1 :
金閣寺 :
2006/02/20(月) 22:31:09
2 :
金閣寺 :2006/02/20(月) 22:31:57
3 :
金閣寺 :2006/02/20(月) 22:32:56
ネ ,..ヒニゝ、 ___ _,. -‐'"~ ,ォ、 ``''ー 、_ ,;f ヽ 、-─'''"~__,,,..-‐''"个`';ー-, 、.,_``''ー-;:- i: i `ー=ニ二! |^'│ . | | | l゙ニフ ̄ | | _.,.,_ ,.__|,∩_|ェェ|,∩ェ|∩!ェェ!∩_|、、,ォ | ,,,,,_ ,,,,,,| ///;ト, ;r、 {ニlニlヨ=!ー'''','二二ニ三王ー亠'=|; |r-==(三);(三) ////゙l゙l;:ゞ゙ヾ;,:ゞヾ`ゞ> _,,..-‐‐"ー''''' ̄ ̄_,,..-‐个ー-二二.,`_''ー------‐ャ (. ヽ :::__)..:: } l .i .! |ゞ《ゞ;':;ヾ:;ヾ-;ソ ‐ニ;゙----──''''''''''"""~ _,,,,,,.....--|─┬--;--、、 ̄,``````´ ,,∧ヽ )-==( ;. | | .|ゞヾ;;/ヘFゞヾ;:'`  ̄ ̄|| ̄〒─i'''''"""| | | | | | | |. ̄| /\..\\___ !, { .ノ.ノ`)'~ヾ;;ゞ';;゙ゞ;ヾ;'ゝ iョェェ||ェョ;||ョェョ|ェョェ==|FEFEFE;|;王i;|;王;|王il|EF|EFヨ / \ \ ../ / .|iゞ<ノ;ゞヾ-'、、_ '==i‐_‐‐__‐_',,'ニニiニ二二二i!ニニ
>>1 乙
前スレの
>>994 >それは解らんけど。クラプトンがモンタレーでのジミ・ヘンについて、“最後、ギターを生け贄にした”と語ってるんだが、『金閣寺』での三島の美の
>思想と関係あるように思えるんだが。「WILD THING」のラストにギターに口づけしてからガソリンかけて燃やす場面ね。
こういうエピソードの紹介は面白いし、興味がもてていいな。
それはそうと、三島の小説や思想だけに対してとは限らないけれど、そう言った事柄に対して
自分ではよく理解できないからといって、一番卑近な解答をもってきて理解できたと結論づけ
てしまうことほど、つまらない事は無いね。
5 :
金閣寺 :2006/02/21(火) 01:25:58
前スレで、『金閣寺』を三回読んで、やっと霧が晴れてきたと書いたものです。 四回目にチャレンジしようかとも思いましたが、 どうもこれ以上は今の漏れには煮詰まっている感じだったので、 一気に豊饒の海(4巻)に突入しました。(『仮面の告白』でも良かったか・・・) んで、『春の雪』に取り掛かったのですが、10ページ持たなかった。 何かつまらん。公爵だの侯爵だの伯爵だの子爵だの男爵だの飯沼だの・・・ そこで、これをパスして『奔馬』へ。 これが面白い!一気に40ページも休まずに読めました。 剣道シーン最高!汗蒸れ小手面、きちんと乾燥。 普段の漏れは、頑張っても、本は10ページも読んだらダウン。 『金閣寺』に至っては、2ページ読みこなすのも至難の業だった。 三島文学は、ムラがあるんでしょうか。
6 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 02:40:40
>>5 橋本治は「仮面の告白」→「禁色」→「豊饒の海」と・・・
>>1 乙
>>5 摘み食いイクナイ
豊穣は春の雪の回想シーンを織り交ぜて進行
するから順序良く読んだほういいと思われ
>>5 三島文学にムラがあるというよりも、
>>5 さんの興味を引くなにかが
「奔馬」にはあったということでしょう。
とりあえず興味が持てて読み通せる作品から読んでいけばいいと思う。
次の「暁の寺」も難物だし、こだわらず読んでいけばいいんじゃないかな。
あと「仮面の告白」にはぜひチャレンジしてみてください。
9 :
金閣寺 :2006/02/21(火) 19:28:24
>>8 まだ、飯沼が剣道の試合をしている所までしか読んでいませんが、
剣道とか裁判所とか、どっちかというと規律に厳しい雰囲気が、
漏れにはとても面白く感じます。
とは言え、
>>7 の意見を聞くと、やはり4部作を系統立てる必要もありそうですね。
10 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 20:07:00
三島初心者です。 「春の雪」読んだんですが、 輪廻転生とか言われてもよく分からないんですよね・・・。 普通に恋愛小説として読んじゃいけないんですかね? 私は、単純に「許されざる青春の愛の話」として読んで十分面白かったと思うのですが。 文庫の後ろについてる解説読んでも、 恋愛小説としての話の筋のことはほとんど触れられてなくて、 輪廻転生の話ばかり。
11 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 21:00:14
>>10 >普通に恋愛小説として読んじゃいけないんですかね?
それじゃあツマラナイ
清はわざと「許されざる」にしてるんですよ!
それは何故か?
12 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 21:05:13
>>11 >それじゃあツマラナイ
確かにそうですね。
>清はわざと「許されざる」にしてるんですよ!
>それは何故か?
その方が美しいから?
破滅的な美しさに惹かれるから?
そういう破滅的美しさに浸っている美しい自分を愛しているから?
どこかで死を望んでいるから?
13 :
吾輩は名無しである :2006/02/21(火) 22:18:47
14 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 06:27:06
>>10 とりあえず輪廻を深く考える必要はない。
「輪廻の主体は肉体か、精神か」
→存在するのは、肉体か精神か、という主題の為のフリだからね。
巻末のあさって向いてる評論家なんか何もわかってないから気にしなさんな。
>>12 なぜ切腹か。切腹というのは何かの罰則によるもの、あるいは何かに挫折した折にするもの。
三島にとっての聡子は、ぶち当たって砕ける壁みたいなもの。天皇もそう。
松本清張は、2・26青年将校は天皇への片想いって言ったが、三島が尊敬する人=2・26青年将校というのは、天皇という壁にぶち当たって非業に倒れたことに惹かれている。
ただ、誰一人腹斬らなかったことへの批判は「奔馬」にゆだねられるけどね。
15 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 06:31:35
↑ ぶち当たって砕けるのは、壁じゃなくて、ぶち当たってったほうね。 びくともしないのが壁。
16 :
通りすがり :2006/02/22(水) 10:07:06
三島由紀夫トリビア 弱点(というまではいかないみたいですが)が音楽
17 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 12:22:21
18 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 13:37:14
これ大ニュースじゃん。 ホモダチが逝っちゃったのね。
三島の小説に文学的主題なんてものがあるんでしょうかね? 一見豪華絢爛だけど食い物は寂しい限りの料理屋みたいな もんでしょ、三島の小説は。
20 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 19:16:57
やっぱ福○次○大ニュースだよね。w 三島に寄生して永久に名前残るよね、スゴイじゃん。
21 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 19:49:52
福次郎 :2006/01/08(日) 04:09:00 おわかりでせうか。 ポクは福次郎というもんです。 自慢じゃなかばってんが、先生のこつはよう知っとります。 あん時、・・・、そうあん時・・・、あん時が最後でした。 熊本のホテルでのことは今でもよう憶えとります。 先生にご奉仕ばした後、先生はなにげなく言われたとです。 「いざというときは君もきてくれるよね」 「・・・・・。」 ポクは・・・ああ・・・ポクは・・・ 福次郎 :2006/01/22(日) 02:58:07 突然ばってんが、先生! 飯沼はボクんこつですよねっ!ねっ! 「大きな暗い箪笥のような肉体」って書いとりますよね。 熊本弁丸出しの男。 ボクんこつじゃなかですか!先生ー! 今でん、あん頃のこつは鮮明に憶えとります。 太かボクん身体ば這い回りょった、若っか頃ん先生は貧弱やったけんが、 ボクんこつば太か箪笥んごたるち思よったつですね。 そげんですよね!せんせーっ
22 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 19:51:10
福次郎 :2006/01/28(土) 00:04:57 そう、あれはもう、何十年前んこつだったか・・・ 先生が「仮面の告白」ば書いてから数年後の頃やったと思います。 先生より五つ下のボクが東京に出てきたときは・・・ 今とは違ごて、あん頃は、著名人の住所は調べればすぐ分かりょったけんが、 先生の住んどるところも、そげん苦労せんでも分かったっですたい。 「先生にこん手紙ば渡してください。」 玄関に出てきた、若っかばってんが東北訛りんあるぼた餅んごたる顔のおなご にそう言うたっです。 そん手紙に書いた質問が先生は気に入ったらしく、客間に通されたとです。 先生とは、まず、そうやって出逢うことができととですたい・・・・
23 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 19:51:45
福次郎 :2006/01/28(土) 23:27:07 「○○という店はどこにあるのでしょうか。 場所を教えていただければ、すぐに帰ります。」 手紙の内容は確か、そげんか内容やったと思います。 生っ白い文学青年にありがちな文学的戯言んごたるこつば書いとったら、 先生は会うてはくれはらんやったと思います。 客間に現れた先生は、粋な紺の着物ば着とらして、颯爽とした感じで、 まさに、新進気鋭の天才作家そのものやったとです。 「これから出かけるとこだけど、君も一緒にどう?」 先生と並んで歩いたとです。 あのときの先生がつけとらしたポマードの匂いは今でも忘れられんですたい。
24 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 20:06:40
今ごろあの世で再会かな。
再会は熊本で、三島由紀夫が神風連の取材で訪れた時に果たされた。 三島の宿泊先は熊本城に程近い老舗『ホテル・キャッスル』。 九州文学の重鎮らが案内役を務めたあと、 福島次郎は自分が勤務する高校へも三島を案内した。
福島次郎は、 県立高校の教師をしながら地元の同人雑誌に同性愛の私小説を 発表し続けていた。 40代で『阿武隈の霜』という長編小説が九州文学賞」になり、その同性愛は 広く知られることになった。そして・… 以下、福島次郎自身が2001年に九州・西日本新聞に寄稿した文によると… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「バスタオル」という小説が芥川賞候補になった時、 近所のオバサンからも挨拶されたりして、かくしようもなくなった。 自分は創作のつもりでも人はそうは思ってない。 ならば皿まで食おうと 「三島由紀夫―剣と寒紅」を書いた。これが週刊雑誌に載り、 裁判沙汰から発禁本になったりで、ひと騒ぎあった。
三島由紀夫を生に書きすぎたという点で、けしからんという手紙が来たり、 有名作家たちからの「許せない」「恥の売り専」等の言葉も浴びた。また同性愛と言う点からも、 急に遠ざかっていった知人や、これから年賀状も絶対呉れるなという友人もいた。 ただ、これらの反響は私にとって何でもなかった。覚悟していたことだったから。 出版社がこんな本をよく出してくれたという感謝と満足感だけがあった。 ふりかえると自分の性的資質の認識は幼稚園時代からはっきりしていた。だから小学、中学と 経過していく時も当然のものとして肯定していた。それが大学時代になって何故、 土石流のような煩悶を呈したのか。 身も世もあらぬ態で悩み、一切を捨てたつもりで東北の僻地に逃げこんだ。 その折の心理をよく分析してみると、自分がhomosexualであることを恥じて苦しんだわけではなく、 現実の問題として、 自分が本当に愛したい相手から決して愛し返されないであろうという性的な絶望感から生じたものだった と思う。(この本当にという意味が、複雑ながら、私としては肝心な点なのだが)
さて「剣と寒紅」でのお叱りなど馬耳東風で、同類の小説を書き続けているわけだが、 人の眼からは「あえてわが身の恥に耐えながら」とも見えるらしい。 これもどうやら私自身の脳には恥とは認識されていないようだった。これは 世間から見て悪い見本のような自分の家庭の状態をあるがままに小説で露呈し、 その芝居を平気で眺めているような気持ちと同じか。実際がそうなのだもの、隠しても仕様がないでは ないかという心理なのだろう。 「バスタオル」を読み「こんな恥ずかしいこと自分だったらかくして墓場まで持ってゆく」と 人が洩らした時、私は咄嗟に 「へえ、そんな隠し通そうとする気持ちの方がよっぽど恥ずかしい」と反応してしまった。 些事ならともかく 自分にとって重大な事柄を世間体にならって閉じ込めたり忘れたことにしてしまう事の方が、 私の場合自尊心が傷つくのだ。 人にうとまれるより、自分で自分をうとましく思う方が、私としては根本的に辛い。 時にはわがままと見られようとも、生地を肯定して生きて行きたい。
思えばこんな転機を作ったのは、やはり あの山中での徹底した苦しみの果てにきた自分なりの悟り―何故こんなに苦しみ悩むのか、しかし こんなに苦悩出来るのも自分の脳力が確かだからではないか。人並みに悩むことの出来る脳の力。 それにこの体。人間として生を享け、これまで育ち得たのも、 親、祖先、万人、万物の恩恵を受けた結果だと気付いた途端、 私は言いようもない感謝の雲に包まれ、よしhomosexualでもいい、このまま生きられるだけ 生きてみようという気持ちになったものだった。 あるがままの自分を肯定して生きようとする意志は、この時に鮮明に湧いた。 ただ、この素地は、 遠く遡って、家庭環境――その育ちの悪さ(?)にも関係しているようだ。世間の眼からは ルールなき一族。それでも表を飾らず、本心本体で、必死に生きてきた家族たち――中でも 文盲ながら自分の罪のすべてを息子に語りついだ母の無何有さ――若い頃恨みもしたが、 今はこの母であったからこそ、 生地のまま正直に生きられる幸福を教えて貰ったのだと感謝しているのである。 福島次郎・文 (西日本新聞 2001 4/1 )
ー『剣と寒紅』福島次郎著 文藝春秋社刊ー 発売当初、三島の遺族が発売禁止仮処分を要請し 裁判所命令で書店店頭から撤去されたはずの本だが、 古書は今なお多数出回っており その価格はなんと¥500〜¥8400。この凄い価格幅は一体なんなんだ?w 文春はどうも初めから出版差し止めを見越して 初版と同時に重版をかけていたとしか思えない。しかも驚くほど大量に刷ったような節が… じつにおいしい、というか薄汚い商売ぶり
31 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 22:40:29
>>30 ひょっとして福島の稿料は、印税でなく買取り?
もしそうなら、もしそうなら、文春は濡れ手で泡以上のボロ儲けw
33 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 23:23:35
三島由紀夫を映画にしたら面白いだろうね。
34 :
吾輩は名無しである :2006/02/22(水) 23:59:11
>>10 いい忘れてた
>私は、単純に「許されざる青春の愛の話」として読んで十分面白かったと思うのですが。
「愛の物語」ではありません! 決して「愛」ではありません
37 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 05:42:11
>>33 すでに1本あるけどね。
突っ込みどころ満載でなかなか面白かった。
38 :
金閣寺 :2006/02/23(木) 15:23:09
39 :
37 :2006/02/23(木) 16:14:00
>>38 フィリップ・グラス! サントラ買っちゃったよ。
小太鼓連打が何とも効果的というか。
映画はいろんな役者が楽しめる。
しかし主演の緒形拳のみツッコミの対象に。あと目が泳いでいる横尾センセ。
40 :
吾輩は名無しである :2006/02/23(木) 17:35:47
この映画こそ三島関係で最後に残されたタブーじゃない? で、何でタブーかは知らんけどね。w
41 :
金閣寺 :2006/02/23(木) 18:58:00
>>39 小太鼓が、軍隊的な規律の厳しい雰囲気を醸し出し、
ティンパニが、容易な事では動かせない事の重大さを物語っている感じですね。
三島が事件の朝、盾の会の正装に着替えるシーン(のBGM)も好きです。
「この部分はあの作品のあのシーン」程度の事(今の漏れのレベル)
を知っていれば、この作品は単独で楽しめるかも知れませんが、
三島と、その作品にかなり詳しい人にとっては、
突っ込みどころ満載の映画なのかも知れません。
劇中劇の『金閣寺』とか、漏れには最高なのですが。柏木とか。
サントラは漏れも買いました。
ジャケットを夜中に見るとトイレに行けなくなります。
42 :
通りすがり :2006/02/24(金) 08:32:17
三島由紀夫著「花ざかりの森」と、 三田誠広 「Mの世界」とに、少しだけ同じ匂いを感じました
43 :
37 :2006/02/24(金) 08:32:37
「鏡子の家」の時の音楽も好き。 あと俺は沢田に感心したな。 ただの昔のアイドルって思っていたけど、存在感というかふいんきあるじゃん。 左幸子と絡んでも格負けしないし。 作中劇のひとつに「鏡子の家」、しかも収ちゃんを使ったってのに、P・シュレイダー、わかってるなー、ただの日本オタじゃないなと好感。 >ジャケットを夜中に見るとトイレに行けなくなります 何で? まさか勃起しちゃうとか?? 緒形ミシマのせいで、全体がパロディかよってノリになっちゃうんだよなー。 「からっ風野郎」ポスターのショットなんか反則だろ。 よく研究してまじめに作った映画なのになー。 もっとも三島自体がすでにギャグの対象(俺には)なんで、誰がやっても同じかなあ。
44 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 18:26:34
46 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 23:25:50
"Mishima: A Life In Four Chapters"見た人多いけど、 どうして見れたの?
47 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 01:42:33
48 :
金閣寺 :2006/02/25(土) 04:22:08
49 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 04:46:53
これじゃホラー映画だよね。w
50 :
吾輩は名無しである :2006/02/25(土) 11:42:12
51 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 17:21:16
良い時代 なんて、あったのかな?
52 :
金閣寺 :2006/02/26(日) 19:08:58
今日は、 三島烈士にも影響を与えたと思われる、 2・26事件から70年ですね。
今回の「週刊文春」にも、2.26事件の未公開の現場画像が掲載されていますね。 モノクロながら、かなり生々しいものです。 形こそは違えど三島の死も、あの事件のように壮絶だったのでしょうね。
54 :
金閣寺 :2006/02/26(日) 20:38:53
三島を知る上では、2.26事件についても見聞を深めた方が良いでしょうか。 上で「三島烈士にも影響を与えたと思われる」なんて書きましたが、 これは、とある評論家の受け売りで、自分で考えて得た結論ではありません。 2.26事件は、それ自体、謎めいた事件である事に加えて、 漏れは歴史が苦手なので、躊躇しています。 社会の授業は暗記に徹して、考える事をしなかったツケが回って来た様です。
55 :
吾輩は名無しである :2006/02/27(月) 12:12:13
資料証言豊富でさほど謎めいているわけではない。 青年将校側、それをつぶした統制派側双方にムカつく事件。
56 :
三島初心者 :2006/02/27(月) 13:04:56
愛の渇き→仮面の告白→禁色→美徳のよろめき こう読んで三島にすっかりハマッた俺は 美しい星を読んだら、すっかり詰まらなくなってしまった 美しい星って糞ですか?
57 :
吾輩は名無しである :2006/02/27(月) 17:09:13
>>56 めげずに他のも読みましょう
そうすると、「あれ?」と思うことがあるかもしれません
45万部のベストセラー『嫌韓流』の第2弾 『嫌韓流2』発売中 駄作か傑作かは、買って自分で確かめよう
>>57 背徳的な恋愛ものが好きなら、「音楽」はどう?
60 :
吾輩は名無しである :2006/02/28(火) 21:31:37
age
61 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 02:50:50
海外に住んでて「春の雪」の映画が見られなかったんで とりあえず密林で豊饒の海全4巻を買った。 最初は悲しい恋の話が読みたかっただけだが今奔馬にさしかかって 「なんだかこれ、面白ぇ!」となってきた。 一気に全巻読んでしまおう。
62 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 06:41:08
そして「暁の寺」。 面白さ倍増するぞーー。
63 :
金閣寺 :2006/03/01(水) 14:35:18
>>61 『春の雪』は全部読んだのでしょうか。
漏れは『春の雪』が全く分からなくて『奔馬』に行ってしまいましたが、
『奔馬』は面白いです。
ただ、『春の雪』の回想部分もあるので、やはり『春の雪』を読んでからのがいいですね。
64 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 19:14:15
決定版三島全集の対談編を持っています。 このたび、河出文庫の三島対談集が発売されたようですが、全集未収録で、文庫に収録というものはありますか
65 :
金閣寺 :2006/03/01(水) 20:27:49
>>64 目次を見ると、河出の方は、
美のかたち―『金閣寺』をめぐって(小林秀雄)
大谷崎の芸術(舟橋聖一)
二十世紀の文学(安部公房)
エロチシズムと国家権力(野坂昭如)
文武両道と死の哲学(福田恆存)
演劇と文学(芥川比呂志)
七年後の対話(石原慎太郎)
文学は空虚か(武田泰淳)
日本の芸術(歌舞伎(坂東三津五郎(十五代))
新派(喜多村緑郎)
能楽(喜多六平太)
長唄(杵屋栄蔵(三代))
浄瑠璃(豊竹山城少掾)
舞踊(武原はん)
が収録されているようですので、照合してみて下さい。
66 :
481 :2006/03/01(水) 21:34:49
三島由紀夫は以下の問題に関連して自決したと考えています。
社会版:
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/soc/1139132859/ の投稿222を読んでいただけないでしょうか? 明治維新時に孝明天皇父子の虐殺
及び長州藩の部落住民による『乗っ取り』があったため血統に正当性がない可能性が
高く、その歪が日本を亡国状況にしている可能性が否定できません。
また社会生態学的に分析した場合、
オーム真理教を「皇室犯罪」と仮定した時には
有機リン剤の専門研究室がある東京大学農学部にて、サリンが製造され、
地下鉄で多数の命を奪っていた可能性も考えねばなりませんが、
万一その場合、毒物製造を担当した東京大学農学部の教員陣は
殺人罪で検挙されるべきかと思うのですが、 この点の検証は行われつつあるのでしょうか?
オーム真理教が「皇室犯罪」か否かで 地下鉄毒物殺人事件の当事者が違ってきます。
東京大学農学部がサリン製造を担当していたかどうか慎重な検証が必要と考えます。
なお、この行政テロの被疑において、英米の関与があったのかもしれませんが、統治行為論により
他国の責任は不問にしてでも、この点の検証は求められると思います。何故ならば
米国の9・11で見られた行政サタニズムミーム(すなわち田中宇氏が主張しているように
米国当局自体がビンラディンである可能性が否定できない)が形を変えて何度も未だに繰り返されている
からです。これは日本国民にとっても米国国民にとっても大変なマイナスです。日米英とも今一度
国民主権に戻りサタンではなくイエス(仏)のミームによる国家再構築が求められるように思えてなりません。
社会生態学という学問の一環として上のスレッドをダウンロードして冷静かつ慎重に読んでいただけるよう
重ねてお願いします。今のまでは日米英ともサタン・ミームに支配されかねません。米国は基本的には
キリスト教国家ですが、これではキリスト教も何もあったものではありません。サタン教は撤廃すべきです。
社会生態学を今後あらゆる分野で育てていく必要があるよう思えてなりません。
67 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 21:41:38
先生乙
68 :
481 :2006/03/01(水) 22:32:42
69 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 22:36:08
マルチ乙
70 :
61 :2006/03/01(水) 22:56:36
>>62 「暁の寺」ですか。第3巻ですね。早く進みたいですがまだ奔馬が100ページ前後なんで待ち遠しいです。
普段はかなり読書速いんですが、何かこの作品はじっくり読みたくて、かなりゆっくり進んでます。
しかし早く先も読みたい〜!!
>>63 もちろん「春の雪」は全部読んでから奔馬に移ってますよ。こちらを先に読んでおくと
そこかしこで本多と同時に「ハッ」としたりするので、個人的にはやはり順番通りが
いいかな、と思います。まだ二巻の序盤で偉そうに言うのは問題ですが。
実は『豊饒の海』が初めて読む三島由紀夫作品です。上で書いた通り読み始めた動機は
かなりチャラいので。しかしこのまま三島由紀夫の世界にどっぷり浸かりそうです。
いきなりクラウンか。だがそれがいい。
72 :
金閣寺 :2006/03/02(木) 00:26:00
>>71 いやぁ、やっぱり「いつかはクラウン」と憧れを持ったまま、
日々精進を続けるというスタンスが良いと思うけどな。
いきなり『春の雪』を読み飛ばした漏れが言っても仕方がないか。
73 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 05:57:18
>>70 そうだね、じっくり読んで期待をためにためて、「暁の寺」に突入すべし、だね。
よりドラマチック、ファンタジイに富み、劇的でわくわくすること間違い無しだよ。
「奔馬」を面白いと思う人なら特に楽しめるんじゃないかな?
おなかいっぱいになっちゃうくらいかもね。
もう早く「天人五衰」行きたくてうずうずしちゃうよ。
74 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 19:54:33
ところで、奔馬〜天人五衰の映画化はどうなったの? プロデューサーは絶対やりますって言ったんでしょ。
75 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 22:17:03
>>74 行定の「春の雪」がアンマリな出来だからポシャったのかも
76 :
70 :2006/03/03(金) 00:32:14
>>74-75 間を取って残り3作を一本の映画にまとめられたりしたらサイテーですね。 ('・ω・`)
という冗談はさておき、
>>73 ますます早く次の巻に進みたくなりましたが、このシリーズはどうやら
一巻一巻の内容をしっかり把握した上で次に進んだ方が、より大きく
楽しめる様な気がしているので(何か伏線だらけな強迫観念があります)、
焦らず読み進めます。春の雪も奔馬も思い切り楽しめてますよー。
たまに難しい箇所もあるが余り気になりません。
暁の寺が中々進まないー。 ていうか集中して読むと鼻血でそう。 場面的にも、難しさ的にも頭に血が集まってしまいまふ。
78 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 07:47:01
豊穣の海、四部作のなかで春の雪が一番良い。これ読んだら、最後まで読まずに打ち止めが一番。天人五衰のクライマックスで…OTZ でも、面白かったよ。
79 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 10:16:55
三島に「貴様〜!!」と怒鳴られる夢をみた。 正座させられた。
80 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 11:31:51
81 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 14:26:01
>>78 全巻読んでこそ「春の雪」が生きてくるんだけどな
>天人五衰のクライマックスで…OTZ
何故、ああなったかモウ一度考えてみようね
何故って……それもこころごころですさかひに。
83 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 14:40:57
聡子はああ言うしかなかったんだよね
と83みたいに読むのも、心々ですさかひ。
85 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 19:08:41
最後、本多はもう少し門跡と討論すべきだよね。 清顕が存在しないって説明してくれとか食い下がるべきだよ。 あっさり納得するんだもんな、本多。w
>>85 ネタバレもほどほどにな
まだ読了してない人も最近出入りしてるだろ
87 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 20:42:25
そうね、ネタばれね、スマン。w
88 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 21:58:53
ヾ(´・ω・`)ヨウッ!
>>81 違うよOTZになったのは聡子が清顕を否定というか、三島の文脈からすれば東京の駅でわかれたのが最後と言ったのが痛かった。
春の雪が恋愛小説として一級の物だったからね。
聡子のために死んだ清顕を本多とともに追っていくスタイルで春の雪、以降は書かれていたから聡子が清顕をああ言った以上はOTZだよ。
はかなさすぎ、あれだけ書いてて。
チラシの裏スマソ
89 :
吾輩は名無しである :2006/03/03(金) 22:35:58
>>88 >聡子のために死んだ清顕を本多とともに追っていくスタイルで春の雪、以降は書かれていたから
清は聡子の為に死んだんじゃないよ
90 :
吾輩は名無しである :2006/03/04(土) 06:01:39
映画ではそうなってたけどな。w
91 :
吾輩は名無しである :2006/03/04(土) 16:11:10
>>90 あの映画のことはねぇw
三島由紀夫「原案」って程度に考えないと情けないから
春の雪の漫画、単行本化されてたんだな。
93 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 02:52:38
初心者的な質問だが、 小説「春の雪」で登場人物や情景を語っているのは誰ですか? 全ての人の心の中がお見通しなのだが・・・ 作者本人ということでいいのか? そうすると、鼻っから作り物めいた作品になることを意識しながら、 神の視点という不可解な視点で三島は書いたのか? であれば、その意図は?
94 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 03:12:32
あら、そんなこと気にしたこと無かった。 三島作品みんなそうじゃん。 登場人物も三島能書きを垂れまくる分身どもだ。
95 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 20:07:26
春の雪で、シャムの2殿下って何のために登場するんだかよく分からないなあ。
96 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 20:24:43
>>95 臆面もなく惚気るキャラのせいで
清は聡子を芝居に誘う羽目になったのです
あれがなきゃ、清の手紙を読んだの読まないだのという話にはならん
今日の日経新聞「Sunday Nikkei」欄、 三島の「アポロの杯」特集 第一回掲載。 何週か掲載される模様。
暁の寺 への伏線にもなってる品>シャムの2殿下
99 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 20:43:35
輪廻転生を持ち出したのもシャムの王子
100
101 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 01:29:55
今年大学生になるのだが三島は長すぎた春しかもってない。 18歳にでも読める三島文学を教えてください
102 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 01:52:49
103 :
楯と矛 :2006/03/06(月) 03:07:38
このスレッド、前は有意義議論がなされてた気がしたけれど、話題が低レベルになった気がするのは、映画の影響かな…
話題が低レベル?じゃ高レベルの話をフレば? 自分はいい流れだと思うけど。
105 :
楯 :2006/03/06(月) 04:39:34
低レベルと言う、言い方が誤解を招いたかもしれない…自分が述べたかったのは以前は、三島文学と政治性など、是非問わず評論←(この言葉も嫌いだが)、的な議論がなされていたような気がする、今は、趣味の読書板のような会話のような馴れ合いを危惧をしたので
106 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 07:20:47
だ か ら お 前 が 話 を フ レ ば ?
107 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 08:52:22
>>97 なぜ今アポロの杯なんだろうね。
その記事書いてる人に興味あるな。
>>101 金閣寺、潮騒、鹿鳴館なんか入りやすいかと思いますが・・・。
109 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 17:35:39
命売ります、がいいと思います。
110 :
吾輩は名無しである :2006/03/06(月) 19:13:49
今なにかと話題のyoutubeだけど、三島の動画って一個もないのね。 ちょとサミシ・・・
>>101 命売ります、英霊の声、春の雪かな?
>103-105
ここは色んな人が来る。
それこそ三島初心者から貴兄みたいな政治?国家論を話したい人。
嘆く前に話をフレば興味ある人が答える、それでいいじゃないですか?
ネタがなければスルーですよ?
>>111 ニュース映像は市ヶ谷の自衛隊でのものが一番有名だけど、三島が映画出演している作品が若干あり
ますよ。
つ「からっ風野郎」(1960年大映・監督:増村保造、主演:三島由紀夫)
つ「黒蜥蜴」(1968年・監督:深作欣二、主演:丸山明宏、共演:三島由紀夫など)
どんな役に扮されているのかは、ご覧になってからのお楽しみと言うことで・・・。
>>113 それは知ってるんだけど、いろいろ作られた三島特集の番組や
インタビューの映像なんかがうpられてたら、海外の人も見に来るし、
あそこのBBS機能で面白い話が出来たりするかもなーと思ったわけで。
音楽がらみはかなり古いものもすごい勢いでうpられてるんだけどね。
そういう自分はスペックの都合でうpができないんですが(-_-;)
115 :
吾輩は名無しである :2006/03/07(火) 20:54:01
116 :
吾輩は名無しである :2006/03/07(火) 23:46:10
117 :
76 :2006/03/08(水) 00:22:52
とりあえず「奔馬」読了。ネタバレしない様に感想をちょっとだけ書くと: ・清顕パパキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ・次の巻の伏線になる夢ネタも出た。よく覚えておこう。 ・ラストがΣ(゚Д゚)だったが、とりあえず「暁の寺」も楽しみだ。 上の方で鼻血出そうという感想があったけど、鼻血でるくらいに読んでみたい。
118 :
吾輩は名無しである :2006/03/08(水) 00:28:13
どうでもいいが「夏子の冒険」の褒め殺しを誰か頼む。
119 :
吾輩は名無しである :2006/03/08(水) 03:18:42
>>117 >・清顕パパキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
????
120 :
吾輩は名無しである :2006/03/08(水) 14:24:59
121 :
117 :2006/03/08(水) 19:38:13
>>119 いや、大した事ないんだけど一瞬出てきたじゃない、清パパ?(清ママも)
精気無くしてただけで特に何もしてなかったけどさ。それで。
ちなみに今は「暁の寺」の序盤(本多くん登場)。
内容濃そうで先が楽しみです。
122 :
吾輩は名無しである :2006/03/08(水) 22:32:22
黒蜥蜴」(1968年・監督:深作欣二、主演:丸山明宏、共演:三島由紀夫など) これって、ビデオ化されてますか? レンタルとかあるのか・・・?? 映画館で見たが、借りて叉みたい。
123 :
吾輩は名無しである :2006/03/09(木) 15:04:06
「夏子の冒険」読みたいんですけど、見つかりません・・・(泣) 短編集か何かに入ってるんでしょうか?
124 :
吾輩は名無しである :2006/03/09(木) 15:33:44
角川文庫だけど、いま在庫なしみたい
125 :
吾輩は名無しである :2006/03/09(木) 18:50:37
い一郎氏は職業何なのでしょうか?宝石商?
126 :
金閣寺 :2006/03/09(木) 19:27:14
>>93 特に、誰の視点とかいうのは無いのではないでしょうか?
三島に限らず、誰が語っているのか分からない情景描写とかは、
他の小説にも結構あると思います。
>>95 シャムって、初め何の事(どこの国)なのか全然分からず、
シャム猫とか勝手に想像してしまっていたんだけど、
結局、タイ国って事でいいんでしょうかね?
(漏れはまだ奔馬の途中までしか読んでない)
127 :
金閣寺 :2006/03/09(木) 19:29:50
>>107 >>97 「アポロ」って聞くと、反射的に「ドラゴ」を想像する漏れはドキュソですね。
>>125 銀座で美術商(絵画とか)という話も聞いた事があります。
128 :
吾輩は名無しである :2006/03/09(木) 19:42:17
>>126 タイです。初っ端からバンコック出てきます。
今自分は「暁の寺」のど真ん中。確かにこれは濃い。
むかし「ローマのエマニエル夫人」という小説を読んで、 シャムという国籍・言葉には非常にエロティックな印象がある。 ちなみに元祖エマニエルとは違う人間が書いたいわゆる“贋作”なんだけど、 はるかに文学的で三島世界っぽくもあった。
131 :
楯 :2006/03/10(金) 06:35:25
112君の御意見ありがとう。あなたの意見には一理あると思う。ただ、自分は文学板なので、以前は弁償法的な会話の深まりが…自分が興味を持っている命題は三島が述べたゾルレンとしての天皇像、又澁澤氏のミシマ自決の評論など…
気軽な日本語でおk
ちょっと面白いレビューを見つけたので引用
ttp://www.h5.dion.ne.jp/~sujaku/misima/misima1/misima1.html (略)けれども、その極めつけの不可解も・・・三島さんは、きっと若く美し
く、ごく普通にかあいらしい男の子に、愛されたかったんだろうなぁ・・・と、
おもった瞬間に、一瞬にして蒸発するのだった。では、いったい武士道だの、
文化防衛論だのといった偽りの鎧で、いったいなにを守ろうとしたんだろう?
ぼくは、若くて美しい男の子が大好きで、彼らに愛されるためならなんだって
する・・・と、どうして言えなかったんだろう? そんなことだけは絶対言わ
ず、もちろんじぶんがゲイだなんてことは死んでも言わず、そのかわりにもっ
ともらしい尊敬されやすいことばかりを言って。そんなことばっかり言ってる
ものだから、まわりには劣等感いっぱいのインチキな連中ばっかり寄ってきち
ゃって。返す返すも、お気の毒。
これ読んだとき、なんか複雑な作家のこと考えてグッとキタな・・・
面白いか?
135 :
128 :2006/03/10(金) 19:21:18
「暁の寺」、現在本多が輪廻転生について色々研究してるところ。テラムズカス orz。
ついに要点に線を引きながら読む羽目になった。。
>>131 自分は見ての通りミーハーなレスを書き続けてる三島由紀夫超初心者ですが
そういう話も是非どんどん展開して下さい。勉強になりますから。
136 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 19:44:45
とりあえずオッサンは改行を覚えよう。 話はそれからだ。
村上春樹の生原稿がヤスケンによって古本屋に売り飛ばされてたニュースで 作家の生原稿の値段の特集やってたけど、三島の原稿って 500万円するやつあるんだね。 「兎は亀に追いつくか」の原稿が一瞬映ったけど、あれの値段だろうか。
139 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 23:05:25
つーかその三島の原稿はなぜ古書店にあるのだろうね? 三島本人が売ったわけないし、遺族が売ったわけもないし・・・。
140 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 05:20:25
すいません、三島由紀夫の顔ってどんなんですか?すいませんが画像あったらお願いします。
141 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 06:40:03
142 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 07:29:19
>>141 ありがとうございます!携帯なもので検索しても本の画像しかでなくて…(;´д`)
本当ありがとうございましたm(__)m
仮面の告白、禁色、憂国と読んだけれど この人の物体描写がすごく苦手。 机ひとつ描写するにしても、すっごく堅苦しい。 ただ、人間同士の心の駆け引きはすごいね。 迫真だ。せまってくる。
144 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 02:22:23
君たちはこんなことは考えたことはないか? 1970年11月25日。そう、あの日、あの日の天気のことだよ。 雨の一日だったらどうなってたと思う? ちょっと、想像してごらん・・・
145 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 02:46:54
146 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 02:54:45
総監に面会の予約いれてたから、雨天決行! バルコニーに出たらずぶ濡れ。隊員集まらず・・・ozo・・・ ところで、その後、総監はどうなった? 監禁直後の目がいっちゃってた映像は見たことあるが・・・
147 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 05:31:48
そういえば映像でみると快晴だよね。 三島も朝起きて、「快晴だぜェ〜!」とか思ったかも。
148 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 12:02:59
なんで自衛隊だとか葉隠れだとか、どうみてもあんたには向いてないよって 感じのものにつっこんいったんだろう・・・ 読者が欲しかったのは、金閣寺2とか春の雪2だろ。それは俺だが。その2作は 良かったなあ。
149 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 12:27:33
自分にないものだから。
150 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 16:25:25
だから、切腹するもっともな理由を拵えたかっただけ。 体鍛えたり剣道習ったのも切腹する為じゃん。 貧弱チビのコンプレックス克服もあったけどね。
『パッチギ!』は1968年の日本の京都を舞台に、在日韓国人と日本の高校生との愛と葛藤を描いた
青春映画。高岡蒼祐はこの映画でサッカー選手を夢見る朝鮮高校の『番長』、リ・アンソン役を
引き受けて、足を怪我するまでのアクションで熱演をした。
彼は、学生時代にとても親しい韓国人の友達が、キムチの臭いの為にいたずらな虐待に遭い、
自信を持って韓服を着る事の出来ない点がいつも切なかったが、自分は韓国食のキムチと
どぶろくのマニアだと強調した。
そして一昨年の韓国初訪問の歳に、立ち寄った食堂で唐辛子の味に目覚めて(?) 食べ過ぎて、
後でお腹を壊して苦労したエピソードなどを聞かせたりした。
特にこの日、高岡蒼祐は最近の日本教科書歪曲と独島問題などの韓日両国間の微妙な問題に
対しても若者らしくすらすらと意見を表した。
彼は「個人的に日本という国が好きな方ではない。日本が韓国に対して卑怯なのではないかと
言う気がする。日本は率直な情報を国民に与えるように願う」と意見を伝えた。
(中略)
最後に、14日のホワイトデーにお返しするガールフレンドが居るのかと言った質問に、「居る。じゃぁ、
キャンディーの代わりに韓国でキムチを買って行こうか」と笑った。
ソース:NAVER/スターニュース(韓国語)<高岡蒼祐 『チョン・ジヒョンの目つきに惚れた』>
http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSD&office_id=108&article_id=0000028134
154 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 19:40:00
155 :
吾輩は名無しである :2006/03/12(日) 21:12:08
156 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 05:29:31
死というのは弾丸の命中するほんの一瞬を我慢すればよいことなのに、 なぜ人は喜んで死なないのだろう?
157 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 05:39:49
その一瞬が今でなくてもいいからじゃないの? 十年後だっていいし、二十年後だっていいからだよ。
158 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 17:05:32
159 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 18:35:19
その一時間のインタビュー読みたい〜 でも五島勉だろ。w あることないこと言ってるよ、きっと。
160 :
135 :2006/03/13(月) 21:18:44
>>136 レス遅れましたがありがとうございます。
まだ現在も「暁の寺」で、ネタバレなるべくしない様に言うと本多が「覗き」してるところです。
少し前の輪廻転生の論文みたいな箇所で何回も読み返して時間かかりまくりorz。
「天人五衰」の後 他の作品も是非読みたいのですが、三島由紀夫の作品ってみんなこんなに濃ゆいんですか?
161 :
吾輩は名無しである :2006/03/13(月) 22:06:06
>>160 サラリと読めるものもありますよ!
「命売ります」とか安部譲二がモデルの「複雑な彼」とか。
物の怪のような婆@暁の寺 の感想を是非w
162 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 14:32:14
頭のいいやつほどオカルトを「本気で」信じるという傾向あるよな。 世間一般でいわれる「オカルト」の先入観をまず俺は払拭したい。
164 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 19:15:00
身長ネタはありませんか
165 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 19:16:44
「La Harpe」(3月号 劇団四季)に「鹿鳴館」(三島由紀夫作)についてのエッ セイ「逆説のモラリテ〜影山悠敏伯爵とサド侯爵夫人」掲載。 これの内容知りたいです 知ってる方いませんか?
166 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 19:29:26
156センチ
163です
168 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 22:29:09
三島はチビだ、とか言うけど その身長は80年前生まれの平均みたいだよ。だから普通なんだよ。
169 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 22:46:18
背が低くて病弱なのを無理矢理強そうにみせていたと 向田邦子のエッセイで読んだことがある。
>>161 ご紹介ありがd!
さて、昨日遅くまでかかり「暁の寺」読了しますた。
読了後、とてもとても複雑な気分で全体の感想がまとまりません。
「暁の寺」に完全に中りました(読中毒?)。。
このまま「天人五衰」に進むと、本多を後追いして壊れそうなので一日休憩入れます。
物の怪の様な婆@暁の寺って第一部の最終部分のあの婆ですよね?
嫌悪感だったり、哀れだったり、本多に例のモノを渡したところは妙に象徴的だったり、
また纏まりませんが、最終的には無性に無常感を感じるシーンですた。
ごめんなさい、今ちょっと笑える感想書けね〜orz。
>>169 >背が低くて病弱なのを無理矢理強そうにみせていた
こういう風にしたり顔で書いてる奴が多いけど、少年時代はともかく、
30代前半以降の三島は実際にマッチョボディになってたんだから
認識がおかしくないか?
それが石原とかがよく言う「着飾った鎧」だったかも知らないが、
本人はそれでご満悦だったわけだし、今写真とか映像を見ても
それはそれで十分鑑賞に堪える身体だと思う。
なんでもかんでもコンプレックスに結びつけて語りたい奴が、
自分の論理展開に恣意的にこじつけてるような気がするけどな。
172 :
吾輩は名無しである :2006/03/15(水) 01:27:03
というかコンプレックスの裏返しと見られることを十分 わかってて、それも楽しんでやってたんじゃね。逆説 的もありマゾ的でもあり、三島ならではだ、ってのはどう?
173 :
吾輩は名無しである :2006/03/15(水) 01:32:55
>>172 当然それくらいの反応は十分想定の上で、マッチョ計画に
取り組んだんだろうね。
で、自分は少年時代からの理想であった肉体を手に入れ、
周囲に対してはいろんな解釈を許すように韜晦めいた言辞で煙に巻く。
澁澤とかそれなりに頭のいい奴は、「セバスティアンコンプレックス」
とか、まさに三島がリアクションとして期待していたとおりの批評を
してくれ、三島の存在自体が謎となるような自己神格化に寄与してくれた。
ところがあんまり頭のよくない連中は、
「ガリチビがずっとコンプレックスなんじゃね?キモスw」
とか今の2ちゃんねらみたいな反応。
三島にとっては前者の批評が当然うれしいわけだが、後者の批評(というか戯言)も
マゾヒスティックな、逆説的な快感があったのかもしれない。
そういえば、豊饒の海は転生が出てくるが、三島は、作品の中で魂の存在を否定しているんだよな。
176 :
吾輩は名無しである :2006/03/15(水) 05:27:56
177 :
吾輩は名無しである :2006/03/15(水) 19:14:28
>>175 仏教の理論に忠実に書いたらどうしてもそうなっちゃうしね。
詩を諦めた文学者・・・確かに代表作に詩がまるでない。 悲しみも苦しみも喜びもない。ただ、文章が美しい・・・でも詩の美しさじゃ ないんだよね。 なんだろう。私生活のスキャンダラスなことも多いしあんまり好きになれない 作家だ。あるべき何かがない。三島由紀夫の作品には。
179 :
吾輩は名無しである :2006/03/16(木) 21:32:21
江古田文学で三島特集あったよ ちょっと表紙は悪趣味ですけど
>>177 ミリンダ王の話とかを引用して、「魂の転生ではない」というのを理解してくれよというとこもあるね。
渇愛の時代―佛教は現代人を救えるか
高田 好胤, 村松 剛 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885919959/ 目次
1 「渇愛」の時代(坊さんになる決意、「生産者の哲学」の崩壊 ほか)
2 唯識の世界(唯識論と三島由紀夫、奈良時代の受容力 ほか)
3 浄土と無(浄土信仰―第二の疑問、三諦円融をみちびく止観の行 ほか)
4 佛教と日本人(世俗の権威と佛教界の癒着、親鸞について)
昨日の読売新聞でも紹介されていた本だが、1974年に出版されたものの新装版。
村松が薬師寺第百二十七代管主の高田師に質問する形式で内容は進行する。
「輪廻」「阿頼耶識」「唯識」「三諦円融」などの仏教用語の意味や
その由来の解説などもある。
タイトルには、「飽くなき欲望の前に敬愛や思いやりという日本の古きよき
精神を忘れた時代を憂う」という意味が込められているとのこと。
村松の妹で、三島戯曲の主演を多く務めた女優の村松英子が前書きを担当。
183 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 00:02:48
箱根細工は、恋愛小説?
>>177 うん。唯識論バリバリの法相宗がベースになってるからね。「春の雪」の終盤で唐突に
阿頼耶識の話が出た時も戸惑ったけど、「暁の寺」のあの箇所付近は本当に難しかった。
おかげで本多じゃないが少し仏教関係の本まで漁ってしまった。
余談ながら月修寺のモデルになった奈良の円照寺は実際は臨済宗なんだそうですね。
185 :
184 :2006/03/17(金) 00:04:29
186 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 03:14:04
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060317k0000m040135000c.html 三島由紀夫:米滞在の江藤淳に書簡 ノーベル賞も意識?
昭和を代表する作家、三島由紀夫(1925〜70)が文芸評論家の江藤淳(1932〜99)にあてた書簡5点が16日までに見つかった。
米国滞在中の江藤に、三島が自作長編「美しい星」(62年)の英訳本刊行への助力を求めるなどの内容。
ノーベル文学賞など国際的評価を重視した作家像をうかがわせる貴重な資料だ。三島の江藤あて書簡が見つかったのは初めて。
江藤は戦後日本を代表する文芸評論家で保守派の論客として活躍した。
死後、書籍などはすべて97〜99年に教授を務めた大正大(東京)に寄贈されたが、その中から今回の書簡が見つかった。
5通の日付は62年11月28日から64年1月28日まで。いずれも封書で、プリンストン大滞在中の江藤あて。
当時、宇宙人を主題にした「美しい星」の英訳刊行に腐心しており、米国にいた江藤を頼みとする心情がにじみ出ている。
63年3月17日付では、米国の出版社が刊行に難色を示す状況を説明し、
「あの作品には愛着がありますので、貴兄の御援助が得られれば、これ以上の喜びはありません」と書く。
江藤は作品の要約を出版社へ送るなど尽力した。同4月23日付では「御厚意の程は永く忘れませぬ」と感謝しているが、刊行は実現しなかった。
一方、「愛国者たる貴兄を失つたら、わが日本民族の将来は暗黒」(64年1月28日付)、
「ナショナリスト江藤氏よ!」と呼びかけ「同志 三島由紀夫」と記す(63年11月23日付)など、親近感をあらわにしている。
また、ケネディ大統領暗殺について「かういふ風に人生の絶頂で死んだケネディは、政治家として実に幸福な男だと思ひます」(同)としており、
自身の壮絶な死を予言しているかのようだ。
書簡5点は、4月に刊行される「決定版 三島由紀夫全集」(新潮社)別巻の月報に収録される。
187 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 04:26:07
188 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 05:16:07
やっぱり「美しい星」はオールタイムベストSFだな。w
189 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 07:30:12
>>180 「ある」「ない」というのとは違うんだろうね、「空」は。
190 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 07:40:45
日本に100万人いる在日韓国人(在日朝鮮人)のBIGな特典〜(≧∀≦*)ノ お前らの周りにも日本人のフリした在日がいっぱい!学校だと1クラスに1〜2人はいるぜ! 「欠陥民族」と科学者に断言されてもこんなに特典あるからええねん!うらやましいやろ!在日韓国人に産まれて良かったわ! おめーら日本人は在日のために必死こいて働いて税金おさめろw 知らんだろうが、政治界じゃ、偽名で日本人っぽくなってるけど北朝鮮やヤクザとつながってる在日がイッパイ居る! そいつらが在日が楽に暮らせるようにしてくれる!w ヤクザも在日ばっかだしお前ら日本人を毎日しばきたおしてるわ!w 在日のほうが日本人より背が高いし(在日は180cm超えが多い) これからも日本を食いつぶして、北朝鮮と韓国が共同して日本を乗っ取ってやる! ちょっくら俺ら在日の特典でも見せてやるよw平和ボケのビンボー日本人www [地方税] 土地を格安で持てる! [特別区] 居住区の税金いらず! 軽自動車も税金いらず! [年 金] 年金も払わなくてももらえる! [都営住宅] ローン滞納しても、差し押さえ延長!(実質差し押さえされない!) [水 道] 基本料金が無料!! [下水道] 基本料金が無料!! さらにトイレも無料設置!! [放 送] NHK受信料も無料!! [交 通] 都営の鉄道まで無料!! しかもJR定期券は割引!! [衛 生] 保険関係の税金もすべて割引!! [教 育] 小学、中学、高校の学費がタダ!! [通 名] 免許や学校や就職のための、日本人風の偽名がタダで作れる!(キムヒチョン→安田太郎 とか) [犯 罪] 凶悪犯罪を犯しても、実名報道されない!裁判では同情されて刑がすこし軽くなる!w (レイプ犯、殺人犯は在日だらけw特にレイプ!在日がお前ら日本人のメスどもを車に引きずりこんで犯しまくって廃人にしてるぜ!毎日レイプは起きてるwww) [生活保護] 家族の人数 × 4万円 + 家賃5万円 を毎月国からプレゼント!!働かなくてOK!! 普段はいい人ぶってたらオッケーwいざとなったら「在日への差別だ!」と言えば勝つしwww
191 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 17:30:10
なんで三島スレで嫌韓コピペ?……釣られて読んでしまったが
よほど生活に楽してない奴が作ったのかねw
>>169 そのエッセイ読んだことある。向田邦子にしてみれば171が言うような
「十分鑑賞に堪える身体」には思えなかったんだろうね。
単なるマッチョ嫌いなだけかも。
192 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 17:53:51
>>170 >嫌悪感だったり、哀れだったり、本多に例のモノを渡したところは妙に象徴的だったり、
それに加えて禍々しさ。。そして三島の女に対する悪意を感じた
(聡子の描写にも悪意や軽い嫌悪は感じるんだけど・・)
193 :
170 :2006/03/17(金) 20:10:41
「豊饒の海」読了です。読後思い切り呆然としました。まだ余韻残ってる。
うーん、暫くラストの意味考えてまた春の雪読み返してまた考えそう。
>>170 >そして三島の女に対する悪意を感じた
確かにそれはいつも底辺に流れている様な気もしますね。悪意とある種の惧れもあるかな。
「天人五衰」で慶子が某少年に思い切り引導渡してるところでも、そういったものは感じます。
部分的にはカッコよくも感じましたが、何か女性そのものへの含みもありそうな。
「幻の三島映画『憂国』 パリで一般公開」 9日夜、ルーブル美術館で日本に先駆けて41年ぶりに公開。 会場には三島ファンら約400人が集合した。 脚本家ジョックス氏「愛と死の究極の美が凝縮された神話」 ある映画館館長「映画空間の演出が完璧」と絶賛。 フランスでは映画祭出品のため65年に公開された。 日本でも17日にDVD化記念試写会が開かれる。 17日 讀賣新聞夕刊
自分は慶子さんは何か好きだけどな。
196 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 20:47:13
熊本に住む作家の福島次郎さん(76歳)が2月22日、 膵臓(すいぞう)がんで死去と朝日新聞の夕刊に載った。 福島次郎さんは、東洋大学国文科に在籍中、 三島由紀夫さんの家に書生として泊まりこんでいたことがあった。 福島さんはゲイだから、三島さんと関係ができたのだが、 好みがまったく違うので長くは続かなかったようだ。
197 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 20:47:51
古里の熊本に帰り、教師生活をするかたわら文筆活動に入り、 75年『阿武隈の霜』で九州文学賞受賞。 96年『バスタオル』が115回芥川賞候補となり、 受賞こそ逃したものの、石原慎太郎、宮本輝両選考委員の 強い支持を得るという経歴の方だ。 平成10年11月に文藝春秋から『蝶のかたみ』が一冊の本になり、 その後に発表された短篇7話と、長篇1話を収めた『淫月』が、 宝島社から2005年9月に出版された。
198 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 20:50:17
福島さんがご病気だということをまったく知らなかったので、 上京するようなことがあったら、 インタビューしたいのでという手紙を送った。 間もなくして『淫月』が寄贈されてきたので、 2005年10月発行の『薔薇族』12月号に 『淫月』の書評を書いて、雑誌と、ぼくの著書『薔薇ひらく日を』 などをお送りした。 『蝶のかたみ』は、まだ読んでいないと言ったら、 早速、サイン入りの本を送ってくれた。
199 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 20:52:26
二、三度、電話でお話しした。 急速に心が通じ合って親近感をおぼえ、 ずっと前から知っていたような気分だった。 昨年の11月9日には、こんな手紙を頂いた。
200 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 20:53:48
「拝啓 すっかり寒くなりました。 先日から本当にいろいろとお世話になりました。 ご本の中の小生の小説の宣伝、拝見。 心から感謝しております。 こちらこそ何もお礼が出来ず心苦しく思っております。 それに著作の本やその他いろいろと送って頂きすみません。 じっくり味わっております。 『薔薇ひらく日を』の本など、 逆に私のほうがはじめて見る内容のもので、 驚き、且、感服しております。実にストレートにためになります。 また『薔薇族』の表紙絵など、次々とあり、 なつかしき限りです。これからもまた、 いろいろお世話になるかと思います。よろしくお願い申します。 小生、実は今、スイゾウの病気で二ヶ月入院のあと、 通院の身にて、このお便りの文字が雑になっておりますこと、 おわび申します。 敬具」
201 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 21:04:11
>>194 ルーブル美術館ってのがちょっとスゴイですね。
フランスではやっぱり今でもサド侯爵夫人が人気だそうだから
代表作をきっちり残してるアーティストは強いですよね。
いつまでも名前が消えないからね。
202 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 21:31:10
>>193 豊饒の海で悩んじゃったら、橋本治の「三島由紀夫とは何者だったのか?」
柏倉浩造の「かくも永き片恋の物語」をお勧めする。
(後者を読んだら呆気にとられると思う)
203 :
吾輩は名無しである :2006/03/17(金) 22:41:20
三島由紀夫のことを書いた著書の中に、 三島さんの手紙を載せてしまったら、 遺族から手紙にも著作権があると訴えられて 話題になったことがあった。 福島次郎さんの手紙を無断で載せてしまったけれど、 福島さん、あの世で「いいよ、いいよ」と言って、 かえってよろこんでくれているのでは。 『薔薇族』の古い表紙を見て、 なつかしいと書いてありますが、 きっと以前から愛読してくれていたのかと思うと、 福島さんとはやはり長いお付き合いだったのだ。 ご冥福を祈るばかりです。
204 :
193 :2006/03/17(金) 23:23:09
>>202 情報dクス!密林の紹介ちょっとだけ見てみましたが確かに「かくも永き・・」は呆気に取られそうですね。
ちょっと他の本読んで休憩してから読もうかと思います。ある意味疲れたんですぐはちょっと、、
205 :
鎮守の森 :2006/03/18(土) 05:37:58
三島が再び現代の日本に転生したら憤りの余りもう一度憤死するのではないだろうか
206 :
吾輩は名無しである :2006/03/18(土) 08:17:42
別に憤死したわけじゃないんだが
芸スポの三島スレっていつもだいたい同じような展開だな。 思考停止のバカばっかりだし何か有益な情報が得られるわけでもないし… まあ芸スポってもともとがそういう住民ばっかりの板だけどさ。
209 :
吾輩は名無しである :2006/03/18(土) 18:42:09
三島が女嫌いというのは過度の一般化。そんなステレオタイプな分析やって何がしたい? 三島当人が若尾文子が好きだったと述べている。 知的といわれるタイプや男まさりなタイプは好みではなく、女性らしい、ぽっちゃりした感情豊かな人が好みだった。
210 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 04:23:49
ま、好きにさせとけばいいんじゃないの?どうせ2ちゃんねるだし。
211 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 20:43:51
209はナニサマなんだ?
212 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 20:51:55
日本国は初代天皇の即位と共に天皇の治める国として誕生しました。
それ以前は、日本列島は存在しても日本という国は存在しません。
言い換えれば、日本とは天皇を戴く国であるとも言えます。
今の日本を形作っているものは、政治・文化・経済など様々なものが考えられますが、
日本が古代から続く日本と同じであると定義付けているものは、この天皇制をもって他にありません。
男系子女による皇位の継承を守ることは、
古代から今現在も続く日本の歴史と伝統を後世に繋ぐことを意味するのです。
一系の天皇制を守るべく共に行動しませんか。
http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1142004385/
>>205 あの当時でもそうらしい。
沼昭三の「家畜人ヤプー」を読んだあと
家畜が家畜の境遇に気づいたような状態になったらしい。
wikiみたら… すさまじい死に様だ。演説が7分しかないのが惜しい。 名誉も地位も獲得したのにこういうことできる人はある意味すごい。
218 :
吾輩は名無しである :2006/03/23(木) 22:43:53
盾の会のテーマ曲いいね。
三島由紀夫=美輪明宏=162cm
内面の告白(私小説)は、人に見られることを想定して書かれる(まず、自分に見られる)時点で、 嘘を嘘で塗り固めることになります。真実の告白なんていうものは眉唾ですね。 さて、私小説の醍醐味というのは、作家の歪んだ自意識の告白を我が物として共感することにありますね。 読者はその毒に当たって、自らも告白するようになります。 肥大化した自意識が真実を求める手段として、告白という形式を取り入れるわけです。 日記を書いたことのある人なら少しはおわかりになるでしょう。 しかし、告白という病にかかった哀れな患者は、陶酔するあまり告白することをやめられなくなります。 「真実を求めるための告白」が、いつしか「陶酔あるいは酩酊のための告白」になり変わるわけです。 と、長いフリになりましたが、私小説を嫌った三島由紀夫の唯一私小説らしき作品である『仮面の告白』について みなさんはどうお考えですか? あの小説に真実はありますかね?
222 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 10:24:39
>>220 他人の「真実」を知って一体何になる?という問題もあるわな。
高校生だが「春の雪」を読み終わった これから奔馬を読むのだが、 読む前にこれだけは知っておきたいことって何かある?
まったくの陶酔又は酩酊した妄想であっても別にいいんだよ。
225 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 23:39:22
226 :
吾輩は名無しである :2006/03/24(金) 23:45:27
>>220 なかなか鋭い読みだな。
『仮面の告白』が言語で構築されている以上そこに真実は、ない。
>>226 おい、なかなか鋭い読みだなってw
そこに書かれてる私小説と告白に関する文章は
>>220 の考えじゃないよ。
三島がそういう文章を書いてるの。
228 :
吾輩は名無しである :2006/03/25(土) 03:21:35
>>223 その後に「暁の寺」と「天人五衰」を読む事。
>>228 なんか「頭の体操」みたいなオチのつけ方だなw
>>222 まったくその通りです。
こちらから聞いておきながらこんなことをいうのは失礼ですが、
三島の告白が真実かどうかなんてどうでもいいんですね。
私は、基本的に真実の告白なんて無いと思ってます。
それは、
>>226 さんがおっしゃってる理由とほぼ同じです。
まぁ、「仮面の告白」は面白いからいいんじゃないでしょうか。
それはともかく、私が告白するとき、大体2つのキャラクターが登場しますね。
「偽善者」の私と「偽悪者」の私ですね。
前者は、自らの行状を懺悔し、自己を戒める。
後者は、他人を罵倒批判し、自己を正当化する。
そして、これらのキャラが登場し、内面を告白していくわけですが、この行為によって人生変わったなどということは全くないですね。
結局、精神のマスターベーションなんでしょうね。
告白するときに忘れてはならないのは、どこか「偽」であるという意識、どこか演技が入っているという意識を
もち続けることではないかと思います。
「内面の告白=誠実な自分・真実の自分」というバカ正直な図式を疑う姿勢は、不健康にならないための処方箋にもなりますしね。
しかし素朴な人たちは、この「偽」の意識が抜け落ちていて、告白によって自分を本当の善人であると思ったり、
逆に本当の悪人であるかのように思ったりしているようですね。
そしてどんどんドツボにはまってゆくわけですね。
>>227 柄谷行人の「日本近代文学の起源」をベースとして、書いたものなんですけどね。
三島のどの作品に書かれてたんですか?
教えていただけると幸いです。
232 :
227 :2006/03/25(土) 20:20:43
そう柄谷の評論だった、勘違いしたスマン。 でもさ最初に誰々がこう言ってるとか書けばよかったのにとは思う。 2ちゃんだから目くじら立てることではないけどさ。
>>232 わざわざ返答ありがとうございました。なるべくわかりやすくと書こうと思ってるんですが。。
「日本近代文学の起源」の中に、内面の告白についての批評があります。
それをそのまんま引用したという形ではないので、ちょっと難しいですけど。
ただ、言葉の選択と配置は、私なりに考えたものですよ。
234 :
吾輩は名無しである :2006/03/26(日) 16:48:39
>>230 >>「内面の告白=誠実な自分・真実の自分」というバカ正直な図式を疑う姿勢は、不健康にならないための処方箋にもなりますしね。
そうだろうか?
むしろ自らの「偽」を敏感に感じ取りうる人の方が「不健康」なようにも思えるが。
三島の自死も自らの「偽」にあまりにも敏感に反応しすぎたからこそ実行された、とも言えそうに思う。
ま、あくまでも三島のことを「不健康」な存在と前提した場合に言えることだけど。
世間的表面的な「健康」と「不健康」の概念が、小説家や芸術家などを見る場合では逆転するよね。 いわゆる「不健康」な人の作品のほうが時代が移り変わっても、見たり読んだりする者に感銘や不安 やらを呼び起こすことが多いし、それは芸術作品としては「健康」で「幸福」なことだと思う。 作家や芸術家本人についても同じことが言えるんじゃないだろうか。 いわゆる「健康」な人が芸術家になったとして、でもそれは「不健康」で「不幸」な気がする。 そういう意味では三島は立派に「健康」で「幸福」な人だったと思う。
236 :
吾輩は名無しである :2006/03/27(月) 14:57:20
>>235 三島の場合、「健康」なものを大いに「不健康」と考えたフシがあるけど、
「不健康」なものを「健康」と言い張らなかったところが、彼の偉いところだと思うね。
ただ、「健康」「不健康」概念の二元的理解に対しては、私はやや疑問に感じますが。
237 :
吾輩は名無しである :2006/03/27(月) 22:58:20
中性
>>234 >>むしろ自らの「偽」を敏感に感じ取りうる人の方が「不健康」なようにも思えるが。
私の言葉が足りなかったかもしれませんね。
内面の告白とは、言葉によって現実を再構成することでもあると思うんです。
そこに当人の虚偽や欺瞞が入り込まないとも限らないわけですから、どこかに「偽」の意識を持ってる方が健全かなと思ったんですけど…
人は文章を書く同時にそれを読んでいるわけです。
誰に見られるはずもない日記であっても、作家の文章であっても、置かれた状況は同じですよね。書き手であると同時に読み手でもあるんです。
とすれば、書き手は読み手を意識しないわけにはいかないですね。
その両者の間に欺瞞がなければ、より真実に近づくということになるでしょうし、
また書き手が読み手に媚びれば、欺瞞に満ちた文章になるでしょうし。
作家が書く文章は、面白ければ欺瞞だらけの文章でもいいわけですけど。
>>235 芸術家にせよ、思想家にせよ、ある境地に辿りついた人は達成感や満足感を持つでしょうが、
逆に大衆に理解されないという孤独感も持っていたでしょうね。だから幸せかどうかは、一概に言えないような気もします。
>>238 >芸術家にせよ、思想家にせよ、ある境地に辿りついた人は達成感や満足感を持つでしょうが、
>逆に大衆に理解されないという孤独感も持っていたでしょうね。だから幸せかどうかは、一概に言えないような気もします。
三島について言えば達成感や満足感など持てなかったんだと思う。
それから三島が大衆に理解されないことに対する不満や孤独感を持ってたとしても、
やはり作家としては「幸福」だったと思う。だからそれはカッコ付きの幸せ。
芸術家の大衆に対するアンヴィヴァレントな意識の問題は勿論三島にもあったと思うけど。
240 :
吾輩は名無しである :2006/03/28(火) 10:37:45
>>238 >>両者の間に欺瞞がなければ、より真実に近づくということになるでしょうし、
ここの部分が今ひとつピンとこない。
書き手と読み手の両者にに欺瞞がない、ということは
果たしてどのようにして証明されうるのだろうか?
また、書き手と読み手に仮に欺瞞がない状態は、
イコール「真実に近づく」といいうるのだろうか?
>>234 では便宜的に「健康」「不健康」なんて言葉を用いましたが、
実のところ、これらの言葉の概念が厳密には何であるか、とか、
一般人と芸術家との間での概念相違が生じている、とかいうことは
大した問題ではないと思う。
したがって「内面の告白に『真実』はあるか?」という問題も、
さして大問題だとは思えない。
内面の告白に「偽」があって一体何が悪いんだろうか?
「真実」なんてさして価値はない、と思うことは間違っているだろうか?
三島について言えば、一般人なら簡単に素通りしてしまうような
自らの「偽」を俄然放置できなかった、というところに
彼の自死の一因があったと思う。その意味で彼は不器用すぎた。
ただ、自らの命と引き換えに「純粋性」を勝ち取りえたとは思うが。
>>220 ,230,233
「告白」じゃなくても冷静ぶってても自分の言葉に酩酊してる
やつの文章は十分判別できる、という好例。
>>240 >>ここの部分が今ひとつピンとこない。
>>書き手と読み手の両者にに欺瞞がない、ということは
>>果たしてどのようにして証明されうるのだろうか?
証明は難しいですね。
書いた人間にも気づかない欺瞞もあるでしょうし。
作家の作品であれば、告白に欺瞞があるかどうかは、読者が考えることですからね。
「あれは本当だ」「これは嘘だ」と言って楽しんでいればいいかなと。
>>また、書き手と読み手に仮に欺瞞がない状態は、
>>イコール「真実に近づく」といいうるのだろうか?
告白する人が曲がりなりにも真実を書こうとしている場合においてのみ可能かと。
一人の人間の中に、読み手と書き手が存在すると言いましたが、
その両者に欺瞞がないと感じられれば、当人の意識おいて真実だと言ってもよいと。
また、第3者がそれを真実であると評価することとは、全然別問題なんですけどね。
>>したがって「内面の告白に『真実』はあるか?」という問題も、
>>さして大問題だとは思えない。
>>内面の告白に「偽」があって一体何が悪いんだろうか?
>>「真実」なんてさして価値はない、と思うことは間違っているだろうか?
全く同意しますよ。
真実という言葉自体、意味がないかもしれませんね。
内面の告白にあるのは「真実」ではなく、「解釈」のみということです。
>>241 文章を書くなら、酩酊したほうが楽しいと思いますよ。
書く本人はね。
245 :
吾輩は名無しである :2006/04/02(日) 07:36:35
こないだ三島が死んだ年と同い年になったんだけど(ついでに誕生日1日ちがい)、 何かやっぱりこの年齢って嫌だな。三島が死んだ気持ちもわかる。
自分もあと数年で三島が死んだ年齢になる。 実際に年齢を重ねたり、経験して始めて実感できることってあるなあ。 若い時、頭では分かってるつもりになっていても、切実さがぜんぜん違う。 上のような考え方、三島的にはそぐわない気もするが、現実的には三島に もそういうとこ、あったんじゃないだろうか。
福島次郎さん亡くなっちゃったのか。 もっといろいろお話伺いたかった。
248 :
吾輩は名無しである :2006/04/03(月) 10:51:42
40代って嫌だな。中途半端だな。 40男ってクソみたいな響きだ。脱肛とか出てきそうだし。
Mishima Yukio Cyber Museumのフォーラムって、英語版のほうが 活発かもしれないね。 今でも投稿がとだえてないし、まだまだ世界で三島が人気が あるってことは喜ばしいことだ。
250 :
吾輩は名無しである :2006/04/04(火) 02:39:59
40代になれば薄々気づくんだけど、 人間っていうのは成長するのに20年かけて、壊れていくのに40年だか60年だかかけるんだわ。 不惑とか中年の煩悩とか瘋癲老人とか言うが、要するに心も体も壊れていくからそんな煩悶するわけで、 それは例外なく誰にでも訪れる自然現象だからしゃーないんだが、三島はそれがしゃーなくなかった。 年をとれば人間が完成するというのは嘘っぱちで、ただひたすら壊れていくしかない。 「卒塔婆小町」の小町がそうだし、「豊饒の海」の本多もそう。 それが許せないっていう三島は自分を意図的に壊していくというか、それは自決だけじゃなくて、 その前の楯の会とか国立劇場釘打ち事件みたいな奇行も含めて老化という自然現象を全部意図的に やってみせたのかなあと思う今日この頃。
今日の読売朝刊解説面に三島のでかい記事あり
252 :
吾輩は名無しである :2006/04/05(水) 23:25:09
どんな内容? 上演中の鹿鳴館? それとも憲法?
>>253 誰の曲?ボーカルがキモくて最後まで聞けないんだけど・・・
ビジュアル系の臭いが何となくするな。
>>255 カリガリ。一応ビジュアル系みたい。
綺麗なボーカルのヴァージョンもあるけどうpろうか。
戦メリ
257 :
吾輩は名無しである :2006/04/09(日) 13:26:01
蓮実のいう「無意味な比喩」には笑った。 三島は開高並に無意味な文が多い。
258 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 08:57:26
259 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 09:08:18
プロデューサー藤井浩明氏に 豊饒の海4作の映画化どうなったのか聞きたいな。 ホント映画化できるのかな?
261 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 15:41:29
262 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 15:53:11
260はワンクリですよ、踏むなよ (踏んでもお金払う必要ないけどさw)
263 :
吾輩は名無しである :2006/04/10(月) 15:59:37
>>259 あの「春の雪」につなげるのは無理だと思う
最近初めて三島作品「仮面の告白」を読んだのですが 最後の園子との会話「もう勿論あのことは御存知のほうでしょう」 というのはセックスの事についてで良いんですよね?
266 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 07:14:50
>>259 それより行定がノコノコ顔出すんだから、その時に聞いてみれば良い。
司会・藤井だから、詳しい話が聞けるかもよ。
行定って熊本出身だし『奔馬』の監督にはピッタリだと思うんだけど。
行定氏は映画監督としてまだまだ幼いと思う。 これは年齢の問題じゃないので、個人的には三島作品などにはもう手を出して欲しくないな。
自分に酔ってる奴の文章は基本的につまらないし笑えもしないな。 三島のように才能ある奴ならまだしも。 きもいの一言。
269 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 16:12:55
豊穣の海初版4冊せっとで4000円って安い? 古本屋で見っけて気になってたので。
270 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 16:52:17
271 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 16:53:42
>>266 >行定って熊本出身だし『奔馬』の監督にはピッタリだと思うんだけど。
勲と鬼頭槙子のエピを捏造するかもしれん((;゚Д゚)ガクガクブルブル
272 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 17:47:19
>>269 十年くらい前に買った時春の雪初版一冊で4000円超えてたと思う。
だから4冊で4000円なら初版じゃないよ。
273 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 18:13:18
274 :
264 :2006/04/11(火) 18:25:23
275 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 22:08:14
仮面の告白の園子の進化形が豊饒の海の聡子って説は。。。
276 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 22:52:15
国分次郎vs飯沼勲
277 :
吾輩は名無しである :2006/04/11(火) 23:13:27
エイリアンvsプレデター
278 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 00:42:00
>270 状態は・・・、私実は古本とか今まで買ったことなくて(あ、もちろんブックオフとかで文庫買ったことはありますよ) 状態がいいのやら悪いのやら・・・判断しかねます。 ケースを見たところ「なんか古臭い感じだなあ」ぐらいで傷なんかはなかったですねえ。 買うつもりなら中までちゃんと見させてもらいますよ。 >272 初版であることは多分間違いないと思います。ちゃんと「初版」って値札に書いてあったし。 もし買うとしたら「初版ですよね、違ってたら返品できますか」ぐらいは聞きますよ。 私は、初版や廉価本などをわざわざ買い求める意味は、「本棚に並べて悦に入る」以外ないと思っており、 私自身、本そのものよりも読書体験を重視するタイプなので、そういった行為は意味のないこととして 古めかしい本などは無視してきました。 しかし、なにげなく入った古本屋で豊穣の海初版4冊発見したとき、ものすごくどきどきしました。 なんというか、初めてエロ本を立ち読みしたときのような・・・。 古色騒然とした豊穣、初版が自分の本棚にある・・・、それを想像しただけである種の恍惚感を覚えてしまう。 皆さんもこうやって古書にのめりこんでいったのでしょうか?
279 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 00:59:54
280 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 01:10:10
古本・・ 古い紙って不衛生だよね ダニとか!
281 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 02:55:00
>270 状態は・・・、私実は・・判断しかねます。 ケースを見たところ「なんか古臭い感じだなあ」ぐらいで傷なんかはなかったですねえ。 買うつもりなら中本屋で豊穣の海初版4冊発見したとき、ものすごくどきどきしました。 なんというか、初めてエロ本の本棚にある・・・、それを想像しただけである種の恍惚感を覚えてしまう。 皆さんもこうやって古書にのめりこんでいったのでしょうか?
282 :
hayoshine :2006/04/12(水) 02:57:44
物書きのような、具体的集団への帰属感の薄い仕事を続けていると、 世界が抽象的になっていって、武士道の英雄的で忠誠心の強い イメージに憧れてしまうんじゃないかな。今の時代に武士道て、 ちょっとした病理現象かもしれん。 趣味や歴史研究でやってる分には良い事だと思うが。
283 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:02:32
「武者は犬ともいへ、畜生ともいへ、勝つ事が本にて候」(朝倉宗滴) 新渡戸稲造の武士道は妄想。
284 :
hayoshine :2006/04/12(水) 03:06:14
臭い内臓晒して腐る。 介錯が下手で、こめかみ辺りに急所を外して10cmほど食込んで、慌てて抜こうと・・・ 切腹は恐れない武士も、そいつの介錯だと聞くと青くなる香具師 武士道とは最強の既成概念。一つの、既成概念だよ。 ナルシシズムであることは、否定できないな。 結局、自己の信念だから。 価値観でしょうね。 古くは、いわゆる「未開民族」の戦士団にまで遡る。
285 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:09:59
武士道は平時のものなれば乱世にかなふこと少なし。 されど平時に磨かれし道の乱世にかなふこと多し。 これ武士道の掟なり。
286 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:11:19
犬はいくらあがいても犬。 むしろ犬であることを明確に自覚し美化しない。 美化して自分をごまかしてどうする?
287 :
hayoshine :2006/04/12(水) 03:24:32
武士道とは犬の美学である。 犬の存続を賭しての美化であり、これが即ち美学である。 闘う時は自殺する気で闘い 闘って負けた時は自殺する。 名誉が損なわれた時も同じ。そうしないやつは罵りましょうと人は言う。 しかし所詮両方とも荒くれ者の家系が、法治国家になっちまったんで自己主張できなくなり 仕方無しに自己の美学ってのを作り上げて、社会に認めさせちまったもの、 メンツ潰されたヤクザが必死になるのと同じ。
288 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:27:04
美学のない犬は犬ですらない。
289 :
hayoshine :2006/04/12(水) 03:31:00
正常なサラリーマンなら、残業ばかりで給料が安い会社には辞表を叩きつけるだろう。 家族を路頭に迷わせるだけのリスクをとる勇気が無いクズだけが上司に媚を売る。 馬鹿め
290 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:37:03
白人が選ぶ東洋人の美人を、 美人だと思えるか?
291 :
hayoshine :2006/04/12(水) 03:39:23
この人たちは東洋人なのか、というように話が進むだろう。 東洋人は西洋人を美人だと思えるのか、は大丈夫だ。 西洋人は東洋人を美人だと思えるのか、は大丈夫だ。 要約すると、大丈夫だ。 しかし主君のいない武士道というのが成立するのか?という問いがある。 曽我兄弟のような「もののふのありよう」も武士道なのかな?という問いがある。 武士道とは言葉ではなく行動。 つまりこんな所いくら議論しても無意味。
292 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 03:43:58
武士も、その始まりは、地方の有力者が武装したことから始まったが 時代が下ると同時に自己の現状の正当化や生き方の規範が必要となり、それが武士道に繋がった。 新渡戸稲造は著書「武士道」の中でその根底は論語と断じている。 もともと日本の思想の根源となるのは仏教と儒教だが、生類を一切殺してはならないとする仏教の思想には戦闘を生業とする武士の生き方はそぐわないものだから 儒教が中心となるのは当然の成り行きだったであろう。 しかし儒教だけでなく武士は禅宗を信仰したのも事実だし、武士道とはそうした流れで成立したものでないの
293 :
hayoshine :2006/04/12(水) 03:54:48
武士道とは死ぬまで上司に媚を売るうんこ人間の処世術と見つけたり 修羅道とは辞表を叩きつけるうんこ人間のやけっぱちと見つけたり
294 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 04:13:21
あの武士道って本は読んでないけど、 「武士道とは死ぬことと見つけたり」っていうあの有名なフレーズは聞いたことがある。 あたしはコレを聞いて、こういう解釈をした。 ようするに、いつ死んでも悔いが無いようにしておくってことじゃないか? たとえば、誰にも知られたくない恥ずかしい本を買った帰りに車に引かれて死んで 遺体の持ち物検査の時にその本がでてきたら周りの人はそいつを笑う。 だから、そういう本は買わないようにする。 もしくは死後誰かが入る可能性のある部屋に秘密のものは置いておかないようにする。 また、やるべきことを明日に後回ししてもし今日死んだらどうするのか? ようするに、常に悔いがなく完全な状態を保てってコトだと思う。 死ぬ間際になって「ああ、アレをしておけばよかった」とか 「ああ、アレをかくさないと・・・」とか、そういうことを思わないように 常に心がけておけってことだとあたしは思った。
それって常に他者の目を通して自分を見るって事だな。 自分自身の目では無くて。
296 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 04:23:42
武士道とは人の目を恐れることと見つけたり 修羅道とは人の目を恐れないことと見つけたり とあたしは思ったのでした。
生きてる限り、いや死んでまでも、人様の評価でしか自分の価値や 生きる意味を見出せないと? 借り物だから、虚勢を張る。 借り物だから、常に怯えているんだ。
三島はさいごまでひとの目を気にしていた。 偉大なるパフォーマー
299 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 04:56:20
みんなこわくないのかな 仮面もかぶらずに生きてて恥ずかしくないのかな
恥ずかしくない。 神なんて概念すらちっぽけなものに見える、「絶対」なるものに、 俺はずっと、追われ続けているから。 その恐ろしさを知らない、「普通」の人間になんか!!
なんなの?この深夜の自作自演ゲームw 久しぶりに露骨にひどいものを見たよ。頭のおかしい人なのかな?
302 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 06:34:49
その絶対なるものをどこで見つけたんですか。 よかたったらあたしにも教えてください。 そしたらあたしも堂々と生きられますからお願いします。
今書いてる。ちょっと待って。
304 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 09:41:40
天才
305 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 09:50:02
塩才
306 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 11:56:09
>>295 そういうこと!
でも葉隠入門は読んでね。
307 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 13:10:27
三島の武士道は、戦前の青年将校の視線に近づく為のものじゃない? 髷よりも坊主頭、侍の持ってたような日本刀よりも軍刀に 美意識を感じてたような気がす
308 :
吾輩は名無しである :2006/04/12(水) 13:21:51
人間には内面というものが無くて、外に現れたものだけが全て みたいなことを書いてたのが葉隠入門だっけ? ギリシャのなんちゃらに絡めながら。よく覚えてないけど。 これを長々と書いたのが豊穣の海かもね。
309 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 13:15:45
310 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 13:27:30
実際、舞台見に行ったんだが。 酷いもんだよ。 戯曲の構成、出来自体はいい。 問題は、演出なんだな。 あの衣装は、ヒドスギル・・・
312 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 14:41:17
>>311 そうなの?
じゃ、オペラのときみたいに薄目で見ようっと。
313 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 17:54:20
地上波しか映らない。見たいー
314 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 20:49:03
ルネだっけ? うんこみたいな頭してる。 コシノジュンコの馬鹿!
315 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 21:18:00
三島の作品群を10年ぶりにぱらぱらとめくってみたけど 煙草って最高傑作だと思わない?
初期の短編イイ!!
317 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 23:35:42
318 :
吾輩は名無しである :2006/04/14(金) 13:52:29
誰か一緒に三島映画祭見に行かない(´・ω・`)?
ハードゲイの俺でよければ
320 :
吾輩は名無しである :2006/04/14(金) 18:39:18
321 :
313 :2006/04/14(金) 20:43:29
優国も上映するみたいだからぜひ観たい。
月光姫って妙に影が薄くない? 黒子もあったりなかったりだし、二十歳で死ぬこと意外、特に宿命的 な人生を送ったわけでもないし。 清顕の魂が衰え始めていたからなのかな。 透で破局する手前の、通過地点がジン・ジャンだったの?
そもそも本多の脳内想像でしょ?勲も月光姫も透も。
324 :
吾輩は名無しである :2006/04/17(月) 22:51:21
>>323 それは「かくも永き・・・」を読んでないと判らないことだから言っちゃ駄目
すまんかった・・・
326 :
吾輩は名無しである :2006/04/18(火) 10:20:12
327 :
吾輩は名無しである :2006/04/18(火) 14:25:36
328 :
吾輩は名無しである :2006/04/18(火) 17:07:32
いい加減美輪うぜえ
かくも永き・・・アマゾンのレビューで何となく分かった。 ちょっと泣きそう・・・。
「花ざかりの森」読んだけど全然内容が理解できない・・・ ホントに16歳の文章かよ、これが。
332 :
吾輩は名無しである :2006/04/22(土) 20:25:31
サド候爵夫人あした放送わすれんなYO
333 :
吾輩は名無しである :2006/04/23(日) 09:16:39
うっかり忘れてる人のために↓ NHK衛星第2放送 4月24日(月) 前0:55〜3:42(23日深夜) [舞台中継] 「サド侯爵夫人」 (東京国立博物館・2005年)
334 :
吾輩は名無しである :2006/04/23(日) 11:34:18
>>333 情報thx! 録る! 今夜だね、真夜中
335 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 00:04:00
あげ
336 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 06:58:28
「サド侯爵夫人」 見逃した おもしろかった?
337 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 07:00:35
>>331 へたすぎて泣けるよな
まあ16だから悪文でも仕方ない
338 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 11:06:38
>>331 今どきの16歳でここまで難しい言葉を文章に出来る者はそうそういないのでは?
339 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 15:02:17
日本浪漫派あげ
340 :
吾輩は名無しである :2006/04/24(月) 15:13:59
三島の文章をヘタだという人って どんな美文の書き手なんだろうか
341 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 01:35:21
>>338 そうそうどころじゃなくていないだろ…もしいたら紹介して欲しい。
芥川最年少受賞者の作品と比べると、文章力のレベルが違い過ぎて笑えてくる。
342 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 02:35:31
三島病から早く抜け出せよ。
343 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 09:38:29
時代が違うんだからしょうがないよ 昔は古典とかそういう教養はもってて当たり前みたいな感じだったから
344 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 10:32:18
にしても、早熟だったよ。 で、三島の文章が下手、というのは、決して外れてはいない。 色んな文体を書き分けられた人で、逆に自分の文体を持たなかったと言う 人もいる。が、実はそれこそが三島の意図するところだったのかもしれない、 つまり、書き手の体臭が臭うようなもの、或いは感情の無作為な垂れ流し のような文章を、何よりも嫌って、人工的で、抽象的な文章世界こそが彼の 目指すところだった・・・ ついでに言えば、今のギター抱えて、己の情念を力の限り、ぶつけるように 唄ってる、一部のJ−ポップとやらのアレはもっとも三島の・・・
345 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 10:44:22
>>336 見たよ! 衣装とか綺麗だった。でも眠かった
346 :
吾輩は名無しである :2006/04/25(火) 10:48:36
>>344 なんかあなたの文章が垂れ流しに見えますけど。
ごめん〜〜^言っただけ。逃げっ
347 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 14:04:03
あと2日だな 『憂國』と『春の雪』で合計1万1,340円か、 『憂國』は東宝と新潮社の2バージョンあるけど同じだろ?
348 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 14:31:38
>>344 >書き手の体臭が臭うようなもの
めちゃめちゃ三島臭がしますが。金閣寺とか。
349 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 14:36:30
ぜんぶの比喩が無意味。
>今のギター抱えて、己の情念を力の限り、ぶつけるように 唄ってる、一部のJ−ポップとやらのアレ アレらに情念なんかない。全部が適当で全部がゴミ
文学ロックとかいうけどお子様作文ロックって感じだもんな
サド録画してたのさっき見たんだが、テレビ雑誌を信用して夜中の3時までしか 録画してなくて、最後が切れてる! めちゃへこんだ…
353 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 19:32:21
先日のサド良かったよ。 ミシマは最後のセリフから書くんだよね。あ〜もったいない。w
354 :
はるか高夫 :2006/04/26(水) 19:38:21
>>353 お前さんは彼氏の背後から金玉握らせてもらってんだろ?
その状態で仰向けの彼氏が激しく腰を動かすのか?
もっと考えろや
356 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 21:08:10
>>348 良いこといってくれました。おっしゃる通りです。
ただ、「金閣寺」にしてもそうですが、あの文体自体が人工的に練り上げられた
もの。つまり、「三島」自体が、みずから作り上げた虚構の存在、とも言えるの
では?
何万回と繰り返された言説だな まあ作品は作品として余計な情報なしに楽しめばそれでいいと思うが
358 :
日韓朝共同軍事利権=竹島問題=民族間憎悪扇動の原点 :2006/04/26(水) 21:59:00
360 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 22:22:30
>>358 コピペにマジレすいかせていただきます。
なかなかいい視点だ。
靖国英霊にそんな凶悪犯罪を誘発する力はないと思うが
チンピラ軍事国家=中韓の狂った国粋主義と、日本の右翼が共謀関係にあって、
互いに民族憎悪を煽り合っては利権を守ってる、というのはいい指摘だ。
ただの親中韓左翼とはちょっと違う真のラジカルな立場だな。
どこだ?共産党じゃないよな?
ところで共産党は竹島問題にはどういうスタンス?
361 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 23:19:18
くだらネエ。 他でやってろ。
362 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 23:22:10
357・ いらぬチョッカイ。そういうなら、自分の考えを348氏に応えて やるべき。 ま、当人は望んでないと思うが。
そういうことはsageで書け! ウザい
364 :
吾輩は名無しである :2006/04/26(水) 23:42:50
おめえもな、・・・・ヒヒっ、、、
365 :
吾輩は名無しである :2006/04/27(木) 11:41:31
366 :
吾輩は名無しである :2006/04/27(木) 19:27:13
明日ですよ みなさん当然、春の雪、憂国、買いますよね
367 :
吾輩は名無しである :2006/04/27(木) 19:45:18
人工的でない小説ってどんな小説?
368 :
吾輩は名無しである :2006/04/27(木) 19:54:36
憂国は買うけど春の雪は微妙・・・・
369 :
吾輩は名無しである :2006/04/27(木) 20:48:28
エンターテイメントとしては春の雪のほうが上だろ どっちも買うけどな
370 :
331 :2006/04/27(木) 22:35:51
>>337 ,338
あぁ、ゴメン。言い方が悪かった。俺は「こんな難解な文章を書いたのがホントに16歳?」ってこと。
371 :
吾輩は名無しである :2006/04/28(金) 21:02:45
DVD買ったよ 憂国:切腹、こわすぎるゥ〜w その場面だけ飛ばして観た 春の雪:劇場で動いてる清顕と聡子に感激したのが懐かしいです
372 :
吾輩は名無しである :2006/04/28(金) 23:19:57
三島は、文壇のホリエモンみたいな存在だったんだよね 世間を驚かしてメディア操作をする術に非常に長けていたわけだからさ
憂国みた。 麗子がイメージと違うよーとか思いながら見始めたが、 最後のほうはなんか納得した。 三島は動きがぎこちないところがヨイ。 ブタの内臓はグロい。 2巻目のスタッフの座談会や三島の紹介なども興味深かった。
374 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 02:46:18
つーか憂国のパッケージが豪華じゃん 海外で販売しても恥ずかしくないよな
375 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 10:11:43
三島文学はハシカみたいなもんだね いい年して読むやつはアダルトチルドレンかピーターパン震度ローム
376 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 13:04:49
そう思ってても50歳で読んでみたら、どうかな?
>>375 そういう風にこき下ろしていっちょまえにかっこいいこと言ったような錯覚を覚える病
・・・って病気を誘発する力もあるね。三島の存在には。
378 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 16:27:13
三島を貶すと偉くなったような気でもするのかな
379 :
吾輩は名無しである :2006/04/29(土) 23:32:21
三島はとにかく‘芸人的‘におもろい、たけしなんかメじゃない こんな文豪は古今東西いないね 純文学的人気度は春樹並み・大衆文学的人気度は淳一並み・思想的人気度はよしのり並み・露出度はホリエモン並み また、私的団体のパレードを堂々と‘国立劇場‘の屋上でやっちゃう政治力 そしてあの空前絶後の切腹パフォーマンス・・・ スゲエー
>>379 さてそれで、君は、どう死ぬつもりなのかな?
一回こっきりのパフォーマンスなんだからさ、
てろてろくっついたり離れたりすりゃ済むような、問題と問題が違うんだからさ、
キッチリ腹くくって、斬れとまでは言わないからさ、
口のデカさに見合うだけのものは見せてくれなくちゃ、
たのむぜオイ
最近でいうと藤原正彦も入ってる
>>379 吉行淳之介がアイロニカルに「スーパースター」ってタイトルで三島を題材にした
作品書いたけど、実際スーパースターという表現が一番しっくり来ると思うよ。
いろんなことで世間を騒がせ話題を提供する。
死後30年以上たってもことあるごとにいろんなところで話題になってる人間なんだから。
たぶんあと30年たっても三島の話題が世間であーだこーだ言われることは多いと思う。
自分をひとつのメディアにするってことは三島自身がもくろんだことで、
それが見事に成功したとしか言いようがない。
383 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 01:25:50
吉行氏の作品はとてもリアルで哀しい小説だったね。 ついでに慎太郎知事との対談の、前説も実にリアル。三島の本質の一部を 美事に、残酷に切り取ってる・・・・
384 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 10:43:57
>>379 劇作家としても、井上ひさし並みだろう
え?三谷はだって?冗談はあんたの顔だけにしてくれよ(@_@;)
385 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 15:52:58
【芸術家、革命家、独裁者A型】 織田信長 ヒトラー スターリン フセイン 三島由紀夫 麻原彰晃 小泉純一郎 堀江貴文 夏目漱石 谷崎潤一郎 芥川龍之介 川端康成 坂口安吾 大江健三郎 村上春樹 手塚治虫 小津安二郎 武満徹 篠山紀信 荒木経惟
>>336 >>352 『サド侯爵夫人』BSで観ました。
舞台美術とか衣装や髪型がそれぞれのプロの競い合いのようで、
豪華だし斬新な感じて目を奪われました。
でも工夫を凝らし過ぎたせいなのか、8ケ月後も十数年後も全員同じ衣装と髪型のまま
だったのには、興を醒まされてしまいました。変化を見せるのも重要なのに。
役者さんも良かったと思いますが、クライマックスでTVカメラが急に
顔だけアップで撮した時は、思わずのけぞりました。舞台用ど派手化粧の顔が
汗まみれで、一瞬大阪のおばちゃんかと思いました。化粧法を、歌舞伎や大衆演劇の
役者さんから学んで、アップで映されても大丈夫なようにされたらどうかと
よけいなことを考えました。
387 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 21:59:51
>386 ワロタ モレは三輪明宏のナル芝居よりはいいと思った。
像の尺が3センチ違って博士が恐ろしい表情で 息絶えたって話ありましたよね。あれは何を購入すれば読めますか?
サド侯爵夫人のラストを見逃した者なんですが、最後の5分くらいでいいですから、 どなたか可能な方うpしていただけませんでしょうか。 なんか見逃したのが本当に心残りで仕方ないんです。
390 :
吾輩は名無しである :2006/04/30(日) 22:40:41
分析お願いします。 美香のブログ 柳美里 池田大作 堺屋太一 吉本ばなな
391 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 13:04:50
三島由紀夫の解析結果 三島由紀夫の76%は怨念で出来ています 三島由紀夫の13%はマイナスイオンで出来ています 三島由紀夫の5%は濃硫酸で出来ています 三島由紀夫の5%はミスリルで出来ています 三島由紀夫の1%は心の壁で出来ています 憂國の解析結果 憂國の72%は電波で出来ています 憂國の9%は陰謀で出来ています 憂國の9%は心の壁で出来ています 憂國の6%は成功の鍵で出来ています 憂國の4%は言葉で出来ています
392 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 13:12:49
ふるうっ! まだ成分解析なんてやってる化石みたいな痛いヤシ生き残ってたのか・・
あれをいまだに喜んでやってるのは、まず30以上のオヤジwww
394 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 15:40:58
いや、俺は50以上のオジイだよwww
395 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 15:42:20
ちなみに「痛いヤシ」ってのも化石みたいに古くないかあ。
「仮面の告白」なんだが無駄に遠い言い回しをしたりと、読みにくくてしょうがないんだがこれってほんとに傑作? 傑作だとしたら多少無理してでも最後まで読んでみるよ、誰か教えれ!!
397 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 17:14:54
ナウなヤングは「痛いヤシ」のことを何て言うのかなあ? 教えてチョンマゲ。
>>396 たとえば詩を好きで読むことはある?
筋を追うだけの読書を好むのならば、三島は相性悪いかもよ。
400 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 20:48:57
三島はアーサーCクラークの「幼年期の終わり」が好きだったらしいが キューブリックの「2001年」を見て面白かったと言っていたそうだ 「美しい星」との関連がある「博士の異常な愛情」は見てたのかな?
401 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 21:38:55
三島はアーサーCクラークの「幼年期の終わり」が好きだったらしいが キューブリックの「2001年」を見て面白かったと言っていたそうだ 「美しい星」との関連がある「博士の異常な愛情」は見てたのかな?
402 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 22:23:02
三島はアーサーCクラークの「幼年期の終わり」が好きだったらしいが キューブリックの「2001年」を見て面白かったと言っていたそうだ 「美しい星」との関連がある「博士の異常な愛情」は見てたのかな?
三島が死んだのは1970年11月25日。 「博士の異常な愛情」は1963年製作、翌年には日本でも公開されたはず。 見てたに決まってるじゃないかぁあああああああああ! 3つも書きやがって
404 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 23:47:53
三島由紀夫(身長163a)
ちがうよ158センチ!
靴下を脱げば157センチだ確か
407 :
吾輩は名無しである :2006/05/02(火) 23:54:39
当時の平均身長だろ。今なら170cmくらいだな。
408 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 01:01:16
平均は176cmだろ。ま、どうでもいいが
409 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 02:12:21
俺132しかないんだが、縄文時代までさかのぼれば平均かな。 ま、どうでもいいが。年取ったら容姿なんかどうでもよくなるよ諸君。
410 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 02:36:08
2ちゃんねるにも収入と身長制限必要ですね ニート・障害者書き込み禁止令発布
411 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 02:42:00
いい加減そういうのやめてくれないか。 たしかに障害者で国の補助金で食っている身分であるがな。。 だけどさすがに傷つくよ。涙でキーボードが壊れちゃうよ。 いい加減にしてくれよまじで。いやなら殺せよこの。 寄生人間で五体不満足で中卒で何が悪いんだよ
412 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 02:45:45
悪いけど商品価値がない奴は淘汰されていくのが市場原理ってもんです どんどん死滅していってくださいww
413 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 02:51:45
近い将来、体も頭も弱くて不細工なやつは、どんなに足掻いても人並みの生活 できなくなるだろうな。それが小泉改革だ。弱者の分際で支持した奴を責めるしかないね。
弱者のくせに強がってる奴多いからなw 生まれも育ちも悪い奴は読書も満足に出来ず 早くから過酷な肉体労働を強いられるw 一生こき使われて老後も貧乏生活w 文学で身を立てることも到底不可能だろうな。
仲良くやれ。
416 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 03:43:51
弱者の怨念は粘着性が強いから気をつけておけよ。 いつかどこかで災難が降りかかってくるからね。 人を無闇に馬鹿にしないことだ。賢い人はそこんとこ分かってるからな。
417 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 03:58:49
怨念さえも強くない。だから、弱者。
418 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:00:42
読書などといった時間の浪費をせずに、 肉体労働にいそしむものは、 いたって健全な存在。
419 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:00:57
君はあと一週間後に交通事故で死ぬよ これはまじ
420 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:08:10
願えば叶うなんて有り得ないと思っているだろう。 だがな、強く願えば叶うことがある。俺の経験上それは交通事故だ。 今までむかついてきた奴を渾身の眼力でにらみつけ強く願い、 見事交通事故でひどいめにあわせたことが何度もある。 ネット上ではまだ試みたことはないが、やってやろうか?まじで。
421 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:10:26
被害者の側に謝罪を要求するような、不細工野郎がひき逃げの犯人だな。
422 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:10:36
423 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:11:21
そうかそうか。放火にも気をつけな。w
424 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:14:49
>>421 チビ禿肥満の不細工ひき逃げ実行犯が、自らの商品価値を高めるためには、
さぞかし大変な実力(行使)を要するのだろうね。
425 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:15:04
>>421 はあと一週間後に交通事故で死ぬ
これはまじ
ちなみに俺は障害者だから車のれねえよ
426 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:17:11
>>424 お前はチビ・はげ・デブ・不細工のうちどれか一つに当てはまっているはずだな。
そんなたくさんマイナスの要素並べる必要もないのにw
ばかじゃねーの?
427 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:17:57
428 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:20:04
逃げても無駄だよ。交通事故はどんなに気をつけていても遭うときは遭うんだよ。 人知を超えたものに絡め取られたらもうおしまいです。残念でしたねw
429 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:29:46
弱者は弱音しか吐かず怨念も捨てて心底泣き寝入りと思っていたら大間違いだよ。 口には出さないが一生覚えている奴もいることを忘れるなよ。 何かの因果にひっかかったとき、立場が逆転することをあらかじめ想定しておいて 損はないぞ。
430 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 04:45:41
こうやって、嘘だとしても(嘘ではない)呪詛の言葉を吐き散らすだけで明らかな効果がある。 弱者一人でも俺のように人知を超えた能力の持ち主なら腹立つ奴の一人や二人を 交通事故で死亡させることもできる。実際できたし。念力には自信がある。 今まではだいたい3回に1回の確率で成功している。 塵も積もれば山となる。弱者だって結束して念力を集中させれば 相当の復讐は出来るからな。覚えとけよ。
楽しいことを考えろ、つまらない奴に関わるな。
432 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 05:14:05
まあチビ・はげ・デブ・不細工のうちどれか一つに当てはまるだけでも 俺から言わせれば明らかに弱者だ。つまり弱者は想像以上に多いはずなんだが、 自覚がないんだろうね。 ばかだから仕方ねーか
じゃぁ、デカ・ボウボウ・ガリガリとかは強者ってことだよね。 強者は想像以上に多いはずだけど自覚がない。 でも、ばかだから仕方ないってことだよね。
434 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 05:44:52
これからは容姿端麗・頭脳明晰な集団を養成するために エリート教育が徹底されてくるだろうから、ここに集まる 将来の不細工・低脳下流集団の先祖の人はみんな 仲良く手をつないでいきましょう。
435 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 05:57:09
>>433 お前日本語読めねえの?
「当てはまる『だけでも』 」って書いてあるだろ?
ってことは他にも要素があるってことだ。
だから「じゃぁ、デカ・ボウボウ・ガリガリとかは強者ってことだよね。 」
とはならんだろ。論理的に。
お前が文学板にいること自体間違っている。
その意味でお前も間違いなく弱者だ。つよがんなって。
自分に本当に自信があるやつは、いちいち第三者を鏡に 「あいつは劣っている。だから自分は優れているんだ」 などといった惨めなな思い込みなど必要ないのだが。。。
437 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 06:21:43
>>433 強者とは弱者のどの性質を持つ集団にも属さないものを言う。
したがって頭はいいが顔が悪いのは弱者だ。
そして強者の論理とは、
弱者とは強者のどの性質をもつ集団にも属さないものを言う。
従って顔が悪いが頭はいいから強者であるとなる。
それぞれが仲間を増やせる論理を用いているわけだ分かるか?
お前の論理は強者の論理だ。そしてお前の論理は明らかに
間違っている。強者の論理は論理的におかしい。
分かるか?
438 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 06:25:44
訂正 >弱者とは強者のどの性質をもつ集団にも属さないものを言う。 →弱者とは弱者のもつ性質をすべて兼ね備えた集団のことを言う。 こっちのほうが分かりやすいな。弱者側の論理は倫理的にできている。 強者の論理が間違っている例はすぐに出せる。
439 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 06:34:10
>>436 惨めな思い込みをしているのはどっちだ?
厳密な論理で説明しないと分からないあほな勘違いの自称強者が
多いからこんなつまらない話をしてるんだろうが。
世の中は、馬鹿に拠って構成されている。 その内訳は次のようなものだ。 世の中の役に立つ馬鹿、何の役にも立たぬどうしようもない馬鹿、 そして、その中間の我々、適度な馬鹿たちだ。 もし、お前が他人を卑下したくなったら、こう考えるがよい。 みな馬鹿であると。
441 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 06:50:43
他人を卑下しているのはどっちだ? 弱者側から強者を卑下することが今まであったか? 弱者を卑下する強者がまず最初にあるからであり、 今回の弱者としての俺の逆襲があったのだ。 弱者を卑下することで強者・弱者の関係ができるといえる。 弱者を作るのは常に強者だ。もしくはあほの勘違いした 自称強者がそれを作る。そこを勘違いすんなぼけ。
じゃぁ、たとえば「分かるか?」なんてバカ丸出しのセリフ連発して、 理解してもらえるようなマトモな日本語を書く能力すらないことをアピールしつつ、 つまらない話に参加するっていうことも、 他にもある弱者の要素のうちのひとつだよね。 そういうヤシが、文学板にいて強がってること自体が論理的に間違っているよね。 でもやっぱ、救いようのないアホなんだから仕方ないね。
443 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:04:06
論理で対抗できない奴に限ってそういうこと言うんだよ。 事実上お前の負けだよ。お前も弱者だな。だがそれは倫理的に よくできた弱者の論理で言ってやってるだけ。最初のお前の 威勢はどこへいったよ。お前の大好きな強者側の論理で言えば、 流れからして逆転の可能性を孕んでいるが、俺は勘違いの強者 にはなりたくないのでこれでとめておくことで穏便にすます。
444 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:05:59
誰かを「救う」だなんて余裕のあるあんたじゃないんだよ。なので、無駄な干渉をやめて。w
おはよう。 仲良くね、仲良くw あーあ。
446 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:11:11
以上のように、弱者側からでも十分強者と対抗できる。 むしろ論理的には勝っていたからな。並以上の頭もってる やつには明らかなことだ。あほの勘違いの自称強者見かけたら わざわざ前に俺が言った念力という人知を超えた能力など 使わずとも、論理的思考があれば余裕で打ち負かすことができる ことが分かった。
勘違いの強者の専門用語では、 「穏便にすます」っていうのは「逃げる」って意味だったよね。
448 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:20:34
449 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:22:32
姑息にあがいているのは、盗聴犯だと思います。
論理で対抗できないヤシに限ってそういうこと言うんだよねー。 ホントはさ、「笑えるね」だなんて負け惜しみ言う余裕ないんだよねー。 きっと。
451 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:36:05
百人で百回言えばそれが真実の論理ですかね?w いやはや「飴と鞭の警句」には誰もかないません 誰だってなくしたくないものがありますからね
452 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:37:32
盗作、まったくの事実無根ですね。
「飴と鞭の警句」(プゲラ。 出典となった事柄に関する資料の文脈を原文でおさらいしてみな。 アヒャヒャヒャヒャヒャ
454 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:45:22
あほで下手な自演厨が湧いているようだが、もうちょっと論理力 磨いてからにしろな。このあともお前らはこぞってごまかしのレス連発 するんだろうね。知識はあるが論理力がないため独創性がなく、ただ 明らかに間違ったことを平気でべらべら喋るんだろうな。あわれだよ。 今度はお前ら弱者俺強者で相手してやるよ。せいぜい頑張りな。じゃあな。
455 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:50:03
>>456 >飴と鞭の警句
あらいやだ。こんなありふれた言い回しの出典元なんて…、想定だにしておりませんでした。
「出典元」を背景に透かして見せる、「他意」も特にございませんでした。悪しからず。
456 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:52:32
パクリ冤罪確定w
論理力? ワロスwwwwww ね、ね、知識も論理力も独創性もない哀れなダンナ。 ここはどこだか知ってて喋ってるのかい? アヒャヒャヒャヒャヒャ 誰もいちいちアホのレスきちんと読んでから書いてるわけじゃないよ。 アヒャヒャヒャヒャヒャ
458 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:57:15
とりあえず、「あ」という単語の発明者を教えてくれ。知識の豊富な君。w
459 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 07:57:31
なるほど、読めない奴だからあんなアホなレス出来たのか。
460 :
はるか高み :2006/05/03(水) 07:59:31
「あ」は驚きだね。最初に驚いた人が発明したのだろうなぁ。
「あ」という単語の発明者だって? アヒャヒャヒャヒャヒャ 神にきまってるじゃん。『ウルガータ』にもあるでしょ。あの緑の本のヤツ。 in principio erat Verbum et Verbum erat apud Deum et Deus erat Verbum. 言葉は神の内にあったんだし、言葉は神なんだからさ。プゲラ。
462 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 08:07:56
>>457 そういうことは勝ってから言わないと意味がない。
ガキは書き込むなって。
463 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 08:09:36
仮面の告白って英訳版だとどういうタイトルなん? 金閣寺はkinkakujiでいいのか?
そうそう、思い出した。 緑の本は新品を5ポンドで買ったw おバカな本屋。
假面の告白はconfessions of a mask キンカクシはthe temple of the golden pavilionだと思ったよ。 ムフフ
英訳版はgoldtempleだがfelten出版ではgoldentempleだったw おバカな会社。
假面の告白はconfessions of a mask キンカクシはthe temple of the golden pavilionだと思ったよ。 ムフフ
英訳版はgoldtempleだがfelten出版ではgoldentempleだったw おバカな会社。
469 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 12:19:00
仮面の告白はconfessions of a maskか このofは文法でいうと主格のofかな
470 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 12:49:43
三島由紀夫(身長自称173a)
471 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 13:45:32
トム・クルーズと身長おなじだw
472 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 16:25:15
473 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 17:16:48
>>472 行定勲には二度と三島作品を弄って欲しくない
474 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 22:45:33
475 :
↑ :2006/05/03(水) 23:04:14
ブラ暗
476 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:04:46
2chはどこに行ってもアホしかいないねえ
うるせアホが おめーもそのひとりだよ
478 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:11:12
I was gay.
480 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:15:22
予想通りのレスを書き込むのは ルール違反
481 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:18:16
>>472 行定よ、なぜ「奔馬」撮らせて下さい、と言えんのだ
「美しい星」「愛の疾走」ププッ笑わせてくれるなよ
482 :
吾輩は名無しである :2006/05/03(水) 23:20:50
It is probable that I will love Yuko.
484 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 20:10:35
『憂国』と『春の雪』のDVDを購入しました。 ちなみに今日、購入したものを全部書くと…… 『憂国』 『春の雪』 『暗黒のメルヘン』澁澤龍彦 編 『死霊1〜3』埴谷雄高 一緒に買い物に行った友達は小説を読まない人なので、 僕の友達のままでいてくれた。
485 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 20:14:45
>>484 合計金額を書け。自分の稼ぎだろうな…まさか親(後略
486 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 20:35:31
レベルの極端に低い嵐だな。 そこまでやらなくていい。 わからないものには沈黙するべきだ。
>>484 『憂国』DVD ¥5040
『春の雪』DVD ¥4264
『花ざかりの森/憂国』新潮文庫 ¥ 500
『春の雪』 〃 ¥ 660
『暗黒のメルヘン』澁澤龍彦編 河出文庫 ¥ 893
『死霊1』埴谷雄高 講談社文芸文庫 ¥1470
『死霊2』 〃 ¥1470
『死霊3』 〃 ¥1470
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計¥15767
*毎度お買い上げありがとうございます。
>>486 ネタ振られたら
「あいにくだったなバイトの稼ぎは月数百万、
もっぱら電話で稼ぐんだけどさ、演技力で…」くらいなレスしろや
>>486 ハゲシク ツマンネ
>>484 の嘘にかまってもらっただけでもありがたいと思えw じゃな。
愉快な仲間たちがこのスレを見ているんだということはわかった。
492 :
吾輩は名無しである :2006/05/04(木) 21:25:11
あっそ
「花ざかりの森」は失敗作なの?「仮面の告白」は失敗作なの? 読みにくくてしょうがないんだが駄作ってことでおk? でも三島はすごい作家だと信じたいんでいい小説があったら教えてください
>>493 そのラインナップは新潮文庫っぽいんだが、
するとおめー正字正カナで読まなかったんじゃね?
糞文庫じゃ三島の美味しさは半分もわからねえよ。
495 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 13:16:41
三島は小説家としては二流だよ。 存在自体は良くも悪くも面白すぎるけどw
497 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 14:48:50
小林秀雄は三島との対談で金閣寺を小説ではなく叙情詩であると述べる。 小説であるならば主人公が社会的な存在でなくてはならない。 つまり主人公が金閣寺に火をつけてからの事を書かなくてはならない。 金閣寺に火をつけ逮捕され被告人となると社会的な存在になるからだ。 それを書いてこそ小説だと述べる。 火をつけるまでの過程を描くのは叙情詩だと。 もっとも三島が抜群な才能をもっているからこそ書けるのだと述べている。
498 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 14:51:29
>>495 >三島は小説家としては二流だよ
超一流だとは思うけどなぁ
まあ、それでも過大評価されすぎなのは確かだけど
499 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 15:15:32
>>497 あの対談読むと三島自身が小説の紛いものを書いてることを自覚してるのがわかる。
500 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 15:27:24
対談集 源泉の感情 河出文庫から単行本として二月に出たばかり。
501 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:17:53
三島ってさ、漢語とか文学史の知識とかすごそうだけど、あれって一種 の病気なんじゃないの?いや冗談でなく脳とか精神に異常があると変な 記憶力が身につくじゃんか。円周率何万桁暗記とかさ。そのたぐいの気が しないか?
502 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:29:45
>>501 無理して三島由紀夫なんかに関わると異常になっちゃうよW
503 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:40:50
三島板のくせに『憂国』の話題が全然ねえじゃないかw 本当の通ならあのソフトについて語らずにはいられないはずだろ? 結局は、ただの「知ったか」の集まりに過ぎなかったわけだ・・・。
504 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:41:30
ええじゃないか
505 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:55:09
506 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 16:58:39
三島自身が自分を知るには憂国と詩を書く少年だと述べていた。 ところで三島を憂国と結び付ける事にはなんの抵抗もない。 しかし愛国心は強制されるものではなく自らの意思によるものでなくてはならない。
507 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:05:31
宴のあとや絹と明察なんかは観念的でなく社会を扱っている。
508 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:13:57
「知ったか」は消えろw
509 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:22:42
「知ったか」って何? 知ったかぶりのこと?
510 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:26:42
てっきり中学生のとき、本業は俳優だと思ってた。 勝新の映画『人斬り』に出ていたからだ。 三島由紀夫は作家というジャンルだけでなく、その枠を超えた構造的な理解が必要である。ビートたけし以上に面白い!!
511 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:31:06
三島由紀夫の本業は俳優じゃん。今さら何を……。
512 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 17:33:51
↑ オモロイ
513 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 18:44:35
小説家としては谷崎、大江のほうが全然優れてるよ。 役者としてはたけしなんか足下にも及ばないねw
514 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 19:18:15
谷崎はいいけど大江は詰まらんな あら筋が判っちゃうとあと読む気がしないんもん
515 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 20:16:04
>>503 ぼかぁ観ましたよ。
ふたりがキスするときにみっしーが
唇をつんと前に出したところがおもしろかったなぁ!
それとみっしー登場のときに、
ばっばっと雪を払うときのオーバーアクションを見て、
あっ!この人、演技の才能ないね!と思いましたね。
516 :
吾輩は名無しである :2006/05/05(金) 20:41:12
年収一億未満のやつははっきしいってごみ。 ろくに税金も払ってないざこが調子のいいこといってんじゃねえっつの。 恥ずかしくねえの?ごみのくせに。
「憂国」小説しか読んだ事ないけど知ったかでDVDを語ってやらあ 武山少尉に扮した三島由紀夫、ちょうカッコよかった! あと奥さんとのセックルシーンがエロかったね。 奥さんの白無垢と武山少尉の腹から流れ出る真っ赤な鮮血… 赤と白のコントラストが美しかった。
>>515 雪を払うシーン、
まずベルトに手をかけて、
それから思い出したように
雪を払ってるな。
段取りにとらわれすぎの三島クン。
>>501 三島は祖母が華族の出身で、祖父は高級官僚で樺太庁長官。
長男だった三島は祖母が手許に置いて離さなかった。それで祖母の教養の基礎である
古典文学だの歌舞伎や能狂言だのの世界に子供の頃から親しんだわけだ。
遊び相手といえば祖母が選んだ女の子くらい、とにかく本ばかり読む虚弱な幼少期を過ごした。
ちょうど俺らがアニメで育ったのと同じように、
三島は、日本の古典文学で育ったんだ。身に染み込んだもので
あとからとってつけたものではない。
520 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 01:22:21
>>519 >三島は祖母が華族の出身で
違います、華族との血縁はあるものの士族です
祖母夏子の母方が華族。
523 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 02:18:32
ウィキペディアに平岡定太郎もあるじゃん。 妻夏子に性病をうつして 大変な苦しみと屈辱をなめさせたとも伝えられている。w
>535 丈太郎の生きた時代は、男は妻妾食わせて一人前ぐらいな時代。当然 吉原はじめ全国津々浦々に公娼街が存在し、 現在のエイズ以上に梅毒を筆頭とする性病が深く静香に蔓延した。 中央のみならず地方の財産家や権力者の間にも、梅毒で命を落とした者 数知れず。 ちった日本のことをべんきょしれ
×丈太郎 〇定太郎
>523 藻前の曽祖父ちゃんも梅毒持ちだった可能性大。
ちがうか曽祖父ちゃんの祖父ちゃんくらいか…523は平成生まれだろ
528 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 11:36:29
11:40からやるぞー急げー! NHK映像ファイル・あの人に会いたい 「三島由紀夫」
529 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 11:53:27
終戦とアレを結びつけるなんて・・・・イマイチだよ。
530 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 11:54:43
最後の3分くらいしか見れなかった・・・
531 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 11:56:16
たった10分。 でも、豊穣の海を読みたくなった。
>>528 たった今来た俺にモマエはいったいどうしろと
言うんだぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!_| ̄|○
くそっ ぐれてやる!
遅い方が悪いw
535 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 13:03:48
インタビュー見て思ったんだけど、 三島ってガンで死ぬのが嫌で、自害することにしたのかね。 当時のガンは、ほぼ100%不治の病だったからね。
>>388 三島由紀夫ミステリ短編集 に載っていた気がする
537 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 17:24:41
(Amazonサイトより)三島は『葉隠』を、死を覚悟することで生の力が得られる 逆説的な哲学としてとらえている。 インタビューでは花々しく死を遂げる侍の覚悟というものは感じられなかった。 本当は繊細で死と言う絶対的な圧力に潰されそうな、弱い人間の気がする。 そしてそれはボディービルや武道で肉体を鍛え、盾の会を結成までしてもなお 克服できなかったのでは?
538 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 17:52:42
インタビューを見たあと、 弱い男としての三島の遺作である「豊穣の海」を今改めて読みたいと思った。
539 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 21:30:01
>>538 聡子と皇后を重ね合わせて読んでみて
皇后陛下は聡子のような「ヤな女」なんだろか?
540 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 23:10:35
三島と美智子妃がお見合いしたって本当なの?
541 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 23:17:37
三島は「潮騒」きゃ読んでねんだけども あまり好みじゃなかった。 あれは三島ファン的に良作品? 他に読むとしたら何がお勧め?
542 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 00:06:19
>540 本当らしいです。 両家で会食したみたい。 で、三島の父方の祖先がBというのは本当なの?
543 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 00:43:16
>>541 どういう系統の小説が好き?
軽く読み流せる娯楽色が強いのがいい?
理屈っぽくて凹むのがいい?
ウホッ!がいい?
渋澤龍彦の「偏愛的作家論」の中で三島由紀夫の事に触れているユニークな 部分を紹介しておこう。 〜「イレズミをしたいんだがね。でもプールに行けなくなるし、なにしろ 子供が学習院にいるもんで……はっはっはっ」と告白されたことさえある。〜 〜「近ごろ、兵隊ごっこはいかがですか」と私は三島氏に会うたびに、 冷やかし半分に、よく質問したものだった。それに対する三島氏の返事は、 傑作だから、ここに御紹介しておく値打ちがあると思う。 「はい、相変わらず、ラクロのように軍務にはげんでおります」と氏は 答えるのを常とした。〜 三島由紀夫を平然とおちょくっている渋澤龍彦は流石だが、それを真に 受けずジョークで返す三島由紀夫も粋だなぁと感じる文章の一節です。
「渋」が新字なのがミョーに気になってしまいますねw
「澁」ですね。しぶさわたつひこ 一発変換で渋澤龍彦。 候補3にて「澁澤」が出てきました。ご忠告痛み入ります。
>>544 澁澤は三島を敬愛していたからね。
三島自決の後の文章なんて泣かせるじゃない。
548 :
545 :2006/05/07(日) 02:20:34
あれは忠告じゃなかったんですよ。 ぼくの云い方が悪かったのでしょう。ごめんなさい。謝ります。 ぼくはノズラーじゃありませんし、通常の文章については新字正字どちらでも構わないのですが、 人名に関してご本人が正字表記にこだわっておられた場合に限り、 ちょっとだけそれが「気になってしまう」型の人間なのですよw 「彥(彦)」[書き込めるようになったのかな?]のほうだって、通常の変換では簡単には出ませんものね。 いずれにせよ安易な発言、誠に失礼しました。
549 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 02:33:15
>>496 文庫と古書でなるべく版の浅いのを探して読み比べると判る。
>>548 いえいえ、そのようなお気遣いはなさらないでください。
私も文学を愛する者といたしまして、気を付けるべきであります。
しかし、2ちゃんねるらしからぬ応対に正直私も驚いておる次第です。
さすがは三島スレと感心致しました。ありがとうございます。
551 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 16:56:21
三島と美智子妃のお見合い。 三島は美智子妃に惚れたのに皇太子に奪われた…という話だったら面白い。
552 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 17:50:22
美智子妃…当時結婚前提で付き合った人がいる筈。 三島ではないと記憶する。皇太子(今上)が強引な嫁取りをした。
553 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 18:01:51
554 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 18:02:24
三島は山本富士子を絶世の美女、そして野に咲く花のような若尾文子を好みだと語っている。 あまりにも世間知らずのようなお嬢様は刺激にならず好みではないと思う。
555 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 18:09:41
河原敏明著「美智子皇后」を引っ張り出してみた。 ------- 成人になってから、正田家にも直接、 ご両親の知友から縁談を持ち込む人が増えていった。 (略)美智子様に手紙をよこす者さえ何人かいたそうだ。 (略)履歴書、写真、家族関係などを添え、大真面目に求婚するのだった。 (しかし美智子様ご本人には全くその気が無かったとのこと) (略)美智子様の母親は、ある東大助教授との縁談に気乗りした事があるようだ。 ------- このぐらいのことしか書いてなかった。
557 :
556 :2006/05/07(日) 18:52:24
また学研から出てる「図説皇室のすべて」を引っ張り出してみた。 元毎日新聞記者の徳岡孝夫氏が出した「五衰の人」という回想記の中に、 以下のような三島との会話が記載されているらしい。 > 三島さんが唐突に言った。 > 「ぼくは××子さんと見合いをした事があるんです」 > 「……」 > とっさに返す言葉が無かった。(略) > むろん三島さんが口にした女性の名は、きわめて > やんごとなきあたりに嫁がれた方のそれだった。 それでこの本は、「××子さんとは美智子皇后の事であることは 容易に想像できる」として、以下その説を展開している。 時期的にもつじつまが合うとか、見合いはしたものの ただ家族ぐるみで一緒に歌舞伎座鑑賞→食事をしただけのものだったとか。 で、「豊饒の海」の聡子のモデルは美智子皇后であり、 同作品のラストで、本多が一本のねむの木に目を留める描写があるのは、 「ねんねのねむの木 眠りの木」で始まる子守唄を 作詞した美智子皇后にちなんだ…とか。 (ここまでくると強引過ぎる気もするけどw)
558 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 19:29:46
金井『当時の皇太子が婚約したとき、「女性自身」誌で読者アンケートをやったんですよ。 そのとき私は小学校の五年だったんですけどね、印象が強烈だったので覚えてます。 「世のなかに男が三島由紀夫と皇太子の二人しかいなかったら、あなたはどちらと結婚しますか」(爆笑)。』 中沢『すごい選択肢ですねえ、究極の選択(笑)』 金井『回答は、八十パーセントが「一生独身を通す」(笑)。』 中沢『ラジカルだなあ、「女性自身」は(笑)。』
559 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 21:27:54
>>557 >ただ家族ぐるみで一緒に歌舞伎座鑑賞→食事をしただけのものだったとか。
清顕と聡子の初デートも歌舞伎座
蓼科・本多・シャムの皇子2人つきの変則デートだけど
560 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 21:45:37
豊饒の海という題名がいいなあ。
内容が題名に明らかに負けている典型例
562 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 22:42:58
内容もかなり好きだけど・・。
563 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 22:46:17
死後も延々と嫉妬され続ける三島はたいしたもんだ
564 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 23:43:32
豊穣の海は駄作だ!初版を持ってるが、捨てしまう!惜しくはないね。焚書にしよう。
565 :
吾輩は名無しである :2006/05/07(日) 23:45:09
>>564 勿体無いから辞めなさい
屋不億か楽天フリマに出してよ 落とすから。
566 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 00:33:57
自身の毛深さを嫌悪してた節がある。
567 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 01:07:57
永久脱毛があれば・・・
568 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 02:24:58
>566 それがほとんど語られないのが不思議。 貧弱チビの毛だらけじゃどーしようもないが、筋骨隆々なら毛だらけでもセックスアッピールになるとの確信。 >560 「豊穣」と変換しちゃうヤツが相変わらず多い件について
569 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 02:31:17
毛嫌いっていう言葉もあるしねえ
570 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 04:35:50
盗賊おもしろい
四作品がそれぞれが川で、それぞれ海に流れ着くので、豊饒の海四部作と言うだったかな。
572 :
吾輩は名無しである :2006/05/08(月) 18:42:26
潮騒に地方で用いられる女性器の俗称が出てくるって聞いた気がするけど 本当かな。なんていうの?
573 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 12:10:53
574 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 12:35:36
地方で用いられる女性器の俗称ーー全部網羅した本があるよ たしか開高健が書いてた どの本か 忘れた
>>574 ちがうかもだけど、
『性語辞典』柴田 千秋 (編) 河出書房新社 (1998/12)
古事記、江戸川柳、解体新書、近・現代文学、官能小説、新聞・雑誌、漫画、風俗探訪ルポなど、
古今のあらゆる文献から用例を大量採取した、性語の集大成。〈
三島は、自分の文学なんかまったく 読まないタイプの人がお好きだと言ってました。 自分の死後、「あいつはいやなやつだった。」 と生前と同じように言う人間を愛する、故人だからといって 良い人だったなんて言う人間は偽善者である、とも。 草葉の陰から哄笑をもってここを 眺めて面白がっておられるかも知れぬ。
三島は文学よりも美学のほうに重点を置いているような気がする
読売の文化面に載ってたんだけど、森村泰昌氏が恒例の 扮装セルフポートレートの新作で三島の市ヶ谷演説のシーンを 再現してるらしいね。現代史、20世紀の象徴として取り上げたくなったとか。 今夏東京で展示予定。 98年の「踏みはずす美術史」って本でも三島のことにちょっと触れてるから、 以前からモチーフとして興味は持っていたと思う。 そのころ京都の国立近代美術館であった個展で本人にサインしてもらったけど、 普段からメイクもしていて年齢不詳の不思議な感じの人だった。
579 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 20:24:02
三島の潮騒におめこなんて出てきたか?w
580 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 21:00:13
>>578 前にも一度三島関係の作品あったはず。
三島vs東大全共闘とマリリン・モンローとか訳の分からない作品。w
そもそも扮装セルフポートレートは三島がすでにやってるでしょ。
篠山紀信が撮ったセバスチャンに扮した三島とか。
やっぱり前から三島を意識してたと思うな。
● ● _||____||_ / 三シ ヾ三 ヽ \ ̄\ | ′ .._ _,,.. i / ̄/ /l \ \ | <でiンヽ ;'i"ィでiン | / / lヽ | ヽ ヽ | | 、 ‐' / !、 ーシ|| / / | \ ` ‐ヽ ヽ | ,' : !. |/ / ‐ / \ __ l | ! i ,、 ,..、ヽ l/ l __ / \ \| _ _ イ l/ /\ l ,ィチ‐-‐ヽ i|/\ //\゙i、 ゝ、二フ′ ノ |/\ \ //\| ー一 / |/\ \ / . \______/ \
582 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 22:07:29
三島って何?文学者?タレント?
583 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 22:19:21
さんちゃんはチビだったよ
「若きサムライのために」で興味を持った俺が最初に読んで見るべき作品は何でしょうか おねがいします
585 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 23:09:54
からっ風野郎
586 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 23:11:35
「奔馬」じゃないですか、やっぱり。
587 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 23:23:34
「奔馬」だな。できれば「春の雪」から読んでもらいたいけど。
ありがとうございます。明日その作品を買ってきます
589 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 02:58:00
しんぜーーーーーーーん
590 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 04:01:56
豊饒の海を読めでいいジャン。 輪廻転生がモチーフなんだから全編読まなきゃ意味わかんないべ。
591 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 08:15:55
オメコを見るとオシリペンペンズを思い浮かべる。
592 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 09:43:29
「劍」 「英靈の聲」
ペンペンズってどう?ちょっと前にCD出してたけど。
594 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 17:18:03
「禁色」「鏡子の家」
595 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 17:51:02
三島由紀夫を理解するためには、まず短編「詩を書く少年」を読むといいです。
596 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 18:52:34
豊穣の1冊目から始めて今「暁」読んでるんだが、 本多ののぞき趣味云々がなんか取ってつけたようで、意味が分からん。 あと「阿頼耶識」の件理解できた人いる? 『無我を説く仏教に輪廻転生の概念があるが<我が無い>のにいったい何が転生するのか?それは宇宙の全体にして1なる 阿頼耶識だよ〜ん』ってことでいいの? 最後までよんだら解かんのかなあ?
597 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 20:37:02
>>593 ライブバンドって感じかな。CDはあんまよくない。
にせんねんもんだいのほうがCDの出来はいいね。
まあ、それはおいといて、三島由紀夫の天皇論について知りたいのですが
それについて書いてある本を教えてくれませんか?
>>596 「阿頼耶識」は三島の身内ですら飛ばし読みしたらしいからw
もっと単純に「唯識」って事を調べて心に留めておくといいと思うよ。
それは四部に繋がるから。
三島は美学者、文学者ではない
三島のナルシスト美学は確かに
>>595 の言ってる「詩を書く少年」で少し分かる
自分の美学を押し通す、ナル美学の頂点
三島を超える香具師がいない今の文壇は糞 三島を超える香具師がいない今の文壇は糞
三島を超える香具師がいない今の文壇は糞 三島を超える香具師がいない今の文壇は糞
三島を超える香具師がいない今の文壇は糞 三島を超える香具師がいない今の文壇は糞
三島を超える香具師がいない今の文壇は糞 三島を超える香具師がいない今の文壇は糞
三島を超える香具師がいない今の文壇は糞 三島を超える香具師がいない今の文壇は糞
日本終わってんな、いや、三島が凄すぎるからしょうがないか
600 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 23:14:25
覗きとは認識者が行為者を見ることだよ。 認識と行為をつなぐ回路が覗き穴ね。
601 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 23:52:58
じゃあ田代まさしは認識者ってことか
602 :
吾輩は名無しである :2006/05/11(木) 23:57:13
あらやしきについては三島の親父が自著「倅三島由紀夫」で よく分からんって書いてたな
603 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 00:06:34
>覗きとは認識者が行為者を見ることだよ。 認識と行為をつなぐ回路が覗き穴ね。 あ、にゃるほどね。なんか「暁」の1部から2部への移行っていきなりな感があって付いていけなかったんだが 「春」からの文脈で考えれば本多が覗きになったことも理解できるかも。 でもあの阿頼耶識の件は平野が影響受けてそうで興味深い。
604 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 00:10:17
勇気とは見ること
605 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 01:38:19
そのうち映画化するだろ。 田代役wは誰だろうな。田代にやってもらうか。w
606 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 03:26:31
↑つまんね〜。
607 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 03:59:04
ぼくはおもしろいとおもうな。
608 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 06:52:02
身長155センチ以上ある男子に三島なんか読めやしねぇよ 三島もこっちからお断りというだらう 商売上言ってないけど
609 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 07:29:10
>>596 >何が転生するのか
転生の主体とは何か、精神か肉体か
⇒存在する(しているといえる)のは、精神か肉体か
輪廻転生は、存在論のふりだね。
ずっと作家を生業にし、認識することで生きてきた三島は、同じ認識者である本多に寝技くらわせ、
同じく“見る”事で生きていた透を贋物にし、自身のラストは筆を置いて行為の側へまわった。
610 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 13:09:19
輪廻転生といえば「方丈記」だろうが。 あの冒頭の「… よどみに浮かぶうたかたは かつ消え かつ結びて 久しくとどまりたるためしなし」はうたかたを人生にたとえているが、 普通なら結ぶ(誕生)→消える(死)の順になるところをあえて逆にして あるのだ。これが鴨長明が輪廻転生の思想を強烈に意識していたこと の現れだったとしたら、三島は文壇史上まれにみる巨根
611 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 16:59:21
そんなことは多分意識していないだろう。 が、全体はチビだが、顔とか末端肥大気味の三島は明らかに巨根。
>>611 そうらしい、三島は巨根、マルケンは短小らしい。
613 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 18:19:52
Studio Voice Vol.182 特集 三島由紀夫の檄 見よ! 勃起した三島の巨根を!!!!
憂国 フンドシ
(V) (V) 彡[ ・Y・]ミ
616 :
吾輩は名無しである :2006/05/12(金) 21:04:59
三島ほどくだらない作家はいないでしょ
618 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 00:18:19
三島には哲学や思想がないとか、あったとしてもニセモノだってなことを いう人がいるけど、これってつまりどういうことなの? たとえば金閣寺で柏木が独特の哲学みたいなのを何度もしゃべってるけど あれは三島の思想の1つとかではないわけ?
三島の蟹ぎらいは有名
>>618 作家は小説じたいが彼の哲学・思想の結晶だから、
作品全体で判断することが理にかなっていると思う。
小説内で登場人物が述べる哲学思想は、イコール書き手の
哲学思想である場合もあるし、そうでない場合もあると思う。
622 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 06:37:41
>>618 三島作品の登場人物はほとんど三島思想、哲学、屁理屈の代弁者と思って間違いなかろう。
三島は、作品や発言のみで能書き垂れていれば、それは思想たりえたかもしれんが、最後、切腹するにあたり、日本とか天皇、軍隊を持ち出したことが全てを似非臭くしてしまった。
切腹は切腹で、「聖セバスチャン」の延長、あるいは代替と趣味の領域であることを正直に言っておけば良かったのだが、かわりに天皇論とか出してきたって誰もまともにとらんわな。
要するに、何で切腹するのかについて、哲学、思想的には何もないのだ。
623 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 08:21:11
622 てすと
624 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 14:13:04
>何で切腹するのかについて、哲学、思想的には何もないのだ。 行動学入門だったかで、行動家の行為の後には死あるのみみたいなこと言ってなかったっけ? 間違ってたらスマン
625 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 16:05:21
七生報国思想ですね。 日本を守護するために死んだんです。 右翼のカリスマになったんです。 マルクス・レーニン・スターリン・毛沢東に対抗するためなんです。 切腹したことによってキャラで対抗できますからね。
627 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 17:16:05
>>622 でも晩年の天皇制云々がエセだったとしても、そのことで
それ以外の思想や哲学も全否定されちゃうのっておかしくない?
生を否定した死ではなかったのか 存在から逃走はできないし
629 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 17:55:47
まあドラマチックにカッコ良く死ぬための大義名分というか、口実として 天皇制を利用したっていう面は正直あるだろね。 でも「いま(昭和45年当時)の日本は経済的な繁栄だけで精神的にはからっぽなんだ」っ ていうところなんて、そのとおりだと思ったし、いま現在もそうだよね
630 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 18:10:56
そう、三島は戦後日本における経済的繁栄の空虚さとか思想的空白の状況 に警鐘を鳴らし、「凡庸な平和」を厳しくののしっていたわけだね。そうい うような事実は、当時(現在もか)の社会に確かに存在したよ。だがね、そ れを解決する道が三島の実行した直接行動主義でないことを、歴史は繰り 返し、われわれに教え続けてきたのではなかったのかね。民主主義ってのは、 文士劇のもてあそぶ舞台じゃねえんだよ。
日本文化の中心が天皇だからね いまになってわかる天皇のすごさ 三島はやはり偉大だった
632 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 19:30:38
>632 江戸の「凡庸な平和」と「経済的繁栄(そこそこの、だが)」を「直接行動主義」で変えたのが明治維新ではないのか? 封建制を変えたのはだいたい直接行動だと思うが。
633 :
吾輩は名無しである :2006/05/13(土) 22:59:49
本日 憂国DVDを購入しました。
静粛せい!
635 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 02:11:41
静聴せい!だろ
>>633 うおおおおおおお
俺も見てええええええ
638 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 09:30:24
>>627 それだけ切腹のインパクトが強かったんじゃね。
それ以外の哲学や思想が否定されちゃうというより、霞んじゃうのは確かだね。
三島自身も、そういう認識、唯識の世界の存在論を遺作でぶってから行動した。
一般には意味不明さも満載。何とか生前の作品とかから答えを見つけようとするが、見つけたやつっていないでしょ。
腹に刀刺して勃起、引き回して射精するや否や、巨根をみずから介錯しちゃったというおまけつき。
こんな究極オッタッキーの心理なんか理解できるわけがない。
639 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 13:39:18
>腹に刀刺して勃起、引き回して射精するや否や、巨根をみずから介錯しちゃったというおまけつき。 それまじ?!!! ネタ元どこよ? ペルソナとか?
静聴せい!
641 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 16:09:12
642 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 16:22:02
>641 あの映像はじめて観たが、なんか鬼気迫るもんが無さすぎ。 演説とかアジってよりはヒッキーがヒス起こしたような感じがする。
643 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 18:38:37
自衛隊員って武士だったっけ?w しかしこの映像の数分か数十分後には…なんだろ 死の直前にこんな感じでしゃべれるってのが信じられないんだが
644 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 18:44:58
その映像を保存しておきたいんだけど YouTubeはどうやってコピーするの? 知ってる人おしえて
すごいよね。 ある意味2ちゃんに似てる。 俺の知人で、2ちゃんの議論で発狂して自決した女がいるのだが、 こんな感じだったんだと思う。
2chか・・・ 美しさに欠ける
三島って結局、話聞いてくれなかったから自決したの?
648 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:02:08
自衛隊員の態度があんなに冷たいどころか罵倒ばで浴びせていたのはなぜ?
649 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:13:16
>648 三島は当時、およそ作家らしからぬ言動をあえてしていたらしい。 世間には「次は三島がなにをやらかしてくれるのか」みたいなところがあった、と。 で、最終的にあれやった。 自衛隊員にしてみれば身を呈して国家を守ろうと日夜訓練に励んでいるのに あんなタレント作家風情についていけるか、ってことじゃない?
650 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:15:24
でもなあ・・・ もっと朗々とアジってほしかったなあ。 イメージだいぶ崩れたよ。
651 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:15:36
それはね、隊員はちょうど昼休みの時間だったのに、三島のおかげで上官に あのバルコニーの前に招集されて頭にきてたからだよ。 「せっかくの昼休みに何なんだよテメーは!」って感じでね。彼らは演説がすむと、 すぐにバレーボールを再開したそうです。
>>648 三島が自衛隊員に言ってることって、要するに氏ねってことだよね。
そりゃ罵倒も浴びせるだろうさ。
653 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:21:39
>自衛隊員にしてみれば身を呈して国家を守ろうと日夜訓練に励んでいるのに あんなタレント作家風情についていけるか、ってことじゃない? そんな殊勝な自衛隊員なんてほとんどいねーってw 自衛隊なんて中卒高卒でぷら ぷらしてたアンちゃんがなんとなくで入って来るんだから。もちろん三島の小説 なんて手に取ったことすらないのが大半w
654 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:32:53
たいして反発もしてないんだよな隊員は三島なんか眼中にないって感じで
655 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:33:19
家柄も申し分なく東大法卒大蔵省OBでノーベル賞候補作家と 自衛隊員じゃあなw ニューヨークヤンキースの4番と巣鴨イーグルスの補欠くらい 差があるよ
656 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:34:24
今同じことやれば全然違う反応
657 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:45:11
自衛隊員の愛読書はヤングマガジンや週刊プレイボーイなど。 三島とは知的レベルがかけ離れている。かみ合わなくて当然。 逆にあそこで一人でも決起への賛同者なんかが出てたら、三島 もうろたえたんじゃないか?w
658 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:50:15
なるほど。最初から計算のうちか。
659 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:54:18
三島があの場所で言ったことは中学生にも理解できることです。 おまえらそれでも武士か、って、おいおい、んなわけねーだろって普通は思いますよね。
昔の武士階級の中にも三島みたいなのは滅多にいなかった
661 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 19:59:54
>658 万一益田総監を拘束できずに失敗した場合の 後の行動まで全部計画ができていた
自分のために生きるほど強くなかったのは三島だった。 普通の人は自分以外のことなんて正直どうでもいい。
周りの期待に応えるために命までささげた哀れな大根役者。
三島の芸術至上主義的自死の 道連れになった森田必勝がかわいそうだ。
森田は森田として死ぬ大義があったからイイ。 三島は三島の死を死に、 森田は森田の死を死んだ。たまさか場所と時が交錯したにすぎない。 人の生と死は常にそうしたもの。
ふーむなるほど…
667 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 20:24:57
考えてみれば当時の自衛隊って、三島が痛烈に批判していた戦後の 「凡庸なる平和」の象徴みたいなところもあったんじゃないか? 国を守るためだけに生きる無垢な組織であるはずのものが、三食昼 寝付きの待遇に惹かれる下降志向の人間たちで構成された軍隊ごっ こなっちゃってたんだろうから。まあ三島にしたらものすごい皮肉 なことだろうけどw
そうでもない。 三島が体験入隊で知り合った隊員や幹部たちは皆 極めて優秀かつまっとうな人々だった。三島の最期への賛否はともあれ 三島の人間性にじかに触れた人々は皆、その真摯さに関して疑うものはなく 深くその死を悼んだ。 監禁された益田総監もその一人だった。
669 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 20:35:34
>>668 そら総監やら幹部は別だろうよ。彼らは防衛大学校出身の内部の
一応エリートなんだから。そうじゃなくてバルコニー前で野次っ
たりしてた一般の隊員の話さ。
三島が普段はかなりの常識人だったってのは言われてることだね。
モットーは「約束墨守」だったとか。まあ育ちがいいからねえ
670 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 20:38:48
そういうエリートってほんと気持ち悪い。 げすな隊員のほうがよほどまともに見える。
そうでもない 一緒に訓練に参加した隊員たちは別に防衛大出身ではなかった。 それと 三島の真摯さの中身は「至純」であって約束墨守のような日常的話ではない。 おしまい。
672 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 20:42:36
一般隊員は一般2ちゃんねらー 今三島ここにいたら演説ぶっ放して 自決を実況中継
三島由紀夫の小説をたくさん読んだあとで京都へ行ったら すべてが違って見えた。
674 :
吾輩は名無しである :2006/05/14(日) 21:25:49
>>668 信頼して総監室に招きいれた三島に騙し討ちにされて刃で脅され縄目の恥辱を味あわされ
武士の誇りを汚され生きながらえ生き恥さらした当人がその死を悼んだだって
三島美化するのは勝手だがそこまでふざけた事いっちゃまずいだろ
「憂国」DVDを購入された方にお尋ねしたいのですが、特典ディスクの 「三島由紀夫の二日間」というのはどのようなものなのでしょうか? 想像するに撮影日の4月15日・16日のことだと思うのですが、メイキング 映像のようなものでしょうか? また、封入特典の解説書には、三島本人の コメントが載っているのでしょうか。 教えて頂けたら幸です。
676 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 05:29:22
>>675 「三島由紀夫の二日間」は、
当時の映画スタッフが集まって座談会をやってるの。
メイキング映像は無いよ。
座談会の最中に当時の撮影風景の写真が挿入されるくらい。
「憂国アルバム」にも映像は無くて、撮影現場の写真があるの。
「三島由紀夫の世界」は、山中湖三島文学館の紹介ビデオ。
解説書は、三島本人が描いた文章が30頁くらい。
>>674 益田総監関係&自衛隊関係者の書いた本など、全然読んでないだろ。
三島に興味あるのならちったあ読め。
678 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 06:14:41
自衛隊員や軍人=武士とするのには無理があるんだよね、日本の場合。 明治維新で武士階級あぼーんして国民皆兵に。 将校も門戸開放で勉強して学校行けば百姓でも大将になれるという、世界でも稀なオープンな国になった。 イギリス人なんかには到底理解不能な平等国家になった。 そういう百姓DNAしか持ってないのじゃ所詮戦争とかは無理だったという視点から、大東亜戦争の敗因分析とかもして欲しいな。 当時の自衛隊員が知っていたかどうかわからんが、徴兵逃げたようなヤツが年食って平和な時にコスプレして何喚いてんねんってことだよな。 武士でも武士の世でもないのに、切腹する必然性全くナシ。 切腹というのは武士に許された特権的な行為だし理由も要るでしょ。 三島はそれを趣味だけでやるんだけど、それじゃ周りが納得しないだろうから、日本とか天皇、自衛隊云々って理屈こさえたに過ぎぬ。 そういうのがミエミエなんで似非野郎って印象になってしまう。
679 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 07:57:00
>>677 益田総監は事件後生ける屍となり
ほどなくガンになり治療を拒否して死んでいかれました。
低能とか洞察力0とはオマエのようなヤシの為にある言葉だな
680 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 14:01:03
大東亜戦争の敗因は民族のDNAにあるのか?この禿げ だいたい百姓DNAってなんだよ? 明治期になって門戸開放したことが日本人のDNAに異変を起こさせたのか?
681 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 16:31:16
1つのことを100%にしちゃう短絡脳乙 武士と言っても幕末には、ちょっとしたことでへっちゃらで腹切っちゃうのから、ヤクニンみたいなのもいて一言でくくれないけどな。 三島は映画で演じた田中新兵衛みたいなのは好きだったのかな?
>>680 DNAなんて言葉出てくる時点で無視しろよ。
遺伝子工学も学んでない奴のいうことなんか放っておけ。
683 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 17:23:32
>>641 で三島が言ってる生の倦怠っていうのは何となくわかるけどな。一般人
だってある程度まともなら、中高大学生くらいの時は自分の将来のために勉強
をするもんな。そういうふうに何かの目標に向かっている間はいいけど、理想を
全く追わずに妥協だけでダラダラ生きるのは我慢できないってことだろ。まあ
サラリーマンとか退職した中高年なんかにはそんなの腐るほどいるんだろうが。
三島の場合は作家として突っ走ってきて、ノーベル賞こそ逃したけど、到達感も
あったんだろうな
684 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 17:26:18
↑まあでも一般人と三島の違うところは自分のためか否かってことかな。 …といいつつ三島もけっきょく自分のために死んだんじゃねえかって気も するけど
あまり知られていないが、楯の会が体験入隊したところの一つ、自衛隊滝ヶ原駐屯地には 事件の翌年に自衛隊員の有志が建てた三島の追悼碑がある。 目立たない場所にひっそりと建ってはいるが、当然責任者も気付かないはずはない。 しかしながら今でもその碑は撤去されることなく、残っている。 自衛隊員の中にも、事件に反発した者もいれば、ひそかに共感した者もいた。 どんな物事も一面的には簡単に断じられない。
686 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 19:31:21
687 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 20:24:43
>>687 信じないのは勝手だが、嘘ではないよ。
小さい碑だが今でもたしかに存在している。
建立に関わった自衛隊員の名も刻まれています。
689 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 21:26:40
>>688 石ころ一個動かすのに膨大な書類がいるのに
三島の追悼碑なんかがなんで立つんだよ
オマエがコンクリのカケラかなんかにマジックで三島先生追悼碑かなんか
書いて自分の名前も書いておいたんだろ、このキチガイ。
マジレスだが 「詳しく」「もっとましな嘘つけよ」「バカ?」 とかその種のレスは、『2ch漁業組合テンプレ集』「2-2) 通りすがり」 にもあるただの挨拶だよ・・・。
というわけで 689 を翻訳すると | へぇ、そうなんだ。見てみたいな♪ | ねぇ、写真とかない? | もしあったらアップしてくれると嬉しいな ^-^ ――こういうふうに読めるようにならなくちゃだめだよん。
三島由紀夫はせかいいち
693 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 22:28:15
……神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ 道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ 世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ体セヨ……
694 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 22:33:07
映画『憂国』に出演していた女優・鶴岡淑子 のプロフィール、出演作品等を教えてください。 ネットでは検索しても、この映画関連しかなく、 詳細情報はありません。 「はてな」では、ユーザー登録、ポイント購入等、いらいらしました。
695 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 22:44:28
珍ハ股間ナリ!
696 :
694 :2006/05/15(月) 22:45:04
教えてくれたら、映画『憂国』の内容を詳細に描写させてもらいます。
益田総監は総監室から出てきたとき、なんで笑ってたのだ?
三島は単純に、右傾しすぎてbalance崩したんだと思いますよ。 それでああいう死に方した。 文士は政治的には、飽くまでも中立派であるべきだと僕は信じる。 なぜなら作家は知的文化人ではあれ、実務上の政治家ではないからです。 あまりに極端な政治的言説は慎まないべきではない。 左傾した大江さんはああやって成熟したあとに、三島に対する追悼の意か 作品中で、右翼的行動についてある種の畏敬の念を現すようにさえなってるようです。 つまり、 文化的創造は決して政治的なideologyに左右される営為ではないのですね。 けっきょくは揺り戻しがくる。 大切なのは芸術を書くことです。政治を指揮することではない。 日本はかなり純血に堅い、単一なコトバの国だからつい曖昧になりますが 実際には、文芸は世界中に向けて開かれたような『脱社会的』な創造物なんですよ。 国境や時代を超え、人々の胸を打つ作品の素晴らしさは、ぜったい政治的な考えから独立しています。
699 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 22:55:08
オレのもかなり左傾してるよ 右利きだからしょうがないけど
なんだこの空気コテは? 文人政治家なんてキケローとかマルローとか歴史上いっぱいいるわけで。
701 :
吾輩は名無しである :2006/05/15(月) 23:39:23
慎太郎もいるだろw
702 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 00:21:46
三島MAX(ミシマックス)!
703 :
675 :2006/05/16(火) 00:54:20
>676 よく解りました。ありがとうございました。
704 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 03:26:35
私には一等わからんのですよ
705 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 08:18:35
>>697 マジで脳みそ逝っちゃったんじゃね?
結構リアルに再現してたと思われる映画「MISHIMA」では、最初目隠しされた益田総監が、三島切腹シーンの時何故かその目隠しがとれてかぶりつきで見る羽目になってたな。
何か間抜けたシーンになってて思わず笑っちゃったけど、実際はどうだったんだろう?
間近で見ちゃったのかな?
706 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 11:17:49
もちろん間近で見たのです。 三島は激痛のあまり姿勢を保つことができず、前のめりに上半身を倒しながら、 苦痛のうめき声を上げ続けたそうです。そしてその姿勢のまま、首だけを亀の子 のように持ち上げて、介錯を促したそうです。 介錯の際、噴出した血は部屋の天井にまで届き、益田総監にも降りかかったそうです。
拝一刀がいればよかったのに。 赤穂浪士の時は、ひとり介錯をしくじり、二度斬った人が痛そうだ。
708 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 11:34:14
イラクじゃ人質ザックザク
わたしも三島の介錯に立会いたかったよ。 リラダンじゃないけれど、断たれた瞬間の頭には意識は存在するかどうか、 彼ならあの奇天烈な試験に協力してくれそうじゃないか。 三島ならきっと三回連続で瞼を閉じてくれたと思うよ。
>>706 当時の『アサヒグラフ』が現場写真を掲載。
白黒だが、キチンと床に並べて置かれた三島の首と森田の首が
ハッキリ写っている。
>>709 写真週刊誌『フォーカス』だか『フライデー』だか?のどっちからしいが
創刊した時に、創刊号の目玉として「三島由紀夫の生首写真」を掲載。
正面からアップで撮られたそれは、
明らかに警察の現場写真とおぼしい鮮明なものである。
生首は、見る者に言葉を失わせるほどの、静謐な表情をしている。
安らかさの極地とはこういう表情をいうのだろう。
>>711 御真影なら持ってるんだよ。その雑誌が出典かどうかはわからないけどね。
モノクロームの正面から撮ったもので、例の七生報國の鉢巻絞めてるんだ。
わたしはね、それよか目前で斬首されたばかりの三島の頭に、
脳髄に意識が通う徴しとして、三回瞬いて欲しかったんだよ。
もし実現していたなら、忘れがたき耽美な夢譚になったろうと思わないかい?
713 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 17:00:44
金閣寺の序盤に出てくる有為子のエピソードって、どういう意味があるん だぜ?生け花の女師匠とのつながりもよくわからん。「有為子」って名前は 何かの暗示なのか?
714 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 17:11:34
俺も金閣寺はちょっと苦手だな。 だれか解説しちくりや。 ・どもり ・金閣 ・禅 ・なんで金閣を「焼かなけりゃならん」ことになったのか?
715 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 18:08:47
『写真集三島由紀夫』にある三島直筆の「金閣寺ノート」によると、 主題 ・美への嫉妬 ・絶対的な物への嫉妬 ・相対性の波にうづもれた男 ・「絶対性」を滅ぼすこと ・「絶対の探求」のパロディー 彼の人生を容易ならしむる悪魔あらはれる。絶対者=人生を困難ならしむる もの。それを滅ぼす主題。 らしい。金閣は美であり絶対者であるってことかね。
716 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 18:56:19
お〜あんがと。 もっかい読み返して見んといかんなこりゃ。 俺はてっきり「どもり」が世界と自己を結ぶなんかの欠落かなあ〜と思ってて、 でも主題はどう考えても「美」に関係しているし、 でセクースの時に金閣が現れたりして・・・ ずいぶん前に2回読んで投げ出したまんまだ。(もちろん2回とも読了したが) 「相対性の波にうづもれた男」 「絶対者=人生を困難ならしむるもの。それを滅ぼす主題。」 この二つがポイントのような気がする。 (「美」に嫉妬するってのはピンとこねーなー、主人公そんなに「醜」だったっけ?) 「天人五衰」終わったらもっかい金閣寺いってみるわ。 もっとあったらおせーてね。
717 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 19:10:31
いくこの美貌でさえ、羨んでいない。
718 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 21:38:02
>>714 有為=無常
金閣=絶対
⇒焼かねばならぬ
どもり=認識者と世界の不調和
719 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 21:38:34
どもり=低身長 有為子=渇望しながら常に拒否される現実の象徴 ビッコ=他人の象徴、自分より劣るの不可解な手管でいい思いしている 以上は常識として
720 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 21:50:12
生首正面UP写真は『FRIDAY』創刊号だね。俺もみた。あの写真は穏やかだけど実際は介錯の森田が興奮して一度に首を落とせないは、三島は苦しむはで大変だったらしいね。見かねて古賀が森田に替わって介錯。三島の首をひと太刀で落としたらしい。
721 :
吾輩は名無しである :2006/05/16(火) 22:50:09
714です >有為=無常 、金閣=絶対 ⇒焼かねばならぬ はあはあ、絶対の美として存在する金閣が許せなくなったってことね。 >どもり=認識者と世界の不調和 認識者であるにもかかわらず、どもることで自ら認識した世界との関係が常にあいまいになってしまっており、 故に「相対性の波にうづもれ」てしまった男・・・ってことかな? だから「絶対」が憎い、と。(でも認識者が世界と調和したとき、そこに「絶対」はあるのかなあ?) うん、次は理解できそう。 あんがとね。
齢20をとうに過ぎ越して、初めて手にした三島は「豊饒の海」四部作。 読了後、なんだかとても死にたくなった……orz
723 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 01:00:07
724 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 01:40:07
↑ これはどうやって保存するんだぜ?
726 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 13:45:28
保存のしかた、もすこし詳しく教えてください!
728 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 19:07:33
俺がどうして童貞を脱却したか、話そうか?
729 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 19:15:27
いや、別にいいです。
では俺が話そう
731 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 20:30:34
ふっ、プロの世話んなったよ。 思えばもっと早く捨てとくべきだった・・・
娼婦が口紅にふちどられた金歯の大口をあけて逞しい舌を棒のようにさし出した。 私もまねて舌を突き出した。 ・・・・ 十分後に不可能が確定した。恥じが私の膝をわななかせた。
>わなな wanna
734 :
sage :2006/05/18(木) 23:05:15
金閣寺ってどんな存在なんですかね
日本は黄金が溢れた国、jipangだとマルコポーロが嘯(うそぶ)いたおかげで 明らかにそんな時より後世にがんばってつくった金閣寺は、 欧米の無知なる旅行者にとったらまさに、むかしコロンブスが目指してはるか旅立った あの神秘の島国、極東の理想郷japanの象徴にみえちゃうんですよねwww げーらげら ああおかしい。 Mishimaがorientalな異国情緒を誘う不気味なるlast samuraiにみえちゃうんだからww なんたるすごさ!日本の不思議なる異様なる文化。ごった煮かるちゃー。 足利義満ごくろうさん
736 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 23:27:04
確かに日本は外人からしたら相当神秘的な国らしい。 フランス人の友達が小さい頃パパさんに 「日本人は一年に数日しか休暇がない」 と聞かされて心底びっくりしたらしい。 ちなみにそいつの夢はハラキリで死ぬことだそうだ。 解釈は俺が取らないといけないみたいだ。
文才もないのに偉そうに書くなっての でぶさいく
金閣寺について、 主人公にとって金閣寺とはどんな意味をもってたんでしょう?
三島の小説に内容や意味を求めたって無意味でしょ。 三島自身が内面の空虚さと生涯悪戦苦闘してたんだからさ。 彼の小説は絢爛で端正な文体を楽しむってだけのものにしか 過ぎないんですよ。三島の無意味な哄笑と同様に三島の小説 も無意味なマスタベーションですなw
「仮面の告白」も読んでないのか。 はあ・・・。
741 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 12:27:15
内面の空虚てのは誤解だろう。 内面が充溢し過ぎて、外面の空虚とのポテンシャルの差異に耐えられなくなったというのが真相では。
>>739 そんな…
そういう問題が与えられてるのに無意味で片付けないで下さいよ!
どうしよう…r(´ゝ`;)
アホw 内面が空虚だったから過剰とも思える知識や多種多様な単語を駆使して 文章を完成させていったんだろうが。 第一さ、内面が充実した幸せな奴が文学なんてやると思うかね? 少なくとも三島は高級官僚だったんだし人並み以上に幸福を満喫出来る レールが敷かれてあったのに文学者を目指したんだから強い動機が必要 だったんだよね。自分の内面の空虚さを埋め合わせるには人々の絶賛 とか評価が必要でその為に文学を選択したとも言えるんだな。
「空虚」、「充実」が実質どんな状況を意味しているのかまず明らかに しないと話にならないやりとり也。
745 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 22:07:56
心理学者はよく三島の分析するけど 一致してるのは生の実感が希薄だったろうって事だね 疎外されないと人と付き合えない(中村光夫)溝口が 死ぬつもりで入った金閣寺でその最上階が開かないのは、やっぱし生の秘密から 疎外されているって事になりますかね 柏木という人物を創造したのはたいしたものですけど その思考パターンなどに比べて女との付き合い方なんかになると 途端にデッチ物臭くなるのはいただけない
746 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 23:03:00
三島由紀夫と書いて自己顕示欲と読む。
747 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 23:11:37
748 :
吾輩は名無しである :2006/05/19(金) 23:50:52
「詩を書く少年」での「詩」って才能ってことでいいのかにゃ? 才能だけじゃ社会でやっていけないよん、ってことを知らなかった少年期の自分に宛てて書いたのか・・・ でもそれじゃ軽すぎるか・・・ 読み込んでみよ
749 :
吾輩は名無しである :2006/05/20(土) 04:01:45
小説とは何か??
才能だけは抜群にあったんだけど肝心の中身が無いので それを糊塗する為に才能を乱用してたのが三島の文学生活 なんだよね。心理学的に言えば三島は自己愛性人格障害。 他者の過剰な評価や絶賛により内面の空虚さを埋め合わせる というもので内実は自信のない脆弱な自己がいるんだよね。 三島が太宰を異常に嫌っていたのもそれが原因。自分の隠して おきたい真の自己を小説内で開示したから。 『仮面の告白』なる小説があるがあれは真に自己を追求した 作品とは成り得ていない。幼少期からを表面的になぞったと いうだけ。まあ書き出しの部分から『天才伝説』を作ろうと 躍起になっていたのは分かる。何せ奴はナルシストだからw
そんなことどうだっていいでしょ。
いや、過剰に三島の作品なり生涯について意味性を問うバカが後を 断たないからね。三島は稀代のペテン師だぜ、内容の無い文学作品を 如何にも凄い作品であるかのように思わせたりするね。 まあ内実が薄っぺらだからバレないように無意味に筋肉をつけたりする のは内容0の文学作品を装飾過剰な文章で飾る発想と同じだな。 で、最後は最も似合わない『ラジカルな右翼』という仮面をつけて あの世に行ったって訳。三島は最期まで自分が何者か把握出来ていなか ったんだろうな。ま、その点では太宰に似てるよ。女と死ぬか男と 死ぬかの違いだけだね。
755 :
753 :2006/05/20(土) 08:49:09
山田悠介
756 :
吾輩は名無しである :2006/05/20(土) 09:08:05
リービ英雄
757 :
吾輩は名無しである :2006/05/20(土) 09:19:07
三島由紀夫
松枝と同じ年齢の俺は豊穣の海1巻は背筋をゾクゾクしながら読んだ・・。 三島由紀夫の風景描写は身震いする。
わたしは若干吐き気がしたけど、あんたは胃が丈夫なんでしょうね。 そういえば「豐饒の海」で思い出したよ。 高校のころ友だちと、『奔馬』に出てくる 勳が貸してくれた山尾綱紀『~風連史話』とかいう小冊子を、 戯れに作って製本したことがあるよ。
760 :
吾輩は名無しである :2006/05/20(土) 12:04:30
風景描写に限っては三島の右に出る者は居ないと思うんだが。
761 :
吾輩は名無しである :2006/05/20(土) 12:06:20
三島の天才に嫉妬する早稲田の書き込みが幼稚な点について
三島は天才ですね。 自分を天才と周囲に思わせる才能はやはり天才ですねw そして未だに三島を天才だと思っているバカが後を断たない のも三島の天才的な詐欺行為故でしょうな。
「肝心の中身のない抜群な才能」ってどういうんだ? 『仮面の告白』の書き出し。 「永いあいだ、私は自分が生まれたときの光景を見たことがあると言い張っていた」 ・・・「私は自分が生まれたときの光景を見たことがある」ではない。 つまり、「見たことがある」と言い張る自分を客観視、相対化している。 そうであるところの自分と、それを客観化しようとする自分との相克。 これを以って「書き出しの部分から『天才伝説』を作ろうと躍起になっていた」っていうのは、あまりにも単純すぎないだろうか?
766 :
吾輩は名無しである :2006/05/21(日) 11:48:43
内面が空虚=内面が充溢
767 :
吾輩は名無しである :2006/05/21(日) 12:46:22
豊穣全部読み終わった。 なんつーか、すげー小説だな。 三島小説で、ラストであんだけ衝撃を受けたのも初めて。 本多は結局最後の最後まで醜かった。美になりえなかった。 一方本物の仏教者となった聡子は世界や美や認識を知り尽くしていた、 んで、あのラストになる、と。 すごいぜ三島、やったぜ三島。 凡人ならあそこで聡子に「清様はいまも私と生きております」などと御託述べさして その瞬間に清明を現前せしめて、ふと見れば三人とも若返っていて、んで実は本多は寺の門前で昏睡していた とかするだろうや。 やヴぁいぜ三島。
768 :
吾輩は名無しである :2006/05/21(日) 14:07:26
知らない、ってやっぱヘンだろ。 本多のポカァ〜ンとした顔が目に浮かぶよ。w
さとこwwwwちょwwwおまwwwwww って感じだよな
まあこれ程内容が無いのにそれをさもかし内容があるかのように 見せかける才能はある意味抜群だよなw 貧相なお菓子でも桐の箱に入れて立派な包装紙に包んじゃうと 立派な引き出物として通用するだろう。 三島の小説なんてその程度だよね。 つまり外見さえ端正に華麗にしておけば内実なんてのを問題に しないっていう類。三島が無意味に自分の貧相な肉体に不要で 過剰な筋肉をつけたがったのと発想は同じだね。
バカのひとつ覚えを一生繰り返すしか、能がないと。
772 :
吾輩は名無しである :2006/05/23(火) 17:00:57
三島由紀夫がああいった死に方をした本当の理由が最近わかったよ。 つまり「切腹マニア」だったんだよ。
はいはい、わろすわろす
774 :
吾輩は名無しである :2006/05/23(火) 22:29:30
ここで三島叩いてる奴って文体が全く一緒で笑える 何度も乙w
バカのひとつ覚えを一生繰り返すしか能がない人なんだから かまわないほうがいいよ。
>>767 自分もあのラストには「ええぇぇぇぇええええ!!!!11111」と
声が出た
777 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 07:52:26
778 :
吾輩は名無しである :2006/05/24(水) 16:09:25
聡子にとって清明は大事な存在だったはずだし忘れたなんていうことはありえない。 ではなぜ三島がああいったラストにしたのか? それはやはり仏教がからんでいると思う。 般若心経の最も有名な一説、『色即是空空即是色』は「世界(色)は空であり、であるからこそ世界でもある」 ってな感じだが、聡子は仏教者となり、修行してそれを悟った、つまり清明を「空」とすることができたのではないのか? だから清明が存在しないのであり、また存在しないことが存在を確証している・・・と。 「それも心心ですさかい」とは『受想行識亦復如是』だとオモ。
779 :
吾輩は名無しである :2006/05/26(金) 01:19:37
一番ききたいことはね、・・・
>>780 さんはいつ死ぬんですか
ちんこ
783 :
短篇集の :2006/05/27(土) 01:49:41
『女神』に出てくる父親は三島自身のような気がするなんとなく
>>723 >>725 >>727 グッジョブ! 初めて見たよ三島が普通に喋ってる映像…
41才か、全然そうは見えない。まるで少年のような、とでも評したい表情と
話の内容。えらく純粋で真摯な人だったんだな…
山の手育ちの早熟な文学少年が、戦時下という非日常を20歳まで生き、
昭和20年8月の強烈な夏の太陽に射抜かれて
ある意味凍りついた眼差しのままで、
戦後の激変する日常の倦怠を25年間生きた……わけやね。
現実に会った人達が魅了されたという三島の語り口
気品と含羞と理知とが絶妙に混淆するその人間性まで、短いがよく伝わる映像だよ…
UPしてくれた人に感謝。
785 :
吾輩は名無しである :2006/05/28(日) 14:23:55
>>778 存在をなかったことにしないとイケナイくらい聡子を否定する存在
「近代能楽集」
787 :
はるか高み :2006/05/28(日) 21:18:41
「色即是空空即是色」。坊主や世人は等しく「しきそくぜくう、くうそく ぜしき」と読んで疑わないないんだよなぁ。まぁ、疑ったところで何もわ からないだろうがね。 三島や僕ならば、一応そう読むことはあっても、直ちに二文字を移動し、 尚且つ八言を七言に減じてをてこの句を捉えるだろうな。この句の観念 とは似ても似つかぬ意になるなぁ。音で五文字、漢字ならば二文字でこ の句のとても信じられない意を表せるのだ。
788 :
はるか高み :2006/05/28(日) 21:25:01
五行目の「てを」は誤植w
789 :
吾輩は名無しである :2006/05/28(日) 21:33:47
「誰それさん」の「何それ」を承知した上での 歌手H未発売アルバム歌詞剽窃だったというのなら やはりボクは超次元的なまでに計算高い 「確信犯」ということになってしまうね
さっき全集41買ってきて、今「我が国の自主防衛について」を聴いてるんだけど、 うっかりすると昨日か一昨日あたりの録音のような気がしてくるな。
>790 うらやますいのぉ! 今度このスレにうPしといてくれテレパシー送信で。 俺には必ず聴き取れるから
792 :
吾輩は名無しである :2006/05/30(火) 17:11:07
三島由紀夫がなぜ2chで人気があるのか最近わかったよ。 つまり生の現実を軽蔑し懼れそれと向き合うことができないという点で共通するからだろうね。
793 :
吾輩は名無しである :2006/05/30(火) 17:46:35
三島はパフォーマンスいっぱいしたんで話題のネタが豊富なんだよ いまだに自分がネタになって盛り上がってるの三島本人が知ったら喜ぶと思うな と言うよりそういう風に仕組んだんだよなきっと
それはどうなんだろ。たしかに三島のナルシシズムから見れば、 死後も自分がずっとネタされてたほうが悦びそうな気もするな。 けれど三島が川端に宛てた書簡のなかにも、例の有名な告白があるじゃないか。 「小生が怖れるのは死ではなくて、死後の家族の名譽です。 ……生きてゐる自分が笑はれるのは平氣ですが、 死後、子供たちが笑はれるのは耐へられません」 (昭和44年8月4日付) この手紙自体がポーズだったとも見れなくはないけど、 これは素直な気持ちだったと思うよ。 まあそれでも家族よりも「愚行を演ずる」(三島=澁澤対談)ことのほうを 選んだわけだけどね。
そんな俺は大学で三島由紀夫研究。
家族の名譽よりも森田を選んだ三島…。 三島にとって家族って何だったんだろう?
797 :
吾輩は名無しである :2006/06/01(木) 14:55:04
>767 『豊饒の海』のあの終わり方は完璧だよね。 清顕はもともと存在せず、全て本多の妄想だった。 一生をかけた本田の探求がもろくも崩れさる瞬間は 唖然でした。
798 :
吾輩は名無しである :2006/06/01(木) 20:25:15
799 :
吾輩は名無しである :2006/06/01(木) 20:54:45
>>797 唐突に「ひざかっくん」を食らわせ「はいカット〜」って感じですねw
800 :
吾輩は名無しである :2006/06/01(木) 21:46:27
たしかに純真な右翼少年には嵌まり役の顔だな。 わたしも『奔馬』をぜひ観たいよ。 じつは小道具の『~風連史話』が気になるんだ。
ぁぉぃ
でも、妻武器版春の雪からの続きだとすると、どういう展開で持っていくんだろう? 飯沼自体が存在しないじゃん。
805 :
吾輩は名無しである :2006/06/03(土) 12:02:07
>>804 あの「春の雪」は無かったことにして作って欲しいよ
ひょんなことから興味を持ち 若きサムライのためにと不道徳教育講座と葉隠入門を読みましたが 文学作品は難しそうなのでちょっと気がひけてしまいます 高2なのですが何から読めばいいでしょうか。金閣寺が有名なんですか
>>806 難しく考えずにまずは「仮面の告白」から入るのが好いんじゃないかな。
それから「金閣寺」その他、あと小説以外では「太陽と鉄」「アポロの杯」がいい。
短編からというのもいいかも知れない
お勧めの短編集を教えてくださいな。
俺、十代の頃に「金閣寺」を読んだのが最初だったけど、 理解しきれないなりに楽しんで読んだよ。 「うおお、活字が眩しい!これがブンガクというものか!」みたいな感じで。
「潮騒」なんてどう? 表面的には全く害の無い物語的な感じなのに実は非常に三島的だったりするという。
812 :
吾輩は名無しである :2006/06/04(日) 12:21:43
813 :
吾輩は名無しである :2006/06/04(日) 21:48:09
>>809 「殉教」は良いかも知れないですね。
三島晩年近くの短編集ですので、文章にも死相が強く現れていますが、文章の美しさは流石です。
「サーカス」とか「仲間」なんてのもお薦めなんだけど 何に収録されてるのかわからないw
俺は伊藤潤二がいいと思うよ
神風連史話をもう5回読んだ。 すばらしすぎる、
俺も奔馬読んだ後、神風連について色々調べてしまった。 今、暁の寺読んでます。
818 :
吾輩は名無しである :2006/06/04(日) 22:52:31
暁の阿頼耶識だけはほんまによく分からん
819 :
809 :2006/06/05(月) 06:26:29
みなさん、ありがとう。 参考になります。 読んだら感想を書きます。
どどどどどどどどどうなんだろう。 本物だったらマジほしいんだけど!
そんな素性のわからんものに、よく数十万円も出せるな。
823 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 19:29:06
三島をリアルタイムで知らないヤシは 今度捕まった村上ってのがいるだろ あれだよ三島はまんま 努力家で声が大きくてチビで東大法学部で嘘つきで 時代の寵児と言われながらどこか痛くてトリックスターっぽくて なんか板につかなくて
825 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 03:53:33
826 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 07:23:27
三島の評論は断定が過ぎる。
>>820 澁澤邸にある寿の書の毛筆署名と見比べただけだけど、
「三」の二番目の横一とか、「紀」の己の跳ね方や糸偏が微妙だね。
40万で落ちてるけど、妥当なんだろか。
>>823 !!!そうか、三島か!!
逮捕直前の会見を見ていて、誰かに似ていると
思っていた。あーすっきりした。ありがとう。
これはひどい。
830 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 18:41:37
>>824 「岡目八目」って言葉があるだろう。
立場が違うものにしか見えないものもあるんだよね。
岡目八目で、たしかに当事者には見えないものが見えることはあるが それも、判断力、洞察力などが伴ってないととんだ上っ面だけの見方に堕するな。
832 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 20:46:06
光クラブの青の時代を思い出した。 村上や堀江等は小説のネタにするだろう。
三島文学初心者なんだが何から読めばいいですか?
837 :
吾輩は名無しである :2006/06/09(金) 01:15:31
その似ているという感想は リアルに三島を知っている人ならではのものですか? 別に似ててもおかしくはないと思うけど、 私はリアルの三島って知らないからなあ…
840 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 18:44:40
三島はビートルズの日本公演を見ている ちなみにその日の前座はドリフ
841 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 19:08:15
仮面の告白っつーの読んでみたんだけどよー やっぱこいつバカだね 昔はホモとかロリが最新の流行でカッコイイと思われてたんだろ? ただそれだけ
842 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 19:32:09
>>840 ビートルズに背中向けて観客席見てたんだよな
心理学者の多胡と
>>841 まぁ、読解力のない低学歴には三島文学は到底わからん罠w
844 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 20:21:19
日本文化でホモが最新流行扱いされた時期なんてあるんでしょーか
845 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 20:22:12
>>842 加賀まりこ本人が三島さんとビートルズ観てた、とテレビで言ってたよ
つーことは
多胡、三島、加賀まりこ、という座席たったのかな
846 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 20:48:12
>>843 4大卒文学部日本文学科の私にも分かんないよ。
847 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 20:51:42
文学部に進む奴って基本的にアホばっかだよな。 同じ大学でも他の学部よりも偏差値5くらい低いし。
850 :
吾輩は名無しである :2006/06/10(土) 23:10:49
仮面の告白に関しては予備知識ないし心構えが必要だと思う。 なんせ三島はIQ160以上?ある人(とにかく頭がよすぎる)だからその真意を理解するのは難しい。 たとえいい大学を出ていてもちゃんと理解するのは難しいと思う。 まずは、新潮文庫の佐伯彰一と福田つね存の解説とあとがきをよく読んでみたらいいと思う。
学歴ネタは荒れるよ。
852 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 00:04:37
俺は小説家になりたいと思って小説を書いた事があった。 だから三島の凄さが解るんだが、仮に小説を書いた事がなかったら素通りしていたかもしれない。 最近、仮面の告白を少し読み返したがモチーフとしての同性愛が目についてしまった。 十五年くらい前に読んだ時は同性愛小説としては読まなかったんだが…。あの頃の感動は影を潜めた。 やはり読む心構えや視点が今とは違ったからだろう。
853 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 00:16:11
三島は芸術至上主義であり形式主義者でありポスト構造主義者。 書かれている内容をそのまま受け取るのではなくて、それを相対化する視点が必要。
854 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 00:27:51
あまり有名じゃないけど 「愛の疾走」って作品がすごく面白い。 長野県の諏訪湖周辺を舞台にした純愛。 御柱祭りや精密工場などが出てくる。
>>840 >ちなみにその日の前座はドリフ
こう書くと、その日の前座はドリフターズだけがやったように勘違いする人が
でるかもしれないから気をつけた方が良いと思う。
ちなみに、ビートルズの日本公演は1966年6月30日の夜、7月1日の午後と夜、
7月2日の午後と夜の計5回行われていて、ビートルズがステージに現れて
演奏した時間は実質的に30分くらい。
前座はおよそ45分くらいだった。
前座をつとめた人達は大勢いたのだけれど、その中でザ・ドリフターズは
6月30日の夜と7月1日の午後の2回だけしか出ていない。
(7月1日の夜と7月2日の午後と夜の計3回には出ていない。)
ちなみに、ザ・ドリフターズに与えられた時間は30秒だけだった。
(実際には30秒以上かかったらしい。)
857 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 02:47:27
文学部に入って、そろそろ三島を読んでみようかと思うのですが、 レス見ていると『潮騒』『金閣寺』『仮面の告白』あたりが挙がっていて、やはりこのあたりが無難なのでしょうか。 あと、三島は難解だから若いうちに読んでもわからんよ、と高校時代国語の先生に言われたんですけど、そんなもんなんでしょうか。
858 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 02:48:40
文章はうまくても退屈な作品ばかり
859 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 03:04:10
>>858 そういうあんたは愛ルケでも読んでなさいw
860 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 04:15:17
>>857 >三島は難解だから若いうちに読んでもわからんよ、と高校時代国語の先生に言われたんですけど、そんなもんなんでしょうか。
そんな教師の言うことを真に受けることはない。
文学にしろ他の芸術にしろ、若い時期に接することは非常に大切だから、どんどん読めばいい。
三島の場合どの作品から読めばいいかと訊かれたら、やはり「仮面の告白」からがいいと思うが
別に「潮騒」でも「金閣寺」からでもかまわないし、途中で挫折したらそれはいちじ脇に置いといて
他の作品を読み始めたっていいんだから、変な情報に惑わされずにまず読み始めることだよ。
仮面の告白は同性愛ネタがあるからサヨク受けもいい。 というより、三島が有名だから、何か選ばないといけない時は、これになる。 文学的には、それほどでもない。
>>862 >文学的には、それほどでもない。
では三島より文学的に優れているのは具体的に誰?
そしてその客観的な根拠は?
864 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 06:26:50
アルゼンチンにも三島ファンがいるんだね。(今月の新潮より)
865 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 06:37:06
三島ってウヨクじゃないの?
866 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 06:39:05
定家 ラディゲ
このスレで「奔馬」の勲= 福士誠治というカキコを見つけてから 「純情きらり」を見るたびに色々妄想している
ようやく豊饒の海、全部読み終えた。。。 震えが止まらない
>>858 「絹と明察」はひたすら退屈だった。
感情移入が出来なかった。
城山三郎が「人間が上手く描かれていない作品」と酷評したのも理解できる。
>>857 「読んでみたい」っていう生徒の欲求を否定するって、どんな教師だよ。
全体が理解できなくても、心に残る一行があれば読んだ意味があるのにな。
正直言って、現国の教師の資格があるとは思えない。
それとも「三島」が気に入らないだけのサヨ教師か?
>>871 「若いうちは読んでも分からないよ」という台詞を
「読んでみたいという生徒の欲求の否定」と取るのは
ちょっと神経質というか、被害妄想では。
文学作品の多くがそういうものだというのは一般論だし、
「分からないの? ならチャレンジしようではないか」ってのが
普通の若者なわけだし。「若いうちは分からない」は
子供に対して作品に対する謙虚さを教える言葉に過ぎないと思うよ。
若いうちに読むと混乱してしまうってのはアリかと思うけど それもまた良いことなんだから・・・
だいたい若いうちに読まなくていつから読み始めろというんだ? 分かっても分からなくてもそれらに接することが大事で、それがあって初めて 情操やら感性やらが涵養されるというのに・・・ 十分年を経てから読み始めれば分かるというのも変な話だよ。 それまで文学的なものに接することのなかった人がいきなり四十、五十で 文学始めても、その分からなさは十代の若者とさほど変わらないと思うがな。
876 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 21:08:57
中学生でも「潮騒」は理解できるから読んだら。
878 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 21:25:11
安部ってSF作家だろw
879 :
吾輩は名無しである :2006/06/11(日) 21:32:41
三島も文学は体験であり、友人であり、みたいなこと言ってたじゃん
>>875 はあ、いや、だから「分からないよ」を
「読んでも無駄だから読むなボケ」といわれたかのように
取るのが変だと思うといっているんだが。なんでも「偉いね
どんどん読みなさい! 賛成賛成!」といわれないと満足できない
のかな最近の子は、みたいな。
まあもういいや。
881 :
857 :2006/06/11(日) 22:23:34
私の書き込みで多少荒れてしまったようですいません。 ひとまず、『仮面の告白』と、あと実際に手にとってよさそうなのを読んでみます。 どうもありがとうございました。
>>881 最終的には是非「豊饒の海」に挑戦を!
あれを超える小説に今のところ出会ったことないす。
883 :
875 :2006/06/11(日) 23:10:17
>>880 誤解だよ。
直前のレスにレスしたわけじゃなくて、
>>875 の教師の言い分に対しての考えを述べただけだから。
↑訂正
×
>>875 の教師の言い分に対しての考えを述べただけだから。
○
>>857 の教師の言い分に対しての考えを述べただけだから。
「読んでも分からない」と断言されたからには、 「読んでも無駄だから読むなボケ」と言われたと解釈するしかないじゃん。 若いうちは文学など理解できないと言うなら、 三島が19歳でデビュー出来たのはどういうわけだ?? 『金閣寺』が難しいと思うなら、初期の短編集を薦めるくらいの指導は出来て当然。 そんなことも出来ない教師は、まぁ無能だわな。 とにかく、子供を子供扱いするのはよくないことだな。
>>857 は国語の先生に何を言われたにせよ三島を読んでみようとしている。
それで十分だろ。
>>885 ずいぶん貧しい言語環境に育ったんだな。
つーか人にものを求め過ぎ。857じゃなくてお前の話。
清は三島の容姿的理想、勲は思想的理想、ジンジャンはいまいちわからんが、仮面の告白の仮面? そして安永透は平岡公武だったんじゃないかなぁと思う 平岡は四巻まで色々なものに引かれていく人々を書いたわけだけど 結局彼はこれらを認識し書いただけで、彼の内から出たはずなんだけど平岡には何もなかった また本多もたくさん生きて追い掛けたものが実は何もなかったと宣告される 四巻って三島が「俺、いっぱい作品書いて、パフォーマンスもしてきたけど、ここまで生きても何も見つからなかったよ!」って泣き叫んでるみたいに思える。 なんかすげぇ悲しくなってきた、スレ汚しスマソ
891 :
吾輩は名無しである :2006/06/13(火) 21:22:29
三島板の方々に質問があるのですが、 学習院大学剣道部の夏合宿を行う場所をご存知の方いらっしゃいますか? また「剣」についての皆さん独自の読み方を教えてもらいたいのですが。 よろしくお願いします。
すいません! さげ忘れました
893 :
吾輩は名無しである :2006/06/13(火) 21:50:31
最近は「剣」をセンター試験の過去問(2004年追試)で読んだ人が多いみたいね。
年取ると悪意が溜まってきて人の揚げ足取りしかできなくなるのと エロでしか物が見えなくなる。 今のテレビも本当はアレ、中高年向けなんだよね、バラエティとか、本質的には。 どうでもいけどね。
895 :
吾輩は名無しである :2006/06/14(水) 22:26:02
平凡パンチの三島由紀夫(週間読書人連載中)を読んでますけどオモシロイですね いまだに話題を提供してるのはスゴイです ふつうの作家なら一冊伝記書いておしまいですよね
>>896 かなり熱く語ってるな。
スペイン語か?
898 :
吾輩は名無しである :2006/06/16(金) 20:34:58
エッセーも面白いよね!
899 :
三島ちゃん、身近に :2006/06/17(土) 03:25:06
皆さん こんばんはです。 これから、ちょくちょくのぞきに来ようと思います。
最近読んだのだが、「音楽」は文章が平易で読み易く、 ストーリーも大変面白かった。いちいち感心しながら読んでた。 「仮面の告白」読んだ後だったかもしらんがとにかく読み易かった。
「音楽」はご婦人向けの通俗小説でしょ、確か。
563 名前:三島ちゃん、身近に 投稿日:2006/04/22(土) 01:07:19 ID:GqhbAEzu 当方来月5月で33才になります。 大森の三島祭ほそぼそとやってますね。 あさっての日曜には 三島氏原作の「肉体の学校」見に行きます。 監督の木下さんという方のトークも一緒に聴きます。 母がこの映画を当時見たこと覚えてました。 インパクトがあるって言ってました。 689 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2006/05/03(水) 16:02:12 ID:LQ6TCKGg >563 名前:三島ちゃん、身近に 投稿日:2006/04/22(土) 01:07:19 ID:GqhbAEzu >当方来月5月で33才になります。 こんなスレで変なコテハンつけて厨理論展開してる人って てっきり本物の中学生か高校生だと思ってた。 いい歳して・・・ 690 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2006/05/03(水) 17:58:56 ID:mrqng3bB 中学生や高校生ってそれほど馬鹿じゃないよ。
>>901 そうらしいです。婦人雑誌に発表してたもので、
大衆読者層を意識して文体を平易にしたようだ
とかなんとか。三島文学の主流には属さない物
だと思いますが、隠れた名作だと思います。
主人公の医師を通しての精神分析、心理描写が
平易ながらも緻密な文体で隙間なく書き上げられて
おり、三島の博学ぶりと筆力の奥深さに感服しました。
904 :
吾輩は名無しである :2006/06/17(土) 17:02:30
>>900 「命売ります」とか「複雑な彼」も読みやすいですね
三島読んだことない人にはとっつき易いかも。
>>905 おあ、恥ずかしながら両方読んだ事ないです。
実は僕、文学初心者なので。。。
「仮面の告白」と「音楽」読んで三島いいなって思いました。
「金閣寺」「潮騒」「豊穣の海」を読んでいこうと考えてまして、
「命売ります」と「複雑な彼」も読んでみようと思います。
ありがとうございます。
907 :
吾輩は名無しである :2006/06/17(土) 20:41:14
河出から出てる「英霊の聲」ってどうですか?
908 :
吾輩は名無しである :2006/06/17(土) 20:46:00
どうですか、じゃなくて短編なんだから直接読んでみればいいじゃんw 10分で読めるぞ
909 :
吾輩は名無しである :2006/06/17(土) 20:47:47
(三島メルマガから転載) フランスの高級雑誌『フィガロ』が、近くミシマ特集をだすため、 副編集長のアラン・バリリュエ氏が来日した。 僅かの滞在中に猪瀬直樹、宮崎正弘、ヘンリー・スコットストークス、 石原慎太郎の各氏らと精力的にインタビューをこなし、パリへ帰国した。 パリでは竹本忠雄氏が、再度の取材に応じ、36年目のミシマがはたして 世界でいかなる評価を受けているかの特集号となる予定。
>>906 「豊饒の海」の前に「禁色」をお忘れなく
>>910 お、それも未知のタイトルでした。
メモりました。ありがとうございます!
憂国DVD本編だけ見ました。 なにこの切腹マニアのエロムーヴィーww バタイユに見せたら狂喜しそうだーww
戦場のメリークリスマスのテーマにデビッド・シルビアンのボーカルを被せた曲のタイトル 「Forbidden Colors」 戦メリ見てると三島っぽいイメージの断片が目につく。 防具を付けずに木刀で剣道の稽古をするシーン、その時の気合の掛け声 切腹、
うがっ!木刀じゃなくて真剣でした。サンスト思い出しちまいましたよ。
ありがとうございました
>>914 そう言えば昔デビシルが好きなアーティストとして「ピカソ、ニーチェ、三島、コクトー」
と答えていたのを思い出しました。
それと映画の「MISHIMA」って坂本にも三島の役の話が来てたらしいですよね。
>>915 その配役はあまりにも似てない・・・断って正解ですね。
このプロモでもボウイの出てるシーンは見事にカットしてあるけど、
なんか音楽の件についてはいろいろ裏事情があるみたいね。
教授はボウイと共演だから当然彼と音楽コラボるのかと思ってらしいけど、
ボウイが音楽には関わらないと言い出したんでシルビアンとのコラボになったとか。
でも結果的にはこの組み合わせでよかったと思う。
ボウイも三島の肖像画を描いたりするくらいで、かなり三島には入れ込んでたみたい。
ヨーロッパで耽美系の音楽やってた人には三島の芸術はかなり影響を与えたと思う。
たまたま古本屋で文庫の『複雑な彼』とかいう作品を買いました。 正直、その日に手にとってみるまで、こんなタイトル知りませんでした(不勉強)。 なにより意外だったのが、文庫カバーのイラスト。 柳原良平氏ではありませんか。 三島と柳原良平って、なんかイメージが真逆なんです。僕にとっては。
>>907 「英霊の聲」は三島作品の中でも必読の書じゃないかな
短編小説としても面白いよ
920 :
吾輩は名無しである :2006/06/18(日) 11:38:59
「三島由紀夫レター教室」「宴のあと」「沈める滝」が好きです
921 :
917 :2006/06/18(日) 11:59:49
>>918 いま、ドストの短編やら中篇やら長編やらを読む予定が入っているので
三島を読むのはだいぶあとになりそうですが・・・
>>921 気が向いたときでいいんじゃない?
2ちゃんなんだしさ
923 :
吾輩は名無しである :2006/06/18(日) 15:18:53
三島さんが、今も健在でしたらとっくにノーベル文学賞も受賞してたし 文壇界の想像もつかない存在になっていたでしょうね。。。。 その昔、ノーベル賞の候補にあがったときは欧州やアメリカの文豪たちと ガチで争ったほどでしたからね。いまの日本の文壇界の状態を見てどうおもって るでしょうね。一応村上春樹氏が候補にあがっているとかいないとか・・
小説家としては枯渇傾向にあったような。
925 :
吾輩は名無しである :2006/06/18(日) 16:40:38
藤原定家を書く予定だっただろ。 まだまだネタはあったようだよ。 春の雪みたいな華麗な文章で書いてほしかったぞ。
松枝スレの36なんだが あちらのスレは過疎すぎて答えが返ってきそうにないのでこちらのスレで聞いてもよろしいでせうか?>勲の夢
928 :
吾輩は名無しである :2006/06/19(月) 04:58:36
929 :
927 :2006/06/19(月) 20:34:38
931 :
三島ちゃん、身近に :2006/06/20(火) 23:27:33
923さん そう。いまわしいですね。 村上春樹。 ああ、「ノルウェーの森」も 僕らのオナジ−の材料以上の何者にもならなかった…。
563 名前:三島ちゃん、身近に 投稿日:2006/04/22(土) 01:07:19 ID:GqhbAEzu 当方来月5月で33才になります。 大森の三島祭ほそぼそとやってますね。 あさっての日曜には 三島氏原作の「肉体の学校」見に行きます。 監督の木下さんという方のトークも一緒に聴きます。 母がこの映画を当時見たこと覚えてました。 インパクトがあるって言ってました。 689 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2006/05/03(水) 16:02:12 ID:LQ6TCKGg >563 名前:三島ちゃん、身近に 投稿日:2006/04/22(土) 01:07:19 ID:GqhbAEzu >当方来月5月で33才になります。 こんなスレで変なコテハンつけて厨理論展開してる人って てっきり本物の中学生か高校生だと思ってた。 いい歳して・・・ 690 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2006/05/03(水) 17:58:56 ID:mrqng3bB 中学生や高校生ってそれほど馬鹿じゃないよ。
934 :
吾輩は名無しである :2006/06/21(水) 05:08:24
あんなに疲労したら自殺しなくても発狂します。
935 :
吾輩は名無しである :2006/06/21(水) 18:22:50
金閣寺スレってある?
936 :
吾輩は名無しである :2006/06/21(水) 20:49:59
武士道!!!!
937 :
三島ちゃん、身近に :2006/06/21(水) 23:12:22
932 いっしょに盛り上げて雪間Show! with a little help from my friends 旧友よ
939 :
吾輩は名無しである :2006/06/22(木) 01:55:06
>>938 いや勲はジンジャンに転生してんじゃないのかなぁって思っただけ
なんでジンジャンの黒子ついたり消えたりするけど何で?
5千円札が樋口になって、この国から武士道精神なるものは消えました。
>>940 転生してると思うよ、でも双子だから。。。
944 :
吾輩は名無しである :2006/06/22(木) 20:21:25
もう三島はいいよ 14で打ち止め
945 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 03:43:11
なんで三島はもういいの? なんでなんでおせぇ〜てよ
946 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 14:36:08
☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) < 944マダ〜?なんで14で打ち止めなの? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 愛媛みかん |/
948 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 15:03:29
「14で打ち止め」の理由が思いつかないんだろw
949 :
ryubigentoku :2006/06/23(金) 15:33:45
今から割腹自決します。
950 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 15:53:32
三島トリビアを一つ。三島賞作家である佐伯一麦は現在、『美しい星』のなかで 悪い方の宇宙人仲間(仙台の羽黒グループ)が空飛ぶ円盤を見るために集まった、 大年寺山の「薔薇園」(現在は「野草園」)付近に住んでいます。
951 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 16:04:38
追加トリビア。彼の作品の『鉄塔家族』とは、その大年寺山の天辺に立っている テレビ塔をネタにしたものです。
952 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 16:10:33
だれか国文学科の4年生いたら、卒論で比較文学っぽい議論してみて。
953 :
吾輩は名無しである :2006/06/23(金) 19:41:30
三島雅夫ならいいよ
>953 だれ?
だれ?って、俺だよ俺
956 :
三島ちゃん、身近に :2006/06/24(土) 03:08:07
944 俺がこっちのスレまで顔突っ込んで来たからって言うなよ。
実物の三島雅夫を見かけたことあったなあ・・・ べつになんの感慨もわかなかったなw
豊饒の海の2巻の奔馬の終わり方は最高だと思う。 小説読んでて鳥肌たつなんて、、、、。
959 :
吾輩は名無しである :2006/06/24(土) 15:37:22
おい、おい
真夏の死(文庫)や花盛りの森・憂国は好きだな。 だけど盗賊は読んでてうんざりした。
「手長姫」も良い
964 :
吾輩は名無しである :2006/06/25(日) 11:22:27
ラディゲスレないかなあ・・・。
966 :
吾輩は名無しである :2006/06/25(日) 16:44:17
藤谷美和子の「美徳のよろめき」はどうよ?
美和子って皇居に侵入したやつだろ
968 :
吾輩は名無しである :2006/06/25(日) 19:05:55
紀宮さまは自分の妹とか言って、皇居まで行ったんだよね。w
969 :
吾輩は名無しである :2006/06/25(日) 19:48:13
柏倉浩造氏による「かくも永き片恋の物語」という 豊饒の海論を読みましたが、それに拠ると、柏倉氏は 清顕を本多の妄想(非実在の人物)として解釈しています。 その解釈に対して個人的には納得しきれないものを感じますが、 「豊饒の海」を読了された方は、どのようなご意見をお持ちですか? 過去ログに全て目を通すことはできませんでしたので、 もしも重複がありましたら申し訳ありません。
970 :
吾輩は名無しである :2006/06/26(月) 02:42:27
天人五衰、たった今読み終わった。。。 清顕・勲・ジンジャン達が本多の妄想に過ぎなかったかどうかはわからないけど、 聡子のあの言葉で本多は逆に救われたんじゃないかなー。
どこかに、三島の演説の音声ファイルないですかね。
>>971 救われないでしょ?
人生の終焉を迎える老人が聡子のあの言葉でどん底だと思うよ?
>>974 最後の異様なまでの静寂に包まれた終わり方見ると、
聡子の言葉を聴いて、これこそが阿頼耶識なんだって
本多は最後に悟ったんじゃないかなー。
そういう意味で救われたと俺は解釈した。
救われるも救われないも、虚無の真っ只中に投げ出されてポカーンでしょ。 そしてそれが死ってもんでしょ。
あれって「虚無」、なのかね?
978 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 14:21:04
☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) < 944マダ〜?なんで14で打ち止めなの? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 愛媛みかん |/
944は「三島話にはうんざりだ」と いいたいだけでは? 「三島は板違い」とかそういう感情的なレスの一種。 鬼の首をとったように(?)理由を求める978が意味不明。
>>978 「憂国」スレを荒らした奴が来たからじゃないの?
981 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 16:55:55
>>969 非実在というより清顕=本多ということだと思う。
982 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 18:03:32
くだらないよ 豊穣の海は
「豊饒の海」は素晴らしいよ
984 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 19:05:05
あれって夢オチだよな。 陳腐だよ
985 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 19:12:18
☆ チン マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜 ☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(\・∀・) < 982マダ〜?なんで豊饒の海がくだらないの? \_/⊂ ⊂_ ) \_____________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 愛媛みかん |/
986 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 20:46:29
三島「黒澤?あれはテクニシャン、ただそれだけ。中身は厨房レベルだね。」
987 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 21:11:41
「小学生並みの価値観」とか言ったらしいね
988 :
吾輩は名無しである :2006/07/02(日) 21:20:07
2ちゃんねら並の煽り言葉だ。