ドイツ文学総合スレ

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1吾輩は名無しである
最近、ゼーバルト・グラニッチなどなど比較的新しい作家も翻訳されはじめましたね。
とにかく、ドイツ語圏で好きな作家・本について語ってください。
2吾輩は名無しである:03/08/09 23:34
スワシコ
3吾輩は名無しである:03/08/09 23:54
ムージルとかブロッホの作品を読破した人いる?
読みどころを教えてほしい。
4吾輩は名無しである:03/08/09 23:56
>>1

総合スレならまず文学板にあるドイツ文学関連すべてのスレの
リンクを貼ったらいいと思います。


51:03/08/10 00:09
順不同に関連スレを貼ります。

【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1043789856/

トーマス・マン「魔の山」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1042448332/

   フランツ・カフカについて 2   
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1059893822/

幽幽幽【マルテの手記】霊霊霊
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1039458321/

ヘルダーリン入門
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1022509035/

ゲーテ「ファウスト」を語るスレ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033686700/

ミヒャエル・エンデ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1044908406/

ツェランについて語って下さい
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1037737509/

ゲーテ「若きウェルテルの悩み」GOETHE
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1011023668/

トーマス・マン@トニオ・グレーゲル
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1019847500/
6吾輩は名無しである:03/08/11 03:03
(´-`).。oO(今までドイツ文学の総合スレってなかったの?)
7吾輩は名無しである:03/08/11 23:34
>総合スレ
できても常につぶれていたのではないだろうか。
8吾輩は名無しである:03/08/12 00:03
このスレの1には期待したい。
マターリいくのがいいんじゃない?
>3「ムージルとかブロッホの作品‥」
読めばわかる。わかるまで読め。
決して裏切らない、君が真の読者なら。
9吾輩は名無しである:03/08/12 00:08
それじゃ淋しいよな。>>1 よ、どんどん話題をふってくれ。

>>3 ブロッホ、「ヴェルギリウスの死(川村二郎訳)」数10ページで挫折。
できれば再チャレンジしたい。
10吾輩は名無しである:03/08/12 00:23
>9
10ページで挫折すんな!
それは挫折とはいわない。
まだ読みはじめてないんだよ。
111:03/08/12 00:47
グラビニッチ(最初誤記でしたスマン)の「ドローへの愛」読了。
父親と夜毎一手ずつ指しあうエピソードは個人的に良かった。
肝心の勝負と引き分けとの間で揺れ動く主人公の心理描写
は、いまいち描ききれてないように思ったが、どうだろ。

ついでにノサックの「ブルックバルトが死んだ」も読了。
ぼくは特別な事例が気に入りました。

ちなみにぼくも「ヴェルギリウス」積読です。。。
121:03/08/12 01:27
話題というわけではないですが、すこしドイツ文学について書くと、
ぼくは特に国籍・時代に関わらず雑多に文学に接しているのですが、
これまでドイツの作家に完璧に魅せられたことがないんですよね。
例えば、カフカ・ベル・ホフマンスタール等は気に入りの作家ではありますが、
漱石、ドストエフスキー、谷崎、ワイルド、中上健次のように、
その作家にはまり込んで、その作物だけをひたすら読むという経験が
ドイツの作家において、ないわけです。
そのくせ、人生の選択において否応なく「ドイツ文学」に接さざるを
得ない立場に身を置いてしまったので、ここはひとつドイツ文学を
楽しむ術を得るべき、得た方が得策と思いスレを立ててみました。
というわけで、ドイツの作家で「この人を見よ」と思う作家、作品が
あったら是非是非書き込んでください。

これからゼーバルトの「アウステルリッツ」を期待を込めて、読み始めます。
13吾輩は名無しである:03/08/12 01:28
>>10
言われてもうた。悔しいぞ。
よし、近日中に読了して、感想アップしたるからな、待っておれ!
14吾輩は名無しである:03/08/13 00:06
>漱石、ドストエフスキー、谷崎、ワイルド、中上健次のように
謂わんとすることは分かるが、イタリアもアメリカもフランスも
南米も抜けているわけだが。
それらについて語るスレはあるにはあるから構わんわけだが。

>人生の選択において否応なく「ドイツ文学」に
つまりドイツ文学科に進んだということなのか。


15吾輩は名無しである:03/08/13 02:16
ドイツ文学にはまったことがないのにドイツ文学科ってキツクないか?
1610:03/08/13 02:48
>>13
おお、待ってるぞ!

ところで最近ムージルがひそかに熱いような気がする。
最近「ムージル・エッセンス」というのも出たし、日記も書簡集も出た。
カフカは夢中になって読んだが、『特性のない男』を読んだときもしびれた。
残念ながら未完の作品だが、人間と人間の対話というものが、
ここまで生の深い神秘に触れさせてくれそうな予感を
与えてくれる作品というものはめったにない。
17吾輩は名無しである:03/08/13 08:17
コリン・ウィルソンが「特性のない男」について

主人公はこの小説に登場する女性のほぼ全てと関係を持つ

と書いてたんで読みなおしてみると、おお、確かに。
18吾輩は名無しである:03/08/13 10:31
まじディスコー?
19吾輩は名無しである:03/08/13 11:22
>>17
をを、それでわ、読んでみやうかな・・

版元もそこら辺を売り文句にすりゃいいんだ、腰巻の惹句に
「主人公はこの小説に登場する女性のほぼ全てと関係を持つ・・・!」
・・・まんまじゃんw
しかしこの場合は、まんまが、貴重。「ほぼ全て」というから、そそられる。
間違いなく売れるぞw

偏執よ、見ておったら、学べ。
20吾輩は名無しである:03/08/13 18:12
10と13の対話って
なんかいい!
惚れちゃいそう。
21山崎 渉:03/08/15 09:34
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
22吾輩は名無しである:03/08/15 15:14
山崎アラシのあとのアゲ
23吾輩は名無しである:03/08/15 17:02
>>15
>ドイツ文学にはまったことがないのにドイツ文学科ってキツクないか?

それいったら英文科なんて本好きですらないヤシとかザラにいそうだよ。
24吾輩は名無しである:03/08/22 03:06
ギュンター・グラスの影響を受けた日本の作家っている?
25吾輩は名無しである:03/08/22 03:40
ブロッホなんか手にはいらんよ・・・
26吾輩は名無しである:03/08/25 23:48
ドイツ文学者には鹿島茂や沼野充義のようなタレントはいないのか?
地味過ぎる。
もっとメディアに露出しる!
27吾輩は名無しである:03/08/25 23:51
そういや池内紀も地味だなあ。。。
28吾輩は名無しである:03/08/25 23:53
池内紀はよく温泉に入っている。
29あぼーん:あぼーん
あぼーん
30吾輩は名無しである:03/08/26 00:21
『ジャクリーヌと日本人』っていう戦前の小説はどうなんでしょうか?
「アパートを借りてきたのはなんと日本人!!」っていう惹句が。。。

そんな目で見られていたの?今も?
31キッド ◆kQOyJA.DgI :03/08/26 00:22
エンツェンスベルガー
32吾輩は名無しである:03/08/26 00:35
日本の文庫の形って、ドイツの文庫から真似たってホント?
それに詳しい人、教えてくださいまし。
33吾輩は名無しである:03/08/26 00:47
>>32
そうだよ。岩波文庫の裏に書いてあるから。
本文庫はドイツのレクラム文庫をぱくりましたって素直に書いてある。
その大きさが業界の基準になったみたい。
日本人にもちやすいし。
34吾輩は名無しである:03/08/26 01:00
>>26
>ドイツ文学者には鹿島茂や沼野充義のようなタレントはいないのか?

だいぶ昔だけど、鈴木武樹というジャン・パウルの全訳を試みた人が、
よくテレビに出ていたらしい。
巨泉のクイズダービー(これももう古いけど)の篠沢教授の、
前に鈴木教授というのがいたんだって。

ジャン・パウルの個人全訳を試みると、早死にするらしい。
35吾輩は名無しである:03/08/26 13:10

ドイツ研究掲示板

http://jbbs.shitaraba.com/study/3360/

初学者によるおしゃべりではなく、研究者およびその予備軍による
ドイツ関係の学問的ディスカッションの場です。
出来たてなので、発言数はまだ少ないですが、閲覧者数はとても多いので、
書き込みに対する反応はいいと思います。
36吾輩は名無しである:03/08/26 13:28
>35
>発言数はまだ少ないですが
>書き込みに対する反応はいいと思います。

どっちだ
37吾輩は名無しである:03/08/26 18:45
>>26
テレビタレントは荒俣宏だけでいいよ。
幻想文学系なら、ちと古いが
フランスのしぶさわ、ドイツのたねむら、イギリスのゆら
じゃん。
ドイツは前川道介もいるが。
38吾輩は名無しである:03/08/26 20:19
平井 正氏もよく雑誌に寄稿していたけど、古めの人か。
1920年代の文化黄金期の紹介でいろいろと勉強させてもらったけど。
39吾輩は名無しである:03/08/27 18:51
ランスマイヤの『最後の世界』が面白そうなんだけど、読んだ人いるかい?
『読書のすすめ』(岩波文庫・別冊)で紹介されていて、興味を持ったんだけど。
40吾輩は名無しである:03/08/30 09:10

西尾幹二がいるじゃないですか。

41吾輩は名無しである:03/08/30 09:10

西尾幹二がいるじゃないですか。

4226:03/08/30 10:08
俺のいうタレントというのはもちろん単にテレビに出ろという事
じゃないんだけど・・・。
ドイツ文学者もアカデミズムの世界に閉じこもっていないで
批評や評論の分野に才能のある人が出てきて積極的に発言していけば
先細りがちな日本のドイツ文学の世界が間接的に活性化する機縁に
なるのでは、とふと思ったのさ。

西尾幹ニは政治的なことしか言ってくれない・・・
ただ「わたしの昭和史:少年篇」(新潮選書)は意外によかったよ。
ドイツ文学とはあんまりつながらないけど。
43吾輩は名無しである:03/08/30 10:13
小沢征爾の次兄がドイツ文学者じゃなかったっけ
44吾輩は名無しである:03/09/01 00:49
>42

あなたのいうのは、クイズ番組に出てる人という意味ですね。
それは少ないでしょう。
45吾輩は名無しである:03/09/17 11:54
やはりドイツ文学は駄目だな
46吾輩は名無しである:03/09/17 12:30
カフカとヘルダーリン以外パッとしないよね。
47吾輩は名無しである:03/09/17 12:54
昔、岩波から出てたユンガーの『大理石の断崖の上で』を文庫化してほしいー。
48W大二文一回生:03/09/17 13:21
↑ほんとだね。ユンガーの鋼鉄のなんたら、俺は日本語で手に入らないので
密林で英語訳を購入したよ。
49吾輩は名無しである:03/09/17 15:24
50吾輩は名無しである:03/09/17 17:31
>>26,42
いいたいことはわかった。
たしかにそうだね。
池内紀以降の若手ってどうなんだろうね。
51吾輩は名無しである:03/09/18 21:50
横レスだが、
最近古井由吉氏のドイツ文学への関わり方はどう?
どこかで何か見かけた人は情報キボンヌ
52吾輩は名無しである:03/09/18 22:01
>>51
ムージルを訳してるよね。
『ムージル 観念のエロス』
という著書もある。
53吾輩は名無しである:03/09/18 22:09
>>52
おおっ、即レスか?!
すごいなぁ…、たまげた。
いや、ありがとう。助かった、礼をいう。
54吾輩は名無しである:03/09/18 22:44
オナニー気違いクライスト万歳!!!
55林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/18 23:39
パウル・ツェランは入るのかな?
ドイツ語はぜんぜん読めませんが、図書館で大方の翻訳は読みました。
やっぱり原語で読みたい気持ちもあるのですが、合成語が多く苦労しそうです。
5652 ◆CRaxoB3keg :03/09/19 01:14
>>55
ツェラン読んでるの?
どういうところがいいか
感想をききたいな。
57吾輩は名無しである:03/09/19 13:43
ブロッホに興味のある人へ

東京の早稲田通りにある安藤書店で
『夢遊の人々』が1500円でありました。
(本日昼現在)
58吾輩は名無しである:03/09/19 16:46
>>39に愛の手を。
59林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/19 19:40
>>56
ええと、翻訳を読んだ限りのことなんで全くえらそうな事はいえないのですが、
言語感覚と、毒があるところがいいと思っています。人間の業を見透かすような不気味さというか。

でもやっぱドイツ語で読めなきゃダメですヨねえ・・・・・・
60 ◆CRaxoB3keg :03/09/20 10:06
>>59
もちろん原語で読めればベストだろうけど(特に詩は)
専門に研究したりするのでなく
自分の栄養素として摂取していくスタンスならば
まずは翻訳を読んでいくことでいいんじゃないかな。
その上で興味がもてたら翻訳と原文を照らし合わせて読めればベター。

>>39
ソーリー。ランスマイヤ『最後の世界』は知らなくて。
逆に是非いろいろと教えてほしいな。
61吾輩は名無しである:03/09/20 11:09
川村二郎さんは保田文庫の解説の中で『アメリカの植民地みたいなこの日本で
この50年独文をやってきたことにいささかの後悔もない』って書いていた。
彼の翻訳だけでなく文芸評論も読んでみたくなったよ。
62吾輩は名無しである:03/09/21 09:23
川村二郎がそこまでいえるほどの人物か?
ただの学校教師の域を出てないじゃないか。

63吾輩は名無しである:03/09/21 14:23
『文学部をめぐる病―教養主義・ナチス・旧制高校』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4879842168/
これ読んだ人おる?
64吾輩は名無しである:03/09/21 16:39
脳から直接コンピューター操作が可能に?
http://www16.brinkster.com/aliceandwebern/a.htm

★★YOSHIKI様のピアニストを撃て!!★★
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=perform&vi=1046163268&rm=100

,
65吾輩は名無しである:03/09/22 21:41
本の友社から今年「シュニッツラー短編全集」(全5巻)が出てるけど
分売不可だしどこの図書館にもおいてない。
66吾輩は名無しである:03/09/23 09:03
どうせ自費出版
67吾輩は名無しである:03/09/23 12:19
>>65
シュニッツラーの『短編全集』は復刊ものだろうなあ。
『夢小説』(岩波文庫)はトム・クルーズの映画より面白いね。
68吾輩は名無しである:03/09/23 18:04
え〜っと、それは文春文庫の『夢奇譚』と同じですかね。
69吾輩は名無しである:03/09/23 22:55
横レスだけど、『夢小説』『夢奇譚』はいっしょ。
70吾輩は名無しである:03/09/25 10:24


いまごろシュニッツラーなんて読むのは、独文学者だけだから、
そもそも翻訳書なんていらない。

71吾輩は名無しである:03/09/27 09:54
>>69
ついでに、ハヤカワ文庫の『夢がたり』も同じだね(他の短篇も併収)。
映画でもないとシュニッツラーの作品が3つの文庫から出ることはありえない。
72吾輩は名無しである:03/09/29 22:36
せっかくなのでシュニッツラーについて補足レス。
本業は医者。日本では、同じく医者だった森鴎外が熱心に翻訳・紹介した。
シュニッツラー(1862-1931)とフロイト(1856-1939)は同時代人で、同時期
にウィーンに住んでたこともあったらしい。あまり直接的な親交はなかった
ようだけど、フロイトはシュニッツラーを読んでいて、シュニッツラーもフロイト
を読んでいたとのこと。シュニッツラー「夢小説(Traumnovelle)」の数年あとに
フロイト「夢判断(Die Traumdeutung)」が出ているのは偶然か。

ちなみに『シュニッツラー選集』実業の日本社(昭和26)は田村書店で39,000円也。
とてもとても‥‥
73吾輩は名無しである:03/09/29 22:53
岩波の「ドイツ文学案内」読んで、今年の秋はドイツ文学に挑戦しようかと考えていますが何か?
取り合えずゲーテ ホフマン ヘルダーリン借りてきた。少しずつ読みますよ
74吾輩は名無しである:03/09/30 02:10
ツヴァイクの『ジョゼフ・フーシェ』を読んだけど、この人なんで南米で自殺し
ちゃったのかなあ・・・。
独日が優勢になったというニュースを聞いて非常にショックを受けたらしいけど、
『ジョゼフ・フーシェ』のナポレオンとヒトラーを重ね合わせて、その内ヒトラー
も戦勝に次ぐ戦勝で現実が見えなくなり、誇大妄想に取り付かれて自滅していくと
予想できなくはなかったと思うんだけど。
『昨日の世界』が終ってしまったことに対しての絶望だったんでしょうか。
75吾輩は名無しである:03/09/30 10:45
医師として性的妄執の病理を描こうとしたのがあの小説の
意図なんだよね<シュニッツラー

世紀末ウィーンには公娼、私娼合わせて4万人もいたとか。
精神的な病より体の方の病の巣窟として問題だったらしい。
76吾輩は名無しである:03/09/30 17:58
「魔の山」新潮文庫で読んでるんですが・・・。
予想以上に面白いですね。
77吾輩は名無しである:03/09/30 18:04
セテムブリーニさんだっけ?
あの洗練された物言いに憧れた
78吾輩は名無しである:03/09/30 20:40
ハンス・ヘニー・ヤーンの「鉛の夜」が面白かったんだが
「岸辺なき流れ」の翻訳の話はどうなったんだろう?
79 ◆CRaxoB3keg :03/09/30 23:14
>>78
『木造船』現代思潮社 (岸辺なき流れ; 第1部) だけじゃないかな。
ぜひ完訳してもらいたい。

『鉛の夜』はたしかに面白くてはまった。
『十三の無気味な物語』もいいね。
80吾輩は名無しである:03/10/01 13:33
>46
ゲーテやシラーがいるじゃないの!
81吾輩は名無しである:03/10/01 14:55
>>53
横レスかつ遅レスだが『ムージル・観念のエロス』は講演集。
ときどき脱線しての話題が面白かった。
訳業(移し替えの作業)のうちで培われるドイツ語でも日本語でもない思想、
みたいなことにふれてのくだりは特に興味深かった。
87年の岩波文庫は68年の筑摩書房のものの改訳だというから
もし彼のファンなら図書館から借りるなりして読み比べても面白いかもしれない。

『半日寂寞』にはアーダルベルト・シュティフター「電気石」にふれての小文がある。
82吾輩は名無しである:03/10/01 22:36
花の臭いをかぐだけの者には花の美しさがわからない
知識を摘むだけの人にもやはり花はわからない
              『シュペーリオン』


・・俺はにはヘルダーリンがわからないのだが、それは俺が俗物だからか?
83吾輩は名無しである:03/10/01 22:43
池内紀最高!
84内紀:03/10/01 22:43
ダンケ!
85ティムポ55:03/10/03 00:26
アンネの日記の完全版というのがあって
そこには消防の頃に読んだのとは大違いのエロスが展開されていると聞き買って来たが
どこなのかさっぱりわかりません。

おい、お前ら
屁理屈ばっかり言ってないで、エロスの場所を教えてください。
おながいします。

86吾輩は名無しである:03/10/03 09:23
今、グラスの「ブリキの太鼓」第一部が我が家から発掘されました。
過去にこの小説を読んだんだけど30ページで挫折した苦い思いであり。
これ読んだ人居る?
もしお勧めだったら俺のケツたたいて欲しいんだけど。
87吾輩は名無しである:03/10/03 09:50
>>86
読み。グラスならまず第一に読むべき…べきじゃなくても読んで
面白いと思う。あまりとっつきやすいとは言えないけども、読み進むとはまる。
ケツ、叩くと…手が痛いし…鞭でいい?、ピシッ、ピシッ、ゴー、ゴー!
8886:03/10/03 11:39
>>87
ありがとう。いい叩きっぷりでした。
ケツに出来たみみず腫れがなくなる頃には「ブリキの太鼓」を
読了してると思います。(できるかな?)
89吾輩は名無しである:03/10/03 11:45
クライストスレッドはどこ行った?
あんなのはどこの国にも似た作家がいないぜ??
90ティムポ55:03/10/03 19:48
がっかりだな。。。
偉そうに語っているから知ってると思ったのに。。。
聞くだけ野暮だな。

結局、おまいらはナチだな。。。

91吾輩は名無しである:03/10/04 23:43
他力本願
92ティムポ55:03/10/05 00:32
>>91
ドケチ

おまいもナチだな。。。
93吾輩は名無しである:03/10/05 22:10
今日「アウステルリッツ」買ってきた。読んでみる。
94吾輩は名無しである:03/10/12 17:23
クヴェレ会ってどういう集まりなんですか?
会報に池内紀の名前も見えるんですが
95吾輩は名無しである:03/10/12 19:11
>>94
「クヴェレ会」は阪神間のドイツ文学者(大学の先生が中心)の集まりで、
「Quelle」なる会報(研究誌)を出しています。

ちなみにクヴェレは「泉」の意味ですが、
一次違いのQualle「クヴァレ」は「クラゲ」のことです。
96吾輩は名無しである:03/10/12 20:41
おお!即レスありがとうございます

クヴェレ会十周年の会報を手に入れたのですが
それが1966年発行だったので、結構ながく活動してるんだなと
97吾輩は名無しである:03/10/15 04:09

ギュンター・グラスは文学というより、外交文書ですな。

98吾輩は名無しである:03/10/15 10:30
言い切るねえ
99吾輩は名無しである:03/10/21 13:06
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1066708957/l50

よろしくお願いします。
100吾輩は名無しである:03/10/21 13:41
『昨日の世界』が終ってしまったことに対しての絶望だったんでしょうか。
101吾輩は名無しである:03/10/21 13:43

>>74
たぶんツヴァイクの自死のコアにあるのは、やはりこれでしょう。
102吾輩は名無しである:03/10/21 19:26
シュニッツラーの回想録と『昨日の世界』を比べて読むと
ツヴァイクが思いっきり初々しくて泣ける。
ちゃんとした家の女の子と不純異性交友ができないよー
でも売春婦怖いよー、とツヴァイク坊ちゃんが嘆いている傍らで
シュニッツラーおじさまは悠然と素人女を食い散らかしていた。
103吾輩は名無しである:03/10/26 10:39
>102
そうなんだ。シュニッツラーって結構プレイボーイだったのか。
あれだけ女性心理を描写できるのも下地があったんだね。
104吾輩は名無しである:03/11/16 23:05
『理想の図書館』(パピルス)のドイツ語文学50選によると
ウェルギリウスの死、特性のない男がベスト10に入ってる。>>3

あとはビューヒナー、ゲーテ、カフカ、クライスト、トーマス・マン、
リルケ、ニーチェ、ヨーゼフ・ロートがあった。

50選の中ではほかに
>>102で挙がってるシュニッツラー、ツヴァイクもあるし
>>34で名前の出たジャン・パウルも勿論あった。

>>37で言及された前川道介の訳はいろいろあるけれど
私見ではデュレンマットは日本でももっと評価されていいと思う。
コリン・ウィルソンも彼を高く評価していたはず。

>>73にあったホフマン、ヘルダーリンは
「牡猫ムル」と「ヒュペーリオン」が挙がってるのは順当。

ハンス・ヘニー・ヤーンの名前はなかったのは残念。
ほかにマイリンク、ボナヴェントゥーラも見当たらなかった。
個人的には外したくないところ。

カネッティ『眩暈』、クービン『裏面』があったのはうれしい。
105吾輩は名無しである:03/11/16 23:39
岡部仁先生追悼AGE
106吾輩は名無しである:03/11/18 08:53
アルフレート・クービン Alfred Kubin の
『裏面(対極)Die Andere Seite』 は面白かった!
挿絵画家でもあり、無名だったパウル・クレーを発見したり
ホフマン、ポオ、ドストエフスキーの本の挿絵も描いてた奇才!
107吾輩は名無しである:03/11/20 22:03
マイリンク、ボナヴェントゥーラ、クービンと共に
個人的に名前を挙げておきたいのがパニッツァ。
種村氏の訳で主な作品が読めるんだけど絶版かな?
ちょっと好みが偏っててソーリー。
108吾輩は名無しである:03/11/25 01:12
>>105
岡部仁さんはベンヤミンとかショーレム訳してたよね。
109吾輩は名無しである:03/12/04 18:24
どっこいしょ
110吾輩は名無しである:03/12/05 09:57
ヘッセ
俺中学のときにちょこっと読んだから内容いまいち覚えてなくて
でもまあ、たいしたことないと思ってバカにしてたんだが、
最近なんとなく書店でヘッセの「車輪の下」以外のものもさっと斜め読みしてみた。

すごいじゃん!ヘッセって!

読まず嫌いは駄目駄目だとつくずくおもた。
111吾輩は名無しである:03/12/05 18:50
ああ、そうか。ドイツ文学って何かあるの?
と思ってたがヘッセとかゲーテとかいたんだよな
いや、ちゃんと厨房のとき読んだのだがドイツとかゆうような
意識じゃなかったな「世界の名作」とゆうカテゴリーだった。
112吾輩は名無しである:03/12/07 19:03
今日の朝日の書評で種村さんがヴァルザーの本について書いていた。
カフカやベンヤミンやブランショなど一部に評価されていたらしい。
113吾輩は名無しである:03/12/07 22:52
ローベルト・ヴァルザーRobert Walserについてちょいググったところ

「ローベルト・ヴァルザーは散文によるパウル・クレーだ。
クレー同様に繊細で神経質だ、彼はまた心やさしいベケットだ、
さらにはカフカとクライストの間のミッシング・リンクだ。」
(スーザン・ソンタグ)

という評があり面白そうな予感。
114吾輩は名無しである:03/12/08 01:12
ベンヤメンタ学院の原作者としてしか知らない。
115吾輩は名無しである:03/12/08 16:53
ドイツ文学って一般レベルでは19世紀終盤がどっさり抜けてるね。
ロシアではトルストイやドスト氏、フランスではゾラやモーパッサン
英語圏ならハーディーやジェイムス、少し古いけどディケンズ等々。
ざっと年表みたところドイツ人ではニーチェ位しか見当たらない(w
ヴァルザーはつまり、年代的にその辺を埋める作家ってこと?

と思って調べたら20世紀の人か。「店員」とかの作品がある人?
116吾輩は名無しである:03/12/08 18:36
ビーダーマイヤー期がまったく惨憺たる有様だからね
学問は圧勝だったけど。
117吾輩は名無しである:03/12/09 00:13
ドイツ語圏ということで、
パトリック・ジュースキント『香水』の話題もここでいいですか?
118 :03/12/10 22:35
あ、懐かしい。「香水」
あの本読んでいた時に、自分の鼻がなんだかとても
敏感になっていた。
119 :03/12/10 22:35
「朗読者」読みましたか?
120吾輩は名無しである:03/12/10 22:54
>117,118、119
「朗読者」「香水」単行本で読みましたよ
どっちも悪くはなかったけれど、
もうひとつグッとくるものが欲しかった気がする。

>115,116
19世紀後半のドイツ文学って確かに弱いね
パニッツァとシュニッツラーぐらい?
121 :03/12/10 23:08
>朗読者
あの男は何と言っても優柔不断野郎です。
しかし、前半はとても好きでした。
122吾輩は名無しである:03/12/11 18:18
19世紀後半のドイツ文学の
パニッツァとシュニッツラーに
シェーアバルトも追加しておくれ〜
123吾輩は名無しである:03/12/13 14:30
>120、122
あとはビューヒナー
124吾輩は名無しである:03/12/14 00:14
はうぷとまん
125吾輩は名無しである:03/12/14 11:03
>>112-3
ヴァルザーの小品集は以前筑摩から出てるのは読んだ。
今度みすずから出るのはその再販になるのかな?
いかにも筑摩ラインの作家なんだけどなー。

>>122
パニッツァとシェーアバルトは種村氏が訳してるね。
どっちも氏が好みそうな奇才!
ちくま文庫に入らないかなぁ・・・
126吾輩は名無しである:03/12/14 12:57
おれは以前フォンターネという作家の作品を読んだけど
ベルリンの下町が生き生きと描かれていました。この人は
時期的に19C後半だったと思う。
127吾輩は名無しである:03/12/14 23:59
C.F.マイヤーがぜんぜん話題になりませんね・・・。
128吾輩は名無しである:03/12/15 00:06
>127
『ペスカラの誘惑』でしたっけ?
129吾輩は名無しである:03/12/17 17:38
新潮社はヘッセ全集もトーマス・マン全集も、
ずっとお蔵入りにしているのだが、昨今の不景気、活字離れを考えると、
半永久的にお蔵入りなのかもしれない。
130吾輩は名無しである:03/12/19 00:47
ツヴァイクの最後の著作「未来の国ブラジル」を入手。
ただし、訳者が翻訳家でも文学者でもなく、商社マン。
どうりで、日本語が下手。大学のドイツ語の授業で、
学生にテキストを和訳させたような感じ。
残念だが、しかし、亡命先でのツヴァイクの心境を推し量るには
ちょうどいい記録である。
131吾輩は名無しである:03/12/21 20:43
>120
ラーベやシュティフター、ケラーやフォンターネ、シュトルムあたりが
挙げられるけど。
ヘッベルやアルノ・ホルツなんかはまだ日本にまともに紹介されていな
いよな。
132吾輩は名無しである:03/12/21 22:57
砂糖亜紀スレの引用の引用

 ぎりぎり二十世紀に入ると、多少、好ましい作家・作品が出て来ます。
アポリネールの『一万一千本の鞭』。ヨーゼフ・ロートの『ラデツキー行進曲』
と『聖なる酔っ払いの伝説』。ロベルト・ムージルの『特性のない男』。
ブレヒトの『ガリレイの生涯』(ただしベルリン版)。G.K.チェスタトン
『ノッティングヒルのナポレオン』。イヴリン・ウォーの作品の幾つか。
イリヤ・エレンブルクの『トラストD.E.』。トマス・ベルンハルトの
『ヴィトゲンシュタインの甥』。

佐藤氏はロートやムージル読んでるんだね。
133吾輩は名無しである:03/12/21 23:30
ロートの「聖なる酔っ払いの伝説」は映画を見たことがあります。
本も読んだけど。
134吾輩は名無しである:03/12/22 01:06
みすず書房からでた、ヴァルザーの小品集は買うべきですか?
135吾輩は名無しである:03/12/22 01:08
>134
あなたがまだ無職だったら、その前に出た『ヴェイユの言葉』で
カツを入れるべきです。
136吾輩は名無しである:03/12/27 17:37
>>125
「トゥーンのクライスト」を除いた『ヴァルザーの小さな世界』の全作品が、
『ヴァルザーの詩と小品』には、「改訳」の上、収められています。
加えて詩*42、小品*9てな感じ。
これで、表紙が『小さな世界』と同じだったら最強なのに。

と、こんな感じです >>134
137吾輩は名無しである:03/12/28 00:57
>136
作風はどんな感じですか? 誰のどの作品に近い、とか。
138吾輩は名無しである:03/12/28 05:25
>>137
カフカ登場時には、ヴァルザーの真似っ子と受け取られた。
また、カフカの「天井桟敷で」はヴァルザーの「喝采」を下敷きに
成ったもの。

う〜ん。カフカを引き合いに出してしか説明できない、
自身の力のなさにガックシ
139125:03/12/28 17:28
>>136
ありがとう。新版で再読してみるかな。
>>138
いやいや、ヴァルザーについては説明が難しいよ。
読んだのがかなり昔なので記憶が曖昧だけど
ほとんどが1〜2ばかりの風変わりの小品で
チャペックをクライスト寄りにした感じだった、かな?

同じ姓でマルティン・ヴァルザーって人がいて
『カフカ?』という本を書いてるのは余談。
140125:03/12/28 17:30
追加訂正「1〜2頁ばかり」
141吾輩は名無しである:03/12/29 00:33
超短編専門の作家といえば、アルテンベルク。
でもアルテンベルクの作品はほとんど邦訳されていないんだよね・・・
ベルクが彼の詩に作曲したというエピソードばかりが有名だが。

ところで本の友社から復刊されたシュニッツラー短編全集、
みなさん買いましたか? 感じや仮名遣いなどは昔のままなんですか?
142吾輩は名無しである:03/12/29 00:33
感じ→漢字
143吾輩は名無しである:03/12/29 00:39
>>141
あれ買った人はさすがにいないでしょ
144吾輩は名無しである:03/12/29 00:51
>143
あれ、ほしい・・・
145吾輩は名無しである:03/12/30 01:11
>>141
推測だけど昔の版をそのままで印刷してんじゃないのかなぁ。
>>144
で、あれかなり高いでしょ? しかも分売不可だし。
図書館にもおいてないんだよね。ちょっと探したことあるけど。
146吾輩は名無しである:03/12/30 23:47
>145
名古屋市立図書館にあるそうです
147吾輩は名無しである:04/01/03 13:01
フランス文学の白水社みたいに、ドイツ文学に強い出版社ってありますか?
148吾輩は名無しである:04/01/04 18:16
ヘッセは読んでおかないといけない気がして、実吉訳のデーミアンを買ってみた。
が、ひらがな多用の文体に拒絶反応が出てしまい読み進める事が苦痛。

そこで無難に高橋訳のものを買いなおそうと思っているのですがどんな感じですか?
デーミアンでもっとおすすめの訳者などいたら教えて頂けると有難いです。
149吾輩は名無しである:04/01/04 18:27
>>146
名古屋かぁ・・・

>>147
同学社はドイツ系だね。
ズュースキント、ハントケ、クリストフ・ハインのほか
マルティン・ヴァルザー(ローベルトじゃなく)なんか。
150吾輩は名無しである:04/01/04 21:11
「ラストワールド」のクリストフ・ランスマイアーはどういった評価なのでしょうか?
151吾輩は名無しである:04/01/04 23:48
>148
高橋健二でいいのでは。
152吾輩は名無しである:04/01/05 00:07
青土社は?
153吾輩は名無しである:04/01/05 13:34
ケラーの人気のなさの原因は何だろう。
154吾輩は名無しである:04/01/05 23:52
破綻がない。
155吾輩は名無しである:04/01/09 00:59
ペーター・ハントケってどうなのかな?
同学社が何冊か出してるけど。
「左ききの女」
「空爆下のユーゴスラビアで−涙の下から問いかける−」
「幸せではないが、もういい」
156吾輩は名無しである:04/01/09 01:18
新訳のノヴァーリス全集と、旧訳のそれとは
どう違うんですか? 収録作品数が違うのか、訳者が違うのか?
157吾輩は名無しである:04/01/14 02:11
現在刊行中のシュトルム全集、興味はあるんだけど、
1冊8000円なのでなかなか買う気がしない。
「みずうみ」って、筋はものすごくベタで(昼のテレビドラマみたい)、
イチゴとりの描写なんて赤面してしまうけど、
なんでこれがいちばん有名なのか、理解に苦しむ。
158吾輩は名無しである:04/01/22 13:09
さすがに今の時代にシュトルムは・・・
ノヴァーリスはもう少し文庫化してほしい。
159吾輩は名無しである:04/01/22 15:35
ノヴァーリス全集、持ってます
160吾輩は名無しである:04/01/22 18:09
>>159
『青い花』しか読んだことないけど、他にいいのある?
161吾輩は名無しである:04/01/22 19:28
>160
まとまった散文作品としては『夜の讃歌』『ザイスの弟子』がある。
『夜の讃歌』は岩波文庫から出ていた(品切れ)。
その他、数は少ないが、詩がすばらしい。
162吾輩は名無しである:04/01/24 14:50
ベルリンが舞台のドイツ文学ってどんなのがありますか?
163吾輩は名無しである:04/01/24 16:03
>>162
少し古いけど、
アルフレート・デブリーンの「ベルリン・アレクサンダー広場」。
日本ではあまり知られていなが、
ドイツではマンやカフカに並んで、
国語の授業でもよく取り上げれる20世紀の古典。
ファスビンダーの映画の原作でも知られる。

大きな図書館に行けば、早崎守俊の翻訳本がまだある可能性があるよ。
164吾輩は名無しである:04/01/24 18:16
>>163
ありがとうございます
探してみます。
他にもありましたら教えてください
165吾輩は名無しである:04/01/24 18:21
ウィーンが舞台の作品ならたくさんあるんだけどね
166吾輩は名無しである:04/01/24 18:48
ドイツ文学の全体像がわかる良い文学史や概説書ってありませんか?
いまだにドイツに疎くて・・・・・ヘッセとかマンとかしか知らんのです。
167吾輩は名無しである:04/01/24 23:20
あ き ら め ろ
168吾輩は名無しである:04/01/24 23:24
>166
岩波文庫の「ドイツ文学案内」を読め。
169☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/24 23:27
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!

物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、

そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓

http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/

僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)

孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、

☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
170吾輩は名無しである:04/01/24 23:29
>>161
夜と夢の人ノヴァーリスは素晴らしいね。
(159さんは全集を持っているのかぁ)
>>163 グッジョブ!
デーブリーンの名前は知っていたけど
読んだ事がなかったので参考になる。
171吾輩は名無しである:04/01/25 00:40
>170
新訳のノヴァーリス全集全3巻(各4500円)は現在でも入手できる。
活字もきれいだし、おすすめ。
172吾輩は名無しである:04/01/25 10:23
ノヴァーリスとネルヴァルは共通点アリですか?
173吾輩は名無しである:04/01/25 11:36
どうかな
174吾輩は名無しである:04/01/25 19:02
>>171
ノヴァーリスの全集も沖積舎から出てるんだね。
訳はどうでした?例えば、岩波の青い花と比べてみて。
沖積舎は、クライスト全集がイマイチだったからなぁ。。。
勿論、訳者の問題なんだろうけど。
175吾輩は名無しである:04/01/25 20:53
ノヴァーリス全集(沖積舎)の翻訳のできは問題ないと思う。
個人的には不満なし。
そんなことより、高価なクライスト全集を買ったあなたの勇気が凄い。
ノヴァーリスとクライストとではぜんぜん作風が違うから、
クライストの作風があなたに合わないのかもね。翻訳の問題だけではなくて。
176吾輩は名無しである:04/01/25 21:31
クライスト全集あるのか。。。
ちと見てみよっと
177吾輩は名無しである:04/01/26 14:03
ドイツ文学ってなんか、なにげに地味ですね。
なんかおもしろいのないですか。こいつはまだ未発掘だっていう
面白い作家ないですか。
178吾輩は名無しである:04/01/26 22:32
現在のドイツ文学って
邦訳されるのは童話かファンタジーが主な気がするな。
179吾輩は名無しである:04/01/27 00:23
ツヴァイク『マリー・アントワネット』の「寝所の秘密」という章に、
ルイ16世のペニスを医師が診察した時の診断記録がスペイン語で
書かれていますが、岩波文庫版でもみすず書房版でも和訳されていません。
この部分を和訳した本はありますか?
180125:04/01/27 22:39
>>177
日本ではあまりメジャーじゃないけど
埋もれてる面白い作家はあるよ。
どういうタイプが好みで?
181吾輩は名無しである:04/01/28 01:27
『インストール』をドイツ語に訳す→りさと仲良くなれる。
182吾輩は名無しである:04/01/28 01:41
ノヴァーリス読んでる人は奥泉光も読んでるの?
183吾輩は名無しである:04/01/28 01:45
>>182
いい質問だ。どっちも読んでない。
これから読もうと思っている。
184吾輩は名無しである:04/01/28 20:44
>>180
近現代の作家で、現実主義的で鋭い視点を持った人が好きです。
イギリスでいったらコンラッドみたいな。
185吾輩は名無しである:04/01/28 23:13
>>182
どっちも読んでるよ。
奥泉の小説は、数年経ったら内容をすっかり忘れてしまったけど、
ノヴァーリスのイメージはいつまでも残っている。
186吾輩は名無しである:04/02/01 16:04
>>162
浅井晶子翻訳「太陽通り」 ごめん、作者忘れた。
アマゾンでチェックしてくれい。
187吾輩は名無しである:04/02/08 19:50
>>184
>コンラッドみたいな現実主義的で鋭い視点を持った人
か、うーん、ちょっとそういう傾向だと難しいかも。
『龍の血を浴びて』のクリストフ・ハインとか
『引き裂かれた空』のクリスタ・ヴォルフなどか・・・。
デモーニッシュな面白い作家ならたくさんいるけどね。
188吾輩は名無しである:04/02/10 01:03
ドイツの作家は確かに「デモーニッシュ」な作家多いよなぁ。
ヘルダーリン、ニーチェ、クライスト、トラークルなどなど
自殺者とか発狂者って他の国に比べて確率が高いような気がする。
189吾輩は名無しである:04/02/10 01:33
狂ってないとナチみたいなことできないってw
だから日本の作家も割と自殺多いんだよ
190吾輩は名無しである:04/02/10 01:56
ドイツって国は音楽聴いててもそうだけれど、
なんだか人を信用していないと言うか、冷酷な
感じがする。その分えらく頭がキれる。
別にドイツが嫌いなわけじゃなくって、好きなんだけれど。
191あぼーん:あぼーん
あぼーん
192吾輩は名無しである:04/02/10 09:14
>188
意図的にデモーニッシュな作家だけ取り上げたって説得力ないよ。
193 :04/02/10 12:52
自殺者とか発狂者以外でもドイツロマン派をはじめ
「デモーニッシュ」な傾向をもつ作家はやはり多いよ。
で、そこにドイツ文学の大きな魅力があるわけでね。
194吾輩は名無しである:04/02/10 16:01
メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサのどこがデモーニッシュなんだ。
195188:04/02/10 17:14
>メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサ
このへんの作家はちょっと甘すぎて俺の舌には合わないな。
196あぼーん:あぼーん
あぼーん
197吾輩は名無しである:04/02/11 00:20
>このへんの作家はちょっと甘すぎて俺の舌には合わないな。

結局、自分の好みの「デモーニッシュ」な作家だけを選んでいただけじゃん
198吾輩は名無しである:04/02/11 00:39
ドイツ・ロマン派といえばやはりホフマンとクライストでは?
199吾輩は名無しである:04/02/11 18:11
ごく普通の本好きなドイツ人が読んでいる、最近のドイツ小説で、
日本語訳されているおすすめ本はありますか?
現代のドイツが舞台の小説を読みたいのです。
200あぼーん:あぼーん
あぼーん
201吾輩は名無しである:04/02/11 18:17
>>199
朗読者
202吾輩は名無しである:04/02/11 18:23
>>199
ミステリーでも良かったら
「記憶を埋める女」パメラ・ハメスファール著 学研
面白かった。ドイツでは有名らしいですよ。
203吾輩は名無しである:04/02/11 18:25
そういえば
ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」って
ブックオフで凄いあまってるけどおもしろいの?
なんかドイツ文学の最高峰って書いてあったけど。ポップに。

ちなみにハインリヒ・ベルはつまんなかった。
204吾輩は名無しである:04/02/11 21:32
トーマス・ベルンハルトの『消去』が遂に出た!
ありがとう、みすず書房。
さっそく買ってきたよ。
205吾輩は名無しである:04/02/11 23:20
えーと、デモーニシュなドイツ作家に非常に興味があります。
近代の、出来れば19世紀末以降でデモーニシュな散文家がいたら
紹介してくれませんか? 堅物・感傷的・の先入観しかないので
デモーニシュに非常に興味があります
206あぼーん:あぼーん
あぼーん
207吾輩は名無しである:04/02/12 01:13
>205
トラークル
208199:04/02/12 09:51
>201,202
ありがとうございます。
「朗読者」は読みました。あれはあれでよい小説でしたが、
今はナチもメルヘンも東西問題もからまない普通のドイツ小説を探しています。
変な例えですが、「海辺のカフカ」や「蹴りたい背中」のように読めるもの。
そこには武士も芸者も相撲も出てこないという意味です。
「記憶を埋める女」、探して読んでみます。
209吾輩は名無しである:04/02/12 19:11
失礼ですがトラークルは既出です。
もっと、私の言った19世紀末以降の散文方面での
デモーニシュな作家を羅列してください。
210吾輩は名無しである:04/02/12 20:10
阿呆物語はどう?
211吾輩は名無しである:04/02/12 21:57
からかっているんですか?
グリンメルスハウゼンはかなり昔の作家だと記憶しておりますが。
私が言っているのは19世紀末以降です。
212 ◆yJ0qmb8yh. :04/02/12 22:16
>>205
パニッツァ、シュニッツラー、クービン、シェーアバルト、エーヴェルス、
ホフマンスタール、カフカ、ロート、ホレーニア、カザック・・・
213吾輩は名無しである:04/02/12 23:36
204さんも触れられていますが、トーマス・ベルンハルトも「デモーニシュ」
な作家であると思います。
新刊『消去』を読まれた方はいらっしゃいますか?
214吾輩は名無しである:04/02/12 23:38
おいところでbsでブリキの太鼓だよ
215吾輩は名無しである:04/02/13 00:01
>209
なんでそんなに偉そうなの(w
216吾輩は名無しである:04/02/13 00:55
そうそう、>>209 は、なぜ >>210 に「阿呆物語」と返されたか、
分かっていないようですね。
きっと自分のものの言い方が、人には偉そうに聞こえるとは、
思ってもいないのでしょう。

まあ >>209 も子供ではないようですから、よく考えれば分かることでしょう。
これ以上言いません。自分で気づいてください。
217吾輩は名無しである:04/02/13 13:56
引きこもりの文学ヲタだから、他人と会話をするということに
慣れていないんでしょうね(w
218吾輩は名無しである:04/02/13 18:34
と、ひきこもりが偉そうに語ってますw
219 ◆yJ0qmb8yh. :04/02/13 19:18
叙情的なものもあるにしても、デモーニッシュな作家はやはりドイツに多い。
ビュヒナー、クラウス、マンも含めてね。
多くのメルヒェンにしてもどこか魔的な色彩を帯びてる。
Das Damonischeという言葉自体がドイツ語なわけだから。、
フロイトやハイデガーなどの不気味なもの(Das Unheimliche)も参照。
人を落ち着かなくさせるもの、境界を壊し秩序を乱すもの、だな。
220吾輩は名無しである:04/02/13 22:25
ドイツ文学者ってキチガイが多いんですか?
なんかよく発狂してますよね。ツェラーンもキてるし。
221吾輩は名無しである:04/02/14 11:14
そりゃドイツに限らずでは。
文学者全般発狂しやすぃーんじゃね
222吾輩は名無しである:04/02/14 11:46
デモーニッシュなものもあるにしても、抒情的な作家はやはりドイツに多い。
ハイネ、アイヒェンドルフ、シュトルムも含めてね。
多くのメルヒェンにしてもどこか抒情的な色彩を帯びてる。
223吾輩は名無しである:04/02/14 12:36
ハイネ、シュトルムねえ・・・
224吾輩は名無しである:04/02/14 12:51
222もかなりデモーニッシュだな。
225吾輩は名無しである:04/02/14 16:39
ヘルダーリンやトラークルだって抒情的な面があるだろ
226吾輩は名無しである:04/02/14 20:10
ドイツの叙情うざいよ。叙情をドイツから抜いたら何が残るのかよ。
ドイツ叙情いらねえよ。ほんと。
227吾輩は名無しである:04/02/14 23:55
ドイツのデモーニッシュうざいよ。
デモーニッシュをドイツから抜いたら何が残るのかよ。
ドイツデモーニッシュいらねえよ。ほんと。
228吾輩は名無しである:04/02/15 00:42
此処はいつから発狂文学スレになったんだ。
229吾輩は名無しである:04/02/15 00:44
226も227もまったく意味不明だな。
230 ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:53
>>221んなーこたない。
>>222
もちろんリリカルでいい作家もいる(リルケとか)。
ただし。アイヒェンドルフは『大理石像』など
かなり幻想的でデモーニッシュなとこあるけどね。
で、>>222とか>>227のようなドッペルゲンガーDoppelganger(分身)は
すぐれてドイツ的なデモーニッシュDamonischeのテーマ。
231 ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:54
>>220ツェランは自殺したが、ゲルマン的ではなくユダヤ的。
で、話変わるけどダントツで自殺率が高いのはハンガリー。
ドイツと日本は確か自殺率は同じくらいだったはずで
記憶が曖昧だけど世界で4、5番目くらいだったかな。
もちろん国民性・民族性のほかに経済や政治も絡む。
キリスト教圏では自殺は重い罪悪とされているから、
カソリックの信仰が根をはってる国は意外と自殺は少ないんじゃないか。
232 ◆yJ0qmb8yh. :04/02/15 08:59
>>213
ベルンハルト『消去』出てたね。まだ買ってないけど。
233吾輩は名無しである:04/02/15 11:18
聞きたいんですけど、ゲオルゲ詩集が岩波ででるらしいんですが、
どんな感じなんですか。リルケと双璧、とは聞いてるんですけど。
234吾輩は名無しである:04/02/15 12:00
>233
手元にあるよ。彼は同性愛者だったためか、
男性同士の友情や愛情を歌った作品が多いですね。
それはともかく、がっちりとした造型と、透徹した抒情性とが
融合していて、筋骨隆々としたギリシャ彫刻のようです。
要するに、マッチョなんです。
235吾輩は名無しである:04/02/15 12:15
>230
ホフマンスタールが24歳頃までに書いた数々の詩篇や韻文劇だって
リリカルですばらしいじゃないですか。
こないだ『小世界劇場』を読んで、感動したよ。
236230:04/02/15 23:26
>235
そうだね。ホフマンスタールは味わい深く幅も広い作家だよなあ。
詩篇や韻文劇を結構読んでるの?

237235:04/02/16 09:12
>236
ええ、彼が17〜24歳頃に書いた作品に特にはまっています。
いちばん好きなのは『チチアンの死』。
238吾輩は名無しである:04/02/21 21:53
>237
きっとリルケも好きなのでは?
239237:04/02/21 23:52
>238
図星。ホフマンスタール、リルケと似たような傾向の人を教えてください。
240238:04/02/22 10:41
>239
なるほど。もしかしてヘッセも好きなのでは?
241239:04/02/22 12:09
ヘッセは嫌いではないけど・・・なんか違うんです。
詩というものに対する姿勢が、ヘッセと、ホフマンスタールやリルケとでは
かなり違うような気がしてならない。
小説家としてはトーマス・マンやケラーの方が上手いと思う。
242吾輩は名無しである:04/02/23 18:19
239さんは結構読んでるんでは?
主人公が芸術家タイプの小説が特に好みとか?
243吾輩は名無しである:04/02/23 20:12
市民VS芸術家
244239:04/02/24 00:59
いえ、ドイツ文学は最近よく読むようになりました。
まだまだこれから。
ヘッセがあまり好きではないような言い方をしたけど、ヘッセも好きです。
ただ、彼の真骨頂は、青春を謳う作品にあると思いますけどね。
そういう意味で、彼は凄いと思います。
主人公はどんな人でもいいです。文章さえ美しければ。
悩める芸術家だろうが、体育会系青年だろうが、死を前にした病人だろうが。
245吾輩は名無しである:04/02/25 01:30
クライスト「ロカルノの女乞食」、たった数ページの短編だけど、
怖くて読みごたえがあった。
246吾輩は名無しである:04/02/29 19:19
そうそうクライストも読みたいんだな。
お勧めの本ある?
カフカとヴァルザーは読んだ
247吾輩は名無しである:04/03/03 19:37
翻訳者で追っていくのはどう?池内紀とか。
248吾輩は名無しである:04/03/03 19:45
思弁的なドイツ文学って何がある? やっぱりムージルとか?
249吾輩は名無しである:04/03/03 23:28
>246
「クライスト全集」全3巻(沖積舎)。
小説、戯曲は勿論、詩、エッセー、メモまで徹底的に収録。
250吾輩は名無しである:04/03/03 23:34
クライストには散逸してしまった長編小説が一つあるんだよね。
彼は自信を持っていたというだけに、残念でならない。
251吾輩は名無しである:04/03/05 15:03
ホフマン、けっ幻想文学かよ、と思い、今まで食わず嫌いだったが……
俺が馬鹿だった。
すいません、実に面白かったです。
252吾輩は名無しである:04/03/05 15:36
ブックオフでブロッホ「誘惑者」を百円買いした。
前に同じところで「ウェルギリウスの死」も百円で
手に入れたんだけど積んどくのままだ。ドイツ文学好き
ではなくて単なる古井由吉ファンなもので……


よし決めた。今日から「誘惑者」を読むぞ。
ここに感想を書くから待っていてくれ皆の衆。
253>194:04/03/05 22:10
>メーリケ、ケラー、シュティフター、カロッサのどこがデモーニッシュなんだ。

デモーニッシュというのは、
ホフマンやビュヒナーのように、
判り易い破滅型のことだけではなく、
外見上、一見抒情的だったり、淡白に見えつつ、
その実、内には鬱勃たる情念を秘めている、
というような性向も含まれると思います。

というか、そういうインナーリヒカイトこそ、
デモーニッシュの真骨頂ではないでしょうか。

トーマス・マンは、たしか、
『「ファウストゥス博士」の成立』の中で、
『晩夏』を再読し、シュティフターに強いデモニーを感じた、
というようなことを書いているし、
地上に於ける美の儚さを活写した、
メーリケの『旅の日のモーツァルト』も、
芸術に宿る魔性をさり気なく描いた小品とも読めるし、
ケラーの『緑のハインリヒ』なんかも、
たとえば少女メレットのエピソードなどに、
理性では納得することの出来ない痛みを感じる、
という意味で、とてもデモーニッシュな話だと思います。
カロッサも、甘口なようでいて、『幼年時代』三部作で、
主人公が、ギリギリのところで破滅から免れつつ、
成長していく様を、あくまで抑えた筆致で描いていて、
その安易に破滅を描かない精神の抑制に、
かえってデモニーを感じたりもします。

そうそう、ドイツ文学デモーニッシュの帝王ニーチェも、
シュティフターの『晩夏』を絶賛してましたね。
254吾輩は名無しである:04/03/05 23:00
>251
ホフマンの『黄金の壷』、神品先生の訳で読むと、ホントいいよ。
255吾輩は名無しである:04/03/06 00:15
『晩夏』、手元にあるけど、いつ読もうか・・・。
256吾輩は名無しである:04/03/06 21:26
『晩夏』、懐かしいな
何年か前に読んだな、確かに退屈だったんけど
不思議につまらなくはなかった
257251:04/03/07 22:36
>>254
ありがと。ぜひ神品氏の訳で読むよ。
258吾輩は名無しである:04/03/07 23:23
憂鬱なとき、悲しいとき、落ちこんだときに読むと癒されるような作品を
紹介してください。
259吾輩は名無しである:04/03/08 19:01
>>258
ヨーゼフ・ロート『聖なる酔っぱらいの伝説』
260吾輩は名無しである:04/03/12 13:42
『晩夏』、ついにちくま文庫から出るそうですね。
261吾輩は名無しである:04/03/12 13:45
>『晩夏』、ついにちくま文庫から出るそうですね。

マジですか! すごい! 筑摩また倒産しなければいいけど……
262吾輩は名無しである:04/03/12 13:49
ちくまのHP見たら、『晩夏』今日発売じゃないですか!
早速買ってきます。
263吾輩は名無しである:04/03/14 18:47
訳者追っかけ読書をしようと思いますが
種村さんや池内さんのほかに誰かいます?
264吾輩は名無しである :04/03/14 22:19
川村二郎、高橋義孝、竹山道雄、柴田治三郎、手塚富雄、実吉捷郎、望月市恵、小塩 節、芳賀檀……

古い人たちばかいで失敬。
265吾輩は名無しである:04/03/16 15:11
恥ずかしながら芳賀檀の造語の数々を最近になって(しかもアノ本で)初めて知りました。
普段意識しないで日常会話にも出てくる様な言葉がこんな最近に、しかも一介の独文学者の訳語から生まれたとは驚き。
アノ本自体はすごく気持ち悪くて途中で投げましたが。
正直なところ内容以前に個人的な思い入ればかりを見せつけられて辟易するばかりで。その上あの文体では。
266吾輩は名無しである:04/03/17 01:02
日本浪曼派といえば保田や伊東ばかり語られ、日本浪曼派を評価している人も、
芳賀だけは変人の一言で片づけている場合が殆どだけど、
こと「その後普遍的に使われるようになる言葉を作った」という意味では、
日本浪曼派中最高の仕事を残した人は芳賀檀、と言えるかも知れませんね。

芳賀を蛇蠍の如く嫌ってそうな左翼系の人たちも、
嬉々として「祝祭」なんて言葉をよく使いますが、
これも芳賀が作った言葉なんですよね。
267吾輩は名無しである:04/03/17 13:13
>>265
アノ本って?
268吾輩は名無しである:04/03/17 15:17
>恥ずかしながら芳賀檀の造語の数々を最近になって(しかもアノ本で)初めて知りました。

漏れもあの本で知りました。
実はあの本ではじめて知ったエピソードが多すぎてカナリ面白く読みました。
アノ本って、あの本ですよね。なんとかをめぐる病とか何とか…
269吾輩は名無しである:04/03/17 16:54
>なんとかをめぐる病とか何とか…

斉藤美奈子とか、この手の「どう、穿った見方してるでしょ?」という感じの本が最近流行りなのかな?

270263:04/03/17 22:58
>264
ありがっd。確かにちょっと古めではありますが。。。
新しめの人にもうちょっと頑張って欲しいですねぇ・・・。
271吾輩は名無しである:04/03/18 19:46
ジュースキントが脚本かいた、『悦楽晩餐会』
って映画にでてくる作家は本人がモデルなんですかね?
272宣伝厨:04/03/19 22:20
シュティフターの「晩夏」が文庫化されました!
でも、初心者には岩波文庫の「森の小道・二人の姉妹」「水晶」
の方から読むことをおすすめします。その後、「喬木林」あたりを読んで、
シュティフターと自分の適性をよく考えた上で「晩夏」に進みましょう。
273252:04/03/20 01:31
「誘惑者」を読み終えた。半月もかかってしまった。


感想は、えー気が向いたらそのうち書きます。(´・ω・`)ツカレチマッタ
274吾輩は名無しである:04/03/20 02:53
>272
数日前に同じ趣旨のカキコがあるよ
275吾輩は名無しである:04/03/20 11:28
>273=252
近いうちに気が向いてくださいな
276吾輩は名無しである:04/03/21 13:02
「晩夏」って・・・・・・どこをどう楽しめばいいんだよコラ
277252:04/03/21 14:40
ブロッホ「誘惑者」感想文。
オーストリアの山間の小さな村に一人の流れ者がやってくる。彼は村に棲み
つき、反文明主義や女性嫌悪が奇妙に混交した教説で村人を翻弄し始める。
村の有力者が取り込まれ、スケープゴートが仕立て上げられる。やがて祝祭
的熱狂の中でひとつの殺人が起きる。

語り手は年老いた村医者で、村に長年住んではいるが都会の出身であり、
そのため誘惑者の現象に巻き込まれながらも同時にある程度客観的な
視点も持っている。序盤で村内の政治的経済的対立や宗教的背景が周到に
描かれ、やがてこれらを誘惑者が利用することになる。このあたりの手際の
鮮やかさはブロッホを初めて読む私のような読者にも十分堪能できるものだ
った。後半に挿入される語り手の過去の場面も普通におもしろい。あと、犬の
トラップがかわいかった。

しかーし、以上は小説の半分でしかない。あとの半分はというと、語り手の
瞑想と自然描写が占める。これが長い。この語り手、やたらと山を歩き回っ
ては瞑想にふける。文章自体流麗な日本語ではある。が、論理の運びという
か、連想の流れについていけない。もととも神とか永遠とか出てくると頭が
固まるほうなので。ここを味わえなければブロッホを読んだことにならない
と言われれば、すいません勘弁してくださいと謝るしかありません。

全体の組み立てにおいて大江健三郎「万延元年」を、語り口において古井由
吉の初期作品を連想した。正直半分も読めてないと思うが、何がしか引っ掛
かるものはあった。今まで気に入った小説はというと初めは歯が立たなかっ
たがどこか引っ掛かるところがあって、再読してハマるというパターンが多
い。この小説はどうだろうか。手軽に再読に挑める厚さではないのだが。
長文御免。
278吾輩は名無しである:04/03/21 17:06
>276
ブルックナーの交響曲を聴くように楽しんでください
279吾輩は名無しである:04/03/21 17:28
         /\
                            / 神 \──ひろゆき
                          / ̄ ̄ ̄ ̄\
                        /   神官    \──管理者
                      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                    /       貴族        \──削除人
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                /         平民         \──コテハン
              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
            /             賤民            \──名無し
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /               奴隷              \──DQN、厨房
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /                  畜生                 \──基地外
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/                       糞尿                    \──>>1

280吾輩は名無しである:04/03/21 23:15
>277
乙です!
281吾輩は名無しである:04/03/23 13:37
>>277
参考にします。
今読んでる本読み終わったら読んでみよう
282吾輩は名無しである:04/03/27 14:25
保守age
283吾輩は名無しである:04/04/03 20:01
ブレヒトの『肝っ玉おっ母』が文庫化されますね。
戦後ドイツの演劇でヴァイス、ハントケ、ミュラーのほかは
いい作家がいるでしょうか?
284吾輩は名無しである:04/04/03 20:07
フリッシュを忘れちゃいけねえ。え、ドイツじゃないって?
285吾輩は名無しである:04/04/03 20:09
ちなみにボート・シュトラウスはウンコだと思ってますはい。
286吾輩は名無しである:04/04/11 23:47
実吉捷郎氏のトーマス・マンの訳文が、どうにも苦手なんだが、北杜夫氏の
エッセイなどを読んでも、マンは実吉捷郎でなきゃ、とある。
ヴェニスに死すも新潮文庫の高橋訳のほうがよいと思うのだが、諸氏の御意見を
お聞かせ願いたい。
287吾輩は名無しである。:04/04/14 13:20
だれでも最初に読んだ訳書がいいと思う。
つまりすり込み。
北杜夫もその例にもれないということ。
高橋義孝訳のほうがいいのは、歴然としている。
実吉は訳が上手じゃない。
288吾輩は名無しである:04/04/14 23:51
私の場合は、『トニオ』は最初高橋訳で読んで、
その後実吉訳で読みましたが、
実吉訳の方が詩的に感じました。

多分、アフォリズム風の文章に関しては、
実吉訳の荘重な感じがより効果的に感じられたのだと思います。
289252:04/04/14 23:52
集英社の「ファウスト」が来月あたり文庫化される模様。
http://www.honya-town.co.jp/P3/CM/html/bookclip/new/bunko/03_b.html

えーとこれは池内訳だっけ? 一体何種類あるんだろう。
290吾輩は名無しである:04/04/15 01:18
池内紀大嫌い。しかし彼は最近矢継ぎ早にいろいろ出してる感じがあるね。
291吾輩は名無しである:04/04/15 11:08
池内の息子ってあの年で政府筋に食い込んでいるのな
老け顔だから納得だけど
292:04/04/15 21:44
川村と池内の共著『翻訳の日本語』
読んだことのある人感想キボン。
293吾輩は名無しである。:04/04/17 10:08
>>292
読んで悪い本ではないが、非常に多くを教えられるという程でもない。
池内は、翻訳の歴史を丹念にたどるというよりは、才気走った書き方で、やや鼻につく。
彼も若かった頃だから仕方ないけど。
294吾輩は名無しである:04/04/17 12:21
池内はドイツ文学の村上春樹だな
295吾輩は名無しである:04/04/17 12:23
翻訳も変わりつつあるってことだ。
才気あるやつはどんどん才気ある訳をして欲しい。才気ないやつは293の言うような訳で構わないよ
296吾輩は名無しである:04/04/25 00:59
『翻訳の日本語』はたぶんもう絶版だろうから
見かけたら買っておいて損はしないと思う。
拾い読みしたことがあるだけなので内容は覚えてないけれど
原文を挙げながら複数の訳文を検討してゆくのは文庫じゃ稀少。

『肝っ玉おっ母』はちょっと高めだったんでスルーしてしまった。
297吾輩は名無しである:04/04/29 22:27
浅井のベンヤミン訳いいの?
298吾輩は名無しである:04/04/30 01:12
なんかお勧めのごついドイツ文学史本無いですか?
柴田翔さんのはじめて学ぶドイツ文学史はなかなかよかったです。
299吾輩は名無しである:04/04/30 09:22
>>298
Paul Merker, Wolfgang Stammler, Werner Kohlschmidt, Wolfgang Mohr 共著
"Reallexikon der deutschen Literaturgeschichte in 5 Bdn."
300吾輩は名無しである:04/04/30 10:09
いや事典じゃなくて通史的なもので。
301吾輩は名無しである:04/05/05 02:23
みすずライブラリーのツヴァイクって、前の全集収録の奴は全部入ってるの?
302VON・トーマス・マン:04/05/08 21:54
>>301
確か入っているはず。評論集とかも入っているくらいだから、
そのあたりは心配ないと思う。ツヴァイクもまた伝記作家、
歴史作家としての定評が高いから、作品も結構優れたものが
多いよ。「マゼラン」「アメリゴ・ベスプッチ」「メアリー・
ステュアート」「マリー・アントワネット」など、力作が
めだつ。
303吾輩は名無しである:04/05/08 22:00
>>302
ありがとう。
ちょっと個人的な興味でチェス小説を追ってたんだけど、
 グラヴィニチ「ドローへの愛」
 ナボコフ「ディフェンス」
 ツヴァイク「チェスの話」
の3つ読んでツヴァイクが一番面白かったから、他のも読みたいと思ったんだ。
伝記も読んでみるね。
304吾輩は名無しである:04/05/12 08:18
>>298
もしドイツ語が読めるなら、
レクラム出版から出ているこれはどうですか?

Rothmann, Kurt: Kleine Geschichte der deutschen Literatur
ISBN 3-15-009906-4
305吾輩は名無しである:04/05/12 14:12
やっぱり、ドイツを知るにはドイツ文学が手っ取り早いんでしょうか?
306吾輩は名無しである :04/05/12 15:30
ドイツに十年くらい住むのが一番手っ取り早いのでは?
307吾輩は名無しである:04/05/14 22:32
ゲオルゲに興味あるんですがやはり岩波のゲオルゲ刺繍がおすすめなんでしょうか?
308吾輩は名無しである:04/05/15 22:33
いい加減手塚富雄崇拝から卒業しようよ。
309吾輩は名無しである:04/05/17 18:35
郁文堂から『ゲオルゲ全詩集』が富岡近雄訳で出ている。
ただし1万3千円ほどするので、そのつもりで。
310吾輩は名無しである:04/05/17 21:53
最初はレクラムから出てるペーパーバックの選集で十分。
311吾輩は名無しである:04/05/20 06:11
>>292
この本は川村の方は面白く読めた。
前半だけお薦めだと思う。
312吾輩は名無しである:04/05/22 09:56
ドイツも好きじゃないけど、ドイツよりオランダの方が嫌いだが・・
確かに人種差別好きだよな・・ドイツ・・水泳世界大会んとき岩崎恭子が
はしゃいでたの 見てすげぇ不快な顔してたしな・・岩崎恭子に問題あったけど・・
金メダリストもドイツ人にかかれば糞ジャップか・・
フェラーとライカールトの喧嘩もそうだし・・。
誰かドイツの人がもう黄色い奴が勝つ姿は我慢できんとか言うくらいだし・・

黄禍論
http://www.tabiken.com/history/doc/G/G029C100.HTM
313吾輩は名無しである:04/05/22 09:57
「新しい教科書をつくる会」の西尾幹二さんって
ドイツの哲学書を翻訳するなど、元々ドイツ専門家なのね。
彼によると、ドイツの新聞って日本叩き、日本侮蔑の記事が凄いんだと。
元々、見下してた黄色人種が世界で一番優秀なはずの
自分達を追い抜いてしまったのが悔しくて
日本憎しが一般的なドイツ世論。
あんまり酷いんで、だんだん西尾はドイツ(欧米)に愛想を尽かした・・
それでナショナリストになったのは有名な話
314吾輩は名無しである:04/05/22 13:51
ドイツで思い出したけど、ドイツ人は全員死ね。
とても傲慢でアジア人に対する差別がすごい。
なにげにアジア人を卑下した含みを持つ発言するところがむかつく。
俺の女友達(顔は可愛い。高級ブランド物は持たないタイプ)が
ドイツ語勉強してて、憧れのドイツに旅行して帰ってきたんだけど
さんざんな目にあったって言ってた。
ドイツ語でアジア人や日本人を馬鹿にした発言したり
罵倒してきたりしてむかついたって。
酷かったのは、広場で見知らぬ金髪青目男にドイツ語で「馬鹿な日本人」と
言われた事らしい。
あと、17、8才ぐらいのガキにワザと肩ぶつかられて、「プッ」って
笑われたって言ってた。
こういう体験を旅行記としてホームページに書こうかなって言ってたけど
絶対書いたほうが良いと思う。
315吾輩は名無しである:04/05/22 19:34
なんかへんな人がいる・・・
ここは文学関連なんだからこういうのは止めて欲しい。
ここは純粋に文学を語る場なのだから、政治論は他に
していただきたい。
317吾輩は名無しである:04/05/22 19:42
ドイツという文字があるスレに貼られまくってるコピペだよ
無視無視
今日のドイツ文学はゴッドホルト・ケラーの
「(ジャック氏の物語)」。チューリッヒの御散歩中の
できごとだった。かなりの短編だったから、昼に出前
電話でしているうちに読了。
319吾輩は名無しである:04/05/22 21:22
>>317
現実を受け入れましょう。
ドイツの日本観なんてこんなもんです。黄色い猿です。
こういう人ってまさか「我が闘争」の愛読者じゃないのか?
去年ドイツのハノーバーへ旅行したらそこで買ってきた。
Goethe [Gestresste]
全部ドイツ語だたのでちょっと難しい。しかしながら
本屋が感心していた。ゲーテを原典でかおうなんて立派
な日本人。
322吾輩は名無しである:04/05/22 22:22
大学はいってドイツ語習い始めた頃、古本屋でヘルダリーン選集買ったら
金髪のおなのこに話しかけられたけど何いってっかさっぱりわかんなかった想い出。
今思ったことはシラーの本を何か買ってくればと後悔している。
しかしドイツ文学読んで実感した旅行もあった。ウイーンの公園
にあったゲーテ像。「ファウスト」「ウェルテル」「ヴィルヘルム
・マイスター」などを読んだ後だったので、この像を見たら
急に実感が湧いてきた。
そしてベルリンへ向かった。その列車は「シュテファン・ツバイク
エクスプレス」。この人の本もいくつか読んだので、なぜか深い
感慨を覚えた。
列車はワイマールに停車した。急にトーマス・マンの「ワイマール
のロッテ」を思い出した。
324吾輩は名無しである:04/05/22 23:33
>シュテファン・ツヴァイクエクスプレス

そんなのあるのか!
ドイツ行った時は乗らなきゃ。
他にもヨーロッパには著名作家の名前をつけたエクスプレスは多い。
さすがにトーマス・マンはなかったが・・・
326吾輩は名無しである:04/05/23 11:38
>>314
読んでてハラワタ煮えくりかえる・・・
事実ドイツに限らず、ヨーロッパ人の東洋人蔑視は凄いよ。
ヨーロッパの奴らはアジア人というだけで見下した態度をとる。
アメリカ人もそうけど、奴らは外面だけはいいからね。
ケラーを読み始めたら、この人はチューリッヒを舞台にした
作品が多かった。自分の人生の中で始めて訪れたスイスの町
こそチューリッヒだった。
年代が違うとは云え、非常に人生観に影響を与えてくれた町
でもあったので、これをいくつか読破して行こう。
328吾輩は名無しである:04/05/23 15:24
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ    
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
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      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前のお絵描帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  便所の紙にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
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330ファルスマン ◆yxnU6MROKk :04/05/23 22:19
328

おもろい
331吾輩は名無しである:04/05/24 08:07
>>314
イギリスも相当ひどいらしいよ。アジア人差別。
ロンドンあたりはまだいいらしいけれど、地方へ行くとそれはそれは保守的だそうで。

日本人と英国人が対等に会話していると「何か間違っている」みたいに感じるらしいし。
332吾輩は名無しである:04/05/25 09:17
>>331
イギリスは対黄色とか関係ない差別主義国でしょ。
国民内でも階級があり、他の階級とは交流無い国だし。
Pubでさえ、階級別だしね。
そういえば、Pubで飲んでたら、他の外人の客に、
「ここはイギリス人の店で、日本人の来るところじゃない。
 1日の疲れを癒しに来てるんだから、おまえらは帰れ。」
と言われたことがあるな。
333吾輩は名無しである:04/05/25 13:58
白人は自意識が強いからね。イギリス、アイルランド、オランダなんかも反日意識が酷い。
そのせいか知らないが、親父はイギリス人が大嫌い。「呆れるほど仕事の能率が悪い。
所詮彼らは植民地なしじゃ文明も起こせない蛮族だ。紳士の国なんてハッタリに過ぎない」って言っている。
ドイツ人も呆れるほど 日本人を含めたアジア人を蔑んでいることが多い。
白人からすれば
肌に色がついている=土人という認識らしい。


334吾輩は名無しである:04/05/25 16:09
335333:04/05/26 13:19
>>334
情報ありがとん。

556 :名無しさん@3周年 :04/05/26 00:27
帰国子女の同時通訳者が話してたけど、レストランでウエイターが日本人観光客の
テーブルにオーダーを取りにくるのだけど、ウエイターの態度が露骨で、オーダーを
取った後、その日本人観光客の発音を真似して、厨房内のコックと笑いこけてたとか。
「同じ日本人として、店の態度に凄く不愉快になった」と話してました。時々、
差別はないとか単なる被害妄想じゃ、とか言う人はいるけど、在るのは事実。
しまいには、「日本人の言動にも問題あり」とか言う人もいる。ドイツなどの
テレビドラマに出る東洋人を見たこと在りますか?明らかに悪意がある描写です。
いい人もたくさんいるけど、全体の傾向として東洋人=劣等人種という考えが
根付いていると思います。
337吾輩は名無しである:04/05/29 02:13
まあ、ニダニダ言ってる2chで何を言っても…。
338吾輩は名無しである:04/05/29 23:08
黄色猿が世界で一番カリの対象にされたよな。
白人の労働力(犬や牛と同じ)として使われることもなく
白人と同じ権利を主張する黄色猿は
南北アメリカ大陸では天然記念物になるほどまで
数が減少したよな。
残った商売ゴキブリとロボット猿が
今まで生きながらえただけでもありがたく思えよ。
339VON・トーマス・マン:04/06/08 22:07
シラー「群盗」。
こんな衝撃的な戯曲はなかった。結末は悪事を働いた人間には決して王位には復活
できなかたこと。そのへんはつりあいがとれていた。
340VON・トーマス・マン:04/06/08 22:11
シラーの「メッシーナの花嫁」がリバイバルであった。早速買った。
なんと「メアリー・スチュアート」の英語版まで買えた。
なんという幸運だったことか。
341吾輩は名無しである:04/06/08 22:13
我に自由を与えよ!しからずんば死を!ってやつか。
人に頼んで古本屋で買ってきてもらった途端に再版されたんだよな。
まあ岩波なんてそんなんばっかといえばそうだけど。
342吾輩は名無しである:04/06/08 22:35
ヘルマン・ブロッホ『ウェルギリウスの死』を一日かけて一気に読んだ。
やたら強い酒を一瓶開けた気分。この人、もろドイツ・ロマン派の継承者だな。
陶酔できるが、現実主義者アウグストゥスの些細な行動を除き、まったく記憶には残らん。
しかし思うに、文学の愉楽とはこのようなものだろう。
それと仏文系ですまんが、マルグリット・ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』はこの作品にインスパイアされていると思う。
343VON・トーマス・マン:04/06/08 23:28
よかった。ようやくドイツ文学がくだらない人種論から解放された。
これからもドイツ文学の楽しさを語っていこう!
344吾輩は名無しである:04/06/08 23:47
『群盗』は『ハムレット』へのオマージュだろう。
俺はどちらかというと『ハムレット』のほうが好きかな。
シラーは最近続々復刊されているが、俺は『ヴァレンシュタイン』が好きだな。
ちなみにフィリップ・K・ディックの『ティモシー・アーチャーの転生』繋がりで読んだのがきっかけ。

それとシラーは美学関係でもある意味基本文献のところがある。
『カリアス書簡』とか、カントの『判断力批判』をよりよく理解するためには、読んでおいて損はない。
あいにく彼の歴史関係の著作(『三十年戦争史』とか)はよく知らない。
詳しい人、教えて(まあ、ちょっと話はずれるかもしれないけれど広い意味でドイツということで)。
345VON・トーマス・マン:04/06/09 00:21
>>344
シラーは確かにシェークスピアからの影響が異常なほど強い人だ。
また本職が史学研究だから歴史にもトコトン強い。だから彼もまた手がけた
戯曲には「ドン・カルロス」「メアリー・スチュアート」「オルレアンの
少女」「ワレンシュタイン」などがあるのも一理ある。
しかし残念なことには、シラーは日本ではあまり受けていないせいか、どう
も読めない作品が多くて辟易している。「オランダ独立史」は持っている
が、どうもこの肝心な「三十年戦争史」がどこへ行っても見つからない有様。
「メアリー・スチュアート」ですら日本の出版者のものは見つからず、よう
やく古書街で英語版を発見したほどだった。だがこれもいい経験かもしれない。
ドイツ語でもない日本語でもない第三国の言語英語だから、ある意味価値ある
名著を手に入れたことになる。ドイツ語と英語は基本は一緒だから、決して
損はしていない。
346吾輩は名無しである:04/06/09 00:23
ドイツ文学にはみか5さいが詳しいはずだが、あいつは寝たのか。
347吾輩は名無しである:04/06/09 00:38
マリア・ストゥアルト、三十年戦争史はどちらも岩波文庫から出ていたはずだが。
まあ三十年戦争史は入手が難しいのかも。
マリア・ストゥアルトの方は最近再版(とは言わないのか岩波の場合)されてたから
少し探せばいくらでも手にはいると思う。
348VON・トーマス・マン:04/06/09 00:43
>>347
そうなの?詳細教えて!
349吾輩は名無しである:04/06/09 00:46
マリア・ストゥアルト、おれはブクオフでかった。
岩波文庫、1998年7月6日 第3刷発行
定価560円。
実際には300円で買った。

VON、おまえたいそうなシラー好きみたいだけれど
マリア・ストゥアルト、いくらだったら買うんだ?
それから、どうやって古本を探しているんだ?
どうしても欲しいなら、
日本の古本屋とかで検索してみりゃいいじゃないか。
いまみてみたら、3冊あったぜ。
かかくは1500から2000だな。
350吾輩は名無しである:04/06/09 00:49
詳細といわれても岩波に問い合わせて無かったらまあ足で探すしかないと思う。
つーか岩波って普通に店頭で手にはいるようなのでも
問い合わせるともう在庫無いですってのばっかだからあんまあてにならんけどね。
絶版無しの買い切り制度って聞こえは良いけど読者にとっちゃデメリットの方がでかいような。
351吾輩は名無しである:04/06/09 00:49
マリア、1200円でもあるな。
東京の書店だ。
VON,おまえ関東在住か?
352VON・トーマス・マン:04/06/09 00:54
そうだ。東京在住だ。探した。徹底してネットで検索した。ただしオレは
マリアではなくメアリーで探した。これが誤算だったのか。
353吾輩は名無しである:04/06/09 00:59
見つかったか?
それにしても、
表記の違いくらい気づけよ。
で、かうの?
354VON・トーマス・マン:04/06/09 00:59
検索には色々使った。シラー、ドイツ文学、古書、ステュアート、メアリー、
シラー全集、フリードリッヒ・シラー、ざっとこんなもん。
355吾輩は名無しである:04/06/09 01:00
時に私はシラーの岩波の「カリアス書簡」と「素朴文学なんとかかんとか」が各200円で
売っている古本屋を知っているんだが・・・誰も買わない。
356VON・トーマス・マン:04/06/09 01:03
ただし買ったからいいだろう。「メアリー・ステュアート」。
2,000円だった。英語もドイツ語も同じゲルマン語だ。ただし英語には少々
フランス語が入っているけども、もとはラテン語が半分だ。ギリシア語も
半分だ。
357吾輩は名無しである:04/06/09 01:04
東京在住なら、
休日にちょっといってみて
汚れがひどくなければ買えばいい。
358吾輩は名無しである:04/06/09 01:04
東京だったら「30年戦争史」はある。一週間前にはみた。たしか2冊で3000円だったが。
359吾輩は名無しである:04/06/09 01:12
こっちも今調べてみた。
30年戦争史、上巻だけみつけた。630円。
360VON・トーマス・マン:04/06/09 01:17
>>357
だから先週古書街行ったよ。おかげで20,000円分も買った。欲しい本を
20冊。これで当分は不自由しないね。
361吾輩は名無しである:04/06/09 01:20
AMAZONもみてみたけど、
いちおう30年史
注文可能になってるな

注文してみたら
品切れという通告がくるかもしれないが、
一応万が一ということもあるから、
注文してみたらどうだ?
362VON・トーマス・マン:04/06/09 01:24
まあ待とうよ。何も今シラーが全くないわけではないから、他の作品
も一応読んでおこう。また他の作家の作品も読もう。そのうち見つかるさ。
363VON・トーマス・マン:04/06/09 01:25
ドイツ文学スレがまともな方向に戻ったな。
これほどうれしいことはない。
364吾輩は名無しである:04/06/09 06:32
十年前に古本屋で見つけた岩波文庫で『群盗』を読んで衝撃を受けて、
続いて図書館で『たくみと恋』を読んで決定的に好きになったのだけど、
シラーの戯曲や小説は、当時なかなか入手しづらい状況にあって、
『群盗』すら品切れなどという状態は日本の出版界の恥じである!
と憤っていた頃に較べると、
最近の岩波のシラー復刊状況には隔世の感を覚える。
365吾輩は名無しである:04/06/09 18:59
復刊された先から品切れになっているのでは?
366吾輩は名無しである:04/06/10 11:10
それって、シラーファンが買いまくっているということかな?

それはともかくとして、冨山房百科文庫から出ている、『美学芸術論集』は必読だ。
疾風怒濤期の文人の持つ理想の気高さに、ただただ圧倒させられる。
まあ、見方を変えればかなりムカつくが。
しかし、文学史に関心がある人はマストだろう。
「素朴詩人」と「情感詩人」の分類にみられる文学観は、ルカーチやバフチンなどにそっくりそのまま継承されていった。

367吾輩は名無しである:04/06/10 13:52
復刊といってもごく少数しかすらないってこと。
岩波文庫の場合基本的に売れなくても店頭に残っちゃうわけだから
注文して手に入れられる目は一層薄くなるし。
368VON・トーマス・マン:04/06/10 20:50
今日はフリードリッヒ・ヘッベルの「ユーディット」を読んだ。これまではゲーテ、
シラー、トーマス・マン、ツヴァイク、カフカ、シュトルムなど偏っていたが、こ
の人の作品もなかなか味があって良い。ヘッベルもまた好きな作家になった。
369吾輩は名無しである:04/06/11 00:18
ドイツの詩人の著作だと思うのですが、
「私があげたおもちゃをあなたは・・・やがて壊してしまい・・・」
といったようなフレーズのある詩を探しています。
・・・のところは覚えていないのです。
ゲーテだったような気もするのですがはっきりとはわかりません。
どなたかわかる方はおられませんでしょうか?

370VON・トーマス・マン:04/06/12 08:51
昨日は同じくヘッベルの「ミケランジェロ」を読んだ。まだ始めたばかりの作家の
作品だからそれほど生い立ちなどには詳しくはないが、2作しかないものの読み応
えのある戯曲はなぜか惹きつけられる魅力に溢れている。題材の選び方がうまい
作家だからだろうかと実感する。
371VON・トーマス・マン:04/06/12 10:11
今日は綿矢りさの「蹴りたい背中」を読んだ。これまではゲーテ、
シラー、トーマス・マン、ツヴァイク、カフカ、シュトルムなど偏っていたが、こ
の人の作品もなかなか味があって良い。綿矢りさもまた好きな作家になった。
372吾輩は名無しである:04/06/12 20:39
VON・トーマス・マン先生、へルマン・ブロッホは読んでないの?
373VON・トーマス・マン:04/06/13 08:54
ブロッホはまだ読んでいません。これまではトーマス・マンにばかり傾注していた
のでこれからドイツの作家の作品を広げていくつもりです。ゲーテやツバイクはど
この図書館にも全集が多くあったので、結構借りては色々読んでいましたが、今仕
事しているところには、マン全集を保存している図書館があったので、そればかり
借りて読んでいます。
徐々に読書の枠を広げていくつもりです。
VONさんはシラーがお好きなようですね。もしよかったらVONさんのこれまでの
シラーのお勧めを教えてください。
375VON・トーマス・マン:04/06/13 19:14
シラーでしたら「オルレアンの少女」「ドン・カルロス」あたりはお勧め
でしょうね。最近はシラーの本をあちこちで買うことができたので、先日
は「群盗」「ヴィルヘルム・テル」あたりを読んでみましたが、なかなか
優れた作品だと思います。ここにも書きましたが、「メアリー・スチュア
ート」と「メッシーナの花嫁」を買うことができたんで、これから読む予
定です。持ってはいませんが「フィエスコの反乱」も借りたものでしたが
テンポの良さから楽しい作品だったと思います。
珍しいところでは国書刊行の「招霊妖術師」なんてものも読んだことがあ
ります。これは本人の評価では失敗作であって、本当は生計費稼ぎにしか
過ぎないという持論があったようですが、作品群を比較するには良い小説
でしょう。
ありがとうございます。早速探して読んでみたいと思います。
貴重な参考意見でした。
377VON・トーマス・マン:04/06/13 19:50
これまで他人を抽象誹謗しかしない輩が多かったなかで、こうして文学の
ことを色々質問して励まし合うような人がいていただけるとありがたいで
すね。
他にも意見したことがあるんですが、なぜ読書をするのかというとやはり
倫理観の維持ということが大きな目的ですね。
ちょっとドイツ文学からは離れてしまいますが・・・・
378吾輩は名無しである:04/06/13 19:58
シュティフター「ヴィティコー」が復刊される日は、来ないでしょうねえ。
「晩夏」が出た時はやられた、と思って買いましたが。懐かしや。

でも、筑摩には期待。あんな本出して再三が合うの? とは思う。

379372:04/06/15 16:25
>>VON

ありがとう。いや、戦間期〜二次大戦のあいだに活躍したドイツ文学者って、表はトーマス・マン、裏はヘルマン・ブロッホというイメージがあったのよ。
トーマス・マンの作風が『ウィルヘルム・マイスター』的な古典主義の継承者を思わせるのに比べ、ブロッホは明らかに『青い花』に代表されるロマン派の継承者だと思えるし。
まあ、機会があったら観てみてよ。重いけど
ブロッホといえば「ウェルギリウス」かな。
しかしなかなか見つからない代物のせいか、読むチャンスに恵まれない。
381マンコーマン ◆TmeaYmcWyM :04/06/16 23:13
>>380

俺持ってるけどとても読めたもんじゃないよ。
一日の出来事を綿密に書いてあるから、読むのにむっちゃ疲れる。
今度折を見て読んでみるよ
383吾輩は名無しである:04/06/17 10:00
最近までエルンスト・ブロッホとヘルマン・ブロッホを混同してた。。
今日は「日の出前」ゲルハルト・ハウプトマンを読んだ。5幕の戯曲。
帰宅途中の電車の中で全部読むことができたが、処女作としては出来映えがかなり
高い。ヘッベルの後の時代を担った作家のせいか、なかなか自然主義的な要素が強
く、地方の農村の退廃を描いたものとして、一定の評価ができる良書だった。
旧友の家に泊まった経験から、他人の妻に浮気してしまう部分こそが退廃の最たる
ものだが、それよりもその背後に潜むその恐るべき実態にこそなぜか共感を覚えた。
385吾輩は名無しである:04/06/17 20:32

「なぜか」っていうけど、
そういうのを、少しでも
論理的に説明しようとしないから
だめなんだよ。

小学生の作文かよ。

また、「一定」というのも曖昧すぎるな。
386吾輩は名無しである:04/06/17 20:38
>>VON

不倫を農村の退廃の
最たるものとする感覚
がわからない。

時代錯誤か、論理が破綻してるのか
わからないが、幼稚な感想だな。
387吾輩は名無しである:04/06/19 10:01
385 386
コテしか叩けないアホの引篭り
無職の低脳
388 ◆fl62.xi0dE :04/06/19 20:40
ハンス・カロッサ「ルーマニア日記」
第一次世界大戦のルーマニア戦線に軍医として従軍した本人の記録。
悲惨なはずの戦場にいても、つねに冷静さを失わないカロッサの意識にはただただ
脱帽してしまう。
悲惨なドイツの戦争小説にはレマルクの「西部戦線異常なし」が有名だが、こちら
は東部戦線。軍医だったからこそ、実際の戦闘の描写はなかったが、疲労と傷病の
赤裸々な行軍には戦争への恐怖を覚えずにはいられない。

389吾輩は名無しである:04/06/19 20:43
>>388 VON?
390 ◆fl62.xi0dE :04/06/19 20:58
今日シュティフターの習作集を借りてきた。
4冊あったがなかなか読み応えに十分なものがありそう。
391吾輩は名無しである:04/06/19 21:01
「ただただ 脱帽してしまう」
「〜を覚えずにはいられない」

こういった、むだに大げさな表現は
VONっぽいね。
自分の名前をかたるやつが出てきたから、
ついにトリップつけたのかな?

392吾輩は名無しである:04/06/19 21:05
>>389 391ドイツ文学アラシは描きこまないでね
393吾輩は名無しである:04/06/19 21:06
ここは人種差別を語るところじゃないからね
394吾輩は名無しである:04/06/19 21:07
391は無職 引きこもり 今日も仕事はあぶれたまま
395VON・トーマス・マン:04/06/19 21:10
りさたん、かわいい、はあはははああはああ
396VON・トーマス・マン:04/06/19 21:18
         ∧_∧                            ∧_∧
        ( ´∀`)                          (´∀` )
        /,   つ┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳⊂  、\
     (( (_(_,. )┃>>all バカとバカの喧嘩スレですので放置!┃ ( ._)_) )) プッ
         しし'  ┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┻  `JJ

397VON・トーマス・マン:04/06/19 21:19
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398VON・トーマス・マン:04/06/19 23:06




終了
399吾輩は名無しである:04/06/19 23:20
>>394

おまえ、スルーしろよ。
あらしにレスするから荒れるんだよ。
この馬鹿や郎。
栄えある400ですなあ。
ドイツの文学にもロシアに似た悲哀の物語が多く、極めて面白い印象を受ける
作品が多く見受けられます。シュトルムなどの「みずうみ」など諦念の象徴と
も云える作品。なぜだかゴーゴリの「外套」などを想起してしまう風情には泣
ける部分が含まれていて縁遠いものとは思えない。
個人的な発想でしかないものの、ドイツにはロシアの共生とも受け止める作品
が多いため、必ずしも正反対なものとは考えないほうが面白いかもしれない。
事実トルストイは、ゲーテの「ヘルマンとドロテーア」を「戦争と平和」の母
体にしたほどだから、遠い異国同士とは云えない側面を覚える。
401吾輩は名無しである:04/06/20 00:19
>>400

何だろうこの人、おっさん? 偉そうだよ。
402吾輩は名無しである:04/06/20 00:21
   ./:::::\          /::::::ヽ
       /::::::::::::;ゝ--──-- 、._/::::::::::::::|
       /,.-‐''"´          \:::::::::::|
     /                ヽ、::::|
    /    ●                  ヽ|
     l   , , ,             ●      l  
    .|        (_人__丿     、、、  |
     l                      l      400=キチガイ
    ` 、                       /
      `ー 、__               /
         /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
403VON・トーマス・マン:04/06/20 00:22
栄えある403ですなあ。
ドイツの文学にもロシアに似た悲哀の物語が多く、極めて面白い印象を受ける
作品が多く見受けられます。シュトルムなどの「みずうみ」など諦念の象徴と
も云える作品。なぜだかゴーゴリの「外套」などを想起してしまう風情には泣
ける部分が含まれていて縁遠いものとは思えない。
個人的な発想でしかないものの、ドイツにはロシアの共生とも受け止める作品
が多いため、必ずしも正反対なものとは考えないほうが面白いかもしれない。
事実トルストイは、ゲーテの「ヘルマンとドロテーア」を「戦争と平和」の母
体にしたほどだから、遠い異国同士とは云えない側面を覚える。


404VON・トーマス・マン:04/06/20 00:32
       ∧  ∧
       |1/ |1/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /        ヽ
   / ''   ''   |
   |(●) '''(●)    |
   / ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
  / ` -=ニ=-     |
 {    `ニニ´     |
  ヽ、       ノ  | VONってよべよな
   ``ー――‐''"   |
    /          |
   |          | |
405吾輩は名無しである:04/06/20 00:47

     ,.-‐ """''''''- 、      >>VON fuck you men
   /          \
  /  ノりノレりノレノ\  i
  i  ノcニつ ⊂ニュ ミ |
 ノ  |  <@  ミ @ヽ. | |     
 イ   |    (o_o.    | |
 ノ   !   ノ u 丶.  ! ヽ       
 彡  !    (つ     !  ミ モグモグ
 ノ   人   "    人  ヽ 
ー '''"   | '''ニ='〒   "'''ー''
      /    ヽ       ri/ 彡
     /   i    ト、   __,,,丿)/         ,、-'''""゙` ‐ 、__,      
    |    !     )`Y'''" ヽ,,/         ,r'´      ノヽ `ヽ
     ! l   |   く,,   ,,,ィ'"         /        ⌒   ゙i
     ヽヽ  ゝ    ! ̄!~〜、         .! |.! /‐/l/| | ||_!H/.! ||    
     ヽ  / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、     | ||/./r゙ijノl/,ィ゙!l/!/i リ
      Y'´          /    """''''〜-- 《;.・;》'",《;・;.》ッ' ″
      (      丿  ,,;;''  ....::::::::::: ::::r''''"" ̄""ヽ Д ,.イ  ゲホッ!
       ゝ   ー--、,,,,,___      ::: ::,,,,,ー`''''''⌒''ーイ.. '" 1! |
406吾輩は名無しである:04/06/20 01:02
あはっははっはっはっはhっはっはっはっはhっは
407吾輩は名無しである:04/06/20 13:11
ここもうおわってる
408VON・トーマス・マン:04/06/20 18:00
   _,,..--――--,,..
     /:::         \
    /:::"            ヽ
    ,i ::               i    おわってる?
   ,r':::               |      確かにそうだが、
   〈r"::ヽ ´ i''~""''ヽ`、;;;:::::    |    終焉の果てに見えてくる
   ,};: ノ  ヽ、  / ヾ、;;:   ヾi      ものもある。
   i'` i"ヽ ゙;;,` ゙'''"    ゙-'"   /     ドイツ文学スレは
   `) ir,_ ,i  ;;::..  _,,..-ー-'ツ /    今こそ飛翔の時ぞ。
    〉,_,_,、,、_, _  イ'"   /ー- ゝ'     
    `i.j.j,j,j,tt゙i,jイj::ノ  ,.i'     あーーははhっはっははは
     ,トr,r,r,rrtf,ソ   j’     
     }゙ '"`'"   _,,..-"
     `-ー--''"
409吾輩は名無しである:04/06/21 19:21
        _,,..----――----、、..._
     ,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
  ,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
 ./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 {;;;;;;;;;;;,,/               \;;::;;;;;;;;}
 {;;;;;::::/                 ` 、:;;;;;;}
  {;;;::/::    ,,         _..、    ,i;;;;;}
  |;;;|::   ''"""゙` ...   ''"""゙゙`     };;;}
  iヽ|::   イ(●)>:::   イ(●)>    i;/、
  | i::      '  ::    `       |" |
   i }::        ::j          i |
    i ,|::       ,( o _,o )、       | | 生まれ変わった
    i、|::      '  _ j_   ヽ      iJ     独文スレ。
    .|::         ←ー'_→        i       これからは
     i::   ::     ー '   ::     ,i     このテイストで1000を目指すぞ!
      {、   ::::..        ::     ノ
      〉、:::::: `  ー--―  '    {
     /  \::::: 、::::::::::...........     ノi
410:VON.Friedrich ◆bvRwec5x2U :04/06/21 19:22
わかったぜ。

あーははっはっはっはっはっは
411VON.Friedrich ◆md9bgi/FuQ :04/06/21 19:35
,..:;;;;;;;;;;;;:::,
   ./;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
   /;;;;;;;;''''''''''''V''''''''';
  |;;;;;;;;」 U      !
  |;;;;;;|   ━、 , ━ i
  i 、'||  <・> < ・> |
  '; ' |]     ' i,.      ハァ・・・ハァ・・・
  ノーi ::::::   ._`ー'゙ ..! 
イ i  ゙t:::::::、'、v三ツ::;'   
   !.  ヽ,.:::::゙::::::::::::/ヽ、
   ヽ、  ':.、:::;;;;:/ |  ゙ヽ、
     \___ ノ.    ゙ヽ
412吾輩は名無しである:04/06/22 21:27
        _,,..----――----、、..._
     ,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
  ,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
 ./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 {;;;;;;;;;;;,,/               \;;::;;;;;;;;}
 {;;;;;::::/                 ` 、:;;;;;;}
  {;;;::/::    ,,         _..、    ,i;;;;;}
  |;;;|::   ''"""゙` ...   ''"""゙゙`     };;;}
  iヽ|::   イ(●)>:::   イ(●)>    i;/、
  | i::      '  ::    `       |" |
   i }::        ::j          i | しゃあねえな
    i ,|::       ,( o _,o )、       | |   もうこれで
    i、|::      '  _ j_   ヽ      iJ    千、目指すしかないわな
    .|::         ←ー'_→        i     おれも
     i::   ::     ー '   ::     ,i   あーーーーーーははははは
      {、   ::::..        ::     ノ
      〉、:::::: `  ー--―  '    {
     /  \::::: 、::::::::::...........     ノi
413吾輩は名無しである:04/06/23 23:08
どうしてアラシどもはこのスレの経営を悪化させた?
許さんぞ!
414吾輩は名無しである:04/06/23 23:11
413=VON

文体でわかる
415吾輩は名無しである:04/06/23 23:13
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
416吾輩は名無しである:04/06/23 23:14
>>414
地獄へ落ちる!
美香が層化に入信
417吾輩は名無しである:04/06/23 23:16
 _,,..--――--,,..
     /:::         \
    /:::"            ヽ
    ,i ::               i    おわってる?
   ,r':::               |      確かにそうだが、
   〈r"::ヽ ´ i''~""''ヽ`、;;;:::::    |    終焉の果てに見えてくる
   ,};: ノ  ヽ、  / ヾ、;;:   ヾi      ものもある。
   i'` i"ヽ ゙;;,` ゙'''"    ゙-'"   /     ドイツ文学スレは
   `) ir,_ ,i  ;;::..  _,,..-ー-'ツ /    今こそ飛翔の時ぞ。
    〉,_,_,、,、_, _  イ'"   /ー- ゝ'     
    `i.j.j,j,j,tt゙i,jイj::ノ  ,.i'     あーーははhっはっははは
     ,トr,r,r,rrtf,ソ   j’     
     }゙ '"`'"   _,,..-"
     `-ー--''"
418吾輩は名無しである:04/06/23 23:17
        _,,..----――----、、..._
     ,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
  ,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
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 {;;;;;::::/                 ` 、:;;;;;;}
  {;;;::/::    ,,         _..、    ,i;;;;;}
  |;;;|::   ''"""゙` ...   ''"""゙゙`     };;;}
  iヽ|::   イ(●)>:::   イ(●)>    i;/、
  | i::      '  ::    `       |" |
   i }::        ::j          i |
    i ,|::       ,( o _,o )、       | | 生まれ変わった
    i、|::      '  _ j_   ヽ      iJ     独文スレ。
    .|::         ←ー'_→        i       これからは
     i::   ::     ー '   ::     ,i     このテイストで1000を目指すぞ!
      {、   ::::..        ::     ノ
419吾輩は名無しである:04/06/23 23:18
わかったぜ。

あーははっはっはっはっはっは
420吾輩は名無しである:04/06/23 23:20
1を嫌うやつがこうしてこのスレを叩き潰した
421吾輩は名無しである:04/06/23 23:22
VONを嫌うやつだろう
422吾輩は名無しである:04/06/23 23:26
はいそうでちゅ
VONきらい
423吾輩は名無しである:04/06/23 23:31

     ,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
  ,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
 ./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 {;;;;;;;;;;;,,/               \;;::;;;;;;;;}
 {;;;;;::::/                 ` 、:;;;;;;}
  {;;;::/::    ,,         _..、    ,i;;;;;}
  |;;;|::   ''"""゙` ...   ''"""゙゙`     };;;}
  iヽ|::   イ(●)>:::   イ(●)>    i;/、
  | i::      '  ::    `       |" |
   i }::        ::j          i |
    i ,|::       ,( o _,o )、       | | 422です
    i、|::      '  _ j_   ヽ      iJ     
    .|::         ←ー'_→        i       
     i::   ::     ー '   ::     ,i     
      {、   ::::..        ::     ノ
424吾輩は名無しである:04/06/23 23:34

     ,, ";;;;;;;;;;;;;;;;;::::::;;;;;;::::;;;;;:::::::::::::::`、
  ,イ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
 ./;;;;;;;;;;;:;:::;;;_,.. --――--- 、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
 {;;;;;;;;;;;,,/               \;;::;;;;;;;;}
 {;;;;;::::/                 ` 、:;;;;;;}
  {;;;::/::    ,,         _..、    ,i;;;;;}
  |;;;|::   ''"""゙` ...   ''"""゙゙`     };;;}
  iヽ|::   イ(●)>:::   イ(●)>    i;/、
  | i::      '  ::    `       |" |
   i }::        ::j          i |
    i ,|::       ,( o _,o )、       | | 423です
    i、|::      '  _ j_   ヽ      iJ     
    .|::         ←ー'_→        i       
     i::   ::     ー '   ::     ,i     
      {、   ::::..        ::     ノ
425終焉:04/06/23 23:35
おわり
426吾輩は名無しである:04/06/23 23:47
アラシども
地獄へ落ちろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
427吾輩は名無しである:04/06/24 00:03
豚がアラシてる
428吾輩は名無しである:04/06/24 00:07
ドイツ文学は新しいスレが建つことに決定
429吾輩は名無しである:04/06/24 00:08
ここには以降発言者はきません
ゴミしかきません
430吾輩は名無しである:04/06/24 00:08
よかったよかった
431吾輩は名無しである:04/06/24 00:10
ここはごみ
432吾輩は名無しである:04/06/24 00:11
死んだスレ
433吾輩は名無しである:04/06/24 00:36
>431-432
ほんとだ、知識の無い馬鹿は逆立ちしても書き込めない。
それが悔しくてアラシたのか、アホがw
434吾輩は名無しである:04/06/24 00:39
順不同に関連スレを貼ります。

【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1043789856/

トーマス・マン「魔の山」
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1042448332/

   フランツ・カフカについて 2   
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1059893822/

幽幽幽【マルテの手記】霊霊霊
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1039458321/

ヘルダーリン入門
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1022509035/

ゲーテ「ファウスト」を語るスレ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1033686700/

ミヒャエル・エンデ
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1044908406/

ツェランについて語って下さい
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1037737509/

ゲーテ「若きウェルテルの悩み」GOETHE
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1011023668/

トーマス・マン@トニオ・グレーゲル
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1019847500/
435吾輩は名無しである:04/06/24 00:42
35 :吾輩は名無しである :03/08/26 13:10

ドイツ研究掲示板

http://jbbs.shitaraba.com/study/3360/

初学者によるおしゃべりではなく、研究者およびその予備軍による
ドイツ関係の学問的ディスカッションの場です。
出来たてなので、発言数はまだ少ないですが、閲覧者数はとても多いので、
書き込みに対する反応はいいと思います。
436吾輩は名無しである:04/06/24 01:41
sage
437吾輩は名無しである:04/06/26 13:43
前にjbbs系で>>435よりはもうちょいましな掲示板があったような気がしたがなあ。
jbbsじゃなかったかも。フロートスレッド式だったことは確かなんだが。
438うさぎ会長:04/06/26 21:58
ドイツはどいつだ
439VON・トーマス・マン:04/06/29 22:32

            _____
          / ;;; ;;;;;;ミミ ミミ\
         /;;; ;;;;;; ミミ  ミミミ \
        │              │
       ( i从 〓〓ノ   〓〓从从从
       i、从 -=・=-   -=・=- 从从   「もっと来いや!」
       从  ;;;;;;;   |   ;;;;;;; |从从人  
      ノ从从 ∴      ∴ / 从从人i、 
     (人从:|. ヽ   . ∨    /  |从从人人)
     (人人人  ! ー===-' !   从从人人)  
     i、人人人ヽ   ̄    ノ i、人人ノ
          >::...___..::::;;;
           !ヾ. ̄⌒__ ̄彡| 
             iミ:::ミC= ≡..:::)
           ( \  l. | ..:;;;;;;|
            |::\∨丿  ..:;;;;|
            |::: ( ( ゙ ..:;;;;;|
          .彡.|:::   il   :::;;;;;|ゞ巛ミ
        巛从ミ彡ミ彡从巛彡ミ彡ミ彡》》
      巛巛ミ             ミ从ミ人ミ》》
    巛彡从彡★VON・トーマス・マン ★ 彡巛ミミミ从从》》
   巛彡ミ从从ミ              ミ从》彡巛彡ミ从》》
  巛彡巛彡从ミ》巛彡从ミ》彡彡巛ミ人ミミ》彡彡从ミミ从》》
440吾輩は名無しである:04/06/30 18:51
ジャン・パウル『巨人』を読んだ人とかいる?
441VON・トーマス・マン:04/06/30 20:08
>ジャン・パウル『巨人』を読んだ人とかいる?

あのでっかい本ね。
小さいサイズのもあるらしいけど、
でっかいのは読むきしないなあ。
442吾輩は名無しである:04/07/01 21:10
>>441
翻訳本で小さいやつあるんですか?
443吾輩は名無しである:04/07/01 22:22
>>434
乙。
あと、ムージルスレも
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1066708957/l50

>>442
現代思潮社から昔出てたみたいだね。
完訳はしなかったようだけど。
444吾輩は名無しである:04/07/01 23:25
>>443
お返事ありがと。でっかいのは置くだけなら様になるんですが、読むとなるとつらいですよね。
ちっこいの探してみます。
445VON・トーマス・マン:04/07/02 02:30
『巨人』、なんであんなにでっかい本なのだろうか?
巨人だからでっかいほうがいい、
なんて思ったわけでもあるまいに。
あの、馬鹿みたいなでかさにはあきれるほかない。
出版社が馬鹿だね。
446吾輩は名無しである:04/07/02 15:27
国書刊行会は独特の装丁だからね。
447吾輩は名無しである:04/07/02 20:31

432 :  ◆OgKORiAbeY :04/06/27 16:33 ID:zHXsyvKM
ニーチェ。。。誰や念

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1053930558/432
448吾輩は名無しである:04/07/02 20:38
>>447
詩板からわざわざかよ! ニーチェに無知なやつがいるとは、さすが幼稚な詩板だな。
449VON・トーマス・マン:04/07/05 23:37
英米やフランスの現代作家は、
盛んに翻訳されているような気がするが、
ドイツ文学はどうだろうか。

新潮クレストブックスとかいうので、
ベルンハルト・シュリンクという作家が有名になったが、
ああいう作家でも、
現在のドイツでは有力といえるのだろうか?
450VON・トーマス・マン :04/07/06 22:06
俺はリーマン7年目で仕事の人間関係に悩んで2ヶ月前に極度の
被害妄想に陥り手首切って自殺未遂した、家族に発見され救急車
呼ばれて輸血して体中いろんな管入れられ1週間入院、会社は
そのまま自己退職してしまった、今思えば休職とか傷病手当もらうとか
ネットを見て調べて後悔しています、だって自分がいた会社から
自殺未遂者が出たなんて縁起悪いし迷惑かけると思ったから退院してす

会社に電話して退職手続き取ってしまった。怪我による退職になるから
失業保険ももらえないし鬱、、、。
右手の親指と人差し指と中指の神経が麻痺して医者が言うには神経が
修復するまで全治半年と言われた、いま不自由な手で一所懸命カキコし
ています。
右手が不自由な以外はピンピンしてるけど精神的にかなりまいっていま
す。
毎日やることないし平日の真っ昼間に家にいると自分だけ社会から取り
残されて
いくようでかなり鬱です。
(´・ω・`)
451VON・トーマス・マン:04/07/07 00:48
また騙りか。やれやれ。
452吾輩は名無しである:04/07/12 00:46
結局ベルンハルト誰も読んでないの?
453吾輩は名無しである:04/07/12 01:51
ベルンハルト、読みました。
テーマの選び方はいいのですが、何分内容が薄いです。
戦後の総決算とでも言うべきテーマを恋愛小説の枠組みで語ってしまったのはとても残念です。
最低でも、あの5倍のボリュームが必要です。

文学の衰退は日本のみならず、世界的な現象であることがよく分かりました。
454吾輩は名無しである:04/07/12 02:34
グールドの奴なら結構前に読んだよ。
割合さくっと読めたがあんま記憶に残ってないな。良質なラノベといった程度の印象。
455吾輩は名無しである:04/07/12 02:35
ってベルンハルト違いかよ。
シュリンクの方はこれも結構前にブクオフ100円で買ったけどそのまま放置してあるな。
456吾輩は名無しである:04/07/12 14:35
ユンガーまんせー。
457吾輩は名無しである:04/07/12 20:00
 ハインツ・グデーリアンの書いた「電撃戦」(原題[Erinnerungen eines Soldaten]”一兵士の回想”)、
クルト・マイヤーの書いた「擲弾兵」(原題[Grenadier])を読んだことがある。
 ハインツ・グデーリアンは第二次大戦時のドイツ陸軍上級大将。電撃戦の提唱者で、独機甲部隊を
率いて大活躍をした。あだ名は「韋駄天ハインツ」。[Schnelle Heintz]
クルト・マイヤーは武装SS少将。1944年には「ヒトラー・ユーゲント機甲師団」の師団長として、
ノルマンディ戦線で大活躍をした。あだ名は「パンツァー・マイアー」。[Pantzer Mayer]
 それ以外にも、マンシュタイン元帥の書いた「失われた勝利」[Die Verlorene Siege]なども名著だな。
458吾輩は名無しである:04/07/17 19:02
ゴットフリート・べんの後期の詩について良い批評など知ってる人います?
459吾輩は名無しである:04/07/17 19:32
ユンガーがなんかごちゃごちゃ言ってたよね。何言ってたか忘れたけど。
460吾輩は名無しである:04/07/18 16:41
ビュ〜ヒナ〜♪
461吾輩は名無しである:04/07/18 18:04
らーんぐざーむう゛ぉっつぇっく、らーんぐざーむ♪
462吾輩は名無しである:04/07/22 01:56
ブレヒトの「ガリレイの生涯」って読んでみたけど何も感じなかった。
どこが面白いんだろう?
ただのガリレオの伝記にしか思えん。
ガリレオは英雄に仕立てられるのが嫌だった、っていう設定が面白いだけ?
よってこの本、突付きようがない。
誰か語ってくれ。
463吾輩は名無しである:04/07/22 02:06
ちなみにブレヒトの「肝っ玉母さん」は
戦争を批判しながらもそこから利益を得る矛盾が面白かった。
今回もブレヒト物だから、と期待してたんだが裏切られた感じ。
464VON・トーマス・マン:04/07/22 22:08
みなさんお久しぶり。
仕事でウイーンに滞在していて、
そこではネットをみていなかったため
しばらく書き込めませんでした。

また書き込みしようと思うのですが
いいでしょうか?
465吾輩は名無しである:04/07/22 22:10
>>464
もちいいけど煽りは無視の方向でよろしく。
466462:04/07/23 02:37
やっぱり誰も読んでないのか…_| ̄|○
467吾輩は名無しである:04/07/26 12:40
エルンスト・ユンガーに凄く興味が湧いてきました。
詳しく知ってる方います?
468吾輩は名無しである:04/07/26 14:06
ユンガーのHPがあったような。
極右過ぎて(ナチは緩いという意味で)ナチ批判したというつわものだという程度しか知らない。
469吾輩は名無しである:04/07/30 21:13
質問です。
下のような言葉はフリードリヒ・シラーの作品のなかにありますか?
あるとしたらタイトルを教えてください。

「偉大なパトロクルスはなし、生けるは卑しきテルシテスのみ」
470吾輩は名無しである:04/07/31 03:32
アイヒェンドルフの長編「予感と現在」はまだ翻訳が出ていませんね?
誰か訳そうというネ申はいないのかしら?
471吾輩は名無しである:04/08/01 17:19
ギュンター・グラスの世界♪
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1091099410/
472469:04/08/02 19:13

ありませんか……。
473吾輩は名無しである:04/08/02 21:39
>>469
Das Siegesfestかな。
474469,472:04/08/02 22:18
>>473
どうもありがとうございます。これですね。
http://www.literaturwelt.com/werke/schiller/siegesfest.html
間違いないと思います。

ドストエフスキーの「永遠の夫」(新潮文庫、94頁)にあった言葉です。
475吾輩は名無しである:04/08/03 13:11
ブロッホの「夢遊の人々」がちくま文庫で出るみたいですが、買いですか?
476吾輩は名無しである:04/08/04 12:00
マジすか。全三部収録で?
個人的には誘惑者を出して欲しかったが・・
まあ当然買いますが。
477吾輩は名無しである:04/08/04 15:21
中公の文学全集版は全訳じゃないんですか?
478吾輩は名無しである:04/08/05 22:14
手元にある中央公論社の世界の文学48巻では第3部しか収録されていないな。
ググって見たところ同じく中公から単行本で完訳版がでてたみたいだけど。
479吾輩は名無しである:04/08/08 20:09
トーマス・マン、『ドイツとドイツ人』売ってないんだけど絶版じゃないよね?
480吾輩は名無しである:04/08/11 17:01
>>470
『予感と現在』は、むかし集英社版の世界文学全集に
『フリードリヒの遍歴』という訳題で収録されていました。
古本で入手も可能。

http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon

>>479
岩波書店版は残念ながら品切れ中のよう。
上記の古書サイトに「講演集ドイツとドイツ人」と入れて探すと出てきます。
481吾輩は名無しである:04/08/11 17:06
>>475
『夢遊の人々』は未読ですが、ヘルマン・ブロッホという作家は
かなり覚悟を決めてかからないと最後まで読めないと思います。
むかし『ウェリギリウスの死』を通読した体験から。
482吾輩は名無しである:04/08/12 07:40
>480
ありがとうございます
483吾輩は名無しである:04/08/15 02:49
>>480
私からもありがとうございます。
早速紹介いただいた古書サイトで注文しました。
ついでにこのサイトも気に入ったのでブックマーク!
しかし、邦題のセンスに一抹の不安を感じるのであった……
484吾輩は名無しである:04/08/23 00:33
おおっ、『夢遊の人々』文庫化か。
すぐには読めないがこれは買いだ。
485吾輩は名無しである:04/08/24 20:03
今日、『ブッテンブローク家の人びと』上中下(900円)
かったよ
486吾輩は名無しである:04/08/25 14:27
英文専攻のものです。
ドイツ文学史をいちからきっちりと学べる
文学史の本を教えていただけませんか?
大学院入試にも対応するような本格的な本を探しています。
487吾輩は名無しである:04/08/25 18:49
岩波のドイツ名詩選の「はしがき」にこういうくだりがある。

 注は最小限にとどめ、いわゆる「解釈」には踏みこまなかった。詩との接し方、
 詩の読み取り方は、ほとんどすべて日本語のうちに掬い取られているはずであり、
 またそうあるべき、と考えるからである。(檜山哲彦)

第1文はいいとして、第2文はどうよこれ? 詩の翻訳なんて「掬い取れないもの」
の大きさに愕然とする方がよほどまともな感性の持ち主だと思うんだけど。正直、この
くだり読んだだけで俺はがっくり来たよ。実際、訳詩も大してうまくなかったし。
まー、教授様に噛み付いてもしょうがないけど。
488吾輩は名無しである:04/08/30 12:35
>>486
『ドイツ文学案内』(朝日出版社)などいかがでしょう。
細かいところでは問題もないではありませんが、
主要作家と主要作品を頭に収めるには最適でしょう。

或いは、文学と時代の流れ(社会性)の関係に
重きを置いた本が良ければ、
東大出版会の『ドイツ文学史』でしょうか。
489吾輩は名無しである:04/08/30 22:28
岩波文庫のドイツ文学案内は一般読者向け?
490吾輩は名無しである:04/08/31 10:08
>489
もちろん一般向けです。
491吾輩は名無しである:04/09/02 10:16

種村季弘氏が死去 異端の世界を紹介

 幻想文学の評論などで知られる
ドイツ文学者の種村季弘(たねむら・すえひろ)氏が8月29日午後8時25分、
胃がんのため静岡県内の病院で死去した。71歳。東京都出身。
葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。喪主は妻薫(かおる)さん。

 1957(昭和32)年、東大独文科卒。
出版社の編集者、都立大助教授などを経て、フリーで評論、翻訳を開始。
博学を基に、魔術、吸血鬼、贋作(がんさく)など欧州の異端の世界を日本に紹介した。
映画や美術にも詳しく故土方巽氏、渋沢龍彦氏らとの交友でも知られた。
国学院大教授も務めた。

 著書は「ビンゲンのヒルデガルトの世界」(斎藤緑雨賞、芸術選奨文部大臣賞)
「謎のカスパール・ハウザー」「怪物の解剖学」など多数。
全8巻の著作集で泉鏡花文学賞を受賞。

ソース:http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004090101005090

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1094058424/
492吾輩は名無しである:04/09/13 23:14:48
最近出たというブロッホの夢遊の人々は中央公論社の世界の文学ブロッホに入っている
ものと同じなのでしょうか
あとシュティフターのような美しい自然描写に重点が置かれた作家・作品を教えてください
493486:04/09/17 05:01:06
>>489
どうもありがとうございます。
どちらの本にも目をとおしてみたいと思います。
494吾輩は名無しである:04/09/17 19:16:46
>>493
ただし、岩波文庫の『ドイツ文学案内』は20世紀前半
(トーマス・マンやカフカやリルケやヘッセがいた時代)
が弱い。著者(手塚富雄)も断っているが、19世紀までに
スペースを割きすぎたためらしい。
495吾輩は名無しである:04/09/18 12:05:31
ゴットフリート・ベンの詩「カリアテューデ」についての批評が載っている本
または英語のサイトなどってありますか?
あの詩はどういうものなのかさっぱりわかりません
496吾輩は名無しである:04/09/21 02:00:26
本の友社の「シュニッツラー短編全集」を買った人、いますか?
497吾輩は名無しである:04/09/22 16:50:37
>495
生の雄叫び、なんじゃないの?
オレもよく分からんけど。
498吾輩は名無しである:04/09/23 01:25:37
ベンってノーベル賞取るほどの詩人か?
おれはいつも不思議。
499吾輩は名無しである:04/09/23 01:34:04
ジャンパウルの代表作は巨人、ジーベンケス以外に何があるか
原文で挑戦するつもりなのだが...
500吾輩は名無しである:04/09/23 01:47:50
ノーベル賞は文学賞に関してはクソですから。
501吾輩は名無しである:04/09/23 02:42:25
>>500
はいはい、聞き飽きたよ。
ガルシア・マルケスもベケットもクソなのね。
あっ、トーマス・マンもかぁ!
502吾輩は名無しである:04/09/28 20:16:16
フランツ・ヴェルフェルのお勧めの作品を教えてください
503吾輩は名無しである:04/10/03 17:47:15
ヴェルフェル・・・・翻訳、ほとんど出ていないでしょう?
原文で読むんですか?
原文で読めるくらいの力のある人なら
こんなところで質問しないのでは?

『モーセ山の四十日』って大長編2巻本が
某ドイツ文学者の自費出版で近代文芸社から出ている、
あるいは、出ていました。
504503:04/10/04 11:53:47
ヴェルフェルの件、調べてみたら、
品切れ中だが、河出書房のシリーズ「ドイツ表現主義」の
第2巻『表現主義の小説』に、
『小市民の死』が収録されていた。
505吾輩は名無しである:04/10/08 01:02:06
イェリネクの話で持ちきりかと思いきや。
さすがの鈍さだな独文・・・・・・・・・・・・・・。
506吾輩は名無しである:04/10/08 10:05:03
>505
ほんと期待外れだった。
507吾輩は名無しである:04/10/08 14:54:21
読んでる人出てこーい
508吾輩は名無しである:04/10/09 06:14:33
川村二郎って詩の翻訳はホンマに下手っぴだな。と思いませんか?
509吾輩は名無しである:04/10/09 10:18:34
ノーベル賞から話をずらしている人がいますね。
510吾輩は名無しである:04/10/09 10:28:33
>508
小説だって上手とは言えないよ。
あの人の文章は高揚感がないからね。
どこか冷めた感じになっちゃう。
511吾輩は名無しである:04/10/09 13:09:02
ノーベル賞はノーベル賞でもノーベル文学賞じゃなぁ
512吾輩は名無しである:04/10/09 13:52:21
いや、川村二郎の翻訳はいいと思うよ。
それより、イェリネクの話をできる人が一人もいないのか。
513吾輩は名無しである:04/10/09 19:25:36
ジャンパウルのDr. Katzenbergers Badereiseを読んでいるがもうすぐ読了。
様々な話題に関する饒舌、皮肉な笑いに満ちたこの作品、スターンに近いも
のを感じさせる。
514吾輩は名無しである:04/10/09 22:28:15
で、結論としてイェリネクを読んでいるのは翻訳者と
その生徒ぐらいということで間違いないわけですね。
515吾輩は名無しである:04/10/10 13:03:49
>514
コソーリあるスレで・・・
516吾輩は名無しである:04/10/10 18:44:24
>515
あれは独文総合スレの住人の仕業か・・・
517吾輩は名無しである:04/10/23 02:31:07
シュニッツラーはオーストリア文学の代表的存在とされるが、
そんなに凄い人なのだろうか。
たしかに彼の作品は捨てがたい魅力がある。
しかし、ホフマンスタールなどに比べると、かなり落ちると思う。
518吾輩は名無しである:04/10/23 04:43:45
>>517
>シュニッツラーはオーストリア文学の代表的存在とされるが、

されてないよ。あなたの認識が甘いだけ。
オーストリアの代表的作家を教えてあげよう。

ローベルト・ムージル
ヘルマン・ブロッホ

かれらに比べるとホフマンスタールなど子供みたいなもんだ。
519吾輩は名無しである:04/10/23 19:36:58
ドイツ文学に興味を持ちました。
520吾輩は名無しである:04/10/23 19:50:35
巨大な作品を書くことがいいとは言えないな。
一昔前には、マーラーこそ最高の交響曲作曲家だ、
と騒いでいたマーラー・ヲタがたくさんいたものだ。

ホーフマンスタールの耽美的にして精妙この上ない文体は、
作品の規模に関わらず、ドイツ文学において揺るぎない地位を保持している。
彼の文章が下層民にとっては鼻につく、というのも分かるが。
521吾輩は名無しである:04/10/23 19:54:44
それにしてもドイツ語で作品を書くユダヤ人の名前がよく上がるね。
522吾輩は名無しである:04/10/23 20:27:49
もちろん読むよね。
◆2004年1月中旬刊行予定

題名:追悼の政治
著者:エルンスト・ユンガー
訳者:川合全弘
ジャンル:ドイツ文学、現代思想
判型:四六判並製・216頁
本体価格:2800円
ISBN:4-901477-14-5
523吾輩は名無しである:04/10/24 02:06:27
>>518
シュティフターは?
524吾輩は名無しである:04/10/24 03:20:05
>>520
下民層って誰のこと言ってんだよ?

鼻につくことはないよ。
ただ、世界文学の中で見た場合、ホフは小さい作家だと思う。
そういう意味では、トーマス・マンの方が上。
俺はマンヲタではないけどな。
規模の問題じゃない、あくまで質の問題だよ。
525吾輩は名無しである:04/10/24 09:47:34
だからなんやねん
おまえゲーテだけよんでりゃええやん
526吾輩は名無しである:04/10/24 11:17:20
トーマス・マンとホーフマンスタールは、
ぜんぜん方向性の違う作家なので、単純な優劣比較はムダ。
そのくらい誰だって分かることだと思うが。
527吾輩は名無しである:04/10/24 15:50:53
そうそう
ワーグナーと料理の鉄人のどっちのほうが反復横跳びが美しいかを訊いてるようなものだよ。
528吾輩は名無しである:04/10/24 17:58:49
シュティフターの『晩夏』を買ったが、まだ読んでいない。
読んだ人いますか?
529吾輩は名無しである:04/10/24 21:34:24
『晩夏』読みました。
最初は、起伏もなく淡々とすすむ展開にもひとつのれなかったが、
慣れてきた途中から心地よくなってきた。
じんわりと麻薬のように(って知らないけど)効いてきます。
530吾輩は名無しである:04/10/24 23:12:39
『晩夏』読んだ。
後半部分はソローキンの『ロマン』のようにならないものがと思いつつ。
どう考えても間違ってはいるのだろうが、読んでいる間、
その妄想を止めることができなかった。
531吾輩は名無しである:04/10/25 00:54:27
クライストにはまりつつある。
情景描写や心理描写を極力抑えた怜悧な文体。
532吾輩は名無しである:04/10/25 01:31:07
>>531
ミヒャエル・コールハースがオススメ。
前にスレがあったよ。かなりマニアックなやつ。
533吾輩は名無しである:04/10/25 01:43:57
『晩夏』は、主人公とナターリエがお互いに意識し合いながらも、
ずっと口をきかぬまま焦らしに焦らし合った挙句、
ついに二人だけで面峙すると、「おお、ナターリエ!」
とかいって、いきなりコクり合う展開に、
オヤジの不滅のロマンを感じた。
534吾輩は名無しである:04/10/25 02:36:40
クライストだと壊れ甕も面白いよね。
535吾輩は名無しである:04/10/25 04:08:54
O侯爵夫人の映画が面白かった。
エリック・ロメールのやつ
536吾輩は名無しである:04/10/25 18:34:14
>530
ソローキンの『ロマン』を知らなかったので
少し調べてひっくりかえった。
ほんとうだ、『晩夏』の薔薇の咲き乱れる家と一帯の山野は
『ロマン』の結末を通して初めてアルカディアへと昇華する。
537吾輩は名無しである:04/10/25 23:46:48
>>536
俺の妄想に付き合ってくれてありがとう。
しかし、アルカディアへと昇華はしないんじゃないかな。

みんなクライストとかちゃんと読んでんだね。
積読は良くないとは思うのだが、薄い本や短編集を後回しにする癖があって、
クライストなんかは長年積読状態が続いてる。
決めた、そのうち読む!

ところで、ペーター・ハントケの『反復』を読んだひといるの?
発売当時に買ってからもう4、5回はチャレンジしているのだが、3、40ページ
あたりまでは読み進んで、気が付くと何か別の本を読んでいたりする。
誰か感想を聞かせて。
538吾輩は名無しである:04/10/26 00:44:01
>>537
まずクライスト嫁
ハントケよりずっと恐ろしい。
漏れが仏文に進んで後悔したのは、
クライストに当たる香具師がいなかったからだ。
20世紀文学で「何度も途中でやめる」本は、
自分に向かないのだと心得るべし。
539吾輩は名無しである:04/10/26 02:33:15
シュティフターも「電気石」なんかはちょっとクライストっぽいかな。

「こわれ甕」は、一種の世話物だから、落語にアレンジし直してもぴったりきそう。

「こわれ甕」をノベライズすると、太宰の中期の短篇みたいな味わいになりそう。
540吾輩は名無しである:04/10/26 02:38:47
世話物、良い事言うねえ。
クライストの芝居は、近松に近いものがあるね。
ミヒャエル・コールハースとかペンテジレーアとか。
541吾輩は名無しである:04/10/26 15:54:16
>522
>もちろん読むよね。
>◆2004年1月中旬刊行予定

って、もう2004年10月なんですが。
542吾輩は名無しである:04/10/26 17:15:30
>>541
たぶん、2005年の間違いだと・・・
543吾輩は名無しである:04/10/26 18:46:04
クライストって翻訳が少ないので
外国語パーの俺は寂しい
544吾輩は名無しである:04/10/26 21:20:13
トーマス・ベルンハルト「消去」読んだんですが、すごく良かったです。
作中に出てきたジャン・パウルという作家が気になったのですが、
どういう感じの作家ですか?
初めて読むのにおすすめの作品も教えていただきたいです。
「消去」に出てきた「ジーベンケース」がいいのでしょうか。
545吾輩は名無しである:04/10/26 22:06:44
>>538
そう急かさないでくれ。
>「何度も途中でやめる」本は、自分に向かないのだと心得るべし。
基本的にはそうだと思うけど、『反復』は自分に向いてないなって思いつつも、
それが引っ掛って何度もトライしてしまう。

546吾輩は名無しである:04/10/26 23:23:55
>>544
ジャン・パウル。
世界文学的には知名度が低いが、
ドイツ文学ではゲーテのライヴァルとして有名。
巨人という大長編でゲーテを批判してる。

ちなみに、マンに影響を与えてます。
作品は、短編が岩波文庫から出てたはず。
ちょっととっつきにくいけどね。
547吾輩は名無しである:04/10/26 23:49:17
ジャン・パウルは岩波文庫の「なんとか先生」と、国書刊行会の「ドイツ・ロマン派全集」と、田舎の高校の先生が翻訳した「ジャン・パウル三本立て」という本を読んだが、どれもピンと来なかった。
翻訳が悪いような気もしたし、翻訳不可能なような気もした。
原文でよんだら少しは面白いのかな。
古本屋で鈴木武樹訳の全集(の端本)や、国書刊行会の分厚い本をたまに見かけるけど、恐れをなして手を出していない。
>>546さん。ジャン・パウルを面白がるコツは何ですか?
548吾輩は名無しである:04/10/26 23:53:55
無理矢理『美学入門』を読んで挫折すると良いかも
549吾輩は名無しである:04/10/27 00:30:04
>>543
沖積舎から「クライスト全集」全3巻が発売中。
550546:04/10/27 06:28:55
>>547
面白いなんて一言も書いてないよ。
自分もあなたと似たようなもんですw
551吾輩は名無しである:04/10/28 00:24:57
ゲルハルト・ハウプトマンの作品をまとめて読める本(日本語)があれば
紹介してください。
私が調べた限りでは、岩波文庫からいくつかの作品が散発的に
出ていたことがある程度のようですが・・・
552吾輩は名無しである:04/10/28 14:24:26
レスありがとうございます。
難解な作家みたいですね……。
まずは手に入れやすい岩波文庫の作品を読んでみたいと思います。
553吾輩は名無しである:04/10/29 16:03:41
>551
『世界戯曲全集第14巻』がハウプトマン集で、戯曲がいくつか入っている。
でも昭和4年刊だから、入手は困難。
図書館で探した方がよさそう。
他にはまとまったのはないと思うので、文庫本などを集めるしかない。
554551:04/10/29 20:10:06
>>553
ありがとうございます。地道に探して見ます。
555吾輩は名無しである:04/10/29 23:49:59
卒論で、ドイツ文学のユーモアやイロニーについて研究しようと
思うのですが、何か良い文献ありませんか??
全然探せなくて困ってます。
556吾輩は名無しである:04/10/30 01:08:52
>>555
ロマン派にしぼるとか、
もう少し範囲を狭めないと書けない。

もしも具体的な小説作品におけるユーモアを論じるなら、
その作家論でやった方が良い。

なぜこう書くかというと、
独文でユーモア-イロニーとなると、
シュレーゲルやジャン・パウルといった難物を扱うほかなくなる。
そしてかなり哲学よりの考察になる。
557吾輩は名無しである:04/10/30 01:50:26
ろくに読んだことのない作家の作品について
卒論を書く人が多い。研究者の論文をいくつか読んで、
つぎはぎして「卒論」にしてしまう。
こういうことがまかり通っているのが今の大学教育。
一流と言われている大学でも、そう。
そんなことをするのは、結局、文学に興味なんてなかったということだ。
受験の時だけ、偉そうに「自分は文学に興味があって、
こういうことを研究したい」などと吹聴するバカが多い。
558吾輩は名無しである:04/10/30 01:55:53
以上、深刻な学力不足で大学に行けなかった負け犬の遠吠えでした(w
559吾輩は名無しである:04/10/30 10:26:29
原書が古臭いが、これ読んどけ。
www.kokubunsha.co.jp/archives/ISBN4-7720-0057-7.html
bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4588021761.html

つか全然文献が探せないって……。
560555:04/10/30 15:27:38
どうも、何かアドバイスとかありがとうございます。
一応、ケストナーの大人向け小説(雪のなかの〜とか)読んでて
皮肉っぽい表現とか多かったので、序章を「ユーモアとは」みた
いなことで埋めたくて、伺いました。
別に、そんな頭のいいー学校じゃないので、けっこうテキトーな
感じなのですが、まぁ、形としては「論文」にしよかなと思い。
561吾輩は名無しである:04/10/31 07:32:41
ハウプトマンの戯曲「沈鐘」を読んで感動。
童話にして寓話。
ハインリヒのセリフが冴えている。おもしろい。
562吾輩は名無しである:04/10/31 16:46:23
ハウプトマンって手を出してみたいけど中々手が出ない
563吾輩は名無しである:04/10/31 20:44:31
ハウプトマンの戯曲は一つ一つの台詞がものすごく長い。
これを暗唱する役者は大変だと思う。
564:吾輩は名無しである:04/10/31 21:22:00
ハウプトマンって魔の山のペーペルコルンのモデルなんだよね。
ペーペルコルンの長広舌はハウプトマンの戯曲仕込みか。

魔の山はペーペルコルンの他にナフタとセテムブリーニの超絶議論があるけど、
あの小説の映画版は面白くなかった。

魔の山は、映画よりも、むしろ舞台による視覚化の方が向いているように思う。
565吾輩は名無しである:04/10/31 22:04:53
「沈鐘」は、最近、ゆまに書房から復刊された。
ハインリヒとラウテンデラインの詩的で幻想的な台詞が美しい。
566吾輩は名無しである:04/11/01 00:37:21
ヨーゼフ・ロートの「果てしなき逃走」を読んでいるが、
新聞記事みたいな文章が延々と続くので、読んでいて退屈だ。
567566:04/11/02 01:25:55
と書いたが、中盤から急に話が盛りあがり、
終わりまで面白く読めた。
前半の新聞記事みたいな即物的な文章は、
後半を楽しむために必要な予備知識として考えれば良いと思う。
568吾輩は名無しである:04/11/02 01:38:06
最近古本屋で『アントン・ライザー』買った。
しみったれててイイ感じ。
誰か読んだ人いる?
569吾輩は名無しである:04/11/02 02:49:15
小沢書店のホフマンスタール詩集ゲット
570吾輩は名無しである:04/11/02 03:13:39
平凡社ライブラリーのホーフマンスタール「詩集・拾遺詩集」も
おすすめです
571吾輩は名無しである:04/11/02 11:55:00
>>566
『ラデツキー行進曲』も読むのだ。素晴らしいよ。どの図書館にも常備されている(はずの)筑摩世界文学大系に入っておる。

マルセル・ライヒ=ラニツキの『とばりを降ろせ、愛の夜よ』(だったか?)で紹介・絶賛されていた、アルフレート・デーブリーンの『ベルリン・アレクサンダー広場』を読んでみたくなり、必死で探したが、
図書館ですらなかなかみつからない。古本屋では上下揃って三万円とか、信じられない値段が付いている。
ネットを駆使した結果、目黒のセンター図書館で美本を発見。読んでみる。
表現主義系の作家としてはわりかし読みやすい印象。ヘルマン・ブロッホなんかと比べてもずいぶん楽。
『ユリシーズ』の軽さと言うかチャラさを減らして、しがない労働者が機械的ともいえる巨大都市にひたすら翻弄される様が、前面に押し出されている。
そのためか、異様なパワーに充ちていて一気に読めるが、結末にちょっと唖然。
誰か他に読んだことのある人いない?
572吾輩は名無しである:04/11/02 19:04:09
>古本屋では上下揃って三万円

良心的な古本屋って徐々に消えていったね。
そして日本文学の衰退が始まる。
573吾輩は名無しである:04/11/02 19:08:50
ケラー『緑のハインリヒ』、以前、入手しておいたものだが、
何しろ長大な作品なので、ずっと放置していた。
しかし、最近になって読む気になった。
まだ最初の数章しか読んでいないが、情景が鮮やかに浮かび上がるような、
絵画的な文章が楽しめる。伊藤武雄の訳も日本語としてこなれていて上手い。
574:吾輩は名無しである:04/11/03 00:17:15
『緑のハインリヒ』大好きです。

近所に住んでいた骨董屋の老夫婦とか、メレットの話とか、
グレートヒェンとの淡い交流とか、印象的なエピソードが、
美しい描写とユーモア溢れる語り口で綴られ、ぐいぐい読まされます。
575吾輩は名無しである:04/11/03 07:38:39
岩波文庫復刊しないかな
576亜紀:04/11/03 10:31:50
564様
昨日、DVDで魔の山の映画見ました.小説と比べて簡単、あっさり、という感想です。
小説は文庫版で下巻の途中なんですがなかなかすすまないもんで、DVDを
見ました。
577吾輩は名無しである:04/11/03 16:51:40
「ブロッデンブロークス」を三冊900円で買いました。
ブロッホの「夢遊の人々」と一緒に併読中。全体小説って好きだ・・・
なんか面白いのないでしょうか?「チボー家の人々」みたいな感じで。
578吾輩は名無しである:04/11/06 00:11:42
ルートヴィヒの『天と地の間』ってどんな作品ですか?
感動しますか?
579吾輩は名無しである:04/11/06 00:30:27
>>578
親父がいて、息子が二人いて、嫁をもらって、兄弟のうちどっちかが死んで・・・・
地味な作品だよ。
「読んで損した」とは思わなかったけど、「得した」とも思わなかった。
感動というより、読んでしんみりする作品だった。
580吾輩は名無しである:04/11/06 00:44:44
ブルックナーの交響曲第9番のような文学作品を読みたい・・・
581吾輩は名無しである:04/11/06 04:27:32
シュティフターの『晩夏』はブル9を感じさせるかな・・
ちなみにシュティフターの葬儀で葬送曲を指揮したのは若き日のブルックナーだそうです。

ブル9のように「未完」のロマンということに拘るのであれば、
やはりノヴァーリスやヘルダーリンらの残した未完の作品群がブル9的、
といえるかも知れません。
582吾輩は名無しである:04/11/06 18:17:33
読んではいないがジャンパウルの主要作品は九州大学の出版部
から出ているみたいだぞ。
583吾輩は名無しである:04/11/06 20:06:58
>>582
ジュンク堂某店の店頭に一通り陳列されていますね。
買っている人を見たことはないけどw
584吾輩は名無しである:04/11/06 21:33:45
『変身』Die Verwandlung
『審判』Der Prozeß
ドイツ語は何て読むの??
ダー・・?
585吾輩は名無しである:04/11/06 23:38:31
でぃー ふぇあう゛ぁんどるんく

でぁ ぷろつぇす
586吾輩は名無しである:04/11/07 12:01:33
ハイネの「ハルツ紀行」を読みたいんですけど、
どの本に収録されているんでしょうか?
587吾輩は名無しである:04/11/07 12:17:25
>>586
そのものずばり『ハルツ紀行』(内藤匡訳、岩波文庫)というのがある。
解説も何もないので、完訳か抄訳かは分からない。
現在は品切れかもしれない。
山陽道支店に行こう。
俺が持っているのは昭和16年第9刷。定価20銭。
588吾輩は名無しである:04/11/07 12:36:32
東京都による被災者支援の偽善を断罪する!
http://live18.2ch.net/test/read.cgi/eq/1099797836/
589吾輩は名無しである:04/11/07 17:02:45
ドロステ=ヒュルスホフっていいんですか?
どんな感じの作品?
590吾輩は名無しである:04/11/07 18:01:18
>>589
クライストの影響を受けていると言われてますよね。
ユダヤ人のブナの木は、物語がぐいぐい展開して、
たしかにクライスト的だな、と思いました。
フランダースの犬のヴィーダ女史なんかは、
ドロステ=ヒュルスホフの影響を受けてるんじゃないかなあ。
591吾輩は名無しである:04/11/07 18:54:56
>>566
懐かしいな、俺それで卒論書いたよ。ロートは
「聖なる酔っぱらいの伝説」で興味を持って読み出した
部屋に鳥影社の小説集が2冊あるので久しぶりに読んでみよう。
592吾輩は名無しである:04/11/08 09:36:17
>589
オレも『ユダヤ人のブナの木』しか読んでない。
彼女の本領はまだ十分に紹介されていないのでは。
邦訳も少ないし、専門家の奮起を期待したい。
593吾輩は名無しである:04/11/09 00:08:02
>>592
売れない本は出ないよ。
594吾輩は名無しである:04/11/09 01:14:34
国書刊行会のドイツロマン派詩集に、
ドロステ=ヒュルスホフの詩も収録されてるね。
595吾輩は名無しである:04/11/09 01:54:55
河出書房のリルケ全集、なぜあんなに分厚いのかと思えば、
作品よりもその解説のほうに多くのページが割かれているのだ。
作品さえ読めれば、解説は最低限でいい自分にとっては、
明らかに研究者向きの細か過ぎる解説ページが邪魔に思える。
596吾輩は名無しである:04/11/10 10:29:39
>>593
ドイツ文学って、売れてる本はあまりないんじゃないか。
売れなくともおのれの研究成果を世に問うために
自費出版しれ!
597吾輩は名無しである:04/11/14 02:04:33
ドイツ・ロマン派が好きなんですが、
ホフマンはほとんど読んだことがありません。
「砂男」だけ読みましたが、話の設定に無理がありすぎて、
それを信じれば面白いけど(特に最後の場面)、
信じられなければ、退屈な作品だと思いました。
ホフマンの作品でお勧めのものがあったら教えてください。
598吾輩は名無しである:04/11/14 02:21:03
ホフマンはやっぱり『黄金の壺』かなあ。
これも設定(というか展開)に無理があり過ぎるけど、
君が日常的に結構不器用だったり間の悪い人間なのであれば、
あるいは太宰中期の『乞食学生』とか『雪の夜の話』なんかが好きなのであれば、
またあるいはドストエフスキーの小説なんか好きなのであれば、
さらにあるいはヘッセの『荒野の狼』の愛読者なのであれば、
『黄金の壺』はかなり楽しめるはず。

ナタナエルのキャラは、その後のロマン主義文学の主人公たちの一典型になっていると思う。

あと、チャイコで有名な『くるみ割り人形』も読むディズニーランドという感じで楽しい。
599吾輩は名無しである:04/11/14 15:52:38
「荒野の狼」も話の設定に無理がありすぎる。
600597:04/11/15 00:02:28
『黄金の壺』、早速読みました。
くもの巣のように伏線が張り巡らされていて、
読んでいて目がくらむようでした。
話の展開も奇想天外で、こういう話を思いつくのは
天才としか言いようがないですね。
とにかく、話の展開の凄まじさに圧倒されました。
601吾輩は名無しである:04/11/16 19:38:34
>>592
ドロステ=ヒュルスホフ全集(全1巻)、池田香代子・訳、定価8000円
という企画はありそうで、ない。
ドロステ=ヒュルスホフよりも、ギュンデローデに興味がある。
602吾輩は名無しである:04/11/16 23:28:50
自分は壷はあまり楽しめなかった。ホフマンで面白いと思うのは短編
かなあ。夜景作品集Nacht Stueckeとか。
蚤の親方も先週読んだが…。メルヒェンは現実味を考えるとどうも。現在
は悪魔の霊腋を読んでいるが、結構、面白そう。
603吾輩は名無しである:04/11/16 23:56:08
悪魔の霊液はおもろしろいの?
604吾輩は名無しである:04/11/17 18:06:08
ギュンデローデはおれも興味ある。
この人発狂したのか?随分若死にだが
605吾輩は名無しである:04/11/18 12:39:53
隣接学部からドイツ文学のある大学院に進学
したいと考えているのですが、院試に役立つ
ような本などを紹介していただけないでしょ
うか?
606吾輩は名無しである:04/11/18 12:48:09
605です。
>>486で既出でしたね・・・。
参考にさせていただきます。
607吾輩は名無しである:04/11/18 13:52:17
>>601
をいをい、ドロステの全集が1巻に収まるわけないだろう。
ビューヒナーじゃないんだからな。

>>605
大学院にもよるが、ドイツ文学史の知識だけじゃなく、
やはりドイツ語の力がないとダメ。
関口存男の『新ドイツ語大講座』の中巻と下巻をやるべし。
でも、ドイツ文学の大学院に行ってどうするの?
いまどき、独文を活かす就職口なんてありませんよ。
608吾輩は名無しである:04/11/18 18:26:14
昔、某有名大学の大学院の独文科の人に、
「文学に興味があるから大学院で文学をやろうというのは間違い。
生活が保証されてはじめて文学ができるんだから普通に働くべきだ。
それに、文学は本さえあれば独学できる。院でやることではない」
と諭されたことがあったな・・・。
ツヴァイクの「昨日の世界」にも、自分は大学ではなく古本屋で
文学を学んだ、といったエピソードがあったっけ。
609吾輩は名無しである:04/11/19 00:38:47
俺の友達にも院をやめてからの方が、切れ味鋭くなった奴がいる。
教授の趣味に左右されなくなったから、という理由が大きいみたい。
610吾輩は名無しである:04/11/19 01:24:44
岩波文庫の「マイヤァ抒情詩集」を入手して読んでいるんだけど、
すごくいい感じ。高安国世の訳。
解説によれば、ホフマンスタールやリルケの先駆だとか。
詩によってはそういう感じもするね。そうでないのもあるけど。
ときどき、びっくりするくらいに美しい詩がある。
みなさんもぜひ読んで見てください。
611吾輩は名無しである:04/11/19 13:40:50
マイヤアだと、「鎮魂歌」という詩が好きです。
612吾輩は名無しである:04/11/21 15:57:13
高安国世は自分でも和歌よみだったから、語感が鋭いかも。
独文学者では、ほかに生野幸吉(元・東大独文科教授)が詩人でもあった。
613吾輩は名無しである:04/11/21 17:16:25
関泰祐も『秋窓譜』『冬薔薇』などの句集を残してるし、
片山敏彦も詩人であり、画家でもあった。
ドイツ文学者に歌人・詩人が多いといえるかはわからんが。
614吾輩は名無しである:04/11/22 00:12:41
グリルパルツァーの「ザッフォオ」を読んだ。
芸術性と世俗性の対立、なんて大げさなことが解説に書かれているが、
好きな男に振られた女が、嫉妬とプライドとの狭間で苦しんで
自殺するだけの話。
話は他愛ないが、戯曲としてよくできている。名作だ。
615吾輩は名無しである:04/11/22 01:50:44
>>612-613

みんな学者に過ぎんよ。
芸術家としては3流だと思うが。
616吾輩は名無しである:04/11/22 02:09:08
片山敏彦の言葉のセンスは好きなんだけどな・・・

多分、ロランの『ベートーヴェンの生涯』は、片山訳だったからこそ、日本でも、
ここまで多くの人々に読まれ、感動を与え続けているのではないかと思う。
617吾輩は名無しである:04/11/22 13:46:07
すみません
古本屋の目録をみていたところ
「ハイム」なる作家の「絵画泥棒」という作品が
載っていました(大学書林の対訳本です)

ネットで調べても出てこないのですが
どういう作家かご存知の方はいらっしゃいますか?

618吾輩は名無しである:04/11/22 15:47:52
ゲーテとの対話をドラマにしてほしい
ラジオでもいいな。
ゲーテ=塩川正十郎
エッカーマン=齋藤孝
のコンビでリクエストしておきます。

上方なまりのゲーテはおかしい?
フランクフルトってドイツでも有名な商業都市でしょう?
それに政治家ですし。
619吾輩は名無しである:04/11/22 17:06:17
どこかで、ゲーテは関西弁が似合う、というのを読んだことあるな。
620吾輩は名無しである:04/11/22 17:11:01
阿刀田くさいな。
621吾輩は名無しである:04/11/22 18:36:16
ペーター・ハントケを読もうと思うのですが
何から読み始めればいいでしょうか
622吾輩は名無しである:04/11/22 19:23:21
>>617
ゲオルク・ハイム(1887−1912)
ドイツ表現主義の詩人・作家。
新潮世界文学辞典を見るべし。
623吾輩は名無しである:04/11/22 22:02:34
>>622 ありがとうございました
624吾輩は名無しである:04/11/22 22:42:35
>>621
ペーター・ハントケは片手で数えるくらいしか読んでないけど、
たしか「観客罵倒」という戯曲があったな(白水社の戯曲シリーズ)。
「不安」「左利きの女」「反復」あたりが入手しやすいかな。
625吾輩は名無しである:04/11/23 02:11:53
ドイツの戦後文学はぱっとしない。
ハントケも退屈だぞ。覚えトケ。
626吾輩は名無しである:04/11/23 02:16:12
ナチス最大の罪は、
ドイツ文化のおいしいところを全部外国に持って行かれた事だったので。
科学→アメリカ
文学・思想→フランス
627吾輩は名無しである:04/11/23 02:52:25
けど、戦後、文学が面白くなくなったのは、
ドイツに限った話ではないと思うのだけど。
628吾輩は名無しである:04/11/23 03:09:26
というか、ハプスブルク帝国が崩壊した時点で、
ドイツ・オーストリア文学の才能の半分は失われ、
第2時世界大戦でほとんどが失われた。
ベルもグラスもイェリネクも、「反ドイツ」という「社会性」が
評価されている作家にすぎない。ノーベル賞にはちょうどいいが、
50年後、100年後には消えていよう。
思えば、ドイツ・オーストリア文学は、音楽や美術と同様に、
ユダヤ人に負うところがあまりに大きかった。
629吾輩は名無しである:04/11/23 03:34:13
十九世紀ハプスブルク帝国=ドイツ市民文化って、本当に凄かったんですね。

その最後の栄光を担っていたのが、トーマス・マンだったのかな?

彼も晩年は政治的にはデモクラシーに転向してしまったけど。
630吾輩は名無しである:04/11/23 03:35:16
ムージルの方が面白いけどな
631吾輩は名無しである:04/11/23 03:38:27
ギャンター・グラスはダメなのか?
632吾輩は名無しである:04/11/23 03:53:51
教養人然とした作家がいないってことだろ。
633吾輩は名無しである:04/11/23 03:57:48
>>627
ぎゃははは。
これだから、ヨーロッパマンセーさんは困るねえ。
634吾輩は名無しである:04/11/23 05:15:08
>>629
>十九世紀ハプスブルク帝国=ドイツ市民文化

釣りですか?
635吾輩は名無しである:04/11/23 09:24:45
【スイス】トーマス・マンの代表作「魔の山」の結核療養所(サナトリウム)閉鎖へ…140年の歴史に幕
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1101166042/l50
636吾輩は名無しである:04/11/23 10:43:43
ハプスブルク帝国=ドイツ市民文化=トーマス・マン
ってのは、いくらなんでもお粗末だな。
オーストリア系なら、ムージルとか、J・ロートとか、
何ならS・ツヴァイクとか、他にたくさんいるだろ。

ベルとイェリネクは消えるだろうけど、
グラスは違うんじゃないか。
彼の政治的主張の平板さと彼の文学とは、別物。
637吾輩は名無しである:04/11/23 11:33:37
トーマス・マン盲信者に平板な香具師が多いのはデフォ。
古くさい「世界文学」観抱いてたりするから侮れない。
638吾輩は名無しである:04/11/23 11:44:51
>>636
でも、グラスで残るのは『ブリキの太鼓』くらいじゃないか?
639吾輩は名無しである:04/11/23 11:56:03
ツェラーンやバッハマンもよろしくネ。
クリスタヴォルフも
640吾輩は名無しである:04/11/23 13:02:00
カフカは数百年単位で残るよ
641吾輩は名無しである:04/11/23 14:04:54
ツェランはすばらしい。今後ますます評価が上がると思う。
しかしユダヤ人だね。
642吾輩は名無しである:04/11/23 14:24:35
>>636
>オーストリア系なら、ムージルとか、J・ロートとか、
>何ならS・ツヴァイクとか、他にたくさんいるだろ。

3人ともすばらしい作家だね。そして3人ともユダヤ人だね・・・。
643吾輩は名無しである:04/11/23 15:23:25
ムー汁はユダヤ人じゃなかったと思うけど
644吾輩は名無しである:04/11/23 15:28:46
プロイスラーのクラバート読み終えた。ドイツのファンタジーは渋くていい。
645吾輩は名無しである:04/11/23 19:01:32
ムージルはナチスによって禁書にされたけどユダヤ人ではなかった
646吾輩は名無しである:04/11/23 19:39:19
>>638
オレは『猫と鼠』も好きだけどね。
647吾輩は名無しである:04/11/23 21:14:36
>>645
そう。ムージルはユダヤ人じゃない。
「特性のない男」が愛国主義者を攻撃してるからねえ。
ナチの野郎がどこまで正確に読んだかは疑問だが。
648吾輩は名無しである:04/11/24 16:34:06
>>638
むしろ、グラスは常に実験的な作風で進化し続けてきたから好きなんだけどな。

むしろ今の時代にはブリキの太鼓は書けないと思うし、書けないなりに小説書いているよ。
女ねずみとか蟹の横歩きとかね。イェリネクは最初からもうブリキの太鼓が書けないところから
出発しているのであって、「反ドイツ」ダケの評価ではないよ。
現代文学根こそぎ否定するならいざ知らず。
649吾輩は名無しである:04/11/26 01:59:42
すいません。今大学のゼミでドイツの演劇作品の本を読んでて、いろんな作品の感想を参考に求めています。
自分も少しずつ読んではいるのですが、もしどなたか参考になるものを知っていたり、読んだ本がある方はぜひ感想を聞きたいです。
ちなみに課題として出されている本はこんなものがあります。

ゲッツフォンベルリヒンゲン・タウリス島のイフィゲーニエ・トルクアトタッソー(ゲーテ)、
壊れがめ・ペンテジレーア・ハイルブロンのケートヒェン(クライスト)、
ケーペニックの大尉・悪魔の将軍(ツックマイヤー)、
たくらみと恋(シラー)、ヴォイツエック(ビュヒナー)、
職工たち(ハウプトマン)、春のめざめ(ヴェーデキント)、
アンドラ(フリッシュ)、貴婦人故郷へ帰る(デュレンマット) です。

その他にもレッシングやブレヒトなど読みました。
文章が長くなってしまい申し訳ありません。
どなたか気が向いたら感想等御協力いただければありがたいです。
650吾輩は名無しである:04/11/26 07:28:53
>>649
はぁ?
大学のゼミで読んでる本の感想なんて、
2ちゃんで聞くことじゃないだろ?
自分の力でやれよ。最近、こんな奴ばっか。
651吾輩は名無しである:04/11/26 15:14:53
>>650
別に課題やってくれって言うんじゃないんだから別にいいじゃん。
ただ649は自分の感想書き込んでくれればそうかって書き込むもいると思うよ。
652吾輩は名無しである:04/11/26 20:12:55
>>650
確かに。

文学板にはこの手の輩が特に多いな。
653吾輩は名無しである:04/11/28 01:21:10
しかし、>>649のリストは戯曲に比重をおきすぎだな。W大か?
654吾輩は名無しである:04/11/28 02:02:44
早稲田の演劇専修
655吾輩は名無しである:04/11/30 20:22:28
ほう
656吾輩は名無しである:04/12/01 12:43:04
授業でやった魔の山がすごくおもしろかったので買ってみた
いやそんだけ 
あげ
657林原提出 ◆sgx1Jy1glk :04/12/01 14:36:12
タウリス島のイフィゲーニエ
壊れがめ・ペンテジレーア・ハイルブロンのケートヒェン(クライスト)

これは読んだの覚えてるな。
658林原提出 ◆sgx1Jy1glk :04/12/01 14:41:33
ハイルブロンのケートヒェン(クライスト)

これは印象深い。何か川で精霊が飛び込むように誘う場面が友人にファンタジーみたいだって
言われて削除したとか書いてあったけど。そこがやっぱポイントだと思うな。
クライストはのちに後悔するんだけど、僕もその場面はあったほうが良かったんじゃないかと思ったし、
感想を言った友人も褒めたつもりだったそうで削除されて悲しかったそうだ。
今は、やっぱその場面はなくてよかったと思うようになった。やっぱ、厨房くさくなっていたような気がするな。
あの場面があるとアニメみたいになっていたんじゃないかな。フランダースの犬でラストに天使と一緒にどっかいくみたいな感じで。
659吾輩は名無しである:04/12/01 20:15:52
クライストには散逸してしまった長編小説が1つある。
本人は、かなり自信を持っていたとか。
660吾輩は名無しである:04/12/12 02:41:16
沈みすぎw

ヘルマン・ヘッセ全集(全14巻)が新たに
臨川書店より2005年4月から順次、刊行される。

当然、これは新訳で、また、新潮社の全集には含まれていない作品も
多数収録される。
661吾輩は名無しである:04/12/12 21:06:07
なぜ、いまごろ
662吾輩は名無しである:04/12/12 23:48:28
臨川書店といえばカロッサ全集も素晴らしかった
663吾輩は名無しである:04/12/14 00:25:20
age
664吾輩は名無しである:04/12/14 23:04:43
age
665吾輩は名無しである:04/12/15 23:28:06
age
666吾輩は名無しである:04/12/16 01:10:55
>>660
ヘッセかあ。
売れないだろうなあ。

ドイツ文学=マン&ヘッセという図式ももうダメでしょ。
遅れすぎ。
667吾輩は名無しである:04/12/16 01:11:33
ひえ、666だ。
助けてくれえ。
668吾輩は名無しである:04/12/16 01:16:39
草思社のヘッセのエッセー集のシリーズは
ドイツ文学にしてはよく売れているそうなので、
これらの読者が臨川書店のヘッセ全集を買うことになると思われる
669吾輩は名無しである:04/12/17 00:59:13
age
670受験生:04/12/20 03:57:20
ドイツ文学を大学で学びたいんですが
おすすめの大学はありますか?
獨協大学が良いと聞いて、そこは受験するつもりなんですが。
671吾輩は名無しである:04/12/20 14:31:47
本気で学ぶ気があるなら、語学をしっかりできるところだな。
672吾輩は名無しである:04/12/20 23:33:20
うん、語学学校のほうがいいよ。
第二外国語が必須でない学科はやめといたほうがいいよ。
文学系でそんなのあるかどうかは知らないけれど。
673吾輩は名無しである:04/12/20 23:37:53
>>670
ゲーテ・インスティチュート
674吾輩は名無しである:04/12/20 23:41:24
>>670
まず
http://www.goethe.de/os/tok/jpindex.htm
ゲーテ・インスティチュート
に入ってドイツ語鍛えてから、
ドイツの大学で勉強するのが一番よ。
675吾輩は名無しである:04/12/20 23:58:21
学部はどこでもいいから、
とにかくドイツ語力鍛えまくって、院で東大か京大に入れば、
帰国後コネで就職できる率も上がるぜ
676受験生:04/12/21 02:33:10
>>671>>672>>>>673>>674>>675
レスありがとうございますm(_ _)m

語学の大切さを強烈に教えてもらいました。
やるべきことが一つ明確になったようで
勉強のモチベーションも上がりました。

パンフを見ると、獨協大学のドイツ語学科は国内最大の教員数で、
実践的なドイツ語を徹底的に学べる場所とあります。
ゲーテインスティトゥート(大学に合格したら詳しく調べてみます)のドイツ語講座も
日本の大学として初めて設置されるようで
語学に力を入れているなという印象を持ちました。

院で東大か京大、外部から入れなさそうなイメージがありますが、
大学で勉強してみて才能があれば挑戦してみたいと思います。
(やはり有名大学でないと文系の院は就職に差し支えるようですね)。

スレ違いにも関わらず
親切なレス本当にありがとうございました m(_ _)m
677吾輩は名無しである:04/12/21 11:40:17
>>676
東大にしろ京大にしろ、絶対に院試の方が簡単だよ
俺自身がそのクチだからね
けどいい卒論書かないと駄目だし、
できれば予めそこの教師とアポを取った方が良い

ただ、獨協はロケーションがなあ
俺の地元だけど、草加ってひどいところだぜ
逆に勉学以外やらないですむけど
678吾輩は名無しである:04/12/21 21:09:50
他大の院に行きたい場合は、
↑が言うように、試験前から、アポとっておくことが必要。
早慶含む私大は試験だけで入院も可能だけれど、
国立は難しい。
できれば、研究室やら授業にしょっちゅう顔出すのが好ましいよ。
679吾輩は名無しである:04/12/22 05:09:52
東京外や上智はどうなんでしょう?
680吾輩は名無しである:04/12/22 08:45:50
どちらも良い大学だと思う。
学部での語学教育がしっかりしている。
けど院で入るなら外語大の方が良いね。
文学研究としてどうかは、対象次第じゃない?
例えば上智だと、
反キリスト教の作家を扱うときに注意が必要です。
(ニーチェとかの扱いが困難)
681吾輩は名無しである:04/12/22 09:04:12
>>680
へぇ〜、そうなんだ。。
それはおもしろいことを聞いた。
682吾輩は名無しである:04/12/22 10:27:46
随分前に『ヴィトゲンシュタインの甥』を読んだ。
面白かったんだけれど、ふーんてなもんで、そのまま忘れていた。
先日、徹夜続きの仕事が終わって、駅の階段で死にそうな痛みを胸に覚えて倒れ、
そのまま救急車で運ばれた。そのとき、なぜか突然、『ヴィトゲンシュタインの甥』
のことが鮮明に思い出されて、ずーっとあの本のことを考えていた。元気になって退院して、再び仕事漬けの毎日だが、取りあえずいまは、『消去』を
読もうと思っている。
683吾輩は名無しである:04/12/22 11:03:10
上智の教員ってキリスト教を信仰しているの?
ほんとにアダムとイブの話を信じているの?
684受験生:04/12/22 17:20:27
>>677>>678
院の情報ありがとうございますm(_ _)m

院の仕組みを少し知っただけでも
自分の考え方が如何に適当だったか分かり
大学を前に良い勉強にになりました。
(少し調べてみましたが、訪問等は時期的に大学4年の4月頃でしょうか。
 やはり1,2年生程度で院へ顔を出しては無知に迷惑するでしょうから。)

草加は受験の時にどんなところか初めて知る事になると
思うんですがだいたいの覚悟はできています。
個人的には時間がゆっくり流れているところの方が好きなので大丈夫だと思います。

生の情報ありがとうございます m(_ _)mm(_ _)m
685吾輩は名無しである:04/12/22 21:24:34
>>684
がんばれよー。
研究者崩れ(独逸文学とは関係ないけど)の役に立たないアドバイスをするとなれば、
とにかく読んで、とにかく書け、ってところか。。
これは是非忘れないで欲しいんだけれど、
院(私の場合は私大、国立はちょっと事情が違うらしい)に入ると、
研究や課題やら何やらで忙しくて、
研究テーマには密接には関連しないんだけど読んでみたい、
そんな本があっても、どうしても後回しになってしまいがちなんだよ。
だから、学部生の4年間を有意義に過ごすことが本当に大切だと思うよ。
ドイツ文いろんなものをいっぱい読んでおこうね。

686吾輩は名無しである:04/12/22 22:46:07
大学に入学した時は「ドイツ文学をやりたい」と言っていたのに、
バイト、サークル、旅行などでだらだらと過ごし、
卒業する時に「ドイツ文学をやりたかったのに」と言う人が多い。
687お楽しみ弁当屋:04/12/23 11:48:02
現代の英米系の分析哲学とハイデガー、フッサール、レビナス、サルトル
などの大陸系の哲学って考え方だけじゃなくって叙述のスタイルがまったく
異なる。大陸系哲学=真面目・深刻、分析系=緻密さを求めるけど
読者を楽しませる工夫をする、パズル的な読み方もできる、熱くなりすぎない、
日本では大陸系とりわけドイツ系の哲学が昔から盛んで英米系が
ややマイナーなのが残念です。もっといろいろよ読みましょうよ。
ドイツもイギリスもアメリカも。スレ違いのようですが文学にも当てはまる
と思います。
688受験生:04/12/23 13:00:59
>>685>>686
先輩としてのアドバイスありがとうございますm(_ _)m

「とにかく読んで、とにかく書け」、絶対に実践します。
無駄な時間を省いてそういう時間をできるだけ多く持とうと思います。
楽しみです ( ̄ー ̄)ニヤリッ

目的意識をはっきりした形でもっていないと
いつの間にか流されてしまうのが大学なんですね。
686さんが指摘するような人になりかねませんでした ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
肝に銘じます。

とりあえず受験に受からないといけないので、これからは勉強に集中しようと思います。
ネットも断ちます(この「受験生」のコテハンはこれで最後です。助かりました!)。
貴重な情報やアドバイス等いろいろと親切にしていただきました。
本当に感謝しています! m(_ _)mm(_ _)m
689吾輩は名無しである:05/01/01 06:03:26
ぐおぉぉーー!
ヴァルザー読みてー!!
690吾輩は名無しである:05/01/01 06:13:47
文庫を買ったけど、威圧感が凄くてページを開く前に投了しましたw
691吾輩は名無しである:05/01/01 07:03:17
ヴァルザーって文庫出てるの??
692 【豚】 :05/01/01 12:59:46
宇宙
693吾輩は名無しである:05/01/01 15:20:47
古代ギリシア神話…→…ヘルダーリン→ニーチェ→ハイデガー→「フランス現代思想」(オカルト)

この系図は正しいんですか?
694吾輩は名無しである:05/01/02 05:03:17
一個一個のつながりは間違っちゃいないと思うけど全体の流れとしては微妙
695吾輩は名無しである:05/01/02 20:54:30
696吾輩は名無しである:05/01/12 07:45:49
これは絶対読んどけっていう、お勧め作品教えてください。
697吾輩は名無しである:05/01/12 19:01:54
ヴァルザーの文庫はない。
あるといいな。

693の「フランス現代思想」(オカルト)
の括弧が意味不明。

これは絶対読んどけって本などない。
あるいはありすぎる。
698吾輩は名無しである:05/01/13 14:17:35
ヴァルザーって、ローベルトかね、マルティンかね?
699吾輩は名無しである:05/01/14 02:03:10
フランツ・ビーバーコフ、最高!
700吾輩は名無しである:05/01/14 02:44:58
ローベルトに決まってるだろ。
701吾輩は名無しである:05/01/16 15:19:31
>>571
ベルリン・アレクサンダー広場は今読んでるよ。
702吾輩は名無しである:05/01/16 15:54:06
現代ドイツ文学でもっとも影響力があり、まだ精力的に書いている作家で
代表的なのは誰なのか教えてください。
703吾輩は名無しである:05/01/18 18:11:05
やっぱり、ギュンター・グラスじゃないかね。
704吾輩は名無しである:05/01/18 23:51:20
>>701
読み終わった?
飯吉さんの訳だよね。簡素ギボンヌ。
705吾輩は名無しである:05/01/19 00:37:15
>>702
ベルンハルト・シュリンク
706吾輩は名無しである:05/01/19 01:16:34
今の統一後から活躍しているくらいの若手作家で翻訳が出てる作家を羅列してくれませんか。
読みたいので。
707吾輩は名無しである:05/01/20 19:48:49
ドイツ人でカロッサを知っている人に会ったことがない。Hugendubelの店員も
聞いたことがないといっており、本屋にも在庫がない(注文はできる)。少し前
は日本でも文学全集にルーマニア日記が入っていたのに。今じゃ誰も読まんの
かねえ。
708吾輩は名無しである:05/01/21 13:59:12
日本でも、木下杢太郎なんて誰も読まない(たぶん)。
709吾輩は名無しである:05/01/23 09:07:23
>>705
もうすぐシュリンクの「朗読者」を読みます。
710吾輩は名無しである:05/01/23 17:50:14
岩波文庫もカロッサはどれも重版未定だしね
臨川書店の全集を持っている人も少ないだろうし(という私は持っています)
711吾輩は名無しである:05/01/23 20:29:08
トーマス・マン 『ヴェニスに死す』 岩波

を初めて読んだのだけど、なんか文体があわないのか読みにくい。
特に1章2章なんて、意味が分からんというか。

トーマス・マンで面白いと思う作品を推してください。
712吾輩は名無しである:05/01/23 23:26:22
>>711
読んで面白いのは
まず『ヨゼフとその兄弟』
次に『ブッデンブローグス』
713吾輩は名無しである:05/01/24 22:28:51
>>711
全く同感。かなりきつかった。
714吾輩は名無しである:05/01/25 07:52:19
岩波文庫のトーマス・マン短篇集?は面白いよ
715吾輩は名無しである:05/01/25 08:17:27
ピノキオの事をピノッキオと言う奴が許せない
716吾輩は名無しである:05/01/25 11:13:48
トーマス・マンを、
トーマ、すまん! と言う奴が許せない
717吾輩は名無しである:05/01/25 23:32:17
トーマス・ベルンハルト『消去』を
上下巻3500円で見つけた。
よくはしらないものの買ってみようと思うのだが
この作家でどんなもんでしょうか?
知ってる方教えてください。
718吾輩は名無しである:05/01/25 23:33:15
トーマス・マンの他の作品をどう思っているのかによるね
719吾輩は名無しである:05/01/25 23:57:17
>>717
半年前古本屋で購入して積読中の私ができるアドバイスは、
買え!!そして、積め!!!だな。
720吾輩は名無しである:05/01/26 00:02:03
テレビをテレヴィと書く大江健三郎はどうですか?
721吾輩は名無しである:05/01/26 00:33:19
ハインリヒ・マンはぜんぜん人気ないですね
722吾輩は名無しである:05/01/26 01:03:32
>>721
『アンリ四世の青春』『アンリ四世の完成』は面白いけど、『臣下』はつまんね。
723吾輩は名無しである:05/01/26 10:35:44
『アンリ4世』2部作を読み通した人は、尊敬しちゃう。
オレは『青春』は何とかかんとか通読したが、『完成』は挫折した。
『青春』もあんまり面白いとは思わなかった。
だいたい、筋書きがよくつかめないでしょ?
724吾輩は名無しである:05/01/26 13:04:33
追悼の政治 忘れえぬ人々/総動員/平和
エルンスト・ユンガー著
川合全弘(かわい・まさひろ)編訳
月曜社; 2400円; 200p
4-901477-14-5
http://www.trc.co.jp/trc/book/book_d.idc?JLA=05002556
725吾輩は名無しである:05/01/26 18:36:03
ハインリヒ・マンの短篇集のシリーズが店頭に並んでいますが、
面白いですか? 感動しますか?
726吾輩は名無しである:05/01/26 18:48:15
ハインリヒ・ベルは?
727吾輩は名無しである:05/01/26 20:39:33
ニーベルンゲンの歌の作者って誰?
728吾輩は名無しである:05/01/26 20:58:51
ニーベルンゲンの歌は作者不明でしょ。

あれだけ古い時代に作られた話なのに、これがどうして面白いよね。
個人的にはゲーテとはるぐらいだと思うよ。
729吾輩は名無しである:05/01/27 00:20:19
石川栄作の『「ニーベルンゲンの歌」を読む』(講談社学術文庫)は隠れた名著だと思う。

ニーベルンゲンの歌の成立した十二〜十三世紀は、他にも、
トーマス・マンの『選ばれた人』の元ネタ『グレゴリウス』を書いたハルトマン・フォン・アウエとか、
『トリスタンとイゾルデ』を書いたゴットフリート・フォン・シュトラウスブルクとか、
『パルシヴァル』を書いたヴォルフラム・フォン・エッシェンバハとかいった叙事詩人たちの活躍した、
ドイツ文学史上のもう一つの黄金時代。
730吾輩は名無しである:05/01/27 22:27:46
魔の山読んでるんだけど、難解じゃない?
ただ読んでるだけって感じで内容が頭に入ってき難い。
それでもガシガシ読み進めていくのが文学読みってもんですかぃ
731吾輩は名無しである:05/01/27 22:41:43
魔の山は、まずキャラ萌えしながら読んで、
その後スキーの場面を熟読すれば、
それなりに小説の主題は見えてくるのでは。

主題自体は、第一次大戦を背景とした、
「死と再生」の意味内容の探究で、
そんなに訳の判らないことが書かれているわけではないと思う。

一章ごとの短篇小説的なオチのつけ方、
及び、その全体の流れの中での配置も、
実は相当周到だし、セテムやナフタの屁理屈と真っ向勝負せず、
まず小説として、ストーリーテリングの巧さを楽しんでいれば、
おのずと作品の世界に引き込まれていくと思う。
732吾輩は名無しである:05/01/27 23:21:08
思想には深入りしないで、トーマス・マンらしい巧みな話を楽しむ、
という読み方もいいのではないかな。
733吾輩は名無しである:05/01/28 02:56:25
レスありがとうございます。
まだナフタが出てくるところまでも進んでないんですが、
とりあえず概要だけでも理解するつもりで読んでいきます。
訳が苦手なのかなぁ、って気もするんですが。新潮のを読んでるんですが

「彼の祖父の革命的行動は、この尊厳に値する結びつきの産物であり発現だったのであって
彼にとっては、煽動と愛国心とのこういう混合がどれほど異様なことに思われたにしろ――
つまり彼らは祖国愛というものを保守的な秩序愛と同一視するこよに慣れていたので――
それでも当時のイタリアの一般情勢からすれば、反逆は市民道徳であり、律儀な分別は公共に
対する怠惰な無関心を意味したのだろうと思わないわけにはおかなかった」

とか、一読しただけでは分かりづらい文章が多くて・・・頑張ります。
734吾輩は名無しである:05/02/20 15:12:06
ロベルト・ヴァルザー、『レクラム文庫をドイツ語で読む』で読んだ。
『町』はちょっと梶井基次郎を彷彿とさせ、非常に気に入りました。
手にはいるのでオススメはありますか?
735吾輩は名無しである:05/02/20 20:05:47
ヴァルザー借りてきた。
ハムスンの『餓え』に似た文体で無茶苦茶面白いです。
みなさん読みましょうね。
736吾輩は名無しである:05/02/20 20:06:23
池内は翻訳やめてくれないかな、もう
737吾輩は名無しである:05/02/20 21:38:16
>>729
同文庫のエックハルトも最高だと思う
738吾輩は名無しである:05/02/23 10:29:23
ローベルト・ヴァルザーというと、あまり翻訳がないんだな。
昔、集英社から出てた世界文学全集に
「ヤーコプ・フォン・グンテン」が入っていた。
あと、早大出版部で出した『スイス二十世紀短篇集』に「散歩」が入っている。

オレは前者しか読んでないし、それもずいぶん前だから記憶も曖昧だが、
まあドイツ文学が好きな人は読んでおいて損はないか、という感じ。
739吾輩は名無しである:05/02/23 11:21:50
>>738
ドイツ短編24にも一つ入ってた。
740吾輩は名無しである:05/02/23 23:30:31
ベーア=ホフマンの作品を池内訳で読んで感動した。
ベーア=ホフマン選集とか出して欲しい。ぜんぜん売れないだろうけど。
741吾輩は名無しである:05/02/24 16:08:19
カフカの『天井桟敷で』、
岩波の短編には入ってないみたいなんだけど、
どの本に収録されているのでしょうか?
742吾輩は名無しである:05/02/24 17:02:18
>>741
「天井桟敷にて」(Auf der Galerie)なら、
新潮社の決定版カフカ全集第一巻に入ってる。
でも一ページくらいの小品。もともと「田舎医者」って本に入
ってたらしい。
743吾輩は名無しである:05/02/24 19:22:05
>>742
ありがとうございます
図書館行って探してきます
744吾輩は名無しである:05/03/02 07:22:16
エルンスト・ユンガーの『Der Arbeiter』を読んでます。
遅々としてなかなか進みませんが、とにかく面白い。
ユンガー独特の筆致、簡単に言うと、あまりにも自明なことを書き、何を言いたいのかさっぱり分らない、
ところが好きだったが、ますます泥沼にはまっていく。
しかし、なぜ、この作品は翻訳されないのだろうか。訳者が見当たらないからなのだろうか。
ハイデガーやルカーチ、アレントなどと並べて読むと、本当に面白い。しかし、超難解であるのも否定出来ない。
745吾輩は名無しである:05/03/05 03:01:49
ヘルマン・ヘッセ全集全16巻刊行開始
http://www.rinsen.com/books/hesse.htm
746吾輩は名無しである:05/03/08 13:11:31
>>738>>739
「トゥーンのクライスト」はいい短編だよ。
747吾輩は名無しである:05/03/12 20:03:33
緑のハインリヒを原文で読み始めてそろそろ一ヶ月。ようやく250ページ程
読んだが後、700ページ弱、先は長い。
748747:05/03/12 20:06:32
ところで今年、トーマスマン死後50年で著作権の問題がなくなる訳だけど
全集の出版はどうなってるのかね。誰か知ってる人教えて。
749吾輩は名無しである:05/03/12 22:35:04
売れないものを出版する会社はありません
750吾輩は名無しである:05/03/14 17:04:34
ドイツでは詳細な文献学的な解説巻を添えた新しいトーマス・マン全集が刊行中。
だけど完結までにはまだ時間がかかる。
日本で新しいトーマス・マン全集が翻訳で出るのはそれからになるんじゃないか。

それに、ヘッセの場合は日本にヘッセ協会があるからいいが、
トーマス・マンの場合はそういうものが存在しない。
学者同士の結束みたいなものがないと、ああいう多作家の新全集は無理だろうな。

新潮社の全集は基本的に東大閥でやったわけだが、結果として
トーマス・マン専門じゃない人が訳を担当していてヒドイのも含まれている(評論など)。
もっともマン専門だからウマイ、とも言えないが・・・・
751吾輩は名無しである:05/03/14 18:54:03
全集ものが売れない時代に、ヘッセ全集が刊行にこぎつけたのは、
文学ヲタがバカにするような、手軽で読みやすいヘッセのエッセー集が、
それまでドイツ文学とは無縁だった読者を大量に獲得したからだよ。
全集を出す前に、研究者と出版社が協力して潜在的需要を作って行かないと。
752吾輩は名無しである:05/03/14 23:44:07
「トリスタンとイゾルデ」読んでてラスト近くなると必ず頭の中でかかる曲がある。
753吾輩は名無しである:05/03/17 22:48:51
いままで好いたり嫌ったりしてきたヘッセだが
こないだ「知と愛」をまた読んだ
やっぱヘッセはいいな
754吾輩は名無しである:05/03/19 01:41:53
>>744
ユンガー同好の士。
私は、つい最近『In Stahlgewittern』を読み終え、
今は『Feuer und Blut』を読んでます。
ユンガー初期の戦争作品については、
Karl Heinz Bohrerの『Aesthetik des Schreckens』が、
見事な読解をしていて、シュルレアリズムに拮抗するドイツ屈指の文学と評価。
このボーラーの著作は、ドイツと世紀末文学の消息にも詳細に触れており、
個別ユンガー研究者以外でも、かなり面白いと思います。
755吾輩は名無しである:05/03/20 20:39:16
ユンガーの追悼の政治の記事が今日の読売に載ってた
756吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 01:20:47
8
757吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 01:36:23
リンザー読んだ人いる?
758吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 21:49:42
ドイツの本屋でシラーが随分、平積みになっているので
何故かと疑問に思っていたが、今年、死後200年だったとは。
759吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:17:50
東京、横浜近辺でドイツ文学に強い書店教えてもらえませんか?
760吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 00:14:04
行ったことないけど東京駅付近のゲーテ書房は結構あるらしいよ。
761759:2005/04/04(月) 18:14:45
>>760
レスども。
サイトみてみましたが輸入書専門みたいですね。
ドイツ語できないんですがw
翻訳書でそろってるとこないですかね?
762吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 23:40:39
じゃ行ったことあるけど紀伊国屋とか三省堂はどうだい。
763吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 01:46:25
そんなの東京堂一点で決まり
764吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 09:25:48
>761
www.amazon.co.jp
765吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 16:55:40
トーマス・マンの伝記みたいなのの新刊出てたんですが、
読まれた方か、評判ご存知な方いませんか?

買おうか迷ってます。七千円くらい。
766 ◆BRIANo.ECs :2005/04/07(木) 21:30:44
突然の書き込み失礼します。
ドイツ文学愛好家の方々にお尋ねしますが
ベートーヴェン作曲の第九に興味がある方はいらっしゃいますでしょうか?
年末年始になると全国各地で盛んに演奏されるあの曲です。
この曲の歌詞にはシラーの「歓喜に寄す」が使われています。
現在、2ちゃんねらーだけでベートーヴェンの第九を演奏する大規模なオフが進行中です。
オーケストラ団員(特に弦楽器)、合唱団員、裏方さん激しく募集中です。
初心者の方は相談に応じます。
詳しくはこちら→http://roo.to/clapro2ch/
皆様、いかがなものでしょうか?
767吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 21:59:31
通りすがりですが。トーマス・マンのファウスト博士。何度読んでもいいと思います。
回想中の時代と、ナチの跋扈する現在とが交錯する中、悲惨な破局に収斂していくストーリーには
ニーチェというモデルがあるにせよ舌を巻いてしまう。マンのテーマとは、芸術のいきつくところは死だ、
ということでしょうか??魔の山なんか特に。でも実はショーシャ夫人(でした??)に「エンピツ返したか」
という話というだけなのかも。
768吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 19:42:37
>765
クラウス・ハープレヒト『トーマス・マン物語T』ですね?
私も未読なので恐縮ですが、データを少々。

原著は1995年刊。著者のハルプレヒト(ハープレヒト)は1927年生のジャーナリスト・作家だそうで、
特にトーマス・マン研究の専門家ではなく伝記を色々と書いているようです。
原著で2000ページを超す大著で、今回出たのはまだその一部ですね。
オンラインで公開されていた書評によりますと、作家の日常生活の細部まで調べ上げたもので、
熱狂的なマニア以外の一般読者に「これを読めというのは嫌がらせ以外の何ものでもない」
とか書いてありますが…。
http://user.cs.tu-berlin.de/~fooledca/t_mann.html

トーマス・マンの伝記といえば、ペーター・デ=メンデルスゾーンのやはり膨大な三巻本
(最近ペーパーバック化されました)が一応スダンダード・ワークらしいのですが、
ハルプレヒトのものはその補遺のような位置づけのようです。
その後1999年には、著名なトーマス・マン研究者ヘルマン・クルツケが書いた伝記も出ています
(多少コンパクトですが、やはり大著)。
ハルプレヒトのものは、そのあいだに挟まれて、やや中途半端な感じは否めないかもしれません。
懐に余裕があれば、まだ続きがあることを覚悟された上、お買い求めください。
769765:2005/04/10(日) 22:28:38
>>768
ダンケシェン。
それです。
でも『トーマス・マン物語T』のまさしく『T』って一文字が気になります。
自分マンのマニアのつもりですが、サイト読めるほど独文わかりません。
全何巻なんでしょう。三元社ってとこのサイト見ても書いてない。
メンデルスゾーン、クルツケ両著は、たぶん未訳ですよね。

てか、近所の書店で一冊売れてた。。
770吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 03:00:07
緑のハインリヒにあんな場面があったとは、
さすが成長小説。
771吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 10:15:29
>765
メンデルスゾーンのトーマス・マン伝は、
メンデルスゾーンが途中で死んだから未完なんですよ。
第一次大戦くらいまでで終わっている。
だから、一通り生まれてから死ぬまでのマンを知りたければ、
ハルプレヒトの本を大枚はたいて買っておいてもいいでしょう。
772771:2005/04/13(水) 10:20:08
付け足すなら、メンデルスゾーンのマン伝は、
菊森英夫が筑摩書房から昔出した『評伝トーマス・マン』に
利用されています。というか、引き写しかな(笑)。
菊森の本が、マンの前半生にやたら詳しいのは、
種本のメンデルスゾーンが第一次大戦までしか書いていなかったから。
773吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 21:56:43
横レスで御免なさい。

どなたか、シュトルムの詩・小説・政治を語って頂けないでしょうか?

詩・小説は昔読んだのですが、政治はビスマルクと対立した
(どんな政治的事項か不明)事以外、詳細不明なものですから・・・
774吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 23:05:15
>765
『トーマス・マン物語』を立ち読みしたが、全三巻の予定
らしいですぜ。
全部買えば二万五千円くらいか?ご愁傷様・・・。
775吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 00:30:11
ベルンハルトの『消去』を読破された方いらっしゃいますか?
776765:2005/04/14(木) 10:05:57
>>771、772、774
いろいろダンケシェン。
菊森翻訳は昭和五十二年刊、入手不可でした。古書街で探してみます。

新刊は一巻がノーベル受賞まで。五十四歳くらい?
八十歳で没するまで、あと二巻分もあるんですね。。
でもノーベル以後の創作はファウストゥスとあと講演くらいで、一巻さえ読めればいいかなという気もしています。
気になっている本が、だんだん本屋で汚れ破れていくのはかなしいので、食費削ってかうかもしれません。
777吾輩は名無しである:2005/04/14(木) 14:35:06
ベルリンの壁崩壊や東西ドイツ統一を題材にしたもので何かいいのありませんか?
778吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 10:07:43
>>773
シュトルムと政治ねえ・・・・
彼の故郷であるシュレルヴィヒ=ホルシュタインは
古来デンマークとドイツの間で揺れていて
シュトルムの若い頃はデンマーク領だった。
シュトルム自身もデンマーク国籍だった。
しかしこの地がデンマークから離れようとしたとき、
シュトルムはそれを支持して、ドイツ派となった。
しかし独立運動が失敗に終わり、
シュトルムはデンマーク政府から弁護士としての活動を停止させられる。

詳細は、宮内芳明『シュトルム』(清水書院)を読むべし。値段も安いし。
779:2005/04/15(金) 10:09:45
ごめん! 打ち間違い。
シュレルヴィヒ → シュレスヴィヒ
780吾輩は名無しである:2005/04/18(月) 22:20:13
ホフマン全集いつ出るんだ。まだ全巻でてないよな。
それと神田で幾らぐらい。
781吾輩は名無しである:2005/04/19(火) 09:17:28
ホフマン全集は、完結せずに終わってしまった。
古本相場はこちらを見るべし。
http://www.kosho.or.jp/
782吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 00:45:52
なんですと。
783吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 00:54:43
781
Danke
784773:2005/04/20(水) 05:42:05
>>778・779
レス。ありがとうございます!
購入してみます。
785吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 01:40:04
>>775
ここにいるよ。ベルンハルトスレあるよ。

今はケラー全集読んでる。
786吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 01:27:59
ブルーノ・シュルツはスレ違い?
787吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 02:31:58
うん
788ixion ◆ySh2j8IPDg :2005/05/04(水) 11:07:34
誰かアルノー・シュミット訳してくれ。
私家版で馬鹿高くても買うから。
789吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 17:57:00
やっぱカントとニーチェは押さえておくべき?
ついでにアドルノあたり。
790吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 23:28:12
ベンヤミンもな
791吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 21:49:31
ケラー作品集なら聞いた事があるが、全集とは。
792吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 01:10:41
>>780
去年、T書店に出ていたけど、8〜9万円くらいだったと思う。
793吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 02:27:08
ハウプトマンの『日の出前』を探してるけど見つからんとです・・
794吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 12:50:58
「日の出前」より「ハンネレの昇天」のほうが感動的
795吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 21:17:34
>>793
山陽堂行け
796吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 12:59:23
>>793

下記のサイトの「著者名」に
「ハウプトマン」を「を含む」で入れて検索すると
『日の出前』も何冊か出てくるよ。

http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Kihon
797吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 22:35:31
798吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 21:13:44
ウィーン文学はこのスレの範疇ですか?
799吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 23:12:17
ドイツ、オーストリア、スイス。
ドイツ語文学ならOK。
800Taub:2005/05/29(日) 15:53:35
遂に緑のハインリッヒを原文で読破した。3ヶ月以上かかってしまった。
Jugendgeschichteはかなり良かったが、その後がなあ。祭りの行列の
描写に何十ページもかけたり、部屋に飾ってある絵について細かく説明
したり、とにかくきつかった。最後も残念。しばらく楽なのを読むこと
にします。
801吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 16:37:39
ツヴァイクの「書痴メンデル」を読んで感動。
世間知らずの読書家が、戦争を境に別人に変わり果てる話。
802吾輩は名無しである:2005/05/29(日) 21:42:19
>>800
「緑のハインリヒ」は1879/80年版で読んだ。それとも初版?
池内 紀「ぼくの文学講義」(岩波新書)『第6講ユーディットの水浴』によると
削除と加筆がずいぶんとあるそうですよ。もし未読だったら読んでみて。
きっと両方の版を読みたくなるかも!

Erstausgabe シリーズなどが出版されるということは、このような書換えは
ごく一般的なことなんでしょうか?
803Taub:2005/05/30(月) 01:33:04
いぜん書店で見比べてみたら自分のレクラム版にはユーディットの場面が
ありましたが、ほかの版には2ページ分ほどそこが完全に削除されていました。他の場面はどれほど違うのか分かりません。
ところで巻末の開設で見ましたが、彼女はハインリッヒより
12歳ほど歳が上のようです。
804吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 21:33:36
ノヴァーリスっておもしろい?
805吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 23:25:17
トーマス・ベルンハルト初期短編集 ふちなし帽  
トーマス・ベルンハルト著/西川賢一訳
柏書房・06月下旬・2,940円・ISBN:4760127321
最晩年の大作『消去』により、日本でも脚光を浴びつつある
作家の初期作品から11本の短編を厳選。
http://www.honya-town.co.jp/servlet/jp.co.honya_town.p3.CMclipServlet?url=/UC/cgi-bin/UC01c010.exe%3Fweek%3D0%26genre%3D1
806吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 09:59:48
>>804
まず「夜の讃歌」を読んでみてね
807吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 13:40:48
>>806
最初じゃなくてもいいと思うが…
「ザイスの弟子」か「青い花」が定番だと思うけどね。
詩というだけで敬遠されるかもしれない。
808吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 20:58:36
青い花だな
809Taub:2005/06/06(月) 14:10:34
試験の課題で読んでるHueltnerってどんな作家?推理作家、
普段は余り読まないけど。
810吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 14:12:38
新手の宿題レスですね
811吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 20:24:59
ローベルト・ヒュルトナー
1950年、バイエルン州南東(ドイツ南東の一番はしっこ)の村に生まれる。
ミュンヘン/南仏在住のテレビ脚本家・作家。

「検査官カイェタン」(Inspektor Kajetan)シリーズは現在第4作まで刊行(1993~)。
数々のミステリー関係の賞を受賞している人気シリーズ。
1920年代の大都市ミュンヘンと、自分が生まれ育ったようなアルプスの山村を舞台に、
当時の下層階級の人々の貧しい暮らしをリアルに描き出している。
そのプロレタリア文学・歴史小説的な味わいには定評がある。

ヒュルトナーは2000年代に入ってからは非ミステリーの分野にも進出、
ほどほどの評判を得ている……らしい
812吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 14:52:24
フィーレンダンク。因みに課題はWALCHING。もう1冊はケラーの
Kleider machen Leuteを読もうと思っている。 
813吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 00:30:26
>>811
どうでもいいけどInspektorって警察関係の言葉なら「警部」とかじゃない?
英語だとインスペクターにそういう意味があったような
814吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 07:52:25
警部ならKommissarだろうな。
815吾輩は名無しである:2005/06/18(土) 08:00:36
üüüü
816吾輩は名無しである:2005/06/20(月) 00:29:03
ハイネの「落日」という詩が掲載されている本を
探しているのですが、ご存知の方はいらっしゃいませんか?
817吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 20:03:59
>>816
「落日」は「北海」という連作詩のうちの一つですね。
かなり有名な作品でしょうから、「ハイネ詩集」と名のつくものには
だいたい収録されているのでは・・・(未確認。すみません)

「歌の本」に多分入っていると思います。
818816:2005/06/21(火) 21:45:22
>817
ありがとうございました!
「落日」だけではどの本かなかなか特定できなかったので、
助かりました。
819Taub:2005/06/24(金) 11:47:05
Walchingやっと読み終わったよ。スラング多いし、辞書に載ってない
単語が続出。やっぱり古典の方が読みやすい。だから課題の2冊目は
KellerのKleider machen Leuteでも読むか。
820吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 01:07:33
お疲れさまです。(小説をまるごと読む課題ですか?)

ケラーの短篇、いいですよね。
・・・と言いつつ、「ゼルトヴィーラ」はずっと前に翻訳で読んだきりなので、
入ってる作品が記憶の中で混ざってしまってますけど。

仕立て屋の話だったかな。
821吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 01:23:23
ヤーコプ・アルユーニは?
カヤンカヤシリーズ、辛辣な皮肉と気の利いた台詞回しが気持ち良い。
内容は薄いけど…
822Taub:2005/06/26(日) 12:02:16
>>820
KleiderはG.I.の試験教材で、あなたの言われる通り、仕立て屋の話です。
身なりのよい仕立て屋が、ポーランドの貴族と間違えられて周囲に
かしずかれ、至福の時を過ごす一方、真実が露見する不安に葛藤します。
「馬子にも衣装」という訳もあるようです。
823吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 17:46:58
あ、ゲーテの試験でしたか。がんばってください。

そういえば、そういう話でした。
一見ほのぼの系と見せかけて実は毒気たっぷりなところがケラーは素敵です。
824吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 14:13:38
ヴェルギリウスの死を読み始めた。
壮絶な美文だね。川村二郎、スゴイな。
825Taub:2005/06/30(木) 09:46:10
低地ドイツ語(全くわかりませんが)の文学はドイツ文学の中でどういう位置
づけですか?
826吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 04:40:16
低地ドイツ語文学の興隆は19世紀前半のロマン主義の時代以降らしいです。
そのころに「民衆文化」を賛美する風潮が生まれて、
その流れを受けて1850〜60年代ごろに本格的に方言で書く作家が出てきて、
その後、19世紀末〜20世紀にかけて、それなりに大きな郷土文学の伝統が
できていったのだとか。参考↓
http://www.ins-bremen.de/Aufsatz/NiederdtLitWis.htm

上記サイトに何人か作家の名前が挙がってますが、
私が辛うじて聞いたことあるのはフリッツ・ロイター(Fritz Reuter)くらいでした。
(どこで名前出てきたかと言うと、
最近リクエスト復刊された岩波文庫のフォンターネ『エフィ・ブリースト』(罪なき罪)
の最初の方で、登場人物が読んでる本として言及されていた)

ロイターの本とかは、今でも普通に手に入るみたいですけど
827Taub:2005/07/01(金) 09:30:17
どうもありがとうございます。書き込む前にネットで検索したのですが
ヒット数は1桁でした。
828吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 01:33:44
ノヴァーリスの芸術論について読みたいが、全集を買うしかないのでしょうか
829吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 03:38:30
借りればいいじゃん。
830吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 04:05:27
新しい全集の2巻だけ買うのも良し
831吾輩は名無しである:2005/07/04(月) 08:31:13
ちょっと使いたいので二巻を買ってみます
832 ◆UvJqE8Wi8w :2005/07/08(金) 23:05:39
test
833吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 18:17:14
ホフマンの「黄金宝壺」を買った
解説さえないというのがちょっとおどろいた
834質問です:2005/07/11(月) 20:11:43
サルトルのカフカ評が読みたいのですが
サルトルのどの本読めばいいのでしょうか。
ご存知の方教えて下さい。
835吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 22:54:07
サルトルはカフカについて、まとまった量の言及をしてたんでしたっけ?
ご存知の方がいたらぜひ教えてください。

とりあえず手元にある本でいうと、『文学とは何か』(人文書院)54ページ
で一言だけカフカに触れてます。
836834:2005/07/12(火) 14:48:43
遅レスでごめんなさい
835さんありがとうございます!
837吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 19:50:22
エリアス・カネッティってドイツ文学だよね?
838吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 23:00:54
そうですね。国でいうとオーストリア。
839吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 16:28:20
ちょっと質問させてください。
「古典の現代における意義」っていう課題レポートだされたんですが、
参考文献で何を読もうか迷ってます。
「ドイツ文学案内」が有名どころらしいのですが、他に参考になりそうな本があったら教えてください。
840吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 16:29:57
>>833 でもいい訳文でしょ、石川道雄は。読めばわかる、解説無用。
841吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:12:47
>>833
沖積舎から最近出たやつのことですよね?
それにしても、どうして今リバイバルされることになったんでしょう。
経緯をご存知の方いますか?
842吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:32:08
>>839
 イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』(みすず書房)

あと、そのテーマだと、「古典には意義がある」という考え方(=教養主義)
を批判する方向でレポートをまとめるのも可能かもしれません。その場合は:

 高田里惠子『グロテスクな教養』(ちくま新書)

などが参考になるでしょう。
843吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:49:50
>>841 
『黄金寶壺』は、元は南柯叢書→岩波文庫。
石川道雄は日夏耿之介周邊の詩人としても一部で評價が高いからね。
844吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 19:58:23
しかし沖積舎の複刻は行き当たりばったりだよな。
新刊は自費出版っぽくてすぐゾッキに出るし。
845吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 13:48:34
沖積舎ってサイトもないし一体どこで情報手に入れればいいんだろ
846吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 14:39:15
俺は、
本屋に置いてある「これから出る本」の情報を
断片的に拾っている。
847吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 18:28:13
その本、アマゾンで見たと思うが・・・
848吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 13:11:50
朗読者の映画はいつ公開されるのだ?
849吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 13:18:40
>>848
朗読者って面白い?
買ったままで読んでなかったのを思い出した。
850吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 15:01:29
途中まで読んだけど凄く面白かった。なぜ途中で読むのをやめたのだろう?
851吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 21:31:53
>>850
途中までで面白いかな。
ラストが凄いのよ。
852吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 22:04:58
>>851
途中まででもかなり面白かった。白日夢の場面とかなかったっけ?
本当になぜ読破していないのか?薄い本なのに・・・
853吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 22:07:17
最近本屋でやたら「泣ける本」との文面で宣伝してるね
854吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 23:54:28
「朗読者」、面白いか?
ラスト凄いって……ありがちというか予想つくだろ、あれ。
855吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 02:36:53
>>848
どこかに「12月公開」と書いてあったような気がするのだが、
どこで見たかさっぱり思い出せん。すまん
856Taub:2005/07/26(火) 15:51:39
ジャン・パウルの『生意気盛り』を買いたいのですが、調べても原題がわかりません。
どなたかご存知の方、お教えください。
857Taub:2005/07/26(火) 16:01:07
どうやら'Die Fliegeljahre'のようです。というか、既に持ってます。
大変、お騒がせしました。
858りさ:2005/08/01(月) 01:42:50
朗読者は良かった 退廃的でせつなくなった だけど人登場人物がなんか魅力的でなかった 最初すげーつまんなかったし 時間できたら二回よも
859吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 19:52:43
おおっ
860吾輩は名無しである:2005/08/03(水) 21:44:31
ややっ
861吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 01:43:55
朗読者、100円で腐るほど古本屋で売られていて、それが読む気を削ぐ・・・
862吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 00:16:59
《ゼーバルト・コレクション》全6巻
W・G・ゼーバルト作 鈴木仁子個人訳

◆「20世紀が遺した最後の偉大な作家」の全主要作品
 将来のノーベル文学賞候補と目されながら、交通事故で急逝したドイツ出身の作家
W・G・ゼーバルト。「凝視した先に見えてくる闇の深さ」を語りつづけた作家の、散文・
エッセイ・評論を網羅した、待望の集成。豪華な執筆陣による解説付き。

【第1回配本】
移民たち 四つの長い物語
四六判 260頁 定価2310円(本体2200円)■9月下旬発売
異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる四人の男たち……医師、教師、大叔父、画家……
それぞれの生と死が、哀切を込めて語られる。堀江敏幸・解説
http://www.hakusuisha.co.jp/topics/90anniversary.html#Anchor-3000
863吾輩は名無しである:2005/08/29(月) 12:46:50
ハントケでがっかりして以来ドイツの現代文学余り読んでない。
オススメある?
864吾輩は名無しである:2005/08/30(火) 20:23:49
ランスマイアーってどうなん?
865吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 13:23:24
『ゴーレム』原文で読んだ人いますかね?
866無名草紙さん:2005/09/09(金) 15:38:55
リーリエンクローンの翻訳って出てるんでしょうか?
867名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:05:19
>>865
G・マイリンクの『ゴーレム』?
河出の翻訳書なら、今日てにいれた。
1990年の再販のもので1400円だった。
868名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:09:29
>>867
それそれ。ゴシック小説らしいけど、ゴーレムは出てこないらしいな。
869名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 22:10:21
『ゴーレム』はエロい少女が出てくる。
870867:2005/09/10(土) 22:18:46
>>868
以前から気になっていたのを
今日たまたま買ったんだよね。
帯には「ポー、ホフマンの流れを汲む
怪奇幻想文学の古典的名作」とある。

たまに翻訳書を見かけたことあったんだけど
4・5千円つけてることがおおくて
これまで買えなかったよ。
とりあえず読んでみるよ。
871865:2005/09/11(日) 23:17:56
原文で'Der Golem'を買ったが、その前に間違って英訳の'The golem'
を買っちまった。慌ててキャンセルしたが、返事はまだ来ない。
心配・・・
872吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 03:54:27
ドイツ現代作家で日本の現代作家にどこか通じる人いますか?変な質問ですかね。
873吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 10:27:24
ゴーレム、むかし千円で売ってんのを見つけて速攻で買って以来、
自分が持ってる事すら忘れてたよ。さっそく読んでみる巣。

ところで、ナチス文学選集だか叢書はその後どうなってんの?
874吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 18:35:40
くー、キャンセルのメール送ったのにできなかった。
結局、今しがた英語版が配送されてきた。
ドイツ語版はまだ来ない・・・
875吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 18:44:15
イフィゲーニエの中で義理写真エアがどのように取り上げられているかを述べてみよう
876吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 19:52:12
>>875
「ギリシャ神話」か。20秒ほど考え込んでしまったよ
877吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 18:46:48
『ゴーレム』やっと来たよ。『ヴィルヘルム・マイスター』を読み終わってから
読むよ。
878吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 12:02:57
昨日、新学期で登校したら、
過去40年分の卒論の整理と落丁しかけてるのを修復汁ってさ。
手書きは今でもやる人はいるけど、ネットもワードもない時代ですよ。
すごいねえ…萌えな名前と可愛い文字で手に取ったら昭和40年代の人のでした。
879吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 13:20:25
>878 
あたしかも。あ、昭和50年代卒業だわ。
880吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 11:41:25
>>879
結 婚 し て く れ
881吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 14:15:18
879です。
カフカと結婚したかったの。
882吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 18:34:22
そりゃあ結婚すれば、相手はすぐ死ぬし印税はたんまり入るし、いい事だらけですな。
883吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 13:31:31
結核うつるかもしれないよ。
884吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 06:35:32
ホフマンスタールのドイツ語って難しいですか。
885吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 00:56:09
>>885
Jedermannしか読んだ事ないけどそんなに難しくはなかった。

あの、ドイツ戯曲って企画倒れしたんでしょうか?
886吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 03:56:08
>>885
論創社のやつですか?
もしあれのことなら、数ヶ月分遅れてる・・・と8月の時点で聞きました。
その後さらに遅れてなければ、そろそろ出る頃かも。
(もっとも、どれほど期待していいかは分かりませんけどね)
887吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 00:58:46
ヴェルフェルの『ベルナデットの歌』を読んで感動
『聖処女』という題名で映画化もされている
888吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 21:39:26
リルケを読んでドイツ文学に興味を持ったんですが、
のめり込むにはどうすればいいですか?
あとドイツ文学の魅力を聞きたいです。
すれ違いかもしれませんがレス頂けるとありがたいです。
889吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:15:43
リルケに感動したならホーフマンスタール、ゲオルゲを読むべし
890吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:32:57
>>889
ありがとうございます。
ちょうど秋だし、テストあるけど耽読します。
891吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 22:36:06
ロマン主義がよく理解できないのですが、どういったものですか?
表現主義ならわかりやすかったんですが。
892吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:04:42
理解できないモンをムリに理解する必要はねー。
人生は短いんだからな。
自分には理解のほかだが、凄いモンがあるらしいと認識してればいいさ。
そのうち、ふと分かる時があるかもしんねーしな。
暇があるならドイツ語のベンキョーやんな。
3年もやりゃ、たいがい読めるよーにはなるぜ。
893吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:14:14
ノシ
894吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:22:31
ロマン主義は、哲学が大いに関係してくるからなあ
簡単に押さえるなら、啓蒙主義との関係を見ておくのがいいと思う。
895吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 23:49:55
ドイツ語やって、シュレーゲル兄弟の「アテネーウム」とか
読みまくるのが、遠回りのようで実は一番なんだけどな。
ま、文学事典なんかでロマン主義の項を読んでもほんたー何も分からんしな。
手近な図書館で国書のドイツロマン派全集は押さえときなよ。
896無名草子:2005/10/28(金) 12:18:59
考慮
897初登校:2005/10/28(金) 22:35:16
カネッティの眩暈、読んだ人いる?
オレ、ドイツ文学の知識がないから
「巻末にムージルやブロッホに並ぶ20世紀の・・」と書いてあったから
つい吊られて読もうとしてるんだけど。
898吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 06:08:34
>>891
とりあえず、「昔は良かった」「昔に帰ろう」ってのがロマン主義なんじゃないの?

>>894氏の言ってる、啓蒙主義との対立関係は重要かな。
>>892=>>895氏のように、ガシガシ勉強してレベルアップせよ!というのが啓蒙主義者で、
それに対して同じところで:
「何も知らない素のままの貴方がステキだったのに」と思うのがロマン主義者ではないか
899吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 06:32:21
>>898
それは罵倒語としての「ロマン主義」
英語のromanticism
そうではなく、「ドイツロマン主義」Romantikは、
>>895の言うように、
シュレーゲル兄弟の批評活動から理解するのが早道だと思う。

でも、批評が苦手なら、
ノヴァーリスの作品を読むと雰囲気がつかめるのではないか。
『夜の賛歌』『青い花』あたりで。

学Wissenschaftと詩Poesieの綜合を、
先行世代のゲーテとは異なる仕方で希求した運動、とまとめるべき。
900吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 14:54:45
>>898-899
まとめありがとうございます。
日本浪漫派なんていうのがありますが、あんな感じ(かなり違うかもしれないけど)、
本質的には同じなのかなあって観念的に捉えました。
とりあえず推された本読んでみます。
901三並夏:2005/10/29(土) 15:14:41
ドイツもこいつも(笑)
902吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 16:12:55
啓蒙主義=左脳型/浪曼主義=右脳型

・・というのはどうでしょう?
903イラストに騙された名無しさん:2005/10/31(月) 00:43:28
d
904無名草子さん:2005/11/04(金) 22:55:14
3
905無名草子さん:2005/11/06(日) 22:54:16
ありがとうございます
906吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 23:23:50
え?
907吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:48:04
スワシコ
908吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 21:25:57
>>900
日本浪漫派の最高傑作は壇一雄「花筺」。
日本で最も美しい青春小説。
尾道三部作の大林宣彦や
日本浪漫派に出入りしていた三島も惜愛の一編。
909吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 11:23:29
正確には日本浪曼派 でございます
910吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 17:31:48
でも、ドイツ語三年間やってたらもう社会人になっちゃいますよ
911吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 23:35:41
社会人になろうが、囚人になろうが、
ドイツ語が読めるにこしたこたぁねーと思うが。

まず語学が芸事して愉しめる奴ぁやればいいさ。
ベンキョーにしか感じられねェ奴ぁやめるがいいさ。
912吾輩は名無しである:2005/11/15(火) 23:43:24
>>910
大学に10年居残ってる人とかも普通にいるのですよ・・・
913吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 23:23:21
45
914吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 14:03:35
平安朝の女性たち
915Taub:2005/11/28(月) 12:42:06
Wilhelm Meisters Lehrjahreを1ヶ月で読破する予定を立てたが、
2ヶ月ちょっとでようやく残り130ページ・・・
無理な計画だったか。でも、作品自体はかなりの名作。
916吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 06:32:06
W大の1BのD文が転部を大募集しているそうだ。なんでも定員おお割れで、
他学部からの転部希望者大歓迎で、2BでニガイにD語初級履修している
学生相手に,事前に内緒で試験の傾向と対策の説明も行っているらしい。
2Bから1Bに学歴ロンダしたい人は、今がチャンス。D文なら楽勝で1Bに
なれそう。ただし残りの3年間、D語漬けです。W大1年生諸君,いかがで
すか?
917吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 12:11:37
必死だな
918吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 21:21:43
ノヴァーリス
1月
ちくま文庫
919吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 16:45:14
920吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 10:42:28
>>919
なんだこれ?あぶり出しか?
921吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 18:46:44
>>920
え!見えないの?
922吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 03:00:59
目が悪いのか、頭が悪いのか
923ゆうこりん:2005/12/15(木) 10:33:14
このスレッドに初めて来ました。九州大学出版会からたくさん翻訳が出ていますが
ジャン・パウルっておもしろいのでしょうか。図書館に置いてあったので少し読ん
でみましたが、何だか絢爛たる文章で頭がくらくらして放り出してしまいました。
924吾輩は名無しである:2005/12/15(木) 13:29:56
来年1月
岩波文庫の『三文オペラ』 ブレヒト 岩淵達治の新訳刊行
925吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 00:23:57
岩波よ、ブレヒトの新訳もいいけれど、ヴェデキントの2作品を重版してくれ。
926吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 01:05:42
ドイツ・ロマン主義の作品の中で、
比較的読みやすい(短い)作品を、教えて下さい。

『青い花』を読み終えたので・・
927吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 02:47:56
・フーケー『水妖記』
・ホフマン『黄金の壺』
・ティーク『長靴をはいた牡猫』
928吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 12:30:02
国書刊行会のアイヒェンドルフ
「大理石像」「デュランデ城」「秋の惑わし」
同じくブレンターノ「ミルテの精」
いずれも短い。
929吾輩は名無しである:2005/12/21(水) 14:12:52
カフカ「城」「アメリカ」
これって結構な感動もの
930吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 00:40:26
ありがとうございます
931吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 21:36:16
内田百閧ヘドイツ文学の翻訳なんてしてないのかな?
932名無し物書き@推敲中?:2006/01/04(水) 12:53:28
t
933名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 13:15:06
>>926
青い花のつぎか。
だったら、国書刊行会のドイツロマン派全集のティークを勧める。
文庫なら岩波のホフマン短編集だが、目下品切れ。
934名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 01:36:22
日本のドイツ年、しかもドイツW杯の年だというのに、
いまひとつ盛り上がりにかけるドイツ文学スレ。

そんな中、シュティフターの晩夏、ブロッホの夢遊の人々等、
一体誰が買うんだというような作品を文庫化を続けている筑摩から、
ノヴァーリス作品集全三巻の刊行が始まりました。

そのノヴァーリス作品集の編訳をしている今井文子さんって、
ドイツ文学の世界ではかなりの実力者なのですか?
935名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 12:33:00
クライスト(「チリの地震」)が、意外にもおもしろかった。
あれはなぜ店頭に並んでないんだろう。
すごくはやりそうなのに
>>934
何をもって「実力」と呼ぶかにもよりますが、まあ初期ロマン派研究の
第一人者であることは間違いないでしょう
937名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 17:35:36
ドイツ語圏の恋愛小説が他国に比べていまひとつ弱い
理由はどこにあるんでしょうか??

お教えください。。
本当に恋愛小説弱いのか。まずそっちを教えてくはい
939名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/22(日) 00:50:05
今泉先生のノヴァーリス、繊細な翻訳になってますなあ。
940カフカース ◆RhyhO8SlPs :2006/01/24(火) 22:17:35
へーベルの炉辺が結構いける短編集ですね。
なかなか痛快な文章がそろっていて面白かったですね。
941名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 02:05:44
エルンスト・ユンガーの翻訳を出せ!!
942名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 12:47:16
かなりの名作。
943吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 15:58:46
ユンガーの「砂時計」だっけ?講談社学術文庫に入っていたのは。
あとハンス・マイヤーの「アウトサイダー」も復刊たのんます。
944吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 15:59:51
ザラゴッサの手記
945吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 20:03:48
エルンスト・ユンガー月曜社から「追悼と政治」出てますね。
946吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 20:30:30
ノヴァーリス訳のセンスがない。
女の訳はやっぱり駄目。
947吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 21:18:00
ヘルタ・ミュラーってどうですが。有名な文学賞獲ってる
みたいですが。
948吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 22:45:25
>>947「The Land Of Green Plums」で1998年度の国際IMPACダブリン
   文学賞受賞。
949吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 01:56:12
エンツェンスベルガー
950吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 03:01:59
岩波文庫の「ニーベルンゲンの歌」って
日本語としてちょっと酷すぎると思うのだけど、
もうちょっといい翻訳ないのかな?
951吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 09:44:15
そうかな? 相良さんの訳だよね、たしか。
自分は結構好きだったけど。
952Taub:2006/02/18(土) 07:44:22
>>923
Katzenbergers Badreiseはかなり面白かった。
ページ数も百数十ページだし。
教授の人物造形がとても可笑しい(奇形収集、奇形マニア)。
953名無し物書き@推敲中?:2006/03/06(月) 13:07:56
恋愛小説
954吾輩は名無しである:2006/03/10(金) 14:21:56
ムージルとかブロッホの作品を読破した人いる?
955吾輩は名無しである:2006/03/21(火) 14:40:39
ETAホフマンの「牡猫ムルの人生観」
ってどんな話だか教えてください。
お願いしますm(._.)m
956吾輩は名無しである:2006/03/23(木) 13:07:16
【ノーベル賞確定】村上春樹がフランツ・カフカ賞

村上春樹氏にカフカ賞
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060323014.html
プラハからの報道によると、チェコのフランツ・カフカ協会は23日までに、プラハ出身
の作家フランツ・カフカにちなんだ文学賞「フランツ・カフカ賞」を、日本の作家、村上春樹氏
(57)に贈ることを決めた。授賞式は10月30日にプラハの旧市庁舎で行われる予定。

同賞は2001年に創設、今年が6回目。これまで04年にオーストリアの女性作家
エルフリーデ・イェリネク氏、○五年には英国の劇作家ハロルド・ピンター氏が受賞。
両氏はいずれもその年にノーベル文学賞を受賞した。

同賞は民族文化の重要性を喚起することなどに貢献した作家に贈られ、賞金は
1万ドル(約120万円)。地元紙プラーボは、村上氏の代表作として「ノルウェイの森」
「国境の南、太陽の西」「海辺のカフカ」を挙げ、約20カ国語に翻訳されて世界で
ミリオンセラーとなっているなどと紹介した。

経済紙ホスポダージュスケー・ノビニは「村上氏は(ノーベル文学賞授賞式が行われる)
スウェーデン行きの航空券を手配しなければいけないだろう」と伝えた。
957吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 18:43:20
早稲田大に、Bernhard Schlinkが来ます。
958吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 09:38:27
ハンナ・シュミッツさんてエッチですよね。
959吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 11:47:35
普通の女性だと思う<ハンナ

「あなただったら、どうしましたか?」
960吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 14:55:23
主人公のチンコ握って
「このために来たんでしょう?」
シュミッツさんエッチすぎ!
961吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 23:05:31
ちくま文庫のノヴァーリスってどうなった?
962吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 04:19:16
来月また出るよ。
963吾輩は名無しである:2006/04/10(月) 05:06:45
エルンスト・ユンガーの『鋼鉄の嵐の中で』の原書(In Stahlgewittern)を読了。
予想通り、凄い作品。
964吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 17:17:26
デーブリーンの本ぜんぜん売ってないね
965名無し物書き@推敲中?:2006/04/27(木) 13:06:45
つまらん
966吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 13:43:09
ハインリヒ・マンの「臣下」の翻訳、古書屋で100円で買いました。
「臣下」の邦訳ってないのかと思ってました。
967吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 11:13:59



968吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 17:27:40
Der Golemは面白いな。まだ最初のほうだが
この作家の本で他にも面白いのはあるかい?
969吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 17:55:08
>>968
マイリンクってドイツアマゾンで検索しても3作品しかヒットしないね。
970968:2006/05/02(火) 08:50:08
>>969
そんなに・・・とりあえずダンケ!
971吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 12:58:40
嘘つくなって。ゴーレムつまんないよ。
河出からしか出てないけど翻訳もうまくないし三流探偵小説。
972968:2006/05/02(火) 16:01:54
別に嘘なんかついてないし、
私はDeutscher Taschenbuch Verlag
とDEDALUSから出版されている2冊を持っている。
『河出からしか出てない』ってのがむしろ嘘じゃないの?
973968:2006/05/02(火) 16:03:46
そんなにうまい翻訳がお望みなら英語版でも入手しな。
974吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 19:04:32
まあ、怪奇小説系が好きな人なら普通に楽しめるのでは。

>>969
さすがに三作品だけってことは・・・もうちょっとヒットするでしょ
975吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 01:55:23
ゴーレムの翻訳は河出からだけだよ。
ストーリーは普通につまんないよ。
976吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 13:49:38
少女がエロければいい。
977吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 15:53:26
ゴーレムくだらねww

>>968>>865-877
978吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 14:17:53
そろそろ新スレ立てません?
979吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 14:50:27
とりあえず関係ありそうなのを集めてみました。意外と色々あるね


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