ニュータイプ同士の魂の共鳴。
その出来事がアムロとシャア、そしてララァに何をもたらすか、今はわからない。
ただ、ララァにはどれほどかの苦悩と喘ぎをこの二人の男の感情にあたえるであろうことは予測していた。
男たちの心があげる軋みの音、それこそがララァの真の目的だった。
<<ララァ、奴との戯れ言はやめろ!>>
最後の仕上げにかかろうとララァが思ったとき、どこからか声が聞こえた。
<<それまでさ。ぼくが退治してあげる>>
ララァの視界の隅に左右で歪んだ顔をした女性が乗った攻撃機が突っ込んで来るのが見えた。
ごめんなさい
ブギーポップを全く知らないのでウィキなどの断片的情報とそこから涌いたイメージだけで書いてみたがもう限界、これ以上無理…
orzコンナノカケッコネェトイウカドンナハナシカマッタクワカラネェ
追伸
横須賀、大満足だったけどブラスで「プリキュア5」の曲演奏しててなんか個人的に複雑な思いを味わったorz
退役後の人生
ようこそ、遠い所からいらっしゃってくれてありがとうございます
直接お目にかかるのはお久しぶりですね。
私が仕事でいない時にはたまに女房にあってくれたりメッセージを送って
くださった事もあったようで。
今でも地球にお住まいで・・・そうですか。じゃあ公演会等であちこち飛び回って
いることが多いんですか、相変わらず精力的にご活躍のようで、なによりです。
女房ですか?ええ、ようやく時間が解決してくれたといいますか・・・、あの事件
の後は心身ともに調子を崩して入退院を繰り返した時期もあったのですが、今では
時間薬もあってかようやく心の整理がついてきたようで、私達の店の手伝いも少しづ
つですが出来るようになってきまして、一安心です。
今、ちょっと定期診察で病院にいってますが、今では服薬と簡単なカウンセリングだけ
ですのでもうすぐ戻ると思いますよ。
男は喫茶スペースに座る妙齢の女性に慣れた手つきでコーヒーをはこび、自分も
テーブルにつくと頭に巻いたバンダナをはずす。
その頭髪はここ数年の苦悩と苦労を物語るように年齢以上に真っ白になっていて、
幾分ふけて見えるが、何かふっきれたものがあるのかその表情から暗さは感じられない。
私がパティスリーの経営なんて、柄にもないでしょう?
初めはレストランといいますか、食堂でも開こうかと色々準備をすすめたの
ですが、あんなことになってしまってそれ所でなくなってしまって・・・。
たぶん女房からのメールで知っていると思いますがあれから何年かは何もする気に
なれず、その時の将来設計もほったらかしになり、私自身も女房の看病位しかする
気になれずにいましてね。でもある時、たとえ息子はあんなことになってしまっても
まだ生きていてくれている娘・・・チェーミンの為にこのままではいけないと
女房共々気づきましてね。それから女房も気力を取り戻したのか精神的な
バランスや心因性の体調不良も徐々にですがよくなりはじめましてね。
それで、おそらく傷ついているだろうに、こんな私たちを見ても強気に振舞って
くれた娘の為に・・・何年もの間、仕事にかまけて何もしてやれなかった娘の為に
何かしなくてはと思いましてね。彼女の少女時代からの夢だったケーキ屋でも開いて
もう一度、残された家族一団になって一からやりなおすのもいいんじゃないかと。
女房も娘も私の考えに賛同してくれましてね、いい年でしたから開業にこぎつける
までの修行には少々私のほうは手惑いましたが娘が私以上に製菓学校に通って
懸命に勉強してくれましてね・・。娘もあの事件依頼長く落ち込んでいたのですが
私の意志が判ってくれたのか、それとも少女時代から今でもあこがれを捨てずに
いてくれたのか洋菓子作りに何かうちこめるもの、やりがいを見つけてくれたようで、
親としては安心しています。彼女は親の私が言うのも変ですが本当にけなげな子で、
その為に私の女房はどれほど救われた事か・・・。
そこへチェーミンがケーキの皿を持ってテーブルに現れる。
彼女はテーブルにケーキを置くとそれまでの話が聞こえていたのか照れくさそうに一礼
をして、そそくさと奥へともどっていった。
これは当店で今一番売れている商品です。娘のアイデアでしてね。
そうですか、おいしいですか。そういって貰えるのが何より私たち家族の励みになります。
もうすぐ女房も戻ってくると思うのですが、また病院が込んでいて診察が遅れているのか
もしれませんね。
そうですか、もう次の予定の時間が迫っているのですが・・・女房が聞いたら残念
がることでしょう。え、また帰る前日によってくれるのですか?
本当にありがたい。女房に間違いなくその旨つたえておきます。
では、お忙しいのは判りますがお体壊しませんように。
こんなバンチはずれの遠い所までわざわざ寄っていただいてありがとうございます。
道中おきおつけて、セイラさん。
すまそ・・・
誰の事か全く持って
わからないっぺ。。。
ああ、歳はとりたくないっぺよ
なるへそ・・・
(線は差、見てないから機会があったら見てみるっぺよ)
ひとり酒
あげ
ブライトって気付けない奴は、このスレでは楽しめんだろ
シャア「ガルマ、君は確かにいい友だったかもしれない、だが君の父上がいけないのだよ。
それに君はアマちゃん・・・坊やだからいけないんだよ。悪く思うなよ、ガルマ・ザビ大佐」
アムロ「一体僕にとってあの戦争は何だったんだろう?・・・ララァ・・・」
カイ「あれからそれこそ世界中をかけずりまわってもあの2人の子供たち・・ミハルの
兄妹を探し出す事ができないなんて・・・なんて俺は情けないんだ。ミハル
無しで一体あいつらどおしてるんだろう?・・・ミハル、俺情けネェよ」
ミライ「今はあの人と結婚して2人の子供に恵まれて幸せなんだけど・・・でも、
スレッガー、わたしはこれでよかったのかしら?」
セイラ「きっと兄さんはまた何かとんでもないことを起こしてしまうに違いない
・・・いっそ死んでくれれば・・・でも・・・やっぱり兄さん・・」
ブライト「家庭を持った今ではどんな仕事でもする覚悟はある。食わせなきゃなら
ないからな。でも、こんな窓際の閑職ばかりなんて・・・」
ドズル「シャアがキシリアに拾われたって?キシリアの奴、一体何を考えているんだ!
ガルマを見殺しにしたあいつを・・・俺は許さん!!」
ミーシャ「何でもいいから酒もってこい!酒だ、酒!!」
(いや、1人酒ってよりそこコックピットだし・・)
大遅刻御免
(1st order)
男が眼を覚ますと、そこは靄が立ち込める酒場の中だった。
「……ここは?」
「天上界のバー『Sun’s』だよ。死んだ奴が天国へ昇る――または地獄に落ちる前に、娑婆の憂さを洗い流す所さ。まあ座りなよ、金髪の兄ちゃん」
カウンターの向こうにいるバーテンダーの格好をした羽を生やした初老の男が告げる。
金髪の男はいわれるままにバーテンダーの向かいの止まり木に腰をかけた。
「それじゃあウイスキーロック、ストレートで――」
「―-奴は俺の全てを奪っていったんら!栄光を!戦友を!何もかも!!
俺は奴ほど人を殺しちゃいない!なのになんで俺だけこんなに辛い眼にあわなくちゃならないんら!?」
すでに金髪の男の眼前には殻のボトルが2本転がっており3本目の封も切られて久しい。
バーテンダーが金髪の男の手からそっとボトルを取り上げる。
「……おれはなぁ、奴のように感情だけで後先考えず行動する子供じゃないんだ。どんなに周りから馬鹿にされ蔑まされようとグッとこらえなきゃならないんだ。
始めて奴に逢ったとき、奴にアゴを砕かれても俺は力の入れようを加減しながらも、奴の鼻柱に靴先で蹴りをいれたんだ。オレは大人だし、エリート軍人ティターンズだ。相手は子供だから力を加減しなきゃ、それに元は俺の言葉が原因だったからな。
知らなかったとはいえ奴の母親を殺してしまったんだ罪悪感が常に付きまとったさ。
ジャブローに降りるとき、戦友を立て続けに殺されてその罪悪感を振り切ったつもりだったが結局は肝心なところで手が鈍っちまってチャンスの度に仕留め切れず、結果自分の甘さがマウアーを死なせてしまった。
クソッ!奴ばかりが成功して真面目にやってきたつもりの俺が何でこうも……!」
グラスがテーブルに叩きつけられる。鋭く乾いた音が辺りに響いた。
金髪の男はしばらくそのままテーブルに突っ伏していたが不意に両肩のこわばりが抜けた。
「ふっ、いまさら何を言っても緒戦は負け犬の遠吠え。自分が不甲斐なかっただけってことさ。『力が無い物は死あるのみ』と言っておきながらこのザマ……
結局、誰かにもたれかかられて酒が飲める男には成れなかったな……」
それだけ言って静かになった金髪の男。
それまで黙って男の話を聞いていたバーテンダーは入り口に一瞬だけ視線を送ると、静かに男から取り上げたウイスキーを使って一つのカクテルを作り始めた。
――グラスにホット・コーヒーを注ぎ、ブラウンシュガーを入れる。
――アイリッシュ・ウィスキーを注ぎ、ステア。
――生クリームをフロートさせ、マドラーを添える。
完成した『アイリッシュ・コーヒー』を男の前に置くとバーテンダーは話し始める。
「中世代に飛行艇を使った大西洋横断航空路ができたが、当時のプロペラ飛行艇は暖房があまり良く効かなかった。そのうえ飛べる距離も短く、途中で燃料補給にアイルランド南西部の港町フォインズに寄り道しなければならなかった。
そこで大西洋横断で寒い思いをした客に、燃料補給の待ち時間に体を温めて貰おうという心遣いから1942年に考案されたのが、このアイリッシュ・コーヒーさ。
お前さんの人生の航路も薄ら寒いモンだったが、必ずしも背中が寒かったわけではないだろ?
ほれ、それを飲んで頭と体をシャキッとさせな。お迎えだぜ」
金髪の男が重たい体をゆっくりと起こして後ろを振り向く。
彼の後ろ十数mにある入口に一人の女性が立っていた。
「……ま、マウアー」
重力が何倍も掛かっているような、鈍くもしっかりとした足取りで、金髪の男はその女に近付いていく。男の顔はバーテンダーからは見えなかったが彼にはどんな顔をしているか想像できた。
女は男が伸ばした手をやさしく取ってつぶやく。
「言ったろ?あなたの後ろにはいつもあたしがいるって」
そのまま二人は店の外へと出て行った。
バーテンダーは見送りながら二人には聞こえない声で告げた。
「まあどっちへ行くかは知らないが、お迎えにちゃんと付いて渡り切るんだな。じゃあな、良い航海を……」
(2nd order)
女が眼を覚ますと、そこは靄が立ち込める酒場の中だった。
「……ここは?」
「天上界のバー『Sun’s』だよ。死んだ奴が天国へ昇る――または地獄に落ちる前に、娑婆の憂さを洗い流す所さ。まあ座りなよ、キノコ頭のお嬢さん」
カウンターの向こうにいるバーテンダーの格好をした羽を生やした初老の男が告げる。
女はいわれるままにバーテンダーの向かいの止まり木に腰をかけた。
「あ、あたしお酒が飲めないので、何かジュースでも――」
「―-レコアさんの感じていたこと、「男はいつも女を利用するか辱める事しかしない」と言っていた発想は理解れきるわ。けどぉ、それって自分が男より下の立場にいるという観念から脱却できていない発想なのよ」
女は少し酔っていた。バーテンダーが出した『紅茶入りブランデー』のせいである。
「彼女はいつも自分が女性として虐げられていると感じていたんだと思うの。『女性だから』『女性として』『女性に有利な』任務……。
それを求めた男にも非はあるのかも知れないけど、それを意識しすぎ境遇を甘受してしまったのがレコアさんの女としての弱さなのよ。
そして女性の弱さを補う為に男性に寄りかかってしまう。ううん、男に寄りかからないと生きていけない女という立場に快感すら覚えている……」
女は酔ったせいか、独り言をつぶやきつつ己の思考に没頭していく。
もうひとりの自分に解説しているかに見えるその話の内容は当人以外に理解しがたくなってきており、バーテンダーもだいぶ前から女を放ってグラスを磨いている。
「その点私は女性も男性も関係なく対等の立場で皆と接してきたわ。気負いも無し、恋愛感情も無し!公私共に充実そのもの!
ええ恋に生きる人生なんてうらやましくないんですから本当に絶対にまったくもって」
酒場内に勢いの無い笑い声が響く。その笑い声もすぐに尻切れトンボとなった。
「……それなのにあの人は。私を守ろうとして」
今度はすすり泣く声が聞こえてきた。バーテンダーがさりげなくハンカチを差し出す。受け取る女。涙を拭こうとせず胸元でハンカチを握り抱く。
「ヘンケン艦長……」
「やあ、中尉」
突然の声に飛び上がらん勢いの女。その勢いで後ろを振り向く。そこには壮年の髭面の男性が立っていた。
女が席を立ち男性に飛びつく。
「ヘンケン艦長……」
「中尉……」
見つめあう二人。その時バーテンダーが片付けていたワイングラスが大きな音を立てて鳴った。音に吾に帰る二人。途端に一mほど離れる女。
「あ、あ、あのーなんだ……」
「あ、わ、えーと……、そ、そうだ!カミーユが呼んでいるわ!」
いそいそと出て行く女。後には男だけが残される。
「……ハァ」
大きなため息をつく男。
その時バーテンダーがいくつかのボトルを手元に置いた。ボトルの置かれる音に気付きカウンターに意識を向ける男。バーテンダーが続けて言う。
「さっきの女性はこのウォッカだな、純粋で少しきつく本場ではストレート以外飲み方を許されない。対してあんたはこのメロンリキュール、ウリ科独特の青臭さがほのかにある。」
――ウォッカ15ml、メロン・リキュール20ml、クレーム・ド・フランボワーズ10ml、パイナップルジュース80mlを氷の入ったコリンズ・グラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
「独特の二つの酒もこういう洒落たカクテルになるんだ。まあそう気を落とすな、あんたらはきっと向こうでもうまく行くさ」
「マスター……」
潤む瞳で見上げる男。
その後男は一人その酒をがぶがぶ飲みながら女の良い所を延々とバーテンダーに自慢し始めた。
バーテンダーは半ばうんざりしながら、
(向こう岸でいちゃつくのもいいが、あまりがっつくと女が怒り出すから気をつけな。なんせ相手はウォッカだからな……)
そのカクテル、『セックス・オン・ザ・ビーチ』を造りつつ心の中でつぶやいた。
(last order)
少年が眼を覚ますと、そこは靄が立ち込める酒場の中だった。
「……ここは?」
「天上界のバー『Sun’s』だよ。死んだ奴が天国へ昇る――または地獄に落ちる前に、娑婆の憂さを洗い流す所さ。といってもアンタに出せるのはミルクだけさ。とっとと逝きな」
カウンターの向こうにいるバーテンダーの格好をした羽を生やした初老の男が告げる。
少年はバーテンダーの向かいの止まり木に腰をかけた。
「僕にだってお酒くらい飲めます!地下に隠してあった義父さんのワインをこっそり飲んでたんだ。子供扱いしないでください!!それにきっとサラが僕を迎えに来てくれるはずなんだ!」
駄々をこねだす少年。きっと現世でもこうやって周りに迷惑をかけてきたのだろう。バーテンダーにはそれが解かった。
「とっとと逝けと言ったのがわからねえのか?……しょうがねえ、そういう客には取って置きのカクテルをお見舞いするのがきまりなんだ。喰らうかい?『モトロフ・カクテル』を……」
少年はバーテンダーがカウンターの下から火のついたビール瓶を出すのを見て慌てて逃げ出した。
今日は現世に憂さ持つ客の多い日だ……。バーテンダーは自分の憂さを流すかのようにタバコの煙をくゆらせた。
いいですね。
ただ元ネタ知らんけど、ほぼそのママなのかな?
そうだとすれば半分は元ネタに対する評価になりますか。
二次創作SSにそれいっちゃおしまいかもしれませんが。
カクテルのセレクトが自前ならいいかな。
>394
昔の面影も無く、セイラにもお客様対応色・他人行儀の強い言葉を使うブライト
息子の事件がかつての仲間にすら心の壁を作ってしまう、枯れ果てているように取れるところが面白いです
全編ひとり語り表記に統一する(1人の台詞のみで進行し途中ト書きを挿入しない)とさらに良かったかも
>402
ミライとブライトがやはり微妙に見ている方向が違ってたり、セイラさんが何気なく物騒な事言ってたり、ミーシャはやっぱりミーシャだし(笑)
>403
自作品なので(略
ご無沙汰です。色々忙しくて2chにすら来ていませんでした
カクテルの知識は文字媒体でしか知りませんのであまり突っ込まんでおいてください(ヘンケン艦長どえらい甘そうなのガブガブ飲んでるし・・・)
あと「天使のわけまえ」(『COMIC CUE vol.4』収録 原案 おおひなたごう、原作・ネーム・作画 高橋ツトム・おおひなたごう)、8pの短編モノですがなかなか面白いので機会があったらどうぞ、というかCUE復活してくれんかなぁ・・・
>406
読了感謝!
元ネタの風合いを感じ取っていただけたのなら幸いです
良かったら漫画喫茶などに入ってみた際には元ネタも読んでみて下さい
>>407 感想ありがとうございます
一人語り・・・結構迷ったんですけどブライトとわかるヒントを入れようと
すると、何となく保険的にト書きを入れたくなってしまったんですよね
あと、ひとり酒のほうは楽しめればいいや的なお遊び感覚であえて
さくっと書いたんですが、それにしてもツメが甘いというかもう一ひねり
したかったんですが時間が無かったもんですから
まぁ、upしちゃった作品にあれこれ言い訳するのも何なんで今後、もし
何か書く機会があった場合のアドバイスとして受け止めさせてもらいます
読んでいただいて感謝!!
ビームライフル
ジョン・レノン(イマジン)
レモン果汁
「お兄ちゃんお疲れ様!これ食べて疲れをとって」
アーガマMSデッキ。演習を終えて帰還したカミーユの元に、柔らかいウェーブした髪をたなびかせてロザミーがやってきた。胸元にはレモンを山ほど抱えている。
「ろ、ロザミー危ないよこんなとこに来て。それにどうしたんだい、そんなにレモンなんか」
「本で読んだんだ。レモンに含まれる『くえん酸』というのが疲れの元となる、・・・えーと、にゅうさん?というのを溜めないんだって。だからほら!ね」
「わ、わかったからそんなに押し付けるなよ」
カミーユはロザミーの胸元からレモンを一つとってかぶりつく。途端に口の中に口の中にレモンの果汁が広がって、カミーユは思わず顔を歪ませる。
そんなカミーユの様子を見てロザミーが笑った。その拍子に胸元のレモンが離れて中に舞う。
「お兄ちゃん変な顔〜、うふふふ。そうだ、お兄ちゃん、ファーストキスってレモンの味がするんだって。ホントなのかなぁ」
その言葉にカミーユは1人の少女の姿を思い出した。
そして目の前のロザミーのその姿が重なる。どこか似ている二人の少女……。
少女の艶のある唇が近付いて来る。
その時であった、意識を呼び戻すように声がしたのは。
「ロザミー駄目じゃない!勝手に厨房からレモンを持ち出した上にこんなところに来ちゃ!」
ファの怒気のこもった声にカミーユは吾を取り戻した。
「ファ怖いぃ」
ロザミーはカミーユの元から逃げるように離れていく。
「こらロザミー!もうレモンこんなに散らかして・・・。カミーユも拾うの手伝って!」
「……ん?あ、ああ」
カミーユは気を取り直してファを手伝う。
しかしさっきの感覚は何だったのだろうか、カミーユは考える。
レモンの苦さと甘酸っぱさがあのときの思いを思い出させたのだろうか?それとも……
カミーユは深く考えるのをやめた。拾ったレモンをファに渡す。
「ありがとう。……どうしたの?」
「……いや、なんでもない」
カミーユはファを目の前にして先ほどと同じ甘酸っぱさを感じている事を無意識に忘れた。
「……変なカミーユ」
>>413氏・・・
すばらしいな。。。うん。
実際に本編で出てきそうなエピソードだっぺ。。。
自分は色恋沙汰の話は苦手で
こういうのを書こうとすると
恥ずかしくなって叫びたくなる。。。
415 :
通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 23:06:04 ID:3nfnJW2G
先任曹長
19:05
大きな作戦を前に、大隊からの指示待ちで待機中の薄暗いキャンプ
まだ新兵だった俺は戦車とモビルスーツの並ぶ倉庫の片隅で、
じっと闇を見据えるかのようにじっと座りながら、頭の中では戦場へ
出て行く不安と故国の為に活躍して錦を飾りたいという野心という、
相反する思惑がぐるぐると渦巻いていた。
「おい新兵、こんな薄暗い所で何ぼんやりしてんだ!」
つっけんどんとしながらも、どことなく温かみのある不思議な
魅力を持ったしゃがれ声にふと我に返り声のほうを見ると、俺の
部隊の事実上の最高責任者であるハインツ曹長が倉庫の入り口
で俺のほうをじっと見ていた。
「こんな所でぼんやりしてて、ねずみに轢かれても知らねぇぞ」
そう言いながら曹長は俺の方へとやってきて隣に腰を下ろす。
「なんだ、大きな作戦を前に怯えてるのか?」
「いえ、そういうわけでは・・・」
俺は曹長に何か見透かされているような、気まずい思いが頭に
よぎり、言葉を濁した
「なぁに、心配するな。とりあえず初陣は生きて帰ってくることだけ
考えりゃいいんだ。変に張り切って手柄立てようなんて思わないほうが
身のためだぜ」
曹長はポケットからタバコを取り出し、火をつけながら独り言のような
口調で呟く
俺は何か話さなくてはと曹長のはく煙をぼんやりながめながら、あれこれ
と話題をさがしてみる
「曹長殿は軍歴はかなり長いのですよね」
「先任曹長ってぇ〜階級と制服のハッシュ見りゃ大体何年勤務してるか
勘定できるだろ?」
「は・・確かにそうでありますね、失礼しました」
「まぁ、ルーキーのお前さんに、そこまで気がつけって方が酷だけどな」
しばし沈黙・・・
「失礼ついでで何ですが、曹長殿は将官になられたいと思われたことは
ないのですか?」
またしばしの沈黙・・・
「将官か・・・先任曹長ってのも軍では将校見習い・・・准尉的なポスト
ではあるんだけどね」
「そうでありますか、それは失礼しました!」
「いや、俺は寧ろ将校になんぞなりたくないんだよね。なんっていうのかなぁ、
まだ若いお前さんには判らんだろうが、下士官の方が将校よりも俺的には前線
を知り尽くした実践のプロって匂いがしてね。俺は好きなんだよねぇ曹長ってポストがさぁ」
「はぁ・・・そういうものでありますか」
「確かに色んな待遇もカネも将校の方がいいから若い連中が憧れるのも判るん
だけどさ。たたき上げのツワモノはともかく、士官学校出ましたってだけで
ふんぞり返ってる将校様なんざ現場のことなんて、なにも判ってなくて厄介
なだけだよ・・・あ、すこし話しすぎたようだな。この話、オフレコで頼むぜ」
曹長は立ち上がるとタバコをもみ消し、俺の肩を叩いて
「作戦のことは気にするな、不安だったら俺のそばを離れるな。見捨てや
しないからさ。それより、早く部屋へ帰って体を休めておけ」
そういって曹長は倉庫を後にした
そして曹長は、身を挺して自らの部隊を守るために散っていった
あれから何年経っただろう。俺も場数を踏みプロの戦争屋へとなって
いった。今の俺の階級は一等軍曹だ。
最近になって、俺はようやくあの曹長の言葉の意味が身にしみてわかる様になった
気がする。
俺もおそらく一下士官として、軍隊生活を終えることとなるだろう。
もっと・・・読みたかったっぺ。。。
続きが気になる。。。。
>>418 どの話のことですか?
もし
>>416-417のことでしたら本当はもっと話し膨らませて戦場での
こととかも書きたかったけど何分時間不足で遅刻でしたから俺的にも
消化不良です
もし、このネタで焼きなおせるお代があったらもうちょうっと煮詰めた
話を書いてみたいです
421 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/05(金) 16:08:01 ID:hrUgK4KO
(設定)
(時代)西暦2307年(人類)約100億人
(地球居住者・アースクライン)約50億人(宇宙居住者・スペースクライン)約50億人
(勢力図)
地球連合政府/Union・・・地球圏統一国家であり地球連合議会が最高決定機関
(地球連合構成国)
※欧州・アフリカ連合(EAU)・・・現在のEUやアフリカ大陸が中心の勢力
首都 ブリュッセル
※大洋州合衆国(USO)・・・現在の米国・英国・豪州が中心の勢力
首都 ニューヨーク
※アジア連盟(AC)・・・現在のインド・東南アジア諸国が中心の勢力
首都 バンコク
※南米連邦(SAF)・・・現在の南米大陸諸国が中心の勢力
首都 モンテビデオ
※極東経済特別区(FEEW)・・・現在の日本・台湾が中心の勢力
首都 東京
※ロシア帝国(ER)・・・初代皇帝プーチン1世が建国 現在は臣民投票による選帝制
首都 サンクトペテルブルク
※東アジア共和国(PEA)・・・現在の中国・朝鮮半島・モンゴルであり連合のお荷物
首都 上海
※月面都市機構(LCO)・・・月面都市国家群
総人口約5億人・首都 月面都市アルテミス
※LP1ユノー政府・・・ラグランジュ・ポイント1のコロニー群
総人口約7億人・首都コロニー バーソロミュー
※LP2セイム政府・・・ラグランジュ・ポイント2のコロニー群
総人口約3億人・首都コロニー レイド
※LP3ソニア政府・・・ラグランジュ・ポイント3のコロニー群
総人口約5億人・首都コロニー アレクソニア
※LP4アーティア政府・・・ラグランジュ・ポイント4のコロニー群
総人口約14億人・首都コロニー ベクトラ
※LP5イグロス政府・・・ラグランジュ・ポイント5のコロニー群
総人口約15億人・首都コロニー イングリット
※火星開発公団・・・地球連合政府の国家プロジェクトであり移民者は3年間無税
総人口約5000万人・首都 火星都市オリンポス・ドーム
※宇宙海賊・・・本拠地はアステロイド・ベルトの小惑星や廃棄コロニー
422 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/05(金) 16:21:21 ID:hrUgK4KO
(地球連合軍/Union)
地球連合宇宙軍(USF)、地球連合海軍(UNF)、地球連合陸軍(UGF)、参謀本部で構成される
航空戦力はUNF、UGFに統合されている
最高司令官が元帥
※地球連合宇宙軍(USF)
地球連合宇宙艦隊と地球軌道軍によって構成される
地球連合宇宙艦隊は第1宇宙艦隊〜第6宇宙艦隊及び火星艦隊によって構成
地球軌道軍は第1軌道軍〜第6軌道軍及び火星方面軍によって構成される
宇宙艦隊及び軌道軍はLP1〜LP5、月面プトレマイオス基地に駐留している
※地球連合海軍(UNF)
太平洋艦隊、大西洋艦隊、インド洋艦隊、北極海艦隊、南極海艦隊、地中海艦隊
によって構成される
※地球連合陸軍(UGF)
4の管轄区によって展開されている
連隊は6,000人、師団は60,000人、軍団は240,000人、管轄軍は960,000人規模で構成
(軍事拠点)
(第1管轄区)
地球連合軍本部ロイド(東欧州)・・・参謀本部と第1軍が常駐
ジブラルタル基地(西欧州)・・・地中海艦隊本部と第2軍が駐留
スエズ基地(中東)・・・第3軍が駐留
モザンビーク基地(アフリカ)・・・第4軍が駐留
(第2管轄区)
アラスカ基地(北米)・・・第5軍が駐留
パナマ基地(中米)・・・太平洋艦隊本部と第6軍が駐留
ネルソン基地(ブリテン島)・・・大西洋艦隊本部と第7軍が駐留
ダーウィン基地(オセアニア)・・・第8軍が駐留
(第3管轄区)
シンガポール基地(南アジア)・・・第9軍が駐留
ウランバートル基地(北アジア)・・・第10軍が駐留
香港基地(東アジア)・・・第11軍が駐留
ボンベイ基地(西アジア)・・・インド洋艦隊本部と第12軍が駐留
(第4管轄区)
ラプラタ基地(南米)・・・第13軍が駐留
極東ステーション基地(極東)・・・第14軍が駐留
シベリア基地(ロシア)・・・北極海艦隊本部と第15軍が駐留
南極基地(南極)・・・南極海艦隊本部と第16軍が駐留
(宇宙)
地球衛星軌道上基地ユグドラジル(世界樹)・・・宇宙居住者からはその形状をもって男性器と呼称される
月面プトレマイオス基地・・・月面プトレマイオスクレーターにある地球連合の一大軍事拠点
宇宙要塞ノア(LP3)・・・小惑星基地
火星オリンポス基地・・・オリンポス・ドーム内にある軍事拠点
この設定とファーストガンダムの兵器でSSよろしく!
スレ主の一行目ぐらい目、通そうな
グラナダ定期便
一年戦争開戦前夜
0079.1月
近日、急激に強化された格コロニーでの連邦軍と反連邦のコロニアン
達との小競り合いや暴動のニュースがサイド7でもニュースや新聞で報道
されていた。
しかし、多くの人たちは何か不穏な空気を感じながらもどこか現実味の
ない対岸の火事的にしか感じられないもの達が多かったようだ。
開発途上のコロニーゆえ、特権階級でありどこか高圧的な軍関係者に
嫌悪感を抱きながらもまさか、このコロニーで最新鋭のモビルスーツが
開発されていて、近い将来に最新鋭のバトルシップがやって来るなどどいう
ことは多くの民衆にとっては全く想像出来ないことだった。
その前日も多くの人達は、他コロニーの民衆と軍との衝突のニュースを、
戦争になるかもしれないけどまさか自分達が巻き込まれるような結果に
なるなどと夢にも思わず、夕食などをとりながらさらっと聞き流す者が
大半であったようだ。
そんな中、軍関係者の息子ということで少々肩身の狭い思いをしながら
その為か、はたまた他にもっと複雑な事情があってか自分の殻に閉じこもり
がちな少年は、薄暗い部屋で他の者達とは少し違う、根拠の無い漠然とした
不安を抱きながらその心境を誤魔化すかの如く何やらコンピューターのチップ
を夢中でいじっていた。
(父さんが開発している"何か"ってきっと戦争と関係あるんだろうな・・・
それ以外に軍関係の開発者の父さんが没頭する仕事なんて考えられないもの
な・・・)
まだ15歳という幼さでもうすでに世間に対して冷めた様な、人と交わるより
メカを友とするようになったのは彼の複雑な家庭環境故なのだろう。
彼のガールフレンドも彼をライバル視する同級生も、少々ガラの悪い
ヤンチャな青年もまだ自分達がほんの数ヵ月後に戦場にかり出されて
いくなどとは夢にも思わなかった。
少々訳ありそうな医学生の少女はきな臭いニュースに今は帰る由も無い
"本当の故郷"と今の自分の立場に引き裂かれる思いをしながらも気丈に、
しかし、生き別れた兄を思いながら黙々と医学に勤しんでいた。
コロニーでも地球圏でも政治的、経済的な力を持つ父をもった少女は
父にあちこちとついて回って政治、経済のいろはを学びながら、その時は
事業の関係でこのコロニーに移り住んでいた。
父はこのコロニーでおきているであろうやましい出来事をうすうす感じ
ながらもまだ将来に希望を持っている娘にはその、どす黒い闇の部分は決して
教えなかった。ただ、クレバーな娘は父と共にあちこちの著名人と会い、
その会話を聞いているうちに、今のままでは宇宙圏で大変なことが起きるの
ではないか?ということはうすうす感づいていたのではないだろうか?
その前夜---後のあの戦争で活躍した少年少女達はこの先におきる
想像も出来ないような日々が待っていることも知らず、それぞれの
感性の赴くままに思いをめぐらせていた。
入浴
とある日のホワイトベース
風呂場付近を丁度通りかかったアムロは間が良いのか悪いのか
判らない状況に遭遇する
「ああーっ、水、アムロ、なおして、ねえ、水道なおして」
「水道?」
「ん?あっ…キ、キッカ、ミライさんいるんだろ?見てもらえよ」
「ミライ、水道ね」
「どうしたの?…あっ、…キ、キッカ」
「お洗濯してたら止まんないのよ…」
「は、はい。入ります」
照れくさそうに浴室に入っていくアムロ
その光景をまたまた偶然に目撃した二人の男がいた
カイ「おい、ハヤト。見たか?今の」
ハヤト「え?ええ。見ましたけど」
カイ「アムロの奴、ホント、間がいいねぇ・・・でも、この手は使える
と思えねぇか?」
そういいながらカイはハヤトの耳元に近づいて何か耳打ちをする。
ワクワクテカテカと話すカイに、一体どう返事したら良いもんだかと純情青年(?)
ハヤトは戸惑いながら「は・・はぁ?そ・・そうですね」と返事をするのが
精一杯だった
それから数時間後、カイとハヤトは再び浴室前にやってくる
「カイさん、冗談でなく本当にやるんですか?」
「おう!当たり前じゃねーか。なにびびってんだよ!」
「でも、これバレたら相当ヤバイですよ」
「そんな意気地のないことでどうするの、ハヤト君!さぁ、とりかかるぜ」
戦場では見せないような強気のカイと、逆らったら怖いもんなぁ・・という
弱気なハヤトは周りを伺いながら浴室に入っていき、さっきまでアムロが
格闘していた蛇口の確認をする
「案の定、まだきちんとした修理はしてねーな。よし」
カイはポケットからペンチを取り出すと、蛇口の取っ手を止めるネジを
緩める
「ほ・・ホントにいいんですか?カイさん。次誰が入るか判らないんですよ?」
「今日は確か女性クルーが優先的に入浴出来る日だろ?大丈夫だって
次はフラウ・ボウ辺りが入りにくるかもしれねぇぜ。まぁ、この状態で
暫く待ってましょうや」
ハヤトは逃げ出したかったがそこは思春期の男の子、葛藤の末、覗きたい
本能の方が勝ってしまい、カイと共に浴室近くの休憩室で「待機」すること
になってしまった。
それから間もなく、浴室のドアをあけるガラガラという音
「おっ、いよいよいらっしゃったようだぜ。どれ、廊下で待機すること
にしようか、ね、ハヤト君」
そう言うと、ハヤトの肩口を掴みながら引きずるように廊下の隅に隠れる
まもなく、カイの計算どおり浴室から水の溢れ出す音が聞こえる
「よっしゃ!いくぜ、ハヤト!」
二人は小走りに浴室の方へいくと、
「水が廊下までもれてきてるようだけど、どうかしたんですか?」
白々しく聞きながら浴室のドアをあけるとそこにはスッポンポン仁王立ちで
一生懸命蛇口を付け直そうと苦戦しているリュウが。。。
「おう、カイか。随分タイミングがいい所に来てくれたな。この蛇口
緩んでて水がとまらないんだ。悪いけどちょっとペンチもってきて
くれないか?」
「あ・・・そ・・そうでありますか、リュウさん。本当、偶然通りがかったら
水が漏れてるのが見えたもんですから・・・へっへっへっ。ぺ・・ペンチですね。
あ、リュウさん運がいいですよ。さっきまで俺達色々整備してたんで丁度ポケット
にペンチが・・・後で返してくれればいいですから、あとの修理はお任せします・・」
カイとハヤトは「とんでもないものを見ちまった」というショックと驚きから
そそくさと浴室から逃げていった
その後、その間の良さから「あの二人はひょっとしてアレじゃないのか?」
という噂が流れたが、アムロの逃走やらランバ・ラル襲撃のどさくさの
おかげで七十五日も経たぬまに運良く忘れ去られていったのであった。
おそまつ
しゃー こらー!
タバコ
遅刻
このスレ、オカ板にある2時になると上がるスレみたいだな
金曜になると上がって来る
オカルトだ
最近このスレ人気ないなぁ
お題出す側もネタ切れなのか・・・
ネタ切れってより情熱切れだろ。
ルール改正の時期か? 締め切りまで1週間にのばすとか。