ヘルマン・ヘッセ 2

このエントリーをはてなブックマークに追加
1吾輩は名無しである

Wie nun, o Govinda, sind wir wohl auf dem rechten Wege? Naehern wir uns wohl
der Erkenntnis? Naehern wir uns wohl der Erloesung? Oder gehen wir
nicht vielleicht im Kreise ? wir, die wir doch dem Kreislauf zu
entrinnen dachten?


<過去スレ>
【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1043789856/

ttp://www.gss.ucsb.edu/projects/hesse/
ttp://www.hermann-hesse.com/
2吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 03:47:34
ヘッセ好きな人も、そうでない方も、どうぞ。
3吾輩は名無しである:2005/11/27(日) 03:51:12
ドイツのクリスマスっていいよね

                ☆                    
             ゚ ヽ(・・)/ 。  ゚     ゚     ゚    
   ゚            (  )                   
 。     ゚     ゚   ※~~~ ミ     ゚      ゚       
                イ**※ヽ●       。     
     ゚          ノ,☆ **※  ゚          ゚
             ゚ 彡 ※, † *※            
        ゚     ν? ,, , §♪ ヾ   ゚     ゚
  ゚  。        彡 ★ @ ,, ※            ゚
             Θ ,,   # *,※, ミ  ゚    ゚      
           ( ゚Д゚)ゴルァ!! ** ▲彡?    ゚        
 ゚     ゚     ν ◇ ※※ ,∴☆ ミ  ))       ゜
           丿 ※** ;   ●   ヾ  ゚      
   ゚       ※  ♪   ☆ ミ ,, ? ゞ      ゚    
        ((  ○  ▲    ;   Д ヽ☆  。      ゚
          /  ∴   彡 ◎ミ  \              
 ゚    ゚    彡※ ★  ,, ,, (ё)*   ミ      ゚      
         丿  ※**  ★☆  ∴彡?   ゚         
    ゚   ◎  ミ  彡※◆    , ミ   ヽ         。  
 。      彡    ☆    ※※,,д ☆★彡  
       ◆ミ   ,, ,,     ★ **   Θ ミ      ゚  
      ミ♭♀ ミ      ∴    ※ 彡 ◆ミ  ))    
  ゚            ⌒⌒i⌒i⌒⌒    ∂             
     ゚             i  i    ゚       
  ゚          ┣┳━┳━┫      ゚ .        
      ⌒ ゚   ┣┻┳┻┳┫        ⌒    ゚ 
   ⌒     ⌒  ┗━┻━┻┛   ⌒      ⌒   
4吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 00:45:41
今日、シッダールタを読んだ
読む前は期待してなかった。甘っちょろいものだろう、と・・・
違った

感動した
久々に
良かった
非常に

ttp://sugano.web.infoseek.co.jp/butu/index.htm
このページで知り、早速買って読んだのだが・・
5吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 00:46:04

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/       \::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/         :::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::...... ....::::::|            |::::::::::::.. ...: ::::::::
:. .::::::::........ . .:::::::::::::::::::         | ........... ..:::::
:: :::::::::... . .... .. . ヽ          / . . . ... ..::::: . .. .
           \      /
              −ー / \
        / \     /  ⊂ニニ⊃
    ⊂ニ⊃    \ /         \
    /       /              \   / \
  /        /                \/  ⊂ニ⊃
/       ⊂ニニニニ⊃           \      \
――――――――――――――――――――――――
                           ^^^

  ^^^                λλ
             ヽ(´ー`)ノ (σ.σ)
          ,――(    )-゚\ι'―‐、
          ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ノ
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
        ^^^
                        ^^^
6吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 00:50:11
ヘッセ愛読者には、高田里惠子『文学部をめぐる病い』(松籟社、2001)がおすすめ。
7吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 00:54:06
気取るなっつうの。ドイツ語なんて読めないよ。
8吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 15:35:22
シッダールタ途中まで読んだけど、よく解らないよ。
車輪の下,クヌルプ,デミアンは最高に感動したから読んだんですけど…。
他の読むとしたらどれ読んだら良いかな?
またこんな風に挫折したらショックだしさ。
9へるまん:2005/11/28(月) 23:17:02
私としては、メルヒェンあたりをおすすめしますよ。
10吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 12:58:12
愛と智ってどうですか

11吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 13:24:50
おもしろかった。
12吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 00:30:33
文学板はお初です。

荒野のおおかみで、
魔術劇場の入り口には、『狂人のためだけに』と書いてあったんだっけ。

とりあえず前スレ読んできます。
13吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 01:34:02
>>12
あ、あの・・・わ、私も初めてはヘッセでした・・・><
14吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 11:34:24
「きょうじん」で変換できないと知った2005年の冬。
15吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 21:10:56
>>9
ありがと
16吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 00:42:05
俺はカインの印を持っている
17吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 01:04:55
>>14
「きょうじんな」で変換できると知れ、2005年末までに
18吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 01:20:43
>>17
????
19吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 08:22:13
車輪の下、デミアンをいつか読みたいと思います
20吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 09:06:45
すぐ読みなよ。
21吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 09:40:34
そうだよ、
19は今日にも死ぬかもしれない、事故で、あるいは地震で
または突然の心房細動で。
年齢にかかわらず「いつか」なんて存在しない
22吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 16:19:46
人間は「いつか」のために生きているんだよ。
23吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 16:26:03
>>17
「強靱なためだけに」??

どうしましょうねえww
24吾輩は名無しである:2005/12/11(日) 20:03:12
こいつと武者小路には反吐が出るぜ。
25吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 01:26:07
一緒にするなぼけ!
26吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 02:14:53
東洋人と西洋人様を一緒にするのは確かにどうもなあ。けけ。
27吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 10:53:14
>24は、ヘッセを読んだことがないのが歴然で嗤える。
車輪の下のあらすじだけを知ってて、一知半解に
青春の感傷を甘く描いた駄小説を連発してる奴とでも思ってんだろうな。
武者小路を引き合いに出してくるトンチンカンぶりにもそれが如実に表れている。
恥ずかしい奴だな、まったく。
28吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 15:37:06
>>24
ガラス玉遊戯読んでから言え!
29吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 00:20:21
武者小路好きだけどなぁ
30吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 13:23:17
なんか中学の教科書に載ってた作品で、金持ちの少年の蝶の標本を盗んでしまう
話があったけど、なんていう題名かわかりますか?
31吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 14:36:40
少年の日の思い出
32吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 16:03:13
おお、それそれ!
33吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 16:11:50
わるいけど24に文学はかたってほしくないな。
34吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 16:18:26
いいではないかヘルマンでもないし
35吾輩は名無しである:2005/12/22(木) 17:10:45
>>30
それって最後はポケットの中でつぶすやつ?
36吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 10:12:39
>>24は脳みその中身がシラバカ派。
37吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 17:02:33
デミアンだけど何か質問ある?
38吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 17:23:35
>>37
お母さん貸して。
39吾輩は名無しである:2005/12/23(金) 22:44:11
それ質問じゃないじゃん。
40吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 12:36:20
同性愛についての描写が多くね?

でもエンマたんハァハァ
41吾輩は名無しである:2005/12/24(土) 17:33:06
孤高の男、クヌルプが素敵さ。
42吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 21:41:38
文学部をめぐる病読んだが悪意が文の端々からにじみ出てた
高橋健二らをこばかにしすぎ 一応、単なる批判ではないとたびたび弁解してるが
43吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 23:21:59
トビ色って、どんな色ですか?
とび色の髪、とび色の空、とび色の瞳・・・
44吾輩は名無しである:2005/12/26(月) 23:53:48
とびいろ 0 【▼鳶色】
鳶の羽のような色。赤みの茶色。
45カーメンチント:2005/12/27(火) 09:30:31
>>42
おめー読みが浅すぎるよ。
あれにはタカケンに対する著者の裏返しの愛情が溢れかえってんだよ。
46吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 11:22:28
ヘッセ入門に最適なのって何ですか?
「デミアン」?
47吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 12:03:55
>>46
車輪の下でしょ。
48カーメンチント:2005/12/27(火) 13:21:56
>>47
ヘッセといえば「車輪の下」を薦めるバカの一つ覚えはもうやめてくれ。

>>46
入門というか、思春期にこれを読んでヘッセファンになった奴がほとんどだ。
超名作なり。すぐに読め。因みにデーミアンと読むのが原音に近い。
49吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 13:38:35
馬鹿の一つ覚えだなんて言うけど、ヘッセ知らない人には読みやすいでしょ。
50吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 14:15:11
一作だけ読んで、「この作者もういいや」と投げ捨てるには十分だね。
51我が輩は名無しである:2005/12/27(火) 16:19:36
「春の嵐」って過少評価されてね?
52吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 20:25:47
俺、もう二十歳だから今読んでもダメかな
53吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 20:26:05
      /::::)(:::)(::::::::::::::)(::::::^:::::::::::::\
       (::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::\
     /::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ:::::::::::::::)
     (::::::::::/  ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ
    (:::::::::/ 彡  ノ   ノ  :: 彡:/)) ::::::::::)
   (::::::::::/彡彡彡彡彡   ミミミミミミミ :::::::::::)
   ( :::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
    | =ロ   -=・=-  ‖ ‖ -=・=-   ロ===
    |:/ ‖    / /ノ  ヽ \     ‖ ヽ|ヽ      _________
     |/  ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ.   ..| |     /
   .(         .(●  ●)         )ノ   /美香の 
   (   ・     / :::::l l::: ::: \         .)  <マンコ舐めたいな
   (       // ̄ ̄ ̄ ̄\:\.       .)   \ 
   .\     : )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ |::: ::::(:     /..    \_________
    \ :::   :::::::::\____/  ::::::::::   /
      ヽ  ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_     ノ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


54吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 20:28:42
      /::::)(:::)(::::::::::::::)(::::::^:::::::::::::\
       (::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::\
     /::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ:::::::::::::::)
     (::::::::::/  ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ
    (:::::::::/ 彡  ノ   ノ  :: 彡:/)) ::::::::::)
   (::::::::::/彡彡彡彡彡   ミミミミミミミ :::::::::::)
   ( :::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
    | =ロ   -=・=-  ‖ ‖ -=・=-   ロ===
    |:/ ‖    / /ノ  ヽ \     ‖ ヽ|ヽ      _________
     |/  ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ.   ..| |     /
   .(         .(●  ●)         )ノ   /美香の 
   (   ・     / :::::l l::: ::: \         .)  <マンコ舐めたいな
   (       // ̄ ̄ ̄ ̄\:\.       .)   \ 
   .\     : )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ |::: ::::(:     /..    \_________
    \ :::   :::::::::\____/  ::::::::::   /
      ヽ  ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_     ノ
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


55ひお:2005/12/27(火) 21:40:59
ヘッセは長生きしていて、作品に年齢が出ているから、
若い頃のから読んでいけるといいと思う。
メルヒェンは短編集で読みやすいね。いいなって思えたのがあったら、
そこから広げていけばいいと思う。
デーミアンって、デーモン的だから、好みは分かれると思うけど、どう?
56カーメンチント:2005/12/28(水) 10:00:16
>>55
デーミアンがデーモン的というのはキリスト教正統派を自称してる連中の見解。
その自称正統派たちは互いに自宗の正統性のみを主張して他宗を否定する。
ヘッセはそういう連中にほとほと嫌気がさしていた。
そんな時にユングとの交流から、深層心理学やヨーロッパ思想の伏流として流れていたオカルト思想、
グノーシス主義などに触発されて描かれたのがデーミアン。
決してサタニズムを流布するデモーニッシュな小説ではない。
57こみ:2005/12/28(水) 10:02:05
デーミアンはキリスト教の権化だろ
58ひお:2005/12/28(水) 11:38:32
カーメンチントさんのおっしゃるとおりだと思います、
ダイモン的っていったほうがよかったのかな?
悪魔の意味として、サタンとデーモン(ダイモン)を対極の意味で使ったんだけど、
僕の理解が甘いかもしれない。
自身の内側の世界を外側へ広げていくのが、デーモン
外側の世界を集めていくのが、サタン、違うかな。
ヘッセと関係ないね。

デーミアンはオカルト色が強く、読みにくいのではないかと。
書かれた時代背景を知ると、理解が深まると思うけど。
僕は辻征夫さんの詩からヘッセを読むようになったのだけれど、
詩集から入るっていうのは、いまどきありえないのかな。
シッダールタ読んでると落ち着く
60名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/31(土) 19:19:43
>>52
おせえよ、カス
61関場 ◆0SLOfmD5IE :2005/12/31(土) 19:40:19
              ノ      ゚.ノヽ  , /}
            ,,イ`"     、-'   `;_' '
   ,-、  _.._,,-'' ̄         (,(~ヽ'~
 )'~  レー' 人            i`'}
 ~つ   . ( _)            | i'
 /    (__)        。/   !
/      ( __ )      /},-'' ,,ノ
i、        ,i' _,,...,-‐-、/    i
..ゝ        <,,-==、   ,,-,/
 )       {~''~>`v-''`ー゙`'~
 {        レ_ノ

waros
63名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/03(火) 23:10:42
車輪の下買った
64名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 21:05:48
ヘッセなんてつまんねえのに
65名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/04(水) 21:07:59
               ‖
           ___  ‖
       /    `ヽ‖
      ,:'      、ゑ 
     ,'    ;  i  八、
     |,! 、 ,! |  ,' ,〃ヽ!;、
      |!| l川 l リへ'==二二ト、
     リ川 !| i′  ゙、    ', ',
     lルl ||,レ′   ヽ   ,ノ ,〉
       |川'、  ,,.,.r'"    ,,ン゙
        `T"  ! ,/ '.ノ,/|
         /   ,!´ !゙ヾ{ |
          /   ,'   i ゙ ! ,l゙
      ,r‐'ヽ-、!   ',  l|
      {    `ヽ   !  「゙フ
      ,>┬―/   ;  i,`{
     / /リ川'        ', ゙、
    / ,/            ゙、 ゙、
   ノ  /           ', `、
   \_/   ;          ゙、ヽ、
    l__   !        ___〕 ,、l
       ̄`‐┬―r┬‐r'´ `'‐'′
           |  .! |  |
           |  | .|  |
          | j |  !


ヘッセの面白さが分からないなんて感性が鈍いんですね
67名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/05(木) 15:39:21
日本でだけ以上に人気高いけど、車輪の下ってほんとに面白いと思うか?
68名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/05(木) 17:33:26
ヘッセの小説は「魔術師の略伝」「ガラス玉遊戯」が良い。
日本での人気が高いのは彼が東洋的な思想の持ち主のため。(儒教×)
「ナルチスとゴルトムント」と「デミアン」は密接な連関あり。
理性と感性、善と悪の対立概念を統一的に把握しようとした試みが
うかがえる。
「郷愁」「車輪の下」はヘッセの入り口として良い。
「光のふるさとへ」は、まさに、彼の我意の告白として秀逸。
と思う。
69狂人:2006/01/06(金) 03:54:10
ヘッセの中で一番優れた作品といえば「荒野のおおかみ」なのですが、
いくつかの書評サイトを拝見し、この作品の本質を理解できる読み手
が一人も存在していないことに私はひどく悲しくなりました。

このスレの住人はどうでしょうか。是非、感想等をお聞かせください。
72名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/06(金) 22:11:35
>>69
鼻毛。
73名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 01:48:06
車輪の下呼んで鬱になった・・・。
郷愁を読んでさわやかな気分になろう。
75名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 22:46:06
今車輪の下第五章あたり
二章ぐらいまで読んでせっかく勉強意欲がでてきたのに..
鬱〜
おまえら意外と繊細なのね
マジかよ
うつになるのか、3章入ったとこ
78名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 07:23:13
結末が自殺だからな。しかもまだ少年の。
79名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 07:32:55
ばらすなよ
まあ、俺はオチ言われてもそこまで気にしないからいいけど
80名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 03:07:43
あげまん
81名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 03:17:57
これまで会った20〜30代のドイツ人は誰もヘッセのことを知らなかった。
ハイデッガー、ニーチェはみんな知ってたが。
82名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 06:54:31
新潮世界文学の『ヘッセ』は品切れなの?
さげまん
84名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 12:43:38
>>81まことか。
>>81
私が会った今四十くらいのドイツ人カップルは
トーマス・マンを知らなかった。
86名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 16:48:31
日本人なら漱石鴎外を必ず知ってるってもんでもないしな
87名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 16:53:17
ヘッセでは「少年の日の思い出」が面白かった。
ちなみに教科書に載ってたやつ。
8881:2006/01/11(水) 21:58:58
>>84
まこと
>>85
あー、そうそう。トーマス・マンも知らなかったよ。
ドイツ人は文学よりも哲学に重きをおいてるのかな。
知と愛読んでる。
まだちょっと残ってるけど何か締まりがないな。
デミアン、郷愁、荒野の狼の完成度を改めて凄いと思う。
91名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 05:32:00
車輪の下のヘルマン・ハイルナーって自己投影だよな
92名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/12(木) 07:14:37
車輪の下はホモくせえ
93名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 04:58:21
あげまん
94名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 14:10:55
デミアンのデミアンって実在の人物としてかかれたものなんですか?
それとも架空の人物なんですか?
まだ読んでないけど、これから読むかきめかねてるんです
ぐずぐず言ってるひまに読め。良書。
96名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 16:44:08
ヘッセってドイツではあまり知られていないのか
ノーベル文学賞獲ってんのにな
最近、ライト麦畑と車輪の下を読んだ。
正直、車輪の下なんて中学生の頃の課題図書で
買った本なのにちゃんと読めるようになるのに10年近くかかったよ・・・。
でも、この本って現代人にはリア中よりも寧ろある程度
大人になってからじゃないと良くわからないかも。
今の自分の状態にちょっと近いものがあって
ライ麦より欝になりました。
98名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 19:05:00
きょう行ったブックオフで
角川文庫の金色の『ガラス玉遊戯』見たなあ。
上下で600円だった。
持ってるからかわんかったが。
デミアン読んだけど、ワケワカメだった。
結局、ヘッセはデミアンで何が言いたかったの?
誰か作品解説して。
100名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/24(火) 05:52:07
100GET!
車輪の下読んだけど、わけわかめだった
今読み終えた考えると多少だけどわかるし、共感できる部分が多々あるはず
それなのに読んでる間は読み取れない自分の感性の鈍さに腹が立つぜ
やっぱり実用書とか科学書とかエッセイにしかむかないのかな
>>100
おまえ、カフカスレにも書いているだろw
わかったやつがいてうれしいぜwww
デミアンは高校のとき読んで
いたく感心した

今読むと、案外浅い感じだ。
104名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/25(水) 19:21:12
>>99
「自己を導くものは自己自身に他ならない」ってことさ。
デミアン=シンクレールってこと?
106名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/28(土) 18:48:21
シッダールタと春の嵐は良かった
>81
去年、海外のゲストハウスで若いドイツ人4人組に会った。
ヘッセが好きだと話したら苦笑した。
108名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 02:00:31
『荒野のおおかみ』の生真面目にぶっとんでる感じがなんかいい。
渡辺徹がダウンタウンを笑わしてるのを見てるような、、、
そういえばヘッセって今となってはまったく語られることのない作家だな。
世界文学はいうまでもなく、ドイツ文学にも何か寄与したもんがあるとは思
えんし。
それでも夏休みの宿題の読書感想文の推薦図書とかには今でもはいてそうだ
けど。優等生の学級委員文学、それがヘッセクオリティーてことなのかなw
遠い昔にヘッセが好きという独文専修の子に会ったがかわいかった
しかしおれのことは嫌いだったようだ
優等生の学級委員でありながら、ネクラで女にまったくモテずクラスのリーダー格のイケメンモテ男を呪詛している奴の為の文学。


('A`)
112名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 02:17:28
青い文学さ。だがそれがいい。
タイトルが好きで、長年「ガラス玉演義」という本を探していた。
どうみても覚え間違いです。ありが(ry

封神演義やらふしぎ遊戯やらとごっちゃにしてるよ>厨房の俺
このスレに感謝し、密林で吊ってきます。
「厨房」なのを反省してるなら、
吊るとか軽々しく書くのを改めることから始めれ。
つーか、そもそもそれで見つけて、読み終わったのか? 
感謝も反省も読んでから。
>>114
そこまで目くじら立てるほどの発言ではないのでは?
>>113
イキロ
117名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 00:24:26
知と愛読んだ。

ゴルトムントが出て、学んで、帰るって構図が単純で分かりやすい。あとナルチスハァハァ
ヘッセてジッドに通づるところがあると思うんだけど、どうよ
ヘッセとジード?
なんでだろう、俺も似たもん感じる。
共にノーベル賞、若いうちに読むべきと言われ、青臭いとか、メロドラマ臭いとか叩かれ方も似てるよ。
ジッドはホモですよ。
その作品とは裏腹に私生活は乱れていたそうな。
ジイドはヘッセに手紙を送ったりしてたよ
なんか俺に近いもんがあるな、とか感じてたのかも
121名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 21:22:24
シッダールタ新訳が出たね。
122吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 22:18:30
初期〜デミアンの作品てどうなんでしょう?
デミアン以降の作品を幾つか読んで、感動しっぱなしなのですが未だ車輪の下等は未読です
123吾輩は名無しである:2006/02/22(水) 11:52:08
「ラテン語学校生」とか別に傑作じゃないけど
「ウェルテルの悩み」と並んで
10代で読んでおいてよかったと感じる作品が多いんです

という19の感想
124吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 16:58:48
正直ナルチスがかっこよく書かれすぎと思う
ゴルトムント視点だからか?
125吾輩は名無しである:2006/03/03(金) 22:12:31
>>122
初期の作品は主人公は失恋しまくり。
後期はやりまくり。
>>123
下宿先のおばちゃんがいいね。
126吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 16:24:52
『デミアン』の結末について、みんなどう思う?
シンクレールは死んじゃったのかな?
127吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 12:32:34
シッダールダ高橋訳いいな
詩みたいだ
128吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 19:17:12
おん身はよく観察した。
129モルダー ◆MIYUKIh8MA :2006/03/30(木) 20:40:28
詩人になれなければ、ニートになりたい。笑
130吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 00:59:26
>>126
シンクレールがなぜ死ぬことに……。
ゲド戦記と同じく、最後は全き人間になって終わり。
131吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 04:01:25
『シッダールタ』は、ゴータマとシッダールタが別人であるところが破天荒で独創的。
教団を形成して衆生を救済しようとするゴータマ。
自分が悟れればそれでいーもんね、と渡し舟の船頭で一生を終えようとするシッダールタ。
132吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 14:53:58
考え方の違いじゃない?
あまねく人々に教えの片鱗でも伝えようとするのはすばらしいことだけど、
シッダールタは自身の力で獲得しなければいけないと考えたのでは?
133吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 22:27:46
デミアン以降に共通な孤独の求道者を描きたかったんだろ
134吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 13:07:28
ガラス玉演戯って角川文庫になってたんですね…知らなかった…_| ̄|○
135吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 01:02:08
電車男でしこたま銭を儲けたんだから復刊しろよ>新潮
136吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 10:20:28
>>135
『ガラス玉演技』なら、fukkan.comで復刊されてるよ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835440978/qid=1144027170/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/249-6530139-8777166
137吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 10:26:11
『デミアン』(新潮文庫)の解説(高橋健二)より

 シンクレールは戦場で最後に、結局自分の指導者デミアンは
 自分の似姿にほかならぬことを、自己を導くものはすなわち
 自己であることを感じる。
 重傷を負ったシンクレールは死んで、遺稿を残したと考えられる。
 そう解する人と、彼は、新しい人間の代表であるし、
 一人称で語っているのだから、生き続けた、と解する人とがある。
 その解釈は読者にまかされている。

皆さん、どう思いますか?
私はやっぱり、生き続けて新たな自己を求め続けたんじゃないかなあ
と思うんですが。
138吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 18:11:39
>>135
新潮社で売れた本というと、養老孟司の『壁』シリーズでも、
『博士の愛した数式』でも、『国家の品格』でもなくて、『電車男』なのか。
2ちゃんねるらしい選び方ではあるけど。
>>136
そうなんだけど、高いでしょ〜。
ふつうに新潮文庫で重版してくれるのがやっぱりベストだと思う。
139吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 06:49:25
ヘッセの読書術借りたけど、読まずにあと三日で返すことに
読むのめんどくせえー
読むけどさ
140吾輩は名無しである:2006/04/04(火) 06:50:15
少年の日の思い出は何に入ってますか?
141吾輩は名無しである:2006/04/05(水) 22:10:54
世田谷文学館でヘルマン・ヘッセ展 4・15〜
http://www.setabun.or.jp/hesse.htm
142吾輩は名無しである:2006/04/07(金) 03:01:42
>>140
今、出版されている文庫には入ってないような。。
全集には載ってる。
教科書には今、載っているんだっけ?

>>141
dd
東京で見られるのがうれしい。
143吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 09:45:59
昨日141の
ヘッセ展示会見てきた。
やっぱ世田谷はいいね。春樹って感じ。
内容としては、かなり貴重なものがいろいろ見れたんじゃないかと思う。
ヘッセの水彩画の他に、彼の愛用品や作品の原書など。
また、ヘッセが高橋健二氏に送った手紙が展示されていたんだけど、
それがとても愛らしかった。
手紙にわざわざ絵を書いて送ってたんだね。可愛らしく。
昨日そこに行く前にデミアンちょっと読み返してたんだが、やっぱりヘッセは偉大だね。
水のような文章。透き通る感情。これ最高。以上。
144吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 20:21:23
春樹って感じってどんな感じですか?むしろ悪印象な感じが浮んできたんですが・・・
145吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 22:20:28
俺も同じ事を思った。正確には春樹を読んでる連中の平均的な印象が良くないんだが。
それにしても、ヘッセの展覧会なんて行ける人が羨ましいなぁ。
146吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 22:44:43
143ですが、
自分はHesseも村上春樹も好きなんですが(春樹に偽善性が多々あるのは大いに認めます)、
「ねじ巻き取りクロニクル」に世田谷の住宅街の情景がメインで出てきて、
それとシンクロしたということです。閑静で無機質な感じが。

あと世田谷文学館は1階がHesseの展示会で、
2階が世田谷に関する日本人作家の紹介みたいな展示室になってるよ。

その2階に春樹のことも載ってたんで、いわれてみればそうだなと思って書き込んじゃいました。

ただ、やっぱり本物は死んでしまった作家さんの作品の中に感じますよね。
ヘッセはいいね、シッダールタ最高ね。
147吾輩は名無しである:2006/04/17(月) 22:50:55
おお、ヘッセ展なんてやってたんだ!
このスレサンクス!!
さっそく明日行ってこよう!
148吾輩は名無しである:2006/04/19(水) 18:55:55
てわけで今日行ってきたよ。
世田谷文学館って安いね(大学生で350円)。
内容も大満足。良い天気だったしゆったりした午後を過ごしてきたよ。
ヘッセの水彩画がメインなんだけど他にも目を引くもの多かったです。
ヘッセの手紙や詩や原書なんて初めて見たからホント感動したよ。
149吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 07:41:47
幸福論て面白い?
ヘッセ好きを自認する俺だけどこれだけは読むのが苦痛だった。
150吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 11:20:13
今日のNHK世界遺産100で「車輪の下〜マウルブロンの神学校群」をやるよ
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/
151吾輩は名無しである:2006/04/20(木) 23:04:12
「ダヴィンチ・コード」を呼んで俺の疑惑は確信に変わった。
「デミアン」に書かれているのはフリーメイソンの精神だ。
152吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 07:25:59
ヘッセの文章って絵画的だとおもいますた。
ヘッセの文章についてどう思われますか。
153吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 20:27:53
「ゴータマとシッダールタが別」という設定は小乗・大乗の区別ではないですか?小乗=劣った乗り物、大乗=優れた乗り物、というような解釈が大乗仏教にあるが、この辺りを踏まえて書いているのではないでしょうか。
154へるまん:2006/04/24(月) 01:17:57
その見方をすると、対決のシーンでは、どちらかというと大乗がゴータマだと思われますけどね。
155吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 07:00:53
ゴータマがカトリックでシッダールタがプロテスタントではないのか。
156吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 23:07:16
世田谷文学館のヘッセ展行ってきました。
雰囲気もとても(・∀・)イイ!!ところで
ヘッセの世界にひたれました。

市川でやったときも見ましたが、
高橋健二さんがお持ちだったヘッセの原稿とか手紙
(ヘッセの小さい水彩画が手書きで入ってる)とか
世田谷独自のものも沢山加わっていました。
南川三治郎さんの写真も素敵でしたよ。
あと、ぬこと戯れるヘッセの写真萌え。

館内の喫茶店で企画展特別メニューの
栗入りチョコケーキのセットは(゚д゚)ウマー なので、オススメ。
157吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 23:43:45
先週の日曜に世田谷文学館に行ったけど、団体がいて落ち着いて見られなかった...
まだ期間があるから、平日にまた行ってゆっくりとみたい。
もう一生見られないんじゃないかと思うようなものばかりだろうし。
158吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 06:18:11
>>157
平日の二時ごろ行ったら客6人くらいでのんびり見れたよ。
二回の機械仕掛けの物語BOXは一人で見たv
159吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 14:08:22
「車輪の下」で人称がころころ変わるのに悪酔いしながら最後まで読んで
青春小説はもういいやと思ったダメ読者ですが
こんな私でも後期の作品は読めますか?
160吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 17:16:20
>>159
全然問題ありませんよ。
私も『車輪の下』は嫌いですから。

後期の『デミアン』『シッダールタ』『知と愛』『ガラス玉演戯』
は、どれも傑作ですから、絶対に読んだ方がいいですね。

前期でも、『郷愁(ペーター・カーメンツィント)』『春の嵐(ゲルトルード)』
あたりは、面白く読めると思いますよ。
161吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 18:16:22
>>160
異議なし。その見解に全面的に賛成だ。
162160:2006/04/29(土) 20:51:56
ありがとう。
素直に嬉しいよ。
163吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 03:05:27
知と愛はいい作品だが、正直もう少し構成を収縮させるべきだったとも思うんだが。
ゴルトムントの女遍歴の長々とした描写はくどさすら感じた。
164159:2006/04/30(日) 07:04:52
>>160-161
レスありがとうございます。
読んでみます!
165吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 13:54:48
昨日行ってきたけど、客がオサーンと爺さんばっかりだったのは驚いた
166吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 19:50:41
中年男性・高年男性ばかりだった、ということか。これが事実であれば、これからの出版界の参考資料となる。
167吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 20:26:12
世田谷文学館には初日に行って来たけど、あと1ヶ月あるから、もう1度行ってみようかな。
喫茶店のケーキのことは知らなかったよ(´・ω・`)
168吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 02:12:25
>>167
食ったよ。
安くていい感じだが、特に「んまぁい!!」って感じでも無かったかな。
169吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 13:57:09
世田谷は展示室がもっと広くて、ゆったりした空間で絵を見たかったかも。
雰囲気はまったりして、クラシックが静かに流れていたり、
花壇にヘッセの詩が添えられたりと、とてもいいと思った。
デートにもよさげな所だね。

ヘッセが即興で書いた詩に、肉筆の絵をつけた原稿が可愛らしいというか、
ヘッセのマメさがうかがえて面白かったな。
原稿と手紙には、日本語訳が付けられていたのも有難い。
170吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 20:59:51
じじいがでかい声で絵の解説しててウザいったらなかった。また行こう。
171吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 21:02:54
>>170
分かるw
ここにいる人たちと行ったら楽しそうなんだけどなあw
172吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 01:24:27
昼間に大雨が降ったときに行ったら、ほとんど貸しきり状態!
彼女と行ったんだけど、いいデートになった。
彼女はヘッセのことはあまり知らないんだけど、
水彩画をかなり気に入ってくれて喜んでくれてヨカタ。
とりあえず、『ゲルトルート』をまず貸したんだけど、
『車輪の下』じゃないほうがよかったよね?
173吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 01:30:10
彼女に貸すならデミアンでしょうが!
174吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 01:32:40
>>173
そっか・・・
自分の持っている『デミアン』があまりにボロいんで、外しちゃった。
今度新しいのを買ってあげてみるよ。dクス。
175吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 07:44:18
そこは荒野のおおかみだろw
176吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 08:55:59
シッダールダが最高に良くてデミアン読み始めたらガカーリ…
途中でやめちゃった
177吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 10:07:23
「車輪の下」「デミアン」が最高に素晴らしかった。僕は。
まさしく天啓を受けた。
178吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 10:23:06
ヘッセは特に読む世代によって大分読後感変わるんじゃない?
私は中学のときに『車輪』『デミアン』読んで、かなりハマったんだけど。
成人して読み返したら、なんで昔はこれに・・って感じ。
179吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 16:05:53
>>178
そして老年になればまた気付かなかったヘッセの魅力を知るらしい(親父曰く)。
180吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 17:03:10
カロッサって何で人気ないの?
181吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 17:30:36
ここがヘッセスレだから。
182吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:06:36
このスレで世田谷文学館のヘッセの特別展を知って
先日行って来た。ありがd。
とても感激したというより、ヘッセの肉筆の原稿とか絵とか
身の回り品とかが、目の前にあること自体が不思議だった。
あーやっぱり実在した人なんだなあと。(変な感想で失礼)
183吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 16:28:25
どう考えても異常な感想だね……。
失礼かもしれないが、すぐに精神科で診てもらったほうがいい。
今の程度ならまだ何とか治って、じきに社会にも復帰できると思うよ。

スレの他のみなさん、この人は大丈夫でしょう。たぶん心配要りませんよ。
184吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 20:16:09
ヘッセは彼女には貸さない。ヘッセを甘くみると人生が大変になるので。電車内で『クヌルプ』(新潮文庫)読んでる女子高生がいたのは、21世紀になってからだったか。
185吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 20:27:14
>>184の論理展開を誰か教えてください。
186吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 21:10:32
>>177
中一の時読んだデミアンは最高だった
マジ天啓だった

だけど、大人の人からすれば青臭いのかなぁ
187吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 00:04:32
デーミアンをデミアンって表記するのは、
ティーガー戦車をティーゲルって表記するくらい古いと思うのは軍事板の住人だけ?
188吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 00:21:11
ドイツ語に限らないけれど、文学では固有名詞の日本語表記は
正確さよりも慣用を重視する傾向がいまだに根強いだけだよ。
それでも日本は英語圏よりまだましだよ。
いまだに彼らは、何でもかんでも英語読みに直すのがあたりまえだと思っている。
189DR.キリコ ◆vBuV4V6TIk :2006/05/05(金) 00:26:14
第一次大戦時に反戦を唱えたことで過酷な立場に立たされたヘッセの青春時代。
さらに度重なる家族の不幸に出会い、精神の危機を迎えた。
再出発を期して南スイスの村に旅立ったはいいが、
傷ついた心を癒すかのように、
明るく温かい色彩で素朴な味わいの筆運びの風景画を描き始めることで
気を紛らわせた。これが青年時代特有の狡賢い挫折である。
牧歌的な暮らしの中、絵を描き、庭仕事をし、
自然に親しむことで心の平穏を得るのと同時に、
その文学世界も深化していく。
挫折は深化には不可欠である。
190吾輩は名無しである:2006/05/05(金) 00:45:57
>187
今はまだデーミアンとデミアン、トニオ・クレーゲルとクレーガーが半々の状況かな。
そっちはティーゲル、パンテル表記は既に皆無なのか?
語尾のerに関してはエル表記でもいい気もするけど、ワグネルというのは確かに違和感あるな。
191へるまん:2006/05/05(金) 00:56:01
まあ、言い始めたらエーミール・ズィンクレァとかになるわけで...


わかりやすいのならいいけど、いまだにカーマーラなのか、カーマラなのかわからんしなぁ。
192吾輩は名無しである:2006/05/10(水) 04:25:32
メルヘンはつまらん
193吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 01:19:47
ヘッセ展、1ヶ月延長してほしい…
194吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 02:19:59
>>193
今日明日終わるわけじゃないし、今月いっぱいだから池
195吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 15:00:38
デミアン、シッダールタ、メルフェンが好きだ。
今さすらいの記っていうエッセイ集(?)みたいなのを読んでるが、癒されるね。心に残るものがあるわけじゃないんだが、風景描写が巧くて自然が好きなんだなーと感じる。
196吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 18:17:58
メルヘンは(詩人)が小品ながら秀逸だ
東洋的な思想を部分的には理解できた数少ないドイツ人ヘッセ
197吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 18:37:50
ドイツ人=唯物主義の極右
よって東洋的思想を理解するのは無理
198吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 19:29:11
>>197
(       ´∀`)バーカ
199吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 19:31:30
>>198
ターコ
200吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 19:34:35
>>199
(       ´∀`)バーカ
201吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 21:47:34
>>198-200
お前ら何やってんだよw
202吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 21:52:47
おもしろくないしね
203吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 22:54:57
>>192
俺はシッダールタとメルヒェン、デミアンが好きだ
あれ>>195さんと一緒かな?
シッダールタの東洋的色彩と厳粛な清浄さ、メルヘンの悩ましく美しい夢、
「隠された第二の世界」を予感させるデミアン

特に俺の場合はメルヘンが最高に大好きだな、笛の夢と詩人は最高だろ
204吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 23:03:51
>197
あほか、おまい。ドイツゆうたら伝統ある観念論と神秘主義やろが。
ヘッセなんかもろにドイツ芸術の保守本流やんけ。
205吾輩は名無しである:2006/05/11(木) 23:33:18
隠された第二の世界ってなんだ?
206吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 09:47:09
>>197
ヘッセの母方祖父を調べてね。
207吾輩は名無しである:2006/05/12(金) 11:47:43
文学者では無いけどドイツは
ムンクとか人間の観念に根ざした芸術家多いと思うよ
てゆうか、ドイツ人が唯物主義の極右ってなにを根拠にいってんだ?
208吾輩は名無しである:2006/05/13(土) 14:45:32
ヒトラーじゃね?
209吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 01:26:05
あのー、ムンクはドイツ人じゃないんだけど。ま、いいか。
ヒトラーは極右だけど、唯物論者ではないしね。
ま、2ちゃんねるだからいいか。
210吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 01:31:59
普通に指摘すればいいのに。
「2ちゃんねるだからいいか」
とかわざわざ付け加えると自己顕示欲強そうに見えるよ。
211吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 03:13:41
ムンクはノルウェー人でした
あしからず
212吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 03:45:51
ヒトラーはオーストリア人でした
あしからず
213吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 14:04:22
でもムンクはドイツ表現主義の影響受けてるから良いんじゃね?
214吾輩は名無しである:2006/05/15(月) 21:25:46
>>210 見事に釣られちゃってますよ
215吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 01:27:11
いつまでやってんだ
216吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 01:33:27
青春は美わしって面白いかな?
217吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 02:27:30
ヘッセの小説やエッセイを読んでも、
彼の経験したらしき「苦しみ」が結局書かれてない。

それと「詩人にならないなら…」の件についても、
彼の詩は、そこら辺のオッサンの自然好きと変わらない気がする。

メルヒェンやシッダールタ等を除けば、内容がほとんど一緒。
クヌルプなんてモロ駄作だし、シッダールタも単なる異国趣味。
ヘッセってホントにゲージツ家なの?
218吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 09:17:14
感受性の問題
219吾輩は名無しである:2006/05/16(火) 19:49:10
君の思うゲージツ家を挙げてみてくれたまえ
220吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 00:25:53
なんというか、駄作とか単なる異国趣味とか言うわりには結構読んでるな。
これはいわゆるツンデレとかいう奴か?
221吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 00:46:55
俺、結構クヌルプ好きだぜ。
なんつーのかな?ストーリー的には起伏が少ないけどね。けど雰囲気とかいいんだよね。
ヘッセの作品の中ではトップクラスだと思う。
222吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 04:11:43
>>173
彼女もはまればいいけど、無理に付き合ってたら苦痛に感じてるはず
223吾輩は名無しである:2006/05/17(水) 14:30:14
PJニュース

“ヘッセの庭”の光と影「世田谷文学館」=東京

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1961481/detail
224吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 08:20:08
ヘッセを読んだことは無いけど、昨日は学校サボってヘッセ展に行ってきた。
俺が一番印象に残っているのは最初の展示室の最後、必至で訴えかけるような
一次対戦に対する言葉かな。少なくとも読んだ直後はヘッセを好きになりそうだった。
水彩画に関しては、30年代以降の細いタッチのもののほうが好きだった。
しかし突然絵の感じががらっと変わっていたのは不思議だ。
とりあえず、ヘッセが書いた年が最も自分に近い(それでも10年近くズレるが)、
車輪の下を買ってみた。安かったし。
今日も学校サボって今から読み始めようと思う。
225吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 08:23:03

が透けるような白い肌の十一歳くらいで精通も来てない
かわいい男の子だったらいいな
スカートはかせたら似合いそうな
226AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/19(金) 08:35:37
あんたは DSM-IV-TR #302.2 で B に該当するペドフィルだよ。
227吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 11:36:56
デミアン読んだ。静かに感動した。
ヘッセは車輪の下、ゲルトルートと読んできて娯楽性はないけど
心に残る作家だと思ってたけど、デミアンは面白かった。
228吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 11:58:21
同意。デミアンは泣ける。額に徴…で泣いた。工房のとき。
229AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/19(金) 12:01:17
ヘッセごときで泣くんじゃないよ。
それにしても『デミアン』は評価が分かれてるみたいだねぇ。
230吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 12:06:32
>>228
禿共感!自分にも徴があるとわかったから!!だろ?
231吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 12:12:27
>230
おおーー! マジ思い出しても…ウウウ いまもあるか徴は?と問う…ウウウ
232吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 12:19:04
消えるわけがない。
233吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 12:23:23
実吉ハヤオの訳が好きなんだけど高橋訳ってどう?
高橋訳しかない作品も多いから。
234吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 13:02:52
高橋イイヨ〜
最近でた新訳もイイが
235吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 14:25:33
ところでヘッセ好きの人って、やぱーり萩尾望都「トーマの心臓」とかも読んでんの?
236吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 15:40:34
>萩尾望都「トーマの心臓」
その本は知りません。
ヘッセに共通する何かがあるのですか?

中学の頃「車輪の下」読んで、透明感に魅了されながらも感傷を覚えた。
教科書にあった「少年の日の思い出」も良かった。
あの感覚を味わいたくて、予備知識のなく「デミアン」を手にしていた。
人生を変える一冊と思えるくらいショックだったのを記憶しています。
237吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 15:58:19
「トーマの心臓」の作者萩尾はヘッセ全集の帯に「わたしはヘッセの世界に抱きしめられた」の名コピーを書いた女流漫画家。
で、その代表作「トーマの心臓」はドイツのギムナジウムを舞台にしたヘッセっぽい学園漫画。
昔は、男女問わずヘッセやカロッサのドイツ学園小説が好きな連中はたいがい読んでた。
238吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 19:08:02
>>235
自分は萩尾望都が好きだからギムナジウムっていう言葉が
出てくると、「おっ」ってなる。
ヘッセの感傷的な作風とは違うけど、トーマの心臓も名作だ。
239236:2006/05/19(金) 20:36:49
>>237
レス有難うございます。
「トーマの心臓」読んでみたくなりました。
240吾輩は名無しである:2006/05/19(金) 22:20:40
>>234
ありがとう。
気になってたシッダールタ、知と愛を読んでみる。
241吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 00:26:08
世田谷文学館の受付で、「ガラス玉遊戯」の載っている巻の全集をゲト。
やっと読める…。
242AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/20(土) 00:46:00
角川文庫から出てたじゃないか。
243吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 15:48:42
244吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 18:19:17
>>241
俺も買おうと思って探したけど、ガラス玉が収録されてる巻はなかった・・
後になって入荷したのかな
245吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 20:11:14
去年の市川市で開かれたのと、印象がだいぶ違った>世田谷
市川のときは本当に水彩画のみの展覧会という感じだったけど、
世田谷はヘッセの文学や人の側面もよくわかって、構成が上手い。
スペースが狭めなのが惜しかった。
246吾輩は名無しである:2006/05/20(土) 20:25:42
「少年の日の思い出」は、今はヘッセ全集じゃないと読めませんか?
247吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 16:23:24
おまいらクヌルプについて語ってくれ
248吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 21:16:53
(・∀・)くぬるぷ!
249吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 21:50:09
クヌルプは未読。。。

世田谷のヘッセ展、日曜日なので午前中のうちに行ってきたけど
よかった。
ヘッセが小さく描いた風景画に、ペンで詩を添えている原稿カワユス。
あれと原寸大の便箋がほしくなった。
250吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 01:34:03
夢から夢へでなぜか感動しちゃったぞ
ヘッセのバカヤロー
251吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 02:47:28
>>248
ガッ
252吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 04:48:20
>>249
私は閉館間際の夕方に行ったよ。
夕暮れのまったりしたふいんきの中で見られた。
帰り、文学館のスタッフから記念にヘッセ展のポスターを
タダでもらえてラッキーだった。
253吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 12:47:47
ヘッセ展、そのうち行こうと思いつつまだ行ってない…
あと1週間しかないから、頑張って行く
254吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 17:48:33
車輪の下ってどこの出版社のが一番いいでしょうか?
255吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 18:43:23
クヌルプに出てくる肝臓の団子揚げってどんな料理なんだろ? ひどく美味そうだな。
256吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 19:29:34
>>252 時期を見てから言ったほうがいいよ。 いろいろとね。
257吾輩は名無しである:2006/05/22(月) 20:26:09
>>254
お薦めするのは岩波文庫。読んだことないけど。
実吉訳いいよ。デミアンで読んだけど良かった。
258AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/22(月) 21:52:16
>>254
現在比較的入手しやすい文庫本では、
 * 新潮文庫: 高橋健二(訳).1951年刊.
 * 角川文庫: 秋山六郎兵衛(訳).1953年刊.
 * 岩波文庫: 実吉捷郎(訳).1958年刊.
 * 集英社文庫: 井上正蔵(訳).1992年刊.
があるよ。

わたしは、集英社の井上訳がいいんじゃないかって思う。
いちばん新しい現代的な翻訳で、ヘッセのとっかかりとしては読みやすいと思うからさ。
なにしろ他はどれもほぼ半世紀も前の訳だしね。

高橋氏(新潮)はヘッセの翻訳では最も有名なひと。けれど、翻訳が不自然であまり上手ではないっていうことでも同時に有名なのさ。
秋山氏(角川)もホフマンとかいろいろ訳してるひとだけど、訳文のセンスがどう見ても古めかしい。
実吉氏(岩波)はトーマス・マンやゲーテなんかも手掛けていて、とても美しい翻訳をするひとさ。
259AmiLaLa ◆V0C09R5Pg. :2006/05/22(月) 22:00:26
>>254
集英社の井上訳と、257が挙げている岩波の実吉訳の同一箇所を引用するね。
----------------------------------------------------------------------
修道院を訪れようとするものは、高い塀にぽっかりと開いている絵のような門をくぐって、しずまりかえった広場に足を踏み入れる。
そこには噴水がしぶきをあげ、いかめしい老木がそびえている。
両側に石造りのがっしりした古い家々が立ちならび、そのいちばん奥まったところに本堂の正面が見える。
玄関はパラダイスと呼ばれる後期ロマネスクの建築様式で、
その優雅な魅惑的な美しさは無類のものである。
(ヘッセ『車輪の下』井上正蔵(訳). 集英社文庫版. 集英社. 1992年.)
----------------------------------------------------------------------
この修道院をおとずれようとする者は、だれでも、高い塀についている、画のような門をとおって、ひろい、非常にしずかな広場に出る。
そこには噴泉がわいている。そして古い、おごそかな木々がそこにならんでいるし、
両側には、古い石造の堅固な家々が、背景には、中央会堂の正面が、楽園という名の、
典雅な、いとも好ましい美しさをもつ、
後期ロマネスク式の玄関を見せながら、立っていた。
(『車輪の下』実吉捷郎(訳). 岩波文庫版. 岩波書店. 1958年.)
260吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 10:13:10
>>205の質問をした者だが、煽りとかじゃなくてマジで知りたいのだけど、
答えてもらえないようね。
デミアンを読んで生じる胸の中のもやもやを解く鍵のような気がするので
できればご教授たまわりたい。
261吾輩は名無しである:2006/05/23(火) 22:36:12
>>260
違っているかもしれないが・・・。
既成観念から開放された「本来の自己」かも
262吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 00:48:54
>>257-259
とても丁寧な解説どうも有り難うございます。
集英社の井上訳にします。>>259を見る限り実吉訳はちょっと合わないかな。

更に追加で質問してしまいますが、
私はデミアンは高橋氏のをつい昨日買ったのですがどうなのでしょう?
訳が不自然との事ですが、実吉訳とはどちらが……
263吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 01:05:33
ご自分で両方を読み比べてみては如何ですか。
いろいろと学ぶことがあるでしょう。
264吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 14:58:05
うん、ぐだぐだ言ってないで今手元にあるものをとにかく読んでみたら。
で読み終わったら感想でも書き込んでみて。

実吉訳は冒頭の文章だけ覚えてるから一応書き込んでおく。

 ぼくはもとより、自分のなかからひとりでにほとばしり出ようと
するものだけを、生きようとしてみたにすぎない。どうしてそれが、
こんなにむずかしかったのだろう。

自分はこの部分を読んで一気に惹きこまれた。
265吾輩は名無しである:2006/05/24(水) 22:43:43
デミアンは講談社文庫の秋山英夫訳が評判だったけど今や絶版。

入手しやすい中では、俺も岩波文庫の実吉訳を薦めるな。
けど、高橋先生のを買ったなら取り敢えず読んでみればいいと思うよ。
蛇足だけど、ちくま文庫の今月の新刊「文学部をめぐる病い」も読んでみると面白いよ。
266吾輩は名無しである:2006/05/26(金) 23:03:41
あげ
267吾輩は名無しである:2006/05/27(土) 02:44:16
ヘッセ展は明日で終わりか
268吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 11:51:45
雨上がったし、世田谷文学館のヘッセ展の最終日行ってきます
269吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 16:30:01
>>265
>入手しやすい中

                      ____    、ミ川川川彡
                    /:::::::::::::::::::::::::""'''-ミ       彡
                   //, -‐―、:::::::::::::::::::::三  ギ  そ  三
            ___    巛/    \::::::::::::::::三.  ャ  れ  三
        _-=三三三ミミ、.//!       l、:::::::::::::三  グ  は  三
     ==三= ̄      《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::三  で       三
        /              |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ三   言  ひ  三
         !             | /          三   っ  ょ  三
       |‐-、:::、∠三"`    | ヽ=     U   三.  て   っ  三
       |"''》 ''"└┴`       | ゝ―-        三  る  と  三
       | /           ヽ ""        ,. 三   の   し  三
        | ヽ=   、    U    lヽ、___,,,...-‐''"  三   か  て  三
.        | ゝ―-'′          |  |::::::::::::_,,,...-‐'"三  !?    三
          ヽ ""        ,.    | | ̄ ̄ ̄      彡      ミ
        ヽ、___,,,...-‐''"  ,,..-'''~             彡川川川ミ
          厂|  厂‐'''~      〇
        | ̄\| /

270吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 20:18:27
シッダールタの新訳はどうですか?
今高橋訳読んでるけど新訳の文章も気になる。
誰か読んだ人冒頭の文章でも書いてくれないか。
271吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 23:21:21
>>270 
シッダールタの新訳はどうですか?
今高橋訳読んでるけど新訳の文章も気になる。
誰か読んだ人冒頭の文章でも書いてくれないか。

                ____    、ミ川川川彡
                    /:::::::::::::::::::::::::""'''-ミ       彡
                   //, -‐―、:::::::::::::::::::::三  ギ  そ  三
            ___    巛/    \::::::::::::::::三.  ャ  れ  三
        _-=三三三ミミ、.//!       l、:::::::::::::三  グ  は  三
     ==三= ̄      《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::三  で       三
        /              |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ三   言  ひ  三
         !             | /          三   っ  ょ  三
       |‐-、:::、∠三"`    | ヽ=     U   三.  て   っ  三
       |"''》 ''"└┴`       | ゝ―-        三  る  と  三
       | /           ヽ ""        ,. 三   の   し  三
        | ヽ=   、    U    lヽ、___,,,...-‐''"  三   か  て  三
.        | ゝ―-'′          |  |::::::::::::_,,,...-‐'"三  !?    三
          ヽ ""        ,.    | | ̄ ̄ ̄      彡      ミ
        ヽ、___,,,...-‐''"  ,,..-'''~             彡川川川ミ
          厂|  厂‐'''~      〇
        | ̄\| /
272吾輩は名無しである:2006/06/06(火) 19:11:51
>>270
俺は初め、『シッダールタ』を新潮文庫の高橋訳で読んだ。
平易で明快でよい訳だと思った。
新訳のほうは、俺の一番好きな場面、
最後のほう、シッダールタがゴーヴィンダに悟りの境地を説き明かす部分
だけ読んだが、全く気に入らなかった。
意訳しようとし過ぎていて、却って意味がとりづらくなっているように感じた。
俺としては、高橋訳のほうがいいと思う。
273吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 01:14:38
「ヘルマンヘッセ展」大阪でもやってるね
巡回してるのか?
274吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 01:34:40
世田谷の終わっちったのか!くそー… 横レスすまそ
275吾輩は名無しである:2006/06/07(水) 01:48:57
オーメンでヘッセのデミアン思い出すの俺だけじゃないはず
ヘッセのデミアン風解釈をすれば、オーメンのダミアンは悪者じゃなくて素敵なやつだったんじゃん
276吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 01:16:07
>>275
>オーメンでヘッセのデミアン思い出すの俺だけじゃないはず

               ____    、ミ川川川彡
                    /:::::::::::::::::::::::::""'''-ミ       彡
                   //, -‐―、:::::::::::::::::::::三  ギ  そ  三
            ___    巛/    \::::::::::::::::三.  ャ  れ  三
        _-=三三三ミミ、.//!       l、:::::::::::::三  グ  は  三
     ==三= ̄      《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::三  で       三
        /              |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ三   言  ひ  三
         !             | /          三   っ  ょ  三
       |‐-、:::、∠三"`    | ヽ=     U   三.  て   っ  三
       |"''》 ''"└┴`       | ゝ―-        三  る  と  三
       | /           ヽ ""        ,. 三   の   し  三
        | ヽ=   、    U    lヽ、___,,,...-‐''"  三   か  て  三
.        | ゝ―-'′          |  |::::::::::::_,,,...-‐'"三  !?    三
          ヽ ""        ,.    | | ̄ ̄ ̄      彡      ミ
        ヽ、___,,,...-‐''"  ,,..-'''~             彡川川川ミ
          厂|  厂‐'''~      〇
        | ̄\| /

277吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 02:42:15
いや松岡正剛も思い出したらしい
278吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 13:40:54
恥ずかしいヤローだな、正剛
「遊」全巻もってる俺も俺だが
279吾輩は名無しである:2006/06/11(日) 19:16:56
「クヌルプの思い出」で幼少のクヌルプが仲良くなった3、4歳年上の
娘の夜の部屋に忍び込んで幻滅するシーンがあるわけだが、あれは一体何を見たんだ・・・?
280吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 13:22:06
今、東京付近でなにかヘッセ関係のイベントないですかね?
281吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 19:50:42
今日ちと愛読み終えた
282吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 21:51:59
>>279
指遊び
283吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 22:48:31
「荒野の狼」でヘッセが伝えたかったことは何だとおもいますか?
284吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 22:59:52
>>283
伝えたかったことはないと思う。ただ、何を表現したいかってことならあると思う。
ユング派の心理療法家ラングのもとで治療を受けた成果を文学に昇華したんだろうね。

自分のもつアニマを解放したかったんでは?で、誰にでもそういったアニマは存在しますよ。
おろそかにすると危ないですよ。ってところかな?
285吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 00:16:22
ヘッセあげ
286吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 14:03:17
春の嵐最高だった。自分の全てを代弁してくれるような作品だったわ。
車輪の下読んだだけでもういいやって思ってたけど、他の作品もどんどん読みたくなった。
287吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 14:19:18
ヘッセってほかの作家よりとっつきやすい作家だと思う。
でも描いてることは実はかなり深いよね。
日本だとなんかなめられてる印象があるのがいやだ。
288吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 14:33:50
そうですね

僕最初に読んだ作家がヘッセでしたもん
そしてその読んだ作品はうわなにをする(ry
289吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 20:27:52
他でヘッセの話が出ると
ヘッセは11−14歳に読むべきみたいに扱われてて悲しい
290吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 21:01:02
11〜14歳でシッダールタとか読んでもなぁ…
291吾輩は名無しである:2006/06/24(土) 21:51:03
>>290
え?おら読んだお

中学二年生の夏にヘッセのほとんどの作品を
292吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 00:23:05
>>289
それは「ヘッセ=車輪の下」みたいな誤った固定観念のせいなんだろうな。
確かに『車輪の下』は11〜14歳くらいで読んでもいいけど、
>>290の言ってる『シッダールタ』とか、あと『ガラス玉演戯』なんかは、
そんな年で読んだって、理解できっこないよ。

この状況を打破するには、「新潮文庫の100冊」から、
『車輪の下』を外すのが一番。
替わりに『デミアン』『シッダールタ』『知と愛』あたりを入れてほしい。
そうすれば、本物のヘッセ文学の何たるかを、より多くの人に理解してもらえると思う。
293吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 02:29:02
「郷愁」はさわやかで好きだけどな。
294吾輩は名無しである:2006/06/25(日) 02:51:34
一冊というか、短編だけど絶対にアウグスツスを入れて欲しい。
295吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:17:30
デミアンこそ知的な小学生に読ませるべき
俺も中一の時読んで本当に驚いたよ

シッダールタとかは完全な大人向けだよな
296吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:24:46
デミアンは最高。たしかに若い時に読んだ方がいい。
297吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:28:55
なぜかデミアンにはあまり感銘を受けなかった。
観念的に読むより感覚的に捕らえたほうがいいのかな。
298吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 01:42:07
基本的に全部大人になってから読むべき。
子供の頃は子供にしか見えない世界観で生きるべき。
ヘッセ作品は、大人になってからそんな子供時代の
ノスタルジーにふけりながら哲学的な思索をするために読む本だよ。
子供は外で遊べ!
299吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 02:23:28
大人の範疇が問題。
ふつうは10〜14,5歳で大人になる、自我の成立。
デミアンは10代の感性にこそ最もfitする
300吾輩は名無しである:2006/06/26(月) 04:06:14
まあ大学生からでもいいんじゃん。
高校生までは漫画呼んでなさい
301吾輩は名無しである:2006/06/27(火) 17:11:54
デミアン読み始めた。デミアンみたいな不思議少年はどうなんだwまだ3分の一だから今後どうなるのか全く分からんが。
302吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 14:10:13
だったら読んでから書き込みなさい 
303吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 19:08:05
読み終わった。あんな少年ありえねえ。何で不思議交信みたいなことしてるんだよ。でも面白かったけどね。
304吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 01:08:14
車輪の下は最後自殺だったの?酔っ払って川で事故死じゃないの?
305ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/09(日) 02:29:07
車輪の下は自殺だな。
それにしても学生ふぜいがデミアンを(わかった気で)語るなといいたい。
ヘッセは大人の文学だ。
それも限られた人間の。
306ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/07/09(日) 02:35:05
全集で佳作読んだけど、やっぱり俺はヘッセの小説だけは他の作家の小説と違った読み方が出来るんだよなぁ。
もちろん活字を読むのは苦ではあるんだけど、ヘッセの文章にはユーモアと神秘性、可愛らしさがある。
『100年前の旅の1日』の、主人公の1人がゴンドラでへたくそな操縦するところで笑った。
ほんとヘッセ大好きだよ…。
307吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 04:17:13
クラスメートが戦争で死んだって手紙が来たけど、誰だか思い出せなくて
寝る前にふっと思い出す話があった
308吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 10:09:43
一番分かった気になってるのはどう考えても>>305
309吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 10:46:31
ペンギンのしか読まないんだろ?w
310吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 15:40:06
562 :コピペですが・・・・:2006/05/14(日) 10:58:23
最近の中高生のイジメの仕方
・タバコの火を食わせる
・全裸でどこかに放置する
・眉毛を剃る
・全身の毛を剃る
・強引に刺青を彫らせる
・歯を抜く
・油をかける
・オロナミンCのビンを肛門に入れる
・生きたカエルを食わせる
・ママレモンを肛門から注入する
・アナルにドライアイスを入れる。
・マチ針でちんぽをつつく
・シャーペンで生ツメをはがす
・犬のフンを食わせる
・ハトのフンを食わせる
・カバンの中に画鋲
・かみそりの刃を靴に仕込む
・かみそりの刃をアナルに入れる
・オナニーを強制し、録画
・熱湯をかける
・耳の穴に線香花火の玉を落とす
・ウンコを食わせる(イジメの手段としてはかなりポピュラー)
・教科書に小便をかける
・肛門にロウソクをさし、クリスマスキャロルを歌わせる
・魚拓ならぬマンコ拓をとる
・出会い系サイトに勝手に登録する
・チョークの粉を食わせる
・雑巾の絞り汁を飲ませる
・生きたミミズを食わせる
・花火で背中に文字を書く
311吾輩は名無しである:2006/07/09(日) 16:54:07
スケバンにうんこ食わされたことはある。
ただしスカトロに目覚めたきっかけにもなって
今の俺の人格の主要部分を形成したと言ってよく、
他では味わえない珠玉の嗜好の世界を提供して
もらったんで、感謝こそすれ、恨んではいない。
他のいじめも同じだろう。やはり、いじめの体験も自
分次第でどうにでもなると前向きに考えることにより
、人と違う世界を構築するのに役立つ。
312吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 16:55:34
>>304
俺も最初事故死かと思ってた。
曖昧な書き方してるからどっちともとれるよね。
まあ、でも自殺だろうな・・・

春の嵐のムオトも
急性アルコール中毒かなんかで死んだのかと思ってたけど
あれも自殺だな。
313吾輩は名無しである:2006/07/11(火) 19:11:35
急性アル中って血が出るの?血だらけって描いてあったからピストル自殺かと思ってたんだけど。
314312:2006/07/11(火) 21:01:24
そうだよね、急性アル中はおかしい。
血を吐くような病気で死んだのかな、と思ってた。
酒飲みすぎてたせいで。
315吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 05:47:24
>>305
そうかもしれない。
16から20歳くらいのときヘッセよんだが、「デミアン」は感動した。
しかし、「シタールダ」「荒野のおおかみ」読んで、ウヘァ('A`)ってなった。
何年かたった今、また「荒野のおおかみ」読んでいるが、共感できる部分がある。
今の時代だからなのか。
316吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 19:24:34
デミアンが好きな奴らはやっぱり少女革命ウテナ観たの?
317吾輩は名無しである:2006/07/16(日) 22:48:22
なにそれ、と思ってググったらアニメか。
デミアンがどう出てくるのか詳しく>>316
318吾輩は名無しである:2006/07/17(月) 01:32:46
車輪の下の主人公が自殺か事故かで議論があったようだけど。
私見を述べさせてもらうと。


どちらかに決めるのはナンセンスと考えています。
ヘッセ自身どちらかに選ぶことはできないと思います。

あのような状況を経験したことがあれば分かりますが、
自殺と事故とはかなり接近していて、分つことはできないのです。
だから、そういう曖昧な記述になったのかと。

ほんの例えですが、よくミュージシャンがそのような死に方をします。
シド、エプスタイン、デニス、ブライアン。みんなこのような死に方です。

だから、自殺か事故かはあまり意味がないかと。この車輪の下に置いて
これらは同じなんです。
これはまあ、私の個人的見解ですが。
319吾輩は名無しである:2006/07/17(月) 08:41:46
自殺経験者キタ
320吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 22:16:27
自殺だとおも
321吾輩は名無しである:2006/07/19(水) 22:30:56
どっちでもよくなってきました。
322吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 17:43:40
>>318
エプスタインってまさかブライアン・エプスタインの事じゃないよな?
デニスは酔っ払って海に行って溺れたんだから100%事故死だろ
あとブライン・ジョーンズならむしろ他殺説の方が・・・・・・
てゆうか薬中ばっかだな
323吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 18:00:38
馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない。
byヘルマン・ヘッセ

この詩の原文(ドイツ語)を探しているのですが、全然見つかりません。
可能ならばソースと一緒に教えてください。
324吾輩は名無しである:2006/07/27(木) 11:37:45
>>323
詩集「夜の慰め」の中の「ひとり(Allein)」という詩だね。
ttp://www.serve.com/shea/hesse.htm
325吾輩は名無しである:2006/07/27(木) 21:24:50
>>324

ありがとうございます。
326吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 14:49:06
age
327吾輩は名無しである:2006/07/28(金) 22:20:02
>>322
そう、そのエプスタイン。心臓発作起こすまで薬飲むか?
デニスもただ、溺れたんじゃない。あのころもう、いつ死んでもいいくらい身体はボロボロ
だった。
ブライアン・ジョーンズだって同じ。ま、たしかにアレは他殺だって話だけどね。

そういう意味じゃ、ヘッセってそういうなんというか無頼漢の教祖でもあるんだよな。
328吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 18:38:30
20世紀最大の文学者って新潮文庫に書いてあった。
329吾輩は名無しである:2006/08/03(木) 19:18:39
ヘッセファンと太宰ファンは表現が、極端だからナァ〜
330吾輩は名無しである:2006/08/04(金) 18:18:57
ファンなんてだいたいそんなもの
331吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 20:03:18
           /  (___  ___) ヽ
           ./     ノ 人 ヽ    ヽ
    __    ./    //  ヽ ヽ    .ヽ   / ̄\
  ./ ○ ヽ、 /    (__)  (_)    ヽ/  ○  \
/      \,,,--―――''''''''''''''''''''――-/        ヽ
..⌒‐-,,,,_  /:/ヽー―――-、,,__,,,,-―――:||  _,,;-‐''"⌒~~~
     .ヽ/::||::::::::::   (●)    (●)   ||/ヽ
      く ::||:::::::::::::::::   \___/    ||:::::::::ヽ
       ヽヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ_/
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
332吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 12:14:29
ヘッセの読書術ってどう?どんな事がかいてあるの。
333吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 13:20:00
ヘッセたまらん
334吾輩は名無しである:2006/08/12(土) 14:46:09
夏のヘッセ
335吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 00:41:57
読書術ってオススメ?
336吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 00:51:50
読書術?ヘッセの『世界文学をどう読むか』とは別もの?
337吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 11:31:27
たぶん一緒だと思う。
338ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/13(日) 13:52:05
読書術はつまらんよ。
でもヘッセがひたすらオススメの文学を記載している章は参考になるし非常に興味深い。
ちゃんと注釈が入れてある。
まぁヘッセが唯一文学の師といえるくらいの人間なら買うね。
いま全集が続々と出ているけど、俺はこの訳しかイヤだ!ってのがある。
『デミアン』じゃなくて『デーミアン』がいいとか。
『車輪の下』じゃなくて『車輪の下に』とか。
まぁ他の訳は、気に入っている文章の部分の違いを確かめたくらいで
やはり最初に読んだのが「本物」ということになっちゃうんだけど。
それにしても、もう俺は文学なんてドギつくて苦しいものはヘッセだけ読めばいいやなんて
悟ってしまいよる。一日に何冊もむりやり読んで熱出して吐き気がしたから。
ヘッセの小説は、甘美、清澄、ユーモア、神秘的、明晰、可愛らしさ、愛着、憧憬、寂寥、文章の精妙さと豊かさ
で構成されていて他に望むものが無い最高のものだ。運命的なものを感じる。
相性が抜群に良いんだろう。
339吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 14:04:00
ヘッセのお勧め文学ってどんなのがあった?
340ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/13(日) 14:30:47
それが覚えてない。
知らない名前が多い。
スタンダールの『赤と黒』がフランス文学の最高峰みたいに書いてた。
341吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 14:54:27
自作自演ペンギンw
342吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 15:00:01
>>324
グッジョブ。

>>328
それは…疑問の余地ある
343吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 16:59:30
>>340
あんま有名なのは挙げてないってことかな。どうも。
344へるまん:2006/08/13(日) 17:44:59
>>343
リストになってるよ。
ぱっと眺めればいいじゃん。

「有名」なものも入ってると思うけど。
345吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 18:14:16
>>344
じゃあ本屋でみっけたら見てみる
346ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/08/13(日) 19:00:08
無い。
新宿の紀伊国屋にあるやつは俺のだから置いとけよ。
347吾輩は名無しである:2006/08/13(日) 19:02:33
>>345
そうしてくんさい。よろしく
348へるまん:2006/08/13(日) 20:40:03
>>346
これのことか。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%83%77%83%62%83%5A+%93%C7%8F%91%8F%70

>>337
つまり一緒というわけではなく、邦訳したときにそのほかの小品も併せて訳出しているということで。


http://www.amazon.de/gp/product/3150070031/302-4643326-1827228?v=glance&n=299956
ちなみに、取り上げらてる作家名だけなら、ここにちょっと載ってたよ。
349吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 06:26:33
中国文学、道教を褒めてたな。
350吾輩は名無しである:2006/08/14(月) 10:11:23
ヘッセは仏教と出会えれば良かったのだ
351吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 00:38:47
車輪の下って、「車輪の下」っていう言葉は出てきたっけ?
「車輪に触れたカタツムリ〜」は出てきたけど。
352吾輩は名無しである:2006/08/15(火) 17:27:05
>>351宿題の解答くせぇな。みんなスルーするように!
353吾輩は名無しである:2006/08/16(水) 07:09:31
出てきたよ
354吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 04:47:09
ヘッセ作品の中でも春の嵐は別格だね。

一般的にヘッセを読んだことがある人は多いけど、
大抵は車輪の下やデミアンなのはもったいないよなあ。
逆に春の嵐を読んでから他に当たるとちょっとしょぼーんだろうけど。
355吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 22:09:37
読売新聞の読書欄で「車輪の下は大人の無理解で主人公が破滅する話だと思っていたが、再読したら少年同士のラブストーリーだった」とか書かれてた。
356吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 22:13:55
大人の無理解に苦しむのも、少年同士の深い心の交流も含め
とにかく「思春期」って感じがする。

デミアンあたりはとにかく「青春」って感じがする。
357吾輩は名無しである:2006/09/09(土) 22:28:38
>>354
車輪の下→ゲルトルートだった、そういえば
358吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 05:12:57
「ヘルメティック・サークル: 晩年のユングとヘッセ」 東京: みすず書房
この本の著者であり、晩年のユングとヘッセの友人であった
ミゲール・セラノが、ヒトラー崇拝者であることはあまり知られていない。

ミゲール・セラノのwiki
http://en.wikipedia.org/wiki/Miguel_Serrano

ミゲール・セラノのネオナチ・セレモニー
http://www.youtube.com/v/08WoBp0pOQY
359吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 16:29:28
ヒトラーの崇拝者でもマザー・テレサの崇拝者でも良いものはいい、駄目なものはダメ。
360吾輩は名無しである:2006/09/10(日) 18:17:42
そんなお前はひっとらあ伯父さん
361吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 18:12:06
俺も『春の嵐』は最高だと思う。車輪やデミアンがやたら目立つけど、
なんでこの作品は地味な扱いなんだろうな。
362吾輩は名無しである:2006/09/11(月) 22:54:31
車輪やデミアンが目立つのはヘッセ作品の中ではメジャーだからだよ。

自分はシッダールタが一番好き。
363吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 00:37:24
>>362
世界で一番版を重ねているのは郷愁で次点が春の嵐。
日本では単純に車輪とデミアンが教科書に取り上げられたからじゃない?

て言うか、車輪と言うと、シヴィライゼーションを連想するね。
364吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 15:23:40
カイオウが雑魚しか倒していない自称不敗の拳をカイオウが出したとき、カイオウはあっさり初見でかわされた
あげくに一撃いれられたわけだが、このときケンシロウはカイオウにカイオウのあざを見えるように
するために、カイオウの髪の毛の生え際ぎりぎりを切るという離れ技をカイオウにやっているんだよな。

カイオウに一方的に拳を入れるチャンスで、カイオウにわざわざこんなことをやるってどんだけ
カイオウとの間に実力差あるんだよ(w
本気だったらこの時点でカイオウ死んでる



365吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 15:26:51
>>362 完全に同意。
『シッダールタ』こそ、ヘッセの最高傑作。
新潮社さん、いい加減『車輪の下』を「新潮文庫の100冊」から外して
替わりに『シッダールタ』を入れてくれませんかね?
366吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 16:54:30
デミアンが好きな奴らはやっぱり少女革命ウテナ観たの?
367吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 23:19:12
その少女革命ウテナでどういう風に出てきたのか逆に聞きたい。
368吾輩は名無しである:2006/09/13(水) 21:30:00
シッダールタだるくない?
369吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 13:06:44
読んでないから分からないなあ
370吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 19:25:52
くだらん事、訊くなって。
だるい、だるくないって言う感覚の問題に対して、
他人がどう答えられるんだよ!

戦争の平和だるい?、カラマ3兄弟かったるい?
万延元年〜意味解る?
この手の質問と同じ。
371吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 21:48:15
そういえばノーベル賞取ったのって

春の嵐だったっけ

郷愁はたしか処女作だったから…どうだろ

逆だったらスマソ
372吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 23:43:57
>>365
>新潮社さん、いい加減『車輪の下』を「新潮文庫の100冊」から外して
>替わりに『シッダールタ』を入れてくれませんかね?

君も定期的にしつこいね。
373吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 00:25:31
>>371
ノーベル文学賞の決め手となったのは、『ガラス玉演戯』だよ。
あと、処女作は、『郷愁(ペーター・カーメンツィント)』で合ってる。
374吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 00:39:01
>>373
いや、なんか漏れの祖父の家にノーベル文学賞全集ってやつがあってそこにヘッセがノーベル賞取ったのは「春の嵐」だ、とかなんとか書いていたのを覚えているんだよ

記憶違いかもしれないけど
375吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 00:52:45
処女作は「郷愁」ではなく「青春時代」。
376吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 11:36:32
相変わらず日本人は車輪が好きだな。
377吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 10:19:00
新潮文庫の紹介でも『春の嵐』がノーベル文学賞受賞作となっているよ。
378吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 20:28:32
>>377
レスありがとう
379吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 20:46:25
なっていると言うか、春の嵐で受賞しているから。
ラウンジならともかく、何をそんな当たり前のことをヘッセスレで言っているのだ。
380吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 23:50:59
それ、ソースはどこ?
新潮文庫の説明はともかく。

ノーベル賞のHPには書いてないけど、だいたい個々の作家の受賞作品の発表なんてしてるっけ。
あえて言うとしたら戦中に発刊にこぎ着けた、ガラス玉演戯ってな感じなんじゃなかったっけ。
381吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 00:18:24
>>380
ノーベル文学賞は受賞時に代表作として作品名を挙げる。
ヘッセの場合は春の嵐、
康成受賞の際に、雪国を読み上げられたのは誰もが知っているだろ。
382吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 00:35:45
>>381
んだんだ
383吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 02:22:23
ふーん、知らなかった。
てんきゅー。
384吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 18:26:08
とりあえず川端康成「雪国」っていうところに気が付かない人はまず日本人なんだろうかってオモタ
385吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 20:59:07
>>384
川端康成の雪国は381のとおりだ。
ヘッセは知らん。
386吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 22:17:00
>>385
もしかして日本語が読めないのかな
387吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 10:02:50
つか、384の文章は日本語でおkといわれても仕方がないと思う。
ジョイスやロラン以上に難解だおw
388吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 11:33:38
>>380だけど、
ここにいる人は、ヘッセの授賞式を見てたわけ?
なんか、見てきたようにでも話してるけど。

どこかにそれが書いてある、「個人のサイトじゃない」情報を教えて欲しいんだけど。
解説本でも良いんだけどさ。憶測とか噂で話していてもね。

これがその、読み上げられた原稿でしょ。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/1946/press.html
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/1946/hesse-speech.html

ちなみに川端。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/1968/press.html

僕はこれくらいしかまともなソースを知らないので、受賞作品は今までガラス玉演戯だろうと思っていたわけだが。
もっともこれにしても、受賞作品ははっきりこれ、というのは言ってないけど。
川端の場合も含め。
389吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 11:59:01
>>388
見ているわけねーだろ、いったい何年のことだと思っているんだよw
そこまで調べるなら図書館に行き、
ヘッセについて書いてある本を読むといいと思うよ。
390へるまん:2006/09/18(月) 12:24:21
あー、日本語の資料は大抵読んでるはず。
ドイツ語、英語の伝記も著名なものは。

どれもノーベル賞を受賞とは書いてあるけど、受賞作品は書いてないように思う。
今、全部調べなおすのは、時間がかかるし、第一

>>379
 「何をそんな当たり前のことを」
と言えるようなくらいだから、資料もいくつもあるんでしょう。
ノーベル文学賞の受賞時に代表作として春の嵐を挙げた資料が(>>381)。

だったら、端的に資料を示して欲しかったのですよ。
それこそ誰かの思い込みだったら時間の無駄なので。
391吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 13:43:20
>>390
いいかげんくだらんネタ引っ張るな。ウザイ。氏ね。
受賞作品名なんか調べたってでてくるわけないだろ。
ノーベル賞は基本的に「人」や「業績」に与えられるものだ。(例外アリ)
資料がどうとか言って、なんでこんなことも調べられんのだ?底抜けのアホか?

通例どおり、「業績」を評価されて「代表作」の『春の嵐』が読み上げられたが、
しかしヘッセのノーベル賞受賞が1946年で、その時点での最新作が『ガラス玉演戯』
だからガラス玉がノーベル賞のきっかけになったとも言える。
つまりどちらの作品を受賞代表作と挙げてもおかしくないんだよ。
それだけのことだ。わかったら吊って氏ね。
392へるまん:2006/09/18(月) 20:01:14
>>391
>ノーベル賞は基本的に「人」や「業績」に与えられるものだ。

まさしくその通り。
だから受賞作品が春の嵐で、それが当たり前って言い切られるようなスレの流れには違和感があった。
ま、その読み上げられたという事実も確認できていないけど。


気分を悪くしたら失敬。
たかが2chだが、されど2ch。事実とそうじゃないことの区別はつけておきたいでしょう。
393吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 23:14:16
381>>392
君の仰りようは全く正論だよ。
ただ、私が明証する義理はない。
私は卒論でヘッセを扱ったが、今や普通のリーマンで、
資料を手元に持っているわけではないから調べるのは大変だ。

受賞時の模様やその後のインタビューはNHKが制作したヘッセの映像の中で出てくる。
恐らく君の大学にあるはずだ。
またWPやNTでも春の嵐での受賞との記事が掲載されており、
世間的にも春の嵐がトリガーだとの評価だ。
これらも当時の記事がアーカイブスとして閲覧できる。
疑問をもったことには自ら動かないとね。
昔はインターネットでの検索も出来ず、ずっと大変だったんだよ。
394吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 04:07:43
392じゃないが

>ただ、私が明証する義理はない。
証拠はあるといったやつが示すというのを知らんのか?
論文でも引用とかはすべて書くだろ。
それでよく論文書けたな?

「〜だって知らんのか。そんなの当たり前だろ、 ( ´,_ゝ`)プッ」
「初めて聞いた。ソースは?」
「そんなの自分で調べろw 俺が調べたときはもっと大変(←当たり前の事実じゃなかったのか?)だったんだよ」

アホな子にしか見えん。
395吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 08:52:32
くだらん論争。 どっちも。
396へるまん:2006/09/19(火) 20:37:57
>>393
レスをありがとう。
こちらも普通のリーマンなので、あまり簡単には調べられないけれど、
十分ヒントはもらえたので、時間を見つけて当たってみようと思う。

まぁ下らんといえば下らんし、こんなトーンでやるべきことでもない。
お騒がせしました。
397吾輩は名無しである:2006/09/19(火) 22:31:44
age
398吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 14:08:40
なんだ、春の嵐って地味で大した評価受けてないと思ったら、代表作で受賞のきっかけでもあるのか。
こんな素晴らしい作品が何故って勝手に思ってたんだよ。
399吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 14:09:45
素晴らしい作品が何故、日本で地味に扱われているのかってことね。車輪やデミアンに比べて。
400吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 17:15:35
古本屋さんでヘッセの「郷愁(ペーターカーメン何とか)」をペラペラめくって
いると「あなたへの愛はドンキホーテのように向こう見ずなのだろうか」って
いう一文が色ペンでメモしてあった。「そんな一文郷愁にあったっけ?」って考えて
「もし持ち主の創作だったらなぁ」何ていうロマンに浸ったりした。某古本屋だった
のでその本は買わなかったが、いい出会いだった。
401吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 18:39:56
ノーベル賞授賞式の朗読原稿を全部読むと、どうやらヘッセの小説全体と世界大戦におけるヘッセの人間的姿勢としての存在のあり方に対して与えられた印象を受ける。
402吾輩は名無しである:2006/09/20(水) 18:49:51
小説は、『シッダールタ』『荒野の狼』『がらす玉演技』というところ。『春の嵐』はみつからない。読み落としの可能性はあるので、誰か読んで下さい。
403ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/21(木) 01:17:50
『春の嵐』は大したことない。
熱っぽすぎるし冗長。
404吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 17:31:36
あの傑作をそこまで言い切るとは、あんた凄えな。
405吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 19:11:51
俺自身は、ヘッセの作品は大好きだが、
どうして、ヘッセの作品って青くさい、否そうじゃないって
意見が絶え間なく続くんだろ。

同年輩のマンの作品を青くさいって誰も言わないのに。

ヘッセ自身の書き方に問題あるのかな。
翻訳者の能力に問題あるのかな。
ドイツ語の言語→日本語えの変換そのものに無理があるのかな。
406ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/21(木) 19:30:55
失笑するな。どこが青臭いのか。
まぁこどもっぽくはあるよ。そこがヘッセの一番の魅力だが。
しかしそれをいえばドストエフスキーだってこどもっぽい。(ヘッセほどではないが)
基本的にヘッセ好きなやつもそうでないやつもヘッセの文学の何が本当に凄いのか、魅力的なのかが
わかってないやつがほとんど。まぁ文学ってのはそういうものだけど。
407吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 19:46:10
>>406
よくわかってらっしゃるあなたにぜひ
何が凄くて魅力的なのか詳しく解説していただきたい。
408吾輩は名無しである:2006/09/21(木) 23:44:30
「ガラス玉遊戯」しか読んだことない
409吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 01:14:52
>>406
そういうことを言う自体が自分がわかってないって言っているように受け取られる危険性を自覚したほうがよいのではないでしょうか、と僭越ながら申し上げさせていただきます
410吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 10:29:52
おまいらドイツ語読めないのにヘッセの良さが分かるのか?
いっとくけど翻訳なんて贋物でしかないぞ。
その文体の素晴らしさはやはりドイツ語が分かる香具師でないと
なー
411ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/22(金) 11:35:13
文体にばかり捉えられてるやつって文学と無縁の人間っぽい。
キミ、中島敦とか開高健の文章が至高だと思ってないか?
412吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 11:38:08
アホか。作家っていうのは苦心して読書に励み、語彙を増やし
自分だけの文体で何とか書こうと切磋琢磨するもんだ。
ドイツ語で読めば分かる。日本語で読んでる香具師はヘッセが
分かってないに千万ユーロ。
413吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 11:58:26
>>406=411
>>407
414ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/22(金) 13:00:46
日本語の翻訳でもヘッセが可愛らしい文章を書いているってのはわかる。
この可愛らしさってのがわかってるつもりのやつらにわかるかな。
415吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 13:59:07
南ドイツの方言が分からないとヘッセのほんとの味は永遠にわからないよ。
416吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 14:28:08
スレが伸びてると思いきや、変なのが沸いていたからか。
417吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 15:08:49
実際吉本ばななを英語訳で読んでみろよ。
あのばななの文章か?って思うくらいエキセントリックで
巧い(ように思える)つまり翻訳では似ても似つかない
代物になってるんだよな。
ドイツ語も読めん香具師がヘッセやカフカを語るとは笑わせる
418吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 16:39:31
語学が出来るということと、文学が分かるとは別のことだ。逆も然りだが。両方出来ることが理想である。だから、みんな努力はしてるわけだから、それでいいじゃないか。
419吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 21:10:24
>>417
でもその理屈でいうと、一昔前の庶民は、外国の文学なんか理解
できる訳ないという事でいいのかな。

別に、自分はそうじゃないと主張するつもりではないが。
井原西鶴や近松は絶対にシェイクスピアーの和訳(もしも
江戸時代にあればだが)じゃ理解できないのかな。
420吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 22:16:44
他の訳者のも読んでみればいいじゃない。まったく違う印象を持つことはあるけど
受けとるものは同じだろう。
421吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 22:17:08
>>410
漏れはヘッセというと高橋さん、というぐらい高橋さんの訳を評価、気に入っていまつ
422吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 22:47:42
>>417

じゃあ、おまいがドイツ語で読んだヘッセのすばらしさを、漏れらに日本語で書いても伝わるわけ無いよな。

うん。たしかに、伝わらなかったな。
おまいの文章からは。
423吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 23:04:55
ちょっと思ったんだけど

ドイツ語等々が読めないのならその国の文学がわかってないっていうのは
それが今の現代社会での文化を否定しているようなものになるかもしれないかな、と思ったんだけど
424ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/23(土) 00:12:54
カフカオタには文学=ファッション的なバカが多い。
425吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 00:15:32
↑「ある意味」でうらやましいやつ
426吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 07:53:10
「春の嵐」読んだけどゲルトルートにそこまで魅力を感じなかった。
魅力を感じないというよりいかにも嘘っぽくて作り物臭い感じ。
「理想の女性」だから現実味のない造型なんだろうけど。
ブリギッテと結婚したっていいやん。
主人公が自己完結してるみたいで気分が悪かった。
427吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 14:58:59
>>423
だけど独逸語が出来なくちゃヘッセの真の魅力は味わえないんだろうな・・・
ちょっと凹まさせられる意見だよな>>417

とはいえ、新潮文庫の「デミアン」を中一の春に読んだ時の脳髄が揺さぶられるような感覚を思い出すと
俺のような無教養な若年者にも人類文化の遺産たちの雰囲気と偉大さを開放してくれる、翻訳者の人や新潮や岩波には感謝するしかないわ
ぶっちゃけラノベとか大衆小説読むより翻訳物の世界の傑作を読んだほうが絶対面白い
428吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 17:20:14
まぁなんだって翻訳はそうでしょ。作者とは別人である他者の手を通ってきてる訳だから。
何打って他者の手を経るものは変容するもんじゃないの?それを言うなら向こうの読者だって漱石や鴎外川端の正当な評価はできない訳で。
429吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 18:17:38
だから最初から言っているでしょ

高橋さんを漏れは評価しているって

っていうか高橋さんは評価されているわけなんだが実際
430吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 19:51:43
ここは割と頻繁に翻訳ネタでループしてるような気がするけど

ドイツつながりで、ベンヤミンの翻訳論みたいな考え方ってダメなの?
ヘッセ文学ってそんなに文体が重要なのかなあ
そうだったら、ネイティヴ以外は原書読んでもしかたないっていう話になっちゃうし

しかし翻訳についての認識って、大切だけど限りなく不毛でもあり…
毎度感じることだけど、なんだかなあ
431吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:21:38
ヘッセ当人だって、サンスクリット語は少しくらいできたかもしれないが、
中国語は(古代中国語はもちろん、現代北京語だって)駄目だったはず。
それでいながら平気で孔孟や老荘の思想について語っているね。
432吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:41:30
イタリア語はできたみたいですが。
433吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:53:59
というか、文学作品を読みこなすレベルにまで
外国語を習得するのは容易じゃない。

「原語で読まなければ理解できないから無意味なんだよ プゲラ」
と言ってる香具師は必然的により多くの文学作品に触れる可能性を
自ら狭めていることになるな。
434吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:55:39
>>432
だからイタリア文学なんかについては「語る資格がある」わけですね。
孔子や老子の作品はドイツ語訳でしか読んでないはずです。
原典を読めたとは思えない。
上のほうで誰かが宣言してる基準に従えば、彼には孔子や老子について
語る資格がない。
だけど現実には語ってる:草思社から出てる「ヘッセの読書術」を
見てください(今、手元にないので引用できない)。
435吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 01:16:46
>>433
それは自国語についても言える事
436吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 01:35:44
原語の方がいいって言うのなら
日本仏教の経典なんかはインド仏教の経典よりも劣ってるっていう理屈になることが

わからないのかな

違うかもしれないけど
437吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 01:55:56
>>436
それはあるんじゃないの?
コーランはアラビア語で読めって言うし。って脱線しすぎか。
438吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 02:06:53
>>437
それを言っちゃうとアラビア語が上位言語でほかは下位言語ってことになるからね

それにそもそも古語と現代語との問題もあるよ
言語は変容していっているものなんだから

往々にして原文の方がやはり文学的にはいいとは思うけどその逆もあると思う

それに訳文はその国の言語の訳文として良質なものであるっていうのもあるしね、訳者がちゃんとした人だったら訳文が文学的でさえあることだってあるわけだから

だから僕はさっきから言っているように高橋さんの訳、好きだよって言ってるんですけどね
439吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 03:10:49
鴎外訳の「即興詩人」は原文以上の出来と言われている件について
440吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 03:13:21
>>439
青空文庫で読めそうだな
441吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 10:59:19
ヘッセは、翻訳に関しては無頓着だったようで、「本当に優れた翻訳の数は多いとはいえない」とレクラム文庫に言及しながら、新しい翻訳が必要だともいう。だから岩波文庫はあまり翻訳の出来に拘泥しないのだろうか。
442吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 11:00:33
岩波文庫も昨今努力はしている。
443吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 18:31:33
感動すれば何でも良いよ
444吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 21:07:31
>>443
そですね、それが結論でおkです
445吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 21:09:11
車輪の下で、何故ハイルナーはハンスにキスをしたのでしょうか?
446吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 21:17:49
>>445
友情をあらわすためです
447吾輩は名無しである:2006/10/01(日) 21:56:01
ヘッセの文学世界における同性愛・変態性欲の考察は面白い。
448吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 19:45:13
>>447
同性愛を思わせる記述や、記述自体は無くても読後に
それを感じさせられる事はあったけど、
俺自身の体験では、いくらなんでも変態性欲を感じる
事はなかったけど。例えば、どんなところ?
まあ、同性愛自体が変態性欲っていう解釈だったら、
そこで話が終わっちゃうけど。
449吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 20:27:15
ヘッセの描写って、女性相手の恋愛でも、
そこはかとなく漂う同性愛的なシーンでも、
とにかく精神的なものが先立っていて
現実の生々しさがぜんぜん無いような気がする。
450448:2006/10/07(土) 21:42:50
>>449
それって、よく判る。
要するに、具体的な表現がないってところだよね。

唇がどうの、セーターがずれ落ちただの、下着が
どうしただの。そういうところの、具体的な記述
あまり無いよね。
主人公の振舞いや、風景の描写やなんか結構
具体的に書かれているのに、そういう箇所では
あまり具体的に書かれていない。
451吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 21:51:22
ヘッセに限らずあの時代の作家はみんなそうだったんじゃね?
露骨になってきたのはごく最近じゃね?

「真っ赤な唇がぬらりとそそり立つ肉棒をくわえこんだ」とか、
「下着をずらすと濡れそぼった淫肉がひくついていた」とか
って書かないでしょう、あの時代は。
そういうヘッセも読んでみたいが。
452吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 22:05:18
「ああ、ちょうだい」とシンクレールは呻いた。「奥まで…ねえ、デミアン…」
デミアンはそそり立った肉棒に唾液をたっぷりと塗りつけると、
目の前にひくつく少年の菊門に亀頭をあてがい、一気に根元まで挿入した。
「痛い!」とシンクレールは叫んだ。「でも、痛いって、どうしてこん
なに気持ちいいんだろう!」
シンクレールは、もはや自分がデミアンの奴隷でしかないことを知った。
奴隷と成り果てたことが、幸福だった。
453吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 22:36:40
>>451-452
そういうことが言いたいんじゃなくてさ、
具体的に描写しなくても官能的な雰囲気ってあるじゃん。

そういうところがぜんぜん無くて
良く言えば幻想的で美しい、悪く言えば綺麗すぎて嘘くさい感じ。
454吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 23:00:20
すまんw
455富田派:2006/10/08(日) 02:18:10
車輪の下でのエンマ?だったかにキスされるシーンが好き
456吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 10:58:28
>車輪の下でエンマにキスされる。


車にひかれて
地獄に落ちたってところだよな。
457吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 12:19:10
それ閻魔w
458吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 14:37:54
こんな小綺麗な青春小説家がいてもいいと思うよ。
459吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 15:46:14
「詩人」の小説だよね
460吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 17:09:23
そそ、詩人の小説
461吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 18:34:47
小説家の詩
462吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 19:00:29
ヘッセは全集が高価で辛い。
463富田派:2006/10/08(日) 21:40:24
検索してたらこんなの見つけた

ttp://snow-man.cc/bungaku/moe13.htm
464吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 22:00:54
《ガラス玉演技》をブコフ105円で購入難しそうです
465吾輩は名無しである:2006/10/08(日) 22:42:41
あ〜購入が難しいのではなく内容がです。すみません
466吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 18:11:58
『春の嵐』、評判が悪いので読んでみた。いい小説だった。前半は素敵なロマンで、後半は人間に幻滅したヘッセがいる。1910年の小説だから、もう夫婦間の問題が顕在化していたのかもしれない。
467富田派:2006/10/09(月) 21:02:31
車輪の下とデミアンよんだんだけど次は何を読めばいいですか?
468吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 21:09:13
↑無知を装っている。まあいい。『シッダールタ』 理由 短いからすぐ読める ただし内容はシリアス
 『荒野のおおかみ』は、重たいかもしれない。でも面白い。
469吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 22:37:42
車輪の下読んで一つだけ疑問
最後にハンス君をわざわざ殺す必要ってあったの?
彼の中で完全に何かがポキッと折れて家に戻ってくる
ここで終わらせてもよかったんじゃないかと思うのよ
470吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 22:45:37
あとハンス君は最後、満足して眠りに入ったのかなーとも思った
傍から見たら“自殺”ということね
471吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 22:48:31
デミアンだけ読めばいいよ、デミアンだけで
472吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 23:50:48
H・ヘッセ(ドイツ)1877-1962
「大胆さと鋭敏さを増し古典的人道主義の模範と高い質の文体による彼の
感動的な著作を認めて。」-1946年ノーベル文学賞
473吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 22:52:44
俺も、ノーベル賞欲しいな。
ノーベル酔いどれ賞だとか、
ノーベルろくでなし賞だとか
あれば自身あるんだが・・・
474吾輩は名無しである :2006/10/11(水) 12:09:16
新全集刊行されたね。読んだ人いる?
『荒野の狼』だなんて、学部の頃は熱心に読んだなあ・・・
475吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 15:52:36
>>466
悪くないよ。最高傑作だよ。
476吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 16:34:52
いやあ、それまでのスレッドでさあ、反吐が出るとか書かれてたんだよ。実際どんなもんかなと、思って読んでみたということさ。最高傑作とは思わないけれど、代表作は確実だと思う。でも、『春の嵐』の主人公に状況が似ていたら、少なくとも前半は夢中になる。これは請合い。
477吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 17:23:19
俺も前半がかなり好きだ。代表作…とまで言えるかは微妙だけどね。
「初期代表作の一つ」ぐらいが妥当な評価だろう
478吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 18:43:29
数学者の秋山仁がドイツ語を習いだしたのは、当時の彼女がヘッセが好きでドイツ語習うから自分もついていったから
それだけだけど
479吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 18:52:14
>ドイツ語習うから自分もついていったから 
文学板にあるまじき文章
480吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 18:55:20
しょせん2ちゃん
481吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 19:09:55
>478
数学者の秋山仁がドイツ語を学び始めたのは、
当時の彼女がヘッセ好き故にドイツ語を習っていた影響からである。
私が言いたいのはそれだけだ。

誰かもっと文学板らしくカッコよく書いてw
482吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 19:15:33
故にとか厨臭いね
483吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 19:40:35
>>481
それだと文意が変わる
484吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 19:47:28
「故に」を覚えたてで使いたくて仕様がないという印象を受けるな。
485481:2006/10/12(木) 20:33:03
誰も書いてないじゃねぇかw
>481確かに文意が変わってるよな。だからここにいる、文学に精通してる人の文を見たいと思ったんだが。
故に は覚えたてでもなんでもないんだけどね。
さぁガッと、明瞭な文を頼むぜ!
486481:2006/10/12(木) 20:34:28
>483 ね。訂正させてね。
487吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 22:45:07
俺のギャリック砲にそっくりだ!!

ついでにこれも文学的に直してほしいな
488吾輩は名無しである:2006/10/12(木) 23:24:00
>俺のギャリック砲にそっくりだ!!

短小包茎、鮮矣信
489吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 00:12:48
珍珍部良部良総政治
490吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 00:18:26
ヘッペ?
491吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 01:55:03
数学者秋山仁、開始学習独語。
彼有下心、秋山的愛人好屁背、而学習独語。
492吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 07:22:05
>>478
やったな、おい! 大漁じゃねーか!
493吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 11:09:55
>>477
勝手に妥当にするな。充分代表作だよ。一番売れてるし。
494吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 11:23:42
先月出た全集第13巻があったので
荒野のおおかみ(全集では「荒野の狼」)をざっと見たのですが
積極的な新訳、と言う感じはしませんでした。

ある程度は今っぽい言い回しになってる様ですが
一番気になっていた「引かれ者の小唄」はそのまま。

最初に読んだ時にこの言葉で「ん?」と引っかかった思い出が蘇りました(涙
495吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 17:32:09
新しい全集は慶賀の至りなのだが、いかんせん高価だ。それにしてもヘッセは独逸本国では未だに戦争否定したから非国民扱いだとのこと。つまるところ、ヘッセは独逸国民にとって忘れたい過去の作家であるらしい。日本での評価の方が高いのではなかろうか。
496吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 17:42:35
>>441>>466>>476>>495
携帯から書き込むなら
せめて改行とsageぐらいはしろって
497吾輩は名無しである:2006/10/13(金) 23:16:41
>>493
「一番売れてる」というのは、『春の嵐』がですか?(それはちょっと初耳ですが…)

売れ行きで代表作を決めるなら、『デミアン』『荒野の狼』あたりが突出してそうです。
あと次点で『シッダールタ』。
もっとも、どの作が好まれるかは国によって違うので(例えば日本では『車輪の下』
が妙に人気があったり)、『春の嵐』がよく読まれてる国もあるのかも知れませんね。
498吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 00:51:17
相手が、たとえ間違っていても自分の意見しっかり
言っているんだから、お前もちゃんと自分の意見を
はっきり言えよ。
・・・ですか? ・・・そうです? ・・・知れませんね?だと!!!
この蛆虫が!!!
499吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 01:00:48
多分恐らく
500吾輩は名無しである:2006/10/14(土) 01:02:01
研究者(大学教員)とか 出版社の編集者とか あるいは古書店の店員に多そうな人間類型である 
501吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 01:18:41
ヘッセが主人公を死なせるのは輪廻や解脱を表現したかったんじゃないかな。
いつか死ぬという運命を受け入れ、拒絶していないので、自殺のように
見えるけど、実際は自殺でも事故でもなかったんじゃないかなぁ、
と思った。

502吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 04:07:54
デーミアン:額にタトゥー、じゃなかった、「しるし」を持ってる青年たちが
「どんなもんじゃい!」と暴れまわる物語。
この小説が極東の島国のボクシング選手に影響を与えたという説もあったが、
このボクシング選手は字が読めないことが判明し、この説は信用を失った。

シッダールタ:イエスとは別に神の子が存在した、などという小説を書いたら
「開明的」な当時のヨーロッパにおいてもかなりヤバイ。しかし世尊ゴータマ
の他にも覚者(もうひとりのシッダールタ)が存在したことにしても、ちっとも
ヤバクナイ♪。当たり前だけど。
503吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 15:10:05
>>497

>>363によると郷愁、春の嵐のようですね。デミアン、荒野ってのはあなたの推測ですか?
次点でシッダールタというのも?誰かソース持ってますか?
504吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 19:36:49
http://www.nhk.or.jp/hirazumi/top.html

くるよ、車輪の下
505吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 19:55:08
きてるよ、車輪の下
506吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 23:59:06
>>503

死ねよ?
507吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 00:21:05
>>503
お察しの通り、>>497は「推測」です。すみません。
本屋の店頭にどれくらい並んでるか、知り合いが読んでるかどうか、
・・・などを判断基準に憶測を述べてしまいました。
というわけで断言を避けたのですが、口調が気に障ったら申し訳ない>>498

売れ行きや版の数をちょっと調べてみましたが、どうやら「シッダールタ」が
次点どころか断トツで一位のようです。
「郷愁」は、今でこそ「春の嵐」に輪をかけて読まれない作品になってますが、
版の数は多いですから昔は読まれてたんでしょうね。


ドイツ国立図書館の文献カタログでの収録数
ttp://dnb.ddb.de/

シッダールタ(Siddhartha) 139件
デミアン(Demian) 129件
荒野の狼(Steppenwolf) 79件
郷愁(Peter Camenzind) 73件
春の嵐(Gertrud) 44件
508吾輩は名無しである:2006/10/16(月) 00:35:17
それぞれの作品の特にズーアカンプ文庫版について、アマゾン・ドイツでの
売行ランキングと顧客レビュー本数の比較です
ttp://www.amazon.de/

シッダールタ (57版) 881位、93本
荒野の狼 (48版) 1,266位、71本
デミアン (42版) 8,365位、45本
春の嵐 (12版) 116,261位、7本
郷愁 (23版) 352,737位、7本

同じく米アマゾンで、よく売れている文庫版のランキングとレビュー数を比較
ttp://www.amazon.com/

シッダールタ 1,755位、417本
荒野の狼 12,015位、121本
デミアン 92,327位、113本
春の嵐 132,631位、16本
郷愁 352,737位、4本
509訂正:2006/10/16(月) 00:44:01
貼り間違えました。
「郷愁」のamazon.deでのランクは、現時刻で「103,629」位
510吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 04:23:21




こいつ なんで こんなに 必至なの?www




511吾輩は名無しである:2006/10/17(火) 05:23:13
>>510
まあ参考にはなるからサンクスなんだが
512吾輩は名無しである:2006/10/18(水) 11:12:35
現在ではシッダールタ、荒野あたりが元気ってことか
513吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 00:00:07
 な ん で 知 と 愛 が 出 な い ん だ ! 
514吾輩は名無しである:2006/10/19(木) 23:45:22
>>508
GJ。興味深いデータをありがとう。

インドではシッダールタは読まれているか?なんて余計な興味も生まれたりしてw
515吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 03:49:41
>>513 激しく同感!なんでみんなあれを読まない?
516ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/10/20(金) 05:06:04
『ナルチスとゴルトムント』と『春の嵐』はヘッセの真の魅力がわかってないやつが
挙げる2大タイトル。次点で『荒野の狼』かな。
517吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 07:00:03
そこで『シッダールタ』と『デミアン』ですよ。
518吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 09:35:02
俺の爺ちゃんはヘッセは中学生の頃読んだらしい。
そんなガキにも簡単に理解出来ちゃう作家なんか?
519吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 12:56:02
初めて読んだのは中学生の時だ、心の奥にまで突き刺さった
理解できていたのかはわからない
その後ずっと読み続けている
齢を重ねるにつれ理解の深度は変わってきた
一生読んでいくと思う
520ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/10/20(金) 15:58:49
『シッダールタ』はまだ読んでない。
『デーミアン』、『車輪の下に』はヘッセの最高傑作。
『ペーター・カーメンチント』もいい。
ヘッセの文学は奇蹟そのもの。俺にとってヘッセは別格。最高の人間。
とにかく短編にしても、ヘッセの毒の無い、けれども真理を兼ね備えた文章が
好きで好きでならない。
521吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 17:32:44
賛成。僕も一生読みます。
522吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 17:43:08
「ガラス玉演戯」読まずして語るな
523吾輩は名無しである:2006/10/20(金) 18:37:53
忌野清志郎の愛読書だよね『ガラス玉演戯』
524吾輩は名無しである:2006/10/21(土) 10:13:55
デミアンや郷愁はガキ臭くていかん。面白いけどね。
車輪の下は糞。
春の嵐こそ大人の味わい、最高傑作。
525ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/10/22(日) 20:41:41
ヘッセの持ち味がほとんど生かされてないものを最高傑作と思い込み
ヘッセの才能や性格が最大限に生かされたものと相性の悪いやつは
しょせん自己満足の域。ヘッセというネームに酔っぱらってるが、一番美味しいところが
わかってない。
本当にヘッセがわかる人間は宿命で結ばれている。
526吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 20:48:13
↑↑↑自己陶酔の垂れ流し

527吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 21:45:03
車輪の下は最後がいけない
528吾輩は名無しである:2006/10/22(日) 23:43:11
ペンギンはダメポ。


大介>>>>>越えられない障害>>>>ペンギン


いいかげん消えろよwww
529吾輩は名無しである:2006/10/23(月) 12:45:59
というか酔っぱらうほどのネームバリューないだろヘッセは
530吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 13:55:30
ヘッセのネームバリューを疑うなら、誰だったらあるのか?
トーマス・マンか? それともゲーテくらいいかないと駄目なのか?
531吾輩は名無しである:2006/10/24(火) 17:09:43
ゲーテこそ、ドイツ人誰も読まないアルヨ
532吾輩は名無しである:2006/10/25(水) 00:12:01
ゲーテは日本人だからね これほんと
533吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 01:07:03
ワーグナー夫人って日系なの?(KOZIMAだっけ)
534吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 08:35:03
そうだよ ゲーテの娘だよ
535吾輩は名無しである:2006/10/26(木) 17:47:20
>>530
名前自体に酔っちゃうくらいだからね。シェイクスピア、ゲーテ、トルストイクラス
536吾輩は名無しである:2006/10/28(土) 22:56:31
俺が今まで読んだ中では、
シッダールタ(これは神小説だろう!)>>>デミアン>>春の嵐>>>>
>>郷愁>>>>荒野のおおかみ>青春は美わし>ラテン語学校生>>>>
>クヌルプ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>車輪の下(糞www)

『知と愛』『ガラス玉演戯』は、『シッダールタ』を超える可能性を
秘めてるんじゃないかと期待してるが、どちらも長いからまだ読めていない。
537吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 01:06:17
薄いからって「車輪の下」から読むからヘッセを誤解する。
思春期なら「知と愛」は厚くてもスラスラ楽しんで読めるはず。
その後「ジャン・クリストフ」や「魔の山」に寄り道して、
余力があれば「失われた時を求めて」「ユリシーズ」に冒険し、
枯れてきた大学後期あたりに「ガラス玉演戯」がいいね。
538吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 07:07:21
デミアンは面白かったが、車輪の下は合格して釣りしてるところで脱落。
次は何読めばいい?再度車輪の下にチャレンジすべきかな?
539吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 07:13:19
>>536の薦めにしたがってみ
540吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 12:54:32
>>538
車輪はそこから面白くなるぞ
ハイルナアと出会ってギイベンラアトが彼に憧れながら苦悩する様はまさに中二病文学で最高
541吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 16:13:02
中二病とか安直な言葉つかうんじゃねーよ
542吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 16:30:35
青春文学の方が安直じゃん
543吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 16:51:49
>>540
ちょっとホモ臭くていやん
544536:2006/10/30(月) 18:50:07
>>539
賛同してくれるのか。
素直にうれしいよ。
545吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 00:19:22
車輪の下を異常に低く評価するやつって、
車輪の下だけ読んでるやつを見下したいだけの糞だろ
546吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 02:33:40
同意
547吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 04:41:38
不等号厨はどこでもいる
548吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 04:53:52
不等号厨ってなんですか?
549吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 10:19:56
車輪は素直につまらなかった。ヘッセをそのイメージのまま終わらせないで本当に良かった。
これもあのピアノの女の子のお陰だなあ。
550吾輩は名無しである:2006/10/31(火) 14:10:28
車輪のしたとヘッセの読書術しか読んだことねえな
551吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 03:06:55
私が14才の時「春の嵐」をくれた人、ありがとう。
またヘッセの話がしたいなあ。
552吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 17:23:11
文学板って一体何なんだ。具体的なことを言ったかと思えば意味がめちゃくちゃ、
そうでなければ話にならないような抽象か中傷。特に主観的で恣意的で自己本位的
なふしのある連中は、なんだって文学に発言するんだ?どこでそんな権利を手に入れた?
553吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 17:54:15
勝手にはっきりいっておく。537のようなやつこそ、俺は目の敵として選ぶだろう!
554吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 17:57:00
そしてペンギンはもっと発言するべきだ。
555吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 18:11:07
批評家なら批評家らしい見識をみせろ。でなかったら作品を嘲るな。
お前は何を著した?
556吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 18:11:13
そんなに怒らなくたって。
何だここ、客観的文学論しか書いたらいかんのか?学問としての文学だけか?
好きな作家がいて、作品との出会いや思い出があって、自己本意で何が悪いのか?
まあ中傷は不愉快だけどね。
主義に合わないならスルーしとけば。
557吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 18:17:32
よくも自己本位で何が悪いのかと言えたな。このサイトで反定立因子を見つける
ことがどれだけ難しいかを思え。
558吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 18:19:26
せめてまともな言葉を使うこった。
559吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 18:28:32
>555
隗より始めよ
560吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 23:16:50
本気で批評するのに2ちゃんを選ぶアホはそういない。

またーり好き勝手に感想たれながしたり情報交換したりして
肩の力を抜きまくってダベってるところに
リキ入りまくった真面目ちゃんは場違いなんだな。
561吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 23:23:01
そういうのがデフォルトなわけなんだけれども、中にはそうでない力場が働いている場所も時たまはありそうではあるが
562吾輩は名無しである:2006/11/01(水) 23:30:08
いろんな人が共存すればいいわけで
批評もよし、議論もよし
そしてまたーりしてる人にリキまなくてもよろし
563吾輩は名無しである:2006/11/02(木) 21:21:57
お前ら、川の声でも聞いておちけつ。
564吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 10:38:50
シッダールタの川渡しを気取りたくても
近所の川は護岸工事された上に視線の下2メートル。
565吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 00:28:56
俺は
アウグスツス>>>>>>車輪の下>>>>デミアン
だな。

デミアンはテーマが理想の自分探しなのはわかったけど、
内容が妄想ばっかでつまらなかった。
アウグスツスはヘッセ版「光あるうち光の中を歩め」みたいな話だった。
566吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 06:54:46
なにかと不等号使いたがる奴は例外なく馬鹿

結論:人それぞれ
567吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 10:49:38
人それぞれの好きなものを不等号使って表してるだけだと思うが。
568吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 12:54:46
大学のサークルで語ろうや
569吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 13:12:29
それはおまいの個人的意見にすぎないわけで
サークル逝けば?
570吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 13:31:29
大学をとっくに卒業した人のことも時々は思い出してあげてください。
571吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 15:22:03
ごめん。実は俺かなり昔のヘッセスレか、別スレで「ヘッセつまらねー」とか書き込んだんだ。
けど、昨日図書館で、ヘッセのエッセイとかを読んでいたら、すごいよかったんだよ。
いや、うまくいえないけど、よかった。年取ったせいなのかどうかわからんが、評価が変わった。
572吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 21:34:17
何年も前にヘッセスレで語られてたのですが、
教科書に載ってた友達のちょうちょの標本つぶしちゃった話が収録されて
いる本の題名と出版社を教えて頂きたいのですが…
今携帯からで過去ログろくに読まずに教えてちゃんですみません
573吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 21:44:59
上記質問したものですが、
私は車輪の下読んでヘッセ好きになって、教科書に載ってた好きな話(題名忘れたけどちょうちょの)もヘッセの作品だと
知って、本が欲しくなりました。前知ったとき廃盤だと2ちゃんに書かれてた気がします
574吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 21:50:12
過去ログよんで思い出しました
少年の日の思い出
みたいな題名でした!
というか、人いないのですかね(。・_・。)ノ
575吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 22:23:40
>>571
ヘッセは自然と芸術を愛した生き方をしてるから、
エッセイとかも机の上でこねくり回した理屈みたいな
感じがしないんじゃないかと思う。
ああいう余生は理想だ。
576吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 22:41:58
今携帯で過去ログ読んだのですが、同じ質問をされていた方は居たのですが回答なかったです………
577吾輩は名無しである:2006/11/05(日) 23:15:43
>>572
「友達のちょうちょの標本つぶしちゃった話」

 ヘルマン・ヘッセ『蝶』
 フォルカー・ミヒェルス/編 岡田朝雄/訳 朝日出版社

私の持っている本ではタイトルは「クジャクヤママユ」で、
1986年の第3刷のものです。
578572:2006/11/05(日) 23:46:51
>>577さん
詳細をありがとうございます!!凄く嬉しいです
m(__)m
来週末買いに行こうと思います!
私の記憶ではもう廃盤で一種類しか出版されてないと思ってたのですが…
本屋さんですぐ買えるといいのですが…
577さん詳しい方のようなのでもしよかったらメールください
579577:2006/11/06(月) 00:07:50
572さん
そんなに詳しくないです。たまたまこの本を持っていたので。
他の収蔵本があるかは知らないですし。
捨てアド持ってないのでメールは遠慮しときますね。(^_^)
「少年の日の思い出」は「クジャクヤママユ」の改稿だそうです。
ここにちょっと書いてあります。
ttp://ymiyagi.cool.ne.jp/books/hesse.html

『蝶』はまだ書店にあるかわかりませんが、
オンライン古書店で探せば入手できるかも知れません。
580吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 15:28:29
きみらは「廃盤」「廃盤」と言うけどもね、
一般的には「絶版」って言うんだと思うよ。
レコードじゃないんだからね。
581吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 15:37:10
廃盤wwww
582吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 18:36:50
おいおい絶版だってーーっwww  昭和のおっさいの香りが!!!

そんなカビ臭い死語使ってるなんてカコワルシ!!!

今は本もフツー廃盤って言うしwww
583吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 19:05:44
高橋健二どう?
584吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 19:40:48
香ばしい釣り師が沸いているな。
585吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 22:28:12
>>583
漏れは尊敬している
586吾輩は名無しである:2006/11/07(火) 19:10:27
VIPPERのフツーって、やっぱり知的レベルが低いんだな。
587吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 13:11:40
>>426
熱烈な恋をしている時に読むと違うかも。
自分はもう結婚して子供も居る身だけど
今でも6年前に振られた最愛の人とゲルトルートが被る。
妻と結婚している自分に欺瞞への欺瞞や、
妻への後ろめたさを感じるから開くことはないと思うけどねえ。
588吾輩は名無しである:2006/11/09(木) 03:00:42
>>587
わかる・・
589吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 14:10:29
やっぱ「自分の妥協」と「相手の好意に甘えた」結婚は、スムーズではあっても、やがて後味悪くなるものだし、結局は互いに傷付く結果になりかねない。だから、理想に殉死ずるのもひとつの幸せではないかと。死を前にした時、クヌルプの様に澄んだ心になれるのでは、と。
…ブリギッテ系を選んだ僕は、切実にそう思います…
590吾輩は名無しである:2006/11/10(金) 21:19:10
>>589
若い時はそれでもいいが、年を経るごとに後悔するよ。
僕は独りの恐怖に囚われ、
結局46の時に然して好きでもない27歳の女性と結婚した。
ヘッセがもし独身者だったら書けなかったろうと思う。
591吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 07:17:42
どっちを選んでも一度は後悔するに3000点
592吾輩は名無しである:2006/11/11(土) 10:44:07
そういやはらたいらさん亡くなったね。
593吾輩は名無しである:2006/11/12(日) 19:57:30
質問です。「砂に書いたもの」という詩はどの本に収録されてますか。
594吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 01:59:40
ヘッセみたいな古臭い小説家よむことの意味ってなに?
知能の低さの自慢みたいなもん?
595吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 09:48:41
それって聖書読むのが知能の低さの自慢になるってことだよな…


Amazonでガラス玉演戯買いました、明日辺りには届くと思います。ようやく自分もガラス玉演戯を読める年になったかなと。そんなのは本当は何才なのかはわからないけど、まあそういう感じってことで。
596吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 10:11:36
>>594
夜中にわざわざ来て、そんな煽り(のつもり)してるお前さんが、俺には心配だよ。
学校でなにか嫌なことでもあったのか?
597吾輩は名無しである:2006/11/13(月) 15:09:38
まさに知能の低いレスばかり

ここは、ヘッセが時代遅れな教養主義小説書いてたことの意味について、ひとくさり自論でのべたら
知能が低いなんて思われないのに・・・
598吾輩は名無しである:2006/11/14(火) 02:47:52
Hast du mich gerufen? Du musst mich gerufen haben. Was tust du denn hier?

イジメた奴の名前を書き残して自殺しようとしてる生徒の前に、こんなことを言いながら
現れる、シンクレールみたいな先生がいたら・・・。
その生徒は、先生が不気味すぎて、自殺しようという気力がなくなるかな?
599595:2006/11/14(火) 19:23:03
>>595です
届きました、なんだか感極まっている…という感じです。
ヘッセの本はある程度ほとんど読んでいるという中で唯一読んでなかったのが、これ、でしたから。
ノーベル賞取る決定打となった作品、ですからね。楽しんで読みたいと思います。楽しんで読むことがヘッセに親しみを持つ僕なりのなんちゃらかんちゃら、だとも思いもしますので。
では
600吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 19:36:08
ノーベル賞なんかに価値があると思ってる豚きた
601吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 21:52:48
>>599
残念ながらノーベルのうち平和、文学賞は政治的色合いが強い。
それ以外の賞は違う意味で政治色が強いけどね。
もちろんそれによりヘッセの作品の価値が貶められるわけではないけど。
受賞者を見れば分かるお。
602吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 15:21:43
>>601
新聞読んでいたら今年のノーベル文学賞を取ったトルコの方がアルメニア人虐殺問題について述べているということで色々書かれていたのを思い出しました。
また、ドイツでノーベル賞を取ったヒュンター何某さんがナチス関連で何か糾弾されたとも。
ヘッセはどのような政治的色合いで選ばれたと見られているんでしょうね。
スイスに移住で平和主義と第二次世界大戦…だとかありそうですが。
ヒッピー文化に弾みをつけた、という政治的色合い以外のものでも何かしら色々ありそうですがあまりそれ以上のことは思いつきませんね。
603吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 18:59:50
ヘッセは春の嵐を代表作として受賞したのです。
604吾輩は名無しである:2006/11/16(木) 22:08:10
>>602
反戦文を新聞に載せたんじゃなかったっけ。
605吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 01:01:08
>>604
うん、そういったことも文庫本ガラス玉演戯以外読んでいくうちかどうかはわからないですけど、そういうことも書いてあった気がします。
だってそれ以外ではあまりヘッセの情報を得ていないですから、僕。
606吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 05:49:10
僕。←媚うんなよ僕ちゃん
607吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 14:09:02
じゃあおいらで、またはおいどんとか。それぐらいしかほかに適当なのが思いつきませんので
608吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 14:23:05
僕で、いやらしく体言止めしてるからじゃね? 
609吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 19:44:16
僕は普通に使うけどなあ。
僕は社内でもクライアントでもずっと僕で通してるぞ。
610吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 20:54:40
小生を使うやつはいないのか。
611吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 21:46:02
イッヒだろ
612吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 00:59:03
同じ「僕」でも使い方によって甘ったれた感じになるよな
613吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 02:48:59
自分は朕だな
614吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 03:12:59
じっさい、拙者は、拙者のなかから自分の力で出ていこうとしていたものを、
出ていかせようとしただけなのに、・・・(「デーミアン」)。
615吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 03:26:22
>>611
さすがにイッヒは難しいっすよ
616吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 03:27:09
>>614
それっていつの…訳…だ…

とにかく朕も小生も面白いですけど
617吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 14:28:56
全然おもしろくない
「ぼく」の文体の文章に、「拙者」を代入しただけじゃん
全部「拙者」の文体にしたらそれはそれでちゃんと成り立つはず
どちらも自分を卑下した一人称だしな
618吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 15:49:22
実際、拙者は、拙者の中からおのが力にて出でんとしたるものを出でゆかせたにすぎんのでござるよ
(「せーし庵」)
619吾輩は名無しである:2006/11/18(土) 20:42:02
ツマンネ
620吾輩は名無しである:2006/11/19(日) 03:28:31
超面白れーーーーーーーーーーーーーーーーー
621吾輩は名無しである:2006/11/19(日) 10:37:27
面白い
622吾輩は名無しである:2006/11/19(日) 19:38:42
ガラス玉演戯の序章を読んでるんですがレヴューとかに序章はよくわからんから読み飛ばしておkって書いてあるのでそうなのかなと思っていたけれどこれが結構読み砕いていくと面白いですっと
623吾輩は名無しである:2006/11/19(日) 21:25:42
で、ほめてほしいのか?
624吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 14:37:30
郷愁、ヘッセの第一作。ヘッセも第一作では、未熟な部分が多いことがわかった。27歳だからか、ちょっと、浅い、甘い。
625吾輩は名無しである:2006/11/21(火) 22:56:39
郷愁は、後の作品と比べると確かに、そんな感じを受けるけど、独特の味わいがあって、これはこれで結構好き。ヘッセ入門としては素朴だから向いてると思います。
私はデミアンに衝撃うけて、ヘッセ読みだしたんだけど…
626吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 01:55:23
郷愁ってどんな内容なん?
なんかしょぼそうだから呼んでないわ
627吾輩は名無しである:2006/11/22(水) 19:28:05
そんな奴に内容話しても意味無さそうだな。
確か、独り立ちした青年が孤独で寂しかったり恋に泣いたりしてるうちに障害者みたいな奴に
会って同棲始める話じゃなかったかな。
628吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:32:44
山で育った大酒のみが、研究おこないながら、ちょっと、虚名が売れて、色々あって、帰省する、という物語。小説全編に酒・酒・酒。
629吾輩は名無しである:2006/11/26(日) 01:13:25
さわやかでいいと思ったけどな。
630吾輩は名無しである:2006/11/27(月) 09:32:20
郷愁は、冒頭の自然描写がかなりくどいので、
読んでいて退屈な人もいるだろうが、
その部分が終わると、面白くなると思う。
631吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 15:29:55
ヘッセって大学でてないの?
632吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 21:33:50
だぶんそだよ
633吾輩は名無しである:2006/11/30(木) 22:00:43
ギムナジウムを逃げ出したのだから、中学も出てないと言えるよ。
634吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 00:15:13
低学歴でもノーベル文学賞とれるんですね
635吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 00:24:51
その低学歴の使い方というか意味は間違ったものだと思うが
636吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 00:33:46
川端も大江も日本の最高学府をでているというのに、ヘッセって恥ずかしくなかったんだろか
637吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 02:05:52
おまえヘッセがどういうもの書いてきたのか全くわかってないだろと小一時間問い詰めたい
638吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 03:08:04
小一時間問い詰められたい ハァハァ
639吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 18:57:11
仲良きことは美しき哉 
640吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 21:30:51
ドイツは学歴でいえば低学歴多いよな。
マンも大学生じゃないしさ。
641吾輩は名無しである:2006/12/01(金) 22:27:37
なんでマンは高く評価されてんのに、ヘッセは評価ひくいん?
やっぱ誰でも読んでるからってこと?
642吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 02:56:51
勝谷の「天国のいちばん底」はこの所、車輪の下やトニオ・クレーゲルのパロディというかオマージュみたいな展開で萌える。
単行本にする折りは竹宮恵子のイラストも掲載して欲しい。
643吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 12:54:08
魔の山とガラス玉演戯じゃねえ。そりゃ万に軍配が上がるさ
644吾輩は名無しである:2006/12/02(土) 21:00:28
なんで?
645吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 15:51:36
世間の評価はマンだか知らないけど、個人的にはマンは退屈で読むのがたるくなる。ヘッセは全部ではないけど、感情移入しちゃうので読みやすい。あくまで個人的に、ですが…
646吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 21:55:23
てめーの個人的なことなんて誰もきいてねえ。
消えろ。
647吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 22:22:11
>>646
てめーの消えろなんて言葉はききたくねーんだよこちとら
648幼女たんを攫いてぇ:2006/12/05(火) 22:23:00
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20061205000014
ヘッセ小説だぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
649吾輩は名無しである:2006/12/05(火) 22:58:39
>>648
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwww これすげええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
650吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 13:03:56
ちっ
開いたおれがバカだった
無駄にした1分がこれほど惜しかったことはない
651吾輩は名無しである:2006/12/06(水) 13:14:16
漏れは開いて5秒で消したがちょwww これすげええwwwww っていうのはわかった
652吾輩は名無しである:2006/12/11(月) 16:57:41
師走ですね
今年はヘッセ展に行けなかったことが悔やまれます
653吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 02:25:12
初めまして。でも、ここ最近のを読んでひどくてびっくり!初めの頃はもっと
まともだったのに。ヘッセ・ファンとして情けない・・・
654吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 04:55:35
655吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 13:38:40
信じられな〜い!!!ここもあんな風だったらと思わずにいられない。
送って下さった人に感謝します。Danke shoen!
656吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 16:34:50
『車輪の下』と『郷愁』は傑作だけど、『シッダールタ』は最悪だよね。
へぼいRPG小説で、笑ってしまったよ。
今から『デミアン』を読むところ。
これは傑作らしいから楽しみだ。
読み終わったデビュー書くから待っててね。
657吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 17:33:47
デビュー?????



レビ…以下省略
658吾輩は名無しである:2006/12/14(木) 20:24:01
>>656
シッダールタが駄作なのは同意だけど、
車輪の下も勝るとも劣らない駄作だろwww
デミアンは素晴らしいね。
659吾輩は名無しである:2006/12/15(金) 16:32:34
>>653
2ちゃんにまともさを求める方が間違ってると思う。
660吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 01:27:50
>>658
シッダールタはデミアンの思想が昇華された名作だよ。
あなたちはまだ20代なのかな?
30才過ぎて年齢とか老いについて少し考えるようになると染みてくる。それでなくても名文が素敵だし、良い場面もある。
シッダールタとゴータマの論戦。ゴービンダとの再会、泣ける。

なんでノーベル賞、シッダールタじゃないんや。
661吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 02:38:49
確かに年齢を重ねると分かってくることもあるけれど・・・シッダルターな
ら20代でもよくわかる筈。その全てを10代の後半から読んでヘッセの虜に
なった人間が言うのだから。
それにしても「少年の日の思い出」や「車輪の下」は、一度で沢山。
662吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 02:41:56
おいらは中2の頃に読みました。
これは中ニ病でつねっとあげorz
663吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 12:14:50
>>661
完全に同意だね。
俺も初めて『シッダールタ』を読んだのは19歳のときだったけど、(今は23歳)
これは本当に神がかり的な傑作だと思った。
涅槃に達した思想をゴーヴィンダに語る場面は、
それこそ何十回も読み返した。

でも、『車輪の下』はもう勘弁してほしい。
16歳で初めて読んで以来、読み返す気がまったく起こらない。
664吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 13:08:10
デミアンは中二病患者に読ませたら危険だと思う。
665吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 15:13:23
「デミアン」を中学時代に読んで将来大学でヘッセ研究をしようと決意した。
「デミアン」「知と愛」「シッダルター」は必読書。あと彼の詩も是非読んで
欲しい。
666吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 01:41:32
>>662ですが中2の時にガラス玉演戯以外の新潮文庫のヘッセの奴全部読みました。
本なんてそれまで読んだことなかったので…


そして今ガラス玉演戯を読んでいます。それを読むのに堪えうる所まで来たと思うからでつ。
667吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 20:29:14
松本隆がビー玉遊戯とかいうふざけた詩書いてた気がする
668吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 02:05:41
そう、人は危険をくぐりぬけて成長する。
ヘッセもそうだったし、私たちも又それは同じ。辛いけど、そうしてこそ人生
はいつの日か貴方ににっこり微笑みかけてくれる。
669吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 08:32:17
日暮里
670吾輩は名無しである:2006/12/19(火) 13:53:43
ビートルズとヘルマン・ヘッセの成長過程は似てると思う
以下、アルバム名と小説名

「プリーズプリーズ・ミー」    「郷愁」
「ハード・デイズ・ナイト」    「車輪の下」
「ヘルプ」            「春の嵐」
「ラバーソウル」         「クヌルプ」
「リボルバー」          「デミアン」
「サージェント・ペパース」    「シッダールタ」
「ホワイト・アルバム」      「荒野の狼」
「アビーロード」         「知と愛」
「レット・イット・ビー」     「ガラス玉演技」

「ジョンの魂」          「孤独者の音楽」
 ジョンもヘッセも、おばあちゃん丸メガネだよね  

671吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 01:30:26
??????????????????????????????????????????????????????????????????????
672吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 12:20:25
>>671
いや、おまいがそう思うのも無理ない

だが俺は一応理解しようとは思ってなんとなくしているわ
673吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 14:54:00

「リボルバー」と「デミアン」は青年が哲学に目ざめる革新的作品
「サージェント」と「シッダールタ」はインドつながりの最高傑作
「ホワイト」の分裂瓦解的ブルース味は「荒野の狼」
「アビーロード」のスタイリッシュな円熟味は「知と愛」
674吾輩は名無しである:2006/12/20(水) 15:07:09
ビートルズのジョンとポールも
10代の頃に母を失ったという共通体験が
強い絆になったといわれます
ヘッセの小説のあちこちに度々登場する「母への愛」なんてのも
なにか似ているものが、ありますね
675吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 18:44:24
年末年始、くだらないテレビは消して
ヘッセを読んで静かに過ごそうかな
何がいいだろう
ガラス玉でも読むか
676吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 19:08:38
ヘッセじゃなく、平野くんでしょ。
「顔のない裸体たち」でエキサイトしましょー?
677吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 19:32:53
平野は屑
ヘッセと比べると
678吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 19:54:07
訂正
× 比べると
○ 比べなくても
679吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 20:06:45
関東平野の話がなぜここに?
680吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 20:07:19
わからんなあ
681吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 20:11:00
姉が水商売の仕事をしてたのですが、「シッダールタ」を読ませたら号泣、
「私、水商売やめる。まじめに働く」と言っていました。
682吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 20:35:49
そんな話だっけ?
むしろ水商売に哲学を見出すか出家するか両極端に走りそうだけど。
683吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 21:05:27
どうしてそう思ったか聞きたいところですね
684吾輩は名無しである:2006/12/29(金) 22:05:47
682  俺が作家デブーしたら、その哲学で吉行に意味を与えるだろう。吉行の虚無は世界レベルだ。彼はTVを書いていた へっせ板に関係ないけど
685吾輩は名無しである:2006/12/30(土) 05:08:45
篠田節子氏の傑作「弥勒(みろく)」のラストシーンは
ヘッセの「シッダールタ」のラストシーンのように心が洗われます
ヘッセファンのあなたにもおススメします
もちろんタイトルは「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」の「弥勒」ですよ
686吾輩は名無しである:2006/12/30(土) 20:44:06
吉行淳之介は僕の理想の文体を持つ作家の一人です。長編に向かないあの繊細な文体は素晴らしい。
687吾輩は名無しである:2007/01/01(月) 23:36:50
原書で読んでるってことか
688吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 17:44:07
そんなわけない!
しかし、洋の東西を問わずどうして文学者にはひ弱なイメージ(その多くが病
弱だったり)が付きまとうのだろう。嫌になる。でも、それが又若者をひきつけて止まな
いのかも・・・それにしても、日本の文学はみんな嫌いだ。詩はまだましだが
小説は文学の香りが全くしない。高校時代、受験の為に無理して読んだが恨めしい。
689吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 20:37:24
50才になりヘッセの再読を始めて新たな感動を見つけることが出来ました。52才の今やっと「ガラス玉演戯」の奥深さを知ることが出来る気がします。
690吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 02:10:31
僕は22歳なのですが…これから読もうと思っているものです。。。
691吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 02:32:37
>>688
本ばっか読んでると足腰弱るし、筋力なくなるのが普通
692吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 14:20:34
知り合いに62歳の女性がいて若い頃ヘッセ・ファンだったそうだけど、今
夜眠れないとヘッセの「シッダルター」を読むのだそうだ。最も英語版だけど。
22歳なら、卒論の為?そんなわけないか。もう、遅すぎるもの。
でも、頑張って!!!
ひ弱というのは、肺病とかを指すのであって、そんな足腰とかの問題ではない
と思うけど。昔は早死する作家も多かったから暗いイメージでしたね。
693吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 17:44:23
春の嵐こそ最高傑作
694吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 01:26:07
>>693
ガラス玉とシッダールタを読んで上での発言か?
695吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 01:47:22
>>694
釣られるなよ。
定期的に春の嵐を祭り上げる香ばしい香具師がいるんだよ。
696吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 01:27:48
「知と愛」14章迄読んだ。
主人公が笑える程非道な奴なんだけど、ポジティブさが心地良い。
つか、放浪好きなんで楽しく読んでるけど、
この主人公に共感できる人って少ないんじゃない?
みなは何処ら辺が好きなの?
697吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 03:36:38
旅に出てない人は旅に出てる人の話を聞いて面白むこともあると思います
698吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 09:45:34
シッダールタは何度読んでも飽きない。
今度好きなひとにプレゼントするつもり。
699吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 12:50:02
車輪の下、デミアン、シッダールタ、春の嵐、荒野のおおかみ。

今回の正月休みに読んだ。

昼間の休憩時間を利用して、郷愁、知と愛、クヌプルを読むつもり。

そして最高傑作の誉れの高い、ガラス玉演技に進みますわ。

もっと若い時期にヘッセに出会いたかったよ!
700吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 13:06:10
ガラス玉は新潮文庫がレイアウト的に一番読みやすいね。
儲からないかもしれないけど、是非とも重版して欲しい。
701吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 13:21:52
デミアン読んだけれど、あんまり面白くなかった。
子の人ストーリーテリングにあんま凝ってないね。
702吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 13:48:21
>>701
おまいの貧弱な感受性に、心底同情するよ。。
703吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 14:27:51
ストーリー自体は、凝ってないよ。
でも活力はすごい。
704吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 17:58:26
705吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 19:19:09
>>699 もっと若い時期にヘッセに出会いたかったよ!
本当にそうだと思います。10代で出会っていたら随分違ってたでしょう。
人生を変えたかも知れなかったのに。その感激は生涯変わらないだろうし。

>>702 >>701 おまいの貧弱な感受性に、心底同情するよ。。
全くその通り。
デミアン、知と愛、シッダルターの三作は特に素晴しい。
706吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 20:05:18
そもそも春の嵐が好きか、デミアンが好きかは、
ヨーグルトとプリンの違いみたいなもんだろwww
707吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 21:40:04
愛のある指摘は感動的です。
708吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 01:40:53
>>705
本当にそうですよね。「デミアン」を読んだのは20代後半ですよ。私は成長が遅いようで、そんな歳でも電撃受けてしまいましたがW
上げておられる3作は全て神聖な凄みを感じさせる傑作だと思います。

今は「知と愛」15章まで読んだけど、全くダレる事なく、
時々刻々と移り変わる世界の美しさに、ひたすら呆然と浸ってます。
709吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 11:45:30
ヘッセの文章は、どんなに長時間読み続けても疲れないです
こんな優しくて含蓄のある文章が書ける作家ってそうそういない気がします
710吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 11:46:52
>>709
荒野のおおかみの後半は、疲れてクタクタだったよ。。
711吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 15:51:42
良いなあ〜、今小説読んでる人なんて羨ましい気がする。もう随分長い間、小
説から遠ざかってる。読むとしても雑誌の「文芸春秋」ぐらい。
それにしても、文芸・・という名にしては余り文学っぽいものが載ってないの
はどうしてかといつも疑問に思う。芥川賞の発表はあるけど。
ヘッセを夢中で読んだのは10代から20代の初め。外国文学は片っ端から読
んだ時期だった。でも、あの時読んでおいて本当に良かったと思う。
去年の秋に「デミアン」を読んで、あの頃と変わらぬ印象を受けたので驚いた。
712吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 04:01:22
「知と愛」完読。ハッピーな話しじゃなかったですね。
「シッダールタ」が思索家ヘッセが書いたものだとしたら、
「知と愛」は芸術家ヘッセが新しい人物像を創造した話し。
だからロルトムンドはスキャンダルな人物となる必然があったのですね。
あのさすらいの旅の間にあんなにゴルトムントに親しみを感じたのに、最後の2章は客観的な視点のまま逝かれてしまった。
そして後に残されるナルチス・・・。
無常と切なさを感じました。
ギリギリ若い30代で読めてよかったW
713吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 09:08:54
知と愛〜あんな象徴的なタイトルってないと思う。勿論、誰も知の人・愛の人
でありたいのだけど。
この二つは我々の人生にとって切り離すことの出来ない非常に大切なものだと
思う。

714吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 10:30:23
俺は春の嵐が最高に好きだ。
715吾輩は名無しである:2007/01/11(木) 16:25:28
君は立派だ>713
716吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 10:39:22
小生は>>714ではないけど、ヘッセでは「春の嵐」を最も愛してます。厨房の頃、何度読み返したことか(遠い目)
何だろう、あの知的でありながら、「淋しいのはキミだけじゃない」と慰撫するような文体は・・・

というワケで、訳者の高橋健二サマにも大リスペクト!
717吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 12:31:13
春の嵐は、真の孤独というものを知るものにしか理解できない。
そうでないものには、デミアン、シッダールタあたりがおすすめだろう。
718吾輩は名無しである:2007/01/12(金) 22:31:44
>>699
『車輪の下』『春の嵐』も傑作だけど、
『ガラス玉演戯』は人間ワザを超越した超越した完璧な作品だと思う。
がむばって読んで下さい。
719吾輩は名無しである:2007/01/26(金) 14:48:12
しかしヘッセスレって2ちゃんなかでもちゃんとヘッセ読んでわかってくれる人が
多い良スレだよな。基本的に昔から
でもヘッセが今の日本にいたらどう感じるのかね・
中国朝鮮情勢なんか。
おれもヘッセと同じく平和主義者だけど、残念ながら、
武力解決しかない気もするよ。

ところでヘッセの人種意識ってどうだったのかな?
デミアンの序文なんかでも多くの人はほんとうの人間にたどりつけず、
ムシや魚でおわってしまうって感じだけど、
そんへんはやっぱキリスト教的で神>人間(白人)>その他生き物だったのかな。
デミアンは反キリストな部分もあるけど。
デミアンが衆愚を「黒人部落のようだ(いまいち意味わからんが)」って
たとえてるとこもあるよね。
あのデミアンの描いている戦間期は今の世界に通ずるとこも多いよね。
720吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 16:45:31
一昨日デミアン読み終わったんだが、こりゃヤバいな。
ノックアウトされちゃったよ。
やっぱり文学ってのはこうあるべきだよね。
今までの俺の世界観が180度変わった感じ。
まぁ、自我に対する考え方っての初めて知って衝撃受けたってのもあるけど、それにしても感動したな。
721吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 01:32:57
つぎは「魔の山」でも読んで教養小説通にでもなろう。
722吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 07:31:46
間違えて「マークスの山」を買ってきてしまいました
723吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 23:29:40
ヘッセが好きな人はたいてい心理学者のユングも好きだったりするよな。
デミアンもだいぶそれに関係あるみたいだし。タイプ論とか読むとはまりそう。
724吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 00:17:58
>>723
俺がまさにそのタイプ。
河合隼雄の岩波の新書で紹介されていたデミアン読んでハマった。
それ以前に車輪の下読んでいて、そんときはスルーだったんだけどね。
タイプ論は買ってよんだけど難しかった。
725吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 00:54:46
郷愁 けっこうすきかも。
青春は美わし(美し?)もけっこう普通に読めました。
726吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 06:54:59
>>723-724
いや〜ズバリ、自分もそう。
高校の時読んだデミアンに衝撃。
その後、大学でユングを読んでヘッセを思い出した。
ユングにもヘッセにもはまったな。
727吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 16:48:26
私にはデミアンは難しかったです…。
前半、けっこうよかった。
728吾輩は名無しである:2007/01/31(水) 19:55:53
>>722
頼むから俺を噴かせないでくれ
729吾輩は名無しである:2007/02/02(金) 18:21:53
郷愁、読んでる時は「んなもん東京生まれ東京育ちの俺に理解できっかよ!」と悶々としていたのに、
読み終えてしばらく経ってから、ふと内容を思い出して清々しい気分になったりする時がある。
不思議なものですね。
730吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 18:18:15
また春の嵐読もう・・・。俺の慰めだから。
731吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 21:09:45
『ガラス玉演戯』には、リアルタイムでなくても楽しめる、普遍的な要素が備わっていますか?
パッと見、内容が古くさそうなので、読もうかどうか迷っています。
レスよろしくお願いします。
732吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 21:14:07
733吾輩は名無しである:2007/02/07(水) 21:51:39
ていうかヘッセって普遍的なのでは基本が
734吾輩は名無しである:2007/02/08(木) 07:17:25
了解です。
では読んでみます。
735吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 00:03:01
>>730
春の嵐にどんな思いをお持ちですか?
736吾輩は名無しである:2007/02/09(金) 07:33:31
>>735
人知を超越した、ヘッセの最高傑作。
737吾輩は名無しである:2007/02/11(日) 13:31:39
>>735
自分に似てるなあと。今まで読んだ本で一番共感しましたね。
劣等感や孤独、芸術への志向、そして叶わざる恋・・・。
ヘッセは私のために描いてくれたのか!などと思ってしまうほど慰められたのでした。
また必要になったので読もうと思います。
738735:2007/02/13(火) 22:30:54
>>736>>737
レスありがとうございます
私も一番好きです
運命を受け入れながら運命と拮抗して生きるとはどういうことなのか
自分の人生の様々な局面で思い起こされる作品です
739吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 04:07:33
中学校の国語の教科書に「働くハンス」というのがあったんですよ。
ハンスという青年が町の工場に働きに行く話。
やすりがけの練習で手が豆だらけになるとかの話。
んでハンス君も立派な勤労者になりました、みたいな終わりかただったと思う。

高校になって国語の感想文の課題図書に「車輪の下」が出たんですよ。
そいつの主人公もハンス君なんですよ。頭いい奴なんですよ。
頭いいんで全寮制の神学校とやらに行くんだけど挫折しちゃうんですよ。
故郷に帰ってきてハンス君は工場に勤め始めるんですよ。
そうなんですよ「働くハンス」なんですよ。

「車輪の下」の結末まで読んだとき、しばらく呆然としてたように憶えています・・・
740吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 04:19:40
今は「働くハンス」なのか…蝶のエミールじゃなくて…
741吾輩は名無しである:2007/02/17(土) 21:53:58
ゴルトムントもクヌルプも老いた
742吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 00:50:40
ワロタ
あの部分は高学歴が挫折してガテン系に就職ってところなんだが
日教組にとっては肉体労働こそ美徳なのかな
743吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 13:11:27
短いけど小がらす好きだ
744701:2007/02/18(日) 14:04:52
デミアンどこが面白いのかわからん。
村上龍とかのほうが普通に面白くね。
745吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 15:36:54
デミアンは主人公の幼年〜少年時代が一番面白い。
後半はあまり好きじゃないけど。
746吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 21:18:24
ハンス・カストロプのやつが面白い。
747吾輩は名無しである:2007/02/20(火) 19:53:09
ごめん、やっぱ俺にはヘッセは分かんないわ
748吾輩は名無しである:2007/02/20(火) 20:30:22
いいじゃないか、それで。
749吾輩は名無しである:2007/02/21(水) 12:18:20
シッダールタ読み始めた。
750吾輩は名無しである:2007/02/21(水) 13:07:57
「デミアン」では語り手のジンクレールが十台から二十台前半にかけての出来事を
回想しているわけで、回想の終わりの場面は回想している「現在」に近いと思われる。
(回想が第1次大戦で終わってるとして、「デミアン」の発刊が1919年。)
つまり回想してる語り手はまだ非常に若い。
そのことを感じさせるような翻訳であって欲しい。
たとえば自分の呼称は「私」より「僕、ぼく」が良いだろう。
751吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 13:04:19
荒野のおおかみはどうよ?
752吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 22:03:00
デミアン>>シッだーるた>>>車輪の下
753吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 18:56:13
ヘッセ作品の中ではシッダールタが比較的読みやすい
754吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 21:25:07
シッダールタは良いとは思うけど、あんまり実にならないな。
やっぱ俺的には 春の嵐>デミアン>郷愁>シッダ>車輪
755吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 21:33:27
人それぞれ
756吾輩は名無しである:2007/03/08(木) 21:34:48
デミアンを読んで、弘法の時の瑞々しさが脳裏に蘇り、
やけつくように当時と同じ感覚を呼び起こそうと欲したけれど、まあ、いうまでもなく

い。


吊って来ます。
orz
757吾輩は名無しである:2007/03/12(月) 03:36:07
しかしアメリカ人ってヘッセの「荒野のおおかみ」を読んで

どうして「イージーライダー」とかスッテッペン・ウルフの「ワイルドにいこう」になっちゃうの??

完全な誤読でしょう?
758吾輩は名無しである:2007/03/12(月) 13:48:14
 「貴下の感動的な詩に対し厚く感謝いたします。それはわれわれに深い印象を残しました。
  しかし当方の紙面にはやや不向きに思われるのは、まことに遺憾に存じます」

これは「ある編集部からの手紙」というの詩の冒頭。毎日のように
受け取るそんな手紙に詩人は人生の秋を嗅ぎながらも、しょうがないから、
自分のためだけに書こう、ランプさえも耳はかすまいが、
老眼にかすむ手元を明るくは照らしてくれるだろうし、黙ってもいてくれるだろう。
それだけでもありがたい、と言うのだが。
晩年のヘッセのユーモアって、orz
759吾輩は名無しである:2007/03/12(月) 14:10:17
あるいは「町への遠足」という散文。
クリスマス間近なある日、ある種の好奇心から久しぶりに町に出て、一軒のレストランで、
卵料理をたべ、半リットルの赤ワインを口に運びいちおう満足な気分にくつろいでいると、
ひとつの新聞広告がヘッセの目を釘付けにする。その町のある文学同好家の会が、
ヘルマン・ヘッセの夕べを催すので、ぜひ出席されたい、とあるのだ。
ヘッセは大急ぎでその建物とホールを探しあてる。そして彼が若い頃に書いた幾篇かの作品の
朗読を聴くのだが、orz
760吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 01:07:06
「知と愛」読んだ。
主人公、あそこまで女遊びしたり、ひところしたりしなくてもよかったんじゃないかなあ。
ナルチスはナルチスで、世間知らなすぎだけど・・・・。
761吾輩は名無しである:2007/03/27(火) 13:07:41
新訳でるんだったら、もう大時代的な邦題はやめにしてもらいたいな
ナルチスとゴルトムント、ヘルマンラウシャー、ロスハルデ…村上春樹訳シリーズみたく原題カタカナで通してよ
ガラス玉もグラスパーレンシュピールでいい
762吾輩は名無しである:2007/03/30(金) 12:57:23
表題くらいドイツ語でいいと思う。

ドイッチュ、ドイッチュ・・・。
763吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 15:21:30
懐かしいな。俺は荒野の狼が好きだったなぁ。
ヘッセならではの多面的な視点が見てて楽しかったよ。
最期の音楽家がぞろぞろ出てくるところとか思わず共感したわ。
764吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 02:21:37
『ガラス玉演戯』を半月くらい前から読んでるんだけど、
難しくてちっとも進まない。
今、漸く半分くらいの地点に達したところ。
クネヒトがカスターリエンの精神的衰退を直観し始めるあたり。
これから面白くなりそうだけど、
いくらなんでも前半をもう少しどうにかしてほしかった。
765吾輩は名無しである:2007/04/24(火) 08:53:40
俺も今ガラス玉、角川のをやっと手に入れて、再読してる
高橋の新潮文庫版に慣れ親しんだものには、旧漢字、古い活字で読みづらいが、井出訳も読んでみたかった
俺はガラス玉、特に前半が好きだけどね
少年の頃、熱烈にカスターリエンの住人になる事に憧れた
高校の無味乾燥な授業から解放されて、クネヒトみたく音楽名人から、対位方やフーガの手ほどき受けれたら、どんなに幸せかと、夢想してたよ
今でもカスターリエンの住人になりたい
766吾輩は名無しである:2007/04/25(水) 20:41:44
>>731
>普遍的な要素
回答に困ってしまいます。あるといえばありますが、
ヘッセの作品を初めて読む方であれば、
文脈に表れる隠喩を見落としてしまう
かもしれません。
非常に良い作品なので、じっくり熟読してほしいと
思います。常に読まないとわからなくなってしまう
ような複雑さはありません。むしろ、生活の中で
ほっと一息ついた時に頁を繰るようなゆったりとした
読み方をすれば、より作品を愉しむことができるのでは
ないでしょうか。
ヘッセには『デミアン』を境に前期と後期があります。
それを一つの節目と考えて、その他の作品もお読みになる
ことをお勧めします。
767吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 21:02:24
古臭そうって、これ近未来小説だよ、舞台は第四次大戦後
わかってる?
768吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 21:32:27
いやな言い方するやつってほんっっっっっと多いな。
匿名で調子乗んなよカス。読んでねえからわかるわけ
ねえだろボケ。
769吾輩は名無しである:2007/04/29(日) 22:51:23
www.canta.jp/

CANTA「流星と春の嵐」5月23日発売
770吾輩は名無しである:2007/05/02(水) 20:30:56
ヘッセの作品て時々「黒人的」って言葉見かけるけど、明らかに差別的な意味で使ってないか?
771吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 09:42:17
あれは差別だよ。
どこで出てきた言葉だったか、ヘッセは「ありふれたコスモポリタン」を
蔑んでいたね。
そもそもこの作家は同時期のトーマス=マンのような柔軟性は
持ち合わせていない。「我意」なんて言葉は思想的自由の生み出す
弊害を弁解するような浅薄な意味しかもっていないと思うね。
もっとも彼のカスターリエン建設には、それだけの犠牲が不可欠だった
とも思うが。
772吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 13:07:45
「黒人的」って凄い言葉だなw
ノーベル賞作家とはいえ、あの当時の白人にとって普通の感覚なんだろうな
トルストイみたいな御方はホント稀だね
773ヒロミGO:2007/05/03(木) 13:34:07
ドイツ、フランス、イタリアあたりは(その他の欧国はよくわからんが)、
未だ人権意識に乏しいと思う。
キング牧師なんか生まれる余地のないような、強靭というか不滅の何かを感じる。
日本にしたところが、文学的に昇華されても「黄金の国」的な
イメージにとどまるんじゃないかな。エキゾチックジャパンだよ。
774ヒロミGO:2007/05/03(木) 13:36:30

すまん。人権意識じゃなくて人種差別問題の意識で。
775吾輩は名無しである:2007/05/03(木) 18:28:08
ゲッピンゲン
776吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 05:13:53
「黒人的」というのとは違うかもしれないが、Negerdorf という言葉は、たとえば
「デミアン」第7章「エヴァ夫人」の冒頭部分に出てきます。
語り手の親友にして師であるデミアンが、小さくてエレガントな日本人(!)に語る:
>>Ist es nicht genau wie das Jungmaennerhaus in einem Nigerdorf?<< sagte
der eine. >>Alles stimmt, sogar das Taetowieren ist noch Mode.<<

高橋健二の訳だと:
  「黒人部落の若い衆の家そっくりじゃありませんか」とひとりが言った。
  「少しも違わない。入れ墨することさえまだはやってます」
・・・これを、たとえば浜川瑞枝は
  「これじゃ、貧民地域の青年独身寮そっくりじゃないですか」と一人が言った。
  「まったく、なにもかもそっくりです。いまじゃ、入れ墨まで、はやってます」
と訳すのですが、刺青 Taeto が出てくる以上、原産地?を尊重して Negerdorf は
「黒人部落」にすべきかな、と思います。

ぐぐってみると、この言葉は今でもふつうに使われているみたいです。
差別語だと糾弾するページも、ないことはないようだが。
・・・ヨーロッパ白人の差別意識、ぬぐうべからずと見るべきか?
・・・それとも、言葉狩りが生じない大人の文化に敬意を評すべきか?
777吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 10:23:29
一登場人物の台詞に過ぎないじゃん
作者の思想と同一視するのは如何なものか
「日本の私の読者へ」とか読んでもレイシストとは程遠いと思うけど
778吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 20:48:52
作品だけみると差別意識があるようにも見えないが、とくにこだわって
避けてる様子もない。
そのへんの問題には興味なかったのかな。
人種差別に言及しているヘッセの著作など知る人いない?
779吾輩は名無しである:2007/05/13(日) 03:58:17
ヘッセ「黒人きめぇwww」
780吾輩は名無しである:2007/05/13(日) 04:44:41
話題が人種問題になった途端ヘッセオタがダンマリを決め込んだ
これは何かある
781吾輩は名無しである:2007/05/13(日) 07:31:48
いや、そうじゃない、少なくとも俺は全集点検するひまないの。独文専攻の誰か調べてくれればいいんだけれど。
782吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 20:44:42
「魂について」でニグロの魂は素朴で子供っぽくて愛すべきだけど
ぼくらはそれ以上の高貴な魂を持たなければいけないって言ってるじゃん
嫌悪感や侮蔑の感情は抱いてなかったが、ヨーロッパの優位性を確信していたんだよ
尤もこの場合のニグロは、ヨーロッパや米国での生活様式に染まった黒人ではなく、所謂「土人」。
783吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 21:27:45
ヘッセは黒人はみんな原始的な生活をしてると思ってたんかな。
784吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 23:01:26
ヘッセはデュマも読んでたと思うんだけどなぁ
785吾輩は名無しである:2007/05/15(火) 04:43:36
そういえば、ヘッセの読書量って物凄かったなあ。質も凄かったし。まいっちゃうよな。
786吾輩は名無しである:2007/05/15(火) 07:51:12
ジャンプの裏に載ってる記憶術やってたからなあ、ヘッセ
子供のとき、ジャンプ読んでてこれだと思ったらしい
787吾輩は名無しである:2007/05/15(火) 10:20:12
>>786
それはひょっとしてギャグで言ってるのか(AA略)
788吾輩は名無しである:2007/05/15(火) 10:48:25
うん…
789吾輩は名無しである:2007/05/16(水) 22:23:02
いまデミアン読んでるけど、デミアンってカヲル君っぽいって感じた
790吾輩は名無しである:2007/05/17(木) 16:04:40
デミアン最後のほうよくわからん
791吾輩は名無しである:2007/05/17(木) 17:31:30
そのまんま東知事秘書の書く小説
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1176231838/
792吾輩は名無しである:2007/05/19(土) 00:09:09
>>790
同意、分からん。
793霧の中:2007/05/20(日) 01:56:26
高橋健二を皆さん例外なく絶賛されるんですが、小生は、ヘッセの叙情性に関し
ては高橋健二の訳は今ひとつなんです。
例えば、有名な霧の中の高橋健二訳は:

不思議だ、霧の中を歩くのは!
どの茂みも石も孤独だ。
どの木にも他の木は見えない。
みんなひとりぼっちだ。
私の生活がまだ明るかったころ、
私にとって世界は友だちにあふれていた。
いま、霧がおりると、
だれももう見えない。
ほんとうに、自分をすべてのものから、
さからいようもなく、そっとへだてる、
暗さを知らないものは、
賢くはないのだ。
不思議だ、霧の中を歩くのは!
人生とは孤独であることだ。
だれも他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
794霧の中:2007/05/20(日) 01:57:39
それに対して、30年前に中央公論社からでてた訳は:

霧の中を歩む不思議さ
どの茂みも石もひとりぼっち
どの木も互いを分かたず
みんなひとりぼっち
私の生活のまだ明るかったころ
世界は友に満ちあふれていた
霧が下りてきた今は
もうだれ一人見えない。
まこと、あの闇の暗さを知らないものを
賢い人とは言えないのだ。
そっとその人を一切から孤絶する
あの闇の暗さを
霧の中を歩む不思議さ
人生とはひとりぼっち
だれ一人互いを知らず
みんなひとりぼっち
795霧の中:2007/05/20(日) 02:00:29
中央公論社の訳の方が圧倒的にいいでしょう?!
高橋の訳は単刀直入で、読み終わった後の味わいが薄い。
ただ、荒野の狼のような、叙情性を廃した、ヘッセの硬質な
部分に関しては高橋氏の訳も素晴らしいです。
796吾輩は名無しである:2007/05/20(日) 04:27:33
高橋氏のは意訳を排した直訳調だけど、余計な味付けが無い分、
原文の持つニュアンスがダイレクトに伝わってくるから好きだな。
まあ、独特の癖はあるし、必然的に叙情性は犠牲になってるから
その部分が合わない人はいるんだろうけど。
797吾輩は名無しである:2007/05/20(日) 07:30:17
翻訳の常。高橋訳が個人的には、
ドイツ語が読めないから比較できないこともあるが、
読み易いという点で好きです。
798吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 00:42:43
個人的には、前半は中央公論社のがいいけど、後半は高橋のがいいな。
総合すると、高橋のがいい。
799吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 18:54:24
高橋の翻訳は、日本語になっているんだよ。
800吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 18:55:08
日本語として生きている。
801吾輩は名無しである:2007/05/21(月) 23:29:04
でも翻訳の調子が違うとこみると商売のニオイがして嫌だな。
ヘッセみたいな作家はとくに。
訳者の判断よりも出版社の意向を感じるね。
802吾輩は名無しである:2007/05/22(火) 01:31:50
なんで翻訳の調子が違うと商売につながるの?
803吾輩は名無しである:2007/05/25(金) 16:33:58

あげときますね

804吾輩は名無しである:2007/06/03(日) 17:16:14
眠くてだるくて仕方ないときに
ベッドの中で「幸福論」読んだら
なんかいい気分になった
805吾輩は名無しである:2007/06/07(木) 22:32:51
眠くてだるい時によく本なんか読めるな
806吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 03:09:13
正直に告白します
椎名林檎の幸福論が出たぐらいの頃に『幸福論』を同じくして読みました
807吾輩は名無しである:2007/06/08(金) 22:18:00
椎名林檎なんか知らんわw
808吾輩は名無しである:2007/06/09(土) 10:48:49
>>805
「幸福論」って話がループして飛んでまたループして飛ぶ
みたいな感じの本ですよね。
あの感じが、体調悪い時に読んだらはまった。
809吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 14:11:19
子供の頃を自然に囲まれた所で過ごした人にじゃないと分からないんじゃないかなって車輪の下読んで思った
810吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 14:52:34
年寄りにうけているようだと最近知った
長生きして幅が広がったんだな老境ヘッセ…
811吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 15:19:05
>>810
 いや、今に関して言えば、若かりし頃、青春の読書をしていた
椰子が老境に達し、昔を振り返ったのかも
812吾輩は名無しである:2007/06/18(月) 17:36:46
>>809
俺は都会生まれの都会育ちだけど車輪が一番好きだよ
813吾輩は名無しである:2007/06/20(水) 23:43:21
ガラス玉遊戯読みたいけど、アマゾン見てみたら価格高騰してるよ
なんてこったい
814吾輩は名無しである:2007/06/21(木) 01:45:58
>>813
mjd?
今いくらやろうか、おいら買ったの数ヶ月前だけと
815吾輩は名無しである:2007/06/21(木) 07:05:29
図書館があるじゃないか。
816吾輩は名無しである:2007/06/21(木) 17:37:32
>>814
アマゾンで買ったの?
817吾輩は名無しである:2007/06/21(木) 19:55:08
>>816
うんそう
818吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 11:48:19
荒野の狼読みました。最後の方はちょっとついていけなかったです。
あれはドラッグで頭おかしくなって、いろんな世界を遊歩しているんでしょうか?
819吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 11:52:07
さあて
820吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 18:28:26
ハンス・ギーベンラート
「おとっつぁん、ナイフを貸しておくれ」

新潮
高橋訳P37








ドイツの田舎で
おとっつぁんはねーだろw
821吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 18:30:14
2ちゃんえる
ここに住もうぜ
http://2chl.sakura.ne.jp/
822吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 18:58:29
>>820
訳者が江戸っ子だから、しょうがあるめえ。
823吾輩は名無しである:2007/06/24(日) 22:17:15
おまえらも脱走しちゃえよ
824吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 01:38:34
高橋さん大好きやわw
825吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 21:45:44
>>818
俺も最初クスリでトリップしてんのかと思ったけど、多分パウロは本当に魔術使いだったんだと解釈してる。
826吾輩は名無しである:2007/06/30(土) 22:05:03
青春はうるわし おもしろくなかったわ
827吾輩は名無しである:2007/06/30(土) 23:32:18
そうか
828吾輩は名無しである:2007/07/01(日) 02:11:00
みなさんはどうでしたか
829吾輩は名無しである:2007/07/01(日) 12:34:26
読んでないから分からん。読んでみたいけどつまらないならやめようかな。
830吾輩は名無しである:2007/07/01(日) 23:30:00
でも60Pくらいだからいいんじゃない。
てか、ヘッセの初期の作品て序盤がやたら退屈な感じする。
831吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 11:21:55
「車輪の下」ってどういう意味なんですか?
832吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 13:31:23
ヘルマン・ヘッセって日本人作家で言ったら誰と作風が似てるんだろう?
833吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 13:34:11
太田寿
834吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 13:43:21
武者小路実篤
835吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 15:32:35
>>831
車輪の、真ん中より下の部分
836吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 16:11:54
俺はそんなにたくさん本読んでるほうじゃないけど、今まで見た中でヘッセに似てると思う作家はいないなあ。
837吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 03:46:07
だいぶもう読んでないけど今はほんと子供の頃の淡い感じの記憶、ってイメージで捉えてるヘッセの小説ってのを
なんでだろう、本当は長編そんな感じのばかりではなかったと思うんだけど
838吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 17:46:24
そういうのが印象に残ってるってことでしょ。
839吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 18:53:42
ヘルマンヘッセについてはなにもしらないけど
これは事実。この女は2ちゃんねるで誰か私とHしない?と
誰でもいいから誘っていました。出身校とかぺらぺらしゃべるから
こうやってアルバムを入手され晒されるのです。 この子も現在22歳です。
http://imepita.jp/20070702/600880
840吾輩は名無しである:2007/07/07(土) 08:57:21
>>835
轍のことかと思ってた。
841吾輩は名無しである:2007/07/07(土) 10:20:38
色々な目のつけ方があるものだ。
842吾輩は名無しである:2007/07/07(土) 19:41:13
>>835は明らかに間違ってるけどな。
843吾輩は名無しである:2007/07/08(日) 19:13:26
たとえば「5」に関する説明 「4」と「6」の間。 これは正解なので、全部間違いとはいいきれない。
844吾輩は名無しである:2007/07/09(月) 00:17:17
全然たとえになってないし。
車輪読んだことあれば>>835がネタだってことはわかるはずだろ。
845吾輩は名無しである:2007/07/09(月) 02:01:20
車輪の下っていう比喩表現はヘッセの創作?
それともヨーロッパあたりでは決まり文句的なもの?
846吾輩は名無しである:2007/07/09(月) 23:00:44
どうなんだろ。
ドイツ人に聞いてみたら?
847吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 02:11:26
辞書を引いてみた。
たとえば unter die Raeder kommen というのは
「車にひかれる」ということだが、口語的表現として
「落ちぶれる」という意味にもなるらしい。
ドロップアウトすることを「車の下敷き」的に言うのは
ドイツでは奇抜な表現ではないのだろう。
848吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 07:11:11
あったまい〜!
大卒は違うな!
849吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 08:01:49
進学高だと、独語を第二外語にしているところも、未だあったかと
850吾輩は名無しである:2007/07/10(火) 08:03:01
独協大系はそうじゃないかな
851吾輩は名無しである:2007/07/12(木) 22:10:11
私もデミアンに出会いたかったな。
852536:2007/07/13(金) 03:41:24
最近読んだ『知と愛』『ガラス玉演戯』を追加して

シッダールタ>>>デミアン>>春の嵐>知と愛>ガラス玉演戯>>>>>
>>郷愁>>>>荒野のおおかみ>青春は美わし>ラテン語学校生>>>>
>クヌルプ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>車輪の下(糞www)

『知と愛』は期待していたほどではなかった。(寧ろ期待しすぎていた。)
『ガラス玉演戯』に関しては、俺はまだ23歳だから、
この作品を充分に堪能できる年齢には達していないのだろうと思った。
数年後に読み返せば、評価も変わるかもしれない。
それにしても、何度読んでも『シッダールタ』は神だ。
853吾輩は名無しである:2007/07/13(金) 20:17:35
>>852
自分はデミアンと春の嵐と車輪の三つしか読んでないが
たまたま?順位が一緒だ。
854吾輩は名無しである:2007/07/13(金) 20:20:35
順位を付けることに何の意味があるのか・・・
855吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 04:05:15
>>852は気持ち悪いってことだけは確か。
856吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 18:28:47
車輪は輪廻の車輪だろう?
857吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 18:30:05
東洋思想に傾倒していたへっせは輪廻の車輪の下敷きになったハンスという意味で題名に使ったのだと思いますが。
858吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 21:10:02
ニートのバイブル車輪の下を糞という奴はヘッセなんか読むな
859吾輩は名無しである:2007/07/14(土) 22:15:11
ヘッセは難しい
詩でさえ頭にすんなりはいってこない
翻訳が難しいのかな
シッダールタは易しかったけど他は
レトリックの飛躍が難しいのかな
それとも心理的に複雑過ぎるのかな
いっかゆっくり吟味してみたい教材ではある
860吾輩は名無しである:2007/07/15(日) 22:12:17
うん。なんか思考回路がヘッセはフツーと違うんだ。
861吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 03:45:31
俺にはドストエフスキーのが難しいよ
862吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 05:31:53
車輪の下はニートのバイブルなんか。
863吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 11:09:27
>>856が勝手に言ってるだけだよ。
864吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 11:10:11
ごめん>>856じゃなかった>>858だった。
865吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 17:14:39
運命と心情は、同一の概念の名である
866吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 20:11:37
おまえも難しいこといって余計に他人を混乱させるなよおお
867吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 22:38:01
荒野の狼とシッダールタはヒッピーのバイブル
868吾輩は名無しである:2007/07/16(月) 23:09:08
60年代に生きてないから、ヒッピーが具体的にどういうものなのかわからない
869吾輩は名無しである:2007/07/17(火) 01:52:43
ヒッピー知らない
870吾輩は名無しである:2007/07/17(火) 09:36:21
ヒッピーなんて死語だよ。ヒッキー(宇多田ヒカル)でさえ死語だもん。
871吾輩は名無しである:2007/07/17(火) 09:38:03
宇多田ヒカル懐かしい・・・
でもヒッピーがどういうものかは知りたいんだよね
872吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 11:30:20
ヒッピー(英:Hippie)とは、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、
また、自然への回帰を提唱する人々の総称。

自分はヒッピーにはなれないことがわかった
873吾輩は名無しである:2007/07/21(土) 15:08:12
ヒッピーは服装がちょっとヤダ。
874吾輩は名無しである:2007/07/24(火) 14:47:18
荒野のおおかみ読了
高橋健二の訳をほめるレビューやレスをよく見るが、
彼は下手だ
荒野のおおかみでは、後半にいくに連れ、それはいっそう拙くなる
例えばp287の

道は、けわしい岩壁と低い防壁のあいだを急カーブを描いて高く、
青い輝く湖水を見おろしながら、高く登りになっていた。

なんかは、カーブを描いているのは湖水のように読める
「高く」を繰り返してるのも酷い

p288の幼なじみのグスタフのセリフ
「…ここじゃいろいろの心棒が折れることだろう。ハリーちゃん、気をつけた!」

気をつけた!って何ですか?
もっと他に言い方があるでしょう

彼の訳文で感動するのは結構ですが、それを原文のヘッセではなく、
訳した彼の手柄と疑わないのは信者の態度に近いと思います
875吾輩は名無しである:2007/07/24(火) 20:24:00
マクハリ・メッセか。……どんな小説家だったんだろう。
876吾輩は名無しである:2007/07/25(水) 22:51:11
実吉訳が古っぽくて好き
877吾輩は名無しである:2007/07/25(水) 22:57:37
>>874
その日本語の下手さで言われたら高橋もヘッセも泣くだろwwwwwww
878吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 04:55:53
ダッシュを使って、テンを一個取り去ると

道は、けわしい岩壁と低い防壁のあいだを急カーブを描いて高く、
― 青い輝く湖水を見おろしながら高く登りになっていた。

これならOK?
ドイツ語原作はみていないけど「ホーホ」が二度出てくる文なのかな?

「気をつけた!」は意味が通じにくいかな。
賭場(和風カジノ)で「さあ張った張った!」と言ったり、寅さんが
「早い者勝ちだよ、買った買った!」と言ったりする、あの表現では?
879吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 10:29:56
880吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 11:30:38
>878
その訳だと「高く」の反復が効いて良いですね
また高橋訳もそういう意図があってのものだと分かり、
自分の読み込みの浅さを実感しました…
下手、とか書いてすみません
881吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 12:01:51
>>880
やけに恐縮してんじゃん。あの倣岸不遜な態度はどこ行ったのかな?w
882吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 13:06:36
>881
もっと抜本的に変えないとダメだろうと思ってたら、
―と、だけで自分が思ってた以上に良い文章になったから。
 
あの組み立てに詩的意味があった事に気が付いてなかったから。
 
あんまりいじめないでよ…
とにかく気付かせてくれた>878には感謝してる。
勉強になりました。
883吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 18:05:46
ナルチスもゴルトムントも好き。
お仕事するなら、急Q人
884吾輩は名無しである:2007/07/27(金) 19:56:03
デミアンが今の私のバイブル。
原文読んでみたいなあ……
885名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13:51:34
原文ねー、俺はドイツ語勉強するほどエネルギーないわ
語学ってまじ大変だよ
886吾輩は名無しである:2007/08/01(水) 21:09:29
デミアンはクローマーに何て言ったんだと思う?
887吾輩は名無しである:2007/08/02(木) 10:51:29
「クローマー、クローマー」
888吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 06:40:59
ちょwそれだけかよwww
889吾輩は名無しである:2007/08/03(金) 06:45:42
デミアン「クローマー、クローマーw」

クローマー「あ?」

デミアン「い、いや、クローマー、クローマー・・・・」

クローマー「あ?なんだこら?」

デミアン「いやあのクレーマー、クレーマーっていう映画があってだね、そのタイトルと君の名前を
      かけて駄洒落にしたという高度な」

クローマー「ボソボソしゃべんなボコすぞ?」

デミアン「サ、サーセン・・・・・」
890吾輩は名無しである:2007/08/04(土) 10:40:50
アホか
891吾輩は名無しである:2007/08/04(土) 23:02:30
シッダールタで信者になったよ、皆さんよろしく
今日は車輪の下を読了しました。(´∀`○)
892吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 00:11:54
ニーチェとハイデガー、道元を読んでから、
シッダールタ読むと頭がスパークする
おすすめ
893吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 17:43:30
道元?
894吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 20:00:58
道元むねのりのマンガは「奴の名はMARIA」しか読んだことないわ
895吾輩は名無しである:2007/08/09(木) 18:34:22
誰だよマジでw
896吾輩は名無しである:2007/08/09(木) 19:02:51
クローマー、クローマー!
897吾輩は名無しである:2007/08/10(金) 06:30:15
正法眼蔵
898吾輩は名無しである:2007/08/18(土) 22:48:15
車輪の下→デミアン→荒野のおおかみ進行中の俺が華麗に参上。
つーか荒野のおおかみ難しいな、おい。「アウトサイダー」の響きに惹かれたのだが。
899吾輩は名無しである:2007/08/23(木) 23:43:10
>>892
九月に能登に行く予定なんで
曹洞宗総持寺祖院でシッダールタ読んでみる
900吾輩は名無しである:2007/08/25(土) 21:17:44
訳者の違いでどんなふうに作品の印象が変わるのかと思って、新潮文庫のデミアン借りてきた。
でも岩波文庫のに慣れすぎてて、とても違和感がある。
なんかすごいサッパリしてる感じ。
岩波のが重苦しくて好きだな。
でもカバーの画はかわいいね。ドイツって感じ。
901吾輩は名無しである:2007/08/30(木) 10:40:10
少年の日の思い出がどうしても読みたいんだけど
ヘッセ全集の三巻に収録されている「少年時代の体験」って少年の日の思い出のことですか?
日本ヘッセ友の会とかいうとこから訳してるやつなんですが
902吾輩は名無しである:2007/08/31(金) 20:33:37
>>899良いなぁー
でも震災の被害は大丈夫なの?
もう復興した?
903吾輩は名無しである:2007/09/01(土) 01:09:08
俺の彼女はモリマンでっせ
904吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 01:48:13
ヘッセの著作に詩画集もあるらしいですが
それは何と言うのですか?日本では売っていますか?
905吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 16:29:23
亀だが、、>>886 の質問はいい視点ですね。

>デミアンはクローマーに何て言ったんだと思う?

同じ場面を日本でおきかえて考えてみた。
デミアンはクローマーに「エーミール・ジンクレールには手を出すな」と
言ったのだと思う。「俺のママは細木数子(例えです、ごめん)だ。だから
お前も知ってるだろうがバックには○○組もついている。消えうせろ。」と。
そしてそれは事実だったのだろう。だからクローマーは恐れていなくなった。

実際にデミアンには黒い力がついていたと思う。クローマーが恐れるほど
具体的なものだっただろう。クローマーの一件はデミアンの暗黒の一面を
暗示する事件だ。しかしエーミールは一貫して自分さがしに夢中で、
デミアンの正体には疑いのかけらさえ持っていなかったので読者はデミアン
の後ろに感じられる黒い力を見過ごしてしまうという結果になりがちだ。
>>886さんの質問はまさにそこに光をあてるものだと思うな。
906吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 16:57:23
授業でヘッセが取上げられ悉くネタバレされた私がきましたよ。
907吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 17:41:18
ドイツの作家ってヘッセしか読んだことないんだけどみんな抽象的な感じなの?シッダールダと荒野の狼読んですごいこの抽象性に惹かれた、論理的で本質的だし余計なエクスキューズがなくて厳密に真理を求めようとする姿勢がすごく気に入った。他にドイツ人でおすすめの人いる?
908吾輩は名無しである :2007/09/03(月) 18:21:03
いきなり、話題がかわってしまいますが。
『車輪の下』、とか、久米正雄の『学生時代』を連続して読まないほうがよいよ。
(親は何も知らず、兄弟のために、大学の合格発表の前に『学生時代』を借りてきた!!)
909吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 00:09:33
ヘッセって麻薬体験したの?
910吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 01:07:43
>>907
Goethe
911吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 01:39:39
             /| /|  /|
           , '|/  レ'   |/  レ1
        /                |, 1
          /                |
       /,.. -‐'''"~ヽ.            7
.     /ニニ    ヽ          /
.    <   ,. -──  /        7
     \,, ===。=  .|:r‐、        /
     / ニ二´    |:|r 、i     /   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.   / _-,ー- 、ヽ.  |:!ト;シ     /    | エーミール・ジンクレールには手を出すな。
   ` <.___, ヽ   ||ー'      /   <  俺のママは細木数子だ。消え失せろ。
       L.._    /ヽ.      /       \_____
          /   ./;;  ヽ ,,.. -─┐
       /  ∠''-‐ '''"~~       |
       ヽ._∠.. --─────┬┴-
   -‐'''"~             |
912904:2007/09/04(火) 04:50:28
ヘッセのちょちゃくにぃ詩画集もあるらじいのですぐぁ〜
それは何と言うのですか(涙)日本では売っていますぐぁーー(雄叫び)
913吾輩は名無しである:2007/09/04(火) 19:51:18
>>912
岩波同時代ライブラリー『色彩の魔術』 絶版 古本屋なら500円くらいでわりと簡単に見つかる
914吾輩は名無しである:2007/09/05(水) 01:58:25
水彩画なら『庭仕事の愉しみ』V・ミヒェルス編、草思社。にも結構載ってたな。
セザンヌ、ゴッホ、デュフィみたいなタッチのとかピーターラビットぽいのも。
もちろん詩やエッセイ、庭仕事をしてるヘッセのモノクロ写真も、載ってる、、
915吾輩は名無しである:2007/09/05(水) 22:22:35
地元の図書館にはヘッセの本が結構あるから助かる。
916904:2007/09/06(木) 03:07:51
>>913&914

Thanks\( ^o^ )/
917吾輩な名無しである:2007/09/06(木) 19:10:11
ガラス玉遊戯が最高だろ?
918吾輩は名無しである:2007/09/09(日) 21:59:23
クローマー揚げ
919吾輩は名無しである:2007/09/10(月) 12:44:47
   r―――――――‐、
    >、!!! _,,〃-‐ '''l≡≡|
.   / ヾミ-==    l ≡ |
  〈ヾ.、  r==-   /_ ≡|   クローマー揚げ
   た。〉 "=。ラ  .|F|≡|   
   |` 7  ‐-‐   |F| ミト
   | l  ,, 、    リノ ミ.| \_
.-―! l`====ヽ  .|\ ミ|   |   ̄
  /\ ≡    _ !  \|   |
. /  `ァ-‐ '' "´    /|   |
920吾輩は名無しである:2007/09/10(月) 17:05:10
俺にとってはガラス玉演戯
921吾輩は名無しである:2007/09/13(木) 23:54:42
>>905
でもさ結局デミアンて何?
あまり黒い印象も受けないんだよね。個人的には。ジンクレールの支えになっているという点で。
でも、デミアンに黒いものを全面的に見たら
ジンクレールが暗い所に、精神的弊害に、(完全に)引きこまれたのはデミアンのせいみたいなもので
だからそのままデミアンが黒い闇というか影みたいなものってこと…?
ああそういうことなのか。

最後ジンクレールは心にデミアンを持つことができたけど
それって幸福であり不幸であるんだろうなあ…
そして同時にヨーロッパの歪め……
か。
ヘッセは救いようのない闇を見たのかな…
922吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 12:09:10
>>905
デミアンは入り口でその本体は「デミアンの母親」。
923吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 12:44:30
>>922
その根拠は?
924吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 16:35:39
>>923
本を読んでないの?今本がないんだけど、こんな場面がなかった?

思春期となったエミールに気になる女性ができる。どこのだれとも
知らないその女性をダンテの神曲からとった名前「ベアトリーチェ」
と名づける。エミールはベアトリーチェの絵を描き始める。長い期間
かけて描き、塗りなおしていくうちに、エミールは次第に実物の
ベアトリーチェよりも絵のベアトリーェに深くひかれていく自分を
発見する。そして何度も何度も筆を入れていくうちにその絵がデミアン
になっているのに気がつく。そしてデミアンでありながら女性だと
いうことに気がつく。

それからデミアンの母親と出会うんだったかな。
そして最後の場面では、夜の鏡に顔を映してみれば、そこにデミアンの
、そしてデミアンの母親であるエヴァ婦人の顔を見ることができる。
とかいうくだりで終わっていたんじゃないかな。

最初はデミアンなんだけど、その奥からデミアンの母親がうかびあがって
くるって、オカルトみたいなんだけど、エミールは愛しちゃってるん
ですよね、デミアンの母親を。
925吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 17:53:01
マジレス乙
923はいくつかのスレで「その根拠は?」と書き込んでる頭の中が爽やかな人
926吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 20:38:35
僕は普段小説の類は読まない人間なのですが(18歳)
車輪の下を読んでいます。この話は難しいと申しますか…
あっちがどうしたやこっちがどうしたと余計な(?)風景の描写などがあり、
話に核心的で無いことをダラダラと長くとても退屈で読みづらく感じます。
読破しようかもう止めようか、と。。
アドバイスを頂けましたら幸いと存じます。すいません。。
927926:2007/09/15(土) 20:45:44
すみません。すこし日本語がおかしいです。
ご了承ください。
928905:2007/09/15(土) 22:41:21
>>921
>ジンクレールが暗い所に・・引き込まれたのはデミアンのせいみたいなもので、

よく読めてますね。自分はなかなかそういう所にたどり着けなかった。
ジンクレールがいる所は選ばれし者のいる境地なんだ、くらいに思ってた。
デミアンという物語は唐突に終わるのですが、その後のジンクレールに
ついても、精神的に人より頭ひとつぬきでた悟りを開いたひとのような
暮らしがあったのかもしれないなどと物語の余韻にひたっていた。

でもこのお話は第一次世界大戦後のことなんですよね。この後ドイツに
起こったことは楽しいことではない。そしてジンクレールの運命はどう
なったのか?額に傷をもつカインの末裔として、悪を否定しなかった
ジンクレール。その後ドイツを席巻した悪。


>ヘッセは救いようのない闇をみたのかな

そうですよね。ヘッセはなにかを見ている。
詩人としての並外れた直感がなにかヘッセの内なるものを見せた
のか。それは甘美で美しく魅力的、永遠の神のようなもの。しかし
やっぱり魔物なんだよね。ヘッセもそれが魔だと気づいたから、
デミアンを自分が書いたと生涯認めなかったのかな。
929吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 23:11:55
>>926
カフカなどと比べるとヘッセの前期の作品、特に車輪の下はかなり読みやすい部類です
不明瞭な部分は不明瞭なまま読み進めると、後で全体が一気に理解できることもあります
930吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 00:30:37
>>926
はじめは退屈だけど、いつのまにか入りこんでる自分に気付くかも……
入りこめなかったら、合わないのかもね。
入りこんで一度通読して、何かしら感じることができたら、もう一回読み直してみるのがおすすめ。
その時は自然の描写とかも、さらさらと読めるようになってるかも…。
と、体験談。
確かにヘッセの作品て最初は退屈な気もする。(個人的だけど)
私は「知と愛」を三週間くらい前に借りてきたが、何度か放置しつつ、やっと入りこめてきた。
931吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 01:56:17
>>926
単に合わないのかも。
小説って合う合わないが結構ある。
俺はヘッセは読めるけど、以前ドストエフスキーの白痴を読んだらわけわかんなかった。

でも本当に話が掴めないならともかく、多少だるくても最後まで読んでみることを勧めるよ。
途中からおもしろくなるかもしれないし。

あと、もしかしたらだけど、普段小説読まないってことは、単純に文章に読み慣れてない可能性もある。
車輪が読みやすいって言っても、日本の娯楽小説に比べたら全然難しいもん。
ここの板の人たちは多分かなり本読んでる人が多いから、そこらへんの感覚にズレがあると思うんだw
932吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 11:28:51
車輪の下が読めないのは単に読書不足なだけだろw
凡そ描写から好いところを探せない奴は読書に向いてない。
読書は楽しいばかりではないということがわかってないんだろ。
933吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 11:49:04
特に子供にとっては、ロマン派的な描写は結構ツライものがあると思うな。
俺が読んだのはたぶん中一か小六のころだったと思うが、
なーんか、情景描写はほぼ完全にすっとばして読んでた覚えがあるんだがww
でも面白かったよ、と余談にはなるけど、同時期に読んだウェルテルも、
たしかそんな風にして。

なにはともあれ読書は楽しんでするのがイチバンでしょ、じゃないと続かないしさ。
934吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:21:11
楽しい「ばかり」ではない。
レスつけるんならちゃんと人の文章読めよな。
こちらもお前の糞みたいな書き込みを読んでやってるんだからさ。
935933 ◆k2XT3HjFWw :2007/09/16(日) 12:27:42
ったく、朝っぱらからめんどくせぇな(苦笑
他は知らず、俺はまずたいていのものは読めばそれなりには楽しめるし、
何よりも俺は、楽しさをのみ求めてどんな本であれ読んできた人間なんだよ。
それだけ。
936吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 15:45:17
>>932さん
>凡そ描写から好いところを探せない奴は読書に向いてない。
自分は「読書」は良くしますが。貴方が仰りたいのは「読書」ではなく「小説を読む事」では?確認のため。
>読書は楽しいばかりではないということがわかってないんだろ。
これは「楽しくない読書もある」と言う意味なのでしょうか。
そうだと言えばそうだし、そうでないと言えばそうでないですよね。
長々とすいません。。
937926:2007/09/17(月) 00:05:02
頑張っていま「車輪の下」を読み終えました。感想を簡単に言うと、
平坦で退屈に感じる描写の部分も多かったけど、面白い部分も確かにある、悲劇を描いた作品だな
という感想です。
前半・中期は退屈だったけど最後のほうはちょっと面白かったです。

登場人物が中学生くらいですので、内容的には中学生向きですね。
(でも言葉が難しい)

父の「(何で死んだのか)わけが分からない…」
という文には呆れて苦笑しました(?)
この期に及んでまだ事態が分かっていない、全く愚かだ。大人は愚鈍だなぁ、と思いました。
(自分も全く同じ経験者なので)
この小説が持つ「ヘッセの学校教育批判」という面には共感しました。
自分も中学のときに社会と学校教育のおかしさに気づき、(ハイルナーのようだった)不登校を経験したので。

解説を読んで、ヘッセ自身が学校に行かず模索的に独学していた事を知り、
自分と全く同じ境遇なので驚きました。
「詩人を養成する機関が無い。詩人になりたくても、なり方が分からない」
という暗中模索も、「故にコツコツ独学せざるを得ない」という所も、
「そうなんだよww同じだよwww」と大共感しましたw
学校の愚かさ・教師の愚かさをヘッセも気づいていたんだなぁと思うと、
ヘッセに対し物凄く親近感が沸きました。

取り敢えずもっと読んでみようと思います。皆さんのレス参考にします、ありがとう。
長々すいませんでした。
938快刀:2007/09/17(月) 10:53:30
本当にヘッセに導かれた人間なら『車輪の下に』に出逢う
微妙にタイトルが違うな
気質的に神秘主義、超自然主義でないと作品全体とは共感しきれない
あとヘッセは本物だから、中学高校大学なんかで理解できるもんとちゃうで
俺は引きこもりでうつ病になって世界観が変わったあとに出逢ったんで良かった
あと優しい人間じゃないとヘッセの文章の良さに気付かん
939吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 15:09:40
なんか、高橋健二って訳し方ヘタな気がするんですが。
940吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 16:12:53
下手というより、古いと思いました。
「キスしてくれません事?」とか、ふるい。
941吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 03:11:49
なるほど確かに。
「古典的」
ではなくて
「古い」
って感じだね。うーむ。。
942吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 11:12:20
普通に言わないか?母親とかよく「〜してくれませんこと?」とか使うんだが。
943吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 16:07:34
ヘッセって何小説?
大まかなくくりを知りたいんだが…
944吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 20:02:13
>>942
それは口癖とかギャグのつもりで言ってるとかではないか?
945吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 21:30:38
ネタにマジレスはあきまへん
946吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 00:07:24
>>944
ごめん、俺の母親、日舞の家元だから・・・・。庶民と比べちゃだめだよな
947吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 04:45:08
頭の悪い人がやる職業ですね。
948吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 04:58:53
>>928
ジンクレールは最後に「すべてそれいらいおこったことは、何もかも痛かった。」って言ってる。
そして時代背景…第一次世界大戦後のドイツのことを考えたら、
ジンクレールはやっぱりドイツでナチスになって生きて、終戦間近にピストルで自分の頭を打ち抜いて死ぬ…みたいな場面が、絵巻物のように想像されてしまった。(軽く涙がでてくるわ)
自分の人生を振返って静かに目を閉じて…………みたいな。その時、デミアンはもういないのね。
ジンクレールはもうデミアンを自分の心の中の鏡にうつすこと必要なしに自分と一体化させているから。

……なんて。

もちろん、「それいらいおこったこと」っていうのは、具体的にナチスうんぬんを1919年の時点で指してはいないだろうし
でも、なんか、デミアンでのヘッセの文章を読むと、ものすごくその後の暗く不幸な匂いが漂ってくるようで…、
ヘッセの視線ってすごいと思う。


余談ですが、デミアンのOPとED(笑)は、映画「青い棘」の音楽と同じでいいと思う。自分の中ではそうなってるw
949吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 05:02:24
↑長文スマソ
950吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 23:30:44
         ハ,,ハ 
        ('(゚∀゚∩_ おいらをどこかのスレに送って!
      /ヽ   〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね!
     /| ̄ ̄ ̄|.\/
       |     |/
        ̄ ̄ ̄
現在の所持品:三角定規・練炭・邪神モッコス・秘密道具(31)斧・秘密道具(47)半ズボン・ショットガン・ろーりん24・ホーミングアミュレット・ヤゴコロ
9a7ee・ 伊集院健くん・ ヘッセの文庫本1冊・
951吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 14:20:22
ヘルマンヘッセが大好きで、それ以外の本が読めないほどです。
殆ど恋とか憧れに近いです。
ゲーテとトーマスマンを試したけれど、苦手でした。
ヘルマンヘッセ読んでる人、ヘッセ以外に好きな作家がいたら教えてください。
952吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 14:38:36
ホモ・だな?
953快刀:2007/09/29(土) 21:55:44
ほんとにわかってんのかな
ヘッセの作品の魅力を述べてみよ
『車輪の下』でなく『車輪の下に』に出逢ったものは幸いなり。君はもう帰ってよろしい、このあざらしめが
954吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 22:13:13
車輪の下のエックはホモだったらしい。
955快刀:2007/09/29(土) 22:33:31
ヘッセと心の通じた人間は、ヘッセに匹敵するものには一生出会えない
当然ヘッセとは違うものを求めるようにしなさいよ
町田康とか
マンは『ヴェニスに死す』が良かった。冒頭に難解な節があるので注意

サローヤン『わが名はアラム』
サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』
カミュ『異邦人』
ゴールディング『蝿の王』
ドストエフスキー『地下室の手記』
ブロンテ『嵐が丘』
セルバンテス『ドン・キホーテ』
チャルーンサップ『観光』カート・ヴォネガット『スローターハウス5』

町田康『くっすん大黒』
永山則夫『無知の涙』、『捨て子ごっこ』、『木橋』
モブ・ノリオ『介護入門』橋本治『蝶のゆくえ』
956吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 22:35:12
どっかのスレで完全論破されて惨めに敗走した快刀の意見なんてなぁ・・・w
957吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 22:45:33
ヘッセの丸めがね
958吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 02:11:40
>>952
多分、ホモじゃないです。
ただ盲目になっているだけのようです。

>>953>>955
自分は全くわかっていません。
ただ直感で好きになってしまったんです。
抑えられないのが恋なのでしょうが、不毛なことです。
いろいろ教えて下さってありがとうございます!
偉大な詩人の本なんか、自分は読んじゃいけないのかもしれませんから、
別なものを見るようにしたいです。本じゃないものとかも…
もう、憧れたり恋したりするのはこりごりです。
959快刀:2007/09/30(日) 12:51:32
きみ何歳?
車輪の下やデーミアンで好きなシーン言える?
960吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 13:11:30
ペンギンうざ杉w
「車輪の下“に”」「デ“ー”ミアン」って書きたいだけのカスw
961吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 19:00:43
>>951
俺は叩かれるかもしれないけど村上龍の「ストレンジデイズ」読んだ時なんか「荒野の狼」に近い物を感じた、新しい人生や関係の可能性とか。
962快刀:2007/09/30(日) 19:19:55
村上龍はなぜか1ページも読めん
拒絶反応が起こる
あとよしもとばななも
なんかきもちわるい
963吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 19:27:52
俺は快刀と快刀の親のツラが気持ち悪い
964吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 19:28:39
>>962
あなた程名著を読み漁ってる人からすると確かに村上龍はレベルが低いと思われるかもしれないけど、自分の欲求をごまかし、現状の生活圏に依存し安住する事を忌避する姿勢はデミアン以降のヘッセの作品に通じるものがあると思いますよ。
965快刀:2007/09/30(日) 22:07:22
1ページも読めないんだから村上龍のレベルなんかわからんよ
食わず嫌いってあるだろう
あれの作家版だ
よしもとばななについてはでかいメガネかけた古い写真がトラウマになってるんだろうな
966吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 02:49:33
>>948
こんばんは928です。すみませんレスに気づかず亀です。

>ジンクレールはやっぱりドイツでナチスになって、・・ピストルで
自分の頭を打ちぬいて・・でもその時にデミアンはいない・・

って、美学ですね。でも自分の考えではそれを美学としてはいけない。
決して美学ではないと思うんです。このデミアンという読んで甘美な
物語の行き着く所は阿鼻叫喚の地獄だと思う。

よくドイツ人が悪いのはナチスであってドイツではない。というんだ
けれど、こういう物語などを読めば、なるほどと思います。ナチスと
いうのはデミアンのように外国から来た、ドイツ的ではないものという
ことでしょう。それがドイツという国に乗っかったものそれがナチス
ドイツ。昔社会学で、ファシズムというものは成熟した社会にだけ
発生するものということを習ったことがあるのだけれど、こういう本を
読んでみると、まさになにかが社会の上にのっかってファシズムになる
のだとわかります。それは旧約聖書の黙示録の666の獣とそれに
肩車されている裸の女という象徴にまさにぴったりでちょっと冷や汗
がでるほどです。物質的に満ち足りて傲慢に生活を享受する先進社会
はまさに獣じみていてますよね。
967吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 09:59:49
>>966読んでふと思ったんだけど、ヘッセはヒトラーをどう思ってんだろう?自分の運命を自覚し受け入れた人の典型みたいな感じもするんだが…
968吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 17:16:28
ヘッセ「ヒトラーだとかファシズムだとか・・・そういうの全部ひっくるめて、”知らねぇーよ”って感じですねw」
969吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 18:34:19
クローマー「いやいや、ちゃんと批判してますから」
970吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 23:15:15
>>969
でもデミアンはナポレオンやビスマルクを偉人のように語ってたし、社会主義者鎮圧法も止むを得なかったとか言ってたような、あれはまた別?
971吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 21:06:48
ヘッセはヒトラーを好きではないと思います。
スイス行った人は、体制嫌いな人、権力嫌いな人多い。
972吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 00:09:44
つーかヘルッセがヒトラー好きなわけないだろw
著作読んでりゃわかるべ
973吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 00:57:18
↑ヘッセ「ヘルッセってなんじゃクソガキが。ぶち殺すぞ」
974吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 02:00:59
クローマー「まあまあ落ち着いて(´・ω・`)」
>>970
""別""だよ。ヒトラーはヒトラーだから。
975吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 20:54:08
herusse(w
976948:2007/10/04(木) 03:41:42
>>966
ええ。美学のようで美学ではないですね。
あの戦争で煌びやかな終焉はないと思うので。
苦心の連続と麻痺の上での死が待っているはずだから。
自分がそういう想像をしたのは、ヒトラー関連の映画で、
(ドイツが負けたと決まった瞬間に)一人のナチ党員が突然ピストルで頭を打ち抜くシーンがあって
その時のその人の黙ったままの静かに閉じられた目が印象的で、
なんかジンクレールをそこに帰結してしまった、からです。
むずかしかった自分の人生が、ようやく終わった・・・みたいな。
そんな受け入れのまなざしでした。

個人的に、
ナチスという存在がなぜできあがったのか、その心理的精神的な側面に興味があったんですけど、
ちょっと勉強してみても、なかなかその側面を深く知ることは出来なかったんです。
外面的(歴史、政治的)な理由はわかっても。
したら、今更って感じで、ここに(『デミアン』の中に)答えは書いてあるじゃないか。
…みたいな。
あくまで個人の勝手な解釈にとどまると思うけど、
デミアンに書かれていることは、やっぱりナチスに通じるものがあると思いました。
だってその時代のその国に生きていた人が語ってるんだもん。
しかも特異な目をもった人がね。

(↓すみません、続きます;)
977948:2007/10/04(木) 03:46:44
でも悪の存在することを認めても、それ(ナチス)がしてしまった結果っていうのは
明らかな犯罪だから許されない。
(でも、”もしかしたら”犯罪にならなくて、帝国が成り立ったかもしれない。
でも、それを、運命というか、歴史は許さなかったんですよね。)

ただ(ナチスとか関係なしに)
『デミアン』のジンクレールとデミアンは、悪だとは思えないんですよね。
心に悪に似たものが漂っていたとしても、あからさまな悪の行為はしていないから。
クローマーなんかは迷惑だけど。

ああ、でも結局、それが「前提」なのか。
デミアンって作品はああして終わったけど、
彼らの心にとりついてしまったらしい悪の放射が、ナチスへと通じる…ということかな。
はい、たぶん個人的にそれが言いたかったんだと思います。

……とかなんとか、だらだらと意味不明に一人で語っててすみません。
私は宗教学の方はあまりわからないのですが、”象徴”って、どきどきしますよね。
今の時代は、あの大きな戦争で人間の根本的な何かを失ってしまったんでしょうね。
鳥が無理に卵から出ようとして、何かが壊れて、
そうしてその痛みの上に今が成り立っているんでしょうね。
平和だろうけど危うい現代が。。
978吾輩は名無しである
デミアンでいう悪とか善って、要は既存のキリスト教的な道徳とか国民国家の市民像を基準にして言ってると思うんだが。だから本質に迫ろうとする時にそれらの前提をとっぱらわなければならない。
その時何に従うべきかということでアプラクサスというのが出てくるんだと思う。ナチスに熱狂したドイツ人は、むしろそれらの前提を疑わないで、盲目的に信奉してたような気がする。