1 :
吾輩は名無しである :
2006/09/05(火) 19:10:04 岩波も再販されたことだし。
2 :
吾輩は名無しである :2006/09/05(火) 23:44:44
2get 新潮文庫版が1年くらい積ん読ですwww トルストイ派なので。
こういうクソスレいい加減うざい ドストスレで十分だろが まじで死ねよ
4 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 15:17:05
相当面白いのに、なぜか日本ではあまり有名じゃないよね。
┌→あまり有名じゃない―→売れない→絶版/重版未定→見かけない――┐ | カラマで挫折 | | 買い切り岩波置きたくない | └――――――――――――――――――――――――――――――-┘
6 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 16:56:06
まだみんな読んでいないので…
7 :
吾輩は名無しである :2006/09/06(水) 19:23:47
つーかなんで岩波は再販に踏み切ったんだろう? 名作なのでグッジョブではあるが・・・ というより、なんでこれだけ絶版になったんだろう。 4大長編と比べてもひけをとらないし、そもそも日本で勝手に4大にしてるだけ なのに・・・
世界的に見ても確実にひけとってるよ。あとなんで絶版って、売り上げ的な問題に決まってる。 版を重ねられない本はそりゃ絶版になる。
そんなにいくら否定を重ねたって小説自体は存在するんだぜ。 力んでも意味なし。 読むやつは読む。読まないやつは読まない。 評価するやつは評価する。評価しないやつは評価しない。 売れるときは売れる。売れないときは売れない。
10 :
吾輩は名無しである :2006/09/07(木) 06:00:56
11 :
吾輩は名無しである :2006/09/07(木) 17:02:20
五大長編とか言う話じゃないって。明らかに他の4つより評価低いから。 逆に他の4つと同等の評価を受けてるなんて話が俺には新説。
俺はそう思うってだけなのなw
15 :
浮き :2006/09/09(土) 16:25:04
『未成年』今読んでるけど、面白いですよ。 『カラマーゾフ』と『悪霊』には敵わないと思うが、 『罪と罰』や『白痴』とは充分並べられると思う。
16 :
吾輩は名無しである :2006/09/10(日) 16:08:04
上巻読んだばっかなんだけど、 スチェべりコフの変な質問が意味不明なんだけど、あれは何が言いたいの? あと米川訳はひどすぎる。 ところどころ意味がつながらい部分がある。 絶対におかしい訳もあるし。 訂正しろよって感じ。
17 :
吾輩は名無しである :2006/09/10(日) 21:28:37
>>16 スチェベリコフの変な質問っていうのは、アルカージイがヴァーシンの家で初めてスチェベリコフに
会った時に、スチェベリコフがアルカージイにした質問のことですよね・・?
あのスチェベリコフの質問は、一応質問する形で尋ねてはいても、
本当に相手に答を求めているわけでもないというかなり一方的な話し方に一つの特徴があって、
(実際に、アルカージイが答えてもちゃんと話の意味を説明しない態度を取っていて、)
軽薄でいかがわしい人物が、浅はかで偏狭な内容の心理学の分析のような話を
(特に人の性格を判定しようとするような種類の心理学の話を)
さもわかったように語って変に満足しているような様子を描写している
(今の世の中にも時々そういう人物はいると思うのですが)のだと私は思いますね・・。
18 :
吾輩は名無しである :2006/09/11(月) 06:51:12
>>17 あれは何かの比喩じゃないの?
ヴェルシーロフに関してのことではないかと思うんだが。
悪霊のマリヤが、何か意味深のことをいってたみたいな。
19 :
吾輩は名無しである :2006/09/11(月) 16:26:53
未成年実写化するならヴェルシーロフは田村正和かな。
20 :
吾輩は名無しである :2006/09/11(月) 19:28:07
>>18 確かにスチェベリコフの話の温泉場の出てくる部分は、
ヴェルシーロフのことを仄めかしている所があると思います。
ただ「自分はヴェルシーロフのことを知っている」
(アルカージイのことも知っている)ということを仄めかしているのであって、
具体的にヴェルシーロフや過去の事件を何かに例えているわけではないと思いますね・・。
21 :
吾輩は名無しである :2006/09/11(月) 20:05:39
>>17 なるほど、あれは意味がよく分からないことをわざといわせ「ているのですね
質問ばかりですみませんが
岩波中巻212P〜213Pにかけて
ヴェルシーロフの言ってることの意味が分かりません。
細かいことですが。
訳がおかしいんでしょうか
22 :
吾輩は名無しである :2006/09/11(月) 21:08:56
>>21 私は「未成年」は全集で読んでいて、岩波の文庫は持っていないのですが、
中巻のp,212〜p,213のヴェルシーロフが言っている内容というのは、
第何章の幾つ目の章のどの部分に相当するのか教えて頂けますでしょうか。
(翻訳は岩波と同じ米川正夫なのですが。)
重箱の隅をつつきあう、これもまた楽しからずや♪
24 :
吾輩は名無しである :2006/09/12(火) 17:54:50
>>22 さらに新しき汚辱の章の二のなかの前のほうの部分ですが、
「これも同様、良心の問題だからね」の部分から、「・・・よしんば
矯正されたにしろ、お前はわたしの目から見て、いっさいの価値を失うわけだからね
・・・・・・」
の部分です。
アルカージイが、ヴェルシーロフに、自分が公爵とリーザの関係を知っていると
認めながら、同時に、自分が公爵から金を取っているのに対し、卑劣漢扱いしなかったのか
と、問い詰める部分です。
ヴェルシーロフのいってることがよく分からないのですが・・・
25 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 00:23:10
>>24 その部分のヴェルシーロフが言っていることの意味は、
私にもよくわからない所があるのですが、アルカージイが公爵から金を借りていた
(公爵とリーザの関係を知っていたかもしれないにも関わらず)ということについて、
「自分は干渉する(非難する)ことはできなかったし、干渉しなくて良かったのだ・・」
といったことを穏やかに適当に説明して、(自分は迷いの多い人間だし、
アルカージイの方が高潔な人間なのだから・・・といった感じで)
取りあえず交わしているのではないかと思うのですが、私にもよくわからないので、
わかる方がいたら教えて頂きたいと思っています・・・。
26 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 13:39:17
>>25 丁寧な説明ありがとうございました。
だいたいの意味はつかめました。
ところどころ意味が通らない箇所があるのは、訳がおかしいとかんがえたほうが
いいのでしょうか?
27 :
吾輩は名無しである :2006/09/13(水) 17:04:25
>>26 米川正夫の訳はそれほど良いとは思えませんし、読者にとって意味がわかりやすいように翻訳されているようには
思えないような所が多いので、訳がおかしいと考えた方が良いような箇所は少なからずあると思います・・。
28 :
吾輩は名無しである :2006/09/16(土) 22:41:13
どっちにしたところで、今まで重版されなかった と言う事は、それなりに原因があったはずだと思う。
五大のなかで唯一殺人がないんだよね なんか、これだけポツンと浮いてる感じ 戸籍父の巡礼おやじ以外、宗教色も希薄だし。
30 :
吾輩は名無しである :2006/11/13(月) 22:02:33
あっ、ここにはあの荒らしがきてないんだね! やった!
31 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/14(火) 09:08:34
>>29 は、自演氏のレスと思われます。
皆様、反応しないようにしましょう。
32 :
吾輩は名無しである :2006/11/14(火) 09:10:44
33 :
吾輩は名無しである :2006/11/14(火) 11:22:39
34 :
吾輩は名無しである :2006/11/14(火) 11:24:02
35 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/14(火) 11:26:31
>>30 は、多重人格氏のレスと思われます。
皆様、反応しないようにして下さい。
36 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/14(火) 11:30:43
37 :
自演対策 ◆wc2ZTlqgRs :2006/11/14(火) 11:32:01
一応ロシア文学についての造詣はかなり深い人物ですが、 道徳に欠陥のある人で、目的は私に対する嫌がらせなので、 そこの所をよろしくお願いします。 それと、もし彼が私に関する中傷を行っても、嘘とデタラメばかりですので、 当然のことながら信じないで下さい。 こんなことになってしまって、本当にすみません。 彼が自演を行った場合、このスレは非常に危ない状態になると思いますが、>< 全力を尽くしてロシア文学関連スレの復活を目指そうと思っていますので、 どうぞよろしくお願いします・・。
38 :
吾輩は名無しである :2006/12/15(金) 06:46:24
早くも品切れみたいだね
そうだね。 早く買っとけばよかった。
40 :
シベリア公爵 :2006/12/31(日) 13:11:35
買っておいて良かった。
41 :
吾輩は名無しである :2007/01/25(木) 19:11:08
あっ!
4年前に40歳で、思うところあってドストエフスキーを再読した。 すべて新潮やら岩波の文庫で買ったが、「未成年」だけは新潮の文学全集で読んだ。 5大小説で未成年だけが文庫になっていないことで、くよくよしていたのは 俺だけではなかったことがわかったことで良しとしたい。
43 :
シベリア公爵 :2007/03/07(水) 21:57:44
そろそろ全集が出ても良い頃ですな!
44 :
吾輩は名無しである :2007/03/07(水) 22:10:03
できれば文庫がいいな
出るとしたら、ちくま文庫で小沼訳かな。 作家の日記は以前、文庫で出てたけど品切れ
46 :
シベリア公爵 :2007/04/26(木) 14:21:10
このスレまだ生きてたんだな!
「新しい時代を作るのは老人ではない!」
48 :
シベリア公爵 :2007/05/30(水) 16:43:24
未公刊ノートをまた再版してほしい。古書は高い。
またまた売れませんでした。 不遇な傑作よ‥
50 :
吾輩は名無しである :2007/07/23(月) 12:24:23
これヴェルシーロフのあまりの駄目親父ぶりに吹いたw 最後の展開もドストっぽかったけど、後で振り返ると無理やり終らせた感じだな ヴェルシーロフが2回もアフマコーヴァ婦人の家に乗り込むのは、ちょっと変だな アルカージイが影薄いんだよな 完全に受身だし
51 :
吾輩は名無しである :2007/08/16(木) 02:13:44
ドストエフスキー 渾身の空振りが「未成年」 そして登場人物の空振り、空回りは未成年であるがゆえ... テーマと構造、そしてタイトルの三位一体! だから当然独特のわかりにくさでダイナミックな面白みに欠ける 次の打席でドストエフスキーは世界文学史上最高の 逆転サヨナラ満塁ホームランを打つが ホームベースに帰還する前に横死...
52 :
吾輩は名無しである :2007/08/16(木) 08:57:00
20代の頃に一度読んだが 「僕は無名でロスチャイルドになりたい。」(大意) と、アルカージィが夜の雨の中で叫ぶところだけ共感。 如何にも若者の声だ。
53 :
吾輩は名無しである :2007/08/21(火) 15:09:27
54 :
吾輩は名無しである :2007/09/09(日) 16:45:37
このスレは死んでるのか!
55 :
吾輩は名無しである :2007/09/09(日) 16:48:36
56 :
吾輩は名無しである :2007/10/26(金) 22:02:48
「未成年」もうすぐ読破記念カキコage それにしても過疎ってるね
未成年、結構好きなんだけどね。 ヴェルシーロフって結構、好き。
ヴェルシーロフが上機嫌で、エリセーエフ商会でオランダ苺や上等なお菓子を買って 帰ってくる場面が好きだな。
あと、聖像をまっぷたつに割る場面も。
カラマブームの今、新しい翻訳、出せばいいのになぁ。
カラマブーム≠ドストブームではなかろうか
62 :
吾輩は名無しである :2007/11/10(土) 08:17:03
あのオヤジ、いい歳して、どんだけ中二病なのかとw
63 :
吾輩は名無しである :2007/11/29(木) 15:34:31
保守age!!
エリセーエフ商会の御曹司は帝大国文科卒ですよ。
読了したが、ドスト小説で初めてつまんねーと思ってしまった。 主人公ヘタレすぎだろ
66 :
吾輩は名無しである :2007/12/06(木) 16:52:05
駄目親父を、家族がハラハラさせられながらも暖かく見守るって話に なっちゃってるからな、結局 アルカージイがキャラ薄すぎて、 親子の葛藤劇が中途半端になっちゃってるのがね・・・ これなら 罪と罰の ラスコとスヴィドリの関係のほうがよっぽど深い この二人を薄くしたような話だったからな
67 :
吾輩は名無しである :2007/12/06(木) 16:54:47
しかしあの長い分量で この薄い内容はないだろって話だよな
エピローグだけはよかった
過疎り過ぎで保守する意味があるのかと思うけど保守age
70 :
吾輩は名無しである :2008/01/04(金) 15:34:04
がしっおふくろーずずずずず(T_T)すりすり(>_<)せいっせいっ(−_−)
71 :
吾輩は名無しである :2008/01/04(金) 18:34:50
その髪明日はハイカラにしてごらん(−_−)(T_T)(^_^;)
72 :
吾輩は名無しである :2008/01/26(土) 12:54:37
今日の午後16時〜17時 NHK教育で『ETV選 21世紀のドストエフスキー』の再放送
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dos117.htm 私はNN氏の読みの鋭さに感心すると同時に、亀山訳に唖然とした。
誰もが気がつくのは、先行訳が、表現の違いはあれ、原文に忠実で、語学的にほとんど一致している個所で、亀山訳に限っての誤訳が目につくということである
http://www.logico-philosophicus.net/hedonism/hedonism2002.htm 最後に翻訳について。邦訳書中、「エイゼンシュテイン」と記すべきところを二度にわたって「アインシュタイン」と記している箇所があった。
文脈からそれが「アインシュタイン」ではなく「エイゼンシュテイン」であることは明かであるから(実際原書p.35、p.37では"Eisenstein"と書かれている)、害は少ないだろう。
「絵巻物の中に映画的モンタージュの真の先駆形態を見て取」るアインシュタイン、
「ディケンズの後をうけて(中略)――湯沸しが私を見つめている……」と言うアインシュタイン、というハプニング的な組み合わせから少なからぬ刺激を受けた身としては、この se の欠落にそれほど文句をつけたいわけではない。
とはいえ、誉められたミスでないことにかわりはない。
→ → そして4年数ヶ月後 → →
● 2007.05.22 G.ドゥルーズ『批評と臨床』の内容に関するお詫びと訂正
G.ドゥルーズ『批評と臨床』(守中高明+谷昌親+鈴木雅大訳、河出書房新社、2002年刊)の51頁5〜6行目および、56頁5行目に記載された「アインシュタイン」は、いずれも「エイゼンシュタイン」の誤訳=誤記でした。
これは、固有名詞を読み間違えるという極めて初歩的な誤りであり、読者の皆さまに誤った情報を提供しましたことについて、心よりお詫びを申し上げ、訂正させていただきます。
2007年5月21日 守中高明
74 :
吾輩は名無しである :2008/02/05(火) 00:05:25
うちの本棚には、ナヴァコフのロリータと、ドストエフスキー未成年が並んでる。 題名だけは、萌える。
75 :
吾輩は名無しである :2008/06/12(木) 02:52:28
ho
新潮の全集の「未成年」は誰の訳でしょうか?教えてください!
78 :
吾輩は名無しである :2008/06/29(日) 21:09:24
新潮文庫増刷しました
79 :
吾輩は名無しである :2008/06/29(日) 22:10:36
去年の秋頃に読んだ 新潮で出るなら少し待てばよかったな 他は全部新潮だしyonda集めてるのに
81 :
吾輩は名無しである :2008/08/01(金) 15:35:30
初めてドストエフスキーの作品を買ったが、結構面白いと思った。何で評判が悪いのだろう
他の作品の方がもっと面白いと感じる人が多いからじゃないかな?
83 :
吾輩は名無しである :2008/08/02(土) 22:45:49
岩波と新潮、どっちの訳がいい?
85 :
吾輩は名無しである :2008/08/09(土) 00:01:49
罪と罰の続編だな、こりゃ。 人間、地道に生きるのがいちばん。
まだ10p程しか読んでいなが、確かに主人公のジメジメ感はラスk…
過疎のくせに落ちそうで落ちない未成年スレage
88 :
吾輩は名無しである :2008/10/14(火) 00:15:59
あげ
89 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 16:20:12
(物語の)最後の方の行動はともかく前半の親父のベルシーロフはかっこ良かったね。 どれほど奥行きのある人物か想像もつかないぐらいの雰囲気があった。このキャラに よくもまああんな真似させるよ、ドストは。かっこいいままで終わらせろよ。
90 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 19:09:29
ラスコの劣化版⇒アルカージイ(地下室の住人のほうが近いけど) スタヴとスヴィドリの劣化版⇒ヴェルシ 作者のやりたかったことは分かるが、ぶっちゃけ失敗作だよな 登場人物が平面的で、作品のドラマも上手く機能してない
91 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 20:37:07
自殺の文学史ってロシア人の本読んで 面白そうだから岩波の上巻買って数十ページ読んだけど 挫折しそうだよ! やっぱロシア人の糞長い小説読んだり 登場人物の糞長い名前覚えたりするのは暇な学生時代じゃないと無理だな
92 :
吾輩は名無しである :2008/11/27(木) 22:06:04
読んだのにスジすら思い出せない。なんでだ
文章が下手。
94 :
吾輩は名無しである :2008/12/04(木) 23:49:36
なぜって説明しがたいけど未成年大好きだナァ。
アルカージィも影が薄いとはおもわんかった。年が近いせいか非常に共感できたし。
ヴェルシーロフに関しては
>>89 と同じように感じたけど、何がそう書かせたのか、
何を目論んで作ったのかまだまだ考えていきたいものだ。
トリシャートフは”天使”だと思う。根拠は、 @美しい A主人公を救済する役割 B探しても見つからない ”天使が存在する”と言う思想がある。キリスト教社会で共有されている意識だ。 ハリウッドの映画の「スーパーマン」がメイア願望の意識に立脚しているように 天使願望に立脚する作品や登場人物がある。最近ではテレビドラマの「タイムマ シーンにお願い」(原題 Quantum Leap、主演、スコット・バクラ)や映画の 「天国から来たチャンピオン」(主演、ウォーレン・ビーティ)などだ。ウェスタン の「シェーン」も一種の天使願望のコンプレックスに訴えかけている作品だ。伊丹十三 の「たんぽぽ」の評価が海外で高かったのも天使願望コンプレックスを触発させたから だろう。確か、キャッチコピーか副題がラーメン・ウェスタンと言う謳い文句だったはず。 もし、大学生の皆さんがそのレスを読んでいるなら遠慮なくパクって下さい。レポートや 論文のネタに使えそうでしょう? ドストは明言していない。むしろ隠蔽するように丹念に身元をはっきり書いている。それは 技術的偽装なのである。最後の主人公の述懐(どうしても見つからない)こそが、手がかり であり、真相のほのめかしなのである。
↑上から五行目>「スーパーマン」がメイヤ願望の意識 とあるのはメシア願望の書き間違いです。恥ずかしいな〜
マカール老人が大切にしていた聖像は妻ソフィアの代わりだったんだね。
そうですよね
2年以上も前に立ったスレで100レスもついてないのに 落ちないってすごいね というわけで保守します
100 :
吾輩は名無しである :2009/02/22(日) 20:14:02
100
101 :
吾輩は名無しである :2009/04/19(日) 09:27:10
102 :
吾輩は名無しである :2009/07/29(水) 20:38:56
今、第二部まで読み終わりました。 リーザがセルゲイ公爵とデキてたなんて...
103 :
吾輩は名無しである :2009/07/30(木) 09:45:11
おれには読めない
104 :
吾輩は名無しである :2009/08/02(日) 13:42:24
なんですと! そんな読みにくいかねぇ。 ドスト総集編な感じでむしろスラスラ読めたんだけどねぇ。
他の長編よりは、むしろ短編とか中編小説に雰囲気が近い気がする。
106 :
吾輩は名無しである :2009/08/22(土) 04:20:34
クラフトさんも、オーリャも、アルカージイの言葉ひとつで生きれたかもしれないんだよね。 この子にその点での悪意はないんだけど、まったく本当に偶然にも死ぬように仕向けちゃってるのが なんとも恐ろしい。
保守
他人の人格を判断する時はその笑顔を判断の材料にしなさい。 俺がこの本で唯一憶えていてためにもなってる文ってこれだけ。 もちろん一字一句あってないしもしかしたら違う本だったかもしれないけど。
ナポレオンになりたかったラスコーリニコフよりも ロスチャイルドになりたかったこの主人公の方が現実っぽい。
保守 人いない割りにこのスレ落ちないな
111 :
吾輩は名無しである :2010/02/10(水) 01:26:58
ドストの最高傑作が『未成年』と考えるが、少数意見だろう。 殺人が起こらないし、性格異常な人物も登場しないから、プロットと人物造形 と心理描写が巧みでないと、この長さは持たない。ドストはその賭けに 成功したとおれは見ているが、世界的には人気薄だな。
112 :
ε=┏(*゚▽゚)┛ :2010/02/10(水) 08:52:24
土須斗ゎ未成年だけ読んでナス((笑))
113 :
吾輩は名無しである :2010/02/11(木) 00:09:34
最高傑作はカラマーゾフだと思うけど、傑作なのは間違いないし、個人的には一番好きな作品。 なんといってもアルカージイに共感できる。 僕はヴェルシーロフは性格異常だと思いますがね。 人格破綻というか。 ただ他の4長編よりも、彼自身の中篇の作品を集めて昇華した感じがあるので、 そのあたりが一般的な評価を下げてしまうのかもしれない。 いつになるかわからないけど、脚本作って舞台化するのが夢です。
114 :
吾輩は名無しである :2010/02/11(木) 00:16:25
読んだのは岩波文庫の米川正夫訳だが、汚い古本だったのですぐ売ってしまった。 今手許にあるのは新潮文庫の工藤精一郎訳で、まだ読んでいない。 ドストは新潮文庫で大体揃えているが、『罪と罰』は今売っている工藤訳でなく、 その前の米川訳を持っている。数十年前のわが高校時代に新本で買ったものだ 米川訳って批判もあるが、おれは結構好きだな。
115 :
吾輩は名無しである :2010/02/11(木) 00:25:42
ドストの作品で好きなのは『未成年』『虐げられた人びと』『ネートチカ・ ネズワーノワ』がベスト3。 『虐げられた人びと』日本で映画化されないかな。
116 :
吾輩は名無しである :2010/02/11(木) 00:34:31
「虐げられた人びと」いいよね。 片思いが連鎖している人間関係が切ない…
僕が持ってるのは汚い古本の工藤訳ですねぇ。 引用を見比べた程度ですが、3訳の中では工藤訳が一番いいように思いました。 マカール老人の語る「善美」という言葉の訳が特に。
118 :
吾輩は名無しである :2010/02/11(木) 01:31:24
3訳とは?
米川・工藤・小沼じゃねえの?
120 :
117 :2010/02/11(木) 10:35:27
+北垣氏の計4訳あるみたいですね。 見比べたのは米川、北垣、工藤だったような気がします。 カラマーゾフは最初小沼さんで読んで、格調高い訳文という印象はいまだ残るんですが、 そのあとに読んだ罪罰やら、途中で江川訳に逃げた悪霊やらと、難解な印象もつきまといます。 単に初読ゆえの理解の浅さが招いたのか、実際訳がよろしくなかったのかはなんともいえませんが、 こちらも読み比べてみたいところですね。
121 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 12:58:39
小沼文彦訳はやたら評判いいけど、まだ読んだことない。 ちくま文庫から出たことあったっけ?
122 :
吾輩は名無しである :2010/02/12(金) 16:31:22
おれが持っている『未成年』新潮文庫は今売っているやつとはカバーが違う。 前のドストはは全て青っぽい顔写真で統一されていた。今のは他のも含めて ゴテゴテしていて好きじゃない。カフカのカバーも同じで、改悪されている。
123 :
吾輩は名無しである :2010/02/15(月) 01:14:14
『未成年』いいと思うなあ。
124 :
吾輩は名無しである :2010/02/17(水) 01:55:10
未成年の後半の展開って素晴らしいよね。
悪霊スレ落ちたね。こっちに住みつこ
126 :
吾輩は名無しである :2010/02/20(土) 23:07:56
test
お、やっと解除された。
>>122 僕は今のがいいと思いますね。
派手というわけでもないし、表紙がドスト先生の深刻な表情だと、
なんとなくとっかかりにくそうで。
読んだことが無い人は縁のないものと考えてしまいそうなもの。
古典というだけでいかめしいイメージが蔓延してますからね。
あとどこかで見た意見ですが、新潮の裏表紙の要約は要約でもなんでもない
デタラメが多くてウンザリします。
重要なネタバレがあったりするのもどうかと。
>>125 なぜか落ちましたね。
ニコライとヴェルシーロフ。キリーロフとクラフトの関係でも考察しましょう(笑)
128 :
吾輩は名無しである :2010/02/20(土) 23:55:26
ゴテゴテというのは派手という意味ではない。 センスが悪いということ。 『異邦人』も北アフリカの町並みと青い空の かつてのカバーの方がよかった。
129 :
吾輩は名無しである :2010/02/21(日) 00:01:33
スレチだが、新潮文庫のカバーでおれが特に気に入っているのが、 パステルナーク『ドクトル・ジバゴ』のだ。とてもセンスがいい。
130 :
吾輩は名無しである :2010/02/27(土) 19:23:13
『未成年』はドストの5大作のなかで、もっとも繊細な表現が なされた作品だと思うのは果たしておれだけか?
131 :
吾輩は名無しである :2010/02/27(土) 23:53:09
そもそもそういう比較をしようと思わないのでなんとも。 どういうあたりがそう思うんでしょうか。
亀山だったか ドストは『未成年』で小説家としてのひとつのピークを迎える。 『カラマ』からは別の相。 みたいな言い方をしていますね。
>>130 書き手が余裕を持っているという気はします。
その分、作者の情熱のようなものは感じられず、(読者に)読み進めさせる力に欠けると思います。
134 :
吾輩は名無しである :2010/02/28(日) 23:28:57
『未成年』以外の4大作は、とても身近にいないような性格異常の人物が登場 して、熱に浮かされたような弁舌をふるったり、突拍子もない行動をとったり、 果ては殺人事件が起こったりして、平凡な日常を送っている我々からすると、 なんだか激越すぎてピンとこないところがある。対して、『未成年』は親子と 恋愛を絡めた日常的な題材で、ドラマツルギーも納得できるものである。
新潮の下巻がみつからないから手がつけられない
136 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 01:08:22
『未成年』読まれてないね。
137 :
吾輩は名無しである :2010/03/04(木) 01:16:10
>>135 上巻だけでも十分読み応えありますぞ。
新潮のは綺麗に終わってる。
あとは図書館で借りるってのはどうでしょう。
いつかといっててもいつになるかわからないので、脚本化ためしにやってみます。
舞台化こそいつかできたらいいなってことで。
138 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 01:12:27
下巻だって普通に売ってるよ。どこに住んでんだか。
>>138 東京のド真ん中です
古本屋しか捜してないからかなあ…
無いわけは無いんですが、以外に無いんですよ〜
140 :
吾輩は名無しである :2010/03/05(金) 12:24:14
新刊書店へ行け。
141 :
吾輩は名無しである :2010/03/06(土) 16:48:15
早く買わないとまた絶版になっちゃうよ。
142 :
lane ◆CCCP//9zck :2010/03/07(日) 00:25:22
新刊を買うほど読みたいとは思わないんですよね…>『未成年』 慣れのせいか、最近の新刊文庫の大きい活字も合わない ページ数もかさむから、本が多い人にとってはあまり嬉しくない まあ絶版なら絶版でもいいや、という位置付けにある
かさむというより高い。 なんで1冊800円以上もするんだよ。 昔はこんな値段じゃなかったはず。
144 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 11:00:50
800円が高い?一回の食事代だろ。ケチケチしてんなあ。 それじゃあ、筑摩のドスト全集全巻を20万で買った人はどうなるんだ? 出版不況で本が昔より売れなくなっている以上、 単価を上げなきゃ採算がとれないんだよ。 出版社が倒産しまくって、本が出なくなるよりいいだろ。
145 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 14:18:04
じじいの為に字は大きくページは増量で価格アップとは鳴け増すねぇ〜(笑) 上下800円が妥当ねで賞値〜(笑)
146 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 14:25:26
出版社だけで鳴く古本屋もどしどし潰れておるご時世です殻ねぇ〜(笑) 先行きはどこも暗い〜(笑)
147 :
lane ◆CCCP//9zck :2010/03/07(日) 18:41:14
作家に原稿料を払わなければならない新作ならまだしも、数世紀前に大量出版されてとっくに版権も切れている作品までが数倍に値上がるのは異常 古くなったケーキの名前を替えて、ラッピングや名前を新しくして高値で売りつけているようなもの それだけならまだしも、この不況の中でこれだけ値上げしておきながら、若者が本を読まないなどと批判するから困る バブル期なんて、薄い文庫なんて100〜200円だったはず 本離れは単に学力や文学衰退だけが原因ではないね
148 :
吾輩は名無しである :2010/03/07(日) 23:25:44
せめて我々本好きは金に糸目をつけずどんどん本を購入し、 出版業界を盛り上げたいねえ。図書館なんか行かずにさ。
>>148 三度の飯を削っても持ち家を手放してでも本が読みたい読書好きには
毎月2万6千円の読書手当てを支給するべき
もちろん領収書はきちんと役所に提出する
150 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 01:11:49
筑摩のドスト全集もし復刊されても一冊1万くらいしそうだな。 欲しいけど、さすがに懐具合が気になるなあ。
151 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 02:33:50
吝嗇の騎士団でも作れそうですな
>>151 安く買えるのに、わざわざ高い金を払って同じ物を買う人はいないでしょう
この場合、ケチとは言わないと思いますけど…
俺が20年ぐらい前に買ったカラマーゾフの兄弟の上巻が 520円だった。今売ってるのみたら860円もするんだな。 内税外税の違いはあるんだが 当時と今とじゃそうは物価は大して違ってないはず。 500円じゃ買うけど1000円近くなるとやっぱりちょっと手を出しづらいなあ・・・ まあこの話題はスレ違いだし 別スレ立てて論じてもいいくらいの話題だからこの変にしとこうか。
154 :
吾輩は名無しである :2010/03/08(月) 21:50:50
俺もこれだけは読んでないな。『悪霊』でゴタついて、「市民」の編集長を辞任して、 アレクセイが生まれて、ネクラーソフの雑誌に掲載を約束した。 子供が生まれてうれしい時期の作品で、ドストエフスキーとしては異色の部類に 入るからか知らん。
その息子が、ネクラーソフの死の翌年に夭逝しちまうのな。 で、『カラマーゾフ』の執筆を始めた。 運命の囁きでも聞こえたんだろう。
156 :
吾輩は名無しである :2010/03/12(金) 21:13:26
古書ネットで6000円とか10000円の本をバンバン買っちゃうよ。
157 :
吾輩は名無しである :2010/03/27(土) 12:59:20
『未成年』読まずしてドスト好きを標榜するなかれ。
158 :
吾輩は名無しである :2010/04/17(土) 16:11:10
『未成年』がベストだろ。
読み終わった。 リーザがかわいそうだと思った。
160 :
lane ◆Oz/piFw.Ok :2010/06/02(水) 23:11:00
ヴェルシーロフの一人称「わし」に違和感あり でも、『未成年』は『悪霊』『白痴』の良き手引書だと思います
161 :
lane ◆Oz/piFw.Ok :2010/06/03(木) 00:10:12
>>159 意志の弱い公爵より、ワーシンにしとけば良かったのにね
貧乏生活が続くだろうけど…
読み終えた後に感じがちな救いようのない後味の悪さが少ない 主人公が20歳前後か25歳過ぎているかでドストのさじ加減は変わってくるようです
>>162 そういえばそうだな
まだ未来があるってことかな
164 :
吾輩は名無しである :
2010/07/23(金) 16:04:56 吝嗇の騎士といってからかった意味がわかっていただけましたでしょうかw