらしなく涎が溢れている。 白目を剥いて喘ぐ少女は実に醜く、僕はさらに腹を立てた。 特に少女の美しい目を台無しにする白目が気に食わない。 目じりに指をあてそのまま奥まで突き刺し目を抉り出す。 そして僕は視神経の繋がったままの少女の目玉を貪った。 宜しくお願いします
82 :
80 :2005/10/14(金) 14:26:31
因みに作品中に登場する少女は近所で可愛かった小学生を襲ってその体験を文章化したものです 酷評宜しくお願いします
84 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 14:55:38
85 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 14:58:57
よぅ!www ねんの為いっておくが、通報しました。 だって犯罪じゃないかwww
87 :
82 :2005/10/14(金) 15:14:09
そんなん嘘に決まってるじゃんか!! 通報されたから逃げるYO
88 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 15:19:42
89 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 15:32:38
90 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 15:39:52
91 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 15:58:20
92 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 20:52:31
普通にキモイ 絶対、お金出してかわない
93 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/14(金) 21:40:48
キモ杉
94 :
80 :2005/10/14(金) 23:30:19
うは・・・いつの間にか実体験ってことになってる
>>87 ロリコン大嫌いだからリアルで通報しといた ご愁傷様
>>96 文学を志すまえにまず社会常識をまなべよ (´,_ゝ`)プッ
>>97-98 必死だな(´,_ゝ`)
どこに通報したのか教えてくれよ、なあ頼むからさあ。
それから、自分は
>>87 じゃないんだけどね(´,_ゝ`)プッ
このレスで雑談終わり。次の方どうぞ
朝起きて、デートに出かけようとしたら 鮮やかな夕日を見た。 人は、朝日ではないのかと言うだろう。 はなはだ、間違いではない。 死にたい気分だ。 ねぇ、だって、夕方まで、ずっと寝ていたんだから
「いあ しゅぶ=にぐらす! 千匹の山羊を孕みし森の黒山羊!」 それは砕かれたガラスの破片一つ一つが放つ光、そしてそれは私の探し求めていた光景。 彼は拳から赤黒い血をしたたらせ、こちらを見ていた。 それはこの一種特殊な世界に詳しくないものが見たら、恐怖のあまり目を覆いたくなる光景だった。 神よ、偉大なるヨグ=ソトースよ。 私は告白を強いられるでしょう。 それは嵐の様に突然やって来たのです。 そして私は、それを漁師のような気持で待ち望んでいたのです。 おお、神よ。偉大なるヨグ=ソトースよ。 それは息子でした、それは触手を首の後ろから生やし、顔付きもすっかり変わってしまった、私の息子だったのです。 曇りガラスは破壊されました、息子はあちらがわから戻ってきたのです。 間違いありません! あれは私を恨んでいることでしょう。 それはあってはいけない存在なのです。 おお、誰がそんな恐ろしいことを口に出せるでしょうか! それが…わが息子が…地の神て人間の間に産まれてきた子などと言うことを!
ハスターの怒りはあちらで息子へと向けられたのでしょう。 息子を見て分かります!分かりますとも! これでも私は、この子の父ですからね。へ!へ!へ! 彼がもう一方の手に握っているものをご覧ください、あれは私の…ほら、もうすっかり痺れてしまいましたよ! 神よ!偉大なるヨグよ! 千匹の山羊を孕みし森の黒山羊よ! どうかこの哀れな男の懺悔をお聞きください! ……いや、あれは!私の息子は!私の懺悔など聞くつもりはないようですよ! なんせ彼はほら!あんな憎しみを込めた目でこっちをにらんでますからね! ……どこに行ってしまったんだ? 私の可愛い息子よ!どこに行ってしまったんだ! 私の……! 肉体を従えたハスターには造作ない。全ては一瞬にして終わった。 私は哀れな男が飲み込まれていくのを見ると、指輪を外し、床についた。 「ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!」
上二個が僕のです
もっとちがうところからネタもってこい
朝起きて、カーテンを勢いよく開け放つ。 鮮やかな朝日が、綺麗だった。 人からみれば変な感想かもしれないと、 はにかみながらそう思う。 死なんていつ訪れるか分からないのだから ねぇ、毎日を大切に生きていこうよ 酷評お願いします
>>205 40分かけて携帯から打ち込んだんです。
酷いです。
>>80-81 の書き込みと
>>82 の書き込みとの間にはそうとうな時間差がある。
このことから
>>82 は成りすましであることを見抜くのは雑作もないことである。
そして、なぜ>82が成りすましをしたのかということに思いをめぐらせると、
>>80-81 に不快なものが感じられたからだろうし、
そんな不快なものを書いた80に対する一種の嫌がらせだったのだろうが、
その結果、同じように不快な思いを抱いたスレ住人がその怒りを
>>82 に向け、
あげくの果てに喧嘩まで始めるというちぐはぐな展開となり、
その上誰一人と作品を批評しないと言う困った事態。
110 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 01:01:14
酷評お願いします。昔々の荒書きの書きかけモノです。 久しぶりに会った友人は、オレの借りたAVを 突然わしづかみにして絶句した『・・・!!』 オレは友人の青ざめる顔を見て尋常でないものを感じ『どうしたんだよ!?』と覗き込むように言った 友人は『あいつ!!…あの時こんなことさせてくれなかったのに…(泣)』 オレ『知り合いか?』 友人『別れた妻だよ…』 オレ『えっ!!…オレの元カノだぞ!!…』 その夜、二人は朝まで熱く語り明かした…。 (二人)『俺たちの青春を返せー!!』 負け組の遠吠えが、明け方のオフィス街にこだました。
なぜか、二人は週末になると約束する訳もなくある飲み屋に集まっていた 昭和の香りがプンプンするその罵声のスナックは、俺たちの間では『お化け屋敷』と呼んでいた 暗闇の中で薄暗いスポットライトがカウンターを照らしている 到底、昼の日差しの中でお会いしたくないような、白く厚塗りされた化粧にマジックで書いたような アイラインとまゆがくっきりと浮かぶその顔で、『いらっしゃ〜い 今日もゆっくり飲んでいってね』と 不気味な声が、すでに女を捨てた得体の知れない物体から発せられる オレは軽く手を上げて挨拶しながら『今日も早く酔いがまわりそうだよw』と聞こえないくらいの声で ささやいた 先に来ていた友人は、この店の物体2号に内股を触られながら今日何杯目かのジャックダニエルを ロックで飲みほすところだった 酔わずにいられない出来事と酔わずにいられないこの店が、現実世界でないようなこの店に 二人を通わせるんだろうか その時…『あぁ…酔わずにいられない…』そうつぶやかせることが起こった カウンターの奥の方で何かが動いていたのをオレは見逃さなかった 『肥溜めに咲く一輪の花…!!』なぜ? 『こんな地球外生物のたまり場になぜ…そして、どうして…キミのようなひとが!!』 そこには遠い昔、オレの恋人だった彼女がいた。間違いない! いまでも 時々懐かしむように思い出すこともある彼女…いまもその美貌(びぼう)はかわらない。 いや、むしろ引き立て役の物体が、脇を固めているせいか 以前より輝いて見える。 地球外生物1号が、『あら、やだ〜あのコ一昨日入った新人よ〜』 オレ『綺麗なひとだね…』オレは、物体1号に勘づかれないように素っ気なく返事した。 地球外生物1号『私には敵わないけど そこそこ綺麗だから採用したのよ〜 浮気しちゃダメよ〜フォフォフォッ』 オレ 声には出さないが『いつきいてもその笑い声 バルタン星人かと…(汗)』 友人はオレに気付き手招きする。 何か言いた気のようだ… ここから この通称『お化け屋敷』の長い夜が始まった…
友人は第一声に『あそこに綺麗な女がいるだろう よんでくれよって言ってるのに こいつだよ!!』 と言って 小惑星顔の物体2号を指すw オレもさっきから気になっている 出来ればそれとなく話したいものだが… 小惑星2号『仕方ないわねぇ〜 Newボトル入れてくれたら よんであげるはぁ〜…ははぁっ(笑)』 オレは以前から気になっている 地球外生物2号の笑顔が…ブスは見慣れると言うが…いまだに(汗) 友人『よし!! 入れるよボトル!! 一番高いやつ!! だから、よべ!! そして、お前は消えろ!!』 物体2号『ありがとう〜チュッ!! そんな照れないで〜私がいないと淋しいくせに〜(笑顔)』 物体2号は、かなり打たれ強い性格であるようだ…そのポジティブさ そこだけはうらやましいが… そして、キスされようとした友人は 寿命がいくらか縮まったかもしれない… ボトル入れるのも命がけということかw しばらくして引き立て役に両脇を固められた彼女が 自分たちのところに近づいて来た それと同時にオレの鼓動も高まる 恥ずかしそうに彼女は挨拶をする『はじめまして…』 1/fのゆらぎがオレと友人の脳内に響き渡る しかし、彼女は意識してか…それとも、忘れてしまったのか… 彼女の視線はオレと目を見て軽く微笑む 友人『きれいだぁ〜』 すでに友人はハマったようだ オレの肩を叩きながら生き返ったように 目を輝かせている
「生きることに疲れました」 そう遺書に書き残して、今僕はとあるビルの屋上に居る。 ここは元々廃ビルで、多くの自殺者がここから飛び降りたらしい。 それに変に入り組んだ場所の為か、夕暮れ時でも、周囲に人は全く居なかった。 手すりに、手を掛ける。 焔のついた空が酷く眩しい。 「ありがとう」 そう言って、手すりを乗り越えた。 さあ、煩わしい―――全てにさよならだ。 足を踏み出すのは、自然と怖くなかった。 踏み出した足は宙を舞い、体は地面に引き摺り下ろされる。 静かに目を瞑った。 もう、何かを思うことも無く。 もう、泣いたり苦しんだりすることも無く。 もう、家族の困ったような笑みを見ることも無く。 鈍い音が、大気を振るわせる。 全身に衝撃が走った。 肋骨を伝わって、足の先の骨にまで伝わっている様だ。 体中が抗議の意を示す様に痛み出す。 起き上がるにも足はぴくりとも動かない。 涙で視界は霞んでいる。 何が起こったか分からず、一体何時まで道路に横たわっていたのか。 ついと手を挙げてみると、何とか手は言うことを聞いてくれる様だ。 手を額に当てて、はぁ、と溜息を付いた。 「まだ、生きてる」 そう呟いて仰いだ空は、確実にその色を失っていた。 批評御願いします。
116 :
80 :2005/10/16(日) 05:32:30
80です 何も言わず グロめの描写、ロリコンと言われても仕方のない内容の文章を書き込んだことにより 不快な思いをする人がでるのは少し考えればわかったことでした そのことに関しては読み手のことを考えずに書き込んでしまった私のほうに非があり まずそのことを謝っておこうと思います それから 信じてもらえるかどうかはわかりませんが 82の書き込みに関しては完全な成りすましで 私の書き込みは80-81、94、それとこの書き込みのみです 最後に80-81の文章は決して実体験ではありません お騒がせして申し訳ありませんでした 「必死だな」とでもレスしてやってください
>>116 ではリクエストにお応えして、 必 死 だ な 。
80のおかげですっかり糞スレになったな
>>116 ぶっちゃけ、騒ぎになったことに関してお前はそれほど悪くはない
ただ、投稿した作品のどの部分が面白いのかさっぱり分からん。
単純に書いてる内容のグロさに何らかの意味があると思ってるなら、
そんなもん無い。知的怠惰だ。
120 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 15:29:31
会いたい。会いたい会いたい会いたい会いたい。 これほど誰かに会いたいと思ったのは初めてかもしれない。 生暖かい風が頬を撫でて、それが余計に悲しみを助長させた。 いつの間にか、目から涙が溢れていた。何が悲しいというわけでも、泣きたいわけでもないのに。 そのときの私は、自分の感情に収拾がつけられなかった。
121 :
120 :2005/10/16(日) 15:30:22
120の続き 〔私〕 学校には気の置けない友人がいない。グループを作れと言われると必ずあまり、クラス全員に迷惑をかける。休み時間は延々と本を読み、弁当を一人で食べる。 授業を受けるためだけに高校に通っている。かといって成績がいいわけではない。数学はいつも、赤点だ。 それでも私はこの現状に妥協していた。感じるのは、違和感と絶望。 中学のときの私は、もう少し明るかったと思う。三メートル手前から大きな声で友人を呼び止める勇気があった。いまでは人に話しかけることさえ億劫だというのに。 私は変人だった。机に躓いては机に謝る、そんな変人だ。中学のときのクラスメイトはそれを笑ったが、罵りはしなかった。いまでは何を言われるかが恐ろしくて、そんなこともできない。 あの頃の私には、怖いものがほとんどなかった。教師の説教を所詮は同じ人間の言うことだと、鼻で笑って聞いていた。説教に対する抗弁は必ず、そんな考え方もありますね、だ。 友人がいた。どんなときでも味方についてくれる友人だ。それはいまでも変わらないが、同じ学校にいないというのが、私の立場を悪くしていた。 高校に入学してから気がついた。友人の作り方を、忘れていることに。 「髪しばったね。暑いから?」 隣の席の女子生徒が言った。彼女とはほとんど話をしたことがない。いや、クラスの人間のほとんどと、まともに口を聞いたことがない。 「ああ、うん」 それだけしか答えられない自分に嫌気がさす。どうやって会話をつなげればいいのか判らない。毎日この調子なのだ、新しい友人などできるはずもない。 中学のときからの友人にそのことを相談すると、笑ってこういわれた。 「いましゃべってるみたいにしゃべればいいじゃん。いまこうやって私と話してるみたいに」 と。そう、確かにその通りだ。そう思うのに、実行に移せない。学校に行くと、口を開くタイミングがわからなくなる。 誰かに声を掛けるだけでいいはずなのに。そんな簡単なこともできない自分が、大嫌いだ。 よろしくおねがいします。また暫らくしたら、続きを書きこみたいと思っています。
>>111-113 の続きです。
友人の目に彼女以外は見えていないようだ
友人は酒の勢いと心の高鳴りから いつになく饒舌(じょうぜつ)に話す
彼女もそれに一生懸命応えようと潤しい笑顔で見つめる
オレは、しばらく昔を思い出していた 彼女の笑顔を見つめながら…
『どうしたの…』突然、オレの目の前に顔を近づけてくる影…物体1号だ
オレ『…!! わぁっー!!!!!!!』近づく時は合図しろよー心臓が止まるかと…(汗)
そのギャップにオレの叫びは 衝撃から笑劇となる
友人も彼女も店の誰もが笑い出す
『あはははっはは』
物体1号『すごく真剣な顔してたから さっきからみんなで呼んでたのに〜気付かないから…
ショック療法よ(ハートみたいな)』
と唇を奪われそうになったオレの精神的ショックは考慮に入らない 夢からの帰還法だった
どれぐらい意識がタイムスリップしていたのか…
こんな店にもオレたち以外の客が来るようで 扉が開くとカウベルが来店を知らせる
流石に物体たちもプロではある 素早くオレたちに酒を注ぎ 気の利いた寒いギャグをかませてから
来客のエスコートにつく
カウンターに残されたオレたち三人 氷がグラスに当たる音が話の色を 新たな恋心に染めていく
まだ早い時間はこれもまた古いガチャガチャダイヤルの付いた小さなテレビがついている 室内アンテナで映りはかなり良くはないが普段はプロ野球かサッカー中継を音声をかなりしぼって映している そのテレビに臨時ニュースがながされる だが、そのテレビも彼女越しに見えているオレの視界にしか入っていないのだろう… 誰も気にとめない臨時ニュースと共に放送が終わり音のない砂嵐になった…しばらくしてそれも消えた 『ここで臨時ニュースをお伝えします…ガガッガッ…』を(最後に)残して 古いテレビだから今度こそ逝かれたのかもしれない
124 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 21:14:14
・120と121って続いてるの? ・現在なのか過去なのか気をつけて書いたらよいのでは。
125 :
120 :2005/10/16(日) 22:03:16
つづいてます。 120は過去で、121は現在です。 実際に書くときには、二行ほどあけてはっきりさせるつもりです。 高校のときのことなのか中学のときのことなのか気をつけろと言うことですか?
126 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 22:34:26
>>125 そういうエクスキューズしているようじゃダメだろうに。
実際に書くときにじゃなくって、ここにUPする段階で、その2行がはっきり
わかるようにUPしなよ。
はっきり言うが、「紙に印刷する場合には」とか「全部を繋げた場合には」
とかなんて理由なならないぞ。他人に見せるときが完成形なんであって、
2chのスレだから判りにくいなんてのは、論外だ。
そういう、見る人間に対するサービス精神に欠けた姿勢は、作品に如実に
反映されるぞ。
127 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 22:54:24
>>126 二行あけたんですが、行数が多すぎます、と出たので2つに分けたら120のしたがあいてしまったわけですが、(二行あける)とでもかけばよかったですかね?
121の冒頭にかっこで小さいタイトルもつけたんですが。
2ちゃん以外の場で行数が多すぎます、の表示は出ないわけで。
紙に印刷以前に、ワードに書いている時点で二行あいているのだから、この件に関しては構わないと思いますけど。
126さんだったらこの場合、どうやってはっきりさせますか?
2ちゃんでそういうのをはっきりさせられるよい方法があるのなら教えてくれるとありがたいのですが。
もしくは、わかりやすくするための表現方法等。
128 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/16(日) 23:21:11
>>127 120,121についてだったらな、まず最初が数行で後がその数倍なんてUpの
仕方したら、どうみてもアンバランスだってことは俺ならすぐに思うよ。
本で言えば、最初の1ページは数行、次のページはぎっしり行が詰まって
いるようなもんだからな。
だいたい、121を全部単一のレスに入れる必要ないじゃない。120の後、
2行あけてMaxの30行まで、121の内容をつづけ、あまった部分を121にすれ
ばいい。
というか、普通の文章や本ってそうだろう?
そういう形なら間違わないし、読者も無駄な混乱しなくてすむ。
なんか、そこら辺がどうも、よくわかってないみたいだな。
もし、あの形式で「120の後ろにある2行は読者が気づくだろう」って安易に
考えているとしたら、少し自分の作品が他人にどう受け取られているかってこ
とについて点検した方がいいぞ。
>>120 毎回よく言われることだけれど。
1行目の
>会いたい。会いたい会いたい会いたい会いたい。
こういう繰り返しは小説的にはどうかなと。
しかも1行目からだとちょっと読む気が失せる。
>>120 まず最初に言っておくけど、続きはここに書くなよ。続きものである以上、
同じ批評の繰り返しになっちゃうから君の技術向上にはそれほど役に立たない。
そんな無駄なレスが重なっていくと、他の人の投稿が流れていくんだよ。
読者がほしいなら自分のサイトでやりなさい。
さて、文章の批評に移ると、まず
>>120 の存在意義がわからん。伏線はもっと
自然に張らないと意味がないよ。「なにげなく書いてあったことが後になって
重要な意味をもつ」ことへの驚きが伏線の効果なんだから。
>>120 は「後々、
主人公は誰かに会いたいと思うようになる」というネタバレに過ぎない。
それに、誰かに会いたくなるっていうのはそんな珍しい感情でもないでしょ。
読者は「なぜ会いたくなったんだろう」なんて思わないよ。
日常会話で考えてみてくれ。知り合いに会った第一声が「この前、人を殺してしまったんだ」
だったら、「なぜ?どういう状況で?」と気になるだろうけど、「この前、○○に会いたくなった」
だったら「ふーん」で済ますんじゃないか?
>>121 はひたすら主人公の自己紹介で終わっていて動きがない。
ただの陰気な人の自分語りなんか聞きたくないよ。具体的な日常の
やりとりとか動作とかを展開させよう。エッセイじゃなくて小説でしょ?
ならストーリーで語ろうよ。
自分語りでも読ませる文章は作れるけど、それはキャラクターや
背景に魅力があるならの話。太宰治なんかがこういうタイプの作家だね。
「きりぎりす」とかの短編集に、ひたすら自分語りで構成されてる短編が
いくつかあるから参考にしてみるといい。
>>111 君も同様に。続きはここに書かないで、お願いだから。
まずはテンプレを読め。二重カギ括弧は、カギ括弧の中にもう一つ
カギ括弧を入れたいときに使う記号。
例:「あいつ、深夜の二時でも『おはよう』っていうんだぜ」
(笑)(泣)などは使わない。ここは、「文章力」の向上のためのスレ
なんだから、文章以外の要素を使用されても困る。もとよりこういう
記号は、ネット上で手短に感情を伝えるためのものなんだから、
時間をかけて練り上げるべき文章に(笑)などと入れるのは手抜き
以外の何物でもない。
「うるわしい」は「麗しい」。語彙が少ないのを背伸びして、辞書を引く
労力も面倒くさがるから無駄に恥をかく。
つまり、君の文章は評価される以前の段階。アイデアをそのまま
文章にせず、垂れ流ししてる。まずは執筆しようぜ。
>>114 これなんて散文詩? 改行や句点や読点が無駄に多い。文章の流れを作る必要が
ないのは楽だろうけど、ちゃんと長い文章を書けるようになろうよ。
ストーリーが「飛び降り自殺未遂」だけしかないのがなぁ。無駄に引っ張ってる感じ。
描写としては良くもなく悪くもなく。というかみんな、どこかで見たことがある表現だな。
架空の体験で読者をひきつけるには、読者の倍以上の想像力が必要だよ。
具体的に言うと、飛び降り自殺するときの主人公の心理をあらわすもの、例えば
・階段をのぼるカンカンという音がうすら寒い
・足の震えと痺れのせいで、はき慣れた靴もよそよそしく感じられる
・遺書のほかにトイレも済ませておいたのに、腹の底から緊張や恐怖がこみあげる
・遺書を入れたカバンに、一緒にお守りを入れていた自分に苦笑
とかね。上は気の弱い人の自殺を俺が勝手に想像したものだけど、君の主人公も
彼なりの心境があるはずだし、それを表すものごともあるはずだよ。
あなたは、加藤というあの男を覚えておいででしょうか。 ああ、覚えておられなくても至極当然です。もう随分と前のお話になりますから。 ええ、そうです、数年前に私めに治療をしてださったお医者様だ、とでも申したら思い出して下さいますかしら。 治療をしたといっても、もう何年も前のことですから、私もはっきりとは覚えていません。 しかし相も変わらずこの狭い村では医者は加藤のところしかなく、血まみれで病院付近の浜辺に打ち上げられていた私は、 目を覚ますと有無をいわさずその病院の寝台の上に寝かされていたのでありました。 当時の私はきっと帰郷中か旅の道中か……ともあれ、おそらく何かの拍子にこの村にたどり着いた、はずでした。 しかしどうしたことでしょう。 私がきっちり目を覚ますと、鏡の中に写っている自分の顔ですら、見覚えがあるようなないような、そんな有様だったのでございます。 「たぶん、記憶喪失だろう。後頭部を強打されてるから、きっとその衝撃だろうな」 それが加藤とのはじめての会話でした。 たぶんとかだろうとかきっととか、加藤は医者にしては随分と適当なことを言います。彼は縦ジマの派手な着物の前を豪快にはだけさせながら、病院だというのにぼんやりとタバコをふかしておりました。 「きみ、この辺で倒れていたことを幸運に思うんだな。もしもう少し手当てが遅かったら、非常に危ないとこだったろうから」 「はあ。ありがとうございます」 「いやいやいや、礼には及ばない。 礼を言うのなら金を払って欲しいところだが、あいにくきみは無一文だからね」 あとから加藤に聞いた話ですが、どうやら私は発見されたときに何一つ私物を身に着けていなかったようで、 おおかた強盗されたか婦女暴行であろうという推測がたちました。 無一文なのに手当てを受けた私はなんだか申し訳ないような有難いような気分になりましたが、さすがに病院近くに 死体を漂流させるのはまずかろう、という加藤のもっともな言葉をきいて、幾分気が楽になったものです。
あの病院はこの辺ではちょっと珍しい洋館作りの2階建てで、おんぼろ長屋の群れのなかにあるには、大層違和感がありました。 怠慢でまるでモノクロームのようなこの村のなかで、加藤の病院は唯一の原色でした。 病棟はまるでどこか都会のハイカラなカフェーのような、それこそ異人でもひょっこりと出てきそうな、そんな造りをしていたのです。 村からある種異端視されていたその病院に初日から私がすんなり溶け込めたのは、記憶がなくなった成果の賜物かもしれません。 「ともかく、きみ、その頭の傷が治るまではここに居たら良いよ。今更死なれちゃ後味がわるい」 病院に負けず劣らずけばけばしい加藤は、容姿に反して穏やかな声音で言いました。 今となってこそ思うのですが、加藤はまるで気の違ったような格好をしておりました。 ざんぎり頭こそいるものの、黒髪を肩まで垂らすなどという髪型の男性など、日本中どこを探してもいません。 「はあ。ありがとうございます」 加藤のまるで花魁のような派手な着物と、女郎のようにちらちらと舞う長い髪に気を取られ、私はぼんやりとそう返しました。 自分の名前も顔も、性格ですらも忘れてしまっていた私は、この場でどういう反応をしていいのか解らなかったのです。 しかし加藤はその言葉をきいて少し笑って、 「そうかい。では、きみ、疲れただろうし、もう寝なさい。僕は書斎にもどって書き物をしてくるからね」 といって病棟を出ました。 きっと、なにかの拍子に、記憶なんてものはぽんと戻ってくるものだからね。 そんな加藤の甘ったるい声を思い出しながら、その日の私は眠りにつきました。 記憶なんてものは、はたしてそう簡単に戻ってくるものかしら。 ……何かの拍子に、といっても、何の拍子に。 なにかの拍子。 ……そして、それは、突然やってきたのです。 <今書いている短編小説の書きはじめです。長くなったので分割しました。 テンポ重視で句点少な目ですが読みづらいところなどあれば ご指摘頂けると嬉しいです。話についても冒頭だけですが感想頂けるとなお嬉しいです>
135 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/17(月) 01:48:59
唇から漏れる息はあぶくになることもなく、白くもんわりと空気に溶けていく。 けれどその白いものは、もんわりふわりと消えたふりをしながら、本当は想像もつかない程に高いところまで上っていくのではないだろうか。 吐き出された空気のかたまりは、いずれ濡れた布団のように重たい雲になるに違いない。 見上げた空の白さは、想像していた世界とはあまりにかけ離れていた。 誰もがため息ばかり吐き出すせいで、雲はどんどん重さを増すのだとわかっていながら、私は目を伏せて息を吐き出した。 どうしようもないほどに暗い空の下、歩き続ける体は砂を詰め込んだように重い。 重力という世界の理に逆らうつもりなど毛頭ない。 しかし、慣れない空気はあまりに冷たく肺を痛めつける。 白くすんなりとした足は、バランスを崩すと途端に私を地面に打ちつける。 私たちは、青空の真下で海を目指すはずだった。 少なくともすべてを捨ててしまうまではそのことだけを心に描いていた。 あの濡れ布団さえ空を覆っていなければ。 何度もそう思いながら痛む足で坂を登り続ける。 覆っていなければなんだというのか。 その続きは考えないよう自分に言い聞かせて、ひたすらに歩き続けることに専念する。 立ち止まることへの純粋な恐怖。さよならを繰り返した未来への別れ。海を見るために来たというのに、今はただ苦痛を訴える体を愛しいと思う。 欲望は足取りと同じ速度で空へと溶けていく。
目の前を行く彼の背中は、あの頃とは到底違うものだった。 それでも彼が彼であることに変わりはない。 私はその後ろを追いかけることに慣れきっていた。 水槽の中にだけ世界が存在していた頃、私は飽きることなく彼のやわらかな尾びれを追いかけたものだ。 けれど彼とて足の痛みを感じていないはずはない。 一定のリズムで交互に動く足だけが、私たちの行き先へ辿りつく道を作り出していく。 それがどれだけ幸せなことかを私は理解しているつもりで、だけど実際には本当のことなんて何も見えていなかったのかもしれない。 水槽の中には一片の真実すら存在していないという錯覚に陥ったのも、おそらくそのせいなのだろう。 せめて私がもう少し利口だったなら、上空を覆う濡れ布団の更なる上には、いつだって美しい空が広がっていることも理解出来たのかもしれない。 そう、もしも私がもう少し利口だったならば、彼の痛みが足よりももっと別の場所に存在していることさえも、きちんと認識できていたはずだ。 海のにおいがしていた。アスファルトにはガラスの欠片が埋め込まれていて、時々思い出したようにきらりと光る。そんな時も海のにおいがしていた。
どうしてそれが海のにおいだと判断できるのかなんて、私にだってわからない。 初めて体の中に入り込む海は鼻の奥をツンと刺激し、一瞬ののちにはどこかへ飛んで行ってしまう。 けれど気が向くとまた立ち戻って、私の鼻から入り込んでは肺の奥まで塩にまみれさせ、またふらりとどこかへさまよっていく。 私にはそれをつかまえることなど出来ない。 海はまだ見えない。 大きな大きな大きな大きな水の塊。彼は海のことをそう説明してくれた。 私たちはそれを見るために、こうして坂道をえんえんと歩いていく。 まだ見ぬ海を夢見て歩き出したのは、それまでのすべてを捨てるためではない。 ただ、何かがあることを信じてしまったのだ。 そしてその存在を知ってしまえば、ぬくもりの中で何事も無く暮らしていくことは出来なかった。 失うものを嘆くばかりで、手の届かない海に憧れる日々が、私たちの我慢の限界を焼ききった。 遠ざかる優しい家を思い出しても、今は何も思わない。 ずっと一緒にいてくれてありがとう。私は海に帰ります。 それで何かを失ってしまっても、それはそれでかまわないのです。 たとえ海が私を受け入れてくれなかったとしても、あの優しい家に帰ることはきっともうありません。 赤く美しい体も、澄んだやわらかな水も、絶え間なく注ぎ込まれる酸素のあぶくも、私たちをつなぎとめることはできないのです。 淡水魚ほど、海に憧れるのかもしれないね。 言葉は行き先を失い、彼をそれを気に病むわけでもなく空を見上げる。 私は、空を瞳に宿した彼の横顔を見つめる。 おそらくお互いに異なる理由で黙り込んだまま、私たちは白い息を吐き出していた。 書き途中の小説の序盤です。 できたらご助言のほど、よろしくお願いします。
138 :
133 :2005/10/17(月) 01:55:37
うわー!!!!!よく見たら続きは書くなって書いてあったー!!!!!!orz そうか連続書き込みも続きなんですね、ごめんなさい批評はいいです!失礼しました。
139 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/17(月) 03:50:29
僕はいきなり深い眠りから現実の世界に引き戻された。玄関へのドアから目が眩むほどの光が漏れ、大音量でクリスタルキングの「大都会」が流れている。状況がまったく掴めないまま目が慣れると、目の前にはジャージ姿の男性が立っていた。 おっさんだった。いかんともしがたくおっさんだった。頭はハゲ散らかしているし、太っていた。この頭の散らかし方からして血液型はきっとB型だ。世間が抱くおっさんのイメージを全て包括していると言えばわかりやすいだろうか。 僕は、先ほどまで寝ていた為、頭がはっきりせずこの状況を目の前にしても、ただ目の前の男性を唖然として見続けることしかできなかった。 ジャージ姿の男性は、僕を一瞥するとゆっくりとした口調で話し始めた。「あのーとりあえず自己紹介からでよろしいでしょうか?」 「は?お前誰だよ!なんでオレの部屋にいるんだよ!」 「いやいや、だから自己紹介からでよろしいでしょうか?」 「は?なんだよ、早く説明しろよ」 「いやー、ありがとうございます。私、スガと申します。あれ?びっくりした顔してますね。スガシカオじゃないですよー。某プロデューサーでも、もちろんないですよ。一応、国家公務員をしてます、スガです」 「で、スガさんは一体何のようで人の家にいるわけ?これ何?TV?」 「はーい、焦らない、焦らない。焦ったら負けですよー。」
140 :
139 2 :2005/10/17(月) 03:52:40
「はい、という訳でですね。今宵あなたの家を訪れた訳はですね、あなたが見事当選なされたからなんですよ!」 「は?何に?何かの訪問販売?迷惑なんで マジで早く帰ってもらえないかな?本気で警察よぶよ。」 「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいよ。そんなん言わないでよ。あれ?この格好が悪かったかな?山下君がきっと似合うっていって誕生日にくれたんだよ。一応、ステューシーとキッコーマンのダブルネームなんだけどなぁ。」 またまたステューシーも思い切ったね。もしかしてみのもんたよりおもいっきりいいんじゃないのか。 「いやいや格好とかじゃなくて、おかしいじゃない。こんな夜中に人の家に無断で入ってきてること自体がさ。」 「 あ、気にしないで私、夜型なんで。」 おもしろいよ、このおっさんおもしろい。つっこみどころ多すぎてもう無理です。 「話続けさせてもらいますが、あなたはウルトラマンに選ばれました。詳細はおって連絡しますが、とりあえずは筋トレなどしてて下さい。いや、本当におめでとうございます。」 それだけ言うとスガは、呆気に取られている僕を置いて「大都会」の流れているラジカセをもって部屋からでていった。時計を見るとまだ午前三時を過ぎたあたりだった。 僕はなにか悪い夢でも見ていたのだろうか。台所にいって水を一杯飲むとすこし落ち着いてきたが、まだ訳がわからない。ホントに夢でも見ていたのかもしれない。そう自分に言い聞かせてまた眠りについた。
141 :
139 3 :2005/10/17(月) 03:54:42
次の日いつも通り七時半に家を出て、会社に八時過ぎに到着した。僕の会社は繊維関係を扱っている。最近は不景気の煽りをうけて経営も大分苦しくなってきてるが、優秀な社員が多いためか、どうにかやっていっている。 うちの会社はビルの4階から10階までのフロアを使っているのだが、僕は健康のためにエレベーターを使わずに階段で上る。途中で同じ会社の女子社員とすれ違った。 「あ、部長おはようございます。今日も階段を使われるんですね。本当に元気で50過ぎには見えませんよ!」 僕もおっさんだった。 僕はにこやかに微笑み返すと自分のデスクに向かった。順調に仕事を進め、あと一時間もすれば退社時間という時にまた異変が起こった。 「部長、お客様がお見えになっています。スガさまといっておられますがどうなさいますか?一応、応接室に通していますが」 は?どういうことだ?昨日のは夢じゃなかったのか? 「わかった。すぐ行くから。」動揺を隠せないまま僕は応接室に向かった。「こんにちくわぶ」 スガはのっけから全力疾走だった。さすが昭和の新人類。 「すいません、何の御用でしょう?」 「昨日いったことの詳細と、正式な契約のほう話、煮詰めていこうと思いましてね」
142 :
139 4 :2005/10/17(月) 03:55:59
「ちょっと待ってくださいよ。そんなの冗談でしょ?もう結構ですので帰ってもらえますか?」 「そうはいきませんよ、もう決まったことですしプロジェクトの方も既に動き出しています。あとはあなたが腹を決めるだけですよ。ちなみに拒否はできませんから、あしからず」 「バカバカしい。帰ってください」 そう言うと僕は部屋を出ようと扉を開けた。するといきなりフラッシュの光と沢山の拍手が鳴り響いた。 「部長おめでとうございます。ウルトラマンに選ばれたんですって?すごい名誉じゃないですか?」 テレビカメラも数台きている。レポーターがマイクを向けて尋ねる。 「ウルトラマンに選ばれた気持ちはいかがですか?なにか一言だけでもいただけませんか?」 僕は混乱してしまって何を言ったらいいかわからず、もういちど応接室に戻った。応接室ではスガが、ニヤニヤしながらテレビでニュースを見ている。
143 :
139 5 :2005/10/17(月) 03:58:05
「本日、旭化成の社員の男性(52歳)がウルトラマンに正式に選ばれました。このプロジェクトは数年後、地球に怪獣が襲ってくるということが、それとなく雰囲気でわかったため、その対策として国連が秘密裏に進めていたものであり、 怪獣をやっつけるのはやっぱりウルトラマンの仕事である、との京本政樹の強い要請に答える形で発足しました。 当初ウルトラマンに誰がなるかということで各国の意見が衝突し、一時は戦争の危機さえ危ぶまれましたが、どのような方法でその人物が選ばれたかというのは明かされないまま今回の発表に至った模様です。 一説には子供の頃からこのプロジェクトの為に育てられた人物であるとか、世界中の格闘家の中から大統領が選んだとか諸説ありますが今のところは、所ジョージがダーツで決めたというのが最有力説です。このプロジェクトに対して芸人の林家ペー氏は・・・・・」 僕が、京本政樹や所ジョージは呼び捨てなのに林家ペーには敬称が付くのは何故か、ということに思考を巡らせているとスガが話しかけてきた。 「これでやっと信じてくれましたか?それでは詳しい説明しますね。」 そう言うとスガは僕の目の前にいろいろ書類を並べ始めた。
144 :
139 6 :2005/10/17(月) 04:14:28
「一応、これらがマニュアルになっていますんで一度目を通しておいてください。会社の方には既に許可をとったのですが、今後あなたは、会社に行かなくてよいので自宅待機してください。 契約社員扱いになりまして、ウルトラマンに変身したとき背中に旭化成のロゴをいれるということで合意しました。あとこれ重要なんですけど、以後たくさんインタビューやらなにやらあると思うんですが、その時ジュワッって言うように心がけてもらえますか? やっぱり形から入るのってあると思うんですよね。一応イメージ作りってことで。あと保険はこちらで条件がいいのを用意したんで、是非入ることをお勧めします。やっぱり相手が怪獣ですからね、怪我とかするでしょうから。入院一泊につき一万円がでますから。 しかも年齢制限無し、入る時に医者の診断がいらないってなもんで是非お願いします。他なにか質問あればどんどんどうぞ」 「あの、変身とか僕できないんですけど」 「あ〜その点に関してはまったく心配いらないです。世界中の優秀な科学者が集まって、国家予算単位の金額をつぎ込んで開発された、このベルトをつければ誰でも変身できますので。」 「ベルトなの?ウルトラマンなんですよね?仮面ライダーになっちゃうじゃないですか?」 「そう言われると痛いなー。すっごいつらいなー。今の技術ではベルトで精一杯だったみたいです。ほんとそこは我慢でお願いします。」
145 :
139 7 :2005/10/17(月) 04:16:10
「変身って具体的にどう変わるんですか?」 「えっと、身長が1・5倍(当社比)になります。とりあえずそれくらいかな。見た目は変わりません。」 「えっ?僕身長152cmなんですけど変身しても228cmですよ、それじゃ只の背の高い人じゃないですか、強くなったりしないんですか?」 「そう言われると痛いなー。なんか嫌な感じだなー。だって身長1・5倍ってそれだけですごいじゃん。 雑誌に載ってる15cm伸びてモテモテとかあるけど、あれ嘘だよ、伸びないよ。男で152cmってどうせコンプレックスなんじゃないの?満足しなよ。 あーあ、それなのにめっちゃがんばって作った人にたいしてそんな不満ぶつけるんだ。あーそういうタイプの人なわけね。230cmじゃ足りないなら自分で牛乳とかもっと飲めばいいじゃん、 努力もしないで文句は言うって卑怯じゃない?強くなりたいなら体鍛えなよ。あー気分悪い。」 「じゃあ、怪獣って一体なんなんですか?」 「バルタン星人とかなんじゃないの?」 「じゃないの?ってそんないい加減なんですか?とにかくバルタン星人にしてもゼットンにしても、そんなのと228cmの人が戦って勝てる訳ないじゃないですか? 228cmより背の高いひといるでしょ?なんで僕なんですか?無理ですよ。」
146 :
139 8 :2005/10/17(月) 04:34:29
「あ、それと変身すると自分の体だけ大きくなるから今、頭に乗せてるやつじゃサイズ合わなくなるから、良ければ変身後用のこっちで用意しようか?それとも強い風吹いたりとか転んだりした時、頭のこと気にしたりするのも格好悪いからつけないで戦う?」 「何いってるんですか?つけるとかつけないとか、これは頭の皮膚から直に生えてるものです。だから風も怖くないし、新しいのとかそういうのはよくわからないですが」 「まぁ何にしても、これは世界規模のプロジェクトで、全世界の人の運命があなたにかかってるんですから、気合いいれてがんばってくださいね。とりあえず当分は、怪獣がくる予定はないですから、それまで牛乳でも飲んで体鍛えといてください。」 「もし嫌だといったらどうなるんですか?」 「逮捕くらいされんじゃないの?やっぱり。だって国連だよ。国連の決定だよ。三國連太郎の略じゃないんだよ。国際連合ですよ。腹くくったらどうですか?いっそのこと自分のキャッチコピーとか作ったりしちゃえばいいんじゃないですか? 会社員とウルトラマンを足して「サラリーマン」とかね。うーん、普通の人だなぁこれじゃ。やっぱり旭化成だし「イヒトラマン」とかね。もう社長大喜びだよきっと。出世もかたいな。テッパンだよテッパン、ごめんテッパン言いたいだけだった。」 「とにかく、もうウルトラマンにならなきゃいけないんですね?」 「そういうこと。じゃあここと、ここにハンコ押してもらえますか?拇印でもかまわないですよ。」 「は、はい。」
147 :
139 9 :2005/10/17(月) 04:36:38
青天の霹靂とはこのことである。子供の頃大好きでずっと憧れていたウルトラマンに自分がなるのである。みんなを苦しめる怪獣を僕が退治する。 今までの冴えない人生が、ウルトラマンになることで変わるかもしれない。やっぱり必殺技みたいなのはあったほうがいいかな。「スペシウム光線」はさすがに物理的に無理だし、 「ウルトラチョップ」くらいは言ってもみんな引かないよな、内容的にはただのチョップだけど。僕なんかがみんなの力になれるなら、52歳でハゲていて太っていてチビの、良い所なんてこれっぽっちも見当たらない僕が人類のヒーローになるんだ。悪くないかもしれない。 僕は印を捺すと少し胸を張って扉を開けた、沢山のカメラが僕を囲んでいる。するとレポーターの東海林さんが僕にマイクを向けた。 「何か一言もらえませんか?」 僕は一度目をつぶり軽く深呼吸する。胸の前でスペシウム光線のポーズをとる。そして 「ジュワッチ。」 怪獣襲撃まで後986日 世界の危機を私たちは恐れる必要はない 私たちにはウルトラマンがいるのだから。 長くなってしまって申し訳ありません。長いですが酷評していただけるかたおられましたら宜しくお願いします。
>>130-131 ちょっと待ってくれ!
続きはここに書いてはいけない、なんてルール化までする必要はないって!
批評者が批評しなければ良いだけ。
「続きものだから同じ批評の繰り返しになっちゃうときは
悪いけど、俺はいちいち批評しないよ」
それぐらいでいいだろ?
真面目に酷評する、スレだからなあ… ただ単に批評するだけじゃなしに酷評するぐらいまで追い込む スレじゃなかったら的を得ているとは思うが、そうじゃなく 批評それ自体を聞きたいマゾな人が今後の作品の為に来るスレだし。 論評に値しない(コピペ、単なる日記等)ものならともかく ある程度の水準に達したものについてはスレの批評家によっても 受け取り方は違うはずだし。ライトノベルは小説か、とか私小説と 純小説は〜〜とかの神学論争までは言うつもりはないが。 人をボロッカスにいうのも、かなり根気がいるとだけは言える。
射る まぁ、間違えて覚えていて、先程使ってしまったなら、今後使わないようにすれば良い話だ。これが酷評して欲しい文章に入ってたら、何言われてたかは知らんが
>>151 ウヒョー 調べてみたらこんなのだった
「的を得ている」 の検索結果のうち 日本語のページ 約 86,600 件
関連してこういうのもあった。
『元々は誤用ではあるが、最近では 「〜であっている、当を得ている」の意味で
使われることも多い。』
・・・だってさ。 言葉の変化ですねどっちかと言うと
>>152 言葉の変化ねぇ。広辞苑マンセー人間ではないし、誤用から新しい言葉が生まれるのは珍しい事ではないが(当前→当たり前とか)、なるべく正しい語を使う方が個人的には好きだな
所で、その「〜あってる」って書いてあるサイトのURLを覚えていたらでいいので教えてくれ、参考に見ておきたい
>>133 序盤が会話らしい流れを感じない。省略されてる聞き手の台詞も考えよう。
「加藤というあの男を覚えておいででしょうか。」
「あの男?すいません、誰のことでしょう」
「いえ、覚えておられなくとも(略)随分と前の話ですから」
「随分と前、ひょっとして」
「ええ、そうです。(略)医者の加藤です」
「花魁のような派手な着物、女郎のようにちらちらと舞う長い髪」
という表現は違和感バリバリ。花魁も女郎も職業名なんだからさ。
花魁が着る着物なんてそれこそ何百種類もあるし、女郎だって
長い髪の人もいればそうでない人もいるわけよ。それに、花魁やら
女郎というのは(少なくとも俺の中では)けっこう華麗なイメージが
あるから、変態っぽい男がそう形容されるのはちょっと不快。
そもそも加藤のキャラがわからない。女みたいな服をして、
女みたいな髪型をして、しゃべりや所作は豪放で……ただの
変態女装おやじみたいに思えてしまうよ。本当の変態キャラだったら
インパクト弱すぎるし。
>>135 普通に改行しよう な!
内容については、特につっこむところもないな。俺は好き。
他の人誰か頼む。
>>139 改行&字下げを(略)
ドタバタの雰囲気は出ているが、リアリティや真剣さが無い。
52歳にしては内面が幼稚すぎる。「マジで早く帰ってもらえないかな?」
って定年カウントダウンが始まった人が言う台詞じゃないでしょ。
156 :
酷評よろし君 ◆NC1AxUg.ec :2005/10/17(月) 19:21:12
からりとした湿度の低い風が吹くさわやかな日曜日の午後、二軒となりの家からフォークギターを弾く音がきこえてきたけれど、ぼくは微笑すらうかべることができなかった。 窓を閉めてギターの音を遮断する。うっすらと窓にぼくの顔が映った。 とってもみにくい顔。窓に映っているぼくの顔は日差しのせいで影ができて、壮絶な殴りあいをしたあとのボクサーの顔みたいにぼこぼこしている。 「タロちゃん、そろそろ行きましょう。準備はできたの?」 おばあちゃんがぼくのことを呼んでいる。ぼくはだまっておばあちゃんのもとへ行く。 「その呼び方、いいかげんやめてよね。ぼく、来年から中学生になるんだよ。タロちゃんってなんだよ。タロちゃんって……」とぼくはよそ行きの服に着替えたおばあちゃんに言った。 「あ、ごめんね、タロ……太郎ちゃん」 酷評よろしくおねがいします。
>>156 「からりとした」は「乾いた」が良い。擬音語は俺は好かない。それと「二件となり〜できなかった。」の部分の「けれど」が意味不明。「とっても」はちょっと幼稚。「とても」がいい。あと俺は「みたい」よりか「のように」が好きだな。
黒猫は赤銅色の目を細めながら前脚をよじよじと畳みこんだ。 ムッチリとした身体、そして一見可愛らしく見えるものの、よく見ればカッパのような愛嬌のある顔、 光沢のある漆黒の毛皮にすらりと伸びたしっぽ。 彼が座り込んでいるのは人間の胸の上である。人間の胸の上に自分が乗ることで圧力がかかり、人間が重くて起きることを彼は知っている。 人間(彼の飼い主のことではあるが、彼は下僕だと想っている)を起こして、彼は缶詰を開けさせたいのだ。 だが、こうしてから結構な時間が経つにも関わらず一向に起きてくる気配が無い。 主人よりも長く惰眠を貪る不届きな下僕だが、流石に爪でちょいちょいと顔を引っ掻けば起きるだろうと思ったが、 それをやると起きた時にうるさい。 彼はふぅ、とため息をついた。仕方が無い、ロクな物は無いが食べ物は自分で調達しなければ。
>>158 文句は無いね。強いて挙げるなら「人間(彼の〜と想っている)」は「人間―彼の飼い主のこと
だが―」とかしたほうが俺は好き。この場合「彼は下僕だと思っている」ってのが使えない
けど。あと「彼はふぅ、とため息をついた」はちょっと人間味が出すぎ。「彼は哀れっぽく鳴い
た」でもいいんじゃない?
数分後彼はだらしない下僕によって、テーブルの上にむき出しになったまま放置されたバターロールを見つけた。 バターロールなら胃袋を満たす物としては、まだ上等な部類と言えよう。生ゴミを食べるよりはマシだ。 彼は体重を感じさせない動きでテーブルの上にスタリと飛び乗り、哀れな獲物にキバを刺し、咥えて床に降りた。 そしてそのまま部屋の隅に引きずっていき、ゆっくりと食事を始める。 茶色い光沢のある皮。甘いバターの香がする。彼は器用に表面だけを口で剥がしていった。リンゴの皮を剥くようにだ。 彼の食欲があらかた満ち足りて、すっかりバターロールが白身になると彼は何を思ったか、それをまだスヤスヤと眠り続ける下僕の枕元にポトリと置いた。 「お前にもくれてやるお」
>>160 続きあったのね・・
4〜5行目の部分、「彼はリンゴの皮を剥くように起用に表面だけを口で剥がしていった。」がいい
>>161 ありがとうございます。
白身になったバターロールどうぞ つΘ
164 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/17(月) 20:21:47
>>163 「仕方ないお、バターを塗ってあげるといいお」
彼が下僕に北海道最高級バターを一塗りさせると、
すっかり時間が経ってカピカピシワシワになったバターロールが
つやつやとした黄金色になった。
カッパ猫はそれを咥えると163の前にポスッと置いてこう言った。
「あげるから163も缶開け下僕になるといいお`ω´Ш」
猫が「〜お」とか言う発言するのはどうかと・・・
迷ってます、酷評よろ 「私の部屋においで」 腰を曲げた寺子先生に導かれるままひたひたとスリッパを鳴らせば、小さい三 毛猫が一匹、鈴を鳴らして脇を駆け抜けていく。 すれ違うこともままならない廊下を抜けた突き当たりにその部屋はあった。 「仕事中」という木札が裏返しになって柱に掛かっているのを横目に座敷へ踏 み入れると、線香のような、枯れ草を軽くいぶしたような独特な匂い(後でそれ は一部は先生の生まれ故郷から取り寄せた古畳の匂いだと解ったが)が鼻腔を満 たす。 重苦しい匂いの中で軽い戸惑いと驚きとともに脳裏に浮かんだ疑問符ひとつ。 本当にこの部屋があの新聞連載「真佐子婦人物語」の筆を走らせる寺子先生 の仕事部屋なのだろうか。 何しろ本が無い。 もっと言えば執筆活動を思わせるものが何もないのだ。
庭を望む障子は一面全て開け放たれていた。 門前に立っていたときに自分の傘を打っていた秋雨はすでに薄く、朧雲の下で 竹垣がつましく深い植え込みの間から端を覗かせている。 なにもかもが薄暗い下で、9月となった今にアジサイが幾分花が欠けながら も薄紫の艶を精一杯広げているのがこの庭では唯一の目の慰みに思えた。 室内に目を転じれば御簾がかかった東側の窓際に鎮座する小さい座机に照明 や和人形が立ち、後は背もたれがついた簡素な座椅子と、その付近にちょっと した枕ほどの厚さの座布団が重なって三つほど。 それらはしかし箒で押しやられたように部屋の隅に固まっていて、薄曇の部 屋の中で畳二枚半ほどの大座卓だけがどっしりと部屋の真中で漆を黒光りさせ ている。
壁から下がる割烹着とか座机の筆記具とか細々とした物は別にしても、八畳 に在るものはこれが全てと言って良かった。 促されるままに座卓へ歩を進めると、差し出された座布団。 「ほら、楽におし、で、私に何の用だい」 「見ていただきたい物があるんです」 中腰のまま肩から下ろした革バッグを開けてそれを取り出そうとすると、スリ ッパを脱ぐパタパタという音、続いて畳を滑る衣擦れの音がして。 「どうぞ」 横から湯飲みを持った白くひなびた手が伸びてきた。 「ありがとうございます」 礼を言って目を向けると60代半ばだろうか、痩せぎすのいかにもおっとりし た細い目をしばたかせた老齢の男性が白髪まじりの前髪の奥からこちらをちら と見る、と、寺子先生が一言。 「亭主だよ」 「ごゆっくり」 今度は音も立てずに部屋を出ていった。
「さて、妹に聞いたけどあなた、早朝から玄関先で私が帰ってくるの を待っ てたんだって?」 「はい」 「仕事柄しつこい人間には事欠かないけれど」 寺子先生はそこで言葉を切ると庭を向いて湯飲みに手を伸ばした。 真っ黒な庭石から、砂利から、紅や薄紫が覗く植え込みのあちこちからさわさ わ、ぽつりという音が微妙に音程を変えて聞こえてくる。 先生は湯飲みを口から離しても無言のままだった。 何故黙っているのだろう。 先生の視線の先には雨音に打たれるアジサイの葉が茂るのみ。 やはり機嫌を損ねたのだろうか。 僕が「間」に耐えられなくなり、封筒に手を伸ばそうとした頃、小雨がアジサ イの葉を打つ音をじっと「見」ながら先生は一言言った。 「あんたほどしつこい人は珍しいよ、何だね、言ってご覧」 「これを拾ったんです。」 真新しい角2の茶封筒から「それ」を取り出して広げると、両手で正面に差し 出した。
先生の前で微かに震える指先が恨めしい。 「作品を見てくれというならお門違・・・」 庭を向いていた目が引きつるように止まると揃って僕の手元を厳しく凝視する。 座卓の上に浮いた原稿用紙一枚、湯飲みを置いて手に取ると低い声が言葉の端々 で上ずりながら読み上げた。 「「ばかや阿呆と思われるくらいなら、悪い女と陰口をたたかれるほうを選び ますよ、お母さん」・・・・・私のじゃないか!」 明らかに動揺する寺子先生。 「新聞を見て先生の連載している「真佐子婦人物語」31章の初めだと思いま した」 白髪が垂れる眉間に皺を寄せて首から下げていた眼鏡を原稿用紙の上で上げ下 げしていたが、しばらくすると顔を上げて。 「あなたが見つけてくれたのかい?」 うなずくと、未だ信じられないように机に置くと唇を噛み、首を振った。 「これをいつ、どこで?」 「月曜日に敷島東公園の噴水前のベンチ下で見つけました」
僕はどんないきさつでこれを手に入れたかを手短に話した。 「無い無いと思ってあんなに探したのにねえ、そうかあ」 右手で白髪を掻き毟り掻き分ける。 「もう三日早ければねえ」 そう言って寺子先生は嘆息した。 --終わり-- 途中の切抜きで意味不明でしょうがすみません。 判る範囲で酷評お願いします。
173 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/17(月) 22:41:12
ぼちぼちと小説等書いていたら、本当に頭が変になる。いや、髪型のこともそうなんだけど、もっと内側の事ね。そう、脳、あのグロテスクな固まり。 多分あれは数ヶ月前だったんだと思うのだけど、科学で証明されたでしょう、脳みそには七本の糸状の物体Xがあるって。え、そんなの知らない? 嗚呼そう。まあ、それはどうだって良いよ、もう。数ヶ月前、その内の一本が切れちゃったんだよ。僕のだよ。 こう自分的には何で切れちゃったのか知りたいんだけど、それ忘れちゃって、うん、小説書いたりしてるからだね、ごめん。 てなわけで、この素晴らしくて美しゅう世界を僕は冒険に行くのです。レッツゴー 歩いていたらスルメンに出会った。スルメンはするめの一種なんだけど、辛うじて日本語を喋れるから、通訳に連れて行くことにした。スルメンはするめやら美味しい魚介類とよく精通しているから、いろいろ便利だ。 馬鹿でかい机の上には馬鹿でかいパーソナルコンピューターがあった。机の脚をちょうど雪山を登るような感じで、登ったからボロボロになちゃった。土下座したい気分。でも、大型のパソコンにも興味があったから、これ故に仕方のないこと何じゃないかな。 起動スイッチを押すのにはスルメンの長い腕(?)が役に立った。 ピコンとウィンドウズが起動するわけだ。 まあ、どうだって良い。良い良い、いいっ。 そうだ世界は・・・ だだだだだだだ!! 僕とスルメンはパソコンゲームの中に吸い込まれた。
>>133 >記憶がなくなった成果の賜物かもしれません。
なんか妙な言い回しだと思うのは気のせい?
>黒髪を肩まで垂らすなどという髪型の男性
クドイ
>日本中どこを探してもいません。
どこを探してもいないのは
話者がいる「今」の時点のことなのか加藤と対峙している「過去」の時点のことなのか曖昧
>加藤のまるで花魁のような派手な着物と、女郎のようにちらちらと舞う長い髪に気を取られ、私はぼんやりとそう返しました。
> 自分の名前も顔も、性格ですらも忘れてしまっていた私は、この場でどういう反応をしていいのか解らなかったのです。
そんなに気にすることないかもしれないけど
前の文で「髪に気を取られ(たから)ぼんやりと返した」と読めてしまったので
その次の文がすんなり入ってこなかった
「ぼんやり返した」理由が二つ出てきちゃったかんじ
「長い髪を見ながら〜」くらいでよかったのでは
どうでもいいが、君もしかしてサムライガン知ってる?
>>154 話者の目線からもの語ってるんだからあんたイメージと違っても関係ないでしょ
「花魁」「女郎」」あくまでも話者のイメージ、キャラの物の見方
俺はぜんっぜん不快じゃなかったし
ああ、花魁くらい派手な変人なんだなあ、と
会話形式の文てのは逃げとして使えるんだよな
作者が下手なんじゃなくてこの「話者」の説明が下手なんだとw
175 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 02:13:19
ジョギングの帰り道、電信柱の影に自動販売機を見つけた。 ノドはもうカラカラだ。ポケットをまさぐって、ギザギザの小銭を探した。さいわい 100円玉が2枚あった。 自販機の前に立つ。右から左へ見ていくと、『売り切れ』の赤い文字が目立つ。なん と商品の90%が売り切れだった。しかし売れ残っているのは、ブラックコーヒーや季 節はずれのおしるこ等ではなく、ちょうど今飲みたかった清涼飲料と栄養ドリンクだっ た。 清涼飲料を選んだ。がたんごとんという音がして、じゃらじゃらという音がした。ま ず缶の方を取った。生温かい。ぎょっとして缶を確かめる。涼しそうな青と白を下地に 爽やかな文字で商品名が書かれている。これはまぎれもなくCMの女の子が気持ちよさ そうに飲み干している清涼飲料だ。なのに缶からは人肌の温もりが伝わってくる。 酷い。酷い自販機だ。そう思った。住宅街のはずれに隠れるように設置されていると はいえ、この管理のずさんさは何なのだろう。しかし、たかが120円ぽっちで苦情の 電話を入れるのも馬鹿馬鹿しいので、結局泣き寝入りすることにした。私は怒りをこめ て、その賞味期限の切れた缶をゴミ箱に投げ捨て、自販機の小口に指を突っ込んで釣り 銭を取ろうとした。
176 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 02:14:00
小銭に触れた瞬間、ぬるっという感触がした。生暖かい。私は「ひっ」という情けな い声をあげて、小銭を回収する間もなく反射的に指を引きぬいた。真っ先に思い浮かん だのは、小銭受けの中でドロドロになって腐敗している何かの死骸である。あの異常な 感触に対する答えはそれ以外に思い浮かばなかった。 親指と人差し指とくっつけたり引き離したりすると、確かな粘り気が伝わってくる。 もうそれで結論は出たはずなのに、私はなぜかそれを鼻先へと恐る恐る近づけた。そし て指先と鼻の穴の距離がある一線を越えたとき、想像を絶するような臭気が鼻の神経を 襲った。そのあまりに非日常的な臭いに私は仰け反り、ぐるっと眼球が回転したのを感 じつつ、のど奥から湧き上がってくる液体を空いた手で必死におさえた。 一刻も早くこの場から離れなければ。本能がそう悟った。私はきびすを返し、渾身の 力を込めて地面を蹴った。しかし視界は前に進まなかった。糸をビーンと張ったように 硬直する踏み出した足。その足に意識がいっていたせいで、もう一方の足に粘っこくま とわりつく違和感に気付くのに、遅れた。気付いたときには、背後から足に加えられる 凄まじい引力にバランスを崩し、迫りくるアスファルトの硬い路面を見ていた。 受身を取り損ねたらしく、すこし気を失っていたらしい。私は地面にうつ伏せになっ て倒れていた。目の前に根元の濡れた電柱が見える。私は両手を使って起き上がろうと したが、腕立て伏せの体勢になるだけで、それ以上身体を動かすことができなかった。 そういえば腰から後ろ、特に足の感覚がない。冷静に考えれば、手だけで起きることは できない。足を使わなければならないのだ。なのに「足を使う、動かす」という考えが 浮かばなかったのはどういうことだろう。首をもたげて、持ち上げた身体と地面の間か ら後方をうかがったが、自動販売機の赤い筐体が見えるだけだった。 顔をあげると、電柱がさっきより少し遠のいたような気がした。
177 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 02:15:38
深夜、ホームレスが自動販売機の小銭受けを漁っていると、10円玉が三枚と50円 玉が一枚見つかった。所持金は72円。合わせるとジュースが一本買える。後先を考え ない彼はもったいぶりつつ、小銭を投入し、じっくりと陳列ケースを眺めた。売り切れ の商品はなかった。久しぶりの買い物に酔いしれた彼は奮発して150円のおしるこを 買った。乾いた手に伝わる人肌の温もりをじっくり味わいながら、彼は自販機を後にし た。
>>173 作風的に文章としての批評は難しいんだが、それでも感じた所だけ。
>本当に頭が変になる。いや、髪型のこともそうなんだけど、もっと内側の事ね。
真ん中の部分は「髪型もそうなんだけど」で十分。誤解を招く言い回しでもないし。
>多分あれは数ヶ月前だったんだと思うのだけど、科学で証明されたでしょう、
>数ヶ月前、その内の一本が切れちゃったんだよ。
時節的におかしい。故意に時期を合わせたのならフォローが必要。
後になって証明されたのを知ったなら、切れたって部分を先に持ってくるべきかと。
>てなわけで、この素晴らしくて美しゅう世界を僕は冒険に行くのです。レッツゴー
なんで?意味不明。それまでの文と「冒険に行く」がまったく繋がってないよ。
糸が切れたこともどうでもよさげだし。切れたらどうなるのかとかの説明もない。
ここで読者と距離が開いてる事に気付かないのはちょっと痛いかも。
>机の脚をちょうど雪山を登るような感じで、登ったからボロボロになちゃった。
どこ(あるいは何)がどうボロボロなの?
それと雪山じゃなく普通に断崖絶壁とかにした方がいい。食い違いすぎる。
比喩したい意味や現象は荒唐無稽で構わないが、表現するものは的確に伝えなきゃダメ。
>仕方のないこと何じゃないかな
説明はいらないよね?
あと、パソコンとウィンドウズはどっちかに統一した方が読みやすいと思います。
179 :
じょーく :2005/10/18(火) 03:14:20
ん〜〜ここに描いても、盗まれない?(念のために聞いておきたい^^;;)
お前みたいな低レベルなもん誰も盗まねぇよw
>お前みたいな低レベルなもん誰も盗まねぇよw もんというのは関西訛りなのでしょうか? できれば日本国の標準語でお願いします 関西弁はきもち悪いです 低レベルな〜低いレベルだから盗まない、というのも 固定観念に囚われているみたいで好きではないですね。リアルリアリティです。 酷評、というかニュー速辺りによくいる地方叩き風味にしてみた
182 :
じょーく :2005/10/18(火) 08:43:23
じゃあ、描きます^^ みずちのりやす水智紀安は、悲劇の人であった。宮廷の左大臣まで上りつめたものの、 そこで、帝の不評を買ってしまったのである。原因は女であった、帝が見初めた女性に、 水智は気にいられてしまったのである。彼自身が、その女性に興味がないのが余計にまずかった。 興味がないのがわかると、ますます、女性は、水智の興味を引こうと色々と努力し、 その度に帝は、傷ついたのである。天下の王を敵に回せば、これほど恐いものはない。 嫉妬に狂った帝は適当な理由をつけ、宮廷から追い払った。時は平安、宮廷から追い出された者に待っているのは、
183 :
じょーく :2005/10/18(火) 08:44:49
続き 茫洋たる野原と、惨めなボロヤに住む権利である。 今までの華やかな暮らしに慣れていた水智はこの暮らしには耐えれず、 自らの命を断った。しかし、水智は、宮廷の左大臣までなった男である。 そういう男が、無学であるわけがなく、その学の中には、呪いをかける方法もあった。 そして、水智は自らの魂と身体を引き換えに、京の都に、呪いをかけたのであった。 あらゆる病魔と、悪霊が京の都にあふれるようにという呪いだった。悪運強く呪いは効力を発揮し、
184 :
じょーく :2005/10/18(火) 08:46:57
京の都は魔物の巣窟になってしまった。京の都にあふれる魑魅魍魎達。 これを憂慮した宮廷は、すぐさま、倒魔の士を集めた、陰陽師の日崎幽玄、 京都守護職の鈴木八郎太、仏師の二不時法師、みな一流の者達であった。 文章を単純にペーストしただけなので、ルビが変な風に表示されてしまったのは 愛嬌というところでよろしく^^
185 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 11:50:51
>>182 まぁ、これで盗まれると考えている時点でしょうもないけど。
小説の文章としても、もっと小説読めとしかいえないな。
細かい文章がどうのこうの以前に、これじゃ無味乾燥なあらすじだぞ。
もう一つ致命的なこと行っとけば、平安期の雰囲気が全然感じられない
ことだな。
186 :
185 :2005/10/18(火) 11:52:50
あぁ、守護とか言っているから、鎌倉か室町だったか。 平安じゃないな。 もっとも、そうすると帝の権力が妙に強い感じだが。 (というか、時代考証している様子はないから、考えても無駄かな)
187 :
じょーく :2005/10/18(火) 12:37:49
時代考証してない←言われるとおもった^^;; (まあ、面倒くさかった、(後、時間がなかった^^;)のでしなかった^^;;(こらこら^^;;) 後ショーとショートにしてくれって頼まれて書いたものなので・・・・、 まあ、できれば読む人が、この先がどうなるんだろう? という興味がわくかを聞きたいのですがね。^^この文に関しては^^ まあ、酷評はありがとうございます^^ 出来れば他の意見も聞きたいです^^
探偵のみなさんこんにちは。 このスレは本当に1000にたどり着けるのか検証してください。 私の力ではどうにもできなかったのでぜひお力をおかしください よろしくお願いします。 あと ^^ ← これ付けてる奴はふざけてるとおもうので論評すらしない
189 :
じょーく :2005/10/18(火) 15:11:43
ふざけてますよ〜^^、楽しいですよ〜^^、 心地よくストレスを解消させていただきました^^ 大変ありがとうございます^^
190 :
じょーく :2005/10/18(火) 15:45:23
あと個人情報保護法^^
191 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 17:22:18
>178 てきとうに書いた文章なのに真面目に批評されるとかなり凹むorz
>>182-184 出てくる話がまるで小学校の教室でありそうで単純すぎる。
いい奴だったA君はB子に好かれていた。
しかし、ひそかにB子ちゃんに思いを寄せていた
クラスの人気者のC君がそのことを妬みA君をいじめた、
といったような。
もう少し、展開をひねってみたら良いんじゃない?例えば、
帝の側室が水智に恋してしまい、その思いを隠しきれず短歌か何かに書いてしまう。
そのことを察知した水智の政敵が、あらぬ噂を流し、水智を失脚に追い込む。
と言った感じで。(まあ、これもイマイチだな)
文章も格調高くしたいのか、リズムを持たせて語りたいのか判らないけど
> 原因は女であった
> 興味がないのがわかると
> 天下の王を敵に回せば、これほど恐いものはない。
こういうところはもっと違う言い回しにしたほうがいい。。
こういうところが気になって話に入り込むことが出来ず、疑いたくなってしまい、
時代考証なんかが気になってしまうことになる。
時代考証がしっかりしてなくても、きちんと話を説得力もたせるようにしたらいいと思う。
167-172は駄目ですか?、 1.中途からとか中途半端で終わるのは無理。 2.基本から出直して来い。 3.もっと短くまとめろ。 4.もう少しレスする気が起きる文章を書くべし。 5.濡れ場を出せ。 上記の内どれかでも理由を教えてくれれば合わせて書き直します。 5は女子高生の一人でも出さんとならんので困難を極めますが。 リライトスレでも最近何度か手数かけましたが、続きが書けなくて 何かとっかかりが欲しいです。 一レスでいいので酷評お願いします。
>>102-103 聖書もクトゥルフ神話も詳しくないせいかもしれないけど、
状況が掴みにくい。
最初の四行の説明が不親切すぎ。
彼がこっちを見ている、以外何も解らない。
そして、短い間に「光景」なんて言葉を繰り返して使ったり、
「それはこの一種特殊な世界に詳しくないものが見たら」なんて、
説明としてもさっぱりわからない。
>>106 > 死なんていつ訪れるか分からないのだから
> ねぇ、毎日を大切に生きていこうよ
日常のありふれた場面のありふれた美しさを言うのに、
「死」なんて大げさなものを持ち出して、根拠付けないほうが良いと思う。
195 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/18(火) 19:54:42
>>194 ところで、死って大げさなの?
死は日常に、ごみのように転がっていて、それこそありふれた感じがしますが。
197 :
194 :2005/10/18(火) 20:02:21
>>195 誰にしても、自分の「死」というものはありふれてないでしょ?
「毎日を大切に生きよう」←これはこれだけで充分納得できる。
そうやってせっかく小さなものごとにきちんと目をむけられていたのがよかったのに、
「君はもしかしたら明日死ぬかもしれないのだから」なんて言葉を付け加えてしまったら、
逆効果だと俺は思った。
↑スマソ
適当に作ってみました。 さて、帝が懸想し水智を野に追いやった女は、水智の死の直後中宮に立后された。 有力な貴族の後ろ盾があるわけではなく、中宮になる前の身分もそう高くもない、 子を成したわけでもない。彼女が中宮になったのは、偏に周囲を退けて、帝が強く 願い働きかけた結果であった。 彼女の名は頼子という。 しかし、頼子は恐れ多くも帝の後宮に住まいを与えられている身でありながら、 幾重にも巡らされた御簾に隔てられた、顔も知らぬ水智を忘れることは無かった。 帝の正妃である中宮が、他の男を想って涙を流すとは不敬も甚だしいことである。 中宮付きの女房から噂は瞬く間に内裏中に広がるも、死んだ男は、所詮死んだ男。 いずれ頼子の気持ちは儚く消えることであろうと帝は頼子を許した。 折りしも都は姿の見えぬ魔物が跳梁跋扈し、死病と凶作が次々と民草を屍に変えはじめていた。 荒れ果てた京の都で今にも切れそうな、か細い生命をかろうじて繋いでいる者は、 地獄があらば、ここが地獄じゃと暗い天を力なく仰ぐ。 帝は霊験あらたかな法師に命じて、連日祈祷させるも効を奏することは無かった。 ぷつりぷつりと糸が断ち切られるように、内裏の者も死病で儚くなっていく。 内裏の人々は言われ無き罪で流された哀れな左大臣水智が死後魔王となって、 都や帝を滅ぼすつもりであろう、と憚ることなく噂した。
202 :
194 :2005/10/18(火) 22:01:35
水智が魔王になりおった、朕に報復するつもりじゃと帝は恐慌した。 黄金作りの御仏の像も微笑むだけで救ってはくれない、皆は帝が水智を流したから災いが起こったと謗る。 衣も髪も乱れ、とても帝とは思えないほどの無様な態を晒して泣きじゃくりながら 愛する中宮頼子の衣に取り付いた様は、さながら乱心したかの様であった。 「魔王じゃ、水智が朕を滅ぼす。都もじゃ。どうにもならん。朕もそなたも死ぬ」 頼子は子供のように帝をあやしながら、慈母のごとき眼差しで帝に囁いた。 「水智様を鎮めてみせましょう」 帝は誠か?誠であるかと、頼子の衣に顔を埋めて震えながら声を搾り出した。優しく髪を撫で付ける 頼子の顔は見えない。頼子の吐息が耳にかかる。 「水智のお命を奪った帝の御命をば、水智に捧げられませ」 それは幾度となく帝の前に平伏しながら、上奏文を読み上げるあの声ではなかったか。 「さすれば水智の魂は安まることでありましょう」 その後怪異と災いは嘘のように止み、御仏の御慈悲じゃお救いくだされたと人々は晴れ渡った空を見上げ 生あることを涙を流して喜びあうのだった。 帝は怪異は自分の政を御仏が戒められたのだと、人が変わったかのように力をいれはじめ 身分の上下に関わらず有用な人物は重く用い、地獄と言われるほどに荒れ果てた京の都は この帝の代に空前の繁栄を遂げた。
>>193 _ ー┐ __
ノ ゝ _ lーl, ー 、 l ̄ i l | l ̄ l l ̄'| | |
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l_ / ,l ,l′ ノ ,/" lー-l | l lー-l | l . l ̄ |
,ノ ,l' ノ ノ | l l l l l | l. 'l-―'"
丿 丿 | ̄ ノ゙ l .゙ー " ゙ー-| l l, ヽ――ヾ
|_ノ ー " l _____ l ヽ____l
゙ー" "- '
細かい点から。
「『見』ながら」とか、カギカッコを使う必要あるかな?
「!?」は、縦書きで編集・印刷すると横向きになってしまうので、全角推奨。「……」もね。
>「これを拾ったんです。」
ほかの部分は句点省略してるんだから、校正漏れだね。字下げしてない箇所もあるし、要注意。
「本当にこの部屋があの〜」とか、時々親切すぎるセリフが出てくるのが気になる。
>右手で白髪を掻き毟り掻き分ける。
言わんとすることは分かるが、このままじゃ読みにくいよ。
漢字はもっと開いていいと思う。堅い雰囲気の文章だから多めに漢字を使うのはいいだろうが、
「一言言った」など、分かりにい、読みにくい表現になっている箇所がある。「ひとこと言った」
とか、漢字はもっと戦略的・機能的に使っていこう。
帝の姿に、かつての左大臣水智の姿を見る者は多かったといわれる。 左大臣水智。かつて魔王と恐れられ、都に災いをもたらした張本人ではあるが、 災いが去り帝によって鎮魂されて祀られ、太政大臣の位を賜ったとなれば 生前の功臣としてよく帝に仕えた様が偲ばれるのみであった。 そして中宮頼子。 頼子も人が変わったかのように水智を忘れて帝を愛しよく助け、後に皇子を産んで 一時は廃后も危ぶまれた地位を揺ぎ無いものとした。 しかし―― ここからは後の世の話。 その当時の内裏の様子や噂話等を書き綴った書物を紐解いてみると、 中宮頼子が自分の宮に通ってきた帝に、時たま水智様と呼びかけるのを聞いた側仕えの者がいたという記述がある。 頼子が反魂の術を使い、帝の肉体に愛する水智の魂を呼び戻したのだ、魔王水智が頼子を使い、自分を復活せしめたのだ、 頼子の水智に対する強い恋着に水智が呼応して、帝に成り代わったという様々な噂がまことしやかに流れたという下りも書き連ねられている。 そうでなくては帝と頼子の豹変ぶりは説明が付かない。あれは水智を思わせる姿というよりも、水智そのものであると――。 真相は不明である。
ウワ改行グチャグチャ。 以上、じょーく氏の話が面白そうだったので 設定お借りしました。 失礼しました。。
207 :
じょーく :2005/10/19(水) 03:25:17
>>ジョーク氏の続きさん やっぱりまじめに、文学をやっている人の文章はちがいますね^^ 今は軽く目を通しただけですが、自分にはここまで、まだ描けないです。 自分の続きの文章をさらさなくて良かった、と苦笑しながら読みました。^^ ありがとうございます。
208 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/19(水) 06:51:38
―2053年―夏 1人の少年は通学用の鞄を抱えながら 中学校から家へ帰る途中だった。 ただし、その足取りは決して軽くは無かった。 むしろ少年は肩を落としながら足を突き出すように歩き、 中学生らしい元気は微塵も感じられなかった。 やがて家に着くと、部屋のパソコンへと向かった。 少年はプログラミングが得意だった。 2053年現在、中学生程度でも容易にプログラムが組めるほど、 ゲーム関連の技術は発達していた。 いや、とは言え、少年のプログラミング技術は専門家にひけをとらない レベルではあった。 それは父親の影響を受けてのものであったし、少年自身の インドア派で、ひきこもりがちな性格にマッチするものでもあった。 ≪。。。24&’・・・ssんp・・・≫
209 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/19(水) 07:05:26
「どんな・・・どんな世界を作れるんだろう?」 少年が初めてプログラミングに触れたのは7歳の時だった。 大手のパソコンメーカーに勤める父親が1日中パソコンに向かっているのを見て 見よう見まねでマウスを動かした。 少年は頭脳明晰だった。羅列文から機械を動かすというシステムを 7歳で理解できた。 一見、大したことのないように思えるが、これは案外すごいことである。 7歳でパソコンを動かせる子供は五万といるだろう。 だが、(なぜ動くのか?)という仕組みを理解することは先天的なものであって、 まず教えられて納得するのは難しいことなのである。 それは彼が後に、その世界で選ばれた人間になれるだけの資質を生まれながらにして 持ち合わせていることを示すものであった。
>>135-137 読解力なくてごめん。
水族館か何かの水槽の中で暮らしてた、
地上を歩いたことのなくて肺で呼吸したこともない人魚?か何かの生き物が、
水槽を抜け出し、歩いて海を目指す話として読んだ。
もし、そういう話じゃないんだったら、こういう勘違いをする馬鹿もいるということで、
解り易く書いてやるか、切り捨てるかしてほしい。
で、文章だけど、普通にいいと思った。
別にどこも直さなくてもいいと思う。
それでもあえて何か言うとすれば、ちょっと観念的な言葉が多い気がした。
例えば、>136の
> そう、もしも私がもう少し利口だったならば、…(略)…、きちんと認識できていたはずだ。
ここの「認識」という言葉は重たいような気がした。
「気づく」とか「わかった」とかでも充分だと思う。
まあ、一つ前の文の「理解出来たのかもしれない。」の「理解」と対応させてるのだろうし、
これも難癖かもしれない。
>>139-147 普通に馬鹿馬鹿しさが楽しめた。特に、
> 京本政樹や所ジョージは呼び捨てなのに林家ペーには敬称が付くのは何故か、
この部分が好き。
ただ、
> 地球に怪獣が襲ってくるということが、それとなく雰囲気でわかったため、
> だって国連だよ。国連の決定だよ。三國連太郎の略じゃないんだよ。
ここらへんは、面白いか寒いか意見が分かれるところだと思う。
私の名前はマリー。 私は人形です。 今、私は真っ暗な押入れの中に入れられています。 固定された瞳は閉じることを許さずに、代わり映えのない風景を見つめさせられています。私の自慢 だった黒髪は乱れ・・・・真っ白な肌は埃とカビにまみれています。 友達だった雪江ちゃんは見る間に大人になり、恋をし、結婚し、その娘の月江ちゃんは新しい人形を 買ってもらって私を押入れにしまい込みました。 あれから幾多の年がたったでしょう。 それでも、哀しいなんて感じません。 楽しいなんて感じません。 だって、私は人形なのですから。 腕のいい人形師であると同時に私のお父様は、私に何度も言い聞かせましたね。 『おまえは人形。人に遊ばれて、捨てられる運命なんだよ』 だから、私はお父様のお言葉を忘れずに人形として日々慎ましく暮らしております。 でも、そんな私が久しぶりに外をでることを許されました。 子供だった雪江ちゃんは、もう大人になって子供までいました。 そして、久々にあった雪江ちゃんは私を見て悲鳴をあげました。 私は訳も分からずに、心の中で首をかしげました。それから程なくしてテレビ局なる場所に連れて行かれ、人々の前にさらけ出されました。 無論、髪は乱れたまま、肌はカビだらけです。私は・・・とても悲しくなりました。 でも、悲しくたって泣きません。 私は人形なのですから。 『恐怖、髪の伸びる人形です』 『きゃああああ』 不思議な感覚です。 なぜ、私は怯えられているのでしょうか? そして、同時に好機の目で見られるのでしょうか? 私が何をしたというでしょう。 哀しいというよりも、人間たちの目が…怖い。 『この人形を作った人形師は有名な変人であまたの子供を襲い……』 聞いたこともないお父様の経歴。 お父様は優しくて子供にも優しいお方でした。 なのになんで、こんなに侮辱されないといけないのでしょう。
とある、人間が私を見てこういいました。 『悪霊が憑いている』 そして、私にお経を唱えます。 もう、やめてください。 押入れの中でもいいですから・・・・・・ 私を・・・帰して・・・ください。 思わず泣きそうになって、声をあげそうになりました。 それでも必死に耐えていました。 そうこうしてる間に私の髪の一部を切り落とされ、箱に入れ、家に 帰されました。 私は・・・・・・私なりに人形であることを望んでいました。 でも、多くの人間は私が人形であることを望んでないような気がしたのです。私は・・・たくさん考えました。 しばらくして、研究員という人間がやってきて私を前に、家族にこう説明しました。 『この人形の髪は間違いなく人髪です。それでも人髪は湿度や温度などの環境条件さえあえば伸びることがあります。これは科学的に立証できる現象です』 よくわかりませんでした。 それでも、彼は私を人形として認めてくれていたのでしょう・・・・・・嬉しかったです。 ある日、月江ちゃんは私を箱に詰めました。 私はなぜか再び悲しくなりました。 神社のような場所に連れて行き月江ちゃんは私を見て言いました。 『気持ちが悪い・・・・・・』 私がもしお父様に人形だと言われなければ、私は泣いたでしょうか? いいえ、泣けません。
私は人形なのですから。 神主らしき人間は私を見て、髪を梳いてくれました。 私の半世紀分の肌の汚れを取ってくれ、私の唇に紅を乗せて言ってくれました。 『ああ、別嬪さんだね・・・・・・』 ああ、なんて嬉しい言葉でしょう。 この言葉を言ってくれたのはお父様と雪江ちゃんだけです・・・ その人間は、うやうやしく私を箱に詰めました。 真っ暗な空間で、どこかにごゴトリと置かれる感覚がしました。 しばらくして熱くなり、私の身は真っ赤な炎に包まれて耐え切れなくなったのです。私は生まれて初めて・・・・・・・お父様のいいつけを破りました。 「ア・・・・・アツイ・・・・・アツイヨ・・・!!」
これで終わりです、とあるサイトに投稿したものです 酷評お願いします。
結局“悪霊のついた”人形であったことがわかる最後の火葬の場面が肝だと思うので、人形の一人称ではなく雪江か月江の視点で、或いは三人称で、 人形を外から描いたほうが良かったのではないかと。 人形自身の感情を描写してしまうと、彼女が実際に喋りだしても読者にとってはあまり驚きが無いので。 “「ア・・・・・アツイ・・・・・アツイヨ・・・!!」”がラストの一文だったので意外性重視の作品と判断しての評ですが、もしかしたら人形の悲哀もまた書きたかったのでしょうか。 その場合、逆に最後の台詞は要らないのではないかと思います。 『考える人形』の語りにそこまで耳を傾けてきた読者にとって、ホラー小説的なオチは感興を削ぐだけではないかと。 彼女が普通の人形ではないことを、それを“悪霊”と呼ぶにせよなんと呼ぶにせよ、読者は既に知っているわけですし。 筋立て自体はしっかりしていると思います。 語り口も揺らぎが無く好印象です。 御疲れ様でした!
216 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/19(水) 14:59:22
217 :
評価して下さい。違うスレに書き込んだモノです :2005/10/19(水) 15:03:20
ハルマゲドン!それは世界の最後を意味する! 実はハルマゲドンは一頭の幻の鯨・コードネーム「こたつ」が 人類の地球環境汚染に激怒して 一度地球環境を浄化する為に引き起こそうとしているのだ! しかし! 「こたつ」だけではハルマゲドンは起こす事が出来ない!人間の協力者が必要である! 「こたつ」は協力者としてある男を選んだ。 ホモで歯磨き粉製造工場の工員でる彼。名を「オシシげんろく」と言う。 暗く、切ない、しがない工員。友達もなく暇さえあれば鯨の写真集を読むのが趣味。
218 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/19(水) 18:06:40
>>196 いやいや、自分の死だってかなり身近なものだよ?
>>204 █████▓░ ██▓░████▓████████▓░
██▓░ ██▓░██▓██▓░ ██▓░
██▓░ ██▓███▓░ ██▓░
██▓░ ██▓██▓░ ██▓░
██▓░ ██▓██▓░ ██▓░
██▓░ ██▓░██▓░ ██▓░
█████▓░ ██▓░ ████████▓░
有難うございます。
素人ながらちょっと何か見えてきた気がしました。
本当に有難う。
質問なんですけど、 桜の季節が、春の訪れとともにやってきた という文章はおかしいでしょうか? 「季節」の意味を辞書で引いてみましたが解答を得るには至りませんでした。
222 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/19(水) 23:22:09
>>221 文法上おかしいというわけではないが、なんとなくひっかかる。
意味が重複しているからだと思う。
「桜」といえば「春」なのに、わざわざ繰り返しているところが嫌な感じ。
また、「春」は「季節」の一つだから、ここでも重複している。
それと、「春がやってくる」→「桜が咲く」が流れなので、文章としては、
「春の訪れとともに、桜の季節がやってきた」の方がすんなり受け入れられる。
例えば、
「山の雪融けとともに、桜の季節がやってきた」という文章とを比べると、
やっぱこっちのほうがしっくりくる。
>>221 『頭痛が痛い』のお姉ちゃんみたいだな。
どこを取っても紋切型だし、面白味もないし、
こんな文章に執着しないで、さっさと書き直せばいいと思うよ。
桜の季節=春 ってイメージがあるから 馬から落馬ではないが、脳内変換では、春が二回出てくることになる ちょっと繋がってないように感じる「雪融け〜」てのを使うのがベターだと思う それから、ちょっと関係ないかも知れんが、一見違うような要素の言葉を文にいれると、心に残りやすかったりするそうだよ(まぁこれはキャッチコピー等の話だがね) 例) セクシーでゴージャス きらびやかにして猥雑 【「シカゴ」より】
175-177を書いた者です 文章を書いたとき興奮してしまって 酷評をお願いするのを忘れてしまいました すいません・・・ 何か一言だけでもいいので 酷評してください
226 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/20(木) 00:46:55
すいません、次回投稿予定なんですが、推敲中にどうしてもしっくり来ない部分がありまして 酷評お願いします。 話の途中なので、意味不明かもしれませんが。 治安の良い安全な町というのは、そこがどこであれ、 生活する人間の最低限の希望であり、パチンコ店「キング」への 表面化しない不満が住民の間に燻っていたことは、 私がまず住人の一人として感じていたことであった。 だからこそ、水野の申し出にも多少好戦的な気持ちがあったとはいえ快く応じ、 企画を進めてきた。 水野はパチンコ店店長です。 そして、一人称は地方新聞記者です。 これで、文脈通っているかなんかイマイチで…。
227 :
226 :2005/10/20(木) 00:48:58
あ、「治安の良い」と「安全な」がかぶってるのか。 書きこんでみて初めて気づいた。
228 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/20(木) 01:18:18
>>175 ホラーなのか星新一的なびっくり小話なのか、位置づけが微妙。
内容は前者なのに、描写は後者。本当に驚いている、恐怖している
感情がでてないんだよね。「なのに『足を使う、動かす』という考えが
浮かばなかったのはどういうことだろう。」なんて、どう見ても後から
「あの時はやばかったなぁ」って思い出話をしてる語り口じゃん。
>>177 は完璧に蛇足。「普段はふつうの自販機だよ」という説明は
やめて、本編中の描写に盛り込まなきゃ。むしろ、普通の自販機が
いきなり人食い自販機に豹変するのが、こういう話の怖さの本質じゃないか?
だとすると冒頭でいきなり自販機の異常をあからさまにするのは冷めるでしょ。
もっと「ふつう」の描写を磨くべし。「普通だよ」と主張するのではなく、淡々と
流れの中で語っていこう。
>>208 取材しろ。少なくともネットで調べられる情報くらいは集めろ。
「その世界で選ばれた人間になれるだけの資質」なんて、論拠もなしに
言われてもただの絵に描いた餅だよ。
>≪。。。24&’・・・ssんp・・・≫
こんな子供も騙せない子供だましはやめなさい。「凄いプログラムを組める
ようになれ」とは言わないけど、ちゃんと「一般人からは凄そうに見えるソース」
くらい書けるようになれって。素人くらい騙せよ。
>>211 何が言いたいの?特にヒネリもないし、「人形がひどいことをされた」というだけの話でしょ。
読者をどうコントロールしたいか考えようぜ。
文がブツブツで、「ました。ました。」調だから、中学生の和訳っぽいお粗末な日本語になってる。
「腕のいい人形師であると同時に私のお父様は」「そうこうしてる間に私の髪の一部を切り落とされ、
箱に入れ、家に帰されました」など、主語述語の対応ができていない。
>>226 解読すれば意味はわかる。逆に言えば、一読しただけでは意味が通らない文章だな。
キリがないから具体的な指摘はパス。
230 :
226 :2005/10/20(木) 01:33:39
>>229 具体的な指摘をキリのあるところまでお願いします。
どうにもひっかかってしまって。
どうか 酷 評してください!
コメントくださった方、ありがとうございました。
最近一次落ちばかりで、結構どうしていいかわからなくなってます。
それと改行の件は書き込みで最初はじかれてしまって、どうすれば投稿できるのかわからず細かく改行しすぎてしまい、読みにくくなってしまって、本当にすみません。
もし、他にも何かあれば、どうぞ酷評お願いいたします。
>>210 平和な家庭で飼われていた金魚が海を目指すという感じの、読み取っていただいた通りのストーリーです。
ただ、やはりわかりにくい点があることも自覚できました。ありがとうございます。
観念的な言葉に関しても、もう少し読みやすいよう改善してみます。
遥か彼方まで見渡す限り砂。有り得ないと瞬時に判定を下すと、 さっさとまた布団に潜りこんで、やれやれと息を吐く。そういえば、 昨日は残業だったから、疲れてるんだな。笹山部長め。 過労死したら化けて出てやる。などと独り言を言いながら、 そういえば今何時だろう?と、斜め上の掛け時計をみた。 ・・・無かった。 いつもの鍍金仕様の掛け時計。 いや何もない。・・・・青空以外は。 「んが!」 先程とは違って、今度は布団から大きく跳ね起きた。 砂だらけの光景を目の当たりに、寝ぼけまなこを擦りつつ、 「そろそろ起きようよ」 誰に言うとでもなく、はっきりした口調で呟く。 今まで見たことのない夢。に、少々戸惑いつつも砂に語りかけるように。 砂に埋もれる声。何の反応もない。 沈黙する砂。ぼーっと辺りを見渡しながら息を吐く。 なんだかな、この夢。砂のど真ん中にぽつんと俺がいる。 どこまでも延々と続く砂の王国。まるでどこかの砂漠。 アフリカ?中東?『どこでもドア』を使って、遥か彼方に遊びに来た錯覚。 ・・・いや夢だ。ボー然と夢のなかの砂を眺めながら、 ぶつくさ一人で喋り続ける。どうせじきに覚める夢から現実に行くまで。 しかし、まったく覚める気配がない。 それどころか砂の流音や、舞ってる風の感触が頬をつたう。
「わかった。わかりました。お酒はこれから少しだけ控えます。だから はやく俺の部屋に戻して」 ぴゅーとゆう風の音にのって俺の声は飛んで行った。 あたりにざーざーと砂が風サーフィンしてる音だけ響く。俺の不安 とは裏腹に、砂漠の砂だけは小粋そうに踊っている。 現実の自室アパートに戻る気配がないので、ふう、 とため息をついて、布団から手を出して『砂』に触れるとほんのり熱を帯び、 さらりとした砂は手に乗せると指の隙間から、するりと落ちてゆく。 きめ細かい砂。夢とは思えない触り心地。 よく周りを見渡してみると、砂漠は波のように緩やかにうねり、平坦じゃなく 風もほんの少し吹きつけて、太陽もでている。砂漠のわりには涼しい。 太陽も昇りかけの雰囲気を醸し出していて、まだ朝であろう周辺を 照らすぞと微笑みかけくる。 「・・・わけわかめ。俺が砂漠に?」 その『砂漠』には似つかわしくない、場違いな布団を眺めながら、 妙に現実感のある砂の大海原に立って呟く。 ・・・妙な夢。まさか勘弁してくれよ。一体何なんだ。 本当にタイムスリップ、じゃなかったワープ?いや幾何学的に説明不能だ。 宇宙人がアパートから俺を誘拐して、極秘に砂漠へ運搬したとか。 ・・・・何の為に?・・・なんかの実験とか。 いや宇宙人が悪戯したのかも。朝起きたら砂漠だと俺が驚くだろうから。 とか呟きながら、何処かでこちらを観察してる宇宙人を懸命に探した。 いる筈ない。とゆうより隠れる場所が無いんだから。
じゃあ何で砂漠にいる?夜に何が起こった?やっぱ夢? 想像の付かない国家プロジェクトに巻き込まれたとか。凡市民である俺を砂漠に輸送する。 おそらく市議会選挙に行かなかった罪か・・・。そんなバカな。一々砂漠に運んでたら 市民いなくなる。・・・まさかドラえもんは存在したとか。 砂漠を相手に金田一っぽく推理もどきを披露して、あっさり壁にぶち当たり 胡坐を砂のうえで掻いて、しばらくお椀型に口をつぐんだ。 とゆうより、夢から覚める気配がないので、成るように成れと ゆう子供の頃からの一貫した俺の性格が、妙に落ち着いてる琴欧州の態度のように 振舞わせた。ひたすら待ったが『現実のアパート』へと戻る気配がないので また、ふう、と息を吐き右の肘を砂に上へのせる。 気付くと太陽のいる左位置が最初みた時より昇っている。 そう思ったら急に体温も上昇してきた。妙にからからと熱い。 先ほどから喉も乾いていて、喉の食道の水分がへって、表面がべとべとっと した感じで気分わるい。 まだ違和感のある砂の感触を、素足で踏締めながら立ち竦んだ。
すいません。途中の文章ですが比喩表現的に 多少過剰に通してる気がするんで変な文章になってます。 その辺りに付いて何か頂ければ。お願いします。
未熟者ですが、どうか酷評よろしくお願いします。 「今まで言いだせなかったけど好きだったの」 目の前で彼女は涙を流しながら言った。僕は涙の意味と言葉の意味が理解出来ずにいたのでただ立ち尽くす。呆れか或いは戸惑いか、夕日を反射させた近くに流れる川の水面の煌めきがより一層混乱を誘うのだ。 涙を拭い慰めてやればいいのか。しかし僕は生まれて二十数年。女の子とまともに接したことなどない。ましてや肌に触れた経験なんてものは小学校の運動会でフォークダンスを踊ったあの一回きりだ。それも好きな子と踊る前に曲が終わり落胆したのを覚えている。 そんな僕の前で何故かこの子は泣いているんだ。 よく見れば派手な顔立ちで器用に巻いた髪の毛が胸元に蛇のように纏わりついている様を恐ろしい気持ちになりながら凝視した。今にも赤い舌を出して噛み付いてきそうな毛先。 ――わかった。こいつは僕を誑かす悪魔かなんかの類だ。 「やっと、言えた」 弱さを演じたか細い声。嘘臭い。信じるものか。お前は悪魔なんだ。僕は見抜いた。お前の正体。 ああ、蛇が狙っている。僕の喉元を。 やらなければやられるだろう。 ポケットに手を入れるとかたい感触。鍵だ。これは使える。 「俊雄君返事を、…!!」 咄嗟に取出し悪魔の目に思い切り突き立てた。信じられない声を上げて地面に崩れた悪魔。想像していたよりも血は出なかったが鉄で出来た鍵を伝って眼球を突き破る感触が生々しい。 続きます。
237 :
236 :2005/10/20(木) 18:13:58
やらなければやられるだろう。 ポケットに手を入れるとかたい感触。鍵だ。これは使える。 「俊雄君返事を、…!!」 咄嗟に取出し悪魔の目に思い切り突き立てた。信じられない声を上げて地面に崩れた悪魔。想像していたよりも血は出なかったが鉄で出来た鍵を伝って眼球を突き破る感触が生々しい。 悪魔を倒した。その事実が僕を今までに無いくらい気分を高揚させ何度も何度も止めをさすかのように地面に蹲る体をおろしたてのスニーカーで蹴った。 白いスニーカーが赤く染まる。水面は煌めきを失い漆黒の波を生み出すばかりだ。 「どうだ!もう僕に噛み付けないだろう醜い蛇め!!僕は悪魔を倒したぞ!ハハッハハハ」 動かなくなった悪魔の顔に最後の一撃をお見舞いしてやろうと足で転がし仰向けにする。きっとぐったりと舌を出した蛇が悪魔の胸元で生き絶えているだろう。 「何だこれは」 嬉々として輝いていた目が曇る。 悪魔の胸元には乱れ散らばった只の髪の毛しか存在しなかった。僕はいったい何と戦ったんだろう。恐怖に歪んだ顔は涙と血と涎とで汚れていた。これではどちらが悪魔に襲われていたのか分からない。 僕はいったい何を殺してしまったんだろう。 終わりです。
コピーに失敗して重複してしまった部分があるのですが、今後の為に酷評よろしくお願いします
>>208 例えばだな。
includ <stdio.h>
int main(void)
{
char cha
cha=0
printf("ここにキャラクターの名前を入力して下さい")\n
scanf("&cha")
・・・・・
}
とか。実際のCのプログラムだけどこんな風に初歩的な部分だけでも何かプログラムっぽく見えるし途中を省略すれば専門的なものも書かなくてもいい。
240 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/20(木) 21:11:06
>>239 おい……これが実際のCのプログラムって……マジで言ってるのかよ。
>>240 scanf関数は全然使ってないせいで思い出せないから正直言って違ってるかも。でも他ミスってる?
242 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/21(金) 19:22:46
>>241 酷評スレでCの文法に突っ込んでもしょうがないんでやらないが。
まず、「実際のプログラム」といいながら、コンパイルも通ってないものを
例示するな。それから、本当に単純きわまりないプログラムで、ちょっとで
もプログラムを齧ったことがある人間なら、本文中にこれが載ってても鼻で
笑られるだけだ。
言ってしまえば、小説の中の例としては、これを載せてもリアリティなんぞ
でてこない。ちゃんとしたPG例を載せるか、それができなきゃいっそ載せな
い方がマシだ。
例えば、これは漫画の例だが、ヒカルの碁って漫画があるが、あれの棋譜は
レベルが高い。たぶん、有段者でも穴が見つからないだろう。だが、他の漫画
じゃあ、まるで五目並べをみているようだった。こっちは、囲碁漫画じゃない
から、そんなにリアリティの喪失はなかったが、囲碁漫画でこの棋譜が出てき
たら、その時点で読むのがバカバカしくなったろう。
小説だって同じだ。プログラムを題材にした小説に、まるで中学生が始めて
作ったようなコーディングが出てきたら、その時点で読む気がなくなる。
243 :
133 :2005/10/22(土) 09:31:51
>>154 さん
レス有難うございます!どうも先走るくせがあるので、つい冒頭は読みづらくなってしまいました。
辛抱強く最後まで読んでくださって有難うございます!
なるほど、会話のテンポは考えたほうが良いですね。花魁と女郎のカブりは書きながらも
本人が一番ヤバいなと思っていた点だったので、こう、実際突っ込まれるとアチャーという感じです笑。
とりあえず変人ポイ設定をつけたかったので無茶苦茶にしたら本当に無茶苦茶になってしまったorz
解りよい批評、有難うございました。
>>174 さん
レス有難うございます!
>記憶がなくなった成果の賜物かもしれません。
なくなった成果の賜物って確かにおかしいですね…ウワー
なんだか全体的に説明不足で控えめにいって大変読みづらい文章なのに
酷評有難うございます、後者の理由にしたかったのに確かにすんなり入ってこないですね…!
「長い髪を見ながら〜」くらいにしときます。そして花魁女郎の件はフォロー有難うございました、
作者じゃなくて話者の説明が下手なことにしといて下さ…い…。
>>216 台詞の書き方に特におかしいとか思ったところは無い。
台詞書くのに「」すら使わない小説もあるぐらいだから、
「正しい」とか「間違い」とかは無い
あと、指摘することといえば、違和感を感じさせる言葉づかいが少し見受けられた
> 氷を口に詰め込み、ガリガリとかみ砕く。その音は嫌でも店内に響き渡った。
「嫌でも」というのは、誰が嫌なのか?おかしい。
> ただでさえ寡黙な性格なので、
寡黙=口数が少ない
性格的に寡黙、というのは解るけど寡黙な性格というのはおかしいのではないか?
> フライング気味にいいわけをはじめ一喝された。
ここも違和感。
まあ、書いてる本人がなんとも思ってないなら別にいいと思う。
冴子が、文化祭でのヴァイオリン発表を喜ばない理由が僕には分からなかった。 元々人前に出て何かをするのが、好きでは無いのかもしれない。 それとも、受験やコンクールに向けてしているレッスンを、短期間とはいえ、 そうした発表の為に消費するのが嫌なのか。 その役が僕だったら、と想像して感じる空虚な優越感は、彼女の態度を思い出すとあまりにも陳腐に思えてきた。 自分に当てはめて、周りの人間をステージから見下ろす想像を膨らませることで、 無価値な実際の自分が暗闇から現れるのを感じた。 汚泥によってコーティングされた姿は、ただ人型をしているだけで、表情も無くそこに立っていた。 次回投稿用の一部ですが、うまくまとまらなくて酷評を伺いに上がりました。 なんか、違和感が……。
>>246 とりあえず句読点から頑張れ。
あと自分で違和感を感じるなら、納得いくまで書いてから投下する方がいいと思う
248 :
246 :2005/10/26(水) 21:28:35
>>247 ありがとうございます。
句読点とかは、推敲する時に口に出して読んで直すとして
もやもやした違和感の正体が、何度書き直してもはっきりしません。
もし時間があったらリライトしてもらってもいいですか?
>>248 横レスだが、リライトしてみた。文章を整理しただけだけど。
-------------------------
【原文】
冴子が、文化祭でのヴァイオリン発表を喜ばない理由が僕には分からなかった。
元々人前に出て何かをするのが、好きでは無いのかもしれない。
それとも、受験やコンクールに向けてしているレッスンを、短期間とはいえ、
そうした発表の為に消費するのが嫌なのか。
その役が僕だったら、と想像して感じる空虚な優越感は、彼女の態度を思い出すとあまりにも陳腐に思えてきた。
自分に当てはめて、周りの人間をステージから見下ろす想像を膨らませることで、
無価値な実際の自分が暗闇から現れるのを感じた。
汚泥によってコーティングされた姿は、ただ人型をしているだけで、表情も無くそこに立っていた。
【リライト】
冴子が文化祭でのヴァイオリン発表を喜ばない理由が僕にはわからなかった。
人前に出て何かをするのが好きではないのか、それとも、受験やコンクールに向けた
レッスンの時間を割くのが嫌なのだろうか。(*1)
もし、自分にその役が与えられるならば。
その想像は僕に優越感を与えはしたが、彼女の態度に比べれば、あまりにも空虚で
陳腐に感じられた。 想像の中の僕は、ステージの上から周りの人間を見下ろしてい
るが、暗闇の中から現れたその姿は、無価値で、泥濘によってコーティングされた
人型のように表情もなくそこに立っている。(*2)
(*1)この後に、一文あったほうがいい。
(*2)原文の文意が不明。とりあえず、原文の要素を全部入れてみたが、変な文になって
いる。
250 :
246 :2005/10/26(水) 22:02:25
>>249 おぉ、ありがとうございます。
全体的にすっきりしていますね
*2に関しては、自分でも唐突かなと思っていたので(一応この文の動機は前後にあるのですが)客観的に見てくれて助かりました。
一応新人賞狙いなのでコピーはしませんが、なんとなく問題点が分かった気がします。
ありがとうございました。
>>246 作品の中の一部分だけらしいので、前後が説明不足なのは差し引いて読んでも
何点かおかしい箇所がある。
>ヴァイオリン発表を
ヴァイオリンって「演奏する」か「披露する」ものじゃないの?
「ヴァイオリン発表会で発表する」って言わないでしょ。
>その役が僕だったら、と想像して感じる空虚な優越感は
その優越感は誰に対して感じているのか?対象が不明。
「空虚な」は必要ない、後の文章に「陳腐な」って書いてるんだし。
まぁ、それ以前に「その役が・・・」以降の文章は、
>>249 が言うように意味が不明
自分の中では分かっているつもりなんだろうけど、こっちには伝わらない。
一度、書いた文章を周りの誰かに読んでもらうといいよ。
252 :
246 :2005/10/27(木) 01:50:18
>>251 orz
ありがとうございました。
今書き直し中です。
>>246 スタイルまでは否定しない。
それがスタイルとして確立していればの話だが。
こうウダウダ書いても何が書きたいのかわからない。
説明なら説明で簡潔にし、
描写なら描写でもっと膨らましてちょっとしたエピソードでも加えないと、
何となくだらだら書いた、といったものとしか読めない。
それを書くことによってどういう効果があるのか、
といったことまでは要求しないが、
どういった意味として読み取られるのだろうか、
と自問してみなよ。
254 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/29(土) 02:00:50
今朝のニュースが報じたように、午後の空の大半をどんよりした厚い雲が 覆いはじめていた。 十二月下旬、街の西側に位置する小高い丘の上に建つ高等学校は冬季休暇中だった。 校内に人影はなく、シンとした廊下の上を冷たい空気が漂っている。どの教室も空で、 静まり返っていたが、時々グラウンドの方から野球部員の掛け声がわずかに届く。 無人の机が、しかるべきぬくもりを得られずに硬く凍りついたように並んでいる。 何の変哲も無い、長期休暇中の校舎内に見えるが、かすかに空間の調律を乱すものがあった。 それはあまりにも微小で、弱く、鬱屈した低い振動による音のせいだった。人間の耳には無音 と変わらないほどか細い振動。超低周波をひろえる高性能な鋭い聴覚の持ち主であれば、 あるいはそれを聞き分けられたかもしれない。 今にも溶解しそうな低い振動音。 それは、空間の中で少しずつ膨らみを備えつつあった。その不気味な変化は、ごく 静かに、しかし確実に迫りつつある何かをかろうじてそこに示そうとしているかのようだった。 すでにそれは、眠りから覚め、闇から這い出してきた生き物のように徐々に動き出していた。
255 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/29(土) 02:08:33
うへっ 相変わらず描写できねえ、、、 このあと洪水(流水)がきて学校を沈める予定ですが、何を足せばいいですか。
>>254 全体的に読みにくい印象があるなぁ
この後すごい天災が来るっていうことで、そこにまで徐々に煽ってくるような
静けさを表現したんだと思うけど、その静かな恐怖がパワー不足な感じ。
無人の机が〜の件はなかなかいいんだけどね。
あと、視点は誰?
校内に誰かいて、その人物が、野球部の音を聞いてたり、静かな気配を感じたりしている?
それとも、第三者として、上から情景描写しているの?
もし後者なら、
>野球部員の掛け声がわずかに届く。
っていうのに少し違和感があったなぁ。
あと、もしこれが文章全体の出だしなら、もう少し引き込むようなインパクトが欲しいかも。
冬季休暇中なら椅子はしかるべきぬくもりは得られない。だって休暇中なんだから座る人はいないんだもの。
258 :
257 :2005/10/29(土) 03:14:47
追加
>>254 もう一つ。
最初の文章が、うまく入り込めない原因かも。
>今朝のニュースが報じたように、午後の空の大半をどんよりした厚い雲が
覆いはじめていた。
意味は通じるんだけど、正直、え?って思った。(俺はね)
もう少し良い描写に変えてもいいかもね。
俺のように、出だしの一文ないし一段落で続きを読むかどうか決める人もいるからさ。
259 :
256 :2005/10/29(土) 03:17:50
>>258 は256です。
名前欄間違えました。
>>257 椅子としての本来の役割にたいしての比較でしょ?
それはひねくれた読み方なのでは?
260 :
254 :2005/10/29(土) 04:51:06
>>256 第三者の視点で空―学校―廊下―教室机まで順に寄ってみたんだけど、
やっぱり説明調になって読みにくく、インパクト不足になったみたいですねえ。心理描写で
ごまかせない分第三者による空間背景描写は苦手というか、すぐに手が尽きるって
感じです。結構一杯一杯でこれでも継ぎ足して(ニュースと野球部はやはりチープになったか汗)
やっと形にした書き出しなんだけど、
パワー不足かつもっと適切に描写しろってところですよね。
おっしゃられた所に注意して書き直してみます。どうもありがd
261 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/30(日) 12:51:10
>>261 本人だったら、もう市ね
ネタとしての転載だったら やっぱり市ね
>>256 もし後者なら、
>野球部員の掛け声がわずかに届く。
っていうのに少し違和感があったなぁ。
掛け声を聞き取る人物がいないって意味で言ってるんだろうけど
第三者視点でもこのくらいは普通に許されるんじゃない?
他の人はどう思う?
土産はない。給料日こそ『節約ハジメ』に相応しいじゃなかろうか。
■■■■■■■■■■■■■■■■ ■ ■ 違う板にコピペすると、四角の枠の中に ■ ■ メッセージとURLが現れる不思議な絵。 ■ ■ ■ (´?ω?`) ■ (その仕組みがリンク先に書いてある) ■ ■ ■ ■ この原理を応用すると、まったく新しい ■ ■ コピペが作れる予感。 ■■■■■■■■■■■■■■■■
266 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/30(日) 18:25:59
>>254 読みにくい文章だな。どうも、文章がどういう風に構成されているかの基本部分が
曖昧なまま書いているんじゃないか? 読みやすい文章ってのは、そういう構造が
あるんだから、そこら辺はちゃんと覚えた方がいいぞ。
特に特異な文体ってわけじゃなく、スタンダードなタイプみたいだから、なおさら
読みやすい文章は覚えた方がいい。
リライトとその解説あげとくから、その気があったら、参考にしてくれ。
------------------------------------------------------------------------
【リライト】
窓の外の午後の空は、今朝のニュースで予報されていた通りに、その大半をどんよ
りとした厚い雲に覆われ始めていた。
十二月下旬、私の通う高等学校はすでに冬季休暇に入っていた。街の西側に位置す
る小高い丘の上に建つ校舎の中には人影はなく、シンとした廊下を冷たい空気が漂っ
ている。無人に静まり返った教室内には、わずかにグラウンドからの野球部員の掛け
声が流れくるのみで、無人の机が温もりも得られないまま凍りついたように並んでい
る。
何の変哲もない冬休みの教室。
だが、そこにはかすかに空間の調律を乱すものがあった。
それは、鬱屈した低い振動によるものだった。
あまりにも微小で、弱く、低い音。人間の耳には無音と変わらないほどのか細い振
動は空間の中で少しづつ膨らんでいた。その不気味な変化は、ごく静かに、しかし確
実に何かに迫りつつあった。それは、すでに眠りから覚め、闇から這い出してきた生
き物のように、徐々に動き出していた。
267 :
266 :2005/10/30(日) 18:27:36
【原文】 今朝のニュースが報じたように、午後の空の大半をどんよりした厚い雲が 覆いはじめていた。 【リライト】 窓の外の午後の空は、今朝のニュースで予報されていた通りに、その大半をどんよ りとした厚い雲に覆われ始めていた。 【解説】 ここでのポイントは2つ 「窓の外」をつけたこと。もう一つは、文章を順番通りに並べたこと。 最初の一つは、視点の問題だが、誰がどこから見ているのかということである。「窓 の外」の一文をつければ、「私」が「室内」から見ていることを最初に印象つけられる。 順番のほうだけど、「天気予報の通りに」「空は」「雲に覆われて始めた」と、「空 は」「天気予報の通りに」「雲に覆われはじめた」。このどっちが普通の流れかという ことだ。普通は後者だろう。なぜなら、この文章の主語は本来「空」だからだ。 特別な理由がない限り、この順番は崩さない方が賢明だと考えた方がいい。
268 :
266 :2005/10/30(日) 18:28:33
【原文】 十二月下旬、街の西側に位置する小高い丘の上に建つ高等学校は冬季休暇中だった。 校内に人影はなく、シンとした廊下の上を冷たい空気が漂っている。どの教室も空で、 静まり返っていたが、時々グラウンドの方から野球部員の掛け声がわずかに届く。 無人の机が、しかるべきぬくもりを得られずに硬く凍りついたように並んでいる。 【リライト】 十二月下旬、私の通う高等学校はすでに冬季休暇に入っていた。街の西側に位置す る小高い丘の上に建つ校舎の中には人影はなく、シンとした廊下を冷たい空気が漂っ ている。無人に静まり返った教室内には、わずかにグラウンドからの野球部員の掛け 声が流れくるのみで、無人の机が温もりも得られないまま凍りついたように並んでい る。 【解説】 ここも、前と基本的に同じ。「十二月下旬」という時期は「冬季休暇」であることの 説明であって、校舎の位置とはまったく関係ない。文章というのは、同じ意味の中でま とめられないと、「文意が取りにくい」=「読みにくい」=「すんなり情景が頭に入っ てこない」、という結果になる。 リライト文が原文にくらべてどうなっているかを見て欲しい。「12月下旬であり学 校が冬休みであること」「休みであるために、校舎内には生徒がいないこと」「教室が 静まりかえっていること」が一文づつでまとめてある。こういうまとめ方をしたほうが 意味がわかりやすい。 なお、高等学校の前に「私の通う」をつけた。作品として正しいかどうかは知らない が、高等学校は日本にごまんとある。こういう限定をきちんとしないのは、読者が戸惑 うポイントだ。英語で言えば、「the High school」の「the」に当たる説明はきちん入 れないといけない。
269 :
266 :2005/10/30(日) 18:29:42
【原文】 何の変哲も無い、長期休暇中の校舎内に見えるが、かすかに空間の調律を乱すものがあった。 それはあまりにも微小で、弱く、鬱屈した低い振動による音のせいだった。人間の耳には無音 と変わらないほどか細い振動。超低周波をひろえる高性能な鋭い聴覚の持ち主であれば、 あるいはそれを聞き分けられたかもしれない。 今にも溶解しそうな低い振動音。 それは、空間の中で少しずつ膨らみを備えつつあった。その不気味な変化は、ごく 静かに、しかし確実に迫りつつある何かをかろうじてそこに示そうとしているかのようだった。 すでにそれは、眠りから覚め、闇から這い出してきた生き物のように徐々に動き出していた。 【リライト】 何の変哲もない冬休みの教室。 だが、そこにはかすかに空間の調律を乱すものがあった。 それは、鬱屈した低い振動によるものだった。 あまりにも微小で、弱く、低い音。人間の耳には無音と変わらないほどのか細い振 動は空間の中で少しづつ膨らんでいた。その不気味な変化は、ごく静かに、しかし確 実に何かに迫りつつあった。それは、すでに眠りから覚め、闇から這い出してきた生 き物のように、徐々に動き出していた。 【解説】 ここで言いたいのは、インパクトのポイントを間違っているということ。 例えば、映画を考えて欲しい。 静寂な部屋の中で、微かな振動音を捉えて、それがだんだんと膨らんでゆく。 最初に効果音を入れるのはどこか? 当然、振動に気がついた瞬間だろう? だったら、単文改行はここで入らないといけ ないはずだ。振動音がどんなもんかで強調すべきではない。というか、振動に気づいた 時点を強調していないのに、ここで強調するのは明らかにバランスが悪い。 単文のインパクトは、基本的に変化があった強調の部分で行う。リライトでは、少し 迷ったが、3つ並べた。最初で「変哲もない冬休みの教室」を強調して、その後に、気 がついた振動を書く。後は、むしろ前の3行を際立たせるために、一つにまとめた。 (ただし、最初の単文は、前の文につっくけてもいいと思う)
>>266 長文乙だが、本人のキボンがない限りリライトはやめとけ。
・改悪の場合
「何アホな事を言ってるんじゃー」と原作者がキレる可能性も
あるし、そうでなくとも原作者のためにならない。
・改良の場合
これも原作者がキレる場合がある。子煩悩の親に「息子さんが
こういう悪さをしていた」と指摘するのと、「ウチの子のほうがデキが
良い」と主張するのとは違う。
そうでなくとも、上手い文章っていうのは文体に影響を与えてしまう。
書きかけのものを晒した場合、原作者のスタイルと批評者のスタイルが
ごっちゃになって続きを書きづらくなる。
リライトスレがなぜあんなに過疎ってるか考えるべし。
ていうか、教室内って誰か居るの? 誰ともつかない何者か(神?)の視点から描いてるんだと思ってた。
>>271 確かに三人称視点だわな
リトライトの「高校」に「私の」をつけてるけど、これは「高校」で構わないと思った。
ここは導入の部分だろうし、「高校」を限定するのは後からでも十分。
あと
>>267 については同意できない。
>特別な理由がない限り、この順番は崩さない方が賢明だと考えた方がいい。
とあるが、そんなことはないと思う。この部分において、リトライト文と原文の差は
感じられなかった。つうかどっちの文も主語は「空」になっている。
>天気予報の通りに、空は雲に覆われ始めた。
>空は、天気予報の通りに、雲に覆われ始めた。
むしろ、修飾部が長いと、主語と述語が離れすぎて分かりにくくなるときがある。
とまあ
>>266 さんに色々突っ込んでみたものの、概ね言ってることは正しいし
>>266 さんみたいな存在は、このスレにとって有意義なことだ俺は思う。
具体的に指示してくれているし、
>>268 の文章整理は非常に分かりやすかった。
273 :
266 :2005/10/30(日) 22:59:55
どうも。 なんか、議論になってるみたいだなぁ。 ある意味、ここしばらくではかなりのサービス姿勢だったんだが、やりすぎは よくないか。 まぁ、書いた内容は俺が基本と思っていることであって、別にこれがベストで はないってことは、知っといてくれ。というか、こういうルールに従っている だけじゃあ、魅力ある文章は書けないしな。 ただ、出来るのにあえて崩すのと、出来ないのとでは全然違うのは事実なので、 天才でない限り、基本は抑えたらどうかというのが、俺の意見なわけだ。
荒れそうな予感がするので、以降はこれについての対話はなしで。 では、次の方どうぞ。
なんかわざわざ丁寧に批評してくれた266に、やたら厳しくないか? 266は確実にこのスレにとって有意義な人だと俺は思うんだけど
276 :
254 :2005/10/30(日) 23:14:24
>>266 おおっ わざわざリライト&解説ありがとう。乙です。具体的つっこみっていのは、
非常にためになります。人称については、一人称より三人称で書くほうが、文体の練習にもなると思い、
また、あえて三人称を使わざるを得ないような話しを書いて己を追い込んでおります。
リライトと解説参考にさせてもらいます。
>>263 許されますかね?許してほしいなあ(笑)
>>272 最初の一文は、
どうしても「報じた」という固い、しかつめらしい表現を入れたくて。天気予報
という言葉だと、すこし軽くなるというか非日常感がうすれるような気がして避けました。
どう書けば日常的な、読み飛ばされそうになり勝ちな背景説明を印象的に描写できるか、
というのが念頭にありますね。
あとは、おっしゃられてるような主語ー述語の距離感などの文章のリズムですね。
わかっていても難しいですねえ。一人称に逃げ出したくなります笑
菊池ひでゆきは254の半分くらいの文字数でもっとうまく描写するか、 地の文じゃなくて犯される予定の女に夫の性生活になじめない人妻の不安とか、 美少女の性認識とかのモノログにまぜこんで犠牲者に感じ取らせるとかで表現してた気が、、、 もう十年以上も前のエロ伝奇ノベルスブームの頃だからうるおぼえスマソw
278 :
名無し物書き@推敲中? :2005/10/31(月) 01:44:08
537 名前:名無し物書き@推敲中? 投稿日:2005/10/22(土) 19:43:41 小説の文章を書けるようになるには NHKの「課外授業ようこそ先輩」で直木賞作家・角田光代が 小学生にしていたアドバイスでは ・食卓の絵を描き、家族それぞれが何を考えているのかを 漫画のふきだしのように書いてみる。 ・身近な人をよく観察して、その人の視点で書く。
>254 違和感を感じるところが多々あるけれど、 一番気になったところをあげてみる。 >何の変哲も無い、長期休暇中の校舎内・・・・・・ 「何の変哲もない」ってのは「何とも言えない」と同種で、 何かを表現しているようで、実は何も表現していない。 読者側が前後の文章で「何の変哲もない」と感じればよいのであって 作者側がわざわざ提示するような言葉でないよ。 まぁ、山田悠介路線を狙うならこれでよいのかもしれないけど。
281 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/01(火) 04:03:16
>>281 断る。理由は自分で考えろ。お前が評価する立場になってみろ
文章以前の問題だ。誠意を見せろ
283 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/01(火) 05:44:15
>>283 見落としていたらすまないが、どこに批評依頼中と書いてあるのかな?
それ確認してから批評するよ
285 :
254 :2005/11/01(火) 09:19:27
>>280 うーん。べたに、
「一見普段どおりの長期休暇中の校舎内に見えるが、」というのも不自然だしなあ。冬休みは既に普段
と違うわけで。
そこをカットするといきなり「かすかに・・乱すものがあった」と続いて、唐突に感じない?
何か別のつなげ方を思いつくなら、ヒントorリライトお願いします。三人称だと結構表現が限定されるような気がして
上手く思いつけない。それが俺の限界かあorz..
>>254 自分はやっぱり最初の一文がひっかかる。
>今朝のニュースが報じたように、
>午後の空の大半をどんよりした厚い雲が覆いはじめていた。
全体的に三人称神視点で書かれているんだけど、最初の部分を読んだ時は、誰かの一人称かと思った。
なぜなら「今朝のニュースが報じたように」とあるからには、
「誰か」が今朝ニュースを見て、その上で「あ、ニュース通りだ」と思ったという文章かと思ったから。
ニュース云々書かないで、普通に空が雲に覆われていく様子を描写した方が三人称らしいと思う。
【丘の上へ降り注いでいた弱々しい冬の陽光が陰る。
乾いた土の色も高校の白壁も、薄墨を流したようにその色彩を曇らせた。】
↑上は個人的な案だけど、こんな風に「空が曇ると丘の上はどう見える?」
というのを描写して、空が曇ったことを演出するやり方もあると思う。
>空間の調律を乱すものがあった。
調律って音を整えるって意味で使うものだから、調和の方がふさわしいのでは?
287 :
254 :2005/11/01(火) 13:09:03
>>286 うーんなるほど。盲点に気付かされました。「丘の陽光が陰る」っていいなあ。
好きな雰囲気です(笑)
空間の調和・・・そうですね。こっちですね。気付けよ俺って叱咤したく
なりました。泣。
詳しいツッコミ勉強になります。どうもありがとう。
288 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/01(火) 21:42:34
内容はいいんで、文章がわかりやすいか?とか文法的なことを酷評してください なぜそんなに必死に走るのか? 何回かこの質問を自分に投げかけた。 なぜ何度も投げかけるのかはわからないが、この質問に答えるのは簡単である、この館が爆発するからだ。 この中にいたら爆発に巻き込まれてしまう、だから走る。ただそれだけだ。答えは簡単なのだが、なかなか受け入れることのできないような理由だ。 なぜ爆発するのか? なぜ自分はこの館にいるのか? なぜ自分は爆発するのをしっているのか? いろいろな疑問が頭に浮かぶが、そんなことにいちいち答え を出そうとしている場合ではなかった。なぜか? 爆発するからだ。 角を曲がり、階段をおり、ドアを開ける。そんなことを何度か繰り返すと、ひとつの部屋に着いた。 でかい水槽が部屋の半分を占領している、その水槽は水槽のないスペースの天井より高い位置まで、続いているようであった。 とても不思議なものであったが、そんなことを不思議に思っている場合ではなかった。爆発するから? いや、それもあるが、それよりすごいものがあるのだ、目の前にあるドアについている南京錠、壁にとりつけてあるスイッチ、そして水槽にいる鮫、 そのさめの背びれについている鍵・・・・・・。どうやって鍵を開けるのか? この問いに答えはないかもしれなかった。 周りをもう一度見渡すと、なにか壁に刻み込まれていた。
289 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/01(火) 21:44:43
「スイッチを押すと、水槽の側面がせりあがります。」 ということは水槽の水と、この中にいる飢えた?鮫がこの部屋に流れ込んでくるということか。目測だが、多分このスペースの天井くらいまで、水が流れ込んでくると思う。 なぜ自分がここにいるのかという問いにいまなら答えることができる。誰かが楽しんでいるんだ。 どこかに監視カメラが仕掛けてあってそこから、俺が必死に逃げている姿を見たり、さめと死闘を繰り広げるのを見たりすることを。 多分ここを抜けても何かまた仕掛けがあるであろう。しかし、そんなことは関係のないことだ。なぜなら、この部屋を抜けることができそうにないからだ。 唯一の?南京錠の鍵はさめの背中にある。とる方法はひとつしかないだろう。スイッチを押したら、水と一緒にさめが流れこんでくるだろうから、そのさめの背中に回りこんで鍵を取り、 そのさめの攻撃をかいくぐりながら、ドアの鍵をあける。そんなこと不可能だ。 大体あの鍵が本物だとは限らないんだ。たまたまあの鍵と南京錠が一緒の部屋にあったから、そう思うわけで、実際にそうとは限らない。 他の部屋に戻ってみようか? こんなことをせずにすむ道があるかもしれない。ない可能性は高い。俺がもがくのを見たいのなら、そんな道作らないであろう。 しかし、さめに食われたり、爆発するのをじっと待つよりは、ましな行動だ。開け放たれたままのドアを抜けて、また走って戻っていく。 ん? ドアが開けっ放しになってる? あっ、そうか、単純なことじゃないか。また走って水槽の部屋に戻る。 やっぱりそうだ。スイッチを押すと、確かに水が流れ込んできて、天井までたまるだろう。でも、それはドアを閉めた時のことだ。 ドアを閉めずにスイッチを押すと、この部屋だけでなく広い廊下まで水が流れていって最終的には、くるぶしまでもたまらないだろう。 そうなると、さめも・・・・・・あっ、まぶし・・・・・・。end
290 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/01(火) 22:54:50
>>288 ・テンプレ読め。
・指示語の乱雑さで、ロクに推敲をしてないことがわかる。
指示語があったら、文法的にかかる言葉と実際にかかる内容が
食い違ってないかよ〜く確かめろ。例えばコレ。
>なぜ何度も投げかけるのかはわからないが、この質問に答えるのは簡単である
文脈上「この質問」が、「なぜそんなに必死に走るのか?」だっつー事はわかるけど、
文法上では「この質問」は「なぜ何度も投げかけるのか」になってしまう。
また、自分の行為に「そんなに」と言うのはダメ。日常会話の基本だろ。
省略していい指示語もかなり多いし、読者のこと何も考えずに書いてないか?
・論理的に不整合がある。
・文が長くなるとすぐ主語を忘れる。
>ドアを閉めずにスイッチを押すと、(略)くるぶしまでもたまらないだろう。
・「さめ」
・「そんな道作らないであろう」
・途中から視点か変わってる。
・「唯一の?南京錠」「飢えた?鮫」なんて日本語はねぇ。
とりあえず人に見せる段階じゃないな。まずは色々な本を読んで学びなさい。
292 :
ちん太郎 :2005/11/02(水) 13:44:31
四月中旬、日曜日。 俺は自室で、うまい棒(サラミ味)を頬張りながらマッタリ漫画を読んでいた。 「さとしー、ちょっとお願ーい」階下からおふくろの呼ぶ声がする。 「はぁーあんだよー?」ドアから顔を出し聞くと、隣の安田さんに回覧板を届けてくれないかとお袋が俺に頼むので 「ウッゼー、まじウゼーよ。自分で行って来いよ」と返すと、ママさんバレーで腰やっちゃたから 今日は厳しいのよと見え透いた嘘をいつものように並べたが、言い出すと聞かない母なので 「あー。わーったわーった、後で行くからそこ置いとけよ」と渋々承諾した。 「安田さん・・・か。」もう何年も行ってなかった。子供の頃、安田さん家の姉妹と俺と俺の妹でよく遊んでいた。 長女が朝美それから次女が夕子、二人共俺より年上だった。次女の夕子は勝ち気でわがままな娘で俺はあまり好きではなかったが、 朝美は優しく穏やかな娘で、よく俺をかわいがってくれていた。子供ながらに恋心を朝美に抱いていた記憶がある。 小学校低学年までは、よくその四人で遊んでいたが俺にも男友達が出来、遊びが違うため次第に足が遠のいて行った。 思春期に入ると道端で会ってもあいさつすら交わす事もなくなっていた。もう此処2,3年はその姿さえ見なかった。
293 :
ちん太郎 :2005/11/02(水) 13:45:23
回覧板を持って家を出た。安田家は、俺の家より少し高台に建っていた。 地域一帯の地主で大きな古い家だった。坂道を少し登って門をくぐり玄関先に立ちチャイムを鳴らした。 3度程ボタンを押したが、人の居る気配はせず「ごめんくださーい杉坂ですけどー、すみませーん、」 やはり留守だった。 今思えば、此処であきらめて帰れば良かったのだが、、、、、、、、、、、、、、 おばさん裏庭かな?安田家の裏庭はとても広く、蔵や小さな池があり、日本庭園さながらのそれは立派なものだった。 おばさんが良く庭先の花などに水を差していた記憶があるので、俺はきっとそうだと思った。 裏庭に廻った、「うわー全ッ然ッ変わってねぇや、懐かすぃー」、、俺は縁側にそのヒトが居ることさえ気づかずに、 庭の中程まで歩いた、つつじの花が咲いていて、「あーこれ、この密よく吸ったなぁー」っとちょっとした郷愁に浸っていた。 そして振り返った。。。。。。。。。。。。。時が一瞬止まった。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 俺 は 見 て は い け な い も の を 見 て し ま っ た 。
>>ちんこ なかなかに面白いと思う。真面目に書いたものが読みたい。
>>254 参考程度に。
「報じ」という言葉を遣いたければ、
「ニュースで報じられたように」とした方が自然じゃないかな。
で、「大半を」が「午後」と「空」両方に掛かるのが微妙なので分けてみる。
これは他の方も言われていたけど、中身を殆ど変えずにもできる。
「午後には」「午後になると」、「〜雲が空の大半を〜」「空の大半を〜雲が」とか。
学校の描写については
>>266 さんが、解り難くなっている原因を丁寧に
解説されていたので、別のことを。
「校内に人影は無く、シンとした〜」で解ることが多いので、
「どの教室も空で、静まり返っていたが、」は省略可。その代わり、<教室では>
として 「無人の机が、〜並んでいた」を先に持ってきておいて、最後に静けさを強調する。
そうすると、あとの「調律が乱れる」も、浮き立つんじゃないか?
「何の変哲も無い〜見えるが」を省略しても変じゃなくなる。
解りにくいかな。リライト希望ということで、やってみる。
↓
<校内に人影は無く、シンとした廊下の上を冷たい空気が漂っていた。教室では
机が、しかるべきぬくもりを得られずに硬く凍りついたように並んでいる。
時折グラウンドから響いてくる野球部員の声が、その静けさを物語っていた。
とそこに、かすかに空間の調律を乱すものがあった。>
いやあの、文よりも順番を見てくれな。
ちなみにおれは、280さんじゃないです。横槍スマソ
296 :
254 :2005/11/02(水) 16:29:44
>>295 どうも。ありがたく参考にさせてもらいます。
>今朝のニュースで報じられたように、午後にはどんよりした
厚い雲が空の大半を覆い始めた。
こうですかねー こう書くと少し大半という表現が浮くかな。
「・・・午後の空の大半を」って、少し切迫感の方を重視した表現だったもので。
>今朝のニュースで報じられたように、午後にはどんよりした
厚い雲が空を広く覆い始めた。
はどうでしょ。ベタかな。わからなくなってきた。。。。
やっぱニュースっていうのが癖もので、切迫感や緊急性を表そうとおもったんだけど、
己の首締めてしまった。やはりゴシックに「丘の陽光が陰る」かなあ(笑。
悩む〜。
297 :
288 :2005/11/02(水) 16:36:42
>>291 酷評ありがとうございます。
いくつか気になった点をたずねさせてもらいます。
どう説明したらいいか、よくわからなかったので、理解しずらい所があるかもしれません
>また、自分の行為に「そんなに」と言うのはダメ
確かに自分の行為に対していってるのですが、
この場合自問していて、自分を他人として見ているので、
「そんなに」という言葉を使ってもいいのではないでしょうか?
>・文が長くなるとすぐ主語を忘れる。
>ドアを閉めずにスイッチを押すと、(略)くるぶしまでもたまらないだろう。
この文は2つの文が合わさったものであるから、
別に最初と語尾が一致してなくてもいいんではないでしょうか?詳しく言いますと
ひとつめの文は「ドアを閉めずにスイッチを押すと」です。これの主語は省略されてますが、
<俺>であり、<押す>という動作とかみ合ってます。
ふたつめの文は「この部屋だけでなく広い廊下まで水が流れていって最終的には、くるぶしまでもたまらないだろう」
です。これの主語は<水>であり、これも<たまる>という動作にかみ合ってます。
>>297 僕もそう思います。
こんな酷評スレに文を載せるような人材ではないと思います。
自分のスタイルが確立されてるなんて素敵ですね。
あなたの文章を読んで批判するなんて筋違いも甚だしいですよね。
ですから、次の賞を狙って自分の力でこつこつやる方が
きっとあなたには向いてますよ!
こんな過疎スレに非凡なあなたが来てはいけない!
299 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/02(水) 17:20:06
>>296 今朝のニュースが報じたとおり、空はどんよりとした厚い雲に覆われ始めた。
今朝のニュースが報じたとおり、空の大半はもうどんよりした厚い雲に覆われていた。
上の違いわかるかなあ。
「大半」を使いたいみたいだけど、「大半」を使ったら、「過去」の形にしないと
しっくりこないんだよ。だから、「大半」と「覆い始めた」を両方使っちゃうと
変な文章になるの。
300 :
299 :2005/11/02(水) 17:41:47
もうちょっと捕捉しておくかな。 まず、主語+動詞程度の短い文でちゃんと整合性が取れているかのチェックは しないといけない。 例えば、この場合、 「空は雲に覆われ始めた」 が基本だよな。 そこに、「大半」を入れたいとする。 「空の大半は雲に覆われ始めた」 となるが、もう、この時点で何か変だと思わないといけない。 この文なら、本来、 「空の大半は雲に覆われている」 だよな。このくらいの短文なら、変なところがわかるだろ。 こういう根元の部分がおかしいと、ごちゃごちゃ他の修飾詞とか副詞とか を追加すればするほど、しっくりこない文章になるわけだ。
301 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 17:46:14
馬鹿だな。概念と概念をくっつけたり話したりするのが文章の基本だろ。 『空の大半』まずこのイメージを読者に与えたら、『雲に覆われ始めた』で最初に提示した概念に新たな観念を加えて、変化修正させてんであって、 何の問題もない。こういう299みたいな高校生は浅い知識しかもってないくせに、うんこみたいなことを言いやがるんだよな。主語とか動詞なんてうんこなもんをもって説明したがるからちんこなんだよ。 まったくこんな馬鹿が俺の小説に最悪つけてんだろうな。
302 :
254 :2005/11/02(水) 17:50:23
原文>今朝のニュースが報じたように、午後の空の大半をどんよりした厚い雲が 覆いはじめていた。 ↓ 修正文>今朝のニュースが報じたとおり、午後にはどんよりした 厚い雲が空の大半を覆い始めていた。 こうですね。
303 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 17:54:35
>「空の大半は雲に覆われ始めた」 >この文なら、本来、 >「空の大半は雲に覆われている」 この文なら本来って何だよ馬鹿が。上の文と下の文じゃ意味が違ってるだろ。 本来って言葉を使いたいようだが、本来と言う言葉を使うなら上の文と下の文の意味をまったく同じにしないといけないはずだ。少なくとも、文章を訂削してやる場合はそうなんだよ。 違う文章に変えてしまっては、訂削の意味は無いと俺は感じるね。 この馬鹿の為に、説明してやろう。 >「空の大半は雲に覆われ始めた」 これはどういうことを作者は言いたいのかと言うとだな、空のほとんどの部分は雲に覆われ始めてるよってことだ。つまり雲がどんどん地平線のかなたから流れてきてんだな。四方八方から。 しかし、雲で覆われつくされたわけじゃないんだな。ちょっとは青空ものぞいてる状態なんだな。 その状況をうまく表すために大半って単語を使ってんだ。
304 :
299 :2005/11/02(水) 17:57:38
>>302 いや、ちょっと違うんだけど。
例えば、空を見て大部分が雲だったばあい、「空は雲に覆われ始めている」と
言うかということ。風呂桶に水を入れてて、7割まで水がすでに入っているのに、
「風呂に水を溜め始めた」とはならないでしょ? ということなんだな。
細かい指摘と言われりゃそれまでだけどね。
305 :
299 :2005/11/02(水) 17:58:44
なんか、文盲がからんできているなぁ。
306 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 17:58:50
>ちょっとは青空ものぞいてる状態 そこには雲が全然流れ込んできてないってことだ。
307 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:00:46
>例えば、空を見て大部分が雲だったばあい、「空は雲に覆われ始めている」と言うかということ 馬鹿だなこいつ。覆われてしまった状態ってのがあるだろうが。まだそこまでいたっていないが、雲で空の青空がどんどん消されていってんだよ。この脳みそなしやろーが。馬鹿は消えうせろ。
308 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:03:47
>「風呂に水を溜め始めた」とはならないでしょ 風呂桶の大半に水が溜まりだしている。でもなんでもいいだろ馬鹿が。自分に都合のいいような言い訳をスンナ糞が。 >細かい指摘と言われりゃそれまでだけどね。 細かい指摘でも何でもねえよ。お前が馬鹿なだけだよ。馬鹿が。
309 :
299 :2005/11/02(水) 18:05:59
あんまり、必死すぎて笑えるんだがw
310 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:07:00
馬鹿は消えうせろ。市ね。帝脳が。自分に都合のいいような例文こさえたつもりだろうがこの馬鹿が。いんちき野郎が。
軽めの交通事故と思ってスルーしなさいよ
312 :
299 :2005/11/02(水) 18:09:32
>>311 まぁ、こいつは他スレでもアホな煽りの常連だからねぇ。
他スレはほとんどROMなんで見ているだけだが、まさか自分が釣り上げるとは
思わなかったもんで。
313 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:10:14
どれ。俺がちょっと文章の基本を教えてやろうかな。ちょっとした小説の一場面でも書き込んでやるか。10分ほどで書き上げられるだろうな。20行ぐらいだからな。
正直どっちもどっち。議論の内容含めて。
315 :
299 :2005/11/02(水) 18:17:06
>>314 あー、スマンスマン。変に餌与えたのがいけなかったな。
ただ、文章に対する議論はアレとやったわけじゃないんだよなぁ。
ああいうやりとりがいけないってんなら止めるけど。
316 :
254 :2005/11/02(水) 18:26:45
>304 例えば、空を見て大部分が雲だったばあい、「空は雲に覆われ始めている」と ここが誤解の種ですかねえ。 空の大半っていうのは、「空の青の大部分」を表しているつもりでした。 まあ、イメージとしては、青い空の部分です。その青の部分のほとんどの領域に、厚い雲が移動して入り込んでいる。 そういう感じですが、まあ、誤解を与えたようですね。誤解を与えるということは、 残念ながら俺の表現不足でありました。自分でも、自分の文章は盲点ばっかりだと思うので、忠告はありがたいです。
言っても逆効果のスレが大半なんだが a g e る な ! !
318 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:31:29
>254 ふざけんな、この糞がきが。てめえ批評してもらってんのにその不遜な態度はなんだこら。そんなに空手チョップを脳天にくらいたいのか? 誤解だと、あれだけ補足してもらったくせに誤解の一言ですます気か。 ダメだ。もう日本はダメだな。こんな礼儀も知らない若造どもがどんどん増えてるんだろう。俺は悲しいよ。
319 :
254 :2005/11/02(水) 18:35:19
あんた誰
>>318 ageないで…… あと、早く文章書き上げれって
あと、
>>254 の何が気に入らないか前のレス読んでないから知らないけど、言葉遣いには気をつけようぜ
321 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:38:20
>>297 >「そんなに」という言葉を使ってもいいのではないでしょうか?
ダメなんだよ。覚えてね。
A:「そんなに走って息が切れないのはなぜだろう。練習の成果かな?と、僕は自問自答した。」
B:「こんなに走って息が切れないのはなぜだろう。練習の成果かな?と、僕は自問自答した。」
Aの場合走っているのは別の人、Bは自分。
>これの主語は省略されてますが〜かみ合ってます。
だ・か・ら、最初からそう解釈できるのは君だけ。「文法上の」主語を忘れてるんだよ。
読点で囲まれた部分はほとんどは挿入句だから、主語や述語はその中に含まれないの。
途中を略したのはワザとだよ。文法上、後半の部分の主語は「俺」になっちゃうの。
「ドアを閉めずに放水すれば、部屋から広い廊下へ水が流れていくはずだ。それなら
最終的な水位はせいぜい数センチのはず。」
323 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/02(水) 18:53:03
ブブブ・・・・ 携帯がまるで今から始まる一日を象徴するようにけだるいうなり声をあげている。 朝が苦手だ。ここ最近では午前中に起きた記憶がないあたり血圧が低いとかそういったレベルではないだろう。 昔中学の担任が勉強は進路の幅を広げて、選択肢を増やすことが出来るなどといっていたが、残念なことに勉強をして選択肢が増えるのはあくまで‘一般的’な生徒だけであるというのを言い忘れている。 そしてつまるところ‘非一般的’の部類に入る自分に選択肢は片手の指で数えられるほどしか残っていなかったということだ。 ブブブ・・・・ 催促するように携帯のサイレントバイブが鳴り続けている。それにしてもサイレントという名を付けられているくせにここまで耳に障るのはどうかと思う。まず、着信を気付かせるための機能なのに、気付きにくい方向に機能が発達しているのは、大きな矛盾だ。 そんなことを考えていると、その矛盾の塊である振動音はふいに催促を止めた。ようやく訪れた静寂に心の中でため息をつく。 しかし、不思議なことに一度目覚めてしまうと、懸命に瞼を閉じて夢の世界に飛び込もうとしてもまるで眠り方を忘れてしまったかのように眠ることは出来なくなるのだった。 きっとこの国のいわゆる‘一般人’よりかなり多くの時間の睡眠をとっているのであろうが、それでも寝起き特有のすこしの絶望を伴う倦怠感に今度は肺から口をつたってため息をついた。 振り払うように、手を伸ばし携帯の液晶を覗き込む。12;42。さらに増した絶望に軽くうめき声をあげつつも今日という一日の始まりを告げてくれたありがたくも迷惑な相手と内容を確認しようと、折りたたまれた携帯を開いた。 夏が終わり忘れかけていた‘寒い’という感覚がようやく体に戻ってくる、そんな日。 9月26日、それは一通のEメールから始まった―――― こんな感じで書き始めようと思うのですがどうでしょうか?酷評お願いします。
324 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:54:18
他人事のように自分を見てるから、『そんなに』なんだろう。 今までの自分では息が切れてたと思われるんであって、『今の自分』がまだ信じられない状態なんだな。 だから「練習の成果」かと自問自答するぐらいなんだ。今の自分が自分とは思えない、他人のようだから、「そんなに」でいいんだろ、b¥
325 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 18:57:12
それに他人事なら、『あんなに』だな。ヤクガ回ってきてどうしようもない思考できないが。
大半なんていう曖昧な言葉の使い方がおかしいんだ。 まして空なんていう漠としたものを記述するには相応しくない。 それと、 大半……始まる は間違いだ。 大半というのは途中経過か終了時点でのことだろう。 酷評以前。
327 :
254 :2005/11/02(水) 18:59:17
>>303 いきなりなんだあこいつはあ、と思ったけど、まあ俺の言いたいことはだいたいあってるね。
午後の空の大半のなかに、時間的な空(四方から雲がよってくる間の空)も含めてるのは確か。
何で怒ってるかしらんが、正直スマンかった。
328 :
299 :2005/11/02(水) 18:59:47
>>316 うーむ、まぁ、残念ながらあの文ではそうは取れないな。
「空」なら曇りの部分も含んで「空」だから。
だって、青い部分だけが空なら曇り空には空がなくってしまうよ。
というか、そこで説明した内容をそのまま文章にすればいいと思うんだが。
無理に「大半」の一語に集約して、相手もわかってくれると思うから、読み手が
違和感を感じる文章になるんじゃないかな。
329 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 19:03:36
それに相手の身になってやってれば言葉遣いも変わる。違う違う。俺さっき間違った事書いた。
>>323 この短さなのに途中で読むのがいやになってくる。
本人は描写だと思っているのかもしれんが、単に頭に浮かんだことを
乱雑に書いてるだけとしか思えない。
331 :
罧原堤 ◆SF36Mndinc :2005/11/02(水) 19:18:15
>「空」なら曇りの部分も含んで「空」だから。 だからそのあんま曇り空じゃなかった空全体が、曇りも含んだ空全体になりだしてるって文章だろ。最初の文章だけでそれぐらいのことは読みとれんだが。やっぱ馬鹿や。
332 :
254 :2005/11/02(水) 20:03:21
>>328 ですね
>>326 大半というのは途中経過か終了時点でのことだろう
それはそのとおりなんだよ。
ようするに、「空の半分を覆い始めていた。」で、半分なのに「覆い始めて」いるのか?ってことなんだろうけど。
この場合、半分になる、世間で「半分」といわれる空間体積の閾値を、あるいは目安を覆い始めるという感じなんだけどね。
まあ、俺もわかりにくいとは思う。
333 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/02(水) 21:15:02
アヴィヲという呼び名を知っている奴はいないのかw
>>332 ああ、つまり「空の大半を覆い尽くそうとしていた」ってことか。
「あっ…くっ…!」 寝台に横たわる彼女はシーツを掴みながら、苦しそうに呻く。 頬が紅潮し、息遣いも荒い。普段の彼女からは想像できない様子である。 彼女が身体の異変を感じたのは、先ほど不愉快な仕事から戻った後のことだった。 舌鋒を交わした時、一瞬仕事相手を見ていたのを彼女は思い出した。 (あの時、彼の口舌術に侵されたに違いない…) 「あ、あぁ!」 身をよじる時着衣が肌を軽くかするだけで、彼女に大きな刺激をもたらす。 肌がぴりぴりして過敏になっている。下半身が痺れて、そして熱い。 「辛そうですね。ふふふ」 「!!」 今最も恨めしく思う相手の声が聞こえて、彼女は弾かれたように目を開けた。 音もなく現れた仕事先の風野氏が椅子に腰掛けながら女王を見ている。 彼は浅い笑いを浮かべて、ショーを楽しんでいたかのように。 「その暗示を初めて使いましたが…それほど効いているとは思いませんでした。」 風の化身がゆっくりと立ち上がり、彼女の寝台のそばに来ていた。 「あなた…一体私に、何をした…くっ…」 彼に長い銀髪を撫でられると、彼女は胸が締め付けられる苦しさを感じる。 「変なことはしてません…あなたを素直にしたいだけです。」 彼女の両手が頭の上に押さえつけられ、身体に力が入らず、なすがままになっている。 「あぁ…触るな…んっ!」 彼が衣越しで彼女の豊かな胸を触り、やわらかく揉みたてる。 暗示のせいで胸が張り詰めてさらに敏感になり、突起も硬くなり尖っている。 軽く触られるだけで彼女の体が震えながら反り返し、白い喉を晒す。 「…あの時、あなたから…完全に仕事を奪えたら良かった…うっ!」 「…まだわかりませんか。貴方は、私に逆らえない」 「何を言う…!」 風野が低く笑い、拘束した彼女の寝衣を片手で一気に引き裂いた。 白くて豊満な胸が跳ねたように露になり、外気に晒される。
>>337 まず行頭下げれ。
「仕事」と言われても前後を知らないから仕事ってなんだよ。って嫌なイメージが残る
で、ぶっちゃけ何が書きたかったの? 官能小説? 正直こんなのじゃ抜けないぞ?
とりあえず
駄 文 乙
339 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/08(火) 09:57:51
視界を覆っていた白い煙が薄くなってきた。 十畳ほどの座敷で、床の間には香炉がひとつ置かれている。 私は思わずつぶやいた。 「これが反魂香か」 傍らから老婆の声が聞こえた。 「はい。紺屋高尾の物語でご存じの通りでございます。それはそれは古くより伝わりますれば」 部屋の中は暗かった。片隅に古めかしい灯明皿があるきりで、老婆の表情も判然としない。 「あの世とこの世を結び、いまだ浮かばれぬ魂を呼び返す力を持っております」 障子は開け放たれており、濡れ縁の向こうに黒々と夜の闇が広がっている。月は隠れているらしい。 そのとき、雲が途切れて月が現れた。月は満ちており、青い光が座敷に流れ込んできた。 老婆は私の左手で、床柱を背に小さく座っていた。私の前には座卓があり、その向こうが庭に向かって 開いている。月光は明るく、庭石が白く光って見えた。 逆光になるので表情はよく見えないが、座卓の向こうに懐かしい女性の姿があった。 「鈴虫が鳴いているね」 「一年ぶりかしら」 不意の病で死に別れることになった妻が、薄く微笑んだ。久しぶりに暗がりで向き合っていても、不思議 と違和感がない。これも反魂香のおかげなのか。
340 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/08(火) 09:58:32
私たちはいろいろなことを話した。死んだときのこと、そのあとのこと、子どもたちのこと、年老いた両親 のこと、そして今の暮らしのこと。 それでも時間は限られていた。 「香もそろそろ切れるようでございます」 私たちは、どちらからともなくうなずいた。 「帰る時間のようだ」 「ええ。そうね」 妻は寂しげに俯いた。 私は自分の両手を見つめた。次第に色が薄れ、手のひらの向こうに座卓の木目が見えた。 「子どもらを頼む」 私は消える寸前に言った。妻の耳に届いたかどうか。
メモ帳で書いてコピペしただけなのですが。 変な行空きは、ないものとしてください。
342 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/08(火) 10:28:38
小学生何人かが自転車に乗って歩道一帯を占拠している。ガキというのはどうして人の迷惑を考えないのだろうか。 「ちょっと退いてくれる?」私は精一杯の優しい口調で言った。 「なんで?」茶髪の女の子がそういい放った。 「歩道ってね、基本的に自転車乗っちゃいけないのよ?」 「はいはい」そう言うと、小学生達はいっせいに左の道に曲がって行った。 やっぱりガキは可愛いげがない。私は絶対に子供はいらない。そう思いながら、私は駅に急いで向かった。
絶対に子供なんかいらない、そう思いながら、私は駅へ急いで向かった。 のが自然じゃないかな。 短すぎてなんとも……
344 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/08(火) 22:19:07
>>343 レスありがとうございます♪
そうですね。何か言い方おかしいですね(汗)文章(すごい短いけど)書いたの中学校以来です。やっぱり文章は簡単に見えて難しいですねぇ〜
345 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/09(水) 23:47:24
えー、また、人大杉?
>>337 語彙が貧弱。っていうか想像力が貧困なんだな。どっかで見たような描写ばっかり。
台詞も、ふつうの会話にア行と記号を加えただけのお粗末なものだし。もっとぶっ飛んだ描写を。
>>339 描写が足りない。この展開なら最低五枚は書いてもらわないと。
>>342 誰が日記を書けと言った。小学生がどう歩道を占拠しているか、道はどう広がっているか、
なぜ優しい口調で話す気になったのか、なぜ子供が嫌いなのか、そもそもなぜ駅に向かって
いるのか。主体の内面がちっとも出ていない。
>>342 に対する批評だけで言えば、
>>343 が的確、
>>346 はダメダメと思った。
>>346 は人の文章を批評する以前に、自身の文章の読み方を反省すべき。
例えば、「なぜ優しい口調で話す気になったのか」と言うが、むしろ、「精一杯の優しい口調」
ってところから「ああ、この人は小学生相手に大人らしく振る舞おうとしているんだな」と、
思うべきじゃないか。行為から理由(あるいは、主体の性格)を判断できる範囲内だと思う。
「なぜ子供が嫌いなのか」……これは「人の迷惑をかえりみないから」でしょ?
恐らく七歳の頃だったか、祖父の車に揺られ静かな海岸線の僅かに内にある場所、 そこに初めて連れられていったのだ。 小さな掘っ立て小屋の後ろに存在する巨大なモノ。 『大きな猫のようだ』と一見して思うのだが、曲線と直線が複雑に混じりあい無機物 でありながら生物的な厭らしさをも持っており、壁という壁は意匠なのか自然の形状 なのかわからないが凸凹としていて全体としては丸みを帯びている。 何のために作られているのかまったくわからない、禍々しい建物だ。 その中から出てきた壮年の男が大叔父だった。 小柄で160センチもないだろう、ツータックのスラックスに作業着のブルゾン、それに 不釣合いなニットキャップ。年はその時点で六十五を越えていたのだが日に焼けた精 悍そうな顔は随分と若く見えた。 しかし、彼の両手だけは豆だらけで擦り切れている。 この狂った建物をたった一人で造り上げる為の代償の一つであろう、その手で私の 頭を撫でる。 「いらっしゃい」 と一言だけ放ち、私と祖父に背を向ける。 何年か前に書いたモノの一部分です、酷評お願いします。
>>347 「小学生には大人らしく振る舞う人」「子供が嫌いな人」というだけで
主体の性格をつかんでいる、と言うのかね。ずいぶんぶっ飛んだ人間観だな。
>>348 禍々しさとか狂気とかが、とってつけた感じがする。「妙に丸っこい建物」を
恐れる人は滅多にいないよ。もっとイメージを鮮明に描写しないと読者が置いてけぼり。
「精悍そうな顔」というのは、「美しそうな花」と同様。
後半の主語抜き現在形の連続にものすごい違和感。突然日本語がカタコトになってる。
文章の流れを意識せずに必要な情報だけ言ってる。
350 :
347 :2005/11/10(木) 17:30:39
>>349 自分のレスで批判されている部分とは、全く違う部分で反論するとは……
やはりあなたは人の文章を偉そうに批判する前に読解力を身につけるべきですよ。
これは本気の忠告です。
「ビザ」という単語がある。 その言葉を初めて耳にしたのが幼少の頃、 字幕映画を観ていた時のことだ。 舞台は南米、難民の男が主人公で、 彼は飛行機を使い、どうしても行かねばならぬ目的地があった。 しかし、貧しさゆえにビザが無く、空港で門前払いを受ける。 男は泣いた、悔しくて叫んだ、「ちっくしょ! ビザさえありゃ!」 ビザという単語と意味を知らなかった私は それを「ピザ」だと思い込み、そして男にヒーローを感じた。 ピザで解決? すごい、まるでホウレン草をむさぼり 肉体強化するポパイのようだと思った。 ピザを求めて奮闘する男、それは切ない戦いでした。 この国の人達は意地悪で、差別があらわで、 難民だからといって、誰もピザを焼いてくれなかったのだ。 そして映画は終盤、ヒロインらしき女が嬉しそうに男へと駆け寄る。 「マイケル、ビザよ! とうとうビザが手に入ったのよ!」 しかし、女が持っていたものはただの紙切れで、 下地も、熱々のチーズも、サラミもソースも 何もあったもんじゃない紙切れただ一枚で、また差別かと思った。 だが、それを手にして咽び泣き飛びあがる主人公、「やったぞ! やったぞ!」 彼には失望しました。
>>350 全く違う部分?俺、そもそも一点しか指摘してないんだけどな。
小学生がどう歩道を占拠しているか、道はどう広がっているか、
なぜ優しい口調で話す気になったのか、なぜ子供が嫌いなのか、
そもそもなぜ駅に向かっているのか。
「書くべき点はこんなにあるよ、こういう所から内面描写をするべきだよ」
という指摘だったんだが、ひょっとしてコレが本当にわからなくて聞いてる
とでも思ってた?だったらスマソ。それくらいの読解力、当然持ってるものだと
思ってたよ。
>>351 切り口が中途半端だね。話自体はキレイに落ちてるだけにもったいない。
もっと映画の内容を具体的に描写したほうがいい。覚えてないところは脚色していいよ。
途中で中途半端に丁寧語が混じるのもテンポを乱してる。
>>353 thx!
親切な意見ありがとう。
今後の参考にいたします。
丁寧語が混じるのは、どうも癖らしい。
355 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/10(木) 23:53:31
>>352 その一点を指摘するために具体的にはたくさんの点を指摘していて、
その中に間違いがあると言ってるのが分からないのか?
君はある大きな一つの指摘(君の批評の主題ね)をするために
複数の具体例を挙げてるわけだろ?
その具体例の挙げ方をおれは批判してるのに、主題の方で反論するのは、
違うだろ? 「こんなにある」ことが必ずしもみな「書くべきこと」ではないという点で、
おれは君の批評を批判してるんだよ?
最初からずぅーっとやりとり、読み直してみろよ。君、情けないよ。
喧嘩すんなよ……
>>352 >小学生がどう歩道を占拠しているか、道はどう広がっているか、
>なぜ優しい口調で話す気になったのか、なぜ子供が嫌いなのか、
>そもそもなぜ駅に向かっているのか。
> 「書くべき点はこんなにあるよ、こういう所から内面描写をするべきだよ」
>という指摘だったんだが、ひょっとしてコレが本当にわからなくて聞いてる
「この辺はちゃんと書かないと、読者は分かってくれない。あっ、それからここも設定資料で作り込んだ部分だから書かないと損だ」
つって、描写ならぬ説明書きを一杯しちゃうタイプ?
まあどうでもいいけど。
>>342 に自分の書きたいことを投影するんじゃなくて、
>>342 が書いた言葉の生成過程自体につきあって、
云々しないと不毛だと思うよ。
>>356 スレタイ自体ネタっぽいけど、みんな真面目になっちゃってるからね。
だったら批評自体も批評に晒されるべきだと思うんだ。
それを正面から受け止められず、意地になって論点をそらしているようなレスが来れば、当然批判しますよ。
359 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/11(金) 10:38:50
「糞スレ立ててすみません、フヒヒヒヒヒ」 男はその使いまわされた文章をスレッドに貼り付けると、 眼鏡を取って椅子に深くもたれかかった。 「俺は何をしてるんだ」 月の光が差し込む部屋で、男はそう呟く。 薄暗い部屋の壁を、背中に白いマーキングを点けたゴキブリが這いずり回っている。 昨日、男がホワイトマーカーで印をつけたゴキブリだ。 男はそれを見つけると、ゴキブリにティッシュケースを投げつけた。 当たらない。ゴキブリは羽を広げて部屋の暗闇へと消えていった。 「俺は何をしてるんだ」 男はもう一度呟いた。 今度は涙を流しながら。 その涙を月の光が照らす。 私が見てるから泣かないで。 監視カメラ越しに、その部屋を見ていた私は、月が男を慰めている様な、そんな気がした。
361 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/11(金) 19:58:32
友人の話。 子供会のキャンプで、食事当番になった時のこと。 カレーを作るために野菜を煮込んでいると、知り合いの奥さんから言われた。 ここの森には芋泥棒が出るから、鍋には注意しててね。 何ですかそれ?と聞き返すと困ったような顔になり、とにかく鍋の側から離れ なければいいから、と繰り返し言われたという。 あまり真剣に受け止めなかった彼女は、キャンプファイヤーの薪組立に興味を 引かれ、灰汁取りが終わると少し火の側を離れてしまった。 鍋の前に戻ってき、そろそろルーを入れようかと蓋を取る。 中を覗き込んで違和感を覚えた。しばし経ってやっと気が付く。 芋や玉葱など野菜の類いが、根こそぎ失くなっていた。 皆に怒られながら、芋泥棒という名の意味や、知り合いの説明に困った顔の 意味がやっと理解できたそうだ。 物足りないカレーを食べながら、どこかひどく悔しかったという。 お願いします。
362 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/11(金) 21:42:37
数秒後、照明が必要ないほど明るい夜に助けられ、乗務員室車両の平坦な屋根の上に出 っ張りを見つけたベガスは、それがバッテリー回路の集結盤であることを知っていた。設 置場所は設計図と寸分違わず、たとえ暗夜でも簡単に見つけられただろう。最近の鉄道は セキュリティも優れたものになってきてはいるが、こういった重要なものをどうして外部 に取り付けるのだろうとベガスはかしげた。単純な電気系統、一体型のコンピューターシ ステム、鉄道特有の大きな窓、容易に経路の予測が可能な運行情報など、襲うには事欠か ない要素の多い鉄道だが、改善できる点も比例してたくさんある。鉄道会社は一人名うて の強盗を雇うといい、俺はごめんだがな、とベガスは一人にやけた。すぐさま仕事にかか ろうと、マグネットスパイヤー――磁力による浮上走行する列車上では役立たずの代物だ が、そうでなければ盗人には必須の道具である――で這うように進みながら、後方上空を 見渡した。空はまだ平穏で、国警の来る気配はまだない。のろまめ。ベガスはあざけりな がら、集電板をあけ絶縁手袋をはめた手でいじり始めた。 評価を酷評お願いします。
363 :
362 :2005/11/11(金) 21:43:20
それと、 「これも彼らのはからいかね」ベガスはコーリャをちびりとやった。いい旅だ。 「テスト走行期間にいきなり酒屋のトラックがやってきて、木箱やら石箱やら裸瓶をこれ でもかと置いていきやがった。半分は浮浪者どもにくれてやったよ」 「そいつはもったいない」ベガスはグラスを干した。ふとバンチの立体映像に目がいった。 「それは君の趣味かね」 「子供が欲しかったんだ。一緒にトレジャーゲームができる息子がね」 「俺にも息子がいる。つい最近まで書類偽造をやっていた。今は外縁で航空専門強盗―― だったかな――をやってる。ゲームはレースしか遊んだことはないな」 親子そろってそいつはお気の毒に。 「宝は現実にこそ価値がある」それは真理にも思えた。「何発積んである」 ワードをそのままコピペしたんですが、上の文で 「そいつはもったいない」ベガスはグラスを干した。ふとバンチの立体映像に目がいった。 「それは君の趣味かね」 の部分、つながっているのですが、市販のものみたいに 「そいつはもったいない」ベガスはグラスを干した。ふとバンチの立体映像に目がいった。 「それは君の趣味かね」 と、「それは君の趣味かね」の部分だけを頭一つだか半分だかを突き出すことはできますか? 市販の小説はどうやっているのでしょうか。ぜひお聞きしたい。
どうやってるのでしょうかっていうか、あれってつまり改行も何もしてないだけじゃないの?
365 :
362 :2005/11/11(金) 23:10:32
上記のも改行していないんですけどねえ。やり方が悪いのかな。
366 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/11(金) 23:32:13
いつまでもふりやまぬ静けさの結晶が私の心をとりこにする。 はるか古代の静じゃくをもたらすミクロの運び手たちが。と、私は 自社製品の芸ジツ的文章作成ソフト「文豪君」を片手に、 ぜひ詩的な文章を残してやろうとやる気マンマンだ。 かたわらではつきあって2ヵ月のレースクィーンあがりが 何かをせがむようにしきりと、背中からからみついてくる。 もうそろそろ私の我まんも限界だ。 ええい、この美しく幻想的な雪景色に接し詩魂荒ぶる私を前に、 この女はこんなことしか考えられないのか。ばかめ。ばかめ。 (温泉マーク ハート ハート) 評価を酷評お願いします。
>>366 文豪君を出した意味も、女性が居る意味も解らない。
それとも、ただ女性を馬鹿にしたいだけか? 話の筋が無いぞ。
>>361 最後の3行。
友人が芋泥棒という名の意味を理解した、とありますが、
それが一体、何者だったのか?僕には最後まで分かりませんでした。
故に、友人が悔しかった理由も不明確です。
>>362 ワードで書く意味がわからん。もし止まったらと思うと怖くて怖くて、
俺はとても使えんよ。↓あたり覗いてみなされ。
エディタは何をつかってますか???
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1097531457/l50 なぜ段落を分けない?文章にメリハリが出ないよ。
> 数秒後、照明が必要ないほど明るい夜に助けられ、乗務員室車両の平坦な屋根の上に出
>っ張りを見つけたベガスは、それがバッテリー回路の集結盤であることを知っていた。
コレ、時系列が違うんだから(過去と大過去)、普通二文に分けるんじゃないか?
「ベガスは〜に助けられ、〜を見つけた。彼はそれが〜であることを知っていた」
「暗夜」→「闇夜」にしないのはなにか意味あるのかな?伏線とか設定に関わるものだったら
変えられないだろうけど、
>>362 だけ見たら違和感しかないよ。
「かしげた」→「首を」かしげた。かしげたは「傾げた」と書き、「かたむける」の意味しかない。
そもそも以前から知ってたものに首をかしげるのは変じゃないか?
マグネットスパイヤーって何だ?動詞のspyは「偵察する、 密偵する」って意味
(例:spy(ing) glass で小型の望遠スコープ)らしいが、磁石を使って見ることもできんわな。
状況から見ると、手や足に装着して金属面を登るための磁石か? そんな強力磁石、
持ち歩くのに苦労しそうだな。カバンに入れてたらいつのまにか砂鉄まみれになってたりして。
……ともかく、ダッシュ内の説明だけじゃ何が何やら分からんのだよ。状況がつかめん。
>這うように進みながら、後方上空を見渡した。
この描写だと「見渡す」がメインで「進む」がサブだな。状況としては逆じゃないかな?
ラストは、好みになっちゃうけど「いじる」って言葉が、「機械いじり」「盆栽いじり」みたいな
少しかっこ悪いイメージがあるからさ、俺なら「集電板をあけ、絶縁手袋をはめてキュッと
鳴らした」くらいで止めちゃうな。
>>361 「ヘンな生き物」の話かな。でも良く分からない。エピソードの印象が薄く感じられた。
3行目:
>子供会のキャンプで、食事当番になった時のこと。
「彼女が子供会のキャンプで」と主語をつけた方が通りが良いか。お話も始まったばかりだし。
8-9行目:
>何ですかそれ?と聞き返すと困ったような顔になり、とにかく鍋の側から離れ
>なければいいから、と繰り返し言われたという。
主語がはっきりしない文。主語が<友人>であるなら「困ったような顔をされ」と書く所。
13-15行目:
>鍋の前に戻ってき〜根こそぎ失くなっていた。
この部分だけ妙にリアルタイム。臨場感を出そうとしたのか。友人からの伝聞の調子でここ
まで来てるので不自然な感じを受ける。
19行目:
>物足りないカレーを食べながら、どこかひどく悔しかったという。
「どこかひどく」は落ち着かないな。
>>366 >>366 例えば大学時代に友人から、これを読んでくれと手渡された同人誌にこんなのが出ていたら、
ニヤニヤしつつも好ましく読んだろうな、と思う。
>>367 は(割愛
>かたわらではつきあって2ヵ月のレースクィーンあがりが
>何かをせがむようにしきりと、背中からからみついてくる。
「かたわら」のレースクイーンが「背中から」からみつくのか。ちょっとしっくりこない。
「レースクイーン上がり」は、ここでの語り手が(そして書き手自身が)「自分は審美眼においてはなかなかのものである」という自覚があり
「レースクイーンは下賤」という価値観を彼(ら)が持っているという・・・
簡単に言えば
↑↓←→
こういう感覚が足りない。
ある種の才能があるのは認める。
広告、映像向き。
↑支離滅裂なところはスルーですか? この女「レースクィーンあがり」の何?w ここ突っ込めよ・・・。 「自社製品」?w ソフト制作会社の詩人気取り君? もうカオス状態w
いつものカフェでいつもの朝食。 クロスワードをやりながらコーヒーをすする。 ウェイターに小銭を渡し店をでる。 アスファルトを踏み締め、鼻歌を歌う。 知り合いの店主に声を掛け笑う。 いつもの曲がり角を曲がらず真っ直ぐ進む。 涙がこぼれる。 空を仰ぎ、大地を見下ろす。 遮断機の音が聞こえてくる。 違う仕事をする気はない。
雨が、止まない。 灰色ににごった空から無数の水滴が落ちてくる。 よどんだ虚空を舞い降りながら、地べたにへばり付いて生きる醜い人間の町を叩いている。 ゆうこは、全身を雨にぬらしながら、そんな風景をビルの屋上から眺めていた。 地上を歩き回る人々の姿を、ぼんやりと見つめている。 傘をさした人の姿は、上から見ると、色彩多様な昆虫のようだった。 石をひっくり返したときに、その下から丸く、毒々しい虫がうごめいて現れ、 新たな隠れ場所を求めて四散する姿を連想させた。 殺虫剤を撒いて、その忌まわしい存在を排除したい気分だった。 「汚らしい」 とつぶやいて、ゆうこは地上をにらみつける。 傘を持たぬ雌雄の虫が、手をつないで走っていた。 ビルのひさしに走りこみ、安堵の表情を浮かべる。 笑って、雌が雄の頭をハンカチで拭いている。 雄が雌の濡れた肩を抱いた。そして、二匹はくちづけた。 その光景に、ゆうこは嫌悪感を覚えた。身体を虫が這っているような感覚に襲われた。 昨夜の記憶が蘇った。 全身を、幾百ものゴキブリが這いまわったような、おぞましい記憶である。 不快感が脳裏にあふれる。苦痛が、ゆうこの胸を鷲づかみにした。 あぁ、と声が漏れる。身をよじり、ゆうこは屋上にうずくまった。
昨夜、ゆうこは男と部屋いた。 月が、窓から覗いていた。 電気を消した暗い部屋の中で、月光が男を蒼白く浮かび上がらせていた。 男はそっと、ゆうこの服を脱がしてゆく。 すぐに破れてしまいそうな薄い膜を慎重にはがすように、男はゆうこを裸にしていった。 そして男は、なにも言わずに裸になったゆうこをながめていた。 ゆうこは心細かった。どう見られているのか、怖かった。 嘘でもいい。きれいだよ、とでも言ってくれれば、どんなにこころ安らいだことだろう。 けれど男は、なにも言わなかった。 ただ深い沈黙の中、じっと、ゆうこの身体を見ているのだった。 闇の中の沈黙に、ゆうこは鋭く尖ったナイフを突きつけられているような感覚を覚えた。 ひどく身体がこわばって、身動きができなかった。 その感覚を、ゆうこは知っている気がした。冷たいノスタルジーだった。 自分の奥深く、こころの根本的な部分に根ざす、負の感情をはらんだ記憶が、ゆうこを包んでいた。 けれど、それが何であるのか、ゆうこには分からなかった。 ゆうこは、男の指に撫でられ、身体をやわらかく歪ませていた。 ゆうこはくぐもった吐息をはき出しながら、けれどこころを、どこか遠い場所にさまよわせていた。 この感覚を、知っている。ゆうこは想った。 どこか自分が忘れている記憶の中に、この感じはあった。 そのことにゆうこが気付きはじめたとき、 こころがその記憶に向かうのを押し止めようとする自分がいることを、ゆうこは感じた。
それは思い出してはいけない想い出なのだ。 赤黒い血の塊のような、癒えない傷の記憶なのだ。 小さい頃から、忘れようとし続けてきた記憶なのだ。 ずっと、こころの奥底に封印してきた暗黒なのだ。 思い出してはいけない。 いけない。 いけない。
プツン、となにかが千切れた。 ゆうこの中で、自分の記憶を、感情を、切断してしまう回路が働いた。 子どもの頃から、絶望的な感覚に襲われたときに慣習的に行ってきた方法である。 自分の身体が、まるで他人のそれのように感ぜられる。 自分がどんな苦痛を受けても、感じないですむのだ。 もはや男の愛撫も、何一つ感じる事のない、肉の動きに過ぎなくなっていた。 ゆうこはうつろな瞳で、窓の外を見つめていた。 やがて男は、ゆうこの身体の中にはいってきた。 男の熱い身体の侵入を許しながら、ゆうこは白い月を見ていた。 男の犬のような息遣いを聞きながら、揺れる月を見ていた。 男の汗ばんだ匂いに包まれながら、わずかに欠けた月を見ていた。 男の吐き出した液体をからだの中に受け止めながら、闇の中に浮かぶ月を見ていた。
月。 あの夜も月が出ていた。 あの夜。 真っ暗な闇の中、悲鳴をあげることも許されない重い沈黙の中、ゆうこは月を見たのだ。 こんな、月だった。
本当に必要な分か否か、推敲不足な印象を受ける。 自己陶酔の時代だろうから、冷静になって読み直すことをお薦めする。 いちどプリントアウトしてみるのも面白いのではないだろうか。
手早い批評、ありがとうございます。┏○ ペコリ 時代の特質はよく分かりませんが、自己満足してたかもしれません。 もう少し読み手が読みやすい、スマートな文章を書く努力をしてみます。
>>379 ×自己陶酔の時代
○受け売り批評で自己陶酔の時代
全ての文章に当てはめることのできる受け売り批評はいらないでしょう。
怖くて手を出せません、て感じかね。
>>380 続きあるんでしょ?
これからどう転ぶか、どんな過去があったかなど興味をそそられる。
そこで暗く淡々としたこれまでのトーンに色を与えて欲しいね。
あと「〜月を見ていた」の繰り返しがあるけど、〜の部分をもっと印象的にして欲しい。
いいところで薄い印象を受ける。
382 :
362 :2005/11/12(土) 17:14:53
>>369 評定どうもです。
段落わけと読点の打ち方が苦手で、きれいにまとまらないことが多々あり・・・
上の例に関しては、わけるとテンポが悪いかなとも思うのですが、時系列的にわけるのが文法として正しいのでしょうかね。
難しいな・・・
暗夜→闇夜 これはそうですね。特に意味はないので。
かしげた→いまさら首をかしげた かな。
マグネット〜 これは固有名詞で、一応設定が地球の数十倍規模の大陸世界なので。上の文だけみるとそうみえませんよね。
すいません。これはもっと原始的な道具に差し替えようかと思います。それっぽい名前とともに。
状況としては逆 うーん、そうなるのかな。これもちょっと難しいな。自分的には違和感ないと思ったんですが・・・、そうか・・
場面の最後は印象に残りやすい文や気になる文を用いる場合が多いですよね。いじるはセンスなかったかな・・推敲時に検討してみよう。
プロの方はワードじゃないんですか? ずっとそうだと思ってた・・・上のスレを参考にしてみます、おすすめなんか教えてくれると助かります。
一応、今度のジャンプ小説大賞を想定して執筆中なので、まだ期間はあります。参考意見は非常にありがたいです。
>>373 泣けた・・。
いかにも、て感じなんだがうまく描写できてる。
384 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/12(土) 19:33:41
眠いポエム。
できてない。
ダンボにうんこをされたらたまらない、とかいう句の方が良かったよ。
雑談は別館でお願いします。では次の方、どうぞ
糞虫湧いてるからしばらくスルーでよろ。
389 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/12(土) 22:11:35
>>342 の者ですが、ずいぶんと荒れてたみたいですね。汗
私は文章を書くことが初心者なので、皆さんの忠告?を真摯にうけとめようと思います。皆さんの書く文章面白いですね♪
もっとカキコして下さい!!
一日待っててね☆ミ
>>389 その後のガキを見直す心温まるシーンまだ?
御婆ちゃんの荷物運んでたり、捨てられた子猫をかわいがるとか、
いじめられてる子をかばうシーンとかさあ
はい。 もしかしてそう続かないの?
394 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/12(土) 22:50:52
>>393 あの文章、授業中に暇で即興で作ったもので、あまり考えてなかったんです(笑)
あと、私が心の狭い人間なので多分そう続かない………
そうかね。 ま、変に型にはまるよかいいかもね。 心の狭さをエスカレートしていくとかして欲しいね。 腹が立ってすべてにケチつけ始める、とかな。
396 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/13(日) 02:20:23
木立の向こう側、明るい草地に丸石が見えた。 大きさも、色合いも、丸みも揃っていて、まるで石材店の 店先のようだ。 数えてみると、12ある。 軽自動車ほどもある石が12個だ。 それらが一箇所に集まっている。 これだけの石があるだけで、充分奇妙といえる場所だった。 しかも、不自然に丸い。 よく見ておこうという気になった。 近付くと、やはりでかい。 表面は風化でざらつき、緑がかった模様が散っている。 誰がここで石を削ったのだろう。 ここまで石を持ち込むだけで大騒ぎだ。 手を触れた。 違和感。 何かおかしい。 これは石ではない。 そんな気がした。 (つづく)
397 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/13(日) 02:22:08
(つづき) 少し離れて見直そうと歩き出した時、踏みつけた何かが、 ぐらりと揺れた。 厚さ1センチほどの、大きな平皿のような形の物。 その丸みは、そこにある大きな丸石と同じくらいか。 こいつらも厚み1センチほどなのだろうか。 そして、一箇所にまとめてあるような、その配置。 巣と卵。 大きさ以外は、鳥の巣に似ていた。 ある種の鳥は草原に卵をぽんと産み、そこを巣とするが、 そんな具合だった。 踏んだのは、割れた殻に違いない。 巨大な卵を産んだ生き物と、それを割り砕いた力。 離れるべきだ。 出来るだけ早く、遠くへ。 考えられる事はあまりに多い。 走り出した。 走り続け、逃げ続けた。 以上です。お願いします。
その日、彼女が学校に来ていなかった事に初めて気がついたのは、 担任が沈痛なおももちで彼女の自殺を継げたときだった。 隣りの席の空白になぜ気づかなかったのだろう? いつもあんなに意識していたのに。考えてみれば彼女が学校を休むのは、 これが初めてかもしれない。 少なくとも、僕が学校に来ている日は毎日隣りにいたと思う。 今日からはずっと隣りは空席なのだろうけれど。 「――日に通夜を執り行なうそうなので、出席者は私に連絡をして下さい」 そう言って、担任は教室を後にした。畜生。通夜の日取りを聞き逃してしまった。 後ろの席の森久保に日取りを尋ねる。「**の通夜いつだって言ってた?」 なぜか声が震える。彼女の通夜なんてものを認めたくなかった。 「明後日だってよ、しかし、なんで死んじまったんだろうね?」 「……わからない」「オマエ幼馴染だろ?なんか相談されなかったの?」 森久保が問う。 「**とは高校入ってからは全然喋らなかったからな……悩んでる様には見えなかったけど……」 責められている気分に陥る、本当に気付かなかったのか? お前が見ようとしなかっただけじゃないのか?軽い被害妄想、自己嫌悪。 「そういやオマエ通夜行くのか?」森久保の声で引き戻される。 「ああ、親同士は今でも付き合いあるしな」それに――死んだなんて認められないから。 「オレは辞めとくわ、喋ったこともねーし……いや、このクラスで行く奴なんて居ないんじゃないか? あいつっていつも一人で居たよな?」確かに**が誰かと一緒に居るのを見た時はなかった。 「悲しいよな、相談できる相手が居ないなんてさ。言ってくれれば助けになれたかも知れねーのに」 何を言っているんだ、こいつは?激昂しそうになる、こいつらは、いや僕も含めてだが、 困っている時は見ないフリを決め込むくせに、終わってからはこんなことを言い出す。 助けたかったけど気付きませんでした。お決まりみたいなもんだ、 面倒事は嫌だけど、助けなかった自分を正当化したい。 だから気付かなかったことにする。 今書いてるものの冒頭です。酷評お願いします。
最初の1行で読む気がうせた。 > その日、彼女が学校に来ていなかった事に初めて気がついたのは、 >担任が沈痛なおももちで彼女の自殺を継げたときだった。 主語がどこに掛かってるのかわからない。 その日、と入れる必要性を全く感じない。二文に分けろよ。
↑そこは別におかしかない(爆
<主語> 彼女が学校に来ていなかった事に初めて気がついたのは
<述語> 担任が沈痛なおももちで彼女の自殺を継げたときだった
主語が人物とは限らないと小学校で習わなかったのかい?
突っ込むなら「継げた」じゃなくて「告げた」ね
>>398 >責められている気分に陥る、本当に気付かなかったのか?
>お前が見ようとしなかっただけじゃないのか?軽い被害妄想、自己嫌悪。
句点と句読点間違えてるよ。
被害妄想と自己嫌悪を混在させてるとこはおもろいね。
あと「見た時」とかナウい表現狙ってんならもっと若者言葉散りばめろよ。
最後あたりもちゃんと句点、句読点で区切ってちょ。
しかしこの主人公なんか青いな。
この続きあるなら、そこで人間味出して欲しいね。
401 :
400 :2005/11/13(日) 15:33:16
「葉緑体?オオカナダモ? ハッ。ていうこのスタンス。」 青いなら青いなりにこういうキレ欲しいね。
福井の港町についた。 早朝5時すぎ、栗雄から電話があって飛び起きた。 眞子は、昨日は夜更かししていたわけでも、寝られなかったわけでも 無い。ただ、眞子の彼氏であるタマと猛暑の中、遊園地で遊んで心身 朦朧に疲れきっていた。帰りに食べたネギ味噌ラ-メンも疲れた身体 にさらにダメ−ジを入れていた。 もう仲間すべて全員集合で、サクラも春もユキも田中も・・・ 全員そろっている。 眞子は、栗雄の車でタマの住む高層マンションまで向かっていた。 それから、タマの車で福井まで向かった。 ほかのメンバ−は、個々に仲の良いメンツと乗り合わせ福井に向かう。 途中で大型ス−パ−で肉や野菜、甘いもの、酒などをたんまり買い込む。 そんなときも、女である田中のサイフから金が出て行く。 もちろん後で、割り勘するのだけれどこのメンバ−の男たちは昔から 責任感もなければ金もない。無職の多い集団だった。 福井の港の駐車場で、眞子はタマの車の中で水着に着替えた。 射てつくような暑さとはこのことをいうのか!眞子は、肌をさすような 目がつぶれるような太陽の攻撃に地面に倒れそうになっていた。 他のメンバ−たちは、もう港でバ−ベキュ−セットを組み立てていた。 眞子も、そこま
福井の港町についた。 早朝5時すぎ、栗雄から電話があって飛び起きた。 眞子は、昨日は夜更かししていたわけでも、寝られなかったわけでも 無い。ただ、眞子の彼氏であるタマと猛暑の中、遊園地で遊んで心身 朦朧に疲れきっていた。帰りに食べたネギ味噌ラ-メンも疲れた身体 にさらにダメ−ジを入れていた。 もう仲間すべて全員集合で、サクラも春もユキも田中も・・・ 全員そろっている。 眞子は、栗雄の車でタマの住む高層マンションまで向かっていた。 それから、タマの車で福井まで向かった。 ほかのメンバ−は、個々に仲の良いメンツと乗り合わせ福井に向かう。 途中で大型ス−パ−で肉や野菜、甘いもの、酒などをたんまり買い込む。 そんなときも、女である田中のサイフから金が出て行く。 もちろん後で、割り勘するのだけれどこのメンバ−の男たちは昔から 責任感もなければ金もない。無職の多い集団だった。
福井の港の駐車場で、眞子はタマの車の中で水着に着替えた。 射てつくような暑さとはこのことをいうのか!眞子は、肌をさすような 目がつぶれるような太陽の攻撃に地面に倒れそうになっていた。 他のメンバ−たちは、もう港でバ−ベキュ−セットを組み立てていた。 眞子も、そこまで走っていき組み立てるのを手伝ってみた。 それから、男どもは、タマ以外全員海の中へ・・・海っていっても 岩ばかりの海水浴は出来ないような隠れ家的な場所だった。 「わたしも泳ぐ!」眞子は、海の中へ裸足で入っていった。 「オマエやめとけって!」タマは言った。 案の定、岩ばかりのゴツゴツしたビ−チは、眞子の小さな足の裏を 傷つける。「いってぇ〜!」眞子は、そう叫びながらも海の中へ入って 行った。 お願いします。
眞子の彼氏であるタマ→彼氏のタマでいいのでは? 「心身朦朧」面白い表現だが「に疲れきっていた」はちょっと無理があるかも。 「ダメージ」は「与える」のがいいね。 「もう仲間すべて全員集合で、サクラも春もユキも田中も・・・全員そろっている。」 唐突だなぁ。電話で知っている情報だとすぐ分かるように伝聞「らしい」をつけてほしいね。 語尾が表す時間感覚もおかしいね。 「〜まで向かっていた。それから〜まで向かった。」 〜まで行き、〜へ向かったのがいいのでは? 揚げ足取りになるだけなんで後の言葉のおかしさは突っ込まんとくわ。 言葉のおかしさはそれはそれで個性なんだけど呼んでて疲れることがある。 なんか軽いノリとリズムはいいと思う。 明るく淡々としてるとことかね。
> その日、彼女が学校に来ていなかった事に初めて気がついたのは、 >担任が沈痛なおももちで彼女の自殺を継げたときだった。 意味上の述語は「気がついた」だろ?主語の「僕」がないのに「が」「は」が多すぎ。 「彼女」が主語?「担任」が主語?と悩んだあげく、結局文中に主語を見つけられない 意味不明な文章。最初の文なんだから、読者にしてみれば一人称なのか三人称なのか 分からないわけよ。また、「初めて」という言葉と「〜したのは〜した時だった」という表現は 相性が悪い。「初めて」もタイミングを表す表現だからね。 倒置する意味もわからん。「彼女の自殺」より、「彼女の不在に気づかない自分」を 強調したほうが面白いと思うんだがな。「ホームルームの時間、担任が静かに彼女の 自殺を告げたので、僕はやっと隣の席の空白に気づいた」くらいで…… 心情の進行が不自然。「畜生。通夜の日取りを聞き逃してしまった。」って、修学旅行の 日程じゃないんだから。呆然として聞き逃したんなら、「畜生」はないでしょ。 「責められてる気がする」のは被害妄想とは呼ばないよ。「引き戻される」と言うほどトリップして ないよ。終盤の森久保君は、いかにも仮想敵っぽくて不自然だよ。「終わってからはこんなことを 言い出す」とあるけど、死を聞かされた直後に「終わった」と思う人は少ない。ただ呆然として、 「死んだ?どういうこと?」と悩んで、通夜の終わりくらいに「ああしとけば」と思うもんだな。 つまりは、無理に作った感情を作ってない言葉で書こうとしてるんだな。登場人物ひとりひとり (悪役も含めて)共感した感情を、きちんと作った言葉で書くのが理想なんだがね。言葉の作り方は 読んだり書いたりの経験を積むうちにわかってくるから、前者の「感情移入」をよく意識すること。
>>406 は
>>398 ね。
>>404 日本語を覚えてくれ。
「射てつくような暑さ」→そんな暑さはない。「凍てつくような寒さ」という
表現ならあるけど。あえて言うなら「うだるような暑さ」かな?
「肌をさすような目がつぶれるような」→文法的には「肌をさすような目」が
つぶれるような、という表現になる。どっちかにしなさい。
「太陽の攻撃に地面に倒れそうになっていた。」→「に」の重複。
太陽の攻撃「を前にして」地面に倒れそうだった、など、助詞の
重複を避ける方法はいくつもある。勉強しろ勉強。
「港でバ−ベキュ−セットを組み立てていた」→漠然としすぎでしょ。港って
何ヘクタールあると思ってるの。あと、船着き場でやっちゃうと漁師さんの
邪魔になるよ。
「男どもは」「海っていっても」→地を出すな。冷めるから。
「岩ばかりの海水浴は出来ないような隠れ家的な場所だった」
→ここも、「岩ばかりの海水浴」はできない、と流れるのが日本語なのよね。
「岩ばかりのゴツゴツしたビ−チ」 → 「ビーチ」って、普通砂浜を指すでしょ。
「磯」っていう言葉を覚えよう。
408 :
398 :2005/11/13(日) 22:38:58
やっとバイトから帰ってこれて、スレ見れました。 他人に文章見られるのは恥ずかしいけど為になるなぁ。 誤字はもう問題外でしたね、俺は阿呆かと馬鹿かと。 確かに406さんの指摘通りですね。もっと推敲を重ねるべきでした。 指摘を取り入れて精進したいと思います、お世話になりました。 また、そのうちお世話になるかもしれません。 その時も酷評お願いします。
お断りいたします。
>>406 ヒント 主部と述部で構成される文があるw
大局を見んと・・・。
小学生の国語から勉強し直して。
主部と述部の中にそれぞれ主語と述語がある、という文ってそんなに珍しいの?
今時の小学生は主部、述部を学ぶのか。
413 :
弱気なピーコ :2005/11/14(月) 02:27:00
部屋のドアの取っ手を探り当てドアを開けても、そこにはただ何も変わらない 闇が広がっているだけだった。 右手で六畳間の半分程を占めている木製の二段 ベッドと壁のすきまにあるはずのスイッチを探し、蛍光灯を付けた。 だけど何 も見えなかった。 二段ベッドも、その下の机も、奥にある両開きの窓も。 僕 はもし足元に何かあれば踏んでまた怪我をしてしまうと思い、ある種の船が流氷 を押し退けて進むように足を這わせて進み、両開きの窓を開いた。 だけどやは り、僕の眼から光を感じる機能は失われていて、窓の下に広がるあの街並みも、 まるで人の顔のように見えた隣の家も、何も見えなかった。 ただ、夏特有の湿 り気と熱をもち少しふくらんだようなどこか懐かしい風をほほに感じた。 「お帰り。」と有紀が言った。 僕には彼女が微笑んでいる顔が見えた…かもしれない。 気のせいなのだろうけど、僕には眼に見えない何かがみえたようなきがして、何故かそれがとても嬉しかった。 「ただいま。」と僕は答えた。 携帯なんでパソコンで見ている方には見難い点多々あるかと思います。そのへん容赦して酷評願います。
>部屋のドアの取っ手 暗闇にいるという前提なわけですね。 「ドアノブを探り当てて開けたが」で十分な気も。 > 右手で六畳間の半分程を占めている木製の二段 いきなり部屋の配置をいわれるよりは、「手探りで(とりあえず右手か左手かはどうでもいいでしょう) 伝統のスイッチを押してみたが(厳密に言えば「蛍光灯をつけた」は誤り、友言える。だって、ついてないから。 「つけたつもり」だっただけでしょ?)天井の蛍光灯はつかず、見えるはずの二段ベッドも救えも、何も見えなかった」 くらいが適当では。 >思い この場合、単に思うだけではなく、「怖い」「嫌だ」などの方向性があるはず。 そういったベクトルを、機会を逃さず提示した方が無駄がない、ように思える (この場合の「思える」は「オススメする」「推奨する」を意味する) >ある種の船が 逃げてますね。 >ただ、夏特有の湿 り気と熱をもち少しふくらんだようなどこか懐かしい風をほほに感じた。 「少しふくらんだような」はもうちょっと考えてみるとして、「湿り気と熱」を持ったそういう空気って、サウナなんかでもありますよね。 「・・・な夏の」と言い切ってしまってくれた方が気持ちいい。 どうでもいいことしか書いてないなら、さっさと終わらせてあげた方が、読者には親切。 >僕には彼女が微笑んでいる顔が見えた…かもしれない。 気のせいなのだろうけど、僕には眼に見えない何かがみえたようなきがして、何故かそれがとても嬉しかった。 「眼に見えない何かが」? 眼は見えてないんでしょ? 「眼は見えなくても彼女の微笑みが見えたような・・・」 の方がよくはないか。 キミは眼の見えない読者を、あるいは眼は見えている読者を暗闇の中、連れ回すべきだ。 その場合前提とするべきものがあるはずなのに、それをすっ飛ばして自分が気持ちよくなろうとだけしているようにも見える。 ケータイから書いているならなおさら、「才能は贅沢に、字数は節約」するべきでは。
主部、述部知らない似非酷評家ワロタ 「主語どこなんだ〜?」て必死に探してパニクったみたいだな
416 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/14(月) 08:04:50
417 :
弱気なピーコ :2005/11/14(月) 08:12:44
酷評乙です&オハーです。 いくつか自分の重い描いていた状況を説明します。 蛍光灯はついたんです。軽い金属音と耳鳴りに似たかすかな音から主人公はそれ が分かりました。そうゆうニュアンス的に描くべきでした。 言葉が思いつかなかったところをズバリ指摘されました。はい…逃げました。逃 げちゃ駄目だ…逃げちゃ駄目だ… 読み進めていくにつれて主人公の眼が見えないことを分かってゆくようにしたかったです。気持ちよ くなりたかったとかは多分なかったはずですが、そうみえたのなら改善していき たいです。どんなところに注意すべきですか? 前提とするべきものとは?なるべく自分で考えたいので答えではなく、ヒントをください。 見た人がほっとするような小説をかいてみたいです。どんな(だれの)本を見たほ うがいいですか?村上春樹さんぐらいしかみたことないのでそれ以外でオススメ なのがあれば教えてくれませんか?
>>416 状況説明的過ぎるかな。
リズム与えるために自分の行動も細かく描写して欲しい。
巣と卵のネタばらしの部分は、はっきりさせずにもっとあやふやにして欲しい。
曖昧な表現で止めると、不穏な感じがもっと出てくる。
興味をそそられて、先を読みたくなる展開ではあったよ。
>>417 先述の批評家とは違う意見だが。
眼が見えないネタばらしが「眼から光を感じる機能は失われていて」て説明じゃ面白みないよ。
行動の中で分からせないと。
あと温もりを感じるシーンは説明的になりすぎたらいかん。
「見えた」で止めていい。
漱石当たり読んで説明されない感情、事象を感じるべき。
セックスがなければ文学じゃないよ。
理屈ばっかりのべてる文学オタク(リアル
ガリメガネ無職)もセックスしたくてしたくてたまらないんだから。
変な文学オタクのいうことなんか無視してセックスしたほうがいいよ。
文学オタクは服装はユニクロで買ったシャツとジーンズに
靴はコンバース(一足のみ)、髪型は伸び放題or丸刈りなキモいやつらばっかなんだから。
それでも世に出て成功してる小説家はキモいやつらばかりじゃないだろ?
それはキモい文学オタクの書く小説なんてイカ臭くてまともな人間は
読んでられないから。
>>419 何が漱石当たり読んで説明されない感情・事象を感じるべき、だ。
キモすぎ
421 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/14(月) 14:28:38
文学オタクは人にえらそうに薀蓄たれることが 大好き。 まともな人間から見ればただのキモい人間なのに・・・
つか結局童貞なんでしょ? 童貞キモいよ。 童貞が許されるのは中学生まで。 ああ、素人童貞も童貞だからねw ヤるだけヤったあと風俗嬢に説教するのが文学オタク
と童貞が申しております。
まあ文学オタクにはあまり朝鮮人がいないことだけが 救いといえば救いかな。 ピカドン2世、知的・身体障害者が親類にいる、自分自身が人格障害・精神病患者 のどれかに当てはまる人はいるだろうけどね。
文学オタクは死んだ人間が大好き 死んだ人間を神格化する権威主義者 芥川賞とって自分も死人と同化してみんなから あがめられる教祖になりたいです! それが文学オタク
ワロタ
427 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/14(月) 14:38:20
現実を直視できないから理論武装するんだろうね。 ニーチェの受け売りで「意味」がなんたらなんたらとか 意味わからんこといって現実の自分から 目をそらすのが文学オタク。っていうかNEETw
何故読書を薦めただけなのに童貞とか身体障害者とかいう単語はどうして?
430 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/14(月) 16:39:39
街路に立ち並ぶ木々の葉が紅色に色付いて、晩秋の風景を刻む。 まだ、木の葉が舞い散るには少し時間が掛かりそうだ。 それにしても朝の散歩は気持ちがいい。こんな事をしみじみ思うのも、 私が年を取った証拠なのだろうか……。 いや、そんなことも無い。まだ五十三だ。定年まではまだ歩かなくては ならない。だからこうして毎朝早起きして体を鍛えてるんじゃないのか。 単調な部分に過ぎませんが、酷評宜しくお願いします。
431 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/14(月) 16:55:20
人知れず、都会の喧騒から逃げ出したくなる。 私は電車を乗り継いで、見知らぬ町にたどり着いた。 何故こんな突飛な事をしたのか自分でも分からない。 どうでしょう。
変なのに絡まれた
>>419 (´・ω・) カワイソス
なんか俺まで落ち込んでしまったよ
>>420-422 「まともな人」の書き込みじゃないよ
悩みを打ち明けられる友達作りなさい
433 :
弱気なピーコ :2005/11/14(月) 22:59:13
手直ししました。 こんなんはどすか? 有紀に手を引かれ部屋の前まで来ると、僕はドアノブを探り当て、引き開けた 。 そこにはただ何も変わらない闇が広がっているだけだった。 ただ、微かな 埃臭さを鼻の奥に感じる。 後ろから入ってきた有紀が天井の蛍光灯を点けたの だろう、そのあたりからの軽い金属音と耳鳴りに似た音が僕を不完全だと詰った 。 僕はもし足元に何かあれば踏んでまた怪我をするのが嫌で、ある種の船が流 氷を押し退けて進むように足を這わせて進み、六畳間の一番奥にある両開きの窓 を放った。
434 :
弱気なピーコ :2005/11/14(月) 23:04:18
手直しその2(続き) 楽しげな子供達の声と規則的に釘を打ちつけているような音が遠くから聞こえて きた。 かすかに湿り気と熱をもちふくらんだ夏の風をほほに感じる。 風が部 屋にある何かを揺らしカタカタと音をたて、僕はもうすぐ風が止むなと思った。 「お帰り。」と有紀が言った。 無意識に振り返ったその瞬間の一秒かそれより短いあいだ、僕は彼女の微笑みを みた気がした。 それは喜びと悲しみが入り混じり、少し歪んでいた。 それで も必死に笑顔をつくっていた。 暮れなずんだ西日を受け、オレンジに染まった 瞳が真っ直ぐに僕の方へと向けられていた。 僕は初めて、本当の彼女を見たよ うだった。 「ただいま。」と僕は答えた。 前より長くなったかも…(´・ω・`)
太陽の暖かみをみじんも感じられない昼下がり。 彼は仕事で町中を巡回していました。 しばらく歩いていると、ゴミ箱を漁っている野良犬を見つけました。 それはほんの子犬で、ずいぶんとやせ細って、とても惨めな姿でした。 彼はその野良犬を連れて帰りました。 それが彼の仕事だからです。 それからしばらく歩いていると、凍った池のほとりに野良犬を見つけました。 それはすでに老犬で、目は濁り、うつろで、目やにがたくさんたまっていました。 彼はその野良犬を連れて帰りました。 それが彼の仕事だからです。 それからしばらく歩いていると、どす黒い血で汚れた雪の上で、なんだかわからない骨をかじっている野良犬を見つけました。 それは若々しく、猛々しく、弱々しい背中でした。 彼はその野良犬を連れて帰りました。 それが彼の仕事だからです。 そうして、彼は一日のうちに10頭ほどの野良犬を連れて帰りました。 彼は10日間はたらいて、100頭になりました。 彼は100頭の野良犬たちを広い部屋に案内すると、すべての扉を閉じて、そこに炭酸ガスを流し込みました。 いっぱいいっぱい流し込みました。 するとどうでしょう、野良犬たちはみんな眠ってしまいました。 穏やかな顔で眠っていました。 野良犬たちはもう、お腹をすかせることはなくなりました。
彼は一つの仕事を終わらせました。 この町から、哀れな野良犬たちを救うことです。 この「悲しい町」と呼ばれた町から、もの悲しい泣き声をなくすためです。 彼は二つ目の仕事を始めました。 それはまだこの町に残っている野良犬たちがまた増えないように管理して、二度と「悲惨な事故」が起こらないようにすることです。 この町に野良犬が増えたのは、動物好きな前の市長が、お腹をすかせて鳴いている野良犬たちを救おうと餌を与えていたからです。 食べることに困らなくなった野良犬はどんどん子供を作って、数が増えて、それでも動物好きな市長はどんどん餌の量を増やしていって、さらに野良犬の口が増えていって、ついに市長が辞めさせられて―― 「悲しい町」から、もの悲しい泣き声が聞こえなくなりました。 彼が懸命に働いたおかげで、この町から空腹に苦しむ野良犬はいなくなりました。 これ以上空腹に苦しみながら生き延びるだけの日々を送る哀れな野良犬はいなくなりました。 この町は今、「悲しい町」とは呼ばれていません。 その呼び方を知っている人も、ずいぶん前にいなくなりました。 この町には今、たくさんの犬たちが生活しています。 あるものは家族の一員として。 あるものは町の住人として。 *********************************** 以前、とあるサイトで投稿したものです。 テーマは「救うこと」です。
>>435 炭酸ガスは服毒死じゃなく窒息死だからすごく苦しむぞ。
知ってて書いてるの?
序盤の野良犬の描写が適当すぎ。技法のつもりかもしれんが、こちらに訴えるものが
なければただの手抜きにしか見えない。思考停止した人物を書くときに、書き手が思考停止
しちゃいけないんだよ。
心情の掘り下げが弱い。市長は馬鹿なだけ、彼は仕事をやっているだけ、どこにも
葛藤がない。「救う」というのは誰の価値観だ?彼が野良犬を救うつもりで仕事を
やっているなら、言動にそれを反映させなきゃ。
>>433 全く違ったものになってるな。
冒頭から「有紀」を登場させない方がいい。
前のやつのほうが見えない孤独感がでていた。
でも描写の表現などは面白くなってるよ。
最後に実はまだ夕方だった、と分からせるのも面白いと思う。
それだけに前半の闇の描写を際出させて欲しいね。
両方を足して2で割ったものがいいのでは・・。
440 :
弱気なピーコ :2005/11/15(火) 18:06:30
>>439 アドバイスどもです。こんなのも作ってみました。
うまく開かない眼から窓にかかるブルーのカーテンが夏の強い日差しをうけま
るでステンドグラスのように透けているのが見えた。
どれくらい眠っていたのだろう。 もしかしたら遅刻してしまうかもしれない
と思い、仰向けに寝たまま枕元の目覚まし時計を探った。 右手に暖かな肌の感
触を感じていた。
肌の感触??
((続く))
441 :
弱気なピーコ :2005/11/15(火) 18:17:21
肌の感触?? 顔だけをむき直すと僕の布団すべてを抱き枕のようにして眠っている嫁がいた 。 化粧したままの顔が僕の肩に息を吹きかけていた。 ショートカットの髪が 少しだけ肩にかかってくすぐったかった。 僕はベッドから降りようとして転げ落ち、カエルのように這いつくばった。 顔を上げると床には黒いスーツと下着、コンドーム、それに大量の缶ビールが散乱 しているのが見えた。 僕は部屋の中を見渡してみた。 ギブソンのギターとアンプ、ブルーのカーテンとバキラの鉢植えがあった。 ((もう少し続く))
442 :
弱気なピーコ :2005/11/15(火) 18:25:00
〜の鉢植えがあった。 間違いない。 僕の部屋だ。 もう一度ベッドの方を見 ると、彼女はいつのまにか上半身だけを起こし、目を皿のようにして僕を見てい た。 しばらく見つめ合った後、彼女は「あなた、誰?」と言った。 それが嫁との馴れ初めだった。
443 :
弱気なピーコ :2005/11/15(火) 18:34:04
酷評お願います。
文に対する意見でなくて悪いが、 なぜそんなに小出しにするの?
445 :
弱気なピーコ :2005/11/15(火) 18:39:18
以後気をつけます。
気になったところを少し。
まず、行のはじめに“。”がきているところ。
文章を書くときの決まりとして、行のはじめにこういう文字がくるのは良くない。
あと、
>>441 の一文。
>顔だけをむき直すと僕の布団すべてを抱き枕のようにして眠っている嫁がいた。
この時点では、まだ隣の人がいったい誰なのかわかってないんだよね。
なのに“嫁”と書かれているのはちょっと変じゃない?
447 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/15(火) 19:34:29
子供の泣き声が聞こえた。 立ち上がりドアの前に立つ。 いよいよ対面の時だ。 ドキドキしていた。 白い毛布で包まれた赤ちゃんを抱え、看護婦さんが出てきた。 僕は感極まり尋ねた。 「息子ですか?娘ですか?」 看護婦さんは答えた。 「ブラザーです」 「え?」 渡された赤ちゃんは黒人だった・・・。
ありふれたアメリカンジョークですね。
僕は家族兼用のPCでエロ動画を密かに保存していた。 「サッカー」→「名選手」→「ブラジル」→「セレソン」とフォルダにフォルダを重ね、 最近開いたファイルリストも全て削除、ネットの履歴&ファイル削除で秘密主義を 貫いていた。 ある日、母親が「なにこれ?」と不穏な声をあげた。 僕は思わずギクリとし、おそるおそる「どうしたの?」と聞いた。 母は「パソコンにHなファイルはいってんで」 何故分かったんだと思い、PCを覗き込み、肩を落とした。 ウィルススキャン・・・。
>>441 >>442 >僕の布団すべてを
ここには敷き布団も含まれますか?
>ギブソンのギターとアンプ、ブルーのカーテンとバキラの鉢植えがあった。
「○○ワットのフェンダーのアンプ、酔っぱらったときに折ってしまったパキラの・・・」など
持ち主ならではの記憶を交えた記述の方がそれっぽくなるような気が。
>しばらく見つめ合った後、彼女は「あなた、誰?」と言った。
いや、まあいいです。
452 :
弱気なピーコ :2005/11/16(水) 01:45:21
>>451 さん
含まれていません。夏なので薄い毛布一枚だけかけて眠っていました。
確かに思い出を一つ一つ付けていけばよくなりそうです。盲点でした。
>>446 さん
嫁←確かによく読み直してみると不自然です。「。」←致命的でした
お二方乙です&有難ございます!!
453 :
弱気なピーコ :2005/11/16(水) 04:28:01
手直ししました。 永い冬眠から覚める蛙の夢を見ていた。蛙はカーテンを何度も開くように土を掘り、光が届く直前 まで掘り進んだところで夢は終わってしまった。 うまく開かない眼から部屋の窓にかかっているブルーのカーテンが、まるでステンドグラスのよう に透けているのが見えた。 どれくらい眠っていたのだろう。 もしかしたら遅刻してしまうかもし れないと思い仰向けに寝たまま枕元の目覚まし時計を探った。 その時、昨夜の記憶がまるでドーナ ツの穴みたいに抜け落ちている感覚と右手に暖かな肌の感触を覚えた。 肌の感触?? 顔だけを向き直すと僕の掛け布団を全てひったくり、抱き枕のようにして眠っている女の子がいた 。 化粧したままの顔が僕の肩に息を吹きかけていた。 ショートカットの髪がすこしだけ肩にかか ってくすぐったかった。 僕はベッドから降りようとして転げ落ち、蛙のように這いつくばってしまった。 顔を上げると床 に黒いスーツと女性物の下着とコンドーム、それに大量の缶ビールが散乱していた。 僕は部屋を見 渡してみた。 高校時代にバイトして買ったギブソンのギターともらい物のアンプ、引っ越して来た 時にハンズで買ったブルーのカーテン、『レオン』に憧れて買ってきたバキラの鉢植えがあった。 間違いない。 僕の部屋だ。 もう一度ベッドを見てみると彼女はいつのまにか上半身だけ起こし、 目を皿のようにして僕を見ていた。 時間が止まり、また流れ始めたとき「あなた、誰?」と彼女は言った。 それはこっちの台詞だ、と僕は思った。 ずっと後で、彼女の両親へ蛙のように頭を下げに行くことになるとは、当時の僕は思ってもみなかったのだった。 携帯で書いてますので読みにくいところ多々あるかとは思いますがご容赦下さい。
>>453 いい加減にしろ。ここはお前一人のスレじゃない。
他の人の投稿がどんどん流れるだろうが。
455 :
弱気なピーコ :2005/11/16(水) 13:48:04
すんません自粛します
456 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/16(水) 14:24:15
人と話をすることは苦痛だけど、町を歩くことは快感です。 繁華街を歩くと皆振り返って私の顔を確認するの。この瞬間が生きていて一番楽しい。 自分がいかに優れているかを認識出来る。 女共が着飾っていかに自分が美しいかを競い合う中で、私一人が素の状態で圧勝なのです。こんなこと現実じゃ口に出せない。出した瞬間私の美しさが半減する。だからと言って黙っていたら気が狂いそう。匿名の掲示板に書き込んだら、そんなことしても叩かれる。 世の中ブスに厳しいって言うけど、全然そんなことないじゃない。っていうか、クリスマス前なのになんで私彼氏いないんですか?謙遜しても中の上だとは思うんだけど? って、掲示板に書き込んでる私は何者なのかしら?
>>454 別にいいだろw
投稿ないよりは活気があっていい
>>455 気にすんな
でも1日1回くらいにしとけ
>>456 悪い。俺はブスとバカだけは死んでもらいたいと思ってる人間だ
気にすんな。あと、違うとこに書き込め
ていうかやっと人大杉から解放されたか
459 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/16(水) 19:19:29
二人も釣った
>>456 の書き込みは、「狂気じみた妙な文章」として成功しているんだろう。
>>458 >悪い。俺はブスとバカだけは死んでもらいたいと思ってる人間だ
キミがそういうこと言うのか。
で、いつ死ぬんだ?
463 :
456 :2005/11/17(木) 12:05:22
ピザうまいです。でも私デブじゃないです。いやぁ釣れました♪ (・∀・) 続きあるんですけど、一応自分では、ニュアンス?みたいなのを表現したつもりなのですが………やっぱりダメだOTL
渉は自分が最初に集合場所である駅前に着いたとおもったので、早紀の姿を見て 少し驚いた。 「早いね」 「おはよう」 といって、早紀は渉に笑いかけた。 「一人?」 「由梨は後から来るって。さゆりは・・・」 渉の表情を確かめて、早紀は言いにくそうに続けた。 「今日は来ないって」 「そっか・・・」 渉はそう応えると、息をついた。 「ごめんね。なんか・・説得できなくて」 その言葉に渉は笑う。 「いいよ説得なんてしなくて。誘ってくれって頼んだのは俺の方だったんだから」 去年のクラスの同窓会みたいなものなんだから来なよ、早紀はさゆりにそう言った。 しかしさゆりは、頑として肯かなかった。迷惑なんだけど、という態度を 一度も変えなかったのだ。 「私は良くないんだけどな。これじゃ渉君、企画損だもの。他の皆はいいかもしれないけど」 「損だなんて思わないよ。別にその、彼女と仲直りしよう、みたいなこと考えて皆を集める わけじゃないんだし」 「それはわかってるけど・・・」 「水原はそんなこと考えないで、山井との恋路に励めよな。高校生活短いんだから」 「俺の話?」 渉と早紀が振り返ると、山井和彦と元クラスメイトの数人が立っていた。 「絶対最後に来ると思った」 早紀は意外だ、という顔をする。 「何いってんの。学校と遊びは別でしょうに」 和彦はそう言って、早紀にVサインを送る。 それから元1年3組の顔ぶれが、バスや電車で続々に集まってきた。
あ、ごめん。なんか変だな。朝から同窓会っておかしいな。 今気付いた。すみません。
466 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 01:20:02
マナちゃんに初めて会ったのは夏の初めだった。 その日私のバイト終了の午前12時まであと2分というところで彼女は現れた。 たまたま入り口の近くにいたのが私だったのでいらっしゃいませと声を掛けると妙に親しみの篭った 笑顔を私に向けてきた。 「カウンターの端、空いてます?」無邪気を装ったその声はかすかに優越感を含んでいた。 当時の私が知っている中でこんな声を飲み屋でこんな声を出す女は2通りの人種しかいない。 過去そうだったか今現在もそうであるその店の従業員、あるいは男性従業員目当てのピンの客だ。 さあてどちらかなと腹の中で私は俗っぽい好奇心を剥き出しにした。もちろん興味が沸くのは俄然後者 であった場合である。
467 :
466 :2005/11/18(金) 01:50:12
すみません、所々段落空けがぬけていますが続けます。 肌の白さを際立たせる意図が汲み取れる深い茶色に染色され少し時代遅れなパーマが かかった髪にファンデーションだけで20分は掛かりそうな化粧、安っぽいカーキの シャツワンピースにおもちゃのようなパンプス。 「新人さんですか?」彼女は小首をかしげて私に尋ねた。 恐らく無意識にだろう。絶妙な顎の引き具合と上目遣い。堂に入ったその仕草は女の 私にすら魅力的に写った。 正直こういう類の女は苦手ではあるが腐っても客である。私は彼女が指定したカウン ターの一番端の席の椅子を引きながら簡単な自己紹介をした。 「2月から入ってる早番のユウカです。」 とりあえずここで切ります。 酷評よろしくお願いします!
>その日私の→その日、私の >私だったのでいらっしゃいませ→私だったので、いらっしゃいませor私だったので「いらっしゃいませ」 読みにくいので。 >親しみの篭った >かすかに優越感を含んでいた。 不適当なのでは。自分が描き出したい彼女の感情、情緒をもう一度考えなおした方がよさそう。 >俗っぽい好奇心を剥き出しにした。 「え、なんで? 教えてよ〜。なんでなんで?」 こうやって表出してこそ「剥き出し」なのでは。 「俺は包皮の中で亀頭を剥き出しにした」 というのは、一種のユーモアとしてなら成立する、とは思うが。 しかも >もちろん興味が沸くのは俄然後者あった場合である。 と来る。 「興味(好奇心)が湧いてるのか湧いてないのか」どっちやねん、と。 >肌の白さを際立たせる意図が汲み取れる 肌の「白さ」を際だたせるのなら、黒髪の方が有効では?という邪推も呼びそうなので、 いちいち「意図を汲み取」らなくてもよさそうな。 >絶妙な顎の引き具合と上目遣い。堂に入ったその仕草は女の私にすら魅力的に写った。 「女の私にすら魅力的に写った(「映った」の方が適当か?)」んだから、それはまあ「絶妙」なんでしょう。 「堂に入った」も重複気味。 もっと別の側面を切り取るか、「こんなショボいなりなのに、シナの作り方はいっちょまえなこの女は一体?」という 謎を明示するなり、もっといろいろ出来そうなのにもったいない。
469 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 09:55:49
>>469 失礼ながら少し縮めてみた。
この修正が正しいとも思わないが
サンプル程度に見てくれ。
マナちゃんに初めて会ったのは夏の初めだった。 その日、私のバイト終了の午前12時まで あと2分のところで彼女は現れた。 たまたま近くに私はいて、「いらっしゃいませ」と声を掛けると、 彼女は妙に親しみの篭った笑顔を向けてきた。 「カウンターの端、空いてます?」 無邪気を装ったその声はかすかに優越感を含んでいた。 当時、私が知っている中、飲み屋でこのような声を出す女は 2通りの人種しかいない。 過去そうだったか、今現在もそうである、その店の従業員、 あるいは男性従業員目当てのピンの客だ。 さあてどちらかなと腹の中で私は俗っぽい好奇心を剥き出しにした。 もちろん興味が沸くのは後者の場合である。
472 :
467 :2005/11/18(金) 12:13:35
>>468 ありがとうございました!
もう一度練り直してみます。
肌の白さを際立たせる意図が汲み取れる 深い茶色に染色された少し時代遅れなパーマ、 ファンデーションだけで20分は掛かるであろう化粧、 安っぽいカーキのシャツワンピース、おもちゃのようなパンプス。 「新人さんですか?」彼女は小首をかしげて私に尋ねた。 恐らく無意識にだろう、絶妙な顎の引き具合と上目遣い。 堂に入ったその仕草は女の私ですら魅力的に写った。 正直こういう類の女は苦手であるが腐っても客だ、 私は彼女が指定したカウンターの一番端の席の椅子を引きながら簡単な自己紹介をした。 「2月から入ってる早番のユウカです。」 設定描写の少ない文章だと思う。 せめて何のバイトとやっているのかを書いてくれないと 読み手の想像力が働かないんじゃないか?
>>456 については貴女の言う通り、叩くしかない文章だよ。
ブスが読んでも美人が読んでも、おそらく誰もが不愉快な気持ちで一杯になる。
自画自賛はマヌケだし、自分の気持ちを正直に書けばいいってもんじゃない。
475 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 14:46:04
どうでもいいけどさ、日本の男ってレディーファーストができないよね デートのときでも女は3歩後ろ下がって歩けってのが一般的だし あと、日本の男って自分の奥さんを家政婦だと思ってるよね 料理も洗濯も掃除も全部奥さんの仕事だと思ってる で、都合が悪くなったら誰のおかげで飯が食えるんだとか平気で言うし それ海外でやったら通報されるよマジで ま、日本の男は白人とは結婚どころか恋愛すらできないんじゃないのかな
477 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 15:16:31
479 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 15:40:29
>>475 お前男だろ。本当に女だったらもっとボロクソに書くよ。
481 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/18(金) 21:51:59
>>475 それと最近の日本男児は情けない、男らしくないみたいな文章も入れたらいいと思う
>>475 その辺のファミレスなどで友達と談話している女性の
俗会話となんら変わりのない、味気のない内容。
>>475 大体、1億もの人物を
ひとくくりに「男」だの「女」だので
簡潔にまとめて語っちゃってるあたりも
視野が狭くて安い人格が滲み出ている。
484 :
437 :2005/11/19(土) 00:35:46
酷評おねがいします。
>>484 良い意味でも悪い意味でも
違和感を感じず、スラスラと読める丁寧な文章だと思うよ。
キャラクター性もあり、風景も伺え、スムーズな会話の流れなどは
是非とも参考にしたいくらいだ。
悪い意味とは、個人的な意見で申し訳ないが、
これといった変な個性が見当たらず、少し退屈だった。
「美味しんぼ」の匂いがした。
不協和音が足りないなどといってみようか。
街でキチガイを見ると得をした気分になりませんか?
酷評キボンとの事なのでケチを探したまでです。
486 :
sol-fa :2005/11/19(土) 09:35:06
はじめまして。ただのワナビです。いろいろ叩いてくださいなww まるで深海の一端に放り出されたみたいだった 自分のてのひらも見えないほどの暗闇。閑静な世界。 自分が立っている場所さえも危うい。いや、むしろこの世界に地面という概念があるのだろうか だが、僕は知っていた。 ここは学校だった。 知り尽くした土地だ。 しかし、ココだけは学校ではなかった。 僕の周りだけが、空間が、切り取られたように欠落していた。 何ものも存在してはいけない気のする、そんな静まり返った世界でその音が聞こえた -------------ひた、ひた・・・・・ 最初は、気にも留めていなかった。だってこんな人の作った世界なんかに怖いものがあるはずもなかったから その足音が近づいてきても・・僕は振り向こうとはしない 怖いから振り向けないんじゃない そう、自分に言い聞かせている自分がどこかにいた -----------------ひた 足音が止まった。僕の、すぐ背後で。 白い息遣いが聞こえる。 それは小さな男の子だった。 見えるわけではないが、その姿はありありと知覚できた ----くすくすくす ・・・子供は笑った。異様なほどに唇の端を吊り上げて。 静観な闇の中に、その声ならぬ音ははっきりと不気味に響いた 男の子の気配がゆっくりと、白い両腕をにゅうっ、と伸ばしてくる その手が体に触れた瞬間、おぞましいほどの寒気が一気に僕の肌をなであげた 「ひ-------」 悲鳴を上げかかった喉は恐怖で押しつぶされていた 僕はよろめくようにあとずさる・・ その方向には窓があり、そして--------
やや長文ですが、酷評よろしくお願いします。 昔、とある国に大富豪の娘でとってもわがままな性格の、メアリー・ハーウィットという子供がいました。 メアリーはすぐに人形をねだって、そのくせすぐに飽きて捨ててしまう困り者でした。 ですが、メアリーの父も母も彼女を甘やかしていたので彼女は一向に物を大切にしようとしませんでした。 ある日、メアリーは侍女にこう言いました。 「ねえ、この部屋にもずいぶん人形が増えたと思わない?」 侍女は人形がある程度増える度にメアリーがこう言うのを分かっていたので、はい、そうですね、と言いました。 「そろそろ、お父様に新しいお人形を買ってもらおうかしら。ねえ、どう思う?」 侍女はメアリーの言葉の意味を分かっていたのでさっきと同じように、はい、そうですね、と言いました。 「そうよ。それがいいわそうしましょう。思い立ったが吉日、早くパパに言わなくちゃ」 メアリーはそう言うと、どたどたと慌しく部屋を出ていきました。侍女はため息をつきながら思いました。 「お嬢様はどうしてこんなにわがままになってしまったのかしら。小さな頃はそんなことはなかったのに……」 またため息をつきながら、棚の上にある兎の人形を手に取りました。メアリーがつい最近に買った物でしたが乱暴に扱ったのか、鼻が取れていました。 侍女は人形を棚の上に戻して部屋から出ました。
小さな頃、メアリーにはお気に入りの人形がありました。黒い、可愛らしいドレスを着た女の子の人形でした。 メアリーはその人形をとても可愛がり、またそのとき好きだった絵本から名前をとって、『アリス』と名付けました。 メアリーはアリスといつも一緒でした。食事の時も、お風呂の時も、寝るときも一緒でした。何年も一緒だったので、時々どこかがほつれたりしましたが、その度に母に頼んで直してもらっていました。 メアリーは、アリスが帰ってきた時にはいつもこう言っていました。 「おかえりアリス。メアリーとアリスは、いつまでもいっしょよ」 ですが、メアリーが小学校に通うようになってからメアリーは変わってしまいました。友達が見せる新しい人形はアリスよりもきれいで、服や装飾も豪華でした。 メアリーは、だんだんアリスを古臭いものだと思うようになり、別の人形と遊ぶようになりました。 そしてある時のことです。メアリーはいつものように人形で遊び始めました。 さっそく新しい人形を手にとって遊ぼうとするメアリーに、偶然アリスの姿が目に入りました。メアリーは久しくアリスと遊んでいなかったことを思いだし、アリスを手に取りました。 その時、ポロリとアリスの目が取れてしまいました。長く使っていたのでアリスはすぐにほつれるようになっていたのです。 目は、そのままころころと転がってベッドの下に入ってしまいました。メアリーはあっ、と言ってベッドの下に手を伸ばしましたが奥に入ってしまい、手が届きませんでした。 メアリーは怒って言いました。 「もういらない。こんなすぐ壊れちゃうようなお人形、もういらない」 メアリーはぽい、とアリスを床に投げ捨てて父に新しい人形をねだりにいきました。 次の日には、アリスはメアリーの部屋にもういませんでした。
翌日の夕方のことです。メアリーから人形を捨てるように言われた侍女が『掃除』をするためにメアリーの部屋に入りました。 「あら?」 侍女はベッドの側に、小さな黒い影を見つけました。彼女が昨日入ったときにはそんなものはありませんでした。侍女は不思議に思ってその影に近づいて見ました。 「あら……これは」 侍女は一瞬、目を疑いました。そこにあった影は、まさしくメアリーが随分前に捨ててしまった『アリス』だったのです。 アリスの腕や足は取れ、長く艶やかだった黒髪はボサボサで、染み一つなかったドレスにも無数の傷や穴が開いていました。 侍女はどうしてここにアリスがいるのか、と思う前にすでに気味が悪くなり早く捨ててしまおう、と思って手を伸ばしました。その時です。 「アリスね、色んなひとからいじめられたの」 「え……?」 突然、耳に響く幼い声。侍女はすぐに周りを見まわしましたが、誰もいません。 「おうさまとか、じょおうさま、ぼうし屋さん、ウサギさん、チェシャ猫さん」 「やだ、何、これ……」 たちまち侍女に恐怖がめばえ、どんどん大きくなっていきました。 「アリスね、いっぱいとられたの。だからね」 「い……いや! 誰か!」 侍女は半ば狂乱してドアを開けようとしました。ですが、ドアはどうやっても開きません。そのドアには、鍵なんてかけなかったのに。 「アリスの体、かえして」 ずるり、と何かが起きあがる音がしました。侍女が恐怖に引きつった目で見ると、そこには立ちあがって手には錆びた斧を持ったアリスがいました。 「ウサギさん、みーつけた」 欠けた目と裂けた口で、アリスはにた、と笑いました。 そしてへたりこむ侍女の首筋に、斧を思いきり振り下ろしました。 「キャアァァァァァ!」 侍女の絶叫は屋敷の誰にも聞こえませんでした。
日が沈みかけた頃、友達と遊んでいたメアリーがようやく帰ってきました。彼女はいつものようにせわしく玄関を開けて母を呼びました。 「ママー?」 しかし、いつまでたっても誰も現れません。それどころか、屋敷の中はシンと静まり返っており、誰もいないかのような感じさえ漂っていました。 廊下に灯る明かりが、妙に気味悪く感じられます。 メアリーは不審に思いながらもすたすたとリビングまで歩いていきました。 きっと皆で相談して、あたしを驚かそうとしてるんだわ。まったく。 メアリーはリビングに入りましたが、やはり誰もいませんでした。代わりに鼻を覆いたくなるような悪臭と、床や壁に飛び散った赤いペンキのようなものがありました。 「な、なによ……これ」 よく床を見てみると、そこには散らばった髪の毛や、爪のようなものも見えます。 「しゅ、趣味悪いわよ! アンナー! ジェシー! 皆どこにいるのよー!」 侍女たちを呼んでみますが、誰も来ません。 がさっ。 暖炉の方から、何か音が聞こえました。メアリーはひっ、と言って、そちらを振りむきました。 「だ、誰かいるのっ」 恐る恐る、暖炉の方へ近づいていきます。 「う、嘘……なによ、コレ……」 メアリーは思わずしりもちをついてしまいました。そこでメアリーが見たものは、身の毛もよだつような光景でした。 暖炉の中には、人間のものらしき手や足が見えました。中には、人間の顔そのものが火に包まれているものもあります。 そして、メアリーが何より驚いたのはその暖炉の側にいたのが、随分前に捨ててしまったはずのアリスだということでした。アリスには、人間のものと思しき手や足が付いていました。
「おかえり。メアリーちゃん」 突然こちらを振り向き、自分の名前を呼んだので、メアリーは顔を強張らせました。人形が動いたり、喋るはずがないのに。 「アリスね、たくさんのひとからいじめられたの」 暖炉を掻き回しながら、アリスは言います。 「おうさまとか、じょおうさま、ぼうし屋さん、ウサギさん、チェシャ猫さん」 「でもね、みんな、みーんなアリスがやっつけちゃった」 「おててとか、あしとか、いっぱいかえしてもらったの」 嬉しそうな声で、アリスは続けます。 「さっきはね、おうさまとじょおうさまをやっつけたの」 「お鼻とお耳がね、きれいだったからかえしてもらったの」 「みてみて、とってもきれい」 アリスが掻き回していたものを見せました。 「パ……パパ……、ママ……」 アリスがぶら下げていたのは、首だけになった父と母の姿でした。父は鼻が、母は耳がごっそり取れてとても気持ちの悪いものでした。 「あとはね、おめめだけたりないの」 「メアリーちゃん、とってもおめめ、きれい」 「メアリーちゃん、おめめ、ちょうだい」 欠けた目をさすりながら、アリスはのそりと立ちあがりました。側にある斧にもちかえ、メアリーに近づいてきます。
「メアリーちゃん。ううん、チェシャ猫さん、みーつけた」 「あ……あ、き、きゃあああっ!」 顔を恐怖と涙で歪ませながら、メアリーは逃げ出して全速力で玄関へと向かいました。が、玄関はどうやっても開きません。 「にげちゃだめだよ。アリス、あしはやくないもん」 振り向くと、ゆったりとした足取りでアリスが近づいてきます。けれども、アリスが追いつくのはすぐでした。 「チェシャ猫さん、おいついた」 とても嬉しそうに、斧を振り上げます。 「きゃあっ!」 とっさにかがんだお陰で、斧は外れました。勢いがありすぎたのか斧は玄関にめりこんだままでした。 「だめだよ、よけちゃ。……うんしょ、うんしょ」 アリスは斧を引き抜こうとします。 「いや、もういやあっ!」 メアリーはまた逃げました。ですが、どこに逃げれば良いのか分かりません。取りあえず、逃げられるだけ逃げました。 行きついた先は自分の部屋でした。ここでも人が殺されたのか、血があちこちに飛び散っていました。 ですが、メアリーにはそんなことを気にする余裕はとてもありませんでした。メアリーは、ソファの側で震えていました。 やがて、床が軋む音が聞こえてきます。メアリーはソファの裾をぎゅっとつかみました。 大丈夫よ。ばれてないし、鍵もかけたんだから…… ですが、あっけなく扉は開き、アリスが入ってきました。
「え……? な、なんで?」 「だめだよ、アリスにはすぐわかっちゃうんだから。ずるっこはダメ」 再び、アリスが笑いました。 「チェシャ猫さん、おいついた」 アリスのゆったりとした足取りが、メアリーにはとてつもない恐怖でした。メアリーはアリスから少しでも逃れようと後ずさりました。ソファからテーブル、テーブルからベッドへ。 しかし、もうメアリーに逃げ場はありません。 「おいかけっこ、もうおわり?」 斧を少しずつ持ち上げながらアリスは確実に迫ってきます。 「もう許して……あ、あたし、なんでもするから、助けて」 メアリーの懇願に、アリスは微笑みながらいいました。 「もうゆるしてあげない。ともだちだったのに、いつまでもいっしょだっていってくれたのに。みんなもおこってる。すてられた子、みんな。だからね、もうゆるしてあげない」 アリスがともだち、と言ったときその声色はわずかに悲しさを帯びていたような感じがしました。メアリーはアリスに対してひどいことをしてしまったと思いましたが、もう間に合いません。後の祭りだったのです。 メアリーの頭上に、高々と斧が振り上げられました。もうだめ、とメアリーが思った時、指先に何かが当たりました。 見てみると、それはあのとき無くしたアリスの『目』でした。メアリーは何も考えずにアリスの前に目を差し出しました。 「アリス、ごめんなさいっ! これからはものを大切にします! わがままも言わない! だから、だからもうやめて!」 目を差し出した瞬間と、斧が振り下ろされたのはほぼ同時でした。
気がついたときは、メアリーはベッドの上でした。屋敷中にあった血の跡はきれいに消えていました。家具も窓もどこも壊れていません。 それどころか屋敷の平和さを象徴するように窓の外では小鳥がさえずっていました。 メアリーは呆然とした顔で周りを見回していました。 「夢……だったの?」 額に手を当ててみるとそこはじっとりと濡れていました。服もびっしょりでした。 メアリーは夢だったという安堵感で力が抜けてしまいました。しばらく目を閉じてじっとしていましたが、どうも落ち着かず、ベッドから出て、人形の置いてある棚を見ました。 そこでメアリーは驚くべきものを見ました。なんと棚の上には今まで捨ててきた人形全部が置いてあったのです。棚に収まりきらなかったものは床に置いてあります。 その中には、あのアリスもいました。 アリスの手足はきちんとついていて、髪もきれいに揃っており、ドレスにはきれいな装飾が施されていました。まるで、失ってしまった愛情を必死に取り戻そうとするように。 メアリーはアリスを手にとって心から申し訳なさそうに言いました。 「ごめんなさいアリス。あなたは昨日のような姿になってまであたしと遊びたかったのね……これからは何でも大切にする。 もちろんあなたもよ、アリス。そしてあたしに子供ができたときには、アリスはその子に渡すことにするわ」 「お嬢様。お食事ですよー」 階下から侍女の声が聞こえてきました。メアリーは、はあい、と返事をして部屋をでました。 アリスの顔は、この上もないくらいの笑顔でした。 これで終わり…予想以上に長くなった。どうもすいません…
495 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/19(土) 20:51:11
俺には秘密がある。誰にもいえない。いえるわけがない。家族にも、親友にも、自分の女にもだ。 心の奥底に埋没した自我が悲鳴を上げている。もう我慢できない、助けてくれと。何もできない。きっかけすらつかめない。 俺は機械的に一日をカウントする。昨日も、今日も、明日も明後日も同じ日であるように。ただ、単調な日々を送れるように。 だが、俺の懐を占拠した秘密は容赦しない。文字通り血も涙もないほどだ。吐き出したい。俺は渇望する。 秋の日が終わるこの頃、寒さは衣服を貫通して俺の肌を刺す。俺は服の前を掻きあわせ、何とか凌ごうとする。 外界から、身体の刺激から精神の闇が浮かび上がり、俺はぞっとしながらもその世界へ侵入し、 目に触れる心象に慄きながらも憧憬を感じ、醜さは知ってても同時に心地よいものもあって、なす術もなく耽る。 過敏になった俺の神経は小さな物音にすら反応する。午後、俺がマンションの階段をあがるにつけ、 俺以外の誰かも靴裏で冷たく堅いコンクリートをこするノイズを発しているのではないかと。 俺はそんなとき、高まる心拍数とリンクする脳内の痙攣、早鐘のように打ち鳴らされる不快な尖った警告音が、 脈拍をたやすく突き破る妄想したたかな錯覚に視界は立ち眩み、擦れた呼吸によって息をするのも苦しく、 思わずいっそこのまましゃがみ込んでしまいたいという欲求に従わさせられ、我慢はついに限界点に昇る。 俺は後ろを振り返る。見慣れた、枯れた秋の澄み切った高い空と淡いオレンジ色の空、光化学スモッグによってぼやけて見える街の様子。 変わらない。何もない。俺は声を上げそうになるが、それは安堵によって結ばれた神経が泣いているから。 いつまでこんな想いをすればいいんだ?俺は自分にそう問いかけ、答えはもはや俺の限界を大幅に越えた事態に突きあたったという悔しさ。
びりびりに破れた布が散らばるお城の客室 に女の人が現れた。 彼女は明かりもつけずに布切れに駆け寄る と、思わず口を開いて手でふさぎ、そうして 低い嗚咽をもらした。 それを見た彼女の知り合いのネズミ夫婦が タンスの上でこんな話をしている。 「まあ、気の毒に。あの方、泣いてしまった よ」 「泣いてしまったね」 「泣いてしまったね、じゃないわ。あなたは ドレスが切られている時に居合わせていたで しょう。どうして止めなかったの」 「どうしてって、彼らはナイフを持っていた んだよ。立ち向かえる訳がない。せいぜい血 糊になって、あのドレスを彩ってやれるくら いだよ」 「こんな時だけ雄弁なのね」 暗い部屋の中で魔法のドレスの切れ端たち は月くらいの明るさで光る。ただバラバラに なっただけで直せばまだ使えるが、パーティ は一時間後にやってくる。それが悔しいと言 ってシンデレラの出来損ないは喚くのだ。 「なあ君。仙女に知らせて、ドレスを新しく してもらうことって出きないかな」夫のネズ ミがこういうと、妻のネズミは大笑いで答え る。 「アハハ。あなた、そんなバカな事を言って ……。あの布きれがおとぎ話から飛び出たと 思っているのかい。バカだねバカだね」 「魔法のドレスが売っている訳が無いだろう。
なら仙女だ」 「ウフフ。売春宿でお金を稼いで、買ったに 決まってるじゃない。そりゃあもう大変な苦 労をしてね」 「フーン、最近のシンデレラは体でお金を稼 いで魔法のドレスやガラスの靴を買うのかい。 それは嘆賞物だね」 「そういえば、ガラスの靴はどこかしら。ま あ単品で活躍するとは思えないけど、気休め には……」 一方、シンデレラの出来損ないは化粧が崩 れた不細工な顔を鬼のようにしながら布切れ をかき集めるとそれを一枚一枚、床に並べて ドレスの復元を試みていた。それを見ていた ネズミの夫婦は目を逸らして、そっとため息 を吐く。 小さく開いたドアからダンスパーティ開始 の合図であるチゴイネルワイゼンの演奏が聞 こえてきて、ドレスを重ねながら女は笑う。 膝をついたポーズのまま足をじたばたさせた り時折手を叩いてはアハアハ声、頬ではひっ きりなしに涙が走る。 窓から月のスポットライトが差して、床に 散らばるガラスの破片が活気付いた。女の周 りできらきらと極彩色に照り、ロックスター に手を振る観客の様子を表している。 ドレスを弄る手を止めて、女は流行歌を歌 う。それに合わせて布きれは踊り回りドレス の形になる。それを見てシンデレラは歓喜の 声を上げると夜風がぴゅうと通り抜けて何も かも吹き飛ぶ。
498 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/20(日) 22:02:26
>495 何をどう伝えたいのか、 というよりも、 この文章によって読み手に何をわからせ、感じてほしいのか、 わからない。 個々の文章について云々する気はないが、 くどく書くことが状況をうまく伝えることにはならない。 的確に表現する工夫が必要なんじゃないかな。
500 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/21(月) 20:51:31
500記念age
501 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/21(月) 23:23:35
>>499 同感。意味がわからない。オナニー文章の見本。
執筆者は30代後半とみた。
502 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/22(火) 01:11:06
何この子w
504 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/22(火) 01:13:25
>>502 お笑い芸人って誰それ?
レイザーラモン??
>>486 穴だらけっつーか穴しかない文章。途中まで呼んで目につくところを指摘するけど、
これくらいの綻びは自分で気づくようにならないと成長はないぞ。
>深海の一端に放り出されたみたいだった
「家に放り出す」という表現はないでしょ?「出す」っていうのはある場所から
外に追いやることなんだから。深海はかなり存在感のある「場所」でしょ?
>閑静な世界
「閑静」というのは、「閑静な住宅街」とか、静かであるのが良い状態で言う。
のどかなイメージがある言葉なので緊張感だいなし。
>僕の周りだけが、空間が、切り取られたように欠落していた。
無駄な主語の重複。
>何ものも存在してはいけない気のする
気「が」する。
>>487 文法的にはそれなりに読める。だが、内容の薄っぺらさは度し難い。
「ものを大切にしましょう」という寓話なら怪談は無駄。
怪談を語りたいなら寓話はいらない。
アリスもメアリーも、すぐに読める単純な動機で行動する上に、
すぐに物語のご都合でキャラを折る、読者の想像の斜め下をいく展開。
語りかける口調も中途半端。「服や装飾も豪華でした」「侍女は半ば狂乱して」
など、所々で話者が馬脚を顕してる。
僕は、今日十二本目の煙草に火をつけた。 現在の時刻は夜中の二時。実際は時計の長針が1と2の真ん中くらいでうろついていたのだが、 それは今の僕にとって、本当にどうでもよいことだった。 ベランダのドアを開けると、冷たくて心地よい空気が、僕の周りを駆けていく。 外はひどく静かだ。時々、風のおたけびが聞こえる以外に、他には音の欠片も見当たらない。 暗紫色の空は悠然と僕を見下ろしている。僕は呆然と、時間を殺して空を眺めていた。 僕の目に映る景色は、まるで夏を感じさせない。 そして、僕の肌が感じている熱は、今が夏だという現実を忘却させる。 それは、とても幸せなことで、冬を待ちこがれる僕の気持ちを高ぶらせる。 これであと、気温が五度低ければ最高なんだけれど、と僕は一人で呟いた。 「もうすぐ夏だね、ねえ? 何か欲しいものある?」昔、付き合っていた女の言葉を思い出す。 「誕生日、何が欲しい?」 彼女は夏を愛していた。 「別に……、何でもいいよ。たぶん、何を貰っても喜べるから」彼女には嘘しかつかなかったような気がする。
1〜4行目→読者にとってもどうでもいいこと。「現在の時刻は夜中の二時」って、「行く年来る年」じゃないんだから。 意味のない迂回をさせて読み手を混乱させるくらいなら『午前二時』で改行。これで十分。 5〜7行目→「周りをかけていく」「雄叫び」を上げるような風が吹いていて、外はひどく静か? ベランダの手すりなんかぴゅーぴゅー言って、立木がざわざわ言っていそうですが。砂漠?それにしたって砂が飛んできそうだけど。 「ベランダのドア」は「窓」で十分な感じがしますが。 >暗紫色の空>時間を殺して ひょっとしてSFですか? >僕の目に映る景色は、まるで夏を感じさせない。 読者も夏を感じられないので安心してください。心配するなら景色を描写してから。 >そして、僕の肌が感じている熱は、今が夏だという現実を忘却させる。 読者は夏という現実以外にも、夜だという事実やいろんなことを忘却しそうです。 まあ、「冷たくて心地よい空気」が吹いているので、無理もないと思いますが、それにしても「僕の肌が感じている熱」って? 冷たくて心地よくないの?冷たい熱ということ? >それは、とても幸せなことで、 そりゃよかった。 >付き合っていた女の言葉を思い出す。 まずは、思い出すに値するほどの台詞を書くこと。 > 彼女は夏を愛していた。 どうでもいい。 役に立つことは何一つ言えていないかも知れないけど、君にはには嘘だけはつかなかったような気がする。
508 :
弱気なピーコ :2005/11/23(水) 07:23:13
「コッカイギーンさんは外人さんでね、とっても怖いかおをしたパン屋さんなん だ。」 「パン屋さん?」僕はそんなわけないだろうと思いながらも息子新一の想像した 怖い顔のコッカイギーンはどうして座り込みをしてパン屋になったのかとても気 になってしまった。確かに僕はちょっと想像してみとは言ったけどここまで飛躍 するとは思ってもみなかった。 「うん。とってもおっきな街でね、そのまちで一番おおきなパン屋さんなんだ。 でね、最初は別のとこにある畑で小麦を作ってたんだ。スッゴく大きな畑で海み たいにひろいんだ。でね、その小麦でパンを作りたくなっちゃったんだ。」 「どうしてパンをつくりたくなったの?」 「えっと…暇つぶしだったんだ。家のまわりは小麦畑しかないでしょ?友達のお 家もとっても遠いし、コッカイギーンさんのお家にはテレビもなかった。」 「そうか。で、それからどうなったんだい?」 「でね、パンをつくったんだけどおいしくなかったんだ。うまくつくれなかった 。だから、パン屋さんに聞きに行ったんだ。だけど、教えてくれなかった。父ち ゃんのパン屋さんだって誰にも作り方を教えないでしょ?」 (続く)
509 :
弱気なピーコ :2005/11/23(水) 08:00:37
「そうだね。教えちゃったらお客さん買いにきてくれなくなっちゃうからね。」 「でしょ?だからコッカイギーンさんはそのお店の前に″座り込み″したんだよ お店の前に怖い顔のひとが座ってたらおきゃくさん来なくなっちゃう。それでパ ンの作り方を教えてもらったんだ。」段々と声が弱々しくなりながらも新一は言 った。自分でも何を言っているのかよく分からなくなっているのかもしれない。 「そう、そしたらどうなったの?」僕は意地悪だなとは思いながらも興味の方が 勝って新一に聞いてみた。 「えっとね…えっと…。」新一は腕を組み、首を傾げた。目も閉じている。だけ どすぐにぱっと顔を戻すと話を続けた。 「さっそくつくってみたらとってもおいしいパンができたんだ。作り方を聞いた パン屋さんのパンよりもずっとおいしいのがね。多分コッカイギーンさんにはお いしいパンをつくる不思議な力があったんだ。確か父ちゃんにもあるでしょ?」 「そうだよ。確かに父ちゃんにはおいしいパンをつくる不思議な力がある。」 「そうだよね。だから畑は友達にあげちゃって、最初に言ったおっきな街でパン屋さんをはじめたんだ。でね、パンはたくさん売れて、お店はだんだんおっきくなって、最後にそのまちで一番おおきなパン屋さんになったんだ。」新一は今日一番の笑顔でそう言った。
510 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/23(水) 19:56:37
それはあまりにも唐突な出来事だった。 私はたまたまワックスを買おうと思って立ち寄った店に、同じクラスの 亜子がいたから声をかけようとしたら、亜子はコンドームを手に持っていた。 そりゃ私たちだって、高校生。しかしあの亜子だから驚いた。 亜子は黒髪の癖毛が特徴の子。 好きな人いないの? と以前聞いた時は「興味ない」と言っていた。 私はコンドームを買う事よりも、どこに持っていって、いや性格に言えば どこで使うのかが気になった。 毛で、男の子の話をしたことなんかなかった。 会計を済ませ、亜子は紙袋に入れられたコンドームを持っていく。 私は気づかれないように気づかれないように後を追う。 横断歩道で引っかかった亜子が一瞬こちらを向いた時、気づかれた! と思ったけど 亜子は何食わぬ顔でまた歩き出した。 しばらく歩き、亜子が足を止めた。 ふっ!これが文藝賞一次通過の俺の実力さ☆
511 :
487 :2005/11/23(水) 21:13:20
>>505 氏 批評ありがとうございます。
>「ものを大切にしましょう」という寓話なら怪談は無駄。
>怪談を語りたいなら寓話はいらない。
使うならどちらか、ということですか…参考になりました。
>アリスもメアリーも、すぐに読める単純な動機で行動する上に、
>すぐに物語のご都合でキャラを折る、読者の想像の斜め下をいく展開。
確かに、ご都合、展開読み易すぎ、など話としては面白くないですね。
このあたりはもっと努力しないと…
>>498 氏がつまらんと言ったのも分かります。
512 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/23(水) 22:45:44
自サイトです。長編と短編(というより掌編)、詩とイラストも公開してます。
もし長編を読むのが、枚数的にきついなら、短編の方からお読みくだされば幸いっす。
僻地からの投稿以外に、プロの編集者に作品を目に触れさせる良い方法はないもんで
すかなー。
最近は、刊行目的より書くのが好きだからそれでよし、という人も増えてるようです
が、達観してるんですね。
http://www16.ocn.ne.jp/~kanjieno/ よろしくご批判ください。
どこにあるかわからなくって申し訳ないんだけど批評依頼中の表記はどこにあるの?
うっ。
>>513 氏のご指摘はわたしに対してだろうか。
このことでしょうか・・・?
『自分のHPの直アドレスやまたり文庫などの投稿サイトをさらすのもあり』by
>>2
>>516 そう、その通り。投稿なさるなら
>>2 に表記されているルールを守ってほしい。
それと、テンプレが何か解らないならしばらく読むだけにして書き込むのは止めた方がいいと思うよ。
518 :
コブシ :2005/11/23(水) 23:55:24
519 :
506 :2005/11/24(木) 01:12:47
>>507 先ずはこの駄文の酷評、どうもありがとうございます。
>>ヴェランダ すいません、あれ外で眺めてるんです。
無論ベランダに出るという描写がない自分が悪いわけですが…orz
イメージの中で勝手にベランダに移動させていました。要反省
ただ、暗紫色の空と時間を殺してという表現が、SF的というのが気になりました。
暗紫色の空は実際夜中にいくらでもありますし、
時間を殺して、というのは……、まぁようは時間を潰すという比喩のつもりでした。
分かり辛い糞表現でしたね。
これから気をつけたいと思います。
520 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/26(土) 15:08:17
>>520 >セイジがなんだか語り始める。
なんだかって、なんだ。
>このままほふく前進で移動しない限りは完全に遅刻はできない距離だ。
「このままふく前進で」ではなくて、「このままならほふく前進で」じゃないか?
>東雲高校といってもちろん公立高校である。
何故もちろんなのかよく解らなかった。鞄とか制服って、公立特有の物だったっけ? 良く覚えてないや。
冒頭で上みたいなのをあちこちに見かけるもんだから、先が気にならなくなっちゃった。
これが感想かなあ。
522 :
コブシ :2005/11/26(土) 22:16:24
上記のURL、<2ちゃんにて批評依頼中>の貼り付けはもう消しました。 全然批評載らないから、はは。 読んでくれた人がいたなら、ありがとうです。
こんな過疎板のこのスレで、たった六時間で 辛抱切れるとは。 せめて一晩待てばいいだろう
524 :
コブシ :2005/11/27(日) 12:38:50
? わたしへの苦言だとするなら勘違いですね。 経ったのは1週間でした。
それでは次の方、どうぞ。
526 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/28(月) 03:46:36
君が出て行って、どのくらい経っただろうか。 一年前の大学の帰り道。「私、あなたのためにここに来たんです」と言って僕を驚かせた 時のことを今でもよく覚えている。あの頃は、とても寒い時期で、薄着のまま震えている君 を見たとき、なんだこいつって思ったんだ。 最初は疑っていたけど、そのうちにずっと微笑んでいる君が怖くなって、逃げるように帰り 出した僕の後ろを、君はちょこちょことついてきた。でも、僕の住む安っぽいアパートの前ま で来ても、君は微笑んだまま体を震わせ続けるから、仕方なく家に上げたんだ。まさか帰 る家がないだなんて、それはそうさ。今ならわかる。 僕の部屋に勝手に住みだした君は、すぐに狭い部屋に馴染んで、僕の生活に溶け込 んだ。優しい君がずっと傍にいるから、いつしか僕の心は溶けてしまって、恋人のような関 係になるまで、あまり時間はかからなかった。
527 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/28(月) 03:53:12
甘い砂糖菓子。口いっぱいにほうばって食べ続けた。名前は「幸せ」。 思い出が一杯ある。思い出の数だけ、砂糖菓子を食べた気がする。 年を越えて一緒にお参り。春の並木道で手を繋いで散歩。雨の日の夕方に傘が無くて立ち 尽くす僕の下へ君が迎えに来てくれて相合傘。風鈴の音に夏が訪れたねと笑いあいながら水 着の買い物に付き合って、海の向こうに落ちる夕陽を背にキスをした。 秋になると――そういえば、この頃だったね。君の顔が少しずつ曇りはじめていたのは。 気付いていたんだ。でも、気付かない振りをした。だから今、とても後悔してる。 なんで僕の心が君で満たされる前にちゃんと考えなかったんだろうって。
528 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/28(月) 03:59:38
一年前の今日。何故、君が僕の元に現われたのか。 幸せな時間を過ごせるのがどうしようもなく嬉しくて、僕はそれを怠った。だから今、悲しくて堪らないんだ。 「一年間。あなたのもとで天使としての修行をしていたんです。あなたは今、とても幸せな顔をしていますよ――」 そう言って、羽を生やして、涙を流して消えて行った君のことを、僕は一生忘れることができないと思う。 いや、忘れるもんか。 開け放たれた窓からは、相変わらず冷たい風が吹き込んでいる。 僕は床に座り込んだまま、彼女が飛び立った夜空を、ずっと見つめ続けた。 酷評よろしくお願いします。
529 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/28(月) 12:55:27
今思えば、その時私は自暴自棄になっていた。 一ヶ月後にはクリスマス、半年近く特定の恋人がいない自分。 繁華街の安飲み屋のアルバイトに明け暮れ大学も休みがちでだらけっぱなしなのに 体は妙にだるいし、煙草は止められないし化粧も日に日に雑になっている。 ハタチを超えたばかりのクセに、人生のリセットボタンがあったらいいとマジメに 思っていた。 マサシと初めて会ったのはそんな惰性と挫折の中にいた時だった。 何曜日だったかは覚えていないが店が平日のわりにかなり混んだ日だ。その日私は 安っぽい作りのカウンターの中でバーテンをやっていた。 最初に声をかけてきたのはカウンタ−に男友達と二人で居たマサシだ。 イタズラを発見したように「分量はかんないの?」と微笑みかけてきた。 「飲み放題で、んな事繰り返してたら埒あかないですよ。」言葉とは裏腹に私は誤 魔化すように卑屈な笑みを浮かべた。 マサシともう一人の男が大袈裟に笑ってくれ、そこから彼が私が差し出したこれ また安っぽい名刺に彼らがメールアドレスを書き込むまではそれ程時間を要さなか った。アルバイトが終わったら飲みに行く約束さえ取り付けた。 当時の私にとってそれはそんなに珍しい出来事ではなかった。 飲み屋の店員になればそう言う類の出会いはありふれているし、警戒するほど危険 ではない。むしろ変に構える方が奇妙に見える。それが私の持論だ。
530 :
名無し物書き@推敲中? :2005/11/28(月) 13:02:33
もうひとつの私の持論はそういう出会いは寿命が短い、である。 簡易的な出会いがゆえ、賞味期限は短い。 おそらくこの出会いも来年まで持つか持たないかだろう。 人生とは何が起こるか分からない。 何故か私はあの日から、七つの季節を彼と共に過ごした。 とりあえずここで切ります。酷評4649お願いいたします。
>>526 それは単なるあらすじだ。本文の執筆マダー?
>>529 描写に余裕がない。「生活がつまらなかったこと」「マサシと初めて会ったこと」
「長く続かないだろうと思ったが意外と続いたこと」など、最低限のことしか書いて
おらず、読者が想像を働かせる余地がない。
>一ヶ月後にはクリスマス、半年近く特定の恋人がいない自分。 ぶつ切り文章をつないで体言止め、ってお安い感じが。そもそも主人公のことを書いてるのは分かるんだから「自分」は不要。 >安飲み屋 例えば、「バー」「居酒屋」など、字数はほとんど変わらないんだから、もう少し具体性を持たせても良いのでは。 >惰性と挫折の中にいた時だった。 「ここまで書いてあったことは惰性と挫折ってことですので、読者の皆さんよろしくお願いします」ってことか。 >最初に声をかけてきたのはカウンタ−に男友達と二人で居たマサシだ。 「カウンターに座った三人組の男の一人だった」くらいか? あらかじめ「マサシ」という名前には触れられているけど、主人公の認知の仕方と、読者の認知の仕方が一致していた方が自然のように思える。これだと必ずしも最初に声をかけてきたのがマサシでなくても良くなるけどまあそれはどうでもいいか。 >アルバイトが終わったら飲みに行く約束さえ取り付けた。 自分から誘ったのか?「約束さえしてしまった」「とんとん拍子に……の約束になった」くらいが適当か。 >むしろ変に構える方が奇妙に見える。 一生懸命そう思いこもう、あるいは、思わせようと「構え」すぎ。理屈をこねすぎてる。 >それが私の持論だ。 持論と言うほどのものでもない。「仕事中に誘われたら、とりあえず応じる」とかならまだ分かるが。それにそうじゃないと、 >そういう出会いは寿命が短い にすんなりつながっていかないような感じを受ける。 >簡易的な 即席の、場当たり的なくらいが適当か。 >持つか持たないかだろう。 ここでの時制のぶれは意味がない。「と思った」「はずだった」などを補った方が、その後の現在の視点にうまくつながっていくと思う(はずだ)今思えば(現在)→バイト風景(過去)→七つの季節を過ごした(現在)自分が何を書いているか、もう少し意識的になろう。 >人生とは何が起こるか分からない。 どこのオッサンか。要再考。
巨大な建造物を見ると吐きそうになる。特に、何の思想もない、透明な、オフィスビル なんかは最悪だ。やつらはぼくが死んでも、表情一つ変えず立ち続ける。 それはぼくがいくら有名人になっても変わらない。小さな建物、例えばぼくのファンの 家なら、黒幕を垂れたり、何らかの形で追悼の意を表してくれるだろう。それがなくても、 建物全体の空気は、確実に偲ぶ空気が支配する。だがあいつらはどうだ。もしそのオフィ スビルに勤める人間の中にぼくの熱烈なファンがいても、オフィスビルはそれをさせない。 何から何まで巨大すぎる。 巨大建造物を忌避するぼくに、2001年の9.11テロの映像は筆舌に尽くしがたい 快感、ある種のエクスタシーを与えた。(反米思想を抜きにしても)あれほどの威容を誇っ ていた建物(しかも2つもだ!)が無残に壊れていく様。今後あれを超える映像は出ない だろう。フィクションでも。いやフィクションだからこそ。 少し考えた。何の思想もない、ビジョンもない、透明で、巨大なもの。これらすべてが 当てはまるのは他にないかと。 あった。今の日本という国家だ。 日本という国家の独自性がここにきて急速に失われている。このままでは将来、日本と いう国名だけ残って、国民は無色透明な根無し草になってしまう。 WTCテロの映像で恍惚としたぼくだが、日本が壊れても快感を感じるのか、と問われ たらもちろん答えはいいえ、だ。矛盾しているのはわかっていても。もう遅すぎるかもし れないが、少しでも修正するために国民は全員目を覚ますべきだ。 と思ったところでぼくは目が覚めた。なんだ、夢だったか。そうだ、そんな事態になる はずがない。 と思ったのが夢だった。現実は甘くない。目を覚ませ。 *****ここまで***** ピカソは一日3枚の絵を描いた努力の天才という話を聞いて、私もまずは二日に一回から でも何か文章を書こうと思い、脈略もなくとりあえず書いてみました。ただ書くだけでは 寂しいので、投稿までしてしまいました。お目汚しでしょうが、酷評お願いします。
534 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/02(金) 17:27:10
お願いします。 ------------- マンションの階段の踊り場まできたときに、片隅におかれた宅急便のダンボール箱が 鳴いていることに気がついた。 細い声だった。 二度ほど首を傾げてた後、私はそれが子猫の泣き声であることに気がついた。身体の 小ささを感じさせる幼い声が箱の中に響いた。 閉められた蓋を開いてみると、小さなトラ猫が青みのかかった目で私を見上げていた。 そして、一瞬驚いたように首をかしげた後、もう一度小さくだが精一杯に鳴いた。 私は拳で自分の額を軽く叩いた。 つられるように安易に蓋を開いた自分への自戒のつもりだった。こうして一度見てし まえば、もう後戻りはできないのだ。無関心という鎧を脱いでしまえば、後に残るのは、 後ろめたさに脅える小心な心だけ。後にやってくる後悔に晒されないためには、この子 猫の面倒をみるしかない。 大きく一つため息をついて、私は、子猫を手に乗せて持ち上げた。久しぶりに感じた 体温の暖かさに、子猫は喉を鳴らした。私はもう一つため息をついて、子猫をマフラー で包んだ。
>>533 言っちゃなんだが、アンタ努力する方向を間違えてる。
定期的に書いていくっていっても、ネタ切れはいつか必ず
やってくるんだから、いつかその習慣はつぶれるよ。
ていうか、いきなり漠然と「書こう」と思って書くだけじゃ
ネタや文体に変なクセがつくだけだよ。現についてるっぽいし。
まずはひたすら読書と写文でもやったらどうかな?新聞の
コラムとか、誰にでも読みやすい文章を写していくのがオススメ。
で、文章自体の批評だが。何の思想も根拠もない、形式だけの
政治批判はひたすら痛い。退屈な夏休みの日記みたいに、
テーマもないのにただ書かなくちゃと思って書いた文章だな。
要約してみるとこうなるんだが、
「ぼくはビルが嫌いだ。僕が死んでもビルは僕を追悼してくれない。
だから9.11事件は爽快だった。そういえばビルと日本って似てるな。
国民全員目を覚ませ」
これって誰の寝言?
>>534 同じ内容で三倍くらい書けないかな?ワザとやってるならすまん。
階段は鉄のステップかコンクリートか、段ボールは汚れてるか
綺麗か、フタはきっちり閉まってるか、色々書けるところをすっ飛ばしてる
気がするんだが。
心理描写いちいち芝居がかってる。実際に
「無関心という鎧を脱いでしまえば、後に残るのは、後ろめたさに
脅える小心な心だけだなー」って感じたことなんか無いでしょ。
物語のテンションが高まったら多少あり得ない描写を入れても
違和感はないけど、コレは序盤に据えるにはきつい描写だよ。
>久しぶりに感じた体温の暖かさに、子猫は喉を鳴らした。
それが「久しぶり」だと知ってるのは作者だけ。地を出しちゃいかんな。
捨てられたのは十分前かもしれないぞ?
>>485 遅まきながら、酷評ありがとうございます。
展開のだるさか……課題ですね。伏線ってどう張ったらいいんだろうか。
えっと、暫定まとめサイトの方で過去ログを保管しています。ちょっと見てみたい人はぜひ。
これを機に別館でテンプレ改正の動きが出てますので、案がある人は覗いてみてください。
538 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/03(土) 18:52:03
539 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/03(土) 22:45:08
「何それ?」 気付かないうちに部屋のドアを開けて妹が立っていた。 僕は携帯片手に、なんというか自分の下半身からちょっと伸びてる自前の棒を右手の上下運動で刺激している最中だったわけだ。 大音量でロックを流し、ハロゲンヒーターに足を置き、片手で携帯の画面を眺め、仰向けになって、励んでいる兄をみて、でてきた唯一の言葉が「 何 そ れ 」。 妹はすぐドアをしめて出ていった。そのま表情を僕はみることは出来なかった。ただ「でてけよ」としか言えなかった。 妹が出ていった後の部屋をとても寒く感じ、「もう冬だな」と一人つぶやいた。
540 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/04(日) 13:12:53
彼女と最初に会ったのは高校の入学式。野球部のように短い髪よりも、左手首に巻きつけられている 包帯に目を奪われた。雨だれのように点々と、血の色が白色を侵食していた。 視線に気づいた彼女は僕を見ると、条件反射のような速さで、にっこりと笑った。 「死ぬのは悪いことなの?」 彼女はたびたびそういう風なことを口にした。僕が初めて彼女の口からそういう言葉を聞いたのは、 ラーメン屋のカウンター席で二人して炒飯を食べていた時だ。「外食でラーメン屋に行ったことが無い。 一人で行くのはいやだ」などと言うから付き合ったのに、結局ラーメンは食べなかった。 「ねぇ、悪いことなの?」 「それは誰に聞いてるんだ?」 「君に」 「世間的な常識から言えば、悪いことだと思う」 「卑怯な人だね君は」 彼女は小さな口一杯に炒飯を入れ、ろくに咀嚼もせずに飲み込んだ後こう言った。 「私も君も、意味も無いのになんで生きてるの?」 ラーメン屋のおじさんが、汚らしいものを見ているかのような眼を僕たちに向けていたのを覚えている。
541 :
540続き :2005/12/04(日) 13:33:59
「いきなり私がいなくなったら驚く?」 夏休み、セミの全盛期、冷房がよく効いたマックで会っている時に、彼女は言った。 「いきなりいなくなれば、誰だって驚くよ」 「もし私が死んだら忘れてくれる?」 「忘れて欲しいの?」 彼女はにっこり笑って頷いた。夏だっていうのに、長袖の白いシャツを着ていた。 「いなくなってまで人の邪魔をするなんて最低じゃない」 夏休み明けの教室には、彼女の席は無かった。「転校した」と担任は言った。 セミが夏の残りカスを吸っては吐いている。 僕は気分が悪いと担任に告げて、何かを追いかけるように教室を出た。 酷評よろしくお願いします。
542 :
言葉の断片 :2005/12/04(日) 14:33:48
>>542 <2ちゃんにて批評依頼中>の明記をお願いします。
544 :
言葉の断片 :2005/12/04(日) 15:07:39
>>540-541 一言で言うと「それっぽい」だけの文。
今晩にも内容をキレイに忘れてそうなあたり、「彼女」の本懐は遂げられているとも言えるが。
生きる事に意味が無いと作中で言う「意味」がまったく伝わってきません。
読者にどういった観点で共感を得てほしいのかが不明瞭です。
それから、世間的な常識で死ぬ事とは悪い事なんですか?
546 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/04(日) 15:35:40
>>545 ありがとうございます。
「それっぽい」というのを「どういう風である」と具体的に言っていただけないでしょうか。
「意味」が全く伝わらない、という事は言葉が足りない、ということでしょうか。
答えていただければ幸いです。
言葉の選択を間違えたと思いました。大多数の意見=常識。というのは浅薄でした。
ただ、どちらかと言えば「生きていないといけない」という意見が世の中の大部分を占めているように思います。
僕はそんなこと思いませんが。
死を望んではいけない、それは常識、というのが一般的ではないでしょうか。 おそらく大半の小中学校ではそう教えていると思います。 児童に対する犯罪が多い最近では、特にその傾向が強いのではないかな。 内容については投稿用に書いたものか、書きかけのものかわからないので省略。 一行目と五行目、「彼女と最初に〜」「僕が初めて彼女の〜」と、 短い間に似た言い回しがあるのが少し気になります。 三行目、「条件反射のような速さで」などが少しくどいかな、とは思いますが どちらも個人の趣味なので、こんな意見もある、程度にどうぞ。
>>547 また言葉が足りませんでした。常識というのは正しいこと、と捉えられがちなので、選択を間違えたなと思ったのです。
内容ですが、このような半端なものを出すべきではなかったかなと思いました。すいません。
いえ、人に言ってもらわないと気づかない事ばかりですので。
意見していただいてありがとうございます。
549 :
545 :2005/12/04(日) 17:51:03
>>546 「それっぽい」だけっていうのは、うわべだけで中身が無いという事。
意味が伝わらないという事に関しては>545の5行目でちゃんと理由を述べてます。
具体的に言うと、ありきたりな厭世観にのみ終始していて、
他ならない貴方自身が表現したいもの、というのが見えてこないという事です。
言葉が多ければ良いという事ではありません。
こういう話の場合、むしろ厳選した方がいいと個人的には思います。
>>534 >細い声だった。
>二度ほど首を傾げてた後、私はそれが子猫の泣き声であることに気がついた。
ダンボール箱に入れて捨てられる生き物は、一般的に子猫であって
読み手はそれを当然予想するのだから、この書き方は『小学生の作文的くどさ』を感じる。
この一連の文章において、主人公は『捨て猫を見つけ、飼うことにした』だけなのだから、
それを冗長に書くのはイマイチ。
>後にやってくる後悔に晒されないためには、この子猫の面倒をみるしかない。
「猫が好きだが家で飼えない人」は、子猫の鳴き声に良心の呵責を覚えながらも
箱を開けず、足早に去るのが普通じゃない?
箱を開けてから、飼うか飼わないのか迷うというのは違和感がある。
>>540-541 >野球部のように短い髪よりも、左手首に巻きつけられている 包帯に目を奪われた。
>雨だれのように点々と、血の色が白色を侵食していた。
手首に包帯と書けば、読み手はリストカットを想像するので、後の血の描写はなくていい。
むしろ、包帯よりも女性らしからぬ短髪に目が釘付けになるのが自然な流れ。
この短髪がたとえば性同一性障害によって自ら髪を切ったのか、
白血病などの重い病気の治療で抜け落ちてしまったものなのか、
原因がわかれば、彼女の君への問いかけが生きてくる。
552 :
540 :2005/12/04(日) 19:08:19
>>545 伝えるということは難しいことですね。けしてうわべだけのつもりでは無かったのですが、
他人が見てそう思うということは、きっとそうなのだと思います。
自分の考えが、ありきたりな厭世観から抜け出ていないことをはっきりと自覚しました。
重ね重ねの意見、ありがとうございます。
>>551 なるほどです。言われれば確かにそうだなと、思いました。
その、重い病気を背負っているような人間ではなく、何も無い人間を書きたいなと思っていたので
そういう設定は思いもしませんでした。短髪は余計な描写だったかもしれません。
いろいろとぼろがでてきます。意見していただいて感謝しています。ありがとうございます。
>>542 > 私の作風というのは、どこまでも簡潔に、大事なことだけを詰め込む、という
>スタンスです。したがって、だらだらと描写をしません。極力、描写は省きたい。
それはただ怠けてるだけ。作品のテーマだけ書いて伝わるんなら、誰も面倒くさい
描写なんかしないよ。「描写したら負けかなと思っている」なんてよくも言えたもんだな。
恥ずかしくはないか?
というか、そもそも
>思想研究会という幟を見つけたことも、それに興味を持ったことも、すべては
>偶然という名の糸車に紡がれた出来事だと表現できる。
こんな文章のどこが簡潔なの?客観的に自分を見れないのかね。
554 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/04(日) 21:04:16
投稿したいんですが最大何文字まで書き込めるんですか?
556 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/05(月) 11:37:59
558 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/05(月) 21:25:32
>>555 ありがとう。
サイトに行って見たけど詳しい使い方がわからなかったから1000文字で区切って投稿します。
何でも屋
【生きる理由の話】
簡素な部屋だった。当たり前だ。短期間しか滞在しない部屋を飾り立てる意味はない。
部屋の主が派手な装飾を嫌っていることも、部屋を殺風景にする要因だった。
ドアプレートには雑な字で『ヘル・ライン』と書かれている。世界中の人間が知る名だ。
ゆえに、誰もが偽名だと思った。部屋の主は若い女であり、ヘル・ライン本人であるはず
がなかった。
ヘル・ラインは世界一の何でも屋だ。暗殺、護衛、人探し。ラインにできないことはない。まさに、生きた伝説といえよう。
バタンという乱暴な音がして、ドアが開いた。主である女が出てくる。
肩まで伸びた髪は曇り空のような灰色で、瞳は安物のビールのような黄金色をしていた。地味な緑色をした服の上に皮のジャケットを羽織っていて、その下には銃を隠し持っている。
仕事の時間だった。
部屋の主である若い女は、正真正銘のヘル・ラインだ。
今から人を一人、撃ちに行く。
依頼そのものは人殺しではない。「生きる理由が見つからない」と言って、何もかもを投げ出し衰弱していく少年を救うことだ。少年は精神を病んでいるらしい。
ラインは医者の仕事ができるし、知り合いには何人か優秀な医師がいた。しかし医学では少年を治せそうになく、ラインは少年に生きる理由を与えることを考えた。
少年の名はバーン。街で最も大きな屋敷に姉と二人で暮らす。両親は事故で他界しているらしい。
ラインが門をくぐると、依頼主であり、バーンの姉であるレイラが出てきた。
559 :
558 :2005/12/05(月) 21:29:29
「待っていました。さぁ、どうぞ」 「いいんですね?」 ラインは確認した。レイラは決意したように頷く。 「ええ。私はもう一年も生きられません。あなただって確かめたでしょう?手の施しようのない病だと」 レイラは自らの命が長くないことを知り、ラインを雇ったのだ。自分が死んでもバーンが生きられるように。 ラインはそれを利用することにした。断られるかに思えた提案を、レイラは快諾した。 「バーン、君に生きる理由を与えにきた。よく見ていなさい」 ラインはバーンの部屋に入るなりそう言った。銃を取り出し、その銃口をレイラに向ける。 「!?」 「バーン、ミス・ラインの言うことをよく聴きなさい。さようなら」 レイラがそう言って目を瞑り、同時に乾いた音が部屋中を支配した。それはラインの手元から放たれた弾丸が、レイラの眉間を貫いた音だ。 「うわぁああああっ」 バーンは叫んだ。恐怖、憎悪、混乱。嫌悪すべき感情の全てで顔を引き攣らせ、ラインを睨み付ける。 「なんでだ?なんで殺したんだ?よくも姉さんを……」 後には口汚い罵倒と、呪いの言葉が続けられた。 「殺してやるっ。ヘル・ライン!姉さんの仇だ、おまえを殺してやる!」 バーンはテーブルの上の果物ナイフを掴み、闇雲に振り回した。当然だが、ラインは容易くよけてこう言った。 「それでいいのよ」 ラインのその言葉に、バーンはさらに逆上した。姉が殺されたのだ、いいはずがない。
560 :
558 :2005/12/05(月) 21:30:49
辺りにある物を全て投げつけ、息をしない姉の名を呼び続ける。 ラインはほんの一瞬目を細め、口を開いた。 「追いかけなさい。追い抜きなさい。そうして君は、私を殺すんだ」 その言葉にバーンは目を瞠る。ラインは酷薄な笑みを浮かべ、さらに言葉を続ける。 「私は君の仇だよ、バーン。姉の仇だ。だから必ずいつか、君は私を殺して仇を討つんだ。それが君の生きる理由になる」 ラインは驚愕で動けずにいるバーンに背を向け、それ以上は何も言わずに屋敷を去った。 レイラの命が残り僅かであったことを伝える必要はない。それはバーンが知らなくてもいいことだ。 目的のために手段を選ばない、それがラインのやり方だ。そして、これからも変えるつもりはない。 依頼は遂行した。当分の間、彼は復讐に燃え、自分を殺すために生きるだろう。それでいいのだ。たとえこれから先、自分が一生追われることになろうとも。 この日から、世界一の何でも屋ヘル・ラインは、バーンという少年の仇となった。 灰色の髪が、風に靡く。 【指輪の話】 乾いた街だった。太陽だけが自己主張をしている。ラインは到着してから1時間でこの街が嫌いになった。頻繁に巻き上がる砂埃が目に悪そうだ。 サングラスを買ってから依頼主の元を訪ねる。 「ようこそミス・ライン。あなたに倒してもらいたい男がいる」 依頼主は歓迎の言葉と同時に、そんなことを言った。 話を聞けば、依頼主はその男と何度も決闘しているが、いつも引き分けで終わってしまうと言う。男は街中の人間に嫌われており、今日こそは息の根を止めて欲しいそうだ。 ラインは淡々と詳細を聞き、わかりましたとだけ言った。
561 :
558 :2005/12/05(月) 21:32:24
もう一件依頼があった。午後になってから訪ねると、依頼主である男は午前中に訪ねた男と似たような内容のことを話し、最後にこう付け加えた。 「あんなやつは死んで当然なんだ。街中に嫌われているんだからな」 ラインは、そうですか、わかりましたとだけ言った。 夕方になった。銃を携えて指定された場所に向かう。 広場だった。何人かの見物人が輪を作っていた。 輪の中心には男が二人、向かい合って立っている。依頼主と標的だ。依頼主は自分の勝利を確信しているようだった。 ラインは両者の間に歩いて行き、銃を構えた。緊張感のない動きだった。両手の拳銃はしっかりと二人の標的の心臓を狙っている。 「!?」 向かい合う二人の男の目が、双方とも見開かれる。 「うらぎったのか?」 二人の依頼主は言った。 「いいえ。私は言われた通りに来ただけよ、あなたたち二人に」 対峙する二人の男は、お互いがお互いを殺すためにラインを雇っていたのだ。 「まて、撃つんじゃない」 「そうだ、やめろ」 二人の男は口々に言った。自分が死ぬくらいならば、相手を助け、自分も助かった方が賢明だと思った。しかし、ラインは銃を下ろさない。 「それは新しい依頼なの?ならばやめるわ」 ラインは眉一つ動かさずに訊ねた。男たちはすぐに肯いた。 「報酬は?何をくれるの?」 「なんだって?」 「だって、別の依頼なんでしょう?別の報酬を払ってくれないならば、前の依頼を実行す
562 :
558 :2005/12/05(月) 21:33:38
るだけよ」 脅しのような言葉だったが、当のラインにそのつもりはない。それが彼女の仕事のしかただというだけだ。 男は二人とも、指に成金趣味の指輪を嵌めていた。ラインはそれを見つめる。 「この指輪か?差し出してもいいが、はずれない」 視線に気づいた男が言った。ラインは小さく首を振る。 「私はそれがいいのよ」 どうしても指輪を貰うつもりのようだ。懐から鋭利なナイフを取り出す。 そして、二回ほど振り降ろした。 綺麗な指輪の嵌った二つの指が、ボトリと地面に落ちた。 二つの悲鳴が響き渡るが、見物人たちは誰も彼らを助けなかった。 「依頼は無事終わらせました」 ラインはそう言って、タッパーに詰められた二つの指を見せる。 ラインが座っているのは市長室の椅子だ。正面にはひげを蓄えた老人が座っている。彼はこの街の市長だ。 「ありがとうございます。これであの二人は馬鹿な決闘もできないでしょう、利き手の指を失くしたんですから。決闘ばかりするものだから、いつもみんなが迷惑していたんです。いやあ、本当にありがとう」 市長は何度も礼を言う。 「いえ。お役に立てて光栄です」 ラインは言った。ここで微笑の一つでも浮かべればいいのだが、相変わらずの無表情だ。 「では、お気をつけて」 市長が見送りの言葉を言った。ラインは席を立ち、タッパーに手を伸ばす。 「この指輪、もらえますか?」
563 :
558 :2005/12/05(月) 21:34:50
市長が返事をする前に、指輪を血まみれの指からはずしてしまう。 「血がついていますが、いいんですか?」 「ええ。これはエメラルドとルビーです、高く売れますよ」 ラインはそう言って二つの指輪をしまい、市長室を出た。 黄金色の瞳が夕日を反射して、本物の宝石のようにキラキラと光った。 【故郷の話】 五年ぶりに帰る故郷は相変わらず騒々しい街だった。車が通るたびに石畳が音を立てる。 正面から棺が現れた。その後ろには黒い服を来た人間が列を作っている。葬式のようだ。 ラインはさして気に止めることなく棺とすれ違うが、列の最後尾にいた女と目が合った。 女はラインをちらりと見て、前を歩く男に何か言った。男はそれをさらに前の男に告げ、話しの内容が先頭まで行きわたると、遂に列が止まった。全員がラインを見ている。 「ヘル!ヘルだろう?」 先頭の男がそう言いながら近寄ってきた。かつてよく買い物をした、パン屋の主人だった。 「懐かしいな、ヘル。葬式に来たんだろう?今ちょうど墓地に向かってるんだ。間に合ってよかったな」 やたらと大きな声で、パン屋の主人は言った。 「誰の葬式なの?」 ラインが聞くと、全員が口を閉じた。車のエンジン音さえもが、遠慮するかのように静かになる。 「誰の葬式なの?」 もう一度、ラインは訊ねた。珍しいことに左の眉をつり上げ、なんとも形容し難い表情を浮かべている。 「…ヘンリーの。ヘンリー・ラインの葬式だよ。知らなかったのか?」
564 :
558 :2005/12/05(月) 21:37:23
やがてパン屋の主人は言った。その声には同情が含まれていた。 「……ヘンリーは、もう死んでもおかしくない年だったわ」 長い沈黙の後、ラインは吐き出すように言った。 その顔にはもう、どんな表情も浮かんでいない。 ヘンリーが死んだ。ヘンリーはラインの師であり、育ての親だった。ヘンリーには何でも屋として生きていく方法を、全て教わった。 「久しぶりね、ヘンリー」 ラインは真新しい墓の前で呟く。他には何と言葉を続ければよいのか、わからなかった。 ラインがまだ10歳にもならないとき、ヘンリーが誤ってラインの本を破ってしまったことがあった。 「しかたがないわ」 ラインはそう言うと、本棚からヘンリーの一番大切にしていた本を持ってきて、暖炉に投げ入れてしまった。 「ヘル、怒っているならば、そう言いなさい。やり返せばいいってわけじゃないのよ」 ヘンリーはそう言ってラインを叱った。当時のラインは善悪の区別があったが、顔に表すよりも先に、行動に移してしまう子供だった。 今では考えてから行動できるようになったし、仕返しの無意味さを知っている。 また、こんなこともあった。 「ヘンリー、なぜあなたは何でも屋になったの?」 射撃の練習をしているとき、ラインは訊ねた。 「世界中を回るためよ。何でも屋なら何かしら仕事があるから、旅には都合がよかったの」 「なぜ世界中を回るの?」
565 :
558 :2005/12/05(月) 21:38:42
この頃のラインはどんな些細なことにでも質問をして、ヘンリーを困らせていた。 「なぜって、世界にはいろいろな国があるのよ、ヘル。あなたに旅をしろとは言わないけれど、一つの国しか見ないうちに一生を終えるなんて馬鹿らしいと思うわ。残念なことに私は世界の全てを見る前に年を取ってしまったけれど」 ヘンリーはそう答えた。その表情は、本当に残念そうだった。 「ヘンリー、私がもう少し大きくなったら世界中を見て来るわ。そしてここに帰ってきたときに、あなたに世界中の全ての国のことを話してあげる」 ラインは言った。この日、ラインは何でも屋になって世界を旅することを決めた。 「それは楽しみね、ヘル。待っているわ」 ヘンリーはそう言って、今までラインが見たどんな表情よりも、嬉しそうな笑みを浮かべた。 「…私はまだ、世界の三分の一くらいしか旅をしていないわ。あなたとの約束を果たせなかった」 ラインはそう言いながら、胸の前で十字架をきった。あまり彼女らしくない、陳腐な仕草だった。 「ヘル、時間はあるか。話しがある」 不意に背後から声が掛けられ、ラインは顔を上げた。 そこには街でただ一人の医者、ゴードンが白衣のまま立っていた。墓に供えるための花束をラインに渡す。 「何?」 「ヘンリーは、殺されたのかもしれない」 ラインは受け取ったばかりの花束を落とした。 「よく聞こえなかったわ」 それは嘘だ。ゴードンの言葉はしっかりと聞こえていた。
566 :
558 :2005/12/05(月) 21:40:15
困惑で、事実が受け止められない。かつてはヘンリーも世界一の何でも屋だった。その彼女を、一体誰が殺せるというのだろう。 「もう一度言う。ヘンリーは殺されたんだ。騒ぎになるから街の人間には病死だと言ったが、検死の結果は絞殺だ」 ゴードンはひどく言いにくそうに告げた。 絞殺。つまりそれは、至近距離で殺されたということだ。 「警察はなにをやっているの?」 ラインは極めて感情の覗えない表情で言った。自分には関係がないのだと、言い聞かせているようだった。 「警察は動かない。ヘンリーは書類上、この国にはいないことになっている。だから事件にはならない」 思わず言葉を失う。ヘンリーは始めからいないはずの人間だったのだ。 自分までヘンリーのことを忘れてしまえば、誰の記憶からもヘンリーは消されてしまうような気がした。何でも屋としては誰かの記憶に残っているかもしれないが、ヘル・ラインの師としての老婆、ヘンリー・ラインが生きた証はどこにもない。 「誰が殺したの?」 ゴードンが知っているとは思えなかったが、ラインは訊いた。 「まったくわからない」 案の定、ゴードンは何も知らないようだった。 「そう。…花をありがとう」 ラインのその言葉に、ゴードンは驚いた。果たして今まで、彼女が礼を口にしたことがあっただろうか。 「今から街へ戻るわ」 ラインは言った。無表情だった。だが、声には決意のようなものが含まれていた。 「そうか」
567 :
558 :2005/12/05(月) 21:41:18
ゴードンは止めなかった。これからラインが何をするかはわかっていたが、止めたところで彼女の決意は揺るがないだろう。 ラインは昔からそうだった。 小さな街だ、部外者がいればすぐにわかるだろう。街の者がヘンリーを殺すはずはない。ヘンリーは恨みを買うほど、街の人間と親しく付き合っていなかった。 ラインは家という家を訪ねて、不審な者を見かけなかったか聞いてまわった。無論、ヘンリーを殺した人物を探しているということを伏せて。 「ヘル、お前がこんな地道なことするなんて、明日は大雨かもしれないな」 仕立て屋の男にそんなことを言われた。ラインは言い返さなかった。 一通り聞いてわかったことは、見慣れない三十ほどの黒髪の男が宿に泊まっているということだけだったが、それで十分だった。 なぜ探すのか、会ってどうするかなど何も考えていなかった。 宿泊先で訊ねると、男はまだ二、三日街にいるようだった。 翌日訪ねることにする。今日はもう、何もする気が起きなかった。 ラインはヘンリーが住んでいた家で一夜を明かした。 家は自分がいたころとほとんど変っていなかった。いつまでも寝ていればヘンリーが起こしに来てくれる気がしたが、いつまで経ってもヘンリーは現れなかった。当たり前だ。馬鹿なことをしていると、自分でもわかっていた。 ふと、壁に掛けてある写真に気が付く。その写真は五年前もそこに掛かっていた。写っているのはほんの少しだけ若いヘンリーと、ヘンリーの服に掴まって立つ幼い自分ともう一人、背の高い黒髪の男だ。 ラインは今までその男が誰なのか考えたことがなかった。ヘンリーの知り合いだと思っていたのだ。
568 :
558 :2005/12/05(月) 21:42:43
黒髪。ヘンリーを殺したであろう男も黒髪だという。別人の可能性もある。ラインは別人である可能性を信じた。写真の中の三人は、幸福そうに笑っている。 幼いころの自分は笑えたのだと思うと、なぜか不思議な気分だった。 銃を確認してから男の宿泊先に向かう。 ラインは復讐をするほど感情的な人間ではなく、復讐の愚かさや無意味さを知っていた。 それでも、決着を付けなければいけないのだ。男を殺したところで何がどうなるわけでもなかったが、それでも。 結局自分は子供のころと変わっていなかった。暖炉に本を投げ入れたあのときと、少しも。 男はいなかった。宿屋の話しによると、墓地に行ったのだという。ヘンリーの眠る墓地だ。 ラインが墓地に着くと、突然雨が降り始めた。視界が悪くなって行く中で、男の姿を見つける。 男はヘンリーの墓石の前に立っていた。 「ヘル?」 ラインに気がついて、男は言った。 写真の男だった。だからラインを知っていても不思議はない。だが、ラインはこの男のことをまったく覚えていない。 「20年ぶりだな、ヘル。ずいぶん背が伸びた。それに、雰囲気がヘンリーにそっくりだ」 男のその言葉に愕然とする。男もヘンリー・ラインを知る人間なのだ。ここで殺してしまえば、もう誰ともヘンリーの思い出を語ることができなくなるだろう。 ラインが思い出を語り合うような人間かは別として。
569 :
558 :2005/12/05(月) 21:44:20
「あなたがヘンリーを殺したの?」 ラインは訊ねた。否定して欲しいのか、自分でもよくわからなかった。 「…そうだよ、ヘル。覚えていないか?俺はヘンリーと友人だった。昔よくあの家で茶を飲んだ。ヘンリーの淹れた茶はうまかったなぁ」 男は思い出すように言った。 「何故殺したの?」 ラインはそんなことに興味がない。男が何故ヘンリーを殺したのだとしても、ヘンリーが殺されたことには変わりないからだ。それでも、もう少しだけ男にヘンリーのことを話して欲しかった。 「つい最近知ったんだよ。35年前俺の親を殺したのがヘンリーだって。仕事だからしかたがなかった。わかってる。ヘンリーも弁解しなかった。それでも許せなかったんだ。俺から両親を奪ったというのに、何年も俺の友人として隣で笑ってたんだ。あのクソババア…」 台詞の終わりの方は、嗚咽で何を言っているのか聞き取れなかった。男は声を上げて泣き出した。 ラインは懐に手を入れた。銃を握る手が、意味もなくカタカタと震える。今まで平然と人を殺してきたラインが、躊躇していた。 「ヘル、本当にヘンリーにそっくりだよ、そういうところ。だから俺を殺すんだろう?俺はここでお前に殺されるんだ。さぁ、撃てよ」 男はそう言うと、今度は笑い出した。 ラインは気がついてしまった。この男は自分と同様、ヘンリーを心から慕っていたということに。 「あなたは…」 声をかけようとしたが、何も言えなかった。 大きく息を吸って、引き金を引く。
570 :
558 :2005/12/05(月) 21:44:53
雨の音に混じって、男が倒れる重い音が墓地の敷地内に響き渡った。 男の血がじわりと、地面に広がっていく。それはまるで、花のようだった。 ヘンリーは赤いバラの花が好きだった。 心臓を抉り取られたような喪失感に襲われる。 これでよかったのだ。自分はやるべきことをやり、決着を付けた。 よかったはずなのに、なぜか。 なぜかラインの目には一筋、涙が流れた。 荷物を全てまとめると、思っていたよりも多くなった。ヘンリーの住んでいた家を売り、使えそうなものだけをトラックに積み込む。当分はこの小さなトラックで旅をすることになりそうだった。 「ヘル、餞別だ」 トラックに乗り込もうとしたラインに、パン屋の主人が紙袋いっぱいのパンを渡した。仕立て屋の主人は新しいジャケットをくれた。 彼らはヘンリーの死の真相を知らない。つまらない同情などいらなかった。 「体に気をつけて」 ゴードンが言った。彼にだけは詳しい話しを聞かせた。検死の結果を知らせてくれた礼のつもりだ。 「ええ」 ラインは頷き、トラックのエンジンをかけた。 低い音がして、トラックは故郷を後にする。 石畳が、相変わらずガタガタと音を立てた。
571 :
558 :2005/12/05(月) 21:48:09
長くなって住みません。
>>558 の本文の始めの2行、字下げがえきていませんでした。すみません。
各スレの間には行間はない物として考えてください。
酷評よろしくお願いします。
>>558 冗長。
全部の展開がすぐに読める。お約束前提ならともかく、ストーリーと
キャラで見せようとしているだけに痛々しい。娯楽小説としては不十分。
で、結局何が言いたいのか分からない。テーマとジャンルの欠落がひどい。
アメリカン・ショートを失敗した典型的駄作。
私たちなら日常的・家庭的なユーモアとギャグを織り交ぜ、主人公や脇役を
より魅力的にしただろう。ギャグの道徳を心得たキャラとして。
大まかなところではこんなところだけど、そもそもテキストが
駄目だというのもある。たとえば
>「うらぎったのか?」
なんかこうSFCのゲーム思い出した。
573 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/06(火) 00:31:54
このスレって、最初のほうにはロマがいるんだな。おらびっくりしたぞ
玄関の路傍に一羽のカワセミが横たわっていた ブッポウソウ目カワセミ― 漢字では「翡翠」と書き、「川の宝石」とも呼ばれる、コバルトブルーの羽を持つ小さく美しい鳥である。 ユーラシア大陸にも幅広く分布し、その美しさから各国でも相応しい 呼び名で呼ばれている。英名はKingfisherで学名はAlcedo atthis、 Alcedoもatthisもカワセミを指すラテン語である。 日本では全国に分布し、野鳥公園や森林の水辺で見かけられる。 主に小魚や水性昆虫を食べ、水辺の岩や草などにとまり、水面に浮上してくる獲物を狙う。獲物を発見すると、そのまん丸な体をしなやかな流線型に変え、 一直線に水中に飛び込み、大きなくちばしで獲物を捕らえる。 大きい小魚だと直ぐには食べない。近場にもどって岩の上や木の枝などへ獲物を何回も叩きつけて、殺してから丸呑みするそうだ。スズメやモズもそうだが捕食をする小型の鳥は被食者に対して結構残酷である。
575 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/07(水) 04:12:44
ブッポウソウとは夏鳥の一種で、この鳥も外見が美しく、繁殖地で 「仏法僧」という鳴き声が聞こえることから霊験あらたかな鳥だと平安時代に名付けられたが、実は「仏法僧」と鳴くのはコノハズクで、実際の鳴き声はギャーギャーと汚い。 カワセミは「チィー」と甲高い声で鳴くらしいが、私は聞いたことがない。聞いたことがないどころか見たことも無かった。 私がカワセミを知ったのは小学生の時だ。図書館の鳥類図鑑で初めてカワセミを見て、その鮮やかな色に目を奪われた。 その時、私のクラスではペーパークラフトが流行っていて、担任が鳥や動物のペーパークラフトを大量に買ってきた。その中にカワセミのペーパークラフトもあり、カケスも作ってみたかったが迷わずカワセミの型紙を頂いた。 残念ながらうまく作れなかったが、今は目の前に本物がいる。 カワセミの雌雄はくちばしで区別する。雄は黒く、雌は下のくちばしの3/4ほどが赤い。このカワセミは雌であった。 目を半開きにして動かないカワセミを見て、彼女がどんな生涯を送ったのかと考えた。 カワセミの寿命は2年ほどと短い。その短い間に、親から餌を貰い成長し、巣立ちし、ナワバリを持つ。一夫一妻で、雄が雌へ餌をプレゼントする給餌求愛で恋愛する。 そして、非繁殖期は一羽だけで行動する。 この家の周りがナワバリだったのか、天寿を全うしたのかは知る由もない。 そのツヤツヤした石の上は冷たいだろう。良く生きたね。お疲れ様。 土に埋めてやりたいところだが、近づく勇気もない。霧が立ち込める暗闇の中、死んでいても尚カワセミは美しかった。
カワセミの生態を読ませる文章でありましたでしょうか。
577 :
鉄塔 :2005/12/07(水) 18:30:13
はじめてここに晒します。酷評お願いします。 太陽が西の空に引きずり落とされるところだった。見上げると、薄墨色をした雲がぐいぐい押し流されている。 上空にはきっと強い風が吹いている。やがて暗闇に沈むはずの街のど真ん中にそいつはどかんと立っている。 肩肘張って両手にぐっと何本もの電線をつかんで持つ姿はそうがんばらなくてもいいよと肩を叩いてやりたくなりそうだ。 だが洋一はそんなことは俺はしてやるまい、と思った。お前のせいで俺の希望はめちゃめちゃだ、と洋一は公団の窓から高圧鉄塔を忌々しげに見つめた。 両親と住む3LDKの部屋は掃除好きの母のおかげで、清潔なという程度の綺麗さは保っている。 だがいかんせん古びた壁の色、時代遅れの間取りはいくらあがいても上がることのない洋一の給料のようだった。 限界、の言葉の意味をわりとぼうっと生きてきた洋一は遅ればせながら知ったのだ。 法子との結婚話が出たときに洋一がまず思ったのは家のことだった。これでこの家から抜け出せると思った。 大して貯金があるわけではなかったし、どれだけローンが組めるかも定かではなかったが、幸い二人とも子どもが生まれるまで共働きのつもりだったし、二人いればなんとかなるような気がした。 洋一の中学の同級生が最近家を買ったことも洋一の気もちを後押しした。
578 :
鉄塔 :2005/12/07(水) 18:30:50
広さ30坪以上、予算2800万円と決めてあちこち物件を回りだした。 希望の物件は中々見つからなかった。 はじめにチラシを見て気に入った物件はすでに先約が入っていた。 次に見に行った物件は北向きで全く日が当たらなかった。三番目のは周囲の道が細すぎて車で通るのに難儀しそうだった。四番目のは線路沿いで騒音が心配だった。 そうして中々希望と見合った物件が出ないことに焦りを感じ始めたころ、これはと思う物件の広告を目にした。 広さ40坪2800万破格値である。間取りも広々として申し分ない。日もサンサンと当たっている。見学してすっかり洋一は気に入ってしまった。あまつさえもうこの家を手に入れたような気分になってきた。 しかし、法子は浮かない顔である。不思議に思って営業マンに聞かれないよう小さな声でわけを聞くと、彼女は外へ洋一を連れ出し「あれ」と言った。指差す先に高圧鉄塔がそびえ立っている。その家とはわずか50メートルほどしか離れていなかった。 どうでも鉄塔が気になるという法子をはじめは説得していた洋一だったが、頑として首を縦にふらない婚約者についカッとなってしまい喧嘩になって帰ってきてしまった。 それからというもの法子は電話にも出てくれない。家どころか結婚もだめになるかもしれない。 洋一はそれもこれもあの忌々しい鉄塔のせいだと今日も公団の5階から睨みつけている。
579 :
鉄塔 ◆H0b/5O683E :2005/12/07(水) 18:31:31
以上です。よろしく酷評お願いします。
>>574 読みやすい、いいエッセイだとは思うが、後半の論理的なつながりが甘い。
ブッポウソウのくだりなど、バラバラのエピソードが無理矢理押し込まれた感じがする。
「ブッポウソウの声は汚い」
「カワセミの鳴き声を聞いたことはない」
「カワセミを知ったのは小学生の時だ。ペーペークラフトを作ったがうまく作れなかった」
「玄関のカワセミは雌だった」
「どんな生き方をしたのだろう。ご苦労なことだ」
「死んでいても尚カワセミは美しかった」
↑のようにまとめてみたが、論理のつながりとしては不十分じゃないかな?
>目を半開きにして動かないカワセミを見て、彼女がどんな生涯を送ったのかと考えた。
「考えた」とあるなら、一般論だけじゃなく自分の考えを述べてほしいところ。
>>577 太陽が西の空に引きずり落とされるところだった。
見上げると、
↑
(見てたんじゃないのかよ!)
薄墨色をした雲がぐいぐい押し流されている。
上空にはきっと強い風が吹いている。
↑
(余計な説明、きっとじゃなくて吹いている)
やがて暗闇に沈むはずの街
↑
(はずじゃなくて暗くなる
>>577-578 >太陽が西の空に引きずり落とされるところだった。見上げると、薄墨色をした雲がぐいぐい押し流されている。
せっかく『見上げる』という表現があるんだから、『太陽が・・・・・・』ではなくて
『僕の影が西日でじりじりと引き伸ばされていく』のように足元に目が行くようにすれば、
見上げる動作が対比的に活きると思う。
あと、ぐいぐい・サンサン・広々など言葉を重ねる表現を意図的に多様していると思う。
ただ、話の内容がいかんせんネガなので、この「前向きな感じを与える」重ね言葉が
ネガな雰囲気を打ち消す形になってないだろうか?
むしろ、鬱々とかイライラとか「前向きでない」重ね言葉を使うことで、
法子のマリッジブルーとそれにふりまわされる洋一の気持ちが表現できるんじゃないかな。
シチュエーションとしてはありがちで、決してインパクトのある文章でもないけれど
句読点の使い方も不自然でないし、話もとっつきやすく『鉄塔』というタイトルも良いと思いました。
>>578 >広さ30坪以上
家の広さと言うことなら「建坪」とか言わないか?「たてつぼ」な。
分譲マンションなら、「広さXX平方メートル以上」なんて言い方するけど。
すべての部屋のトータルで。
>広さ40坪2800万破格値である
また出てくるけど、土地とか建物とかそれぞれについて何か言わないの?
破格は良いけど、金のない人がそういう細かいことにいろいろ言わないのはどうなんだろう。
もちろんそれぞれに細かい描写をする必要はないと思うけど、どのくらいの敷地にどのくらいの
建物があるのか、
多少目の端に移るような感じで書かれてあってもいいと思う。(字数制限により難しいかも知れないけど)
それと「広さ40坪2800万」の物件を探して「広さ40坪2800万」の物件が見つかると
「破格」
なのか?
それとも「希望の条件+α」があるから「破格」なのか?それならば+αについても
多少触れるべきだろう。
(おそらくは何も考えずに、「とてもいい物件」と言うことを強めるために付け加えただけで、広さや値段も特に何も考えずに適当に入れているだけだと思うけど)
皆さんありがとうございます
>>581 >見てたんじゃないのかよ!
確かにそうですねw 言い訳になってしまいますが公団の5階からまっすぐ見ると夕日が
見えて、見上げると雲のつもりだったのですが、どこにもそんなこと書いてませんでした!
うわぁ。
>吹いている
「上空にはきっと強い風が吹いているのだろう、薄墨色をした雲がぐいぐい押し流されている」
にしたらどうですか?
いや、なんとなく上空には〜の一文が好きだったんで入れたいだけなんですが。
>やがて暗闇
「やがて暗闇に沈むはずの街」→「やがて暗闇に沈む街」でいいですか?
>>582 太陽から雲への視点の移動ですね。なるほど足元から上空かぁ。
>前向きな感じを与える
なるほど! そういえば結構楽しい感じで書いてたので、文にも明るさが出てしまったのかも
しれないです。マリッジブルーは特に意図してなかったのですが、そういうふうに持っていくのも
面白いですね。あとお褒めの言葉ありがたいです、精進します。
>>583 建坪ですね……すいません、適当に書いてました。たしかに広さって言わないです。
破格値については30坪2800万が相場(とは書いてませんでした;)なら、
40坪で同じ値段は破格かな、と思ったんですが、いや冷や汗出ますね。
あと細かい描写についてはそうですね、たとえば「二階にトイレもない、キッチンに勝手口がない。
しかし40坪で2800万なら細かいことには目をつぶれそうだ」など
入れてみるのはどうでしょう。
>>580 トンクス。そうか論理的なつながりが必要なのね。勉強になりますた。
587 :
プラスチックバングル :2005/12/08(木) 18:48:05
みなさんレベル高いですね 自分も少しモノを書いているので、酷評してもらいたく載せてみます そのプラスチックバングルは、駅前の小さな小さな雑貨屋に、一個十円という破格の値段で売られていた。しかしそこは十円、素材も装飾もチャチなものしかなく、安っぽいすぐ割れるプラスチックに安っぽいすぐ剥げる金糸で装飾されたただのわっかも同然の商品だった。 しかし僕らは若かった。今も若いが当時はさらに若い、毛も生え揃わぬ小学生だった。乳歯もなくなるかなくならないか、そんな青い時期だった。 インターホンを見ればピンポンダッシュをしたし、テレビで0120の電話番号が宣伝されるとすぐに友達とセクハラまがいの下品な悪戯電話をかけた。 あのころの僕たちは最強だった。白と言えばカラスも白で間違いなかったし、野良犬も僕らにかかればあっという間に日本狼だった。きっと手を広げれば空だって飛べただろう。そうに違いないのだ。 そして悪友の彼女はとにかく口が悪かった。二つも年下の癖に先陣きってピンポンは連打するわチビのくせに男と殴り合いの喧嘩はするわサッカーでは落ち着きの無いストライカーだし、野球では絶対四番を打った。 彼女はヒーローでもなんでもない、ましてやヒロインですらなかった。 ただのやんちゃで生意気な幼なじみでしかなかった。どんなにハットトリックしようがホームランを打とうが彼女は僕らの仲間でしかなかった。そう、僕らは最強で、そして青かったのだ。遠い存在なんて、無かった。 つまりあの日僕は駅前の雑貨店でそのプラスチックバングルを買った。僕のような男には似合わない代物だったし、自分でつける想定すらしていなかったと思う。ただなんとなくキラキラ光る安っぽいそれが、小学生の僕には魅力的だった。途方も無く魅力的だったのだ。 しかも、だ。その宝物はなんと一個十円。あろうことか百円玉一つと引き換えに十個のバングルを交換できるのだ。なんという事態か、これで飛びつかないほうがおかしかった。僕はその日七個のプラスチックバングルを買った。
588 :
プラスチックバングル2 :2005/12/08(木) 18:52:16
その日のうちに、バングルは四個に減る事になる。 三個はどうしたのか。あろうことか、真っ二つに割れてしまっていた。何故か? 僕は家に帰ってさっそく、例によってチャチな紙の小袋から七個のプラスチックバングルを取り出した。そして腕を通そうとした。ここで問題に直面した。 このバングル、素材がプラスチックということで、まったく伸縮性がない。つまり最初の大きさのわっかに手が通らなければ装着は不可能なのである。そして僕は不可能だった。 親指の付け根あたりまでねじ込んだとき、わっかは「きぃーん」という鋭い音をたてて真っ二つになった。それが三回続いたところで僕はあきらめた。 もちろん僕は心底がっかりした。買う時に自分がつける想定をしてなかったとはいえ、冷静に考えてみればバングルとは腕につけるものである。流石の僕もそんなことは知っていた。だから当然これは、僕が腕につけて然るべきモノだったはずなのだ。 でも入らなかった、何故か? 当時の僕には分からなかった。 さて、僕たちは野球をしていた。使っている玉は軟球ということにも関わらず、守備は全員グローブを装着していなかった。もちろんグローブくらい持っているやつはいた。しかし全員ではなかった。 それが問題で、つまりグローブを着用してるヤツとしていないヤツの間で差が出ると公平ではない、という判断だった。 怪我も多かったがそこは小学生、傷の治りも抜群に早かった。 彼女のポジションはピッチャー、エースで四番なのだ。しかも投げる球は直球一本、それでも彼女の球は誰にも打てなかった。 ただし、少々コントロールに問題があったりもした。彼女が点を取られるときは八割がフォアボールかデッドボールの押し出しだった。仲間からは『打者殺し』として別の意味で恐れられた。 そんなわけで僕は彼女が投球しているのに、バッターボックスに入らなければならないことが憂鬱だった。しかし相手は二学年したの女の子、みすみす尻尾を巻いて逃げるわけにはいかない。 精一杯堂々と、バットを構えた。ボールが飛んでくる。ボールはすごいスピードで僕の胸を貫いた。なんと初球デッドボールだ。 まさにファンタスティックとバイオレンス溢れる彼女の投球だった。
589 :
プラスチックバングル3 :2005/12/08(木) 18:54:08
彼女がぱたぱた走って僕のところにきた。しりもちをついている僕は、チビの彼女に上から覗き込まれる。この上ない屈辱、僕は彼女を思いっきり睨み付けてやった。 しかし彼女の瞳には無様な僕の姿など映っていなかった。彼女が見つめているのはただ一点、ボールがぶつかった辺り、僕の胸ポケットだった。 そのポケットから覗いていたのは、例のキラキラ光るプラスチックバングルだった。彼女はじーっとそこを見つめて陶酔していた。やがてはっと気づいたようにして、僕に小さく「ごめん」と笑うと、ぱたぱたマウンドに戻っていった。 野球が終わった。結果は僕たちの大勝利。彼女があの後も八面六臂の大活躍で死者を積み上げ、押し出しの連続で大量得点だった。 彼女は帰り道、みんなに小突かれながら不機嫌そうに「なんだよー」と言って、それでも自分のせいで負け試合だったので何もできずにいた。 やがてひとりふたりさんにんと別れていって、僕と彼女の二人だけになった。家が隣だったので僕らが帰るときはいつも一緒だった。 僕は泥だらけで彼女も泥だらけだった。ここまではいつも通り、違うのは彼女の何か言いたそうなまごまごとした態度だった。どうした、と僕が聞くと彼女はおずおずと「さっきのポケットにあったやつを見せて」と言ってきた。例のバングルである。 僕は胸ポケットに入れっぱなしですっかり忘れていたわっかを得意げにとりだした。 彼女はそれを受け取ると、実にいろいろな視点からそれを観察していた。くるくる回してみたり、夕日にかざしてみたり。口に入れようとしたのは何とか阻止した。 彼女の目は輝いていた。キラキラしていて、まるでプラスチックバングルのそれのようだった。彼女が僕を見た、言おうとしていることはもう分かっている。「これ頂戴?」その申し出には精一杯の皮肉げな口調を以ってしてダメだと断った。 当然いつものように殴り合って、家の前でその日は別れた。
590 :
プラスチックバングル4 :2005/12/08(木) 18:55:11
彼女の母親が死んでしまう。 悪性のリンパ腫で、余命一ヶ月と言われたそうだ。本当に突然で、嫌になるくらい露骨な余命宣告だと思った。幼い彼女くらいには隠してもいいのに、そう思った。僕も人事ではなかった。彼女の母親には本当に世話になってきた。 よくご飯も作ってもらったし、風呂にも入れてもらったし、あとやっぱり叱られもした。というか叱られたのは彼女のやんちゃっぷりのとばっちりだったと思う。彼女の母親は、僕にとっても母親だった。 一ヶ月、彼女は僕たちと遊べないといった。毎日母親のいる病院にいって、毎晩母親にあげるための花を摘んでいた。雑草とも区別のつかないような小さな花を彼女は毎晩毎晩探した。僕はその様子を家の窓から見ていた。 家の前で毎晩毎晩毎晩毎晩、暗い空き地を、荒れた草原にしゃがみこんで、やっぱり彼女は泥だらけになっていた。 となりの家からは泣き声が聞こえてくる。毎晩毎晩毎晩毎晩大きな泣き声が聞こえてくる。いやだよカナしい、死んじゃいやだ、さみしいよおかあさん毎日お花もっていくから、悲しいカナしい、さみしいさみしいさみしいさみしいさみしい………… だから僕は毎晩ありがとうと言った。毎晩毎晩毎晩毎晩口にした。彼女が泣きつかれて眠るまで、彼女の母親にありがとうと言い続けた。幼い彼女が悲しむことしかできないのなら、もう二度と会えないあなたに、彼女のぶんまでありがとうを言おうと思った。 このままじゃきっと彼女は後悔してしまうだろうから、彼女のぶんまで、あなたにありがとうが届くように。 僕と遊んでくれてありがとう、笑ってくれてありがとう、叱ってくれてありがとう、一緒に泣いてくれてありがとう………… 私を生んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう、おかあさんのご飯おいしかったよ、ありがとう、ありがとう、愛してくれて、ありがとうありがとうありがとう………… 涙が止まらなかった。
591 :
プラスチックバングル5 :2005/12/08(木) 18:56:06
言いようのない怒りを覚えた。しかしその怒りをぶつける場所なんてのはどこにもなくて、だから結局僕は地面を殴りつけることぐらいしかできなかった。 彼女の母親が、死んでしまった。 あと三週間あったはずなのに、死んでしまった。 突然過ぎた。やっぱり余命なんて知りたくなかった。 あまりに突然で、思わず口にだして言った。 「さみしい」と。 喪服なんて持っていなくて、小学校の制服で葬式に出た。葬式の間に考えていたことはただ一つ、彼女に会いたくないということだけだった。実際会わないように気をつけて、葬式は何一つ滞りなく、予定通りに終わった。それすらも、悲しかった。 そして葬式が終わっだ会場で、彼女に会った。 やっぱり僕と同じ制服で、死んだように陶酔していて、なんの表情もなく、いつもの気丈な様子など微塵もなかった。彼女は僕を見つけるとふらふらとこっちに歩いてきた。 彼女は、一歩歩くごとに顔を歪ませた。みるみるうちにくしゃくしゃになって、僕の胸倉に掴みかからんばかりに飛び掛ってきたときにはもう、ぼろ泣きになっていた。あーあーあー、と馬鹿みたいに泣いた。僕も泣いた。彼女は僕の胸の中で言った。 かなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしいかなしい………… 僕はありがとうなんて、言えなかった。言葉も出ず、ただ一緒に泣くだけだった。
592 :
プラスチックバングル6 :2005/12/08(木) 18:57:40
そのとき、押し倒された体から、ちゃり、と音がした。短い、本当に一瞬僕と彼女はその音に気をとられた。僕の体からは、プラスチックバングルが出てきた。彼女が僕の胸で泣いたせいで、涙に濡れたそれはよりキラキラと光っていた。 前にちょうだいと言われたバングルだ。僕はそれを彼女の腕に通した。ギリギリの大きさだった。冷静に考えてみれば、このバングルはかなり小さい。そして僕は、確信したのだ。これを小さな雑貨屋で買ったときには分からなかったことだ。 このバングルは、初めから彼女のためのモノだったのだ。あの日僕がなんとなく買って、僕にはつけることができなかった。何故つけられないのか分からなかった。今は分かる。これは彼女がつけるためにあるものだからだ。絶対そうに決まっていた。 このころの僕らは最強だった。白と言えばカラスも白だったし、野良犬も日本狼だったし、手を広げれば空だって飛べた。だから、間違いないのだ。このプラスチックのわっかは、彼女だけのものだ。チビの彼女だけがつけることができる、僕から彼女への初めてのプレゼントだ。 実は最初のプレゼントは最後のプレゼントになった。 彼女はあの後引っ越していってしまったからだ。 彼女が僕のプレゼントで悲しさなりなんなりを克服したかは分からない。でも当時の僕はそれが最善で唯一の方法だと思った。だから多分、間違いない。 ゴミ箱から漁り出した三つ分のプラスチックバングルのかけら。 それは僕の机の中に、今もある。 以上です。にわかに改行を直したので、読みにくい部分もあると思いますが、酷評よろしくおねがいします
にわかに改行ってなんだそれ。意味がわからん。
>ボールはすごいスピードで僕の胸を貫いた。 まあまあ、もうちょっと考えようよ。
>>587 なんでこんな文を書く人が他人に評価を求めるのか理解できんのだが、一応酷評してやろう
まず、酷評してもらうんだから
>みなさんレベル高いですね 自分も少しモノを書いているので、
こんな挨拶はいらない。
お前から見たみなさんのレベルがどうであろうと、おまえさんが少しモノを書いていようと
そんなことは俺らは知ったことではないし、それを知っていたからとして評価が変わるものではないので書かんでよい
というか、もう少し推敲しろよという部分が多すぎて一からツッコんだらアレなんで、大雑把にいくからな
>プラスチックバングル 一つ目の句点からの説明文が不自然。あとバングルがわっかとあるが、もう少し具体的な形状を説明しろ(細いとか太いとか)
>しかし僕らは若かった。 僕「ら」って誰やねん!? あの頃とか、そう言う概念の表現の方が良い。もしくは彼女の話題を先にする
>しかし僕らは 〜 遠い存在なんて、無かった。 最後とかけてある部分もあるが、無駄が多すぎる。彼女の話が唐突に始まって、読者に与えるべき情報でないようなものばかりで終わるので困る
>つまりあの日僕は 「つまり」の使い方が間違っている。前の文章と繋がっていない
>途方もなく魅力的 言葉を選べ
小学生にしては言葉遣いが固いのが不自然過ぎる そういう幼さというか、そういうものが伝わってくる文体を心がけろ
きちんと文頭一文字開けろ、文章の無駄を省け=読者に与えるべき情報をもっと考えろ、時系列がおかしい、話題が唐突に書かれ何の前の説明もなく終わる段落が多い(彼女の母とか)
と に か く 推 敲 し ろ ! ! 話はそれからだ
それとも今回のは今回ので、一から言われなきゃダメか
>>587 よ? 言えと言われたら言ってやるよ
596 :
595 :2005/12/08(木) 20:48:24
ていうか、 >読みにくい部分もあると思いますが って自分で分かってるのなら、まず自分がそう感じないような文を書いてから人に評価を頼めよ 独りよがりになってはいけないが、自分でダメかも……って思ってる文をわざわざ(ry
扉の前でぼくは躊躇する。真面目なやり取りが行われているらしい場面で、これから述べようとしてい
ることが、なんとも場違いなことに感じられて心苦しいのだ。仮にそれがどんなに生産的な意見であろ
うと、それまでのやりとりを断ち切るように提出されれば、反発は免れぬのかもしれない。ものいへば
唇さむし秋の風、というやつだ。最悪の場合、冷たい罵声の浴びることだって考えられる。それで、ぼ
くは口を開くことを長くためらっていた訳だが。決断するというよりも迷うことに疲れ、ぼくは妙に甲
高い声をあげたのだった。
「こ、こんにちわー。クリスマス祭りの宣伝にあがりましたぁぁ」
【Happy】X'mas祭 2005 in 創文板【記 帳】
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1133966376/l50
>>597 文章としてはオチが全くないね。投げっぱなしだと最初の心理描写の意味もなくなる。
あとクリスマスをX'masと書くのは間違い。
>真面目なやり取りが行われているらしい 「らしい」は不要。逃げてる。 >反発は免れぬのかもしれない。ものいへば唇さむし秋の風、というやつだ。 そのあとの一句を導くための言い回しとしても、「免れない」ではなく「免れぬ」である必然性に乏しい。 >冷たい罵声の浴びることだって考えられる。 罵声はあまり冷たく無さそうな気がするがどうだろう。それをあえて冷たいと言ってしまうのもある意味面白いかも知れない。 が、「冷たい罵声の」である。要するに筆者は何も考えていないのだろう、と結論づけざるをえない。 文章が現在形で始まり、筆者は文章全体のスピードを上げようとしているように見える。 しかし、まわりくどい言い回しや不適当な比喩などを用いすぎるあまり、スピードは落ちる一方である。 そして最後の地の文は「あげる」でも「あげた」でもなく >高い声をあげたのだった。 となる。 ここでは事件が起きた時点よりもさらに過去に視点が据えられており、すでに事件は起こったあとである。 せめて「僕の口から出た声は妙に甲高かった」くらいにしておいて、そのあとの発言を物語内人物と 読者が同時に体験するようにした方が良いように見える。 「自分がやってみたいこと」と「自分がやるべきこと」をはき違えてはいけない。
600 :
珍味の住民 :2005/12/10(土) 22:04:43
映像と映像の説明が入る。 「はい!ありがとうございました。・・・・なかなかほほえましい光景ですね。梨木さんはこういうの、どうですか?」 「ぼくはーねえ。まあでもこういう話きいてると本っ当にここは平和な社会だと思いますよ。 まあよいか悪いかは別としてね。」 「・・・・そうですか・・それでは次のニュースです。コホン」 「近年稀に見る注目の審議。・・・いったいどうなったのでしょうか。それではVTR。どうぞ。」 「諸外社会を見てもわかるようにエー食品の味に対する表現とはある程度他と共有する必要があるとの エー判断でして。エー改革というのは常に必要であります。ですから・・・・」 「我が国の伝統はどうなるんだ!!」ソウダソウダー「伝統料理試食研究家を殺す気か!?」ヒトゴロシー 「ですから、改革は常に必要なんです。貴方方ねえ、百害あって一利無し、とまあこう決め付けて 言っているようですけどねえ。エーこれでどこの社会に行っても自分の思い通りの食事ができるんです。 それにねえ。誰も伝統料理の表現を変更するとまで言ってません!コホン人の話は最後まで聞いたほうがいいですよ。 エー伝統料理の表現ですが、我が国の伝統としてとですね、外・・・ ーーーーーーウルサイーーーーーー プチッ
601 :
珍味の住民 :2005/12/10(土) 22:05:33
「ニュースばー見ょったらアホんなんぞ。」 「何でテレビ消すんじゃ!!俺が見とんのわかんだろが!!」 「あのな」 諭すように言う。 「こんなもん見とってなんかの得になるか?」 「成る成る!これだけ大きいニュースなんかなかなか無いぞ。見とかんほうがアホじゃ。」 「ふぅ・・・。お前な。甘いがしょっぱいになろうが酸いが苦いと呼ばれようがな。・・・・・・」 「そんだけ変わったら大問題やぞ!馬鹿かお前。」 馬鹿はお前だ・・・・・。呼び方が変わったところで味自体は同じだろうが。クソッタレが。 「あのな」 怒りをこらえて再び諭すように言う・・・ 「少なくとも俺とかお前には関係ないやろ。ニュース見ょっても俺とかお前の生活に関係ある物は何も出てこらん。 お前コレまでのニュースで生活が変わったことがあったか?ないやろ。 だからニュースなんか見るだけ無駄!俺も今までニュース何ざ見とらんでも何不自由なく暮らしとった。 アーだからなお前も見んな。俺の前で見んな。わかったな。おい。んじゃ俺は行くぞ。ええな!」 ことはできなかった。 「おい、どこ行くんよ?学校は?テストは?。」 チッ 「知るか!!・・・・・あとでお前の頭貸してくれ」 「えーまたかよ・・・・・・・金は?」 (授業に出るだけだろうが業突く張りが)心の中で悪態をつく 「あーあー何ぼでもやる。何でそんなもんが欲しいんやら・・」 序文です。中途半端です。書けば書くほどわからない・・・・・・ 自分で書いといて何なんでしょうね。このもやもやを誰か晴らしてください。
602 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/11(日) 00:41:54
>映像と映像の説明が入る。 ト書きか? 初っ端からナメんなや。
>>600 分からないのは当然だよ。だって文章じゃないもん、コレ。
どこが悪い以前の問題だなー。まずは日本語を書こうよ。
>「我が国の伝統はどうなるんだ!!」ソウダソウダー「伝統料理試食研究家を殺す気か!?」ヒトゴロシー
この半角は何?「技法」とでも抜かす気か?自分の文盲をそんな物でごまかせると思うなよ。
これは純粋にマジレスとして言うけど、まずは「日本語の勉強」をしろ。他人の文章を
ひたすら読んで、「意味が通る」というのはどういうことか学習しなさい。
SFですが、酷評お願いします。 宇宙はひろい。あまりにも広大だ。そして生命の痕跡はあまりにも乏しいと思われていた。 そう、人類が直面した未曾有のあの事件までは。 それは衝撃的で、これまでの科学、倫理、政治、経済、宗教をいっぺんに、白紙に戻して しまった。我々人類は原始時代に、逆戻りしてしまったようなものだった。 街にたたずむと、21世紀の建築技術の粋を極めた超高層ビルは以前のまま、摩天楼を 澄んだ蒼い冬空に形成している。しかし、その空は、もう昔のような自然の恵みを、我々に 提供することはなかった。すっかり人影の減ったカフェテリアで、イタリアン・エスプレッソを 飲んだ。一年前の、華やいだ人々の喧騒と、往来のなかで飲んだものとは、味も、匂いも、 すっかり変わってしまった。 「ここも、今日で閉鎖だそうです」 一口、つけただけのエスプレッソを下げて、ウエイターが、よく冷えたミネラル・ウォーター を持ってきた。 「これで都内は全滅だな」 「はい」 ウエイターは10年前から、ずっとそうであるように黒いベストに蝶ネクタイで、一礼して カウンターに戻った。 ミネラル・ウォーターは新鮮だった。こんな新鮮な水を飲むのは、半年ぶりだった。 絶望――、さえも許されなかった。 我々は、あの日以来、なにも与えられず、なにも奪われはしなかった。逃走、暴動、反逆、 戦争を繰り広げた歴史上、それまで人類が経験したものとは、まったく異なる接触で、 彼らはやって来た。 宇宙戦争――、 それは人類の拙い文化が生みだした未熟な概念に過ぎなかったのだ。
>>604 語彙の少なさが致命的。数えるほどしかまともな文章がないぞ。
>そして生命の痕跡はあまりにも
「そして」では繋がらない。もとより宇宙が広いことを言う必要性が感じられん。
>人類が直面した未曾有のあの事件
「直面する」というのは「これから起こる」という未来形のニュアンスがある言葉。
後半の語順も変。あの未曾有の事件、な。
>摩天楼を澄んだ蒼い冬空に形成している。
意味をよく知らない言葉を使うな。
まてんろう 2 【摩天楼】
〔高層建築の意の skyscraper の訳語〕天に届くほどの超高層ビル。摩天閣。
やっぱり語順も変だし。
>しかし、その空は、もう昔のような自然の恵みを、我々に提供することはなかった。
「恵みを提供する」って、おかしいと思えよ。
>すっかり人影の減ったカフェテリアで、イタリアン・エスプレッソを飲んだ。
佇んでいたんじゃなかったのかよ!あとカフェテリアは喫茶店じゃなくて食堂だよ!
>一年前の、華やいだ人々の喧騒と、往来のなかで飲んだものとは、味も、匂いも、
すっかり変わってしまった。
読点の多さに気づけよ。「飲んだものとはすっかり変わってしまった」って繋がりも
変だよ。普通「〜飲んだ時とは変わってしまった」「〜飲んだものとは全く違っていた」
とかじゃないか?
>一口、つけただけのエスプレッソを下げて、ウエイターが、よく冷えたミネラル・ウォーター
を持ってきた。
君、エスプレッソ飲んだことないんじゃないか?エスプレッソは一口しかないのが普通だぞ。
http://www.espresso.jp/chigai00.htm もうめんどくなったからこの辺で。
>>605 酷評ありがとうございます
日本語勉強して出直してきます ><
原点回帰www
608 :
607 :2005/12/11(日) 17:53:30
どう見ても誤爆です 本当にありがとうございました
>>604 使ってる漢字が難しいわりには、文章がなぁ・・・・・・。
全体として読点の使い方がおかしくないか?小説における読点は音読する際のブレスとは違うよ。
小説は黙読が原則だから、読点は主語+動詞を核として、一動作につき1つ使うぐらいでいいと思う。
>その空は、もう昔のような自然の恵みを、我々に提供することはなかった。
英語の文章を直訳したかのような『欧文調』を書く人をこの板ではよく見かけるけど、
拙い文章での欧文調は滑稽でしかない。まずは自然な日本語を目指そう。
「この空をいくら見上げても、昔のような自然の恵みを感じることはできなかった」ぐらいのほうが
まだ日本語っぽくて読みやすい。
>>606 文章トレーニングの一つとして、新聞の4コマ漫画を説明する文章を書いてみよう。
4コマ漫画は起承転結がわかりやすく、内容も1シーンしかないので手短に書けるはず。
で、どこが面白いのかも論理的に書ければ、間違いなく文章力はアップするよ。
>>609 確かにブレスで点入れてました ><
アドバイスありがとうございます。
自然な文章が書けるように練習してみます。
「んっ」 目を覚ますと、辺りの風景はすっかり様変わりしていた。僕たちを取り囲むように建っていたビルやマンションは跡形もなく消え失せ、代わりにドラマでしか見たことのないようなぼんやりした田畑が見渡すかぎりに広がっている。 「起きた?」 ハンドルを握った孝司が、真っ直ぐ前を見つめたまま声をかけてくる。 「……悪い。どのくらい寝てた?」 「一時間、ってところかな」 孝司は時計も見ずに、実にあっさりと答えた。 「……すまん」 俺はもう一度謝った。ラジオからは、聞いたこともないようなパーソナリティーの嗄れた声が、妙に高いテンションで鳴り響いていた。 「それにしても、なんにもねぇな」 改めて窓の外に目を向ける。なんの色気もない、青々とした稲が風に揺れているだけの景色。ビルはおろか人家の一軒さえも見当たらない。 「だいぶ上のほうまで来たからね」 孝司はやはりあっさりとした口調で言った。
612 :
611 :2005/12/12(月) 03:15:24
ちょっと書き忘れてしまいました。(汗 小説の冒頭です。どうかよろしくお願いします。
車の中ということは分かるけど、これは走行中なのかな? だとしたら >僕たちを取り囲むように建っていたビルやマンション はちょっと不自然。 全体に、風景が流れていく様子とか、走行中の車内の感じがほしい。 あと、最初の「んっ」は無駄っぽい。
614 :
611 :2005/12/12(月) 17:57:46
>>613 どうもありがとうございます。
これは走行中ですね。『僕たちを取り囲むように〜』は、寝る前には都会(街中)を走っていたのに、目を覚ますと〜、という感じを強調するために書きました。
改めて見ると、指摘されたように走ってる描写が一つもないですね。(汗
あと、一人称が「僕たち」と「俺」が混ざってしまいました。(汗
推敲したはずなのですが、ここはスルーをお願いします。すいません。
615 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/13(火) 12:44:17
「ねぇ、愛してるって言って」 「愛してる」 「・・・ありがと。おやすみ」 今のやりとりにどんな意味があるのだろう。そう思いながら彼女の頭を撫でる。 余程眠かったのか、彼女はすぐに眠ってしまった。起こさないようにそろりとベッドから立ち上がり、 床に落ちていた煙草の箱を手に取る。ゆっくりと煙草の先端にライターの火を灯し、煙を吐き出す。 言葉は便利だ。慣れればどんな事でも言えるようになる。愛というのはどういうものなのか、 そんなこと知らなくても「愛している」と言葉に出せば、それは彼女にとっての真実になりうる。 例え彼女が意味を履き違えていても。 「雨が降ってて帰れないな」 彼女とまだ付き合う前に、彼女の部屋に用事があって行った。天気予報は雨が降ると告げていたけれど、 僕は傘を持っていかなかった。すぐに帰るつもりだったし、第一、傘を持ち歩くのが好きじゃないのだ。 「・・・泊まっていけば?」 そして僕は彼女の家に泊まって、彼女と寝た。 彼女の家の玄関脇には、淡い水色の傘が、ぽつんと立てかけてあった。 「君の事、嫌いじゃなかったから」 彼女はその日、眠る前にそう言った。 朝が来た。結局一睡もしなかった。太陽の光を浴びて彼女が目を覚ます。 「ん・・・おはよ」 「おはよう。外は雪が降ってるよ」 「ほんと? ・・・嘘つく人は嫌いだな」 「あれ、降ってなかった? んー、そろそろ寝ようかな。夜、眠れなかったんだ」 「そうなの?じゃあまた一緒に寝よう?」 彼女は微笑みながら手招いている。嘘をついているのは一体誰なのだろう。 彼女の腕に抱かれながら、そう思う。 酷評よろしくお願いします。
>>615 この文章の鍵は、私が思うにおそらく2つ。
1つは、『愛してる』という言葉のニュアンスが主人公と彼女の間でズレがあること。
もう1つは、主人公と彼女のどちらが嘘つきか。
>言葉は便利だ。
ここから『・・・・・・履き違えても』までの語調が他の分と明らかに異なっている。
この部分は主人公の内面語りと受け取っていいのだろうか?
読み方によっては、書き手の主張のようにも取れる。
小説において、書き手の主張が唐突に出てくるのは大きな減点対象となりうるので、
他の地の文のように断定調を避けるなどして、誤解を招かないようにしよう。
>嘘をついているのは一体誰なのだろう。
登場人物は主人公と彼女の2人だけなので、『誰』というよりは『どちら』のほうがいいかも。
で、この文章から主人公の嘘はすぐにわかるが、彼女の嘘って具体的には何?
おそらく、『二人の関係がゆきずりから始まったということを、敢えて気づかないフリをしている』ということかな。
だとすれば、冒頭のやりとりが物足りない気がする。
このやりとりでは、臆面もなく愛を確かめ合うカップルでも意味が通じてしまう。ここは
「ねえ、私のこと愛してる?」
「ああ・・・・・・」
「『ああ』じゃなくってさぁ・・・・・・」
「・・・・・・愛してる」
「ほんと? うれしいよ」
ぐらいのほうがいいかも。「ああ」という物言いがあれば、後に続く『愛してる』が照れ隠しにも投げやりにも解釈できる。
主人公が『愛してる』と発するときの気持ち、彼女が『愛してる』と言わせようとする魂胆、
そして彼女の嘘が主人公のことを愛するゆえか、このゆきずりな関係を楽しむためだけなのか
それが、書き手によって少しずつ語られていけば、読み手は主人公の視点を通して
『主人公と彼女、どちらが上手な嘘つきなんだろう?』と思いながら、興味深く読めると思う。
この文章、どこかに続きありますか?
>>615 >ベッドから立ち上がり
ベッドから起き上がり、もしくはベッドから抜け出すと、じゃない?
>ゆっくりと煙草の先端にライターの火を灯し、煙を吐き出す。
煙を吸い込む部分が抜けていて描写としては不自然。
>言葉は便利だ。慣れればどんな事でも言えるようになる。
心にも無い事でも平気で言える、という意味なら表現が足らないし、次の文とも繋がってない。
言葉の持つ意味の曖昧さ、という観点でもやはり表現が足らない。
逆に言えば、こういう部分でもっと自分らしさを演出できると効果的だと思う。
>「あれ、降ってなかった? んー、そろそろ寝ようかな。夜、眠れなかったんだ」
個人差の範疇だとは思うけど、切り出し方が唐突すぎでは?
自分だったらずっと寝てないから勘違いした、などと絡ませて次の文へ繋げるけど。
俺は今日、いや昨日も日がなパソコンにしがみ付いていた。情けない。 賽の目を操る男を自負するのなら、小説でも書けばいいものを、言い訳をして逃げているだけだ。 自分を分析して、反吐が出る。ストーリーも文章も三流以下、ユーモアのかけらもない。 そう思いつつ、悲しき性、俺はキーボードを叩く。石油ストーブの上に置いた湯飲みに手を伸ばし、既にお茶が空っぽなのに気付いた。 日付は変わっている。ポットの中のお湯も、あるかどうか。あってももう相当温くなっているだろう。 しかし、俺の喉は緑茶を欲していた。カテキン中毒だろうか。嗜好品の中でもお茶は外せない存在だった。 液晶画面の中身を打ち出す鍵盤を意味もなく叩き、しばし逡巡。決めた。お茶を煎れてこよう。 忍び足で狭い廊下を進む。気配を消す。リビングにつき、親父が未だに起きていることを知る。 マウスのクリック音。大方、また賭博と借金。もう知った事じゃない。とうの昔に見限った。 どうせ奴が負債まみれになったところで、俺は祖母を頼るだけの話。たった2年、すねを齧る。 そして、一橋大学にでも入って、恩に報いる。そういう絵空事を、何度も繰り返し見た。 だから、もうどうでもいい。だが、奴は小心者。俺が隣にいれば激昂するだろう。そりゃあ、まだやってるんだもんな、ギャンブルを。 こんな夜中、面倒はごめんだ。音も立てずにお湯を注ぐ。さっさと自室に戻る。 実際のところ、心境は鬱々としたものだったが、やはりどうでもいい。なんとかなるさ、俺自身の失態じゃあないのだから。 俺は座布団に腰掛け、ストーブの上に湯飲みを据える。今日も残りは23時間だった。なるようになる、流され続けるだろう、今日。
>>618 あまり人に読まれることを意識していないような印象を受ける。
他人に話す、手紙に書く、そう考えて相手に分からせようと意識を働かせた方が良さそうに見える。
>忍び足で狭い廊下を進む。気配を消す。リビングにつき、親父が未だに起きていることを知る。
>マウスのクリック音。
この状況で無防備に廊下を進むだろうか?まず気配を消してから、ではないかな?
同じく、マウスのクリック音が聞こえてオヤジの存在に気付くのではないかな?
たいていの場合人は
出来事→認知
となるのではなかろうか。特に企みが無く、書く技能もそこそこというなら、この定石に則って書くのが無難。
同じ意味で、現在形を不用意に使わない方が(今の時点では)良さそうに見える。
ここで言う現在形には「一橋大学にでも入って、恩に報いる。」のようなものは含まれない。
>>618 石油ストーブの上に置くのって、普通はヤカンじゃないかな?
湯のみだと、多くの読み手は絵が浮かんでこない気がします。
文章としては、一つ一つの事象を丁寧に追いかける『ヌーベルロマン』タイプの文章ですね。
ただし、気をつけないと『ドラ○ンク○スト』の戦闘シーンのメッセージ文みたいになってしまう。
事実を正確に描写するほど、「読み手が理解する時間」と「主人公の動作時間」との間にタイムラグが発生し、
どこが重要なポイントなのかを見失いやすくなる。
主人公の内面語りでキーワードを提示するなどしてブレさせない工夫がもっと欲しい。
>賽の目を操る男を自負するのなら、小説でも書けばいいものを、言い訳をして逃げているだけだ。
ここがどうも理解できない。『俺』が賭博師であるのはともかく、そこから小説書きを目指すというのは無理がないか?
ゲーム的な言い方をすれば小説書きは賭博師の上級職でない。
世間的には、賭博師ほどではないが小説書きを目指すのも十分「ヤクザ」的、という意味かな。
621 :
615 :2005/12/14(水) 08:59:57
>>616 >言葉は便利だ〜履き違えていても。
>嘘をついているのは一体誰なのだろう。
前者は主人公の内面語りのつもりです。彼女の嘘についても仰るとおりです。
断定口調にしたのは主人公の思いを強く表現したいと思ったために使いましたが、
書き手の主張と捉えられてもおかしくないですね。気をつけます。
冒頭のやりとりは、その後の>今のやり取りにどんな〜で主人公の心を表したつもりだったので
簡潔に書いたのですが、物足りないかな、という気もしていました。
ここで酷評していただくために書いた文章ですので続きはありません。申し訳ないです。
ありがとうございました。
>>617 >ベッドから立ち上がり
主人公はベッドの縁に座っていて、立ち上がった、というつもりだったのですが、言葉が足りなかったでしょうか。
>ゆっくりと煙草の先端にライターの火を灯し、煙を吐き出す。
ここは確かにおかしいと思います。見落としていました。
>>言葉は便利だ。慣れればどんな事でも言えるようになる。
>心にも無い事でも平気で言える、という意味なら表現が足らないし、次の文とも繋がってない。
>言葉の持つ意味の曖昧さ、という観点でもやはり表現が足らない。
これはどちらにでも取れるように書いたのですが、推敲不足でした。気をつけます。
>「あれ、降ってなかった? んー、そろそろ寝ようかな。夜、眠れなかったんだ」
嘘の白々しさを表現したいと思って書いていたらこのような唐突なものになりました。
確かに唐突すぎるきらいがあるかもしれません。
ありがとうございました。
>>619 >>620 ご指摘の通りです。寝て起きて、勢いで書いたことに赤面しっぱなしです。
なんの脈絡もなく、ただ自分の生活を現在進行形で書いていたらこうなってしまいました。
推古も何もしていないので、問題に逐一弁解を唱える事ができません。
ただ
>賽の目を操る男
は、天才とか神懸り的な意味合いで(白河上皇の"双六の賽の目と加茂川の流れと山法師"です)
使ったのですが、読み返すとかなり限定的な表現でした。
ありがとうございました。
>>620 豆腐は酢豆腐、ヴァーグはともかくボージョレとロマンはヌーヴォにかぎりますな
624 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/16(金) 00:58:46
このスレ、適当な間隔で誰かが
http://sakka.org/ (作家でごはん)相互批評サイトと言える。
このサイトのショートカットを貼り付けたほうがいいんじゃね?
2chは誹謗中傷が平気で先行するところだしね。
>>624 あっちに迷惑かかるから、辞めたほうが・・・・・・。
このスレの良い点は、文章を書かない人間(つまり純粋な読み手)が
酷評の名の下に、好き勝手言えることだと思う。
執筆と批評を同じ場所ですれば、
『傷のなめあい』か『誹謗中傷合戦』のどちらかになるでしょう。
必ずしも、良い作家=良い批評家ではないと思うので、
このスレは独自路線を貫きましょうよ。
思いっきり中傷されることも、 それはそれで大事な経験だからな。
627 :
:2005/12/16(金) 13:41:28
>作家=批評家ではないが、 >良い作家=良い批評家だよ。 自分の文章を客観的に見られないで、良いものは書けない。
意味不明な引用の仕方をしてる
>>627 は、まず自分に言い聞かせるべきだと思う。
>627 ただ、良い批評家になることができる能力があっても、 他人の為にその能力を素直に発揮してくれるとは限らないからな。
うん。とりあえず別館でやりたまえよ。
僕のオナペットについて話す。上原ルカだ。 一方的にしか知らない人間を語ることは難しいことだが、AV女優をはじめマスメディアでしか知らない人間について語ることはもっと難しい。 マスメディアに露出している部分がその本人の何パーセントに当たるかが分からないからだ。 「彼女はその美貌に相応しいだけの笑顔を持っていない」 僕が彼女に引かれた理由を表現すれば、こうなる。 彼女は笑うと山田花子並みに不細工なのだ。 美人AV女優に期待されるものといえば、(かつて白石瞳がそうであったように)美女がどれだけ悲惨に陵辱されるかというカタルシスだ。 上原ルカの場合もやはりそのようなAVは多くある。一連の「くの一シリーズ」はその典型といえる。 しかし、彼女の場合は物語を演じるまでもなく、笑顔を見せるだけでその美貌が崩壊し、カタルシスを見せることができるのだ。 僕はそんな彼女についてすっかり虜になり、日がな一日無料サンプル動画を探してサーフィンをし、2chで彼女のことが話題になると必ずロムった。 あるときなど、AVキャプチャー動画なる画像掲示板を隅から隅まで彼女を探して見てしまったこともある。(結果を言うと一枚もなかった) そして、ほんの偶然から、彼女のその不思議な魅力について核心に迫るメッセージにたどり着いた。 66 :名無しさん@毎日が日曜日 :2005/12/07(水) 19:53:13 ID:WoIsfOuo 上原瑠華ファンきぼんぬ 67 :名無しさん@毎日が日曜日 :2005/12/08(木) 07:36:44 ID:iObLdd5P 呼んだか? 68 :名無しさん@毎日が日曜日 :2005/12/08(木) 16:52:22 ID:WoIsfOuo 上原瑠華って美人だけどたぶん整形だよ。笑うとブスだし。 僕のオナペットについて話す。上原ルカだ。 一方的にしか知らない人間を語ることは難しいことだが、AV女優をはじめマスメディアでしか知らない人間について語ることはもっと難しい。 マスメディア(というよりも外界)に露出している部分がその本人の何パーセントに当たるかが分からないからだ。
↑論理的にめちゃくちゃですね もっと推敲してから出せばよかった。すいません。OTZ 何か酷評お願いします。
>マスメディアでしか知らない人間について語ることはもっと難しい。 >マスメディアに露出している部分がその本人の何パーセントに当たるかが分からないからだ。 今頃そんな大正生まれみたいなこと言ってていいのか
634 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/18(日) 11:21:35
体調は、最悪だった。 ずず、と鼻をすする。 吹きすさぶ寒風に物理的ではない寒気を感じ、歩いていた。 ポケットにはポケットティッシュの残骸・・・・丸まった鼻紙が詰まっている。 俺、ポケットティッシュ何個持ってたっけ? 一個なんて数じゃない。恐らく十個弱は持っていただろう。 残りは・・・・たったの一個。場所に到着するまであと30分はかかるだろう。 残る鼻紙を節約することにした。鼻紙を節約なんて、変な話だ。 しかし本当に寒い。その寒さは体調をさらに悪化させる。 自分は今力なきものなんだな。現在のHPはどれ位だろう? 最悪の状態、と言ってもまだ余裕に歩ける力は残っている。 だが俺は、その場で倒れ伏したいと、頭の片隅で願った。 酷評お願いします。 かなり勢いで作った上相当の初心者なので覚悟はしています。
635 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/18(日) 13:18:24
>吹きすさぶ寒風に物理的ではない寒気を感じ ?
>>634 あなたのスタイルとして同じ単語をくりかえし使っているのでしょうか?
これが長文になれば、なおさら読みにくくなるというおそれがあるので、
できれば同じ意味で違う言葉を用いたほうがよろしかろうと思います。
>>635 >吹きすさぶ寒風に物理的ではない寒気を感じ
風そのものの冷たさよりも、「風が吹いている」事実に対して精神的な寒さを感じている、ということだとオモ
>>634 >>636 氏に禿しく同意。
>寒風に(中略)寒気を
>ポケットにはポケットティッシュの
特にこのあたり、改善の余地あり。
>かなり勢いで作った 練ってから持って来なよ。その方が自分のためになるよ。 >一個なんて数じゃない。恐らく十個弱は持っていただろう 「2,3個なんてもんじゃない」ならいいけど、「一個」じゃ辺でしょ、「もんじゃない」が受けるにしては。 いくつか(複数)持っていたけど、2,3個という程度じゃなく・・・という話なんだから。 そうじゃないと、残りが「たった一個」と書く意味がない。 二行目で時制が変わってるのにも必然性がないし、三行目で単純に「何々をしていた」+「何々をしていた」式の文章になっているのも、 「物語る」ということに至るにはだいぶ遠いところにいると思う。 誰かにお話を読ませる(聞かせる)んだということをもっと考えようよ。
出だしだけですが酷評よろ。 訳がわからなくても先を読む気になってもらえるかどうかが気に なるのですが。 吹きすさぶ風に声もなく、囂々と海は吠え、 軋む鋼は是非もなく、破裂する潮を只黙々と突き抜ける甲板の先。 空は黒く、全てを阻むかのように黒く、稲光だけが全てを突き抜けて 彼方へと走り去っていく。 一際高く轟く雷鳴、何もかもが白く染まる一瞬。 艦上のポッド型水上レーダーの側面に小さな影達が浮かぶ。 首をすくめた海鳥達が振り落とされまいと二本の細足で必死に捕ま る姿だ。 飛沫と飛沫の合間に阿呆う阿呆うと鳴き囃す声が聞こえる暗闇の指 揮所。 一際高く鳴った雷鳴に、船長が淀みなく海図の上を走る定規を止め れば、冷たい椅子を尻で暖める帽子が持ち場に5つ、揃って朧に光 るグリーンのコンソールを睨んでいる。
鳥よ、海鳥よ、阿呆う阿呆うと何故囃すか。 我らが浮かぶは只の海にあらず、幾万もの同胞が散った命の海。 無念の声が嵐を呼んで、志を果たせと波濤となって船を打つ。 排水量790トンの鋼鉄の腹に収めた73名の民間人の命。 心折れ、身も疲れ果てて身を寄り添う最後の希望だ。 聞こえる、子供達の不安気な嘆きが。 聞こえる、老人のため息が。 聞こえる、夫を亡くした妻の、子を抱きしめる音が。 聞こえる、黒く滲む包帯の下でなお、妻子をいたわる声が。 聞こえる、赤子の命が。 1人たりとも失ってはならぬ。 1人たりとも失なわせるものか。 我ら最後の日本国海上国防軍、武装輸送艦。 艦長の名を黒峰、船の名を「つるが」と呼ぶ。 とりあえずここまで。
>>639 さん
1行目、「声もなく」は何の、誰の声(音)なのか。
2行目、船が身もたえだえに「軋む」のか、「潮」をもろともせずに「黙々」と航行しているのか。
3行目、「稲光」が「全て」を突き抜けるのですが、その「全て」は全部とイメージしてよいのか。
そして「全て」を突き抜けたときには5行目のように「白く染まる」ことなく走り去ったのでしょうか。
5行目、「何もかもが白く染まる」というのは何も見えなくなるということなのか、片影だけが白く
あらわになるということなのか。
9行目、「飛沫」は物なので、その「合間」に「声が聞こえる」というのがしっくりきません。
視覚か聴覚か統一した方が良いように思います。
11行目、「一際高く鳴った雷鳴」、鳴がかぶっているのと、鳴るたびに一際高いというのはどうかな。
11、12行目、船長は、それまで「淀みなく」動かしていた「定規」を雷鳴が聞こえたので、手を止めた
わけですよね。そして船長が手を止めたので、船員たちは機器を睨んだ、というように読めてしまいます。
12行目、「揃って」いるのは船員なのかコンソールなのか。
13行目、「グリーン」はなぜ日本語ではいけないのか。
以上です。俺が読みちがえているところは許してください。よろしく。
>>641 ありがとうございます。
情景を思い浮かべてもらうつもりで思い切った部分が、
読み手を戸惑わせてしまったんですね。
最初は気にならなかった部分も言われて見るとやはり推
敲が必要でした。
もう少し組み立てなおします。
ありがとうございます。
>>642 さん
641です。俺もつくりこんだ文章が好きです。というか探求しています。
スレタイどおりにあえて(強引ともいえる)評させてもらいました。
642さんのポエジーと跳躍には感服します。
自分も気合を入れなおさなければならないと痛切に感じました。
んじゃ俺も勢いでチョロっとだけ言っていい?
>>839 体言止はナシだと思う。
句読点が多く、重めの文章で始まってるのに、いきなり体言止されても勢いのやり場に困る。
俺の中では体言止=スピード感UPやテンションUPの効果を持つカードなので
せっかくゆっくり繋いできたのに、そこだけ浮いて見えた。
堅っくるしい文章苦手なんであんまり読み込んでない。見当はずれだったらスマソ。
645 :
よっぱらいなんで推敲してないけどよんでください :2005/12/23(金) 00:40:24
久々にあった女ともだちが風俗嬢になっていた。ぶっとんでいた女ではあったけど 風俗で働いていることを知らされて、しばらく彼女の顔を見据えるのがためらわれた。 彼女はぼくの男トモダチの元彼女で別れてからもなにくわぬ顔でぼくらの周りでごろごろしていた。 ぼくはそんな女のこのタフなところを見るのが新鮮で、お互い暇なときはよく一緒にお茶を飲んだり だらだらと無駄話をしていた。ぼくが仕事で忙しくなってしまい、しばらく彼女と連絡を取れなくなり 何故か向こうもぼくに電話をする回数が次第に減ってきて、気がついたら数ヶ月もお互いの声を聴かない まま過ごしていた。ぼくは仕事のほうがだいぶ片付いたので思いたったように彼女の電話番号を呼び出し 発信ボタンを押した。彼女は真夜中なのにやけにはしゃいだ声で電話口にでて、少し酔っているようなな調子で ぼくの話を聴いているのだかいないのだかハッキリしないまま、今度会う約束をすると一方的に電話を切った。 ぼくがその週末、彼女の住む高円寺のアパートに着いたのはもう夜中の1時前で、以前なら通りがけのコンビに の前で彼女に電話をし、買い物を頼まれておにぎりとかビスケットを買ってから部屋にきていたんだけれど、 数ヶ月ぶりに通る道がやけに懐かしくてつい電話を入れるのがためらわれたし、どうせなら彼女と一緒にもういちど この道を通ってみたいと思ったので、わざろなにも買い物はしないで部屋までいった。 ぼくが軽くノックをして玄関のドアを空けると、奥のほうで微かにテレビ番組の司会者のがなり声が響いていた。 ぼくは靴をぬぎ彼女のいる奥の部屋のほうへと足を運んだ。彼女のいる部屋の明かりはもう落ちていて、テレビの 明かりが部屋の色をせわしなく塗り替えている。ぼくは彼女はもしかしたら寝ているのかもしれない、と思い足の 運びをそっとゆるめて部屋にはいっていった。彼女は部屋の隅にシーツにくるまるように丸まっていて、長い黒い 髪の毛だけがシーツからはみでて床の上に広がっていた。寝ているのかなと思い、コートを脱いでおろしたリュック と一緒に台所のテーブルの上へ置きにいくと、テーブルの上にはスプーンと注射器が転がっていて、微かな血の跡が シーツの上に染みついているのを月明かりの下で見た。
>>645 さん
悪くないと思います。雰囲気やことばの使い方などが統一されていますね。
個人的なことですが、俺とことばの意味が違うところがあって、そこで少し違和感をおぼえました。
悪い、ということではありません。
違和感をおぼえたところというのは、たとえば、
2行目、「見据える」のは、特別であり、真剣な場合に「見据える」のではないかと思うんです。
ここでは「見据える」必要をそれほど感じないんですよね。目が合ったときにどんな表情をしていいか
分からない、ぐらいの情景かな、と。
7行目、「思いたったように」では、それほど決心しなくてもいいんじゃないか、もっとさりげない感じ、
あ、そういえばあいつどうしてるかな、みたいな感じじゃないのかなと思いました。
11行目、「おにぎりとかビスケット」コンビニといえばおにぎり、はしっくりくるんですが、ビスケットは
なぜビスケットなのか分かりませんでした。何か象徴や寓意が隠されているのかな。
12行目、「懐かしくてつい電話を入れるのがためらわれたし」懐かしいとなぜ電話をためらうのか。
ためらうのは一緒に買い物ついでに通りを歩きたかったから、のみではないのかな。
などです。文章じたいをむやみにこねずに人間というものを穿つ小説に不慣れなので、
誤読が多いかと思いますが、ご容赦ください。
647 :
645 :2005/12/23(金) 01:46:42
>>646 どうも!いま読み返すと時制がばらばらでした。昼からいきなり夜になったりw
たしかに。見据えるはちょっと強すぎますよね。
思い立ったように、とすることで仕事の忙しさ止んだ途端に彼女への関心が
吹き上がってきたような感覚を出したかったのかもしれません。難しいですね。
おにぎりとビスケットにとくに意味はないんですw彼女の部屋で出るのがお茶が出ればおにぎり、
珈琲ならビスケットで対応みたいな、適当です。
この懐かしさは電話では共有できないし、電話をかけることでその懐かしさが消えてしまうような
気がしたからだと思います。彼女の部屋にいくまでは過去の思い出を反芻する悦びを独り占めしたい、みたいな
願望もあったのかも。
どうも丁寧にアドバイスありがとう。小説って書いてみると楽しいもんだなと思いました。
>>647 さん
646です。まさか、初めて書いたとか言わないでくださいね。
初めての人に645くらいの小説を書かれたら、俺が泣きたくなります。
639さんといい、レベルが高いな。はぁ。
649 :
645 :2005/12/23(金) 02:25:37
日記は書いてるけど話を作って書いたっていうのはあまりないかも。 書いてみて思ったのは最後の「注射器」みたいに劇的な道具をだしちゃうと 話がいっきにうすっぺらく感じられちゃって、書き続ける面白さがなくなってしまうと思いました。 注射器がでてしまうことでその後の展開が読めてしまってつまらなくなるというか。 そこで注射器のかわりに 「テーブルの上に放り投げてあった携帯電話が突然鳴って、目を向けると男トモダチの名前が表示された 着信画面が見えた。ぼくはヴィーヴィー震える携帯電話を掴み取り、すかさず電源を切った。」 くらいのほうが自然ですかね?トレンディドラマっぽくてあれだけど。 なんか面白くなってたんで書いてみる。でわでわ
650 :
筆鬼丸 :2005/12/24(土) 14:08:43
651 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/24(土) 15:14:49
評価よろしくおねがいします。 春の夜闇に、海の波音がとけていく。 海と夜空をわけるのは、遠くにみえる町のビルの明かりがつくったひかりの境界線。星や月とはあきらかに違うそのひかりは、カイにとっては懐かしくもあり、そしてまた辛い思いでをも呼びおこさせるものだった。 カイは一時間ほどまえから、町の西にある浜をあてもなく歩いていた。カイがここに引っ越してきてもう一ヶ月ほどたつ。自然にかこまれたこの町はカイの母の故郷で、夫を事故でなくした母はカイをつれて実家へかえってきたのだ。 母の実家には祖父母に会いによくあそびにきていたし、この浜にも何度かきたことがあった。だからカイは母の心配こそすれ、自分自身は中学生にあがってひとつ大人になったのだから、きっとなんとかやっていけると思っていた。 けれど今、こうして夜に一人で浜をあるいて気分転換しないとやっていけない状況にたっている。 子どもは大人以上によそ者を嫌う。町立中学生ともなればほとんどが地元の顔見知りで、グループだってそれなりにある。そこにカイの居場所は用意されていなかった。 そしてカイは自分が嫌われ、さけられている原因をもう一つ知っていた。 空に堂々と居座る満月をぼんやりと仰ぐその瞳は、深い青。髪は黒にちかい茶。顔立ちこそは日本人である母似だが、それでもわずかに外国の血の香りがする。 『おまえの名はな、お父さんから譲りの目の色からつけたんだよ。ほら、鏡をみろ。昼のお日さまに照らされて光る海の色だろう? 武島海。ほら、りっぱな名前だ』 そういって頭をなでてくれた父の手の感触は、カイ今でも忘れていない。 大きくて暖かい手も、がっしりとした肩も、日にあたれば赤茶から金にかわる髪も、ときどき変な発音になる日本語も、キスしてくれた唇も。 全部、大好きだった。 そんな大好きな父と似ている目を、まわりの人はからかった。「外人はアメリカにかえれ」なんて、何回いわれたことだろう。実際父はカナダ人だったが、子どもにはそんなことは関係ない。違うところがあればそこをつつく。そんなのはどこでも同じだった。 それでも生まれ育った町では理解してくれる友達がいた。守ってくれる父がいた。 でもここには味方はいない。カイは母を守る立場になったのだから、母だってたよってはいけない、と心に決めていた。
652 :
651 :2005/12/24(土) 15:22:29
うわわす読みにくくてスイマセン;
653 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/24(土) 18:08:47
>>651 読む気がうせるほど、句点が少なく、段落分けが出来ていないです。
あえて、ひらがなが多いのですか?
ご主人が事故死したからといって、転居する理由が薄い気がします。
>春の夜闇に、海の波音がとけていく。
>海と夜空をわけるのは、遠くにみえる町のビルの明かりがつくったひかりの境界線。星や月とはあきらかに違うそのひかりは、カイにとっては懐かしくもあり、そしてまた辛い思いでをも呼びおこさせるものだった。
の部分は、冒頭に持ってくるのは弱いでしょう。
4行目から始めた方が、読み手を引き込むと思います。
654 :
651 :2005/12/25(日) 16:22:42
>>653 ありがとうございます。
>読む気がうせるほど、句点が少なく、段落分けが出来ていないです。
>あえて、ひらがなが多いのですか?
はいすいません。段落わけはこっちに書き込むためコピーするさいに、そうなって
しまいました…。一応児童むけをかくつもりなので、ひらがなを大目にしています。
>ご主人が事故死したからといって、転居する理由が薄い気がします。
いわれて気づきました。ご指摘ありがとうございます。そうですよね……考慮します。
655 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/25(日) 21:02:28
タルホの「一千一秒物語」のようなものを目指して。ひねくれた童話というか。 批評よろです。 わたしが十五、あるいは十六、もしくは十七の頃の話だけど。 近所にトロンボーンが住んでたの。しゅみの悪い、ぴかぴかの赤いトロンボーンで。 まあ嫌なやつだったのね……まいにち低音で呻いててさ。近所迷惑よね。 そいつがね、ひときわ大事にしてたものがあったの。プラチナの……子犬の頭蓋骨。 ある日それをなくしたって騒ぎはじめてね……もうたいへんだったのサ。見かねて やっぱり近所に住んでたミュートトランペットがね、ちょっと落ち着けって言ったの。 でもトロンボーンのやつ、俺の頭蓋骨、プラチナの頭蓋骨ってさんざ騒いで騒いで……。 ミュートトランペットもさいしょは冷静になだめてたけど、しだいにむかむかして きてさ。ソイデがつんと言ったの。「このトロンボーン野郎!」って。 そしたらトロンボーンが「なんだと、ミュートのくせに!」って返してさ。そしたら ナンダナンダドーシタって、町ぢゅうのテナーサックスだのバスクラリネットだのが たいきょして出てきてもう大騒動……。え、頭蓋骨?ああ、じつはね、わたしが失敬 したの。ソーダ水にぷかぷか浮かべてみたかったのよ。プラチナがソーダに雑じって 綺麗だったさ……。ねッ……。
スレ違いかもしれないけれど、良いと思います。 エッジのきいた男が大事ものを無くして、その男が大好きな「わたし」が実はその大事な ものを奪っている、という構図。まわりの連中は最初は男に同情するけど、それは結局、愛 ではなく、同情にすぎない、そしてそんな噂ばなしが好きなんですという群集。警句が 効いています。 なぜプラチナなのかと思ったけれど、ラストのソーダ水でイメ−ジが昇華しました。 あと、俺はE・ドルフィーのファンだから(軽薄な意味で)バスクラが出てきたのも○です。 スレ的に言うと、ミュートはハーマンとかワウワウとかで印象が違う気がします。
レイトノベルってなんだろw
>>658 ただ古いと言うだけで時代遅れの誰も見向きもしない小説って意味では?
>>657 >>2 を読んでから出直せ。とりあえず、一日って読めないから読み仮名つけれ
にしおかいちにちw
このスレって意外に続きを読みたいのもあるね。 数は無いけど。 中ごろの方が多いかな、今年の作品と酷評のベスト も出してみたら面白いかも。
661 :
657 :2005/12/25(日) 22:31:03
ごめんなさい、ライトノベルの間違いだたw
あと調子こいて、どうせ文章中の諸注意だけだろうと思って
>>2 は見てなかった。真に申し訳ない。
本当に反省してますから、批評ください。ママン
>>657 とりあえず日本語を勉強しなさいってレベルかな。
> 一日が落ち込んでいる理由は何か。
> アンサー。
> 彼女に振られたため。
とりあえず国語のテストじゃ△だな、コレ。「何か」と聞かれれば「こと」で答えるのが○。
「彼女に振られた」っていうのも、語ってる現在ではもう彼女じゃないわけだし。
> そんな、敬姉への愛憎に疑団、加えて鉄への嚇怒というか私憤が一日の中に、大学ノートに
>つらつらと書き連ねれば一冊がびっしりと埋まるぐらいに溜まった頃の話であった。
人物の妙な名前がここで仇に。絶対「イチニチの中に」って読むよ。凝った名前を使っても
「愛憎」「疑団」「嚇怒」「私憤」なんて変な言葉を使っても、話はちっとも面白くならんのだよ。
語りの視点をコロコロと変えるな。
> なんてのどか。このままこの場に留まっていれば一気に六十歳ぐらいは
>老け込みそうな程、辺りは悠悠閑閑としていた。
これ明らかに主人公の語りだろ。
> そう、一日はその時、中学卒業と同時に付き合いだし、二年間共に歩いた
>岡本敬姉に“スパーン”と効果音が付きそうなぐらいにすっぱりと、あっさりと、
>振られてしまったのだ。
フルネームを出す意味はあるのか?設定を教えたいだけの文章はウンザリだよ。
「“スパーン”と効果音が付きそうなぐらいにすっぱりと」って、分かりそうでちっとも
分からない表現だと思うのは俺だけか?また、あっさりとした別れを表現するとこで
グダグダと長ったらしく修飾語をつけるのは逆効果でしょ。修飾語と述語がほとんど
同じっていうのも意味ないし。(ズキンズキンと音がするようにずきずきと頭痛がする、
みたいな無駄な表現)
663 :
657 :2005/12/26(月) 01:14:01
> とりあえず国語のテストじゃ△だな、コレ。「何か」と聞かれれば「こと」で答えるのが○。 >「彼女に振られた」っていうのも、語ってる現在ではもう彼女じゃないわけだし。 え >絶対「イチニチの中に」って読むよ。 マジですか。なんかすでに名前の選択から間違えてるっていうどうしようもない事ですかorz ちなみに一日は書いた日がついたちだったからそうしたのです。考えなしでした。気をつけます(´・ω・`) >これ明らかに主人公の語りだろ。 違うのですが、そう受け取らせた僕の文章力不足でした(´・д・`) 痛いです。 >あっさりとした別れを表現するとこで >グダグダと長ったらしく修飾語をつけるのは逆効果でしょ。 なるほど。あっさりしたところでは文もあっさりと、と。なるほど。なるほど。 >フルネームを出す意味はあるのか?設定を教えたいだけの文章はウンザリだよ。 必要のない人物名などはその場で出さないほうがいいと言うことですよね。 分かりました。 いや、自分の書いたものがいかに甘いのか再確認しました。 しかも最後まで読ませられなかったっていう文の面白みのなさに涙でますorz 酷評ありがたうございました。
664 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/26(月) 01:29:48
よろしくお願いしまつ 1/2 夕暮れの道路の端の縁石にて、のたうつ男。 彼は、今までお国の為に身を尽くし、会社の為に身を焦がし、家族の為に身を削ってきた。 彼は苦悶の表情を浮かべ、両方の手の爪で喉を掻きむしり、声にならない声で呻き、冷たいアスファルトの地面をのたうっている。 彼は一日も会社を休んだことがなく、毎年、社の皆勤賞を貰っている。家族には持てる限りの愛を注ぎ、毎週の貴重な週末の休みにも子どもと遊び、妻以外には女は作らなかった。 実直真面目、彼にはこの言葉がぴったりだった。 日が暮れ、やがて夜がやってきても、彼は地面にのたうちまわっていた。 いつまでも続く痛み。体を蝕むわけではなく、純粋な苦痛だけを提供する。 彼はそんなに仕事が優秀なわけではなく、給料が並外れて高いわけでもない。真面目だけを取り柄に生きてきた人間なのだ。人に誇れるものは自分の真面目さだけ。 彼はついに白目を剥き始めた。純粋な痛みは、順々に人間を壊していく。口の端には泡を吹いて、喉には爪で掻いた跡から出血が、爪は剥がれてしまっている。
665 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/26(月) 01:32:57
2/2 彼は一体何故このような事になってしまったのだろう? それは、致命的に予防策のない寄生虫のせいである。 エアロゾル化し、人蓄に侵入し、純粋な苦痛のみを与える寄生虫。 侵入される確率はそれこそ、雷に撃たれるような確率であるが、侵入されれば最後、生き残る術はない。 彼は血反吐を吐き、地面に突っ伏し、あまりの痛みにアスファルトに頭を打ち付け始めた。その部分からはさらに血が滴り、あたりのアスファルトを赤というよりはどす黒く染めた。 と、そこに若い、男女のカップルが通り掛かった。男の方は、髪を茶色く染め、唇にピアスをしている。女も、軽薄な格好に、そろいの口ピアスをしている。 そして、何を思ったか、二人して大爆笑をし始めた。ゲラゲラと、品格のかけらもない下品な笑いを、のたうつ男を指差して。 挙句の果てには、携帯のカメラで、いまのたうちまわっている男を撮りだした。 のたうつ男が、ついにその動きを止めると、彼らは、もう終わりか、と侮蔑を込めた目で男を見た。そして他愛のない馬鹿話をしながら、男の前を去って行った。 後日、地面に頭を打ち付け、ぐちゃぐちゃになった男を引き取りに来る者は現れなかった。
>>663 最後まで読んだよ。けど同じことの繰り返しになっちゃうし、面倒だったから後半の批評は省略した。
>>664 彼の真面目さの描写には何か意味があるのか? いや何もない。(反語)
寄生虫についての説明が、「天狗の仕業だった」というのと同じくらいに説得力がない。
医学的に語るならもっと細かい知識を仕入れてからにしやがれ。
>そして、何を思ったか、二人して大爆笑をし始めた。
いやマジで、なにかんがえてんだ。流血してたんなら笑えないだろ。
不自然な流れを「何を思ったか」ひとつで片付けるのは無理がある。
>地面に頭を打ち付け、ぐちゃぐちゃになった男を引き取りに来る者は現れなかった。
人相が変わっても持ち物から割れるだろ。奥さんはどうした、奥さんは。
667 :
雪 :2005/12/26(月) 03:48:08
コテハンなの? 飛ばさないで、ここにさらしてくれよ。 読みに行きましたっていうスレじゃないかいから。
669 :
667 :2005/12/26(月) 04:19:58
>>668 >投稿者および批評者は、トリップをつけた
>コテハンを名前欄に明記することを推奨(騙り防止のため)。
とあったので適当につけてみましたが……。トリップつけて無かったですが。
忠告通り、以下コピペします。
よろしくお願いします。
670 :
雪1 :2005/12/26(月) 04:20:32
目覚めると、雪がこんこんと降っていた。彼はカーテンを開けると、ふぅと溜息を付い た。冬も、雪自体も嫌いではない。しかし、彼は「ユキ」という音から、ある記憶を手繰 り寄せていたのだった。 それが本名かどうか、今となっては定かではない。彼がその女と会ったのは、今日のよ うな雪の降る日であった。 休日で暇を持てあましていた彼は、珍しく雪の積もった景色を撮るべく外に繰り出した。 それは、趣味の写真の為でもある。彼は風景写真を趣味としていた。学生時代は写真部に 所属していた彼は、かつてそれを職にしようと思った程で、受験勉強そっちのけで写真を 撮っては雑誌に投稿していた。しかしその結果は芳しくなく、彼は自分の矮小な才能を自 覚するに至ったのだった。彼の小さな夢は敗れたが、ありきたりな構図でありきたりな被 写体を写す事は、それでも唯一の楽しみだった。雪景色にシャッターを切りながら、彼は 学生時代を思い出していた。 ファインダー越しの雪景色は、彼の心を奮い立たせるには十分に美しかった。かじかむ 指を暖める事も忘れ、夢中でシャッターを切る行為を繰り返す。街並みを撮り、池の水面 で戯れる渡り鳥を撮り、積雪に並んだ自分の足跡を撮った。評価を気にせず撮る事は、 清々しい気分を与えてくれた。
671 :
雪2 :2005/12/26(月) 04:22:23
街を二つに隔てる、大きな川があった。そこは彼のお気に入りの場所であり、四季を問 わず彼は河原を、掛かる大橋をフィルムに納めていた。その日も、彼はそこを最後の締め 括りにしようと考えていた。目につくものにシャッターを切りながら、徐々に彼は川に近 づいて行った。 河原に女が立っていた。 普通なら何も気に止めず、彼は写真を撮り続けていただろう。だが彼が女を注視したの は、女が彼の方をじっと見ていた所為であった。彼は胸の前にカメラを持ち、その女とし ばらくの間目を合わせていた。 「こんにちは」 はっとした。自ら歩み寄ったのか、それとも女からなのか。二人の距離はいつの間にか 縮まっていた。それが挨拶だと理解するまで彼は一瞬躊躇したが、なんとか自然を繕って 会釈をする事ができた。 「写真をお撮りなんですか」 女は寒空の中にしては比較的薄着で、肌は辺りの雪と同化してしまいそうなほどに白い。 顔立ちは端正であったが、それを美人と形容するべきだろうか彼は迷った。というのも、 女の顔は何も特徴と言えるものが無かった。まるで幽霊のようだ。 ええ、と彼は質問に答えたが、胸中は上の空だった。女の声は透き通るような響きで、 まるで彼の頭には入ってこなかった。捉えようのない女を目の前にして、彼は混乱してい たのだ。客観的に見れば、おそらく女は大層な美貌である。しかし、彼はそれに対して微 塵も動じる事はなかった。そんな自分にまた違和感を感じ、たたずむ女を不思議に思う。 彼は、たまらず不安になった。
672 :
雪2 :2005/12/26(月) 04:23:48
「お撮りにならないんですか?」 首を傾げ、女は訊いた。その穏やかな表情も、彼にとっては不安を募らせるだけのもの でしかなかった。彼は、半ば自動的に返答した。 「僕は風景しか撮らないんですよ」 途端に、顔が熱くなった。質問の意図を取り違えているのは明らかだった。彼は、何か しらの言い訳かごまかしの文句を探したが、それが見つかる事はなく、その場で立ち往生 してしまった。 だが、女は驚きの表情一つ浮かべず、ふふ、と微笑んだ。 「撮られた写真は、誰かにお見せになるんですか?」 同じ調子で、女は訊いた。 「そんな大層な物じゃありませんよ」 「なら、どうなさるんです?」 「そりゃあ当然――」 彼は、撮った写真を眺める事が殆どなかった。それに気付き、彼はまたもや言葉に詰ま ってしまった。そして女もまた、ふふ、と微笑んだ。 「わたし、小説を書いているんです」 それが本当かどうかは、もはやどうでも良かった。 「書いた物を読み返すと、平凡で陳腐な内容だな、と気付くんです。きっと誰もこんな物 を面白がらない、そう思うんです。だから、はしたない事なんですけど、いつもそれを破 り捨ててしまうんです。結局、今まで一枚も書き上げた事、ないんです」 ゆっくりと、女は語った。そして、また微笑みを浮かべた。 「これじゃ、小説を書いてるなんて言えませんね」 「そんな事」 彼は、反論せずには居られなかった。上手い言葉は見つからなかったが、それでもどう にか言葉を吐く事ができた。 「それに、書く事自体に意味があるんじゃないですか」 それが精一杯だった。 「いいえ」 女は毅然と言った。 「残された文章は、読まれるためにあるんです。それが自分であっても、他の誰かであっ ても、同じ事です。だから、書く行為そのものに意味なんてないんですよ」
673 :
雪4 :2005/12/26(月) 04:24:29
「お撮りにならないんですか?」 女の透き通る声で、彼は意識を取り戻した。どれくらいの間だっただろう、一秒か、十 分か、彼は呆けていたらしい。女はやはり微笑んでいた。 雪が、降っていた。 彼は何も言わず、手の中にあるカメラを持ち上げ、ファインダーを覗いた。女は、粉雪 をまとっていた。 微笑んでいた。 そして彼は、シャッターを切った。 一枚の写真を眺めながら、彼はしばらく考えていた。女は幻でも何でもなく、写真の中 で微笑みを浮かべている。こんな顔の女だっただろうか。その端正でありながら特徴のな い、一度写真から目を離せば忘れてしまうような顔立ちは、それでもやはりあの時の印象 と同じものだった。 しかし、その写真自体は凡庸であり、きっと雑誌に投稿しても歯牙にもかからないだろ う。つまらない写真だった。 彼は、それを破り捨てた。 女は去り際、「ユキ」と名乗った。きっと「雪」と字を当てるに違いないと、想像した。 彼はカメラを取り出し、雪の街に繰り出した。 <了>
>>670-673 細かい部分を指摘してくとキリがない(違和感を感じ、とか)ので、適当に抜き出して挙げてみる。
>それが本名かどうか、今となっては定かではない。
3行目と4行目の所で段落を空けているせいでこの部分が浮いている。
というか、空けるなら5行の終わりの方が妥当かと。
> 休日で暇を持てあましていた彼は、珍しく雪の積もった景色を撮るべく外に繰り出した。
>それは、趣味の写真の為でもある。
推敲しましょう。あと、「休日に」「外へ」の方が語感が良いと個人的には思う。
>彼は混乱していたのだ。
>微塵も動じる事はなかった。
>彼は、たまらず不安になった。
この辺の部分、言いたい事は分かるんだけど文章がフラフラしすぎ。思いつくままに書いてる感じがする。
>それが本当かどうかは、もはやどうでも良かった。
「彼」の思考の対象がブレてる。この記述はいらない。
とりあえずはこんな感じで。
まだ文章を書き慣れてないように思われます。一度音読して読み返してみるといいでしょう。
675 :
667 :2005/12/28(水) 01:19:48
>>667 >というか、空けるなら5行の終わりの方が妥当かと。
確かに。
今のままだと段落の切り替わりが曖昧ですね。
>推敲しましょう。あと、「休日に」「外へ」の方が語感が良いと個人的には思う。
「の」の連続はやはり避けた方がいいですね。
てにをはの語感は、口に出して確認する癖をつけてみます。
>思いつくままに書いてる感じがする。
>まだ文章を書き慣れてないように思われます。
お察しの通り、これがほぼ処女作です。
「なんとなく」では無く、ちゃんと考えて書かないと駄目ですね。
あと、きちんと推敲できるようになる事ですね。音読、やってみます。
批評、ありがとうございました。
書き直しの参考にさせて頂きます。
676 :
工房 :2005/12/28(水) 12:03:02
なんだってあの忌々しいカラスは毎朝僕を無理矢理に起こさせ、恨みがましい鳴き声をカーカーと浴びせるのだろうか。 あの姿をみていると、人間のなかでも最も愚劣と思われる存在――乞食――と言うものが自然と頭のなかに浮かんできて、苦っぽい唾液が口のなかに湧く。 その日も僕は胸のむかつきを消すために洗面所へと向かい、いつもより少しばかり時間をかけてうがいをし、顔をたらいにつけた。耳の後ろまでつかるようにグッと顔を沈め手でゴシゴシ擦ると、背中の方に不快ではない震えが走った。 眼鏡をかけ、寝巻き姿のまま外に出た。朝特有の澄んだ空気がまだわずかに濡れた顔を撫で、心地良い。郵便受けを覗く、重なって入れられた二種類の新聞の上に、正月以外では見ることの少なくなったハガキがあった。 珍しいじゃないか、リビングへ戻った僕は誰からの物かを確認する。目に飛込む意外な名前。 久しく挨拶もしていなかったね、いつ以来だろうか。ぼくがこうして君に手紙を書くことがあるなんて、今だ自分でも信じられないよ。
677 :
工房 :2005/12/28(水) 14:17:46
覚えているかい。ぼくがユキを連れて旅立とうとする数日前、君は手紙をくれたね。今日この手紙が届いたことは、下手なメタファーだと思ってくれてかまわない。 返事を待っている、そう締め括られた君の手紙は、こう言ってはなんだけど憐憫を持って見つめる他無かった。 あの時、僕は返事を書いたんだ。読んですぐにね。翌朝、僕は手紙を持って研究室へ向かった。君の(僕のと言った方が正しいかもしれないけど)机に座る男を見て、改めてぼくは自分の犯した罪の重さを感じたよ。 無駄だと思っていながら、ぼくはその男に手紙を渡し、そしてすぐにユキの待つ空港へと向かった。 許してくれとはいわない。ただぼくはすっかり疲れてしまったんだ。ユキとの生活に、僕との生活に。 手紙を読んでみてほしい。 では、またいつか。
678 :
工房 :2005/12/28(水) 14:30:49
僕はハガキを読み終えると、裏返してもう一度宛名を確認した。間違いなく僕に来たハガキ、Tから来たハガキ。 小さなハガキは細かい字でびっしりと埋め尽されていた。まるで狂人のよう。 分からなかった。僕はそのハガキに書かれたことを、なに一つ理解することが出来なかった。Tの事はよく知っていた。彼は国の大学院を出た後、行方が知れなくなっていたはずだった。 T……懐かしい響き。僕は友人の名を噛み締めた。取り合えず僕は手紙を探すことにした。ぼくから僕に宛てられた手紙を。
>>676-678 >洗面所へと向かい、(中略)、顔をたらいにつけた。
たらい?
洗面所にたらい?
読み進めて、ここでまず躓く。
たらいとは、赤ちゃんを入れたりする洗面器の巨大な物ではないのか。
小道具の選択ミスで、読者の心は作品から離れてしまう。
>背中の方に不快ではない震えが走った。
「ピンクの象を想像するな」と言う心理学実験の格言がある。
すなわち、どれだけ想像するなと言われても、人はピンクの象を想像してしまう。
「不快」と言う言葉を使えば、人は「不快」をイメージしてしまう。
登場人物が爽快感を感じたなら、できるだけ「爽快」という語彙を使うべきなのだ。
以上、一読して目に付いた文章上の欠陥を二点指摘した。
話の導入部、伏線で興味を引く手法は非常に優れている。
読者として言うならば、おそらく完成した作品を最後まで読まずにはいられない。
ここまでの展開は、それだけの力を持っている。
余談だが、ある女性に長いメールを書いた事がある。
恐らく、彼女もぎっしり詰まった文量に狂人を思い浮かべただろう。
その時の俺には、それだけ彼女に伝えたい事があったのだと思う。
狂人のよう。で思考停止せず、狂人のようなメールを書いた心理にまで
思いを馳せてくれると、一読者として個人的に救われる。
680 :
ゆきのたから :2005/12/29(木) 18:00:22
キャー 「死ね、アムロ=レイ」 車椅子生活の少女、鈴木怜子は小学校でいじめを受けていた。 「連邦のモビルスーツは化け物か?これでもくらえ」 いじめっこに怜子は車椅子ごと蹴りとばされ、教室の隅で震えていた。 「怜子、お前は足が不自由な生活を強いられておられるから、学校でいじめられて当然だ」 言葉だけは自主規制と配慮で取り繕っていた。親や教師が表面だけは厳しく躾けた賜物である。 「障害者、俺のお前に対するいじめはバリアフリー、ついでにお前にジェンダーフリー、本気で行くぜ。死ね、アムロ」 怜子はこの地獄の中で泣くしかなかった。 雪の舞う帰り道、怜子はいつものように母親に送迎を手伝ってもらう。 母はいじめを知っているが、過去に何度も学校と相談しても怜子の学校での居場所を無くすだけであった。 今は娘の慰めくらいしかできぬと、日々の生活を割いていた。 「ねぇ、怜ちゃん、雪で遊んでいきましょうか」 川原に積もる雪景色に、レクリエーションを思いついた母は怜子を抱え、 土手の下の川原へ降りていった。 「雪はきれいね」 「うん、雪のように真っ白に何も考えないですめばいいのに」 怜子はこういう現実逃避染みた感傷しか言えない、根性のない娘に育っていた。 母は願った。神様、この雪の中のたからものが幸せになれますように、 どうか娘に勇気を、私に知恵をお授けください。 神は地上に届かないよう、密かに答えた。 「お前たちは現代人のクリーンな道徳や倫理観に浸かりすぎた、少し汚れないと生きてても苦しいだけだぞ」 神は優しくない、厳しい試練を送るのだった。 END 発投稿失礼しました。稚拙な文ですがよろしくお願いします。
>>676 無理矢理に起こさせ→「起こし」が正解。
>人間のなかでも最も愚劣と思われる存在
>――乞食――と言うものが自然と頭のなかに
>浮かんできて、苦っぽい唾液が口のなかに湧く。
ダッシュを使いたかっただけなのかな? ダッシュ内を
完全に省略しても自然に流れるように文を組み立てないとね。
>顔をたらいにつけた。
俺が書くとしたら「たらい一杯に張った冷水に顔を沈めた」ってところだな。
その文章だけなら、たらいに水が入ってなくてもいいし、顔を「浸ける」んじゃなく
「付ける」だけでもいい。
>正月以外では見ることの少なくなったハガキがあった。
ハガキの接続詞が限定の働きを帯びてしまってる。「正月以外でもよく見るハガキ」
がどこかに存在して、今回あったのはたまたま「見ることの少なくなったハガキ」だった
というニュアンスが。まあ意味としてはとれるけど、ここは無難に文を分けたほうがいいと思う。
>珍しいじゃないか、リビングへ戻った僕は誰からの物かを確認する。
指示語的な「もの」はひらがなでしょ。
普通その場で確認するんじゃないか?リビングに戻ってからはじめて「珍しいじゃないか」
と思うのも不自然。心情と行動が一致していない場所は他にもあるので、要推敲。
>手紙
「いまだ」は「未だ」と書く。この場面じゃ「いまだに」が適当かな。
最初の「この手紙」ってハガキのこと?だとしたら、「手紙」が物語のキーになるんだろうから
ちゃんと書き分けたほうがいいと思う。
回りくどい言い方はわざとかもしれないが、ただ文章がヘタなだけみたいに見える。
読者は何度も読み返したりしないんだから、もっとストレートに言っていいよ。
序盤の「君」はもう「僕」でいいんじゃないか?
「憐憫を持って」→「憐憫をもって(以て)」。
「T」と「ぼく」とは別人?同一人物?どっちに読ませようとしているのか分からん。
読者を迷わせるのが目的の文章なら、なおさら明確にするべきところを明確に。
>>680 >怜子はこの地獄の中で泣くしかなかった。
割と楽そうな地獄だな、オイ。
本当に人を怖がらせたり怒らせたりしたかったら、想像を超えなきゃ。
「車椅子蹴った。死ね、アムロ」……こんな貧困すぎる発想を披露されてもなぁ。
まずは、「現代人のクリーンな道徳や倫理観」とやらをしっかり勉強してから出直しといで。
683 :
間宮慶子 :2005/12/30(金) 01:06:06
宗次のイチモツが私の肛門を貫いた。「ああーッ」私は情けない声を出した。 菊門は震え、粘液がこぼれた。「だはは。いいだろ!いいだろ!」宗次は獣のように喚き、私を罵った。 私は歓喜を抑え、自分が一匹のオスに蹂躙されているのだと思い込むようにした。 そうだ、私はファックドール。淫売。金で買われた地球上でもっとも汚れた職業に順する女。 宗次は巨根を私の口にねじいれた。私は顎が引き裂かれそうになるのと、 肛門に入れたイチモツを口に入れられたショックとの間で苦しんでいる。 しかし、この屈辱的な行為すら心の中では激しい喜びに取り込まれそうになって、自分がどれほどの変態かを思い知らされた。 「このコーマン好きめ!てめえのような雌ブタをいびるのがワシの楽しみじゃわい!」 宗次は尽きることのない豊富で卑猥な言葉で私を責め立てた。私は涙を流した。 喜びと苦痛は両立する。私は心に好きな人を思い描くけど、それでもこの体中を締めつけるような強烈な快感から逃れられない。 相反する感情は共に成長し、私を淫らにする。 私は進んで宗次の金玉袋を舐めはじめた。もし、私がここで宗次の金玉を噛み切ればどんな反応があるだろうか。 私は宗次の大きな金玉をひとつずつ口のなかで転がしながらそう考えた。
684 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/30(金) 08:16:17
>>682 いじめ系バラエティが視聴率高いから、適当に障害者虐待するかって勢いだけで書いてしまいました。
読み手への演出をもっと気をつけるようにします。
>>684 お前最低だな。「適当に障害者虐待するか」って
投下したら酷評して下さいますか?
下らない前置きはいりませんよ 時間が時間ですので、レスがつくかどうかは知りませんが
bonkura男子生徒の会話。こういうのどう? 「お前さぁ、もうちょっと今風な音楽とか聴けよ」 「たとえば?」 「いや、別に詳しくもないんだけどさ。もっと周りが聞いてそうな奴とかだよ。ほら、ボンジョビ?とかさ、そういうやつ」 「えー、ボンジョビかよ。あんま好みじゃないんだよなぁ。」 「お前って、どういうのが好きなの?」 「なんかこう、男の悲哀っつーの?そういうのを感じさせる音楽がいいわけ。 たとえばツェッペリンとかさ、印象としてはいかにもロックって感じで弾けてるけど、よく聞けば実はすげぇ渋い音出してるだろ?ブルージィな音っていうか」 「そんなのわかんねーよ」 「いやわかるって!この前アルバム貸したじゃん!」 「・・・まぁ、要するに男の渋さ、みたいなのを求めてるわけだ。お前は」 「そうそうそう。ロックにはさ、ワイルドで過激な面もあれば、繊細でナイーブな男の複雑さも秘められてるってわけよ」 「お前って、ほんと変人だね。頑固な中年のロック親父かよ!」 「年代がなぁ、どうしてこんな時代に生まれてしまったのか・・・」
追記: しかし作者は、ボンジョビがどんなバンドか知らないのであった。HAHAHA!
冬厨ウザス
盆暗なのだから仕方ありません
ふと思いついた設定を小説風にしたものです。酷評よろしくお願いします。 「ケルダッ!!」 銃声の後に、坑道には虚しくも声が響いた。 呼ばれたケルダは胸の中心から勢い良く紅を噴出し、出来損ないのバク転のように空を舞って、やがて地に落ちた。 「馬鹿野郎がぁっ!」 それから息つく間もなく、銃声の主に拳が放たれた。みぞおちへの真っ直ぐから顎へアッパー、鉄槌のような連撃。 喘ぎ声さえ上げる暇もなく、男は天井を間近に拝んで、目を白めて身を沈める。 「っはぁっ。くそっ、ザコが……。何であんな遠くのケルダに当てやがる……!」 生きているかも危ない男に怒りの言葉をぶつけ、ディーゼはケルダの下へと駆けた。 「ロッド! 傷はどうだ」 ディーゼはロドネアの脇に片膝を立てて腰を落とした。ロドネアはケルダの肩を起こして、白いドレスを染める傷口を眺めている。 「一応脈は大丈夫だし、呼吸も。けど! このままじゃ……」 昂る心を必死に抑えて応えると、ケルダの肩をそっと置き、空いた右手でポーチからナイフとコップを取り出す。 「おい、何してんだよ!」 「血液の供給、血管の縫合!!」 左手のグローブを噛んで外しつつ、その肘の先辺りを躊躇いもなくナイフで裂いた。そしてナイフを投げ捨てると脇のコップを自分の傷口に当て、裸になった左の掌でケルダの傷口を押さえ 付ける。 「アホかぁっ! てめぇが血ぃ流してどうすんだよ! 錬金術するってんなら、んなに出してんじゃねぇ!!」 握り拳を石ころだらけの地面に叩きつけて怒鳴るディーゼ。口の端を見せるコップには、既に7から8割ほどの血が溜まっていた。 「人間、1リットルまでなら大丈夫なんだよっ。念のために800ミリで抑えておくから大丈夫! ……っけい。んでもって、血液型変えるんだから多少多く採っとかないと」 血がほぼ一杯に溜まると、傷口にかざした掌にぶちまける。その動作を四回繰り返し、コップもナイフと同じく、叩きつけるように脇に投げ捨てた。矢継ぎ早に自分の傷口をポーチから出し た包帯で軽く巻きつけ、ケルダの傷口に空いたもう片方の手をかざした。 目を閉じて、瞬間、瞑想のように静まった。 そして、
「錬金術発動(アルケミーオープン)!!」 カッと眼を見開き、叫んだ。 錬金術という行為を行うために、特に訓練などは必要ない。必要なのは、体力と記憶力。 そのプロセスは、まず集中すること。すると、脳内でとある成分が分泌される。正式な名称は付けられておらず呼び名は様々であるが、錬金術師の間ではアルカム酸と呼ぶのが一般的であ る。アルカム酸には脳細胞のその時点のデータ、つまり意思が描き込まれており、他の物質に触れることでほぼその通りに作用する。 例を出すならば、格闘家が間合いを計っているとき、「相手の動きに素早く対応したい」と思うだろう。すると、アルカム酸は眼に作用し、視力や動体視力が上昇する。しかしこれは視力や動 体視力を上げるべくして上げたのではなく、抽象的な意思から導き出される効果の一つであり、眼に他の作用をするし、体の他の部分にも作用する。結果、高い集中力であっても個々の効果 は極めて微々たるものと成ってしまうのだ。 「DNA改変! 血管内注入! ――血管縫合!」 錬金術とは、その「意思」をより明確にする業と言える。前述の例で言えば、「視力、動体視力を上げたい」と思い、集中する。しかしこれでも足りない。さらに、作用させたい対象の成分も思 う。ここまでの事が出来てこそ莫大な効果を得られるのだ。これは簡単なことではない。石ころ一つとっても十近い成分からなるのに、あらゆる場面に対応できるよう世の物体の成分をより多 く記憶するのだ。その記憶量の違いが、錬金術師としてのランクの明確な一つのラインとなる。 「細胞……再生能力活性化!」
その様々な思いを口に出す必要はない。だが、声にする、叫ぶことによって意思はより明確な、強いものとなるのだ。アルカム酸を生み出すのは集中力だが、その効果を高めるのは意思 の強さなのである。 しかし、一般に錬金術と呼ばれるものは、今のロドネアのように体外に影響を与えるものである。アルカム酸の放出は簡単だ。これも思えばいい。しかし、アルカム酸は大気に触れると瞬く 間に消滅してしまうため、大気を操ることは出来ないし、また作用させたい物質に直接触れなければならない。それでも放出から作用の間に僅かだが大気の隙間が生じてしまうので、それだ けのアルカム酸は役に立たなくなってしまう。つまり、「体外のものに影響を与える」錬金術は、そのデメリットを覆すだけの集中力が必要なのだ。 (ケルダ、もってくれ!) 錬金術の作用部分は、細胞が激しく動くことによって大量の熱を発する。その温度は術の程度によって大きく変動するが、熱に弱いアルカム酸は死滅し、多くの場合人は火傷を負う。そこで 、多くの錬金術師はその熱エネルギーを光エネルギーに改変して発散させる。これがいわゆる反応光で、その色は人によって様々であり、それを見るだけで誰が錬金術を行ったのか、ある 程度判別できるのだ。当然この反応光も意思によって変色させることは出来るのだが、本来の目的への集中が薄まり効果が小さくなるので、大抵の人間はそのようなことはしない。
ロドネアの手を見れば、既に反応光は消えていた。自らの血で染めた紅も失せている。 「……完了(コンプリート)」 一言つぶやくと、急に背もたれを失ったかのように、どうっと後ろへ倒れた。あらわになった掌の下は、ドレスに丸い穴がありながらも、そこから完全なケルダの肉体が覗いていた。ロドネア は体を大の字にし、 「ディーゼ。ケルダ、外まで頼むわ。……あと僕も」 アルカム酸というのは、様々な体内の養分を元にしてして作られる。そのため、大量の使用、強大な錬金術を行えば、即ち体力の消耗に直結する訳である。それも、術を行っている間は運 動のように疲労を自覚することが無いので、自分の限界を分かっていなければ意外にあっさりと死んでしまう。 「ったく、しょうがねぇか」 ディーゼは双肩にひょいと二人を抱えると、口にカンテラをくわえて歩き出す。 坑道には、規則的な重い足音が響いた。
……って、なんで改行がメチャクチャなんだorz 読みにくくてすいません。
ところで、どのへんが「錬金術」なの? 武装なんとかとか鋼のなんとかとおんなじニュアンスだけ? だったらべつのジャーゴンを用意したほうがいいと思うよ
698 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/31(土) 19:52:10
683は名作。
お願いします まだ夏の余韻を残した力強い日差しは、僕らに何を伝えようとしているのか? そんなことはどうでも良かった。ただ日差しを受けていた。しばらく座っていると、次第に感覚は研ぎ澄まされていった。 自分が自然に溶け込んだのか、自然が僕を吸い寄せたのかはわからないが、感覚が自然そのものになっていった。 自分の意志は、やがて消え、もはや自然の意志しか存在しなくなった。変な感覚だ。 彼女が隣に存在していることさえも、もはや考えなくなった。ただ大きな空があり、太陽があり、海があり、砂浜がある。 そして、太陽のエネルギーにより、体が温まる感覚がある。肺は力強く活動を始め、暖かい息を吐き出し始めた。 毛穴からじっとりと汗がふきだした。外界からの刺激を受け、僕の体は素直に反応した。しばらくすると汗は止まり、 さらに自然のなかに、僕は溶け込んでいった。もはや僕自身が自然となった。 そこに僕自身の意志が存在するかどうかはわからないが、とにかく自然の大きな意志に僕の意志が同化していった。
小説の出だしに、日差しがどうとかカーテンが風で揺れたとか もううんざりしていてどうでもいいな
>>700 そう言うな。
700にとっては飽きた表現なんだろうが、新鮮な奴も稀にはいるもんだろ。
>>699 情動や自然の移ろいがまったく表現できていない。
所謂つもり文章。表現しているつもりですというヤツ。
「自然」なんて語を頻繁に使う時点で終わってる。
人に読んでもらうことを踏まえた文章ではないね。
自分に酔うだけなら晒す必要はないだろう。
他人に読んでもらおうという意思、自分の文章を晒す意義を思う前に、推敲することをお勧めする。
この文章、ぜんぜん推敲してないよね?
何度書き直した? 何回読み直した?
自分の意志表現能力を深く考えた上で文章を書こう。
文章は書いてナンボ、読んでナンボ。
書きもしない、読みもしないじゃぜんぜん上達せんぞ。
702 :
699 :2005/12/31(土) 22:33:57
すいませんでした。 小説を書いたことがなくてどう書けばいいのか分かりませんでした。 推敲も全くしないで投稿してしまいました。
>>701 推敲してみたんだけど
>>699 とどっちがいいですか?
日差しが当たり思わず目を閉じた。攻撃された、と思ったからだ。
瞼の上から容赦なく照らす太陽を憎んだ。しかし憎めば憎むほど僕は虚しくなっていった。
もう抵抗するのはやめよう、何もかもを受け止めてやろう、そう覚悟したら穏やかな感情になった。
砂浜に寝転がり空を仰いだ。
目に写ったのは先程まで抱いていた攻撃的な太陽ではなくコンパスで描いたようなただの丸だった。
それは同じ太陽のはずなのに僕にとっては全く別の太陽に変わっていた。
感覚に頼って世界を見るのではなく感覚を捨てて世界を見よう、そう思った。
すると背中からジリジリと伝わってきた熱もあれ程まで苛立ちを覚えた波の音も
あらゆるものが不快ではなくなった。
感覚を捨てた僕にとって遮るものは何もなかった。
あたしゃ701じゃないけれど。 699にしても推敲(というのか?)したやつにしても、頭のなかだけで書いてるって かんじなんだよね。 寝転がってる浜辺で思わず日差しがあたるってどういう状況? 容赦なく照らす太陽がコンパスの丸のように直視できる? 感覚を捨てたのに不快でなくなったってのは、やっぱり感覚があるんじゃないの? 699にしてもさ、個を捨てて自然と一体化するという内容にもかかわらず、自意識が つよく前面に打ち出されているという。
新年そうそうレスありがとよ 自意識が前に出てしまってるんだよな、反省するよ 頭に描いた世界をただ単に自分の言葉で説明してるだけで、 人にどう伝えればいいのかがわからないんだ・・・ 人に伝えようとすればするほど言いたいことからずれてくる 文章を書くって難しいな
みんなはどうやって文章を書いてるんだろう まず頭の中で情景を想像して、それを言葉で整理して、 整理された言葉を人に伝わるように変換して言葉を選ぶのかな。 考えれば考えるほど始めに想像した情景から遠ざかってしまう。 でも自分の本心を言えば情景なんてどうでも良いと思ってるんだ。 情景は自分の言いたいことを演出するだけで、ただの飾りみたいのものだって。 投稿した場面だって、ただ感覚を捨てると自由になれる、と言いたいのだけで それを悟る場所は砂浜だって町中だって学校だって何処でも良いんだ。 だから雑になってしまう。 真剣に情景描写をしていないから、自分の頭に留まって他人に伝わらないのかな。
キッカケはいろいろだけど、そのあとは書くことで新たな風景が 勝手に到来してくるって感じかな。オレ様が書くっていう感じじゃなくて 自分の書いたものが勝手に動き始めるのを辛抱強くまって、作品の 運動が開始したら作家はそれを正確に記録していく、写真を撮っていく みたいな感じになると、ぼくはいま傑作を書けてるって確信できるし、 実際読み返すととても自分が書いたとは思えないものが書かれていることに 驚いたりする。だからあんまり他人にウケることとか気にしないで、書くことから はじめればいいと思う。他人にウケようとした途端に文章は貧しくなるものだからさ。 書くという行為それ自体の熱を原稿用紙に定着していくっていうかね。 まあ、数書くことだね。
>>707 なるほど。難しいね。
動き出したものを正確に記録していくっていうのが出来ないよ。
正確に記録していくって、どこまで言葉にすればいいのか難しくない?
だって例えば部屋にいるとしたら、家具とか部屋の様子とか臭いとか色々書くことあるじゃん。
でも実際には全て書く訳じゃなくて、そのなかから抽出して書くことになるんでしょ。
そこで何を選べばいいのか分からなくなる。臭いことを書いた方が良いのか、
それとも家具が立派な様子を書けばいいのか、なにを書けばいいのか分からない。
情景の一部を強調することでしっかりとした描写ができるのかな。 だとしたら何処を強調するかが分からない。 砂浜で寝っ転がった場合、砂浜を書くのか、空を書くのか、 それとも波の音を書くのか、何を書けばいいの? 何を選ぶのがベストなの?
たいていの場合、読者にみせることは部屋そのものではなくて登場人物なのだから、 部屋からその住人をリアルに感じられるような描写にする。家具でも、独特の臭いでも、 散らかりぐあいでもよし。いちいちぜんぶ書いてたらきりがないからエッセンスを抽出する (もちろん、分量やジャンル等で描写の密度は変わってくる)。 あなたが思い浮かべているキャラはどういう人物か。性別、年齢、出自、職業、趣味、性格、 性癖――部屋を描写することによってそのキャラに血肉をあたえる。 立派な家具といっても、旧家にあるような和箪笥か、ヨーロッパのアンティークか、はたまた 成金趣味のものか。部屋の臭いにしたって、ペットを飼っている家や、インセンス、真新しい畳、 部屋干しの洗濯物とかいろいろある。 砂浜で寝転がっているってのもいっしょ。 情景が言いたいことを演出するだけでもいいのよ。ただ、演出っていうからには的確かつ効果的 にやらないと。どうでもいいからどうでもいいように、いい加減に書くってのとはちがう。
>>710 リアルに感じられるような描写
でもそれを和箪笥で表しても良いのだし、ペットの臭いで表してもいいんだよね?
キャラに血肉がでれば。
じゃあどっちを選べばいいの?読者がワキガの人で臭いに敏感な人だったらペットの臭いで表すけど、
実際には読者は選べないわけだし、どれを描写して良いのか分からない。
何を描写しても良いから逆に何を描写するべきなのか分からない。
そして本心では情景描写より、主人公の心理描写を述べたいだけであって、
家具や臭いなどからキャラに血肉を通わそうなんて思ってない。
だって日常生活でもそうでしょ?
例え豪華で立派な部屋に住んでいたって、悲しいときだってある。
あれ、今書いてて気付いたんだけど、
主人公の気分によって豪華で立派な部屋が陳腐に見えたりすることもあるんだよな。
逆に気分が良いときは、より豪華に見えたり。そう言う主観的に見えるものを書けば良いのか。
>>710 が言いたかったのはそういうこと?
でも主観的に描写をすると、読者が置き去りになってしまう。
しかし部屋の中から描写するものを選ぶと言うこと自体が主観ではないのかな。
あ、違うか、読者のことや主人公のキャラのことを想定して選ぶのだから客観的か。
もうわからん。結局は書いていくうちに自然と得られる感なのかな。
その感を得るためには
>>710 の言うように常にキャラを意識して書くのかな。
今までの自分はキャラを意識してないんだよな、自分しか意識していない。
そこから一歩引いてキャラがどうすればいいのかを考えて描写しなければならないのか。
710には小説を書く、あるいは文章を読むという行為自体が向いてないように思われる。
豪快に間違えた。 710じゃなくて711な。
>>713 確かに今の自分はそうかも知れない。
でも自分はギターを弾けるんだけど、始めた当初は教本を見ながら練習した。
それから頭が固いので理論を覚えないと駄目だと思い勉強した。
でも理論は理解できたがコードも押さえられないし音もきちんと出せなかった。
これは理論じゃないな、頭で理解したところで無理だと思った。
ギターを弾くこととギターを理解することは違うことに気付いた。
それから毎日ギターを触るようにした。
そしたらいつの間にかに弾けてたんだよ。そして理論の理解も深まってた。
その経験があるから小説を書くことも、とにかく書くしかないのかなって思う。
ただ小説は言葉を使ってるから音楽と違い、理解すれば書けるようになると思ってた。
でも今日いろいろ聞いて、小説を書くのと小説を理解するのは違うことがわかった。
スレ違いのレスばかりですまん。
荒らしてしまって申し訳ない。
うーん、おもしろいね。 あたしのなかでは主人公の心理描写と、キャラに血肉を通わせる描写ってのはほぼイコールだけどね。 なにを選ぶかってのはあなたが決めること、どうして読者が選択できよう。どれを選べばいいかわから ないってのは、書くことが固まっていないってことじゃないの。 あなたが書いたふたつの文章は主人公の視点に立ってるよね。ならば情景描写には主人公の心理状態 が反映されていると思うんだけどね。そう、豪邸に住んでいても悲しいときがあるなんて主人公の心理 描写をする上では手垢のつくくらい打ってつけのシチュエーションじゃない? ただ、主観的に書くか、あるいは客観的に書くかのどちらか一方のみってことじゃないんだよ。それを選ぶ のもあなたが決めること。
>>716 なるほど。心理描写と情景描写を同じ視点で書かないといけないのか。
描写の判断に迷うことは書くことが固まっていないのか。
なんとなくだけど分かった。
いずれにしても完璧に理解する必要はなかったんだ。
それは書いてくうちに理解していけばいいのであって、
今の自分が情景描写とは〜でなければならない、なんて定義はできっこないよ。
書いていくうちに心理描写と情景描写を同じ視点で書けるようになると思うし、
描写の判断も適切に出来るような気がする。
あ、今の気がするも、今判断する事じゃなく、書き続けた結果に証明されるものだから取り消し。
とにかくスレ汚してすいませんでした
あなたが飛ぶ鳥跡を濁さずでやってるのに後追いでレスをつけるのはいかんのだけど、まだちょっと 誤解があるようなのですこしだけ。 心理描写と情景描写を同じ視点で書かなきゃいけないってのも絶対じゃないですよ。小説の書き方 に「絶対」というものはないです。はからずもあなたが『〜でなければならない、なんて定義はできっ こない』と書いているように(まあ、本質はわかっておられるようだからいらぬお節介なんだけれども)。 > とにかくスレ汚してすいませんでした すくなくともあたしにとっては有意義なやりとりでしたよ。 それでは。
>>719 こちらこそありがとうございました
勉強になりました
そういう話は別館でね☆ミ
722 :
701 :2006/01/03(火) 00:28:45
>>699 704といい話ができたみたいで、とりあえずよかったと思う。
文章を見る限り書き始めたばっかりみたいなので、書き足りないだけ。
頭の中で思い浮かぶ光景ははっきりしているのに、表現するうまい方法が見つからない。
そんな感じを受けた。
手探りの状態なんだろうね。
何となく文章を書きたい。でも書きなれてないから書き方がわからない。
その乖離を埋めるのは、やっぱり経験だろう。
いっぱい本を読んで、いっぱい書こう。
若々しい書き込みを見てるとさ、何か元気を分けてもらったような気がするよ。
そうそう、699と703のどちらがいいと聞かれてるので答えとく。
703のほうがいい。
理由。699は心の描写が上っ面なのに比べて、703のほうは生きている。
人形のような登場人物より、人間らしい登場人物のほうが好きだ。
自分の意志をはっきりと主張しているほうがわかりやすくていい。
723 :
いぬ ◆1FUhFidDl6 :2006/01/03(火) 23:13:39
酷評お願いします。 ********************** 『姉妹』 玄関の戸が開く音。 「ただいまぁ」という、姉のけだるそうな声が聞こえてきた。 「おかえりー」 大声で答えつつ、私は解きかけの算数の宿題を中断して階段を駆け下りる。 「おっ、おかえりなさい。お姉ちゃん」 台所兼居間へ入っていくところだった姉に呼びかける。 台所の方では、母が食器を並べている音が聞こえる。 今年就職した姉は帰りが遅く、帰宅する頃には家族の食事は終わってしまっている。 「ん、ただいま。今日も疲れたよ、何でこんなに疲れるんだろうね。」 疲労感のある顔に、笑みを作ると私の顔をじっと見て 「んー、あんたはいっつも楽しそうね。――なんかむかつくわ」 眼鏡の奥の瞳をきらりと光らせながら、私の顔をのぞき込んでくる。 「ちょ、ちょっと顔近いよ」 顔をそらそうとした私の両方の頬を抓ると、さらに顔を近づけてくる。 レンズ越しの瞳の中に、おどおどとする私が映ったような気がした。 吐息がかかるほどの距離、姉の悪戯な目つき。 私はつねられた頬の痛みよりも、耳たぶが熱くなるのを感じた。 そのことを意識したとたん、なんだかとても恥ずかしくて、そのことを姉に知られてはいけないような気がした。 私は思いきりもがくと、姉の手を離れ一目散に階段を駆け上がった。 「おーい、わるい。痛かった?」 階下から姉の心配そうな声が聞こえてきたが、私は顔のほてりが引くまでベッドに突っ伏したまま、ばたばたと毛布の上を泳いでいた。 今になって頬がひりひりとしてきた。
レズの悪寒か? でも美しくないしエロチックでもないな… 謂わばプラトニックラブを表現したいのだろうが、幼稚なままだ 続きで表現しようにも、これじゃあ田舎くさいままだろう。
>>723 一行目「という」は独白形式だし不要だと思う。敢えて付けるなら「と」かな。
四行目「解きかけの算数の宿題を中断して」は二度手間。どちらかに統一しよう。
六行目「台所兼居間」で、台所と居間を兼で結ぶ必要はないのでは?
主人公が日常思ったり口にするような言葉じゃないような気がする。
七行目と八行目の繋がりが薄く、八行目の説明が不自然。
十八行目「なんだかとても恥ずかしくて」は「とたん」を受けるので「恥ずかしくなって」かと。
小学生が主人公なのに対し文章が硬いので、ややほのぼの感に欠けるように感じる。
妹の姉に対する感情に戸惑いを見せる感情も、やはりどこか希薄さを感じる。
作者が意図するところはわからないけど、そんな印象を受けました。
>>725 「感情」が被ってるところは意味だけ汲んでくださいなorz
クリスマスのその日、商店街は暖かな光に彩られ、多くの人々が笑顔を振りまきつつ歩いていた、残念ながら期待されていたような雪は降っていないが自分にとっては丁度いい。 幸せそうな顔を眺めていると、自分自身の存在意義を見失ってしまいそうになる、けれどこれは生きる為の糧になるのだ、そう信じて笑顔を振りまき続ける。 「お願いします」 そう言ってビラを差し出そうとするものの、目すら合わせてくれない人々が多い。 決して、その人間が冷徹だという訳ではないだろう、きっと、目にとめることすらできないくらい希薄な存在なのだ、私達は。 動き続ける人混みの中、たった一人きり立ち尽くしているとなんだか色々なことを、思いに耽ってしまう。 例えばあそこを歩く家族連れとか、一体どういう生活をしているのだろう、若い夫婦の間には一体どんな愛が交わされているのだろう、少なくとも俺の暮らしほど冷えきってはいないだろう。 子供の笑顔がそれを、沈黙のうちに語っていた。 笑顔の中に諦めの色が浮かぶのを嫌った俺は、かぶりを振ると、先程までのように、振る舞おうと顔を正面に向けた。 その時気付いた、人混みの中に立ち尽くす人間。 女の子だった、長くて綺麗な髪が腰程までのびて、その服装は落ち着いた色調で、最近よく見かけるような娘達とは一線を画していた。 立ち尽くして、足下ばかりを見つめているようだ、ただ、それだけで、俯きがちに暗い視線を送っている、何か疲れることでもあったのだろうか、すると、そういう人間は絶好のターゲットと言って過言ではない。 けれど若い、十代の半ば、あるいは後半といったところだろうか。 しかしただ規模が拡大するというだけでもうけものなのだ、私は立ち尽くす彼女の元へと走った。
「すみません、これ読んでくださいますか?」 俺の笑顔で繕われた声に、彼女は顔を上げて私の目をまず見た、私は不覚にもそこで笑顔を引きつらせてしまう。 今まで分からなかったけれど、少女の目はとても澄んでいたのだ、光が差し込むことで、その色素が鮮やかに浮かび上がる、少し見とれてしまった。 その間に少女は私が束にして持っていたビラの一枚を拾い上げると、目を通し始めた。 とりあえずの興味は示してくれたようで、私は気を取り直し、笑顔を振りまきながら少女の反応を待った。 「ねえ」 不意に少女が声をかけてきた。思えばこれが初めて少女の口から出た言葉だ、覇気がなく、張りもない、元気がない声。 「何ですか?」 「貴方は、神を信じているの?」 少女はまだビラを読みかけのようで、それに目を通しつつ聞いてきた、私は一瞬言葉に詰まったものの、声を絞り出す。 「ええ、もちろんです。神はとても大きな存在となって、私の心に根付いています」 「私は神は信じないわ」 今度こそ完全に硬直してしまった。
「何故神を信じるの?」 徐々に頭の中が真っ白になっていくのを感じていた、何故信じるのか、思えば今まで、そこまですら突き詰めた質問を返してきた人間は、少なくとも私の前にはいなかった。 だから、マニュアルに書いていたような答えを返すことはできなかった。ただ唇の動きのままに声が出た、その程度のことなのだ。 「それしかできなくなる時や、それによって得られるものだってあるのですよ」 私は目を細めていた、色々なことを思い出しつつあった、セピア色の思い出が様々な刺激的な色や光に汚され、破り捨てられていく現象。 それを通して少女を見つめた、少女は無感動にその話を聞いているようだった。そして最後までビラを読み切ると、そのまま私の脇を通り過ぎる。 不意に何かの声が耳を掠めた、まるで小鳥のささやきのように、知らない歌の一節のように、ふとすれば聞き逃してしまいそうな戦慄となって、鼓膜を震わせた。 「嘘よ」 一言だけの叫びが耳朶を打つ。 全てが停まってしまった空間の中で、俺と少女だけが息をしているような感覚があった。 たった一つの足音が遠ざかる、俺の中から抜け落ちていく。 そして、ようやく我に返って喧噪が蘇る、馬鹿みたいに突っ立っていた事実に気付くと、俺は自嘲しながら、もと立っていた位置へと戻ろうとしていた。 そして手元に戻されたビラを見た、握りしめられたせいで深く皺が染み付いている、白黒印刷された色気のない紙を見つめて、そこに今度のミサの時間が書いてあるのを確認すると、目をつむった。 あの少女は来るだろうか。 そのことばかりが頭を巡って、それから先は笑顔を繕うことすらままならず、結局収穫らしい収穫は少女との出会い以外になかった。 そろそろ人の流れがまばらになりはじめて、私は帰途につく、すっかり暮れてしまい、静寂に包み込まれつつある街を自転車で疾走する。 何かに追い立てられるように、暗闇に没入していく。 睡眠欲さえが暗闇との摩擦で削がれていく、どこに向かうのだろう、どこに落ちていくのだろう、暗闇の中それを把握することすらできなかった。 自宅の玄関には、きっと灯りなどないのだろう。
お願いしますっス
>>730 この読点の使い方(投げかけ文、だっけ?)の効果は発揮できているのだろうか?
洋文を無理矢理和訳したような感じ。
たぶん英語とかで表現したほうがスッキリするんじゃないかな?
とりあえず日本語文法・誤字脱字・慣用句の正しい用法を勉強して書き直しましょう。
一々挙げるとキリが無いので。
ごめんね、ほんとごめんね。 読み直して、あんまりな自分の文章に愕然としました。 出直してきますっス。
その言い方だと推敲もしていない、と取れるのだが
>>732 謝ることではないけれども、その様子じゃ推敲してないね・・・・・・?
もしそうなら、727-729で晒した自分の文章(我が子みたいなものだよ?)に謝るように。
別にこの読点の使い方そのものは問題視してないから。知りませんでした、だとアレだけど。
自分でどこがおかしいのか、どこが変なのかを考えてから書き直すといいと思う。
漠然と直すのはダメ。
自分で納得できない場所を見つけると、じゃあどうやったらいいのか? を考えるから前進できる。
失敗したらほんと一から出直せばいいのよ。
誰だって初めから綺麗な文が書けるわけじゃないんだしさ。
327の文章を丸々削除しても成り立つ。全然後につながっていない
736 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:05:24
「ゆがみ」 ---- 「さーさのーはーさーらさらー。おーちーばーにゆれるー。おーほしさーま、きーらき らー…」 ---- 毎年のように行われる行事に喜びを見いだすのは別段悪いことではないのだろう。それ はたとえば七夕のように、織女と牽牛の物語を思い出す人も少なくはないかと思う。あれ は、笹の葉に五色の色紙をつけて願いをかける、なんて行為をしたことがある人も少なく ないだろう。 はてさて…一体いつの頃から、七夕はそんなにきれいな行事になったのかね。私が知っ ている"たなばたさま"はそんなモノではなく…だが、それを知る人間ももう残り少ない。 今年も7月7日が近くなってきている。さすがに昔のように旧暦に沿って、7月7日を 迎えるようなこともなくなってきとるが…。 七夕。 七夕様。 たなばた様。 たなばたさま。 あなたは、「七夕」と「たなばたさま」の間にどれほどに開きがあるのか知っているか ね? ああ、知る人も少ないこの話は、私の昔話でもあるのだが。
737 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:06:03
そこに座って一杯やってみては、ささ、自家製の酒だが…どうかね? この酒は、文字通り笹の葉から作られた、笹酒というやつでな。いやいや、ひょうろく の笹酒のように笹をつけるだけでは、うまくはならんがな…どうかね、甘くて、すうっと 消えるような喉越し。私は好きなんだがね。 たなばたさまは、私が餓鬼の時分の話なんじゃ。そのころはこの辺も、緑が豊かでなぁ、 まぁなんもなかった。村の人たちは、たいてい畑と田圃仕事をしておったし、私たちは餓 鬼じゃったんで…まぁ、悪戯小僧というやつかな。本当に悪戯小僧でなぁ、朝だろうが夜 だろうが村の中を走り回っていたよ。私の親もはじめのうちは怒っていたが、しまいには 布団と晩御飯だけ用意されて両親がまさぐり…いや寝ていたこともよくあったよ。 村には祭司がおった。仏教を信じる人もいるにはいたが、地域信仰のほうがまだそのこ ろは根強かったんだよ。今もその子孫はこの町に住んでいるだろうが、もうそのお役目は すっかり忘れてしもうただろうな。 お役目…それは人身御供じゃ。 ああ、別に死ねというわけではないのだが…まぁ…な…これの人身御供はな祭司の初娘 が7歳になると行われる儀式だ。その娘が7歳の7月7日に村で初めての畑で、今で言う 夜中の8時から朝方3時までじっと待っておるんじゃ。そして、そこにたなばたさまが来 ると言われていた。ただし、その話を聞いていいのは娘だけだと。
738 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:06:42
私も餓鬼の頃は阿呆でなぁ、その娘だけと言われると見たくなってな。 その娘とは、ああ、丸っこい顔で猫のようだったよ。いつもよく笑っていたのを覚えと る。ちなみに仲がよくてな、色々聞くことができた。白装束にい髪留めと緑の帯締め。こ れを着て、畑で待つらしい。それ以上のことは娘もしらんようだった。 村ではじめにできた畑というのは実は笹のことじゃった。鬱蒼とするぐらいの密度の濃 い笹に包まれた笹畑。だけれども、それほど背丈の高い笹ではなくてな大人の腰ほど…ま ぁ1mもあるぐらいだっただろう。村の人たちはこの笹畑からはいつの頃からか、笹酒を 作るようになっていた。ほれ、さっきの甘みがあってすっきりとする酒のことだよ。 その年の7月7日は満月の日で、あの鬱蒼とする笹畑の中でさえ、目を凝らせば何をや っているのかがよく分かる絶好の日だった。まぁ、身じろぎしなければ、誰もよくわから んだろうと隠れておった。 その娘は笹畑の真ん中でじっと座っていた。月の光に照らされた娘は、肌が真っ白で、 何か人というより人形のように見えた。さらさらと揺れる黒髪ですら、月の光の反射で艶 やかに見えすぎてそれを助長していた。 一分一分が妙に長く感じたよ。 信じられるかい? 月光の元、人形のような人と笹の揺れる音あるのはそれだけなんだ。 時間を計る基準がない。 と、笹が揺れる音と足音が何人も何人も聞こえてきた。私は見つかったかと思ったよ。 無駄な抵抗とは知りつつも頭をなるべく低くして見えないようにした。ほんの数センチ横 を誰かの足が通り過ぎていったのが見えた。
739 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:07:29
見つからなかった…? いや、そうじゃないんだ。娘の周りに四人の大人の男の村人 がたっておった。私の知っている顔ばかりだった。何かこう奇妙な合唱が始まった。 "た……た…ま" "たな…たさ…" "…なば……ま" "たなば…さま" "たなばたさま" 私の隠れている場所からは娘の顔がよく見えた。恐怖におびえていた。奇妙な合唱が怖 いんじゃない…村人の顔が青ざめていて無表情に無感情にしゃべること…そして未知な出 来事へのおびえだった。 突如、大きな声で一人の男がしゃべり始めた。 "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" もう、娘は恐怖に青ざめて体をぶるぶると震わせていたね。そこに村人がさらに追い打 ちをかけるようにしゃべる。
740 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:08:06
もう、娘は恐怖に青ざめて体をぶるぶると震わせていたね。そこに村人がさらに追い打 ちをかけるようにしゃべる。 "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさまがこない! おまえか! おまえはたなばたさまをころしたのか!" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては" "たなばたさま。たなばたさまをいきかえらせなくては"
741 :
ゆがみ :2006/01/04(水) 09:12:17
村人の二人が、娘の両脇を抱え服を突如脱がし始めたんだよ。娘は哀れに涙を流しな泣 き叫んでいたね。一人の男が、娘を抱きかかえながら中腰になったかと思うと娘はさらに 悲鳴を上げた。"痛い。おとん! かあさま!"とな。 、、、、 その男たちは娘をまわしておったのだよ。 私もさすがにその光景におぞましさと、恐怖に身動き一つとれずにおった。男の獣のよ うな叫び声、泣き叫ぶ娘の声。そして、村人達が立ち去る足音。私の一生忘れられん記憶 だ。 次の日、祭司からお告げがあった。"今年も裕福に暮らせる"とな。祭司の脇には娘がお った。遠目から見ていたのだが、娘が私を見た。その目はうつろと冷たさだけがそこにあ った。なぜか、私はその娘は違う存在なのだと妙な確信と、おそれと畏怖を抱いた。そし て、その存在をなんというのか…。 ん? どうだい? この笹酒を飲むかい? 私も最近年なのか、酒を飲むと時々記憶を なくしてな。笹酒が余って、余って…。
742 :
736 :2006/01/04(水) 09:15:38
-- 酷評お願いします。
本来はどんな手順の儀式なのか分からないので出来事の因果関係が伝わらない。 例えばたなばた様がこないってのも 1,少年が覗いていたから 2,少女に適正がなかったから 3,「こない」と言い出すのも儀式の手順 みたいにどうとでもとれてしまう。
((略)) 人に限りなく近い姿を持ち、戦争が終結したその直後から現れた彼らは非常に美しく、男女問わず歩けば少なからず周りの目を引いた。 しかし最初の事件があったのが終戦の翌年。パーンの国境付近において一人の美しい少年が突如として豹変し、彼にたかっていた子悪党どもを惨殺するということがあった。 話に寄ればその姿はまるで熊の四肢を持った人のようで。それ以降彼らは半獣と呼ばれ化け物のように忌み嫌われるようになった。 ((略)) 「……ったく…。毎朝もう少しゆっくりさせてくれたっていいじゃないか」 「ダメだよ!女の子は忙しいのです!」 毎朝のような会話を続けながらやや早足に『立ち入り禁止線』の横を走っていく。さも眠そうに欠伸をするマークの前でシーナのショートに切った髪が揺れていた。 もともと戦時中から隣通しで二人の家は仲が良かったこともあり、マークとシーナは六歳で第一学校に入学したとき以前からの腐れ縁だった。 その為なのか、それとも普段から活発に駆け回っているせいで大抵どこかに土をつけていたり擦り傷を作っていたりするシーナの為なのか、 どちらにしろマークはこの十五年間一度だってそんな印象を持ったことが無いので分からなかったが、どうやらシーナは一般の目には美しいと映るらしい。そのために彼女は学校のほかの生徒から時々半獣扱いされる事があった。 とはいえ所詮は六歳から十五歳の子供達の言うこと。大人たちまでがそのような態度を取ることは断じて無く、またそんなことを言う生徒達など柄の悪い一分の生徒だけであったが。 「それにしてももうすっかり夏だね〜。朝があったかい」 「そうだな……夕方が暑くなる」 憂鬱な口調で答えたマークの方にむっとした顔でシーナが振り返った。 「もう!なんでそういう考え方しか出来ないかなあ?」 「いや、俺はこう全体をよく見てだな……」 「だからっていっつもそれをする必要はないでしょ」 得意気に手を広げるマークにびしっと言いのけるとくるっと前を向く。マークは広げ損ねた両腕をおろすと、口を尖らせてシーナの向こうに目を流す。見れば早くも目の前に学校の校舎が見えてきていた。
745 :
744 :2006/01/04(水) 10:51:19
よろしくです
>>736 細かい部分はさておき、誤字脱字はとにかくなくしてください。
三点リーダーを用いる必然性がわかりません。句点でもいいのではありませんか?
言い回しも無意味にクドイものが多いので、特に意味が無いのであれば読みやすくしては?
疑問も多いです。
独白しているのに、方言のような訛りと標準語を混ぜるのはなぜですか?
このおじいさんは何歳ですか? ずいぶんと若々しいようですが知識だけは古いです。
旧暦の説明はするのに年齢に説明がないのはなぜですか?
時刻・単位はなぜ現代風なのですか?
どうして子供は方言を喋っているのに、大人は標準語なのですか?
失敗した儀式と人身御供を結びつけていますが、関連性の低い両者をつなぐ理由を書いてください。
10〜20代の作者が語り手におじいさんを起用して失敗している話にしか見せません。
他人行儀なおじいさんの態度や話しぶり、文体の不統一などが雰囲気を損なっています。
まずは実際に、自分のおじいさんを観察しましょう。
お酒を飲むときの動作。
話をするときの動作と口調。
思いにふけるときの表情。
けして損は無いはずです。
747 :
746 :2006/01/04(水) 12:51:21
ぎゃ。 2行目、「句点」じゃなくて、「読点」です、ごめんなさい。
>>744 5行目「子悪党」→「小悪党」。
6行目「寄れば」→「拠れば」など。平仮名でいいかと。
13行目「隣通し」→「隣同士」。「通し」は「どおし」、「同士」は「どうし」。平仮名のほうがいいかも。
13−14行目「入学したとき以前」→「入学以前」・「入学する以前」など。
15−16行目読みにくい。くどい。無意味に長い。
17行目「そんな」使用法が不適切。
21行目「一分」→「一部」
28行目「広げる」・「広げ損ねた」。広げたのか広げてないのか、どっちだ。
29行目「見れば」・「見えてきていた」同じ表現の無意味な繰り返し。
三点リーダーの無駄使い。いい加減に使うならむしろ使わないほうが効果的。
「!」の後ろは一文字分空間を設けて読者の読みやすさを考慮する。
「彼ら」が「半獣」と呼ばれる所以はゾアントロピーか?
また「彼ら」の姿についても、「人に限りなく近い」だけでどう読者に判断しろいうのか?
「略」で囲まれた前書き部は不要。このスレの人間が知る必要性が無い。
結論。
推敲しろ。読者の存在を忘れるな。
749 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/04(水) 13:53:28
いつも通りの一日だった。 何も変わりない。誰も変わっていない。 今朝感じた違和感は俺の思い過ごしだったのだろう。 6校時の授業で使った世界史の教科書を無理矢理鞄に突っ込んで、日課である 駅前までの全力疾走をしようと思った。鞄を開け、教科書を突っ込もうとした。 その刹那、それは起こった。 手に持っていた教科書は震動で手を放れて何処かへ飛んでゆき、俺自身も立っ ていることすら出来なくなり、窓際で談話に興じていた誰かが外に投げ出され るのを視界の隅で認識する。 天井にはめ込んである蛍光灯が割れ、地鳴りと悲鳴と怒声と物体が自由落下し た後の衝撃音による狂想曲(協奏曲)四重奏となった。 俺は不思議とその光景を冷静に受け入れていた。 (今朝の違和感の正体は『コレ』か…) 冷ややかな思考の中で過去に読んだ本の内容を思い出す。 天変地異の前触れを、動物は先天的に感じることが出来る…と。 『蟲の知らせ』 音を立てて天井が落下してくるのを俺ははっきりと聞き取った。 視界が幕を引いたように一瞬で暗くなった。
750 :
744 :2006/01/04(水) 14:08:02
>>748 アリガト。さすがに酷いね。次はちゃんと目を通してから書き込むよ。
何だか今日は晒す人多いな。
>>749 「自由落下」じゃないだろ。
「放れ」って何だ? 造語か? 読みと活用を教えてくれ。
()付きで説明しなけりゃいけないような語なら最初から使うな。
読者をバカにしてるのか?
今朝感じた違和感がかなり重要な位置にあるのに、一切の描写はナシか。
読者おいてけぼりのオナヌー小説以外の何物でもない。
主人公が異変を冷静に受け入れることと、淡白な描写はイコールじゃない。
手を放れて 手を離れて 手をはなれて?
754 :
749 :2006/01/04(水) 14:23:10
むむ…誤字が(--; やはり単語は説明しない方が良かったですね…。 やっぱり一部だけ載せたらオナヌー小説に、くそっ! ちなみに自由落下は教室内にくっついてた時計とかが重力に引かれて… 言い訳すみません(--; くそー…もっと描写を勉強せねば…
755 :
749 :2006/01/04(水) 14:29:21
って、そうだ! 物理的な力が加わって落下したのだから、自由落下という語は間違っている …気付くの遅くてすみませんorz
>>749 勘違いはするなよ。
「一部だけ載せた」から良い評価をされなかったんじゃない。
一部分だけでこれだけ粗があるということは、全体を晒すとそれこそ膨大な粗が見つかることを意味する。
謙虚に自分の評価を受け止めろ。
その評価は不当だと思うなら聞かなくていい。
取捨選択は749の手に委ねられているのだから。
なに、勉強していけばすぐに描写もうまくなるさ。
757 :
749 :2006/01/04(水) 14:54:27
はい、頑張ります! ご指導有り難うございました!
ネルに似た不快感があるな
おいおまいら! 濡れ場の酷評はOKでつか?
>>759 2chは全年齢なんで、エロは削除対象だよ。
「成年向け」の表示をして外部に晒す、とかやったが吉。
>>759 長くなければ別にいいんじゃね?
晒したら酷評しちゃるぞw
ここって「詩」もOK? 詩板の評価スレを覗いてドン引きしたんで念のため聞いてみる。
基本的には小説ですが 気が向いた人が酷評してくれるかもしれませんよ
以前 漢詩みたいなものを出してきた人がいましたが その道の専門家みたいな人が突然あらわれて さらっとレスしていきましたよ ここわほんとうにこわいいんたあねっとですね
お言葉に甘えて晒してみる。 酷評ヨロ。
ゆき。 しんしんと、雪が降る。 わたしは猫を抱いている。 雪のように、真っ白な猫。 その頭を撫でてやる。 その背中を撫でてやる。 その顔を撫でてやる。 もはや動くことの無い、その冷たい体を撫でている。 雪景色を見るのが好きだった。 よく部屋の中から外の景色を眺めていた。 窓を開けてやると、縁側にそっと出て、梅模様の足跡を付けて。 しばしの堪能の後、部屋に戻ってくる。 窓を閉めて、しばらくすると、わたしの膝に乗っかって、やっぱり外を見ていた。 真っ白な世界を見て、何を思ったのだろう。 冬の冷たさに、何を考えたのだろう。 ときおり振り返るその顔で、わたしに何を問い掛けたのだろう。 わたしには、撫でることくらいしかできないのに。
ほとんど鳴かない子だった。 拾ったときはよく鳴いていたのに、いつのまにか、めったに鳴かなくなってしまった。 名前を呼んでも反応しない。 手を叩いても耳が向くだけ。 しっぽに触っても起こらない。 でも。 雪が降ると、窓に寄って鳴く。 小さく、にゃあと。 カリカリと窓を掻いて、じっと、見つめる。 雪の世界を。 雪の降る景色を。 あの子は、何を見つけていたのだろう。 生きとし生けるものは、いつしかこの世を去る。 年老いて、体は弱ってゆく。 段々と食欲が細っていった。 段々と動かなくなった。 そんな時期に、雪の季節を迎えた。 もう何度目の冬だろう。 ゆき。 せめて、この子の好きな雪が降るまでは、と願った。 12月も半ばを過ぎて、とうとう念願の雪が降り始めた。 カーテンを開き、あの子にもわかるようにして呼んだ。 ゆきだよ、ゆき。ほら、ゆきがふってるよ、ほら、ほら。 いつもの場所に寝そべっていたあの子が、振り返る。 ほら、ゆき。 にゃあ。 いつものように、鳴く。 雪を見ながら、鳴く。 そして、それきり、動かなくなった。
ゆき。 ゆき。 ほら、雪だよ。 ゆきを抱いて、わたしは体をゆすった。 雪の降る日に拾ったから、ゆき、と名付けた。 ゆきは、雪に見守られながら、逝った。 雪が好きだったゆき。 ゆき。 ゆき。 にゃあ。 にゃあ。 にゃあ、と泣く。 今はもう鳴くことのないゆきに代わって。 雪を見ながら、にゃあ、と泣く。 にゃあ。 にゃあ。 わたしの泣き声は、ちゃんとゆきの代わりになっているだろうか。 しんしんと、ただ雪は降りつづける。 わたしは、ゆきと一緒に雪景色を見つづけた。
以上です。 このスレでは何度か評価をした側の人間です。 自分の作ったものはどうなんだろうと思い、評価を求めて詩板とかに行ってました。 酷評のほう、どうぞよろしくお願いします。
詩に関しては明るくないので偉そうなことはいえませんが、
このスレで過去にでたポエムもどきよりも小説っぽい詩だと感じます。
私見を述べさせてもらうなら、
・
>>766 上段は無くてもいいような気がします。
猫が死んだという情報は最後に出すべきでしょう。
・時制がおかしいのか、場面が前後している気がします。
・>生きとし生けるものは、いつしかこの世を去る。
感慨が薄れるので、不必要な文です。
・>雪の降る日に拾ったから、ゆき、と名付けた。
この一文、
>ゆきは、雪に見守られながら、逝った。
とセットで書かれているのでしょうが、別にした方が好感触…かも?
・>わたしは、ゆきと一緒に雪景色を見つづけた。
も、不要です。ここまでですでに頭に浮かぶ情景ですので。
「一緒に」が重要な場合は、他の行に移動した方がいいかもです。
…なんか注文つけてるだけですね。申し訳ない。
>>766 ・韻やリズムの調整がされていない。
・句読点の使い方が、詩にしては型にはまりすぎ。
・場面場面を考えてるだけで、全体の統一性がない。
リズムっていうのは七五調とかだけじゃなく、
段落の最初・最後など、重要な部分の語呂をあわせて
展開をわかりやすく示したりすることも含む。
って、こう言われても分かりづらいよな……
許可もらえればリライトするけど?
真っ赤な光の明るさは 非情なライトを見ているようで なんだか顔がむずがゆく カーテンをそっと閉めるのでした 途端に暗い箱の中 ただ腕時計の文字盤が 微かな光を放ちつつ もう夕暮れを示すのでした しばらくそのまま立ってみれば 目も周りに慣れて来たようで 本当の部屋を見たような気になるのでした 不意にライトがつきました ちりちりと世界が揺れまして ただただ箱の中に立ち尽くすのでありました
773 :
772 :2006/01/05(木) 10:50:01
便乗して僕も投稿させて頂きます。 評価、指摘よろしくお願いします。
774 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/05(木) 18:00:44
>>773 言いたいことはわかるが謎が多すぎる。
「真っ赤な光の明るさ」が夕日の光だということはわかる。
ではなぜその「赤い光」は「非情なライト」なのか?普通人間は赤い色に暖かさを感じると思う。
考えられるのは語り手が「真っ赤な光」にいやな思い出を持っている場合。たとえばパトカーや救急車のサイレン。病院の非常灯。
あるいは火事かなにかの炎。それならば第一連は理解できる。
しかしそれをあいまいにでもいいから書かないことには、読み手には意味不明な文章としてしか通じない。
二連目から読み取れるのは「暗い箱」が暗い部屋であり、そこにいる語り手の時計の文字盤の時刻が夕暮れ時を指していると言う意味だろう。
しかし「腕時計の文字盤が もう夕暮れを示すのでした」という表現は判りにくいような、いまいちはっきりしない表現である。
違和感もある。一連や文体でどことなく昔を思わせている(と思うのは偏見だろうか?)にもかかわらず時計の文字盤が光るのでは、とたんに現実を見せられた気がして趣のある雰囲気を壊している。
光ると言うと緑色のデジタル時計を連想する人間もいるだろうから。どんな光なのか、もう一言入れた方がいい様な気がする。
三連目は大体わかる。
四連目で再び「ライト」が使われている。しかしここで再び夕日がさしたわけではないはずだ。
ではこのライトは何だろう。
775 :
774の続き :2006/01/05(木) 18:01:26
「非情なライト」そのものだろうか。ここで不意についたライトが非情なライトと同一であるならば非情なライトは部屋の中にあると言うことになる。 それでは「一連の非情なライトは暗にパトカーや救急車のサイレン、病院の非常灯なのだろう」という読み手の予想は覆されてしまう。 では四連目の2行目は何だろう? 「ちりちり」はものが焦げる表現である。 これらを踏まえると「非情な光」と「不意についたライト」は炎としか考えられない。そう考えれば「世界が揺れる」という意味がわかる。 炎の熱で視界が揺れているのか、建物が燃えて揺れ初めているのだろう。 考えれば解釈はできる。だが一番の問題は最後の一行だ。 「ただただ箱の中に立ち尽くすのでありました 」ということは語り手は炎が身近に迫っているのに非難していない。 逃げられない状況にあるわけではないだろう。それならもっとあせるはずだ。 この詩からは寂寥が感じられる。ということは自分で火をつけたのか?ならばなぜ「不意に」「立ち尽くす」と言っているのだろう?「不意に」「立ち尽くす」は語り手の驚きが感じられる。自分で火をつけたならば驚かないはずだ。 推理小説でもないのに最後に謎を残していくのはいかがなものか。 っていうか一読しただけだと炎とか多分伝わんないんじゃないかなぁ。 シンプルイズザベストとは言わないケド、詩は誰にでもある程度理解できて何かしらの感情を思い起こさせないと駄目だと思うよ!!
776 :
775 :2006/01/05(木) 18:05:08
x非難していない ○避難していない
777 :
772 :2006/01/05(木) 19:15:34
解釈、指摘ありがとうございます。 ライトは炎のことです。指摘されたように、最後の連で表現を間違えてしまいました。 最終的に火をつけたのは自分ということになっています。
>>774 文句を言うことになるんだが、注文をつける。
774は読解力がなさすぎ。
一連での「非情」とは、眠りまたは通常の行動を妨げる意。「眩しい」ことを示す。
二連の「文字盤」の光の読解力はもう無きに等しいぞ? 勘弁してくれ。
三連の「ライト」は部屋の明かりに決まっている。
四連の「ちりちり」の読みも噴飯ものだ。
まさかその程度の読解力で詩を評価しているのか?
素直に「詩に関しては門外漢だ」と言っておけ。
>>772 二連「もう」は「ただ」じゃないか?
時刻の移り変わりを示す部分だが、過去的事象を示す「もう」の前に現在進行形の「つつ」がある。
時制の統一をはかったほうが理解しやすい。もしくは「夕暮れ時」とか。
三連と四連。「本当の部屋」について、読者に対する投げかけが欲しい。
三連の「本当の部屋」を使用するのであれば、少なくとも四連に答え・答えにつながる何か、が欲しい。
四連の「立ち尽くす」を使いたいのであれば、「本当」が何を指すのかが知りたい。
個人的には「立ち尽くす」ではなく違う表現が欲しいな。「立ち尽くす」もいいんだけどね。
全体的に、ソネットとしてのまとまりはあるが、最後の部分がボヤけている。
抽象表現はそんなものだと思う。いい感じで想像力を掻き立ててる。
ちりちりの部分は古めかしくて好きだ。
ただ、やはり末尾がはっきりしていないのが難点。
「不意に」明かりを点したのは奥さんかな?
もし舞台が自分の部屋・自分の家でないのなら、「不意」は使わないほうがいい。
がーん・・・・・・。 放火してる犯人を描写してるのかこの詩・・・・・・。 鬱だしのう。
780 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/05(木) 20:07:04
>>772 この詩のどこからも火を連想できなかった。
>>774 氏みたいに詩を推理して読まないしなぁ。
「光の明るさ」っていうのは「頭痛が痛い」式の表現なんだよな。「炎」を避けたいのはわかるが、
もう少し考えなきゃ。「明るさは〜ライトを見ているようで」というのも繋がらない。
頭痛の例えに沿えば「頭痛の痛みは風邪をひいているようで」みたいな、妙な日本語。
「しばらくそのまま立ってみれば」って、「立つ」っていうのは動作じゃなく状態だから
「やってみる」のはおかしいでしょ。
「ライト」はいかにも人工の灯りっていうイメージだから、炎を連想するのは
難しいよ。「非情」だって情を否定することだから、炎の能動的なイメージとは
真逆。俺の好みとしては「無情」もしくは「無常」の「ランプ」あたりかな?
「ちりちりと世界が揺れまして」は、単純に目がくらんでいる表現だととったなぁ。
強い光にあてられて目の奥が痛む感覚を「ちりちり」と表現しても、なんら
違和感はないでしょ。
782 :
772 :2006/01/05(木) 20:27:09
>>777 誰だお前
批評ありがとうございます。777はよく分かりませんが、僕ではありません。IDが出ないので不便ですね。
非情なライトとなっているのは、夕日への嫌悪感と闇への安心感を表したかったからです。
ソネット形式にまとめようとしたら、後ろ二連が詰まった感じになってしまいました。
高校で中原中也をやってから、ソネット形式への執着のようなもので詩をまとめていたので、その辺を考慮していきたいと思います。
つ【トリップ】
>>778 私自身、昔は詩を書いていたが今は短文のみなので、詩に関しては門外漢と前置きはしておく。
が、あえて言わせてもらう。
>>772 の詩が放火してる犯人を描写していると一読して理解できる人間の割合は
詩・ポエム板住人、創作文芸板住人、2ちゃんを見ない一般人の3グループに調査してもおそらく変わらんぞ。
はっきり言えば、作者に説明されたとしても、この文面だけで『素直に理解するには無理がありすぎる』
理解力や読解力の問題以前に言葉が足りない。
それに、4連目の『ライト』は部屋のライトじゃないだろ。
放火というシチュエーションならば、『ライト』は部屋のライトではなく
カーテン越しに見えるであろう放火した火が燃え広がったものと考えるべきだろう。
そうでなければ、1連目の『顔がむずがゆく』や4連目の『立ち尽くす』意味がない。
『ちりちり・・・・・・揺れまして』ということで、部屋の照明が裸電球とかシャンデリアとでも解釈すればいいのか?
自分で点けて『不意に』では明らかにおかしいので、部屋のライトは第三者によって点けられたと考えるのか?
小説であれば放火を指示した黒幕の登場とでも言い訳できようが、
詩において主語を省略されれば、その動作が第三者の動作か否かは読み手には判別のしようがない。
やっぱり
>>777 は釣りでしたか。
思い切り釣られちゃいました、鬱。
というわけで、
>>784 はスルーよろしく。
>>766-769 残念ながらわたしには詩とは思えませんでした。詩のまだ一歩手前とでも云うべきか。
小説の小品としたほうがしっくりくるかんじ。
饒舌すぎること、選択されたことば、余韻が余韻を壊す。
世界(作品)を見つめる視点が、詩のものではないのだろうと思います。
ペットの死は、人間を亡くしたときとはまたちがった感傷をあたえるのだけれど、それを感情
の吐露から作品というかたちにまで昇華するにはなにが必要なんだろうかと思ったり。
でも、ゆきちゃんはあなたのそばにいることができて、さぞしあわせだったでしょう。それに
ひきかえじぶんときたら……とまあ、こんな気持ちにさせてくれる作品でした。
なぶると、青林檎 日常の激務の疲れと、幼い頃に弟が死んでからの心の傷に いつものように頭をもたつきながら帰宅した私はお風呂に入りお酒を飲む。 そしていま私の隣にいる恋人は十三歳半の中学生、 天使のような綺麗、まるで女の子みたいな笑顔を見る かわいい男の子 そして私は女に戻るの。 思春期の盛りを迎えている少年の青い果実を貪るが趣味だから、 いっつも寝る時は恋人と一緒。 そして恋人は中学生、その青さを弄んじゃう 私が後ろから彼を抱き締めて、首元にキスして、耳に息を拭きかけて、可愛い頭をなでなでしちゃう。 29歳の独身の私、そばで性欲を果てされて寝てる恋人は13歳半の青いりんご 青い果実はおいしい。
788 :
787 :2006/01/05(木) 23:30:02
成人小説の短篇ですが、バシビシ叩いてください お願いします
叩くほどの新鮮味がないな、現実だったならどれほど素敵か んなありきたりな表現では収まらないだろう…。
主人公の女性はMITで金融工学を学んだ帰国子女。外資系投資ファンドでモニタと受話器 ごしに辣腕をふるうのだが、彼女が二歳半のころに事故死した弟が原因で両親が離婚して しまい、日本人だった母親と別れて暮らすようになったため日本語をきちんと習得できてい ないのだった。←こーゆー設定?
791 :
778 :2006/01/06(金) 01:39:31
777は釣りだったのかよ!
スゲー脱力気分・・・・・・。
779を書き込んだあとへこみまくって、一日中落ち込んでたよ。
>>772 知ってるかもしれないけど知らなかったらあれなので。
ソネットなら立原道造もオススメ。
中也が突っ走る繊細なら道造は温かな透明って感じ。
エッセイ、っていうかブログの記事です。 直すところが多いのはわかるけど 全然わからない。お願いします。 ############# 他人からの影響を受けまくる。 気付いたら真似している。 小説を読めば文体がコロっと変わる。 ドラマや映画を見ればかっこいい役の真似をする。 好きな漫画の主人公の趣味まで真似していた。 引きずられやすいのだ。 今では随分落ち着いたが、それでもカッコイイと思うと 無意識の内に真似している。 そんな私のヒーローといえば仮面ライダー。 幼稚園のころはとにかく高いところから飛び降りていた。 最近(三代前か…)見ていた仮面ライダー555も真似した。 携帯の開け方を。別に大したことじゃない。うん、大したことないよ。 ただ単に携帯を開ける時にReady!と頭の中で唱えていただけだから。 高校卒業した辺りの頃か。 そんな恥ずかしい子の最近のブームは、ドライブ。 何処へでもふらふらスイスイ行ける。 自転車と違って疲れないし、何より日焼けしない。 で、私の真似癖はここにも発揮されている。 最近ふと見た頭文字Dという漫画。 あのセリフを真似する。 「なっ、なんてスムーズな荷重移動…!」 「なんてクラッチ操作!?ドラテクって完成に近付くとこんなに違うものなの!?」 etc...
あまりの恥ずかしさに思い出す度死にたくなる私だが、 それでも段々と大人になってはいる。 聞いて欲しい。 この間事故りそうになった時のこと。 少し狭いところで、路上駐車している車が一台。 それ自体はなんでもないのだが、反対車線に車。 うるさい音垂れ流す、あの趣味の悪いVIPカー。 どうでもいいやと通り抜けようとするとVIPカーも突っ込んできた。 急いでブレーキを踏み、事なきを得たが前から罵声が飛んでくる。 理不尽な態度に血が登った私は思わずこう叫んだ。 「どこ見て走っとんじゃボケ!この初心者マークが目に入らんのか!」 ……水戸黄門だった。 その後逃げた。
795 :
765 :2006/01/06(金) 02:23:03
>>770 ご意見ありがとうございます。
生きとし〜、わたしは、ゆきと〜の部分は書いていて少し迷った部分でもあります。
やっぱり心に浮かんだ情景を素直に吐露できなかった場合は、不似合いな文章になるのかもしれません。
時制に関しては、これに言うと逃げになるのですが、昔を振り返りながら、という気持で書きました。
なので、死を述べて、ゆきと雪に関わることを述べて、ゆきの雪に対する思いを述べる、という形にしました。
770さんが混乱したということは、わたしの筆力がまだまだ未熟だということなのでしょう。
精進していきたいと思います。
>>771 ご意見ありがとうございます。
ただ、抽象的なことを述べておられますので、おっしゃる通り、十分には理解しにくいです。
できればリライトのほうお願いできますか?
そうすれば771さんの指摘もよくわかると思います。
>>786 ご感想ありがとうございます。
若い頃は随分と破天荒な詩も書きましたが、最近はまた短文詩の原点に返りつつあります。
心の動き、目に移ろう風景をありのままに、思うがままに書くようになりました。
その辺りが、786さんや770さんが小説のように感じる部分なのかもしれません。
もっと素直に思いのたけを昇華させることができるようがんばりたいと思います。
どうもありがとうございました。
796 :
771 :2006/01/06(金) 03:36:00
>>795 リライトスレに書いてみたんで、一読を。
こう言ってはなんだが、他人に読ませるものはもっとテクニックを駆使したほうがいいと思う。
思いのたけをそのまま書いていいものが出来るんだったら、もとより小説家も詩人もいらないよ。
写実的な作品でいいものを作れる人っていうのは、テクニックが完全に血肉になってるから
巧みな言葉を自然に使える、そういう人のことだよ。
>787 小説なら空行を作るな。その行間を表現するのが小説 >792 文章がブチブチ切れている。 〜なので〜したら〜だったので〜した。と前後の文章を続けられる流れを作る
798 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/06(金) 09:46:34
激痛が走った。 それは今まで味わったどの痛みにも勝っていた。 そう、私は怪我をしたのだ。 ふと、もう進めない、という考えが頭をよぎった。 股のあたりに、血が滲んでいるのがわかった。 だがしっかりよく見ることはなかった。見れば、くじけていくと思った。 なんてまぬけ なんてどじだ俺は そう思った。 もう少しで目的地へと到達することができるというのに、 この足の痛みでは、歩くこともままならないではないか。 血は、足下をつたって地面にも流れていく。 それは、見まいとする私の目に、いやでも入ってくるようになった。 その量の多さにおそろしくなった。 流血と痛みで、気が遠くなりそうだった。 私はうなった。 傷を縫い繋ぐ道具はない。 血止めも、包帯も何も持っていなかった。 なんてまぬけなんだ。 私は、スポークのねじれた自転車を道路脇に寄せた。 そして、痛みに耐えながら、歩き、そして叫んだ。 「あと少しで我が家だったのに」
799 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/06(金) 13:12:25
>「という考えが頭をよぎった。」「くじけていくと思った。」 一人称視点なんだから こんなこと書かなくてもいいだろ
800 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/06(金) 13:23:36
すいません。言ってる意味がわかりません。
>>771 悪いがあんたのほうが詩の才能無いから。
全然無いから。
何だあの小学生が書きましたみたいなリライトは・・・・・・。
どんな風に変化したのか期待して見に行ったらアレですかそうですか。
やっぱ抽象的な指摘しかできない人間は文章力も欠如してるな。
正直呆れて物も言えんわ。
あんな稚拙な文章書く771に色々言われてる765が哀れになってきた。
798は日記か? 作者が何が言いたいのかも主人公がどうしたいのかもわからん。 792のエッセイもどきといい、どう評価していいもんやら激しく悩むな。 エッセイなんて好きなように書けとしか言いようが無い。 最低限誤字脱字に気をつけろ、ぐらいしか言えんぞ。