聖書外典偽典について

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1なな
すごく興味があるのでいろいろおしえてください
2天之御名無主:2001/01/21(日) 19:03
ペテロの黙示録とかあるよね。
3名無しさん55:2001/01/21(日) 19:04
初耳
4天之御名無主:2001/01/21(日) 19:29
キリストの少年時代を記したものもあるよ。
図書館に行けば、置いているところが多い。
「隠されたイエス」とか。
5天之御名無主:2001/01/21(日) 22:54
「トマス福音書」所謂イエスの少年時代
6なな:2001/01/21(日) 23:55
どんな少年時代だったのだろう
いがいと不良少年だったりして
7天之御名無主:2001/01/22(月) 00:02
人コロシてます。
8なな:2001/01/22(月) 00:25
ヒトコロシても神の子だからチャラですか?
9ネタですみません:2001/01/22(月) 03:37
親父(神)は洪水で世界を滅ぼしてますし・・・
怒って街を潰しますし・・・
そのご子息であることを考えると、人殺しの一つや二つ
ご幼少のみぎりから嗜んでも、おかしくはないと思います。
10ほえ?:2001/01/22(月) 16:34
人類最初の人殺しであるカインのアベル殺しも、
神は許していますから・・・
11天之御名無主:2001/01/22(月) 17:46

 聖書の神は、モーセやヨシュアに異教徒の殺戮と略奪
も命じていたっけ....。あの種の「連続強盗殺人」も、神
の信者にとっては「正義」なんでしょうね。

 ただ、イエスと(旧約)聖書の「神」は、かなり性質が
異なる(というより正反対)みたいだけど。
12なな:2001/01/22(月) 22:14
天使が人間の女と契った話とかいっぱいありましたよね確か
13天之御名無主:2001/01/22(月) 22:42
悪名高い「エノク書」ですな。
14なな:2001/01/22(月) 22:53
ものしりな方が多いですね
15天之御名無主:2001/01/22(月) 23:58
どなたか、溶解ハンター「生命の木」のもとネタを
教えていただけませんか?
16コピー:2001/01/23(火) 00:27
新約聖書に福音書が4つもあるのは、原始キリスト教団に諸派が
あって、それぞれが自分の説を正当化し、「誤謬を正す」目的で
次々に書かれたという史実があります。また、正典が編纂される
時点で、当時の教会の教義に合わないものは「偽典」として排除
された。中には、公会議の場で、一票差で否決されたものもあると
言います。教会は、こういった事実にも関わらず、4とは黙示録
の4つの聖獣が云々、と子供だましの権威付けを今も平気で説き、
あたかも聖書そのものがまじりっけなしの神からのメッセージで
あるかのようにふるまっていますが。

17天之御名無主:2001/01/23(火) 00:36
>15

すみませんが、その前に、溶解ハンター「生命の木」 というのが
分からないので教えてください
18天之御名無主:2001/01/23(火) 06:31
>17
おそらく「妖怪ハンター」のことでしょ(笑)
諸星大二郎のオカルト薀蓄漫画。
その中の「生命の木」は東北に伝わる隠れ切支丹伝説のお話。
ちょっと小道具積め込み過ぎな気もしたけど、傑作です。
私も元ネタ知りたい。「じゅすへる」ってルシファー?
19天之御名無主:2001/01/23(火) 08:31
キリスト教で「生命の木」というと失われたエデンの木、後には十字架と
解釈されるようになりました。一応シンボル学の教科書的に。
20名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/23(火) 09:25
キリストは生命の木に磔にされて死ぬのか
21天之御名無主:2001/01/23(火) 22:12
違ふ 救い主を実や花となして 捧げ持つ 顕示台的性格を
十字架にあてて 解釈するやうになつた のであらう。
生命を与ふる木 である。
22なな:2001/01/24(水) 00:11
age
23A:2001/01/26(金) 11:41
手元の資料 THE OTHER BIBLE を見ると偽書外典をいくつかのグループに
分けています。

グノーシス系福音書

死海文書

賢者文学

キリスト教黙示録関係

ユダヤ系偽書

カバラー

「トマス福音書」も「エノクの書」も入っています。
24なな:2001/01/27(土) 00:19
age
25トマスの福音書:2001/01/27(土) 21:21
http://www.mars.dti.ne.jp/~fenot/jesus/cr_tomas.html

『トマスの福音書』と『トマスによるイエスの幼児物語』とは別の書物です。
26なな:2001/01/29(月) 22:52
age
27あぶ:2001/01/30(火) 01:25
旧約聖書の外典は正典に準じる書物ですが、新約聖書の外典は旧約
の偽典にあたる書物です。同じ外典という言葉でも旧約と新約で
まったく異なった意味で使われるのはおかしいのではないでしょうか。

私の言っていること理解していただけますか?
28名無しさん@1周年:2001/02/03(土) 10:34
理解できません。
29天之御名無主:2001/02/04(日) 09:47
魔術書
30名無しさん@1周年:2001/02/13(火) 01:28
紀元前後の書物なのによく残りましたね。
31天之御名無主:2001/05/10(木) 09:24
>>27
27の意見って極端よね。

『エノク書』が偽典扱いってのはわかるわ。

けど、コプト語聖書とかを偽典呼ばわりは今はしないわよね。
旧約の外典とも違うので(正典に準じるってわけでもない)
典外書、とか典外正典とか呼ぶわよね。

聖書学的な立場だけど。
32天之御名無主:2001/05/10(木) 09:31
このスレって、なんか妙なノリねぇ(ワラ

聖書読んだことも無いのにデタラメ書いてるオバカさんと
聖書にすごく詳しい人とゴチャゴチャっと混ざってるわ(ワラワラ

>>7-9 が特にデタラメ。

一度くらい聖書読んでから書きなさいよ。
恥ずかしい人達ねぇ。
33天之御名無主:2001/05/10(木) 20:04
>>20
典外聖典が魔術書と呼べるかどうかは、「魔術」の定義によって違ってくるな。

レメントゲンとかゲーティアとかの類を魔術と考えるなら、典外聖書と魔術書は間接的にしか関ってこない。

グノーシスのことを魔術と呼ぶならば、典外聖典のかなり部分も魔術に関る。
3432:2001/05/11(金) 00:16
あれね。このスレ読み直したけど、ユダヤ教関係とキリスト教関係を分けて。
それから、時代を例えば、原始キリスト教時代、ローマ国教時代、東西教会分裂以降、
とか分けて整理しないと。

背景や時代をゴチャゴチャにしたまま、外典・偽典ってカテゴリー考えようとするから
ゴチャゴチャになってるわね。
3532:2001/05/11(金) 09:23
>>33
あー、そっか、魔術のこととかも考えるのね。
じゃぁアタシの投稿、>>31 に修正。

『エノク書』は偽典って呼ぶより、ユダヤ教典外書で
ユダヤ教黙示文学と呼ぶのが正しい。
36すいか:2001/05/21(月) 16:39
手元の資料 THE OTHER BIBLE を見ると偽書外典をいくつかのグループに
分けています。

グノーシス系福音書

死海文書

賢者文学

キリスト教黙示録関係

ユダヤ系偽書

カバラー

「トマス福音書」も「エノクの書」も入っています。

↑なぜ、聖書が本物でこれらが偽典とされてしまうのでしょうか?
37天之御名無主:2001/05/21(月) 18:01
>>36
>「トマス福音書」も「エノクの書」も入っています。
>↑なぜ、聖書が本物でこれらが偽典とされてしまうのでしょうか?

基本のところは教義問題です。
まず、キリスト教が古代ローマ帝国に公認され国教化される過程で、宗教会議(公会議)によって、後のローマカソリックとヴィザンツとに共通した正統教義が整理されました。
大まかには、この正統教義確立のときに「正典」が定められたと言えます。
「正典の確定」に伴って定められたのが「偽典」と「外典」です(実際は前後して、と言った方が正確なのですが)。

「正典」編纂は決して一度の会議で定まったわけでなく、それなりの歴史があるのですが。とりあえず省きます。

伝統的な意味での「偽典」も「外典」も、その大半は、公認以前に、広いローマ帝国領各地のキリスト教会で地域的に「聖なる書物」として重んじられていたものです。
ちなみに、『トマス福音書』はアレキサンドリアを中心にエヂプトの教会(の幾つか)で重んじられてた書物(のひとつ)。

「伝統的」な意味付けでは、「偽典」は、十二使徒や預言者の名前を偽した記者の名を冠した書物を意味しました。
『トマス福音書』は古代に、グノーシス派キリスト教やマニ教との教義論争の過程で、「偽典」であるとされました。
つまり「エヂプトでは『トマス福音書』は使徒トマスが伝えたと言ってるが、そんなのは嘘だ」−−と古代の公会議で認められた、ってのが「『トマス福音書』が『偽典』と呼ばれることの伝統的な意味」です

「偽典」に対して「外典」は、「偽典」ではないが、「正典」でもないと古代にみなされたもので、大まかにはよいでしょう。

ところで、現代に入って聖書学が精密になったため、聖書正典の中にも、十二使徒の名に仮託した部分があちこちに混入していることがわかってきました。
その為、神学的な話題でない限り、−−つまり宗教学や神話学、歴史学の分野では、「偽典」「外典」の呼称は使われなくなってきています。
「典外聖典」などと呼ばれることが多いです。

『エノク書』については、『トマス福音書』より、さらにややこしい経緯があります。
これはユダヤ教の正式な教典に聖典と認められていない書物で、現在の文献学では「黙示文学」の一種と分類されるのが普通です。

>>36の引用に「キリスト教黙示録関係」って項目がありますが。
まず、非正統的なユダヤ教の方で黙示スタイルの書物が幾つも書かれ、その影響を受けてキリスト教黙示文学も書かれたのだろう。
と、まぁ現在では、聖書学者達の大勢の意見はこんなふうになっています。

ですので、「エノク書」の方は「ユダヤ教でも正統な聖典と認めない書物」≒「旧約より劣る書物」すなわち偽典とされた、って理解で大まかにはよいはずです。
本当は「古代末期にユダヤ教の正統意識がどう変化したか」って問題ともからむので、うえに書いたのはあくまで大まかな概要ですが。
38すいか:2001/05/21(月) 18:14
うわーありがとうございます。
ところで、原始キリスト教には輪廻転生の教義があったとされるのに
例のニカイア会議で多数決で「異端」とされたと聞きましたが、、、、、。

どうなんでしょう。
39名無し:2001/05/21(月) 21:05
 正典 外典 偽典 典外正典 ややこしい・・・・4種類あるのか?
前3つはなんとなく分かるが最後のヤツは初耳だ・・・・
40天之御名無主:2001/05/21(月) 22:02
>>38
それも興味ある話題ですけど、個人的にどなたかに教えて欲しいのは、
キリスト論と三位一体との関係性。同じ問題を取り扱ったものなのだろう
と思ってたんだけど、どうも違うらしい。。。わカラー――――ン!
41天之御名無主:2001/05/21(月) 23:23
>>40
キリスト論とは救世主としてのキリストについての論ですね。
キリスト論の正統教義が三位一体論です。
キリスト論が正統教義とは異なるので古代公会議で異端に指定された、キリスト教派の代表格が、単性説のアリウス派とネストリウス派ですね。

ちなみに、キリスト教の方では、「神-キリスト(救世主)-人間の関係についての体系的な理解」を「神学」と呼ぶそうです。もちろん「『聖書』に基づく」とつくのでしょうが。

専用スレッドを創ってくだすった方がいらっしゃいます。
もし、詳しい説明をお求めでしたら「新・旧約聖書総合スッレド」の方にお願いします。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=min&key=990452387
42ななし:2001/05/22(火) 03:03
この板って書き込みすくないんだな。
43天之御名無主:2001/05/22(火) 09:27
>>38
>原始キリスト教には輪廻転生の教義があったとされるのに
>例のニカイア会議で多数決で「異端」とされたと聞きましたが

うーん。少し考えづらいとは思いますが。
原始キリスト教と言い、「異端」と言っても多種多様なので、あったのかもしれません。
例えば、イエスには双子がいたとする『トマス行伝』、エデンの園にいた蛇は救世者の前身と説くナハシュ派、イエスとマグダラのマリアが結婚したと説く『ピリポ福音書』、イエスは元は神の子ではなく神の養子になったと説くアリウス派。

ただ、キリスト教はイエスの復活と最後の審判を前提にしていますので(特に古代末期はその特色も濃厚です)「輪廻転生の教義」は考えづらくはあります(「輪廻転生」の内容にもよりますが――六道輪廻のようにあらゆる生き物になって転生する、と言うとさらに考えづらいと思います)。
具体的にどこの何派が「輪廻転生の教義」を説いていたか聞ければ、少し時間はかかっても調べることもできるかもしれません。

ありそうなのは、「何かの異端説を輪廻転生とごっちゃにしている」とか「キリスト教異端派ではなくマニ教の(一派の)教説である」とかではないかと思います。

ところで「新・旧約聖書総合スレッド」ってのができてますね。
異端説は新約でも旧約でもない場合もありますが(笑)。もし何かあったらこちらにお願いします。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=min&key=990452387
44世界@名無史さん:2001/05/22(火) 10:22
>>41サンクスです。疑問氷解!とはいきませんでしたが・・・
 まあ、それは教えていただいたスレでまた聞いてみますです。

>エデンの園にいた蛇は救世者の前身と説くナハシュ派

これはグノーシスの一派ですね?
45世界@名無史さん:2001/05/22(火) 10:39
そうそう、ピュタゴラスは輪廻転生的な思想を持っていたと
言われていますね。その辺とも関係あるかもしれません。
46すいか:2001/05/22(火) 13:52
>43さま
ううむ、ありがとうございます。
この質問をしてこんなに真面目に答えてもらえたのははじめてです。
キリスト教徒に聞くと「オカルト板いけ、ゴラア」で終りです。
47あははは:2001/05/22(火) 14:30
あのさ〜、君らわかってないわ・・・
まぁ、いいや、それじゃ、「最後の審判」を行う天使て
誰か知ってる?
そしてそれを「ギリシャ神話」における神名で答えてみ
それから別の宗教での神名もな

昔、キリスト教徒のアホが、「最後の審判」を行う天使を
堕天使とか悪魔呼ばわりしておった、まぁ、そいつは
本当の「最後の審判」を行う天使に肉体は何一つ傷をつけず、
霊魂だけを消滅させられたらしいですよ。
やっぱり、最高位クラス(4人)の内の一人、その力は
偉大であり、まさに殺人芸術のような神技であった!と
聞いたことがあります。
いや〜、怖いですね、私にはそんなことできません・・・
48ななななんあなな:2001/05/22(火) 14:54
>47
誰に対するれすですか?
4943:2001/05/22(火) 15:10
>>46
>>45の書込を読んで思ったのですが。
>>43で挙げた想定と別に、新プラトン主義の「一者への帰還」教説を、むちゃくちゃアバウトに「輪廻転生説」って換言してるって可能性もあると思います。

新プラトン主義の影響を受容した原始キリスト教派って何だっけかな?
ちょっと調べないとわかんないですけど。

やっぱり、どこで活動した何派についての話か、がわかると調べ易いと思います。
50まみーぽこ:2001/05/22(火) 15:55
初期のキリスト教に輪廻転生説があったという
話はよく聞くけどソースはどこだろ?
ずっと、気になってた。
5143:2001/05/23(水) 09:42
>>46
そうですねぇ。クリスチャンの人でも聖書学知ってる人なら何の話かわかると思うんですけど。
まだ割合は多くはないかもしれません。

典外聖典に関心をお持ちのようですので、まずは次の本からお読みになることをお勧めします。

W.レベル『新約外典・使徒教父文書概説』教文館
ISBN4-7642-7196-6

レオンハルト・ロスト『旧約外典偽典概説』教文館
ISBN4-7642-1701-5

どちらも高目の本ですので、図書館などでお探しになるとよいでしょう。
もう少し安めの本でしたら次の本がお勧めできます。

荒井献編『新約聖書外典』(講談社文芸文庫)
ISBN4-06-197597-8

荒井献編『使徒教父文書』(講談社文芸文庫)
ISBN4-06-197607-9

荒井献『トマスによる福音書』(講談社学術文庫 1149)
ISBN4-06-159149-5

最後の『トマスによる福音書』は>>44でも話題に出たグノーシス派の代表的聖典についての解説書です。

52天之御名無主:2001/05/23(水) 15:58
>>47
前半の発言についてはそこいらの本で簡単に見出せます。挑発しておられるのですか?
後半の発言については不勉強なものでよく判りませんが,根拠を提示して頂きたいですね。魂のみを消滅,というのはあまりキリスト教に似つかわしくないような気がします。
53天之御名無主:2001/05/23(水) 16:22
>>44
>>エデンの園にいた蛇は救世者の前身と説くナハシュ派
>これはグノーシスの一派ですね?

そうです>>43で挙げた『ピリポ福音書』もグノーシスのヴァレンティノス派の聖典。『トマス行伝』もグノーシスとの関連が考えられているものです。

>>52
ソースも挙げられず、論旨も不明瞭な投稿は、無視しておけばよろしいかと。
54天之御名無主:2001/05/30(水) 15:57
図書館でこんな本をみつけました(笑)。
中味の信頼性は一応の水準に達しているように思います。
(精読したわけではないので若干の不安はありますが、トンデモ本、オカルト本の類ではないように思います)

C・S・クリフトン,『異端事典』,三交社,
ISBN4-87919-139-6

55toki@新宿:2001/05/30(水) 20:01
http://www.kt.rim.or.jp/~r_toki/talk/236page.html

スコラ学派のアリストテレス主義だとかって、ギリシャ以来の命題を
持ち出してキリスト教を引き合いに出して紹介されたりしますが、
思考の方向の違う素子があったというだけで、いきなり聖書外典扱い
されるってのはオカルトだな…と思います。

そういうのってグノーシスも同じ。
56天之御名無主:2001/05/30(水) 20:58
>>55
まぁ、言わんとされていることはわかるつもりです(多分)。

私は、典外書は、非・クリスチャンが、キリスト教正統教義とは、どんな性質のものであるか、外縁から知っていくためのよい材料だと思っています。

ただ「いきなり」外典扱いしたわけではなく、いろいろ疑問があっても一応議論がされた点は、後代の私たちも認識した方がよいでしょう。
いわゆる外典の範囲も流動的でした。
何百年も議論してたわけですから「いきなり」とも言えません。

それから「思考の方向の違う素子があった」から「それだけで」外典扱いがされたか、これも簡単に言える事ではありません。
>>55の言う通り「スコラ学派のアリストテレス主義だとかって、ギリシャ以来の命題を持ち出してキリスト教を引き合いに出して紹介されたり」しているわけですから。
57天之御名無主:2001/05/31(木) 15:34
「エリヤの黙示録」という書があるそうですが、邦訳とかありませ
んか? 教えてください。
58天之御名無主:2001/05/31(木) 18:07
手もとで、次の2冊にあたってみましたが、『エリヤの黙示録』の書名はみつかりませんでした。

レオンハルト・ロスト,『旧約外典偽典概説』,教文館.(ISBN4-7642-1701-5)
木田献一、他編,『聖書の世界[全訂新版]』,自由国民社(Multi Book).(ISBN4-426-62112-7)

あたった結果、『バルク書』と通称される文書は『バルクによる黙示録』であり、この書は、エレミアの秘書(従者)と考えられたバルクなる人物に仮託された、とのことを知りました。
が、これはお探しの文書とは関係ないですよね(?)。

なお、私のてもとにはありませんが、図書館などで次の本をあたると、もしかしたら、お探しの文書について記されているやもしれません。
教文館「聖書外典偽典」別巻一二(補遺一・二),教文館.(どちらの本もISBNは不祥です)
5957:2001/05/31(木) 18:27
>教文館「聖書外典偽典」別巻一二(補遺一・二),
ダメですね。教文館「聖書外典偽典」は、全部持っています。
ユダヤ教関係の書物らしいです。(聖書大事典)
ありがとうございました。
60:2001/06/24(日) 23:19
あげ
61天之御名無主:01/08/27 20:47 ID:SAk8sbL6
あげ
62天之御名無主:02/01/27 22:49
age
63天之御名無主:02/01/27 22:59
キリスト教には偽書と分類できる書物はないのかな。
あるなら、教えてくれ。
64天之御名無主:02/01/27 23:29
先日初めてこの手のものを読みました。
『エノク書』です。
ある調べものをしていて、読むことになったのですが、
聖書のことがよくわからないまま読んでしまい、
ところどころ理解に苦しむことになりました。
が、かなり興味深かったです。
独り言でごめんなさい。
65天之御名無主:02/01/28 00:26
7のレスにあるのですが「トマス福音書」ではイエスがひと殺しているって
ホント?


66天之御名無主:02/01/28 11:40
新世界約聖書ってなに?
67天之御名無主:02/01/28 21:16
>>66
「新世界訳」聖書ですね。
ものみの塔(エホバの証人)という教派が使っている独特の訳です。
一般の書店では入手不可。
68チャーニィ ◆ishChar2 :02/02/02 10:04
( ^e^)<輸血アタック、ラヴラヴ
69なな:02/03/26 02:28
長寿スレだー
70天之御名無主:02/03/26 12:30
71天之御名無主:02/03/27 15:45
磔刑
72天之御名無主:02/03/27 18:03
>67
書店で買わんでも布教に来た人に興味あるので下さいつーからタダでくれるぞ。
73天之御名無主:02/03/28 15:33
ageてみる予感
74天之御名無主:02/03/28 19:04
息の長いスレだ
75天之御名無主:02/04/13 00:52
すこしずれるけど死海写本にだけのってる
らしい話(戦いの書など)って、なんて本に
のってますか?
76おそいそら:02/08/18 22:01
>>75
長寿だなぁ。
とりあえず亀亀レス。
『死海文書』山本書店に入ってるよ。値段は6200円・・・。
内容は、
ものども戦いの準備をするのだ。たおせキッティームを。
やったわれらが勝利だ。祝杯をあげよ。
というもの。
77なな:02/09/01 02:31
祝、長寿スレ
78Grace:02/09/27 03:33
>>50
> 初期のキリスト教に輪廻転生説があったという
> 話はよく聞くけどソースはどこだろ?

亀レスですが・・・・
ヨハネによる福音書3章3節「人は新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」を拡大解釈して輪廻転生説だと考える人たちは、ヨーロッパ思想史上かなりいました。

『イエスは仏教徒だった?』 市川裕監修 岩坂彰訳 同朋舎 1999年

には、イエスが西欧でどのように仏教と結びつけて解釈されようとしてきたか、の歴史が記されています。イエスと仏教とを結びつける思想の流れは、ヨーロッパに脈々と流れて現代にいたっても衰えることがありません。
後半には、アカデミックによる解説論文も数編ついていますから、読んでみてください。
79天之御名無主:02/09/27 03:43
屋根から落ちて亡くなった子に「ぼくが殺してないって云ってよ」と
生き返らせるエピソードは、どの本にあるんですか?
80グラティア:02/09/27 19:03
新約聖書外典の「トマスによるイエスの幼児物語」に出ているのではないでしょうか。
聖書外典・偽典は全て翻訳が教文館から出ていますので、ご参照ください。

「屋根から落ちて亡くなった」もあったかな?
「イエスの悪口を言ったら、怒った少年イエスに一言の言葉で殺された」というのもありましたが。
ちょっと今てもとに現物がないので確認できず、すみません。
81おそいそら:02/09/27 21:53
横レスです。

グラティアさんの言う通り「トマスによるイエスの幼児物語」9章に
そのエピソードがあります。

荒井献・編、『新約聖書外典』、講談社文芸文庫、P47
82天之御名無主:02/09/28 05:27
>>80,81
ありがとうございます。私、このエピソードを知ったのは
外園昌也の「聖なる侵入」という漫画でした。
元の話はどうなのかなと思いまして…多謝
83天之御名無主:02/10/27 15:59
いわゆる旧/新約聖書を正典。
上に属さないもの全てが典外正典。
典外正典のうち、教義的には(現在は)則さないものの、
 異端的内容でないものが外典。
 異端的内容のものが偽典。
とかいう分類だったような気がします。

現在、天使個々の崇拝は異端としてみなされますので、エノク書などは偽典に入ります。
四大天使のように著名な場合は別ですが、それでも天使崇拝は歓迎されません。
84天之御名無主:02/10/27 16:29
>>83
ちゃんとこのスレ読んだ?
85 :02/10/27 16:31
8683:02/10/30 00:18
>>84
外典聖書の文頭に書かれていますが?
87天之御名無主:02/10/30 00:48
>>86
だったらそれは大雑把過ぎ。異端的でも新約聖書に偽典はないし。
「エノク書」が天使崇拝ってのも変。確かに天使の名前は沢山載ってるが。
88天之御名無主:02/10/30 00:52
別に異端だろーが、外道だろーが、邪教の書だろーが
そんなことどうでもいいのだよ。正しい信仰のお話を
してるわけじゃないんだから。
89天之御名無主:02/10/30 01:12
>>83
>>四大天使のように著名な場合は別ですが、それでも天使崇拝は歓迎されません。
歓迎されないどころかウリエルは745年に破門されてますがなにか?
その後、復権はしてるけど
9083:02/10/30 07:59
>>88
納得すますた…
91山崎渉:03/01/11 03:18
(^^)
92山崎渉:03/03/13 13:28
(^^)
93例の170:03/03/17 00:56
「ヨハネの黙示録」も、偽典にされそうになったとか。というか、正典から外すような動きは大昔からあったそうで。
94山崎渉:03/04/17 09:46
(^^)
95山崎渉:03/04/20 04:40
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
96山崎渉:03/05/21 22:26
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
97山崎渉:03/05/21 23:50
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
98山崎渉:03/05/28 15:02
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
99山崎 渉:03/07/15 12:48

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
100100:03/07/18 19:29
hareruya
101恐怖の人種劣等化工作:03/08/04 06:44




毎年、約1万組の日韓結婚。
それに伴なう朝鮮化した混血児。
年間、美しく清らかな日本の新生児約100万人のうち、
毎年、約1〜2万人の新生児に
容赦無く劣等人種の血が流し込まれている。

目的は日本人の朝鮮化(不細工・低脳・犯罪者化)だ。





102天之御名無主:03/08/06 17:00
>>745
>ウリエルは745年に破門されてます

天使を教会が「破門」なんてするんですね。面白い。w
103_:03/08/06 17:00
104_:03/08/06 17:20
105山崎 渉:03/08/15 18:34
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
106天之御名無主:03/08/17 23:44
イエスの黙示録というものをご存知ですか?
以前から興味あったので知ってる方がいれば知りたいのですが・・・。
107天之御名無主:03/09/13 15:40

アザゼルは剣、小刀、盾、胸当ての造り方を人間に教え、金属とその製品、腕輪、飾り、アン
チモンの塗り方、眉毛の手入れの仕方、各種の石の中でも大柄の選りすぐったもの、ありと
あらゆる染料を見せた。(その後)はなはだしい不敬虔なことが行われ、人々は姦淫を行い、
道をふみはずし、その行状はすっかり腐敗してしまった。
・・・・・・エチオピア語版エノク書
第八章第一節から第二節より

上記のものも偽典ですか?人間はみなアザゼルの子供ですか?
108天之御名無主:03/09/13 16:04
エノク書は偽典ですが・・・
その後のあの大洪水が起こってそういう人間たちはみんな死にました
109天之御名無主:03/09/13 17:11
>>108
ノアさんたちはアザゼルの子供ではないと?
110天之御名無主:03/09/13 17:49
ノアとその妻、3人の息子は天使たちが地上に降りる前に生まれています。
111天之御名無主:03/09/24 17:59
宗教からモテモテなんですが
どうしたらいいでしょうか?
112天之御名無主:03/10/06 12:07
age
113おこちゃま:03/10/08 02:18
>>111
宗教からモテモテって、新興宗教の勧誘者の女性 or 男性から
モテモテってことですか?
それとも、エキュメニカル運動でもなさっていて、八方美人をしているので、
諸宗教の指導者からモテモテだとか。
114天之御名無主:03/10/22 21:30
 
115天之御名無主:03/11/07 02:25
まがい物の聖典ってなんていうの?
116天之御名無主:03/11/08 12:16
偽典
117天之御名無主:03/11/08 23:12
大鶴偽典
118天之御名無主:04/01/01 00:21
マカベヤ(マカバイ)書は役に立つ。
ヨセフォスの歴史書を補完してくれる。
だが、福音はないので外典だ。
119天之御名無主:04/03/06 10:15
旧約と新約とでは Apocripha の意味が違うね。
120天之御名無主:04/11/07 13:55:59
121天之御名無主:04/11/07 14:21:34
単純に説明すると(実際はチョット違うが)、

・正典に漏れたものが外典
・都合がわるく、正典から外されたものが偽典


モチ、正典とはそれぞれの宗派が規定したもの。
新しく発見されるものは総て外典。(死海文書など)
これからも、正典に組み込まれたり(ヨハネの黙示録←外典)、正典から外されたりがある。
122ニッカ:2005/08/31(水) 08:16:26
リリスとリリンについて情報くれ

123にゃんこ先生:2005/09/04(日) 13:03:57
どっかの偽典でネピリムという天使と人間を親に持つ巨人が
いるというのを読んだけど。何者?
124天之御名無主:2005/09/04(日) 14:06:05
シェムハザの話はデビルマンのパクり
125にゃんこ先生:2005/09/04(日) 21:16:27
えっ?
126天之御名無主 :2005/09/05(月) 15:24:07
キリストの遺体引き取った人の本について情報求む。
127にゃんこ先生:2005/09/06(火) 17:46:40
その人の話ってほとんど削除されてるよね。
128天之御名無主:2005/09/06(火) 19:21:36
アリマタヤのヨセフの話が出てる外典なんて、いっぱいあるし。
129天之御名無主:2005/09/06(火) 21:47:17
>>122
何それ
130にゃんこ先生:2005/09/07(水) 17:40:11
ちょっと調べてみたのだけれどアリマタヤのヨセフって
弟子の中で主流派ではなかったのでほとんど異端のような
扱いを受けていたようだ。
違うかもしれないので訂正求む。
131天之御名無主:2005/09/08(木) 12:04:48
正典とでもよぶものにはほんの少ししかのっていないね
132天之御名無主:2005/09/08(木) 18:05:32
リリンって聞くとリントとかマグルとかエダインとかイブの娘さんとか思い出す自分は逝って良しですか

絵の題材になってる話しって結構外典とかからでてると思うんですけど
マリア様の出自を扱ったのもあるって本当ですか?
出自っていうか、誕生の時のエピソードというか。
133天之御名無主:2005/09/08(木) 19:15:47
   ____
  Y/ニニ|>o<|\     
 / //\___\    
 |/ /  === |  ̄
 |  /   ・  ・ |
 \(6   (_λ_)\          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   _ ||||||| _|        ロザリオを唱えると
  |(( \□ ̄□/|        金縛りになるのだ!
  \   ̄ ̄ ̄ ノ   。。   \______
 / ̄ ̄\ /  ̄ ̄ ̄ ̄。|了
/       |:  | ̄ ̄ ̄。。
|  |______|     。
|  | | | | | | |     †

■■■マリヤ崇敬が罪であることを知れ■■■
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/psy/1116736813/
134天之御名無主:2005/09/08(木) 19:34:31
こちらに詳しい方がいらっしゃるようなので、すみませんが、
↓のような話の出典を教えてもらえないでしょうか。

@ パウロが布教していたとき、ある町(たしか小アジアのあたり)で、
  ある女性の病気か何かを(たしかキリストが)治したら、
  その女性は以前もっていた占い(?)のような力を失ってしまって
  働けなくなってしまったため、パウロは投獄される。

A 井戸に水を汲みに行くのにも人目を避けている女性(奴隷?)を
  キリストが哀れみ、助ける。

記憶が確かではないのですが、だいたいこんな話だったと思います。
よろしくお願いします。

135天之御名無主:2005/09/09(金) 12:43:54
>>134
下のはモーセの井戸では?
136134:2005/09/09(金) 15:49:27
>>135
情報ありがとうございます。
「モーセの井戸」ということは旧約聖書ですか?
さっそく調べてみます。


137天之御名無主:2005/09/09(金) 16:36:06
>>135
「モーセの井戸」ではないようでした。

何かわかることがありましたら、引き続きよろしくお願いします。
138135:2005/09/09(金) 18:42:07
あぁぁ、普通に新約にでてたorz

2の出典は、使徒行伝(使徒言行録)の16章16節以降ですね。
1は、ヨハネ福音書の4章5節以降に、井戸と女が出てくる話がありますよ。
話は違いますが、これじゃないでしょうか?
139天之御名無主:2005/09/09(金) 19:17:00
>>132
黄金伝説にマリヤの出生とかでてる。
140134:2005/09/09(金) 22:20:00
>>138
本当にありがとうございました。遂に出典がわかりました!!
 @→使徒行伝 16章16節以降
 A→ヨハネ福音書 4章五節以降
おっしゃるとおりでした。

141天之御名無主:2005/09/10(土) 14:16:31
へぇ〜知らなかった。
142132:2005/09/11(日) 00:45:09
>>133>>139
テンキュゥ
143にゃんこ先生:2005/09/11(日) 17:31:30
106さんの言っているイエスの黙示録とはいったいなんですか?
144天之御名無主:2005/09/12(月) 17:44:38
なんじゃらほい?
145天之御名無主:2005/09/14(水) 15:31:09
たぁぁぁりほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
146天之御名無主:2005/09/14(水) 18:47:46
145よ、なんていうか...

汝は塵なれば塵に還るべし?
147天之御名無主:2005/09/15(木) 18:27:06
ねぇキミたち何がやりたいの?
148天之御名無主:2005/11/15(火) 21:10:57
エノク書はアメリカのネオコンのバイブルだっけ?
149天之御名無主:2005/12/04(日) 23:35:58
聖書に出てくる神の別名や称号シャッダイとかエロヒムとかを一つ一つ元々はどういう神性だったのかを解説した本が出版されていたと思うのですが
ご存知の方がいらっしゃれば題名を教えてください
150天之御名無主:2006/02/23(木) 00:15:28
そういう質問はここでしな
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/min/1129673182/
151天之御名無主:2006/03/10(金) 15:13:36
ユダの手紙には偽典エノク書からの引用がある。
152天之御名無主:2006/03/12(日) 06:50:58
ヨハネ黙示録

第13章
この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす齢を経た蛇は地に投げ落とされ、・・・
この龍には、また大言を吐き汚し事を語る口があたえられ、四十二か月の間活動する権威が与えられた。
<注:全世界を惑わす齢を経た蛇=中国共産党>

第16章
それから、大きな声が聖所から出て、「さあ、行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。
・第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ物(中国国籍を持つ者)と年老いた蛇を拝む者
(日本にいる売国奴)の身体に酷い悪性のでき物ができた。
<注:SARS、鳥インフルエンザなど中国で流行している疫病を表す>
・第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物はみな死んでしまった。
・第三の者がその鉢を川と水の源に傾けた。すると、みな血になった。
<注:第二・第三の鉢は中国の急激な工業化による水資源の汚染と様々な化学物質で汚染された魚介類などを表す。>
・第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。
<注:中国の砂漠化及び地球温暖化現象を現す>
・第五の者がその鉢を傾けた。すると獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、天を呪った。
<注:世界中で大雨が降るのであるが、中国の被害が甚大であるらしい。>
・第六の者が、その鉢を大ユーフラテスに傾けた。すると、その水は、日の出る方からくる王(人民解放軍)たちに道を
 備えるために枯れてしまった。
<注:中国が石油産油国を恫喝するということだが、大干ばつで失敗に終わるらしい>
・第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、いなずまと、諸々の声と、また激しい地震が起こった。それは、人間が
 地上に現れて以来かつてなかったようなもので、大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。
<注:内乱によって核が使用され、中国は3つに分裂するらしい。>

http://ueno.cool.ne.jp/tka/dgoroku.htm
153天之御名無主:2006/03/32(土) 08:51:12
ナザレトのイエースースの男色的行為を描いた「新約聖書」の文献は何ですか?
カーノーンではなくして。


154天之御名無主:2006/03/32(土) 17:04:14
新約聖書=カノーン
155天之御名無主:2006/04/02(日) 00:17:56
>>152
そうかもしれないね。
156天之御名無主:2006/04/06(木) 03:46:44
イエスの黙示録は、マタイ24章マルコ13章ルカ21章ではないかい?
157天之御名無主:2006/04/09(日) 14:00:16
ナザレトのイエースースの男色的行為を描いた「新約聖書」の文献は何ですか?
誰一人として知らぬというのかゑ?




158天之御名無主:2006/04/09(日) 14:32:36
ええ。知りません。
159天之御名無主:2006/04/10(月) 14:25:07
予言しよう。
ユダ復権ブームが来る
160天之御名無主:2006/04/10(月) 16:25:39
>>157
東の都の「乙女乃道」なる街には
そのような描写の「新新約聖書」が売られていると聞く。
その数字は801である。
161天之御名無主:2006/05/12(金) 18:09:23
聖書を大雑把に分類すると、

ユダヤ:旧約(外典なし・偽典なし)
          
キリスト:旧約(外典あり)
      新約(外典もしくは偽典あり)

マニ教:不明(笑・おそらくはキリスト教とほぼ同じ)

イスラム:旧約(キリスト教の新約含む。外典あり)
      新約(コーランの事ね・偽典なし)

という認識でよいのであろうかねぃ。
162天之御名無主:2006/05/13(土) 13:50:05
>>161
どこでそんな情報を見たんだ?
163天之御名無主:2006/05/14(日) 21:50:08
>162
昔、教養の世界史でユダヤ・キリスト・イスラムにおける聖書の違い
ってのがあったんだが、その講義で聞いたような覚えがあったんで、
マニ教つけて書いてみたw
164天之御名無主:2006/05/14(日) 22:56:41
というか、マニが無理矢理入ってるのもなんだが、絶妙になんか偉い勘違いしてないか?っつー気がするわけだが。どうよ?
165天之御名無主:2006/05/17(水) 11:16:52
>>161>>163
どんな先生に習われたのか分かりませんが。
今一般的な分け方は、

・ユダヤ教:
旧約聖書正典+口伝律法の文書化・解釈(ミシュナ、タルムード、各ミドラシュ等)
律法に従って生きるために種々の細則・解釈を加える。

・キリスト教:
旧約聖書+新約聖書
イエス・キリストを「律法と預言の成就」と考える

・イスラム教:
旧約聖書+新約聖書の一部(福音書)+コーラン
最高・最後の預言者ムハンマドにより啓示された教え、アラーへの忠誠と服従。

…となっているはずです。
166天之御名無主:2006/05/26(金) 20:41:22
>>165
イスラムは旧約はモーゼ五書とダビデの詩編だけでしょ。
167天之御名無主:2006/05/26(金) 22:13:23
イスラムでは新旧約聖書は誤りを含まれるものともされている。
168天之御名無主:2006/06/03(土) 02:44:15
ということは、ユダヤとイスラムでは、キリストさんは無かった事にされている
つうことですか。
169天之御名無主:2006/06/04(日) 22:58:57
>>168
キリスト教は、ユダヤ教から出来たような代物。
キリストがユダヤ教の色々な面を見て、「これは違う!」と
ちょっと本来とは別の教えを始めた。
ユダヤ教はそこで、キリストを異端とみなして処刑した。

その後に、ユダヤ教の一部に キリストをメシアとして信仰する原始キリスト教がうまれ
そこから今のキリスト教へと時代と共に大きく成長していった。(まぁ途中分裂したりいろんなことがあるわけだが)
 詳しくは高校の世界史でも勉強しなさい。
170天之御名無主:2006/06/04(日) 23:04:12
ありがとう おじちゃん
171天之御名無主:2006/06/09(金) 02:01:15
ちったあ最近の成果も勉強しろよw
172天之御名無主:2006/06/09(金) 21:44:19
イスラムでは、イーサー(イエス)はマルヤム(マリア)の実子で、ナビー(預言者)で
マスィーフ(メシア)の役割を担わされているラスール(使徒)であることが知られている。
ムハンマド出現する直前の大預言者であるため、イスラム教徒からも高い尊敬を受けている。

ただ、イスラムの見解(というかコーランでの記述)としては、イーサーはマルヤムの
処女懐胎、つまり神による創造の奇蹟によってにマルヤムから出産というか形で創造・
出現された人物なので、「神の子」ではない。
もともと神は「生みもしなければ生まれもしない」独立固有の存在者なので、ムハンマド含む
他の人間同様、イエスも被造物にすぎない。よって「三位一体」や「神の母」なども否定される。
(ちなみに磔刑での死も否定されている)

つまり、イスラムではイエスは「キリスト」ではあるけど「神の子」とは認められてはいない。
173天之御名無主:2006/10/25(水) 22:31:30
新しい偽典みつからないかなぁ。
174天之御名無主:2006/10/25(水) 23:20:17
俗に悪魔とよばれる存在についての記述は聖書外典にあるんですか?
ルシフェルとかガマリエルとかリリドーとか・・・
誰か、詳しい人教えて下さい。
175天之御名無主:2006/11/14(火) 18:34:47
このスレにユダ福音書のことが出てなかった。
176天之御名無主:2006/11/15(水) 13:17:56
誰も解説書読んでないからじゃない?
177天之御名無主:2006/11/30(木) 03:59:21
単純に他のグノーシス系のスレで話題が出尽くしたからじゃ?
漏れは古代エジプト語なスレで満足(w
178天之御名無主:2006/12/22(金) 15:32:33
179天之御名無主:2007/02/04(日) 13:31:47
age

180天之御名無主:2007/02/28(水) 01:54:17
板移転してから下がってるので上げるよ
181天之御名無主:2007/03/04(日) 00:41:40
エグリゴリについて知りたい
182天之御名無主:2007/03/04(日) 05:10:11
このスレ的に、ナグ・ハマディ写本ってどうなのよ?
183天之御名無主:2007/03/04(日) 11:39:36
第一級資料のひとつ。
184天之御名無主:2007/03/06(火) 10:17:30
>>173
『神との対話』
新しい聖典
185天之御名無主:2007/03/07(水) 00:46:54
例えば、私が聖典を捏造したら、それは偽典として評価してもらえますか?
186天之御名無主:2007/03/07(水) 02:04:04
アラム語あたりでやってくれて炭素測定もすり抜けるよーなの作ってくれれば(w
187天之御名無主:2007/03/07(水) 13:40:38
偽典なんか、ヘブライ語やアラム語の原本が既に失われている場合があるから、
ラテン語訳偽典として捏造すれば、炭素測定もわりとごまかしやすいだろうね。
ラテン語マスターして、18世紀頃のラテン語羊紙?を手に入れて、加工して、
、、、って、やっぱり、お前には無理だわwやめとけ>185
188天之御名無主:2007/03/08(木) 21:53:43
アポクリフ
189天之御名無主:2007/04/30(月) 00:18:50
190天之御名無主:2007/04/30(月) 01:03:04
捏造しようよ
191天之御名無主:2007/04/30(月) 06:29:27
無祖
192天之御名無主:2007/05/01(火) 16:03:57
ネットで調べれば、大抵の聖書外典は読めるよ。
自分の感想では、やっぱりほとんどがまがい物。
(書かれた時の時代背景と、内容を比較すると)
ただ、エノク書だけは原始キリスト教徒も正典として
読んでいた人もいたみたいで、結構面白い。
(新約聖書の中でも「ユダの手紙」の中でエノク書を引用している)
(ユダヤ人は、現在は天使の存在を否定しているのでエノク書を無視している。)

あと、正典の「ダニエル書」も描かれている内容はBC600年ごろだが、
編集された時期は、BC167年ごろと言われていて、
BC600年〜BC167年までの歴史の預言が、難解な表現でかなり
正確に描かれていることから、自分は「ダニエル書」もかなり意図的に
書かれたものだと思ってる。



193天之御名無主:2007/05/01(火) 23:05:41
英訳は結構転がってるんだよね。残念ながら写本からダイレクトな原語のはなかなかないんだよね。
せいぜいトマスの福音書@コプト位なんだよねぇ。

まぁ、アムハラ語のエノクなんてわたされると困るんだけど(笑)

194天之御名無主:2007/05/02(水) 00:36:02
エチオピア語エノク書は、たしかどこかにpdfが落ちてたはず。
195天之御名無主:2007/05/02(水) 00:54:20
まあ今の偽典は恣意的に定められたものだからな。
どっちも資料なんで正典と偽典の定義についてはどうでもいいっちゃどうでもいいが。
196天之御名無主:2007/05/02(水) 11:09:41
エチオピア語エノク書は実はギリシア語訳に基づき、
ギリシア語訳はアラム語かヘブライ語訳のいずれに基づく、
っていうから、追究していくと、キリがなさそうだね。
197天之御名無主:2007/05/02(水) 12:14:59
エノク書は、もとはヘブライ語で書かれたと推測されてるんじゃなかったっけ?
198天之御名無主:2007/05/17(木) 20:20:55
1

199天之御名無主:2007/05/17(木) 21:15:16
実はエノク書は日本語で書かれている


とおもしろいのだが
200天之御名無主:2007/05/18(金) 11:18:36
ユダは裏切り者では無かった、なんて話もあったよね。
201天之御名無主:2007/05/19(土) 06:52:50
>>199
タケウチ文書だとそういう論拠になる
202天之御名無主:2007/07/19(木) 03:02:17
203天之御名無主:2007/08/11(土) 10:05:44
エノク語講座
204天之御名無主:2007/09/08(土) 19:47:59
おすすめの本はなんでしょうか
205天之御名無主:2007/09/23(日) 21:02:54
「外典創世記」って普通の創世記とどう違うんですか?
206KG ◆XK9DTM1U/. :2007/09/24(月) 11:18:56
「外典創世記」は、死海のほとりの洞窟で発見された、死海文書群の内の一つです。
アラム語で書かれています。
成立した時期は、紀元前1世紀後半から後1世紀の前半だと考えられています。
ただし、その原型はさらに昔に遡るとも言われています。

内容は、“普通の創世記”物語の再話と注釈、脚色の形をとっています。
例えば、ノアの奇跡的な誕生や、アブラムのエジプトへの旅路の再話などです。
本来この巻物は、アダムとイヴの物語やアブラム以降の物語を含んでいるはずですが、
損傷があまりに激しく、今のところ、ノアの父のレメクからアブラハムの時代の箇所しか再現できていないそうです。

『外典創世記』は、死海文書群のみに見られる文書ですが、内容は一部、他のユダヤ教文書―例えば、『エノク第一書』、『ヨベル書』、『ユダヤ古代誌』(偽フィロン)など―と類似しています。
それらの諸文書と、『外典創世記』とがどのように関わっているかが、学者たちの主要な関心となっています。
207天之御名無主:2007/09/24(月) 20:45:51
解答どもです。かなり参考になりました。
ネットにも全然内容に触れたサイトが無かったので困ってました。

ぜひウィキペディアンになって下さい。
208KG ◆XK9DTM1U/. :2007/09/24(月) 23:21:30
>>207
いいえ、お粗末さまでした。
209天之御名無主:2007/09/25(火) 09:44:07
英語のwikipediaを見ると、最近(?)も新しい聖典が作られてきてるんだな。
http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Modern_pseudepigrapha
とくにGospel of Barnabasはイスラム系サイトでも取り上げられてるし。
http://www2.dokidoki.ne.jp/racket/yogensha_04.html
http://www.aii-t.org/j/maqha/magazine/reader/18.htm
210天之御名無主:2007/09/25(火) 21:16:45
そういうゲテモノ?聖書外典(失礼!)で言えば、
アメリカの牧師が霊感によって書いた「宝瓶宮福音書」とか、
仏教臭の漂う「聖イッサ伝」とかありますよね。
あるいはモルモン教の「モルモン書」も新約外典の一種と言っていいかも。
さすがにクルアーン等のイスラムの聖典やバハーイー教の聖典は
既にユダヤ教・キリスト教から離れた独自の
アイデンティティを持っているからちょっと違いますけど。
211天之御名無主:2007/09/29(土) 17:01:55
フィリポの外典についてご教示願えませんでしょうか
212天之御名無主:2007/09/30(日) 03:08:54
>>210
そういうのは、新興宗教と言っていいと思うし、過去の宗教の形成に(当たり前だが)
全く関係無いのでこのスレでは無視していいのでは。
213天之御名無主:2007/09/30(日) 04:11:44
いや、面白いと思うけど。
聖典なんて古代から現代に至るまで連綿と作り続けられてきたんだろうし。
214天之御名無主:2007/09/30(日) 12:32:09
ヨハネ行伝いいなあ
踊るイエスが好きだよ
215天之御名無主:2007/10/02(火) 08:41:23
>>210>>212
正典化の過程にあって、弾かれた文書を外典という。
正典が完全に固まった以後に成立した文書は、外典とは呼ばない。
216天之御名無主:2007/10/02(火) 10:14:23
>>215
でもケルト系のキリスト教文書は書かれたのは
正典が決まったずっと後だけど、
外典(アポクリファ)扱いされることあるしなぁ。

ゲテモノ外典ってことで普通に言う外典偽典と
きちんと区別するなら、別に良いと思うけど。
面白いし。
217天之御名無主:2007/10/02(火) 12:54:02
外典ならぬゲ典というわけですな。
218天之御名無主:2007/10/02(火) 19:11:49
>>216
アイルランド外典は、ラテン語外典からの翻訳。中世にケルト教会が独自
につくったものではなく、オリジナルは古代に遡る。原語(ギリシア語)では
失われているものの翻訳があることから、最近、一部で注目されている。

スラブ外典と同様に、そのテキスト中に、アイルランド起源と思われる伝承
があるそうで、それはそれでケルト教会史に重要な史料となるけども、全体
的に見れば、本文に対する異文にすぎない。古代の外典の一ヴァリアント
なのだから、当然、外典と呼ばれる。

正典←→外典

古代教会以来、外典は正典に対立する概念なのだから、正典化の歴史に
関わってない限り、外典と呼ぶのは無理がある。

>>217
外典は、「がいてん」でも「げてん」でもいい。実際、私の師事してた先生は
「げてん」と発音されてたし。もともと仏教用語の「げてん」から借用した語
なので、むしろ正しいと言えるかもしれない。
219218:2007/10/02(火) 19:21:01
>>210>>213を読んで誤解する人がいると思うから書いたまでで、
過疎スレだから、面白きゃなんでも書いてもいいと思うけどね。

とりあえず聖典と正典の区別はしておきたい。
220天之御名無主:2007/10/02(火) 19:25:12
何を言っているのかよく理解できなかったけど、そういうことね。

そもそも>>209に照会されているのはpseudepigraphaだから外典ではなく偽典なのに、
それを>>210が「外典」としてしまい、>>212が定義上おかしいから「無視していいのでは」と言った。
でもこのスレは「外典偽典」スレだから扱うのに問題はない。
221天之御名無主:2007/10/02(火) 22:23:47
じゃあここでは
@旧約外典(≒旧約聖書続編)=カトリックの第二正典や東方正教会でのみ
 正典とされるものなど、セプトゥアギンタやヴルガタ等には含まれるが
 マソラ本文からは漏れた文書
A旧約偽典=旧約聖書の正典化の際に漏れた文書
B使徒教父文書=新約聖書の正典化の際に漏れた文書のうち、
 使徒に由来しないことのみが問題とされた文書
C新約外典=新約聖書の正典化の際に漏れた文書のうち、使徒教父文書を除くもの
の普通の聖書学的定義に加えて、

Dゲ典(ゲテモノ)=新約聖書の正典化作業終了後、
 聖書に仮託して創作されたと考えられる(偽書を含む)宗教文書で、
 キリスト教としてのアイデンティティを(異端としてでも)保ているもの
をこのスレ的に新たに定義すれば医院出内科医?

こうすると、
異端度低、今後増える見込み無し:@、B
玉石混合、新たに発掘されれば増える:A、C
異端度高、誰かが作れば幾らでも増える:D
でずいぶんスッキリする。
222天之御名無主:2007/10/07(日) 14:30:59
とりあえず知ってるの名前だけ

■旧約外典1
エズラ第一書
エズラ第二書
第三エズラ書
第四エズラ書/エズラ記/第二エスドラス書
べン・シラの知恵/シラ書/集会の書
トビト書/トビト記
ユデト書/ユディト記/ユディト書
マカビー第一書
マカビー第二書
ソロモンの知恵/知恵の書
エステル書残篇/エステル記補遺
エレミヤの書簡
マナセの祈り/マナシアの呪い(歴代史下33章)
バルク書
ダニエル書補遺(アザリヤの祈りと三童子の歌/アザルヤの祈りと3人の若者の賛歌、スザンナ、ベルと竜)
マカバイ記1/第一マカベア書
マカバイ記2/第二マカベア書
マカバイ記3/第三マカベア書(トビアの書、ユディトの書、マカバイの書上、同下、知恵の書、シラ書、バルクの書、エレミアの手紙)
マカバイ記4/第四マカベア書
223天之御名無主:2007/10/07(日) 14:32:12
続き

■旧約外典
ヨブ記補遺
詩篇151
第六のモーセ書
第七のモーセ書
第八のモーセ書
第九のモーセ書
第十のモーセ書
アダムとイヴの生涯
アリステアスの手紙
シュビラの託宣
スラヴ語エノク書
ピルケ・アボス
ヨベル書
エチオピア語エノク書
ソロモンの詩篇
シリア語バルク黙示録
ギリシア語バルク黙示録
十二族長の遺訓
イザヤの殉教
モーセの遺訓
アブラハムの遺訓
ヨブの遺訓
預言者の生涯
ヨセフとアセナテ
コヘレトの言葉
224天之御名無主:2007/10/07(日) 14:33:36
続き続き

■新約外典
パウロ行伝/パウロとテクラの行伝
パウロによる福音書
パウロの十三の手紙
パウロの黙示録
ペテロ行伝
ペテロによる福音書
ペテロの黙示録
ヤコブによる原福音書
トマスによるイエスの幼時物語
ニコデモによる福音書/ピラト行伝
ヨハネ行伝
アンデレ行伝
使徒ユダ・トマスの行伝
セネカとパウロの往復書簡
ヘルマスの牧者
ディダケー/十二使徒の教書
十二使徒の福音書
バシリデス福音書
トマスによる福音書
マッテヤ福音書
へブル人福音書
225天之御名無主:2007/10/07(日) 14:34:22
続き3

■新約外典
ヨハネ行伝
アンデレ行伝
バルナバの手紙
エノク書
クレメントのコリントの信徒への手紙
イエス・キリストとエデッサ王アブガルスの手紙
使徒パウロのラオディキアの信徒とセネカへの手紙
イグナティオスとポリカルポスの手紙
エジプト人による福音書
ユダヤ人による福音書
救い主による福音
マタイによるイエスの幼時福音
マルコによるイエスの幼時福音
アラビア語によるイエスの幼時福音
マリアによる福音書/マグダラのマリア福音書
フィリポによる福音書
イエス・キリストの叡智
226KG ◆XK9DTM1U/. :2007/10/07(日) 17:34:17
>>222−225
へえ、凄いリストですね。
では、私もユダヤ教の文書の分類について初歩的なことを少しだけ…。

初期ユダヤ教の「正典外文書」(ノン・カノニカル文書)は、伝統的に@外典とA偽典に分類されます。

@外典…これはギリシア語で「アポクリファ・ビブリア」(隠された文書)といい、一般的にはアポクリファ(Apocrypha)と呼ばれます。
この用語は、ラテン語版聖書(ウルガタ訳)を作った聖ヒエロニムスが、“ヘブル語版聖書に含まれていないがギリシア語版聖書(70人訳)に含まれている文書”に言及する際に使用した語です。
ヒエロニムスは、それらアポクリファを、上記のウルガタ訳に含めています。
ですから「隠された文書」という意味の「アポクリファ」という用語は、ヒエロニムスの神学的な解釈から生まれた用語であり、厳密には、学術用語ではありません。
あくまで、>>221の@によって分類される文書群を、便宜的に呼ぶための用語です。
乱暴に言ってしまえば、共同訳の『旧約続編』(第二正典)を「外典」と呼ぶのであり、それ以外は「外典」とは呼ばれません。
ですから、例えば、『アリステアスの手紙』は外典ではなく、偽典に分類されることになります。

A偽典…これはギリシア語で「プセウド・エピグラファ」と言い、「偽の表題」を意味します。
英語では、スードエピグラファ(Pseudepigrapha)と言われます。
しかし、ここでも、この「偽」という意味にそれほどとらわれる必要はないと思います。
もちろん、いろいろ定義の仕方はありますが、
ここでは、“ヘブル語聖書にも70人訳聖書のどちらにも含まれず、正典からも外典からも漏れた文書のこと”だと理解しておけば良いのではないでしょうか。
つまり、正典にも、共同訳の『旧約続編』(第二正典)にも含まれていない、それ以外の文書のことです。
したがって、「偽典」は、正典と外典が特定されることによって、自動的に定義されます。

下に続く。
227KG ◆XK9DTM1U/. :2007/10/07(日) 17:36:01
>>226のつづき。

以上の外典と偽典という分類は伝統的に広く受け入れられてきましたが、ユダヤ教の起源や発展を研究する時には、この分類はさほど意味をなしません。
研究者にとっては、正典であろうが、外典であろうが、偽典であろうが、それらは等しく史料としての価値を持っており、同じ机の上で並べて読まれるからです。
もちろん、正典化の過程を追う際には、正典・外典・偽典の分類法は無視できませんが、それ以外では、その分類はさほど役に立ちません。
それよりも、その文学形態(黙示文学か、物語文学か、歴史書か)で分類する方が適切な場合もあります。
初期ユダヤ教の文書としてはこの他に、クムラン文書、ヨセフスやアレクサンドリアのフィロンの著作などもあります。

たぶん、以上の理解で大方合っていると思いますが、間違っていれば訂正を…。
228KG ◆XK9DTM1U/. :2007/10/07(日) 17:58:30
>>226に追記
>あくまで、>>221の@によって分類される文書群を、便宜的に呼ぶための用語です。

↑の文頭に「現在では」を挿入。
“現在では”「外典」という用語は、主に、>>221の@で分類されている文書群を一括して呼ぶために使われています。
229天之御名無主:2007/10/07(日) 19:12:42
>>228
まあ「新約外典は旧約で言うところの偽典である」、
ということさえ理解りゃいいんでしょうけどね。
この点はわざわざ外国語の混乱を日本に持ち込んだ聖書学者が悪い。
「典外聖典A群、B群」「聖書資料T類、U類」など適当に
無味無風の名前を付けりゃ良かったんだから。
正典と違ってどうせ教会での説教なんかではそれほど使うこともないんだから。
230天之御名無主:2007/11/08(木) 01:43:35
ちょとウィキペディアの記事を元にメモ。

>>221の定義を基準にして、
@旧約外典(普通に本屋で「続編つき」の聖書を買えば読める、代表:バルク書)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E7%B4%84%E8%81%96%E6%9B%B8%E7%B6%9A%E7%B7%A8
A偽典(何かかっこいい、代表:エノク書)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%BD%E5%85%B8
B使徒教父文書(地味なので代表と呼べるほどのものは……)
 日本語版ウィキペディアに記事無し。
C新約外典(グノーシスっぽくて超カッコイイ、代表:トマス福音書)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%85%B8
Dゲ典(ウサンクセー、代表:Talmud Jmmanuel(UFO関係で有名?))
 http://en.wikipedia.org/wiki/Modern_pseudepigrapha (英語)
231天之御名無主:2008/01/12(土) 14:42:58
age
232天之御名無主:2008/01/25(金) 00:37:53
>>32
2ちゃんでお姉さん言葉萌え♪
233天之御名無主:2008/03/11(火) 09:45:27
>>223の書物ってまとまって出版されてないかな?
234天之御名無主:2008/03/12(水) 00:45:59
>233
和訳は教文館からでてなかったっけ?1冊じゃないけど
235天之御名無主:2008/03/30(日) 01:13:10
黙示録は一種の偽書で、パトモス島のヨハネがローマ帝国批判で書いたものなんですけど…わざと古い時代に書かれたように文章が細工されてるけどね。
アレはネロやオクタヴィアヌス(確か…うろ覚え)の批判文書。
当時のローマ情勢を調べて御覧、大半の記述は当時の情勢と一致(残りはヨハネの単なる願望)

黙示録の作者が、ローマ帝国に異常に執着してるだけ。
当時、ローマは強国パルティアと睨めっこしてたし、ゲルマン人の動向なんかも
チェックしてる。インドのサータバーハナ朝とも盛んに交易していてんだから、
「ローマ帝国=世界」なんて狭窄的な認識は、当時でもよほどの世間知らずしかできません。
236天之御名無主:2008/03/30(日) 02:02:12
>>235
学問板で今更そんな事を言われても(w。

というか、ドミティアヌス帝の御代あたりでこれでもかと行われた迫害に対する信仰を捨てるなっつー檄文だしね、ヨハネ教団による。
オクタウィアヌス(恥ずかしいからオクタヴィアヌスとか書かぬように)は後に関連づけられてるんじゃ?って推測されたりしてるけど、直接の関係はないしなぁ。

 そもそも正典に加えられるかどうかすら怪しかったブツだし(w。

 はっ。そんな事はとりあえずおさえた上で何故これが正典に入ることができたのか?って推測を書く前振りか。ごめん。そうとは知らずに。ワクテカしておくよ。
237天之御名無主:2008/06/14(土) 08:33:29
age
238天之御名無主:2008/06/17(火) 20:48:07
>>15>>18
7.5年ほどまえのカキコなので自力でたどり着かれてると思いますが諸星大二朗の妖怪ハ
ンター「生命の木」の元ネタ「世界開始の科の御伝え」は長崎の隠れキリシタンの創世記に
神道、仏教が混交した聖書異伝「天地始之事」を元に作者が改変創作したものでしょう。
じゅすへるが、生命の木を食べたという件は、ありませんが、これはこれで面白いものでした。
「天地始之事」は日本思想大系(25)キリシタン書・排耶書に収載されています。
「生命の木」の最後に善ずがいう「おらといっしょに、ぱらいそさ、いくだ!!」は忘れられないですね。
239天之御名無主:2008/08/10(日) 17:09:47
聖書外典偽典を補遺以外は入手したが(概説含む)
どうにも読む気がしない
買っただけで満足してんじゃねえ俺
240天之御名無主:2008/11/08(土) 13:09:14
おすすめ外典なにー
241天之御名無主:2008/11/09(日) 02:20:10
ミーハーっぽいならエチオピア語エノク
242天之御名無主:2008/11/10(月) 23:16:09
同じエノク書でもエチオピア語だと凄そうな気がするのに、
スラブ語だとそうでもないような気がしてしまう件について。
243天之御名無主:2008/11/11(火) 00:43:49
エチオピア語→ゲエズ語
スラブ語→古代教会スラヴ語、ならどうだ?
244天之御名無主:2008/11/29(土) 01:10:12
ナザレト村のイエースースが男色的な儀式を行ったという『秘本マルコの福音書』に関して
誰か詳しく教えてくれませんか?
245天之御名無主:2008/11/30(日) 06:36:29
>>244
どこにそんなタイトルの本がある、と書かれていた?
246天之御名無主:2008/12/03(水) 09:40:04
>>245
そなたは、よもや彼の著名な書物を知らぬとでも申すのか?
247天之御名無主:2008/12/03(水) 09:48:08
>>246
さあね。
ギリシア語かラテン語かわからないが、原題で出してくれるのならわかるけどね。
248天之御名無主:2008/12/03(水) 14:47:59
>『秘本マルコの福音書』
アレクサンドリアのクレメンスの書簡で引用されていて、アレクサンドリアの教会
や一部のグノーシス主義者の間で用いられていたらしい。イエスが甦らせた青年が
亜麻布だけを身にまとってイエスと一夜を共にするといったくだりがあるんだとさ。
ケスターの『新しい新約聖書概説・下』にそんな解説が載っている。あとハイリゲ
ンダールの『イエスの実像を求めて』にも確かその福音書の解説があったはずだよ。
原文を読んでいないから、男色の儀式なのかはわからない。内容よりもマルコ福音
書の本文批評上ケスターなど一部の学者はこの福音書を重要しているらしいよ。
249天之御名無主:2008/12/03(水) 14:52:45
ハイリゲンダール(誤)

ハイリゲンタール(正)
250天之御名無主:2008/12/04(木) 03:05:54
英語で言うとSecret Gospel of Markだけど、秘本って訳すのはあまりにアレゲな気がするなぁ(笑)漏れもまさかコレのことじゃないよなぁ?と思ってた(笑)。どっちかというとマルコによる秘密の福音書とかそーゆー方がええとおもう。

ちなみに当然ながら原本はあるわきゃないんだが、発見者の故MortonSmithによる命名だし。

趨勢としては偽書。場合によってはスミス教授ってのもあるけど、それはムリだろと言うか(w。
和訳もあるでよ。Dr. Waterman's Deskでぐぐるよろし。

原文のスキャンとかいろんなネタは
 ttp://www-user.uni-bremen.de/~wie/Secret/secmark_home.html
 ここが参考になるかと。

今年のSBLで誰かがこの秘密のマルコ伝ネタの発表したらしいね。
251天之御名無主:2008/12/04(木) 14:57:17
252天之御名無主:2008/12/05(金) 16:04:39
上のURL、なぜか見られませんでした。
253天之御名無主:2008/12/06(土) 02:47:41
すまん。たぶん途中のユーザ名の/~wie/の「〜」がいけないのかもしれない。
そこだけキーボードから半角の〜をタイプして。

それで行けるとおもわれ。
254天之御名無主:2008/12/07(日) 02:27:45
誠に有り難く存ずる。
早速に試みてみることと致す。
いやはや実に忝ない。
重ねて御礼申し上げる。
255天之御名無主:2008/12/14(日) 07:31:22
やうやう見られましたぞゑ。
感謝いたしまする。
256天之御名無主:2008/12/14(日) 22:50:36
感謝する事を覚えたら次はsageを覚えような。メール欄に半角でsageとたった4文字。
全角やらアナグラムは荒らしの第一歩と思われるから要注意
257天之御名無主:2008/12/18(木) 13:24:46
ご忠告、痛み入りまする。
258天之御名無主:2009/08/20(木) 11:38:13
エチオピア語エノク読みたい
259天之御名無主:2009/08/22(土) 21:00:13
すんげぇ長寿スレw
260天之御名無主:2010/01/05(火) 15:52:38
正月なので儀典外典よみたくなったw
261天之御名無主:2010/01/06(水) 15:19:41
>>259
現在、この板で24番目に古い(平均書き込み頻度:2.4/月)
この板の最古スレは2000/03/14 19:01に立てられた(平均書き込み頻度:2.4/月)
262天之御名無主:2010/04/04(日) 22:45:22
1年に30スレ前後で9年間も生き残るスレってすごいなw
民俗・神話学板の懐の広さに感動したわ。
263天之御名無主
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