過剰な拒絶反応って?
940を読む限り、そこで春樹の名前が出る理由が分からなかった訳だが。
>春樹が自身の小説の重要な箇所でドストやドストの作品に言及しているのだから
へー、そうなんだ。知らなかったよ。
どっちにしても940だけじゃ恐ろしく説明不足だったね。
953 :
吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 22:35:07
春樹
「登場人物『ドスト読んだよ!ここは、こうで、あれはああだね。』」
ドスト
「・・・。まるで理解してない!」
まあドストヲタもけっこうあちこちで湧いてるんだけどね
村上の作品は好きじゃないけど本人には同情するよ。
>春樹が自身の小説の重要な箇所でドストやドストの作品に言及しているのだから、
>春樹とドストを絡めて論じることは決して突拍子もないことではない。
>それに春樹を経由してドストを読むようになったという人も現代の日本には少なくないでしょう。
本気でこんなこと思ってる痛いファンがついてるなんて。
956 :
940:2007/01/03(水) 23:12:25
いや、だから自分はハルキストではないんだって(苦笑
>>955 じゃあ、あなたはどういう経緯でドストを読むようになったのかな?
春樹経由で読むようになったのではない自分は、
より高尚な文学愛好家だとでも思っているのかな?
ドストなら作品中でハルキとハルキヲタを殺す
俺がドストを読んだのは、中学時代の爺ちゃん先生が
「罪と罰は二十歳までに読んで欲しい」
って言ってたから、そんなもんかなと思って、
同じ作者だからと手始めに地下室の手記に手を出した。
薄かったから。間違いに気付くまでさほど時間はかからなかった。
春樹からドスト読んだ奴は、俺の周りにゃ一人も居ないな。元文学部国文。
そもそもドストと一生縁が無い奴か、元から著名作品は目を通してる奴かだな。
>>956 自分955だけどさ、村上経由だから低俗とか、
村上経由ではないから高尚なんて言ってないよ。
「村上を経由してドストを読むようになった人が多い」と思ってるのが
痛いと言ってるんだよ。
960 :
940:2007/01/03(水) 23:34:39
>>959 了解です。
ただ、「村上を経由してドストを読むようになった人」が「多い」とは言えなくても、
「少なくはない」とは思う。そういう人は何人かは自分の周りにはいる。
けど、そういう自分の経験を一般化し過ぎた物言いだったというのは認めます。
正月そうそうくだらないことで言い合ってんじゃないよ!
世の中には恐ろしく貧乏で少女が売春した金で
一家を支えてる家族だっているんだよ!
>>960の周りにいるのはハルキを経由したドストファンではなく、
ハルキの本からドストに手を出すほどのハルキファンだと思う
>>958 せめて白夜から入っていればまだマシだったろう
違う方向に間違うかもしれないけどw
>>961 でも最終的には金がっぽりもらえたじゃん。
春樹は売れてるし翻訳や対談やサイトやらすごいからしょうがないだろ
今の世の中、春樹臭だらけで避けて通れない
どうしても嫌なら神さまにおすがりするしかないね
神さまはすべてよくしてくださるでしょう
965 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 03:12:47
>>933 お前ちゃんと読解しているのか?
ラスコは当時のペテルブルク大法科(日本でいう今の東大よりさらに上だろう)でも、
他の学生から、優秀ってことで一目置かれてた男だぞ
相当才能豊かな青年だろう
論文が雑誌に掲載されたりしてるし
ポルフィーリイやスヴィドリガイロフも頭の良さや才能は認めている
そんな優秀な青年が、金がないことや、置かれた不遇な状況から、精神の泥沼状態まで
はまっていくことを描写して、当時のロシア社会の不合理さをえぐってんだよ
>>965に読解力が無いのはさておき、ほんとにラスコって頭いいのか?
小説中ではそういう設定にはなっているが、頭脳の優秀さやインテリジェンスが
言動から窺える箇所は皆無。
雑誌に掲載された論文の趣旨だって、アホウとしかいいようのないものだし、
これでペテルブルク大法科と言われても。
どっちかっていうと言ってる事やしてる事(殺人)は、3流校の落ちこぼれとしか思えないけど。
969 :
932:2007/01/04(木) 04:26:24
>>933-
>>934 ありがとうございます!
呼び名によって相手への態度が変わるとは、全く知りませんでした。
ロシア語や文学、文化を勉強されている方にとっては当たり前の事だったんですね。
自分の読解力の無さも含め、大変恥ずかしいです。
ガーニャの焦りを頭に入れ、今後読み進めていきたいと思います。
>呼び名によって相手への態度が変わるとは、全く知りませんでした
ロシア語勉強しててもよくわかんないからなあ、あれ。
「復活」のカチューシャはホントはエカテリーナって名前だけど、正式な養女では
ないのでカーチェンカと呼んではもらえないが小間使いでもないのでカーチカとも
呼ばれず、間をとってカチューシャと呼ばれるようになった、ってくだりがあったね。
なんか微妙なニュアンスで日本人にはわかりにくい。
名前だけでなく父称のほうも状況に応じて変えて呼ぶ。
「父と子」のバザーロフは自己紹介の時、自分を謙遜して「エヴゲーニイ・ワシリーエフ」と
名乗るが、キルサーノフ家の人々は客人である彼を「エヴゲーニイ・ワシリーヴィチ」と
尊称で呼んでる。
ロシア人は、名前+父称+姓があるからめんどくさいな。
頭よくないし金はそこそこにあるしラズミーヒンみたいな友達はいないし
ソーニャみたいな女もできないし俺はラスコーリニコフになれないと気付いた
ラスコにはなれないが地下室のわたしがぴったりじゃないか!
974 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 15:26:30
>>968 小説なんだから、誇張、歪曲化して書いてんだよ・・・
お前大丈夫か?
設定はエリート中のエリートだよ
ポルフィーリイもスヴィドリも、才能ある人間なのに、破滅していくのが惜しいって感じで
本来の目的以外に、おせっかいやいているように見ええるけどね
>>974 設定がそうだってのは判ってるけど、ぜんぜんその設定が活かされてないような。
「ああ、こいつはほんとにIQ高い奴なんだな」と納得できるような場面ないやん。
「カラマ」のイワンも超インテリって設定だけど、その超〜素晴らしいユークリッド的
知性が発現される場面なんて皆無。
「大審問官」なんて、単なる泣き言に過ぎないし。
「場違いな会合」で取りざたされてる論文についても、たちの悪い冗談でしかない。
あれのどこがインテリなんだ?
眉間にシワ寄せて苦悩すればインテリってわけじゃないぞ。
あとさぁ
>>965、君、自分がレスつけた
>>933の文章をもう一回読み直してみてね。
果たして
>>965に書いた君のレスがふさわしい内容なのかどうかさ。
君の知性に期待してるよ。
977 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 16:19:05
けど、世の中で知的とされている人の実体って結構あんな感じじゃないかな。
現代日本の偏差値エリートの多くも頭がいい一方おそろしく人間的には未熟だったりする。
知識ある者と知恵ある者の対決を、
たとえば、ラスコとソーニャ、イワンとゾシマの関係で、
ドストは描こうとしたんじゃないかと思うのだけど。
(⌒─⌒)ゥ,、♪
((^ω^`))ゥ,、 ああ、ワーニカはピーテルに逝っちゃったぁー♪
(( ( つ ヽ、
〉 とノ ) )) ♪
(__ノ^(_)
(⌒─⌒)ゥ,、 ♪
(( ((´^ω^))ゥ,、
♪ / ⊂ ) )) ♪ あたしは彼を待ったりしないぃー♪
(( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)♪
♪
>>977 そういえば、ソフィア(ソーニャ)って「神の知」って意味だったね。
979 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 17:18:38
日本語に訳せばソフィアは「知恵子」さんだったよね。
980 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 17:55:44
ソフィアは上智でもある。
愛知でもある
ソフィア・セミョーノブナ・マルメラードワ
↑
『神から聞いたよ、大甘の神の知恵子さん』という意味。
黒澤の白痴の那須妙子さんはどうなのよ?
985 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 20:30:02
那須妙子さんは表音的翻訳、
大甘知恵子さんは表意的翻訳。
ナスターシャはアナスタシア(復活)が語源だから、
表意的に訳すとどうなるだろう。結構難しいね。
出戻り娘?
再生紙を使用しています
987 :
吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 20:40:56
>>986 「復活」と「再生」は少し、しかし決定的に違うのですね。
強いて言えば、「復活」は一神教的で「再生」は多神教的、かな。
・・なんて話をしているうちに、新年に相応しく、
そろそろ次スレ立て(復活or再生)の頃合いですね。
988 :
976:2007/01/04(木) 20:55:40
♪ (⌒─⌒)
( ´・ω・`) )) ♪ やっだ〜何を気付けというのよ
>>984 (( ( つ ヽ、
〉 とノ ) )) もう終わった話はいいじゃない。
(__ノ^(_) ♪
(⌒─⌒)♪
(( ( )
♪ / ) )) ♪
(( ( ( 〈
(_)^ヽ__) じゃあ、次↓踏んだ人、スレ立てお願いね〜♪
立ててみようか
ちょっと待て!
立てたの989だろ!
>>968みたいな厨房臭が漂うレスは俺も嫌いだ。
こういう奴って、そもそも自分が問う「頭がいい」の定義さえ見当がついていないに決まっている。
また自分流の定義があったとしても、ただそれに当てはまらないのを突き放しているだけという惨状もよく見るもの。
993 :
989:2007/01/04(木) 21:43:26
>>975 ドストエフスキーが書いたのは、客体化されたインテリ像ではないですよ。
そのようなモノローグ的な発想は、ドストエフスキーには無縁と言っていいものです。
ドストエフスキーが書くのは、あくまで、イワン・カラマーゾフという立派な一人格を
持った人間の、「自意識」を通して見た世界であって、インテリというのは一要素に
過ぎません。
ドストエフスキーは哲学者である前に、芸術家です。、あなたのように、
小説全体の構造(つまり人物たちの対立が織り成す界)を捉えられずに、一人物の
持つ思想や哲学について、あれこれ議論するのは、面白い議論ではありますが、
本質を見れずに、表層に踊らされた議論なのでしょう。
>>992 いや、そもそも頭が良いかどうかは、一要素に過ぎません。ドストエフスキーが頭の良い
人物を後期に好んで書いたのは、初期の対象である9等官たちでは、書くべき自意識の
深度や、それを通して見た世界がたかが知れてるからです。
地下室の手記の「わたし」のように四六時中、思想にとらわれている人間の方が、自意識
を通じて見た世界がより深遠で広いものになります。だから、書いたのであって、インテリ
とはこういうもんだ!みたいなカテゴライズは興味なかったんだと思いますよ。
バフチンの洞察ですが、ほぼ間違いないものと思います。それは、ドストエフスキーが
兄に宛てた手紙群からも裏づけられるものです。
グロスマン同志のスレ総括は?
>>972 長身美少年かわいい妹付ギザウラヤマシス
>>972 ラスコーニコフになれない一番大きな理由は
人が殺せないからだよ。
だから誇っていい。
フセインは死刑執行の寸前に
シベリア流刑のドストのようなミラクルを期待したんだろうか?
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