>926
勧業銀行(当時)だったか。
今何だっけ?統合大杉てわからん。
932 :
吾輩は名無しである:03/10/14 23:11
>>929 高等文官試験合格で大蔵省入省。 十分、順風満帆だと思うが。
933 :
吾輩は名無しである:03/10/14 23:19
934 :
吾輩は名無しである:03/10/15 03:53
瀬戸内寂聴と三島由紀夫は文通してた。
♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪へぇ〜♪
935 :
吾輩は名無しである:03/10/15 04:45
>>933 「勉強の傍ら、勧銀の入社試験を受けて落ちました。」
昭和22年7月17日付 川端宛書簡
936 :
吾輩は名無しである:03/10/15 06:43
ユキビアの泉
937 :
吾輩は名無しである:03/10/15 09:08
勧銀ってのは、今のみずほ銀行か?
>>933 一高不合格については、河出の「年表作家読本・三島由紀夫」に書いてあるよ。
昭和17年3月のところね。
一高を落ちたといっても、学習院高等科を主席で卒業(天皇から銀時計拝受)して、
東大法学部法律学科に無試験で入学しているんだから、当時の文筆活動を差し引いても、
大変なエリートだったのは言うまでもない。
939 :
吾輩は名無しである:03/10/15 14:53
当時の学習院は華族の師弟が多く、学業に卓越したエリート型の朋輩を
それとなく蔑むような風潮があって、三島の居心地は良くなかっただろうと、
佐伯彰一が書いていた。
戦後に学習院→東大と進んだ蓮実重彦も、学習院の校風について
似たようなことを言っていた記憶がある。
「青の時代」に描かれているような駒場の学生生活を、三島は経験していないわけだな。
入寮式や道玄坂の酒場の情景は、三島が参考にした山崎晃嗣の手記にあるのか?
>>939 それは確か。一般庶民から見れば、
祖父は樺太庁長官、祖母は華族の家柄、父は農林省高級官僚…と
立派過ぎるほどだが、当時学習院の名簿には身分を書く欄があり
「皇族」「華族」「士族」「平民」に分類されていたはず。
祖父は樺太庁長官でも元々は地主の息子だから「平民」。
頭の悪い華族の師弟などが、優秀な平岡公威少年に対抗するには
その虚弱な肉体をからかうか(「蒼白アオジロ」と仇名をつけたが
公威は逆手にとり「青城」を俳号にして俳句を作った)
または「身分」を持ち出すしかなかった。
そういう嫌らしい校風の中で、トップをとって貴族のばか息子共を尻目に
天皇手ずからの銀時計授与を勝ち取ったわけだ
942 :
吾輩は名無しである:03/10/15 15:20
またファン増えるわ
好感度UP
勉強に不熱心な華族の息子・松枝清顕と、成績抜群の裁判官の息子・本多繁邦との間に
友情が成立したのは奇妙なことだった、というような記述が「春の雪」にあるね。
この二人は、三島の父親と同年(1894年)の生まれという設定だけど。
945 :
吾輩は名無しである:03/10/16 00:23
>>939 なんだ、三島は、蓮実重彦の大先輩じゃないか。
それにしては、偉大な先輩に対して態度でかいな、蓮実は。
946 :
色男no、1:03/10/16 01:45
みなさん、こんばんは、私が色男です。スポーツ芸能等の他ジャンルへの越境行為についての三島回答は、
「似合っても似合わなくても、流行には従うべきなのであります。それはあなたの最上の隠れ蓑であって、思想よく隠すのは流行の衣装だけだと言ってよろしい。」
(不道徳教育講座より)
同時代人に知識人の道楽と思わせノーマークを得るのに有効性があるみたいです。社会人として生きるうえで「文学」はよけいもの、とはごく常識的な考えで近代的知性は
時代遅れになったとか大学解体とかは、つまり当時のスローガンでした。大学生、院生(ことに文学部)は極言すれば思想犯予備軍、という認識。これについては澁澤龍彦が
「私のなかの文学者は、私のなかの市民とつねに敵対している。」というふうに簡潔に言っています。若い頭の柔らかいうちに抽象的事柄について徹底的に思考しておくのは、
長い人生行路の貴重な宝で役に立つ時がくるよ、という岩波教養主義ですね。70年代以降、若い世代がこれと決別しました。80年代の最初頃、現代思想がファッションに
なりましたけどね。同時代人として三島に出会ってたら嫌いになっていたろう、あるいは世代によって三島像は大きく異なる、という問題。三島とは遠くにありて思うもの
、です。同時代人は三島にとって役者(しかも脇役)であり、後世の世代は観客です。直接関わらなかった世代の方に完成品としての三島があります。
http://www.laspara.net/
>>944 >この二人は、三島の父親と同年(1894年)の生まれという設定だけど。
自分にとっては面白い指摘だ。これって有名なのかい?
948 :
東京大学文学部生:03/10/16 02:13
同時代に生きた人っていま何歳なの?
949 :
吾輩は名無しである:03/10/16 02:53
>同時代人は三島にとって役者(しかも脇役)であり、後世の世代は観客です。直接関わらなかった世代の方に完成品としての三島があります。
おれ三島に直接関わらなかった世代だけど、安物のガラス陶器
といった感じするね。
>>947 ちなみに、「天人五衰」の終末部、本多が発病するのは1974年という設定。
三島の父親が闘病の末、肝硬変で亡くなったのが1976年。
これは牽強付会もいいとこだけどね。
951 :
吾輩は名無しである:03/10/16 04:35
>>949 頭の悪さがほんの短文でもわかるいい例だ。ガラス陶器とは一体何ものだ? おまえが発明したのか?
952 :
吾輩は名無しである:03/10/16 05:26
いやぁ〜、一高不合格とは知らなかった。
当時のナンバースクールの校風に違和感を持っての主体的意志による学習院進学だと
てっきり思ってたのに、、。
蛮風を持った知的エリートに対する優雅なる貴族精神(=官能性)みたいな対抗意識
をちらつかせていたし、、、。
その実、駒場の寮に入っていたかも知れない人だったんだ、、。
後年どんな気持ちで全共闘との対決に行ったんだろう?、
もちろん不合格の事実が 彼の芸術家としての価値を毫も貶めるものではないけれども、
当時の一高入試の難関が今の東大の比じゃなかったとはいえ、あんなに優秀で天恵に溢れた
人であっても失敗/挫折の苦汁と無縁ではなかったんだ、、。
自意識が旺盛で人一倍気位の高い人だけに そのこととの折り合いはどうつけたのだろう?
まぁ、無学文盲の一庶民の自分から見れば どんな経路を通ろうが 良家の子弟で東大出の
エスタブリィシュメントである事には違いないけど、、。
953 :
吾輩は名無しである:03/10/16 05:54
>>952 ところで、一高不合格が、どうして「挫折の苦汁」と言い切れるわけ?
人によって受け止め方は一様ではなく、もちろん挫折の苦汁といえる人も多かろうが、三島にとってもそうだったと
断言するには情報が足りないと思うよ?
954 :
吾輩は名無しである:03/10/16 07:49
∩
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>>949 先生! ガラス陶器って、何ですか?
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955 :
吾輩は名無しである:03/10/16 08:11
ガラス陶器っていう間違い方は一級品の馬鹿だな(笑)
ガラスで陶器なんだよ!(ワラ
957 :
吾輩は名無しである:03/10/17 04:31
★☆★「鹿鳴館」待望の再演決定!★☆★
<2004年 1月23日(金)〜2月15日(日)>
三島由紀夫作 山田和也演出
出演:平幹二朗、佐久間良子、近藤正臣、平岳大 他
前売開始:10月16日(木)
チケットのお問合せ:ポイント東京03−3423−7045
958 :
吾輩は名無しである:03/10/17 04:53
959 :
吾輩は名無しである:03/10/17 07:34
三島的な俺。
>>957 なんつー面子だ・・
とか言いつつ見に行くだろうが。
961 :
吾輩は名無しである:03/10/17 13:21
ガラス職人と陶工のコラボレートですか?
962 :
吾輩は名無しである:03/10/17 22:06
「鹿鳴館」の観劇記、書くぞー! 次のスレだな。
963 :
吾輩は名無しである:03/10/18 20:36
初めて読んだのが「真夏の死」
タイトルにひかれて高1の夏休みに読みました。
「真夏の豪華な真っ盛りの間には、われらはより深く死に動かされる」
冒頭の人口楽園(ボードレール)の一節
いっぺんで気に入ってしまいました。
964 :
吾輩は名無しである:03/10/19 11:10
『金閣寺』の主人公溝口吾一(実名林)についてなんですが、警察につかまってその後
自殺したのでしょうか。母親は息子の非をとがめて自殺しましたよね。誰かわかる
方がいたら教えてください。
夏という観念は、二つの相反した観念へ私をみちびく。
一つは生であり活力であり、健康であり、一つは類廃であり
腐敗であり、死である。そしてこの二つのものは奇妙な具合に
結びつき、腐敗はきらびやかな心象をともない、
活力は血みどろの傷の印象を惹き起す。戦後の一時期は
正にそうであった。だから私には、一九四五年から
四七、八年にかけて、いつも夏がつづいていたような錯覚がある。
あの時代には、骨の髄まで因習のしみこんだ男にも、
お先真暗な解放感がつきまとっていた筈だ。あれは実に
官能的な時代だった。倦怠の影もなく、明日は不確定であり、
およそ官能がとぎすまされるあらゆる条件がそなわっていたあの時代。
私はあのころ、実生活の上では何一つできなかったけれども、
心の内には悪徳への共感と期待がうずまき、何もしないでいながら、
あの時代とまさに「一緒に寝て」いた。どんな反時代的なポーズを
とっていたにしろ、とにかく一緒に寝ていたのだ。
それに比べると、一九五五年という時代、一九五四年という時代、
こういう時代と、私は一緒に寝るまでにいたらない。いわゆる反動期が
来てから、私は時代とベッドを共にしたおぼえがない。
「小説家の休暇」
966 :
吾輩は名無しである:03/10/19 12:18
自殺じゃないけど26で死んだらしい
967 :
吾輩は名無しである:03/10/19 12:43
968 :
吾輩は名無しである:03/10/19 12:50
精神病院で死んでるから精神を患ったんだろう。
969 :
吾輩は名無しである:03/10/20 06:57
970 :
吾輩は名無しである:03/10/22 06:09
971 :
吾輩は名無しである:03/10/22 06:26
972 :
吾輩は名無しである:03/10/22 11:07
質問です。どなたかにお答え頂ければ幸いです。
1.映画『憂国』を観るにはどうしたらいいですか?
(VTR/DVDなどの可能性は)
2.もっとも新しい研究成果を反映した「三島本」を
お薦め下さい。国文学別冊の「三島由紀夫必携」は
もう古すぎますか?
973 :
吾輩は名無しである:03/10/22 20:51
974 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :03/10/22 21:03
>>970 「真夏の死」の朗読下手だよ。持っているけど。
975 :
吾輩は名無しである:03/10/22 21:12
蟹江敬三だよね。w
小遣い稼ぎの軽い気持ちでやったんだな、きっと。
>>973 お答えありがとうございます。
1については、どうやら絶望的ですね。
977 :
吾輩は名無しである:03/10/22 23:53
>>976 俺も見たいとずっと思ってる。
でもオークションであの値段が付いたのを見てあきらめたもんなあ。
文庫サイズの写真集が100円で売ってたから買ってみた。
小学生の頃の習字とか絵とか成績表み
979 :
吾輩は名無しである:03/10/23 17:53
>978
残念ながら、絵の才能はないよね。w
コクトーみたく絵が描ければもっとよかったのに。
石原慎太郎は、絵うまいね。でも肝心の文学の才能がないの。w
980 :
吾輩は名無しである:
小学生の絵なんだぞ? それを弁えた上で言ってるんだろうな?
石原の絵も小学生当時のものでうまいとか言ってんのか?