「昨日の世界」というのはハプスブルク帝国時代、第一次大戦前を指している。
まあ、『人類の星の時間』なんかを読むと、いかにも近代的な人間への信頼感があって
ちょっと古いと感じるかもしれない。書かれた時期はもうそれが崩壊していたころだと思うけど。
でも、ヨーロッパ統合を夢見ていたふしもある。
EUってツヴァイク的にはどうなんだろう、と時々気になる。
55 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 00:30:29
フロイトと仲良かったんですよね。
>>55 そうですね、フロイトが亡くなったとき弔辞を読みました。
評伝のようなものもありますし。
57 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 22:30:38
この人と間違いやすいのがアルノルト・ツヴァイク。
こちらのツヴァイクもフロイトと親しかった。
第二次大戦後東ドイツへ。同じツヴァイクなのに
日本では冷遇されているような。
58 :
究極生物フヅツボ ◆.Q71EJIC8o :2005/12/29(木) 22:32:21
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59 :
究極生物フヅツボ ◆.Q71EJIC8o :2005/12/29(木) 22:34:38
/〉´ ̄ヽ
( i ○゜ i
)人 .|
/ノヽ\ヽ|
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60 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 01:45:35
ある意味でツヴァイクが思い描いた
ヨーロッパが到来したと言えるのかも
しれんが、中・東欧のユダヤ人
コミュニティは一掃されてしまった……。
61 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 02:44:39
ツヴァイクいいよねー
62 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 03:06:55
『昨日の世界』は一度読んで
損はないでしょうね。
ヨーロッパ最後の輝きということなのか。
フーシェとアントワネットを読みました。
次に読むのは何がいいですか
『昨日の世界』は早めに読んだほうがいいのかも。
自分は全集順番に読んだので、最後から3番目と2番目に入っている『昨日の世界』は
最後になってしまったけど、
作者がどういう生き方をして書いたものか知っていて読んだほうがいいものが
結構あったな、と後で思ったので。
今はみすず書房から新しい版(訳は一緒)で出てる?
65 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 13:13:47
目に見えないコレクションあげ
66 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 14:09:16
昨日の世界、なかなか売ってない
67 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 14:11:31
時代と世界なら持っているのだけど
68 :
吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 01:55:42
「見知らぬ女の手紙」ってどんな作品?
最近ツヴァイクのことを知って読んでみようと思ったんだけど。
69 :
吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 04:02:32
>>68 手紙文学っていうのか、若い女性が作家へ宛てた手紙によって、ほぼ全編が語られる小説。
最後は圧巻。
みすず書房の全集だと「女の二十四時間」に「未知の女の手紙」って題で入ってるよ。
72 :
71:2006/02/14(火) 12:18:19
73 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 22:43:19
小室直樹の愛読書ですね
74 :
吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 23:07:58
age
75 :
吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 10:50:24
hage
『エレミヤ』をドイツ語で読んだ。(誰か翻訳を出せ!)
よく言われる反戦・敗北主義もあるけど、
「故郷を失ったユダヤ人は世界を手にする」
というコスモポリタニズムの片鱗が見えてなかなか面白かった。
多分実際に舞台にかけたらちときついだろうけど…
まあ、劇詩dramatische Dichtungだからいいのか。
77 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 11:17:53
はじめまして。30年以上も前に読んだので記憶がおぼろげ過ぎるのですが、
長いこと気になっているので思い切って質問します。
学生時代にドイツ語のテキストとして原語で読んだ多分ツヴァイクの作品。
・貧しく地味に生きてきた小間物屋の母と息子。
・賢い息子は反ナチの地下組織に入って追われる身に。
・スペイン市民戦争義勇軍に入った息子を追って、母は店をたたんで
スペインへ。
・前線の野戦病院で息子の恋人の看護婦と知り合い、仕事を手伝うことに。
・ある日、泣きながら駆け込んできた彼女を見て、息子の戦死を知る。
【語り手が一人称になり、南米行きの船に同乗していた女性から聞いた話】
・一人息子が戦死した彼女は南米へ行く途中だという。
・上陸して別れて以来、彼女のその後は分からない。
こんなストーリーで、タイトルはDie Mutterだったと思う。
あやふやでスミマセン。日本語訳本があれば教えて下さい。
78 :
吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 15:10:46
ツヴァイク全集 みすず書房刊
>77
全集含め今出ているツヴァイクの訳書には思い当たるものはありません…
ひょっとしてアルノルト・ツヴァイクとかだったりするかな?とも思いますが
そちらには詳しくないので何とも申し上げられません。
どなたかご存知でしょうか?
シュテファンはあまりナチス時代の小説を書いてないのです。『チェスの話』くらいでしょう。
80 :
77:2006/07/30(日) 21:47:20
ご丁寧なレスありがとうございました。
なるほどアルノルトの可能性も有りなのですね。どちらにしても絶版の
オンパレードとあっては、地道に図書館通いしかないのかも・・・。
ドイツ語の授業は居眠りタイムと決めていたツケが、まさに今になって
回って来た感じです。
こうなりゃライフワークですなw。
この度は、このスレのテーマにそぐわない書き込みをしてしまい、失礼
しました。
ご協力、ご助言に感謝します。ありがとうございました。
81 :
吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 10:29:15
「ジョゼフ・フーシェ」岩波文庫
ただでもらった。
保守アゲ
「目に見えないコレクション」で泣いた。
83 :
吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 21:48:01
マリー・アントワネット(関楠生訳)
河出文庫から新版が出ましたね。
84 :
吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 23:16:47
マリー・アントワネットの河出文庫版は、旧版なら持っているが、
みすず書房版や岩波文庫版ではスペイン語のまま表記されていた部分が
すべて日本語に翻訳されているので、良かった。
「包皮小帯が包皮を非常に強く押さえるので、
その結果挿入に対してゆずらず、激痛を引き起こして、・・・、
勃起が必要な硬さに達しない・・・云々」
お誕生日おめでとうございます
86 :
吾輩は名無しである:2006/12/21(木) 14:24:30
ツバイクの「チェスの話」 どの本にありますか
>>87はミス。
タイトル : ツヴァイク全集
巻次 : 3
著編者 : シュテファン・ツヴァイク 著
出版者 : みすず書房
一般注記 : 目に見えないコレクション 辻訳.感情の困乱 相馬久康訳.チェスの話 大久保和郎訳
89 :
86:2006/12/22(金) 16:52:41
サンキューです
映画の「忘れじの面影」の原作がこの人だったとは…
実は、夏ぐらいにやってた「ブラウン夫人のひめごと」も
ツヴァイクの「女の24時間」が原作ですね。
DVDは「秘密は誰かに話すもの」と改題。
変な訳題ばっかり。
「昨日の世界」は、自伝文学の大傑作だと思う。美しくて面白くて切ない。
これと比べたら「詩と真実」なんて退屈の極致だって。
93 :
吾輩は名無しである:2006/12/26(火) 16:28:38
>>92 同感です。「昨日の世界」だけでもツヴァイクの名前は不滅です。
ホフマンスタールやR.シュトラウスの思い出を語っているところは
美しいよね。
95 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 10:27:45
ツヴァイクは名文家ですからね。
表現がくどいと言う人もいるけど、あれだけ書ける人は珍しい。
96 :
吾輩は名無しである:2007/01/19(金) 20:49:45
児玉清さんが「人類の星の時間」を前にラジオで賞賛してたので読んでみました。
西洋の過去の出来事に自分があまりに無知なことに気付かされた本でした。
興味深く読めて良かったです。
97 :
吾輩は名無しである:2007/03/16(金) 21:03:13
「書痴メンデル」が好きだ
ほ
消えるのは惜しい作家だよね。
フーシェの伝記は最高におもしろいね。この人でタレーランを読んでみたかったなぁ
102 :
吾輩は名無しである:2007/08/02(木) 10:38:28
。・*.' ・*.・。..・'゜〜☆
。'゜ oノハヽo ★' ゜
.*' 从*・ 。.・)/ <みんなに良いことがありますよーに♥
・。 ( つ つ ゚ '*
( ヽノ 。 ..・
し'(,_) '・ * ' ゜
過疎ってるな