前スレは好評でした。最後まで有意義な議論が展開されていましたし。
やっぱり世界史板にキリスト教に関するスレが無いのは寂しいので、新しいスレを立てます。
このスレにはキリスト教に関することならば、何を書いて頂いても構いませんので、よろしくお願い致します。
前スレのアドレス
http://academy2.2ch.net/whis/#7
2げかな。
中丸明 『絵画で読む聖書』はどうよ
自分的には「つぼ」だな。コンナに判りやすいのは初めてだ
史もの話題が多いので初心者には諸刃の剣(以下略。
5 :
世界@名無史さん:03/11/24 09:11
西欧で、聖と俗(教皇権と皇帝権)を明確に分けることができたのは
どうしてなんでしょうね?
他の文明圏だと、聖と俗は曖昧に絡み合ったままだったのに対し、
11〜12世紀に西欧では、聖職叙任権闘争などを通じて聖と俗が明確に
分かれていきました。
西欧でも、最初はローマ教皇は神聖ローマ皇帝に対して劣勢で、
皇帝はキリストの代理人だが、ローマ教皇はキリストの使徒である聖ペテロ
の代理人にすぎませんでした。
ニコラウス2世やグレゴリウス7世以降、西欧は他の文明圏とは異なる道を
歩み始めたように思います。
6 :
世界@名無史さん:03/11/24 10:05
>>5 最大の要因は西ローマ帝国の滅亡ではなかろうか。
7 :
世界@名無史さん:03/11/24 10:53
>>6 西ローマ帝国滅亡後も、カール大帝やオットー大帝は、
神によって冠を授けられた皇帝であり、霊の権威と世俗の権威との
両剣を掌握した神聖なる君主だったしな。
皇帝や国王は、戴冠式のときの塗油の儀式によって聖化され、聖俗両面
において屹立した存在となった。
彼らは聖の面でも最高権力者だったから、大司教や司教の選出に深く
関与することができた。
国王(皇帝)は教会の頂点にあり、宮廷が教会の中心に位置していた。
教会は王国(帝国)統治の不可分の構成要素だった。聖と俗が不可分に絡み合う
この体制を、王国(帝国)教会制という。
皇帝はキリストの代理人だったが、ローマ教皇はキリストの使徒である
聖ペテロの代理人にすぎなかった。教皇がキリストの代理人を名乗る
ようになるのは、最も強力な教皇と呼ばれるインノケンティウス3世以来のこと。
(オットー大帝の即位後の百年間のうちに、21名が皇帝によってローマ教皇に
任命され、そのうち5人が皇帝によって罷免されている)
8 :
世界@名無史さん:03/11/24 13:00
ビザンツ帝国の場合、皇帝のほうがコンスタンティノポリス大主教よりも
強かったね。
それを引き継いだロシア帝国でもそう。
イスラーム圏はいわずもがな。
(スルタン=カリフ制など)
9 :
世界@名無史さん:03/11/24 14:57
フランスの聖ドニ教会。
ドニ聖人は異教徒によって斬首されたが、自分の首を持って10km歩き、
倒れた場所に教会が建てられた。
現地ではやはり「信仰すれば仕事クビにならない」とされているのだろうか?
最近は中世ヨーロッパがそれ程暗黒時代ではなかったという見解が支配的になってきているね。
実際11世紀ごろには大学があって活発に学問研究が行われていたし、
その前から修道院などでは様々な学問活動が行われていた。
また教会が色々な学問研究を支えていた事実もあったようだ。
11 :
世界@名無史さん:03/11/26 11:22
古代の伝統は中世では一度も死んではいないよね。
たとえば、ゴシックの大聖堂には「正義」「寛容」「慈悲」などの
擬人像(寓意像)が彫られている。
これらは古代の伝統で、中世を生き延びて、ルネサンスに再び脚光を
浴びた。
>>12 学問活動以外のなにものでもないと思うが。
むしろ、なぜ学問だと思わないのか、理由が知りたい。
14 :
世界@名無史さん:03/11/26 12:15
当時は学問の範疇だったのでは?
15 :
世界@名無史さん:03/11/26 13:10
中世において最高の学問とされていたのは神学でしょうね。
そのほかに医学や法学。
この時代にはまだ科学という概念が存在していなかったので、
何もかもゴチャマゼだったのでは。
キリスト教会は占星術を否定していましたが。
16 :
世界@名無史さん:03/11/26 13:20
ちなみにキリスト教が占星術を否定したのは、
地上の万物が神格化された星辰の支配を受けるというのは、自然のうちに
神を認めて自然を神格化することに等しいので、造物主のかわりに
被造物(自然)を崇拝することになり、キリスト教の教義に反するという
理由。
さらに占星術は運命を天体の動きによって特定していく術であり、
こうした術に専心することは人間に本来的に備わっている「自由意志」
の参入を認めえない悲観的宿命論に陥ることになる。これが人間の
「自由意志」を是認する立場のキリスト教の反発を買う。
17 :
世界@名無史さん:03/11/26 14:02
へぇそういう理屈なのか
18 :
世界@名無史さん:03/11/26 20:13
>>10 ただ単に暗い時代だったのではなくて、近代への「準備期間」でもありましたn。
古代地中海世界における救済宗教の出現というのはある意味すごいと思います。
人間が自分を変えることができるという考えが、一般の人々の中にも広まり、
大きな運動となっていった。
19 :
世界@名無史さん:03/11/30 22:51
>>11 >古代の伝統は中世では一度も死んではいないよね。
死にまくってるでしょが・・
いくつかのものが細々と局部的に伝えられていただけだっての。
もう一度ちゃんとパノフスキー読んでね。
20 :
世界@名無史さん:03/12/03 07:51
>>15 神学が法学に優位性を持っていたなごりは、今の法律体系に見られますか?
22 :
世界@名無史さん:03/12/16 20:03
日本のキリスト教(内村鑑三、遠藤周作など)は、欧米のキリスト教徒に
いわせると、同じキリスト教とは認められないものになってしまっているらしい。
欧米のキリスト教も俺に言わせると
同じキリスト教とは認められないものになっているがな。
24 :
世界@名無史さん:03/12/16 20:41
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~miyajima/_tQ7ETtH.html ハロルド・バーマン『法と革命:法制度における欧米的な伝統とは何か』
山本七平は、その点で違っていた。彼自身がキリスト教徒であったためか、欧米と日本
の違いにキリスト教の問題があることは自覚していたようである(陸軍での体験も重要な
意味をもったと考えられる)(8)。また彼は、遠藤周作のようにキリスト教の日本化
をよしとしない。むしろ逆に、日本のキリスト教徒が特殊な存在であることに注目している。
日本の仏教が戒律をすべてなくしてしまって、外国の仏教徒には仏教と
思えないものになってしまったように、日本のキリスト教も日本化して
しまって(遠藤周作のキリスト教は殉教抜きであり、神抜きの可能性
すらある)(9)、欧米のキリスト教徒にいわせると、おなじキリスト教
徒とは認められないものになっているという。
25 :
世界@名無史さん:03/12/16 20:44
マロン派とかネストリウスト派とか中東のキリスト教に関心があります
26 :
世界@名無史さん:03/12/16 22:12
>>16 遅レス御免。
メジャーなキリスト教会が「自由意志」を理由に占星術に反対したことってありましたっけ?
宿命論なら、たとえばカルバン派なんか「救われるかどうかは決まっている、
だまって神が用意した人生を生きなさい」でしょう?原則は。
ちなみに近現代のカルバン派的福音主義が占星術を攻撃するのは「未来を覗く」
ことは「神意を疑う」ことだという理由です。だから占い全般がアウト。
ローマン・カトリックの「自由意志」にしても、占星術を排斥する理由になるかなぁ・・・
「自由意志」を持ち出した反対というと、教会より自由主義者のほうがずっと
印象が強いんですが。
27 :
世界@名無史さん:03/12/24 23:35
>>26 11世紀にヴォルムスのブルヒャルトが書いた「贖罪規定書」には、
諸元素、月や太陽、星の動きなどを崇拝することが罪とされていますが。
ただ、キリスト教も占星術を完全に排除することはできず、占星術は世俗的
知識として存続し、トマス・アクィナスなどの神学者も、自由意志を制限しない
程度になら占星術の導入を認めさえしました。
1125年にはボローニャ大学で占星術の講座が出来ています。
28 :
世界@名無史さん:03/12/28 22:07
ここはアジアにおけるキリスト教について語るのもOKだよね?
日本・中国・インド・東南アジアのキリスト教。
>>28 もちろんOKだよ。キリスト教に関することなら何でも構わない。
30 :
世界@名無史さん:03/12/28 23:37
クレメンス5世が1311年にベギン運動の禁止令を出しましたが、
なぜ異端あつかいされたのでしょうか?
占星術に対して「異端だ!」などと唱えることができなかったのは、新約聖書の「東方の三博士」の記事によるものかと。
三人の博士たちは「星の運行を見て救世主の誕生を知り、誰よりも先にその生誕を祝いに訪れた」のだから、つまり「占星術によって〜」ということかな?
「占星術は異端だ」
「じゃあ東方の三博士は異端者か?」
(以下略)
32 :
@名無史さん:03/12/29 09:43
ハルバースタムがベトナム戦争について書いた「The best and brightest」は
東方の3博士にひっかけているんですよね。
クリスマスによく歌われる「brightest and best」という曲がありますね。
この場合、東方はベトナム、マクナマラ他3人のVIPがDrをもってたこと
ですよね。
33 :
世界@名無史さん:03/12/29 17:32
田中恭子氏が『シンガポールの奇跡』(中公新書)で、
スリランカ人やビルマ人が、アジア人をキリスト教に改宗させようと口説きに
くるオーストラリア人を痛罵し、
白人はアジア人の資源を奪い、国を奪っただけではあきたらず魂まで奪おうと
企んでいる、アジア人は宗教の一線を死守しなければ白人の奴隷になってしまう
と主張していたエピソードを紹介している。
「キリスト教=西洋の宗教」
「東洋人がキリスト教に改宗することは西洋文明への屈服」
とかいう日本人の誤解は、他のアジアの国にもあって、特殊なものでは
ないのだなと思わされた。
だな。
キリスト=アジア人(ユダヤ人)
なんだよな。
35 :
世界@名無史さん:03/12/29 19:31
キリスト教はパレスチナで生まれた宗教。
シリアやレバノン、エチオピアにはずっと昔からキリスト教徒がいる。
36 :
世界@名無史さん:03/12/31 15:38
>>33 「日本人の誤解」じゃないよ。他国の手先となって日本人に洗脳を試みようとするキリスト教関係者の多いことと言ったら・・。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kirche/index.freide.htm <抜粋>
戦後新生日本が平和憲法をもとに国家再建を始めたのは、あの大日本帝国時代の嘘
に愕然としたからです。全てのマスコミを通じて国民に「戦争に勝っている」と言い続けた政府
の大嘘であり、「鬼畜米英!」と、叫んだ日本人が鬼畜にも劣る残虐行為をなした事実で
す。そして、真実を語る人々を「非国民!」と罵った過ちです。その虚偽に愕然としたのが
1945年8月15日でした。
この事実を高く掲げずして、大学は学問の最高学府でありえるでしょうか。当時、学問の
自由を侵害され、もっとも被害を被ったのは大学自身ではなかったでしょうか?あるいはこ
れらは成人に達しようとする日本人が知らなくてもよい事実なのでしょうか。
そのようなことは決してないと私たちは断言します。戦争の醜さ恐ろしさこそ私たちが伝えな
ければならない真実です。この事実を知るもののみが平和のために戦うことができるのでは
ないでしょうか。
37 :
世界@名無史さん:03/12/31 16:29
38 :
世界@名無史さん:03/12/31 16:52
>>37 どちらかというと、
>>36のような連中のほうが多い。中立派はもっと多いのだけど、平均すると売国寄りというほかない。
39 :
世界@名無史さん:03/12/31 17:19
>>36 はて、その抜粋だけ見る限り、間違えているとは思えないのだが?
ドコらへんが不満なわけ?
40 :
世界@名無史さん:03/12/31 17:37
41 :
世界@名無史さん:03/12/31 17:39
1、平和憲法制定と、大日本帝国の嘘に国民が愕然としたことに、直接関係は無い。
2、「大日本帝国の嘘」というのはミスリード。おかしかったのは戦中と開戦前の数年だけ。
3、日本人の残虐行為もあったが、世界中で連合国枢軸国問わず残虐行為が行われたことには触れていない。
4、学問の自由の侵害で最も被害を受けたのは大学でなく学生のはず。
5、戦争の醜さ恐ろしさは常識であるが、それだけでは平和は構築出来ない。
結論:左寄りのプロパガンダ
42 :
世界@名無史さん:03/12/31 17:41
まず、
>戦後新生日本が平和憲法をもとに国家再建を始めたのは、あの大日本帝国時代の嘘
>に愕然としたからです。
「真相はこうだ」というGHQ肝いりのラジオ放送があったが、全く信用されなかった(当然だ)。
>鬼畜にも劣る残虐行為をなした事実です。
南京大虐殺説・従軍慰安婦説は崩壊しているが。
>全てのマスコミを通じて国民に「戦争に勝っている」と言い続けた政府の大嘘であり
その通り。
>「鬼畜米英!」と、叫んだ日本人が鬼畜にも劣る残虐行為をなした事実です。
これは主観によるが、この人にとっては殺人等は「鬼畜にも劣る残虐行為」なのだろう。
>真実を語る人々を「非国民!」と罵った過ちです
その通り。
>当時、学問の 自由を侵害され、
その通り。
44 :
世界@名無史さん:03/12/31 18:07
31−35までは程度低すぎ。こんなことだから世界史板のキリスト教
史関連住人は護教だっていわれるのです。新約の降誕神話やイエスの
伝記的事実をもってキリスト教をアジアの宗教というなら、ユダヤ教
がアフリカの宗教だとでも?特に33はたちが悪い。キリスト教が
初めから地域性にとらわれない普遍宗教だったと信じたがって宣教と
植民地主義の深い関係を否定したがっているのだとしたら世界史板にいる
資格はないでしょう。宗教板に行くべきです。(だいたい世界史板のスレなら
「キリスト教史総合スレ」にどうしてしなかったのですか?
>>1正直ここ
にも護教的欲望の気配を感じるのですが)
素人さんをいじめる趣味はない私ですが、あまりに程度の低いことを言っている
とさらに下らん紋切り型で絡まれてスレが不毛に荒れるもとです。
46 :
世界@名無史さん:03/12/31 20:11
第二弾に突入したこのスレも、冬厨、ウヨサヨ厨、宗教板の既知害からの侵略行為により
危機に晒されている! こうした状況に抗うには一つしかない! そう、今こそ語るときだ!
キリスト教のネオ歴史!
>>44 う〜ん、そんなつもりでカキコしたわけじゃないんだけどな。
田中恭子氏は引用した箇所に続いて、
「しかし、アジア人の魂を死守するスリランカ人とビルマ人の学究はともに、
言語についてはさほど愛国的でない。二人とも、自国の教育が従来英語で
行われていたのに自国語に切り替えられて、近ごろの学生は英語が出来ないと
嘆き、切りかえ以前に大学を卒業した自分たちの好運を喜んでいた。そのうえ、
彼らは大英帝国の後身である英連邦の奨学金でオーストラリアに来ていたのだが、
それを格別居心地悪く感じている様子は無かった。それどころか外国(欧米)で
学位をとって帰れば当然いいポストが待っていると信じて疑わない」
と、その矛盾点をついていた。
49 :
世界@名無史さん:04/01/01 15:01
朝鮮半島のキリスト教について教えてください。
最初にキリスト教が伝来したのはいつか?
迫害はどのくらいあったのか?
儒教国でありながら、戦後クリスチャンの数が激増したのはなぜかetc.
50 :
世界@名無史さん:04/01/01 15:57
>戦後クリスチャンの数が激増したのはなぜか
お・そんふぁが書いていたような。
51 :
世界@名無史さん:04/01/01 17:19
>>49 天主教(カトリック)の場合、17世紀に中国を通じて知られていた。
昭顕世子が北京でイエズス会宣教師のアダム・シャールと会っている。
1784年には李承薫が北京で受洗・帰国。
1794年、中国人宣教師周文謨がはじめて朝鮮半島にやってきた。
52 :
世界@名無史さん:04/01/01 17:26
ttp://www.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/ueda.htm ・ 韓国キリスト教の特質
・ 教会の量的成長について。
1910年代には7万人強だった信徒の数が、1920年代には約20万人まで
信徒が増えた。 その理由は、韓国ならではのキリスト教に秘密がある。
ここで、韓国キリスト教の特質について触れたい。
1) 社会変動とかかわる教会の外的は要因。
2) 教会の内的な要因として、韓国特有として、韓国特有の宣教活動と信仰形態
3) キリスト教をたやすく受容し、
これを成長せしめた民族的霊性の問題
この中でも特に取り上げたいのが3)である。
授業の中で誰かが言っていたが、韓国の隣の国として有名な中国も、
実は社会的な動きは韓国と似ていた。
中国も陸続きというのもあり、各国から侵略されつづけキリスト教も
伝来したが、韓国のように根付かなかった。これこそ、韓国の民族的
霊性によってこそのみキリスト教が土着した宗教となれた大きな要因の
ひとつであるからである。
・ 韓国教会の特性
1)韓国人とその文化にある両極性がある
2)そのような性格はキリスト教の信仰形態に表れている
3)キリスト教の福音がもたらすべき自由・平和は具体的な民族課題の
遂行において実現されるものと信じられてきたこと。
54 :
世界@名無史さん:04/01/06 19:41
ttp://www.worldtimes.co.jp/w/eu/news/031102-095652.html カトリック教徒がハロウィン流行に抗議デモ―仏
【パリ1日安倍雅信】カトリックを主要宗教とするフランスで、アメリカから
輸入されたハロウィンを祝う文化の台頭に抗議して、万聖節の一日、
カトリック教徒の親子がデモ行進を行った。フランスでは十一月一日は、
全ての聖人たちに祈りを捧げ、墓参りをする万聖節と定められており、前日の
ハロウィンの騒ぎに抗議する形でデモ行進が行われた。
フランスでは、この十年間にアメリカのハロウィンを学校や家庭で祝う習慣が
急増し、ケーキ屋などの店頭にもハロウィンのかぼちゃや、魔法使いの衣装が
飾られるようになった。ハロウィンという考えはカトリックにはなく、宗教的
な意味はまったく無視された状況で、ハロウィンのお祭り騒ぎだけが流行し、
ハロウィンの経済効果も千九万ユーロの市場に成長している。
聖人に敬意を払い、正装し、デモ行進に参加したカトリック教徒の親子の中に
は、「ハロウィンのような恐怖を与えるものではなく、喜びのために万聖節を
祝う」と違いを強調した。抗議デモの狙いはカトリックの誇りを取り戻す
ことにあり、形骸化したハロウィン騒ぎに警告を発する目的があるという。
東ローマ帝国系のキリスト教の呼称は
「ギリシャ正教系」が良いのか
「ロシア正教系」が良いのか
「東方正教系」が良いのか
どれが良いのだろうか。
東方正教会に決まってんじゃん。
57 :
世界@名無史さん:04/01/07 02:17
58 :
世界@名無史さん:04/01/07 02:28
キリスト教教会の中から特定のモニュメントを選び、起源と設立の事情、その後の発展について論じよ。
ってのがあるんですけど、書きやすい教会があったら教えてください。
お願いします。
60 :
世界@名無史さん:04/01/08 00:49
>>59 ラテラン教会聖堂(ローマ司教座聖堂)なんかどうよ。
>>60 ありがとうございます
でも「ラテラン教会の献堂」ばっかりであまりネットにないですね・・・.
62 :
世界@名無史さん:04/01/08 15:39
>>59 ウエストミンスター寺院はどう?
ネタ多いし、ネットで資料も探しやすいと思う。
(当然英語読めればの話だが)
>>61 みゆさん
最寄のカトリック教会の教区(司教区)、大学(上智大学、南山大学)などに
問い合わせてみては?
また、日本国内では有名な浦上天主堂(長崎)という選択もある。江戸時代
の禁教からのキリシタンの教会復帰、原爆被爆など悲しいエピソードにも
事欠かないから、書きやすいとは思うけどね。
65 :
世界@名無史さん:04/01/10 15:13
みんな、「ライス・クリスチャン」という言葉を知ってる?
宣教師が与える食糧などを目当てに改宗したアジア人のことなんだけど。
66 :
世界@名無史さん:04/01/10 21:54
言葉は知らないが現象としては当然ではないか。
67 :
世界@名無史さん:04/01/10 22:03
>>59 うっ・・・知り合いか?
2chで聞くなよw
68 :
世界@名無史さん:04/01/12 21:13
幕末の信徒発見は世界で大きく報道されたそうですが、
当時の報道はどこかで読めませんかね?
69 :
世界@名無史さん:04/01/12 21:17
>>68 フランス人のプティジャン神父が発見したよね。
71 :
世界@名無史さん:04/01/16 01:16
各国のキリスト教事情について、いろいろ語ろう。
最近、ヨーロッパ・ラテンアメリカ・アフリカなどで、
ペンテコステ派が教勢を伸ばしているらしい。
72 :
世界@名無史さん:04/01/17 06:16
>>71 んで何よそのヘンジンステテコ派ってのは。
73 :
世界@名無史さん:04/01/17 08:39
ねずみ講にひっかかる馬鹿はどこにも一定の割合でいるからな。
74 :
世界@名無史さん:04/01/17 11:06
>>72 ttp://csd-news.gospeljapan.com/term/96.html 20世紀初頭にアメリカで、使徒の働きのペンテコステに起きた出来事のように、
異言を語るという現象を聖霊のバプテスマを受けたしるしと考える運動が
始まった。その考えに立った教会が世界中に広がり、その立場を
「ペンテコステ派」「ペンテコステ主義」と称するようになった。
#ちなみにキリスト教会にとってペンテコステは、聖霊がこの世に降った記念日
(聖霊降臨日)で、クリスマス、イースターと並ぶ三大祭。
75 :
世界@名無史さん:04/01/17 11:09
http://www.diplo.jp/articles01/0112-4.html ペンテコステ派という繁栄の神学
貧困にうちのめされた町、コンゴ(旧ザイール)の首都キンシャサでも、
ペンテコステ派はすさまじい勢いを見せている。「イエス様、イエス様!」
恍惚状態の信者たちが、教会の床を転げ回るようにして叫ぶ。これを
煽りたてるのが、「神の詐欺師」とも呼ばれるカリスマ牧師たちだ(2)。
こうした牧師たちは、当地における説教の一節を引用すれば「失望、
鬱状態、不信感に悩まされている者たちを陥れた呪術」を暴き出し、
空腹や病や窮屈な家を忘れさせる。彼らは信者に「奇跡の繁栄」の夢を
見せる。この教会は町中に入り込み、夜になるとここかしこを歌声や
叫びで満たすだけでなく、テレビやビデオ、さらにはインターネットを
通じて浸透しつつある。「もし厳しい措置をとらずに10年も放置すれば、
コンゴという国は堕落した人間、あるいは精神を病んだ人間の集まりに
なってしまうだろう」と、キンシャサ・カトリック大学学長のムウェゼ
教授は語る(3)。
イエスは西暦紀元少し前にガリラヤのナザレの大工の家柄に生まれたという。
ドキュン?
77 :
世界@名無史さん:04/01/18 03:11
アメリカってほんっと迷惑な宗教しか生み出さない国だねぇ・・・
78 :
世界@名無史さん:04/01/18 03:14
>使徒の働きのペンテコステに起きた出来事
って何?
『使徒の働き』の「聖霊降臨の出来事」ということだろう。
新約聖書中の書名
『使徒の働き』は新改訳
『使徒言行録』:新共同訳
『使徒行伝』口語訳
ほか『使徒行録』『使徒行伝』『使徒行伝録』などと訳され
検索の手間がかかる。
聖書中の『使徒行伝』中の下記の記述が「聖霊降臨の出来事」
> そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。
> すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
補足
「聖霊降臨の出来事」=ペンテコステ であって
「聖霊降臨の起きた日」=ペンテコステ でもある。
> ペンテコステに起きた出来事
は「ペンテコステの日に起きた出来事」という文法で解釈するのが適当だろう。
> (聖霊降臨日)で、クリスマス、イースターと並ぶ三大祭。
と言うが典礼上は
聖霊降臨日(ペンテコステ)は復活祭(イースター)と並ぶ祝日。
降誕祭(クリスマス)は もうちょっと格が下。
>>76 あなた、歴史主義的感覚が欠如していますねぇ。
当時の大工は、下級から中流階級に属します。
イエスはなかなか律法に通じてるってことで、幼少時にパリサイ派の教育を
受けたのではないか、と考えられます。よって、中流階級と考えるのが
妥当でしょう。
82 :
世界@名無史さん:04/01/18 06:14
83 :
世界@名無史さん:04/01/18 09:06
若者には歌って躍って、説教師が説教台からわめく、というスタイル
のほうが、伝統的な教会より人気みたいだね。
アフリカの場合、もともとシャーマンの伝統があるから、ペンテコステ派
みたいなのが流行しやすいのかも。
84 :
世界@名無史さん:04/01/18 23:45
冷戦時代に、中南米でアメリカは軍事政府の方を一生懸命支援。
またアメリカのファンダメンタルな教会は、解放の神学と教会基礎共同体運動
は共産主義の教会だといって、それをやっつけるために、逆にブラジルの貧しい
ペンテコステ派教会を支援。
>イエスは西暦紀元少し前にガリラヤのナザレの大工の家柄に生まれたという。
>
>ドキュン?
当時の大工=ドキュソ
とはいえないだろ。
86 :
世界@名無史さん:04/01/25 06:48
大工じゃなくて左官屋たらしいよ
聖書をヴルガタで読んでいる人いますか。
88 :
世界@名無史さん:04/01/26 22:31
ヨーロッパのキリスト教が、だんだん活力を失って「冠婚葬祭キリスト教」
化しているのに対し、
いまだにアメリカ合衆国ではキリスト教が活力を持っているのはなぜ?
89 :
世界@名無史さん:04/01/26 23:44
ちょっと異様なくらいですよね。
東ヨーロッパでは、まだまだキリスト教信仰は強い。
アメリカのキリスト教熱は、殆ど福音派(原理主義)に集約される気がする。
91 :
世界@名無史さん:04/01/26 23:55
>>90 ファンダメンタリズムは近代に入ってから出てきた動きですよね。
92 :
世界@名無史さん:04/01/26 23:58
ヨーロッパの場合、領主の宗教が領民の宗教を決定するという
土壌だったのに対して、アメリカにはそういう背景がないからではないの?
93 :
世界@名無史さん:04/01/27 00:49
ピューリタニズムは、アメリカに移植されて本家イギリスより過激に
なったような。
イギリスの場合、王政復古によって勢いを失った。
英国国教会は国王が教会の首長を兼ねているから、宗教(聖)が政治(俗)
に従属するかたち。
移民国家のアイデンティティの問題じゃないの?
中南米のカトリックもイタリア・スペインより強力な感がある。
95 :
世界@名無史さん:04/01/27 23:43
日本で一番多いのって正教系ってホント?
勝手に公教ついで清教だと思ってたのだけど。
オーソドックスだけに・・・止めとくか
97 :
世界@名無史さん:04/02/01 22:56
アメリカのファンダメンタリズムは、
日本の神国思想と同じで、国家が何らかの危機に陥ったときに
出てくるのでは?
>95
政府機関(文化庁だったか)の資料だと、信者数は カト>プロ>>>>オーソ くらいだったと思う。
99 :
世界@名無史さん:04/02/03 00:08
イラク戦争の際、ジョージ・W・ブッシュ大統領が作戦名に、
「無限の正義」という言葉を使おうとしたところ、イスラーム法学者達から、
「『無限の正義』という言葉を使えるのはアッラー(神)だけである」
と非難されて急遽作戦名を変更した。
どうもアメリカ人の宗教観というのはよくわからない。
神ならぬ人間の分際で、「無限の正義」という言葉を使うことは思い上がり
である、という感覚がないんだろうか。
100 :
世界@名無史さん:04/02/03 01:33
101 :
世界@名無史さん:04/02/03 18:31
現代のキリスト教、特にプロテスタントはナショナリズムに飼い慣らされて
いるからなあ。
現代のアメリカ人は、アメリカ合衆国という国家を神聖視しているんじゃ
ないか、と思うことがときどきある。
そもそも19世紀にはキリスト教保守派は、愛国主義とは神に代わるものとして
国家への信仰を強いる偶像崇拝、とみなしていたんだけど。
今では世界各地で神以外のもの(国家・民族・他者から受けた被害の記憶など)
が神聖視されている。
102 :
世界@名無史さん:04/02/03 19:43
キリスト教的歴史観(終末論など)についてどう思う?
103 :
世界@名無史さん:04/02/03 22:31
どう思うっていわれてもさと小一時間
それとも漏れにヴィクトリア世紀末のミレニアニズムと20世紀ニューエイジ思想
と水瓶座の時代信仰の関連性について小一時間語れとでも?
・・・・・・・・・無理だが。
104 :
世界@名無史さん:04/02/03 23:34
現代も何も、昔から「アメリカ合衆国は神が与えた神聖な土地」だ。
105 :
世界@名無史さん:04/02/03 23:36
キリシタンはいつでも日本を売る売国奴
106 :
世界@名無史さん:04/02/03 23:38
>>102 千年王国とか?
19世紀後半のアメリカで、終末の直前に救世主キリストが降臨し、
彼の支配による千年王国が打ち立てられるという「前千年王国説」
が語られた。
これがアメリカのファンダメンタリズムの思想的特徴となる。
一方、リベラル派のプロテスタントは、人間の努力によって神の王国
が建設されたその後に、キリストの降臨があるとする「後千年王国説」
を主張していた。
107 :
世界@名無史さん:04/02/06 04:24
子羊が第四の封印を解いた時,第四の生き物が「きたれ」と言う声を
わたしは聞いた.そこで見ていると,見よ,青白い馬が出てきた.
そして,それに乗っている者の名は「死」と言い,それに黄泉が従っていた.彼らには,地の四分の一を支配する権威,および,つるぎと,ききんと,死と,地の獣らとによって人を殺す権威とが,与えられた.
ヨハネの黙示録
108 :
世界@名無史さん:04/02/06 07:55
ヨハネ黙示録が聖書に入っていなかったら、
キリスト教の歴史観もずいぶん変わっていたんだろうな。
黙示録は最後まで入れるか入れないかで議論があったらしいけど、
俺的には除外してもらいたかったな。
除外されていたら、十字軍遠征だってなかったかもしれないし。
109 :
世界@名無史さん:04/02/06 18:34
>>108 マルティン・ルターも正典からはずすべきだと主張していたシナー。
110 :
世界@名無史さん:04/02/08 23:28
アメリカ人は出世するにつれて、社会的なステイタスにあわせて宗派を変える
人も多いらしい。
たとえば聖公会(エピスコパル派教会)は裕福なWASPのイメージ。
ローマ・カトリックは下層労働者階級のイメージ。
>聖公会(エピスコパル派教会)は裕福なWASPのイメージ。
信者の寄付でとてつもなく金持ちらしい(ヴァチカンと比べ物にならないとは言うものの)
112 :
世界@名無史さん:04/02/09 00:37
ブッシュ家は代々エピスコパル派だった。
現ジョージ・W・ブッシュ大統領は、婦人の影響でメソディスト派に
改宗。
113 :
世界@名無史さん:04/02/09 00:39
ttp://ccs.cla.kobe-u.ac.jp/staff/yasuoka/WWW/amesha20021212.htm <アメリカにおける宗教分布>
<主流派教会(mainline church)>−プロテスタントで、「アメリカ
合衆国全国教会協議会(NCCCUSA)」に所属する36団体。各派の特徴を
簡潔にまとめると
@監督派(聖公会 Episcopal Church)−イギリスでは国教会
(アングリカン・チャーチ)と呼ばれる。ピューリタンが移住した
マサチューセッツとは違い、ヴァージニア植民地では国教徒が主流派で
あった。いわゆるWASPの中でも最もステイタスが高いとされる
(ブッシュ家も含まれる)。
A会衆派(Congregational Church)−ニューイングランド植民地を形成
したピューリタン。もともとはカルビン派。
B長老派(Presbyterian Church)−スコットランドで創設されたが、
アメリカではフィラデルフィアで始まり、独立戦争で大きな役割を果した。
また代議制民主主義にも示唆を与えた。教義もプロテスタント諸派で
最もリベラル
Cメソジスト派(Methodist Church)−英国教会派から分離独立。
独立革命時は微力だったが、20世紀中番に最大のプロテスタント教派に
成長した。
Dルーテル派(Lutheran Church)−ドイツ系移民が中心となって始まる。
「福音」重視
Eバプティスト派(Baptist Church)−幼児洗礼を認めず,成人の全身を
浸す洗礼(immersion)を信じるカルビン派
114 :
世界@名無史さん:04/02/09 01:48
アメリカの宗派に関して詳しい本知りません?
115 :
世界@名無史さん:04/02/09 03:16
>>114 初心者なら、とりあえず八木谷涼子『知って役立つキリスト教大研究』
(新潮OH!文庫)はどう?
それから各宗派についてくわしく解説した本を読んでみる。
116 :
世界@名無史さん:04/02/09 03:24
117 :
世界@名無史さん:04/02/09 03:29
118 :
世界@名無史さん:04/02/09 09:59
>>113 に出てる各教派は大まかなくくりにすぎない。
実際にはこれら大カテゴリの中にいろんな分派が存在する。
(例)
バプテストの流れを汲む南部バプテストはかなり保守的で、
ほかのバプテストからも「離縁」されているといわれる。
彼らは聖書の逐語霊感説(一語一句が神によって書かれた)を取り、進化論を敵視し
堕胎(とある意味では避妊)を糾弾し、同性愛者は獣であると断罪する。
現代のイスラエル国は旧約聖書の神の預言が成就したものだとして積極的に支援し (Christian Zionism)、
一部はイスラムを「人間のクズ」とまでこき下ろす。
彼らと同じような聖書感、信仰感を持つ人々を総称して
今の英米メディアは Conservative evangelicals (保守的福音主義信徒)と呼ぶことが多い。
彼らは教派を超えて存在する(聖公会にも長老派にもカトリックにもいる)
こうした保守福音主義的傾向を持つ人々の教派を横断した連携が
ブッシュ政権を支えてきた、と言える。
英語 Google 検索の際は conservative evangelical Bush でやるとわんさか出てくる。
119 :
世界@名無史さん:04/02/09 10:58
流派数10000はくだらないとか。
120 :
世界@名無史さん:04/02/09 12:38
>>118 Conservative evangelicals は、ローマ・カトリックを敵視しているって
本当ですか?
121 :
世界@名無史さん:04/02/09 12:50
>>118 本当でしょ。
福音派ご愛用のヘンリー H. ハーレイ『聖書ハンドブック』
(聖書図書刊行会)なんか読むと、ローマ教皇のことを糞味噌に
批判しているよ。たしか悪魔呼ばわりまでしていたはず。
122 :
世界@名無史さん:04/02/09 17:05
123 :
世界@名無史さん:04/02/09 17:51
>>113に、
メノナイト、クエーカー、ペンテコステ派、ユニテリアン・ユニヴァーサリスト
救世軍も付け加えたほうがいいな。
124 :
世界@名無史さん:04/02/09 17:56
>>120 >>121 リベラル派、フェミニズム、エキュメニカル(教会合同)運動、共産主義
なども敵視してる。
教派名に Evangelical「福音派」がついているからと言って、
福音派がみんな conservative evangelicals であると言うことではない。
Conservative evangelicals は教派名とかグループ名ではなくて現象名である。
すべての CE (長いので略)が同じことを信じているわけでも、同じように行動してるわけでもない。
つまり CE 全員がローマ教皇を敵視しいるわけではない。
プロテスタントの CE はローマ教皇(個人も含めて)を敵視する傾向にあるが
カトリックの CE はそうではない。それだけのこと。
現実には今のヨハネパウロ二世の考えは CE だといってもよい>ガチガチの保守
上の CE 敵視要素を彼はすべて敵視している(イスラエルの考え方、ローマ教皇をのぞく)
126 :
世界@名無史さん:04/02/09 18:33
ルーテル派の神学校で保守派がリベラル派の学者を
追い出すなんて話は時々見聞するよな。
カトリックの神学校でもリベラル派が保守派を駆逐する
なんて話があるし。
127 :
世界@名無史さん:04/02/09 19:38
evangelicals とfundamentarists 違いは、前者の牧師や説教師が
信仰治療などの奇跡を行えると宣伝し実行して見せるのに対し、
後者はそれをしない点。
元来大手の教団は、
「奇跡を行使できたのはイエスと十二使徒くらいまでで、以後の聖職者
にはその能力はそなわっていない」
と謙虚にかまえるのが通例。
両者が共通しているのは、キリスト教が掲げる人間の現在からの
救済計画のシナリオのうち、ハルマゲドンを特別強調する点。
>>108 ヨハネ黙示録は理解できません!!
内村鑑三もそういっています!!
129 :
世界@名無史さん:04/02/10 07:37
アメリカでは、ティム・ラヘイ&ジェリー・ジェンキンス著「レフトビハインド」
が650万部売れたとか。
聖書で終末にキリストを信ずる者が天に上げられることを意味する「携挙」を
サスペンス小説化したもの。
130 :
世界@名無史さん:04/02/10 22:59
「キリスト教徒でなければばか」。
米CNNテレビは9日、米アメリカン航空の機長が機内の乗客に対し、宗教的に差別し侮辱する
発言をしたと報じた。
騒ぎが起きたのは、6日にロサンゼルスからニューヨークに向かう途中。
CNNに出演した女性の乗客2人によると、機長は客室に現れ
「キリスト教徒の人はみんな手を挙げて。もしキリスト教徒でなければ、あなたはばかだ」
などと発言。
乗客は誰も機長の言葉に従わなかったが、ショックを受け、機内電話などで外部と
連絡を取る者もいたという。機長から謝罪の言葉などはなかった。
アメリカン航空スポークスマンは、事実関係について調査中とし「事実ならわが社の方針に反する。
不快に感じた乗客には謝罪したい」と話した。機長の名前などは明らかにしなかった。
[共同通信](10:40)
ttp://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=home&NWID=2004021001000397
131 :
世界@名無史さん:04/02/10 23:02
81 :きょうの ◆OMAKeNEWSw :04/02/10 11:24 ID:6WPXMYFz
cんそーす。バカ=crazyとのこと。
ttp://www.cnn.com/2004/TRAVEL/02/08/airline.christianity/index.html Pilot reportedly promoted Christianity on flight
American spokesman: 'That would be against our policy'
(CNN) -- American Airlines is investigating reports that a pilot asked
passengers to identify themselves as Christians so non-Christians on
board could talk to them about their faith, a spokesman has said. (りゃ
ttp://www.cnn.com/2004/TRAVEL/02/09/airline.christianity/index.html (長くてしんどいから途中までしか読んでません)
(りゃ Dorsey nodded her head in agreement that the pilot had
called non-Christians "crazy." (りゃ
He said, 'If you are a Christian, raise your hand.' He said, '
If you are not, you're crazy,'" said Austin. (りゃ
8日付の記事では、
機長はキリ教徒の手を挙げさせて曰く「キリ教徒でない人はキリ教徒から
御高説を頂くといいよ」
9日付の記事では、
機長はキリ教徒の手を挙げさせて曰く「キリ教徒でない人はキティーだよ」
あとはもっと英語を正確に読める人おながい。
ちょっと過剰反応かもしれんね。
「キリスト教徒は手を挙げてー、はーい、そうでない人はヴォケ!」
この程度で「侮辱、差別」は苦しいものがあると思われ。
Crazy ってそんな重い言葉じゃないんだよね。
まあいい言葉ではないし、余分だね。
パイロットが職務中にアナウンスすることではないだろうし
電車の中で聖書広げて宣教してしまうタイプだったのかもしれない(三浦綾子がパイロットだったらw)
133 :
世界@名無史さん:04/02/10 23:37
三浦あやこってどうなんでしょう?
塩狩峠しか読んだことがありませんが、彼女正直…原理主義
入ってません}?
遠藤周作は好きだけど、三浦あやこは好きになれなかったなぁ。
134 :
世界@名無史さん:04/02/11 06:44
>>132 アナウンスではなく、客室にきたのだよ。
>>133 彼女は原理主義ではないと思うよ。
押し付けがましいおばさんなだけだろ。
遠藤周作が日本人っぽすぎる書き方なんでは。
>>134 ニュー速+にスレたってるよね。
でも自分の読んだ奴はどれも客室に来たとは書いてなかったけど。
アナウンスとも書いてはなかったがなー。
キリスト教のいう 原罪 ということについて
すごくメジャーな用語なのにすごくあいまいな概念
端的に言えば人間の不完全性ということになるけど
じゃあなぜ人間は不完全になったのということになると明確に答えられる神学者はいない
アダムとイブが知恵の木の実を食べたから
なんて創世記の記述の通り答えるバカな神学者もいない
神学者の見解もいろいろ分かれていて
人間が現世人類になった頃になにごとかの神からの呼びかけがあって
そのころの現世人類がそれを拒否したのでは なんていうものもある
人類のながい歴史において自由意志の選択が善に向くことが総じて少なかったことを
示している と考える人もいる
いずれにしても すごくあいまい 人間の不完全性は人間のせい と決める必要はまったくない
神は啓示したいことだけを啓示するだけだから
人間には理解できないことがたくさんあって当然なのかもしれない
137 :
世界@名無史さん:04/02/12 20:30
>>136 元修道士さんは、
「イルカやクジラは頭のいい動物」「イルカの知能は人間並み」
という主張についてどう思われますか?
138 :
世界@名無史さん:04/02/12 21:01
↑ それがキリスト教と何の関係があるわけ?
遠藤周作は、カトリックからみると疑問があります。
140 :
世界@名無史さん:04/02/12 21:10
>>139 異端扱いされてるよね。
彼はいっそ棄教したほうがよかったのかも。
>>138 キリスト教では、動物が人間と同じだとか、動物を神聖視するなんてことは
ありえない。
動物愛護のカトリーヌドヌーブはウルトラ右翼でカトリックからさえ鼻つまみもの扱い。
142 :
世界@名無史さん:04/02/12 22:09
そうだっけ?みわけつかねーYO
どっちにしろばばあ
>>137 いいたいことは分かるよ
イルカや鯨の知能が高いことは一般的な常識だと思うよ
そしてさ 仮に人間と全く同じくらい知能があったとしてさ
それでも神様は人間ばかりひいきして
鯨やイルカはしょせん動物あつかいなのかなってことでしょ?
そして鯨やイルカには原罪はないのかな なんて思うんでしょ?
答えは簡単
ワカラナイ これに尽きますな
キリスト教は人間に対して啓示されたもので 基本的に人間は啓示されたこと以外はワカラナイ
無神論者に言わせれば しょせんキリスト教は人間がつくったものだからということになるし
キリスト教徒に言わせれば もしイルカたちも神の似姿を持っているならイルカたちにも
何らかの形で啓示が行われて宗教があるはずだということになるのかもしれないね
でもあくまで想像の話
アメリカ人がヒステリックに捕鯨反対を叫んでいるのはキリスト教的な動機はないだろうね
動物愛護精神が暴走しているだけさ
145 :
世界@名無史さん:04/02/12 23:41
146 :
世界@名無史さん:04/02/12 23:45
>>141 ブリジット・バルドーの著書は、フランスのメディアでも
「動物だけを愛し、人間を敵視したもの」(ルモンド紙)などと
酷評されている。
147 :
世界@名無史さん:04/02/13 00:06
このスレの住人は、英国のカトリック作家のG・K.チェスタートンを
読んだことある?
創元推理文庫からブラウン神父シリーズが出てる。
その中で彼は主人公に、
「人が神を信じなくなると、その第一の影響として、常識をなくし、
物事をあるがままに見ることができなくなる。人が話題にのせ、
これには一理も二理もあるとしてもてはやすものはなんでもかんでも、
まるで悪夢のけしきのように際限なく伸びてゆき、犬が前兆となり、
ねこが神秘に、ぶたがマスコットに、かぶと虫がお守りになるといった
あんばいで、エジプトから古代インドまでのあらゆる汎神論の
一大動物園が現れる。エジプトのアヌビス、大きな緑の目をしたパシュト、
それとバシャンの牡牛、これは現にたくましく血色のいい男という意味で
つかわれているくらいだが、そういったものを通じて、この世の始まりの
獣神へとみんなよろよろ逆戻りし、像やらわにやらのうちに逃避する。
というのも、ただ“人は人として創られたり”の一句が恐ろしいばかりに」
と言わせている。
148 :
世界@名無史さん:04/02/13 00:36
Ave Maria, gratia plena, Dominus tecum;
benedicta tu in mulieribus, et benedictus fructus ventris tui, Jesus.
Sancta Maria, Mater Dei, ora pro nobis peccatoribus,
nunc et in hora mortis nostrae. Amen.
りーずうぜー
>>147 カトリック作家ってさ
カトリック思想からでられなくなるのね
幅の広い作品群を生み出すには棄教しないとダメね
151 :
世界@名無史さん:04/02/13 21:54
>>102 >キリスト教的歴史観(終末論など)についてどう思う?
終末思想というのは、既存の体制に対する異議申し立て、という面が
あったんじゃないかな。
152 :
修道士スレのもの:04/02/13 23:28
>>136 またまたご教示ありがとうございます。
聖書の逐語霊感説はカトリックでは採用されていないんですね。
イメージとしてあった楽園追放のお話…一種の寓話なんですね。
何だか、分からない事だらけでますます不可知論に拍車がかか
りそうです。(苦笑)
所で、直線的時間観としての終末論は一神教に特有だと思うの
ですが、元修道士さんはどうお考えですか?
些か抽象的ですが、やはり世界と人間の不完全性を、新しい天
地の創造と義人の救済により払拭するという、一つの完結した物
語なのかな。。
>>152 一神教というとキリスト教 ユダヤ教 イスラム教でしょう?
すべてに共通するというと旧約聖書だよね
一神教に終末論が特有というより旧約聖書、特に預言書に
終末論が語られているということだろうね
この世界が神によって創造されたと創世記は語る
しかしこの世界は不完全で苦しみが多いのだ
この事実を以下のように語る
神の創造のわざはまだ終わっていない
今の世界は創造の過程の世界なのだ
つまり
創造の完成する時
それが終りの時なのだ
創造論と終末論は表裏一体で単純明解なものなんだ
154 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/14 23:09
>>150 神を冒涜することによって、神の存在を逆に強く実感させてしまうようなタイプの人がいます。
そういうのが、いちばんカトリック的なのかもしれません!!
あんたみたいなのは世界史板には合わないと思う。
156 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/14 23:16
>>155 宗教板の住人のかたでしょうか。
わたしは、最初は世界史板の住人でした。
よろしくね。
あなたのために祈りましょう。
Ave Maria, gratia plena, Dominus tecum;
benedicta tu in mulieribus, et benedictus fructus ventris tui, Jesus.
Sancta Maria, Mater Dei, ora pro nobis peccatoribus,
nunc et in hora mortis nostrae. Amen.
155じゃないけど、あなたの書き込みは宗教板の方がふさわしいと思う。
宗教板ってさ
2ちゃんにとってのゴミ捨て場みたいな場所になってる
どの宗教だって自分が一番真理に近いって思っている
それはいいんんだ
だからほかの宗教と一緒にされたくないと思っている
キリスト教の板
仏教の板
・・・・
とあれば入りやすいけど
みんな同じ板でごたまぜにされている・・・
そんな板しかないのに、ちょっと宗教色が強くなると
「宗教板行け」
なんか疑問感じない?
>>158 別に宗教板に限った話ではないでしょう。
そういうことを言い始めたら何でもありになってしまうでしょ。
その板に合った話題をするのがルールなんだから。
160 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/15 00:01
世界史板は平和でよい板ですね!!
端的に言えば 史学の話法ではない
162 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/15 00:22
このスレのますますの発展を祈ります!!
163 :
世界@名無史さん:04/02/15 00:32
あの・・・。初歩的な質問で申し訳ありませんがカソリックとプロテスタントの
語源や、いつから使われたかを教えてください。
カソリックがギリシア語の「普遍」で、プロテスタントが英語で「抵抗する者」だと、
宗教改革以降の呼び名ですよね?
英国教会(プロテスタント)というルビが振ってある教科書もありますが
英国教会はアングリカンでは・・・??
164 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/15 00:41
カトリックという言葉は、教父時代にはすでに使われているはずです。(アウグスティヌスは使っています)
異端との論争のなかで、使われるようになったのではないかと思うのですが・・・
わたしもカトリックという言葉がいつから使われているのか、知りたいです。
英国国教会は聖公会です。アングリカン・チャーチです。
普通はプロテスタントに分類されているのではないでしょうか。
まず[th]を「ソ」読みするなんて
アメリカ人みたいなことはよしなさいな
166 :
世界@名無史さん:04/02/15 00:53
はあ、カタカナ表記ですので元来ギリシア語のアルファベット表記のkatholicosは
アメリカ人の例えば南部と北部で発音が違うでしょうし、
おそらくフランスでもベルギーでも、カタカナで微妙に違うでしょうが、
ま、「ソ」の発音がいいというならお説に従いましょう。
「プロテスタント」の語源は第2回シュパイエル議会において福音主義を報じる帝国諸身分が 『抗議書』
(Protestantio)を提出したことに由来するそうですが、
抵抗するもの より 抗議するもの の訳が一般的かと
168 :
世界@名無史さん:04/02/15 01:04
高校の世界史の教科書などでは、プロテスタントのことを、イングランドではピューリタン、スコットランドではプロスビテリアンなどと地域ごとの呼び名を当てていますが、この二つに関しては全くのあやまりです。
まず、ピューリタンの定義自体、歴史学においてははっきりと定まっているわけではありません。
非常に緩やかなしばりでもって使われている語句なのです。
プレスビテリアンは長老派と日本語では訳されています。長老派もピューリタンの範疇に含まれることもあります。
そのなかにも保守・革新の別があり、概してピューリタンは革新的な人々です。
「ピューリタン革命」という呼び名があることからもわかると思いますが。
アングリカンはというと…、これ自体は17世紀の内乱期に限っていえば非常に保守的です。
王政復古後は、このアングリカンが全てとは言わないまでも、絶大な力を持つこととなりました。
プロテスタントとカトリックの合いの子といった感じでしょうか。
英国国教会は
カトリック教会と断絶したという意味でプロテスタントで
アングロサクソン人の教会という意味でアングリカン
170 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/15 01:07
>>170 これを ブリッジチャーチ(橋渡し)言いますな
この辺でまじめにネタフリしてみるが
常々疑問に思っていた点。
ヘンリ8世がスペインと国交断絶する時代背景についてですが,
1 まずスペインとオーストリアのハプスブルグ家はどの程度一体化したものだったんでしょう。
2 ハプスブルグ家又はスペイン国は,
司祭叙任,あるいは司教や司祭を教区に派遣するにあたって
どの程度権限(横ヤリを入れる力)があったのでしょうか。
173 :
世界@名無史さん:04/02/15 01:27
なるほど。勝手に「抵抗運動=プロテスト」と解した当方の
誤りですね。抗議書をだしたからプロテスタント。
catholicについては元のギリシア語の「普遍」という言葉は、初期のキリスト教徒も
使ってましたが、それを指して「普遍的なものを祭る場所としての教会」
the Catholic Church" (he katholike ekklesia)言うのは
110年ごろからの話??
キリスト教の基礎知識が無いので、皆目わかりませn・・・
http://www.newadvent.org/cathen/03449a.htm
174 :
世界@名無史さん:04/02/15 02:07
>172
@については当時ヘンリー8世の離婚問題当時の神聖ローマ帝国皇帝兼スペイン王
はカール5世で、スペイン系ハプスブルグの創始は彼の息子のフェリーペ2世からです。
>>170 それはなじみのない日本の人のためにそう説明しているだけで、
アングリカンの基礎であるランベス四綱領にはそういう記述はないですよ。
少し調べれば分かることなので、リーズさん位の博学な人なら調べていただきたいですね。
ブリッジチャーチは架け橋になろうとする言葉であって、
教義的に真ん中であるという意味ではないです。
第一アングリカンの中をみれば、カトリックよりももっと聖人崇拝の人から、
ペンテコスタルまでありとあらゆる人がいます。
それが今のアングリカンコミュニオンの長所でもあり短所でもありますがね。
っつか、教義的な縛りはすごく緩い>イギリス国教会
国家教会だから右から左までいる。
ニュースによれば同性愛司祭を巡るもめ事で分裂の危機に瀕してるらしい。
>>174 神ロ帝カール5=スペイン王カルロス1 でしたっけ。
以前別スレで同君連合の話題で
王が同じでも国は別 というように聞いたのですが
当時の両国においてはどの程度王の力が国全体に及び得たかどうか
もうちょっとわかれば教えてください。
2について若干質問を変えますが
「スペインが 自国の息のかかった司祭・司教をイギリスに送り込んできて
スパイ的な働きをするので,イギリスにとっては大変うっとおしかった」
と聞いたことがありますが,
これは同時代の文献の裏づけのある話ですか。
どこもかしこも称号ヲタにあらされてるな。
179 :
世界@名無史さん:04/02/15 13:56
180 :
世界@名無史さん:04/02/15 17:48
ttp://www.sukotan.com/news/new749.html 初の同性愛者主教
世界167カ国で8千万人にものぼる信者を持つ聖公会連合(英国国教会)は、
分裂の兆しを見せている。アメリカ・ニューハンプシャー州教区、ジーン・
ロビンソン神父の主教就任が原因だ。ロビンソン神父は、一度離婚経験があり、
さらに13年にわたる同性愛関係を公然にしている。
聖公会の指導者である、ローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教の、
「聖公会の一体性」への呼びかけはあまり効を奏していないようだ。10月中旬に、
世界中の聖公会の指導者達を集めてロンドンで行われた緊急会議においても、
和解の試みは行われなかった。
この危機で、アメリカで最も信者が多い(約210万人)プロテスタントの一派
である米国聖公会は分裂しかけている。聖公会が最も多くの信者を持つ
(約5千万)、アフリカやアジアの発展途上国の聖公会の教会も、米国聖公会
リベラル派に反発の動きを見せている。聖公会の信者達の団結を、もはや保つ
ことができなくなってしまったカンタベリー大司教への反発も強まっている。
181 :
世界@名無史さん:04/02/15 17:50
しかし、圧倒的に反発が強いのは、アフリカである。ナイジェリアの
ピーター・アキノラ大主教は、「圧倒的大多数の南半球の主教は、
ジーン・ロビンソン氏を主教だと認めていない。彼の就任は聖書の戒律
を破るものである。」と述べている。タンザニアやウガンダの聖公会でも、
ニューハンプシャー州教区や、同性愛を公認する、または同性間の結婚を
祝福するような教会とは縁を切ることを発表した。
ケニア聖公会(信者250万人)、エルドレット地区のトーマス・コーゴ
主教は、聖公会連合とは分裂することなく、米国聖公会とだけ縁を切る
ことを、すでにほのめかしている。ナイロビ教区のベンジャミン・ンジンビ
主教は、10月4日に、ケニアの報道関係者にむけて、米国聖公会に関する
以下のコメントを発表した。
「我々は彼らを同じ聖公会の仲間であるとは思っていない。彼らの聖書の
解釈は我々とは違う。ゆえに、我々とは違う宗派なのだ。教会間に悪魔が
存在しているのは明らかだ。神の意向を無視してはならない」
182 :
世界@名無史さん:04/02/15 18:04
教皇クレメンス7世は、サッコ・ディ・ローマ(ローマ劫略)以後、
カール5世(カルロス1世)に頭が上がらなくなっていたからねえ。
「教会と国家の神秘の結婚」というのがハプスブルク家の夢だった。
183 :
世界@名無史さん:04/02/15 18:08
クレメンス7世の次が、ファルネーゼ家出身のパウルス3世。
彼の孫のオッタヴィオ・ファルネーゼは、カール5世の庶子である
マルゲリータ姫と結婚している。
というわけで、この教皇もスペインとのつながりが強い。
アングリカンが日本に教会を持ってるのが理解できない。
あれってアングロ・サクソン特有の物じゃないの?
アングリカンって使徒継承切れているの知ってた?
つまりミサでいくらお祈りしてもパンもぶどう酒も聖変化しないよ
>>185 教義論争と他派たたきは宗教板で。ここではだれもそんなものに興味はない。
187 :
世界@名無史さん:04/02/15 19:55
>>184 コモンウェルス諸国(イギリスの旧植民地だった国々)にはある。
シンガポール・マレーシアなど。
ブラジルにもスペインにもポルトガルにも韓国にもあるのだが。
布教の可能性のあったところにはみんなある。
日本にあるのは他のキリスト教各派と同じく明治維新で入ってきたから。
>>185 そうだ。宗教板へ行け!
ここは世界史を趣味として楽しむエレガントなスレだ
宗教を眺めて面白がりたいだけであって
その中の小難しいことなんかどうでもいいんだよ
190 :
世界@名無史さん:04/02/15 20:15
アメリカでは、
聖公会:WASP、
長老派:スコットランド系
改革派:オランダ系、ドイツ系
ルター派:ドイツ系、北欧系
東方正教会:ギリシャ系、スラヴ系
ローマカトリック:アイルランド系、イタリア系、ポーランド系、
ヒスパニック
が多い。
191 :
世界@名無史さん:04/02/15 20:16
ちなみにアフリカ系はバプテストやメソジストに所属していることが
多い。
>>189 趣味だけなんですね・・・
教養まで高めるつもりはないんですか?
あなたはただの歴史オタクですよ
性格暗いんでしょうね
>>192 人の趣味に口だしせんでもらおう
少なくともSM趣味よりマシだ
194 :
世界@名無史さん:04/02/15 20:55
>>189 だから間違った話にひっかかって平気で知ったかぶっていられるんだね
>>194 チミはどうなんだね?あ〜ん?
宗教のことは異世界として覗き見趣味で見ているだけじゃないのか?
まあ、お互いオタクということでいいじゃないか?
歴史小説読みながらマスかいてるんだろ?おたがい
>>192 他派たたきを世界史板まできてやってる人に
教養云々言われるいわれはないな。
198 :
世界@名無史さん:04/02/15 22:18
キリスト教の話にもどそうよ。
200 :
世界@名無史さん:04/02/15 22:28
無教養、知ったかぶりと真実の指摘に逆ぎれの
>>189ってみすぼらしいね。
201 :
世界@名無史さん:04/02/15 22:37
>177
カスティーリャとアラゴンの二つのカトリック王国が偉大なイザベル女王の
婚姻政策によって、「帝政ローマ時代のイスパニア=スペイン(除くポルトガル)」
として統一されたのち逝去。
後継者は娘のフアーナ1世だけど、これが精神異常で摂政が国政を左右。
フアーナの息子が、ハプスブルク系列のカルロス1世で、即位後、彼(いうか後見のハプスブルク家)
が赴任させたフランドル貴族と、イザベル女王以来のカステーリャ貴族の間で軋轢→反乱(コムニダーデスの反乱1520)
に至ったそうです。
その直前(1519)、彼は仏王フランソワ1世と選挙で争い、僅差で神聖ローマ皇帝となり、おもにこっちの肩書きで
「ハプスブルクの統一されたヨーロッパ」を目指し辣腕を振るいました。
反乱鎮圧後のスペインではナショナリズムが影を潜め、ハプスブルクの実働部隊として、財源や軍事力供出の
中心となったそうです
おれは189じゃないが、正直、宗教関係の「布教」うざい。
ここで「あなたのためにお祈りします」はホントに空気読めないとしか思えん。
お前ら、駅で「あなたのためにお祈りさせてください」って言ってんのと同じだ。
信教の自由は基本的人権なんだよ。いつ祈ってくれと頼んだ?
ここでカトリックの布教を「教養」のふりしてやるのはやめろ、リーズ。
名無しに戻ってもすぐ分かる。
修道士スレといい、組織的にやってんのか?
うんざり
203 :
世界@名無史さん:04/02/15 22:47
204 :
世界@名無史さん:04/02/15 23:04
>>202 布教されてると思ってんの? プ。自意識過剰だな。
内実を知らない者の過剰反応だな
>>202 どこが布教だ?
しかもカトリックでは布教なんてことば使わないしね。
206 :
世界@名無史さん:04/02/15 23:08
「近代」って何なの?
中世の「神学世界」から抜け出して「科学万能の時代」に入ることなの?
つまり中世カトリックの下に隠されたギリシア古典を取り戻すヘレニズムの
復活なの?
それとも例えばピューリタンの精神が「近代資本主義」を生んだMウェーバー先生が
いう以上は、(英国ルネサンス系列のアングリカニズムと対立する以上)
ヘブライズムの復活なの?
世俗化された聖書世界の復興なの?
おしえて、えらい人
やっぱりカトリックか。
208 :
世界@名無史さん:04/02/15 23:26
信仰心の何たるかをも知らないヤシに限って過剰反応するよね。
たとえば
>>202とかさ。
209 :
世界@名無史さん:04/02/15 23:28
信仰がないのに信教の自由を気にするなんて。。。
210 :
えらくない人:04/02/15 23:38
>「近代」って何なの?
時代区分としてはフランス革命以降今日まで、初期近代という名では
宗教改革からフランス革命までを表す、が世界史概論的には
一応のお約束と思われる。
各論的にはたとえば美術史でいえば「モダニズムの時代」は20世紀初頭の数十年
のことだし、各国・地域の近代が何処から始まるか、そもそもあるのかは
さまざまに言われる。日本史では明治維新から第二次世界大戦終了までだろう。
西洋史においても現代がまだ近代に含まれているのかどうかは議論のあるところ。
「近代性」つまり何が近代なる区分を定義づける特長なのかについての質問
ならばここより哲学板のほうがよかれと。ハーバマスとか、リオタールとか、
ありきたりのところよりも、ジクムント・バウマンが面白いと私は思う。
>>209 「信教の自由」の意味も分からないのが世界史板でアヴェマリアかよ。
なるほど。たまたま大木英夫「ピューリタニズム」(中公新書1968)という
古い本を読んでたら、上記のような命題があったわけで。
この人が質問にあげているのはトレルチいうドイツの思想史家の著書
『近代世界の成立に対するプロテスタンティズムの意義』というタイトルに
おける<近代>を指しているようです。
この場合の近代はヨーロッパ史=世界史としての古代・中世・近代の乱暴な
3区分法らしいですが・・・。
確かに「近代とは何か?」いう漠然とした話なら、哲学板へ行った方がいいでしょう。
213 :
世界@名無史さん:04/02/16 00:09
ただなあ・・・中世から近代への構造変化というか「宗教改革」というのが
私のような日本人には今一つ、わからない。
孫引きで申し訳無いが、トレルチいう人は中世を<コルプス・クリスチアヌム>
(ひとつの普遍的な教会によって統括された社会)と定義し、そこから
「個人と全体」とか「国家と教会」とか、ぽろぽろ分割が始まったみたいな話をしてるようですが、
この辺、最近の研究ではどんなものなんでしょうね?
カトリックが「カトリック(普遍なるもの)」と、他者に対する称号を
使い始めたのは、どう考えても宗教改革以後だと素人考えでは思うのですが・・・?
214 :
世界@名無史さん:04/02/16 00:16
>>212 トレルチの視点は当然ながら地中海的な世界感ですね。
ヨーロッパとくくるときには常に「ヨーロッパとは何か」の定義がいつも問題になる。
トラウマになりそうなほど、どこまでも追いかけてくる。
ヨーロッパが定義できなければ「ヨーロッパの近代」も定義できないということになり、
堂々巡りは永遠に続くのかな。と。
>>213 カトリックはローマ教会の「固有名詞」ではないからね。
アンチが出てきて初めて自己確認が必要であり、したがって
プロパガンダ的用語法としてローマ教会が「カトリック」を全面に押し出し、
ローマ教会の固有名詞のように頻繁に使い始めたのは宗教改革以降です。
しかしそれまでもニケア信経にははっきりとカトリックとあり、
「教会はカトリック」つまりキリストの教会は時空を超えるものである、との信仰告白は
何もローマ教会の専有物ではないのです。
東方オーソドックスもプロテスタントの多くも、教会は「カトリック(普遍の)」と信じている。
218 :
世界@名無史さん:04/02/16 00:46
>215
成るほど。大昔、どこかのスレで「地中海世界とは何か」とえんえん
やってたような気がしますが、これは奥の深すぎる話ですね。だが随分と
面白そうな話でもあります。
最近、ホイジンガーの「中世の秋」をようやく読み始めたのですが、
この<コルプス・クリスチアヌム>いうか、不思議な薄暮のキリスト教世界が
いつ終わったのか、かの碩学も冒頭序文でいきなり悩んでいるようで。
この辺の「中世」と「近代」の線引き、当方のようなアマチュアにはよく
判らず、じゃ、カトリックが「おれはカトリックだ Catholic!」と世界にむけて咆哮を始めた時分かな
と思いお尋ねしました。
219 :
世界@名無史さん:04/02/16 00:47
>>217 Eamon Duffyを知っているなら、P.Collinsonのなにかよい著作を知りませんか?
220 :
世界@名無史さん:04/02/16 00:54
Wheresoever the bishop shall appear, there let the people be,
even as where Jesus may be, there is the universal [katholike] Church.
(the letter of St. Ignatius to the Smyrnaeans)
いう所から見て(あくまで英文ですが)、初期のカトリックは仰る通り
あくまで小文字のcatholic(教父いるところすべてにキリストが居り、彼が人を導く所、
これすべて教会)との人生いたるところに青山あり常在戦場(←あきらかな誤用)
で、すなわち「遍在・普遍するもの」という形容詞に過ぎませんが、
それがいつしか、Catholicと大文字の一人称になったのでしょう。
221 :
世界@名無史さん:04/02/16 01:01
>217
ありがとうございます。機会あれば購入しましょう。
残念ながら、当方こそ、上のほうでどなたか尋ねられてた
「ヘンリー8世に対する聖職者叙任権のスペインの影響力」(?)
が判らず往生する浅学ですので
222 :
215=217:04/02/16 01:04
223 :
世界@名無史さん:04/02/16 01:13
>>222 わざわざすいません。ありがとう。
パトリック・コリンソンを引き合いに出したのは、ダフィとこの人が軽く論争的な
ことをしていたもので。
編者が確かダフィだったと思うんですが、England's Long Reformation,1500-1800にその批判と反批判が収録されています。
自分も読んではいないのですが。
ヘンリー八世の聖職叙任権については私もあまり知らないんですが、
ヘンリー八世の離婚する以前の治世で、
例えばグロスターの司教はイタリア人だったりして(不在聖職ですな)
しかも奥方はCath of Aragon ですから
彼女の結婚に伴ってスペイン人聖職者はイングランドにやってきたでしょうね。
そういう聖職はいわば今でいうところの外交官とか官僚と職種の性格的には変わらないので、
スパイ的行為があったとしても不思議ではないでしょう。
トマスクランマーも外交活動してますし(大主教になる前)
お互い様ではなかったですかね。
キャサリンが王妃であることに比べたら、影響は小さいでしょうね。>聖職の活動
>>223 論争をしているというのは知ってたんですが、どんな論争かは知らない(恥
勉強しますです。
Diarmaid MacCulloch の新刊で、比較的初学者向けといわれる「宗教改革」という本があるんですが、
そこのリビューで文句つけてた人がいて、
曰く「現在進行形の論争をなぜ考慮した記述を盛り込まなかったのか」
そこそこ話題にはなってるようなんですよね。Duffy の立脚点の問題なのかもしれん
227 :
世界@名無史さん:04/02/16 01:58
217さんへ
Diarmaid MacCulloch、初見ですので今度手にしてみたいと思います。
「宗教改革」の議論からはそれてしまうのですが、John Bossyはご存知ですか?
彼は、15-18世紀のイングランドのカソリックのことを中心に研究をしている人なのですが、
最近Giordarno Bruno and the Embassy Affairという著書が、浜林正夫、他訳『ジョルダーノ・ブルーノと大使館のミステリー』影書房
というあまり興味を引かない訳名で出版されました。これは人文主義者としてしられるブルーノがイングランド滞在中にカソリック側の
スパイとして活動していたということを論証しようと試みています。
賛否はあるようですが。
彼のThe English Cathoric Community, 1570-1850(1975)も当該時期のイングランドにおけるカソリックの状況を知る上で、有用でしょう。
すでに知っていたらごめんなさい。
私自身、そんなに深い知識をもっているわけではないので
228 :
えらくない人:04/02/16 02:18
あえて浅学をさらす覚悟で書けば・・・
>なるほど。たまたま大木英夫「ピューリタニズム」(中公新書1968)という
>古い本を読んでたら、上記のような命題があったわけで。
>この人が質問にあげているのはトレルチいうドイツの思想史家の著書
>『近代世界の成立に対するプロテスタンティズムの意義』というタイトルに
>おける<近代>を指しているようです。
こういう文脈で、トレルチという人の説が
>>213の通りなら、その人の「近代」
とは聖職者に代表される権力者から個人・個別団体へのagency(適切な訳語を知らないけど、
「力」)の移動が実現した時代を指すと思われる。
ものすごく乱暴に言えば知のフィールドにおけるそれはルターその他による聖書翻訳から始まり、
大幅に伸びた聖書の需要が活版印刷の発明に代表される印刷技術の急激な進歩を促進した。
それまで聖書といえば古代ギリシア語、ヘブライ語原典とラテン語訳しかなく、
写本か手刷りで非常に高価、聖職者や限られたインテリ以外に読めるものではなく、
例え読めたとしても特別な存在だった聖職者の解釈の権威は揺るがなかった。
非聖職者の個人が聖書を自分で読んで考え、その理解が教会の権威を揺るがしうる
ようになったのが宗教改革の重要な側面である。再度断っておくがこれは
歴史を非常に単純化した上での見方である。
その大木さんという方はおそらく、何が真理かということの決定権が法王を頂点とする
聖職者+αから各人へ移り始めたことを持って「近代」の始まりとする見方に対して、
「果たしてそれでよいのか?」という疑問を呈しておられるのでは?
で、実際何が「近代」なのかはそれこそものすごい量の議論がある。
229 :
世界@名無史さん:04/02/16 12:01
>>228 「近代とは何か」をテーマにスレッド作ってもいいくらいだよね。
230 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 21:18
>>228 「古代ギリシア語」って、「古典ギリシア語」のことでしょうか。
新約聖書はコイネー・ギリシア語で書かれています。「古典ギリシア語」ではありません。
しかも、原語の聖書など中世最大の学者、聖トマスでさえ読んでいないから、ほとんどだれも読んでいなかったと思われます。
中世、聖書は聖ヒエロニムスによるラテン語訳ヴルタータの独占状態です。
231 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 21:20
↑ヴルダータではありません。ヴルガータです。
232 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 21:33
聖ヒエロニムスによるラテン語訳ヴルガータ
ラテン語読みなら「ウルガータ」と言った方がええ。
りーずはホントに文脈も空気も読めないな。
だれもそんな話してないだろが。
235 :
えらくない人:04/02/16 21:47
>「古代ギリシア語」って、「古典ギリシア語」のことでしょうか。
>新約聖書はコイネー・ギリシア語で書かれています。「古典ギリシア語」ではありません。
その道のご専門の方の間で各用語がどのように定義されているのか存じません。
「古典ギリシア語」とコイネーの違いは何ですか?
それはともかく、新訳が書かれた当時のギリシア語圏でのコイネーは、例えれば
現在の日本語における共通語、英語におけるBBCやCNN英語のようなもので、
わざわざコイネー・ギリシア語と言わなくても当時のギリシア語、でよいと理解
しています。
ところでものすごく基本的な質問しますが、ルターやティンダルってヴルガータ
から訳したんですか?
236 :
世界@名無史さん:04/02/16 23:08
237 :
世界@名無史さん:04/02/16 23:15
ttp://members.aol.com/kuni2sato/sanpo/04luther.html ルターは、この幽閉の間、いくつかの著書を書き上げるのですが、
その中で特筆すべきことが、新約聖書をドイツ語へ翻訳したことです。
それも、当時の聖書は、ラテン語のものが用いられていましたが、
1516年、オランダの人文学者エラスムスが編纂した「ギリシア語
新約聖書」(第2版1519年)を、翻訳の底本として用いたと
伝えられています。しかし、誘拐を装ってワルトブルグ城に連れ込む
という緊急事態の中で、編纂されたばかりのギリシア語新約聖書が
ルターの手元にあったというのはどうでしょうか。あるルター学者は、
「ルターは、全部記憶するほど聖書を日ごろ読んでいた」と言って
おられますし、また、ある研究では、ギリシア語新約聖書は、参考に
した程度ではなかったかともあります(佐藤著 バイブル・ロード
102ページ)。
238 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 23:23
>>235 わたしもくわしくしりません。ごめんなさい。
でも、「古典ギリシア語」と「コイネー」は、普通は区別されます。
アレクサンダー大王の王国の共通語して使われたのが「コイネー」だと聞いています。
文法が「古典ギリシア語」よりも簡素だと聞いています。
ルターは原語から訳しています。
239 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 23:29
ティンダルも原書から訳しています。
240 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 23:31
聖トマスはヴルガータしか使っていません。
241 :
り〜ず ◆HNUDYzuu5k :04/02/16 23:36
ひとつ質問があります。
現在、ラテン語に正しい発音というものはあるのでしょうか
>>241 ありますが それを知っている人は全員死んでいます
イタリア人あたりの発音が中でも近いほうでは?
244 :
世界@名無史さん:04/02/17 05:53
名前欄にレス番忘れましたが,244 も 217 の仕業です。
>>227 John Bossy はこれも名前は見たことがありますが、読んだことはないです。
Giordarno Bruno and the Embassy Affair はたしか
推理小説っぽく書かれていたのではなかったですか?
この時代にちょっと興味があって何冊か本を読んだことがあるだけですので、
エラそうなことは何も言えませんです。
興味のあるのはイングランドの王権と国家教会の関係(現代を含む)なので、
Parish レベルの教義変更の受容の問題や
カトリックサイドやスコットランド教会はすっぽり落っこちてしまうのですー。
Diarmaid MacCulloch の著作では Thomas Cranmer の伝記を今読んでいるところです。
246 :
えらくない人:04/02/18 03:30
「カトリック」について。
<田川建三による解説>
新訳正典がどのように制定されたかについての文脈で、使徒の権威についての
エイレナイオスの主張、「このように使徒たちも、使徒に学んだ者たちも(・・・)
教会(ecclesia)が宣べ伝えているのと同じことを教えたのである。そして、
このように教えたことにおいて、彼らは完全であった。その故にまた、彼らは
完全へと召されたのである」を引用し、ここでいう「教会」について田川は
この「教会」は絶対的な意味、見えざる教会、もともと神が設定したものであり、
すべてのキリスト教のいとなみ以前から存在するもので、全世界を覆う神的権威であり、
その「教会」の上にはじめて古今東西のさまざまなキリスト教徒のいとなみ、
目に見える個々のいとなみが生じる。だから、「教会」が宣べ伝えていること、
というのは、一番最初から存在していた、変わりなき福音の神髄そのものである。
それを、目に見える形で人々に教えたのが、使徒たちであった、というのだ。
ふつうはこの絶対的な「教会」を「公同の教会」(ecclesia catholica)と呼んでいる。
「カトリック教会」という単語の本来の意味である。(田川、「書物としての新約聖書」
pp.141−2)
同じ本の、ムラトリ正典表における正典の3つの基準についてのセクションで、
そのうちの一つ、エレクシア・カトリカ(公同の教会)のために書かれたこと、
という基準について、
カトリカというのは(Catholicusという形容詞の女性形)ふつうこの場合には
「公同の」と訳されるが、単語の意味は「普遍的」という意味である。前述の
ように、教会というのは、個々の教会以前に、まず見えざる唯一の教会として
全世界に偏在している、と信じられた。(同上p.167)
247 :
えらくない人:04/02/18 03:30
続きます。
<私見>
さて、そうすると、ローマン・カトリックが主張するのは、自分達の教会こそ
がこの見えざる絶対の教会を具現化したものである、ということになるのだろうか。
そうすると
>>215 >しかしそれまでもニケア信経にははっきりとカトリックとあり、
>「教会はカトリック」つまりキリストの教会は時空を超えるものである、との信仰告白は
>何もローマ教会の専有物ではないのです。
>東方オーソドックスもプロテスタントの多くも、教会は「カトリック(普遍の)」と信じている。
私の知る限りアングリカンは見えざる絶対の教会としてのカトリック・チャーチ
という概念を持ち、自分達の教会がその地上での具現化だと信じている。(よね?)
その意味で、215のカトリックが何もローマ教会の専有物でない、という部分は、
そのとおりなのだが、単に単語の意味が「普遍の」だからといって、また大概の
教派が自分達こそが唯一のあるべき普遍の教会だと信じているからといって、
ニケア信経でいう「カトリック」(これは田川がいう意味にとるべきですよね?)
を大概の教派が信じている、ということにはならないと思うのですが。
どうなんですか?実際のところ。
>>247 Oh dear! 思ってもいない方向で話が戻ってきたな
ラテン語もギリシャ語もヘブライ語も読めず、神学者でも教会史の専門家でもない
ただのそこらへんごろつきの個人的な意見として聞き流してくださいですが、
ご提起の<私見>には私も同感いたします。
その後のご質問ですが、
>アングリカンは見えざる絶対の教会としてのカトリック・チャーチという概念を持ち、
そうです。そのとおりですね。
これはいわゆる Mainline Protestants と俗に引っ括られて呼ばれるところの
プロテスタント諸派、たとえばルーテルでも改革派でもどの教派でもそうでしょう。
例として日本キリスト教団中渋谷教会のページ見つけました。
ttp://www2.ttcn.ne.jp/〜chibuki/naka/ch6-203.html
しかし
>自分達の教会がその地上での具現化だと信じている。(よね?)
ここはこう書き直すといいかと
「自分たちの教会もその地上での具現化の一部であると信じている」
(つづく)
つづきです
ここがカトリックとプロテスタントの一番大きな違いではないかと思います。
上にだした中渋谷教会のによれば
>国や人種や皮膚の色や文化の違いなど、すべての相違を超えて、キリストを主と呼ぶ
>すべての人々と共に公同のキリスト教会に属し、その一部であると告白しているのです。
>しかし、ここで一つの問いが生ずるかもしれません。教会には教派があるではないかと
>いうことです。たしかにローマ・カトリック教会があり、聖公会があり、プロテスタント教会があり、
>ギリシャ正教会があります。プロテスタント教会の中にも多くの教派があります。しかし、
>教派があることは、必ずしも教会の公同性に反することではありません。それは丁度「人間」という
>普遍的な概念がありながら、具体的には人間は日本人として、アメリカ人として、インド人として
>人間であり、日本人がいてアメリカ人がいてインド人がいるように、教会も地上では、
>歴史的、教派的な形態を抜きにしては存在し得ないのです。
プロテスタントの多くの教派でこのように考えられているとおもいます。
「見える地上の教会」と「見えざる絶対の教会」とが必ずしも一致するとは限らない
という考え方ですね。私も個人としてはこの考えで 完璧 OK です
それに対してローマ教会では
教会とは「見える教会」も「見えない絶対の教会」も同じであるべきだ、と考えるのだと思います。
カトリックはプロテスタントを「別れていった兄弟たち」と考え「帰ってくるのを待っている」という。
これは明らかに「目に見える教会もローマ教皇のもとに一つであるべき」、そういうことだと思います。
つまり「教会(エクレシア)」の考え方がプロテスタントとローマ教会とで
少なくとも現在ではまったく違ってしまっている。
これでは教会合同への道が険しいのは言うまでもない。
(さらにつづき)
この観点から眺めたときにですね。
>また大概の教派が自分達こそが唯一のあるべき普遍の教会だと信じているからといって、
>ニケア信経でいう「カトリック」(これは田川がいう意味にとるべきですよね?)を
>大概の教派が信じている、ということにはならないと思う
というのはあてはまらない、ということですね。
なぜなら「自分たちだけが」とは(少なくともプロテスタント側では)考えないから。
いいカッコしい、というのだったら、それはそうかもしれませんですな。
でもプロテスタント間の教会の話し合いの方が気楽に始められてるのは(合意にいたるかは別)
ここにあるのかもしれない、とは思う。(EU スレに書いた Provoo 教会群など)
他教派もまた「見えざる絶対の教会の一部」と認識することによって。
251 :
世界@名無史さん:04/02/18 05:29
(もうひとつ)
と、ここまで書いて、おそらく出てくる疑問はまたしても
「それでは何で分派があるのだ、それは自分たちだけが正しいと信じてるからいちがいない」
「自分たちだけが正しいと信じている以上、自分たちだけが見えない絶対の教会の
具現化であると信じているということと同じことだ」
「神が全能ならなぜ地上で絶対の教会の出現を阻む必要があるのか」
こうしてまた、堂々巡りな議論に再び帰っていくのでしょう。
世界中の神学者さんたちがよってたかっても今のところ合意点はない(浅学にして私は知らない)。
カトリックとプロテスタントが教会論で話をするときは常に吸収合併についてですから、
カトリックは対等合併はダメなわけだからね。
プロ側としては最初から自派の消滅ありきで話をするのは難しいよね。
この出口が見えたときこそが「見えざる絶対の教会のこの世での出現」となるような。
キリストの再臨の日まで待つ必要があるのかもしれませんなあ(笑)
と冷や汗もんでレスを試みましたが、
あくまでも独り言として、ご批判を乞う。
252 :
世界@名無史さん:04/02/18 12:22
↑ カトリックかプロテスタントか、どっちでもいいけど、もっとよく知れば
そんな間違いは言えなくなるよ。
教会の一致に関して問題になるのは聖体についての考えの不一致。
教会の一致について考えるなら、カトリック、プロテスタントのみならず、
正教についても考えないとね。
253 :
世界@名無史さん:04/02/18 12:29
自分宗教はわからんばってん、シスターとかってスキだな
>>252 なにが間違いかは見方によってかわる場合もあり、
慎重になった方がいいと思いますね。
聖体論の差異が教会一致を妨げている、という意見には同意しますが、
それは要因の一つであって、組織論、教皇の至上性と不誤謬など
ほかにも様々な要因があるとおもいます。
しかしそれらについてここで論争するのは板違いと考えています。
話の流れでも聖体論は出ていませんし、
また宗教改革から発展した話だったので、東方教会にも触れませんでした。
255 :
世界@名無史さん:04/02/18 22:33
現実を知らずにする議論ほど意味のないものはないね。
256 :
世界@名無史さん:04/02/18 22:47
スイスの宗教改革、フランスのユグノー戦争、オランダの独立戦争、ドイツの三十年戦争...
これってプロテスタントとカトリックの抗争だよな
257 :
世界@名無史さん:04/02/19 06:00
「プロテスタントとカトリックの抗争」を利用しようとした幾つかの集団の利害が衝突した抗争
258 :
世界@名無史さん:04/02/19 18:49
《文春新書》
『ローマ教皇とナチス』 著:大澤 武男 発売20日
「神の代理人」はなぜ悲劇を前に沈黙したのか
第二次大戦中、ローマ教皇ピウス12世はナチスによるユダヤ人虐殺を
知りながら止めようとしなかった。沈黙の理由を彼の人生に探る
259 :
世界@名無史さん:04/02/20 00:30
《ヴァネチア・マルドゥス書店》
『名士書簡集』ケルンの神学者オルトゥイン=グラティウス編纂 発売1519年
「二枚舌のロイヒリンをぶっ殺せ!」
旧態依然の野蛮なラテン語を駆使して人文主義者たちを思う存分叩いた正統派の
聖なる書簡集。
トマス・モア評
「賢い人々はその機知を楽しみ、愚かな僧侶たちは自身の名誉の宣伝の書物と信じる」
260 :
えらくない人:04/02/20 01:23
>>215 丁寧なレスをありがとう。
とりあえず、「エクレシア・カトリカ」はMainline Protestants一般で信じられている、
ということは了解しました。(東方諸教会ではどうなんですかね?)
で、アングリカンについて
>「自分たちの教会もその地上での具現化の一部であると信じている」
これも了解です。というか当初からそういう理解でした。
が、後に続く「公同性」に関するローマ教会とプロテスタント諸派の違いについては
少々異論を差し挟ませて頂きたい。
>それに対してローマ教会では
>教会とは「見える教会」も「見えない絶対の教会」も同じであるべきだ、と考えるのだと思います。
この部分、おそらくは言葉の綾の問題で我々の理解は同じだろうとは思うのですが、一応書くと、
あくまでも「エクレシア・カトリカ」は見えないもの、ですね?ローマンでも。
地上の教会は、この神の教会のいわば代理店、エージェントみたいなものです。
知り合いのイギリス人人類学者が日本に来たときに京都の神社に案内されたそうなんですが、
神がやってくるor宿る場所が地上にあるという考えはオーソドックスなキリスト教にはないと
指摘しておりまして、私の乏しい神学知識でもそれは正しいと思います。
ローマ教会の主張は、「ウチだけが本当の代理店なんだよ」というところでしょう。ですから、
>カトリックはプロテスタントを「別れていった兄弟たち」と考え「帰ってくるのを待っている」という。
>これは明らかに「目に見える教会もローマ教皇のもとに一つであるべき」、そういうことだと思います。
これも了解です。が、これゆえに「エクレシア・カトリカ」の考え方の違いがローマンとプロテスタンツ
にあるわけではなくて、違いは「何を持って代理権を主張するか」にあるのではないですか?
以下続きます。大半の読者には退屈な話でしょうが、も少しおつきあいを。
261 :
えらくない人:04/02/20 02:16
それで、ローマ教会が正当性を主張する根拠(の一つ?)は、使徒とその弟子達の系譜を法王が引き継いで
いる、ということで、それはつまり
>>246で孫引きしたエイレナイオスによるならば
「教会(ecclesia)が宣べ伝えているのと同じこと」を(いろいろありながらも)引き継いでいる、
それはウチだけよ、という自負だろう。
一方でプロテスタンティズムの権威のより所は原則は「聖書のみ」だからして、地上の教会がどうある
べきかは「各自考えよ」だろう。よって
>カトリックとプロテスタントが教会論で話をするときは常に吸収合併についてですから、
>カトリックは対等合併はダメなわけだからね。
>プロ側としては最初から自派の消滅ありきで話をするのは難しいよね。
ローマンが吸収合併を、プロテスタンツが対等合併を主張するのなら、どちらも互いの内在的倫理
を主張しているだけと思われる。ローマンとしては対等合併こそが自派の消滅だろう。系譜がとぎれる
という意味で。
板違いな方向にいっちゃったかな?ま、「実際にはもう途切れまくってるだろう」とか
「ほんとはプロ諸派だって俺んとこが正解と思ってるくせに」とか「大体がみんな子供の頃から慣れ親しんだ
ものへの愛着を捨てられないだけでしょ」とかいう現実的なツッコミはとりあえずナシにして頂ければ。
レスしようかどうか実際迷ったんですが、「近代ってなによ?」という問いから始まった話なので、宗教改革を
支えた倫理にかんする部分を指摘しておこうかと思いました。
てか、偉そうに横文字併記する人、ギリシア語かラテン語の最低限の知識くらい持ったら?
ギリシャ教父に、ラテン語当ててたり、ギリシア語(のラテン表記)で c とか出してて、
何か恥ずかしいんですけど。
>>261 使徒継承はうちだけではありません。正教さんもですよ。
つか、実際を知らないでする議論は(ry
>>263 うるせーなあ、
その実態とやらをここに晒せ。ただし板違い厳禁。
宗派論争をここでやらないという条件で。
それができないなら
文末(ry でごまかして茶々を入れるお前はチキン
265 :
世界@名無史さん:04/02/20 20:23
↑ 知ったかぶりの化けの皮がはがれますた
266 :
えらくない人:04/02/20 22:13
ん?なんか誰が誰の話をしているのかわかりませんが、とりあえず私はこの話題
では同じ名前でしか出てませんので。
>>263 ローマ教会は、正教の使徒継承を認めているんですか?で、それは分裂当初から?
当方神学もキリスト教史も専門外で、自分の研究のための予備知識として以上
の関心はないです。故、基本的なこといっぱい知りません。
>>262 これは私宛???だったら、私が使った横文字表記はすべて引用に含まれている
とおり書いたものなので、苦情は原作者へどうぞ。
267 :
世界@名無史さん:04/02/20 22:30
「第一の使徒」「使徒の中の使徒」 とも呼ばれていた女がいた、
という指摘については?
各グノーシス文書、ナグハマディ文書には触れましたか?
「マグダラはイエスに言った、『ペテロが私を苦しめます。女を嫌っている彼が怖いのです』」
>>230 >ほとんどだれも読んでいなかったと思われます。
こういう嘘を平気でついてはいけませんねぇ。
ビザンティンの方じゃ、旧約は七十人訳、新約はギリシア語原典
使ってますがな。それと、中世においても、旧西ローマはギリシア語圏と
活発に交流しているんだから、当然ギリシア語圏の聖職者もいて、
原語で読まれてます。
269 :
世界@名無史さん:04/02/21 01:13
使徒継承といえば、公教と正教、これ基本。
270 :
世界@名無史さん:04/02/21 01:24
>>269 あなた方の脳内基本でしょう。
誰か宗教板からの「ボートピープル」 何とかして。
私は政治学専攻でマキャベリもやったが、
史学の話法をしてくださいよ。
271 :
世界@名無史さん:04/02/21 01:53
↑ 常識知らず発見
えー、私も畑は史学と政治学です。215=217 としか名乗ってません。
なるべく板違いにならないようにレスをしようとつとめます。
なにが正統か、なんてことに個人的にはあんまり興味ないんですが(アングリでハッピーです)
最近世界史板に来るカトリックの人、増えましたねー。皆さんは難民なんですか?
郷に入っては郷に従えでお願いしますねー
「正しいか、正しくないか」「正統か、異端か」って二区分はこの板ではダメですよ。
ここでは「絶対」って概念も正当化できませんし。
気をつけてくださいねー。
以上、Warning でした。
>>215-216 レスどーもです。
それと考えていることはおそらくほぼ同じだと思います
最後の部分から見たいと思いますが
>ローマンが吸収合併を、プロテスタンツが対等合併を主張するのなら、どちらも互いの内在的倫理を
>主張しているだけと思われる。ローマンとしては対等合併こそが自派の消滅だろう。系譜がとぎれるという意味で。
はい、完全に同意しますです。全くその通りだと思います。
で、最初に戻るんですが誤解ないように
「教会」とは何ぞやだけ、国語辞典的ににチェックしておきますが
1. 個別の教会、およびその建物
2. 教派、教団、信仰共同体など、信仰者の集合体をさす
3. エクレシア カトリカ
ここで「神がおりてくる、宿る」というのは1の例としてはありません。
神社とはその点が違うんです。
しかし2の例では「だれでも三人集まるところには私もそこにいる」(だったっけ?)と聖書にありますし、
聖霊なる神は人間の心に宿るとされています。
つまり信仰共同体としては神がともにいると信じているということです。
(つづく)
(つづき)
>>260-261 >地上の教会は、この神の教会のいわば代理店、エージェントみたいなものです。
私はカトリックではないので、
彼らが本当に「実際」どう解釈するのかを論じるキャパはありません。
しかし外部の目から見たときにですねえ、
ローマ教会は自分たちを「代理店」とは思っていないんではないか。
「この世の教会(代理店)」と「エクレシア カトリカ」を区別する感覚がない。
上の例で言うと (
>>262) 3つあげた教会の意味のうち 2 に当てはまるのはローマ教会だけ、
さらに 2(ローマ教会) = 3 (エクレシア カトリカ)
彼らにとってはそれは自明なので論争の余地はないということになります。
少なくとも宗教改革以前はこうであったでしょう。
ところが宗教改革以降、カトリックもプロテスタントという「アンチ」に対抗して
自分たちの正統性を論じなければならなくなってしまった。
そこで「ローマ教皇の至上性」を正面にだすようになりました。
>違いは「何を持って代理権を主張するか」にあるのではないですか?
同意しますが、ローマ教会からすればこんな主張をせねばならないことこそが
じつは非常に悩ましいことなんではないでしょうかね。
彼ら側から見れば、宗教改革がなければそんなことはしなくてもよかったってことになる。
(もうひとつ、これで最後)
宗教改革はこうしたローマ教会の「我らのみが包括的かつ永遠」の感覚にたいして、
時間と空間(時代と場所)が介入して起こった出来事だとおもいます。
個人の覚醒(ヒューマニズム)と地域の(特に経済)活動を基盤とした各地の世俗国家の台頭は
地域と時代を反映しつつ盛衰することのできるプロテスタント諸教派を必然として培養した。
逆に包括的であることで成り立つローマ教会は地域的時代的な条件の急激な変化には
図体がでかすぎることもあり、或る意味対応しきれなかった、そういうことでしょう。
エーいろいろ書きましたが、おつきあいありがとうございました。
教皇権の神学的な裏付けとか、代理店問題についてははほかにもいろいろあるんですが、
やると完全に板違いで、よその混乱や荒らしががこっちへくるのは私は嫌だ(もうきてるのか笑)
277 :
世界@名無史さん:04/02/21 02:16
現実に即してない無駄な考察だな。
278 :
世界@名無史さん:04/02/21 02:19
>>272 正しい、正しくないを論じるレスなんてあったか?
定義は定義。履き違えてもらっちゃこまるな
280 :
世界@名無史さん:04/02/21 02:23
>>275でまたまた知ったかぶりが露呈。
275の脳内カトリックの話はいらないよ。
>>272 この板的には空想で論を展開せよ、と。そういうことでFA?
それでは皆さん、板違いにならないようにどーぞ論じてください。
私は叩かれても全く気になりませんが、叩く以上は自説もきちんと提示してください。
ただしどうか「他教派たたき」と「自派だけが正しい」は板違いだということを頭において、
>>260-261 に答えてくださいね。
283 :
世界@名無史さん:04/02/21 02:40
↑ 寝言は寝てからどうぞ。
自説の矛盾がわからないわけね。
>「他教派たたき」と「自派だけが正しい」
こんなレスあったか?
ひょっとして脳内レス。。。
>>282 妄想説なんて叩いたって仕方ないじゃん。
叩いてるんじゃなくて馬鹿にされてるんだよ。
286 :
世界@名無史さん:04/02/21 02:46
>>282 自説を提示するにあたっては、現実的な根拠をおながいしまつ。
>>215 >>217 あんたも「宗教板」適性100%。アングリ とは聖公会ですかね。
俺さんとかいうのが、よく長文書いてるみたいだよ。
キリスト教徒でもないのにキリスト教にやたら詳しい人って
何が面白くて勉強しているんだろう?
信じてもいない宗教についてあれこれ調べたりして楽しいのかな?
1 名前:Benedict[age] 投稿日:03/11/24 01:44
前スレは好評でした。最後まで有意義な議論が展開されていましたし。
このスレにはキリスト教に関することならば、何を書いて頂いても構いませんので、よろしくお願い致します。
290 :
世界@名無史さん:04/02/22 11:35
>>288 やたら詳しいのが正しい知識ならいいけど。
大概間違った話を延々としていて、間違いを指摘されても話を聞かないのが通例。
291 :
世界@名無史さん:04/02/22 11:36
>>289 >何を書いても
嘘や空想でも構わないと?
292 :
世界@名無史さん:04/02/22 20:18
>>288 異文化について理解したいからじゃないの?
293 :
世界@名無史さん:04/02/22 20:22
異文化について妄想したいからだよ
294 :
世界@名無史さん:04/02/22 20:26
まっ廚にはわからん世界だろうな(w
ピューリタンは仏教徒ですなんて当たり前のようにいいそうでいやだな
857 名前:元修道士[sage] 投稿日:04/02/22 03:20
カトリック信徒以外の人たちって
カトリックであったと言われる「奇跡」とか
トリノの聖骸布とかについてはどんな見解なんだろう?
297 :
世界@名無史さん:04/02/22 21:10
世界史板にはカトリック以外の人はいないのか?
いるけど、カトリックはすぐに
「カトリックでは」って話に首突っ込んでくるから、
まるで多数いるように見えるだけ。
たしかにそうやって首突っ込んでくな 俺
300 :
世界@名無史さん:04/02/22 23:58
>>298 おもしろい (゚∀゚)
だってカトリックについて明らかに間違ってる話ばっかりなんだもん。
そんなカトリックねーよwみたいな。
間違ってるってのは「カトリックでは」間違ってるんだろ?w
302 :
世界@名無史さん:04/02/23 00:03
>>301 カトリックの話をするのに、現実のカトリックの話をしないでどうしたいわけ?
301の脳内にしかないカトリックの話をされても。
そういうんだったら真実のカトリックの話をすれば?
だれもするなっていってないのに、なにを言ってるんだか。
って、煽りにのってしまった。
反省。
つい青海苔に乗ってしまった
つい青海苔を食べてしまった。
307 :
世界@名無史さん:04/02/23 01:05
福音書で、イエスの論敵としてパリサイ派というのが出てくるけど、
あの中で描かれているパリサイ派は、パリサイ派の中のより厳格な
シャンマイ派のイメージと重なり、
より柔軟なヒレル派のイメージはイエスに近く、イエスはヒレル派の
傾向を極限にまで押し進めたものと見ることもできるのだとか。
308 :
世界@名無史さん:04/02/23 11:10
そういえば、岩波の新約聖書が廉価版(といっても4700円だが)になったよ。
ま、以前は、計1万2000円以上だから、半額以下になったってことで。
学問的に充分な註と解説がついてるし、日本語文法としてはあと一歩で破格
ってものもあるぐらい、原文にすごく忠実に訳している(らしい)。
目から鱗が落ちる註もかなりある。
他に特筆するべきことは、幾つかの書簡を合わせたと考えられている
ローマ書や第2コリント書などを、オリジナルと思われる形で分割している点かな。
とにかく買い。
>308
とりあえず「目から鱗」の部分がどう訳されているのか気になる私は非キリスト者。
豚に真珠モナー
そのままじゃないの、目からウロコ、豚に真珠
豚はユダヤ教では穢れた忌み嫌われる動物、
イエスが病人を憐れんでという言葉が、
ギリシア語本来(スプランクニゾーマイ)
はらわたがちぎれるほど憐れんでという意味合いに直したとか
普通は「目からうろこ“のようなもの”が」だよな。
冗談が分からない奴が住んでるな。
あれ? なにかネタに掛かったのか? 俺
あれ? なにかネコにひっかかれたのか? 俺
いや別に深い意味はないでしょう
317 :
世界@名無史さん:04/02/27 22:12
アメリカの場合、階級(年収)の上昇によって、車でも乗り換えるように教派を
移るといわれているけど、
アメリカ以外の移民国家(カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、
南アフリカ)はどうなの?
318 :
世界@名無史さん:04/02/29 08:50
>>280 当方カトリックだが、
>>275 の理解は正しい。
宗教改革では互いの陣営が対抗言論を構築せざるを得なくなった。
それまで、保留、各論的なものだった事柄まで言論化しなければならなかったわけで。
双方が、無理のある事をしているともいえる。
宗教というものは、そもそもが論理を超えた事柄を扱う性質なだけに、
例えば三位一体の教義の成立期でもそうだが、あれも言論化するという無理を行うことで、
「異端」というものが生じてしまったわけだ。
>>280はカトリックのことを知らないのが、フリをして煽ってるだけだろう。
319 :
世界@名無史さん:04/02/29 08:54
>>317 カナダは州ごとに違う歴史背景があるからなぁ。
その時の移民の宗主国の違いによって違う。
オーストラリアはかなり長い間イギリスの統治下にあったから、イギリスに倣ってるのでは。
あと、アメリカでは長い間、階級によって宗教を・・・ということがあったようだが、
近年は徐々にそういう図式が崩れつつあるらしい。
あぼーん
321 :
世界@名無史さん:04/02/29 09:12
かなり前の事柄へのレスだが、
>>247 ><私見>
さて、そうすると、ローマン・カトリックが主張するのは、自分達の教会こそ
がこの見えざる絶対の教会を具現化したものである、ということになるのだろうか。
そうすると
そうは考えない。
それ以前に、上記の思考、或いはその後の論の前提は、「カトリック(普遍)」に基づく
「教会」という形の定義を組織的なものとして考えすぎているといえる。だから齟齬が生
じるんではないだろうか?
「普遍・カトリック」は「聖、公、一」に示されるように、古代教会で決定された信経に
存在し、現代の「キリスト教」は概ねこれに従っていうはずだし。しかし「秘跡」という
ものが加わる為にややこしいことになる。例えばローマ・カトリックが一致すると考える
のは7つの秘跡が前提になるために、正教会のみが同じになる。(そもそもローマは、カ
トリックの数ある教会の中の一つの地方教会に過ぎない)
「ローマは組織的にプロを組み込みたい」という発想は現代のカトリックにはないことは
指摘しておく。しかし秘跡思想の一致がない限り、「教会」の一致は難しいということだ
ろう。双方ともにそれは困ることになるだろうし。
322 :
世界@名無史さん:04/02/29 19:53
>>318 代父母さんにでも聞いてみたら? いっぱい間違ってるから。
つか、カトリックで
>>275のように考えてるならちょっとおかしいよ。
>>322 どこがどう「間違って」いるのか指摘できないなら、煽りと同じ
324 :
世界@名無史さん:04/02/29 22:15
>>322 代父母に聞く?なんだそりゃ?
この流れで「代父母」なんか出す必要性などない。世界史のスレだ。
自己の立場をいったん脇において話す場だろ。
第一、司祭に聞く話だろ。
間違うもなにも、
>>275はカトリックではないという立場で、あの論考をしているわけだ
し、それに前提がある話で、それにおいては間違っているとはいえない。ただし、話の推移
まで全部見通したわけではないからわけではないから
>>322がどの部分をおかしいと考える
のか名記して欲しいものだ。「神のエージェント」というのはなんか違うとはいえるけどね。
そもそも古代からの継承された教会、のうち、ローマのみから、プロテスタントが生じたわ
けで東方からすると、内輪もめ程度に見ているだろうが、東方は秘跡の問題でプロテスタン
ト諸派とは完全に相いれないと考えている。
ただ教皇の至上性というのは対プロテスタントというより、国家権力に対し為された
ものだからなぁ。
325 :
世界@名無史さん:04/03/01 00:27
↑ あの、言ってること、矛盾してませんか。
それは
>>275は結局間違ってる、といっているに他ならないんですが。
326 :
えらくない人:04/03/01 02:06
なんだ、まだ議論続いてたんですね。
とりあえず、私が書いたことに関しては
1)「公同の教会」の概念を組織のごとく捕らえすぎ。無形の教会みたいなもの
かと思っていましたがそうでもない、ということですね?321さんのご指摘の
「そうは考えない」というのは、ローマンだって「ウチだけカトリック」とは
思っていないということですか?今現在ではなく、東西分裂か宗教改革あたり
からの歴史的経緯でご説明いただければと思いますが。
2)325さんの指摘する矛盾というのは324さんの
>ただ教皇の至上性というのは対プロテスタントというより、国家権力に対し為された
>ものだからなぁ。
と、275さんの
>ところが宗教改革以降、カトリックもプロテスタントという「アンチ」に対抗して
>自分たちの正統性を論じなければならなくなってしまった。
>そこで「ローマ教皇の至上性」を正面にだすようになりました。
のことなんでしょうか。
それこそ「教えて、えらい人!」
>>325 お前いい加減にしろよ。
宗教板へかえれ。
カトリックの中の事はあっちでやってくれ。
そうじゃないなら「なにが」間違ってるの述べろ。
以後スルーで。
328 :
世界@名無史さん:04/03/01 08:54
みんな、世界史板の住人にもわかるようにカキコしてほしい。
宗教板の人間だけの内輪の話みたいになってきてる。
329 :
世界@名無史さん:04/03/01 11:00
>>327 325じゃないけど。
ご自分のレス読めばわかるんじゃ? だれが読んでも矛盾してますよ。
>>329 どのレスが327のレスなのか?oshiete
よく、「日本人の多くは一神教を理解していない」といわれますが、
ヨーロッパ人の多くがキリスト教を真に理解するようになったのはいつごろの
時代なのでしょうか?
中世から近世だと、農村部や僻地では異教的なものがずいぶん残っていた
ように思えますが。
332 :
世界@名無史さん:04/03/01 23:56
>>331 中世は、現代の日本人の多くが仏教を理解していない状態と同じだったといえるのでは?。
仏教のなんたるかを「真に理解する」ということは不可能。
僧といえど永遠に道を求める。
それと同じ構図にすぎないんでは?
今も欧米では「真に理解していない人」は多そうだ。
聖職者ぐらいで充分と思われ。
みんな理解していたらきもいと言うか。
別に今も欧米人が理解してないように思う
332におおむね同意。
しまった、キリ番とられたか
>>331 日本人が何となくお釈迦様や八百万の神々の感覚をもってるのと同じでしょう。
理解はしてないが、肌で感じるものはあるでしょう。
漠然とした「神は一人」の認識はあると思いますよ。
でもそれがキリスト教の教義を理解してるってことにはならないだろう。
「真に」なんてハードルを高くされたら、信徒でも自信がないよ。
排他的一神教であるユダヤ教徒が旧約(トーラ)よりもタルムードを優先してい
るという事実すら一般のクリスチャン(キリスト教徒)は知らないようですね。
つまり、現時点でのユダヤの神とはタルムードによって解釈補強された神概念(テトラグラマトン)
なわけだ。
それがいかなるものか、文献に当たるのが一番だと思うが。
(簡単な英文ですyo)
「おや、ユダヤ=キリスト教なんてって同じ神を信じているのではないのかね」
と言われないためにも読んでおくことをお勧めする。
ttp://www.hoffman-info.com/talmudtruth.html
337 :
世界@名無史さん:04/03/02 15:45
>>331 「真に理解せねばならない。」
・・・と考える発想や或いは
「異教的」なものの排除
・・・という考え方だけど、
古代から中世にかけてのキリスト教はそれほどでもなかったが、
宗教改革以降そのような発想がでたともいえるかも。
例えばアメリカのファンダメンタル(原理主義的な福音主義)
なキリスト教はそのような傾向が強い。
おそらく「万民司祭」という発想からそのようなあり方がよしとされる
ようになったのではないか?
信徒全てに修道僧的生き様を求める。
338 :
世界@名無史さん:04/03/02 17:07
おいおい。万民司祭ってw
>>337 >「異教的」なものの排除
魔女狩りもその延長線上にあるものですか?
340 :
世界@名無史さん:04/03/02 19:41
ヨーロッパ中世の魔女狩りは「異質なもの」の排除である。
極端の形の「村八分」
異質なものに「異教」「異端」のレッテルを貼っただけの事が多い。
異質なものには障害児を生んだ女性や、メンヘル患者などが多かった。
その他コミュニティー内の政敵や、流れ者なども標的になった。
宗教改革機以降の魔女狩りは党派論争の行き過ぎた形であって、
これもまた「異教的」とは違う。
現代アメリカに見られるような「原理主義者」による一種の「魔女狩り」は
聖書の一言一句をそのまま受け入れない人々に「異端」「異教」のレッテルをはり、
場合によってはそのものたちを殺すのも妥当(例えば中絶手術を執刀する医師の殺害)と考える事もあるが、
これは原理主義者によく見られる自己のアイデンティティーを模索するツールであり、
突き詰めて「異教的とは何か」を考えているのではない。
341 :
世界@名無史さん:04/03/02 21:04
>>340 日本の場合、「異質なもの」は神になる。
・・・・・が、差別も受ける・・・・・。
アメリカの原理主義者は近くにいて欲しくないな〜。
342 :
世界@名無史さん:04/03/02 21:07
>>341 >
>>340 > 日本の場合、「異質なもの」は神になる。
> ・・・・・が、差別も受ける・・・・・。
>
> アメリカの原理主義者は近くにいて欲しくないな〜。
・・・というわけで、日本の古代にキリスト教原理主義者の一団が
存在したら、神になっていたりして・・・・・な、わけねーか。
日本的な「異質なもの」と「ヌミノーゼ」とは近いんだろうか。
344 :
世界@名無史さん:04/03/03 02:55
>>336 よく知りもしないで、知ったかこかない方がいいよw
>旧約(トーラ)
トーラー(律法)は、モーセ五書であって、旧約を指すわけではない。
>神概念(テトラグラマトン)
意味不明。tetragrammatos は、ギリシア語で「4文字」を意味するだけであって、
例のYHWHを指す固有名詞にはなっているが、「神概念」でもなんでもない。
トーラーよりタルムードを拠り所とするというのは、後者が実際の生活に関してより
具体的であるから、必然的に身近になるということであって、
権威としては圧倒的にトーラーが上。
345 :
世界@名無史さん:04/03/03 06:05
>>344 トーラ云々がモーセ五書くらい常識でしょ。
神聖四文字YHWHにテトラグラマトンを加えてヤハウェとしてるんですよ。
それくらい常識。分かりやすく言っている努力くらい読み取れば?
読んだの?URLの文書。
英語ダメなの?
ヘブライ母音を加えて・・・ヤハウェとしている
どうも一匹変なのが住みついているようだな
348 :
世界@名無史さん:04/03/03 12:04
変でもないよ。
リベラル・キリスト教やリベラル・ユダヤ教では当たり前の話でしょ。
排他的一神教だって、古代イスラエル宗教史上ではさほど起源が古いものではないし。
349 :
世界@名無史さん:04/03/03 14:37
>>345 >神聖四文字YHWHにテトラグラマトンを加えてヤハウェとしてるんですよ。
>それくらい常識。
「常識」言う割には、正確に書けてないのはなぜ? 間違え指摘された後で
「そんなの知ってたよ!」って小学生みたいな切り替えし、通用すると思ってんの?w
tetragrammatos はあくまでギリシア語であって、YHWH という4文字を指す語
であっても、ヤハウェという神の概念を指すもんじゃない。
これは、「分かりやすく言っている」んじゃなくて、単なる無知。
ご推薦のサイトの著者、学者でもラビでもなければ、単なる元ジャーナリストじゃん。
しかも専門が初期アメリカw ヘブライ語もやめない人間のユダヤ教論なんて
読む価値なし。こんなの貼り付けちゃうところで、お里が知れる。
タルムードが尋常じゃなくありがたがれるのは、あくまで所謂「ラビ的ユダヤ教」の
しかも、ラビのごく周辺。ま、自分たちの集団の祖先が作ったんだから、当たり前の話。
350 :
世界@名無史さん:04/03/03 21:48
>>332 >>334 >>335 確かに「真に理解するようになった」なんてのはいいすぎだわな。
「キリスト教文化の常識」みたいなものを身に付けたのはいつごろだったのか、
とでもしとけばよかったかも。
じゃあ あらためて。
> 中世から近世だと、農村部や僻地では異教的なものがずいぶん残っていた
ように思えますが。
たとえば 太陽神の冬至祭とか 農耕神の収穫祭とか 死者の日・万聖節 と
現代にも異教的なものがずいぶん残っているようにも思います。
352 :
世界@名無史さん:04/03/04 01:21
>>351 そういうの排除したら面白くない宗教になりそうだ。
仏教にも、施餓鬼とか、彼岸とか、色々ある罠。
353 :
世界@名無史さん:04/03/04 01:23
>>350 キリスト教の常識は非常識。W)
「キリスト教文化の常識」の定義ってなんだ?それを名記しないとわけわからん。
色んなキリスト教があるんだから常識も色々あるんでね?
354 :
世界@名無史さん:04/03/04 19:46
>>351 >>352 アイルランドなんか、異教的なものがカナーリ残ってそうだな。
たしかハロウィーンもアイルランドが起源だったっけ?
355 :
世界@名無史さん:04/03/04 19:53
しらね
356 :
世界@名無史さん:04/03/04 21:03
>>354 ドルイド教でしょう。たしか。
「死に逝く神」はフレイザーが指摘するまでもなく、中東世界には溢れていた。
こういうのが多くキリスト教に取り込まれている。
アレキサンダー大王の遠征で、ギリシャの神が仏教の守護神になっている
のを見れば、「混交」じたいはキリスト教でも歴然としたものでしょ。
キリスト教だけを特別視するとしたらその人の脳に「信仰」が混じっているからだと思う。
357 :
世界@名無史さん:04/03/04 21:03
聖書についてわかりやすく書いてる本でおすすめなのってありますか?
>>2で出ている「絵画で読む聖書」は読みました。とても面白かった。
堅苦しくなく、裏話なんかも交えた感じのを探しているんでけど・・・
ちなみにキリスト教に興味を持ったのはドストエフスキーを読んでから(w
358 :
世界@名無史さん:04/03/04 21:19
>>357 「キリスト教の歴史」講談社学術文庫 小田恒雅ほか
「新約聖書の誕生」講談社選書メチエ 加藤睦
は?
裏話といえば「トマスによる福音書」講談社学術文庫
正統でなく「異端」として退けられているグノーシス流の文書。
まあ、信仰を求めている人には勧めないですね。
(講談社ばかりだが別に回し者ではないです)
359 :
世界@名無史さん:04/03/04 21:29
>358
即レス、サンクス。
いろいろ紹介してもらってありがたいです。さっそく読んでみます。
361 :
世界@名無史さん:04/03/04 21:45
>>358 そこで挙げてる本すべて、聖書についての解説本じゃないし。
加藤隆の本が一番近いといえば近いが、これは新約聖書の成立背景を
解説したものであって、内容自体の検討はあまりなされていない。
(加藤は田川派だけあって、独断的に過ぎて、あまり勧められないな)
やっぱ田川派だったのか。
やけにトロクメっぽい主張ばっかするなと思ってたが。
加藤隆とかは予備知識がないとつまらんと思う。
キリスト教とか知らない人向けにわかりやすく書いた本といえば、
自分的には「ザ・クリスチャンズ―キリスト教が歩んだ2000年」
(B.ガスコイン・徳岡孝夫訳) NHK出版協会 1983がベストだね。
テレビ番組を元にしてるだけあってエピソードも交えた平明な語り口。
常識人らしいバランスの取り方、距離の置き方が印象的だった。
図書館か古本屋にしかないんだけどね。
364 :
世界@名無史さん:04/03/04 22:45
>>361 >>362 >>363 このかき回し方、ナンだろ?
訳の分からないことばかり言いやがって。
やはり、このスレに出てくる奴は・・・
キリスト教なんてもの、信じない方がいいよ。
>>357さん。
少なくとも、充分に距離を置くべきだ。
歴史を見れば、「キチガイに刃物」でしかなかったしね。
学派とかそういうの全然知らんけど。
安くて手軽なの2〜3冊読むってのが大事かもね。
どんな分野でも1冊だけ読んで 分かった気になる
ってのが一番いかんと思うよ。
>364
あの…おれクリスチャンじゃないし、信仰勧める気もないんだけど。
367 :
世界@名無史さん:04/03/04 23:06
岩波文庫から出てる「創世記」「出エジプト記」「ヨブ記」「福音書」
「使徒のはたらき」はどう?
>>364 357ですけど、信仰はないです。無宗教。
ドストの小説を読むにあたってキリスト教の世界にほんのすこし触れ、
聖書に登場する人物や物語性に面白みを感じました。
教会でもらえる聖書なら持っているけど「?」と思うところが多々あるので
分かりやすい解説本みたいなのがあればと。
>>367 基礎がわかりそうですね。それらも目を通してみたいです。
岩波文庫は個人的に好きですし(w
369 :
世界@名無史さん:04/03/04 23:17
聖書を直接読みたいなら岩波の解説付きを。
371 :
世界@名無史さん:04/03/04 23:52
372 :
世界@名無史さん:04/03/04 23:55
俺、キリスト教学校通ってるんだけど、
科学的な物事ばっかりいつも語る理科の教師がいるんだけど、
そいつ、クリスチャンなのw
そんな、科学的に証明されることしか信じないはずの人間なのに、
神は信じるのか、というとこにいつも疑問を抱いていますw
373 :
世界@名無史さん:04/03/05 00:45
ドストエフスキーといえば、田川の最大の(?)ライバル荒井献も、カラマーゾフに
感化されて洗礼うけたとかなんとか書いてたな。彼の著書である上掲の
講談社学術文庫の「トマスによる福音書」も「イエス・キリスト」も、相当量の
予備知識がない限り、読んでも理解できないだろう。
>>362 加藤はトロクメの弟子でもあるから。
>>372 科学と宗教は別次元にあるものであって、矛盾しない。
科学は人間精神において理性の所産、宗教は感情の所産だから。
例えば、理性で幽霊がいないことはわかっていても、やはり夜の墓場は怖い。
(だいたい科学という方法論では、そもそも神の存在は、本来的には
証明も否定もできないのだから―-神の在否という命題に対して、
何かを答えを出せる方法論ではない――科学者が宗教者であっても、
なんらおかしくないし、実際に結構いる)
もっとも、宗教者にいわせれば、神秘は理性を超えたもの、ということになる
のだけれど。
>>373 >宗教は感情の所産
これは異議あり!
しかし議論すると板違い(哲学板か宗教板)なので、
異議ありだけを表明させてもらって消える事にしよう。
っつか科学と宗教の問題は哲学板でヤッチくれい。
それかダーウィ スレヘどうぞ。
375 :
世界@名無史さん:04/03/05 04:19
田川って「独断的すぎる」って評価なんですか?宗教界じゃなくて学界で。
学界内政治ではそりゃ傍流だろうけど、研究者としてはみんな内心認めてる、とかではなくて?
少なくとも荒井はそうでしょう?
素人目には、あの独特の押しの強さを差し引けば、冷静に資料の分析や批判を
やっている人に見えますが。
376 :
世界@名無史さん:04/03/05 08:06
>>372 日本人や中国人など、東アジア人には宗教に対して偏見を抱いてる人が
多いように思える。
科学そのものを信仰しているのかな。
で、そのぶん妙なカルトや呪術に対して免疫がない。
377 :
世界@名無史さん:04/03/05 09:57
>田川って「独断的すぎる」って評価なんですか?
そういうのって、妬みでしょ。
欧米の文献に荒井や田川や大貫の論文は引用されるが、彼らを嫌う連中の
論文の引用なぞ、先ずお目にかかったことはない罠。
欧米の学者の論文をなぞるだけでは、そりゃあ相手にされない。
しかし少なくとも田川にはなにがしかの独創性があるからな。
聖書学なんて所詮仮説の積み重ねなんだから、「独断」を
怖れていてはなにも言えないよ。田川の独創性を独断と非難
している暇があったら、独創的な論文を発表すればいいのに、
田川達に対してあの手この手のいやがらせに夢中になって
時間を消費していた学者って、学者として最低だね。
378 :
世界@名無史さん:04/03/05 13:29
田川の独断は、他の研究者の著書と見比べればわかること。
マルコ50年代説、マルコがパレスチナを旅行していた説、マルコが本来、受難物語前
で終わっていたというトロクメ説の修正説、ルカがパウロを知っていた説 etc。
別に「独創的」(疑わしい言葉ねw)ぶることは構わないが、「書物としての新約聖書」
のような一般読者向けの本で、あたかも他説に信憑性皆無で、自分の説が
全然正しいかのように語る口ぶりは、独断的と言わざるを得ない。この一冊しか
読んでないと、騙されるぞ。
それと上掲の説は、聖書学会じゃ殆ど受け入れられていない。加藤みたいな
田川派くらいが一部受け入れているだけ。
>>377 >欧米の文献に荒井や田川や大貫の論文は引用されるが
例えば、どの論文に引用されてんの? んで、どんなふうに受け止められてる?
具体的に教えて? それと荒井と大貫は、別に突飛なことは言ってない。
さして「独創的」とも思えんが。
あ、「トロクメの修正説」は「書物〜」には出てなかったかも。
タガワ本は、それだけ読むと悪書、何冊か読むと良書に変わる魔法の本
381 :
世界@名無史さん:04/03/05 14:48
マルコの代表的注解書のひとつJ.グニルカの「マルコによる福音書」注解や
Word Biblical Commentaryのマルコやルカやヨハネ黙示録の注解とか
いろいろあるじゃない。奇跡物語の代表的研究書のひとつコッターの
「古代ギリシャ・ローマの奇跡」とかにも引用されているし。
聖書学会うんぬんなんて言うからには、この程度のことは当然知っているよね。
382 :
世界@名無史さん:04/03/05 15:00
上に挙げたのは、
田川のLa pensée personelle de l’évangéliste Marcが引用
されている(田川の「原始キリスト教の一断面」はこれの修正版)
ほかに‘People and Community in the Gospel of Matthew’(NTS)の
引用も時々見かけるよね。
383 :
世界@名無史さん:04/03/05 15:04
すごい研究系の人が降臨してますな。
田川建三『イエスという男』はどうですか?
あと、今度、新しいキリスト教概説書を出版されるそうですが。。
384 :
世界@名無史さん:04/03/05 19:08
このスレ読んで田川のホームページを久々に見たら、
なんと更新してるじゃないか。永遠に止まったままかという気がしてたが。
田川の考え方がどこまで妥当なんだか、オレには正直よくわからんが、
新約学研究の勘所を一般向けにかみ砕いて教えてくれるのはありがたい。
何よりも奥歯にものの挟まったような言い方がなくて明解なのがいい。
学界からはじき出されたケガの功名というべきか。
386 :
世界@名無史さん:04/03/06 09:30
387 :
世界@名無史さん:04/03/06 09:34
388 :
世界@名無史さん:04/03/06 17:19
>>381 殆ど註解書じゃん・・
Evangelisch Katholischer Kommentar や Word Biblical Commentary みたいな
大部の註解書は、要するに(執筆している研究者の持説を推しながらも)
現代に出ている学説は全部載せちゃおうって意図のものなんだから、
突飛な考えを”欧文で”発表すれば、容易に載るのよ。これでもって、
「欧米」で認められているか否かは、判断できませんがな。重要なのは
「どんなふうに受け止められてる?」ってことであって、問題箇所で
一蹴されていたのでは話にならない。
例えば、コッターのその本の中では、どのようにコメントされてんの?
当該箇所を引用してくれない?
(コッターの該当書は1999年刊行の近著だし、「代表的研究書」などと
呼ばれているのも初耳なのだが。レビューを読んだ限りでは、
研究書ではなく、一般書っぽいし)
ここでやるような論争かなあ。
学術論争にはもっと適した場があると思うけどなあ。
引用がどうのこうの言うってるってことは大学院生か?
Typical lol
ここって学問カテなんだから、学術論争しても問題ないような……
391 :
世界@名無史さん:04/03/06 23:54
ていうかこういう学問的な話こそここで読みたい。
どうぞお続けください>関係者
論じるのはいいが、田川がどう論じて、荒井がどう反論してるのか
書くのが礼儀と思われ。
人名だけでは何がどうやら分からない。
このスレを見ているのは研究者だけではない。
もう少し論点を記述して、なじみのない人にも便宜を図るべきでしょう。
393 :
世界@名無史さん:04/03/07 00:46
それをいうなら、何に関する田川や荒井の論点に関して知りたいのかを
なじみがなくて知りたい人が質問する形式をまずとるのが礼儀では?
そのほうが中身の濃い展開になる確率も実際高いでしょう?
一般人は田川も荒井もトロクメも、バルトでさえ全く知らないぞ?
全く知らない人間が、どうやって質問するんだ?
自己中もいい加減にしろよ。
書き込みの礼儀というのはやりとりに参加している当事者同士が
理解を深め合うためのものですよ。どんな人だかわからないロムさんみんなに
分かるように最初から書けというのは、そっちのほうが無理。
スレ上のやりとりでわからない・知りたい部分があったなら、参加してどの
部分の解説が欲しいのか具体的に訊けばってことなんですが。
>>395 >どんな人だかわからないロムさん
つまりお前さんはなじみのない人に自分の知ってる知識を伝えよう、share しよう、
そして論点を分かってもらおう、一緒に論議しよう
なんて全く思わないってことだね。
まあこの板で盛り上げようと思うんならある程度間口を広げる必要はあるだろ。
聖書学も歴史的批判的アプローチをとってる以上、
歴史学と合わない学問では決してないんだけど、
●聖書・キリスト教自体が日本ではマイナーな存在
●知識がないと宗教的メッセージと区別が付けにくい
●史料としての扱いじゃなく文献それ自体が研究対象
といった点で一般の歴史学をやってる人から見るとわかりにくいところがある。
そこらへんをどう説明するかだな。
仏典とか文献の研究してる人だったら、
キリスト教の知識はなくても話は通じやすいだろうな。
んー、間口を広げるのはいい事ですよね。
しかしご指摘のように聖書の文献学的なアプローチは2chのような一般掲示板ではなかなか難しい。
たとえキリスト教の一般的知識がある程度ある人でも
学者の人名だけで議論が続くと、ほとんどの人はついていけないでしょう。
著作を読んだ事がなかったらアボーンです。
この板では学者の人名をあげて議論しているスレはほとんどないですね。
むしろ論争の経緯を書く方がスレとしても盛り上がると思います。
399 :
世界@名無史さん:04/03/07 07:19
私がローマ法王に選出された暁には 一夫多妻制を許可いたします はい
400 :
世界@名無史さん:04/03/07 07:24
後付けの三位一体はおかしいよ マリア崇拝もおかしいよ 結局キリストは誰だったのかな?
「ナザレのイエスってどんな人?」スレでも立てて、
ご存分に田川でも荒井でも論じればどうですか?
「ゴータマ・シッダルタってどんな人?」スレがあるんだからそれに倣ってね。
402 :
世界@名無史さん:04/03/07 22:34
>>400 三位一体もマリヤ信仰も確かに後付けだが、それはそれでおかしくない。
信仰の最高の基準を聖書に求める、所謂「聖書主義」なんてものが出てきたのは
ルター以降であって、これもまた後付けの概念なのだ。例えば原始教会に
おいても、パウロは、「霊の賜物」は勿論、「異言の賜物」のごとき、異教的
シャーマニズムさえ許容している。(というか、パウロの時代には、新約聖書
そのものがなかったわけだが))
その後わんさかと出てきた、「聖人」の存在も、聖書が全く絶対的基準として
確立していなかったか事実を物語る。
おかしいのは、歴史的に後付けである三位一体をかざして、未だに異端だの
カルトだのレッテルを貼りつづけている、一部キリスト教徒。
403 :
世界@名無史さん:04/03/07 22:49
>>401 「聖書の裏事情」というスレがあるからそこでやればいい。
404 :
世界@名無史さん:04/03/08 19:49
>>402 パウロが、「異言の賜物」を許容したのはなぜ?
そのほうが宗教に活力が出るから?
>404
そもそもパウロが異言を否定しなければならない理由は特にない。
本人だって「誰かが第3の天に昇った」とかナンとか現代人から見れば
ヘンなこと言ったりもしてるわけだし(2コリント2:12)。
「異言って行き過ぎるとヤバそう」とは思ってたろうが。
>>402 まあ、後付けと言っても、それが正しいならば、
人間が気が付く前から正しいわけで。
>>402 マリア崇拝は正しいって言いたいの?その議論は板違いだな。
実際問題マリア崇拝が存在してしまっている以上
歴史板の俎に乗っかる時は「そういうもんだ」としておく他ない。
正しいかどうかは全くどうでもいい。
409 :
世界@名無史さん:04/03/09 23:31
おかしいものは おかしい!だろ
そう、それならいいんだよ。
マリア崇拝は事実として存在する。それはこの板の守備範囲。
それが「正しい」かどうかを論じたい、例えば
>>406 はご遠慮願おうという事。
ようするに
>>406をつぶしたいから回りくどくネタふりか。
とんだ神への愛だな
モルモン教やエホバの証人もあり?
413 :
世界@名無史さん:04/03/10 00:33
なし!
414 :
世界@名無史さん:04/03/10 00:39
そしてまた糞スレ化してゆくのであった・・・・・・
416 :
世界@名無史さん:04/03/10 01:11
>>410 >>それが「正しい」かどうかを論じたい、例えば
>>406 はご遠慮願おうという事。
俺は後付けだからおかしいという見解に賛成できないだけで、
正しいかどうかを論じたいわけではないんだが。
最初は
>>402に噛みついて、次は俺を名指しするのもよく理解できないが、まあ不問にしよう。
418 :
世界@名無史さん:04/03/10 02:43
マリア崇拝も三位一体も変だよ。新約聖書は要らないかも。 と言う事はキリスト教も要らない。ユダヤ教に改宗しようかな。
ああそう。信仰自由の国だし誰も貴方を止めませんよ。
じゃあ次の人どうぞ
>次の人どうぞ
?????????????
ローマ・カトリック教会〜パパ様マンセー
なんてスレ立ててそっちへ移ってはどうだ?真剣うざい。
ただし議論が「板違いにならないように」せいぜい気をつけるんだな。
>>418
農業は最低の職業だってさ>ユダヤ教では
君の家の職業は?
宗教は弱い人間が信じるもの by slayer
人間は弱いもの。自覚がないのは(ry。
愚かな・・・。
お前ら十字架を踏めるか?
俺は踏むぐらいなら十字架になりたいぞ
マゾ?
一度クリスチャンの目の前で聖書を焼き払い、十字架を踏んでみたい。
顔真っ赤にして怒るかな?熱狂的な信者ならショック死する?
悲しいとは思うだろうが、聖書や十字架を拝んでるわけではないから。
聖書はまた買えばよいし、十字架もまた作る事が出来る。
やってみれば?
ただし友人は失うと思うよ。
436 :
世界@名無史さん:04/03/14 11:10
キリスト教の異端にグノーシス派というのがあったけど、
キリスト教がユダヤ教から分かれていく過程で、「ヤハウェとは違う神を信仰する」
というのが主流にならなかったのはなぜ?
>436
「イエスキリスト」を預言者とか天使とかでなく
創造神の一位格として認めた。
言い方を変えれば、キリストをヤハウェと同格に据えた。
この時点で、ユダヤ教からすれば「違う神」になったに等しい。
438 :
世界@名無史さん:04/03/16 20:54
>>436 @初期のキリスト教徒は殆どがディアスポラのユダヤ人であり、旧約聖書は捨てられなかった。
A異教(特にギリシャ世界)との対抗上も旧約聖書は権威付けのための格好の武器であった。
439 :
世界@名無史さん:04/03/16 23:24
>>438 >初期のキリスト教徒は殆どがディアスポラのユダヤ人であり
何故にディアスポラなのよ・・ 原始キリスト教は、当然ながらパレスチナが中心だし、
2世紀からは、非ユダヤ人が中心となってキリスト教が盛り上がったんでしょうに。
440 :
世界@名無史さん:04/03/18 18:54
イェルサレム初代の司教たち15人は、すべて割礼を受けたユダヤ人。
その後アンティオキア、エフェソス、コリントス、ローマなど帝国内の大都市に
次々に信徒団が生まれ、さらにユダヤ人改宗者よりも異邦人改宗者のほうが
多くなってくると、イェルサレム教会の権威も薄らいでいった。
441 :
世界@名無史さん:04/03/18 22:04
>>440 エルサレム教会の権威が凋落したのは、60年代に主の兄弟ヤコブやパウロといった
大指導者が相次いで処刑されたことと、70年のエルサレム神殿崩壊によるもの。
70年以前に「ユダヤ人改宗者よりも異邦人改宗者のほうが多くなってくる」ことを示す
史料はない。
442 :
名無的発言者:04/03/22 17:33
カトリックの世界に出てきたカルヴァン派やユグノーと
英国教の世界にでてきたピューリタンを同じものと考えて
いいんですか?
教義としては根っこは共通でつながっていると考えると良い
(細かいところまで一緒という事ではない)
どちらも体制側の宗教に押しつぶされないよう抵抗した点は同じ。
個人の内面を重視し、信仰の自由を守ろうとした。
444 :
世界@名無史さん:04/03/23 17:54
もしユダヤ戦争とエルサレム陥落がなかったら、キリスト教の発展はかなり
違ったものになっていたんだろうか。
エビオン派は結局自然消滅したんだっけ?
446 :
世界@名無史さん:04/03/25 23:05
グノーシス派の主張:イスラエルの神など要するに感情にも過誤にも弱い存在に
すぎぬ、好悪はまったくの気紛れだし、怒りは実に執念深く、ひたすらみずからに
対する迷信的礼拝だけを嫉妬深く求める卑劣きわまる神にすぎず、またその摂理
といっても、それはただ一民族の、しかも現世生活だけに限られた偏頗きわまる
ものにすぎぬ。そうした神の中に、全知全能の宇宙の父の面影など、とうてい
見ることはできぬ。
447 :
世界@名無史さん:04/03/26 13:15
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< カタリ派〜
\_/ \_________
/ │ \
|| ||
∧||∧ 処刑 ∧||∧ 処刑
( / ⌒ヽ ( / ⌒ヽ
| | | | | |
∪ / ノ ∪ / ノ
∪∪ | ||
∪∪
448 :
世界@名無史さん:04/03/27 12:03
449 :
きつね@コピーレス:04/03/28 09:32
アルビ派の発生時期は未だによくわからないようですが、
1140年代には、南仏の異端運動は教皇庁に注目され警戒されていたようです。
アルビ派の教説が公式に断罪されたのは1163〜65年の宗教会議でのこと。
1199年、前98年に教皇位についたインノケンティウス3世は、南仏の異端説の調査、正統教会聖職者の引き締め、異端派信徒に対する説教をシトー派修道士に命じる。
かえってこれがきっかけになり、アルビ派の結束が固まったとも言います。
が、アルビ派を支援していた南仏の世俗領主(貴族)の間には、動揺もあったようです。
1207年、アルビ派を庇護していたトゥールズ伯レーモンが破門される。
1208年、教皇使節の修道士が暗殺される(多くの場合、暗殺を命じたのはレーモン伯だろう、と言われています)
同、1208年インノケンティウス3世はフランス国王や北仏の貴族に、南仏の異端討伐軍出征を要請、十字軍として認定。
以降16年間に渡る、断続的な戦役を含んだ軍事行動がアルビジョワ十字軍と呼ばれる。
1243年、アルビ派最後の組織的抵抗拠点、モンセギュールはフランス国王軍に攻囲され陥落。一説には降伏とも。
十字軍終了後、北仏の南仏に対する政治的影響力の優位が確定した、と言われます。
十字軍終了後も、正統教会側の異端審問、隠れ異端者狩りは継続。
以降アルビ派が、12世紀〜13世紀初頭にかけての勢いを盛り返す事はありませんでした。小規模ながら14世紀まで存続した、とも言われます。
1310年に、南仏出身のピエール・オーティエという人物が異端のかどで火刑に処されたそうですが。彼が北イタリアの異端派と連絡した運動で、短期間多数の信奉者を集めた事件を、最後のアルビ派活動とする説もあるようです。
450 :
きつね@コピーレス:04/03/28 09:33
ワルド派はもともと、ソーヌ川沿いの都市リヨンで発生しました。
彼らは遍歴職人として説教活動をしたので南仏一帯も行動圏でした。
そのため、アルビジョワ十字軍の時期からはじまっていた南仏の異端審問ではワルド派も弾圧されました。
その後、イタリアのロンバルディアとフランスにワルド派は残存したそうですが。両者の間には徐々に亀裂が生じたと言います。
フランス系ワルドが旧来の遍歴生活を固持したのに対し、ロンバルディア派ワルドは、定着した教会組織を作ったそうです。
このため、宗教改革の時代になると、彼らはカソリック教会から再び弾圧されました。
ある物はカソリックに改宗しましたが、宗教改革時代を通じて改宗しなかった人々は、後に小規模な改革派教会を作ったそうです。
この教会は、20世紀も後半までロンバルディアに存続したそうですが、今どうなっているかは、調べられませんでした。
フランス系ワルドの方はどうか?と言うと、よくわからないようです。
遍歴生活を固持したまま、徐々に離散し衰滅したのだろう、と推測するしかありません。
451 :
世界@名無史さん:04/03/28 19:19
グノーシス派の中にも、バジレイデス派、ウァレンティヌス派、マルキオン派、
マニケウス派など、50を越える諸小派があった。
Q:ドミニコ会とイエズス会の似ているところは?
A:ええと、どちらもスペイン人が作ったってところかな。
聖ドミニコがドミニコ会を、聖イグナチウス・ロヨラがイエズス会をね。
どちらも異端と戦うために作られたんだ。
ドミニコ会がアルビ派と、イエズス会がプロテスタントとね。
Q:ドミニコ会とイエズス会の違うところは?
A:そうね、最近アルビ派を見かけたかい?
卓上ゲーム板で見かけた気がする。
レコンキスタ当時のイベリア半島情勢とキリスト教世界での
とらえ方を書いた本で何か良いのはないですか?
456 :
世界@名無史さん:04/04/02 13:06
457 :
世界@名無史さん:04/04/03 17:41
イエス時代のユダヤ人社会
ヘロデ派:親ローマ派、ローマの傀儡
サドカイ派:エルサレムの神殿における儀式活動を行う祭司集団。ユダヤ人
社会における社会宗教的指導者であり、また特に「十分の一税」の制度に
よって、経済的にもたいへん豊かであった。
政治的には現状を容認する保守主義。
ファリサイ派:律法主義者。祭司階級でない一般ユダヤ人の中で律法を学んだ
者たちが中心となっており、ユダヤ人社会のいわば知識階級で、経済的には
中流以上の者の流れ。
エッセネ派:祭司集団から分かれて生じた一派。荒野に退いて自分たちだけの
厳格な宗教共同体生活を行う。
なお、加藤隆『新約聖書の誕生』(講談社選書メチエ)によると、エッセネ派は、
生産活動をしない共同体生活を経済的に維持するために、ヘロデ派から援助を
受けていた節があるとのこと。
458 :
世界@名無史さん:04/04/03 17:45
ゼロテ派:ユダヤ国粋主義者。「熱心党」ともいわれる。律法を厳守する
だけではなく、非ユダヤ人の支配権力をくつがえすために暴力もいとわない。
少数の者だけが参加する秘密結社的集団であり、彼らの中の過激な者は、
懐に小刀(シカ)を潜ませて、必要とあらばテロをも辞さないという覚悟を
していた。ここから「シカリ派」とも呼ばれる。
459 :
世界@名無史さん:04/04/03 18:25
然り
460 :
世界@名無史さん:04/04/03 18:47
ゼロテ派はローマ当局の要人や、ヘロデ派(王や領主)には近づくことすら
容易ではないので、裏切り者と考えたユダヤ人の小物を狙うことになる。
ゼロテ派は「強盗」という意味の「レースタイ」いう名前で呼ばれることがあった。
イエスとともに十字架につけられた二人の強盗はゼロテ派のものである
可能性が大きい。
またルカ福音書に記されている「サマリア人の譬」で、旅人が「強盗たち」
に襲われるが、この強盗たちもゼロテ派だと示唆されていると思われる。
旅人を「半殺し」にしたというのも、十戒の「殺すな」という掟を守って
いるためと考えられる。
また通りかかった祭司とレビ人がこの旅人を助けない(隣人にならない)
のは、今度は自分の身が危うくなることを恐れたためかもしれないし、
サマリア人が旅人の隣人となって救助を行ったのも、彼らが外国人で、
ユダヤ人社会内部の対立の局外にいるからだと考えるとよく理解できる。
そうか! だからアンデルセンが「熱心党のユダ」と名乗ってたのか!
どうりで新教を目の敵にする暴力神父のはずだ。
どうしてキリスト教の人が原爆を落としたり、無差別爆撃をするの?ミッション
スクールに学んだ者として解らない。
465 :
世界@名無史さん:04/04/03 21:17
領土に比して人口が過剰であることが
戦争の原因と現実的に考えたからじゃないの?>ツバキ
466 :
世界@名無史さん:04/04/03 22:31
分からないのは人間理解が浅いんだろう
467 :
世界@名無史さん:04/04/04 21:51
キリスト教とギリシア哲学との融合について語ろう。
哲学板へ逝け
469 :
世界@名無史さん :04/04/04 23:04
ローマ帝国の進出範囲の範囲の内外とプロテスタントの広まりは
一致してますか?
プロテスタントとローマの領域には関連は無い。
471 :
世界@名無史さん:04/04/05 12:25
ローマ帝国はアメリカに進出していません
歴史的なキリスト教の考え方ではキリスト教は『普遍的な存在=世界の基本』で
あって当然な存在なんです。
…だから、キリスト教を知らないor信じない人は『魂』がない。
『魂』がないなら『人』じゃない。
『人』じゃないから殺してもいいといった理論です。
キリ教の学校だったんで純粋に信じてたけど、
中世〜現代史の欧米キリ教は非道デス。
>>472-473 宗教が非道なのか、それとも人間が非道なのか。
むずかしいところだろ?
非道な事を教えられただけで人間は非道になると思うか?
オマイも非道な教えを受ければ非道な事をするか?
質問の仕方を変えて。
タキトゥスの「ゲルマニア」ではその範囲は、ライン川の東、
ドナウ川の北。宗教改革でルター派に付いたのはその範囲。
これは正しいでしょうか?
>>475 だから正しくないって。
ルター派は地理的にのべたーく広がったのではないし。
ルター派を支持する初項の領地ごとに塗り絵の色を変えるから、色はまだらだよ。
北だからルター派、南はカト、と決まったわけではない。
>>472 また、適当な解釈を・・
大航海時代に見られる欧米人の先住民の扱いは、アリストテレスの人間観に
影響を受けたもの。「二コマコス倫理学」読みなされ。要するに、生まれながらに
人間は支配専門と従属専門の種がある、という説。ま、パウロ神学には、
似たような思想があるけどね。
478 :
世界@名無史さん:04/04/06 11:44
>>477 >ま、パウロ神学には、似たような思想があるけどね。
「人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、
今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです」
という箇所のことかな?
質問の仕方を更に変えて。
ルターの時代のルター派に替わった領主の動機として、
1、自身の信仰心から
2、領民が新教徒が増えたので、領主もそれに合わせたほうが
管理しやすいから。
3、カトリックのままでいると、ローマ法王やハプスブルク家が干渉
してきてうるさいから、独立した地位を得るため替わった。
この理由は正しいでしょうか?しつこくてすいません。
>>479 >質問の仕方を更に変えて。
質問そのものが変わっているが。
ルター時代とは16世紀前半か?
30年戦争期は含まないのか。
時代を限定してほしい。
>>478 そそ。奴隷も自分の身分に甘んじろ、みたいなこといってるし。
もっとも、パウロはヘレニズム的教養人だから、アリストテレスに近くても
当たり前か。
>>478 >「人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、
>今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです」
472 の逝ってたミッションがカトリック系ならそこを強調してるだろう。
時期はシュマルカルデン同盟締結頃迄です。
私のポイントが宗教改革が、教科書に書いてあるカトリック教会の
堕落に対して以外に理由があるのでないかと考えてです。
ありがとうございました。
教科書とは高校用のことです。
資料に挑戦してみます。
詳しそうな偉い使徒がいらっしゃりそうなんで、ちょいと質問。
18〜9世紀の海軍の小規模艦艇での宗教儀式を艦長なんかがやってるわけですが(戦死者の水葬なんかで聖書を
読むのは艦長だったり)この場合の権限ていうのは英国国教会のボスであるところの国王から艦長に付与されてるって
考えてOKでつかね?
恐らく戦列艦クラスの巨大な船でPostCaptainなんかが乗ってる船だと下手すると従軍司祭が居たりという事も有りそう
なんでつが。砲が12門とかそんな程度の船だと艦長(Master and Commanderとか)がそういう行為もやってるようで。
この辺詳しいサイトとか資料とかへのポインタとかあれば教えてくださいませ。
487 :
世界@名無史さん:04/04/07 19:26
「キリスト教が環境破壊の原因だ」という説についてどう思う?
いまやキリスト教圏以外でも大規模な環境破壊が起こっている現実を見れば、
この説は当たっていないと思うんだけど。
>>487 宗教が環境破壊の理由になり得るとすれば、
その宗教を信じているものどもが破壊行為をしてという事であろうが、
キリスト教には「環境を破壊せよ」との教えはどう考えてもない。
そのように解釈できそうな聖書の文章も思い当たらない。
日本だって環境は思いっきり破壊してきたと思うのであった。
どうしてキリスト教の国から共産主義のイデオロギーが生まれたのでしょうか?
教えてください。
どうしてキリスト教の国から共産主義のイデオロギーが生まれたのでしょうか?
教えてください。
>490
善悪は別にして共産主義は論理的思考から生まれてきた。
論理的思考をする人達がキリスト教国に多かった。
492 :
世界@名無史さん:04/04/07 23:34
キリスト教徒に迫害されてたユダヤ人の中からだろ。
493 :
世界@名無史さん:04/04/07 23:51
共産主義って普通に誰でも思いつくことじゃん
494 :
世界@名無史さん:04/04/08 04:29
>>489-490 マルクス主義はキリスト教(ユダヤ教)のパクリですので、
その基本的な枠組みは両方とも正・反・合の弁証法となります。
ヨーロッパの人は、そういう思考様式に慣れていたということでしょうね。
>>486 1. なぜ艦長が艦上でで葬式を執り行うか
艦上での規則として有名な Articles of War の一番初めに礼拝の規定がある。
http://www.hms.org.uk/nelsonsnavyarticles.htm 上記リンクの1条をご覧あれ。
というわけで、礼拝(葬式も礼拝)の円滑な運営は艦長の職責であります。
2. 葬送式の司式者が一般人でもいいか
英国国教会では必ず司祭が司式する「必要」がある礼拝は
Holy Communion (聖餐式)だけなので
(厳密にはまあいろいろあるけどわかりやすく言えば)
非常火急の場合に水葬の式を一般人(たとえば艦長)が司式しても、
教義上は特に何の問題もないと思われ。
3. 国教会のボスであるところの国王から艦長に付与でOKか
不勉強のためあくまでも推測ですが、オKではないと思われ
上記 2 に挙げた理由により
艦長その他非聖職者がが艦上で葬式や朝晩の礼拝(聖餐式を含まない)を行うのは
問題ないんで、その行為に対して特別な権限付与が必要とは思えないんですが。
もしあったとしても、それは国王から直接ではないと思う。
いくら何でも19世紀にはそこまで政教がごっちゃではない。
可能性があるとすれば、大主教や主教などの高位聖職者、
あるいは The Chaplain of the Fleet (RNの従軍聖職の長)から出された
Lay Reader (信徒奉侍者)の認可に近いものじゃないかなあ、と思ったり。
一度勉強してみますが。
ちなみに The Chaplain of the Fleet は今もありまして、
新造艦の進水式の礼拝などを取り仕切っている聖職です。
現在の Naval Chaplaincy についてはこちら
http://www.rnreference.mod.uk/NCS/NCS%20Combined/index.htm
(つづき)
>>486 余談的ですが
当時の英国国教会の様々な礼拝諸式を集めた本を
The Book of Common Prayer といいます(今も時折使ってます)。
その中には海軍用の特別の式が定められており (はい、お察しの通り陸軍用はない w)
例えば水葬の際には通常の
「 The Order of the Burial of the Dead」(埋葬式式文)を準用し、
土に埋める際の祈りの言葉をこれこれこのように変えて祈りなさい、と書かれている。
そのほか、敵の攻撃に対しての祈り、嵐を乗り越えた感謝の祈りなどもある。
おそらく艦上で式をする際に読んでいるのは聖書そのものではなくて
この式文集(祈祷書)でしょう。
ふさわしい聖書の文章も一緒にのっているので。
面白いネタなんで少し勉強してみようかな。
以上連投長文失礼いたしました。
497 :
世界@名無史さん:04/04/08 09:21
>>494 マルクス主義の具体的にどこが、キリスト教のパクリなの?
史的唯物論がキリスト教のどこにある?
>>495, 496
うわぁぁぁ。ありがとうございました〜〜〜〜〜。いや、これ全然自力で見つけられなかったんで<アホでつ
めちゃめちゃ助かりました。
今も脈々と続いてるんですね。
この感じだと今も聖ジョージ旗にオランダ国旗合わせたような例の旗(というか幟?)も現役で存在してそうですね。
AnglicanChurchのThe Book of Common Prayerを今度銀座に遊びに行った時にでも探してみまつ。
いや、ほんとありがとうございました。
ニコマコス倫理学?トマス=アクィナス以降の思想は欧州の【伝統的】思想やなくて
イスラムからの輸入やん!
それに大航海以降はいいけど、トマス=アクィナス以前の十字軍が行った異教徒に対する
蛮行を説明できないでしょ?不勉強すぎますよ〜
それにニコマコス倫理学はカンブレー司教ゲラルドゥスの提唱した
『祈る人、耕す人、戦う人』の後付の理論やん。
そもそも、それってば対内的身分制度に関する理論よね。
対外的な異教徒に対する虐殺の論理はべつやない?
503 :
世界@名無史さん:04/04/09 00:36
「パッション・オブ・クライスト]を監督したメル=ギブソンはカトリック最右翼で、
1960年バチカン公会議の決定にも反対して、協会でのラテン語典礼を復活させるべきだと唱えている。
「地獄の黙示録]や「ザ・ホワイトハウス]のマーティン・シーンも同様のカトリック右派で、ラテン語に堪能。
504 :
世界@名無史さん:04/04/09 01:37
政教分離が建前の公務員になんで宗教屋が
>>500 あ、あるんでつね(汗<粗忽者なのでスワっ!って感じに(汗
とりあえず18〜9世紀(我らがネリーの時代)のRoyal Navyのあれこれをここにきてまたお勉強し直し
という感じであさりまくってます。
帆船とか軍の組織とかそこそこ見つかりはするんですけど、宗教関係になっちゃうととたんにあっちの人たちには一般常識
だろ?っぽい感じでスルーされちゃうのが多くて<探し方がタコなだけだったわけですが
なんか異様に興奮しつつご紹介いただいたURLで読めるもんからとりあえず読んでいきます。
>>502 504さんが言う通りなんでしょうねぇ。というか旧軍も含めて何故か自分の国の軍隊とか興味なくて(汗
あ〜なんか朝から異様に興奮しちゃってるなぁ(汗 今日はとりあえずボライソー読み直そう
506 :
世界@名無史さん:04/04/09 06:24
The Passion of the Christ って、アラム語とラテン語らしいけど、「何故にラテン語?」って感じ。
パレスチナやシリアの為政者(ローマ側の人ね)の言語は、ギリシア語でしょうに。
主演のジム・カヴィーゼルにもカラコン入れさせて、虹彩を青→茶にさせた、等々、
リアリティに拘ったって喧伝するけどさ、だったら、もっと浅黒いパレスチナ・ユダヤ人
起用すりゃいいじゃん。主要登場人物、みんな真っ白な肌で、リアリティなし!
何かめんどい・・
>>472 >『魂』がないなら『人』じゃない。
異教徒には「魂」がない、などという珍説は初耳。これじゃ、「改宗」という概念
は存在し得ないじゃん。ヨハネ黙示録やダンテの「神曲」などをみると
異教徒の魂の地獄落ちのようなことが書かれていて、むしろ魂があることを
証明している。
>>499 >イスラムからの輸入
所謂「12世紀世紀ルネサンス」以前にも、ギリシャ哲学はそれなりに読まれていた。
この時期、始めて西洋にアリストテレスの著作の”全貌”が明らかになっただけで、
中世初期から、著作の原著やラテン語訳、ビザンティンの神学論争を通じて、
知られていた。
>十字軍が行った異教徒に対する蛮行
んなこと、簡単に説明できるじゃん・・ キリスト教があろうがなかろうが、
蛮行は全世界にある。
それと、西洋人による、十字軍の時代のイスラム教徒と大航海時代以降の
黒人・アメリカ先住民の位置付けは180度異なる。十字軍は、当時の
イスラム圏みて、その物質的豊かさに魅惑されてるでしょうが。
逆に、後のスペイン人がインカ文明を見て感じた圧倒的優越感とは対照的。
>>501 >『祈る人、耕す人、戦う人』の後付の理論
意味不明。
>>505 >宗教関係になっちゃうととたんにあっちの人たちには一般常識
>だろ?っぽい感じでスルーされちゃう
えー、
はっきり言って彼らもあまり知らない(あるいは興味ない)から
スルーするのではないかと疑ってみるテスト。
どっちかと言うと軍ヲタより「国教会史」の畑の人の方が
Chaplaincy については知ってるような気がします。
BBC の歴史セクションの掲示板などで質問するといいかも。
私も勉強してみます。
今日は受苦日です。
北アイルランドの Good Fryday Agreement から何年経ったのだろう
いまだに完全実施には遠いわけだが。
>>508 コテでアフォを晒してしまった。
タイポ失礼
Good Fryday Agreement → Good Friday Agreement
>>508 なるほど、そうですね、あっちの国の人でも帆船だのろいあるねいびーだーとか言ってる人は知らないよ〜という可能性
有りそうですね。
AnglicanChurch方面から探ってみまつ(でも途中で横道にどんどんそれてきそうな悪寒(w
いろいろと有用な情報を頂いてありがとうございました。
読む物が増えて嬉しい悲鳴を上げつつプリンタのインクが切れるまで印刷しまくって埋もれてまいります。
自分から言ってきたのにめんどいいわれてる…てか、また的外れな。
生来奴隷説は【創世記 第十章】を引用した理論で、ニコマコス倫理学普及以前からあります。
はっきりいってアリストテレス関係ないです。アヴェロエスはキリ教徒で、アリストテレスを
キリストの同時代人などと誤信する中世の学僧を過大評価して逃げ道作っても駄目×2です。
スコラ哲学は後付の論理で、伝統的・支配的キリ教の理論じゃないです。
【ヘブル人への手紙】【コリント人への手紙】【ローマ人への手紙】他を参照すれば、
聖書は人を以下の三つのグループに分類してるのがわかるかと思います。
1.霊の人…神の霊により支配されてる人。
2.魂の人…知性や感情といった魂に支配されている人。
3.肉の人…肉体的な習慣や欲望に支配されている人。
3.の肉の人は欲望に流された結果、邪悪な存在により霊的なものが脱落している
肉の人形であり、【ローマ人への手紙 8章7節】を引用した「肉の思いは神に
敵対します。」とかを根拠に一部のキリ教では『魂』がないor欠落した存在とし
後には異教徒をさし、その非寛容性にました。
514 :
世界@名無史さん:04/04/12 01:19
515 :
世界@名無史さん:04/04/12 01:20
516 :
世界@名無史さん:04/04/12 02:16
517 :
世界@名無史さん:04/04/12 02:47
518 :
世界@名無史さん:04/04/12 03:39
519 :
世界@名無史さん:04/04/12 04:01
ド・ブラシの言葉には抱腹絶倒級のギャグが隠れている。
翻訳者さえ、ギャグに気付いていない。
故に、普通に読んだら絶対にわからない。
それは何か?
「さてこのいまいましい騒ぎの原因(いわれ)をつきとめようでは
ござらぬか」と、フロン・ド・ブーフはきり出した。
「ここに書状がござる、拙者の見誤りでなければ、
これはサクソン語でござる」と、手紙をながめているのだが、
それをぐるぐる回している。その様子は、紙をいろいろおきかえたら
けっきょく意味がわかるだろうと本気で思っているようであったが、
そのうちにド・ブラシにこれをわたした。
「なんだか知らぬが、こいつは魔法の呪文かもしれない」といった
ド・ブラシは、この時代の騎士のご多分にもれず、無学であった。
「拙者の屋敷の牧師(誤訳。神父、又は、修道士)は、拙者に文字を
書くことを教えこもうといたしたが、拙者の書く文字はどれもこれも
槍の穂先や刀の刃のかっこうをしておった、それで老僧め、とうとう
その仕事をやめおったわ」
520 :
世界@名無史さん:04/04/12 04:03
521 :
世界@名無史さん:04/04/12 04:05
524 :
世界@名無史さん:04/04/12 04:38
525 :
世界@名無史さん:04/04/12 04:58
526 :
世界@名無史さん:04/04/12 05:05
何のためにやってるんだ?
新手のスクリプト攻撃か?
世界史板だからw
キリスト教総合スレにかつて世界史板にあったキリスト教関係のスレ
530 :
世界@名無史さん:04/04/17 20:53
古代にはフィビオニテスとよばれるセクトがあって、
妻を共有したり、乱交したり、嬰児を調理して仲間全員で食べたり
していたらしい。
531 :
世界@名無史さん:04/04/17 21:13
>>530 マルキ・ド・サド著
「ジュスチーイヌ悪徳の栄え」の冒頭はそんな感じに書かれているね
あれは一種の暴露本か?
532 :
世界@名無史さん:04/04/17 22:56
>>511 477さんじゃないけど、バリャドリード論争知らないの?
大航海時代の本読めば必ず出てくる常識なんだけど。。。
>>532 デムパだから、相手にするだけ無駄。
興味のある人は、ルイス・ハンケの「アリストテレスとアメリカ・インディアン」(岩波新書)、
ラス・カサス「インディアスの破壊についての簡潔な報告」(岩波文庫)の解説(p.191〜)
などを読んでね。
534 :
世界@名無史さん:04/04/18 18:19
南アフリカのカルヴァン派白人は、奴隷制・アパルトヘイトをどうやって
正当化していたの?
時代の流れで
536 :
世界@名無史さん:04/04/19 20:07
カルヴァン派はよく律法主義的だといわれるね。
カトリックうざー
538 :
世界@名無史さん:04/04/20 19:19
539 :
世界@名無史さん:04/04/20 19:55
古代地中海世界で「密儀宗教」というのが流行したけど、これらは部外者
には決して教えられない。
それも、一つ一つ順に段階を踏んでしか教えてくれないので、なかなか
すぐに肝心の教えに到達できない。
段階を上るたびに相当な献金を強いられるが、入信者は上に上るのが
楽しみだし、途中でやめると今までの投資が無駄になってしまうので、
ますますやめられない。
なんだか現代のサイエントロジー協会とかを連想させる。
キリスト教に入信すればこういう密儀宗教に貢ぐ必要もないので、
いろいろなところを渡り歩いた結果、最終的にキリスト教に落着いた
人間も多かったらしい。
>>539 っつか、その記述はまさにメーソンじゃあーりませんか w >密儀宗教
542 :
世界@名無史さん:04/04/21 12:16
フリーメーソン日本支部の場合、入会金は5万円。
べつにぼったくりというわけではないが。
>>542 普通に生きたって地獄に行くかもしれないのに、
金まで払って地獄行きを確定させたい奴がいるのか。
キリスト教の拡大しようとする性質にはどういう原因があるの?
わざわざ地球の裏側まで宣教師を派遣して、「お前ら未開の邪教徒を教化してやる」
なんて世界中でやってたのキリスト教だけじゃねえ?今もやってるみたいだけど。
>>544 キリストの福音は「よい知らせ(Good News)」だから、
それは海を越え山を越え全世界に知らせねばならない。
>>544 イスラムも仏教も創価学会もオームもやっている。
布教しない宗教の方が特殊
ユダヤは布教しないね。
じゃあ、異教徒はブッ殺しても可っていう中世以降のスタンスはどういう原因で?
>>548 今の感覚で言えば、「キリストの福音を知らぬ者」かも知れないが、
当時の感覚では、「(悪魔に由来する)邪教を信じる者」だったから、
殺すのに抵抗が少なかったかと。
>>548 そんな「スタンス」はない。単に「敵」という概念があるだけで、キリスト教徒間
でも戦争ともなれば、平気で殺すことが行われていた。
551 :
世界@名無史さん:04/04/25 22:18
田中芳樹の小説『アルスラーン戦記@ 王都炎上』(角川文庫)に、
こんなくだりがあった。
「彼らの神話によれば、もともと人間は常春の楽園で、苦悩も疑念も知らずに
幸福にくらしていたが、神によって禁じられていた知恵の実をかじったばかりに、
楽園を追放されてしまったのだという。ナルサスには不快な神話である。人間を
豚におとしめる思想だと思う。」
『創世記』について、注釈抜きの本を読むと、こういう的外れな批判をするように
なるのかなあ。この話も古代人の考え方を知らなければ理解できないんだけど。
しかし聖書の記述そのまま飲み込めと主張する保守派もいるから
>この話も古代人の考え方を知らなければ理解できない
と非クリに説明しようとすると
すぐに保守派から「なにを言うー」と文句がはいって、
けっきょくイパーンピーポーは混乱するという図式(宗教板の日常)
歴史好きのリベラル信徒としては非常に困るわけだが。
553 :
世界@名無史さん:04/04/25 22:54
蛇が女に言うには、
「君たちが死ぬことは絶対にないよ。神様は君たちがそれを食べるときは、
君たちの眼が開け、神のようになり、善でも悪でも一切が分かるように
なるのをご存知なだけのことさ」
ここでいわれているのは人間が神のようになること、つまり人間の
思い上がりについてだと思うが。
古代人は善悪という両極端のものを並べて「全て」という意味を
あらわしていた。
つまり善悪を知る=全てを知る=人間が全知全能になる
555 :
世界@名無史さん:04/04/26 22:09
欧米人が日本人に対して不信感を抱くのは、
「日本人はキリスト教徒でない」
というのも原因のひとつ?
556 :
世界@名無史さん:04/04/26 23:26
>>555 個人的なつき合いのレベルで、
「俺は無神論者だ」と言われたらちょっと引くかも。
557 :
世界@名無史さん:04/04/26 23:44
欧州は世俗化が進んでるって聞くけど。
教会も減って、廃屋として利用されてるみたいだし。
イタリアでもイギリスでも。
558 :
世界@名無史さん:04/04/27 00:20
>>552 そういう保守派はプロテスタントの保守派だね。蒙昧なアメリカ南部とかの。
>>555-557 100年前ならいざ知らず、
今のヨーロッパ人はキリスト教徒でないから信用しないなどという事はないと断言できます。
ヨーロッパ人の中にも無心論者がかなりの勢いで増加しています。
イギリスでは礼拝に一年のうち一度でも出席するのは10人に一人以下と言われるぐらいです。
宗教上の理由で欧米人が日本人に不信感を抱く事はないです。
ものの考え方の差異(カルチャーショック)から来る居心地の悪さは感じる事があるようですが。
こちらが「はい」「いいえ」をわざとはっきり言わないと、
明らかにイライラした表情になるのが面白いときもある..........
>>558 保守派は教派を問わずいますよ。カトリックにもいます。(正教はどうなんだろうか?)
アメリカだけではなく世界中にいます(ナイジェリアなどアフリカ諸国にも)
穏健と言われるアメリカの聖公会の内部でも保守派がバリバリに力をつけて生きています。
560 :
世界@名無史さん:04/04/27 11:31
>>552 >すぐに保守派から「なにを言うー」と文句がはいって、
創世記のそこら辺ならまだいいよな。
処女降誕や復活でそんなこと言おうものなら、バッシングの嵐。
最後は、お前らには信仰がないと決めつけられるのがオチ。
いまどき、処女降誕を強調してる教派は、原理主義ぐらいだし。
復活に関しても、例えばカトリックなんかはかなり寛容。
562 :
世界@名無史さん:04/04/27 13:40
映画「パッション」の監督メル・ギブソンはバリバリのカトリック保守派。
1960年のヴァチカン公会議にも不満で、ラテン語典礼しか認めない。
563 :
世界@名無史さん:04/04/27 14:29
ttp://www.hi-ho.ne.jp/luke852/melma/VOL48.txt ◎英国教会聖職者で処女降誕を疑う人が4分の1超す
【CJC=東京】英国国教会聖職者の4分の1以上がイエス・キリストの処女
降誕を信じていない。12月22日付けの英日曜紙『サンデー・テレグラフ』が
報じたもので、聖職者500人を対象にした調査で27%が個人的にイエスの出
生にかかる伝統的な物語受け入れを拒否していることが分かった。
ハンプシャー教区牧師の見解が典型的で「イエスの出生や幼年時代に何も特別
なことはない。特異なのは成長後だ」と言う。ただ「司教が非常に伝統的なので、
公に話題にしたくない。クビになっては困る」と名前は明かさなかった。
処女降誕を疑う人の多くは、神の介入よりは、低レベルの聖書翻訳の結果だと
言う。サルフォードの牧師キース・アーチャー博士は「最初にイザヤに現われた
預言の翻訳に問題があっただけで重要な問題ではない」と言う。
ただ処女降誕を疑っている人たちのほとんどが、今年もクリスマス礼拝を行う
ことを認めた。アーチャー博士は「人々が期待し、楽しむことだから、伝統的に
礼拝を行う。議論には適当な時と場所が必要だ」と語った。
もちろん、これだから教勢が衰退するのだ、と指摘する声もある。福音的な説
教者ジョン・ロバーツ牧師は「もし処女降誕を取り除くのなら、キリスト教の福
音全部を取り去る方がましだ。キリスト教信仰の奇跡は神が我々に降りて来られ
たということである。もしその奇跡がなければ、復活も他のすべても失う」と言
う。
もっとも処女降誕を信じないグループの中で64%は、キリストの復活をとに
かく信じていることは確かなことも明らかになった。□
564 :
世界@名無史さん:04/04/27 17:11
カトリックは処女降誕にも復活にも寛容な態度は取っていないよ。
聖母被昇天に批判的なハンス・キュンクはラッツィンガー長官に召喚されて、
結局カトリック神学部での教授資格は剥奪されてしまった。
カトリック神学者レオン・デュフールも復活の解釈が間違っているとして
長官にその説の撤回を求められて、結局撤回したし。
聖母被昇天は聖書にも出てないわけだが。
カトリックの内部の問題だろう。
流れの読めないのが多くて困る。
566 :
世界@名無史さん:04/04/27 17:26
>>565 カトリックはなんにせよ被昇天を事実と考えている。
読解力も知識もないのなら、ロムだけしてろよ。
567 :
世界@名無史さん:04/04/27 17:45
福音書記者が誰かなどは聖書ではなく伝承が重要な判断材料だが。
聖書に出ているかどうかに拘泥している段階で、おい藻前それは
プロテスタント内部の理屈だろう。
流れが読めないのがいて困るw
日本でいまだにキリスト教が普及しないのはなぜ?
569 :
世界@名無史さん:04/04/27 17:59
明治政府が仏教僧の結婚を全宗派に渡って認めたところから
僧職が世襲可能になって人材不足になることがなくなり
廃仏毀釈の嵐にもかかわらず仏教界が安定した。・・・かな?
571 :
世界@名無史さん:04/04/27 18:14
キリスト教って西洋の宗教なの?
イエスや十二使徒はユダヤ人だけど、ローマ帝国東方のギリシャ語圏に
広まっていくうちに、ストア派哲学や新プラトン主義の影響も受けてるし。
このスレはキリスト教信者ばかりなのか?
>>566-567 「非クリにどう説明するか困った話」をしてるのに、
聖書にも書いてない話は関係ないだろ。
それが空気読めないってこと。
>>572 このスレで教派論争をしようとするキリスト教徒が多くて、うざくてかなわん。
マリアの話になると火のつくカトリック、
聖書に書いてあることは一字一句本当に起こったと非キリスト教徒を説得するプロテスタント
両方とも巣に帰れや、ここは中立の世界史板。
>>568 いまだに、というかおそらく今後とも普及する事はないだろうな。
原因は様々あるが、日本の習俗との折り合いが悪いのもある。
伝統的な地域の祭りは神事だからね。
575 :
世界@名無史さん:04/04/27 19:02
>>552 田川建三が、
「宥めの供え物」「神の子羊」といった表現も、古代人の考え方を知らなければ
理解できないと書いてたな。
神様を怒らせてしまったら、何か供え物を供えなければならない。そんじょ
そこらの供え物では役に立たない。神の子キリストを犠牲の獣の代わりに捧げ、
その生き血を捧げれば、神様は納得してくれるだろう…
古代の神殿祭儀では生きた獣の血を流す儀式が行われていたから。
韓国のはキリストじゃないだろw
>>564 悪名高い教理省(異端審問所)の話だされてもねぇ。聖職者レベルでは、なんせ
教理なだけに厳しいところもあるが、一般信者レベルでは、かなり緩い。
カトリックの機関でも、エルサレム聖書学院やアメリカ司教会議など、所謂
「リベラル」も公然と存在していて、聖書に深く学問的メスを入れてる。
特に前者は、処女降誕の部分でも、他の伝承との影響関係を論じながら、
その成立過程をみているし。
名訳の誉れ高い RSV (プロテスタント)では、例のマタイ福音書内のイザヤ書
引用部を"young woman"と訳しているのはさすが。口語訳聖書では「おとめ」のままだが、
RSV のコピーのくせに、ここだけは譲れないというわけか?
578 :
世界@名無史さん:04/04/27 20:12
>>569 韓国のキリスト教って、とてもキリスト教徒はいえないシロモノ。
単なる現世利益宗教。
579 :
世界@名無史さん:04/04/27 20:19
>>577 フランスのTOBではその箇所をどう翻訳してるんだろうか。
気になる…
うわっ、大変な間違いを犯した・・ (´・ω・`)スマソ
RSV が young woman と訳してるのは、引用元であるイザヤ書7章14節だった。
これを口語訳、新共同訳では、どちらも保守的に「おとめ」と訳してる。
いくら、almah が「乙女」をも含意するとする研究者がいるにしても、この姿勢
には疑問。ちなみに、Bible de Jerusalem と TOB では、どちらも la jeune femme。
マタイ1章23節の方は、RSV も Bible de Jerusalem も TOB もすべて「乙女」。
七十人訳自体の文脈では、 παρθενο? を「乙女」と「若い女」、どちらで
読むか問題になるだろうけど、マタイの場合、他の文脈から、「乙女」の意で
読むのが自然か。
「誤訳」について。
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/min/973958237/222
今日の読売新聞で「消える教会」というタイトルで特集をやっていた。ドイツでは
ワイマール以来教会への寄付を教会税というかたちで徴収してきたが、過去10年間
で400万人以上払わない者がでて、信徒激減、教会売却が進む。これどういうこと?
584 :
世界@名無史さん:04/04/28 16:47
ttp://www.mypress.jp/v2_writers/evia/story/?story_id=333287 ドイツは教会税を税務署が徴収するという珍しい国なんだけれど
教会脱退者も多く、ここ30年間での総脱退者数は520万人を超える。
最近では2002年のカトリック教会脱退者数が11万9,405人で
2001年のプロテスタントでは17万1,789人。
ピークは1992年のプロテスタント36万人、
カトリックは19万人だった。(ソース : ZDF、SPIEGEL)
脱会者の中にはちょろちょろと教会へ戻る信者もいるらしいが
それでも毎年沢山の信者が教会を去っているとのこと。
脱会の理由には「教会のモラルに失望した」「教会税が高い」
などが挙げられているとのことだが、教会税に見合うだけのモノが
教会で得られないという不満が多いそうです。
ドイツの教会税は何も「キリスト教会」だけではなくて、
あらゆる公認宗教団体への献金をあらかじめ天引きで徴収するというもので
税金申告の際に自分の所属の宗教団体を記入するようですね(記入しなければとられないのかな?)
国家が宗教法人の懐具合を完全に管理していると言えるかもしれません。
これはこれで個人的には問題大有りだと思うのですが、
逆に考えれば政府公認の宗教法人にみとめられないと
全く金集めが出来なくなるわけです。
新興宗教にとってはドイツは生きにくい国となるわけですね。
現にトムクルーズの属する(金集め主義の悪名高い)サイエントロジーは
ドイツ政府から公認宗教団体の地位を勝ち取るのに
ネット上の中傷などを駆使して壮絶なバトルを演じていました。
今はどうなったのか知らないですが。
586 :
世界@名無史さん:04/04/28 23:06
ドイツに限らず、ヨーロッパ諸国では若者の教会離れが進んでるけど、教会
のあり方が時代にあわなくなっているのかな…
587 :
世界@名無史さん:04/04/29 21:58
アフリカのキリスト教について語ろう。
エチオピア正教はもちろん、欧州諸国に植民地化された後に広まった
キリスト教も。
588 :
世界@名無史さん:04/05/02 22:54
あんたら、「パッション」観た?
早見優のヒット曲?
590 :
世界@名無史さん:04/05/03 11:05
ネオコンの陰謀―アメリカ右翼のメディア操作
デイヴィッド ブロック
スキャンダルはこうしてつくられた!クリントン夫妻やリベラル派の追い落としを策し、
潤沢な資金援助で行われた「汚れた」秘密作戦の中心となったジャーナリストが、
ワシントンの暗部を赤裸々に暴露する。
聖書に関する現代日本の著述の中で次のような趣旨の言説をみかけたら教えてください。
聖書の「預言」は前もって未来のことを言い当てる「予言」とは違う。
「預言」とは神の言葉を民衆に伝えるため神から預かった言葉のことである。
山本七平さんも浅見定雄さんも上記のような発言をしていますし、最近いろんな
人が同様の主張をしてるようです。こういう解釈はいつから始まったのでしょうか?
なお疑問に思ってるのは神学的観念としてのprophecyではなく、漢語としての
「預言」についての現代日本のキリスト教における解釈についてです。
>>592 そんなの昔から言われてるじゃん。西欧語では、「預言」も「予言」も同じ語なのに。
日本のキリスト教団は、やたら用語の差別化を好む。予定説ならぬ「預定説」、
免罪符ならぬ「免償符」。
このスレの577とは別人。スマソ。
自分たちは占い屋の「先読み」とは違うんだ、って言う妙な優越感が
「預言」なんて語を造語したんでしょ。
>>594 「昔から言われてる」具体例をどういう書物にどのように出てるという情報を
教えていただきたいんです。
/\ \
__/ / ̄/
/\ _\/ /_\
/ / ̄ ∧_∧
\/__(;・ ∀・)
>>1であります
/ と ノ ハァ 屑スレ立てた罪を一生背負っていくのであります。
/ 人 Y ハァ
\/し'(_)
ずれてるし
601 :
世界@名無史さん:04/05/04 21:37
すみません。カルヴァン派の予定説が資本主義の発展に大きく寄与した
ってからくりがよくわからないんですが。
602 :
世界@名無史さん:04/05/04 21:48
田川建三『書物としての新約聖書』より引用
なお、ユダヤ教・キリスト教の世界で「預言」というと、別に、未来の出来事を
予言する、という意味ではなく、神(ないし神から送られた霊)によって直接
その人に与えられた言葉を語る、という意味である。それで、日本語の訳語と
しては、神によってその人に預けられた言葉、という意味で、「預言」と書く
ことになっている、従ってこれは、時には、非常に内省的で知的な発言である。
けれども、特に初期のキリスト教などでは、何しろ神の霊が自分を通して
語っていると思い込んでいるので、しばしばわけのわからない熱狂的な発言にもなる。
パウロがこれと距離を置きたがる理由である。なお、「預言」の内容も、時には、
未来のことをあらかじめ告げ知らせるという趣旨にもなる。そういう場合、
日本語ではやはり「予言」と書く方がわかり易いので、本書ではその二つの
表記を使い分けることにする。ただし西洋語では同一の単語(propheteia 等)
である。
確かに予定説ってバラドキシカルで納得するのに苦労しますよね。
「自分は神によって択ばれてるはずだ、だから信仰を厚くし善行を積むんだ」と
思う人って少し変わってるんじゃないかしら。普通は「よかった!当分は遊んでも
ダイジョブだよね」って思っちゃうはずですもんね。
>>602 ありがとうございます。こういう具体的情報を期待しているんです。
prophetという単語は正に「予言」なのに、なぜか日本のキリスト者は
「預言」と書いて「預かった言葉」と解釈したがるんですね。
【OldTestament】「ノアの方舟」の正体は? 探検隊が調査へ
1 :癒し系φ ★ :04/05/02 23:15 ID:???
旧約聖書創世記に登場する「ノアの方舟(はこぶね)」の残がいか?
――トルコ東部アララト山の山腹に横たわる巨大な構造物を調査するため、7月に米国とトルコの
共同探検チームが出発する。
アララト山は標高5000メートルを超えるトルコの最高峰。昨夏の猛暑で雪が解け、長さ約140
メートル、幅約20メートル、高さ約15メートルの構造物が姿を現した。7月15日から1カ月間の
予定で、10人の探検家によるチームが現地までの登山に挑戦する。チームによると、発掘などで
手を加える予定はなく、構造物を撮影することが主な目的だという。
方舟は、神が起こした大洪水に備え、預言者ノアが作ったとされる。ノアと家族、さらに地上の全動
物のつがいを載せた方舟は、洪水の後、アララト山に漂着したという。
アララト山周辺は旧ソ連の政治的理由により、長年にわたって外国人の立ち入りを禁止されていた。
1957年、上空を飛んでいたトルコ空軍機の操縦士がボート型の構造物を発見したとの報告があっ
たが、当局が調査に乗り出すことはなかった。80年代以降は自由に入れるようになり、探検隊も何
度か送り込まれたが、今のところ方舟らしいものに遭遇したとの報告はないという。
今回のチームを率いるアフメト・アリ・アルスラン氏は、アララト山のふもとで育った登山家だ。「衛星
写真のおかげで、正確な場所も分かっている」と、探検に自信を示す。一方で地質学者らの間では、
「数千年前のメソポタミア一帯が洪水に襲われた形跡はあるものの、アララト山のような高さに舟が
たどり着くことはあり得ない」との見方が有力だ。
http://cnn.co.jp/science/CNN200405020005.html
606 :
世界@名無史さん:04/05/05 02:23
>604 「預言」と「予言」の違いについては、
「広辞苑」でも「予言」(prediction)と「預言」(prophecy)を
わざわざ英語を添えて区別して扱ってるし、
日本大百科全書(小学館)「預言」の項でも区別を明らかにしている。
実際、「プロフェーテース」はもともと古代ギリシャで神託に基づいて
人びとにメッセージを与えた宗教的職能者のことを指した言葉で、
そのメッセージは「未来予知」に限ったものではない。
だから、宗教的背景を踏まえた「預言者」という訳語には存在意義がある。
「予言者」っていうと端的に未来予知に特化した言い方だから、
知っている人なら区別について解説したくなるのも無理はなかろう。
だったらそれには既に「神託」という適切な訳語があるんじゃないですか?
「予言」と紛らわしい「預言」なんて漢語を使う必要はないはずでしょう。
どっちにしても「預言」という言葉が正しいとかおかしいといった皆さんの
ここでの意見を伺いたいのではなく、書物などで公表されている同旨の言説の
情報ですので、そこのところ宜しくお願いします。
>>607 それならここで聞くより図書館で自分で調べろよ。
本の中の記述を他人にリサーチさせて、ここにタイプさせてうpせよとはムシが良すぎる。
>>608 prophesy(prophetie, prophezeiung, etc.)には「予言」の意味もある。
国語辞典を信用してはいけないよ。英英なり、仏仏なりひきなされ。
Prophet(e) にしても、同様。
それと、「預言者」は元々、ユダヤ的概念なのだから、ギリシャ語の語史
を洗ってもそれ程意味ないし。ちなみに、prediction と prophecy は
ラテン語系かギリシア語系か、という違いもある。
あやめのウザさについては禿同。
目的の本が当初から判明していれば勿論そうします。しかし見落としは免れませんので
お願いしてるんです。本文の引用はしていただければ有難いけど、どこから出てる誰の
本のどの辺にあるといった情報で宜しいのです。「タイプさせてうpせよ」とまで要求は
してません。教えたり教えられたりが2ちゃんねるではないでしょうか。
>>610 この私が聞いてやったんだから、ありがたく思って教えろ、
自分のレスがそのように受け取られないように書くのが 2ch で泳ぐ方法だ。
高飛車に出れば叩かれるに決まっている。
目的の本も一対何冊あるのやら、明治からこのかただ。
国会図書館の目録から始めたまえ。
612 :
世界@名無史さん:04/05/06 20:10
暗いと不平を言うよりも
進んで灯かりをともしましょう。
カトリックウザ
614 :
世界@名無史さん:04/05/06 22:39
キリスト教のキの字も知らない愚か者ですが、アタナシウス派とネストリウス派
について、分かりやすく教えてくれる人はいませんか?世界史で出てきたんです
が、何がどう違うのかさっぱり分かりません!お願いします。
615 :
世界@名無史さん:04/05/06 22:59
中世の頃の歴史を見てるとローマ教皇って、腹黒いとゆうか、ダークな印象しかないんだが・・・。
ぶっちゃけローマ教皇がおこなった善行なんてマジでなくないか?
教会の力で物を言わせて、国王から領土貰ったり、国の政治に首突っ込んだり
十字軍結成して異教徒を皆殺しにしたり、(イスラム教徒だけじゃなく北の十字軍での虐殺も)
つうか、陰に隠れて散々悪どいことして、今まで何のお咎めもなしってのが信じられないのだが?
これで神に仕える聖職者なんですかね?(ワラ 俺には悪魔としか思えんが・・・
このあたりの問題はかなり複雑なので、間違っている箇所があったらツッコミよろ。
>>614 アタナシウス派は、一般的な、神=人=聖霊の三位一体説を採る学派。
カトリックや正教の信条とみなして大抵間違いない。
ただ、アタナシウスは具体的な神=人=聖霊の関係を考えたり説明したり
するのは人間の知性に余るとして固く戒めている。が、362年のアレクサン
ドリア公会議で三者が同質であると確認されたりして、必ずしも正統派=
アタナシウス派でもないようだ。
で、ネストリウス派の主張は三位一体からちょっと離れて、キリストに内在
する神性と人性を「併存」してるとみなし、さらにマリア崇拝(神の生母とする
こと)を否定している。
ネストリウス派は基本的に異端とされているが、451年のカルケドン公会議で
でネストリウス派の神人併存説主張は「融合によって失われず、各性固有の
性質が一つの人格と一つの位各に併存する」という形で採択された。
問題なのはマリア崇拝否定の方。人に過ぎないマリアが神を生むなどありえ
ない、ただ神=キリストは腹を借りただけとみなしたことは、キリストが人で
あること(即ち三位一体説)を否定したとして激しく非難された。
これがネストリウス派が異端として排撃された最も大きな理由。特にマリア
崇拝が盛んだったエジプトやシリアからの反発は激しく(背後にネストリウス
と対立してたアレクサンドリア主教キュリロスの煽動もあった)、この対立は
武力抗争も含み、とうとうコプト教会を分離させるに至った。
617 :
世界@名無史さん:04/05/07 01:56
高校世界史なら、アリウス派とアタナシウス派の違いの方が重要だよ。
>>614 高校世界史の土俵だけでみれば617 氏 に同意です。
ネストリウス派はその教義よりも、どこに広がったのか文化の伝播の道筋を
例えば大秦景教流行中国碑などの語句などと絡めて押さえる方がいいでしょう。
アタナシウス派の説明は
>>615 を見てほしいが、
はっきり言ってどんなに説明されてもキリスト教徒ですら100%わかる議論ではないんです。
ということでまあ簡単に言っちまえば
アタナシウス派=イエスは神様であり、かつ人間でもあった
アリウス派=イエスは人間であったが、神様ではなかった
そして教会が採用したのがアタナシウス派だったと、そういう事ですね。
このぐらいわかれば高校生としては十分です(世界史としてはね)
もちろん本格的に神学を勉強したいなら別ですが。
>>616 >マリア崇拝(神の生母とすること)
マリア崇拝と「神の母(テオトコス)論争」とは根は同じですが、
一応わけて考えた方がいいのではないでしょうか。
619 :
世界@名無史さん:04/05/07 05:01
>>616 コプト教会(エジプト教会)は、451年のカルケドン公会議で復権した
ネストリウス的理解を受け入れない「単性論」を奉じる教会であり、
アレキサンドリアのキュリロスの流れに属する。
いわゆるネストリウス派は、現在ではイラク北部と南インドに残っている。
620 :
世界@名無史さん:04/05/07 15:55
>>616 神の三位相という考え方は、プラトンの「ティマイオス」からきているのですか?
621 :
世界@名無史さん:04/05/07 18:07
西安で大秦景教流行中国碑見たけど、案内の中国人大学生も
さっぱり読めんと言っていた。ヤハウェが阿羅河、イエスが
世尊、三位一体が三一妙身、聖書が浄風…だもんね。
622 :
世界@名無史さん:04/05/07 18:08
間違った。聖霊が浄風だ。
>>618 >一応わけて考えた方がいいのではないでしょうか。
確かに。
>>619 ああ、
>>616の書き方ではまるでコプト教会がネストリウス派みたいに読める。スマソ。
>>620 かの心理学者ユング等がそうなんじゃないかなと指摘してるが、俺の知識では少なく
とも教会の公式見解や神学において、正統派にとって最も大事な部分であるはずの
三位一体説の元ネタを異教徒の哲学者の論とすることはあり得ない、としか言えない。
三段目2〜3行
×さらにマリア崇拝(神の生母とすること)を否定している。
○さらにマリアを神の生母とすることを否定している。 これは敵対派にマリア崇拝の
否定と受け取られた。
五段目6〜7行
×この対立は武力抗争も含み、とうとうコプト教会を分離させるに至った。
○この対立は武力抗争も含み、451年のカルケドン公会議においてネストリウスの
主張が一部受け入れられアレクサンドリア主教が罷免されるに至って、とうとう
コプト教会等が分離するに至った。
大の大人が、「神様はどこから生まれた」とか「神様と耶蘇が同じか違うか」を
めぐって大喧嘩したり仲違いしたりしてきた結果が、コプトだのカトリックだの
ネストリウス派だのの分離なん?
どんな組織でもある程度大きくなると見解の違いなどをめぐって
派閥争いが始まる物だから仕方ない。
教会は決して間違わない、と主張しないのなら仕方もなかろうが、
絶対に間違いましたと自己反省しない組織では言い訳は見苦しい。
割れても「仕方ない」のが正解。
629 :
世界@名無史さん:04/05/09 21:58
「神の啓示」が実は間違ってました!
なんて言えないだろ?
おまえ、あげるなよ。
言い訳ならサゲでやれよ。
フィリップ殿下は元々が正教徒で結婚前に改宗したのですな。
それからチャールズの叔母の一人は正教会の聖人の一人だそうで
さらにおばあさんはその生涯のかなりの時間を正教の修道女として過ごしたとも
上記の記事の中に書かれていますた。
しかし「アトス山修道院友の会」なんてものがあるんですな。
皇太子は自分の水彩画をオークションにかけて、その資金で援助をしているようです。
英国国教会の保護者が正教徒になったら面白いなあ。
英国民にもカトリックほどのアレルギーはないのでもしかしたらいうまく行くかも
(憲法の改正は必要なのだろうか?)
非国教化が加速するので個人的には歓迎。
634 :
世界@名無史さん:04/05/14 01:53
635 :
世界@名無史さん:04/05/15 20:27
何で自殺はダメなの?
636 :
世界@名無史さん:04/05/15 20:52
駄目は社会の建前。
本音は中高年や老人の自殺を歓迎している。
コンドームはエイズを広げるので禁止、これがカトリック教会の公式見解
エイズで人が死ぬのは自業自得だと法王が言った
慈善事業がないと尼さんを養いきれない
>>635 たしかに自殺者は教会が葬儀を拒否したりという側面が昔はあったのは事実だが
今はプロテスタントでは他の死因と区別せずに葬儀も行われてます(カトリックもそうだと思う)
しかし一方で自殺を奨励している社会も宗教もないわけで(あればカルトだ)
自殺を良くないとする基本的なスタンスは変わらないでしょう。
>>637 エイズへの対応についてコンドームの使用も含めて
ヴァチカンにもっと柔軟な政策をのぞむ点では同意だが
慈善事業(というか援助事業)にキリスト教が貢献してるのは
もっとポジな理由だとは思うが(失業対策事業の面を否定はしないけどね)
639 :
世界@名無史さん:04/05/16 10:34
自殺っつーのは神様が呼んでも無いのに死ぬことだからダメ・・・だとか。
でも弱いな、よほど信心深く無い限り自殺の抑制に繋がるとは思えん。
640 :
世界@名無史さん:04/05/16 10:40
カトリックでも自殺は駄目だけど、実際は自殺決行時に
正常な判断ができない状態にあったとしてカトリックの
墓地への埋葬もOKのようです。そういうケースを何例か
知っています。
641 :
世界@名無史さん:04/05/17 17:35
>>620 遠くバビロニアの昔にまでさかのぼるが、古代には、三つ組の異教の神々の崇拝が至る所で普通に行われていた。
その影響は何世紀もの間、エジプト、ギリシャ、およびローマでも優勢であった。
そして、使徒たちの死後、それら異教の信仰がキリスト教に浸透し始めた。
キリスト教は異教を破壊したのではなく、逆にそれを採用した。
三位一体の考えはエジプトから来たものと思われる。三位一体はエジプトの神学者の主要な重大関心事であった。
三つの神が結び合わされて、単一の存在として扱われ、単数形で呼びかけられた。
このように、エジプト人の宗教の精神的な影響力は、キリスト教神学と直接結び付いていることを示している。
エジプトのアレクサンドリアのアタナシウスのような3世紀末および4世紀初頭の教会の僧職者たちは
三位一体論を成立させる元となった概念を定式化する際に、そのような影響を反映していた。
アレクサンドリアの神学はエジプトの宗教的遺産とキリスト教との間の媒介者であったと考えられている。
初期クリスチャンの純粋な理神論はカトリック教会により、三位一体という不可解な教義に変えられた。
エジプト人により考案され、プラトンによって理想化された、異教の教義の多くが、信ずるに値するものとして保存されたようである。
プラトン哲学の三位一体それ自体は、初期の諸民族の時代までさかのぼる、ずっと古い三位一体を整理し直したものにすぎないが
カトリック教会によって教えられた三つの基質、つまり聖位格を生み出した属性の理性的哲学的な三位一体のようである。
聖三位一体に関するこの概念は、古代のすべての異教の宗教に見いだすことができる。
紀元3世紀の終わりまでに、キリスト教と新プラトン主義哲学は分離できないほど密接に結合した。
教会の教理はヘレニズムの土壌にしっかりと根づき、その教理は大多数のキリスト教徒にとって奥義となったのである。
642 :
世界@名無史さん:04/05/17 21:14
ttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/antiGM.html 中東には多くの三柱神の例があり、そのほとんどは元来、女神のみからなって
いた。時が経つにつれて、三柱女神のうちの1柱ないし2柱は男神に変わった。
一般に父-母-息子の形をとり、息子は救世主と考えられた [註16]。
三柱神の概念は紀元前14世紀に、ハッティ族とミタンニ族から生まれた。
紀元前5世紀のバビロニアでよく知られていた三柱神は太陽神シャマシュ、
月神シン、星の女神イシュタルからなっていた。ギリシアでもこれを受け継いで、
太陽神ヘリオス、月の女神セレネ、星の女神 アプロディテとなった。
コストピトゥムで崇拝された父-母-息子の三柱神は、ユピテル・ドリケヌス、
天上のブリガンティア、サルスの3柱であった [註17]。
643 :
世界@名無史さん:04/05/17 21:46
聖母マリアの不倫相手がローマ兵だったことはよく知られていますが、
一般にローマ兵というのは、高給取りだったのですか安月給だったのですか。
644 :
世界@名無史さん:04/05/17 21:48
土地を支給されたのでは?
645 :
世界@名無史さん:04/05/18 07:13
ローマ兵は市民兵だから、訓練や戦役に呼び出されていたり、軍営で待機させられていたり
したときには衣食住の保証はあっても、基本的に無給だろ?
646 :
世界@名無史さん:04/05/18 11:34
てか、何で643みたいな電波にマジレスしてんの?
>>647 宗教板へ帰れ!
この板は日本の99%の人間が住む板
釣れますか?
650 :
世界@名無史さん:04/05/18 22:12
ピエール=マリー・ボード『キリスト教の誕生』(創元社)に、
パウロについて、
「彼はヘブライ語の読み書きができ、アラム語とギリシア語を自在に操った」
と書いてあるのですが、
パウロが「アラム語を自在に操ることができた」というのにはなにか根拠が
あるのでせうか?
田川建三は、パウロはアラム語があまりできなかったのではないか、と
推測していますが。
651 :
世界@名無史さん:04/05/18 23:15
>>650 私の高校時代の世界史の付録教材に載っている地図を見る限り、
パウロは、ギリシア・ローマに行く前に、いわゆる小アジア地区での
布教を行っているようです。
そのことから、やはり彼はアラム語で説法をするくらいの知識はあったのではないでしょうか?
652 :
世界@名無史さん:04/05/18 23:51
>>645 給料は出てた。
市民兵はローマ市民。ローマ市民は有権者であったから、
ローマ政府は兵士のストライキなどにもきちんと対応していつケースが多かった。
パレスチナの一般人に比べたら金持ちなのでは?
使徒行伝に、パウロは流暢にヘブライ語が喋れたことが書かれているが、
普通に考えれば、パレスチナの一般民衆に語りかけてるとしたら、
そりゃアラム語。じゃなきゃ、理解されましぇ〜ん。ルカは、パレスチナ・
ユダヤ社会には、かなり無知だから、間違えてる可能性あり。
だいたいそれ以前に、キリキアで、熱心なパリサイ派であったこと(小アジア
でも一部ではアラム語が用いられていた)、その後、アンティオキア教会の
代表となったこと(シリア語はアラム語の方言)から考えても、パウロが
アラム語が苦手だったとは考えにくい。
宗教板でも、やたら田川本引き合いに出す人多いけど、「田川を何でも
基準にしないで、もうちっと他の研究者の本でも読んで比較したら?」と思う。
田川本って、ある種、洗脳。
>>652-653 しかしすべては推測憶測の域をでないのも事実
どれぐらいしゃべれたかの程度まで断言できるはずもなし
それは田川にも言える
>宗教板でも、やたら田川本引き合いに出す人多い
非キリスト教徒にとっては田川は読みやすい。それが理由だろう。
信者臭くないから
655 :
世界@名無史さん:04/05/19 00:19
>>652 ローマ政府は兵士のストライキなどにも…
ケッ、ローマ兵もストライキなんか
していたんでつか。呆然。
656 :
世界@名無史さん:04/05/19 00:43
宗教板のキリスト教系と歴史板のここのキリスト教系は
なにかが違う
>>650 ヘブライ語、アラム語、シリア語は親戚関係にあるのだけど、
シリア語ができたからといって、果たしてアラム語がよくできたかどうか。
シリア語はまだ学習したことがないのでわからないけど、ヘブライ語と
アラム語でも発音、文法の点でもかなりの違いがあるよ。
実際古代パレスチナのシナゴーグでは先ずヘブライ語で聖書が朗読され、
それに引き続きアラム語で敷衍訳がつけられていた。つまり当時のパレスチナ
の庶民はアラム語は解せたけど、ヘブライ語はそのままでは理解が困難
であった可能性があると考える学者が多い。
パウロは本当にガマリエルの元で勉強したのかどうか、シリアのシナゴーグでも
アラム語による聖書の敷衍訳が行われていたかどうか、そしてアラム語とシリア語
がどのくらい親近性があるのかどうか、そういった点がクリアにされないと
答えられない問題だね。それにそもそも当時のシリアではアラム語は使われていた
のかね。もしシリア語が使われていたのなら、アラム語は必要なくなっていた
かもしれないしね。
658 :
世界@名無史さん:04/05/19 10:49
>>653 田川以外の研究者というと、加藤隆や、荒井献とか?
トロクメの本はまだ読んでないなあ。
荒井献?その方はもう第一線を退かれた学者でしょ。
それにパウロがアラム語が苦手であったかどうかという質問については、
初期ユダヤ教の研究者のほうが田川より回答者としてふさわしいよ。
そうなると土岐健治(一橋大)なんかじゃない?
土岐『初期ユダヤ教と聖書』の中には福音書におけるタルグム(アラム語
旧約聖書のこと)の影響について書いてある箇所もあるけれど、パウロに
おけるタルグムの影響については触れられていなかったはず。
>>657 アラム語とシリア語は同じ。
ヘブライ語は、バビロン虜囚の時期に生きた言語でなくなる。
661 :
世界@名無史さん:04/05/19 13:26
使徒言行録に「ヘブライ語」と書かれていても、
実はアラム語のことだったような。
>>660 アラム語ではヴァヴ継続法は存在しないけど、シリア語はどうなの?
それからシリア語の定冠詞はアラム語のように名詞の語尾にアレフを付けるの?
663 :
世界@名無史さん:04/05/19 17:51
>>657 >ヘブライ語、アラム語、シリア語は親戚関係にあるのだけど
ヘブライ語は、カナン先住民の言葉を基礎として、古アラム語の方言が混成したもの。
シリア語はアラム語の方言(東アラム語群)。
近さが全然違うじゃん。
>>663 >シリア語はアラム語の方言(東アラム語群)。
たしかに事典なんか引くとそういう解説がついているね。
じゃあ、その「方言」ってなによ。
同じ日本語でも東京人には沖縄方言はまったく理解できないよ。
それに西アラム語とヘブライ語は文法的に共通点が多いわけだが、
西アラム語と東アラム語の文法的違いを説明してくださいよ。
近さが違うって言うんだったら、北西セム語族に精通しているんでしょ?
それから
>>662に対する回答もお願いします。
書き忘れたけど、北西セム語族で「方言」という表現をよくみかけるが、
どの程度の相違を言うの?
それから古アラム語と西アラム語の違いもよろしく。
仮定の話の議論のようなので
長引くようなら専用の「聖書の裏事情スレ」へ引っ越してほしい
667 :
世界@名無史さん:04/05/19 19:43
田川建三の主張
初期キリスト教=ギリシャ語の宗教=都市の宗教
帝国主義の宗教(帝国支配が作り出した状況に直接根ざした宗教)
アテーナイの場合、ギリシャの伝統をしっかり守っていたので、
新興大都市のようにすんなりキリスト教が根付かなかった。
668 :
世界@名無史さん:04/05/19 20:30
nyででまわってだいぶたつが、そろそろパッション見たやついるか?
669 :
世界@名無史さん:04/05/19 20:33
>>655 皇帝が変わるときなんか特に。
反乱に発展したこともしばしば・・・
670 :
世界@名無史さん:04/05/20 00:02
>>669 賃上げ闘争っちゅうのは
あらへんかったんやな。w
言語板向けの話題は言語板で片付けて来いよ
672 :
世界@名無史さん:04/05/20 10:19
イエスはインドで死んでいた!?
これだけだと電波板に逝けっていわれそうだけど、
初期〜中世キリスト教とインドの関係についてどう思う?
229 名前:名無しさん@3周年 :04/05/17 20:44 ID:xgBsveEq
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E5%A2%93 インド・カシミール
また、一般に認められた意見ではないが
イエスが救われ身体を癒した後にユダヤの土地から抜け出し東に向かったと言う説がある。
この説の実証のひとつとして、インドのカシミール地方にイエスと書かれた墓が見つけられている。
カシミールのユダヤ人はすべてイスラム教に強制的に改宗させられているが
その墓を守る家族だけが改宗を免れ現在もユダヤ教徒である。
古い墓には、ユダヤの言葉であるヘブル語での記述があり
、記述によるとイエスは112才(?100才以上)まで生きたとされる。
ハザールとかそっち関係でないの?>カシミールのユダヤ教徒
674 :
世界@名無史さん:04/05/20 19:27
>>672 くだらん。
ユダヤにイエスとかいう平凡な名前はごろごろしていた、と
某キリスト教批判のサイトが書いている。仮にインドにユダヤ出身の
イエスなる人物の墓が見つかったとしても、だからそれがどうした。
青森県にもあるよ>イエスの墓
wikipedia は2chよりガセが多いと思う
>>673 古代インドとキリスト教の関係といえば、
南インドにおけるトマスの伝道しか知らないな。
カシミール地方といえばインドの北方でしょ。
北方地域とも初代キリスト教はつながりがあったのかな。
ハザールとキリスト教は関係あるの?
677 :
世界@名無史さん:04/05/21 00:44
>>676 南インドにおけるトマスの伝道…
それはね、レムナント出版の久保さんの作り話です。史実ではありません!
トマス本人が伝道したのは伝説(史実とする説も一部にあるが)だが
別にその久保サンが作った話ではないよ
インド南部(ケララ)にはMar Thoma Syrian Church of India というシリア教会がありです
>>678 日本にだって、聖パウロだの、聖ヨハネだの、聖アンドリューだのいう
耶蘇教会があちこちにあるが、別段パウロだのヨハネだのが来て建てた
わけではあるまいて。
「だれそれ」教会はまあその聖人の記念としてそういう名前をつけたわけで
インド南部のトマス伝説とは意味が違います
インド南部でトマスが伝道したというのは「トマス行伝」がはじめらしい。
3世紀の作で、ろばがものを言ったりと、馬鹿げた奇跡話に満ちていて、
信憑性のないシロモノだそうだ。しかし共観福音書だって、イエスが
湖上を歩いたなんて言うんだから、あまり偉そうな口はきけないと思う。
まあ、本当にトマスが伝道したとは思わないけど、3世紀にはインド南部で
キリスト教が伝道されていたというのも感慨深い。
682 :
世界@名無史さん:04/05/21 15:06
>>681 四福音書も信憑性のないシロモノ、と見なしてしまった場合、
キリスト教という宗教はどのような評価になるのでしょうか。
683 :
世界@名無史さん:04/05/21 15:30
>>682 カトリックは聖伝を整理して出直し。
プロテスタントは消滅。
684 :
世界@名無史さん:04/05/21 18:55
>>682 リテラリズムに害されたファンダメンタリスト連中が力を失ってわたしはいいと思うがね。
物語は必ずしも史実に忠実なものである必要性はない。何がしかの真実があればよい。
685 :
世界@名無史さん:04/05/22 00:02
>>684 歴史板の視点で、どんな真実があるんですか。
キリスト教批判の某サイトなどは、福音書を
詐欺師の作文に過ぎないと言ってますが。
687 :
世界@名無史さん:04/05/22 04:02
688 :
世界@名無史さん:04/05/22 05:59
去年だっけ、イエスの兄弟ヤコブの石棺がエルサレムで発見されたというので、
大騒動になったのは。学者の真贋論争も凄かったらしい。
本物との折り紙をつける大物学者まで現れる始末。
しかし結局イスラエル考古学局が贋物と認定。
今は騒動も落ちついたのかね。
しかしこの騒動ではっきりしたことは、イエスの実在を示唆する証拠が
新約の記述以外に1点として現存しないことについてのキリスト教徒の焦りが
相当なものということだ。たとえキリスト教徒が拵えたものでないとしても、
キリスト教徒の焦りを見越して贋物を拵えて一儲けを図った連中がいたこと
だけは確かなのだから。
別に焦りでもなんでもないし。伝説的な人物の近しいものが出てきたら、みんな熱狂
するのは当然。クレオパトラやカエサル、日本でも聖徳太子あたりの遺骨が出てきたら、
大騒ぎになるだろう。
証拠がないということなら、ゾロアスターだって、オルペウスやピュタゴラスだって、
モーセだって、釈尊だって同じ。
690 :
世界@名無史さん:04/05/22 20:45
>>689 釈尊がいなくても仏教は存在できる。倶舎も唯識も微動だにしない。しかし
キリストがいなくて、キリスト教が成立するか?
691 :
世界@名無史さん:04/05/22 21:13
>>690 伝道の最初期から物証には頼ってないんだが・・・。
>>690 頭悪いよ。てか、リア厨?
宗教における実在とは、自然科学における実在と異なる。
キリスト者は、歴史上の(ナザレの)イエス実在の、科学的な証明などに関心は無い。
それが出来ないところで、イエス・キリストはやはり彼らにとっては、紛れも無い
実在なのだ。
>>692 >キリスト者は、歴史上の(ナザレの)イエス実在の、科学的な証明などに関心は無い。
お前こそ、リア厨だな(藁
電波板に逝って来いよ(嗤
694 :
世界@名無史さん:04/05/23 19:10
ネット上に「バーチャル教会」を開設 英キリスト教団体
ttp://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200405160008.html ロンドン(ロイター) ショッピングも銀行手続きも、クリックひとつで済む時代。オンライン化の
波は、さらに宗教の世界にも及び始めている。英国のキリスト教団体がこのほど、インター
ネット上に「バーチャル教会」のサイトを開設した。
「チャーチ・オブ・フールズ(愚か者の教会)」と名付けられたこのサイトには、だれでも、どこから
でもアクセスできる。(略)
サイトを訪れた人は、名前や性別、服装などを登録し、アニメーションのキャラクターとして
画面に登場する。教会内を自由に見て回り、好きな場所で祈りをささげたり、ほかの訪問者と
語り合ったりすることができる。
毎週日曜日に開かれる礼拝では、聖職者のキャラクターが登場し、吹き出しの中に文字で
説教が流れる。今後は平日にも1−2回、礼拝の時間を設ける予定だという。
(以下略)
695 :
世界@名無史さん:04/05/24 03:19
まあはっきり言ってキリスト教なんて胡散臭い。
単なる金集めの団体にしか思えん。
このスレではあまり釣れないと思う
宗教板でやると大漁か
697 :
世界@名無史さん:04/05/24 19:20
このスレの住人は、遠藤周作についてどう思う?
「日本人にはキリスト教はあわない」
「カトリックよりも東方正教会のほうが我々の感覚にあっている」
とか主張していた。
>>697 微妙に板違いではないか?
日本史なら日本史板
それ以外の個人的な感想は文学板の遠藤スレがいいと思う
ここは世界史板
>>697 個人的な意見だが
かれが「日本人の身の丈にあったキリスト教」「和服に仕立て直す」「バタ臭いキリスト教」
と繰り返すたびに、その底にある一種強烈な劣等感に嘆息する
キリスト教が日本人に合わないと彼がもがく姿は
「出来る事なら合わせたい」の裏返しであるとおもう
もう一ついえる事は彼にとっての「日本人」はあくまで自分の事なんだよね
一般化が少し行き過ぎていると思う
日本人にキリスト教が合ってないのは信者数見れば明らかだが
それは彼がいう方法で仕立て直したとしてもどうかなるもんではなし
孤狐庵山人としてだけ存在するのは苦しかったのかな
確かに微妙に板違いスレ違いご容赦
ついでに700を踏んでみる
そういえば、遠藤周作、井上洋治、黛敏郎って、終戦後同じ客船で
フランスに渡ったんだよね。それにフランスで差別された体験談なんかも
遠藤の本の中にちらほら出てくる。遠藤や井上の東洋的なものへの執着や
黛の愛国的な発言の底流には同じ体験から来るコンプレックスみたいなものが
流れているのかもね。ドイツと同盟していた敗戦国から来たアジア人が
ドイツに侵略されて間もないフランスに留学するなんて、そりゃあ、
精神的にどこかおかしくなる罠。
702 :
世界@名無史さん:04/05/25 22:13
>>697 東方正教会の場合、ローマ・カトリックのように、現在に代表される堕落人間説や、
聖に対する俗という二元的な考え方がないから、
そういう点が日本人にあっているのかな?
「薔薇の名前」を読んでたら写本装飾に興味が湧いたのですが、
何か良い本はないでしょうか?
カラー図版がいっぱいあると嬉しいです。
704 :
世界@名無史さん:04/05/27 18:43
>>703 小学館から出ている「世界美術大全集 西洋篇」の、初期中世・ロマネスク・
ゴシックあたりの巻はどう?
大きな図書館だったら置いてあるかも。
705 :
世界@名無史さん:04/05/28 01:10
>>702 ち ょ っ と 待 て。
程度の差こそあれ、聖俗をわけないものは宗教とは言わないだろ。
>>702 >現在に代表される堕落人間説な。
これも、よ〜わからんな。
707 :
世界@名無史さん:04/05/28 09:56
708 :
世界@名無史さん:04/05/28 12:57
高橋保行『ギリシャ正教』(講談社)より引用
「東のキリスト教は、人間が神に善なるものとして創造されたことを強調する。
人間はまず神のイメージとしてつくられたのである。堕落は、人間存在の前提
ではない。東のキリスト教でも堕落という言葉をつかうが、これは人間が
与えられた神のイメージを失ってしまっていることをさす。キリストの救いは、
人間にこのイメージを回復させるためにある。
こうした伝統的なキリスト教の人間観は、聖と俗を二元的に対立させることを
許さない。堕落した状態とされる俗は、人間が神のイメージを失ったときの
かりにとる形態であり、人間存在の絶対条件でも、前提でもない。聖と俗は
対立関係でなく、聖により回復せられるべき俗、聖を回復すべき俗という調和の
関係にあり、最終的には一元に復帰するものである」
>>708 その文章によれば、
>>702はますます間違ってることになるな。
そういう考えが「ない」のではなく、ローマ・カトリックとは異なった解釈をしている、
としか読めん。
710 :
世界@名無史さん:04/06/02 22:55
ナザレのイエス という男がおってな。
毎晩、毎晩ユダヤという村で「悔い改め」というものを
やらかしてな、村人を困らせておったそうな。
その「悔い改め」は村人には嫌われておったんじゃが
ナザレのイエス はたいそう気にいっててな、村人に好かれたいと思って
「エルサレム入場」などという悪事までやらかして村人をさらに困らせたんじゃ。
ナザレのイエス についにあぼんの神様の天罰がくだってな、
ナザレのイエス は十三日の金曜日の日にローマ兵に鞭打ちの刑にされ
茨の冠をかぶったまま十字架運び、挙句十字架に四肢を釘付けされて磔
槍で脇腹を破られ、すっぱいぶどう酒を飲まされ、
「神よ、神よ、どうして私をお見捨てになったのですか」といっても尚、死なせて貰えなかったんじゃ。
昔、昔のお話だよ・・・。
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( ´Д`) i (・д・)∧ ∧::::::::::
/::: Y i ,-C- 、( y (゚Д゚ ) ::::::::
/:::: > | /____ヽ (___、|_y∩∩ ::::
|::::: " ゝ ヽ__ノ (__(Д` ) ::
\:::::__ )// // っ⊂L∧ ∧
∧ ∧ ( ;;;;;;)
こんな昔話は子供の教育に良くないのォ・・・
( ソ ( ノ
/ ̄/  ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄ー― ̄ ̄ ̄ー― ̄
/ / / / \ ヽ \ \
/ / / / \ \ \ \
/ / / / \ \ \ \
/ / / / \ \ \ \
╂
┃
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( ' つ / /
川 (_ノ /
_つ / \
── ─── ─── ───Γ  ̄ヽ ヽ \─── ─ ..¬───
\ ∧ ヽ \ ..- │
ヽ ヽ ヽ ヽ \ / │
) ヽ ヽ \ \/ /│
│! ヽ \ ヽ /││cccc
!! ! ..,,i__/ l i/ ノ
! ! _│ { l i ノ
┌‐^ ̄ ̄( )  ̄ ̄ ̄¨`…,, (_ノ
/ cuuu │
..,,‐``~ :::: \
! :::::::: │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨
ダリの聖アントニウスか。しかし出来の悪いAAだな。
714 :
世界@名無史さん:04/06/10 13:33
715 :
世界@名無史さん:04/06/10 16:11
>>697 >「カトリックよりも東方正教会のほうが我々の感覚にあっている」
東方正教会圏の国々の場合、部屋の一角に神棚のようにしてイコンを飾ったり、
車の中には交通事故にあわないように祈る自動車専用のイコンが置いてあったりして、
確かに日本人(あるいは東洋人)の考え方と似たところがある。
716 :
◆6hgEmzypp2 :04/06/12 01:03
アメリカのレーガン元大統領の葬式(国葬)がただ今進行中だが
式次第を見ると
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/americas/3797493.stm 1. 形式はキリスト教式(聖公会の大聖堂と聖職)
2. 聖書朗読は
旧約聖書がユダヤ教のラビ(一部ヘブライ語で読んでた)
福音書がカトリックのワシントン司教
司式と形式が聖公会
アメリカ流の政教分離というのがどうもよくわからん
聖堂内には正教の主教も座っているのをみたが
国葬なんだからすべての宗派や宗教に何らかの役割を与えるか(事実上不可能だが)
それが無理なら聖公会で押すか、いっそ無宗教の方がいいと思うのであった
密葬と告別式をわける日本の習慣はこういうとき便利だと思う
それとわざわざ棺をワシントンへ持っていったのは
弔問客の足の便その他でカリフォルニアでは難しいのであろうが
すぐにカリフォルニアに遺体を返すのにかわいそうだなと思ったり
それから「ジェルサレム」の曲を違う歌詞で使われて何となくムカついたりw
717 :
世界@名無史さん:04/06/12 14:53
アメリカで政教分離に当たる英語は、Separation of Church and State
「国家と教会の分離」で、政府が特定の教会に便宜を図らないことを意味する。
しかし、それは宗教が政治にかかわることを禁じるものではない。
アメリカの社会学者ロバート・ベラーは、「市民宗教」という言葉を使っている
けどね。
718 :
世界@名無史さん:04/06/15 15:54
福音派というのはエヴァンゲリストというんでしょうか?
ドイツ人の25%だったか35%がこれなんだそうですが、
福音派というのがプロテスタント全体を指すのか、その一部なのか
どうなんでしょう?
>>718 国や地域などで「福音派」とはどういう人々か、
定義がずれているようです
特にマスコミが福音派というときは注意が必要
たとえばドイツの場合(よく知らないが)集合のベン図的には
福音派はプロテスタントと重なる部分が多いのではないかとおもうが(違ってたらすんまそ)
ドイツの多数派であり伝統主義にたつカトリックに対比する語として
聖書主義の教派という事で エヴァンゲリストと使うのではないかと
ルター派の大教派である「福音ルター派」もある
(日本にも日本福音ルーテル教会という教派がある)
一方で昨今アメリカのネオコンとセットで(マスコミに)福音派と呼ばれている人々は
「キリスト教原理主義者(ファンダメンタリスト)」と呼ばれる人も含み
プロテスタントの一部の比較的狭い範囲の(過激な)人々をさす
この定義は教派横断(聖公会にもカトリックにも「福音派」は存在するとされている)
福音派を保守派と呼ぶようになってるのもアメリカ(とイギリスも)
720 :
世界@名無史さん:04/06/16 20:13
どうもありがとうございます。
現在ドイツでは新教旧教ともにキリスト教徒が減少してるようです。
東ドイツの唯物思想の影響はわかりません。
アメリカの宗教はもう少し勉強してみます。
エヴァンゲリストよりエウアンゲリストとかのがよく使われてそうな気がするのは日本人だから?
>>721 >エウアンゲリスト
エヴァンゲリオンのことかな?>エヴァw
っつかいちおう聞きかじった所によれば
ευαγγελον(ユーアンゲリオン)がギリシャ語で
「福音=よい知らせ」という意味だと
これに人を表す接尾辞イスト(ist)をつけるのは英語風だなと
>>720 >現在ドイツでは新教旧教ともにキリスト教徒が減少してるようです
ドイツに限らず西欧諸国、特に旧の「西側」諸国では
どこもキリスト教はカトリックプロテスタントとも大衰退の極みです
アメリカとは事情が全然違います
信徒だと国勢調査で宣言する人も実際にはほとんど教会へは行かないです
日本の一般人とその家のお寺さん(あるいは宗旨)の関係とよく似てると
冠婚葬祭も教会とは関係なくする人が非常に多くなってきました
724 :
世界@名無史さん:04/06/17 12:06
>>723 >冠婚葬祭も教会とは関係なくする人が非常に多くなってきました
最近、ヨーロッパでは墓を作らない人が増えているとか。
遺灰をバラ園に撒いたり。
725 :
世界@名無史さん:04/06/17 19:38
ロシア正教会の建物って、屋根の部分がどことなく
イスラム教のモスクのドームに似ているんですけど、やっぱりこれって
イスラムの影響を受けてたんですかね?
それとも独自に発達したものですか?
726 :
世界@名無史さん:04/06/17 20:25
ルネサンス期に、モスクを模倣したのでは。
728 :
世界@名無史さん:04/06/17 20:35
福音ね
ユダヤ教やキリスト教の、何が真の教えかなど同でも良いが
729 :
世界@名無史さん:04/06/17 23:58
>>711 「あぼんの神様」は、ヤハウエの神様より偉いんだね。
>>724 子供に幼児洗礼受けさせない親増加中、結婚式も教会以外で(市役所など)
カトリック国ではまだまだ宗教的な期限のお祭りも残ってますが
プロテスタントの地域では守護聖人のお祭りも遠の昔になくなって
クリスマスは家族が集まる1年で唯一の機会だが、教会には行かない
葬式も教会でしないで火葬場で簡単にする人多い
土葬へってます
余談ですが、
イギリス人に聞いた事があるんですわ
「遺灰を撒くと言うが、残った骨はどうするか」と
そうすると不思議な顔するんですな「骨など残らないだろ」と
それで気がついた、日本の火葬はわざと骨のこるように焼くんだな、って
遺骨についての感覚の差ですわな
>>725 建築は素人ですが
あの俗にネギ坊主と言われるドームはビザンチンの流れじゃないかな?
正教とともに建築もコンスタンティノープルから伝わって、
さらにロシア風に発展したのだと思われ
ラヴェンナやヴェネツィアのサンマルコ寺院などもビザンチン建築の
ドーム型(キューポラ)
>>722 ハハハ、スマソ、でも日本でエヴァンゲリオンとかって歳がばれるのかw
732 :
世界@名無史さん:04/06/18 09:40
ギリシア語=エウアンゲリオンeuagglion
ラテン語=エウアンゲリウムevangelium
ちなみにヘブライ語に「岩を転がす」という意味の「エヴェン・ギライオン」
という言葉があって、これは墓の入り口(=復活)を喚起させる言葉なのだとか。
この「エヴェン・ギライオン」という発音が、「エウアンゲリオン」に似ていた
ため、そのニュアンスがevangeliumという言葉にくっついている。
733 :
世界@名無史さん:04/06/18 09:49
>>725 >>731 ローマにあるパンテオンもドーム型建築ですよね。
ドーム型建築というのは中近東からローマ帝国に伝わったのかな?
だとしたらイスラームのモスクとビザンティン(東ローマ)の建築が
似ていても不思議ではないと思われ。
>642
アッラーだって最初は女神だったらしいからね。
735 :
世界@名無史さん:04/06/18 15:25
ローマのパンテオンは7世紀にビザンチン皇帝フォカス帝から
ときの教皇に献上されたので東ローマ風なのでしょう。
>>725,731,733
大ドームのようなイスラム建築は、(確かウマルが)ビザンツから技術者を招聘
して始まった。ということで、ロシア/イスラムどちらのもビザンツからの輸入と。
>>734 確かスーフィズムでそういう思想が興って怒られたって話が…まぁいいか。
_-¨ ̄ ̄¨-_
: ‐=ヽ=ヽ
; 6 ゝ ;
_/ | <>/
,,,,,…¨¨ ̄ ノ \_..ノ
_ ,,,,,,… )\│ !\
/⊂ヽ…"" ̄.......,,,,,--ーーー-- │ // !
ヽ !ノ…“““ | ・ c= ̄ヽ ヽ
 ̄ │ ∈ ―  ̄ ̄)
/ │ /∈,,,_ノ\_│
( ,,..…`~/ │ │
) ̄ / ̄ ̄``……‐丶 ̄) ̄!
( │ _ - ( 丿 ( )
て |_,,,..........ノ / ) (
! │ > │! / ! ( )
│ ヽ~`…,,.. <│! ノ ! )│
! \ ・{ ( ! (│
/ │ / ヽ ! ! \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
uuuuu
738 :
ディスティ・ノヴァ ◆ljf9mLq7jU :04/06/19 03:32
>>934 詳しい説明希望。
アラーの語源がエルなのを考えると、わたしが考えてみた仮説はライトか?
アラー女性説に根拠があることが前提だが。
739 :
ディスティ・ノヴァ ◆ljf9mLq7jU :04/06/19 03:38
>738
なんだオマイまだ生きてたの?
あんな醜態さらして生きてるとは、そうとう吉外な精神をしてるようだね。
742 :
ディスティ・ノヴァ ◆ljf9mLq7jU :04/06/19 05:57
ここはキリスト教スレ。
貴方こそスレ違い。
わたしは濡れ衣もかなり着せられてるんで、そこらへんは差っ引くように。
コテハンを語るスレでわたしを叩くか、削除依頼申請をするのが正当。
いや、俺は横から延々と見ていた口だが、どう考えてもおかしいのは
>>742お前だろ…。
何十もスレを釣りとか言いながらめちゃくちゃにしたのはお前ではないのか?
濡れ衣以前に、一度も下げずに上げ荒らししたのは自分でも認めているではないか。
昨日今日それをやっておきながら、ぬけぬけと顔を出せば「帰れ」といわれて当然だと思われ。
そもそもそんな「前科コテ」使い続ける方が、どうかしてるだろ。
それは挑発以外の何者でもないし、そう思われても仕方ない。
荒れるとすれば、それは自身のせいだと思えないのなら、お前相当痛いぞ。
>>743 まあまあ。まったりいきませう。
ディスティはスルーという方向で行けばいいではないですか。
今後レスは一切しないということで手を打ちましょうや。
>>742 というわけで、荒れそうなんでよそへ行ってもらえるかな?
ごめんね。
746 :
世界@名無史さん:04/06/19 06:14
山野氏にまでお叱りをうけてるからな…
ディスティ・ノバは、もうこの板に来ては駄目だろ。。。
747 :
世界@名無史さん:04/06/19 10:45
アメリカのキリスト教会といってもいろいろでしょうが、欧州や日本に
比べて、個々の教会の力が強くて中央に統制されてないように感じますが
どうでしょう。バプチストやメソジストのはなしですが・・
アメリカという国そのものが、欧州の束縛から抜け出た人達のつくった国
ですし。
748 :
世界@名無史さん:04/06/19 12:11
今ヨーロッパではスイスより北の国では、アイルランド、ポーランド以外は宗教の信仰心が薄れてきてる。
じゃあスイスより南はどうなの?
>>747 「中央に統制されてない」のはプロテスタント教会の特徴
個人の内面の信仰に従って、きらい奴らとは一緒にやらず
どんどん分裂してきたのがプロテスタントの歴史であって、
気に食わない奴らに顔はにっこり笑って、後ろ向いて舌だしながら大同団結する
従来型組織重視のカトリックや聖公会との違いでもある
(教理面の事はここでは突っ込まないでねw)
日本もプロテスタントだけで100近い教派があると言われてるし
組織に加盟しない「単率」教会も多いですね
日本キリスト教団も戦時中の政府のキリスト教統制の合同で出来たもんで
内部はかなり分かれているようですが
>>719 独逸で、福音派 evangelish と言ったら、プロテスタント(狭義にはルター派)を指すのだよ。
,,,,,,,
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l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lヾ ヽ ノ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,‥゛゛`ヽ,, / l
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;,,・ ヽ- / !
ヽ;;;;;;;;, ・ / !
ヽ,,・ c==/ !ヽ,,
{ ヽ・, ヒ二/ ! ゛゛・ヽ
{ ``・ / !入,,,,
{ `ヽ,, / !  ̄
{ ~∨ !
{ ヽ,,,,,, 丿
{ /::::::::"""…… 、、、、 ノ
{ / ``‐‐‐,,,,,,, ノ
{ / `~ー‐‐゛゛
!/
/
754 :
世界@名無史さん:04/06/27 22:15
日本でevangelishといったら(r
evangelishつーか、evangelisch
756 :
世界@名無史さん:04/06/28 16:44
1720年代のソロモン・スタンダードやジョナサン・エドリードの
大覚醒という福音復興運動がアメリカ人を州の人間からアメリカ人に
した。ということは、解ったような解らない内容です?
757 :
世界@名無史さん:04/07/03 16:57
キリスト教・キリスト教会がローマ帝国から学んだことって、
どんなことがある?
758 :
世界@名無史さん:04/07/03 17:41
学んだ、というとニュアンス違うけど、まずはラテン語の使用かな(?)
当初は、ヘブライ語、ギリシア語、コプト語、シリア語などだったわけだ。
759 :
世界@名無史さん:04/07/03 19:11
ローマ法でしょ。
特に西ローマで。
教会法も発想はローマ法が基本。
760 :
世界@名無史さん:04/07/03 20:22
カトリックにおいてラテン語で書かれていない聖書は聖書ではなかった。
というか、他言語への翻訳が禁じられていた。
ラテン系言語の西ヨーロッパ普及はキリスト教とセット。
ちなみにイスラム教ではこれがアラビア語。
------** 風と雲のファンタジア **------
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丶, `・ー‐|/
} ,,…,, 〈 ヽ,
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ヽ、:::::::::""""":::::::::::::::::::::::::::::,,,,__/ヽ,__/\ /
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|ミ三|ヽ l ヽ、 :::::::::::)
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 ̄  ̄\ \l ,へ,\
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>>760 原本、というかヘブライ語聖書、ギリシャ語聖書もダメだったのかしら。
七十人訳の扱いも気になりますね。
763 :
世界@名無史さん:04/07/05 20:56
>>760 嘘止めてね。ウィクリフ以前にも、西欧語で福音書の翻訳なんかが試みられてます。
ウィクリフ派聖書が禁書になったのは、ウィクリフ派自体が異端視されたから。
聖書の各国語への翻訳についてカトリックは分が悪いと思ってるのか
すぐに「翻訳もしてました、許可されてました!」とレスがつくが↑
一般人にはそもそも聖書を読む事そのものを禁止していたのだから
自国語翻訳があっても意味はなかったのだよ
765 :
世界@名無史さん:04/07/06 03:17
>>764 禁止されてなくたって、ほとんどのやつが読めなかったよ。
766 :
世界@名無史さん:04/07/06 03:39
仏教なんか凄いぞ、禁止していないどころか、読めよ訳せよと勧めて
いるのに、ちーっとも訳が進まない。
読むといっても、意味なんか解さないまま、般若心経を唱える。
坊さんだって金剛経と特殊な宗門で法華経を唱えるだけだ。
大蔵経を完訳したところで、風車に入れて回して読んだつもりになる
チベットみたいなのもあって、概して、読まない。
>>765 >ほとんどのやつが読めなかった
ルター以後の各国語聖書は庶民に「読み聞かせ=朗読」された
印刷されて(これはルネサンスのおかげだ)各教会に配布された
ルターの聖書もティンデールの英語訳も飛ぶように売れたそうだ
一方トリエント公会議以前のルターと同時代のカトリック世界では
ラテン語聖書は田舎の教会にはなかった所がほとんどのようだ
田舎司祭はラテン語読めないものも多かったとされる
また聖書朗読されても誰も理解できなかっただろう
>>768 >田舎司祭はラテン語読めないものも多かったとされる
自己補足
ミサ典礼のラテン語はマル覚え
こんにちは!今、あなたの剣をもとの所におさめなさい。剣をとる者はみな、剣で滅びる マタイによる福音書26章52節の意味と今日的意義について調べてるのですがなかなか見つかりません。誰かおしえてくれませんか???お願いします。
別に、カトリックでもキリスト者でもないんだけど・・
>>764 >一般人にはそもそも聖書を読む事そのものを禁止していたのだから
また嘘かい・・
カトリックは聖書を自由に読まれるのを嫌うのは事実(いまも)
聖書読むのを禁止していたのも一部では事実のはず
中世に俗語訳聖書が少ないのは、禁止されていたためではなく(少なくとも、私はそういう
理由を聞いたことないです)、それなりの事情があったから。
まず、教会自体が、聖書主義をとっていなかったこと。識字者が少なかったこと。
知識人の間では、概して俗語が卑しいものとされていたこと。まだ「国語」という概念が無く、
国家も曖昧であって、方言だらけで、言語的統一がなされていなかったこと。
まだ本が手で写される写本がメインで、大変に高価だったこと etc。
>一般人にはそもそも聖書を読む事そのものを禁止していたのだから
教会学校などでは一般の子供なども募って、聖書を含めた読み書きの教育があったし、
木版画の絵入り聖書なんかもばら撒かれていた。それに俗界の人文主義者や
ダンテのような知識人も、自由に聖書を読んでる事実から判断して、とても教会が
禁止していたとは思えない。
>>773 かつてウィクリフやルターが聖書を拠り所に批判したように、カトリックでは、
7つの秘蹟だとか、「黄金伝説」のような聖書外伝承だとか、要するに聖書主義から
外れるようなことが教義の根幹にあったりします。こういう伝統を、プロテスタント
との教義の差別化のために、トリエント公会議でも再確認してますぅ。
だから、聖書の見えない行間にあるカトリック風の解釈なしに、聖書を読まれちゃ
「誤読」されかねない、というようなこともあるんでしょう。
現代でも、私の経験から言って、カトリックの人は概して、聖書に関心が薄いです。
776 :
世界@名無史さん:04/07/07 19:22
あー こういう説明してくれた神父さんがいたな。
「聖書の中で『黒雲がどよどよ立ち込めてきた』ら,幸運の兆しである。
日本人だと不幸の描写として読んでしまいやすい。
ひとりで読むと誤解をしてしまうから」
古事記を直接読んでない香具師が多い民神板住民みたいなもんだな。
>>775 >まだ「国語」という概念が無く、国家も曖昧であって
これはイングランドには当てはまりにくいですね(王権強かったし)
中世末期のイギリスはやはり他のカトリック圏とは
環境が違っていたと考えるべきなんだろうが
イングランドの宗教改革で典礼国語化の問題があるんですが
いわゆる「祈祷書」Book of Common Prayer (BCP) ができます
これは式文とそれにふさわしい聖書の箇所が一緒にのってる
毎年同じ暦のときに同じ聖書の箇所を読む事になっているし
例えばお葬式なら聖書からどこ読むかは決まってるから
極端なことを言えばこの祈祷書一冊あるだけで
礼拝のときに信徒は聖書を別に持つ必要がなかったんです
聖書のはじめから終わりまでつぶさに読みましょう、なんて感じじゃないっす
(これを「聖書に関心がない」といってしまうのもちょっと違うと思うが)
はじめに礼拝ありき、歌ミサありき、詩編の節つき答唱ありきで
聖書もまた礼拝式文とともに繰り返して「暗唱する」もんだったかも
リタジー中心主義っぽいような
/ ̄”””'''''ヽ、
l;;;;;;;/ヽ、、,,,,,/
(;;;;;;/ ー-ヽ/
{;;;;丿 く・) l
(/ i 、__ゝ
l ヽ、 /┥__/⌒)
/ ‖ '''''''"ヽ、 (\l
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( l |\ヽ ヽ
l � l � \ |
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l l / ヽ ・ | ヽ
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| | lヽゝ l \,,(),,/ )
ヽヽヽ l \(∪)/ }
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l ) ( ヽ
l l ヽ ヽ
l l ヽ ヽ
l l ヽ ヽ
l l ヽ )
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(ccccu) ヽゝヾヽ
780 :
世界@名無史さん:04/07/14 06:30
全然問題ないよ。
法事の時師匠寺からいつものお寺さんの息子が初めて来たが、
般若を唱えたあと、お経の中身を聞いたら「全然しりません」って言ってたもん。
ありがたい教えのはずが、なんか呪文感覚になってる。
どう考えても問題あるし。
てか、そんな奴に金やったり死の問題を任せたりして、アホらしくならないの?
783 :
世界@名無史さん:04/07/14 08:26
カセットのしたら?
ちなmに、葬儀屋は大手チェーンのが安上がり
立教大学、桃山学院は英国国教会。
青山学院、関西学院はメソジスト。
明治学院は米国系メソジスト。
同志社は不明。
で?
メソジストとは何かの入門編勉強中です。
ウィスレーはモラヴィア兄弟団に影響されたという。
火あぶりにさせたヘスは聖書主義だからプロテスタントのはしり。
つまりメソジストもプロテスタント。
25か条の内容が不明だが、儀式の式典規則のようなものか?
儀式のメソッドか?
ロシアの宗教改革も十字を二回きるか3回きるかを問題にするし、
純粋な宗教者というのは儀式がすきだ。
788 :
◆6hgEmzypp2 :04/07/16 07:36
789 :
世界@名無史さん:04/07/17 23:54
メソジスト、バプチストを考える時に、会衆制、分離派、予定説、
万人救済説、などの言葉の理解が大事らしい。
まず「会衆制」
英語ではaudience,attendance,congregationと言うらしい。
前に書いていただいたプロテスタント教会の独立性のことらしい。
Congregationalism組合教会制主義という言葉もあるらしい。
国教会の支配からの独立の意味かもしれない。
>790
大変参考になりましたが、なかみが充実しすぎて読むのにつかれます。
1、メソジストは色々な流れがあったのが、最終的に再統一されたのこと。
2、プロテスタントにはいろいろ宗派があるのだが、その中でメソジストと
バプチスト、会衆派の三つが福音主義で長老派などはそうではない由。
その違いを更に検討してみたい。
プロテスタント、カルヴァン系の主流の改革派(フェリス女学院の母体)は、
救済される者とされない者にあらかじめ決まっているという予定説。
これに反対するアルミニウス派。
自覚的な洗礼を主張する再洗礼のアナバプチストの系列のバプチストにも、
予定説のパチキュラーバプチストとアルミニウス系のジェネラルバプチスト
がある。アメリカの南部バプチストがパティキュラーで北部がジェネラルで
あるのかは不明。
793 :
世界@名無史さん:04/07/25 00:15
カルバン派とカルバンクラインの違いは?
どちらもおたかくとまってますよね
794 :
σ(゚ц゜?:04/07/25 18:23
マグダラのマリアて誰ですか?
795 :
世界@名無史さん:04/07/26 13:10
>>795 そういうのは宗教板の方でやってなさいな。
異端だろうが何だろうが世界史的にはそれが存在していれば語るに足る事象だ。
コピペにレスしてどうする・・
ところでイエスキリストって実在した人物なんですか?
>>798 居た。
でももちろん触っただけで死人が生き返ったりしちゃう人だった。とかそういうのは判らん。
>>798 状況証拠的に「いた可能性が高い」
でも具体的にどこまでが実在のイエスの仕事なのかは曖昧。
なるほどー
奇跡ウンヌンはアレとして実在したのですかー
意外です
1日の日経によれば、ブッシュ大統領はアメリカンメソジスト。
ピーター・グレアムが好きだそうだ。
ケリー候補は祖父の代にユダヤ教からカトリックに変わった家系で
弟はユダヤ教、エドワードはメソジストだそうだ。
ブッシュは毎日家族と食事を一緒にして、夜は10時に寝るそうだ。
外食?の好きなクリントンの宗派はなんだろう?
クリントンはバプティストでしょう、すくなくとも洗礼を受けた教会はそうですな
CHURCH- 721 Park Avenue. Park Place Baptist Church is where President Clinton was baptized.
The President's mother recounted that he never missed a Sunday. Often she had to work, so,
on his own, he would pick up his Bible and walk to the church.
http://www.hotspringsar.com/info/clinton/ ちなみに上記のサイトにはクリントンがメーソンであることも書いてあります
なんっつーか、不思議なページと不思議なクリントンの写真
804 :
世界@名無史さん:04/08/02 17:07
やっぱ世界はメーソンリーに支配されてるのだな
世の中の仕組みが判った気がする
上げ!
805 :
世界@名無史さん:04/08/26 11:35
グノーシス主義が、60年代のカウンターカルチャーに影響を与えたという説はどう?
例えばこの世界の現実を拒否して別の世界を知るというのは、ヒッピー文化
華やかなりし頃のドラッグカルチャーでよくきかれた言葉で、
トリップという言い方にも、薬物による幻覚を単なる幻覚とは考えずに、もう
一つの世界として認めようという考え方が反映しているとか。
却下。
グノーシスと言えば、ナグハマディとかの翻訳ではないデータ置いてある所ないすかね?
トーマスの福音関係の方はCopt<->English対訳サイトとか結構見つかるんだけど、それ以外がorz
クレアモント大学経由で見つからんかな?
英語版の校定本の出版や研究の中核もあそこの研究室だし。
でも、本売るためにかえって隠すかな、ああいうところは…。
>>808 >でも、本売るためにかえって隠すかな、ああいうところは…。
やっぱこの罠ですかねぇ。
どーもAmazonあたりに誘導されまくってまorz
810 :
世界@名無史さん:04/09/06 18:28
日本人は「キリスト教は西洋の宗教」と思ってるけど、
当の西洋人自身はどう考えてるんだろうか…
お前 「仏教はインドの宗教」だと日ごろ意識して生活してるか
>>810 日本人の知っているキリスト教はほとんどがローマンカトリックとプロテスタントだからでないかい?
東方正教会の中近東の諸派を見るとそんな気はしなくなるかもしれんが(それでもロシア正教とギリシャ正教の影響で
欧羅巴のとか思っちゃうのかね?)。
813 :
世界@名無史さん:04/09/07 21:42
加藤隆氏が、新約聖書の中の「ルカ文書」については、
ローマ帝国の世界支配イデオロギーが組み込まれていると指摘していたな。
ルカ文書では、新しいキリスト教世界の指導的な者たちが、必ずしも互いに
相容れないさまざまな立場を持っていてもよいとされていて、いわば個人主義的な
ものたちでよいとされている点である。このことも、上層には個人主義的で
自由な者たちがいて、下層では奴隷的な者たちが従属しているとされる、ギリシア
以来の西洋的な社会のあり方と、よく対応している。
814 :
世界@名無史さん:04/09/08 09:00
加藤隆の本は、話半分に読んだ方がいい。なんか独走しすぎてて、怪しいとこばっかり。
マルコの属してたヘレニスト・グループの状況を、あたかも定説のように読者に披露してみせたり、
パウロの「世界支配イデオロギー」論も、十分な論拠を示さずに、突っ走っちゃってる。
ルカがユダヤ人キリスト教徒である可能性も理由に至っては、失笑モノですな。
それ程優れてもいない学者が、大手出版社とのコネのお陰で、本を出しまくってるって感じ。
815 :
世界@名無史さん:04/09/08 10:05
>>814 聖書関係なら、誰の本を読めばいいですかね?
田川建三も2ちゃんでは評価が低いし。
2ちゃんには田川健三や加藤隆以上の学者がゴロゴロいるらしいから、
本なんて買わなくてもいいじゃない?
ここでご高説を開チンしてもらったらどうよ(嗤
>>815 田川は非常に優れた学者だよ。
この人の悪いところは、結局のところ誰も確かなことは言えない個所でも、
自分で説得的と思ってるいる持説がある場合には、唯我独尊状態になるところ。
「イエスという男」は名著ではあるけど、同時にこういう部分が特にひどい。
用心して読めば、今のところ田川本ほど優れた新約聖書へのチチェローネはないな。
ユダヤ人やローマ人は法と記録を偏執狂的に重んじる民族であるにも関わらず、
ナザレのイエスの裁判や処刑について語られた同時代の文献がないのはなぜでしょう。
森の中の木だったってことでしょ。
820 :
世界@名無史さん:04/09/20 15:04:30
>>814=817さん
814=817さんもよくご存知のとおりかと思いますが,新書や選書の
場合,出版社の編集者の権限が非常に大きく,「これは一般読者向け
の本なんですから,あまり細かい専門的な議論などは先生のご論文
に書いて頂くということで,この本ではもっとスパッと明快に分かり
やすく書いて下さい.」といった「注文」が必ず来るものです.
私の場合は,I書店の「講座」という,新書や選書に比べれば
はるかに専門性が許容されるような環境でしたが,それでもなお,
編集者の方から,上のような要旨(あくまでも要旨であり,
実際の言い方はいろいろでしたが)のチェックを随所に入れられ
ました.I書店の「講座」であってすらそうであれば,新書や選書
などはさらに一段とそういう傾向が強いはずです.
したがって,加藤先生もご自身では,もちろんいろいろな補足説明,
限定を加えなければならないことは十二分にご承知であり,また
実際初期の原稿段階ではある程度そうしたことを書き込んでおられ
たかも知れませんが,本になっていく段階で,出版社の方からの
注文を受けて出版時のような表現になっている,という事情もある
かも知れず(もちろん,そうであると断定はできませんが,上にも
書きました私の経験に照らしても,その可能性は非常に高いと思い
ます),その点を考慮してさしあげる必要があるのではないかと
思っております.
私は,これはもちろん私の個人的な意見に過ぎませんが,田川先生
のものや加藤先生のもののような新約聖書入門書が広く一般に読ま
れるようになって,両氏が(正しくも(←これも私の個人的評価ですが))
批判されているようなありがちな,特定の教派の立場からする釈義的
説明一辺倒の「入門書」に描き出されているのとは全く違った新約聖書
成立の歴史的状況などが,もっと広く日本の読書層に,願わくば常識と
して共有されるようになってもらいたいものと願っている次第です.
#長くなってしまって,申し訳ありません.
書籍の中の人も大変ですね。
がんばってくだちい。
822 :
世界@名無史さん:04/09/21 14:36:20
I書店の「講座」シリーズと言ったら、その学界の権威が執筆する
ものでしょ。
そんなエラい大先生が2ちゃんにカキコかよ!!(爆
(爆
(爆
すみません。
(爆
ってどういう意味があって使っているんですか?
死ねよ。
今時(爆 とか(核爆 程度は常識だろ。
メディアリテラシーの能力のない奴だなお前は。
一般教養も実につけろよ馬鹿(ぉ
827 :
名無しさん@民主・公明の外国人参政権に反対!:04/09/22 01:47:51
◆2004年5月7日 金曜日の日記より◆
アメリカのキリスト教原理主義者の妄想はハルマゲドンの後のメシアの再臨を信じている。
これが少数に人たちだけなら笑って済ませられますが、彼らがアメリカ大統領を選ぶまで
勢力が拡大したらどうなるか。ブッシュは本気でアメリカ、イスラエル連合軍と世界軍と
の戦いを望んでいるのだろうか。
ノー天気な小泉首相は日本の軍隊がイラクのユーフラテス川沿いに派遣した意味をおそら
く知らないのだろう。しかしネオコンとキリスト教原理主義者にとっては、東の果ての軍
隊がハルマゲドンの地に来ることがどれだけの意味を持つのか、非常に重要なのだ。だか
らこそ私は自衛隊のイラク派遣に反対したが、アメリカの狂った人々はハルマゲドンの世
界を実現すべく米大統領を動かしているのだ。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/
828 :
世界@名無史さん:04/09/22 20:52:50
キリスト教の地獄は、
ギリシア神話のタルタロスから影響を受けているのですか?
そもそもユダヤ教では地獄とか冥界というのはどんなところとしてイメージ
されていたのか…
あんまり死後の世界という考え方がないのでは、ユダヤ教は。
楽園は現世にあるし、神に敵対するものに対する報復も現世で完了。
830 :
世界@名無史さん:04/09/23 13:28:59
旧約聖書にシェオル(陰府)というのが出てくる。
831 :
世界@名無史さん:04/09/23 16:26:02
>>829 >あんまり死後の世界という考え方がないのでは、ユダヤ教は。
>楽園は現世にあるし、神に敵対するものに対する報復も現世で完了。
儒教に似てるなあ。
似てね-よw
なんでも似てるって言えば賢いと思われると思っているのかw
833 :
世界@名無史さん:04/09/24 21:55:39
>>829 モーセ五書と預言書では、世界観が全く違う。
イザヤ書やエゼキエル書を読みましょう。
834 :
世界@名無史さん:04/09/25 00:29:41
ニケーア公会議で異端とされたキリスト教アリウス派は、現在は存在しないと
言われていますが、いつごろあたりまで残っていたんですか?
ネストリウス派は現在でも中東などに残っているし、西ゴート王国はたしか
アタナシウス派に改宗しないままウマイヤ朝に滅ぼされたような。
イスラム王朝は異教徒に対して寛容だったと聞きますので、もしかしたら
レコンキスタ運動の半ばまでは結構残っていたりしませんかね?
現代まで残ってるでしょ。
ユニテリアンと名前を変えて。
836 :
世界@名無史さん:04/09/25 20:40:46
ユニテリアンは直系ではなく、プロテスタント運動から生まれたもの。
その論理でいけば、エホバの証人だって、アリウス派になる。
837 :
世界@名無史さん:04/09/27 20:29:22
ttp://www9.big.or.jp/~haro/gehenne.html ゲヘナ Gehenna
ユダヤ教の煉獄と地獄。古代のユダヤ人は善人も悪人も死んだ後はすべて、
影の様な、喜びのない地下世界シェオールという場所に行くと信じていた。
しかし後になって一部のユダヤ人たちが天国と地獄という観念を持ち始め、
志の低いユダヤ人とすべての異教徒はゲヘナという地獄のような場所へ行くと
考えた(ゲヘナという名前はエルサレム近くにあるゴミの集積場で、大量の
ゴミを処理するためにいつも炎が燃え上がっていた)。ゲヘナは、悪いユダヤ人
にとっては一時的な煉獄であったが、異教徒にとっては永遠に続く地獄であった。
ユニテリアンって、もっといびられそうな感じなのに、意外に
のんびりやってますね。
建築家のライトがそうらしいですね。
839 :
世界@名無史さん:04/09/30 16:44:04
国民の10人中6人は韓国キリスト教の現在の姿に懸念を抱いていると調査された。
KBS第1テレビ「韓国社会を語る」が「宣教120周年、韓国教会は危機か」という番組を
製作する上で実施した世論調査の結果、回答者の59.3%が「キリスト教が望ましい
方向へと進んでいない」と答えた。
反面、「望ましい方向へと進んでいる」という肯定的な回答は31.1%に止まった。
キリスト教の最も大きな問題点として、「自己教派・自己教会中心主義」という答えが
40.3%と最も多く、「教会の大規模化・成長第一主義」が23.9%で2位だった。
次に「資質不足の牧師」(12.6%)、「非民主的な議事決定・不透明な財政運営」(9.5%)
などが続いた。
ソース:朝鮮日報[韓]
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/30/20040930000045.html
840 :
世界@名無史さん:04/10/26 13:05:12
映画ミッションを見てイエズス会の宣教師ついてすごく知りたくなりました。
つきましてはお勧めの本などありましたら教えていただけないでしょうか?
最初は新書あたりから入っていきたいなと思っとります。
841 :
世界@名無史さん:04/10/30 22:29:19
ネストリウス派ってなんであんなに廃れちゃったんですか?
>>841 異端宣告された後、イラク・イランを拠点にしたのが拙かったんじゃない?
イスラムに吸収されちゃったってことだけど。
ユダヤ教の大居留団があそこにはあったっていうけど、これもいつのまにか
消えちゃったし。
843 :
841:04/10/31 00:32:42
>>842 なるほど、つまりキリスト教はヨーロッパ以外じゃ生き残れない宗教だったってことですね
モンゴルとか中国でも結構栄えてたらしいから、仏教と融合して東アジアに唯一勢力を持つ一神教として生き残ってたら
東洋の近世史はだいぶ面白かったと思うんですけど、ないものねだりですよね。
どうも日本には教会とかもないみたいだし、残念だ
なんで残念なんだろう.................
845 :
世界@名無史さん:04/11/02 19:46:10
聖母マリアさんなんですが、
息子の気がふれてしまったうえに政治犯として処刑されてしまったんじゃあ
お母さんとしては内心かなり辛かったと思いますが、何か本人の発言などは
残っているんでしょうか?
846 :
世界@名無史さん:04/11/02 19:51:45
エジプトの女神イシス信仰が、聖母マリア崇拝の起源
848 :
世界@名無史さん:04/11/03 23:27:14
アメリカに移住してアメリカ人になろうという動機が、初期には
宗教的な意味が強いのが次第に経済的な事情になっていったのだろうか?
いつごろからその変化が出てきたのだろう?
ジャガイモがとれなかったから
851 :
世界@名無史さん:04/11/05 10:44:30
阿部謹也『西洋中世の罪と罰』(弘文堂)より引用
ザクセン人のもとで9世紀半ば頃に、福音書のゲルマン語訳が成立した。それは
キリストの受難の歴史を描いたものである。しかしながら訳書においては、キリストは
神の摂理を伝える者としてよりは、むしろ土地と城を支配する民衆の主人として
登場している。
キリストは従者(使徒)を従え、神と悪魔の戦いは福音書の訳においては、善と悪の
二つの原理の戦いではなく、武装した戦闘として描かれている。神の犠牲の羊は
高名な戦闘の指揮者となり、祝福をするのではなく、贈り物をするのである。
救世主への期待は主人に対する従者の忠誠心となり、山上の垂訓は愛すべき領主
からザクセンの民衆集会への呼びかけとなる。救世主は悪から人々を救うのではなく、
飢えや外敵の侵入から人々を守る存在なのである。悪魔は不誠実を体現し、ユダは
誓いを守らない者を示している。
翻訳はグレーヴイッチによると、ひとつの意識の体系を別の体系に移すことであり、
全体としてイエスの生活はゲルマンの従者制度のカテゴリーのなかでの戦闘の
生活として描かれ、霊的な生活は失われているという。
↑なんだか現在のアメリカのキリスト教ファンダメンタリストを連想させます。
彼らは「我々はキリストの軍隊だー」とか言ってるしな。
うーん、このスレ頭から見たけど、期待してたのと違うなぁ
成り立ちや広まり方、各国の扱いの変化とかもうちょっと史学的なことがメインかと思ったら
かなり宗教的な話になってる
(まぁ、史学的なこともないこともないが)
私学的と言っても
キリスト教自体の話(教義とか、聖書学のさわりとか)を抜きには
何も話は進まないかと。
ただそこから話が進まないんだよねw
このスレにくる初心者らしき人は
キリスト教についてちょっとした質問があるけど
宗教板の質問スレがすごいのでこっちくるんではないかと想像
アメリカ移民も時期によって出身が違うようですね。
聖パトリック祭りも盛んなようですね。
聖パトリックと聖ダヴィッドは納得いくが、聖ジョージと聖アンドリューがイングランドとスコットランドの聖人になった
歴史的背景は漏れ的には今ひとつ良く判らん。
十字軍絡みでスパっと割り切るにしても本当にそうなんだろうか?という気もするし。
なんて疑問を思い出してしまった。この辺今の歴史学者の人たちの認識ってどんなもんなんでしょ?
最有力な説とか思い当たる節ってあります?>識者な方々。
日韓併合後、在日朝鮮人は厳しい身分差別から逃れるため、自らの意思で朝鮮半島を脱出して日本に渡ってきました。
日本がポツダム宣言を受け入れると在日たちは「戦勝国民」であると主張し、「朝鮮進駐軍」を名乗り、各地で暴れ始めました。
日本の男たちは戦場に駆り出され、残っていたのは女、子供、老人ばかり。 朝鮮人たちはやりたい放題で、駅前の一等地は朝鮮人に占領されました。 もちろん、そこに住んでいた日本人女性は容赦なく強姦され追放されたのです。
当然、日本人は在日を強く憎むようになりました。 そのため、在日朝鮮人たちは日本名を名乗るようになりました。 朝鮮名を名乗ることは自分が犯罪者だと宣言しているようなものだからです。
朝鮮人たちは共産主義者と組み、マスコミを使って歴史の捏造を始めました。 「強制連行されて来た」「土地を奪われて仕方なく来た」等々。 そして強姦犯罪を謝罪せず、土地を占拠し続けながら、
「俺たちは何も悪いことをしていないのに差別される」「不当な差別を受けている」 「謂れなき差別を受けている」等と宣伝しました。
朝鮮進駐軍を知らない世代の日本人は在日に対して罪悪感を持つようになりました。
在日たちは占領した一等地で事業を始めました。 それが「パチンコ」です。今でもパチンコ業者の8割は在日です。 パチンコは30兆円産業。何と自動車産業よりも規模が大きいのです。
パチンコ業界は脱税と、北朝鮮への送金で知られます。 「日本のパチンコがある限り、我が国は安泰だ(金正日)」 日本の政治家にもパチンコの金が流れています。
だから「パチンコ、パチスロはギャンブルではない」等という馬鹿げた論理がまかり通っているのです。
祖母や曾祖母が朝鮮人に強姦された場所でパチンコやスロットを楽しんだり、 朝鮮の民族料理である焼肉を食べる・・・ これは「日本人」以前に「人間として」恥ずべき行為ではないでしょうか。
スレ違いのコピペは人間として恥ずべきだな
>>837 神に対立するサタンという存在とそれに伴う天国地獄という概念は
ゾロアスター教の影響だって聞いたことがある、・・・・・・・・・たしか。
>>843 >つまりキリスト教はヨーロッパ以外じゃ生き残れない宗教だったってことですね
エジプトやエチオピア等でもキリスト教は現在まで生き残っていますが。
彼らはヨーロッパ人が布教したことによりキリスト教徒になったんじゃありませんよ。
イラン・イラク・インドにも土着の教会が残ってる罠。
初心者ですいません。キリスト教の最終章の予言は、マジっぽいですか?
>>859 コプト正教会はイスラム原理主義の攻撃で大変な目に遭ってるけどな。
あ、コプトだけじゃねえや。
>>861 オカルト本の読みすぎ。
あれはヨハネが弾圧を避けるために、わざと謎めかして書いただけのこと。
864 :
世界@名無史さん:04/12/04 13:12:35
キリスト教「許しなさい」イスラーム「殺しなさい」
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1089216892/ キリスト教が誰かを許す為には、先ず悪人を創設しなけば成らないよね?
アフリカに鉱物資源がたくさん埋まってる事を知った白人の人たちが無理矢理「白人vs黒人」の対立を生み出した。
もともと白人の開発した地域や町なのに強引に黒人を入植させて、争いを生み出したんだ。(ココまでは判るよね?)
その後、アフリカの黒人の土着の宗教に、小さな悪習を混ぜ込んで黒人を討伐する為の口実を用意したんだよ。
割礼後に小便や大便を塗りつけて化膿させたり、処女信仰をそそのかして乳児レイプを流行るように仕向けたりね。
なぜ、割礼をするか解る?・・・それはね。より有利な条件で、地位の有る男に嫁ぐ為だよ。
だからその当時に、部族の長に権力の与奪の力を駆使できる立場の人間が、間接的に割礼を広めた事に成る。
つまりこの場合、部族の長の実権を握っていたのは、その部族の取引相手の白人と言う事なのです。
そして、イスラームにアッラーに罪を擦りつけて、どう考えても人道的に歪んだ教義を広めている奴らが居る!
神の名の下にアラブ人に自爆を強要し、生きた人間の首を切り落とすと言うアッラーの信頼を失墜させたい奴らが居るのです。
アッラーを失墜させて得に成る奴らは誰か?・・・アラブには石油が有り、この場合の取引相手とは誰か?
もともと、少数しか居なかったパレスチナ人に、活動資金と組織を纏める基盤と世論に訴え掛けるお膳立てをした者は誰?
「ヤペテ」(イスラエル)と「セム」(パレスチナ)とを無理矢理分離させて、仲違いさせて紛争を長引かせ泥沼化させたのは誰?
みんなで考えようね!
誰とは言わないが、結局名無しになってもカキコはやってるんだな。
866 :
世界@名無史さん:04/12/08 22:46:53
見やすいようにあげ
867 :
世界@名無史さん:04/12/08 22:48:57
>>862 コプト正教会、カイロで10年以上前に聞いた話では
周りのモスリムとの結婚による改修で日地が減っていると聞いたけど
今はもっと状況が悪いんでしょうかねえ・・・。
868 :
世界@名無史さん:04/12/08 22:59:53
亡命や移民はできないの?
>>867 物理的な襲撃があったり、警官がいるのに見て見ぬ振りとかアリらしい。
相当きつそう。
870 :
◆S9rdhph7bE :04/12/09 06:37:37
東方の三賢人に愚者が混じっている!
いや、全員愚者だと思われw
っつか、ぜんぶ正反対の人間を選んだんだと思うよ、マダムタッソーは
ヨセフとマリアから最も遠いベカーム夫妻
大バカばっかのの「三賢人」
カイリーミノーグのどこが天使何だよー、ってことでしょ?
そのぐらいの皮肉ががわからないで大騒ぎする教会ってなんだかなーって
きょうの The Sun の一面はこれらの蝋人形の写真掲載して
「そんでこれらのどこが侮辱なんだよ!」
873 :
世界@名無史さん:04/12/11 01:34:28
ボゴミール教について教えて貰えませんか。
ボスニア・ヘルツェゴビナ当りのセルビア人
クロアチア人がムスリムに改宗して滅んだと
聞いたのですが…。
ディミータル・アンゲロフ 著、寺島憲治 訳『異端の宗派ボゴミール』(恒文社)
ユーリー・ストヤノフ 著、三浦清美 訳『ヨーロッパ異端の源流―カタリ派とボゴミール派』(平凡社)
875 :
世界@名無史さん:04/12/11 01:57:44
>>874 有難うございます。
本買ってみますね!。
876 :
世界@名無史さん:04/12/17 17:41:56
★クリスマスの宗教的表現めぐる論争、米国で高まる
・クリスマスの宗教的な表現をめぐって、米国で論争が高まっている。
公共施設にモーゼの十戒を刻んだモニュメントを設置することや、学校で
祈りを唱えることなどについて以前にも論争はあったが、今シーズンは、
学校でクリスマスキャロルを歌ったり、「メリークリスマス」と挨拶することも
問題となっている。
さらに、保守派のキリスト教団体がブッシュ大統領の再選に大きな役割を
果たしたことから、この問題は政治・文化的対立の様相まで呈している。
ある政教分離推進団体を率いる牧師は、クリスマスの宗教的側面について
議論が高まっているように見えるのは、「一部キリスト教集団がもつ攻撃的な
性格によるもの」とし、選挙などの要因で活気づき、これまで以上に事態を
混乱させていると指摘している。
一方、一部のキリスト教徒は、政治的な適切さを追求する風潮が強まる
あまり、クリスマスからキリストを排除しようとする動きが起きており、それに
異議を唱えているだけだと主張。
あるキリスト教系法律団体の代表は、「地方の学区や自治体では、
キリスト教に関連することをすべて根絶しようとする、タリバンのような動きが
みられる」と指摘。米国民の80%以上が自分をキリスト教徒とみなしている
なか、これは皮肉な事態だと述べている。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000114-reu-int
「聖書は嘘とごまかし」?
イギリスの民放 channel 4 は毎年のようにクリスマスの時期に挑発的な事をやるが
ことしは聖書についての「新発見」番組のようだ
英国の福音派はいたくお怒りのご様子
・旧約のモーゼの戒律はかなりの人間の手を経ており、
まるでスターリン政権下のソビエト(の時期の禁令)のような感じ
・新約聖書はその場からうんと離れた所にいる強力な編集者たちが
自分たちの気に食わない事を見事に取り除いて書き上げただましの傑作品
http://www.guardian.co.uk/religion/Story/0,2763,1376988,00.html テレビでセンセーショナルに「こうこうですよ」と断定するかのように番組を作ると
共感福音書のよく知られた「」編集」の問題も「ごまかし」として描かれる訳だな
878 :
世界@名無史さん:04/12/25 12:22:05
英国版「ふしぎ発見」だな。
880 :
世界@名無史さん:05/01/09 22:51:51
死守
881 :
世界@名無史さん:05/01/09 23:18:08
プロテスタントは離婚してもよい。
カトリックは出来ない。
ギリシャ正教は離婚しても良いけれど、再婚してはいけない。
特に3番目は本当でしょうか?ロシア正教かもしれませんが。
歴史板じゃなくて宗教板行けばいいのに
>>881 厳密に言うとカトリックは「夫婦ともカトリック信徒の場合は離婚できない」
正教会は原則離婚不可。死別などの場合、生涯3回まで結婚可。
>>881-883 念のため
この場合の離婚「出来る」出来ない」はすべて宗教上の事柄であって
日本の民法上の離婚が出来ないという事ではない
離婚しないように差し止めたり、圧力をかける権限や権力は教会にはない
法的な拘束力ではないという事
カトリックの人が離婚後に
プロテスタントで暖かく受け入れられた経験談をみた事あり
>>884 宗教的な懲罰(破門等)はあるんですかね。
888 :
◆S9rdhph7bE :05/01/12 08:13:19
流れを世界史的な方向に戻すと
離婚でカトリック教会から破門(とは本当は呼ばないが)された有名人は
ヘンリー八世のほかに誰がいますかね?
>>888 私が不勉強なだけなのかもしれませんが、他はたいてい「離婚」ではなく、
「婚姻無効」にしてしまってるんじゃないでしょうか。
ヘンリー8世の場合は、キャサリン王妃との結婚自体が教皇の許可による特例
だったこと(当時は兄弟が死んだ後にその妻と結婚することは近親相姦と見な
された。キャサリンはヘンリーの兄、アーサーの妻)と、王妃がカトリック教
会の守護者たる神聖ローマ皇帝カール5世の親戚だったことによるレアケース
だと思います。
なんてかくと実例が山ほど出てきて恥をかく予感がしますが。
ところで「破門」は正式には何というのですか?
日本語では学術用語としても宗教用語としても「破門」でいいんじゃね?
他の教派は知らんが少なくともカトでは破門て言うと思う
>>881 結婚の段階でも少々違いがあって、
カトリック: できればカトリック信徒同士で結婚するのが望ましい
正教会: 聖教徒同士の夫婦でなければ婚配密儀をあげられない
プロテスタント: 分派が山ほどあってわからん
カトリックでも夫婦ともカトリックでなければ婚姻の秘蹟をやらない教会はあるはず。
現実問題として夫婦で同一教派でないと必ず子供の信仰で揉める。
秘蹟としての結婚式はカト信徒同士じゃないと出来ないよ
893 :
ササキ:05/01/12 14:54:35
テレビでイギリスからお寺の住職にお嫁に来た方がいましたが、どうみればよいのでしょう?
ただし住職、かなりの男前。
>891
>現実問題として夫婦で同一教派でないと必ず子供の信仰で揉める。
我が家はそうれす。普通の日本人じゃ気が付かない問題ですた。
仏の宗教の家に、やそ教の嫁さんが来ました。
子供が成人して自分で選ぶまでは強制はいくないとしますた。
お寺の墓なんか入らないと言ってます。
895 :
世界@名無史さん:05/01/12 15:28:40
映画「ある愛の歌」で、どっちがどっちだかわからないけど、
二人の家の教会が違うと言ってちょっと揉めるシーンがあったね。
896 :
世界@名無史さん:05/01/12 15:38:20
ホテルのチャペルって牧師いるの?
897 :
世界@名無史さん:05/01/12 15:46:22
いるとこもあるだろうし、出前の牧師or神父のとこもあるだろうし
ホテルの牧師はブライダル宣教団とかってところからの出前牧師だったな。
外国人(白人)のアルバイトが混じっている>ホテルや結婚式場の牧師や神父
ニセ牧師・神父は白人でなければならないそうだ(客がつかないんだって)。
以前どこかで捕まっていたと思う(在留資格と違う仕事をした容疑で入管に)。
>>889 ヘンリー八世が教皇クレメント七世から受けた処分は Excommunication
世俗語で言えばまさしく「コミュニケーションを断つ」ということですね
「聖体拝領禁止処分」かな?
神学素人ですが、本来は一時的な処置ですよね
>>890 カトリックでは excommunication を日本語で「破門」というんですか
わたしはまた「ローマ法王」などと同じように
てっきり新聞などの慣用使いかと思ってたですよ
カトリックの考え方はこのサイトにあると思うんですが
http://www.newadvent.org/cathen/05678a.htm とても難しく、途中から全然ついて行けません(泣
>>899 うおー、それは懐かしいネタだ。思わず過去ログ漁っちまったぞい
http://makimo.to/2ch/life_psy/1038/1038128266.html <外国人ニセ牧師急増 福岡入管が実態調査>
1 名前: 名無しさん@1周年 02/11/24 17:57
外国人のニセ牧師が急増している。キリスト教式の結婚式が主流となり、
牧師が確保しにくくなっているためで、福岡入国管理局は出入国管理法違反
(資格外活動)の疑いもあるとみて実態調査に乗り出した。
福岡県では今シーズン、チャペルが約20新設されたが、牧師は日本人
約400人、外国人24人。結婚式の多い日曜日は礼拝と重なり、ニセ牧師が
急増するという。
30分で1万5000円の条件で式場に派遣された米国人は「俳優のような
仕事だと誘われた。もうかるバイトだった」。
ttp://www.asahi.com/national/update/1124/007.html(朝日新聞)
これだな。キリスト教徒の間で見解違いまくって面白かった
興味ある人は過去ログ読んでみそ
変なコピペもはいらず、けっこう読み応えありまっせ
チと板違い気味だが、社会性のある話題なんで許してチョ
902 :
世界@名無史さん:05/01/13 07:41:42
>>900 俺も新聞用語かなとも思ったけど
世界史の授業では「破門」で習うような気がする
公教要理(カト教会のお勉強会)でも破門て習ったような気がするような気がする
(かなり自信ない)
>>901 >これだな。キリスト教徒の間で見解違いまくって面白かった
>興味ある人は過去ログ読んでみそ
>変なコピペもはいらず、けっこう読み応えありまっせ
>チと板違い気味だが、社会性のある話題なんで許してチョ
この事件に限らずいつぞやの異端ちゃんの輸血拒否問題でもカトリック文化人とプロテスタント文化人で意見が違ったり
とかあったねぇ。
>>902-903 中世ヨーロッパにおけるカトリックの Excommunication は
何となく実感としては「村八分」に近いかなと
破門にはそこまでのシリアスさはないでしょう
剣術の道場や華道の流派などから「破門」されたら
よその流儀に「入門」しなおす事が出来そうだし
>>904 社会的な事例に対する対応については
カトリック、プロテスタントの大枠での意見の相違のみならず
プロ内部でもかなりグラデーションがあるですよね
上レスの過去ログを読んでも
自分に当たり前のキリスト教観(感?w)がほかのキリスト者とずれてるから
純粋に話が噛み合ないんだよね
これから結婚したい人にアドバイスとしては
日曜日の午前中にチャペルのキリスト教式結婚式で司式してるひとは
牧師や神父ではない「可能性」があります、ってことかな
何をもって「牧師」と定義するかはこの際棚上げする事にしてw
907 :
902:05/01/14 21:29:40
昨日いい加減なこと出掛けに書いて気になっていた
ひとくちに破門て言っても
「異端宣告」ていうのと「聖体拝領停止」っていうのがある気がする
神父さんが「離婚をすると聖体拝領ができなくなります」って言った気がする
ルターの破門,ガリレオ・ガリレイの破門,東西教会の相互破門
なんていうのは 異端宣告じゃないかなと思う
もとの語は知らないし 思っただけでとくに根拠はない
教会法典読むとその辺のことはよくわかるよ。
909 :
世界@名無史さん:05/01/16 02:19:49
キリスト教が科学と文明に与えたよい影響って何なんでしょうね?
というのは、ギリシャ科学哲学の高み、教会による一掃と、
キリスト教の重石が取れた17世紀以降の急速な再発展を見るにつけ、
キリスト教が無ければ西欧の科学は1000年進んでいたのではないかと思えるからです。
まあ、平安時代の日本に黒船がやってきたら対抗不能でしょうから
(せめて鎌倉、できれば安土桃山にはなってないと)
キリスト教が西欧人の執念深い探究心をブロックしてくれたことは
日本や中国にとっては天の配剤かもしれませんが・・・
最初の問いについて思いつくのは、この程度かなあ。
・予定調和説=>労働倫理=>資本主義
・反面教師として政教分離と信教の自由
・論理学に若干の貢献
・教会音楽
910 :
世界@名無史さん:05/01/16 02:33:13
>>909 キリスト教がなかったら、実学に走りすぎて、中国のように
なっていたのではないかと、おもふ。
東洋世界では、儒教の権威主義がブレーキかけてる。
極端な文人優先が軍の弱体化を招き、非合理的な観念論が現実的な外交も妨げた。
孔子とキリストがいなければ、ローマ帝国と中華王朝が1000年頃に世界大戦をやっていたかもしれんw
>>909 >平安時代の日本に黒船がやってきたら
これはどういう意味なんだろう、、、、、
キリスト教がローマ帝国の公認宗教になって、体制化して支配の手段になったとき、
その前後にたくさんの公会議が行われて、「異端」とされたグループが弾圧されましたが、
その「異端」はすべて撲滅されたのでしょうか。
それとも一部の信徒は地下にもぐって
カトリック教会とは違う共同体を作って、
体制宗教でないキリスト教を伝えたのでしょうか。
こういうテーマで書いた文献(日本語)をもし
どなたかご存知でしたら教示いただけると幸いです。
>>914 アレキサンドリアを経てエジプトに広まった一派の教義はカトリックと
全然違う。現在でもコプト派キリスト教として存続しているはず。
まともな資料も読んだことのない聞きかじり知識だけど。
>>914 東方正教会でぐぐると日本語でもいろいろと資料が出て来ますよ。
コプト教会は神戸に仮教会だかがあるもよう。CopticCircleという日本語のサイトにニュース出てます。
>>916 東方正教会を異端扱いしたらいけませんがな。
お答えくださった方ありがとう。
東方は異端ではない、そのとおりだと思います
コプト派は単性論ですから、三位一体を支持する他の教会からみれば異端かもしれませんが・・・
コプト教会も三位一体を奉じているが・・・
単性論と言えばユニテリアンなんてのがありますね。
古くはニュートンも信奉していたらしい。
主張や活動が比較的穏当なため、カルト/異端扱いはされていないようです。
「永遠のミサ」というのはどういったものなんでしょうか?
17世紀に行われていた、ということしかわからないのですが…
>>921 単性論とユニテリアンは全然違うぞ。
キリストの神性しか認めないのが単性論。
ユニテリアンは父なる神しか神とみとめず、イエスは人間。
× キリストの神性しか
○ キリストに神性しか
>>916 東方正教会は異端ではないどころか、東ローマ帝国の国教だったんだから
ある意味正統中の正統。
926 :
世界@名無史さん:05/01/27 22:21:56 0
前に、ロシアの教会建築の話があったが、あれはビサンチンの正教建築を輸入しただけではなく、雪が落ちやすいようにドームが葱坊主の形になっていると本で読んだことがある。
ですから、イスラム建築の輸入ではないでしょう。
というか、むしろイスラム建築が、ビサンチンの正教建築を輸入した。
しかし、あれをそのまま豪雪地域のロシアで建築すると、雪の重みでドームが落ちてしまう。だからあのような形になったと。
927 :
世界@名無史さん:05/01/27 22:26:01 0
あと亀レスですが、いわゆる「福音主義」ですが、これも、ヨーロッパとその他(特にアメリカ)では意味が違うようです。
ヨーロッパでは、伝統的なプロテスタントの教派(ルター派教会等)を指す。
アメリカ等の地域では、いわゆる原理主義的プロテスタンティズムを指す。
同じ言葉なのに、全然意味が異なるので、外国人と話す時に戸惑った記憶があります。
今は、ブッシュなんかの関連で、原理主義的な新興教会の事を指す場合が多いのですかね。
報道なんかを見ても、そちらの意味で使っていることが多いような感じがします。
>>927 ヨーロッパというか、英米(豪加も含めた英語圏)で Evangelical の意味が
本来のユーアンゲリオンの派生語の意味からずれているような気がするんですが
もちろん彼ら福音派は「ずれてない」と言うでしょうがw
929 :
◆S9rdhph7bE :05/01/28 06:33:57 0
何かと今更スポットライトの Opus Dei ですが
英国の教育相が Opus Dei から「精神的な指導を受けている」と認めたのでして
結構問題になっています
The secret life of Opus Dei
Michael Walsh
http://www.guardian.co.uk/religion/Story/0,2763,1398730,00.html この記事のライターはカトリックの神学者で Opus Dei についての本を書いているとの事
そこでこのスレにおられるカトリックの方
日本のカトリックではこの団体はどんな感じで受け入れられているでしょうか
学校経営などはしていますか?
フランコやアズナール政権などとの結びつきについてはどう伝わっていますか
ホセマリア・エスクリヴァの著書の日本語訳がある事ぐらいしか知らないんで
出来ましたらご教示願いたいと
それにしても Da Vinci Code の影響恐るべしw
930 :
世界@名無史さん:05/01/28 10:16:08 0
めんどいので詳しく書かないけど、「福音派」ってのは、ヨーロッパでも、
根本主義者たちを指して使う。
福音派とか福音主義とかいうのは、本来的には聖書主義のことを指す
わけで、この点においては、ルター派やらカルヴァン派やらと、
根本主義は変わらない。だから、広義の「福音派」は、カトや正教会
に対して、聖書主義を標榜する教会の用いる。
>>909 村上陽一郎なんかはキリスト教があったからこそ、科学は発達したと言ってるが。
神はこの世界を目的を持って作ったはずだから、それを探し出しだそう
というクリスチャンの考えが科学を原型にある。
ギリシア科学は衰退したのはキリスト教のせいじゃなくて、
蛮族のせいだろ。
934 :
◆S9rdhph7bE :05/02/02 07:48:29 0
教皇ヨハネ・パウロ二世が倒れた模様
新聞の予定稿が印刷されるときはちかいのか?
936 :
漠然とした質問かもしれませんが:05/02/03 13:58:03 0
米国のカルト宗教って総数でどのぐらいあるんですか?
また有力なのは?
937 :
世界@名無史さん:05/02/03 14:23:08 0
自ら「カルト宗教」を名乗る宗教は存在しない。
938 :
世界@名無史さん:05/02/03 18:48:41 0
>>936 人民寺院、太陽寺院、ヘブンズ・ゲイトなど
939 :
世界@名無史さん:05/02/03 18:55:42 0
ブッシュのお気に入りの南部バブチスト教会はカルト。
日本のキリスト教系学校にもこの派のところがあなりあるが、教師兼宣教師で
宣教師の資格を剥奪された先生多数。
宣教師ゼロになった学校もある。
940 :
世界@名無史さん:05/02/03 19:20:16 0
パプティストじゃないかと細かいことをつついてみる
初歩的な質問だけど、プロテスタントにシスターっています?
あとロシア正教会の十字架で、一番下の傾いている横棒は足台を
示しているといわれるけど、何故斜めに傾いているんですか?
詳しい方教えてください。
>>939 カルトっていうか根本主義ですね。
>>941 プロテスタントにはシスター(修道女)はいません。
聖公会をプロテスタントに含めるならば、聖公会の修道女は存在します。
>>942 シスターが何を指すのかの線引きの問題ではないか
ドイツルター派にも修道士修道女的な人は存在するんじゃなかったっけ?
プロテスタントの「コミュニティー」もあるはず
>>942 聖公会には修道士もいます
修道司祭もいます、一応補足
>>936 サイエントロジーもカルト的です(カネ取りなだけかもしれんが)
最近はペンテコスタル系の小さな「カルト」がたくさんあるらしい
ワンネスも(異端の論議とは別に)カルト的でしょう
>>946 テゼって修道士はいるみたいだが修道女もいるんかな?
>>947 >現在テゼ共同体は、カトリック、プロテスタント諸派を出身とする百名以上の修道士(ブラザー)で構成されています
って事のようだよ
テゼは元々プロテスタントが発祥だよね
まあいろいろ(良い評判も悪評も)書かれるという事はメジャーになった印か
一度行ってみようと思っているのだが、なかなか機会がない
>>948 なんかものすごい交通不便なところにあるんでしょう、テゼは。
日本でテゼの集まりに参加するくらいで丁度よいですわ
>>949 南仏へ行く高速道路からすぐだから、車さえあれば別段そう不便ではないけど
電車の便が悪いようだね
951 :
世界@名無史さん:05/02/07 02:41:27 0
ttp://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~miyajima/_tyTe2eQ.html 死刑判決を受けた殺人犯の気が狂うと、刑の執行は殺人犯が正気を取り戻す
まで延期される。その理由は、殺人犯が狂気のままでは懺悔を行うことが出来ず、
したがって聖体に与ることが出来ないからである。もし聖体に与ることが出来なけ
れば「煉獄」に行って罪を清めたあと天国に行くことが出来なくなり、殺人犯は
地獄で「永遠に業火に焼かれる」ことになるのである(こうした教義の意味に
ついては後述:訳者)。
そうでなければ、わざわざ死刑囚を正気に戻してから処刑する理由が説明
できない。
この例は、さして重要なものではない。しかしこの例から、欧米の法制度が
キリスト教の教義を前提にしていることは判る。つまりキリスト教の教義を
抜きにしては、欧米の法制度を理解することは不可能なのである。
952 :
◆S9rdhph7bE :05/02/09 07:25:53 0
さて入院中のローマ教皇ヨハネパウロ二世ですが
やはり「用心のため」の入院ではなく
呼吸困難でかなり危なかったことが分かってきました
入院を薦めてもご本人が二度断ったとか
日曜日の病院の窓からの祝福も(たった数語だったそうだが)
あらかじめの録音かとメディアが疑問を呈しているようです
さらに側近の枢機卿が
「退位については教皇ご本人が決意されることだ。猊下はご自分の進退についてはよく分かっておられる」
と発言して蜂の巣をつついた騒ぎになっている模様
http://thescotsman.scotsman.com/index.cfm?id=146592005 これは人事がらみなのかな?
退位することで次を息のかかった枢機卿にわたしやすいということなのかな?
ここまできたのだから今更退位などあまり意味ないと思うんだけど
教皇というものは病気で実務が出来なくなっても
その座にいてあまり影響のない人だと思う(天皇とよくにてるかも)のは
部外者の考え違いなのかなあ
私は次の聖座にもうすこしこの世の現実をふまえた政策(教理も社会政策も)を
行える人がついてほしいなと切望する所存なり
>私は次の聖座にもうすこしこの世の現実をふまえた政策(教理も社会政策も)を
>行える人がついてほしいなと切望する所存なり
オプス・デイの枢機卿が教皇なんかなったら、嫌だな
カトリック辞めちゃおうかな…
954 :
世界@名無史さん:05/02/09 13:41:32 0
流れ遮って申し訳ないが・・・
古来ローマでは市民が入浴を楽しみ、清潔な生活を送っていたが、中世では入浴習慣は廃れ、
大変不潔な生活を強いられた。
入浴が廃れたのは、ローマ帝国崩壊によるインフラの破壊もあるが、キリスト教が極端に禁欲をしいたからだというね。
人間の裸を晒す風呂は堕落とみなされ、攻撃された。だから入浴も禁じられた。
余計なことしやがって・・・
955 :
世界@名無史さん:05/02/09 14:25:13 0
日本の美しい習慣であった男女混浴を禁止する羽目になったのは
明治政府がキリスト教国から不道徳と非難されたのが原因。
いちいち他所の国の文化圏に口を出すな!
俺は男女混浴で何の問題も無い。
むしろ体の一部が元気になっていいことづくめ!
>>952,953
でもあんまり世の現実に迎合すると、存在意義がますますなくなると思いますが。
アメリカなんでも、リベラル系プロテスタントはここ20年くらいで教勢が半減以下になったところもあるらしい。
>>954,955
別に男女混浴は禁止されてないんでは?
958 :
世界@名無史さん:05/02/09 17:41:32 0
朝鮮人はカトリックが根付くまで
女の民俗衣装は乳丸出しでした。
>>956 「迎合せよ」とは書いてないけどw?
しかしカトリックでも司祭やシスターの数はここ10年で半減したとの
統計もあるようでし(ソースはどっかにあるけど忘れた)
プロテスタントでもカトリックでも極端な意見が生き残ってます
アングリカンのここ1-2年のリベラルvsエヴァンジェリカルの内紛たるやそれはもう、、、
さてヨハネパウロ二世にまつわるニュースの番外編でおもろいのを拾いますた
教皇がもし死んだとしてもレンジャーズの試合を中断して臨時ニュースは流さないと BBC Scotland は決めていたようだ
http://news.scotsman.com/entertainment.cfm?id=149482005 これは先週の水曜日教皇が伝えられる所かなり危なかったときの模様
グラスゴーのチームはレンジャーズがプロテスタント、セルティックがカトリックと
宗教別にきっちりラインがあるのは有名だが、おそらく BBC Scotland の決定も
プロテスタントの多いレンジャーズサポに配慮したものだとこの記事は述べてる
教皇は「カテゴリーA」の人物で、普通の状況なら臨時ニュースなんだそうだ
スコットランドは歴史的経過から
イングランドやウェールズに比べるとカトリックの割合は少し高いので、
これが実際におこっていたらBBC Scotland はかなり叩かれたに違いない
日本だとテロップが流れるぐらいかな?
昨日と全然違う話題だが(なんかめまぐるしいことで)
英国教会内の福音派は Civil Wedding に続く礼拝(司式カンタベリー大主教)の中で
チャールズとカミラが衆人環視の前で不倫の罪を「悔い改め」「赦しを神に祈れ」と要求している模様
ここらが落としどころか?
でも悔い改めるなら式の前の方がいいんだろうけどなあw
http://www.ekklesia.co.uk/content/news_syndication/article_050210evos.shtml しかし今はこのあたりで収まったとしても
離婚して再婚した(いくら民法上であっても)人物が
The Head of Church になることについては
教会関係者の多くが苦虫をかみつぶしているに違いなく
これを打開する選択肢としては
1. チャールズが国王にならない
2. チャールズが The Head of Church にならない
このどちらかとなろう
現実には 選択肢の2になると思う
さらに Defender of the Faith (定冠詞付きの信仰=キリスト教の擁護者)の
肩書きも変えて Defender of "Faiths" 「諸信仰の擁護者」と複数形にすることで
Church of England を国教からはずす方向に、つまり政教分離をさらに進めるのだろうと
>>932 そういったキリスト教の神の概念が無くとも、
ギリシャ人は自由な討論や実験を通じて世界の根源を探求してたよ。
「神が創りたもうた宇宙の原理を発見して神の偉大さを証明する」なんてのは、
ルネッサンス期の科学者の、教会向けの言い訳で、
動機としては純粋な知的好奇心が90%だったんじゃないの?
内心は無神論者だったのも結構居るような気がするけど。
963 :
世界@名無史さん:05/02/15 17:41:35 0
旧約聖書に出てくる「エファ」という単位は、
現在の単位で表すとどの位でしょうか?
聖書の後ろの度量衡の互換表に出てない?
965 :
世界@名無史さん:05/02/15 19:45:43 0
>964
ありがとうございます。
読んでみます。
>>962 それは中世。中世の自然科学は侮れない。
967 :
世界@名無史さん:05/02/16 17:20:26 0
具体的にはどのへんが侮れないのよ
中世の自然科学って?
アラビアからの輸入以外、ろくなものがないと思うんだが。
968 :
世界@名無史さん:05/02/16 20:58:17 0
中世ヨーロッパに科学技術の進展はないね
カトリックが呪術を独占して民衆を支配した、これが現実。
なんだただのアンチか
>>969 アンチとは?
ここはカトスレじゃないからどんな発言も「アンチ」にはならない
宗教板へ帰れ!
一行目は質問
二行目は勝手な推論からの断定
三行目はその断定から導き出された根拠薄弱な結論 煽りにもなってない
ようするに答えられない質問をする人間はみな「アンチ」なんだよ。
これが宗教者の本質。別にキリスト教徒だけではないがな。
そう言われるのがいやなら、せめて
>>967あたりにはきちんと答えてやれよ。
これは
>>966を受けての当然の問いなんだし別に「アンチ」じゃないだろ。
>>968 新プラトン主義どっぷりのコペルニクスも相当にオカルトめいてるが…。
21世紀の世の中でもカトリック教徒とキリスト教原理主義者は
自然科学と歴史学には向かないよな
何しろ自分でものを考えることが出来ない(してはいけない)のは痛い
いつもパパ様か聖書に基づかないといけないからな
批判されると「アンチ」の一頃で片付けて臭いものには蓋をするわけだよ
だってそれ以上言うとパパ様に歯向かうことになるからだよ
>>972 >宗教者の本質。別にキリスト教徒だけではないが
宗教者の本質ではなくて妄信的カトリックが教会を養護してるだけでは?
977 :
世界@名無史さん:05/02/16 22:28:15 0
そもそも中世ヨーロッパには科学技術を発展させるような富の余裕はなかったはずだ。
カトリック修道会による開拓が進められていた時代である。
それに、カトリックは余裕が出来るとアートに費やしてしまうんだ。
神を表現する芸術にね。その精神は今でも同じ。ガウディの聖堂を御覧なさい。
>>977 カトリックとしては科学技術なんかどうでもよかったってことだな
宗教改革以降でカトリックの偉大な科学者は誰がいる?
あんまり思い当たらないんだが
>>977 >カトリック修道会による開拓が進められていた時代
カトリック教会による「搾取」の間違いだろw
981 :
世界@名無史さん:05/02/17 11:25:54 0
>>977 >>981 開拓う?笑わせるんじゃないよ
下々に葡萄酒作らせて搾取していたんだろ
修道会は地元の強欲領主様だったのだから
984 :
世界@名無史さん:05/02/17 19:17:42 0
>>982 その程度です
>>983 封建領主として全く正しいやり方です
貴族からもたくさん寄付を受けました。
985 :
世界@名無史さん:05/02/17 20:47:51 0
>>952-953 カトリック教会には長い間の教義の積み重ねがあるから、
誰が教皇になっても、前の教義が間違いでしたというような、
そんなに極端にリベラルな政策はとれないよ。
1970年頃にパウロ6世が『フマーネ・ヴィテ』が出した時が良い実例。
>>985 中世では異端として弾圧したドナティストの考え方を採用してみたりと
大胆な方針転換も何度かあったんですが、やっぱり硬直化するんですね。
>>983 修道会による開拓が進められた中世初期では、修道会は貴族階級に
思うように搾取される事が少なくなかったと思います。
利用価値があったからこそ発展したわけで。
987 :
世界@名無史さん:05/02/17 21:28:42 0
>>986 教皇の不可謬性に引っ掛かりますからね。
ドナティストの件はどの公会議ですか?ご教授ください。
グレゴリウス改革時(秘蹟論争)の教会戦略がそれにあたります。
シモニアを行っていた高位聖職者、大雑把に言って反教皇派への
批判として、彼らが執り行うサクラメントには効果がないと主張し
時には管区の民衆達に蜂起するよう促すという事までやっています。
(教会史は専門外なので公会議の名称までは、申し訳ないですが即答しかねます)
これはドナティストが強硬に主張した棄教経験を持つ聖職者達には
秘蹟を執り行う資格がないという論理と本質的に同義だと思うのですが。