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葉鍵に関係有れば力作,実験作等もOK.
投稿手順.
>>2 過去スレ
>>3 関連スレ
>>4 関連サイト
>>5 ※SS投稿の告知があった場合は,投稿を優先させてあげましょう.
※板が重くならないように,長文投稿後しばらくはageない方が良いでしょう.
※スレの寿命を伸ばすために,雑談などではリンクの使用を控えよう.
かちゅーしゃ対応(>1,>1)がお勧め.
【投稿の手順】
1:まず,投稿する旨を告知するカキコをすると良い.
「今からSS投稿します.なお,××な内容です」など.
鬼畜・陵辱・スカなどのジャンルでは特に.読むのを嫌がる人もいます.
(時間帯・スレの状態・信念・その他で省略可)
2:書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む.
(名前欄に,タイトルと通しナンバーを入れると分かりやすい)
3:回しは不要.旧スレからの変更です.
4:最後にsageで作者名・タイトル・あとがきなどと共に,
アップしたところをリダイレクトする(
>>1-2 みたいな感じ)とトッテモ(・∀・)イインチョ!
基本的には,手順の2だけでOK.
初めて投稿する人は,前スレや,前回投稿なども参考に.
7 :
名無しさんだよもん :01/12/03 22:25 ID:3Z1fAegU
&hearts
新スレ建て、お疲れさまです〜。
新スレおめでとうです。
SS総合スレッド#6収録
『Another Air Before Dream』
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1002110157/498-502n 冒頭の描写がやや唐突でぎこちなく感じたが、お話の流れ自体は良いのではないか。
「子供の頃の往人が、出逢った女の子に人形芸を見せているうち、大道芸の精神を理解し、
人形繰りに上達していく」というストーリー。うん、悪くないと思った。
文章は読みやすい。
わざとだろうか、ぶっきらぼうな表現が、読んでいるうち、別のリズムを醸すように
感じられてきた。また人形の動作を見て少女が笑うシーンや少年が二人を見送る
シーンなどはまるで歌詞のようだった。
子供の頃に身を置いたあの夕暮れの光景、という雰囲気が出ている気がする。
ただ…気になったのはラストの、『結局、手を下ろすタイミングが分からず、二人の姿が
見えなくなるまで手を振っていた』というところだった。
手を振り合ってお話を締めるという筋立ては良いのだけれども、「これでエンド」という
盛り上がりに少し欠けている印象を受けた。少なくとも私は、「次があるのでは」
と思ってしまう。
雰囲気が気に入っただけに、ちょっと惜しいなと感じた。
メンテだメンテ。
さてご存じ相沢祐一、今宵も懲りずに夜の校舎へ出向いていこうという魂胆。 「く〜っ……冷える冷える……なんかあったかいもんでも買っていかないと……」 “魔物”と闘いつづける少女、剣を抱いてたたずむあの子……すなわち川澄舞のため、 いつもの差し入れを調達すべく、例のごとく商店街に赴いたところ、 「……ん?」 彼の足をふと止めさせたのは、周囲に漂う香ばしい匂い。 見れば、そこには一軒のカレーショップがあろうかという。もちろんお持ち帰りもOKな仕様。 「カレーかあ。そうだな。たまにはいいかもな」 寒気肌刺すこの時候、熱くもありまた辛くもあるカレーライスを食すのも、これはこれで 良い具合かという発想。 「……しかし、あたりがカレー臭くなって緊迫感がだいなしになる危険もあるけど。まあいいか」 ではさて、舞はどんなカレーが好きだろう? と思案する相沢祐一…… 1.お子様ご用達甘口ヨーグルトカレーはちみつ入り 2.生とうがらし混入55倍激辛紅色カレー 3.手作り風味のオーソドックスポークカレー
>>13 つ、つづきは!? 正解はッ!?
いや、これはひょっとして、選択肢を選ばないと、先に進まないSSなのかしら。
じゃ、取り敢えず、(2)。
BadEndっぽい…
メンテ入れときます。
今日もメンテ
>2.生とうがらし混入55倍激辛紅色カレー 「おや……」 カレーを買おうと店内に入った祐一、知り合いの顔をそこで見つけてそう一声。 「あゆじゃないか」 「あ、祐一君! こっちこっち」 と彼を差し招いているのは他でもない、うぐぅな感じの食い逃げたガール月宮あゆ。 「お前、カレーなんか食べるのかよ。たい焼きが主食かと思ってた」 「そんなはずないよっ。ちゃんと滋養のつくものも食べないとおっきくなれないからね」 「…………」 「って、そこでなぜ遠い目をしてあさっての方向を見るの……」 「いや……なんでもない。そうだな……おっきくなれたらいいな……」 「半笑いでそんなこと言われてもすこぶる説得力に欠けるよっ」 「ま、気にすんな。で、なんのカレー食ってるんだ?」 「うん? 『生殺し55年カレー』」 「……はァ?」ハァ?と言いたげな祐一に、あゆにっこりと笑顔で言うには 「新作メニューなんだって」 「……新作はいいけど、なんだよその珍妙きわまりないカレーは。 生殺しの牛や豚が入ってるのか? しかも55年ものの」 「さあ? なんだか知らないけど、おいしいよっ。はくもぐんぐごく……」 とパクパク口に運んでいるとことを見ると、なかなか美味しそうな様子。 「ふーん。俺も一口もらっていいか?」 「もく? いいよっ。はいっ」 「ああ、悪いな。じゃあ……」 と差し出されたスプーンで、一口ぱくりと含んでみると…… 「…………」 「どう? 美味しい?」
「…………おッ」 「お?」 「オッカレェェェェェェェェーーーーーーーーーーー!!」 絶叫した祐一、後頭部から床に激突、胃液を撒き散らしながら七転八倒。 「祐一君!? その度の過ぎたリアクション芸人ぶりはいったいなにゆえにっ!?」 「かっ、カッ、カーカカカ辛い! 胃袋が尻からはみ出すほどに辛いィ―――!!」 「え……?」 とメニュー表に目をやった月宮あゆ、あ! と一声ポンと手を打ち、 「ごめんね祐一君、これ『生殺し55年カレー』じゃなくて『生とうがらし55倍カレー』だったよ。あはっ♪」 「ア……ハ……じゃ……ねぇ……」 「ああっ!?」 「な……なんだ……よ……」 「祐一君、ボクのスプーン使ったね……うわ〜、間接キッスだぁ。テヘへ♪」 「………………」 ……かくして相沢祐一は夜の校舎へ辿り着くことなく、志なかばで倒れましたとさ。 どっとはらい。
>>19-20 ノ…
ノォォォッ!! バッドエンドですヨー!!
舞に檄辛カレー食わせて斬殺ヨー☆と思っていたのですが、全然ダメですネ!
なんかもう、ダメダメッてかんじデス! 目的地までイケませんでしたヨー!!
オオゥ…祐一くん、倒れる場所が違いましたが、乙彼でしたネ。明日はきっと、
朝から快便ですネ! グッ・ジョブ!
さて、罪なき子羊にカレーを食わせたアホの子デスが…味覚障害はさておきまして、
ですネ、間接キッスじゃねぇよ、ボケがぁッ!(笑)
いや、まぁ、それはそれとして、
「食い逃げたガール」「尻からはみだす」など、わざとひねくれた形容が面白かった。
こういうコトバの遊びは大好き。
『生殺し55年』という妖しい形容詞に何ら警戒心を抱かない、いやしさ大爆発な
祐一くんを見ていると、小さい頃ホウサン団子をあやまって食べてしまい、胃洗浄を
受けた過去があるのではと勘ぐってしまう(;´_`;)
22 :
名無しさんだよもん :01/12/14 21:48 ID:h5tglCmb
下がり過ぎにて、age
23 :
名無しさんだよもん :01/12/16 19:06 ID:rhsrhE/A
age
SSの投稿時に限り、便宜上、上のHNを名乗ります。 あ、でも名無しでもネチケットに悖る行為は一切してません(信じてください〜)。 前回、瑞佳のトーナメント中にSSを慌てて投稿したら、失敗したので 今回は余裕を持ってやります(藁 投稿完了までの間、書き込みを控えてくださるよう、お願いします。 北川×香里、18禁、トーナメント開催より前に書いた(例によって公開の機会がなかった)ので、 支援SSとは言えないかも。 「爆撃先導機、爆撃完了。第1梯団全機、進路そのまま。爆弾倉扉開け。5、4、3……投下!」
「おーい北川〜、こっちだ〜」 「香里〜、こっちだよ〜」 ふたりの親友が俺たちを呼んでいる。 とある秋の日。学校の授業も午前の分が終わって、俺たちは中庭に来ていた。 俺たちというのは、まずこの俺、北川潤。それと同じクラスの親友である美坂香里、相沢祐一と水瀬名雪。 この「美坂チーム」とクラスメートから呼ばれる4人組のうち、後者のふたりは校内でも知らぬ者はいない ほど名の知れたカップルでもある。ある意味羨ましいと思う。俺も美坂とそんなふうになれれば……。 「どうしたの?」 「いや、なんでもない」 なんて考えて彼女を横目でうかがっていると、美坂が俺に声をかけてきたのでとりあえずごまかす。 考えを見透かされているようでちょっと驚いた。 「じゃあみんな揃ったところで、食事にするか」 相沢がそう言うと、全員が芝生に腰を下ろし、食べる準備を始める。 俺と美坂はパンを買ってきた。が、相沢と水瀬は弁当を持参していたので、先に場所を取っておいて もらったのだ。 「相沢、今日は水瀬の手作り弁当か?」 「違うよ〜。今朝は寝坊しちゃって」 「これは秋子さんが作ってくれたんだよ」 「ふーん……」 「名雪のお母さんは料理が上手だものね」 美坂の言っていることは本当だろう。ちょっと見るだけでも確かに美味しそうに見える。 「うまそうじゃないか。少しもらうぞ」 相沢の弁当箱からサンドイッチを一切れ摘み上げ、そのまま口に放り込む。 「あっ!? 北川、お前っ!」 相沢が何かを言うがもう後の祭だった。俺はサンドイッチをほおば……? ……??……………!!!!! 「がはっ、ごほっ! げほげほっ!」 「うわっ! 汚ねえっ!」 「きゃっ! ちょっと? 北川君っ!?」 「わっ、北川君が壊れちゃったよ〜」
美坂から飲み物をもらって、俺はどうにか一息つくことができた。 「あっ、これお母さんのジャムだよ〜」 「げっ、マジか……」 「名雪、あのジャムってまだあったの……?」 「うん。たまに出されるんだけど、そういうときは逃げちゃうんだよ」 相沢たちがなにか話し合っているが、内容がよく理解できない。ジャムって何だ……? 「災難だったわね、北川君」 「美坂、どういうことなんだ?」 その後、美坂や相沢、水瀬に詳しく説明してもらった。どうやら、俺が相沢からもらった(とは言えないか) サンドイッチに挟まれていた物体は相当危険なものだったらしい。まぁそれは俺の舌がすでに確認済み だが……。 それにしても、俺はなんて物を食べてしまったんだろう……うぅ、気分が悪い……。 やがてチャイムが鳴り、昼休みが終わって午後の授業が始まった。でも俺は授業に集中できず、 さっき食べた水瀬のお母さんのジャム、あの何とも言えない味が口の中を支配し続けていた……。
「北川君、北川君!」 あたし――美坂香里は、机に突っ伏したまま眠っている北川君を起こしている。 ホームルームが終わってずいぶん経っている。あたしは所用でしばらく教室を離れていて、戻ってきたら 北川君だけがいた。 「もう……北川君ったら」 学校が終わったら妹の栞と買い物に行く約束をしていたけど、なんとなく北川君を放っては置けない気が したので何度も彼の名を呼んだ。 それでも北川君はなかなか起きてくれない。名雪じゃないんだから……。あたしは半ば諦めながら 彼の寝顔を観察する。 「……」 ふーん、寝顔は結構可愛いのね。いつもはちょっと格好いいって感じなのに……。 「な、なに考えてるのあたしってば」 少しだけドキリとなって、続いて赤面する。そう、あたしにとって彼は気になる存在なの。いつからこういう 想いを抱くようになったのかしら……。 「北川君、もう放課後よ。そろそろ起きたら?」 「ん、うう〜ん……。あれ、美坂?」 恥ずかしさを隠すように北川君を揺すって呼びかけると、彼はようやく起きてくれた。
「あれ、じゃないわよ。もう誰もいないわよ」 「えっ?」 北川君は周りを見渡す。でも教室にはあたし以外は誰もいない。 「本当だな……どうしたんだろう?」 「どうしたんだろうって……寝てただけでしょ」 あたしはため息をつきながら呆れて言う。 「いや、そうじゃなくて、どうして今まで寝てたってことだ。最初は気分が悪かっただけなんだけど…… その後はよく覚えてないや」 「そう言えばあまり顔色がよくないわね。いつからおかしいの?」 原因はあのジャムかしら? あたしも1度だけ食べたことがあるけど……あれは人が食べるものじゃない ことは確かね。名雪のお母さんには悪いけど。 「えーと……相沢の弁当を横取りしてからかな? 気持ち悪くなったり頭がボーっとしたりしてたが……」 やっぱり……。 「そんなにおかしいようだったら保健室に行く? 付き添いぐらいしてあげるわよ」 「いや、今は何ともないから……あれ? 俺は……みっ、美坂っ!」 「えっ? ちょっとっ、北川君っ!? きゃあっ!」 何か言いかけた北川君が急に立ち上がってあたしの名前を叫ぶと、あたしは彼の机の上に押し倒された。
美坂に起こされた俺は、なぜか彼女を押し倒していた。 おい、俺は一体なんでこんなことを? 「北川君、なにするの……んんっ!」 俺は美坂にキスをしていた。俺の意思じゃない。体が勝手に動いている。 「ううっ、んむっ! んんーっ!」 美坂が苦しそうに息を漏らすが、俺はそれを無視して彼女の頭を抱き寄せながら唇を押しつけ続けた。 「ぷはあっ! けほっ、けほけほっ……」 必死に抵抗していた美坂が俺の束縛を解いてせきこむが、自分でも訳のわからない暴挙はそれだけに とどまらなかった。むせる美坂の制服を掴み、胸元を引きちぎるようにはだけさせる。 「きゃあっ! いっ、嫌ああっ!」 制服のボタンを素早く取ると、純白のブラジャーが俺の目に飛び込んできた。俺の股間が無意識に堅く 隆起しようとしている。 「やっ! 北川君やめてっ!」 ち、違う! これは俺じゃない! 俺が美坂にこんなひどいことをするもんか! 美坂の悲痛な叫びを聞いて俺はそう怒鳴りたかったが、その代わりに出たのはさらにひどい一言だった。 「そう簡単にやめられるかよ……」 「……!」 美坂が恐怖の視線で俺を見る。嫌だよ、俺をこんな目で見ないでくれ……。俺の本心はそう叫ぶ。 しかし、その思いは俺の表面には表れなかった。美坂の白いブラジャーを取り払うと胸があらわになる。 お椀をひっくり返したような形、その先端にある桃色の乳首……。 俺は、綺麗だと素直に思ってしまった。 「いい胸してるじゃないか」 「やあっ、嫌よっ!」
当然のことながら美坂が抵抗する。俺の胸を両手で叩くが、俺はズボンのベルトを素早く外すとそれで 美坂の両腕を縛り付け、机の脚に拘束してしまった。 「やああっ……やめてよ、お願いだから……」 しかし俺、いや俺の中にいる狂暴な何かはその抗議を無視して、腕を束縛されて抵抗できなくなった 美坂の胸を鷲掴みにした。 「あっ! い、痛いっ!」 愛撫――と言うには程遠いだろう。美坂の形のいい、美しいバストをまるで握り潰さんとするような俺の 手の動きに、美坂が苦痛の悲鳴を上げる。 美坂の胸――80センチ以上は確実にあるそれは、柔らかいのに弾力があり、俺の指を吸い付けると 同時に押し返してきた。 「触り心地がいいな、美坂の胸は」 「……」 美坂はじっと目を閉じ、無言で屈辱に耐えている。 だが俺が美坂の乳首を指で摘むと、彼女は無言でいられなくなった。 「ひゃあああんっ!」 痛がっているような悲鳴だが、その中に苦痛以外の何かが含まれているような気がする……。 いや、そんなことを考えている場合じゃない! どうにかしてこの行為を止めなければ! でも、それは全くどうしようもなかった。俺は美坂をいたぶり続けた。
「あうっ……くぅん……」 ど、どうして? こんなにひどいことされてるのに感じてるの? 頭がなんだかボーッとして、あたしは自分自身がよくわからなくなっていた。 「次はこっちだ……」 「そ、そこはっ……!」 北川君の指がショーツの脇からあたしのあそこに侵入し、裂け目をなぞるとて精神は一瞬だけ覚醒した。 「あうっ!」 彼の指先が、あたしのもっとも敏感な部分――クリトリスに触れる。あたしは悲鳴とも喘ぎ声ともつかない 嬌声を発し、再び頭の中が真っ白になるような感覚に戻ってしまった。 「あっ! はううっ!」 「可愛いな……もっと鳴いてくれ……」 「ひゃふっ! そ、そこは触らないで……はひいいっ!」 もうどうにもならない……駄目……気持ち、いいっ……! 「感じてるところで、肝心な部分を見せてもらうよ、美坂」 「そ、それだけは……」 あたしのショーツが北川君の強引な手によって無理矢理に脱がされる。 さっきから熱く濡れていたあたしのその部分は外気に触れて、冷たいような感覚が走った。
「さて、どうなってるのかな?」 まだ誰にも見られたことのないあたしのあそこが、北川君に見られてる……。は、恥ずかしいっ……! 「結構ヘアは薄いんだな」 「み、見ないで……お願い……」 「ふーん……でも濡れてるぞ。見られて感じてるとか?」 「うっ、嘘よっ!」 「じゃあこれは何かな?」 「……!」 北川君があたしの愛液でまみれた手をあたしの目の前にさらすと何も言えなくなってしまう。それは 自分でも自覚していていたから。羞恥と屈辱に唇を噛み締めるしかできなかった。 「これだけ濡れてりゃ、そろそろいいかな……」 あたしの両脚を強引にこじ開けて、その間に体を割り込ませる北川君。あそこに何か、固いものが 触れる感触。 嫌っ! こんな形でバージンを失うなんて、いくら北川君でもレイプされるなんて、絶対に嫌よっ! そう心の中で叫んで、身体を動かして抵抗しようとしたとき、手の拘束が不意に外れた。 その直後、あたしは自由を取り戻した右手で北川君の頬をおもいっきり張った。乾いた音があたしたち 以外誰もいない教室に響いた……。
美坂に頬を引っ叩かれて正気――いや、心だけは抵抗を続けていたから、体の自由を取り戻した。 涙目になった美坂が、胸元を隠しスカートを抑えながら俺をじっと睨んでいた。 「み、美坂……俺は……」 下半身をさらけ出したままの俺はその場にへたり込んだ。さっきまでは大きく屹立して、美坂を犯そうと していた俺の男性器も同じようにへたっていた。 「俺は……ごめん」 「どうして……」 うつむいて詫びる俺の耳に、怒りに満ちたような美坂の声が響く。 「謝るくらいならどうしてこんなことするのよっ!?」 美坂の罵声が俺の耳と心にグサグサと突き刺さる。 「わからない……」 「なんですって……?」 「わからないんだ! 心の中ではやめろやめろと叫んでいるのに、体が勝手に動いたんだ!」 俺は叫んでいた。言い訳するつもりじゃないが、真実を打ち明けなければならないと思い、俺は必死に 訴えるしかなかった。 「全然止まらなかった。美坂が抵抗しても、泣き叫んでも、俺の手は俺の意志とは全く逆の行動を とったんだ! なんでだよ……どうしてだよ……」 「北川君……?」 「それでも、俺は美坂に興奮していたよ。こんなこといけないんだとか考えても、目すら閉じることが できなかった。どうしちまったんだよ、俺は……」
信じられないような話だった。単なるでまかせじゃないかしらとも思った。でもあたしは北川君を信じるわ。 だって、彼の足元には涙の雫が落ち続けていたから。彼は泣いていたから。 でも、じゃあ何で北川君は? いつもはこんなことをするような人じゃないのに? 「ホントに……どうしちゃったのよ?」 あたしは胸元を隠しながらもう一度聞いてみた。北川君は正気に戻ってくれたので、もう襲われる 心配はないと思う。 「とにかくどうかしてたんだ。午後の授業のころから自分が自分じゃないような気がして、それでその後は、 自分が抑えられなくなって……。なに言ってるんだろうな、俺は……」 午後……今日の午後……秋子さんのジャムを食べたときからじゃないの!? あたしが前にあれを食べたときは……こんなことにはならなかった。まぁ、確かに味はアレだったけど。 今度秋子さんにあのジャムについて小1時間ほど問い詰めたいわね。あたしにはそのくらいする権利は あると思う。 「こんなことじゃ済まないけど、本当に悪かった……俺、どうすれば……」 北川君はうつむいたまま涙声であたしに謝っていた。もしもこの原因が秋子さんのジャムだとすれば、 彼も被害者になるのかもしれない。 変よね。さっきまであたしをレイプしようとしていた相手を、今度はかわいそうに思うなんて……。 でもそう思うのはそれが北川君だから……。あたしが好きな人だから……。 それにあたしの身体は……熱いままだった。 あたしは前から北川君と結ばれることを望んでいた。そうなることを勝手に想像して、ひとりで自慰に ふけったことも2度や3度じゃない。あ、でも想像の中の北川君は優しかったけれど。 「北川君……あたしのこと、どう思ってる?」 「は?」 北川君が素っ頓狂な声で聞き返すけど、あたしはかまわず続ける。 「あたし、名雪がうやらましかった」 「それは……どういうことだ?」 「あの娘はずっと前から相沢君のことを想ってて、その想いをかなえて……今はどうなってるかは わかるわよね」
相沢君が来る前から名雪はよく相沢君のことを話してくれた。嬉しそうに話すので、その様子から 名雪はその幼なじみのいとこが好きなんだとわかった。 相沢君がこっちに引っ越して来ることを話すときの名雪は、本当に嬉しそうだった……。そして今は 幸せそうで、見てるだけでもこっちまで幸せになれるんじゃないかと思うくらい。 もっともそう思えるのは、あたしの妹――栞が助からないはずの病気を克服して今は元気に 過ごしているからという理由もあるけれど。 「ああ……」 「だからあたしも、名雪のようにはっきりと自分の想いを表現したかった。好きな人に素直に甘えたいし、 頼ってもらいたい……」 「……」 「あたしは……あたしは、北川君のことが好きよ」 勇気を振り絞って告白する。 「み、美坂……」 「北川君は、あなたはどうなの?」 「お、俺も……美坂のことが好きだ。初めて逢ったときから、ずっと……」 本当なの? あ、あたし……っ! 「ありがとう、北川君……じゃあ、続き……していいわよ」 「で、でも……」 「お願い、あたしもう我慢できない!」 そう、あたしの我慢は限界だった。北川君と両想いだったということがわかったから。北川君にだったら、 自分自身をあげても後悔しないと思う。 「でもさっきみたいなのは嫌よ。優しくして……」 「わかった。優しくするから」 「ええ。来て……」
「はっ、入ってくるっ……」 俺の肉棒の先端部分が、俺の机の上に座った美坂の濡れた割れ目に埋没すると、彼女は小さな悲鳴を 上げた。 腰をさらに突き出す。竿の部分もクチュッ、という音と共に美坂に収まって亀頭が見えなくなるが、 少し奥に進んだ所で抵抗にあう。 「いっ、痛っ……!」 「だ、大丈夫か?」 「平気よ、続けて……」 その言葉に美坂の真剣な想いを感じたので、俺は頷いて彼女に痛みを与える覚悟を決め、そして 一気に貫いた。何かを破るような感覚があり、俺のペニス全体が美坂の狭くて温かい膣に包まれた。 「あああああっ! あ……入った……の?」 「ああ。全部入ったぞ」 「嬉しい……」 そう言った美坂は瞳から涙を流しながらも微笑んでいた。その表情を見た俺は欲望を刺激される同時に、 美坂のその部分の締めつけに全身がぶるっと震えた。はっきり言ってメチャクチャ気持ちがいい。 俺はもっと美坂が欲しくなった。美坂でもっと感じたくなった。 「なぁ、動いていいか?」 「ええ。でもゆっくり……ね」 美坂の答えを確認して俺が腰を引き始めると、美坂の膣に収まっていた俺の肉棒に、愛液に混じって 紅い液体――美坂の処女血が付着していた。 俺……とうとう美坂の処女を奪っちまったんだなぁ……。夢みたいに嬉しいけど、まさかこんなことに なるなんて……なんか複雑だ。
「くうっ、んんんっ……」 「い、痛いのか?」 ゆっくりと前後運動をしていると美坂が苦しげにうめいたので、俺は思わず腰の動きを止める。 もうこれ以上美坂の嫌がるようなことはしたくないと素直に思った。 でも、美坂は健気に答えた。 「大丈夫だから……続けて。好きなようにして」 「でも、それじゃ美坂が……」 「いいのよ。北川君が気持ちよくなってくれれば、あたしも気持ちよくなれるから……」 「美坂……」 俺は腰を小刻みにちいさく律動させる。美坂に負担を与えたくなかったから。 それでも美坂の膣は俺をキュッ、キュッと締めつけ、刺激を与えてくれる。その度に脳が痺れるような 大きな快感にとらわれる。 凄ぇ……これが美坂との……何度も想像し、ついでに夢にまで見た美坂とのセックスなんだ……。 「ふうっ……あっ、あっ、あっ……」 そうしているうちに美坂の声から苦しげな部分が消え、徐々に色っぽいものになっていった。 「あっ、あっ……もっ、もっと強く動いて……」 「大丈夫か?」 「ええ。あたしも……少し気持ちよくなってきたから……」 その一言で俺の理性は半ば吹っ飛んだ。ペニスを美坂から抜ける寸前まで引き出し、そして 思いっきり挿し込む。 「はあ……んんっ! ふっ、深い……っ!」 俺は美坂を激しく突き始めた……。
「あっ! あふっ! あんっ! はああんっ!」 北川君があたしの膣を往復すると、その度ににあたしは声を上げてしまう。もう痛みなんてどこかに 飛んで行ってしまった。 「すげー気持ちいいよ、美坂の中……」 北川君があたしで感じてくれてる……。それにあたしも身体の奥から何かが込み上げてきた。 ときどきひとりで……北川君を想って自分自身を慰めるときよりもずっと強い何かが。 「あっ、あたしっ、おかしくなっちゃいそうっ!」 ジュプッ、ジュプッとあたしと北川君が交わるいやらしい音が響く。それに北川君の息づかいと あたしの喘ぎ声が混じってあたしの欲望をよりいっそう高めた。北川君をもっと求めたくて、あたしは はしたないお願いを口にする。 「あっ、あっ、ああんっ! も、もっと……奥までっ……!」 「こうかっ!?」 北川君の先端があたしの子宮の先にぶつかる。その瞬間、あたしはものすごい快感に打ち震えた。 「はうっ! あ、あたし……初めてなのにこんな……!」 「美坂って、えっちな女の娘だったんだなぁ」 急に意地悪なことを言われた。あたしは感じながらもはっとなって抗議していた。 「いっ、嫌あっ! 恥ずかしいこと言わないでえっ!」 「だってさ、こんなに悶えちゃって……。俺だってこんなことするの初めてなんだぜ」 「そっ、それはっ、北川君としてるからよっ! だからこんなに感じちゃってるのよっ!」 あたしは自分自身が何を言っているのか、理解するのが難しいほど快感に包まれていた。もう自分を 抑えきれなかった。
「くっ、美坂……香里っ! 香里っ!」 あっ……、あたしのことを初めて名前で呼んでくれた……。 「はああっ……! 潤っ! 潤っ!」 あたしも北川君のことを名前で呼び返す。潤……大好きっ! 「はあっ、あっ! ああっ、んっ……いいっ! 気持ちいいっ!」 「香里、俺……もう……」 「いいわっ、このまま中に出してっ!」 潤の限界を訴える苦しげな声に対して、あたしは思わず叫んでいた。彼の全てを受け留めたかったから。 「え、いいのかっ?」 きょ、今日は危険日だったかしら? ああんっ! もうどうなってもかまわないっ! 「お願い、欲しいの。潤をもっと感じたいからっ……中にちょうだいっ!」 「ううっ……香里っ! 出すぞっ! 香里の中に出すぞっ!」 「あっ! あたしもっ、イクっ! イッちゃうううんっ!」 あたしの中に、彼の精液が注ぎ込まれた瞬間、あたしも達してしまった。 膣に潤の生命の素がたくさん流れてきて、子宮を何度も叩く。嬉しい……。 「はあっ、はあっ、はぁ……」 「ああ……潤のが、あたしの中で出てるわ……」 あたしがうっとりとして呟くと、潤がキスをしてくれた。 「ん……」 「ふぅん……」 積極的に舌を絡め合う。とても心地いい、潤……。 長い長い口付けが終わると、潤はあたしの膣から熱い塊を引きぬいた。 そのとき、ゴポッという音を立てて潤の精液があたしから溢れ出した。 「あっ……溢れ……ちゃった……」 「……」 勿体無さそうに言ったあたしを、潤は無言のまま優しく抱き包んでくれた……。
俺が美坂を汚した証拠を教室から消して、校舎の外へ出たときには日はすっかり暮れていた。 黄昏の光すら消えかかろうとしている中を、俺と美坂は何も話さず黙って歩いている。 さっきまで俺は信じられないことを美坂にしていた。それが俺を無口にさせていたし、美坂もおそらく 同じなんだろう。 気まずい雰囲気のまま歩を進めると、やがてとある十字路へさしかかった。俺の家は右に、 美坂の家は左にしばらく行けばそれぞれ辿りつける。 しかし、俺は道路に立ったまま動けなかった。美坂に何と声をかけようか――どうやって謝ろうかと 考えていたが、言葉が全然思いつかない。 「北川君……潤……?」 じっと立ち尽くしていると、美坂が俺を呼んだ。最初は名字で、次は名前の方だった。 恐る恐る彼女の方を見ると、俺をじっと見つめていた。俺にはその視線がとても痛い。 俺は、好きなのに、大切にしたいと思っていたのに全く逆のことをしてしまった女性――美坂香里のことを 直視できない。俺は、俺は……っ! 「あのさ……今日は本当にごめんっ!」 それだけ言って、俺は駆け出す。もうこれ以上は耐えられなかった。美坂にした仕打ちの罪悪感に。 「また明日ね……」 背後で美坂が俺にそう呼びかけた気がしたのは、おそらく俺の願望による幻聴だろうな……ははは……。 明日からどの面下げて逢えってんだ、畜生……。
あたしが北川君……潤と結ばれてから1日経った。今日もいい天気で、学校へ行く足取りも…… あまり軽いとは言えないわね。 なぜなら、歩くとまだあそこが少し痛かったから。でもそんなことで学校を休むわけにもいかないし、 そしたら潤にも逢えなくなってしまう。 彼、昨日別れるときなんだか誤解していたみたいだし。誤解を解いてあげなきゃ。 「あたしは気にしてないわ」って。 秋の涼しい風をを受け、紅葉を眺めながらしばらく歩いていると、よく見慣れた人影があたしの視界に 入った。昨日あたしを抱いてくれた、あたしのことを好きだと言ってくれた……あたしの好きな人。 「あら、おはよう」 いつもと同じ風を装って挨拶をしてみた。 「お、おはよう。美坂……」 潤は少し引きつったような顔をしながらも挨拶を返してくれた。あたしのことは“美坂”と昨日以前に 戻ってる。 ……やっぱり昨日のことを気にしてるのかしら? それは……最初は強引だったし、あたしも 思い出したら恥ずかしいけど……。
「あら? 昨日みたいに名前で呼んでくれないの?」 「は?」 潤は狐につままれたような声を出す。 「薄情ね。昨日はあたしのことを“香里”って呼んでくれたのに」 「え? いいのか?」 「だって、あたしたちは昨日……恋人同士になったんだから、そんなの当然でしょ?」 「で、でも俺、美坂にひどいこと」 「あたしはあなたに好きって言ったはずよ。そしてあなたも」 あたしは彼と正面から向き合っている。顔が少し火照っているのが自覚できた。 「ほら、やり直しよ。おはよう。潤」 「あ、ああ……。おはよう。か、香里」 もうあたしには、そう言ってくれた彼に甘えることにもう何のためらいもなかった。 あたしは潤の腕を掴んで、自分の腕を絡めた。そしてできる限りの笑顔を愛する人に向けて言った。 「あたしの純潔を奪ったんだから、そのツケは高いわよっ、潤♪」 完
後日談その1 あたしは今、名雪の家にいる。あの日、潤を暴走させたオレンジ色のジャム、その正体を聞き出すために。 「秋子さん、あのジャムは一体なんなんですか?」 あたしは詰問口調で聞いた。 「それは話せません。企業秘密です」 秋子さんは柔らかい笑顔のままきっぱりと答えた。でも引き下がる訳にはいかなかった。 「お願いします、教えてください」 「あらあら、そうですか……。じゃあここだけの話ですよ」 秋子さんはあたしに向き直って、いつもの微笑みを浮かべたまま言った。 「あれは、自分の心にちょっとだけ正直になれるんです」 あ、あれでちょっとだけ!? あたしはレイプされかかったのに……。え、ということは……潤は あたしをレイプする願望でも持っていたの? 「効果には個人差があるみたいなので、ちょっとかどうかは人によりますけどね」 あ、そ、そうなんだ……。じゃあ潤には効き過ぎたのかしら。 「でも、作ってよかったわ」 秋子さんがこれまでよりも優しい笑みをあたしに向けて言った。 「香里さん。今のあなたがそれで幸せになれたみたいですから」 ……! ど、どうしてそれを知ってるの? でも……あのきっかけなかったら、あたしと潤は今の関係には なっていなかったかも……。 それに、秋子さんの言うとおりだった。親友の相沢君と名雪がいる。妹の栞も、そして恋人の潤が いてくれる。あたしはとても幸せ……。 だからあたしは、はっきりと言った。 「は……はいっ!」
後日談その2 3学期が始まって間もない1月のある日の放課後、俺は香里に呼ばれて庭へ来ていた。 この季節以外は結構人がいるこの場所も、今はさすがに俺たち以外誰もいない。この冬のさなかに こんな寒い場所に好きこのんでいる奴などいないだろう。 「香里。で、話ってなんだ?」 ようやく彼女のことを“香里”と名前で呼ぶのにも慣れてきたな……。でも、俺が香里と今の関係を 続けて行くんだったら当然そうならなければならないだろうとも思う。 もっともそう思える時点で、俺はムチャクチャ幸せ者なんだと自覚している。 そんなことを考えながら用件を聞くと、香里はゆっくりと話し出す。 「潤……あたし、できちゃったみたいって言ったら、どうする?」 へ……? 今、なんて言った? 「あのー、なにができたって?」 「バカ……決まってるじゃないの。赤ちゃんよ」 「……なにいいいいいっっっ!?」 ま、まさか……。いや、あ、あり得る……。 3ヶ月ぐらい前……そう、俺が香里と初めて結ばれた(と言うより、襲ったと表現した方が正しいか)とき、 俺は香里の中におもいっきりぶちまけてしまっていた。 彼女がそうしろと言ったのだが……どう考えても非があるのは俺の方だよなぁ……。 どうにかそこまで考えを発展させると、俺の決心は即座に固まった。
「香里」 俺は両腕で香里の肩を掴み、じっと彼女の顔を見つめて言った。こんなに真剣になったのは 俺の人生で初めてかもしれない。 「責任は取る。悪いようには絶対にしない」 固い決意だった。進学を諦めて就職してでも彼女を幸せにしなければならない。 「潤……」 香里は顔を赤らめていた。照れているのか? と思ったら急に顔を上げて、俺を見て言った。 「ありがとう……でも『みたいって言ったら』だから、ねっ♪」 香里は悪戯っぽくウインクして笑った。屈託のない笑みだった。だが俺は思わず叫んでいた。 「だ、騙したのか!?」 「違うわよ。たんなる冗談よ」 「おいおい……」 肩を落として呆れたように呟く俺。そして苦笑を浮かべる。今の決心は一体なんなんだよ……。 俺って彼女の尻に敷かれるタイプなのか? 「でも、そう言ってくれるんだったらちょっと惜しかったかしら?」 「は?」 「ふふっ、ありがとう。大好きよ、潤」 雪に彩られた庭。そこには、俺の大好きな香里の笑顔が輝いていた……。
>>25-45 北川×香里18禁SS「こころとからだ」
……これで祐一×香里派を完全に敵に回したな……(汗
後が怖いので、トーナメントスレに投下したら名無しさんだよもんに戻ります(w
最後に、この作品をマイナーキャラスレの北×香派、
そして北×香派最右翼(藁、おおさか@つちへん氏に捧げます。
(要らなかったらスマソ)
God bless KITAGAWA and KAORI.
>>25-45 『こころとからだ』
誤解を恐れず言うなら、面白かったし、楽しめた。
煮え切らぬ二人の関係を進展させるため、謎ジャムを用いたのは
やや強引な気もしたが、その後の18禁描写が山あり谷ありで
楽しめたので、問題はないと思う。
18禁パートであるが、ライト風味でありながら、意外なほどネチネチと
描写が続くところが何げに良い(香里の乱れ方がやや派手なのは気に
なったけれど、意外にこの人、突き抜けるとこうなのかも知れませんね)。
後日談も、北川が漢らしくまた愛があって良かった。ごちそうさまだよ、
コンチクショー(笑)
香里が北川と最初からラブラブな点、北川があまりおちゃらけていない
点については、批判派からあれこれ言われるかも知れない。
しかし、こういうアナザー(?)な結末に至る作品もあって良いと思うのだ。
>>25-45 『こころとからだ』
あんま言いたくないが、某同人誌と内容が同じなんだけど…
本日ハケーソした「北川くんハイ!」ってやつなんだけど…
これってもしかして…二次創作ならぬ三次創作ってやつかい?
それともその同人誌の作者本人?
マジレスキボーソ!
>>47 わーい、なにがしさんに感想を貰えたYO! ありがとうございます。
>謎ジャムを用いたのはやや強引
自覚してます(藁 しかし北川を暴走させる理由が見つからなかったので安易な方法を
選んでしまいました。
18禁ってのはえちシーンだけでなく、そこに至るまでのシチュエーションをどうするかも難しいですね。
>香里の乱れ方がやや派手
「北川にいたぶられて気分の高まるかおりん→正気に戻った北川を受け入れるかおりん→激しく乱れるかおりん(;´Д`)ハァハァ」
という図式は執筆構想時からの基本コンセプトなので(藁
>香里が北川と最初からラブラブな点
両想いになるまでの経緯を書くと、えちSSというより北川のシナリオっぽくなるので
……スマソ、思いつきませんでした(汗 批判派の批判はあえて受け入れます。
>>48 私は絵を描けません、完全な別人です。ちなみに私も持ってます(藁>「北川くんハイ!」
ちなみに「こころとからだ」書き上げたあとに「北川くん〜」を秋葉原の虎で買ったので、
内容が一部かぶってしまったとは思いましたが、一応こっちにはギャグの要素はないので
ここへの投下を決意しました。
いやしかし、同人作家に間違われるとは思わなかったなぁ。やっぱ2ちゃんは面白いや(w
>内容が一部かぶってしまったとは思いましたが、一応こっちにはギャグの要素はないので >ここへの投下を決意しました。 >いやしかし、同人作家に間違われるとは思わなかったなぁ。やっぱ2ちゃんは面白いや(w つっこみどころ?
えー、セリオSSを今から上げさせていただきます。 シリアス系です。
お断り:劇中のセリオはHMX-13ではなく、HM-13です。 特に不自由は無かった。 ただ、興味だけがあった。 ショップのショールームで一目見て、正しく衝動的に買った。 別にどれでも良かった。例えば、姉妹機のHM-12でも、それこそライバル社の HANDAのASM-18でもなんでも。 一人暮らしの日々の家事にも嫌気が差してきた所だったし、『丁度いいか』、 という感じで、契約書にサインしていた。 正しく高級外車一台分ほどの値段だったけど、別に懐が痛んだわけでもない。 お金なら、そこそこ贅沢してもまだ有り余るほど有るのだから。 納入されてすぐ、僕は彼女に仕事を言いつけた。 特に部屋が散らかっていたわけではない。 ただ、彼女が『動いて何かの作業をしている』のを見たかっただけだ。 彼女も『さほど部屋が散らかっているようには思えませんが』と反論する訳 もなく、ただ黙々と部屋を掃除していた。 それで十分だった。 『ああ、やっぱり命令どおりに何でもするんだな』 と思った。 興味はすぐに失せて来た。 いずれ、彼女は僕の元からいなくなるだろう。 意味も無くTVやステレオなどを買い換えるのと一緒だ。 飽きたら捨てればいい。 いや、下取りに出して、新機種に買い換える手もある。 そう思っていた。 僕は、買ったHMであるセリオを『機械』としか、認識していなかった。 そう、この時は。
「ご主人様、ご夕食のメニューなのですが・・・」 掃除も終わり、日が暮れかかった頃、セリオが申し訳なさそうに両手を前で合わせ、 そう言った。 声の質的には申し訳なさそうな声なのだが、その表情自体はまったくの無表情だ。 「ん、どうかした?」 特に気にするでもなく、僕はそう尋ね返す。 「フリーザーの中を拝見しましたけど、材料がありません」 ああ、そういえば、と僕は一人で納得して、頭を掻いた。 「ペットボトルのお茶と調味料ぐらいしか入ってなかったろ」 悪びれもせず、僕はセリオに向ってそう言いながらポケットから財布を取り出した。 使ってない財布があったので、僕の財布から数枚の1万円札を取り出して入れ、セ リオに渡した。 「毎月これぐらい渡すから、計算してメニュー考えて」 と言うと、セリオは少し首を傾げ、また僕に尋ねてきた。 「了解いたしました。特に苦手なもの等があればお教え願えませんでしょうか?」 それに僕は返答出来なかった。 嫌な質問だった。 脳裏に浮かんだのはどす黒い赤。割れたガラスの欠片。他人の、驚愕した顔。 そして・・・。 「・・・ご主人様?お気分でも優れないのでしょうか?」 セリオの心配そうな声に僕は意識を引き戻された。 頭を一振りして、浮かんだ光景を振り払おうとする。 「いや、なんでもない」 未だに心配そうな仕草で僕を見るセリオにそういうと、セリオは安心したかのように 頷いた。標準動作だとしても、それは見た目には本当に心配したかのように見えた。 「・・・肉。特にミンチ肉だ。あとぐちゃぐちゃしたものも嫌いだ」 なんとなく気恥ずかしくなったので、早口でそう伝える。 セリオはただ、頷いた。 復唱して、確認しないのが僕には嬉しかった。
それから数日が過ぎた。 特に問題が起こるわけでもなく、セリオは安定して動いていた。 セリオは、僕の状況を見て考えたスケジュール通りに黙々と家事をこなし、何も作業 が無い時はまるで本物の召使いのようにただ、僕のそばに控えめに立ち、指示を待つ。 それを見て、便利な世の中になったものだ、と今更になって感心してしまった。 僕がベッドに入るのに合わせ、セリオも自分で充電をする。 そして夜が明けると、定刻通りに起動してまた作業を始めるのだ。 セリオから僕に話し掛けてくる事はほとんど無かった。。 本当に僕の判断が必要とセリオ自身が判断した時意外には、セリオが自分で考え、何 事も処理していった。 例えば、新聞の折込広告。 男である僕にとってブティックや化粧品、または美容エステ等のチラシはゴミ以下だ。 セリオはそう考え、僕が必要としているチラシ、またはセリオ自身が必要とするもの 以外は捨てた。 そういう風に自分で判断できる事は自分で判断してくれるのは、ありがたかった。 それは僕にあんまり干渉しないという事なのだから。 僕はあまり、外に出歩く事は無かった。 引き篭もり。 その一言で片付けられてもしょうがないと自分でも思う。 とある事情で人間が嫌いになり、自分から人に接する事をやめた。 他人に干渉されるのが何よりも嫌いになり、学校にも行っていない。 そういえば先日、高校の退学処分通知が来たような気もする。 まあ、丸半年も無断欠席をすればそれもしょうがない。 ともかく僕は干渉される事が嫌いだったので、黙々と作業をこなすセリオはとても、 都合のいい物だった。 寂しくは無い。 自分で、そう思っていた。
夢を見ている。 またあの夢だ。 割れたガラスの欠片。 他人の驚愕したような表情。 焼けた油の匂い。 そして、血の匂い。 夢だと分かっていた。 でも、それでも僕は―――。 そこで目が覚めた。 いつもどおりの時間、いつもどおりの朝。 ただ、妙に汗をかいていた。 あの夢を見た時はいつもそうだ。今日は途中で夢が終わったからまだ良かった。 でも、シーツと寝間着がべっとりとしていて気持ち悪いのは変わりが無い。 一刻も早くシャワーを浴びたかったので、僕はそのまま風呂場へと向った。 ボイラーに火は入っていた。 セリオだろう。僕が毎朝シャワーを浴びるのを把握しているのだから。 今日ばかりはセリオに感謝しながら、風呂場へと飛び込んだ。 熱いシャワーを浴びて、汗を流す。 でも、本当に洗い流したいモノは心の奥底にこびり付いていて、流れる事は無い。 それが悔しくて、不意に涙が零れた。 泣き声が漏れないように、わざとシャワーの水量を上げた。 押し殺した嗚咽がシャワーの音にかき消された。 風呂場から出ると、そこには清潔なバスタオル、下着、今日の服が置かれていた。 セリオは僕が困らないようにいつもさりげなく、先回りをしておいてくれる。 それも、あまり干渉しないような形で。 今、僕は初めてそれに気付いた。 徐々にセリオに対する気持ちが変わってきている事に。
「セリオは寝ている時・・・夢を見る?」 僕がそう尋ねると、セリオは少し驚いたかのように目を見開いた。 表情が乏しいセリオにしては、珍しい事だ。 「ん、珍しいね。そんな表情をするなんて」 と僕が苦笑すると、セリオは控えめに、口を開いた。 「ご主人様が私に用事以外で話し掛けられる方がかえって珍しく思いますが」 その言葉にまた苦笑していると、セリオは少し、躊躇してから頷いた。 「少なくとも、私と同じモデルはスリープモード中にその日の出来事を記憶領域 内で整理しています。それを夢、と呼んでいい物かどうか判断しかねますが」 そこで一呼吸して、セリオがまた口を開く。 「ただ・・・、整理中にまれにですが、見たことも無い風景、実際に起きた事の ない出来事が浮かぶこともあります。それに・・・」 「・・・それに?」 続きを促すと、セリオが戸惑いながら、言葉を続けた。 「―――忘れられない過去の思い出も」 頭に衝撃が突き抜けた。それだけ、心が激しく揺れていた。心臓が悲鳴をあげる ように早く鼓動するのが分かる。何時の間にか、僕は拳を握り締めていた。 「・・・申し訳ございません」 と急にセリオが頭を下げた。 「どう・・した?」 努めて平静を装いながらそう尋ね返すと、セリオは恐縮したように呟く。 「・・・ご主人様のお気に障るような事を言ってしまったのではと思いました」 セリオが怯えてしまうほど、露骨に気持ちが表に現れてしまっていたらしい。 それが恥ずかしくなり、僕は取り繕うように思わず彼女の頭を撫でた。 びく、と一瞬だけセリオが震えた。殴られる、とでも思ったのだろうか。 だとしたら、今までの僕の態度が悪かったのだろう。それも、恥じた。 「セリオは悪くない。悪くないんだ」 と撫で続けるとセリオはうっとりしたような表情をした。 それを見て、僕は暖かい気持ちになったのを自覚した。 そして、もう彼女を機械だとは思えなくなってしまった事も。
夢を見ている。 またあの夢だ。 今日は姉さんの誕生日だ。 大好きな姉さんの。 姉さんとは言っても10歳も歳が離れているから、幼い頃に両親を亡くした僕にとっ てはまさしく、親代わりといっても差し支えないだろう。 それだけに頼っていた。愛していた。 姉も、僕を可愛がってくれていた。 誕生日を祝って、今日は姉貴と外食することになっていて、予約したレストランに 車で向っている途中だった。 そのレストランが見える交差点に差し掛かった時、衝撃が走った。 気がついた時には身体の節々が痛かった。 割れたフロントガラスの欠片がまるで粉雪のように散らばっていた。 遠くから恐らく通行人だろうか、他人の叫び声が聞えた。 オイルの焦げたような匂いが、鼻についた。 そして、血の匂いも。 混濁する意識の中、胸のポケットを探った。 ―――ああ、良かった。姉さんへのプレゼント、潰れてないや。 安心し、姉の無事を確認しようと、姉の方を見た。 でも、そこにあったのは、ただの、赤黒い血にまみれた潰れた肉塊だった。 「ぅぁあぁあああああああっっ!!!!」 たまらず、僕は絶叫した。
衝突相手は酒に酔い、さらに居眠り運転をしていた運送会社のトラックだった。 しかも皮肉な事に、あれほどの事故でありながら向こうは無傷だった。 慌しく親戚の手によって葬儀が行われた。 腫れ物に触るかのように納棺無しの葬儀が行われ、形ばかりの納骨が終わった後、僕 に残されたのは、運送会社から支払われた慰謝料と、姉の保険金だった。 それから数日間、僕は人間の汚さを垣間見た。 次から次へと見たことも無い、会った事も無い親戚と名乗る人が現れ、僕を引き取る 。と申し出てきたのだ。 子供心にああ、お金が目当てなんだな。そう気付いた。 誰が僕を引き取るかという事で姉の遺影を胸に抱き、呆然としている僕の前で・・・ 汚い罵り合いが繰り広げられたのだから。 結局、お互いけん制しあいつつ、議論は物別れに終わった。 そして、僕は一人で暮らす事になった。 この頃から、僕は人間が嫌いになりつつあった。 再び、学校に通い始めると、それはさらに根深いものに変わった。 以前までは笑顔で笑いあっていた友人達も、急に僕を避けるようになった。 どう接して言いか分からないのだろう。そう納得した。 教師も、似たようなものだった。 学校は僕にとって、孤独な場所になってしまった。 それでも何とか高校に進学したものの、次第に行かなくなった。
いつも孤独だった。 寂しさに押しつぶされそうだった。 でも、他人に心を許す事など出来なかった。 人間の汚さを知ってしまったから、到底、無理だった。 どうしようもなかった。 死んだように、日々を過ごした。 でも、そのような日々の中で僕は人に干渉される事を渇望していたのだ。 寂しいのは、イヤだ。 孤独は、イヤだ! 誰か、僕にかまって! 僕を愛して! ・・・愛・・し・てよ・・・。 ふと、手に暖かいぬくもりが触れた。 その瞬間、涙が溢れた。 心の底から、安心した。 求めていたものは、すぐそばにあったのだ。 目を開くと、彼女がいた。 僕は彼女の胸に抱かれていた。 なぜ、と口を開き返ると、彼女は、セリオは否定するように首を振り、そして・・・ 初めて、微笑んだ。 そして、優しく、僕の頭を撫でてくれた。 握られた手から、溢れんばかりの温もりが伝わってきた。 僕はそれに包まれて、感情が高ぶり、そして・・・子供のように、声をあげて、泣いた。 彼女は、ずっと、僕を抱きしめてくれた。
その日から僕の、彼女に対する感情は別のものに変わった。 彼女を機械ではなく、心を持った一人の女性として、意識するようになった。 彼女が買い物に行く時には努めて一緒に行くようにした。 彼女は、最初は戸惑っていたけど、「嬉しいです」と微笑んでくれた。 もともとHM-12、またHM-13シリーズは主人とのコミュニケーションを喜ぶ性質らしい。 それには開発期間中のテスト工程で、HMX-12とHMX-13が体験した出来事が関係している、 と彼女は言っていた。 そして、ついこの前まで僕が無関心な態度を取っていた時はとても寂しかった、とも。 どうやら彼女は寂しがり屋のようだ。 今までを取り戻すかのように、僕と彼女は今までと違う一緒の時間を過ごすようになった。 くだらない話をして、買い物にいくがてら、散歩をし、そして笑いあった。 毎日、彼女は僕の知らない彼女の表情を見せてくれた。 そして、その度に彼女をまた好きになっていく。 愛していく。 その気になれば、彼女はいろいろな表情が出来るのだった。 僕と同じように驚き、悲しみ、そして、笑う。 それが本来の彼女なのだと、知った。 毎日が楽しかった。 でも、次第に、暗いものが、胸に立ち込めていくのも、感じていた。 僕の中で彼女の存在が大きくなるにつれ、また、その暗いものも、肥大化していった。 全てが、癒されたわけではなかったのだ。
二人で見詰め合う。 そんな時間が多くなった。 彼女はHMだ。 でも・・・そんな事はどうでも良かった。 人間も、HMも関係ない。 心が通じ合えばそれで、いい。 そう、心の底から思った。 そんな事を考えているといつしか、僕は彼女の唇を奪っていた。 そして、唇を離した瞬間、僕は彼女を突き飛ばしていた。 怯えた表情の彼女に対し、僕は買ったばかりの頃のように、彼女に『命令』をした。 「いいか、僕がいいというまで、そこから動くんじゃないぞ」 「ご主人様・・・どうされたの・・・ですか?」 いきなりの事に、戸惑いながら彼女が悲しげにそう尋ねる。 「答える義務は無い。お前は僕の命令に従ってればいいんだ」 こんな事は出来るならしたくはなかった。 でも、しょうがなかった。 胸の中に立ち込めていた、黒いものの正体が分かったのだ。 今、それに僕は支配されていた。 「分かったなっ!?」 強く、そう念を押す。 彼女は、怯えたように、頷いた。 それを確認すると、僕は家を飛び出した。
雪が降りしきる街を彷徨うように歩いた。 行くあてなど無かった。 せめてコートぐらいは掴んで飛び出すべきだっただろうか。 真冬の寒風が身を刺した。 日付が変わってもまだ僕は彷徨っていた。 手も足も、指先がかじかんで既に感覚が無かった。 もしかしたら、凍死してしまうかもしれない。 そう思った。 でも、死への恐怖など無かった。 それよりも、胸の中で渦巻いている黒いものが大きかった。 その黒いもの・・・それは不安だ。 また、大事な人を無くしてしまうかもしれない。 そういう、底知れない不安。 セリオと幸せな日々を過ごしながら、僕はどんどん不安になっていった。 彼女を一つ、好きになる度、僕の不安が増えた。 もしかしたら、彼女が動かなくなってしまうかもしれない! もしかしたら、彼女が僕のそばからいなくなってしまうかもしれない! もしかしたら・・・彼女が僕を愛してくれなくなってしまうかもしれない! そして、それが積み重なって、僕は・・・こう思ってしまった。 『無くなってしまうのなら、最初から無い方がいい』 と。 そして、そうする為には彼女を、彼女の心を傷つけ、彼女に嫌われてしまうのが 一番手っ取り早い。 そう、考えた。 好きにならなければ良かった。 愛さなければ良かった。 温もりを求めなければ良かった。 優しさを乞わなければ良かった。 そう。あの時、僕は知ったはずだった。 大事な人を失う痛みを。
大きな公園のベンチに座って、僕は天を仰いでいた。 遥か上空から降り注ぐ雪を眺めていた。 雪が外灯に照らされ、光が反射し、幻想的な光景だった。 このまま、人生を終えてもいい。 そう思った。 心残りといえば、彼女を、セリオを傷つけてしまったという後悔の念。 自らへの怒り。 それだけだ。 自分の心を守る為、セリオの心を傷つけた。傷つけてしまった。 でも、傷つけても、楽になどなれるわけが無かった。 これは罰だ。 愚かな僕への罰だ。 もうセリオにも嫌われてしまっただろう。 今更戻っても、最初の頃のように、機械である事に徹していたセリオがいるだけだ。 なら、戻らないほうがいい。 そう決めた。 もう、彼女は僕を愛してくれないだろうから。 でも・・・。 「でも・・・なんで、ここにいるんだ・・・?」 僕は天から視線を地に落とした。 走り回ったのだろうか。足が汚れていた。 その際にどこかに落としたのだろうか。靴が片方無かった。 モーターを冷やす為の空冷機構、つまり息切れの音が激しかった。 「命令違反、違う?」 そう、彼女を問い詰めた。 外灯に照らされて、彼女は佇んでいた。 瞳から光り輝くものが零れているのを見て、僕は・・・後悔した。 セリオは・・・泣いていた。
「・・・申し訳ありません」 「答えに・・・なってな・・・いよ」 うなだれる彼女に僕は突き放すようにそう言おうとした。 でも、言葉の途中から、それは消え入るように尻すぼみしてしまった。 「私は・・・欠陥品です。命令違反をしてしまいました」 流れる涙を拭おうともせず、セリオが呟いた。 僕はそれを否定する。 「ちがう」 「感情制御機構がおかしいです。やっぱり私は欠陥品です。命令を頂いていたのに、 気がついたら、私・・・ご主人様を探していて・・・駄目ですね」 伏せ目がちに、セリオがさらに呟いた。 「やはり、故障したのでしょうか」 「ちがう」 否定しても、セリオは納得しようとしなかった。 自傷ともいえる言葉を次々と泣きながら口にして、それは絶叫に近いものになりつつ あった。 「だから先ほど、私を・・・うぁ・・・お嫌いになられたのでしょう」 「ちがうっ」 「ひ・・・もう、私は・・・ご主人様のお側にはいられないですっ」 「ちがうっ!」 「私ははもう廃棄されたほうが!ひぐっ・・・」 「何も言うなっ!!」 たまらず、抱きしめた。 きつく、しっかりと。 「ひぅ・・・うぁあああぁああああぁぁああ・・・」 咽び泣くセリオの頭を胸に抱いた。ただ、ひたすらに赦しを乞いながら。 「ごめん、ごめんな・・・ごめん・・・」 セリオの泣き声を聞きながら、僕が思い知った事は、 ―――何処までも果てしない、人間の愚かさだ。 それをかみ締めながら、僕もいつしか、泣いていた。
何時の間にか、雪は止んでいた。 二人で並んで、降り積もったその雪の上を歩いた。 「ほら」 何故か恥ずかしくて、思わずぶっきらぼうにセリオの頭に積もった雪を払ってやる。 「あ・・・」 頬を朱に染め、セリオが俯いた。 そして、何かを期待するように上目がちに僕を見上げる。 「・・・わかったよ」 恥ずかしいのを我慢しつつ、僕はセリオの頭を撫でる。 しかし、セリオは控えめにそれを否定するかのように首を振った。 「・・・え、じゃ、どうして欲しいの?」 セリオにそう尋ねると、セリオは瞳を閉じ、顎を上向きに傾けた。 「・・・わかった」 気持ちを込めて僕は唇を重ねた。 傷つけてしまった事への謝罪と、それを許してくれた事への感謝と・・・そして、 何よりも溢れそうなほどの愛を込めて。 いつまで一緒にいられるか分からない。 でも、それでもいい。 愛する人を失う痛みを忘れたわけじゃない。 でも、その痛みを恐れていては何も出来ない。誰も愛せない。 それに気付いた。気付かせてくれた。 セリオが、僕に教えてくれた。 それは、とても大事な事。 唇を離すと、お互いともなく、照れたように笑った。 雪を降らせていた雲が晴れ、月明かりが僕たちを照らした。 ―――了。
>>52-65 以上です。
思いを文章にしていたら止まらなくなってしまい、肥大化してしまいました(ぉ
それでは失礼します。
>66 .....ありがとう...ございます。(礼)
>>52-65 「この作品を読んだとき、何を感じた?」
「僕は素敵だと思った。もっと長いお話にしても良かったんじゃないかな。それだけのポテンシャルはあると感じた。
連載で、もっともっと二人の生活を眺めていたいなって」
「一部、リアルなところがあるな。事故のところとか。これはどうだ?」
「意見は分かれるだろうけど、僕は、その生々しいところが好きだよ。それを読んだだめに、主人公の一挙一動を
気にするようになったから。どう克服するんだろう、と。それから、セリオはどうやって彼を癒すんだろう、と」
「話の内容だが」
「この物語の場合、彼女はストレートに救い主へと変化していくんだよね」
「だがそれがいい」
「うん。機械の範疇を離れて、人間の領域へと飛び込んでくるセリオの方が、僕は好きだ。命令に逆らって
主人公を探しに来るあたりとか、すごく気に入った。僕は、漫画でこういうシーンがあると、お約束だろうと
なんだろうと、そこを何度も読み返すタイプだから」
「気になった場所は?」
「セリオを突き放す部分かな。トラウマがあるにしても唐突だったから」
「君ならどうする?」
「姉の最期のシーンをフラッシュバックで入れる…かなぁ。あまり血なまぐさいのはイヤだけど、ここには衝撃を
産むシーンが入るべきだと思った」
なんかよくワカラン感想ですが、こんなところで(^_^;
続編も期待しております。
力作ですね。ひさびさに良い物を読ませて頂きました。感謝!
>>52-65 いいものを読ませていただきました。
宜しければセリオスレで(もちろんこちらでも構いませんが)またSSを書いていただけると嬉しいです。
>>52-65 素直に良かったです。
「見習」ということは、SSを書き始めてまだ間も無いのでしょうか?
初心者特有の「熱」のこもった文章が印象的でした。
長くSSを書いていると、どうしても作業的になってくる部分がでてくるのですが、
始めての時の感覚を忘れずにこれからも頑張って下さい。
それと、SSにとって本質的な事ではないのですが、一応書く上でのお約束というものがあります。
http://leaf.aquaplus.co.jp/kaihatsu/kai007.html ↑の書いてある事が、その一応のお約束です。
SSだけでなく、他の文章でも使える事なので憶えておいて損はないでしょう。
永遠の終り、そして始まり 1ページ 我が子よ、よくお聞きなさい・・・・・・・・・ これから話す事はとても大切な事 永きに渡り、語りづかれてきた思いなのです。 物語は終幕をむかえつつあった・・・・観鈴は最後まで頑張る その最後の最後でのやるべき事がまだ残っていた・・・・・ 観鈴は空へと翔けていく、胸の中にその一生分の思い出を携えて 背には純白の翼を携え、その翼は風を孕み、大空へと舞い上がる (もう1人の私につたえなくっちゃ、楽しかったこの夏休みの事を) (そして終わらせるの・・・・・私で・・・・・・最後にするのだから)
永遠の終り、そして始まり 2ページ もう1人の少女は遥か大空の彼方にあった、そのまわりには一面の空 広大な空間の中に、ただ1人漂う 下界との距離は、少女が人々との交わりを拒絶しているようかであった。 観鈴はついにそこへとたどり着いていた。 初めてみた人なのに不思議と既視感(デジャブ)を感じる。 直感的にもう1人の自分であることを認識していた 「はじめましてわたしは観鈴、もう1人のあなたです・・・・・ ・・・・・・・・・・わたしあなたに会いにきました」 もう1人のわたし・・・・それは1000年ほど前に存在していた人に非ず者 伝説が伝える所では、翼をもつ存在、呪われし存在、星を記憶を司る存在等 様々な言葉でそのものを記す。 その記すところの一番最後の翼人の名は、神奈乃命 ・・・・・・それは、観鈴の問いかけに対し反応を示す。
永遠の終り、そして始まり 3ページ 「・・・・・・もう1人のわたし?・・・・・余の転じて生まれ変わり者の事か・・・」 「悪い事はいわぬ、そちがなにを目的としてきたのかは知るところでないが、 余に関わらぬのが懸命じゃ・・・・・・余を独りにしておいてくれ」 観鈴にはその言葉の真意が理解できていた・・・・・かつての自分と全く同じであったからだ今度は自分が(私)を励ます番だ・・・・・そう観鈴は考える 「にははは・・・・でも独りはさびしいよ・・・・・2人だと楽しい・・・ 観鈴ちんと一緒にがおおおおっと楽しい話をするの・・・ね・・」 「なにもいうな!・・・・・・・・聞きとうない・・・・・・」 「お主・・・・余の行った事をしっておるのか?、 おぬしをつらい目に合わせてきたのは、全て余のせいなのじゃぞ」 「余の夢は、生まれ変わりし娘子を蝕んでいく・・・・余はそれを止める事も かなわず、ただ観ることしかできずにいて・・・・・」 「また遙な昔、余を護ってくれたものにも、同じ仕打ちをしてもうた・・・・・」
永遠の終り、そして始まり 4ページ 「ちがうよ!、もうそれは終わったの!」 「なにが終わったのじゃ?なにも終わらん!なにも変わらん! なにが変わったのかわからない!どうすればいいのかわからない どうしようもない・・・・・」 観鈴は悲しかった、その悲しみはわかりすぎるぐらいに・・・・ どうすればいいのだろう・・・・・ どうしたらわかってもらえるのだろう・・・・・・・とにかく励ます・・・ それしかできなかった・・・・・ 「・・・頑張るの・・・頑張ればきっと楽しくなるから・・・・だから頑張ろう!」
「・・・そなたはどうしてそんなにも頑張れるのじゃ・・・・・余とは大違いだ・・・」 「・・・悲しみに耐え切れずに天に逃げた余とはな・・・・・」 「違うよ・・・わたしだって強くない!・・・・・・もうなにもかも嫌になって・・・・ 眠りたい・・・・・楽になりたいと思ったときもあった。 だけど往人さんが・・・・お母さんがいてくれたから・・・・・ だからわたし頑張れた!、あなたにもいるから・・・だからあきらめちゃ駄目!」 「余にはもうだれも・・おらんのじゃ・・・・母上、裏葉・・・・・柳也・・・ みんなおらぬ・・・みんな余が・・・・・」 (ちがう・・・・) ・・・・・・・どこからか声がした (ちがうよ!・・・・それはちがうんだよ!!) その声は徐々にはっきりしてきたかと思うと、1羽の鳥が近づいてくる まだ飛ぶ事に慣れたばかりの頃の様な頼りなさげに・・・・・
永遠の終り、そして始まり 5ページ 「そら!とべたのね、すごい!・・・・すごい!」 (うん!みすずにあいたくて、がんばった、そしたら身体が自然に・・・) 「そらの言葉なの?・・・・そらがしゃべっているの?」 (言葉は難しくてわからない・・・・でも不思議とわかる・・・・・・・・ みすずと意識がつながっているのかもしれない・・・・・・) (それよりも・・・・いまは・・・・・) そらは神奈のほうに身体を向きなおしていた (さっきの君の話だけど、君には誰もついていないなんて・・・・・・・ ちがうんだよ!・・・ぼくにはわかるんだ!) (きみには、現在でも・・・・見守っている人がいる・・・・・・・ 一千年もの間、きみの事をかんがえて・・・・ぼくだってみすずだって・・・・)
「お前は何者なのじゃ?」 (ぼくは、あなたに会うために・・・救うために! はるか昔よりの思いを受け継いできた最後の思い) (みすずと共にあなたを永遠の檻より開放する) そらは片方の翼を広げそして振り下ろす、何枚かの羽が翼よりはがれ、 光彩を放っていった 光がおさまったかとおもうと、後には人形が残されていた。 (この人形には、みんなからあなたへの思いがこめられてるんだ ・・・・・・一千年もの思い) (そしてみすずの一生分の思い出・・・・・・これで君を救う事ができる・・・・) (覗いてごらん・・・・・そして見つけるんだ!自分の環るところを)
永遠の終り、そして始まり 6ページ 神奈はたくさんの思い出に包まれていた 悲しい事もあった・・・・・・・・・・・・・・ 必死で自分を探しもとめ、そして懸命に自分を直そうとしてきた人々の思い 一千年の間受け継がれ、果たせることなく終わっていった無念、次への希望 楽しい事もあった・・・・・・・・・・・・・・ 母と子の人形劇、山道のかけっこ、楽しかった夏祭、 はじめて母と一緒にいった海 母からの贈り物・・・・・・・・・それはみんな素敵な、暖かな思い出
永遠の終り、そして始まり 7ページ 「裏葉、柳也・・・・母上!」 「神奈さま!お久しぶりでございます。」 「余は・・・余はあいたかったぞ・・・さみしかったぞ」 「申し訳ございません・・・私たちはさがしていました・・・・いままでもずっと 神奈様のことずっとさがしていたのです・・・・・・・」 「人形に願いをたくして、その子孫達と共に・・・・・・」 「神奈、本当にすまなかった・・・こんなにも長い間お前を護る事ができずに・・・」 「俺は本当に益体無しだ・・・・・・・・」 「だけど・・・お前は本当に自分勝手だ・・・・・・俺達の気持ちを知らずに」 「余は自分勝手じゃったのか・・・・・・」
「ああなんで、お前はこんなにも意地っ張りなんだ!、 こんな空高くただ1人きりで・・・・・」 「なんで1人でかかえこむ!・・・・俺も一緒にお前と共に、・・・・お前を苦しめるものから護りたい」 「もう離しはしない・・・・決して・・・・お前の苦しみを共に・・・・」 「・・・・・・共に分かち合いたい?」 「苦しみをもか?それでいいのか?・・・・・」 「わたしたちは家族でございますよ!神奈様、我が子が苦しんでいるときには親はその痛みを 分かち合いたいものなのです」 「家族・・・・そうじゃな家族がいたのじゃな・・・・ぐすっ・・・ふふ・・余は甘えて ばかりになってしまうな・・・・・」 「大変うれしゅうございますわ・・・・・・」 「さあ一緒に泣いて苦しんで、そして・・・・・・その後は、一緒に笑いましょう
永遠の終り、そして始まり 8ページ (我が子、神奈よ・・・・・・・・) (皆・・・そなたの帰りをまっているのです・・・・・・) (いつも・・・あなたのことを・・・母の大地より思っていました、 遠くにはなれていった我が子をおもっていました・・・・・・) (わたしも・・・・大地の皆もお前の事をまっています、・・・・・さあ帰ってきて) 神奈・・・・・戻ってきて・・・・・・・・・・
永遠の終り、そして始まり 9ページ 「余はちっとも悲しい事なんてなかったんだな・・・・・すごく幸せだったのだな」 「こんなに温かな居場所が・・・・・帰れる場所が・・・あったんじゃな」 「ありがとう・・・・・・・・・」 「そして・・・・・ただいま!・・・・・・」 「おかえりなさい!神奈」
永遠の終り、そして始まり 10ページ (おわったな・・・・・・・・これで・・・・・・・) 「往人さん?往人なの?・・・・・そらの姿が!・・・・・・・往人さんに」 (おれの姿が・・・・・・人間?・・・・・手も・・・足も・・・ある 戻れたのか?・・・・) 「往人さん・・・・・往人さぁぁぁぁぁぁん!」 「がっがお・・・うえっうえええええ−−−−−ん」 ぽかっ 「・・・いたい・・・・往人さんいたい・・・・なんでそんなことするかなあ?」 「おまえが、がおっていうからだ・・・・あいからわずだな観鈴は・・・・」
「でも夢じゃないんだね・・・・・・ぐすっぐす・・・がおっがおおおお」 「そうだな・・・・自分の存在を疑うのも変だが」 「さあ泣き止んでくれ・・・人形劇をみせてやるから・・・・・・・」 「無理だよ往人さん・・・だってうれしいから・・・・勝手に・・・・嬉しすぎるから」 「にははっ・・・・・ぐすっうええええ・・・・・・・」 2人はお互いに体を寄せ合う、自然と視線が交差を重なり・・・ その距離をちかづけていき・・・・・・重なる 互いの深く深くつながっている・・そんな二人に言葉は必要としなかった 観鈴・・・・・・・・ 往人さん・・・・・・・・・ そろそろ俺達も帰るか・・・・・・ うん 還ろう 星の大地へ
永遠の終り、そして始まり 11ページ 我が子よ・・・・・還るときがきました・・・・・ 海から雨粒のもとが、空へとあがり雲となり 雨粒が地上に落ち、その重なりが川となり また再び海へともどっていく すべてはものは互いに・・・・つながっているのです 元々1つなのですから・・・わたしたちは・・・・・・ こうして、星の記憶を司るものは、また故郷へと還っていきます 永遠の終り・・・・・・・・
同時に永遠の始まり それは新たな物語のはじまり 海岸を歩く少年と少女の2人・・・・・新しい物語は2人と共に歩き始める その歩みはどこへと続いていくのでしょう・・・・・・・・・・・・・・ 時のながれはその歩みを止める事を知らずに・・・・・・・・・・ 永遠へとつづいていく・・・・・・・・ END
はじめまして!、HN天神海士です 助手の高槻だあああああああぁぁぁぁぁ このへたれがああああああ、こんなちんけなSSかきやがっってえええ 小学生並みの文章だああああああああ、いいのかああああああ こんな文章でええええ、簡単にこんな文章書いていいいのかああああ 大切な支援じゃあないのかあああああああああ うるせええ!しばらくねむれええええええええ! ばこっ (くぎバットで後頭部をフルスイング) きゅうううううう・・・・・ばたんっ・・・ ふしゅうう・・・・あんまり長文にしたくないのに、 語尾をのばしおってからにいい、では気を取り直してと・・・・
神奈支援を目的として書いたつもりのSSでしたが 萌えていただけましたでしょうか?・・・・・多分無理かなあ 自分でもわかっているのです・・・・・・弱点は・・・・ シナリオを意識する余りに萌えのシチュが足りず、 キャラの魅力が引き出せていないことに・・・・・・・・ 神奈の事を書こうとすると設定を意識してしまい、 どうしてもシナリオメインに走ってしまうんですよねえ SFマニアにとっては格好の材料なだけに、避けようがなかった・・・・ 本当はもっとオリジナリティの風味を出してみたかったです 星の記憶を司るものの正体・・・・・ 人と翼人の関係・・・・ 高野山僧侶の呪い・・・etc 等を絡めた、壮大なSFを書きたいとおもっていたのですが ・・・・・・これ以上萌えから遠くなるとまずいのでやめました。
この物語はガイア理論を強く押し出した形となっています。 簡単に一言で説明すると、「地球は1つの生き物である」 ということなのですが この物語は「すべての魂は元々1つのものである」を テーマにしているつもりで書きました。 もっとそこらへんのつながりに関するドラマを強く 出したかったのですが 文章をまとめるだけで精一杯でした。 そこらへんは、また機会があれば書いてみたいなと思っています
高槻いいいいいふっかあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁつ! もうみちゃいられええねえええ なにがああ得意なああ顔してえええ、テーマじゃああぼけえええ ぶちきれええたああああああああああああああ きょううびいい、SFなんてええ流行らんんんのじゃああぼけええ SS通のおれからあああいわしてもらえれええばあああ 言葉ぜめえに中だああしいいいいいいいいいいいいい これじゃああああ−−−−−−−−−−−−−−−−− じぶんの好きな萌キャラがああ、俺のような下衆野朗にいいい 散々言葉ぜめえされた上にいいい、中出しされてええいくううう、 いいいのかああ、大切な萌キャラじゃあないのかあああああ おれみたいな下衆やろうなんかにいいい、汚されてえええええ これでいいいのかああ、
その異常なシュチェーションにいいいい、興奮度はかぎりなくううう 高まりいいいい ネタとおしても、これええ最強うううううううう だが、下手にテンションをあげすぎたためにいいい、 俺がめだってしまいしぃぃぃぃ 高槻萌と勘違いしてしまいそうなあああ、諸刃のけええええんん まあおめえみたいなああ素人はああああ、 せいぜい益体なしいいいのシナリオでもかいてくださいってこったああ 天神 (しくしく・・・・・・) 次回はあああああああ、美凪とおおおおみちるううううのおおおお Wコンボできめえええええええええ(嘘です藁)
>>67-71 ご感想、またご指導ありがとうございます。
>>68 今、読み返してみるとご指摘いただいた部分、確かに酷いですね(鬱
もう少々落ち着いて書けば良かったです。
手直しを入れてトレーニングルームに上げてみようかな、と思ったり
してます(ぉ。
>>70 申し訳ありません。今、やっとご感想を拝見させていただいたところ
でして・・・。
後30分ではどうしようもありません(汗。2回戦(もし勝ち上がった
のなら)にまた書かさせていただきますので、その際にはよろしくお願
いたします。
>>71 時期的には本当につい最近、ですね。
それまでさほど文章など書いた事はなかったです。
なんにせよ、これからも修行あるのみ。
ご紹介していただいたページは今後、参考にさせていただきます。
ありがとうございました(^^)。
98 :
天神海士 :01/12/20 22:56 ID:7ul310p8
72から91のSSですが 85と87の絵が逆になっています スケジュール的にきつく、絵がめちゃくちゃで恥ずかしいっす (文章もお粗末なものだが) もっと精進しなければ!
>>98 SSはともかく、その後の馬鹿発言で全部ぶちこわし。
鍵キャラは口癖を持っている。 その一言だけでキャラがわかるというとても便利な台詞だ。 でも、便利だからといって、多用されると非常に萎える。 連発するのではなく、決め打ちすべし。
101 :
竹紫 :01/12/21 20:09 ID:JklTvwDt
∧_∧
< `∀´>
>>71 ( ) うむ、私のアドバイスを参考にすれば
| | | すぐにでも立派な職人になれるだろう
(__.)_) 書き方講座の紹介、感謝する
>100 禿同。ここぞってタイミングで使ってくれないとねぇ。
103 :
100 :01/12/22 00:37 ID:Eh0IfuU4
具体的にいうと、10ページの「がお」ってのはいらん。全部。 どれもとってつけたようで萎え。 観鈴が、一体どんな時に「が、がお…」っていうのか、 自分なりに整理して欲しい。つけりゃいいってもんじゃないのよ。 それじゃ、がんばれ。
ええと、今晩(恐らく23日0時以降)に太田さん支援のSSを上げさせていただきたいんですが よろしいでしょうか? 内容は全年齢対象で、毒にも薬にもならないものです。 長さはそこそこで。ある意味某いいんちょの焼き直しかも(笑 特に反対意見がなければ貼り付けますので、よろしくです。
>>104 よろしくお願いします。
とゆーか、このスレ、雑談系の発言が出来ないもんで、
ほっとくとdatに落ちちゃうんです(;´_`;)
そこにはきっと、素晴らしい景観があるに違いなかった。 なぜって今はもうすっかり闇に閉ざされているけれど、昼間は皆が集まって やいのやいの騒いでいたのを憶えているから。 その時はあんなに良い天気だったというのに、今は一面の雲で月明かりさえ 無い。加えて周囲が煌々としているから、かえってそこの暗さが際だって いるような気がする。 後ろ手に扉を閉めて、彼女はゆっくりと歩き出す。 実のところ彼女は少々近視気味である。さすがに親友の藍原瑞穂ほどではないが、 手探りで椅子の位置を探り出すために、昼間の記憶さえ引っ張り出してくるほどには 近眼なのだ。 ……そういえば、あの人がコンタクトを薦めていたっけ。 そんなことを考えながらようやく椅子を探り当てて、太田香奈子はゆっくりと 腰を下ろした。
屋上に吹く風はほとんど無く、奇妙なほどに静かな夜である。 本来なら立ち入り禁止のこの時間に、起き出してここにいるのは彼女だけ。 ひょっとしたらと思ってここへやってきたが、実のところは何でもない。 理由は眠れなかった、の一言。 これまでのこと、それからこれからのこと。色々考えていたら目が冴えてしまったのだ。 それに、あの人のことも考えていたし……。 それで少し上気して、香奈子は慌てて頬をぺちぺち時間差で叩いた。 本当は、そんなことを考えている場合ではないのだ。 そう。彼女には見据えなくてはならないことがあって、それはあの人もそうで。 けれど、それは彼女にはあまりにも大きすぎて。場違いじゃないかと思えるくらいで。 それでも知ってしまったからには逃げ出すことも出来ず、それはあの人もそうだからで。 などと。 彼女はぼんやりと、堂々巡りの思考を続けていた。
ふいに扉が低く唸ったので、彼女は驚いて思考を中断した。何故ってこんな時間に ここへやってくる物好きが他にもいるとは思わなかったから。 「おや」 えらくのんびりとした声がした。優しげで、けれど張りのある声。 驚くと同時に、納得もする。他にそういう人が思い浮かばなかったから。いいや、 本当はもう一人いることはいるが、あえて考えなかったから。 ああいうちょっと細めでも夜目は利くものらしい。というかそんな失礼なことを 考えているのは、そうでもしないと沸き上がってしまいそうな動悸を押さえ込むためで。 ええと。 「太田さんか」 確認の声は少し安堵の響きがあった。ちょっとだけ嬉しい。 「はい」 「驚いたな。こんな時間に」 それはお互い様なわけで。 「隣、いいかな?」 「どうぞ」 少し横へずれると、椅子の感触がひんやりとしていた。さすがにこんな 夏場でも、夜は冷えるものらしい。特にここは海が近いから。 隣に座る気配。 「そんな格好のままじゃ、冷えるんじゃないかな?」 驚いたような声がする。
ああそうか。そういえば、湯上がりのまままっすぐここへ来てそのままだった。 ひょっとしたら湯冷めするかもしれないな、などと考えていたら、ふわっと上着が 掛けられた。よく見ると丹前だ。しかもまだ少し暖かい。 「ここは潮風があるからね」 「あ、ありがとうございます」 その優しさが帰って心苦しいのは、やはりあのことが引っかかっているからだろう。 自分に優しくしてくれるそれは、代償行為というものではないのかと。 遠く、水平線の彼方に煌々と輝くのは、確か漁り火といったか……。 「──君も、眠れなかったのかい?」 「…はい」 「そうだろうね」 話を振ってきたのは彼の方だった。 「僕もだよ。色々と考えたかったからね。で、考えてたら眠れなくなった」 「それで、涼みにこられたんですか?」 そうかしれない、という生真面目な返事をあっさり聞き流す。 何だかそうだけではないように思われた。そうだとは、思いたくなかった。 決戦前夜で頭がもやもやしているせいかもしれなかったが、それだけのせいに したくもなかった。 「ひょっとしたら彼女がいるかもしれないと思って?」 だから、爆弾を投げつける。
「彼女?」 珍しく目が少し開いて怪訝な顔つきになって、それが苦笑で崩れた。 「ああ。瑠璃子のことか。妙な言い回しだから、わからなかったよ」 そう言って彼は、月島拓也は笑った。 「確かに瑠璃子は屋上が好きだったね。でも、そのことは考えなかったよ」 「どうしてですか?」 「そりゃあ、長瀬君がいるからさ」 夜目にも、そして近視気味の目にも彼の顔は笑っているように見えた。 でも、それは本当に笑っているのだろうか。 「君は、世界を壊したいと思ったことはあるかい?」 「は?」 「世界を壊したいと思ったことはないかい?」 「せかい、ですか」 「そう」 いきなりの話題の飛躍だ。 「この世界そのものを、あるいはこの世界に生きとし生けるすべてのものを。 壊し、潰し、消し去り、ついには何も存在しない無に変える、そんな妄想さ」 「妄想、ですか」 「そう。妄想」 彼はそこでひとつ頷いた。 「かつて僕はそのような世界を望んだ。そんな世界を夢想し、そのようにして しまえる世界を望んだ」 「……」
「来栖川さん……。ああ、お姉さんの方だね。彼女も同じことを考えたことが あるんじゃないかな。僕はそう思う。彼女が今回の騒動で鍵になっているのは 間違いない。それはどうしてかな? …そう。誤って異世界の魔王を召還してしまったためだ。それは過失ということに なっているけれども、本当のところはどうなんだろう。 ひょっとしたら、彼女も持っていたんじゃないだろうか。かつての僕と同じ感情を」 音がした。重々しい、腐食した金属が少しづつ摩滅してゆくような音だ。 香奈子は思わず震えた。なぜならば、実際に屋上のドアが開いたわけではないの だから。それなのに、何故とびらの方を向いてしまったのだろう。 「それは、どのような感情ですか」 するりと出た問いに、彼は微笑んだ。優しい微笑みだった。 しかし続く言葉はとても優しいものとは言いがたいものだった。 「つまり、破壊願望だよ。この世界を叩き壊してしまいたい、という強い想いだね。 彼女はきっと望んでいたんだ。心の奥底深くでね。以前の僕のように」 にこにことした風情さえありながら、並べられる言葉は毒々しい。 「僕はそう思ってた。だってそうじゃないか。この世界は不条理に充ち満ちている。 不安定で、そのくせ傲慢で、僕なんかの力じゃどうしようもない。それなのに、 この世界は僕を──僕と瑠璃子を壊そうとして圧力を掛けてくる。襲いかかって くる。ささやかな幸せさえつなぎ止めていられなくなるような、そんな理不尽さで もってだ。そんな世界に蹂躙される必要があるかい? いや、それ以前にそんな世界が 必要あるかな? だから僕はそんな世界はいらない。壊れてしまえばいいんだ。何もかも、叩き壊せば いいんだ」 また、きしんだ音がした。それは、どこからなのだろう?
「でも」 彼女は顔を上げた。夜景が少しぼやけている。ぼやけだしている。 「どうして今頃そんなことを話されるんですか? 月島先輩は、それでも世界を望んだんじゃ ないんですか!?」 「そうだよ」 「!?」 静かに、膝の上でほおづえを突いて、彼は続ける。 「でもね、今、世界は壊れかけている。少なくとも、僕たちはこの隆山でこの世ならざる ものたちと出会い、戦っている。……そして、世界の崩壊は目の前に迫っている」 平静な口調だ。明日にでも異次元の大魔王が覚醒しようかというのに、その声は どこまでも冷えていた。まるで、明日の朝食の献立でも話すかのようだ。 「一度は望んだ世界の終末が目の前にあるんだ。そしてそれは不可能な事じゃない」 きしみが、更に大きくなったような気がした。 いけない。このままじゃ、いけない。 「でも、あなたには月島さんが、瑠璃子さんが……いるじゃないですか」 小憎たらしくもまだ理性は平静を保っていられたようで、「いた」とは言わなかった。 その制動が今はかなり恨めしい。 「あなたの望む世界も、あなたの望む世界の破滅も、全てはあなたと瑠璃子さんのためじゃ なかったんですか!?」 ばかだ。バカだ。なぜ、こんなことを言っているんだろう。なぜ、こんな意味の 無いことを並べているんだろう。そもそも意味とは何なんだろう。
「さっきも言ったかもしれないけど」 困ったように、彼は差し挟む。 「長瀬君がいたからね。そしてそれは今も変わらないよ。長瀬君がいる。瑠璃子は、 それで大丈夫さ」 「じゃあ、じゃあ……どうしてそんな」 胸が熱い。流れ回る血液は、どうやら身体の方が優先されているらしくて、脳には ちっとも供給されていないようだ。思考が追いつかない。 「だから、それを望んだのは過去の僕だ。あるいは別の僕だったのかもしれない。 でも、僕は僕だ。月島拓也という、一介の小市民だよ。まあ、明日はちょっと荷の重い 大仕事が控えているけどね」 そう言って笑った。でもちょっと笑えなかった。この人は、前から冗談は上手くなかった。 「ひょっと、して……」 途切れ途切れの問いに、彼はもう一度笑った。 「死ぬことは考えてないよ。耕一さんは強い。それに、長瀬君や藤田君もいる。まあ、 僕は長瀬君と後ろで支援するのが関の山だろうけどね」 そこで肩を引っ張り寄せられた。心臓が跳ね上がりそうになった。なぜって、そんな 行動は予想だにしなかったから。 「これを受け取って欲しい」 ぽとりと、掌の中に何かが落ちた。小さくて、軽いものだ。何か丸い。 目に近づけて子細に眺める。輪っかのようだ。プラスチックで出来た、小さな輪っか。 表面は金属か何かだったらしいが、ところどころ剥げてプラスチックの地が出ている。 「――これは?」
「今日、公園で拾ったんだ」 ちょっとだけ、すまなさそうな声。 「どこかの子供の忘れ物だろうね。思わず失敬してきてしまったけど……」 そう言われればずいぶんと野ざらしにされていたように思える。別に、窃盗ということには ならないのではないだろうか。 「でも、どうしてこれを?」 「持っていて欲しいからさ」 「私に……」 「これは絆だよ。この世界と、僕を繋ぎ止めておく環なんだ。そうでもしないと、僕は 帰って来れなくなるかもしれない。だから、その環を君に持っていてほしい」 「私で……いいんですか?」 彼は頷いた。 「昔、僕は世界を拒んだ。憎んだ。壊したいと願った。それはこの世界があまりにも苦痛に 満ちていたからだ」
「でも」 「僕は今この世界が好きだ。だから、この世界を守るためにガディムと戦う。それは」 鼻と鼻とが触れ合うような距離で。目を大きく見開いて。 「きみがいるからさ」 夜気が弾けた。間近にあるはずの彼の顔も一瞬で崩れた。どこかで、あっさりと扉の 閉じる音がした。でもそんなことはもうどうでも良かった。脊髄を駆け上がった感情が 頭蓋で弾けると、それは大量の涙になって溢れ出た。何も考えられなかった。 何もいらなかった。ただ、こうしてだけいたかった。人気のない屋上がありがたかった。 高級旅館、鶴来屋の屋上で。 そして、想い人の背中に手を回して、思いっきり泣いた。 「とまあ色々なことを考えたかったわけだけれども、考える手間が省けたよ」 照れ隠しなのか、彼はそう言った。 彼女はそれにただただ、頷くばかりだった。 一旦おしまい。
〜余録〜 後日、何もかもが終わってから、一部始終を覗き見ていたアストラルバスターズの面々に さんざんからかわれることとなるけれども、それはまたそれで幸せな太田さんなのでした。 「あーあ、私も指輪くれるかっこいいひと、欲しいなあ……」 「瑞穂っ!!」 「きゃー」 おしまえ
終わりでございます。 仕事が終わってから一気呵成で書き上げました。でも悪い方の(笑 ですので、特に後半がもにょってます。 あと、「太田さんSSといより月島先輩SSやんけ!」というツッコミは無しで お願いします(笑 それ以外は甘受いたしますので。 ではでは、お邪魔しました〜。
118 :
名無しさんだよもん :01/12/23 23:48 ID:NZ23MJWX
使う人がいるからあげ。
「なまけものさん…」 わさわさ 「お前…変わってないな」 「さいか、かわってるもん!」 「ま…そりゃ、そうだな」 この年なら、一年も経てばずいぶんと変わるだろう だが…こいつの中身は、変わってない気がする 「どれ、俺が一つ試してやろう」 そう言ってさいかを抱きすくめ… さわっ 「あわっ」 「…やっぱ、七歳じゃ発育は望めない…か」 (まあ、それでも十分楽しめるが) などと思いつつ、さいかの胸を撫でる 「?」 不安げな顔で見上げてくるさいか 「安心しろ、痛くはない…と、思う」 「痛いの、やだ」 「分かった分かった、痛くはしないから」 言いつつ服の中にも手を伸ばす さわさっわ… わずかに自己主張する突起を集中的に攻める…が、効果は薄い
「くすぐったい」 「ん…そうか」 だが、言葉には構わずに手を進める いつの間にか上をはだけさせていた 幸い、この堤防に寄る者はほとんどいない 俺は、右手だけを胸から離し、太股へ這わせる 「はふっ…くすぐったいぃ…」 そこから、徐々に上へ…まだ何も生えてない割れ目へ 「んっ」 「…どうした?」 「へん、さいか、へんになりそう」 「それなら大丈夫だ」 なでなで、とんとん…クチュ 「濡れてきたか…」 …入れる気は無い、やったら後が大変な事になる 「んく、ふぁ…」 だんだんと、さいかの顔が紅潮してくる
左手と口で胸を、右手で秘部を愛撫する 「だめぇ…んぁ…」 …… す、と手を離す 「え? …やめるの?」 「やめて欲しいんだろ? 駄目って言ったんだから」 「ううん…ゃって…」 「何だ? ちゃんと聞こえるように言わないと駄目だぞ」 「やってほしい…きもちいいから」 「わかった、けど、条件がある」 俺は、すっかり堅くなったモノを取り出す 「いいか、これを握って、擦ったり舐めたりしてくれ」 紅い顔をしたさいかは、素直に従った
さいかの小さな口が俺の先端をくわえ、その小さい両手の平で俺のモノを擦っている とろんとした眼で俺のモノをくわえてるさいかの顔を見ると… …やばい、気持ちいい。最近禁欲的な生活をしたせいか さいかの頭を抑えて、前後へと動きたくなる衝動を必死に押さえる 「はふ…ん…」 く…まずい、出る… 「さいか、口、離せっ」 「?」 さいかが口を離した直後 びゅく! びゅ、びゅるる!! さいかの顔に、思いっきりかけてしまう 「あー、すまん」 「…?」 俺の精液がついた顔で、見上げられて…また、膨らんでくる
「よし、それじゃご褒美だ…と、続けてろよ」 「うん」 さいかが俺のモノをくわえ、俺がさいかの秘部を指で愛撫する 「んく…ん…」 「くっ…舌が、止まってるぞ……」 ちゅぷ…くちゅ、くちゅ… 「んん…んっ!」 「いいぞっ…ぅ……くっ!」 「さいか…こども?」 「ああ、子供だ、胸も無いしな」 「うー……」 「…だが、子供だからって、悪いとは限らないぞ のんびり、大きくなれ」
>>119-123 しのさいか、ぇちぃSS、本編の一年後…細かい設定してないよ!(w
自身2度目のエロSS、しかも両方とも炉莉(w
トーナメント用…さて、どーなるか…
総裁!アンタ、こんなとこで何でロリ小説書いてんのさ!?
>>125 しのさいか支援の為に決まっているじゃないですか(ぉ
SRCもペース落ちて来ちゃいましたし…また上げないとなぁ(汗
>>126 まぁいいけど、こみパ勢の試合の時は帰ってきてくださいよ(w
これ以上は著しくスレ違いなんで、これにて失礼。
なんかフローラ@雛鳥の囀り思い出した(w
長瀬祐介支援SSを書かせて頂きます。 雫トゥルーエンド後の話で、祐介×香奈子です。 一応18禁です。 しばらく書き込みをご遠慮して頂けると幸いです。
僕は今日もこの部屋に来た。 静かに扉を閉ざすとそこはもう別世界だった。 白い、ただ白い部屋。 ベッドの上に彼女がいる。もう一つのベッドに月島さんがいる。 二人は明けない夜を生きている。 片手に抱えた名も知らぬ花。 あわせて買ってきたガラスの花瓶にそれを生ける。 誰も見ることのないオブジェ。それでも必要だと思った。 この部屋に来るたび、彼女に電波を送りたくなる。 けれど僕の言葉が届くことはないだろう。 彼女は月島さんを選んだのだから。 二人きりの、閉ざされた世界を選んだのだから。 この部屋に来るたび、僕はその事実を思い知らされるのだ。 自分は異端者でしかないことを確認させられるのだ。 それでも僕はここに通うことをやめない。どうしてだろう? 供養。 そう、供養に似ている。 花を供え、彼女の目の覚めないことを悼む。そして僕自身の恋心を悼む。 けして終わることのない、供養。 それは愚かな僕に対する罰のようでもあった。 彼女は優しいから、幼い頃から一緒だった月島さんを見捨てられなかった。 兄である月島さんを、見捨てられなかった。 ならば。 僕も瑠璃子さんのきょうだいに生まれたかった。 血縁という名の赤い糸で、生まれつき結ばれていたかった。 涙はなかなか涸れてくれない。
コンクリートに覆われた平坦な道を歩く。 辺りからはさまざまな音が聞こえてくる。でも、私の周りは静かだった。 私に声をかける人間は、今ではほんとうに数えるほどだ。 「おはよう、香奈子ちゃん」 「おはよう。瑞穂」 そのうちの一人、瑞穂が並びかけてきた。 ある春の日の朝。 私はあの人に壊された。 弄ばれ、蹂躙され、最後には玩具のように壊された。 あの人が私を罵る言葉を、あの人が私にした仕打ちを、今でも鮮明に思い出せる。 それでも彼のことが好きだと言ったら、人は笑うだろうか? 瑞穂はとりとめない世間話を続ける。 昨日のTVのことだとか、今日の天気のことだとか、他愛のない話。 それがどんなに私を慰めるか、瑞穂は知っている。 私が入院している間、瑞穂は毎日のようにお見舞いに来てくれた。 退院してからも、変わらない態度で私に接してくれた。 いくら感謝しても足りない。 けれど、以前のように瑞穂をまっすぐ見つめることはできない。 私はあの人に壊された。 授業中に卑猥な言葉を叫び、精神病院に送られた。 そしてあの悪夢の夜、あの人に操られて、私は瑞穂を犯した。 大切な友達を傷付けてしまった。 瑞穂は忘れている。 美和子も、由紀も、新城沙織も、あの夜のことを全て忘れている。 それなのに、私だけが忘れられない。
彼女の言葉は嘘じゃなかった。 ここにいると、さまざまな声が聞こえてくる。 カナシイ。タノシイ。サビシイ。コワイ。イタイ。ウレシイ。クルシイ。ニクイ。 …イトシイ。 あらゆる感情が、心の声が、雨のように僕を打つ。 僕は世界に色と音を取り戻した。 騒がしくて、彩りに満ちた世界。 …でも。 (君の声が聞こえない) こうして屋上に立つのは、彼女の代わりとしての行動なのだろうか? それともこの電波の群れから誰かを見つけようとしているのだろうか? 多分、どちらも違う。 僕は待っているんだ。 彼女と触れたこの場所で。初めて電波を知った、この場所で。 (何よりも聞きたい声が、聞こえない) 背後の扉が開いたような気がした。 くすくすという笑い声が聞こえたような気がした。 「長瀬ちゃん」と呼びかける声がした、ような気がした。 もちろん、錯覚だった。
私は今日もこの部屋に来た。 静かに扉を閉ざすとそこはもう別世界だった。 白い、ただ白い部屋。 ベッドの上にあの人がいる。もう一つのベッドに瑠璃子さんがいる。 二人は明けない夜を生きている。 彼の顔を覗き込む。 かすかに笑ってさえいるような、安らかな表情だった。 閉じられたままのまぶたにそっとキスをする。 体重をかけないように気をつけながら、頬ずりをする。 肌にはぬくみがあって、彼が息づいていることを物語っていて、それが余計に悲しかった。 こうして身体を寄せていても、彼の心はここにはない。 少しだけ離れたベッドに眠る、瑠璃子さんのもとにある。 実の妹。許されないはずの恋。けれど、彼はその思いを遂げてしまった。 この部屋に来るたび、私は思い知らされる。 月島さんが選んだのは私ではない、その事実を確認させられる。 それでも私はここに通うことをやめない。どうしてだろう? 巡礼。 そう、巡礼に似ている。 神々しいまでの絆を見、自分の孤独を知る。 けして終わることのない、儀式。 それは愚かな私に対する罰のようでもあった。 悲しいはずなのに、もう涙は出ない。 私の乾いた目が、何かをとらえた。 …花? 色を失った空間に抗うように、花が咲いていた。 世界から忘れられたこの部屋に、誰が? わかりきっていることだ。自分の他に、ここに足を運ぶのは――
現実感を取り戻しても、相変わらず授業は退屈だった。 僕は浅くまどろみながら、窓から射す光を見つめていた。 細く磨かれた日射しが七色に揺れている。 …綺麗だな。 そう、世界はこんなにも綺麗なんだ。 教師が終わりの言葉を告げる。 僕らは机から解放される。 席を立とうとして、ようやく気付いた。 太田さんが僕を見下ろしていることに。 「長瀬くん」 凛とした声が響く。 狂気の幻想は捨てた。初恋も失った。 それでもなお、目をそらしていた声。 逃れられないことは知っていた。 いつかは――向き合わなければならない傷痕。 ただそれが今日だったというだけだ。 教室にいる他の生徒が、好奇の視線を投げかけてくる。 あの事件以来、ほとんど他人と接触しようとしなかった太田さん。 その彼女がクラスでも目立たない僕に何の用があるのか。 また、狂うのか。そんな下卑た期待がありありと感じられた。 こうした無神経な群衆も、未だに好きになれなかった。 だから僕は彼女を屋上に誘った。 自分が晒し者になるのが嫌だったのか、それとも彼女をかばったのか。 今でもわからない。
壊れてしまった私を、瑞穂は毎日のように見舞ってくれた。 けれどもう一人、その影を踏むように訪れる者がいたことを瑞穂は知らない。 それが彼――長瀬祐介だった。 注意深く、誰の目にも止まらないようにしながら、彼は何度も私の病室を訪れた。 そして私に向けて電波を送った。 ちりちりと懐かしい、それでもどこか月島さんとは違った感覚だった。 彼の電波は私の精神に入り込み、ばらばらになってしまった心を丁寧につなげていった。 それは途方もない大きさのジグソーパズルを完成させるような作業だった。 春休みを含めて二ヶ月近くも続いただろうか。 結果、私は奇跡的に回復し、三年生に進級することができた。 本来ならば彼に感謝するべきなのだろう。 …だけど。 戻って来た世界は、決して優しくなかった。 両親は私を腫れ物にさわるように扱い、瑞穂以外に友達はいなくなった。 あの夜のことを思い出し、死にたいと思ったこともしばしばだった。 これ以上瑞穂を悲しませたくない、そう思い直してはなんとか踏みとどまった。 そして何よりも、あの白い部屋。 二人きりの楽園。私を排除し続ける、楽園。 それは叶わぬ恋の残骸。 屋上の強い風が髪をなぶる。 私は目の前に立つ気弱そうな少年を見つめていた。 私はこれから、残酷な質問を、する。 「…どうして、忘れさせてくれなかったの」 どんなに困った表情をしても、許さないつもりだった。 でも、彼は。 あいまいに、けれど、確かに…微笑んだ。
「…忘れて欲しくなかったから」 僕はそんな台詞を呟いていた。 「…太田さんには、忘れて欲しくなかったから」 「勝手なことを言うのね」 「……」 「他人を操って、記憶をいじりまわして、神様でも気取ってるの!?」 彼女は声を荒げる。 「少しも優しくないこんな世界になんか、戻って来れなくてもよかった!!」 「……」 「届かない思いを抱いたまま、これからの一生を過ごすくらいなら、忘れてしまいたかった」 「……」 「…どうして、忘れさせてくれなかったの」 彼女はもう一度同じ質問をした。 「…だって…残酷だよ」 僕はゆっくりと口を動かした。 「知っているから。君がどれだけ月島さんを好きだったか、知っているから。 あんなにずたずたにされても、君の心は月島さんを思っていた。 その気持ちを消すなんて、僕には…できなかった」 「…長瀬、くん?」 彼女が驚いたような顔をしている。なんだろう? ああ…そうか。 僕が、泣いているんだ。
長瀬くんは…微笑みを浮かべたままで、ぼろぼろと涙をこぼしていた。 それは表情を歪めて泣き叫ぶよりも痛々しく思えた。 夕日が私たちを赤く焼く。 「僕はただ、みんなに幸せになってほしかった。 あの夜の記憶を消すことで、日常を取り戻して欲しかった。 …でも、瑞穂ちゃんから君の記憶を消すことはできなかった。 君のことを忘れたままで、彼女が幸せになれるとは思えなかったから」 …ああ、この人は芯からそう思っている。 涙を拭おうともしないその態度が、なぜか気高く感じられた。 「…だから、君にも忘れて欲しくなかった。 本当に愛しく思った人のことを、覚えていて欲しかった。 それがどんなに辛くても…」 そこで言葉を切る。 「…僕も、瑠璃子さんのことを忘れたいとは思わないから」 そう。 彼も失っているんだ。どうしようもなく好きだった人を。 「ごめんね…。僕の、わがままなんだ」 作り笑いがとうとう崩れ、切ない表情に変わる。 泣くことをためらわなくなった頬を、雫が伝った。 私は… 「…太田、さん?」 意識した行動ではなかった。 でも、気が付いたとき、私は彼を抱きすくめていた。
どうしてこうなったのか、よく理解できない。 涙を流し続ける僕を、彼女は抱き締めた。 長瀬くんも寂しいんだね、と言って、彼女は少し笑んだ。 そのまま二人は動かずにいた。 しばらくして、彼女が急に顔を上げ、僕を家に誘った。 僕はなぜか断ることができず、彼女についていった。 そして夜のとばりが下りた今、僕と彼女は向き合っている。 しゅるり、と音をさせ、制服のスカーフをほどく。 上着を留めるボタンを一つずつ外していく。 僕はようやく我に返って、彼女の肩を掴んだ。 「…駄目だよ、太田さん」 「…どうして?」 「良くないよ…。こんなの、傷の舐め合いでしかない」 「…それでもいいよ」 彼女の唇が、僕の首筋に触れる。 「この痛みを分け合えるのは、長瀬くんだけだから」 セミロングの髪が、僕の頬をくすぐる。 シトラスミントのシャンプーの香りがした。 僕はもう…抗えなかった。 彼女のスカートが床に落ちる。 下着とソックスだけの姿になって、太田さんは僕の前に立った。 彼女の身体を見るのは初めてじゃない。 でも、今の彼女が一番綺麗だと思った。 そこに心があるから。
「あ…」 長瀬くんがそっと私を横たえる。 覆い被さるような姿勢になって、じっと私を見つめてくる。 私は両手で顔を隠した。 恥じらいの気持ちもあったけれど、それ以上に頬に残る痕を見られたくなくて。 でも、長瀬くんはその手をどけて、私の頬を撫でた。 そして痕をなぞるように舌を這わせる。 子犬になつかれているような感覚に、私は安らいでいた。 おずおずと遠慮がちな手が、私の乳房に触れる。 じれったいはずのその愛撫にも、私の身体は敏感に反応する。 「ふあ…やッ…」 私は本当にいやらしい女の子になってしまった。 だけど、あの人から教えられたことだから、それすらも誇らしく思えた。 …それだけなの? 身体が求めるから、誰にでもいいから抱かれたかったの? …だったら、どうしてこんなに胸が苦しいの? ああ… もう、認めてしまおう。 私はこの優しいクラスメイトに抱かれることに… 胸の高鳴りを、覚えている。
彼女の身体を包む、最後の衣服を脱がせる。 彼女はわずかに不安そうな表情を見せる。 そこはすでにしっとりと潤って、きらきらと月光を反射していた。 「…ごめんね。私…いやらしいんだ…」 「…僕だって、そうだよ」 恥ずかしさをこらえて彼女の手を導く。 その手が触れた部分は、硬くふくらんでいた。 彼女が心底楽しそうに笑った。 「ね…してあげる」 「え?」 何のことかわからず、間抜けな返事をする僕。 その隙をつくように、彼女が僕の股間に取り付いた。 「お、太田さん?」 ジッパーを下ろし、下着をまさぐる。 ほどなく、みっともない位にそそり立った僕のものが顔を出した。 狙いすましたように彼女がそれを口に含む。 「うぁっ…お、太田さん…」 その温度と感触に、僕は悲鳴のような声を上げる。 彼女の舌が僕のこわばりを弄ぶ。 強烈な快感に不意打ちされ、身体の力が抜ける。 「だめっ…だよ…そんな…」 「ふふ…女の子みたいな声」 彼女はわざと大きく音を立てる。その音色にさえ、僕は高ぶってしまう。 深く飲み込んだかと思うと、唇で先端を引っかける。 情けないけれど、僕は早くも限界を迎えそうだった。
私の動き一つ一つに、長瀬くんは面白いほど反応してくれた。 口の中のものがぴくぴくと震えて、彼の限界が近いことを知らせる。 慌てて引こうとする腰を抱え込んで放さない。 少し遅れて、熱いものがほとばしった。 それをこぼさないように注意しながら、ゆっくりと彼を解放する。 「んっ…」 「ご…ごめん。僕…」 申し訳なさそうにする長瀬くん。 私はこくんと喉を鳴らして口の中のそれを飲み込んだ。 「お、太田さん!?」 「…はぁ…濃い、ね…」 長瀬くんは酔ったような表情で私を見つめていた。 彼の息が粘膜に吹きかかる。 さっきの仕返しとばかりに、長瀬くんが私のそこに顔を近づけていた。 「あ…さっきより濡れてる…」 「やだ…言わないでよ…」 それ以上追求されたら、いくら私でも恥ずかしい。 お願いした通り、長瀬くんは次の言葉を紡がなかった。 その代わりに、そこに舌を這わせる。 「…あっ! んんっ…!」 頬に触れたのと同じ感触、でも明らかにそれよりも淫らな動き。 身体の芯から熱が上ってくる。 いやいやをするように首を振っても、長瀬くんは許してくれない。 今度は私が悲鳴を上げる番だった。
「長瀬くん…。お願い、もう…」 切なそうな声に、僕は顔を上げる。 彼女が差し迫った表情でこちらを見ていた。 「…いくよ」 「…うん」 彼女を愛撫し、艶のある声を聞いているうち、僕のそれはすっかり硬度を取り戻していた。 先端を、入り口にあてがう。 お互いに初めてではない。このまま腰を沈めれば、たやすく一つになれるだろう。 けれど、ここまで来て、僕はためらっていた。 と、僕のうなじに彼女の腕が回された。 そのままほんの少しの力をかけられ、二人の顔が接近する。 間近で見る太田さんの瞳は、潤んでいるように見えた。 「…月で、いいから」 「え…?」 「日射しを受けて輝く、にせものの光でいいから。彼女の代わりでいいから」 「……」 「…だから、今は私を抱いてください」 …僕らは、間違っているのかもしれない。 余計に傷を深くするだけの行為なのかもしれない。 それでもこのとき、僕は太田香奈子という人を…愛しいと思ったんだ。 腰を沈め、彼女の中に埋没していく。 僕と彼女は、隙間なく満たし合った。
「はぁぁ…」 最奥まで塞がれる感覚に、背中が震える。 私の中は長瀬くんでいっぱいになった。 知らず、目尻から涙が伝い落ちる。 …ああ、私はまだ泣けるんだね… 「太田さん…」 私の涙に気付いた彼が、気遣わしげな声をかける。 「ん…平気。動いて…」 照れくささを隠して、長瀬くんに促す。 彼がゆっくりと運動を始める。 水音をさせて、二人の身体がぶつかり合う。 「ん…あっ…あっあっ…」 「ふぅっ…」 意味をなさないため息のような声だけが、部屋の中に響く。 長瀬くんの腕が意外にたくましく思えて、私は安堵する。 …でも、一つだけ気がかりなことがあった。 「な…長瀬くん…」 「…なに? 太田さん…」 「あ…あのね…」 自分の顔が真っ赤になっているのがわかる。 「…ゆるく、ない?」 「…えっ? そ、それって…」 「だ、だから、私の…」 「…き、気持ちいいよ。すごく」 …良かった。
彼女の唐突な質問には驚かされた。 …やっぱり気になるものなのかな… 彼女がそんな心配をしていることが、少し可笑しかった。 そして同時に、彼女のことを可愛いと思った。 こうして身体を重ねていると、気持ちいい。温かい。 けれど言葉が出なくなってしまう。それがもどかしい。 心でも繋がりたい。 そう思って、いっそう激しく彼女を求める。 「あ、あ、ひぅっ…!」 「…っ、太田さん、太田さん!」 でも、快感にもやがて終わりがやってくる。 僕は再び限界を迎えようとしていた。 彼女も荒い息をついて、何かを耐えるようにしている。 「太田さん…僕、もう…」 「…来て、長瀬くん。全部…私に…」 その言葉を引き金に、僕は欲望を放った。 同時に彼女の身体がけいれんするように震え、僕をきつく抱き締めた。 しばらくすると、それも力尽きたのか、くたりと脱力した。 お互いの呼吸音だけを聞きながら、僕たちは余韻に身を委ねていた。 …君の心はわからない。 でも、電波で知ろうとは思わない。 こうして抱き合っている「今」だけは、本当のことだから。
「…本当は、仲間が欲しかっただけなのかもしれない」 長瀬くんがぽつりと言った。 「あの夜のこと。僕の失った狂気と…恋。 辛い記憶を、一人で持っていたくなかったのかもしれない。 だから、君を…」 彼の口元に人差し指をあてがい、そこから先を封じる。 「…それでもいいよ。 闇の中から私を連れ出してくれたのは、長瀬くんだから」 自分でも不思議なくらい自然に笑えた。 「それに…私たちは似ているから。同じ、だから」 なぜか彼は驚いたような表情を見せた。 「…だからね、長瀬くんとなら、いられると思う」 「…そうだね」 そう、まだお互いの心なんて少しもわかっていないけど。 自分自身の傷の深さすら、理解していないのかもしれないけど。 今はこうして二人でいる。 「…ねえ、長瀬くん」 「…なに?」 「…キス、して?」 彼は少し戸惑っていたけど、やがて意を決したように顔を寄せてきた。 私はマナー通りに目を閉じ、少し顎を上げた。 眩しいくらいの月明かりを背景に、二つの影が重なった。
以上、長瀬祐介×太田香奈子SS「月」でした。 視点が交互に入れ替わる形式で書いています。読み辛かったらすみません。 しかし18禁なのにあんまりえちくないなぁ… というか、途中から太田さん萌えになってるような…
ここはスカト■SSもOKだっけ?
>147 やめてくれ(個人的意見)
今日は楽しいクリスマスイブ。 今年はみんな集まって、折原邸でクリスマスパーティーです。 さて、各自それぞれ何を用意してきたのでしょうか… 浩平「なあ澪、どうしてクリスマスパーティーに寿司持ってきたんだ?」 澪『あのね』『この方がゴージャスなの』 浩平「…まぁ、豪勢なのは構わないけど…」 澪『パーティーにはお寿司なの♪』 茜「…それは違います」 浩平「どうした茜?何か不満でもあるのか?」 茜「…いいえ。ですがクリスマスはやはりケーキが主役です」 浩平「だからと言って、お前の持ってきたケーキ、見るからに甘そうなんだか…」 茜「…当然です。山葉堂の主人に無理言って作ってもらいました」 浩平「ケーキにかかっている、見るからに甘そうな謎の液体は無視して…」 浩平「瑞佳、お前は何持ってきたんだ?」 瑞佳「私は飲み物もって来たんだよ」 浩平「まさか…」 瑞佳「美容と健康に、一杯の牛乳だよ」 澪『あのね』『お寿司には合わないの』(えぐえぐ 浩平「わわっ、泣くな澪!なぁ瑞佳、クリスマスらしい飲み物って他にあるだろ?」 瑞佳「私はいつだって浩平の事心配だよ…」 浩平「答えになってないぞ」 繭「みゅ〜♪」 浩平「おっ、繭は何もって来たんだ?」 繭「てりやきばーが♪」 浩平「…聞いた俺がバカだったよ」 みさき「浩平君、食事まだかな?」 浩平「先輩…頼むからスプーン両手に持ってお皿叩くのやめて下さい」 みさき「だってもうお腹ぺこぺこだよ…」 浩平「もう少しの辛抱ですっ!」
七瀬「ちょっと折原、誰か忘れてない?」 浩平「おお。茜、詩子さんはどうした?」 茜「…詩子は用事で来れないとの事です」 浩平「そっか…残念だな」 茜「…残念です」 七瀬「お〜り〜は〜ら〜?」 浩平「いたたっ!判ったからアイアンクローは止めろ、七瀬!痛いだろうがっ!」 七瀬「何もしてないでしょうがっ!それとも何?アイアンクローして欲しいの?」 浩平「…いや。それよりお前は何を持ってきたんだ?」 七瀬「そりゃぁもちろん、乙女といえばこれしかないでしょ♪」 茜「…キムチラーメン」(ぼそっ 七瀬「何か言った?里村さん」(ぎろっ 茜「…何でもありません」 浩平「で、結局何持ってきたんだ?」 七瀬「やはりパーティーと言えばこれ、クラッカーでしょ」 瑞佳「そういえば、クラッカー用意してなかったね。七瀬さん気が利くんだよ」 浩平「流石は七瀬、武器の調達はお手の物…」 七瀬「…何?」(ぎろっ 浩平「…何でもありません(って言うか、何で乙女がクラッカーなんだよ・・・)」 みさき「浩平君、お腹が空き過ぎてもう死にそうだよ…」 浩平「…約一名お腹空かしている事だし、とっとと始めるぞ!」 瑞佳「ロウソクに火を点けて…」 茜「…明かりを消します」 澪『あのね』『何も書けないの』(えぐ 七瀬「クラッカーの準備はオッケーよ」 浩平「それじゃあ、みんな一緒に…せーの」 浩平・瑞佳・七瀬・みさき「メリークリスマス!」 茜「…メリー・クリスマスです」 澪『メリー・クリスマスなの』 繭「めりー・くりすます♪」
>>149-150 クリスマスイブを記念して(w、ささやかなSSを書いてみました…
これで葉鍵板のみんなにも、クリスマスの思い出が出来れば…(泣
思わず、ONEのアンソロ思い出しちゃった(w あと、浩平は詩子さんではなく、柚木と呼びます。 無粋なツッコミごめんよー
>>152 あっ(汗
ココ最近ONEやってないので間違えた(w
ご指摘感謝です。
>>147 なんでもあり。
でも、投稿する前に注意書きが欲しい。
『気に入らないものを見るのも見ないのも自己責任』ということでご容赦ください。 メインではありませんが… スカトロが含まれてます。 18禁描写が含まれてます。 ジャンルはどうカテゴライズすればよいのかよくわかりませんが…ギャグだと思います。 以上の点を留意の上、お読みください。
もともと俺は絵を描くのが好きだった。 だから大学入学を機に描き始めたマンガも結構イイ線までいけるんじゃないかと タカを括ってはいたのだが…。 描けない。 大志に連れられて出かけたこみパの熱気に当てられ、『マンガを描こう』と 思い立ったのはいいが、どうしてもマンガが描けない。 選んだジャンルが俺に合わないのか? こみパ会場で感じた『突き動かされるもの』は単なる血迷いだったのか? もっと根本的な理由…つまり、俺にはマンガを描く資質が欠けているのか? マンガが描けない理由と思われる要素について、ひとつひとつ考えてみる。 選んだジャンルは…アニメ。それもスポーツの。 俺がマンガを描く事にあれだけ反対していた瑞希だが、スポーツを題材にした マンガなら少しは受け入れてくれるんじゃないかという考えによるものだ。 マンガを描こうと思ったのも、新たなる刺激…エロパワーを求めて彷徨している 多くの人々をこみパ会場で目の当たりにしたからだ。 ここまで考えて、俺は頭を鈍器で殴られたような衝撃を受けた。 そう。こみパの会場でうようよしているたくさんの人々と、スポーツに青春をかけてきた 瑞希がお互い相容れるものではないから。 そういえば、先日大志に連れて行ってもらったこみパの会場で、瑞希はあからさまに イヤな顔をしていたっけ。 会場が臭いだの、周りの連中の服装がダサいだの、大声でエロ話をし始めるのに 閉口しただの、臆面もなく『○○萌え〜』と話し合う連中が不気味だのと。 となると…今の俺は二者択一を迫られているというわけか…。 こみパでエロを求めて蠢く多くの人々を満足させる作品を描くか、それとも瑞希だけに 気に入られる作品を描くか。
問題はそれだけではない。 俺にはマンガを描く資質にも欠けている。 美術大学に落ちたから、マンガを描く事自体を手段ではなく目的にしていたんじゃないか? 俺は、他人に伝えたい『何か』があるからこそマンガを描こうと思い立ったんじゃないか? マンガを描くという事はあくまで他人に『何か』を伝えるための手段に過ぎない。 だが、今の俺は他人に伝えるべき肝心な『何か』が無いのだ。 『他人を満足させられるようなエロネタ』が。 「そのとおりだマイブラザーよ!!」 「うわっ!!」 背後から突然掛けられた大声。 もうだいぶ慣れたとはいえ、人が真剣に物を考えている時にいきなり声を掛けるのは やめて欲しいものだ。 「何だ、大志か…」 「何だとは何かな。マイ同志よ」 「お前にそそのかされて始めたマンガだが…どうにも描けないんだ」 「そそのかされたとは人聞きの悪い。同志がマンガを描くのは宿命なのだ」 「宿命づけられてるといわれても、描けないものは描けないんだよ」 「その様子では、マンガを取るか、それとも中学からの女友達…いや、マイシスターを 取るかで困っているようだが」 「まあな」 どうして俺が今考えている事がお前にわかるんだ、いつ瑞希がお前のシスターとやらに なったんだと訊く気力は既に失われてしまっている。 「さらに…今の自分には、他人に伝えるべき『ネタ』がないとも思っているようだが」 「まあな…。はぁ…」 ここまで図星を指されると、反論の余地はない。 同人マンガ狂の大志のことだ。 『こみパでお前が感じた熱気は偽りのものだったのか!?』 とでも言って俺に詰め寄ってくるんだろう。
「ふふふ…それでこそマイ同志」 大志の言葉は俺の予想と大きくかけ離れたものだった。 「同人マンガ『だけ』を描くために、他の全てを犠牲にするのは寧ろ凡人のすることだ」 「はぁ?」 「まだわからぬのかマイ同志よ。日常に潜むものをもネタにしてこそ真の同人作家。 執筆活動以外のモノを蔑ろにしてマンガを描いた挙句、ネタ切れという致命的な病気に 冒されるようでは話にならないということだ」 「…」 「先人を見るがいい。偉大なる同人作家は『マンガを描くために日常生活を送っている』 のではないか? 例外なく」 「う…」 「反対に、『日常生活を送るためにマンガを描く』ことを考えてみるがいい。確かに 前者に比して、執筆活動に関わる時間は多くなる、いや多くせざるを得なくなる。 執筆活動だけにかまけて、マンガ以外の事に触れないのでは当然ネタも仕入れる事が出来ない。 その結果、ネタ切れに陥るというのは先ほど述べたとおりだ。 人間が持っているネタには個人差があるとはいえ決して無限ではないからな」 「確かにな…」 「その点、同志和樹は『マンガ』と『マイシスター』の狭間で苦悩している。つまり マンガ一直線で猪突猛進する愚を犯す人間ではないということを証明しているに他ならないのだ」 「でもなあ…『瑞希』と『マンガ』との板挟みになって悩んでいるとはいえ、ネタが 浮かばないようじゃ同人作家として失格だろ…って、待てよ…」 そこで俺の頭をあるアイデアが掠める。 『瑞希』はスポーツ少女、今俺が描こうとしている『マンガ』のジャンルはスポーツ。 いっそのこと、瑞希自身をネタにしてやればいいんじゃないか? 瑞希だって、まさか自分が主人公として登場しているマンガにいやな顔をすることはありえないだろう。 なんといっても自分が登場してるんだからな。 もし、そのマンガがこみパで話題になり、バカ売れすることにでもなったら…。 俺も大喜び、瑞希も大喜び、そして大志も大喜び。 みんな大喜びじゃないか。
「ふむ…その顔では何かいいネタを思いついたようだな、マイ同志よ」 俺はやおら椅子から立ち上がり、大志の手を握った。 「大志…お前のおかげでいいマンガが描けそうだ!!」 「同志和樹よ…礼を言うのはまだ早いぞ。ネタは原稿になって初めて生きた物になるのだからな」 「ああ。わかってる! そこで少し手伝ってくれないか? いいネタを得るためにも お前の力が必要なんだ!!」 「うむ。他ならぬ同志のためになら協力は惜しまないぞ」 数日後。 ゴールデンウィークだということもあり、巷は連れ立って遠出をしているカップルで 溢れ返っているのだろう。 にも関わらず俺は自宅に篭っていた。 瑞希の来訪を待って。 マンガ嫌いで尚且つスポーツ…特にテニス…に青春を捧げている瑞希の事だ。 どうせこの俺をマンガから遠ざけるべく、そして自分も楽しみたいという理由で 俺をテニスに誘い出すのは間違いないだろう。 その矢先。 『ぴんぽーん。がちゃ』 玄関の呼び鈴が鳴ると同時にドアが開けられる。 「ちょっと。和樹。あんたこんないい天気の日に家に篭って何やってんのよ!?」 俺に断りもせずに家に入ってくるような人間は、知っている限り大志以外には一人しかいない。 相も変わらず大きなお世話を焼いてくれる友人の来訪だ。 「やあ。瑞希」 「やあ、じゃないでしょ。世間はゴールデンウィークなのよ。どうせ碌に授業にも出ず マンガばかり描いているあんたには連れ立って出かけるような友達もいないでしょ?」 「うるさいなあ。大きなお世話だ」 「今日も遅く起きて、朝食抜いたんでしょ?」 「まあな」 「ほらっ、哀れなあんたの為に私が直々にサンドイッチ作ってきてあげたんだから。 さっさと食べなさいよ」
「ああ…じゃ、コーヒーでも淹れてくる…」 「へぇ…下品なあんたのことだから何も言わずにかぶりつくんじゃないかと思ってたんだけどな」 「何だよ、その言い草」 「ひょっとしたら『瑞希。お前が淹れてこい』とか言うんじゃないかとも思ってた」 違うな。 瑞希のためだけの特製コーヒーは俺にしか淹れられないんだ。 コーヒーの粉と水をメーカーにセットし、スイッチを入れる。 「ねえ、あんたまだマンガなんか描いてんの?」 無遠慮な瑞希の声が、台所でコーヒーが出来上がるのを待っている俺の背中に突き刺さる。 「なあ瑞希」 質問に質問を返す形で俺は瑞希に話し掛けた。 「お前…もし自分自身がマンガのネタになったならどう思う?」 「冗談言わないでよ。私そんなのは、絶っっっ対、ヤ」 そこで俺は自分の浅はかさを思い知らされた。 瑞希はマンガそのものが嫌いなのだから、マンガのネタにされる事に拒否反応を 示すのが当然の反応だろう。 ならば…力ずくで瑞希を俺のマンガのネタにしてみせるまでだ。 そういう意味でも今日の計略は是非成功させなければならない。 瑞希を俺のマンガのネタにすれば、『瑞希』と『マンガ』を両立させることに繋がるのだから。 決意を新たにした俺は、ビーカーからコーヒーをカップに空ける。 勿論、瑞希のカップには『例のもの』をたっぷりといれてやった。 瑞希の作ってくれたサンドイッチにかぶりつきつつ、コーヒーを咽喉の奥に流し込む。 「ねえ、和樹。今日…いっしょにテニスでもやらない?」 先ほどとは違い、少しこちらの顔色を窺うように、瑞希は訊ねてくる。 「そうだな…たまには身体を動かすのもいいか」 「そうよ! マンガばっかり描いてたんじゃ病気になっちゃうよ!」 一転して、少し気色ばんで瑞希は話し掛けてきた。
「なんてったってこの私が付き合ってあげるんだからね。断る方がおかしいのよ」 「あのなあ…」 瑞希は、この俺を自分のペースに引きずり込んだとでも思っているのだろうが 実際はこの俺の手の平で踊らされている事に気付いてはいないようだ。 「よし! じゃあ、いっちょお前をもんでやるか」 「もまれるのはあんたのほうよ!」 瑞希…お前にも俺のマンガの素晴らしさを思い知らせてやる…。 俺の計画が成功した後で…な。 スパーンッ!! ラケットとボールが立てる小気味よい音がする度に、俺はコート中を走り回る事を余儀なくされる。 大学構内のテニスコートで、俺と瑞希はテニスをプレイしている。 いや。 瑞希の放つサーブやスマッシュに俺が翻弄されていると表現するほうが正確か。 「だらしないわね! もうへばったの!?」 「みずきぃ…、お前…、絶対俺をいたぶってるだろ…」 「違うわよ。私が左右に打ち分ける巧みなスマッシュにあんたが付いて来れないだけよ」 「…」 「どうせ大学に入ってから、一日も運動してないんでしょ」 「くそぉ…」 もう少しの辛抱だ。 ネタが新鮮で活きがよければよいほど、素晴らしいマンガが出来上がるってもんだ。 「もうワンゲーム終わっちゃうわよ? 私から全くポイント取れずに」 瑞希がサーブの態勢に入った…瞬間。 「あっ…」 自分のお腹を押さえ、瑞希はコートにうずくまった。
「どうかしたか? 瑞希?」 俺はゆっくりと瑞希のそばに寄る。 糸に絡まって動きの取れない蝶ににじり寄る蜘蛛のように。 「ちょ…ちょっと…ね…」 地べたに座り込んでお腹を押さえ、太股をもじもじとすり合わせている瑞希の姿が 俺の計略が成功したのを裏付けている。 いくらテニスで俺を翻弄できる瑞希とはいえ、生理的現象に敵う筈がない。 『アレ』を我慢しているのがまるわかりだ。 「い…いきなり…お腹が…」 俺に対してはいつも強気の瑞希が、自分の体の不調をこうもあっけなく訴えるとは…。 「それにしても効果てきめんだな」 「?…えっ…?」 「さっき、俺が瑞希のカップに入れた下剤の事だよ」 「ちょ…ちょっと和樹…あんた、何考えてんの…!?」 「瑞希をマンガのネタにすることだよ!! 大志! 手伝ってくれ!!」 「その言葉を待っていたぞ。マイブラザー!」 『ある物』を手にした大志が俺達の方へ向かってくる。 「な…何よ…それ…」 大志が持って来た『ある物』を目にした瑞希の顔色がさっと青くなる。 「見てのとおりだ、マイシスターよ」 瑞希は自分の眼前で展開している『現実』を受け入れまいとしているのだろうか。 イヤイヤをするように、細かく首を左右に振っている。 「では、マイブラザーよ。マイシスターの菊座に500cc一気に注入してくれたまえ」 「いやあああ〜〜〜っ!!」 じたばたと暴れる瑞希だが、押さえつける男二人の力には抗う術などない。 ましてや、今の瑞希は腹痛に悩まされるのみならず、『アレ』が体外に排出されるのを 防ぐべく括約筋に神経を集中せざるを得ないのだから、力など入らないのは当然だ。
「なあ瑞希、こうすれば少しは楽になるだろ」 俺は瑞希を四つんばいにさせ、お尻を突き出させるようにした。 地球には『重力』という力が働いている。 木の実は、地面に落ちればこそ、空に昇ってゆくことは決してない。 ならば瑞希の体内にある『アレ』が排出されるのも、瑞希のお尻を地面ではなく空へ 向けさせることで、少しは遅らせる事ができるはずだ。 いくら瑞希がはねっかえり娘とはいえ、万物の真理に逆らう事はできはしまい。 「うううっ…」 呻き声を上げる瑞希。 ここからでは瑞希の表情を窺い知る事は出来ないが、下腹に力を入れつづけ、苦痛にその顔を 歪めているのだろう。 「う〜む。実にいい表情だマイシスターよ。いい。実にいい」 もはや瑞希には、大志の軽口に反応する余裕すら残されていないようだ。 「マイ同志和樹よ、締め切りも近いことだろう。貴重な時間を無駄にするわけにはいくまい?」 「そうだな。そろそろ本番を始めるか。いっちょ瑞希の口を塞いでやってくれ」 大志はズボンとトランクスを下げ、自分自身のナニを瑞希の口の中に押し込む。 「うむううんっ!!」 知り合いのモノだとはいえ、いきなり肉棒を口に入れられたのだから、瑞希の予期せぬ抵抗を 招く可能性が残されている。 俺は瑞希のスコートと下着を一気に引き下ろした。 肉付きのいい瑞希のお尻が露になる。 「へえ…さすがスポーツに打ち込んでるだけあっていいケツしてるじゃないか」 そして俺は例のモノの先端を、肉丘の谷間に息づく瑞希の菊座にあてがう。 「ちょっ、ちょっと…和樹いっ!? 冗談でしょ!? やめてッ!!」 「冗談でこんな事ができるかよ」 そして俺は浣腸器のピストンをゆっくりと押す。 「ひっ…いやあああああっ!!」 注射器の中の冷たい液体が、日常生活の排泄とは全く逆の順番で、瑞希の肛門、直腸 そして大腸を侵してゆく。
「あ…。あああ…」 瑞希の腹部で排泄物と、排泄を促す物体が混じり合い、不協和音をたてる。 「すげえ。ゴロゴロいう音がここまで聞こえてくる」 「マイ同志和樹よ。感心してないで早くマイシスターをマンガのネタにしたまえ」 「そうだったな。じゃあ瑞希…」 俺も大志と同様に、ナニを取り出して瑞希の菊座ではない、もう一つの別の孔にあてがった。 「テニスのレッスンの次はペニスのレッスンといこうか」 俺は思い切り腰を送り出す。 「ひいっ! いっ、痛ぁぁぁいっ!」 愛液も殆ど分泌されていない状態で俺に犯された瑞希は悲痛な叫び声を上げる。 「うっ…し…締まる…」 瑞希は、スポーツをしているために元々締まりはよくてもおかしくはない。 それに加え、排泄を我慢すべく必死で下腹部に力を入れているせいか、ただでさえ締まりのよい 瑞希の膣内はぎゅうぎゅう締まり、俺自身を容赦なく責め立てる。 「マイシスター瑞希よ。痛がってばかりでいないで続きを忘れないでくれたまえ」 「う…んむうううっ…」 大志が再び瑞希の口中にペニスを押し込んだ。 俺は瑞希を犯しつつ、瑞希のテニスウェアの裾から手を入れて瑞希のたわわな胸を揉み始める。 「しかし本当に柔らかいな。瑞希の胸」 むにむにと揉むたびにその形を歪にゆがめる胸の感触を味わいつつ、俺は何度も何度も 瑞希の膣奥を突き続ける。 「か…かずきぃ…私…私…もう…」 息を荒げながら瑞希が懇願する。 「瑞希。前なのか、後なのか、どっちなんだ?」 「そ…そんなの…わかんないよ…」 無理もない。 犯されつつも排泄を食い止めるのはもう限界だろう。 俺は思い切り腰を動かし始めた。
「それにしても大志。まるでエロ同人マンガのような展開だな」 「エロ同人マンガの『ような』ではないぞ。マイ同志和樹。この経験をマンガにすれば エロ同人マンガ『そのもの』になるのだからな」 「そうだったな。はははっ…っと、やばい。もう出る…」 俺は瑞希の中からペニスを引き抜き、思い切り瑞希にぶっ掛ける。 びゅくびゅくと脈動する俺自身から精液が迸り、瑞希のテニスウェアに降りかかった。 大志も瑞希の顔面に向けて射精した。 同時に。 ぶうううううううっ!!ぶりぶりぶりいいっ!!ぶばああああっ!!ぶっじゅううぅぅーーーっ! ぢょばぢょばぢょぼぼおおおおおっ!!ぶちゃっ!ぶじゅるううっ!!ぶぽおおおっ!ぶひっ! ぶぶぶうううううっっーーーーーっ!!びびびぶびいいっ!!ぶりぶぢゃぶしゃあああああっ!! 絶頂を迎え、全身を弛緩させた瑞希の肛門から大量の黄金がほとばしる。 「いっ…いやああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!」 瑞希が悲鳴をあげた。 排便という行為自体は日常的なものだが、それをテニスコート上で他人に見せるなどということは 絶対ありえない。 日常と、非日常とが混じった狂気の空間。 「うわあ…うこん(鬱金)色のうんこがいっぱい出てやがる。白いテニスウェアとの コントラストがいいな」 「それだけではないぞ同志和樹よ。純白のテニスウェアとスコートと、それを汚している白濁液との 調和もエロ同人作家としては見逃せまい」 「これだけいいネタが身近にあったとは…。感謝してるぜ、瑞希」 「喜ぶのはまだ早いぞ、同志よ」 「ああ。わかってる。早速原稿に取り掛からなくてはな…でも…」 「でも…?」 「同人活動を始めたばかりの俺にはフルカラーの原稿なんかとても描けないよ」
「というわけだ」 「ふ〜ん。無断で私をこんなマンガに登場させたわけね…」 ゴールデンウィークのある日。 俺は瑞希に、出来たてのエロ同人マンガの原稿を見せていた。 いや、迂闊にも机の上に置きっぱなしにしておいた原稿を、家に押し入ってきた 瑞希に見られたというほうが正確か。 勿論原稿はカラーではなく、白黒である。 俺は冷や汗をかきながら瑞希に話し掛ける。 「こみパに出しても、他のサークルと比較しても遜色ない出来だと自負している」 「ふ〜ん…」 「ネタ出しに悩んだあげく、中学以来の女友達をネタにせざるを得なかった同人作家の悲哀が よく表現できていると思うのだが」 「女友達…ね…」 「俺としてはこのオチの部分に注目して欲しいところだ」 「…」 「なあ瑞希。なんか感想は…?」 「…バカ…」 「えっ?」 「和樹の、バカあああああああああ〜〜〜!!」 大声でそう叫ぶなり、瑞希は俺の血と汗の結晶である原稿をめちゃめちゃに破り捨て 俺の部屋から出て行った。
>>156-166 『エロ同人作家残酷物語』
以上です。
冬季休業ということもあり、遅ればせながらこみパをプレイ。
なんか、ノベルでもなく、シミュレーションゲームでもない中途半端な印象を受けました。
あんまりえっちっちじゃないし…。
やっちゃいます。
ゴールデンタイムのドラマが終わり、エンディングが流れ始めたところでマナちゃんはひとつ大きく伸びをした。 「藤井さん、電話借りていい?」 「うん」 俺が返事を返す前に、彼女はもう席を立って電話の受話器を持ち上げかけていた。 番号をプッシュする音、しばらくして電話の相手と何か会話を交わす声を、俺は見ているわけでもないテレビの方に目を向けながら聞くでもなく聞いていた。 「……ありがと」 二言三言話しただけですぐに電話を切ると、彼女はベッドの縁に腰掛けて足を投げ出した。 「ご両親?」 「そう。今日帰ってきてるみたいだから、一応ね」 聞こえてきた断片的な会話の中で、学校の友達の家に泊まって来る、などと言っていたのはそういうことか、と俺は納得した。 彼女と俺の部屋で一緒に夜を過ごしたことは今までに何回もあったが、親に電話を入れたのは今回が初めてだった。 最近また両親の仕事が忙しくなったらしく、『何日も帰ってこないこともあるんだから』と言っていたのは誇張ではなかったようだ。 「マナちゃん……」 一人で生活するには広すぎる家で日々の大部分を過ごすのはやはり寂しいのだろうか、両親の話になると心なしか表情が翳る。 俺は立ち上がり、テレビのスイッチを切った。夜の静けさが室内に満ちる。 そしてマナちゃんと並んでベッドに下ろすと、その身体を少し強引に抱き寄せた。 「……なによ」 少し頬を赤くして俺の顔を見上げる彼女の唇に、俺は黙って自分の唇を重ねた。 ゆっくりと舌を口腔に差し入れると、彼女はぎこちなく応じてきた。しばらくの間、互いに愛撫を繰り返す。 やがて唇を離すと、マナちゃんは俺を睨みつけるようにして言った。
「もう……スケベ」 「つい、ね。ごめん」 「別に謝んなくたっていいわよ。……ねぇ」 彼女は少し頬を染めてこちらに視線を向ける。 今日こそは――と、俺は努めて平静を装いながら言った。今までに言い出せずにいた悲願を成就させるために。 「ところでマナちゃん。俺たちがこういう関係になって……これまでにその、エッチしたのも一回や二回じゃないわけだけど」 「と、突然改まってなに口走ってんのよ?」 「いつも同じことを繰り返しているのはいずれマンネリになるからよくないと言うか、文化的な生物としての面目が立たないと言うか」 「……で、つまり何が言いたいわけ?」 俺はベッドの脇にさり気なく置いておいた紙袋を彼女に手渡した。 訝しげな表情を浮かべて、マナちゃんは袋の中に手を入れ中身を漁り始めた。 「何……コレ?」 「いや、その、たまには少し趣向を変えて、と思って」 三角形に近い形状の紺色の布のようなものをヒラヒラさせながら問う彼女に、俺は心中の動揺を察されないように答えた。 「私にはブルマと体操服のように見えるわ、どうかしら」 「いい読みだね」 「コレをどうしろと?」 「いや、だから、たまにはいつもと違う格好でやってみ……もが」 俺の顔を飛んできた体操服が覆った。視界が白く染まる。純白の、銀世界を連想させる世界だ。 そして次の瞬間には、マナちゃんの拳が雪崩のように降ってきた。無差別に振り下ろされる握り拳はそれほど痛いわけではないが、視界の塞がれた今、少し怖い。
「あの、マナちゃん、ちょっと、落ち着いて、その……痛い痛い! だんだん強くなってきてる!」 「藤井さんのバカッ! バカバカバカバカバカッ! スケベ! 変態! 性犯罪者! ロリコン!」 自分でロリコンって言うのはどうなんだろう、となぜだか少し冷静になりながらも俺は状況をフォローしようと口を開いた。 「違うんだ、落ち着いて聞いて欲しい。俺は別に変なことを考えてコレを用意したわけじゃないんだ。ただ――」 「……そんなもの被りながら何言っても説得力ゼロね。ハッキリ言って」 「う……」 俺は取りあえず顔に貼り付いたままの体操服をベッドの上に置いた。 「そうか……マナちゃんの趣味には合わなかったんだ……」 「もし少しでも、ほんの一カケラでもコレが趣味に合うと思ってたんならある意味ちょっと尊敬したい気分よ」 「ぁぅ……ぃゃ……」 返す言葉が見つからず、俺は俯いているしかなかった。 「なに、もしかして本気だったの? なんだか凄い残念そうなんだけど」 「う……否定できない」 気がつかないうちに俺は母親に叱られている子供のようにベッドの上に正座していた。 楽園の向こう側と、こちら側と。俺の求めた世界はブラウン管の向こう側にしか存在しなかったのだろうか。 「――――けど」 気まずい沈黙を破ったのは、小さくて聞き取れないほどのマナちゃんの呟きだった。 「な、何か仰ったでしょうか……?」 「うー……」
マナちゃんは真っ赤になって低く唸ると、さっきよりも幾分大きい声で繰り返した。 「そんなに……そんなに落ち込むんだったら、別に……着てあげてもいいけど」 俺は無言で彼女の手を両手で握り締めた。 「な、何を本気で喜んでるのよ! ちょっと、目に涙なんて浮かべないでよ!」 「幸せだなぁ……優しい彼女を持つと」 「か、勘違いしないでよね! 冴えない大学生が今にも自殺しそうな顔してたから同情しただけよ! ホ、ホントはすごくイヤなんだから!」 俺は握った手を解き、彼女に背を向けて再び俯いた。 「そんな……俺は嫌がってるマナちゃんに無理強いなんてできないよ……諦めるから……気にしないで……うん」 「あ、ちょっと……ふ、藤井さんは私がそれ着たらそんなに嬉しいわけ?」 「うん」 即答した。 「……着て欲しい?」 「うん」 「……どうしても?」 「着てくれると凄く嬉しい」 「う……わかったわよぅ……着るからその辛気臭い顔やめてよね!」 「了解」 俺は自分にできる限り最高に爽やかな微笑みを浮かべた。 「気持ち悪い……」 「……そんなこと言われても」
カチャ…… ドアノブが回り、恥ずかしいからと脱衣所で着替えてきたマナちゃんが部屋に入ってきた。 「き、着てきたわよ……なんかすっごい恥ずかしいんだけど……」 白い体操服の少し厚手の生地をつつましやかに押し上げる、控えめな胸のライン。 服の裾に半分隠れた紺のブルマから伸びる、すらりとした足のライン。 上から下まで流れるようなその繊細なシルエットに、白に紺、そして健康的な肌色が映えるコントラスト。 「ディ・モールト(非常に)! ディ・モールト(非常に)良い!」 「何わけのわからないこと言って……きゃっ!?」 俺はマナちゃんにツカツカと歩み寄ると、背中と膝の裏で支えて抱え上げた。 いわゆるお姫様だっこの状態で、そのままベッドまで運んで行く。 彼女の身体をシーツに優しく横たえると、俺はいそいそとシャツを脱ぎ、ズボンを下ろした。 「あ、あの……なんかいつもと比べて凄いことになってるんですけど……角度とか」 言われて、俺は視線を下に落とした。臍にくっつきそうなほど勃起したモノがトランクスを不自然な形に押し上げていた。 通常の三倍とまでは行かないものの、かなり元気であることは疑いようがない。 「まぁ、これは俺の煩悩と夢と愛のあらわれだと思ってもらえれば」 「……なーんか、煩悩ばっかりな気がするわね……」 「罪を憎んで人を憎まず、ってね」
俺はマナちゃんを後ろから抱きすくめると、脇の下から腕を回して服の上から胸のふくらみに触った。 体操服の生地の独特のザラザラした感触越しに伝わってくる胸の柔らかさが俺の理性を蕩かして行く。 首筋をついばむように愛撫しながら円を描くように乳房をこね回していると、やがて中心部の突起が可愛らしく自己主張を始めた。 「ん……なーんか、藤井さんいつもより手つきがヤラシイ……」 「俺はマナちゃんがいつもより反応いいなーと思ったんだけど。早くも効果が出てるのかな?」 「ちょ、調子いいこと言わないでよね!」 「そう? じゃ、試してみようか」 言うが早いが、俺は左手をゆっくり臍に、そして太腿に滑らせた。 しばらく撫で回してそのすべすべした感触を楽しんだ後、手をスライドさせてブルマ越しに恥丘の微妙なふくらみに触れる。 「やん、もう……この格好、ホントに恥ずかしいんだからね……」 中心に沿って焦らすように上下に撫でると、汗ばんだ肌が分厚いブルマの生地で蒸れているのか、あるいは別の理由でか、指先がその向こう側に湿り気を感じ取った。 右手で徐々にツンと勃ってきた乳首を弄りながら、彼女の耳元にそっと囁く。 「あれ? もう下が湿ってるみたいだよ」 「ウ、ウソぉ……きゃんっ!?」 マナちゃんの目がトロンと潤んできた頃を見計らって、俺は指をブルマとパンティの内側に侵入させた。 素早く秘裂の位置を探り当て、優しくなぞるように愛撫する。 程なく、俺はそこから滲み出る分泌液が指に絡み付いてくるのを感じ取った。 「なんだ、やっぱり感じてるじゃない」 「うんッ……もう、そんなこといちいち言わなくていいの」 息遣いが熱っぽくなってきている。
「指、入れるよ……」 「え? 待って……あッ」 俺は静かに中指をマナちゃんの膣に沈めていった。ぎゅうぎゅうにきつくて、熱い。 最後まで入れると、今度は逆に静かに引き抜く。その単調な繰り返し。 「あっ、ん……はぁ……ん、っく……ふぅ」 「どう? 気持ちいい?」 「そ、そんなこと……ふぁッ」 膣に入れた指がキュッと締め付けられる。出し入れの最中に空いた指がクリトリスに掠ったようだ。 俺はその周辺を意識的に触れるようにしつつ、胸を揉みしだいていた手を体操服の裾から内に忍ばせ、直接先端の突起を弄んだ。 「やっ、やだぁ……あぅ……そんな……」 かなり感覚が過敏になってきているのか、俺が指を動かすたびに彼女の身体はビクンビクンと如実に反応を返す。 「マナちゃんのここ、もうビショビショになってる……少し強くするよ」 「え……? あっ、ああっ、あん、はぁ、ふあぁ……」 内側の壁を引っかかないように注意しながら、指を出し入れする速度を速めてやると、マナちゃんは小刻みに切羽詰ったような声で喘いだ。 秘洞の奥がひくついている。そろそろだなと思った俺は、乳首と秘部に同時に激しい責めを加えた。 「あっ、あ、あんっ、あ、あっ、んんっ、ああ、ん……んーーーーーーーっ!」 口を覆った手の指を噛み、マナちゃんは徐々に高くなっていった声を押し殺した。軽い絶頂を迎えたらしく、肉襞がきゅっと収縮する。 ひとしきり全身を痙攣させて絶頂の余波を享受すると、やがてくてんとベッドに身を投げ出し、呼吸を整えた。 「ふぅ、んっ……はぁ……」
透明感のある肌を桃色に染めて息を荒くしている、体操着姿のマナちゃん。 そんな彼女を見て、俺は一つの結論に至った。 「ダメだ……マナちゃん可愛すぎる……」 口に出さずにはいられなかった掛け値無しの本音を呟いて、倒れ込んだマナちゃんの身体に覆い被さるようにのしかかった。 「やっ……もうちょっと休ませてよ……」 俺はそれには答えずに、黙って体操服の上をたくし上げた。小ぶりな、張りのある双丘と先端の桜色の突起が外気にさらされる。 「うー……ケダモノ……」 「可愛い彼女のいるエッチな彼氏と付き合う女の子は大変だね」 「もう、バカ言ってないの……んっ」 プックリとふくれて存在をアピールする乳首を口に含み、下の先でコロコロ転がしてやる。 まだ固いままのそれを舌先で追いかけるように突付き、反対側の胸も指の間に先端部を挟み込むようにしてこね回す。 「ひゃ、ひゃんっ! あっ、んんっん……イ、イッたばっかりなんだからもうちょっと優しくしてよね……」 「可愛い彼女のいるエッチな――」 「そ、それはもういいからぁ……」 胸への悪戯を十分に堪能すると、俺は臍の方に向かって少しずつ舐め下ろしていった。 彼女の綺麗で滑らかな、高級なシルクのような肌にキスの雨を降らせながら、俺の舌はやがて下腹部に到達する。 太腿を撫でるように愛撫しながら鼻先をブルマの中心部に近づけると、蕾から開花しつつある女性の匂いが微かに鼻腔をくすぐった。 「マナちゃんのここ……女の子の匂いがする……」 「あん……い、言わないでよ……そんなこと」
恥ずかしさに顔を真っ赤にして吐息を漏らす彼女を見ながら、生地越しに恥丘を撫で回す。 マナちゃんの反応を心行くまで楽しむと、俺は人差し指を折り曲げてブルマの上から秘裂にグリグリと押し付けた。 「ふあっ! あ、あっ、ひうっ、あ、あああ……」 「一回イッた後だけあって随分感じやすくなってるね」 「あ、あふ、ひゃん、んっ……ふ、やっ、ダメ、変になっちゃう……ぅあっ……」 本当は舌でも弄り倒してやろうと思っていたが、ガクガク震えながら目に涙を浮かべるマナちゃんをこれ以上焦らすのは少し気が引けた。 それに、正直言えば俺のトランクスの中身もいい加減我慢の限界を訴え始めていたところだった。 「マナちゃん……いい?」 「はぁ……ん、来て……」 「うん」 俺がベッドの脇の、避妊具が入れてある棚に手を伸ばそうとすると、彼女はその手を掴んで引き止めた。 「今日……大丈夫だから……いいよ……」 「……わかった」 俺はトランクスを下ろすと、マナちゃんのブルマを少し横にずらした。 ヒクヒクと蜜を湛えたピンク色の秘唇が俺の眼前に露わになる。 「ん……脱がなくていいの……?」 「まさか!」 俺は予想外の一言に驚愕を隠すことができなかった。 「最後に脱がせちゃったら何のためにこの格好でしてるのかわからないよ! そんなできそこないのAVみたいな!」 「……変態」
しまった、マナちゃんがちょっと引いている。 俺は慌ててフォローに入った。 「つまり、その……マナちゃんは何を着ても似合うってことさ」 「話がズレてる気がするんだけど……」 「まぁ、些細なことは気にしないで続けようよ、ね?」 「むー……ごまかされた感じ……」 これ以上立場を悪くするわけにはいかない。俺はいきり立ったペニスを掴み、先端部を秘裂に押し当てて数回こすりつける。 すると彼女は無意識にか腰をくねらせて、潤んだ瞳で懇願してきた。 「やぁ……早く……」 「行くよ」 ズンッ! 俺はぬかるむ秘洞へ一気に奥まで突き入れた。 「ひぐっ!」 「マナちゃん……凄い……熱くて溶けそうだよ……」 溢れる愛液で蕩けた膣内が締め付け、うねり、ざわめいて俺を歓迎する。 十分な潤滑油のおかげで挿入自体はスムーズに行われたが、彼女の膣は狭く、きゅうきゅうと搾り取るように締め付けてくる。 俺はマナちゃんの身体を抱き起こすと、座位の格好に抱え込んで腰を使い始めた。 「あ、や、やだ、すご……あふっ、い、いつもより、おっきいよおぉ……あっ、ひあっ!」 「今日はマナちゃんも凄いよ……トロトロだ……」 ブルマのお尻のあたりに手を添えて、華奢なマナちゃんの身体を揺すり立てる。 捲っておいた体操服が腰を動かすごとに少しずつずり下がって来る。俺はその上からツンと浮き上がった乳首に吸い付いた。
「あっ、あっ、あっ、あんっ、はぁ、やん、吸っちゃやだぁ……あっ、んっん、はぁぁん……」 「気持ちいい?」 「う、あっ、うん、きもち、いい、よぉ……あっ、あ、あっ、んんっ!」 「マナちゃん……今度は後ろから……」 「え? ……あっ」 俺は一旦ペニスを引き抜き、彼女をコテンと押し倒すと、四つんばいの格好にさせた。 「は……はずかしいよ……こんなの……」 「大丈夫だから……ね」 「……うん」 そのまま淫液の滴る秘裂に根元まで押し込む。 間髪を入れずに俺は激しい抽送を開始した。 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ! 淫らな水音が規則正しいリズムで刻まれる。 「ひっ、あぐっ、あっ、お、奥に当たって……あっあっあっ、そ、そんな強く、しないでぇ……」 「可愛いよ……マナちゃん……」 腰を打ち付ける度に、マナちゃんの膣の感触とは別にブルマと擦れる感触が俺に背筋が痺れるような快感を与える。 彼女の体温と摩擦熱が相まって、俺は本当に腰が溶けてしまうような錯覚に陥っていた。 マナちゃんの奥を突きながらその背中に倒れ込み、頬を固定してキスを求める。 サラサラの髪の毛を撫でながら、俺は狂ったようにマナちゃんの唇を貪った。 「ん、んん……んむぅ……」 「ん……マナちゃん……俺……そろそろ……」 「待って……終わる時は、顔、見てたいから……」 「わかった……」
熱く煮えたぎった俺自身を再び抜くと、全身の力が抜けたかのようにマナちゃんが崩れ落ちた。 震えるその身体を仰向けに転がし、両膝を開かせると、俺は三度秘洞に突撃し、最後のラッシュをかけた。 「あっ、そんな、いきなり激し……はっん、あぐ、うぁあぁ……くぅん!」 もう一度マナちゃんの唇を奪う。夢中で舌を絡ませながら、体操服をたくし上げ、腰のぶつかり合いに合わせて揺れる乳房を揉みしだいた。 俺は必死でピストン運動を続ける。彼女の腕が俺の背中に回され、食い込む爪の感触が伝わってきた。 「いやっ……いやっ……ずんずんって……っくぅ! きてるよぉ……くぁっ、お、おかしくなっちゃうっ!」 「俺も……もう、限界だよ……」 「ダメ、もうダメぇ……お願い、一緒に……あっあっあっあっあっ、ふぁ、あんっ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 「くっ……出るっ……!」 マナちゃんが感極まった声を上げると、膣全体がビクンビクンと激しく収縮した。 同時に、俺はマナちゃんの一番奥まで突き入れると、既に先端まで上がり切って放出されるのを待っていた灼熱の奔流を全てぶちまけた。 「はぁん……ぅあ……熱……い」 呆けたようにそれだけ呟くと、彼女はぐったりと力を失い、俺の腕の中で静かに目を閉じた。
「もう……藤井さんがこんな趣味の変態だとは思わなかったわ」 夜中、マナちゃんが――あの後シャワーを浴びて着替えたので今はパジャマだ――ベッドの中、俺の隣でポツリと呟いた。 「ん? マナちゃんもそれなりに楽しんでなかった?」 「……もう、バカ! デリカシーのカケラもないんだから!」 ポカリと一発叩かれる。 「あーあ……なんでこんなスケベな人と付き合ってるんだろー」 「はは……マナちゃんも苦労するね」 「……何言ってんだか」 「でも、正直言うとそれほど嫌でもなかったでしょ?」 「う……」 マナちゃんの顔が瞬時に真っ赤になった。 「そこんとこどうですか? 観月さん」 「うぐ……ま、まぁ、たまにならいいけど……」 「ホントに!?」 「な、なんでそんなに嬉しそうなのよ! お、おやすみなさい、もう寝るわ!」 「あはは……おやすみ」 俺はナイトスタンドのスイッチを切った。 部屋の中はカーテン越しの月明かりに照らされるだけとなる。 (今度はスクール水着だ) 俺はとても満ち足りた、幸福な気持ちで目を閉じた。
いじょ、スレ汚し失礼ー
183 :
名無しさんだよもん :01/12/25 04:57 ID:zdXyQUZ0
age
メンテです。
185 :
名無しさんだよもん :01/12/28 12:52 ID:+T/eLlqX
あげ〜ん
186 :
名無しさんだよもん :
01/12/29 01:13 ID:PagqdZdN あげ