もう一つのほうは削除依頼を出しておきます。
3:体育【2】
「よぅーし、男子女子共に全員遅れずにきたな!今日やることは前にいってた通り男子は3000M、
女子は1500M走だ。ちゃんとタイムも計るからしっかりやるように!」
ギャバンの話が終わるとおのおのが準備運動を初め、
ほどなくして最初に走ることになる女子がスタートラインに着いた。
「ソシエ、また記録を狙うのもいいが怪我だけには気をつけろよぉ!」
「はいはい、先生は人の心配するよりもタイムを計ることにだけ集中していてくださいね!」
「はっはっはっ!まかせておけぇい!」
そんな二人のやりとりを見て、フランとメシェーは自然と目が合い、くすくすと笑った。
「どうなさったんですか?」
ディアナは一連のやりとりを見ておおよその検討はついたが聞いてみることにした。
「ギャバン先生って実はソシエのこと好きなんだよ」
「そーそー、しかもソシエにその気がないのに頑張っちゃうところが先生らしくて、見ていて
ほほえましいんだよねー」
「ふふっ、そうなのですか」
あまりにも自分の考えた通りの答えだったのでディアナは少し可笑しく思ったが、
そんな和やかな雰囲気もリリの刺のある言葉が飛んでくれば一変した。
3:体育【3/5】
「あーらすごく可愛らしい、ディアナさんは体操服もよくお似合いになりますねぇ」
「リリさんにそういわれてしまうと、わたくしなんだか恐縮してしまいます」
メシェーとフランは露骨に嫌な顔をしたがディアナだけは笑顔でリリに接していた。
だがリリは自分を子供扱いするような、そんなディアナの態度が気に入らない。
「ふんっ、まぁよいですわ。ところで、ディアナさんは運動の方はお得意かしら?」
「いえ、わたくし昔から運動の方は苦手で・・・特に走ることに関してはさっぱりなんです」
恥ずかしそうに微笑むディアナを見て、リリは不敵な笑みを浮かべるが、
朝の出来事を根に持ち、ディアナとの勝負にこだわるリリは子供に見えた。
「よしっ、じゃあそろそろ始めるぞぉ!転校生も初日から大変だろうが、頑張れよぉ!」
耳に響くギャバンの声が聞こえれば、二人はもとより、おのおのがスタートを告げる合図を待った。
3:体育【4/5】
グラウンドの隅で自分たちの出番を待つ男子達は、準備運動が終わればあとは座って女子の活躍を
眺めていることしかやることがない。
その集団から少し離れたところにキースとロランは座っていた。
「お、始まったみたいだな」
「ああそうみたいだね。それにしても今日はタイムどのくらいだしてくるかな?ソシエは」
「そんなこといって、本当はあいつらみたいにディアナさんのブルマー姿に夢中なんだろ?」
キースの言葉にぎくりとしたが、ロランは女性をいやらしい目で見ることを
とても失礼なことだと思っていたため、そのことについて認めたくなかった。
しかし、思春期のロランが目にするディアナの姿は刺激的だった。
制服時には膝の上までしか見えなかった白く透き通った足が、いまは根元から露出し
長く伸びた金髪は後頭部でおおきく束ね上げられ、官能的なうなじが見え隠れしている。
「へ、変な事いうなよ!キース」
邪念を振り払うかのように、ロランは少し大きな声で口にした。
「あははっ、無理すんなってロラン。見てみろよ、現にこのクラスの奴
みんなディアナさんに夢中じゃないか」
そう言われて、自分と同じようにディアナを卑猥な目で見つめる男子達を確認したが、
それはついさっきまでの自分の姿をみているようで、ロランは罪悪感につつまれた。
3:体育【5/5】
女子の1500M走は終盤にさしかかり、順位はトップにソシエ、少しはなれたところにフラン、
中盤にメシェー、最後尾にはディアナとあのリリの姿があった。
ディアナは必死に完走しようと頑張っているようだが、リリは完走や記録といったものではなく、
予想以上に自分を追い詰める金髪にまけじと頑張る姿が見て取れた。
リリは走る事は苦手といったディアナに勝利宣言ともとれる笑みを見せた以上、
負ける事は許されないのだろう。
そんな彼女なりの頑張りをしらずにロランとキースはリリの最下位脱出の様子をネタに談笑していた。
「ようロラン、今日は持久走か?」
声のした方を振り返ると、そこには隣のグラウンドからネットごしに話し掛ける上級生のハリーと
側に立つジョゼフの姿があった。
「そうですけど・・・、ハリー先輩、いいんですか?こっちの様子なんか見にきてて」
隣のグラウンドでハリーたちの体育を担当しているポゥ先生が
二人の態度に涙を流しそうになっているのを見て、心配そうにロランが言った。
「まあ気にするな、あの先生が泣きそうになるのはいつものことだしな」
そう言って赤い昆虫のような眼鏡の位置をなおすハリーを、あきれたふうにロランは眺めた。
ジョゼフはロランの声には知らん顔でネット越しにグラウンドを見回す。
「へ〜、あの子かい?今日転校してきた美人さんって」
「ちょっとジョゼフ先輩、そんなこと言ってるとフランに告げ口しますよ」
さっそく目的をはたしたジョゼフにキースがおどけてみせると、遅れてハリーもその姿を探した。
ハリーも早々に転校生を確認したようだが、その反応は始めてみる人間を品定めするようなものでなく
知っている人間と合えるはずのない状況で再び出会えた、そんな反応だった。
「まさか・・・、キエルなのか・・・?」
4:痣(あざ)【1/4】
予想もしないハリーの反応に三人はその言葉の意味を無意識に探したが、突然グラウンドに響く
ギャバンの声で意識はそちらに反れた。ソシエがトラックの内側で足をかかえてうずくまっている。
走り終えたばかりのフランが様子をみていたが、
タイムを計っているためにその場を動けないギャバンはもどかしそうだ。
そして近くをとおったディアナは思わずソシエの元へと駆け寄ってしまう。その隙に追い抜くリリ。
「ソシエさんは足をくじいてしまったようです、すぐに保健室へ運ばないと」
「そ、そうか、でもまずお前は最後まで走れ!保健室にはフランがつれていけぇ!」
ギャバンの言葉にディアナはトラックに戻り、フランはソシエを抱えてグラウンドを後にした。
結局ディアナは最下位、リリはなんとか面目を保つことができたようだ。
ソシエの様子を心配そうに見ていたロランは、フランがソシエを連れてグラウンドを去るのを
見送るとハリーの事を思い出し後ろを振り返ったが、そこにはジョゼフの姿しかなかった。
「ハリー先輩、なにか様子がおかしかったですね。たしかキエルさん、とか・・・」
「ジョゼフ先輩はこころあたりないんですか?」
ロランとキースの問いにジョゼフは、ハリーはあまり自分のこととかは話さないから、
と自分もよくわからないことを告げると授業に戻っていった。
ロランはハリーのことが少し気になったが、自分達の出番がすぐなこともあって
気持ちを切り替えることにした。
4:痣(あざ)【2/4】
男子の3000Mは中盤にさしかかり、ロランとキースの戦いも加熱していた。
大抵このあたりになるとロランがキースを突き放し独走体勢になるのだが、今回は違っていた。
いつもはマイペースで走るロランが、なぜか序盤からハイペースで走っていたため、ここにきて
スピードが落ちてきていたのだ。そしてその過ちに気づいたロランがやっと自分のペースを取り戻す
ころにはキースの姿がすぐ後ろに迫っていた。
「(くそっ、僕はなにをしているんだろう・・・
いつも通り、自分のペースで走ればいいのにっ!)」
「(あいつ・・・もしかして、ディアナさんのこと意識してんのか?
ふっ・・・まぁいいや、このチャンス逃しはしないぜ、ロラン)」
そして二人の微妙な差はそのままに、勝負は最後の直線へとなだれこんだ。
どちらもラストスパート、とたんにスピードがあがる。
ロランの髪がおおきくなびき、カチューシャがトラックの横に座るディアナの元へと転がった。
それを手に取り、ロランの背中をふと見送るディアナは驚いた。
「えっ、まさか・・・ロランさんが?」
汗で濡れたロランの背中にうっすらと浮かび上がる六つの痣。
それはディアナが探していた六つの聖痕と酷似していた。
4:痣(あざ)【3/4】
男子が一通り走り終わるのを確認するとディアナは先ほど拾ったカチューシャを手に
ロランの元へと駆け寄った。
「ロランさんは走ることがとてもお上手なんですね、わたくしは下手ですから
ロランさんのこと尊敬してしまいます」
「いやーそんなことないですよ。それに今回はペース配分とかめちゃくちゃだったし・・・
あ、僕のカチューシャ・・・ディアナさんが拾っていてくれたんですか」
照れた笑いをこぼし、お礼を言うとディアナからカチューシャを受け取り、
慣れた手つきで髪にはめた。
「それで・・・あの、ロランさんに聞きたいことが・・・」
ディアナの言葉にロランの顔が引き締る。いつものやわらかな雰囲気ではなかったからだ。
「おい、ロラン・・・っと、タイミング悪かったかな〜」
ディアナとロランの空間にキースが割りこんできた。
「あ、なんだい?キース」
「いや、ただ教室に行くのに誘おうとしただけだよ。邪魔して悪かったな、
んじゃ、俺さきいってるから」
ばつが悪そうにその場を去ろうとするキースだが、不意に何かを思い出したかのように振り返る。
「あ、そうそう・・・今度は絶対負けないからなー、覚悟しとけよロラン!」
そう言い残して去っていったキースを二人は笑って見送ると、
ロランはさっきのディアナの話が気になった。
「そういえば、さっきはなんだったんですか?」
「はい・・・、実はロランさんに一つ聞きたいことがあるのです」
また深刻そうな雰囲気がディアナから感じられたため、ロランは緊張した。
「ロランさんの背中には、綺麗にならんだ六つの痣のようなものがありませんか?」
4:痣(あざ)【4/4】
予想もしなかったディアナの問いにロランは慌てた。
「えっ、あ、うん。生れつき僕の背中には六つの痣がありますけど、それがどうかしました?」
ロランはなぜ自分に六つの痣があることがわかったのか不思議だったが、それよりも
その痣がディアナとどんな関係があるのかのほうが気になっていた。
「そうですか・・・。ではそのことを話す前に、なぜわたくしがこの学校に来たのかを
説明しておきたいと思います」
ロランはディアナのただならぬ雰囲気に息をのんだが、ふと気づけば周りには人がまばらで、
自分達も教室に戻らなければならないことをディアナに告げた。
「では、昼食が終わってからにしましょうか、
たしかお昼休みにロランさんが校舎を案内してくださるのですよね、話はその時にでも」
「はい、それで僕は大丈夫ですけど、ディアナさんはいいんですか?
なにか深刻そうな顔をしてたし・・・」
「ええ、わたくしも大丈夫ですよ、それに・・・少し長くなるかもしれませんし」
そう言ってまたディアナが深刻そうな顔をするため、
ロランはディアナのことが心配になった。
「ぬおおおっ!!皆急げー!小生らが挨拶したスレは削除されるそうである!」
「ギンさんの慌てんぼう!やりなおしじゃないか!」
「ギャバンに同意!師匠、明鏡止水の境地に至るにはまだ道は遠いです。トホホ。」
繭の前、ゴザを敷いて。グシャグシャの紋付袴姿の御大将ゼーゼー言いながら登場。隣に息を切らしてギャバンと東方不敗がいる。
「ヒイ。ハア。改めて、皆様、前スレに続き本スレでも小生、ギャバン君、当代東方不敗(本名不明)を
何卒よろしくお願い申し上げます。フウ」
全員正座して深々と頭を下げる。
「・・・初っ端からこうも疲れるとはな。・・・」
「御曹司。痛くないのか?」
「もう、痛みは感じないよ。挨拶したスレは削除されるそうだからやり直ししなければね。」
ボストニア城改築現場。風が更に強くなる中その骨組みに立つ、頭に矢が突き刺さった血まみれの御曹司とメイド。
「先程は失礼。グエン・サード・ラインフォードです。こちらは私の助手の・・・」
「メリーベル・ガジット(本名プル・フォウ)だ。なあ御曹司、血がドクドク出てるけど大丈夫か?それに風が強いからスカートが・・・。」
「シッ。静かに。・・・コホン皆様、改めて前スレに続き本スレでも私達を・・・」
「もう1回地獄へいってよしなに♪」
プスッとまた矢が御曹司の頭に突き刺さり、よろけて下へ落ちる。グチャ。
「いやあーっ!おんぞうしーっつ!!」メリーベルが泣いて絶叫する。
「変態も再び鳴かずば撃たれまいに。」とディアナ様はボウガンを片付けて現場から去った。
>>8 デ、ディアナ様のブルマー・・・(・∀・)イイ!
>>5-13 続きそうですな。
その調子でがんばってねー
ブルマ(・∀・)イイ! 想像して(*´Д`)ハァハァ
>>14-15 引っ越しご苦労でした〜
18 :
τ月$日:02/04/15 02:01 ID:???
明日はロランの誕生日、何をあげたらいいか聞きました。
「ロラン、明日は何かか欲しいものがありますか?」
「僕の誕生日覚えていてくれたんですか。でも欲しいものなんて・・・・ディアナ様に
おめでとうって言って貰えるだけで十分です。」
「そんなのいけません。何か欲しいものを言ってください。」
ロランは少し考えて、
「じゃあ、ディアナ様が欲しいです。」
と言いました。
今日はロランの誕生日、わたくしのプレゼントを喜んで貰えるでしょうか。
でもロランが欲しいって言うんですもの、きっと喜んでくれます。
「ロラン、プレゼント私に来ました。」
「ディアナ様・・・・・」
ロランは少し緊張している様子です。
「はいロラン、プレゼントですよ。」
「ディアナ様、これは?」
わたくしが渡したのは小さなディアナ人形。
「ロランが何時でもわたくしと一緒にいられるように作ったんです。」
「指がバンソウコウだらけじゃないですか。」
「わたくしロランのように起用ではないから・・・・でも上手につくれたでしょ?」
それを受け取るとロランは涙まで流してくれました。
>>19 ロランの涙はどっちの意味での涙なんだろ(w
「ギンさーん。俺たちパソコンが手に入ったぞー!」
「本当であるか!ギャバン君?」
「東方不敗の奴が試合の賞品で手に入れたんだと!」
数時間後、パソコンが届く。
「ちょびっつであるか・・・。」
「これがパソコンかあ。女の子みてえだな。おい」
「とりあえずOSを入れるである。不敗君OSは?」
「要るの?俺、捨てちゃったよ。」頭かかえるギンさん。「この拳馬鹿であるか・・・」
「ま、二人とも落ち着いて、まずは動かしてみようぜ?スイッチは(不敗指差す)ここ。ここか本当に?!
お俺恥ずかしいから遠慮するわ。あははは(汗」
「し、小生だってこれでも武士であるから淫らなことは遠慮する。」「俺だって修業中の身だし・・・。」
三馬鹿そのまま膠着状態に。
「・・・でお前ら七日七晩ずっと飲まず食わずで座ってたって?!馬鹿かお前ら!」
餓死寸前の三馬鹿を偶然見つけた、メリーベルは呆れ返って怒鳴った。
ディアナ人形すげー欲しい。
保全であげて、よしなに。
みなさま、こんにちは。ディアナ・ソレルです。
本日、わたくしはロランの絵のモデルになっています。
ロランの真剣な顔はいつまでも見ていて飽きないのですが、
ちょっとわたくし疲れてきました。ロランの絵はどれくらい出来たのでしょう?
ソ「ちょっと!!動かないでよ!!」
デ「は、はい!申し訳ございません。よしなに・・・」
ソシエさんに怒られてしまいました。
ハァ・・・ロランとふたりっきりならよかったのですが、
なぜかソシエさんがふたりっきりの写生会を嗅ぎつけてここに居るのです。
今日のことは誰にも話してないのに・・・・・・やはり彼女はニュータイプでしょうか?
デ「ロラン、わたくし少々疲れてきてしまいました。まだ出来あがりませんか?」
ロ「あともうちょっとです、ディアナさま。もう少しだけガマンしてください」
デ「そうですか。・・・ソシエさんはどうです?」
ソ「あたしも、もうちょっとだから動かないで!!」
デ「はい・・・わかりました」
30分後
デ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロ「ここをこうして・・・」
デ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ソ「うりゃうりゃうりゃーーーーー!!」
デ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロ「これで仕上げっと」
ソ「ウッシャーーーーーーッ!!出来た!!」
デ「描き終わりましたか?」
ロ「はい、ディアナさま。長い時間モデルをさせてしまって、申し訳ありませんでした」
デ「いいんですよ。それより、はやく絵を見せてくださいまし(ドキドキ!!」
ロ「なんか恥ずかしいなぁ・・・ではどうぞ」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/syouzou.jpg
デ「・・・・・・・・・・・」
ロ「どうです?ディアナさま。気にいっていただけましたか?」
デ「はい、ありがとうロラン」
ソ「ちょっと!!なーにその絵は。ロラン、あんたぜーんぜんダメね」
デ・ロ「え?」
ソ「そんな見たままなんておもしろくもなんともないわ。
絵ってのはね、モデルの内面も表現しなきゃ芸術にならないのよ」
ロ「なっ内面ですか?」
ソ「そうよ、モデルの外見だけじゃなく、性格や心情もいっしょに表現するの。
こんなふうにね。ジャッジャーン!!」
デ・ロ「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/syouzou2.jpg
デ「こっこれがわたくし・・・・・・」
ソ「そうよ。いい出来でしょ(^o^)」
デ「ろろろろろろろろロラン!!わたくしの顔色はこんなに悪いのですか!?」
ロ「落ち着いてください!ディアナさま」
ソ「それはディアナさんの心の色を表したの。目つきは今の心情ね」
デ「・・・これがわたくしの心の色・・・・・・ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
ソ「髪がカラフルなのは、あたしの趣味でしてあげたわ。
1000年も金髪だと飽きてきちゃうでしょ。気に入った?」
ロ「これが芸術・・・」
ソ「そっ!これが芸術よ。ディアナさんは考えが読みやすいから、
すっごい楽に描けたわ。また描いてあげるね!!」
デ「・・・よしなにッ!! ヽ(TДT)ノウワァァァン!」
額に入れて飾っておきたひ・・・(w
驚いた顔のディアナさまの写真と並べて・・・
すっげ〜
絵も最高だよ
職人さん!!
32 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/16 23:17 ID:fsc3xe8M
ネタできたんだけど.書いて良いのかな…?
げ、下がってないし…鬱山車脳…
反応無いから了承とみちゃえ〈ォィ
夜も更けた時間です.
私はボストニア城の城門前に見を隠していました。
黒い服に髪の毛がばらつかないように深めに帽子をかぶりなおします。
なぜこんな姿なのかといいますと少々込み入った事情があるのです。
事の始まりは12時間ほど前のこと。
いつものようにロランと私は散歩に出かけたときのことでした。
暖かな日差しの元に目を細め私がちょっと目を話した隙に、何処からとも無く
不死身のホモことグエン・サード・ラインフォードがロランを連れ去ってしまったのです。
「ローラは私のものゆえにいただいていくぞ!髪型がロールパンの女王よ!」
一言多い!じゃなくて!
「グエン・サード・ラインフォード!?」
まだ生きてたのですか。っていうか迂闊!?
何処からとも無くグライダーのようなものに乗ってロランを抱え飛び去って行くグエンに
私は呆然としてしまいました。
次の瞬間、言いようの無い不安が次々と襲ってきました。
想像なぞおぞましい、恐怖の想像…
はっ!しっかりしなさいディアナ・ソレル!
恐怖におののいてどうするのです!私は飛ぶように家に戻るとかつてグエンを狙撃したときの服を持って
グエンの居城であるボストニア城へ〈取り戻したいたらしい〉…
ロラン…今行きますよ!よしなに!
居城の近くまできたのは良いものの…どうすれば中には入れましょうか。
入り口である門のほうには見張りのような人がいますし、到底力づくでは入れるとは思えません。
焦る気持ちを押さえ周りを見渡していますと一台の車が目に止まりました。
アレはたしかロランのお友達のパン屋さんのもの。
中で何かしているようで動いていないので窓をのぞくと人がいました。
たしかキースという名前でしたね。
窓をこんこんと叩いてこっちに気づかせると私はロランが誘拐されてしまったこと、
そして奪還するために中に入りたいことををかいつまんで話しました。
「ロランがあの中にいるのか…よし、じゃぁ荷台の箱の中に入ってもらえますか?」
箱…これですか。適当な大きさの箱の中に入ると車は動き始めました。
門の前でチェックを受けて車は中に入ったようです。
ちょっとだけふたを空けて外を見ると門が後ろのほうに見えました。
とりあえず、第一関門突破です。
ロラン、今行きますよ…
動く車の中でここに来るまでの経緯を思い出しました。
正直、正面きって取り戻しにいってもよかったのですがそれではいけません、と
相談したキエルさんに言われてしまったのです。
「グエン様はこれまでにいろいろ罠をくらってますからディアナ様にもいろいろ仕掛けてあるはず…」
確かに。これまでにいろいろ〈それこそ数えるのが鬱陶しいほど〉ありました。
しかしそれは未然に仕掛けておいた罠が役に立っていました。
「グエン様は仕返しの意味もこめてロランを誘拐してディアナ様をおびき寄せ、罠に陥れてから…ロランを…」
ここらへんでキエルさんのわずかに声が震えていました。…気持ちはわかりますが…。
で、いろいろ考えてみた挙句に出たのが潜入して取り返す、だったのです。
誰か仲間でもいればよかったのですがそうそうに頼れる相手がいないのも事実。
ロランばかり頼ってきましたからね…そう考えると非常に鬱です。
しばらくして車は止まりました。キースさんが私の入った箱を手押し車に乗せて城の中に物置まで連れていってくれました。
「すいません…俺にできるのはここまでです…。」
「いいえ、助かりました。ありがとう。」
お礼を言い終わるとキースさんは物置から出て行きました。
さぁ、ここから本番です。ロランの居場所を突き止め、ついでにグエンをこの世から滅殺しておかないと
夜も眠れません。
私は意を決して物置のドアを空けて場内に潜入しました。
城内は意外と静かでした。
人影が少ないというか…人の気配がしないというか…。とにかく不気味です。
曲がる角角で廊下を望みこみながらまずは手当たり次第に歩いてみました。
広い。とても広い。
あまり余計に歩き回ると迷子になりそうだったので私は親睦パーティの時の事を思い出しました。
あのパーティはホールで行われたはず…城のつくりから言えばエントランスを抜けてすぐの場所。
見つからないようにきょろきょろと見渡しながらエントランスまで到着。
城の作り方は月と変わらないのですね。意外と簡単にたどり着けました。
!向こうから誰か歩いてきます!
私はとっさに柱の影に隠れました。
「…まぁこれで私の望みの半分は叶ったというわけだ。」
この声…忘れるはずもありません。怨敵グエン・サード・ラインフォードのものです。
ちらりと影からのぞくと脇に誰かいました。
アレはミハエル大佐でしょうか…?ちらりちらりとしか見ることができなかったので
はっきりとはわかりませんでした。
「では城の警備のほうはどうしますか?御曹司。」
「貴公に任せる…といいたいがこっちにも少々事情があってね。」
「事情ですか?」
「そう!そうだとも!必ずややってくる私の怨敵!ディアナ・ソレルを打ち倒すために!」
好き勝手言ってくれます。こっちも言い返したいのですがここはこらえましょう。
まずはロランを探すのが先ですから。
いつの間にやらグエンはロランへの〈自己勝手な)ノロケをはじめていました。
今のうちにやってろ、絶対にぶちのめす、と心に誓いながら私はグエンのきた廊下のほうを見ました。
…あからさまに怪しいドアがあります。これといってかまわないほどに怪しいのが。
ロランはあそこでしょうか?
グエンの話に飽き飽きしているミハエル大佐を観察しながら私はドアのほうへと行くことにしました。
ドアに鍵はかかっていませんでした。音を立てないようにノブを回して中に入りました。
中には机と書棚しかありませんでした。
音を立てないようにあちこち見て回ると机の裏に変なスイッチがありました。
…いかにも押してください、といわないがばかりにあるスイッチ。
うずうずと来る欲求に我慢しつつ部屋の中を捜して回りましたが何もありませんでした。
あるのはスイッチひとつだけ…。
「秘密のスイッチとか、そう言うのでしょうか?」
つぶやきながら思わずポチっとなとしてしまいました。
次の瞬間けたたましいベルの音と空襲警報のようなものが聞こえてきました。
ひょっとしてこれは…非常ベル?
ドアの向こう側にどかどかと走る音が聞こえてきました。
…どうしましょうか。ここは正面切るべきでしょうか?
あれこれ迷っているうちに床にあるものがあることに気がつきました。
部屋の隅のほうになぜかある取っ手。
私はとりあえずそれを引っ張ってみました。捕まるくらいなら悪あがきでもしましょうか。
思い切り引っ張ると隠し棚っぽく見せた扉が出てきました。屈んで入れるかどうかという大きさです。
私はその中に入って扉を閉めました。
扉を閉めると妙な機械音が聞こえ、床が静かに下へ下りていきました。
いらないところでやけにハイテクな…というツッコミはさておいてしばらくすると
床が止まりました。
目の前には薄暗い廊下と…
「誰かいないんですかーー−!」
ロランの声!?
「ロラーーーン!そこにいるのですかーー−!!」
「ディ、ディアナ様!?」
私は声のほうに駆け出していました。声の元まではそう長くありませんでした。
が、ろくに運動らしいことをしていない私には少々きついのです。
息も絶え絶えにロランの元へたどり着けました。
やたらに華やかな牢屋が気になりましたがとりあえず放っておきましょう。
「ディアナ様!どうしてこんな場所へ…!」
「貴方を助けるために、ですよ。ロラン。」
「ディアナ様…!」
ロランの目から滝のように涙があふれています。か、かわいい…ハァハァ…
はっ!こんなところで私ったら…!〈さらにハァハァ)
「早くここから出ましょう。」
冷静を保ちながら牢の出口を探しました。というより出口はあるのです。
「やっぱり開きませんか?」
案の定鍵がかかっていました。もちろん鍵なんて持っていません。
「どっかでフラグ立て忘れたかしら…」(ボソッ)
「え?」
「あ、いえ、何でもありません。」
何とか開かないものかと試してみましたがやはり開きませんでした。
「やっぱり鍵が無いと駄目みたいですね…。」
ロランのしぼんだ声…ハァハァ…っていいかげんになさい、私…
「お探しのものはこれですか?お二人とも」
「「!」」
いつのまにか後ろにはグエンが立っていました。迂闊です。
グエンの指の先には鍵が下がっていました。
「グエン・サード・ラインフォード!その鍵をよこしなさい!」「
「断じて断る!って言うか渡してたまるか!つーか私の愛する伴侶からどけ!ババァ!」
「バっ…!ロランは私の愛する伴侶です!エロ変態貴族に渡すわけにはいきません!」
「エロ…変態…っ!そこまで言うか!」
「私は事実を言ったまでです!エロ目変態ホモ貴族!」
「あ、あの−…ディアナ様?」
はっ…私としたことがとんでも無くはしたないことを…
「ディアナ・ソレル!それは無視できない言葉だ!!許さん!」
殴りかかろうとするグエンに私は脱兎にごとく逃げました。
「ディアナ様!」
「ロラン、必ずや助け出しますから待っててくださいな!」
走り出したのはいいのですが何処が何処なのかわからないまま私は走りました。
後ろのほうで山姥よろしく奇声を上げて追いかけてくるグエンを倒すのは至難の技です。
武器も無く味方もいない状況では…あたりを見渡すとあるものが目に入りました。
フェンシングなどに使う剣でしょうか。鋭く細い剣がありました。したのほうには木でできた盾もありました。
それをつかんで私はグエンのほうを向きました。
グエンは何処から持ち出したのか凶悪に曲がった剣を持っていました。
よろしい。タイマンですね?受けますとも。
盾を前面に突き出して私もグエンのほうに向かって走り出しました。
「今度こそ決着つけてくれるぅぅぅぅ!これまでの私とは違うのだよ!私とは!」
グエンの剣は横になぎ払われました。私の盾は横に真っ二つになりましたがグエンは大きく隙ができました
「グエン!」
私はグエンの腕を斬りつけました。力も入れていないのにすんなりとグエンの腕は二本とも吹っ飛びました。
「…!私は、貴方に負けたのではない…!その剣に負けたのだぁぁぁぁ!」
「言い訳を。」
ぷすりと剣を頭に刺して私はグエンから鍵を奪いました。
「ォォおォ!?死ぬほど痛い!?」
なぜ死なないのでしょうか。私は不思議に思いながらもロランの元に急ぎました。
ロランを助けた後は楽でした。
抜け道らしきものをロランが見つけてくれて私たちはそれを通って外に出ました。
「ディアナ様…。」
「どうしました?ロラン?」
「本当にご迷惑をおかけしました…危ない目に合わせてしまったりして…僕は…」
また泣き出しそうなロランに私はぎゅっと抱きしめました。
「!?ディアナ様!?」
「よいのです。ロランはいつも私を守ってくれているのですからたまには逆のことがあっても。
…それに少しだけですけど楽しかったのですよ。」
私はグエンの腕を切ったときのことを思い出していました。
「ディアナ様…?」
「いえ、何でも無いのですよ。それよりもロラン。」
「はい?」
「帰って朝ご飯にしましょう。もう朝になっているのですから。」
「は、はい!ディアナ様!早く帰りましょう!」
こうして私は見事にロランを取り戻すことができたのでした。
一応終わりです〈汗
…文才無いなぁ、俺…鬱だ…
Sだなディアナ様は(w
>>26-29 ロラン画:(・∀・)イイ! 豪華な衣装の割にスリッパがなんとも(w
ソシエ画:…死ぬかと思いますた。
>>36-44 箱に入って身を隠すくだりでメタルギアソリッドを連想。
腕を切られたグエン卿は…何事もなかったように復活してるんだろうな(w
いいねぇ このスレは
職人さん マンセー
(・∀・)イイ!!
期待しつつ sageでマターリ
「そういえばギンさんって冷凍睡眠してたんだよな」
「そうであるが?」
「どうして冷凍睡眠したんだ?」
「ちょっと失敗をやらかしてしまったのである・・・」
「どんな失敗なんだ、よかったら聞かせてくれないか・・・キングオブハートの名にかけて」
〜〜〜回想〜〜〜
「お前の生体反応のデータをとりつつ神の国への引導を渡してくれるわ!」
「『神の国』だと!?」
「問題発言だぞ!!」
「我々は辞任を要求する!!」
〜〜〜回想終了〜〜〜
「とまぁ『神の国』発言の責任をとるため
冷凍睡眠刑になってしまったのである」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」(←外でつっこむ機会をうかがっていたメリーベル)
良いなぁ…。
((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
56 :
45:02/04/18 01:11 ID:???
>48
正解。メタルギアをイメージしてたから、あのあたりは。
もちっとましな文章書けるようにクンフー積んできます…
>52
それにしても神の国発言で御大将は…w
今日、屋敷の近くの道端で、行き倒れのオサゲの老人を見つけました。
屋敷に担いで桃缶を食べさせたら、あっという間に生き返りました。
よしなに。
老人は、東方の地からアメリアに“幻の技”を探しに来たとのこと。
後、免許皆伝の弟子が近くに住んでいるらしいので、それを頼りに
道着一つでここまで来た。実に無謀な...いや豪快な方です。
「成る程お話は大体分かりました。しかし黒歴史から続いた拳法の奥義の継承もできずに
生死不明になるとは 最後の継承者はいくら強いとはいえ、不運な方ですね。」
「はい、その方は女性でしたが、正に伝説と呼ぶにふさわしい方だったそうです。
ほんの1年足らずで奥義を極め、消えていった。と聞いております。
当時の師匠はかなり彼女に期待を掛けていたらしく、消えた後は気落ちし、他の者に奥義を伝える間も無く亡くなったらしいです。それで彼女を最後に奥義の技は失われてしまったのです。もし彼女が生きており、誰かに伝えていれば...と希望を繋いでいる毎日です。」
「…ところで、あなたの流派は?そしてどんな技を探しているのでしょうか?」
「これは、申し遅れました。我が流派は東方不敗。探す技は“超級石破天驚拳”!」
「…うへえ。ヤバ…忘れてた。」「何か?」
「い。いえ!な。なんでもありません。ちなみにその方の名は?」
「はあ。人々は彼女のことを“月下不敗”と呼んで尊敬したそうです。何せ短い間に
様々な武勇伝を残しましたから、特に生死不明となった最後の戦いは…」「……。」
その時、私達は殺気を感じました。その瞬間、弟子の東方不敗が窓を蹴り破って
突っ込んできたのです。ああ年代物の調度品が壊れていく...。
「人々を苦しめる妖怪・金色夜叉!グエン卿たっての依頼でこの当代東方不敗が、
成敗する。かかってこい!...ありゃ、キエルさんそれに師匠まで...なんでここに?」
「こ、こ、この馬鹿弟子が…。」師匠と呼ばれた老人の顔が怒りに染まります。わあ恐い。
「師であるこのワシ。そしてワシの恩人であるこのお嬢さんに対してのこの仕打ち...。
納得のいく説明をしてもらおうか...。」「あの...その...師匠これには訳が...」
若き東方不敗さんは慌てて師匠に事情を説明しました。要はこの間のロラン奪還の仕返し。
グエン卿は私にやられたのを妖怪の仕業であると東方不敗を騙し、攻撃させたということ。
私は親切に二人に真相を解説してあげました。あなたの弟子はホモ変態に騙されましたと。
「そんなホモ変態のペテンにころっと騙されよって!愚か者!」師匠の怒り大爆発。
たちまち、先代対当代、2世代の東方不敗の対決が始まりました。
技と技の応酬でこの屋敷はたちまち崩れ落ちそうです。あ、揺れ始めた。少しヤバイです。
部屋に戻ってクローゼットから月に竹林の刺繍をあしらった道着を出しました。懐かしい。
準備が出来た時には、既に夜となり綺麗な満月が姿を表わしていました。
二人の争いは湖のほとりで続いていました。チャンスです。髪を後ろにまとめ、
ちょっと気合をためて、二人目掛けて、百年振りに技を放ちました
「“超級石破天驚拳”!!」二人諸共大地が吹っ飛びました。巨大な水柱がまあ綺麗。
ボロボロの二人を前に、私は久しぶりに見得を切りました。
「月下不敗は、女神の光よ!(以下略)ご覧!月光は今も我らを照らしてる!」
二人はあんぐりと口を開けました。「...伝説の人...?!」
「ほんの少し使っただけでご覧の通り“超級石破天驚拳”は石破天驚拳よりも
はるかに危険な技です。もしこれが本気で争いに使われたら、黒歴史の再現
となるかもしれません。私は師と相談し、私を最後に奥義を封印するつもりでした。」
本当は最後の戦いで勝った後、迎えのシャトルが来たのでそのまま月へ帰って、
伝承するのをすっかり忘れちゃっただけなんですけどね。迷惑な話ですよね(w
「そんな事とは露知らず。姉弟子であるあなたの心遣いを悟れなかった未熟な
我らをどうかお許し下さい!」師匠も弟子もへへーっと大泣きして平伏しました。
「此上は、あなた様を宗家とお迎えして...」私は慌てて師匠を止めました。
この生活を邪魔されてなるものですか。
「ならば、我が弟子をあなた様のお近くに置き、いかようにもお使い下さい!
よいな弟子よ!」「はい!師匠。」そんなの要らないのになと思いましたが、
ま、いいでしょう。「では、当代東方不敗よしなにお願いしますよ。」「はい!」
やれやれ。あ、でもまだやる事がありましたよ。ええありますともグエン卿(怒
この夜、ボストニア城は、また崩壊した。
60 :
45:02/04/18 23:51 ID:???
流石ディアナ様…東方不敗をも超えてらしたか…すさまじい…
つか何回ボストニア城は崩壊するのだろうか…w
シャイニングフィンガーとはあーゆーものか・・・(メモメモ)
62 :
45:02/04/19 00:06 ID:???
正正正正正正正…(後10行ほど続く)
つけることに必要なんて無いと思うがあの馬鹿大将がいつ帰ってくるかもわからんしな…
寂しさのあまりあっちに飛んだか?まぁいいか。
このくだりは久々だな。ギムの代筆、ターンエックスだ。
半径10メートルの世界に不満は…実のところ無い。ターンエーがいるから遊び相手には困らん。
いつの間にやらあの大将は外に出る技能持ちやがったからな。俺も出る…と出ても意味ねぇか。
「ギムさん、なんか友達と人型PCで遊んでるみたいだけど…」
あ?どうしたターンエー。人型PC?どれ、ちょっと見てみるか…奴ぁいつから炉になったんだ?
「なんかメリーベルさんにツッコミ受けてるみたいだけど…」
知るかほっとけ…ってありゃぁだめだな。OSすら入ってねぇじゃねぇか。
エロゲーしたさにPC買った厨房レベルじゃねぇか。逝って良しだゴルァ。
それよっか途中の連邦v.s.ジオンの対戦続けるぞ。俺はアッガイだ。
…
ターンエーは気にしてるがいずれ戻ってくるだろう。ねぇ、ここから…出したら大事だな。
63 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/19 00:46 ID:AAX5gl8c
〜ある機械人形発掘業者の話〜
昔っからその山は「魔物が住む山」って言われてて何人もの人が帰ってこなかったら
しいんだ…。けど、かえって魅力的だろ? だから月から来た学者さん達と発掘に行
ったんだ。
ほどなくして機械人形を見つけたよ。だけど…発掘作業中に4人も落石で死んじゃ
うは原因不明の病気が流行るは謎の頭痛はするはで大変だったんだよ…。で、発掘し
た機械人形だけど…やたらゴツイんだ。黄色のカラーで塗装されてて、細い頭に一つ
目なんだ。腰のスカートにはちっちゃナ腕があったかな? さっそく操縦席に入ろう
としたら…白骨があったよ……。頭蓋骨に輪っかをはめた骸骨が…近くに血で書いて
あった「Z」ってサインも気味悪かったよ…。
パプティマス様ですか?
>>63 なんで地球に埋まっているのか気になる〜
骨よりミイラになってた方がさらに怖くなってたかも、って
野暮な突っ込みスマソ。
お湯を掛けたら3分で戻るかな?
そろそろ保守ageかな…?
前スレの職人様帰ってこないかなぁ…
68 :
45:02/04/19 23:33 ID:???
最近非常に鬱です。理由はわかりません…いえ、わかってはいるのですが口には出せません。
寝室の窓から見る月は非常に綺麗でこの地球を照らします。
月から見た地球も美しく眼に映ります。
ロラン、わかりますか?
この広い宇宙の父ともいえる太陽が生み出した娘星、地球…。
そしてその妹星である月…。
時にはこの二つは分かれて戦いの場になったこともあるのですよ…。
ロラン。この我々の手にした時間は永久に続きましょうか。
黒歴史にあるようなことにはならないでしょうか。
「きっと続きますよ。きっと…。」
何の確証も無いことであるのは確かです。でもロランがそう言えば…そうなるような気がしてなりませんね…
そう、続きましょうとも。続かせましょうとも…。
ロラン、その目で見えることを忘れないで忘れないでくださいまし…。よしなに…。
69 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/20 00:06 ID:39j6UyzE
〜月の怪談「夜空に浮かぶ華」〜
今でも地球や月にはスペースデブリ(ゴミ)が外宇宙の方角から流れてくる事があり
ます。それらのほとんどは木星までの宙間に漂っているそうです。
太陽風が激しく吹くような時期。ふと宇宙を眺めてみるとそこに真っ赤な華が咲い
ている事があります。真っ黒な空に真っ赤な華が一つ……、昔からその華は「仮面の
妖華」と呼ばれて忌み嫌われています。けど、その理由をしるものはいません。けど
聞こえるんです……乾いた男の哄笑が……。
〜ある機械人形発掘業者の裏話〜
さっきの黄色の一つ目、腰のスカートにはちっちゃナ腕付の機械人形の隣から
戦艦が発掘されたんだが、この中にもやっぱり白骨があって
血の「Z」サインがあったんだよ
・・ただ、このミイラ半分が男で半分が女なんだよなぁ
あと「お許しください、どくたーへる」とかいう文字もあったけど
それほどまでにZという物は恐ろしいのであろうか
>57,58,59
こんなのどう?
ディアナ様こと月下不敗のきめ台詞(完璧版w
「月下不敗は、女神の光よ!天網恢恢疎にして漏らさず!ご覧!月光は今も我らを照らしてる!」
月下不敗の必殺技は「地球功」に「月光掌」(w
「はーっつ地球功!」
「しまった!刀が全然効かないのである!」
「くらってよしなに!月光掌!」
「そんなヘナチョコ!小生には効か・・・ゲフッ(大量の血を吐いて倒れる)」
「また、詰まんない者を倒してしまいました。ロランよしなに。」
どうって逝われても。
どうなんでしょ。
黒歴史の生残りにして、武門のトップ・パイロット、あたしメリーベル(現在、ホモの助手)は
御曹司からのお願いで、時折、各領地から来たミリシャ・パイロット達にMSの講義を行っている。
―しかし、荒くれ男達に講義する可愛いメイドさんという光景は、自分でも異常だと思う。
(もっとも、黒歴史の遺物の確認のために山中でスコップを振り回すメイドさんの姿も異常だが。)
「よっし!皆まずは基本だ!絵を出すから名前を当ててみな。」
まずはこれ。ザクの絵だ。「。これは何だ?そこのお前答えろ。」
「ボルジャーノンであります!」「ザクだ!馬鹿。まあいい。今じゃそれが一般的だからな。」
次はこれ。最近発掘されたドムの絵だ。「これは何だ?そこのお前答えな。」
「目の形から“十文字”と呼ばれてます!」「ウチじゃ“黒豚”って呼んでるぞ(w)」
「違う!アホ共!あれはドムっていうんだ。お前らドムは高速機動が出来るって知ってるか?!」
「え!出来るの?アレ?」「…さすがは、月のインテリだ。女の子なのに学があるな。(感心)」
一瞬、あたしは頭を抱えた。こんな連中にどうやって、MSを教えろというのか…。
気を取り直して、やはり最近発掘されたアッガイとゴッグの絵をみせた。「分かるよな?これ」
パイロット一同「あっコレは知ってるぞ“クマ”と“ヨコヅナ”だ!」あたしの頭は空白になった。
「お前ら、前回こいつらの正式な名前を教えただろうがあ!!」あたしは絶叫した。「そうだっけ?」
こいつら全員、前回の講義に来たくせに、その時教えた内容を全部忘れてるよ(泣
そもそも、講義だけでなく発掘だって、本当はもっとトンチンカンなんだ。例えば、ファンネルを
一個みつかるとそれは「宗教用の祭具」「古代機械のアンテナ」「昔の置物」「宇宙人の遺物」等など
諸説紛々。論争激化。となる。あたしがそれを一見して「MSの武器の1つ」と喝破するまで、
十年以上も論争が続いていたそうだ。やれやれだ。
>63
ボンクラ・パイロット達に怒鳴りながら講義していると、山で発掘中のシドじいさんから
緊急の呼び出しをくらった。講義を休講にして駆けつける。急ぐあたしを尻目に、ボンクラ共は
いそいそと酒場へ向かっていった。多分、今日の講義内容も次回には頭に残っていまい。あーあ。
現場では、発掘中のMSが金色の姿を現していた。あれは百式か?いやちがう。
…何てことだ。ジ・オだ。ティターンズ最凶のMS。ネオ・ジオンでも悪名の高いシロッコの愛機。
あれは、Zガンダムに敗れた筈。何故ここに?
「来たかメリーベル。あの金色の機械人形は、お前さんの時代の奴かい?」シドじいさんは、
現場に着いたあたしを見るなりそういった。あたしはうなづき、ジ・オのことを説明した。
怨念の機械人形。いきさつを聞いたシドじいさんの感想だ。あたしもそう思う。
実際、誰がこいつを回収し、何故ここに埋めたか分からないが、馬鹿な事をしてくれた。
コイツを発掘して以来、現場じゃ事故や急病が多発し精神に変調を来たす者も出てきたという。
あたしは、単身、白骨と血文字があったというジ・オのコクピットへ向かった。
コクピットを覆う防水布のカバーを外し、薄暗い中を覗き込んだ。
…シロッコがいた。青白い顔であたしを見てニタリと笑った。
あたしは悲鳴をあげて、そこから逃げ出した。スカートが泥で汚れるのも気にせず、
皆の元へ必死で逃げた。男達の太い手に抱き止められてやっと落ち着いた。気が付けば泣いていた。
「怨念の機械人形。メリーベル…いやプル・フォウでも駄目だったか。」シドじいさんが呟いた。
“あれはシロッコじゃない。あれはシロッコの怨霊だ。駄目だ。あたしの手には負えない。”
あたしは、今や黒歴史の怨霊の棲家と化したジ・オを見つめた。
このスレの怨霊祓いを激しくきぼんぬ(w
そういえば顔に青いあざが目立つ
体格のいい坊さんが近くを通ってったような…
78 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/20 18:04 ID:1nIHerNc
>>76 〜月の宮殿〜
キエル「そんな事があったのですか…。ハリー…」
ハリー「左様でございます」
………その晩、私は封印していた黒歴史の映像に再び興味を覚えました。あのメリー
ベルさんが子供ように怯えた原因…怖い物見たさでしょうか…?
………怖いのでミラン執政官やフィル少佐&ポォさん、それにハリーにもつきあっ
て貰う事にしました(怖がり)。
「検索:グリプス戦役」
……………………………………………………………………
よもやフィル少佐まで恐怖でガチガチになるとは思いませんでした……。
〜ある機械人形発掘業者のさらなる裏話〜
怨霊が出るまでに恐ろしく、月でもいろいろ噂になっているらしい『Z』
古文書に一部記述があったのでここに紹介しておく
なお、一部語句におかしいところがあるがこれは翻訳機により
うまく変換できなかった物出ることをあらかじめ了承していただきたい
Z、正式名称『魔神我Z』は『巨大丸形パーマA』等の仲間と共に
医者地獄から日本を守りぬいた超機械人形である
目からビーム、口から強酸をはき、腹からはミサイルを撃ち
胸からは3万度の熱光線を発射する
一説によれば後に自転車光線を浴び『魔神皇帝』に成長した
という説もある
シロッコ「いや、そっちじゃないって」
・・・いま、誰かにつっこまれたような
まさか・・ね・・・
よしなに日記がよしなに不在になる罠
(((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブル
ディアナ様には現在捜索願が出されています
ディアナです。
今、私はロランと共にオーバニーで泊りがけで筍採りに行ってます。
竹林に分け入り、筍を掘り出してウィル・ゲイムの館に持って行き、
そこで皮を剥いた筍を鍋で煮て灰汁を取る。結構しんどいのですが、
ロランが手伝ってくれるので大助かりです。さて館へ戻りましょうか。
「ディアナ様、今丁度、前日分の筍が煮えましたヨ。」
ロラン、鍋の番ご苦労さまです。じゃ、これ今日の午前の分。ドサドサドサっと。
「また、たくさん取ってきましたね。(冷汗)これ全部煮るんですか?」
「はい。ロランよしなにお願いしますよ。それから午後にまた採りに行きますから
鍋の番と館のお掃除もよしなにですよ。」「…ハイ。」
素直なロラン。私大好きですよ。
思えば、百年前に日々を過ごしたこの館も、最後の主人が死に荒れ放題のまま。
それをどうして放っとけましょうか。せめて館や竹林の維持くらいは致しませんとね。
(別に筍を売り捌いて運動不足と小遣い稼ぎで計一石三鳥を狙ってる訳ではありませんよ)
時折、竹林で筍を掘ってると、人が通りかかって金髪のお嬢様を知らないかと尋ねられます。
でも返事をする前に、近くの農家の娘が知っている訳ないか。邪魔して悪かったな。と言って
どっかへ行ってしまいます。最も、お下げに、麦わら帽子、シャツにジーンズにワークブーツこういう姿している今の私に「お嬢様」という言葉は確かに似合わないかもしれませんね。
昼間は汗を流して筍を採り、夜はロランと共に鍋の番をしながら語り合う。最高の日々です。
「金髪のお嬢様ってやっぱりディアナ様の事じゃないですか?捜しているという事はあっちで
何かあったんじゃ…」あなたもそう思いますかロラン。
「ならば、戻りましょうロラン。でも筍は…」
「カプルでも借りてくるしかないですね。車は入りにくいし、人力で運ぶにはちょっと…。」
小さな山くらいある、たくさんの筍を二人で見上げて「…そうですね」と私達は嘆息しました。
ロランよしなに…ふう。
83 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/21 13:09 ID:rusm/O2o
期待age
∧〓∧
(( ( ゚Д゚ )/§ )) カシコミ〜
ノ ○○§ カシコミ〜 久しぶりに見てみりゃ恐いぞゴラァ
((|/_(_|_)
(_)(_)
おいおい…よしなに日記じゃなかったのか…?
ディアナ様の数が格段に減ってるじゃねぇかYO!
発掘日記なら他所でかけYO!スレ違いは回線切って逝ってくれ。
やられました。
筍を山ほど抱えて戻ってくると、別に変わったことは無かったのですが。なんと言いますか…
家に入った瞬間、匂い…というか雰囲気が変わっていたんです。
不審に思い、家の中をくまなく探すと…なんと言うことでしょう。ロランの衣服が下着から何まで、
全て無くなっているではありませんか。それはもう見事なまでに無くなっていました。
間違いありません。これはグエン・サード・ラインフォード卿の仕業です。きっと今頃、
「ローラタンハァハァ」とうつつを抜かしているに相違ありません。私は猟銃を手に、グエンの住む魔城に向かいました。
私は城に侵入し、グエン卿の部屋のドアを蹴破りました。
サード・ラインフォード! ディアナの法の裁き。受けていただきます。死にませい!
私はそう言って、猟銃をグエン卿に向けます。
「ちょ、ちょっと待ってください。いきなり氏ねと言われましても…」
この期に及んでまだ言い訳を言う…そんなあなただからこそロランに近づけさせる訳には行かないのです。
「おっしゃられる意味が分かりませんが…私はこの数日。この屋敷から出てません。その…子飼のプルが
体調を崩してしまったので」
私はグエン卿の目をじっと見据えます。今は敵対しているとはいえ、人間としては立派なお方。
どうやら嘘は言っていないようです。
「信じてもらえましたか。それにしても、凄い剣幕でしたね。何かあったのですか?」
私は簡潔に事の説明をすると、すぐさま自宅へと引き返そうとしました。後ろで、
「なんと羨ましい奴だろう。私だって、やっとの思いでローラの服を二・三着盗めたというのに…」
乾いた銃声が屋敷の中にこだましたのは、そのすぐ後でした。
自宅に帰ると、ロランが思いつめた様な顔して暖炉の前でじっと黙っていました。どうしたのです?
「いえ…あの…」
大丈夫ですよ。グエン卿ではありませんでしたし、暫くは屋敷から出ることも適わないでしょうから。
「僕の事はいいんです。それより」
何を言ってるのです。盗まれたものは全部あなたの…私の言葉を遮り、ロランはあるものを私に渡しました。
受け取った瞬間。海草か何かに見えましたが、それはズタズタに引き裂かれたロランの服でした。
「それ、湖に捨ててありました」
誰が…こんな事を……!
「ディアナ様に黙っていようと思ったんですが、数日前から変な手紙が来てたんです。ディアナ様あてに
封筒には消印も何も書いてなくて、不審に思って勝手に見てしまったんです」
ロランがバツの悪そうな顔で私を見つめます。押し倒してぇ…! コホンコホン続けなさい。
「そこには、なんというか怪文章と言うんでしょうか? ディアナ様に当てた変な文章が書いてあって、
内容はその、下品なというか、妄想、というか。とにかくディアナ様には見せられないと思って、その場で焼いてしまったんです」
じゃあ、今回の窃盗はロランが目標ではなく。私が…。
「はい。多分、ディアナ様のストーかが何かが、僕の存在を消すというか嫌がらせでやったんだと思います。
だからディアナ様。危ないですから、しばらく出歩かないで下さい。寝るときも僕が部屋の前で番をしていますから」
何を言ってるのです! もしストーカが私を狙っているのなら、あなただって危ないのですよ?!
「でも、ディアナ様…」
デモもストライキも無いの! いいこと? 貴方にとって私がかけがえの無い様に、私にとっても貴方はかけがえの無い存在なのです。
だから、だから…ロラン。
言うのです! ディアナ! この勢いに乗っかって言っちゃうんです。そしたらもう明日からウハウハですよ!
「ありがとうございます。ディアナ様」
へ? い、言い損ねた!
「だけど、危ないのには変わりありません。明日警察に行きましょう」
そ、そうねロラン。良いアイデアだわ。
くそぅ。ニブチンロラン。最後まで話し聞きなさいよ…
それにしても、ストーカーに遭う事なんてあるのかしら? 私はここからあまり外には出ませんし、いつもロランが買出しをしてくれる。
たまに私一人で行く事もありますが、男性と話す機会や接する機会なんて…まさかいつも行く八百屋の親父さん?
いえ、あの人はいつも妻ののろけ話ばかりだし…じゃあ糸屋の若旦那。けど、あの方も婚約中だし…
そんな事を考えていると、私はいつの間にか眠ってしまいました。
ここは、喫茶店。そうだ。わたくしは喫茶店のウェイトレスのバイトをしていたのだ。ロランの事を思ってすぐに辞めてしまったけれど。
けど楽しい毎日だった。そういえば、いつも店の隅っこで本を読んでいる人がいた。店長はあの人は学生だけど、いつも一人で来る。
無愛想で、同じ学校の奴の話じゃ、偏屈で友達がいないらしい。と…
だけど、いつも熱心に本を読んでいて、その眼はとても綺麗だった。いつだったか、何を読んでいるんですか? と聞くと、
驚いたように「月の技術本だ。それがどうした?」と怒られてしまった。私は困ったが、頑張ってくださいとだけ言った。
それから、彼は本を読まなくなった。店に来ると。ただ私だけを見ていた。だけどすぐ私はその店を辞めた。
辞めて家に帰ると、嫌な匂いが私を迎えた。この匂い。嗅いだ事がある。野戦病院。運ばれてくる兵士。血の匂い。
ロラン! 暖炉のソファーで眠っているロラン。近づくと体は血で染まり、口から一筋に血が流れている。
振り向くとあの学生が、ナイフを持って立っている。私は叫んだ。
眼が覚めると、汗びっしょりだった。そういえば、オーバニーで金髪のお嬢様の事を聞いてきた男の顔も、あの学生の顔に似ています。
まさか、あの人が…
もし、あの人がストーカーなら、やめさせる必要がある。彼は月の技術を学ぼうと必死だった。
きっとどこかでその情熱が歪んでしまったんだ。話せばきっと分かってくれる。
私はまだ日が昇りかけの時刻に湖畔を散歩しながら、思いを巡らせていました。
住んだ湖畔に山の風景が映り。その上に広がるまだ暗い空の色を自分の色としています。
私はそこら辺の石を拾い、湖に投げ込みました。ポチャンと言う音とともに広がる波紋。
私の心の中にもこれと同じように動揺が広がっています。
「やっと二人きりになれた…」
不意に声がしました。びっくりして振り向くと、そこにはあの学生が笑いながら立っています。
しかし、その眼には明らかに狂気の色が走り、どこか常人とは違う雰囲気を放っていました。
「僕に会いに来たの? 嬉しいなぁ。もっとこっちにおいでよ」
相手が近づけば、私はその分後ずさる。近づくと何されるか分かりません。操は守ります!
良く見ると、ストーカー学生が来ている服はロランのものでした。
「あんな奴。もういらないだろ? だから僕が…」
やめてください。こんな事して何になるというのです? 貴方は…貴方はこんな所でこんな事を
している人ではないでしょう?
「何を言っていの? そうか、突然だから驚いてるんだね」
聞いてやがらねえな、畜生め。
「とにかく、一緒に行こう」
ストーカーは私の腕を持ち、森の中へ連れ込もうとします。ふざけないで! とその手を引き剥がすと、
ストーカーの目つきが変わりました。表情も露骨に怒りを表していました。まずい。怒らせた。
「何故に拒むんだぁ!!! くそ!! あんな女みたいな奴のどこが良いって言うんだよ!! ゴルァ!」
きっと彼も頭のどこかでこうなる事は分かっていたのだと思います。だから認められなくて怒っているのでしょう。
「うううううううう!! 殺してやる! 全部殺してやるぅ!!」
彼が私に対して見る目。それは裏切られたと言う感情。怒り、悲しみ。全てが混ざったものでした。
私は前に一度、この眼に見つめられた事がありました。地球降下作戦の時、私を遠くから見送るギンガナム。
その時の彼の眼と全く一緒なのです。
ストーカーはどこから出したのか、手にはナイフが握られていました。
ちょ、ちょっと落ち着いてください。話し合えば分かる事なんですから。
「うわぁぁぁあ!!!」
駄目です。もう彼はスーパーモードで人の話なんて聞く気ナッシングです。今すぐナイフを私に刺したい。
そんな感じです。下手に刺激すれば、ブスリ。ロランの手料理が食べられなくなります。
「一緒に、死んでくれぇ!!」
ストーカーが突き出したナイフを軽くよけ、距離をとります。伊達に月下不敗ではありません。しかし、
私の姿は寝巻きにサンダル。早く動きすぎたために突っかけて転んでしまいました。
「うわぁ!!」
倒れたところにナイフを突き立てるストーカー。しまった! と思った瞬間。
「ディアナ様!」とロランが間一髪タックルでストーカーを退けてくれました。
「ディアナ様。下がっていてください」そう言って、ストーカーの攻撃をひきつけるロラン。
ストーカーのナイフをかいくぐり、足払いに成功。素敵過ぎですロラン。そのまま取り押さえようとしたロランに、
ストーカーがナイフを我武者羅に振り回しました。その時です。
「うあっ!」
ロランが顔を抑え倒れこみました。手で押さえている下からおびただしい量の血が…ロラン!!
「じゃ、邪魔するからだ! このオカマ野郎!!」
……こら学生! ディアナの法の裁き。受けてもらおう! 逝ってよしなに!!!
私は学生のナイフを蹴り上げると、勢いでストーカーに石破天驚拳をお見舞いしてしまいました。
お陰で警察が来た時に、「被害者の方はどちらですか?」なんて言われちゃいました。失敗失敗。
ロランの傷はすぐさま治療しました。もし傷跡が残ったらあのストーカーをコネを使って死刑に、
否、永久冷凍刑(意識を保ったまま永遠に生かされる)に処してやりますわ!
後日。ロランの傷跡ですが、ナノマシンを使った最新技術で元通りになりました。命拾いしましたね。
ストーカーさん。あなたも、まともに勉強していれば、このような技術で人々を救うことが出来たのに…
それにしても、ロランのあの身を挺したあの活躍。想像するだけで鼻血が出そうです。
「ディアナ様のためだからです。もし、ディアナ様を傷つけたら、僕はあの人を殺していたかも…」
そう言って苦笑するロランを、私は抱きしめました。
「あ、あのディアナ様? ここ病院ですよ?」
かまいません。ロラン。貴方は私のかけがえの無い人です。だから、その…
今日こそ言うのです! こん状況には滅多にめぐり合えませんよ! 映画みたいで素敵です。さあ!
「ロラーン!! 大丈夫なの?! 死んでない!?」
そ、ソシエさん!? ま、また言い逃した…ううううう。ロラン。もし私が告白した日には、一生よしなにね。
終
お疲れ様です。
久しぶりに長編を読ませていただきました。
良かったですよ。
また次回作もよしなに
>>85 いいじゃん、ここでのネタの展開からでてきた話しだし。
おかげで、この平行世界の深みもでてきたし。
自分は楽しんでるよ。
別にディアナ様萌えが妨害される量でもないし。
個人的には、メリーベルに、このスレで萌えた。
それに、ネタスレは、文句をいうんだったら自分で書く、
これ鉄則。
〜ある機械人形発掘業者with御大将と愉快な仲間達・その1〜
先日、例の機械人形を見つけて以来どうも取り憑かれてしまったらしい
一体どうしたらいいものなのだろうか・・・・
御「というわけで小生の所に相談に来たというわけなのであるか?」
ギ「やっぱりこう言うのはこの霊の望みを叶えてやるのが普通じゃねぇのか」
東「えぇい!!まどろっこしい!!こう言うときは直接聞くもんだ!!出てこい!!」
いや・・普通出てくるモンじゃないでしょう(汗)
シ「実はZを見つけて欲しいのだが」
東「で、思いっきり復讐したいと・・・気持ちはよくわかる」
ギ「よし、早速掘り出しに行くか」
御「髭、触覚、おまえ達も手伝うのである」
・・・・これで本当に良いのでしょうか?
〜ある機械人形発掘業者with御大将と愉快な仲間達・その2〜
というわけで先日例の機械人形を見つけたあたりに再び来てしまった
私と御大将殿、ギャバン殿、東方不敗殿、ターンA、ターンX
そして霊のシロッコ殿であった、今はとりあえず付近を発掘している
御「なかなか見つからないものであるな・・・・」
ギ「まぁそうすぐには出てこないって、気楽に探そうや」
そんな気楽に言わないでくださいよ
東「おーい!、Zが出たぞ!!スーパーモードなのかこれ?金色だ!!」
シ「金色?サン○イズ英雄譚のク○トロ専用Zか?」
東「む、確かに書いてある!!これは専用機だ!!」
・・・『団長専用スーパーZ』?
御「大門軍団であるか・・・懐かしいのである」
シ「Zってのは一応モビルスーツだから」
東「なんだ、そういうことは早く言ってくれ」
神様、早く本物のZが見つかってください
このままだとへんなものを掘り出してしまいそうです
〜ある機械人形発掘業者with御大将と愉快な仲間達・その3〜
シ「Zってのは『トリコロールカラー』で『飛行形態に変形』できて
『強力なビームライフル』を持ったMSだ」
東「とりころーる?」
ギ「ターンAみたいな色のことだ」
御「おーい、見つかったのであーる!」
ギ「まさしくこれはさっきの3つの条件を満たしているな」
キキーッ
おや、ロランにキエルお嬢さん、どうしてこんな所に?
あ、そっちは危険ですよ・・・
「ウイングは逝ってよしなに!!」チョドーン ブロロロロ
あーあ、爆破して行っちゃったよ
シ「さっきのはZじゃないけど、
彼女も私並にあのガンダムに恨みでもあるのだろうか?」
〜ある機械人形発掘業者with御大将と愉快な仲間達・その4〜
もうかれこれ8時間は掘り続けているが一向にZが出てくる気配はない
青い烏賊型機械人形や何かにぶつかったらしい戦闘機の操縦席、
森の熊さん(シロッコ殿談)しか出てこない
御「本当にこのあたりで良いのであるか?」
シ「出土物から考えて間違いない!このあたりにあるはずだ!!」
キィィン
お、メシェー嬢ちゃんじゃないか?ずいぶんといい戦闘機じゃないか?
「へへー、良いだろ、ちょっと前にこのへんで見つけたんだ
『うぇーぶらいだー』って言うんだって」
へー、今わしらは『Z』とか言う機械人形を探しとるんじゃがみかけんかったか?
「うーん、知らないなぁ・・・もし見つかったら連絡するよ、それじゃね」
キィィン
おー、気をつけてなー
ギ「あれ!?シロッコさーんどこ行った??」
御「シロッコ殿〜〜?」
東「急に消えてしまった・・・」
ドガァァァン!!
大きな音がした方を見ると『うぇーぶらいだー』が墜落して岩山にぶつかっていた
〜ある機械人形発掘業者with御大将と愉快な仲間達・最終章〜
幸いメシェー嬢ちゃんの怪我は軽く、3日も入院すれば大丈夫とのことであったが
『うぇーぶらいだー』はもう使い物にならないほど壊れてしまっていた
また、この時を境にシロッコ殿はまったく姿を見せなくなってしまった
彼は無事成仏できたのだろうか・・・
「あのぉ、すいませんが『マジンガーZ』も発掘してくれませぬか?」
振り返るとそこには半分男半分女の幽霊が立っていた
100 :
100:02/04/21 22:12 ID:???
このスレッドもすでに100。
職人のみなさん、読者のみなさん、どうもありがとう。
今後もよしなに。
>>82 >>86-92 (・∀・)イイ! タケノコ(゚д゚)ウマー
ストーカー学生でネオ麦茶を連想(w
にしてもロランはかっこいい奴だ…
ディアナ様でなくても惚れるよ、うん。
>>96 西部警察!! 激しくワロタ
次のZ楽しみにしてます(w
102 :
85:02/04/21 23:28 ID:???
>94
ちょっとだけだが書いたことあるんだがな。気を悪くしたならスマソ。
ただ発掘したりすること自体は悪いとは思わんよ。前スレか何かにディアナ様が
MSヲタで発掘を推奨しまくるというネタがあったのも事実だしな。
解せんのだよ。マウンテンサイクルからジ・0が発掘されるのは…
ジ・OはZ時代に宇宙で撃破されてるのに…
>>102 中吉
何かを発見しても気付かないふりして、そのまま進行するが吉!
104 :
94:02/04/21 23:42 ID:???
>>102 ごめーん。
ネタスレで、その手の話題になると、荒れるか廃れるかというのを
山ほど見てきたので書いてしまった。
だって、メシェースレも、ソシエすれもあるのに
このうえ、メリーベルスレまで切り分けるのは…
まあ、多分このスレッドにいるひとは、読者かつ書き手なひとが
多いと思うのだ。
>>102 すまん。最初にあの怪談(
>>63)を書いたのは自分です(信じてもらえないかもしれな
いが…) たまたまこのスレを見て感動してた時、東方先生とかまで登場してたりした
からこれも…という甘い考えで書いちゃました。混乱させてごめんなさい。
(ちなみに、Gジェネのムービー見て思いついた)
106 :
85:02/04/22 00:30 ID:???
>104
確かに書き手が読み手であることが多いだろうが(逆もしかり)
俺も大きくはいえねぇよ。楽しませてもらっている身から言えばな。
>105
スレ違いだったことは俺にもある。気を付ければ良いんだよ。…俺もだが。
>103
了解。
107 :
85:02/04/22 00:35 ID:???
忘れてたが>86
いい話ダターヨ
お疲れ様。
気が付いたら、皆建設的な方向で和解してる…。
皆イー人たちばかりだ…。
が、サツバツの心も忘れてはならぬ!
ネタ職人なら尚の事馴れ合い禁止だ!
すべてはよしなにのために、ネタれ!!
109 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/22 03:15 ID:Q9ka39h.
シドの連絡で、御曹司は直接、現場へメリーベルを迎えに来た。半ばショック状態のメリーベルを
自分のコートで包むと午後の予定を全てキャンセルして帰宅した。夜にはメリーベルも回復した。
「メリーベル。この件が終わるまで、発掘現場に行くんじゃない。シドじいさんもシドじいさんだ
お前が黒歴史の遺物にはかなり神経質なのを知っているくせに…」
「じいさんは悪くないよ。勝手に講義を休講して行ったあたしが悪いんだ。」
「いや、発掘の方が講義より優先されるのは仕方が無い。それに休講したって昼間の酒場で
酔っ払いが増えるだけだしな。
私が怒っているのは、事故や病人を呼び込むそんな不吉な機械人形にお前を一人で行かせた事だ」
「それだって、あたしが勝手に行ったんだし…」
「違う。シドや現場の連中はお前を止めるべきだった。お前の無鉄砲さを知ってれば一人で行く事
くらい予測できた筈だ。実際、お前が無事だったから良かったものの。何かあれば私は…
もういい。今夜は休んで良いよ。怨霊については心配するな。私が手を打つ。」
「あと、午後の仕事あったんだろ?御免よ。あたしなんかのために…」
「それも、気にしなくていい。家族が災難にあってるのに仕事なんかできるか。」「え?」
「何でもないよ。安心してお休み。」「うん。」
メリーベルが自分の寝室へ行った後。御曹司は電話帳を取り出しあちこち電話をし始めた。
ピポパとプッシュしながら、
「シロッコ。黒歴史の怨霊か。所詮は天下を取り損なった小物の霊に過ぎん。生きている者を、
私の家族を、脅すのはやめてもらおうか!」と呟いた。
繭の中、
御大将は、夢の中で鬼武者2となって幻魔と戦っていた。ラスボスを倒し、EDを迎える。
すると、どうだろう大地から木が生え実がなった。アイテムで逆さ江の髭大明神ゆかりの
怨霊封じの実であるという。御大将は実を持ってしばし熟考し、ポンと膝を打った。この実は…
「おおっボーナスであるか!」(馬鹿)そこで目が覚めた。鬼武者2をやりながら寝てしまった。
画面ではキャラが憤死したまま、無残な屍を晒していた。「…夢であるか。」体を起こすとコロンと
怨霊封じの実が転がった。不思議に思い手にとる。夢で見たままだ。
「地には果実。手にはボーナスであるか…。」(馬鹿)じっと実を見てると繭の外から声がした。
東方不敗だ。これから発掘現場に行って怨霊退治に行くという。本気か。また騙されたのでは?
「ああ。またグエン卿からの依頼なんだが、今度は嘘じゃないらしいんだ。行ってくるよ。」
小生も行くべきであるかな?と御大将は実をみつめながらぼんやりと考えていたら、
東方不敗は行ってしまった。後を追おうとしたら、まだゲームのセーブをしてなかった。ガックシ。
(ムサ苦しい)ミリシャの宿舎
朝からコレンのお経が聞こえてくる。同室のヤーニはその声の大きさに堪らずに飛び起きる。
「おい、コレン!朝っぱらからお経なんか唱えてんじゃねえ!このニワカ坊主!眠れやしねえ!
この部屋はお前だけのモンじゃねえんだよ!とっととお化け退治に行きやがれ!まったく!」
「では、この木蓮坊。グエン殿の依頼により怨霊退治に行ってきます。」コレンは編み笠を被って
出発した。「へえへえ、行ってらしゃい。月の軍人生臭破戒坊主さんよ。俺はもう一眠りするよ。」
ドアが閉まって、またヤーニは夢の中へ。ムニャムニャ、グー。バタン!「わ!!」また起きる。
「精進しろよ!ヤーニ!」突如、ドアを開けて顔を出したコレンが大声で呼びかけた。
「うるせえ!!とっとと行けえ!ゴルァ!!!!」ヤーニは絶叫した。
その日の発掘現場は大混乱を迎えていた。
道士や悪魔払い。坊主に和尚。牧師に神父等等その手の連中でごったがえしていた。
勿論シロッコの怨霊を退治するために集められてきた連中である。
次々と受付で順番に整理券を渡されては、怨霊退治に全力を尽くす。のは良いのだが…
「…誰一人として成功しとらんのは、どいういう事だ?!」
仮設の臨時対策本部のテントではグエン卿とミハエル大佐、シド老人が首を傾げていた。
ああ、ジ・オに近づく前にまた一人倒れた。自称“三国一の拝み屋”の男だった筈だ。
「うーん。ここから出してくださいよお…」ぶつぶつ言いながら救急車に運ばれていく。
参った。負傷者はもう三桁に達してる。恐るべしシロッコ。
残ってるのは、遅れているコレンと東方不敗だ。あまり期待はできないのが本音だ。
いっそ、このままこの付近一帯を立ち入り禁止区域に指定しようか?と考えた時、
「東方不敗は王者の風よ!」東方不敗が来たようだ。今、受け付けを済ましたという。
まっすぐにジ・オに向かっていく。コクピットに辿り着き、大勢の人間の精神を吸ったせいか
より強力になったシロッコの怨念のプレッシャーに屈せずに、渾身の一撃を放つ。
「くらえ!石破天驚拳!」
コクピットが崩壊する。決まったと誰もが思った。しかし着地した東方不敗は構えを崩さない。
「来るぞ!」と言った瞬間、ジ・オの機体が大きく震え、巨体が立ち上がり始めた。「!」
「なんと、生き返りおった。」シド老人が叫んだ。ジ・オの巨体に東方不敗は果敢に戦いを挑む。
「悪霊の取り付いた機械人形などに負けるかあーっつ」
「同感だな!」と上空から声が聞こえてきた。コレン・カプルが飛んできたのだ。
「くらえ!基地の女の子総出で書いてもらった、経文付きロケット・パーンチ!成仏せいやあ!」
空飛ぶ経文鉄拳がジ・オに直撃する。シロッコの怨嗟と共にジ・オは四散した。「やったぞ!あ?!」
コレン・カプルにビームが直撃しそのまま墜落した。「コレン!」東方不敗が絶叫する。
ジ・オのすぐ下に埋まってた機械人形が撃ったのだ。メリーベルならすぐ分かっただろう。
サイコ・ガンダムだ。今度はサイコに取り付いた怨霊が人々をあざ笑う。
“まだ、終わらんよ。このシロッコはな!ジ・オはやられたが、サイコはどうだ!”
「それはどうですか?シロッコ。」凛とした声がする。筍を掘ってきたディアナ様だ。側には、
怨霊封じの実を持った御大将と筍を出来る限り背負ったロランもいる。
「やっと追いついたのである。ゲームをセーブするのに手間取って申し訳ない。」
「ロ、ロラン・セアックです。だ、誰か筍いりませんか?す、好きなだけあげますよ。(ヨロヨロ)」
「ディじゃねえ…キエル・ハイムであります。道端で御大将に出会い事情は分かりました。
黒歴史のグリプス戦争で名を馳せた貴公。何故、死して尚、人々を苦しめるのです?」
“私の理想が実現するまでは死ねんということだ!”
「天下も取れなかったくせに時代遅れの思想を振り回しますか。未練がましい…」
“何だと!ならばこのサイコ・ガンダムを鎮めてみせろ!”
「もういいです。東方不敗!奴を一瞬でいいから抑えてくださいな。御大将、抑えたら教えた通り
実をサイコに投げてください。」「はい!」「承知である。よもやこれが勝利の鍵となるとはな。」
思い立って慌てて出てきて、偶然にディアナ達に会い、発掘現場の怨霊と実について言ったら、
「すぐ現場へ行きましょう。恐らく怨霊封じの実はそのための物と解釈すべきです!」
と言われて全速力で現場に着いた。ふむ。勝利の鍵か悪くないな。ボーナスでないのが残念だがな。
―石破天驚拳が放たれ、サイコの注意が逸らされた。チャンス。御大将は実を投げた。
ところが、機体から脱出したコレン(アホ)が起き上がった瞬間、実はコレンの頭に直撃した。
コレンはまた(マトモ)に戻った。「…あの運河アヒル以下のアホが…小生に恨みでもあるのか!?」
“ははっ今度は私にも運があるようだな!”「そうかな?」御曹司の声がシロッコに冷水を浴びせた。
「所詮、あなたは只の亡霊、天下を取れなかったその他大勢の一人に過ぎないんですよ。
大人しく墓の中に戻ってもらえませんか?それと、私の家族を脅した事を謝っていただきたいな」
“あのネオ・ジオンの死に損ないにか?(嘲笑)フン。どっちも断る!”
「そうですか。実は私も今日はツイてるようで、(いつのまにか実を拾って)野球は得意なんです」
“待て、貴様は黒歴史の技術や知識が欲しくないのか?!”シロッコは悲鳴を上げた。
「欲しいんですが、あなたの解説は要りません。特にあなたみたいに私の家族を笑うような奴のね。」
御曹司はそう言って実をサイコに向かって放り投げた。実はサイコにあたった瞬間、根を張り出しあっという間にサイコを覆い尽くしそのまま、出てきた穴に倒れこんだ。今度はサイコを養分に
するように木が生え始めた。木は巨木と化すと花を咲かせた。あっという間の出来事だった。
シロッコの声も段々細くなり、花が咲く頃には跡形も無く消えてしまった。
サイコは、黒歴史の巨人は、枯れ木のようにそのまま朽ちてしまった。
コレンが石をガシガシ削り、頭にZの文字を付けた「地・オ蔵」を作って穴のあった所に収めた。
御曹司は巨木とその周辺はそのままにしておこうと言った。誰も異論は無かった。
「よし、これでよしなに。だ。」と御曹司は決めた。
「そりゃ私の科白だろ」とディアナ様。
「筍、食べます?」とロラン。
「食べます。こりゃどうもスイマセン(である)」と御大将と東方不敗。
「無事でよかった。御曹司、お帰りなさい。」これは帰宅した時のメリーベル(プル)の言葉。
穴のあった場所、今は巨木の根が覆っている。根元には地・オ蔵が鎮座している。
コレンが地蔵に線香をあげ、拝む。シドは巨木を見上げている。
「ジ・オにサイコ・ガンダム。黒歴史の中でも最凶と言われた機械人形達。昔の連中がそれらを
ここに埋めたのは、危険なコイツラを一つに集めて、核のように封印するつもりだったのかもな。
或いは、宇宙に置いても碌な事が起きず、地球再生の際に一緒に浄化されれば良いと考えたか。
ひょっとしたら、捲土重来を期して、自分自身の執念の力で戻って来たのかも。いずれにしろ、
真相は分からん。ま、シロッコの怨念がようやく今になって終わったのは確かだろう。そう願うよ。
−コレン。昼飯を一緒に食うか。筍が手に入ったんで今日は、散らし寿司だ。」
116 :
お詫び:02/04/22 20:58 ID:???
長々とスミマセンでした。
何とか自分なりに話の収拾は付けたかったのです。
迷惑をかけてスミマセンでした。
いえいえ、おつかれさまでした。
しかし、御曹司、性格よくなっているなあ。
これも愛の力か?(w
118 :
85:02/04/22 23:13 ID:???
>117
確かに御曹司の性格よくなってるな。
でもこれはこれで良し(藁
>116もお疲れさん。
>45と元ネタの人、すまんが勝手に続きを書くぞ(ネタ切れ中
正正正正…(略)
よくよく考えれば日記なぞつけなくとも内蔵されたシステムがつけそうなものだが…
まぁいいか。
小生、ターンエックスである、と。
久しぶりに大将が帰ってきたと思ったら即座に出ていった。
もともと土ン中でもぐって寝てたものにしてみりゃ退屈という時間にはならんな。
ほぼ毎日のように来る回覧版と牛乳の配達さえなければ(機械だから飲まんし)更に良いんだが。
退屈なんで通販なんぞやってみた。前に大将がやっていたのと同じ方法でだ。
今話題の(死語)アブトロなんとかとかいうやつだ。
楽に筋肉をつける、か…いろいろ考えてたら横にいたターンエーが
「…機械に筋肉が必要かな?」
とツッコんできた。…確かに必要無いな…。なら大将にくれてやるか。
「…?支払い、誰がやったんですか?」
んなもん大将の口座から自動引き落としだろ。そういうとターンエーは黙ってしまった。
まぁ、そのうち返すから…なんとかすらぁ。
>116
おつかれー。セットでブラックドール(あれはMk2だったか?まあいいや)まで眠らせたのね。
後は当方腐敗さえ(ガイアナ高地辺りにでも)旅に出れば脱線も収まるか?
色々面白かったけどそろそろマターリよしなに日記も見たいしね。
>117
あの性癖以外の点ではひとかどの人物らしいからね。
今日はテラスで読書です。この自然に囲まれた場所で、冒険劇に思いをめぐらせるのも、
中々悪くありません。しかし、今私が読んでいるのは恋愛物で、いま街で一番の売れ行きだとか。
読んでみると、なるほど納得面白いではありませんか。
昨日から読み始めてもうクライマックスと言ったところでしょうか。もうドキドキです。
あ……私はそのページをめくった瞬間、言葉を失ってしまいました。ぬ、濡れ場です。しかも挿絵まで…
こういう時、誰もいないのに挙動不審になりながら本を読んでしまいます。ロランは下で昼食の準備をしています。
いまテラスに来る事なんてありません。それでもしきりにドアの方を気にしながら読み進めます。
ああ、なんてこと。凄い。なるほど。ふむふむ。こういう事をすれば殿方は喜ぶのか。なるほどねぇ。
「ディアナさまー! 昼食の準備が出来ましたよ!」
は、はいいいぃぃぃぃ!! エロ本読んでる時に親に呼ばれた中学生並の対応です。(何故か)早足で階段を降りていきます。
「ディアナ様。今日は白身魚のパスタですよ。あ、本を読んでらっしゃったんですか?」
気がつくと私はその本を手に持ったままでした。
「それって面白いって評判の本ですよね。読み終わったら貸していただけませんか?」
だ、駄目です! と少し声を裏返しながら言ってしまいました。ああ、ロランが半泣きに、ちょっと可愛い。
でも、これを読むと言う事は私が濡れ場を読んだと言う事もばれるわけで。なんか凄く嫌です。
仕方が無い。少し意地悪して、読みたかったら自分で買いなさいと伝えました。
お陰で昼食は無言で進行。うう。ロラン。ごめんなさい。
ロラン。本当に自分で買ってきやがりました。この前も笑顔で。
「あの本。面白いですね」と言ってましたけど。
今日、部屋から出てきたロランが妙に挙動不審でした。顔も赤らめてます……読みましたね( ̄ー ̄)
ロランは最近疲れている様子。
「ロラン、お昼からのお仕事はわたくしがやりますからお昼寝してください。」
「じゃあそうさせて貰います。」
そう言ってお部屋のベットで横になりました。
久しぶりにお洗濯をしました。あの時もロランがわたくしを助けてくれたのでしたね。
洗濯物を干してロランの様子を見に行きました。ロランはスゥスゥ可愛い顔で眠って
います。わたくしも一緒にお昼寝しましょう。
頭が胸の辺りに来るようにロランを赤ちゃんのように抱っこして横になりました。頭
を抱っこするというのは気持ちがいいものです。
ディアナ様のおっぱいはいい匂い
今日は“妹”であるソシエさんと食事をしました。
「!あなた、やっぱりお姉さまじゃないわ。ディアナね!」
「な、何を言うのですか。ソシエさん。」
「だって、本当のお姉さまは、ラーメンに山盛りのニンニクなんて入れないわ!」
「がーん!」
まったく、何が切っ掛けで正体がバレルかわかりません。ロラン、ソシエさんにとりなしをよしなに。
あと、夕食のペペロンチーノにはニンニクをがっちりと入れてよしなに、それに唐辛子もね。
ディアナさまのおっぱいちゅ―ちゅ―
左のおっぱいもちゅ―ちゅ― ちゅ―ちゅ―ちゅ―
ディアナさまもちゅーちゅー
ロランのペニスをちゅ―ちゅ―
睾丸もちゅーちゅー ちゅーちゅーちゅー
マターリしすぎて闘争本能が溜まってきたので
とりあえず
>>126たんをよしなにしてきました
これであと数日はロランに
「やめてくださいディアナ様!
お優しかったあの頃のディアナ様に戻ってください!
駄目ですそんな、口でなんか汚な、う、うあぁっ!!」
なんて言われなくて済みます。
心からお礼を申上げます…。
うぅ、かカ、カワク。
モゥ、ダメポ…
カユ
ウマ
ソシエたんの乳首ちゅ―ちゅ―
左の乳首もちゅ―ちゅ― ちゅ―ちゅ―ちゅ―
ソシエたんもちゅーちゅー
ロランのペニスをちゅ―ちゅ―
睾丸もちゅーちゅー ちゅーちゅーちゅー
なんかえらいことになってるな。
みなさま、ごきげんよしなに?ディアナ・ソレルです。
わたくしは最近、お風呂上りに飲む梅酒にハマってます。
お風呂でほってた体に冷たーい梅酒をグィっと!クゥーッたまらんのー!!
・・・もう梅酒無しの生活には戻れません。
デ「んぐ、んぐ、んぐ・・・ぷはーっ!!」
ロ「ディアナさま、ちょっと飲み過ぎですよ」
デ「なにを言うのですロラン!まだまだ飲み足らないくらいですよ。
早くおかわりよしなに!!」
ロ「まだ飲まれるんですか?」
デ「当たり前です!!まだまだいけます。
さぁ!!ロランも一緒に飲みなさい!!」
ロ「えー!僕もですか?」
デ「あなたも梅酒の味を知ればきっと虜になりますよ」
ロ「僕、お酒はちょっと・・・」
デ「ロラン・セアック!!これはディアナ・ソレルの勅命です!!
わたくしと一緒に飲みなさい!!!!」
ロ「はっはい(ビクッ」
デ「わかればよろしい。さぁ飲むのです!!」
ロ(仕方がない。覚悟を決めるか・・・)
ロ「・・・では、いただきます。んぐ、んぐ、んぐ、んぐ・・・・・・」
デ「どうです?」
ロ「・・・おいしい!!おいしいです、ディアナさま!!」
デ「ああっ・・・ロランならきっと梅酒の味を
理解してくれると信じてました。」
ロ「こんなにおいしいものだったんだ」
デ・ロ「んぐ、んぐ、んぐ・・・ぷはーっ!!」
デ「さぁ!!ジャンジャンいきましょう」
>>132 ;゚Д゚)Σ
((((*゚Д゚)))ガクガクバクバク
(*゚∀゚)キッ…
´ キタ━┓┏━━━(゚∀゚)━━┳━━━┓!!! ┏┓
┏━━┛┗━━┓ ┃┏━┓┃ ┃┃
┗━━┓┏━━┛ ┃┗━┛┃ ┃┃
┃┃ ┃┏━┓┃ ┃┃
┏━━┛┗━━┓ ┃┃ ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃
┗━━┓┏━━┛ ┗┛ ┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃
┃┃ ┃┃ ┃┃
┃┃ ┃┃ ┗┛
┃┃ ┏━━┛┃ ┏┓
┗┛ ┗━━━┛ ┗┛
>121
よしなに日記を読んでると
自分も挙動不審になってしまう…(((*´Д`))モエーン
>130
御曹司「早く!早く覗き穴を開けてくれ!メリーベル!もうコップで音だけなんて耐えられん!」
メリーベル「(穴を開けながら)ちょっと待ってよ!この家の壁やたらと厚くて硬いんだよ。そんなに二人の・・・を見たいの?」
御曹司「馬鹿!ローラの・・・を見たいんだ!に決まっているだろう?!」
138 :
45:02/04/25 00:17 ID:???
>>136 彼等は埋め立てスケベ小説に目が眩んでいるようです。
こっちでやられ。
>>132 次の日。
二日酔いの頭痛で目覚めたロランは、全く記憶にないのに
自分が素っ裸のままディアナ様の腕枕をしていることに気付いて……
「……ムニャムニャ ロラーン ソンナニハゲシクシタラ ワタクシ コワレチャイマス… zzzzz…」
「ぼ、ぼぼぼぼぼ僕はいったい、何をして……
ま、まさか……!!
(((( ゚Д゚)))ガクガクガクガク 」
141 :
136:02/04/25 05:04 ID:???
>>139 そうみたいですね…
重複投稿になっちゃうんですが、
おかしなところも微妙に修正したので、
許してください。ごめんなさいm(_ _)m
「最近、ソシエお嬢さんが、料理の修業をしたいと暴れて
手のつけようがないのです。どうしたらいいでしょう?
お嬢さんの作る料理の試食で、私たちは生命の危機に
さらされています。」
お屋敷から、そう相談を受けた僕は、キースに頼んで
パン屋で修行させてはもらう約束をとりつけて、
ソシエお嬢様を、キースのパン屋のパン工場へ
お連れしました。
「じゃあ、キース、よろしく」
「え〜、ロラン、もう帰っちゃうの?」
「ソシエお嬢さんは、パン製造の修行にきたのでしょう?
僕がいたら邪魔になりますから。じゃぁ、がんばって」
「え〜い。とりゃ〜」
ソシエの声がパン工場に響きます。
「だから、お嬢さん、そんなにしたら、パン生地が
痛みます。もっと、こう丁寧に扱わないと。」
キースは、最初、基本どおりに、掃除からまかせようと
したのだけれど「え〜、わたし、料理がしたいの!」との
声に負けて、パン生地を加工するところから始めました。
でも、その姿はどうみても、ソシエ操るカプルの踊りのようです。
「だって、ゆっくり触っていると、手にくっつくし〜。
とりゃぁ〜」
頭を抱えたキースは、隣の職人長とコソコソとお話して、
「ソシエお嬢さん、じゃあ、今度はこちらで、
実際に菓子パンに加工してみましょう」
「本当? その方が料理修行になる?
そうよね、パン屋をひらくためじゃないものね」
素直に応じて、菓子パン加工用の机に向かうソシエ。
「あ、お嬢さん、でも、その前におやつにして、一息
つきましょう」
本当に疲れた様子のキースは、ロランがソシエを送り
届けたときに差し入れてくれた、イポーニャ国から
送られてきたという、赤福というお菓子と紅茶を
並べるのでした。何でも、イポーニァに交渉に行っている
グエン卿が、「ロランたんへ」というなが〜い手紙と
ともにトラック一台分送ってきたものだとか。
もちろん、おやつにソシエ嬢が熱中している間に
職人さんたちは、彼女が飛び散らかしたパン生地の
お掃除です。
おやつの時間が終わって、ソシエも少し落ち着いたのか、
まじめに菓子パン作りの基礎を学んでいるようです。
でも、そろそろ飽きてきたのでしょうか?
眼が泳いでいます。手先にやる気が感じられません。
職人さんは、その様子を察して、
「じゃあ、何か、好きなパンを作ってみましょうか?」
ソシエの眼が輝きます。しばし考えこんだあと、
パン生地をこねて、まるく伸ばしだしました。
でも、途中で、悩んでいるのか、手がとまります。
「お嬢さま、普通でいいですよ。私たちだって、
新しい菓子パンを作るときは、試行錯誤をして
一ヶ月ぐらいかかって作るんです」
その言葉が耳にはいるか、はいらないかのうちに、
「そうよ! これよ!」
ソシエの眼が輝いたかと思うと、ソシエは、赤福の
箱に残っていた餡子をパンの中につめはじめました。
キースは頭をかかえています。
職人さんは、あきらめ顔です。
「はい! できあがり!」
出来上がったパンは、丸い形に、眼と鼻と口が
ついていました。
パンは、焼く前に発酵させなくてはいけません。
しばらく発酵させて、少し膨らんだソシエのパンは
オーブンの中でさっそく焼かれてでてきました。
ちょっと崩れているものの、人のよさそうな顔の形です。
「できたー!」
焼きたてのパンを取り出してきた職人さんに
すすめられて、ソシエはパンをちぎって口に運びます。
途端に彼女の眼が輝きました。
その反応に、キースたちは怪訝そうです。
「おいし〜」
「本当ですか? ソシエお嬢さん。どれどれ」
一口ちぎって口に運ぶキース、職人さんたち。
眼の色が変わります。どうやら、本当においしいようです。
職人さんは、今日パンを作り始めたばかりの
ひよっこに、してやられたり、と少し苦い顔です。
「ソシエお嬢さん、これは確かにおいしいです。
改良して、うちの店で売ってもいいですか?」
「いいわよ。でも、デザイン料は安くないわよ」
「……(ただで修行させてあげているのに)
はい、あまり出せませんが」
「そうね…じゃああと、名前をつけさせて!」
「いいですけど… おいしそうな名前にしてくださいね」
「うーんと、そーねぇ、丸いから丸パン、そのままだなぁ。
月みたいだから、月パン、ちがうなぁ、… そうだ!
ディアナ・パン!」
「どう関係があるんですか?」
「そろそろ、月と地球の戦後一周年じゃない?
きっといけるわよ」
一日中、ソシエのワガママにつきあってきて疲れていた
キースたちは、ソシエと争う気力もなかったのでしょう、
それを飲むことにしました。
「ディアナさま! 聞かれましたか?
最近、キースのところで売れているパンのこと?」
買い物から帰ってきたロランがドアをあけるなり
叫びます。
「ええ。新聞の記事で少し読みました。
写真が小さくてどんなパンなのか分からなかった
ですけれど」
「今日、僕、ようやく買ってきたんですよ。
これまでにも買おうとしたんですが、いつも人気で
すぐに売り切れてしまうらしくって」
そう言って、ロランはパンのつつみをあけました。
「う〜ん」
私は思わず、椅子に崩れおちました。
私は、私は、こんなに丸い顔ではありません!
眉も太くありません! 鼻も丸くありません!
おまけに、ほっぺた赤いし…
「ディアナさま、大丈夫ですか?」
「な、なんとか」
ええ、ええ、クラクラしながら食べましたが、
たしかにパンはおいしかったのです。
その日の夜遅く、私は月のキエルさんと、
ハリーにパンの写真を添えてソシエさんへの
呪いの文句を綴ったメールを送りました。
そう、さすがはハリーです。
数日後に、さっそく、そのパンが黒歴史では
「アンパ○マン・パン」と呼ばれていたことを
発見してくれて、月政府からの依頼という形で
名前を変えてもらうことにも成功しました。
当然、ソシエさんには、発明料はいきません!
これは私のちょっとした復讐心をみたしてくれました。
…でも、子供たちの間では、今でも
あの丸いアンの入った人のよさそうな顔つきのパンは
「ディアナパン」と呼ばれているみたいです。
日々是鬱鬱。
ディアナ・ソレル
☆月★日
噂ではソシエさんが料理に覚醒してメキメキ腕を上げてるとか。
わたくしもそろそろヒッキー生活から卒業するためにも、ロランが買い物に行ってる間に料理に挑戦してみましょう…と思ったら絶妙なタイミングでソシエさんが遊びに来ました。
ソシエ「あっ、料理しようとしてたんだ。あたしが教えてあげようか?」
さりげに自慢でございますです(?)か? だけどわたしはマロングラッセしか作れないので教えてもらうことに。なんと以外にもソシエさんはとてもわかりやすく丁寧に教えてくれました。そして料理が完成。
ロラン「ディアナ様ー、ただいま戻りましたー」
ソシエ「げ、帰ってきた。そうそう、この料理はディアナさんが一人で作ったことにしていいから」
ディアナ「でもわたし一人ではできなかったのですよ?」
ソシエ「いいのよ、その方があのバカも喜ぶだろうしね。あたしもいいかげんあいつのこと吹っ切らないと。後は頑張りなさいよ。あ、隠し味入れて…と。じゃあまたね」
窓からコソ泥のように抜けだし帰っていくソシエさん…本当にごめんなさい。そしてありがとう。
ロラン 「ええーっ!? 晩御飯ディアナ様が一人で作ってくれたんですかぁ。ディアナ様が料理できるなんて僕知らなかったですよ」
ディアナ「え、ええ。(ソシエさんの好意は素直に受け取らないと)」
ロラン 「どれもおいしいです! ディアナ様の手料理を食べさせていただけるなんて幸せだなぁ」
幸せそうなロランの顔を見て思いました。今度はわたくし一人で作れるようになった料理でこの顔を見たいと。
数時間後、強烈な腹痛になり救急車で運ばれるロラン
ロラン 「ディ、ディアナ様…一人で無茶なさるから…。-バタン ピーポーピーポー-」
ディアナ「ソシエ! 謀ったなソシエ!」
ソシエ 「戦いとは駆け引きなのだよ」
ソシエ復讐完了
152 :
狼と羊:02/04/27 10:04 ID:???
みなさま、ごきげんよしなに?ディアナ・ソレルです。
いっ今わたくしは、野獣化したロランに襲われちゃってまーす!!
デ「きゃぁぁぁぁ!!よしなにぃぃぃぃ」
ロ「ガオーーーーーッ!!
ディアナさま、逃がしませんよー!!」
ガシィィィィ!!
ロ「捕まえちゃいました。フフフフ、もう逃がしません」
デ「捕まっちゃいました。もう逃げられません(゚д゚)ウマー」
ロ「よいしょっと」
デ「きゃっ」
ttp://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/7558/e/dak.jpg デ「・・・・・・(///)」
ロ「さぁて、ディアナさまのお部屋で、
ゆっくりといただこうかな(゚д゚)ウマソー」
デ「よ、よしなに(///)」
オチが思いついたら、つづくかも
>>152 ロランが……
ロランがぁぁぁ〜〜
ウワァァァンヽ(`Д´)ノ
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
わたくしこの歳になっても自転車に乗れないのでロランに教えてもらうことにしました。
「前を見てしっかりペダルをこぐんですよ。」
「分かりました。でも自転車の後ろ、しっかり持っていてくださいね。」
わたくしは自転車を漕ぎ出しました。
「離しちゃ嫌ですよ、ロラン!」
「分かってますよ。」
ロランに支えられてだんだんとスピードに乗ってきました。
「乗れてますよ、ディアナ様〜。」
声が遠くから聞こえてくるので振り返るとロランは手を離していました。
「きゃあ!」
それが分かった途端わたくしはバランスを失って転んでしまいました。ロランは慌てて
かけて来たけれども、許してあげません。
「嘘つきロラン!」
わたくしはロランの胸をポカポカ叩きました。
「ごめんなさい。今度は僕が後ろに乗ってバランスを取りますから。」
渋々自転車に乗るとロランはわたくしの後ろからお腹の辺に腕を回して支えて
くれました。
(///)ドキドキ やっぱり許します。明日も練習よしなに。
「じゃじゃーん」
例によって、午前中の用事も一通り終わって(ロランは、裏山に
野草取りにでていってしまいましたが)、のんびりしているところに、
ソシエさんがやってきました。一体、鉱山の方は大丈夫なのかしら?
おまけに、妙に嬉しそうだし。
「自転車の練習をしてるんだって〜?」
「はい」
「今までのれなかったなんて、お姉さま失格ね」
「…でもロランが丁寧に教えてくれますから」
ちょっとむっとした私でしたが、復讐してやりました。
案の定、頬をふくらませているソシエさんです。
「…せっかく、いいもの持ってきてあげたのに」
はぁ、一体なんでしょう?
また、何かたくらみがあるんじゃないでしょうか?
「ちょっと自転車いじらせてね」「…はぁ、こわさないでくださいね」
なにやら、ソシエさん、自転車のタイヤをいじっています。
さすが、鉱山を管理する一人娘、と感心していてよいのでしょうか?
「できたっ!」
なんでしょう、自転車の後ろのタイヤのよこに、なにやら
小さな車輪が二つ増えています。
「すごいでしょう。最近発掘された新技術よ!」
…それ、本当ですか? でも、これなら転ばないですみそうです。
私は、ソシエさんのすすめるままに、乗ってみます。
ちょっと曲がりにくいのですが、たしかに安定しています。
「ディアナさま〜! あ、ソシエお嬢さんも」
そんなことをしているとロランが野草採りから帰ってきたようです。
こちらにかけよりながら、何やら当惑した表情です。
どうしたのでしょう?
「ディアナさま、その自転車・・・」
「いいでしょ、ロラン! このソシエが持ってきてあげたんだからね!」
私は、倒れない自転車を気に入って、キーコキーコ二人の周りを
回ってしまいます。
自由に自転車にのれることが、こんなに楽しかったなんて!
……でも、ロランはなぜ、そんなに浮かない顔なのですか?
二人の周りを回るディアナ様萌え〜
>>155-157 補助輪! ワロタよ。
慣れたら次はぜひ坂道も楽々の
電動アシスト自転車に乗ってくださいね、ディアナ様。
関係ないけど栄光の前スレがdat落ち。合掌。
最近めっきり萌宇宙が衰えた。
萌えーディアナ様を書こうとすると安易なエロに走ってしまう。
よしなに日記読んでるとディアナ様より
ソシエたんに萌えてしまう〜。
ソシエたんはみりきてきよね。
DVDで地球光/月光蝶が発売になれば
職人さんも増えてくれるかもしれないが
まだ2ヶ月近くあるな……。
とりあえず期待sage
最近、この板のエロ度数があがっている気がするんですが、
春のせいでしょうか?(w
166 :
通常の名無しさんの3倍:02/04/28 23:39 ID:DZi6wHe2
いや、きっと本来の形に戻ったのだ。
(´-`).。oO(う〜む、何気に月からの転校生を楽しみにしてるのは
ワシだけだろうか…?)
(´-`).。oO(よかった!どうやら同志はいるようだ
二人の「ロランさん」「ディアナさん」
ってのは新鮮でいいなァ)
正正正正正正正正正正正正正正正正正(略)
御大将の代筆の髭です
今日は日曜だというのに朝から大変だったのです
「いや〜、今週の龍騎はおもしろかったであるな」
「あぁ、まさかあそこでヒノマルベントを使うとはな・・」ポチッ
「ギャバン君、何をチャンネルを代えているのであるか?」
「何って・・・次は当然ヒカ○アンだろ、ミナヨちゃん萌だ・・」
「いやこの時間は師匠と修行中によく見ていた中学生日記だ」ポチ
「何を言っているのである、当然この後はオジャ魔女・・・」ポチ
「こうなりゃ実力行使だ、ギャバンダイナミーック!!」
「何の、流派東方不敗が最終奥義・・・」
「月光蝶の力を借りて今必殺のムーンアターック!!」
ドダ!バタン!ドタバタドタバタ・・・・・
この戦い、まだ終わってません・・・
もうお昼になるというのに・・・
「夕方6時半からはサイボーグ009であーる!!」ドカッ
「なんの中学生日記(再放送)だ、とうりゃ〜!!」バキッ
「独占サンデーに決まってるだろ、おりゃーっ!」グシャッ
「サザエさんにするのです、よしなにっ!!」ポコッ
「サンTVの阪神戦だー!!ユニバース!!」ドバキッ
「BSでサッカーだっ!ローラ!!」プー
何か人が増えているような気がしますけどまぁいっか
さてと、DASH村でも見ますか・・あ、八木橋
あれ? 俺の投稿したネタが消えている? と言ってみるテスト。