126 :
120:05/01/27 00:01:36 ID:4+2P/Fyq
>>122>>123 ありがとうございました。感謝いたします。
私の言いたいことは、見事に124、125両氏が先におっしゃって下さいました。
127 :
122:05/01/27 20:28:53 ID:Ofs6ETkb
>>124-126さん
早々にご反響ありがとうございます。
まだまだ、書きたいことはあるわよ。
もと虫プロにいた杉野昭夫さん(キャラクターデザイン)は、
当時パイロットフィルムはなく、
第1話「三匹の狂犬」がパイロット的なものだと思ってらした。
石森先生の言葉にもあったように、パイロットフィルム
「地獄斬り」(少年サンデー掲載)は存在します。
キャラの絵は虫プロが一番ですが、
演出に凝ってあるのは、何と言ってもスタジオ・ゼロでしょう。
石森先生が、面白いことをおっしゃってました。
(止め絵の演出のことで)「アニメーターは、
どうしても動かしたくなっちゃうんだよね。」
(この言葉、大体先生のしゃべり方どおり)
何かご質問があればどうぞ。
わかる範囲でお答えします。
>>122さん
再度のご降臨、ありがとうございますm(_ _)m。
なるほどー、第1話には佐武と市のバックグラウンドの説明がなく、
2話でそれが行われていたので、あるいは放送順を代えたのかな?と
思ってたんですが、「三匹の狂犬」は番組の方向性や主役キャラの見
せ場を印象付けるパイロット版という位置づけだったからかもしれま
せんね。
質問なのですが、石森先生はこのアニメにはどの程度コミットしてら
っしゃったのでしょう。
先生はご自身の漫画と映像化作品とを割り切ってお考えになる傾向が
あったようですが、「なるべく絵を動かさないように努力した」とい
うような趣旨の発言はご生前のBSでの特番でもなさっており、この
アニメに関しては演出の方針(石森先生らしい実験的表現も多いし)
なども含めて深く関わっていたようにも思えるのですが…。
ご存命中の話につい涙目になってしまう…
130 :
127:05/01/28 11:36:13 ID:???
今日1/28は石ノ森先生のご命日です。
先生の作品とご本人との出会いに感謝し、哀悼の意を表します。
>>128さん
私が石ノ森先生に「佐武・市」のことでインタビューしたのは
1981年8月15日。(新009が1979年。超銀河伝説が1980年)
その少し前に時代劇スペシャル「佐武と市捕物控」が放送された
(1981年7月)と記憶しています。
インタビューのとき、スタジオ・ゼロのこともお聞きしました。
アニメ「佐武・市」のころには80人はスタッフがいたそうです。
で、実際の放送用アニメは大体、虫プロとスタジオ・ゼロで
交互に制作されている事が多いですが、
少なくとも、パイロットフィルムはご自分たちで作られているようですね。
131 :
127:05/01/28 11:38:21 ID:???
第1話「三匹の狂犬」虫プロ
第2話「反逆者」スタジオ・ゼロ
第3話「般若」虫プロ
第2話、第3話は少年サンデー版が原作。
第1話は「刻(とき)の祭り」が原作。この話は佐武ちゃんの
江戸での一番手柄。
この時の事件で佐武は佐平次の下で世話になることになる。
(原作は佐武は甲州出身の農家の息子、お父さんは元武士らしい?
アニメは江戸っ子という設定。)
「反逆者」で水面だけが実写だったり、その後の「般若」は
般若の面が実写だったりする。
第1話は虫プロ製作なので、優秀なアニメーターたちは
絵を動かしたがった? あまり止め絵の効果が出ていなかったような
気がするのですが、他の皆さんの感想はいかがでしょう?
132 :
127:05/01/28 11:41:08 ID:???
石ノ森先生曰く、「やっぱり大勢の手でやっちゃったからな、
手作りという訳には行かなかったよ。」
(先生の「佐武と市捕物控」というアニメ作品全体への個人的な
思いのようです。)
後に主に東映動画で製作することになるアニメについては、
原作のイメージ通りにはできないもの、
とあきらめていらっしゃったようですね。
>>128さんの
>先生はご自身の漫画と映像化作品とを割り切ってお考えになる傾向
と言えなくもないですよ。
1/29(土)は宮城県石巻市の「石ノ森萬画館」と
1/30(日)は宮城県登米郡中田町(石ノ森先生の故郷)にある
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」の「石ノ森章太郎メモリアルデー」に
行ってきます。
では、また。
133 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/01/28 14:22:22 ID:cZttI17C
>>127さん
連日の貴重なお話、本当にありがとうございます。
そうですか、今日28日が、先生のご命日でしたか・・・・
>パイロットフィルムはご自分たちで・・・・・・
すごいですねえ。この当時の石森先生って、伝説の月産500〜600ページの時代
ですよね?(もしかしたら、それは、もう少し前でしたか?)
「佐武・市」はもちろん「009」に「ワイルドキャット」に「009ノ1」・・
「千の目先生」もこのころかな?それに加えてアニメにも・・・いやはや、超人だ。
パイロットフィルムは、私は観た事はないですが、観るチャンスが、あるかなあ・・・・
八面六臂のご活躍だったのですね。
石ノ森さんというと実写の方が馴染み深く、アニメだとこれが
一番味が出せてて好き。合掌。
135 :
128:05/01/28 16:44:47 ID:???
>>127さん
ご丁寧なお答え、ありがとうございましたm(_ _)m
また、それ以外にも沢山のことを教えていただきました。
昨日は先生のご命日でありましたか…
今月の25日のお誕生日も失念していて、なんとも申し訳ない限りです…(恥)
虫プロ製作回は、確かに動きすぎているという見方もあろうかと思います。
それと、過去ログで他の方のご指摘もあったように、墨絵的な効果が生かさ
れていたのはスタジオ・ゼロ製作回であったと、私も思いました。
石森先生の漫画は、白と黒を生かした見開きゴマが印象的です。それが読み
手の視線と心理的時間を止めてしまう、まさに止め絵の効果がありました。
白と黒の美を知り尽くされた先生の漫画が、美しいモノクロアニメとして製
作されたことは、ある意味で幸運な時代との巡り合わせだったと感じます。
とはいえ、類い稀な色彩感覚をもたれていた先生のこと、できれば「佐武
と市」もカラーで…というお考えはなかったのかどうか、気になるところ
です。
石巻市にも是非行きたいんですが…シージェッター海斗にも会いたいしw
136 :
127:05/01/28 17:58:42 ID:???
>>135さん
私の書き込みは昨夜ではなく、今朝です。
だから、今日、1/28がご命日。(亡くなった時刻までは忘れましたが、
28日の未明です。)
1981年当時、石森アニメでは「サイボーグ009」が
一番有名で、モノクロアニメ「佐武と市捕物控」は、
大人向きアニメであったため、あれだけの名作でありながら、
ファンクラブを作るような若者にはあまり知られず、
「佐武と市捕物控ファンクラブ」というのはありませんでした。
私は、「佐武と市捕物控」こそ、石森章太郎萬画独特の
情緒の世界を一番表すことができたアニメであり、
モノクロ(白黒)だからこそ、あの時代(佐武たちの時代)の暗さ
(武士に虐げられた農民や町民の思い)を
表現できたアニメの金字塔的作品だと思っていました。
だから、「佐武と市捕物控ファンクラブ」を作るということで、
石森先生と杉野昭夫さんにインタビューをしてきたのですが、
今となっては、石ノ森先生ご本人のお考えを
少しでも知ることができる、本当に貴重な記録となってしまいました。
137 :
127:05/01/28 18:13:10 ID:???
佐武と市捕物控ファンクラブを作られたんですかそれはすごい!
ぜひ話を聞きたいです
143 :
127:05/01/30 23:07:16 ID:???
21:30過ぎに中田町の「石ノ森章太郎ふるさと記念館」から
帰宅しました。
>>138さん
FCは活動時期に関して、会長である私の
結婚による遠方への転居(他のスタッフと一緒にやれなくなったこと)、
出産に伴って編集等の時間が取れないこと、
副会長(私の後任会長)の仕事が多忙でやはり編集等ができないこと、
などありまして、数年で解散することになりました。
まぁ、その間に石森先生のインタビューや色紙(表紙に使った)、
杉野さんのインタビュー、イラストピンナップ他、
いろいろ会誌に載せることができたのですが、
やはり、大人のアニメのファンクラブというのは、
20代前半で作るにはかなり難しいものであることがわかりました。
今日のところは、疲れているのでこれで。
127さんお疲れ様です返信どうもありがとうございます。
ファンクラブ解散したんですか残念ですね、
ではまた今度お話を聞かせてください。
145 :
127:05/01/31 10:59:06 ID:???
ちょっと補足。
モノクロアニメ「佐武・市」本放送当時って、
小学生です。
幸いなことに20歳ごろ自主上映会で30本ぐらい見たんですが、
作品の価値観の多くは、ノスタルジーというか、
子供のころの記憶に頼っているわけですよね。
となると、
当時資料集は出ていたけれど、
実際に作品を見たことのない新しいファンはついて来れない。
(このモノクロアニメに関しては「百聞は一見に如かず。」)
で、若手の後継者を育てることは不可能だったのでした。
146 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/01 17:32:37 ID:1+RBgvWP
私は本放送当時は小学校1年で、本来は寝る時間なのに、特別に許可を得て観てました。
提供は、関西なので大阪ガス。
その前年まで家にいた叔父が大学生で、よくマガジンやサンデーをくれました。
その中に読みきりの「佐武と市」があり(事件が解決してから人形浄瑠璃か歌舞伎に
なったような話だった?と思う)テレビの番組表にその字を発見して、
「コレはマンガやから、観てもええやろ」と親を説得して観ました。
小1には、難しい地味な話が多かったのですが、クラス内での、ごく少数派の観てる子と一緒に
「あの始まりと終わりの唄、カッコええよなあ!」と、観てない子に自慢したのでした。
145さんの「本放送当時、小学生」という文に、つい懐かしく反応してかきました。
147 :
145:05/02/01 21:31:52 ID:???
>>146さん
当時のオープニング・ソング(何回目かはわからない?)と
エンディング・ソングはオープンリールのテープレコーダーで
父に録音してもらいました。(今は、その主題歌をカセットテープで保存)
私も関西出身なので、
「大阪ガスの提供でお送りしました。」というのも、
もちろん入っています。
何がきっかけで、いつごろから見始めたかは不明ですが、
石森章太郎のアニメだから、見なくっちゃ!!
と大人向けアニメにもかかわらず、楽しみにしていたようです。
148 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/02 13:40:39 ID:Lwd5dtkg
せっかく時代劇専門チャンネルで見た人も
増えたんでしょうから、内容について語りませんか?
149 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/02 15:29:44 ID:14LBCVGY
150 :
148:05/02/02 22:20:47 ID:Lwd5dtkg
昨年の時代劇専門チャンネル放送のときは、
DVDを持っているからと、見なかった。
実はその前に出たVHS版全52話も持っていたりする。
全話見たのは、そのVHS版で。
好きな話は、#7「涙の逆手斬り」(「氷の朔日」原作)と
#14「荒野の魔犬シャマイクル」(「シャマイクル」原作)
共に虫プロの製作。
演出で印象深いのは、#2「反逆者」と#3「般若」の実写を使ったシーン。
151 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/02 23:24:48 ID:gdjAORn1
作品の内容について語るのも、もちろん有意義なことです。
また、自らの、作品についての個人体験を語るのも有意義なことで、
ここでは、自由に、もちろん互いを尊重したうえで「佐武と市」について語ればいい
のですから、すぐに内容に入ればよかったんですよ。
別に、含むところは無いのですが、ちょっと気になったもんでね。
じゃあ、#20「うらみ」と#43「まぼろしが私を殺す」(原作「うらみ」)
は、共にスタジオ・ゼロの製作だけど、
市やんが目が不自由になったいきさつが分かるのは#43の方だったかな?
時専だから、カムイやサスケみたいに(放送終了後しばらくしての)一挙があると思うんだけど、夏場くらいかな。
市やんの、あんま仕事の時の、口上というか呼び込みというか。
あれ、アニメの初期では「あんま〜かみしも〜十六文♪」だったのに、
しばらくしたら「あんま〜かみしも〜四十八文♪」になってた。
江戸の世にも急激なインフレ・物価の高騰なんてのがあって、
市やんもやむなく代金を値上げしたんだろか。とかオモタ。
あと、なにげに市やんってナオンにモテモテだよね。
156 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/09 03:54:47 ID:mBHPZuYm
保守
157 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/09 13:18:28 ID:Dk3kcRwC
先日は石森先生のご命日でしたが、今日は手塚治虫先生のご命日ですね。
朝の情報番組にその話題が出て、弔問にかけつけた藤子不二雄両先生と石ノ森先生の写真が。
158 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/24 20:47:20 ID:FUVwOsti
たまり過ぎたビデオを整理する為に数年前キッズステーションで
放送して全話撮りだめした「佐武と市」のビデオをPCに取り込んで
DVD-Rに落としている毎日。
159 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/02/27 15:17:31 ID:zbS34BBT
age
なかなか忙しい。少しは「佐武・市」をDVDで見て、
ここの掲示板でやり取りする時間も作りたい。
パイロット版「地獄斬り」はDVD其の拾参に入ってます。
LDにも収録されていたそうな。
161 :
160:05/03/02 07:21:33 ID:???
>パイロット版「地獄斬り」はDVD其の拾参に入ってます
162 :
160:05/03/02 07:28:38 ID:???
間違えて送信しちゃった。
>>160−161
DVD巻ノ拾参 です。
163 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:05/03/10 23:11:27 ID:OlqOZsF9
age
sage
165 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:昭和80年,2005/04/05(火) 01:15:32 ID:/g1ftRpZ
mage
7月にBOXが出るぞ
167 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:2005/04/29(金) 20:55:33 ID:Gq6qwKVV
十手野郎の?
>166
マジでソースきぼん.
170 :
148:2005/05/19(木) 18:51:16 ID:???
ビデオやDVDで全52話13巻あったものが、
どうして1BOX全10巻なの?
収録されない話があるのかな?
収録されない回があるBOXなんか誰も買わんでしょ。
BOX1巻が10枚組、2巻が3枚組なんてアホな仕様でもないだろうし、
ある巻が1枚に5話収録って感じに詰め込んでるだけだろ。
犬がほえている鳴き声、聞き覚えがあると思ったら、
『どろろ』に登場する犬・ノタの鳴き声と同じだった。
BGMだけでなく効果音も、番組を超えて使い回しされているのですね。
『傷だらけの天使』の第1話
オサムのバイクがジャンプする瞬間
そこに「サイクロンのジャンプSE」使っているし
イギリスの『謎の円盤UFO』のUFO音は作曲家が版権持っている
だから余所の作品でも使ったり、逆に許可がないと使えなかったり
174 :
148:2005/05/31(火) 01:28:29 ID:???
>>172 「どろろ」は虫プロ作品。
「佐武・市」は主に「虫プロ」と「スタジオ・ゼロ」で制作。
その話、虫プロ制作なのかもね。
175 :
名無しか・・・何もかも皆懐かしい:
age