1 :
ヴィーナス:
このスレ無かったですよね?
2 :
天之御名無主:2000/11/06(月) 07:11
クロノスとレアから産まれた六人兄弟のうち、末っ子がゼウス。
じゃあ、他の五人も順番は判明してるんでしょうか?
なんとなくハデス>ポセイドンで、
ヘスティアが長女だと思い込んでるんですが。
六兄弟を並べるのって可能?
3 :
天之御名無主:2000/11/06(月) 09:45
ハデス>ヘスティア>デメテル>ヘラ>ポセイドン>ゼウス
4 :
天之御名無主:2000/11/07(火) 00:00
>>3 別スレでヘスティアが一番年上と書かれていたけどどっち〜?
娘としては一番上ってことじゃないの?
確かハデスが兄弟の中では一番上だったと思ったけど。
ギリシャ神話本を読み漁ったの、小学生のときだから、
もう忘れてるかも・・・。
6 :
サテュロス:2000/11/08(水) 17:48
余りに古くて恐縮ですが、昭和35年発行の「世界童話・文学全集」の
1巻「ギリシア神話」の18ペ−ジに、クロノスが一番最後に吐き出し
たのが、ヘスティアと載っています。(講談社 刊)
その他では、曖昧な表現をされているのも多々有りますが、訳者によっ
て解釈が異なる様ですので、私にはどちらが本当か?は解りません。
クロノスから吐き出される順番も、まちまちですので…。
2〜3有る資料本で、「行かず後家」何てのも有りました。(ーー)
何処の本かは、言えませんがネ…。(^^;
別スレの参考文献は、あくまで参考…、ですので…。
まじレスでスマン。ヨロシク。
8 :
天之御名無主:2000/11/08(水) 22:56
神話の中ではヘラクレスが一番好きだな。
中学の時ハマってた。
9 :
天之御名無主:2000/11/09(木) 10:33
そういえば、「週刊ギリシャ神話」とかいう変な雑誌(?)あったよ。
週刊?って感じだけど。まだ続いてるのかな?
初刊を見たことあるけど、まるで「見てきた」ような書き方だった。
10 :
天之御名無主:2000/11/09(木) 10:51
ヘラクレスがトロイアに略奪に行って、幼き日のプリアモス王とその姉以外
皆殺しにしたんだよね。
ようやくかつての栄光を取り戻したトロイアも馬鹿息子のせいで滅亡するとは
ほんとツキがないね。
って考えながらディズニーのヘラクレス見てたっけ。
11 :
結構面白いよ。:2000/11/11(土) 00:34
>>9 それは「週刊源氏物語」や「週刊聖書」と同じで
古典を女性週刊誌風に編集しちゃえ!という企画のシリーズですよ。
だから週刊と銘打ってても毎週出てるわけじゃない。
源氏物語のしか中身知らないけど、察するに
ゼウスやアポロンのラブアフェアが
まるで芸能人のスキャンダルのような記事になってたのでは?
そんでヘラが怒りと悲しみの記者会見とかしてたりして(笑)
12 :
9:2000/11/13(月) 10:10
>>11 ああ、なんだ。週刊とはいっても、毎週出てたわけじゃないんですね?
週刊でギリシャ神話出すなんて、なんて雑誌だろうと思ってたんです。
納得しました。
13 :
名無しさん。:2000/11/16(木) 01:53
岩波文庫のヘシオドス「神統記」、探してるんだけど全然見つからない。
どっかに売ってないですか?
14 :
2ch:2000/11/16(木) 03:15
「東京アクセス」社長ひろゆきのもと、順調な成長を続ける巨大掲示板2chだが
その裏に「プロ固定」なるものの存在が関与していることは意外と知られていない。
「プロ固定」とは・・・・・その名の通り、2chにおいて固定ハンドルで書き込むことに
よって給与を受け取っている者たちの総称である。
パチンコ屋でもサクラとしてパチプロを雇うことが有るそうだが、その関係と似ている。
彼ら「プロ固定」は2chに客を呼び込むためにありとあらゆる書き込みを行う。
時には煽り、罵倒し、また固定同士で「実名が公開された」などといった茶番を演
じ、ギャラリーの覗き見根性に訴えかけるような手段さえつかうこともある。
彼らがそこまで集客に腐心するのは理由がある。
給与の変動が激しいのだ。管理人のひろゆきが割り出した「集客貢献度」によって
「プロ固定」たちは細かくランク付けされ、月ごとの給与が算出される。査定には過
去の貢献などは一切考慮されず、純粋に現在の貢献度のみが評価される。
また、実力によっておそろしく給与の額が変わってくるのも特徴である。
三月期の最高給与取得者のDの場合は235万円だが、最低ランクになると月に5万
にも満たない。もっとも、前述のように変動も激しいのでこの格差も翌月にはあっさりと
逆転されることも十分にありうる。
この特徴有る給与制度のお陰で固定たちは集客には手段を選ばず、何がなんでも
人気を得ようとする。ネタがなくなれば前に言ったような「茶番」さえ演じる。(あの手の
茶番は古参固定に多いのはこのあたりに理由がある)
15 :
天之御名無主:2000/11/16(木) 20:33
ヘラクレスって
I can go the distanceしかしらねえ。
16 :
最終手段は古本屋巡り…:2001/02/11(日) 23:59
>>13の人も探してるようだけど、ヘシオドス「神統記」を読みたいんです。
岩波文庫版を購入したかったんだけど、すでに絶版だそうで手に入りません。
できれば借りるのではなく買って読みたくって、
他で「神統記」が読めないか探したのですが、世界文学全集に収められているのしか
発見できず、とてもじゃないけど買えません。
他に「神統記」を収録している本をご存知の方いませんでしょうか?
神田の古本屋でも回れば?
18 :
天之御名無主:2001/02/21(水) 09:19
アキレウスとパトロクロスが、後世の戯曲でホモにされていると
知って、「同人女性のはしりだろうか」としみじみ思いました。
19 :
天之御名無主:2001/03/01(木) 22:31
全能ガイアのCMの、ガイアの横にいる少女はレアですか?じゃあだんなさんの横にいる
男は誰なんだろうとお悩み中。
20 :
天之御名無主:2001/03/01(木) 23:26
あれはガイアじゃなくてヘラとゼウスだと思ってた。
21 :
天之御名無主:2001/03/01(木) 23:41
俺もゼウスとヘラだと思ってた。違うの?
22 :
天之御名無主:2001/03/02(金) 03:43
横にいるヒゲのデブはPちゃんでしょ
23 :
天之御名無主:2001/03/02(金) 22:28
ゼウスとヘラでしょう。で、ヘラの横にいるのは、アルテミスかアテナだと
思った。<なんで一発変換で「宛名」になるかな
ゼウスの横にいるのはトライデント持ってるポセイドンじゃないかな。
ガイアは車でしょ?違うのかな
24 :
天之御名無主:2001/03/05(月) 01:06
別にガイアのCMだからといってガイア女神が出てるわけではないのですか。
確かにヘラのほうが恐妻のイメージが強いですが。でも娘はヘラの子のような
気がする・・・。ううん。
25 :
天之御名無主:2001/03/05(月) 02:42
どうでもいいかも知れないが、ギリシア神話のスレッドを立てるローマの
女神っていうのは含まれたネタなんだろーか。
26 :
天之御名無主:2001/03/07(水) 13:41
ガイアの兄弟のアイテル知ってる人いない?
27 :
天之御名無主:2001/03/07(水) 17:32
空気
28 :
秘密の名無しさん:2001/03/07(水) 20:34
モーフィアスはモルフェウス(夢の神)
じゃあマトリクスは子宮の中の胎児の夢なの?
29 :
天之御名無主:2001/03/08(木) 01:55
チャカポコ・チャカポコ
30 :
天之御名無主:2001/03/08(木) 01:58
主要な神々をみてると、古代ギリシアの人々は
学問だの芸術だの人間の知的活動にとっても重きをおいてたんですね。
あと美。
31 :
FROM名無しさan:2001/03/08(木) 07:40
山岸涼子の漫画を読もう。
32 :
天之御名無主:2001/03/08(木) 11:42
以前から気になってたのですが、
最初にエレボスとニュクスがあってエロスが生まれて、みたいな神話がありましたよね。
あれはなぜ「夜」が言及されて「昼」が言及されなかったんでしょう?
それとも、ちゃんと昼についても言及されてるんでしょうか?
33 :
グリーク:2001/03/08(木) 13:23
>>32 えーとニュクス(夜)とエレボス(幽冥)からヘメラ(昼)とアイテル(澄明)が生まれます。
ちなみにアイテルは揮発性の化合物“エーテル”の語源です。
34 :
天之御名無主:2001/03/08(木) 21:18
エーテル。FFじゃなくてー(w
思わず調べた。語源てのは知ってたけど。
ちなみに色々諸説はあるけど、ウチの本だとアイテルが上空なんだけど
ウラノスが空っつーわけで、区別がようわからん。澄明?
35 :
グリーク:2001/03/09(金) 01:13
>>34 アイテルってのはまぁ上空なんですが、細かく言うと
「天空の上天、気が澄み、光が輝く部分」の擬人化です。
まぁ、澄明っていうと何のことだかわからんわな。
エレボスの幽冥っつーのもイマイチだね。簡単に言うと暗闇だな。
エーテルって高校の化学の授業でやりませんでした?
「アルコールいさんで飲んだら限度こエーテル」でしたっけ?うろ覚え。
36 :
天之御名無主:2001/03/09(金) 14:27
>>34 よくわかりました。ありがと。
化学は遠い昔の記憶の片隅においやられてるってばよ
37 :
天之御名無主:2001/03/14(水) 15:57
結局さ、色んな民族の神様を吸収してできてるんだよね、ギリシア神話。
でまとめてキリスト教に吸収されていったと。
38 :
天之御名無主:2001/03/14(水) 23:07
え、嘘、ギリシア神話から?誰が吸収されたのですか?詳しく教えて下さりませ。
39 :
天之御名無主:2001/03/14(水) 23:56
40 :
37:2001/03/17(土) 16:57
アステリアがアスタロト…ううん。嘘です。スマソ。逝っときます
アテナってもともとアテネの守護神なんだけど、ギリシャ神話ではゼウスより下の神でしょ。そーゆーことでわ。
ああ、そういえばミカエルってもともとイスラエルのあたりの
土地神だったのですってね。キリスト教の話ですけども。
43 :
天之御名無主:2001/04/01(日) 16:31
>>41 誰に対して言ってんの?
アテナはゼウスの娘、頭かち割ったら出てきた。
ギリシャ神話じゃ全知全能の最高神がゼウスなんだから
それより上の神なんているわけないだろが。
つーかもともとアテナがアテネの守護神だったんじゃなくて
アテナがポセイドンとの争い(物理的なものではない)に勝って
その土地の守護権を手に入れたから土地の名前がアテネ(アテナイ)になったんだろ?
44 :
天之御名無主:2001/04/02(月) 03:06
え、だから、元々アテナイの神だったアテナが、ギリシア全体に広まった
ギリシア神話に組み込まれるに当たって、最高神たるゼウスの下に配置された、
ということでしょう?41さんが言いたいのって。42も同じようなことを
言っているわけで。
43さんが言っている神話は組み込まれたあとにつけられた理由といったところかな。
45 :
天之御名無主:2001/04/02(月) 11:12
キリスト教ではゼウスが悪魔ベルゼブブになってませんでした?
確か,ギリシャでは臓物で未来を見る(そういう占いも一部ではあった)→蝿がたかる→蝿の王,という事で。
元々はバールゼブル,即ち「高き御座の王」の意味だったけどそれがソロモン王を思わせる意味から,だんだんと変化していったと考えられますが。
バールには「王」とか「支配者」という意味もありますし,悪魔バエルもどこかの土着神であったというのは結構有名ですしね。
もしかしたら,「悪魔」とされた時に神格自体が分裂したのかも?
46 :
天之御名無主:2001/04/02(月) 11:47
37は概略嘘ではないよ。私は37ではないが。
アプロディテなんかは小アジア由来だし、アポローンも
トラキアの北の方から定着したことはよく指摘される。
本来土着の神であったのは、ポセイドーンくらいだ。
ヘレニズムのサラピスなんかは黒海のシノペから連れて来られてる。
47 :
46:2001/04/02(月) 12:04
おっと。失礼。大事なことを書いてない。誤解されちゃかなわん。
「キリスト教」と「魔神論」とを一緒にしてはいけない。
この場合のキリスト教とはまぎれもなくカトリックのことだが、
魔神の名なんてものは宗教とは別に好事家たちがずっと後になって
拾い集めたものだから、宗教とは無関係だ。単に「異教の神」なんで
あって、知識人たちは古典の教養を通じて過去の儀礼や宗教の固有の神に
ついて学んだ。
48 :
どうでもいいが:2001/04/02(月) 12:12
45氏はドキュっぽいな。
確かにオッフェンバックの「天国と地獄」なんかでゼウスはハエに化けたり
してる。しかし、その知識は昔の古典学のこじつけだ。
古代ペルシアの宗教観にある死体悪魔ドゥルジ・ナスが「蝿の王」の正体。
バアルってのも「主」の意味。カナアンのバール神とは別だが。
49 :
45:2001/04/02(月) 13:14
48さん,どうもすいません。
ゼウス=ベルゼブブ説否定は言われて見れば確かにこじつけだと思えますので,私が前述した考えを改めました。
出来ればドゥルジが蝿の王,という根拠を提示して下さればもっといいのですが…。
バール=バエルは否定されるのですか?
50 :
ハートのクイーン:2001/04/02(月) 14:00
プレヤデスの7人の乙女たちっていますよね。
この7人がそれぞれどのような人物か知っている方いらっしゃいませんか?
一応自分で調べてみたのですが、全て7人ひとくくりで書いてあって詳しく知ることができないのです。
51 :
子熊:2001/04/02(月) 20:15
バアル=バエル=カナアンのバール神で特に問題はないと思っていたんだが…
>>46さんの補足みたいなものですが
いわゆる「ギリシア人」自体、北方から流入してきた民族と
半島先住民とが混淆して形成されたものです
当然神話もこれらの混合だったわけですよね
ゼウスは流入民系でヘラは土着系だったかと記憶しています
キリスト教に取り込まれたというのは…どうでしょうかね
ミルトンの失楽園なんか読むとギリシアローマ神話の影響がよく出ていて
当時の文化的精神の基礎はキリスト教とギリシア神話の2つだったんだろうなぁとは思いますね
52 :
天之御名無主:2001/04/02(月) 21:29
プレアデス。
有名なところで、アルキュオネ、ケライノ(2人ともポセイドンの妻?)
とエレクトラ(ゼウスの子をうんだ)、ステロぺ(アレスの子を産んだ)、
タユゲテ(アルテミスの侍女らしい)、マイア(ヘルメスの母)、メロペ
(人間の妻になった)というところですか。
メロペは一番光の弱い星です。人間の妻になったのが恥ずかしかったからだとか。
>>52 あ、「有名な」っていうのは、彼女たちの説話の中で、これがポピュラーだよ、ってことで。補足さげ。
54 :
ハートのクイーン:2001/04/02(月) 22:53
>>52 教えてくれてありがとう。
参考になったよ。
42さんのでイスラム教には四大天使って言うのがいて
ミーカーイール(ミカエル)にジブリール(ガブリエル)
イスライールにイズラフィールって言うのが出てきたと思います。
四大天使のそれぞれの役割は省きますがもともとユダヤ教、キリスト教、
イスラム教はギルガメッシュ神話から発生したものだから共通することも
多いものだと思われます。(つーかこれ書き込み場所が違いますね)
56 :
42:2001/04/08(日) 18:55
>>55 ギルガメシュ神話からだったのですか!のおお、知りませんでした・・・。
57 :
天之御名無主:2001/04/10(火) 05:25
エペソスのアルテミス像が示すように、アルテミスは豊穣・お産の女神であったということです。
なぜ出産、養育者の女神である彼女に、処女神という性格付けが成されたのでしょう?
同様に処女神であるヘスティアがかまどの女神なのもピンときません。
火を神聖視するのはともかく、かまどというと主婦、家庭を預かる婦人の領域に思えるのですが。
浅学なもので見当違いな質問でしたらすいません。
58 :
天之御名無主:2001/04/10(火) 12:40
42殿、ホラフキに惑わされてはいかんよ。
こういうのはおもいくそ、バカにしてやったほうが本人のタメにもなる。
>>57 でも、ギリシア神話って、豊穣の女神とか結婚の女神とかが
別にいますよね。微妙にかぶりかぶりしてますけど。そのへんのこと、
私も詳しく知りたいです。
60 :
天之御名無主:2001/04/23(月) 20:03
>>59 かなりの女神は元をたどってくと、その地方の土着の大地母神だったりしません?
だからたいてい豊穣の女神で。
もちろんそうじゃない女神もたくさんいるんだけど。
あと、月関係の女神も調べれば調べるほどわけわかんないっすね。
みんな微妙に属性かぶりすぎ。
61 :
天之御名無主:2001/04/23(月) 20:16
ヘレネ、ヘカテ、果てはルナとかアルテミスと同一視された、とかね。
当時の信者は、同一視でいいんかい(ワラ
>>61 セレネとかも月ですよね。エンデュミオンとのラブラブ話。
あ、これはローマか。
63 :
天之御名無主 :2001/04/23(月) 21:26
>>61 そーだそーだ。
太陽の神さまはヘリオスかアポロン、2人(もうひとりいたっけ)いるし・・。
まあヘリオスはゼウスが天下取る前の神さまで
アポロンはゼウス天下奪取後の太陽の神様って感じ?
アルテミスは同一視されていたのもあるけど
3重人格っていう説もある。ヘレネはセレネとも言ったかな??
ヘカテは真夜中の月っていう位置付けでたしか
3差路か十字路のところに出てくるって話もある。
それにしてもギリシャ神話の本って少ないのねん。
厨房の頃嫌いな先生から借りてまで読んでたなあ>ギリシャ神話の本
今マンガで出てるけど、里中満智子先生だからあんま読む気しないし。
>>63 今手元にある本(専門書じゃないけど)には、
「トリヴィア(三叉路)という女神の天界での名がルナ、地上ではダイアナ、
幽界ではヘカテという」
とあります。ローマ神話名だけど、ヘカテだけはギリシア神話と同じなんですね。
で、これってどこまで信じていい話なんでしょう?
65 :
天之御名無主 :2001/04/23(月) 21:49
>>64 でも、月の神様と三叉路が一体なんの関係があるんだろうね・・・?
ヘカテがローマ神話にいるというころは知らんかったです^^;。
>>65 いや、多分三叉路って言うのは、ヘカテが3つの顔を持っていて
全ての方向を見ているというのに関係あるのではないかと。
・・・ごめんなさい、よくまとまらない。
67 :
天之御名無主 :2001/04/23(月) 23:15
愛の女神はアフロディテ。
恋愛の神はエロス。
結婚の女神はヘラ。
(ヘラは結婚してからの妻の権利も扱うのか?)
出産の女神はエイレイテュイア。
それにしてもゼウスとヘラの子供たちはまとも(メジャー)な
神様いないなあ・・。愛人の子供たちの方がメジャーなんだもんな。
なんか火曜サスペンスとかの財産争い殺人事件とかとだぶる。
ひとえに恋愛〜結婚〜出産に至るまで
細かく設定?してるのに、それでもだぶる役割がいるから
困ったもんだね>ギリシャ神話
68 :
天之御名無主:2001/04/24(火) 21:55
>>24 めちゃくちゃ遅レスなんですが自動車のガイアのCMの話。
雑誌の記事で登場人物の紹介を読みました。
お父さん=ゼウス お母さん=ヘラ おじさん=ポセイドン
上のお兄ちゃん=ヘルメス 下の男の子=アポロン
女の子=アルテミスだったと思います(これだけ忘れた)
現行CMの主役である小さい息子はアポロンというわけです。
ヘルメスは最初の方のCMにはちゃんと帽子とサンダル姿で
ちらちら出てましたが、最近は顔も出しませんね。
>>68 ああ、ありがとうございます!喉に刺さった骨が取れた感じです!
そっか、やっぱりヘラだったか・・・(笑)。
70 :
天之御名無主:2001/04/28(土) 18:26
>>68 女の子はアフロディテだと思います。。
以前ラジオのガイアのCMで
少年の声「それにしてもヴィーナスお姉さまのスリーサイズが・・・」
少女の声「も〜!アポロってばっ!」
と、あったので。(うろ覚えですが)
それにしても何故ローマ神話名なんでしょ?
>>70 なんてませたクソガ・・・およよ、少年か、アポロ(笑)。
しかしアフロディテって、子供の頃なんかあったのか(笑)。
72 :
子熊:2001/04/28(土) 20:15
アポロン、アルテミスが太陽、月の神とみなされるようになったのは
ローマ時代かヘレニズム以降かだった気がするのだが…うろ覚えでスマソ
>>68 何でヘルメスの方が年上なのかねぇ…(笑
ヘルメスって、赤ん坊の頃アポロンの牛を盗んで怒られたっていう
話がありませんでしたっけ。
74 :
天之御名無主 :2001/04/28(土) 23:03
>>73 それで怒ったアポロンに竪琴をあげたら
アポロンは喜んでヘルメスに黄金の杖をあげた。>73のつづき
赤ちゃんなのにどうして泥棒できるんだか・・。
でもこれで、ヘルメスは泥棒の神とも言われることになる。
あと物を物々交換(商業の原型)したのもヘルメスが最初だったから
商業の神とも言われてるし、アポロンは竪琴をもらったので
太陽と予言にプラスして音楽(芸術)の神と言われるようになった。
よく商業高校に使われる校章(杖に翼あって蛇が巻きついてるやつ)は
ヘルメスが持っていた黄金の杖が使われてますね。
75 :
天之御名無主:2001/05/01(火) 00:37
ヘカテはペルセポネとも密接な関係にありますよね。
ハデスと結婚した(ヘカテが)という説もあるし。
月と女神の複雑さは、月の満ち欠けと女神の三相一体表現に
原因があるんじゃないかと思います。
ヘカテの説明でこんなのみつけました。(長いけど)
『彼女は、天界では「月」のヘカテ・セレネ、地上では「女狩人」 アルテミス、
冥界では「破壊者」 ペルセポネだった。
古文書では、彼女は「遠くまで矢を放つ月」のヘカテ・セレネで、
ディオニュソスの母と言われた。しかし、ディオニュソスは ペルセポネの息子とも言われており、
このことは、ヘカテと ペルセポネの両者が頻繁に混同されたことを示している。
ヘカテは、あるときは産婦を守護する月の女神ディアナ・イリテュイアと同一視され、
またあるときは「天界の女王」の三相一体(乙女 ヘベ、母親 ヘラ、老婆ヘカテ)の一相とされた。』
76 :
71:2001/05/01(火) 00:44
77 :
聖矢:2001/05/01(火) 01:02
僕はペガサスの聖闘士です。
78 :
天之御名無主:2001/05/01(火) 11:43
>>77 聖矢じゃなくて星矢だろ。
自分の名前間違えるなよ。
79 :
天之御名無主:2001/05/15(火) 01:25
ギリシア神話が人生を変えました(ふ
80 :
天之御名無主:2001/05/15(火) 01:43
ヘカテーは冥界の女神じゃなかったっけ?
同時に航海を司る女神でもあり
船には三叉のヘカテ−を飾る習慣があったとか
潮の満ち干きから月との関係も深く、月神セレネーと同一視され
同時にアルテミスとも同一視されていた
特に、海辺の民族での信仰にその色が濃く見られる
またヘカテーは冥界の女神としてハデスの傍らに君臨することから
ペルセポネと混同される事も多い
ディオニソスの母親はもっともメジャーな神話ではどっかの人間だが
地域信仰ではペルセポネとされている
と、読みました
81 :
天之御名無主:2001/05/25(金) 18:39
>>70 遅レスですが、
アポロン「(ガイアのボディラインは)まるでヴィーナスお姉様のヒップラインのよう・・・」
ヴィーナス「どこ見てるの、アポロン!」
ってやつじゃなかったっけ?新聞の広告にも名前が紹介されていて、なんで一人だけ
ローマ神話の名前やねんって突っ込んだ記憶有り。
82 :
天之御名無主:2001/05/29(火) 23:29
あのうド素人な質問ですみませんが、
ゼウスは神と人間の父ということになってますよね。
(ゼウスはクロノスの子だとかいうのは読みました)
でもいろんな他の神がゼウスの子だというのは書いてあっても、
人間がいかにしてゼウスから生まれたのかがわからないのです。
ただゼウスは人間界に君臨しているというだけのこと?
83 :
天之御名無主:2001/05/30(水) 00:49
>>82 ギリシア神話はアレよ、人間の創造の話は、メジャーなのが2種類あるのよ。
1.まず、クロノスの時代に黄金の種族が作られました。
ゼウスの時代にまず神々が銀の種族を作りました。でもこいつらは生意気だったんで、怒った神々に地下に封じられました。
それからゼウス自身が青銅の種族を作りました。こいつらは銀の種族よりできが悪くて、互い戦争しあって自滅しました。
今度は、ゼウスは英雄の種族を作りました。こいつらは、伝説化してたトロイヤ戦争とかで滅びました。
けれど、彼らは半神だったので、死んだ後世界の果てにある島々で幸福に暮らしています。
最後にゼウスが作ったのが鉄の種族で、彼らがギリシア人です。
それまでに作られた種族で一番不幸な種族で、誰もが労役と苦悩に苛まれる運命です。
2.人間(この場合ギリシア人の先祖かな)はプロメテウスが泥と水から作った、って話。
2.の話より、1.の話の方が古いそうです。
もともとの2.の話は、神々に作られた人類(鉄の種族のことかどうか二つの話のつながりはよくわかんないらしい)の守護者だったんだって。
最初は男しかいなかったのよ。2.の話では。
それで、プロメテウス絡みで、有名なパンドラの話につながるわけ。
84 :
天之御名無主:2001/05/30(水) 10:36
>>74
ヘルメスの杖って、カドゥケウスの杖か。
あれをシンボルにしてるんですか?あれって中世の錬金術のシンボルだよね。
ヘルメス・トリスメドギス。
ところでアテナの原点がエジプト神話のアナト、もしくはアトエンナにあるという
説は信憑性があるんでしょうか?(どこかのサイトで見た)
85 :
天之御名無主:2001/05/30(水) 20:31
>>83 ひゃーぜんぜんしらなかった。
大変勉強になりました、どうもありがとう。
86 :
天之御名無主:2001/05/31(木) 23:26
えっと質問なんですけれど
メデュゥサが死んだ時にその血から
ペガサスと「生まれながらにして黄金の剣を持った魔物」の
「クリューサオール」という怪物が生まれたそうですが
この「クリューサオール」という魔物について
何か姿形とか伝説とかって知りませんか?
かなり長年の疑問なんです。
87 :
天之御名無主:2001/06/01(金) 03:26
>>86 ちょっとだけ調べてみたけど、わかんないねー。
クリューサーオールの子供の子供に、有名な半女身半蛇のエキドナと、
ゲーリューオーンって三頭、三身の怪物がいるのはわかったよん。
(知ってたらゴメン)
>>87 いえ、知らなかったです。
やつめに子孫がいるというのも今、始めて知りました。
ありがとうございます。
さて、このギリシャの神様はダレでしょね?
父親(神の王)の子供を友人が孕み、はらいせに殺しはしなかったが、友人を熊に変えてしまいました。
ちと古いが、『ぽけべるが鳴らなくて』みたいな内容が昔からあったんだな。
90 :
天之御名無主:2001/06/27(水) 21:07
>>89 Artemisですな。
彼女のヌードは高くつきますぞ。
質問なのですがギリシア神話の神々はとても道徳的とは思えないのですが、
神話ってそういう物なんですか?
92 :
天之御名無主:2001/06/27(水) 21:17
>>90 鹿に変えられて、自分の猟犬に噛み殺された狩人もいるしな。
93 :
天之御名無主:2001/06/28(木) 00:00
>>91 ギリシャ神話の英雄達もむちゃくちゃしやがるけど、
まあ、そうゆーものってことで。人間の道徳・善悪なんか
超越してるのよ。
94 :
天之御名無主:2001/07/02(月) 19:44
神様が道徳的である必要なんてないんでしょう。
人間には計り知れないってことで、人間の道徳観には当てはまらない。
95 :
グリーク:2001/07/02(月) 23:15
>>86 私もちょこっと調べてみました。
でもやっぱりたいした事は分かりませんでした。とりあえずそのまま書きます。
「クリューサーオールというのは、デメテルの新月のしるしである黄金の鎌、
あるいは鎌形をした刀のことで、デメテルの配偶者たちがこの女神の代理
をつとめるときに手にもっていたものである。」
だからどうした、と言われるととてもつらいです。
当時の人々は案外、
不道徳な人に憧れていたのだろうか?
キリスト教から、神に人間味が無くなった。
98 :
天之御名無主:2001/07/07(土) 23:03
ギリシャ神話はなぜ恋愛話が多いの?
99 :
天之御名無主:2001/07/08(日) 00:12
100 :
天之御名無主:2001/07/08(日) 00:13
>>98 トレンディドラマ(死語)に恋愛話が多いのと、
同じ訳じゃないでしょうか(笑
101 :
天之御名無主:2001/07/08(日) 09:07
>>100 それで「週間ギリシア神話」みたいなのが出たりするわけですな(笑)
102 :
天之御名無主:2001/07/09(月) 20:10
やはり自分とこの神様は
モッテモテの美男美女であるほうがハクがつく、と。
103 :
スネーカー教徒:2001/07/10(火) 05:15
すみません、某掲示板で質問したら返事来なかったんでここで質問させてもら
います。
ギリシャ神話と日本神話の類似はよく指摘されますがどういう経由でやってきた
のでしょうか?黒海沿岸に建設された植民市のギリシャ人と交流したスキタイ人
が朝鮮半島へ伝えた可能性がいわれていますが。
104 :
スネーカー教徒:2001/07/11(水) 08:23
もっと具体的に書きますと、イザナギノミコトが死んだ妻を黄泉の国まで迎
えに行く話はオルフェウスとエウリュディケの話と同じですし、妻を見てはな
らないと言われて結局見てしまい失敗するというパターンも一致します。
デメテルが弟のポセイドンの乱暴に怒り岩屋に隠れるというのも記紀における
スサノオの乱暴に怒りアマテラスが岩戸に隠れるという天岩戸の神話とそっくりです。
デメテル神話ではバウボという女性が自分の恥部をみせ笑わせ怒りを解くというのは
日本神話におけるアメノウズメの役割と同じです。
探せばもっと共通点があるかもしれません。
105 :
スネーカー教徒:2001/07/11(水) 13:05
最後に考古学的な面から1つ。H.シュリーマンが800万年前に
絶滅したと思われる哺乳類の化石をトロイヤ発掘中に発見しトロヤ人
は化石を集めていたと考えました。ある神話学者はギリシャ神話の中
に登場する巨大なモンスターや巨人はギリシャ人が大きな化石の骨を
見つけそこから生み出されたものだ、と主張します。実際、考古学的
裏づけとして神話で怪物たちが登場する地域からは巨大生物――例えば
、サイ、マンモスや象等――の化石が発見されます。ギリシャの人々は
出てきた骨を巨人の骨とかと勘違いし、神話として残したのでしょう。
http://www.archaeology.org/0003/abstracts/monsters.html
106 :
天之御名無主:2001/07/11(水) 13:30
>>103 いきなり伝播と決めてかかると、電波あつかいされかねんよ。
しかも無条件にギリシャ→日本を前提にしちゃぁ。
考えられるバリエーション。
1.ギリシャ→日本
2.日本→ギリシャ
3.どこか→日本・どこか→ギリシャ
4.偶然
5.社会構造がある程度似た構造になるように、神話も似たような話に
なることがある(4.とあまり変わらんか)
107 :
スネーカー教徒:2001/07/12(木) 04:20
とりあえず2から
2. 竹内文書とかを信じない限り年代的に無理があるかと。
3.これはおもしろい。ギリシャ神話のデウカリオンの大洪水神話を
メソポタミア起源とするならば中近東あたりを影響の中心とするか。
4と5.それはわかりますが、しかし文明や文化というのは他地域と接触しあうもの
だから伝播のほうが優先度は高くすべきだと思います。あとユング派等の心理学者の
深層心理学的解釈はどうもいまいち信用ならない。
108 :
神話の伝播について :2001/07/12(木) 08:05
なぜ神話が隔絶した地域で類似するのか。
実は伝播の方が例外的と考えられています。
特に前近代では、神話・伝承は生活形態や政治に直結しています。
ですから神話が伝播する場合は、神話を伝える人々の人的移動なり交流
なりが伴う。
従って神話エピソードの伝播があった場合、それだけではなく、他の文化
要素の伝播、伝播中間地域での波及の痕跡なども生じていなければおかしい。
こうした痕跡を探ると、伝播は普通想像されるほどの頻度ではみられない、
とされています。
ギリシア神話と日本神話の場合、中間地域にそうした伝播経路の痕跡は
みられないはずです。
従ってこの場合、伝播と考えるべきではない。
109 :
スネーカー教徒:2001/07/12(木) 12:10
>>108 中間地域の痕跡なら新羅の文化がスキタイ文化の影響
を多く受けているという話があります。別に騎馬民族が日本に
来たとはいいませんが朝鮮半島からそのスキタイ文化が日本に
持ち込まれたんじゃないでしょうか。
それに地域によって他文化の影響を受けやすい地域、受けにくい地域もあるでしょうから
中間地域に痕跡が絶対無ければならないといはいえないと思います
(仮にユーラシア大陸東西をまたにかける騎馬民族やあるいは交易集団
がいたとして)。
あと108さんの世界中の神話において、違う地域における神話の類似
についての意見は上の4か5ですか?4か5ならそれを支持する有力
な証拠とかはあるのでしょうか?
110 :
108:2001/07/12(木) 12:29
>>109 私の神話エピソード類似についての考え方は
基本的に5です。(伝播は例外的とみなす立場です)
ただし、社会構造よりも、文化のタイプと生態環境の影響が重大と
考えています。
それからエピソードが似ていても、体系化された神話の内での
位置付けが違えば、エピソードの意味機能は異なると考えています。
また民族の慣習など社会的な意味付けが異なれば、エピソードの
形式的な類似もさして意味がないと考える立場です。
こちらの方が、私にとっては5より重要ですね。
ひらたく言えば、どんな民族集団がどのように神話を伝えていたか
を切り離してのエピソード研究は文芸批評的な意味しかない、と
考えています。
ギリシア神話について、私個人は、先住の海洋交易型民族
の文化圏に、遊牧騎馬民文化の影響を受けた農耕民族が侵入し
社会的に混交する過程で形成された、とみなす意見に説得力を
感じています。
日本神話との類似もそうした観点から説明できるのではないか、と
これは推測ですが思っています。
スキタイの神話については私は無知なので意見保留です。
スキタイ神話とギリシア神話、
スキタイ神話と日本神話、それぞれの比較検討をいったん別けて
おこなってもらえると助かります。
111 :
スネーカー教徒:2001/07/13(金) 09:07
112 :
108:2001/07/14(土) 20:31
>>111=スネーカー教徒さんへ
このスキタイとギリシア神話を関連づける観点は、私は知らなかったです。
確かに興味深いと思います。
ホメロスでもアマゾネスは黒海沿いの国出身とされていますし。
ただ、“Scythians Iranians”とか“ Anatolian Scythians”とか言われると
めんくらっちゃいますね。
ちょっとまだ、ご紹介いただいたHPの英文きちんと読めてるか自信ないんですけど。
内陸アジアのスキタイと、“Scythians Iranians”だの“ Anatolian Scythians”
だのの系譜関係、または移動の前後関係がどう考えられているのか知りたいですね。
大づかみには、「スキタイ→ギリシア」ってラインと、「スキタイ→内陸アジア→新羅」の
ラインが明瞭にされると、興味深いと思います。
(両者の中をつなぐのが「内陸アジアのスキタイと、“Scythians Iranians”だの
“ Anatolian Scythians”だのの系譜関係」ってことで)
で、日本神話への伝播を唱えようとすると、新羅から日本への部分に最大のネックが
ありますよね。
言うまでもないですけど、例の遊牧騎馬民族渡来説、または遊牧騎馬文化渡来説の事
です。
私は今でも、日本神話とギリシア神話の伝播関係は否定的懐疑ですけど。
このギリシア神話スキタイルーツ説はとても興味深く拝見しました。
いろいろ裏をとったり捕捉したりしていかないと、今は自分なりの意見言えないです
けど。(当分言える見込みもないですし)
とても興味深いと思います。
いいお話を教えていただけたと感謝しています。
>日本神話との関連として牡鹿を追いかける兄弟の話があげられていましたが
>日本神話にそんな話ありましたっけ?
ねぇ。ありましたっけ?そんなの??
113 :
天之御名無主:2001/07/17(火) 23:07
アルテミス(ダイアナ)って本当はアポロンの“姉”なんですよね?
だってギリシャ神話の本には彼女母親のレトがアポロンを産むのを
手伝ったとありましたし…
114 :
天之御名無主:2001/07/17(火) 23:14
>>113 双子とされていたみたいだね(「アポロンへのホメロス賛歌」)
なんにせよギリシャ起源じゃないのは、アルテミス同様みたい。
115 :
考える名無しさん:2001/07/19(木) 01:51
ヘスティアってほとんど神話に出てこない女神だけど、
かまどの神さまっていう他にどんな特徴があるか、知ってる人いる?
116 :
天之御名無主:2001/07/19(木) 04:25
いちよう伝播論支持なんだけど・・・
スキタイ説では、神話の分化が早すぎる。もっともっとそっくりになるはず。
伝播した時期が遠い先史時代とみるので、「どこから」という問題設定じたい無意味と考える。
こりゃ伝播説じゃなくて分節説かな。
117 :
天之御名無主:2001/07/19(木) 08:12
>>115 ローマ名(ヴェスタ)が100円ライターの
名前になったことしか知らない。
118 :
素人:2001/07/26(木) 06:44
ルネサンス以後のヨーロッパ絵画とか彫刻にギリシャ神話ってよくでるけど、これってなんで?
キリスト教会は反対したりしなかったの?
119 :
天之御名無主:2001/07/26(木) 09:48
ルネサンス以降、バチカンの力が弱くなったってことじゃ?
>>115 「ゼウスとかのお誘いを断った筋金入りの処女」とか。
121 :
素人:2001/07/28(土) 03:14
>>119 新教だって認めたりはしないと思うんだけど。
122 :
泣:2001/07/29(日) 17:23
プシケが主人公の物語で
ポメロスの叙事詩の中にある「黄金の驢馬」の
簡単な内容を知りたいです。
ここの過去ログで少しだけ名前が出てきたので。
(ローマ作家「アプレインス」が訳したやつです。)
お願いします。
123 :
天之御名無主:2001/07/30(月) 10:26
age
124 :
天之御名無主:2001/07/30(月) 15:00
125 :
天之御名無主:2001/07/30(月) 20:24
アプレイモスの「黄金のロバ」((正しくは「メタモルフォセス(変形
物語)」))の第4巻から第6巻に渡る長いエピソードの中で語られる
美しい少女のこと。
昔、ある国の王に3人の娘があって、末子をプシュケといい、世にも希
な美少女だった。愛の神クピド(エロス)が、これを愛して、人間界を
離れた参上の宮殿に置き、夜だけたずねてくるが姿を見せず、かたく自
分の姿を見ることを禁じる。
プシュケの二人の姉が妹の幸福を妬み、そそのかして、ある夜灯火で夫
を見させた。たちまちクピドは去ってしまう。
プシュケは夫を訪ねて世界を彷徨い、難儀をした末、クピドの母ウェヌ
ス(ビーナス・アフロディテ)のところへやってくる。
ウェヌスに難題をもっていじめられ、アリ、葦、ワシに助けられる。
最後にメイド…じゃない冥土の女王ペルセフォネ(コレー・プ…?何だ
っけ)のもとへ、「美」の箱をもらいにやらされ、帰り道にそっとその
蓋を開けてみると、中には「死の眠り」がはいっていて、プシュケは深
い眠りに落ちる。
そこへクピドが助け、呼び覚まして天界へ連れて登り、神々の祝福のう
ちに結婚式をあげる。
まぁ、よく蝶々の羽を持つ美少女プシュケを、鳥の羽根を持つ少年エロ
スが支配する(もしくはいぢめる)という図式があるんだな。
魂は愛欲には勝てないっつーたとえ話っすね。
126 :
天之御名無主:2001/07/30(月) 20:38
あるときエロスは、母アフロディテの怒りを買ったプシュケをこらしめ
にいって、あやまって金の矢を自分に刺し、ついにプシュケを妻にする。
このアフロディテの怒りを買った原因は、プシュケのあまりの美しさに、
民がまるでアフロディテのように敬い、供物を捧げるのを忘れたためと
されている。
ついでに、クピドの宮殿に行く前に、美しいのになぜか結婚と遠いプシ
ュケを案じた父親は、デルフォイのアポロンに神託を求める。
そこでプシュケは「この世で最も醜いものと結ばれる」と言われる。
もー死ぬ心地でプシュケは、言われるがままに崖にいると、眠ったかし
て、優しい西風に宮殿に連れて行かれるのである。
アリ、葦、ワシのすべては、実はクピドによる助言によって助けられて
いる。
哲人は、プシュケが幸せになれない理由として、何でも知ろうとする好
奇心のせいだと、話を結んでいる。
こんな感じだけど、どうですか。
127 :
天之御名無主:2001/07/30(月) 20:41
>>115 うろ覚えですが、アポロやポセイドンから求愛されたけど
興味がなくて、嫌だったのでゼウス?に頼んで
処女神の一人にしてもらったという話を読んだことあるです。
本当にそれぐらいしか話ないらしいですよ。
他の兄弟姉妹がアクが強いから、キャラが消えてしまったのかな。
128 :
知りたい:2001/07/31(火) 00:51
>>116 類似の度合いと神話の成立時代からして伝播説が信憑性高そう。
日本神話だって政治的な意味で作られたものらしいし。
また、古事記編纂以前にも、大化の改新(645)のころには
既に「神祇祭祀」といって役所にも神々を祭る機関の存在がある。
これはいうまでもなく唐の律令国家経由のもので、
新羅経由ではなく、もう中国から神話形式のものが入ってきていたのでは?
百済からのものかも知れないし。
誰か専門の方いらっしゃいませんか?
脚色は日本風のものでも絶対伝播したものだと思うんですけど。
130 :
泣いていた子:2001/08/01(水) 22:33
>>124様、
>>125様、
>>126様、
本当に有難う御座いました!!
>>125-126様の書いて下さったお話が聞きたかったのです!!
感謝します!!
このお話、日本人の「西 周サン」←ニシ アマネ。が
日本語に訳したと記憶にあるんですけど、
西 周サンについて、どなたかご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか?
でも、黄金の驢馬のお話を聞けただけですごい嬉しいです!!
有難う御座いました!!
131 :
泣いてた子:2001/08/02(木) 14:10
>>125 なんだか白雪姫のようなお話ですね!!
魂は愛欲には勝てない・・かぁ。
でも魂=心ですよね?
私は・・、愛欲も魂だと思うなァ。
なんて、生意気言ってごめんなさいでした。
けっこういいお話♪
有難う御座いました。
また何か聞くことが出来たら嬉しいです♪
132 :
泣いてた子:2001/08/02(木) 14:48
エロスは驢馬のように醜い男だったんですよね?
ヴィーナスはプシケのあまりの美しさに息子エロスにプシケに
愛されるように魔法をかけに行けと命じて
エロスは魔法をかけに行くけど、プシケに惚れてしまうんですよね。
それからエロスは毎晩、プシケのトコに出かけるけど
自分の正体がキューピッドだということは隠していたんですよね?
エロスは恐ろしい怪物の姿に化けていただけなのでしょうか?
質問ばかりでごめんなさい。
133 :
泣いてた子:2001/08/02(木) 14:52
「黄金の驢馬」にはギリシア人が考えていた
心(mental的なもの)が、かなり組み込まれていると
聞いています。
>>125さんの愛欲は魂にも勝つ、って言った意味が少し
分かったような気がします。
心が悪に染まってしまうこともあるけど、
情熱(強い気持ち)で克服?していけば愛は固まるんですね!?(苦笑)
134 :
泣:2001/08/02(木) 17:09
ごめんなさい!!!
下らない質問させて下さい!!!!!!恥。
葦←これ、なんて読むんですか!?(恥。
本当、ごめんなさい!!!!!
葦(あし)
136 :
泣:2001/08/02(木) 17:14
>>135 嗚呼!!!!!!!!
有難う御座います!!!!!!!!!!
有難う御座いました!!!!!!!!!!!!!感涙。
>>125 どうして、ワシと、蟻と、葦なんですか?
葦だけ植物だと思うんですが、何故?
聞いてばかりで、マジごめんなさい。
137 :
天之御名無主:2001/08/02(木) 19:53
>>125 分かっているかもしれないが、アプロディーテが与えた試練を
助けたエロスの行動に関するものなのさ。
ワシ=竜の居る川から水をすくった。
蟻=穀物を分けた
葦=強暴な羊の毛を絡ませることで集めた
間違ってたらスマソ
138 :
天之御名無主:2001/08/02(木) 20:21
ちょっと待って…(泣)
エロスは…美少年だよ!!
だから恋の神様なんだって!
アポロンが「醜い」とか言ったのは、恋の力は昔からとんでもねーからよ…。
ダプネとアポロンの話もあるしね。
しかし、醜いだったけ?怖いバケモノじゃなかったけ?神託。
139 :
鳴いていた子:2001/08/02(木) 22:13
>>137 教えてくれてありがとうございます!!
>>125さんとは別人ですか?
>>138 エロスは驢馬のような醜い男ではなかったです。
ごめんなさい!!汗
えっと、勘違いしていました。
女神ヴィーナスがプシケのあまりの美しさに嫉妬して、
息子エロスに「驢馬のような醜い男をプシケが愛するように魔法をかけろ」と
命じたみたいです。
で、
>>125さんがゆっていたように、エロスはプシケに
一目惚れしてしまい、それから毎晩プシケのもとへ通いますよね?
そこでプシケの姉がエロスの存在に感づくんです。
”プシケの所に毎晩のように男が来ている”と・・。
で、どんな男だか気になったのでしょうね。
ある夜、プシケとエロスが寝ている所にプシケの姉は
様子を覗きに行ったのです!!
で、エロスの寝顔の美しさに驚いて手にしていた蝋燭の蝋を
エロスの顔の上に落としてしまったのです!!
140 :
鳴いていた子:2001/08/02(木) 22:18
その瞬間、エロスは目を覚まします。そして逃げ去る―というわけです。
エロスはプシケの前では姿を隠していました。
恐ろしい怪物の姿に化けていたんですって。
でも寝ている時はとてつもない?美少年だったらしいです。
多分・・、
ヴィーナスはエロスに恐ろしい怪物になりすまし、
その怪物を愛するようにプシケに魔法をかけろと言ったのでは
ないでしょうか?違いますかねぇ?苦笑。
しかし、エロスはプシケを愛してしまった。
話が繋がったけど、間違ってるとこあるかなァ?苦笑
みなさん本当にありがとう御座います!!
141 :
137:2001/08/03(金) 13:34
142 :
泣いていた子:2001/08/03(金) 16:36
>>141 あはっ!!おもしろいです!!(エロスの言葉)
分かりました!!教えて頂いたURLも参考にさせてもらいますね!!
有難う御座いました!!
143 :
:2001/08/05(日) 08:19
可愛いね。
144 :
天之御名無主:2001/08/06(月) 10:05
age
145 :
天之御名無主:2001/08/07(火) 10:11
ahe
146 :
天之御名無主:2001/08/21(火) 14:16
おお、エロス・プシュケ話になってる。
この話ギリシャ神話の中じゃ一番好きだなぁ。
>139
何だか通い婚みたいですよ。
エロスがプシュケを好きになった後、あまりに彼女に求婚者が現れないので
(美しすぎて男が尻込みするから)心配した両親がアポロンの神託を仰ぐと、
「彼女は人でないモノと結婚する運命にあるから」と言われ、泣く泣く神託
にあった場所に花嫁衣装のプシュケを連れて行く。
そこは崖で、飛び降りたプシュケを西風のゼピュロスが彼女の夫(エロス)の
神殿に運ぶ。
んで、そこに姿を隠したエロスが通ってきて、プシュケも怖いながらに何となく
幸せを感じていた。
で、その辺りで心配していた姉を神殿に呼んだら、唆された…って筋だったと思う。
アポロンの神託ってかなりエロスに都合がいいよね。
裏から手を回したのかな?って、ダフネ一件でこの二人仲悪くなかったっけ?
147 :
天之御名無主:2001/08/21(火) 21:04
>115
ヘスティアは後になってディオニュソスに
12神の座を譲ったって話があるよ。
目立たないのはそのせいかも。
www6.plala.or.jp/los/story/satonaka/psyche1.html
エロスとプシュケの話を元にしたエロ小説。
文体は素人くさいけど、物語はなかなか面白かった。
>>147 初めて聞いた。その場合12神は、男神7柱に女神5柱になるわけですか。
>149
えーと、大分昔に本で読んだきりなのでうろ覚えなんですけど。
事の発端はいつもどおりゼウスです(笑)。
お忍びで浮気してたんだけど、それがヘラにばれて怒ったヘラは
その娘のばあやに化けてゼウスに真の姿を見せるようにお願いさせる。
その通りにした娘はゼウスの後光(?)に焼かれて死ぬんだけど、
お腹の赤ちゃんはゼウスの太腿の中に入れられて無事。
月が満ちて太腿から取り出されたのがディオニュソス。
だけど、ヘラは彼を認める気がないから、彼は信者と荒野を彷徨った。
で、そのゴタゴタに嫌気がさしたへステイアが自分の座を譲った……
と言うのが大体の話だったと思います。
何の本で読んだのかなぁ?
151 :
天之御名無主:2001/08/22(水) 19:37
12神て他にも入れ替わりがあるんじゃなかったっけ?
152 :
天之御名無主:2001/08/22(水) 20:35
>>151 入れ替わりというのもありますが、説によって12神が誰かっていうのが
違ってきたりしたと思います。
ゼウスやヘラ、ポセイドンなどのメジャーな神様は固定レギュラー。
説にいたりいなかったりとか、入れ替わり等であやしい位置にいる神様は
ディオニュソス ヘスティア ハデス(冥界の神様でオリンポスに
ほとんどいないから本によっては削除されてたりする)辺り。
あと、デメテルやヘパイストスも怪しいかも・・。
153 :
天之御名無主:2001/08/22(水) 22:01
ディオニュソスのかーちゃんはセメレーとかいいましたっけね。
ところで私の記憶している12神は
男神 ゼウス ポセイドン アポロン ヘルメス
アレス ヘパイストス
女神 ヘラ デメテル ヘスティア アルテミス
アフロディテ アテナ
なんですが、皆さんの記憶だとどうですか?
154 :
天之御名無主:2001/08/22(水) 22:34
>>153 一緒一緒。この面子だとやっぱりヘパイストスとヘスティア、
存在感ないね〜。2人とも火(ヘスティアはかまどだけど火系統だから・・)
の神様だのに、商業の神様や結婚の女神様たちに完全にキャラ、
奪われてるね。
それにしても、アフロディテとヘパイストスが夫婦だと思ってる人って
少ないんじゃ??
155 :
天之御名無主:2001/08/23(木) 01:10
一番の美女が一番の不美男に嫁いだ、ってことだよね。
んでアフロディテはアレスと浮気してたんだっけ?
>155
で、ヘリオスだかにチクられたヘパイストスが
凄く細かい網のトラップをベッドに仕掛けるんだよね?
それで浮気の現場押さえて。
アポロンとポセイドンだっけ?
アフロディテと抱き合えるなら、網でぐるぐる巻きにされてもいい
って言ったの。
157 :
天之御名無主:2001/08/23(木) 20:41
>>156 アレスに対して皮肉混じりにそう言ったんじゃ
ありませんでしたっけ>縄でぐるぐる巻きにされてもいい発言
アフロディテは美と愛の女神という輝かしい位を与えられてるのに
嫌われ者のアレスと浮気したり、トロイア戦争でトロイア側について
見事負けちゃうし(相手がアルテミスやアテナだったからなあ)、
上の方にも書いてあったように、プシュケを嫁?いびりしまくっちゃうし。
あんまり綺麗事がないなあと思いました。
まあ、それがギリシャ神話の魅力なのかな?
(人間っぽい側面を持っている神様、女神様が目立つのは)
んでも顔は悪いがいい人だといわれているヘパイストスや
ヘスティアや、怖そうだけど本当はいい人だといわれているハデスは
ほとんど表に出てこない・・。あんまり親近感が沸かないんだろうか?
(私はマンガで読んでるのでそのマンガ中のキャラとしては好きです)
158 :
天之御名無主:2001/08/23(木) 23:00
あり?私の記憶だとアポロンとヘルメスの会話だったような
>ぐるぐる巻きにされてもアフロディテと寝たい
初めて「神サマ」ってものを知ったのがギリシァ神話だったんで、
長じて一神教を知ったときは、そのキビシサにぶっ飛んだもんです。
159 :
天之御名無主:2001/08/24(金) 22:10
ゼウスとヘラの間にはまともな神がいないとか書いてあったけど・・・
女は結構まともなほうだよね?
火の女神とあともう1人、青春の女神(名前忘れた)
160 :
天之御名無主:2001/08/24(金) 23:29
>>159 ヘパイストス(火と鍛冶の神)
エイレイテュイア(出産の女神)
へーべ(青春の女神とオリンポスの神々の宴会の席での酒次ぎ係)
アレス(戦いの神)
たしかこの4人がゼウスとヘラの子供だったような。
ヘパイストスはある説によるとゼウスが一人でアテナを産んだのに
対抗して一人でヘラが産んだ子ともされてます。
でも醜い子供が生まれてきたので、運がないというか・・>ヘラ
ゼウス(天空と雷と全能)の血を持った子供は生まれてこなかったけど
ヘラ(結婚)の血を組んだ子供(出産=エイレイテュイア)はきちんと
生まれてきてます。
やっぱりギリシャ神話(タイタン族)でも日本の
江戸幕府や室町、鎌倉幕府みたくウラノス、クロノス、ゼウスの3代しか
まともな直系は続かなかったのでしょう。
>159
海の老人(名前忘れた)と言われている神様の娘(テティス)が生む子供
は父親よりも優れた子供だと後に和解したプロメテウスが言ったので、
テティスを人間に嫁がせたです。
その息子がアキレウスで、彼は人間の中でも1,2を争う英雄になりました。
ゼウスは自分の時代を終わらせたくなかったんだと思いますよ。
失礼。
>160宛てです。
163 :
天之御名無主:01/08/28 01:34 ID:mPPAuelI
どなたかミューゼのこと教えて下さい
164 :
天之御名無主:01/08/28 20:01 ID:/qNMKtOM
165 :
天之御名無主:01/08/30 00:23 ID:rFpX5SmU
166 :
天之御名無主:01/08/31 22:52 ID:mnvffuJk
HADESの前に冥界をおさめていたのは誰?
POSEIDONの前に海をおさめていたのも教えてくだされ
167 :
自信ないけど・・:01/08/31 23:58 ID:ZU94bGYs
168 :
166:01/09/05 01:00 ID:pbeNvcJA
>>167 どうもです♪参考になりました。ありがとー!!
169 :
天之御名無主:01/09/05 11:29 ID:BfLgHEKI
オレはムーサとkムーサイって呼んでる
170 :
天之御名無主:01/09/05 11:32 ID:BfLgHEKI
ガイアはひとりエッチに飽きたので、
単位生殖で男を生んだの。
それがウーラノス(天空)とポントス(海)
こいつらは、どっちかっちゅうと
空そのもの、海そのものってとこかな。
171 :
天之御名無主:01/09/05 11:35 ID:BfLgHEKI
で、ハデスやポセイドンは
ティターノマキアに勝利して後
クロノスの支配権をくじで三分割
したんじゃなかったっけ?
くじだったのか・・・。
じゃ、ハデスはくじ運なかったということですか。
173 :
天之御名無主:01/09/07 21:12
>172
ハデスは根暗で天空(オリンポス)の支配とかそういうのに
興味がなかったので素直に冥界に下りたです。最初はオリンポスの
12神だったけど、冥界にいるのがいこごちいいのかすぐに12神から降りました。
その代わりくやしがったのがポセイドン。あんまり本拠地(海)には
帰らずに、ほとんどオリンポスに入り浸りだった。
174 :
天之御名無主:01/09/10 03:11
教えて君。デウス・ウキス・マキナについて。
物語を無理矢理終わらせる・不条理の神・機械の化身。
これくらいしか知りません。
詳しく載っている本とか教えていただけたら感謝。
>174
デウス・エクス・マキナと覚えていたが「ウキス」の方が、元の発音に近いのかな。
よく考えると変な存在だ。なんで機械仕掛けなのか?
176 :
天之御名無主:01/09/10 15:28
>>174-175 デウス・エクス・マキナ deus ex machina
ラテン語で「機械仕掛けの神」という意味。
元になった(と思ワレ)ギリシア語は「テオス・アポ・メーカネース」?
文学、演劇において、苦境にある作中人物の所へ現れて、
一瞬のうちにすべてを解決してくれる神。
最後に絶対的な権力者を登場させて解決をつけさせるような、
御都合主義的な解決法。またはそのような事件・人物を指す。
古代ギリシア演劇で、ウケを狙い観客の目を引くため、
意外な展開やショッキングな演出を連発し収拾がつかなくなると、
神などの超自然的な力を介入させ強引に幕を引かせる。
緞帳の上からスルスルと登場する神が、
大抵機械仕掛けのからくり人形であったことに由来。
関連書は知らないけど、今ざっとネット検索してこれだけ拾えたので、
粘着探索すればみつけられるかも。
177 :
天之御名無主:01/09/11 02:26
何でもアリのあげくの夢オチみたいやね。<デウス・エクス・マキナ
解答ありがとうございました。
ギリシャ神話実在(変な言い方)ではなく
創作の中で後付けにつくられたものなんですかね。
勉強不足なのでもう少し調べてきます。
>>176 特定の一神を指すのではなく、劇のオチ役の神なら誰でもそう呼ばれるわけか。
180 :
天之御名無主:01/11/17 19:48
アテナって誰かと恋愛したことありますか?
181 :
天之御名無主:01/11/17 22:32
アテナはおちんちんから生まれましたね。
ちんちんから生まれたのはヴィーナスじゃなかったか?
183 :
天之御名無主:01/11/18 17:51
アテナはゼウスの頭をかち割ったら完全武装の姿で飛び出してきました。
>>180 私の知りうる限り恋愛はしてなかったと思いますが、処女神なのに子供がいたりします。
勿論、血は繋がってませんがね。
あ やっぱ恋愛はなかったんだ。
>>183ありがと
子供はアフロディーテの旦那の精液が足について「出来た」だっけ〜
185 :
天之御名無主:01/11/19 21:51
あ、旦那がいるんだ。しかもできちゃった婚!
186 :
天之御名無主:01/11/23 19:38
アフロディーテの旦那?
187 :
天之御名無主:01/11/24 20:27
へパイストス>アフロディーテの旦那
188 :
天之御名無主:01/11/26 00:50
あげ
189 :
天之御名無主:01/11/26 02:21
エリス(不和の女神)ってのは、どんな生い立ちなのでしょうか??
読んだ本にはアレスと兄妹なのに、ゼウスとヘラこ子ではないように
書かれてたりもしますが?彼女はいったい何者なんですか?
190 :
天之御名無主:01/11/26 15:40
>>189優香に聞いてみよう!(嘘)
ローマ神話とかだと、Discordia(Elisのこと)は単純にマルス(アレス)のお供の内の一人だから、姉妹の記述は無かったような。
このスレでいくとギリシア神話なので、ゼウスとヘラの子、または夜の女神ニュクスの子とか記述があったような。
ニュクスの子には色々いるけど、ローマ神話だと似たような名前で調和の子が確かいるはずなので、その子に対応してるんでは。
母親であるニュクスは大きな翼をもっていて、エリスも翼を持ってるらしい。
って漏れが知っているのはこんなとこ。
191 :
天之御名無主:01/12/03 15:46
192 :
天之御名無主:01/12/05 13:13
全能の神、ゼウスも「運命」には逆らえなかったって聞くけど、
ギリシア神話における「運命」って誰か解説キボーン。
なんでも出来ちゃう神が従わざるを得ない「運命」ってなんなんだろう。
193 :
天之御名無主:01/12/05 13:19
なんでも出来ちゃう神って定義がそもそも違うような。
それは唯一神の定義でしょ。
うん、何でもできちゃうってのは違うね。
それぞれ得意の分野を持つ神々をうまく使いこなしているし。
天界をも支配する「運命」ってなんだろう。
時空は神格化されているけど、「運命」は神格化されてないよね?
195 :
天之御名無主:01/12/05 14:16
そのものずばり、モイライがそうでしょ?
クローソー、ラキシス、アトロポス。
ところで、運命の女神の前髪は豊かだが、後ろは禿げている、ってのはギリシャ神話とは別だっけ。
196 :
天之御名無主:01/12/05 21:59
>195
チャンスの精とか読んだことあるなあ<前髪しかない
擦れ違ってしまったら捕まえられないから、
出会ったらすぐさま髪をひっ掴まなけりゃいけないって。
(強く掴みすぎたら髪引き抜いちゃったりして)
197 :
天之御名無主:01/12/06 00:03
ギリシャ神話じゃ、人間の運命は「糸」で表徴されるんね。
クロトが紡いで、ラケシスが計り、アトロポスが切る。
198 :
天之御名無主:01/12/06 18:25
う〜ん勉強になるなぁ〜
アトローパ・ベラドンナ(毒草)の名は
アトロポスから来てるそうです。ってスレ違いなのでsage
200 :
天之御名無主:01/12/06 22:30
まあゼウスは運命さえもその支配下においているという説と
ゼウスも運命にだけは逆らえないという説があるんだけどね。
うーん。
また話がずれるけど、ギリシア神話における人間の位置ってどんなもんなのかな?
なんだかいたずら少年に目をつけられた蟻の群れのような気がするんだけど。
202 :
長文スマソ:01/12/11 21:53
とりあえず『図説ギリシア・ローマ神話文化事典』原書房より、運命について↓
抽象的、非人格的起源としてのモイラ(Moira)は
《割り当てられたもの》を意味する名詞で、運命同様に変えられないものである。
人も神もこれに服従せねばならず、
世界の秩序を危険に陥れてまでその法則に逆らうことができない。
ゼウスでさえそれを妨げることはできず、
《その時》が音連れ、運命が定めたことが執行されるのを見届けるだけである。
モイライはこの世における宿命の擬人化で、
人間の運命〈Destin〉を左右するというより付き添って見守るのが役割である。
ギリシア人は、一種の至高の神(または力)をアナンケと呼び、
世界を超越するばかりでなく、神々よりも上に立つ存在であると見なしていた。
ああ! レビル将軍の旗艦名ってそこから採ったんだ。
……関係なかった、スマヌsage
>202
貴重な情報サンクス。
「アナンケ」か。天御中主神に近いのかなぁ。
というより、「宇宙の意志」って感じかな。
構造としては
超越神(アンナケ)→神々(ティタン)→人格神(オリュンポス)→人間
かな?
支配構造ではなく、別次元でパラレルに展開する。
日本神話と比較しても殆ど同じ構造のような気がしている。
気になるのは人間の位置。
日本神話では「人草」
まるで雑草だ(w
アメノミナカヌシは、どちらかというとデウス・オテイオーススなのではないかなぁ
人間についてはこういう記述がありますな。
人間達は心理的にも、そして肉体的には特に手本である神々に良く似ていたが、
不死という神々の最も特徴的な性質だけは受け継がなかった。
そこで人間は《死すべきもの》(ギリシア語ではブロトイBroto?)とよばれ、
対して神々は《不死なるもの》と呼ばれる。
ああ、ブロトイが文字化けッた>206
死すべきものという表現は良く出てくるようで、医神アスクレピオス信仰に関する本で、
女神ヒュギエイア像の台座にあった言葉として次のような文句がでてきます。
運命についても言及してますね。
人生は短い。
それでも、われら死すべき定めの者たちが
地下で過ごすときは永い。
しかし、ある神がそれぞれの者にふさわしくあたえた宿運の担うことは、
われらすべての運命として定められている。
>202
勉強になります。今後もよろしくお願いします。
なるほど。人間の定義として「死すべきもの」ですか。
死の恐怖、不条理から逃れられない人間。
ずうずうしくてすみませんが、
パンドラの箱(甕)について分からないところがあります。
「希望」は箱のなかに残ったまま蓋をされてしまいましたよね。
ということは、人間に厄災としての「希望」は渡されていないのですか?
>>205 詳細おねげーします。
>202
>しかし、ある神がそれぞれの者にふさわしくあたえた宿運の担うことは、
>われらすべての運命として定められている。
運命が最高位な訳ですね?
天空、時空全てを統べる「定め」というか。
神々さえも従う「定め」
その理解は恐らく人間に許されていないのでしょうね。
210 :
天之御名無主:01/12/14 23:10
>>208 最後に残ってフタされたのが「予知能力」という説も。
だから人間は将来わが身に訪れる災厄を知ることなく、希望を持って
生きてゆけるのだとさ。
211 :
天之御名無主:01/12/15 09:05
テオイ・オティオシ(希)が正しい。
どこの神学ゴロがラテン語にしたんだろう。
ギリシャ神話って読む本によって全然話が違う。
エロスが生まれた時期、ガイアとウラノスどちらが先に生まれたか、
アテナの生まれ方など定説になる話はないのだろうか。
ギリシャ神話というよりある地方の話の寄せ集めといった印象を
受けざるを得ないのですが・・・。
ヨーロッパの基礎であり、根拠であるという「ギリシャ」、
どうして「ギリシャ神話」と呼ぶのかよくわからない。
参考資料は多々あるものをまとめて「ギリシャ神話」とは?
同じような疑問だが「聖書」が「新約」と「旧約」と全く違うものを
まとめて聖書と呼んでいることもよくわからない。
確かニーチェで「新約」「旧約」の捏造だか隠蔽だか言っていたような
気がする
213 :
天之御名無主:01/12/15 16:02
ギリシア神話って、語られ始めたのはかなり昔のことだし。
歴史を経るうえで勝手に話が書き換えられたり挿入されたりした。
あ、もちろん地方によって異なった風に語り継がれたってのも事実。
イリアスとかオデュッセイアなんかは文書として残されたのではなく
吟遊詩人の口頭で語り継がれたわけだし、いつのまにか話が変わってた
なんてのも珍しくないのでは? とぞ思ふ。
214 :
天之御名無主:01/12/15 22:14
時と所によって千差万別。
「ギリシア地方一帯の神話」ですしね。
>>211 それはパンドラの箱の中に残ったものがテオイ・オティオシ(希)
ということですか?
パンドラの「箱」とした人も誰なんでしょうね。
215 :
天之御名無主:01/12/16 00:18
216 :
天之御名無主:01/12/16 13:32
プロメテウス関連で
人間に与えた火が、なぁんで太陽の(車輪の)火なのか知りたい。
だってさ、学問上進化の過程で人間が火を知ったのは、火山のマグマの火っしょ?
つまり火山と鍛冶のヘファイストスも考えられるわけで。
かまどの火のヘスティアも考えられるが、そりゃ盗んだ後か?
アレスやエリスは?
もしや盗んだ火は、核融合の火じゃなかろうね…そりは考えすぎっちゅーねん。
217 :
天之御名無主:01/12/16 19:03
ん?人間が火を知ったのは落雷による火災と言われてるんじゃなかったか。
218 :
天之御名無主:01/12/16 22:29
山火事による火だ、と聞いたこともありますが?
219 :
天之御名無主:01/12/17 20:02
ギリシャ神話で、オルフェウス?とか何とかの
黄泉の国に死んだ妻を連れ戻しに行き・・という話をきいたのですが、
私はそれを日本の神話で覚えていた気がするのです。
日本の神話と共通する話だったのでしょうか?
それとも単なる思い違い?知ってるかたいますか。
220 :
天之御名無主:01/12/17 20:08
>>219 そういう話はシュメールの「イナンナの冥界下り」など世界に類例があり、
「オルフェウス型神話」と呼ばれている。
221 :
天之御名無主:01/12/17 20:12
あ、ちなみに日本の神話での該当するのは、
イザナギノミコトが死んだイザナミノミコトを追いかけて黄泉へ行く話。
オルフェウスの話との共通点として、死んだ妻がすでに冥界に所属してしまっていること、
結局夫は妻を連れて帰れず夫だけが現世に帰ってくることなど。
222 :
ヘスティアについて:01/12/19 01:29
>>115 すんごい遅レスなんだけど、たまたま手元の本に載ってたから…。
「ヘスティアはオリュンポス神族の一人だが、擬人化を好んだギリシア人が
完全に擬人化することのなかった神々に属する。
後には神像を持つに至ったが、古くはその崇拝は神像無しで行われた。
もともとが炉の擬人化であるヘスティアは、人格神として思い描かれることは少なく
その聖所である炉を離れることがないものとされたため、
《アフロディーテ賛歌》で物語られている求婚話を別にすれば、固有の神話を持たぬのが特徴。
古代ギリシアでは個人の家庭生活も炉を中心に営まれ、また神殿や公共の建物もろを備えていたため
ヘスティアは家庭と公共の生活の安寧を守る神として崇拝された。
「ホメ―ロスの諸神賛歌」平凡社より
求婚話というのはポセイドンとアポロンにせまられたけど断ったってヤツです。
223 :
そーいえば:01/12/19 03:20
ヘスティアがオリュンポス12神の座をディオニュソスに譲ったって話、
多数派? 少数派? 意見求みまする
224 :
天之御名無主:01/12/19 04:53
異伝が多種多様にあるってことで、
多数派とか少数派で分けられるモンでもないんじゃないの?
そもそもオリュンポス12神のメンバーだって諸説あることだし。
ディオニュソスは、紀元前2000年代にはギリシア本土で崇拝されていた、
古い神格であることがわかってるんだけど、
古代ギリシア人は新参者、侵入者として扱ってるんだって。
225 :
天之御名無主:01/12/19 05:39
あのさ ヘスティアに拘る人が稀に出てくるけど、なんで?
>>208 パンドラの箱については腐るほど説がある。ざっとあげてみる。
1.箱の中には災厄が入っていて、全て飛び散り人間に害を加える事となったが
最後に「希望」が出てきたので、人間は絶望することなく生きている事が出来る。
2.箱の中には災厄が入っていて、全て飛び散り人間に害を加える事となったが
最も忌むべき災厄、即ち「予知(兆候)」を箱の中に閉じ込める事が出来たので
人間は己の絶望的な未来を知ることなく希望をもって生きる事が出来る。
3.箱の中には災厄が入っていて、全て飛び散り人間に害を加える事となったが
最も忌むべき災厄、即ち「偽りの希望」が出てきたので人間は絶望して
死ぬ事も出来ずに生き長らえなければならない。
4.箱の中には神々から人間にあらゆる幸福が詰め込まれていたが、パンドラが
蓋を開けたと同時に全て逃げ出してしまい、逃げ足の遅かった脆弱な「希望」
のみがただ箱の中、つまり人間のもとに残った。
まだまだあるけど概ねこんなところで。何か役に立てば幸いです。
>>226 2、3はツライ話だが神話的に高度ではあるなあ。
>>220サン、ありがとう!
やっぱ日本の話もあったんですね。
神話板ってはじめてきたけど面白いな。
ちょっと名前聞いただけでも難しいけど・・
229 :
テム=レイ:01/12/20 14:22
連邦軍のガンダムは誰をモチーフにしてるの?
ペガサス(ホワイトベース)に乗って、空から落ちてきた一つ目の巨人(ザク)
を倒すやつ。
230 :
天之御名無主:01/12/20 15:00
>229
二度と来るな。レスもいらぬ。消えろ。
231 :
アムロ=レイ:01/12/20 15:15
『アステリア』=『星(もしくは星座)の女神』と言う根拠が判らないです。
この女神様御自身のお名前で検索をかけてみても『ギリシャ語で星座の意味』
もしくは、レトの姉妹でヘカテの母親なんだけど、ゼウスにしつこく言い寄られた時
『鶉』になって逃げようとしたもののそれも失敗してしまい、結局『浮島』になっちゃって
その後、姉妹のレトがアルテミスとアポロンを生む時の産屋を提供したので
その功績により輝ける島=デロス島になった…。(姉妹そろって気の毒に…。)
という逸話しか出てきません。月と太陽の叔母さんだから『星の女神』なんでしょうか?。
233 :
天之御名無主:01/12/20 17:14
オリオン座の伝説についてしりたいな@
234 :
192=208:01/12/20 23:54
>>226 いつもながら、大変勉強になります。感謝です。
ちなみにそれらの「説」は解釈の違いにより派生したものなのでしょうか。
それとも、何らかの原典(?)によって、説が違うということでしょうか。
すっかり教えて君になってしまって恐縮ですが。
それにしても、それぞれの説によって随分と違いがありますね。
うーん。奥が深いなぁ。
235 :
天之御名無主:01/12/21 11:39
<233日本にもあるよ
237 :
天之御名無主:02/01/27 00:57
英雄の時代について、イマイチよく分からない。
5つの時代のうちこれだけ浮いてるよな。
238 :
天之御名無主:02/02/03 19:55
>>226 パンドラの箱 4番 希望を持って行きなさい。
という、人の母の願い?
239 :
天之御名無主:02/03/02 01:53
おもしろスレハケーン記念アゲ
240 :
天之御名無主:02/03/02 06:53
>>237 浮いているとは?どういう意味で?
中身が薄い感じがするとかかな。自分でいってて意味不明だな。
>>240 いや、他のと比べて明らかに異質じゃん。
黄金の時代、銀の時代、青銅の時代、英雄の時代、鉄の時代。
英雄のみ金属じゃない。
さらには例えば青銅の時代ならば、その時代の全ての人間が青銅の人間であるわけで
(別に青銅で出来ているというわけではない)他の三つも同様だけど、
英雄の時代の人間は全てが英雄というわけではない。
じゃあ英雄の時代に生きてる英雄以外の人間は青銅か鉄の人間ではないのかな、と思うわけ。
そもそも、確かプロメテウスに作られたのが青銅の時代の人間だったはず。
それはデウカリオンの洪水で滅亡した。
ではデウカリオンとピュラーによって地母神の骨から生み出された人間は
鉄の時代の人間なのか?それとも英雄の時代の人間なのか?
ただデウカリオンの子のヘレンは現ギリシャ人(ひいては全人類)の祖となっているはずだから
やはりデウカリオンの洪水以降の人間は鉄の時代の人間なのではないかと思う。
そうすると英雄の時代はいつどこにあったのか。
トロイア戦争の時代は英雄の時代のはずだが、これは遺跡にも残り歴史にも現れているため
比較的最近起こったものと思われる。論拠にはかなり乏しいのだが、英雄の時代とは
鉄の時代に内包される、鉄の時代の初期を指すのではないかというのが私の持論。
(持論っつーか今書いててそんな気がしてきた。明日になったら考えを改めてるかも)
しかし数ある本を読み漁ってみてもそんな事が書いてあるものには出会ったことが無い。
まあギリシャ神話をギリシャ神話で一括りにすること事態がそもそもの間違いなんだろうな。
242 :
天之御名無主:02/03/03 01:40
>英雄のみ金属じゃない。
ああ(ポンッ
この一文で滅茶苦茶納得してしまった(笑)
ところで黄金の時代・鉄の時代云々の人間発生話と、
プロメテウスが作ったその他の人間発生話は
やっぱり、関連付けるのは無理があると思うな。
いろんな説が平行して存在してるあたり多神教だな、と。
一応ヘーシオドス「仕事と日」の解説には
>「英雄時代」はギリシア人にとってはすでに歴史時代であって、
>しかも輝かしい武勲に輝く先祖達の活躍した時代であるから
>省略しがたく、またこれを暗く残忍な第三の種族と同列に置くことも
>忍びなかったのであろう。
と書いてあるよ。グリークさんはご存知かもしれないけど。
>>242 あいや、知りませんでした。勉強になります。
やはり無理がありますよね。というか今文献を漁ってたらとある記述を見つけた。
掻い摘んで言うとこんな感じ。
プロメテウスが人間をつくったとか、人間は蛇の牙から生まれたという
神話を否定する人たちが人類の五つの時代を説いている。
彼らによれば人間はアッティカの土壌に実った最も見事な果実だそうだ。
最初の人間はアラルコメネウスといった。
彼はゼウスの良き助言者であり、アテナの教師でもあった。
〜中略(以下英雄の時代について述べてる部分から引用)〜
>第四の種族もまた青銅器に属するが、前者よりもはるかに気高く心ゆたかで
>神々を父とし人間を母として生まれたものであった。
>彼らはあのテーバイ攻略の戦いに、アルゴー号の遠征に、
>あるいはまたトロイア戦役に、はなばなしい勲功をたてた。
>その後、英雄となって、今もエリュシオンの楽土に住んでいる。
どうやら時期的には青銅期のようですね。
自分の家の文献を調べもせず発言するとは不覚。
これからはしっかり調べてから発言する事としませう。
ヘシオドスの解説でとてもよく分かりました。どうも有り難う御座います。
このスレでは、アポロン、プロメテウスといった表記が多いようですね。
私、呉茂一先生の本(アポローン、プロメーテーウス系ね)で育ったので
ちょっと違和感がありましたがようやく馴れました。
呉先生の本の中で、オリオンがオーリーオーンとなっているのは、私でも
違和感がありますけど。
んー、なんか最近は長母音は省く傾向があるみたいだよ。
>>245 なるほど。 今はそうなんですか。 すっきりしていいですね。
247 :
天之御名無主:02/03/23 00:25
ワシはポイボースと呼ぶが、何か?
じゃあデウカリオーンはジュカリオンみたいになるのかよ
249 :
天之御名無主:02/03/24 00:36
ローマ神話とかぶる・・・つーか、違いがわからないッス(-"_-;)
250 :
天之御名無主:02/03/25 00:52
ローマ神話はけっこう神性がゴッチャになってたりしないか?
ダイアナがアルテミスとセレネ両方混ぜたみたくだったり。
251 :
天之御名無主:02/04/12 05:33
岩波文庫〜
「四つのギリシャ神話-『ホメロス賛歌』より」と「神統記」再版してくれ〜
神統記は本当に出してくれよ〜
基本じゃんか〜。・゚・(ノД`)・゚・。
贅沢を言えばホメロス賛歌集を文庫で読みたいよ〜四つだけじゃなくてさ〜
252 :
天之御名無主:02/04/13 12:35
教えて下さい。
ギリシア神話の神々の存在はもちろん空想だろうけど、
人間の方は、結構、実在するひといますよね。
史実が神話の形で語られていたから。
それで、オイディプスは実在していたんでしょうか?
スフィンクスと戦ったそうですが、どこまでが事実で、
どこからが架空の話なのか、わからないんです。
ついでにテーセウスが実在の人物かどうかも考察していただきたい>学者さん
254 :
天之御名無主:02/04/14 08:24
教えて下さい。
ヘルマフロディトスに関する絵画、彫刻。
知ってる人がいたら、おねがいします。
255 :
天之御名無主:02/04/14 08:50
板違いな質問だったでしょうか?
世界史かな…
どのスレかわからない…
259 :
天之御名無主:02/04/29 21:34
ギリシャ神話の終焉てどんな感じなのですか?
260 :
天之御名無主:02/04/30 11:32
終焉ってどういう意味で?
ラグナロクやハルマゲドンみたいな話はありますかってこと?
>>259 トロイア戦争が一応最後のエピソードだけど、
その後も神々は人間の目に見えないところで
楽しく優雅に暮らしていますとさ。
一応そういう事になってるようだ。
紀元前6、7世紀にはギリシア人の中には
いわゆる哲学者が登場するようになり、
神話は信仰から次第に思考の対象となっていった。
>>260 そういうのです
>>261 有難うございます、今更ながら考えると信仰の対象として
残っている宗教は人を救うための者ばかりですね
ポリボスってだれ?
(アポロの別名、とはまことか)
ポリボスの第三の耳ってどういうこと?
264 :
天之御名無主:02/05/10 04:48
アポロンの別名は「ボイポス」。
「光輝く者」というイミだよ。
265 :
天之御名無主:02/08/26 11:20
ギリシャ神話と山羊信仰で詳しい資料知らない?
266 :
天之御名無主:02/08/26 11:27
イカロスってギリシャ神話だっけ?
>>266 そうです。アテナイの名工、ダイダロスの息子です。
268 :
天之御名無主:02/08/27 01:26
消防の時「今月のうた」とかいうやつで
よく「勇気一つを友にして」を歌わされたのを思いだしました。
♪むーかーし ギリシャ〜のイカロースは〜
懐かしー
269 :
天之御名無主:02/08/28 00:31
いまでもギリシア神を信仰している人っているのかな?
270 :
おそいそら:02/08/28 00:40
それ以前に神殿に、神官いるのか。
一応ヘロドトスみると神のお告げを代理する神官がいたはずだが。
パルテノンとかみてると、ただの遺跡で
とても現在進行形で活用されている神殿には見えん。
アテナ様とアルテミス様,それにヘスティア様を信仰してますです
>>269 もう信者がいないからこそ神話な訳で・・・
まだいたら宗教と呼ばれているでしょう。
形式的に崇めている人ならいると思いますけど。
273 :
天之御名無主 :02/08/28 04:14
エレウシスに停まったバスと老婆の話なんか、まだギリシア神話が残ってるって感じで面白い
274 :
天之御名無主:02/09/11 12:26
ヘパイストスって童貞?
275 :
天之御名無主:02/09/12 00:45
アトラス、プロメテウス、エピメテウス3兄弟の年の順番誰か知ってます?
276 :
おそいそら:02/09/12 15:40
>>275 神統記でクリュメネとイアペトスの子として紹介されてる順番なら、
アトラス、メノイティオス、プロメテウス、エピメテウスの順で出てくる。
左から第一子として順番に考えれば良いんじゃないかな。
278 :
天之御名無主:02/09/15 10:56
メデューサの話ってルンペンみたいなものすごい汚い女がいて
みんなそいつ見てまじひいて固まった って感じですかねえ?
279 :
天之御名無主:02/09/15 10:58
↑元の話ね 書き忘れたよ
280 :
山野野衾 ◆NDQJtGoM :02/09/15 11:05
>278
「邪視」という信仰を表現したものでしょう。元々は地母神だった。髪も蛇
も生命力の象徴であり、地母神には相応しい。
目や性器をお守りとして戸口にかける風習は世界的に見られます。
神話や伝説は歴史的な事実を伝えたものというよりは各時代に応用可能な信
仰、というか教訓を伝えたものですね。
281 :
天之御名無主:02/09/15 12:40
↑すげえすげえ
282 :
天之御名無主:02/09/15 13:55
ギリシア神話の話をしていると、聖闘士みたいで嫌。
密教の神様の話をしていると、オウムのホーリーネームみたいで嫌。
283 :
天之御名無主:02/09/15 17:22
トロイのへクトルかこいい・・・
284 :
天之御名無主:02/09/15 22:34
バイアグラの数倍の威力の超強力&超持続の勃起薬、「威哥王」、「蟻力神」を激安の現地価格でお届けしています。
膣内射精された後に避妊できる緊急避妊薬(アフターピル)や低用量ピル、抗鬱剤プロザックも特価!
ガンを治す力の素、アガリクスもなんと1キロ10000円!!!あの101の最新超進化版101Gであきらめていた髪もフサフサ!
http://www.kanpouya.com/
285 :
天之御名無主:02/09/18 19:17
>>282
年代的に、聖闘士知らない私はどうすればいいですか?
因みにヘルメスとゼフュロスとプロメテウスが好きです。
ゼフュロスって「両手に花を抱えた優しそうな青年」という
記述があったのに、ヒュアキントスの話の時との落差がイイ。
(北風って説もあるけど)
286 :
天之御名無主:02/09/18 21:27
287 :
天之御名無主:02/09/18 21:29
ちょっとスレ違いだが、学校でホメロスのオデュッセイア読んで論文を書けって宿題出た。
少し読んでみたが、よく意味が分からない・・・
なんでオデュッセウスはカリュプソで足留めされてるの?
289 :
天之御名無主:02/09/19 22:31
ヘラクレスの絶倫っぷりが好きだ。
290 :
天之御名無主:02/09/20 00:45
291 :
天之御名無主:02/09/21 10:38
>>287 男色ものはそんなに多くないと思う。
私が知ってる限りでは ゼウス&ガニュメデス、アポロン&ヒュアキントス(+ゼフュロス)
あと、パトロクロス&アキレウスが親友であり愛人でもあるって説も。
まあ確かに悲恋だけど(ガニュメデスは水瓶座になり、ヒュアキントスはヒヤシンスの花に、
パトロクロス&アキレウスは戦死)それは異性愛ものも同じだし…。
むしろ、近親愛や強姦まがいのほうが多くないか?
292 :
即アポコギャル:02/09/21 10:56
293 :
天之御名無主:02/09/23 02:40
天候を司る神(?)の名前をお教えください。
よろしくお願いします。
ギリシャ神話の中では、エロスとプシュケの話が一番好きなんですが、
天使(神)と人間の結婚って何か深い意味があるんでせうか?
詳しい方いませんか。
294です。ちなみにエロスとプシュケは愛(性愛)と魂の結合の比喩
だというのはわかります。
それ以外の解釈ありますでしょうか?
クドクテスマソ
296 :
天之御名無主:02/09/25 17:21
>>293 ゼウスは雷電や雷雲をあやつり、
それで気に入らないヤツを黒焦げにしてた(多分)。
あと、ヘラの使神であるイリスは地上に渡るとき虹を架ける(…天候?)。
あーなんか中途半端な回答でごめんなさい;
たしか天候のほとんどはゼウスが操っていたと思います。
詳しい方、補足プリーズ!
>>294 人間と交わった神で一番有名で人数も多いのはゼウスですが、
これは「私は神様の子孫だー!」という人が沢山いたからだそうです。
(特に、貴族などが自分の一族の権力を大きくするために)
要するに『虎の威を借る狐』なわけなんですが、
そのせいでゼウスがなさけない浮気神になっちゃってるなんて
本末転倒というかなんというか…。
エロス&プシュケの比喩についてはよくわかりません。
私が知ってるのは『魂と愛』だけです。スイマセン…。
298 :
天之御名無主:02/10/05 10:09
age
299 :
天之御名無主:02/10/05 11:56
ギリシャ神話とか精霊とか妖獣幻獣とかのなんかオススメの本ってあります?
300ゲットだ
ワーイ!
301 :
天之御名無主:02/10/06 15:57
お〜〜俺のコスモよ〜〜
≫297
なるほど。あじがと〜。
教えてちゃんスマソです
ギリシャ神話がそのまま書いてあったりする本ってないんでしょうか?
または、これを読めばギリシャ神話はどういう話しかわかる、って言う感じの…
解説書っていうか、作者の方の意見が書いてあるような本ではないやつです
よければ教えてください
スレ違いな気配なのでsage
>>303 里中満智子センセイの「マンガ・ギリシア神話」あたり、とっつきやすくて
宜しいのではないかと。
305 :
天之御名無主:02/11/03 18:51
誰か、日本の神話とギリシア神話の似てる点と違う点を
指摘してください!!
306 :
天之御名無主:02/11/03 20:08
>>305 似てる点だけですが。
やはり、主神クラスが三人、ってところでしょうか。
日本のアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三姉弟。これらはそれぞれ太陽、冥界、海の神でもあります。
対し、ギリシャ神話のゼウス、ハデス、ポセイドンの三兄弟もそうですね。ゼウスが太陽かどうかはともかくとして。
あぁ、あとツクヨミとハデスの出番の少なさも似てますね。(藁
違う点は……あえて挙げるなら、やはりアマテラスが女性でゼウスが男性ってとこなのかなぁ……
307 :
天之御名無主:02/11/03 21:22
>>305 わたしも似ている点だけですけど。よく知られているものを2点。
スサノオがヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを救い出す話は、
<ペルセウス・アンドロメダ型神話>と言われています。
イザナギがイザナミを追って冥界下りをし、結局連れ戻せなかった話は、
<オルフェウス・エウリュディケ型>とか。
308 :
天之御名無主:02/11/05 00:53
ムー別冊のアイタタ本の話で恐縮ですが、ポセイドンの項目にあった、
ゼウス、ポセイドン、ハデスの3神の権力闘争(後期にはアテナも加わる)は、
現在のギリシア神話が成立する過程での、旧神話体系の変遷であるという考え方について、
皆さんどう考えられますか?
ハデス、ポセイドン神話の極端な少なさは、かつては支配神であった彼らが
捨て去られ、ゼウス信仰に切り替わったが故の出来事ではないかという考えです。
ポセイドンなんざ、小娘に負けてるし。
309 :
天之御名無主:02/11/06 00:28
>>293 >>296氏に屋上屋を足すようなものですが、風の神として、
北風ボレアース、東風エウロス、南風エトス、西風ゼピュロスなんて神もいましたね。
ボレアースは暴風神、ゼピュロスは春の微風の神として、文学や絵画で取り上げられています。
>>299 >>303 トマス・ブルフィンチの「ギリシア・ローマ神話」などはどうでしょう。
岩波文庫や角川文庫で出ていたと思います。インドや北欧の神話なども入っていてお得かも。
安彦良和先生が「アリオン」を描かれたとき、唯一種本とされた呉茂一先生の「ギリシア神話」とか。
どちらかといえば解説書ですけど。
呉先生は岩波の「イーリアス」「オデュッセイアー」なども訳されてますし。
310 :
天之御名無主:02/11/07 14:41
>>309 ゼフュロスは嫉妬深いから、突如春一番を吹かしたりするのですね。
311 :
天之御名無主:02/11/08 23:18
なぜ日本は最高神が女なんでしょうか???ゼウスは男性。。
312 :
天之御名無主:02/11/09 00:35
アマテラスが最高神であったのはごくわずかな期間だけです。
岩戸にこもった段階で、彼女は神話から退場してしまいます。
名目だけの権力はアマテラスにありますが、実際に世界を動かしていたのはオモイカネですから。
日本人は花を捨てて実を取る、を実践しているのです。
>>312 なるほどぉ。
それで、親(タカミムスビ)の七光りにしても、「ちょっと、政治に口を出し過ぎ」
ってことで、天孫降臨のときに天降らせられるというわけなのですね、オモイカネ。
スレ違いsage(ネタレススマソ)
>>309 「屋上屋を架す」ですね。失礼しました。
>>310 ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」でも、ゼフュロスはおちゃめな風を
起していますものねえ。
「ヴィーナスの誕生」はアドビのイラストレーターのパッケージもいいけど、
ちょっと前にやってたカップ麺(地中海風だったかな?)のCMで頬を
ほのかに赤く染めていたヴィーナスが萌えです。
ふと思ったんですけど、田中芳樹先生の小説のタイトルになったり、
カワサキのバイクの名前になったりして、
ゼフュロスって風神のなかでは一番の出世頭なのかも。
315 :
天之御名無主:02/11/10 15:13
ゼフュロス:西風の神。温和そうな青年の姿をしている。
両手には花束を持ち、背には羽。
プシュケをエロスのところまで運んだりと四風神中もっとも
性格が穏やか。常に微笑を湛えている。
が。嫉妬深く(ホモ疑惑浮上中)、想い人の脳天カチ割ったり
どこが温和なんだよ、とツッコミを入れたくなるという
個人的に興味深い人物(神物)。
>314
ところで、『おちゃめな風』って? あれはヴィーナスを風で岸まで運んだだけじゃないんですか?
もしかしてあれって、風で髪を吹き飛ばして『あわよくば!!』
みたいな邪心が見え隠れしてるんですか!?(笑)
×両手には花束を持ち、
○両手には花束を抱え、
二刀流みたいな書き方してしまった…
317 :
天之御名無主:02/11/11 18:51
>>314 あの絵では妻のフローラ(クロリス)を抱いて飛んでいますね。
暖かい西風は「春」の風であり、「愛」の息吹でもあるのだとか。
318 :
長文すいません:02/11/11 21:43
>>288 もう解決済みかもしれないですけど。
>なんでオデュッセウスはカリュプソで足留めされてるの?
カリュプソには「隠す女」の語義があるようですけど、物語の流れからみると、
眷族のポリュペーモスの単眼を潰されたポセイドンの怒りを買って足留め
されているということではなかったですか?
>>311 女性シャーマンの首長がいたことの反映という説を聞いたことがあります。
折口信夫あたりに代表される考え方だと思いますけど、
日本神話関連のスレに問われたら、また別の意見もあるかもしれません。
>>314-317 『ヴィーナスの誕生』と並んでボッティチェリの代表作と目される『春(ラ・
プリマヴェーラ)』は描かれた年代には7年ほどの差違はあるようですが、
カンヴァスの形状・寸法、登場人物(神物?)がほぼ等しいことから、
対になっていると観る意見もあります。
新プラトン主義の視覚化を図っているとして、
『春』のヴィーナスが大地と人間の豊穣を司る「地上のヴィーナス」、対して、
『誕生』のヴィーナスは天の神から(母性なしで)産まれた「天上のヴィーナス」
とみなすのだとか。
319 :
天之御名無主:02/11/11 22:09
320 :
天之御名無主:02/11/14 17:23
リリスって何もん?
322 :
天之御名無主:02/11/14 20:32
323 :
天之御名無主:02/11/16 09:51
リリス(またはリリト)はイブ(またはエヴァ)以前に作られた女性で、アダムの最初の妻ですね。
聖書には詳しくないので理由はよくわかりませんが、何らかの理由で神とアダムの許を去り悪魔(または悪い精霊)になったようです。
ギリシア神話との関連ということであるならば、ヘカテーと同一視されていったようです。
>>320 >>323 アダムの許を去ったのはアダムがリリスの意見を無視していつも
正常位でヤってたから。彼女は女性上位がよかったそうです。
去ったあと
@紅海の近くに移り住んだが、アダムの許に戻るよう説得に来た
天使を無視したため神の怒りを買ってしまう。
そして毎日たくさんの子供を産むが一日100人づつ死んでいくという罰を受ける。
それに耐え切れなくなったリリスは紅海に身投げ。
が、哀れに思った天使たちの力でフカーツ。ついでに赤ん坊の運命を
自由にできる権利をリリスに与える。
Aサタンの妻になり、魔界の女王になる。
でも、たまにサタンの目を盗んで前夫であるアダムと浮気してたらしい。
という2つの説があります。
長文&スレ違いsage
325 :
天之御名無主:02/11/16 10:35
>>324 ぉ
そぅぃぅ事なのですなぁ。
サタンの妻っていうのは本当だったのかぁ
あいつの言うことは正しかった 謎
でも浮気なのね・・・
326 :
天之御名無主:02/11/16 17:18
そぃで
サタンとリリスは
なかぃぃの?
ってか恋人同士?
328 :
名無しさん:02/11/19 10:22
昔読んだ分厚いギリシャ神話事典に、
「アポロンが自分の神殿でアルテミスを襲って犯したという説がある」
というのを読んで仰天しました。
オリオンの時も嫉妬していた感じだったしシスコンなんですかね。>アポロン
アポロンとアルテミスが結婚したらすごい美形で有能な
神が生まれそうな気もしますが。
329 :
天之御名無主:02/11/19 22:40
まじですか!?初めて聞きましたー!
ってゆーか、アルテミスって処女神なのでは!?
いくらアポロンでもそんなことしたら追放どころじゃ済まないような気が…。
>アポロンとアルテミスが結婚したらすごい美形で有能な
神が生まれそうな気もしますが。
でも双子だしなぁ。ヒルコとか産まれるかも…(苦笑)。
330 :
天之御名無主:02/11/19 22:55
太陽と月の合体で日食の神が生まれたりして
331 :
天之御名無主:02/11/20 03:03
>>329 アポロンは「アルテミスの兄、または夫」だったっていうのは、
神話の本やサイトにけっこう書いてあるフレーズだよ。
そもそもアルテミスのセクシャリティーに関してもいろいろ説はあるし。
「処女神だった」っていうのももちろんよく知られてるけど、
「母神だった(→子供がいた)」っていう説もあるし。
いろいろ読んでて思うんだけど、アルテミスっていろんな女神と同一視されてる。
ヘカテ、セレネ、デメテル、時にはペルセフォネーなど。
332 :
天之御名無主:02/11/20 03:06
>>330 それカッコイイかも(笑)。
でも「月食」の神になったら、地味で目立たないな。
>331
そうなんですかぁ。ありがとうございます。
でも私は兄妹がいいナァ…(なんとなく)。
>>333 うん、だからアポロンとアルテミスには、
「兄弟でありながら夫婦」説があるってことが言いたかったの。
ギリシア神話の神々の間に「近親相姦」の概念はないってことはご存知の通り。
ま、さすがに双子で夫婦っていうのは、いくらなんでもすご過ぎると思うけど。
336 :
天之御名無主:02/11/26 01:25
>>329 ]『処女』ってのがイコール未経験ではないから、アリなんじゃないの?
この当時の『処女』という言葉には「家庭に入る事を拒否した女」って意味もあるらしい。
だからヘタイラなんかも『処女』と呼ばれる訳で。
337 :
名無しさん:02/11/26 10:08
でも太陽と月って表裏一体、陰と陽って感じだから
一組の夫婦と考えるのも普通なのかも。
でもあんな2神がくっついたらゼウスとヘラの地位を脅かしそうだが。
でも双子の兄が妹を神殿で犯すってエロい・・・w
保全
339 :
天之御名無主:02/12/01 13:56
age
なんかアルテミスが可愛がっていたとりまきのニンフの一人が
ゼウスだかサテュロスだかに犯されて、それがアルテミスにばれて、
そのニンフはひどい目にあったっていう話聞いたことあるけど。
アルテミス、レズなんだと思ってた。
342 :
天之御名無主:02/12/01 23:00
あ、そーそー。アルテミスにはキレられ、ヘラには熊に変えられて
しまったという不幸すぎる人。ゼウスはアルテミスに化けて
カリストと契ったんだよね。
344 :
天之御名無主:02/12/02 20:32
すみませんが。教えてください。
アカデミーという言葉の語源は、
ギリシャ神話の英雄アカデモスだ、という記述に出会い、
あれこれ探しましたが、どうにも見つかりません。
アカデモスについて、何かご存知の方、いらっしゃいましたら、
ぜひ教えていただきたいのですが。
345 :
天之御名無主:02/12/02 21:14
>>344 岩波の『ギリシア・ローマ神話辞典』に拠ります。
アカデーモスはアッティカの英雄ですが、アテネ郊外にその墓所〔と呼ばれた場所〕があり、プラトンのアカデメイアはその場所で開かれた。
英雄の名にちなみアカデメイアと呼ばれた、そうです。
なお〔〕内は辞典にはなく、私の捕捉読解です。
346 :
天之御名無主:02/12/02 22:50
347 :
天之御名無主:02/12/02 23:43
>>345 そういうことでしたか!
実はプラトンに関する記事を読んでいて、
「アカデメイアは、ギリシャの英雄アカデモスにちなんで名付けられた」との
記述があったのです。ギリシャ神話ファンとしては、気になってしまって・・。
これですっきりしました。
ありがとうございました。
あつかましいのですが、もしおわかりでしたら、
「アッティカの英雄」とはどういうことだったのかも、
お教えいただけませんでしょうか?
>>347 私もアカデメイアの語源に関心をひかれましたので、手もとの資料数冊を参照してみました。
簡単な調べでは大したことはわからなかったのですが。
以下に、事典類から再構成したエピソードのあらましを整理してみます。
トロイア戦役の華、ヘレネーがまだ10歳の頃、アテナイの英雄テーセウスと、テッサリアのラピダイ族の首長ペイリトオスとにさらわれる出来事があった。
発端はテーセウスの実力を試そうと、ペイリトオスが挑んだことによる。意気投合した両者は、共にゼウスの娘と結婚することを約すと、協力してテーセウスの妻にヘレネーを、ペイリトオスの妻にペルセポネーを得ようとした。
ヘレネーがさらわれた後、テーセウスらが冥府に侵入し、ペルセポネーをさらおうとしている間に、ゼウスとレーダーの子ポリュデウケス、テュンダレオスとレーダーの子カストルが、ヘレネーを取り返した。二人はヘレネーの兄弟にあたる。
ヘレネーを求めアッティカ地方に攻め込んだポリュデウケス、カストルだったが、両者にヘレネーの居場所を教えたのがアカデモスである(又は、デケロスとも)。
デケロスはアッティカの小邑デケレイアの開祖という事なので、あるいは、アカデモスにも同種の伝承があるのかもしれません(不詳)。
なお、アカデメイアの由来は、アカデモス説の他に、アルカディア人エケデモスに由来する、との異説もあるそうです。
>>345 いろいろ探してくださった由。とても詳しい説明をいただきまして、
ほんとうにありがとうございます。
テーセウスと、「トロイのヘレン」の間に、そんないきさつがあったのですね。
後にクレタの迷宮で、アリアドネに助けられてミノタウロスを倒すテーセウスの、
若き日のエピソード、ということでしょうか。
私もあれこれ探してみたのですが、
FLAMMARIONというフランスの事典に、短い記述がありました。
アカデモスというアッティカの英雄が、所有していた庭園をアテネに寄贈し、
その場所がアカデメイアと呼ばれるようになった。
プラトンがそこで弟子たちと集会をはじめたので、
そのグループはアカデメイアと呼ばれた、と書いてありました。
諸説いろいろあるようですね。
おかげさまで、とても興味あるいきさつがわかりました。感謝。
351 :
天之御名無主:02/12/04 03:11
パオンって何者?
>>349 >テーセウスの、若き日のエピソード、ということでしょうか。
そこなんですけど。
確かに、ヘレネー10歳のときという記述を踏まえるなら「テーセウス若き日の出来事」と捉えるしかありません。
実は、その辺からして曖昧らしいです。
最近はやや旗色悪い考え方ですが。
アテネ、あるいはアッテイカ地方のテセウス神話群は、ドーリス人起源のヘラクレス神話群と競い合うように語られた(らしい)という説がありますよね。
テーセウスとペイリトオスがペルセポネーをさらいに冥府に侵入した物語には、ペイリトオスは冥府に捉えられたという話と、テーセウスも冥府に捉えられてしまったという話とあるらしいです。
どうも「ヘレネー10歳のとき」というのも後から加上でつけられた気配がします。
先行した神話体系との整合性をとるために、「10歳のとき」が加上され、「テーセウスも冥府に捉えられた」バージョンはマイナー化した、というあたりではないでしょうか(?)。
>>345 詳しい考証、とても興味深く読ませていただきました。
「10歳ですでに輝くばかりの美少女だったヘレネに魅せられて、
若き英雄テーセウスが・・・・」と、ロマンティックな想像を巡らせましたが、
神話体系の整合性のためですか・・・。ちょっと残念。
354 :
天之御名無主:02/12/05 03:28
ぶっちゃけ一番つおいのは誰なんでつか?ゼウスタソですか?
355 :
天之御名無主:02/12/05 03:31
>>354 スーパーゼウスではないでしょうか?
理由を独自に検証しました結果、背景がキラキラしているのが決め手になりました。
357 :
天之御名無主:02/12/05 03:32
>>354 当然だろ。第一弾のヘッドなんだからな。
358 :
天之御名無主:02/12/05 03:38
ヘラクレスが一番強いんじゃ(゚Д゚)ゴルァ!
359 :
天之御名無主:02/12/05 04:05
360 :
天之御名無主 :02/12/05 05:12
>>358 ゼウスは不死、ヘラクレスは死んだ。よってゼウス最強。
ヘラクレスは神様になったんだけどね。
361 :
天之御名無主:02/12/05 17:44
>>351 レスボス島の渡し守。
島の東岸から対岸のアナトリア西岸部との舟の往来を扱っていた。<パオン
362 :
天之御名無主:02/12/05 20:53
ギリシャ神話ってどこで終わりなの?トロイア戦争のとこ??
363 :
天之御名無主:02/12/05 21:05
どこで終わるとか言うもんじゃないよ。
トロヤ戦争じゃ終わらないし。
トロヤ戦争の戦後の話がローマとかモロッソイ(マケドニアの西ね)の建国神話につながってくから、どこで終わりってなもんじゃない。
364 :
天之御名無主:02/12/06 01:08
ツェノンのパラドックスの「アキレスと亀」にでてくるアキレスって何者ですか?
快足ということしか分からないんですが・・・
365 :
天之御名無主:02/12/06 17:39
アキレス(アキレウス)は、トロヤ戦争のアカイア側(ギリシア側)のメジャー英雄です。
『イリアス』だと主役の位置にいます。
ありがとうございます!
数板に帰って報告してきます。では。
367 :
天之御名無主:02/12/14 20:35
age
368 :
天之御名無主:02/12/31 12:38
板違いな質問で申しわけないのですが
先日、とあるアニメでギリシャ神話の神をモチーフにしたキャラが出てきたんです。
アポロン・アルテミス・ミノタウロス・パン・ポセイドン・アトラスは見ても
すぐに分かるようなデザインだったのですが、黒猫(黒豹?)を擬人化したような
キャラがいたんです。ヘルメスのような羽の生えた靴を履いてました。
最初は誰だか分からなかったんですが、どうやらアキレスらしいんです。
アキレスって(半)人間なのにどうして?
ヘルメスの靴を借りたのは別の英雄だったはず…。
上のようなデザインで表された元ネタ、知っている方がいらっしゃいましたら
教えてください。お願いします。
>>368 ギリシャ神話に豹?といって、すぐに想い浮かぶとするとバッカス(ディオニュソス)の
逸話くらいですかねえ。
アキレスであったっけ?
アキレウスという皇帝のいる帝国に豹頭の傭兵がやってくる国産の某大河小説はまず
無関係でしょうし。
そういえば、横山○輝漫画オールスターキャストで描かれた某アニメで、敵役の総帥の
<三つの僕>のひとつに黒豹がいて、名前がたしかロデ○じゃなく、アキレスだったような。
>アキレスって(半)人間なのにどうして?
原作の漫画版だとアルテミスはヘレナだったから「神」であることに拘るつもりは
なかったのでは?
それが「ヨミ編」のヘレンと似ていたので、変更されて、アキレスの名だけが残ったと。
ヘレナがアポロンの姉だったり、アポロンがヘラに主導的な立場だったり、ライオン
やら馬頭人身のサイ○ーグが出てくるところからも、単にギリシャ神話の神名や雰囲気を
借りただけなんじゃないでしょうか?
それから(もしかすると、ですが)、豹頭人身で楯や剣を持っている戦士というのは、
同じ作者の仮面○イダーとかにも出てくるので、氏のお気に入りのモチーフなのかも
しれませんね。
あのアニメのアポロンとかアルテミスは、ただ単に神話をモデルにしただけのサイボーグだったような・・・
ところで、「悪魔の花嫁」という漫画を昔読んだことがあるのですが、
それではヴィーナスとデイモス(恐怖の神らしい)が兄妹ということになってました。
この漫画では兄弟間の恋愛は神でも御法度となっているのですが、ヘラとゼウスって姉弟ですよね?
ゼウスだから特別なのか、それとも兄妹愛は別に神々の間では問題なかったんでしょうか。
371 :
大朝鮮帝国:03/01/05 09:10
>370
ギリシャ神話が近親相姦の嵐から成っているので珍しい事ではない。
例:ガイアとウラノスは母と息子 ゼウスとデメテルは弟と姉、ハデスとペルセポネは伯父と姪
実際こういうことに一番まともな恋愛をしたのがアフロディーテ、他の神と
直接の血のつながりがなかったからな。
そのくせして人と牛みたいな極端な例も多いな(w
(^^)
Eros エロスについてリサーチしてるんですが
この神のシンボル、ってなんなんでしょう。
最初キューピッドかと思ったんですが先生に違うといわれました。
あとエロスに関するなんか神話、ってないですかね?
ソースキボンぬです。
376 :
天之御名無主:03/01/13 02:36
>>375 わ、おもいっきり、内容がかぶっちゃいましたね。すいません。
・エロース
ギリシア神話の愛の神。ローマではクピド、またはアモルとよばれる。古い伝承では、
エロスは大地とともにカオス(混沌)から生まれた原初の力、あるいは夜の女神ニクスが
生んだ卵から誕生した神とみなされた。古くからアフロディテの子とされているが、お産の
女神エイレイテイア、虹の女神イリスを母とする説、あるいはヘルメスとアルテミスとの
間に生まれた子とするなど、さまざまな説がある。さらに、アフロディテの子としても
二通りのエロスがあり、天空の女神アフロディテとヘルメスの間に生まれた子と、もう1人は
アンテロス、つまりゼウスとディオネの娘であるアフロディテと軍神アレスとの子である。
このように、古代よりエロスをめぐって詩人、宗教家、哲学者などがいろいろな解釈を繰り
広げている。
あらゆるものを結び付け、愛の力を具現するエロスは、初め翼を備えた気まぐれな美青年と
して描かれたが、彼の年は時代を経るにつれてしだいに若くなり、ついには弓と矢を持つ
子供として表されるようになった。ヘレニズム時代の詩人たちは、エロスがガニメデスと
ともにくるみの実で遊ぶようすを歌ったが、一方ポンペイの壁画では、エロスは幼児の姿で
複数の神々となっている。エロスが戯れに放つ矢は、人間だけでなく神々の胸をも傷つけ、
恋の苦しみを与える。そしてほとんどの物語で脇役的な存在であるエロスは、プシケとの
恋物語では主役を演じている。
ttp://www.human.is.tohoku.ac.jp/~yanai/2001.No.8.html
やはりpsycheですか。
なるほど。
いろいろと情報ありがとうございます。
>>375-378 べつに大学のレポートみたいなもんじゃなく、
ハイスクール(アメリカッす)の英語の授業で
mythologyの勉強してるところなんです。
greek mythをさらっと表面だけさらったような内容ですが。学校でやってるのは。
それでクラスでErosについてのリサーチを担当することになって。
内容なんかもそんなに込み入ったものじゃなくて
symbol
realm (where does he live? what is he the god of?)
relationship to other gods/goddesses
where did he came from
みたなかんじにやるだけなんです。
それにプレスで、Erosに関するmythをひとつ探してこい、というものでして。
これにpsyche使わせてもらいます。
ところで英語で発音するときはサイコ、なんですが、プシケってのはどこの発音なんですかネェ。
ギリシアと日本では因果が合わないハズだが、日本のイラストレーターは
それをモチーフにする者が多いな。
一応打っとくが、俺達は田中先生ではない。
>>379 プシュケ関連以外だと、アポロン絡みの話とかもありますよ。
アポロンがエロスの矢を馬鹿にしたことで恋の矢に打たれ、悲恋を迎えてしまう話です。
結局追いかけられた方は月桂樹に身を変えてしまう・・・という「アポロとダプネ」の話は、
ローマにある彫刻のすばらしさも相まって有名。
アポロンの頭の月桂冠もこれがもとだし。
でもやっぱ一番有名なのはプシュケとの恋愛話でしょうね。
>>376 このジェラールの絵、私も好きです。
375に貼ったところにありますが、他にも素晴らしいエロス+プシュケ画が・・・
>>379 「やはり」といわれても、エロスが主役として立っている物語としては、プシュケーとの
恋物語に尽きるといってもいいような気がします。
救いようのないラストになっている異伝もあるようですけど、
<こころ>Psycheが様々な遍歴をへて、真実の<愛>Erosに辿りつき、その融和の果てに
娘の<よろこび>Pleasure(ギリシャ語ではウォルプタース)が産まれるという寓話は、
よくできていますよね。
あとは偉大な脇役として、お話のきっかけを演出することが多いと思います。
>>382さんの「アポロとダフネ」の話とか、「アルゴー船」の物語でヘラの依頼によって
イアソンのためにメディアに愛の矢を射掛けるといった話などですね。
>ところで英語で発音するときはサイコ、なんですが・・・・・
まあ、サイケデリックやサイコロジーの語源ですからねえ。
女の子の名前につけるときは、<サイキ>と発音することがありませんか?
イタリアだとプシュケーで通じるはずですよ。
>>382 ローマにある彫刻というと、ボルゲーゼ美術館にあるベルニーニの手になるもの
でしょうか?
同じ作者の<プロセルピナを攫うハデス>などもそうですが、緊張感に満ちた一瞬を
捉えることに長けた彫刻家ですよね。わたしも好きです。
>>379 先生に「やっぱり、それを見つけてきたね」と言われたときに、
「いえ、実はこういうお話もあるんですよ」という保険が必要なのであれば、
隠し玉として、もうひとつ挙げておきましょうか。
星座の由来神話ですが、
台風<typhoon>の語源にもなっているテユポーンという怪物が天に攻めてきたとき、
逃げまどう神々は変身して大河に身を投じたといいます。
このとき二匹の魚に変わったのがアフロディーテとエロスの母子で、これが
<うお座>の図案になっています。
雑誌の星占いのページとかで尾を布のようなもので繋ぎあった二匹の魚のイラストを
見たことがありませんか?
また同様にパーンという山羊頭の神様も水中に逃げ場所を求めたのですが、あまりに
驚き慌てていたのか変身が不完全で、上半身が山羊、下半身が魚の姿となってしまい、
この姿が<やぎ座>になっているということです。
めずらしく、弓矢の活躍を俟たないお話ですが、こういうのもいいでしょ。
とりあえず、がむばって発表してください。
>>380-385 おおお!なんかす凄いたくさんありがとうございます。
いやぁ。mythologyについてやったのはじめだったんでいろいろなところでいろいろな神々が関連しあってるってのに、スケールの大きさを感じました。
結構面白いですネェ。ギリシャ神話。
>>383 そうです。ベルニーニです。私も大好きなんです(*´∀`)
ローマにはギリシャ神話系の秀逸な彫刻がそろってますよねー。ラオコーンなんかも最高。
美術板でもないのに趣味が合う方が居て嬉しいっす。
>>386 面白いですよ〜ギリシャ神話。
私は西洋美術好きがきっかけで興味を持ったのですが、ホメロスの「イリアス」でハマってしまいますた。
レポートがんがってね。
>>387 美術板はそういう雰囲気じゃないもの。
ローマはちょっとした路傍にも出来のいい彫刻があったりするから、
油断ができないですよね。(w
でも市全体で見廻すと、やはりベルニーニの足跡が広範にわたって
いることに圧倒されてしまいます。
驚いたのは、ボルゲーゼにある「アポロンとダフネ」「プロセルピナの
略奪」「ダビデ」の諸像ですが、いずれもベルニーニが20代前半の
ころの作品なんですよね。
早熟というより、技術力や観察力の成熟ぶりに驚いてしまいます。
とはいえ、よく比較対象になる「ダビデ」像にしても、ミケランジェロの
ダビデは20代後半、ドナテッロのそれは20代なかばのものといわれて
いて各人年若のころの作品ですけどね。
年代が違うので単純に比較するべきではないのでしょうが。
スレ違いなのでsageときます。
今突然思い出したのだが・・・
redhatの8.0のコードネームがpsycheで、
ずっとサイコ、と発音してたのだが
linux板のひとでプシュケーといってるひとがいた。
いまになってやっとわかった(w
390 :
天之御名無主:03/01/27 10:28
age
391 :
天之御名無主:03/02/01 11:40
あげるよー
エロスとプシュケーの話って、ローマ時代につくられたんでないの?
ギリシャ神話に(寓話だけど)くくっちゃっていいの?
393 :
天之御名無主:03/02/08 07:45
エロースとプシューケーのお話は、確かにローマ時代の人アプレイウスの「黄金のろば」の中で語られる挿話ですね。
アプレイウスは紀元二世紀頃の人と言われていますね。
一つは、ローマの神々が記録に残る程度にキチンとした物語を形成する前に、ギリシアの神々との同一視が行われてしまったこと。
一つは、「ほんとうの」ギリシアの物語はどのくらいあるのかということ。
例えば、ヘーシオドスに語られる神々の王権交代物語をシュメールのエヌマエリシュとの類似を指摘して「ギリシアの」物語ではないと主張することは可能です。
主張が可能であるということは、その主張が妥当であるということでは必ずしもありません。
アポローンにしてもその名前の成り立ちをギリシア語で説明することは難しく、元来北方または小アジア起源の神と言われています。
1.ギリシア神話の登場人物にモチーフをとった物語で、2.ギリシアの神々が一般に信じられていた時代と地域で書かれたもの、であるならば「ギリシア神話」としてもよいのではないでしょうか。
その作品に対する好き嫌いはまた別の問題として。
私個人としては、あの物語はあまりギリシア神話らしい物語ではないと考えてはいますが。
394 :
天之御名無主:03/02/13 10:48
カルチュラル・オリンピアード
Cultural Olympiad
ギリシャ国立劇場 訪日公演
THE NATIONAL THEATRE OF GREECE
ソポクレス原作
悲劇「アンティゴネ」全一幕
SOPHOCLES “ANTIGONE”
4年ぶりの訪日公演。前回「メデイア」で好評を博したニケティ・コンドゥーリによる新演出。
従うべきは神の掟(おきて)か、現世の法律か−−。永遠に答えの出ない問いをつきつける、
ギリシャ国立劇場訪日公演「アンティゴネ」(日本文化財団・朝日新聞社主催)が3月11日から
16日まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれる。同劇場の日本公演は4度目。
04年アテネ五輪を前にした政府の文化交流「カルチュラル・オリンピアード」の一環として来日
する。
紀元前441年初演のソポクレス作「アンティゴネ」は、ギリシャ悲劇の中でも最も人気の高い
もののひとつ。ニケティ・コンドゥーリが演出をてがけ、昨夏のエピダウロス古代劇場公演では
この年の劇場の動員記録を更新した作品だ。
ttp://www1.ocn.ne.jp/~ncc/special.html ttp://www.asahi.com/culture/stage/K2003021201399.html
395 :
天之御名無主:03/02/13 11:39
で 結局のところ おとめ座の乙女ってだれ?
デーメテール? アルテミス? アストレア?
本によっていろいろ違うのよ。
できたらかわいい娘たのんますよ
398 :
天之御名無主:03/02/14 19:15
> 397
仕方ありません。
当時の人も、みんな勝手に言ってるんですから。
既に挙げれられた名前のほかに、イーカリオスの娘のエーリゴネー、正義という名の女神ディーケー、元々はオリエントの女神であったアタルガティスなどという説もあります。
お好きなものをどうぞ。
迷うようでしたら、サイコロで決めてもいいと思いますよ。
399 :
天之御名無主:03/02/15 10:03
>迷うようでしたら、サイコロで決めてもいいと思いますよ
はずれは ヘラ だったりして,,,,,
400 :
天之御名無主:03/02/15 11:13
当りは??
それはそれで気になるぅ〜
>仕方ありません。
当時の人も、みんな勝手に言ってるんですから。
じゃあ俺も勝手に言おう。
本日をもっておとめ座の乙女はカゴちゃんに決定!
402 :
天之御名無主:03/02/16 17:54
ゼウスはなんであんなやばい性格をしているのか・・。
403 :
天之御名無主:03/02/17 03:11
>>402 どのへん?助平なとこ?
助平→子沢山→絶倫→豊穣、生命力の象徴
と考えれば、主神という性格・立場としてヤバいこたないだろ。
もっと性格に問題あるやつはいっぱいいるだろ。
404 :
天之御名無主:03/02/17 14:31
知り合いで、産まれた息子に「カシオ」って名づけた人がいた。
カシオペア座からとって名づけたと言って目を輝かせてた。
カシオペアって・・・
普通 子供の名前をつける時ってもっと調べないかい?
もう付けてしまったから仕方ないけど、
願わくば、この息子さんが一生 ギリシャ神話を目にすることがありませんように・・・
いくらなんでもカシオペアはないだろう・・・・・・・
まあ、アムピトリーテよりも美しいこの私の噂話をしているのは誰?
406 :
天之御名無主:03/02/19 18:25
ゼウスがヤヴァイというならヘラのほうがヤヴァイ
409 :
天之御名無主:03/02/28 00:27
>>403 ただの助平じゃなくて、、、強姦魔やんけ。
411 :
天之御名無主:03/03/07 15:45
強姦が悪いって決めたのは現代人(と被害者)だからねぇ。
生物学的に考えれば、強い生物が子を成すのは基本行為だし、
愛し合った夫婦であってもぶち殺されちまえば子孫は繁栄しないんだから。
412 :
天之御名無主:03/03/08 14:21
>>411 現代になるまで強姦が悪じゃなかったなんてことはありえない。
ギリシア神話時代はどうか分からないが。
413 :
天之御名無主:03/03/08 17:25
>>403 ギリシャ神話に、やばい性格の神様は沢山いるけど、ゼウスの性格はその中でもダントツにやばい。
414 :
天之御名無主:03/03/08 20:19
415 :
天之御名無主:03/03/10 02:58
ヘラとアルテミスのほうがこえーよ
ゼウス様は、神様の中で一番スケベ。だからヘラさまは、激怒の毎日。
417 :
天之御名無主:03/03/10 19:57
金星の女神ビーナスて
キリスト教でいうと魔王ルシファーになるのかな。
聖書のイザヤ書で
ルシファーは明けの明星と呼ばれているらしい。
他国の神話に取り込まれると性転換までしなければならない神様たちがなんだか不憫だ。
官能刺激全集?
420 :
天之御名無主:03/03/10 20:37
アイヌスレすっかり荒れてしまったな。
421 :
天之御名無主:03/03/11 22:17
>>417 アシュタロテとかいう悪魔の語源はアフロディテらしいが
422 :
天之御名無主:03/03/11 22:56
>>421 えっ、シュメールのイシュタルじゃないの?
423 :
天之御名無主:03/03/11 23:50
からだのきりこぶしぴりぴりぷるぷるよ〜
(^^)
426 :
天之御名無主:03/03/15 18:27
age
427 :
天之御名無主:03/03/31 21:09
なんでああ嫉妬深い神が多いのだろう。アテナとか偉そうな事言えないじゃんよ。
とか言いつつあげ
428 :
天之御名無主:03/04/01 15:30
429 :
天之御名無主:03/04/02 15:54
>417
関係ない
>422
シュメールはイナンナ(女神の総称等としても使われる)=アッカドのイシュタルと同一視
その同系=カナンの豊穣神?アシュタルテ(+軍神アナト)
この三者はギリシャ人にアプロディテと同一視される。
430 :
天之御名無主:03/04/03 20:25
すいません質問なんですが、
雷神バール(バアル?)とモトってギリシャ神話でしたっけ?
そうだったとしたら、悪魔の72将の一人、
魔王バールと上の雷神バールは同一人物なんでしょうか?
431 :
天之御名無主:03/04/03 20:33
バアルは王。
432 :
天之コピペ主:03/04/03 20:46
バール(バアル: Baal)は、シリアやパレスチナ地方で信仰されていた神。
主神であり、その名は「王」を意味する。至高神エルあるいは海神ダゴンの息子とされ、
もともとは雷神・豊穣神であったが、のちに最高神として崇められるようになった。弟で
死の神であるモトと熾烈な戦いに勝利し、地上の支配権を得た。
ちなみに、旧約聖書の預言者エリアが偶像崇拝・拝金思想として激しく糾弾したのが、
このバール信仰。
ユダヤ教、キリスト教では悪魔に堕とされ、バエルやベルゼブブ(バールゼブブ)、
ベルフェゴールの原型となった。
433 :
天之御名無主:03/04/03 21:03
>>432 なるほど・・・。
やはり同一人物(以降は神物と呼ぶことにしました)
だったのですね。どうもありがとうございました。
ベルゼブブでもベルフェゴールでも「ベル」という字が
王という意味であることがよく確認できました。再度、ありがとうございました。
「ベル」は、セム語「バール」のバビロニア方言
435 :
天之御名無主:03/04/05 00:38
すみません。
アポローンとアルテミスについて教えてください。
ある文献ではアルテミスはアポローンの姉ですが
他の文献を読むと妹の場合がありました。
どちらの説が有力なのでしょうか。
一説ではアルテミスがアポローンをとりあげたと
いう一節もありました。
436 :
天之御名無主:03/04/10 09:55
>>435 アポロンとアルテミスは双子で、
アポロンが兄だったと記憶していますが。
437 :
天之御名無主:03/04/10 11:27
>>435 アルテミスが先に生まれてすぐにアポロンの出産を手助けしたとか
438 :
天之御名無主:03/04/10 16:12
>>435 広辞苑を繰ると、下のように記されているので、一般的には
>>436さんの捉え方でよいのでは?
アポロン 【Apollon】 ギリシア神話の神。ゼウスとレトとの子。アルテミスの兄弟。美しく男性的な
神。音楽・医術・弓術・予言、また、光明の神とし、太陽と同一視する。デルフォイの神殿で与える
神託は古代ギリシア人の生活を規定したほど有力。ローマ神話のアポロはギリシアからの移入。
アルテミス 【Artemis】 ギリシア神話の神。ゼウスの子、アポロンの双生の妹。野獣・家畜の保護
神。誕生・多産・子供の守護神、また、狩・月の女神。
>>437 アルテミスが出産の守護女神とされるのはそのためだとか。
もちろん、母親のレトが難産の末(九日九夜だっけ?)に彼女らを出産したことも、また、古くは
エフェソスあたりで豊穣神として崇敬されていたことも反映しているのでしょうけどね。
437さんの説は、アポロドーロス以来のものですよね。
アルテミスが先に産まれたとしても、どこで、いつ産まれたというのも問題なのかな?
ギリシャ政府観光局のサイトを見ていても、この二神はデーロス島で産まれたというのが通説の
ようですね。
とすれば、双子と見做していいようです。ゼウスがヘラの眼を盗んで二度も浮気をできるとも思え
ませんし。
双子は世界の諸民族において、特殊性を強調されることが多く、社会的にも、兄弟の序列という
秩序を混乱させるパラドックスを生みます。
そのため、双子として出産されたものの中には、先に産まれ出たものを、弟・妹と見做す地域も
あるようですから。
アポロンは産まれる前から優位性が強調されてますよね。デーロス島の縁起に関連づけられて。
それに後代、アポロンが太陽神として、アルテミスが月神に位置づけられるにしたがって、次第に
アルテミスがアポロンの妹とされるようになったのではないでしょうか。
オウィディウスあたりからでしょうかね。アポロンがヘリオスと、アルテミスがセレネと同一視されて
いくようになるのは。
>>436-440 皆様大変有難うございます。
いろいろと勉強させていただきました。
これからもよろしくお願いします。
442 :
とくとく情報:03/04/12 17:13
443 :
天之御名無主:03/04/15 02:20
小さい頃から神話に興味があったので、ギリシャ神話を読みたいと
思い、本を買ってきました。
ですが、岩波文庫の「アポロドーロス ギリシア神話」は、かなり
初心者向けじゃない? 名前がたくさん出てきて、難しいです...。
他に、初心者が入りやすい本はありますか? それとも、上記の本を
少しわからない箇所があってもそのまま読んでれば理解できるもんで
すかね?
444 :
天之御名無主:03/04/15 04:51
>>443 アポロロードスは家系図の本だよ。
だから、好きな神様や英雄、美女を索引で調べて、拾い読みが面白い。
で、自分で家系図作ったら、意外なところで、兄弟だったり従兄弟だったりする。
445 :
天之御名無主:03/04/15 04:59
書いてる途中で、送信してしまいました。
連続ごめん。
私はイリアス、オデュッセイヤ、変身物語と、
新潮社、呉茂一の本と、岩波文庫、ブルフィンチ(野上弥生子訳)
から入りました。
あとは、講談社、ケレーニイの本かな?
でも、どれが初めだったかは、記憶がないです。
あぼーん
448 :
天之御名無主:03/04/15 06:35
>>443 小説気分ですらっと読みたいなら、まずは阿刀田高さんの「ギリシャ神話を知っていますか」から入ってみては如何でしょう。
もし既読でしたらゴメンナサイです。
アポロロードスはある程度の神様・人物を覚えてから読んだ方が良いかと。
>>444 >>448 「アポロロードス」ではなく「アポロドーロス(Apollodorus)」ですね。
450 :
天之御名無主:03/04/15 12:57
小生、只今再就職活動中。(まさにタルタロスに落ちた心境であります。)
「魅力的な仕事、やりがいのある仕事」ははたで見るだけで絶対に手が届か
ない・・・。 タンタロスの気持ちが何となくわかった・・・。
>>449 何を書いていたんだろう・・・。
突っ込みThanks.
>>430 ギリシアの神話伝承に登場するヘブライ方面関連の登場人物は
イアペトス、ベロスとかが古くから有名ですね。
・【イアペトス】Iapetos ティタン神族の一柱。プロメテウスの父神。
キリスト教で語られる人物ヤペテJapetheの伝播とも。
・【ベロス】Belos ゼウスとイオの息子エパポスの孫。
前出のバアル神の伝播とも。
>>435 アルテミスは6日生まれ、アポロンは7日生まれです。
これをもってして、アルテミスの聖数は6、アポロンの聖数は7とされました。
>>444 家系図の本といえば、岩波文庫から出てるヘシオドスの「神統記」って絶版状態なんですってね。
復刊しないのかなあ。
>>448 阿刀田高さんといえば、集英社文庫の「私のギリシャ神話」もいいですよ。
列伝形式で、図像も多く収録されていて、パラパラとめくるだけでも イイ(・∀・)/です。
>>450 「人間万事塞翁が馬」なんて言いますし、諦めなければ好いことありますよ。端で見ている仕事も
裏に回れば「あれれ?」と思うことも多いものだといいますよ。
>>451 「ロード(Road)」を「ドーロ(道路)」に掛けた洒落なのかと思ってましたー。
>>452 お教えくださいまして有難うございます。
よろしければこのあたりの記述のある文献
をご紹介くださいませんでしょうか。
>>443 実は僕もこの本から呼んでしまいました。
まさに444氏のご指摘のとおりで、あと10
年以上は開きそうです。
既読でしたらすみませんが、読みやすいもの
はギリシャ神話(串田孫一著・ちくま文庫)を
お勧めします。
今、読んでいますのはギリシャ・ロ−マ神話
(ブルフィンチ作・野上弥生子訳/岩波文庫)
ですが、この途中で前出の疑問が湧き、ここの
皆さんにご意見を伺った次第です。
この本も括弧でラテン語名が入っており、良
いと思います。
>>444・448
ロ−ドスと打ってしまうところなどはさすが
ですね(W
455 :
(σ・∀・)σ:03/04/16 04:08
>>454 手近なものでしたら
「ギリシア神話」青土社(フェリックス・ギラン著/中島健訳)
のアルテミス女神についての段落などが参考になると思います。
タルゲリオンの月の6・7日はタリゲリア祭と言って、
アルテミス・アポロン姉弟神の誕生祭典ですね。
「タルゲリオン」や「タルゲリア」でネット検索してもよろしいかと。
×タリゲリア祭 ○タルゲリア祭
>>451 >>454 >>456 ああ、そうか。「ロードス島」のイメージが鮮烈すぎるのかもしれませんね。
ギリシャ有数の観光地であるロードス島(Rodhos;Rhodos)と、『ロードス島戦記』のロードス(Lodoss)と、ふたつながらに。
他意はないです。もし不快に思われたなら、ごめんなさいです。m(_ _)m
>>457 早速有難うございます。もう、大感謝です。
今度の休日には本屋さんに急行です。
決して読み漁るつもりはないのですけれど、何かこう・・・ふっふっふっ
あっ・・・ すみません。
>>459 個人的な意見ですけど、僕はこのスレ立てて下さいましたヴィーナス氏
には大感謝です。
449氏にもいろいろと教えて頂きたい出です。
ごめんなさい。
×:出です。
○:です。
(^^)
>>463 ヌホさんありがとう…
(とおもむろに心中で呟き薔薇の花弁を手に取る)
アシェラ、アシュトレト、イシュタルなどの小アジアの女神たちは、
どういうルートでか(そしてどのような発音転換を経てか)は知り得ないけれど、
アプロディテとして伝播したのは、概ね認められているようですが、
イナンナ、イニニ、ナンナルなどの女神は、アプロディテに辿り着くよりも、
後にキュベレ女神となる両性具有神アグディスティス伝説に登場する、
アグディスティスの切り落とした陽物から萌芽したアーモンドの実を懐に入れることにより
アッティス神を懐胎したニンフ・ナナ(サンガリオス河の娘)の姿に
強く見い出されるような気がします…。
アナト女神は、ある学者によれば、アプロディテよりかは
むしろアテナの前身としているようですね。
その説にどれほどの確からしさがあるのかは分かりかねますが(逃げ)。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
467 :
天之御名無主:03/04/24 23:58
>>464 >(とおもむろに心中で呟き薔薇の花弁を手に取る)
これは何か意味のある言葉? あるいは、サッフォーあたりの詩?
468 :
天之御名無主:03/04/25 02:22
> 薔薇の花弁を手に取る
ときて
> サッフォー
ときた時、俺の中に淫靡な光景が...
469 :
(σ・∀・)σ:03/04/25 08:40
私は、ギリシャ悲劇から題材をとった、ラシーヌや、ジロドウなどの戯曲、
を紹介してある、読みやすい初・中級者向けの本を探しているのですが、ど
なたかご紹介いただけないでしょうか。
前出の、阿刀田高さんの本は、読んでいますし、串田孫一さん、ブルフィン
チさんのギリシャ神話、イリアス、オディッセイア、オイディプス、変身物
語の「アモールとプシュケ」(これって、美女と野獣型のお話の元祖ですよ
ね。)のみは、既読です。
それから、私には、日本語以外の本を読むことは無理です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
472 :
天之御名無主:03/05/03 23:04
>>471 もう随分以前のことですが、ジロドゥ戯曲全集(白水社刊・全6巻)を持っていましたが、今もまだ
あるのでしょうか。
確か、内村直也氏、諏訪正氏らの翻訳だったと思います。
参考にならなければごめんなさい。
20代OLです毎日上司のセクハラや通勤電車での痴漢でストレスがたまっていた
そのときにネットで見つけたアダルトDVDショップ以前からオナニー用にDVD
が欲しかったのですぐ注文しました、とても安くてびっくりしましたが次の日には
もう届きました私が買ったのは、オナニー、レズ、レイプです毎日オナニーしてま
す。
http://www.net-de-dvd.com/
>>472 ありがとうございました。訳者はわからないのですが、白水社でありました。
読むのが楽しみです。
>>桃子様(W
戯曲が好きでしたらついでにジャン・アヌイの「ひばり」でも呼んで見られたら如何ですか?
あっ、このスレと離れちゃいますね。ここまでで・・・
478 :
動画直リン:03/05/08 02:20
479 :
天之御名無主:03/05/10 23:48
>479
>公立図書館とかで取り寄せしてもらうのも手かもしれませんよ。
そうしようと思います。有難うございました。
>『ギリシア神話を知っていますか』あたりで興味を惹かれたのでしょうか?
その通りです。
ジロドゥは、「オンディーヌ」以来、素晴らしい劇作家だと知っていたのです
が、「アンフィトリオン38」は是非、通しで読みたいと思いました。
私は、「シーシュポスの神話」も好きなのです。
ラシーヌは、ジャンセニスムの方で、読みたいとずっと思っていました。
>477
ジャン・アヌイの「ひばり」、有名な作品ですね。未読です。是非読んでみます。
ありがとうございました。
481 :
天之御名無主:03/05/15 21:38
エ〜ロス エロスゥ えろすんません。
日本神話はギリシア神話が中国に伝わったものを遣隋使だか遣唐使だかが
日本に伝えて古事記などに残したなどといいかげんなこと
いうな。
いつどこで誰がそんな変なことを言ったんだよ
>>482 案外 <世界の歴史 10 『西域』 (河出書房新社)>あたりを元ネタに妄想を
膨らませたものだったりして。
スタインの驚きは、前4世紀に始まるアレクサンドロス大王の遠征と、それに
伴うギリシア人の東方への進出がもたらしたヘレニズムの現象が、最初に移り
住んだ西北インドを根拠地としてパミール高原の東側、セリカ(絹の国)まで入り
込んでいたという事実の発見にあった。
しかも、有翼天使像は、やがてキリスト教の天使像の起源になったものなの
である。
ところで、このミーランにおける発見と同じように、ロブ湖の北の砂漠にある
クロライナ(楼蘭)の住居跡から発見された無数の木簡に捺印された封泥には、
アテナ・アルキス、ゼウス、ヘラクレス、エロスなどといった数多くのギリシアの
神々の姿がみとめられている。
その中でも、アレクサンドロスの都ペラの守護神であるアテナ・アルキスが、
パミールを越えたこのアジアの奥深い辺地で発見されていることは、
アレクサンドロス大王の遠征がもたらしたヘレニズム文化が、いかに東洋の
ふところ深く浸透していたかを教えてくれる。ギリシアの神々の姿が中国風の
木簡の封泥に利用されているのは、東西文化の交渉をあからさまに伝えている
ことにほかならないのである。
>483
平成15年の5月15日の23時41分に俺が言ったんだよ。
486 :
天之御名無主:03/05/17 15:54
ギリシア神話は侵略神話だということを
どこかで聞いたのですが、本当ですか?
元々はヘラを中心とした母系神話だったのに、
後からゼウス等をねじ込んだとかなんとか……。
ゼウスを主神とした父系神話にヘラなどの地母神がねじこまれたってほうがいいかも
488 :
一石二鳥は当たりまえ:03/05/17 16:12
>>487 え、そうなのですか?
となると、私が聞いた話と全く反対ですね。
やはり色々な説があるものなんでしょうか……。
ありがとうございました。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
491 :
天之御名無主:03/05/24 13:31
ギリシア神話って、いつ作られたものなんですか?
>>491 一般的には、紀元前2000年頃といわれています。
ただし、クレタ島などエーゲ海文明の出現にまで淵源を求めると、紀元前3000頃に
まで溯ることができます。
文字として文学としてだと、最古期の叙事詩ホメロスの『イーリアス』『オデュッセイア』,
ヘシオドスの『神統記』『仕事と日々』が紀元前8世紀にあたる。
493 :
463 :天之沼矛:03/05/25 19:22
[ ギリシャがアルカイダの標的に 地元紙報じる ]
来年のアテネ五輪を開催するギリシャがテロ組織アルカイダの標的に
なっていることが27日、明らかになった。地元紙ビマが匿名のギリシャ
高官からの情報として伝えた。
報道によると、アルカイダが掲げている世界トップ10のターゲットで米国、
イスラエル、エジプトなどに次いで、ギリシャが7位に入っているという。
アテネ五輪では安全対策に6億ドル(約705億円)以上の予算を組んで
おり、この政府高官は「アラブグループは特別な安全対策のない国々を
標的にしてくる」とコメントしている。 (共同 2003/05/28 07:57)
たまらんなあ。バーミヤンの石仏の二の舞はごめんだぜ。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
497 :
天之御名無主:03/05/29 08:59
長生きだねこのスレ(w
498 :
天之御名無主:03/05/29 19:04
499 :
天之御名無主:03/06/22 19:49
この神話で最強なのってテュポンなの?
でもゼウスに負けたんでしょ?
501 :
天之御名無主:03/06/24 19:45
>>499 そのテュポンを眠らせて、ゼウスの脚の腱を奪還したヘルメスこそが、
実は最強なのではないかと思ってみたりして…
502 :
天之御名無主:03/07/06 18:06
ウラノスもクロノスも息子に支配権奪われたのに
ゼウスはよく息子に裏切られないな。
アポロンならゼウス倒せそうだけどな
503 :
七篠権兵衛:03/07/06 18:27
ゼウスの最初の妻メーティスが産む男の子が、ゼウスを倒す運命だった。
だからゼウスは、メーティスが妊娠したので、あわててメーティスを食っ
ちまったとさ。あごがはずれなかったのかね。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
508 :
天之御名無主:03/07/31 16:28
現在もゼウスやアポロンを信仰している人はいるのだろうか。
ギリシャ人ってほとんどキリスト教に洗脳されちゃったよね?
確か、「神聖記」で現在も信仰している人たちの話題がちょっと前にのぼってた気がする。
あと、「エレウシスにとまったバス」という話もあるね。
>「エレウシスにとまったバス」
ほう、どんな話ですか。
自分で調べろ。
日本のあやしげな新興宗教の中にありそうだな。>今でもゼウスを信仰してる
それもたぶん帝釈天=ゼウスとかのごちゃまぜ化で。
ヘルメスの転生?とかいってるのは幸福の科学だっけ
ヘルメス文書にハマってるオカルトは多そうだな。
515 :
天之御名無主:03/07/31 17:47
「伝統的に」信仰を守りつづけている人はいないの?
復古神道みたいのはありそうな気がする。
でも伝統はキリスト教に駆逐されて一度は途絶えてるんじゃない?
キリスト教&イスラム教にね。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
520 :
天之御名無主:03/08/02 20:16
ギリシャ神話の登場人物にちなんで 自分の子供に名前をつけるとしたら、
なにがいいでしょうか?
妻が妊娠したんです(^O^)
523 :
天之御名無主:03/08/02 22:21
>>520 父親の趣味で辺にバタ臭い名前つけない方がいいよ
一生付き合ってく物なんだから、恥かしくない名前つけてあげな
その子が年を取ってからも
そういう名前はペットとかにつけれ
524 :
GET! DVD:03/08/02 22:21
526 :
天之御名無主:03/08/02 23:29
>>520 やっぱ男ならゼウス、アポロンだろ。
当て字は適当に…是宇須とか亜歩絽無とか。
>>520 日本人の名前にすると浮きまくるから、ギリシア神話ネタはLANのコンピュータ名
ぐらいにしておくよう薦めまふ。
>>526 ゼウスのその当て字はかなり切支丹のデウスに似てるからやめたほうが
529 :
天之御名無主:03/08/03 02:06
520です
ギリシャ神話上の神々の名は やはりバタくさいですね。
私の知らない神の名もあるかもと思ったのですが調べたところ、日本人の名前としては
かなり無理な名前のようです。。。
ゼウスやアポロンじゃあな・・・
>>520 亜弖菜(アテナ)、怜都(レト)、麗亜(レイア)、彩貴(サイキ;プシュケ)、
有音(アリオン)、弖世臼(テセウス)、織温(オリオン)、陀舟(ダフネ)、
瑠菜(ルナ)、馬留冠(バルカン)、鯛淡(タイタン)、織笛(オルフェ)、
成志洲(ナルシス)、魚(イオ)、芽萄沙(メドゥサ)、絵鴻(エコー)……
すんまへん。ほとんど、ネタになってもた。
533 :
恐怖の人種劣等化工作:03/08/04 05:52
毎年、約1万組の日韓結婚。
それに伴なう朝鮮化した混血児。
年間、美しく清らかな日本の新生児約100万人のうち、
毎年、約1〜2万人の新生児に
容赦無く劣等人種の血が流し込まれている。
目的は日本人の朝鮮化(不細工・低脳・犯罪者化)だ。
534 :
天之御名無主:03/08/05 13:10
535 :
天之御名無主:03/08/05 16:27
536 :
????s??s:03/08/05 18:29
538 :
DVDエクスプレス:03/08/05 19:25
>>526 ゼウスの当て字は「聖紆麈」。
男塾読むべし。
>>534 ちょっと言いすぎ。
でも、ミノタウロスの父親はポセイドンも認める由緒正しいやつ。
漏れよりずっと格上か(T T)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
543 :
天之御名無主:03/08/28 23:09
昔からギリシャ神話に興味があるのですが学んだことがありません。
活字でもマンガでもいいのですが何かおすすめの入門書はないですか?
544 :
天之御名無主:03/08/28 23:19
545 :
天之御名無主:03/08/28 23:47
わあ、ありがとう。
>>544 探し方が足りず、正直すみませんでした。
でもΣ神話の人物の名前をつけるのって
・・・なんか幸福そうな名前ってなさそうじゃない?
547 :
天之御名無主:03/11/22 12:22
なんで漫画とかじゃイカロスが英雄扱いされてんだろ。
ただの若造じゃん。しかもあっさり死んじゃってるし。
548 :
天之御名無主:03/11/25 01:22
けれど〜僕らは〜忘れない〜
549 :
天之御名無主:03/11/26 16:50
迷宮つくった人の息子だったかしら?<イカロース
551 :
天之御名無主:03/11/27 06:56
卒論の関連でギリシア神話を断片的に読みました。
名前忘れちゃったけど、羊の毛皮から生まれた子供の話がツボでした。
切り落とされたチンコも生き物になる世界だからな、
どこから何が生まれようが不思議じゃない。
553 :
天之御名無主:03/11/28 20:03
メドゥーサが首切られた時も血しぶきか何かで子供出来たシナ
>>547 鋼の錬金術師では、勇気のある英雄とか
言われてたしな。
>>553 メドゥーサから生まれたのって
ペガサスでしたよね。
やっぱりポセイドン絡みだからでしょうか・・・
>>554 >メドゥーサから生まれたのってペガサスでしたよね。
そうそう。ペガサスと、あとクリュサオールもですね。
>やっぱりポセイドン絡みだからでしょうか・・・
これもそうでしょうね。
ポセイドンは馬に縁が深い神格ですし、
ペガサスの語源にもなっている泉(ペーゲー)からも
水を司る海神との関係を指摘されています。
556 :
天之御名無主:03/12/06 00:27
クリュサオールって記憶にないや。どんなんだっけ?
塚、メドゥーサがアテナにバケモンにされた時
なんでポセイドンは傍にいて上げなかったんだろ。
孕ませる仲なのにさ。
557 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/12/06 00:45
石にされたくなかったんでしょう(w
558 :
天之御名無主:03/12/06 00:52
クリュサオールは黄金の剣の戦士。
ゲーリュオンとエキドナの親父じゃなかったっけ?
ゴルゴン三姉妹の中でメデューサだけ不死じゃないってのも
なんだかなーだよね。スキュラといいアルケニーといい、
アテナの癇癪にはあきれるな・・・
[ クリュサオル ]
黄金の剣を持つ者の意味。
ペルセウスがメデューサを倒した際に、その血からペガサスと共に生まれた。姿は伝わって
いないが、生まれたときから黄金の剣を振りまわしたという。オケアノスの娘カリロエとの間に、
ゲリュオンがいる。
エキドナは使いまわしがきくのか、クリュサオルの他、ポルキュースの子供とするなどの説も
あります。
560 :
天之御名無主:03/12/14 17:56
小学生のとき愛読していたギリシャ神話の本、
いつの間にか失くしてしまって… 出版社すらわからないけど
装丁?もすごくよくて あーー残念。
ギリシャ神話の後にイソップ物語と北欧神話が入ってるの
子供向けだったと思うんだけど誰か知っていたら教えてください
561 :
天之御名無主:03/12/14 23:27
このスレ見てギリシャ神話がまた読みたくなったよ
562 :
天之御名無主:03/12/16 23:14
ギリシャ神話に詳しくなれる本 教えてください。
563 :
天之御名無主:03/12/17 00:13
アポロドーロスの『ギリシャ神話』
564 :
天之御名無主:03/12/18 12:47
www.theoi.comってどうなっちゃったんでしょ?
565 :
天之御名無主:03/12/19 22:28
(・ω・)
>>562 通勤途中でも読んでみたいならちくま文庫刊「ギリシア神話」(串田孫一著)など良いですよ。
569 :
天之御名無主:04/01/19 01:36
ギリシア神話で「戦いの神」みたいのいますか?
いたら教えていただけませんか?
570 :
天之御名無主:04/01/19 01:49
アルテミス、乳いっぱい。
571 :
天之御名無主:04/01/19 02:27
>>569 アレス
エリスとその子供たち(ヒュスミネ、マケなど)
572 :
天之御名無主:04/01/19 17:23
>>569 アレス(軍神、粗暴、兇暴)、アテナ(戦いの女神、知的、学芸の神であり正義と平和の神でもある)、
エリス(争い)、マケ(戦争)、ヒュスミネ(戦闘)、ネイコス(紛争)、ポノス(殺害)、アンドロクタシア
(殺人)、アテ(破滅)等。
アレスしょぼいんだよな〜
ローマのマルスは強力な神だった。
575 :
天之御名無主:04/01/31 08:11
ヘパイストスって左利きだったと思うんだけど。どう?
>>573 そのくせアフロディテはモノにしている男。
ステュクス関連
ゼーロス(熱意)、ニーケー(勝利の女神)、クラトス(力・権力)、ビアー(腕力・暴力)
ニュクス関連
モロス(死の定め)、ケールたち(死の運命)、ヒュプノス(眠り)、タナトス(死)、
モーモス(非難)、ネメシス(義憤)、アパテー(欺瞞)、そしてエリス(争い)。
エリス関連
レーテー(忘却)、リーモス(飢餓)、ポノス(「殺害」とは別。労苦)、アルゴスたち(苦痛)、
プセウドス(嘘言)、誓言(ホルコス)
レートー関連
アポロン、アルテミス 【疫病を流行らせる】
ウーラノス関連
アプロディーテ(愛欲)、エリーニュス(復讐)
大体こんなところか。
アレスはいつでもアテナに叩き潰され。人間にも負けるし、
ライオンの雄が狩りはできないものの一日に50発打てるのに似ている。
578 :
天之御名無主:04/03/06 19:35
580 :
天之御名無主:04/03/06 21:03
ああそう
一ヵ月半前の書き込みへのレスだとは思わなかった
老人は子供にかえる。
582 :
天之御名無主:04/03/22 23:19
サルマキスの泉に浸かってみたい
583 :
天之御名無主:04/04/23 19:43
ギリシヤ神話の起源ってギリシヤ人の創作?、伝承?なの。
トロイが本当にあった話なら、ゼウスって実在の人物なわけないよね?
トロイ戦争が実在したからって『イリアス』の内容そのままの戦争があったわけじゃない。
>>583 トロイア戦争があったことが証明されてるって言っても、
せいぜい「プリアモス期に攻め滅ぼされた跡がある」って程度っしょ
(↑詳しい人いたら訂正お願い
ヘレネやパリスは勿論、アキレウスも実在の人物か分からないそうな・・・
586 :
天之御名無主:04/04/24 01:58
トロイア戦争はB.C.1346−1127の間のどこか(B.C.1184頃という説が有力)で勃発したと
目されているが、この時代の最初期に該当するトロイアY層の崩壊は人為的なものというより
紀元前1300年前後の地震によるものと考えられている。Z層Aは建設後短期間で
火災により崩壊、B層も都市と呼ぶには貧弱すぎるほどの規模であることから
イリアスにおけるトロイアの描写はかなり誇張されたものと推定される。
Z層からはミュケナイの陶器が出土し都市も火災で焼失していることから
ホメロスの描写に最も近いとされているが、都市があまりに小規模で城壁も脆弱であるため、
考古学者の中には堅牢な城壁や複数のメガロン、監視塔などを備えるY層が
トロイア戦争時代の都市であったと考える人も多い。
ホメロスが複数の人物であり叙事詩は逐次的に編纂されていった、または
古くから伝えられてきた伝承をB.C.8世紀にホメロスが詩篇の形で纏め上げた
という立場に立つなら、イリアスは暗黒期の記録の断絶をきっかけとして
かなりの改編がなされていることが考えられます。
イリアス内の戦車の使用方法といった戦闘描写にみられる前古典期の特徴と
「猪の牙の兜」などの様式にみられる後期ミュケナイの特徴という時代観の
ギャップを説明でき、また改編と叙事詩化に伴う誇張表現や神話性の付与と
いったことも考慮されることから、イリアスはあくまで文学作品の範疇を
出ないものであり、そのまま歴史史料として信じることは容認し難い、
というのが歴史学上では一般的な解釈のようです。
当時の生活状況や社会制度、技術レベルといった「記録」は時代考証に活用できますが
実際の事件を元に「創作」された叙述はそのまま歴史と同一視することはできない、
というところではないでしょうか。
587 :
天之御名無主:04/04/24 02:03
ここは神話板だから、物語が人々にどのように受容されてるかのほうが重要だね
事実か否かの問題は、物語の変化の過程に少し関係がある程度だ。
>>586 信用しないわけじゃないが一応ソースになる文献とか示して欲しい
つうかトロイア専用スレ使おうよ。
590 :
天之御名無主:04/05/02 03:05
もしかしたら、既出かもしれませんが・・・・
知ってる方がおられましたら教えて下さい。
ギリシャ神話の中で、功績のあった人間に神が
「褒美を与えるが何が良いか」と問う。
人間は「人間が得られる最高の幸せを」と答える。
すると翌日その人間は死んでしまう。
死こそが人間の得られる、最大の幸福である。
という様な内容の話がありました。
が、功績があった人間というのが誰で、
死を褒美に与えた神が誰だったか、どうしても思い出せません。
591 :
三島由紀夫:04/05/02 16:11
エロスとプシュケの話好きだな^^
内容はノーマルだけど、、、
592 :
天之御名無主:04/05/02 22:31
アトラス
巨人大好き
593 :
天之御名無主:04/05/03 01:23
>>591 漏れも好き。ハッピーエンドなのはむしろ珍しい気がする…。
594 :
三島由紀夫:04/05/03 10:27
だよね!>>三島さん、593さん
エロスって普通の天使に書かれてる本もあるけど
実際いたらさぞかし、かっこいいんだろな〜
デーモン小暮
596 :
天之御名無主:04/05/04 14:15
>>594 自作自演でつか?(w
バレないようにやってでつ。
>>590 私の読んだ本では、
「死ぬこと」というより「若くして死ぬこと」だった気がします。
まぁ、変わりませんけど…。
でも確かに、安らかに死ぬのは幸せかもね。
ある兄弟が、町の危機を救った。そのため兄弟は、まわりの大勢の人たちに賞賛
されたの。そこで、その兄弟の母親は、女神ヘラにこう言った。
「どうか、息子たちにご褒美を頂けませんでしょうか」
そして、ヘラはそれを快諾したの。
「明日を楽しみに待つがいい」
次の日、母親が胸を躍らせながら目を覚ますと…
兄弟は、二人とも息絶えていた。
女神ヘラの与えた褒美というのは、「賞賛の中での死」。
幸せの絶頂にいる間に死ぬことこそが、彼女からのプレゼントだったのよ。
>>590 これかな?
ttp://www.melma.com/mag/83/m00010683/a00000056.html
>>598 「若くして死ぬこと」ですか。
ちなみに出典ご存知でしたら、教えて頂けます?
>>599 きっとそれだと思います。
ありがとうございました。(^^)
死を与えた神はヘラでしたか!
ずっと思い出せなくて、気持ち悪かったので、これですっきりしました。
599さんからヒントを頂いたので、ネット検索してみました。
私が読んだ事があるものは、後者のほうでしたが。
いくつか類型があるようです。
その1
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/hera.html ヘラは、生贄として 「英雄」Herosたち
(「ヘラに捧げられた男」たち)を受け取った。
英雄にまつわる神話の起源は、
男たちがヘラに捧げられる殉教者-
花婿として殺された原始時代にさかのぼる。
古代ギリシアにおいてherosという語は、「
女神のもとに行ってしまった者」という意味のghostと
同義だった [註7]。
ヘロドトスは、これらの英雄のうちの二人、
クレオビスKleobisとビトンBitonの物語を語ってくれた。
この二人の兄弟は、行列で「母」の乗り物を引く役に選ばれた。
車を引き終わってから、二人はヘラの神殿で「眠りに落ち」、
ふたたび目覚めることがなかった。
この聖なる死は、兄弟の家庭にとって大いなる名誉だった。
それゆえソロンは、クレオビスとビトンを「最も幸福な人間」と
呼んだのだった [註8]。
キリスト教の殉教者たちと同様に、兄弟は「栄冠」をかち得たのである。
その2
http://worldperson.ld.infoseek.co.jp/herami.htm 「人間にとって幸福とは何か。」と問われたたらあなたの答えは何でしょうか?
答えは多数でしょうが女神ヘラの答えはなんだったのでしょうか?彼女の答えに
敬意を表して「ヘラの巫女」で一緒に考えみましょう。
アルゴスの町は古くて小さな町である。しかしどこか堂々として落ち着いている。
アルゴス平野一面にふりそそぐ太陽、そしてオレンジ、ライムなどの果実で一杯だ。
このアルゴス平野がゼウスの妃ヘラを守護神とする神話時代からの強大都市
アルゴスの支えである。その平野の小高い丘にヘラを祀ったヘライオンがある。
ヘラの神殿に仕えた巫女にクレオビスとビトンの双子の息子があった。あるとき
女神ヘラの祭事を行わなければならなかったが、聖なる車を引く白い牛は
いつまでたっても畑からもどらなかった。そこで双子の兄弟は5マイルの距離を走り
続け畑まで行き聖なる車を身体に縛り付け神殿まで辿りついた。巫女は息子達の
孝行を喜び、彼らに人間としての最高の贈り物をしてほしいと祈った。
それから無事に祭式を終えた巫女は、神殿の中で安らかに眠り込んだまま二度と
目を覚まさなくなった双子の息子たちを見つけたのである。
巫女は驚き泣き崩れているとヘラが姿を現した。彼女の全身は光り輝き神殿の
中は眩くなった。
「なぜ、おまえはそんなに泣き嘆くのか?望みをかなえてあげたのに。」と
不思議そうにたずねた。
ねえねえ、里中満智子のギリシャ神話シリーズって読んでる人いる?
里中満智子はキャラの描き分けができないマンガ家だなあ。キャプテン翼なみ。
髪型で区別するしかないのだが、ラブシーンとかで髪を解いてたりすると、文脈から判断するしかない。
そのページだけ見せられて、さてこれは誰?と言われても作者自身答えられないのではなかろうかw
絵柄がアレなのはおいといて、中身はドゥ?
オイディプスの話がうまく描かれてれば、そこだけ読んでみたい。
オイディプスとその娘の話はマジ好きさー
606 :
天之御名無主:04/05/18 15:27
ギリシャ神話といえば、7つの試練が有名ですね。
最後の試練だっけ?黄金のリンゴは東の果てに有ると聞いたが・・・
>7つの試練が有名ですね。
黄金のリンゴと言われてるから、ヘラクレスのことだよね。
むしろ、12の試練(12の功業)と言ったほうが知られてると思う。
アポロドーロスやエウリピデスも12にしているから。
黄金のリンゴはヘスペリデスの野にあるとされていて、この野はアトラスが
天穹を支えている地を越えて、「西の果て」にあるという。
ヘスペリアに「西方」とか「黄昏」の意味があるので。
試練の順序としては、この後に、最後の試練となる「地獄からケルベロスを
捕えてくる」ことが控えているので、11番目。
ヘラクレスの功業に出てくる踏まれたカニが切ない・・・・・
>608
それでも、星座のひとつになっているからまだ報われているほうかも。しかも黄道十二宮だし。
映画「トロイ」で人気出るかな、神話自体。。。無理か・・・
原作読んでみようとして挫折する奴が指輪以上に続出すると思われ >トロイ
でも星座とかの物語で出てくるから、意外に認知度は高いかもよ。
エコーやサイレン、ナルシスト、オデッセイなど、語源になった言葉も多いわけだし、
「ギリシア神話入門」なんかの本は人気出るんじゃないかな。
・・・けっこうエッチだし、ギリシア神話。
613 :
天之御名無主:04/05/27 10:02
質問いいですか?
ヘラとゼウスって兄弟なのに
結婚してるのは何でなの?
神々の近親姦淫は近親姦淫とみなされないと考えれ
近親姦淫がダメだと、ガイア唯一神になってしまうな・・・
615 :
天之御名無主:04/05/27 21:28
ο Αχιλλευs ισχυροτατοs ην παντων των τοτε ηρωων.
616 :
天之御名無主:04/05/27 21:29
ο Αχιλλευs ισχυροτατοs ην παντων των τοτε ηρωων.
617 :
天之御名無主:04/05/27 21:32
ο Αχιλλευs ισχυροτατοs ην παντων των τοτε ηρωων.
618 :
天之御名無主:04/05/27 21:31
ο Αχιλλευs ισχυροτατοs ην παντων των τοτε ηρωων.
619 :
天之御名無主:04/05/27 21:34
ο Αχιλλευs ισχυροτατοs ην παντων των τοτε ηρωων.
620 :
天之御名無主:04/05/27 23:02
学校でゲーリュオーンの説明と図を持って来いっていわれたんだけど、
ここの板でイイ??
621 :
天之御名無主:04/05/27 23:08
説明はともかく図なんてあるのかねえ
古代ギリシアの図柄を丹念に探せば見つかるだろうが
・・・この板でケコーンするとは・・・
>>620 ゲーリュオーンって、ヘラクレスのだっけ?
ヘラクレスは割と多用されるモチーフだから、アンフォラ(壷)中心に探してみたら?
大英博物館にもあったと思う。
十二功業で探して、該当の部分を抜き出してもいいし。ゼウス神殿などにレリーフが
なかったかな?
625 :
天之御名無主:04/05/29 12:45
アテナ
626 :
天之御名無主:04/05/29 21:57
図はなんとかみつけました。
お願いです、誰かゲーリュオーンについて教えて下さい。
こんなとこで聞かないで文献あさる方が早いと思うが・・・
>>627 本来このスレは「語る」のが目的で
あんたの様な「教えて君」はルール違反なんだぞ?
次からはせめて質問スレに出す事。
世界の果ての島エリュティアー(イベリア半島のことらしい)に棲む怪物。
所有する牛の番犬がオルトロス。
ヘラクレス十二の難事の一つ「ゲーリュオ−ンの持つ牛を取ってくる」
の時に倒されている。ギリシャ神話。
とっかかりは出したから後は自分で調べてくれ。
>>630 誰が「語るスレ」と決めた? おまえか?
教えて君ウザイ
632 :
天之御名無主:04/06/03 15:49
2
633
634 :
天之御名無主:04/06/07 00:27
635 :
天之御名無主:04/06/09 19:27
以前、平凡社から出ていたものみたいですね <Homeric Hymns
暫く絶版だったので、文庫での再販とはいえ個人的には嬉しい限りです。
636 :
◆SAYAC2HJWE :04/06/14 21:27
636
637 :
天之御名無主:04/06/20 10:16
嫉妬深い性格のヘラってなんで浮気者のゼウスの妻になったの?
詳しいいきさつは忘れたけど、ゼウスが懇願したからだったような・・・
最初から嫉妬深かったわけじゃなかったのでは。
また、ゼウスも最初から浮気者という設定ではなかったのでは。
女神=その土地ごとの母神と考えると、
ゼウス信仰が広まるにつれて、ゼウスが色んな土地の女神とくっつけられたのかも。
ティポンと戦ったときに、他の神々は皆逃げる中で、ゼウスだけは踏みとどまって戦ったらしい。
ヘラはそんなところに惚れたのかも。
単なるエロジジイではない!のか?
643 :
天之御名無主:04/06/23 00:26
へぇ〜、ゼウスって結構いい人(?)だったんですね。
ヘラも元々は天空神であったものが、ゼウス信仰に取り込まれたもの
だといいます。アフロディーテなどは小アジア系。
結婚に至る直接の契機は>638であった筈。血統からしても妥当。
645 :
天之御名無主:04/06/23 08:58
アプロディーテーは小アジア系では無く、メソポタミアーのイナンナやイシュタル
といった愛の大女神の系列であり、直接にはカナアアン地方のフェニキア系のアスタルテー
がキュプロス経由で、ギリシア神話に取り込まれたものである。
これは常識の域に属する事柄である。
クレタ島王妃「牛のチンコDekeeeeeeeeeeeeee!
犯ってみTeeeeeeeeeeeeee!」
ダイタロス「ホイ牝牛スーツできたよー」
クレタ島王妃「さっそく犯ってみますた。ミノタウロスうp」
クレタ王「この化け物閉じ込める迷宮と塔キボンボヤージュ」
ダイタロス「ホイ迷宮&塔うp」
クレタ王「ミノタウロス→迷宮 ダイタロス→塔」
イカロス「息子の俺まで巻き添えでアク禁かYO」
ダイタロス「案ずるな息子。翼うp」
イカロス「あいきゃんふらーい! ageage」
太陽「DQNハケーン。sage」
ヘラ女神はオリュンポス以前だと地母神的な性格の方が強くありませんか?
主な信仰地のアルゴスやサモス島などで行われる<ヒエロスガモス(聖なる結婚)>の
儀式から考えても。
ふうむ、また調べておきます。しかし、
>これは常識の域に属する事柄である。
言わなくてもいい事を仰る。
マターリマターリ
アルテミスがマッサラの処女じゃない可能性があるなんて_| ̄|○
オリオンとエンディミオンですか。
>650
まだアテナとヘカーテがいるぞ
泣くな
もうヘスティアでいいよ
ヘスティアわっしょい!
キターーーーーー! ヘスティアわしょーい!!
656 :
天之御名無主:04/06/27 22:59
ワショーイ
レギュラー(?)で性格が比較的ましなのは、
1、ヘスティア 2、デメテール 3、アポロン
か?怒らせると2位以下も迷惑ですが、人間でもアガメムノンやアキ
レウスは下手な神々より性格が悪い。
しかし『イリアス』の神々同士の戦いは燃えますね。ヘラはアルテミス
に圧勝しているのが凄い(w
>>657 アポロンもどうかなぁ…
パンとの音楽争いのミダス王とか、あんまり感心できないし。
『イリアス』でも微妙な活躍をしているし(笑
アンドロマーケーに呪いをかけたり、アガメムノンとアキレウスの諍いの原因の一端は
アポロンの災いからだし、あのヘタレパリスの放った矢をアキレウスの踵に当てさせた
のもアポロンだし。
アガメムノンは、イリアス以前の神話も絡めるとマジで性格悪いよなぁ。
でも、アキレウスは性格悪いか?
単に直情型のような気がするが。
だったら、他の英雄達やオデッセウスの方が、裏ではかなりエグイことしていると思うけどな。
基本的にギリシャの神々はむしゃくしゃしたからやった、という感じです
アポロンは感情的になって惨事を起こした後、
感傷的になる事が多いから好感持てるってのがあるんじゃない?
元々、悪く書かれるような位置にいる神じゃないってのもあるだろうけど
662 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :04/07/01 01:33
>>658 ダフネといい、カッサンドラといい、トロイアでの事といい、まだ理由がはっ
きりしている分ましです(w)。アキレウスは直情型といえばそうですが、ど
うもDQN(そうでないと楽しめませんが)という気が。
オデュッセウスは陰険、ヘレネーは・・・ネストルはとりあえずまともか?
へパイストスも、あの母や女房じゃもっとすれていそうなものですが。
エロスは大分マシだと思う。
664 :
天之御名無主:04/07/03 12:37
能力があるだけで心が伴っていないギリシャ神話の神々供は一神教に取って替わられて
当然。カオスこそ宇宙の支配者としてふさわしい
メデューサに石化の視線が与えられた理由わかるひといます?
>>665 不倫が正妻にバレた。んで妻の呪い受けて化け物にされた。
メデューさんもアラクネさんも可哀想だよな
メデューサって、ポセイドンとアテナの神殿でHしたんじゃなかったっけ?
で、自分の神殿でそんなことされたアテナが怒って化け物にしたと。
んでそれにも飽き足らずにペルセウスに退治させた、と思ってたけど。
少なくともゼウスは関わっていないかと。
他人から見る→ひでぇ化け物。
自分から見る→石になる。
ということで、以前の美しい時とは正反対の状態にされたんでは。
ヘラやアテナも眼力ある女神とされていたらしいのが面白い。
670 :
天之御名無主:04/07/05 07:22
>>665 かがやさんって、星座CGで有名なかがやさん?
まさかとは思うが、本人だったら言っておきたい。
あなたのアルテミスと牡牛座がけっこう好きです。
メデューサってゴルゴン3姉妹だよな、確か。
北欧神話の時神(過去・現在・未来をつかさどる3姉妹)に似たのがいたような気がするが。
ポセイドンとアテナ神殿でやったって、メデューサ一人の罪を3姉妹でかぶるのか?
>>670 三姉妹とか三兄弟って欧州の神話伝承によくあるような気がする。
>>670 ギリシャ神話の運命の女神も三姉妹ですよ。夜などと並んで、ゼウスでも容易
に動かせない存在の一つ。
クロト、ラケシス、アトロポスだっけ?
ゴルゴンとゴルゴンゾーラチーズは関係あるのだろうか
三兄弟・三姉妹ぐらいならいくらでも被るんでない?
神話とは関係ないけど、三人組ってのはグループとして割と使われやすい題材らしい。
三人ってのは、均等に二つの組に分けられないという事で。
677 :
天之御名無主:04/07/06 15:05
意外と「ナウシカ」に関する記述は多いね。
678 :
天之御名無主:04/07/06 16:09
>>三姉妹
ビーナス・クィーン・マドンナ
北欧の運命の女神ってウルドUrdhr・ヴェルザンディVerdhandi・スクルドSkuld?
すまんがエロゲオタの俺に教えてくれ。
大アイアスの盾を「ロー・アイアス」と言うらしいんだかローって「盾」って意味なのか?
あとテセウスはミノタウロスをどうやって殺したんだ?
剣?棍棒?素手?
681 :
天之御名無主:04/07/07 00:29
>>680 短剣だと聞いたことがある。
確か、ソースは「学研・古代遺跡のひみつ」
テセウスは多分素手でミノタウロスを倒してたと思う
そもそもミノス王はテセウスを生かして返すつもりは無かったから、
武器を渡して(あるいは没収しないで)生贄に放り込むのは不自然だし
個人的には素手説が有力なんじゃないかなとは思っているんだが、棍棒で打ちのめしてる彫像なんかもあるんだよね。
テセウス昔奪った棍棒を愛用してたって言うし。
鉄棒じゃありませんでしたか。しかし、どちらにせよ素手で放り込まれたという方が自然か。
クノッソス宮殿の地下迷宮に送られる際、ミノス王の娘のアドリアドネ姫が、糸玉と短剣を渡したと書いてあったけど、
素手のほうがいかにも英雄っぽい。
ただ、本当に(という表現を使うのも妙だが)姫が糸玉を渡したのならば、テセウスの身を案じて何らかの武器を渡してもおかしくはないかと。
686 :
天之御名無主:04/07/07 04:57
素手の殺せるのは「みの」さんくらいなものだろう。
「ミノ」さんは無理。
壷絵やポンペイの壁画などを見ると、長剣もあり、棍棒もあり、素手もありってとこだね。
ブルフィンチは
>>685氏の言うように、アリアドネが糸玉と剣を渡したという話を採用して
いるし、呉先生もおそらくこの時に剣を手に入れたのではないかと推測しているね。
アポロドーロスだと、「ミーノータウロスを迷宮の一番端の部分に見出し、これを
拳で打って殺し、糸玉を引きつつ再び外に出た」としている。
ふむ、やはり素手か剣って説が強いみたいですな。
新しい質問なんだが、ペルセウスがアテナに借りた盾は只の鏡盾?それともイージスの盾なのかな?
戯言なんだがギリシャ神話は固有名詞持ってる武器防具があまりないのが残念。
俺が知ってるのだとトライデント・ハルペー・ラビリス位しかないんだが…。
イージスってのはメデューサの首をつけた盾だから
メデューサをやっつけた時に使ったのはただの鏡の盾じゃないかな?
トライデントは三叉(の矛)、パルペーは鎌って意味で、固有名詞ではないんじゃなかったっけ?
>>689 アイギス(イージス)は山羊皮を張った盾といわれているので違うと思う。
ペルセウスの使ったのは「鏡のように磨いた青銅の盾」ですよね。
>>690 ごめん。話の腰を折るようだけど、イージスはゼウスも用いるので、必ずしも
メデューサの首がついてるわけじゃないと思う。
>>689 >>691 ラビリスも(諸刃の)斧を意味する言葉なので、普通名詞っぽい。
>>692 イージスって、ゼウスに乳を飲ませた山羊の皮から作られた盾じゃなかったっけ?
それをアテナに与えたから、両者の持っているイージスは同じ物。
岩波イリアスの訳注でアイギスは後に盾とされるが
ホメロスの時代まで遡るとどんなものと信じられていたかわからなくなるそうだ
695 :
天之御名無主:04/07/08 00:01
聖書の「薔薇」みたいなもんでつか
>>693氏
>両者の持っているイージスは同じ物。
>>692氏の言っているのは、メデューサの首をつける前からその盾は「イージス」ということでは?
とはいえギガントマキア(巨人族との戦い)では、ゼウスもアテナも2人ともアイギスを手に参戦している。
>>694氏が「どんなものと信じられていたかわからな」いとフォローしてくれてるけど、アイギスは山羊革の
盾とするほかにも、乱雲を象徴する盾なのだともいう。これはゼウスが天空神、気象神であることから。
雷霆の戟を振りかざし、叢雲の盾を手挟む天空の主神といったイメージなのだろうね。
さらに混乱させるようだが、アテナの鎧の胸当てもアイギスと呼ぶんだよなー。
697 :
天之御名無主:04/07/08 20:50
ギリシャ?ギリシア?
698 :
天之御名無主:04/07/08 20:53
『書物としての新約聖書』にそのあたりの事情がうざいほど書かれてるが
正直どっちでもいい
702 :
天之御名無主:04/07/09 08:46
「ヘッラス」が正しいのぢゃ!
質問、鯨座の元になった怪物に名前ありますか?軽くネットで調べてみたら「ティアマト」って説があったりしましたがメソポタミアのティアマトと関係あるとも思えませんし…。
ケトス
日本語では「海の怪物」とか「クジラ」とか訳される
705 :
天之御名無主:04/07/11 20:32
古典ギリシア語だとελλαs
現代ギリシア語だと’ελλασε じゃなかったか
706 :
天之御名無主:04/07/11 22:57
ブルフィンチのギリシャ・ローマ神話は岩波と(最近出た)角川〈完訳〉がありますが、
どちらがいいものでしょうかね?(岩波少年文庫版もありますが)
と、ホメロスのイリアス(イリアッド)とオデュッセイアのよい訳版も探しています。
宜しくお願いします。
707 :
天之御名無主:04/07/14 23:17
個人的には、呉茂一版イリアスが好きだ。
グレイヴズのギリシア神話、高杉一郎版の評価って、どうなの?
>680
武器じゃないけど、ヘルメスの持ってるカドゥケウスは、固有名詞じゃない??
ハデスの被ると姿が見えなくなる兜とか、ヘルメスの翼の生えたサンダルとか、
ギリシャ語での固有名詞って聞いたことないね。
708 :
天之御名無主:04/07/14 23:54
,.r<弌ヾヾヾヾヾヾ`ト`、-、__
/-ニニヘヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ`ー-、
./ー二e `゙ `゙ ゙`ヾヾヾヾヾヾヾヾ、シナヘ
仁一彡 ゙、ヾ、ヾヾ ゙ヘイ〃メ入
f‐ニ=ツ ,.' - 、 __ チ彡ニ┤
!彡ニヽ ` ー -- 二 _ー_-- 三ニ-}
V;〃ラ /〃ニー  ̄ メ二ーヲ
ハテj ,. ニ、 、 、tヘヾi、 ヾミニソ
.l. レ < (・) > .; .;:' ,.= 、 lミ,‐ヲ
! l 、  ̄ ,! .i < (・) > レ' ノ
l ト 、 ` '"´ ,! l 、  ̄ , : ,j
`1゙ヽ ,! l ` ´ ,.イ ,/
l '; ,.:' (´,、 ,. ヽヾ ,.:' /`
.| ; ,:' ` ´ ′ヽ ,.' /
! ; ,.' _,,,_ __ ; ;' /
', ゙、"ー-ニニニ=ヽ ,.' /
ヽヾ `ー--'''ー-一''′ /
`ヽ、 、 _ノ/
` ー--一''''"´
709 :
天之御名無主:04/07/14 23:57
,.r<弌ヾヾヾヾヾヾ`ト`、-、__
/-ニニヘヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ`ー-、
./ー二e `゙ `゙ ゙`ヾヾヾヾヾヾヾヾ、シナヘ
仁一彡 ゙、ヾ、ヾヾ ゙ヘイ〃メ入
f‐ニ=ツ ,.' - 、 __ チ彡ニ┤
!彡ニヽ ` ー -- 二 _ー_-- 三ニ-}
V;〃ラ /〃ニー  ̄ メ二ーヲ
ハテj ,. ニ、 、 、tヘヾi、 ヾミニソ
.l. レ < (・) > .; .;:' ,.= 、 lミ,‐ヲ
! l 、  ̄ ,! .i < (・) > レ' ノ
l ト 、 ` '"´ ,! l 、  ̄ , : ,j
`1゙ヽ ,! l ` ´ ,.イ ,/
l '; ,.:' (´,、 ,. ヽヾ ,.:' /`
.| ; ,:' ` ´ ′ヽ ,.' /
! ; ,.' _,,,_ __ ; ;' /
', ゙、"ー-ニニニ=ヽ ,.' /
ヽヾ `ー--'''ー-一''′ /
`ヽ、 、 _ノ/
` ー--一''''"´
アフロディテは節操がない!!エロ魔神!!エロ魔神!!
アフロディテの別名はマリリンモンローでファイナルアウンサー!!
ピラニアンローズ!!
713 :
天之御名無主:04/07/19 01:19
ΑΦροδιτηあげ
アプロディーテーか。
一瞬、なぜかアポロドーロスに見えた。
715 :
天之御名無主:04/07/19 01:36
ところでγαιαのαιって二重母音じゃないよね?
神名は「ゲア」と「ガイア」どっちが正しいんだ?
今雷ゴロゴロ鳴ってる
ゼウスがお怒りです
>>543 聖闘士星矢って漫画がいいと思うよ
結構、ここから興味を持った人も多いんじゃないかな
かくいう俺も、ここから興味もった口だし
ハデスとかポセイドンとかアテナとか色々出てくるよ
昔、ジャンプで車田正美って人が連載してたの
古本屋でgetしてみるといいと思うな
718 :
天之御名無主:04/07/22 00:28
クロノスチェンジ!!
ペンタゴンさんですか?
r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ ・・・・・
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
722 :
天之御名無主:04/07/23 04:04
おまいらヘラクレスの栄光やった事あるだろ?
おいおいネタスレ化が進んどるがな
>>722 小3ぐらいでやったな
当時は意味わからんかったw
>>717 聖矢は名作だな
俺もそこから入ったよ
アニメとかも見てた
アホばっか
天才降臨!!
そしてさようなら!!
728 :
天之御名無主:04/07/26 00:34
ギリシャ神話ってどのようにして作られたのでしょうか。
検索してもでてきませんでした。。。
どなたかギリシャ神話を詳しくとりあげているサイトとかあったら教えてください。
「作られた」というのがどういう意味かわからないと。
文字に固定化された時点で?
詩人が歌った時点で?
文化の中に原型のような芽生えた時点で?
オルフェウスは誰にばらばらされたんですか。
・・・ 逝ってきます
winged sandalsでぐぐってみてくだせ。
>>736 こちらこそありがそ。オルフェウス教なんて知らなかったよ。
悲しい話しだなぁ、おい...
連続しつれい。
オルフェウスの死因って、自殺説とデュオニスの祭りで女に殺された説の
どちが有力?ゼウスに殺されたってのも聞いたことあるけど..
女たちに引き裂かれた、ってほうが普通に言われるね
ありがとう。
プロメテウスもありがとう。
教えてください!
いま、大学の卒論準備をしてるんですけど、
なんかかっこいいカタカナのタイトルをつけたいんです。
情報の受け手である小市民が
大きなメディアのように情報を発信していく
というのを表すような
カタカナ一語で、なんかないでしょうか。。。
小さいのに巨人に勝っちゃった、という神話の
主人公の名前とか。。。
お願いですから「ニチャン」とか書かないで!
ヤクルト
というのも駄目ですからねっ
'ιρουκιでどうだ
オデュッセウスが巨人のメんタマをつぶしていたよ。
ミケランジェロの彫刻で有名な 「ダビデ」 は巨人に立ち向かうところですがなにか?
749 :
天之御名無主:04/08/05 16:56
ありゃ ありゃ ありゃ
ありゃ ありゃ ありゃ
ありゃ ありゃ ありゃ
>>742 中身のない文章ほどそういうのにこだわるよな
タイトル考える暇があるなら校正のひとつもしなよ
読んでもないものに文句をつける、イクナイ!
中身がないからせめてタイトルだけでも・・
みなさん、ありがとうございます。
私は昨年の学祭で準ミスでした。
なので、教えてください。m(_ _)m
ダビデはなんか、みんな知ってるフレーズだし。。。
オデュッセウスもいいですねー
学際のミスごときがウざい
アイドルきどりか?
文字しかでねーんだよアホ
いまさら言うのもなんだけど...
やっぱギリシャ神話の神々や人々をタイトルにするのは良くないかもだ。
オデゥッセウスとか言ちゃったけど彼のやったことは巨人の目潰しだけじゃないし。
読んだ人がタイトルと文章の関連の理解にこまるかもしれん。
1人に対して1つのエピソード、とは限らないから。
オデゥッセウスじゃなくてオデュッセウスだった。↑
>>755 >オデュッセウスもいいですねー
本気でそう思ってます?
人口に膾炙している派生語の [ Odyssey ] が、放浪の旅とか冒険の旅を意味するから、
無用な誤解を与えるだけではないでしょうか?
文面の中でうまく説明できるのであればかまわないとは思いますけど、下手するとかえって
減点の対象になるだけですよ。
760 :
天之御名無主:04/08/06 15:57
だから少しでも内容を良くしろと言っている
頓珍漢な題目で減点されることはあれ評価が上がるなんてまず無い
ギリシア神話より、世界史あさった方が見合うタイトルが見つかると思うんだけど・・・
文章見る限り、
>>742さんはそれほどギリシア神話に詳しい人とは思えませんし、
タイトルだけギリシア神話じゃ、構成力不足と見なされる希ガス。
勿論、ここで出された名前関連のギリシア神話について詳しく調べた上で、
それを完全に生かせて、文章を書ける自信があると言うなら別ですが
762 :
天之御名無主:04/08/06 16:41
ここはギリシア語で原典も読んだためしの無い痴呆どもの掲示板なのか?
νια ελληνικαもαρχαια ελληνικα
も読めますが何か?
>>742は値釜で童貞君を釣ろうとしてたが見事に失敗したなw
なんか ないかなぁー
くだらん
Προμηθευς
なら読める。
卒論検索意地でもやって本人特定して晒す奴が出てくるからやめとけ
ミスとかネカマとか嘘が全部ばれるぞ
つーかお前馬鹿だろ?
ネア・エレニカ(現代ギリシャ語)とアルヘア・エレニカ(古典ギリシャ語)
766はプロメテウスと書こうとしたんだろうが
古典ならΠρομητευsと書くのが一般的
シグマの語尾形が出ませんよオメーら orz
742じゃねーが、全然分からないや・・・orz
まさに「Greek to Me」・・・
772 :
天之御名無主:04/08/07 02:33
ギリシア語は難しい言語じゃないし現・古である程度互換性もあるから
とりあえず興味のあるほうから学んでいくといいと思われ
ςςς
そなんだ。俺も勉強しよう。
>>769 Windowsなら スタート おして コントロールパネル の
日付、時刻、地域と言語のオプション を選択して ほかの言語を追加する を選んで
言語 タブの 詳細 をクリックして インストールされているサービス から
追加 を選び ギリシャ語 にして OK を押してから Shift+Alt で
JP→EP にきりかえてキーボードの w を押せば ς が出てきたよ。
って言っても769さんはすでにギリシャ語は追加してそうだ...。
あとΠρομηθευςで検索してもあんまり引っかからない理由がわかったのでさんくす。
776 :
天之御名無主:04/08/07 10:30
>>775 dクス
θ(テータ)→th
τ(タウ)→t
英語だとPrometheusだから直に変換しようとすると間違いやすいかもね
同じ歯音だし注意です
I seeeeeeeeeeeeee.
>>742の考えている
>小さいのに巨人に勝っちゃった、という神話の
>主人公の名前とか。。。
ダビデとゴリアテの悪寒
779 :
天之御名無主:04/08/08 02:17
どっちにしろ大した論文じゃねえだろうから
取り合わなくていいんでない
皆が無難で平易な題目つけてるのは何のためだと思ってるのかね
相談!大学で文学の講義をとっているのですが、夏休みの宿題で「ギリシャ・ローマ古典文学の作品(文学思想哲学等)
又は、ギリシャ・ローマ古典文学を題材にしたルネサンス近代以降の作品(ジャンルは問わない)を選んでレポートを書きなさい」
という課題が出たのですが、何について書こうか悩んでいます。何か良い題材はありますでしょうか?
782 :
天之御名無主:04/08/08 15:57
780です。他に何かありますでしょうか?
百合シーズ→ユリシーズ
785 :
天之御名主:04/08/08 16:44
皆さんすごいですね。
あたしはギリシャ神話といえば、
ジョゼフキャンベルしか思いつかないな。
>>780 ちんちんまっかについて書きなよ、ちんちんまっか。
>>780 ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」とか
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」とかでもいいのかな?
なんか、しったかばかりだな。つまんねぇ
789 :
天之御名無主:04/08/09 13:34
790 :
780です:04/08/11 12:48
ユリシーズは大学の授業で扱ったので、だめなんですよ。今のところ、オイディプスかイソップ童話にしようかな
と思っているのですが・・・。
791 :
天之御名無主:04/08/11 17:56
ピュグマリオンの話なんかはオマージュとしての関連作品が結構あると思うけど
モームあたりが書いてない?
バーナード・ショーが書いてる。
マイ・フェア・レディの原作。
ピノキオやアトムもピグマリオンテーマだな。
794 :
天之御名無主:04/08/11 21:14
本来の「ギリシア神話」と、ローマ詩人が脚色した「ラテン風古典神話」とを
混同してはならない。
ルネサンス以降の西欧人が「ギリシア・ローマ神話」と称している代物は
概ね「ローマ式に彩られた古典神話」でしかない事実を肝に銘ぜよ。
NHKでアテネオリンピック開会式のリハーサルの一部が流れてたけど、
このスレの皆さんは興味ないのかな?
個人的に「ギリシア神話を知ってて良かった」と思える祭典になると期待してるんだけど・・・
開会式は短ければ短いほど、簡素であればあるほどよい。
797 :
天之御名無主:04/08/14 08:36
二ケーはかこよかた。>開会式
798 :
天之御名無主:04/08/14 11:48
「二ケー」ではなくして「ニーケー」だ。
きちんとギリシア語位学べ!
799 :
天之御名無主:04/08/14 12:27
_
νικη
ナイキ
開会式良かったわ。
特に黄金期のところが良かった。ヘルメスがトコトコ歩いてたりするとことか
エロス、青かった。
開会式見逃した…。青エロスはぎりぎりハイライトでみれたけど
他にはどんな神々が出てたか教えてほしい。
Googleのタイトル画像(?)の左端の人は誰なんだろう…。
アルテミスにしては老けてる気がするし。
804 :
天之御名無主:04/08/14 19:49
アルテミスだろ
美少女キャラじゃなくてもええやん
オタクはキモイよな。
アルテミスっていえばああいう絵のほうがスタンダードなんだがな。
でもあのキャラはなんとなくヘラっぽい。
アルテミスつーともっとこう、
アマゾネスみたいなイメージが。
いや、絵柄というより、あのメンバーだと、
アルテミスだけ外れてる感じがするからじゃない?
808 :
天之御名無主:04/08/14 23:40
「エロス」ではなくして「エロース」だ。
いい加減にしろ!
低脳ども奴がっ!!
>>803 覚えているのは、何故か真っ青にライトアップされ、羽をつけてたゼウスと、
(ただ、ここのスレ読むと皆エロスといってるので、
NHKのナレーターが間違ってるのかも知れんけど。。。確かに見た目エロスだし)
彫刻のように真っ白に化粧したヘルメス、後はよく作りこまれたアテナ像が出てきた。
ニケはどこで出てきたのか分からなかった・・・orz
>>808 無難に一般読みしてる人に、無理に原語読みさせようという方がどうかと思うが・・・
カタカナで書いてる時点で原語とはいえない。
どっちもどっち。
811 :
天之御名無主:04/08/15 00:55
母音の長短ごときにいちいち食ってかかるのもどうかと・・・
μαθαινω την ελληνικη καλαみたいな自慢がしたいんですか?
そんなに拘んないでもいいじゃん
平和の祭典中だしマターリいこうぜ
812 :
天之御名無主:04/08/15 02:51
ぶちゃけオリンピックを平和の祭典とか言う奴は偽善者。
マターリしる!
「マタリ」ではなく「マターリ」だ
たしかにデーメーテルと覚えてしまうと、デメテルとかデーメーテールに違和感が…
815 :
天之御名無主:04/08/15 10:40
>>813 語学板でも似たようなこと言ってるヤシがいたな
現代と古典じゃ母音の長短が異なる言葉もあるし、
スレ内は英語読みで統一すんのもひとつの手かも。
オリソピックに話戻すがケンタウロスとかゴルゴンとかも出てたらしいね
ケンタウロスはちゃんと4本足で歩いてた
ヘルメス、アテナ、ケンタウロス、ゴルゴンですか…ありがとうございました。
エロスについては私が見た番組アナウンサーはエロスって言ってたので多分
エロスなんじゃないかと思います。
親がアルテミスも出てたっていってたのはやはり間違いだったか。
Googleのアルテミス、わたしにはおばちゃんにしか見えないのですが
おばちゃんがスタンダードなんでしょうか…
818 :
天之御名無主:04/08/15 16:17
♪エロース エロス えろすんません
英語読みで統一してカタカナで書くのか?
どうでもいいよ。各自好きな表記でよろしい。
意思の疎通が図れればよし。
>>817 おばちゃんっつうか、永遠のおばちゃん一歩手前でしょ。
少女じゃないことは確か。
>>820 そうですか。ありがとうございました。よかった。おばちゃんじゃなくて…。
あ、あと私別に美少女期待してたわけではないです。
つまりまあ、アマテラスと同じだな。
永遠のおばちゃん一歩手前。
中世ではアマテラスは男だが。
女神の年齢を推測するのは野暮のような。
ギリシャ系の場合、酷い目にあいかねませんし。
美少女より永遠のおばちゃn一歩手前の方が萌えるな。
826 :
天之御名無主:04/08/15 21:11
いくつか質問です。ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。
トリトンとオリオンは両方ポセイドンの子供ですが、
TORITONが訛って、「T」が消えて、ORIONになったのでしょうか?
アテナが、姿を覗いた男の目を潰したという神話があるそうですが、
聞いたことのある方はいらっしゃいますか?
パルテノン神殿の脊柱はメデューサやアテナが男を石化したもの、
という神話を聞いたことがある方はいらっしゃいますか?
827 :
天之御名無主:04/08/15 22:30
>パルテノン神殿の脊柱はメデューサやアテナが男を石化したもの
そんな馬鹿なw
それは作り話ですよ。
828 :
天之御名無主:04/08/15 23:23
>>827 そうでしょうね。エーゲ海から石像が多く出るので後の時代に作られた、
メデューサと同じような伝説でしょうか。
質問の追加です。
原始の海(カオス)の女神エウリュノメと、
ゴルゴン3姉妹のエウリュアメは、
同じ遠くさ迷うもの(月の女神)という
同じ意味を持つのでしょうか?
829 :
天之御名無主:04/08/15 23:27
間違えました。
ゴルゴン3姉妹の次姉はエウリュアレです。
ご存知の方いらっしゃれば教えてください。
同じ意味ももっています。
それらのイメージの一部は新石器時代にさかのぼる古い女神信仰にルーツを求めることが可能ですし、
これこそギリシア文明の広がりと共に混同、取捨選択、洗練された跡ともいえます。
831 :
天之御名無主:04/08/16 00:27
>>830 ありがとうございます。
更に追加の質問させてください。
アテナに、ヘパイストスとの子供エリクトニオスの入った箱(壷)の中を
好奇心から空けて自殺した3姉妹の末妹パンドロス、
ゼウスとセレネの子供パンディアは、
パンドラと同じ存在なのでしょうか?
太陽神アポロンは元々牧畜の神だったと言いますが、
医者の神としての別名パイエオンは、paein(芝)から由来したものなのでしょうか?
>>826の残りの質問もご存知な方いらっしゃれば教えてください。
832 :
天之御名無主:04/08/16 01:23
アテネの山が燃えておる。
これは事故ではない。アテネの父パイストスの祝福なり。
そのうち、神々の祝辞として会場を落雷や津波が襲うであろう。
834 :
天之御名無主:04/08/16 10:55
トリートーンの綴りが全く違って居るゾ!
826番殿。
835 :
天之御名無主:04/08/16 10:59
トリートーンってなんだよ(激笑)
馬鹿さらしあげ!
836 :
天之御名無主:04/08/16 11:08
ここは矢張りギリシア語の基礎も修得出来ていない痴れ者どもばかりが
揃っているとみえるな。
クズの相手はしてられない。
哀れな低能児ども奴が。
さらば。
837 :
天之御名無主:04/08/16 11:14
またGoogleの画像が変わってるね。
ポセが良い感じに。
839 :
天之御名無主:04/08/16 21:13
ほんとだ
>>838 また変わったよ。期間中、何回更新されるのか楽しみになってきたかも。
今のはアルテミス?
円盤投げしてるアポロンとヒュアキントスはでるかな?
いまは、水泳とかアーチェリーやってらしいから
陸上とかが始まれば顔ぶれもかわるかも。
ギリシャの柔道の選手に「イリアス・イリアディス」って名前の人がいたぞ
>>845 イリアス金取ったね。さすが地元だけあってすごい声援。
>>832 質問したものの、残念ながらスルーされました。
あまり世界的な神話をカバーするとか、
ホメイロスその他に興味を持つとかは無いみたいですね。
どっちかというと哲学的とか古代民主政治に興味のある語学スレなのでしょうか。
天界はオリンポスですが、
冥界はシリア、バビロニアだったのでしょうか?
少し新しくなればペルシア。
ペルセポネとペルセウスは古文明に対抗する同じものでしょうか?
>冥界はシリア、バビロニアだったのでしょうか?
>少し新しくなればペルシア。
これどういう意味かさっぱりわからん。
ハデスへの穴の入り口はギリシア内にあるとパウサニアスが書いてたはず。
>ペルセポネとペルセウスは古文明に対抗する同じものでしょうか?
どういう根拠でそのような疑問を抱いたの?
「古文明」って何?
シリアはメデューサの住んでいた土地。
ギリシアは古代、シリアと対立していた。
ペルセウスはペルシアの語源で神話では祖先。
ペルセウスの女性形の神名はペルセポネ、ヘルセ。
冥界の王プルート(ハーデス)と妻はペルセポネ。
よってギリシアはシリア(古代バビロニア、シュメール文明)
の地を冥界とみなしていたのかなと。
今のグーぐる誰?
852 :
天之御名無主:04/08/18 21:32
>>850 そもそも対立構造のみで捉えるのが間違い。
ポリス生成期からアルカイック期のギリシア人識者の間にはフェニキア人国家を
はじめとしたレバント一帯の先行文明圏に対するある種の憧憬があったのは否めない。
これはホメロスをはじめとする英雄時代の叙事詩からもうかがえるし、
ギリシア神話の起源多くも西アジア地域に由来することから明らか。
両者が極端に対立しだしたのはアテナイとスパルタが勃興し覇権を争う中で
ペルシアが政治的介入を積極的に行なうようになってからの話。
有名どころじゃヘラクレスだってアフロディテだってシリア起源の神格ですよ?
あとペルセウスの女性形って訳分からんぞ。
古代ギリシアではペルセポネは「コレ」だし。
>>851 月桂冠を冠してるのがゼウス、
相手はアポロンな悪寒
853 :
天之御名無主:04/08/18 21:42
>>848 ヘシオドスは『神統記』でギリシアの地下世界にハデスの国、その更に下層に
タルタロスがあるっていう垂直的世界観を示してたな
854 :
天之御名無主:04/08/18 21:45
もっと突っ込むならゴルゴン3姉妹が住んでたのは
グライアイやスキュラ、ヘスペリデスの園のあるもっと奥の「西」の果て。
シリアになんざ住んでない。
855 :
天之御名無主:04/08/18 21:46
↑スマソ
ちと日本語が変だなw
>>852-854 神話の中での世界観では冥界は地下にあったのかもしれない。
ただ、冥界やタルタロスの住民の神名や地名が
ペルシアやシリアのそれらにちなむものが多いというのが、
対立感情に根ざしたものもあるのかなと想像させます。
857 :
天之御名無主:04/08/18 22:18
だからヘシオドスが体系化させた時点では対立状況はなかったってばよ
せいぜいフェニキア人の広域的な商業活動に対する反感くらいだ
858 :
天之御名無主:04/08/18 22:22
それとハデスの別称プルートはエトルリア起源の可能性が高い。
ローマ時代にオルクスの名で知られたエトルリア時代の墳墓壁画にみられる
豊穣神ディス・パテルと同一の存在だと思われ
859 :
天之御名無主:04/08/18 22:38
ところで明らかにシリア起源の(すなわち当時隆盛であった西セム系言語の)
要素をもつ神格って何がいる?音素を示して挙げてみ。
なんだこの偉そうな香具師は。
ペルシアの語源はイランの一民族の自称パールサとかだったはず。
ペルシアとペルセスを結びつけるヘシオドスなどは俗語源説。
>>860 俺は偉いんだぜ?お前を試してやるよ?
と言いたいのだと思われ。
863 :
天之御名無主:04/08/19 00:03
>>860、
>>862 気分悪くしたらスマソorz
831以降質問繰り返してる方は結構知ってるっぽいけど
ソースが怪しそうなので試してみたんですよ
ソースって何かあるの?
ギリシア神話って全て俗説みたいなもんなんでしょ?
865 :
天之御名無主:04/08/19 00:16
>ただ、冥界やタルタロスの住民の神名や地名が
>ペルシアやシリアのそれらにちなむものが多いというのが
これが気になったもんで。
そのような神名があるなら、語源からどのような説であるのか、
あるいはその説を唱えている方の名前を挙げてみてほしいなと思ったんですが。
別に喧嘩したいわけじゃないからw
>>852 ヘラクレスはインド・ヨーロッパ語族の典型的な第2機能の英雄だな。
867 :
天之御名無主:04/08/19 00:21
起源はティルスで信仰されてたmlqrtね
「戦士の幸と不幸」を見てみ。
ところで、メルカルトをmlqrtと書くということは、悪魔スレでバアルの講釈を垂れてた人?
870 :
天之御名無主:04/08/19 00:33
同一人物です
>>865 まあまったりしようぜ。
ソースキボンか参考文献キボンって言う程度でいいと思うよ。
872 :
天之御名無主:04/08/19 00:35
口が悪いのは前からだからスルー汁w
荒れさせてスマソ
>>865 この質問に答える前に質問です。
質問に対して質問で返すのは何故ですか?
質問、あるいは初心者がこのスレの趣旨に沿わないのでしょうか?
>>859 この辺りが一番疑問なんですが、
たとえば日本でも北から南、古代から現代まで、様々な言語や方言があり、
階級や職業、細かく言えば性格や身体的要素によっても喋り方は変化するはずです。
それが古代の文字も定まらないような地域で
なぜ長い年月と人類の代を経てきたと思われる神話の時間の中で、
机上の言語学だけが役立つとお考えなのでしょうか?
>>831=
>>874-875さん?
流れだけ見てると言語学的な要素にこだわって断定的に話を進めてたのは
あなたのように見受けられますが。
ソースキボンは学問板では当たり前の話。
質問自体はスレ趣旨にマッチしてると思うけど。
あ、一応言っておくけど私は悪魔スレの方じゃないですよ。
878 :
天之御名無主:04/08/19 08:11
一人電波が混じってますね(プw
ああ、お前のことね。
質問厨は逝っとけ
>>876 古典ギリシア、その他周辺の言語など日本人口の何%が学んでいるものですか?
たとえ専門家に聞いたところで、あくまでもヒントにしかならないような気もしますから。
>ソースキボンは学問板では当たり前の話。
それに対してこの答えは少し理解できません。
質問の前提となっている「事実」
>ただ、冥界やタルタロスの住民の神名や地名が
>ペルシアやシリアのそれらにちなむものが多いというのが
これがそもそも「事実」ではない場合、質問は成り立たないでしょう?
そしてこのスレの住人は、その「事実」を疑っているわけです。
聞いたことがない、と。もし正確なソースがあるならば、その
質問は有効になるのですが、単なる思い込みならば質問自体が無意味なものになる。
自分勝手な説でもいいけど、
そう分かるように書いて欲しい。
>>882-883 ですので語学的には答えられません。
私の感覚的な部分です。
その他の点で、シリアに因んでいると考えるのは、ソースが必要なものでしょうか?
まさか本気でメデューサは西に住み、
冥界、タルタロスは地下にあると信じておられる人はいないでしょう?
いいんじゃない?君の感覚で。
住民は君の感覚がわかんないから理解しようがないけどね。
だって顔も名前も性格も読んできた本も知らないわけだし。
ま、君の感覚はチラシの(ry
>>884 そういうことじゃなくて、
会話なんだから自分の欲しい答えだけもらうんじゃなくて
相手が望む物も出そうよ。
>>886 今度から調べた本やサイトのタイトルはメモっておけということですか?
しかし、そんな本やサイトより、ずっと正確な資料や原書にお詳しそうな詳皆さんに
初心者でも読めるようなものが役に立つようなものですか?
その「お詳しそうな皆さん」が知らないようだから、彼らが貴方に聞いている訳なんだが。
そこまで「お詳しそうな皆さん」の知識を信頼するなら、自分の知っている説が
いい加減なものだったと考えるのが普通だと思うがねぇ。
ついでに「感覚的な部分」を即「事実」にしてそれをもとに質問することの
間違いは理解できるよね?
>>888 数行の質問に、質問を仮定を事実とした場合の質問を付け加えて、
質問の趣旨も明らかにすることも間違いだと言われるのですか?
揚げ足の取り合いするくらいなら、ここで話題終了しちゃった方がいいんじゃない?
>>886が答えみたいなものだし。
傍から見てると、マジなのは分かるんだけど、
同時に半分煽りあってるようにも見えるよ、ここまでの流れ。
891 :
天之御名無主:04/08/19 22:52
事実関係を確認しながら読んでないからどっちもうざいってのにどうい
>>890 >>886がこのスレの住人の方々の意思だとしても、
専門家が望むものなんて普通は出せません。
質問する資格がないということでしょうか?
>>892 >天界はオリンポスですが、
>冥界はシリア、バビロニアだったのでしょうか?
>少し新しくなればペルシア。
>ペルセポネとペルセウスは古文明に対抗する同じものでしょうか?
という質問に対して皆が神話学的な、あるいは西洋古代史の観点から
違うよって答えてるじゃん。
異論があるならしかるべき根拠を示して反論すりゃいい。
>>865氏の言語学云々の話は単にその一例だろうよ。
それが出来ないようなら自分の勉強が足りていないか、その発想が的外れな電波論ってだけ。
どっちにしろ出直せってこった。
「自分の想像と違うので気に入らない」というだけで何の根拠も示さずつっかかってるのなら
それはもはや学問じゃない。お前のつまらんプライドのために煽りループさせんな。
別に書き込んでもいいと思うよ、俺は。
ただしここじゃなくてチラシの(ry
これか(w
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
>>892、
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
チャーでものんでマターリしる つ旦
>>893 反論も異論も述べたのではなく、質問の意図と趣旨を述べてるだけです。
どうもそれを取り違えて受け取られて、気に入られなかったようですね。
その辺りは反省しますので、これからも質問させていただいてもよろしいでしょうか?
ソースはその辺りの本やサイトから調べたものになりますが。
∧_∧
( ´・ω・) マターリ小休止・・・
( つ旦O
と_)_)
899 :
863とか:04/08/20 01:21
荒れてた・・・のかな?
言葉が足りない(というか煽り気味だったw)のはこちらも同様でスマソです
解釈や研究手法の議論もほどほどに、マターリ逝きましょう
>>892 サイトはよく見ないと典拠の怪しいものが結構あるので注意しましょう。
上のほうにリンクのあるペルセウスプロジェクトはアテネ大学等各種研究機関も参加する
かなりしっかりしたものなので信頼度は高いと思います。
日本未発行の古代ギリシア文学が原著で読めたりするのでオススメ。
ところで今グーグルで怪力発揮してんのはアルテミスなんですかね・・・
典型的な電波だな・・・思い込みがそのまま事実になってそこから自分の結論に都合のいい
答えを出そうとする。相手するだけ無駄。
きっとアポロンの怒りに触れて頭をおかしくさせられたんだよ
902 :
天之御名無主:04/08/20 14:22
煽るなっつーのw
20世紀から続いたこのスレもそろそろ終わりですか・・・
ちともったいない気もするね
903 :
天之御名無主:04/08/20 17:00
904 :
天之御名無主:04/08/21 16:55
サッカーボールと月桂樹、にあわねーなおい。
テニスの絵になってた。
アプロディテとエロスかな
googleウオッチャーの方に質問なのですが、8月21日のイラストはどの競技だったかわかりますか?
いままでは下記の流れだったと思うのですが。
2004/08/15まで オープニング(聖火)
2004/08/16 水泳
2004/08/17 アーチェリー
2004/08/18 フェンシング
2004/08/19 ウェイトリフティング
2004/08/20 サッカー
2004/08/21
2004/08/22 テニス
2004/08/23 卓球
908 :
天之御名無主:04/08/23 20:48
21日は棒高跳びだったよ
二十一日かどうかはわかんないけど、確かに棒高跳びがあったのは俺もおぼえてる。
>>908-909 ありがとうございました。
最終日の29日までどの競技がイラストに採用されていくのか
ささやかな楽しみになってきてます。
個人的にはマラソンなど欲しいなあ。
アテネ五輪の閉幕とともにまとめageされそうな悪寒
ttp://www.google.co.jp/intl/ja/holidaylogos.html
>>911 ありがとうございます。閉幕後も楽しめますね。
シンクロしてるね。誰だろう。
>>914 dクス。 デフォルト日本語版だったので気づかなかったyo
連続カキコすまそ。 どうも申年ちうことのようだ……。 早トチリ。
テコンドーきたー(w
グーグルがサヨナラ仕様に・・・
920 :
天之御名無主:04/08/31 20:54
すっかり元に戻っちゃったね
921 :
天之御名無主:04/09/01 21:58
スレの過疎ぶりも元に・・・ orz
922 :
天之御名無主:04/09/20 16:09:19
age
923 :
天之御名無主:04/09/25 08:48:18
人いなくなってる><
死にそうなほど遅レスだけどゼウスたちの出生順って、何の本読んでも
ヘスティア>デメテル>ヘラ>ハデス>ポセイドン>ゼウス って載っているんだけど
>3のソースって何?自分の不勉強だとは思うが気になったので。
925 :
名前無い:04/10/04 19:31:49
からあげ
928 :
天之御名無主:04/10/15 02:50:44
ヘスティアって処女神の一人だろ?
「永遠処女」の誓いは父ゼウスに立てたんじゃなかったっけ。
炎の神だし、ヘラの息子と同時期でもおかしくないと思うがね。
だから出生順は
アプロ>デメーテル>ヘラ>ハデス>ポセイドン>ゼウスかと。
(女神が恋愛・生殖・懐妊の順に並び、
男神が死・誕生・人生の順(魂の転生の象徴)となっている)
この方がよりギリシャっぽいと思う。
ちなみに俺はエロスを醜く不格好な男と認識しているので
そこんとこよろしく。
ところで話を蒸し返すようだが、ギリシャ神話自体は
シュメールから古代ユダヤとギリシャに派生したってことで合ってる?
ミノタウロスはモーロックだし、言うまでもないが洪水などの神話的
類似点も多い。また終末論の欠如も大きな類似。無関係はありえない罠。
で、シュメールの方が神の数が少なく神話もすくない分、明らかに
古いほうだと思う。
ギリシャ神話を読むと今も昔も人間の本質って変わらないんだなって思う。
愛とか憎悪とか浮気とか戦争とか。
ゼウスのお話を考えた人の周りにも、あんな人がいたんだろうね。
変える理由がないからな。
神話は人間が社会を作るために、ある一定の秩序を必要とした結果。
そのために戦争や災難は必要であり、人間の感情を説明しうる、愛だの
怒りだのが形状化された。そのため人は無秩序ではなくなっている。
つまり神話は人間の本質を「つくった」のであり、もしも人間の本質が
変わるようなことがあれば、それはまた別の本質を築くということだから、
今までの人間性がほぼ無力化されることになる。
単純に考えてみよう。「人がみんな神になったらどうなるか」。
こう考えれば、ギリシア神話が「物語として」どれだけ矛盾しているか
よく分かる。つまり神々が人間に添っている、ということ……。
そのリアリティはこの観点から見ても相当に乏しい。この当時にそれだけの
ことは容易に解かれたことは想像に難くないし、そう考えれば、なぜ人が
ギリシア神話を愛したのか、その理由が分かると思う。
>>931 たぶんギリシア神話って秩序だとか社会性だとか
そんなに難しく考えたり読んだりするものじゃないと思う。
神話なんて大仰な名前はついてるけど
昔のおもしろ読み物なんだよ。きっと・・・
神話つったって、今でこそまとまった形だけど、
そういう形になるまでの歴史がちゃんとあったはず。
その過程において、個々の部族が崇める神々が、複雑に絡み合って、物語が作られていったんでしょう。
神々の対立なんかは、そのまま部族の対立の歴史なんじゃないんでしょうか。
934 :
天之御名無主:04/11/26 17:10:37
岩波のプルターク英雄伝、古本屋で4800円で売ってたけど買いですか?
神話とは関係ないけどな。
歴史をある程度把握したいなら悪くないと思うよ。
ちなみに文庫で1〜10巻まで出ていたと思うが、それのまとめ?
936 :
ぬた:04/12/03 02:19:12
アポロンって処女をストーカー強姦しようとして、相手が樹木になったあとも、執拗に嘗め回したとかキモ。
>>932 んなこたーない。もともと神話には、自然界の不可解な出来事や自分達の存在の説明のために生まれたという側面が強い。
ユダヤ教なんかもそうでしょ。だから昔の人にとって神話はただの作り話ではなかった。
でも、当時の書物読むとギリシア人も神話の世界観をそのまんま信じていたわけではなさそうな感じ。
哲学者や数学者など一部の人に限らずに。
ぶっちゃけ時代によって違うでしょ。
古代ギリシアといっても年代広いんだから。
ギリシャ神話って
ブロンズ、シルバー、ゴールドに分けられてるよね。
ブロンズでも能力高いとゴールドに勝つこともあるみたい。
941 :
天之御名無主:04/12/11 16:39:59
942 :
天之御名無主:04/12/12 07:28:26
フランスやドイツ、イタリアあたりの欧州人にとって
ギリシャ神話ってどういう存在なんだろう。
日本人にとっての、神道的な感覚とはまた違う?
中世ぐらいならともかく現代なら別に変な意識もないんじゃない?
日本人だって中国の神話とかに特別な感情は無いだろ?
945 :
天之御名無主:04/12/13 15:57:48
あげ
>>944 こ…こいつ女神(アテナ)さえもみはなした
車田正美の恐ろしさをおしえてやる!
首と胴をひきはなし手足をバラバラにしてくれるわ
〜〜〜〜〜〜っ
947 :
天之御名無主:05/01/21 00:13:58
えーろす
えろす
えろすません
948 :
天之御名無主:05/01/22 08:41:31
ウラノスとガイアはイザナキとイザナミみたいなもん?
その理屈だとカオスはアメノミナカヌシになるな。
950 :
天之御名無主:05/01/22 18:47:14
カオスっていう神がいたの?
カオス=渾沌じゃなくて神格化されてるの?
951 :
天之御名無主:05/01/27 17:38:14
「変身物語」の中でアキレウスの武具の継承者を決めるためのスピーチを、アイアスとオデュッセウスがする話が
ありますが、皆さんならはどっちに軍配をあげますか??話では、オデュッセウスが継承することになりました。
また、スピーチの内容もどなたか詳しい方教えてください。
ゼウスとポセイドンとハデスは兄弟。
ゼウスはギリシャ本土を
ポセイドンは地中海を中心とする海を
ハデスは当時暗黒の大地と呼ばれたアフリカを
巨大なギリシャ帝国を兄弟で分割統治していたのだ。
953 :
天之御名無主:05/01/28 10:50:08
>>951 ねんがんの アキレスソードを てにいれたぞ
殺してでも うばいとる
な なにをするきさまー!
様式美だなw
いちおうマジレズ。
>>950 カオスは神様で間違いないが、初代の方の神々は
ゲーを除いてほぼ人格なしと見ていい。ポントスとか
アイテールもかなり地味。
>>951 スピーチの内容はめんどいので省略するが、
テラモーンの子アイアースは自分の武力を誇り、
知謀豊かなオデュッセウスはアイアースに武勲を立てさせた
自分の策略とアテナから授けられた武勲を誇った。
(っていっても、そもそもアイアースの実力はアキレウスに比べ
足がない程度(神々談)だし、それで彼の武勲が少ないのは
オデュッセウスの作戦が不足しているんじゃないかとか、オデュは
アキレウスを引っ張りだしたといっているが、結局親友が死ななきゃ
出てこなかったじゃねーかとか、つーかトロイア戦争の発端てめーだろとか
色々突っ込みどころはあるんだが)
あとアイアースの自刃についてだが、オウィディウスはこれを
アキレウスの剣としている。ただしソポクラースではヘクトールの剣。
(ギリシャ人は因果を求め、ローマ人は感情を求めるという違い)
959 :
天之御名無主:05/02/14 05:13:14
960 :
天之御名無主:05/02/27 21:43:00
突然ですけど、質問よろしいでしょうか。
ギリシャ神話の原典っていったい何なんでしょうか。
紀元前の石版やパピルスがちゃんと直接残っているのでしょうか。
それとも、間接的な後世の伝承で伝わっているのでしょうか。
961 :
mm:05/02/27 23:44:30
ギリシャ神話かローマ神話で有名な光の女神といえばだれですかい
?お聞かせ願うます
>>960 多すぎて面倒なんだが、とりあえず誉と臍。
ぶっちゃけ地方によって色々あるんで原典はないと考えたほうがいい。
>>960 有名ねぇ。誰だろうね。光にもよるんだが、
薔薇色の指を持つ曙の女神(エーオース)かな。
アイテールは確か男だったと思うし。
>>960 間接的な後世の写本が大半。ヨーロッパ中世以降のものばかり。
紀元前の考古学的な文字資料はほとんど残ってない。神々への奉献碑文に
それらしき名前が見えるだけ。いちおう、さかのぼるとミケーネ文明時代の線文字B文書にもある。
あとは、壷や彫刻に神話的場面が描かれていることは多い。こういうのの中には
ホメーロスより以前の時代のもあって、たとえば前10世紀のケンタウロス像は
左腕を怪我しているが、これはケイローンのことだろうと推測されている。
ところで、最近ギリシャ神話をヘレネス神話と言い換えているページが散見されるけど、
ヘレネスってかならずしも「ギリシャ」全体を意味する言葉じゃないんだよねぇ。
日本と大和の関係みたいなもので。
このあたり幻想図書館wikiに書いておこうかな
964 :
mm:05/03/03 00:28:34
>>962参考になったわさ。アリガトウです。まだ「白くて光ってる」っぽい有名な
女神いればおながいします。
965 :
天之御名無主:05/03/04 15:39:29
ギリシャ神話って映画化されないのかな?
オデュッセウスの冒険とか見てみたいぞ。
トロイ観れ
トロイとイーリオスは
無関係ってくらい駄目駄目やん。
>>964 光ってるかは知らんが、精子から
生まれたってぐらいだから
キュロプスの女神は白いんだろうな。
そもそもエーロス見れば解るとおり、
神様の外見なんて安定しなくて、有名な
絵画や彫刻などに依存しているだけなんだから、
自分で光に関連ありそうな神様を勝手に
解釈すればええやん。
「イーリアス」な。
ここの住民はハリーハウゼンを知らないのか?
今の技術でつくられた映画が見たいんだけどな。
昔のだと今見るとショボくかんじられるじゃん。
トロイは、あれはあれで面白いと思ったけどな。
阿刀田氏の「新トロイア物語」みたいで。
後半あからさまに端折りすぎだけど。
ここの住人はディズニーの「ヘラクレス」を
知らないのか?
972 :
天之御名無主:05/03/13 19:19:58
>>967 そんなことで俺を納得させられるとでも思ってるのか?
甘すぎ。
973 :
天之御名無主:05/03/13 21:55:36
ローマのユノ・ルキナ(ユノー)は光の女性神格だな
ギリ神話はたくさん映画化されてるよ。
>>965 アーマンド・アサンテ主役でコッポラ監督の「オデュッセイア」がある。
975 :
天之御名無主:05/03/17 19:52:43
質問です
ミリオネアでギリシャ神話のアキレウスは何かってやつで
「人」が正解だったのですが
アキレウスは「人」でいいのでしょうか?
976 :
天之御名無主:05/03/17 19:56:23
ギリシャ神話に人間のタブーは出てきたの?
他の選択肢が分からんが、人間じゃなくて半神半人だあな。
父がペーレウスで母親はテティス。
ところで光の女神だが、ゼウスの妃ディオーネは
何か不都合あるの? 人間ならエレクトラーもいるけど。
>978
なんで光なん?出典きぼん。
>元来はローマのディアーナと同じく、「光明」の義に出で、
古くはゼウスの妃として崇められた。
>エーレクートラ「輝くもの」。
(呉 茂一)
>>976 タブーはもっと別の宗教じゃない?
「大きいもの、遠くにあるものは大きなマナを持つ」
「大きなマナに近寄ってはいけない」ってことでしょ。
あんま詳しくないけど。
>>980 どもです。
それって呉さんの超古い本?確か『ギリシア神話』絶版じゃなかったっけ?
でも、そもそも光の女神って何?光の属性を持つってこと?
じゃあ、太陽とか星とか月の化身なの?
既にその頃から、西欧伝統の光=知性という公式も隠されていると思うが・・・
オーロラ輝子(アウロラ・エレクトラ)は光の女神ですか
さて、
>>981を越えたのですぐに次スレを立てなければなりませんね。
4年半近く続いているこのスレともお別れか・・・
>>981 呉 茂一の本なら新潮文庫から出てなかったっけ。
上下巻になってるやつ。あと詩集は岩波文庫から出てたね。どのみち
多すぎるんで特定できんな。
ギリシャ神話の女神は大抵光ってる。アルテミスは黄金の物の具に
黄金の馬車、アフロディーテは黄金の髪、デーメーテールは黄金の太刀、
アテーナーは輝く瞳、エーオースは薔薇色の指(あるいは腕)、
セレーネーは銀(あるいは黄金)、パンディアーは名前が「いとも明るく
輝く者」、ヘカーテーは輝く髪飾り、レイアーも輝く髪飾り。
あ、ピュタゴラスも光ってるや。頭が。
985 :
天之御名無主:2005/03/25(金) 22:12:59
建てられなかったので次スレ誰かよろ