>>1 乙
類稀なる良スレの続編に期待しております。
>>1-5 good job !
日本には
>>4のような不等式専門の研究サイトって、ここぐらいですか?
7 :
風あざみ:05/01/22 00:35:18
前スレの
>>815の問題
a,b,cを正の有理数、(a^2)+(b^2)=(c^2)で(ab)/2は整数とする。 ab≧10 を示せ。
解答には
x^2+y^2=z^2、x,y,zは互いに素でかつxは奇数ならば、
x=s^2-t^2、y=2st、z=s^2+t^2(s,tは互いに素で一方が偶数で他方は奇数)とかけること
を証明なして使います。
解答前に、二つほど補題を示します
(1)
x^4+y^4=z^2には整数解が存在しない。
(2)
x^4-y^4=z^2には整数解が存在しない。
8 :
風あざみ:05/01/22 00:37:53
>>7 (1)
x^4+y^4=z^2には自然数解が存在しない。
(2)
x^4-y^4=z^2には自然数解が存在しない。
だな、突っ込まれる前に訂正(w
9 :
風あざみ:05/01/22 00:52:41
x^4+y^4=z^2に自然数解が存在するしないこと
x^4+y^4=z^2に自然数解が存在すると仮定する。
この中で、zの値が最小になるものを(x_0,y_0,z_0)
x_0,y_0,z_0は互いに素である。
mod 4で考えると、x_0,y_0の一方が奇数、他方が偶数であることがわかる。
x_0が奇数と仮定しても一般性を失わないので、以後そう仮定する。
(x_0)^2=m^2-n^2、(y_0)^2=2mn、z_0=m^2+n^2
(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
mod 4で考えるとmが奇数でnが偶数でなければならないことがわかる。
(x_0)^2+n^2=m^2の解は、m=s^2+t^2、n=2st、x_0=s^2-t^2
(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
また、{(y_0)/2}^2=m(n/2)で、mと(n/2)は互いに素だからmとn/2は共に平方数
n/2=stで、sとtは互いに素だから、sとtも共に平方数である。
m=r^2、s=u^2、t=v^2となるので
r^2=u^4+v^4となるが、z_0>m≧rだから、z_0の最小性に反する。
よって示された。
x^4-y^4=z^2に自然数解が存在するしないこと
x^4-y^4=z^2に自然数解が存在すると仮定する。
この中で、xの値が最小になるものを(x_0,y_0,z_0)
x_0,y_0,z_0は互いに素である。
mod 4で考えると、x_0が奇数でy_0が偶数と奇数の場合が起こりえます。
y_0が奇数のとき
({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)*({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)={(z_0)/2}^2
{(x_0)}^2+(y_0)^2}/2と{(x_0)}^2-(y_0)^2}/2の公約数は
x_0=({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)+({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)、y_0=({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)-({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)
の公約数となるので、これは1以外にはありえない。
{(x_0)}^2+(y_0)^2}/2=u^2、{(x_0)}^2-(y_0)^2}/2=v^2
とおくとu^4-v^4=(u^2+v^2)(u^2-v^2)={(x_0)(y_0)}^2
(x_0)^2>u^2={(x_0)}^2+(y_0)^2}/2となってx_0の最小性に反する。
y_0が偶数のとき
(x_0)^2=m^2+n^2、(y_0)^2=2mn、z_0=m^2-n^2
(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
mが奇数でnが偶数と仮定しても一般性を失わないので、以後そう仮定する。
m=s^2-t^2、n=2st、x_0=s^2+t^2
(s、tは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
また、{(y_0)/2}^2=m(n/2)で、mと(n/2)は互いに素だからmとn/2は共に平方数
n/2=stで、sとtは互いに素だから、sとtも共に平方数である。
m=r^2、s=u^2、t=v^2となるので
r^2=u^4-v^4となるが、(x_0)^2>(y_0)^2≧n>n/2≧uだから、x_0の最小性に反する。
よって示された。
我ながら、書きまちがいが多いな
>>9の
>(x_0)^2+n^2=m^2の解は、m=s^2+t^2、n=2st、x_0=s^2-t^2
>(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
は
(x_0)^2+n^2=m^2の解は、m=s^2+t^2、n=2st、x_0=s^2-t^2
(s、tは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
の誤りだった。
要するに
>>7は、ab/2≧5であることを示せばよい
a^2+b^2=c^2を満たす有理数は
a=(s^2-t^2)(f/g)、b=(2st)(f/g)、c=(s^2+t^2)(f/g)とかけます。
sとtは互いに素で一方が偶数で他方が奇数
fとgは互いに素な整数。
ab/2=M(Mは自然数)とおくと、f^2*st(s^2-t^2)=M*g^2
f^2とg^2は互いに素ですから、Mがf^2で割り切れる。
M=f^2*N
st(s^2-t^2)=N*g^2
Nが平方数のとき
st(s^2-t^2)=(整数)^2
sとtとs^2-t^2は二つずつ互いに素なので、s、t、s^2-t^2が平方数となる。
s=x^2、t=y^2、s^2-t^2=z^2となるが
x^4-y^4=z^2の解が存在することになって、補題(2)に反する。
N=2*(平方数)のとき
st(s^2-t^2)=2*(整数)^2
sが偶数でtが奇数と仮定すると、
(s/2)t(s^2-t^2)=g^2
上と同様な議論によりs^2-t^2が平方数となるが、s^2-t^2≡-1 (mod 4)だから不合理
sが奇数でtが偶数となるが、このとき
s(t/2)(s^2-t^2)=g^2
上と同様の議論により、s、t/2、s^2-t^2が平方数となる。
r^2=s^2-t^2、s=z^2
よってs=u^2+v^2、t=2uv、r=u^2-v^2
(uとvは互いに素で、u、vの一方が偶数で他方が奇数)
t/2=uvが平方数より、u=x^2、v=y^2
x^4+y^4=z^2の解が存在することになって、補題(1)に反する。
N=2*(平方数)のとき
st(s^2-t^2)=2*(整数)^2
sが偶数でtが奇数と仮定すると、
(s/2)t(s^2-t^2)=(整数)^2
上と同様な議論によりs^2-t^2が平方数となるが、s^2-t^2≡-1 (mod 4)だから不合理
sが奇数でtが偶数となるが、このとき
s(t/2)(s^2-t^2)=(整数)^2
上と同様の議論により、s、t/2、s^2-t^2が平方数となる。
r^2=s^2-t^2、s=z^2
よってs=u^2+v^2、t=2uv、r=u^2-v^2
(uとvは互いに素で、u、vの一方が偶数で他方が奇数)
t/2=uvが平方数より、u=x^2、v=y^2
x^4+y^4=z^2の解が存在することになって、補題(1)に反する。
風あざみぐっジョブ。問題はシンプルなのに、証明はひどく大変なんだな。
別解もありそうな気がするね。漏れは無理だ
pをp≡3 (mod 8)となる素数とする。
N=p*(平方数)のとき
st(s^2-t^2)=p*(整数)^2
sがpで割り切れてtがそうではないと仮定すると、
(s/p)t(s^2-t^2)=(整数)^2
上と同様な議論によりs^2-t^2が平方数となるが、s^2-t^2≡r^2
{rt^(-1)}^2≡-1 (mod p)だから不合理
s^2-t^2がpで割り切れると仮定する。
st{(s^2-t^2)/p}=(整数)^2
上と同様な議論により、sとtと(s^2-t^2)/pが平方数となる。
s=u^2、t=v^2
(u^2-v^2)(u^2+v^2)=p*r^2
u^2+v^2≡0 (mod p)と仮定すると、{u*v^(-1)}^2≡-1 (mod p)となって不合理だから
u^2-v^2≡0 (mod p)
ここでu^2+v^2とu^2-v^2は互いに素だから、u^2+v^2は平方数
u^2+v^2=(r')^2、{(r')*u^(-1)}^2≡2 (mod p)となって不合理
以上の議論より
st(s^2-t^2)=p*(整数)^2とかけるとき
tがpで割り切れてsがそうではないことがわかる。
(t/p)s(s^2-t^2)=(整数)^2
上と同様な議論によりs,t/p,s^2-t^2が平方数となるが、
s=u^2、t=pv^2、s^2-t^2=r^2
s=i^2+j^2、t=2ij、r=i^2-j^2
(i,jは互いに素で一方が奇数、他方が偶数)
iは奇数、jは偶数と仮定する。
u^2=i^2+j^2となるからi=k^2-h^2、j=2kh、u=k^2+h^2
kとhが互いに素で一方が奇数で他方が偶数。
kh(k^2-h^2)=p*v^2
ここでs>j>kよりkはsよりも小さいから
st(s^2-t^2)=p*(整数)^2のsの値がいくらでも小さくなることがわかる。
よって不合理
pをp≡3 (mod 8)となる素数とする。
N=p*(平方数)とはならないことがわかる。
グッジョブ
でも、あれ??? 等号成立条件はどこ?
[前スレ.360(2)]
(D.D.Adamovic) m>2, Σ[k=1,m] x_k↑ = 0↑ のとき、
(m-2) Σ[k=1,m] |x_k| ≧ Σ[1≦i<j≦m] |x_i +x_j|.
[前スレ.563(7)]
自然数 m, n と実数 0≦x≦1 に対して、(1-x^n)^m+{1-(1-x)^m}^n ≧1
[前スレ.705]
a,b>2 のとき、{1/(a+b)}^(1/a) + {1/(a+b)}^(1/b) >1.
[前スレ.565(3)]
[1959 IMO shortlist] 0≦x≦π/2、π/6<y<π/3 のとき、
tan{(π sin x)/(4 sin y)} + tan{(π cos x)/(4 cos y)} > 1
[前スレ.565(4)]
0<x<π に対して、{sin(x)/x}^3 < {(π^2-x^2)/(π^2+x^2)}^2 [類 : 不等式への招待 P.39 ]
[前スレ.565(5)]
0<x<1 に対して、(1-x^2){1+(x-x^2)^3}/(1+x^2) < (sin πx)/(πx)
[前スレ.791]
各辺の長さが整数値の三角形ABCがあり、∠A=2∠B ∠C>π/2を満たすとき、AB+BC+CA≧77を示せ。
[前スレ.811(1)]
1対1の上への関数 f : [0,1]→[0,1] は狭義単調増加であるとし、逆関数をgとおく。
0<t<1のとき、∫[0,1] (f(x)+g(x))^t dx≧(2^t)/(1+t) を示せ。
[前スレ.908(3)] 正整数p,qに対し、|p/q-√2|≧(6-4√2)/(q^2)
[前スレ.992] 「知られざる(?)コーシー・シュワルツの拡張形」 を積分に拡張した次式は成り立つか?
【予想】 区間 [a, b] で連続な実関数 f_1, …, f_m に対して
[∫[a, b](f_1(x))^n dx]…[∫[a, b](f_m(x))^n dx] ≧ [∫[a, b]f_1(x)…f_m(x) dx]^n
22 :
132人目の素数さん:05/01/22 08:06:20
>>21 > [∫[a, b](f_1(x))^n dx]…[∫[a, b](f_m(x))^n dx] ≧ [∫[a, b]f_1(x)…f_m(x) dx]^n
ただのヘルダー不等式
p_k > 1, Σ1/(p_k) = 1, f_k ∈ L^{p_k}(I) (k=1,2,...,m) ならば Π||f_k||_{p_k} ≧ ||Πf_k||_1
ただし、||・||_{p_k} は L^{p_k} のノルムを表す。
a_k > 0 ならば Σ((a_k)^(p_k))/(p_k) ≧ Πa_k からすぐ証明できる。
>21
【定理】 実関数 f_1, ……, f_n に対して
{∫_[a,b] f_1(x)^n dx}……{∫_[a,b] f_n(x)^n dx} ≧ {∫_[a,b] f_1(x)……f_n(x) dx}^n
(略証)
「コーシー・シュワルツの拡張形」[前スレ989] で
x(k,i) = f_k(a+(b-a)i/m)・凅, 凅=(b-a)/m とおき、m→∞ とする。
または、ヘルダーの不等式で p_k=n (k=1,2,…,n) とおく。
等号成立は、k=2,・・・,n に対して f_k(x) = c_k・f_1(x) のとき.(終)
ぬるぽ
m=n なら 成立
m>n なら |b-a|→0 のとき凡例?
m<n なら |b-a|→∞ のとき凡例?
【問題】[前スレ.387]
f(x),g(x)は 0≦x≦1で連続とし、f(0)=0, f(x)>x, 0≦g(1)≦1 を満たし、
f(x)/x, g(x)/x はともに狭義の単調増加であるとする。 このとき
0<x<1 で f(g(x)) ≦ f(x)g(x)/x ≦ g(f(x)).
を示してくださいです。〔Ralph P.Boas: Math.Magazine, Vol.52(1979)〕
題名が "Inequalities for a collection", ヲタ君にぴったりな論文・・・
前スレをまだ保存してない方はドゾー↓ サイズは 400kB ぐらい。
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>>24 >題名が "Inequalities for a collection", ヲタ君にぴったりな論文・・・
読みたい…
地方在住の負け犬一般人がその論文を読む方法ってありますか?
去年、地元の大学図書館である論文の取寄せを申請したら、
あんた学生じゃないですから、残念!って斬られましたが… ('A`)
他のスレからのコピーですが、質問してるわけじゃないので
マルチとか言うのは勘弁してください。
3^k - 2^k + 2 < (2^k - 1)[(3/2)^k]
を満たさない k は有限個しかない。
全て求め、それが全てである事も示せ。
>>20 悪いが等号成立条件はよくわからん。
>>21 >各辺の長さが整数値の三角形ABCがあり、∠A=2∠B ∠C>π/2を満たすとき・・・
全く同じ問題がMathnoriにあるのだが、解答してもいいものだろうか。
>21
n>m のときは [23] で f_k(x)=1 (m<k≦n) とおくと
【系】 n>mのとき, 実関数 f_1, …, f_m に対して,
{∫_[a,b] f_1(x)^n dx} …… {∫_[a,b] f_m(x)^n dx}・|b-a|^(n-m) ≧ {∫_[a,b]f_1(x)…f_m(x) dx}^n.
>>21 0≦x≦π/2、π/6<y<π/3 のとき
tan{(π sin x)/(4 sin y)}+tan{(π cos x)/(4 cos y)}>1
まず、0≦(πsin x)/(4sin y)、(πcos x)/(4cos y)<Π/2であることはOK
(πsin x)/(4sin y)>Π/4または(πsin x)/(4sin y)>Π/4の場合は
tan{(π sin x)/(4 sin y)}>1あるいはtan{(π cos x)/(4 cos y)}>1
(πsin x)/(4sin y)≦Π/4かつ(πsin x)/(4sin y)≦Π/4の場合
0≦sin x≦sin y、0≦cos x≦cos y
sin x<sin yまたはcos x<cos yと仮定すると
1=(sin x)^2+(cos x)^2<(sin y)^2+(cos y)^2=1となって不合理
よってsin x=sin y、cos x=cos y、したがってtan{(π sin x)/(4 sin y)}+tan{(π cos x)/(4 cos y)}=2>1
>>29の5行目の
>tan{(π sin x)/(4 sin y)}>1あるいはtan{(π cos x)/(4 cos y)}>1
はtan{(π sin x)/(4 sin y)}>1あるいはtan{(π cos x)/(4 cos y)}>1だからtan{(π sin x)/(4 sin y)}+tan{(π cos x)/(4 cos y)}>1は明らか
ということ。
>21
(左辺) ≧ tan[π/(2√3)] = 1.278171491830440… を示す。
まず π/(2√3) = 0.90689968211711… = α とおく。
x=y のとき、左辺 = 2 > tanα.
x<y の場合を考える。[y<x の場合も F(x,y)=F(π/2 -x,π/2 -y)なので同様にできる。]
左辺 を x/y の函数で評価するのがミソ(補題1,2)。次に補題3より
(左辺) ≧ tan(πx/4y) + tan{α・cos(πx/6y)} = tan(3u/2) + tan{α・cos(u)} ≧ 3u/2 + tan{α・[1-(1/2)(u^2)]}.
ここに πx/6y =u とおいた。 0<u<π/6 = 0.5235987756… 補題4より、
(左辺) ≧ 3u/2 + tan(α) -(1/2)α(u^2)/[cos(α)]^2 = tan(α) + u(3/2 -1.194260986681u) ≧ tan(α), 等号成立はx=0,y=π/6.
ぬるぽ
【補題1】
0≦x<y<π/2 のとき 1 > sin(x)/sin(y) > x/y.
(略証) sin( ) は上に凸だから、(平均変化率)= {(0,0)−(x,sin(x))の傾き} = sin(x)/x は単調減少。∴ sin(x)/x > sin(y)/y.
【補題2】
0≦x<y かつ c<y≦ (π/2)-c のとき、 cos(x)/cos(y) ≧ cos(cx/y)/cos(c) > 1.
(略証) (y +cx/y) - (c+x) = (y-x)(1 -c/y) ≧0.
(y -cx/y) - (x-c) = (y-x)(1 +c/y) ≧0, (y -cx/y) - (c-x) = (y+x)(1 -c/y) ≧0
∴ |y-cx/y| ≧ |x-c|.
∴ 2cos(y)cos(cx/y) = cos(y+cx/y) + cos(y-cx/y) ≦ cos(c+c) + cos|x-c| = 2cos(c)cos(x). 等号成立は y=c または x=y.
【補題3】
u>0 のとき cos(u)>1 -(1/2)u^2. (← -cos(u)<-1 を2回積分)
【補題4】
0<α,α+θ<π/2 のとき tan(α+θ) ≧ tan(α) + θ/[(cosα)^2]. (←tan()は下に凸)
>29-30
0<y<x ⇒ sin(x)/sin(y) >1 ⇒ 左辺第1項 >1.
0<x<y ⇒ cos(x)/cos(y) >1 ⇒ 左辺第2項 >1.
[31] は [前スレ.565(3)] の別解でつ。。。
0≦x≦π/2、π/6≦y≦π/3 のとき、tan{(π sin x)/(4 sin y)} + tan{(π cos x)/(4 cos y)} ≧ tan(α)
等号成立は (x,y)=(0, π/6)、(π/2, π/3) のとき。
スマソ。
33 :
132人目の素数さん:05/01/25 19:43:17
ソボレフの不等式のような積分に関する不等式キヴォンヌ
[前スレ.871(1)]
x,y,z,n≧0 のとき F_n = (x-y)(x-z)x^n +(y-x)(y-z)y^n +(z-x)(z-y)z^n ≧0.
は、シュプリンガーの『不等式』にある定理80でつね。[前スレ.874]で解決.
(参考書)
〇厨房、工房向け
眉村 卓:「白い不等式」(秋元文庫) 秋元書房, 文庫本/206p, (1978.6) \273
眉村 卓:「白い不等式」(角川文庫) 角川書店, 文庫本/214p, (1981.4) \273
〇大人向け
植木不等式:「悲しきネクタイ」地人書館, 新書判/247p, 4-8052-0518-0 (1996.10) \1050
植木不等式:「悲しきネクタイ」日本経済新聞社, 文庫本/284p, 4-532-19078-9 (2001.8) \630
〜企業環境における会社員の生態学的および動物行動学的研究〜(日経ビジネス人文庫)
植木不等式:「こころが疲れたら読む世紀末おとぎ話」 大和書房, B6判/237p, 4-479-39056-1, (1997.10) \1470
〜トンデモ童話20選〜
植木不等式監訳、マーク・ミナシ著:「いつまでバグを買わされるのか」ダイヤモンド社, 四六判/346p, 4-478-37296-9 (2000.9) ¥2415
〜平気で欠陥商品を売る業界の内幕〜
40 :
132人目の素数さん:05/01/26 21:42:29
単純な質問なんですが、
|x^2-3|≧x
の解を教えてください。
できれば解説(有)で。
お願いしますm(_ _)m(_ _)m
また荒れ始めたな…。
スレが活性化すると荒らしも多くなる。
∧__∧
(`・ω・´) 馬鹿はとっとと消え失せぇぃ!
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
"""~""""""~"""~"""~"
[31]の方針
(左辺)=F(x,y) とおき、
0≦x≦y ⇒ F(x,y) ≧ F(cx/y,c) ≡ F(u,c) ≧ F(0,c) = tan(α).
を示す。ここに c≡π/6、α≡π/(2√3).
>40
x ≦ (√13 -1)/2 = 1.302775638…, 2.302775638… = (√13 +1)/2 ≦ x.
>>24 f(x)が増加関数だから、 f{g(x)}/g(x)≦f(x)/x
g(x)が増加関数だからg(x)/x≦g(1)/1≦1ゆえに、 g(x)/x≦g{f(x)}/f(x)
よって f{g(x)}≦{f(x)g(x)}/x≦g{f(x)}となる。
>>44の訂正
f(x)/xが増加関数だから、 f{g(x)}/g(x)≦f(x)/x
g(x)/xが増加関数だからg(x)/x≦g(1)/1≦1ゆえに、 g(x)/x≦g{f(x)}/f(x)
よって f{g(x)}≦{f(x)g(x)}/x≦g{f(x)}となる。
>>20 等号成立条件
a=3/2、b=20/3、c=41/6のときa^2+b^2=c^2かつab=10となる。
実数x,正整数nに対し
Σ[k=1..n]{sin(kx)/k}≦2√π
Majorization Inequality なんて初耳だったし、
Ho:lderの不等式なんか証明の仕方を忘れてるのに
平気で使っている横着な自分に気がついた。
それで、三角不等式とか相加相乗などの基本から始めて
証明をつけながら一つ一つまとめてる最中だけど、全然進まない。
相加相乗は、証明の別解が多すぎて後回しにしてるし…。
いま Jensenの不等式をまとめてて、積分形があるのを知った。
しかし証明が載ってない… (参考文献[2] 第7章 P.187-)
il||li _| ̄|○ il||li
区間 [α,β] の凸関数 f(x) と、
区間 [a, b] で連続な a(x)、φ(x) が α≦a(x)≦β、φ(x)>0 をみたすとき、
{∫[a, b]a(x)f(φ(x))dx}/{∫[a, b]a(x)dx} ≧ f({∫[a, b]a(x)φ(x)dx}/{∫[a, b]a(x)dx})
参考文献[3] P.125 Karamataの不等式 について、しょうもない疑問。
Karamata って人名? 地名?
検索すると、ギリシャのプロポネソス半島の南端の 町の名にカラマタってのがあるらしい。
>50
左辺を f_n(x)、その最大値を M_n とおく。
(1) M_nはnについて単調増加.
(2) n→∞ のとすると f_n(x) は各点で収束するが、[0,π]で一様収束ではない。
{極限 は f(x)=(π-x)/2 (0<x<2π), f(0)=0 }
(3) M_nの上限は G '= Si(π) = ∫_[0,π] sin(x)/x dx = 1.85193705198245...
(1の略証)
M_1 = f_1(π/2) =1.
M_2 = f_2(π/3) =(3/4)√3 >1.
x≠2mπ (mは整数)のとき
f_n '(x) = Σ[k=1..n] cos(kx) = Σ[k=1..n] {sin[(k+1/2)x] - sin[(k-1/2)x]}/[2sin(x/2)]
= {sin[(n+1/2)x] - sin(x/2)}/[2sin(x/2)] = cos[(n+1)x/2]sin(nx/2)/sin(x/2).
|f_n| が極大(or停留値)になるのは cos[(n+1)x/2]=0 すなわち x_k=(2k+1)π/(n+1) のとき。
|f_n| が最大となるx_k を X とおくと、sin[(n+1)x_k]=0 より, M_n = f_n(X) = f_{n+1}(X) < M_{n+1}.
(注) x0 = π/(n+1), (2n+1)π/(n+1).
あとは任せた。
http://mathworld.wolfram.com/Wilbraham-GibbsConstant.html
[43] の方針ならば
(左辺) ≧ tan((π/2)sin(u)) + tan{α・cos(u)} = F(u,c) ≧ tan(u) + tan{α・cos(u)}
≧ u + tan{α[1-(1/2)(u^2)]} ≧ u +tan(α) -(1/2)α(u^2)/[cos(α)]^2
= tan(α) +(1-1.194260986681u)u ≧ tan(α).
となる。
【補題1】
0≦x<y かつ c<y≦ (π/2)-c のとき、 sin(x)/sin(y) > sin(u)/sin(c), u≡cx/y.
(略証) 0<k<1, 0<y<π/2 のとき
{sin(ky)/sin(y)} ' = [k・tan(y)-tan(ky)]cos(ky)cos(y)/[sin(y)^2] ≧0.
∴ sin(ky)/sin(y) はyについて単調増加。
∴ sin(x)/sin(y)> sin(cx/y)/sin(c) = sin(u)/sin(c).
>>50訂正
実数x,正整数nに対し
|Σ[k=1..n]{sin(kx)/k}|≦2√π
閑散としたスレに不等式ヲタ降臨!
主に下のサイトから発掘 (書き間違いがあったらゴメソ)
http://www.journals.cms.math.ca/CRUX/synopses/ 凵@ ○ ∇ 、___,、´`゙;~、 ';冫 ☆
┏ ━ゝヽ''/ ≧ \━〆A!゚━━┓。
╋┓"〓┃ < ゝ\',冫。' |:::: \ ./ |゛△│´'´,.ゝ'┃. ●┃ ┃┃
┃┃_.━┛ヤ━━━━━━|::::: (● (● |━━━━━━━━━ ━┛ ・ ・
∇ ┠─Σ- ヽ::::... .ワ.....ノ 冫 そ',´; ┨'゚,。
.。冫▽ < ⊂ ./⊃ 乙 ≧ ▽
。 ┃ Σ (⌒ゞ ,l, 、'' │ て く
┠─ム┼ ゝ,,ノ ノゝ. 、,, .┼ ァ Ζ┨ ミo''`
。、゚`。、 i/ レ' o。了 、'' × 个o
○ ┃ `、,~´+√ ▽ ',!ヽ.◇ o┃
┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛;
ヾ 凵@ '、´ ∇
【問題A】正の数 a, b, c, d, e に対して、次の不等式を示せ。
(1) 4a+5b+6c ≧ 3√(ab) + 7√(bc) +5√(ca)
(2) a+b+c=1 のとき、
(ab)^(5/4)+(bc)^(5/4)+(ca)^(5/4) < 1/4
(3) a^2+b^2+c^2=1 のとき、
1/(a^2) +1/(b^2) +1/(c^2) ≧ 3 + 2(a^3+b^3+c^3)/(abc)
(4) a+b+c=3, abc=1 のとき、
ab/[(a^2+b)(a+b^2)] + bc/[(b^2+c)(b+c^2)] + ca/[(c^2+a)(c+a^2)] ≦ 3/4
(5) a^2+b^2+c^2+d^2+e^2 ≧1 のとき、
a^2/(b+c+d) + b^2/(c+d+e) + c^2/(d+e+a) + d^2/(e+a+b) + e^2/(a+b+c) ≧ √5/3
【問題B】三角形ABCにおいて、次の不等式を示せ。
(6) (sinA + sinB + sinC)^2 ≦ 6(1 + cosA・cosB・cosC)
(7) 外接円、内接円の半径を R, r とおくとき、(cos{(B-C)/2})^2 ≧ 2r/R
(8) (sinA)^2/A + (sinB)^2/B + (sinC)^2/C の値を求めよ。
(1) Hungary 2005.1
(2) Crux M146 (30n4)
(3) Crux 2532 (26n3)
(4) Crux M137 (30n2)
(5) Crux 3001 (31n1)
(6) Crux 2676 (27n7)
(7) Crux 2382 (24n7)
(8) Crux 2190 (22n8)
【問題C】久々にネタ投下。しょぼいですが… (´д`;)ガクブル
(1) 自然数 m, n に対して、(m+n)!/(m!) ≧ (m+1)^n
(2) 実数 a, b が a-b=1 をみたすとき、a^3-b^3 ≧ 1/4
(3) 0 < θ < π/2 において、sinθ+tanθ > 2θ
(4) x, y >1 のとき、log((x+1)/(x-1))*log((y+1)/(y-1)) ≧ [log((x+y+2)/(x+y-2))]^2
(5) 0 ≦ a_k <1 が, a = √( [(a_1)^2 + … + (a_n)^2]/n ) ≧ 1/√3 をみたすとき、
(a_1)/[1-(a_1)^2] + … + (a_n)/[1-(a_n)^2] ≧ na/(1-a^2)
(6) Fibonacci数列 F(n) に対して、(Σ[k=1 to n]F(k+1)^2)(Σ[k=1 to n]1/F(2k)) ≧ n^2
【問題D】気分転換に等式の証明とか…
(7) C[n,k] を二項係数とする。a_k = 1/C[n,k], b_k = 2^(k-n) に対して
Σ[k=1 to n] (a_k)/k = Σ[k=1 to n] (b_k)/k
(8) nは3の倍数でない自然数とする。
n次実正方行列 A, B, C が A^2+B^2+C^2=AB+BC+CA をみたすとき、
det(AB+BC+CA-AC-CB-BA)=0
(9) 2xy/(x+y) + √[(x^2+y^2)/2] = √(xy) + (x+y)/2 の実数解の組をすべて求めよ。
(1) 参考文献[4] P.15 (2) Crux M127 (30n1)
(3) Crux 2585 (26n7) (4) Crux 233 (29n4)
(5) Crux 3001 (30n7) (6) Crux 2955 (30n5)
(7) Hungary 3771 (8) Crux 2998 (30n8)
(9) Crux 2268 (23n6)
みなさん、The Cauchy-Schwarz Master Class は買いましたか?
>57
(問題A)
(1) 3・(a+b)/2 ≧ 3・√(ab)
7・(b+c)/2 ≧ 7・√(bc)
5・(c+a)/2 ≧ 5・√(ca)
辺々たす。
(3) a^2 +b^2 +c^2 =T のとき、 x^2 +y^2 ≧ 2xy より
(左辺)・T = 3 + (a^2){(1/b)^2 +(1/c)^2} +(b^2){(1/c)^2 +(1/a)^2} +(c^2)/{(1/a)^2 +(1/b)^2}
≧ 3 +(a^2)(2/bc) +(b^2)(2/ca) +(c^2)(2/ab) = 3 +2(a^3 +b^3 +c^3)/(abc) = (右辺).
(4) a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とすると、 t≦√(3su).
(略証) t^2 -3su = [(a^2)(b-c)^2 +(b^2)(c-a)^2 +(c^2)(a-b)^2]/2 ≧0.
(b +a^2)(a +b^2)/ab = 1 +(a^3 +b^3)/ab +ab ≧ 1 +(a+b) +ab = (1+a)(1+b).
(左辺) ≦ 1/[(1+a)(1+b)] +1/[(1+b)(1+c)] +1/[(1+c)(1+a)] = (3+s)/[(1+a)(1+b)(1+c)] = (3+s)/(1+s+t+u)
≦ (3+s)/[1+s+√(3su) +u].
(問題B)
(6) {sin(A) +sin(B) +sin(C)}^2 ≦ 3{sin(A)^2 +sin(B)^2 +sin(C)^2}
= 3{3 -cos(A)^2 -cos(B)^2 -cos(C)^2} = 6{1 +cos(A)cos(B)cos(C)}.
ぬるぽ
>58
(問題C)
(1) m≧0, 自然数n に対して, 左辺 = Γ(m+n+1)/Γ(m+1) = (m+1)(m+2)……(m+n) ≧ (m+1)^n = 右辺.
等号成立は n=1 のとき。
(2) a-b=d>0 とする。 a^3 -b^3 =(a-b)(a^2 +ab +b^2) = d・{3(a+b)^2 +d^2}/4 ≧ (1/4)d^3.
等号成立は a+b=0 のとき。
(3) いつものように tan(θ/2) =t とおくと t>0.
左辺 = 2t/(1+t^2) +2t/(1-t^2) = 4t/(1-t^4) > 4t = 4tan(θ/2) > 4(θ/2) = 2θ.
(問題D)
(9) (x+y)/2 - 2xy/(x+y) = (x-y)^2 /[2(x+y)] = (x-y)^2 /[2f(x,y)].
√[(x^2+y^2}/2] -√(xy) = (x-y)^2 /{2√[(x^2+y^2)/2] +2√(xy)} = (x-y)^2 /[2g(x,y)].
∴ (左辺)-(右辺) = (x-y)^2 {1/g(x,y) -1/f(x,y)}.
一方、 f(x,y)^2 -g(x,y)^2 = (x+y)^2 -[(x^2+y^2)/2] -(xy) -2√[xy(x^2+y^2)/2]
= (1/2){(x+y)^2 -4√[xy(x^2+y^2)/2]} = (1/2)(x-y)^4 /{(x+y)^2 +4√[xy(x^2+y^2)/2]} ≧0.
等号成立は x-y=0 に限る。
ぬるぽ
>58(4)
x>1 に対して f(x) = log{log[(x+1)/(x-1)]} とおくと、
g(x) = exp{f(x)} = log[(x+1)/(x-1)] = -log[(x-1)/(x+1)] = -log[1 -2/(x+1)] > 2/(x+1) > 1/x.
f "(x) = {2/[(1-x^2)g(x)]}^2・[x・g(x)-1] >0 ゆえ f( )は下に凸.
∴ f(x) + f(y) ≧ 2f((x+y)/2).
訂正、スマソ↓
>61(4) ab+bc+ca=t とすると、t≧√(3su).
>62(1) 自然数mに対しては Γ(m+1) = m!
>62(3) tan(θ/2) =t とおくと 0<t<1.
>57(2)
a+b+c=s とする。 (ab)^(5/4) < ab(2s+a+b)/(4√s) を循環的に加えると(注)により、
(左辺) ≦ (ab+bc+ca)(√s)/2 +[ab(a+b) +bc(b+c) +ca(c+a)]/(4√s)
≦ (1/6)s^(5/2) +(1/14)s^(5/2) = (5/21)s^(5/2).
(注) ab+bc+ca = {2(a+b+c)^2 -(a-b)^2 -(b-c)^2 -(c-a)^2}/6 ≦ (1/3)s^2.
ab(a+b) +bc(b+c) +ca(c+a) = (1/7){2[(a+b+c)^3 -6abc]-(a-b)(a^2-b^2)-(b-c)(b^2-c^2)-(c-a)(c^2-a^2)} ≦ (2/7)s^3.
ばらばらで、スマソ。
>>61-64 早っ! 激乙です。
俺もすらすら解けるようになりたい… (ノ∀`)
参考文献[2] P.188の一番下
区間 [a, b] で連続な関数 f(x), g(x)≧0 に対して、p≧1 のとき
∫[a, b] {f(x)}^p dx + ∫[a, b] {g(x)}^p dx ≧ ∫[a, b] {f(x)+g(x)}^p dx
は、どうやって証明するんでせうか?
たのも〜。
>66
p=1 ならば 等号成立。
p>1 のとき f^p + g^p = f・f^(p-1) + g・g^(p-1) < f・(f+g)^(p-1) + g・(f+g)^(p-1) = (f+g)^p.
>58(6)
次の補題より、相加・調和平均に持ち込む。便宜上、F(0)=F(2)-F(1)=0 とした。
【補題】 F(2n) = F(n+1)^2 -F(n-1)^2.
(略証)nに関する帰納法による。
n=1 のとき F(2x1) = 1 = 1^2 - 0^2 = F(2)^2 - F(0)^2.
n=2 のとき F(2x2) = 3 = 2^2 - 1^2 = F(3)^2 - F(1)^2.
n=3 のとき F(2x3) = 8 = 3^2 - 1^2 = F(4)^2 - F(2)^2.
n-1,n に対しては成立したとする。このとき
F(m+2) = F(m+1) +F(m) = 2F(m) + F(m-1) = 3F(m) -F(m-2) …(*)より
F(2n+2) = 3F(2n) -F(2n-2) = 3{F(n+1)^2 -F(n-1)^2} -{F(n)^2 -F(n-2)^2}.
これに、F(n+1) = F(n+2) - F(n),
F(n-1) = F(n+1) -F(n) = F(n+2) -2F(n),
F(n-2) = 3F(n) -F(n+2) …(*).
を代入して F(n) と F(n+2) で表わせば、求める式が出る。(終)
よって、(左辺) ≧ {Σ[k=1,n] 1/F(2k)}{Σ[k=1,n] F(2k)} ≧ n^2.
(系) F(2n) = F(n){F(n+1)+F(n-1)} は F(n) で割り切れる。
ぬるぽ
>>67 なるへそ。
不等号の向きが逆だったんですね。
ddクス!
x>0, y>0, z>0, x^4+y^4+z^4=1 のとき
(x^3)/(1-x^8) + (y^3)/(1-y^8) + (z^3)/(1-z^8)
の最小値を求めよ
>70
f(x) = x^3 /(1-x^8), x0=1/[3^(1/4)], x/x0 =X,
M = f(x0) = (9/8)[3^(1/4)] = 1.48058326… とおくと、
f(x) - M・x^4 = {1 - M[3^(1/4)]x(1-x^8)}(x^3)/(1-x^8)
= {1-(9/8)X(1-(1/9)X^2)}(x^3)/(1-x^8) = (1/8)(8-9X+X^9)(x^3)/(1-x^8)
= (1/8)(1-X)^2・{Σ[k=0,7] (8-k)x^k}(x^3)/(1-x^8) ≧ 0.
等号成立は X=1, x=x0=0.75983568 … のとき。
∴ (与式) = f(x) + f(y) + f(z) ≧ M(x^4+y^4+z^4) = M = 1.48058326 …
ぬるぽ
(訂正)、スマソ。
M = f(x0)/(x0^4) = …
(補足)
X≧0 ⇒ X^n - nX +(n-1) = (X-1)^2 {Σ[k=0,n-2] (n-1-k)X^k} ≧0.
x^4+ax^3+2x^2+bx+1=0 が実根を持つならば、a^2+b^2≧8
>73
左辺を平方完成(?)すると、
x^4 +ax^3 +2x^2 +bx +1 = (x^2)(x +a/2)^2 +{(8 -a^2 -b^2)/4}x^2 +(bx/2 +1)^2.
ぬるぽ
>21
[前スレ.565(4)]
無限乗積表示 sin(πx) = πx・Π[k=1,∞) {1-(x^2)/(k^2)} を使ってみますた。(牛刀
かも)
f(x^2) = log|sin(πx)/πx| - a・{log(1-x^2) -log(1+x^2)} (0≦a≦1) とおくと、
f(y) = Σ[k=1,∞) log[1 -y/(k^2)] -a・{log(1-y) -log(1+y)}, f(0) = 0.
f '(y) = -Σ[k=1,∞) 1/(k^2 -y) +a・{1/(1-y) +1/(1+y)}.
= -Σ[k=2,∞) 1/(k^2 -y) -(1-a)/(1-y) +a/(1+y) :単調減少(fは上に凸).
f '(y) < f '(0) = -ζ(2) +2a = -(π^2)/6 + 2a.
(i) a=1 のとき 上に凸で f(0)=f(1)=0 だから |x| <1 で f(x^2)>0.
(ii) a≦(π^2)/12 = 0.82246703… のとき f '(0)<0 ∴ f'(x^2)<0, f(x^2)<0.
∴ log(1-x^2) -log(1+x^2) < log|sin(πx)/πx| < a・{log(1-x^2) -log(1+x^2)}.
ぬるぽ
( ゚∀゚) ウヒョッ!
そこに痺れる憧れるぅ〜
【Johnstonの不等式】
a_1, …, a_n の相加平均をA、相乗平均をBとする。
0 < P ≦ a_k ≦ Q のとき、 G^(Q-P) ≧ P^(Q-A)・Q^(A-P)
∧_∧ ッパシャ ッパシャ
( )】
/ /┘ ムッハァ〜 ハァハァ…
ノ ̄ゝ
>78
P= a_k =Q のときは等号成立。
P<Q のとき {Ln(Q)-Ln(P)}/(Q-P) =C とおく。 C>0.
Ln( )は上に凸だから、
a_k≠P に対して {Ln(a_k) - Ln(P)}/(a_k -P) > C, Ln(a_k) - Ln(P) > (a_k -P)C.
k=1 to n について加えてnで割ると Ln(G) - Ln(P) > (A-P)C ……(1).
a_k≠Q に対して C > {Ln(Q) - Ln(a_k)}/(Q -a_k), (Q -a_k)C > Ln(Q) - Ln(a_k)
k=1 to n について加えてnで割ると (Q-A)C > Ln(Q) - Ln(G) …… (2).
(1)(2)からCを消去して真数をとれば、求める式が.....
ぬるぽ
x(1)=2, x(n+1)=x(n)^2-x(n)+1 (n≧1) のとき
1-1/2^(2^(n-1)) < Σ[k=1..n](1/x(k)) < 1-1/2^(2^n)
>80
漸化式から 1/x(k) = 1/{x(k)-1} -1/{x(k+1)-1}.
∴ (中辺) = Σ[k=1,n] 1/x(k) = 1/{x(1)-1} -1/{x(n+1)-1} = 1 -1/{x(n+1)-1}.
ここで次の(補題)を用いると、
1 -1/{2^[2^(n-1)]} ≦ Σ[k=1,n] 1/x(k) < 1 -1/{2^(2^n)}, (等号はn=1).
(補題) n≧1 ⇒ 2^{2^(n-1)} ≦ x(n+1) -1 < 2^(2^n) -1, (等号はn=1).
(略証) nについての帰納法による。
n=1 のとき 2 = x(2)-1 < 4-1 で成立。あとは簡単(終).
ぬるぽ
[1]
a(k)∈(0,π/2), k=1,2,3,4, Σa(k)=π のとき
Σ{(√2)*sin(a(k))-1}/cos(a(k))≧0
[2]
z(k)∈C, k=1,2,...,n, Σ|z(k)|=1 のとき
|Σ[z∈S]z(k)|≧1/6 を満たす S⊆{z(1),z(2),...,z(n)}
が存在する
>>82([2])
{1, 2, ..., n}を(arg z(k))*2/π(ただしargは[0, 2π)の範囲に取る)の整数部分によって
4つの集合S_0, S_1, S_2, S_3に分ける。
いずれかのjについて農{k∈S_j}|z(k)|≧1/4が成り立つ。
k∈S_jならばarg' z(k)i^{-(j+1/2)}∈[-π/4, π/4)(arg'は[-π, π)の範囲に取った偏角)であることより
|農{k∈S_j}z(k)|
=|農{k∈S_j}z(k)i^{-j}|
≧Re 農{k∈S_j}z(k)i^{-j}
≧農{k∈S_j}|z(k)|cos(π/4)
≧1/(4sqrt(2))>1/6。
<<OVER KILL>>
>>82 Mathnoriに載ってたんだが。
m(>1)次元ユークリッド空間上のn個の点x(i)=(x(i,1) , x(i,2) , … , x(i,m)) が
Σ[i=1〜n] |x(i)| =1 を満たすならばn個の点から適当にいくつか選び、
それらをy(1),y(2),…,y(k)とすれば
|Σ[i=1〜k] y(i)|≧Γ(m/2)/(2sqrt(π) Γ((m+1)/2))
とすることが可能である。
---
MathNori回答者(つか俺)の答案からコピって来た。
>85
m=1 のとき
x(k)の符号により二類に分ける。
x(i)>0 の和を S(+)=Σx(i)=Σ|x(i)|, x(j)<0 の和を S(-)=Σx(j)=-Σ|x(j)| とすると、
|S(+)| + |S(-)| = Σ[k=1,n] |x(k)| =1.
∴ |S(+)| ≧1/2 または |S(-)| ≧1/2.
m>1 のとき
ある向き(e↑)の成分を考えて、1次元に帰着させる。
e↑∈Ω(m), ここに「超球面」Ω(m)={e↑∈R^m | ‖e‖=1 }, |Ω(m)|=電ω= {2/Γ(m/2)}π^(m/2)
いま、f(e↑) = Σ[k=1,n] |(e↑・x(k)↑)| = Σ[k=1,n] |cosθ(e,k)| ‖x(k)‖ とおき、
あらゆる向きのe↑について平均すると、<|cosθ|> を外へ出すことができ、
<f(e↑)> = 吐(e↑)dω/|Ω(m)| = <|cosθ|>・Σ[k=1,n]‖x(k)‖ = <|cosθ|> = Γ(m/2)/{Γ((m+1)/2)√π}.
∴ f(e_1) ≧ <|cosθ|> となるような e_1 をとることができる。
以下m=1のときと同様にして |S|≧(1/2)<|cosθ|> が出る。
ぬるぽ
(例) m=1 のとき |S|≧1/2, m=2のとき |S|≧1/π, m=3のとき |S|≧1/4.
http://mathworld.wolfram.com/Hypersphere.html
定数nに対し、項数kの自然数列
1≦a(1)<a(2)<…<a(k)≦n
を考える。この数列をどの二項の和( a(i)+a(j) )
も平方数にならないように定め、kを可能な限り大きくしたとき、
11n/32≦k<n/2 を示せ。
訂正
11n/32≦k を示せ。
[89]写し間違い、スマソ.
H ≧ PQ/(P+Q-A).
___
./ ≧ \
|:::: \ ./ |
|::::: (● (● | グッジョブ!
>>89-90 ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
逆数の相加平均は調和平均の逆数で
逆数の相乗平均は相乗平均の逆数なので
>>78から
(1/G)^(1/P−1/Q)
≧(1/Q)^(1/P−1/H)(1/P)^(1/H−1/Q)。
(P/Q)^(PQ/H)
≧G^(Q−P)P^PQ^(−Q)
≧(P/Q)^(P+Q−A)。
グッジョブ! >93
>78 (訂正)
我ながら間違いが多いな・・・後(ry
Ln(a_k) - Ln(P) ≧ (a_k -P)C, (Q -a_k)C ≧ Ln(Q) - Ln(a_k).
等号成立は a_k=(P or Q) のとき
>>64 > >57(2)
> a+b+c=s とする。 (ab)^(5/4) < ab(2s+a+b)/(4√s) を循環的に加えると
これって、どうやって思いつくんですか?
>97
s>a,b より相加・相乗平均 (ssab)^(1/4) < (s+s+a+b)/4, (ab)^(1/4)・√s < (2s+a+b)/4.
>96 nを実数とする。
n≦0 のとき
x^n-x は単調減少により成立。等号は x=1/2.
n>0 のとき
(左辺) - (右辺) = (1-x)^n -x^n +x -(1-x) = f(x) とおくと
f(0)=0, f(1/2)=0, f "(x) = n(n-1){(1-x)^(n-2) -x^(n-2)}.
・0<n<1 or 2<n のとき f "(x)≧0(下に凸), f(x)≦0 により成立. 等号はx=0,1/2.
・n=1,2 のとき f "(x)=0, f(x)=0 により等号成立.
・1<n<2 のとき f "(x)≦0(上に凸), f(x)≧0 だから逆向き. 等号は x=0,1/2.
ぬるぽ
power mien の積分形を考えてて思ったこと。
区間 [a,b] で連続な f(x)>0 に対して、
lim[r→0] {(∫[a,b] {f(x)}^r dx)/(b-a)}^(1/r)
は、e^{(∫[a,b] \log f(x) dx)/(b-a)} になりますか?
求まりそうな気がするけどね
条件が対称だから
ですよねぇ。
最大値は a=b=c のとき 1/(9√3) だろうと思って
こないだから弄ってたんだけど、力不足でだめぽ。
さらりと解いて解答を載せるつもりだったけど、
挫折して聞いてしまった… ('A`)
書き間違い… (吊)
a=b=c=1/3のときの 1/(3√3)
>>101 問題1713 は、前スレの終わりのほうで
似たようなやつがあったけど、できそうでまだできてない…。
OS再インストールしたときに、過去ログの保存を忘れててアボーンしてしまった。
dat落ちしてから、見れるようになるまで何ヶ月くらいかかるのでせうか?
|
8 < モウ ダメポ…
'`
 ̄
109 :
64:05/02/19 04:24:38
>104-107
[106-107]が正しいとすると、等号条件が a=b=c =s/3 の不等式しか使えない。たとえば[98]は
{(s/3)(s/3)ab}^(1/4) < {2(s/3)+a+b}/4, (ab)^(1/4)・√(s/3) < {2(s/3)+a+b}/4.
としないといけないし、[64]は次のようにする。
(ab)^(5/4) < ab{2(s/3)+a+b}/{4√(s/3)} を循環的に加えると(注)により、
(左辺) ≦ (ab+bc+ca)(1/2)√(s/3) +[ab(a+b) +bc(b+c) +ca(c+a)]/{4√(s/3)}
≦ (1/2)t√(s/3) + (1/4)(s^2-t)√(s/3) = (1/4)(s^2+t)√(s/3) ≦ 3(s/3)^(5/2) = {1/(3√3)}s^(5/2).
(注) ab(a+b) +bc(b+c) +ca(c+a) = st -3u ≦ (s/3)(s^2 -t).
∵ s^3 -4st +9u ≧ 0. (← [前スレ.611]の(1) または "Inequalities"の定理80)
>>109 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
そうか! s/3 で置き換えれば ≦ になるのか!
(´д`;)ハァハァ
>101 [1713]
(問題) Σ[n=4,∞) Σ[k=2,n-2] 1/C[n,k] = 3/2.
(解答) (左辺) = Σ[n=4,∞) Σ[k=2,n-2] …… = Σ[k=2,∞) Σ[n=k+2,∞) …… を使おう。
1/C[n,k] = k!/{n(n-1)…(n-k+1)} = {k!/(k-1)}{ 1/[(n-1)(n-2)…(n-k+1)] -1/[n(n-1)…(n-k+2)] }
= {k/(k-1)}{ 1/C[n-1,k-1] -1/C[n,k-1] }.
∴ Σ[n=k+2,N] 1/C[n,k] = {k/(k-1)}{ 1/C[k+1,k-1] -1/C[N,k-1] }
= {k/(k-1)}{ 2/[k(k+1)] -1/C[N,k-1] } = {1/(k-1)}{ 2/(k+1) -k/C[N,k-1] }
= {1/(k-1)}{1 -(k-1)/(k+1) -k/C[N,k-1] } → 1/(k-1) -1/(k+1). (N→∞)
k=偶数(2,4,…)についての和は 1/(2-1) =1, k=奇数(3,5,…)についての和は 1/(3-1) =1/2.
よって (左辺) = 1/(2-1) + 1/(3-1) = 1 +1/2 =3/2.
ぬるぽ
>101 [No.1714]
(問題) m,n,x,y,z>0, x+y+z=s のとき、
(x^4)/[(mx+ny)(my+nx)] + (y^4)/[(my+nz)(mz+ny)] + (z^4)/[(mz+nx)(mx+nz)] ≧ (1/3)[s/(m+n)]^2.
(解答) 4(mx+ny)(my+nx) = [(m+n)(x+y)+(m-n)(x-y)][(m+n)(x+y)-(m-n)(x-y)]
= [(m+n)(x+y)]^2 - [(m-n)(x-y)]^2 ≦ [(m+n)(x+y)]^2 ≦ 2(m+n)^2(x^2+y^2).
4(x^4) = (x^2+y^2)(3x^2 -y^2) + (x^2 -y^2)^2 ≧ (x^2+y^2)(3x^2 -y^2).
辺々割って、
(x^4)/[(mx+ny)(my+nx)] ≧ (1/2)(3x^2 -y^2)/(m+n)^2.
循環的に加えて、
(左辺) ≧ (x^2 +y^2 +z^2)/(m+n)^2 ≧ (1/3)(x+y+z)^2/(m+n)^2 ≧ (1/3)[s/(m+n)]^2.
ぬるぽ
[111] [No.1713] の補足
n=4,…,N までの部分和をとる。
Σ[n=4,N] Σ[k=2,n-2] 1/C[n,k] = Σ[k=2,N-2] Σ[n=k+2,N] 1/C[n,k] = ……
= 3/2 -1/(N-2) -1/(N-1) - Σ[k=2,N-2] {k/(k-1)}/C[N,k-1]
= 3/2 -1/(N-2) -1/(N-1) - { 2/N + 3/(N(N-1)) + Σ[k=4,N-2]O(1/N^3) } → 3/2 (N→∞).
>>113 をぉぉっ! ありがとうございます。
助かりました。
116 :
24:05/02/20 21:04:20
>>113 をぉぉっ! ありがとうございまつ。
助かりますた。
>101 [No.792]
一般に、正係数の多項式F(x, y, …) については、
x_k≧0, y_k≧0, … (k=1,2,…,n) ⇒ Σ[k=1,n] F(x_k, y_k, …) ≧ F(Gx, Gy, …).
ここにGは相乗平均で、Gx={Π[k=1,n] x_k}^(1/n), Gy={Π[k=1,n] y_k}^(1/n), …
ぬるぽ
「数学オリンピック」 スレより
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1091700814/529,562,580 JMO本選3らしい…
529 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:05/02/12(土) 12:30:59
正の実数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、次を示せ。
a(1+b-c)^(1/3) + b(1+c-a)^(1/3) + c(1+a-b)^(1/3) ≦ 1
580 名前: ◆BhMath2chk [sage] 投稿日:05/02/16(水) 13:00:02
>>529 −1≦xのとき(1+x)^(1/3)≦1+x/3。
a(1+b−c)^(1/3)≦a+ab/3−ac/3。
b(1+c−a)^(1/3)≦b+bc/3−ab/3。
c(1+a−b)^(1/3)≦c+ac/3−bc/3。
>101 (No.792)
[117] の訂正、すまそ。
(1/n)Σ[k=1,n] F(x_k, y_k, …) ≧ F(Gx, Gy, …).
(略証) 項ごとに相加・相乗平均を使う。
>>112 [power mean]
正の数 a_1, …, a_n の r次平均 M_r = [((a_1)^r + … + (a_n)^r)/n]^(1/r) について
lim[r→+∞]M_r = max{a_1, …, a_n}
lim[r→-∞]M_r = min{a_1, …, a_n}
lim[r→0]M_r = G (相乗平均)
これが関数もときにも成り立ってるのかなと思ったわけで…
区間 [a,b] で連続な f(x)>0 に対して、
lim[r→+∞] (∫[a,b] {f(x)}^r dx)^(1/r) = max[a≦x≦b]f(x)
lim[r→-∞] (∫[a,b] {f(x)}^r dx)^(1/r) = min[a≦x≦b]f(x)
が成り立つから、
lim[r→0] (∫[a,b] {f(x)}^r dx)^(1/r)
も何かの値になるのかなと思ったのでした。 ( ゚∀゚) テヘッ
>>121 Cauchy の不等式より
[x(ny+mz) + y(nz+mx) +z(nx+my)]*[x/(ny+mz) + y/(nz+mx) + z/(nx+my)] ≧ (x+y+z)^2 … (1)
ここで、
x(ny+mz) + y(nz+mx) +z(nx+my) = (m+n)(xy+yz+zx)
であることと、
(x+y+z)^2 - 3(xy+yz+zx) = (1/2)[(x-y)^2 + (y-z)^2 + (z-x)^2] ≧ 0 … (2)
より、[(x+y+z)^2]/(xy+yx+zx) ≧ 3 だから
[x/(ny+mz) + y/(nz+mx) + z/(nx+my)] ≧ [(x+y+z)^2]/[(m+n)(xy+yz+zx)] ≧ 3/(m+n)
等号成立条件は、(1), (2) の両方で等号が成り立つときで、x=y=z である。
___
./ ≧ \
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|::::: (● (● | なんとか解けたよ!
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
気のせいかな?
前にも解いたような気がする…
前スレにありました ( ゚∀゚) テヘッ
前スレ 903(1) 正の実数a,b,x,y,zに対し、x/(ay+bz) + y/(az+bx) + z/(ax+by)≧3/(a+b)
前スレ 907 に解答
x/(ay+bz) = {(a^2)(ax+by)/(ay+bz) +(b^2)(az+bx)/(ay+bz) -ab}/(a^3 +b^3).
循環的に加えて 相加・相乗平均を使うと
左辺 ≧ 3(a^2 +b^2 -ab)/(a^3 +b^3) = 3/(a+b), 等号成立はx=y=zのとき.
[前スレ.907] の補足
「相加・相乗平均を使う」は数TA 辺りでは通用しないかも知れないので・・・
(補題) X,Y,Z>0 のとき Z/X+X/Y+Y/Z ≧ 3, Y/X+X/Z+Z/Y ≧ 3.
(略証) X,Y ≧Z のとき X-Z≧0, Y-Z≧0 ゆえ
YZ^2 +ZX^2 +XY^2 -3XYZ = Z(X-Y)^2 +Y(X-Z)(Y-Z) ≧0.
ZY^2 +YX^2 +XZ^2 -3XYZ = Z(X-Y)^2 +X(Y-Z)(X-Z) ≧0.
これらを XYZ>0 で割る。 (終)
[1]
連続関数 f:[0,1]→R が任意の x∈[0,1] に対して
∫_{x}^{1}f(t)dt≧(1-x^2)/2 を満たすとき
∫_{0}^{1}(f(t))^2dt≧1/3
[2]
p>1とする。|x|^p+|y|^p=2を満たす任意の実数x,yに対し、
(x-y)^2≦C(p)*{4-(x+y)^2}
が成立するような定数C(p)が存在する
>>114 > 4(mx+ny)(my+nx) = [(m+n)(x+y)+(m-n)(x-y)][(m+n)(x+y)-(m-n)(x-y)]
> = [(m+n)(x+y)]^2 - [(m-n)(x-y)]^2 ≦ [(m+n)(x+y)]^2 ≦ 2(m+n)^2(x^2+y^2).
この式変形に激しく (´д`;)ハァハァ
749 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:05/02/23(水) 12:19:56
3^e<e^3
を示す問題なんですけど、
751 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:05/02/23(水) 13:31:31
>>749 3^e<e^3⇔3^(1/3)<e^(1/e)⇔x^(1/x)またはlog(x)/xがx>eで単調減少
>>102 log(f(x))が有界のとき
f(x)^r=exp(log(f(x))r)=1+log(f(x))r+O(r^2)。
∫f(x)^rdx=∫dx+r∫log(f(x))dx+O(r^2)。
∫f(x)^rdx/∫dx=1+r∫log(f(x))dx/∫dx+O(r^2)。
(1+cr+O(r^2))^(1/r)=exp(c+O(r))なので
(∫f(x)^rdx/∫dx)^(1/r)=exp(∫log(f(x))dx/∫dx+O(r))。
lim((∫f(x)^rdx/∫dx)^(1/r))=exp(∫log(f(x))dx/∫dx)。
不等式の証明で
4(a^2+ab+b^2)^3 - 27a^2b^2(a+b)^2
の因数分解がうまくいかんのだけど、コツを教えてけれ!
>>131 a-b=A とおく ( ゚∀゚) テヘッ
>131
基本に返って (a+b)^2=S, ab=t とおく ( ゚∀゚) テヘッ
4(S-t)^3 -27(t^2)S = 4S^3 - 12(S^2)t - 15St^2 - 4t^3 = (S-4t)(2S+t)^2
= (a-b)^2(a^2+5ab+b^2)^2.
∵ a=b のとき0だから、因数定理により S-4t=(a-b)^2 を因子にもつ。
>>131 a-b=A とおいた理由は、b に a を代入したら 0 になるから、因数定理よりゴニョゴニョ…。
結局、
>>132-133 から、任意の実数 a, b, c に対して
4(a^2+ab+b^2)^3 - 27[ab(a+b)]^2 = [(a-b)(2a+b)(a+2b)]^2 ≧ 0
等号成立条件は、a=b または 2a=-b または a=-2b のとき。
興味ないだろうけど、参考文献 [2] P.216 問6の解答に同じ問題があるYO!
でも誤植だYO! il||li _| ̄|○ il||li
さらに頼まれもしないのに、不等式の別証をチラシの裏に書いてしまう。
ただし、a, b≧0 の場合ですが…。
4(a^2+ab+c^2)-3(a+b)^2 = (a-b)^2 ≧ 0 より、a^2+ab+c^2 ≧ (3/4)(a+b)^2
これと相加平均・相乗平均の関係から
(a^2+ab+b^2)^3 ≧ (27/64)(a+b)^6 ≧ (27/16)ab(a+b)^4 ≧ (27/4)[ab(a+b)]^2 ≧ 27(ab)^3
等号成立条件は a=b。
下から4行目に書き間違い
> 4(a^2+ab+c^2)-3(a+b)^2 = (a-b)^2 ≧ 0 より、a^2+ab+c^2 ≧ (3/4)(a+b)^2
正しくは
4(a^2+ab+b^2)-3(a+b)^2 = (a-b)^2 ≧ 0 より、a^2+ab+b^2 ≧ (3/4)(a+b)^2
a^2+ab+b^2 絡みで…
非負実数 a, b, c に対して
(a^2+ab+b^2)(b^2+bc+c^2)(a^2+ab+c^2)
≧ (27/64)[(a+b)(b+c)(c+a)]^2 ≧ (1/3)[(a+b+c)(ab+bc+ca)]^2 ≧ (ab+bc+ca)^3
─────────────‐
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||| lll | | ./ ≧ \ ガラッ
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\\ヽ::::... .ワ......ノ < ( ゚∀゚) テヘッ
\ \ \
||| ガラッ ) ト、ヽ |||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||| / ( | | |||
━━━━━━━━━mm━━━
─────────────‐
ゴメン、また書き間違いしました。
非負実数 a, b, c に対して
(a^2+ab+b^2)(b^2+bc+c^2)(c^2+ca+a^2)
≧ (27/64)[(a+b)(b+c)(c+a)]^2 ≧ (1/3)[(a+b+c)(ab+bc+ca)]^2 ≧ (ab+bc+ca)^3
|
8 < ダメポ…
'`
 ̄
>136
左側: [135]
中間: (9/8)(a+b)(b+c)(c+a) = (1/8)(a+b)(b+c)(c+a) + (a+b)(b+c)(c+a)
≧ √(ab)√(bc)√(ca) + (a+b)(b+c)(c+a) = abc +(a+b)(b+c)(c+a) = (a+b+c)(ab+bc+ca).
右側: (1/3)(a+b+c)^2 - (ab+bc+ca) = (1/6){(a-b)^2 +(b-c)^2 +(c-a)^2} ≧0.
ぬるぽ
>>122 正の数 a, b, c, m, n に対して、
(a+b+c)^2/[(p+q)(ab+bc+ca)] と [1/(pa+qb) + 1/(pb+qc) + 1/(pc+qa)]*(a+b+c)/3
の大小は定まりますか?
>>139 また書き間違った。
> 正の数 a, b, c, p, q です ( ゚∀゚) テヘッ
>139-140
a=b=c のときは等号成立。
a=b=c でないとき、
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とすると、(左辺)=(s^2)/[(p+q)t].
p=q のとき (左辺)-(右辺)=(s^2)/(2pt)-s(s^2 +t)/[3p(st-u)] = s{(s^2 -3t) +(t^2 -3su)/t}/[6p(st-u)] >0.
q/p→0 のとき (左辺)-(右辺)= (s^2)/(pt)-st/(3pu) = -s(t^2 -3su)/(3ptu) < 0.
よって 大小は定まらない...
>>130 ありがとうございまする。 自分では思いつかんす。
>>141 ありがとうございまする。なるへそ。
a+b+c=1 をみたす非負実数 a, b, c と正の数 m, n に対して、
(a^m)(b^n)+(b^m)(c^n)+(c^m)(a^n) ≦ (m^m)/[(m+n)^(m+n)]
が成り立つなら証明たのも〜。
>>143の類題 (前スレ603)
[1999 CMO]
a, b, c≧0、a+b+c=1 のとき、a^2b+b^2c+c^2a ≦ 4/27
【問題】 公差が負でない等差数列 {a_n} に対して
Σ[k=2 to n] ≦ (n-1)(a_1*a_n+a_2*a_{n+1})/(2*a_1*a_2*a_n*a_{n+1})
目指せ最下層
>144
(略証) a,b,c≧0 とし、a^2b +b^2c +c^2a = F(a,b,c) とおく。
a≧b,c のとき F(a+c/2, b+c/2) - F(a,b,c) = (a-b)bc +ac(a-c)/2 +b(c^2)/4 +(c^3)/8 >0.
∴ F(a,b,c) ≦ F(a+c/2, b+c/2, 0).
相加相乗平均より
F(a ',b ',0) = (a ')^2・b ' ≦ (1/2){(a '+a '+2b ')/3}^3 = (1/2){2(a '+b ')/3}^3
= (1/2){2(a+b+c)/3}^3 = (4/27)(a+b+c)^3.
[1999 CanMO 31st] Problem 5
http://www.kalva.demon.co.uk/canada/can99.html >145
【問題】 a_k≠0 の等差数列 {a_n} に対して
Σ[k=2 to n] 1/(a_{k+1}・a_{k-1}) = (n-1)[1/(2*a_1*a_n) +1/(2*a_2*a_{n+1})].
(略証)
公差 d=0 のときは a_k=a_1≠0 より成立つ。
公差 d≠0 のとき 1/(a_{k-1}・a_{k+1}) = [1/a_{k-1} -1/a_{k+1}]/(2d)
(左辺) = [1/a_1 +1/a_2 -1/a_n -1/a_{n+1}]/(2d) = [1/a_1 -1/a_n]/(2d) +[1/a_2 -1/a_{n+1}]/(2d)
= (n-1)[1/(2a_1・a_n) +1/(2a_2・a_{n+1})].
>146
現 在 703位
最下層 715位
>145
【147系】 a_1・a_{n+1} >0 の等差数列 {a_n} に対して、
Σ[k=2 to n] 1/(a_k)^2 ≦ (n-1) {1/(2*a_1*a_n) +1/(2*a_2*a_{n+1})}.
∵ 0 < a_{k-1}a_{k+1} = (a_k -d)(a_k +d) = (a_k)^2 - d^2 ≦ (a_k)^2 だから.
>146
718中 718位 でつ。
>>143の類題
a+b+c=1 をみたす非負実数 a, b, c と自然数 m に対して、次式を示せ。
(a^m)b + (b^m)c + (c^m)a ≦ (m^m)/[(m+1)^(m+1)]
___
./ ≧ \
|:::: \ ./ |
|::::: (● (● | 最下層記念パピコ問題
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
世俗と隔離された世界で、不等式に (´д`;)ハァハァ する。
なんてキティガ…、素敵なんだろう…
( ゚∀゚) テヘッ
┃ ぬるぽ製薬〜♪
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http://www6.big.or.jp/~beyond/bbsnews/proxy/erobbs/1103073240/113
【問題】 -1 < a, b, c < 1 かつ a+b+c = -1/2 のとき、
3/[6^(12)] ≦ a^(12) + b^(12) + c^(12) ≦ 2+ (1/2)^(12)
http://www.math.ust.hk/excalibur/v5_n5.pdf Page.2, Ex.3
最小値は Jensen から、最大値は majorization すげぇ〜!
ところで majorization 知らない場合の最大値の求め方をたのも〜。
>153-154
荒らさないで下さ(=゚ω゚)ノぃょぅ
最下層にするために他のスレを上げる荒らし
専用ブラウザ使っているから、
最下層とか関係なかったりします
( ゚∀゚) テヘッ
158 :
132人目の素数さん:05/03/02 22:28:09
age荒らしの住処はここか
=≡=
/
〆 . .∈≡∋
|| γ ⌒ヽヽコノ ||
|| .| |:::| ..〓 .||
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
∧_∧
( ・∀・) >155 まだぁ〜
( ∪ ∪
と__)__) 旦
>155
nは正の偶数とするとき、連続函数 f(x)=x^n は[-1,1]で 下に凸(convex)である。
∴ f(x) + f(k-x) も下に凸なので、端で最大となる。
ここで 1≧a≧b≧c≧-1 としても一般性を失わない。
3c≦a+b+c≦3a より -1≦c≦-1/6, -1/6≦a≦1
∴ -7/6 ≦ a+c ≦ 1/2.
(i) 0 ≦ a+c ≦ 1/2 のとき -1≦b≦-1/2.
f(a) +f(b) +f(c) ≦ f(1) +f(b) +f(a+c-1) = 1 +f(b) +f(-b-3/2)
≦ 1 +f(-1/2) +f(-1) = 2 +(1/2)^n
(ii) -7/6 ≦ a+c≦0 のとき -1/2 ≦ b ≦ 2/3.
f(a)+f(b)+f(c) ≦ f(a+c+1) +f(b) +f(-1) = f(-b+1/2) +f(b) +1
≦ f(1) +f(-1/2) +1 = 2 +(1/2)^n.
[1997 Chinese M.O.]
>>160 うひょっ、ありがとうございます。
f(c) を f(a+c-1) に置き換えたところが分からないのですが…
> (i) 0 ≦ a+c ≦ 1/2 のとき -1≦b≦-1/2.
> f(a) +f(b) +f(c) ≦ f(1) +f(b) +f(a+c-1) = …
nが奇数のときの最大最小も出ますか?
曲線上の(1,1)における接線や、
(-1,-1)における接線で挟むのかなと思うんだけど…
( ゚∀゚) テヘッ
>161
1>a>c>c-(1-a), f(x) は下に凸だから
f(a) ≦ {(1-c)f(1) + (1-a)f(c-(1-a))}/(2-a-c)
f(c) ≦ {(1-a)f(1) + (1-c)f(c-(1-a))}/(2-a-c)
辺々たして
f(a) + f(c) ≦ f(1) + f(c-(1-a))
内側の和 ≦ 外側の和
>>162 なるほど。
ありがとうございます。
自分では思いつかないなぁ…
正の数 a, b, c, d に対して
a/sqrt[3]{a^3+63bcd} ≧ (a^p)/(a^p+b^p+c^p+d^p)
をみたす p が 21/16 ってのは、どうやれば出てきますか?
b=c=d=asとすると1+3s^p≧(1+63s^3)^(1/3)。
f(s)=1+3s^p−(1+63s^3)^(1/3)とすると
0≦f(s),f(1)=0なので
(df/ds)(1)=3p−63/16=0からp=21/16。
p=21/16のとき
(1+3w^(p/3))^3
=1+9w^(p/3)+27w^(2p/3)+27w^p
≧1+63((w^(3p))(w^(18p))(w^(27p)))^(1/63)
=1+63(w^(48p))^(1/63)
=1+63w^p。
(a^p+b^p+c^p+d^p)/a^p
=1+(b/a)^p+(c/a)^p+(d/a)^p
≧1+3(bcd/a^3)^(p/3)
≧(1+63bcd/a^3)^(1/3)
=(a^3+63bcd)^(1/3)/a。
>>165 b=c=d=as とおいても一般性を失わないの?
>164
(n+1)文字の場合は
a/{a^n +N(b_1…b_n)}^(1/n) ≧ (a^p)/(a^p + b_1^p + … + b_n^p), N=(n+1)^n -1
1/(左辺)^n = 1 + N(b_1…b_n)/(a^n) = 1 + N(G/a)^n, G=(b_1…b_n)^(1/n).
1/(右辺) = 1 +(b_1/a)^p + … +(b_n/a)^p ≧ 1 + n(G/a)^p ≡ 1 + nX.
1/(右辺)^n ≧ (1+nX)^n = 1 + Σ[j=1,n]C[n,j]n^j X^j ≧ 1 + NX^r =1 + N(G/a)^(pr) ← 相加相乗平均
ここに、r = (1/N)Σ(Xの指数) = (1/N)Σ[j=1,n]jC[n,j]n^j = (n/N)Σ[j=1,n]C[n-1,j-1]n^j
= (n^2 /N) Σ[j'=0,n-1]C[n-1,j']n^j' = n^2・(n+1)^(n-1) /N
両辺を見比べて、p = n/r = N/{n・(n+1)^(n-1)}.
(例) n=3 のとき N=63, r=16/7, p=21/16.
>165 の後半
w=bcd らしい。
【155の拡張】 -1 < a,b,c < 1 かつ a+b+c =-1/2 のとき、
3f(-1/6) ≦ f(a)+f(b)+f(c) ≦ f(1)+f(-1/2)+f(-1).
ただし f(x)は (-1,1) で下に凸とする。
>164
n=1, 2, 3, 4, 5 のとき p=1, 4/3, 21/(4^2), 156/(5^3), 1555/(6^4). n が大きいとき p≒(n+1)/n.
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
165さん、169さん乙です。
印刷して今から解読します。
これで、cyclic に廻して、 Σa/{a^n +N(b_1…b_n)}^(1/n) ≧ 1 が得られました。
( ゚∀゚) テヘッ
>>172 文字が違った。こうか…
Σ(a_1)/{(a_1)^n +N(a_2…a_n)}^(1/n) ≧ 1
解読完了。
相加相乗の使い方がうまいですね
>>169 ( ゚∀゚) テヘッ
>>174 グジョーブ!
正の数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、次を示せ。
(1+a)(1+b)(1+c) ≧ 8(1-a)(1-b)(1-c)
177 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :05/03/08 18:07:16
Re:>176
9abc-7(ab+ac+bc)+9(a+b+c)-7にc=1-a-bを代入した式
f(a,b)=-9a^2b-9ab^2+7a^2+16ab+7b^2-7a-7b+2が0<a,0<b,a+b<1の範囲で0以上になることを示す。
bを固定するごとに、0<a<1-bの範囲での挙動を調べる。
∂_af(a,b)=(14-18b)a-9b^2+16b-7となる。
b<7/9のとき、a=(9b-7)(b-1)/(14-18b)で極小となる。
以下略(もうめんどくさい。)
>176
(解1)
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
(左辺) - (右辺) = (1+s+t+u) -8(1-s+t-u) = -7 +9s -7t +9u
= (s^3 -4st+9u) + (s^2 -3t) + (s-1)(4t -s^2 -2s+7) ≧0. (←s=1)
(解2)
f(x) = Ln{(1+x)/(1-x)} = Ln(1+x) - Ln(1-x) とおくと
f '(x) = 1/(1+x) +1/(1-x) = 2/(1-x^2) は(0,1)で単調増加, f(x)は(0,1)で下に凸.
∴ Jensen により f(a)+f(b)+f(c) ≧ 3f((a+b+c)/3) = 3f(1/3).
∴ (1+a)(1+b)(1+c)/[(1-a)(1-b)(1-c)] ≧ [(1 +1/3)/(1 -1/3)]^3 = 2^3 =8.
ぬるぽ
>>176-177 改造したくなるのが、不等式ヲタの習性! オラオラオラ!
正の数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、次を示せ。
64/27 ≧ (1+a)(1+b)(1+c) ≧ (1-a^2)^2+(1-b^2)^2+(1-c^2)^2 ≧ 8(1-a)(1-b)(1-c) ≧ 64abc
//
/ /__
/ / ≧ \ パカッ!
/.∩|:::: \ ./ |
/ | ||::::(● (●.|_ あ、不等式ヲタ インしたお!
//| |ヽ::::....ワ....ノ/
" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"
プッ。。。
みんなにアボーンされてるんだなking
>177
落書きはチラシの裏に書け。
>179
改造されたんぢゃぁ仕方ねぇ。。。
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。等号成立は a=b=c.
左側から
相加相乗平均より (1 +s/3)^3 ≧ (1+a)(1+b)(1+c).
(1+a)(1+b)(1+c) - {(1-a^2)^2 +(1-b^2)^2 +(1-c^2)^2}
= (1+s+t+u) -3 +2t +2(s^2 -3t) -{s(s^3 -4st +9u) +2t^2 -5su}
= t(s^2 -3t) + (t^2-3su) + (1-s){(s^3 -4st +9u) +(st-9u)+u +(s^2-3t) -s-2} ≧ 0.
{(1-a^2)^2 +(1-b^2)^2 +(1-c^2)^2} -8(1-a)(1-b)(1-c)
= 3 -2(s^2 -3t) -2t +{s(s^3 -4st +9u) + 2(t^2 -3su) +su} -8(1-s+t-u)
= (s+1/s)(s^3 -4st +9u) + 2(t^2 -3su) +(1-s){-(9+s)u/s -5 +3s} ≧ 0.
相加相乗平均より (1-a)(1-b)(1-c) = (b+c)(c+a)(a+b) ≧ {2√(bc)}{2√(ca)}{2√(ab)} = 8abc.
ぬるぽ
---------------------------------------------------------------
(注) a^2 +b^2 +c^2 = (s^2 -3t) +t.
a^4 +b^4 +c^4 = (s^2 -2t)^2 -2(t^2 -2su) = s(s^3 -4st +9u) +2(t^2 -3su) +su.
(1-a^2)^2 +(1-b^2)^2 +(1-c^2)^2 = 3-2t -2(s^2 -3t) + {s(s^3 -4st +9u) +2(t^2 -3su) +su}.
(1-a^2)^2 +(1-b^2)^2 +(1-c^2)^2 = 3 -2(a^2 +b^2 +c^2) +(a^4 +b^4 +c^4)
= 3 - 2(s^2 -3t) -2t + {s(s^3 -4st +9u) +2(t^2 -3su) +su}.
184 :
67:05/03/09 20:13:34
>>127 [2]
x+y=s, (x-y)/s =z とおくと、x=(1+z)s/2, y=(1-z)s/2,
(i) p≧2 のとき、 [
>>67] により
x^p +y^p = (x^2)^(p/2) + (y^2)^(p/2) ≧ (x^2 +y^2)^(p/2) =(1/2){s^2 + |x-y|^2}^(p/2).
与式より、 4 ≧ 4^(2/p) ≧ s^2 + |x-y|^2.
∴ |x-y|^2 ≦ 4-s^2, C(p)=1.
(ii) 1<p≦2 のとき(補題)より,
p>1 より 2(s/2)^p ≦ x^p +y^p =2 より s/2 ≦ 1.
x^p +y^p = {(1+z)^p +(1-z)^p}(s/2)^p ≧ {2 + p(p-1)z^2}(s/2)^2
≡ {2 + [2/C(p)]z^2}(s/2)^2 = (1/2){s^2 +[1/C(p)]・|x-y|^2}.
与式より、 4 ≧ s^2 + [1/C(p)]・|x-y|^2.
∴ |x-y|^2 ≦ C(p)(4-s^2), C(p)= 2/[p(p-1)].
ぬるぽ
【補題】
1<p≦2 or 3≦p かつ -1<z<1 のとき、(1+z)^p + (1-z)^p -p(p-1)z^2 ≧ 2.
(略証)
f(z) = (1+z)^p とおくと、f "(z) = p(p-1)(1+z)^(p-2) は下に凸ゆえ
∴ f "(z) + f "(-z) - 2f "(0) ≧0.
F(z) = f(z) + f(-z) - f "(0)z^2 も下に凸ゆえ
{F(z)+F(-z)}/2 ≧ F(0) = 2f(0) (終).
不等式ヲタの連中からしたらkingのは鮮やかじゃないってこと?
ぬるぽ神は見ていて思いつきそうにない鮮やかな解答を書いてますな
>>127 [2]
松ヶ枝ますた。[67]は使えそうにないので修正
(i) p≧2 のとき、 z^(p/2)は下に凸より、
x^p +y^p = (x^2)^(p/2) + (y^2)^(p/2) ≧ 2{(x^2 +y^2)/2}^(p/2) =2{(s^2 + |x-y|^2)/4}^(p/2).
与式より、 4 ≧ s^2 + |x-y|^2.
∴ |x-y|^2 ≦ 4-s^2, C(p)=1.
>185
( ゚∀゚) テヘッ
>185
条件式を使って文字を減らして微分って楽しくないよね?
このスレでは楽しい解法を追求しているんじゃないの?
【問題】 0 < x ≦ π/2 において、(sin x)^3 / x^3 ≧ cos x を示せ。
級数展開して、大雑把に比較すれば出そうですが、
高校レベルでは できませんか?
>>127 [2]
[184] (ii)の改良
x^p + y^p = {(1+z)^p +(1-z)^p}(s/2)^p ≧ {2 + p(p-1)z^2}(s/2)^p
= 2{s^2+(p/2)(p-1)|x-y|^2} / {4(s/2)^(2-p)}
≧ 2{s^2+(p/2)(p-1)|x-y|^2} / {s^2 +(p/2)(4-s^2)}.
与式より、s^2 + (p/2)(4-s^2) ≧ s^2 + (p/2)(p-1)|x-y|^2.
∴ |x-y|^2 ≦ {1/(p-1)}(4-s^2), C(p)=1/(p-1).
ぬるぽ
【補題1】
1<p≦2 かつ -1<z<1 のとき、(1+z)^p + (1-z)^p -p(p-1)z^2 ≧ 2.
【補題2】
0<p≦2 かつ s≧0 のとき、4(s/2)^(2-p) ≦ 2{p + (2-p)(s/2)^2} = s^2 +(p/2)(4-s^2).
(略証) 相加相乗でハァハァと...
>188
f(x) = sin(x)/[cos(x)^(1/3)] とおくと、
f(0) = 0.
f '(x) = cos(x)/[cos(x)^(1/3)] +(1/3)[sin(x)^2]/[cos(x)^(4/3)]
= [cos(x)^2 + (1/3)sin(x)^2]/[cos(x)^(4/3)]
= [1 + 2cos(x)^2]/[3cos(x)^(4/3)] > 1. (← 補題)
∴ 0<x<π/2 ⇒ f(x)>x ⇒ {sin(x)/x)}^3 > cos(x).
ぬるぽ
(補題)z≧0 のとき (1 +2z^3) - 3z^2 = (1+2z)(1-z)^2 ≧0.
>>130 > (1+cr+O(r^2))^(1/r)=exp(c+O(r))なので
ここが分からないのですが、詳しく教えて下さい。
>192
|x|<1のとき、Ln(1+x)= −x +(1/2)x^2 −O(x^3)
x に cr+O(r^2) を入れて、
Ln{1+cr+O(r^2)}={cr+O(r^2)}−(1/2)(c^2)O(r^2)=cr+O(r^2).
∴ (1/r)Ln{1+cr+O(r^2)}=c+O(r).
訂正、すまそ。
|x|<1のとき、Ln(1+x)= x −(1/2)x^2 +O(x^3)
(tanスレより)
618 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:03/08/29(金) 02:12
3・sinθ/(2+cosθ) < θ < tan(θ/3)+2・sin(θ/3)
Snellius が発見し Huygens が証明したとされる。
たのも〜
>196
左側: g(θ)=(2+cosθ)θ - 3sinθ とおくと、
g(0) = 0,
g '(θ) = 2(1-cosθ) -θ・sinθ = sinθ{2tan(θ/2)-θ} >0.
∴ θ>0 ⇒ g(θ)>0 ⇒ (左辺) <θ.
右側: [
>>188] と 相加相乗平均より
θ < 3・sin(θ/3)/[cos(θ/3)^(1/3)] = 3[tan(θ/3)・sin(θ/3)^2]^(1/3) < (右辺).
ぬるぽ
>>197 ありがとうごぜぇます。
狙ったわけでもないのに、>188が使えたとは…
( ゚∀゚) テヘッ
>197 (別法)
左辺を L(θ), 右辺を R(θ) とすると、
L(0) = 0 = R(0).
L '(θ) = 3(1+2cosθ)/(2+cosθ)^2 = 1-{(1-cosθ)/(2+cosθ)}^2 < 1
< (1+2z^3)/(3z^2) = (1/3)(1/z^2 +2z) = R '(θ), ここに z=cos(θ/3).
∴ 0<θ<π ⇒ L(θ) < θ < R(θ).
変わり映えしない。。。
前スレ
931 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:05/01/16(日) 15:49:05
★の不等式 「t>0 ⇒ t^n ≧ nt-(n-1)」 は次にもあるよ。
微積分と一つの不等式「数学100の定理」日本評論社, p.89 (1983)
(問題)
A = {x(1)+x(2)+・・・+x(n)}/n,
G = {x(1)x(2)・・・・x(n)}^(1/n),
H = n/{1/x(1) +1/x(2) + .... +1/x(n)} とおくとき
A^(n-1)・H ≧ G^n ≧ A・H^(n-1).
--------------------------------------------------------
この証明が20%くらいできないんですが…。
おねがいします
>200
【Sierpinskiの不等式】
[>200]のとき、 A^(n-1)・H ≧ G^n ≧ A・H^(n-1).
(略証)
F ≡ A^(n-1)・H/G^n とおき、F≧1 を示す。
nに関する帰納法による。
n=2 のとき AH=x(1)x(2)=G^2 だから等号成立、F=1.
nに対して成り立つとする。x(n+1)=x ' とおくと n+1 に対しては
A' = (nA+ x ')/(n+1), G ' = (G^n・x ')^(1/(n+1)), H ' = H(n+1)x '/(H+nx ').
F/F ' = {A^(n-1)/A'^n}(H+nx ') = {A^(n-1)/A'^n}{nA' -(n-1)A -(A-H)/(n+1)}
≦ {A^(n-1)/A'^n}{nA' -(n-1)A} = {nt-(n-1)}/(t^n) ≦ 1, ここに t≡A'/A. (←★)
∴ F '≧F≧…≧1.
x(k) の代わりに 1/x(k) を考えれば、右側も示せる。(終)
ぬるぽ
>200 (>201の補足)
【補題】A≧H.
(略証) A/H = (1/n^2){Σ[i=1,n] x(i)}{Σ[j=1,n] 1/x(j)}
= 1 + (1/n^2)Σ[i<j] {x(i)/x(j) +x(j)/x(i) -2}
= 1 + (1/n^2)Σ[i<j] {x(i)-x(j)}^2 /[x(i)x(j)] ≧ 1. (終)
>200 (>201の補足)
【★】 t > -1 ⇒ t^n ≧ nt -(n-1).
(略証)
(i) t≧1のとき
t^(n-1) + t^(n-2) + ... + t^2 + t + 1 ≧ n.
の両辺に t-1 をかければ t^n - 1 ≧ nt - n が得られる。
(ii) -1<t<1のとき
1 + t + t^2 + ... + t^(n-2) + t^(n-1) ≦ n.
の両辺に 1-t をかければ 1 - t^n ≦ n - nt が得られる。
いずれの場合も t^n ≧ nt-(n-1) が成り立つ。 (終)
>>201-203 ありがとうごぜぇます、お代官様。今から読みます。
もう一つ質問。
[前スレ903(3)] 0<x≦π/2 のとき、sin(sin(x))<tanh(x) の解答 [前スレ909] において
> f(y)=arcsin(arcsin(y)), g(y)=arctanh(y)=(1/2)Ln{(1+y)/(1-y)} とおく。arcsin(y)>y より
> f '(y) = 1/√{1-arcsin(y)^2}・1/√(1-y^2) > 1/(1-y^2) = g '(y).
> これと f(0)=0=g(0) から 0<y≦sin(1) ⇒ f(y)>g(y).
f(y)=arcsin(arcsin(y)) の逆関数は sin(sin(x)) になるのですか?
205 :
204:2005/03/22(火) 02:38:00
>>31 なるほど、難しいですね。
証明を追いかけるので精一杯ですだ。
207 :
31:2005/03/23(水) 15:18:20
>206
元々の >1 を示す問題はそれ程でも無いんだが
>>29-30 欲張って ≧tan(α) まで出そうとするから大変なことに。。。
(斜に構えればすぐ見えるかも)
>205
どう致しまして。
【1】S(n)=Σ[k=1..n]1/k^2, A=π^2/6 とすると、
A{1-(6n+1)/(2n+1)^2}<S(n)<A{1-1/(2n+1)^2}
【2】∫[0..1] x/cos(x) dx < log2
>>208 【2】
まず、x≧0 において cos x ≧ 1-(x^2)/2 を示す
f(x) = (左辺)-(右辺) とおいて、微分すれば(以下略)
したがって、
∫[0..1] x/cos(x) dx <∫[0..1] x/{1-(x^2)/2} dx = log2
( ゚∀゚) テヘッ
>208 【2】
調子に乗って下限も出しますた…
0<a<√2 とする。
〔補題〕 x≧0 のとき 1 -(x^2)/2 +(x^4)/24 ≧ cos(x) ≧ 1 -(x^2)/2.
(略証) cos(x)≦1 を2回積分すると -cos(x)≦(x^2)/2 -1, さらに2回積分すると cos(x)≦(x^4)/24 -(x^2)/2 +1. (終)
x/{1 -(x^2)/2 +(x^4)/24}
= (√3)[ x/{3-√3 -(x^2)/2} -x/{3+√3 -(x^2)/2} ]< x/cos(x) < x/{1-(x^2)/2}.
∴ (√3)[ log{(3+√3 -(x^2)/2)/(3-√3 -(x^2)/2)} ] < ∫ x/cos(x) dx < [ -log{1-(x^2)/2} ].
∴ (√3)[ log{(3+√3 -(a^2)/2)/(3-√3 -(a^2)/2)} -log{(3+√3)/(3-√3)} ] < ∫_[0..a] x/cos(x) dx < -log{1-(a^2)/2}.
a=1 のとき
(√3) [ log{(2.5+√3)/(2.5-√3)} - log{(3+√3)/(3-√3)} ] < ∫_[0..1] x/cos(x) dx < log(2).
0.67508500 < 0.675535 < 0.69314718.
( ゚∀゚) テヘッ
212 :
31:2005/03/24(木) 11:50:50
>206
[>31] はハァハァして書いたので難解。。。
改良版 [
>>43,
>>54] の方が分かり易いと思われ。
>>208 (1) 0<x<π/2において sin(x)<x<tan(x) となる。各辺の逆数を取って二乗すれば
cot^2(x)<1/x^2<cosec^2(x) が得られる。これから
cot^2(kπ/(2n+1))<1/(kπ/(2n+1)^2<cosec^2((kπ/(2n+1)) (k=1,・・・,n)が成り立つ。
k=1,…,nとして和を取れば
Σ[k=1,n]cot^2(kπ/(2n+1))<Σ[k=1,n]1/(kπ/(2n+1)^2<Σ[k=1,n]cosec^2((kπ/(2n+1))
1+cot^2(kπ/(2n+1))=cosec^2((kπ/(2n+1)) であるので
Σ[k=1,n]cot^2(kπ/(2n+1))の値を求めると、
Σ[k=1,n]cot^2(kπ/(2n+1))=n(2n-1)/3 となる。(計算略)
よって
n(2n-1)/3<Σ[k=1,n]1/(kπ/(2n+1)^2<2n(n+1)/3
が得られるので、これを適当に変形すれば
A{1-(6n+1)/(2n+1)^2}<Σ[k=1,n]1/k^2<A{1-1/(2n+1)^2}
が得られる。
>>208 (1) 別解(三角函数を使わない)
〔補題〕 A - 1/(n+1/2) < S(n) < A - 1/(n+1), ここに A=(π^2)/6.
S(n) = 1 + Σ[k=2..n) 1/(k^2) ≦ 1 + Σ[k=2..n] 1/(k^2 -1/4)
= 1 + Σ[k=2..n] {1/(k -1/2) -1/(k +1/2)} = 1 + 2/3 - 2/(2n+1) ≦ 5/3 (上界).
有界単調列は収束するから、その極限をζ(2) =A とおく。
S(n) = A - Σ[k>n] 1/(k^2) < A - Σ[k>n] 1/{k(k+1)} = A - Σ[k>n] {1/k -1/(k+1)} = A - 1/(n+1).
S(n) = A - Σ[k>n] 1/(k^2) > A - Σ[k>n] 1/(k^2 -1/4)
= A - Σ[k>n] {1/(k -1/2) -1/(k +1/2)} = A - 1/(n +1/2). (終)
A -B(6n+1)/(2n+1)^2 < S(n) < A -C/(2n+1)^2 とおくと、(補題)から
B=6/7<A, C=9/2>A.
ぬるぽ
>>208-210 【2】
さらに調子に乗って、簡単な不等式を作りました。 華麗に証明してね。
log2 < ∫[0, π/3] x/cos(x) dx < 1
( ゚∀゚) テヘッ
>>208-215 よくみると、それぞれに答案の書き方に違いがあるけど
いったい何人くらい不等式ヲタが生息しているのですか?
>>216 不等式ヲタは群生体だから、無限の知識と無尽蔵の体力を持ってるんだよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタは1人2人じゃなく、1ヲタ2ヲタと数えるんだよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタは三角関数や nCr でも ハァハァ しちゃうんだよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタはデルタ宇宙域からやってきたよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタは世界中のあらゆるところから不等式を鬼集してるよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタは集めた不等式を同化し改良するから、抵抗は無意味だよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタはちょっとキチガイ入っているよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタは他スレを荒らさないから安心してね ( ゚∀゚) テヘッ
不等式ヲタのレスの半分は自作自演、残りはなりすましでできてるよ ( ゚∀゚) テヘッ
不等式を見て興奮した君は、すでに不等式ヲタに同化されているよ ( ゚∀゚) テヘッ
今日から君も不等式ヲタだ ( ゚∀゚)9 テヘッ
>215
作られちまったか。生姜ねぇなぁ。
0<x<π/2 ⇒ sin(x) < x < tan(x) を使うだけだが...
∫ sin(x)/cos(x) dx < ∫ x/cos(x) dx < ∫ tan(x)/cos(x) dx.
log|cos(x)| < ∫ x/cos(x) dx < 1/cos(x) 〔積分定数はry)〕
[0,π/3] で定積分して、
log(2) < (与式) < 2-1 =1.
ぬるぽ
非負実数 x, y, z に対して、次式を示せ。
(1) (x^x)*(y^y)*(z^z)*{(x+y+z)^(x+y+z)} ≦ {(x+y)^(x+y)}*{(y+z)^(y+z)}*{(z+x)^(z+x)}
(2) (x^(x^2))*(y^(y^2))*(z^(z^2))*{(x+y+z)^((x+y+z)^2)} ≧ {(x+y)^((x+y)^2)}*{(y+z)^((y+z)^2)}*{(z+x)^((z+x)^2)}
___
彡 / ≧ \ 彡 ビュゥ……
彡 |::: \ ./ | 彡
|:::: (● (●| ネタを仕入れてきました
ヽ::::......ワ...ノ 存分に ハァハァ してください
人つゝ 人,, テヘッ!
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
>>213 > Σ[k=1,n]cot^2(kπ/(2n+1))=n(2n-1)/3 となる。(計算略)
詳しくおねがいします (:D)| ̄|_
221 :
220:2005/03/25(金) 20:27:27
tanスレ読んで理解したからいいです。すまそ。
223 :
214:2005/03/26(土) 20:29:44
[214]の改良
〔補題〕 A - 1/(n +1/2) < S(n) < A - 1/(n +9/16), ここに A = Lim[n→∞) S(n).
k≧2 より k^2 = (k -7/16)(k +9/16) -(1/8)(k - 63/32) < (k -7/16)(k +9/16).
S(n) = A - Σ[k>n] 1/(k^2) < A - Σ[k>n] 1/{(k -7/16)(k +9/16)} = A - Σ[k>n] {1/(k -7/16) -1/(k +9/16)} = A - 1/(n +9/16).
左側は [214] を参照. (終)
二次導関数を持つ関数 f : R→R が任意の x に対し f(x) + f ''(x) ≧ 0 を満たすとき
f(x) + f(x+π) ≧ 0
225 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/03/27(日) 12:27:36
Re:>224
初めにf(x)+f''(x)=0のときf(x)+f(x+π)=0であることに注意しよう。
任意の実数xに対してf(x)+f''(x)≥0のとき、
実数aを任意にとり、g(a)=f(a),g'(a)=f'(a),g(x)+g''(x)=0となるようなgを選ぶんでh(x)=f(x)-g(x)とおくと、
h(a)=h'(a)=0,任意のxに対してh(x)+h''(x)≥0となる。
a=0の場合だけ示して一般性を失わず、
結局任意のxに対してf(x)+f''(x)≥0で、f(0)=f'(0)=0のときf(π)≥0であることを示せばよいことがわかった。
g(x)=f(x)+f''(x)とおいて、f(x)=a(x)cos(x)+b(x)sin(x)とおくと、
(続きは誰かやってくれ。)
226 :
132人目の素数さん:2005/03/27(日) 12:38:32
(ܷܵܶ∀ܷܵܶ)
f(x,y,z)をxで偏微分してyで偏微分して
zで偏微分したものをh(x,y,z)とし
[a(0),a(1)]×[b(0),b(1)]×[c(0),(1)]で
0≦h(x,y,z)とする。
f(a(i),b(j),c(k))をF(i,j,k)と略記すると
(p,q,r)∈[a(0),a(1)]×[b(0),b(1)]×[c(0),c(1)]で
F(1,1,1)−F(1,1,0)−F(1,0,1)+F(1,0,0)
−F(0,1,1)+F(0,1,0)+F(0,0,1)−F(0,0,0)
=(a(1)−a(0))(b(1)−b(0))(c(1)−c(0))h(p,q,r)
となる(p,q,r)があるので
F(1,1,1)+F(1,0,0)+F(0,1,0)+F(0,0,1)
≧F(1,1,0)+F(1,0,1)+F(0,1,1)+F(0,0,0)。
f(x,y,z)=g(x+y+z)のときh(x,y,z)=D^3g(x+y+z)。
g(w)=wlog(w)のときD^3g(w)=−1/w^2なので
g(x+y+z)+g(x)+g(y)+g(z)
≦g(x+y)+g(x+z)+g(y+z)+g(0)から
(x+y+z)^(x+y+z)(x^x)(y^y)(z^z)
≦(x+y)^(x+y)(x+z)^(x+z)(y+z)^(y+z)。
【問題】
任意の正の数 a, b, c と自然数 n に対して、次式を華麗に証明せよ。
a/(1+a^n) + b/(1+b^n) +c/(1+c^n) ≧ (a+b+c)/{1+(a+b+c)^n}
絶対値の問題で似たようなやつがあったね。
229 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/03/29(火) 12:10:53
Re:>228 a/(1+a^n)+b/(1+b^n)+c/(1+c^n)≥a/(1+(a+b+c)^n)+b/(1+(a+b+c)^n+c/(1+(a+b+c)^n),a>0,b>0,c>0,n≥0.
230 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/03/29(火) 12:11:54
Re:>228 a/(1+a^n)+b/(1+b^n)+c/(1+c^n)≥a/(1+(a+b+c)^n)+b/(1+(a+b+c)^n)+c/(1+(a+b+c)^n),a>0,b>0,c>0,n≥0.
231 :
132人目の素数さん:2005/03/29(火) 12:16:28
>>229 自然数に0を入れなければ
正数 a,b,c と自然数 n に対して、
a/(1+a^n) + b/(1+b^n) + c/(1+c^n) > (a+b+c)/(1+(a+b+c)^n)
ということですよね。
232 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/03/29(火) 12:17:40
Re:>231 そうだな。しかし、[>228]は何のつもりで書いたのだろう?
233 :
ガスト:2005/03/29(火) 12:23:14
>>230-231 正数 a_k (k=1,2,...,N) と非負整数 n に対して、
Σ(a_k/(1+a_k^n)) ≧ (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n)
等号はn=0のときのみ
ということですね。
nが負の整数だったら不等号はどうなりますかいの
Re:>235 お前誰だよ?
236 :
:2005/03/29(火) 12:49:44
237 :
ガスト:2005/03/29(火) 12:58:17
>>234 正数 a_k (k=1,2,...,N) について、
・非負整数 n に対して、
Σ(a_k/(1+a_k^n)) ≧ (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n)
等号はn=0のときのみ
・負の整数 n に対して、
Σ(a_k/(1+a_k^n)) < (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n)
でつよね。
>231,233,237
正数 a_k (k=1,2,…,N) について、
・0<n≦1 に対して、
(Σa_k)/{1+((Σa_k)/N)^n} ≧ Σ(a_k/(1+a_k^n)) > (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n).
等号成立は a_k=(定数) のとき
・-1≦n<0 に対して、
(Σa_k)/{1+((Σa_k)/N)^n} ≦ Σ(a_k/(1+a_k^n)) < (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n).
等号成立は a_k=(定数) のとき
でつよね。
239 :
238:2005/03/29(火) 18:10:42
>231,233,237
0< a_k ≦1 (k=1,2,…,N) について、
・正の整数nに対して、
(Σa_k)/{1+((Σa_k)/N)^n} ≧ Σ(a_k/(1+a_k^n)) > (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n).
・負の整数nに対して、
(Σa_k)/{1+((Σa_k)/N)^n} ≦ Σ(a_k/(1+a_k^n)) < (Σa_k)/(1+(Σa_k)^n).
等号成立は a_k=(定数) のとき
でつよね。
240 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/03/29(火) 19:20:20
Re:>235 いいからそのハンドルネームをやめろ。
∧__∧
(`・ω・´) 荒らしはとっとと消え失せぇぃ!
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
"""~""""""~"""~"""~"
NGネームに登録されてる人は、真面目にレスするときは名無しで発言してくだちゃい。
いちいちIEで見るのはメンドウでつよね。
>>219 (1) x(x+y+z) < x(x+y+z) + yz = (x+y)(x+z) をx乗する。そして循環的に掛ける。
(2) 例によって x+y+z=s とおく。
(補題)の式に s^(xy) > (x+y)^(xy) を掛けて、
z^(z^2)・s^(2xy+z^2) > [(x+z)(y+z)]^(z^2)・(x+y)^(2xy).
これを循環的に掛ける。
ぬるぽ
【補題】z^(z^2)・s^(xy+z^2) > [(x+z)(y+z)]^(z^2)・(x+y)^(xy).
(略証)
2項定理より、a>1, d>0 のとき (1+d)^a > 1+ad.
s^a =((x+y)+z)^a = (1+ z/(x+y))^a・(x+y)^a > (1+az/(x+y))・(x+y)^a = (x+y+az)・(x+y)^(a-1).
ここで a=1 + xy/(z^2) とおくと
z・s^(1 +xy/(z^2)) > (x+z)(y+z)・(x+y)^(xy/(z^2)).
これを z^2 乗する。(終)
244 :
243:2005/03/30(水) 08:43:27
↑の補足でつ。。。
【補題】a>1, d>-1 のとき (1+d)^a ≧ 1+ad.
(略証1) f(v) = (1+v)^a とおくと f "(v)=a(a-1)(1+v)^(a-2) >0.
∴ f は下に凸、 (1+d)^a = f(d) ≧ f(0) + f '(0)d = 1+ad,
等号成立は d=0 のとき。
(略証2) aが有理数のときは a=1+(n/m) (m,n は自然数)とおく。
1,…,1, 1+ad,…,1+ad (n個:m個)の相加相乗平均より、
1+d = {n+m(1+ad)}/(m+n) ≧ (1+ad)^{m/(m+n)} ≦ (1+ad)^(1/a),
これを a乗する。(終)
245 :
243:2005/03/31(木) 14:40:48
凸函数ヲタ向けの補足。。。
【補題】a>1, d>0 のとき (1+d)^a > 1+ad.
(略証3) log(1+v) は上に凸だから, Jensenより,
a・log(1+d) > log(1+ad) + (a-1)log(1) = log(1+ad). (終)
247 :
246:81/64/49/36/25/16/09/04/01(金) 20:07:44
>>208 【2】
又々さらに調子に乗って上限も改良しますた。 消して鰈ぢゃねゑが。。。
I ≡ ∫_[0..a] x/cos(x) dx.
〔補題〕x>0 で cos(x) > 1 -(1/2)x^2 +(1/24)x^4 -(1/720)x^6.
(略証) -cos(x) ≧ -1 を6回積分する。始点はx=0とする。(終)
x^2=X とおくと 右辺は 1 -(1/2)X +(1/24)X^2 -(1/720)X^3 ≡ f(X).
実根を ±r とすると、r = √R = 1.5699058251612… < π/2.
〔∵ R = 10 + 2{5(3√14 -11)}^(1/3) - 2{5(3√14 +11)}^(1/3) 〜 2.4646 〕
f(X) = (1 -X/R)g(X) とおける。 (← 因数定理)
g(X) ≡ 1 - (1/2 -1/R)X + (R/720)X^2 = (R/720){Γ^2 + (Xo-X)^2} > 0.
g '(X) = -(1/2 -1/R) + (R/360)X.
ここに、Xo = (360/R)(1/2 -1/R) = 13.767697850062…, Γ = √(720/R -Xo^2) = 10.128506369060… とおいた。
1/f を部分分数に分けて、
1/f(X) = 2(b/R)/(1 -X/R) + [bg '(X) - b(3/R -1/2) + 1]/g(X),
ここに、b = R/[6-2R+(1/12)R^2] = 1.562862462858….
∴ I < ∫_[0..a] x/f(x^2) dx = (1/2)∫_[0..a^2] 1/f(X) dX
=[ -blog(1 -X/R) + (1/2)blog(g(X)) + [b(3/R -1/2)-1](360/RΓ)arctan{(Xo-X)/Γ} ](X:0→a^2)
= -blog(1 -a^2/R) + (1/2)blog(g(a^2)) + 1.7441051997288…arctan{(Xo -a^2)/Γ}.
a=1 のとき
0.675085000630… < I < 0.67554170686288… < 0.69314718055994… 〔 I≒0.675535 〕
>>219 (1)の系
【系】正の実数 x,y,z に対して x+y+z=s とおくとき、
C ≦ (s/√3)^(2s) < (x^x)(y^y)(z^z)(s^s) < {(x+y)^(x+y)}{(y+z)^(y+z)}{(z+x)^(z+x)} < (A_x)^x (A_y)^y (A_z)^z < s^(2s).
ここに A_x=(s^2 +x^2)/2, A_y=(s^2 +y^2)/2, A_z=(s^2 +z^2)/2, C=exp{-2(√3)/e}.
(略証) 左から
v・Log(v) ≧ -1/e より. (等号は s/√3 = v = 1/e のとき)
Log は上に凸だからJensenより (x^x)(y^y)(z^z) = -x・Log(1/x) -y・Log(1/y) -z・Log(1/z) > -s・Log(3/s) = s・Log(s/3).
xs = x(x+y+z) < (x+y)(x+z) < (s^2 +x^2)/2 = A_x < s^2 をx乗する。そして循環的に掛ける。(終)
ハァハァ…
グッジョブ ( ゚∀゚) テヘッ
一辺1の正方形ABCDの内部にP、Qをとる。このとき
13(PA+QC)+14PQ+15(PB+QD)>38
って成り立ちますか?
>253
成田つね。 (左辺) ≧ 2√(13^2 +14^2) = 2√365 = 38.2099463490856…
等号条件が複雑...
cos(∠APQ) = cos(∠CQP) = -5/13, sin(∠APQ)= sin(∠CQP)= 12/13,
cos(∠BPQ) = cos(∠DQP) = -3/5, sin(∠BPQ) = sin(∠CQP)= 4/5,
cos(∠APB) = cos(∠CQD) = -33/65, sin(∠APB) = sin(∠CQD) = 56/65.
PA=QC≒0.595394711946…, PB=QD≒0.556137917752…, PQ≒0.215912368068…
256 :
254:2005/04/13(水) 11:05:39
>255
I(P,Q) = 13(PA+QC) + 14PQ + 15(PB+QD) を P,Qで微分する。
(grad_P)I = -13e↑(PA) - 14e↑(PQ) - 15e↑(PB)
点Pが△AQBの外部や辺上にあるとき、grad Iは△の方を向く。∴ Pが△AQBから遠い程Iは大きい。
点Pが△AQBの外部や辺上にあるとき、Iは極小でない。
(grad_Q)I = -13e↑(QC) - 14e↑(QP) - 15e↑(QD) についても同様。
極小位置では (grad_P)I = 0↑ だから、第二余弦定理より、
cos(∠APQ) = cos(∠CQP) = -5/13, sin(∠APQ)= sin(∠CQP)= 12/13,
cos(∠BPQ) = cos(∠DQP) = -3/5, sin(∠BPQ) = sin(∠CQP)= 4/5,
cos(∠APB) = cos(∠CQD) = -33/65, sin(∠APB) = sin(∠CQD) = 56/65,
cos(∠BAP) = cos(∠DCQ) = 218/(13√365), sin(∠BAP)= sin(∠DCQ) = 119/(13√365),
cos(∠ABP) = cos(∠CDQ) = 82/(5√365), sin(∠ABP) = sin(∠CDQ) = 49/(5√365),
PA = QC = 91/(8√365), PB = QD = 85/(8√365), PQ = 66/(8√365) (←死んでお詫びを・・・AA省略)
∴ (左辺) = { 13(91+91) + 14・66 + 15(85+85) }/(8√365) = 2√365.
ぬるぽ
一辺1の正方形ABCDの辺上に2点P、Qをとる。このとき
13(PA + QC) + 14PQ + 15(PB + QD) ≧ 28 + 8√3 (=41.85640646055…)
って成り立ちますか?
258 :
132人目の素数さん:2005/04/13(水) 14:29:23
a,b,cが実数で、a^2>bc,ac>b^2ならばa≠bであることを証明するには、どんな考え方をすればよろしいのでしょう?
サゲ忘れ
>258
0 < (a^2 -bc) + (ac-b^2) = (a-b)(a+b+c) ∴ a-b≠0 とか.
261 :
BlackLightOfStar ◆mBZJN.ruEw :2005/04/13(水) 16:07:13
あげ
関数 f : R→R が任意のxに対して f(3x)=3f(x)-4f(x)^3 を満たし、
x=0 で連続のとき、 |f(x)|≦1
>264
g(x) = 1-f(x)^2 とおく。
題意により、 g(3x) = g(x){4g(x)-3}^2 だから、g(x)≧0 ⇒ g(3x)≧0.
(略証)
g(0)=1 より、あるε>0 があって、 |x|≦ε ⇒ g(x)>0.
任意のx∈Rに対し、 n > Ln(x/ε) となる n(x)∈N が存在する。(←アルキメデスの原理)
ところで、g(ε)>0 と上記により、|x| ≦ (e^n)ε < (3^n)ε ⇒ g(x)≧0.
∴ x∈R ⇒ g(x)≧0 ⇔ |f(x)|≦1.
266 :
265:2005/04/14(木) 01:48:32
(訂正)
f(3・0)=3f(0)-4f(0)^3 より f(0)^2 =0, 1/2 ∴ g(0)=1, 1/2 ですた。
267 :
132人目の素数さん:2005/04/14(木) 02:10:17
「すべてのxに対して、ax^2−x+2a>0」が偽であるようなaの値の範囲は、『−√2/4≦a≦√2/4』であってますか?
不等式だったら何でもここに書いていいわけじゃないぞ!
質問スレに逝け、クズ!
270 :
BlackLightOfStar ◆ifsBJ/KedU :2005/04/14(木) 13:31:15
Re:>261 お前誰だよ?
連続関数 f : I=[0,1]→R が任意の x,y∈I に対して xf(y)+yf(x)≦1 を満たすとき
∫[0,1]f(x)dx≦π/4 を示し、等号が成立するような f を見つけよ。
>271
x=cosθ, y=sinθ とおき 0<θ<π/2 で積分する。等号成立は f(x)=√(1-x^2) のとき
>272
それならfは↓を満たせば十分か?
(x,y)∈C に対して xf(y)+yf(x)≦1, ここに C={(x,y)|x>0, y>0, x^2+y^2=1}
そうすると等号条件は↓になるか?
f(x) = p√(1-x^2) + q/{2√(1-x^2)} (ただしp+q=1)
| a + b√2 + c√3 | < 10^(-11)
を満たす、すべては0でなく、いずれも絶対値が10^6未満の整数 a,b,c が
存在することを示せ。
>274
A={0,1,2,……,m-1}, S={r+s√2+t√3 | r,s,t∈A} とおく。 #A=m.
r+s√2+t√3 の値はすべて相異なるから、#S=(#A)^3=m^3.
Sの任意の要素xは区間 [0,d]の中にある。 d≡(1+√2+√3)(m-1).
この区間を(#S-1)等分すると、Sのある2つの元が同じ小区間内に存在する。 ←鳩ノ巣原理(ディリクレ)
小区間の幅は d/(#S-1) = (1+√2+√3)/(m^2 +m+1) < 4.1462643…/[m(m+1)].
0< |x-y| ≦ d/(#S-1) となるので、x-y, y-xが求めるものである。(終)
秋山+富蘭:[完全攻略] 数学オリンピック, p.47-48, 日本評論社(1991.11)
>274 (補足)
> r+s√2+t√3 の値はすべて相異なるから、
【補題】{1,√2,√3}はQ上1次独立
(略証) r+s√2+t√3 = 0, r,s,t∈Qとする。
r,s,tのうちの2つが0なら残りも0.
st≠0 のとき √6 = {r^2 -2s^2 -3t^2}/(2st) ∈Q
s=0, t≠0 のとき √3 = -r/t ∈Q
s≠0, t=0 のとき √2 = -r/s ∈Q
いづれも矛盾なので、 s=t=0, r=0 (終)
【問題】 \sqrt[3]{10} と \sqrt[3]{3/2}+1 の大小を華麗に評価せよ。
278 :
ヒラメ:2005/04/27(水) 08:18:53
0<b<1 のとき y=x^b は上に凸ゆえ、2{(a+1)/2}^b > a^b +1. a=3/2, b=1/3 とおく。
(1) f(x)を無限回微分可能な関数、f(-1)=f(1)=0とする。
|∫[-√3,√3]f(x)dx|≦A
を満たす定数Aの最小値を求めよ。
(2) 辺の長さが1の正方形の内部に n (>2) 個の点を取る。このとき、
これらに適当に P(1) , P(2) , ... , P(n) と名前を付けて、
Σ[k=1,n] |P(k-1)P(k)|^2 ≦ 4 とできることを示せ。 但し、P(0)=P(n)
280 :
132人目の素数さん:2005/05/04(水) 14:17:53
>>279 |∫[-√3,√3]f(x)dx|
は幾らでも大きくなりうる
>281-282
いまさらこんな問題で俺様が釣ら…
[左側](Shapiroの巡回不等式).
(@) 与式 = 2s{1/(b+c) +1/(c+a) +1/(a+b)} -3 として相加・調和平均.
(A) f(x)=x/(2s-x) は下に凸. (0<x<2s=a+b+c)
[右側]
三角不等式から (分母) ≧ (a+b+c)/2 =s.
クマー!
>281-282
[定理]
n≦13と正の数a_kに対して
a_1/(a_2+a_3) + a_2/(a_3+a_4) + … + a_n/(a_1+a_2) ≧ n/2.
[1] H.S.Shapiro: "Problem 4603." Amer. Math. Monthly, 61, p.571 (1954).
[2]
http://mathworld.wolfram.com/ShapirosCyclicSumConstant.html [3] 「不等式への招待」, 大関信雄・大関清太, 近代科学社 (1987.10), p.28-30
[類題] [ASU 1969.14]
正の数a_kに対して
a_1/(a_2+a_3) + a_2/(a_3+a_4) + … + a_n/(a_1+a_2) ≧ n/3.
[前スレ.497(2) & 501]
巡回不等式って、なんとなくエロくてたまらん。
(´д`;)ハァハァ
(1) [Moldova Olympiads 2002]
3≧a≧b≧c≧0 のとき、
(a- b)/(a^2-9) + (a-c)/(b^2-9) + (b-c)/(c^2-9) ≦ 36
(2) a, b, c > 0、a+b+c=1 のとき、
1/(a+bc+3abc) + 1/(b+ca+3abc) +1/(c+ab+3abc) ≦ 1/(ab+bc+ca+abc)
(3) 0 ≦A, B, C, D ≦ π/2 のとき、
(2+sinA+sinB)/(2+sinB+sinC) + (2+sinC+sinD)/(2+sinD+sinA) ≦ 4(2+sinA+sinC)/(2+sinB+sinD)
ひさびさの不等式ヲタです ( ゚∀゚) テヘッ
___
彡 / ≧ \ 彡 ビュゥ……
彡 |::: \ ./ | 彡
|:::: (● (●| ネタを仕入れてきました
ヽ::::......ワ...ノ 存分に ハァハァ してください
人つゝ 人,, テヘッ!
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
>286 (2)
基本対称式を a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。さらに st+3u=X とおく。
(左辺) = 1/(a^2・s +X) +1/(b^2・s +X) +1/(c^2・s +X)
= {(t^2 -2su)(s^2) +2(s^2 -2t)sX +3X^2}/{(s^3)(u^2) +(t^2 -2su)(s^2)X +(s^2 -2t)sX^2 +X^3}.
(右辺) = 2/(st+u) と思われ...
∴ 2s{(s^3)(u^2) +(t^2 -2su)(s^2)X +(s^2 -2t)sX^2 +X^3} - (st+u){(t^2 -2su)(s^2) +2(s^2 -2t)sX +3X^2}
= …… = (u^2){4(s^3 -4st+9u) +(st-9u)} + 2(s^2)tu(s^2 -3t) ≧0.
∴ (左辺) ≦ (右辺), 等号成立は a=b=c のとき。
ひさびさの ハァハァ です。
(1) の左辺は分子が正、分母が負になる洋館
条件を書き間違えていました。 0≦a≦b≦c≦3 でした。 (切腹 AA略)
>289
286(1)は
(b-a)(9-a^2) + (c-a)(9-b^2) + (c-b)(9-c^2) < 36.
を示す問題ぢゃない?
実は (1) はまだ解いてないから、右辺がいくらになるのか知らな…
【Q2】
f(z) = z + Σ[k=2,∞) a_k・z^k は |z|<1で正則な一価函数としまつ。
このとき |a_2|≦2, 等号成立は Koebe函数 z/(1-z)^2 のrotationに限る。
を示してくださいです。
exp(-iθ)・f(exp(iθ)z) を f(z)のrotationとか言うらしい。
ヒント
【面積定理】
g(z) = z + Σ[k=0,∞) b_k/z^k は |z|>1で正則な一価函数とする。このとき
Σ[k=1,∞) k・|b_k|^2 ≦ 1.
http://mathworld.wolfram.com/BieberbachConjecture.html L.Bieberbach: "Über die Koeffizienten derjenigen Potenzreihen, welche eine schlichte Abbildung des Einheitskreises vermitteln."
Sitzungsber. Preuss. Akad. Wiss., p.940-955, (1916).
【Q4】
f(z) = z + Σ[k=2,∞) a_k・z^k は |z|<1で正則な一価函数としまつ。
このとき |a_4|≦4, 等号成立は Koebe函数 z/(1-z)^2 のrotation に限る。
を示してくださいです。
ヒント
【面積定理の拡張】(Grunsky)
g(z) = z + Σ[k=0,∞) b_k/z^k は |z|>1で正則な一価函数とし、
Ln{[g(w)-g(z)]/(w-z)} = - ΣΣ[j=1,∞)[k=1,∞) γ_(j,k)/[(w^j)(z^k)] とおく。このとき
|ΣΣ[j=1,N][k=1,N] γ_(j,k)・x_j・x_k| ≦ Σ[k=1,N] (1/k)|x_k|^2.
http://mathworld.wolfram.com/BieberbachConjecture.html R.Garabedian and M.Schiffer: "A proof of the Bieberbach conjecture for the fourth coefficient." J.Rational Mech.Anal.,4,p.427-465(1955)
L.de Branges: "A proof of the Bieberbach conjecture." Acta Math.,154, p.137-152, (1985).
296 :
294:2005/05/22(日) 20:02:26
〔294の補足〕
CをJordan閉曲線とする。Cの内部の面積Sはストークスの公式より
S = ∬ 1 dxdy = 点C (xdy-ydx) = -(i/2)点C (x-iy)(dx+idy) = -(i/2) z~・dz. (z=x+iy)
また、∂{P'(z)・P(z)~}/∂z~ = P'(z)・P'(z)~ = |P'(z)|^2 より
0 ≦ ∬_C |P'(z)|^2 dxdy = -(i/2)点C P'(z)・P(z)~・dz.
〔面積定理〕
円周C(r) = {z,| ‖z‖=r>1}とする。w=g(z) によるC(r)の像D(r)の面積は
S(r) = ∬_D 1・dudv = -(i/2)点D w~・dw = -(i/2)点C g(z)~・g'(z)・dz
これに g(z) = z + 納k=0,∞) b_k/(z^k) を代入し、円周C(r) = { z=r・exp(iθ) | 0<θ<2π} で積分すると、
S(r) = π{r^2 - 納k=1,∞) k・|b_k|^2 /r^(2k)}
よって r→1 として所期の不等式を得る。(終)
297 :
295:2005/05/22(日) 21:52:57
〔295の補足〕
〔面積定理の拡張〕(Grunsky)
Ln{[g(ζ)-g(z)]/(ζ-z)} ≡ - ΣΣ[j=1,∞)[k=1,∞) γ_(j,k)/[(ζ^j)(z^k)]
は {|z|>1,|ζ|>1} で正則であり、γ_(j,k)=γ_(k,j). (Grunsky係数とか言うらしい.)
さて、これをζで微分することにより
ζ・g'(ζ)/[g(ζ)-g(z)] = ζ/(ζ-z) + 這納j=1,∞)[k=1,∞) γ_(j,k)/[j(ζ^j)(z^k)] ≡ 納j=1,∞) F_j(g(z))/ζ^j,
を得る。ここに F_j(g(z)) = z^j + j納k=1,∞) γ_(j,k)/(z^k) はg(z)の多項式である。(j次のFaber多項式とか言うらしい.)
F_1(w)=w-b_0, F_2(w)=(w-b_0)^2 -2b_1, …, F_j(w)=w^j + …
N次の多項式P(w)を Faber多項式の一次結合に展開する。係数をλ_k として
P(g(z)) = 納k=1,N] (1/k)λ_k・F_k(g(z)) = 納k=1,N] (1/k)λ_k・z^k + 納k=1,∞) β_j /z^j, β_j = 納k=1,N] γ_(k,j)・λ_k.
0 ≦ ∬_D |P'(w)|^2 dudv = -(i/2)点D P'(w)・P(w)~・dw = π{納k=1,∞) (1/k)|λ_k|^2・r^(2k) - 納j=1,∞) j|β_j|^2 /r^(2j)} .
よって r→1 として (左辺) = 納j=1,∞) j|β_j|^2 ≦ 納k=1,N] (1/k)|λ_k|^2 = (右辺) を得る。
一方、シュワルツの不等式から (左辺)*(右辺) ≧ | 納j=1,N]β_j・λ_j |^2.
∴ | 這納j=1,N][k=1,N] γ_(j,k)・λ_j・λ_k | = | 納j=1,N] β_j・λ_j | ≦ (右辺).
を得る。(Grunsky不等式とか言うらしい.) (終)
(文献)
小中澤: 「函数論と不等式」, 数理科学, 33(8), 特集・現代の不等式, p.25-29 (1995.8)
R.N.Pederson: "On unitary properties of Grunsky's matrix." Arch. Rational Mech. Anal.,29, p.370-377, (1968).
〔294-295 のヒント〕
f(z) を |z|<1 で正則な一価函数とし、g(z) = 1/√f(1/z^2) と置きまつ。
g(z) は |z|>1 で正則な一価函数となる(奇函数)。
ローラン係数の関係は、
b_1=-(1/2)a_2, b_3=(3/8)(a_2)^2 -(1/2)a_3, b_5=(3/4)a_2・a_3 -(5/16)(a_2)^3 -(1/2)a_4,
b_{2k} = 0.
Grunsky係数は、
γ_(1,1) = b_1 = -(1/2)a_2,
γ_(1,3) = γ_(3,1) = b_3 =(3/8)(a_2)^2 -(1/2)a_3,
γ_(3,3) = (1/3)(b_1)^3 + b_1・b_3 + b_5 = -(13/24)(a_2)^3 + a_2・a_3 -(1/2)a_4.
ついでに N=3, λ_1:λ_2:λ_3 = λ:0:1 と置くといいらしい。
三角函数スレにありますた。
【ネタ】 1994 Russian math. olympiad final round
cos(cos(cos(cos(x)))) > sin(sin(sin(sin(x)))).
|x| ≧ |sin(x)| ≧ |sin(sin(x))| ≧ …….
|t|≦1 ⇒ 0 ≦ cos(t) -√(1-t^2) ≦ 2.
0.0160822310385 = cos(cos(1)) -sin(1) ≦ cos(cos(sin(x))) -sin(sin(x)) ≦ cos(cos(1)) +sin(1) = 1.6990242006543
0 ≦ cos(cos(cos(cos(x)))) -cos(cos(sin(x))) ≦ cos(cos(cos(1))) -cos(1) = 0.11398748462964
0.1095… ≦ cos(cos(cos(cos(x)))) - sin(sin(sin(x))) ≦ cos(cos(1)) +sin(sin(1)) = 1.60317735751195
0.16585… ≦ cos(cos(cos(cos(x)))) - sin(sin(sin(sin(x)))) ≦ cos(cos(1)) +sin(sin(sin(1))) = 1.535983693207
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1002903143/734-735 http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1002903143/879
三角函数スレにありますた。
【ネタ】 x>0 のとき
sin(sin(sin(sin(x)))) < (1/2){tanh(x) +x/(1+x^2)} < sin(sin(tanh(x))) < tanh(tanh(x)) < (1/2){Arctan(x) +x/(1+x^2)} ≦ Arctan(tanh(x)) < π/4.
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1002903143/880 x>0 のとき sin(sin(x)) < tanh(x) < Arctan(x) < Min(x,π/2).
(左) [前スレ.903](3) [前スレ.909]
(中) {tanh(x)} ' = 1/cosh(x)^2 = 1/{1+sinh(x)^2} < 1/(1+x^2) ={Arctan(x)} '.
>294
[298]のようにおくと、b_1=-(1/2)a_2. 面積定理から |b_1|≦1. よって|a_2|≦2 (終)
300げとー.
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http://www.morikita.co.jp/cgi-bin/kensaku-bunya2.cgi?id=1456
■ 数学ライブラリー教養篇 不等式入門 POD版
元慶應義塾大学教授 渡部隆一/著
A5判・162頁・定価2940円
ISBN4-627-01049-4 C3341 1969年2月発行
■目次
算術平均と幾何平均
凸関数
累乗平均
コーシーの不等式
累乗和
ヘルダーの不等式
ミンコフスキーの不等式
積分に関する不等式
対称式に関する不等式
不等式は数学のほとんどあらゆる部門に現われ,その内容も証明方法もきわめて多種多様である.
しかも,ごく簡単な不等式でさえ,意外に証明のやりにくいものが多い.
本書は,不等式の中でも最も基本的で,かつ,有名な算術平均と幾何平均に関する不等式および,
その仲間と考えられるいくつかの初等的な不等式について解説した.
不等式には,その内容はもちろんであるが,その証明方法にきわめて興味深いものが多いので,
本書ではなるべく多くの証明法を紹介するように努めた.
>301
問 387.
a,b,c,d は実数で av-bu=1 のとき a^2 +u^2 +b^2 +v^2 + au+bv ≧ √3 を示せ.
a^2 +b^2 =c, u^2 +v^2 =w とおく。
(au+bv)^2 = cw - |av-bu|^2 = cw -1.
(左辺) = c+w +(au+bv) = 2・√(cw) ±√(cw-1)
↓の補題により、 (左辺) ≧ √3, 等号成立は c=w=2/√3, au+bv=-1/√3, av-bu=1 のとき.
(例) a = -b/√3 = u = v/√3 = ±(1/2)√c.
【補題】 x≧1 のとき 2√x -√(x-1) ≧ √3.
(略証) y=√x は上に凸だから
√(x-1) + √3 = √(x-1) + 3・√(1/3) ≦ 4・√(x/4) = 2√x, 等号成立は x=4/3 のとき.(終)
π(n)をnを超えない素数の個数とする。
n^( π(2n)-π(n) ) < 4^n
を示せ
【問題】 実数値関数 f(x, y) = (x+2y+3)/(x^2 + 2y^2 + 3)
のとりうる値の範囲の求め方を、いろいろな方法でキボンヌ。
>306
とりあえず一つ。
u=(x+2y)/√6, v=(y-x)√(2/3) のように直交変換すると
f(x,y) = (u√6 +3)/(2u^2 +v^2 +3) ≡ g(u,v).
v≠0 のとき |g(u,v)| < |g(u,0)| なので、g(u,0) を考えれば十分。
-(√2-1)/2=a, (√2+1)/2=b とおくと ab=-1.
b(2u^2 +3) - (u√6 +3) = 2b(u +(a/2)√6)^2 ≧0 より g(u,0) ≦ b.
(u√6 +3) -a(2u^2 +3) = -2a(u +(b/2)√6)^2 ≧0 より g(u,0) ≧ a.
∴ a ≦ g(u,0) ≦ b,
等号成立は (u,v)=(-(b/2)√6, 0) 及び (-(a/2)√6, 0).
∴ -0.20710678118655… = a ≦ f(x,y) ≦ b = 1.2071067811865…
>>306 最大値を求めてみました。 ( ゚∀゚) テヘッ
x+2y = z とおくと、
x^2 + 2y^2 = (z-2y)^2 + 2y^2 = 6(y- z/3)^2 + (z^2)/3
だから、 x = y = z/3 で最小値 (z^2)/3 をとるから、
f(x, y) = (z+3)/(x^2 +2y^2 +3) ≦ (z+3)/{(z^2)/3 +3} = 3(z+3)/(z^2 +9) … [1]
実数 z が変化するとき、[1] の右辺の最大値は、z+3 > 0 の場合を考えればよい。
3(z+3)/(z^2 + 9) = 3(z+3)/{(z+3)^2 -6(z+3) +18} = 3/{(z+3) +18/(z+3) -6} … [2]
z+3 > 0 より、相加平均・相乗平均の関係から、
(z+3) +18/(z+3) ≧ 2・\sqrt{(z+3)・18/(z+3)} = 6√2
が成り立つ。等号は z+3 = 18/(z+3) かつ z+3 > 0 より z = 3√2のとき。 したがって
[2] ≦ 3/(6√2 -6) = (√2 +1)/2 … [3]
以上より、 f(x, y) ≦ (√2 +1)/2 である。
等号成立条件は、 [1]、[3] の両方で等号が成り立つときで x = y = z/3 = √2 -1 のとき。
ゆえに、最大値は f(√2 -1, √2 -1) = (√2 +1)/2
>301
問 A.371' 実数a,b,cについて a+b+c+1≧0, a+b≦c+1, b+c≦a+1, c+a≦b+1 が与えられている。次を示せ。
a^2 +b^2 +c^2 ≦ 2abc +1.
(略証) a+b+c+1=s, (a+1)-(b+c)=x, (b+1)-(c+a)=y, (c+1)-(a+b)=z とおくと
1-c=(x+y)/2, 1+c=(z+s)/2.
≡ (2abc +1) - (a^2 +b^2 +c^2) = (1-c^2) - [(1-c)/2](a+b)^2 - [(1+c)/2](a-b)^2
= [(1-c)/2]{(c+1)^2 -(a+b)^2} + [(1+c)/2]{(1-c)^2 -(a-b)^2}
= [(1-c)/2](a+b+c+1)[c+1-(a+b)] + [(1+c)/2][b+1-(c+a)][a+1-(b+c)]
= (1/4)(x+y)sz + (1/4)xy(z+s) = (xyz+xys+xzs+yzs)/4.
∴ s,x,y,z≧0 ⇒ 凵0.
[307]と[308]の関係は: u√2 =(x+2y)/√3 = z/√3, v = (y-x)√(2/3) = (y- z/3)√6.
ハァハァ
>301
問 3040
左辺をF(a,b,c), 1/a-1/b=x, 1/b-1/c=y とおく。
{a,b,c}を入れ替えたときF(a,b,c)が最大になるのは a<b<c の場合、を示す。
F(a,b,c) - F(a,c,b) = (1+1/a)y,
F(a,b,c) - F(c,b,a) = 2(2+1/b)(x+y),
F(a,b,c) - F(b,a,c) = (3+1/c)x,
F(a,b,c) - F(b,c,a) = (3+1/c)x + (1+1/b)(x+y),
F(a,b,c) - F(c,a,b) = (3+1/b)(x+y) + (1+1/a)y.
∴ {a,b,c}を入れ替えたときF(a,b,c)が最大になるのは x>0,y>0 のとき。
∴ a<b<c としてよい。a≦2, b≦3, c≦4. F(a,b,c) は a,b,cについて単調減少だから、
F(a,b,c) ≦ F(2,b,c) ≦ F(2,3,c) ≦ F(2,3,4) = (3/2)(7/3)(13/4) = 91/8.
( ゚∀゚) ハァハァ
313 :
312:2005/06/03(金) 10:47:37
問題は↓ですた。
問 3040
3つの相異なる自然数 a,b,c>1 について次を示せ。
(1+1/a)(2+1/b)(3+1/c) ≦ 91/8.
316 :
風あざみ:2005/06/07(火) 00:18:44
y_0が偶数のとき
(x_0)^2=m^2+n^2、(y_0)^2=2mn、z_0=m^2-n^2
(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
mが奇数でnが偶数と仮定しても一般性を失わないので、以後そう仮定する。
m=s^2-t^2、n=2st、x_0=s^2+t^2
(s、tは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
また、{(y_0)/2}^2=m(n/2)で、mと(n/2)は互いに素だからmとn/2は共に平方数
n/2=stで、sとtは互いに素だから、sとtも共に平方数である。
m=r^2、s=u^2、t=v^2となるので
r^2=u^4-v^4となるが、(x_0)^2>(y_0)^2≧n>n/2≧uだから、x_0の最小性に反する。
よって示された。
317 :
風あざみ:2005/06/07(火) 01:01:14
誤爆スマソ
395 :風あざみ :2005/06/07(火) 00:18:26
>>383 x^2-y^2とx^2+y^2が共に平方数ならばx^2-y^2=a^2、x^2+y^2=b^2
したがってx^4-y^4=(x^2+y^2)(x^2-y^2)=(ab)^2
したがって、x^4-y^4は平方数である。
以下で、x^4-y^4=z^2には自然数解が存在しないことをいいます。
証明には
x^2+y^2=z^2、x,y,zは互いに素でかつxは奇数ならば、
x=s^2-t^2、y=2st、z=s^2+t^2(s,tは互いに素で一方が偶数で他方は奇数)とかけること ・・・※
を証明なして使います。
x^4-y^4=z^2に自然数解が存在すると仮定する。
この中で、xの値が最小になるものを(x_0,y_0,z_0)
x_0,y_0,z_0は互いに素である。
mod 4で考えると、x_0が奇数でy_0が偶数と奇数の場合のみが起こりえます。
y_0が奇数のとき
({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)*({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)={(z_0)/2}^2
{(x_0)}^2+(y_0)^2}/2と{(x_0)}^2-(y_0)^2}/2の公約数は
x_0=({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)+({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)、y_0=({(x_0)}^2+(y_0)^2}/2)-({(x_0)}^2-(y_0)^2}/2)
の公約数となるので、これは1以外にはありえない。
{(x_0)}^2+(y_0)^2}/2=u^2、{(x_0)}^2-(y_0)^2}/2=v^2
とおくとu^4-v^4=(u^2+v^2)(u^2-v^2)={(x_0)(y_0)}^2
(x_0)^2>u^2={(x_0)}^2+(y_0)^2}/2となってx_0の最小性に反する。
396 :風あざみ :2005/06/07(火) 00:19:27
y_0が偶数のとき
(x_0)^2=m^2+n^2、(y_0)^2=2mn、z_0=m^2-n^2
(m、nは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
mが奇数でnが偶数と仮定しても一般性を失わないので、以後そう仮定する。
m=s^2-t^2、n=2st、x_0=s^2+t^2
(s、tは互いに素で、一方が奇数で他方が偶数)
また、{(y_0)/2}^2=m(n/2)で、mと(n/2)は互いに素だからmとn/2は共に平方数
n/2=stで、sとtは互いに素だから、sとtも共に平方数である。
m=r^2、s=u^2、t=v^2となるので
r^2=u^4-v^4となるが、(x_0)^2>(y_0)^2≧n>n/2≧uだから、x_0の最小性に反する。
よって示された。
398 :風あざみ :2005/06/07(火) 00:26:01
>>395-396より
x^4-y^4=z^2には自然数解が存在しないから、x^2-y^2とx^2+y^2とも平方数ならば、y=0あるいはz=0でなければならない。
仮定よりy≠0だからz=0ゆえにx=y
したがって2x^2=b^2よってb/x=√2
よって、x^2-y^2とx^2+y^2とも平方数ならば、y=0でなければなりません。
したがって、√2が有理数となって不合理。
>311
B.3821
A=a^2, B=b^2, C=c^2 の基本対称式をA+B+C=s, AB+BC+CA=t, ABC=u とおく。
t^2 -3su = (AB)^2 +(BC)^2 +(CA)^2 - (A+B+C)ABC = (1/2){A^2(B-C)^2 +B^2(C-A)^2 +C^2(A-B)^2} ≧0.
t ≧ √(3su).
与式 = (AB+BC+CA)/√(ABC) = t/√u ≧ √(3s).
B.3829
(a_k)^2 /(a_k +a_{k+1}) = (3/4)a_k -(1/4)a_{k+1} + 兩k ≧ (3/4)a_k -(1/4)a_{k+1}.
これを循環的にたす。
なお、兩k = (a_k -a_{k+1})^2 /[4(a_k +a_{k+1})] ≧ 0.
>315
【21】a,b,c≧0 のとき
(bc+ca+ab)(a+b+c)^4 ≦ (1/3)(a+b+c)^6 ≦ 27(a^3 +b^3 +c^3)^2.
(略証) 基本対称式を a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
(左側)
s^2 -3t = (a+b+c)^2 -3(bc+ca+ab) = (1/2){(b-c)^2 +(c-a)^2 +(a-b)^2} ≧0.
∴ t ≦ (1/3)s^2.
(右側)
9(a^3 +b^3 +c^3) = 9{s(s^2 -3t) +3u} = 9s^3 -27st+27u = s^3 +8(s^3 -4st+9u) +5(st-9u).
st-9u = (a+b+c)(bc+ca+ab)-9abc = a(b-c)^2 +b(c-a)^2 +c(a-b)^2 ≧0.
s^3 -4st+9u = a(a-b)(a-c) +b(b-c)(b-a) +c(c-a)(c-b) = a(a-b)^2 +(a-b)(b-c)(a-b+c) +c(b-c)^2 ≧0.
(↑ bはa,cの間にあるとしてよい. (a-b)(b-c)≧0, a-b+c≧0)
∴ s^3 ≦ 9(a^3 +b^3 +c^3).
【30】a_1,…,a_n>0 のとき
n^2 ≦ (a_1 + a_2 + … + a_n)(1/a_1 + 1/a_2 + … + 1/a_n) ≦ n^2 + N(p/q +q/p -2), N=[(n/2)^2]
(略証)
(中辺) -n^2 = Σ[1≦i<j≦n] (a_i/a_j +a_j/a_i -2) ≡ f(a_1,a_2,…,a_n) とおくと、
f(p,a,q) - 2f(p,q) = f(p,a)+f(a,q)-f(p,q) = -(p+q)(q-a)(a-p)/(paq) ≦0 (反・三角不等式)
また p≦a_1≦a_2≦……≦a_n≦q としても一般性を失わないから
f(a_1,…,a_n) ≦ f(p,a_2,…,a_{n-1},q) ≦ f(p,p,a_3,…,a_{n-2},q,q) ≦ ……
≦ f(p,p,…,p,q,…,q,q) = Nf(p,q) = N(p/q +q/p -2).
nが偶数のとき N=(n/2)^2, nが奇数のとき N={(n+1)/2}{(n-1)/2}=(n^2-1)/4=[(n/2)^2].
324 :
323:2005/06/08(水) 17:04:12
訂正、スマソ
【30】0<p≦a_1,…,a_n≦q のとき
>>286 (3)
a=sin(A), b=sin(B), c=sin(C), d=sin(D) とおくと 0≦a,b,c,d≦1.
(左辺) ≡ (2+a+b)/(2+b+c) + (2+c+d)/(2+d+a) ≦ (2+a+b)/(2+b) + (2+c+d)/(2+d)
= 2 + a/(2+b) + c/(2+d) = 2 +[a(2+d)+c(2+b)]/[(2+b)(2+d)] ≦ 2 + 3(a+c)/[2(2+b+d)]
= [2(2+b+d)+(3/2)(a+c)]/(2+b+d) ≦ 4・[2 +(3/8)(a+c)]/(2+b+d) = 4・(2+a+c)/(2+b+d) ≡ (右辺).
等号成立は a=c=0, b=d=1 のとき。
ぬるぽ
326 :
325:2005/06/13(月) 07:44:07
>>286 (3)
【系】0≦a,b,c,d≦1 のとき
4 ≦ (2+a+b)/(2+b+c) + (2+b+c)/(2+c+d) + (2+c+d)/(2+d+a) + (2+d+a)/(2+a+b) < 4 +3/2 = 11/2.
(略証) [325]より、(325の左辺) ≦ 2 + 3(a+c)/[2(a+b+c+d)].
>330 ついでに
【類題】n≧1 のとき
1 -(2-√3)/n < ∫_[0,1] √{1 -x^n +x^(2n)} dx < 1
n=1のときは ∫√(1-x+x^2) dx = (1/2)(x -1/2)√(1-x+x^2) +(3/8)Ln{x -1/2 +√(1-x+x^2)} +c.
I_1 = 1/2 +(3/8)Ln(3) = 0.9119796082505…
n≫1では I_n 〜 1 -1/4n らしい.
hint(?)
3/4 ≦ (3/4) + (1/2-y)^2 = 1-y+y^2 = 1-y(1-y) < 1 (0<y<1).
1-√(1-z) = z/{1+√(1-z)}.
不等式もあるyo.
[11145]
A(a_1,…,a_n) = (1/n)Σ[i=1,n] a_i
H(a_1,…,a_k) = k / Σ[j=1,k] 1/a_j
とおく。
n≧1, a_1,…,a_n>0 ⇒ Σ[k=1,n] H(a_1,…,a_k) ≦ c・n・A(a_1,…,a_n)
が成立つような最小のcをキボンヌ.
Amer. Math. Monthly, Vol.112, No.4 (Apr 2005)
http://www.math.northwestern.edu/~mlerma/problem_solving/problems/am_math_mon-112-04-apr05.pdf deadline: August 31, 1995
>>339 問題 [11148] と [11149] にも (´д`;)ハァハァ しました。まだできてないけど…
>337
[11164]
左辺 = Σ[1≦i≦j≦k≦n] (-1)^(k+1) C[n,k] 1/(ij)
= Σ[i=1,n] 1/i Σ[j=i,n] 1/j Σ[k=j,n] (-1)^(k+1) C[n,k].
に補題↓を3回適用する。
[補題]
1≦x≦n のとき Σ[y=x,n] (-1)^(y+1) C[n,y] = (-1)^(x+1) C[n,x] (x/n).
(略証)
左辺に C[n,y] = C[n-1,y-1] + C[n-1,y] を代入する。ただし C[n-1,n]=0 とする。
次に C[n-1,x-1]=C[n,x] (x/n) を使う。(終)
特に x=1 のとき 1+(1-1)^n =1.
(類題)
@ Σ[1≦i≦n] (-1)^(i+1) C[n,i] = 1.
A Σ[1≦i≦j≦n] (-1)^(j+1) C[n,j] 1/i = 1/n.
C Σ[i≦i≦j≦k≦L≦n] (-1)^(L+1) C[n,L] 1/(ijk) = 1/n^3.
D Σ[i≦i≦j≦k≦L≦m≦n] (-1)^(m+1) C[n,m] 1/(ijkL) = 1/n^4.
>>342 見た瞬間から (´д`;)ハァハァ が止まりません!
>342
【加比の理】
bd>0 ⇔ r=(a+c)/(b+d) は a/b と c/d の中間にある。
(略証)
ad-bc = とおく。
(a/b) -r = /{b(b+d)},
r -(c/d) = /{d(b+d)}.
を辺々かけて
{(a/b) -r}{r -(c/d)} = 竸2 /{bd(b+d)^2}. (終)
ここの住民は神か?俺なんて手も足も出ないよ。orz
>342 (補足)
X_nの分母・分子は奇数のp乗の和でつ。
分子 = {1^p +3^p +5^p +… +(2n-3)^p +(2n-1)^p}
分母 = {(2n+1)^p +(2n+3)^p + … +(4n-3)^p +(4n-1)^p}
The Cauchy-Schwarz Master Classから一問。
[Exercise 12.8] (Weierstrass's Polynomial Product Inequality)
複素数 a_1, a_2, …, a_n と b_1, b_2, …, b_n が
1≦j≦nにおいて |a_j|≦1、 |b_j|≦1 を満たすとき、
|a_1*a_2*…*a_n - b_1*b_2*…*b_n| ≦ [1≦j≦n] |a_j - b_j|
の証明キボンヌ。
>>21 [前スレ.563(7)] [前スレ.973]
0≦x≦1≦m,n に対して、 (1-x^n)^m + {1-(1-x)^m}^n ≧ 1.
(略証)
f(x) = 1 - (1-x)^m とおくと (左辺) = {1-f(x^n)} + f(x)^n.
f(x) の逆函数を f~(x) と書くと、
f~(x) = 1 - (1-x)^(1/m) = (1/m)x + (1/2m)(1-1/m)x^2 + (1/3m)(1-1/m)(1-1/2m)x^3 + ……
a_k = {(k-1)/k}・{1 -1/(k-1)m}・a_{k-1} > 0 かつ f~(0)=0, f~(1)=1.
∴ f~(x) は >346 の【命題268】の条件をみたす。
∴ その【系】から, I=[0,1]において, {1-f(x^n)} + f(x)^n ≧ 1. (終)
>352
|b_1・b_2……b_(j-1)・{a_j-b_j}・a_(j+1)……a_(n-1)・a_n|
今年の数オリの不等式たん(´д`;)ハァハァ
解けねーよ!
>354-355
[IMO 2005, Problem 3]
正の実数x,y,z があって xyz≧1 とせよ。このとき次を示せ。
(x^5-x^2)/(x^5+y^2+z^2) + (y^5-y^2)/(x^2+y^5+z^2) + (z^5-z^2)/(x^2+y^2+z^5) ≧ 0.
(略証) xyz≧1 を使って分子・分母を同次形に直す。
x^5 -x^2 ≧ x^5 -(x^2)xyz = x{x^4 -(x^2)yz} ≧ x{x^4 -(x^2)(y^2+z^2)/2}
≧ x(2x^2 -y^4 -z^4)/4,
0 < x^5 + y^2 +z^2 ≦ x^5 + (y^2 +z^2)xyz = x{x^4 +(y^2 +z^2)yz}
≦ x{x^4 +(1/2)(y^2 +z^2)^2} ≦ x(x^4 +y^4 +z^4).
∴ (x^5 -x^2)/(x^5 +y^2 +z^2) ≧ (1/4)(2x^4 -y^4 -z^4)/(x^4+y^4+z^4).
これを循環的にたす。等号成立は x=y=z=1 のとき. (終)
>>356 さすが神! (3行目は x(2x^4 -y^4 -z^4)/4 でつね)
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
('A`) 相加相乗かぁ! ハァハァ…
ノヽノヽ
くく
359 :
132人目の素数さん:2005/07/21(木) 08:18:38
> ∴ (x^5 -x^2)/(x^5 +y^2 +z^2) ≧ (1/4)(2x^4 -y^4 -z^4)/(x^4+y^4+z^4).
ここがよくわからん。負の場合もOKなの?
360 :
356:2005/07/21(木) 11:27:22
>359 訂正、スマソ
(略証) (L.Radzivilovsky) 分子の符号によらず,
(x^5 -x^2)/(x^5 +y^2 +z^2) ≧ (x^5 -x^2)/{x^5+(y^2+z^2)x^3} = (x^2 -1/x)/(x^2+y^2+z^2).
これを循環的にたす。 xyz≧1 を使って、
(左辺) ≧ (x^2+y^2+z^2 -1/x 1/y -1/z)/(x^2+y^2+z^2) ≧ {(yz-1/x)+(zx-1/y)+(xy-1/z)}/(x^2+y^2+z^2) ≧0.
または、分母をコーシーして 1/x ≦ yz ≦ (y^2+z^2)/2 を使う。(iandrei2)
(x^5+y^2+z^2)(1/x+y^2+z^2) ≧ (x^2+y^2+z^2)^2.
Problem3 IMO2005
http://www.mathlinks.ro/Forum/topic-44480.html
Σ(゚Д゚) そっか、負の場合を考えてなかった…
>>360 リンク先の掲示板見て、外国も2chと一緒だなと思った。
夏厨が沸いてるな
>354-355
n変数の場合は↓かな。。。
A_i = {(x_i)^(2n-1) -(x_i)^(n-1)}/{(x_i)^(2n-1) +Σ[j≠i] (x_j)^(n-1)}
とおけば A_1 +…+ A_n ≧ 0.
364 :
356:2005/07/23(土) 18:25:47
>361
[356]の補足(Ra Mla F)
xyz≧1を使って
x(x^4+y^4+z^4) ≧ x^5 +y^2 +z^2 ≧ x^4 /yz +y^2 +z^2 ≧ x(x+y+z).
これらより
(x^5)/(x^5+y^2+z^2) ≧(x^4)/(x^4+y^4+z^4), x/(x+y+z)≧(x^2)/(x^5+y^2+z^2).
循環的にたすと Σ'(x^5)/(x^5+y^2+z^2) ≧ 1 ≧ Σ'(x^2)/(x^5+y^2+z^2).
365 :
356:2005/07/23(土) 19:34:12
>364
【補題】(Vasc-Petrov)
x_1・x_2……x_n≧1, p>1のとき s={(n-1)p+1}/n とおくと
(x_1^p)/(x_1^p +x_2+……+x_n) ≧ (x_1^s)/{(x_1)^s +……+ (x_n)^s}.
(略証)
1<s<p だから (x_2)^s +……+(x_n)^s ≧ (x_2……x_n)^(p-s)・(x_2+……+x_n) ≧ (1/x_1)^(p-s)・(x_2+……+x_n).
これに (x_1)^s を加えて整理する。(終)
>342,350
[11139]
X_n = {1^p +3^p +……+(2n-3)^p +(2n-1)^p} / {(2n+1)^p +(2n+3)^p +……+(4n-1)^p},
Y_n = 1 + 1/X_n = {1^p +3^p +……+(4n-3)^p +(4n-1)^p}/{1^p +3^p +……+(2n-3)^p +(2n-1)^p}
= (a_1 +a_2 +……+a_n)/(b_1 +b_2 +…… +b_n),
ここに a_k = (4k-3)^p +(4k-1)^p, b_k = (2k-1)^p とおいた。
a_k / b_k = (2^p)[(1-δ)^p +(1+δ)^p] = 2^(p+1)f(δ), δ=1/{2(2k-1)} →0 (k→∞).
p>1 または p<0 ⇒ f(δ)は下に凸の偶函数、 a_k/b_k は単調減少 → 2^(p+1)、
加比の理から Y_nも単調減少→2^(p+1)、X_nは単調増加。
0<p<1 ⇒ f(δ)は上に凸の偶函数、 a_k/b_k は単調増加 → 2^(p+1)、
加比の理から Y_nも単調増加→2^(p+1)、X_nは単調減少。
>365 を拡充しますた。
【補題】(Vasc-Petrov)
x_k>0, G^n = x_1・x_2……x_n ≧1 とする。
(i) p>1 ならば (x_1^p)/(x_1^p +x_2 +…… +x_n) ≧ (x_1^s)/{(x_1)^s +…… +(x_n)^s}.
ここに、s={(n-1)p+1}/n.
(ii) 1<q<n+1 ならば x_1/(x_1^q +x_2 +…… +x_n) ≦ (x_1^r)/{(x_1)^r +…… +(x_n)^r}.
ここに、r=1 -(q-1)/n.
(略証)
(i) 1<s<p だから 相加・相乗平均より
(x_2)^s +(x_3)^s +…… +(x_n)^s ≧ (n-1)(G^n /x_1)^(s/(n-1)).
に(1 -1/s)を掛ける。また、
(1 -1/s)・(G^n /x_1)^(s/(n-1)) + (1/s)(x_k)^s ≧ (G^n /x_1)^(p-s)・x_k (k=2,3,…,n)
辺々加えて
(x_2)^s +(x_3)^s +…… +(x_n)^s ≧ (G^n /x_1)^(p-s)・(x_2+……+x_n) ≧ (1/x_1)^(p-s)・(x_2+……+x_n).
これを (x_1)^s で割って 1をたす。
{(x_1)^s +(x_2)^s +…… +(x_n)^s}/(x_1)^s ≧ {(x_1)^p +x_2 +…… +x_n}/(x_1)^p.
(ii) 0<r<1 だから 相加・相乗平均より
(x_1)^q +(1-r)(x_2+x_3+……+x_n) ≧ {1+(n-1)(1-r)}x_1・G^{n(q-1)/((n-1)q+1)} ≧ {1+(n-1)(1-r)}x_1.
(1-r)x_1 + r・x_k ≧ (x_1)^(1-r)・(x_k)^r (k=2,3,…,n)
辺々加えて
(x_1)^q + x_2 +x_3 +…… +x_n ≧ x_1・{(x_2)^r +(x_3)^r +…… +(x_n)^r}/(x_1)^r. (終)
すげぇ Σ(゚д゚;)!
さすが神! そこに痺れる憧れるぅ〜
(問題) 0<r<1, S_k = Σ[n=1,∞) (n^k)(r^n)/(1-r^n) とおくとき
S_0 > r/(1-r),
S_1 > r/(1-r)^2,
S_2 > r(1+r)/(1-r)^3,
S_3 > r(1+4r+r^2)/(1-r)^4,
S_4 > r(1+11r+11r^2+r^3)/(1-r)^5,
S_5 > r(1+26r+66r^2+26r^3+r^4)/(1-r)^6.
を示してくださいです。
---------------------------------------------------
(例) r=exp(-2π) のときは
S_1 =(1/24)- 1/(3π) = 0.0018779308936928…,
S_3 = (1/80)(ω/π)^4 -1/240 = 0.0018990120511196…,
S_5 = 1/504 = 0.0001984126984126984…
らしいです。。。
ω =∫_[0,1] 2/√(1-x^4) dx = Γ(1/4)^2 /√(8π) = 2.6220575546888…
>360,363 を拡充しますた。
【補題】(L.Radzivilovsky)
G^n = x_1・x_2……x_n≧1, 1≦p≦(2n-1)/(n-1) のとき s={(n-1)p+1}/n とおくと
Σ' (x_1^p -x_1)/(x_1^p +x_2+……+x_n) ≧ 0
(略証) x_1 -1 の符号によらず
(x_1^p -x_1)/(x_1^p +x_2+……+x_n) ≧ (x_1^p -x_1)/{x_1^p +(x_2+……+x_n)x_1^(p-1)}
= {x_1 -x_1^(2-p)}/(x_1 +x_2 +……+x_n).
ところで s={(n-1)p+1}/n とおくと
(2-s)x_1 + ((p-1)/n)(x_2 +…+x_n) = (2-p)x_1 +(p-1)A ≧ (2-p)x_1 +(p-1)G
≧ x_1^(2-p)・G^(p-1) ≧ x_1^(2-p).
循環的に加えて、x_1 +x_2 +… +x_n ≧ x_1^(2-p) +x_2^(2-p) +… +x_n^(2-p). (終)
>370
S_5 = 1/504 = 0.001984126984126984…
(1) 非負実数 a, b, c が a+b+c=1 をみたすとき、
2 ≦ √{(1-a)/(1+a)} + √{(1-b)/(1+b)}+ √{(1-b)/(1+b)}+ ≦ 1 + 2/√3
(2) 正の実数 a, b, c, d が a+b+c+d=1 をみたすとき、
abcd/{(a+b+c)(b+c+d)(c+d+a)(d+a+b)} ≦ 16(abc+bcd+cda+dab)/81
(3) 非負実数 a, b, c に対して
a^3+b^3+c^3+3abc ≧ ab√(2a^2+2b^2) + bc√(2b^2+2c^2) + ca√(2c^2+2a^2)
(4) 非負実数 a, b, c に対して
(a^3+b^3+c^3+3abc)^2 ≧ 2(ab+bc+ca){ab(a^2+b^2) + bc(b^2+c^2) + ca(c^2+a^2)}
(5) 0 < a, b, c < 1、ab+bc+ca=1 に対して、a+b+c+abc のとりうる値の範囲をキボンヌ。
http://www.journals.cms.math.ca/CRUX/synopses/2004/n6/PDF/v30n6syn.pdf (1)は凸不等式だろうけど、エレガントなのはないでしょうか?
___
彡 / ≧ \ 彡 ビュゥ……
彡 |::: \ ./ | 彡
|:::: (● (●| 軽めのネタを仕入れてきました
ヽ::::......ワ...ノ
人つゝ 人,,
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
373 :
おまけ:2005/08/03(水) 08:15:59
(6) a, b, c≧0、x > 0 のとき、 x^a + x^b + x^c ≦ x^(a+b+c) +2
(7) a, b, c≧1 のとき、 2^(a+b+c+1) ≧ 2^(a+b) +2^(b+c) +2^(c+a) +4
( ゚∀゚) テヘッ
>>373 (6)の下限は、これでいいですか?
3・x^((a+b+c)/3) ≦ …
まず 「おまけ」 から
(6) 相加・相乗平均、
右側は x^a ≦ {a・x^(a+b+c) +b +c}/(a+b+c) を循環的にたす。
(7) a,b,c≧1 より
2^(a+b+c-1) ≧ 2^(a+b), 2^(b+c), 2^(c+a), 2^2.
辺々たす。
ぬるぽ
>>373 (6) 右側の別解
a, b, c≧0、x > 0 に対し、 x^a + x^b ≦ x^(a+b) + 1 … (☆) を示す。
x = 1 のとき、等号成立
x > 1 のとき、x^a, x^b≧1、x < 1 のとき、x^a, x^b≦1 でどちらの場合も
x^(a+b) + 1 - (x^a + x^b) = (1-x^a)(1-x^b) ≧ 0
(☆) を2回用いて示すべき不等式をゲット。 ( ゚∀゚) テヘッ
>372(5) [問.2971]
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
題意より、1-s+t-u = (1-a)(1-b)(1-c)>0, ∴ s+u<1+t=2.
a,b,cのいずれか→1 のとき上限 2.
I(a,b,c;k) = (a+b+c) +abc -k(ab+bc+ca-1) とおいて極値を求める。
∂I/∂a = 1 + bc - k(b+c), などより k=(3+t)/2s = 2/s,
a=b=c=1/√3 のとき最小値 10/(3√3).
使えそうで使えない不等式を、チラシの裏に書き留めておこう。
証明は、差を取って Lagrangeの恒等式を…。
(1+a^2+b^2)(1+c^2+d^2) ≧ (a-c)^2+(b-d)^2
>378
ラグランジュの恒等式
(x^2+a^2+b^2)(y^2+c^2+d^2) = (xy+ac+bd)^2 + {(ay-cx)^2 + (by-dx)^2 +(ad-bc)^2}
で x=y=1 とおく。
Lagrangeの恒等式って、n(≧5)文字でも成り立つんだろうか?
不等式の証明に使えそうで使えない (?) 等式
P=ax+by+cz, Q=ay+bz+cx, R=az+bx+cy のとき、
(a^3+b^3+c^3-3abc)(x^3+y^3+z^3-3xyz) = P^3+Q^3+R^3-3PQR
>380
{納i=1,n] (x_i)^2}{納j=1,n] (y_j)^2} = {納k=1,n] x_k・y_k }^2 + 納1≦i<j≦n] (x_i・y_j-x_j・y_i)^2.
>381
x^3+y^3+z^3-3xyz =
|x y z|
|z x y|
|y z x|
>>382-383 ddクス。
行列式とはエレガントですな。
昼間、置き換えたりしながらゴリゴリ展開して苦戦してたのが馬鹿だった…
>>377 最小値は、他の方法では出せないでしょうか?
1/a, 1/b 1/c を tanA, tanB, tanC (π/4 < A, B, C < π/2) とおくと
条件式は A+B+C=π となったけど、a+b+c+abc が簡単になりそうにな…
>>372 > (4) 非負実数 a, b, c に対して
> (a^3+b^3+c^3+3abc)^2 ≧ 2(ab+bc+ca){ab(a^2+b^2) + bc(b^2+c^2) + ca(c^2+a^2)}
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおいて
(左辺) = s^6-6s^4t+12s^3u+9s^2t^2-36stu+12s^3u
(右辺) = 2(s^2t^2-stu-2t^3)
(左辺)-(右辺) = s^6-6s^4t+12s^3u+7s^2t^2-34stu+12s^3u+4t^3
ここから、うまくでけん。 次が出てくるように括ればいいんだろうけど
s^2-3t≧0, st-9u≧0, 2s^3-7st+9u≧0, s^3-4st+9u≧0, t^2-3su≧0, …
>>387 間違ってた…
(左辺) = s^6-6s^4t+12s^3u+9s^2t^2-36stu+36u^2
(左辺)-(右辺) = s^6-6s^4t+12s^3u+7s^2t^2-34stu-4t^3+36u^2
(a^2 + b^2 + c^2)^2 ≧ 3(a^3b + b^3c + c^3a)
の証明が20%くらいできません! おねがいします!
初歩ですみません.次の不等式の導き方が分かりません.
Σ[i=1,n]|a_i| ≦ n^(1/2)(Σ[i=1,n](a_i)^2)^(1/2)
また,こういうものまで網羅している不等式の本てあるのでしょうか?
>>1 の参考文献の [1] には載ってないようでした.
>>390 コーシーシュワルツの不等式そのまんま。
つ 参考文献 [5] ほか高校の参考書を嫁
>>391 ありがとうございます.そのまんまでしたね.
>>390 >
>>1 の参考文献の [1] には載ってないようでした.
読んでいない証拠
夏休みの宿題は質問スレに行け
二度と来るな
>393
初めてなのに釣れたっ!
これからも私の宿題をお願いしますね、電卓さん!
まあ、工房がシュプリンガー読むわけないわね。
>>389 見た目は簡単なのに、その証明のなんと難しいことよ。
>>389 (a^2 + b^2 + c^2)^2 - 3(a^3b + b^3c + c^3a)
= a^2(a-b)(a-2b) + b^2(b-c)(b-2c) + c^2(c-a)(c-2a)
これが0以上であることを示せれば…。
とりあえず a≧b≧c≧0 として、Schurの不等式のときみたいに考えたけど、うまくいかない
不等式オタどもはお盆休みなのか?
>>35-36 ムーアヘッドの不等式がイマイチよく分かりません。
簡単な不等式の例で説明してもらえると嬉しいです。
>372(4), 387-388
>>38 の補題を使いますた。
>>1 の参考書[1]の定理80.
【補題】
F_n ≡ (a^n)(a-b)(a-c) + (b^n)(b-c)(b-a) +(c^n)(c-a)(c-b)
= (a^n)(a-b)^2 + (a^n -b^n +c^n)(a-b)(b-c) +(c^n)(b-c)^2 ≧0.
(略証) bがa,cの中間にあるとすると、 a^n -b^n +c^n ≧0, (a-b)(b-c)≧0. (終)
(左辺) = (s^3 -3st+6u)^2 = (s^3 -3st+6u)(F_1 +st-3u).
(左辺) -(右辺) = (s^3 -3st+6u)・F_1 -su・F_0 = F_4 + u・F_1 + R.
F_0 = s^2 -3t ≧0, F_1 = s^3 -4st +9u ≧0.
残りの項Rも同様にして
R ≡ ab(a^2 +b^2 -c^2)(a-b)^2 +bc(b^2 +c^2 -a^2)(b-c)^2 +ca(c^2 +a^2 -b^2)(c-a)^2
= X(a-b)(a-c) + Y(b-a)(b-c) +Z(c-a)(c-b)
= X(a-b)^2 + (X-Y+Z)(a-b)(b-c) +Z(b-c)^2 ≧0.
ここに X={(b+c)a^2 +(b-c)(b^2 -c^2)}a≧0, Y={(c+a)b^2 +(c-a)(c^2 -a^2)}b≧0, Z={(a+b)c^2 +(a-b)(a^2-b^2)}c≧0.
〔∵ bはa,cの中間にあるとすると X-Y+Z =2ac(a^2 -b^2 +c^2) ≧0, (a-b)(b-c)≧0.〕
>372(3)
(4)の右辺にコーシーを適用。
>>398 例えば 「数学ライブラリー教養篇 不等式入門 POD版」(
>>303) P.150 問1(1)
2(a^6) + 2(b^6) + 2(c^6)
≧ (a^4)(b^2) + (a^4)(c^2) + (b^4)(c^2) + (b^4)(a^2) + (c^4)(a^2) + (c^4)(b^2)
≧ (a^3)(b^2)c + (a^3)(c^2)b + (b^3)(c^2)a + (b^3)(a^2)c + (c^3)(a^2)b + (c^3)(b^2)a
≧ 6(a^2)(b^2)(c^2)
[p, q, r] = (a^p)(b^q)(c^r) + (a^p)(c^q)(b^r) + (b^p)(c^q)(a^r) + (b^p)(a^q)(c^r) + (c^p)(a^q)(b^r) + (c^p)(b^q)(a^r)
で表すと、(6, 0, 0) ゝ(4, 2, 0) ゝ(3, 2, 1) ゝ(2, 2, 2) だから、Muirhead の不等式から
[6, 0, 0] ≧ [4, 2, 0] ≧ [3, 2, 1] ≧ (2, 2, 2)
>>399 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
(4)の右辺にコーシー使ったら(3)になるなんて気づきませんでした ( ゚∀゚)!
>>38 F_n ≡ (a^n)(a-b)(a-c) + (b^n)(b-c)(b-a) +(c^n)(c-a)(c-b) ≧ 0 について。
〔Schurの不等式〕
任意の実数 r と、正の数 x, y, z に対して
F_r ≡ (a^r)(a-b)(a-c) + (b^r)(b-c)(b-a) +(c^r)(c-a)(c-b) ≧ 0
証明は、
>>1 の参考書[3]のPP.27-28。
>399
(左辺) -(右辺) = t・F_2 +(s^3 -3st+4u)・F_1 -su・F_0 = F_4 + u・F_1 + R.
>>399 それにしても凄いな!
いま計算を追っているけど、とても自分では思いつかないなぁ…
>389, 396-397
等号成立は [a,b,c]=[1,1,1] または [a,b,c]=[1, t, (1/t)(1-t)^2] のとき(4つ)
ただし、tは (t-2)^3 -7(t-2) -7=0 の根、0.307978528369905…, 0.643104132107791…, 5.04891733952231…。
>>404 グッジョブ!
等号成立条件に変なのが入っているので
(左辺)-(右辺) = A(a-b)^2+B(b-c)^2+C(c-a)^2 ≧ 0
になるとは限らないんでしょうね
('A`)
>389
a,b,cの基本対称式をs,t,uとする。
(左辺)-(右辺) = (a^2+b^2+c^2)^2 -3(a^3b+b^3c+c^3a)
= (s^2 -2t)^2 +3t^2 -3s(u+a^2b+b^2c+c^2a) ……(1)
これは対称式ぢゃないんですぅ…。そこで、
>404 のゼロ方向(3つ)は1次独立なので、それをX,Y,Z軸とする(斜交軸)。
a=pX+rY+qZ, b=qX+pY+rZ, c=rX+qY+pZ.
これを(1)に代入すると、うまく対称式になりますた。
(左辺)-(右辺) = (1/14){X^2(Y-Z)^2 +Y^2(Z-X)^2 +Z^2(X-Y)^2} ≧0.
等号成立は [X,Y,Z]= [1,1,1], [1,0,0], [0,1,0], [0,0,1] のとき.
ぬるぽ
>406
Q: (a,b,c) ⇔ 反変成分(X,Y,Z) の1次変換
a=pX+rY+qZ, b=qX+pY+rZ, c=rX+qY+pZ.
に出てくる p,q,r って何?
A:〔補足説明〕
・3軸の向き(ゼロ方位)を
X軸: [a,b,c]=[p,q,r]
Y軸: [a,b,c]=[r,p,q]
Z軸: [a,b,c]=[q,r,p]
としますた。
p=0.34929169541609…, q=0.10757434232607…, r=0.54313396225783…
( θ^3 -θ^2 +(2/7)θ -(1/49)=0 の3根.)
・基本対称式の関係
X,Y,Zの基本対称式をS,T,Uとすると s=S, t=(T+2S^2)/7, u+a^2b+b^2c+c^2a=(U+S^3)/7.
これを(1)に代入すると
(左辺)-(右辺) = (1/7)(T^2 -3SU) = (1/14){X^2(Y-Z)^2 +Y^2(Z-X)^2 +Z^2(X-Y)^2}.
・X,Y,Zは負のこともある。
>>406-406 まず >404 のゼロ方向や、3軸の向き(ゼロ方位)という言葉がよく分かりません。
つぎに [a,b,c]=[p,q,r] これは、何かの演算が等しいってことですか?
409 :
406:2005/08/24(水) 02:47:46
>408
ゼロ方向は、(1変数の)ゼロ点と同じ意味。
[a,b,c]はデカルト座標(3Dグラフを考えますた。)
[1,1,1]方向から見ると、X,Y,Z軸はc,a,b軸から33.6311315…°程ずれている。
これを一致させて対称性を回復する所が本題のミソ。
410 :
132人目の素数さん:2005/08/28(日) 00:49:39
保守あげ
★東大入試作問者になったつもりのスレ★ 第五問より
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/math/1116752400/l50 81 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2005/08/23(火) 15:59:35
> e^{e^(e-1)-e}<(e-1)^{e^e-e^(e-1)} を示せ。ただし、eは自然対数の底
131 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2005/08/28(日) 16:27:44
>
>>81ってホントに問題あってるの?計算機で計算したらすげー値に開きが
> あるんだけど。こんなに開いてるならスゲーラフな評価でできるとおもうんだけど。
> どっかまちがってんじゃね?
412 :
406:2005/08/30(火) 06:34:25
>389
こんどは直交軸だけで解いてみますた... 直交変換を次のようにおく。
a=p'X'+r'Y'+q'Z', b=q'X'+p'Y'+r'Z', c=r'X'+q'Y'+p'Z'
ここに、p'、q'、r'は θ'^3 -θ'^2 +(1+2√7)/(27√7) =0 の3根.{ [1,1,1]軸のまわりの回転 }
・基本対称式の関係
X',Y',Z' の基本対称式を S',T',U' とおくと、s=S', t=T'. また u+a^2・b+b^2・c+c^2・a については、
(X'^2・Y'+Y'^2・Z'+Z'^2・X') の係数 (p'^3+q'^3+r'^3 +6p'q'r') +(p'q'^2+q'r'^2+r'p'^2)と
(X'・Y'^2+Y'・Z'^2+Z'・X'^2) の係数 (p'^2q'+q'^2r'+r'^2p') +3(p'q'^2+q'r'^2+r'p'^2)
が等しいとおくと、4(p'^2q'+q'^2r'+r'^2p') + 5(p'q'^2+q'r'^2+r'p'^2) = (p'+q'+q')^3, 係数は (4-√7)/9.
p'q'r'+p'^2・q'+q'^2・r'+r'^2・p'= (1+2√7)/27, (p'^3+q'^3+r'^3 +3p'q'r') + 6(p'^2q'+q'^2r'+r'^2p') = (11+4√7)/9 より、
u+a^2・b+b^2・c+c^2・a = ((1+2√7)/27)(S'^3 -3S'T'+3U') -((4-√7)/9)(S'T'-3U') +(√7)U'
= ((1+2√7)/27)S'^3 -{(√7 -1)/3}S'T' +(√7)U' = (1/7)(U +S'^3).
これを(1)に代入すると
(左辺)-(右辺) = (S'^2 -2T')^2 +3T'^2 -(3/7)S'(U+S'^3)
= (1/7){(7T'-2S'^2)^2 -3S'U}
= (1/2)[X^2(Y'-Z')^2 +Y^2(Z'-X')^2 +Z^2(X'-Y')^2]≧0.
ここで、X=(X'-S/3)√7 +S/3, Y=(Y'-S/3)√7 +S/3, Z=(Z'-S/3)√7 +S/3.
U = XYZ = (7√7)U'-(7/3)(√7 -1)S'T' +{2(7√7-10)/27}S'^3.
>406 と同じことだが。
>>354 大数9月号に解説が載っていたので買っていた (グッジョブ?)
示すべき不等式を
(x^2+y^2+z^2)/(x^5+y^2+z^2) + (x^2+y^2+z^2)/(x^2+y^5+z^2) + (x^2+y^2+z^2)/(x^2+y^2+z^5) ≦ 3 … (1)
として、Cauchyの不等式を用いて
(x^2+y^2+z^2)/(x^5+y^2+z^2) ≦ (yz+y^2+z^2)/(x^2+y^2+z^2)
を示し、巡回させて和をとると
(1)の左辺 ≦ 2 + (xy+yz+zx)/(x^2+y^2+z^2) ≦ 3
----------------------------------------------------------------------
より強い不等式が載っていた。証明は同様にするらしいけど… ('A`) お願いします。
正の実数x,y,z が xyz≧1 をみたすとき、
(x^5)/(x^5+y^2+z^2) + (y^5)/(x^2+y^5+z^2) + (z^5)/(x^2+y^2+z^5) ≧ 1 ≧ (x^2)/(x^5+y^2+z^2) + (y^2)/(x^2+y^5+z^2) + (z^2)/(x^2+y^2+z^5)
( ゚∀゚) テヘッ
Σ(゚Д゚) ハッ!
416 :
132人目の素数さん:2005/09/06(火) 12:00:05
ager
「数学オリンピック2」 スレより
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1121775239/134 > 134 名前:sage[] 投稿日:2005/09/08(木) 12:00:58
>
> 微積分不等式
>
> x0, 1, x2, …,xn を x0 + x1 + x2 + … + xn = 1 を満たす正の実数とする.次の不等式を示せ.
>
> ( i = 1, 2, …,n ) xi / ( ( √ ( 1 + x0 + x1 + … + x_{i-1} ) ( √ ( xi + … + xn ) ) < π / 2
>
> 解答
>
> ( i = 1, 2, …,n ) xi / ( ( √ ( 1 + x0 + x1 + … + x_{i-1} ) ( √ ( xi + … + xn ) )
> < ∫( 0 , 1 ) dt / ( √ ( 1 - t^2 ) )
> = π / 2
>417
(i=0,1,…,n) ぢゃないか?
解答
x_0 + x_1 + … + x_{i-1} = sin(θ_i) とおくと、0 = θ_0 < θ_1 < … < θ_n < θ_(n+1) = π/2.
(左辺) = 納i=0,n] {sin(θ_(i+1)) - sin(θ_i)} / cos(θ_i).
ところで、{sin(A+)-sinA}/cosA = sin - (1-cos)tanA < sin < .
(左辺) < 納i=0,n] {θ_(i+1)) -θ_i} = θ_(n+1) - θ_0 = π/2.
ぬるぽ
>>419 Σ[i=1 to m]ti=1、ti≧0、p+q=1、p,q>0とする。x^p,x^qは凸関数なので、
0≦(Σ(1/m)(ti)^p)≦(Σti/m)^p=m^(-p)
0≦(Σ(1/m)(ti)^q)≦(Σti/m)^q=m^(-q)
よって、
(Σ(1/m)(ti)^p)(Σ(1/m)(ti)^q)≦m^(-p-q)=1/m
(Σ(ti)^p)(Σ(ti)^q)≦m
等号はti=1/mのとき成立。
ti=ai^(k+l)/Σai^(k+l)、p=k/(k+l)、q=l/(k+l)とおいて示せる。
チェビシェフそのものって感じもするが
>>422 たしカニ
* +
(V)∧_∧(V)
+ ヽ(゚∀゚)ノ サイタマサイタマ +
+ / / +
ノ ̄ゝ *
+ +
*
. + (V)∧_∧(V)
+ ヽ( )ノ サイタマサイタマ
. * / / +
+ .......... ノ ̄ゝ +
>>423 Jensenで瞬殺かと思ったけど…、あまいあまいッ! あまいわッ!
たしか初参加
>>427 AM-GMを繰り返し使って
(a^2)/\sqrt{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/\sqrt{(1+b^3)(1+c^3)} + (c^2)/\sqrt{(1+c^3)(1+a^3)
≧ 3( a^2b^2c^2 / {(1+a^3)(1+b^3)(1+c^3)} )^(1/3)
≧ 36 / {(1+a^3) + (1+b^3) + (1+c^3)}
≧ 36 / (3+3abc)
= 4/3
等号は a=b=c=2
>423
[313]
In 1965 the Romanian mathematician T.Popoviciu proved the following inequality
f(x) + f(y) + f(z) +3f((x+y+z)/3) ≧ 2f((x+y)/2) + 2f((y+z)/2) + 2f((z+x)/2),
where f is a convex function on an interval I and x,y,z∈I.
(略証) yはxとzの間(端点も含む)にあるとしてよい。このとき M = (x+y+z)/3 もxとzの間にある。
(M-x)/(z-M) = t とおくと 1/2≦t≦2.
(i) yがxとM の間にあるとき、1/2≦t≦1.
f(x) + f(y) ≧ 2f((x+y)/2), tf(z) + (2-t)f(M) ≧ 2f((y+z)/2), (1-t)f(z) + (1+t)f(M) ≧ 2f((z+x)/2).
辺々たす。
(ii) yがMとzの間にあるとき、1≦t≦2.
(1/t)f(x) + (2 -1/t)f(M) ≧ 2f((x+y)/2), f(y) + f(z) ≧ 2f((y+z)/2), (1 -1/t)f(x) + (1 +1/t)f(M) ≧ 2f((z+x)/2).
辺々たす。
>426
[3073] Let x,y,z be positive real numbers. Prove that
1/(x+y+z+1) -1/[(x+1)(y+1)(z+1)] ≦ 1/8.
and determine when there is equality.
(x+y+z)/3=A とおく。相加相乗平均より (x+1)(y+1)(z+1) ≦ (A+1)^3, 等号成立はx=y=zのとき.
(左辺) = 1/(x+y+z+1) - 1/[(x+1)(y+1)(z+1)] ≦ 1/(3A+1) -1/(A+1)^3 = (A^2)(A+3)/[(3A+1)(A+1)^3]
= 1/8 - (A-1)^2(3A^2 +8A+1)/[8(3A+1)(A+1)^3] ≦ 1/8.
等号成立は x=y=z=1 のとき。
>>428 > AM-GMを繰り返し使って
> ≧ 36 / {(1+a^3) + (1+b^3) + (1+c^3)}
> ≧ 36 / (3+3abc)
不等号の向きが逆になるのでは?
言葉をつつしみ給え! 君達はラピュタ王の前にいるのだぞ!
/ヘ;;;;;
';=r=‐リ | |
ヽ二/ | | ガッ
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_/し' //. V`Д´)/ ←
>>431 (_フ彡 /
ハズカシス
435 :
132人目の素数さん:2005/09/19(月) 09:37:36
1≦a,b,c,d,e≦2のとき、
25≦(a+b+c+d+e)(1/a+1/b+1/c+1/d+1/e)≦28を示せ。
>436
L=1/4, N=(n^2)/4 の方だけ...
0 ≦ Σ(q-a_k)(a_k-p)/a_k = Σ(p+q-a_k-pq/a_k) = n(p+q-A-pq/H).
∴ A + pq/H ≦ p+q.
∴ A/H ≦ (A +pq/H)^2 /(4pq) ≦ (p+q)^2/(4pq) = 1 +(1/4)(p/q +q/p -2).
>>430 もし最大値が 1/8 と分かっていなかった場合は、どうするのでしょうか?
微分以外で…。
LMO 2002 らしい
正の数 a、b、c、x、y、z が a+x = b+y = c+z = 1 をみたすとき、
(abc+xyz){ 1/(ay) + 1/(bz) + 1/(cx) } ≧ 3
( ゚∀゚) 分からんぽよ。
>>439 こうかな?
s=1/√x、t=1/√y、u=1/√zとして1/(ay)+1/(bz)+1/(cx)=s/(a/s)+t/(b/t)+u/(c/u)。
y=1/xに関する凸不等式より
(s/(s+t+u))(a/s)+(t/(s+t+u))(b/t)+(u/(s+t+u))(c/u))≧1/((ax+b+c)/(s+t+u))=(s+t+u)/(a+b+c)。
∴1/(ay)+1/(bz)+1/(cx)≧(1/√x+1/√y+1/√z)^2/(a+b+c)。
∴(1/(ay)+1/(bz)+1/(cx))(a+b+c)≧(1/√x+1/√y+1/√z)^2―(1)。
同様にして
∴(1/(ay)+1/(bz)+1/(cx))(x+y+z)≧(1/√a+1/√b+1/√c)^2―(2)。
(1)+(2)より
3(1/(ay)+1/(bz)+1/(cx))
≧(1/√a+1/√b+1/√c)^2+(1/√x+1/√y+1/√z)^2
≧(3/(√(abc))^(1/3))^2+(3/(√(xyz))^(1/3))^2
=9/(abc)^(1/3)+9/(xyz)^(1/3)
≧18/(abcxyz)^(1/6)。
∴(1/3)(1/(ay)+1/(bz)+1/(cx))≧2/(abcxyz)^(1/6)―(3)。
一方で
1/(abc+xyz)≦(1/2)/√(abcxyz)―(4)。
ここで1/2=(a+x)/2≧√(ax)、1/2=(b+y)/2≧√(by)、1/2=(c+z)/2≧√czであるから
abcxyz≦1/64。∴2/(abcxyz)^(1/6)≧(1/2)/√(abcxyz)―(5)。
(3),(4),(5)より
(1/3)(1/(ay)+1/(bz)+1/(cx))≧1/(abc+xyz)。
∴(abc+xyz){ 1/(ay) + 1/(bz) + 1/(cx) } ≧ 3
441 :
440:2005/09/22(木) 07:24:02
しまった。(5)の不等号逆だ・・・orz 吊って来る。
>439
こうかな?
a+x-1=ξ, b+y-1=η, c+z-1=ζ とおく。
abc = a(1-y+η)c, xyz = (1-a+ξ)yz より,
(abc + xyz)(1/ay) = c/y -c +(c/y)η + z/a -z +(z/a)ξ = c/y +z/a -1 -ζ +(c/y)η +(z/a)ξ.
循環的にたすと、
(左辺) = (c/y + y/c) + (a/z + z/a) + (b/y + y/b) -3 +
= 3 + (y-c)^2 /cy + (z-a)^2 /az + (y-b)^2 /by +
≧ 3 + .
ここに、 = (z/a -b/x -1)ξ +(x/b -c/y -1)η +(y/c -a/z -1)ζ.
題意より, ξ=η=ζ=0, ∴ =0, ∴ (左辺) ≧ 3.
ぬるぽ
443 :
442:2005/09/23(金) 14:52:08
しまった。xがyに変わってる…orz 釣って来る。
(左辺) = (c/y + y/c) + (a/z + z/a) + (b/x + x/b) -3 +
= 3 + (y-c)^2 /cy + (z-a)^2 /az + (x-b)^2 /bx +
≧ 3 + .
>444
abc + (1-a)(1-b)(1-c) = (1-b)(1-c) + ca + ab-a.
これを使って次の式を得る。
[abc + (1-a)(1-b)(1-c)] * 1/(a(1-b)) = (1-c)/a +c/(1-b) -1.
循環的にたす。
LHS = {(1-c)/a + a/(1-c)} + {(1-a)/b + b/(1-a)} + {(1-b)/c +c/(1-b)} -3.
Apply now AM-GM for these 6 numbers.
みなさん、乙です。
シンプルなのに難しいですね。 ハァハァ…
447 :
429:2005/10/02(日) 03:38:33
>>423 [429]の改良
(略証) yはxとzの間(端点も含む)にあるとしてよい。 このとき M = (x+y+z)/3 もxとzの間にある。
(i) yがxとM の間にあるとき、 x, y, M, (z+x)/2, (y+z)/2, z の順。
∴ 線分(M、f(M))−(z,f(z))は 線分((z+x)/2,f(…))−((y+z)/2,f(…)) より上にある。
∴ f(z) + 3f(M) ≧ 2f((y+z)/2) + 2f((z+x)/2).
一方、f(x) + f(y) ≧ 2f((x+y)/2).
辺々たす。
(ii) yがMとzの間にあるとき、 x, (x+y)/2, (z+x)/2, M, y, z の順。
∴ 線分(x、f(x))−(M,f(M))は 線分(x+y)/2,f(…))−((z+x)/2,f(…)) より上にある。
∴ f(x) + 3f(M) ≧ 2f((x+y)/2) + 2f((z+x)/2).
一方、 f(y) + f(z) ≧ 2f((y+z)/2).
辺々たす。 (終)
>>448 なるへそ! グッジョフビ!
問題の式が複雑なので、どこから手をつけていいか分かりませんでした。
>450
406. Let a,b,c be natural numbers such that the expression
(a+1)/b + (b+1)/c + (c+1)/a
is also equal to a natural number. Prove that the greatest common diviser of a,b and c, gdc(a,b,c),
does not exceed (ab+bc+ca)^(1/3), i.e.,
gdc(a,b,c) ≦ (ab+bc+ca)^(1/3).
[略解]
(与式) = k とおいて通分すると、ca(a+1) + ab(b+1) +bc(c+1) = k・abc.
ab + bc + ca = k・abc -ca^2 -ab^2 -bc^2 = (a,b,cの3次の整式).
gcd(a,b,c)=d とし、a=da', b=db', c=dc' とおくと
a'b'+ b'c'+ c'a' = (a',b',c'の3次の整式)d ≧ d.
ab + bc + ca ≧ d^3.
(ab + bc + ca)^(1/3) ≧ d.
東大スレより
462 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2005/10/08(土) 19:39:30
logf(x)=logx /x(x>0)とする。
(1)f(x)の増減表を書け。
(2)99^100と100^99の大小を比較せよ。
465 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2005/10/09(日) 01:34:05
>462 (2)
C[n,k] = n(n-1)…(n-k+1)/(k!) < (n^k)/(k!) なので、二項定理より、
(1 +1/n)^n = 納k=0,n] C[n,k] (1/n)^k < 納k=0,n] 1/(k!) < e.
(n+1)^n / {n^(n+1)} = (1/n)(1+1/n)^n < (1/n)e <1. (n≧3)
∴ n^(n+1) < n^(n+1).
非負実数 s(1),s(2),...,s(2004) が
s(1)+s(2)+...+s(2004)=2,
s(1)s(2)+s(2)s(3)+...+s(2003)s(2004)+s(2004)s(1)=1
を満たすとき、s(1)^2+s(2)^2+...+s(2004)^2 の最大値、最小値を求めよ。
x,y∈[0,π/2]のとき
sin√(xy) ≧ √(sin(x)sin(y))
を示せ。
>454
最大値は s(1)^2+s(2)^2+・・・+s(n)^2 ≦ {s(1)+s(2)+・・・+s(n)}^2 -2{s(1)s(2)+s(2)s(3)+...+s(n-1)s(n)+s(n)s(1)} =2^2 -2 =2.
s↑=(1,1,0,・・・,0) のとき。
最小値は 3/2, s↑=(1/2,1,1/2,0,・・・,0)のとき、かな??
>455
x∈(0,π/2) では 0 < sin(x) < x < tan(x).
f(x)≡log{sin(x)/x} とおく。
f '(x) = 1/tan(x) -1/x <0 (単調減少)より、f(√(xy)) > f((x+y)/2).
f "(x) = -1/sin(x)^2 +1/x^2 < 0 (上に凸)より、f((x+y)/2) > {f(x)+f(y)}/2.
辺々たすと f(√(xy)) > {f(x)+f(y)}/2, かな??
>458
g(t)≡log(sin(e^t)) とおく。
g '(t) = (e^t)/tan(e^t), g "(t) = -(2e^t -sin(2e^t))(e^t)/{1-cos(2e^t)} <0 (上に凸)
∴ g(log√(xy)) > {g(log(x)) + g(log(y)) }/2
>460
{sqrt(x/2)+sqrt(y/2)}^2 + {sqrt(x/2)-sqrt(y/2)}^2 = x+y から。
>460 の所にありますた。
〔A.380〕
単位正方形の内部に凸n角形Kがある。
この多角形の3つの頂点を、それらが 80/(n^3)より小さい面積の三角形をなすように、
選べることを示してくださいです。。。
〔A.380〕
The convex n-sided polygon K lies in the interior of a unit square.
Show that it is possible to select three vertices of the polygon
that form a triangle of smaller area than 80/(n^3) units.
>460
v↑=(sqrt(x),sqrt(y)), e↑=(sqrt(1/2),sqrt(1/2)) とおくと、
v↑・e↑ ≦ |v↑|.
(;´Д`)'`ァ'`ァ
たまらんね。
不等式に萌える自分は異常かもしれない…、だがやめられん。
>>462 これは、一辺が1の正方形内に凸n角形が入っていれば、
それがどんな凸n角形であろうとも、うまく3点を選べば、
80/(n^3)より小さい面積の三角形をなすことを示せということですよね?
むじゅ…
>466
a≧1 のとき a^b≧1, b^a>0 より成立。 b≧1 のときも同様。
残るは 0<a,b<1 のときである。
ベルヌーイの不等式で 1+x=1/b とおくと
(1/b)^a < 1 + a(1/b-1) = (a+b-ab)/b.
∴ b^a > b/(a+b-ab),
同様に a^b > a/(a+b-ab).
辺々たして a^b + b^a > (a+b)/(a+b-ab) >1. (終)
〔ベルヌーイの不等式〕
(1+x)^a < 1+ax if 0<a<1, x>-1.
http://mathworld.wolfram.com/BernoulliInequality.html
>468
【Prob.239】
鋭角三角形 ABC について、次を示せ。
cos{(A-B)/2} + cos{(B-C)/2} + cos{(C-A)/2} ≦ ((√2)/2){(a+b)/√(a^2+b^2) + (b+c)/√(b^2+c^2) + (c+a)/√(c^2+a^2)}.
>468-469
(Prob.239)
倍角公式, cos(C)>0 (C<π/2), 第二余弦定理より
{2(a^2 +b^2)}sin(C/2)^2 = (a^2 +b^2){1-cos(C)} ≦ a^2 +b^2 -2ab・cos(C) = c^2.
∴ sin(C/2) ≦ c/√{2(a^2+b^2)}.
これと補題から
cos((A-B)/2) ≦ (a+b)/√{2(a^2+b^2)} ≦ 1, 等号は a=b, A=B のとき. (終)
【補題】
△ABC に対し cos((A-B)/2) = {(a+b)/c}sin(C/2), など.
(略証)
∠C の2等分線とABの交点をD, CからABに下ろした垂線を CH とすると、∠DCH = |A-B|/2.
△ABC = (1/2)CH・c = (1/2)CD{c・cos[(A-B)/2]}.
△BCD = (1/2)CD{a・sin(C/2)}.
△ACD = (1/2)CD{b・sin(C/2)}.
これを △ABC = △ABD + △ACD に代入する。(終)
※ a>0,b>0 のとき、2(a^2+b^2) ≧ (a+b)^2 ≧ 4ab, 等号は a=b のとき.
(Prob.232)
線分AD上に2点B,Cがある。
AB=CD ならば 任意の点Pに対して PA+PD ≧ PB+PC.
>>472 P が線分 AD 上にある場合や、P が線分 AD の延長線上にある
場合には、題意は明らか。よって以下、そうでない場合を考える。
B (または C)が線分 AD の端点と一致する場合は題意は自明。
よって以下、そうでない場合を考える。
はじめに、B と C が一致しない場合を考える。
示すべき式の形から、4 点 A B C D は、この順に並んでいるとして
さしつかえない。このとき、AD の中点を M とすれば、5 点 A B M C D
はこの順に一直線に並んでいて、また M に関して対称である。
Mに関してPと対称な点をQとすると、対称性から PD = QA、
また PC = QB。したがって我々は 「PA + AQ ≧ PB + BQ」を
示せば十分である。
仮定から、点 B は三角形 APQ の内部にある。したがって、直線
PB を B の側に延長すれば、その延長線は三角形 APQ の周と
共有点をもつ。その点を R として、R が三角形のどの辺上にあるか
考えるが、直線 PR すなわち直線 PB は辺 PA および辺 PQ の
いずれとも一致しないから、R はこれら二辺の辺上にはなく、
したがって R は辺 AQ 上の点である。
三角形 PAR および三角形 BRQ で三角不等式からそれぞれ
PA + AR ≧ PR、BR + RQ ≧ BQ がいえていることに注意すると
PA + AQ = PA + AR + RQ
≧ PR + RQ
≧ PB + BR + RQ = PB + BQ
これが示すべきことであった。B と C が一致する場合も同様である。
>473
グッジョブ!
直線ADに関してPと対称な点Rをとって
凸多角形F ⊂ 閉曲線G ⇒ (Fの周長) < (Gの周長)
でもいいらしい。
凸多面体S ⊂ 閉曲面T ⇒ (Sの表面積) < (Tの表面積)
ハァハァ
475 :
132人目の素数さん:2005/11/27(日) 21:06:17
?
>>58 問題D(7)
これでどうだ? おらっ!
Σ[k=0 to ∞](C[2k,k]/{(2k+1)*16^k})Σ[j=0 to k](-1)^jC[2k+1,k+j+1](2j+1)^(2p+1) = ?
( ⌒ )
l | /
∧_∧
⊂(*・∀・) ん〜これか? ほしいんだろ、これが!
/ ノ∪
し―-J |l| |
人ペシッ!!
__
\ \
 ̄ ̄
自然数 m, n に対して、(m+n) !/(m+n)^(m+n) < (m!/m^m)・(n!/n^n) を示せ。
おれの解析の参考書(野本久夫著、「解析入門」、サイエンス社)にのってる式
(√n)n^n<e^n・n!/√(2π)<(√n)n^n(1+1/4n) (n≧2)
をつかわせてもろたら簡単なんだけどな・・・この式証明まんどくせー
>477
a>0,b>0 のとき
{(m+n)!/(m!n!)}(a^m)(b^n) = C[m+n,m](a^m)(b^n) < (a+b)^(m+n).
ここで a:b=m:n と桶。
(参考書)
ハイゼンベルグ:「部分と全体 −私の生涯の偉大な出会いと対話−」みすず書房
Werner Heisenberg: "Der Teil und das Ganze −Gesprache im Umkreis der Atomphysik−"
>>479 >>480 ___
./ ≧ \
|:::: \ ./ | グッジョブ!
|::::: (● (● | 明日、図書館に行ってみます
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
>483
[問418]
(a) Show that, for each pair m,n of positive integers, Min{m^(1/n), n^(1/m)} ≦ 3^(1/2).
(b) Show that, for each positive integer n, (1+1/√n)^2 ≧ n^(1/n) ≧1.
(c) Determine an integer N for which n≧N ⇒ n^(1/n) ≦ 1.00002005。 Justify your answer.
[問420]
Two circles intersect at A and B. Let P be a point on one of the circles.
Suppose that PA meets the second circle again at C and PB meets the second circle again at D.
For what position of P, is the length of the segment CD maximum ?
なんか、Pを動かしてもCDの長さは変わらない気がするんだけど
>483-484
[問418]
(a) 1<m<n としてもよい。Min = m^(1/n) ≦ (n-1)^(1/n).
f(x) = (1/x)log(x-1) とおくと、f '(x) = {1 +1/(x-1) -log(x-1)}/(x^2) = g(x)/(x^2), g(x) は単調減少。
x≦4 のとき g(x) ≧ g(4) = (4/3)-log(3) = 0.23472104・・・ >0, f '(x) >0, f(x) ≦ f(4) = (1/4)log(3).
x≧5 のとき g(x) ≦ g(5) = (5/4)-log(4) = -0.13629436・・・ <0, f '(x) <0, f(x) ≦ f(5) = (1/5)log(4).
n≦4 のとき (n-1)^(1/n) ≦ 3^(1/4) = 1.31607401・・・
n≧5 のとき (n-1)^(1/n) ≦ 4^(1/5) = 1.31950791・・・
∴ Min = m^(1/n) ≦ (n-1)^(1/n) ≦ 4^(1/5) = 1.31950791077289・・・
(b) n=1 の場合は明らかゆえ、n>1 とする。 1+x ≦ exp(x) より、
1 +1/√n = 1/[1 -1/(1+√n)] > exp(1/(1+√n)) = {exp(-1+√n)}^(1/(n-1)) > (√n)^(1/(n-1)) = n^{1/(2(n-1))}.
∴ (1+1/√n)^2 > n^(1/(n-1)) > n^(1/n) >1.
(c) 1+1/√n < √1.00002005, 1/√n < 1.002494975・・・×10^(-5), n ≧ 0.9950286628×10^10 =N.
>487
[解421]
(a) ∠A, ∠B, ∠D ≦π としてよい。∠A の内部の点Eを、△ABE と △ACD が等角になるようにとる。
△ABE ∽ △ACD ・・・・・ (1)
だから、AB:AC = AE:AD そして ∠BAC = ∠EAD. ゆえに二辺夾角の相似定理により
△AED ∽ △ABC ・・・・・ (2)
(1)から AB・CD = AC・BE, (2)から AD・BC = AC・ED を得る。
辺々加えて、AB・CD + AD・BC = AC・(BE+ED) ≧ AC・BD.
小平邦彦: 「幾何のおもしろさ」 数学入門シリーズ 7, 岩波書店 (1985), 定理111, p.252-254
矢野健太郎: 「幾何の有名な定理」 数学ワンポイント双書36, 共立出版 (1981), p.47-48
(a) 複素数平面を考え、A,B,C,D に対応する複素数を a,b,c,d とする。
(b-a)(d-c) + (d-a)(c-b) ≡ (c-a)(d-b). (← ヤコビの恒等式)
∴ |b-a|・|d-c| + |d-a|・|c-b| ≧ |c-a|・|d-b|.
栗田 稔: 「数学100の定理」 数セミ増刊, p.16 (1983)
(b) AC,BDに平行な平面Π上に射影する。 右辺は減少し、左辺は元のまま。
>>488 (a) 幾何学的証明と複素数を用いた証明は、どちらも
>>1[3] PP.23-24 にも載ってまつ。
(b) なるほど! その手があったか! さっぱり気づかなかったです。
これは既出ですか?
( ゚∀゚)つ 正の数 a、b、c に対して (a/b + b/c + c/a)^2 ≧ (a+b+c)(1/a + 1/b +1/c)
491 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2005/12/05(月) 07:49:56
talk:
>>490 c=1としても一般性を失わない。
(a/b+b+1/a)^2-(a+b+1)(1/a+1/b+1)
=((a^2+ab^2+b)^2-ab(a+b+1)(ab+a+b))/(ab)^2,
(a^2+ab^2+b)^2-ab(a+b+1)(ab+a+b)
=a^2b^4+a^4+b^2+2a^3b^2+2a^2b+2ab^3-ab(a^2b+a^2+ab+ab^2+ab+b^2+ab+a+b)
=a^2b^4+a^4+b^2+2a^3b^2+2a^2b+2ab^3-a^3b^2-a^3b-a^2b^3-ab^3-3a^2b^2-a^2b-ab^2
=a^2b^4+a^4+b^2+a^3b^2+a^2b+ab^3-a^3b-a^2b^3-3a^2b^2-ab^2
新しい問題。
a,bが正の数のとき、a^2b^4+a^4+b^2+a^3b^2+a^2b+ab^3-a^3b-a^2b^3-3a^2b^2-ab^2≥0を証明せよ。
talk:
>>491 c=1などとして対称性を失わない。
(a/b+b/c+c/a)^2-(a+b+c)(1/a+1/b+1/c)
=((ca^2+ab^2+bc^2)^2-abc(a+b+c)(ab+bc+ca))/(abc)^2,
(ca^2+ab^2+bc^2)^2-abc(a+b+c)(ab+bc+ca)
=c^2a^4+a^2b^4+b^2c^4+2(a^3b^2c+ab^3c^2+a^2bc^3)
-abc(a^2b+b^2c+c^2a+ab^2+bc^2+ca^2+3abc)
=c^2a^4+a^2b^4+b^2c^4+(a^3b^2c+ab^3c^2+a^2bc^3)-abc(ab^2+bc^2+ca^2+3abc)
=c^2a(a^3+b^3-b^2a-ab^2)+a^2b(b^3+c^3-b^2c-bc^2)+b^2c(c^3+a^3-c^2a-ca^2)
=c^2a{(a+b)(a^2-ab+b^2)-ab(a+b)}+a^2b{(b+c)(b^2-bc+c^2)-bc(b+c)}+b^2c{(c+a)(c^2-ca+a^2)-ca(c+a)}
=c^2a(a+b)(a-b)^2+a^2b(b+c)(b-c)^2+b^c(c+a)(c-a)^2
≧0
493 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2005/12/05(月) 15:59:25
talk:
>>492 c=1などとしないほうが分かりやすかったのか。
>476
>>58 問題D(7)
1/C[n-1,k] + 1/C[n-1,k+1] = n/{(n-1)C[n-2,k]} を使いますた。
与式の左辺を S_n とおくと、
S_n = (1/n)Σ[k=0,n-1] 1/C[n-1,k]
= (1/2n){納k=0,n-2] 1/C[n-1,k] + 納k=1,n-1] 1/C[n-1,k] + 2}
= (1/2n)納k=0,n-2] { 1/C[n-1,k] + 1/C[n-1,k+1] } + 1/n
= (1/2n)納k=0,n-2] n/{(n-1)C[n-2,k]} +1/n
= {1/2(n-1)}{納k=0,n-2] 1/C[n-2,k]} + 1/n
= (1/2)S_(n-1) + 1/n.
∴ (2^n)S_n = {2^(n-1)}S_(n-1) + (2^n)/n = ・・・・・・ = 納k=1,n] (2^k)/k.
∴ S_n = 納k=1,n] 2^(k-n)/k = (右辺).
ぬるぽ
>490
a,b,c>0 に対して (a/b + b/c + c/a)^2 ≧ (a + b + c)(1/a + 1/b + 1/c) ≧ 9.
(略証) b/c=x, c/a=y, a/b=z とおくと xyz=1. 与式の各辺は
(x^2 +2/x) + (y^2 +2/y) + (z^2 +2/z), (x+1 +1/x) + (y+1 +1/y) + (z+1 +1/z), 3 + 3 + 3.
のように分けられるので、
x>0 のとき、 x^2 +2/x ≧ x+1 +1/x ≧ 3.
に還元される。これは
(x^2 +2/x) -(x+1 +1/x) = (1/x)(x+1)(x-1)^2 ≧0,
(x+1 +1/x) - 3 = (1/x)(x-1)^2 ≧0.
により成立。 等号は x=y=z=1, a=b=c のとき。
ぬるぽ
【類題】
(a + b + c)(1/a + 1/b + 1/c) ≧ 9 + 3[(1- a/b)(1- b/c)(1- c/a)]^(2/3) ≧ 9.
[前スレ.704](8), 解答は [前スレ.808]
>496
@ 三角形の3辺を切る円は、内接円を含むから、半径>r.
A 各辺の中点A',B',C'を通る円(つまり△A'B'C'の外接円)の半径は, Rの1/2.
@Aより、R≧2r.
なお、n次元では R≧nr らしい。(清水多門氏)
参考書[3]の p.7〜8 例題4.
___
>>496 |┃三 ./ ≧ \ 懐かしい。
|┃ |:::: \ ./ | これは球殻不等式ですね。
|┃ ≡|::::: (● (● |
____.|ミ\_ヽ::::... .ワ......ノ せっかくなので、毒電波入りの別証を…。
|┃=__ \ ハァハァ
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
------------------------------------------------------------------------------
やっときましたね。おめでとう。
△ABCの面積 S = (1/2)ab・sinC に正弦定理を用いて、R = abc/(4S)
△ABCの半周長を s = (a+b+c)/2 とおくと、S = rs
これより、示すべき不等式は abc ≧ 8S^2/s
なに かんがえてんだ!
右辺にヘロンの公式 S^2 = s(s-a)(s-b)(s-b) を用いると、上式は abc ≧ 8(s-a)(s-b)(s-c)
どういうことだ?
ここで x = s-a、y = s-b、z = s-c とおくと、結局、示すべき不等式は、
x、y、z > 0 の条件下で、(x+y)(y+z)(z+x) ≧ 8xyz となる。
そこで そうかそうじょうへいきんか!
そう!そのとおり!! わたしは ふとうしきを うちたおす ヒーローが ほしかったのです!
なにもかも あんたが かいた すじがきだったわけだ。
なかなか りかいが はやい。 (以下略)
神のガイドライン
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1131772534/l50
ワロス
三百三十三日三時間三十三分三十三秒。
>>494 ついでに、こやつめも殺っちゃってください。
( ゚∀゚)つ Σ[n=4 to ∞] Σ[k=2 to n-2] 1/C[n,k] = 3/2
502 :
466:2005/12/17(土) 18:32:18
( ⌒ )
l | /
∧_∧
⊂(*・∀・) これは、まだ解いてないですよね?
/ ノ∪
し―-J |l| |
人ペシッ!!
__
\ \
 ̄ ̄
正の数 a、b、c が a+b+c+abc=4 をみたすとき、次を示せ。
a/sqrt(b+c) + b/sqrt(c+a) + c/sqrt(a+b) ≧ (a+b+c)/sqrt(2)
>503
元スレの解答は...
log(1+y) < y.
2^x > e・log(2)x > x/log(2) より 2^(2^x) > e^x.
log{2^(2^x)+1} = (2^x)log(2) + log{1 + 1/[2^(2^x)]} < (2^x)log(2) + 1/[2^(2^x)] < (2^x)log(2) + e^(-x).
∫[0,n] (2^x)log(2) dx < (左辺) < ∫[0,n] { (2^x)log(2) + e^(-x) }dx
∴ [ 2^x ](x:0→n) < (左辺) < [ 2^x - e^(-x) ](x:0→n)
∴ 2^n -1 < (左辺) < 2^n -e^(-n) < 2^n.
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1134000000/159
>501
先にnの和を取る。
1/C[n,k] = k!/{n(n-1)…(n-k+1)}
= {1/(k-1)}{ k!/[(n-1)(n-2)…(n-k+1)] - k!/[n(n-1)…(n-k+2)] }
= {k/(k-1)}{ 1/C[n-1,k-1] - 1/C[n,k-1] }. より
納n=k+2,∞) 1/C[n,k] = k/{C[k+1,k-1](k-1)} = k/{C[k+1,2](k-1)} = 2/{(k+1)(k-1)} = 1/(k-1) - 1/(k+1).
そこで kの和をとると、
納k=2,∞) {1/(k-1) -1/(k+1)} = 1 + 1/2 = 3/2.
〔不等式ぢゃねぇのに ハァハァしちまった。今は反省している。〕
>>506 > 先にnの和を取る。
n と k は別々に極限をとっていいのですか?
その辺がよく分からないので、もう少し詳しくお願いします。
自分は、次のように考えて、止まりました。
lim[m→∞] 納n=4, m] 納k=2, n-2] 1/C[n, k]
= 納k=2, m-2] 納n=4,m] 1/C[n, k]
= 納k=2, m-2] k/(k-1) 納n=4,m] {1/C[n-1, k-1] - 1/C[n, k-1] }
= 納k=2, m-2] k/(k-1)*{1/C[k+1, k-1] - 1/C[m, k-1] }
= 納k=2, m-2] 2/(k-1)(k+1) - 納k=2, m-2] k/{(k-1)*C[m, k-1]}
= 1 + 1/2 - 1/(m-2) -1/(m-1) - 納k=2, m-2] k/{(k-1)*C[m, k-1]}
第2項の変形が、上手くいかね…
>507
絶対収束の場合は,収束性が項の順序に無関係になるらしい。。。
高木: 「解析概論」 改訂第三版, 岩波書店, p.173 (1961), 第4章 §50.二重級数
>>508 なるほど、ありがとうございました。
>>325 その変形が、思いつきそうにないです。差をとって簡単にできないでしょうか?
> (左辺) ≡ (2+a+b)/(2+b+c) + (2+c+d)/(2+d+a)
> ≦ (2+a+b)/(2+b) + (2+c+d)/(2+d) = 2 + a/(2+b) + c/(2+d) = 2 +[a(2+d)+c(2+b)]/[(2+b)(2+d)]
> ≦ 2 + 3(a+c)/[2(2+b+d)] = [2(2+b+d)+(3/2)(a+c)]/(2+b+d)
> ≦ 4・[2 +(3/8)(a+c)]/(2+b+d) = 4・(2+a+c)/(2+b+d) ≡ (右辺)
この変形のことです
>>505 2行目の
> 2^x > e・log(2)x > x/log(2) より …
ここが、さらっと出ないんですけど、どう考えるのですか?
おねげぇしますだ。
>511
1行目で 1+y=Y とおくと、log(Y)<Y-1, e・Y<e^Y, 2^x = exp{log(2)・x} > e・log(2)・x,
e・{log(2)}^2 ≒ 1.3060067 > 1.
>504
f(x) = 1/sqrt(x) は f>0, f'<0, f">0 を満足する。
よって Jensen により
(左辺) = a・f(b+c) +b・f(c+a) + c・f(a+b) ≧ s・f(2t/s).
ここに、a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおいた。
補題↓により t≦s だから
s・f(2t/s) ≧ s・f(2) = (右辺).
ぬるぽ
〔補題〕a,b,c>0, a+b+c+abc=4 ならば ab+bc+ca ≦ a+b+c.
(略証)
a,b,c の基本対称式を s,t,u とおく。題意により s+u-4=0.
s^3 -4st +9u ≧ 0. (← 参考書[1]の定理80
>>38 >>399 n=1の場合)
(s/3)^3 +s -4 ≧ u +s -4 =0, 左辺は単調増加だから s≧3.
これらより、
4s(s-t) = (s^3 -4st +9u) +(s^2 -9)u - (s+u-4)s^2 ≧0.
∴ t≦s. (終)
>>286 > (3) 0 ≦A, B, C, D ≦ π/2 のとき、
> (2+sinA+sinB)/(2+sinB+sinC) + (2+sinC+sinD)/(2+sinD+sinA) ≦ 4(2+sinA+sinC)/(2+sinB+sinD)
>>325 > a=sin(A), b=sin(B), c=sin(C), d=sin(D) とおくと 0≦a,b,c,d≦1.
> (左辺) ≡ (2+a+b)/(2+b+c) + (2+c+d)/(2+d+a) ≦ (2+a+b)/(2+b) + (2+c+d)/(2+d)
> = 2 + a/(2+b) + c/(2+d) = 2 +[a(2+d)+c(2+b)]/[(2+b)(2+d)] ≦ 2 + 3(a+c)/[2(2+b+d)]
> = [2(2+b+d)+(3/2)(a+c)]/(2+b+d) ≦ 4・[2 +(3/8)(a+c)]/(2+b+d) = 4・(2+a+c)/(2+b+d) ≡ (右辺).
> 等号成立は a=c=0, b=d=1 のとき。
> ぬるぽ
>>325 をみて、こうやったけどOK?
(右辺) - (左辺)
= 4(2+a+c)/(2+b+d) - (2+a+b)/(2+b+c) - (2+c+d)/(2+d+a)
≧ 4(2+a+c)/(2+1+1) - (2+a+b)/(2+b+0) - (2+c+d)/(2+d+0)
= a+c - a/(2+b) - c/(2+d)
= a{1-1/(2+b)} + c{1-1/(2+d)}
≧ 0
( ゚∀゚) テヘッ
しかし、この方法では
>>326 の系の証明に使えない…
> 【系】0≦a,b,c,d≦1 のとき
> 4 ≦ (2+a+b)/(2+b+c) + (2+b+c)/(2+c+d) + (2+c+d)/(2+d+a) + (2+d+a)/(2+a+b) < 4 +3/2 = 11/2.
> (略証) [325]より、(325の左辺) ≦ 2 + 3(a+c)/[2(a+b+c+d)].
>>512 嗚呼! 成る程、感謝ナリ
( ゚∀゚) テヘッ
>>326 つまり、こういうことですか?
1≦a、b、c、d≦2 に対して、
4 ≦ (a+b)/(b+c) + (b+c)/(c+d) + (c+d)/(d+a) + (d+a)/(a+b) ≦ 11/2
_.. ..‐::´/
_/::::::::::::/
_/:::::::::::::/ ____
,..::::´::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::._/
/:::::::::::::::::| ヽ、:::::;::::::::::::/
/:::::::::::::::::::::|´|ヽ |/_:::.::/
_ .. -─':::::::::::::::、::|`' , .!::∠
`'' ‐-.._:::::::;-‐、`(●) (●) |::::`::-、 オッス!オラ悟空
=ニ二::::::::::::::::|6 \___/、| -──` クリスマスを一人で過ごすというのに
‐=.二;;;;;`‐t \/ ノ なんだかすっげえワクワクしてきたぞ!
>>516 あ、右辺の不等号を ミスった。書き直し。
1≦a、b、c、d≦2 に対して、
4 ≦ (a+b)/(b+c) + (b+c)/(c+d) + (c+d)/(d+a) + (d+a)/(a+b) < 11/2.
>514
【系】(
>>326)
(略証) 0≦a,b,c,d≦1 より
(2+a+b)/(2+b+c) ≦ (2+a+b)/(2+b) = 1 + a/(2+b) = 1 + 1.5a/(3+1.5b) ≦ 1 + 1.5a/(a+b+c+d).
循環的にたす。
>>518 さすがでござるよ、ニンニン。 ( ゚∀゚)
>>513 > 〔補題〕a,b,c>0, a+b+c+abc=4 ならば ab+bc+ca ≦ a+b+c.
条件式と相加相乗から 1≧abc なので、a+b+c≧3 (等号はa=b=c=1)
対称性から a≧b≧c (>0) としてもヨーシヨシいい子だ。 このとき a≧1≧c (>0)
b = (4-c-a)/(1+ca) より、
a+b+c-(ab+bc+ca) = {(c+a-2)^2 + ca(a-1)(1-c)}/(1+ca) ≧ 0 (等号はa=b=c=1)
アッテマスカ? ( ゚∀゚) テヘッ
>>513 a, b, c に上限があるから、a・f(b+c) +b・f(c+a) + c・f(a+b) の最大値も求まるでしょうか?
522 :
518:2005/12/22(木) 23:39:00
>514
【系】(
>>326)
(2+a+b)/(2+b+c) + …… ≦ 5.
(略証)
0≦a,b,c,d≦1 より (a-c)/(2+b+c) ≦ 1/2, 2-b-c≧0.
加比の理 より、 (
>>348 )
(2+a+b)/(2+b+c) = 1 + (a-c)/(2+b+c) ≦ 1 + [a-c +(2-b-c)/2]/[2+b+c +(2-b-c)] = 1 + [1+a -(1/2)b -(3/2)c]/4.
循環的に加える。
(左辺) ≦ 4 + [4-(a+b+c+d)]/4 ≦ 5.
523 :
513:2005/12/23(金) 00:25:42
>>522 おー、すげっ!
でも、等号成立条件が分からないです。
右辺の等号成立条件は a+b+c+d=0 (0≦a,b,c,d≦1) のときだから、a=b=c=d=0
これを左辺に代入すると (左辺)=4 となって…
>>348の加比の理の証明の中で = ad-bc = 0 のときだから、
>>522の証明の中で (a-c)・(2-b-c) - (2+b+c)・[(2-b-c)/2] = 0 を解いて
2a=2+b+3c (0≦a,b,c,d≦1) ⇔ a=1, b=c=0
てことは、等号は成立しないってことですね?
526 :
522:2005/12/23(金) 11:15:04
>524-525
訂正....
【系】0≦a,b,c,d≦1 のとき
4 ≦ (2+a+b)/(2+b+c) + …… < 5.
等号成立は a=c,b=d のとき。
527 :
513:2005/12/23(金) 22:59:10
>>527 なるほど。
ΩΩ Ω <ナ、 ナンダッテー
正の数 a, b, c が ab+bc+ca+abc=4 をみたすとき
1+a+b+c ≦ abc+ 1/a + 1/b + 1/c を示せ。
似たようなのがあったようなハロゲンガス
連続関数 f(x) に対して、∫[0, 1]e^{f(x)}dx ≦ e^(∫[0, 1]f(x)dx) を示せ。
>>530 ∫[0,1]f(x)dx=aとおく。e^t≧(e^a)(t-a)+e^aが任意のtで成立するゆえ
e^{f(x)}≧(e^a)(f(x)-a)+e^a。∴∫[0,1]e^{f(x)}dx≧∫[0,1]((e^a)(f(x)-a)+e^a)dx=e^a=e^(∫[0,1]f(x)dx)
・・・不等号逆じゃね?
>>531 > ・・・不等号逆じゃね?
仰せの通りにごぜえます
|
8 < シンデ オワビヲ…
'`
 ̄
533 :
531:2005/12/24(土) 02:27:41
>529
a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
題意より t + (t/3)^(3/2) ≧ t + u = 4, 左辺は単調増加だから t≧3.
(右辺) = u + t/u = 3u/4 + [t^2 -(t-u)(t+u-4)]/(4u) +1 = 3u/4 + (t^2)/(4u) +1 だから
s ≦ 3u/4 + (t^2)/(4u).
を示せばよい。
(左辺) - (右辺) = s -(t^2)/(4u) -3u/4 = (4su-t^2)/(4u) -3u/4
ここで、t^3 -4stu +9u^2 ≧0 (*) を使うと
(左辺) - (右辺) ≦ 9u/(4t) -3u/4 = -3(t-3)u/(4t) ≦ 0.
ぬるぽ
*) Schur の不等式
>>399 , 参考書[1]の定理80, 参考書[3]のp.28
F_n = (a^n)(a-b)(a-c) + (b^n)(b-c)(b-a) + (c^n)(c-a)(c-b) ≧0.
n=-2 の場合は
F_(-2) = (1/a^2)(a-b)(a-c) + (1/b^2)(b-c)(b-a) + (1/c^2)(c-a)(c-b)
= (t^3 -4stu +9u^2)/(u^2) ≧0
>>535 |a|, |b| < 1 に対して、(1+ab)-(a+b) = (1-a)(1-b) > 0 より、a+b < 1+ab が成り立つ。
|a|, |b|, |c|, |d| < 1 のとき、|ab|, |abc| < 1 より、上の不等式を繰り返し用いる。
(a+b)+c+d < 1+ab+c+d < 2+abc+d < 3+abcd
( ゚∀゚) テヘッ
123
538 :
534:2006/01/02(月) 18:09:21
>529
Schurの不等式について (補足)
F_(-n)≧0 と F_(n-1)≧0 は同値
F_(-n) (a,b,c) = F_(n-1) (1/a,1/b,1/c)
F_n(a,b,c) = G_n(s,t,u) とおくと、
G_(-n) (s,t,u) = G_(n-1) (t/u,s/u,1/u)
( ゚∀゚)つ 「 正の数 a, b, c, d に対して、
sqrt(a+b+c+d) + sqrt(b+c+d) + sqrt(c+d) + sqrt(d) ≧ sqrt(a+4b+9c+16d) 」
>539
√(a+b+c+d)=w, √(b+c+d)=z, √(c+d)=y, √d=x とおくと、0≦x≦y≦z≦w.
(左辺)^2 = (x+y+z+w)^2 = (x^2+y^2+z^2+w^2) + 2x(y+z+w) +2y(z+w) +2zw ≧ 7x^2 +5y^2 + 3z^2 +w^2 = a + 4b + 9c +16d = (右辺)^2.
>>540 395 :132人目の素数さん :2006/01/06(金) 02:15:34
9/4<e<3 より、(9-e)(2e-3)/2 = e^2 + (4e-9)(3-e)/2 > e^2.
∴ log{(9-e)/2} > 1 + log{e/(2e-3)} = 1 -log{2-(3/e)} > 1 -{1-(3/e)} = 3/e.
∴ π^e > {(9-e)/2}^e > e^3.
543 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2006/01/06(金) 12:13:07
talk:
>>540 19/7<e, 28/9<πなので(これも要証明だが省略。)、
19/7*ln(28/9)が3より大きいことを証明すればよい。
exp(21/19)が28/9より小さいことを示すことにしよう。
exp(21/19)<1+21/19+(21/19)^2/2*∑_{n=0}^{∞}((7/19)^n)=467/152<28/9.
よってπ^e>e^3.
>>540 改造したくなるのが不等式ヲタの…
(
゚∀゚)つ 「 e^π > π^e > e^3 を示せ。」
>>542 > 9/4<e<3 より、(9-e)(2e-3)/2 = e^2 + (4e-9)(3-e)/2 > e^2.
> ∴ log{(9-e)/2} > 1 + log{e/(2e-3)} = 1 -log{2-(3/e)} > 1 -{1-(3/e)} = 3/e.
> ∴ π^e > {(9-e)/2}^e > e^3.
2行目の 1 -log{2-(3/e)} > 1 -{1-(3/e)} を解説お願いします。
もっとスッキリした証明はないのでしょうか?
>545,539
【n角不等式】
|x↑| + |y↑| + |z↑| + |w↑| + … ≧ |x↑ + y↑ + z↑ + w↑ + … |
に
x↑ = (√d, 0, 0, 0,0,0,…),
y↑ = (√d,√c, 0, 0,0,0,…),
z↑ = (√d,√c,√b, 0,0,0,…),
w↑ = (√d,√c,√b,√a,0,0,…),
を代入する?
>544
y=exp(x) は下に凸だから exp(x) > 1+x (x≠0),
p≠e とする。log{log(p)}≠log(1)=0 だから log(p) > 1 + log(log(p)).
∴ p > e・log(p)
∴ e^p > p^e.
『大学への数学』(1970.11)
「数学の問題 = 第B集」数セミ増刊、日本評論社 (1988.9) 第27問
548 :
542:2006/01/06(金) 21:02:45
>546
>547 の exp(x) > 1+x から -log(1+x) > -x.
これに x=1-(3/e) を代入する。
もっといい証明があれば うpシロン.
>547 の訂正
p>1, p≠e とした。 (p≦1 の場合は明らか)
>>546 > 2行目の 1 -log{2-(3/e)} > 1 -{1-(3/e)} を解説お願いします。 … ★
つ ★ ⇔ log{2-(3/e)} < 1-(3/e)
('A`) : なに かんがえてんだ!
つ ★ ⇔ 1-3/e = t とおくと、log(1+t) < t
('A`) : どういうことだ!
つ 【y=log(1+x)の原点における接線】
('A`) : なにもかも あんたが かいた すじがきだったわけだ
つ なかなか りかいが はやい。 (以下略)
東大スレ [381-313] より。
面積1の三角形の三辺の長さをx,y,zとする。
1/(x+y-z) + 1/(y+z-x) + 1/(z+x-y) の最小値を求めよ。
X = y+z-x > 0, Y = x+z-y > 0, Z = x+y-z > 0 とすると
x = (Y+Z)/2, y = (X+Z)/2, z = (X+Y)/2, x+y+z = X+Y+Z
s = (x+y+z)/2 = (X+Y+Z)/2
三角形の面積が1なので、
√s(s-x)(s-y)(x-z) = √((X+Y+Z)/2)(X/2)(Y/2)(Z/2) = 1
∴ √((X+Y+Z)XYZ) = 4 <=> XYZ(X+Y+Z) = 16 -- (1)
ところで相加相乗調和平均の不等式から
3/(1/X+1/Y+1/Z) <= (XYZ)^(1/3) <= (X+Y+Z)/3
∴ 3/(XYZ) <= (1/X+1/Y+1/Z)^3, 9/(X+Y+Z) <= 1/X+1/Y+1/Z
二式を辺辺掛け合わせて
27/(XYZ(X+Y+Z)) <= (1/X+1/Y+1/Z)^4
(1) より、(27/16)^(1/4) = 3^(3/4)/2 <= 1/X+1/Y+1/Z
等号成立は X=Y=Z、即ち x=y=z=2*3^(-1/3)
ところで 相加・相乗・調和平均の不等式から
3/(1/X+1/Y+1/Z) <= (XYZ)^(1/3) <= (X+Y+Z)/3
∴ 27/(XYZ) ≦ (1/X+1/Y+1/Z)^3, 9/(X+Y+Z) ≦ 1/X+1/Y+1/Z
二式を辺々掛け合わせて
(27・9)/(XYZ(X+Y+Z)) ≦ (1/X+1/Y+1/Z)^4
(1) より、(27・9/16)^(1/4) = 3^(1/4)・(3/2) ≦ 1/X+1/Y+1/Z
等号成立は X=Y=Z、即ち x=y=z=2*3^(-1/4) のとき。
551 :
540:2006/01/09(月) 16:20:51
552 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2006/01/09(月) 17:20:57
talk:
>>551 難しいのは e^π < 3^3 の部分だけだ。( e^3 < π^e は済み。)
553 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2006/01/09(月) 18:00:59
talk:
>>551 e=∑_{n=0}^{∞}(1/n!)>0かつe=∑_{n=0}^{∞}(1/n!)<1+∑_{n=0}^{∞}(2^(-n))=3より、e^e<3^e.
x>0でxをx^(1/x)に対応させる関数をfとおくと、fの導関数は、(1-ln(x))/x^2*exp(ln(x)/x)なので、
fは0より大かつeより小のところで単調増加、eより大のところで単調減少。よって、3^e=(3^(1/3))^(3e)<(e^(1/e))^(3e)=e^3.
π=4*∑_{n=0}^{∞}((-1)^n/(2n+1))で、π>4-4/3+4/5-4/7+4/9-4/11=10312/3465>3より、
e<3<π.よってπ^e<e^π.さらに、3^3ππ^3<π^3<3^π<π^π.
これでほとんどの部分は示した。
e^π<3^3については、π<13/4を示して、e^(13/12)<3であることを証明すればよい。
π<4-4/3+4/5-4/7+4/9-4/11+4/13-4/15+4/17-4/19+4/21=47028692/14549535<13/4であり、
e^(13/12)<1+13/12+169/288*∑_{n=0}^{∞}(3^(-n))=619/216<3.
(1-(1+x)^n)^n = (-x)^n (Σ_[k=0,n-1] (1+x)^k)^n
>554
>555 の式を展開すると
納k=0 to n] (-1)^k C[n,k] (1+x)^kn = (-x)^n {n + (xの1次以上の項)}^n.
その x^n の係数は
納k=1 to n] (-1)^k C[n,k]*C[kn,n] = (-n)^n.
問題1. 0<x<1 に対して、{1+x^3(1-x)^3}(1-x^2)/(1+x^2) < sin(πx)/(πx)
問題2.複素数 a,b,c に対して、sqrt(a^2+b^2+c^2) ≦ max(|a|+|b|, |b|+|c|, |c|+|a|)
___
彡 / ≧ \ 彡 ビュゥ……
彡 |::: \ ./ | 彡
|:::: (● (●|
ヽ::::......ワ...ノ 彡
人つゝ 人,,
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ よろしくお願いします。
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
>554,557
( ゚∀゚)つ Σ[k=2 to n] (-1)^k C[n,k]*C[kn,n+1] = (-1)^n・(1/2)(n-1)・n^(n+1)
( ゚∀゚)つ Σ[k=2 to n] (-1)^k C[n,k]*C[kn,n+2] = (-1)^n・(1/8)(n -5/3)(n+1)(n-1)・n^(n+1)
>>559 x^(n+1)、x^(n+2) の係数を比較するのでつね。
>>560 > n≧6 ⇒ √{7(n+1)}・C(n,[n/2]) > 2^(n+1)
> をnに関する帰納法で示しまつ。
> n=6 のとき 7C[6,3] = 7・20 = 140 > 128 = 2^(6+1) で成り立つ。
> n=7 のとき √(56)・C[7,3] > 7.4・35 = 259 > 256 = 2^(7+1) で成り立つ。
> n=2m-1 のとき成り立てば、
> C(2m,m) = (2m)!/(m!)^2 = 2*(2m-1)!/{(m-1)!m!} = 2C(2m-1,m-1)
> C(2m+1,m) = (2m+1)!/{m!(m+1)!} = 4{(2m+1)/(2m+2)}・C(2m-1,m-1) > 4√{2m/(2m+2)}・C(2m-1,m-1) ←(*)
> より n=2m,2m+1 のときも成り立つ。(終)
>
> (*) (2m+1)^2 = 2m(2m+2) +1 > 2m(2m+2) ゆえ {(2m+1)/(2m+2)}^2 > 2m/(2m+2).
>
> なお、左辺は右辺 2^(n+1) の 140/128倍を超えない。
最後の行について、 (35/32)*2^(n+1) > √{7(n+1)}・C(n,[n/2]) の証明をきぼんにゅ。
564 :
560:2006/01/20(金) 23:57:21
>562
r(n) = (左辺) / (右辺) = √{7(n+1)}・C(n,[n/2]) / 2^(n+1) ≦ 140/128 を示しまつ。
r(n) = r(n-2)・n√(n^2 -1) /{4[n/2](n-[n/2])},
r(2m) = r(2m-2)・√{(2m)^2 -1} /(2m) < r(2m-2), 単調減少.
r(2m+1) = r(2m-1)・(2m+1) /√{(2m+1)^2 -1} > r(2m-1), 単調増加.
また、r(2m) = r(2m+1)・√{(2m+2)/(2m+1)} > r(2m+1) より有界なので収束する。 (*)
∴ 140/128 = r(6) > r(8) > … > r(2m) > … > √(7/2π) > … > r(2m+1) > … > r(7) > r(5) > 1.
*) 高木: 「解析概論」 改訂第三版, 岩波, p.8 (1961.5), 第T章, §4, 定理6
566 :
564:2006/01/21(土) 16:18:34
>565
( ゚∀゚)つ [ワリスの公式]
√(2m+1)・C(2m,m) / (2^m)^2
= √(2m+1)・(2m)! / [(m!)(2^m)]^2
= √(2m+1)・(2m)! / [(2m)!!]^2
= √(2m+1)・(2m-1)!! / (2m)!! → √(2/π). (m→∞)
高木: 「解析概論」 改訂第三版, 岩波, p.116 (1961.5), 第3章, §35
http://mathworld.wolfram.com/WallisFormula.html r(2m) → (1/2)・√7・√(2/π). (m→∞)
r(2m+1) = r(2m)・√{(2m+1)/(2m+2)} → 同上
>>568 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
>>568 > 対数を考えると、
> (1/n)log(n!) - log(n) = (1/n)Σ[k=1,n] log(k/n) → ∫[0,1] log(x)dx = [ x・log(x) -x ](x=0,1) = -1.
> ∴ 与式 = 1/e.
>>570 これは lim_[n→∞]{(n!)^(1/n)}/n = 1/e の証明でした…
>568 を改作
( ゚∀゚)つ ∫[1/n,1] log(x)dx - (1/2n) > log{(n!)^(1/n) /n} > ∫[1/2n, 1-(1/2n)] log(x)dx > -1.
>572 から
log{(n!)^(1/n) /n} = (1/n)Σ[k=1,n] log(k/n) > ∫[1/2n, 1+(1/2n)] log(x)dx
= [ x・log(x) -x ] = (1 +1/2n)log(1 +1/2n) +(1/2n)log(2n) -1 ≧ (1/2n)log(2en) -1. ←(*)
∴ n! > n^(n+1/2)・e^(-n)・√(2e).
*) a>0 ⇒ (1+a)log(1+a) = -(1+a)log{1 - a/(1+a)} ≧ a.
遅れましたが自己紹介させていただく
名はリンゴォ・ロードアゲイン
3年ほど前、砂漠で「能力」を身につけた「スタンド使い」…
能力名は「マンダム」
そう認識していただきたい
ほんの「6秒」、それ以上長くもなく短くもなく
きっかり「6秒」だけ「時」を戻すことができる
それが能力 ゴゴゴゴゴ…
576 :
574:2006/01/25(水) 01:45:30
複素数 a, b に対して、三角不等式 |a+b| ≦ |a|+|b| が成り立ちますが、
この成立条件は 一方が他方の定数倍のときですが、これを繰り返し用いると、
複素数 a, b, c に対して、三角不等式 |a+b+c| ≦ |a|+|b|+|c| が成り立ちますが、
この等号成立条件は一体何でしょうか?
>578
n角不等式
a,b,c,… が互いに非負実数倍のとき。
>>579 なるほど。ありがとうございます。
非負実数倍じゃないとだめぽですね。
nを自然数とするとき、次式の大小を比較せよ。
{(2^n - 2)/(n-1)}^(n-1)、 {(2^n - 1)/n}^n、{(2^n)/(n+1)}^(n+1)
よろしくおねがいしまする。
a, b, c, x ,y, z > 0 のとき、a^2/x + b^2/y + c^2/z ≧ (a+b+c)^2/(x+y+z) を示せ。
この不等式って、置き換えたら有名不等式だった〜なんていう秘密はありますか?
>>583 ( ゚∀゚)つ 【Jensenの不等式】
>>583 ( ゚∀゚)つ 【Cauchyの不等式】
∵ (a/√x, b/√y, c/√z) と (√x, √y, √z) の内積は a+b+c.
>>581 n=2,3 のときは直接代入する。
n≧4 のとき N = 2^n -1 > 3(n+1) > e(n+1).
補題↓により、 {N/(n-1)}^(n-1) < (N/n)^n < {N/(n+1)}^(n+1)
〔補題〕
{(n+1)/n}^n <e.
(略証)
{(n+1)/n}^n = (1 + 1/n)^n= Σ[k=0,n]C[n,k] (1/n)^k = Σ[k=0,n] (1/k!) (1-1/n)(1-2/n)…(1-(k-1)/n) < Σ[k=0,n] 1/k! < e.
※ 左辺はnについて単調増加。
>>584-585 やっと理解しました。ありがとうございます。
いや、このスレの空気からすると、こういうべきなんでしょうか?
( ゚∀゚) ハァハァ
>>586 まだ分からないです。
n≧4 のとき N = 2^n -1 > 3(n+1) > e(n+1).
補題により、{(n+2)/(n+1)}^(n+1) > {(n+1)/n}^n > {n/(n-1)}^(n-1)
ここから、{N/(n-1)}^(n-1) < (N/n)^n < {N/(n+1)}^(n+1) に持っていくやり方をお願いします
590 :
586:2006/02/04(土) 17:58:11
>589
{n/(n-1)}^(n-1) <e.
1/N < 1/(en).
を辺々掛けて
{N/(n-1)}^(n-1) / {(N^n)/n^(n-1)} < 1/n.
{(n+1)/n}^n <e.
1/N < 1/{e(n+1)}.
を辺々掛けて
(N/n)^n / {N^(n+1)/(n+1)^n} < 1/(n+1).
※ 以下は蛇足ですた。
〔別法〕
f(x) = x^(1/x) とおくと {log f(x)} ' = {(1/x)log(x)} ' = [1-log(x)]/(x^2).
x>e では f(x)は単調減少なので
f((N/(n-1)) < f(N/n) < f(N/(n+1)).
正の数 a, b, 自然数 m, n に対して、次式を示せ。
a^(m+n) + b^(m+n) ≧ a^m・b^n + aa^n・b^m
>591
(左辺) - (右辺) = a^(m+n) + b^(m+n) - (a^m)(b^n) - (a^n)(b^m) = (a^m -b^m)(a^n -b^n),
a^m -b^m, a^n -b^n の符号は a-b の符号と一致する(*)ので、 右辺≧0, 等号は a=b のとき。
(m,n が偶数の場合は、実数 a,b に対して成り立つ.)
※ a≠b >0 のとき
(a^m -b^m)/(a-b) = a^(m-1) + a^(m-2)b + … + ab^(m-2) + b^(m-1) >0.
(a^m -b^m)/(a-b) = a^(n-1) + a^(n-2)b + … + ab^(n-2) + b^(n-1) >0.
593 :
132人目の素数さん:2006/02/05(日) 18:56:41
面積が4√3の鋭角三角形ABCがあり、辺AB,BC,CAの中点L,M,N,においてLM,MN,NLを折り目として折り返してできる四面体の体積の最大値を求めよ。
某スレより
>>592 さすがです。
ありがとうございまする。
よく見たら、問題文の右辺で aa^n って書き間違ってましたね、すまそん。
595 :
592:2006/02/05(日) 23:16:47
>594
なので こちらも 一番下の行で nの所をmと間違えときますた。(ウソ)
>>590 理解できました。ありがとうございます。
>596
11. 0以上1以下の実数x,yに対して
f(x,y) = x(y^2)√(1-x^2) -(x^2)y√(1-y^2)
とする。次の条件をみたす定数cの最小値を求めよ.
2以上の任意の整数nと 0 ≦ a_1 < a_2 < …… < a_n ≦ 1 をみたす任意の実数
a_1,a_2,…,a_n に対して
f(a_1,a_2) + f(a_2,a_3) + …… + f(a_(n-1),a_n) < c
が成り立つ.
第16回(2006年)JMO予選の問題
>597
2. 正の実数a,b,cが abc=8 をみたすとき, 次の不等式を示せ.
(a^2)/√{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/√{(1+b^3)(1+c^3)} + (c^2)/√{(1+c^3)(1+a^3)} ≧ 4/3.
第17回APMO(2005)の問題
>>591 プチ改造しました。 もっと面白くできないかなぁ…
正の数 a, b, 自然数 m, n に対して、
a^(m+n) + b^(m+n) ≧ a^m・b^n + aa^n・b^m ≧ 2(ab)^{(m+n)/2}
a^(m+n) + b^(m+n) ≧ {(a+b)/2}^(m+n)
上下のどれかを比較できませんか?
>>601 つまり、(a^m・b^n + a^n・b^m)/2 と {(a+b)/2}^(m+n) の大小比較ですな。
>603
(1)を [x,(x+y)/2] に適用すれば f((3x+y)/4) ≧ {f(x)+f((x+y)/2)}/2 ≧ {3f(x)+f(y)}/4.
また、[(x+y)/2,y] に適用すれば f((x+3y)/4) ≧ {f((x+y)/2) +f(y)}/2 ≧ {f(x)+3f(y)}/4.
で、[x,y] の4等分点についても成り立つ。
同様にして [x,y] の 2^n等分点についても成立つことを示せる。
fは連続だから、任意の ε>0 に対して或る δ>0 があって、|z-(αx+βy)| < δ ⇒ |f(z)-f(αx+βy)| < ε/3.
アルキメデスの原理より、(2^n)|y-x|δ >1, (2^n)(ε/3)/f(x) >1, (2^n)(ε/3)/f(y) >1 となる自然数nがある。
α:βに最も近い2^n等分比をa:bとすると、|α-a| < 1/(2^n) より、|z-(αx+βy)| < δ,
∴ f(αx+βy) ≧ f(ax+by) -ε/3 ≧ af(x) +bf(y) -ε/3 ≧ αf(x) + βf(y) -ε.
∴ f(αx+βy) ≧ αf(x) + βf(y) … (2).
大関:
>>1 の参考書[3] 第3章, p.96-97 (1987)
C.Alsina: "General Inequalities 2", Birkhauser Verlag, p.419-427 (1980)
fは連続なの?
606 :
132人目の素数さん:2006/02/09(木) 20:10:16
>604
すみません,連続性は仮定してないんです.反例はありますか?
既出は許して
(1)
a>1、x_i>0 (i=1,2,3,...,n)のとき
?モ(x_i*log_[a]x_i) ≧ (1/n) * ?モx_i * ?モlog_[a]x_i
(2)自明だけど
2^(n-1) ≦ n! ≦ n^n
(3)
n≧2のとき
(√(n/2))^n < n! ≦ (n^n)/(2^(n/2))
(4)ガウスの評価
n^(n/2) ≦ n! ≦ ((n+1)/2)^n
(5)
e(n/e)^n ≦ n! ≦ en(n/e)^n
(6)
n! ≦ e(√n)(n/e)^n
何使おうと人の勝手だけどスターリングはちょっと哀しいかも。
608 :
604:2006/02/09(木) 23:38:32
>605-606
>604 は fを連続と仮定してますた。スマソ.
〔凡例〕
qを1つの無理数として、
f(x) = 1, x-q ≠ 有理数 のとき
f(x) = 0, x-q = 有理数 のとき
ついでに >604 を修正
fは連続だから、任意の ε>0 に対して或る δ>0 があって、|z-(αx+βy)| < δ ⇒ |f(z)-f(αx+βy)| < ε/2.
アルキメデスの原理より、(2^n)δ > |x-y|, (2^n)(ε/2) > |f(x)-f(y)| となる自然数nがある。
___
./ ≧ \
|:::: \ ./ |
|::::: (● (● | グッジョブ! 不等式バンザイ!
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
>>608 x=有理数, y=2q+有理数 のとき f((x+y)/2) = 0 < 1 = {f(x)+f(y)}/2.
だろ
>607
(1) 倍同順序積} ≧ 倍乱順序積}
(2) 自明
(3) 1≦k≦n-1 に対して ↓を掛け合わせ、√する。
2n ≦ (k+1)(n+1-k), k(n-k) ≦ {n^2 - (2k-n)^2}/4 ≦ (n/2)^2.
(√(2n))^(n-1) < n! ≦ (n^n)/(2^(n-1)).
(4) 1≦k≦n に対して ↓を掛け合わせ、√する。
n ≦ k(n+1-k) ≦ ((n+1)/2)^2.
n^(n/2) ≦ n! ≦ ((n+1)/2)^n.
(5)
>>570-573 から、
√(2en)・(n/e)^n < n! < en(n/e)^n
613 :
132人目の素数さん:2006/02/10(金) 19:07:00
解析学の基本は不等式。
代数学の基本は等式〜〜〜〜きれいごと。
幾何学〜〜〜〜〜もはや数学ではない。
614 :
612:2006/02/11(土) 03:14:56
>>607 (6)
y=log(x) は上に凸なので 折れ線より上側にあるから(
>>572 の左側)
∫[1/n,1] log(x)dx +(1/2n)log(1/n) > (1/n)納k=1,n] log(k/n) = log{(n!)^(1/n) /n} から
n! < e(√n)(n/e)^n.
>>573 と合わせて
√(2en)・(n/e)^n < n! < e(√n)・(n/e)^n.
スター林檎は n! > √(2πn)・(n/e)^n.
>>607(2)
では俺も一つ。
( ゚∀゚)つ 貧弱な評価ですが、「自然数 n に対して、 (2n+1)! < n^(2n-1)」
>>614 スター林檎…。
いま気づいて、思わず叫んでしまった。 スターリングのことかー!!!
「_ ̄フ ノ^ー┐ ///////////ノ/
,-、二、 ーク / 7_/////////^
`ー‐‐' `ー' ///////し
_l^l_ i^i i^i ///////
/ ,--┘ U ノ | //////^
!__ニコ lニ.ノ 7/// _,,.. . __
__l^l__へ i^i i^i //^ .. _ `ヽ
゙┐r┐T゙ ∪ ノ | |/ /::/.┬".) l
く,ノr'_,ノ lニ.ノ 7 _iゞ/イ。_ノ _r'''、
| ,へ ,ヘ / / ニ-''^\¨ ∠.} l
| `゙ / / |. |l、ヾ⌒-| u r_ノノ "
| ヾ二ノ | ヽ |`´_,--| i、ニイ
| /,ニ^\. | \l<-ニフ ,ノ ,. \、'
| | | | | しリj | \ \ ̄ ,/ノ/ , | Z
゚ ゚ ゚ ゚ `ー" ー' 〔 / ̄/ '", /// ,.
>615
k(2n-k) = n^2 - (n-k)^2 ≦ n^2.
k=1,2,…,2n-1 について掛け合せて√すると (2n-1)! < n^(2n-1).
>>603-606,
>>608-611 反例できた
R を Q係数のベクトル空間と見て、基底を e_1, e_2, … とする
x∈R として x = q_1*e_1 + q_2*e_2 + …
のとき f(x) = q_1 とすれば、これが反例になってることは明らか
620 :
132人目の素数さん:2006/02/11(土) 22:10:36
>>620 今年も数ヲリ不等式キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
622 :
132人目の素数さん:2006/02/12(日) 21:02:53
あ
>620
A=3/4, x = y = z = (1/6)^(1/3) のとき
かな?
>>620 (略解)
f(v1,v2,v3) = v1^3 + v2^3 + v3^3 +1 とおくと、
F(x,y,z) = f(x1,x2,x3)f(y1,y2,y3)f(z1,z2,z3) - A(x1+x2+x3)(y1+y2+y3)(z1+z2+z3),
変数が9つもあると大変…
∂F/∂x1 = (3x1^2)f(y)f(z) - A(s2・s3) =0
∂F/∂y1 = f(x)(3y1^2)f(z) - A(s2・s3) =0
∂F/∂z1 = f(x)f(y)(3z1^2) - A(s2・s3) =0
等から
xi = λ√{f(x)/si}, x=(x1,x2,x3)
yi = λ√{f(y)/si}, y=(y1,y2,y3)
zi = λ√{f(z)/si}, z=(z1,z2,z3)
ここに si≡ xi +yi +zi (i=1,2,3)とおいた。辺々加えて
xi +yi +zi = λ{√f(x) +√f(y) +√f(z)}/(√s_i)
∴ (si)^(3/2) = λ{√f(x) +√f(y) +√f(z)}.
右辺はiによらないから、 s1 = s2 = s3.
∴ x1=x2=x3, y1=y2=y3, z1=z2=z3
この場合のみを考えればよいので 結局 次の3変数の問題に帰着する。
【5'】任意の正の実数 x, y, z に対して不等式
(3x^3 +1)(3y^3 +1)(3z^3 +1) ≧ A(x+y+z)^3
が常に成り立つような実数Aの最大値を求めよ。
またAをそのようにとるとき、等号が成立する条件を求めよ。
626 :
625:2006/02/28(火) 22:59:25
>>620 [625]の続き
3変数の対称式と来れば …… x+y+z=s, xy+yz+zx=t, xyz=u とおく(基本対称式)。
F~(x,y,z) = (3x^3 +1)(3y^3 +1)(3z^3 +1) -A(x+y+z)^3
= 27(xyz)^3 + 9{(xy)^3+(yz)^3+(zx)^3} + 3(x^3+y^3+z^3) +1 -A(x+y+z)^3
= 27u^3 + 9{3u^2 + t(t^2-3su)} + 3{3u + s(s^2-3t)} +1 -As^3
= (3u+1)^3 + 3s(s^2-3t) -As^3 + D_1
= (81/4)u + 3s(s^2-3t) -As^3 + D_1 + D_2
= (3/4 -A)s^3 + D_1 + D_2 + D_3.
≧ (3/4 -A)(x+y+z)^3.
D_1 = 9t(t^2-3su) = (9t/2){(xy-yz)^2 +(yz-zx)^2 +(zx-xy)^2} ≧0,
D_2 = (3u+1)^3 -(81/4)u = {(3/4)u +1}(6u-1)^2 ≧0, (9u,3/2,3/2 の相加-相乗平均)
D_3 = (9/4)(s^3 -4st +9u) ≧0, (Schur不等式,n=1
>>399-401)
上式が常に ≧0 となるようなAの最大値は 3/4.
A=3/4 と取るとき、等号が成立する条件は, u=1/6 から x=y=z=(1/6)^(1/3).
ぬるぽ
627 :
625:2006/02/28(火) 23:06:45
>>625 の訂正 … スマソ
F(x,y,z) = f(x1,x2,x3)f(y1,y2,y3)f(z1,z2,z3) - A(x1+y1+z1)(x2+y2+z2)(x3+y3+z3),
>>21 [前スレ.360(2)]
Σ[k=1,m] x_k↑ = s↑, (m-2)Σ[k=1,m] |x_k| +|s| =L, Σ[1≦i<j≦m] |x_i +x_j| =R
とおく。まず補題として
D = (m-2)Σ[k=1,m] |x_k|^2 +|s|^2 - Σ[1≦i<j≦m] |x_i +x_j|^2 =0.
を示すのだが、これは内積を使えば簡単である。
次に L-R ≧0 を示そう。
(L-R){ Σ[k=1,m] |x_k| +|s| } = (m-2){Σ[k=1,m] |x_k|}^2 +(m-1){Σ[k=1,m] |x_k|}|s| + |s|^2 -R{……}
= 2(m-2)納i<j] |x_i||x_j| +(m-1){Σ[k=1,m] |x_k|}|s| - R{……} + (m-2)Σ[k=1,m] |x_k|^2 + |s|^2
= 2(m-2)納i<j] |x_i||x_j| +(m-1){Σ[k=1,m] |x_k|}|s| - R{……} + Σ[i<j] |x_i +x_j|^2 +D
= 納i<j] {(|x_i|+|x_j|)(納k≠i,j] |x_k| +|s|) - {……}|x_i+x_j| + |x_i+x_j|^2 } +D
= 納i<j] {|x_i|+|x_j|-|x_i +x_j|}・{納k≠i,j] |x_k| +|s| -|x_i+x_j|} +D
≧ D =0.
{……} >0 だから L-R ≧0.
*) 納k≠i,j] |x_k| +|s| -|x_i+x_j|
= (納k≠i,j] |x_k| -|納k≠i,j] x_k| ) + (|s -x_i -x_j| +|s| -|x_i +x_j|) ≧0
参考書[3] の p.34
629 :
132人目の素数さん:2006/03/03(金) 23:23:28
>>626 Schur不等式ってなんですか? あと、バンチってのも知りたいんだけど、よかったら教えて。
>629
>>399-401 参考書[1] の定理80
参考書[3] のp.27-28
"The BUNCH" (Burroughs, UNIVAC, NCR, CDC, Honeywell)。
汎用コンピューター・メーカーで規模のやや大きいIBM対抗5社の頭文字か?
631 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 02:59:56
(x1^3+x2^3+x3^3+1)(y1^3+y2^3+y3^3+1)(z1^3+z2^3+z3^3+1)≧A(x1+y1+z1)(x2+y2+z2)(x3+y3+z3)
G=f(x,y,x)-r(h-a)-s(g-b)-t(k-c)
Gx1=3x1^2f(y)f(z)-s=0->f(y)f(z)=s(3x1)^-2
Gx2=0->f(y)f(z)=s(3x2)^-2
Gx3=0->f(y)f(z)=s(3x3)^-2->x1=x2=x3,y1=y2=y3,z1=z2=z3
(3x^3+1)(3y^3+1)(3z^3+1)>=A27xyz
G=(3x^3+1)(3y^3+1)(3z^3+1)-r(xyz-a)
Gx=9x^2f(y)f(z)-ryz=0->f(y)f(z)=ryz/9x^2=ar/9x^3->(3x^3+1)f(y)f(z)=h=ar/3+ar/9x^3
Gy=0->f(x)f(z)=rxz/9y^2=ar/9y^3->h=ar/3+ar/9y^3
Gz=0->f(x)f(y)=rxy/9z^2=ar/9z^3->h=ar/3+ar/9z^3->x=y=z=a^1/3
Gr=0->xyz=a->f(x)f(y)f(z)=(ar)^3/(9a)^3=(r/9)^3
p=(3x^3+1)(3y^3+1)(3z^3+1)/27xyz=((3a+1)^3)/(27a)
dp/da=((3a+1)^2)/3a-((3a+1)^3)/(27a^2)=0
3a+1=9a->a=1/6
p>=6(3/2)^3/27=6/8=3/4=A
632 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 07:58:47
f(αx+βy) ≧ αf(x) + βf(y)
f(Ax+By)=f((2ax+2(1-a)y)/2)>=(f(2ax)+f(2(1-a)))/2=(f(Ax)+f(By))/2,A+B=1 (a=0->.5)
633 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 09:19:24
正の実数a,b,cが abc=8 をみたすとき, 次の不等式を示せ.
(a^2)/√{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/√{(1+b^3)(1+c^3)} + (c^2)/√{(1+c^3)(1+a^3)} ≧ 4/3
G=(a^2)/√{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/√{(1+b^3)(1+c^3)}
+ (c^2)/√{(1+c^3)(1+a^3)} -r(abc-8)
Ga=2af(a)f(b)-3/2a^4f(a)^3f(b)-3/2a^2c^2f(c)f(a)^3-rbc=0
Gb=2bf(c)f(b)-3/2b^4f(b)^3f(c)-3/2a^2b^2f(a)f(b)^3-rac=0
Gc=2cf(c)f(a)-3/2c^4f(c)^3f(a)-3/2b^2c^2f(b)f(c)^3-rab=0
2a^2f(a)f(b)-3/2a^5f(a)^3f(b)-3/2a^3c^2f(c)f(a)^3-r8=0
2b^2f(c)f(b)-3/2b^5f(b)^3f(c)-3/2a^3b^2f(a)f(b)^3-r8=0
2c^2f(c)f(a)-3/2c^5f(c)^3f(a)-3/2b^3c^2f(b)f(c)^3-r8=0
634 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 09:23:42
2a^2f(a)f(b)-3/2a^5f(a)^3f(b)-3/2a^3c^2f(c)f(a)^3-r8=0
2b^2f(c)f(b)-3/2b^5f(b)^3f(c)-3/2b^3a^2f(a)f(b)^3-r8=0
2c^2f(c)f(a)-3/2c^5f(c)^3f(a)-3/2c^3b^2f(b)f(c)^3-r8=0
635 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 10:03:08
正の実数a,b,cが abc=8 をみたすとき, 次の不等式を示せ.
(a^2)/√{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/√{(1+b^3)(1+c^3)} + (c^2)/√{(1+c^3)(1+a^3)} ≧ 4/3
G=(a^2)/√{(1+a^3)(1+b^3)} + (b^2)/√{(1+b^3)(1+c^3)}
+ (c^2)/√{(1+c^3)(1+a^3)} -r(a^3b^3c^3-8^3)
G=(a^2/3)/√{(1+a)(1+b)} + (b^2/3)/√{(1+b)(1+c)}
+ (c^2/3)/√{(1+c)(1+a)} -r(abc-8^3)
G=(a-1)^2/3(ab)^-.5+(b-1)^2/3(cb)^-.5+(c-1)^2/3(ac)^-.5-r((a-1)(b-1)(c-1)-8^3)
636 :
132人目の素数さん:2006/03/04(土) 12:40:14
Rose Ballのパレードの場所をgoogle mapで見てみたい
メーシーズのパレードは終わったのかな?
さくらスレ187にありますた。
(問題) 自然数n, 実数xに対して
|納j=1,n] sin(jx) /j | ≦ 2n/(n+1).
を示して下さいです。。。
>>21 [前スレ.705]
a,b ≧ 2.
(i) 1/3 < (b-2)/(a-2) < 3 のとき
a+b < 4(a-1) ≦ 2^a, a+b < 4(b-1) ≦ 2^b.
1/(a+b) > (1/2)^a, 1/(a+b) > (1/2)^b.
{1/(a+b)}^(1/a) > 1/2, {1/(a+b)}^(1/b) > 1/2 より成立.
(ii) (b-2)/(a-2) ≦ 1/3 のとき
a + b ≦ a + (a-2)/3 +2 = (4/3)(a+1) = (a+1)/0.75.
{1/(a+b)}^(1/a) + {1/(a+b)}^(1/b) ≧ {0.75/(a+1)]}^(1/a) + {0.75/(a+1)}^(1/2) = g(a).
ここに g(x) = {0.75/(x+1)}^(1/x) + {0.75/(x+1)}^(1/2) とおいた。
x>2 では 1 < g(x) ≦ 1.0403408655163817… @x=50.47477… (証明略)
(iii) (b-2)/(a-2) ≧3 のとき
(ii)と同様。
603 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2006/03/12(日) 18:51:49
>>586 それでは今月号のエレファント解答を…
D = (xy^2 +yz^2 +zx^2)^3 -xyz(xy+yz+zx)^3
= Axy^2(y-z)^2 + Byz^2(z-x)^2 + Czx^2(x-y)^2,
A = x^2(y+z)^2 + 3xyz^2 + 2z^4 > 0
B = y^2(z+x)^2 + 3yzx^2 + 2x^4 > 0
C = z^2(x+y)^2 + 3zxy^2 + 2y^4 > 0
より D≧0. 題意より xyz>1 だから
xy^2 + yz^2 + zx^2 ≧ (xy + yz + zx)(xyz)^(1/3) > xy + yz + zx.
604 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2006/03/12(日) 19:08:40
>>586 今月号のエレガントな(?)解答
相加・相乗平均より
(2/3)xy^2 + (1/3)zx^2 ≧ xy(xyz)^(1/3) > xy.
これを循環的にたす。
640 :
638:2006/03/14(火) 02:07:08
x>2 ⇒ g(x) = {0.75/(x+1)}^(1/x) + √{0.75/(x+1)} >1
(略証)
(x/2,x/2,1) の相加・相乗平均から {(x+1)/3}^3 > (x/2)^2.
∴ 1/x < 3√{0.75/(x+1)} -1 = 3y-1.
上式の第2項 √{0.75/(x+1)} =y とおいた。x>2 より 0<y<1/2.
また (2y/e)^2y ≧ 1/e,
e^(±(1-2y)) > 1 ±(1-2y) (← 下に凸)
8/e >e (← log(2) > 2/3) より
y^(2/x) > y^(6y-2) = (2y/e)^(6y-2)・(e/2)^(6y)・(1/y)^2 > e^(-3(1-2y))・e^(2(1-2y))・2^(2-6y)
= (1/2)・(8/e)^(1-2y) > (1/2)e^(1-2y) > (1/2){1+(1-2y)} = 1-y.
∴ g(x) = y^(2/x) + y > 1.
y=1/2, x=2 のときは等号成立。
おやすみ。
>640
1/x > 3√{0.75/(x+1)} -1 = 3y-1.
y^(2/x) < y^(6y-2).
なので…
642 :
638:2006/03/15(水) 21:36:58
x>2 ⇒ g(x) = {0.75/(x+1)}^(1/x) + √{0.75/(x+1)} >1
(略証)
上式の第2項を y とおくと
g(x) = y^(2/x) + y = y^{2(y^2)/(0.75-y^2)} + y
h(y) = 2(y^2)log(y) - (0.75-y^2)log(1-y) とおいて
0<y<1/2 ⇒ h(y)>0 を示す。
h '(x) = 4ylog(y) + 2ylog(1-y) +3y +1 -0.25/(1-y).
h "(x) = 4log(y) + 2log(1-y) +9 -2/(1-y) -0.25/(1-y)^2 (←上に凸)
h "'(y) = 4/y - 2/(1-y) -2/(1-y)^2 -0.5/(1-y)^3 (←単調減少)
= {-0.5 -1.5(1-y) +6(1-y)^3}/{y(1-y)^3}.
h "' はただ一つの根 y0 = 0.379994095141187… をもち、(y0-y)h "'(y) ≧0.
あとは これを元に増減表を作る。
(y2-y)(y-y1)h"(x) ≧0, y1 = 0.2814220413428536…, y2 = 0.477737467426340…
h "(y0) = 0.297421638543268… >0 (極大)
(y3-y)h'(x) ≧ 0, y3 = 0.132713083245667…
h '(y1) = -0.11691236892110… <0 (極小)
h '(y2) = -0.077743191346139… <0 (極大)
h(y) >0 (← h(0) = h(1/2) =0)
*) y0 = 1 - (1/2){(3-√6)/9}^(1/3) - (1/2){(3+√6)/9}^(1/3).
>640 は取り下げまする。スマソ.
643 :
132人目の素数さん:2006/03/18(土) 17:13:13
>>643 28 :132人目の素数さん :2006/03/18(土) 07:23:18
A, B を正定値対称行列とするとき、相加相乗平均不等式
( (det A)(det B) )^{1/2} ≦ det( (A+B) / 2 )
を出来るだけエレガントに示したいのですが、どうすればいいでしょうか?
29 :132人目の素数さん :2006/03/18(土) 08:44:20
両辺に左右から det(B^(-1/2)) = (detB)^(-1/2) をかけると、示す式は
(det(B^(-1/2)AB^(-1/2)))^(1/2) ≦ det((B^(-1/2)AB^(-1/2)+I)/2)
となる。B^(-1/2)AB^(-1/2)を対角化すればよい。
>>21 [前スレ.908(3)]
q=1 のとき、 |p-√2| ≧ √2 -1 > 6-4√2. (← √2 > 7/5)
q≧2 のとき、 √(1+2q^2) ≦ (3/2)q.
|p-q√2| = とおくと、
(+2q√2) ≧ (p+q√2) = |p-q√2|(p+q√2) = |p^2 -2q^2| ≧ 1.
∴ (+q√2)^2 -1-2q^2 ≧0.
≧ √(1+2q^2) - √(2q^2) = 1/{√(1+2q^2) + √(2q^2)} ≧ 1/{(3/2)q +(√2)q} = 2/{(3+2√2)q} = (6-4√2)/q.
等号は q=2, p=3 のとき。
http://mathworld.wolfram.com/LiouvillesApproximationTheorem.html
>>21 [前スレ.565(5)]
0<x<1, y=x(1-x) とおくと 0<y≦1/4.
(1+x)(1-y+y^2) = (1+x){1-x(1-x) +(x^2)(1-x)^2} = 1+x^2 -(1-x)x^4 < 1+x^2 …(1)
0<x≦1/2 のとき
sin(πx)/(πx) ≧ 1 -(1/3!)(πx)^2 +(1/5!)(πx)^4 -(1/7!)(πx)^6
≧ 1 -(1/3!)(πx)^2 + {(1/5!) - (π^2 /7!)/4}(πx)^4 (← 1-4x^2 ≧0)
= 1 -2x^2 + 0.355065933151774x^2 + 0.764054469252832x^4
≧1 -2x^2 + 1.04170958160908x^3 (←相加・相乗平均)
> 1 -2x^2 +x^3 = (1-x)(1+x-x^2) = (1-x)(1+y). …(2)
この式は x=1/2 に関して対称な形になるから、1/2≦x<1 でも成り立つ。
(1),(2) より,
sin(πx) /(πx) > (1-x)(1+x-x^2) > {(1-x^2)/(1+x^2)}(1-y+y^2)(1+y) = {(1-x^2)/(1+x^2)}(1+y^3).
[791],[811(1)] は未解決でござるな...
>>21 [前スレ.791]
3辺の長さを AB=c, BC=a, AB=c とおく。
題意により sin(A) = sin(2B) = 2sin(B)cos(B), cos(C) <0.
正弦定理・第二余弦定理を使って、角の関係を辺の長さの関係に直す。
a/b = 2cos(B) = (c^2+a^2-b^2)/(ca), -2ab < a^2+b^2-c^2 <0.
(c-b){a^2-b(b+c)}=0, 0 < (a+b)^2 -c^2 < 2ab.
c>b より (c-b)^2 < b(b+c) = a^2 < c^2 -b^2.
∴ c-2b < b < c-b,
∴ 2b < c < 3b,
∴ 3b < b+c < 4b,
∴ (√3)b < a < 2b,
∴ a+b+c > (3+√3)b.
b≧17 ⇒ a+b+c ≧ 17(3+√3) = 80.4448637286709… >77 なので,
4≦b≦16, (√3)b < a < 2b なる(a,b)を求め、b|(a^2) を満たすものを残す。
b=16, a=28 のみが該当する。
c=33, cos(A)=17/32, cos(B)=7/8, cos(C)=-7/128.
注) LCD(b,b+c) = LCD(b,c) =d とすると、b(b+c)=a^2 から d|a.
本問では最小解が問題なので d=1 に限ってもよい。
そうすれば b,b+c は互いに素となり 平方数に限られる。
( ゚∀゚) さすがです。乙!です。
651 :
649:2006/03/25(土) 01:35:40
蛇足 >649
もしも条件 cos(C)<0 が無ければ、a+b+c=15 が最小.
a=β(β+1)d, b=(β^2)d, c=(2β+1)d のとき a+b+c=(β+1)(2β+1)d, cos(C)=(2β^3-3β-1)/(2β^3), β>1.
a=15, b=9, c=16 のとき a+b+c=40, cos(C)=5/27.
655 :
652:2006/03/26(日) 17:32:00
>654
さくらスレ188
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1142460000/496 三角不等式より
|(AB)_(ij)| = Σ[k=1,n] a_ik・b_kj | ≦ Σ[k=1,n] |a_ik|・|b_kj|.
Σ[i=1,n] すると
Σ[i=1,n] |(AB)_ij| ≦ Σ[k=1,n] ( 納i=1,n]|a_ik| )・|b_kj| ≦ Σ[k=1,n] ‖A‖・|b_kj| = ‖A‖Σ[k=1,n] |b_kj|.
max[j] すると
‖AB‖ = max[j] {Σ[i=1,n] |(AB)_(ij)| } ≦ ‖A‖・max[j] { Σ[k=1,n] |b_kj| } = ‖A‖・‖B‖.
注)ノルムの記号を変えた。
657 :
638:2006/03/27(月) 02:30:55
>>21 [前スレ.705]
(i) a+b ≦ 2^a, 2^b のとき
{1/(a+b)}^(1/a) + {1/(a+b)}^(1/b) ≧ 1/2 + 1/2 =1.
(ii) a+b ≧ 2^b のとき
{1/(a+b)}^(1/b) =z とおくと z ≦ 1/2.
b/(a+b) = b・z^b = {bz/(b-1)}(b-1)・z^(b-1) < (b-1)・z^(b-1) < … < 2z^2 (b>2).
a/(a+b) > 1 -2z^2.
{(b/a)log(z) - log(1-z)}*a/(a+b) > (2z^2)log(z) - (1-2z^2)log(1-z) ≡ H(z) とおく.
0<z<1/2 では H(z)>0 (>658)より
(b/a)log(z) - log(1-z) >0,
z^(b/a) + z >1.
(iii) a+b ≧ 2^a のとき
(ii)と同様。
>>638 +
>>642 と比べても 変わり映えしねぇ...
658 :
657:2006/03/27(月) 02:32:19
>657
0<z<1/2 ⇒ H(z) >0.
(略証)
H '(z) = 4zlog(z) +2z +4zlog(1-z) +(1-2z^2)/(1-z)
= 4zlog(z) +2z +4zlog(1-z) +2 +2z -1/(1-z).
H "(z) = 4log(z) +6 +4log(1-z) -4z/(1-z) +2 -1/(1-z)^2
= 4log(z) +6 +4log(1-z) +4 -4/(1-z) +2 -1/(1-z)^2. (← H "は上に凸)
H "'(z) = 4/z -4/(1-z) -4/(1-z)^2 -2/(1-z)^2. (← H "'は単調減少)
H "'(z)はただ一つの根z0 = 0.239310146597716… をもち (z0-z)H "'(z) ≧0.
H "(z) < H "(z0) = -1.800645807939490 <0 ゆえ H(z)も上に凸。
H(0)=H(1/2)=0 なので H(z)>0. (終)
*) z0 = 1 -(1/2){1 +√(26/27)}^(1/3) -(1/2){1 -√(26/27)}^(1/3).
659 :
657:2006/03/29(水) 23:12:32
>657
0<z<1/2 ⇒ (2z^2)log(z) > 2(1-log(2))z^2 -z > (1-z)log(1-z) > (1-2z^2)log(1-z).
(略証)
H_1(z) = { (2z^2)log(z) - 2(1-log(2))z^2 +z }/z = 2zlog(2z)-2z +1 = ∫[z,1/2] {-2log(2z')} dz' > 0,
H_2(z) = { 2(1-log(2))z^2 -z - (1-z)log(1-z) }/(z^2) = (3/2 -2log(2)) - Σ[k=3,∞) {1/(k(k-1))}z^(k-2) ゆえ単調減少 (← *)
∴ H_2(z) > H_2(1/2) =0.
H_3(z) = (1-z)log(1-z) - (1-2z^2)log(1-z) = -z(1-2z)log(1-z) >0.
*) Maclaurin展開 -log(1-z) = Σ[k=1,∞) (1/k)z^k から。
東大スレより
725 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2006/03/26(日) 05:52:34
n次元空間E^n内の点Oを中心とし半径1の超球面上に相異なるn+1個の点がある。
これらが作る超多面体に内接する超球の半径rは1/n以下であることを示せ。
大関: 「不等式への招待」 近代科学社 (1987) p.7-8
726 名前:724[sage] 投稿日:2006/03/26(日) 17:17:50
>725
超多面体をP, その頂点をP_i (i=1〜n+1) とする。
P_i以外のn個の頂点からなる超対面の重心をQ_iとすると、
OQ_i↑ = (1/n)Σ[j=1〜n+1,j≠i] OP_j↑
Q_i (i=1〜n+1)が作る超多面体Qは、Pの1/nの大きさである。
{P_i}を通る超球の半径はR=1だから、Qのそれは1/nである。
{Q_i}を通る超球はPの各超表面と交わる(or接する)から、Pに内接する超球はこれに含まれる(or一致する).
よって r ≦ R/n = 1/n. (清水多門氏)
>663
参考書[3] の p.49, 例題8.
α=1/s, αA=α'A'=t.
がんばっとるのぉ
積分ヲタとか恒等式ヲタとか二項係数絡みの和、級数ヲタとか知ってるけど
不等式はヲタが多いのかな?
愚問かいな。
特殊函数ヲタとか積分ヲタは物理や工学の人間に負けたら
恥ずかしいから結構大変だろうと思われる
ラマヌジャンは一種の級数ヲタと言ってよいかな
スレを維持するだけのネタ出しが困難だった三角関数スレ住人もいます。
不等式ヲタ かつ 三角関数ヲタ かつ nCrヲタ もいます ( ゚∀゚)テヘッ
672 :
666:2006/04/04(火) 00:51:57
いろんなヲタがいるんだな。
自分は学部入ってからM2まで、いわゆる有限群論の分類ヲタだった。
夢中で単純群の分類やってた時期で本当に楽しかったなあ(人には言えない青春なんだが)
でもM2の年に有限単純群の分類完成が宣言されて(年がバレるww)、一気に冷めてしまった。
そして専門変更→失敗→(略
話が全然不等式と関係なくなってるけど、言いたいことは要するに
ヲタになるのはやる気を維持できるので良いと思うけど、できるだけ漠然とした対象にしましょう。
不等式ヲタとか級数ヲタなんてのは理想的だね。廃れる心配がないから。
ちなみに
>>666で
>積分ヲタとか恒等式ヲタとか二項係数絡みの和、級数ヲタとか知ってるけど
と言った3人は研究者やってますわ。
ってな訳で頑張れ。
673 :
663:2006/04/04(火) 02:23:07
674 :
673:2006/04/04(火) 23:59:07
>>57 問題B
(8) A,B < π/2, C'=Min{C,π-C} としてよい。 0<A,B,C'≦π/2, A+B+C' ≦π.
f(x)={sin(x)^2}/x とおくと
(与式) = f(A)+f(B)+f(C) ≦ f(A)+f(B)+f(C') ≦ 3f((A+B+C')/3) ≦ 3f(π/3) = (27/4π) (← *)
= 2.14859173174058703287993080552894…. 等号はA=B=C=π/3 (正三角形)
*) 0<x≦π/3 では tan(x)/x ≦ √3 だから
f '(x) = {2-tan(x)/x}cos(x){sin(x)/x} >0, fは単調増加で上に凸 (0<x≦π/3).
g(x)=sin(x), h(x)=sin(x)/x とおくと補題より f"(x)<0 (0<x≦π/2).
〔補題〕
f(x)=g(x)h(x), g(x)≧0, h(x)≧0 とするとき
g "≦0, g 'h '≦0, h "≦0 ⇒ f "≦0.
g "≧0, g 'h '≧0, h "≧0 ⇒ f "≧0.
(略証)
ライプニッツの公式 f " = (gh)" = g "・h + 2g '・h ' + g・h " より.
>676
第14回シュプリンガー数学コンテスト
問題 次の不等式を示せ.
(1/2)(3/4)(5/6)……(999999/1000000) < 1/1000
(原文では,「両辺を平方した後,積についての "telescoping" が使えるように(分子を)わず
かに増やせ」とあります. ただし,このヒントにしたがう必要はありません.)
>>58 問題C
(5) y=(√x)/(1-x) に直接Jensenの定理を適用したいが、これは原点の近くで上に凸なのでだめ。
そこで、原点をとおる接線y=Cxをひいて、上に非凸な曲線y=f(x)をつくる。(**)
f(x) = Cx, (0≦x≦1/3) ここに C=(1/2)√27 = 2.5980….
f(x) = (√x)/(1-x) (x≧1/3)
とおく。 (√x)/(1-x) ≧f(x). またf(x)は上に非凸だからJensenの定理より (← *)
(左辺) ≧ f(a_1^2) + f(a_2^2) + …… + f(a_n^2) ≧ nf(a^2) = (右辺). (← a^2 >1/3)
*) x<4/3 のとき、(1/3)^3 - x{(1-x)/2}^2 = (1/4)(4/3 -x)(x -1/3)^2 ≧0. (←相加-相乗平均)
x/{(1-x)^2} -(27/4)x^2 = x{1-(27/4)x(1-x)^2}/(1-x)^2 ≧ 0 ゆえ (√x)/(1-x) ≧ f(x) ≧ Cx.
f '(x) = (1+x)/{(2√x)(1-x)^2} >0, 単調増加.
f "(x) = {3(1+x)^2 -4}/{(4x√x)(1-x)^3} >0, 下に凸. (x≧1/3).
**)
http://mathworld.wolfram.com/FunctionConvexHull.html 函数凸包
>>58 問題C ついでに.....
(3) の別法
cosθ + cosθ + 1/(cosθ)^2 = 2z + 1/z^2 = 3 + (1+2z)(1-z)^2 /z^2 ≧3. (← 相加・相乗平均)
これをθで積分して 2sinθ + tanθ > 3θ. (Snelliusの式).
これと tanθ > θ > sinθ から簡単.
グッジョブ!
>>677 別スレで見た
(2n-1)!!/(2n)!! ≦ 1/√(3n+1)
を数学的帰納法で証明するらしい
n=1 のとき成立
n まで成立してるとすると
(2n+1)!!/(2n+2)!! ≦ {1/√(3n+1)}{(2n+1)/(2n+2)} < 1/√(3n+4)
で n+1 でも成立
2番目の不等号は
(3n+1)(2n+2)^2 - (3n+4)(2n+1)^2 = n > 0
から言える
682 :
681:2006/04/08(土) 04:03:56
その問題は
999999!! / 1000000!! < 0.001√(2/3) を証明せよ
だったから、
>>677 はもっと簡単な評価で行けそうだな
>>57 問題A
(5) a^2=A, b^2=B, c^2=C, d^2=D, e^2=E とおく。
f(x)=1/√(3x) は下に凸なので、Schwarz と Jensen より
(左辺) ≧ A/√{3(B+C+D)} + B/√{3(C+D+E)} + C/√{3(D+E+A)} + D/√{3(E+A+B)} + E/√{3(A+B+C)}
= A・f(B+C+D)} + B・f(C+D+E) + C・f(D+E+A) + D・f(E+A+B) + E・f(A+B+C).
≧ (A+B+C+D+E)・f( {A・(B+C+D)+B・(C+D+E)+C・(D+E+A)+D・(E+A+B)+E・(A+B+C)}/(A+B+C+D+E) ),
一方、(A+B+C+D+E)・f( (3/5)(A+B+C+D+E) ) = (1/3)√{5(A+B+C+D+E)} = (右辺).
あとは A・(B+C+D)+B・(C+D+E)+C・(D+E+A)+D・(E+A+B)+E・(A+B+C) ≦ (3/5)(A+B+C+D+E)^2 を示すだけ。
線形代数ヲタに頼もう。
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1134640067/85-87
>>58 問題D
(9)の別解
2xy/(x+y)=H, √[(x^2+y^2)/2]=RMS, √(xy)=G, (x+y)/2=A とおく。
RMS^2 -G^2 = (x^2 +y^2)/2 - xy = (1/2)(x-y)^2 = (1/2)(x+y)^2 -2xy = 2(A^2 -G^2).
RMS - G ≦ 2(A - G) から、または直接に (← y=√x は上に凸)
RMS + G ≦ √[2(RMS^2+G^2)] = 2A.
辺々割って
RMS - G ≧ A - (G^2)/A = A-H.
H + RMS ≧ G + A. (終)
「s乗平均」を f(X,s) = {(1+X^s)/2}^(1/s) とおけば (saikorodeka)
y・f(x/y,-1) = H, y・f(x/y,0) → G, y・f(x/y,1) = A, y・f(x/y,2) = RMS.
f(X,-1) + f(X,2) ≧ f(X,0) + f(X,1)
しかしf(X,s)は s≦0 で下に凸、s≧1/2 で上に凸 なのでJensenは使えない....
出題(不等式)
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835554&tid=bdpbja1jiteybc0a1k&sid=1835554&mid=412
>681-682
[前スレ.816]
686 :
684:2006/04/13(木) 22:16:41
〔補題〕
f(X,s) はsについて単調増加.
sが整数、s≠0,1 のとき f(X,s+1)-f(X,s) < RMS-A < A-G.
… < f(X,-2) - f(X,-3) < H - f(X,-2) < G - H < A - G > RMS - A > f(X,3) - RMS > f(X,4) - f(X,3) > ….
出題(不等式)
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835554&tid=bdpbja1jiteybc0a1k&sid=1835554&mid=430
>688
問3141.
Let a,b and c be the sides of a scalene triangle ABC. Prove that
納cyclic] (a+1)bc/{(√a-√b)(√a-√c)} < (a^4 +b^4 +c^4)/(abc).
scalene tringle: 不等辺三角形
>>633 a^2/√(1+b^3)(1+c^3)+b^2/√(1+a^3)(1+c^3)+c^2/√(1+a^3)(1+b^3)
=2a^2/2√(1+b^3)(1+c^3)+2b^2/2√(1+a^3)(1+c^3)+2c^2/2√(1+a^3)(1+b^3)
≧2(a^2/(2+b^3+c^3)+b^2/(2+a^3+c^3)+c^2/(2+a^3+b^3))=Sとする。 ...(*)
a+b+c≧3(3√(abc))=6 ...(**)
√2+b^3+c^3,√2+a^3+c^3,√2+a^3+b^3
a/√2+b^3+c^3,b/√2+a^3+c^3,c/√2+a^3+b^3にCauchy-Schwarzの不等式を適用すると
(2+b^3+c^3+2+a^3+c^3+2+a^3+b^3)S/2≧(a+b+c)^2
=(a^3+b^3+c^3+3)S≧(a+b+c)^2
≧(3+3*8)S≧(a+b+c)^2
S≧(a+b+c)^2/27≧36/27=4/3.
等号成立条件:
a=b=c=2の時。
正直合ってるかわからん。間違えてたらスマソ
問題:
a^3+b^3+c^3+6abc≧(a+b+c)^3/4を証明せよ。(a,b,c>0).
>690
(a^3 +b^3 +c^3 +3)S ≧ (a+b+c)^2.
から
(3+3*8)S ≧ (a+b+c)^2.
を出すところがムズイ...
解答.
a^3 +b^3 +c^3 + (15/4)abc ≧ (1/4)(a+b+c)^3.
(左辺) - (右辺) = (3/4){(a^3 +b^3 +c^3) - (a^2)(b+c) - (b^2)(c+a) - (c^2)(a+b) -2abc} + (15/4)abc
= (3/4){ (a^3 +b^3 +c^3) - (a^2)(b+c) - (b^2)(c+a) - (c^2)(a+b) + 3abc }
= (3/4){ a(a-b)(a-c) + b(b-c)(b-a) + c(c-a)(c-b) }
≧ 0.
〔Schur不等式〕
F_n = (a^n)(a-b)(a-c) + (b^n)(b-c)(b-a) + (c^n)(c-a)(c-b)
= (a^n)(a-b)^2 + (a^n -b^n +c^n)(a-b)(b-c) + (c^n)(b-c)^2 (← bはa,cの中間にあるとしてよい.)
≧ 0.
>>399 ,
>>38 参考書[1]の定理80, 参考書[3]のp.28
692 :
690:2006/04/27(木) 23:13:27
乙です。あっさりと解かれてしまったようで。
> (3+3*8)S ≧ (a+b+c)^2.
> を出すところがムズイ...
あ〜。そこを減らせないんだったorz 後日、再挑戦します。
問題:
xyz(x+y+z)=1(x,y,z>0)の時、
(x+y)(y+z)の最小値を求めよ。
>692
解答:
(x+y)(y+z) = xz + y(x+y+z) ≧ 2・√{xyz(x+y+z)}.
694 :
690:2006/04/29(土) 01:13:35
さすがですね。乙です。
問題:
1/√(4+5(x1))+1/√(4+5(x2))+・・・+1/(4+5(xn))≦(n-1)/2を証明せよ。
ただし、
n≧3、(x1)*(x2)・・・*(xn)=1.
難易度はあがったかな・・・と思います。
695 :
x^3+y^3+z^3の評価:2006/04/30(日) 16:37:32
いつも、良い御仕事、ご苦労様です。既出であれば、申し訳ないのですが、、、、。
「x,y,xは実数の時、A=x+y+z,B=x^2+y^2+z^2,C=x^3+y^3+z^3に関して、
-2A^3/9+AB-(B-A^2/3)^(3/2)/√6≦C≦-2A^3/9+AB+(B-A^2/3)^(3/2)/√6 」
解法1.(x,y,z)を座標とみなして、x=y=z方向に新しく、座標Xを取って、この軸と(x,y,z)との距離をr
として座標変換で求まりました。 (x,y,z)=>(X,r,t)
解法2.3次方程式の解法から、ω=(-1+√3)/2とした時、x+ωy+ω^2z=α+iβ,x+ω^2y+ωz=α-iβと置いて、
3次方程式の解法時の√内つまり、差積が負(x,y,zが実数の時)からも求まります。この方が直接計算。
解法1から、x^n+y^n+z^nの時にも同種の式が算出されます。全て-1≦cos(3t)≦1に
帰着されます。
私が知りたいのは、これが、4,5,,,,,∞の際の同種の式です。(つまり、x,y,z,w,v,,,,,,,と増やした場合)
御存知の文献等あれば、御教え下さい。
ageてしまった事を「舌かんで死んじゃいたい」くらいの後悔の念とともに深く
御詫び致します。
>694
nに関する帰納法で…
x_1 ≧ x_2 ≧ … ≧ x_(n-1) ≧ x_n >0 としてよい。題意により x_1 ≧ 1 ≧ x_n.
(i) n=3 のとき
まづ x_1 ≧1 を固定して考える。増減表から
1/√(4+5x_2) + 1/√(4+5x_3) は x_2 = x_3 = 1/√(x_1) で極大となり、両側で単調である。
次に x_1=x, f(x) = 1/√(4+5x) + 2/√{4+5/(√x)} とおく。
f '(x) =0 から x=1, x→∞ で極大となり、最大値は1. 等号成立は(x_1,x_2,x_3)=(1,1,1),(∞,0,0)のとき。
(ii) 次にnについて成り立つことを示す。
y_i=x_i (i=1,2,…,n-1), y_(n-1) = x_(n-1)・x_n とおいて帰納法の仮定を使うと、結局
1/{4+5x_(n-1)} ≦ 1/√(4+5y_(n-1)}, 1/√(4+5x_n) ≦ 1/2.
に帰着する。
x_n≦1 ∴ y_(n-1) ≦ x_(n-1) ∴ 成立する。等号成立は x_(n-1) = x_n = 0 のとき。(終).
〔類題〕
0≦y≦1 または 0≦z≦1 のとき 1/√(4+5y) + 1/√(4+5z) ≦ 1/√(4+5yz) + (1/2)
が成り立ちまつ。 さて y>1,z>1 のときは?
>695
n変数のときは
-(2/n^2)A^3 +(3/n)AB -k{B-(A^2)/n}^(3/2) ≦ C ≦ -(2/n^2)A^3 +(3/n)AB +k{B-(A^2)/n}^(3/2).
かな. ここに k=(n-2)/√{n(n-1)}.
1〜3次の基本対称式 A, {(A^2)-B}/2, (2C-3AB+A^3)/6 の間の関係から
D = B - (A^2)/n >0,
AD/(n-1) ≦ C - AB/n ≦ AD,
| (C-AB/n) - (2/n)AD | ≦ kD^(3/2).
>698
A.400. Prove that
x/(y+2z+3u) + y/(z+2u+3x) + z/(u+2x+3y) + u/(x+2y+3z) ≧ 2/3.
for all real numbers x,y,z,u.
(略解)
X = 0x +1y +2z +3u,
Y = 3x +0y +1z +2u,
Z = 2x +3y +0z +1u,
U = 1x +2y +3z +0u.
とおくと、
x =(-5X +7Y +Z +U) /24,
y = (X -5Y +7Z +U) /24,
z = (X +Y -5Z +7U) /24,
u = (7X +Y +Z -5U) /24.
"対角項" 以外は 係数>0 なので、
(左辺)*24 = (x/X +y/Y +z/Z +u/U)*24
= -20 + 6(Y/X + X/U + U/Z + Z/Y) + (Y/X + X/Y) + (Z/Y +Y/Z) +(U/Z +Z/U) +(X/U +U/X) +(Z/X +X/Z) +(U/Y +Y/U)
≧ -20 + 6・4 + 6・2 = 16 (←X,Y,Z,Uは同符号とした.)
∴ (左辺) ≧ 2/3.
>698
ついでに....
B.3902. P is an interior point of the triangle ABC. The perimeter of the triangle is 2s. Show that
s < PA + PB + PC < 2s.
(略解)
Pは△ABCの内部の点だから AB < PA + PB < CA + CB
循環的にたして2で割る.
グッジョブでございます。
708 :
132人目の素数さん:2006/05/21(日) 02:12:09
誰か自分を助けてください。宿題なんですが、
二次方程式2X~2−2KX+K~2−8=0が異なる2つの実数解をもつような定数Kの値の範囲を求めよ。
という問題がとけません。ほんとに困ってます。助けてください。
うせろカス!
711 :
132人目の素数さん:2006/05/21(日) 23:17:13
exp[∫(0→q) { -x^6 (t x^2-1)^2 + t^2 x^8} dt ]
は (q,x)∈[0,1] x [0,∞) で上に有界だが、
exp[∫(p→q) { -x^6 (t x^2-1)^2 + t^2 x^8} dt ]
は (p,q,x)∈[0,1] x [0,1] x [0,∞) ( p≦q )で上に非有界である事を示せ。
712 :
132人目の素数さん:2006/05/21(日) 23:52:03
96 nを実数とする。
n≦0 のとき
x^n-x は単調減少により成立。等号は x=1/2.
n>0 のとき
(左辺) - (右辺) = (´д`)^n -x^n +x -(1-x) = f(x) とおくと
f(0)=0, f(1/2)=0, f "(x) = n(n-1){(^д^)^(n-2) -x^(n-2)}.
・0<n<1 or 2<n のとき f "(x)≧0(下に凸), f(x)≦0 により成立. 等号はx=0,1/2.
・n=1,2 のとき f "(x)=0, f(x)=0 により等号成立.
・1<n<2 のとき f "(x)≦0(上に凸), f(x)≧0 だから逆向き. 等号は x=0,1/2.
ぬるぽ
713 :
711:2006/05/22(月) 07:54:12
exp は意味無かったか。
外してね。
前半なら解けるが。
>711,713,716
そう言われても… 方針だけ書けば、
1<a<2 とする。
|tx^2 -1| < c/(x^a) ⇒ (与式第1項) > -(c^2)・x^(6-2a) … ここら辺に鋭峰がある。
p=1/(x^2) -c/{x^(2+a)}, q=1/(x^2) +c/{x^(2+a)} とおくと,
冲=q-p=2c/{x^(2+a)} で (与式第2項) 〜 x^4 ± 2cx^(4-a) 〜 x^4.
∴ 与式 〜 x^4 * 2c/{x^(2+a)} = 2cx^(2-a) → ∞ (x→∞)
かなぁ。
>>719 なんかよく分からないけど感動した。
目の付け所が違うって感じですね。
>711,713,716
上の方は…
F(t,x) = -(x^6)(tx^2 -1)^2 + (x^8)t^2 = (x^6){(1+x)xt-1}{(1-x)xt+1},
I(q,x) = ∫(t=0→q) F(t,x) dt
= ∫(t=0→q) { -(x^6)(tx^2 -1)^2 + (x^8)t^2 } dt
= [ -(1/3)(x^10)t^3 +(x^8)t^2 -(x^6)t +(1/3)(x^8)t^3 ](t=0,q)
= -(1/3)(x^10)q^3 +(x^8)q^2 -(x^6)q +(1/3)(x^8)q^3.
I(q,x) の増減を知るため、F(t,x)の符号を調べる。
(1) 0 < x ≦ (√5 -1)/2 のとき、
F(t,x)<0 だから I(q,x) <0.
(2) (√5 -1)/2 < x ≦ (√5 +1)/2 =x0 のとき、
0<t< (1/x) -1/(1+x) で F(t,x)<0, (1/x) -1/(1+x) ≦t で F(t,x)≧0.
I(q,x) ≦ I(1,x) または I(q,x)<0.
I(1,x) = (1/3)(-3x^6 +x^8 -x^10) +x^8 ≦ (17972+4294√19)/(3・5^5) ≒ 3.91350528678012… @ x^2=(8+√19)/5 ≒ 2.47177978870813…
(3) (√5 +1)/2 = x0 < x のとき、tm(x)=1/(x-1) -(1/x) とおく。
0 < t < (1/x)-1/(1+x) で F<0, (1/x)-1/(1+x) < t < tm(x) で F>0, tm(x) <t で F<0.
I(q,x) ≦ I(tm(x),x) または I(q,x)<0.
I(tm(x),x) = -(1/3)(x^5)(x-2)/(x-1)^2 は単調減少で、
I(tm(x),x) ≦ I(tm(x0),x0) = (1/3)(x0)^5 ≒ 3.69672331458316…
>>721 凄いパワーに感心するけど、
相加、相乗使えば早いのでは?
I(q,x) ≦ ( 1 - 2/√3 + q/3 ) (x^8)q^2
>721
ここでは最大値は不要だから、x>2 のとき
I(q,x) = -(1/4)(x^6)(qx^2 -2)^2 -(1/12)(x^8)(x^2 -4)q^3 < 0.
>722 q=1 のとき
I(1,x) ≦ (1 - 2/√3 + 1/3)(x^8) = 0.1786328…(x^8) → ∞ (x→∞)
724 :
722:2006/05/25(木) 00:28:22
>>723 そういう意味で書いたんじゃないよ。
q が 1 - 2/√3 + q/3 ≦ 0 を満たす範囲では上に有界。
それ以上の q で上に有界は自明。
>>723 >I(q,x) = -(1/4)(x^6)(qx^2 -2)^2 -(1/12)(x^8)(x^2 -4)q^3
間違えてないか?
726 :
723:2006/05/25(木) 15:21:32
>724
>> それ以上の q で上に有界は自明。
詳細キボン(x→∞のとき)
>725
I(q,x) = -(1/4)(x^6)q(qx^2 -2)^2 -(1/12)(x^8)(x^2 -4)q^3 < 0
訂正、スマソ.
>>726 0<c<1 なる定数 c に対して、q∈[c,1] のとき
-(1/3)(x^10)q^3 +(x^8)q^2 -(x^6)q +(1/3)(x^8)q^3
≦-(1/3)(x^10)c^3 +(x^8) -(x^6)c +(1/3)(x^8)
これは明らかに上に有界。(x^10の項が効いている)
もっと厳密に言えるけどもういいかな?
728 :
726:2006/05/25(木) 18:15:09
>727
レスありがとうございます。
なるほど! 納得しますた! dd!
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1148148000/416-417 416 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2006/05/26(金) 04:35:01
x, yは非負の実数である。
(x^3) + (y^4) <= (x^2) + (y^3) のとき、(x^3) + (y^3) <= 2 であることを示せ。
両辺 y^2 で割って相加相乗とか無意味なことを色々と考えみましたが、わかりませんでした。
お願いします。
417 名前: ◆BhMath2chk [sage] 投稿日:2006/05/26(金) 06:00:00
x^2,y^4を消してx^3,y^3の関係を求める。
4y^3≦3y^4+1。
3x^2≦2x^3+1。
3x^3+4y^3
≦3x^3+3y^4+1
≦3x^2+3y^3+1
≦2x^3+3y^3+2。
>>711 >>721のI(q,x)を使わせて貰うと、
I(1/{x(x-1)} , x) - I(1/{x(x+1)} , x) = 4x^5/{3(x^2-1)^2} 〜 x
>732
b+c-a=2x, c+a-b=2y, a+b-c=2z とおくと x,y,z>0.
(左辺) = 2yz(z-x)^2 + 2zx(x-y)^2 + 2xy(y-z)^2 ≧ 0.
を使う.
出題(不等式) [508]
a,b,cを三角形の3辺の長さとする。このとき、次の不等式が成り立つことを示せ。
3/2≦{a/(b+c)}+{b/(c+a)}+{c/(a+b)}≦2
>>734 , ノ)
ノ)ノ,(ノi
( (ノし
┐) ∧,∧ ノ いける、俺ならやれる。
..|( ( ....:::::::) (
 ̄⊂/ ̄ ̄7 )
(/ 川口 /ノ
 ̄TT ̄
鋭角三角形ABCに対して、次の不等式を示せ。
(1-cosA)(1-cosB)(1-cosC)/(cosA・cosB・cosC) ≧ 8(tanA+tanB+tanC)^3/{27(tanA+tanB)(tanB+tanC)(tanC+tanA)}
,イ ━┓¨
/ | ━┛
,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ ━┓¨
゙l ゙、_ ━┛
.j´ ヽ('A`)ノ (. ━┓¨
{ ( ) / ━┛
) ノ | ,l~
取っ掛かりがさっぱり分からんが、燃えてきた、萌えてきた〜!
この不等式にハァハァした君は、間違いなく不等式ヲタだッ!m9(゚∀゚) ビシッ!
(右辺)/(左辺)が簡単な形になるだろ
f(x)を実係数のn次の整式とし、すべての実数xに対して、f(x)≧0とする。
このとき、すべての実数xに対し、f(x)+f'(x)+・・・+f^(n)(x)≧0で
あることを示せ。(f^(k)(x)はf(x)のk次導関数を表わすとする)
お願いします
>740
F(x) = f(x) + f'(x) + f"(x) + …… + f^(n)(x) とおくと、
F(x) - F'(x) = f(x).
{exp(-x)F(x)} ' = exp(-x){-F(x)+F'(x)} = -exp(-x)f(x) ≦ 0. (単調減少)
一方、Lim[x→∞) {exp(-x)F(x)} = Lim[x→∞) a_0・x^n / exp(x) → 0. (ロピタル)
∴ exp(-x)F(x) ≧ 0.
∴ F(x) ≧ 0. でいいのかな?
実数 x, y が 2sin(x)sin(y) + 3cos(y) + 6cos(x)sin(y) = 7 をみたすとき、
tan^2(x) + 2tan^2(y) の値を求めよ。
( ゚∀゚) テヘッ
744 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2006/06/15(木) 17:28:29
荒らすな、馬鹿キング!
( ゚∀゚) < 荒らしていると言うことは、気づいていない証拠ですな。 kingも落ちたものだ、嘆かわしい。
ぬるぽの意見を聞こうッ!
面白い問題おしえて〜な 11問目
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1134352879/655-656 任意の関数f:{1,2,...,n}^2→{-1,1}に対してΣ[x,x']Σ[y,y']f(x,y)f(x,y')f(x',y)f(x',y')≧n^3となる事を証明せよ
与式=Σ[x,x']{Σ[i=1〜n]f(x,i)f(x’,i)}^2
=Σ[x=x']{Σ[i=1〜n]f(x,i)f(x’,i)}^2+Σ[x≠x']{Σ[i=1〜n]f(x,i)f(x’,i)}^2
≧Σ[x=x']{Σ[i=1〜n]f(x,i)f(x’,i)}^2
=Σ[x=1〜n]{Σ[i=1〜n]f(x,i)f(x,i)}^2
=Σ[x=1〜n]{Σ[i=1〜n]1}^2
=n^3
>743
sin(x) + 3cos(x) = (√10)cos(x-a), a=arctan(1/3) より
2sin(x)sin(y) + 3cos(y) + 6cos(x)sin(y) = (2√10)cos(x-a)sin(y) + 3cos(y) ≦ √{40cos(x-a)^2 +3^2} ≦ 7.
ところで 題意により
(x,y) = (a, b), (π+a, -b), b=arctan((2√10)/3),
{tan(x)}^2 + 2{tan(y)}^2 = (1/3)^2 + 20(2/3)^2 = 81/9 = 9.
>>748 ( ゚∀゚) < 乙ですが、肝心なことを忘れています。
ここは不等式ヲタの溜まり場なのです。
我々不等式ヲタを ハァハァ させてください。
750 :
GiantLeaves ◆6fN.Sojv5w :2006/06/15(木) 22:57:59
(゚д゚ ) こたえが でれば いいぢゃないか!
( ゚∀゚) ぉゃぉゃ、いままで なにを まなんで きたのですか?
(゚д゚ ) なんだと!
( ゚∀゚) すうをたならば、もんだいは とけて あたりまえ。
(゚д゚ ) うっ…。
( ゚∀゚) このすれを よみなおしたまえ!
(゚д゚ ) どういうことだ!
( ゚∀゚) といたら それっきりなんて もんだいは ひとつもない!
(゚д゚ ) たしかに。 かいけつした もんだいの べっかいを わすれたころに だしているし、
べつの もんだいに うまく りようしているのもあるな
( ゚∀゚) なかなか りかいが はやい。 わたしは はぁはぁ させてくれる かいほうが ほしかったのです!
(゚д゚ ) なにもかもが おまえの かいた すじがき だったと いうわけだ!
( ゚∀゚) さぁ、わたしを はぁはぁさせる かいほうを かんがえなさい!
>>743 , ノ)
ノ)ノ,(ノi
( (ノし
┐) ∧,∧ ノ ふふふ、そういうことか…
..|( ( ....:::::::) (
 ̄⊂/ ̄ ̄7 )
(/ 川口 /ノ
 ̄TT ̄
人人人人人人
≪ ヽ( "・ω・゛)ノ ≫ ビリビリ
^Y^Y^Y^Y^Y^Y
でエレガントな解答はまだ?
>>743,749,751,754
(6/7, 2/7, 3/7) = e↑,
(cos(x)sin(y), sin(x)sin(y), cos(y)) = r↑
とおくと、
|e| = |r| = 1.
与式より
(e・r) = 1.
∴ |r−e|^2 = |r|^2 + |e|^2 -2(e・r) = 2 - 2 = 0.
∴ r↑ = e↑.
∴ tan(x)=1/3, tan(y)=±(2/3)√10.
ハァハァ....
___
./ ≧ \
|:::: \ ./ |
>>755 グッジョブ!
|::::: (● (● | そう、それを待っていたのです!
ヽ::::... .ワ....ノ n
 ̄ ̄ \ ( E)
フ /ヽ ヽ_//
有理数c/d(d<100)が存在して、k=1,2,3,・・・,99に対して
[k*(c/d)]=[k*(73/100)]
となることを示せ。
>757
c/d = 27/37 = 54/74 の希ガス.
>757
c=27, d=37 とすると 73/100 = c/d + 1/(100d).
k*(73/100) = k*(c/d) + k/(100d) ≦ k*(c/d) + (1/d) -1/(100d).
ところで 0 ≦ { k*(c/d) } ≦ 1 - (1/d).
∴ { k*(c/d) } + k/(100d) ≦ 1 - 1/(100d) <1.
∴ { k*(37/100) } = { k*(c/d) } + k/(100d).
∴ [ k*(73/100) ] = [ k*(c/d) ].
>760
〔問B.3916〕
Prove that the inequality
(1/3)(x^2 +xy +y^2) ≦ (1/2)(x+y)√{(x^2 +y^2)/2}
holds for all positive numbers x,y.
(略解) 左辺を L, 右辺を R とおくと、
(3L)^2 - (xy)^2 = (3L+xy)(3L-xy) = (x+y)^2 (x^2 +y^2) = 8R^2.
一方、相加・相乗平均より、xy ≦ (x+y)/2 ≦ √{(x^2+y^2)/2}, xy ≦ R.
∴ 9L^2 = (xy)^2 + 8R^2 ≦ 9R^2.
∴ L ≦ R 等号成立は x=y.
〔問431.〕
Prove the following trigonometric identity, for any natural number n:
sinθ・sin(3θ)・sin(5θ) …… sin((2n-1)θ) = 1/(2^n).
where θ = π/(4n+2).
763 :
132人目の素数さん:2006/07/06(木) 03:44:04
[1,2]においてf(x)>0のとき
∫[1,2](xlogf(x)-f(x))dx ≦ 2log2-9/4
を示せ。
xlog(f(x))−f(x)≦xlog(x)−x。
(d/dx)(x^2log(x)/2−3x^2/4)=xlog(x)−x。
ひゅ〜
((a_1+a_2)/2)((a_2+a_3)/2)((a_3+a_4)/2)...((a_n+a_1)/2)
≦((a_1+a_2+a_3)/3)((a_2+a_3+a_4)/3)((a_3+a_4+a_5)/3)...((a_n+a_1+a_2)/3)
を示せ。ただし、0<a_i,1≦i≦n.
相加相乗ですぐできるやん
>760 ついでに....
〔B.3912〕
Prove that every convex quadrilateral has a vertex, such that
its inversion with respect to the midpoint of the line segment connecting the two adjacent verteces
does not lie outside the quadrilateral.
凸4辺形には、次の条件を満たす1つの頂点があることを示せ。
その頂点を、両隣の頂点を結ぶ対角線の中点の周りに反転した点は、
この4辺形の外部にない。
769 :
768:2006/07/07(金) 22:41:53
Note: line segment connecting the verteces = diagonal
>764
f(x)/x >0 ⇒ log{f(x)/x} ≦ f(x)/x −1 を使ったな?
>767
すご
>768-769
凸4角形をABCDとする。
対角線BDの中点Nの周りにAを反転した点をA'とする。
A'⊆△BCD ⇔ ∠CBD−∠A'BD ≧ 0 かつ ∠CDB−∠A'DB ≧ 0.
ところで、
∠CBD-∠A'BD = ∠CBD−∠ADB ≡ u, ∠CDB−∠A’DB = ∠CDB−∠ABD ≡ v. …… (A)
ここに
∠CBD - ∠ADB = ∠DAC - ∠BCA = u (← ∠ADB + ∠DAC = 180゚−∠AXD = ∠CBD + ∠BCA )
∠CDB - ∠ABD = ∠BAC - ∠DCA = v (← ∠ABD + ∠BAC = 180゚−∠AXB = ∠CDB + ∠DCA )
なので、(A)の頂点を循環させると……
771 :
766:2006/07/08(土) 15:59:13
>>767 気づかなかったorz
自分は遠回りしたので、意味もなく難しく思ってた。
すまんです。
>766
n=2m, b≠0, a_k = 1 + {3(-1)^k}b (k=1,2,…,n) のとき
(左辺) = 1 > (1-b^2)^m = {(1+b)(1-b)}^m = (右辺).
>766
n=3L, c≠0, |c|<1/2, a_(3k-2) = 1+2c, a_(3k-1)=1-2c, a_(3k)=1, (k=1,2,…,L) のときは
(左辺) = {1(1-c)(1+c)}^L = (1-c^2)^L < 1 = (右辺).
で成立してるお。ふむふむ。
774 :
766:2006/07/10(月) 20:09:30
766です。
>767
相加相乗で出来ません・・・出来たらやり方教えてくれませんか?
↓自分の証明です。一応。
まず、
補題 a_1/b_1+a_2/b_2+a_3/b_3 ... +a_n/b_n ≧ n(a_1+a_2+a_3+...+a_n)/(b_1+b_2+b_3+...+b_n)
を示します。(b_i≠0、1≦i≦n、a_i≦a_i+1 1≦i≦n、b_j≦b_j+1 1≦j≦n)
証明:Chebychefより、LHS≧(1/n)(a_1+a_2+a_3+...+a_n)(1/b_1+1/b_2+1/b_3+...+1/b_n)
相加相乗より、1/b_1+1/b_2+1/b_3+...+1/b_n≧(n^2)/(b_1+b_2+b_3+...b_n)
なので、証明されました。
次に、与式を
(3/2)^n≦((a_1+a_2+a_3)/(a_1+a_2))...((a_n+a_1+a_2)/(a_n+a_1))
と変形します。さらに、a_i≦a_i+1 1≦i≦n、a_(n+1)=a_1、a_(n+2)=a_2とします。
(a_k+a_(k+1)+a_(k+2))/(a_k+a_(k+1))=(a_k+a_(k+1)+a_(k+2))/(a_k+a_(k+1)+0)
=1/(a_k+a_(k+1)+0)/(a_k+a_(k+1)+a_(k+2))≧3/2(補題により)
なので、kを1≦k≦n内で動かせば示されます。
>>766,774
「補題」 は
{a_1, a_2, …, a_n} の順序と {b_1, b_2, …, b_n} の順序が 平行している
ことを仮定しているようなので、
「補題」 を使うときは、そのことを確かめた方がよいでしょう.
>772は、nが偶数のとき凡例がありそうだ、と言ってまつyo.
b≠0, |b| < 1/3,
a_1 = a_3 = … = a_(n-1) = 1-3b,
a_2 = a_4 = … = a_n = 1+3b のとき....
776 :
766:2006/07/15(土) 15:05:09
766です。試験で忙しかったので暫く来れませんでした。すいません。
>>772ですが、確かにそうですね・・・。本からのうpでしたが、どうも完全な問題ではないようです。申し訳ありません。
また半年間romってきます。
>>776 元ネタがあるときは、参考文献も書いておくといいよ。
大概は既知の問題だろうけど…。
それに書いてある模範解答以外の答えを出せるときがあるし…。
972
実数 a、b、c が a^2+b^2+c^2=1をみたすとき、次式を示せ。
1/(1-ab) + 1/(1-bc) + 1/(1-ca) ≦ 9/2
実数 a、b、c、d が a^2+b^2+c^2+d^2=1をみたすとき、次式は成り立つか?
1/(1-ab) + 1/(1-ac) + 1/(1-ad) + 1/(1-bc) + 1/(1-bd) + 1/(1-cd) ≦ 8
( ゚∀゚) ハァハァ…
>781
Q1. 三角形ABCの内部に点Pがあって, 等式
∠PBA + ∠PCA = ∠PBC + ∠PCB
をみたすとき, AP≧AI を示せ. ここにIは△ABCの内心である.
また、等号成立は P=I のとき。
Q3. 任意の実数a,b,cに対して不等式
|ab(a^2-b2) + bc(b2-c^2) + ca(c^2-a^2)| ≦ M(a^2+b^2+c^2)^2
が成り立つような, 最小の実数Mを求めよ.
Q4. 以下の等式を満たす整数の組(x,y)をすべて求めよ.
1 + 2^x + 2^(2x+1) = y^2.
A3. M = 12・17^3 / 385^2 ≒ 0.3977466689… ( a:b:c = 1:(25/8):(-9/8) の辺り.)
A4. (x,y) = (4,23)
>>782 過去ログに、こんなのあったような…
実数 a、b、c が a^2+b^2+c^2=1をみたすとき、
1/(1+ab) + 1/(1+bc) + 1/(1+ca) ≧ 9/4
786 :
132人目の素数さん:2006/08/09(水) 00:17:10
これどうすか。
{√(bc)+√(ca)+√(ab)}/3≦{(b+c)(c+a)(a+b)/8}^{1/3}
787 :
132人目の素数さん:2006/08/09(水) 00:24:36
もちろんa,b,c≧0
>>786 グッジョブ (*゚▽゚)b
>>780で紹介した本の P.122 に載っていますね (*゚∀゚)=3 ハァハァ…
もしかして、この不等式、このスレには初登場?
790 :
132人目の素数さん:2006/08/09(水) 13:02:05
muirheadの不等式って、巡回置換じゃ成り立たないの?
成り立たない。
792 :
132人目の素数さん:2006/08/09(水) 13:34:55
本当?
>>793 優級数って、ひとつの順序でしょ。
巡回置換は(巡回)対称性があるから順序にならんのじゃない?
>>786 念のため解答
√(bc)=x, √(ca)=y, √(ab)=z とおくと,
(左辺) = (x+y+z)/3 ≦ √{(x^2+y^2+z^2)/3} = √{(bc+ca+ab)/3}
≦ {(a+b+c)(bc+ca+ab)/9}^(1/3) ≦ {[(a+b+c)(bc+ca+ab) -abc]/8}^(1/3)
= {(b+c)(c+a)(a+b)/8}^(1/3) = (右辺).
ここで
√{(bc+ca+ab)/3} ≦ (a+b+c)/3,
(a+b+c)(bc+ca+ab) - 9abc = a(b-c)^2 + b(c-a)^2 +c(a-b)^2 ≧ 0,
を使った。
>>786 やはり、一般化せずには いられまいな ( ゚∀゚)
B.C.Carlson, R.K.Meany, S.A.Nelson (1971)
正の数 a_i (1≦i≦n) に対して、
(1/n)*Σ[k=1 to n] \sqrt [n-1] {Π[i≠k]a_i } ≦ \sqrt [n] { Π[k=1 to n] {(1/(n-1))*Σ[i≠k]a_i } }
797 :
132人目の素数さん:2006/08/10(木) 21:15:30
>>796 ヘルダー使って証明するやつだな。もっと一般化されてたと思うが。同じ論文だったか定かじゃないが。
拡張の証明は、
>>795の方法のままで出来ない?ヘルダー使わずに。
a_1,……,a_n≧0とするとき,
Σ[k=1 to n]√(Σ[i=k to n] a_i) ≧ √(Σ[k=1 to n] (k^2 a_k))
>>797 > もっと一般化されてたと思うが。
もっとくぁしく!
802 :
800:2006/08/10(木) 22:10:03
あぁ、たぶん nCkのことですね。 失礼。
外国では C_n^kと書くのか…、へんなの!
803 :
132人目の素数さん:2006/08/10(木) 22:28:33
804 :
132人目の素数さん:2006/08/10(木) 22:28:34
>799
もっといけるで。左辺のkと右辺のkは同じじゃなくても大丈夫。
足してnより大なら。
>>803 つまり TeXで _nC_k と書くつもりが、書き間違えたわけだ! なさけない・・・
806 :
132人目の素数さん:2006/08/10(木) 22:40:21
ちげーよw
>>801-803,805
nCkをC_n^kと書くのは,日本以外のアジア地域の標準的記法
>>807 そうでしたか
日本以外のアジアか。
どおりで AMM 読んでも、そんな表記はなかったわけだ。
>>800 これの証明はどうするのでしょうか?
私は3変数の証明でいっぱいいっぱいです。
>>797-800,809
ヘルダーを使わずに… (粗筋だけでスマソ)
#A=k, n/2 < k ≦ n
a_1,a_2,…,a_n のj次の基本対称式を S_j とおく。C[n,k]=N とおく.
x_A = {Π[i∈A] a_i}^(1/k) とおくと, 納#A=k] (x_A)^k = S_k,
補題より {(1/N)納#A=k] x_A}^(n-k) ≦ (1/N)S_(n-k).
(左辺)^n = {(1/N)納#A=k] x_A}^n ≦ (1/N^2)S_(n-k)・納#A=k] (x_A)^k
= (1/N^2)S_(n-k)S(k)
= (1/N){ [1,1,…,1] + C(n-k,1)C(k,1)[2,1,…,1,0] + C(n-k,2)C(k,2)[2,2,1,…,1,0,0] + … + C(k,n-k)[2,…,2,1(0),…,0] }
≦ (1/N){ [1,1,…,1] + (terms of order ≦2) + (terms of orders >2 ) } (← Muirhead)
= {1/(n-1)}^n・Π[#A=k] {納i∈A] a_i}
= (右辺)^n.
(terms of order・・・) の係数は、個別に求めている…
〔補題〕 n/2 ≦ k ≦ n のとき
{(1/N)納#A=k] x_A}^(n-k) ≦ (1/N)S_(n-k).
S_(n-k) は a_1,a_2,…,a_n のn-k次の基本対称式。
(略証)
各x_A は (a_j)^(1/k) のk次積なので、左辺を展開すると (a_j)^(1/k) のk(n-k)次積となる。
各a_jは高々n-k個しかないから、重複なくk組に分けられる。(← n-k≦k)
x_A1・x_A2…x_A(n-k) = (k組の相乗平均) ≦ (k組の相加平均).
すべての A1,A2,…,A(n-k) について加えて平均すると対称性によって (1/N)S_(n-k) となる。 (終)
811 :
810:2006/08/13(日) 20:21:02
>810 は独立変数を a_1,…,a_n で表わしてまつ.(>800 は別の文字を使ってまつ).
>804
S_k / C[n,k] = P_k とおくと >810 より
(左辺)^n ≦ (1/C[n,k]^2)S_(n-k)・S_k = P_(n-k)P_k.
ところで P_k は単調減少で上に凸。P_(k+1)/P_k が単調減少だから
(左辺)^n ≦ P_(n-k)P_k ≦ P_(n-k+1)P_(k-1) ≦ P_(n-k+2)P_(k-2) ≦ … ≦ P_([n/2])P_(n-[n/2])
jien otu
【記号の説明】
n個の正の数 a_1,a_2,…,a_n に対して、
基本対称式(k個ずつの積の和)を s_k で表す
(s_k)/項数 = (s_k)/C[n,k] ≡ P_k とおく
817 :
810:2006/08/16(水) 03:14:27
>>797-800,809 粗筋 (その2)
(左辺)^k = {(1/N)納#A=k] x_A}^k ≦ (1/N)納#A=k] (x_A)^k = (1/N)S_k = P_k
≦ ……
≦ { Π[#A=k] (1/(n-1))納i∈A] a_i }^(k/N)
= (右辺)^k.
右辺を展開したとき, "terms of higher order" が多く含まれることを示さねば…
>817 の続き
納i∈A] a_i のiを1づつずらしたn項の積を考える。
nが素数のとき {a_i}の対称式でP_k, P_1・P_(k-1), … の和として表わせるので、
≧ (P_k)^(n/k),
これを(N/n)組を掛けあわせて(k/N)乗すると
P_k ≦ (右辺)^k
ネタ投下
実数 x , y , z が xy + 2yz + 3zx = 1 を満たすとき |x + y + z| の最小値を求めよ
820 :
132人目の素数さん:2006/08/27(日) 17:12:37
保守
>819
|x+y+z|^2 = (4/3)(xy+2yz+3zx) + (2/3)(x+y-z)^2 + (1/3)(x-y-z)^2 ≧ (4/3)(xy+2yz+3zx) = 4/3.
|x+y+z| ≧ 2/√3, 等号成立は x=z, y=0 のとき.
>>821 どっから、そういう変形を思いつくのですか? ('A`)
コツがあるのですか?
>>821 ハァハァ
)ハァハァ
`)ハァハァ
Д`)ハァハァ
´Д`)ハァハァ
;´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ
825 :
132人目の素数さん:2006/08/28(月) 09:29:46
brunn-minkowski不等式ってなんダイ?
問題投下
正の実数 x , y , z の中で一番小さいものが √3 以上であるとき
不等式 xyz≧x+y+z が成り立つことを証明せよ.
>>826 一応一般化しておく。
x_k ≧ n^{1/(n-1)} (k=1,2,…,n) のとき,
x_1 x_2 … x_n ≧ x_1 + x_2 + … + x_n
を示せ。
一応示しとくお。
【命題828】 x_k ≧ a >1 (k=1,2,…,n) のとき
x_1・x_2…x_j ≧ x_1 + x_2 + … + x_j + (a^j) -ja.
(略証)
jについての帰納法による。
j=1 のときは明らかだお。
j>1 とする。
j-1 について成り立つとする。
x_1・x_2…x_(j-1) =y とおくと、
y ≧ x1 + … + x_(j-1) + a^(j-1) -(j-1)a ≧ a^(j-1) …… (1).
補題↓より、
y・x_j ≧ y + x_j + (a^j) -a^(j-1) -a …… (2)
(1)(2)より、j についても成り立つお。(終)
〔補題829〕
x≧a>1, y≧b>1 のとき xy ≧ x + y + c, ただし c=ab-a-b.
(略証)
題意により (x-a)(y-b) ≧0.
∴ xy ≧ ay + xb -ab ≧ x + y + (a-1)b + a(b-1) -ab = x + y +ab -a -b.
831 :
132人目の素数さん:2006/08/30(水) 18:11:31
age
問題投下。
p,q,r>0, x,y,z≧0 のとき,以下の(1)(2)を示せ。
(1) px^2/(q+r) + qy^2/(r+p) + rz^2/(p+q) ≧ xy + yz + zx - (x^2 + y^2 + z^2)/2
(2) pyz/(q+r) + qzx/(r+p) + rxy/(p+q) ≧ xy + yz + zx - (x^2 + y^2 + z^2)/2
833 :
132人目の素数さん:2006/09/04(月) 12:30:59
>>832 とりあえず(1)だけ。
Cauchy-Shwarzから
{(q+r)+(r+p)+(p+q)}{x^2/(q+r)+y^2/(r+p)+z^2/(p+q)} ≧ (x+y+z)^2
∴2(p+q+r){x^2/(q+r)+y^2/(r+p)+z^2/(p+q)} ≧ (x+y+z)^2
これを展開して整理すると(1)を得る。
a,b,c>0 とするとき、次の不等式が成り立つことを示せ
a^3/(a^2+ab+b^2) + b^3/(b^2+bc+c^2) +c^3/(c^2+ca+a^2) ≧ (a+b+c)/3
>>834 (左辺)-(右辺)を通分すると,
(2a^5b^2 + a^4b^3 + a^3b^4 + 2a^2b^5 + 2a^5bc - a^4b^2c - 2a^3b^3c - a^2b^4c +
2ab^5c + 2a^5c^2 - a^4bc^2 - 4a^3b^2c^2 - 4a^2b^3c^2 - ab^4c^2 + 2b^5c^2 + a^4c^3
- 2a^3bc^3 - 4a^2b^2c^3 - 2ab^3c^3 + b^4c^3 + a^3c^4 - a^2bc^4 - ab^2c^4
+ b^3c^4 + 2a^2c^5 + 2abc^5 + 2b^2c^5 ) / (3(a^2 + ab + b^2)(a^2 + ac + c^2)(b^2 + bc + c^2))
この分子は,
2Σa^5b^2 - 2Σa^4b^2c^2 + Σa^4b^3 - Σa^4b^2c + Σa^5bc - Σa^3b^3c
と書ける。ただし,Σは(a,b,c)の全ての置換(6つ)に関する和を表す。
Muieheadの不等式より,
第1項≧第2項
第3項≧第4項
第5項≧第6項
なので,(左辺)-(右辺)≧0 が成立。
836 :
834:2006/09/19(火) 10:15:10
>>834 MuieheadじゃなくてMuirhead
837 :
835:2006/09/19(火) 14:11:41
>>835の第2項目の Σa^4b^2c^2 は Σa^3b^2c^2 の間違い。
838 :
132人目の素数さん:2006/09/20(水) 02:25:42
839 :
132人目の素数さん:2006/09/21(木) 12:40:17
>>834 ムーアヘッド使わなくても。
a^2+ab+b^2≧3abだから、
(左辺第1項)=a-ab(a+b)/(a^2+ab+b^2)≧a-(a+b)/3
この式をcyclicにまわして足す。
840 :
132人目の素数さん:2006/09/28(木) 14:04:08
age
(1) a、b≧0 が a^2 + b^2 = 1 をみたすとき、a+b ≧ 2^(ab) を示せ。
(2) 3文字以上に拡張できるだろうか?
1 + 2ab ≧ 2^(2ab), 0 ≦ 2ab ≦ 1
>>843 >>842さんの証明方法のままn変数に一般化すればこういうこと。
【命題】
x_1,……, x_n ≧ 0 および
(x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2 = 1 のとき,
x_1 + x_2 + …… + x_n ≧ n^(S/(n-1))
が成り立つ。
ただし S は x_1, ……, x_n から作られる2次の基本対称式。
例えば n=3 なら S= x_1x_2 + x_2x_3 + x_3x_1
【証明】
グラフを描けば,指数関数の凸性から分かるとおり,
1+x ≧ n^(x/(n-1)) (0≦x≦n-1) ……(*)
が成り立つ。
相加相乗平均より,x_ix_j ≦ ((x_i)^2 + (x_j)^2) / 2 であり,
これを 1≦i<j≦n なる全ての i,j に関して足し合わせると,
S ≦ (n-1)( (x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2 )/2 = (n-1)/2
が得られる。
よって,0≦2S≦n-1 なので,(*) に x = 2S を代入すると,
1 + 2S ≧ n^(2S/(n-1))
∴ (x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2 + 2S ≧ n^(2S/(n-1))
∴ (x_1 + x_2 + …… + x_n)^2 ≧ n^(2S/(n-1))
両辺の平方根をとればOK. (Q.E.D.)
>>841-844 >>844とは違う方向で
>>841を一般化してみた。
【命題】
p,q は 0<p.q<1, p+q=1 を満たす実数とする。
x,y は x,y≧0, x^2 + y^2 = 1 を満たす実数とする。
このとき,
px + qy ≧ (min{p,q})^(1-x^(2p)y^(2q))
が成立する。
p=q=1/2 の場合,両辺を2倍すると
>>841になります。
証明は,解析的手法でできる。
誰かこれをn変数に拡張よろしく。
>>844 A = (x_1 + x_2 + … + x_n)/n,
RMS = √{[(x_1)^2 + (x_2)^2 + … + (x_n)^2]/n}
とおくと
S = (1/2){(n・A)^2 - n・RMS^2} ≦ (1/2)n(n-1)・RMS^2,
〔命題844〕
RMS ≧ A ≧ RMS・(1/n)^t,
ここに t = (1/2) - S/{n(n-1)・RMS^2}, 0≦t≦1/2.
>>832 (2), >838
(略証)
f(x,y,z) = (1/2)(x^2 +y^2 +z^2) + {p/(q+r) -1}yz + {q/(r+p) -1}zx + {r/(p+q) -1}xy
= (1/2)(x^2 +y^2 +z^2) + Ayz + Bzx + Cxy.
とおく。A,B,C のうち、正のものは高々1つだけ。
小さい方の2つを A=cosα, B=cosβ とする。α,βは鈍角.
C < cos(α-β) のときは γ = arccos(C),
C ≧ cos(α-β) のときは γ = |α-β| ≦ arccos(C).
とおくと 3角不等式 α+β≧π>γ≧|α-β| を満たす。
そこで、互いに角α,β,γをなすように斜交軸 i↑,j↑,k↑ を取る。
r↑= xi↑ + yj↑ +zk↑ とすると
0 ≦ (r↑・r↑)
= x^2 +y^2 +z^2 + 2{cosα}yz + 2{cosβ}zx + 2{cosγ}xy
≦ x^2 +y^2 +z^2 + 2Ayz + 2Bzx + 2Cxy. (← x,y,z≧0)
= 2f(x,y,z).
>>844の証明方法をなぞった
>>847の〔命題844〕 の証明
【命題844】
x_1,……, x_n ≧ 0とする。
A = (x_1 + x_2 + …… + x_n)/n
M = √{[(x_1)^2 + (x_2)^2 + … + (x_n)^2]/n}
S = x_1,……, x_n の2次の基本対称式
とおくとき,
A≧Mn^[S/{n(n-1)M^2}-1/2]
【証明】
グラフを描けば,指数関数の凸性から分かるとおり,
nM^2 + x ≧ M^2n^[x/{n(n-1)M^2}+1] (0≦x≦n(n-1)M^2) ……(*)
が成り立つ。
相加相乗平均より,x_ix_j ≦ ((x_i)^2 + (x_j)^2) / 2 であり,
これを 1≦i<j≦n なる全ての i,j に関して足し合わせると,
S ≦ (n-1)( (x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2 )/2 = n(n-1)M^2/2
が得られる。
よって,0≦2S≦n(n-1)M^2 なので,(*) に x = 2S を代入すると,
nM^2 + 2S ≧ M^2n^[2S/{n(n-1)M^2}+1]
∴ (x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2 + 2S ≧ M^2n^[2S/{n(n-1)M^2}+1]
∴ (nA)^2 ≧ M^2n^[2S/{n(n-1)M^2}+1]
両辺の平方根をとって両辺をnで割ればOK. (Q.E.D.)
(*゚∀゚)=3 ハァハァ…
852 :
848:2006/10/04(水) 00:07:12
>848 (続き)
3角不等式のほかに α+β+γ≦2π も示さねば……
γ=|α-β| のときは α+β+γ = 2max{α,β} ≦ 2π.
γ=arccos(C) のとき
arccos(x) ≦ (2π/3) + (√3){(3/2)/(x+2) -1}, …… (*)
1/(A+2) + 1/(B+2) + 1/(C+2) =2,
α+β+γ = arccos(A) + arccos(B) + arccos(C) ≦ 2π.
ところが、(*) は x<-0.96 では成り立たない …… orz.
題名がカッコいいなw
>>853 俺も買ったけど読み進んでない。 orz
仕事が忙しすぎるんじゃい!!!
856 :
853:2006/10/10(火) 23:03:33
>>855 俺も忙しくって、読み始めるのは来月以降になりそうだ。
同士よ、マイペースでハァハァしていこうぜ! ( ゚∀゚)ノ
858 :
132人目の素数さん:2006/10/25(水) 21:41:57
king来い
859 :
132人目の素数さん:2006/10/25(水) 21:44:06
さっきそこの道路でkingが車にはねられていた
860 :
KingOfUniverse ◆667la1PjK2 :2006/10/25(水) 21:45:12
talk:
>>858 私を呼んだだろう?
talk:
>>859 人の脳を読む能力を悪用する奴を潰せ。
>857
〔トレミーの不等式(2D)〕
AB・CD + AD・BC ≧ AC・BD.
(略証2)
複素数平面を考え、頂点 A,B,C,D に対応する複素数を a,b,c,d とする。
(b-a)(d-c) + (d-a)(c-b) = (c-a)(d-b).
という恒等式が成り立つので、各項の絶対値をとる.(終)
「数学100の定理」数セミ増刊 (1983.10) p.16 栗田 稔:「トレミーの定理」
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1147941227/58-61 (別証)
矢野健太郎:「幾何の有名な定理」数学ワンポイント双書36, 共立出版 (1981) p.47-48
( ゚∀゚)つ a, b, c > 0 に対して、(√a + √b + √c)・√(abc) + (a+b+c)^2 ≧ 4√{3abc(a+b+c)}
863 :
132人目の素数さん:2006/11/03(金) 23:15:52
なぜ、「不等式」であって「非等式」ではないのでしょうか?
「不等式」って名詞だろ。
なら、等しからざる式じゃないと駄目じゃん。
>>862 a+b+c=s, abc=u とおく。相加・相乗平均より、
(√a +√b +√c)√u + (1/9)s^2 ≧ 3u^(1/6)・√u +(1/9)s^2 = u^(2/3) +u^(2/3) +u^(2/3) +(1/9)s^2
≧ 4{u^2・(1/9)s^2}^(1/4) = (4/3)√(3us).
また、(*) より,
s^2 ≧ 3√(3us).
辺々加える。
(*) s^3 -27u = (1/2){(7a+b+c)(b-c)^2 +(a+7b+c)(c-a)^2 +(a+b+7c)(a-b)^2} ≧0,
∴ s ≧ 3u^(1/3).
>866
左側
z=x+iy, z~=x-iy … 共軛複素数, 補題より
|e^z -1|^2 = (e^z -1){e^(z~) -1} = e^(2x) -e^z -e^(z~) +1 ≧ e^(2x) -2e^x +1 = (e^x -1)^2.
右側
373 :132人目の素数さん :2006/11/10(金) 23:42:06
マクローリン展開で,
|e^z -1| = |Σ[1,∞) (1/n!)z^n | ≦ Σ[1,∞) (1/n!)|z^n| = e^|z| -1.
こうかな?
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/math/1162905141/373 〔補題〕 e^z + e^(z~) ≦ 2e^(Re{z}).
z = x+iy, z~=x-iy とすると、
e^z + e^(z~) = (e^x){e^(iy) + e^(-iy)} = 2(e^x)cos(y) ≦ 2e^x. (終)
z + z~ = 2x.
>866
左側は三角不等式で一発だお。
e^Re{z} = |e^z|.
>869
a,b,c の基本対称式を a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおくと
(a+b)(b+c)(c+a) = st-u,
(左辺) = {(s^2 -t)^2 +4su}/(st-u)^2,
(s^2 -t)^2 -(9/4t)(st-u)^2 = F_2 + (3t/4s)F_1 + (9u/4s)F_0 + (u/4t)(st-9u) ≧0.
ここに、F_2 = s^4 -5(s^2)t +4t^2 +6su, F_1 = s^3 -4st +9u, F_0 = s^2 -3t.
>>399-401 ∴ (左辺) ≧ (9/4t).
871 :
870:2006/11/23(木) 04:21:50
>870 の訂正、スマソ
(s^2 -t)^2 +4su -(9/4t)(st-u)^2 = F_2 + (3t/4s)F_1 + (9u/4s)F_0 + (u/4t)(st-9u) ≧0.
872 :
870:2006/11/23(木) 17:10:31
>870 (補足)
(s^2 -t)^2 +4su -(9/4t)(st-u)^2 = F_2 + (3t/4s)F_1 + (5u/2s)F_0 + (3u^2/4st)F_(-1) ≧0.
F_(-1) = (t^2 -3su)/u.
でもよい。
abc=1、a,b,c>0 の時(a+b+c/3)^5 ≧ (a^2+b^2+c^2)/3を示せ。
875 :
KingOfUniverse ◆667la1PjK2 :2006/12/09(土) 09:45:08
talk:
>>874 貴様反乱軍の一味だな!
ちなみに、私は中立だ。
>>875 久しぶりに現れたな。せっかくだから解いて行かないか?
877 :
132人目の素数さん:2006/12/09(土) 10:49:01
a,b,c>0 かつ ab+bc+ca=t
G=1/(a+b)^2 + 1/(b+c)^2 + 1/(c+a)^2 ー 9/4t-rt
878 :
132人目の素数さん:2006/12/09(土) 10:50:15
abc=1、a,b,c>0 の時
G=(a+b+c/3)^5 ー(a^2+b^2+c^2)/3ーr(abc−1)
879 :
132人目の素数さん:2006/12/09(土) 11:46:59
g=0,f>0
G=f-rg
∇G=0
r=fa/ga=fb/gb=fc/gc
g=abc=1
afa=bfb=cfc
a=b=c=1
f=1-1=0
f>=0
880 :
132人目の素数さん:2006/12/09(土) 11:53:40
f=c
881 :
132人目の素数さん:2006/12/09(土) 11:58:38
a=(x^3-2)^2
>>874 [469]. Solve for t in terms of a,b in the equation
√(t^2 -at +a^2) + √(t^2 -bt +b^2) = √(a^2 +ab +b^2).
where 0 < a, b.
(略解) 根号を開いていくと t = (a+b)/(ab).
[B.3944]. Sketch in the cartesian plane the region consisting of the points (x,y) such that
x/y + 1/x + y ≧ y/x + 1/y + x.
(略解) 通分すると (左辺) - (右辺) = (x-1)(y-1)(y-x)/(xy) ≧ 0.
[B.3945]. Solve the following simultaneous equations:
x^3 + y^3 + z^3 = 8 … (1), x^2 + y^2 + z^2 = 22 … (2), 1/x + 1/y + 1/z + (z/xy) = 0 … (3)
(略解) (3)から (x+z)(y+z)=0, すなわち z=-x または z=-y.
x+z=0 のとき x^3 +z^3 =0, (1)より y=2, (2)より x=-z=±3.
y+z=0 のとき y^3 +z^3 =0, (1)より x=2, (2)より y=-z=±3.
C.871. Prove that if the expression
(x^2)/(x-y)(x-z) + (y^2)/(y-x)(y-z) + (z^2)/(z-x)(z-y)
is well-defined, then its value is independent of the values x,y and z.
(略解) 通分すると (x^2)(z-y) +(y^2)(x-z) + (z^2)(y-x) になる。
これは交代式だから差積 (x-y)(y-z)(z-x) で割り切れる、というか、差積そのもの。
これを整理して、結局1.
>>874 [K.100]. Solve the following equation on the set of real numbers:
x^2 +6 +1/(x^2) = 4x + 4/x.
(略解) (左辺) -(右辺) = (x+1)^4 /(x^2).
複素数まで考えても x=-1 だけ……ort.
(訂正)
[469]. の解は t=ab/(a+b) ですた。スマソ.
884 :
883:2006/12/10(日) 11:12:13
[K.100]. (訂正)
(略解) (左辺) -(右辺) = (x-1)^4 /(x^2).
複素数まで考えても x=+1 だけ……スマソ.
ハァハァ
>>873 a,b,c の基本対称式を a+b+c=s, ab+bc+ca=t, abc=u とおく。
s^5 + 81tu +81tu ≧ 81・{s^5・(1/3)t^2・u^2}(1/3), (← 相加・相乗平均)
t^2 - 3su = u・F_(-1) ≧0,
より
s^5 + 81tu +81tu ≧ 81・s^2・u,
(s/3)^5 ≧ {(s^2 -2t)/3}u.
ゼェゼェ (←かぜにご注意)
お大事に☆
>>874 たまには 等式も…
[460]. Given two natural numbers x and y for which 3x^2 +x = 4y^2 +y,
prove that their positive difference is a perfect square.
Determine a non-trivial solution of this equation.
(MOCP/2006/prob_oct)
(略解)
x-y=d とおくと d>0. 与式より,
x = 4d +√{d(1+12d)}, y = 3d +√{d(1+12d)}.
d と 1+12d は互いに素だから、共に平方数.
(例)
√d=2, √(1+12d)=7, x=2*15, y=2*13,
√d=28, √(1+12d)=97, x=28*209, y=28*181,
√d=390, √(1+12d)=1351, x=390*2911, y=390*2521,
√d=5432, √(1+12d)=18817, x=5432*40545, y=5432*35113.
[465]. For what positive real numbers a, is (2+√a)^(1/3) + (2-√a)^(1/3) an integer ?
(MOCP/2006/prob_nov)
(略解)
(2+√a)^(1/3) + (2-√a)^(1/3) = b, (a≧0) とおくと
b^3 -3{(4-a)^(1/3)}b -4 = 0,
a = 4-{(b^3 -4)/3b}^3,
(例)
a =5 のとき b=1,
a = 100/27 のとき b=2.
ヒューヒュー (←寒風にご注意)
>>874 [462]. For any positive real numbers a,b,c,d, establish the inequality
√{a/(b+c)} + √{b/(c+d)} + √{c/(d+a)} + √{d/(a+b)} > 2.
(MOCP/2006/prob_oct)
(略解)
√a =A, √b =B, √c =C, √d =D とおけば
(左辺) > A/(B+C) + B/(C+D) + C/(D+A) + D/(A+B). (← √(x+y) < √x + √y)
に帰着する(Shapiroの巡回不等式)
>>284
>>874 〔Shapiroの巡回不等式〕
>>284 n≦13 と F = 納i=1,n] A_i /{A_(i+1) + A_(i+2)}, A_(n+1)=A_1, A_(n+2)=A_2 に対して
F ≦ n/2.
(例証)
F * 納k=1,n] A_k*{A_(k+1) + A_(k+2)} ≦ (A_1 + A_2 + … + A_n)^2 (←コーシー)
≡ (A_1 + A_2 + … + A_n)^2 - (n/2)納k=1,n] A_k*{A_(k+1) + A_(k+2)} ≧0 を示せばよい。
n=3,5 のとき = (1/(n-1))納1≦i<j≦n] (A_i -A_j)^2 ≧0,
n=4 のとき = (A_1 -A_3)^2 + (A_2 -A_4)^2 ≧0,
n=6 のとき = (1/2)納1≦i<j≦3] {A_i +A_(i+3) -A_j -A_(j+3)}^2 ≧0.
>>874 >889 の補足
{A_i}の相関函数を G_k = Σ[i=1,n] A_i・A_(i+k) とおけば、G_(n-k) = G_k,
= G_0 + G_1 + … + G_(n-1) -(n/2)(G_1 + G_2).
ただし A_(n+i) = A_i (巡回的)とした。
n=3 のとき = G_0 - G_1 = (1/2)Σ[i=1,3] {A_i -A_(i+1)}^2 ≧0,
n=4 のとき = G_0 - G_2 = (A_1 -A_3)^2 + (A_2 -A_4)^2 ≧0,
n=5 のとき = G_0 - (G_1 + G_2)/2 = (1/4)Σ[i<j] (A_i -A_j)^2 ≧0,
n=6 のとき = G_0 - G_1 - G_2 + G_3 = (1/2)納i=1,3] {A_i - A_(i+1) + A_(i+3) - A_(i+4)}^2 ≧0,
>887
[460] の解法。
√d = a_n, √(1+12d) = b_n の漸化式は
a_(n+1) = 7a_n + 2b_n, a_0 =0,
b_(n+1) = 24a_n + 7b_n, b_0 =1.
∴共通の漸化式
c_(n+1) = 14c_n - c_(n-1)
を満たす。特性根は (2±√3)^2.
a_n = {(2+√3)^(2n) - (2-√3)^(2n)}/(2√12),
b_n = {(2+√3)^(2n) + (2-√3)^(2n)}/2,
x = {(2+√3)^(4n+1) + (2-√3)^(4n+1)}/24 -1/6,
y = {(2+√3)^(4n+1) - (2-√3)^(4n+1)}/(16√3) -1/8.
coshθ =2 なる θ>0 をとると exp(±θ) = 2±√3,
√d = sinh(2nθ)/√12, √(1+12d) = cosh(2nθ),
x = cosh((4n+1)θ)/12 -1/6,
y = sinh((4n+1)θ)/(8√3) -1/8.
θ = arccosh(2) = log(2+√3) = -log(2-√3) = 1.316957896924816708625046347308…
ぬるぽ
>890 のついでに…
〔補題〕自己相関関数 G_k について
-G_0 ≦ G_k ≦ G_0.
(略証1)
左側: {A_i} と {-A_i} について (逆順序積) ≦ (乱順序積).
右側: {A_i} どうしで (乱順序積) ≦ (同順序積).
(略証2)
G_0 ± G_k = (1/2)納i=1,n] {A_i ± A_(i+k)}^2 ≧0. (終)
風を集めて (風街ろまん)
IMO-2004 から
[Q4]
Let n≧3 be an integer, and let x_1, x_2, …, x_n be positive real numbers that satisfy
(x_1 + x_2 + … + x_n)(1/x_1 + 1/x_2 + … + 1/x_n) < n^2 +1.
Prove that for all i,j,k with 1≦i<j<k≦n,
the numbers x_i, x_j, x_k are the sides of a non-degenerate triangle.
はっぴいえんど
>893
[Q4]
n≧3 は自然数、x_1, x_2, …, x_n は正の実数で、
(x_1 + x_2 + … + x_n)(1/x_1 + 1/x_2 + … + 1/x_n) < (n-3+√10)^2.
を満足する。このとき、1≦i<j<k≦n なるすべての (x_i, x_j, x_k) は3角形の辺をなすことを示せ。
街の外れの背伸びした路地を 散歩してたら染みだらけの もやごしに起き抜けの路面電車が 海を渡るのが 見えたんです.
それで僕も 風を集めて、風を集めて、風を集めて……
>896
[129]
40番
a,b,c≧0, a+b+c = s とする。
(左辺) = s(ab+bc+ca) -abc = (1/4)(s^3 -F_1 -3abc) ≦ (1/4)s^3.
ここに F_1 = a(a-b)(a-c) + b(b-a)(b-c) + c(c-a)(c-b) ≧ 0. (←Schur不等式)
>>38 >>399-401 等号は (a,b,c) = (s/2,s/2,0) のとき。
898 :
897:2006/12/29(金) 15:15:54
>897 の訂正
40番
(与式) = s(ab+bc+ca) -3abc = …… ≦ (1/4)s^3.
ゴホゴホ … カンキ(寒気・換気)にご注意
大掃除中に出てきた紙切れから。(元ネタも答えもなかった)
(1) Σ[k=1 to n-1]sin(kπ/n) =
(2) Σ[k=0 to ∞](k!)/{(2k+1)!!} =
(3) Σ[k=0 to ∞]{(2k)!}・k!/{(2k+1)!!} =
不等式ぢゃない? いいんだよ、ハァハァできれば…
___
彡 / ≧ \ 彡 ビュゥ……
彡 |::: \ ./ | 彡
|:::: (● (●| バカップルが初詣とな?…
ヽ::::......ワ...ノ
人つゝ 人,, ボコボコにしてやんよ…
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
>899
(1) 加法公式から
sin(kπ/n) = {cos((k-1/2)π/n) - cos((k+1/2)π/n)}/{2sin(π/2n)} を代入.
S = {cos(π/2n) - cos(π-(π/2n))}/{2sin(π/2n)} = 1/tan(π/2n).
(2)
Σ[k=0, ∞) (k!)/{(2k+1)!!} (1-cosθ)^k = θ/(sinθ),
Σ[k=0, ∞) (k!)/{(2k+1)!!} (1+cosθ)^k = (π-θ)/(sinθ).
に θ=π/2 を代入. S = π/2.
(3) 発散の悪寒...
皆様 今年も1年間 ありがとう御座いますた。それでは 良いお年を。
901 :
900:2006/12/31(日) 00:22:24
>899
>900(2) の補足
k!/{(2k+1)!!} = (1/2^k)∫[0,π/2] sin(x)^(2k+1) dx = (1/2^k)∫[0,π/2] cos(x)^(2k+1) dx
を左辺に代入すると
(2/sinθ)∫[0,π/2] t・sin(x)/{1+(t・cos(x))^2} dx = (2/sinθ)∫[0,t] 1/(1+u^2) du = θ/(sinθ).
ここに t = tan(θ/2).
902 :
132人目の素数さん:2007/01/08(月) 23:52:57
問題豆乳
(1) a * b * c ≧ 0 のとき
(a + b + c)^3 ≧ (-a + b + c)^3 + (a - b + c)^3 + (a + b - c)^3 を示せ
(2) a , b , c > 0 のとき
(b + c)^2 * (b - a)/(a + b) + (c + a)^2 * (c - b)/(c + b) + (a + b)^2 * (a - c)/(c + a) ≧ 0 を示せ
キタコレ!
(1)は、三角形の辺の長さに絡んでるから、図形的に解けるのかな?
(2)は、見たことあるような ないような…
(*゚∀゚)=3 ハァハァ…
904 :
132人目の素数さん:2007/01/11(木) 16:51:41
a,b,cを正の有理数、(a^2)+(b^2)=(c^2)で(ab)/2は整数とする
sorede?
>902
(1) -a+b+c=A, a-b+c=B, a+b-c=C とおくと a+b+c=A+B+C.
(左辺) - (右辺) = (A+B+C)^3 -A^3 -B^3 -C^3 = 3(A+B)(B+C)(C+A) = 3(2c)(2a)(2b) = 24abc.
または
(左辺) - (右辺) = f(a,b,c) とおくと f(0,b,c)=f(a,0,c)=f(a,b,0)=0.
因数定理により f(a,b,c) = k・abc, k=24.
(2) 左辺を通分すると
(左辺)*(a+b)(b+c)(c+a)/2
= (b+c)^3 (c+a)(b-a) + (c+a)^3 (a+b)(c-b) + (a+b)^3 (b+c)(a-c)
= ab^4 +(a^2 +b^2)c^3 -3ab^2・c^2 + cyclic
= (a-b)^2・c^3 + ab(b+2c)(b-c)^2 + cyclic
= {c^2 + a(a+2b)}c(a-b)^2 + {a^2 +b(b+2c)}a(b-c)^2 + {b^2 +c(c+2a)}b(c-a)^2
≧ 0.
等号成立は a=b=c のとき.
>904
そのとき、
(a/c ,b/c) = ((m^2-n^2)/(m^2+n^2), 2mn/(m^2+n^2)), m,nは整数
と表わせる?
>>7 7 名前: 風あざみ [sage] 投稿日: 05/01/22 00:35:18
前スレの
>>815の問題
a,b,cを正の有理数、(a^2)+(b^2)=(c^2)で(ab)/2は整数とする。 ab≧10 を示せ。
>896
[113]
a,b≧c と仮定すると
x≧c>0 ⇒ (x^2+c^2)/(x^3+c^3) ≧ (x^2+c^2)/{x^3 +(c^2)x} = 1/x
(左辺) ≧ 0 + a/b + b/a = 2 + (a-b)^2 /(ab) ≧ 2.
が出る。等号成立は (a,b,c)=(1,1,0) のとき
[129]
40番
a+b+c=s とすると
s^3 - 4{ab(a+b) + bc(b+c) + ca(c+a)} = a(-a+b+c)^2 + b(a-b+c)^2 + c(a+b-c)^2 ≧0.
∴ ab(a+b) + bc(b+c) + ca(c+a) ≦ (1/4)s^3.
(数学カテ 不等式トピ saikorodeka 氏による)
投下するつもりじゃなかったんだけどさ・・・。
p1, p2, ・・・, pn > 0 ;fixed.
a1, a2, ・・・, an をΣpk ak = 1 の条件下で動かしたとき、
Σ ak^2 + ( Σ ak )^2 ≧ 1/ { (n+1)Σpk^2 - (Σpk )^2 }
Cauchy-Schwartzで出るけど、等号成立条件が見えん。
っつーか、この不等式を使う局面が見えん。
もう三十路、衰えを感じるよ・・・。
二年十二時間。
>909
兩n = {Σa_i^2 +(Σa_i)^2}{(n+1)Σ(p_j)^2 - (Σp_j)^2} -(n+1)(Σa_k・p_k)^2,
とおく。
兩2 = {a_1(p_1-2p_2) + a_2(2p_1-p_2)}^2 ≧0,
等号成立は a_1 : a_2 = (2p_1-p_2) : (2p_2-p_1) のとき。
913 :
912:2007/01/24(水) 01:44:57
>909
兩3 = x^2 + y^2 + z^2,
ここに
x = (2p_2 +2p_3 -s)(a_1 + a_2) - (2p_1 +2p_2 -s)(a_2 + a_3),
y = (2p_3 +2p_1 -s)(a_2 + a_3) - (2p_2 +2p_3 -s)(a_3 + a_1),
z = (2p_1 +2p_2 -s)(a_3 + a_1) - (2p_3 +2p_1 -s)(a_1 + a_2),
s = p_1 + p_2 + p_3.
等号成立は x=y=z=0 より
a_i + a_j = const.* (2p_i + 2p_j -s),
a_i = const.* (4p_i -s) のとき。
一般には
a_i = const.* {(n+1)p_i -s} のとき. ここに s = p_j.
>>909 ↑を参考にして
q_j = (n+1)p_j - s, s = 納j=1,n] p_j,
とおく。
>909 の右辺は
{ 納k=1,n] a_k・p_k }^2 / {納j=1,n] (p_j)^2 - (s^2)/(n+1)}
= { 納k=1,n] a_k・q_k + S・s}^2 / { 納j=1,n] (q_j)^2 + s^2}.
ここに S = 納i=1,n] a_i.
つまり (n+1)-成分のコーシーだな。
>915 (1)
3208. Find the largest number k such that:
for all positive real numbers a,b,c, we have
(a^3 +3)(b^3 +6)(c^3 +12) > k(a+b+c)^3.
k = 8.09302525347919…
a = 0.90457524553798
b = 1.36887076597586
c = 2.29746180685161
s = 4.57090781836545
>915 (1)
a0 = 0.90457524553798…,
b0 = 1.36887076597586…,
c0 = 2.29746180685161…,
k = (a0・b0・c0)^2 = 8.09302525347919… ,
とおく。さらに x=a/a0, y=b/b0, z=c/c0 とおく。
(左辺) = (a^3 +3)(b^3 +6)(c^3 +12)
= (abc)^3 + 12(ab)^3 + 3(bc)^3 + 6(ca)^3 + 72(a^3) + 36(b^3) + 18(c^3) + 216
= k・a0・a0・b0・{(xy)^3 + x^3 +1}
+ k・a0・b0・b0・{(xy)^3 + y^3 +1}
+ k・b0・b0・c0・{(yz)^3 + y^3 +1}
+ k・b0・c0・c0・{(yz)^3 + z^3 +1}
+ k・a0・c0・c0・{(zx)^3 + z^3 +1}
+ k・a0・a0・c0・{(zx)^3 + x^3 +1}
+ k・a0・b0・c0・(x^3 + y^3 + z^3)
+ (abc)^3 + k^(3/2) + k^(3/2),
+ k・(a^3 + b^3 + c^3)
≧ 3k・a0・a0・b0・(xxy) + 3k・a0・b0・b0・(xyy) + 3k・b0・b0・c0・(yyz) + 3k・b0・c0・c0・(yzz) + 3k・a0・c0・c0・(xzz) + 3k・a0・a0・c0・(zxx)
+ 3k・a0・b0・c0・xyz + 3k・abc + k・(a^3 + b^3 + c^3)
= k(3aab + 3abb + 3bbc + 3bcc + 3acc + 3aac + 6abc + a^3 + b3 + c^3)
= k(a+b+c)^3
= (右辺).
等号成立は x=y=z=1, a=a0, b=b0, c=c0.
>>917 その a0、b0、c0 の値はどこからひねり出したのですか?
919 :
917:2007/01/30(火) 03:24:42
>918
まづ
(k/18)^3 - (49/8)(k/18)^2 +7(k/18) -2 =0.
から k〜8.093 を出す。次に
cosα = √{k/(6・12)}, cosβ = √{k/(12・3)}, cosγ = √{k/(3・6)}, α+β+γ = π.
から α,β,γ を出す。されば、
a0・tanα = b0・tanβ = c0・tanγ = 2.5419287933840…,
920 :
917:2007/01/31(水) 00:54:50
>918 (続き)
k = (3/2)√(7*151)・cosθ + 3(49/4) 〜 8.093,
θ = (1/3)arccos{97*337/(7*151)^(3/2)} + 2π/3 〜 2.199,
>919 より
a0 = L/tanα = L/√(72/k -1),
b0 = L/tanβ = L/√(36/k -1),
c0 = L/tanγ = L/√(18/k -1).
辺々掛けて 平方すると
k = (a0・b0・c0)^2 = (L^6)/{(72/k -1)(36/k -1)(18/k -1)},
L = {k(72/k -1)(36/k -1)(18/k -1)}^(1/6) 〜 2.542.
>915 (2) は解凍月の希ガス
>915 (3)
[前スレ.858] に習い 基本対称式を x+y+z =s, xy+yz+zx =t, xyz =u とおく。
= {(左辺) - (9/4)} * 4(st-u)^2
= 4t{[(z+x)(x+y)]^2 + [(x+y)(y+z)]^2 + [(y+z)(z+x)]^2} -9(st-u)^2
= 4t{(x^2 +t)^2 + (y^2 +t)^2 + (z^2 +t)^2} -9(st-u)^2
= 4t{(x^4 + y^4 + z^4) + 2t(x^2 + y^2 + z^2) + 3t^2} -9(st-u)^2
= 4t{(s^4 -4s^2・t + 4su + 2t^2) + 2t(s^2 -2t) + 3t^2} -9(st-u)^2
= 4t{s^4 -2s^2・t + 4su + t^2} -9(st-u)^2
= 4ts^4 -17(st)^2 +34stu +4t^3 -9u^2
= 4t・F_2 +{(3t^2 -su)/s}・F_1 +(s +9t/s)u・F_0 (← [前スレ.874] )
≧ 0.
・Schur不等式 (
>>38,
>>399-401)
F_n = (x^n)(x-y)(x-z) + (y^n)(y-z)(y-x) + (z^n)(z-x)(z-y) ≧ 0,
(例)
F_0 = s^2 -3t =(1/2){(x-y)^2 + (y-z)^2 + (z-x)^2} ≧ 0,
F_1 = s^3 -4st +9u ≧ 0,
F_2 = s^4 -5s^2・t +4t^2 +6su ≧ 0.
>915 【おまけ】
472. Find all integers x for which
(4-x)^(4-x) + (5-x)^(5-x) + 10 = 4^x + 5^x.
x=2.
474. Solve the equation for positive real x:
{2^log_5(x) +3}^log_5(2) = x -3.
x=5.
476. Let p be a positive real number and let |x_0| < 2p. For n > 1, define
x_n = 3x_(n-1) - (1/p^2){x_(n-1)}^3.
Determine x_n as a function of n and x_0.
y_n = {(-1)^n (1/2p)}x_n とおくと |y_0| < 1,
y_n = 4{y_(n-1)}^3 - 3y_(n-1) = T_3(y_(n-1)),
ここで、T_3(z) = 4z^3 -3z,
y_0 = (x_0)/(2p) = cosθ とおくと
y_n = cos{(3^n)θ} = T_(3^n)(y_0),
x_n = (-1)^n・2p・T_(3^n)((x_0)/2p),
ここに T_m(x) はm次の第1種チェビシェフ多項式。
>915 【おまけ】
478. Solve the equation
√{2+√[2+√(2+x)]} + (√3)√{2-√[2+√(2+x)]} = 2x
for x≧0.
(根号内) ≧0 より 2+x ≧0,
x>2 とすると 左辺第2項の根号内が負になるから、x≦2.
x = 2cosθ (0≦θ≦π) とおく。
√(2+x) = 2cos(θ/2),
√[2+√(2+x)] = 2cos(θ/4),
(左辺) - (右辺) = 2cos(θ/8) + (2√3)sin(θ/8) - 4cosθ
= 4cos{(θ/8)-(π/3)} - 4cosθ
= 8sin{(9/16)θ-(π/6)}sin{(7/16)θ+(π/6)},
sin{(7/16)θ+(π/6)} ≧ sin(π/6) = 1/2 より,
sin{(9/16)θ-(π/6)} = 0,
θ = (8/27)π,
x = 2cos{(8/27)π} = 1.1943171834055723297037043211679…
[644] (saikorodeka)
a,b,c >0 のとき
a + b + c ≦ c^2/b + b^2/a + a^2/c.
0
>>924 よくある問題だね。
過去スレで解決済みだったような。
>>927 Sir! 条件 ab+bc+ca=1 をどう使えばよいか分からないであります、Sir!
_ ())二) )) 、,r:ニヽ いいぞ ベイべー!
@ニ===)二二ニニ)('A` )) 不等式を収集し証明する奴は 数ヲタだ!!
^ ̄" フ\''|ノ=ノ-( ) 不等式を改造し拡張する奴は よく訓練された数ヲタだ!!
_/ \_ L L ホント不等式はハァハァするぜ! フゥハハハーハァー
正の数 a、b、c が @ab+bc+ca=1 をみたすとき、
A(1+a^2b^2)/(a+b)^2 + (1+b^2c^2)/(b+c)^2 + (1+c^2a^2)/(c+a)^2 ≧ 5/2
@)abc≠0の時
@よりa+b=-ab/c,b+c=-bc/a,c+a=-ca/b。これをA左辺に代入
A左辺=(1+a^2b^2)c^2/(ab)^2 + (1+b^2c^2)a^2/(bc)^2 + (1+c^2a^2)b^2/(ca)^2
=c^2/(ab)^2+a^2/(bc)^2+b^2/(ca)^2+a^2+b^2+c^2
≧3/(abc)^(2/3)+3(abc)^(2/3)≧3*2*1=6 (相加相乗平均より)
A)abc=0の時
c=0としても一般性を失わない。@より、ab=1,b=1/a。
A左辺=2/(a+1/a)^2+a^2+1/a^2=2/(a+1/a)^2+(a+1/a)^2-2
X=(a+1/a)^2と置けば、a>0からa+1/a≧2より、X≧4
A左辺=2/X+X-2=f(X)はX≧4で単調増加。よって、f(X)≧2/4+4-2=5/2で終了。
等号は(a,b,c)=(1,1,0),(1,0,1),(0,1,1)で成立。
931 :
発展:2007/03/11(日) 16:50:35
ここからの拡張は例えば、a,b,cをa,b,c,dで考えるとかだが、誰かやってくれ。
それから、対称性をそこなわずに証明したかったが、(その方がが問題が発展していく場合が多い)
エレファンになって、俺には何かを得られなかった。
A式左辺は3次元空間上のどんな関数なのかとかおもしろい問題はあろうが、
それは不等式スレではないかもしれぬ。
上の解でも例えば、全部相加相乗平均で済めば少しはエレガントかな?だが、
関数で考えてる所は少し俺の気に入らなかった。
初等的な解ってだけで、特に何か発展していく解でもない気がする。
何かここから、おもしろい問題はあるだろうか?
これは言っておきたいが、俺は
>>930を得るのにノート30頁使っている。
60頁ぐらい使って誰かおもしろい発展や背後を作ってくれたまえ。
ああ、後、A左辺はつまり、不連続関数なのか?それとも俺がどこか間違っているのか?
@)abc≠0の時
@よりa+b=-ab/c,b+c=-bc/a,c+a=-ca/b。これをA左辺に代入
a,b,c>0だから、@)だけで良い。
@よりa+b=(1-ab)/c,b+c=(1-bc)/a,c+a=(1-ca)/b。
舌、噛んで死んじゃいたい。
>>937 でかしたぞ!
これは心ばかしのお礼だ
少ないが取っておきたまえ
つ I
正の数 a, b, c, d が a^2+b^2+c^2+d^2=4 をみたすとき、
a+b+c+d ≧ ab+bc+cd+da
(;´ρ`) ハァハァ…
>>940 (a+b+c+d)^2-4(ab+bc+cd+da)=(a-b+c-d)^2≧0
よって (a+b+c+d)^2≧4(ab+bc+cd+da) ……(1)
4-(ab+bc+cd+da)=a^2+b^2+c^2+d^2-(ab+bc+cd+da)
={(a-b)^2+(b-c)^2+(c-d)^2+(d-a)^2}/2≧0
よって 4≧ab+bc+cd+da ……(2)
(1)(2)を辺々かけて(a+b+c+d)^2≧(ab+bc+cd+da)^2
よって主張を得る。
('A`(○=(゚∀゚)=○)'д`)
>>940 (1+1+1+1)*(a^2 + b^2 + c^2 + d^2) ≧ (a+b+c+d)^2 = {(a+c)+(b+d)}^2 ≧ 4(a+c)(b+d) = 4(ab+bc+cd+da).
ハァハァ
>>943 キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
生きててよかった\(^o^)/
保守&問題投下
a,b,cは実数で,cは0でない。このとき以下の不等式が成立することを示せ.
c((b^2-4ac)/(4c))^3+ac((b^2-4ac)/(4c))^2+bc((b^2-4ac)/(4c))+c^2≧0
| __::. ::: . , r┘
|´, `丶、.::;:' 〕
|/ / / , V t┘
|,// / / , V.:- 」
| /// / , l i|::::. _「′
|,'/ / / ,:' l l,'.: r┘
| '_\ //, / ソ|!》
r、, 〈::ノY/イ寸个l|
ト l__ ィ'刀| l{ l| il やっぱり数ヲタって
と j::::::::::::V| l i| /' {! 変な人たちばっかりね…
|ノ::::::::::/| ハ ! l|
|ト、::::::「三¬-、 l
||::::i‐┘ ̄> 、〉|
|j:::::V´ ̄ ` イ l |
|::::::::|`ヽ下 ̄ ヽj__
|、:::::l ム二ソ 、__/
|込イ _t.__j〉 ィ └〉
|九 丿} 〈'し'`┘
>>945 とりあえずaについて整理すれば2次式になって平方完成できるな。
意味付けはさっぱりだが。
948 :
132人目の素数さん:2007/04/29(日) 14:47:30
a>0,b>0,c>0のとき
[1]
(a+b)(a^3+b^3)≧(a^2+b^2)^2
を証明せよ。
[2]
[1]を使い
(a+b+c)(a^3+b^3+c^3)≧(a^2+b^2+c^2)^2
を証明せよ。
x,y,zを√x+√y+√z=1を満たす正の実数とする。
(x^2+yz)/√(2x^2(y+z)) + (y^2+zx)/√(2y^2(z+x)) + (z^2+xy)/√(2z^2(x+y)) ≧ 1
を示せ。
二項係数 nCkを素因数分解したときの因子をp^mとすると
p^m≦n となることを証明せよ
>>953 君の無償の行為、賞賛に値するッ!
ハァハァ ∩
( ⌒)_ ∩_ _ グッジョブ!!
グッジョブ!! .___ //,. ノ≧ \ .i .,,E)__
/ nCr \| / /\ ./ |/ / cos \
_n .|::::\ ./ |/ /(● (● | ノ\ ./ |
( l |::●) ●) .| /:::... .ワ ....ノ/(● (● | グッジョブ!!
\ \ヽ:::::.∀ .ノ /ヽ:::::... .▽....ノ n
ヽ__ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽ フ / ヽ ヽ_//
955 :
1:2007/04/30(月) 18:26:05
956 :
1:2007/04/30(月) 18:40:08
>>955のリンク先、消えてるところもあるから、いろいろ修正しないといけないなぁ…
シャッキンの不等式
借金<返済額
958 :
953:2007/05/01(火) 01:33:56
>>954 ありがとうございます。そのAAもさっそく保管庫に収録させていただきました。
>>955-956 元のリストと
>>955さんのリスト,あとは自分がこのスレ中で拾ったリンクを統合し,
リンク切れサイトは除いて,統廃合しておきました。
参考文献への Amazon リンクを張る作業をしていて,
参考文献[3]「不等式への招待」が絶版になっていることに気づきました。
あと,「個別の問題解答やまとめ」のページに
>>798の解答を掲載したり,
このスレでよく使われる不等式のまとめページを作ったりしておきました。
このまとめサイトはWikiなので,誰でも自由に編集できます。
気づいた点があればどんどん修正してください。
(荒らしは困りますが。)
2χ≧5
>>958 お疲れ様です。
編集の練習のつもりで、AA保管庫に、過去に使ったAAを追加してみますた ( ゚∀゚) テヘッ
> 参考文献への Amazon リンクを張る作業をしていて,
> 参考文献[3]「不等式への招待」が絶版になっていることに気づきました。
な、な、な、なんですと!!!
_ ,,, _ __ 〃 ヽ`_7i⌒'⌒ii‐ー, ヽ
ノ-―-`、ヽ`ヽ-.、 i./ ,./-‐` """´'ー 、! `ヽ、
_,,/ , _---、`ヽ\ヽヽ、 ノ./, - ' ´  ̄ ̄`ヽ_ \ ヽ!
, ‐'´ r-.  ̄ヽ、 \'、ヾ、\ ー'´イ/ _,. ィ,.、 `ヽ、ヽ i l
. / .l トヘ ヽ. ヽ ', ヽ ,ク´ __,. - '/'´ ヽ ヾヽl !
/ / /l '、 \ ヽ、 \. ヽ ヽー'´7i , ,-'-`!/´ ヽ''ニ-`、 ',、〈
l / / /'´ヾヽ、_ ,\ ヽ_,. -‐、 ', ヽ、 ヽ//./ / __ __ i、 l ヾ
リl // / _,,.\`く' `´<ヽ、 \ ヽ \ ーヽ.,.イ ', '´`ヽ r '' ヾ_,!l !l .!
!l l l / l 、/"`ヾヽ\ ,' ‐''ヾー-、.\ ヽヾーi、l _l =! (゚;) (゚;) l= ! _/ !
l V./ゝ !=! (゚;) ` (゚;) l=/_7ー、=,ヽ`!.ir、.', ' ,_,. i 、_ ,、`./'r、i !
ヽll 'ヽ!! , -- l -- 、 `/r,ヽ ヽ! !ヽ'_,.! __ i_ ) / !
ヽヘ、!l,! , - 、 __,. -.、 ,i.l) ノ !. ヽ.ヘ. !' ヽ ノ、')´ .!
_ゝlヘ !'´ .i /、リ) ,' `ヽ、 ヽ _ ノ / ./ i
`>'=ノ , `ヽヽ l,.ィ_、_\_ i ,.. - 、,-、.`_iー--‐.´レ' /,.へ、 _ ',
〃 /,ヽ、r'こl` ー-‐ ',l´'Yヽヽ `ヾ´ l/ '´ /´ ! / ,// l ヽ!
l / !. ( ` ー=-´‐ ) ! '、 ! / _l_. ! / // ./_,,L i
七_ 七_ l l 二 ナ ゝ i ヽ |! |!
(乂 ) (乂 ) ノ /し cト  ̄ ̄ ̄ ヽ ・ ・
よく使う不等式に、相加相乗平均に調和平均を付け加えたいですね。
他には…、
加重平均、r次平均、チェビシェフの不等式、ミンコフスキーの不等式、並べ替え不等式
あと、よく分からんのが、Majorization Inequality ('A;;;;::::
前スレでお世話になった「数オリ事典」を参考文献に追加した。
(この本で、並べ替え不等式を知った)
963 :
953:2007/05/01(火) 04:38:50
>>961 ご指摘を受けてとりあえず諸々を追加しておきました。
>>963 TeXでまとめて、画像に変換して…と、大変な作業、おつかれ様です。
Texで書いてjpg画像にしたんだけど、画像の貼り方というより、
画像をどこにUPすればよいか、よく分からんのですが…
UPできれば、同じようにリンク先を書いてしまえばいいんだろうけど…
なるほどな〜。
試しに、不等式を一つ貼ってみますた。 ( ゚∀゚) テヘッ
966 :
953:2007/05/01(火) 11:10:01
>>964-965 収録不等式増強にご協力ありがとうございます。
画像を貼るには,まず,左上の「添付」をクリックしてファイルをアップロードします。
次に,ページ編集画面で,「IMG」と書いてある,画像を貼るボタンがあるので,それをクリックして画像を選択すると貼れます。
あるいは,ソース中で &ref(URL) を直接書いてもよいです。
>>960 ワロタ
絶版か、、買っとけばよかったorz
並べ替え不等式ってのは同順のとき最大、逆順のとき最小ってやつかな。
>>967 > 並べ替え不等式ってのは同順のとき最大、逆順のとき最小ってやつかな。
Exactly(そのとおりでございます)! AA略
JMO夏季セミナーで、
Cauchy-Schwarzの不等式の一つの一般化ってのが紹介されていたけど
もう見れないんやね
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j
__,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、
ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ|
n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{
ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ!
ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ
l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ
|l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ /
ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i {
l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | !
|l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l
ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l
ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j {
|l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ
|! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ
o o o ,へ l |___ :. ____|
|__| __ lヽ,,lヽ
_| ::|_ | |Θ|( ;)
| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|_ |_|_|と i
|___|__|_| |_| しーJ
>>950 (x^2 +yz)/[x√(2(y+z))] + (y^2 +zx)/[y√(2(z+x))] + (z^2+xy)/[z√(2(x+y))] ≧ √((y+z)/2) + √((z+x)/2) + √((x+y)/2)
≧ √x + √y + √z.
(略証)
・右側
√((x+y)/2) ≧ (√x + √y)/2 を循環的にたす。
この式は (x+y)/2 = {(√x + √y)/2}^2 + {(√x - √y)/2}^2, または f(x)=√x が上に凸, で簡単。
・左側
yはxとzの中間にあるとすると、(x-y)(y-z)≧0,
(左辺) - (中辺) = (x-y)(x-z)/[x√(2(y+z))] + (y-x)(y-z)/[y√(2(z+x))] + (z-x)(z-y)/[z√(2(x+y))]
= (x-y)^2 /[x√(2(y+z))] + (x-y)(y-z){1/[x√(2(s-x))] -1/[y√(2(s-y))] +1/[z√(2(s-z))]}+ (y-z)^2 /[z√(2(x+y))]
= (x-y)^2 /[x√(2(y+z))] + (x-y)(y-z){1/√g(x) -1/√g(y) +1/√g(z)}+ (y-z)^2 /[z√(2(x+y))],
ここに g(ξ) = (ξ^2)(2s-2ξ), s=x+y+z.
ここから
g(y) - g(x) = 2(y-x){(x+y)(s-x-y) +xy},
g(y) - g(z) = 2(y-z){(y+z)(s-y-z) +yz},
yはxとz の中間にあるとしたから、上の2式の一方は ≧0.
g(y) - g(min) ≧0,
1/√g(min) - 1/√g(y) ≧0.
あるいは
ξ>0 のとき、相加・相乗平均より g(ξ) ≦ (2s/3)^3, 等号成立は ξ=2s/3 のとき。
すなわちg(ξ)は ξ=2s/3 に極大をもつ。またξ=0に極小をもち、0〜2s/3 で単調増加。
x,y,z のうち 2s/3 以上になるのは高々1個。
残りの2つは 2s/3 より小さい。
0 < g(min) ≦ g(y),
1/√g(min) - 1/√g(y) ≧0.
スレ保存会の皆様、お疲れ様です。
ハァハァ
>972
[490] (modified)
Does there exist a number k for which
min{ (x_i -x_j)^2 | i>j } ≦ k(n){(x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2}.
for any real numbers x_1, x_2, …, x_n ?
If so, determine the smallest such k(n).
Answer
左辺を μ^2 とおく(μ≧0)。
x_1≧x_2≧…≧x_n と並べなおすと、
|x_i - x_j| ≧ |i-j|μ, (1≦|i-j|≦n-1)
|i-j|=L となる(i,j)は(n-L)組あるから、全部で
Σ[i>j] (x_i-x_j)^2 ≧ (μ^2)Σ[L=1,n-1] (n-L)L^2 = (μ^2)*(n^2)(n^2 -1)/12 = (μ^2)*(n/k(n)),
一方,
Σ[i>j] (x_i-x_j)^2 ≦ S^2 + Σ[i>j] (x_i-x_j)^2 = n{(x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2},
ここに S = x_1+x_2+……+x_n.
これらより
μ^2 ≦ k(n){(x_1)^2 + (x_2)^2 + …… + (x_n)^2},
ここに k(n) = 12/{n(n^2 -1)},
k(3)=1/2, k(4)=1/5.
>971
[Problem 273]
△ABCの外接円の半径をR、内接円の半径をrとするとき、次を示せ。
cos(A)/{sin(A)^2} + cos(B)/{sin(B)^2} + cos(C)/{sin(C)^2} ≧ R/r ≧2.
等号成立は正3角形のとき。
(Source: 2000 Beijing Math. Contest)
Answer:
・左側は、辺で表わす。
S = (ab/2)sin(C) = (bc/2)sin(A) = (ca/2)sin(B) = abc/4R より
(左辺) = (bc/2S)^2・cos(A) + (ca/2S)^2・cos(B) + (ab/2S)^2・cos(C)
= (abc/8S^2){(b^2 +c^2)/a -a +(c^2 +a^2)/b -b +(a^2 +b^2)/c -c}, ← 第2余弦定理
S = ar/2 + br/2 + cr/2 = (a+b+c)r/2 より,
1/r = (a+b+c)/2S,
R=abc/4S ← 正弦定理
辺々かけて
(中辺) = R/r = (abc/8S^2)(a+b+c),
(左辺) - (中辺) = (abc/8S^2){[(b^2)/c +(c^2)/b -b-c] + [(c^2)/a +(a^2)/c -c-a] + [(a^2)/b +(b^2)/a -a-b]}
= (1/8S^2){a(b+c)(b-c)^2 + b(c+a)(c-a)^2 + c(a+b)(a-b)^2}
≧ 0,
・右側
△の3辺の中点を通る円の半径 = R/2. この円は△の3辺を切るから、半径 ≧r. (清水多門氏)
大関: 「不等式への招待」近代科学社 (1987) p.8
>>960 >972
[491] は
>>353 にて解決。
>>21 [前スレ.563(7)]
ハァハァ
>972
[3241]
a,b,c は実数で、a^2 +b^2 +c^2 =9 とするとき、次を示せ。
3・min{a,b,c} ≦ 1 + abc.
等号成立は min=-1, others=2 のとき.
Answer.
min{a,b,c} = c としても一般性を失わない。cを固定して(a,b)平面で考える。
題意より、円周 a^2 +b^2 = 9-c^2 のうち a≧c, b≧c の部分を考える。
〔補題〕
a,b ≧c≧0 のとき ab ≧ c√(a^2 +b^2 -c^2) = c√(9-2c^2).
(略証)
(ab)^2 - (c^2)(a^2 +b^2 -c^2) = (a^2 -c^2)(b^2 -c^2) ≧0. (終)
・c≦0 のとき
相加・相乗平均で ab ≦ |ab| ≦ (a^2 +b^2)/2 = (9-c^2)/2.
3c ≦ 3c + (1-c/2)(1+c)^2 = 1 +c(9-c^2)/2 ≦ 1 + abc,
等号成立は a=b=2, c=-1 のとき.
・0≦c≦1.4 のとき
補題より ab/c ≧ √(a^2 +b^2 -c^2) = √(9-2c^2) ≧ (3/2)^2,
3c ≦ 1 + (3c/2)^2 ≦ 1 + abc,
・√(3/2) ≦c≦√3 のとき
(c^2)(9-2c^2) = 9 + (3-c^2)(2c^2 -3) ≧ 9,
ab ≧ c√(9-2c^2) ≧ 3,
3c ≦ 1 + 3c ≦ 1 + abc.
きょうは子どもの日だ…
フゥハァ
>973
Σ[n≧i>j≧1] と書くべきか?
>974
a,b,c は△ABCの辺の長さ、Sはその面積でつ。
>975
cが最小のとき、-3≦c≦√3 を使いますた。
いつもスマソ.
フウウウウウウ〜〜〜
わたしは…子供のころ…Cauchy-Schwarzの不等式って
ありますよね…あの不等式…書物で見たときですね。
あの変数がきれいに並んでいる「不等式」…あれ……初めて見た時…
なんていうか……その…下品なんですが…フフ…………
勃起……しちゃいましてね…………
「不等式」のとこだけ切り抜いてしばらく……部屋にかざってました。
あなたのも……切り抜きたい…。
>>945と似た問題
a,b,cは実数で,aは0でない。このとき以下の不等式が成立することを示せ.
a((b^2-4ac)/4a)+a^2((b^2-4ac)/4a)^(2/3)+ab((b^2-4ac)/4a)^(1/3)+ac≧0
981 :
132人目の素数さん:2007/05/14(月) 17:35:59
age
二年百十八日二時間。
二年百十九日。
984 :
132人目の素数さん:2007/05/16(水) 11:33:08
a((b^2-4ac)/4a)=(b^2-4ac)/4?
987 :
132人目の素数さん:2007/05/16(水) 23:00:50
判別式だろ?
二年百二十一日。