1 :
通常の名無しさんの3倍:
3 :
1:2007/12/11(火) 01:53:49 ID:???
訂正忘れました・・・申し訳ない
大佐、これが現在の戦況です。
98氏 :機動戦士ガンダムSEED bloom(種:AA、虎部隊との合同模擬戦中、敵機残り4機で180秒まで後20秒):νガンダム(フレーム限界)、ストライク(テスト運用中)
373氏 :ガンダムSEED D CCA(種死:オペレーション・ラグナロク):Hi-νガンダム
125氏 :メビウス・リンク(種死:ゾゴジュアッジュ開発中?):ザク・スプレンダー
400氏 :機動戦士ガンダムSEED side A (種:G開発チームは地球への帰還開始、AAはムウがキラに修正開始):ガンダムMk-U
507氏 :題名不明(種死:キラ交戦中、凸と∞正義は鹵獲):νガンダム 、ジェガン(現在搭乗中)
スレ立て乙であります。
職人様・まとめ管理人様、いつもありがとうであります。<(・ω・)
>1
スレ立て乙!
>4
毎回乙です!
そろそろ400氏の近況報告来るかな??
一乙!
ほしゅ
400氏カモーン
ふもっふ?
一昔前の賑わいは、何処へやら・・・・・・・・・
やっぱ一年くらいで飽きるもんなんじゃないの
14 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/12(水) 02:31:40 ID:PGuXeY/1
気長に待っておりまする
>>1 スレ立て乙です
とりあえず月末投下に向けて着々と書いとります
正月も実家に帰らない予定なので年始7日内にも投下の予定っす
やれるかどうか分からないけどガンガルガンガル
年末年始はみんな色々あるしねぇ…
前スレのSSの連載を要求する!
前スレ梅完了の報告。
それと、このスレのまとめサイトへのリンクだが、なんかおかしくないか?
アドレスの最後に?が入ってるから繋がらなくなってる。
つーか全部のリンクのラストに?が入ってるんだが。
一応置いときます。
【まとめ】
http://ifcca.web.fc2.com/
いや、その前に400氏カモーン
なかなかいい埋めだった。
ほんとだ・・・まさかこんな良い埋め方をされているとは
まだ種時代のプラント側に付くSSって無いのもあったし、綺麗なラウが新鮮だった。
過程が想像できないけど、マフティースレみたいな感じだったんだろうか。
98氏頑張れ!
400氏も超頑張れ!!
25 :
前984:2007/12/12(水) 20:46:02 ID:???
こちらでも感想をくれているとは。ありがとうございます。
そしてごめんなさい。何か読みづらいと思ったら改行を殆どしていなかったんすね。
98氏のを見て愕然としました。
申し訳なかったです。それでも読んでくれた皆様に感謝を。
そして誰もつっこんでくれねぇですよ、モモタロスとクルーゼでちょっとかけてみたのに…
寂しいです。
あとHi-νは出さなかったよ!
ダイジェストっぽいのでもいいから、ある日のザラ家とか読んでみてぇwww
中の人ネタって、アムロの嫁がシャアの元嫁であってたっけ?
シャアの元嫁はマチルダさん
>>27 アムロの元嫁がキシリアで、シャアは無関係
よい埋めな短編だった・・・そしてそこにたどり着くまでも見たいと思わせるものだったよ…GJ!!!
次も楽しく埋めたいな。
>>19 全部&nbsp;(半角でね)が入ってる
前スレの956には入ってないから俺のせいではない……と思うけど
コピペした時になんか起きたのかな?
前スレの埋めネタGJだよー
前スレ984GJ!
アムロが修正しまくってて吹いた
議員でザラパパ以外にも修正された奴はいるんだろうか
そしてザフト脅威のテクノロジーの集大成が一戦闘しか耐えられないとかどんだけー
全裸保守。
保守だよ、それは。
全裸保守がもたん時が来ているのだっ!
>>26 基盤見て恍惚の笑みを浮かべる変態さんは現実にもいるからなw
ザラ家、クオリティすぐるww
235氏は4話完結ですでに出来上がってはいるって言ってたけど
投下する気はないのかな。
連載してくれてる職人方は言わずもがな
235氏の話も読みたい。
つーか、種死クロスが読みたいっつーか。
金曜保守
400氏の投下はたいてい土日である。
だから俺も全裸なのである。
>>29 シャイナさん一度は星矢と添い遂げていたんだ…
平気だとは思うけど一応保
>42
だが実際にはアニメ放映前に別れているというややこしい世界
さあお前ら土曜日ですよ
いつ来ても大丈夫なように今から2日間全裸で過ごすぜ
もしかしたら、職人さん達はGジェネやっとるのかも知れんな。
ブライトさんの声が…
アムロの声があの物真似芸人にしか聞こえなくなった_| ̄|○
進捗は70%なのですが・・・
OCN規制がかかってる。ウボァーっ!!orz
>>49 ウホッ!
完成を全裸待機しつつお待ちしております。
つ【ネカフェ】
ということは、400氏は年明けまでムリポか?(´Д`)y-~
マッタリといきまっしょい。
という事で土日全裸保守。
400氏頑張れ、蝶頑張れ。
人が人を規制しようなどと!
59 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/15(土) 22:42:08 ID:q6ZodJrg
スレが持たん時が来ているのだ!
イザークの次くらいに強いと思う。>アムロ
ふざけるな! たかがOCN規制のひとつ、全裸待機で押し出してやる!
OCN規制が解除されない場合明日日本にアクシズを落として
愚民共を粛清してやる!
人が人を裁こうn(ry
ならば全裸住人にネタを授けてみせろ!
そういえばストライクの反応速度ってどんなもんなんだろ?
アムロが乗ったら1stのように機体がついてこれない気がするが
なんか重量のせいで遅いイメージがあるんだよな
66 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 00:45:43 ID:NJ1cx2r8
(´W`)<ギラドーガのパイロットにキラどうか?
>>65 それは今回98氏がやったから参考に見てみれば良い。
>>60 おかっぱがアムロに勝ちたいならまずニートコーディーと禿げとアスカ氏に勝ってからな
>68
あと変態仮面とゲイとムラクモにも
今少し考えているSSがあるのですが、投下しても良いでしょうか?小ネタではなく、連載する話なんですけど
どーぞ。
必要なのは叩かれるかもしれんという覚悟だ。
とはいえ、悪質な叩きはないし、いやそれが逆にきついかもしれないが、
自分は俄然投下を希望する!!
ありがとうございます。では今日の昼辺りに投下します。メカ系統はイマイチ弱いのでクオリティは保証出来ませんが、おかしな所があったらご指摘願います
私は敬愛するアムロ大尉を見習って修正はするが叩きはしない
是非渾身の一話を投下してくだされ
立てよ、全裸住人。その悲しみを怒りに変え、立てよ住人!
ジーク全裸!
あと言うなれば、最後まで突き通せる持久力があるかだなぁ
全裸保守!
このスレで完結した作品なんてあったっけ?
俺はカミーユスレのヤツしか知らない…
長編はそう簡単には終わらせられんからな
カミーユ以外だと∀スレの中編くらいのやつとかしか知らんな
スレちかもだが逆襲のシン・アスカにも完結作品あったな
全裸紳士らしく静かに覗いただけだが
我々全裸紳士が禅とするなら向こうの住人達は祭といった雰囲気だった
という報告書がありますがどうしますか、ブライト艦長?
>>73です。これより投下します。今日は二話分を投下する予定です。
第0話
「ここは何処だ…?」
呟いた所で現在位置が判明する訳ではない。朦朧とする意識の下から辛うじて声を引っ張り出し、それを耳に入れる事で意識の覚醒を図ったのだ。
幸いその方法は効を奏した様で、徐々に意識がはっきりとし、視界も広がってきた。
「一体何が…?」
我知らず握り締めていた操縦桿。目の前には様々な計器類。そしてその向こう、漆黒の闇に点々と光る星。そう、今自分はMSのコクピットに座っており、宇宙を漂っているのだった。
(どうしてこうなった…?一体何故宇宙を漂っているのだ…)
記憶を辿ると思い浮かぶのは、青く美しい地球。そしてそこへ落ちていく小惑星。男は記憶を辿るにつれ、高笑いする男とそれに反発する男、二人の男の声が部分的にフラッシュバックした。
『…暖かさがいずれ…それを分かるんだよ!…』
『…だったら…を見せなくてはならないんだろう!…』
聞き覚えがある。そこまで考えて男は笑った。聞き覚えがあるも何も、片方は自分の声ではないか。
一気に記憶が蘇る。霧が晴れるような感覚に、一種の快感さえ覚えた。
「アクシズはどうなった…?いや、それよりここは…?」
男は座標を確認した。が、どうも計器が狂っているらしい。男は舌打ちをひとつすると、近くに友軍のMSでもいないかとレーダーを見た。すると、狙いすましたかの様なタイミングで一機のMSがやってくる。そのMSを確認するや、男は声を上げて笑いだした。
「まさか…まさかお前が来るとはな!何をしに来た!笑い物にでもしに来たのか?」
男は噛み締める様に、そしてまるで親友を呼ぶかの様な声で接近するMSに乗っているであろうパイロットの名を呼んだ。
「随分と長らく会っていなかった様な気がするな………アムロ!」
男の名は、キャスバル・レム・ダイクンと言った。
第0話はこれで終わりです。
シャアとアムロ両方とも来るんですかの?
wktk
シャアも来るヤツって久しぶりだなぁ。
期待大だ。
0話目なのでwktkしながら乙!
もちろん期待している
乙です
短いのでなんとも言えませんが、今後に期待します。
スレに投下する際には、ある程度書き溜めてからの投下が、歓迎されるようです。
シャアがでるやつって他には125氏のメビウス・リンクくらいか?
携帯から失礼
ネタ構想中の者なんだが、やっぱりオリキャラを絡ませるのは…アレですかな?
先人達の偉大なSSに被らないようにするためにもオリキャラを混ぜてテイストを変えようかと思いまして
住民の方々どう思われます?
やたらと出しゃばる中二病じみたオリキャラは間違いなく嫌われる
91に同意。それにオリキャラ入れると逆に難易度上がる希ガス
質の高いSSを目指すつもりがあるなら避けた方が良いと思う。
余程腕に自信があるなら話は別だけど。
第1話「デジャヴ」
彼は困惑していた。突然光に包まれたかと思えば、目の前には激戦を繰り広げるMS達。
「何なんだよ…何なんだよ、これは!」
自分が知っているMSに良く似た、そして確実に別物のMS同士がが戦っている、既視感を感じながらも違和感を感じる気持ちの悪い光景。
まるで質の悪い夢の様だ。
それに輪をかけて質が悪いのは、落ちていく小惑星。
「そんな、まさか…。いや、アクシズであろうとなかろうと関係無い!」
空を落とす訳にはいかないんだ。彼はそう呟くと、MSを駆って落ちていく小惑星へと向かった。
シン・アスカはうんざりしていた。いかにカスタム機であっても結局は旧型。目の前に立ち塞がるジン・ハイマニューバ(以降ジンH)に苦戦している自分が信じられない。
出撃してからもカガリ・ユラ・アスハとのやりとりのせいでイライラしていた所へ、不意を突く形で現れたテロリスト。「ヤキン・ドゥーエの英雄」達が確実に連携を取って敵機を撃墜しているのに、最新鋭の機体に乗る自分は何と無様な事か。
「アンタ達に構ってる暇は無いんだッ…!」
ビームライフルを手放し、ビームサーベルを抜きつつ敵に殺到する。ジンHのばらまく突撃銃の弾をVPS装甲に少しだけ受けつつも、フォースインパルスは瞬く間に距離を詰め、散々手こずらせてくれたジンHを両断した。
「よし…早く、メテオブレーカーを!」
現在ユニウスセブンの破砕作業を行っているのは数機のザク、そこにレイ・ザ・バレルやルナマリア・ホークもいる。そして「あの」アレックス・ディノ――もとい、アスラン・ザラも。
「レイ!状況は?」
「まだテロリスト共の妨害が激しい。ここは俺達に任せて、シンはテロリストの相手をしてくれ。撃墜は出来なくとも、こちらに近付けさせなければそれで良い」
シンの急き込む様な問いかけ対して、レイは実に冷静に返す。二人はザフトのエース「赤服」であり、親友であり、アカデミー時代はトップの座を取り合ったライバルでもあった。
「はっ!心配しなくても全部まとめて落としてやるよ!」
シンは勢い込んで怒鳴るとインパルスのスラスターを吹かし、光の尾を残して瞬く間に飛び去った。
「あんた達ってホント仲良いわよねぇ…」
シンやレイと同じ、赤服のルナマリアが呟いた。
「ルナマリア、今は任務中だ。無駄口を叩くな」
ルナマリアはレイにたしなめられ、口をつぐんだ。
(それで何故か私には厳しいのよね…)
『何故分からぬか!』
「?!」
アスランは通信機から聞こえる声にギョッとした。
『我等コーディネイターにとって、パトリック・ザラの執った道こそが唯一正しきものだという事を!!』
「何を…!」
押されている。前大戦からのブランクがあるとは言え、あちらは旧型、こちらは新型。
「くそっ、情けない…!」
『何やってんですか!』
「君は?!」
突如アスランの耳に入ったのは、戦艦ミネルバで自身の恋人たるカガリ・ユラ・アスハにつっかかっていった少年の声。
『シン・アスカです!援護します!』
「済まない…」
シンが援護に入った事で安心したアスランだったが、更にこちらにやってくる二機のジンHを確認して顔を強ばらせた。
「一体何機いるんだ……シン・アスカ!まだ二機来るぞ!」
『分かってますよ!それより、そんな調子で戦えるんですか?』
生意気な。
不意にアスランの頭にそんな言葉が過ぎったが、先程までの醜態を考えればそう言われるのも無理は無い。
「心配は要らない。」
『ホントですか?…まあ良いや。俺が全部落としてやる!』
『ディアッカ、メテオブレーカーはあと何基残っている?』
通信機から聞こえる声に、ディアッカ・エルスマンは浮かない声で答えた。
「さあな…ここから見える限りじゃまだ五、六基転がってるが、流れ弾食らって死んでるのもあるだろうし、何基使えるかは分からん」
『チッ…仕方がない、手当たり次第にやるぞ。全く、テロリストめ!!』
(そうがなるなっての…)
ディアッカは苦笑した。すぐに癇癪を起こすのはイザーク――イザーク・ジュールの悪い癖だ。以前はその短気に煮え湯を飲まされた事もあったが、最近は幾分丸くなってきた。以前のイザークならメテオブレーカーなんて放置してテロリストと闘いに行ってしまっただろう。
「了解、隊長さん」
そう返事を返して、ディアッカは手近なメテオブレーカーに機体を向けた。
「まずいっ!」
アスランは正面の敵に対処するのに必死で、背後に回り込んだ敵機に気付くのが遅れてしまった。
シンもそれに気付いたが、シンはシンで相手の捨て身の攻撃を防ぐので手一杯になっている。
――やられる。
アスランがそう思った時、視界にMSらしき白いものが映った。
(なんだ、あれは)
MSらしき白い何かの手元が光った。すると、アスランの背後のジンHが幾筋かのビームに機体を貫かれ、爆散した。
(なんだ、あれは)
「それ」は突然味方がやられた事に驚いて動きを止めたジンHに殺到した。ジンHのパイロットが慌てて機体を下がらせようとするも、「それ」は既にビームサーベルを引き抜き、抜き打ちでジンHの腰から肩にかけてを切り裂いた。
(なんだ、あれは)
「それ」はスラスターを吹かしてインパルスの側面に移動すると、インパルスに対して猛攻を続けるジンHにビームライフルを連射。一発目は左足、二発目は肩に、三発目は胸部を撃ち抜き撃墜した。
(なんだ、あれは)
僅か十数秒の間の出来事である。我知らず、アスランは叫んでいた。
「なんだ、あれは!!」
>>90 オリキャラを出す前に、考えてみればいい
この役回りはやポジションは、本当にオリキャラにしかできないのか
既存の種、種死、その他CCAキャラでも置き換え可じゃないのか
足りなければ墓場から復活させた方が
オリキャラよりも受け入れられやすい…と思う
オリキャラでも名前を出さない(主任、パイロット)という手段もある
投下終了しました。不審な箇所がありましたらご指摘願います。
>>99 特に問題は……無い、かな?
話はまだまだこれからって感じっすね
なので続きに期待
あ、三点リーダは二個セットが良いと思われ
気になることはあるけどMSと設定が確定してないから黙っとく
>>98 >オリキャラでも名前を出さない(主任、パイロット)という手段もある
そういえば逆襲のシンスレなんかではオリキャラがかなり出てきているのに好評なんだが
今更考えてみると名前が出ているオリキャラがいない事に気づいた
(盟主王の娘とか出てきてるんだが、名前は一度も作中にでてこず苗字の方で呼ばれている)
>>101 いい加減スレ違いが過ぎるぜ、気にいってんのは分るが連呼すんなや
とりあえずタイトルキボンヌ
>>101 いや、あれはそういう問題かなあ?
魅了的なオリキャラを出すのは当然ながら難しい
>>91だし
逆シンスレのはキャラ自体の魅力もそうだけどバランスがいいと思う
でしゃばりすぎず、話の中心というか核はきっちりシンだから
105 :
90:2007/12/16(日) 14:54:48 ID:???
ご意見ありがとうございます
もう一度じっくり練り直してみたいと思います
ネタが固まったらまた伺います、それでは
俺は新作に対して言ってるんだが
>>107 どのカキコがオマエのでどれに対してレスしてるのか分からん。
アンカくらい付けてレスしろ。
自分で分かりにくいレスしておいて、親切な人が(誤解とは言え)レスを返してやったら
それは自分の求めていたこととは違うと居直るなんて、どんだけ独善的なクズなんだ?
>>83 異世界から来ていきなりどちらが落とす側か戦闘中にわかるのかな
なんかそこがひっかかる
これからの話の展開に期待
ユニウス7を落とそうと張り付いてるやつら(ザフト)とそれを防ごうとしてるやつら(テロリスト)に見えないこともないしな・・・
もしかしてジオン顔の機体を片っ端から落としてるだけじゃ?wザクが落とされてないのは偶々でインパルスは連邦顔(てかガンダム顔)だし
NT能力の設定に「物事の本質を見抜く」てのがあったような
>>99 導入部としては問題ないと思います。
トップエースと自認してたのにそれ以上のパイロットが現れたんだから
アスランの驚愕は当然だだろうし。
投下する時は作者名とか記載してくれると嬉しいです。
以下は新人スレテンプレからのコピペ。
> Q10
> SS出来たんだけど、投下するのにどうしたら良い?
> A10
> タイトルを書き、作者の名前と必要ならトリップ、長編であれば第何話であるのかを書いた上で投下してください。
> 分割して投稿する場合は名前欄か本文の最初に1/5、2/5、3/5……
> 等と番号を振ると読者としては読みやすいです。
>
> 捕捉:SS本文以外は必須ではありませんが、タイトル、作者名は位は入れた方が良いです。
新作の作者です。
>>88 >>100 >>114 ありがとうございます。以後参考にさせていただきます。以降第2話投下から第0話投下時点の83を作者名とさせていただきます。
>>103 すいません。タイトルはつけ忘れていました。次回の投下でタイトルもつけて投下します。
116 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 22:41:55 ID:xXOfMYLo
移転保守しつつ全裸正座です。
全裸正座待機しつつ保守です。
保守
砲手
ほ
保守
ほ
OCN規制解除きた
マジか!?
これは年内に読めるかもしれん。
むしろ今日にでも読みたいんだぜ?
何。脱ぎます。
全裸だらけのスレ
はっぱ隊と超兄貴が浮かんだ・・・・
年内の投下が行われるとしたら土日辺りなんじゃなかろか?
どっちにしても師走だし、うp主方も色々忙しいだろう。
まあ、何はともあれ全裸待機だけは忘れずにな!
超兄貴とは懐かしい問題作をw
俺の中では5本の指に入る名作だが
子供は風邪の子。
乾布摩擦してお待ちしております。
うっ。
どこを摩擦してやがるw
>>132 漫画版は3巻で終わったのが残念でならない……
作者が作者だからこそ名作だったのだろうがw
ラブやん?好きですがなにか?
400氏マダー?
137 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 18:20:29 ID:2OW3HmTh
砲手
83です。これより投下します。
ガンダムSEED D NT's
第2話「What are you?」
「お前、何者だよ?!」
目の前の「Gシリーズ」によく似た白い機体に向かってシンは叫んでいた。突然現れたその機体は――本当に突然現れた。何しろレーダーにも映らなかったのだから――シンのインパルス、アスランのザクの側に佇んでいる。
『彼らはあの小惑星を地球に落とそうとしているのか?』
「なっ……?!」
国際救難チャンネルに合わせた通信機から聞こえた声。ここまで堂々と戦闘に介入しておいて何を言うのか。
「アンタ何言ってんだよ?!ユニウスセブンを落とそうとしてるのはテロリストの奴らだ!俺達ザフトは……」
『テロリスト……?ああ、成程。邪気に囚われているのはそういう……』
『待ってくれ。シン・アスカ、俺に話をさせてくれ』
妙な単語が聞こえた辺りで、幾分落ち着きを取り戻したアスランが会話に割り込んできた。
「アンタは黙っててくれ!今はもう正規の軍人でもないのに……」
『良いから聞け!お前達はユニウスセブンの破砕作業に戻らなければならないだろう!』
アスランの大声にシンは驚いた。ミネルバにいた時はこうも感情を露にしなかった。が、それは「カガリ・ユラ・アスハの護衛」という職業上、当然だったのかもしれない。
『彼は後で必ずザフトに引き渡す。今は俺に任せて行くんだ』
有無を言わせぬアスランの口調。が、尚も躊躇うシンに白い機体からの通信が入る。
『俺は逃げたりするつもりは無い。こちらもいくつか聞きたい事があるんだ』
(アンタの都合なんか知るかよ)
心中、シンは見知らぬ機体に乗る男に毒づいた。が、ザフト最新鋭の機体に乗る自分がここで何もせずにつっ立っている訳にもいかない。
「分かりましたよ……ただし絶対に逃がさないで下さいよ?!」
『分かっている』
(本当に分かってるんだか……後で艦長に怒られるのは俺なんだぞ)
シンは内心溜め息を吐いたが、とにかく今はユニウスセブンが最優先だ。
「シンとアスランは何をやっているの?!」
ザフトの新鋭艦、強襲揚陸型MS運用艦ミネルバの艦長であるタリア・グラディスが怒鳴った。交戦状態にあったと思われる二機が、敵機の撃墜後何故か動かない。タリアは痺れを切らした。
「メイリン、シンに繋いで頂戴」
「は、はい!」
怒気が声に出ている。まだ実戦慣れしていない通信士のメイリン・ホークには――メイリンに限らず、この艦には実戦慣れしていないクルーが少なからずいる――それだけでも相当なプレッシャーになっている筈だ。タリアは少し声の調子を和らげた。
「メイリン、ゆっくりで良いから焦らずやって頂戴」
「あ、は、はい!」
――若いわね。
そこまで考えてタリアは嫌になった。まるで自ら歳を取ったと言っているようなものではないか。
「通信、繋がりました」
メイリンの声でタリアは我に帰った。 ありがとう、と一言礼を言うと、タリアはモニターと向き合った。
「シン、あなた何をやっているの?!」
『あ、す、すいません!あの……』
通信が繋がってタリアが怒鳴りつけるほんの少し前に、シンのインパルスはユニウスセブンに向かって移動を始めていた。
「言い訳は要らないわ。それとも何か報告が必要な事でも?」
冷ややかに言い放つタリア。シンが緊張しているのがスピーカー越しでもよく分かる。
『それが、レーダーに映らない機体が現れたんです!俺とアスランさんはそいつに助けられて、今はアスランさんが見てます』
「レーダーに映らない機体?……ちょっと待ってシン、アスランが何て?」
『あの……アスランさんが俺に任せろって言ったんで……』
タリアは目眩がした。レーダーに映らない機体。ステルス仕様なのか――最もミラージュコロイド以外にそんな機能が存在しているなんて聞いた事も無いが――何か他に理由があるのか。それだけでも頭が痛いのにそれを今はもう軍属でもないアスラン・ザラに任せたなどと……。
(まあ、仕方ないでしょうね。アスランは英雄で、シンは赤服とは言えアカデミーを出たばかり。おまけにユニウスセブンの破砕作業もある……)
「とにかく、あなたはすぐに破砕作業に戻りなさい。テロリストの機体は既に全滅しているけれど、ユニウスセブンが大気圏に入るまでもう時間が無いわ!」
(やっぱり怒られたじゃないか……)
シンは苛立っていた。とにかくすぐにでも破砕作業を終わらせてレイに愚痴るなりしてこの苛立ちを抑えたい。
――いや、あの所属不明機のパイロットに八つ当たりしよう。取り調べが終わるまでは接触出来ないかもしれないが、終わり次第すぐにでも文句を言いに行こう。うん、それが良い。
やがてインパルスはユニウスセブンに取り付いた。すぐに通信が入る。ルナマリアからだ。
『シン?急いで来た所を悪いんだけど、もう破砕作業は終わりそうなの。後は私とレイ、ジュール隊とで六つのメテオブレーカーを作動させれば、ユニウスセブンは四等分されるわ』
「四等分?それで大丈夫なのか?」
急いで駆け付けて来たのにもう仕事が無い。シンは軽い落胆を感じながらルナマリアに尋ねた。
『計算上はね。それに実際は綺麗に四等分される訳じゃなくて、細かい破片に分かれるから大丈夫よ』
「了解……」
ユニウスセブンは大気圏に突入した。いくつもの破片に分かれたコーディネイターの墓標が燃え尽きていく。
一方、シンのインパルスとアスランのザクに誘導された白い機体はミネルバに着艦した。
兵士達がライフルを手に白い機体を囲み、その後ろにはミネルバ艦長たるタリアとその副官アーサー・トライン。そして既に着艦していたパイロットスーツ姿のままのレイとルナマリア、好奇心から「謎のMS」を見に来たクルー達。
――さて、何が出るやら。
また面倒事が増えるわね、等と呟きながらも、タリアは目の前の機体に好奇心を隠せずにいた。
支援!
そこへ長い黒髪の男がやってくる。クルー達は道を開け、皆敬礼の姿勢をとった。
「どうだね、タリア?例の機体は……」
「まだこれからです、デュランダル議長」
彼はタリア達“コーディネイター”の多くが住まう“プラント”の最高評議会の議長であり、事実上プラントの国家元首と言っても過言ではない。そのデュランダルはタリアのやや冷たい口調に肩をすくめた。
「着任早々面倒事ばかりで済まないね」
「別に議長のせいではありませんもの」
そこまで言った所で、タリアは口をつぐんだ。白い機体のコクピットが開いたのだ。見慣れないノーマルスーツ姿のパイロットが現れ、機体から降りてくる。パイロットはヘルメットを外した。
(若い)
タリアが抱いた第一印象である。が、そんな事はどうでも良い。
「ミネルバ艦長、タリア・グラディスです。本艦のパイロットを助けて頂いた事は感謝します。でもあなた、ザフトではないようね」
「ええ。……あの、失礼ですがアスランさんはどちらに?」
タリアは眉をひそめた。
「彼に何か?」
「ええ、彼がいた方が何かと話がしやすいんですが……」
そこへアスランが慌てた様子でやって来る。
「申し訳ありません、グラディス艦長。私に彼の取り調べに立ち会う事を許可して頂きたいのですが……」
タリアは背後に立つデュランダルに目で指示を仰いだ。
「私は構わないよ。ああ、それと私もその場に同席させて貰いたいな」
デュランダルの鶴の一声で、アスランの同席は決定された。
「分かりました。では、場所を移しましょう。整備班は機体の整備にかかって。パイロットは各自休息を取るように。ああ、それと班長、その機体にはまだ触らないで頂戴。それからあなた」
タリアは一通り指示を出すと、最後にアスランを呼び止めた。
「何か?」
「アスハ代表に一言声をかけてからおいでなさい。代表が随分心配しておられたわ」
アスランの顔はみるみる内に赤くなった。
「シン、レイ、お疲れ様」
パイロットスーツから制服――軍服の下にミニスカートという改造軍服(一年目から良い度胸だ、と言う声も少なくない)――に着替えたルナマリアがシンとレイに労いの声をかけた。
「お疲れー」
シン、レイ、ルナマリアと歳が近い為か仲の良いメカニック、ヨウランとヴィーノも早々と自分の仕事を終えて休憩室にやってきた。各々労いの声を掛け合い、僅かな間談笑する。
ミネルバがアーモリーワンを出港して以来のごく短い期間で、この休憩室での雑談は彼等の習慣となっていた。
「シン、お前あの機体のパイロットと話、したんだって?」
「ああ、したよ。でも訳が分かんないんだよな」
「分からない?」
端正な顔立ちをしたレイが眉根に皺を寄せた。
「ああ、俺がユニウスセブンを落とそうとしてるのはテロリストだって言ったら……何て言ってたかな、確か……邪気がどうのこうのって……」
「……邪気?」
その場にいたアスラン以外の全員が呆気にとられた。
「じゃああなた……その邪気ってのでザフトとテロリストとを区別してた訳?」
タリアは馬鹿馬鹿しくなった。第一彼はザフトを知らないと言う。いや、そもそも……
「いや、むしろその……邪気?っていうのはともかく、別の世界から来たっていうのが信じられないですね……」
その場に同席しているアーサー・トラインの言葉である。
「そうねぇ……議長はどう思われます?」
「そうだな……正直、俄かには信じ難い話だが、アスランや彼の話を聞く限りあながち嘘ではない様に思う。あのMS……νガンダムと言ったか。あれもそうだ。レーダーに映らなかったのだろう?」
「確かにそうですが……あなた、ええと……?ごめんなさい、何という名前だったかしら?」
タリアの問いにアーサーが答えようとしたが、その前に取り調べを受けている青年が口を開いた。
「カミーユ・ビダンです、グラディス艦長」
「カミーユねぇ……」
「女みたいな名前だな」
ルナマリアとヨウランの言葉にシンが笑った。
「あの人をミネルバに誘導してる最中に俺もそう言ったんだよ。そしたら笑われた」
「笑われた?」
シンは尚も笑い続けている。もう既にカミーユに八つ当たりする事はシンの頭には無い。余りに突飛なカミーユの言葉に忘れてしまったのだろう。
「昔自分の名前にコンプレックスを持ってて、それが原因で戦争に巻き込まれた事があったんだってさ」
「……何だか途方も無いコンプレックスだったのね……」
ルナマリアは呆れ返っていた。
「成程、それで戦争に」
「ええ、その戦争で俺は反地球連邦組織“AEUG”に所属していました。」
別の世界。
アスランとの会話でカミーユが出した結論だった。
コズミック・イラという年号。ナチュラルとコーディネイター。大西洋連邦やユーラシア連邦を始めとする地球連合とコロニー群を国土とするプラント、そして中立を貫かんとするオーブ。
それらの国々が地球圏を巻き込んで何処までも戦火を拡大させていった前大戦。話をしたのはそう長い時間ではなかったし、話し始めた時は話が全く噛み合わなかった。しかしアスランは、それらを何一つ知らないカミーユに驚きつつも、根気良く丁寧に説明していった。
そうして得た結論を信じてもらうには、昔の自分が抱いていた、今となっては馬鹿馬鹿しいとすら思える名前に対するコンプレックスが原因で巻き込まれたグリプス戦役、そしてカミーユが「こちらの世界」に来る原因ともなった第二次ネオ・ジオン抗争。
これらの事も含めて、自分の知っている事を洗いざらいとまではいかないが出来る限り話すしかない。
カミーユ・ビダン22歳、彼の運命は大きく変わり始めている。
投下終了しました。不審なところがあったらご指摘下さい
何故カミーユ?
偽名使ったアムロじゃないの?
何故カミーユ?
場合によってはスレチになるぞ
スレ違いだよ!!!
150 :
148:2007/12/19(水) 20:50:33 ID:???
>>149 待て早まるな落ち着け早漏まずはパンツを履くんだ
じゃあ俺もみんなに便乗して……カミーユて!!!
おいおいここはUC総合じゃないぞ
アムロ主体スレだからちょっとスレチにならないか
機体はνなのにカミーユってのは偽名だって説明は出来ても
年齢的に明らかにアムロじゃないよ
0話でアムロが出てきてたっぽいけどそれだとνが2機ある時点でおかしくなってくるし
何よりその機体のパイロットは喋ってないからな
とりあえずアムロ「も」出てくるオールスタークロスオーバーなら
別スレに行った方がいいと思う
カミーユがνに乗って第二次ネオジオン紛争に参戦してたと取れるな。
でも0話のは確かにアムロだったよね?
アムロはHi-νにでも乗って、シャアと罵りあい宇宙しがら別の所をさまよってる?
やっぱりカミーユ出すのはまずかったでしょうか?あくまでも主役はアムロなんですけど…。カミーユには物語の展開上どうしても出てほしかったのですが…
156 :
148:2007/12/19(水) 21:03:19 ID:???
>>153 507氏の様な話ならスレチにはならんだろうけどな
あの話にはジュドーが居るし
これは場合によっては説明して貰わんと困るっちゃ困るな
もしくは暫し静観か…
>>146 乙!
1話のしゃべり方に違和感を感じてたが、まさかカミーユだったとわね
なかなか憎いことをしてくれるじゃないのさ、83氏
滅茶苦茶続きが気になるよ
158 :
153:2007/12/19(水) 21:06:07 ID:???
>>156
とりあえず作者本人がカミーユも必要と言ってるんだし
説明より静観のほうがいいと思う、じゃないと多大なネタバレになりそうだし
説明不足なんだよ
カミーユを出すのは問題ない。問題なのは何でカミーユが居るかだ!
ところで400氏はまだかな?
160 :
148:2007/12/19(水) 21:06:53 ID:???
>>154 HI-νか…
まぁ俺は作者でも無いからあんまり偉そうな事は言えないしな
取り敢えず俺は名無しに戻るノシ
議論が長くなりそうなら移動しないとな
説明で補足するのもどうかと思うから
83氏にはスレチと思われないとこまで投下してもらうしか(ry
>>161 素晴らしいアイデアだ、83氏は早く続きを投下してくれ
それまで全裸で待ry
CCAアムロが主役ならカミーユが出てる事自体は気にしないぜ!
Z時のアムロなら「もしカミーユ・Zキャラ……」のスレが適当になるが
>>159 年内は規制と思っていたのでまだできておりませぬ。
脚本としては一応、ヤキンまで組めておりますが・・・(文章に起こすとどれくらいかかるかは不明orz)
何とか、来週には次を投下したいものです。はい。
おkです。
ジックリと、マターリといきましょう。
ようやっと読み終わた。83氏GJっす。
カミーユとは意外な展開w
続きが楽しみっす。お互いがんがりましょう。
とりあえずカミーユ出てきてもメインがアムロならいいんじゃね?
今後の展開に期待ということで83氏乙です。
>>164 ウホッ!良い全裸、もとい聖夜!
つか、タリアさんがカミーユのこと「若い」なんて言ってるけど第二次ネオ・ジオン抗争の時、カミーユ幾つだよ?
>>169 グリプス戦役時 0087 当時16歳
第二次アクシズ戦役 0093 当時22歳
>>169 Zの当時って17歳だった気がするからCCAの時は23か24じゃない?
てか年齢は書かれてるな、第2話で
22歳は確かに若いが、ザフトMSパイロットの年齢層と比較すると、別に若くもないわな
種の年齢層が異常すぎるからね
実際、CCAの時カミーユてなにやってたの?
MSには乗ってないような感じがするが。
大人になったカミーユもみてみたいが
なんか話がつまりそうな気がするが...
どうせなら507氏みたいな感じにグリプス戦役の
カミーユをつれてきたほうがいいのでは
まさかユニウスセブンが小惑星とは知らんかった
83氏の作品は確かに少々?だが、次の投下をまって判断したいと思います。正直、見るだけの私は、書いていただけるだけで、嬉しく思います。遅くなりましたが、GJ次も頑張って。
どうするかは83氏の勝手
だいたい頭の中でプロットは固まっているだろうし見守ろうや
>>176 実は地球の衛星軌道から離れて公転軌道を漂ってたんだよ
細かいことを言うようだが、
カミーユは「邪気」って言葉使わないような…
ミスリードを誘ったのかちょっと微妙なところがあるな
まあまだはじまったばかりなので様子見かなあ
二次作品のCCAアムロはキャラクターが完成しているから其ほど違和感はないけど
二次作品で見るカミーユってほとんどが原作より丸くなっているから、ん?て思うところがある
取り敢えず87氏に期待
すまない、名前を間違えてしまった…
>>183 原作初期〜中期の性格だと、シンと大差ないDQNになってしまうから
んでクロススレに出てくるのは、大抵の場合原作終了時の悟った状態だから
>>117 それムーンなんとかって漫画の設定じゃなかったっけ?大昔に立ち読みしただけだからうろ覚えだけど
ええ?!
>>187 ムーンクライシスな(ゼータプロンプトとかミネバとか
あとアンカーしっかり指定汁
でもムーンクライシスは公式じゃないんだよな
ミネバはユニコーンで出るからおk、映像化して伊藤美紀の艶っぽい声で喋ってくれたらマジで嬉しい
ムンクラは今でも好きな人結構いるでしょ。
宇宙世紀100年のジオン共和国自治権放棄について明確に描かれたのはムンクラだけだったからね。
MSもストーリーも良い(と折れは思ってる)。ユニコーンの登場で黒歴史になってるけど・・・
>>191 逆に考えるんだ
どちらかがミネバのクローンか双子だってことを
>>189 そうそう、ムーンクライシスだ
あれのラストあたりでカミーユが医者目指すとか言ってた気がするんだが…公式設定でも医者目指してるのか?
ハゲ「カミーユ? ギュネイにでも落とされたんじゃねえの」
カミーユはどうしたのかって散々質問されて
しまいにはきれて、上記の適当な発言ならあるが
ムンクラだと既に医師やってた気がする。手元にREONとアウターしかないんで確認できないが。
……だがあのシリーズで一番恐ろしい武器はファントムでもべクトラでもアウーラでもなくアンチ・ファンネル・システムだと思う。
>>195 アレはじめてみた時、全てのフィールド作用を押さえこむんならアンチ・フィールド・システムじゃね?
って思ったのは俺だけじゃないはず
197 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 09:58:29 ID:tt0kUGAE
ミネバは木星でジュドーの妹やってるのが正史、
と思ってるのは少数派だろうな、絶対w
>>197 確か覚えてないがそんなようなSSが置いてあったサイトがあったな。
もう潰れたけど。よく覚えとてないがルーが嫁さんで
保護してたか何か・・・
ちょ、無限力でアクシズが破壊されたアレかよ!
カミーユはムンクラではフォンブラウンでファと一緒に医者やってるな
>>194 まだパイロットをやってたってことなのかね
それともただ言っただけなのか…
Z以降なら普通に戦闘から離れてそうな気がする。
アムロと議長が出会ったら面白そうだw
>>195 アレはカミーユじゃなかったか?
ユニウス落とす側・落とされる側の見分け方が邪気って…
今後に期待…
できなそう
邪気で見分けたんじゃなくて、あっちがテロリストと言われてから
なるほど道理で邪気が、ってことだろ。
そもそもカミーユなんて使いにくいキャラどうすんのwww
富野キャラなんて扱い難い奴ばっかだろ
>>209 そういうこと言ってんじゃなくて
カミーユは電波度合いとか気違い度合いが他に比べて段違いだろって話
二次創作でイメージ保つの相当苦労するだろww
カミーユスレで出てくるカミーユだと、大抵はグリプス戦役後の解脱した状態で出てくるので
性格的には結構おだやかな場合が多いぞ
スパロボにでてきそうなカミーユか?
>>207 作中じゃ邪気で見分けたってことになってるっぽいけど
まあ俺は
>>206じゃないんんで今後に期待してるが
カミーユがグリプス戦役のあと解脱ってそんな描写あったか?
ZZ最終回でファとキャッキャウフフしてただけじゃね?
つーかさ…νがカミーユの手元にあったらアムロはHI-νもへったくれもなくないか?
まぁそのうち納得出来る描写が有るものと信じて待つしかないか
・・・作者さぁ、種見て無いだろ。ユニウスセブンが小惑星って・・・あほか。アクシズじゃあないんだから・・・
オレ種死見てたけど落ちてくシーンは普通に小惑星ってか浮遊大陸かなんかっぽく見えたわ。
少なくともコロニーには見えなかった覚えがある。
カミーユだって砂時計型のコロニーなんて初めて見るだろうし、分かんなくても仕方ないんじゃ。
カミーユがνガンダム乗ってるのが気に食わんってはっきり書けばいいのに。
コロニーには見えないけど小惑星にも見えないだろwwww
「大きい…… アクシズかな?
いや、違う、違うな。
アクシズはバァーッと押し戻されるもんな……」
これなら満足していただけるかと。
222 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 19:06:51 ID:r4rQYYJR
ところで、
美しいお姉様がいるという507氏はまだかね
モニター越しに美しいお姉様の前で全裸待機。
>>223 全裸待機は紳士のたしなみだが、その言い方だと投下ではなく507氏の姉上を待っているように見えるぞ
>>217、220
宇宙戦艦ヤマトに出てくる木星の浮遊大陸みたいだったよな
まて。全裸待機は紳士の間では精巣、もとい正装だが、
ご婦人の前ではボータイ位はするのが、礼儀と心得ているが?
なにを言っているこの時期ならホータイではなくリボンでラッピングであろう!
正装するなら時節に合わせるべきだ
包k……もとい、包装してもらうわけですね?
落ち着け、ご婦人の前に出るときこそ蝶ネクタイを忘れちゃいけない
御婦人もこのスレを見るようになったのか
ならば、正装もそれに相応しく全裸に何か追加せねば御婦人に失礼であり紳士としての心遣いが足りぬというもの
正座は変える必要は無いが
このνガンダムは量産型の可能性もあるな・・・
量産型とはいえ、オリジナルにそう劣るものでも無さそうだし
>>231 量産型νガンダムがどういうものか知らないわけじゃないよな…?
カタログスペックは多少劣るかも知れないが、武装に関しては同じだぞ?
むしろ何一つテストしないままに実戦投入してしまったνとは比べ物にならない位信頼性が高いだろう
とにかくこのνガンダムは全裸で御婦人を待っているとは思えない
では紳士らしくフェンシングで汗を流そうではないか、見よ我がアロンダイトを!
馬鹿者!プランAはよろしく無いぞ!
おっとそこまでだ!
御婦人にはシャネルbTの着用を求めたい…
>>233 言うことは一つ、量産νを白いとは表現しない
さて、どこかスレが混ざってたようだが紳士たるもの靴下とネクタイを着用して
正座しながら紅茶でも飲むものではないかね?
別に白い量産νがあったっていいと思うが
量産νは白っつーより…弱緑?
白があっても良いと思うが、一機目は原作の色であってほしいとは思う
そうそう紅茶のお代わりを頂けるかな? ストレートのレモン付で頼む
シルクハットと仮面をお忘れではないかね?
それと飲む紅茶だが、マリアージュのエロスで良いなら提供しよう。
け、決して名前が思わず目に付いたからなんて理由で買ったワケでは無いからな!
そこら辺を誤解しないでもらいたいものだ。
私にもティーを一杯貰えないか。
ジャムでもなくマーマレードでもなく蜂蜜で。
アムロのνと同使用の物も数機作られたんじゃなかったっけ?
ν自体が完全な完成機体じゃない以上データ取りも含めて何機かあってもおかしくは無い気がしてる
アムロの乗ったνガンダムですら集めれるスタッフ総動員して連日徹夜徹夜の超過密スケジュールで組み立ててたのをさらに短縮してまともな調整も出来てないのに無理やり動かしてるものだというのを忘れないでください
真面目な話νガンダムの2番機以降はほぼありえないけどな。上記の理由とともに連邦が真面目にロンドベルのバックアップをしてシャアを脅威に見てたことになる
量産型νを作れる予算を出すほどまともな連邦ならシャアの反乱自体が起きてないorすぐに潰されてるさ…
でもνって実績ある過去の技術の積み重ねで作った信頼性の高い専用機じゃなかったか?
だからνの同型機はさすがに無いと思うんだが
私はストレートで紅茶を馳走になろうか
249 :
248:2007/12/21(金) 00:49:15 ID:???
えー、注文を繰り返します。
ストレートをお二つ。うち一つはレモンスライス付き。
蜂蜜入りお一つ。
マリアージュのエロ巣を適当に。
νガンダムエキス入りのミルクティーを総人口の半分でよろしいですね?
νは開発時間短縮のために既存の連邦規格品を多く使ってるしとかも思ったけど
逆シャアはかなりというかとんでもなく短期間の話だったことが忘れてた。
シャアの宣戦布告から終結まで2週間ちょいだったね
ところで皆の衆。わたしはぬこ装備してるんだが、これは全裸のうちに入りますか?
装備している部位による。
膝上が最良、次点で肩なら認めよう。
装備箇所によって可だが、
気をつけろ、奴らは動くものに反応してその爪が轟くぞ。
正史じゃないけどムンクラにはアムロのνの同型機が出てくるよな
俺は逆シャアのあの期間と連邦の態度からいってνの2番機以降とかそれ以前の実験機とかは無理だと思ってる
じゃなきゃアムロが連邦にZだかZZだかを要求する理由が無いしな
アムロのνが事実上の実験機扱いだし、むしろあのνが取り敢えず形として完成したのが奇跡に近い
>>251 νが既存部品を多く使ってるのは整備性の理由もあったっけ
消耗品以外は高クリアランスの既存部品だとか
まあ、ムンクラは逆シャアの6年後だしなぁ…
逆シャア後にνが数機生産されて現役で使われてる機体がない、とは言い切れないかもしれない
アムロ専用の機体であるνをそのままの形で作り、使う価値があるのかといわれると疑問の残るところだが
○マスターグレード説明書
「RX-93νガンダムのボディユニットは、RX-78ガンダムの基本構造を踏襲」
「サイコミュ装備以外の物はほとんど軍の規格品か、それに準じた調達容易な資材や試料が多く使用されている」
「RX-93の腕部は、他の量産型MSと基本構造が同一のムーバブル・フレームが使用されている」
「フィン・ファンネルは機体に対してのAMBAC装備としてはほとんど機能しない」
「部材や弾頭などはほとんどが規格品である」
「νガンダム自体が急造のMSであった」
○グレートメカニクス20号
「機体は開発母体がジェガン」
>>261 あの人はブランデー入り紅茶が好きなのでは無く、紅茶入りブランデーが好きなんだ。
だから紅茶提督よりも飲兵衛提督でいいじゃない。
>>261 要塞の防御システム無効化のパスワードだよ。
>>260 ○PSソフトの逆シャア
νの設計図見てたシャアに 「こんな機体〜」 とか言われてた。
カミーユの設定が新約になって黒歴史入りしたソフトだけど。
ムンクラ作者はνが嫌いなのかしら
アンチファンネルシステムの漫画でファンネルなきゃタダのMS、
みたいな事キャラに言わせたり俺ガンにレプリカνフルボッコじゃなかったか
そこらは中の人の問題だと思うが、しかしνに乗ってた女子は実に良し
ムンクラ系の漫画は絵が気持ち悪くて読む気になれない
俺は単純に作者が嫌い
そりゃあ、アナハイムみたいな大会社じゃないとは言え、トライアルに出す最新型のモビルスーツと
最強と呼ばれたとは言え十年位前のモビルスーツと比べてるんだから、そう言いたくもなるだろうさ。
黎明期じゃないからそんな技術の進歩は早くないにしろ、
バーザムをトライアルに出した技術者達がビット搭載アレックスと戦ってるみたいなもんだぜ?
ビットさえ何とかすれば機体性能じゃまけんと言うのがそんなにおかしいか?
なんだか必死な人がいますね
俺は平仄があわん事は嫌いなんじゃ。
あのマンガのあの場面、台詞は論理的に正しいと思うぞ。
……色々と便利すぎるアンチファンネルシステムを除けば。
Hi-νの形式番号はRX-93-2
……RX-93-1もあるって事だよな、これ
俺ガンの方が〜より強いぜーみたいな描写は愉快ではないって話じゃね
つうか性能までそのまんま作ってんのそのν?
現地改修でZZみたいなハイメガをつけられるし、最高の実験機ガンダム対中途半端っぽい試作機ガンダムマーク2
みたいなものなら、仕方ないのでは? 改修前だと、「何秒持ちますかな?」というぐらい差がありましたし。
>>273です。ガンダムがマーク2相手に負けても不思議ではないですし。
>>271 枝番って普通2から始まらんか?
例えば番号508の派生は508-2となる
508と508-1はイコール
諸君、週末である
普通に終末と見間違えたww
はぁ......だいぶきてるな・・・俺・・・
終末のすごしかた
アボガドの力
98氏と400氏のがれんちゃんでみれますか?(*'ω')=3
投下マダー?
>>283 そんなにがっつくようでは紳士とは言えんぞ
いつ来てもいいよう、慌てず、騒がず、服をきれいに折りたたんで正座で待機するんだ
もし投下がなくても明日来るかどうかの楽しみが増えたと自分に言い聞かせて泣いたりしないように
正座
286は北の大地で全裸待機するように。
今夜あたりクルか?
とにかく全裸で待機
今週はクリスマスだ
愚息にも特別に赤リボン付けて全裸待機
もちろん灯りは蝋燭だ
>>286 持ってたからな。
>>287 当方北の大地、全裸待機は寒さにより危険+インフルエンザが流行中の模様。
スレの流儀に反しても着込んで待機する、死んで続きが読めないとか悔しすぎるからな!
>>290に告ぐ
着服は不可だ、防寒にはワセリンの塗布のみ許可する。
>>290 石油ストーブをつけてニーソ履いてコートを羽織るんだ!
なに前を閉じなければ問題は無い
このスレの裸族は化け物か!(良心的な意味で
>>293 否。スーパーエリートソルジャーの集団である!
踏み込みが甘い!
正座を忘れない
こんばんは。
急いで書いてはいるんですが、どう考えても投下は来年になりそうです・・・。
原因はGジェネかと思われます。
そろそろプルたちもどうなったかとか、個人的にすごく書きたいんですがww
とりあえずみなさん良いお年をお過ごし下さい〜。
ちなみに姉はですね…やめたノーコメントです殺される。
Gジェネじゃしょうがないな
確かにしょうがないww
ああ、しょうがないな
∀を出すまで頑張れよ
507さんのお姐さん吹いたwGジェネは…そうさな、作品の密度を
高めるためのリサーチと考えれば良いんじゃないんでしょうか?
でも逆シャアは二話しかないことについて
まさかアクシズ落しを手伝うとは思わんかったが
しかも速攻でαアジールが落ちるとか、強制で
>>305 そこまで行ってないですww
HI―νは入手したんですけど。
なかなか進まないんですよね。
姉がスパロボやっててゲーム機占領してるし。
スパロボやっとるのか姉ww
さすが我等のお姉様
つまり来週から更にずっと占領され続けるということか
・・・・・がんばれ
逆に考えるんだ
占領されてる分、推敲が出来ると考えるんだ
そうか外伝発売だったなwww
507氏あきらめて続き書いてくれ
いや、自分専用のテレビとPS3を買うチャンスだと考えるんだ
そういやみんなPS3とか持ってるのか?
俺はPS3、wii、PSP、DS、DSLとかもっとるけど・・・・はい、すべてガンダムの為です。
360でガンダムでたら買っちまうな
>>311 ゑ!? オペレーショントロイ360で出るじゃん
PS3買ったけどレジスタンスとニンジャしか買ってないよ。
それにココ最近はジオン独立戦争記ばっかりしてるし。
正直あんまり買った意味がない。
>>311 GCと軌跡持ってない時点で話にならん、下半身裸で立ってろ
315 :
311:2007/12/22(土) 21:55:19 ID:???
そういやWiiでもGCのゲーム出来るんだったな・・・スマソ
317 :
311:2007/12/22(土) 22:18:49 ID:???
いや・・・GCもDCもWSも64もSSも、その他もろもろ持ってはいるんですが・・・・・
そろそろスレ違いなので下半身裸で江頭立ちをしつつ待機します Sar。
全裸はキツイので、カイロを地肌に貼って良いでしょうか(紳士的に股間に
低温火傷で使用不能になっても良いなら可
Gジェネは、俺のゴトラタンが地味に強くなってて嬉しかったです、まる。
ちなみに俺はベルトーチカ派だかんNE!
俺は∀が強かったのがよかったかな
さてと........Vの体勢をとりながら股間の紳士にチャーグル開始します!
我が家の窓、大破!
衣服、粉砕!!
職質してくる警官、撃破!!!
我が股間の紳士、撃沈!!!!
ぶぅぅぅぅぅぅるるるるうううぅぅぅぅぅぅあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
>>321 衣服粉砕までは紳士のかがみだが
公務執行妨害は紳士失格だし、投下を待つ事に対してナニかが奮い立たないのはどうかと思うぞw
Gジェネか…ヘイズル・ラーとZUのかっこよさに惚れつつ、設計でようやくνを生産登録したよ。
さあ待ちに待った瞬間だ、と意気込んで生産しようとしたら、キャピタル不足で生産不可orz
ゲーマルクとサザビー二機は高かった…レベル上げ兼ねてソロモンに突貫するか…
強くて有能なジム顔がいないのは悲しかった・・・
嗚呼ウィンダム、君は優秀すぎた
νガンダムよりビグ・ラング開発を優先した俺参上。
今回のGジェネでIGLOOのファンになっちまったぜ。
ヨルムンガンドを開発した俺参上
これから大砲屋を大暴れさせてやるぜ!
と思ったら一発撃つのにかかるコストがザク三機分って何の冗談すか…orz
悲しいけどこれってとんでもない金食い虫なのよね
私はいきなりCCA選んでνを生産登録したなぁ
んでその勢いのままCCAステージ2をやったら詰んだけど
>>326 あれ、ヨルムンガンド最初から登録されてなかったっけ?
それはともかく2発撃ったら戦艦に戻さなきゃいけない燃費の悪さが泣けたw
敵の戦艦と足を止めて撃ちあってやるぜ、と真正面に配置したら4連ビーム食らって沈んだしな_| ̄|○
そろそろ考察・雑談スレに行こうぜ
このグレートジオング・・とてもターンXです・・・
お前らGジェネのスレでやれ
>>328 生産の間違いだな。スマソ。
そういえばニコニコにヨルムンガンドを量産してる猛者がいたぞw
更にそいつのカスペン専用ゲルルグはHP40000を越えたとんでもない化け物だったぜ…
じゃCCA絡みの話に戻すとして、今回の胚乳はMGと同じ水色系の機体になってたな。
SSで登場するとしたらどっちで出すんだろ。
作者の趣味じゃね?
あるいは劇場版としての設計図のみの方か、ベルチルのロールアウト済みの方かで違うのかな
ベルチルに色の表記あったっけ?
>> ベルチルに色の表記あったっけ?
ノベルのカバーイラストを見る限りでは、通常のニューと同じでした。
今夜!!今夜こそは投下を!!!!
>>336 落ち着け、本番は明日明後日だ
というわけでクリスマスは全裸ネクタイで良い子にしてます
ちゃんと白い靴下を用意してメッセージカードも書かねばな。
「サンタの職人様。職人様の作品が欲しいです。」と。
もちろん寝る時も全裸でなければサンタの職人様はプレゼントの作品を投下しては下さらないぞ?
Ave Santa Claus「ひゅー、俺はプレゼントも貰って行っちゃうんだぜ?」
ていうかさ、今までの・・・紫の方のHiνは、完成型のHiνで
青い方のHiνは、ウイングゼロカスタムのように
ν≒Hiνって感じなんじゃなかったっけ?
ほらあれだろ
テレビ版W0とOVA、劇場版W0は姿形は違えど同じ機体として扱われてるだろ
つまりそういうことだよ
ベルチルの表紙見てみたが、あれ只のνじゃね?
バックパックの形がHi-νじゃない気がするが
>>342 表紙じゃあ無いぞ
最初のMS紹介ページのところのνガンダムの絵がHiνなんだ
あくまで名前はνガンダムだけど、な
考察スレでやれ!!
Gジェネ厨とHiν厨の勢い凄くてワロスw
スパ厨と合わせて3大勢力だな
まるっきり雑談禁止ではないだろうがこれはないわ
そういう話でもしてないと落ちるけどなー
いっつも誘導かけてる自治厨は余程このスレを落としたいらしいwwwww
開き直ったw
子供につきあっていられるか!
じゃあ勝手に保守のみしていてくれ
落ちそうになっても俺は放っておく
じゃ
むしろ来んなw
スレの為に関係無い雑談をしてやったと言わんばかりの態度
すげー
マジ来るな
Gジェネ房バロスw
これはヒドイ
正直どっちもどっちだな
とにかく全裸で待機!!!
強引に両方悪いことにしてる……
個人的には400氏の作品では
νやHi-νなどのMSは出てこない気がしている。
んでもって、235氏マダー?
こういうときこそ暇つぶしネタの出番って奴じゃないの?
>>358 CCAのアムロは14年(+α)に及ぶMS開発史を知っているからな。
どう言う物がが淘汰され、どんな物が生き残ったのか知っている。
ザクを作ってもザクレロは作らない。
ビグザム一機よりザク百機です。
随分無駄の無いMS開発になると思う。
嫌気が差したシャアが居るわけでも無いし、今の所は専用機や高級機を乱立させる気はあまり無いだろう。
でもクルーゼという脅威が着々と育って来てるから、頭の中に何かしらプランを練っているかも。
>>359 つまりザムザザー等の連合製巨大MS・MAは作られないってことか…
デストロイとかは別の意味で図案を見たら投げ捨てそうな気がする
ザクレロの見た目だけは別の意味でどこでも通用するかも。
今でもぬ○さく先生とセットで思い出す俺がいるんだぜ!
とりあえず、予想とかは考察スレでやろう。
この種のネタは作者さんにとって余り気持ちよくないだろうし。
たしかにな。ここはただ脱ぎ、座して待つ場所だ
貴重品の管理は怠るなよ
うむ。貴重品は俺が預かってあげるから安心して全裸になりなさい。
ちょwww
サンタ(400氏)のプレゼント(投下)がありますように・・・
(今年も一人で2ちゃんだと!?)
まだだ!!(クリスマスは)まだ終わらんよ!!
あぁ〜メビウスの輪から〜抜けだ〜せ〜な〜く〜て〜
俺がアクシズを受け止めておくからクリスマスを楽しんでくれ!(AAry
俺も加わろう。
全裸でクリスマス、もといアクシズを押し返してやる!
全裸どもが押しつぶされる光景が思い浮かぶんだが・・w
その前に大気圏で生焼けになるであろw
絵としてはかなりシュールだw
大丈夫、すぐにチリになるw
そして遅くとも明日には皆何事も無かったかのように自宅で全裸待機している。
そしてこう呟くのさ
「ネクタイが無ければ即死だった……」
ああ、ネクタイは必須だよな
いつまで全裸でいれば?
>>377 宇宙に平和が来るまでって頭を燃やすあいつが言ってた。
正座保守
380 :
通常の名無しさんの3倍:2007/12/26(水) 18:16:22 ID:/V4H3KzV
全裸待機のしすぎで時が見えるようになってきました。
スマンageちまった・・・。
もう一回全裸でアクシズ押し返してくる
時が見えたらシャリア・ブル。
刻が見えたらアムロ・レイかもしれん。
まだ嬉々として全裸待機している私はOTか?orz
やってみる価値ありますぜ!!!
離れろ!? ネクタイの力は!
だがこのむき出しの心を持った人間ですらスレを破壊するのだ
スレ住民よ、なんでそれがわからん…!
全裸の力はこんな・・・・
こんなもんじゃないんだ!
こ、これは、ネクタイの共振。
スレ住人の意思が集中しすぎてオーバーロードしているのか?
なのに、生地の硬さは感じない。
むしろあたたかくて、値ごろ感を感じるとは。
蝶ネクタイ
ニーソ
メガネ
俺流の萌え
萌えと言うから、ナタルと主任がその三点セット状態なのを妄想してしまった……
もう一回全裸でアクシズ押し返してく(ry
裸ーカイラムでアクシズを押すんだよ!
392 :
キ裸:2007/12/26(水) 21:44:16 ID:???
まーぜーて!
393 :
裸クス:2007/12/26(水) 22:01:48 ID:???
まーぜーて!
まーぜーて!
そんなにポンポンアクシズ落ちてくんのかw
>392-394
はいはい、あっちの裸クシズに行こうね
ネクタイの数だけアクシ(ry
>>392>>393>>394 お前らは自分のスレに戻れ!
ところで
>>393は偽者なんだろう?
あそこのラクスは名実共に平和の守護者なんだから……ちょっと特殊な主義を持つアズラエルと一緒にさぁ
勘違いならGジェネ魂でやっとこさ開発したヘイズル・裸ーを解体した上に全裸で通勤する。
投下されるまでOGでもやってるか・・・全裸で
裸クスだけなら観賞用においておいても・・うわなんだおまえrjra:l
なんて――――悪趣味
ええい、核の冬はいつまで続くのだ!
人類が全裸に目覚めるまで
さすが全裸だッ!誕生日=クリスマスでも何とも無いぜッ!
>>404おめ、さすが全裸の力だな
さて、そろそろ初詣のためにダンボールを用意するか
>>405 「俺はガンダムだ」という事ですよね。わかります!
久しぶりに「ヤダヤダーー!!ツノツケテ赤クヌッテ…ブゲラッ(ブツン)!!!」
ではないのか? と言ってみる。
保守
裸クスの小竜姫では物足りぬ。
みっぱい、みっぱい。
みんな、投下時のモアイの様な正座を忘れるなよ
>>410 お前、どこから迷い込んできたんだwww
>>410 お前、まさか生身で大気圏突入して生還した、よこs うわなにをするやめくぁwせdrftgyふじこlp
《ガルーダ1。紳士が服を着るのは…、職人のSSを読んでからだよな!》
さて、週末だ。
そして年末だ。
職人様からのお年玉(作品投下)を頂く為にも全裸で大掃除しなければ。
窓拭きは終了しました!
……世間の目が痛かったです。
教えてくれララァ、我々は何時まで全裸で待機していればいいんだ・・・っ!
ララァなら元のインドの売春窟に転移してたので俺がお持ち帰りしたよ^^
節子、それララァちゃう!裸ンバ・裸ルや!
__ , -------- 、__
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.|:::::::|,-====-´ ゙ヽ,,,,,,,,,,,,、 |:::::::::::::::::::|
|;::::::::|,-----、 ~ニニ,,_` |:::::::::::::::::::|
`ヽ、i (、i´ノ ´い,, ノ ' |;;;::::::::::::::/ なんでみんな裸なん?
. i ^~~~ー==-- ー'-+、 / ゙-、;;;;/
{ ヽゝ '-'~ノ
λ ''゙゙゙'''-''---、 /-'^
ヽ, ^~^ (
/ `丶 、 , - /^l
| /( ノ `''''''´~ __, - ' ゙i、
{ / /| ̄ ̄ ̄ ̄ _,- '¨ }
{/ / ゙ー────'~ \|
/ ヽ \
紳士だからさ・・・。
400氏の言葉を信じれば今日中に投下があるはずだ・・
全裸で待機
紳士たるもの、ネクタイと靴下はつけとけ!
淑女はどうすれば?
留保精、ギコタンク、出るぞ!
@ヽ、 @ヽ、
\ \∧\ \
\(゚Д゚\ >
_(/~ー~~7_(≦)
(88)叉「」>(88)_)ノ
/三/o/~/三/0\
(三(ー―(三(0⊆0)
キュルキュルキュルキュル
淑女は裸エプロンで
スレ住人にレディもいたのか!
507氏の姉上の存在しか俺は知らなかったんだぜ。
>>429 それがザクレロの外観へと繋がる訳か。
ガンダム七不思議の一つが解けた!
ああああああああああああげ
我慢できないよ〜
全裸待機中の皆のために、私が投下する!
って言う人いないかな。
ギャオで逆襲のシャア見つつ待機
大尉かっこいい
職人よ、俺は待ち続ける!人類が全裸に覚醒し常識に魂を引かれた人たちが服を脱ぎ捨てるその日まで…
前スレの984氏がまたなにか書いてくれないかな?
ロボット大戦OG外伝終わっちゃったぜ……まさか作者さん達もこれやってるとかいうおちじゃないだろうなw
いや、新年早々お年玉投下が始まると信じる。
よって全力で全裸待機。
>>442 civ4Btsに嵌っているとも考えられる。
……まあ、普通に仕事が忙しいのかもしれんw
保守
こりゃ年越かな
こんばんわ!
予定よりも短いんですが、本日中に今年最後の投下を行います。
今回は演習終了までの内容となりますです。
まだ少し書き足したいのと見直しもあるので、もうしばらくお待ちくださいまし。ノシ
おお、98氏が先に来ましたか^^
インフルエンザになったが、タミフル飲んで待機してますよ。
神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
wktkだぜ
トイレに今朝ふられて良かった。
おかげで投下を読める!
>>448 タミフル飲んで、服着たまま待機なんて異常行動するなよ。
ちゃんと全裸待機するんだぞ
モニターの前で服を脱ぎ始めた俺がいる
野朗は全裸、女は裸エプロンで待機。
それがこのスレの掟だ!
400氏があれから音沙汰ないけど、身体など壊されてはおるまいか・・・。
そーいやインフルエンザって流行ってるのか?
俺、寝ようかなと思ったんだけど、起きておくよ!
こんな予告をされちゃあ、寝ようにも眠れないZE!
>>454 有り得るかも知れん。
とりあえず無事を祈ろう。
とりあえず、投下までに掃除機でもかけておくか。
>>457 アパートとかなら明日にするといいよ。
結構響くからね。
さて、俺もティッシュを片付けるか・・・
>>456 寝るには早すぎる、お前何才だよw
しかし400氏はどうしたのだろうか。
早く味のあるおっさんたちとりりしいソキウスの絡みや、理事とアムロの活躍が読みたいぜ。
明日は3日目、全館駆け回るなら寝た方がいいさ。
ぶるぁあああああ
>463
超絶強化>撤退
か?
>>461まあ色々と事情も有るだろうしまったりと待とう
※連投規制が回避の為に途中、モデムの再起動しますので投下が止まった場合は10分ばかりお待ちください
『 機動戦士ガンダムSEED bloom 』
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1193159937/778 の続きです
砂漠の陽射しが西へと傾く最中、前方からは勢い良く砂を巻き上げるバクゥが接近して来ていた。
ストライクのコックピットにアンドリュー・バルドフェルドの声が響いた。
『心置きなくやらせてもらうぞ、アムロ・レイ!』
「アンドリュー・バルドフェルド!」
アムロはその声に応じる様にストライクを疾走させる。
バルドフェルド機の遥か後方に位置しているザクタンクもどき――。もとい、ザウートの砲身が動いた。
「――来るか!?」
ザウートからの砲撃に反応したアムロは、砂に足を叩き付けるとストライクを軽く舞わせて攻撃を回避すると、再びスラスターを唸らせバルドフェルド機へと向かって行く。
「ザクタンクもどきには、あの女が乗っているのか!?」
女性特有のじわりと包み込む様な気配の中、時折、鈍く突き刺す感覚がアムロを襲う。
「またか!?」
アムロは一瞬眉を顰めると、ザウートからの攻撃を横へと跳んで回避した。
ザウートはピンポイントで狙撃をして来る上に、落とすにしても距離が有り過ぎる。今の状態からすればかなりの強敵であった。
「厄介な!」
再度、攻撃を回避したストライクのコックピットで、アムロはザウートを睨み付けた。
しかし、既にザウートへはキラを差し向けているのだから、少なくともこの砲撃もやがて止むはずなのだ。
それまでの辛抱と割り切ったアムロは、前後から近付くバクゥを片付ける事に専念した。
そろそろ今日が終るな・・・
ザウートのコックピットでは、アイシャが珍しく険しい表情を浮かべていた。恐らくバルドフェルドの部下達は一度も見た事は無いだろう。
再び狙いを定めるとアイシャはトリガーを押し込むが――。
「――また外れた!? どうして!? 狙いを読まれてるの!?」
自信を持って放った一撃をストライクに避けられ、上ずった声が零れると同時に、コックピットに敵の接近を知らせる警戒音が鳴り響いた。
「一機来る!? ……あの坊やね」
「俺がやります!」
「頼んだわ」
「了解!」
アルファ隊のスカイグラスパーをトールに任せ、アイシャはザウートを移動させ始めた。
その間もストライクとバクゥの攻防は止まる事は無かった。
「――ちっ! ……強いな。しかもここまでエネルギー温存の為に、PS装甲を必要以上に使わずに来たのだからな。飛んでもない男だ」
攻撃を辛くも回避したバルドフェルドは、愚痴りながらもストライクの裏にいるバクゥに目を向け、反撃のタイミングを窺った。
ブラボー隊のバクゥ二機は、ストライクを追いながらも徐々に挟み込む動きへと移って行く。データからすれば、そろそろストライクはフェイズシフトダウンをしても良い頃合だった。
「それだけライフルを使っていれば、そろそろエネルギー切れだろうに!」
バルドフェルドは一気に距離を縮めに入るが――。
「――駄目よ、アンディ!」
「アイシャ!? どうして止める!?」
パートナーの思わぬ制止に出鼻を挫かれたバルドフェルドは、苛立たしげに応答した。
先ほどまで再三に亘りストライクに攻撃を回避されまくっているアイシャではあるが、キラの乗るスカイグラスパーが接近した事が彼女に冷静さを取り戻させていたのだった。
バルドフェルドはのめり込み過ぎると周りが見えなくなる事を熟知している彼女は、勤めて冷静に彼を宥める様に言う。
「アムロ・レイは誘ってるのよ。アンディ、熱くならないで。援護するわ」
「……ああ、分かった」
「ストライクの背中をこっちに向ける様にして、私の前に誘い込んで」
「しかしな……」
アイシャの声を聞き、落ち着きを取り戻したバルドフェルドだが、真っ向勝負を挑もうとしていた所に、突然、案を出されて言葉を濁した。
確かにアイシャの言う通り、あれだけの芸当をやってのけるアムロ・レイが、このままの状態で簡単に隙を見せるとは思えなかった。最早、個人がどうのと言うレベルでは無く、ここで全滅すればバルドフェルド隊の士気にに大きく響くのは間違い無い。
――あいつ達の前で無様な戦いは出来んか……。
今まで自分を支えてくれた部下達の顔を思い浮かべると、期待を裏切る訳にもいかない。バルドフェルドは個人としてではなく、指揮官としてアイシャの案に乗る事にした。
「分かった。アイシャ頼むぞ! おい、奴を囲うぞ! やられるなよ!」
「そう簡単にやられて堪りますか!」
バルドフェルドの声に、たった一機残ったバクゥのパイロットが息巻きながら答えた。
二機のバクゥは連携を強め、ストライクの包囲網を狭め始めた。
アークエンジェルのブリッジでは全員が息を飲み、この演習の成り行きを見守っていた。
その中、自分の持ち場で忙しなく動いているのはチャンドラとトノムラだけと言う有様だ。実際、それほどストライクの活躍は際立った物なのだから、仕方ないと言えば仕方が無い事なのだ。
「――アルファ〇一、ブラボー〇一と交戦!」
チャンドラの声が静寂を突き破り、緊張が張り詰める。
「……いよいよね」
「はい。……アムロ大尉なら、きっと大丈夫です」
喉を鳴らして唾を飲んだマリューが緊張の面持ちで口を開くと、隣に立つナタルが静かに頷いた。
二人はモニターを見続ける中、今度はトノムラが声を張り上げた。
「ストライク、エネルギーが三〇パーセント切りました!」
「エネルギーが!?」
「……PSを切りながら戦ったとしても、ライフルを使っているんですものね。ここまで保たせただけでも凄いわ」
ナタルが思わず目を向くと、マリューが苦々しげな顔を見せつつもアムロを賞賛するが、その表情からは口惜しさがありありと見て取れた。
だが、まだ終わった終わった訳では無い。頼りのソードストライカーパックを搭載したスカイグラスパー一号機の状況を、ナタルが声を張り上げて聞いた。
「ヤマト少尉はどうした!?」
「他機と交戦中です!」
「……っ!」
エネルギー切れか換装前にスカイグラスパーの撃墜と言う事になれば、ストライクは一巻の終わりとなる。トノムラからの返答にナタルは唇を噛んだ。
しかし状況は止まる事は無い。ストライクは動き続け、撃ち続ける限りエネルギーを消耗して行く。
ナタルは祈る様な想いでモニターを見続けた。
ストライクは動きに緩急を付けながら囲まれない様に攻撃を回避し、イーゲルシュテルンとライフルで牽制をする。
時折、バルドフェルドのバクゥが距離を詰めて攻撃が来るが、それはシールドとPS装甲で防ぎ切っていた。
「良く動くが、もう一機は!」
バルドフェルド機と比べると明らかに動きの鈍いバクゥに対して、ストライクはライフルを向けが――。
「――っつ!? また来たか!」
そこへ、警告音無しにザウートの砲撃が横から襲い掛かるが、ストライクは砂を蹴ると同時にスラスターを噴かして、間一髪で回避する。
「……あの女、相当出来るな。射撃だけならバルドフェルドより上か」
今までで一番危うい攻撃を潜り抜け、アムロはザウートを一睨みした。
バクゥ二機が連携を強め囲いを狭めて来た為に、徐々にではあるがザウートの狙撃は正確さを増しつつあった。これが続けば確実に落とされる。
ストライク砂を蹴って反転した所でコックピットに、再びけたたましく警告音が鳴り響いた。
「――アンドリュー・バルドフェルドっ!」
回避・反転している隙に、バルドフェルド機が左側から跳び掛かって来たのだ。既にこの距離ではライフルを使っての迎撃では遅すぎる。
「だからと言って!」
ストライクは跳び掛かって来たバルドフェルド機の腹を、シールドですくい上げる様にして後方に弾き飛ばした。
バクゥが宙を舞う――。
その間に、さっきまで背後にいたバクゥが右手へと回り込む。バルドフェルドへの対応の為に動きを止めたストライクへ、ここぞとばかりに四五〇ミリ二連装レールガンで攻撃をするが、PS装甲が完全に防ぎ切っている。
アムロはすぐにシールドをかざし、バルドフェルド機から距離を取ると、攻撃して来るバクゥへライフルを向けるが――。
「――完全に挟み込まれたか!?」
背後からザウートの狙撃を感じ取ったアムロは、横に跳びながらバクゥを再びロックする。
「だが、簡単にはっ! 落ちろ!」
アムロが叫ぶとライフルの銃口が四度光り、バクゥのマーカーが赤く変化した。
ストライクは先程のダメージもあって、エネルギーゲージが既にイエローへと突入していた。あと数発ライフルを発射すれば、確実にレッドになりフェイズ・シフトダウンを起こす。
だがアムロは躊躇いも無くライフルを、倒れたままのバルドフェルド機へと向けた。
今度はザウートがストライクをロックオンした警告音が鳴り響いた。だがロックしているにも関わらず撃って来る気配を見せない。だが、ザウートからは恐ろしいほどの気迫がアムロに向けて放たれていた。
「今度はオートロックだと……? 警告……? いや、挑発か!?」
ザウートに乗る彼女が『バルドフェルドを撃つ前に自分を撃て』と、アムロは感じ取り思わず眉を顰めた。
ねっとりとした感覚がアムロを包み、言わば女の情念と言えば良い気配が、この瞬間、バルドフェルドを撃つ事を許さない。
残る敵はバルドフェルド、アイシャ、トールだけであり、どちらにしてもザウートを黙らせた方が楽になる事は間違いはなかった。
「……その挑発、受けて立つ!」
アムロは鋭い視線を投げると一気にスラスターを開放する。解き放たれたストライクは、倒れたままの砂漠の虎を置き去りにしてザウートへと向かって行った。
ザウートの狙撃とバクゥ二機の連携が上手い具合にストライクを追い詰め始めていた。
アイシャの狙撃の後にチャンスが来ると確信と胸にバルドフェルドはストライクに襲い掛かった――。
「――なっ!?」
だが、予想以上の切り返しをして来たアムロ・レイに、バルドフェルドは絶句する。
ストライクのシールドが自機の腹部に接触すると、次の瞬間、バルドフェルドは宙を舞っていた。景色が逆さまに映り、砂の空が近付く。背中から落ちる感覚と同時に衝撃が襲った。
「うぅっ! ……っつ! ……アムロ・レイめ、投げ飛ばすとはやってくれる!」
バルドフェルドは思い切り顔を顰めて吐き捨てた。
そして、すぐにコンソールモニターを目を向けると、もう一機のバクゥのマーカーが赤く変化し、ストライクに撃破された事を知った。
「……糞っ! 味方機がやられたか!」
バルドフェルドは機体の立て直しに入るが、それと同時にコックピットに、けたたましいほどの警告音が響いた。
モニターの隅に自分にライフルを向けるストライクが映る。背中の四五〇ミリ二連装レールガンは着地のダメージで一門が完全に使い物にならず、逃げるにしても既に遅すぎた。
「……ちっ! ここまでか!」
バルドフェルドはストライクを忌々しげに睨み返し、撃墜の知らせを待つ。だが、一向に撃墜を知らせるランプは点らない。
そうしているとストライクが背を向け、ザウートへと向かって行く。
その光景にバルドフェルドは呆然となるが、次の瞬間、怒りが込み上げ爆発した。
「俺を落とさないだと!? ふざけるな!」
「アンディ! 早く体勢を立て直して!」
「アイシャ!? どうして奴は俺を落とさない! 馬鹿にしているのか!?」
「……私が誘ったの。このザウートでは、どの道アムロ・レイは落とせないわ。アンディだけが頼りなのよ」
憤慨するバルドフェルドに、アイシャは柔らかい声で答えた。
狙撃をするにしてもボディと砲身が直結されているザウートでは、瞬間的なマニュアル調整での狙撃は不向きな機体だった。それをここまで操ったアイシャはかなりの者ではあるが、アムロはその攻撃をことごとく回避しているのだ。
ストライク――。いや、アムロ・レイを自分で落とすのは不可能だと、アイシャは判断したからこそ自ら囮となり時間を稼いだのだった。
「……済まない、アイシャ。 今、行くぞ!」
自分をやらせないが為に相手の注意を引き付け、且つ男を引き立たせる。そんなアイシャの行為に、水を掛けられた様にバルドフェルドの怒りが鎮火した。ここまで大切な女が自分を奮い立たせているのだから、応えなければ男が廃る。
バルドフェルドは機体を立て直すと、スロットルを目一杯開けて小さくなったストライクの後姿を追い始めた。
操縦桿を握るバルドフェルドの横顔は、さながら愛しき姫を助けに行く、勇猛果敢な騎士の様にも見えた。
上空ではスカイグラスパー同士のドッグファイトが展開されていた。
前を行くのはキラが操るソードストライカーパック装備の一号機。ザウートに取り付こうとするが、追撃するトールの二号機がそれを阻んでいた。
「虎の野郎を投げたのか!?」
二号機の後部シートに身を沈めているムウが、ストライクの戦いぶりを片目で捉え、思わず声を上げた。
前席に座るトールは、キラの乗るスカイグラスパー一号機を追う事で手一杯で、ストライクへ目を向ける事など出来ない様子だ。
「くっ……! キラ……」
スカイグラスパー一号機は必死に振り切ろうと、機体を揺らす。
モビルアーマー初心者同士の戦いは、ムウにすれば欠伸が出るほどつまらない。それよりも下のストライクとやりあった方が、どれほど楽しいだろう。
そう思っていると、眼下の戦場に動きが見えた。ストライクがザウートに向かって行く。
「もう一機のバクゥを撃墜……。虎を無視して、アムロはザウートを直接叩きに行くのか!?」
動きの遅いザウートではストライクの攻撃から逃げる事は不可能だ。スカイグラスパーよりもストライクを優先的に落とさなければ負けは確実な物となる。
ムウはそう判断すると、トールに指示を飛ばした。
「トール、あのデカイのじゃストライクから逃げるのは不可能だ! ストライクに取り付け!」
「えっ!? だけど!」
「どの道、ストライクを落とさなと負けなんだよ! 早くしろ!」
「りょ、了解!」
ムウが有無を言わさず怒鳴ると、トールは慌てて操縦桿を切って機首をストライクへと向けた。
追撃を逃れたスカイグラスパー一号機は、その間にザウートへと向かって行くのだった。
ストライクの一撃が、容赦無くザウートの両肩に設置された二連キャノン砲を削って行く。加えてスカイグラスパー一号機が襲い掛かった。
元々、機動力の無いザウートには回避は不可能だろう。
ザウート相手に有利な状況にあるストライクだが、コンソールモニターはそれを不意にする材料が表示されていた。
「……エネルギーが持つのか?」
エネルギー残量がレッドゾーンに近付きつつあり、攻撃を喰らえばPS装甲は落ちてしまっても可笑しくは無い。アムロはわずかに顔を顰めた。
そこへ新たな機影、スカイグラスパー二号機が割り込んで来る。
「ケーニヒ少尉!?」
ストライクがスカイグラスパーに対してイーゲルシュテルンを放つ――。
が、その途端、動きが変わった。スカイグラスパーは跳ね上がる様にして一気に加速。攻撃を間一髪で回避すると離脱して行った。
「あの動きはムウか!?」
素人のトールにあの様な動きは不可能だ。ムウが操縦しているのではないかとアムロは感じ取った。
キャノン砲を失ったザウートは沈黙し、撃つ気配を見せずに後退。スカイグラスパーが攻撃態勢に入るにしても多少の時間が掛かる。
「やるなら今しかないか」
エネルギーの消費量から考えて、ビームライフルも良くて撃てて一、二発が良い所だろう。撃ち切れば確実にエネルギー切れを起こす。
後ろからはバルドフェルドの駆るバクゥが接近しつつあるが、このタイミングでストライカーパックの換装を済ませるべきだとアムロは判断した。
「キラ、装備の換装をするぞ!」
「了解!」
キラの返事とともに、スカイグラスパー一号機がストライクとの軸合わせに入る為に機体をロールさせた。
ストライクもそれに合わせ、ザウートに背を向けるとスラスターを全開に疾走し始めた。
ストライクの頭部、イーゲルシュテルンの発射口が自分の方へと向き瞬いた。
回避する事が不可能だと理解したトールは思わず声を上げる。
「やられる!?」
「この馬鹿! 無茶な進入すんな!」
眉間に皺を寄せたムウが一喝すると、操縦桿に添えていた手に力を込め、スカイグラスパーのコントロールを奪い取った。そのままスロットルを目一杯開けて加速を掛けると、機体を倒しに掛かる。
その甲斐もあって数秒後には撃墜を逃れ、ストライクから大きく距離を取っていた。
「あ、あれ!?」
勝手に動くスカイグラスパーに、トールは間抜けな声を上げて顔をきょろきょろと左右に動かすが、一行に理解出来ていない様子だ。
手に持った操縦桿が勝手に動く。思わず手を放しそうにすると後ろから一喝する声が響いた。
「おい、そのまま握ってろ!」
「えっ!? あ、はい!」
「トール、アムロの相手はお前じゃ無理だ。俺がやる。コントロール持ってかれたお前が悪いんだ、文句言うなよ」
操縦桿を握りなおすトールに、ムウは計器を確認しながら機首をストライクへと向けつつ言い放った。
その言い様にトールは訳も分からぬままに頷く他無かった。
「……りょ、了解です」
「それからな、前にも言ったが二号機はお前の機体なんだぞ。簡単にコントロール持ってかれんな」
「は、はい。……済みませんでした」
更にムウの小言が続き、トールはがっくりと項垂れた。
だが、ムウはそんな事を気にする様子も無く、喜々とした表情を知らず知らずのうちに浮かべ、機体をストライクへと急がせた。
アークエンジェルの面々は、ストライクの戦い振りを固唾を飲んで見守っていた。
モニターに映るストライクは、スカイグラスパー二号機の強襲をやり過ごした後に、突然、ザウートに背を向け疾走し始めた。
「一体どうしたのかしら? ザウートを撃墜出来るチャンスだと言うのに……」
「さあ? バクゥに向かっている様ですが……」
ザウートを撃墜していない状況で、いきなり背を向けて走り出したのだから、マリューとナタルが不思議がるのも無理は無かった。
しかし、その疑問の答えはトノムラによって知らされる。
「ストライク、換装準備に入った様です!」
「このタイミングで!? これじゃ、換装中に狙い撃ちされるわ!」
「ブラボー隊のザウートとスカイグラスパーは?」
ザウートを落としていない以上、再び撃って来る事は間違いなく、その事に対しマリューは思い切り顔を顰めると、ナタルがチャンドラへと声を張り上げた。
「スカイグラスパーはストライクの攻撃を回避、離脱の模様。ザウートは後退をかけつつ沈黙を守ってます」
「沈黙だと!? 一体どう言う事だ?」
「そんなの分かりませんよ! ――不味い! ストライクの前方、約四〇〇にバクゥが接近!」
ナタルが眉を寄せてトノムラに顔を向けるが、敵の意図など分かるはずの無い彼はコンソールモニターに集中したまま切り返した。
「大丈夫なの?」
「――バクゥとの距離、約三五〇! ザウートが攻撃を再開しました!」
「――っ!」
緊迫した雰囲気の中、マリューが不安気に零したとほぼ同時にトノムラの声が響き渡ると、ナタルは慌ててモニターへと目を向けた。
そこには当たり前ではあるが、背後からの砲撃に対し、砂を蹴って回避するストライクの姿があった。
ストライクの後ろを、僅かに送れてスカイグラスパー一号機が追う。
正面に近付くバルドフェルド機を懸念してキラが声を上げた。
「アムロさん、不味いですよ!」
「やるしかないだろう。バクゥとの擦れ違いざまにタイミングを合わせろ」
「……分かりました。手にしている武器はオートだと捨てられてしまうので注意してください!」
こう言う状況だけに、思ったよりもアムロは割り切った様子で指示を飛ばすと、キラは仕方ないと言った感じで頷き、ドッキングに際してのアドバイスを促した。
必要な武器を無条件に捨ててしまうのは話しにならない。それを回避する為にアムロは聞き返す。
「ライフルは手元に残しておきたい。どうすれば良い?」
「一応、火器選択をロックしてください。ストライカーパックは軸線が合ってさえいれば、勝手にドッキングしますから!」
キラが受け答えする間にも、ストライクとバクゥの距離は近付いて行く。
ストライクの換装の事など頭に無いアイシャは後退するのを止めて、再度、前進しながら反撃に入った。
「アンディはやらせないわ!」
ザウートの左腕にある二連副砲が狙いを定める。普通の兵ならばキャノン砲ほどの精度は保つ事は出来ないだろう。
射線上にはストライク。更に距離が三〇〇ほど空き、バクゥがいた。
「アンディ、避けて!」
「分かった!」
バクゥのコックピットにアイシャの声が響くと、バルドフェルドはタイミングを合わせに入った。
砂を掻くバクゥの脚部が僅かに右へとずれる。
「来るのか!?」
バクゥの瞬間的な挙動を感じ取ったアムロは、機体を横へと跳ばすべく、ストライクの左足を大地に叩きつけた――。
その瞬間、アイシャは引き金を引くと、射線上のストライクとバクゥがほぼ同時に左右に回避する。
「やっぱり読まれてるの!?」
「やはり一筋縄ではいかんか!」
アイシャとバルドフェルドは、それぞれストライクを睨み付けた。
僅かな挙動を読み取られ、全てが裏目に出ている以上、ストライクを落とす事はかなり難しい。その事は既に二人は理解している。そうなれば、完全に相手が避けようの無い状況を作る以外に方法は無い。
ストライクとスカイグラスパーの動きから、バルドフェルドはその意図的を読み取った。
「アイシャ、奴は換装するつもりだ! その瞬間を狙え!」
「こっちは主砲じゃないのよ!? 自信が無いけど良いの?」
「僕はアイシャほど優秀なガンナーを知らないんだがな。君なら出来るさ。構わん、撃ち落せ!」
今までの経緯から、自分の攻撃が通用しないと判断したアイシャが聞き返すと、バルドフェルドは勇気付けるかのように答えた。
一方、不利な状況に追い込まれたアムロは、操縦桿を動かしながらもある案を思いついていた。
決して通用するかは分からないが、下手をすれば惨事招く可能性もある。その辺りはバルドフェルドの操縦技術と反射神経に掛ける以外は無い。
待機しつつ過去ログみてて思ったんだけど
これの初代スレ立てたやつはいまもいるのかなあ
「……挟まれたままでは不味いな。それなら試してみるか」
アムロはエールストライカーパックのスラスターをアイドリング状態にすると、脚部のみを稼働させ、ストライクをバクゥへと向けて砂漠を走らせた。
同じ射線上にいる為にザウートからの砲撃は飛んで来ないが、バルドフェルドが動く様な事があれば、すかさず撃って来る事は、目に見えて明らかだ。
「上手く行ってくれ! キラ、いくぞ!」
「了解!」
揺れるコックピットにキラの返事が木霊すると、アムロはバクゥとの距離が近付く事にスラスターを徐々に開けて行く。
距離が一五〇を切った所でストライクがシールドを翳し、スラスターが軽く唸りを上げる。加速が増したストライクは、一二〇、一〇〇と距離がグングンと縮まって行った。
八〇を切った所でストライクがシールドを捨て、空いた左手をサーベルへと伸ばした所で、アムロはコンソールパネルにある二つのスイッチを同時に叩いた。
一つはサーベルとライフルの固定武装スイッチ。もう一つは――。
スラスターが全開に噴き上がったストライクは、一瞬身を沈み込ませる様に前のめりになった。それと同時にエールストライカーパックが切り離され、バクゥに向かって飛んで行く。
「――なっ!? ちっい!」
ただのブースターパックだと思っていたエールストライカーパックが、自分に向かって特攻して来る――。
その光景にバルドフェルドは顔を引きつらせながら、全力で回避行動に入った。
「キラ!」
「行きます!」
アムロの声が響くとストライクが上空へと跳び上がり、スカイグラスパー一号機からソードストライカーパックが切り離された。
「やらせないわ!」
ザウートの左腕が動き二連副砲がストライクを追う。アイシャは回避の出来ないストライクに狙いを定めた。後はトリガーを引けば良いだけだったが――。
「背中を取ったからと言って!」
アムロは予想していたかの様に、右の操縦桿を引き込む。ビームライフルを持つストライクの右腕が、肩を軸に真後ろへと向いた。
――背を向けたストライクがライフルの銃口を自分の方へと向けた瞬間、アイシャはまるで悪魔を見たかの様に体が固まった。それと同時にストライクのライフルの銃口が瞬く。
「……う、嘘!? アムロ・レイは背中に目がついているとでも言うの……!?」
赤い光で染めがったザウートのコックピットで、灰色へと変色して行くストライクを見詰めながら、アイシャは呆然と呟いた。
空中で全身を灰色へと変色させたストライクの背中に、ソードストライカーパックが装着されると、再び機体が鮮やかな色彩に染め上がる。
アムロはストライクの着地と同時に、装着されている対艦刀“シュベルトゲベール”を切り離した。シュベルトゲベールは滑る様に砂の大地に突き刺さるとゆっくりと倒れて行き砂を舞上げた。
全てはストライクの機動性を確保する為の行為だった。左手にはその代わりとなるビームサーベルを握らせているのだから、重量のある対艦刀は必要無い。
ストライクはその場で旋回し、辛くもエールストライカーパックを回避したバルドフェルド機へとライフルを向けた。
「……やってくれるな、アムロ・レイ!」
「思った通り、避けたか」
「その言葉、計算尽くだっだと言う事か!?」
「最初の戦いであの攻撃を回避したのだからな。この程度で落とせる相手だとは思ってはいないさ」
問いに対して、アムロはアークエンジェルのブリッジ上で行った初戦を引き合いに出して言った。
「……それは光栄だが、まだ戦いは終わってはいない!」
評価に対してバルドフェルドが皮肉る様に唇の端を吊り上げる。そして叫ぶと同時にバクゥとストライクが再び動き出した。
互いが飛び道具で牽制をしながら隙を窺う中、突然、ムウの声が割り込んだ。
「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
「ムウか!?」
「ムウ・ラ・フラガか!?」
アムロとバルドフェルドは、横から進入して来る機影に目を向けた。
ストライクはすぐに後方へと跳ぶが、そこへスカイグラスパーからの数発のミサイルと砲塔式大型キャノン砲が襲い掛かった。
スラスターのコントロールでアムロは攻撃をやり過ごすが、時差をつけて発射された一発がソードストライカーのシールドに直撃した。
「やるな!」
「アムロよ、伊達に今まで一緒にやって来た訳じゃないんだぜ! アンドリュー・バルドフェルド!」
「おう!」
ムウの声に応じ、バルドフェルドはストライクの着地直前を狙って詰めに掛かるが、そこへ――。
「ストライクはやらせない!」
ムウの二号機とは反対側から進入して来た、キラの一号機がバルドフェルド機を強襲した。
「――くっ! キラ・ヤマトか!?」
「そこだ!」
バルドフェルドは辛くもキラの攻撃を回避するが、その隙をアムロが見逃すはずも無かった。着地寸前のストライクから発射された微弱なビームが、バクゥの左前脚に直撃する。
「ちぃ! たかが前脚一本やられただけだ!」
バクゥの左前脚が動きを止めると、バルドフェルドは苛立たしげに吐き捨てた。
その間にスカイグラスパー両機が交錯し、一気に上昇を始める。
「「くぅぅぅ――」」
両機操縦者であるキラ、ムウの口からは歯を食い縛り、漏れる息の音がわずかに零れた。
二機のスカイグラスパーが天へと駆け上るが、徐々にキラの乗る一号機が遅れ出す。
原因は単に、キラがモビルアーマー慣れていないと言う事だけではあったが、この場ではそれが幸運となった。
「後ろを獲った!」
「ちっ! だがな、こちとらモビルスーツは動かせなくても――」
ムウは眉を寄せて舌打ちをすると、スロットルを開け続け引き離しに掛かった。
一号機のウェポン・ベイが開き、ミサイルに似た標準機が顔を覗かせる。
「当たれ!」
「――アーマー同士なら負けらんねぇんだ!」
キラの声と共に、ムウはスロッルを全開にして一気に宙返りさせると急降下を始めた。
この演習ではミサイル軌道までもが、ほぼ完全再現されている。近付き過ぎればミサイルの信管は作動しない。
「えっ!? 当たらない!? どうして!?」
「アーマーじゃ、お前は素人なんだよっ! ミサイルに頼りすぎだっ!」
撃ち落せると思っていたキラが慌てた声を上げると、ムウは正面から近付く一号機に向かって怒鳴った。
二号機の二〇ミリ機関砲と中口径キャノンが一号機を狙い、間髪入れずに瞬いた。
「……やられた!?」
一号機のコンソールモニターに撃墜を知らせる警報音が響くと、キラは天を仰いだ。
その間にもスカイグラスパー二号機は、標的となるストライクに向かって真っ逆さまのまま降下して行った。
一方、ストライクとバクゥは、互いに撃ち合いを行いつつ、間合いは接近戦のそれへと近付きつつあった。
両機が距離を詰め、ストライクが切りに掛かれば、バクゥは近距離ながらもレールガンを放ち牽制。避けた所をカウンター気味の反撃を行うが、それも焼け石に水と言った感じであった。
何とも性質が悪いのがPS装甲だ。レールガンが全く通用しない。それ以前に、至近距離からかすのがやっとと言った状況なのだから、バルドフェルドからすれば悪夢としか言い様なかった。
「……くっ! このままでは埒が開かん。いずれやられるなら勝負に出るさ!」
バルドフェルドはストライクに対して、憎々しげに吐き捨てるとビームサーベルのスイッチに指を掛けて、スロットルを一気に開いた。
砂を巻き上げ突進して来るバクゥに対し、アムロはライフルで応戦し、バクゥの片翼を削り落とした。
「だが、この程度!」
コンソールモニターにダメージが表示されるが、バルドフェルドはそれを無視して突進する。
「勝負に出たか!」
バルドフェルドの動きから、アムロはこれが最後になると感じ取るとスロットルを全開にし、バクゥへと向かって行く。
二機の距離が一気に縮まると、バクゥはストライクのコックピット目掛けて飛び掛かる。
それに対し、ストライクは右足が砂の大地蹴り、激突しても可笑しくないほどのわずかな距離を空けて、宙を舞った。
ストライクはスラスターを一気に噴かし、まるでスケート選手の様な動きを見せながら、機体を右に捻る様に回転。そして、それと同時に左手に持ったビームサーベルが真下へと向いた。
バルドフェルドに大きな影が落ちた。ほぼ真上と言って良い至近距離にはストライク、そして、その手に握るビームサーベルが自分へと近付いて来る。
「――まだだ!」
バルドフェルドは叫ぶと、無理矢理にバクゥの右前脚を砂に叩きつけて機体を捻った。
その瞬間、アムロは違う気配を感じ取る。
「上か!?」
アムロが上に気を取られている隙に、バクゥのサーベルが跳躍で伸び切ったストライクの右足首を切り落とすが、それとほぼ同時に、ストライクが向けていたビームサーベルがバクゥのコックピットを通過し、バルドフェルドを真っ赤なランプが照らし出した。
だが、ストライクの動きは止まらない――。
「たかが片足!」
アムロはそう叫ぶと、宙に舞うストライクは右手に持ったビームライフルを真上へと向ける。その銃口の先にはムウの操るスカイグラスパーがいた。
「うおりゃぁぁぁ!」
「当たれっ!」
叫びながら二〇ミリ機関砲と砲塔式キャノン砲を放つムウに向かって、アムロは着地と同時にライフルの引き金を引いた。
そして、一瞬の後に――。
スカイグラスパーが放った砲塔式キャノン砲の一撃が、ストライクの右腕に直撃するも、既に時は遅く、スカイグラスパーはアムロのビーム一発で撃墜された。
「やっぱりな……」
ムウは、まるで結果を知っていたかの様に苦笑いを浮かべながら、操縦桿を引き込み機体を上昇させた。
ストライクは演習とは言え右足首を失った為に、その箇所だけが機能を停止し、崩れる様に倒れ込む。
「……演習で、何もここまで再現する必要は無いだろう」
アムロは傾いたコックピットの中で、ヘルメットを外すと溜息を吐いて愚痴を零した。
『――演習……しゅ、終了です!』
『……か、各機、帰艦せよ』
そうしていると演習終了の知らせが届き、再び機体に機能が取り戻された。
ストライクを立たせたアムロは、正面のバクゥを一瞥すると一応ではあるが声を掛けた。
「アンドリュー・バルドフェルド、こちらは引き揚げさせてさせてもらう」
「……あ、ああ」
バルドフェルドは余りの出来事に呆然としていたようだった。
ストライクがバクゥと擦れ違う瞬間、今度はバルドフェルドが声を掛けて来た。
「……アムロ・レイ。君は一体、何者なんだ?」
「……見た通り、ただのパイロットさ。それ以上でも以下でも無い」
アムロはバルドフェルドからの問いにそう答えると、再びストライクをアークエンジェルへと向けて進ませて行った。
「あれがニュータイプと言う存在なのか……」
去って行くストライクを見送りながら、バルドフェルドは演習中にムウが呟いた言葉を反芻しながら目を細める。そして一度だけ天を仰ぐと、西に傾く太陽へと目を向けた。
悔しさはあるが、ここまでやられれば、逆に多少なりとも晴れやかな気持ちにはなった。後は自分たちがアムロ・レイに追い着けば良いだけの事なのだ。
しかし、自分の事は簡単に解決しても、そろって肩を落としているだろう部下達のケアなど、隊長としてやる事は山ほどあるのだ。
バルドフェルドはこれからの気苦労に溜息を吐くと、機体をレセップスへと向け帰艦して行ったのだった。
チャンドラーの座るCIC席のコンソールモニターが、ブラボー隊の全滅を表示した。
この短時間での出来事に、一瞬、チャンドラは信じられないとばかりに呆然とするが、結果に間違いは無かった。彼は慌てて声を終了の声を張り上げた。
「――演習……しゅ、終了です!」
「……か、各機、帰艦せよ」
どうやらトノムラも同様で、慌てて各機体に指示を出して行った。
これで張り詰めていた緊張が切れたのか、アークエンジェルのブリッジは安堵と共に、色々な声が木霊し始めた。
その中、マリューの傍らに立つナタルが、モニターで繰り返される最後の戦闘場面を眺めながら呟く。
「これがニュータイプ……。いや、アムロ大尉の力……」
「まるで敵の動きが見えてるみたい……。ニュータイプって、ナチュラルとかコーディネイターとか言う次元を超越してるわ……」
「我々は大尉と会うまで、その様な概念を持ち合わせていませんでしたから致し方無いと思います」
「もし、全てのナチュラルがニュータイプになれたなら、この戦争も……」
「そうかもしれませんが……、アムロ大尉はそれを望んではいないと思います」
マリューが有り得もしない願いを静かに口にするが、モニターを見続けていたナタルが顔を向けてそれを否定した。
当然の様にマリューは不思議がりながら聞き返す。
「……どうして?」
「……以前、話をお聞きした時に『ニュータイプは戦争の道具としてしか使われなかった』と言っておられました」
軽々しく言って良い物かとナタルは考えたが、アムロの望む見方では無い言葉を打ち消す為にも、ここはあえて話す事にした。
「戦争の道具……。大尉はニュータイプとして後悔しているのね……」
ナタルの言葉に、マリューは少しばかりしんみりしながら頷く。
だが、マリューやナタルは、アムロの素性をしるからこそ理解出来るだけであって、結果を見れば大体の者達は道具として扱う事は間違い無かった。
彼女達の後ろでは、相変わらずチャンドラーやトノムラ、その他大勢達がやり取りをしていた。
「トノムラ、そっちの終了タイムは?」
「ああっ。えっと、終了タイムは……二四七秒六……」
「……やっぱりこっちと同じか。約四分弱で一一機を撃墜かよ……。アムロ大尉はマジでナチュラルなのかっ?」
「しかも全機に攻撃を命中って……」
タイムを聞き直したチャンドラが、その驚愕に思わず髪を掻き毟ると、トノムラの傍らでモニターを覗き込んでいたノイマンが、やはり驚いた表情を見せて呟いた。
そこへ格納庫へ指示を出していたマードックが声を掛けた。
「坊主がプログラムの書き換えしてただろう。その時間を差っ引いてみてくれ」
「……データを吸い上げしなければ正確な所は分からないですが、演習開始から、大体六〇秒弱でプログラムの実行をしている様です」
「……って事は、実質、約三分ってとこか!?」
トノムラはキーボードを叩き、時間の記録を追いながら答えると、マードックは予想以上の内容に心底驚いた表情を見せた。
最初のOSの問題が起こらなければ、マードックの言う様に約三分と言う時間で終わっていたのだ。ナタルは呆然と呟いた。
「実質、約三分で全滅……」
「……艦長、アムロ大尉はナチュラルなんですか?」
「……みんなも大尉がナチュラルなのは知っているでしょう? 当たり前の事を聞かないでもらえる」
そこへノイマンが歩み出て来て質問をすると、マリューは呆れた表情で返した。
この質問で眉を寄せたのはマリューだけでは無い。ナタル、マードックも険しい顔付きになったのを他の者達は気付きもしなかった。
最もアムロの素性をマリュー達の様に知らされている訳では無いのだ。懐疑的になるのも無理は無い。
マリューはすぐにこの話しはお終いと言った感じで、ナタルへと顔を向けて指示を出した。
「ナタル、レセップスに行ってもらえるかしら?」
「データ消去の確認ですね?」
「お願いね」
「了解しました」
笑顔を向けるマリューに、ナタルは頷くと数人の警備兵に指示を与え、ブリッジを後にした。
演習が終わったとは言え、未だやる事は残っている。マリューが手を叩くと、再びアークエンジェルのクルー達は仕事に追われ始めた。
ストライクをハンガーに収め、下へと降りたアムロを整備兵達が出迎えた。全員が偉い喜びを見せ、握手を求めて来た。
一々、相手にしていたのではキリが無い為、アムロは握手ではなくハイタッチを交わして行く。
最後にマードックに代わり、格納庫の仕切りをしていた整備兵が手を交わしながら笑顔を見せた。
「大尉、お疲れ様です! スカッとしましたよ!」
「たまたまだ。済まないが整備を頼む」
「了解です!」
アムロが謙遜気味に応えると、彼は敬礼をして足早にストライクへと向かって行った。
そこへブリッジから戻って来たマードックが出迎える。
「お疲れ様です! 凄かったとしか言い様がありませんでしたよ」
「聞いただろ? たまたまさ」
皆同じ様に言う余り、アムロは苦笑いを浮かべて肩を竦めて見せた。
そうしていると後ろから、アムロの肩をスカイグラスパーを降りて来たムウの手が軽く叩いた。
「たまたまであれじゃ、こっちは身が保たないって。やっぱ、アムロにゃ敵わねえと思ってたんだが……。その通りの結果だったって事だな」
「強かったですねぇ」
続く様にトールもしみじみと頷くと、遅れてキラがやって来てムウに言った。
「お疲れ様です。ムウさんも凄かったですよ。落としたと思ったのに」
「アーマーで素人に落とされたんじゃ、たまらんて」
「僕はやっぱりモビルスーツの方が扱いやすいです。アムロさん、ザウート落とした時とか驚きましたよ。ああ言う使い方もあるんですね。それに僕の戦い方とは全然違ってたし」
首を摩るムウに、キラは苦笑いを浮かべて答えると、すぐに真面目な顔をアムロへと顔を向けて言った。
アムロとハード類、キラはソフト類に精通している面があるが、今回の演習はそれが顕著に出たと言って良いほどだった。
時としてパイロット達はその常識に囚われ、人間と同じ動きしか出来ないと意識下で動きを制限してしまう所がある。特にキラもそうした動きしかして来なかった事を考えると、それが当たり前だと思っていた事は間違い無い。
一度、ストライクを見上げたアムロは、キラに向かって言う。
「モビルスーツは所詮、機械だからな。それに戦い方にしても、あれくらいの動きはキラにも出来るはずだぞ」
「え!? 僕が……ですか!?」
「要は集中力と相手の動きを予測する力だ」
「最初のは分かりますけど、相手の動きを予測する力って……」
『予測する力』をニュータイプの感として受け取り、キラは思わず言葉尻を濁すが、アムロは納得した様子でその意味を訂正した。
「明くまでも経験の事だ。集中力は注意すれば良いが、経験だけはどうにもならないからな。あとは間合いの取り方を覚えろ。キラは特に接近戦で力を発揮する傾向がある。間合いを上手く使え。そうすれば、いずれは僕を追い越して行くさ」
「接近戦に間合い……。僕に出来ますか?」
「出来る。自身を持て」
師の言葉を聞いたキラが大真面目に聞き返すと、当のアムロは頷いて肩を叩いた。
その間にムウはトールに指示を出していた。
「トール、先にブリッジに行って報告を頼む」
「はい!」
トールが足早に格納庫を後にすると、ムウがアムロに質問をして来た。
「なあ、アムロ。ストライクはどうだった?」
「ああ。あえて言うならガンダムに近い機体だったな」
「νガンダムか?」
「いや、RX-七八だ。旧式ではあるが機体特性、操縦系も良く似ていた」
νガンダムを指差しながらムウが聞き返すと、アムロは首を軽く振って見せた。
アムロから一年戦争当時の事を少なからず聞いていたキラは、ストライクを見上げながらムウに言う。
「一年戦争当時にアムロさんが使っていた機体ですよ。……やっぱり似てるんだ」
「へえ。……なあ、アムロ。いずれ俺もモビルスーツに乗る事になると思う。それまでに慣れておきたい。どうにかならないかな?」
RX-七八の事でキラの言葉に頷いて見せたムウは、アムロに顔を向けると何時に無く真剣な表情で頼み込んで来た。
昨日の操縦テストの結果を考えれば、安易に首を縦に振る訳にも行かず、アムロは渋い顔を見せる。
「……そう言われてもな」
「昨日の事で今はストライクを動かせないのは分かってるんだ。だけどな、アムロの動きを見てたらやっぱりモビルスーツを動かせる様になるべきだと思ってさ。……それに死にたくないからな」
「……やはり訓練をして、慣れる以外は無いだろう」
「そっか……。やっぱりすぐには無理だよな」
アムロは少しばかり考え込むと、当たり前の答えを導き出し、ムウはガックリと肩を落としてストライクを見上げた。
そのムウと入れ代わる様に、今度はキラが質問をして来た。
「そう言えば、データだけは見せてもらいましたけど、実際、νガンダムとストライクの操縦系はどのくらい違う物なんですか?」
「全然と言う訳では無いが、オート制御が利いてるからな。前にも言ったが、サイコフレームの使用は無理としても、普通にならキラやムウも動かす事は出来るはずだぞ」
「そうなんだ……。機会があればですけれど、動かしてみても良いですか?」
「ああ。ただし機体に負担が掛からない程度に――」
聞き返して来たキラに、アムロ頷いて言葉を続けようとすると、突然、ムウが大声を上げる。
「――それだ! それだよ、それ!」
「……どうしたムウ?」
「アムロ、νガンダムをシミュレーターとして使わせてくれないか? なあ、頼む!」
意味も分からずアムロが驚きながら聞き返すと、ムウはアムロの肩に両手を掛けて、物凄い迫力で顔を近付けて来た。
当然であるが、アムロは突然の事に思わず仰け反った。
それを見ていたキラが、少し引き気味になりながらも、ムウの言う事を察してその真意を聞き返した。
「えっと……もしかして、νガンダムで操縦を慣らして、ステップアップして行くって事ですか?」
「ああ……、悪いアムロ。要は慣れなんだろう。簡単な奴から始めれば確実だろ? アムロ、無理を承知で頼む。νガンダムを使わせてくれ!」
キラが入った事で、ムウは冷静になったのか近付けていた顔と両手を離すと、拝み倒す勢いでアムロに頼み込んで来た。
ハンガーに収まるνガンダムを一度だけ見上げ、アムロはその願いに頷いて見せたのだった。
今回は以上です
皆さん、こんばんわ!
何かと至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
ちなみに今回の背面撃ちです
過去の某ホビー誌でタイムを計って検証、結果うんぬんと言うのがありましてね
1stはプロパガンダ放送用に仕込まれた物で、反応速度などを計算すると
アムロはあの様な撃ち方をしたのでは? と言う考察を参考にしております。
なんせかなり前の事なんで合ってるかは……あま、いいかw
今回の戦い、色んな要素混ぜすぎました・・・orz
かなり伏線張りまくりです
アムロの操縦を参考にキラがどうストライクを動かすのかは次回以降のお楽しみです
さてさて次回は1/6投下予定で、アフリカ大陸脱出の導入となります
修羅場だよ修羅場……w
期日までに書き上げられるか心配ですけれど頑張ってみますね
今回もありがとうでした |・∀・)ノシ ミナサン ヨイオトシヲー
GJ!最初に割り込んじゃって済みませんでした。
12機が全滅!?実質三分持たずにか?!・・・バケモノか?
レセップスで虎は絶対こう呟くなww
GJしか出てこない
グッジョォォォォォブ!
レセップスの面々は、まさしくコンスコンと同じ思いを味わったわけだ。当分は悪夢を見るな、これは。
シミュレーターと聞くと、ブルーディスティニーのユウ・カジマを思い出すなぁ。
ムウもいつかシミュレーター上とはいえ、アムロ・レイを倒せたりするんだろうか。
GJでした。中身の濃い戦闘描写でした。これだけのことをカップラーメン作る時間でやっちまうアムロも、
白い悪魔の恐怖を2回も味わいつつも冷静に実力差を分析しようとする虎とアイシャもすげえ。
あとキラとムウはこれからがんばれ
かっこよすぎるぜ
GJ!
GJ
アイシャはイイ女だな。
アイシャが生き残るかどうかで、虎の進路が変わるきがする。
GJ!!
しかし、ムウ・・・パイロットの性には勝てなかったかww
勘違いしたレジスタンス(or姫様)が襲撃してくるかとも思ってたが、杞憂で良かったほんと。
濃度の高い戦闘描写を堪能させていただいた。しかもコンスコン隊を彷彿とさせるサービス付きなどと。
経験の差とは言え化け物だなアムロは。
ところで247秒だと四分強ではございませんか?
弱ってその数を割るとき(切り上げ)につく言葉じゃなかったっけ?
GJ!
98氏から一足早いお年玉を貰ったしこれで年を越せるぜ!
丁寧な描写、いいっすねぇ〜。
GJでした!
来年の投下をお待ちしております。
辞書で調べれば厳密な定義があるだろうけど、会話で使う時は色々解釈の仕方があるからね…
細かい事は気にせず今は98氏の作品の余韻に浸ろう。
ニューのシミュレータを使うとなると、ギラドーガやジェガンが敵役なのか?
ザフトとは違って連携がしっかりしているから、ムウは自信が喪失するんじゃwww
なあに、その分(ry
ムウの性格だといきなりサザビーのような気がしないでもないw
面白かった!!
次回も楽しみに待ってるぜ!!
誤字っぽいものの報告。
>>480の上から15行目
それ以前に、至近距離から”かすのが”やっとと言った〜
それ以前に、至近距離から”かするのが”やっとと言った〜
>>484の下から17行目
アムロ”と”ハード類、キラはソフト類〜
アムロ”は”ハード類、キラはソフト類〜
>>484の下から8行目
「”明くまでも”経験の事だ。〜」
「”飽くまでも”経験の事だ。〜」
>>484の下から5行目
「出来る。自身を持て」
「出来る。自信を持て」
これは誤字ではないかも知れませんが、
>>485の下から16行目のアムロの台詞で
「〜サイコフレームの使用は無理としても〜」ってところがありますが、
サイコフレームはMSの構造材質なわけですから、
「〜サイコミュの使用は無理としても〜」の方が正しいのではないかと思います。
色々と重箱の隅をつつく様で申し訳ありませんでした。
全裸で待機してて良かった!!
敵も味方も演習とは思えない気迫にニマニマしちまったw
それとムゥがCEナチュラル最強のMSパイロットになりそうな件ww
GJ!
えーと・・・
ニューのコクピットを筐体として使うってことかな
やってる最中にサイコミュ関係の装置がキュンキュンしちゃてムウラムラの才能開花フラグ?キタコレ
gj! このバルドフェルドは普通にエターナルにのって嬉々として敵で出てきそうですねw
アイシャも死ななさそうだし、続きも楽しみにしてる!98氏おつでした!
さあこの流れに乗って次は400氏カモォーン!
98氏乙でした!
メシ喰ってきました
皆さん、ありがとうです
感謝感謝
>>504 ご指摘ありがとうございます
感謝感謝っす!
>>494 ありがとうございます
うーん、日本語難しいですねぇ
ちと調べてみる価値ありですな
それまで保留でお願いします
まとめの中の方、倉庫の方、ご指摘がありました該当箇所を以下の文に差し替えお願いできますでしょうか
毎回申し訳ありませんが宜しくお願いします
>>480の14行目
何とも性質が悪いのがPS装甲だ。レールガンが全く通用しない。それ以前に、至近距離からかするのがやっとと言った状況なのだから、バルドフェルドからすれば悪夢としか言い様なかった。
>>484の19行目
アムロはハード類、キラはソフト類に精通している面があるが、今回の演習はそれが顕著に出たと言って良いほどだった。
>>484の29行目
「飽くまでも経験の事だ。集中力は注意すれば良いが、経験だけはどうにもならないからな。あとは間合いの取り方を覚えろ。キラは特に接近戦で力を発揮する傾向がある。間合いを上手く使え。そうすれば、いずれは僕を追い越して行くさ」
>>484の31行目
「出来る。自信を持て」
>>485の19行目
「全然と言う訳では無いが、オート制御が利いてるからな。前にも言ったが、サイコミュの使用は無理としても、普通にならキラやムウも動かす事は出来るはずだぞ」
GJ!
ラストシューティングまで再現してしまうとは素晴らし過ぎます!!
まさしく白い悪魔の復活ですな
たびたび申し訳ないっす
>>494さんのご指摘を踏まえまして以下に文を修正をします
時間に対する弱は未満の事だったんですね
勉強になりました感謝感謝です
またまた毎回申し訳ありませんが、まとめの中の方、倉庫の方、該当箇所を以下の文に差し替えお願いできますでしょうか
申し訳ありませんが何度もごめんまさいです
>>483の3行目
「……やっぱりこっちと同じか。約四分で一一機を撃墜かよ……。アムロ大尉はマジでナチュラルなのかっ?」
>>483の8行目
「……データを吸い上げしなければ正確な所は分からないですが、演習開始から、大体六〇秒くらいでプログラムの実行をしている様です」
GJっす。
98氏のアムロは感動的なまでにかっこいい。
>>454 師走の仕事で無理しすぎて風邪引きますた。
先週には投下するはずだったのにすまんこってす (´・ω・`)
アムロつええw
そして虎にアイシャにムウにキラ
役者(エース)が揃ってマジ面白かった。GJ!
>>500>>502 ムウのシミュレータ楽しみだよね
初めはどれとやっても凹みそうだけどw
νってアムロ専用機だからピーキーっぽいがどういう展開で捌くのだろうか
やべ次も楽しみ
今年も最後だし気になってた事をいくつか
バル「ト」フェルドではないの?実はいつも気になってた
あと形式番号は横書きだし算用数字の方が良くないかな。RX-78みたいに
そんだけっす
>>513 400氏、早く風邪を治してくだされ |・∀・)つθ ハイ クスリ
>>514 ご指摘ありがとうです感謝感謝
次回より気をつけまする
数が多いので追々そこは修正して行きますね
やっぱり形式番号は算用数字の方が見やすいかぁ・・・納得っす
さて風呂入って寝るっす |・∀・)ノシ ミナサン オヤスミー
>>513 風邪かあ
職人各氏はご自愛してくだされ
全裸で投下を待ってるぜ
98氏の作品は戦闘もそうなんだけど各キャラの出てくるタイミングが非常にいいんだよな
演習終わった後のブリッジとか整備士からマードックまで
皆ちゃんとそこにいる感がある
虎とかアイシャとかこんなにいいキャラに化ける要素があったんだね……
ガンダムSEEDはもともと素材は良かったよ。
ただ少しスパイスと料理人の腕が足りなかったけど。
少し?
やっぱり98氏の作品は戦闘描写がいいですね…アイシャとの戦闘が(特に女の情念…の部分)
UCぽくってよかったです。
ガンダムって確かに背後に撃てるんですよね(連ジとか)。
ムウも見せ場があり、やはり連合のエースパイロットというのは伊達じゃあないですね。
動かした経緯というのが何となく我が儘(やりたかっただけ)には見えましたが。
いつかトール君にも愛の手を…
キラも確実にレベルアップしそうな展開、ムウさんもMSパイロット&NTとして覚醒しそうな予感が。
これは年始も楽しみです。
>>513 お風邪を召してしまったとか。暖かくして寝てくださいね?体は何をするにも資本ですよ?
これだけいい作品があるとなぁ…書きたくなるんだけどなぁ…
Good Job!!
待ってた甲斐があった!今年最後に素晴らしいSSが読めて良かった!
来年もよろしく頼みます。
GJ
今更ですがアムロが乗っている灰色のガンダムって象徴的ですね
やはりG-3のイメージが
GJでした。
ところで2つ目のスレの虎のセリフで、飛んでもない男とありますが、漢字を使うのはおかしくないですか?
98氏GJです!
メモリアルボックスのファーストを買ったんだけど投下を読もうかメモリアルボックスを観ようか迷ってしまった…
結局メモリアルボックスを観てしまったが観てる最中も気になって気になってしょうがなかったぜ!
>>524 セイラさんがショックで失禁する黒歴史小説のことかー!!
>>522 ありがとうっす
そこはひらく所ですね、気をつけなきゃなぁ・・・
以下の文を修正します |・∀・) ナンカイモ モウシワケナイッス・・・ ヨイオトシヲー
>>468の11行目
「――ちっ! ……強いな。しかもここまでエネルギー温存の為に、PS装甲を必要以上に使わずに来たのだからな。とんでもない男だ」
誤字報告
>>469の下から9行目
だが、まだ”終わった終わった”訳では無い。
だが、まだ”終わった”訳では無い。
98氏は同じ場景を様々な視点から描写するから場面に立体感があるなー。
最後はラストシューティング?
>>500 一年戦争から第2次ネオ・ジオン戦争までの機体データあるんじゃね?
旧式を使う敵だって出てくる可能性もあるんだし
530
ザクレロとかデータに残ってるんだろうか…。
ムウがどんな反応をするか微妙に期待してしまう。
しかしその後、連合もザムザザーやゲルズゲーのような悪趣味MAを開発するのです・・・
それでも紳士は全裸で立ち向かうのです
ジェガンで「ついさっきの戦闘」からシミュレーション作れんだから普通にジンとか虎じゃね?
まぁ作れんのはラーカイラムでジェガンは投影してるだけかもしれんが
シュミレータってどんな感じなんだろう?
戦闘データをなぞって訓練するタイプだけなんだろうか?
過去のMSデータ引っ張り出してAI敵相手に模擬戦闘とかはできないのかな?
と脳内妄想しながら年を越すか。
年越し投下ないかなー、なんて期待している俺がいる。
新年初保守
(*´・∀・)明けおめことよろ保守
新年初書込
98氏の年越しスペシャルGJ!
演習だというのに実戦さながらの迫力素晴らしい
アンディもアイシャもムウもカッコ良すぎです!
ムウのシミュ訓練も今からwktkしてます
仮にサザビーの戦闘データとやりあったら何分持つだろうか?
初シュミレータ時なら「指一本で充分だ」クラスの完敗かもしれん。
別に動かせるようになればいいだけなんだから、戦闘なんかせずに、νで普通に動作できるようになったらすぐストライクいくだけなんじゃない?
あっちで動かせないと意味ないんだし。
――――と夢のないことをいってみる。
まあ、あんまりアームレイカーになんか慣れちゃうとCEのMSなんか動かせなくなるしね。
戦闘挙動とかシミュレーションする前にある程度MSというものを把握したらストライクというのも納得は出来る。
アームレイカー自体現場から戦闘中に腕がすっぽ抜けやすいとかで
次第に姿を消していった操縦席だかんなー
復活したのは遙か彼方未来のシステム∀99だし
>>544 デザイナーの趣味じゃないかと
あとは演出の問題
F91以降の「新人パイロットがレバーを握り締める」演出がアームレイカーだと出来ない
新兵には向かないが、熟練者には使いやすいって感じのものだったのかもね。
皆さん、明けましておめでとうです
本作、このペースで今年中に終わらすのは不可能です(w
って事で本年もよろしくお願いします
ちなみに種死にあたる2部までやったら終結まで3、4年かかりそうな希ガスるっすよ(w
まあ、先の事考えても仕方ないし、とりあえず1/6目指して今日から書き始めるっす |・∀・) コトシモ ガンガロー
>>527 ご指摘ありがとうございます!
書いてると気付かない事多いんで、助かります
ここ最近は投下前に誰かにチェックしてもらった方がいいのでは?とか思っているですよ
まとめ、倉庫の方、毎回毎回申し訳ありません
ご指摘をいただきました箇所を以下の文に差し替えお願いできますでしょうか?
>>469の13行目
だが、まだ終わったでは無い。頼りのソードストライカーパックを搭載したスカイグラスパー一号機の状況を、ナタルが声を張り上げて聞いた。
98氏あけおめ〜。
ここまできたら完結目指して、リアルに支障が無いペースで頑張っていただきたい。
紳士は待つのは平気だ!
>>548 気長に待ちますよ
アムロとナタルの愛の結(ry
>>548 逆に考えるんだ、ここでチェックしてもらってWikiで連載していると考えるんだ
>>547 いや、熟練者が
>>544になるから不評だったって、なんかで見た事ある。
多分、F91公開時の設定で出て来たもんだと思うが...
みなさん、ご挨拶いただきましてありがとうです!
月1投下でお待ちいただき、申し訳ないなと思いながら感謝しております
それぞれのカップルがどうなるかはお楽しみって事で待っていてくださいまし
みなさんが編集さんだと思って楽しんでもらえるようガンガリまするよw
さて、今から書き始めるのでまたです! |・∀・)ノシ ソレジャマタネ!
アムロは浮気のプr――――うわなんだお前r
>>554 えーと、Zだとベルトーチカ、逆襲だとチェーン、無印だと誰でしたっけ?
フラウにセイラにキシリア
というか逆シャアの小説版
ハイストなら3人とも友達以上恋人未満ってとこだな
たぶん惹かれてたのはアリョーナだけど年齢その他の問題から
チェーンにシフトしようとしてた感じがある
ベルチルはベルトーチカ一筋
風邪を引かれたという400氏の投下は、何時くらいの予定になるのだろうか。
主任の手にかかれば数日で全快すると俺はふんでる。
我々も健康には気を付けねばな。
全裸待機と乾布摩擦はすこぶる相性が良いらしいし試してみるか。
頭なでなで かw
そういや何時からだろう
頭なでられる方から、なでる方になったのは・・・
>>561>>562 まてまて撫ですぎるのはあまりよくない。
確かに適度な強さなら頭皮の活性化になるが、やりすぎると髪の毛抜けるからな。
特に男は男性ホルモンの影響で頭頂部がはげ易いから要注意だ。
あれ? 違う?
正月からハッピータイムかオマイラ
98氏のは盟主はどう関わるんだろうか?
>>564 ハッピータイムが適用される料金プラン使ってる奴なんて今じゃほとんどいませんよ
というか今時ボーダフォンを連想するのも凄げぇな、オラ、ワクワクして来たぞ。
昨年11月まで時代遅れのボーダフォン使っていた俺がいるんだぜ。
名機は長持ちするって事だ。
ただし、「名機=高性能機」とは限らないのが難点だが。
という保守。
数ヶ月前までJフォン使ってた俺には勝てまい
tu-ka Sは……ボール?
ふ、俺様はNTだからコードレス糸電話で事足りてるぜ!
…NT同士でしか送受信できないけどな
ありあまるNTの力はOTでも感じられるんだぜ!
これを人は盗聴というw
御久し振りです(何回目だろう、この言葉)。
仕事とプライベートが落ち着き、精神的にも余裕が出てきたのでまた細々と書いていきます。
取りあえず、今夜までには載せれると思います。
これまでこのスレを支えて下さった作者さん達と住人の方々には頭の下がる想いです。
遅くなりましたが、あけましておもでとうございます
今年もいい年でありますように
キター!
メビウス・リンクさんがこのスレを忘れずにいまも書き続けてくれてることの方が嬉しい
きたー!
待ってた甲斐があった。
さ、ダンボール集めて赤く塗って角でも付けようか。
お待ちしておりましたー!!!
ちょっとガンダムカラーのシャア専用セット買ってくる!!
メビウス氏は戦闘もうまくてギャグもいっぱいでなによりエチーのが問題である。――――だがそこがイィ!(・∀・*)EEEEEEEEEEEEEEE
メビウス氏キターーー!!!!
待ってました。
むしろ戻ってきてくれてありがとうございます!
自分は新年会で酔い潰れて気持ち悪いんで、とりあえず寝て待ちます。
ポートタルキウスにおける沿岸の小さな港に横付けされた”ミネルバ”は前回の会戦で受けた損傷を癒しつつ鎮座していた。
そんな”ミネルバ”の中央カタパルトから一機の戦闘機が飛び立った。
シンの愛機<インパルス>の根幹を為す、コアスプレンダーである。
しかし、青と白のカラーリングであるはずの機体は、黒と白のツートンカラーに変わっていた。
淀みなく上昇したコアスプレンダーは、続けて発進したチェストフライヤー、レッグフライヤーに合わせるようにスピードを落とし、寸分の狂いもなく合体を終えて<インパルスガンダム>となった。
そして、ヴァリアブルフェイズシフト装甲の発動により、機体色がみるみる変わっていくのだが、これもやはりシンの機体とは違っていた。
胴体部と肩部、つまり本来ならば青が占める場所が黒く変わったのだ。
色合いが変わるだけで、まるで違う機体に見えるな。
それとも、操るパイロットのせいだろうか。
誰よりも見知っている機体が、自分以外の手によって操られていることに何だか不思議な感慨を実感しつつ、シン・アスカは甲板の上から群青の空に映える機体を見上げていた。
「見事なものだな」
「・・・・・・レイ」
後ろからの声にシンが振り向くと、金髪の髪を陽光にキラキラ輝かせているレイ・ザ・バレルがいつの間にか立っていた。
レイは何も言わずにシンの横に並び立つと、眩しげに見上げる。
「もうあのように扱って見せている」
「・・・・ああ、そうだな」
シンが口にした同意の言葉に、レイはシンに目を向ける。
「? なんだよ」
「イヤ、少し意外に思っていた・・・抵抗のようなものは感じなかったのか?」
レイが何を言いたいのか理解したシンは、頭を掻きつつ柵に寄りかかった。
「自分でもさ、不思議なんだよな・・・。 専用機・・って言ったらおかしいかもしれないけど、そんな感じに思ってた機体に他人も乗るなんて何時もの俺なら、さ」
「・・・ああ」
「だけど、そんな気分にならないんだよな。 あの人だとイイよな・・・っていうか、しょうがないっていうか・・・うれしいっていうか。
勿論、全然悔しくないわけじゃないんだ。 けど逆に、張り合いが出て来た、っていうか」
自分でも上手く言えないのだろう、紡ぎ紡ぎ話すシンの顔はしかし、そんな負の感情とは無縁な風に晴れ晴れとしていた。
そんなシンをじぃっと見つめていたレイだったが、ふと目を逸らすと、こちらに着艦しようとする機体に目をやる。
(変わったなシン、・・・その変化を、俺は、どう捉えるべきなんだろうな)
(アムロ・レイ・・・・彼は・・)
「そういえば、ルナは? アスランも見かけないけど」
「・・・ああ、彼らは艦長からの命令で、単独行動中だ」
重低音を響かせ、MS格納庫に着艦したインパルスを即座に整備員が取り囲んだ。
コクピットが開き、中からジャケットを着込んだ人物・・・アムロ・レイがゆっくりとタラップに降り立つ。
「どうですか、アムロ大尉。インパルスの調子は」
「ああ、流石にザクとは反応性がまるで違うな。 合体もスムーズに行えたし、安定感も抜群だった。」
「まあ、前例があれではね」
苦笑しつつ、技術主任マッド・エイブスは格納庫の隅に置かれ、バラバラに分解されている元は<ザク・スプレンダー>だった機体を見つめる。
先の戦いの折、フリーダムと互角に渡りあえた機体は、そのあまりの負荷に内部のフレームがガタガタになってしまっていた。
もともと実験機にすぎない機体にしてはよくもってくれたと言うべきかもしれないが、もともと部品が少なく、修理にも手間がかかるのを考慮に入れてやむなく補修部品として分解されることに決まったのだ。
そして、新しくアムロの乗機として白羽の矢が立ったのが<インパルス>だったのである。
「本部も気の利いたことをしてくれる。補給が戦闘機一機と聞いたときはどうしてくれようかと思いましたが」
「ああ、コアスプレンダーならこちらにある予備のフライヤーを使うだけで済むしね」
整備士から受け取ったスポーツドリンクを喉に流し込みつつアムロも同意する。
そして自分の機体を見上げると呟いた。
(偶然とは怖いもんだな)
かつて自分が設計し、搭乗した愛機を連想させるカラーリングに苦笑していると、横からデータを取っていたヨウランが口を挟んだ。
「でも、せっかくのヴァリアブルフェイズシフト装甲なのに、こんなに出力を落としたら勿体無いですよ」
「俺にとってはこれでいいんだよ、ヨウラン」
〜数時間前〜
インパルスの搭乗にあたり、アムロが付け加えた注文は整備班の面々を呆れさせるに充分なものだった。
「フェイズシフトは可能な限り、電圧を落としてくれ。 なんならOFFにしてしまってもいい」
「無茶ですよ! エネルギーの伝達回路も兼ねてるんですから、OFFには出来ないし、それにあったほうが・・・」
「当たるかどうか定かじゃないことに活動時間を削るなんてナンセンスだ。 それに戦場のど真ん中でいつでもデュートリオンビームを受信できるともかぎらないんだ」
「しかし・・・」
「・・こんなことは言いたくないが 『アタラナケレバドウトイウコトハナイッ!!(すっごく嬉しそう)』 ・・・誇らしげに言うんじゃないっ・・・まあ、そういうことだな」
(肩にペットロボット乗せながら真顔で言う言葉じゃないよな、シュール過ぎるぜアムロさん)
(けど、確かにアムロさんは被弾らしい被弾は殆どないんだぜ?)
(つうか、ナニ? あのロボットは? 議長の声を使用していいのか?)
「それから、レッグフライヤーを切り離した後で無線誘導出来るようにしてほしい。場合によっては囮か、敵にぶつけるか出来るからな」
「ええ!?そんな勿体無いっ!回収すれば・・・」
「戦場では使えるモノはなんでも使うさ。それでパイロットが生き残れれば御の字だろう?
なにより、足程度なら 『足ナンテ飾リデスッ!偉イヒトニハ、ソレガワカランノデ…(バシッ) イテッ』 ・・・ゴホン・・ああ、とも言うな」
(凄え屁理屈をきっぱりと言い切ったぁ!?)
(ヨウラン、いい加減学ぼうよ。 この人は理屈は通用しないんだ)
〜現在〜
「しかし、兼ねてより不思議に思っていたんだが」
「なんです? 大尉」
「何故、インパルスの機構を量産しないんだ? これは脱出機能としては申し分ないのに」
そのアムロの疑問にヴィーノが答えた。
「ああ、やはり最大のネックはコストですよ。 機体構造の複雑化による整備性の悪化、それに伴う高コスト化に、なにより専用艦でなければ満足に運用できないときてるんですから」
「いらないだろ」
「・・・・・はい?」
「量産化の意味が分かってるのか? なにもインパルスをそっくりそのままにする必要はないだろう。
デュートリオンビーム送電システムとヴァリアブルフェイズシフト装甲なんて真っ先に除外して然るべきだし、なんなら残すのはコアブロックだけでもいいんだ。
合体機構も抜かしたら僅かの回収でどの艦でも扱えるし、ここまででも大幅なコスト削減だ」
「は、はぁ」
アムロは時々、この世界のMSに対する不満を漏らすことがある。
しかも、その一々がごもっともな内容ばかりなので反論しようにもできないのだ。
ヨウランとヴィーノは助けを求めるかのように技術主任に視線を向けるが、当の本人はウンウンと頷くばかりで逆にメモをとったりしている始末。
そんな時である。
アムロの視界の端に空を横切る物体が横切った。
「・・・ん? セイバーか? あれは」
「あれ? ルナマリアじゃん。 どうしたの」
それと同時に、慌てた様子で格納庫に走りこんできたルナマリア・ホークは、私服姿のまま小型ジャイロに飛び乗った。
それをみたアムロは何を思ったのか、いきなり走り出してルナマリアに向かって行った。
バババババババババババババ
今まさに飛び立たんとしていたルナマリアは、こっちに来るアムロにぎょっとしてしまう。
その隙を突いて、ジャイロに登ったアムロは車軸の片方に足を乗せてきた。
「え、ちょっ、アムロさん!?」
「ボクも行こう、ルナマリア!」
ローター音に負けないよう声を張り上げる。
「ちゃんと任務の詳細はグラディス艦長から聞いているし、許可も得ている!!」
「そ、そうじゃなくて! これ1人乗りですよ!!」
「ルナマリア」
しかし、アムロはにこやかに微笑むと、ゴーグルを装着しながらルナマリアのヘルメットをポムポムと叩いた。
「為せば成るさ」
「い、意味違うと思いますけど・・・」
惚れた弱みと言うなかれ。
結局、ルナマリアが強引に押し切られる形で二人を乗せたジャイロはセイバーの反応を追って飛び去って行った。
「あ〜あ、行っちゃった」
その一部始終を、アムロを労おうとわざわざ降りてきたメイリン・ホークが見ていた。
「先を越されちゃったなぁ」
ふぅ、と軽く息を吐いてから戻ろうとすると、足元に丸い物体がコロコロと転がってきた。
「あら?」
言うまでもなく、それは例の<赤いハロ>である。
「貴方もお留守番なの?」
『ハロ』
「待ち惚けって辛いよねえ」
『ハロハロ』
「あ、分かる分かる! アムロさんって時々すっごくストイックな時があるもんね。 でも、そこが結構いいんだよねぇ」
『ハロ、ハロハ〜ロ、ハロ?』
「や、やだもう、そんなことないってばっ」
ザワザワ・・・・
格納庫の片隅で、とはいえ、こんな異次元の会話をされては目立つことこの上ないのだが、二人(?)は気付くことなく談笑(?)しながら歩き去って行った。
「お、おい何て言ってたか分かるか?」
「分かるわけないじゃん」
「大丈夫か、メイリン・・・。CICも板挟みで結構ストレス溜まりそうだしなぁ」
「でも、ルナマリアも結構、あのロボットと口喧嘩してたりするぜ」
「ロボットと口喧嘩かよっっ!!」
続く
GJと言わざるを得ない
GJ!
メビウス・リンク氏おかえりなさい!まってました。!
地味にハロがいいキャラになっててワロタ
とりあえず乙!
おかえり&GJ!
>>586 実はメイリンとの会話は完全に一方通行で、アムロの悪口言いまくってるのかも知れないぞw
メビウス・リンクさん、GJ!
GJ!
メビウス・リンク氏、今更ですけどあなたは最高です!
GJ!
相変わらずな赤い物体が素敵w
ハロが面白すぎるwwww
[僅かの回収でどの艦でも]
回収>改修のまちがい?
懐かしGJ
ハロの中の人自重w 足なんて飾りです、はお前のセリフじゃなくて、お前が言われたセリフだろw
おおメビウス・リンク氏帰ってきてる
新年早々いい流れだなあ、おい
アムロよるVガンの運用みたいになってるな
ハロとの絡みがナイスw
>>587 会話になってない可能性あるよねw
メビウス・リンク!復活!メビウス・リンク!復活!メビウス・リンク!復活!
・・・ということで
メビウス・リンク氏まずはお帰りなさい。
そしてGJ!!
相変わらず赤い物体がいいすねww
前から思ってたんだけどこのアムロは赤い物体をちゃんとシャアと認識してるんだろうか、まさかなぁみたいなあいまいな表現はあったけど
あけましておめでとうございます。83です。
メビウス・リンクさんの後で非常にやり辛いのですが、投下します。
↑トリップ間違えましたorz
これより投下します
ガンダムSEED D NT's
第3話「ニュータイプ」(前編)
「ロアノーク大佐」
連合軍艦ガーティ・ルーのブリッジに入って来る連合軍大佐ネオ・ロアノークに、同じく小佐にしてガーティ・ルーの艦長でもあるイアン・リーが気付いて声を掛けた。
「どうした、イアン?」
ネオの被る仮面――いや、兜と言った方が正しいのかもしれない――で表情は見えないが、彼の声は明るい。
色々と計算外の事態こそあったものの、アーモリーワンにおける新型MSの強奪作戦は概ね成功であったと言える。
ネオの機嫌も良くなるというものだ。自身も肩の荷が降りた事を実感しながらイアンは頷いた。
「スティング達三人の『調整』が終了しました。大佐に会いたがっていますよ、特にステラが……」
「ああ、そうか。じゃあ行って来るよ。悪いが、しばらく頼むぞ」
「了解しました。三児の父は大変ですな」
冗談混じりに言葉を交わし、イアンは敬礼の姿勢をとった。
第81独立機動群、通称「ファントムペイン」の一隊を率いるネオには、常に少なくない心労が掛っている。
ファントムペインのスポンサーとも言える「ブルーコスモス」、そしてその母体である軍需産業複合体「ロゴス」のプレッシャー然り、これから会いに行く愛すべき問題児達もまた然り。
ネオは自分の頬が緩んでいるのを感じた。
ファントムペインをファントムペインたらしめている彼等にこうも愛着が湧くとは思っていなかったが、馴染んでしまえば可愛らしいもので、こうして会いに行くのが楽しみになっている。
今頃は大好きなバスケットボールでもしているんだろう。
「ネオっ!危ねぇ……」
ネオの予測は的中した。ただし、顔にボールをぶつけられるというおまけ付きで。
「あっちゃ〜……悪い、ネオ」
仮面のお陰で若干衝撃は和らいでいるが、それでも痛いものは痛い。彼等――「エクステンデッド」の投げたボールなら尚更。
「エクステンデッド」――。彼等はブルーコスモス、及びロゴスの所有する養護施設の出身であり、戦争の為の英才教育を受け、精神操作を中心とした「強化」を施された人間である。
エクステンデッドの前身である「ブーステッドマン」と比べて身体能力は落ちるものの、比較的精神は安定し、より軍事的行動に従事し易くなっている。
「痛いぞ、アウル」
言葉と裏腹に気分は軽い。ボールをぶつけた水色の髪の少年、アウル・ニーダも悪いとは言いつつもニヤニヤと笑っている。
「ネオ〜!!」
続いて飛び付いて来た金髪の少女。ガーティ・ルーに乗る三人のエクステンデッドの中で、最もネオに対する依存が強いステラ・ルーシェだ。
自分にくっついて離れないステラの頭を撫でていると、娘を持つ父親とはこんな気分なのか、と思わされる。
(イアンが「三児の父」だなんて言う訳だ)
片手にボール、片手にステラの頭という体勢のままで周囲に目をやる。すると、ゆっくりとこちらへ向かって歩いて来る緑色の髪の少年を見付けた。
「やあ、スティング。」
ボールをアウルに投げてやり、空いた手でスティングに手を挙げた。
「やあ、じゃねーよロリコンオヤジ」
「なっ?!俺はロリコンじゃないしオヤジでもないぞ!」
スティング・オークレーの暴言に反論しつつも反射的にステラの頭を撫でる手を離す。
が、気付いた時にはスティング、アウルの白い目が、そして急に頭を撫でる手を離されて気持ち良さそうに細めていた目を潤ませてこちらを見上げるステラが。
「……」
嫌な沈黙が漂う。しかし。
「……ぶはっ!!」
堪えきれなくなったのか、アウルが吹き出した。
「……くっくくく……はははは、あはははは!!」
「ぶはははは、あっはははははは……あーおっかし……」
堪えきれず大声で笑うスティングとアウル。何故二人が笑っているのか分からずきょとんとしているステラ。呆れ半分、楽しさ半分で仮面の下で苦笑いするネオ。
「ネオ、スティング、ステラ!2on2やろうぜ!」
「何?俺もか?!」
俺には仕事が、と言いかけたネオを尻目に、三人の少年少女は駆けていく。そこには年相応の――戦争に関わっていなければ当たり前に見られた筈の――笑顔があった。
支援
少し長い話になります。そう前置きしてカミーユが話し始めたのは、カミーユが「こちらの世界」にどうやって来たかという事だった。
「……ふぅ。」
第二次ネオ・ジオン抗争が終結してから二週間後、月面都市フォン・ブラウンのとあるアパートの一室で、カミーユは溜め息を吐いて目頭を押さえた。
「カミーユ、そろそろ休憩したら?もうずっと勉強し続けてるじゃない」
カミーユに優しく声をかけたのは彼の幼馴染みのファ・ユイリィである。
第一次ネオ・ジオン抗争が終結とほぼ同時期にカミーユの精神が回復して以来、カミーユとファは医師を目指して勉強していた。
とは言え彼等の家族はグリプス戦役の初期に亡くなっているので、自分達で生きていかなければならなかった。二人は力を合わせて生きていく事を決め、お互い昼間は働き夜は勉強という過酷な日々を送っていた。
そんな過酷な毎日の中では貴重な休日。カミーユとファは午前中に買い物を済ませ、それからずっと勉強していた。
「うーん……、そうだな。ファも休めよ」
「そうね、じゃあそうするわ。何か飲み物飲む?」
「いや、良いよ。俺、ちょっと散歩してくる。足伸ばしたいしさ」
カミーユは立ち上がった。長い事座りっ放しだったせいで、膝が痛い。
「そう。あんまり遅くならないでね」
笑って送り出してくれたファを背に、カミーユは部屋を出た。
フォン・ブラウンの街並みを眺めながら、いつもと変わらない散歩道を歩く。10分程歩いた頃、カミーユは人波の中に懐かしい顔を見た。
「あれ……ウォンさん?!ウォンさんですよね?」
見付けたのはアナハイム・エレクトロニクスに勤めるウォン・リー。
エゥーゴに対して出資をしていたアナハイム・エレクトロニクスはエゥーゴの戦艦アーガマに彼を乗せ、出資者としての立場から色々と注文をつけては煙たがられていた。
そんな彼にあまり良い思い出は無い。彼に窮地を救われた事もあるが、カンフー仕込みの彼の拳を嫌と言う程浴びた事もある。
しかし、数々の戦友と死別し、エゥーゴを離れた今となってはそれすら懐かしい。高圧的な人物ではあったが、今のカミーユはウォンに対して悪い感情は持っていなかった。
「……まさか、カミーユ・ビダンか?回復していたのだな」
「はい、お久しぶりです。その節はご心配をおかけしました。ところで、お仕事中ですか?」
ウォンは尊大な態度で頷いた。
「ああ、そうだ。あの頃は言い訳がましいガキだと思っていたが……挨拶位は出来る様になったのだな」
少し柔らかくなった。カミーユは今のウォンをそう評した。カミーユにはウォンの尊大な態度が彼なりの照れ隠しに見えたのだ。
そのウォンが、はっとした様に口を開いた。
「そうだ……今、時間は空いているかね?」
奇妙な質問だった。空いていると言えば空いているが、ウォンの方こそ仕事中であると本人が認めているにも関わらず、何を言っているのか。
「ええ、空いてはいますが……」
余り遅くなるとファが心配する。そう分かってはいたものの、ウォンの奇妙な質問に好奇心をそそられ、気付いた時にはそう答えていた。
「そうか。実は見せたい物がある。偶然とは言えこうして会ったのだからな」
「……?」
カミーユはウォンに手招きされ、車に乗り込んだ。車中、ウォンが呟く様に語り始めた。
「クワトロ大尉が――いや、シャア・アズナブルが起こした第二次ネオ・ジオン抗争、あれがどうやって終わったか知っているかね?」
「どうやって……ですか?」
「うむ、シャア・アズナブルがアクシズを落として地球寒冷化を図ったのは知っているだろう」
「ええ」
カミーユは頷いた。正直な所、カミーユとしては信じたくなかった。しかし、現実にシャアは連邦政府を騙してアクシズを落とそうとし、ブライト・ノアやアムロ・レイといったロンド・ベル隊が孤軍奮闘していた事も確かなのだ。
「なんで……あんな事をしなければならなかったのでしょうか?」
「さて、な。あの男が何を考えてあんな事をしたかは分からん。が、どうやって終わったかなら知っている」
「……」
何故?カミーユはその言葉を飲み込んだ。次にウォンが語るのは核心の部分、カミーユを何処かへと連れて行こうとする理由だ。
カミーユが知っているのはアクシズは結局地球に落ちなかった事と、アムロとシャアが行方不明である事。
最近テレビでは盛んに「伝説のニュータイプ戦士アムロ・レイ、地球を守って命を散らす」とか「連邦最強のニュータイプ戦士がジオンの野望を阻む」などとのたまっている。
しかし結局二人が「どうなった」かについては、死んだかうやむやにされるかのどちらかで、どうも要領を得ない。
(知っているのか……この人は?)
「じきに着く。そこで説明しよう」
「はあ……あ、そう言えばこの車は何処へ向かってるんです?」
「ああ、言ってなかったな。アナハイムの工場区だ」
やがて車は停止した。
「着いたぞ、付いて来い」
さっさと車を降りて歩き出すウォン。慌てて追うカミーユ。ノーマルスーツを着込んでやって来たのは工場区の一角。
「お待ちしてました、ウォンさん。技術主任のオクトバー・サランです」
一人の男がウォンに頭を下げた。
「ああ、聞いている。ところで、『あれ』は?」
「サイコフレームが非常に不安定です。何か起こるとも思えませんが……ところで、そちらは?」
「ああ、私とアムロ・レイの共通の知人でね。『あれ』を見せてやりたいのだが」
「正直、駄目だと言いたい所ですが……」
「分かっている。この事は他言無用で頼むぞ」
カミーユはまたも違和感を感じた。この男は一体何を見せようとしているのか?
「ウォンさん?」
ウォンは何も言わず、そのままオクトバーに付いて行く。やがて辿り着いたのは一枚の扉。オクトバーがパネルを操作し、軽い音を立てて扉が開く。
「この中です」
何が?と聞きたくなるのを抑え、扉の中を覗き込んだ。そこにあったのは――
「ガ……ガンダム?!」
そう、そこに佇んでいるのはかつてのRX-78-2に良く似ている、第二次ネオ・ジオン抗争に現れ奮迅の如き働きを見せ、挙げ句の果てにアクシズをも押し戻したMS。
ええ、とオクトバーが誇らしげに言った。
「RX-93、νガンダムです」
投下終了です。
カミーユの設定はムーンクライシスの設定を持ってきました
それからメビウス・リンクさん、超GJです
ここ数日で書き貯めた分を投下して、それからまたアムロが出る所まで書き貯めて一気に投下します
一応支援?
乙〜
さて、アムロがどうなってるのか非常に気になるんだぜ?
投下乙!
飛ぶ直前に何があったか? を良い感じで引っ張れていると俺は思う。
この先が気になる。
投下乙です。
正月早々、連続投下とは嬉しいものだ。ところで誤字訂正を。
小佐×少佐じゃないですか?
メビウスさん、GJ!!
アムロ機、今度はインパルスっすか。
フリーダムと再戦の時も面白い戦闘が見れそう。
でもその前にアムロとルナがどんな状態で乗ってるのかが気になりますw
メビウスさん……
ヲ カ エ リ ナ サ イ
まじでこの言葉しか出ねぇ!
83氏はアムロ以外からの視点でアムロの現在の立ち位置が
明かされていった後、本人登場って流れなのかな。
後書きの説明は、近日中にアムロが出てくるとこまで
投下する予定って意味でおk?
83氏の作品、まだ倉庫に登録されてないんだけど・・・
誰かよろしく
つーかウォン・リーが出てくるとは全くもって予想外!
この人も第二次ネオ・ジオン抗争の時には、νガンダム開発の際に色々と動いていたんだろうか?
アムロの修正はきっとウォン・リー直伝だ、と脳内補完している。
確かZZでアムロは月に行っているとブライト艦長が言っていたような気がするし。
>>616 けど、アムロって喧嘩弱そうなイメージあるわ。
83です。
>>610 誤字ありましたね。ご指摘ありがとうございます
>>613 今の所そういう流れで行こうと思ってます
あと、今後の予定としては今日、明日で数話分を投下して、それからアムロが出る所まで書き貯めてから投下するつもりです。今の所三月辺りを予定してます
それから、今夜また八時辺りに投下します
>>617 でもぶっつけフェンシングで訓練済みのシャアに勝ったり、シャアからマウント取ったりしてるぜ?
多分体を動かす感覚に優れてるんだろう。あとかけひきにもか。
ニュータイプ能力の延長ととらえるかどうかは意見が分かれるだろうけど。
1stで実家近くで連邦兵にボッコボコにされたり
Zで香港でボッコボコにされてたり
ハイストでゼダにボッコボコにされてたり
喧嘩弱いイメージが強いなあ
でもMSの格闘戦では強いイメージがあるのはなぜなんだ
メビウスリンク氏おかえりでGJっす!
白黒インパルスかっこよさげでつな!wktk!
ことよろですよ!
83氏もGJっす!
アムロの登場が待ち遠しいですわな
同じ書き手として職人様が増えてくれるのはうれしいっす
やっぱりアムロスレは恵まれてるなぁ
各職人様方今年もがんがりませう
さて続き書こうっと |・∀・)ノシ デワデワ
98氏ガンガレ!ガンガレ!
つーか、予定上、三月までアムロが出てこないってことに驚いた>83氏
アムロは喧嘩弱いってか普通じゃないか?
やられる時もあるけど、マウントとってボコる時もあるし。
ただしMSと違って、生身だとマウントとって殴るって戦法しかないw
それと1st時から思ってたけど親父にもryって言ってた割に
打たれ強い気がする。殴られシーン見てると。
ガンダムSEED D NT's
第3話「ニュータイプ」(中編)
「ニュー……ガンダム……?」
「ええ、RX-93νガンダム。アムロ大尉の乗機ですよ。同型機ではなく、正真正銘のね」
「アムロさんの……じゃ、じゃあ、アムロさんは?!」
「さあ……そこまでは。我々は連邦軍が回収したこの機体を修復、調整する様依頼されただけですので。
なにぶん損傷が酷かったんですが、まあ何とか修復は出来ましたよ。ただ、連邦軍がこの機体を回収した時、コクピットは空っぽだったらしいです」
「空っぽ……」
カミーユは愕然とした思いだった。アムロが行方不明。それも宇宙空間で。ほとんどの場合、それらが指す事実は……
「アムロさん……じゃあ、やっぱり……」
「今はマニピュレータの調整をしてるんです。ほら、向こうのラックにバズーカやらシールドやらあるでしょう?
今はビームライフルを持たせてるんですけど、各武装を持たせてそれらの重さを……」
呟くカミーユに全く気付かないオクトバーは勝手に話を進めていく。
「……後はビームサーベルを抜かせてみたり、色々な動作を試さないと。
そもそもこのνガンダムがこちらに回されて来た時にはそれはもう酷い状態でしてね。
あちこちボロボロだしビームライフルは無いわカスタム・ビームサーベルは無いわシールドは無いわフィン・ファンネルは無いわ……」
カミーユは殆んど聞いていなかった。しかしオクトバーはそれに気付かない。
「残っていたのは予備のビームサーベルとバルカンの弾が少し、後は何処から持ってきたやらビームマシンガンが……」
ここでようやくオクトバーはカミーユが自分の話をロクに聞いていない事に気付いた。
「あの……?」
オクトバーの呼び掛けにも気付いていないのか、カミーユは目の前に佇むνガンダムを一心に見上げている。
「どうかしまし……」
「あの!」
カミーユが突然口を開いた。
「ど、どうしました?」
「無理を承知でお願いします。あのνガンダムに俺を乗せて下さい!コクピットに入るだけで良いんです!動かしたりはしませんから……」
突然のカミーユの言葉にオクトバーは仰天した。
「それはさすがに……と言うか、無理ですよ!仮にも連邦軍所属のMSなんですから!本当ならこうして民間人の方に見せる事自体が問題なんですよ?」
「それは重々承知しています。でも……」
カミーユがオクトバーに食い下がらんとしている時、黙っていたウォンが不意に口を開いた。
「彼を乗せてやってくれんか?」
「ええ?!」
オクトバーは再び仰天した。何処の馬の骨とも分からない民間人に最新鋭の軍機を見せ、挙げ句の果てにはそれに乗せろと言う。オクトバーの驚きは当然だった。
「ウォンさん……さすがにそれは駄目ですよ。いくらウォンさんの頼みでもこれは無理です」
「彼はニュータイプでね」
「え?」
ニュータイプ。
ジオン・ダイクンの唱えた「人類の革新」である。その存在は一年戦争等を通して実証され、その最たる青年が今ここにいる。
「ニュータイプ……まさかフィン・ファンネルの調整を?!そんな事……」
「そういう事ではない。それに彼はMSに関しても素人ではない。かのZガンダムの基礎設計をしたのは彼なのだからな」
かつてのグリプス戦役で、エゥーゴの象徴として最前線で活躍したMSである。
その後はZプラスシリーズ、ZZ、リ・ガズィ等といった派生機を生み出し、連邦系の「エースパイロットの乗機」としての地位を確立した機体である。
「カミーユ、君はあの機体に何かを感じるのだな?」
「はい、はっきりとはしませんが……」
ウォンはもう一度、オクトバーに向き直った。
「さっきも言った通り、彼はMSに関しても素人ではない。そう無茶はせんだろう。すまんが、頼む」
オクトバーはしばらくの間黙りこくっていたが、やがて盛大に溜め息を吐いた。
「いいですか、今さっき火器管制をロックしました。でも、絶っっっっっっ〜〜〜〜〜対に妙な所を触らないで下さいね?!
あなたが言った通り、リニアシートに座るだけですよ?!良いですね?!!」
オクトバーにこれでもかと念を押され、カミーユはゆっくりとコクピットに入り、リニアシートに座った。
(アムロさん……確かに、ここにいたんですね。けど何だろう。アムロさん一人じゃない、もっと沢山、大勢の人の……とても力強い、暖かい意思を感じる)
「?」
オクトバーが怪訝な顔をした。見ればνガンダムが淡く発光している様に見える。
「νガンダムが……?」
カミーユはコクピットの中で目を閉じた。νガンダムのサイコフレームがカミーユのニュータイプ能力に共鳴し始める。
閉じた視界の中、カミーユは一羽の白鳥を見た。
(あなたは誰ですか?)
白鳥はカミーユの側にふわりと舞い降りた。
(二人を探しているのね)
優しい声だ。
(二人って……アムロさんと大尉を知ってるんですか?)
白鳥が女性になった。同時に光が二人を包む。
(シャアと二人で、アムロを助けてあげて)
(?!どういう……うわっ!)
光はどんどん強くなり、遂に全て真っ白になって何も見えなくなった――。
「核融合炉に、全天周囲モニター……」
「こんな技術、連合にもザフトにもオーブにもないですね」
「オーブはどうか知りませんけどね……まあ少なくとも今まで見た事は無いわ」
デュランダル、アーサー、タリアの言葉である。
「オーブにもこんな技術は無いだろう……しかし、ますます別の世界というのが現実味を帯びてきたな」
タリアの半ば言い掛かりとも取れる言葉にデュランダルは苦笑した。この場にあのじゃじゃ馬姫が居なくて本当に良かったと思う。
そこでカミーユが思い出した様に顔を上げた。
「そう言えば……核融合炉と聞いて驚かれていましたけど、こちらの世界のMSの動力源は何なんです?」
「こちらでは核融合炉は実用化されてなくてね、基本的にバッテリーなんだ」
「なっ……バッテリー?!」
アーサーの言葉にカミーユはあんぐりと口を開けた。
何しろU.C世界のMSは文字通り全て核融合炉を搭載しており、それ以外の動力でMSが動くなんて考えた事も無い。
「まあ……これで君が別の世界から来たという事もある程度信用出来ると分かった訳だが……君はどうするつもりかな?」
どうする、というのはこれからの事である。
「正直、どうすれば良いのか分かりません」
これはカミーユの本音である。別の世界で自分の戸籍も無い状態では働く事すら難しい。
デュランダルはその答えが返って来るのを待っていたかの様に、すぐに口を開いた。
「ふむ……。一つ確認したいのだが、このMSは君の機体ではないのだね?」
「ええ、さっき話した通り俺は今軍人ではありませんし、このMSも俺の知人の機体です」
「ならば君はこのMSの事を完璧に把握している訳ではないのだね?」
カミーユはデュランダルの言わんとしている事を理解した。
「解析させろ、という事ですか」
確かにデュランダルにとって、核融合炉を搭載したMSの技術は喉から手が出る程欲しいだろう。しかし。
「俺とこのMSは別の世界のものです。みだりにこちらの世界に干渉する様な事は……」
「ならば君はどうする?」
「どうする、とは?」
デュランダルは穏やかな笑みを湛えているが、カミーユの感覚に引っ掛かるのは利己的、打算的な感情。
(政治家としては当然かもしれないけど……)
「君は戸籍も市民権も持たない、文字通り存在しない筈の人間だ。
君としては一刻も早く元の世界に帰りたいだろう?ならば君がこちらに来る原因となったあのMSを解析してみるのが今すべき事ではないのかな?」
正論ではある。しかし、それではU.C世界の技術がこの世界に流出してしまう。
「あなたの仰っている事、確かに正論ですよ。でもね、あなたは解析した技術を必ず転用するでしょう?そうと分かっていてこの機体を預ける訳にはいきませんよ」
支援
第一、技術形態が大きく異なるこの世界の技術者が、このνガンダムに使われている技術を解明出来るのだろうか?
そこまで考えて、カミーユはデュランダルの笑みが大きくなっている事に気付いた。
「では、このMSを解析してもその技術を軍事的に転用する事はしないと誓おう。誓約書を書いても良い」
「?!それは……いや、それより軍事的にというのは?」
「アスランから『ニュートロンジャマー』(以下Nジャマー)の事は聞いているかね?」
聞いている。核分裂を抑制する兵器であり、それを地上に投下したプラントの軍事作戦によって地球の国々が深刻なエネルギー不足に陥り、膨大な死者が出たという。
「ええ、聞いています」
「そうか。Nジャマーが抑制するのは核分裂であり、核融合は抑制出来ないのだよ。つまり……」
「核融合炉の技術をエネルギー問題の解決に、そしてそれを外交カードとして使えるという事ですか」
ゆっくりとデュランダルは頷いた。
本来こちらの世界に干渉するという意味で考えれば、あらゆる面での転用を何としても避けたいところである。
しかし、エネルギー問題の解決ともなればそれは人助けにも繋がり、この男は形はどうあれそれをしようとしている。
(しかし、信用して良いのか?)
「そして、君の身分もザフトにおいて保証しよう」
この一言に、カミーユはおろかタリアやアーサーまでもが反応した。
「ええええ?!」
「議長、それはどういう……」
「タリア、彼は前大戦の英雄やアカデミーを出たばかりとは言え最新鋭の機体に乗ったザフトレッドを苦しめたテロリストを圧倒したのだろう?」
少なくとも私はそう聞いている。デュランダルはそう言うと、カミーユに向き直った。
「私にとっては君の機体も魅力的だが、MSパイロットとしての君の腕も魅力的なのだよ。
どうだね、カミーユ・ビダン君。もちろんそれなりの待遇はさせて貰うし、MSもこちらで用意しよう」
ん?支援
もいっちょ
カミーユはもうパイロットをやる気は無かった。しかし、その気が無くとも他の選択肢も無い様だった。少なくとも目の前の男は他に選択肢を用意していない様に感じられる。
分かりました、やりますよ。カミーユがそう言おうとした時だった。
カミーユの脳裏に閃光が疾る。
『艦長!』
「何、どうしたの?」
声がしたのはテレビモニターである。映っているのはメイリンだ。
『たった今、MSの脱出ポッドらしきものを確認しました。光学映像、回します』
そこに映っているのは確かにMSの脱出ポッドである。
突然、カミーユがνガンダムに向かって行った。
「ちょっとあなた!」
「回収してきます!俺はまだザフトじゃないんですから、命令を聞く必要は無いでしょう!」
タリアは絶句した。まさかこうも利かん気が強いとは思っていなかったのだ。こんな人間が新しく自分の部下になるかもしれないと思うと頭が痛い。
本来、軍艦の中で民間人が勝手な行動をとる事は許されない。しかし、この世界に存在しない筈のカミーユはその「民間人」の範疇にすら当てはまらない。
タリアは恐らく人生の中でも最大級と思われる溜め息を吐くと、腹筋に力を込めた。
「MSが出るわ!退避して!」
カミーユはνガンダムでゆっくりと脱出ポッドに近付いていく。
(この感じ、まさか)
その時、通信機から懐かしい声が聞こえた。
『まさか……まさかお前が来るとはな!何をしに来た!笑い物にでもしに来たのか?』
(間違い無い、あなたは……)
『随分と長らく会っていなかった様な気がするな……アムロ!』
「……」
カミーユは通信機越しにも聞こえる様に思い切り溜め息を吐いた。
「残念でしたね。違いますよ」
『?!』
カミーユと比べて微弱ではあるものの、この男――シャアもニュータイプである。とは言え、声を聞くまでアムロだと思い込んでいた辺りはどうしようもなく間抜けだが。
『まさか……カミーユ?!カミーユ・ビダンか!』
「こんな所で何やってるんです、クワトロ大尉……いや、シャア・アズナブル」
中編終了です。続いて後編を投下します。
んむー。支援。
ガンダムSEED D NT's
第3話「ニュータイプ」(後編)
「それで?」
怒りを隠そうともしないタリアの声に、カミーユはギクリと肩を震わせた。
カミーユは困っていた。第二次ネオ・ジオン抗争の事を話した以上、「シャア・アズナブル」と「キャスバル・レム・ダイクン」の名を出すのはまずい。
かと言ってもう「クワトロ大尉」とは呼びたくない。
「ええと……この人は俺の、いえ、僕の世界の人間でして」
阿修羅と化したタリアの顔に恐怖したカミーユ。思わず言葉遣いを改め、一言一言細心の注意を払って言葉を選ぶ。
一方、脱出ポッドから出てきた男――「ジオンの赤い彗星」ことシャア・アズナブルは、赤いザク・ウォーリアに夢中だった。
その様子を一瞥し、タリアは怒鳴りたいのを堪えて低い声でゆっくりと言葉を紡ぐ。
「で、あなたは?カミーユの知り合いなのよね?」
低い声に振り向いたシャアはにこやかに微笑むと、カミーユの肩に手を置いた。
「ええ、カミーユからグリプス戦役の事は聞いておられますか?」
「聞いていますが」
「それは良かった。私もグリプス戦役をカミーユと同じ部隊で戦っていました」
(よくもまあぬけぬけと)
渋い顔をするカミーユを尻目に、シャアはそのままの体勢で語り続けてタリアに話す隙を与えない。
「……というのも私もMSパイロットでしてね、まあ自慢出来る程の腕ではありませんが」
「あ……あの……」
「それにしてもあのザクは素晴らしい。しかしこちらの世界にもザクがあり、それが最新鋭の機体とは凄いですな……失礼、何でしょう?」
タリアはややげっそりとしながらも、ようやく話を止めたシャアに向き直った。
「カミーユにも色々と聞いてはいるのですが、改めて話を伺いたいので艦長室までお願いします。プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダルがお待ちですので」
その言葉にカミーユが周りを見回すと、いつの間にかデュランダルがいなくなっている。どうやらカミーユがνガンダムに乗って出ている間に引っ込んでしまった様だ。
「グラディス艦長、僕も同行してよろしいでしょうか?先程の返答をしそびれてしまったので」
「構わないわ」
「ありがとうございます」
(まあ、あの人の話の内容もカミーユとそう変わらないでしょうね。アーサーにはブリッジにいてもらおうかしら)
タリアはアーサーにブリッジを任せ、再び艦長室へと足を向けた。
「……シャア・アズナブル?」
言ってしまった。四つも名前を持っている癖に最も言うべきでない名前を言ってしまった。
第二次ネオ・ジオン抗争の事を自分が議長達に話した事も予想出来たろうに、言えば間違い無く危険人物扱いされる事も分かっていただろうに。
「それって確か、小惑星を地球に落とそうとした人の名前じゃないかしら?」
恐る恐る、といったタリアの言葉もどこ吹く風、ええ、と軽い調子で頷くシャアにカミーユは頭を抱えた。
どこか楽しそうなシャアとデュランダル、頭を抱えるカミーユとタリアといった妙な構図が出来上がったが、二人は意に介さずそのまま話し込んでいる。
すると、シャアがおもむろに口を開いた。
「議長閣下、私をザフト軍パイロットとして雇って頂きたい」
「……ほう?」
カミーユは薄々感付いていた。シャアと二人でアムロを助ける。どんな状況からどうやって助けるのかは知らないが、自分をこちらの世界へ連れてきたあの声は確かにそう言っていた。
自分がパイロットに復帰すると決めた以上以上、間違い無くシャアもパイロットとして戦うのだろうと思っていたのだ。
「先程聞いた所によれば新型MSの強奪、更にはテロリストによるコロニー落とし等状況は非常に不安定です。経験の豊富なパイロットは一人でも多い方が良いかと」
「ほう、あなたは余程場数を踏んでこられた様だ。これは頼もしい」
カミーユはシャアとデュランダルのやりとりを見ながら、もしも扉の外でこの会話を聞いている者がいたら独り言に聞こえるんだろうな、等と思っていた。
その一方、タリアはタリアでシャアの事は議長と自分とアーサー、そしてカミーユの胸の内に留めておこうと思っていた。
(アーサーとカミーユには口止めしなくちゃならないわね)
タリアはまたも溜め息を吐いた。
『何故分からぬか!我等コーディネイターにとって、パトリック・ザラの執った道こそが唯一正しきものだという事を!!』
アスランの頭の中に響く声。
「どうかしてる」
アスランが呟いた。ミネルバ艦長、タリア・グラディスの計らいであてがわれた部屋の中である。
支援
「?どうしたんだ、アスラン?」
アスランの呟きに反応したのは、弱冠18歳にしてオーブ代表首長を務めるカガリ・ユラ・アスハである。
「いや……なあ、カガリ。もしも、もしもまた戦争が起こったら」
アスランは一度言葉を切った。自分を見つめる金色の双眸を覗き込むと、切った言葉を再び繋ぐ。
「オーブは、中立を貫くんだよな?」
それがオーブの理念だという事は百も承知でアスランは訊いた。そして、返って来た返事は考えていた通りのそのままだった。
「当然だろ?オーブの理念は『他国に侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の争いに介入しない』だ。もしもまた戦争が起きてもオーブは中立を貫く」
戦争なんて起こらないに越した事無いけどな、と呟くカガリ。そんなカガリから視線を外すと、アスランはまた思考の中に意識を沈めた。
『アスハ代表。ミネルバ艦長、タリア・グラディスです。議長がお話があると申しているのですが、艦長室に来て頂いてもよろしいでしょうか』
各部屋に備え付けられたモニターからの声。アスランは立ち上がり、モニターの正面に立った。
「代表?」
「ああ、すぐ行く」
アスランは頷き、モニターの向こうに返事を返すと一度大きく頭を振った。
グリップを握って通路を行く。艦長室はそう遠くはない為、すぐに到着した。
「わざわざ来て頂いて申し訳ありません、姫」
「あんな短い距離だ、構わない。が……」
デュランダルは背が高い。カガリは顔をぐいと上げると、少々睨みを利かせた。
「姫というのはやめてもらいたい」
「おお、これは失礼致しました、アスハ代表。それで、お呼び立てした用件なのですが、我々の不手際でアーモリーワンよりこの宙域まで、アスハ代表を引っ張り回す様な結果になってしまいました。」
カガリは顔を上げたままで聞いている。首が痛くならないだろうか、とアスランは思った。
少なくとも、運動神経は悪くないはず。
Zで縛られたまま海に飛込んでハサウェイ助けたりしたし、墜落中の飛行機からの脱出も普通なら出来るものじゃない。
なにより凄いと思ったのは、一年戦争でフェンシングに移る前にシャアと無重力で拳銃撃ち合うシーンで、アムロがシャアを圧倒したこと(不利と見たシャアがフェンシングの場にアムロを誘った)。
15歳のまともな訓練も受けてない少年が完璧超人(だったはず)のシャアをああまで追い詰めるのは凄いと思う。
「それで、御詫びと言っては厚かましいかもしれませんが、どうでしょう。私はこれよりプラント本国へ戻らねばなりませんが、このミネルバでアスハ代表をオーブまでお送りするというのは」
カガリは僅かな間考え込んだ。出来る限りデュランダルに貸しは作りたくないが、今回は相手が自分に過失があると言っている。
(まあ、問題無い……かな?)
カガリはデュランダルの申し出を受ける事にした。
「『赤服』か……」
自分には似合わない。カミーユが最初に抱いた感想はそれだった。
「赤……この軍服、気に入った」
隣では赤が大好きなネオ・ジオン総帥、シャア・アズナブルが赤服を着込んでいる。どちらかと言えば連邦の制服よりもジオンのものに近いそれはシャアに良く似合う。
「パイロットとして復帰するんですね」
「ああ、さっき言った通りだ。しかしカミーユ、君は大丈夫なのか?長い事MSに乗っていなかったのだろう?」
お陰様で、と皮肉を言いたいのを堪え、カミーユはずっと聞きたかった事を尋ねる事にした。
「どうして……どうして、地球潰しなんかやろうとしたんです」
シャアはその質問が来るのを予測していたらしく、さして驚く事も無かった。
「連邦の高官共は自分の立場にしがみついて、自分自身が地球の重力に縛りつけられている事も分かっていなかった。私は彼等に絶望したのだよ、カミーユ」
「だからって!あんな事をしても仕方ないでしょう!」
「誰かがやらねばならなかったのだ。それに地球を潰そうとしたのではない。ちょっと休んでもらうつもりだったのさ」
「あんな物を落として、それが地球を休ませる事になるものか!」
カミーユは大きく息を吸い込み、シャアを睨みつけた。
「ブレックス准将があなたにエゥーゴを託して、全世界の前で自分の正体を晒して、あんな演説までして!
あの戦争で死んだ人達は俺達に未来を託したんだぞ!エゥーゴを率いて戦ったあなたのして良い事じゃない!」
激昂するカミーユに、シャアも平静を保てなくなってきていた。
「それにしても、あの人達何者なんだと思う?」
シン、レイ、ルナマリアがミネルバの通路を行く。
「さあな、そんな事は艦長に聞けよ」
シンの返事はそっけない。アカデミー時代には「狂犬」とあだ名されたこの少年の頭の中は、これからやりに行くシミュレーターの事で一杯だった。
「あ、そうだ。レイは?議長から何か聞いてない?」
レイには両親がいない。そのため、プラント議長であるデュランダルに引き取られ、彼を保護者として、家族として生活してきた。
「いや、俺もギルと話す時間は無かったし、もうギルも本国に戻らねばならん。残念だが、聞いていないな」
「なんだ、つまんない……あれ、何か聞こえない?」
ルナマリアの耳に入ったのは、何者かが怒鳴り合っている声。
「なんだ、誰が喧嘩してるんだ?」
シンも興味を惹かれたらしい。三人揃って抜き足差し足(とは言っても無重力なので足音も立たないが)、ゆっくりと声のする方へと近付いた。
「グリプス戦役の時でさえ連邦政府は腐敗しかけていたのだ!今の連邦はそれに輪を掛けて悪化しているのだぞ!」
「だからこそあなたは引っ込むべきじゃなかったんだ!大体グリプス戦役の後、あなたは何をしていたんです!俺が長い事療養していたからって、あなたが行方不明になっていた事を知らないとでも思っているんですか!」
ルナマリアが息を飲んだ。
「あの二人って……」
「ああ、何故か赤を着ているな……というより、グリプス戦役なんて戦争、俺は記憶に無いのだが」
「しかも連合じゃなくて『連邦』?大西洋連邦かユーラシアか……?」
ルナマリア、レイ、シンの三人がもう少し近寄ろうと身を乗り出した時、言い争いをしていたカミーユとシャアが同時にそちらを振り向いた。
「うわぁ?!」
「ッ?!」
「あっ?!」
三者三様、驚く三人。
シャアは額を押さえて頭を振り、カミーユは腰に手を当てて呆れ顔をしていた。
「じゃあ、正式にパイロットに?」
「ああ、まだ正式な手続きは踏んでないけど、よろしく頼むよ」
「私も、この通り赤服となった。よろしく頼む」
それぞれ握手を交わし(シンは若干嫌々だったが)、挨拶が済んだ所でシンが待ってましたとばかりに疑問をぶつけた。
「なあ、さっき言ってた連邦とか、グリプス戦役とかって何だよ?」
シャアとカミーユは顔を見合わせた。それからややあって、カミーユが口を開いた。
「ごめん、今は言えないんだ。いつか必ず話すから、それまで待ってくれないか?」
今話しても信じてもらえない。シャアとカミーユはそう結論付けた。ならば、ある程度信頼を得てから話す。
シンは余り納得していない様だったが、
「お前が気にしても仕方ないだろう。議長が決められた事だ」
というレイの言葉に渋々ではあったが納得してくれた様だった。
一方カミーユは、議長が決めた事だ、というレイの言葉に、デュランダルとシャアの話を余り聞いていなかったが一体何を話していたのだろうと思った。
支援
投下終了です。明日も同じ時間に二話分投下します。
携帯厨だから投下作業疲れるorz
明日以後は個人的な用事で投下出来ない事になってしまうのでまた三月辺りから復活する予定です。その時にアムロが出る所まで一気に投下します
乙
って携帯かyo!
乙。
言わせてもらうけど、ここはあくまでアムロがメインのスレなんだから
本格的に話に絡むのは83氏の予定通りでいいにしても、
それまでにCEでのアムロの場面を1レスだけでもいいから入れるべきだと思う。
今のままじゃどう見てもカミーユが主人公だし、
アムロについての情報もなく、少ない情報から想像を膨らます楽しみもない。
皆が皆同じ意見ではないだろうけど、やはりアムロを期待しているスレなんだから
アムロについての情報をもっと出すか、アムロが動いているシーンを
挿入してほしい。我侭かもしれないが、アムロが出てくるってのが
最低限の条件だと思う。アムロの物語が読みたいんだし。
そして破綻するSSが目に浮かぶ
カミーユスレあるしな
CCAシャアも来てるんだしアムロ来るのも分かってんだから別にいいじゃん。
さすがに3月まで全くアムロ音沙汰無しじゃアレだけど。
落ち着け。次でてくるっていってるんだからちゃんとまとうや。まだプロローグあたりなんだろうし。
カミーユがどうみても主人公ってのには同意するしかないが。アムロでてきてから描写がそっちメインになるってのも不自然すぎだし。
まぁアムロの居場所によっては無理して出番を捻じ込むと色々と台無しになる可能性もあるわけだが
カミーユ嫌いだからイライラする
追い出せよw
お前等が今文字打ち込んでるモンは何の為にあると思ってるんだよw
あー、もう尻尾出したか三■目がw
今この中に、全裸じゃない奴がいる!
83氏大作ありがとう!GJです
自分も今の段階ではカミーユスレの方が良い気がするけど
本人が未だ登場していないのに既に大きな存在感がある。
こういうキーパーソンとしての扱いも新鮮だと思う。
次回を楽しみにしてます。
カミーユスレも微妙なら総合スレにどうぞ
>>659 つ【痛くない、いた〜くないから、きちんとラインを決めてからやるから。レーザーメスなんて今時使わないから安心だよ。】
GJ明日の投下を期待する。
アムロの不在で話を引っ張るあたりセンスがイイと思う。
惜しむらくは「ララァが具体的な指示を出している」や「赤に対するシャアの反応がギャグ臭い」など痛い場面が多い事。
これで最終話までアムロが出ないようなら怪作だったのだが…。
純粋に疑問だけど、何でこのスレで連載しようと思ったの?
カミーユスレはあるし、今のところアムロは話の目的ではあってもメインではないし
カミーユ役はカミーユである必要はあったの?
そして揚げ足取りで荒らす奴が現れる、と。
まあ紳士ならそろそろ全裸で黙ろうぜ
話の構造は凝っていていいと思うが、
3月までアムロ出番なしってのはさすがにスレ違いの域だろw
でも折角面白そうではあるから、勿体無し、総合スレの方がいいかも。
アムロ登場から先の話は読みたいけど、前置き長すぎ。
キラとかアスランとかシンとかが出張ってる分にはアムロ登場が遅れても
種シリーズクロススレだから問題ないと思うんだけどね。
>赤に対するシャアの反応がギャグ臭い
「クワトロ大尉・・・酸素欠乏症にかかって・・・」
668 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/04(金) 21:59:20 ID:efue7T6W
>>622 実は連載当初予定していたものが物語の進行上問題のあるもので、練り直したらアムロが出てくるまでが長くなってしまったんです。
カミーユ役はカミーユである必要があります。カミーユでなければ成立しないのでカミーユを出しました
>>667 しまった!さっき何か忘れてたと思ったら!
やはり前を隠すのが手鏡では駄目なのか
>>661 確かにシャアが空気読めてないつーかカミーユより子供だよこのおっさんw
あのアクシズでの奇跡を目の当たりにしてキャラ変わっちゃったのだろうか?
ところでひょっとしたらアムロは『あの連中』の所に居るんだろうか…
できればユウナとの接触希望
シャアって四つも名前持ってたっけ?
シャアとクワトロとキャスバルと………
エドワウ
エドワウ・マス。(シャアの前)
エドワウだよ
キャスバル
エドワウ
シャア
クワトロ
シャアがミネルバ配属なのも珍しいな、大抵ミネルバにはアムロが来るのが多いが
みんなありがとう
自分の無知さが憎い
投下乙!
アムロが次の投下で出るそうなので、GJかどうかはそこで判断させて頂きます。
焦らずにアムロが美味しい所で出てくるのをまずは待つとしよう。
議長とシャアが会話してるシーン、てのを初めて見た気がする…
シャアを議長の影武者に・・・いや、なんでもない
>>680 どっちが喋ってるのか分かんなくなりそうだなwwww
エドワウの名前ってアニメで出てきましたっけ。
音声だけなら影武者どころの話ではないな。
声紋照合をかけてもバレないしなw
そして某所のflashに続くのかwww
>>683 アニメには出てこない設定上の名前のはず。
セイラさんのファミリーネームがマスだからあって当然なんだけどね。
オリジンでは使ってた。
オリジンのセイラさんはアレな実父よりもテアボロさんの方を尊敬してたっぽい
核融合路云々の前にミノフスキー技術なんとかしないと・・・。
このシャアはどっかのダメ親父なシャアを彷彿させるな
アムロを探して助ける。
という設定は、面白いですね。
もしかして、アムロは、ムウ=ネオのような状態で出てくるのか?
じゃあ、仮面かぶったアムロにシャアとカミーユがツッコムのかw
83氏乙!
俺は嫌いじゃないですよ。でもアムロが出てる所も見たいので…その点は今後に期待します!
83氏GJです。
アムロが3月まで出ないって騒いでる人がいるが、まだ第一話とプロローグの途中だろ?
第二話で登場するんなら問題ないと思うけど。
今のところはカミーユが主役っぽいが、アムロが登場したら変わってくるだろうし、スレ違いと騒ぐのはおかしいだろ。
695 :
通りすがり:2008/01/05(土) 02:28:16 ID:???
>>692 つまりこうだな
「何をする気だ、アムロ!…?アムロだと!?」
彼は交戦中であるにも関わらず敵機の居ない空間に乗機を向けた
同じ境遇の少年もその存在に気付く
「貴方は何やってんです!そんな処で!」
その空間
戦場を見下ろせる高台に一機のMSがいた
漆黒の機体
肩には薔薇のエンブレムが鮮やかに描かれている
「花の命は儚い…」
漆黒の機体から広域通信送られる
「その花を無碍に散らす行為を…、私は許しはしない!」
「(゚Д゚)」
「(゚Д゚)」
「タキシー(ry」
「やめてよね!」
「一体何なんだ!あんた達は!」
「気にするな。俺は気にしない」
カミーユが探しているアムロはアズラエルの元でガンダムマーク2を開発していた・・・
という電波を受信した
時代違うじゃんw
その辺はサイコフレームマジックでw
先にC.E.に着いててなにかしらやってるってのは有りだと思うんだ。400氏のνはコクピットブロックぐらいしか残ってなかったし
そうなるとシャアは2年以上なにやってんだ、ってことになるがwww
シャアとギルが会話するなんて・・・中の人大変だね。
>>699 幸か不幸かシャアの中の人は豚嫁の旦那に
「デュランダルはシャアっぽくお願いしますwwwフヒヒwww」
と言われてたからセリフは2倍だが演技は一人分ですむのさー……orz
>>700 盟主王ネタを見るたびにこの話を思い出してなんともいえない気分になる俺
>700
いや、仕事量は通常の2倍なのにギャラは1人分、これでは道化だよ、とこぼしながら飲んだくれるんだよ。
中の人は台詞が極端に少ない「哭きの竜」の竜役やった時は楽してもうけたと喜んでたんだそうだ。
>>695 「(゚Д゚)」
「(゚Д゚)」
「タキシー(ry」 ←ラミアス?
「やめてよね!」
「一体何なんだ!あんた達は!」
「気にするな。俺は気にしない」
>703
ラミアスとは限らず、アスラン(フィッシュアイ)という伏兵もありえるw
スレ的にマントの下は全裸とか、もはやタキシード仮面じゃなく変態仮面。
スレ違いよりも
途中で【支援】などとほざく厨学生がムカつくんだが
>>706 そういやぁ、サル規制が無くなったから、そういう支援は不要になったんだよな。
>>706 二文字の書き込みをスルーできずに厨呼ばわりは大人気ないな
変態仮面の続編らしきものが読切か新連載かは知らんがなんとかジャンプに復活してたな。
久々に読んで、シャアは外見はあそこまで酷くない事は改めて確認できた。
内面は……(゚Д゚)
基本的にシャアという男は (゚Д゚)ポカーン なヤツですよ。
いい年してララアの事が忘れられない男。
問題なのはそんな男が歴史の表舞台で演説までかましてしまった事。
自分の事で手一杯の器のくせに他人の人生や価値観(特に女性)に影響与えすぎてさらなる悲劇が・・・。
ザビ家への復讐をはたした後は静かに消えるべきだった。
時代を超えてアフランシにまで迷惑かけてるしな。
>>712 そういう人物だからこそ、というべきか。
実に人間臭くて愛すべき「登場人物」だと思うぞ。
716 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/05(土) 17:51:06 ID:HyBFWS8v
age
稲荷
718 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/05(土) 19:00:41 ID:eXNnXmRE
>>698 シャアはカミーユが来た時間帯にとばされたんじゃね?
>>690 娘多いあのスレか?
俺もそう思うw
コメディリリーフっぽい香りがする
>>695 ワロスwww
>>715 「地球に対し、自然に対し贖罪せねばならん」と言ってるのに
アクシズ落としは地球の自然にとって致命的な一撃である事に目を向けてないんだよな。
なんかこういうとこが完璧じゃなくて実に人間臭い。
むしろNTへの覚醒どころか人類滅ぶんじゃねって勢いだもん。
ガンダムSEED D NT's
第4話「青き清浄なる世界と宇宙の砂時計」
左手にはワインの入ったグラス、右手は膝の上の猫といった格好で男は目の前のモニターを見つめていた。そこに映るのはルクス・コーラー、エルウィン・リッター、ブルーノ・アズラエル等といった壮々たる面々。
それはロゴス。軍需産業複合体でありそして軍部と深い繋がりを持ち、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドに「指示」を出す事が出来る程強大な力を持つ。
その中でもブルーコスモスの盟主であり、ロゴス内でも強い発言力を持つのが前述の男、名はロード・ジブリール。
「さて、皆さん。本日お集まり頂いたのは……と言ってもモニター越しですが。先日の汚らしい宇宙の墓石の事です」
ジブリールはその独特のゆっくりとした口調で語る。モニター越しに集ったロゴスの面々の顔をじっくりと見渡し、勿体ぶった素振りを見せてから二の句を継いだ。
「アレはどうやらプラント側のテロだった様です。証拠の映像もあります」
僅かに、モニターに映る老獪な男達の表情に変化が見えた。ジブリールは明らかにその変化を楽しんでいる。
「まあ恐らく正規のザフト軍ではなくテロリストの仕業なのでしょうが、きっかけとしては十分です」
「きっかけ……」
「今度こそあの化け物共を……」
「また戦争をする気か、ジブリール」
面白くない、といった調子の声も混じっている。しかし、ここは譲れない。
「青き清浄なる世界の為に、というやつです。前大戦で成し遂げられなかった大事業ではありませんか」
「若いな、ジブリール」
やんわりと、拒絶の意を示したのはブルーノ・アズラエルである。
「おや、アズラエル殿は私が行き急ぎ過ぎているとお考えで?」
「否定はせんよ。時期尚早ではないのか?」
(老人め)
心中、ジブリールはブルーノを嘲った。
「そんな事はありませんよ、アズラエル殿。手駒は予定外ですが非常に優秀なのが入りましたし、寧ろ今こそ千載一遇の好機なのですよ。
この機を逃しては、宇宙にますますあの化け物共をのさばらせる事になる」
「手駒……『ネオ・ロアノーク』か?今度の『彼』はそんなに優秀なのかね?」
「ええ、それはもう。当初予定していた者よりも優秀です」
ジブリールはゆっくりと立ち上がった。膝の上の猫が驚いて逃げて行く。
「第一、ザフトなんぞの相手をしてやる必要はありません。あの忌々しい砂時計を叩き落とせばそれでお終いです。ザフトなんて元々統率もロクに取れない烏合の衆。楽な戦ですよ」
プラントのコロニー群を叩き落とす。それはつまり……
「核、か」
オーブ国営企業、モルゲンレーテ社のドックにミネルバが入港して、クルー達はようやく一息つけると喜んでいた。
「ね、お姉ちゃん!上陸許可出るかな?!」
「多分出るんじゃない?アーモリーワンからずーっと大変だったし、艦長だって鬼じゃないわ。クルーを休ませたいって思ってるわよ、多分」
ルナマリアとメイリンのホーク姉妹が買い物に行く計画を立てていた頃、「多分鬼じゃない艦長」のタリアはミネルバの外にいた。
「歴戦の艦、といった雰囲気ですね。あちこち傷だらけ」
声のした方を振り返ると、そこにはモルゲンレーテ社のツナギを着た女性が一人。
「モルゲンレーテ造船課のマリア・ベルネスです」
タリアは苦笑いを浮かべつつも、一歩前に進み出て握手を交わした。
「これでもまだ進宙式すら済んでないんですよ」
「伺っています。この艦にとっては随分と大変な初陣になってしまいましたね。でも指揮官が優秀だったのが不幸中の幸いだったかしら?」
「あら。おだてがお上手ですわね」
「ええ、商売ですもの」
女という生き物は同性に対して打ち解けるのが早い。ひとしきり冗談を飛ばすと、本格的に仕事の話にのめり込んでいった。
「カ〜ガ〜リ〜!」
細身の長身、薄紫色の髪、やや軟弱な印象を受ける顔立ち。オーブ宰相ウナト・エマ・セイランの息子にしてカガリの婚約者でもあるユウナ・ロマ・セイランの声だった。
カガリはそんなユウナに不快感を隠そうともしない。
「やめろ、みっともない。人が見ているじゃないか」
「そんな事言わないでよカガリ〜。心配してたんだよ、ほら、デュランダル議長に非公式に会いに行ったと思ったらあんな事になるし。それに君に話したい事も沢山あるんだよ?」
カガリの側で歩きながら話し続けるユウナの口は止まらない。
新しく雇ったメイドがお気に入りのティーポットを壊してしまった事、庭の薔薇が出来がとても良かった事、その薔薇を紅茶に使ったらとても美味しかった等々……。
他愛も無い話をとめどなく話し続けながらユウナは徐々にカガリに近付き、最後にはほぼくっついて歩いている様な状態になってしまった。
「おいユウナ、いい加減に……」
「それから」
ユウナは一度言葉を切ると、カガリの耳元にぐっと顔を寄せた。
「大西洋連邦から同盟締結の打診が来てる事、とか」
今はオーブ国内にいるし、どうせミネルバは修理中で動けないと踏んだタリアは、最低限の人員を残して上陸の許可を出した。
ルナマリアとメイリン、ヨウランとヴィーノからの誘いをいずれも断り、シンは独り海沿いの道を歩く。向かう先にあるのは慰霊碑。
前大戦の戦没者の為に作られたものであり、景観の良さも手伝って休日にはこの場所を訪れる人も多い。
花を手向けてからふと気付くと、慰霊碑の周りの花はほとんど萎れている。
「この位置じゃ海水を被っちゃうんだな……」
今は穏やかな海も、満潮時に荒れれば海水の飛沫はここまで飛んでくる。
(父さん……母さん……マユ……)
シンが今は亡き家族に思いを馳せていると、こちらに近付いてくる足音が聞こえてきた。
茶色の長い前髪を手で払い、華奢な体躯を細身の服に包んだ童顔の青年のその姿は、シンの目にはとても弱々しく映った。
その青年とシンの目が合い青年は少し頭を下げ、シンは目礼した。
「此処にはよく来られるんですか?」
「いや、今日はたまたま時間があったから来ただけで……」
青年の丁寧な物腰にシンは少し戸惑う。
ふと、青年が慰霊碑の周りの枯れた花に目をやった。
「また枯れてる……また、植えなきゃ」
「え?この花、アンタ……じゃない、あなたが?」
「うん。前も枯れてたのを植え直したんだけど、駄目だね。また海水を被っちゃってる」
先程よりやや砕けた口調になった青年に、シンは苦々しげな視線を送った。
「無駄ですよ。何度植えたってまた海水を浴びてまた枯れる」
いつしかシンは、枯れた花に死んだ家族を重ね合わせていた。流れ弾という海水を浴びて枯れた花と死んだ家族。
「俺の家族はアスハに殺されたんですよ。こことおんなじだ」
握り締めた拳に更に力を込めて、シンは感情を言葉に乗せて吐き出していく。
「慰霊碑の場所を変えない限り周りに咲く花は枯れる。アスハがこの国を仕切ってる限り、その理想と理念のせいでまたオーブに住む誰かが死ぬ……!」
青年は黙って聞いていた。しかし、やがて口を開いた。
「それでも」
青年の紫色の目がシンを真正面から見据えた。
「それでも僕はまた花を植えるよ。何度でも、何度でも。もしかしたら、いつか海水を浴びても枯れない強い花が咲くかもしれないじゃない?」
少しの間二人は睨み合うように見つめ合い――やがてどちらともなく笑った。
「話が出来て良かったです」
「僕も。もし今度会ったらその時はもっと話をしようよ」
二人は握手を交わし、シンは仲間の待つミネルバへと、青年――キラ・ヤマトは大切な人の待つ家へと、それぞれ歩み出していった。
シンがミネルバの自室に戻ると、ルームメイトであるレイはそこにはいなかった。
(……?読書してた筈だよな?読み終わったのか?)
特にする事の無いシンは、今の内にシミュレーターで訓練をしようと自室を出た。
シミュレーターのある訓練室に着くと、そこには黒山の人だかりが。そして、その中心にいるのは……
「レイ!ルナ!それに……」
そこにいたのはレイとルナマリア、そして最近パイロットとしてミネルバ隊に加わったばかりのシャアとカミーユだった。
「シンか……」
レイは喋るのすら億劫だと言わんばかりの表情でシャアとカミーユに視線を振り、再びシンに視線を戻した。
「あの二人とやってみろ」
「ん?ああ、そう言えば腕を見てなかったよな……」
シンにはレイがなぜそんな顔をしているのかが分からない。隣にいるルナマリアに話を聞こうと思っても、ルナマリアは茫然自失といった表情で、話し掛ける事すら憚られる。
(そんなに強いのか……?)
「よ、よし。アンタらどっちか相手をしてくれよ」
その言葉にシャアが進み出た。
「私がやろう」
シンはいつも通り、自分の乗機のインパルス、シルエットはフォース。シャアはミネルバに余っていたので自分が乗る予定のゲイツR。
「ゲイツRか。そんなMSでインパルスの相手が出来るのかよ」
「何、心配は要らんよ」
そして、シミュレーションが始まった。
シンは一気にインパルスを加速、フィールドの反対側にいるゲイツRの斜め上空まで飛び出した。
(レイは何も言わないけど多分負けたんだろ。どんな手を使ってくる……?)
ビームライフルを構え、連射。ゲイツRはシールドを使わずスラスターを小刻みに吹かしそれに足を合わせて這うように回避する。
「ちょこまかと……!」
シンはインパルスの高度を下げつつ一気に接近、ビームライフルを腰に戻しつつCIWSをゲイツRの進行方向に放ち、すぐさまビームサーベルを抜いた。
対するゲイツRは腰部のボルクスWレールガンを斉射、同時に複合兵装防盾の内蔵ビームサーベルを展開した。
ボルクスWがインパルスに命中するも、シンはそのまま突っ込んでいく。
「VPS装甲にそんなものが効くかよ!」
「む……!」
シャアは内蔵ビームサーベルを引っ込めた。そもそもシャアは機動性に劣るゲイツRでインパルスと接近戦をするつもりはさらさらない。
ピクウス76mm機関砲とビームライフルで牽制しつつ、スラスターを吹かして距離を取る。
(この世界のMSの稼動時間は短い。ならば狙うは……)
「こいつ!エネルギー切れ狙いか?!」
シャアは決して無理はせず、ビームライフルとボルクスW、防御に複合兵装防盾を駆使してシンに付け入る隙を与えない。
常に逃げ腰(シンの目にはそう映る)なシャアに痺れを切らし、シンはインパルスの機動性を活かして接近戦を挑むべく突っ込んだ。
「来るか!」
「うおおおぉ!」
シンの咆哮にシャアは気合いを入れ、操縦桿を握り直した。
第4話投下終了です。続いて第5話を投下します
ガンダムSEED D NT's
第5話「開戦」
「うおおおぉっ!」
シンのインパルスがシールドを前に突き出しながら突進する。
「インパルスの機動性なら!」
「舐めるな!」
無理に攻めれば必ず隙が生じる。が、VPS装甲にはビーム兵器以外通用しない。
(もう短期決戦だ!ビームライフルにさえ気を付けてれば怖くない!)
シャアとて黙って接近を許しはしない。ビームライフル、ボルクスW、ピクウスを少しずつタイミングをずらして撃ち込むという丁寧かつ精密な射撃を見せる。
対するシンはビームライフルこそシールドで防ぐものの、他はなりふり構わずといった感じで最小限の回避しかせず、直撃さえ防げば後はどうでも良いと言わんばかり。
「いくらシミュレーションとは言え……!」
ニヤリ。シャアが口の端を吊り上げた。いくらシミュレーションとは言えそこまでやるのならば、こちらも容赦はしない。
インパルスがビームサーベルを抜いた。同時にゲイツRも複合兵装防盾の内蔵ビームサーベルを展開。
「ここまで接近すれば!」
もうビームサーベルの届く距離だ。機動性に優れたフォースインパルスと、若干取り回しの悪い複合兵装防盾の内蔵ビームサーベルを持つゲイツR。
(結果は見えてる。この勝負……)
「貰ったぁっ!」
ビームサーベルを叩き付けるインパルス。僅かに後退りしつつも内蔵ビームサーベルでそれを受けるゲイツR。
シャアは考えていた。近接戦闘において不利なこのMSで勝つにはどうするか。
(やはり……)
ニヤリ。シャアが再び口の端を吊り上げた。同時にもう一度剣撃を見舞わんと迫るインパルス。
「MSの性能の違いが戦力の決定的差ではないという事を……教えてやる!」
もう一度距離を取りつつビームサーベルを受け、インパルスの真正面に立つ。
「逃がすか!」
インパルスがビームサーベルを引いた。狙うは胴体部、刺突での一撃。
(ここだ!)
シャアはゲイツRの左足を振り上げ、同時にゲイツRの全身を右膝を基点に限界までのけぞらせた。更にスラスターを全開、同時にピクウスでインパルスのメインカメラに目眩ましをかけた。
結果、ゲイツRは仰向けに倒れ込む様にビームサーベルを避け、更にそのままインパルスの腕を蹴り上げ、目眩ましをかけられたインパルスは一瞬標的を見失う。そして――
「なっ?!」
スラスターを全開にしたゲイツRは猛烈な勢いで体を起こし、その勢いを持って内蔵ビームサーベルをインパルスの胸部に突き立てた。
「……やられた……?」
「駄目だ!!」
オーブ代表首長カガリ・ユラ・アスハが閣議の最中に叫んだ。
反論しようとする首脳陣の面々に、カガリは更に噛みつく。
「そんなものはオーブの理念に反する!第一、只でさえ緊張状態の両陣営を刺激する様な事になったらどうする!オーブが連合に肩入れすれば連合の主戦派に拍車を掛ける事になるぞ!」
他でもない、オーブと大西洋連邦との同盟締結の話である。
(まあ、確かにその通りかな)
ユウナは一人考え込んでいた。
(ただ……)
そして、目の前の若すぎる国家元首に目を向ける。
(もしも開戦してしまったら、その時君はどうするのかな?カガリ……)
閣議が終わり、カガリは外で待つアスランと合流した。
「待たせたな」
「いや、大丈夫だ。それよりカガリ、話がある」
「話?」
「ああ、ここじゃ話し辛いんだが……」
「じゃあ屋敷に戻ろう」
公邸とは別のアスハ家の屋敷に戻ってきたカガリとアスラン。その庭で、アスランが話を切り出した。
「俺はプラントに行こうと思う」
「?!どうして……」
「一度デュランダル議長と話がしたいんだ。もうアポも取ってある」
「何を話しに行くんだ?……いや、別に直接会いに行かなくたって私を介してでも……」
いや、とアスランはカガリの言葉を遮った。
しえん
「直接顔を合わせて話をしたいんだ。それに場合によっては……」
アスランはカガリに背を向けた。とても目を見て言えそうになかったのだ。
「俺はザフトに復隊する」
「な……?!でも、アスラン!そんな事する必要なんて無いじゃないか!どうして……?」
「まだ決めた訳じゃないよ。デュランダル議長が許して下されば、だしな。でも場合によってはそうする。俺は何が正しいのか、自分の目で見てみたいんだ」
アスランはカガリに向き直った。カガリはアスランの顔を、その目を見て理解する。
(もう決めてるんだな、アスラン……)
アスランは上着のポケットに手を突っ込んだ。そして出したその手には小さな箱。
「これを渡しておく」
「あ……指輪……」
「安物だけどな」
アスランは苦笑いすると、カガリの指に小振りな赤い石の付いた指輪を通した。
「行ってくるよ」
デュランダルは嫌気が差していた。過日のユニウスセブン落下テロにおける地球連合側の対応の余りの理不尽さに、である。
プラント最高評議会、今その議場において連合に対する今後の対応策が練られていた。
「しかしテロリストは全員撃墜したのでしょう?今更犯人の引き渡しなど……」
支援
「第一今地球軍の月面基地では開戦の準備が着々と進められていると聞く。もう一刻の猶予もならんぞ」
「まさか。我々はユニウスセブンの破砕作業を率先して行い、地球を救っているではありませんか。いくら奴らとてそんな無茶は……」
「馬鹿な!そんな事を言っていては血のバレンタインの二の舞だ!」
デュランダルは溜め息を吐いた。
「皆さん」
デュランダルの声は静かだが、不思議とよく通る。
「少なくともこの件について、我々が正しいのは明白です。ならば我々はあくまでも対話の道を求めていかねばなりません。」
デュランダルは両手を広げた。プラント最高評議会議長として、一人の政治家として、自分の持ち得るカリスマを発揮する最も簡単な手法である。
「前大戦の傷もようやく癒えてきたというのに、もう一度戦争を起こす訳にはいきません。最後の最後まで、我々は平和的に事を運ぶべきなのです」
その日、連合からの要求を不当なものとして突っぱねたプラントに対して、地球連合各国はプラントを敵性国家と認定、地球連合の総意としてプラントに宣戦布告した。
そして、その一時間後――
「ジュール隊、イザーク・ジュール出るぞ!」
「同じくディアッカ・エルスマン、行くぜ!」
「シホ・ハーネンフース、ザクウォーリア行きます!」
宣戦布告からの地球連合軍の動きは非常に早く、月面基地からプラント本国へMSの大部隊が押し寄せて来ていた。
「ジュール隊各機、敵を一機も通すな!」
押し寄せる地球軍の大部隊に対して、ジュール隊を含むプラント防衛部隊の殆んどが迎撃に出た。しかし、これは地球軍の罠だった。
「隊長、司令部より通信!敵の攻撃部隊は囮、プラント本国に地球軍の核攻撃部隊が接近中との事!」
「何だと?!……ええい、ディアッカ、この場は任せる!シホ、付いて来い!」
「了解!エルスマン、頼みます!」
「あいよ、任せな!」
イザークの決断は素早かった。しかし、それでも遅すぎた。
「くっそおぉぉ……!」
(間に合わん……!)
ザフト艦隊司令部は、接近中の核攻撃部隊に騒然としていた。
支援
「まさか核とは……!」
「MS部隊はどうした?」
「敵の策に嵌った様で……戻るには時間がかかりすぎます!」
司令は一つ溜め息を吐いて、プラント防衛最後のカードを切った。
「止むを得ん……ニュートロンスタンピーダーはどうか」
「起動準備整っております……しかし、よろしいのですか?」
「止むを得んだろう。いかに虎の子の一発とは言えプラントが核の炎に焼かれては意味が無い」
地球連合軍核攻撃部隊の士気は、ザフトが見事策に嵌った事にうなぎ昇りだった。
「今度こそくたばれ、宇宙の化け物が!」
「青き清浄なる世界の為に!」
「化け物共に汚された宇宙を核の炎で消毒してやれ!」
核ミサイル搭載型ウィンダムの肩のミサイルケースから次々と核ミサイルが飛び出す。
その数は凄まじく、連合の物量の多さを雄弁に物語っていた。そしてそれらのミサイルはプラントのコロニー群へと迫り――届く事なく次々に爆発していった。
「な、何だ?!何が起きた?!」
「分からん……まずい、敵MS接近!」
「何だと?!」
核ミサイル搭載型ウィンダムは核ミサイル以外に殆んど武装を持たない。つまり、奇襲もしくは味方機の援護が無ければロクに戦えないのである。
「撤退だ、撤退……」
「貴様らぁーっ!!!」
駆け付けて来た空色のスラッシュザクファントムがファルクスG7ビームアックスを構え、一振りで二機のウィンダムを薙ぎ払った。
「くそっ、ザフトめ!うわっ?!」
悪態を吐いたパイロットとその周囲のウィンダム四機にAGM138ファイヤビー誘導ミサイルが襲いかかった。
現れたのは青紫のブレイズザクウォーリア、鳳仙花のパーソナルマークを持つシホ・ハーネンフースである。
「隊長!」
「こいつらだ!逃がすなシホ!」
イザークのザクファントムがM826ハイドラビームガトリング砲からビーム弾をばらまき、散った所をシホのザクウォーリアがビーム突撃銃で撃ち抜く。しかし……
「数が多い!」
「このままじゃ……」
核ミサイル搭載型ウィンダムとて当然バルカンやビームサーベルといった武装は持っている。もちろんその場にいるのはジュール隊の二人だけではないが、それでも少な過ぎる。
「くそ!他のMS隊は……?!」
そのイザークの声に応える様に、通信機に陽気な声が響いた。
「こちらザフト軍『FAITH』ハイネ・ヴェステンフルス以下ヴェステンフルス隊!これより援護する!」
オレンジ色のブレイズザクファントムを筆頭に、オレンジ色のショルダーアーマーを着けたザクが多数やって来る。
「『FAITH』だと?!」
「ハイネ・ヴェステンフルス?!」
最高評議会議長直轄下の特務隊「FAITH」として、また一人のパイロットとしてハイネの名は非常に大きい。
「さあ、踊ろうぜぇ?!」
「叩き潰せ!!」
ハイネ、イザーク両名の活躍は凄まじく、またヴェステンフルス隊やシホも息の合った動きを見せ、瞬く間に凄まじい数のウィンダムが撃墜されていった。
「議長」
「ああ、もう時間か。彼の方から会いたいと言ってきてくれて助かったよ。面倒事は少なければ少ない程良い。只でさえこんな時だしね」
デュランダルはゆったりと椅子に腰掛け、来訪者の到着を待った。
そして、執務室の扉が開いた。
今の――英雄としての――彼は中々に魅力的だ。軍事的にも、政治的にも。時間はそう無いだろうが、必ずモノにしてみせる。
「……やあ、また会えて嬉しいよ、アスラン」
第5話投下終了しました。誤字脱字等、おかしなところがあったらご指摘お願いします
乙
乙
アムロが寝込み見仮面ですか
乙
支援してた奴、もうサル規制はないから、そういう支援はいらないぞ。
キタキタキタ―――――!!!
ファントムペイン懐き過ぎだろオイとか思ってたらそういうことか!
サル規制ってなに?ググってもわからなかった
今度はジャパニーズ・オットチャンをやる側になったわけだw
作者乙!
アムロまだかと心待ちにしていたら、もう登場済みかYO!w
「なっ?!俺はロリコン(=シャア)じゃないしオヤジ(=シャア)でもないぞ!」
745 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/05(土) 21:31:44 ID:1VRRWizp
83氏乙!
ただやっぱりνはそのうちアムロに返してあげて欲しい‥‥。
νはアムロあってのνって感じ。
なんの為のν持ち込みかくらい察しろや
747 :
sage:2008/01/05(土) 22:09:31 ID:1VRRWizp
そうなんだけどね。この流れだと
最後までカミーユ専用機になりそう。
GJ!
しかし確定でないとはいえアムロが仮面役となると…
パイロットとして特化してるとはいえ自分で虐殺を行うことに耐えられるのか?
うわはずかし。sage損ねた。
>>748 いざとなったら三人(あと子飼いの部下)連れてオーブかプラントに亡命する展開希望
やはり洗脳されたタキシー○仮面は愛の力で(ry
誰との間の愛だ!!w
三日月のシャーレに
星のピアスはずして
どうしよう胸が 胸がいっぱい
>>752 セーラー○ーンだろ?
ネオとマリューで問題なし
投下乙。
話そのものは良いと思う。
が、アムロがどう立ち回って主役的ポジションに落ち着くのかまだ読めないのでGJは取っておくよ。
乙〜
途中で少し時間あくから規制に引っ掛かったと思って支援してるんだろうけど、
>>644で言ってるとおり、携帯だから多少時間掛かってるだけだと思われるので支援必要ないぞ。
乙です
場面変わる毎に線かなんか入れると読みやすかったかも
GJ!アムロがネオになる展開は初めてだ
そういえば、当初ネオになる予定だったフラガはどうなるんだろ?
腐女子補正の働かなかった本来の結末を迎えたんだろう
>>758 ヤキン・ドゥーエで死に華咲かせてそのままって事にしといてやろうや…
そもそもあれで生かしてた事自体が間違いだったんだから。
>>758 俺もそれ考えたんだけどさ
居なくても問題ないんだわ、これが
というか居ないほうが話がスッキリするというか
乙っした
読んでるうちに馴染んで面白くなってきた
これからどう展開するか楽しみに待ってるぜ
とりあえず内容は興味深いけど、どっからどうみてもアムロが主人公じゃないってことだけはわかった。
間違いなくカミーユスレのほうに投下したほうがいいんじゃないみたいな。
アムロたまにしかだすにだせないんじゃないこの流れだと。間違いなくミネルバ側の描写のが多くなって、結局カミーユ側の話のが多くなるのが目に見えるんだが。
助けてからが本番だとしても、そこいくまでに何話かかるんだろうか。
もう通り過ぎた道だよ?
うーん・・・主人公はアムロ、でいいんだよね?
変化球だが実は「スレタイとは矛盾してない」件
>>765 『一応は』種死は「複数陣営主人公視点物」。
・・・TV本編ではお題目以下でしかなかったわけだが。
実態は主役交代に対する監督の苦し紛れの妄言つうか言い訳だな。
ラスボスアムロってのも面白そうだけどな。
ファーストでも主役のアムロよりも、ライバルのシャアのほうが人気あるし。
大事なこと忘れてた。GJです。シャアも存在感を見せてるし、3月に予定されている続きが楽しみです。
不安はあるが、これでアムロ主人公な話に持ってったら
それはそれで凄いと思う。
前スレで投下があった種死じゃなく種でザフト側にアムロがいたら〜な
クライマックスだけの奴みたいに。
変な言い方すると、CCAアムロさえCEに来てればスレ違いではないんだよね
「主人公」でなくてもいいっていうかさ。
ただでさえ、アムロの出番がない、
アムロが主人公に見えない、カミーユが主人公じゃないか、
この後アムロが主人公になりえるのか
なんて戦々恐々状態なのに、余計なこと言うなよ>772
83氏に対しても誤解を招く。
主役でもなくいるだけならそれこそアムロである必要がない。
アムロに自由裁量と充分な補給を与えたら完璧にバランスブレイカー。
主役補正カミーユ+素体シャアをカウンターに当てるくらいで
ちょうどバランスが取れると思うぞ。
主役交代ではなくCCAみたいなW主人公になる予感がする。
いっそ83氏には今は導入部みたいなもんで、
アムロが主役ですよ〜って表明してもらえれば
じゃあ待つかって気になるんでない?
出るよってだけじゃなくてちゃんと主役ですよって。
なーんか、83氏のコメントはどうもそこんとこ不透明な気がする。
ウッソスレじゃあるまいし、もうちっと寛容に脱ごうや
アムロがラスボスのまま死ぬ
もしくは、たんなるフラガの代役になる話は勘弁して欲しい
ラスボスならカミーユ達には悪いけど、勝って欲しい
ミネルバ側に勝利して欲しい
ここはアムロスレなんだから
だからかもよ
アムロ達が勝利しちゃったらカミーユスレには落とせないし
最後はアムロ達が勝つからこっちにしたんじゃない?
まさか「アムロ=仮面」なんてユニーコーンの設定を出したいだけじゃないでそ
助ける話だろうが
助けてやんなさいホホホホホホホホホって連れてきた人が言ってるからどうにかなるべ
助けるの意味がなぁ…
アムロに助力してあげて、ならいいけど、
アムロが間違った道行ってるから修正してあげてだったら
カミーユとシャアに説得されるアムロなんて可能性もあるわけで。
後者は正直アムロスレじゃ見たくない。
ネオ・ロアノークは洗脳で造られるから間違った道以前の問題
タキシード仮面も後半洗脳だったな
それは魔乳がセラ○ン
うわなにをするくぁwせdrftgyふじこlp
そんな簡単に洗脳されちゃうNTなんて見たくない
強化人間じゃないんだからさ・・・
おまいらそろそろ脱衣するか騙るスレに帰るかのどっちかにしろ
アムロ=ネオが、子供にはやさしく接したり父親だとからかわれて苦笑したりしてるところからは、
素のアムロから変貌したというような印象は特に受けなかったな。
まあ、あれだけじゃ情報不足だけど、次を楽しみに待つことにするよ。これまでと違う切り口の作品ってのも見てみたいし。
クェスとギュネイも出せそうだが
まあアムロが主役じゃなければ
たとえアムロが出てくるSSでもスレ違いってことで
粘着してる奴は別にアムロが主役であるかどうかスレタイにふさわしいかなんて
どうでもよくて単に荒らしたい、スレの空気を悪くしたいだけのゴキブリだから
相手にするな。
795 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 13:51:48 ID:K/Dlidw9
なんだ、ここしばらくおかしな子が暴れてると思ったら、アレだったのか
ただでさえ寂れてるのに、新しい書き手を追い出そうとしてるやつは馬鹿なのか?
批判してるのは
アムロが最強主人公じゃなきゃ嫌な
アムロ最強厨(笑)だろ
とうとうアムロ最強廚という煽りまででたか
もう荒らしもそれに反応するやつもいい加減にしろ。
今日は98氏が新作投下してくれる予定の日だ。
紳士なら全裸待機してろ。
いいからお前ら服を脱げ。そして綺麗に折りたたんだら正座して黙れ。
既にネクタイと靴下にはアイロンをかけてあります、ムッシュ
三■目って呼ばれてる人なにがあったんだ?
よそでも荒らしの代名詞のように扱われてるな
不満なら自分で書けばいいのに
>>758 遅レスだが
>「手駒……『ネオ・ロアノーク』か?今度の『彼』はそんなに優秀なのかね?」
>「ええ、それはもう。当初予定していた者よりも優秀です」
この感じだと『破棄』された可能性が高いんだよな…
紳士諸君、全裸待機の時間だ。
紅茶を片手に慎ましく待とうぞ……
何だかんだ言っても、ネクタイとシルクハットのみは寒いなぁ……
せめて靴下くらい履けよ 紳士を名乗るならさ
白い手袋もな。
一番大切な所はむき出しにするこの矛盾w
それはそうと400氏…大丈夫だろうか。早く元気になってほしいものだ。
>>802 元は08小隊スレのSS書きだったらしい。
なんか軍事に詳しいのが売りだったらしいけど、その知識も実のところ妖しいものだったとか。
んであんま評判が芳しくなくて自演とか荒らしとかいっぱいして結局撤退して、
しまいには新シャアと軍事板の潰し合いを一人で画策してたとか。
俺も又聞きのうろ覚えだからどっか間違ってると思うが、大体こんな感じだったと思う。
空気嫁馬鹿
83氏のアムロがこっちに来るタイミング次第ではステラ達がUC的な意味での『強化』もされる(されてる)可能性があるんだよな
ジブが何らかの理由でアムロの能力を知ればだけど
>>809 人のワイフの悪口は感心しませんぞ
>>810 83氏のジブと400氏のアズでアムロに対する対応がかなり違って興味深いな
83氏はカミーユスレで小説書いてるカミーユ氏だと思う
個人的にはカミーユスレに今までの投下分をコピペして
カミーユスレで続編やったほうがいいように思います。
>>813 カミーユスレも見てるけど、少し文体が違うような。カミーユ氏は戦闘描写であまり武器名を書かないような気がする。
それに、もしカミーユ氏だったらすごい執筆スピードだぜ?向こうは週一ペースで投下してるし。
だから3月まで(ry
荒らし疑惑で必死になりすぎだ
中の人を詮索するのは紳士のやる事ではない。
紳士とは正装で正座待機し投下を待つ事ができる漢なんだ。
保守がわりの雑話なら問題は無いだろうが。
カミーユスレの作者氏ならコテそのままでカミーユスレに投下するだろ、常識的に考えて。
ってかあの手この手で追い出そうと必死だな。
全裸待機出来ない奴は荒らしの巣窟騙るスレにカエレ。
イヤな流れになってきたな・・・
つーか、スルー力低すぎだって。
こんな流れじゃあの赤いハロに笑われてしまいそうだ
変なのが現れたと思ったら、「服を着てる奴がいるな」くらいに思って笑っていれば良い
てか普通にカミーユスレに投下するのがベストだと思うのだが…
ふぉおおおおおおおおお
俺、繰り返しギャグってあんまり好きじゃないんだ。
やはり股間のしめ繩はもう外すべきだろうか…
いやしかし、正月の心を失ってしまった人々に希望の光を見せてやらねば…
何を言ってる
股間には専用門松だろうが
鏡餅じゃないのか?
正月はシルクハットの変わりに門松をかぶり、股間に鏡餅だとばかり……
骨折した奴がいたんだ……
どこの骨かは最後まで(ry
いや、シルクハットの代わりに鏡餅で
腰に注連縄、股間に門松で
全裸で座禅、心が落ち着く…
おい、そこのお前、自分が段々腹だからってこれが鏡餅だって主張するのは良くないぞ!
ちゃんと橙も乗せなきゃだめじゃないか
もう例のフラッシュのLIVE!をここの聖典にするべきだよ。全裸の力でアズラエルも絶叫さ……
アズラエルだって400氏の投下を待ってるさ。全裸で。
ここはアムロスレだから全裸タキシードで薔薇持ってスタンバってます。
じゃあおれは聖衣を纏って小宇宙を高めて待ってます
839 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/06(日) 22:25:50 ID:i8joYk2m
栽培マンを倒せるようにがんばります
オモイコンダラを引いてがんばります
試合まで減量がんばります
※連投規制回避の為に途中、モデムの再起動しますので投下が止まった場合は10分ばかりお待ちください
『 機動戦士ガンダムSEED bloom 』
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1197305049/485 の続きです
プラントの空は晴れ渡り、少なくとも今日一日は雨が降る予定は無い。天気予報では、明日は正午過ぎに二時間ほど小雨が降る予定となってる。
明日降るはずの雨が今この時降っていてくれれば、見事に自分の心を表しているのにと、私服のアスランはアマルフィ邸へと続く門の前で空を見上げていた。
「……アスランかい?」
落ち着いた感じの男性の声が、アスランの名を呼んだ。
「えっ!? あっ、お、お久しぶりです!」
「そう畏まらないで欲しいな。……久しぶりだね。詳しい事は知らないが、君の父君から任務に就いていたと聞いたよ。大変だったのだろう? ニコルとフレイが心配している」
「ご心配をお掛けして、申し訳ありません……」
振り返ったアスランに、男性――ユーリ・アマルフィは優しげな顔を向けた。当のアスランはニコルの心の内をフレイから聞かされているとは言え、怪我の原因を作ってしまったのは自分である為に、未だ後ろめたさが尾を引いていた。
ユーリは、目の前で暗い表情を見せる少年の背中を軽く押して『行こう』と促すと、アスランはようやく歩き始めた。
途中、顔を伏せたままのアスランが、言い難そうに口を開いた。
「あの、お話は行っていると思いますが……」
「ああ。フレイの事だね。聞いているよ。明日出発なのだろう」
「はい……」
ユーリが少し寂しそうに聞き返すと、アスランは更に気を落としながら頷く。そうして二人は肩を並べ、玄関まで続く道のりを無言のままで歩いて行った。
建前上、軍に拘束されていたアスランは、ラクスを迎えると言う任務の為に解放された。
ラクスが生きていた事は喜ばし事ではあるのだが、その為に友達となったフレイを交換として差し出すのを認めたくはなかった。
そうして歩いている間に玄関前へと到着する。ユーリは扉を開いてアスランを中に入れると、建物の中に響く様に少し大きめの声を出した。
「ただいま。ニコル、フレイ、お客さんだ」
「「アスラン!」」
呼ばれた二人はアスランの顔を見るなり、嬉しそうな声を上げて駆け寄って来ると、それと入れ違う様にユーリは、一人リビングへと入って行く。
ニコルは一応ではあるが巻いていた包帯が取れ、愛らしい顔に醜い傷を残していた。だが、当の本人はそれを気にする様子も無く、傷の為に少しだけ引き攣らせながらも笑顔を見せた。
「アスラン、心配したんですよ! 任務、無事に終わったんですね。良かった」
「あんな事の後に任務だなんて、凄く心配したんだから……」
「二人とも……。心配を掛けて済まない……」
「無事に帰って来たんだから良いですよ」
フレイが目尻に涙を滲ませると、アスランは二人に本当に申し訳無さそうな顔を見せる。だが、それを制する様にニコルが首を横に振った。
しかし、被害者であるニコルがそうは言っても、アスラン自身が原因を作った事には間違いは無く、その顔を見詰め悲痛な面持ちで言った。
「だけど、顔の傷は……」
「今は残ってますけど、手術で消しますから大丈夫ですよ」
「……いや、あれは俺の責任だ。こんな言葉だけで済まされないのは分かっているんだ。でも、どう謝れば良いのか……。ニコル、本当に済まない!」
「……アスランらしいですね。僕は許しますよ」
ただただ頭を下げるアスランに、ニコルは少し困りながらも優しく声で語りかけた。
だが、アスランは一向に頭を上げる気配を見せないでいた。
「……ニコルもこう言ってるんだし、顔を上げて。ねっ?」
微かにアスランの肩が震えている事に気付いたフレイは、彼を気遣いながら少し腰を屈めて言った。
少しだけ潤んだ目のアスランはフレイと視線が合うと、片手で微かに零れた涙を拭ってから顔を上げた。
やはり多少の気恥ずかしさもあったのか、アスランは誤魔化す様に微かに笑顔見せると、思い出した様に真剣な顔をフレイへと向ける。
「……それから、俺はフレイにも謝らなければならない」
「どうして?」
「ラクスの件で、結果的にフレイの事を人質みたいに扱ってしまって……。俺は……こんな事、したくは無いんだ」
納得いかない表情を浮かべて言うアスランは、最後に視線を床へと落とした。
そんなアスランに向かって、フレイは少し嬉しそうな顔を見せながら首を横に振る。
「……アスラン、そんな事無い。私、みんなに良くしてもらったもの。人質だなんて思って無いわ」
「だけど、ラクスの事が無ければこんな事には……」
「私は大丈夫。それにみんなに会えて良かったわ。それにラクスさんが帰って来るんだし、私はパパの所に帰るだけだもの。戦争が終われば、また会えるわよ」
「……っ」
「だから、そんな顔をしないで。お願い……」
アスランの気持ちが痛いほど伝わったのか、フレイは唇を噛む彼に泣きそうな顔で言った。
それを横から見ていたニコルは、溜息を吐くと少し拗ねた様子でアスランに言った。
「アスラン、僕の妹に心配掛けさせないでくださいよ」
「……妹!? それは一体……?」
思わぬ言葉にアスランが目を剥いて、二人を交互に見詰める。
それが可笑しかったのか、フレイとニコルが笑顔を見せるて顔を見合わせると事情を話し始めた。
アマルフィ家の両親の心遣いや病院での遣り取りを、アスランは二人から聞くと納得した表情を浮かべる。
「そう言う事か。てっきり養女になったのかと……」
「ね、アスラン。お茶にしよう」
アスランが言い終えるのを待たずに、彼の手を取ったフレイが笑顔を綻ばした。
「ああ」
彼女の笑顔に応える様に、アスランも笑顔を見せて頷く。
この短い交流の中で、アスランはフレイと言う存在が予想以上に大きくなっていた事を自覚し始めていた。
砂漠に西日が射す。
外気は人が外で過ごすには適温と言える所までは落ち、夕景にアークエンジェルとレセップスが船体を並べていた。
両艦の端には風除けが立てられ、その中央にはキャンプファイヤーと言っても可笑しくは無いほどの炎が揺らめき、周りには両軍の者達が各々陣取り、飲み食いをしている。
元々、バルトフェルドはこのイベントを予定していたらしく、曰く『君達に持て成しをしていないだろう』と言って、彼らを招待したと言う形だが、実際の所は、自分の部下への慰労も兼ねているらしい。
だが、マリュー達も警備上そう簡単に受ける訳が行かず、一悶着はあったが、互いに砲塔、モビルスーツなどにはロックを掛け、艦には立ち入らないと言う条件で話をまとめ上げた。両陣営とも丸腰で参加。勿論、争い事は禁止である。
ちなみにではあるが、艦長であるマリューは主賓代表として挨拶をしたりもしたが、その後は各々好きな様に過ごしている。
予想した様に、やはりザフト側の兵士達の中には一部、ラクスファンがいるらしく、即席サイン会が始まったりと話題には事欠かなかった。
その中、ザフト軍パイロットの面々が、ムウを始めとする地球軍側パイロットに握手を求めて来たのは意外な出来事が起こり、あれだけの事をやってのけたアムロに対しては、質問をして来るなど者なども多かった。
特に同じアルファ隊になった者は、あれやこれやと技量を伸ばす方法を尋ね、アムロがタジタジになるシーンも見受けられたが、そんな質問攻めの時間も終わり、アムロはアークエンジェルの面々と肩を並べ、ビールに口を着けている。
その中、バルトフェルドは焚き火の傍で町から連れて来た、料理人にオーダーを伝えていると、ダコスタがやって来る。
「隊長」
「データは?」
「ばれてません。バックアップ成功です」
「上出来だ」
ダコスタが耳打ちをすると、バルトフェルドがウィンクをして小さく笑う。
元々、演習データは消す約束をしていたが、今回、得られたデータは余りにも惜しく、これを残せば、少なくとも対アムロ・レイを想定した戦闘訓練が出来るのだから、そこまで馬鹿正直に消すつもりも無かった。
更に機嫌が良くなったバルトフェルドはアイシャを呼ぶと、酒を料理が乗った皿を携え、アムロ達の方へと歩き始めた。
そのバルトフェルドの進む先には、キラを除いたアムロの素性を知るアークエンジェルの大人達が輪になり、異邦人であるアムロの昔話に耳を傾けていた。
「ブライト・ノア艦長は当時、十九でホワイトベースの指揮を執られたのですか!?」
「ああ。ブライトは当時、少尉だったはずだ」
ナタルと比べ、一年戦争当時は遥かに年下だったブライト・ノアが、新鋭艦ホワイトベース艦長を勤め上げた事に目を丸くすると、アムロは頷き階級を付け加えた。
何故、艦長であったブライトの事が話題になっていたかと言えば、至極簡単な話しで、今でこそ立ち直ってはいるが、数日前に気落ちしていたマリューを思い出して、糧になればとアムロに話を振った為だった。
その話を聞いていたマリューは、缶に口を着けてから言う。
「……信じられない若さね。でも凄いわ。最後にホワイトベースは沈んだとは言え、ロンド・ベル隊の指揮を執られるくらいですから、御活躍なされたんでしょう?」
「艦長としては折り紙付きと言って良いだろうが、シャトルのキャプテンもやっていた頃もある。言わば苦労人さ」
「私はブライト艦長みたいには無理かな……」
「マリューはマリューだろう? 現状で上手く行っているのであれば、気にする必要は無いさ」
「そう言ってもらえると助かります」
夕景を仰いだマリューに向かってアムロがフォローを入れると、彼女ははにかんだ様に笑顔を見せた。
そして、アムロの隣に腰を下ろしていたナタルが彼女に続く様に言う。
「私は将来、艦長になる事があれば、ブライト・ノア艦長を目指してみたいと思います」
「そうなった時には殴るのはよしてくれよ、ナタル」
「大尉を殴るなんて出来ませんよ」
茶化して言うアムロに、ナタルは肩を竦めながら笑顔で答えた。
どこの軍隊も同じなのだろう。ムウが空にした缶を握りつぶし、新しい缶を持ち上げて栓を抜きながら聞き返す。
「やっぱ殴られてたのか?」
「若い頃な」
アムロは軽く頷くと、夕日を見ながら昔を思い返した。
「しかし、間は空いたが十六の頃からと考えれば、ブライトやシャアとは長い付き合いになったな……」
「十六ねぇ。今が二十九だろう? シャアって奴とは、偉く長い事敵対してたんだな」
「いや、肩を並べてともに戦った時期もあるんだがな」
ビールを流し込みながら指折り数えるムウに向かって、アムロは苦笑いを見せた。
予想外のアムロの言葉に、全員が驚いた顔を見せた。無理も無い。
「僕が幽閉先から脱出し、カラバと合流した……グリプス戦役の話しを思い出してくれ。その頃、シャアはクワトロ・バジーナと名を変え、エゥーゴに身を置いていたのさ。その旗艦となったアーガマの指揮を執っていたのもブライトだ」
「ええ。クワトロ・バジーナって言うと……百式とかって言うモビルスーツに乗っていたパイロットですね」
先ほどまでの話を踏まえて、アムロは再び掻い摘んで話すと、マードックが思い出した様に言う。
釣られて思い出したのか、ムウが驚いた様子でアムロに顔を向けた。
「百式……。ああ、話しの中で金ピカのモビルスーツが出て来たな! あれにシャアが乗ってたのか!?」
「そうだ。シャアは当時、俺達と一緒に反連邦政府の連中と戦ったが、あれで地球に残っている連中の実態が分かって、本当に嫌気がさし、それで全ての決着をつける気になったのさ」
「それで隕石落しか……。女に母親。赤に金。色もやる事も派手な野郎だな……」
「敵だった者が味方になり、そしてまた敵に……。どこで何が切っ掛けになるのか、人の心と言う物は分からないですね」
アムロの言葉にムウはシャアを皮肉ると、ナタルが大真面目な顔で言った。
そこへバルトフェルドとアイシャが顔を見せた。
「お話中悪いが、お仲間に混ぜてもらえるかな?」
「ええ、どうぞ」
「艦長さん、ありがとう」
場所を少しずつずらして、二人が座れるスペースを確保すると、アイシャが礼を言って二人は腰を落ち着けた。
バルトフェルドが開いた缶を軽く持ち上げると、全員の顔を見回す。
「どうだい、楽しんでもらえてるかな?」
「ええ。何から何まで、ありがとうございます」
「いやいや、それは良かった。新しい料理だ。良かったら食べてくれ」
マリューは礼を言うと、バルトフェルドは満足そうな顔を見せた。
そうしている間にもムウが、料理に手を伸ばして口に放り込む。それに続く様に他の者達も料理を手に取って行った。
「それにしても完全に脱帽だ。君は本当にとんでもないパイロットだな」
「ご愁傷様ってとこか?」
肉を一口放り込んだ後にバルトフェルドがアムロに顔を向けて言うと、煽る様に酒を飲み干したムウが横から茶々を出した。
思わずバルトフェルドは肩を竦めると、苦笑いを浮かべながら切り返す。
「フラガ少佐は僕と一緒に撃墜された仲だろう?」
「ご遠慮したい仲だな……。まあ、事実だし、今は別に構わないけれどな」
「そう言ってもられるとありがたい。だが、次は必ず勝って見せるさ」
「俺も遠慮したいんだがな」
「そう釣れない事を言ってくれるなよ」
アムロが苦笑を浮かべて答えると、バルトフェルド笑いながら言った。その遣り取りが面白かったのか、思わず全員が苦笑する。
それから話しは色々と進み、ある時、バルドフェルドがアムロに聞いた。
「しかし、これだけの腕を持ちながら、連合で君の名を聞かないのはどうしてだ?」
アムロは肩を竦ませた。明らかに答えるつもり無いのが見て取れた。
仕方なくバルトフェルドが確信を突く言葉を切り出す。
「それではもう一つ質問させてくれ。君はニュータイプと言う存在らしいが、それは一体なんなんだ?」
「……おい」
「演習中にフラガ少佐の呟きが聞こえたのでね」
「……ちっ! ミスったぜ!」
吐き捨てたムウと同じ様に、全員の顔に緊張が走っていた。だが、当のアムロは余り気にしていない様子にも見えなくも無い。
そんな事もあり、アイシャがアムロに質問をぶつけた。
「エスパーか何かなの? 何か肉体改造を受けたとか?」
「……いいや、強化人間の類ではないさ。……そうだな。……戦争を必要としない人間の事だと思ってくれれば良い」
「それはまた矛盾するな。戦争を必要としない存在が、なぜ戦争をしている?」
「それが出来れば苦労はしないと言う、悪い見本だと言う事だよ」
当の本人のはぐらかした言い様に、バルトフェルドは眉を寄せて聞き返すが、アムロは教えるつもりは無いと言わんばかりに自嘲気味に答えた。
それを見たバルトフェルドは、これ以上押した所で今は答えが出て来ないと悟り、諦めた気味の顔を見せた。
「……なるほど。生きていれば知る機会もいずれ来るかな? 出来れば、次に会った時にでも教えてもらいたいな」
「機会があればな」
「僕の部下達もやる気になっているからね。それまで一緒に腕を磨きながら待つとするさ」
「さっきは君の部下達から質問攻めにあったぞ」
「それだけ君が凄いと言う事だよ。さて、少しの間だけ真面目な話しをさせて欲しいのだが良いかな?」
バルトフェルドがアムロからマリューへと目線を移した。その為か、全員が息を撫で下ろした様にほっとした表情を浮かべる。
「……ええ。どうぞ」
「我々も本国への引き上げの準備に入らなければならない。そこでだ。護衛の数を減らすなりしても構わないかね? なんせ、部下を引き連れて行かなくちゃならないんでね。準備が大変なんだ」
「ええ、別に構いません。それに護衛がいなくとも、身柄の交換もありますから、我々は逃げるつもりはありません」
「そう言ってもらえて助かる。レジスタンスも今の所は大丈夫だろう。連絡をもらえれば、すぐに駆けつけるようにはしておこう」
「分かりました」
元より分かっている事なのだが、再度、二人は残りの数日の態勢を確認し合った。
そして粗方確認が済むと、バルトフェルドが全員の顔を見渡して、まるで敵に塩を送る様な事を言う。
「以前にも言ったが、歌姫がこの土地にいる限りザフトは手が出せん。それでも精々一、二時間が良い所だろう。その間に君達は少しでも遠くに逃げる事だ」
「なに、こっちの心配してくれんのか?」
「また君達とやりたいと言ったはずだ。それまで生き延びてくれなければ楽しみ無くなってしまうからね。率直に聞くが、君達にはレジスタンスの手助けが必要か?」
缶の頭を摘んで手首で振り回す仕草をするムウが聞き返すと、バルトフェルドが切り返して来たが、それに対してアムロが否定的な顔を見せる。
「あれだけの事をして、彼等が俺達に協力すると思うのか?」
「普通ならばな。だが彼等は、我々ザフト軍を追い出したいだけで、背に腹は変えられない状況だろう」
「私はありえないと思いますが」
バルトフェルドの意見に、ナタルも否定的な意見を述べた。
だが、バルトフェルドには何かしら気に掛かる所があるのか、その理由を口にする。
「……そうだな。彼等が無謀な挑戦をした後からなんだが、定期的に民間車両がこの近くを行き来していてね。しかも二、三時間置きにだ。臭いとは思わないか?」
「その民間車両がレジスタンスだと?」
「ああ。完全非武装の一般車両なんだが、僕は彼らだと睨んでる。まあ、君達は君達で決めるのだろうし、僕の言葉など関係無いか。レジスタンスが攻撃してくるようなら、連絡をくれれば良いさ」
「……分かってます」
マリューはバルトフェルドの言葉に頷いた。
だがバルトフェルドの言う通り、戦力は多いに越した事は無い。マリューは眉間に皺を寄せて少しばかり頭を悩ませた。
「そう言えば、演習の見返りがこれって訳じゃないんでしょう? モビルスーツの一機も回してもらいくらいなんですけどねぇ」
「ハハッ、流石にそれは無理だ。僕の首が飛んでしまう。僕個人としては、何としても君達には生き残ってもらいたいが、僕もザフト軍人なんでね。……そうだな、見返りの品は別れの時にでも渡そう。それまで期待して待っていてくれ」
思い出した様にマードックが問うと、バルトフェルドは言葉を途中で区切って、全員を見渡してから再度、言葉を続けた。
そして、大人達は他愛も無い会話を、再び始めるのだった。
大人達がそうして過ごす傍ら、子供達にも平等に時間が流れる。
子供達は大人達から大分離れた場所で、のんびりとくつろいでいた。勿論、酒もあれば料理もたんまりとある。
丁度、ビール缶を煽ったトールが、向かいに座るキラに愚痴を零していた様だ。
「俺なんか、操縦持っていかれたからなぁ……」
「僕だって、二回とも撃墜されてるよ」
「でもキラは一回目はあれだけ活躍してるし、バルトフェルド隊長と互角の戦いをしただろう。二回目は初めて乗った訳だしさぁ」
「うん、そうだけど……。でも、凄く勉強になったよ。地上でのモビルスーツの動きとか、連携とかね」
延々続く初心者トールの愚痴に、少し困った表情を浮かべながらもキラは頷いた。
事実、この演習ではキラ、トールに取ってはかなりの収穫があった。そう考えれば先行きはかなり明るい。
サイは缶に口をちびりと着けると、キラに笑顔を見せる。
「へえ。それなら良かったんじゃないのか?」
「うん。今回、一番の収穫はアムロさんの動きを見れた事かな。それにデータを反映出来るし、僕がストライクをどう動かせば良いのか分かったよ」
「キラがアムロ大尉並になったら、俺達、絶対無事に帰れるんだけどな」
相変わらずカズイがキツイ事を言うのだが、それに対してキラが苦笑いを浮かべると、隣に座っているラクスが笑顔を向けて見せた。
「キラならやれますよ。自信を持ってください。そうでなければ、私が困りますから」
「うん」
「……ラクス、幸せそうでうらやましいなぁ」
目の前で初々しい遣り取りを見せ付けられ、ミリアリアは脇目で隣に座るトールをチラチラと見ながら、しょんぼりと呟いた。
この所と言うか、トールがパイロットになってからだが、擦れ違いが少しづつ増えている気がしていた。訓練が大変なのは分かるが、振り向いて欲しいと言うのがミリアリアの本音だった。
そこへ、ザフト軍の制服を身にまとった男性――マーチン・ダコスタがやって来た。
「あの……ラクス様、よろしいですか?」
「はい、何でしょう?」
アルコールの所為か、ラクスは少し頬を染めたままの顔で、ダコスタに頷いて見せた。
だが、ダコスタはバツの悪そうな表情を見せつつも、何か言いたげな雰囲気を醸し出していた為、空気を読み取ったサイが尋ね返した。
「……僕達、席を外した方が良いですか?」
「いいえ。少し離れた所で話します。出来ればヤマト少尉も、ご同席をお願いしますか?」
「はい、分かりました」
ダコスタは少年達に恐縮しながら首を振ると、真剣な顔をキラへと向ける。そのキラは、少しばかり首を傾げながらも、素直に同意してラクスとともに席を立った。
既にそれぞれが固まりながら飲み始めていた為、端の方の空いていたベンチにキラとラクスは腰を下ろし、ダコスタは近くにあった椅子を持って来ると彼等の前に陣取った。
脇にはご丁寧に置き忘れたられた、未開封の缶と瓶がわんさかと置いてあった。それをラクスは三人分取るとそれぞれに手渡して行く。
キラは封を開けず、ダコスタに要件を尋ねた。
「それで話しって?」
「……率直に言います。お二人がお付き合いされている事に関してです。お互いの組織に取って良くない事だとは、お分かりになりますよね?」
「ええ。ですけど……」
真剣な眼差しを向けるダコスタに、キラも誠実な答えを返そうと口を開いたその時――。
「ぷはぁ……。組織は関係ありませんっ! 私がキラの事を好きになるのがいけない事なのですか!? この事は、お父様にもアスランにも正直にお話するつもりでいます!」
一気にアルコールを流し込んだラクスは、空になった瓶をベンチの空きに力任せに叩き置くと、物凄い形相と言うには可愛らし過ぎる表情でダコスタを睨んだ。
ちなみに誰も気付きはしないが、ラクスが置いた瓶がベンチから落ち、砂の上を転がって行った……。
今までラクスのこんな表情を見た事が無かったのだろう。ダコスタは困惑している様だ。
「いや、しかし……」
「私が大切な方と、一緒にいたいと思う事は間違いなのですか? と聞いているんです!」
「そんな事はありませんけど……。しかし、ラクス様は公人ですし……」
「あ、あの、二人とも……」
二人の遣り取りを見て、キラが止めに入ろうとしたのだが――。
「二人の将来が掛かっているんです! キラは黙っていてください!」
ラクスの物凄い勢いに簡単に屈してしまうキラだった。
しかしながら、尚も無い胸を張るラクスと、違いの分からない男ダコスタの攻防は続く。
「ですから、その前に私も一人の女性です! 幸せを夢見てはいけないのですか?」
「先程も言いましたが、ラクス様はご婚約者がおられる身で、且つプラント最高評議会議長の御息女なの……」
「どうして、あなたに――」
「ラクス様は――」
そんな無意味とも言える攻防が続けば、嫌でも人目に着く物でもある。
両軍の野次馬達の生温い視線が自分達に向けられているのを、言い合っていた二人はようやく気付いた様だ。
「あっ……」
「あらあら……」
「……だから言おうと思ったのに」
ダコスタとラクスがいささか間抜けな声を上げると、ガックリとキラは項垂れたのだった。
そうしていると野次馬達で構成された人垣が、真ん中から綺麗に割れて行き、アイシャが歩み出て来た。
「……マーチン君」
「はいっ!?」
「もう、こんな野暮な真似して……。後でお仕置きかしらね」
「いやっ、ちょ、ちょっと待ってください! お仕置きって、一体!? それにまだ話しが!」
「しつこい男は嫌われるのよ」
甘ったるいアイシャの声が何時に無く恐ろしく聞こえたのか、ダコスタは思わず顔を青くした。
争い事は禁止と言われているのに、副官が自らそれを破ってしまったのだから、アイシャが怒るのも無理は無い。
「し、しかし!」
「マーチン君、前にも言ったでしょう? 馬に蹴られたいの? でも、砂漠だからラクダの方が良いかしら?」
「いや! ちょっと待ってください!」
必死に弁明をしようとするダコスタだが、アイシャは容赦無かった。
「みんな、手伝ってもらえる?」
「「「「了解!」」」」
アイシャが野次馬に声を掛けると、アンドリュー・バルドフェルド隊モビルスーツパイロットの皆さんが、ゾロゾロと湧いて出て来た。そしてダコスタを取り囲むと神輿の様に担ぎ上げ、そのままレセップスへと連行して行ったのだった。
その指示をしたアイシャはと言えば、何食わぬ顔でバルトフェルドの元へと戻って行った。
すぐに野次馬達も掃け、残されたキラとラクスは立ち尽くしていると言えば、そうでも無かったりする。
「はぁ……。可哀想ですわね……。お馬さんやラクダさんに蹴られたら、とても痛そうですのに……。とにかくこれで愛は守られましたわ!」
他人の助けがあったとは言え、ラクスはこの場限りの勝利に酔いしれていたのだった。
これには流石に不味いと思ったキラは、遅まきながらラクスをなだめ始めるのだが。
「……あの……ラクス。そう言う問題じゃ無いから……。それにお酒も控え目にしないと……」
「キラ……」
「なに、ラクス?」
「もう一本、おかわりをください」
「……」
だが、キラの思惑通りには行かず、ラクスは止まる事が無かった。
「ぅんくぅんく……ぷはぁ」
キラが手にしていたアルコールが、ラクスの胃の中に消えて行った。
このアルコールへの強さがコーディネイター故の物なのかは不明ではあるが、確かに間違い無く彼女は酔っていた。
上機嫌なラクスは何か思いついたのか、両手を一度叩くと酔いがちの頬を更に染め言う。
「……キラ、良い事を思いつきましたわ!」
「えっ? な、なに?」
「文句を言わせない為にも既成事実を作ってしまえば良いのですわ!」
「……はぁ?」
「キラ、行きますわよ!」
流石にキラもこの発言には目が点になったが、その間にもラクスの腕は彼をがっちりと固定し、逃げる事など不可能な状態を作り上げた。
恐らくラクスが瓶を手にした瞬間に、キラの運命は決まっていたのだろう。
「えっ!? ちょっ、ラ、ラクス!?」
「キンキンキラキラキラキラポール〜♪」
「なっ、なにその歌!? ラ、ラクス!?」
奇妙な歌と共にアークエンジェルへと続く足跡と、引き摺られた後がその場所には残った。
薄暗い艦内に入った所で、キラは目一杯に踏ん張り、ラクスを止めた。
「はあはあ……。意外に力強かったんだ……」
「……キラ? お嫌……ですか?」
「……そんな事無い」
俯きがちにラクスが頬を染めて尋ねると、キラは首を横に振って答えた。
アルコールはまだ残っている物の、彼女の頬の朱は恥じらいから来ている物だった。
「僕だって……男だし、興味はあるんだ。それにラクスの事、好きだから歯止めが利かなくなると思う……」
「私はキラなら構いません……。他の男性に心を揺らしたくありませんから……」
「……本当に良いの?」
「はい」
真剣にキラが聞き返すと、ラクスは俯いていた顔を上げて真っ直ぐに頷いた。
この先を越えれば、互いの立場やしがらみを含めて後戻りは出来ない。それを承知でキラはラクスの手を取った。
「……ラクス、行こう」
「……はい」
キラは繋いだ手に少しだけ力を込めると、ラクスも同じ様に握り返した。
二人は寄り添うようにして、暗い通路を歩いて行く。
砂漠の地平線には太陽が沈み、夜空には月と星空が輝き始めた。外で行われている宴も終わりを迎えつつあった。
日付が変わり、プラントのザフト軍用宇宙港口は慌しい動きを見せていた。
幾つもの物資やモビルスーツが戦艦に積み込まれて行く。また人も然り。
その中、芳しくない表情を浮かべたアスランが、長い通路を一人、体を浮遊させながらある部屋を目指していたが、その途中、思わぬ人物に出くわした。
「よっ!」
「久しぶりだな、アスラン。少しはマシな面になったようだな」
「ディアッカに……イザーク。こんな所で、どうしたんだ?」
挨拶をして来る二人に、アスランは多少なりとも驚いた様子だった。
ディアッカとイザークが、少なくともアスランやフレイを見送りに来るはずも無く、今日、この場所に来る理由がすら思い当たらないのだから、困惑するも仕方が無かった。
そんなアスランに向かって、イザークが不信気に問い質した。
「アスラン、お前は命令を聞いて無いのか?」
「命令? いや、俺はフレイを送り届ける事以外、何も聞いてはいないが……」
「俺とお前で脚付きの追撃。隊長はやる事あって別行動。イザークは勲章もらった後で合流だってよ」
「アスラン。俺は遅れて合流するが、それまで何があってもやられるなよ!」
首を横に振るアスランに、ディアッカが仕方ないと言った顔で命令内容を伝えると、イザークが強めの口調で叱咤した。
寝耳に水の命令を聞き、アスランは一瞬、我を忘れたが、内容を思い出すと顔を顰めて聞き返した。
「……ああ。それは分かったが……追撃って、どう言う事だ? アークエンジェルにフレイを引き渡すんだぞ! その船に攻撃しろと言うのか!?」
「アスラン。あの女を殺したくないのであれば、上手く沈めれば良いだけの事だろう?」
「ゴチャゴチャ言っても命令なんだ。諦めろ。でなけりゃ、イザークの言う様に上手くやれって」
先日の病院での事を知っているイザークは、アドバイスを隠した様な言い方をしたが、ディアッカはある種の割り切りを持ってそれに答えた。
どちらにしてもこの二人からすれば、フレイはナチュラルであり、未だ信用出来ない人間なのだ。
だが、アスランからすれば、友達であり、強く引かれ始めた女性でもあるフレイを、自らの手で殺してしまう可能性が出て来てしまったのだから、どうすれば良いのか分からない。
アスランは険しい表情を浮かべたまま通路を急いだ。
「お前、こっち行くんじゃないのか?」
「いや、ニコルが見送りに来ているんだ」
幾つかの角を過ぎた辺りでディアッカが止まって尋ねて来ると、アスランは振り返って答えた。
病院で顔を会わせて以来と言う事もあって、ニコルに会いに行く気でいるディアッカは、イザークに顔を向けた。
「それなら顔出しとくか。イザーク、行くだろう?」
「ああ、勿論だ。アスラン。ニコルの怪我どうなった?」
「傷はまだ残ったままだ」
三人はアスランを先頭に再び移動を始めると、後ろの二人はニコルの具合を色々と聞いて来た。
二、三分ほど移動をし、アスランは床に足を着けると扉のスイッチを押した。空気の抜ける音とともに扉が横にスライドすると、三人は中へと入って行く。
「よう、ニコ……ル」
気軽に片手を挙げて、挨拶をしかけたディアッカの表情が固まった。
長椅子にフレイと並んで座っていたニコルは、醜い傷が残った顔に目一杯の笑顔を作って、数日ぶりに顔を会わせた二人を出迎えた。
「ディアッカにイザーク! お久しぶりです!」
「お前、その顔……」
「……ニコル。その傷、大丈夫なのか!?」
ディアッカとイザークは、ニコルの傷がここまで酷いとは思って無かった様で、息を飲み本気で心配している様だった。
傷を負ったニコルからすれば、医者から傷は消せると太鼓判を押されているだけに、最近は完全に慣れてしまっている様で、みんなと同じ反応を見せる二人に苦笑いを浮かべた。
「気にしないでください。僕が復隊する時には傷は消えてますから」
「……いや。アスランから聞いてたんだが驚いたぜ。消せる傷で良かったな」
「ニコル、今は治療に専念しろ。戻ってくるのを待っているからな」
「はい」
二人は傷付いた仲間に激励と労わりを込めて、自分なりの言葉を送る。ニコルは素直に受け取って返事をした。
そのニコル達の傍では、アスランがフレイに声を掛けていた。
「フレイ、平気か?」
「うん、大丈夫よ。……何かあったの?」
「……いや、何でも無い」
フレイはどこか様子が可笑しいのを感じたのか、心配そうな顔を覗かせるが、アスランはただ首を振って答えるのみだった。
短い付き合いとは言え、アスランの事は少しずつ理解し始めていたフレイは、確信的に何かあったのだろうと思っていると、いきなり誰かの声が自分に向けられているのに驚いた。
「おい、女」
「えっ、私!?」
「女は貴様しかいないだろう」
「は、はい!」
びっくり顔でフレイが見上げると、病院の屋上でアスランと大乱闘を演じたイザークが目の前に立っていた。誰が見ても、今のフレイは恐怖に震える子羊の様に見えるに違いない。
しかし、そのイザークから出て来た言葉は、思わぬ物だった。
「その……なんだ……。こ、この前は貴様を巻き込むつもりは無かった。ただ、それだけだ」
「イザーク、お前……」
「うるさいぞ、アスラン!」
呆れ声を零すアスランに、言うだけ言ってそっぽを向いたイザークが噛み付く勢いで声を荒げた。
一瞬、体を震わせたフレイは、また乱闘が始まるのではと心配して、恐る恐る二人をなだめる。
「あ、あの……、二人とも喧嘩しないで……」
「……俺はそのつもりなど無いぞ」
「ああ。フレイ、心配しなくても大丈夫だ」
目の前の少女の様子に、イザークはバツの悪そうな表情を浮かべるて顔を逸らした。それに続きアスランもイザークの言葉に同意すると微笑んだ。
ホッとしたのか、フレイは少しだけ肩の力を抜くと、そこにいた全員を見上げた。
プラントで信頼に足る人達はアスランとニコルを含むアマルフィ家の人達だけだが、思い返すと怖いイザークや、病室で物凄い勘違いをしてくれたディアッカも悪い人間には見えなかった。心の奥底では、もう少しプラントに残っていたいと思っていたのだ。
そうしていると、イザークがアスランに声を掛けたのに気付いた。
「アスラン、話がある。着いて来い」
「……分かった」
「えっ!? あ、あの……」
背中を向け、部屋を出て行こうとする二人に、フレイが再び震える声で呼び止めると、二人がほぼ同時に振り返った。
「……女、安心しろ。こいつを殴るつもりは無い」
イザークはぶっきらぼうにではあるが落ち着いた口調で告げると、アスランもフレイに首を軽く縦に振って見せた。
そうして二人は部屋を後にすると、扉が閉まった所で向かい合った。
少なくとも扉が開かない限り、向こう側に声が聞こえる事は無い。短い話をするならば、ここで十分だった。
見透かした様なイザークの視線がアスランを突き刺す。
「アスラン。あの女の事をどう思っている?」
「フレイの事か!? 俺は……」
「貴様にはラクス・クラインがいるだろう! ハッキリしろっ!」
「……っ!」
はっきりしない態度に苛立ったイザークは、アスランの胸倉を掴み壁に押し付けた。
男として気迫に満ちた目でイザークは問う。全ては病院の屋上での出来事を知っているからこその行為だった。
「貴様は好きでも無い女を抱きしめるのか?」
「俺は……」
「……迷っているのか? 貴様、女々し過ぎるぞ!」
何も答えらないアスランに対し、イザークは吐き捨てて手を離すと、体ごと背けて再び口を開いた。
「今は殴らん。女を泣かすのは性に合わんからな。……俺が合流するまでに答えを出しておけ。それまでに答えが出ない様ならば、俺は貴様を殴るからな!」
「ああ。分かった」
イザークがこの様な行動に出るのも、アスランには理解出来た。全ては何時までも煮え切らない自分が悪いのが原因なのだ。アスランは強く頷いた。
その目に宿った物を確認したイザークは、微かに口の端を吊り上げると、
「俺は帰る。みんなによろしく伝えておいてくれ。何があっても死ぬんじゃないぞ! いいな!」
と言って、その場を後にした。
ここに集まったパイロット達の仲で唯一、イザークだけがこの場所に来る理由が無かったのだ。
アスランはイザークの言葉の端々を思い出し、ニコルとの約束を遂げる為に、自分を叱咤しに来たのだと理解すると、その背中が見えなくなるまで見送った。
それから、アスランは服を調えると部屋へと入って行った。
中で話でもしていたのだろう三人が、再び入って来たアスランを見るとディアッカが尋ねて来た。
「おい、アスラン。イザークはどうした?」
「ああ。用事があると言って帰ったが」
「冷たい奴だなぁ」
「ディアッカ。イザークはそんな人じゃ無い事、知ってるでしょう」
「あったりまえだろ」
なだめるニコルに、ディアッカは親指を立てて茶化した様に答えた。
実際、このクルーゼ隊パイロットの面々が、ここまで仲が良いのも珍しい。それもプトレマイオス基地奇襲を成功させ、余裕のある状況下でマスコット的な役目をニコルが負っているからに過ぎなかった。もしかしたら彼等に取っては、今が一番良い時期なのかもしれない。
刻一刻と出発時間が近付いて来る。
ニコルが立ち上がり、アスランとディアッカに向かって頭を下げた。
「アスラン。フレイをお願いしますね。あとディアッカも」
「……ああ」
「あの戦艦までだろう? 今度ばっかりは素直に頼まれてやるよ」
アークエンジェル追撃の任が頭にぶり返したアスランは、一瞬、躊躇したが頷いて見せると、続くディアッカは自信あり気に答えた。
雰囲気から何かを感じ取ったのか、ニコルはアスランの目を見て、再度繰り返す。
「アスラン。フレイを無事に送り届けてあげてください。絶対ですよ!」
「……任せてくれ。俺が必ずフレイを無事に送り届ける」
この瞬間、アスランはニコルの言う事を理解すると、力強く頷いた。
ニコルの目はフレイがアークエンジェルを降りるまで、アスランが必ず守り抜けと告げていたのだった。
今回は以上です
一部コテを付け忘れました
投下は
>>842-854です
皆さん、こんばんわ!
今回も至らない点があると思いますが、何卒ご了承くださいまし
短期決戦で書いてみたので流石に疲れました・・・orz
ちと、パート少な目になっちゃいましたし、つまらなかったらゴメンナサイ
困った事にこの後に続くパートが余りにも生っぽ過ぎまして・・・お蔵入り
投下してたら・・・本当に危なかったと思いますわ
修羅場も入れられなかったし次回用を直さなきゃなぁ
次もガンガリます
次回は月末予定でお願いします
皆さん、ありがとうでした |・∀・)ノシ ミナサン マタネー
うっひょー乙です。今から読みます
演習データ残しおったあぁぁぁぁぁ・・・。
ヤバイ、データがIN!
一線を越えたか……
AA側にもクルーゼ隊側にも色々フラグが立ちまくった気がするぜ
98氏GJ!!
データがプラントに流れましたな。
戦闘時のデータと音声を合わせたらNTの能力が判明しそうだ。
乙です。
ずっと演習続いてたからフレイのこととか忘れてゲフンゲフン
>>859 ナチュラル驚異論が台頭してより戦局悪化……とかなりそう。
98氏GJ!
虎やるなぁ。データが流れた事でこれまで以上にザフト優勢に?
こんなSSを書いてみたいものだ…
虎「ついに念願のアムロの戦闘データを手に入れたぞ!」
1.天才揃いのザフト・コーディネーター集団は突如として反撃のアイデアを閃く。
2.シャアがこの世界にやってきてアムロを倒してくれる。
3.何度シミュレーションしても勝てない。現実は非情である。
GJでした。
オリジナルと違ってAAの大人たちは子供たちに振り回されず自分たちの仕事が出来ているし、
虎のデータパクリにも何らかの対策を採っている…と信じたいね。
98氏乙です。
今回も楽しませてもらいました。
アムロのNTについてのはぐらかし方がイイね。
ナタルが艦長の艦に乗るアムロなんてのは
98氏作品的にはやっぱ想像しちゃうものだ。
GJ
NTの存在が分かってもプラントの上層部に握りつぶされそうだな
それよりもキラとラクスなにやっちょるww
こ、づ、く、りっ、しまっしょ〜っ♪
なんというか98氏のラクスとキラはお似合いでいいな、ほのぼのしてるというか、みてて癒されるw
データ流出も、ある意味虎が管理してないとザフト軍凹そうw こんなのとやりたくねぇようえっうぇwwwwみたいな。
アムロのデータで、連邦でシュミレーションでかったことのあるのってユウだっけ?うろ覚えだから創作やもしれんけど
98氏がキター!
>尚も無い胸を張るラクスと、違いの分からない男ダコスタの攻防は続く。
吹いたw
ブライトの話とかよかった
ああいう当人はでてこないけど影響が出る感じが好きだ
あとは誤字がどうか微妙だけど
名詞の「話」の時は(話がある、とか)“し”は付けなくていいんじゃないかな
>>862 ワロスw
ヤッチマッター!というかこれからヤ(ry
ついにイクところまでいってしまう?というのに特に不快感は無いなぁ。
それだけちゃんと段階を踏んだ上でくっついたからなのが大きい。
これぞ正にキラ×ラク。
長々と書いたが、GJでござる。
次回の投下、お待ちいたしております。
>>866 おいwww
キラも避妊ぐらいする・・・・よな?
>紆余曲折の後、離れ離れになるキラとラクス。
だがすでにラクスのお腹の中には・・・・。
こんな昼ドラ展開だったら嫌すぐる
GJ!
いつも楽しく読ませてもらっています。お礼といってはなんですが、誤字と思われる所の指摘を。
845の釣られては連られてだと思います。
また月末を楽しみにしてます。
コーディは子供が出来にくい、という設定をお忘れか?
当然生本番だろう。
出来にくいだけで出来ない訳じゃないんだけどねw
98氏はやっぱり凄いですね…忙しいだろうに本当に年始更新をするとは…
本気で尊敬しています。
バックアップが残されたデータ、追撃を仕掛けようとするアスラン隊。
問題が山積みですが彼らなら何とかなりますよね?多分。
キラは奇しくも原作と同じところで筆卸し、やはり流される男なのかキラは。
楽しそうだからほほえましいものですが。
着々とフラグを立てていってるナタルさん。アムロ陥落も間近か。
ドミニオンに乗った二人を見てみたいです。
次回はお姫様の暴走編でしょうかね?突き抜けた空気の読めなさを逆に読みたいです。
更新までおとなしく待っていますよ…全裸で。頑張ってください。
875 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/07(月) 13:00:51 ID:C0zVeyjb
98氏GJ
しかしフレイってこんなにいい子でしたっけ?
父親の死がないのも大きいんじゃないか
そもそもが父親の死があの行動の発端だったわけだし
子供できても予定では終戦まで後数ヶ月だろ?
つまり終戦後、妊娠してお腹が大きくなってしまったラクスがオーブへ移住すると。
スーパーコーディネイターは生殖機能も強いんだ
カガリが悲しいくらい置いてけぼりな件w
下手すると次回以降レジスタンス諸共殺られちゃいそうだしなぁ
アムロデータはなんか上層部に握りつぶされそうな予感
コーディの優位性を揺るがす云々で
実際、戦闘データは圧倒的過ぎてヤラセか合成映像だと思われるのがオチじゃね?
上層部「これあらかじめ打ち合わせしてやったろ」とか
>>880 98氏はちゃんと先まで展開考えてるであろうから問題なし。
きっとカガリをアホの子から真っ当なキャラへと「成長」させてくれるさ・・・。
しかしここのアスランはフレイとくっつきそうだが・・・
まぁデータの取り扱いについても、虎の思惑通りにはいかないだろうね
ジオン軍はNT専用機を破壊するためにコロニーに核を撃ち込もうとした
プラントがこのデータ見てジェネシスぶっ放しても不思議じゃない
それ個人の暴走じゃなかったの、ってゲームでしか知らないオレが聞いてみる。
キリングの暴走による命令だな。
カガリ次で生きてるかな・・・
生き延びるにしてもAA組との関係修復はもう不可能に近いと思うが、
いずれオーブに立ち寄った折にはどうなるのやら想像がつかん…
アムロの修正一発で関係修復、アムロの弟子二号化を脳内妄想する俺は前スレ984-987に毒され過ぎかもしれん。
今回修正を伝授されたナタルがカガリの頬を張るにイピョーウ
そしてお姉さまに惚れるカガリ?
間違えてペガサス流星拳を使ってしまうアムロ
捕虜にしたら身分がバレて、オーブに連行される
人質との交換という形で、オーブ政府にAAの修理・補給を要求
大君主養成ギブスをカガリに着けさせ重いコンダラを引かせるアムロ
あるいはオーブから追放令が出てカガリの時代は来ないまま終わる
オーブの未来はロンド姉弟に託されたのであった
ユウナ涙目
>>895 83氏のまだ出ぬアムロ=ネオが特訓と称してMSデッキでローラー引かせてる姿想像してフイタ
>>862 98氏も書いていたけど避けれない状況を作り攻撃するしか無い訳で…
詰め将棋的に攻撃しても先を読んじゃうのがニュータイプだからなぁ
タイマン勝負や多少の連携攻撃では難しいので
・戦術的に無理っぽいけど100機以上のMSからのビームやミサイルの一斉射撃
による飽和攻撃…アムロなら避けちゃいそうだw
・敵味方入り乱れての混戦時に戦術核ミサイル辺りをぶち込む…
ミサイルの信管を打ち抜く。もしくはミサイル発射時の悪意を読み取り戦前離脱
するぐらいやってしまいそうだよな…
やっぱり戦術的にはアムロ達に対抗するのは厳しいですな
実はキラ辺りもこっそりバックアップ取ってたりしてね
それがなんの役に立つかわからんけど
>>898 アムロの機体がストライクで敵指揮官が虎並なら15機もあれば落とせないか?
現に演習では実質12対1で戦闘不能までは持ち込んだし
問題は虎並のパイロットを15人も用意できるかだw
赤福・フェイスマンは後付でゴロゴロ出てくるけど、それをまとめる力量のある指揮官いないもんな。
虎、変態、禿げ、おかっぱ、炒飯、ピアノ、西川1、モラシム、
>>901 >指揮官が虎並・・・部下は平均でいいんじゃない?
ストライクでこれなんだから、やっぱνが完全に直ったら素敵に無敵だなw
問題はやっぱオーブとかいくまで直りそうにないことで、しかもいってからもパーツつくりとかからはじまりそうで更に時間がかかりそうなことだが。
フリーダムみたいに、ちゃんと後半の機体になりそうで、バランスよさそうだななんかw
カガリが更正するイベントが起きてモルゲンがまともな方向向かないとν持ち込むのは不安がでかいw
カガリ一人が更正しても、アノ国は色々終ってるからなw
虎さんのお土産に期待
何となくだけどプラントがアムロの戦闘データの内容を信じたら
『対アムロ用の超高性能MS』の開発とかの斜め上な行動に走りそうな気がする
これはコーディをバカにしすぎかな?
データを提出するかは微妙じゃないか?
この件に関しては勝手に演習を応諾したAA側にあるが・・・
虎の土産・・・コーヒーミル
資材用のコンテナに虎謹製のスペシャルブレンドだろJK。
原作とは変わって対アムロ用に開発された自由と正義を手土産に虎が寝返って、自慢気に見せ付けるも欠陥扱いされて虎涙目
そして昼メロになるかは、このラクスをアスランが手放すかどうかだw
98氏の話でなら、紆余曲折の末それぞれ本来の陣営を出奔したAAと極虎一家に
アスニコフレイあたりも引っ張り込んでTVの三隻同盟と似て非なる独立愚連隊を
形成するとかいう展開になっても納得できそう…。
>>911 虎の顔が入ったポッカコーヒーもどきとかだったらw
詰め将棋で思い出した
ザフトの赤服って何も考えてない飛車・角単騎突撃みたいなもんだな
歩兵討ち取って喜んでたら銀(熟練兵)に迎撃されましたとさw
や、それは赤福に限らなくね?w
400氏マダー?スレか終わっちまうぜ・・・
あわてるんじゃないッ!静かに投下されるのを待つんだ、全裸でな!
たぶんアムロの戦闘データで「大砲いっぱい付けたMS=強い」的なC.EのMSイメージは消えたと思うんだぜ?
次スレの冒頭で満を持して投下というのも粋な計らいだと俺は思うんだ。
>>912 メビウス・リンクのアムロが浮かぶw
>>905 以前も話あったけど
まあ個人的には無理っぽいと思う>νガンダム完全再生
でも仮にできたとしたらあの世界的にはかなりのオーバースペックな上に未知の技術が使われてて
それをおそらく世界最高のパイロットが扱う訳で……
話としてはフリーダムとか以上に相手は大変だw
98氏は先まで考えてそうだし出すとしても無理なく出てきそうなので心配は全然してないけど
>>899-904 98氏の虎の部下は
虎自身が指揮官として上手く纏めてるからそこそこに手練れが多そう
一人一人がそう強いって訳でないとしてもザフトの割に集団戦もできそうというか
あと砂漠で地の利もあったってのもあるよね
宇宙に上がったアムロはまた一段と凄そうだし……
98氏連投おつ
いろいろと伏線が出てきたような…
逆シャアのアムロは、スパロボでいうと集中かけて単機特攻で面クリアしちゃうような奴だからなあw
宇宙にあがってνにのったら文字通り手が付けられん
ミノクラ付けなきゃ地上じゃションボリだけどな・・・
ゲタを履けばいいんでないの?
フィンファンネルが地球の重力に縛られるけどな
νに限定せんでもΖ+か系列機でもあれば大気圏内なら十分いけるだろう
ヤクト&αのダブルファンネル&ギラドーガ部隊を圧倒してサザビーにほぼ無傷で勝利……か
υが完全になるとバランスがw
すっかり忘れ去られているリ・ガズィにも出番を
後ろに目がついてるような行動が取れるパイロットをCOM上で完全再現できるの?
UCではできてるのかもしれんが。
COM上で再現できんモノならナンボでもあるぞ
便意とか屋台のラーメンのにおひに釣られるとか落ちてるエログラビアに反応とか
そしてパイロットのノーマルスーツ装備時と全裸時のテンション差
934 :
932:2008/01/09(水) 22:57:44 ID:???
なるほど。
変態仮面の格好で 「俺、参上!」とか言ってる
クルーゼの生き生きとした感情など確かに再現できんな。
UCは対サイコミュ兵器の訓練もあったくらいだからな。
もっとも、やったとしても実戦で出会ったらほぼ乙るってシロモンだがw
>>932 後ろに目がついてる程度なら、COM上で幾らでも再現できるよ。
「視界内にあるユニットの動きにのみ反応する」って制限を外して、
「フィールド上の全ユニットの動きに反応する」っていうユニットを作ればいい。
COM上なら、アムロ以上に凄い絶対勝てないユニットも作れるけど、実用性がないから作ってないだけだから。
問題は相手が行動を起こす前に気配で回避を行えることだろ
UCの対アムロシュミュレータでもNT能力は再現できなかったと思うんだけど
確かに、演習相手が無敵キャラなんてナンセンスもいいとこだからな。
UCにおけるシミュレーター相手として難攻不落の「アムロ・レイ」があったのは
半分正史だと思ってたんだが・・・
確かユウ・カジマがシミュレーションアムロに勝ってて凄い奴、って扱いじゃなかった?
ストIIIで、COMキャラが全ての攻撃をブロッキングする仕様みたいなもんか
>>939 機体がブルーの設定で、だけどな
EXAM込みでやってたはず
NTとか関係なしにアムロの高いだけだと思ってたんだけどな
もともとトップエースにNT能力が付いていると俺は認識している
>>937 一応、それもやろうと思えば出来ないことではないんだけどね。
流石に完全再現は不可能だけど、こんな感じで。
プレイヤーの入力情報が全て相手プログラムに流れるようにする。
後はパイロットの操作が機体に反映されるまでのタイムラグ間にCPUが判断・機体の機動を行うようにすればおk。
COM相手に先読みされて
リアルでも先読みされて
種兵士は災難だなw
イボルブ9でのアムロ搭乗ゼータ3号機の機動も半端じゃなかったからな。
地上からの攻撃に邪魔されなかったら、どこまでやれたかな?
>>943 PS3の無駄にリアルなガンダムのゲームだと、アムロ(ガンダム)が視界に入った瞬間に狙撃されるらしい。
>>946 良心的なゲームじゃないか。
まともに考えるなら、NTは視界の外からでも攻撃してくるんだぜ?
それに比べればなんとかなるさ!
>>947 たしかに良心的・・・・じゃねーよwww
エコールでアスナの動きをシミュレータで再現してたよな。
ロックすると瞬間移動的に位置を変えるとか。
デスクリムゾン?
951 :
通常の名無しさんの3倍:2008/01/10(木) 11:24:57 ID:9Dvfinzu
ジオニックフロントのガンダムの恐怖はガチ
>>950 NT能力で射撃前から回避運動が始まってる(=回避開始の時間がマイナス)のをシミュレーターが再現できなくて
@回避開始→A敵からの攻撃→B回避完了
って実際の流れの@〜Bの間に移動した距離をA〜Bの時間で動いたってデータ反映して辻褄合わせるために
超加速した映像が流れるんじゃなかったかな
アムロは、
『牽制したらをあんな風に反撃してくるだろうから、こう避けて、同時にライフルで反撃。
この攻撃を避けたならあっちに動くだろうから、時間差でその方向にも撃っておこう。
成功率上昇の為、牽制の予想回避軌道上にバズーカトラップ仕掛けよう』
ってことを戦う前からをやっている訳だよな?
前々から気になってたんだが何で敵味方でこうも自由に行き来が出来るんだ?
普通に造反行為で軍法会議で死刑ものだと思うんだが。
>>955 別に止める人もいないわけだし、
もしなんか言われても実はこれは高度な軍事作戦なのだとか言ってごまかせるうわなにするやめろ
>>955 敵味方を行き来ってどの話?アスランの蝙蝠行為のこと?
昔敵味方で薬や酒を送りあった将軍がおってな……。
>>955 98氏のbloomに関して言ってるのなら演出を兼ねた伏線じゃね?
おいおい、2chが12時間も止まっちまったら仕事中何をしたらいいっていうんだい、トム?
仕事だよ、ボブ。
寝てればいいな、12時間くらい
だがなジョージ、12時間は長いぜ。
逆シャアを6回見ればいいじゃないかサム
種を見ろとは言わないから
だがスミス、六回はさすがに飽きるんだぜ
ここはファースト全話を見るべきだろう
効率を考えるならファースト劇場版三部作とCCAを観るべきなんだぜジョン。
俺は、空気読まずにドラグナー全話見るぜ。ベン
>>954 バーチャロンとかやってて読みが全部必ずあたるようなものだからなぁ
アムロのあれは、おまけに操作テクもかなりのもんだ
>>967 それにまとめにある全作品の復習を加えれば完璧だ、ベン。
12時間はデマらしいぞ
住人の皆さん、暖かく迎えてくれてありがとうございました。
今週末か早くて明日の真夜中にはUP出来ると思います。
あと、質問なんですが作中で使おうか悩んでいる、『ドラグーンフライヤー』の機首にある武装(?)ってナニかご存知の方いませんか?
機銃なのかビーム砲なのか色々調べたんですが殆んどわからなかったので。
地上で運用出来るのかなども。
人頼みでご免なさい。よろしくお願いします(土下座)
次回、アムロとキラの顔合わせまでイケると思います(例によって赤いハロが色々やらかしますが)
草々
投下もあることだし
>>970あたりは次スレを立てたほうが良くないかね、マイケル?
メビウスさんの投下に備えて早々に埋めようぜ
正装で待機しつつ埋めて新たなスレ待つべきのようだね。
いや、埋める前に新スレ立てろよw
次スレ立てようとしたらなんか立たなかったので誰かよろ
今から立ててみるわ。
誰か〜メビウス・リンク氏の質問に答えてあげて
調べたけど全然分からん
ドラグーンフライヤー。。。
インパルスの各シルエットを牽引するシルエットフライヤーのこと?
シルエットフライヤーの発展型でドラグーンシステムで制御するタイプのものだったよな?
あれフライヤーには武装なかったはずだけど……
982 :
978:2008/01/11(金) 01:03:52 ID:9eP4L3Jn
ゴメン、無理だった。
じゃあ立ててきてみる
984 :
983:2008/01/11(金) 01:10:26 ID:???
書き込み完了って出たのにスレがない・・・・・・orz
すまない、後は頼む
行ってみる
986 :
977:2008/01/11(金) 01:19:09 ID:???
>>984 俺もそうなった
明日2chが止まる事と関係あるのか?
俺も無理、反映されてないね
状況収まるまで避難所使うしかないか
989 :
985:2008/01/11(金) 01:24:52 ID:???
俺も駄目。
まさか後で3つ立ってるとかないだろうな……?
立てらんないなら暫定的に考察スレでいいんじゃね?
次スレのテンプレ貼りたいのにPCから書き込めない